スラム 〜06/03/02
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 [Thu 2 Mar 2006 02:31:57]
◆デュラハン > (俯き気味の姿勢からさらに腰を曲げ年寄りの様な姿勢になれば、足音に気を払いながらその場から立ち去っていく。)元の状態に戻れば、もう少し気を使わなくても良いのでしょうけどね。(知った道を歩きながら漏らす小さな愚痴。いつになればこの身体に頭が戻るのだろうか?そんな事を考えながら)(気を払わなければ気づかれないであろう違和感を纏う浮浪者風貌の男はスラムの暗闇に消えていって。) [Thu 2 Mar 2006 02:31:47]
◆デュラハン > (笑い声が消えた瞬間に小さく外套が揺れ・・・灰塵の山がゆっくりと流されていく。どれほどの時間風が流れていなかったかは分からないが、風は灰塵をスラムの一部へと変えていく。)さて・・・・。(時折危険な事もあるが、色々と面白い物が見れるスラムの散歩。それを再開しようとして) [Thu 2 Mar 2006 02:21:19]
◆デュラハン > (目前の灰塵がどのような経緯で吸血鬼になりどのような経緯でVHに狩られたかは分からないが、狩られれば外道の吸血鬼も善良な吸血鬼も関係ない、それが吸血鬼が生きる世界。それが自身の今の状況にも似ているな何て考えながら)明日は我が身ですかね。(自身以外の気配を感じないと思えば、軽く自嘲染みた笑い声を上げて。無描の仮面が小刻みに震えて・・・笑いの終わりと共に止まる。) [Thu 2 Mar 2006 02:11:16]
◆デュラハン > (吸血鬼が二度目の死を迎えた時の状態、それは噂には聞いていたが実際に見たことは無く)まぁ、運が悪かったと言う事でしょうかね。(風の吹かない道に横たわる灰塵を見下ろしながら。この場所は吸血鬼にとって食事をしやすい場所であるが、同時にその時を狙う狩人が徘徊しているのも事実。そしてそれに見つかるか見つからないかと言うのも殆どが運次第である。) [Thu 2 Mar 2006 02:03:31]
◆デュラハン > (雑然としたスラムの一角、灰色の外套で姿を隠した男は人型に盛られた灰の山の前に立って。)このようになるのですね。(数刻前まで動いていたであろう吸血鬼だった物に対し興味深そうに言葉を漏らして。) [Thu 2 Mar 2006 01:55:47]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『灰塵の前』 [Thu 2 Mar 2006 01:50:36]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Wed 1 Mar 2006 13:32:03]
◆ハロゥタック > (未熟者の証を両腕に引っ提げて、やがて上り道が下り坂になると、) (少しだけ早足になって背中は石畳の向こう。) [Wed 1 Mar 2006 13:32:02]
◆ハロゥタック > (其の後に自分の手が見れないと云う事は、彼女の手と並べたらよっぽど自分の方が何も知らない子どもの手であるのだ、比べるのも恥ずかしいくらいに。) (…きゅ、と握った。) (この手が柔らかかったところで、其れは決して褒められる事では無い。) [Wed 1 Mar 2006 13:30:35]
◆ハロゥタック > (よく見れば指先は真っ赤。女性だと云うのにロクに手入れも出来ない手は、罅割れたりを何度も繰り返したのだろう。 きっと手を繋いだら硬いと思う。) (働く人の手は、皺が一杯で、傷も一杯で、硬かったりして、…そう云う手なのだろう。) (明るい声が返って来た。 其れ以上仕事の邪魔は出来ずに、彼女の傍を離れてまた坂道を登った。) [Wed 1 Mar 2006 13:24:21]
◆ハロゥタック > (なだらかな道は、普段歩く感じとそンなに変わらないのに、) (何だか全く違う町を歩いているような錯覚。) あ、こんにちは。 よいお天気でスね。 (洗濯女に挨拶を。 彼女は薄汚れた布を頭に巻き、何処ぞの令嬢からのお下がりだろう薄着とコルセットを着けて居た。盛り上がっている胸元が丸い、汗と垢に汚れては居たが、きれいだった。) [Wed 1 Mar 2006 13:16:18]
◆ハロゥタック > (石畳の坂道を行く。) [Wed 1 Mar 2006 13:11:33]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Wed 1 Mar 2006 13:10:13]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Tue 28 Feb 2006 16:51:28]
◆ハロゥタック > (すく、と立ち上がって。) ――それでは、そろそろ。 (これからは洗濯物を取り込むときに、いつもより念入りに念入りに叩いていかないとなと思いながら。) [Tue 28 Feb 2006 16:51:27]
◆ハロゥタック > (彼方此方から聞こえるくしゃみだとか鼻声だとか、…酷い人は発熱までしてしまうらしいが、そう云う人達の気配もまた春を告げる。 ハンカチを手放せずにびしょびしょにして、苦労してるなあと思わせるような人がまた一人籠を抱えて露店を探していた。) (花粉症は、なった人でないときっと辛さは解らないから、) (涙も鼻も無事だったりすると、「お大事に」なンて思ったりする。) [Tue 28 Feb 2006 16:48:17]
◆ハロゥタック > 早いもんでスねェ…。 (しみじみと爺のように零した。 併し、本格的な春はもう直ぐだ。気温がもう少し優しくなるのを望む。) (最近、人の声にも元気が出てきたように感じる。 市の商品は此処の割りに増えてきたし、叫んでも咽喉が直ぐに渇いたりしなくなった。) [Tue 28 Feb 2006 16:42:58]
◆ハロゥタック > 明日から三月? うわ、そうでスっけ…。 (日にちの感覚が余り無かった。大体毎日が同じように過ぎてゆく、長期休暇でだらだらして不規則生活を送って居ると似た様な錯覚に陥るがともあれ。) (本来なら物凄く規則正しい生活を送っている筈の聖職者が。) [Tue 28 Feb 2006 16:38:00]
◆ハロゥタック > ――えッ、もう二月も終わりッ? (貧民窟の小さな市、賑やかな通りで。) (買い物のついで、店主が呟いた言葉に顔を上げた。) [Tue 28 Feb 2006 16:30:53]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Tue 28 Feb 2006 16:26:46]
お知らせ > 利光さんが退室されました。 『(また、ありふれたこの街の住人に戻るのだ)』 [Mon 27 Feb 2006 23:27:59]
◆利光 > (だが、それはこの街に来て親しくなったり顔見知りになった者達を、自分が攻めるという事でもある)苦労せず、血も流さずに身を立てる方法があればいいんだがなぁ・・・(ぼやくそんなありえない甘い夢想の声は、まだ冷たい空気を少し揺らすだけ。いつまでもここでぼさっとしているわけにはいかない、とのろのろと体を起せば。気持ちを入れ替えるため頬をパンっと叩いて) [Mon 27 Feb 2006 23:27:29]
◆利光 > (自分が情報を求められたからといって、即戦争になるわけでもない。この程度の諜報は日常茶飯事。逆に出島辺りを通じてトキノミヤコの弱点も此方や他の都市へ流れているだろう)戦になれば・・・(出世のチャンスとなる。元々大平の世では、上に昇ることは難しい。安定とは停滞の産物でもあるのだから。百姓の倅が天下人に、などという事は今ではありえない夢) [Mon 27 Feb 2006 23:22:52]
