墓地 〜06/01/02
お知らせ > エーサンさんが退室されました。 [Tue 27 Dec 2005 13:26:40]
◆エーサン > (男は墓を掘り続けた。) [Tue 27 Dec 2005 13:26:38]
◆エーサン > コレ以上、あンなのの犠牲になって欲しくない…。 (理不尽で強大な暴力に打ちのめされる死に様なンて。) [Tue 27 Dec 2005 13:26:25]
◆エーサン > せめて、終油の秘蹟――だっけか、…アレくらいはやってあげて欲しいもんだ。 (浄化で人員は大きく割かれていると聞くが、呪術の使えない聖職者を数人派遣くらいは出来るだろうって。) (ただただ、死者の冥福を祈る。) [Tue 27 Dec 2005 13:22:37]
◆エーサン > (きっとスペースの問題で、パプテス教徒って解っても火葬されるのだろう。) (スペースの問題か。 人に必要な土地は、燃やせばたった掌分の広さも要らないから。) ( ザク! ザク! ) (掘る音は単調。) [Tue 27 Dec 2005 13:17:41]
◆エーサン > (淡々と、スコップは土を抉る。掘る。 ――男は墓を作っていた。) (丸くてのっそりとした背中が、日に背くようにして向けられていた。) (「なるべく深くて、大きな墓を」依頼された。) …。 (誰が入るか解ってる。) (年明けを待たずに死んだ、身寄りの無い戦没者達の墓だ。) [Tue 27 Dec 2005 13:02:49]
◆エーサン > 天気は冴えてるな。 (冬の空は高い高い。) …ンンン、其れが救いだ。 きっと迷い無く上れるだろう。 ( ――サクッ。 ) (スコップを振るう、墓場の片隅。) [Tue 27 Dec 2005 12:57:32]
お知らせ > エーサンさんが入室されました。 [Tue 27 Dec 2005 12:53:59]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Tue 27 Dec 2005 11:48:03]
◆リゼル > ( ――…と、 と駆け出した。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:48:01]
◆リゼル > …眠気覚ましに 探しに行くから。 ( 棺桶の見張り宜しく、なンて人任せ。 ) ………――蔓の事件、まだ終わってない よね。 ( あの事件がある内は此方に関心は無いと見た。――そもそも、遣る気になってる連中なんて 一部だけ。 ) ……――くすくす、 くす。 年越しの大賑わい、 …ちょッと違うかな。 ( ゆっくりと足を進める先は 人の街。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:47:33]
◆リゼル > ―――… あ。ねェ、そう云えば、 ( ひょい、と棺桶の中に顔覗かせれば 二匹の蝙蝠。 不思議そうに見遣る二匹に 、に、と口の端緩めた。 ) ―――初心 、…うゥン。最初に還ってみようかなってね。 下僕10人。 …行かずとも5人。 ( 少し目標下げた。 現実は甘くない、ッて事。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:43:06]
◆リゼル > …………。 ( 時間が止まったンじゃ無いか とか思う位の長い時間。実際はほンの数分程度だったが。 ) ……――――― 逃げたか。 ( 何時の間にやら走り去る参拝客。人間でもあンな足の速い人間は居るんだ、とか感心するも追いかけて食す気にもならない。 ) ……―― 、 ( 逃げていく人間見遣って ほんの少し、 昔を思い出した。 たった1年とか2年前の筈なのに、 嫌に長く 遠く感じる 時間。 ) ………楽しい時は、あっという間なのに。 ( 何故時間も世界も 平等に感じさせてくれないンだろう? ) [Tue 27 Dec 2005 11:37:54]
◆リゼル > ( 身体中の力が中々入らぬ。 ずる、と這い出る様に棺桶抜け出せば、 ばッちり 参拝客らしき人間と目が合った。 ) ――――――、 ( まだ完璧に開かない目擦りながら、 首だけ ちょン と下げた。 ) ……オハヨウゴザイマス。 ( 微妙な片言。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:32:25]
◆リゼル > ( 「 キィ 」 蝙蝠の鳴き声が届いた。 ゆるり、其方に顔向けば 棺桶の中に隠れる闇色の 使い魔。 ) ………うン。大丈夫。 如何にも、眠気が治まらないけどな。 ( ふぁ、一回だけ大きく欠伸をした。 棺桶の中は窮屈だ。身体が ぎちぎち軋む様に痛む。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:27:23]
◆リゼル > ( 墓地の奥で、 ぼンやりと寝ぼけ眼擦りながら見遣った空の色は 限りなく冬の空色だった。 ) ………―――― ( 嗚呼、 ) 眩しい な ぁ 。 ( 闇では無く光が制す世界。 陽光。 ――…弱点だった其れを克服したと言えど、寝起きには堪える。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:22:45]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Tue 27 Dec 2005 11:19:34]
お知らせ > 珠香さんが帰りました。 『( 戯言と。何より己の知ったこと。 )』 [Sun 25 Dec 2005 05:50:02]
◆珠香 > ( 元々、触れる事は多いもの。 人の死、その終わり。 けれど――… ) もう少し、綺麗なもの の、筈… なのに、ねぇー……? ( 凍っていく棺を前に呟いたのは ) [Sun 25 Dec 2005 05:49:52]
◆珠香 > ( 此処は墓地の奥。遺体を安置しておく場所。 どれだけ凍りつかせても、纏わりつく死臭は抜けない。そのうち、染み付いてしまうんじゃないかと思うくらいに。 ) ……もうー…手遅れ、かしらねぇー……? ( それを嫌う職員の手で、洗浄はされるけれど。 ) [Sun 25 Dec 2005 05:41:40]
◆珠香 > ( 家財を無くした人もいるというから、本当の数に比べたら、多いのか――… 少ない、のか。 ) やぁ、ねぇー… それで、揺れるの、か。 ( ぐらぐら 大地の揺らぎは冷たい世界にも届くから。 もう、酔っ払いそうに、なる。 ) [Sun 25 Dec 2005 05:21:21]
◆珠香 > ( それ程傷んだりする訳じゃあ無いけれど。 祈りの声は遠く。続く微震に竦む鎮魂歌。 聖なる響きに混じりて、溶ける。 ) 面妖なものが、生えてきてるの、ねぇー…… ( きちんと供養出来るまで、きちんとかたちをとっておきたい。 そんな我侭の為に、ここにいる。 ) [Sun 25 Dec 2005 05:18:25]
お知らせ > 珠香さんが来ました。 『( 冬、だから )』 [Sun 25 Dec 2005 05:16:47]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Sat 24 Dec 2005 16:11:34]
◆リゼル > ( 棺桶は土の中。――…安らかな寝息が 響く。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:11:33]
◆リゼル > ―――…ン、でもまァ、完璧に顔は割れてないし。 …行くだけ行って見よう。 ( 兎に角今は、 ) … ふわ …ぁ、ぁ。 ―――寝よう…。 ( 頭がぼンやりしてきた。 墓地の隅にある盛り上がった土、 其の奥へと歩む。 …――隠した棺桶の中、 すっぽり身を入り込ませ。 ) … ―――――――― ( 意識の糸が、切れた。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:11:09]
◆リゼル > 面白い暇潰しは無いかな。……退屈しないの。何だか刺激的な毎日が送れる様な――――― … ( はた、と思考がある所で止まる。 ) 狩人に入ってみようか。――…何だかんだで楽しそう。同族と殺し合うのも、 ( ふあ、と洩れた大きな欠伸。これで三回目。 ) …あ―――…でも顔割れてンだった。馬鹿ばかりなら大丈夫なんだけど、 ( やけに熱心な狩人が数人居るらしいじゃないか。其れは頂けない。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:06:25]
◆リゼル > 早く退治してくれないかなァ。 ( 所詮は他人任せ。自分で遣るのは面倒だ。無論協力する事すら面倒だ。 ――…だって吸血鬼は欲望と怠惰の生き物だと決まっている。偏見だが。 ) …―――ふ、ぁ。 ( 不意に欠伸が洩れた。そう云えば暫く食事もしていなければ寝てもいない。 …けれど今回の旅で少し判った事。 一人旅は暇。 ) … 暇潰しに行ったのに。 ( 片方の目擦りつつ、欠伸交じりで呟いた。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:00:35]
◆リゼル > ( ふい、と空から視線外す。 そうして次に映るのは墓地の入口 ――…けれど今は、誰の姿も映らぬ。 其れはきっと あの蔓の所為。 ) ……久し振りに食事が出来ると思ったのに。 …邪魔だな、あの蔓。 ( 云った所で如何にもなる問題でも無いし、関わるつもりは毛頭無いのだが。 ) [Sat 24 Dec 2005 15:56:03]
◆リゼル > ( ――気分落ち着かす様に 一回だけ深く息零した。 …真白な息。 ) …―――嗚呼、 ( 冬晴れの空見上げた。――雲一つ無く、誇らしげに広がる空を。 ) …哀しい時は、 長いなァ。 ( 時だけは皆に平等。――あの言葉は嘘だと思う。 楽しい時は早く過ぎ、哀しい時辛い時は 嫌味なほど長く居座るのだから。 ) [Sat 24 Dec 2005 15:46:48]
◆リゼル > ―――――何だったンだ、あれ…………。 ( 漸く辿り着いた街で一番最初に目にした 奇妙な緑色の蔓。最近街を騒がせている何とか崇拝の何とかの何とか だと聞いたがもう余り覚えていない。 ) …ややこしい事になったんだなァ。 ( 居ない間に、あっという間に広がった事件。 ――こういう時感じる。 広がるのは簡単で けれど、消すのは並大抵の努力じゃ足りない事。 ) [Sat 24 Dec 2005 15:40:41]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Sat 24 Dec 2005 15:37:03]
お知らせ > スゥさんが帰りました。 [Sat 17 Dec 2005 17:24:46]
◆スゥ > ( ――今ではすっかり薄い闇色。そンな空見上げて …拳胸に握り。 にへ、と奇妙に笑んだ。 ) がんばる―――ッ! ( 皆が幸せに胸付く時間。 ――そンな暖かい色を目指して。 ) [Sat 17 Dec 2005 17:24:44]
◆スゥ > スゥもまほゥ使ィたィな――――…ィつか黒に教ェてもらわなきゃ。 ( 墓地の石碑の上、ぴょンッと乗って。 足を波間の揺らす様に ゆらゆら、と。 ) ……みンなが ニコニコの幸せになるまほゥ。 ( ずうっと前に誰かと約束した 世界の皆が幸せになれる時間を 作るンだ。 ) [Sat 17 Dec 2005 17:10:21]
◆スゥ > ( ――りィン...。 鈴が鳴る。 ――途端、真赤だった墓地は薄闇色。 ほけ、と間抜けな顔して見送った ... 赤の色を。 ) ゥわ―――… なンだか まほゥ みたィね。 ( 一面の色を変える不思議な魔法。 使えたら楽しいのに。 ――お月様の色をピンクに変えたり。緑色の草を月の色に変えたり。 想像するだけでわくわくして、 くすくす、って笑い洩らした。 ) [Sat 17 Dec 2005 17:06:44]
◆スゥ > ( 夕刻の太陽が反射して、 キラキラと幻想世界に居る様。 ) …不思議な …げんしょゥ? ( 墓地に居るのに、海に居るような。 一面真赤で、 炎に包まれた様な、 ) [Sat 17 Dec 2005 17:02:16]
お知らせ > スゥさんが来ました。 [Sat 17 Dec 2005 16:59:10]
お知らせ > シュワルツさんが帰りました。 [Fri 16 Dec 2005 03:28:33]
◆シュワルツ > ( 寒さに震える子犬を抱き上げて、 ) 林檎よりも 美味しいものをあげましょう。 ( 子犬を拉致って行くのです。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:28:30]
◆シュワルツ > ( 林檎が三つ。 あとしぼんでしまった花。 花を食べる趣味はないから、自然と林檎に目が行くが――― ) ん? ( 林檎を見つめる数秒の間に、林檎の小さな影があることに気が付いた。 ) おや――― ( 一歩 踏み入り、 ) 私と同じ 林檎泥棒さんがいる。 ( 震えて、林檎を見つめる小さな犬。 ) ――― ( 隣、一緒にしゃがみこみ。 ) 美味しそうだよね―――? ( 首をかしげて犬を見た。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:21:53]
◆シュワルツ > ――― ・・・・ あ、 ( 思い出せそうなそのときに、一つのモノが目に入る。 )( 寒空の下、誰かがここにお供え物をしたのだろう。 その証、 ) と、言うことは。 ここは 共同墓地か――― ( 自分の居場所に今更ながら気づいた。 数日前、面白くてたまらない本を見つけて3日間かけて読んでしまい、耐久29時間の睡眠に入っていたのです。 ) ――― そういえば、小腹がすいたなァ。 ( タイミングがいいもので、腹の音が鳴り響く ) [Fri 16 Dec 2005 03:13:47]
◆シュワルツ > ( 全体的に、左を庇って歩く仕草。昔々の事故の後 隠すこともせずに。 決して治安のよくない墓地を男は歩いていた。 ) ァ――― ・・・・ ( 吐く息は白く、マフラーから少しだけ出た鼻は赤くなっていた。 ) もう少し、暖かな場所に越してくれば 良かっただろうか。 ( 眠たげな瞳、右手で擦った。 ) 明日・・・んん。今日か?何時だ? ・・・・ まぁ いっか。 ・・・・・ ( 何を考えていたか忘れてしまった。 一寸立ち止まる。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:08:49]
◆シュワルツ > ( 星空は綺麗に舞い月は辺りを照らす。 男はただ黙々と当ても無く歩く。杖と、月明かり。 それさえあれば、夜も怖くないような気がした。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:04:59]
お知らせ > シュワルツさんが来ました。 [Fri 16 Dec 2005 03:03:28]
お知らせ > 白夜さんが退室されました。 [Fri 16 Dec 2005 02:26:45]
◆白夜 > ………かえる、の…… (――『帰る』ことが出来るのか如何か、そもそも此処へ迷い込んで来たのではないか。それは言わないお約束――…如何か、白夜の帰路を見守ってやって下さい。) [Fri 16 Dec 2005 02:26:42]
◆白夜 > びゃくや……まいごさん? ( きょとん。 ) びゃくや、……ひとりぼっち ? ( 己の言葉聞き、 ヒック…小さく。しゃくりあげる。それは、涙が零れてしまう 寸前―― ) [Fri 16 Dec 2005 01:51:33]
◆白夜 > ( 月は出ている――…けれど。 ) ……ふぇぇ… ここ、どこ ? ( 恐らく迷い込んでしまったのであろう、子ども。墓石の前に立ち尽くし。 ) [Fri 16 Dec 2005 01:46:59]
◆白夜 > ( 夜更けの墓場 ) [Fri 16 Dec 2005 01:45:06]
お知らせ > 白夜さんが入室されました。 [Fri 16 Dec 2005 01:44:41]
お知らせ > イデスさんが帰りました。 [Thu 15 Dec 2005 17:41:25]
◆イデス > …………、 (月の明るい夜が来た。) …嗚呼…、久し振りに帰ってみても良いかもしれないわねェ…。 (溜息に似た声は、) (やがて遠ざかって行った。) [Thu 15 Dec 2005 17:41:23]
◆イデス > (手を伸ばす事はしなかった。 面白いものが見れたから、晩飯は彼ら以外のものにしようと思った。) …、 (風が吹く。 墓標の間を抜ける所為で、 おう おぅ と唸って聞こえた。) (耳を澄ませなくても聞こえるけれど、それでも、其処に混じる気配を探ろうと。) [Thu 15 Dec 2005 17:38:33]
◆イデス > (歩いて行くと、浮遊霊がイワシの群れみたいに引いてゆくのが解る。) やァねェ、取って食いやしないのに。 (半分は本当。 だってこンなに食べられないもの。) (逃げる逃げる様が愉快。足だけで這って行くものや、手と頭がバラバラに遠ざかってゆくのもある。) [Thu 15 Dec 2005 17:33:04]
◆イデス > ――良い天気。 今日は月も見えるかしらァ。 (しゃら。銀色の音色は墓場を歩く。 青くなり始めた空を見上げ、) 明るい夜になりそう? (一番星を探そう。) [Thu 15 Dec 2005 17:20:21]
お知らせ > イデスさんが来ました。 [Thu 15 Dec 2005 17:18:25]
お知らせ > フィリアさんが帰りました。 『暫くそのままへたり込んでいたという・・・』 [Wed 14 Dec 2005 14:21:49]
◆フィリア > ・・・・・・(唸っていても何にもならないということがやっと理解できたのか、黒ローブの娘は道端にへたり込んだ。いくら昼間とは言え、こんな辺境の墓地に人影は全く見当たらない。そもそも偶然人と出会ったとしても、初対面の娘にパンの一つでも提供してくれるような優しい人であるとは限らない。この世は色々と厳しいのである。) [Wed 14 Dec 2005 14:10:46]
◆フィリア > う〜・・・うー・・・(唸りながら目を細めて墓地を見渡す。最初から大物を探そうとするからいけないのである。まずは、小さな小さな雑鬼でも良い。なんでも良いので、あの世まで霊を運びさえすれば小銭くらいは稼ぐことができる。ぐぅぅぅ、と御腹がなった。普段だったら見えるはずのものも、そんな状態ではどんなに目を凝らしたって見ることができない。) [Wed 14 Dec 2005 13:56:18]
◆フィリア > 成仏したいけど成仏できない雑霊さん、いませんかー・・・。あの世行きたいけど行けない自縛霊さん、いませんかー・・・(昼間も墓地は静か。黒ローブの娘の、なんとなく脱力させるような声がエコーがかって墓地に響く。そんな呼びかけに答えるようであればハナから自縛霊なんかになってない。その呼びかけはどこか、焼き芋とかわらび餅とか、そういうのを売っているような、そんな声に似ている。) [Wed 14 Dec 2005 13:43:00]
◆フィリア > ・・・お・・・御腹、空いた・・・です、です・・・(ふら、ふら。今にも墓石に寄り掛かったまま崩れ落ちてしまいそうな黒ローブの娘。腹減ってんならこんな場所来るんじゃねえよ、というさも当然のツッコミをそこいらの幽霊さん達から受けながら、ふら、ふら・・・。食を取らなくとも生きていけるが腹は減る。不憫なのか、それともそれは幸福なのか、どうなのだろうか。) [Wed 14 Dec 2005 13:30:37]
お知らせ > フィリアさんが来ました。 『墓地でふらつく死神一人』 [Wed 14 Dec 2005 13:29:39]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 [Tue 13 Dec 2005 22:57:59]
◆黒外套 > (声にならず、掠れた空気。 夜風に混じらせた言葉は誰にも届かない) [Tue 13 Dec 2005 22:57:58]
◆黒外套 > (知らずうちに変わっていく心が)―――― い [Tue 13 Dec 2005 22:57:22]
◆黒外套 > (白い花弁が夜色に染まっている。 此れでは意味が無いじゃないかと、ぼんやりと思っていた。だけど、気が付けば―― ほら しろい はなは あかり に なるのだと いったでしょう? ――胸の中に手向けた花を引き寄せていた。) ――……。 (1+1=2 2-1=1 自分から何が引かれたら、ああ成るんだろう? ――掌から零れ落ちる何かに、自分は気がつけるんだろうか。 何時か、自分も彼と同じように、”何が”と、答えるんだろうか。)―――………。(初めて、思った) [Tue 13 Dec 2005 22:54:16]
◆黒外套 > (分からなくなってしまったと言うのか―――。)(いや、彼が元々ああいう性格だと言うのならば――失礼ながらも――問題無い。問題無い――ただ)……。(あれが、鬼に近付いた同族の姿なのだとしたら)――――……ッ……。(先程手向けた花が足元で揺れた。) [Tue 13 Dec 2005 22:42:49]
◆黒外套 > (―彼の背中が見えなくなった頃に、漸く言葉が紡げた。)(「何が」)――――………。(短い返答だ。響きにして一音。――「何が」――質問の意味すら分からない。何が疑問なのかが分からない。 わからない 理解できない ―――― この 遠さはなんだ?) [Tue 13 Dec 2005 22:35:50]
◆黒外套 > ……………「何が」か。 [Tue 13 Dec 2005 22:28:31]
お知らせ > ヴィーダァさんが退室されました。 『(場所への別れは、言葉にせず。 ただ、門を潜り抜けるのみ。)』 [Tue 13 Dec 2005 22:21:36]
◆ヴィーダァ > ――本、か。 アレの類は、図書館か。 (笑みの意味、仮面の意味。 意味は違うかもしれないが、己もそろそろ、笑みを浮かべられるだろうか。) ――何、一度、菓子と酒をもって、お邪魔しようじゃないか。 ザッハトルテさんにも、別れを告げねばならないのでね。 では、お気をつけて? (始まりと終わりには、その中間とは違う顔で。 また礼をして。) [Tue 13 Dec 2005 22:14:20]
◆黒外套 > (夜の中だからこそ見える表情があろう。仮面を一枚被った男の表情は、笑み一つ。笑みのみ。――獣になろうが、人に混じろうが、見送る時は笑顔で背中を押そう)――理解できなくとも、想像はできるだろう?――それさえも出来ないと言うのなら、本を読むといいよ。その感情、結論に到るまでを文字で教えてくれる。(カツン。男が脇に抱えていた杖先を、石畳の上に落として)僕はもう少し此処に居るよ。―――気をつけて。旅の無事を祈るよ、ヴィーダァ。 [Tue 13 Dec 2005 22:08:33]
◆ヴィーダァ > ――哀れ、か。 (何もかもが『ワカラナイ』と言い切れるわけでもない。 分かることだって、少しはあるはずだ。 目の前の貴方が、思ったことが分からずとも。人がどう思うと、想像できずとも。) ――そうできるよう、精々、努力をしようか。 一度は決めたことだから、な。 (何が零れるかは、そのときまで解らない。人ならざる者が持っていた感情か、初めて得た友人か、唯一の大切な者か、は。 失っても解らない、なんてことすら、否定できない。 いつか決めたことは、誰にも知られること無く実行されつつあるのかもしれない。『鬼』であろうと。)(さて、この話は、終わり、だろうか。) ――しかし、長い別れになってしまった。歩くだけ、のつもりだったのだが。 (終わりなら、いや、途切れたならば。あたりをもう一度見渡そうか。 分からぬものを、振り切るようにも。) [Tue 13 Dec 2005 21:58:47]
◆黒外套 > ……さぁ…其ればかりは如何にも。君の良い経験になると良いね…?そして、そうなるように僕も祈ろう。…まぁ、――ただ?その時、君のご友人がどう思って、どう感じるかは………(人の心を己の心に重ねるなど、人にしてみれば不名誉極まりないことなのだろうケド。己の掌へ視線を落とし)――……想像するに哀れなことだ。(その視線ごと握りつぶすよう、拳を作った。)――ヴィーダァ。 ”流されるだけ流されるといい” (唇に笑みが浮かんだ。 囁くように続ける言葉は、会話と言うよりは――暗示めいていて) そして、何時か、君の掌からすり抜けて、零れ落ちた何かが、どのようなものか気がついても知らぬ振りをしなさい。それが感情であれ、友人であれ、大切なモノであれ。 君が動かなかった結果なのだから? [Tue 13 Dec 2005 21:39:46]
◆ヴィーダァ > ――――………。 (沈黙に返す言葉も持っていない。) ――さて。 (ああ、駄目だ、やはり理解が出来ぬよう。当惑の色は強くなっていくだろう。) ――それで、何かが起こるなら、それも仕方がないのだろう。 それはそれで、いい経験になるのだろうか。 (言われて、理解できたのは、先ほどの回答が、友人との付き合いにおいて問題があるらしい、と。頷いて、納得しよう。) [Tue 13 Dec 2005 21:20:20]
◆黒外套 > ――――………。(空白の三秒は、何よりも重い沈黙となろう) …。 (咎めることなどしない。ただ、其れが貴方の返答なのだと、捕らえるだけだ。――成る程。と納得すらしながら。) 君のご友人が知ったら、なんと言うのやら。 [Tue 13 Dec 2005 21:09:14]
◆ヴィーダァ > (覗かれた瞳、対峙する紅色には、特に何も浮かばない。或いは、僅かな困惑、程度か。 向けられた視線を、理解できない。) ――何が? (そうとしか、聞き返せなかった。) [Tue 13 Dec 2005 21:04:13]
◆黒外套 > ――――それで良いのか。 [Tue 13 Dec 2005 20:55:10]
◆黒外套 > (答えは――笑うだけだ。それならば仕方が無いとも言うだろう。)(鬼に偏れば偏るだけ、「感情」が薄くなる。――感情が消えた人が辿り付くのは、ただの人形だ。――では、感情が消えた鬼が辿り付くのはなんだろう…?)(答えは?)(既に知っている)……………。(チーズやら酒宴やら、頷かれた質問やら――)……。(言葉を止めて、改めて貴方の瞳を覗く) ………。(幾つかの感情が、男の瞳に過ぎるだろう、憐れみとも悲しみともとれぬそれ) [Tue 13 Dec 2005 20:55:06]
◆ヴィーダァ > (誰のため、と、考えていたか。その真意を言えば、貴方はまた、己を戒めようとするのだろうか。それまでの言葉も、響いていないと言えば、何と言うのだろう。)(ああ、我侭が過ぎる。 どれもこれも、全て己のためで。『縁を切る』のだって、だ。) ――逆、か。 成る程、一考の価値も…。 (灯りもなく二つの声。通りかかる誰か、がいれば、不気味と写るのかもしれない。) ――菓子とチーズの類、と。了解した。 (頷いて、どこで帰るかと僅かに考えるだろうが、それはちょっとした寄り道で。) ――よくお判りで。その通り、何もしない。 いや、出来ないだけ、か。 何もかも、経験不足だ。 (ゆるり、首を振って答えよう。嘆くわけでもないが。 手を叩いて、正解を称える必要もないだろう。) [Tue 13 Dec 2005 20:43:11]
◆黒外套 > そもそも、「縁を切るのが向こうの為だ」なんて、エゴ以外の何でも無い。――そう思う前に、そう思った理由を相手に説明をするべきだ。無駄に傷をつける方が余程罪深い。黙って居なくなると言うのも、これまた罪深い。余計な心配をかけさせるからね?――逆の立場で考える事が大切だ。(カンテラなど持って来なかったから、辺りは只管暗闇で満たされている。――男二人喋る声だけが響く。―まるで声だけが此処で彷徨っているようだ)―そうしてくれると有り難い。寧ろ、美味いチーズやら、菓子等だと、うちの娘が喜ぶんだがね。僕も悪酔いしなくて済む。――――……。ふむ。(頷いた)そうだな、其れもそうか。場合にもよる。……うぅん…。例えば、塞ぎこむ友人をみて、君はどうする、と。そういう事かな。―――何か、君を見てるとね。この問いに「何もしない」と答えられそうで。――だからどうしたと言うことでもないのだけど? [Tue 13 Dec 2005 20:27:57]
◆ヴィーダァ > ――そういえば。彼とも、そんな始まりだったか。 (友人だと、判断を任せたのは、彼だったか。どうだったか。 あやふやで。そのときより、勝手に押し付けたものが多かった。 思い返せば、ほんの僅かに、口元が歪むか。)(今まで、誰にも指摘されることの無かった関係。 言葉の上での『友人』『友』。 何が間違っていたかって。その言葉を使うものが、それらを理解できていない、そんな簡単なこと。 結局、未だに、それらの括りは、少しだけ特別な『他者』。) ――ああ、アレは、失礼した。 次は、貴方の国の酒を多く持って行こう、か… (毒、とは酷く言われたものだと、多少の苦笑いでも浮かべて。) ――酒で全てを解決しようと思っているわけでもないが。 ――さて、どうしたものか。 何をどうしたいか、にも因るんだろうが。 いかんせん、経験が無くてね。 (考えてみて、分からなかった。そんな時、を経験していなかった。 困り顔、哂い顔。何度浮かべたことか。) ――俺には、答えられない。 [Tue 13 Dec 2005 20:13:45]
◆黒外套 > (聞かない、問わない、喋らない。)(其れは関わりを否定する事にもなろう。――己の身が鬼だと理解している故の行動だとしても、一人になった個は、個を保てず崩れていくのだ。人も鬼も。――個は、他があるからこそ、個を保てるとは誰が言った言葉だったか――…) 其れを判断するのは向こうで、此方ではないよ。何、鬼が嫌だと思ったのなら、自然と向こうから離れていくさ。其れまでは素知らぬ顔で傍にいてやるといい。(肩を竦めて、さらりと答える)―――はは。酒か。あの「毒」のような酒はゴメンだね。―――……。(ふと、言葉を止めて)――ヴィーダァ。 酒では如何にもならぬこともある。そういう時、君ならどうする [Tue 13 Dec 2005 19:56:31]
◆ヴィーダァ > ――あぁ、友人だとも。時の流れが違うことも、重々承知。 ――しかし、何年経とうと姿の代わらぬものに付き合わせるわけにもいかないか。 早めに別れを済ませようか。 (ちぐはぐな答え。 貴方が大切、なんて、どんなことかが分からない。一度、教えを請いたいぐらいだ、とは黙す。 最後は、呟きほどの音にて零して。) ――調子が? 何があったか、とは聞いても仕方がないだろうし。また、酒でも持って行こうか? 飲み明かせば、何か起こるかもしれない。 (おかしいと聞いて、どうなったとまでは、聞かない―聞けない―のは、彼とも距離が出来てしまったからだろうか。 思い返して、彼と会ったのも、ずいぶん前のことだったと。)(そのときも、どこかおかしかったと、思っていたかもしれない。) [Tue 13 Dec 2005 19:46:45]
◆黒外套 > (同族とは言えども、以心伝心の仲でもあるまい。ましてや『元人間』が鬼に変わった経緯など、気持ちいいものでもあるまい。黙っているのならばそのまま。聞く必要がないならそのまま。興味もなければそのままだ) 友人なのだろう? 元より時間の流れが違うのだ。 此方が”少し”のつもりでも、人の間では一昔…なんて事もある。気をつけなさい。――どうせなら、告白でもしてしまうといい。「貴方が大切だ」と。此れなら、一昔前でも、心離れる事はあるまい。(戯言混じりに言い放つ。――からからと笑い声を上げ)――ザッハトルテ君。いいよ。その伝言承った。――まぁ、何かと忙しい男だからね。少しばかり調子も…可笑しいようだ。彼に無理矢理息抜きをさせる意味でも――ね。 [Tue 13 Dec 2005 19:31:04]
◆ヴィーダァ > (他の同族と、違うかもしれない過去は、語らねば伝わらぬこと。 伝えるつもりが無ければ、伝わらぬことか。) ――最近、少々疎遠でね。 見捨てられるのも、少々困るし。これを口実に、久しぶりに、会うのもいいか。 (笑みに返すのは、苦笑い。 あれほど、とはどれほどだろう。 思い返してみれば、少し前のこと。偶然が重なっていたのか、よく会う日々もあった。 確かに、今よりはもっと、彼を身近に感じていたはずだ。 が。)(彼の居場所を聞いていない、とは、言い訳に過ぎないか。) ――そうだ、簡単にで構わない。ザッハトルテさんにも、伝えてくれ。 後日、伺うつもりだが。 (何かの間違いで、訪問が叶わないかもしれないから、と。 露骨に話題を変えるかのように口にして。) [Tue 13 Dec 2005 19:20:30]
◆黒外套 > (話されていなかったと思う。――しかし、何となくではあるが、意味はわかった。短く吐息を吐き出して)逆に言えば、「何時戻る」とも決めていないのだろう? 転化した場所へ戻る、と。(記憶の始まりとは、そういう事だろうと)あれ程友人のことを気にかけていたのに、僕に言われるまで気が付かなかったのかい?――別れも何も告げずにふらりと旅立って、姿が見えなくなったんじゃ友人とて心配するだろうに。―――……少し。(「いけしゃあしゃあ」――「この鬼が」――耳元で囁く声がする。だからこそ、更に笑みを深くして)「人」と付き合うのならば、彼等の気持ちも考えないと――見捨てられてしまうよ? [Tue 13 Dec 2005 19:12:13]
◆ヴィーダァ > ――何、そう遠くも無い。 それに、いつ離れるとも決めていないこと。 (驚いた顔に視線を戻して。 特に感情を込めることもなく、言葉を紡ぐ。) ――彼とは、特に何も。 そうだな、彼にも、一度別れを告げないと。 (言われて、その存在を思い出したわけではないが。 いまだ誰にも口外していなかったこと、伝える必要はあるだろうと、改めて心に留めて。)(「何も心配をすることはない」なんて言葉は、決して口にすることが無い。思い浮かぶことも無いだろうか。) ――元いた家のある村。 俺の、俺としての記憶の最初の場所へと帰るだけ。 (前に、貴方には話していただろうか。 覚えていないから、話していないのだろう。己の始まりの事は。 だから、この言葉の意味が伝わらなくとも仕方がない。 表面においても、意味は通るはずだから。) [Tue 13 Dec 2005 19:02:17]
◆黒外套 > (今度こそ、驚いた表情を浮かべて、目の前―望郷の視線を見せる貴方を眺め)……別れ。ヴェイトスを離れると。なんだって急な話。――突然だな。…友人は良いのかい?(ヴェイトスに留まる決意をした理由の一つを上げて)――それともなくば、その友人君と何かあった…とか。 [Tue 13 Dec 2005 18:51:56]
◆ヴィーダァ > ―― 一度、この街を出て、帰ろうと思っている。 その別れを。 (どこへ、とは口にしないが。頭の回る質問に、首肯と、言葉を持って肯定し。 続けるのは、その理由か。) ――ここで、狩人と出会って。 その結果、貴方にも世話になることになった。 縁深い、とは言えぬが、記憶には残るもので。けじめと言えばいいか。 (なんて、もとより訪れる意味のない場所へ来た理由。 一度目の頃を思い浮かべて、軽く視線をめぐらせる。遠くを見るような目にて。) [Tue 13 Dec 2005 18:46:21]
◆黒外套 > ―――……。(言葉の先を隠した貴方に返す言葉は、微笑となろう。――首を微かに傾げて貴方の顔を覗き) 医者なら、誰かに呼ばれる事もあると思ったが――診察のみかい?成る程―――と……。(ぱち、と瞬きをして)…別れ……?別れ。『散歩』という言葉が付いたのだから、「誰かに」と言うわけでもないのだろう。――…ふむ?(すっかり暮れた空へと視線が逃げた。人ではない、ならば)…この場所に、別れを?二度とこないとでも? [Tue 13 Dec 2005 18:38:49]
◆ヴィーダァ > ――そう、 それにしては… いや、何でも。 (驚いていたようだ、と言おうとして、止める。深く聞く必要もない。 邪魔をしていない、そういわれたのなら。) ――生憎、外でする仕事は無くて。 単なる散歩。 いや、単なる、では無いか。別れを告げに。 (足は止めたまま。帽子を元の位置へと戻して、腕も外套の中へと戻して。 答えるのは、そんな理由。別れを告げる、何か、があるわけではないが。 ある意味始まりの場所でもあるここへと、訪れたかった。 この街を発つ前に。) [Tue 13 Dec 2005 18:33:00]
◆黒外套 > (夢から引き戻されたような表情が暫く浮かんでいることだろう。――其れを隠すよう、墓標へと今一度視線を投げ)―― いやいや、とんでもない。邪魔だなんて思わないよ?――用事は済んだところだし。(外套の裾を揺らしながら、しかりと貴方へ向き直る。――細い笑みを浮かべて、此方も帽子の鍔をやや浮かせた)………仕事の帰りかい?それとも、君も誰かの墓参りかい。 [Tue 13 Dec 2005 18:23:35]
◆ヴィーダァ > (何度目の来訪になるか、覚えている。三度目。 一度目は、狩人に追われて。二度目は、思い出したように。 そして三度目。) ――あぁ、間違え出なくて、良かった。 今晩は、こんなところで、 奇遇だ。 (声を掛けて、驚き混じりに振り向いた顔。そして、かえってきた声。 間違いでなかったと、僅かに安堵し。 帽子を取っての一礼を。) ――すまない、邪魔をしてしまったようだ。 (そして、顔を上げて、非礼をわびようか。何をしていたのかは知らない。 ただ、亡き誰かに思いを馳せていたのかもしれない、と思う程度。) [Tue 13 Dec 2005 18:19:26]
◆黒外套 > ( 鬼に食われた人間は、死神に連れて行かれるのか――それとも、鬼に食われた所為で「消滅」するのか )――――……。(意識の海の中に己の両手を差し入れて、漂う糸を己の指先に絡める。差し詰め幕間終了を告げるベルを鳴らすが如く。――やがて、五感以外の感覚が流れ込むのを感じた。――接続―――その瞬間、自分の”存在”が、意識の海の中に溶け込み、世界が五感以外のもう一つを捕らえて、広がる。)―――……。(カラーの世界にモノクロが混じって)―――……………あ。(姿無き人の意思を捕らえかけた時だ。不意に聴覚に飛び込む声、が)――――っ…!(はじかれるよう振り向いた)――― 。(姿を探して、暫く視線が彷徨い――)―――…あぁ。ヴィーダ。 [Tue 13 Dec 2005 18:11:03]
◆ヴィーダァ > (足音の主は、灰色のスーツの上に、茶色の外套を羽織って、十字の間を歩いていた。そして。) ――……。 (十字の前に佇む姿を目に止めた。 もしかしたら、と思うところが無かったわけではない。それまで、彼とどのような格好のときに会ったか、よく覚えてはいないかったが。 そのまま、その黒外套の姿へと、足を進めていた。) ――失礼。 (そうして、夜に一歩踏み入れるような空の下、声を。掛けよう。) [Tue 13 Dec 2005 18:05:30]
お知らせ > 音さんが入室されました。 『(一つの ―近付く― 足音。)』 [Tue 13 Dec 2005 17:58:15]
◆黒外套 > (結果的に、奴隷は酷い拷問を受けた後、吸血による最高の快楽を感じながらら命を失う。――天国と地獄といってはなんだが、我ながら悪趣味な状況だったと思う。――尤も、「動けなくなって」「喋れなくなって」「騒げなくなった」奴隷が、正気を保っていれたかは分からないが。)――……。(添えた花束が茜色から藍色へ変わる。暮れる日の速さに瞳を細めた。――周りに比べたら、やや大きい十字架の墓標を見上げる。――手向けた花と同じ色をしていた)――……加減を、思い 出さないと―――…(途切れ途切れの言葉を洩らしながら――男は、緩慢に意識を手繰り寄せ始めた。――自分の、ではない。―嘗て人であったモノ達。肉体から命の糸を切られ、浮遊する精神体)(もしかしたら)(喜劇の続きが)(みれるのではないかと――淡い期待さえ抱きながら) [Tue 13 Dec 2005 17:52:05]
◆黒外套 > (――被害者へ、加害者がいけしゃあしゃあと「食べてしまってゴメンナサイ』『死んでしまって残念だ』―と、花を手向ける。…不謹慎どころのはなしじゃない。ざれごと・たわごとの類い。冗談も、冗談。喜劇の一つ。)(長く生かすつもりだったんだよ。――だから、わざわざ逃げないように、騒げないように、深く考えずに書類に書き加えた処置依頼の結果――) 吃驚したね。(奴隷ギルドの職員が、物同然の奴隷に何をしたか―――半日後、差し出された奴隷は確かに「動けなくなっていたし、喋れば苦なっていたし、騒げなくなっていた」)―――そこはね、本当にすまないと思ったよ。うん。 [Tue 13 Dec 2005 17:16:45]
◆黒外套 > (悼む気持ち――…『つい最近』埋められた、とある人間へ向けた気持ち。――薄いながらも「安らかに」と、屍が十字を切るのは、何の冗談なんだろう。しかも―――)――――ほんのすこぅし……。(食べ過ぎてしまって―気がついた時には事切れていた、誰かさん。名前すら呼んでやらなかった。興味も無かったか ら ?) [Tue 13 Dec 2005 17:03:02]
◆黒外套 > (冷たい風が吹く頃に、漸く花を咲かせるそうだ。その名も「Northpole」― 尤も、今は茜色の空が、白い花弁に色をおとしているのだけど。…此れでは、折角の白い花が台無しだ――なんて。悼む気持ちの薄い男は、一人ごちる) [Tue 13 Dec 2005 16:52:15]
◆黒外套 > (――華は暗い道を照らす灯りになるそうだ。――だから、白い花が良い。――赤い花は灯りにならないから嫌われる。そんな話しを聞いた)―――――……。(だから)―――…。(身元不明の死者達の墓の前に、小さな小さな白い花を集めた花束が落ちる) [Tue 13 Dec 2005 16:39:07]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『(華を供える)』 [Tue 13 Dec 2005 16:34:43]
お知らせ > 珠香さんが退室されました。 『( 今宵、一夜の守り手。 )』 [Tue 13 Dec 2005 00:11:59]
◆珠香 > …呪縛するんは、本望だけど。 ……こっちが終わってしまったら、オシマイだと思うんはぁ――…未熟者って事なのかしらぁ、ねぇ――…? ( そっと、墓碑の前に花一輪。 手向けは氷。氷華。 溶けずの永劫は無きものとて。 一夜のみの、幻のように。 ) ……夢枕にでも、立てるのかしらぁ…? ( …さぁ? 木枯らしはさざめき。笑い声も幻よ。 ) [Tue 13 Dec 2005 00:11:25]
◆珠香 > ( 人と雪女の恋物語。 焦がれた娘は、愛しい男を恋い慕うて人の地に移るを選んだ。 そうして、今は土の下。実際に髪の一筋も残ったものやら、怪しいが。 ) ……ねぇ。本望、言うて笑うのかしら、ぁ――…どうにも、それが分からんのよなぁ。 ( 雪の簪、氷の一輪。 月に一度の手向け花。 その為に借り出されるのが、同じような半端者。 …笑い話と言うべきか。 ) [Tue 13 Dec 2005 00:03:37]
◆珠香 > ( それが誰かは、聞く意味も無い。無いの、だが。 ) ……親戚さんだったりしたら、笑い事――…言うのかしら。ね…… ( くるり、くる。指先に摘んだ冷たい花一輪。手慰みながらに、呟いた。 物語は良く在る話。報われぬ、ささやかな物語。 ) [Tue 13 Dec 2005 00:00:24]
◆珠香 > ( 無論、自由意志では無い。雪娘に、手向ける相手があるでも無い。少なくとも、この地にはまだ存在せぬ。 ) ……酔狂と言うべきか――…健気、言うのかしらねぇー……? ( 白装束は、侍るよに墓碑の傍ら。刻まれた、知らぬ名前を指にてなぞる。 ) [Mon 12 Dec 2005 23:55:14]
お知らせ > 珠香さんが入室されました。 『( 手向け花。 )』 [Mon 12 Dec 2005 23:53:14]
お知らせ > エーサンさんが退室されました。 [Mon 12 Dec 2005 01:47:35]
◆エーサン > (鎌を差し伸べるのは、本当に連れてゆくときにしよう。) (子どもを憑れて、まずは墓の修繕へ。カンテラが揺れる。) [Mon 12 Dec 2005 01:47:34]
◆エーサン > …墓を直してからだから、ちょっと遅くなるけど。 (よしよし、と男の腰くらいまでしか無い小さな男の子の頭を撫でた。可愛い子。 どうやって死んだのかなンて考えたくない。) [Mon 12 Dec 2005 01:46:07]
◆エーサン > (こう云う感じは、覚えがある。子どもがこっちを見て欲しくて引っ張るくらいの力だった。) (振り返る。) (果たして、想像通りの子が一人。) (ただ普通の子と違うのは、その子はある種の感覚を持っていないと見れないって事だ。 男にははっきり見えているけれど、時々、点滅するように薄くなる。) (それでも服を引っ張る力があるのだ。) 一緒にいくかい? [Mon 12 Dec 2005 01:36:31]
◆エーサン > (パッと見のイメージは浮浪者か墓守といったところだ。其れで間違いではない。) (その中年はくすんだ金髪をマフラーみたいに首元で纏めて、また震えた。) 老体に冬は堪えるなー…、 ええと。何処だったっけか。 (見回りを頼まれたと云う事は墓を直してくれッて事だ。爺さんは確かに良い歳してるが、俺だって若い訳じゃ無いのに。 情け無い呟きを聞いているのはカンテラの灯りばかりなり。) (もう一歩、と歩いた所で、) (十字架の溢れる区域を出ようとしたところだ――くン、と服の裾が引っ張られた。) [Mon 12 Dec 2005 01:29:02]
◆エーサン > 晴れてなかったら篭ってたトコだ ――…おお寒。 (ぶる、と首を竦めた。) (薄汚い修道士装は、フードまできっちり被って丸っこい碑のようなシルエット。 つン、と突き出ているのはスコップの其れだ。) (のっそり、亀の歩く早さで墓場にやってきた。) [Mon 12 Dec 2005 01:22:25]
お知らせ > エーサンさんが入室されました。 [Mon 12 Dec 2005 01:17:40]
お知らせ > アクアクさんが退室されました。 [Sun 11 Dec 2005 03:07:50]
◆アクアク > (踵を返し、) (黒い森の中へ消えた。) [Sun 11 Dec 2005 03:07:49]
◆アクアク > (齧りつくものが欲しくなって、そして此処に来た。実にシンプルな理由だ。) (希望のものを見つけた痩躯は酷く満足げに、) ア゛ハッ。 ハァア゛ー…。 (肩を揺らした。) [Sun 11 Dec 2005 03:07:31]
◆アクアク > (中にあったのは、当然のように白骨だ。) (杭を放り出し、頭蓋を捧げ持った。お前は誰だ?) (初めまして頭蓋殿。 捧げ持った其れと、白く残った大腿骨を選び出した。) [Sun 11 Dec 2005 03:06:11]
◆アクアク > (穴が開いた。) (小さな箱が覗く。) …ハ…。ア゛ハハ…。 (杭を振り上げた。) ( … バン! ) (蓋は脆くもはじけ飛ぶ。) [Sun 11 Dec 2005 02:58:35]
◆アクアク > (重い石で覆われた、上等な墓ではない。 土を盛って、その上に木か石かで目印をつけただけのものだ。) (今 片手に握っているものは、元々は墓碑だったものだ。十字の形をしていなかったから其のまま引っこ抜いて…こうして振るっている。) [Sun 11 Dec 2005 02:53:28]
◆アクアク > ( ガツッ … どゥッ、どツッ、 ) (重い音が何度も何度も。何度も何度も振り下ろされる杭。 地面は滅多刺しにされて、段々と穴は大きくなった。) (墓場の一角。 獣染みたヒトのような姿が堂々と墓暴き。) [Sun 11 Dec 2005 02:44:27]
◆アクアク > (片手には、木の杭を持っていた。 振り上げて、) ( ―― どッ ッ ) [Sun 11 Dec 2005 02:41:37]
お知らせ > アクアクさんが来ました。 [Sun 11 Dec 2005 02:38:43]
お知らせ > アロウリィさんが退室されました。 『 人生経験、それもらぶー?( もしくは愛ー?括る言葉は毎度の代物。)』 [Sat 10 Dec 2005 00:39:52]
◆アロウリィ > ( だからこそ、斜めなことを考えたり、思い出したりするんだろうなー、と。そんな自覚もやっぱりある訳で。だから、此処まで。おうち帰って、ぬくぬくと寝ちゃいましょう。室内に土を持ち込んでも良いなぁ、と思うのでした。久々に。土。 え、この間鉢植えになってたじゃないかって?まあ、それはそれ。これはこれ。若気の至りが全然治ってませんよだなんて的確なツッコミは聞こえない…!) ま、考えなんて変わるものですしー。それも人生経験ー、ですかねー。( つまる所、三十路だなんだ言ってても、時分もまだまだ若造って事なのだ。若造。うん。若いってアタリがいい響き。似合わないって?うるさい黙れー。てくてくと、足取りは墓地の入り口、出口に向かい行く。) [Sat 10 Dec 2005 00:33:24]
◆アロウリィ > ( そう、毒される。それが当たり前の世界に浸りすぎて、侵される。ううん、我ながら脆弱だと、思わず肩を竦めもするってなものですとも。) 誰かにー、とか。あんまり考えてなかった気もするんですけどねー。昔は。まあ、今となっちゃそれも若かりしこーろー。( こーろー、の発音はせーがー、で一つヨロシク。何の話だ。まあ、ともかく。 あはー、とゆるい笑みを零した先には墓碑なのだから、やっぱりバチアタリにも程がある。それくらいの常識とかは身に着けましたから、やっぱ長居は禁物って所。ひをこんと軽く頭を下げると、踵を返す。まあ、本調子でもない訳だし。) [Sat 10 Dec 2005 00:25:18]
◆アロウリィ > ( ええい、誤字が激しいな…!気付いてぐんなりした何処かの背後も色々さて置き。 基本的にこの辺りはパプテス圏。もう少し先まで足を延ばしたら、トキノミヤコ式もあるとは聞いたけれど、別に墓碑の違い検証で論文を書くって訳で無し。それに、どれも不思議なことには変わりない。) 墓地、墓碑、ですかー…今更ですけど、改めてみると不思議なものですよねー。( 適当な墓碑の前で足を止める。信仰の証、購いの象徴の下には眠る誰かの名を刻んだ石が在る。いつか風雨に削られてしまったら、彼の存在は無かった事になるのだろうか。――…別に、そんな事も無い。) 記憶より確かなものってのは、存在するんですけどねー。分かってるのに、毒されてるって自覚しますよ。うんー。 [Sat 10 Dec 2005 00:04:10]
◆アロウリィ > ( 前述の通り、別に参る空いてがいる訳でも無い。だから花も手向けも持ち合わせが無い。ポケットの中にキャンディやらは入っているが、これはこれで何か違う。キャンディのほかには21ならぬブラックジャックの元とか、色気もへったくれも無いですし。まあ、それはともかく。ゆるい足取りは散策といって差し支えない。墓地の象徴、墓碑の群れ。日頃訪れる時分には中のモノばっかりが題目に挙がって、どうにも悼むってのが足りてない気がするのだった。迅速拙速スピード勝負が常の世の中。まあ、薄情なのはむしろ時勢というより時分だろうなー、くらいは自覚してますが。が。) [Fri 9 Dec 2005 23:55:26]
◆アロウリィ > ( それは、恐らく幸運の範疇なのだろう。比較的新米な己にとっては、取り合えず同僚サンをお見舞いに来るって場所でも無い。まあ、検証やら何やらでお供なりした事はあるからして、見知った光景には違いないが。) なんていうか、やっぱり不思議な場所――…ですよねー?( はふ、と吐き出す息が僅かに白い。自警団のコートの代わりにグレイのコート羽織って、私服姿のアロエin墓地。) [Fri 9 Dec 2005 23:51:38]
お知らせ > アロウリィさんが来ました。 『( 見知って、見慣れぬ光景。)』 [Fri 9 Dec 2005 23:48:08]
お知らせ > ブラスト@試薬さんが退室されました。 『 … 何にせよ今夜は、笑えない苦痛に見舞われるのだが。 』 [Fri 9 Dec 2005 20:52:50]
◆ブラスト@試薬 > 今度はもっと、 マシな顔出来るようになるから。 (言って笑う顔はどんな顔だったか ) 【副作用判定】 [Fri 9 Dec 2005 20:50:53]
◆ブラスト@試薬 > (子供の言う事だから軽く受け止められて居たのか、其れとも自分の事などはなから見て居なかったのか、―― 何にせよ、彼から親愛以上のそれを貰った事は無い。 17歳年上でも、ただ「育ての親とその子供」と言うだけの関係でも、 今でも最愛のひと ) ……… また来るヨ。 [Fri 9 Dec 2005 20:50:26]
◆ブラスト@試薬 > ……… (もうそんなもの要らないくらい大きくなったのに、しつこくお休みのキスを強請ってた。子供の我が侭で抱擁を強請った事だってある。肋の浮いた、ただ煩いだけの餓鬼に魅力なんて無かっただろうし 第一彼はヘテロだったし当然ペドフィリアなんかでも無かった。 自分の望む事なんか何一つしてくれなかった癖に、掛け替えの無い色々をくれた人) (彼を愛していたのだと、今でも憶面無く言える) … Ti amo. (告白だって、こんなに簡単だ) [Fri 9 Dec 2005 20:43:39]
◆ブラスト@試薬 > (そうして酒瓶を墓標の脇に転がし、一本ずつ指を握り込む。パーの形、グーの形、パーの形。自由自在に動くこの手足は、彼からの二番目の贈り物だった。最初は木製の手足。次に作ったのが、この …あまりデキのよくない、ただ動くだけの 非道く軋む金属の腕。すっかり冷えた隻腕に愛しげに頬を擦り寄せた。 其所に、暖かさなど微塵も無い事を知って居ながら) ………あーあ、ショタの俺ッちちょー美少年じゃん。手ェ出さねえなんて正気の沙汰じゃねえヨ。種無かったワケ? (ぶちぶちと呟く内容は、子供のそれでは無いのだが。寧ろ最低なのだが。酒場でクダ巻くオッサンと同レベルなのだが) [Fri 9 Dec 2005 20:29:36]
◆ブラスト@試薬 > 元気だったァ―――……ッてのも無ェか。ゴメンネ、暫く来れなくッてサー。 (色々忙しかったノ。この格好見て貰えば解ると思うけれど。コルクを歯で喰い千切り、酒瓶の中身を思いっきり墓標にぶちまけた。安酒の匂いが肺に染みる。 ――…子供が酒なんか呑むもんじゃない、そんな悪い餓鬼は嫌いだぞ。 そんな台詞を思い出して、何となく口を付ける事が出来なかった) もう冬だし、クリスマス近いカラ。安酒でゴメンネ。飲めるだけ有り難いと思えヨ。 (最後の一滴まで、くれてやった) [Fri 9 Dec 2005 20:21:27]
◆ブラスト@試薬 > ッたくも――あーあァ、 ヤブぼーぼーじゃン。…でもまァ、今は、その方が温かくてイイカナ? (三等墓地。奴隷が骨を曝す「ゴミ捨て場」よりもひとつだけランクの高い墓地。埋める時に盛り上がった砂はそのままで、ちょっと目立つ大きな石や木切れが刺さって居れば上等。埋めようとしたら「先客」が居たなんて笑えない話がよく在る所、だ。…目的のひとはまだ、解る場所に居た。十字架に組んだ木切れが、まだ刺さってた) 俺ッちも寒ィしィ――… 春になったら、また掃除しに来るヨ。 (どっかりとその前に座って) 久し振り。 [Fri 9 Dec 2005 20:05:25]
◆ブラスト@試薬 > (ましてや其れが美しい筈も無いって事をよく解っておけ。 花なんて咲いた傍から枯れてゆく季節。故にこの餓鬼の持ったものは、ちいさい身体に不釣り合いな 酒瓶いっちょう) ッう―――…ちょー 寒ィ――……! (着込んだ、自分の防寒着は生憎と裾が余ってだぶだぶだった。21歳仕様だから仕方がないか) [Fri 9 Dec 2005 19:57:41]
お知らせ > ブラスト@試薬さんが来ました。 『 この季節に花なんて期待するな。 』 [Fri 9 Dec 2005 19:50:53]
お知らせ > クレハさんが退室されました。 [Wed 7 Dec 2005 21:48:44]
◆クレハ > (しょうがない、この冬を乗り切るには多少の出費は・・・しょうがない。) さっさと帰りましょう、こんな場所にいたら本当に風邪を引きかねません・・・( トテテッと小走りに走り出して) [Wed 7 Dec 2005 21:48:41]
◆クレハ > (くしゅんとくしゃみを一つ。冬本場を前にして、メイド服ひとつで出かけるのはちょっと無謀だったかも知れません。) コートでも羽織ってくるべきでした・・・・・あ、わたしコート持ってないや。(服と言ったらメイド服ぐらいしか所持していない。 今度、買いに行こうか?)うぅ、お金勿体無い [Wed 7 Dec 2005 21:42:50]
◆クレハ > (墓場で一人、シャドウボクシングをやっているメイドネコが一匹。 なにやらくすくす笑いながら・・・・) それにしても、とっても君が悪い場所ですね。まぁ 墓場だから当然ですけど・・・・ (キョロキョロ辺りを見回して、もともとネコのわたしは夜目が効いて・・・) [Wed 7 Dec 2005 21:32:02]
◆クレハ > 勝ち負けといえば・・・・ (10日に指定された夢霧様との模擬試合。たっぷりネコパンチをお見舞いする予定だけど・・・・)( シュッ シュッ )フフフ・・・・この威力、申し分なし! (何もないところに軽く握った拳を振って) [Wed 7 Dec 2005 21:24:30]
◆クレハ > (様々な形、色、雰囲気のお墓をなんとなく眺めて。 そして気づいたことが一つ) わたしは今までに人を殺したことがない。(そんなことを墓場のど真ん中で言う。 だって、これは自慢してもいいことだと思う。命があってこそ人生は面白い、わたしと戦って敗れた人も勝った人も、きっと楽しく生きていることだろうと・・・) [Wed 7 Dec 2005 21:22:07]
◆クレハ > こんな場所のお散歩も悪くはないかな?(と、不気味で冷たい風が吹き抜ける墓地へと参上。メイド服のスカートをなびかせて・・・時々、どんよりとした雲を見上げながら) うん、不気味ですね。いかにもアンデットとか出てきそうです。 (そんなときはわたしの正義の鉄拳で(トンファーのこと)打ち倒して上げますが・・・・) [Wed 7 Dec 2005 21:18:12]