◆利光 > (ヴェイトス市という街は、実のところ弱点だらけだ。数年前のエイシェン戦役ではあっさりと敵の侵入を許したように、防備は緩い。雑多な人々が行き来するため見た目よりガードの甘い門、時折おかしな怪物が紛れ込む地下道、恐らく技術上の問題から堤防以上の防壁は築けない海岸側。攻める場所はいくらでもある)外的なものだけではない・・・(スラムに代表される、貧富の大きな差。アングリマーラを除けば恐らくもっとも酷いであろう奴隷制度による、奴隷達の状況。富裕層すら一枚岩とは程遠い。専門の扇動者からみれば火種は数え切れない程だろう。実際にエイシェン戦後以降攻め込まれていないのは、純粋に政治的バランスの産物に過ぎない) [Mon 27 Feb 2006 23:17:13]
◆利光 > (密書の内容は、軍事的観点から見たヴェイトス市の長所短所。長らくこの街に滞在している侍は、当然本国の者より情報量が豊富で。それを求められたのだ)・・・ありえるのだよな・・・(このところ都市間の争いは下火だが、どこかの国が他の国を攻める危険は常に孕まれているのだ。当然、母国がこの街を灰燼に帰す可能性も―) [Mon 27 Feb 2006 23:12:34]
◆利光 > (壁越しに、二言三言言葉を投げかける。亀裂から細く縒った紙を差し込めば、それが何者かの手により受け取られる感触。素直に紙を離せば、やがてたゆたっていた気配も消える)・・・ふぅー(背をひび割れた壁に預けながら。胸が空っぽになるような嘆息。一緒に胸のつかえも吐き出せればよいのに)攻め所、か(侍は、ただの冒険者ではなく。トキノミヤコの武士だ。侍組合あるいは本国の指示があれば気に食わない仕事もしなければならない。今夜はその一つ、情報の受け渡し。去っていった気配は、所謂隠密で同じ将軍家に仕える相手だった) [Mon 27 Feb 2006 23:09:54]
お知らせ > 利光さんが入室されました。 『(ある廃屋)』 [Mon 27 Feb 2006 23:05:41]
お知らせ > フォーナインさんが帰りました。 [Sun 26 Feb 2006 19:39:57]
◆フォーナイン > ( 仕方あるまい。 考えるのはやめにして、フォーナインは釘を回収し、早足にその場を去るのであった。 ) [Sun 26 Feb 2006 19:39:55]
◆フォーナイン > 簡易結界………プロセス自体は昔からあるんだから……釘に細工したほうが、早いかな………。 ( 尤も、そこまでの実力がないのは明白だ。 ただでさえ面倒くさい結界を簡易でかつ持ち運び便利なコンパクトにしようなんてのはちょっと困難すぎる。 だがそれが可能ならば、現在の力任せの戦闘より随分楽になることは確かだ。 ……いや、待てよ。 簡易結界の作成ができるようになったころには結界作りの才能ばかり花開いて戦闘能力は劣化するだろうな、きっと。 ううむ。 フォーナインはうなる。 ) [Sun 26 Feb 2006 19:39:21]
◆フォーナイン > ( 地面に、ちゃんと引き抜けるよう頭を出されたまま打たれた釘の数は20。 単純に等間隔に並んで円を描くそれは、ただの釘でしかない。 僅かな僅かな聖属性が付与されているとはいえ、所詮釘である。 ) んぅ…………並べ方、か? ……しかし魔方陣ってわけにもいかない…………やはり、釘そのものか……。 ( フォーナインは地面にしゃがんで、釘を見やりながらそんなことをつぶやく。 ―――それは結界だった。 正確に言うならば物理的にも霊的にも殆ど価値を持たない概念上の。 それをどうにかして、自信の技として得たいというのが、フォーナインのかねてからの目論見であった。 ) [Sun 26 Feb 2006 19:29:21]
◆フォーナイン > ( 何故に釘を打つのか。 それは釘が打たれるべきものだからである。 いや、本当にそうだろうか。 この我々が釘と呼んでいるものは本当に釘なのだろうか。 打たれるのだから釘なのだろう。 いや、本当に打たれるのだから釘なのだろうか。 そもそも釘は打たれているのだろうか。 打つが釘されているのかもしれない。 ではその釘されている打つとはなんだろうか。 そもそも打つは本当に釘されているのだろうか。 打つ打つであり、釘されているというほかにないのだが、そもそも釘されるのは打つ―――)( そんな不可解な思考を浮かべながら、フォーナインは地面に円を描くように、釘を打つ。 ) [Sun 26 Feb 2006 19:20:03]
◆フォーナイン > ( スラムの袋小路で、こそこそと地面に釘を打っている奴がいた。 それも杭で。 どちらも打たれるべきものであるのだから共通点はあるが、使い方はどうも間違っているくさい。 そんな妙な奴の名を、フォーナインを言う。 9999、1足りない数字の、フォーナイン。 ) [Sun 26 Feb 2006 19:09:23]
◆フォーナイン > ( こん、こん、こん。 ) [Sun 26 Feb 2006 19:07:42]
お知らせ > フォーナインさんが入室されました。 [Sun 26 Feb 2006 19:07:30]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『視界の中、月を隠すように紫煙が昇る。それを見つめて、彼は何を思ったのか・・・とか』 [Sat 25 Feb 2006 22:25:12]
◆ヴァリス > (去っていった。 こういうと怒ると思うけど、吸血鬼の彼は去っていった。 ぽつん、とヴァリスはスラムの屋根に取り残される)(えーと)(ぽりぽりと頭を掻いた)えーと、また?(また、会うことになるのかもしれないらしい。)(複雑)(うれしいような、かなしいような)(すとん、と足から力が抜けたようにその場に座り込んで、小さく笑った)(笑って、ちょっとやばいかな、と思って煙草に火を点けた。)ふー(大きく吸って、大きく紫煙を吐き出した) [Sat 25 Feb 2006 22:24:43]
お知らせ > クリストファーさんが帰りました。 [Sat 25 Feb 2006 22:20:38]
◆クリストファー > ああ、ああ、わかってるよ。 お互いに気をつけようぜ? 俺はまたなって言ったんだ。 この俺様がまたなって言ったんだ。 また会うことになってんだから、気をつけろよ。 ( 傍若無人。 まさに、天上天下唯我独尊タイプだった。 ) 元気にしてるさ、俺様はいつだってな。 その言葉、そっくりそのままあんたに返すぜ、元気出していこーってな。 ( かはは。 ちゃお。 そんな風に、最初から最後まで、人のペースをかき乱しに乱して、クリスは去っていくのであった。 ) [Sat 25 Feb 2006 22:20:36]
◆ヴァリス > ―――あう、あ・・・・(ぐでぇん、と項垂れた。 なさけねー)あ、ああ、うん。わかったけど・・・・。気をつけて?(血を長く飲まないと凶暴になると聞いたことがあるような無いような。聞いたこと無いけど、見たことあるかも)あ、うん。えーと、しつこいようだけど、気をつけて?(怨恨という言葉に少し怖いものを感じた。 一期一会、という言葉が浮かんでは消えた)(離れていく背中を見ながら、ヴァリスは少し困ったような顔をした後、)えーと、元気で?(人によっては吸血鬼は死人であるというけど、この言葉は言っておきたいと思うのがヴァリスだった) [Sat 25 Feb 2006 22:15:52]
◆クリストファー > ( ――あ、とクリスは口を押さえた。 しまった、と同時に、僅かにそこには、羞恥心。 阿呆か俺は、とうつむいて。 ) うー………………気にすんな、もう、頼むから気にすんな。 お互いそう思ってんならどっちも悪いってことでいいじゃねえか。 血も、ああ、あえてもらおうとは思わねえよ。 ( 人があまりにも混乱していると、それを見るものは逆に落ち着く、というそんな現象であった。 片手で頭を抱えながら、この話題はこれで止めだ、と手で制しさえして。 ) ま、お互い危ない身だ、そろそろ俺は行くとするぜ。 狩人は吸血鬼以外には容赦するかもしんねーが、俺の追手はどーも、怨恨からきてっから割となりふりかまわねーしな。 ( す、ときびすを返して、クリスはその場を離れ始めた。 またな、と再会を確定するような言葉をのこして。 ) [Sat 25 Feb 2006 22:11:10]