お知らせ > クレハさんが入室されました。 『(たまには趣向を変えて)』 [Wed 7 Dec 2005 21:15:17]
お知らせ > ミニュイさんが帰りました。 『( カミサマ が マタ 頁を 捲ル ... )』 [Wed 7 Dec 2005 01:35:45]
◆ミニュイ > カゼ 、 泣イテル (雲の影が通り過ぎる) オツキサマ 。 落トシタカラ (悲しいのだろうか?ハッ、ハッ、と犬のよに舌を垂らし、浅ましい吐息の間に言葉を紡がん。――やはり、不透明。知らない匂いの風の中で、明日には帰って来るよなんて不確かな事は云えず。ただ、人には成れ得なかった者は、鐘の上で遠吠えを。鳥が鳴くようにせん。人が神に祈るのならば。亡くした者に、ここにいると知らせる様に) [Wed 7 Dec 2005 01:35:21]
◆ミニュイ > (割れた石畳の上で、砂と砕かれた破片が風の形を露にすればとぐろと巻く。ざりりと鼓膜を震わす其れに、髭がしわりと動いた。蜘蛛が脚を広げるようだ) カゼ ? (目を細めた。猫のように、瞳孔が細く細くなれば血生臭い。バタバタと煩い程、視界の端で己がマントが靡く。赤子が啼くような声がする。猫が首を絞められるような声がする。あれはきっと、すべて風。でなければ、あの世と間違えたのだろうか。魂を亡くした者達が?夜は境界線を曖昧にするゆえ) ァ あ ぁ ア ァ (ウウ。と、喉で唸る。主を喪った獣には、少しばかり切なく思えた。還りたいのに、還れない事と。逝きたいのに、逝けない事。どちらが辛いものなのだろう) [Wed 7 Dec 2005 01:28:34]
◆ミニュイ > (おうおうと啼くのは、風が天空か其れとも、死者か)――…。(ぴくり、と。マントの下で丸耳が蠢いた。其の一寸後、眼球が動く。音を辿るよに。鐘の内側で闇が渦を巻き、あふれ出る。頭を垂れた墓石を見回せば、まるで彼らが鐘にむかって祈るようだ。否、許しを乞うよに。或いは、跪くよに。星は見え無い。あんな、寒々しいものは、此処には侵入しない。純粋な安息を求める地)ナニ。居タ。(牙が舌の邪魔をして。カタコトゴは更に不恰好になった。何か居る?そう云いたかった) [Wed 7 Dec 2005 01:20:10]
◆ミニュイ > (其れを裾が翻るよに、世界が色を変える。強引な風によって、) _____.... (頁が捲られる音がした。神の指先により、今日はとっくに昨日の時間。濡れた舌で乾いた鼻先をぞろりと舐める) ァ ア ァ ゥ (獣の言葉が、闇に刺繍を織り込まれた。まばらな墓石は歴史のよに、其の脆さを曝け出し案山子のよに途方も無く夜の前に佇んでいる。其の中央。死者を迎える鐘の上。其の屋根に奴隷の影が在った。―――、否、今はギルドの命により、鐘の番) [Wed 7 Dec 2005 01:14:48]
お知らせ > ミニュイさんが入室されました。 『( 死 ガ 降リ積モル )』 [Wed 7 Dec 2005 01:09:04]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Sun 4 Dec 2005 12:47:23]
◆イデス > (大きな背中は、やがて近くの雑木林に消えた。) [Sun 4 Dec 2005 12:47:22]
◆イデス > (気にしなくなったら、) (…其れは考えないでおいた。) (「こう云う人が死にました」と云う印から手を離す。魂の家になっていないのならもう用は無い。) (巨躯はまた別の墓石に触れながら、ゆっくりと歩き始めた。) [Sun 4 Dec 2005 12:44:37]
◆イデス > (訝しげな参拝者の視線は気にしない。どうせ服装がどうだとか、口調と性別のギャップがどうだとか云う類のものだろう。) ヴェイトスもまだまだそンなのを気にするのが居るのね、 (そちらを見ないままに呟いた。 巨躯には彼らの気持ちを余り理解出来なかった。) [Sun 4 Dec 2005 12:39:20]
◆イデス > (じりじりと寒く――多分寒い、のだろう――なってきた。 贋物の身体では、少しひんやりと感じるかな、と云った程度。肉体は、魂に纏った服のようなもので、其れを受け止める器では無いから。) (ひた、と墓石に触れてみた。温度が無いような冷たさ。) …、 (舌打ち。) 空っぽ。 (昼飯にはならないか。) [Sun 4 Dec 2005 12:34:47]
◆イデス > 天気悪いわねェ。今は朝? 昼? 夕方? ――ちょっとは明るいから夜ッて事は無いわよねェ。 (ぺた、とサンダルの足が石畳の道を歩く。墓標で作った迷路を行くように。) [Sun 4 Dec 2005 12:29:12]
お知らせ > イデスさんが入室されました。 [Sun 4 Dec 2005 12:25:03]
お知らせ > ジョウンさんが帰りました。 『 ……… 』 [Sun 4 Dec 2005 11:35:03]
◆ジョウン > (ただ―― 人の生き死にが、常に傍らにあったような。そんな気がするのだ) ……臭いが (だって、死の臭いが――こんなにも、懐かしく感じられるのだから) [Sun 4 Dec 2005 11:34:35]
◆ジョウン > (振り返り、町並みを眺める。冬の日差しに照らされた石造りの建物たちが、不意に―― 墓標に、見えて) ……く。(目を押さえる。幻視だ。本物じゃない) 墓守だった…というわけでも、なさそうなんだがな。(立ちくらみのようなホワイトアウト。震える声で呟いて) [Sun 4 Dec 2005 11:33:16]
◆ジョウン > (幾つもの墓を眺めていると、心の何処かが妙にざわめくのを感じた。何か――) …何か、あったのか、俺には。(墓に関わる、何か。濁った白に塗り潰された記憶の果てを、墓石越しに眺めやる。…答えは、出なかった) [Sun 4 Dec 2005 11:30:19]
◆ジョウン > (整然さはなく、漫然と並べられたその墓標は数え切れないほどで、その下には同じ数の人間が眠りに就いているに違いないのだ) ……死人が多いのか、それとも、単に歴史が長いのか。(どちらだろうか。小さな岩に腰を下ろし、取り留めのないコトを考える) [Sun 4 Dec 2005 11:28:24]
◆ジョウン > (風が、木々を揺らして通り抜けていく。墓地の片隅にある小高い丘の上、町並みを眺める一人の男が、昼前の柔らかな木漏れ日に眩しそうに目を細めた) ……墓、か。 [Sun 4 Dec 2005 11:25:48]
お知らせ > ジョウンさんが入室されました。 『 ざ、あ―― 』 [Sun 4 Dec 2005 11:23:47]
お知らせ > リリーさんが退室されました。 [Sat 3 Dec 2005 15:09:36]
◆リリー > ( ――…涙目になった目を きゅ、と瞑る。 優しい 春のような風が流れた気がして 目を開ければ 墓地の入り口だった。 ) …あ、 ( ぽかン、 ッて口を開いて間抜け面。 ) あれ、れー…? ( まるで魔法の終わりみたいに 呆気無く。 さっき入り込んだ森は少女の後ろに 今も変わらず闇を抱き締め 後方に在った。 ) あれれ、れ――…? ( 訳判らず首を捻った。 …けれど、ここに居る事がもう怖くなったから。ゆっくりと ゆっくりと 街へと駆けよう。 ――…悪戯な墓地の子供が 笑っていた事なんて気付かずに。 ) [Sat 3 Dec 2005 15:09:34]
◆リリー > ( 沢山の石と 沢山の十字架。 一部分だけに固まって 其処だけ世界から孤立したかの様。 ) どうしよう。戻ろうかな。 …でもでもっ、 もっと奥に行っちゃったらどうしようっ? ( 言葉が声になる。何の音も無い静寂の中が耐えられなくて、 精一杯の音を。 ) も、もしかして ここが不思議の国? やだやだっ、 想像してたのと全然ちがうもンっ。 ( お化け屋敷の様な御伽の国なんて 有っちゃいけないと思う。 …きょろきょろ、と忙しなく辺りへと目を遣り。 必然的に ちらりちらり 目に入る其の十字架を見る度 涙目になった。 ) [Sat 3 Dec 2005 15:01:23]
◆リリー > ―――――――― こんなのなかった よ。 ( 緩やかな道の先に 大量の十字架。 腐った木で出来た ぼろぼろの十字架。 昔のお墓のような其の場所は 何か出て来そうで、 恐ろしくて。 ぞわり、 全身に鳥肌が立った、ような気がした。 ) …うう、嘘だあ。なかったもン。なかったもン。 道まちがえちゃったのかな …。 ( 誰かに話しかける様に云った。 甘えるような口調は 誰かに助けてもらえるおまじない。 …誰かが居たらの話だけど。 ) [Sat 3 Dec 2005 14:54:55]
◆リリー > ( 「世界は怖い場所」 其の言葉を模った様な場所 だと思った。 明かりが照らしているはずの時間も、此処では闇の中。 世界の暗い部分だけを 受けて 育った様な、 気味の悪い場所。 ) ふ、不思議の国はこういうところに …あるんだものっ 。 ( 薄気味悪い、人間が近寄らないような場所に。 恐る恐る足を踏み入れた事が 今となっては懐かしい。 ――… さっきまで歩いていた道に踵を返し、暖かな 太陽の下へ帰ろうとするのに 緩やかな道は 其れを拒む様に 立つ塞がる。 ) [Sat 3 Dec 2005 14:52:03]
◆リリー > ( 太陽が高々と昇る様も 此処からだと見えなかった。 墓地の奥、 闇の部分を切り出した様な其の森には。 ) [Sat 3 Dec 2005 14:46:28]
お知らせ > リリーさんが入室されました。 [Sat 3 Dec 2005 14:44:27]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 [Fri 2 Dec 2005 14:29:25]
◆水蓮 > ( 暫く探して見つからなかったらしく、人形ご帰還。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:29:23]
◆水蓮 > ( 曇天だからよかったものの、晴天ならばこんな日傘、たいした意味も成さずに人形はあっさり倒れて、暫くすれば昇天したかもしれない。 別に夜でもよかったけれど、いやなに、探すのに時間がかかって、夜が明けたらべりーばっど、おーまいがっ、な感じになってしまうから。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:29:03]
◆水蓮 > ( 目当ての誰かのご住所は、はてさて知らぬ模様でずったらずったら歩き回る。 土の下のあんたよう、どこだい、てな具合に。 なぁに、どれだけ時間がかかっても、別に問題ナッシング。 もともと足は棒だから、これ以上棒になることもない。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:27:43]
◆水蓮 > ( 日傘を差した人形が、足を引きずり、歩いてく。 わざわざこんなところまで、よくまあ来たもんだ、何事もポジティブライフ、あはははいはい、ご苦労様で。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:24:08]
◆水蓮 > ( ――ざっ。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:22:09]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Fri 2 Dec 2005 14:22:03]
お知らせ > 墓守さんが帰りました。 [Wed 30 Nov 2005 20:01:29]
◆墓守 > ( 知れば一介の墓守の、些細な日常は崩れてしまうことだろう。 ) ホント? うわぁ、歌っている間に合いの手とか入ってきたら面白いな。 ( 夜の墓場で人外の大合唱。さぞや付近の皆様には奇妙がられることだろう。 ) ( 振られればつられるようにコチラも手を振って。少し背中見送れば、すぐに宵闇に消える。本当に灯りをもたせなくて、大丈夫だったろうかと杞憂したものの、こちらも早々に作業を終わらせねばなるまい。本格的に夜気がはびこってきた景色見れば、長く喋っていたのだと気づき。一度身震いして、墓守は作業を終わらせるためさくさくと引き返した。) [Wed 30 Nov 2005 20:00:41]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( やがて消える 夜の帳の、向こう側。 )』 [Wed 30 Nov 2005 19:44:29]
◆ティエン > ( 「 こわいもの 」 が自分で言っている事なんだから、きっと確実。 そんな種明かしは、きっと 知らない方が平和なこと。 ん、と。 やっぱり、少し偉そうに頷いてみた。 安堵のようなものも、含めて。 ) それは、いいな。 そしたら、寂しくは無いだろうから。 此処の子達は、賑やかなのが、好きだったしね。 ( 刺し召したのは、自分が参っていた墓碑。 他の人たちは知らないけど なんて付け足して。 歩き出す、前に ) ――… ん。 そっちもね。 ( ばいばい と。 手を振る。 生きた誰かがいることに安堵しながら 死者の世界 その区切りを後にする為、歩き出そう。 ひらひらと、更ける夜闇に 白い影。 冬の風に靡くものが ひらり 揺れて ) [Wed 30 Nov 2005 19:43:32]
◆墓守 > え? ( 忠告のような、提案のような、偉そうな口調に、一瞬きょとんとして。「こわいもの」なんて思いもしていない青年は、その後表情崩し ) うん、心配ありがとう。夜の墓守は正直こんわいものね。陽気な歌でも歌って、遠ざけとくよ。 ( 半ば冗句含めて。 断られれば別に気を悪くすることなく頷き ) そう、じゃあ気をつけてね。 ( にこり、どういたしましてと返して。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:36:44]
◆ティエン > あ。い、いや ね。 ほら、少しくらいは、知ってた方がいいのかなーって、思ったし。 ( 感情は、ある程度伝染するもの。 あわあわ、つられたみたいに、手を左右に振った。 ) うぅん。いたんなら、嬉しいかもってだけだから、大丈夫。 ――…あんまり遅くなったりすると、怖いものに会っちゃうかもだから、逃げ足の準備は、万端にしておくといい。 ( 立ち向かおうだなんて、思わない方がいい。 見上げる位置の、その先に 忠告でも何でもない、それこそ冗句めいた言葉を向ける。 ―…そんなことを言っている己こそが、「 こわいもの 」 だとしても。 ) ん。そろそろ、行く。心配、されちゃったしね。 灯りは、いいよ。直ぐに着くから 平気。 ( 風邪なんか引いたりしないから、申し訳ないくらいだけど。 実情は口にしない侭で、ひょこり 道化た仕草で肩竦めて見せ。 大丈夫の代わりに ありがとうを、そっと 唇に乗せた。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:25:13]
◆墓守 > ( どういたしまして、と暢気に返せば。 ) わ。うぅん、気にしなくていいんだよ。 ( ぐんなりへたれた様見て慌て、手を左右に振る。 ) そう? 役に立てなくてごめんね。 ( 微か苦笑して。提案受ければ、視線を上げて黙考。 ) うーん、そうだねぇ。もう少し散らばっているのをかき集めたら、切り上げるよ。 ( 辺りを見回しつつ言って。視線お年 ) あなたはそろそろ帰る? 夜道くらいし、心配なら灯を貸すけれど…。 ( こんな少女一人を夜道帰らせるのは危ない。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:17:50]
◆ティエン > た、多分、ねー…っ やってみないと分からないけど、や、やらないもの。 ( 幽霊なんて、いないんだから。 ――…そう言ってしまえば、おかしな話。御参りしているお墓の中には、幽霊になってから出会った子達が眠っているから。 ―…一般的な悪霊より、そのイメージが強いせいで。 落ち込みの崖から這い上がる頃には、上げた顔も少し柔らかくなってたと思う。 ) ……ん。怖い子ばっかりじゃ、ないしね。 ( 励ますような心遣いは伝わってきたから、こっくり 頷きで返した。 ) ……あ ありがと、ぅ ? …ちょっとね、長く間が空いちゃったから。 ( まるで労わるような視線を向けられて 途端、戸惑ってしまう。 ぐいぐいとフードの端を引っ張りながら、口元だけが、ぼそぼそ 早口で、お礼じみたことも言う。 ) ぅ。ご、ごめんね。 今度は、ちょっと 勉強してみる、かも。 ( どちらかと言えば、小振りの花を集めた花束。 名前は、やっぱり分からない。 日常的な知識は、やっぱりまだまだ欠けている。 ぐなりと萎れた侭で、返答を聞く。 ) そっか。なら、いいんだ。 ぁ、ふ、深い意味がある訳じゃ、ないから。 ( 訪れる心当たりといえば、同じ依頼をこなした人たちか 依頼人だった人か、そのくらいだから。 ――…その内の一人とは、前にばったり会ったこともあるのだし。今更確認することでもない。 ふるっと頭を一度振り。 ) そろそろ、貴方も切り上げないと、冷えちゃう、かな。 ( つるべ落としの季節は過ぎても、日暮れはもう、早いもの。 冬支度に身を包んだ彼を見上げて、かくり 首かしげた。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:09:41]
◆墓守 > ( 硬い雰囲気が若干和らげば、ふふ…と小さく口元綻ばせ ) ぼくに勝てるの? ( 胸張る仕草が可愛い、なんて思いながら。くすくす可笑しそうに笑った。しかしその後何故か落ち込む少女に、不思議思い。) 大丈夫、それならホント幽霊なんてへっちゃらだよ。 ( めげた子供を励ますように、明るく言って。逆効果にならなければ良いが。) そう?でも此処でいっぱい話してたものね。 ( おつかれさま、と目を細め。 ) そうかぁ、可愛いって思ったから、ちょっと知りたいなって思ったんだけど…… うん、それならいいや。 ( 菊だとか百合とか、変に格式ばったものじゃないあたりがいいと他愛なく思ったもので。 ぽつり、こぼれた問い。少し惑い宿し) 此処、…って この墓碑のことかな? んん、ごめんね。此処、毎日来てるわけじゃないんだ。ぼくがいる時には、此処を訪れたヒトはみなかったよ…。 ( 少し眉根下げ。 [Wed 30 Nov 2005 18:53:48]
◆ティエン > ( 元々、刻の概念等は薄いものだから、時間に置き去りにされていたんだろう。 自分にしてみれば、数分のようで けれど流れる時間は、世界から置き去りの吸血鬼程、緩くも無い。 そんな自覚に、フードの陰で へなり、眉が下がるけど。 けど、和らぐ顔が見えたから 口元だけ、少し緩んだ。 ) ぅ、ん。結構。きっと、貴方にだって勝てるもの。 ( まだ仕草はぎくしゃくとして、物言いには、きっと 欠片の説得力も無い予感。 でも、少しだけ胸を張った。 ―…やっておいて、子供の虚勢と変わらない気がして 落ち込むまで、後三秒。 ) ……ん。 寒くなってる、ものね。 葉っぱも落ちる季節だ。 ( 引いた場所。 ぽつんと、花だけが残る場所。 その周辺を手際良く片付けていく姿に、それなりに慣れてるんだな、なんて。無体な感想はぼんやりと。 ) ……わたしの挨拶も、後は お別れだから、平気。 ……花の名前は、良く知らないんだ。手向けだから、白いのを御願いって、育ててる人に分けてもらったんだけど。 ( 白い花。 名前は、良く知らない。 手向けになればいいって思って、選んで貰ったものは。 ――…自分で選ぼうかなんて、少しだけ思った。 ) ……此処、来る人…いる? ( そして。 ふと、思い出す。 縁者もいない墓だけど、訪れる人はいるのかって、振り返った。 ――…自分で言ってて曖昧すぎる問いかけに、やっぱりへこたれるのは、お約束。 ) [Wed 30 Nov 2005 18:32:44]
◆墓守 > ( 何度か、気になったのは事実。一時間もその場に佇む墓参り客は、頻度は少なくとも思いつめるヒトが多いから。 たどたどしくも、少女の懸命な対処法聞けば、可笑しそうに表情和らげた) あはは、全力疾走したら速いのかな? ( ブリキ人形とまでは言わないけれど、硬直寸前の動きを見れば、やはり身体が冷えているのだろうかと勘違いし。 ) うぅん、落ち葉は主に並列してる樹の周辺だから…。墓石周辺は少ないから大丈夫だよ。 (けれど、譲られたなら。手早く、まばらに散っていた落ち葉、こちらにかき集めるか。 可愛らしい小さな花束は、よく少女が持ってくるものに合っていて。) ありがとう、もう大丈夫だよ。 ( 墓碑前から一歩引き。どうぞ、と柔らかく譲った。) …これはなんの花? (視線落として、風にゆるく靡いている小さな白い花束を見る。) [Wed 30 Nov 2005 18:09:41]
◆ティエン > ( 夕暮れ前からいたのだから それなりの時間は経っている。 最初からとは思わなくても ぼうっと佇む様を見られていたと思うと 何だか奇妙に、気恥ずかしい。 ぐし と、フードの端を、引き下ろす。 赤くなったりしなくても、あんまり見られたい顔じゃない。 きっと。 ) ――…ぅ。 そ、それはっ、大丈夫だと お、思うけど なー……っ いざとなったら、逃げるもの。 ( びくり。 覿面に一瞬硬直するのも、実情を前提にすれば、笑い話。 うろうろ 視線が彷徨って 悪戯な気配が今は沈静しているのを確かめるように、巡った後。 ぎしり 錆び付いた音のしそうな仕草で、彼の方へと向き直った。 穏やかな笑みと、冗談めいた物言いを前に 言い募る言葉は、言い訳じみるけれど。 ) ……お、お仕事邪魔なら、退くかなー…… ( ぎくしゃく、数歩 墓碑から離れる。 人なら、かじかむ手足の動き。 吸血鬼は、単に人前が慣れないだけ。 墓碑に比すればちっぽけな 白い花束に、墓碑前の座は譲る。 ) [Wed 30 Nov 2005 17:54:24]
◆墓守 > ( ほぅと意識を飛ばしていた彼女の焦点が、現実に定まる。 仄かに微笑んで ) うぅん、気にしなくていいよ。 でもボーっとしてると、此処の退屈な住人が悪戯してくるかもしれないよ? ( 軽く冗句めいた口調。逢魔が刻の時間帯ともなれば、悪質な霊が出ないとも限らない。) [Wed 30 Nov 2005 17:48:20]
◆ティエン > ――… あ。 ( 赤い朱い景色は無くて 今日は何処か、薄曇り。 地平の彼方はもう 群青から宵闇の黒に染まってきている。 夕刻が過ぎて、夜に至る途上の世界に 引き戻された気がして 瞬きを、一度。 ゆらゆら、白いフードが振り返る先に 箒を携えた人影ひとつ。 ) ……ぁ、ぅ。 ぅ、ん。ご、ごめんなさい。 …ごめんって言うのも、おかしいの、かな。 ( 遠い夢想は 地に足をつけた現実へとかえってくる。 今日の空 頬を撫でる風の冷たさ。 意識していなければ忘れてしまうそれらを思い出して ぎくしゃく頷いた後。 へなりと頭を傾かせて 一度、墓碑の方を省みた。 ―…死者は、取り合えず 何も語らない。 けれど 彼の言う事も、ありえなくは無いだろう。 誰かが痛むのを見るのなんて、彼らは嫌いだったろうから。 ) [Wed 30 Nov 2005 17:35:20]
◆墓守 > (少女より離れた箇所。箒で終わりのない落ち葉を掃いていた青年は、先ほどからずっと佇んでいる少女に気を留めていた。) 死者を偲んでくれるのは彼らも嬉しいだろけど、もう日が傾きかけている。 あなたが風邪を引いてでもしまったら、彼らは心配するよ? (目を細めて。今日は天気も宜しくない。少女が吸血鬼だと知らない青年の墓守は、普通に気になってしまった。) [Wed 30 Nov 2005 17:28:29]
お知らせ > 墓守さんが入室されました。 『「お嬢さん、そんなところにずっといると身体を冷やしちゃうよ?」』 [Wed 30 Nov 2005 17:22:17]
◆ティエン > ( ――… 百年でも覚えていられるから だから、此処に来る事は出来る。 代わりに、いつか終わりが訪れたとしても 同じ場所には、決していけない。 考えてみれば当然の事。既に終わりの理を終えてしまった身に、二度目の彼岸は許されないのだから。 次の終わりは、消えるだけ。 なら ) ……だって、いる間に出来る事、やらなきゃね。 わたしに次は無いんだから。 ( 輪廻の概念なら、次の命があるのかもしれない。 遠い天国があるとすれば 懐かしい人たちに会えるのかもしれない。 けれど、それは遠い幻。 存在したとしても、死んだ後に重ねた時間なんて、消えて終わって それでおしまい。 ――… 他愛の無い事だ。 そもそも、終わりの続きなんて、本当にあるかも分からないんだから その先を想定するなんて、馬鹿みたいじゃないか。 きっと いつかの白猫がいたら 後ろから飛びついて、チョップ連打だ。 ころころ 鈴の笑い声。 優しい色の幻視は 閉じた瞼の裏。 瞼を開けば そろそろ暮れる、夕暮れの世界。 ) [Wed 30 Nov 2005 17:17:31]
◆ティエン > ( 日々が過ぎていく中で、思い出す回数は少なくなっている。 意識の表層に上らせて、ふとした感傷が過ぎる回数も、減っている。 けれど、それは忘れると同義じゃない。 思い出さない記憶は 変わらない侭眠り続ける。 幾度も引っ張り出してしまえば、いつか磨耗してしまうけれど。 仕舞いこんだ欠片は、思い出さないからこそ きっと、ずっといてくれるから。 ) ――… 此処にいる間は ちゃんと、来るよ。 だって 楽しかったものね。 ( 哀しかったからじゃない。 時間軸も世界の理も、全て無視した無茶苦茶な一時が きっと、楽しかったからだ。 だから、忘れたくないと思うんだろう。 ――…自慢じゃないけど根性無しの自覚はある。哀しいだけなら、きっと 何回もぐじぐじ思い出して いつか、忘れてしまうんだろう。 良いのか悪いのかは、ともかくとして。 そんな風に考えてしまえば、やっぱり ちょっと情けないけれど。 かっくり肩を落としたら いつかの笑い声が耳元を掠めていく気が した。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:52:19]
◆ティエン > ( 全部を知ってる訳じゃない。きっと、どんなに時間をかけたって、全部になんて辿り着けないのだから。 だから、知っているのは欠片だけ。 触れれば消えてしまうくらいの、小さなそれだけ。 最初から触れる事なんて出来なかった時間の一片が 今は此処にあると思えるから。 だから、そっと目を閉じた。 ) お菓子も、持って来た方が良かった、かな? …ごめんね。あの時も、一緒に食べられなくて。 ( この身体は、固形物を受け付けない。 だから、御相伴出来たのは、お茶だけ。 ――… それだって、一人で飲む味気ないお湯より、ずっと美味しいなんて感じられたのは、きっと錯覚。 けど、その錯覚が 大切なものなんだろう。 実感は、何処までも淡くても。 巡る回想 いつかも思い出。 ハロウィンのお祭り部分だけを抜き出したような館と、其処に居た子供たち。 触れ合うことなんて出来なかった誰かの名前。 お茶会の準備に奔走したり、最後までお付き合いしてくれた、黒猫さん。 …大丈夫。ちゃんと、覚えてる。 拾い上げた記憶の欠片を、そっと 意識の海に落とした。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:47:48]
◆ティエン > ( 墓碑の前で立ち止まる。 見慣れたという程、訪れている訳じゃないと思う。 日々がめまぐるしく過ぎている間は 思い出してもいないと思う。例え忘れていなくても、意識の表層に上らせる事は、少なくなっている。 ――…たった数日の邂逅。 最初からありえなかった出会い。 触れる事の出来ない夢幻は それでも、確かに存在していたと。 それを示すような記念碑が この墓碑なのだから。 抱えてきた花束を、そっと 墓碑の前に置いた。 花の種類なんてそんなに詳しくないから、白いのばかり集めて貰ったけれど。 好きな花なんて、知らないんだから仕方無い。 好きなものは、少しだけ知っているけれど。 ティー・パーティーに、手塚理の焼き菓子。賑やかなおしゃべりに、他愛無い悪戯。 きっと、そんなものが大好きだった、当たり前の日々の欠片が この下には眠っている。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:31:10]
◆ティエン > ( 墓碑の海を抜けた先 緩々となだらかな傾斜の先。 ほんの少しだけ、他の碑を見渡せる場所に、それはある。 墓碑のような 記念碑のような。 記念と言ったらおかしいのだろうけれど 誰にも知られずに消えてしまった子供たちが、確かにいたのだと、この世に刻み付けたような。 そんな風に言ってしまえば、記念でも間違いじゃないんだろう。 ――… 酷い感傷だって自覚はあって、やっぱり口元は歪む。 笑みと言うには、どうしたって苦い。 苦味だけにするには、甘過ぎる。 だから ) ごめんね。何か、最近めまぐるしいんだ。 ちょっと、お祭りの時期は外しちゃってるけど、大丈夫 かな? ( お祭り。 ハロウィンも、聖誕祭も、丁度一か月分は遠いから そんな半端な中間地帯。 場所の時刻も、何処までも曖昧な。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:16:35]
◆ティエン > ( 日中と言うには盛りは過ぎて、夕暮れと言うには斜陽の足りない。 そんな、曖昧な区分でしか無い時間。 昼の賑わいは通り過ぎ 夜の喧騒はまだ遠い。 奇妙に乾いた静寂の落ちる、狭間の刻に ふらり 墓地に足踏み入れた、白外套。 陽光には馴染めないから、これくらいの時間で丁度良い。 真夜中と言うには、早過ぎても。 ) 何だかんだで、久しぶりー…だよ、ね。 ( 墓地に訪れることがじゃなくて。目的を持って訪れる事が。 ――… 随分無目的にふらついてるなって自覚して、たは と、息を抜くような声がフードの陰から零れ出た。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:01:40]
お知らせ > ティエンさんが入室されました。 『( 日暮れ前。 斜陽の掛かる墓碑の前。 )』 [Wed 30 Nov 2005 15:58:48]
お知らせ > 黒い外套さんが帰りました。 『( 怒りながら泣いていた )』 [Tue 29 Nov 2005 03:59:48]
◆黒い外套 > ( …でも。 生前の人がそんな顔を見せた記憶は一度もない。 ) …なんだったんだろう ね ? ( 見たのは そう―― ) ( 覚めてしまえば消えるものだから、今となってはあまり自信もないのだけれど ) [Tue 29 Nov 2005 03:59:30]
◆黒い外套 > ( 立ち上がって膝を払う。 赤と白の斑になった十字をそのままに立ち去りかけて ) …………こう云う事やっても怒るんだよな。 ( 散らかしたら片付ける そんな今にして思えば当たり前の小言は遠い昔の話。 結局ハンカチを取り出して、汚したものは元に戻す――内容は同じなのにこれも遠い昔の話。 どうして貴方はいつもそうなの、とかそんな〆だったと思う ) …… ( 今はそうじゃないよ? ) ( 人の目がなくて幸い、子供の自慢じみてひそり うまくもない笑みを滲ませて。 …相変わらずうまくは笑えない。 あんなに器用に表情を作れない。 ) ( 二度目の拭き掃除が終る頃 ) ( …何でこんな事やってるんだっけ ) ( ――…久々に夢を見たからか )( 死人だって夢は見る。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:57:06]
◆黒い外套 > ( 酸化を避ける為だろう、やたら確りと嵌まったコルクは行儀も何もなく歯で引き抜いた。 ) ( …こう云う事やると怒るんだよな ) ( 片膝ついたまま、腕を伸ばして瓶を傾ける。 緋色が白亜にかかって 染め上げて、 ) ( ――…今年一番の なんだってさ )( …そう云えば酒は呑めなかったっけか )( 飲んだ事がなかったんだっけか? ) ……………… ( 何れにせよ、些末を問わない世界に多分きみは行っている ) ( 確認は絶対できないけれど。 ) ( 縦に伝い地へと流れ染み込む緋が止まって、何時しか瓶は空になっていた ) [Tue 29 Nov 2005 03:47:40]
◆黒い外套 > ( …。 ) ( …………。 ) ( 白くなった墓標 ) ( 終いには掌まで汚れた両の手。 申し訳程度に数回擦り合わせてみるけれど、戻ったら石鹸で確り洗わないとだめだろうとは予想通り やたらと尖鋭した爪の間が面白い事になっていた ) ( …まあ それでも。 十字はきれいになったのだし良しとして ) ………失礼する。 ( 先程の言葉をもう一度。 今この時だけ、矮小な頭の中に於いてのみ、此れは知人の墓碑となるから。 ――…墓に入れなかった人だから 回想の間だけ場所を貸して下さい と ) ( …つくづく「視えなくて」良かったと思った。 もし視えたら 聴こえたら、きっと不満か苦情で敵わんだろう ) [Tue 29 Nov 2005 03:41:01]
◆黒い外套 > ( 見れば見るほど十字架は薄黒く汚れていて、思わず指を伸ばして縦に走らせた。 墓碑に一条白が浮かぶ ではなく ――…発掘された とか。 ) …白亜とやらも台無し。 ( 打ち捨てられたそれにへんなり笑って、そのまま地に膝ついて「発掘作業」を続けた。 少しずつ元の白さを取り戻す十字 ひとこすりごとに黒く染まる指の腹、 ) ( ばかな事をやっているとは思うけど ) ――…仕方ないわな。 今日は貴方が代わりなんだから。 ( それきり黙して続く作業、奥の雑木林で夜鳥が何ぞ鳴くのは奇行じみたそれへの警告か嘲笑か どっちだって構わない。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:30:34]
◆黒い外套 > ( そんなだから、屈み込んで献花の段階になっても石に刻まれた件の人物の情報からは敢えて目を逸らした。 人任せだから当人は知らぬ事、とは言え束ねられた花に託された言葉が例えば「変わらぬ愛」だとか「慕情」だとか聞く方が困るようなものばかりだったり、そう云う時に限って墓の主が『享年48歳筋骨隆々なブラティリア男性』とかだったら何かと南無すぎると思う。 色々危険な崩壊の序曲。 ) ( だから知る必要はない。 断言した。 ) ( それも置いて――花の束は名前の辺りを隠すように置いて。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:22:19]
◆黒い外套 > ( …。 ) ( まじまじと赤目が墓標を見下ろした。 お世辞にも手入れの行き届いたとは言えない土埃に塗れたそれは墓守の手でしか状態を保たれていないのだろう、関係者も死に絶えたか 忘れられたか 案外古い墓なのか。 足元を調べれば名前も中の人が召された時期も判るだろうけど ) ( そこまで興味はない。 ) ( 知らぬ人への墓参り――時折こんな事をやらかす。 前は残暑の頃だったろうかと記憶もおぼろ。 ひょっとしたら前回献花をしたのもこの墓標かも知らん ) …失礼する、……何処の誰かも知らない人。 ( 足元にカンテラを下ろした。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:15:40]
◆黒い外套 > ( 細い月の落とす白々と冴えた光に影伸ばした黒い外套。 右手には申し訳程度のカンテラ、左手には――何某かの花の束と何某かの瓶。 相変わらず植物には詳しくないから何の花かは知らない、ただ季節のものとだけ指定をして適当に見繕って貰っただけの。 ) ( もう一方は近づいて見るか、或いは闇見通す目を持つ者ならばその必要もなく、今年のラベルの貼られた酒の瓶だと認識できよう。 葡萄で出来た今年の酒 ) [Tue 29 Nov 2005 03:06:44]
◆黒い外套 > ( そのまんま真っ直ぐ南下してきました )( それはさておき ) [Tue 29 Nov 2005 03:00:17]
お知らせ > 黒い外套さんが来ました。 『( 十字の形した墓碑の前 )』 [Tue 29 Nov 2005 02:58:53]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Mon 28 Nov 2005 23:56:31]
◆ジャスティス > さ、て……と。 (祈りを捧げた後、押し込められた様な窮屈な区画を見渡しながら、墓地の出口を目指していく……) [Mon 28 Nov 2005 23:50:40]
◆ジャスティス > うーん、やっと運んできた死体埋め終わったと思ったのに……。 (ぶつくさいいながらも、手際よく遺体を埋めていく。なんとも嫌なスキルだ) ここもなんとかしないと……ってこれだけ人口多ければどうしようもないわね。 (墓守さんたちに今度差し入れでも持っていこう) ゆくゆくアザリーがひとり立ちする際には是非ここの教会に……。 [Mon 28 Nov 2005 23:35:52]
◆ジャスティス > この人の執念か、それともそこらへんの悪霊にでも憑依されたか。つま先でつんつんつっついて、用心のためにもう一撃食らわせようかとも思うが、故人がかわいそう、ということで、そのまま木切れを使って頭のひしゃげた遺体に土をかぶせていく) [Mon 28 Nov 2005 23:28:34]
◆ジャスティス > たまに……あるのよね、こういうこと。 (ゾンビ化、ネクロマンシーで呼び起こされた、というわけでもなさそうだ) 大丈夫、よね? (周囲に変な人影とかいないかときょろきょろと見回して) [Mon 28 Nov 2005 23:21:21]
◆ジャスティス > ……ッ! (心臓が早鐘のように打つ。振り下ろしたばかりのメイスの柄に力を込めながら、不意に地面の下から飛び出した死体の腕と、ひしゃげた頭部を見つめる) ………… (動く?まだ動く?大丈夫?OK?) ふぅ……。 (びっくりした) [Mon 28 Nov 2005 23:17:55]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『メコッ!』 [Mon 28 Nov 2005 23:15:49]
お知らせ > ホワイトロリータさんが退室されました。 『( 曖昧な現実の中では 何も、見えない ――… 。)』 [Mon 28 Nov 2005 16:59:20]
◆ホワイトロリータ > ―――…、 ( 淡い期待は胸にだけ忍ばせ、 方向転換。 ――…己が来た道を戻る様に 歩む。 今は、良い。今を生きれば良い。 其の時が来れば判るはずだ ――…己がすべき事。気づいた時には 手遅れかも知れないけれど。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:58:22]
◆ホワイトロリータ > ( ――… 背中に生える翼は真白だけど 己の目で見遣る世界は闇の色。 太陽の光は眩しくて 目を開けていられない。闇に輝く月の欠片ですら ―――… 恐ろしいほどに 綺麗で完璧な 光 。 ) …―――私もお姉さまと同じ所へ行き着くのかしら。 ( 孤独の先に有る世界。誰もが全てを忘れる世界。 ――… 其れはとても哀しくて 辛い世界。 ) ( 両手見遣っていた瞳は、 墓地の方へと遣る。 ――…姉の名は無い。 だから、期待する。後で後悔するのは己だと、判っているのに。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:54:59]
◆ホワイトロリータ > ( 半端者 と云う運命は変える事は不可能だと思う。けれど、未来は―――…若しかしたら 輝ける空の光程に素晴らしい物に変える事は可能なのでは無いか。 …淡い期待は 己の両手見遣って消えた。 ) …変える事が可能ならば …お姉さまは 消えなかったンだわ。 ( 半端者として生まれ、育った先に在るのは ―― 消滅と云う名の終焉。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:48:51]
◆ホワイトロリータ > ―――… 運命は変える事が出来るのかしら? ( 佇んでいた半端者は 不意に口を開いた。 ――… 辺りに在るのは 無機質な感情無き十字架達。 言葉も無く 息吹も無く。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:45:28]
お知らせ > ホワイトロリータさんが入室されました。 [Mon 28 Nov 2005 16:43:51]
お知らせ > ウォンカさんが退室されました。 『(――What am I ??――)』 [Mon 28 Nov 2005 00:53:19]
◆ウォンカ > 其れなら、 ョゥ。一つ、交換条件だァ?―――なァ?(闇に向かって)(投石、一つ。) (魔の知りえぬ、知らねばならぬ、されど―――「 生まれた 」時から、知っているのやも知れぬ―――疑問を。投げかけん。) [Mon 28 Nov 2005 00:46:46]
◆ウォンカ > (妄執の凝固)(其れ、だッた―――) ………、だァら、 ョゥ。 俺ァ、耳ィ、二つしかねェンだ。 其れに、理解する脳味噌ァ、一つだ、一つゥ。(方々から飛び交う声に、呪怨に、―――鼓膜が破れそうになる。)(傍から見れば、―――独り言か。) [Mon 28 Nov 2005 00:44:03]
◆ウォンカ > どうしたァ、よゥ。(一つの、黒い闇が―――地面を這うよに、魔の足元。)(きゅぽ)(胡乱な魔の目に映るのは、黒い唯の闇。―――濁った、憎しみ、怨念、悲しみ、……其の塊としか。ごきり、首を傾げん)―――……あァ、あァ。 (闇から飛び交う声、声、声―――)(悲痛な叫びにも似た其れに、魔はやおら耳を塞がん。)……順番、順番にィ、 よゥ?(宥めるよに、栓の開いた瓶を振るう。) [Mon 28 Nov 2005 00:35:16]
◆ウォンカ > でもォ…―――キレイだァ。 人と比べりゃァ。(きゅぽ、と湿った音を立てて、手にした瓶から栓が抜かれる。揺れる琥珀の其れを、呷る。) (ごく、 ごく、 ごくり。)(喉を流れる酒精の香は、焼くように、じりりと胃へ―――、先刻喰らうた、貧民の骨が溶ける匂いが、した。) [Mon 28 Nov 2005 00:30:41]
◆ウォンカ > (魔たる魔には、―――死霊が視えた。)(今も、己の直ぐ近く、ふらりと彷徨う―――悪しき霊が。) ……汚れてンなァ。(くつり、噛んだ爪を青紫の唇から離せば、彷徨う死霊を眺めて、語散る。)(何故、視えるかは魔も知らぬ。――魔は、魔だと、未だ知らぬ。) [Mon 28 Nov 2005 00:27:25]
◆ウォンカ > (飽きた)(飽きたのだ、もう。)―――…… 天使様ァ、 見つかりァしねェ。 (魔は其処で呟きて、ぎちり、爪を噛みしめん。)(暗闇の中の、一つの墓石、其れにどかりと腰を下ろして。――くたびれた、古臭いホワイトタイに、手にしたる瓶は、酒精の香り。) [Mon 28 Nov 2005 00:19:10]
お知らせ > ウォンカさんが入室されました。 『(――It gets tired.――)』 [Mon 28 Nov 2005 00:17:24]
お知らせ > モノさんが帰りました。 [Sun 27 Nov 2005 16:43:48]
◆モノ > …それでは、また。 (静かな墓場。 小さな墓に挨拶すると、) (少年は帰路に付いた。) [Sun 27 Nov 2005 16:43:47]
◆モノ > (手に巻いた布は奴隷の印を隠している。) (合掌の間だけは、奴隷である事を忘れて、) (やがてすっくと立ち上がった。) [Sun 27 Nov 2005 16:41:44]
◆モノ > (回りには、十字の形より四角柱が多い。東の人が多く埋葬される区域。) (尤も、少年の居る辺りは、もう墓場と林の境なのだけれども。) [Sun 27 Nov 2005 16:34:51]
◆モノ > (粗末な墓――人の頭ほどの石があるだけ――の前へ、花の代わりに柿を供えた。) …………。 (しゃがみこんで、じっと手を合わせる。) [Sun 27 Nov 2005 16:31:53]
◆モノ > (くすんだ色の和装、裾が ひらり と翻る。) (少年が一人、墓場の隅っこへ。) [Sun 27 Nov 2005 16:26:53]
お知らせ > モノさんが来ました。 [Sun 27 Nov 2005 16:25:19]
お知らせ > アズライトさんが退室されました。 『( 溶けるような冬色に 気配も霞み、やがては 消える。 )』 [Sun 27 Nov 2005 15:20:09]
◆アズライト > ( この手が 触れる事の無いよに この声が、届く日も まだ ずっとずっと 遠い彼方。 罪には罰を 罰には痛みを 痛みは、悼みを 悼むならば、赦しを。 神聖の欠片でしかない気配は 地より立つ十字に気配を重ねる。 抱きしめるように、そっと。 弔われた魂は、もう 此処にはいない。 遥かの高みへと 意識を向けた。 見上げるに似た仕草の先 空は遠く 高く ) [Sun 27 Nov 2005 15:15:28]
◆アズライト > あなたは ゆるされた。 だから、 もう、 ゆるして、あげ な、さ い ( 風の干渉にすら耐えられない小は ノイズが混じる。 物言わぬ白亜は、当然の如く返答は無い。 象徴の墓碑も、沈黙を守る。 かつて 聖人を磔にした罪の証は 贖罪の形となって 今も、地に突き立ち続けている。 重なる、気配。 触れることは無い、指先。 ) [Sun 27 Nov 2005 15:06:56]
◆アズライト > ( この世界に触れた経験は、少ない。 生み出されてよりの年月も、広く名を知られた天の者達に比べれば 砂粒の一つにも満たない。 同じ御手に作り出された地の世界は 何処までも、天の律とは違うもの。 例えば、墓碑。 神の子の贖罪の証が、並び立つ小さな森。 触れる事の無い手を、白亜へと伸ばす。 ) [Sun 27 Nov 2005 14:57:47]
◆アズライト > ( 薄く淡く それは、霞にも等しいもの。 未だ世界に干渉する術を持たぬ、実体無き気配。 魂を形にするならば、藍鉱石の双眸を持った それ は、まだ干渉に至れない世界を 緩々見渡す。 存在しない網膜に刻むように。 その色彩を、覚えこむように。 ) [Sun 27 Nov 2005 14:50:22]
◆アズライト > ( 日差しは眩しく、白亜を照らす。 光の帯が、それこそ、まるで聖なる手向けの如くに。 降りるもの、落ちるものる 其処に紛れて、気配は漂う。 実体も無く、実態も乏しきものが 地に翳落とす白亜に、重なるように 其処に。 ) [Sun 27 Nov 2005 14:44:26]
お知らせ > アズライトさんが来ました。 『( 墓碑。 )』 [Sun 27 Nov 2005 14:43:16]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Fri 25 Nov 2005 20:50:42]
◆リゼル > ( ―― … 闇に赤い薔薇は 不自然な程。 血の様で、 其れから目を逸らす。 ) ――… 枯れた花 死者への手向け。 生きる花 生者の道具 … ――♪ ( とッ、 足音と混ざる。 足音消えれば、歌も消える ―― 。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:50:40]
◆リゼル > ―――… 叶わない夢なんて 消えちゃえば良いのに。 ( 世界に望む事は多い。神に望む事も 多い。 ――… 何故世界は平等に動いてはくれぬのだろう。 疑問を抱いた所で 明確な返答は無い。 ) … ―― 忘れない事しか出来ないけど 、 其れだけでも良いと 、 ( 彼女が云ってくれると良い。 ―… ぱさり、 薔薇の花束を 其の墓の前へと 。) [Fri 25 Nov 2005 20:45:57]
◆リゼル > ―――… 、 ( 何故慣れる事は叶わぬのだろう。――…思う事に 答える者など居ない。 思う事を 話す事さえ儘ならぬ。 … 胸の奥で もやもやと 白い霧が掛かる様に 居心地が悪い。 ) …、 ( いっそ 化物になってしまえれば楽なのに。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:40:25]
◆リゼル > ―――… 無事に 行けたかな 。 ( 苦無き楽園。全ての始まりの場所。 ――… 偽者の魂は 其処には辿り着けない 。憧れとも呼べる、園。 ) …――― 眠る花。揺れる花。 枯れて、落ちて、戻らない。 眠る花。揺れる花。 消えた花は、 もう目覚めない。 ―――… ♪ ( 口ずさむ様に 少しだけ。 ) … 、 ( 歌、止めれば。 ――…ハ、 息を吐いた。 胸の辺りが 痛む。 何も無い筈の其処が、 苦しくなる程。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:36:11]
◆リゼル > ( 木の枝の十字架が 墓地の片隅に、一つ。 ――… 其の前に 赤い蝙蝠羽が 独り。 ) ――――― 、 ( 真赤な薔薇の花束は 死者に贈るには適していないのかも知れないけど。 己の思い浮かぶ花は、是だけだったから。 ――… 己の贄となった孤児の少女へと 手向けの花。 … そうッと、 其の木の十字架の前へ。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:30:48]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Fri 25 Nov 2005 20:27:50]
お知らせ > リリーさんが退室されました。 [Thu 24 Nov 2005 11:13:48]
◆リリー > ( 駆けた先に在るのは、 今までの楽園では無くて ――…まだ灰色の 曖昧な世界。 ) [Thu 24 Nov 2005 11:13:47]
◆リリー > ( ――――― パキリ ッ。 ) ( 踏んだ木の枝の音が 死者の目覚めの合図の様に聞こえた。 ) ―――――きゃああぁぁぁあッ! ( 悲鳴。―木の枝に囀る小鳥さえ 逃げ出してしまいそうな。 少女は、 駆ける。駆ける ――…何処まで行けば帰れるのかも 知らぬけれど。 ) [Thu 24 Nov 2005 11:12:40]
◆リリー > ( ゆっくり歩む先に在るのは、この嫌な場所からの脱出口。 ―眠る死者たち起こさぬ様に、 ゆっくり。ゆっくり 足音をも殺す様に。 ) … っ 、 ( 行っていない筈の 呼吸が苦しい。動いていない筈の 心臓が痛い。 生命の証拠の 薇の音が かちり。かちり。 いやに響く。 ――まるで死者達を起こす目覚ましの様に 、 ) [Thu 24 Nov 2005 11:11:00]
◆リリー > ( 身体の中の薇が軋む様に痛む。 ――きちきち。きちきち。 死への宣告の様な 時計の音が聞こえる。 ) どうすればいいの。どうすればいいの。 ( 止まる事無い音。 ――存在の証明である筈なのに。 異様に鳴り響く音は 死神に子守唄のよう。 ――服の裾握り締めて、 歩いた。 一歩、一歩 ―…この薄暗い空の下には、 居てはいけな気がした。 ) [Thu 24 Nov 2005 11:07:55]
◆リリー > ―――…ねェ、 ( 蚊の鳴くほど小さな声を、訪れた参拝客へと。 ) ここはどこ。おとうさまはどこ。 ( 参拝客は、首を横に振った。其れの意味は理解できなかったけれど。 ――… ” 外は危ないから絶対に行ってはいけないよ。” 父との、――否、製作者との約束。 ) ( 破ってしまったから、楽園から追放された。あの幸せな、何でもある世界から。 ) [Thu 24 Nov 2005 11:04:32]
◆リリー > ( 初めて視界に映したのは 真白な部屋だった。こンな十字架だけが立ち並ぶ、奇妙な薄暗い所ではなかった。 ) ―――――、 ( 墓地の片隅で蹲る少女風貌は、 怯えた視線を周りへ向けた。 ――周りの木も、草も、十字架も、石も、空でさえ 全てが恐ろしく映る。小刻みに震えた身体 抱き締めて。 寒さから、恐怖から逃げる様に。 ) [Thu 24 Nov 2005 10:58:33]
お知らせ > リリーさんが来ました。 [Thu 24 Nov 2005 10:54:18]
お知らせ > リコリスさんが帰りました。 『( 墓守さんが発見次第、猟奇事件疑惑発生。※駄目っぽく。)』 [Wed 23 Nov 2005 05:56:50]
◆リコリス > まあ、前者は拝聴致すとしまして。( 聞くのか。) 取り合えず後者は却下です。却下、却下。( 三回言った。でも半分しか止める気無さそうだった。 この身を抱くのが死者の熱でも、帰路の道中、うたたねしない為には丁度良い。どうせ、糸が切れればそれも無駄なのだから。) ええ。淑女のたしなみとして、全力でお相手願います。( どっちが勝ったのかは、語らぬが花の物語である。 歪な支え合いの幻想は置き去りに。撒き散らした黒い緋色もまた同じ。) [Wed 23 Nov 2005 05:56:25]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(残る血塗れの十字架)(酷い落とし方)』 [Wed 23 Nov 2005 05:52:16]
◆ミカド > いいともっ!よろこんでっ…!ザッハトルテ君の寝顔の美しさや、儚さや、小鳥ちゃんの寝顔の可愛らしさや、危さ!特と語って差し上げよう。(己のネクロマンシー技能を使って、寝顔再現までするね!)(抱き抱えた腕の中。暖かな体温が、冷たい肌に仮初めの熱を与える。――懐かしい暖かさに微笑んで)―――まぁ、その前に。腕相撲などしながら、一眠りしようじゃないか。(夜風に外套を絡ませて、出口へと向う足。――カツコツ石畳を叩く足音が響き)見掛けと違って、案外ストロングボーイなおとーさまに勝てるかなー?(知らぬが仏的な悪夢を呟きながら――)(今は。今は ――― この甘い夢に浸っていよう。 縋っているのはどちらだろう。 誰も問わない、答えない。) [Wed 23 Nov 2005 05:51:57]
◆リコリス > ( 正しい意味での魔窟と化していく西園寺邸に乾杯★ 今募集中の某オクスリは、残念ながら聖職者様には飲んで頂けないのが口惜しい。そんな呪い連環。) ( 遥かに短い時しか生きられないモノには、これも思い出の一つになる。空白だらけのアルバムを埋めようと足掻くように。) ――……おとーさま。その辺りについては、おうちに戻りましてから、小一時間程お話聞かせて頂きます。( 問い詰めりゅ。小一時間程正座させゆ。赤飯にガーリックは混ぜないので、其処だけは安堵しても良いと思う。※どんなばいおはざーど。) ( もう、夜明けが近い。冬とはいえ、夜が長くなったとはいえ。――…だから、少しだけ不安な時間も長くなる。そんな、秋から引きずる感傷だ。きっと。抱きしめられた侭、ぽふりと顔を伏せた。 すっかり、身体が夜型になってると実感する。朝日で眠たくなるなんて、人としては失格気味だ。) …それは流石と申すべきですか。それってどうよと突っ込むべきですか。( 淡と尋ねる声は、また当初のようにニュートラルな値に戻って。けれど、墓地を吹き渡る風に笑い声が交じり合うのが聞こえるものだから、少しだけ訝しげな視線を上げる。 何がおかしいのかと、問う様に。) ――……大丈夫なら、良いんです。それで。( 今は折れていない首に、手を伸ばしてしがみついたら、確かめるように呟いて。 どういたしましては、目を合わせずに囁いた。) [Wed 23 Nov 2005 05:40:23]
◆ミカド > (なんだか色々な意味で西園寺邸には一般人を入れられねぇなぁ!…と、思った。賑やかななのは間違い無いが。どうせなら、金髪カナカン神父様もネタ神に微笑まれるといい。――まさしく呪い。)(久遠の時に比べれば短い、刹那のような交わり。――何れ今日のこの時さえ、薄れてしまうモノなのだと誰かが囁く。――いいんだ。) ――赤飯?なんだい。何か目出度い事が―――あぁ。 ザッハトルテ君の寝顔目撃50回目突破記念か(なんか言った。)小鳥ちゃんの寝顔目撃30回記念ももう直ぐだし。良いね!赤飯。(もっとなんか言った)(見事クルクルターン★を決めた主は、何時ぞやのように胸に貴方を抱えて、ふと空を仰いだ。――そろそろ夜明けが近いだろう。――血塗れの襟首やら、顔やらみられると、中々面倒だ。其の侭歩き出し)…お任せアレだ。なんて言ったって、首が折れ経験3回だけど、この通り、おとーさまは元気だからね。お安い御用――…ぅ?(不届きモノ。手招き。尻尾を巻いて――)……。(数回、頭の中で反芻した。――あぁ、そういう事か)……っく―…は、ははははははっ…はっ!(今度は此方が笑う番らしい。少女の笑い声に続き、男の笑い声も盛大に響き渡った。)――― (ふと、笑いを止めて、抱く力を不意に強くする)大丈夫だ。(確りと) 大丈夫。 (言い聞かせるように呟いて)―――― 有り難う? [Wed 23 Nov 2005 05:08:18]
◆リコリス > ( 遂に揃ったトリオが出番をいまやいまやと待ちうけている横で、熊が痙攣しそうなくらい笑っている予感。何処までもイキモノが遠いです西園寺邸。 感無量でござる。やりもうした。そんな風に言ってくれると信じてる。(@帰って来た殺助編)) ( 掌で掬う一握の灰が風に流されぬように、きつく握り締めることだけが、許されること。未だ自らが死に瀕した事の無い身が出来る事。 ――…かえれぬように繋ぎ止めること、送り出すこと。正しい事はどっちかなんて、究極的な興味は無いのだから。) ( 繋ぎとめる楔のうちの一つなのですか、旦那(未定)への折檻。この世はやはり無体に満ちているご様子。) はぃ。それはもう、重々と参考に。取り合えず、お赤飯は後日に。( また炊くんかい。漸く脱がすまで辿り着けた主様へのお祝い代わりに。※誤解フラグ発生中。) はい。なれば、その日までどうかご壮健であらせられます、よう、にっ!( 語尾が跳ねた。同時に、小娘の身体も跳ねた。前フリがちゃんとあったらから可だと思います、Sir! そんな逃亡犯の後ろにクロネタ様の影は見なくて宜しい。 ぐわし!と受け止められた身体が、遠心力の助けも借りて、ぐるんぐるん回る回る。メリーゴーランドまで望むと主様潰しちゃいそうですから!) ……よし。これで、向こう側から手招きする不届きモノも、尻尾を巻いて逃げ出したはずです。( 胸の中から、妙に真面目くさった声と顔で、そんな風にのたまった。) [Wed 23 Nov 2005 04:42:19]