◆ヴァリス > ―――え、あ、いや・・・・。そんな大きな声で言ったら・・・・(途端叫びだした相手を見てヴァリスはおろおろし始める。両手を不恰好に彷徨わせて、右見て左見て)――――それで食ってるかもしれないけど、その――(おろおろ)別に俺が巻き添えになるのはいいけど、貴方が巻き添えになったりしたら――(おろおろおろおろ)別に非難とはしないし、その大変だと思うし、むしろ悪いのは俺のほうじゃ――。というか、そんな身で探すのも不謹慎だと今更気づく自分が更に恨めしいというか――(おろおろおろおろおろ)(支離滅裂発言全開中のヴァリスはおろおろと慌てたりする)(おろおろしすぎて咥えていた煙草が路地裏に落ちていく・・・・)えーと、それで、危険ですよー。みたいな。えーと、血とかほんと、もう血縁者関係でお前ベジタリアン的な血だろとか思われるかもしれないですよー。ほんと。えーと、どうしたらいいでしょうか――。じゃなくて、あー、なに考えているかわけわからなくなってきたっ(がしがしと頭を掻き、)えーと、なんというか自分的には血液わけるの大賛成なんだけど、結構これで一分一秒危険な――みたいな?(いや、わけわからないし) [Sat 25 Feb 2006 22:04:55]
◆クリストファー > …………………ええいっ! 悪かったな! そんなうじうじすんじゃねえっ! ( 言葉を見つけられない相手に、爆発したのはクリスだった。 それも、謝罪という形で。 ) あーもー気にすんな! 単なる過失でしかねーし、生物学的にゃ確かに吸血鬼なんだ、くそったれなことに。 ( くそったれというわりに、自身に対する嫌悪も何もなかった。 むしろ、それは、そのくそったれと思う感情は、自分以外の吸血鬼に向けられているものらしい。 ) わかってる、わかってるから気にすんな。 だけどあいつらだってそれで食ってるんだ。 憎かったりもするだろ。 だからそれはしょうがねえんだよ。 まあそりゃ、あれだ。 一緒にいるんだからあんたが巻き添えになるってこともあるし、それが怖いっつーのもあるよな、うん。 あんたが逃げられても俺だけ殺されたりしたら、後味悪ぃし、一緒にいたってことで後々世間体も悪くなるだろーし、あーもう、なんつーかその、ほんと気にすんな。 むしろあんたが俺を非難するがわなんだっつの。 ( クリスは、がりがりと頭をかいて、出てこない言葉の代わりのように、無駄に多くの言葉を並べた。 ) [Sat 25 Feb 2006 21:55:27]
◆ヴァリス > ―――――、(言葉に棘がある。なんというのだろう。そう、敵意・・・・なのだろうか)・・・・・・・・・・・・・・・・・(睨みつけられる。なんだ、これ。 と思った一瞬後には答えが出る。仮説だけど)(つまりは、まあ、吸血鬼じゃないとか。吸血鬼の間の子とか。もしかしたら、吸血鬼なのに吸血鬼の自分を認められないとか・・・・・。いや、仮説多すぎだ)ごめん。気を悪くしたなら。ただ、その、危険だから・・・・、(あいつらは、人間は、そんなことを気にしないで攻撃してくる。個人じゃなくて、種族を見てくる。いや、それだけじゃないけれど・・・・。怖いんだ。)(利己的かもしれないけど、もし、この場で監視しているかもしれない狩人が居て、彼が狩られたとしたら、自分のせいで――)(たん、と屋根を蹴る音)―――――。いいけど。俺がそうするのは・・・・(ただ、人間は。 狩人はそう見ないかもしれない・・・。いや、見ない)それでも・・・・・(続く言葉が見つからない。 どんな言葉を言おうと、ヴァリスは、彼を――。 吸血鬼として扱う言葉しか浮かばないからだ) [Sat 25 Feb 2006 21:48:32]
◆クリストファー > ( 話を聞きながら―――瞬間的に、好意的な印象が消えた。 ) …………同属、だ? 同属だとかぬかしたか、おい。 そいつは吸血鬼のことを言っているのか、吸血鬼のくそったれのことを言ってやがるのか。 ( ぎり。 奥歯をかみ締めて、いまいましげにクリスはにらみつけた、 これでも割と、抑えているほうだ。 ) 狩人に監視されてるだ? 奴らに目ぇつけられるとは大変だがな、は、安心しな、25年間こっちは三重に追われてんだ、いまさら気にしねえ。 ( 不機嫌そうに眉を寄せながら、クリスはげしげしとスラムのもろい屋根を蹴りつけた。 ) ―――俺を、この俺をあんな奴らと一緒にしないでくれよおにーさん、わかるかおにーさん、吸血鬼と俺を同属扱いするなよおにーさん。 [Sat 25 Feb 2006 21:39:29]
◆ヴァリス > ――――うれしいことだけどね。それは。だけど―――(申し訳なくて、申し訳なくて、申し訳なくて)(力の無い自分が恨めしく思えて・・・・・。)(思考を切り替えさせるように一度首をゆっくりと振る)―――さいですか。まあ、いいけど。俺は(人探しを)星見を続けながらでいいなら・・・(それでも、ここまで痕跡が無いのなら、スラムには居ないかもしれない。 だとすれば、何処に居るというのだろうか? 血はどうしているのだろうか? 様々な疑問が浮いては沈むが、答えは得られない。町の何処にいるかを聞かなかったのは本当に知らないほうが、自分から漏れることを不安に思ったからだ。よもや、自白剤などは使わないだろうけど)・・・・・?(首を傾げる。 どうにも歯切れの悪い言葉としばしの静寂の後、)(その言葉はすんなりと事実に結びつく。もしかしたら、違うかもしれないけど)・・・・・・・(その言葉を聴いて、ヴァリスは額を叩いた。 トントン、と人差し指で二度)・・・・・・献血はしない性質で。いや、ほんと、自分人間じゃないので、ほんと献血にはならないよ、っと(と、長い言葉をゆっくりと紡ぎながら、辺りの気配を窺う)(それで、)冗談は置いといて、(自分達以外の気配が無いのを確認してから、)なんの悪い冗談だろう。探していたけど、違う同属を見つけるなんて・・・・。まさかこれは、ってそれはいいとして(念のため、もう一度気配を確認してから、)残念だけど、貴方が俺の思っている通りの種族なら、離れたほうがいい。俺は、もしかしたら狩人に監視されているかもしれない身だから(と、小さく、言うだろう) [Sat 25 Feb 2006 21:33:04]
◆クリストファー > 別に、悪いことじゃないと思うぜ? 甘さは致命的だが、そういう奴に限って、補ってくれる辛目の奴が傍にいる。 ……でもま、嫌なら直しゃいいだけだがな。 ( 本質にかかわるようなことを、たやすく言ってのける。 嫌ならば止めればいい、直せばいいと。 できたならば誰も苦労はしない。 ) 話し好き、か。 まあ、なんつーか…………俺も人間だ。 たまにゃ寂しくもなるのさ。 そこにあんたみたいな甘い奴ってのは、そこそこ気を紛らわしてくれるんでな。 ( お互い、縁があったんだろうさ。 クリスは笑って、そんな自分の言葉を吐き捨てた。 縁なんて言葉は、本当はきらいだから。 ) ん? いやまあ、なんつーかだな…………どっちでもあるが、まあ、その………。 ( クリスは苦虫を噛み潰すような顔をした。 奥歯をかみ締め、ひとしきり自身のプライドを押さえつける。 それから、会話を停止させるかもしれない言葉を、つむぐのだ。 非常に屈辱的な。 ) ………あんた、血を分けてくれないか? [Sat 25 Feb 2006 21:20:42]
◆ヴァリス > ―――俺は、優しい人じゃない。うん、甘いのかな? ほんと、嫌だけど、ほんとに・・・・・(苦笑気味に苦く呟き、)人の価値観なんて人の数こそ、それこそ星の数こそ違うから。うん、まあ、それを面白いと思える貴方はずいぶんと話好きなのかな?(という感想と予想。ちなみに当たったことはめちゃくちゃ少ない。どれくらいかというと、凍らせたいくらで作ったいくらご飯が美味しいという人間を見つけるほどに(いや、わけわからないし))えーと、それで、貴方はそれを話すために近寄ったのかな? それとも、屋根の上に居る人間が珍しかった?(それとも、他の目的があるのだろうか。 それはわからないけれど。) [Sat 25 Feb 2006 21:13:56]