◆ミカド > (よって見事少女を抱きとめ ※ガブリヨリとも言うかも知らん 重さに振り回されて一回転。 次に根性で二回転。 遠心力に娘の身体を離しそうになった主様、慌てて三回転とちょいで胸に止めて)―――――っヨシッ!!!(妙に「俺はやったぜ」的満足した顔で、抱き締めた。) [Wed 23 Nov 2005 04:25:03]
◆ミカド > (貴方の言葉に、御家で虎兎鼠が、びくりと動いたことだろう。間豪事無くホラーハウス西園寺家。――死者に鞭打つような職業エクソシスト様だからこそ、この辛い仕打ちにも耐えてくれると信じている。…されども涙が眼孔から零れ落ちまする。男子にあるまじき振る舞い。(@殺助返し))(もし、その心配事を少しでも口にされたのなら、ただ、笑うんだろう。それから、一言「渡”れ”ない」とお返しする。 男の黒い血の本能が、先程の白昼夢の生々しさこそ「真」だと囁くのだから。 此処にあるような十字架も必要なし。、男が本当に屍になったのなら――肉を抱えることなどせずとも、掌で掬えばいい。風にも子供にでも抱えられる躯なのだから)(だけど今は。胸張って小鳥ちゃんの「将来の旦那」とやらを、どうやって打ち滅ぼすか考えているくらいなのだから、当分は心配しなくて良い、と)うむっ!出来た娘で嬉しいねっ!…おとーさまの恋する様子で学ぶも良しだ。(こうしては駄目だ!と、いう意味で)ちなみに。僕は本気だ。(唇が愉快げに吊り上がる。墓場に響き渡る娘の声に、noiseは掻き消された。)よって、小鳥ちゃんも紹介する時は覚悟するように―――――。(グ、と腰に力を入れた。)(ジャンプする標的を、抱きかかえるべく両手が広がる。…重心が後に下がらぬよう、朱鷺の都国技SUMOUの心得を思いだしながら目を見開いた。―って、此処で再び判定すると、ネタ神きそうだから。きそうだから!不意討ちじゃないから大丈夫さ!とか逃げた!逃げた!) [Wed 23 Nov 2005 04:24:56]
◆リコリス > ( ※信じても。 バチのように切れているのは気にしたら負けだ。) ――…では。( ぐっと身体を低くして、再び飛び込みジャンプ決行! 奇数偶数判定はお任せしたい次第。れっつごー!) [Wed 23 Nov 2005 03:58:36]
◆リコリス > ( 墓守さんがびっくりだ。ナンダッテーな呪いフラグ。常にトリオが憑依中。――…今も変わらないとか禁句だろうか。禁句か。 死者に鞭打つような無体さに拙者惚れ申した(@殺助)) ( この場所は、人の世界に在りながらも何処か、向こう側の境界に近しくて。自分の事よりも、一度彼岸を覗いた方々がいらっしゃるか否かが不安になる時がある。――…その侭、渡っていってしまうのでは無いかと思えば、酷い話なのだが。 だから、おかしな事を考えるのだ。きっと。 俯きがちな沈思は、吹き出す声で破れたが。) ……良いのですよ、まだ。…今は、青春まっさかりなおとーさまの恋路を見届けるくらいで丁度良いのです。( 応援じゃない辺りが、某様への配慮なのか。それとも娯楽なのか微妙な所である。震わせる肩も、口元押さえた面立ちも、まだ所詮は子供のものだ。) ――…っ、く……っは、あは…っ、あははは……ッ( 遂に我慢出来ずに吹き出した。それも通り越して、声を上げた笑い出した。それこそ、同じ年頃の子供がするように。 息苦しいしお腹痛いし、身体は「く」の字に折れてしまうが、不思議と気分は悪くない。 並べ立てられる条件は、それはもう無茶なもの。いや無理ですってばって、それこそツッコミの二撃目を入れるべきだと、小娘の思考回路は命じているが。ツッコミの手は捕まえられてしまったから、出来ないのは仕方ないのだ。) ……そんな風に仰られると、間に受けてしまいますよ。本当に。( まだ、くっくっと喉奥で笑いは止まらずに。緊張した面持ち見せた方を、見上げた。 STR12の方をご友人に選んだ貴方様なら、小娘の一人や二人、受け止められると信じてる…! [Wed 23 Nov 2005 03:57:18]
◆ミカド > (墓場に相応しい姿になったじゃないかと、いけしゃあしゃあ言ってのける。――今度墓場にきた時に呪われるフラグも立てておいたほうが宜しいだろうか。――ネタGODはもう良いと、無言で十字をきる始末。どっかの女体化したエクソシスト様の元に飛んでいくといい…!!!)………………。(ろーりんぐ)………………。(想像する)(想像した。首をかっくり傾げて考え顔)…………。(自分の向こう側を透かすような視線に)なんだい。まるで嫌がっているような――……しかしだ。君達の成長は止められないのだから、迎え入れる準備だけは忘れずに。何、過ぎ去ると、どんな想い出でも「いい思い出」になってしまうものだよ?経験者が言うのだから、間違い無い。もっとも僕は、今だってそういう時期のつもりだけど―――……………。……。……。(成長する)(女性になる)(何か、今、重要なことが過ぎりそうになった。例えば赤飯を炊くような出来事とか。――再び考え込みそうになった時、噴出すような声が聞こえて)とんでもない。(真顔で首を横に振る)0だなんて。マイナスだ。小鳥ちゃんの心を盗んだ憎い男になんぞマイナスから始まるねっ!先ず僕のような容姿端麗性格良し家持土地付き金持ちの僕に!!先程のように罵られて、まだ好きだ!という輩がいたら!ようやくそこで「0」だ。――それから後、身体検査、近辺調査を終えて、漸く「1」かな?小鳥ちゃんの恋人になろうという男なのだからね、間違いがあっては困る。――其処は厳しくしないと。幾らザッハトルテ君に「そこらへんに」とか言われても殴るのはやめないね!!(胸を更に張った所で、突っ込み入った。腕相撲フラグの行方はともあれ)………小鳥ちゃん。(突っ込みいれる手を握り)いいかい?世の中には気にしちゃいけないことってぇのは山程あるものなんだよ。(何故なら、男の近くには、鬼力の誰かさんがいる。突き飛ばされるくらいは、それこそ微笑すら浮かべて流す所存。――如何なのとか聞こえない。)だから君も気にせずに――……さて。(力強く頷いて、両手を広げた。さぁ、カモンと両手で招く。ローリングするつもりらしい――ちょいと緊張した面持ちなのは、再び吹っ飛ばされる恐怖が過ぎったからだろう。――そんな事無いって信じてる。) [Wed 23 Nov 2005 03:29:50]
◆リコリス > ( むしろ、血でべっとりと染まった十字架が後程すぷらったーでほらーだと思いました。掃除必須の次第。 こうして散る散るお蚕さんの命の結晶。いや、嘘だが。GODは忘れた頃にやって来る。) ( 遠い昔、神の子が罪を負うた形骸の下に、影二つ。それらに背を向けたモノが。) ……其方は、追々に。……申し訳ありません。本来の予定では、タックル⇒キャッチ⇒くるくるローリングで、いらっしゃらない方に見せ付けて差し上げようかと思ったのですが。( 間違いを探せレベル3。 神妙に頷きながらも、放っておくとリベンジを決意する小娘。さりげなく傍らにて立ち上がろうとする。ええ。膝は見ないが武士の情け。) ――…その季節は、もう少し遠くても良いのです。( ほんの少し、明後日の視線。着飾る事を拒む程度には、遠ざけたい季節。) ――……っ( けれど、それはもう、堂々と言い放たれたお言葉に、思わず吹き出しかけた。口元押さえて、肩がぷるぷる震える。) ……素直に認めて祝福なさる気、ゼロに御座います、ね…ッ?( 顔も伏せて、肩を小刻みに震わせる。何かがツボに入ったらしい。) ……ええ。おっきな壁になって、くだ、さい。( 何かを堪えながらなものだから、言葉は不自然に途切れ途切れになる。) ――…分かりました。では、極力か弱く参りましょう。( でも腕相撲では手は抜かない。たおやかな淑女であれど、闘争本能は死んでいない。それが小娘クオリティ。そもそも淑女じゃない。) ……いえ。それは気にした方が良いと、こう。( 思わず、びしむとツッコミ手が入る。首に。折角無事だったのに…!) ――…頼もしいのは何よりに御座いますが、それでも気に病んでみたりする青春時代に御座いますとも。( びしびしびし。何かが連打で入っている。) [Wed 23 Nov 2005 03:00:44]
◆ミカド > (襟元に散った赤は流石に拭えないが、まぁ元々黒外套。目立つもんでも無いだろう。ふす、と一息。――今宵もまた一枚シルクのハンケチィフを無駄にしてしまった、と無駄に侍風味に告げてみた。 飛んだハプニング※文字通り にピリオド準備。)(十字架の下で、貴族らしからぬ仕草で胡座かいた)身長も少し延びたかな。――このまま何事もなく、健やかにすくすく育つと良い――…とは思うものの、その。力は程ほどに。うん。――流石にさっきみたいな事をされると、いくら丈夫なお父様と言えども、膝にくるからね(ガクガクする一歩手前らしい膝に力を入れ、立ち上がらんと)…まぁ、もう暫くすると、周りが君を放っておかなくなるんだろう。…心トキメク甘酸っぱい恋心。一番華やかな季節の到来だ。きちんと楽しまないと駄目だよ?物凄く短いんだ。(似ていて異なる赤の視線が交差する。――…上から見下ろす其れは、少しばかり困ったように微笑んで)…そして、そういう殿方ができたら、きちんとおとーさまに言うんだ。「この泥棒猫め」とその殿方の頬を張らないとね!それから、「何処の馬の骨なのやら」とも罵らないと!そして「お前に娘はやらん!」とも。(胸を張りながら、堂々と言うた。一切の淀みなく…!)(血に汚れたキラキラした笑顔は、色々な意味で間違っていた。)何よりも僕より強くなくてはねっ!(誰でもクリアできそうだとか言うの禁止)……………。(此処まで明るく言い切って――宜しいのデスか、と念を押されると)(何か固まって)―――――…・・おとうさまは かよわいじょせいが すきかな。 (腕相撲の準備は宜しくてよ。家に帰ったら、かなりの確率で本気になる主様がいるだろう。何か色々今日は可笑しい。――何処ぞのnoiseの所為だとしておこう)……失格?突き飛ばして吹っ飛ばして頭を強打ささせるくらい、気にすることは無いよ?何度も言うけれど、お父様はこの通り。(くるりと道化じみた仕草で両手広げ)…丈夫だ。(血塗れで言い切る) [Wed 23 Nov 2005 02:39:29]
◆リコリス > ( 色々洒落にならないと思った十五の夜。一年サバ読み。 そんな首ちょんぱな未来図に慄くのも墓地クオリティ。何といっても戦闘区域の一部である。それだけに洒落にならない恐るべき構図の発見。人生は勢いの侭に流れるウォータースライダー?※駄目っぽい。) ( 血肉と臓器に依存したイキモノには、その道理はまだ遠い。近くにいても、知らぬ事の方がきっと、まだ多いのだ。月影ばかりが照らす夜の中、溶ける様な流れは、手を伸ばした頃には止まっていた。指先が、ぴくりと揺れる。) ……おかげさまで。今はがっつり栄養も取らせて頂いております故。ですから、もしも屍になられても、踏み越えたりせずに担ぎ上げて行ける辺りが目標値に御座います。 ……吹っ飛ばしてしまったのは、こぅ。計算違いに御座いましたが。( 娘さんは、おとーさまの目を真っ直ぐに見据えて、何かのたまいました。いつかの未来にプリンセスホールド予告。 それでも、引き攣る口元を凝視して、ややぎこちなく視線が斜めに流れたが。) ……宜しいのですか、わんぱくで。楚々とした淑女が良いとか、愛らしく小悪魔ちっく、とか。ご注文があるならば、出来る範囲でドンとカム。出来る範囲で。( 出来る範囲はとても狭そうです。) ……お望みとあらば。( そして腕相撲フラグ→ON。くらら、準備は宜しいですか?) ……何か、色々失格ですね。私も大概に。( 制された手は、触れる事無くゆるりと下りて。それはもう手馴れた茶飯(違う)で血を拭っていく所作の前で、何かが零れた。) [Wed 23 Nov 2005 02:05:40]
◆ミカド > (十字架に貫かれて滅ぶ。――しかも娘の手で。ある意味本望だが、本当に如何なのか。何処かの友人君が車田ぞした日には、突き刺さるよりも、首が飛びそうだ。現在STR12の誰かさん。思いっきり殴らリたら、首が飛ぶ未来予想図。――笑って良いのか、哀しんで良いのかわからない場面になることはお約束する。――勢いって大事だよね!(なんか言った))(傷は直ぐに塞がらないが、血の流れだけは直ぐに止まる事だろう。自分等の本体は黒き血にある。肉は、付属品に過ぎない。ずるりと足を引き寄せて)ジョ、丈夫になったものだ、ねぇっ…小鳥ちゃんも。簡単に僕の屍くらいは踏み越えていけそうと言うか…っ…!ははははははは。(後半棒読みだ。流石の主様も、友人君に殴られる、吹っ飛ばされるのは兎も角、娘に。娘に…!!!吹っ飛ばされるのは、流石に動揺が大きいらしい。ビックスマイルを浮かべるも、引き攣る口元が隠せない。)―――…うん、強いほうが、嬉しいよ?ショックだなんて思っていないさ…!!!「わんぱくでもいいたくましく育ってほしい。」と言う、子供の成長過程を願う親の俳句もあることだし(俳句扱い)そんな……!!でも、帰ったら、ちょっぴり おとうさまと腕相撲デモして遊ぼうか!(落ち込みフラグが立ったー立ったわー)(自分のハンケチを取り出すと、非常に悲しいことに手馴れた様子で拭き取り始めた。だって、日常ちゃめしゴトですもの。(誤字))(伸ばされる手を、止めて) [Wed 23 Nov 2005 01:52:59]
◆リコリス > ( うっかり十字架に刺さらなくて良かったと心底思った。其処まで行くと即死コンボだが、同じ事を某チョコケーキ様がなされたら、きっと空高く車田空間だったと信じてゆ。そんな即死コンボはどうなのか。) ( 小娘の鼻でも分かる匂いが、夜の静寂に満ちた。生者と死者のそれを分けて嗅ぐ事は出来ないが、これは深い鉄錆の気配。 ――…石畳に臥した小娘が顔を上げれば、ミステリー&サスペンスの冒頭シーンのような光景が其処に。まさにかせいふは(略)) ――…御父様……( ゆらりと赤羽の小娘が石畳の上に立ち、一歩、二歩、開いてしまった距離( ※ふっ飛ばした分。)を詰めるように進み、膝を着いた。 まるで惨劇に挑めの裏主役じみた御姿が反応示すのを見て、無機面相の小娘のツラにも、薄く安堵じみたものが浮かぶが。) ――…申し訳御座いません。いや、本当にどうしてこんな事に。( ←元凶。) ( 血塗れの御手と頬へと伸ばす手。 至極真顔で安否を尋ねるジェノサイダー。) [Wed 23 Nov 2005 01:35:54]
◆ミカド > ちょ。(びくんと外套の下で右手が跳ね上がり)――ちょーっと、勢い、付き過ぎたっ…か、感じ、かなー…っ!?(神様、其処まで意地悪じゃなかったらしい。折れてない。折れてない。)(油が切れた人形のように、ぎこちなく両手を動かして顔を上げた。※ちまみれ)(何かと台無しだ…!) [Wed 23 Nov 2005 01:29:44]
◆ミカド > (移動キャンセル必殺技みたいな間合いだったんだろう。重さのある肉が硬いものにぶつかる嫌な音が墓場に響いた。)(十字架の天辺が黒い血で汚れている。 血に塗れた髪の毛が、べったりと血色の線を引きながら十字に絡み付き――視線を其の侭下に下ろせば、不自然な程に首を落とした男の姿が!…壊れた人形のように両手両足を投げ出して項垂れている!ダイイングメッセージでも残っていたらばっちり立派な猟奇的殺人現場の爆誕である)(かせいふはみた)(魔法の呪文が唱えられそうだ)――――………(小鳥ちゃんが「ヤーッチマッター」的な声を洩らした後、只管静寂が―――)……………。(…こっそり、首が折れている(偶数)折れてない(奇数)か、尋ねてみよう。帰ってきたという神に…!) [Wed 23 Nov 2005 01:28:25]
◆リコリス > ( ソロ○ンっていうか、ヴェイトスですね。その侭。 転がって90度反転した視界の中、何か人体と硬いもののコラボで立てちゃいけない音が聞こえたよう、なー。 ――…遠い昔の聖画のような構図を前に、思う。 一体どうしてこんな事に。※元凶。) [Wed 23 Nov 2005 01:16:06]
◆リコリス > ( 知らない誰かの墓碑の前。見知らぬ誰かの名が刻まれた白亜の前で、ソ○モンよ、私は帰ってきた! byネタGOD それまでの言葉も佇まいもニュートラルに常の侭、キー入力後の行動だけがイレギュラー。伸ばした手の先にいなかった身は、腰の入ったタックルを主様にぶちかまそうとしていた数秒前。 そして、重い衝撃が小娘の実にも伝わった直後。想定はある種外れ、どうやら、抱きつく以前にぶっ飛ばしてしまった様子。) ―――−あ。( 目標着弾地点を見失った小娘も、石畳の上に転がった。何だろう、この阿鼻叫喚図。 スローモーションに回転する視界の中で、まるで古来、人々の罪を背負い磔になったというクリストの再来の如く、白亜を背負う主様の御姿が見えました――― ) [Wed 23 Nov 2005 01:12:15]
◆ミカド > ゴッ (何このコンボ) (神様、何処までも意地悪だった。)(吹っ飛んだ挙句に、知り合いの名前した誰かさんの墓に、頭がっつりぶつけたようだ) [Wed 23 Nov 2005 01:02:57]
◆ミカド > (ウララかな春の日、スペースチャンネルを眺めながらいかがお過ごしですか。強風吹き荒れるあの日、私の布団は吹っ飛んだわけで―――) (実話かどうかはさて置き) (主様更に情けない事に、後に吹っ飛んだよ。 十字架の元に叩きつけられる(偶数)か…?!それともなくバ、無事、石畳に転がるだけ(奇数)か…!) [Wed 23 Nov 2005 01:02:08]
◆ミカド > 構わないんじゃないかな?……訪れる人もいないのだろうし。(なんせ中の人が居ない。…洒落でもなく、そう表現する。恐らく下に横たわっている方は、古い人なのだろう。――”同世代”だと言われても納得してしまう程に。)可愛い子に祈られるのは悪くないと思う。僕がこの下に入っていたのなら、そう思うかな?(時計を外套の下、胸元へと押し込んだ。―赤い羽根持つ貴方は、館の中にいる時と変わらぬ様子で声をかけてくれる。其れが今は有り難い。声を聞き逃さぬように、響く音にひそりと意識を集わせて、余計なモノを切り捨てる。これで良い。)(頷いて)ありがとう。僕もそう思うよ。――夜の墓場なんて何が出るか判ったもんじゃない。レイスやら死霊やら――…ヴェイトスじゃ洒落にならないもの――――(もう一歩近付いて、出来る事なら、肩でも叩こうと伸ばした左手が)――――……?(目標を見失って宙を舞う)…ね (何か、屈むように低くなった小鳥ちゃんの頭)――――ぇえぇぅぁ?! (主様、情けネェ悲鳴あげてタックル、ガチ。)(発言時間下一桁奇数:ブッ転ぶ 偶数:吹っ飛ぶ) [Wed 23 Nov 2005 01:00:02]
◆リコリス > ……なれば、私が黙祷させて頂くのも、少々野暮に御座いましょうか。( 元より、誰か目的の何かがあっての散策では無い身。目的の名前、目的の死者。――…目前の御方を浮かべるのは、おかしな話だ。此処に住まう方ではないのだから。) …懐かしい方とのお話の邪魔になってしまったとしたら、申し訳なく。されど――…ええ。余り長い事、いない方が良い等と、出過ぎた真似を致してみます。( ゆらゆらと、時告げの針のように揺れる鎖の前で、何か宣言した。 彼の耳に届くノイズは聞こえない。囁く声を気取るには、小娘の耳は違う方向に向いている。お迎えという言葉に、一度粛々と頷いたなら。踏み出すタイミングを計るように、小柄な身体がスッと低く沈み。) ( ⇒飛び込みタックル突貫。) [Wed 23 Nov 2005 00:40:39]
◆ミカド > 名前だけね?名前だけ―――……。(娘の声に混じって誰かが囁く――noise――下手に突付いたものだから、煩くて敵わない。ザワザワと木の葉の擦れる音を大きくしたような声が頭の中で響いていた。――思わず、左手が額を抑えるが、其れも一瞬)本人かどうかはわからないけれど?( 嘘 )とても懐かしい人だったから。(嘘、嘘) 時間を忘れてしまって――今、何時かな。懐中時計――あぁ…もう日付が。変わって。(騒ぐ声が、いちいち答える。己の必要としない音。 no i se だ。)(鎖を引き出して―振り子のように顔の横で揺らして見せた。)――これは心配されても仕方ない。悪かったねっ…?「おとうさま」(嘘)失格だ。 (嘘ばかり)―…ええと?迎えに来てくれたのかな。(稚気滲む答えに、微笑みを浮かべた。一歩貴方へ踏み出して) [Wed 23 Nov 2005 00:22:27]
◆リコリス > ――…お知り合い、ですか。( それを誰か、と問うのは不遜と言うよりも、申し訳ないような気がした。その一瞬の思考にこそ、眉を数秒顰める。 居並ぶのは墓碑。地に沈むのは死者。こうして向かい立つ方は、 ――…日頃は余り考えない事が、剥き出しになる世界。否。考えないように勤めている事か。) お邪魔になっては申し訳ないとも思ったのですが、一人で立ち入るには、少々危ない場所でもあるらしいですから。( ですから、お側に控えております、等とのたまいすらする。立場が逆などという声は聞こえない。聞こえない。闇の眷属ならぬ人の目では、月明かりの下に佇む墓碑に刻まれた名は、この距離からでは見えなかった。 だから、それが虚実なのかすら。) [Wed 23 Nov 2005 00:01:42]
◆ミカド > (近付いてくる足音は、確かな実体として)(引いた手を外灯の中で握った。――滲んだ黒がぐし、と水音を立てる。)――……。(近付いてくる吐息は、暖かな紅を宿す生き人として)(其の侭通り過ぎるのならば、墓参りにきた誰かになろう。――十字架を見つめる瞳は変わりはしない。――瞬きを忘れているのに気がついて、一度閉じて、開けた)―――……。( 聞きなれた声で此方へ投げかけられる言葉は、自分の―――……)(漸く石の十字から視線が離れた。顔を上げて、足を引く。――石畳を擦る靴底。――鳴く誰かの声)…いいや?全然。 (水平に移動する紅が、貴方を写し) ……知り合いの、名前が――あったから少し足を止めていた、だけだよ。 [Tue 22 Nov 2005 23:47:22]
◆リコリス > ( 夜闇の中、灯火のように浮かび上がって見えたのは、墓碑たる白十字。闇夜の白があるからこそ、ヒトの目にも視認出来た、影の輪郭。どれだけ息を、足音を潜めようとした所で、こうして動いている以上、鼓動やらそんな生体反応までは消えられない、それが生命の限界。言い方が何かとおかしいが。 ――…近づく足音は、一度進んでしまえば止まりもせずに。後ろ、一メートル程の間合いを残して止まるもの。) ……御機嫌よう。お取り込み中に御座いましたか。( 夜風に淡と紛れさせる声音は、屋敷の中で放つものと変わらない。換わらぬように勤めた結果か、常の習いか。闇溶ける黒を纏うのだけが同じ小娘がひとり、背筋を伸ばして場違いに立つ。) [Tue 22 Nov 2005 23:32:02]
◆ミカド > (十字架に、人の骨に、EDENへ上がったという証拠たる石に絡めた指先で、爪を立て)―――…….(人が『これ以上は壊れる』と痛みを発し、力を抜く場面でも、死人の体は痛みさえ恐れなければあっさりと肉の限界を超えていく。――手袋の中で爪が割れ)――――………。(と―――)……………。(止まる)(生々しい息遣いは、死者には無いものだ。彷徨うものどもに合わせた意識だからこそ、その足音がやけに大きく聞こえた。)(爪先に黒いものが滲むと―――外套の中へと引いて)―――。(姿勢を正した。) (後は、白い石と対峙する人形の如き黒外套が残るだけ) [Tue 22 Nov 2005 23:18:23]
◆足音 > ( 雨が少なかったせいだろうか、乾いた土塊が靴の下で砕けていった。参るというには手向けの一つも持たない小娘の足は、墓碑の合間に通る道の上で、一度止まる。風に流れ、届いた声音。耳に馴染んだ響き。夜に惑いながらも緩々手繰り、手繰った先。闇の中、溶けるような後姿を見た。) ――……。( 笑う、声。死者と生者を隔てる壁のような世界。 目の当たりにしたのが最初とは、決して言わない。それでも足が止まるのは、いっそ忌まわしく脈打つこの胸の中の何かのせいか。) ――…( 言葉より先に、身体の方が動いた。さくり、背の君へと近づく足音。) [Tue 22 Nov 2005 23:09:59]
◆ミカド > ―――羨ましいのは、貴公等だろう。 死人の肉が羨ましいのだ。 何も出来ぬ己らが悔しいのだ。 (笑う声は、揶揄にしか聞こえない) [Tue 22 Nov 2005 23:03:05]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( ――…、)』 [Tue 22 Nov 2005 23:00:00]
◆ミカド > (noise) (noise) ―――と。 (白昼夢のような眩暈。――軽い嘔吐感を感じて墓に触れていた指先に力がはいった) ……。 (石榴の瞳が瞬きをして、「此処」に焦点を合わせる) …………。 (未熟な死霊使いは、何時の間にか何かの声を聞いていたらしい。顔を何度か横に振り)―――……。 (死の後を望むなんて――既に夢にもならぬ、たわごとにもならぬ、ざれごとにもならぬ――…)(ならば、聞けばよいと単純に彼等の声を聞く為の技能を覚えるということは、届かぬものに手を伸ばし、薄いギヤマン越しに羨望の視線をむけるようなことだった――)………。(羨望?)(羨ましい?)―――……。(クラリ、唇を歪めて笑った) [Tue 22 Nov 2005 22:52:43]
◆ミカド > (燃え尽きるように崩れる姿は忘れまい。指先足先から腐り落ちるように白くなる同族の姿。 穿った穴から、止まっていた時間の触手が這い出て彼を絡めとり、黒い血も赤い血も全て本来在るべき姿へ―― 消滅 へ と。 )―――……。(改めて十字架へ指を這わせた。左の端からゆっくりと――何処ぞの神が磔にされているらしい中央へ。)――(あの姿を見て、漠然と)(あぁ、自分には『消滅』以外の道は無いのだな。と、漠然と知ったのだ。 確信さえ感じる程に。 地獄も天国も何も無い。 二度目の死の次は、完全な消滅。 何も残せぬ 残すことも許さぬ それはせかいにさだめられた ひとしくあたえられる るーる おきて まもるべき―……屍が生むこと許さじ)―――……。 [Tue 22 Nov 2005 22:37:26]
◆ミカド > (力無き彼等。儚い彼等。――本来ならば、己とて『彼等』になる筈だったのに。)……。(十字架は沈黙したままだ。――己の呼びかけに反応するものは、文字通り”居ないらしい。”) ……天国・EDEN・極楽――本当に、あるんのかい。 (消えてしまった貴方。)(―同じ場所には消して辿り付けぬ自分。)(――いや、本当に辿り付けないのかは、わからぬのだけど。)(ただ)――――……。(同族の滅びる姿を見たことはある。 白い灰になる姿。 胸に穴を穿たれて――) ………。 (白い白い灰に) [Tue 22 Nov 2005 22:21:23]
◆ミカド > (唇が僅かに動くだけの言葉。周りにその言葉を聞きとめるものも居ない。――居るとしたら)――――……。(十字架に記されている名はなんだろう――) ……。 (死人の欠片が漂う此処は、男にとっては静かな場所ではなかった。――草が掠れる音を借りて呟いたり、木々が揺れる音を借りて嘆いたり、石畳が寒さで軋む音で足音を鳴らしたり――既に生有る物として活動できない彼等は、誰かの何かを借りて、囁くしかないのだ) [Tue 22 Nov 2005 22:03:40]
◆黒外套 > (最初、この十字架並ぶ墓地を見た時に、突き立った十字架が、まるで人の骨で出来ているように思えたものだ。)―――…。(あまりにも白いものだから、その白い白い石の十字架の一つに、指を這わした。――手袋越しの感触は冷たく固い。――だけど、この下に人が埋まっていると思うと――ささやかながら「暖かさ」の欠片に触れた気がして)――――ご機嫌よう。(白とは対極の男。黒い外套をゆらす 生ける屍 は思わず、挨拶を) [Tue 22 Nov 2005 21:50:33]
◆黒外套 > (地面に突き立つ数々の十字架が、月光の元で輪郭を朧にして白く――白く――) [Tue 22 Nov 2005 21:42:28]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『(石の十字架は夜にこそ映える)』 [Tue 22 Nov 2005 21:39:02]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『いくらでもある…後悔する時間も悲しむ時間も…』 [Tue 22 Nov 2005 20:05:52]
◆ヴァネッサ > ………時間はいくらでもある…いくらでもある… (何か自嘲気味な笑みが顔に浮かべば出口の方へと向き、そのまま歩き始めようとする…) [Tue 22 Nov 2005 20:01:59]
◆ヴァネッサ > ……ふぅ… (溜め息を一つ漏らす…。 大切な人を裏切ってまで来たかったこの場所…しかし、実際来てみれば何も頭に浮かばず、喜びも悲しみも無い…。 何も…無い…) [Tue 22 Nov 2005 19:59:10]
◆ヴァネッサ > …………………………………… (その言葉の後に続くのは長い長い沈黙…。 そして、長い沈黙の中、右手にあるものをそっと墓の前に添えた…添えたものは…花束だ…。 それから、ゆっくりと…) もう死んでるだよね… (ポツリと漏らす。 死んでいる自分も…両親も…すでに…) [Tue 22 Nov 2005 19:50:53]
◆ヴァネッサ > ………………………………………… (夜の墓地…沈黙がその場を支配している…。 そんな場所に一人の吸血鬼が居た。 その吸血鬼の前にある一つの墓…三つあるはずの名前のうち一つが削り取られている…) (そして、その墓に向かって…) …ただいま… (ただ、一言だけそういった…) [Tue 22 Nov 2005 19:39:26]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『墓前』 [Tue 22 Nov 2005 19:35:55]
お知らせ > 黒外套さんが帰りました。 『(解決)』 [Sat 19 Nov 2005 02:38:33]
◆黒外套 > 。 (静寂が、墓場を支配する) [Sat 19 Nov 2005 02:38:25]
◆黒外套 > (す、と宙に指先を浮かばせて)並び順を――――(右から左へ。スー…と一本線を引き) 君を一番左側にしてあげよう!!!目立つ上に、一番大きく顔の映る左側に!!!(なんの話しをしているのだ) [Sat 19 Nov 2005 02:36:52]
◆黒外套 > ………………。(鼠の縫い包みを睨みつける男の瞳に、陰険なものが過ぎる。)………………。(長椅子から思わず腰を浮かせ、暫く。見えない相手との睨み合いが続き)―――――良かろうっ…!其処まで言うのならば!! 僕とて考えがある。(長椅子に改めて腰を据え)――今、僕の部屋には、君の友達の住まいたる人形が二体ある。―― 一体は他の住人が使っているので、まぁ除外するとして(こほん)……その人形。 [Sat 19 Nov 2005 02:34:51]
◆黒外套 > 男三人が!見てもちっとも楽しくない男三人が!!僕の寝室に入り!!「だったんだよ!」「な、なんだってー!」を繰り返す日々……!!!君がくるまで枕元で繰り返すとのたまいやがったんだよ!!(思わず貴族様の言葉も乱れる。――ふーふー言いながら一度言葉を切って)(襟元を軽く指先で緩め)………だから。うん。僕を助けると思って。って間髪居れずに「嫌だ」と言ったね?!君?!すごい失敬だよ?! [Sat 19 Nov 2005 02:25:16]
◆黒外套 > 友人君の顔を(こっそり)覗き見て、小鳥ちゃんの寝顔を(じっくり)眺め!幸せ一杯の気持ちで寝台に上がる!横になる!するとだ!!―――枕元からにょっきり上半身を「なんだって」の掛け声と共に3人一緒に生やすんだよ…!!!(くぅっ…!目頭抑えた。ぶるぶる震える杖先が、力なく落ちて)……その後の最悪な寝心地は推して知るべしって奴だ……っ! [Sat 19 Nov 2005 02:17:49]
◆黒外套 > しかしだ。――こちらもそれはそれで困るんだよっ…!!!いい加減このネタ馬鹿みたいなやり取りに終止符をうちたいんだッ…!!!こっちもこっちで辛いという事を理解していただきたいっ…!!(杖の先を鼠に勢いよく突きつけた。)寧ろ君ならばわかるだろう?!あの三人の間に多々される辛さがっ!!!強要して来るんだ!!声を合わせろと!!!あぁ!もうね!時々寝室にまで入り込むわけだよ! [Sat 19 Nov 2005 02:11:08]
◆黒外套 > あー…うん。君の言いたい事は良くわかる。正直に述べると他2体よりも幾分か同情もできる。(頭痛を堪えるように額に手を当て、ぽつり。――夜風の笛の音に紛れるような声音で呟いた)(肘掛にずるりと身体を凭れ掛け)うん。「あのノリについていけない」「もう疲れました」もっともだ。――共感もできる。 [Sat 19 Nov 2005 02:02:29]
◆黒外套 > (男が眺める視線の先には、鼠の人形が一体転がっている)――――………。(其処に何かが居るとでも言うように、時々視線がふらりと空を舞い)――――………。(その度、男は深い深いため息をつくのだ) [Sat 19 Nov 2005 01:58:49]
◆黒外套 > (ひょろりらひゅるりら物悲しい笛の音の如き木枯らしが吹いていた。――始めた時は、まだこんなに夜風の冷たくない時期だったように思う。)――――……………。(向かい合わせた長椅子の上。大変やる気のない外套姿の男がそこにいた) [Sat 19 Nov 2005 01:52:20]
◆黒外套 > (最後の一体は鼠である) [Sat 19 Nov 2005 01:48:33]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 [Sat 19 Nov 2005 01:46:03]
お知らせ > 黒外套さんが帰りました。 『(”ただいま”と、”おかえり”の、話し)』 [Fri 18 Nov 2005 05:22:54]
◆黒外套 > ――いってくるよラムザ。 (だからまた、出迎えて頂戴。)(その日がきたら、貴方の言葉を待つから) [Fri 18 Nov 2005 05:22:17]
◆黒外套 > (酒臭くなった墓石に文句を言う誰かさんが見える気がする。――都合よく、笑顔なんぞ思い出して)(―――つられて笑って) [Fri 18 Nov 2005 05:20:55]
◆黒外套 > …あぁ、でも、3ヶ月か!ちょっと、長かったな!( 他愛無い会話。覚えてるよ。自分がどう返事したかも覚えてる。思い出したよ。)――それは、謝る。悪かった。(――足元へ落ちた瞳が、淡く笑みを浮かべた。 )………うん。(進む為に閉じ込めた、馬鹿野郎の言葉やら仕草やら声やら―揺れる金髪やら、表情やら―― 約束やら )(外套の隙間から、右手が覗く。高級酒なんて買えやしない。何時もの安酒を傾けて) まぁ。 恨み言は、アタシがそっちいったら、聞くから。 もうちょい待ってろ。何、直ぐだよ。――なんだったら引き込みにくればいい。――全力迎撃してやっから。十字架と大蒜もって? [Fri 18 Nov 2005 05:16:30]
◆黒外套 > (解ってるさ。)(それでも続けるのは、ヴェイトスに帰ってきた私の儀式みたいなものなんだろう。これも進む為の儀式の一つなんだろう。都合のいい感傷に浸って、都合のいい結末を作る為の。)(目の前の墓石が、キシと鳴いた気がした)……恨むなよ。( 仕方ないだろう。) 悔しいけどアンタが居なくなって、やっぱり寂しかったんだ――悲しかったよ。でも、それにどっぷり浸ってるとさ、あっという間なんだ。花火みたいに周りにおいてかれちゃうんだ。…やらなきゃいけないことも一杯あった。食い物食わなきゃいけないし、寝なきゃいけないし、金を稼がなきゃなんないわけ。 貧乏も抜け出したかった。……わかるだろう? パンにバターとジャム塗るのが『贅沢』だったアンタには―…なぁ?(黒外套が揺れる。遠目から見て解るほど、肩を震わせて笑っていた) [Fri 18 Nov 2005 05:02:22]
◆黒外套 > (でも、それなりに悲しみは『忘れてく』。怒りも『忘れていく』。一つの事を延々と思い続けることは、凄く疲れるんだって、知った)(逃げることで、ようやく、ぎしぎし進み出した足で―…何をしたかというと)(ず、と鼻をこすって) 奴隷を――逃がしたり。(誰も周りに居ないのに。誰も返事をしないのに。誰も聞かない言葉なのに――唇の前に人差し指を立てて『秘密』だと囁いた)序でだから、遠出もしてきた。あんたの行った事の無い所(魔剣で死んだ馬鹿の噂の届かない所)アングリマーラ・ティアン・アマウラ――…古城に…砂漠。結構痩せたね。――目玉腐ってるあんたにゃ、生きてても死んでてもワカンナイだろうケドサ。―――(返事は聞こえない。)(わかってる――) [Fri 18 Nov 2005 04:51:44]
◆黒外套 > (落としてきた)(あぁ、落としてきたんだ)―――(そうじゃないと進めなくなると思ったから)( 馬鹿が死んだ穴はそれなりに大きかったらしい。――ポカリと突然開いた穴をどうやって埋めるか考えてもわかんなかった。そもそも、この穴を埋めて良い物なのかさえ解らなかった。――迷った私は、その穴を見当違いのもので埋めようとする)(いや埋めようとした)(誰かを恨む事で、妬む事で、怒ることで埋めた。――歪むのも解った。)(それでも尚、”足りない”と解ったから。)…………。(死んだ馬鹿の事を忘れる為に。穴が開いたという事を、消去する為に。無かった事にする為に)―――――……。(無駄だったんだけどね?) [Fri 18 Nov 2005 04:35:43]
◆黒外套 > ―― 遅いとか文句言うな。 色々忙しかったんだ。(忙しくしてたんだ)(揺れる外套の裾が、やけに重たく感じた。 頬を撫でる夜風の冷たさが痛い。 ――開いていた指先が、じわじわと拳を作るのは、冷えた指先を温める為。 ――多分)(ぶつけようのない怒りだとか、悲しみだとか、そんなもんは『忙しくしてた』間に転がして落としてきた) [Fri 18 Nov 2005 03:57:57]
◆黒外套 > (昼間、此処に立てなかった理由は一つ。―― 一人の馬鹿が死んだという記号『墓』という姿を直視する事が出来なかったから。 夕方にこれ無かった理由は一つ。区切りをつけた気持ちが、その緋色に引き摺りこまれそうだったから。 月昇る夜にこれなかった理由は一つ。 青白い月光って奴が墓場を照らす、その風景に絶えられなかったんだ―――) [Fri 18 Nov 2005 03:46:50]
◆黒外套 > 久し振りだな。――漸くきてやったぞ、ありがたく思え馬鹿野郎。 [Fri 18 Nov 2005 03:38:50]
◆黒外套 > (一つの墓の前の話し。)(黒い外套を纏った人影が、月明かりの届かぬ夜の中に佇んでいた) [Fri 18 Nov 2005 03:34:56]
◆黒外套 > (―――返事は無い。) [Fri 18 Nov 2005 03:26:13]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『―――― よぅ。』 [Fri 18 Nov 2005 03:22:04]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Mon 14 Nov 2005 21:13:18]
◆リゼル > ( ――…くる、と踵を返した。 ) ――――、 ( 泣けない月は、 何処までも 何処までも 独り、 ―… 傷を癒す手段を 知らない。 ) [Mon 14 Nov 2005 21:13:16]
◆リゼル > ( ――ぴた、 と止めた。風の音が、 消えたから。 ) …―― 何も無い。何も無いの かなァ。 ( 嫌な事。良い事。何かしら 有るけれど。 ――… 其れは、どれも 己の欲しい物ではなくて。 …頭の中が ごちゃごちゃと 絡まる。 ) … 。 ( ヒゥ ――… 周りの木々が、 風が、 空が、 泣いた様な気がした。 ) [Mon 14 Nov 2005 21:10:35]
◆リゼル > (何となく、で来る者ほど滑稽な者は無い。 ――… くすくす、と口元三日月に歪めながら 立ち上がった。 肌に 寒い季を感じる様になった。 ――…冬。彼と会って 二度目の冬。 其れが頭に浮かんだ途端,再び口元を 真一文字に 結ぶ。 ) ( ――… 冬の台風の時 転がり込んで。 一緒に暮らして。 ――…何が得られただろう。得られたものは沢山あった筈なのに、 失ったものが大き過ぎて 記憶の泉へと、 落ちる。 ――…何時も、そうだ。 何故、本当に欲しい物は 簡単に手に入らないのだろう。 己の手の隙間から 滑り落ちてしまうんだろう。 ) … でも、 わたしには、 何も … 何にも、 な い ――… 、 ( 風の音ほどの 小さな歌を 流れる寒風に 飛ばそう 。 ) [Mon 14 Nov 2005 20:58:42]
◆リゼル > ( ――狩人たちの行動にも特に進展は窺えない。結局、意識し過ぎだった と、己の金色の染まった髪見遣った。 ――…小物は所詮小物、 己の敵では無い。例え見付っても諦めるまでは否定し続けてれば良い。 ――そンな考えが、 頭の奥の方で ぽッと浮かんだ。 ) … また戻るかな。 ( この格好にも設定にも飽きてきた。如何せ、 もう何も起こりはしない。ほとぼりは冷めた。 ――… ゆるり、 身起こせば目に入る十字架林。 ――…ただ、 其の場にある名前なんて 怖くない。 怖いのは ――…彼等の本気の 行動。 ) [Mon 14 Nov 2005 20:47:53]
◆リゼル > ( ――…秋が過ぎて冬に向かおうとするこの頃。彼方は如何お過ごしですか、なンて。 ) ――…約束の時間、過ぎちゃった。 食べ損なったなァ…。 ( だらン、と墓地の片隅、墓土の上に四肢投げ出して寝転ぶ金髪娘が独り。 ――…思う事は夏に約束した、事。 呟く声は、不満げな 拗ねた子供の声。 ) [Mon 14 Nov 2005 20:41:12]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Mon 14 Nov 2005 20:38:53]
お知らせ > 人影さんが帰りました。 『今度は、花を捧げに来ます』 [Sun 13 Nov 2005 21:42:13]
◆人影 > (ゆっくりと、立ち上がれば膝についた土を落とすことなく。墓石へと視線を向けたまま) ――死んだ重さ、罪は (誰へ、の言葉か。先祖へ祈りをささげる時期でもないだろうに。それでも、呟かずには居られなかった) ・・・・いつか、償います (奥歯が、ミシリと悲鳴をあげる) 其方へ、逝くことになっても (そこまで言い切れば、一歩下がった。戻る動き。背を見せる程失礼な事は無いと思えたから) [Sun 13 Nov 2005 21:41:15]
◆人影 > (本当ならば、香を焚くのかも知れない。本当ならば、きちんとした服装で来るべきだったのかもしれない) (死の重みは、拝む事にさえ重く感じた) ――偉大な、貴方方に (視線を、石の下。土の辺りへ落として) 安らかな時間が訪れていることを (コロセウムで死んでいった偉大な猛者方。そして、死んでいった偉大な英雄へ。もう一度頭を下げた) [Sun 13 Nov 2005 21:32:15]
◆人影 > (墓石近く。そこに王でも座っているのではないか? そんな事を聞かれそうなほど、ゆっくりと歩く。眠るものへ失礼と思わせたくないが為に) ・・・・・・・・・。 (墓石前まで行けば、膝を ストン とついて、目線は真っ直ぐに。名さえも消えかける石へと向けられた) ・・・・・初め・・・・まして (何を語るわけでも、神頼みでもなく。先代を拝みに来た。手のひらへ、拳をつけて 一礼) ・・・本当は、俺みたいな奴が此処で拝む事さえ失礼なのかも知れません (礼をしていた手は、拳を作って両手を腿の上。口より出た言葉は、小さな呟きで。周りから見ればおかしな人なのかもしれない。ブツブツと、呟く姿は) [Sun 13 Nov 2005 21:27:57]
◆人影 > (一歩、一歩。そこへ行く重さを辿るように歩いていた。湿って、腐りかける草木。どんな者も、いつかはたどり着く場所。どこへ足を運んだのは) ――・・・・・・・・・。 (小さな墓。隅にある、名も無き墓。そこへ視線を) (正直、ここへ足を向けるべき資格があるのかさえわからない。それでも、一度は来るべきだと思っていたのだ) (高みを目指して散った 上の者へ会うために) [Sun 13 Nov 2005 21:21:27]
お知らせ > 人影さんが来ました。 [Sun 13 Nov 2005 21:18:13]
お知らせ > コテツさんが帰りました。 『刀にも要注意、ですかね。(よいしょぃ。 花束抱えて立ち上がる。)』 [Fri 11 Nov 2005 22:36:19]
◆コテツ > …何やら不思議な方でしたな。どうも人間の匂いがしなかったようなー… ふむ。(鼻の頭にシワ寄せて、ふがふが残り香を探すも…失敗。)ともあれ悪い人ではないような…そうでもないような…いや、それより。(ぱ。尻を押さえる手を離す。 にょろりと飛び出る尻尾が二本。 刀に脅えて変化が解けた。) [Fri 11 Nov 2005 22:35:40]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『・・・・・では、御機嫌よう・・・(すぐに、闇へと消えた。溶け込むように)』 [Fri 11 Nov 2005 22:31:33]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・ヴェルセリオスと申します・・・・・・ご縁があれば、また、後ほど・・・・・(振り向いて頭を垂れつつ答えた。そうして踵を返して――――) [Fri 11 Nov 2005 22:31:30]
◆コテツ > (…とりあえず、一人目にされる事は無いらしい。 余計な事を言ってしまった感は無きにしもあらず…しかし、それはそれこれはこれ。 生命賛歌を帰ったら熱唱予定。)あっ。 ちょっと。(洗練された仕草で立ち去らんとする後姿に、片手拱き呼び止めた。)あっしは、ヤマモト・コテツと申しやす! お見知り置きをっ。 [Fri 11 Nov 2005 22:30:04]
◆コテツ > (45… 長え。 少々陶酔し過ぎのケが。 こういう人が妖刀だかの類に取り付かれるのだろうと、何か他人事のように思う。 この距離ではあまり他人事ではないのだけれど。 どうかなさいましたか、に正気に返り、花束脇に置いては尻を押さえた。)いっいや! なんでも! ははは!(目が尖がって不自然な笑み。 月の如く巧みに移動っ。 決して背後は見せまいと。) [Fri 11 Nov 2005 22:27:17]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・さて、では私はそろそろ失礼致します・・・・・貴方も、夜道にはご注意を・・・・・・(太刀を収め、箱に仕舞って、しずしずと頭を下げた。呼び止めなければ、そのまま帰るだろう) [Fri 11 Nov 2005 22:23:17]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(持っているほうのメイドが、しばらくぼ−・・・・・・・・・・と反応を返さない。たっぷり45秒ほど刀身を見つめていたかと思うと、ふと我に返り)・・・・・・・・・・・どうかなさいましたか?(急に振り返ったコテツの、その背後を見る。さて、何が?)・・・・・・・・三人・・・・ですか・・・・・・・・それはいい事を聞きました・・・・・・・・・(何か納得した。何か。深く) [Fri 11 Nov 2005 22:21:29]
◆コテツ > 三人斬れば初段の腕前とも言いますればー…いや、駄目ですがね、斬っちゃ!(とりあえず全力制止。 顔が整ってる分だけ何考えてるか把握しづらい。) [Fri 11 Nov 2005 22:19:08]
◆コテツ > (動揺し過ぎれば噛む事だってありありです。 彼女の言葉の真意を問い質す間も無く、刀はその身を墓場に見せた。 きゅう、興奮に目が尖る。 月光は無く、あるのはヴェルセリオスの傍ら、ランタンの炎のみ。 刀身が澄んだ泉のように焔をそのまま映し込み、なんて、綺麗。 …ぞわ、恐怖の悪寒が背筋を駆ける。 その拍子、何か出た。)うげっ?(背後を見っ。) [Fri 11 Nov 2005 22:17:38]
◆コテツ > はっきり認められるとちょいと困りますよ。あっしはそんな事無いって言わなきゃならねぇじゃあありませんか。(はっは笑いと手を一振り。 まだ彼女の本気と冗談が分からないが、多分冗談…じゃないかな…)え、何の含み…( [Fri 11 Nov 2005 22:13:24]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・ええ。そうです(コテツが座り込むと、にぃ、とまた笑みを浮かべた。いぢめっこ) [Fri 11 Nov 2005 22:09:44]
◆ヴェルセリオス > ・・ええ。そうですよ。私は正確が悪く意地悪です(こく、と頷いた。普通そういうことで頷かないだろうというような状況だが)・・・・・・・なるほど。しかし、人間見た目で計るのは危険・・・・・・・・・・・・・ああ、そうですね。では、抜いてみましょうか・・・・・・・・(お互い人ではないのだけど。それはそれ。そして箱を地面に置いて、左手で柄を握り、右手ですらりと太刀を抜く。いささか、メイド装束で構えるには不釣合いではあったが)・・・・・・・・そうでしたか・・・・それでしたら、日を改められたほうが宜しかったのでは・・・・・・(誰にだろう、とか気になった。大きな猫の、おはかまいり) [Fri 11 Nov 2005 22:09:08]
◆コテツ > …はは。 ですよな…(腰抜かして座り込みつつ。) [Fri 11 Nov 2005 21:59:59]
◆コテツ > …意地悪なお人だ。(じとりと半猫目。 目ざとく見つけた彼女の唇の綻びを見ては、まったくと言わんばかりに黒い鼻から息を吹く。)どうでしょうな。貴女が優しそうなんで、あっしは震えずに済んでるのかも知れませんぜ。(にー、金色の三日月二つ。)そりゃぁ尋常ではないですな。刀は切れる程美しいとも言いますし、是非一度拝見してみてぇもんです。(ふむ。 腕組み。)…まぁ、あっしの墓参りじゃぁありませんな。 ちょいと頼まれて、花束を供えに来たんです。 …遅くなっちまいましたけどね。 [Fri 11 Nov 2005 21:58:38]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・これは、壊し殺すものですからね・・・・・・・・・・・・・・・・・墓場ならば、すぐに埋めてしまえば足も付かない・・・・・・・・・・・・・・・・冗談ですよ。切るんでしたら、もう少し人の多いところにします・・・・・・(本気か冗談か。目に浮かんだ笑みには、その真意は映っていない様) [Fri 11 Nov 2005 21:50:46]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・・私は、事実を述べているまでですが・・・・・・・・ああ、そうですね。同じ危険なのでしたら、知らないほうが心穏やかでいられますね・・・・・・・では、今後何も申し上げないことに致しましょうか・・・・・(軽く俯きながら、メイドが冗談のような相で無いような。ちょいと恐ろしいようなことをのたもうた。”くす っ”と口元が笑ったのを、見て取れただろうか?)・・・・・色々と仰ってますけど、素人さんではないようですわね・・・・・本当に素人の、普通の町人でしたら・・・・・怖くてがたがた震えているでしょうし・・・・・・・・あらあら、とんだ種明かし、ですか・・・・・?でも、本当にいいモノなのですよ。職人が命を削って作り出した・・・・・・・(ひゅるり。また風が吹いた。メイドは少し襟を立てるようなそぶりを見せて、微かに鼻を鳴らした)・・・あら、お墓参りではないのですか?危険な道行ですこと・・・・・・(あ、肉球、とか内心思った。やっぱり猫なんだー。とかとか) [Fri 11 Nov 2005 21:49:17]
◆コテツ > (彼女も、誉められて嬉しい事がある。 やっぱり普通の嬢ちゃんだ、なんて思うのだ。)…ところで娘さん、こんな所で何を? まさか辻斬りじゃねぇでしょうね。(むははは。) [Fri 11 Nov 2005 21:43:19]
◆コテツ > (冷やっこい風が首のところをそろりと撫でる。 ばっ、ばっ。右、左!)ま、またまたぁ! あっしを怖がらせて何が面白いんですかい! ははは!(尖がった目は笑ってない。 牙剥いて虚空に威嚇っ。)貴女が言うと戯言に聞こえないから不思議ですな…お人柄というか。(髭が項垂れた。)えぇ、そりゃもう!こう見えてトキノミヤコの出でしてね。ちぃとばかしは刀も見られるんですぜっ?(反り返りー、)…まぁホントの所、ぴかぴかだったんで言ってみただけなんですがね。(ハハ。)…あぁ、いやいや。どの道参られる方は寝てらっしゃるでしょうよ。墓参りにゃ遅い時間ですからな。(肉球の手ぇ振りつつ。) [Fri 11 Nov 2005 21:40:37]
◆ヴェルセリオス > ・・まあ、この墓場には夜でもよく人影が見えるようですが・・・・・・・それが命があるかどうかまでは、存じませんが(ひゅるり。季節が季節ゆえ、吹く風も寒い)でも、案外・・・・・そういうものかもしれませんわ・・・・戯言、ですけれど・・・・・・・・・・・・・・・・・あら、見る眼が御座いますのね。ええ。この間作られたばかりの物です(太刀について語るメイドは、とても嬉しそうに目を細め、声を弾ませていた。でも少しだけど)・・・・・・花束・・・・・ああ、お墓参りの最中でしたか。お邪魔――――してしまいまいたわね・・・・(気付くの遅すぎです。しかも最初にそんなことを言っていたし) [Fri 11 Nov 2005 21:33:04]
◆コテツ > …そ、そうですかい…?(眉間にシワよせ渋々承諾。 確かに、この年恰好でこの落ち着きぶりは只者とは思えないのだけれど。 顔立ちこそ似付かない物の、凝脂の美しい髪は故郷の女性を思わせる。 見蕩れたも束の間。)だっ…?(大丈夫なのかそれは。 出損ねた突っ込みは空を彷徨う右手に宿る。)いや、まさかぁ!墓場の娘さんにお化けなんて、どこの怪談やら!(にゃははとばかり照れ笑い。 ビクついたのは秘密の事。)…こりゃぁ見事な刀ですな。 新しく拵えたヤツですかい?(ちと身を乗り出し、顎を擦り。) [Fri 11 Nov 2005 21:23:47]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・大丈夫です・・・・・私、こう見えてもちょっとやそっとの事では・・・・・・・・・・・(こく、と小さく頷いた。ランタンの灯りは、周りを包む墓地の暗闇からすれば酷く頼りなかったが――――それもまるで気にした様子が無い。揺れぬ心の代わりとばかりに、風がその黒い髪をさらりと揺らした)・・・・・・・・・・・・大丈夫です。只の――――太刀、ですから(から・・・と乾いた音を立てて開かれた箱。その中には、立派なつくりの太刀が一振り。ざっと見て1m前後のそれは、軽々と振り回せるようなものには見えない)・・・・・・・・・・・・何か、化け物でも出てくると・・・・お思いでしたか・・・?(くすりと、笑った。目を、微かに細めて) [Fri 11 Nov 2005 21:16:51]
◆コテツ > (…物の怪っていうと、自分なのだが。)…あ、あぁ、危険ですな。墓石にぶつかったりですとか。(カドが痛いんですぜこれが、とか無駄追加。 うんうん相槌打ちつつに。)というかあっしよりも貴女でしょうにっ。別嬪さんがこんなトコにいちゃぁ、眠れるもんも眠れやしねぇってもんで、えぇ。(真面目な顔でヒゲ扱きつつ。 広がった目をまぁるく。)…え、いいんですかい?(立ち上がった彼女は随分のっぽさん。 男としては少々しょっくではある。 随分重そうに見えるのだが、気のせい…なのだろうか。)い、いや。いいってんなら是非…っ。(どうなさいますか。 不思議な圧力に半歩後ろへ。) [Fri 11 Nov 2005 21:08:13]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・そう、ですか・・・・・・・ご用心を。物取り物の怪の類が無くとも、そもそも墓地は危険です・・・・・・墓石とか(まあ確かにその通りですが、というようなことを淡々と述べた。その口調は、まるで墓地に出るようなものや、普通の人間などが闇に抱く恐怖を、まるで気にしていないようで)・・・・・・・・・・・変わり者ですので・・・・・・・・・・・・ああ、この箱が気になりますか?何でしたら――――中身をお見せしても構いませんが・・・・・(いつまでも座ったままでは失礼と思ったのか、ゆっくりと腰を上げた。腰の辺りを軽く手で払って、桐の箱を手に取った。片手で軽々と持つには、その箱はいささかしっかりして良すぎるように見えたかもしれない。)・・・・・・どうなさいますか・・・・?(きりの箱を片手に 尋ねた) [Fri 11 Nov 2005 21:01:54]
◆コテツ > い、いや、はは!ちょいと野暮用で遅くなってしまいやしてっ。(猫は鈴のような声が好きな動物。 彼女の落ち着いた…感情の色が見えないような声は、少しだけ猫をひやりとさせた。 無意味に驚き、片手は頭に、片手は胸元の花束をぎゅうと抱いた。 ばつの悪そうに、ちと視線を逸らした後。)えぇとその、失礼ですがね。寛ぐにゃちっとばかし、ここは寒いんじゃぁねぇんですかね。(穴に座る、すらりとした女性と、桐の箱。 ここではなかなか見ない箱。) [Fri 11 Nov 2005 20:55:40]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・・・・こんばんは・・・・・・・・お墓参りには、適さぬ時刻かと・・・・・・・・(近づけば、ランタンの持ち主の状況がわかるだろう。近くに墓石の無い、墓地のとある一角。何故そうなったのかは知らないが、なだらかなくぼ地がある。ランタンの持ち主はそこに腰を降ろしていた。どちらかというともたれかかるように。そして、その隣には長め桐の箱。) [Fri 11 Nov 2005 20:49:55]