◆クリストファー > ふぅん………。 ( クリスは最後までしっかりと聞いて、そして少し考えた。 ぽんぽんと会話できないのが短所で、自分の言葉を捜すのが長所だ。 ) ふぅん………あんた、優しい人種だな。 いや、甘いのかな? ま、いいんじゃねえか、そーゆーの。 そーゆー落ち着いた考えかたっつーか、安定した考えかたっつーのは、割と世間に好かれるしな。 ( うん、とひとつ伸びをして、クリスはそんな風に評価した。 ) しっかしよ、確かに世界ってのは小さいかも知れねえな。 でっけぇところまで見たら、確かにめんどいしな。 ―――だが俺は、世界と違ってそんな小さくねえんだ。 だから俺とあんたは違うし、だからこそ面白い。 ( 世界よりも自身の価値を至上とする、傲慢な思考だった。 そして、その違いを否定とするのではなく、むしろ違うからこそ認めると、クリスは考えながら。 ) [Sat 25 Feb 2006 21:06:53]
◆ヴァリス > (立ち上がり、ヴァリスはゆっくりと紫煙を吐き出した。 煙草を一度叩いて灰を落とし、清聴)なるほど・・・・(つまりは、まあ、そういうことらしい)(吐息を一つ吐き、)(とりあえず、)あまり、ないですね、そういうのは。俺は、特にこれといって世の中に認められたいわけじゃないですし。そうですね、つまるところ、俺にとったら認めるのも抱えるのも自分を取り巻く世界であればいいんですよ。そこらへんに転がっている有象無象でいいです、俺は(世界に対して、自分を排他する世界に嫌悪を抱くことはあるけれど、)世界なんて、小さいものかもしれませんよ? 大きなところで見ようとすると、疲れますし。俺は、自分の周りの小さな世界に存在できればいいです。うん、たぶん(うーん。もしかしたら、言いたいことがうまく言えなかったのかもしれない。口下手な俺・万歳)だから、うん。誰かに知ってもらいたい、というのはあるかもしれないです。でも、そこまで強くは思わないかも、きっと(たぶん、だけど) [Sat 25 Feb 2006 21:00:44]
◆クリストファー > ( ゆっくりと立ち上がる姿を、クリスは視界の隅で、しかし集中の中心で、眺めていた。 決してその雰囲気は、くつろいでいなかった。 おそらくは、いつも。 ) 月見だ? あんなもん見てどーすんだ? あ? あんな高ぇところから見下ろして見下して、俺らの命なんぞ運命なんぞ先行きなんぞ、十把一絡げ束売りのもんでしかねえと思ってそーなあんなもん。 ………だから俺はあれに喧嘩売るんだよ。 わかるか? 現実的じゃねえのもしょうがねえ。 言ってみりゃ月と、それによく似た概念自体に挑戦してるんだ。 お前さんだって思わないか? いつか自分の存在をこの世に認めさせてやりてーとか、そーでないにしても、誰かに知ってもらいたいとか。 ( 初対面でかつ限りなく怪しいくせに、なんとも馴れ馴れしい態度だった。 そしてかつ、横暴な口調だった。 唇の端を皮肉気にゆがませながら、月をにらんで。 ) [Sat 25 Feb 2006 20:45:37]
◆ヴァリス > (堂々としているけど、それでいて姿勢は正しくしている。 ・・・・・、なんか、スラムに無理やり放り込まれたとか、そんな印象。根っからのスラム人とかじゃないような気がする。という感想は心のうちにとどめておく)まあ、そうですけどね。ここは、よく見えますから(星も、月も、空も、人も)(さて、三メートルという距離をどう考えよう。 初見の相手だ。とりあえず、座ったままというのは態度が悪い気がするし、用心のためにも立っておこうかな。 そう、思ってヴァリスは煙突に背を預けたままの形でゆっくりと立ち上がろうとする)・・・・・・・月?(見上げる。ことはしない。ただ、怪訝そうに首を傾げた)・・・・・・・・・(む、むぅ)(流石に、「犬ですか、貴方は」なんて何処かの女錬金術師風に言いそうになったのを止めた)(それにしても、あれか。童話か何かであったような気がする。 月に喧嘩売る犬。あれ、狼だっけ?)なんというか、それもかなり現実的じゃないというか・・・・・(ぽりぽり、頬を掻き、)月に喧嘩売って、どうするんですか? いや、えーと。なんだ? なんと言うか。つまりは、月を眺めてたんですよね? 星見じゃなくて、月見という・・・・(という、解釈の仕方をした) [Sat 25 Feb 2006 20:40:28]
◆クリストファー > ( 常に誰かに対して軽度以上の警戒をしているクリスにとっては、その程度の緊張は緊張にも入っていなかったらしい。 全然これっぽっちも気にせず、俺様神様仏様、な堂々っぷり。 ) 星見? ああ、そうかそうか、そんなロマンチシズムにあふれた行為っつーかまあ単に綺麗なもんを見るっつー行為もあったな。 ( クリスはそんなわけのわからないことを言いながら、怪訝そうな彼の隣まで、歩いた。 隣といっても、3メートルは距離を置いたが。 ) 俺の場合は、そんな受動的なもんじゃねーな―――ほれ、あの、あの月だ。 ( 空に穴の開いたような月をさして、クリスは笑った。 ) あれに喧嘩を売っていた。 [Sat 25 Feb 2006 20:28:48]
◆ヴァリス > ・・・・・・・・・・(唸った。 緊張するのが馬鹿だったのかもしれないとかそんなことが走馬灯と見せかけて実は全然走馬灯らしくない一瞬で脳裏を過ぎ去った)・・・・・・・・・スモーカーかー。うーん。ついでに言うなら、あれだ。薬中予備軍かも(と、語尾のほうは結構小さくなっていたけど気にしない)(そう答えて、ヴァリスは煙突の横から顔を出す。口元には新たに火を点けた煙草が紫煙を燻らしている)(ちょっと、燻らすの使い方間違えたかも)・・・・・星見・・・・・・ですか?(近づく姿を見つめながら、)自分は、そうですけど(怪訝そうな顔を隠しもせずに、問いかけるだろう) [Sat 25 Feb 2006 20:24:44]
◆クリストファー > ――――おぉい、そこのスモーカー。 ( 声は、くそ生意気そうな声だった。 よりにもよって、初対面の相手を単なる喫煙者呼ばわり。 相手の視界には入らない、やや後方からの登場であった。 ぼろぼろのイブニングに、これまた薄汚れた本人。 しかしそうみすぼらしい格好をしながらも、背筋はきちんと伸び、姿勢自体は悪くない。 なんともちぐはぐな。 それが、歩み寄りながら、声をかけた。 自身の存在を誇示するかのように、堂々と。 ) [Sat 25 Feb 2006 20:18:21]
◆ヴァリス > (煙草の火がフェルターに近づいて嫌な音を立てた)(煙草を煙突に押し付けて消す)―――薬、本当に麻薬とか手に出さないと不味いかもなぁ〜(今はまだいい。けどいつか。そう遠くない未来には、麻薬に手を出さないと落ち着けないかもしれない。ほんと、精神病んでますよって感じだ)・・・・・・・・・・、(吐息を一つ吐き、煙草を取り出そうと懐に手を伸ばしたところで、)(動きを止める)(今、足音聞こえた気がするけど・・・・・)(ヴァリスは気のせいか、それとも現実のことなのか判断に迷う。 現実なら用心しなくてはならないだろう。ここはスラムなのだし、それに、まあ)(いや、屋根の上って結構怪しいよなー。というか、吸血鬼とか悪魔とか聖職者とか結構走り回ってるような気がするけど。俺は別にどちらでもないよ? とか、何故か心の中で弁明)・・・・・、誰か、居る?(ぽつりと漏らした言葉は小さく、か細く、緊張を含む)(隠れれば違和感で済むだろう。その程度の感覚。 何も居なかった、勘違いでした。それで終われるだろう。) [Sat 25 Feb 2006 20:13:27]
◆クリストファー > ( 屋根に上るということは、割と目立つし、逃げにくいことなのだけれども――クリスは、高いところが好きだった。 そしてまた、そういった奇特な人種が自分だけでないことを、今日、知った。 ) …………んだ…? ………あー……ま、期待はしないでおくか。 ( そろそろ血が足りないと感じてきてはいるが、こんな屋根の上でたそがれる人間が、血ぃくれますかはいどうぞ、なんてさらに不思議な会話をするとも思えない。 だがなんとなく、屋根の上をゆるゆる歩いて、クリスは先客に向かっていった。 ) [Sat 25 Feb 2006 20:06:23]
◆ヴァリス > ――――あれかな。最近、ちょっと疲れてきたかな(考えが少し危ない方向を向いているような気がする)(頭を掻く)そんなこと、ないよな・・・・・。別に、戦える力が目立つってだけで、ペンに力が無いというわけじゃないよな(本は図書館に買われたり、貴族に買われたり、お金がある人しか手に入らないものかもしれないけど。 それでも、問いかけることが出来る。 色々と、命の尊さとか、そういうの。 あとは友情とか)・・・・・感傷的に、なりすぎてるかな(頭を掻いて、溜息を漏らした) [Sat 25 Feb 2006 20:02:20]
お知らせ > クリストファーさんが来ました。 [Sat 25 Feb 2006 20:01:30]
◆ヴァリス > (見上げた夜空は幾度と無く見た星空。季節が巡ろうと、去年見た星空である。 どこか感慨深いものがあり、ヴァリスはほぅ、と息を漏らした)―――俺は―――僕は―――自分は―――何がしたいんだろうな(背を預けた煙突は冷たい。 煙草の先が燃える音だけを聞きながら、ヴァリスは目を瞑る)――――――迷惑野郎もいいところだよな。助けようとして逆に――たくさんの人に迷惑を掛けて(目を開ける。 変わらぬ夜空に目を細める)――――『ペン(ってなにさ)は剣よりも強し』なんて言葉があったけ――(星を掴むように、ヴァリスは手を伸ばす。 なんでこんなことしてるんだろうな、なんて自嘲気味に思いながら、)―――あんな言葉。嘘だよな・・・・・(傭兵辞めて、人を殺すのが怖いなんて言って、お金を稼げれば家族を助けられるなんて――)(自己満足)―――――やっぱり、力がほしいよ・・・・・・・。ペンじゃ、誰も救えない・・・・(苦しい。 自己納得させて、結局そんなことは無理だった。 いくら人が寄り集まった集団の世界でも、どんなものだって暴力という名の力の前にひれ伏している。ちょっと違うかな。暴力というのが、この世界ではより上位に近いのかもしれない。)(ヴァリスは高い視点の世界で見える限りの範囲を見渡す)(こうして平穏で、平和そうな町でも――)(街中で血が流れていないわけじゃない。 まだ、この世界で生きるのに、力は必要か・・・・)(今更、自分にどうとかできるわけじゃないけど。これは、あれだ。戦える人に対する、僻みと言うか、嫉妬だ。どろどろとした、黒い奴。我ながら、嫌な奴だと思う) [Sat 25 Feb 2006 19:57:30]
◆ヴァリス > (焚き火で暖をとる路地の人達とは違い、煙草を暖代わりにする。ヴァリスは、ほぅ、と白い息を漏らした後、夜空を見上げた)―――、一日探しても張っても見つけられないとなると・・・・・・・(夜空に浮かぶのは満点の星空。 思いはここにあらず、ヴァリスはここで会った一人の少女を思い出す)(あの時、ちゃんと謝っておけばよかった。 いや、謝るというよりも――。今の心境での言葉を、言っておけばよかった。 などとヴァリスは思う)――――。言えれば、いいけど(不確かな靄のような自分のこれから。 これからどう思って、どう動いていきたいか)(溜息を漏らして、それを確実に想うためにも、屋根を一つ蹴る)(頬に当たる風に眉間に皴を寄せ、隣の屋根に跳び――)―――ッ!!(失敗しかけた。 慌てて伸ばした右手が屋根の縁を掴んだ。 よっこらせ、と左手を気遣いながら屋根の上へとのぼり、煙突――かもしれない――に背を預けて、星を再び見上げる) [Sat 25 Feb 2006 19:41:40]
◆ヴァリス > (スラムに流れる風は冷たく、路上にゴミを掻き集めて出来た焚き火は明るく、活気がいくらか乏しい、そんな場所)(春の足音が聞こえてきそうな季節ではあっても、風は冷風。頬に当たれば切るような寒さに身震い一つし、コートの襟を引き寄せて口元を隠す。 しかし、何時までもそうしているわけにもいかないので煙草を咥える事にする。火を点けて、遠くの屋根を見つめる。)(視線は彷徨うように流れて、屋根の上を走る人影を探す)(というか、なんですか。結構皆々様屋根の上好きな物好き多いなと思うのは自分だけだろうか? まあ、自分もその一人なんだけど) [Sat 25 Feb 2006 19:34:20]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『――――屋根の上』 [Sat 25 Feb 2006 19:29:45]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが退室されました。 『「羊頭狗肉かぃ」 半眼でツッコめば…お代わりの串を一本、手にとって』 [Thu 23 Feb 2006 17:40:56]
◆フェン・メイフォン > … 肝心のお店はどぉ用意する。行っておくけど、あたしが寝泊りしてる部屋は… 借家で居候だから無理なんだよ?(暫し、溜息を吐き散らしながら項垂れていれば… やがて、顔を上げてそんな問い掛け。 ソレを投げれば、その少女は「じゃあ… 屋台」と言葉一つ。 ソレを聞けば、困った様に頬をカリカリと掻いて…) 屋台やるにしても、結構高いらしいからね… 屋台とか準備とか(廃材で屋台作るにしても…と、困った様に吐き出す。 其の姿を晒せば… 少女連中は暫し…じっと彼女を見据え―― 「羊肉と偽って犬肉串屋」 と、何処かとぼけた言葉を一つ) [Thu 23 Feb 2006 17:39:39]
◆フェン・メイフォン > ……… ぁん(っと、そんな顔で彼女達を見詰めていれば… 不意に、少女の一人が口にするのは 「自力で仕事して稼げば良いんじゃない?」とか言う言葉。 それに、言葉を返された当人は、暫し怪訝そうな顔を向けているも… 他の少女達は「頭良いなー!」とか「凄い天才!」とか、そんな賞賛を彼女らへと向け…) … で、ためしに聞くけどどんな仕事よ(… そんな賞賛の雨あられの中に立つ少女へと…続けて言葉を投げれば、当然の様に返されたのは「料理屋さん」と言う言葉。 その言葉を耳にすれば…あぁ、やっぱりか――と、ガクリと頭を項垂れさせ…) [Thu 23 Feb 2006 17:34:12]
◆フェン・メイフォン > …… ハクジョーモン(その肉を咀嚼し、飲み込めば… またジロリと睨む視線を送って、そんな言葉をボソリ。 吐き出してみるも、周りで他の串へと齧り付いてる少女達は、可笑しそうな笑みを浮べた侭に視線を逸らし… 「犬肉ねーさん強いから、頑張れるんじゃない?」 とか、無責任な言葉もポツリ) …… そぉだと良いんだけどさぁ… 何て言うか…仕事が、ねぇ(掲示板にある仕事は、長期家を離れる鮑位しかないし… と、先ほどの言葉を漏らした少女へと言葉を漏らせば… また串の肉を一口。 咀嚼しながら、暫く少女連中をぶすーっとした様な顔で見据え…) [Thu 23 Feb 2006 17:25:56]
◆フェン・メイフォン > ……… ねぇ、この広い街の、町外れの中から… たった一軒の家を自力で探すのって、どれだけの労力だと思う?(と、炙った犬肉串を手に取りつつ、少女達へと言葉を掛ければ… 返されるのは「多分一生無理」「運が良ければ見付かるんじゃない?」「しらなーい」とか言う有り難いお言葉の数々。 ソレに、ガックリと項垂れれば… ジロリと睨む様な視線を彼女達へと向け…) 分かった。アンタらに聞いたあたしが馬鹿だった(… そんな、不貞腐れた言葉を一つ。 ソレと、最近すっかり癖になった溜息を吐き出し、ゆるゆると頭を振るえば… さっさと、誰かに取られる前に串に刺した肉へと齧り付き…) [Thu 23 Feb 2006 17:15:52]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが来ました。 『そろそろ焚き火の熱に暑さを感じる今日この頃。それでも肉を炙る火を少女連中と囲んで…』 [Thu 23 Feb 2006 17:12:09]
お知らせ > クロコさんが帰りました。 『その後の顛末がどうなったかは別のことで。』 [Thu 23 Feb 2006 04:34:12]
お知らせ > 紅眸のナニカさんが帰りました。 『そして、ソレは闇夜へと消える。』 [Thu 23 Feb 2006 04:33:39]