◆コテツ > (と、足音に反応してしまう条件反射。 ちょっと神経質に成り過ぎていたのだろう。 見てみれば、可愛らしいお嬢さんではないか…なんで今頃ランタンを付けたのかは分からないけれど。 顔もやけに白い。布の白と比べたとて、遜色ない程に。)…!(幽霊っ? 勝手に感付く妖怪一匹。 いやいや馬鹿なと自分を笑い、それでもそろそろ、慎重に接近…)…お、おばんですー…?(顔を覗くよう、顔傾けてご挨拶。) [Fri 11 Nov 2005 20:45:41]
◆コテツ > (ビクゥッ! 立ち止まり、肩が跳ねる。 跳ね上げて毛羽立つ尻尾は羽箒の如し。) [Fri 11 Nov 2005 20:42:54]
◆ヴェルセリオス > (ランタンの灯りが、思い出したように付けられた。強い光ではないが、夜の闇の中では目立つだろう。その光は、花束を持った男の歩く道から、そう遠くないところに佇んでいた。眼が悪くなければ、少しでも夜目が利けば――――ビタミン欠乏の鳥目でなければ――――灯りを移す白さが目に入るだろう。白い顔に、白いエプロン) [Fri 11 Nov 2005 20:42:04]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが入室されました。 『じゃり っ』 [Fri 11 Nov 2005 20:38:49]
◆コテツ > (猫の血が混じる妖怪の体。 夜は猫の活躍する時間となれば、闇夜の暗がりなんのその。 金色の目は、しっかり闇を見通してはいる、のだが。 中には臆病な猫も居る。 下げた尻尾は地面に擦りそう。 ちと石畳に触れては跳ね上げ、の繰り返し。)…えぇと…(眉間にシワ。 耳を伏せ、きょときょとと辺りを見回す猫頭。) [Fri 11 Nov 2005 20:37:56]
◆コテツ > (石が音を片っ端から吸い込んでしまうのだろうか。 風は無く、音一つ無い。 何故機嫌を損ねてしまっているのだろう。 月は無く、明かりは無い。)…うう、冬の墓場ってのもまたこう、何かおっかないもんですな…(猫背金目の猫男が、花束持っておっかなびっくり一人旅。) [Fri 11 Nov 2005 20:32:47]
お知らせ > コテツさんが来ました。 『(靴音が響く、共同墓地。)』 [Fri 11 Nov 2005 20:28:34]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Fri 11 Nov 2005 11:15:01]
◆イデス > (幾分か上機嫌になった足が、また散歩を続ける。 墓場を通るのは、こう云うものを期待する以外の何物でもなかった。) [Fri 11 Nov 2005 11:15:00]
◆イデス > 最近、バラバラ殺人事件でもあったのかしら? (一つの碑の下に何十人と埋められているところを見遣った。) (返事は勿論ある訳が無い。 だがそんな事はどうでも良いのだ。) おやつ見っけーッ。 (哀れ、切れッ端はゴクンと飲み込まれてしまうのだから。) [Fri 11 Nov 2005 11:14:23]
◆イデス > (ワンタンが漂っている、と云う表現が近いだろうか。或いは海月でも良い。 うよふよ。と漂っていた其れを捕まえて、そうして巨躯は何かを悟る。) (指先に チリリ とした痛み。) 千切れちゃってるじゃないの。 (霊の切れッ端だった。) [Fri 11 Nov 2005 11:12:28]
◆イデス > 憎たらしいくらい晴れてるわねェ。 (空は只管に青かった。見上げれば太陽が眼を焼く。 頭が熱いのはきっと黒髪の所為だろう。) ――あら。 (視界を過ぎるものを、先ず視線が追った。) (それから、片手が其れを ちょい と摘んだ。) (傍目には、狐の影絵でも作ろうとしている人のように見えるだろう。) [Fri 11 Nov 2005 11:03:57]
◆イデス > (白いばかりの布を巻きつけた巨躯は、矢鱈と元気に闊歩するミイラみたいに見える。参拝する人が遠目に ギョッ! とするのを何と無く気配で察知した。) (其れに構わず、悠々と今日も散歩をする。スタート地点は歩き始めたところ、休憩地点は足を止めた所。 ゴールは、眠った時。) [Fri 11 Nov 2005 10:56:31]
◆イデス > いやァね。石ったら冷たいンだから。 椅子にしたら腰が冷えちゃうじゃなァい。 (座らなくて良いよと突っ込む墓守は居ない。多分、小屋に引っ込んで寝ているのだろう。 もう直ぐ昼だと云うのに。) [Fri 11 Nov 2005 10:49:36]
お知らせ > イデスさんが入室されました。 [Fri 11 Nov 2005 10:46:36]
お知らせ > アイソンさんが退室されました。 『( ――もう、誰も本当に大事に 思えないのだ )』 [Wed 9 Nov 2005 22:29:17]
◆アイソン > ( ――けれど? ) ……クリスマスには、間に合うようにしますね。 ――雪を被っていても、必ず。 ( 食い縛った奥歯を緩め、穏やかに目を細め頭を軽く下げた。踵を返すも、無音 ) ( けれど、本当に大事な人と出会ってしまったのだから。けれど、その人を失ってしまったのだから。けれど、その人はもう二度と会えないのだから―― ) [Wed 9 Nov 2005 22:28:27]
◆アイソン > (「今の私は私の在るべき姿ではない」なんて。 ――嘯いて居れば良かったのに? ) ………――失礼、如何でも… 良い、話ですよね。――ハロウィンに間に合わなくって、すみません。( がり、と奥歯を強く砕かん勢いで噛み締めた。無様な自分を罵る自分の声が聞こえなくなるくらい、目を強く瞑って首をまた、左右。 ――何が、大事な妹だと。何が、友人だと。 結局、全て捨てられるように、離れても良いように、場所を、間合いを計った関係を保っている自分に気付く。気付いた。 …けれど。 ) [Wed 9 Nov 2005 22:24:23]
◆アイソン > ( ――捨てられた猫は、帰り道を知って居ても帰らないのだ。犬は知っているから帰るという、そうではない。 ……二度拒絶される痛みを判らないから、亦主の元に、膝元に擦り寄りたいと思う愚鈍なだけだ。猫の、癖に―― ) ……其れすら。 ( ――判らなかったのか? 夢見ていれば、良かった。帰る場所は在るのだと、実は想いは消えていないと、いつかきっとあの小さな掌の主が抱き締めてくれると、そんな都合の良い妄想に酔っていれば良かったのに。 ) [Wed 9 Nov 2005 22:19:28]
◆アイソン > ( ――もし。 ) ……あの人に出逢えたならば、私は結局は此処で一人で得た全てを。 ( 惜しむ事無く、捨てただろう?――結局は、帰ってきたのではなく。 ) ………――。( ふる、と頸を左右に振った。 ) ( ――逃げてきたのだと、認める。帰る場所は、無かったのだと。 ) [Wed 9 Nov 2005 22:15:15]
◆アイソン > ( 音小さく墓前に供えられるは花束と、包み。包みの中の菓子は手作り等の暇は作れなかったから出来合いのものだけれど、 ――自分が作るよりは随分と美味しい筈だ。お菓子という物と無縁の仕事に就いてもうどれだけ過ぎてしまったか。 ――ふと自分の手を見れば棍を振るい続けた結果の血豆が潰れた痕が判る。瀟洒なメイドには有るまじき醜い傷眺め、無表情に息を一つ吐いた。) ――本当は (墓前に座り込むでも無く、立った侭に墓碑に視線向けて訥々と言葉を吐く。掌を下げ、緩く首を左右に振れば――) ……戻ってくる気は、無かったのかもしれません。( と、目を閉じたまま音も無く笑いに口角上げて。 ……放浪ではなく、確かめに行ったのも半分あったのだから。もし、 ) [Wed 9 Nov 2005 22:12:33]
◆アイソン > (足音は無い。まるで猫其の物のように只夜闇纏って墓地の中、小高い丘になっている其処へと向かう。 ……人気の無い墓地に時折通り抜ける風はもう冬の色、乾いて冷めた空気が頬を弄れば薄く耳が震えた。) ……結局―― …先月は間に合わなく、なってしまいましたけれど。(長身とは言えぬ、華奢な痩躯が歩みを止めるは大きな墓碑。大きいからと言って偉人が眠るわけではない、有名人が眠るわけでもない、 ―― たった一つの墓石で何十人の眠りの上に立つだけの。吐き出した言葉は未だ、白く霞まない。秋。) [Wed 9 Nov 2005 22:06:50]
お知らせ > アイソンさんが来ました。 『(白い花束と、菓子の包み。)』 [Wed 9 Nov 2005 22:02:49]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『(さくさくと、来たときのように足音はこの場所を離れていく)』 [Wed 9 Nov 2005 21:43:43]
◆ディーフィール > ま、まぁ…そのとき、次第だよね…(人生、どっちに転ぶか分からない、それなら…)目いっぱい楽しまないと損…かな…(待ちながら、楽しむのはありだろう、そう考えて…) [Wed 9 Nov 2005 21:42:44]
◆ディーフィール > ふふ、じゃあ、次の機会にねー(ぱたり、軽く振った手は彼女を見送り…)…一つだけなら手に入るものも、欲張ったらみんな逃げちゃうなんて考えちゃうのは貧乏性かなぁ…(私生活を振り返れば自分も十分欲張っていることに気が付き、はた、と動きを止めたが、 [Wed 9 Nov 2005 21:41:18]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Wed 9 Nov 2005 21:38:49]
◆リゼル > ( ――… と、 歩く足取りは、軽く。 ) [Wed 9 Nov 2005 21:38:47]
◆リゼル > ――… もちろん。 ( 人生欲張った者勝ちだ、 と考える。 ――彼女の心が見えぬから、 読めぬから、 己に掛けられる言葉など少ない。 ) … うン。会えるよ。 …其のときに ね。 ( ちょン、と小さく首傾げた後に ) じゃァ、今日は ばいばい…――? また、何時かね。 ( ゆっくりと足先 、墓地の奥聳える森へと向けた。 ) [Wed 9 Nov 2005 21:37:43]
◆ディーフィール > ふふ、そっかぁ。じゃあ、私も欲張ったほうが良かったかな(いたずらっこい笑みに返すように答えた)あはは、そんなんじゃないよ。ただ、単に私が未練がましいだけ(そう答える声は、軽く)今は、かぁ…ふふ。それじゃ、次に会えるときは楽しみにしようかな…?なんとなく、また、此処にくれば会えそうだしね…? [Wed 9 Nov 2005 21:34:20]
◆リゼル > ――…こういう時は欲張らないと損だから、 ( 悪戯ッこい笑み浮かべた。 ――彼女が如何思ったか等知る事は無いけれど、 続く彼女の答えに 羨ましい の感情は芽生える事も無く。 ) …信じてれば願いは叶う。 ――綺麗過ぎて好きじゃァ無いけど、 …でも、希望にはなると思う。 ( 慰めの言葉も、同情の言葉も 掛ける事は出来ない。 ―― 彼女と同じ様に 瞳、硬く閉じて。 … 声掛かった声と同時に ゆるりと、開いた。 ) 今は秘密。 ――また会えたら 教えるよ。 ( 人差し指、 彼女の口元まで持っていき ) くすくすくす。 お互い消えなかったら 、また会える、から。 [Wed 9 Nov 2005 21:28:31]
◆ディーフィール > ふふ、欲張りだねぇ…(好感が持てた人たち、どの程度いるのか分からなかったけれど、たくさんじゃないかと勝手に思った)私?私はねぇ…(そういって軽く瞳を閉じ…)今のところは誰も居ない…かな…一人だけそんな人は居るけど、その人は「生きているのか死んでいるのか分からない」からね…(死んで居なければ生き返らせる必要もないわけだ…)…生きているかもしれないなら、ここで待ち続けるのも良いかなぁって。待って待って…、それでも来なかったら運が無かったって…諦められると良いんだけどね…(一度目を閉じ、その後、すぐに目を開き)そういえば名前、聞いたっけ…?知り合い、よく会う人は忘れないんだけど最近、忘れっぽくなっちゃって [Wed 9 Nov 2005 21:22:57]
◆リゼル > ―――…うン。永遠の別れでは無いから、 ( 希望が持てる、 ――…言葉に、周囲の十字架見渡し言葉を紡いだ。 ) ――― 生き返る術が有ったら、 … 今迄会って好感が持てた人皆。 …かな。 ( 言葉にすると、 感情に押し殺されそうになる。 ――…言葉は、 声は、 嫌なものほど酷くまとわり付いて ) 貴女は? ( 其れを 経ち切ろうかの様に、 ) あなたは、誰を生き返らせたい? ( 彼女へ言葉を返した。 ) [Wed 9 Nov 2005 21:15:38]
◆ディーフィール > うん。死んじゃったらお終い、だもんね。行方不明でもここに眠っていなければいつかは会える…そんな希望も持てるからね…(やや目を細めて周囲を見る。数個、新しい墓は在るようで、そこに近づいて名を確認する。知り合いの名が無い事を確認すれば少し、安心したようで)生き返る方法…かぁ…。ねぇ…もし、そんなことが出来るんなら…貴女なら誰を生き帰してもらいたい…?(きゅっと細められたままの瞳、笑みを浮かべたままの相手に少し聞いてみた)例えば…家族とか、恋人とか… [Wed 9 Nov 2005 21:10:44]
◆リゼル > ――…、 ( こく、 と短く短く 頷いた。 笑みに返した笑みは、人間の真似事のようなもの。 ) … 確認 ? ( 鸚鵡返しの様に聞き返し、 後の言葉に、 納得した様に息洩らした。 ――死が、余りに近い場所。 何処で何が起きても 不思議でない、 そンな、 場所だからこそ ) ―――… うン。 まだ此処には蘇る術が無いから。 ( 死から蘇る。 そンな 異世界のような事が有れば良いのに。 ――… 己と同色の彼女の瞳見遣って、 眉尻下げて、笑った。 ) [Wed 9 Nov 2005 21:04:00]
◆ディーフィール > うん。それなら、納得。確かに此処、静かだもんね…(にこ、と笑みを浮かべて笑いかけた直後の問い、少し、苦笑のような笑みとなり)お墓参り…じゃないんだよね…ちょっとした確認、かな…?(あはは、とどこか乾いた、ごまかすような笑みを浮かべて比較的、新しい墓石はないかと視線を巡らせる)知り合いの名前が刻まれていないことの確認、かな…。気が付いたら此処に名前が…って怖いし… [Wed 9 Nov 2005 20:59:07]
◆リゼル > ( ――視界に映った彼女に 会釈する様に頷いた。 …其の、質問に。 ) …静かな所で歌うのが好きだから、 ( 短く 云った後、 ) 貴女はこんな夜に墓参り――…? ( 普通の少女の様に見える彼女に。 夜にこんな場所は危ないよ、 と呟く声は 届くかは判らないけれど。 ) [Wed 9 Nov 2005 20:55:28]
◆ディーフィール > (かさ、と気配を隠すことも(隠す技能も無いが)せずにゆっくりと少女の姿を見つける。相手からも自分のことを探すことはできるだろう。一歩、足を踏み出しながら)こんばんは、こんな所で歌…?(笑みを相手に浮かべ軽く首をかしげ、尋ねた) [Wed 9 Nov 2005 20:52:01]
◆リゼル > ――… 心が 呼び合う 、 元に戻して ―――― … !、 ? ( ふと、 微かに聞こえた葉音に歌を止めた。 ぷつン、 電源を切ったかの様に 静寂が戻る 。世界から切り離された様に、 ) … 、 ( ゆっくりと、 先ほど音が聞こえた場所を辿るように 振り向き。 ――…其の先には、 彼女は、 見えるだろうか。 ) [Wed 9 Nov 2005 20:48:22]
◆ディーフィール > (歌声に惹かれた…わけではないが、ゆっくりと墓地に足を踏み入れた影。秋から冬に向かう気候に袖の長い服を着て、墓地の入り口に立つ。入り口から聞こえてきた歌声に足を止め、ゆっくりと声のする方向を探った) [Wed 9 Nov 2005 20:44:59]
お知らせ > ディーフィールさんが入室されました。 [Wed 9 Nov 2005 20:43:01]
◆リゼル > ――… 如何して、 ( ぽつンと、 ) …私は彼方の隣に居ないのだろう … 、 ( 曲に乗せた歌が 響く。 ) 心だけ何処かへ置いてきた お人形の様 ――――… 、 ( 静寂に包まれた墓地だからこそ聞こえるような、 微かな微かな、 声。 ) [Wed 9 Nov 2005 20:40:24]
◆リゼル > ―――…幸福から絶望へ、 …絶望から絶望へ。 ――…幸せの頂点からどん底の方が、 辛そうだね。 ( 横目で見遣った十字架には 知らぬ誰かの名が刻まれてある。 ――…亡骸と云う主人が居ない、死者の住居。 ) …彼女は何処に行ったのかな。 ( 幸福な貴族娘は、己が迫害した異形の者へと生まれ変わったのだ。 ――…其れを絶望し、己の新たな人生に終止符を打ったのかも知れぬ。 今も勇気無く生き延びて、己がやってきた様に迫害されているのかも知れぬ。 ――いい気味だと思うのは、 心が 消えてしまったからだろうか。 ) [Wed 9 Nov 2005 20:32:57]
◆リゼル > ( ――…死する事は楽園への切符。生きる事は悪夢。 …では、死して生きている者は何なのだろう と思った。 ) …――。 ( 輪廻とは違う。 けれど、一度死に、 生まれ変わる。 其れに変わりは無い筈なのに、 ) 化物 かァ。 ( 己の手見遣った。 ――人間だった者が異形へと変わる事と、 生まれながらに異形の者 …どちらが、辛いのだろう。 ) [Wed 9 Nov 2005 20:25:32]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Wed 9 Nov 2005 20:22:03]
お知らせ > ティエンさんが帰りました。 『( 呟きは夜風に紛れて 一歩目の音色に紛れて、どこかに消えた。 )』 [Wed 9 Nov 2005 04:08:52]
◆ティエン > ――… Dear allows eve ――… All Hallows Day … Dia de los Muertos ――…… ( 段階は三つ 重ねて、四つ。 呪いのようにもうひとつ 重ねてしまえば 試す事は出来る。 役に立つかなんて分からない可能性。 けれど、やってみなければわからないのも事実だから。 ――… だから? ) …… 駄目で元々って、言うしねー…… ( たは と。 口元が歪む。 どうしたって、笑みには届かないのだから、どんな顔でも同じかもしれないけれど。 腕の中 皮膚一枚の下で、疼く痛みの形を変えて 別のカタチにして それを触媒にして ――… どれも仮定。 応用なんて全然効かない、仮のお話。 傷んで痛む腕を押さえて、瞑目した。 この痛みが消えるまで。 少なくとも、消えたように思えるまで。 ――… 嗚呼、でも それじゃ 永遠に歩き出せもしないのなら ) [Wed 9 Nov 2005 04:02:36]
◆ティエン > ( 彼岸の手前と、向こう側。 もしくは、深淵の奈落と、その上と。 掛ける天秤の端と端は、いつだって不安定に揺れている。 どちらにも、完全な楽園なんか無いと知った上で、どうすれば良いのか迷っている。 ――… 嗚呼。 こんな益体も無い事を考えて、逃げている場合じゃないんだ。 人には人の世界があるんだから、其処に従わなきゃ。 でも、それだけで救われるなら 最初から起こりもしない普遍性。 ――… 今も外套のポケットに入っている白い錠剤が、人の手が作り出したものだというなら。 対するのは ――… 違う理屈だって、いいんじゃないかな? そんな囁きが きりきり ぎり、り 頭の片隅で繰り返されている。 …ぼんやりと視線が、脆弱でちっぽけな手から、腕へと移った。 此処には、魔物が住んでいる。 わたし自身に他ならない、傷つけることしか出来ないモノが。 でも ――… 今はナイフに宿らせているコレを ――…… …… … ) [Wed 9 Nov 2005 03:45:37]
◆ティエン > ( ノイズ 雑音 まるで、霞か砂嵐。 世界は薄い膜にいつしか覆われて 届くはずの指先も 聞こえる筈の物音も 大分、逃してしまっているのだ。 くらくらと、熱に侵される死人の身体。 ゆらゆらと、熱に浮かされた死人の温度。 全く正常じゃないそれらこそが、正常のフリを助けていたなんて、気付いてしまえば可笑しな話。 だから、今だって 誰かに囁きは只のノイズで 残滓のような嘆きは、砂を踏むようなざらつきばかり。 恒久の微熱 永劫の檻。 ――… でも、こんなことが出来るのは、最初から生きていないからだ。 自律で動くイキモノに同じ理屈を当て嵌めたら、それはもう 動かなくなってしまうだろうから。 ) …… それじゃ、意味が無いんだ――…… ( スイッチを切ってしまえばいい。 音源を断ってしまえばいい。 簡単な方法なら幾らだってあるけれど それじゃ足りない それじゃ駄目なんだ。 閉ざしてしまえばいいの 切ってしまえばそれで終わる。 方法を探す程に混迷するのは、そんな事ばかり気付けば考えているせいだ。 この手が何も掬い取れないと示すような、刹那的でどうしようも無い泡沫の群れ。 ) [Wed 9 Nov 2005 02:58:29]
◆ティエン > ( ――… 見てはいけない なんて知っている時点で それが何なのか悟っている矛盾。 そんな解決法は、気付かなくて良い。 実行なんて出来ないのだから、仮定としてすら考える必要は無い。 きりきり きしり 軋む音色は、近く。 だから、今は気付かない。 ――… ノイズ。 空気に混じる雑音は、それでも 本当に耳を澄ました時に比べれば、ずっと小さくて だから、まだ平気でいられる。 閉ざすことは出来ないけれど 朧にすることは出来たから。 ――… なら? ) ……でも 人間の身体じゃ――… 耐えられない か。 ( 見下ろす先に、手がふたつ。 脆弱で何も掴めもしない、絵筆を握るだけの手。 今は生温い欺瞞の熱が宿った、それ。 ――… その欺瞞こそが 世界に紗幕を掛けている。 ) [Wed 9 Nov 2005 02:24:56]
◆ティエン > ( 肺がきしきし軋む程空気を吐き出して。身体の中がからっぽになって、潰れてしまうくらいに何も無くなって。 けれど、それで死んだり決してしない。 ――… 死ぬなんてのも、おかしな表現だ。 わたしだって、此処にいて何ら不思議の無い死人のひとつ。 生きるのではなく、動いている。 続きでは無く、終わりから始まる物語。 だから、口元の歪みは何処までも笑みに届かない。 死者を前に笑うのは不謹慎で。 死者の前だからこそ笑わなければいけない矛盾。 ――… でも。笑わなきゃいけない相手が居るのはここじゃないから、それは許して欲しい。 此処は地の上 数多の屍の眠る場所。 例え墓碑の無い路でも、朽ちた血肉は何処にだって染み付いている。 深く深く吸い込めば、百年前の血臭すら錯覚出来る世界の果てで 偽りの熱を持ったものが佇む、もしくは立ち尽くす。 次の一歩を踏み出せず、迷いを口にすら出せない侭で。 ) ……居残るなら――… 、たっ て、静かにな ん か、なら な ――…… ( ノイズ。 視界と言葉に砂嵐。 それは、見てはいけないものだから 知らなくて良いなんて、欺瞞。 ) [Wed 9 Nov 2005 01:56:08]
◆ティエン > ――… ヒトは、居残るから。 どうしたって、此処も静かにはなれないんだな。 ( 万聖節の前夜程では無いけれど、此処はいつだってざわめいている。何かが蠢いて、密やかに潜んでいる。 ――…でも、此処はそれでいいんだ。それ以上溢れないように、その為に隔離された世界で その概念が、街に残滓が溢れる事を防いでいるのだから。 自縛の概念は良く分からないけれど、つまりはそういうものなのだろう。 墓地にそういうものが出るというのは、逆に言えば 其処まで辿り着かなければ、それは関わりが無いという意識的な隔絶なのだから。 どこかに災禍を閉じ込める事で 全体が得る平穏。 ――… だとすれば、こんなに煩い場所は、ヒトの意識が作り上げた 「 聖地 」 に他ならないじゃないか。 それで、平穏が得られるのだから。 ――… 考えて 過ぎって、思考を止めた。 余りにも益体が無さ過ぎるって流石に気付くから、頭を振る。 肺に蟠る空気の名残を、吐き出した。 からっぽになるくらい。 ) [Wed 9 Nov 2005 01:49:13]
◆ティエン > ( 決して静寂の訪れない だから静謐なんて呼べもしない 世界の陰 もしくは盲点。 裏側に佇むような、死角の点。 まだ半分まで満たない月明かりからも逃れるように、佇む場所は影の陰。 夜に溶け切れない外套の白すら隠すような、夜の中。 佇むというにも何もかもが足りないのなら、形はあっても亡霊のように。 ――… 相応しいと言えば、相応しい。 幽鬼にもなりきれない口元が、微かに歪んだ。 ) [Wed 9 Nov 2005 01:31:54]
お知らせ > ティエンさんが来ました。 『( 例えば、知らない誰かの墓碑の陰 )』 [Wed 9 Nov 2005 01:27:21]
お知らせ > 白毛の狼さんが退室されました。 『ちょっとはお兄さんぽいとこ見せれたらいいな・・・なんて、淡い期待の白い影。』 [Tue 8 Nov 2005 23:40:16]
お知らせ > こま@娘探索さんが退室されました。 『心強いシロさんの存在。お金のこともなんとかなりそうな気がしてきた、こまなのでした。』 [Tue 8 Nov 2005 23:38:01]
お知らせ > こま@娘探索さんが帰りました。 『心強いシロさんの存在。お金のこともなんとかなりそうな気がしてきた、こまなのでした。』 [Tue 8 Nov 2005 23:37:35]
◆白毛の狼 > 『そうだね!お散歩、お散歩!』(月明かりの下、でかい犬と小さな子供がはしゃぎながら移動を開始。墓場の不気味な雰囲気も、一時的にはまぎれたかも──) [Tue 8 Nov 2005 23:37:14]
◆こま@娘探索 > ええと、少しあるかもです!でも、大丈夫なの!お散歩すると思えば楽しい感じです!!(自分の周りを歩いてくれるシロさんに安心しながら目指す場所へと歩いて、墓地を後にしていく) [Tue 8 Nov 2005 23:32:23]
◆白毛の狼 > 『わかった!ついてく!』(”しごとあっせんじょ”なる場所がどんなところか、狼的未知との遭遇。元気に歩くこまの後ろといわず前やら横やら、散歩気分でついて行く。)『そこってここから遠いのか?』(まぁ、遠くても一緒に歩いていれば、一人で歩くより何倍も楽しいわけだ) [Tue 8 Nov 2005 23:30:22]
◆こま@娘探索 > こま、褒められたの〜(もじもじしながら照れていくが。ふと、思いついて)そうなの!はやい方がいいと思うの!こま、今から【しごとあっせんじょ】の場所教えるの!いいですか?着いてきて下さい!!(そういうとニコニコしながらハンカチを握っている手を元気良くふり、歩きだす) [Tue 8 Nov 2005 23:24:59]
◆白毛の狼 > 『こまはいろんなこと知ってるね、すごいね!』(自分の無知が痛く感じる。人間社会は難しい。動物社会は気楽でいい。)『うん、お願い!』(教えるといわれれば素直にそれに従うようであって──自信満々なこまをみれば、自分の知らないことを他にもいろいろ知っているのだろう、と勝手に思い込み言われるがままに信じきる)『うん、大丈夫!』(怪我はさせない、ちょっといたずらするだけ(?)) [Tue 8 Nov 2005 23:21:20]
◆こま@娘探索 > そうなの!お仕事をくれるところなの!!(そういえば、知らないことを教えれるのが嬉しいらしく、自信満々で答えた)わかったの!あとで場所教えます!!(それから)手伝ってくれるお兄たんがいます!って言えばいいと思うの!!(本当に大丈夫かわからないけれどやけに自信満々な笑顔。お金が貰えるかどうかなんて考えてもみないらしい。)あ!大事なお姉たんだから、怪我とかしないようにしないといけないの!!(と、注意事項だけを述べた) [Tue 8 Nov 2005 23:12:08]
◆白毛の狼 > 『しごとあっせんじょ?・・・どこだろ、わかんないや』(変な名前、しかもわかんないし。ダメな仔はやはり自分でした。)『後で場所教えてね!それと、オイラが連れて行っても大丈夫なの??』(とても動物の言葉がわかる人がいるとは思えない。はたして、仕事を終了させることは出来るのだろうか。いや、終了させることは出来るかもしれない。報酬は受け取れるのか??(ぁ)) [Tue 8 Nov 2005 23:06:48]
◆こま@娘探索 > 行って>言って [Tue 8 Nov 2005 23:02:35]
◆こま@娘探索 > ええと!ええと!!たぶん、【しごとあっせんじょ】っていう所につれていけばいいと思うの!!(適当な事を行ってしまったが果たしてよかったのだろうか?) [Tue 8 Nov 2005 23:00:43]
◆白毛の狼 > (思った以上に喜ばれ、ちょっとたじろぐ狼)『う、うん・・・手伝うよ。で、で、見つかったらどうすればいい??』(この広いヴェイトスからひとつの匂いをかぎ分けるのはとても出来るとは思えないが、もしかしたら会えるかもしれない。あまりにうれしそうにしているこまを前に、”あまり期待しないでくれ”とは言いにくくなってしまっていて──) [Tue 8 Nov 2005 22:57:34]
◆こま@娘探索 > (ハンカチをかいでいるシロさんを大人しくみていたけれど。どうやら手伝ってくれるらしい!)いいの!?こまのお仕事手伝ってくれるの!?ありがとです!わ〜い!シロお兄たん!ありがとです!!(嬉しそうにぴょんぴょんと飛び跳ねながらシロさんに抱きついた) [Tue 8 Nov 2005 22:51:48]
◆白毛の狼 > (差し出されたるハンカチの、匂いを鼻で嗅ぎ取って。)『うん、覚えたぞ!』(顔の判断できない狼、変わりに匂いをインプット。どんな人間なのだろう。それは会ってのお楽しみ。こまが言うにはお姉たん、女性なのだと判断できるがそれ以外はわからない。わかったところで一致するとも限らないのが狼の悲しいところ。動物の見た目は判断できても、人の見た目は判断できず)『この人見つけたら・・・ひっぱってくればいいのか?』 [Tue 8 Nov 2005 22:47:24]
◆こま@娘探索 > (優しいシロさんの言葉。心がぽうっと暖かくなる。)シロお兄たん・・ありがとです・・(優しく慰められればさらに落ち着きを取り戻し。ハンカチのことを聞かれれば)そうなの!サレルお姉たんのお匂いがついているハンカチです!こま、これのお匂いをかいでお姉たんを捜しているの!(そういうと、シロさんにもハンカチを近づけ見せる) [Tue 8 Nov 2005 22:39:48]
◆白毛の狼 > (こまがダメな仔なら、何もしてないオイラは一体・・・)(食う寝る遊ぶ以外のことは何もしてないダメ狼。とはいえ、所詮獣にゃ仕事がない。出て行かないためにはどうしたものか・・・)『こまは、何も悪くないじゃん』(すりすり顔を寄せて慰めようとしていて)『その”される”っていう人間見つければいいの?』(小首かしげて顔を見ていて。人間の顔の区別がつきにくい。何か匂いでも残っていればそれを手がかりに探すことを手伝えそうだが──ふと右手に握られたハンカチに目が行って)『その布、されるって人のやつ?』 [Tue 8 Nov 2005 22:35:43]
◆こま@娘探索 > シロお兄たん・・ごめんなさい。こま・・駄目な子でごめんなさい・・でも・・こま、がんばってお金稼ぎます!なんとか、お宿に入れるように駒、お金稼ぐの頑張るの。(もう一度むぎゅっとシロさんに抱きつけば、右手のハンカチを持っていないほうでゴシゴシと涙を拭いていく)ええと、ね、サレルっていうお姉たんを捜しているの。それがお仕事なの。6万円には足らないみたいだけど、こま、頑張るの!(泣いていても始まらない。シロさんに心配掛けてもいけないので、頑張って笑顔を見せる) [Tue 8 Nov 2005 22:24:39]
◆こま@娘探索 > シロお兄たん・・ごめんなさい。こま・・駄目な子でごめんなさい・・でも・・こま、がんばってお金稼ぎます!なんとか、お宿に入れるように駒、お金稼ぐの頑張るの。(もう一度むぎゅっとシロさんに抱きつけば、右手のハンカチを持っていないほうでゴシゴシと涙を拭いていく)ええと、ね、サレルっていうお姉たんを捜しているの。それがお仕事なの。6万円には足らないみたいだけど、こま、頑張るの!(泣いていても始まらない。シロさんに心配掛けてもいけないので、頑張って笑顔を見せる) [Tue 8 Nov 2005 22:24:12]
◆白毛の狼 > (人より体温高めの狼、ちょっとした湯たんぽですよ(何))『へぇ、人探しなんだ?・・・こんなところで?』(あたりを見渡せば、月明かりがなければ薄暗く、妙な寒気を感じてしまいそうな雰囲気の場所であって──)『う?ろくまんえん?』(お金とか、人間的な常識がまったくといって良いほどない狼には首をかしげて聞き返すことしか出来なくて)『え、あそこにいれなくなるのか!?う〜・・・それはヤだぞ・・・』(雨風防げてご飯(あまりもの)も食べれる場所だ、そうそう出て行きたくはない。まぁ、野良生活に戻るだけだからそれはそれでいいのかもしれないが、やはりこれからの時期、ねぐらは確保しておきたいところ。困った困った) [Tue 8 Nov 2005 22:19:34]
◆こま@娘探索 > (抱きつけば、シロさんにほっぺたを舐められた!暖かくて思わず、自分の頬をすりすりとシロさんの顔に擦りつけていく)あったかいね〜。シロお兄たんあったかいね〜!!(かの中に手を突っ込めばとても暖かい。と、何をしていたかと聞かれれば)こま!お仕事してたの!サレルっていうお姉たんを捜すお仕事なの!(と、底まで言えば)シロお兄たん・・・12月になる前に6万円を稼がないといけないの・・・でないと、利光お兄たんのお部屋を出て行かないといけないの・・・お外で寝ることになるの・・・(外で寝るのはいいのだけれど、利光さんが帰ってきたときにお部屋がなかったら悲しい気持ちになるかもしれない。それに利光さんが迎えに来てくれたときに会えないかもしれないのだ。)どうしよう〜・・・(泣きそうになるのをぐっと我慢し、泣きそうな顔ををごまかすように、顔をシロさんの毛の中に埋めた) [Tue 8 Nov 2005 22:08:38]
◆白毛の狼 > (駆け寄ってきたこまにこちらも徐々に近づいて、抱きしめられればそれはそのまま、こちらも顔をこすらせて。すこし冷たい小さな顔をペロリとやさしく舐めあげて)『こま、ほっぺた冷たいよ?何してたのさ?』(人間形態してるのだから、人でなければ都合が悪い、そんな用事があったのだろうと、ない知恵絞って考えた。人の格好してると体力消耗しちゃうとか前に聞いたような気がして、風邪でも引かなければいいがとか思っていたり──) [Tue 8 Nov 2005 22:01:14]
◆こま@娘探索 > !?(誰かやってくる気配。匂いをかいで確認すれば知っているお匂いで)あ!!シロお兄た〜ん!!!(シロさんを見つければ表情をぱっと明るく指せ、急いで駆け寄れば甘えるようにぎゅっと、優しく首のところを抱きしめた。むくむくしてほっとする感じ) [Tue 8 Nov 2005 21:52:14]
◆白毛の狼 > (夕飯食べ終わって夜の散歩に出てみれば、知った匂いがしたようで。フンフン鼻をならしつつ、薄気味悪い墓地の中、月明かりの下白い毛がうっすらぼんやり見えるかも)(・・・こっちのほうかな・・・)(キョロキョロあたりをみまわして、声のするほうちらりと見れば、そこには小さな探し人。すたすたゆっくり近づいて)『こま、こんなとこで何してる?』 [Tue 8 Nov 2005 21:49:39]
◆こま@娘探索 > お姉た〜ん!お姉たんいますか〜!?(あまりにも思い余ってもう、最終手段。直接名前を呼んでみることにしたのだ!そこが馬鹿なところ!)サルレお姉たんいますか〜!!こま、捜しているの〜!サルレお姉た〜ん!!(シャルレといえなかった!) [Tue 8 Nov 2005 21:47:08]
◆こま@娘探索 > お姉た〜ん!お姉たんいますか〜!?(あまりにも思い余ってもう、最終手段。直接名前を呼んでみることにしたのだ!そこが馬鹿なところ!)サルレお姉たんいますか〜!!こま、捜しているの〜!サルレお姉た〜ん!!(シャルレといえなかった!) [Tue 8 Nov 2005 21:45:37]
お知らせ > 白毛の狼さんが入室されました。 『知った匂いを嗅ぎ付けて』 [Tue 8 Nov 2005 21:43:51]
◆こま@娘探索 > ・・・・・・・・(大人しく待っていたのだけれど膝小僧をもじもじしはじめると凄い勢いで立ち上がった!)もゥ!!探してるお姉たん来ないの!こま、お暇です!!(ぱんぱんと右側の手でお尻の土を払い落とせば、自ら捜しに行こうと作戦をかえ、墓地の辺りを歩くことにして)こま、捜すの!!(てくてくと歩きだした) [Tue 8 Nov 2005 21:39:08]
◆こま@娘探索 > (集中していたのだけれど、何分この寒さ。膝小僧丸出しルックの自分には多少きつい・・・犬の姿であれば全然へっちゃらなのだけれど。)寒いの・・・まだかな〜まだかな〜・・・・(来るかわからない探し人を待っていく。そろそろ大人しく待っているのも限界で。) [Tue 8 Nov 2005 21:31:13]
◆こま@娘探索 > ・・・(時折匂いをかいで、みて。目を閉じれば集中し、あたりの気配に敏感に感覚を研ぎ澄ませていき)・・・・・・(来ないかもしれない人物をまっていく) [Tue 8 Nov 2005 21:24:32]
◆こま@娘探索 > (少し肌寒く感じたので膝をぎゅっと抱えこみ、あたりを見渡していく。まわりに生きている人の気配はしない。それでも、体育座りをしたまま探している人がくるのを待ってみる) [Tue 8 Nov 2005 21:19:33]
◆こま@娘探索 > (少し肌寒く感じたので膝をぎゅっと抱えこみ、あたりを見渡していく。まわりに生きている人の気配はしない。それでも、体育座りをしたまま探している人がくるのを待ってみる) [Tue 8 Nov 2005 21:19:30]
◆こま@娘探索 > お姉たん・・来ないかな・・・・(人通りがあるほうが合える確率は高そうだと考えているのだけれど、自分では考えが及ばないところかもしれないので、わざと人の居ない所をはって見ているのだ) [Tue 8 Nov 2005 21:10:31]
◆こま@娘探索 > (背中に風呂敷を背負った子供が左手にハンカチを握り締め、人が居ない墓地の中で体育すわりをしている。娘さんを探しているのだけれど、前二日が人通りの多い所に探しにいったのだけれど、さっぱりだった。なので、少し考えて人が全くいない場所を探してみた。ただ、探し回っても駄目だったので今回は向こうから現れるのを待ってみる作戦にでてみた。) [Tue 8 Nov 2005 21:08:33]
お知らせ > こま@娘探索さんが入室されました。 『墓地のど真ん中。体育座りしている子供が一人。』 [Tue 8 Nov 2005 21:05:33]
お知らせ > 気配さんが退室されました。 『( そして残るのは、常と変わらぬ平穏の朝。)』 [Sun 6 Nov 2005 06:12:54]
◆気配 > ( >「わた」) ( もさもさ、もこもこ。動きを擬音にすればそんなモノだろう。死者の石榴と無機質の黒。 ちなみに。チャンネル開きっぱなしの同類項の耳には、予想通りの台詞がバッチリ聞こえているのだった。南無。だから、「吹き出した」 熊のぬいぐるみがけたけた笑う。朝日の中のぷち怪談。) 折角のオマケだからね。せいぜい楽しもうとは思っているさ。――…ふむ。協力ね。ネタにもなりそうだ。( 話のネタ。もしくはメシの種。どれも必要無い癖に必要不可欠の矛盾。熊の顔は笑えないが、まるでヒトのように肩をゆらゆら震わそう。 さて。太陽を浴びたからといって消えうせる程潔いオマケでもないが。抱き上げた手の中、だらりと身を預ける。誰かの手に運ばれるのも触れるのも、久方ぶりのコト。) それは頼もしくも、手厳しい。お手柔らかに頼むとしようか――― ( 実体の無い声が一つ、重奏を。) [Sun 6 Nov 2005 06:12:26]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 『(人形を抱いた男の姿は朝日が昇る前に墓地から消えて)』 [Sun 6 Nov 2005 06:05:21]
◆黒外套 > (>「ぶんどる」)(熊は素敵なレディになりました。試運転は順調の模様。腕の中で動く貴方を暫く眺め――やがて交わる黒の瞳と石榴の瞳は、似た色で笑うんだろう。)(恐らく、今、再び意識の繰り糸を、「奴等」に合わせたなら、やっぱり『つまり…だったんだよ!』『何だって―?!』の会話が繰り返されている悪寒した。考え込むように延びた沈黙が、貴女の「話なんぞ」の下りに対する無言の返答になろうか)(振り払うように首を横に振って)――面白い事はいいことだ。”独りの自由”も”二度目の生”も”オマケ”も面白くなければ意味が無い。だから、オマケの貴女。貴女が面白いと思うことがあるなら、全力で協力させていただこう。恐らく僕にとっても面白い筈だからね?だから、貴女も僕が面白いと思うことには協力を。(そして、貴女が笑みを表情に出せないと言うのなら、代わりにこちらが笑おうか。)(――朝日が薄く地平に見えたなら、男は日に背を向け歩き出す。) あぁ、もちろん。貴女がもう要らないと言っても押し付けるほどにね。覚悟するといいよ。―――……忘れた、空になったと言ったら、その端から詰めなおす。…まぁ、何はともあれ、その為にも先ずはその為に暫しの幕間を―――頂こう。(墓場には似合わぬ、カラカラとした笑い声が響き) [Sun 6 Nov 2005 06:01:29]
◆気配 > ( コマンド?と撃退手段を聞かれる予感。) ( ともあれ。21gだけ重みの増えた熊が、抱える手の中でぎっこんばったんと手足を動かしていた。糸のもつれ具合を確かめるマリオネットのように。) 我思う、故に我あり――とは、良く言ったものでね。ソレを見失ったモノから「事象」に成り果てていくのさ。…大体、偏屈で偏狭で人の話なんか聞いちゃいなかったろう?( 己が思索と手がかりと未練と願望でパンパンに詰まったモノが多いからと。笑う熊なんて何事か。誰かと関わりたがる目立ちたがりの幽霊は、熊の中でくくっと笑う。 つぶらな熊の目が、石榴の色を覗き込む。) 無責任に応援させて頂こう。面白そうだからね。私はまだ死にたてだから、こうして少しは――…ヒトのようなコトも言える。さて、良いのかどうかは分からないけど。喜んで頂けたなら僥倖?( 熊の口は笑わない。熊の目は瞬かない。代わりに、おどけた仕草で頭を傾げた。) それじゃあ、何時か来るその日まで、現世でのお土産話を幾許か増やすのを手伝って貰えれば。まだ、先のある話だから。きっとね。( 三途の川に支払っても余りある程。忘却の川でも流しきれない程の記憶を。 他に何も持たない幽霊は、笑う声で笑みを返す。) それじゃ、今宵は此処でのんびりさせて貰おうかな。外でカラダを持つのは久しぶりだ。( もふもふと、抱き上げる手を叩くのは、「触れる」感覚の擬似構築。なるほど――面白い。だから、心中の言葉を知らぬ侭、同意を示して一言を。) アタマが無いから酷く忘れっぽくなっている私が、忘れないくらいにたっぷりと教えてくれると良いね――― [Sun 6 Nov 2005 05:40:39]
◆黒外套 > (二足歩行 の 熊 が 現れた!)(と、スペースを入れるとちょっぴり倒さなきゃいけない気分になるのはどうしてだろう。何の話。――黒外套の男は、立ち上がり、貴女…というか熊が長椅子の上から落ちる前に両手で抱えんと手を差し伸べた。)酔狂なのは承知の上…それでもね、話してみたかったんだよ。死んだ後の人がどんな事を考えてそこに留まるのか。(半ば、憧れのような気持ちだったのかもしれない。『貴方達は、幸せですか』『死しても残る思いとはなんですか』――灰に帰する己に比べて、何が違うのだろう?既に死んでいる自分と何が違うんだろう?――彷徨う人の欠片に話しを聞く事は、目の前で閉ざされた門の向こうを覗くのと一緒。)(男の口の端が笑みを作り)難儀でも……こちらも約束してしまったからね。果たすしかないんだろうサまぁ…代わりに可愛らしい貴女の話しが聞けたから良しとしよう。ある意味最高の収穫だ。僕が死人の欠片と話したいと思ったのは、君のような人と話したかったからなんだから――…(熊が肩を竦めるなんて、滅多に見れない仕草だ。クスクス漏れる声)……――……ユエン。その時をお待ち申し上げる、よ。忘れやしないさ。恋文を待つように。(天国からの手紙。己の辿り付けない道の向こうへ辿り付いたという証拠。――自分を知っている誰かが、其処へ辿り付けたと言う証拠。)……。(天国から鬼に手紙を送る人間が目の前に居る?)……。(なんだか酷く笑い出したい気分だ。空へ向ける視線が、笑みを含んで歪んだ)――――さて。―――そろそろ日も昇る。その体が気に言ったのならば、是非とも家にご招待したい。面白い家族も紹介するとも。このまま別れるのは切ないじゃないか。何よりもね、「何時か天国へ行く貴女」へ、「天国へいけない男」をもっと知って欲しいんだ。(僕がいけない代わりに。―――そんな言葉は、蛇足以外の何ものでも無いから、こっそりと心の中で呟いて) [Sun 6 Nov 2005 05:19:10]
◆気配 > ―――ふふ。( 幽霊は彼の事情を知らず、素性も知らない。こんな態度や溜息も珍しいとは知らないが、それでも笑った。いとも可笑しげに。) 「私達」とマトモに喋ろうとする時点で酔狂なのさ。大体ね、カラダが無いんだから、生きていた頃と同じような思考回路なんか残っている筈が無い。一番執着していた事に縛られて、それを繰り返す事象になっていくのがせめてもの自然さ。――…だからこそ、望むことには意味がある。それが例え、己にしか分からない定理だったとしてもね。つまり――― ( それは、縫い包みの中に消える刹那の事だ。だから、見上げる死線も笑う口元も無く。声だけが物語る。) 揃えてやら無いと、良くも悪くもコマンドは進まない。いやはや、難儀だね。( 最早生きた人間の事象になど不干渉で在るしか無いものが、未だ血肉を持った死人と話す。これもまた不条理の内。 ご愁傷様と、肩を叩く手すらないが。) 完璧な自由とは孤独の別称――…さて、誰の言葉だったかな。まだ、君のように話せる相手が私にはいるからね。悪くは無い、それは面白いから。( ――…柔らかく笑う瞳を見上げたのは、つぶらな目だった。つまりは、クマなのだが。) それじゃ、もしも私が辿り着けたら、お便りを差し上げよう。ユエンとかいう差出人から届いたモノがあったら、ソレが天国の答えさ。( そう言って――肩を竦めた。丸い肩。そもそも、肩なのかも不明だが。) そういうのもね、面白いかと思っただけさ。――…それはまた、面白そうな家族だね。娘さんとご兄弟かな?( 生きた死者にその理屈が通じるかは分からない。死者は万能でも全知でも無い。 だから、動作確認じみてよたよたと両手を揺らしながら。ふむ――と、首を傾げる。) 悪くは無いね、いやはや。確かに動かすのは楽だ。いつも大変だから。 [Sun 6 Nov 2005 04:38:49]
◆黒外套 > (理解の返事に頷くが、同時に溜息も零れた。)…まぁ、ちょっぴり騙されたような思いをしているわけだが。(引き結んだ唇が歪む。)”四人でやる”と言うたから、最初の一匹に約束した「ソイツ」を入れたんだが―…まぁ、残る三人がどうにもこうにも。煩いわ、言うことを聞かないわ、言葉は通じないわ…しかし確かに『縫い包みの中に入りはする』ので、契約反故ともイカン。このままじゃ、埒があかんので、最初の一人に出て行け言うたら、「嫌だ」と閉じこもる。”四人を揃えろ四人を揃えろ”と…まったくまったくまったくまったく憎たらしい(普段の男ならばこんな愚痴は溢さないだろう。――否、溢したことは無い。貴女が死者だからこそ、形ないものだからこそ漏らせる事もあるんだろう。)(それとも)(酷く人間らしく笑うから――寂しがりやの鬼の心に触れるものがあったのか)―――…………!(そして―――)……「おまけ」……?(軽く溢された言葉は、何時か自分が誰かに言うた言葉似ていた。)成る程、成る程。「おまけ」――二度目の本当の意味での自由時間を楽しもうと。良いね、その考え方は嫌いじゃ無い。(そして、羨ましくもある。中途半端に肉何ぞ持っているもんだから、余計な雑音が入ってくるんだ。瞳が柔らかく笑みをつくり)………「ミカド」だ。「西園寺帝」。僕も「おまけ」を楽しんでる一人さ。さっきも言ったが、残念ながらEDENやら天国やらヴァルハラなんぞには、どう進んでも辿り付けない男だけどね。(――話している間に。目の前で縫い包みの中に入り込む貴方の姿。一瞬、固まって)――熊の中で?君が?……手足をもぐ子供は居ないが、ハタキをかける娘なら居るね。あと…やたらフワフワ毛玉が好きな男。君がよければ僕はそれでも構わないよ?……「動く縫い包みが増えました」と言うても、驚く輩なぞ居ないだろうし。(戯れに聞いてみよう。「動かせない」と言うのなら、其れもひとつだ。 跳ねる尻尾…が見えたんだろうか。小さくなった貴方を見つめて)…………どうだい、居心地は。EDENよりは悪いかもしれんがね [Sun 6 Nov 2005 04:18:29]
◆気配 > 嗚呼――…証文も何も取れない私達のようなモノに、それは絶対だ。口にしたことは覆せない。それが、約束の形を取る限りは、原則的に。( ――…まあ、その前段階で虚偽やら仮定やらを取り混ぜる不逞の輩は山のようにいるが。それはお約束の範囲だ。依代の無いモノが虚偽を重ねれば、あやふやな「己」すら危うくするのが関の山。 だから、納得する。) さて、ねぇ?まあ、強いて言うならこれはオマケの一日なのさ。いつか終わるまで続くだけのね。( 未練が無いのが未練。来る筈の明日を取り上げられた不条理だけが、今を続ける、それも不条理。 天国を見失う死者の片方は、尤もらしく考え込む素振りの後、) それじゃ、もしも辿り着けたら手紙を差し上げよう。だから、記すべき宛名を教えて貰えないかな?( 既に死線をひとつ越えてしまって、けれどこの世に留まる者同士の戯言。にぃ、と唇の端を吊り上げた。少なくとも、そう見える顔。) ……ふぅむ。流石に、いつまで続くか分からない余生をクマーで過ごすのもどうかって考えたのさ。 案外楽しいかもしれないけどね。君の家に手足をもぐ子供がいなければ、の話。( もぐる指先がクマの中。する、と指を抜いて思案の後――するりと、「入り込む」気配。 気配を残しながら可視の領域から消えると同時。布と綿の集合体が、ぴくんと揺れるは風の悪戯か。それとも。) [Sun 6 Nov 2005 03:55:58]
◆黒外套 > (肩を竦めて)…僕とて、嫌がってるものを無理やりやらせようなんてしないさ。…奴等の一人が「やる」と言ったんだ。僕と約束をしたんだ。口約束な事は間違い無いが、生きている「人」との口約束とは違う。この意味は判るかな?(――肉体の無い貴方達と約束やら契約を結ぶとしたら、言葉、つまり言霊で契約なり約束なりするしかないわけだ。お伽噺でも時々見かけるだろう?例えば「いいえ」と言っちゃいけません。とか。「嘘だ」と言っちゃいけないとか―…あれと似たようなもの。言霊に縛られた契約。 尤も、この男がそう思っているだけかもしれないが。)――……ん?ふぅん…新人。へぇ。(瞬き一つ。心底珍しそうに貴方を眺める。やや不躾に)…最近儚くなられたと。何か心残りでもあるのかい?こうして留まっているなんて勿体無いじゃないか。折角死んだのだから、EDENとやらに行けばいいのに。…………そして、どんなところなのだか是非聞かせて欲しいね。一生其処には行けない者としては。(冗談のような会話も、冗談にはならない貴女と男の会話。くつくつと小さく笑いながら熊を指差し)……巨大化。はは。それはそれで面白いが―…生憎そんな細工も無い。ただ…「入りやすくて動かしやすい」それだけだ。(指先が縫い包みの中に入った。――…苦笑する貴方を楽しげに眺め)…―――…思うに、貴女は―…僕がその縫い包みの中に貴方を閉じ込めようとしているように見える、のかな? [Sun 6 Nov 2005 03:40:21]
◆気配 > ――…そうかい?なら、面を上げさせて頂こう。( 実体の無い髪を掻き上げて笑う顔に、薄く笑みを刻む。「仰せの侭に」と紡ぐ唇も冗句じみた気配を帯びて。) 二度目も逃れられない責任か。いやはや、大変なものだね。皆。( 皆と括る。何を括ったかは明確にせず、頬杖の姿勢でだらりと。) いや、それは全然?私は只の通りすがりで、むしろこの業界からすれば新参者さ。( さらりとした否定。口にしたことは全て事実。この界隈を根城にしている訳でもない。ひらひらと、風を生まない手を振った。) イヴの夜なら主役だけど、次の日ともなると世知辛かったね。いやはや――…ふむ。悪戯。……小さい割には、妙にリアルだね。私達が入ったら、巨大化でもするのかな?( くすくすくす。幽霊の目に映る縫い包み。奇妙な精巧さ。どのような意図で作られたものかはまだ不明だが。) ならば良いんだけどね。時々、そういうモノの材料としてとっ捕まるからね。――…自滅する輩も、まあ。いるかもしれないけど。( 透ける指先でちょい、とぬいぐるみを撫でる。無論、ぴくりとも動かない。 つられて虚空に視線向けて――たは、と苦笑いを零した。) [Sun 6 Nov 2005 03:19:51]
◆黒外套 > 君が――………(正面。熊の縫い包みの上で揺れる灰髪を見て、言葉を止める。)――”貴女”が謝る事は無い。(「止めろ」と掌が煽る) 「奴等」と貴方を同一にするつもりも無い。貴方達に個性があるのは知っているし、個々が有るのだから、個々に責任はとらせよう?(どうやって責任をとらせるか…なんて、見当もつかないが)――貴女がこの辺りを統べる長やら何かだと言うわけでも有るまい?(さて。視線は熊へと移される。――貴女と熊を交互に眺め)…Halloweenなら君達が主役だろうに。尤も、僕の「Halloween」は只のお祭り騒ぎ出来る日程度でしかないけどね?…もう少し”本音”を話すなら、悪戯ができればそれでいい。―――…で、用意されたのが其れだ。(熊の縫い包みは、縫い包みと言うよりは…やや本物じみていて)…それは無い。只の縫い包みだからね。ただ、存在する理由は「君達が入る為」だから…まぁ、気に入って出てこなくなってしまうような、馬鹿(ここで、視線鋭く虚空を睨み)もいるが。 [Sun 6 Nov 2005 03:04:13]
◆気配 > ( 「ソレ」らは未だ其処に存在するが、見ようと、聞こうとしなければ無いも同然だ。耳をそばだてない限り、吹き抜ける風の声の瑣末な違いに気付く輩が少ないように。 お手上げを示すポーズに、くくっと、喉をくぐもらせて笑う。そう。少なくとも枯れは、自分たちに接触する手法を持つ人間――?だ。) ……何処のアングラから発生したブツなのやら。すまないね、私達は秩序も法も通用せず、代わりに酷く身勝手な法則の中だけで「生きて」いるからね。それ以外は通用しない輩も多いのさ。代わって、お詫びをするとしようか。( 墓碑に凭れるポーズを止めて背筋を伸ばすと、片手を胸元に当てて一礼を向ける。輪郭が見えるならば、所作は伝わるか。笑みだけは、口元に残ってはいたが。) 嗚呼、この間の物騒なお祭りか。生きていたころは、そんな風に考えた事も無かったんだけどね――…( 死んで始めて知ることもある。長椅子に鎮座した熊にちろりと視線を向けて。) ……興味が無いと言ったら嘘になるけどね。出られなくなったりはしないかな?( 半ば冗句。長椅子の背後まで「歩いて」来ると、背もたれに頬杖をつくような格好で問うた。) [Sun 6 Nov 2005 02:38:02]
◆黒外套 > (無理やり「彼ら」に合わせていた波長を切った。繋げて絡めた綾取り糸を、パツリと糸切り鋏で切るように――…其れと同時に、男は疲労が浮かんだ表情を両手で覆って擦り上げる)(それから、「お手上げだ」と軽く両手を広げて見せた)………。そのコマンドを知ってはいるが、僕に「うちぅの謎」とやらを解き明かせるとも思えない。かと言って、元凶の一人を強制的に排除すると、崩壊、消滅してしまうだろう。僕は彼らを消したいわけじゃない。彼らから「執着」や「存在する理由」を奪い去ったら、その後に残るのは只の「抜け殻の精神」だけだ。(貴方の姿形を、男ははっきりと捉えているようだ。――表情まではっきり見えるか…と、言ったらやや怪しいものだが、わからない事も無い。酷く人間らしく笑う――…「精神体」だな、と頭の片隅で考えてさえいる)………。(精神体の貴方につられるように、熊を見やる)……期間限定でね。時期外れのHalloweenをしたいのさ。―――その人形は「君達が中に入る為に造られた」――触ってみるかい?酷く「入りやすい」筈だ。(ぴ、と指差し) [Sun 6 Nov 2005 02:27:55]
◆気配 > ( Yes,Sir!) それでは、ご愁傷様。隣人と呼ぶべきか、従兄弟殿とでも呼ぶべきかは判断に困るのでお任せするけどね。( 身体も無い癖に墓碑に寄りかかるようなポーズを取った「気配」が、長椅子の向こうに存在している。笑う輪郭よりは、向けた視線の笑みの方が鮮明なモノ。) 「ソレ」らに、誰かで遊ぶなんて高尚な意識は残ってるかも怪しいけどね。――…ふむ?( 同種の目からすれば、彼の示した範囲に何がいるのか、そしてあるのかは、感じ取れぬことは無い。尤もらしく腕組みなど見せて―― ) 止めるには、その為のコマンドを打ち込めば良いのさ。もしくは、元凶をシメる。役割に固定化してしまったモノは、変えるのは難しいからね。私達は生きたモノより繊細だけど、そんなに細かくは無いからね。( 軽く矛盾の含まれるような無茶な理論を紡ぐのも戯れ交じり。 赤い瞳、剥き出される牙――「生前」には終ぞ会った事の無い人種に、きらりと視線が光った。) ………。( ちらりと見た、ぬいぐるみの熊。) 何だい、生き人形でも作りたいのかい?( 己も似たようなことをするから、単なる推測だが。) [Sun 6 Nov 2005 02:11:40]
◆黒外套 > (解読禁止だ黙しておくが吉。)その言葉は、ありがたく頂こう。――反論する気にもなれんっ…!!!(半ば浮いた腰を押し下げて、足を組む。――険悪な赤い瞳が、舌打ちと共に正面の長椅子から逸らされた――やがて、目の前の輩とは違い「会話」が出来る貴方を探し――。)………僕が、遊ぶのはいいとして、”僕で”遊ばれるのは敵わんよ。(白の手袋を嵌めた指先が示すのは長椅子の周り。ぐるりと円を描くように巡らせて)……序でに聞くが、君はこいつらの相手をした事はあるかい?――もし、したことがあると言うのなら、一つ教えて欲しい。こいつらの話のループを止める方法をっ…!!!(白い男の顔が珍しく怒りで朱に染まる。剥き出した牙は隠そうともしない。――既に死した人に隠してなんになる?)最初こそまともに聞いてやっていたんだが、そろそろ限界だ。とは言え、理由があって止めるわけにもいかない。あぁ、苛立たしい…! [Sun 6 Nov 2005 01:59:07]
◆気配 > ( 異世界の呪文だ。解読は出来るがあえて黙す。 さて。目の前の光景は先日も繰り広げられていたらしい―――とは単なる推測。その時は見ていなかった訳だ。幽霊とて、常々この界隈を漂っているものばかりで無し。たまにふらりと訪れてみたら、面白い見世物に遭遇したのだ。――…彼からすれば、非常に不本意かもしれないが。) ……中々「遊んで」くれるような暇な輩も最近少ないからね、仕方ないんじゃないのかい?見込まれてしまった方には「ご愁傷様」と言うべきかな?( 墓碑の陰からひょいと顔を出すのは、灰髪のホワイティアの顔をした気配、そのもの。 姿が何処まで見えるかは分からないが、笑う声は少なくともその格好に見合ったものだ。あるまじきものがあるまじき事を口に出して、細めた瞳で小さく笑った。) [Sun 6 Nov 2005 01:48:03]
◆黒外套 > 「オンドルルラギッタンデスカ」って、もう何処の呪文だ嗚呼嗚呼アァァァア!!!(地団駄踏んだ。気が狂いそうだ。生憎一昨日、昨日と説得して得た「アイツラ」は、肉たる人形を気に入ってしまったときている。――っていうか、出て行かない。出て行かないくせに、4人揃わないと動かないぞ!なんて一致団結しやがって、本当にもう。何この罠。)―――……さぁ、そろそろお休みの時間だ、無理やりにでも入っていただこう。とっても残念な事ながら僕は君達に後一日付き合わなければならない訳だよ。遊んでいる時間はたっぷりあるが(駄目人間告白)、君達と遊ぶ暇は無いねっ…!!!(―――と…)(杖を投げた先から声がした。―いや、声と表現するには少しばかり違う。――目の前で「ナンダッテ」「ダッタンダヨ」を連呼するこいつらと、失礼ながらも同じ響き、同じ音)……………。(闇を凝らす瞳は石榴色に変わり)………荒れもするねっ・・・!!! [Sun 6 Nov 2005 01:34:02]
◆気配 > ( 二重の意味で文字通りの其処で、物見遊山に興じる影。もしくは、只の気配が一つある。 そう。此処にいるのは、先日に引き続き苦闘に勤しむ彼一人。草葉の陰――…墓碑の陰より見守り、口元だけで笑っているモノは、この界隈に浮遊するモノらと同じものであるからだ。) ―――うわっ!( 苦闘の言葉と導き出された結論に、「大変なこと」と他人事ヅラで拝聴に回っていた「ソレ」が思わず泡食った声を出したのは、振りかぶられた杖が気合と魂を込めて飛んできたからだ。 それがたまたま、この気配が見物に回っていた方角だったという話。無論、当たっても支障は無いのだが――思わず墓碑の陰へと引っ込んだ。) ……いやぁ。荒れているね。( 引っ込んだ侭の呟きは、大気を微塵も揺らさぬ幻灯の声。聞こえるモノにだけ届く幻。) [Sun 6 Nov 2005 01:26:04]
◆黒外套 > (ぎりりと握り締めた杖が鳴った)力技の上に力技を重ねて、本音を最後まで言うと――――お前等、この僕を舐めているのかとっ…!!!一人目の男が、お前等と一緒じゃないと嫌だと言うので、どれ程のものかと思ってみれば、ただ「ナンダッテー」と、3人揃って言いたいだけだろう?!(振りかぶって)――其れを僕に聞かせたい為だけに、この時間帯を指定したと、つまりはそういう事なのだろうっっっ……!!!(正面の熊に投げつけるのではなく、その熊の背後へと思いっきりブン投げた) [Sun 6 Nov 2005 01:22:16]
お知らせ > 気配さんが入室されました。 『( 草葉の陰。)』 [Sun 6 Nov 2005 01:18:31]
◆黒外套 > その結果だね、結局力技しかないと思ったんだ。(あっさり。) [Sun 6 Nov 2005 01:18:12]
◆黒外套 > でだ。僕なりに「ちきゅぅ」とか「ぐれぃ」やら「うちぃう」とやらを調べて見たわけだよ。―― 昨日の「つまりは」男のように、一方的に支配するのも後味悪かろうとね!…僕の海の如く広い心に感謝したまへ。(咳払い一つ。)(長椅子に肘掛に、身体を崩して凭れているところを見ると、なんだか酷く投げ遣りな雰囲気を感じるやもしれないが、それは仕方のない事だ。 だって、投げ遣りだし。)……あー………。(夜空を見上げる。ぱかりと口が開いた。) [Sun 6 Nov 2005 01:14:19]
◆黒外套 > ………………うん、大体は判った。正直に言うと、君達が毎晩毎晩毎晩同じ話と同じタイミングで合の手を入れてくれるので、流石の僕も色々覚えてしまったよ。アァ、覚えたとも。一歩間違えると、君達に合わせて、同じ合いの手を入れることもできるね……!!!(にこにこにこにこ。無意味な笑顔が振り撒かれる。――ちなみに先に述べておくが、周りにはやっぱり誰もいない。静かな墓場の中で、男が一人喋っているようにしか見えない。しかし、喋りつづける男の声は、あたかも返答を今聞いているように続いて―――)やっぱり理解は出来ないんだけどね?! [Sun 6 Nov 2005 01:05:42]
◆黒外套 > (昨日と同じ場所。ほぼ同じ時間。――同じような姿で、同じような状況だった)(ただ一つ違うのは、向かいの長椅子に鎮座しているのが「虎」ではなく、「熊」なわけで) [Sun 6 Nov 2005 00:59:00]
◆黒外套 > (男の苛立ちは最高潮に達していた。長椅子に座る男を一目見たのなら判るだろう。――ギシギシと鳴りそうな程噛締めた歯―犬歯だけが異様に長い其れ―を、隠そうともせずに、笑っていた。――ヒクヒク動く頬がどうにもならんよ、君。) [Sun 6 Nov 2005 00:54:54]
◆黒外套 > いや、まぁ、うん。そろそろ君たちの言いたい事は判った。 [Sun 6 Nov 2005 00:52:27]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『――――君は。』 [Sun 6 Nov 2005 00:52:14]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 『(はぢめての調教作業は、こんな瞬間だったとか)』 [Sat 5 Nov 2005 02:27:55]
◆黒外套 > (ぽかりと浮かんだ結論を実行に移すの早かった)(聞く見るだけではなく「支配」の為にネクロマンサーの技術を使おう)(できるはず)(できると思う)(できる)(やおら、男は立ち上がり、虎の前へ) [Sat 5 Nov 2005 02:26:52]
◆黒外套 > (よし、力技だ) [Sat 5 Nov 2005 02:24:49]
◆黒外套 > ――――。(くだらない妄想も、傍でループする会話を聞いていたら、そこはかとなく叶いそうな気がしてきた。思わず、息を吸い)……ゆうr―――――(呟きかけたところで、後の三人の男の影達が「なんだってー」と本日(聞いている限りでは)36回目のお決まり台詞を吐いたのを聞いて、男は沈黙するのだ) [Sat 5 Nov 2005 02:23:27]
◆黒外套 > (ここで)(幽霊たん、幽霊たん、来てください。ミカドのお声が聞こえたら、幽霊たん、神たん、きてください)(とかやったら、己にのみ使役する何かが着たりするんだろうか)(ちょっと、やってみたい気もした…!)(禁句ゾーン突入か) [Sat 5 Nov 2005 02:21:08]
◆黒外套 > (あぁ)(死者は生者と違って、鎖が無い。支配するには、それなりの力と労力がいる。――特に今、目の前にいる奴らなんぞ、「時間が止まっている」典型的な奴らで話が通じないのだ。何度も何度も同じ言葉を繰り返す。疑問も疲れも無く、口を挟まなければ永遠に)―――――………。(苦虫を噛み潰したような顔で、夜空を見上げた) [Sat 5 Nov 2005 02:19:37]
◆黒外套 > (コレが始まると暫くは収まらないんだ。――何度か繰り返した会話を、再び始める四人に、男は口を噤む。――普段の男らしからぬ表情で、ぐんなり長椅子にもたれかかり) [Sat 5 Nov 2005 02:15:47]
◆黒外套 > 黙れっ!!!黙れっ!!話しを元に戻すなと――き、君も、またそこで「つまり」から始まる”うちぅだいせんそう”の話はもう良いと―――っっ!!!(―――無論、周りには誰も居ない。男が一人で激昂して、独り言を喋っているように見える)(と言うか、事実”そう”なのだが)(ただ、黒衣の男にしか見えぬ何かが「其処」にあるだけで) [Sat 5 Nov 2005 02:11:44]
◆黒外套 > いいかな。――君のご友人が君を希望したので、こうやってわざわざ!君だけを引き抜いて、君だけと話しをして、君だけの肉を用意したんだ。――”うちぅ”やら、”ぐれぃ”やら、”ちきゅう”やら、どうでもよろしい!なんだね、その不可思議な単語は!何処の寺子屋で教わったのか聞いてみたいね。(ココまで言うて)(ふーふー肩をいからせて口を噤んだ。石榴色の瞳が人形を上から押さえつけるように睨んで)――――……まぁいい。結局はさっきから何回も何回も何回も何回も何回も何回も飽きれるほど繰り返しているが―――って、後の「なんだってー!」はもういい!君達がのせるから、これ(指差す虎)が、騒ぐんじゃぁないかっ! [Sat 5 Nov 2005 02:05:42]
◆黒外套 > (もしかしたら、禁句言ってますか。)(しりません)(何処に向って話しているのだ) [Sat 5 Nov 2005 01:58:49]
◆黒外套 > 何度言うたらわかるのかと!!!「つまり」「〜〜〜だったんだよ!」まで脈絡がないといっているんだ!!!何度説明すればわかるんだと!全てを「つまり」で中断させて、その後に無理やりアナグラムやら預言書にかこつけた出鱈目の根拠やら、ロジックやら、暗号解読やら…それだけ捻じ曲げ、まぜこぜたら、どんな文字だって浮かんでくるっ!!! [Sat 5 Nov 2005 01:57:59]
◆黒外套 > ――その「つまり」で始まる推論の何処が!!何処が!!最初に述べた判断材料と繋がっているかさっぱり理解できん!!!――断言しても言いが、君の其れは、全くの出鱈目だっ!!(バン)(長椅子を掌で叩き) [Sat 5 Nov 2005 01:55:52]
◆黒外套 > (沈黙が続く)(男は縫い包みを見つめ続ける)(時折口元が引き攣ったリ、何かを耐えるよう頭を抑えたりする以外は、無言。無音。)(しかし、だ)(男の白い手袋の填った右手がブルブルと震えて)――――――……いや、君と議論をしたいわけじゃないんだが。 [Sat 5 Nov 2005 01:52:38]
◆黒外套 > (片方には男。――夜から切り出した漆黒の外套を纏い、やや身体を崩して座る)(その正面には、虎――の、縫い包み。月光に照らされるその姿は、遠目から見れば充分本物に見える出来、と言おうか) [Sat 5 Nov 2005 01:48:08]
◆黒外套 > (静寂満ちる墓地の端。――参拝路からやや離れた小高い丘の上に、十字架林を丸で囲って消したようなスペースがある。…日中は、死者を悼む参拝者の為の場所であり、故人の思い出に浸る為の場所でもある其処。 墓地を一望できる其処には、長椅子が向かい合わせて二つ) [Sat 5 Nov 2005 01:42:01]
◆黒外套 > (微睡みを誘う影の揺らぎが、男の足元で踊っていた) [Sat 5 Nov 2005 01:33:02]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『(長椅子の上で揺れる灯)』 [Sat 5 Nov 2005 01:29:54]
お知らせ > 弑貴ユゥナさんが退室されました。 『( 暫しして、闇は緩やかに去っていった。 )』 [Fri 4 Nov 2005 23:10:52]
◆弑貴ユゥナ > ………のう、のう………お前は知っておったのか? 悟っておったのか? ( ゆっくりと墓石から体を離し、そして静かに口付ける。 それはとても熱い、罰の味がする。 ) ……永遠を、知っておったのか? [Fri 4 Nov 2005 23:10:42]
◆弑貴ユゥナ > ( 闇はそっとその花をどけて、十字の墓石を抱きしめた。 闇の衣がそれに付き従い、聖なる十字が闇を緩やかに穏やかに、灼いた。 ) ………儂程のものが目をかけてやったというに、人間とは脆いものよのう……長くて100にも満たぬ。 生まれることすら、叶わぬものもいる。 長き生を持つ儂が、お前らを羨むのは罰当たりかのう。 ( ずる。 摺り寄せた頬が、小さく焦げる。 だがそれでも、呪いの傷みに比べればなんと言うこともない。 その呪いの傷みにしても、自己の存在の確たる証拠と思えばなんと言うこともない。 ) [Fri 4 Nov 2005 23:07:28]
◆弑貴ユゥナ > ――久しいのう……あの後すぐに封ぜられた故、お前の弔いにも、顔を出せなんだが………愛されて、おるようだのう。 ( 闇は微笑んだ。 墓前には、闇の摘んできた勿忘草のほかに、土の下の故人の好んだ花が捧げられていた。 ……彼が死んで数十年。 それでもまだ彼は愛されているようだ。 ) [Fri 4 Nov 2005 23:03:40]
◆弑貴ユゥナ > ( 闇は再び、墓地に訪れた。 そして一つの、なんてことはない、小さな墓の前で、佇んでいた。 ) [Fri 4 Nov 2005 22:59:23]
お知らせ > 弑貴ユゥナさんが来ました。 [Fri 4 Nov 2005 22:58:29]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Fri 4 Nov 2005 20:52:40]
◆リゼル > ――…、 ( 文字は、読めなかった。 ――… 暫くの間、 その場に居たが 、 ) … 帰ろう か。 ( 身を起こす。 ――… 嫌な空気が、想いが、 絡み付く。 ――…墓地の最奥には 二度と来ないだろう。 そう確信しながら、 ゆるり、 元の場所へと 。 ) [Fri 4 Nov 2005 20:52:39]
◆リゼル > ( ――… ずしり、 と重い物が乗っかって来たような感じだ。 憎悪。哀愁。未練。 …様々な想いの 結晶のような、 空気。 ) …―――― 、 ( 居心地が悪い。 ――… 故に、 ずるり、 地へと腰下ろした。 空は生憎の曇り色。 ――…安らぎの象徴である月さえ、 見えぬ。 視線空から外し、再び墓へと ――… 手短な墓に、そうっと、 触れてみた。 死者を起こさぬ様に、 そう、っと。 ) [Fri 4 Nov 2005 20:48:23]
◆リゼル > ―――… 、 ( 花から視線逸らし、 辺り見回した。 森の中にある辺境地、 の様だ。 此処だけ空気が違う、 不思議な 御伽の国。 ) …吸血鬼とかアンデッドの宝庫かもね。 …――此処まで狩人は来ないだろうし。 ( ゆらり、 空気が揺れた様な錯覚。 ) [Fri 4 Nov 2005 20:41:44]
◆リゼル > ( 沈黙。長い様で、短い 時。 ) ――… 薔薇、では無いんだね。 ( 其の血の色をした華を、一輪 手に取った。 ――薔薇の様で、若干違う。 薔薇の紛い物の様な、不思議な華。 ) …、 ( 花には詳しくない。 ――…色以外殆ど全て、同じ様に映るくらいだ。 むぅ、と 若干拗ねたような顔付き。 ――…判らない事が在るのは 悔しい物。 ) [Fri 4 Nov 2005 20:36:43]
◆リゼル > ――… [Fri 4 Nov 2005 20:33:32]
◆リゼル > ( ――… 遠い世界の、御伽噺の様だ。 ) ( 墓地の最奥。忘れ去られた十字架林。 ――…金色の髪揺らし、其処に佇む子供風貌。 …赤く赤く、 忘れられた事を嘆く様に咲く 血の色の華。 其の光景を 血の色の眼に 映して。 ) [Fri 4 Nov 2005 20:29:25]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Fri 4 Nov 2005 20:26:10]
お知らせ > ヴィーダァさんが帰りました。 『(the dead / 死者)』 [Fri 4 Nov 2005 17:11:20]
◆ヴィーダァ > (踏みしめる、乾いた地面。擦れるような、砂の音。 風が吹けば、十字が風を切り、木々が少なくなった葉を擦り合わせる。) ――――。 (それらの音に混じる、心音、呼吸音は無く。一匹の、血吸いの鬼は、鉄格子に囲まれた、墓地より去る。) [Fri 4 Nov 2005 17:07:46]
◆ヴィーダァ > (ここに眠る者達は、見知らぬ誰か。 この場を漂う霊魂があったとしても、それらも知らぬもの。 己にわかるのは、この場に鬼が一匹、人の真似をしていると言うことだけ。) ――……『amen.』。 (徐々に、日の光から開放され、力の戻ってくる肉体。 嘲りの顔を、一つ作って。人が出歩く時間の終わりに続いて、この場を後にしようと、踵を返そう。 最後に、足を止めた墓標には、呟きの後に見せ掛けだけの十字まで切って。 祈りの言葉は、天にある神に向けるわけでもなく。 この場所のどこかに潜むであろう、霊魂の類の姿すら認めずに。 ただ、目に見える、闇に落ちてゆく、十字の林を眺めて。) [Fri 4 Nov 2005 17:03:06]
◆ヴィーダァ > (しかし、残る陽光は、後僅かな間だけ。 直に、暮れる日へと移ろう時は、大禍時―逢う魔が時。 デイウォーカーと、ナイトウォーカーの交錯するとき。) ――地に眠るものに、安らかな時があらんことを。 ―『amen.』 (適当な墓標の前に足を止めて。 呪いの聖句を、誰とも知らぬ死者へと呟く。 そこには何の意味もない。 暮れ行く墓地を、歩き、足を止めて。) [Fri 4 Nov 2005 16:53:38]
◆ヴィーダァ > (以前、ここを訪れたのはいつだったか。 ここを訪れて、狩人に見つかったあの日は。) ――。 (あの時とは、違う季節。違う時間。違う姿。 似通っているのは、防寒用にも見える、濃い茶色の皮外套ぐらいか。)(まだ、僅かに日差しが残り。欺瞞に満ちた身体は、僅かに疲弊する。 調子の合わない、重い足を、見た目だけは繕って。見たいとは思えない、十字の林の間を歩く。) [Fri 4 Nov 2005 16:44:48]
お知らせ > ヴィーダァさんが来ました。 『(graveyard/墓場)』 [Fri 4 Nov 2005 16:41:00]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 『残るは―――(ブツブツと呟きながら男は墓地を後にする)』 [Fri 4 Nov 2005 01:25:39]
◆黒外套 > ――(暗闇は何か言うたか。夜の囁きはなんぞ男に教えたか。満足そうに微笑んだところを見ると、男には何らかの言葉が拾えたらしい)――宜しい。 [Fri 4 Nov 2005 01:23:29]
◆黒外套 > (思わず声を荒げそうになった)(其処をぐっと堪え)――3人揃っていないと、言葉一つ喋れぬ存在の癖に喧しい。――久し振りに「肉」のある生活を楽しめるのだから、仕事はきっちりとこなすようにっ――…!!!(唇の端から覗く牙が、心底悔しそうに唇を付いた。――…虚空を指していた指先をズルズル引っ込めて、長椅子の上の兎を指差し)―――判っ・た・ね・??????????????? [Fri 4 Nov 2005 01:18:05]
◆黒外套 > ………。どっ―――何処までも失敬だなっ!!(一人で突然、憤慨してるようにみえる)(ずびしー突きつける指先にも誰もいない。ちょっぴり危ない人に見える。というか、ばっちり危ない人だとか言わない。頭が可哀相とか、そういう事も言わない…!) [Fri 4 Nov 2005 01:08:05]
◆黒外套 > (最後にゃ逆さの兎を、長椅子の上に置いた。ころりと転がる兎の隣に自分も座る。不自然に空いた右側のスペース)―――………。やかましいよ。 煩いよ。 黙れと。 誰がうさみみだと。 [Fri 4 Nov 2005 01:05:03]
◆黒外套 > 本当はHalloweenに間に合わせたかったのだけど――……。(縫い包みの顔を覗き込む。――兎を模った其れは、黒い瞳を己に向ける。――…指先で鼻を押したり、手足を引っ張ったりしながら)―――……まぁ、頼んだと。 [Fri 4 Nov 2005 00:59:02]
◆黒外套 > (夜風が揺らすは黒の木の葉。乾いた葉の音の他に聞こえる言葉など在りはしない。――しかし男は、こくり頷いて)―――その通り。(返事を) [Fri 4 Nov 2005 00:54:47]
◆黒外套 > まぁ、お待たせしてすまないね。こちらにも色々あって上手くすすまなんだ。――取り敢えず準備は整ったと思うがどうだろう。(囁く先には当然誰もいない。――男は右手を外套の中から引き出すと、その右手に握られた物を、ずいと長椅子に向って突きつけた)―――……これが一番出来がいいものだ。(握られているものは――……長い耳の小動物。遠目から見たのなら、本物と見間違えるような――そんな縫い包みだ。……って、何か色々思い出すのは何故だろう。あれとこれとかそれとか。) [Fri 4 Nov 2005 00:49:15]
◆黒外套 > ――――……そもそもが無理なんだよ。(墓場を離れろだなんて)(己の独り言に返事をする声が聞こえる。)―――……。(視線を流すその先に、何かが見えるように振る舞う男。やがて長椅子へと辿り付き)―――……そう思うだろう?(長椅子の上に声をかけて、肩をすくめた。) [Fri 4 Nov 2005 00:42:11]
◆黒外套 > (人影は恐れる事無く―迷い無く―。此処が己の庭だというように、一定の足音を崩す事無く響かせて―…)―――………。(目指すは墓場の奥の奥。――雑木林の傍まで行こうか。そこまでいけば長椅子がある。)(――長く伸びる影が石の上を撫で)…………。(ふと、友人との約束が頭の隅を過ぎるが――己の趣味?…は、墓場と切っても切れぬ関係。いや、そもそも肉体自体が墓場に在るのが正しいものと言うか) [Fri 4 Nov 2005 00:36:57]
◆黒外套 > ( ――白い墓石が月光に照らされて仄暗く辺りを照らしていた――その静謐さが夜風に混じって更に墓場の風景を青白く見せる)―――……。(さて。その墓場の合間。灯と戯れる影が、十字架の森の中を踊るように進んでいく。) [Fri 4 Nov 2005 00:28:02]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『(揺れるランタン)』 [Fri 4 Nov 2005 00:22:44]
お知らせ > レキオさんが退室されました。 [Thu 3 Nov 2005 03:45:29]
◆レキオ > ―――――死ねるわけないだろ。 ( ぎり、と食いしばった歯が鳴った。 ) 死ねるわけないだろ。 死ねるわけないだろ。 死ねるわけないだろ!!! ( 何処かの見知らぬ誰かの都合で母さんと兄さんは謂れの無い死を迎えた。 その死には全く意味なんか無かったし、尊厳も未来も幸せも、ただそんな事の為だけに奪い取られた。 僕がその延長上で死んで消えるなんて馬鹿げている。 ) ―――取り返さなきゃ。 僕が全部、母さんの分と兄さんの分と。 ( その未来と、誇りと、温かさを。 僕はそのとき、どんなことでもするって誓った。 僕はただ、奪われたものを取り返したいだけだったんだ。 ) [Thu 3 Nov 2005 03:44:49]
◆レキオ > ( これからどうするかなんか考えられるわけがない。 そんな余裕無い。 もう誰も僕を起こしてはくれないし、誰も御飯の用意なんかしてくれない。 子供の僕に出来る仕事がどれだけあるだろう? 働くなんてこと、つい先日まで考えていなかった。 額に手を当てて考える僕の頭の中に、隙あらば入り込むのは「死」。 明日から僕を襲う多くの現実を一発でカットしてくれる甘美な言葉だ。 その向こうには母さんと兄さんが居るのだから。 ) [Thu 3 Nov 2005 03:33:45]
◆レキオ > ( 一瞬だけ光を落とした月が、直ぐにまた分厚い雲に覆われて闇が戻ってくる。 もう何時間も此処に居るけれど、僕を迎えに来るべき人は居ない。 寒くて、少し頭が痛くて、指先がかじかんでいるけれど、家に帰る事よりも僕は其処に留まることを選んだ。 もう二度と誰も帰ってこない家に帰って、空っぽの部屋を見て、現実を受け入れる勇気がその時の僕にはまだ無かったからだ。 墓石の前にしゃがみ込んで見下ろすヴェイトス市は、ほとんどの灯かりが消えて黒く塗り潰されていた。 ) [Thu 3 Nov 2005 03:27:44]
◆レキオ > ………母さん、僕は。 僕はね。 ( ただ母さんを幸せにしたかっただけなんだ。 兄さんだってそうだ。 僕たち兄弟はいつもそうして、どっちが褒められただとかどっちが喜んでくれただとか、そんな事ばかり話していた。 その母さんも、兄さんも、僕を遺してある日突然死んでしまった。 僕の生きる目的が無くなってしまった。 ) ( その日、僕は孤児になった。 ) [Thu 3 Nov 2005 03:20:39]
◆レキオ > ( 涙はもう出ない。 ほんの数日前までの事を思い出すだけで胸が締め付けられるのに。 決して裕福じゃなかったけれど、僕は幸せだったんだ。 今ならそう思う。 借り物の黒いスーツの胸元を握り締めても、出すべき言葉がもう思いつかなくって、開いた口から意味の無い音だけが毀れる。 ) [Thu 3 Nov 2005 03:16:54]
◆レキオ > ( いっそ其処に僕の名前も並んでいれば良かった。 誰も居なくなった墓地立ち尽くし、僕はそんな風に呟いた。 空を雲が埋め尽くしていて、このまま此処に居続ければそうなるかもしれないなんて考えながら。 葬儀が終わったのは今日の昼過ぎ。 それから僕はずっと其処に居た。 ちっぽけな墓標には、母さんと兄さんの名前が彫ってあった。 ) [Thu 3 Nov 2005 03:11:47]
お知らせ > 歴雄さんが来ました。 『 墓碑 』 [Thu 3 Nov 2005 03:08:45]
お知らせ > 白影さんが帰りました。 『( そして遠く、音も消える。 )』 [Thu 3 Nov 2005 01:39:32]
◆白影 > ( 奥に。もっと奥に、奥に届くように辿って 手繰って。 ――… 嗚呼。でも ) ……向こう側に行きたい訳じゃあ 無いんだから。 ( だから、ちゃんと 寸前で止まれるように 留まれるように。 より深く より奥へ 夜の先へと歩き出そう。 今宵は 全ての殉教者たちの赦しの夜。 ――… だから。 耳元で泣き叫ぶようなすべてが聞こえなくなるくらい ――…… て、いられたら。 願望のような何かを携えた侭で ひらり 夜に溶けられない影の色が、ゆらゆらり ) [Thu 3 Nov 2005 01:32:51]
◆白影 > ( ――… そして。 離れたぬくもりに、手を伸ばしかけて、やめた。 一度振り返る真昼の色と夜の色。 それに向かって、赤い色が、視線を返す。 視線を交わして、少しだけ ) ――… わたしみたいのに、迂闊に近づいたら 本当は…駄目、なんだから。 ( 「 使い魔 」 にされても、知らないんだから。 溶けて行く 夜に溶けて、消えていく。 そんな小さな小さなものに そう、益体も無い戯言を最後に贈って、呟いて。 ――… とん。 片手の黒檀を地に着けたら 曲げていた膝を伸ばして、立ち上がろう。 ) [Thu 3 Nov 2005 01:14:24]
◆白影 > ( 夜が明ければ、門の先 もしくは中に、かえるだけ。 手を伸ばし、嘆きが深くなる程に しがみついては縋りついた 世界からも振り落とされて。 欠片が響く、嘆きの歌声。 感じ取るだけ、聞こえるだけで それは、救いには遠いけれど。 ――… 近すぎて、手も伸ばせないのだから。 こうして在るものには、伸ばせた癖に。 ) 魔除けに火をくべて、火を灯すんだ。 それで、遠ざかるって信じてる。 信じたりするから、力になる。 血からになるから、信じてる。 卵と鶏は、いつだって どちらが先か、分からないね。 ( 線を挟んで境界の間際。 街の中、道を辿るようにそれはあるのだとすれば。 外れないようになぞっている。 時折、振り返るだけで 深淵の奈落は其処にいると、知っているけど。 ――… 猫の体温 生きた熱。 冷えた指先に ぬくもりの宿る錯覚。 ――… 錯覚。 喉が、少し鳴りそうになって ひょぅ と、吹き抜ける風の声に、推し戻される、正気の欠片。 ) …… 食べちゃいけないよ。 お腹、壊すんだから。 ( ――…通じない意図と、糸。 猫の視点と感覚は、先に見るフィルタの無い分、きっと 事実と呼ばれる領域に近しい。 ヒトでないもの、ヒトデナシ。 ――… 絵の具。 ちゃんと綺麗に洗っていて万歳。 危険物注意の真夜中。 ) [Thu 3 Nov 2005 01:12:39]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 [Thu 3 Nov 2005 00:53:14]
◆ナイト > ( それから、何か言葉にならない思いを言いたげな瞳が、ついとやっと離れるんだ。 ) ( 猫は名残惜しげに一度振り向いて、そそくさと、同じ色の夜へと融け行こう。 ―― 少女の姿は、“何か”という印象のまま、猫に刻まれるだろう。 ) [Thu 3 Nov 2005 00:53:11]
◆ナイト > (夜の彷徨が終わり、やがて朝日の泡沫と融けるだけ。日の下には存在できぬ、哀れな形持たぬ亡霊たち。数珠繋ぎの欠片が、訥々無念ばかり語る。猫にはそれが届くから、少しだけ煩わしくなるときもあるけど―…総じて、付き合いやすいと思う、ヒトデナシ。) (独白の声、一つ一つ零さずに拾う。それは猫には意味を持たぬ言葉の羅列だけど、丁寧に記憶に仕舞いこむ。人が引いた境界線、こっちからあっちが、許されるもの。此処にいるものたちは、多分その線を踏んで、どっちにも外れないように歩いてる。) (ひとを基準に考えるなら、違和感を覚える肌の感触。だけど、猫にはその先入観が無い。初めより、少女の姿は“ひと”として猫に映っていない。だから、事の他に、冷たい指は心地よい。猫の体温は高いから、相重なっていい塩梅。) ( 同じ朝が来るとは限らない。“何時か”は何時にも存在する。闇の向こう、異界への出入り口はいつも、扉を開いている。 猫は全てを、少女の動き、違和感のある鼓動、瞳の色、そして言葉を、己の疑問の答えと取る。 ) ( 舌先に、味は残らなかった。冬の風に似た冷たさだけ、凛と余韻を残す。この時代絵の具って多分猛毒。 なかったことにしよう。うん。 ) [Thu 3 Nov 2005 00:50:11]
◆白影 > ( 空気を震わせない音 世界に訪れない声。 嘆きの言葉は耳に痛くて 塞いだって届いてしまうから だから、欠片だけを拾い集めて 首飾りみたいに繋ぐのだ。 かみさまを持たないイキモノの前と カミサマには届かないモノが触れ合う 死者たちの夜。 指先に触れた質感に 赤色が やっぱり、何処か情けない色で、緩むのだから ) …… 怖く、ない? …それとも 今夜は多すぎて、わたしも紛れちゃってるかな。 この数日は、閂が開いて、通行止めがなくなっちゃってるみたい。 ――… 聖なるものを聖に留める為に、違うモノがいっぱい、流れてくる日だから。 本当に声を聞きたくない時はね、火に――… って、無茶かな。これはー…… ( ほつ、ほつり。 呟き声は、半ば独白なんだろう。 人肌のような質感と、人に届かない体温は 中途半端な死者のもの。 呟きの落ちる先 見上げる眼差しに含まれたものに 猫の顎を擽るような指先が 止まって ) ――…… どう、なんだろうね。 眠るのは、一夜に刹那、死ぬのと同じ。 目覚めた世界が、本当に同じものだなんて、誰が言える なんてのも、戯言で。 単に怖いから、いけないだけだよ。 ( 猫の言葉は分からない。 けれど。 そんな目を向けられたことは、あるのだから。 だから、勝手に当てはめているだけだ。 へなり 傾きかけた頭が 指先に感じた小さな熱に びくり 跳ね上がる。 冷たく冷えた、死人の肌。 絵の具の味がしたら、ごめんなさいだ。 ) [Thu 3 Nov 2005 00:38:02]
◆ナイト > (移し世の、儚く変り行く世界に託した途切れぬ思い。それ故の安らかならぬ徘徊の魂。猫は耳を側立てる。墓地に溢れる、嘆きの歌を拾う。 ―― 猫は神を持たない。猫が知る生き物の中で、一番強いのは人間だ。だから、猫は誰かの為に祈れない。眠れと、願うだけ。) (くしゃくしゃと、人の其れより少しだけ体温の劣る指先に、顎やら喉やらこすり付ける。何処が違うのか、未だに分からない。) (また、しつこいほどに見上げる。冷たく燃える、焔の指先を持つ貴女を見上げる。 ―― 本当は、眠りたかった? なんて、届くはずも無いのに疑問を。) ( それから、唐突に、指先を舐めてみようと。 死と生の合間にいるモノは、どんな味? ) [Thu 3 Nov 2005 00:25:48]
◆白影 > ( 静寂に包まれた世界は けれど、決して静かじゃない。 開いた門の向こうと向こう 眠っていたものまで迷い出るのが、今宵だから。 鎮められ、沈められて静められる。 その為だけに、溢れ出る。 迷い出ては、嘆く声。 振り返れば、帰り道だってあるのだとしても。 まだ世界がいとしいと こいしいと 嘆く声が、一番の未練になるのだとしたら。 ――… そんな最中に、生きたものと 死んだモノ。 ヒトのかたちをしていても 生きてはいないヒトガタは。 近づく猫の姿に、少しだけ意外そうに、目を見開いた。 ) ――… 珍しいね。 大体、ね。 …鋭い子には、分かっちゃうんだよ。 …それとも、分かってやってるのかなぁ…… ( 悪癖は、まだ止まない。 差し出した指先に、ふわり 猫の顎が、少し触れて。 くすぐったさに、へなり 眉の下がる、笑い顔の出来損ない。 この指は、あたたかさを知ることが出来るけれど。 欺瞞をする余裕も無い今は 差し出した指も死者のもの。 生きているようで死んでいる 死んでいる癖に生きたフリ 生きたフリして、死んだモノ。 つめたい、動かない筈の、そんな熱。 ) [Thu 3 Nov 2005 00:19:21]
◆ナイト > (急に低くなった視点。仰がなくともいいので、猫にはありがたい。首を傾げる仕様は、同族を思わせる。瞬きもせずに、猫は見つめる。そして、ゆっくり、貴女へと歩き出す。 ―― 呼び声に応じて、というのもあるけど。猫は知りたかった、目の前に居るのはなんだろうか。人間と、よく似ているようで、違う其れ。ならば、何故猫が哀れむ人の形を取っているのか。好奇心ばかり、猫を突き動かした。) (一歩、二歩。一歩分ずつ、変る景色焼き付けて。応じるように、一声意味を持たぬ声を上げよう。) ミャァ.......。 (甘えるようで、少し違う。子供の近くまで、猫は歩む。 そして――非常に珍しいことだろうが、その指先に、顎を擦りつけようと試みる。 猫はただ、知りたかった。 向かい合っているのが、何であるか。) [Thu 3 Nov 2005 00:12:13]
◆白影 > ( 応えを待つようでいながら 其処に答えが無いと思うからこそ、逸らさずにいられるのかもしれない、色とりどりの日々の、彩。 流れるだけの赤色を溶かし固めた、赤い色は 真っ直ぐな宝石の前で かくん 微かに傾いた侭。 緩々しゃがんで、互いの視点を近くする。 知覚するには、きっと その方が近しいのだから。 ――… ちっぽけで臆病で、どうしようも無い吸血鬼の魂の欠片なんて 映さない方が、綺麗でいられるのだとしても。 ) ――… にゃあ 。 ( 真似ても、それは 人が もしくは、ヒトのようなかたちのモノが紡ぐだけの、只の音。 見やる赤色、外さぬままに ちょい 血の気の無い指先を、差し出してみる。 ち、ちち ち。 猫と遊ぶ子供のようで そうじゃない イキモノが。 ) [Thu 3 Nov 2005 00:06:51]
◆ナイト > (逃れられない、と猫は悟った。蘇芳の色、二つ。しっとり染み付くように、猫に吸い付く。もとより目を逸らす習慣の無い猫は、真っ直ぐ見上げるまま。 ―― 一欠けらでも、貴女の魂の形、みえやしないかと。そんな不遜を冒すのだ。) (紡がれる、無声のこえ。猫は数度反芻して、脳裏の小さな辞書と照らし合わせる。 ―― やがて、しじまを乱す声。 ) にゃぁん…。 (答えとて、猫には是が精一杯。魔法生物なんて、器用なものじゃない。型に嵌る形を持たぬ、猫という生き物。) [Wed 2 Nov 2005 23:56:40]
◆白影 > ( ひらり 翻るのは、外套の裾。 浅く被ったフードの下 覗く色は 白と赤。 手に握るのは、闇の色。 夜闇に溶けた、黒檀の彩。 墓碑の海 死者の褥の狭間を歩む 足取りが。 今は遠く、満ちた月のような金色と 晴れた日の空のような ――… そう。真夜中と真昼の瞳を見つけて 血色の赤が、緩く 緩く。 ) ( そして、唇だけが 言葉を綴る。 「 こ ん ば ん は 」 ――… 先日までの依頼の名残が、抜けてないのかもしれない。 真夜中 夜色の猫に、言葉を手渡す。 こたえを待つみたいに、傾ぐ 首。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:50:08]
◆ナイト > (緩やかに、リズムを鳴らす旋律。音を追った双眸に――暗闇に慣れた瞳には少し眩しい白が飛び込んだ。 猫は歩みを止めて、音の正体見極めようと、首を上げるのだ。 ) ( 闇に光る色違いが、紅とかち合うか。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:43:35]
◆物音 > ( たん、た たん。 緩い律 緩々と律音。 地を叩く黒檀の声音。 彷徨う黄泉路をすり抜ける。 月は細く、届かぬ世界は宵闇の漆黒。 ひらり 翻る裾は 夜から弾かれた 白い、色。 ひらり ひら 惑う彷徨う嘆きて嘆く 誰かの名残に触れず、歩く。 地にすら落ちぬ影の形を見知ったように、歩いて。 ――… 闇路、今宵の遊歩道 地にあるちいさな 黒を見たのは、あかい色。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:40:50]
◆ナイト > ( うにゃん? ) [Wed 2 Nov 2005 23:38:34]
お知らせ > 物音さんが来ました。 『( たん )』 [Wed 2 Nov 2005 23:37:52]
◆ナイト > ( ひらり、軽やかな跳躍。地面に足をつけて、猫は亡霊たちの間を縫い歩く。誰もが、誰かを探していて、誰もが、誰も見付からない。それぞれの闇に閉じこもって、それぞれの苦しみだけ、抱き続けている。) ( ごめんな。 猫は、何もできない。 猫に出来るのは、物語を蒐集するだけだ。 誰かに聞かせて上げるだけ。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:36:35]
◆ナイト > (場所と、時間、それに―…西洋のお盆と歌われる祭りが近かったおかげか、今宵は特に、賑やかな墓地。猫は長い間同じ姿勢で痛んだ首を回して、闇に光る双眸で、それらを捉える。) ( 人の魂は、迷う。 かわいそうだなんて、生意気にも猫が思う。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:28:48]
◆ナイト > ( ―― 買いなおせといわれても金が無い。背後事情はさて置いて。 ) ( 所謂、人間が魂とか、幽霊とか呼ぶ奴だ。 猫はこの生き物が、人間より好きだった。 たまに話を聞いてやるだけで、騒ぎも触りもしない、猫にとって実に付き合いやすい連中だ。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:25:27]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『(限界か窓98。)』 [Wed 2 Nov 2005 23:23:59]
◆ナイト > (猫の瞳には、ひとのこが見えないものが見えるのだ。特に [Wed 2 Nov 2005 23:23:16]
◆ナイト > (ぼんやりと、垂らした尻尾を揺らしながら、猫はネズの木の上で思う。) (泣き出しそうな空の下、月光も届かぬ場所。 ―― よく、見える。) [Wed 2 Nov 2005 23:22:51]
◆ナイト > ( ああ。 今宵はよく見える。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:20:58]
◆ナイト > ( 仕切りなおし――。 コホン。 ) [Wed 2 Nov 2005 23:19:34]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『(』 [Wed 2 Nov 2005 23:19:04]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Mon 31 Oct 2005 20:52:33]
◆リゼル > ――… 踊りましょう。歌いましょう。 ――壱日だけの お遊戯会 … 、 ( 歌が 墓地に響く ―― 。 ) [Mon 31 Oct 2005 20:52:31]
◆リゼル > ( ――心優しい参拝客は 持っていたクッキーをくれた。 そうして、 大きく手を振って、 ) …――くすくすくすッ。今日だけの …特別な …、 ( 是が続けばどんなに良いのだろう。 ――けれど、 砂糖水の様な世界じゃァ きっと、 深い深い喜びとか 楽しみは無いのだろう。 ) …――偶にだから、 良いのかもなァ。 ( 喜びも悲しみも楽しみも苦しみも、 ―― 全部。 そうして、 ひょいッ、 立ち上がった。 ) [Mon 31 Oct 2005 20:51:47]
◆リゼル > ――… 、 ( ぶン、 ――首を横に振る。今日だけは束の間の休息を。 たった一日のお祭り。 ) … ―― ! ( 現れた 夜遅くの参拝客。 彼の方へと歩み進めて、 ) トリックオアトリート。 ( 人間の子供の表情真似て、笑った。 ) [Mon 31 Oct 2005 20:42:14]
◆リゼル > 人間の子供には色んなお祭りがあるんだね ―――…、 ( 少しだけ羨ましいと思う。 夜の世界存在するお祭りなンてのは 殺戮 のみだ。 ――… 手に持ったオレンジと黒の包装紙に包まれたキャンディを 見遣る。 ) …― 怪物も、人間も 、 …一緒の ―――… 。 ( 視線が落ちた。 ――今日だけ。 一日きりの共存。 ) 人間は、楽しい なァ ―― 。 ( 成る事は叶わない。 ――其れにはもう 長く生き過ぎた。 人を 敵に回しすぎた。 ) [Mon 31 Oct 2005 20:36:50]
◆リゼル > ( ――…墓地の片隅。 薄らな月明かりに佇む影は、 ) …―― 今日は、 ハロウィンだね――…。 ( 人間が考えた、お祭り。 ――…怪物が混じってたって、今日だけは許される。 そンな、 日。 ) … トリック …オア トリート 、 ( 確かそンな呪文だ。 ――… お菓子くれなきゃ悪戯するぞ。 …― 子供らしい 呪文だ と思う。 ) [Mon 31 Oct 2005 20:26:16]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Mon 31 Oct 2005 20:23:24]
お知らせ > 黒い外套さんが帰りました。 [Mon 31 Oct 2005 05:18:53]
◆黒い外套 > ( 99.999999999%ですかイレブン・ナイン。 激しく激しく激し――く…先は遠い。 イスカンダルより遠い。 頑張れ貴族様、と何かのSFアニメの最終回っぽく〆られるそんな一幕。 ) ( …… ) ( 頬の真下、顎の辺りをごつ、と一度拳で打つ。 二度 三度 ――ここ数日へらへらと笑いすぎたせいか、強張ったような奇妙な違和感の 全ての始まりは風のせいとしても。 公園に集った吸血種――『四門君』も同種であるか、確信はないけれど あの場に居たのは3人の吸血種と1人のそうでないヒト、あの白銀の人は全く気づかなかった。 別の普通の「人間」には、…彼女がそうした目の持ち主だった分を差し引いても 初見で見破られたものが。 危機感が足りない、足り無すぎるよ人間殿――… ) ( ともあれ ) ( 狂気は演じていても侵される と云う話。 白い外套のひとが言った、許さないで 認めないで 受け容れないで 。 帰結の位置は逆だけれど、彼女の言い分は正しいのだと今更に――頭上 足元 背後に隣、覗き込み続ける限り深淵からの視線は常に其処にあるから、 ) ( …帰ったら張り紙を剥がして、お説教は甘んじて受けて、――大丈夫。 叱られながらあの娘の首筋なんか凝視しない、大丈夫 大丈夫 大丈夫 ) [Mon 31 Oct 2005 05:17:12]
お知らせ > リコリス@縫い包みさんが退室されました。 『( その後、惨劇に挑む運命が待ち受けているとは知らずに。※部屋掃除。)』 [Mon 31 Oct 2005 05:13:00]
◆リコリス@縫い包み > ( 逃 が さ な い 。 何でしたら、手足を縄で縛ってでも。→緊縛プレイ発生フラグ。※この発言はフィクションです。 頑張れ主様。デレ成分レベルアップまで後イレブンナインの経験値が! つまりメンタルで仄かにSドの方と相性抜群げっふげふ。) 一つきりですと、私のは打ち止めで困りますね。 ……ザッハトルテ様、物書きってしみじみ大変そうだと、素人の身ながら。( ――…〆切。禍福は糾える縄の如しとか浮かぶ。思わず目頭が熱くなりそうだった。) それは構いませんが。〆切は明日ですし、急がなくてはなりませんから。( しかし針を持っている時に話を持ちかけるのは危険だと、ひっそり記す。なぜかは推して知るべし。 ――…ほんの紙一重で回避されている惨劇を知らず。その幸運に気付かないのも、また傲慢ではあるか。知らぬが何とやらとは、言ったものだが。) ……知っておりますよ。忘れてもおりません。( そして、自分が何なのかも。口にしてしまえば何処までも空々しくなるのも、半ばわざとか。 そんな会話を交わしながら、高さの歪な影二つが、墓地を後にするのだろう。) [Mon 31 Oct 2005 05:11:43]
◆黒い外套 > ( 黒毛玉からはとりあえず逃げる。 子猫から全力で逃げる外見だけなら三十路の手前、もし無体に膝を侵食されたら全力で固まる。 …どこまでもデレの足りないふたりに囲まれた貴族様南無、蝶・南無――それともアレですか、彼ってば実はメンタルでマz )( 黙った ) パンドラの箱は最後に希望があったけれど。 おしなべて、人の人生にもひとつくらいそんなものがあるといいのだけど――…〆切りに何とか間に合うとか ( それが唯一の希望なのか吸血鬼。 1年に12回訪れる希望。 ) ……… 。 ええと、帰り道は――今後の兎の縫い包みの作戦会議にしませんか。 ( ヤバい話は手先の忙しい裁縫中に持ちかけるせこい計算ぶちかます、やっぱり外見だけなら三十路手前。 揃って墓地を後に――出来て良かったと 今ならば。 帰り道は口元を朱に染めたのが一匹だけとも、ありえなくはなかったのだから ) …あの。 ( これも前にも話したろうか、 ) 貴女の胆力は知っている心算ですけど、少しは――危惧して下さいね? 私や「彼」が何であるか 。 ( そんな会話でここを出よう。 ) [Mon 31 Oct 2005 05:03:43]
◆リコリス@縫い包み > ( な、なんだっt ――…否。その場合は、またたびで酔っ払わせた黒毛玉( 屋敷の庭在住の黒猫。)を、正座した膝の上に乗っける所存。膝の上でまふまふとした毛玉が無防備にのたくる様をしかと味わうと良いのだ。どんな拷問なのかと。) その御言葉は、熨斗つけてリボン巻いてお返し致しますよ。 同じく責任は持ちませんが。( お互いデレ成分がナノピコグラムなんだろうか。それはそれでどうなのか。知らずともそれでもあえて言おう。ツンデレと。※言うな。) ――…ええ。そのいつかがあると思えば、何にだって耐えられる、…という事も御座いましょう。 ……さて。可愛い子だったとでも仰ってみたら、案外普通の喜ぶのかもしれませんよ。( 他人事へと途中で変換する言葉。まったく戯言と視線を伏せたのは束の間だけの事。 弟君来襲の物語も、思い出の一欠片となるのだろう。今、こうしている間でも。) …結構気持ちが急くものですね。痛感致しました。( しみじみと、神妙に。) なら、間に合ったようで何よりに御座います。労いのお茶でしたら、私がお淹れ致しますが――…( 談笑の気配が、不意に落ちる血の気で途切れたのを見て、やはり怪訝そうな視線が向くのだ。怪訝に始まり怪訝に終わる。 始まりは、何処かチャンネルを違えたような笑みと言葉に。そして結末は、始めて見る血の気と蒼白の落差に。) ――…?では、道すがら拝聴致すとしましょうか。 物騒だと貴方様が仰ったのですから、か弱い小娘一人、エスコート願いましょう。( 読心術の心得は流石に無い。 共に辿る帰路を促して、道々そのオハナシも聞くのだろう。 ――…実際に目にした時の反応は、それこそ毛玉DE膝枕モノかもしれないが。それはもう少し先の未来の話だ。南無。 今は、全然信憑性の無い言葉を、何時かの焼き直しのようにしれっと口にして、歩き出すのだ。) [Mon 31 Oct 2005 04:55:23]
◆黒い外套 > ( 積木は既に崩れていたんd )(略)( そう云えば、正座術って心臓停止状態なら平気なんじゃないかと思ったりする今日この頃。 もし涼しいツラなんかしてたら膝にトキノミヤコ式・プレスストーン(漬物石)乗せてやると良いかと思います。 ) ある日突然、父君のラブコールににっこり笑って有難う、とか言うと効果抜群で良いかもですが――…益々惚れ込まれてさあ大変とならないとは。 責任持てません。( 生憎ツンデレって単語は知りません。 知りませんよ、Sir. ) …再会できる相手が居るって言うのは とても良い事。 後であれこれ聞きだしてみようかな、どうせ話しやしないと思うのだけれどね、 。 ( 再会できる相手の有無は、或いは貴女の心に波立てるのかも知れないけれど。 それもまた生憎知らぬ話で、話さない父に話さない娘? いずれはそれも言葉となって、もっと時が経てば笑い話となれるだろうか ) 末日が〆切っていやでしょう――――… ( … ) おかげさまで。 給金受け取りに行った帰りなんです、私の手先じゃ貴女の手伝いはできないけれど 珈琲くらいは淹れられるかな? ( そこまでは薄くとも笑み。 ) ( が ) ( 部屋の惨状 思 い 出 し ち ゃ っ た ) ――――――…… 。 ( 頭の血が一気にぞわ、と落ちて―― ) ええと、帰りましょう――か。 お話ししなきゃならん事があるんです … 。 ( なまじ今は血流があるものだから、白いツラは青く青く。 ) [Mon 31 Oct 2005 04:37:48]
◆リコリス@縫い包み > ( そんな訳でお願いします御二方。オチにならないそんな結末。) ――…私まで言い出したら、キャラが被って仕方ないでは無いですか。( 誰と被るとは言わない。言わない。視線が斜めに逸れているのも気のせいだと断言する。 他人としての台詞に、恨めしげな視線を向ける可愛げすらやはり無いのだから。) 可愛そうな私を繰り返す気は御座いませんから、いつまでもとは言えないのですよ。薄情と謗って下さっても構いませんが。 ――…そんなに、怖くは無いですよ。きっと。( トキノミヤコ式拷問術で小一時間の色々が発生する予感。ちなみに正座とか言うらしいですよ。 何処までも通りすがりの他者であるスタンスを崩そうとはされない御方に、ぽつりと呟いた真意など、己でも知るものかと。) ――…きっと、懐かしい再会が出来たのだと思いますよ。( 奇妙に確信的な薄い薄い笑み。 会えたのだろう、懐かしい、いつかと。そんな問答を小娘は一人眺める次第。きっと含み笑いが低く響く。 愛と言う名の燃料をたらふく注いだ小娘の方が、きっとつやつやしていたと断言する。その暴虐の手が縫った、しろうさぎが一匹。) …なるほど。むしろ中身の問題でしたか。やはり己だけですと、煮詰まってしまって分からなくなるのですよ。( いえ、助かりました。そう告げて、邂逅の時には叶わなかった礼を一つ。 知らぬ領域、知らぬ世界、知らぬ事。それでも、動くものがあるとすれば。 まるでバトンのようにソレを押し付けて。) 明日です。十月の末日ですから。〆切ギリギリにも程があるとは思うのですが。( 糸の解れ等は取り合えず無い、ぬいぐるみ。見た目はそれなりにリアリティを持っていても、中身は綿だから、どうにもふわふわしているそれを持つ手を眺めて、ふと。) …そういえば、ザッハトルテ様は〆切、仕上がったので?( ――…扉の前の紙は、当然見ている。ノックの数度もしたかもしれぬ。 こうして外に出ている姿を見て、今更首を傾げるのだ。 …最初の違和感を、今知るのは叶わないとしてもだ。) [Mon 31 Oct 2005 04:24:47]
◆黒い外套 > ( きっと手紙からその一文を切り取ったのは当の貴族様なんだよ! )( ナ、ナンダッt )( かくして鬼で隠し編の最大の謎、ここに解。 ) まあ、そこで――極めて主観的に「天使のように気高く清らかで愛らしいワタシ★」と仰る御方ですとこちらが困ってしまいますのでそれで良いと思いますが。 ( いつまでも認めないでいると、いつしか父君の「小鳥ちゃんぷりちー! ラヴリィ! まいえんじぇーる」で積木崩しにならんとも言い切れないから「他人」として遠くからぽそり 付け足した。 ) 涙の半分は自己憐憫でできています、か。 ヒトデナシに言わせれば残りの成分はヒロイズム――だから、父君は兎も角余所者なんか気になさいますな。 ( きっとヤニ汚れたうさたんは洗濯業者に出されます。 うさたんぴーんち。 ) 「彼」も半ば御忍びでここに来たようなものだから、…ひっそり来てひっそり帰ったんだろうかね。 と言うか肝心の兄君とは会えたんだろうか。 ( きっとこの後、貴族様と会ったら真顔でそれを聞くやつがここに1匹。 御免、お約束だろうが聞かせて戴く問答無用。 うさ耳装備させられた貴族様、きっと自慢の緑の黒髪もどこぞのボクサーのように燃え尽きていたに違いない。 しげしげと生まれつつある兎を眺め ) 形は、うん…とてもリアルだと思ったんだ 。 だから後は質感かな とか。 ( 部外者が済まないね、と謝って――ああ。 この人は知るまいが、名前を呼んだ。 「約束」を連想させた。 そして私はこうして謝って、… ) ( 何も可笑しくなんかない世界が迎えに来た 気がする ) ( 反射的に受け取って ) これ、いつが提出期限です? ( ひっくり返してみたりして、あちこちの角度から眺めながら。 ) [Mon 31 Oct 2005 04:04:16]
◆リコリス@縫い包み > ( 絵の描けない誰かは、それを全力でそそのかすことしか出来ない。どうか正面絵を描いて下さい。それだけが、私の最後の望みです。 そんな手紙は残されていないが。が。) …客観的に、こんな性質の小娘はどうかと我ながら思わなくも無いのですけれどね。 他人っていうのは素敵な事ですよ。何にでもなれたりしたり、なれなかったり。――…まあ、白紙の原稿になら、何でも書ける可能性があるってのと同義語ですか。( そんな御姿も見てみたかった気がする。そしたら何憚る事無くまずは既成事実を…お母様とでも、呼んで差し上げたのに。嫌がられただろうけど。) そういうイキモノですから。一番意味の無い事に意味を見出したがるのですよ。だから――…御父様がいなくなられたり、貴方様がいなくなられたりした日には、小娘が一人ばかり、暫し涙に暮れるとぐらいは覚悟しやがれと言ってみます。( 例えソレが、出会った時点で既に彼岸の向こう側にいる方々だとしても。く、と唇の端を吊り上げた。 そして汚したものは洗いなさいとか無茶を言う世界。ヤニの汚れは落ち辛い。とはいえ、そんなのを見たら取り出して顔面に押し付けるんだろうが。窒息しないからってやりたい放題の予感。 そして、弟と呼ぶもの。) ――……。( 沈黙数秒。冗談で言っているのかとも思ったが。) 家族が全て、同じ場所で暮らせるものでも御座いませんし。何かと事情もあるのでしょう。きっと、離れて暮らす兄が恋しくなって、だれぞに手引きを頼んだのではないですか。( お忍びとかいう便利な言葉を使って煙に巻くテスト。小娘は無論、知ってて言ってるが。 くすくすと、思い出し笑う時だけ感情が漏れる。 可愛がらせて頂きました。真っ白な灰になるまで。※種族柄危険区域です。) まあ、毛皮でやらかすと縫い包みの意味を成さない気がしてしまったので、却下になりましたが。 ――…ふむ。( リアリティを追求しても、実際に動き出す訳では無いから。まさか、ナマモノは詰められないし。 思案げな顔は暫し。) では、そうしてみましょう。( などと言いながら、至極何気ない仕草で、「はい」とソレを手渡そうとするのだ。) [Mon 31 Oct 2005 03:49:16]