◆クロコ > (暫しの警戒の後、完全に姿を見失ったと思えば)一回・・・・・工房に戻ろうか。(ナイフを鞘に戻せば持った手をそのまま袖の中に入れて。それはもう一度襲撃してきた場合に即座に使えるようにとの考えからで)「カラン・・・・カラン・・・」(疲れを示すように軽く抜けた音がスラムに響く。)(工房に望む人が居ればと思いながら帰路についた。) [Thu 23 Feb 2006 04:33:01]
◆紅眸のナニカ > ――――― やっべやっべェ… 二対一だっての忘れて、ついつち深追いしそうになっちまったぃ(やがて… 警戒する様にその場に留まる彼らに聞こえない所で、紅瞳のソレ… その実は飢えた怪異でも何でもない、小心者のバケモノは… 人語で、そんな事をぼやき、塒へと戻ろうとするだろう… 時折、後ろから彼らが追走してきてないかを警戒する様に、チラリチラリと確認する様に振り返りながら… ) ―――――…… ルゥゥーン… ヤァァアー…(最後に一際高く、声を鳴らしてやりながら…) [Thu 23 Feb 2006 04:24:59]
◆クロコ > (均衡がどれ程続いたかを知るすべは無いが、その終焉は不意に訪れて。リスクを考えてなのか、それとも単なる気まぐれか。次こそはと狙っているのか舌なめずりをすれば、構えたままの刃と拳を尻目に怪物は自分達から離れていくようで。)(鳴き声一つが響けば遭遇した時と同様に自分達から離れていく様で。こちらはハンターでも戦士でもない単なる一般人、それを不用意に追いかける必要性はどこにも無く。怪物が立ち去った後も暫しそのままの状態で警戒を続けよう。) [Thu 23 Feb 2006 04:16:47]
◆紅眸のナニカ > ―――――……… (暫し、警戒するのか狙い時を探るのか… 或いは臆したのか、均衡を保った侭に…ピクリとも動く事無く、ただただ瞳を細めていれば… 今度、後退るのは…紅瞳の方。 屋根の上、ジリジリと… スラムの家屋群の只中へと消え様とする様に後退していけば、細めた瞳で舌なめずり一つ…し――― 直後、反転) ―――――…… ルゥー…ン ヤァ…… (その声を置き捨てながら、まるで飛び跳ねる様な感じの歩調で、ヤケにあっさりと逃亡を図ろうとするだろう。) [Thu 23 Feb 2006 04:10:07]
◆クロコ > (普段のクロコならばここまで冷静さを保っていなかったであろう(前例があるし)。しかし、今彼が獣に立ち向かおうとしているのは、この場所に彷徨い込んだやも知れない想い人と隣で主の指示を待つゴーレムのおかげなのだろう。(単純に精神力があがったからかもしれないが))(怪物がゴーレムを狙っていたのならば、逃げていた方が好都合だったのかもしれない。材質が木と言っても怪物には致命傷となりうる攻撃は出来ぬであろうし、常人よりも強固な拳を持つゴーレムの一撃は怪物にとって十分な脅威になりうるため、交戦すれば怪物の追跡を強制終了させれたかもしれないためであって。)・・・・・?(自身は刃を、ゴーレムは己の拳を構えて待っていたが、怪物は警戒をしているのかピクリとも動かず。)楔さん・・・・あっちが来るまで動いちゃダメですよ。(ゴーレムの斜め後からそう命令を告げて。一連の行動は怪物からすれば予想外のアクションであろうか?今の一人と一体対一匹のこの状況は百獣の王であるライオンが、草を食むバッファローに鋭い角を向けられた時と同じなのであろう。ただ、実際の所クロコとしては其処まで考えていないし、目前の怪物をこれ以上刺激しないで出来るならばそのまま帰って欲しいという考えから出た行動で。)(相手が攻めに転じてこない限りは、ずっとこの均衡が続くであろうか?) [Thu 23 Feb 2006 04:02:17]
◆紅眸のナニカ > ―――――…… フゥゥ…ッ(着かず離れず。 焦らす様に急かす様に、何処か追い立てる様に… ソレは彼らを追い続けていれば… 不意に、失速を始める片方の人影。 必然的に紅い瞳は…その、遅い方へと… まるで、其方が狙いやすい弱者であるとでも認識した様に、定められ―――……) ―――――……… ゥゥ…(狙いを定めれば…次にソレは、屋根の上で足を止めて飛び掛ろうとする様な姿勢を取…… とうとした時だった。足の速い方が踵を返して遅れている人影の方へと戻り、それから片方は拳を… もう片方は刃を構えて此方へと対峙したのは。 紅い瞳は、暫し… その彼らの姿を眺める様に視線を送っていれば… 不意に、スゥっと…細く、細く細められ――― 暫し、対峙した侭に微動だにせず…) [Thu 23 Feb 2006 03:45:11]
◆クロコ > PL訂正:「長時間は知る」→「長時間走る」に訂正を [Thu 23 Feb 2006 03:38:04]
◆クロコ > (クロコの掛け声を合図に始まるのは、狩る獣と狩られる者のチェイスレース。時折怪物の方を見てみるが、距離は開きも縮みもしていない様で。野生の獣は少しずつ追い詰めていくという話を聞いた事があるが、まさに自分がその状態なんだろうか?そんな言葉が頭の隅によぎる。ふと、後を見ればゴーレムが徐々に失速しているようであって)あっ・・・。(しまった!と思ったのは後の祭り。このゴーレムは長時間は知る事が出来ない事をど忘れしていて。踵を返せばゴーレムの傍へと向かう。今の状態ならばゴーレムを囮に逃げる事もできたかもしれないが、そんな事をしても追撃されないと言う保障はないし、何よりも自身が創ったそれを囮にするというのがクロコにはできず。)これは・・・・本当にまずいね。(ナイフを鞘から抜き取れば、それを逆手に持って怪物と対峙する姿勢をとって。)楔さんもキツイだろうけど、あれを追い払うまでもうひとがんばりしてもらわないといけないみたい。(その言葉にゴーレムは拳を軽く前に構えて。追ってくる怪物が此方に向かってくるのをじっと待ち構える。) [Thu 23 Feb 2006 03:37:12]
◆紅眸のナニカ > ――――――…… ゥゥゥッ…(瞳を大きく見開いた侭、屋根の上を歩く姿勢を変えぬ侭… そして、彼らとの間の距離をほぼ一定に保った侭、それはジリジリと前へと進み… 彼らを追い続ける。 屋根の上から見開いた瞳は、禍々しく闇の中で輝けば… その中心、瞳孔であろうか… ソレがスゥ…っと猫の様に拡大し… ) ―――――…… ルゥゥーン… ヤァァーッ(直後、彼らが走り始めるれば… ソレも、一声上げてから屋根の上を器用に飛び跳ねる様な感じに、走り始めるだろうか。 走る度に、シャカシャカと背中のタテガミの様な突起を揺らし鳴らし… 屋根と屋根の隙間を飛び越え… けれども、彼らとの距離は離そうとせず… けれども、これ以上接近はせず…一定の距離を保とうとするだろうか。其の姿は…何処か奇妙な…或いは、獲物を追い立てる獣の様な感じに…?) [Thu 23 Feb 2006 03:17:13]
◆クロコ > (無謀の顛末が怪物との遭遇とは滑稽な話と言うべきか。首を傾げたりしていたかと思えば、先程視認した瞳が大きく開いて。犬が敵に噛み付く前の様に唸る声を上げて此方へと近づいてくる。)まずい・・・・よね・・・・。(恐怖に鼓動が早くなるが、ここで冷静さを失ってしまえばさらに危険な状態に陥ると自分を落ち着けさせようとして。)(そちらとの移動速度が変わらないのであれば、距離の詰まらない鬼ごっこが暫し続くだろうか?後退を続ける途中、懐に入ったナイフを取り出して。)走って・・・・逃げれればいいんだけどね。(走って振り切れる相手でもないと思うが、少なくとも今の状況よりはマシだと考えて。)それじゃ・・・・走るよ!(その声と共にゴーレムと共に怪物とは反対の方向へと走り出す。目指す当ては無いが、とりあえず人か何かがいれば化け物も下手に手を出さないかもしれないなんて期待からでた行動で。) [Thu 23 Feb 2006 03:08:32]