◆黒い外套 > ( 因みにどっかのヘポコ落描き屋が正面からのアングルに挑もうとか思ったのは内緒だ。 惨劇に挑め踊れ、でも暴いちゃイヤン。 When he cry、らぶりぃちゃぁみぃすーぱーごーじゃすちょうぜつびけいしんしさま のなく頃に。 エンドロールにSEどーん。 ) 御自分でそう仰いますな。 他ならぬ貴女がそう思いたくないのかも知れませんけど、可愛げに欠けると評価しているのは貴女だけって可能性もゼロじゃないですよ と――…だって他人ですから。 ( 万一仮に、最近流行ったらしい薬物の副作用で女性になっちまったとしても。 未来永劫女性になっちまったとしてもと二度言う。 ) 結局、…自己満足をするようにしか出来てないんですよ。 だからそう、砂の粒ほどの意味の無い行為に 泣いたり 笑ったり する。 ( 突き詰めれば死人を埋めて墓に押し込めて花捧げるなんてその程度、死より生まれた者にとっては。 互いに直球になれない笑みのようなものを交じらせて、…あの時宅配された兎はヤニで汚したらおこらりそうだから、油紙に包んで自宅の棚に置いてある。 弟 。 ) ――そう云えば…四門君は――帰ったのかな。 弟を放り出して何やってんだかあのひとは ( とうとう気づかなかったらしい。 ポケキュー未だ健在です。 あまつさえ花咲いた少女の歳相応の微笑にかりそめの姉によほど可愛がられたのだなと、いやある意味 本 当 に 可愛がられた訳ですがそんな勘違いをぶちかます所存。 ) リアリティを追求した縫い包みってのも珍しい気がする けど…それで毛皮をわざわざ調達。 ( 考えて ) 中身、固めの綿にするとか。 腸じゃなくて。 ( 逃亡に特化した生物、特に後肢の発条を考えればお座りふこふこの愛らしい生き物であるだけのものとは到底言えぬから。 ) [Mon 31 Oct 2005 03:33:47]
◆リコリス@縫い包み > こんな可愛げの無い小娘の何処を気に入って頂けたのか、未だに甚だ謎だらけなのですけれどね。 其処でさりげなく他人事に致しませんように。…百歩譲って、お母様とは御呼び致しませんから。( クルースニク、ヴェドゴニャ。そんな大層なモノである資格も素質もありはしない。羊膜を身につける風習も無い事だし。 十代前半の小娘が言うには、少し生々しい戯言の正解を誤魔化す意図もあったかもしれないデコピン一撃。前に触れた時とは違う体温の、けれど同じ額へと。) 感傷、欺瞞、セレモニー。それは、この世で一番無意味ですけれど、けれど。この世で唯一意味のある事でもあったりするのですよ。( 困ったような、笑うような。それを見慣れたと申せば不遜になるのだろうが、見上げた小娘の口元が僅かに吊り上がる。それも笑みの真似事のように。 ミもフタの無いのばかりが取り得の小娘は、白皙の額より手を引いて。向けた言葉がまた、謎かけのような戯言三昧だ。) ……ディフォルメの方が楽なのですけどね。こういうものを作って欲しいとの依頼でしたから。( 山ほど繕ったから。その成果の一つは、見せたことのあるモノだ。いつぞや届けたから。しかし、これは。) ――…ええ。耳だけは自信が。弟に協力をお願いしたんですもの。( 無論、愛ですとも。 刹那だけ華やぐ笑みだけが、年頃の娘子のもの。 この瞬間だけ素直さプライスレスとか言ってみたい。言ってみたい。※見せてないので恐らくノーカウント。) …それなりには出来たと思うのですが。どうすれば、より本物に近くなるのか模索中だったのですよ。( 今は仕舞い込んだ皮すら、その為の手段。 こ゜ひりと耳と前肢揺らしながら、見上げる赤色、兔の目。 勿論、ツクリモノだが。) [Mon 31 Oct 2005 03:20:16]
◆黒い外套 > …伝統的な伝承。 その代わり、あのひとの娘御として誰よりも適切だったと云うお話かな。 それがハッピーエンドの伏線足り得るかは――…貴女がた次第。 ( そう聞いて真っ先に思い浮かぶのが白い羊膜の乳児な辺りが我ながら何とも。 次点は大差の無い赤い羊膜持つ乳児。 彼女の隠し持った正解を考えて、問おうとしてやんわりとデコ弾かれた。 げに勇敢な少女の行いが儀式か何かであったように、今度こそ浮かんだのは困ったような笑うような。 ) 生き残った者の権利ではありますやね、墓石に「善き父」と記すのも「放蕩親父」と刻むのも、結局のところ残った者にとってもセレモニーでしかない 「死」なんてその程度 … ( 良く考えたら手前は腐れる(可能形)ほどの水分を持って居ない。 どんなに頑張っても干からびた灰にしかならない訳で、本当に頭を冷やす必要があるらしい。 勇敢にして聡明なツッコミ少女には冷水で祝杯でも上げるとしよう ) ( 出番は終わったとばかりに入れ替わりで取り出されるのは、 ) 随分ディフォルメ具合の少ない――… ( リアルな兎。 ) 特にその耳。 本物そっくり。 ( 悪気はない、悪気はないんだ登録NO,590のひと※10/31時点※! ) ( ぴこりぴこりと揺らされる耳と、そうさせる手先を眺め。 ) [Mon 31 Oct 2005 03:00:06]
◆リコリス@縫い包み > まあ、知った当初にはいっそ「成る程」とも思いましたが。――…しかして、伝統的な伝承に則ると、私は不適格なのですよ。残念ながら。( 何の為か。当初の目的が何処にあったかは、今となっては遠い話。結果として違う見届けの役割を担う事になりそうな小娘は、軽く肩を竦める程度。 吸い尽くして下さるなら、それで良かったのにとは言うまい。 代わり、オマケの戯言を一つ。伝統的な伝承条件。…まあ、戯言だ。) 別に結論である必要性も無いでしょうけれどね。普遍の結論なんて早々は存在致しませんとも、短い命であっても。 ――…ええ。残ったものをどうするか、なんて。感傷を覚えるのは人ばかりですよ。( 人がいなくても兔は死ぬし、肉食獣の王者であれど落雷に打たれ谷底に落ちる日もある。感慨も感傷もヒトの勝手と断じながら、他人事ですか、と額に当てた手が、びしりと弾く戯れを。) ――…腐る前に頭をお冷やしになって下さいな。……またそんな、マゾだかサドだか分からない事を仰る。( 為された約束を知らず、嗜虐なのか被虐なのかさっぱりな御言葉に、無茶苦茶な断じ方をする暴虐。 毛皮を摘んでいた手が、それをぽとりと手提げに落として。代わりに引っ張り出すのは、八割方は出来上がった兔の縫い包み。 本物のようで、本物にはまだ何処か届かないような。そんな微小のリアリズム。) …依頼で作っているのですけれど。中々本物により近く、というのは難しくて。( ぴこぴこと、耳が揺れる。これだけは自信があるのですよ、と。揺らすのは小娘の手だ。) [Mon 31 Oct 2005 02:45:34]
◆黒い外套 > 「お気に入り」が腐汁に成り果てた時の「彼」を――…見られるものなら見てみたいものだけれど。 ( ………。 それを果たす為に、破られるのはここで話した約束ひとつ。 そこで初めて笑みを収めて今度はこちらが顔歪め ) …いえ、――気にされる事ではないので。 それより見せたいものとは…? [Mon 31 Oct 2005 02:25:48]
◆黒い外套 > かかってるじゃないですか、お忘れです? 元々の理由 とまでは申しませんが――「何の為に」「蒐集されたか」、考えなかった訳じゃないでしょうに。 ( 隠すように設えられた棺桶部屋をべったり汚したいつかの赫に塗られた話、何の因果で彼女があの場に居合わせる羽目になったか、売られた娘 買われた娘を繋ぐ最もシンプルな直線。 売られる以前の話は――聞くべきは自分より父君が適役だろうか ) 生まれて来て良かった、なんて結論を出すにはまだまだ早いでしょうしね。 逆もまた然り、 人ばかり 人ばかり …、仰る通りだ。 ( ゆっくり 触れた手から離れるように上がるツラは相変わらず、薄っぺらい笑み。 ヒトデナシは生まれた意味も意義も価値も知らぬゆえ、口調はどうしたって他人事を語るそれなのだけれど。 「テンション」の一語には思わず軽く吹き出した。 ) いずれ熱で腐るかも知らんね。 [Mon 31 Oct 2005 02:25:23]
◆リコリス@縫い包み > 何処の蒐集癖者なのか、それは。 ……私の場合、手間も暇も掛かってないのでともかく。……それだって、恐らくは情でしょうに。( コレクターとルビを振るのが正しい。――…それはともかく。 元は押しかけ売り込み奴隷。過去の記憶に遠い目は刹那。 ――…聞こえなかった声は、だから知らないフリをした。分かっている、などと言い返すような稚気は遠くなってしまったから。) ――…そのように聞こえてしまったとしたら、それは我が身の未熟ですとも。 私について後悔しても、それは仕方の無い事です故。( 唇に噛み痕もまだ鮮明な侭で、しれりと答えはする。 後悔の種は、きっと別の所にあるのだから。) 丸ごとで作ると最早縫い包みというよりは、剥製の趣と思って断念致したのですけれどね。依頼主の方も其処までは望むまいと、まあ。勝手な感慨ですが。――…兔は兔ですよ。彼らは死んだ後まで悔やみますまい。それをするのは、人ばかりです。( 死者に意味を付け加えるのも、死後に意味を見出したがるのも。 だからヒトガタばかりが跋扈するといえば、オカシナ話で。 胸中までは知らぬ小娘は、ひたりと額に手を宛がって。伝わる低い、けれど存在する熱に、嗚呼、と慨嘆するのだ。) やはり、熱があるのではないですか。だからテンションが何か違う。( それとて、小娘の知る範囲で、ということだが。全く、と嘆息する勢いで伏せた視線が、毛皮に注がれる紅色に気付いた。) ……ご気分が悪いならば、仕舞いますが。どうせなら、見せたいものは別に御座いますし。 [Mon 31 Oct 2005 02:09:57]
◆黒い外套 > 騒々しい喧騒を好まないのは概ね同意致しますが、…ああ嘆くかも知れませんねあのひとは、折角手間隙かけて集めた「お気に入り」が目を離した間にぶっ壊れてしまったら ね? ……… 。 ( 無いよ。 可聴域以下の音がそう答える、流れる赫より尚濃いもの。 それより だ。 口惜しがるに似た表情は、いつもならば見ないフリをするのだけれど 今日は――今は。 ) 何だか、――――…生まれて来たくなかったような事を言うんだね。 生まれてきて後悔してるか なんて、悔いても詮無い話だけれど。 ( だって好きで生まれて来る訳ではないのだからね、と。 ) 兎は兎に生まれてきたから、潰されて喰われて遺る皮すら玩具にされるか。 無駄を出さぬと云う意味では道議に叶うか、そちらの方が。 丸ごとの毛皮で兎の縫い包みを作るとすると、そりゃまた随分生々しいのが出来上がりそうな。 トキノミヤコだったか、人形の髪に己の髪を使うとかいうのと同じだね … ? ( 白い手が触れんとするならば避けない、避ける必要がない。 ただ不用意だね、と言葉は胸中に留めて、そのまま。 熱は――…有るとも無いとも。 人間ならば平熱、死人とすれば高すぎの。 ともすれば細い指先を掴みたくなるのだけれど、抑えて――視線は毛皮に固定。 ) [Mon 31 Oct 2005 01:50:20]
◆リコリス@縫い包み > ( ――…血吸いの。) ……そういうえば、そうなのですよね。おかしな風に馴染んでいるのは、きっと良い事では無いのでしょうけれど。 しかして、その理屈で申しますならば、ザッハトルテ様に何か御座いました時のお嘆きぶりも、想像に難くないものに御座いますとも。むしろ容易とすら言う勢いで。( 前にもこんな事を言われた気がする。結構に学習能力が無い小娘ではある。――…麻痺しているだけかもしれぬが。 黒髪に隠された喉の笑い声に、やはり渋面は解けぬのだが。) ――…だからこそ、血よりも濃いものがあればと思うのですよ。願望のパーセンテージは否定致しません。生まれ出た瞬間より、否。赤子が胎に誕生した瞬間から縛られる呪いより濃く、強いものがあれば。( ――…あれば、どうというものでも無いのだが。口が滑ったの類だ。唇を軽く噛む。) ………。( そして、渋面は深まらず、むしろ怪訝の色だけを濃くした。) ええ。そうして生きていくものですから。( 表面的な感慨も薄く首肯しながら、寄せた眉根が解けぬのは。らしくない、などという自分勝手な基準からだ。) いえ。奇矯は理解しておりますとも。――…潰したのは食べる為、ですよ。これは副次的な理由。存在したから得てきた程度――…では御座いますが。しかし。( 理解の彼岸はともかくとして、説明したがるのも欺瞞か、自己防衛なのだろうか。――…まあ、考えても仕方ない。闇夜に溶ける黒の色合いに向けて、踏み出す歩み。 小娘にも推察くらいは出来なくは無い。とはいえ、戯れじみて、) ――…熱でも御座いますか?( 相手の額へと差し出す掌が触れる先、感じ取るものがあるとしたら。如何なものか。) [Mon 31 Oct 2005 01:31:36]
◆黒い外套 > ――良くないんですよここは、死霊だの死肉喰いだの血吸いの化け物が出るとか。 もし貴女に『何か』あったら父君がどれほど嘆きますか。 ( 何だか前にもこんな話をしたような気がするが。 記憶違いかも知れないから、俯いて髪で顔隠すように一度くつり 笑って。 ) それを真顔で仰る辺りが流石、…血よりも濃い絆? 真夏に放置された亡骸が垂れ流す腐汁も純金を溶かしたものも、一滴口にしただけで死に至る猛毒もあれより濃いものには成り得ないのに ね。 ( 肉を喰わないモノの理屈。 ) ああ 貴女は食べるのだよね、あのぱさぱさした死体の肉を。 何でしたっけ、食べた肉が己が血となり肉となる? ( 顰められたままの柳眉に今頃気づいたかのように。 珍しい事 奇妙な目的。 ) 失礼、どうやら機嫌を損ねてしまったみたいだ――縫い包みを作る為にわざわざ本物を潰してきたと。 …それで目的は達せられました? ( 物凄い目的で生き物を殺すものだと、事情の一切を知らぬのが。 ) [Mon 31 Oct 2005 01:17:24]
◆リコリス@縫い包み > ( 黒い髪、黒い外套、面差しばかりが白皙の御方の姿は、夜の属ならぬ小娘の目には、夜目では少し判別が厳しい。見定めようと眇められた眼差しは、常と変わらぬ温度で、風体で。異質はやはり、手にした皮。毛皮。だらりと開かれたソレだけでは元の動物を想像するのは難しいかもしれないがる特徴とすれば耳らしい部分が残されている事。長い、兔の耳。) 静かな場所を探していたら、ついうっかり。――…御父様に似てしまったのは、血は争えないという辺りで良いのではないかと。( 血の一滴すら繋がりは無いと知ったうえで、真顔の戯言。 誰が捌いたかはとにもかくにも、手にしているのは小娘の望みに他ならない。 朧も朧の月明かりの下、見上げる面差しはやはり、何処か顰めたもの。) ――…お墓の出番は生憎まだ先で。それに肉は、只埋めてしまったら冒涜にも程が。( 食べる為に殺したものは、食べるべき。自然信仰にも近い理論か。 しかして、不審の風体はむしろ己と自覚はある。暫し考えた後、) ……資料になるかと思いまして。卯の、縫い包みの。( ――…口にしてみた理由は、それはそれで奇矯だったが。) [Mon 31 Oct 2005 01:04:49]
◆黒い外套 > ( 毛皮を手にした小さな体の膝が伸びた。 ――月光を受けて跳ね返す白銀の髪と似た色合いのそれは猫か兎か、そういった獣の成れの果てか。 ) こんな時間にこんな場所に居たりして、 そんな処まで父君に似ずとも…ねえ? ( いきなり声かけて驚かない辺りは彼女らしく、顰めた眉が作る面差しは日頃平静を良しとする彼女らしくない。 何がしかの獣を毛皮に還元した手は誰のものか、数通り想像してから ) 墓を作ってあげるのなら、皮より身の方が良いのじゃないかと思うのだけど 。 ( ここでばらしたのではなかろう毛皮の素、ではわざわざ墓地にそれを持ち込んで他に何をしようとしているのやら と。 ) [Mon 31 Oct 2005 00:59:00]
◆リコリス@縫い包み > ( ――…噂をすれば何とやら、とは遠く朱鷺ノ都の言葉ではあるが。言葉が呼ぶというのも、あながち嘘ではないものか。 夜風に運ばれた響きは聞き知った音律。べろりと生皮広げた手もその侭に、見ぃーたぁーなぁー?とは言わずに小娘の頭が振り返る。色合いばかりは似通っても、人の身でしか無い視線がその輪郭を捉え、眇められるまでに数秒。) ――…まあ、結果としては。( 実際に手を下したのが誰で、それは何処であったかはこの場合問題としては深くない。結果として死んだ兔の皮があるという事実は、誰かが手を下して起こる現実。 違いは、此処が現場ではないから、血の匂いは薄いという程度か。しゃがみ、曲げていた膝をすい、と伸ばすと――礼を向けるより先に、怪訝そうに眉が顰められた。先程よりも、くっきりと。) [Mon 31 Oct 2005 00:50:19]
◆黒い外套 > ( 間もなく新月になろう細い月の下の黒ずくめの少女、質素とも言えるシンプルなデザインの衣装が喪服だとしたら、黒の中の酷く目立つ白 広げた毛皮のようなもの ――… の 弔い? さて――さて。 少女の前方数メートル先、やっぱり闇に滲むような黒衣の目にもそれが何より剥いだものかまでは視認できぬから、かけてみた物騒な第一声は知人にかけるよな うわべだけは親しみに似せた軽薄な笑み乗せて。 ) [Mon 31 Oct 2005 00:44:39]
お知らせ > 黒い外套さんが入室されました。 『 … 殺っちまいまし た ?』 [Mon 31 Oct 2005 00:44:14]
◆リコリス@縫い包み > ( 実際に生皮――…もとい、裏面はなめしたソレを目にすると、妙に生々しい。月明かりの元だから尚更か。痩せ細った月の光は突き刺すような強さはあっても、満月に比べればずっと細く、鋭くて。陰影ばかりを濃く見せるその下で、やたらに生々しいのが何ともはや。) ……生身一匹となりますと、こう。( ――…館に逗留する客人は、肉をお食べになられないし。それ以前に、部屋から出ていらっしゃる気配が無くて如何ともし難いが。眉が微かに寄る。) [Mon 31 Oct 2005 00:40:52]
◆リコリス@縫い包み > ( 取り出したものは、白い毛皮。毛皮、である。多少原型が残ってはいるが、毛皮。) ――…とはいえ、中身が無いとやはり全然別のモノのように見えますこと。( ぺろんと広げてみたそれは、兔の皮だ。軽くなめしてはあるから、ナマとは言い切れないが。しかし毛皮部分はまだふかふかだ。もう少し加工すればこの侭の鮮度を保てるだろう。) ……しかし、これを使ってしまうと縫い包みの範疇を越えてしまうのが無念と申しますか。( ぬいぐるみというより、剥製になってしまいそうな初期構想だったとひっそりバラす瞬間。ふぅ、と夜風に溜息が混じった。) [Mon 31 Oct 2005 00:15:49]
◆リコリス@縫い包み > ( そして服モドキって何だ。喪服である。服モドキって何か寄生生物のような響きだ。――…言っていてめまいがしたので黙秘する。がくり。) [Mon 31 Oct 2005 00:03:05]
◆リコリス@縫い包み > ( 思わず色も変わるくらいだ。――…まあ良い。常々も服モドキの黒尽くめな小娘は、手提げ片手に墓碑の陰。落ち着ける静かな場所を探して辿り着いたのが此処という時点で、何もかもが間違っているがしかし私は謝らない。) ――…さて。( 腰を落ち着けると流石にスカートが汚れるので、しゃがみこんだ状態で。手提げの中を探り、何かを取り出す。) [Mon 31 Oct 2005 00:02:25]
お知らせ > リコリス@縫い包みさんが来ました。 『( 場違いではある。)』 [Sun 30 Oct 2005 23:59:53]
お知らせ > アクアクさんが退室されました。 [Fri 28 Oct 2005 22:17:44]
◆アクアク > ヴル゛ル゛ルル゛ …、 (やがて、気配は近くの茂みに消えた。) [Fri 28 Oct 2005 22:17:43]
◆アクアク > (魂の剥がれたひとと云うのはとてもとても軽い。) (何も無くなってしまっているから、況してや血の抜かれた死体なら尚更。) (石畳の上から、死体は除かれた。参拝者は眉を顰める事無く此処を通る事が出来るだろう。) [Fri 28 Oct 2005 22:15:45]
◆アクアク > ア゛ア゛ア゛…、 (潤いが無い肉は、美味いとは思えない。) (けれども腹に溜めるならどれでも一緒だろうと思った。) (――がツ。 がっちりと銜え込んだ、屍の咽喉笛と襟元を一緒くたにして。) (…そうして、墓場の隅から引き摺り始める。) [Fri 28 Oct 2005 22:10:00]
◆アクアク > (堂々と転がっているのは珍しいと思った。 其れがまた、水分を奪われた格好で死んでいるものだから余計にだ。…連れる猫が啼いたから、コレには近付いても大丈夫だ。) (小さな悪魔みたいな屍の首筋に鼻を近づけてにおいを嗅いだ。 併し、いのちはとっくに離れていってしまった後なので、すでに見えない破壊が始まっている気配だけがする。) (ただの肉塊、ただの餌だ。) [Fri 28 Oct 2005 22:05:42]
◆アクアク > (――すン、と鼻を鳴らした。) (墓場の隅に転がっている冷たい屍を見た。) [Fri 28 Oct 2005 22:01:05]
お知らせ > アクアクさんが来ました。 [Fri 28 Oct 2005 21:58:33]
お知らせ > テテさんが帰りました。 [Fri 28 Oct 2005 20:53:12]
◆テテ > ( ―― 壊れた人形等、 もう興味は無い。 ) ( 子供の興味が移るのは早いのだ。 生まれたばかりの屍は ゆっくりと、ゆっくりと 闇へと 消えていった ――…。 ) [Fri 28 Oct 2005 20:53:11]
◆テテ > ( ――… 気付けば 転がる 干乾びた屍。 墓守だ。 … 如何遣って、 食べたのだろう。 思い出せぬまま、 けれど、 半月に歪んだ口横から垂れるのは 赤い、赤い ――… ) あは。あははは。 ( 笑いが漏れた。 先程の 苛立ち等 今はもう消えた。 転がる死体に そっと手を添えて、 初めて見る物に興味持つ子供の様に 恐る恐る、 指先で、 触れてみる。 ) ( ―― 硬い。冷たい。 先ほどまで温かかった 人間の其れでは無い。 ) [Fri 28 Oct 2005 20:50:41]
◆テテ > ( 何故餌は遣って来ないのだろゥ。 お腹が空いているのに 何故、餌にたどり着けないのだろう。 ぐる、と 回っていた足を止め 空を見上げた。 月は、 嘲笑うように 其処に在る。 無性に苛立って、 己が出て来た ――… 生前の 己の墓を 蹴飛ばした。 ぐしゃ、ン ―― 花の潰れる音が、 異様に、 響く。 ) 餌だ。 ( くン ――… 不意に鼻に付いた、あの、 匂い。 薄い鉄の様な、 美味しい、 大好きな 、 ) [Fri 28 Oct 2005 20:47:27]
◆テテ > ( 桃と白と、紅の ――…花を見遣った。 是は何の花だったか、 思い出せぬ事の変わりに 不意に 頭に浮かぶのは 紅の ―――… 否、 赤い赤い 真赤な、 血の色。 こくン 、 喉を鳴らした。 餌を食べていない。 頭が変な所に働く筈だ。 ――… 口元半月に歪ませながら、 ゆっくりと、 墓地を歩き回った。 何かに憑かれる様に ぐるり、ぐるり、 周囲を、 回る。 ) [Fri 28 Oct 2005 20:39:10]
◆テテ > ( 真っ黒な、空の色。 ぽっかり明いた、 金の、 月。 ―― はあ、 吐いた息だけ 白く 歪む。 ) … 、 ( 墓地の片隅。 今は綺麗に整備された 己が、 蘇った場所。 十字架と、 石碑。 石碑の前に片膝付き 見遣った文字 。 けれど、 花束に隠れた其の文字の 断片すら 読む事は叶わぬ。 ―― 己は失った声を取り戻した。 けれど、けれど。 言葉を 無くしてしまったから。 ――… 短い言葉なら読める。 なのに、 長く連なった 己の本当の名は 読めなかった。 ) [Fri 28 Oct 2005 20:29:27]
お知らせ > テテさんが入室されました。 [Fri 28 Oct 2005 20:26:23]
お知らせ > フレア@青さんが退室されました。 『( ほんのりと残るのは酒と香水の匂い。 )』 [Thu 27 Oct 2005 22:03:13]
◆フレア@青 > ( 今日で最後。 きっと明日からまたこの世の全てを呪う醜悪な老婆に成り下がるんだ、それが判っていてどうして酔わずに居られるだろう。きっと素面だったら狂ったような寄生をあげながら暴れてるところだ。 ……酔いと物悲しさを胸に抱えながら赤毛の女はふらふらとその場を後にする。行き先は勿論、繁華街の方だ。凝りもせず男を捜しに行くんだ。そして忘れるように、熱く、強く、抱き合うんだ。 ) [Thu 27 Oct 2005 22:01:45]
◆フレア@青 > ―― よッこらせ、と。 御免なぁ、母ちゃん花も持ってこないで。酔ったついでにぶらりと此処に来たくなったもんでね。次は綺麗なのを持ってくるからね。 ( これも遠い遠い昔の話だ。まるで作り話みたいに完璧で、良く横丁で語られていそうなお話。違う点といえばどうしようも無いくらい救いがないって所だろうか。涙を流しながら語れば誰かしらお人よしが同情の一つでもしてくれるンだろう。 けれどももういいんだ、救いがあろうがなかろうが、過ぎ去ってしまった過去のことなのだから。 ――今年で73、もうすぐ74。平均寿命を遥かに超えてよくもまあここまで長生きしたものだと思う。このバイタリティをもう少し最愛の子供に分けてやりたかった。 …後半は最悪だったけど、全体としてみればまあまあだろう。別に悔やんだりなんかしちゃいない。 なんて、妙に晴れ晴れとした気持ちで居られるのは子供の墓の前だからか、それとも酒のせいか、やっぱり若返ったからか。 ) [Thu 27 Oct 2005 21:57:11]
◆フレア@青 > ( けれどもそんな幸せの日々は一瞬にして脆くも崩れ去る。戦地から戻った夫は妻と子供はほったらかし、連れ戻った女の家で寝泊りする毎日。子供が病気だといっても金は一銭も出さず、ある日最後の大喧嘩をしたあとしこたま殴られて、それっきり家には戻らなかった。 もうあれから数十年、行方はしれないし流石に生きているとは思わないが、きっとそれなりに楽しく暮らしたんだろう。 そして子供の病気はついに最後まで治ることはなく――…… 。 ) [Thu 27 Oct 2005 21:53:00]
◆フレア@青 > ( …名前間違えましたorz ) [Thu 27 Oct 2005 21:50:39]
◆アニー@青 > ( アタシの子供はアタシの宝物だった。 病弱でいつも寝込んでばかりだったけど、仕事帰りで遅くなるアタシをずっと待っている優しい子だった。 家が貧しいのを知っていた知り合いの医者は治療費の支払いが遅れても辛抱強く待ってくれたし、アタシはそれを一日でも早く払わなきゃと思って仕事に精を出したっけ。仕事仲間は大変なのをしって色々協力してくれた――……。 そうだ、あの頃は愛に満ちていた。過酷な労働で花のような美しさもどんどん枯れ果てていったけど、構うものかとひたすらがむしゃらに働いた日々。 ――充実していたと思う。 ) [Thu 27 Oct 2005 21:48:45]
◆アニー@青 > ( 墓石は古かったが、綺麗に掃除されていた。少なくとも、他の打ち捨てられた同然の墓石よりは綺麗だった。 なんせ自分がしょっちゅう来ては掃除していくんだから当たり前の話なわけだが。 …若い姿に戻ると途端に思い出したくも無い過去を思い出してしまう。華やかな時代の事、夫の事、死んだ子供の事……。寂しさを紛らわすようにまた酒を煽った。 ) [Thu 27 Oct 2005 21:44:50]
◆アニー@青 > ( 飲んだくれの赤毛の女がその墓場の前の地べたに座り込んでいる。 ちゃぽん 、酒瓶に口を付けて直接飲み下す安酒の柄は、奇遇にも昨日酒場で女に突っ込んでやったもの。なんだか、その女に突っ込んだ瓶に口をつけているみたいで思わず顔を顰めたが、ともかく酒は酒だ。安くても不味くてもとりあえず飲み干せば酔うことが出来る。 ) ……… はぁい、アタシの可愛いベイビィ。 ( ぽつんとそんな言葉を漏らす。 ) [Thu 27 Oct 2005 21:42:09]
お知らせ > アニー@青さんが入室されました。 『古い古い 墓の前。』 [Thu 27 Oct 2005 21:39:55]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Thu 27 Oct 2005 19:55:32]
◆イデス > (そうして巨躯は、上機嫌に鼻歌を歌いながら何処へか歩み去った。) [Thu 27 Oct 2005 19:55:31]
◆イデス > そう、だから見ていて飽きないわ。 (言葉少なに表現された猫の気持ち。シュークリームに込めたカスタードのように見える。) (ケーキを切り分けるナイフになるのか、血を飲む刀になるのか。) ――またね。 (夜そのものと同じ響きを持つ猫へ。女王を守る騎士のような猫へ。) (手を振った。) [Thu 27 Oct 2005 19:55:07]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 久遠の夜の形が、焼きついた。 )』 [Thu 27 Oct 2005 19:48:47]
◆ナイト > 『 考えられるのに考えない。人間はやっぱり不幸だ。そして多分一番幸せだ。 』 (反比例のパラドックス、猫の言葉では精一杯。嗚呼、口惜しいな。猫にはまだまだ、色んな感情が足りない。火の中で鍛えられて、やがて形になるのは、また未来のヴィジョン。) 『 いです。 覚えた。 』 (ありがとうは、二度言わない。その代わりにしかり刻んだ夜の記憶と、記号じゃない名前、猫のタカラモノがまた増えた。) ( もう一度、歩き出しかかって振り向く。 大丈夫だ、猫はきっといつでもイデスに会える。 イデスは、猫の隣人の夜そのものなんだから。 ) [Thu 27 Oct 2005 19:48:05]
◆イデス > 人間は、若しかしたら、人間は不幸だって云う事に気付いちゃってるのかもねェ。 だから笑ってるのかも。どうしようもならないからって、…取り敢えず笑えば、一先ずは何も考えなくて済むもの。 (猫は何処まで下りてゆけるのだろう。猫の決意は確かにこの目に焼き付けた。 夜に零れた言葉を、夜は受け止めた。) ――…、 (手を引っ込めた。 猫が頭を上げて、そうして地面へ降り立ったのを見遣った。) …嗚呼、真っ直ぐだわね。アンタの魂は真っ赤な鉄みたいだわ。 触ったら火傷しちゃいそう。 (何度も打ち据えられて、ことばの刃と同じ形に魂も成るのだろう。 さて、其れが猫にとって幸福かどうかは、まだ、 わからない が。) … どういたしまして。 そしてアタシからも「アリガトウ」。 話し相手になってくれたものね。 (礼など必要なかった。其れで十分だった。) (手を振りかけて、猫の声に笑んだ。) 覚えておいて、アタシはイデス。 イデス、よ。 覚えておいて。 (二度、刻み込む様に云った。) 今宵はそう云う名前。 [Thu 27 Oct 2005 19:42:55]
◆ナイト > (鼓動が微かに夜の空気を乱す。猫の形をした歪な器は、零さぬようにことばの雨を受け止めて、己のうちへと満たされる。喜びという感情が、繰り返される刺激に馴らされて、随分と明瞭な形を取るようになった。同じ道を何度か辿った先に、何時か違う景色が見えるかもしれない。一縷の望みを抱いて歩むのは、きっとひとの子と同じ呪縛。) 『 猫は幸福なる。 言葉を使って、幸福になる。 』 (猫は現金だ、ザリ、尻尾が墓石を擦った。その力が、己を守る刃となれるように。) 『 ―… 人間は不幸だ。 猫よりずっと不幸だ。 』 (受け止め方を忘れて、潰されて、帰る区域を知らずに漂って、それでも…何故――。) 『 それなのに笑えてる。 人間は強い。 』 (不思議なものだと、撫でられるこうべをまた上げる。 ―― それは全くもって、猫がたどり着けなかった答え。今が不幸なら、幸福が。) 『 猫は幸福に成れる。 言葉を知ってるから、なれる。 』 (返事するように、頷いて。そこで初めて空腹に気づくのだ。一次欲求を越えて、思考が先駆したのは――いよいよ人間らしい。) 『 ありがとう。猫は答えを貰った。 猫がずっと欲しかったものを、もらったぞ。 』 ( ―― お礼って、なんにもできなくって、猫はもどかしい。立ち上がって、軽い跳躍で地面へと。闇へと歩みつつ、振り向いた。 ) 『 名前が欲しい。 “夜”の名前が。 猫は其れを忘れない。 』 ( 猫は二人称を知らない。“夜”は貴方のこと。 呼べる名前の代わりに、口にした。 記憶に留めるくらいしか、猫には出来ない。ささやかなお礼。 ) [Thu 27 Oct 2005 19:31:49]
◆イデス > (指は毛皮より内へ侵入出来ない。余りに真っ直ぐな猫の魂に干渉など出来ない、屑のような死の欠片では。 指先から、猫が生きて居る脈を感じ取るのが精一杯だった。) (猫の器に、ことばを降らせるので精一杯だったし、また其れを楽しんでも居た。) 其れが解れば上等だと思うのよ。 (真上から見たら真円に見えて、何処までも何時までも同じ場所を歩いているよう。けれど、それでも真っ直ぐに歩いてゆくなら、魂は迷わずに深淵に辿り着く。螺旋階段を下りて。) (ことばのちからは強大である。) 勿論、幸福にだってなれるわ。 当たり前の事よ、どちらか一方にしか傾かない ちから なンて此の世に無いンだもの。 (ポジティブとネガティブは常に一体である。心の持ちよう、考えの持ちよう、ことばの使いようで幾らでも。) ことばにはちからがあると知ったなら、今度は其れを上手く使う方法を知らないといけないわね。 (ただ知るだけでは、「知る」と云うことに押し潰されてしまうだろうと巨躯は云うのだ。) 人間は受け止め方を忘れてしまったばっかりに、最後はぺちゃんこに潰されて…薄布のように地上を漂う羽目になるのだわ。 (俯く猫の頭を撫でようとしつつ。) 真っ直ぐ生きる事は不幸ではなくて、苦難に溢れているってだけだわよ。 良かったわね、いまが不幸だと思えるなら、アンタには幸福が待っているンじゃなァい? [Thu 27 Oct 2005 19:19:21]
◆ナイト > (傾げた体が、腹を上にして寝そべる。太い指がなぞる軌跡の下で、猫の本能の細胞が歓喜を呈する。連なる“答え”に、猫は全神経を集中させる。貴重な言葉だ、一つたりとも聞き逃さぬよう。処理して整頓して、猫の中に収めるのは先だとしても、今この刹那に、全てを記憶せねばいけない。) 『 猫はもう戻れない、それだけはわかる。 』 (諦念は、繰り返される螺旋を受け入れた。円を描くのではなくって、螺旋だから。同じようにくるくる回りながら、少しずつ下っていくんだ。 ―… いつか、底に落ち着くんだ。) 『 言葉の力? ―… 言葉の力は猫を不幸にした。 ならば、猫を幸福にも出来るのか? 』 (人間が見失った力は、まだ猫の中に爪痕を残していた。その力が――果して幸福を齎せるのか、猫には自信が無い。答えを暮れそうな気がしたから、ねこは思うままに問う。) 『 猫は死が恐いから、もう生きるしかない。 魂が迷ってしまう。 』 ( だって、猫には見えるんだ。 さまよい歩く、魂の群れが。ひとのこには見える、あの世の住人たちが。 ああは、なりたくないのだ。) 『 猫には思えない。 ―… 言葉が記号だとは思えない。 猫は、不幸だ。 』 (悔しそうに、猫は初めて俯いた。こつこつと、墓石の突起を尻尾が叩く。) [Thu 27 Oct 2005 19:06:48]
◆イデス > (本能は、眼に見えなくて発音もされないことば。身体に刻まれたことば。 ずるり ずるり、ゆっくりと、太い指が擽る。猫の咽喉と腹、この種族が喜ぶ場所を。) ことばを知って不幸になったのに、もっともっと不幸になりたい? 面白い事を云うのね。 … 多分、「わからない」から知りたくなるのよ。ことばを知ってしまったら、もう戻れないと云う事も知ってしまう。 ずっとそれの繰り返し。だからもう、「知りたい」と云う選択肢しか無いの。 (出鱈目に自然石を繋ぐような、戯言の連なり。) ――人間は、 余りに沢山のことばを知りすぎて、段々其の力の本質を見失ってくるのよ。 考えている事よりも、考えている事をことばに直す方にばかり捕らわれてしまうの。…結局それだと、何も考えてないのと同じなのにねェ。 (写本の作業に似る。) (そうして、純粋な猫のことばに微笑んだ。ひともはじめは、これくらい無垢だったろうに、と思う。) ――全て知りたいと思うなら、 … そうね、兎に角生きれば良いわ。其れが死に付いて考える事でもあるもの。 (二つは繋がっている。 猫の問いにはこう答えた、) 人間は忘れてるンじゃないかしらね。 自分達が勝手に意識して、そしてアレだけ怖がっている死が、ことばと同じだと云う事を。 (或いは目を逸らしているのかもしれない。) ことばをただの記号だとしか見れなくなれば、怖くなくなるンじゃなァい? [Thu 27 Oct 2005 18:56:25]
◆ナイト > (その形、その輪郭が、一つ一つ鮮明な印象を伴って猫に焼きつく。翌日になれば忘れている事が多い小さな頭でも、この記憶は多分残像として刻み込まれる。) 『 ―…。 』 (言葉になりきれなかった声の残滓、ぐるぐると口から零れた。その言葉が、余りにも的を獲ていた為。故に猫は戸惑う、兎に角何処までも、混迷ばかりが続く最近の日々。) 『 わからない。 元に戻りたいと思っていたけど、今は―…もっと知りたいの願う。 今猫は不幸だ。だけど、これからどうなるか、わからない。 』 (猫の中には、想いが少ない。だから、可能な限りの言葉にする。猫の話し相手になってくれるものが少ない中で、やっと出会えたのだ。喜びを表現する方法も、少なくって困る。 ―― 喉の感触。これまたピンポイント爆撃。ごろん、寝返りを打って、もっと撫でて欲しいと請うように。感情を伴うものではなくって、本能に近いけど。) 『 人間はすごいと思う。 言葉をあれだけたくさん知っているのに、何故恐くないのか、猫には分からない。 猫はずっと生きていたいと思う。知りたいことを全部知るまで、生きていたと思う。 』 (問いの一つ一つが、酷く心地よい。言葉が出てくる自然さに、猫は己でも、少し驚いていた。) 『 猫にはわからない。 何故人間は言葉を恐れない? 』 (死について人が考えないのは、きっと恐くなってしまうだろうから。猫はまた一つ、勝手に納得。) [Thu 27 Oct 2005 18:42:07]
◆イデス > (悪夢を引き摺って徘徊する夜だ。天高い所におわします夜の女王の髪の一本にすら及ばない一瞬は、人の形を取って猫の前に居た。) 意外だわね。猫ってお友達が多いのかと思ってたわ。 …嗚呼、 (心を持ってしまったカラクリが喋っているのに似ていると思った。その不器用さ、拙さが、何処までも暖かい。 思わず溜息が零れた。) 普通の猫じゃァ、考える事を知ってしまったアンタの話相手になれないのね。 猫の言葉を話す猫以外のいきものは、…成る程、確かに少ないわ。 (指に伝わってくるゴロゴロとした音。 分厚い唇の口角を上げた。) 言葉を知ってしまって、それで、もう元には戻れないものね。知らない方が良かったと思う? (猫と云う猫で居られた方が良かったと思う? 未練と云うものを知らなかった方が良かったと思う?) (猫が持ってしまった未練の話。言葉は重ねられ、その間から猫の気持ちがじわじわと滲み出しているように見えた。) 未練が出来た気分は如何。死を考えるようになった生の感触は如何。 (つらつらと、歌うように。 猫の咽喉を擽りながら。) [Thu 27 Oct 2005 18:31:22]
◆ナイト > (大きな体躯を見上げる。瞬きすらも、猫には少ない。黒の双眸は、何時か覗きこんだ井戸見たいに、どこまでも続いていそうな気がした。闇を覗き込むとき、闇もまた己を見ているという。 ―― 相手はきっと、夜そのものだと、猫は根拠も無く確定した。) 『 ―… 話すのは、聞いてくれる誰かが必要だ。 残念だが、猫にはその誰かが、酷く少ない。 』 (声に昂揚をつけるなんて、高度なテクニックは知らない。だから、寂しい気持ちを示す言葉を、できるだけ選んだつもり。) 『 だけど、考えるのは猫だけでもできる。 だから、考えるのは好きだ。 』 ( ―― ふにふに、指の付け根、肉球の辺り。猫の結構な急所だ。ぐるぐる、喉の奥から漏れた意味を持たない音は、気持ちいいの表現。) 『 昔は思わなかった。猫は何時でも生きれて、何時でも死ねた。 考えるようになったから、恐くなった。 言葉は猫を不幸にした。 』 ( 戸惑いが続いた後、猫はまたしばしの沈思。感覚として理解している事を、言葉にするのは酷く難しい。 ) 『 人は欲しいものが有るから迷う。世界に迷いを残すから死が恐くなる。 ―… 猫には欲しいものが“なかった”。だから恐くなど無かった。 だけど今は…ある。 』 (こんな感じで、わかってもらえるのだろうかとか、猫は少し弱気だ。己の気持ち、誰かに伝える事は人間より劣る。) [Thu 27 Oct 2005 18:20:34]
◆イデス > (美しい夜のいきものを見遣る。見ているだけで飽きないのは久し振りだった。 色違いの眼はもうすっかり光を宿しているように見える。落ち窪んだ目の陰のような黒色が、光を吸い込むようにして見返した。) あら、云う事。 けど、其れもそうかもしれないわねェ。 (ひとは死を意識するくせに、普段は全く意識しない。じっくり考えてみるひとは中々見ない。) 暇も悪いもんじゃ無いって事かしら。 喋るより考えることの方が好きそうね、アンタは。 (前足の、指と指の付け根を ふにふに と押すように撫でながら。) ――やっぱり、死ぬのって怖いって思うのね。 …けれど不思議。迷わないって断言出来るのは何故? 迷わないのに怖いのは何故? (撫でる指先がちりちりとした感触を覚えた。猫の魂の気配がした。) [Thu 27 Oct 2005 18:10:59]
◆ナイト > (もとより、この濃厚な夜の闇から、互い生まれでた眷属かもしれない。猫には少しだけ、人間より優れたところがある。例えば夜目が効くこと。猫は目を逸らす習慣を持たない、じぃと、双眸は相手を捕らえるまま。) 『 人間は忙しくって、猫のように考える時間がないのだ。 』 (猫には――特に飼われる様になってから、腐るほど時間が出来た。とんとん、と何度か夜のしじまを揺らす振動に、ピクピク耳を動かして。) 『 わからぬ。 猫は人間ほど複雑じゃない。魂は迷わない。 ―… でも今は、死ぬのが恐い。 』 (それは猫の中でも、随分と分離した感覚で、処置に困っていた。 甘える才能もないから、撫ぜられるままに返す反応も無いけど、多少は手入れされた薄い前足の毛並みが、爪を迎えよう。 ) [Thu 27 Oct 2005 18:04:21]
◆イデス > (お互い、夜に容易く溶けてしまいそうな色をしている。 それなのに、見下ろした処に居る黒猫ははっきりと輪郭が解った。…少しだけ眼を細める。 もう夕方はお山の向こうに居る時間。) 随分と人間臭い事を考えるのねェ。 …と云うか、其処らの人間よりよっぽど高尚な事を考えてるンじゃなァい? (とン、と爪の先が墓石を叩いた。猫の左前足の傍。 逆さにしたチョキは人間の足のように何度か墓石を突付いて、) それで、――どう? 考えてみて、何か感想は? (爪の先が、前足を撫でようと伸び。) [Thu 27 Oct 2005 17:58:24]
◆ナイト > (気だるそうな双眸が、漸く隣の姿に気づいたように。 ―― 実際、気づいていたことは気づいていたが、触れられない限り、猫の世界は誰とも繋がらない。 人語の響きが、曲がらず意味を持って届いた事には、少しばかり驚いたが。) 『 猫は―…何時死ぬのか、考えてた。 』 (答えは至極、短絡的。年を取って、何時かは、この墓石のした冷たくなって眠るものたちの仲間となる。 ―… そのときまでの執行猶予、後どれくらいだろう、なんて。) ( 闇の匂いがする。 馴染んだ、闇の気配。 猫に警戒の色は無い。 ) [Thu 27 Oct 2005 17:53:29]
◆イデス > (静かに物思いに耽る黒猫の隣、) (墓石に凭れて、ずっとその毛並みを眺めている巨躯がある。) さっきから、何を考えてるの? (台詞は確かに人語の響き。しかしまるで二重音声の如くに、猫にも意味は通じるだろう。猫達の言葉として。) 良いわねェ、毛皮があったかそう。 (引っかかれるかもしれないと思っていたから手は丸い背に伸ばせないままだ。) [Thu 27 Oct 2005 17:49:23]
◆ナイト > (怠惰に任せた大きな欠伸を吐き出して、墓石に体温が奪われるのは承知の上。 でもお気に入りだから、まだ離れるつもりは無い。 ) [Thu 27 Oct 2005 17:46:49]
お知らせ > 巨躯さんが入室されました。 『( ――猫の隣。 )』 [Thu 27 Oct 2005 17:46:25]
◆ナイト > (猫の立場から一言言わせて貰うと、猫の肉は断じて美味くなど無い。悪食として嗜むならともかく、よほどの飢えでなければ出来るだけ食わないでいただけるとありがたい。 ひゅるん、冷たい風が吹きぬける。毛皮を震わせて、猫は今年初めて寒さを感じた。 … 今年も、屋根の下で冬が過ごせるだろうか。幸運だ、猫が頷く。) ( ―― 数えてみると、覚えている限りの、四度目の秋。 猫は一つ年を重ねた。 ) [Thu 27 Oct 2005 17:44:34]
◆ナイト > ( そっか、最近猫料理ブームなのか。 ―― 墓石の上、一匹蹲っていた猫は、突如とした猛烈な寒気を、尻尾で払いつつ。 ) ( 雲の下もがいていた太陽も、小山の向こうに隠れた模様。 猫の名前を冠した、夜の帳が下りる。 ) [Thu 27 Oct 2005 17:40:42]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( ―… 寒気、遠方より来たる。 )』 [Thu 27 Oct 2005 17:39:12]
お知らせ > 女浮浪者さんが退室されました。 [Tue 25 Oct 2005 20:32:49]
◆女浮浪者 > ( はははははははははははははは 誰にも聞こえぬ笑い声を上げながら 妖怪は夜の闇に消えた。 ) [Tue 25 Oct 2005 20:32:22]
◆女浮浪者 > ( 嗚呼 此の人形も 駄目だなぁ )( 不意に女は 身に付けていた襤褸布を手放した。 風に煽た様に飛んでいく襤褸布の後ろ 地面に崩れ落ちる其れは骸以外の何でもない。 ) [Tue 25 Oct 2005 20:30:34]
◆女浮浪者 > ( だが この妖が其の悪意の結末を知る事は無い。 否、知ろうとすらしないだろう。 何故なら其れは襤褸布にとって 如何でも善い事に過ぎぬからだ。 其れにとって重要なのは 如何に面白く人を殺められるか。 女の顔が 奇妙に歪む。 ) [Tue 25 Oct 2005 20:27:31]
◆女浮浪者 > ( 然し。 祭りを前にした 街の賑やかさとは裏腹に 確かに感じる『悪意』が在る。 布の躯をした怪異にも似た 怖るべき『悪意』が。 )() [Tue 25 Oct 2005 20:23:25]
◆女浮浪者 > ( 街の人間の噂では もう直ぐ『はろいん』成る祭りがあるとか。 その『はろいん』と猫がどう関係しているのか。 傀儡の女をゆっくり歩かせながら 思考する。 其の足が、小枝を折る音が。 ) [Tue 25 Oct 2005 20:19:19]
◆女浮浪者 > ( 如何も近頃 猫の姿をしたモノを善く見掛ける気がする。 いや、此の場合 感じると言った方が正しいか。 何故急に其れ等が現れたかなど 斡旋所に行けぬ襤褸布が知る筈もない。 ) [Tue 25 Oct 2005 20:15:48]
お知らせ > 女浮浪者さんが入室されました。 『( 思う。 )』 [Tue 25 Oct 2005 20:11:59]
お知らせ > ジャスティス@狼石4さんが帰りました。 『教会にだけは帰りたくない。そんな思いが脳裏を掠めた』 [Sat 22 Oct 2005 21:49:01]
◆ジャスティス@狼石4 > っ…… (そして一人墓場に取り残されれば、所在名下げにつま先をにらみつける。どうしたのだろう、自分は?そんなことを考えながらも、抗う会も無く段々と心の中のどす黒いもやは広がっていく。) ザッ! (その苦しみから逃れようとするかのように、異体はそのまま放置して駆け出す。どこ行こうか?どこだっていい……ただ……) [Sat 22 Oct 2005 21:48:41]
◆ジャスティス@狼石4 > (手当たり次第に、ただの石ころと変わらない粗末な墓石を踏みつけ、東洋系の木製の墓標はなぎ倒す。) はぁ……ぜぇ…… (片で息をついていると、視界の隅に人影が映る。墓守の老人だ。時折死体を運んできたときに、顔をあわせる、その程度の知り合い。だが、相手はこちらの凶荒に、すっかりおびえきっているようで) ……何よ!何か言いたいことあるならはっきりいいなさいよ! (そのおびえた仕草がやけに鼻にかかる。墓石を蹴り飛ばし、メイスに手を伸ばせば、老人は一声悲鳴を上げてあたふたと逃げ出していく) なんなのよ……なんなのよ…… [Sat 22 Oct 2005 21:35:25]
◆ジャスティス@狼石4 > うるさい!! (せわしなく吠え立てる犬の声にかんしゃくを起こし、大きく一歩踏み込むと狗の腹を思いっきり蹴り上げる。短く悲鳴を上げた犬は勢いよく吹き飛び、やがてよろよろと逃げ出していく) え? (私、何を?我に戻って自分の手の甲に視線を戻すが、なんだろう、心の中にどす黒いものがこみ上げてくる。ああ、木の葉のすれる音が不快だ、陰鬱な墓石群が不快だ、あぁ……あぁ……) [Sat 22 Oct 2005 21:24:23]
◆ジャスティス@狼石4 > っ!! (不意に自分の手の甲に衝撃が走り、死体を取り落とす。その瞬間に、死体を狙って周囲をうろついていた野犬が激しく吼え始める) っな!? (自分の手を見て驚愕する。まるで、バンクルのコアのようなものが自分の手についているじゃないか) これって…… (混乱する思考をまとめようとするが、犬が激しく吠え立てる音がうるさくて仕方ない。落ち着け、落ち着け、血が出るほどに髪をかきむしる) [Sat 22 Oct 2005 21:22:06]
◆ジャスティス@狼石4 > よいしょっ……と。 (月夜の中、一人土を掘り返す修道女が一人。暗黒街で見つけた哀れな死体のために、粗末ながらも埋葬してやろう、と。経た尾すれば古い遺体を掘り起こしかねない区画にスコップを突き立てる) それにしても…… (球にこの男が暴れだしたらしい。いったいどういうことだろう?薬かな?そんなことを考え名gら、血に染まり頭の割れた遺体を抱え起こす) ……ん? (月明かりに男の甲が光る。なんだろう、そう思って手を伸ばす……) [Sat 22 Oct 2005 21:12:12]
お知らせ > ジャスティス@狼石4さんが入室されました。 [Sat 22 Oct 2005 21:08:57]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Thu 20 Oct 2005 21:01:00]
◆リゼル > ( ―― 金色が、 揺れる。 ) [Thu 20 Oct 2005 21:00:58]
◆リゼル > ―― … 憐れな哀れなお人形。 今も何処かで歌ってる。 ―― 独りぽっちで歌ってる … …―― 。 ( 探しに行こうか。 ――独りで歌う気付いて貰えぬ人形を。 ) … くす、 くすくすくすくすッ 。 見付るかなァ? 見付ると、 良いね。 ( ゆるり、 空に向かって伸ばした手、 向かって来るのは 闇色の蝙蝠。 ) … 探しましょう。見付けましょう。 独りで歌う お人形を。 私の命、 消えるまで ―― … 、 ( て、と 踏み出した 。 ) [Thu 20 Oct 2005 21:00:42]
◆リゼル > ( ―――… 退屈潰しとなる方法も 己の頭の中だけでは 繰り返し。 ) …―― 、 ( 暴れる事も出来ぬ。 人間の振りをするにも限界が有る。 … 血の色 を、空の色に染めて ぼンやりと、 ただ、ただ ―――… 。 ) … 。 ( 不意に、 す、 息吸った。 ) … 硝子細工のお人形。 … 独りぽっちのお人形。 ―― どんなに歌って踊っても 誰にも気付いて貰えない 。 ( 誰だったか。 ――…遠い遠い昔に、 誰かが 歌ってた。 ) [Thu 20 Oct 2005 20:56:36]
◆リゼル > ――― … 。 ( 何で長い長い時は こンなにも つまらなく、退屈なのだろう。 ――…墓地の片隅で、 静寂に纏う其処で ぼンやりと 曇天見上げながら思った。 ――死は、 甘美な誘惑だというけれど。 己にとっては、 恐怖に過ぎないもの。 … ―じゃァ如何すればいいのだろう。 答えは、 無い。 ) … 暴れ続ける。 … 人間になる、 ――後は、 … 。 ( 同じ事を、繰り返してばかりいるような、 感覚。 ) [Thu 20 Oct 2005 20:49:49]
◆リゼル > ―――…まだ戻っても、 平気かなァ。 ( ふわり、ふわり ――… 風が通る度に揺れる金色も 慣れたけれど。 ぱたた、 ... 背中の羽小さく動かせば、 ひょい、ッと立ち上がった。 ) …羽が無いと落ち着かない。―― … 。 ( 誰かが来たら消さなければいけない。 ――… そンな、面倒な、厄介な … 。 ) … お腹も空いたし。 ( 且、 つまらない。暇だ。 ――… 暇が続けば暴れたくなるのは、本能 だと思う。 ) [Thu 20 Oct 2005 20:42:53]
◆リゼル > ( ――何処までも 何処までも続く様な 十字架林。 … 其の隅、一つの石碑の上に 座る 紅い、赤い 蝙蝠羽。 ) …―― 夢みたいに、 あっという間。 ( 既に己の噂など聞かぬ。 無論、あの娘の事も耳にはしなくなった。 ――… 本当に、移ろう時と云うものは一瞬のものだと思う。 ) [Thu 20 Oct 2005 20:35:10]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Thu 20 Oct 2005 20:32:44]
お知らせ > 黒い外套さんが帰りました。 [Wed 19 Oct 2005 06:31:52]
◆黒い外套 > ( ――――帰るよ、使い魔殿 )( 弧状の刃が憎憎しげに光るイメージは今度こそ妄想? ) ( どちらでも構わない話 ) [Wed 19 Oct 2005 06:31:48]
◆黒い外套 > ( 目を開けて ) …妄想だったらとんだお笑いなんだけど。 ( 思い込みでも虚言でもないのは今更確認するまでもないから、これは只の悪足掻き。 妄想であってくれたら良かったなんて、揺り起こして喚び戻して縛り付けて置いて言える事じゃないから。 扉を細く細く開けて、中から滲み出て来る殺意は自分だけに向けられたもので。 それがよりあざとくヒトデナシを人らしく擬態させるのなら――何とも生き汚くて、そうまでしてしがみ付く理由なんか何処にもないモノには相応しいじゃないか。 妄想で滅ぶのも使役する者に消されるのも、それはそれでお似合いの幕だけれど ) ( 空は既に朝の色。 出番の終わった道化みたいに舞台を降りて、蓋の無い棺桶へ戻ろう ) [Wed 19 Oct 2005 06:30:06]
◆黒い外套 > ( …距離 )( その 距離 を ) ( 見つけて――――掴む。 使役される者はそれを強いる者を凌駕できない、濁り過ぎて澱を孕み過ぎて固形化する程強固であれども 互いがそれをいかに強く望もうと。 そんな当たり前の法則を今更掴み直して、そんな感覚が改めて両者を繋ぐ鎖の堅牢さを呼び起こして ) ( ………… )( だから、 )( …て あげられない ) (「相手」の意向はともあれ――そんな意思の通達。 できるのは精々それに近づける、近づけるだけで到達はできない模倣だけ それが理解れば今は充分――…大分空が白んできたから ) [Wed 19 Oct 2005 06:21:46]
◆黒い外套 > ( すんなりと構築したイメージの中扉の向こう、おぼろげで鮮烈な気配は例えるならばやっぱり殺意――口惜しやとうねり歪むのは刺し切れなかった止めへの。 呪怨の相手に使役される無念と交じり合い響き合い、纏めて押し寄せる悪意は其処こそが還る場所じみて――…酷く心地良く、固い地面が沈む錯覚すら。 触れた樹の肌がそれは妄想だと教えるから 飲み込まれる事は出来ないけれど、…引き戻された現実が突きつけるのは使役する者とされる者との踏み越えられない契約の壁。 こうまで焦がれて魅かれて求められても、その意を叶える事も叶えさせる事もできない近くて遠い距離 ) [Wed 19 Oct 2005 06:10:29]
◆黒い外套 > ( ――雑木林へと踏み入った。 月は西の空に沈もう、外灯の灯りも届くまいし手に光源のひとつも持たないけれど。 只管に黒一色であろう音の無い世界で、だから此処でこそ向き合えるモノ。 …前は潮騒でしくじったからとか、家には客人が訪れるとか。 ハードルを下げて下げて下げ捲ったかと思えば 意味もないのに項垂れた。 )( ………… ) ( 項垂れついで、伸ばした手の先に生白い死人の肌みたいな雑木が1本待っていたように伸びていたから――軽く触れて。 外気より僅か冷えた樹木の温度を指先に受けて目を閉じる。 視えない姿聴こえない声 聴きとれない言葉、けれど確かに此処に在るものは頭の中の扉の向こう。 具現化できる妄想 血で括って現世から無理矢理形を消した凶器、どちらとも云えるモノが実在するのは既に知っているのだから。 …何の為にするのか判らない、それこそ必要もないかも知れない努力。 ) [Wed 19 Oct 2005 05:53:15]
◆黒い外套 > ( 時に暗幕に落とした灯りが生き物の目には鮮やか過ぎるように、満ちた月が今宵此処で天使を射ち堕としたとは知らぬから 灯りも持たずの歩みに滴る水ほどの情緒もなく。 勝手知ったるを地で行く静かな傍若無人が足音だけは控えめに、精々淀み無く先へと進んで行く。 ――時間としては早朝。 見える空は辛うじて夜、こんな時間にこんな場所へは他に誰も訪れなかろうけれど ) ( ――コツ 。 ) ( 敷地の境界、墓地と雑木林を分かつ音。 これより一歩踏み出せば、石畳は雑草に取って代わられ足音すら消えようか。 音の鳴る石畳は死者の地 音すら死んだ地面は死者の浸食を免れた地。 今後10年 100年の後には此処まで墓標が並ぶのだろうか、増える一方の墓標に何れ世界は埋め尽くされやしないかと真剣に考えた苦い記憶も今は遠く。 ) [Wed 19 Oct 2005 05:38:09]
◆黒い外套 > ( 十字は十字 石塔は石塔、規則的に無機質に 何もない空間をみっしりと埋めて並ぶ墓標の間を縫って漆黒の中を進む黒。 磨かれてよりほの明るく中の光を零す外灯、その暖色から避けて暗がりへ暗がりへ、未だ訪れぬ朝焼けから尚遠く離れるように 敷地の奥へ より奥へ ) [Wed 19 Oct 2005 05:33:23]
お知らせ > 黒い外套さんが来ました。 『( Das Schwarze im Schwarzen )』 [Wed 19 Oct 2005 05:29:15]
お知らせ > コエさんが退室されました。 『Angel has already Fallen Down』 [Wed 19 Oct 2005 04:37:43]