◆紅眸のナニカ > ―――――…… ルゥーン… ヤァー…(紅く、そして異様に大きな瞳が、ジリジリと後ろへと下がる二つの人影の姿をじっと見据える。 見据えながら、屋根の上で蹲っていた身体を起こし、その首を軽く傾げる様な仕草を見せ――… そして、其の瞳が、不意に… 大きく開かれ、た ) ルゥゥゥ… ッ(直後、ソレが漏らすのは威嚇する様な唸り… そんな音を漏らせば、ソレは屋根から降りる事無く… まるで前傾姿勢のカンガルーの様な格好で、彼らが後退する方向へとソレも進んで行くだろう。 じりじりと、後を追う様に… ) [Thu 23 Feb 2006 02:50:09]
◆クロコ > (警戒を続けるクロコとゴーレムに届くのは奇怪な鳴き声で。少なくとも今までに聞いた事のない鳴き声であるそれは、スラムの怪異か何かだろうか?)・・・・・・。(眼鏡越しに捉えたのは、これまた奇怪なシルエットとカエルの様に大きく血の様に赤い瞳二つ。間違いなく化け物である事は確かである。)楔さん・・・・・とりあえず僕と一緒に後ろに下がりましょうか。(屋根の上にいる化け物から逃げる準備をするための命令を告げて。ゴーレムと一緒にじりじりと数歩下がって相手の様子を伺う。) [Thu 23 Feb 2006 02:43:02]
◆何かの気配 > ―――…… ルゥーン ヤァー…(木が擦れる音が一つ、物音少なきスラムの道へと響き渡れば…直後、不意に気配が現れたと思われる方向から響き渡るのは、奇怪な… 犬猫とは別物であるであろう、ナニカの鳴き声。 それに混じって聞こえる… シャカシャカと、何かが擦れる様な、そんな、これまた奇妙な音…) ――――― ルゥ… ン (そして、彼が声の主へと振り返ろうとするならば…きっと スラムに並ぶ家屋の、その屋根の上に蹲る奇妙な影と、その影が備えているであろう… 瞳と言うには異様に大きい…赤く、不気味に輝く二つの光を目にする事が出来るだろう か? ) [Thu 23 Feb 2006 02:30:26]
◆黒色の外套 > (無謀と勇気は別物と言う言葉があるが、今の彼にとってはそれが無謀であったとしても出来る限りの事をしなくてはならないと言う考えだけが彼を動かしていて。)(普段ならば軽快に鳴る下駄の音も鈍く湿り気を帯びたような感じの音に変わり、まるで別人が歩いているかの様にさえ聞こえて。彼の背で従うゴーレムはかすかな音を鳴らしながら主の望むままにその背を追い続けているだろう。)「カタリ・・・・」(背後の気配に先に気づいたのは主に追従するゴーレムで。歩みを止めてゆっくりと来た方へと視線を向ける。)くさび・・・さん?(木同士が擦れ合う音が耳に入れば、音がした方に視線を向けて。突然足を止めたゴーレムは主に警戒を伝えるかの様に、主の言葉に振り向かず。) [Thu 23 Feb 2006 02:28:36]
お知らせ > 何かの気配さんが来ました。 『ふっと、その二つの人影の後方… 何かの気配がする、か?』 [Thu 23 Feb 2006 02:21:31]
◆黒色の外套 > (一人で出歩く事に対してはある程度は容認していたが、まさかこんな場所にまで来ているとは考えてもおらず。マイナス方向への思考の流れは彼の足を止めて)もしも、他人の空似じゃなかったら・・・・・。(グッと拳を握って。何をされても文句の言えない立場の存在がこの場所に安易に立ち入るということは、それこそ死に急いでいるのか?と尋ねたくなるようなものであると考えて。自身が探せれる範囲・・・・否、先程の人影が違っていたと言う核心を得れるまでその姿を探そうと決めればその場から再び歩き始める。) [Thu 23 Feb 2006 02:09:47]
◆黒色の外套 > (普段はあまり行っていない外でのゴーレムの調整を終えた帰り、どこか見たことのある後姿を追っていればいつの間にやら貧民窟の中に迷い込んでしまったようで。)どうしたもんかな・・・・。(眉を寄せれば困った表情を隠す事無く呟いて。初めてきたこの場所は彼にとって未知の世界、と言っても噂では色々聞いているので危険な場所である事くらいは理解している。)やっぱり他人の空似だったのかな。(それにしてはあまりに似すぎていたその後姿を思い出す。) [Thu 23 Feb 2006 02:00:39]
◆黒色の外套 > (雪女が蹲っていた場所より少し離れた場所、黒い外套を纏った者と藍色の外套を纏った二人組が歩いていて。黒い外套の方は時折立ち止まり、左右に首を動かして何かを探しているような素振りを見せて。藍染の外套は俯いたまま連れの者に従うように歩き続けて。) [Thu 23 Feb 2006 01:55:28]
お知らせ > 黒色の外套さんが入室されました。 『影二つ』 [Thu 23 Feb 2006 01:51:38]
お知らせ > 伽香さんが退室されました。 [Thu 23 Feb 2006 01:36:03]
◆伽香 > ( ―――やがて、 雪女は宛ら『彼』から 逃げるように。 ) [Thu 23 Feb 2006 01:35:59]
◆伽香 > ( トン 。 ――そんな 雪女を案じたのであろう、一人の男性。伽香の肩に手を触れようとした。「大丈夫か?」 そう、声を掛ける為に―― ) 『 ――… 私に、触れるな 。 』 (払い退ける、彼の手。 吃驚したように、引かれた手の先 辿れば。) ……… すまない 。 ( 困惑の色浮かべる彼に、謝罪。 ボンヤリと、其処に立ち上がり。佇んで… ) [Thu 23 Feb 2006 01:11:48]
◆伽香 > ――― ぁ 、 (初めて見る光景なのに。奇妙な既視感――『それ』は 過去の記憶。檻中の記憶を彷彿と させて。)( 伽香は、 その場に蹲ってしまう。 ) [Thu 23 Feb 2006 00:56:21]
◆伽香 > ( スラム。 )( 月灯りさえ届かぬような、荒んだ光景――彷徨い込んだ雪女は、 ) [Thu 23 Feb 2006 00:51:28]
お知らせ > 伽香さんが来ました。 [Thu 23 Feb 2006 00:50:11]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Wed 22 Feb 2006 18:11:18]
◆ハロゥタック > (籠を抱えて己も帰る。 回廊までの、ほんの数歩の帰路。) [Wed 22 Feb 2006 18:11:17]
◆ハロゥタック > (今日は何かなー、とか他人の家の晩飯を気にしては うへら と表情が緩む。其処らの子どもと大差無い。) (そしてまた、明日辺りに炊き出しの用意をしなければとも思う。) (垣根の向こう、急いで帰ってゆく子ども達の気配が幾つか通って行った。) (…見送り、) [Wed 22 Feb 2006 18:08:26]
◆ハロゥタック > (両手一杯のシーツだの服だのを藤籠に突っ込む。後は抱えて、えっちらおっちら 中へ運ぶだけ。) ――…あ、良い匂い。 (くすン、と鼻を鳴らす。) (この辺りは貧民窟とは云え、家族が成り立つくらいには余裕のある地域だ。ちゃんと夕食の時間があるのがわかる、) (ほっと一息。) [Wed 22 Feb 2006 18:02:00]
◆ハロゥタック > 最近は曇天が多 い…―― ょ いしょ ッと。 (真っ白なシーツと真っ黒な僧衣。纏めてひったくるようにして。) (厚い雲の向こうで陽は沈んでしまったのだろうか、風が冷たくなってきた。じわじわと夜の気配が近づいてくる。) (鴉の鳴き声が遠ざかってゆく。) [Wed 22 Feb 2006 17:58:13]
◆ハロゥタック > (貧民窟の一角、古ぼけた教会の庭にて。) 雨が降りそう…、 ――…でも、まァ、夜の間なら大丈夫スね。 (せっせと洗濯物を取り込む。放置が過ぎて、乾いては居るものの…風に冷やされてしまっている。) [Wed 22 Feb 2006 17:49:24]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Wed 22 Feb 2006 17:46:54]
お知らせ > アニーさんが帰りました。 『渇きは癒せなかったが、代わりに面白い物を見せてもらった。』 [Wed 22 Feb 2006 01:54:17]