お知らせ > 未希さんが退室されました。 『 15:堕天 』 [Wed 19 Oct 2005 04:35:11]
◆コエ > ( 出合った時からだらりと垂れていた右腕は、そう 目の前の彼女に強請る前からこうだッた。ころんでちょっと酷くなッたかも無いけれど ただ、変な方向に曲がっただけ―― お空の群青に浮かんだ死んだ優しい光を地上に注ぐ満月に誘われるみたいに発露した穢れた聖痕は少し遠い記憶。同居人に言われて、少しでも前向きになって まずは冷たく見えても優しい生活をお金をどうにかしようと真っ当な仕事を受けて、その準備を とした所で不意に、唐突に現れた。鈍い痛みから始まって、徐々に圧力が掛かるようにみしみし音を立ててヘシ折れていく腕に、痛みに、混乱に、そして苦くて甘いその罰に疲弊した薄っぺらい精神力は耐え切れずにパケを引き裂いた。それからの事はよく覚えていない 気がついたら此処に居て 座り込んでプレートを撫でていた。どれ位前の事か、今が何時なのかも判ってなんか居ない―― けれど、そんな事話しても信じてもらえやしないし、話す気もなくって 彼女にだって知らない事で余計な事だろう。 ふっと、熱が逃げて冷ややかに醒めるような一瞬の表情、それがすこし険しくなッて 続いて乾いた音。 コンマ以下の世界 やけにゆっくり見えていた。 引っ叩いたはずの掌に感覚が無い、まるで自分の身体じゃないみたい。ああ、悪い薬なんだ 切り取られた違和感にそこでやけにはっきり感じた。 病院 暴力 解決 並べられる無機質なキーワード。 割り込む違和感 軋みを上げながら噛み合っていた歯車はスコンと抜けて 一時的だとしても、どんな形であろうと同調は分かたれた この娘は私じゃ、ない。 決定的な何かは目の前を通り過ぎてもうちょろりとした尻尾すら見えない 後に残ったのは空騒ぎのただ只管空虚な気持ち。ゆるゆると倦怠が纏わり憑いて重い鎖となって大地に縛り付けるようだ。 )――…… ( Leave me alone、呟いた言葉。 病院なんかに見せたッて、どうしようもない事なんて判ってる どれくらい立ってるのか判らないけれどその内感覚が戻って痛みに転がりまわりながらも折れた右腕を愛しく抱くんだろう 漠然とした諦観。こんなに小さい少女なのに振り払う気力もおきずずるずると引ッ張られる。 ) [Wed 19 Oct 2005 04:28:50]
◆未希 > 嗚呼――――――( 引っ張った腕の嫌な感触にようやく気付いた。 ちょっと転んだだけなのに。 薬か何かで鈍磨しているのか、無意識の受け身すら取らずに倒れた彼女の腕はだらりと途中で折れていて。 その上、痛がるでも苦しむでもなくまだ他人事みたいな顔。 ああ、なんて声しか出てこなかった。 どうしようもない、って溜息と、自分が怪我をさせたみたいな不快感。 ) 何処って…もう、病院行くしかないじゃない。 ―――あんたなんか引っぱたいたって ( 坂道を下ったらすぐに病院だ。 何処に行くもなにも、今現在の選択肢は1択。 …もっと大きな意味で言っているのなら、こっちが聞きたいくらいだ。 腕を何かで固定してから歩かせないと、なんて思いながら挑発を流そうと思えば、ぱん、と弾けるような音がして右の頬がじんじんと熱くなった。 ) …しょうがないでしょ。 暴力なんて、最低の解決方だ。 …行くよ。 ( 引っぱたかれて逆に冷静になれたくらいだ。 相手は怪物でもない。 幽霊じゃない。 ただの 弱い 女一人。 勿論私の合わせ鏡なんかじゃない。 だから殴り返さないで背中を向けた。 坂の下に向かって歩き出す。 ) …腕。 右腕折れてる。 支えて歩きなよ。 [Wed 19 Oct 2005 04:00:28]
◆コエ > あははははッ あはははは は は は は は ッ( 癇に障る笑い声は、自分の声じゃないみたいに聞こえる。それは煙に毒されて出すのが辛く、それでも止められやしない。 けれど―― 判ってる。そんな物は自虐行為の延長上。他人に自分を映して自分勝手に巻き込んだ自慰行為でしかなくッて 爪を立てて引き裂いたのは、自分の虚弱なモンで。こんな風に自分を卑下して蔑むのだッて結局は歪んだ自己愛の裏返しでしかない自覚に蕩けた頭が、意識が、ココロが腐臭を漂わせながら病んで行く。それでまた悦んで、繰り返す悪循環は甘ァい香り よく知らないけれど私と言うヒトツの装置はきっとそうしたモノなのだろう。 どんな否定したッて、目を逸らしたッて 経血と粘液を垂れ流す蛞蝓でしかないンだ―― ああ、コレだって 。 あはは、うふふ―― 笑い声を遮るように喚き声が 聞こえる。 ) そォよ。みィんな 平気な顔してたッてそォいう臆病者ばッかりなんだから 本当はただ自分を見て欲し―― ( そこまで言ってがくんッ、引っ張られる。といっても、べったり地面に座り込んだ大の大人を引っ張り上げるのには片手なんかじゃ全然足りない がくんと揺さぶられて雲の上に居たような頭ン中がぐらぐら揺れて、まるで地震みたいで愉快で、また笑う。引っ張られた腕は妙に不安定でぐにゃぐにゃした感触 だって、当然だ。折れてるんだから―― 服の下はズクズク色に染まって 耐えられなくッって そんな事は無関係に、引っ張られる )――― ねェ 何処に、行くの?( 立って、歩け。ぴたりと笑い声はやんで、ぐいぐい引っ張られる腕の先を見上げて焦点を失った目が見上げる。何処にも、行く所なんか無いじゃないか。行く宛てなんてとうに無くなってあっちこっち探して回って、その度に唾を吐きかけられて。あたしの行かなきゃいけない場所は、あたしが壊して、もう、何処にも無い。辛うじて繋いでいてくれた大事な物だって見え無くなッて。もう、一歩も歩きたくなんか、ないのに。きつく握り締められて、白く震える手が見える。 )――…… 引っ叩きたいンでしょう?いいわよ ぶッて。やりかたがわかンないって言うンなら 教えてあげるわ。( 言い終わる前に 空いた左腕、開いた掌 その顔目掛けてぶん、と振った。 ) [Wed 19 Oct 2005 03:44:10]
◆未希 > 無いんじゃないでしょ。 あるかもしれないけど無いかもしれない(のが怖いんだ。 意地になって頑張って、やっぱ駄目だった時が怖いから最初から可能性を否定して―――もうッ、わけわかんない、私が言いたいのはそんな事じゃなくって――――――( 言葉の整理が追いつかない。 無茶苦茶言って後から考えて、ああ、違うって。 だらしなく転んだ「エンジェル」…「もと」エンジェルの屍みたいなのにつかつかと歩み寄って、腕を捕まえて引っ張り起こそうと手を伸ばした。 ) だからっ…ようするに、立って、歩けッてこと!!! ( それはそれで大雑把で端的なまとめだけど。 いつまでも続く笑い声が気に入らなくって引っぱたいてやりたいけど、空いている左手が震えていた。 生まれてこのかた、私は暴力を振るったことは無い。 ) [Wed 19 Oct 2005 03:21:48]
◆コエ > ( 嗚呼、嗚呼 死人、なら。昏く湿った、あの不潔に感じられる不快感とそれでも感じる安堵感をくれる土の中で眠らなくては。其処はきっと自分で作った墓の下 名前の無いプレートに刻まれる名前はあたしの名前 嘘っぱちなんかじゃない わたしの名前に違いない。誰からも忘れられ誰も訪れない冷たい土の下 蛆が肉を食い破り、醜く腐り落ちていく妄想に酔えば、背中の羽根にびりびりと押し寄せる音の波 感情が昂ぶり過ぎてるのか殆ど声になんかなっていないけれど 可笑しくて―― 煙にむせて喉が痛い 涙が滲む 頭はくらくらして、目の前の十字架がぐらりと傾いで、真綿にぶつかるように骨に響く鈍い感触 それが自分の肉だと気付いたのは少し後。 転んだ拍子にぐにゃり 右腕が変な方向に曲がってる―― 要するに、よろけてスッ転んで十字架にぶつかっただけなのだが。 そんな自己分析を他人事のように眺めてても耳に届く声 何で耳は閉じる事が、できないんだろう。 大人 大人?肩が震える 何が可笑しいッて―― ) そんな物はサァ 此処には無ァいの。ねェ お嬢ちゃん そんな形が無いナニか 信じて居たい の―― ?( つィ、曲がっていない方の腕が上がり広がる十字の林を差す。 なら、何でこんな所に。真円に肥ゆる月の下 下らない街を蔑むみたいに見下ろしてた?十字架の袂にへたり込み、ぐにゃりと凭れて見上げる薄ら笑い。見た所 彼女だッて、物の判らない歳じゃあない。そんな形の無いナニか こうあるべきだ、そんな透けて見える幻想。ああ、そう か―― ) 貴方、悲しいンだ? そぅ 失望してるのネ。でもね ごめんなさいなンて 言わないわ?あたしも言われなかッたもの あははッ!そォ言うのはサ あの白々しィお空の上のお天等様の下で言うモンよォ―― ? あははッ あはは は は は は ッ ( 笑う、笑う。何て滑稽で、見ッとも無くて 何て一生懸命で、愛しいンだろう。裏腹に胸に踊る昂揚感 加虐性は加速して柔らかな有機的なカーブを描き、良い香りを放つ果実ような幼さに爪を立てる。 ) [Wed 19 Oct 2005 03:05:50]
◆未希 > ( 皮肉を込めた言葉に否定もしない。怒りもしない。 ヤケクソじみた不快な笑い声が、静かで心地良かった夜に響くばかり。 本当に墓地の方に向かって立ち去ろうとする姿に、咽喉に痞えて出てこない言葉を吐き出そうと息を吸い込む。 言葉よりも先に感情ばっかり飛び出して一向に纏らないでいるそれ。 いつも胸の中に残って気持ちの悪いものの一部が、口を吐いて外に出た。 ) 大人がッ……そんな風にみっともないとこ見せるなよッ!!! それじゃ私、私達は、どうしていいかわかんないじゃない!!! 浸るなよ!! かっこつけてないでもっと必死で、さァ!! ( それだけ言い尽くすと頭の中は真っ白になった。 自分でもワケがわからなくって、何年かぶりに大きな声を出して、怖いのか悲しいのか、涙が滲んだ。 ) [Wed 19 Oct 2005 02:37:44]
◆コエ > ( 不快感と拒絶感を突きつける見慣れた顔。誰もがわたしを見てこんな顔をした ねェ、貴方達はあたしの何が嫌だッたのかナ。この肌が白いから、得体が知れないから、この背中に羽根がある か ら?輪郭のぼやけた笑みの陶酔が深くなる。喘ぐようにして空気を吸って、あはは うふふ そうだよね。見たくないに、決まってる。だから、貴方達はわたしを拒んでも、憐れんでも、蔑んでも良い。何なら殴ッてくれたって それが生れ落ちた罰だッて言うんなら。あはは うふふ 声を出さずに空気だけが揺れる。前後する今と昔を区別する現実は背けられた顔、背を向けた小さい背中 数秒 理解する言葉。 )―― あ ァ 。( この子、は 良い気になッて書き殴り、自棄ンなって歌い散らしたアタシに騙された人間の一人、か。くつ、と喉がなる。 ) あははッ―― あははははは は は は は は はッ ( 夢を見ながら何処か気取ったポーズを取る若年の少女に降りかかるのは夜の静寂を引き裂く癇に障る嬌声。ああ、アンタ 騙されたんだ?そんな風に嘲るそれは響く。 ) そォ あたしは Dead アンタは alive 。だから―― 死んじゃう前にお帰りよォ?惚ッ――― っとしてると みィんな 台無しになッちゃうの。手放さないよォに キ ヲ ツ ケ テ ?( あはは、うふふ 笑い声は十字の森に反響して後を引く。あたしが死人だなんて 何て良い例え。もう、生きてない だったらあたしは上 で あの草に埋もれたプレートの下。 あはは、うふふ かさり、草を踏み 境界を分かつ。墓石の群れへ 踏み入れてそのまま消えていくのだろう 耳障りな笑い声残し。 ) [Wed 19 Oct 2005 02:24:18]
◆未希 > ( 1つ、気付いてしまった事がある。 そして後悔。幻滅。 芸能横丁を頻繁に歩く人間なら知っているかもしれないこと。 ドロッと濁った視線が嫌で、直ぐに離れて視線を背けた。 ) ……好きだったんだ。 あんたの歌。 歌い方。 ( どうせマトモな返事なんか期待しない、小さな掠れた声。 ここ暫らく姿を見せなかった羽根のついた楽師の、とたもつまらない、現実的で下らない、失踪の理由。 吐き捨てる。 ) 貴女も死人? もう生きてない? だったら貴女は上。 私は下。 お別れかな。 ( 坂道を隔てて上に登れば墓石の群れ。下に下れば中央病院と公園があって、そのまま居住区に続いている。 ここは境界だ。 ) [Wed 19 Oct 2005 02:02:44]
◆コエ > ( 青白く降り注ぐ、優しい一度死んだ光 それを拒むかの如くぽう、と灯る火 その光源を中心として闇夜に浮かび上がる2つの顔 1つは得体の知れない笑みを浮かべ、片方や嫌悪感を露にす違和感のある風景。ジ、と半ば乾燥し香りの抜けきった葉が燃える音 毒の煙を吸い込むに合わせ先端は赤々と燃え、やがてゆるりとそ知らぬ顔をして層を成した青白い煙が、行く宛て無きゴーストが如くに立ち昇る。一本の煙草を求めた麻薬中毒らしき蛮屍は深く煙を吸えば 鼻と口からゆっくりと吐き出して 頭の血が一気に引くよなあの陶酔を味わっているのか目を閉じ、そしてまた目を空けた。 ) なァに?その貌―― あくびした猫みたい( 蕩けた瞳で 眉間の辺りとか、とでも言いたいのかやたら勿体つけた指先で自分の鼻のあたりを指差し。血管の収縮に伴って眩暈を感じているのか上体がふらふらと揺れる。気だるそうに首を揺らし 眺める少女の全身像。脱色でもしているのか痛んだ赤い髪、耳に穿たれた幾つもの穴に通る金属片 機嫌の悪さを隠そうともしない幼い顔つき。笑う。 ) ―― 此処は 死人の寝床よ。冷たくて 昏ァい土の中で寝たいンじゃなきゃァ 帰ンなさァい?太陽ォの匂いがするお布団が待ッてるわ ン きッと。( へらへらと、嘲うでもなく喜ぶでもなく、ただ陶酔感に酔うだけの空虚で厚い靄が掛かったような笑みで言う。ぬるり、そんな音が、感触すらしそうな動作で上げた左手の先 指先が指すのは鉄の檻が遮る死者と正者を分かつ門。 ) [Wed 19 Oct 2005 01:52:53]
◆未希 > ( 苛ついた。 その緩慢な動作も、挙動不審も、虚ろな視線も。 はっきり言って嫌い。 ただ、その場を去るタイミングを無くしてしまったから、黙ってポケットにしまっていた着火装置を取り出した。 ) ……最悪だ。 ( 小さく呟いて火を灯し、風を片手で遮る私の顔は露骨に嫌悪感を露にしているかもしれない。 顔に出すの悪い癖だって、よくお母さんに言われている。 なにが嫌だって、彼女のその姿、何年か先の自分みたいだったから。 ) [Wed 19 Oct 2005 01:28:42]
◆コエ > ( 恐らくはまさにその中毒患者に違いない。周囲にあの独特のアルコール臭も、胃液の酸い臭いも漂っては居ない。返事を待つ間にも不意をついた蛮屍は緊張感無く惚けたように笑い、ゆらゆらと揺れてあー、だとかうーだとか、声にならないような濁った音を喉から漏らし ざらついた木の幹に頬を押し付けるように凭れかかっている。 返事を返した少女の言葉が途切れて数秒 暫し不思議そうに首をかしげていた女は意味を理解したように顔を向けて、突き出されただけの煙草に向かって酔っ払っているかのような覚束無い足取りでよたよたと歩き出す。その間も右腕はだらりと垂れ 不自然の中、更に違和感を感じさせる。気付くかどうかは、別として だが。 ) ありが とォ―― 。 良いの よ?強くなくッたって 平ェ気 丁度 良かッた。( するっと左腕を伸ばして、芝居のよに勿体をつけて拝領する紙巻 対面していながら存在感は其処に確固としてありながらも、まるで別の場所の誰かと話してるような不安定。現実感の無さ。手にしたチープな安寧を齎すソレを丁寧に、愛しげに真っ直ぐに伸ばして咥えれば 漸くそこで思い至ったかのよに緩慢に火を探す。ぱた、ぱた、ぱた 記憶をさぐるよな所作。ポケットを引っくり返し摘んで揺すって ぱらり、零れ落ちるのは捩れた綿ゴミヒトツ。長身でうかがうよに視線を上げれ ば ) 火ィ 頂けない?( コレに、とばかり 口付け求めるよに突き出す唇には無粋な紙巻。付けてくれ、とばかりにせがむのだ。 ) [Wed 19 Oct 2005 01:21:18]
◆未希 > ( 酔っ払いか中毒患者(か。 少し冷静になって見る印象はそんなところ。 臭いでも嗅げば直ぐにその差はわかるけれど。 どろりとした瞳。 何処か少しズレた所に居るような虚ろさ。 間延びした声。 まともに相手できる相手かどうかすら怪しいところ。 だいたい、こんな所を一人歩く人間なんて普通に信用しちゃ、駄目に決まってる。 私も含めてだ。 ) ―――……あんまり強くないヤツだよ。 ( 自分からは近付かない。 ただ、一本だけ煙草を取り出して差し出した。 自分の行動が正しいか判断する余裕も無いけれど。 ) [Wed 19 Oct 2005 01:04:03]
◆コエ > ン――…… ?( そう 真円を描く肥えた月の灯りを映し青白く浮かび上がる白い顔 黄色の少女とは違う白人の特徴を持ったその顔の幅を狭めるように垂れた長いであろう髪は黒々と闇に溶けている。幹に凭れかかり半身だけ覗くような其れ―― 恐らくは女、名乗らぬ間は仮に蛮屍としよう―― は、弛緩したようにだらりと指した左腕を下げて ふわふわと掴み所の無い、心此処に在らずといった風の惚けたよな笑みを浮かべこれまた焦点を失ったような黒い瞳で少女を漠然と見る。今更のように過敏な少女の急激な動作が面白かったのかくすくす、くすくすと人気の無い閑寂すら漂わす墓地に響く笑い声は十字の林に反響するのか妙な響きをもって空気へと伝播し少女へと伝わるのだろう。 気味が悪い。 )―― そォ。駄ァ 目?ソレでも良い けれど...?( くすくす、くすくす まるで恐ろしい物を見るかのように距離を保つ少女を眺めソレは左手で口を隠し可笑しそうに笑う。右腕はだらりと垂れている。 ) [Wed 19 Oct 2005 00:54:57]
◆未希 > ―――――ぁ、ぇ? ( イッポンクレナイ? 即座に意味が理解できずにそんな間の抜けた声だけが毀れた。 どんな奇妙なヤツが其処に立っているかって覚悟を決める間も無く振り返って、たっぷり時間をかけて頭が理解を促す。 視界に収まったのはヒトガタで、女で、人間…で、ああ、羽。 そんな順番でじわじわと。 少なくとも幽霊とかじゃぁないのは確か。 それで安全かどうかなんて分からないけれど。 女の強盗が居ないなんて限らないし。 ) イッポン…一本? あ、ぁ。 煙 草 ? ( そう、ようやく意味のある言葉を返しながら、走って逃げ出せるくらいの距離を保とうと。 笑ってるけど、いまいち感情が読めない感。 ) [Wed 19 Oct 2005 00:41:37]
◆コエ > ―― 一本…… くれ ない?( 冷や水を打ち掛けられたようなあまりに急激な動作、だが驚くのも無理はない。時は深夜、なおかつ此処は"出る"と実しやかに囁かれる危険地帯。曰く夜毎に死者が棺桶の蓋を突き破って黄泉還り 生者の温もり求め泣く だとか、少し古びた噂の吸血鬼が笑っているだとか、鬼火を見た、だとか 噂話には事欠かない。根性試しの命氏らずならともかくとしても身を守る術を持たない少女には身の気が弥立ち、さぞや肝が冷えた事だろう。鬼を呼ぶが如く高鳴る少女の心臓 果して振り返った先に は――? 立ち木の袂 幹にしどけなく凭れ 深夜の闇にぼう、と浮かび上がるような白い顔がにぃ、っと笑っているに違いない。それが、愛想のつもりか 獲物を見つけた屍鬼の哄笑か それは感じるものにしか判るまい。だがソレは言った する、と青白い腕を上げて、彼女の口元の灯火指して ) [Wed 19 Oct 2005 00:32:07]
◆未希 > ―――――ッ。 ( 飛び退くように振り向いた。 今さっきまで、まるで自分の部屋みたいに無警戒に、誰も居ないものだと自分の内に篭っていた思考が一瞬にして醒める。 心音は大きく、速く。 長い歩きで温まっていた身体が程よく冷え始めていたのに、また頬まで、耳まで熱く。 だいたいこういうパターンで私に語りかけてくるのは大抵―――――。 ) [Wed 19 Oct 2005 00:20:18]
◆コエ > ( 暗い暗い闇の中 いまだ火打石が主流のこの町で進んだ発火具をもった深夜徘徊の少女にかかるのはまるで真夜中の泣き女 蛮屍のような声が聞こえるに違いない。だとすれば、今宵忌む者が居るのか―― 戯言。切り取られた世界の外では常に誰かが死に、生まれている手の届かないリアル。戯言。そんな事を少女が思うかどうかは知らないが聞こえる声は灯り絶えぬ享楽の街を見下ろす少女の直ぐ後ろ。さて? ) [Wed 19 Oct 2005 00:15:37]
お知らせ > コエさんが入室されました。 『―― ねェ。』 [Wed 19 Oct 2005 00:15:14]
◆未希 > ( 微かな肌寒さと静寂が心地良い。 カフェもアクセサリの露店も無いけれど、たまにならこういう所に一人で来るのも良いかもしれない。 ) …まぁ、いつも一人だけどね。 ( あまりにも無目的。漠然とした徘徊。不毛。気紛れ。とても誰かを連れて歩けるような事なんかしていない。 もともと誰か連れて歩けるような友達が居るわけでもないけれど。 いつものようにポケットから煙草を取り出して、片手で風を遮りながら火を点けた。 ) [Wed 19 Oct 2005 00:09:23]
◆未希 > ( さわ、と冷たい風が頬を凪いだ。 そろそろ外で夜更かしするには厳しい季節がやってくる。 無目的に明け方まで商業区を歩き回れた夏はもう、とっくに終わっていた。 その商業区の橙色の灯かりの群れを、丘の上から見下ろす。 あの暗い辺りが石段になっていて。 そこから上が上流階級層が通うような高級地区。 徐々に路地が暗くなっていく途中がべたべた、月の滴、それから胡龍亭。 コロセウム通りを抜けて大きな円形のソレがコロセウム。 女の子が見るもんじゃない、と両親が口を揃えて言う其処は、16年間1度も入った事の無い所だ。 ) [Wed 19 Oct 2005 00:01:43]
◆未希 > ( 別に何処でも良かった。 毎晩夜を明かす為に街中をウロつき、少し飽き飽きしていたってだけのことで。 夜の墓地なんて一人で来る物じゃないとは思うけれど、墓地にはあんまり近付かないつもり。 ただ、小高い丘の上にある静かなスペースが欲しかっただけ。 少し広い、馬車の停留所みたいな其処はだいたいの記憶どおり、急な階段を上っていく墓地からはまだ少し距離があって、そしてヴェイトス市を一望するには良い所だった。 暫し、其処に黙って立ち尽くす。 ) [Tue 18 Oct 2005 23:54:43]
◆未希 > ( 緩やかにスロープを描く坂を上って水汲み場の小屋の横を通り抜け、やがて遠くに無機質な墓石の群れが見えてくる。 当たり前だけれど辺りは酷く静かで、街の喧騒から少し離れたかった私には丁度良かった。 もう少し上って、公園の広場みたいになっているスペースまで行こう。 祖父母のお墓参り以外であんまり来た事は無いけれど、確かあそこは、見晴らしが良い筈だ。 少し古い記憶を辿ってここまで来た。 ) [Tue 18 Oct 2005 23:50:48]
お知らせ > 未希さんが入室されました。 『 』 [Tue 18 Oct 2005 23:47:12]
お知らせ > 弑貴ユゥナさんが帰りました。 『( 悪魔、堕落。 )』 [Mon 17 Oct 2005 22:25:03]
◆弑貴ユゥナ > ( その名は、闇に与えられた名前は、ユゥナ。 流刑者“弑貴()”ユゥナ。 世界にただ一つ、その名を呼ばれる悪魔は、悠然と歩み始めた。 罰に満ち溢れた流刑地を、まるで観光地でバケーションでもといった様子で。 ) [Mon 17 Oct 2005 22:24:48]
◆弑貴ユゥナ > ( 咎人のしるし()を負いながら、まるで気にせぬ風に、悪魔はニィ、と笑う。 悪魔に罪人と呼ばれるなどとさぞかし洒落た話だろうと、酒の合間に語るかのように、悪魔は平然としていた。 ) [Mon 17 Oct 2005 22:21:08]
◆弑貴ユゥナ > ( やがて、ばさりと音を立てて、闇が、闇が地面に降り立った。 まるで死人のように白い貌()をぐうるりと空に向け、血色の双眸が笑った。 ) [Mon 17 Oct 2005 22:16:48]
◆弑貴ユゥナ > ( 死人ばかりが静謐な聖櫃で眠るその場所に、闇が一つ、異界より滲み出でた。 まるでビロウドのようなその闇は静かに形を整えていく。 ) [Mon 17 Oct 2005 22:14:53]
◆弑貴ユゥナ > ( 闇、だった。 ) [Mon 17 Oct 2005 22:13:48]
お知らせ > 弑貴ユゥナさんが入室されました。 『( ――ずるぅり。 )』 [Mon 17 Oct 2005 22:13:07]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Mon 17 Oct 2005 20:56:10]
◆リゼル > ( 願わくば。 ――… 一瞬が、 永遠に 変わります様に ――… 願いは、 遠く。 ) [Mon 17 Oct 2005 20:56:09]
◆リゼル > ―――――… 、 ( 考え、 中断する様に すぅ、ッて息吸って。 ) … 今日は――― 帰るね。 ( ぽン、 ッと軽く叩いた。 ――… 一瞬は、短いけれど。 一瞬が重なれば 長くなる … 矛盾だらけ、 世の中は。 ) ( ―― そうして、 古い、古い 十字架に背を向けて、 歩き始める。 ) [Mon 17 Oct 2005 20:55:37]
◆リゼル > ( ―― … 生きる事は 一瞬、一瞬で。 消えて、生まれて の繰り返し。 ――… ゆるり、 と辺りへと眼を遣れば、 映るのは、 様々な 石碑。 墓地の中の、 十字架林。 ) … 生まれる事も、一瞬で、 死ぬ事も一瞬で ―――…そンな、 一瞬の中を 何で生きてるのかな。 ( きっと、 答えには届かない。 ――…模範解答なんて無い 、質問。 小さく 小さく首傾げて、 も一度見遣った石碑に、 僅かに 口元緩ませた。 ) … 何でも一瞬って片付けるのも ―――嫌だね―…。 ( 心が、 楽にはなるけれど。 ) [Mon 17 Oct 2005 20:49:35]
◆リゼル > ―――… 存在を、 示したいんだと思う ンだけど。 ( 難しい事。 簡単な事。 ――… 矛盾だらけ。 言葉にしても 消えてしまうけれど。 何もしなくても 残るもの。 ―― … 石碑から視線、空に映し ぺたり、 と座り込んだ。 ) … 居たら残るけど ―――其の場から居なくなれば、 一瞬で 消える。 儚いね、 …花みたい。 ( 其の一瞬が綺麗だと、 云うけれど。 ――… 一瞬の幸せじゃァ、 悲しい気がするのも確か。 … 人の気持ちは、なンて複雑。 はふ、と 洩らす溜息は 一瞬。 ) [Mon 17 Oct 2005 20:41:49]
◆リゼル > ( ――…月明かりの差さぬ、夜。 ) ―――――… 消えて無くなりたいと云う人は、 ( 墓地に響く 子供の声。 ――… 墓地の片隅、 在る石碑の前。 ひっそりと咲いた紅い花、 血の色に映しながら、 ぼンやり、と 。 ) … 本当は 此処にずっと居たい人の言葉だよね。 ( 独り言の様で、 問い掛けの様な、 曖昧な、言葉。 ――… 真に消えたい人と云うのは、 人知れず居なくなるものだと思う。 ) [Mon 17 Oct 2005 20:34:54]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Mon 17 Oct 2005 20:31:41]
お知らせ > フェンサーさんが帰りました。 『( 数分後、はっと意識を取り戻し、去る。 )』 [Sat 15 Oct 2005 21:32:48]
◆フェンサー > ( ―――危機は、去ったらしい。 戦闘どころか、それはまったくどうしようもない、不運ばかりが重なった、単なる遭遇でしかなかったのだろう。 暫し拳を振り上げたまま呆然とただ突っ立って、フェンサーは走り去った闇へと視線を送るばかりであった。 ) [Sat 15 Oct 2005 21:32:30]
お知らせ > テテさんが退室されました。 [Sat 15 Oct 2005 21:27:59]
◆テテ > ( 身体の方向回転。――子供風貌の化物は 闇へと、駆けた――…。 ) [Sat 15 Oct 2005 21:27:57]
◆テテ > ( 漸く餌に有り付けた。――思考は其れのみ。反撃の事など――頭の無い化物には理解出来なかった。) ―――――ぎゃァッ!! ( 地面へと落ちる。餌取りに失敗した獣の様に、警戒 体制。 ――傷みと等決別したはずだったのに。ズキズキと顎が痛む。) ―――…、 ( 一歩。一歩。 女から離れる様に 先ほどと違う 歩調で歩く。 ) ――…! (そうして、) [Sat 15 Oct 2005 21:27:21]
◆フェンサー > ( ――餌。 その言葉と狂った哄笑に、フェンサーは一瞬硬直した。 それ故に、「対処するために剣を抜く」という動作がコンマ数秒レベルで間に合わなかった。 だからフェンサーはほぼ反射的に、剣ではなく拳を振り上げた。 利き手の左手を、アッパー加減に飛び掛る相手の顎に打ち放とうとする。 勿論ながらそれは、死体が時折びくりとはねるようなあの反射と同じ類のものであるから、狙いとしてはいい加減だが。 ) [Sat 15 Oct 2005 21:22:47]
◆テテ > ( 表情は判らぬが、気配が変わったのは解った。 ――化物は、林の奥へと下がり続ける。彼女の歩みに合わせる訳でも無く、ただ、淡々と――…) …。 ( 次の言葉の鸚鵡返しは無い。ただ――。) …餌。餌ッ。餌ァ! ( 言葉と、狂った様な笑い声。) おまえェ――餌だァ――! ( 人の無い場所。林の奥まで行った。 ――チャンスだ!とばかりに彼女に飛び掛らン!) [Sat 15 Oct 2005 21:18:03]
◆フェンサー > ( 鸚鵡返しに返される言葉に、む、とフェンサーは眉をひそめた。 機嫌を損ねただとかそういう意味ではなく、まるで、その―――相手がまるで人間の物まねをする鸚鵡に、全くもって言葉遊びなどでなく似ていたからだ。 人の皮をかぶった鸚鵡というか。 ) ………………あなたは、なにもの……? ( 身を引いたような動作が視界に映り、少し、歩を早めた。 ) [Sat 15 Oct 2005 21:12:33]
◆テテ > ( 耳に通じる女の声。――失った言葉が頭を巡る。) …あな、たァ――…なにを。 ( 彼女の言葉を鸚鵡返し。――彼女の表情は見て取れぬが、にやにやと笑む己の表情は、彼女に届くだろうか。 ――ふと、歩み寄る彼女の行動に気付いた。 ゆるり、ゆるり――…己は、引く。 ) [Sat 15 Oct 2005 21:09:05]
◆フェンサー > ( ………ふ、とフェンサーは緊張を解いた。 勿論、場所が場所なだけに完全にとは行かないが、笑い声が極普通の人間のものであったためである。 確かに世界には子供の姿でありながらも尋常でない強さを持つものも、時には凶悪さを併せ持つものもいる。 だがまさか、自分が遭うとは、思ってもいなかったのだ。 であるからフェンサーはゆっくりながらも歩み寄る。 ) ……こんばんは………あなたは……こんなところで………なに、を? ( 問いかける。 ) [Sat 15 Oct 2005 21:05:21]
◆テテ > ( 血の通う物は餌だ。――本能は、伝える。けれど身体は動かぬ。 …脳内危険信号だ。己よりも、強い事は見て取れた。) …――。 ( 言葉を沈めた化け物は、口元歪めたまま彼女を見遣る。――彼女の中に流れる 血液を 思う。 …漏れた笑い声は ただの人間のもの。) [Sat 15 Oct 2005 21:01:24]
◆フェンサー > ( 時同じくしてフェンサーもまた先客に気付いた。 衣服が黒いせいかはたまた肌が白いせいか、ぼうと浮かぶようなその顔。 そして血色の瞳。 それが人外であるとの確信など急に沸き出でるわけでもない。 ただ、その、なんだ。 フェンサーは一瞬「それ」に見とれた。 どこか違う世界の住人のように見えたからである。 ) [Sat 15 Oct 2005 20:57:52]
◆テテ > ( 人影が映った。――…血の通う、己が失った身体を持つ 人間。) …。 ( 薄らの月明かりすら届かぬ様な場所は、 彼女の容姿すら映さぬ。ただ、理解できる事。 ”是は人間である” 事。) ――。 ( 言葉も音も何も発さぬ 死体 は、血の色で彼女を映しながらも何も行動は起こさない。 ただ、にンまりと 口元が三日月に歪んだ。) [Sat 15 Oct 2005 20:55:06]
◆フェンサー > ( フェンサーは何か、違和感のようなものを、感じた気がした。 勿論フェンサーは、極々平均的な、時には平均以下の能力しかない傭兵風情である。 であるからその感覚は決して信頼できるものではなかった。 しかしフェンサーは、他に何をする目的もなかったため、気まぐれ程度に足を向け、そして恐らくはすぐに、血色の双眸に映ることとなるだろう。 ) [Sat 15 Oct 2005 20:50:44]
◆テテ > ( 木々が、鳴いた気がした。――空気も、匂いも、全て。全て。今迄と違う、感触。) ( ” 誰だ。 何だ。 ” ) ( 言葉は無い。音すら、無いのだ。――… 墓地の方、振り向く。 今は其の血の色に、何も、映らない。 ) [Sat 15 Oct 2005 20:47:21]
◆フェンサー > ( いまはもう憶えているものも少ない誰かの墓参り。 それを済ませた女が一人、優れぬ気分を紛らわせるためにか、ふらり、林へと何気なく歩んだ。 それは特に理由のあった行動とはいえないかもしれない。 単なる偶然といえるかもしれない。 ) [Sat 15 Oct 2005 20:43:24]
お知らせ > フェンサーさんが入室されました。 [Sat 15 Oct 2005 20:40:57]
◆テテ > ( 薄らの闇と、薄らの月明かり。――――墓地近くの林。木の茂る其の場所の 少し、奥。 血の通わぬ死体は、 居た。) …。 ( ぼンやり。ぼンやり。 眼に映る全ての物が、判らない。理解出来ない。 ――水面下に沈んでしまった記憶、 ふわりふわり、 泡の様に消えては、戻せなくなる。 ) [Sat 15 Oct 2005 20:39:08]
お知らせ > テテさんが入室されました。 [Sat 15 Oct 2005 20:36:20]
お知らせ > 黒いスーツの影さんが退室されました。 『今 何か言いましたか。( 聞き取れなかったらしい )』 [Tue 11 Oct 2005 05:43:17]
◆黒いスーツの影 > ――それだけこの世に在るものどもが強欲だって可能性も零じゃないけど ね。 《善悪とは神が決めた先入観だ》 は――…Paradise Lost(≠フ一節だったっけか。 ( 明け方の空気は酷く眠気を誘うから何れにせようろ覚え。 最近は老いた毛玉みたいに背中の睡魔が重い。 それにしても暗喩か事実か、父母が居る とはどんな気分のするものなのだろう ) …喜んで、か。 お開きの頃までそう言える口が御健在か今から心配だね。 ( 先ずはあの4本の、ラベル無しが干せるかどうか。 ――吸血種が3人集まっての酒宴 は ) ………今から考えても詮無い話か。 ( 暁に橙は薄れゆき、墓場は正しく死せる者達のものと還される ) [Tue 11 Oct 2005 05:42:03]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 『(ぶつぶつ)白と黒の毛皮でフワフワ……さて、なんだろう。(妙な呟き残して)』 [Tue 11 Oct 2005 05:30:19]
◆黒外套 > ならば、この世の何処にも「まともな世界」は有りはしない。狂っている事は悪い事ではなく、其れこそが自然の姿なので、善い悪いなど有りはしない。(くく。愉快げに、動く死体が笑う。伸ばされた手を遠慮なく握って)……戯言だね。酷い戯言だ。楽園におわすであろう父上母上に頬を叩かれそうだ―――……(熱など何処にも無い。座っていた長椅子にも、重なった掌にも――カンテラの灯だけが唯一の温度。)(杖を片手に歩き出して)――ヴィーダァ君が。ほぅ。―――着たのか。……(考え込むような間が開き)僕よりも先に君が会う事があったなら、喜んで、と伝えておいて欲しいね。(告げると、外套を揺らしながら墓場の外へと進み) [Tue 11 Oct 2005 05:28:15]
◆黒いスーツの影 > ああ、そう言えば――( 居間に並んだ4本の瓶 )薔薇の館の医師殿が『いずれ呑もう』だそうだ。 覚悟しておくと良い。 [Tue 11 Oct 2005 05:17:28]
◆黒いスーツの影 > だね。 とどのつまり、言葉ってな建て前と方便だ。( そんなものをこねくり回して金を貰っていると思うと――何かと嫌気が差して来るのだけれど ) 万人の納得する理想郷なんてこの世のどこにもありゃしないよ。 そんなものが実在するなら――宗教なんか発生する筈が無い。 宗教がなければ『吸血鬼』も存在しないだろうな。 ( やんわりと、けれど吐き捨てる口調。 こちらのものと比べるのもおこがましいような銀のからくりをちらと見て、いい加減フィルタだけになった紙巻は投げ捨てた。 ) 墓場で毛玉談義か。 やっぱり――どっか狂ってるね。 ( 紙みたいな薄い笑みを作って手を伸ばした。 結局触れられるのはこの温度だけらしい ) [Tue 11 Oct 2005 05:15:00]
◆黒外套 > ―――(右手を)――(伸ばして)……そろそろ帰ろう。小鳥ちゃんがそろそろ起きてくる。(差し出した右手の意味→手を貸せ、という事らしい) [Tue 11 Oct 2005 05:08:09]
◆黒外套 > 要するにね、建て前が有ればいいのさ。――『手荒な真似はしたくない』のだし。…彼らのほうやら制度をうまく使って、穏便に済ませられるのなら、其れが一番いいのだし。(ふと、懐中時計が気になった。細い鎖を引いて)(着替えさせた事実には変わらないと主張する。――…着替えさせたりするどころか、首の骨折ったり殴られたり、なんて言うか、うん。多分そっちが貴族なんだと思うよ?――0.3コンマの判断が非常に正しいということを叫びつつ)……君にとってのまともな世界は、誰かにとってはとてつもなく狂っている世界になるかもしれないよ…?(時間を確認して)(蓋を閉じ)……結局は、混沌のまま横たわる。と。――……(ナインテイル)……(くつ、と低く笑い)…そうだね、出来ればナインテイルで取り寄せたかったんだけど、そうもいかないもので――…まぁ、お楽しみだ。うん。 [Tue 11 Oct 2005 05:07:07]
◆黒いスーツの影 > …まあね。 自分たちでそう云う制度を作っておいて、いざ己より立場が上の存在を認めないのは人間の悪癖みたいなものだから――尊敬はしないのだろうね。 結局特定の誰かだけが有利になる制度なんて作った者勝ちだ。 ( 着替えさせてもらったのは乱闘後の一度きりだったと思うますが。 それにしたってどっちが貴族だか判らん暴露話が今そこに )( 隠されるように収められた手帖 ) できればまとも(の方が良いな。 ( それは夜に光を求めるより尚熱のない希望形。 かたかたかたと硝子とそれを嵌め込んだ枠が震えて ) …恫喝もそれなりに有効なんだよ。 活用したいと思わずとも、ね。 ( 真似るように返して、けれど己の中で結論を出しちゃったのはそれ以上の追求はせず ) どうだろう、毛玉をきらう人と云うのもそうそういないのじゃないかと思うのだけど … ? や、小動物じゃなくとも。 でかけりゃでかいで味があるし――ね。 (「好き」とは敢えて言わんが。 好いても手を伸ばせる訳じゃなし、精々冷たい指先伸ばしかけて引っ込めるのがオチ。 ) ………… 『ナインテイル』に話でも付けに行った? ( そんな結論を導き出した。 ) [Tue 11 Oct 2005 04:38:15]
◆黒外套 > 権力は結構有効なのだよ。尊いと思わずとも、だ。(火持ちも何も、この男ってば貴方の髪の毛を梳いたり、結ったり、切ったり、着替えさせたりしてますよ。今更デスヨ。ええ。――これ以上ボロが出る前に、再びしまいこむ手帳。カンテラの灯は、硝子が持ち上がると風に煽られ、一瞬――本当の暗闇が)……。(満ちて)……。君は狂っている事は悪い事だと思うかい?(カタン。微かな音を立てて、風が遮断される。)(戻る橙)…………。(唇が笑みに歪み)……。君が『丁重』を強調すると、凄くこぅ…首に鈍痛が走るのは何故だろうね。(揺らしたわけでも無いのにカンテラ揺れた。ぷるぷると。条件反射。パブロフの犬。体が痛みを忘れないらしいぜ)(己を沈めるように、こほむ、と二度目の咳払い)――参考意見として聞いてみたかったんだよ。君は意外と―――動物の類いが好きらしいし。特に毛皮がやわらかめの、小さな小動物とか。――例えるなら―……まぁ、家の庭のクロ君だね。うん。 [Tue 11 Oct 2005 04:23:55]
◆黒いスーツの影 > ( 例えば貴方の目の前に居るやつとか )貴族を尊いとは思わない手合いも同等に多いのだろうけどね――…ん。 ( 梳いた髪は邪魔そうに耳にかけて、掲げられたカンテラの防風硝子を持ち上げた。 あろうことか貴族様に火持ちをさせてヤニに着火の平民がここに一匹。 ) ( 伏し目では見えなかったが、おそらく聞き込みか何かみたいに何か記入している様子が伺えた ) ………。 死体は死体らしくとっとと土に還れと仰る人間殿もおられるだろうな。 世界に真理がない以上何処までも平行線――だ。 気違い同士が互いを罵る世界か、やれやれだね。 ( 気違い達の真夜中の茶会。 そう云えば何とかってドラッグが一時流行ったとか何とか ) ――…ちょっと気になってたんだけど。 ( とは言え死人にいかほどの効果が出るか知らんが。 泳ぐ柘榴をじっくり瞬きもせず眺めて、細く煙を吐き出し ) 思いっきり隠し事してるよな。 丁 重 に 御聞きしたい気もするけど――…… 娘御への計画なら私も知らぬ方が良いのかも知れないね。 ( 騙された。 だってポケだもの。 しかしだ 、欺くって表現はこの際合わないような気がする ) と云うかだ。 リコリス嬢への計画に何で私の毛玉の好みが関係あるんだか――2匹目でも飼うおつもりか? ( 結局ぽけた。 ) [Tue 11 Oct 2005 04:07:27]
◆黒外套 > なんせ―――僕のち―――………( 間 )……( 自分で自白しちゃいそうなテンションに、今日は珍しく気がついたらしい) ……ぃこ…リコ、こ、小鳥ちゃんにびっくりしてもらう為に、こつこつと計画している事なのだからっ、ねっ。欺くならば先ず味方からというじゃないか。(水平移動する赤い瞳が、ものっそ機械的にぎくしゃく彷徨った) [Tue 11 Oct 2005 03:52:20]
◆黒外套 > 殴られても文句は言えまいよ?貴族に触れようとするのならば、それなりの手順を踏んで頂かないと。――そも、貴族全員がパプテスを信仰していると勘違いされるのも困る。聖水を邪な水と酒すむ宗教もあると知って頂かないとね?――と、まぁ避ける口実ならば幾らでも―…(サイズを聞きたかったのだが。――でも毛の長い、モップのような毛皮はお好きじゃないらしい。――…答えながらペンを走らせて)………火――(避けたカンテラを、ちらと見下ろした。)……”死体が生きている”のに、己がまともだと言える同族は、少ないと思うよ?(少ない)――しかし、死体が生きているのは僕らの所為じゃない「そういう世界」の所為だ。――ならば、どちらも狂っているのだから、どちらでもいいのだろうね。黒という色が白と呼ばれている世界で、黒が白にしか見えない男が居たとしても、白は白だ。狂っていても、どちらでも良い。―――と。(高々とあげたカンテラを、先程のように揺らして見せた。――見上げるようにして覗く貴方の表情―― 仄昏い笑みが薄く張り付いた貴方 。 )(何事も無く、笑って)…………知りたいのかい?”珍しく” ―――でもこれは、駄目。 [Tue 11 Oct 2005 03:49:17]
◆黒いスーツの影 > ( …今更「札」じゃなくて硬貨なんじゃないかと思った。 ) [Tue 11 Oct 2005 03:39:30]
◆黒いスーツの影 > ( 前髪の次は顔にかかるのを指先で梳きながら、踏んづけられる地面を眺め )――札束で顔でもはたいてやると良いかも知れないね。 逆効果になっても責任は取れないけど――… ( …… ) 百点満点の御褒美に( 退けられたカンテラを指差して )火を貰えると有難いんだけどな。 ( なくて七癖とは良く言ったもの。 表情を見せまいとするのは「そう云う時」なんだろう、尤もこちらの自覚のない癖も把握されているのかも知らん。 青白い手を芝居か何かみたいにひらりと翻し ) そう、あちらもこちらも狂ってる。 自分がまともだと思うのならば――狂って居るのは世界の方だ。 ( 多分今、自分はいやな笑い方をしてるんだと思った。 伝染った。 …噛み殺すのに取り出された手帖? のようなものは多いに役に立ったろう ) …………。 ( 謎は以前固く結ばれたままだ。 ) あの栄養過多の毛玉嬢、種類は何と言ったっけ。 毛足がばかみたいに長いやつなら黒毛玉ほど好きになれそうもないね。( 「大きい毛玉」は好きだけど。 ) なあ――まだ秘め事のままにしとく気か? ( 何を調べているのかと。 ) [Tue 11 Oct 2005 03:23:14]
◆黒外套 > …………。(返された。)……んんん。生憎君の目の前に居る男は、素直に「認めて」しまうような男では無いらしいよ?――それに。確かめるやら何やらと手を出されたら、逆に無礼だと憤慨して見せよう。猟犬如きが僕に触れようなどと…無礼もいいところだ。(『猟犬』とやらが地面に居るのか、揺らしたカンテラの下を、一度踏みつける。――微かな嫌悪と共にサラサラと流れる言葉。――その言葉を止めるのは、貴方の返答。) ――――……。(意外だ。と言いたげに目を丸くして)―――……。(やがて満足そうに) 良い返答だ。とても良い返答だ。 言葉使いを仕事とする君が、言葉にしたのだから、確りと果たしてくれると嬉しいね。( 素直に、嬉しいと溢した男の顔はさて、貴方にどう見えるだろうか。表情を隠すよう言葉の合間に揺らしたカンテラを、脇に避け――)……そう考えると、僕が死んでいるのだから、きっと世は盛大に間違っているのだよ。君が死んでいる事が更に間違っている。――あぁ、本当に世界は甘くないらしいねぇ。(カカ、笑いながら家ポケットから小さな本のようなものを取り出して)(ブツブツ)狐と狸と猫は×……………。………んん。 ( 間 ) お隣のジェシカ嬢(でけぇ猫の名前だ)と、家のクロ。どちらが好みかな? [Tue 11 Oct 2005 03:06:04]
◆黒いスーツの影 > ( 揺れる橙が落とす陰影を貌にちらつかせながら ) ――――後者。 ( ここで聞き直しても話しゃしないだろうと思ったから 返答は簡潔。 ) [Tue 11 Oct 2005 02:40:20]
◆黒いスーツの影 > …猟犬だって鼻の利くのが居ても不思議じゃないしな。 ( 軽い言葉のカウンターを受けて前髪の辺りを払った。 整髪料嫌いの猫毛が夜風に負けて流される )( …それ(もどうにかしなきゃならないか、墓場に来ると鎌と言いそれと言い 後ろめたい話題ばかりが頭に浮かぶのは。 ) ……………ばか。 残されたら泣きそうなひとが何ぞ言うかね。 貴方きっと泣きそうだから―――― 先に消えてなんかやらない。( 残すのと残されるのとどちらがマシかと云う話。 彼が物理的に泣けるかどうかは知らぬし、いつまでそんな「前向き」で居られるかなんか自分でもこれっぽっちも信じちゃいないんだが。 それも偽善者の吐く嘘のひとつ ) 生きたいやつが生きられるのなら世の中はきっと正しいね。 しかし惜しむらくは――世界はそこまで甘かない。 やりたくない事もやらなきゃならん時もあり、すべき事ができない場合も多々ありだ。 手荒な真似はしたくないのに、と云うのもある。( ぼそ。 何か不吉な発言の後 ) ………? [Tue 11 Oct 2005 02:40:11]
◆黒外套 > つるつるしたものと、フワフワしたもの、どちらが好きかな。(くらり、再び影が揺れて) [Tue 11 Oct 2005 02:23:56]
◆黒外套 > 既に止まっているからね。―あぁ、そう言えば「息」で怖いのは、猟犬よりも人間だったね?(仕返しとばかりに何時ぞやの貴方の話しと,一つ引っ掛けて――唇の端に笑みを乗せた。)(が…ふ、と消すと肩をすくめ)――…まぁ、実際。忘れたわけではないが、来る用事があるので仕方あるまい。簡単に還るつもりも無いので安心するといい。何よりも君を残して逝くなんて、そんな寂しいことをするものか――…。(さらりと洩らした言葉は何時もの戯言混じり――手渡されたカンテラの灯をわざと揺らして遊んで)…―――……(奴隷とカナリア)………。 ………なら、金糸雀は海に『浮かびたい』んだろう。埋められたいのではなく。(貴方が何と重ねたかは知らん。――しかし前提に「奴隷」が重なったのならば、恐らくカナリアは歌を思い出したいはずだ、と。好き好んで埋められたいどれも居るまい。――些か悪趣味な話しになった、と思えば黒スーツの貴方と同じく言葉を途切った。)話が見えないのは、当たり前さ。秘密の話しだからね。(そう、今はカナリアの事ではなく、白黒熊の方が重要だ。クラクラ揺らす灯と踊る影が、男の心を表しているようで)――時に、ザッハトルテ君。 [Tue 11 Oct 2005 02:22:56]
◆黒いスーツの影 > ( 固形化した空気の塊を無理に飲み込んだような貴族様には申し訳ないが、…約束を守らせる意思は実は既に余り無い。 「守るかどうか」――既に主体は彼の元へと移っている、自ら迷路に突っ込んだ男は必然的に落ち込んだ袋小路で歩くのを諦めた。 それは彼の所為でも何でもないのだが ) …ふ。 始めっから止まる息もないのにね? そんな言葉が出てくる間は大丈夫だろうよ。( 詩は知れども音は知らず、夜風に流れる密やかな異国の旋律 ) …… ( 耳を傾けて ) ――…何だか( 楽園の贋物でしかないこの街の )奴隷制度みたいだね。 ああ、そう云えば炭鉱で真っ先に死ぬ役目だったか――この鳥は。 ( 奴隷制度 と翼持つもの は二ツ揃うとこの場に居ない誰かを彷彿させて、重ね合わせてしまえば偽善者にだってそれは酷な像を結ぶから もう止めようとばかりに目を伏せた。 ) …話の全貌が良く見えないな。 口ぶりからするとノーブルとの会合は免れたようだけれど。 ( はて、敢えて焦点を暈したままにしておきたいのやら。 そう思い込んだなら悪戯を思いついた子供のようにも見えて来ようというもので。 ) [Tue 11 Oct 2005 02:02:04]
◆黒外套 > (そして、此方も貴方の反応は既にわかっていたので、何時もの挨拶とイコールなやり取りなんだろう。呆れたような表情も、反応の一つと喜ぶ所存。)…………ぐ。(口約束。渡されたカンテラを取り落としそうに成る程、身体を強張らせ)既に猟犬は「狩りの時間」が終わって寝床に帰っているに違いないさ。――…そういうカラカイはよして欲しいね。君から、そう咎められると息が止まってしまいそうだ。(居心地が悪そうに襟元を緩めて――唇を子供っぽくへの字に曲げた。こほんと小さく咳をして)…そうなると、先ず…歌を忘れたい金糸雀が居るのかを考えなくてはね。それによっては手前で埋めてやった方が幸せかもしれん。――尤も、金糸雀が歌を忘れていようが、覚えていようが金糸雀の主人には関係無いようだが。(――埋めようか、叩こうか、捨てようか――迷う主人の手を止めたのは歌い手。「金糸雀」の歌。 ほら、と軽く口に歌を上らせて―……)……。(首を傾げる貴方が視界の端に)(指差された朧月。―薄雲の向こうの貴方を指差す白い指) …アァ、とってもとっても重要なことだったね。もしここで分からなかったなら、取り寄せの手配やら、情報集めやらに少々時間がかかった事だろう。――其れこそ、夜会に出向いて、どこぞの貴族のご機嫌を伺いながら話しを「ありがたく」聞かなければなならなかったかもしれん。―――ぞっとするね。 [Tue 11 Oct 2005 01:45:49]
◆黒いスーツの影 > ( 熱愛の言葉を掛けられた方は口には出さねど、「相変わらずだな」と言いたげな――真に口程にものを言うのならば実際そう語ったやも知れん――血の色を向けた。 それとて付き合いの短い者が見たのならば色味の薄い無表情の域。 ) …ここに用があった訳じゃないとは思って居たけどね、戯れに約束を破ってみせるような御仁なら―― ね? ( それはいつかの口約束。 ) …さあ。 鳥が歌を思い出したがって居たと断言できるならまだしも。 もし忘れたかったのだとしたら、無理に引きずり出す方がよほど残酷じゃないか。 ( 外套姿のような笑い方のできない方は、唇の端に薄くそれを滲ませるに留めて乞われるままに灯りを手渡し。 渡せたのなら今度は先ほどはしなかった――首を傾げて ) 会合で目的が満たされた 目的の為に会合に臨んだ、どちらが先か――何にせよ重大な用件だったようだね。 ( 月が「あるだろう」位置へ長めの爪で指して ) とうとうこの街の貴族として社交界に出る心を決めたとか … ( 以前はそれを面倒だと大層いやがっていたのを思い出して、ほんの少しだけ笑みを深め。 ) [Tue 11 Oct 2005 01:22:21]
◆黒外套 > (しかも今宵の月は薄雲の向こうへ隠れていらっしゃる。――少し離れた位置からこの二人をみたなら、黒い影にしか見えぬだろう。――揺れるカンテラがなければ、人がいるなどわかりゃせぬ。) ――(ご機嫌だ、と言われた己の顔を一撫でして)そうかい?そう見えるかい?あぁ、でも、そうかも知れないね。気分が良いのは確かだ。――何せ、愛しい人が迎えに来てくれたのだから、それは間違い無い。その他に理由があるとしたら――…後、は――目的が達成できたからかな?夜更けに「此処」へ来たわけではなく、いままで話し込んでいた為に「夜更け」になったと言うのが正しい。(――貴方が揺らしたカンテラの灯につられて、二人の影が夜に躍った。紅の双眸が目の前で揺れるカンテラを覗き―渡せ、と右手を差し出し)――海まで近付いたのに埋めてしまうとは、君もなかなか残酷だねぇ。(童謡の続きならば、カナリアは浮かべて歌を思い出す筈だ。――思い出せる手段を目の前に見せて「埋める」――友人君が其れを知っていて言葉遊びをしたのかは、生憎判らぬこと。何時もの言葉遊びと言うのなら、これも一つだろう。くつくつ笑い) [Tue 11 Oct 2005 01:07:40]
◆黒いスーツの影 > ( 月が冴え冴えと輝こうが雲間に姿を隠そうが、この場に今ある二対の双眸はそうしたもの。 カンテラは人間ごっこのささやかなスパイスのようなものだ ) …随分御機嫌の良いようだ、気に入った宝石(でも見つかった? ――私などはここで充分落ち着くし問題ない。( どちらが出迎えなのやら、客人を歓迎するに似た広げられた手の辺りにカンテラを押し付けようとも思ったが結局控えて ) ん。 いつもの言葉遊び。 埋めるならそうさな、海岸辺りを推奨するね――…で。 「偶然」迎えに来た私は兎も角、そちらこそこんな夜更けに何用があったんだろうね? ( 首傾げる代わりに灯りがゆらり 一度横に振れた ) [Tue 11 Oct 2005 00:47:14]
◆黒外套 > (月明かりが貴方の姿を漸く「人の目で確認できる範囲」に浮かび上がらせる。――尤も…夜の鬼の目には月の光よりも早くに、貴方を見つけていたのだが。近付いてくる貴方へ、場違いな程明るく微笑み)……僕もまさか君が此処まで迎えにきてくれるとは思わなかったよ。君が迎えに来てくれるのを知っていたら、もっと風景の良い?落ち着いた場所を選んだたのに。(さぁ、飛び込んでこいと言うように両手を軽く広げた。黒スーツの男の表情を見る前に男は肩を揺らして笑い出し――)……「偶然」お迎えにきてくれた君は、墓場に金糸雀でも捨てに来たのかい。それとも埋めに?―――柳はこの墓場には無かったように思う。 [Tue 11 Oct 2005 00:36:33]
◆黒いスーツの影 > ( …違うな )( 何処が如何、と言われたらそれはそれで困るんだが。 おそらく――今少し情緒のある訳をつけろと警報が鳴っているんだろう。 そいつは己の守備範囲じゃない筈なんだが。 ) ……トキノミヤコのセンスってな難しいね。 ――《 歌を忘れたカナリアは 後ろの山に棄てましょか 》。 同じ5・7調ならこっちの方がマシなのだか? ( 揺れたカンテラは手提げから胸元の高さへ、行く手に座る外套姿の光沢を照らすように。 ) 出迎えは構わんが、よりによってここで待って居るとは思わなんだ。 眠い目擦って起き出して来たけど 少々待たせてしまったかな。 ( 眠気覚ましの訳業は頭の片隅へ追いやって、椅子の側まで歩み寄る ) [Tue 11 Oct 2005 00:20:14]
◆黒外套 > (参拝者用の長椅子に、座る人影が有る。その人影の主は、カンテラの灯が見えるや否や、そう声をかけた。 ―――足を組み、腹の上で軽く両手を重ね、粗末な長椅子に座る男の雰囲気は、どこぞで観劇でも見た帰りのような――…)――――……。(足を組替え、皮靴の爪先をわざと石畳の上で鳴らした) [Tue 11 Oct 2005 00:14:37]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『お迎えご苦労。』 [Tue 11 Oct 2005 00:07:29]
◆黒いスーツの影 > 《The canary had forgotten song, if is, ―― Let's throw it away to the hillback.》( 何でも囀らなくなった鳥を描写する詩であるらしい。 トキノミヤコから入ってきた詩が此方でコモンに訳されて、元々の形を見失ったなんて 冗談みたいな話が其処にあった。 仕事に本腰入れて取り掛かる前の軽い肩慣らしは寝起きの頭に丁度良い ) ―――― … ( ああ寝起きだとも。 ……最近寝過ぎだとは思ってるんだけど。 ) 《 ――カナリヤが歌を忘れたら 裏山へ捨ててしまおうか 》( ふらりと虚空を彷徨う、申し訳程度のカンテラの灯 ) [Tue 11 Oct 2005 00:03:49]
◆黒いスーツの影 > ( それもとびきりの場違いな習作。 ) [Mon 10 Oct 2005 23:59:17]
お知らせ > 黒いスーツの影さんが来ました。 『( 習作 )』 [Mon 10 Oct 2005 23:58:43]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが帰りました。 『また、いずれ (微かに、呟いた)』 [Mon 10 Oct 2005 21:46:41]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ミドル ネーム そう。いいところの、お嬢様 で(傍から見れば、夜遊び令嬢を連れ戻しにきた変り種メイド、にもみえるだろうか。一度考えたような間の後に示された名前には、微かな違和感を持った。しかし、それを表に出すことはせず――――出すのが得策とも思えぬ) いつか、また会うことも ある でしょう。そのときにでも ―――― (闇に消えてゆく少女。それを静かに見送りながら――――機械と思われているとは想像もせず、しばらくその場に立ち尽くすと、再び足を進め始めた) [Mon 10 Oct 2005 21:46:09]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Mon 10 Oct 2005 21:36:28]
◆リゼル > 取り敢えず今は ―――…さようなら? ( この広い世界 再び会うのは難しいか。 ――…けれど、 意外に狭いのも この世界だから。 ゆっくりと、 闇に、 消えた。 ) [Mon 10 Oct 2005 21:36:27]
◆リゼル > ――… 、 ( 誰。 =名前。 其の公式は違っていた様だ。 とまれ、彼女の名前聞けば ) … ヘルン・ローレヌ … だね。 私は、 … ( 考える様な間。 後、 ) …マデリーン。 マデリーン・ヴォル・ルールローゼ。 ( だったような気がする。 間違っていても気にしない、が ――… 続く言葉に、 ぽン、 手を叩き合わせた。 ) … そうだね。 家族、 ぅン、 そろそろ … 帰らないと。 ( 家族なんか居ないけれど。 ――この時間帯、 一般的な、言葉だ。 ――ありきたりな質問に ありきたりな返答で、 返す。 ―― そうして、 ゆるりと、 首傾げ 。 ) …今度は。 ――…もっとゆっくり、 話したい な。 ( 彼女の生態 、興味があると云わんばかりに。 ――アンドロイドの様で、 こんな、 流暢な機械は 見た事が無かった、から。 ) [Mon 10 Oct 2005 21:35:38]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > 名前を聞いたわけでは 無い si です。ですが、では あらためて ”ヘルン・ローレヌ” 夜風の 乙女。 貴方のお名前 は ? (微妙な言葉の違い。些細な違いではあるが。そして名乗る自分の名前。言われた事は至極当然のことで。リゼルの眼に、少し値踏みするような色を見て取っても・・・特にどうともしなかった。”珍しいもの”として見られていると思ったから) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ いえ 。 特に、何も。 ご家族は 心配なさらない の ですか?(初めて口にする、酷く一般的な問いかけ。そう。ひどく――――ありきたりだ。) [Mon 10 Oct 2005 21:29:51]
◆リゼル > ( 彼女を見上げる様に 己の首は 上へと。 ―― 開かれた口から零れたのは 極々 当然の、言葉。 ) …他人の名前を尋ねるときは自分から。 …ッて、教わらなかった? ( 可笑しそうに 笑った。 ――人間では無いんだな、 なンてのは 彼女の容姿から明白。 …同時に、 餌にはならないんだな、 と云う事も。 ) ( 直立不動 、 そンな彼女に 小さく、 見上げたまま首を 横へと傾げる。 ) … 何か ? ( 不思議そうに。不思議そうに 尋ねた。 ) [Mon 10 Oct 2005 21:22:53]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > では (目の前に現れた少女を見ようとすれば、当然首は下へと傾く。ぱちり ぱちり。一言発してから、ゆうに二度は瞬きをしてから、再び口を開いて)あなたは 誰 ? 夜遊びには適さない場所 かと(なんとなく、人間ではないような気がする。最たる根拠は、少女がその身に纏う雰囲気か。”感知”などという無粋なものではなく、そう察する程度の、確固たる根拠のあるものでは無いが――――) はい。 こんばん は。 (御機嫌ようといわれれば、深々と礼を返した。返したが、それだけだ。直立の姿勢のまま、じー・・・・とリゼルを見つめていた。瞳は、ほんのり、こはくのいろ) [Mon 10 Oct 2005 21:19:34]
◆リゼル > ――… 、 ( 声が、響いた。 彼女の其の声の方向 、見遣り、 其の姿 遠目に映す。 ) … そゥ。 ( 呟いた。 ――離れた彼女には届かなかったかも 知れないけれど。 そうして、其の言葉に ) … 妖精は、 可愛らしい者だけとは限らないンだよ。 ( 死の妖精 なンてのも、 居る時代だ。 ―― とン、とン …彼女の声の方角へ 一歩、また一歩 進み。 ) … 御機嫌よう?お嬢さン? ( くすくすくす、 そンな笑み 浮かべながら。 彼女の、 前へと、進む 。 ) [Mon 10 Oct 2005 21:12:51]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ―――― ―――― (ぐしぐし。傍目には見分けがつきづらい何かを修正した) [Mon 10 Oct 2005 21:11:28]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ―――― has ? 風の 音? もし、違うのならば 私を食べるの お勧め しない(遠く、静かに。離れて互いを確かに認め合わぬ二人。されど、銀乙女は中断したそれを再開することを選んだ。食べるのはお勧めしないとは、本心から呟いたこと。だって本当に美味しくないと思ったから。己を食べたことなど無いが) 風の囁き ―――― fir ・・・・・・妖精が囁くには 似つかわしくない 場所(特に周りにも気を配らない。このまま進めば、一方的に発見されるだろう。多分) [Mon 10 Oct 2005 21:08:17]
◆リゼル > ( 音が、 耳に届く。 ――普通の人間と違う様な 音なのは、 当たり前だと気付くのは、 もう少し、 後―― 。 ) ―――… 、 ( ずず、と 風の音色程 小さな、 羽根仕舞う音。 ――羽無くなれば、 己の姿は、 ただの、子供。 ) … 誰。 ( 呟く事もまた、 風ほどに 小さい ――… 遠目に 何か 映る様で 、 何処に居るのかも判らなかった。 きょろ、 と辺りを見渡す。 ) [Mon 10 Oct 2005 21:01:08]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > (ずしり。ずしり。遊びでは着られないような、ちょっとしたスーツアーマーを着込んだいかつい大の大人と同じ重量の銀乙女。長期の働きに出る都合上、改めて自分の重さで地面に負担をかけない動きを訓練中。プロのメイドを養成する学校に通えば学ぶことも出来たろうが、生憎そんな金もこねも無ければ知識も無かった。柔らかそうな土の地面を踏み抜くことも無く、安堵の溜息(ただし表情は変化無し)をついたところで、ばさ、ばさりと微かな羽ばたくような音が耳に届いた)・・・・・・・・・・・・墓地に 蝙蝠 ? 安直 ・・・ 過ぎ か (その言い草は、まるで書評家のようで。なぜそんな微かな羽音に考えをめぐらせるのか) [Mon 10 Oct 2005 20:57:00]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが来ました。 『 よし 沈ま な―――― ? 』 [Mon 10 Oct 2005 20:49:36]
◆リゼル > ―――。 ( 空が真上に有る様だ。 ―― なンて 暢気な事を言っている場合では無く。 暫く ぼンやり 考えた後に、 ) … ――――ッ。 ( ばさり、 背中から 映えた赤い紅い 蝙蝠羽。 ―― 誰も居ない。 其の、 間に。 ) … ッと。 ( ふわり、 闇に飛んで。 ―― 地面へと、着地。 ふ、 吐いた息は 安堵と、 何かの感情。 ―― ぱたりぱたり、 名残の様に 数度、 羽 羽ばたいた。 ) [Mon 10 Oct 2005 20:49:04]
◆リゼル > ―――――― ッ 。 ( 枝に、手を掛けた。 ――… 気付けば身体は 宙を舞う様に ふらり、ふらり ―― 不安定に、 揺らぐ。 … また遣らかした、 ッて思っても 時既に遅し、 ッて奴だろう。 ) …今度は、 …自力かなァ。 ( この前は助かったけれど。 ―― … ぐ、 手に力篭めた。 己の身体は、 浮き上がらない。 ―― 木登りに失敗した猫の様に ふらり、ふらり ――…風に、靡く。 ) [Mon 10 Oct 2005 20:43:13]
◆リゼル > ( ふわり。ふわり。 ――…不意に目の前掠る 葉に眼が行った。 ――…秋。秋の季節だ。 ) …やっぱり、 約束破りだ。 ( 呟いた言葉は 誰に向ける為の物でも 無い。 ――… 秋が過ぎて、 次は冬が来る。 …一年は、 なンてあっという間。 ) … 会えなくなって、 …どのくらいに、なるかなァ。 ( 結構見ない。噂も、聞かない。 ――…己の事なんて 忘れてしまったのかも知れない。 心臓が、 握り潰される様な、錯覚。 ―― 不意に眩暈に、 身体が、 揺らぐ。 ―― 水の世界にいる様に ゆるり、ゆるり、 気持ち悪い、 空気の、 中に ――… 、 ) [Mon 10 Oct 2005 20:39:02]
◆リゼル > ( 何時間も前からの、 獲物探し。 ――参拝客から餌に相応しい者の物色 と云った方が、 合っているかも知れない、なンて。 ) …――でも流石に、 ( 物騒だ、とか。 危険だ、とか。 そンな噂が流れに流れ ――… 最近では、 夜の参拝客は、 滅多に見かけない。 特に、 餌に丁度良いい輩、 なンてのは。 ) … お腹空いたなァ 。 ( 洩らす、音。 ――… ぐたり、 と幹に寄り掛かろうとしたが、 この前の二の舞になりそうだったから、 止めた。 ) [Mon 10 Oct 2005 20:32:12]
◆リゼル > ( ――月の無い、夜。 墓地に佇む一際大きな木の上、 其の枝の上に 、 喪服の子供が 一人 居た。 ) … 、 欲しい物はたくさンあるンだけど… 。 ( 今一番欲しい物は、 餌 だ。 空腹故の 吐き気が、襲う。 ――下級同族の様に 其れで消滅する 、 なンて事にはならないけれど。 ) [Mon 10 Oct 2005 20:27:37]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Mon 10 Oct 2005 20:25:14]
お知らせ > 少女さんが退室されました。 [Mon 10 Oct 2005 14:44:02]
◆少女 > ――…食事だ。 ( 喉が渇く。異様に渇く。 ――… そうして、 死人は、蘇り、 餌を捜す ――… 餌の、在る場所へと、 ただ、歩く ――…。 ) [Mon 10 Oct 2005 14:44:00]
◆少女 > ( ――…此処が何処かも、己が誰かも 判らぬが。 … 覚えている事は 、 一つ。 ―― 何かを 捜さなければいけない。 ―― ) … 。 ( 其れが何かも、 今は判らない、が ――… と、と、 裸足に 土は冷たい。 大した衣服も身に付けぬ肌に 風は、 冷たい。 けれど ――… ) … さがさな、 きゃ。 ( 何かを。 ――…其の前に、 ) [Mon 10 Oct 2005 14:43:03]
◆少女 > ( 薄らと 闇に近き 色が 、 血色の瞳に映った。 ――… 此処が何処かも判らぬ。 己が、 誰なのかも 判らぬ。 ) … 、 ( ゆるり、 立ち上がった。 馬の稚児の様に よろ、 と身体、 傾けるも、 辺りを見渡す程度は 出来る。 ) [Mon 10 Oct 2005 14:40:52]
◆少女 > ( ――静寂が支配する、場所。 ガ、ガ、ガ ―――…響く音は 奈落の其処からに近き 場所から。 …――静寂を破る様に、 響く 音の、後 。 ) …はあッ 、 …はァ、はァ …。 ( 十字架と 石碑の間、 盛り上がった土の間から覗く、 手、と顔。 ずるり、 赤子が母親から生まれ出る様に 死人も、また ――…、 ) [Mon 10 Oct 2005 14:38:14]
お知らせ > 少女さんが入室されました。 [Mon 10 Oct 2005 14:36:02]
お知らせ > イデスさんが帰りました。 [Mon 10 Oct 2005 10:46:04]
◆イデス > (濡れた手を猫のように舐めながら、巨躯は墓場の傍の森を通って何処へか、) (散歩の続き。) [Mon 10 Oct 2005 10:46:03]
◆イデス > (べっとりと濡れた手は、 何か 、を握り締めて居た。手を離したところから抜け出たものを、掴んだのだ。) (静かに静かに横たわった墓守は、静かに静かに生を終えた。) いただきまァす。 (何かを口にすると、そのまま ゴクン と飲み込んでしまう。一秒の食事。) …82年もの? (当てずっぽうに。どうでも良いように。) [Mon 10 Oct 2005 10:45:06]
◆イデス > (「捨てた」と云った骨は、どんなものだとは説明していない。墓守は何処だ何処だと、スローペースで碑の裏に視線を滑らせる。) うン、あのね。 (片手を、墓守の背後、彼の首筋に伸ばす。) 「さっき見た」って云うのは嘘よ。 ( … ぐ ク、 ) (細い皺だらけの首を掴む。肉に喰い込む確かな感触と、其の証拠に、押さえていても指の間から どくどく と滴る赤黒い血。) 「此れから」、見つけてもらえるンじゃないかしらァ? (手を離すと、墓守の膝が崩れた。) [Mon 10 Oct 2005 10:41:17]
◆イデス > (無縁仏を鎮める碑は、巨躯の姿よりも大きな石だ。 参拝者達がもう この巨躯と云う異質を背景と同化させているのを、向けられる視線の数から そう判断した。…今は、墓守を導いて碑の陰に隠れてしまった事なンて誰も気付かない。) (掌から、 ずる 、と黒い爪のようなものが出た。親指ほどの長さ分が露出した、鎌の切先。) (――墓守が完全に碑の陰に入って、巨躯だけの視線を背に受けている。) [Mon 10 Oct 2005 10:36:38]
◆イデス > (白い眉毛で隠れた目が巨躯を見上げるのが解る。小さく首を傾げる墓守に、にっこりとした表情を保ったまま、) さっき見たンだけどォ、あっちのおっきい碑の後ろに骨が捨ててあったわよゥ? (ちょん、と首を傾げて。) 埋めてくれるって思って、置いて行ったのかも知れないけどねェ。 (墓守の顔を窺う。「ああ またか」と云うような溜息を吐いていた。 にっこりは、にんまりに変わる。) … こっち こっちィ。 [Mon 10 Oct 2005 10:32:01]
◆イデス > (併し、無いものは狩れぬ。 黒い鎌は己が躯の内でウズウズとするだけで引っ張り出される事は無い。) (朝飯を食べ損ねた、と思うから、余計に空腹を意識する。 腹に蟲は飼って居ない筈だのに、仮初の躯が きゅう と縛られるような感覚。) (…ぬぼーっとした墓守が向こうから歩いてくるのが見えた。先が長いようには見えない老人だ、大体にして墓守とはそんな人たちばかりであるが。) … あのォ、 (ちょいちょい、と笑顔で手招く。) [Mon 10 Oct 2005 10:23:23]
◆イデス > (勿論参拝者では無いので、ぽつぽつとうかがえる人々からの視線が痛い。焼けそうだ、とも思う。) 珍しく朝に起きたら此れよッ。 …あーあー、何か居ないかしらーァ。 (眼を凝らしてみても、今日は何だか シン としているような気がする墓場。 ぼんやりとした輪郭を捕らえられない。) …何処に引っ込んでンのよォ。 (誰も居らぬ所を睨み付けて零す愚痴。) [Mon 10 Oct 2005 10:11:28]
◆イデス > いやァな天気ね。 (でも晴天よりはマシ? 「肌が焼ける」とか云ったら戯言だが。) (気配そのものは薄いくせに、色合いばかりはドぎつい巨躯が一人、墓場を彷徨っていた。) [Mon 10 Oct 2005 10:02:23]
お知らせ > イデスさんが来ました。 [Mon 10 Oct 2005 09:58:40]
お知らせ > ツグメさんが帰りました。 『なにしてんだか、な。』 [Sun 9 Oct 2005 01:20:53]
◆ツグメ > (どうも、その男は自分に似ていたらしい、とは、さらに続いた文面に書かれていたこと。 思い出したものは、そっと心の奥へと仕舞って。その間際に、別れた彼女の幸せを祈ってから。) 帰ぇるぞぉ。 (誰に言うでもなく。自分に言い聞かせるように、ツグメは、少し大きく呟いて。 墓地の入り口、開かれた鉄格子の門へと足を進めて。) [Sun 9 Oct 2005 01:18:00]
◆ツグメ > (そうして、それなりの時が過ぎて。唐突に、女は居なくなっていた。 目覚めたら、ぽっかりとその場所が掬い取られていたように。 手紙一つを残して、彼女は消えていた。) ち、辛気臭ぇ。 (思い出してしまったことに、悪態ついて。 丁度、言葉吐き捨てるために足を止めた目の前に墓が、その女と来た墓だとは気が付かず。 ツグメは、踵を返す。 残っていた手紙の文字を思い出しながら。) 思い出しちまう、か。 (『貴方と居ると、あの人の事を思い出してしまう。』そんな理由が、書き連ねてあった。) [Sun 9 Oct 2005 01:13:09]
◆ツグメ > (出会って、一緒に暮らすようになって少ししたときに、雨につられたように零れた涙があった。 しばらく、無言で抱きしめて、女の口から漏れた言葉が、前の男のこと。雨上がりに、この場所へと来た。) あんときは、曇ってやがったなぁ。 (それに、昼間だった、と星明りの下、カンテラの光に浮かぶ墓石を眺めて、ツグメは思った。 それからの暮らしも、しばらくは平穏だったと覚えている。雨が降るたびに、震える肩を抱き寄せていたことを除けば。) [Sun 9 Oct 2005 01:07:31]
◆ツグメ > (それでも、来てしまったものは仕方がないと、入り口近くの墓石を眺めながら散歩を続けることにした。 それほど奥までは行こうとせずに。) ん、ぁあ。 そぉいや、いたなぁ。 (墓石群を眺めていると、随分と前のことが思い出された。 いつだったかは明確ではないが。男と死に別れたと言う女と出会ったことがあった。) 確か、この辺だったんじゃねぇかぁ? (出会ったときは、そんな事情など知らず。その女も、そんなことをツグメには話さなかった。 そんなことを思い出して、ツグメが視線を泳がすのは、その男の墓があったであろう辺り。もう、曖昧で、どれと断定は出来ない。) [Sun 9 Oct 2005 01:01:26]
◆ツグメ > (ふらりと、散歩際に寄った場所。それは墓場。 トキノミヤコのものとは、形の違う墓石の並ぶ場所へと、足を踏み入れていた。 カンテラ下げて、長袖で厚めのシャツ(グレイ)とズボン(ブラウン)に身を包んだ、だらしのない格好で。 呟いた声は、自分に対してのもの。何故こんな場所に来たのかと。) 誰か知ってる奴がいるわけでもねぇのによ。 (この地での知り合いで、先に逝った奴はいない。だから、自分はここに足を運ぶ必要はないはずだと。) [Sun 9 Oct 2005 00:55:23]
お知らせ > ツグメさんが入室されました。 『なぁにしてんだか。』 [Sun 9 Oct 2005 00:50:47]
お知らせ > 篝火さんが帰りました。 『(土の下の使い手に、少しだけ思いを馳せ。 立ち去った)』 [Sat 8 Oct 2005 19:39:54]
◆篝火 > 志半ばで斃れ──墓守を勤める刀、か。 ……鍛冶としちゃ、どんな気持ちだろうね。 [Sat 8 Oct 2005 19:35:43]
◆篝火 > …まぁ、それで良いんだろうけどさ。 (墓標なんてものは。 それも、剣を墓標にするような、刹那の攻防に身命を賭し、そして散った輩にとっては。 大層な石の御影墓のように、千代に八千代に長持ちする墓など不要なのだろう。) [Sat 8 Oct 2005 19:27:15]
◆篝火 > (しなやかでしたたかで、鋭く。 それでいて、儚い──) …遠からず錆の塊になって、終いだね。 (はぁ、と溜め息を) [Sat 8 Oct 2005 19:20:44]
◆篝火 > (刀は本来、錆に弱い。斬ろうとするものと刃を合わさず、力任せに叩きつければあっさりと折れ曲がる) [Sat 8 Oct 2005 19:18:03]
◆篝火 > ……気のきいたこと、やる輩も居るじゃないか。 (然し。) [Sat 8 Oct 2005 19:16:18]
◆篝火 > …へぇ。 (目を留めたのは、一つの墓標。突き立てられた、折れた剣) [Sat 8 Oct 2005 19:15:12]
◆篝火 > (普段ならば、こんな辛気臭い場所を通ることも無いのだが──) …。 (でも、此処へ立ち寄った。) [Sat 8 Oct 2005 19:13:28]
お知らせ > 篝火さんが来ました。 『(片脚を引き摺りながら)』 [Sat 8 Oct 2005 19:11:44]
お知らせ > アレクシス@外灯さんが帰りました。 『( 初めに見たのと、同じ景色が広がっていた。 )』 [Sat 8 Oct 2005 09:20:18]
◆アレクシス@外灯 > (最後に、黒ずんだ芯を吹きかけて、音も無く柱から滑り降りた。 バイバイ、なんて子供みたいに手を振って、百メートルほど歩んでから一度だけ振り向いた。 ) [Sat 8 Oct 2005 09:19:53]
◆アレクシス@外灯 > ( ―― それでも、これはずっと此処に佇んで、無き者達を弔う人々が闇に迷わぬように己の身を焦がしてきた事であろう。その姿は―…誰かを思い出させるようで。 ) (根元から上へ、丹念に磨いていく。もっとそれが輝けるように。) [Sat 8 Oct 2005 09:16:41]
◆アレクシス@外灯 > (男が其れに気づいて足を止めたのは一刻前、こんなところに、なんて少し感心しながら掃除を始めた。 ―― 掃除を始めてから、こんなに汚れていたのかとさらに感心。 ) [Sat 8 Oct 2005 09:13:05]
◆アレクシス@外灯 > ( とりあえず曇りのお空の彼方へ謝りたい気分。ぐふぅ。 ) ( それは、墓参りの人たちの為だろうか、一台だけ、忘れ去られたように墓地へ続く道に佇んでいた。 ) [Sat 8 Oct 2005 09:09:38]
お知らせ > アレクシス@外灯さんが来ました。 『( 気づけばのこり一人で。 )』 [Sat 8 Oct 2005 09:07:44]
お知らせ > アニーさんが帰りました。 『( ――何を躊躇ったというのだ、アニー。 )』 [Sat 8 Oct 2005 00:13:49]
お知らせ > 燦さんが退室されました。 『(冷たいようで温かいような温もり。首を傾げつつ相手を見遣りながら送ってもらって―――)』 [Sat 8 Oct 2005 00:12:43]
◆アニー > ( 相手の柔らかい手に触れた時 「つ か ま え た 。」 なんてうっかり言いそうになって慌てて口を閉める。 吸血鬼からしたらこの温もりこそが羨む対象なのかもしれない、アニーはそれを成るべく自覚しないようにしているけれど。 ――しかし、その柔らかい手か、それとも首筋か。そこに狙いを定めて牙を剥かんとしたその向こうに相手の不安げな表情を見て体が硬直する。暫しそのまま、沈黙の時間の後――。 ) …………………… で では。 参りましょうか。 ( ――墓場の出口に向かって歩き出す。 ) [Sat 8 Oct 2005 00:08:15]
◆燦 > ………ふむ……自覚…は一応在るようじゃのぅ…。 ( ならば改善すればいいのに…と、怖くて云えぬ言葉は内に留めて。 コホンッ――と小さな咳払い。 『大人』という相手。 チラリと見れば、背も高く、一目見て大人と呼べる立ち姿。 羨ましくも思いながら、己の手が相手の手に取られ、不安そうな顔をしながら見上げて様子を窺って――) [Sat 8 Oct 2005 00:02:46]
◆アニー > ――良く言われます。 ( 言われてひく、と笑みが消えてまた鉄面皮に戻る。何故かは判らないが、きっと良く言われるって事は本当に私は怖いのだろう。吸血鬼らしくて良いかもしれないが。 此方の言葉に一々顔色を変える様子に思わず―― 思わずなんだ、笑うわけがない。ただ面白いと思った。 ) 女扱いされたのは久しぶりです。つまりは、そういう人なのですよ、私は。 ――それに私は大人ですから。大人は子供を保護する義務があるんですよ? …ああ、貴女は子供では無いのでしたね。 ( 失礼、と謝りつつ相手の手を優しく取ろうとする。 まだ餌に食らい付いていない魚をじっと待つ釣り人のように。 ) [Fri 7 Oct 2005 23:55:34]
◆燦 > ………す…少し怖いぞ……。見ず知らずのものじゃし、且つ動きが不審じゃっ! (と相手を指差しながら言い放つ。 そして相手がほつほつと連ねる言葉に、顔を真っ赤にしたり青褪めたり。 ) ………そ…そう云われれば……まぁ、そぅかも知れぬがのぅ………。 ( と、半ば感心するかのような呟きを。 上機嫌だと云う相手に、ムーっと様子を窺うように見遣れば) ………儂の身を案じるのはいいが、お主も女じゃ。 お主のほうこそ危険かも知れぬぞ? ( 差し伸べられた手を取ろうかどうかと思案しながら、一歩前に踏み出して――) [Fri 7 Oct 2005 23:49:24]
◆アニー > …酷いじゃないですか、避けるなんて。 私が怖いですか? ( その時初めて女の口元が歪む。それによって目尻もぐにゃりと歪むけれど、やっぱりそこに嵌っているのは単なるガラス球。 ) 墓参りの他に墓荒らしも居ますよ?ニンゲンっていうのは他の誰かが見ていないのをいいことに随分と好き勝手するものなんですよ。 教会の祭壇の前で自慰にふけったり。路地裏の影で抱き合ったり。盗んでみたり、殺してみたり――。 ( 空を掴んだ手をだらんと下げながら、一先ず足は止まる。 ) 気分ですか? 悪くないですね、寧ろ上機嫌です。 …用件は勿論、貴女をちゃんと墓場の外までお送りしようというのですよ。 此処は危険ですから――。 さぁ、手を繋ぎましょう? ( 今度は掴もうとはせず。すい、と片手を差し伸べる。 ) [Fri 7 Oct 2005 23:43:42]
◆燦 > ……人…か?………どんなことって………墓参りの他に…やることなど在るまい? ( 何惚けた事を…と相手を莫迦にするかのように小さな笑みを。 然し、矢張り相手の言動には何所か不信さが在り、不安を拭い切れず。 そして、後ずさる己に手を伸ばされ、ビクッと震えてサッと素早く退こうとして―) ……き…さまっ……気分でも悪いか? 其れとも別の用件か? (と問い掛けて――) [Fri 7 Oct 2005 23:35:56]
◆アニー > ( みんな迂闊。こんな場所を出歩いて。 私も迂闊、目に付いた人を襲おうとして。 ) ――いえいえ。そういう事ではありません。 そうですね、質問の仕方が悪かったようです。 どういう人が集まって、どんな事が起きて―― 。 ここは危ない場所なんですよ?暗黒街とか、スラムとかはまだヒトが住む場所ですが。此処はニンゲンが住む場所ではないのですから。 どんな危険な怪物が出るか判ったものじゃないんですから――。 ( 相手が後ずさりすれば咄嗟に手を伸ばし、相手の身体をつかもうとする。無論条件反射と素早さでは相手とは差があるだろうが――。 ) [Fri 7 Oct 2005 23:28:07]
◆燦 > ( 表情は矢張り未だ警戒したまま。 ジッと相手の動きを確かめるように。 そして、相手の問いに聊か奇妙だと思いながら―) ……如何いうって……死者の眠る場所じゃろぅ? そんな事も知らずに、お主は来たのか? ( と少々イジワルな表情を浮かべて問い掛けて。 近付く相手。 其れに気付けば、自ずと同じように後ろへと。 ) [Fri 7 Oct 2005 23:23:42]
◆アニー > ( さっきまでは墓に備える花を持っていた両手も今は手ぶらだ。バッグすら持っていない。 …同じくアニーは暗闇を見渡す、勿論他の人影が居ないことを確かめる為に。そして取り合えずヒトの気配が感じられないのを確認すると足を一歩前に出した。 ) ……時に、此処はどういう場所かご存知ですか? お嬢さん。 ( 場所が場所だけにやりやすい。四の五の考える前にさっさと空腹を満たそう。 ゆっくりではあるが躊躇うことなく歩みを進め距離を近づけていく。 ) [Fri 7 Oct 2005 23:17:39]
◆燦 > ( 夜も更ける時刻。 此の時間に黒の服を身に纏っているのだから、墓参りなのだろうかと先入観で判断し。 相手の様子・容姿を確認するようにじっくりと視線を向けて―) …………うぅ〜…………たっ、確かに……人によっては年齢の関係で「子供」と判断させる事もあるが……。 ( と、図星を指されて言葉に詰まり。 キョロキョロと辺りを見渡して、居心地悪そうな表情を浮かばせて――) [Fri 7 Oct 2005 23:13:25]
◆アニー > ( 肌の露出を極限まで無くしたその黒い服は喪服に見えても仕方ないかもしれない。実際此処には墓参りに来たのだ。自分では吸血鬼のくせに―― とも思うのだが。 ) いえいえ、貴女は子供です。大人は「私は大人だ」って言いませんし。 それともあれですか、 ( 相手の頭から生やす耳に眼をやって ) 純粋なヒトではないようですが、実は幼いのは見た目だけとか?だとしたら失礼な事を言いましたね。 …別にどうでもいいことですが。 ( 此方が一歩前へと足を進める前に相手は一歩後ずさりした。正しい判断だ、事実アニーは吸血鬼として既に相手を餌とするか否かの判断に迷っている最中なのだから。 ) [Fri 7 Oct 2005 23:09:54]
◆燦 > ……………むぅー? ( 闇に紛れる様な黒の服。 まるで喪服のようだと一瞬思い、サッと一歩後ろに後ずさり――) …………子供…では無いぞ? 立派な大人じゃっ! (と、ムっとした顔で相手を睨み、刺々しく言い返す。 人形のように無機質な相手。 僅かに恐怖すら感じていて――) [Fri 7 Oct 2005 23:03:48]
◆アニー > ( やがて長身の黒い服を来た女性が闇の中から姿を現すだろう。貴女の姿を見れば同じく足を止め、そして――熱の無い、何の感情も無い、例えるな死体の眼とか、クランクの義眼とか。そのただのガラス球をそのままはめ込んだ様な冷たく黒い瞳が静かに貴方を見る。 ――その状態のまま沈黙すること数秒。 ) ………こんな所で何をしているのですか。貴女のような子供がうろつくような時間でも、場所でもありませんよ。 ( そして紙に書かれた文面を読み上げるように抑揚の無い声でそう言った。 ) [Fri 7 Oct 2005 22:59:16]
◆燦 > ( ふぁ〜〜 っと、大きな口を開けての欠伸。 もう少しお淑やかにした方がいいと思ってはいるが、狐本人の性格上中々其れも難しく。 欠伸で潤んだ瞳。 其れが何かを捉え、ピクンッと耳が微かに動き、訝しげに己の正面を見遣り、ピタッと足を止めて―――) [Fri 7 Oct 2005 22:55:23]
◆アニー > ( 闇の奥から地面を踏みしめる足音が一つ。それは貴方が辿ってきた道の後ろから聞こえてくるだろう。丁度、貴方が引き返そうとした道の向こうからだ。 ……方向を変える事は無く、真っ直ぐ。その音の間隔は狭く無く、音の主がゆっくりと足を進めている事がわかる。 灯火のような物を見たような気がして不意に一瞬足を止めた時以外は、歩みを進め続ける。 ) [Fri 7 Oct 2005 22:52:41]
お知らせ > アニーさんが来ました。 『( ……じゃり。 )』 [Fri 7 Oct 2005 22:48:16]
◆燦 > ………其れにしても、奥に進めば進むほど木々が邪魔じゃのぅ? (無造作に生える植物に、少々苛立ちながら掻き分けて。 商業地区への近道にしようと思ったが、此のまま進めば枝で怪我するのは目に見えて―) …………………ふむ。 …此方は矢張り無理かのぅ? ( 踵を返し、昼間にでも近道を探せば良いかと、元来た道を引き返し――) [Fri 7 Oct 2005 22:48:07]
◆燦 > ……ふふっ………恨み辛みで化けて出る者は居なかろうが……時に悪戯に参る者は居るかものぅ? ( 見知らぬ者の墓石に手を添え、怖い怖いと微笑んで。 無闇に除霊されるなょ? と悪戯に呟きながら、狐火燈して墓場の奥へと歩みを向けて――) [Fri 7 Oct 2005 22:40:34]
◆燦 > ( 己が此の街に着てから、結構な量の墓が増えたと苦笑して。 中には己の知り合いの名も刻まれているかと、歩みながら辺りを見遣り。 偶には花の手向けの一つでも持ってくるかと思案して―) ………夜ともなれば、矢張り物悲しい場所じゃのぅ……。 [Fri 7 Oct 2005 22:34:19]
◆燦 > …………そろそろ、べたべたでは栗の季節かのぅ? ( ハッと何かを思い出したようにボソリ。 この頃赴いていないと思いながら、栗のパフェとかあるのかと想像し、ゴクッと喉を鳴らして―) ふふっ………美味そうじゃのぅ♪ 是非とも近いうちにいかなくてはのぅ? ( クツクツと小さな笑みを零し、ゆっくりと廃墟の上から飛び降りて――) [Fri 7 Oct 2005 22:28:26]
◆燦 > ………さて……野犬でも居ればからかって遊んでやるのじゃが……(辺りを見渡しても、からかえそうなものなど見当たらず。 風で飛び散る木の葉を、指で掴めばフッと息を掛けて風に舞わせて。 ) [Fri 7 Oct 2005 22:20:46]
◆燦 > ( 秋空となり、少々肌寒い夜の散策。 此れと云ってやる事も無し、ボーっと墓地を見渡すように廃墟の屋根の上に座り込み―) 暇じゃのぅ………。 ほんに暇じゃ。 ( 運動不足故か、体が鈍っているような気がしてウズウズと。 時折溜息を零しては無闇に狐火を出し、掻き消してはまた出して居て――) [Fri 7 Oct 2005 22:17:17]
お知らせ > 燦さんが入室されました。 『(廃墟の上にて)』 [Fri 7 Oct 2005 22:12:43]
お知らせ > フェンサーさんが退室されました。 『( 愚か者が、ひとり )』 [Thu 6 Oct 2005 21:45:07]
◆フェンサー > ( 10年経っても、というべきだろうか。 女はまだ少女であった頃を引きずっている。 血で血を洗い、肉で肉を拭い、骨で骨を払いながら、それでもまだまるで変わってはいない。 弱いままの女は、罪深かった。 罪を背負いきれず、意識してかせずかそれから目を逸らしていた。 ) …………私は……………私には、まだ……あなたが………ッ ( 嗚咽。 けれど涙は出ない。 ) [Thu 6 Oct 2005 21:44:55]
◆フェンサー > ( そっと瞼を覆うその手は、彼が握ってくれたあの白く壊れてしまいそうなものではなく、無骨で、くすんだそれだった。 ――涙は流れなかった。 ただどうしようもなく嗚咽が洩れかけて、女はそれを堪えた。 ) …………10年、経って………それでもまだ……忘れられません……。 ( 名前も、家族も、いままでの自分全てを失った少女はいまや、10年分の思い出を代わりに携えていた。 だがそれでも、最も濃密なのは、彼がいた頃だった。 ) [Thu 6 Oct 2005 21:40:25]
◆フェンサー > ………お久しぶり、です。 ( あの時とまるで変わらない姿の幻影に、かつて少女だった傭兵は声を絞り出した。 あの日、腕の中にすっぽりと納まった少女は、今では安らかに眠る彼と同じほどの背丈にまでなっていた。 ) [Thu 6 Oct 2005 21:35:17]
◆フェンサー > ( 墓前にひとり、ひとごろし。 捧げるは血のように赫い薔薇の花束。 墓標に刻まれた名は古く、10年ばかりの時の流れに幾許かの欠損を見せていた。 ) [Thu 6 Oct 2005 21:32:22]
お知らせ > フェンサーさんが入室されました。 [Thu 6 Oct 2005 21:29:44]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Wed 5 Oct 2005 21:21:09]
◆リゼル > ―――… 可哀想なお人形は、 ( 漏れた、音。歌。 ) …今は冷たい土の中。 ( ザッ、 ―― 手で、 砂を掛ける。 掘り返してしまった、 過去の時間 戻す、様に。 ) …空は泣いて、小鳥も泣いて。 ―――… 沢山の涙の中で、 消えて逝った。 ( ぽン ――… 最後に。 頭撫ぜる様に 手を、 動かせば、 漸く立ち上がった。 ) [Wed 5 Oct 2005 21:19:00]
◆リゼル > ―――、 ( 暫く経った。 …何も起こらない。静寂は再び戻り、 時は、 ただ、ただ、 無言に進む―――。 ) … 駄目、かな。 ( 死んでいる者を生き返らす事など矢張り出来ないのか、 ―― 思った途端、 ずしゃ、と 力が抜けた。 其の場に、 蹲る様に、 怯える様に、 座り込み。 ) ――――はッ。 …はァッ。 ( 息が切れる。 内側から何者かに 叩かれている様な 感覚。 吐き気がする、 頭痛がする、 ――… ゆらり、 映った彼女の顔は、 先程と変わらぬ 形相。 ) ―――… は、 … ふ。 ( 軽く深呼吸。 そうして、 彼女の瞳 瞑らせる様に 掌を、 置き。 ) … 好き幸せを。好き眠りを。好き祈りを ―――… 。 ( そうして、 再び彼女は暗闇の世界。 … ばたン 、 と閉まる音が、 己の耳にも届く。 ) [Wed 5 Oct 2005 21:15:47]
◆リゼル > あァ、 ( 触れた彼女の頬は 己の身体同様に 冷たい。 ) …―― 、 ( 言葉無く、 ただ、 先ほどと同じ様な ぼンやりした瞳で 見遣った。 … 少しだけ、 本当に少しだけだけれど、 再び彼女の身体を現世に出した事を 後悔した。 ) …――大丈夫、 …苦しい想いをしたのなら 復讐すれば済む事、だから。 ( 彼女が無事に逝く事が出来たとは思えない、から ――… だから、 ゆっくりと、 彼女の首筋に向けて、 牙を、 突き立てた―――。 ) [Wed 5 Oct 2005 21:07:07]
◆リゼル > ( ―― かン、かン。 軽く叩く。 ――特に意味は無いが、 何となく気休めだ。 ) … じゃァ、 お邪魔します。 ( くすくすくす、 悪戯前の子供の様な 表情で、 其れに手を掛けた。 ――余り装飾は無い。 格別御偉い貴族の家、とかでは無いのだろう。 ) … ぅぁ。 ( 洩らした音は 風にすら、 消えてしまいそうな程、 小さく。小さく―――。 血の色に映るのは、 苦しそうに顔を歪めた 子供、 だった。 ) … どんな死に方したンだろう。 ( 見た事も無い様な、 顔。 胸元で十字切り、 そうっと、 彼女へと手を伸ばした。 ) [Wed 5 Oct 2005 20:58:25]
◆リゼル > ( ザッ、ザッ ――…静寂を裂く音。 雑踏ならば、喧騒の中ならば、 響く事も無い筈の音だけれど ――… がンッ、 硬い物にシャベルの先が届いた。 ) …――新しいのなら、腐ってはいないだろうね。 ( 棺桶全て見えるまで あと少し。 ――ふ、 小さく息零して 再び、 行動を開始する。 ) ( 世界には、 ”絶対”と云う言葉は無いらしい。 つまり、 絶対無理だ、 と云う言葉も存在しない。 ――… 失敗したとしても 此方に害は何も無い筈、 だから 。 くすくすくす、 と 笑った。 ――否、 自然に 笑みが零れた。 ) [Wed 5 Oct 2005 20:49:21]
◆リゼル > ―――… 蘇らせる事は出来ないのかな、 ( 音が漏れた。 ――…今日出来たであろう 真新しい墓を見遣って の音。 ) …死を与える事が出来るのならば、 ( 生を与える事も可能なのでは無いか、 …なンて 夢の様な発想を。 ) … 無理でも試す価値は有るかな――…。 ( 人間は、 子供を生む事が”生を与える”行為だろう。 ――…吸血鬼も同じか、 と聞かれればそうでは無い、 と答えられる様な気がする。 ) ( ザッ――…。 ) ( 今日埋められたばかりの墓を、 再び、 掘り返す。 ) [Wed 5 Oct 2005 20:42:54]
◆リゼル > ( ――月が映える、闇の中の静寂。 ――並ぶ十字架林。 其の、片隅に、 ) ―――…、 ( 黒い喪服の子供が一人。 ――… ぼンやりと、 空でも無く 地でも無い、 そンな場所を眺めていた。 ) [Wed 5 Oct 2005 20:37:23]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Wed 5 Oct 2005 20:34:37]
お知らせ > リコリスさんが帰りました。 『( 今宵はまだ探りのみで、一つ。)』 [Tue 4 Oct 2005 02:35:08]
◆リコリス > ( 伸ばした手を自分から振り払う無礼に似た、軽い疲労感が圧し掛かる。 集中していた意識を解いて、ふぅ、と吐息が一つ、二つ。地に触れた掌はその侭で、まるで鼓動を聞くかのように。) ……向こうのですと、何だか冷えた感じでしたが。――…やはり土で、土地で変わりますか。( 呟きを名残のように落とすと、何事も無かったかのように立ち上がる。手に、膝についた土を軽く払い落とすと、くるりと、素知らぬ顔で踵を返す) [Tue 4 Oct 2005 02:32:44]
◆リコリス > ( ぺたりと掌で土に触れてみる。ひんやりとした土は、少し乾いた感触。最近、雨が少なかったせいだろうか。触れているとじんわりと温まってくるのは、土ではなく掌の方なのだろう。緩く瞑目すると、研ぎ澄ますのは感覚。探るのは気配。 ちりちりと、何かが触れる。どろりと泥のような気配、が、) ――…嗚呼、やっぱり、少し違う。 [Tue 4 Oct 2005 02:12:23]
◆リコリス > ( さくさくと緩慢に進む歩みはやがて、並ぶ墓碑の海すら越えてその先に。――…安置所が薄い月光に照らされる場所にまで辿り着く。かといって、中に入ろうとするでも無しに、人気の無い辺りを軽く見渡して。) ……さて。(一度姿勢を正してから、その場にそっと膝を着いた。スカートが地面についても気にはしない。洗えばよいのです洗えば。元より半ば作業着だ。) [Tue 4 Oct 2005 01:52:07]
◆リコリス > ( 淡々と情感の乏しい眼差しは墓碑を見やり、刻まれた名を見渡し、最後に己の踏みしめる足元へと戻って来る。 ――…此処は死者の世界。もしくは埋まる地。それはもう、山のように埋まっているとか申しますと、逆に風情もへったくれも無いのが不思議とか。内心の思いは即物的とも、夢想とも。) ……尤も、( 一歩踏み出す。無数のいのちを飲み込んだ土。溶かされた土。それは別に、この場所で無くとも。) ――…屍骸の埋まらぬ土など、何処にも無いものではありますか。( 歴史を遡る必要すら無く。それは有無で無く、大小で示されるものとすれば。 ――…まあ。戯言な訳だが。) [Tue 4 Oct 2005 01:30:32]
◆リコリス > ――…まあ、当然と言えばそれまでな訳ですけれど。(手向ける花の一つも持たずに、訪れたるは静まり返った夜の世界。ある筈も無い死臭を感じて眉寄せるのは生者の傲慢。白く墓碑の並ぶ小道を緩々進みながら、呟く感慨も何処か的外れ。) [Tue 4 Oct 2005 01:21:47]
お知らせ > リコリスさんが入室されました。 『( 物言えず、物言わぬ。)』 [Tue 4 Oct 2005 01:20:30]
お知らせ > アニーさんが帰りました。 『――もしかして、この私の行為自体に意味があるのですか?』 [Sat 1 Oct 2005 03:29:12]
◆アニー > ――あ。 ( ぽん、と手を叩く。 ) [Sat 1 Oct 2005 03:27:05]
◆アニー > 不思議な話です。吸血鬼が死者を弔うなんて。 ( 魂の安息を願うなんて。 ) ヴェイトスに来て私はちょっと変になったのかもしれませんね。環境が変われば私も変わるものか――。 ( …… 不意にしゃがみ込んで、今しがた供えたばかりの花を一輪もぎ取った。 その香りを楽しむかのようにそっと鼻先に寄せ―― ) ………… あーん。 ( かぱ、 と口が大きく開くと花に食らい付いた。 柔らかい花をむしゃりむしゃりと噛み、裂いて、ごくりと飲み下す。 ) マズい。 ぺっ、ぺっ。 …… ふむ、やはり思ったとおり食べるものでは無いようですね。見た目が美味しそうだったので食べてみたはいいですけど。 ( まあ流石に普通食べはしないだろうなあと思っていた。 でもだとしたらますます不思議だ。なんで花を手向けるんだろう、食えもしないのに。 ) [Sat 1 Oct 2005 03:24:35]
◆アニー > ( 人目に付かぬ真夜中の時間帯。そっと家を抜け出してアニーは墓場へとやってくる。 己が殺めた二つの命。あっという間に消えてしまった命。 けれども二人の魂は混ざり、溶けて、昇っていった。 ――そう思おう。私があの健気で可憐な少女の首を絞めるときに、初めて。 私は 初めて。 なんだろう ) なんでしょう。 ( なんだろう。 ニンゲンって綺麗だな、と思った。 アニーにとって人はエサでしかないワケだけれど、あの少女があそこに居た事。死ぬ前に思ったこと。 それを考えると胸の中が不思議な感じになる。 これがなんていうのか私は知らないけれど。 ) [Sat 1 Oct 2005 03:15:26]
◆アニー > ――来るのが遅くなってしまいましたね。 まあ、此方も色々大変だったもので。 ( 粗末な墓石が―― 建てられたというよりは土の上にただ乗っけられただけという感じの墓石が其処にあった。が、名前は何も無い。 その墓の前にそっと花束を一つ。 ) 何で死者に花を手向けるのでしょうね。見て綺麗だと思う気持ちは理解できますが、正直こんなもの貰って嬉しいですか? 私だったら嬉しくないですね。だからといってじゃあ何が欲しいって聞かれると困りますが。 [Sat 1 Oct 2005 03:08:44]
お知らせ > アニーさんが入室されました。 『墓場にやってきた影。』 [Sat 1 Oct 2005 03:05:38]
お知らせ > 雫さんが退室されました。 [Wed 28 Sep 2005 21:46:21]
◆雫 > ( ゆっくりと、透明に透ける彼女の手、取ったつもりで、 ) … わたしの、おうち、 … きっと、かくれてれば、だいじょぶ。 ( 云ったら怒られるかな、なンて。 ――… きっと、大丈夫。 そうして、 墓地を去る。 ) [Wed 28 Sep 2005 21:46:19]
◆雫 > ――。 ( 「 いてもいいのかしら。 」 ) わかンない。 ( この島だけで受け入れられる事。――本当はきっと、駄目、な事。 それでも、 ) … いたい、から、 …いる。 ( 生きて居たいから。命無くとも、心は有るから。 ――だから。だから。 ) …だいじょうぶ。 ( 彼女の方へと手を差し出す。 ――… 同じ想い。 同じ気持ち。 ) ( そう、少しだけ 信じてた。 ) [Wed 28 Sep 2005 21:34:55]
◆雫 > ――…。 ( 不意にこっちを向いた彼女の顔は、 右半身だけ抜け落ちた様な 真っ暗闇。 ぞわり、 と何かが背中を走った。 ) …――― 、 ( 「 生きてたいの。 」 彼女は云う。 ) … むり。 もう、 しんじゃって、る。 ( 己の死さえも気付かぬ彼女に、冷酷な現実を。 ) ( 「 ここにいたいの。 」 再び口を開いた彼女は、云った。 ) … それは、わからない。 …わたしも、 ここに、 いる。 ( いけない事なら、己だって此処には居られない。 ) [Wed 28 Sep 2005 21:21:47]
◆雫 > ( 空は、 どんより曇り。さっきまで我が物顔で空を占有していたお月様も たくさんの雲には敵わなかった様 ―― … ) … あなた、 だれ。 ( 目前に居た、泣いている少女へ。 ――…しくしくしく。 不思議と 泣いている感じがしない、 嘘のような、 声。 ) …どーした、の 。 ( 尋ねてみても 少女は、 ただ、ただ、 泣き続けるのみ。 ) [Wed 28 Sep 2005 21:14:44]
◆雫 > ( ずる、 ずる、 ずる。 ) ( 何か引き摺る音が響いた後に、 ) ( ひょっこりと顔を出すのは、肉体持った幽霊。 ) … ここ、 ( 懐かしい場所。最近、来ていなかった場所。 ―――…とても暖かくて、仲間がいっぱい居て、 落ち着く。 …落ち着く。 ) [Wed 28 Sep 2005 21:09:27]
お知らせ > 雫さんが来ました。 [Wed 28 Sep 2005 21:07:26]
お知らせ > エーサンさんが帰りました。 [Tue 27 Sep 2005 21:08:52]
◆エーサン > (疲れた顔で佇む人影もまた、白かったりもした。 夜に鮮やかな透明だと云うと矛盾した比喩だが。) (通り過ぎざまに、) 悪いね。こっちの仕事が終わったら直ぐに連れてくからさ。 (囁く声音は、傍から見れば独り言。) (スコップを杖代わりに、墓守風貌の中年は荒らされた墓へと向かって行く。) [Tue 27 Sep 2005 21:08:50]
◆エーサン > (死臭が薄らと漂っている。) (血が抜けて白い肌が眼の中に蘇ってくるようで首を緩く振った。) (足元に置いてあったカンテラを拾い上げ、のそりと振り返る。) 後は、何処だったか。 ――ン? [Tue 27 Sep 2005 21:03:57]
◆エーサン > (胸元に垂れ下がってきた髪を、肩の向こうに除けながら。) やれやれ、普段でコレじゃァ…秋雨が続いたらどうなるンだかなー…。 (肩を回している影が、足元に置いたカンテラの灯りに伸びて墓石に映る。) [Tue 27 Sep 2005 20:57:06]
◆エーサン > (少なくとも、死者が勝手に起き出し、内側から土を穿り返すよりはずっと健全な気配。) ( ザクッ。 ) (柔らかくなった土にスコップの先端は容易に突き刺さる。) まー、こンなもんだろうか な。 (双眸が見下ろした所には、真新しい盛り土があった。) [Tue 27 Sep 2005 20:49:46]
◆エーサン > ( ――ザクッ、 ) ( ザクッ ザ ザクッ、 ) (夜の墓場に響くには、似合いの。) [Tue 27 Sep 2005 20:47:27]
お知らせ > エーサンさんが来ました。 [Tue 27 Sep 2005 20:46:51]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『( ……… 墓場での夜警、四日目。収穫無し―― リゼル、発見できず。 )』 [Mon 26 Sep 2005 22:01:58]
◆艶子 > '( 拳を振り上げ。 少女がぶら下がっていた木の根元に拳を叩き込んだ。 ) 畜生ッ! ( ずきん、と痛みが走る。次は逆の手だ。しかし渾身の力を込めてもその大きな木は揺れもしない。 ) 畜生ッ! ( その次は右、また左、右。 すぐに手に巻いた包帯が破れ、血が噴出す。 両腕が血で汚れると今度は頭を木に叩き付けた。 何度も 何度も 何度も。 ) ………―― ちくしょっ… ちくしょぅ……。 ( もしあの少女が単なる人間だったのならお笑い種だ。だって私は年下の子供に恐怖して、逃げたことになる。もしあの少女がリゼルだったのならお笑い種だ。だって私は折角掴みかけたヤツの尻尾を取り逃がしたことになる。 額から流れ出した血と、目から毀れた涙で顔がぐちゃぐちゃんなった。 そのまま嗚咽を洩らしながらずるりと地面に崩れ落ちる。 ) [Mon 26 Sep 2005 22:00:18]
◆艶子 > ( 一人になってから。 少女の姿が闇に消えてから。 いつまでも いつまでも その場に立ち尽くしていた。 ――やがてばちん、と左手の松明が音を鳴らしたのを契機に ) ――うああぁぁあぁぁアアァァアア――ッ!! ( 暗闇の墓場に獣のような雄たけびが響いた。がらん、と乱暴に松明を地面に叩きつける。 ) 畜生ォォォォ――ッ! 畜生、 ちくしょう、 ぢくしょう!ちくしょぉ! ( 疑惑は疑惑のままだった。けど吸血鬼を追いかけるのに疑惑なんて必要ない。 必要なのは「確信」だ。結局相手が人間なのか吸血鬼なのかはわからず。 しかし只一つ確かなことがある。 それは「私は狩人としての仕事を果たせなかったこと」だ。 アレックスならきっと死を恐れず突き詰めただろう。兄ぃなら疑惑を確信に変える事が出来ただろう。菫ならば勇気を持って挑んでいっただろう。 しかし私は! 私は! ) [Mon 26 Sep 2005 21:54:36]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Mon 26 Sep 2005 21:51:26]
◆リゼル > ――うン。 有難う、 ”優しい”お姉さん。 ( くす、と最後に笑った口元は 感謝か嘲笑か ――… そうして、 最後には姿は 闇に 消えた。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:47:19]
◆艶子 > ( 疑惑を確かめるいい手段があるぞ艶子。 斬れ。叩ッ斬れ。 死ねば人間、死ななかったら吸血鬼だ。自警団沙汰になる?なんとでも言い訳すればいい。噂の吸血鬼かと思いました、でいい。 それでも罪は免れないだろうが、豚箱くらいクソ食らえだ。 ――しかし、私の剣は動かなかった。万が一只の子供だった場合の事を考えてじゃあない、万が一吸血鬼だった場合の事を考えてだ。 ――バレれば、相手に殺されるかもしれない――。私の攻撃はかわされるかもしれない。 それが怖くて、怖くて 震えた唇は ) ……… いや。 きをつけて かえるんだぞ。 ( なんて負け犬の言葉を吐いた。お礼も、褒め言葉も、私の耳には届かなかった。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:45:23]
◆リゼル > ( そうして令嬢真似た人形は、 …出口へと足を進めた。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:39:35]
◆リゼル > ――、 ( 彼女の様子。 …強気な言葉とまるで正反対な、様子。 ) … 。 ( 貴族娘を真似て作った出来損ないの吸血鬼は、 一歩、 足を進めた … 後方へと。 ) … 艶子お姉さん 。 …――トキノミヤコの人ね。 ( 名前からの推測。 ――… そうして次に浮かべるのは、苦笑にも似た笑みだった。 ) …だってお姉さん。 私、 ずうっと降りれなかったんだもの。 …家族は心配してる。 ( ちょン、 首傾げて。 ) …助けてくれて有難う。 でも ごめんなさい。 私、 もう帰るね? ( 其の態度からありありと判る、警戒心と疑い。 ―… ) … お姉さん、 せっかく綺麗なお顔してるんだから 怒ってちゃもったいないよ―― ? ( くすくすくすくす。 笑い声は、 ただの、 子供の 、 ) [Mon 26 Sep 2005 21:38:56]
◆艶子 > ( 貴女に見えるだろうか。唇も、手も、足も、全部小刻みに震えているのが。決して今日の夜が寒いせいじゃぁ無い。 ) ……… マディ。 マデリーン。 ( 知らぬ名だ。当たり前か。身なりの良い、只の金持ちの家の娘に見える。外見からは何も判らない。 …さあ、考えろ艶子。アレックスなら、アイソン兄ぃなら、こんなときどうする?どうやって疑惑を確かめる?若しくは疑惑を晴らす? ) ………… 私の名前は豪天寺艶子だ。 マディ、こんな夜更けにこんな場所にうろついて、家族の人は心配するんじゃないか。 まさか家出してきたわけでもあるまいな? ( 言葉だけ取ればさも心配しているような感じだが、態度はまるで正反対、だった。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:34:21]
◆リゼル > ―――… 、 ( 警戒されている。 素人目にも判る位な彼女の態度。僅かに漏れそうになった笑み押さえ、一時の離れぬ彼女の視線 、 帽子を奥で受けよう。 ) ... ――― うン。そう。 … お月様。 真ん丸じゃないけど 、 … 。 ( 真ん丸だったらもっと綺麗だったのかしら、なンて事は言わない。完璧が美しいとは思わない。 ――… 彼女の問い、 金髪の髪揺らし、 にっこりと 嘘みたいに穏かに 笑った。) ――…マデリーンよ、 お姉さん。 マディ、 ッて呼んで。 ( 高慢で我侭な 貴族令嬢其の侭に。 …演じた、つもりだが。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:24:33]
◆艶子 > ( 相手の体が手から離れたのなら、さっき放った剣と松明のところまで素早く後ずさりした。目を一時も相手から離さぬまま剣と松明を拾い上げ。 そして相手の姿をよく照らし出そうとその松明を高く掲げた。 …… 子供。 子供だ。それは真っ先に自分が追ってる相手を連想させた。連想は更なる恐怖を生んで、背筋に氷のツララを突っ込まれた気分になった。 気持ちを静めようと繰り返す呼吸は荒く――。 ) ………月が綺麗、だと? ( 危うく天を見てしまいそうになった。 いやいや、と私が聞きたいのはそんなことじゃない。木に登っていた理由なんて今はどうでもいいんだ。 ) ……… 名前を、聞こう。 ( 深く帽子を被りなおす少女に対して、問うた。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:20:47]
◆リゼル > ( ――そうして、目深に帽子を被った。 …一瞬血の色に映った 彼女の表情は 、 己にとって一番の 嫌いなもの。憎いもの。怖いもの … だったから。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:14:36]
◆リゼル > ( ――は、 と息を吐いた。受け止めてくれるなんて思わなかった、 そンな驚きと 少しばかりの 、 ) ―――――― ッ !? ( び く ゥッ ! ――先程の彼女と立場が逆だ。 行き成りの荒げた声に ふぁ、 と微かに声を洩らし。 ) … ぇぇと、 ( 静かに地に足着けば、 ) 月が綺麗だったから ――…誘われる様に、 ( 完璧な言い訳に彼女には聞こえるだろうが。 ) [Mon 26 Sep 2005 21:13:43]
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