◆アニー > …… クリストファー……クローヴィス……クライド………。 ( 物々しい名前。もしかして、平民では無い? ) 人では無いあなたが、人であろうとするのは茨の道ですよ。身体がではありません、心を人のままに保つのは。 いっそヒトデにでもなってしまえば楽なのに。 ( けれども、私はそれを愚鈍、馬鹿馬鹿しいとは思わない。生粋の吸血鬼て後天的な吸血鬼ではやはり考えに違いが生まれるようだが、この男の言った言葉は元の弱い人間とは違うような気がした。 これは…… 気高さ? ) …さようなら、クリス。 機会があればまた会いましょう? ( その後姿を見送らず、アニーは靴を履かぬまま反対側の方に向かって歩き出した。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:53:26]
お知らせ > クリストファーさんが帰りました。 [Wed 22 Feb 2006 01:46:09]
◆クリストファー > ( ぐ、とクリスはつまった。 言い返せない。 反論できない。 何せそのとおりだ。 懐が寒いぜと思ってしまう。 ) 当たり前だ。 吸血鬼になろうが神になろうが、犠牲者だろうがなんだろうが、それで人でなしになったってんじゃ話にならん。 そんなやつらはむしろヒトデだ。 人でなしは人だが、ヒトデは人じゃないからな。 ( クリスに在るのは、人間の誇りだ。 他の何者も許さない、人間としての。 人類としてではなく、人間としての。 ) 俺はクリストファー・クローヴィス・クライド。 それ以上であってもそれ以下じゃねえ。 ( じゃあな、と軽く手を振り、《没落貴族》と呼ばれる彼は、去っていった。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:46:00]
◆アニー > でしょうね。 見るからにお金持って無さそ…… んん。 ( 言いかけて、止めた。そういえば自分もまだ文無しだった事を思い出した。愛人に金をせびるのはプライドが許さないのだ。 ) ……… ふぅん。面白い事を言いますね。 只管本能に従うまでもなく、自分は可愛そうな犠牲者なんだと言い聞かせるまでもなく。 許せない、と――。 自分はニンゲンでありつづける、と。 ( 背を向けて歩き出すのなら、アニーはそれを追わない。吸血鬼のくせにやけに身体が弱いなとは思ってたけど。 …… ふと、アニーの心に興味が沸いた。 ) 私の名はアニー。アニー・ウィルクス。 あなたは? ( 返事はそんなに期待していない。けれど、聞き出すことが出来ればめっけもの。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:39:39]
◆クリストファー > ( 吸血鬼の誇り、か。 そんなものがあるかと問われれば、クリスの答えは否であろう。 吸血鬼の誇りなどいらない。 プライドなど飲み込んだり、捨てたりするものだ、と。 それは確かな自尊心の持ち主だからいえるのだろうが。 ) ………………そりゃ、あんたの自業自得だからな? 弁償できねーし。 …………間違いじゃない。 正確に言やぁ、人間だったくせに、人でなしになっちまう連中が許せねぇんだよ。 ( まるで吐き捨てるような口調だった。 吐き捨てるような気分だったのだろう。 大分身体も落ち着いてきたことだ。 ば、と身を離して、クリスは背を向けて歩き出した。 騒ぎすぎて、肺がきつい。 どこか休む場所を探さなくては。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:32:36]
◆アニー > ―― それは言えてるかもしれません。 ( 目の前の男よりは幾分かマシだろうが、結局自分も手懐ける事が出来た相手がその油オヤジだけだったから、仕方なくそれを吸っていたのだ。 開いた暗い口の中、そこには確かに吸血鬼の誇りがあった。……… 短い溜息を吐くと、手を放す。指先に僅かに付着した血と唾液を清潔なハンカチでふき取ると、それを床に放り捨てた。 ) ……5000エンのヒールが台無しにしてしまいました。 …おや、何ですかその眼は。 もしかして吸血鬼がお嫌いですか? ( 吸血鬼に襲われて生ける屍となった人間が吸血鬼を恨むのは判る話だ。この相手の場合、別の理由があったことなんてアニーは知りもしないけれど。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:26:21]
◆クリストファー > はっ、選り好みしてたら生きてけねーぜ。 ( そういう人間の血ばかり飲んでいるのがクリスだ。 そのせいで不健康なのかもしれないが、背に腹は変えられない。 ) ………………同属だァ………? ( ぎ、と瞳に怒りがともる。 そしてまた、その”淑女”の名にも。 クリスは吸血鬼が嫌いなのだ。 正確に言えば多少異なるが。 振り払う力もなく、無理に開かされた口には、確かに牙があった。 そしてクリスの睨みつける目が。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:21:01]
◆アニー > 脂ぎった体臭のキツイ中年の男よりは美味しいでしょう。 ( 極端な比較対象だった。普段相手にしているのがそういう男なのだから仕方ない。 ) ………ふぅん。 困りましたね、脅して見たは良いですが口を割りません。 ―― かの”淑女”は同属食いをする吸血鬼を嫌ったらしいですが――。 ( ここは彼女が戦った場所だ。そこでそんな真似をするわけにも行かない。相手のその態度からはどうにも吸血鬼臭いのだが。 アニーは徐にクリスの顔へ手を伸ばし、口を開かせようとした。牙を見ようというのだ。 体温の有無を確認した方がてっとり早いかもしれないが、最近は体温を持つ吸血鬼も居るしそれが無いからと言って吸血鬼と決め付けることは出来ない。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:15:47]
◆クリストファー > 不健康だったらぜってーうまくねーから。 むしろ不味い。 …………………生憎と、俺はそういった倒錯的なもんは門前払いなんでな。 ( ぜんっぜん大丈夫じゃない。 さすがのクリスも、頬が引きつる思いだった。 ) そいつは妄言だからだろーが。 俺のは事実だ。 ――ってちょっと待てーい! 飲むな、吸うな、喰らうな! ただでさえ血が足りねえんだぞちくしょう! むしろてめーの血ぃ寄越せっつーのこのっ! ( 襲われている側としては非常に不適切な態度であった。 ぶちのめして屈服させるにはちょうどよいかもしれないが。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:09:20]
◆アニー > だって…… その白い肌、対照的な口元の赤。正しく不健康ではありませんか。 ―― 大丈夫、病的な肌に深い禁断のエロスを感じたことはありますか? 私は有ります。 ( だから大丈夫らしい。眉一つ動かさずそのまま近づいていこう。逃げ出すならばこの距離から飛び掛る積もりだ。 ) 心で種族をニンゲンに出来るのならば、この世は神で溢れかえっていますよ。 生物的にはニンゲンでは無いと仰いましたが、では一体なんだと言うのです。 ……まあ、教えてくれなくても別に良いですけど。 血を喰らってみれば判ることです、から。 [Wed 22 Feb 2006 01:03:07]
◆クリストファー > いやいやいやいやいや、なんだそのえげつない台詞は、おい。 白くて薄かったら明らかに不健康じゃねーか。 ( 不健康代表がなにやらのたまい、口元の朱をぬぐって、しっかりとたった。 ) ああ? 生物学的にいやぁ人類じゃあねえがどう見たってこの俺様のポジティブハートは人間さまだろうが。 ( もう、なんというか、顔に似合わないものごっつチンピラな口調であった。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:56:24]
◆アニー > ( 口元を、そして指先を濡らす赤に視線が揺れ動く。誰か来てしまわないうちにさっさと済ませてしまおうじゃないか。 ) ――いいえ。 四十二と言ったらまだまだ殿方は真っ盛りではありませんか。それに貴女の白くて薄い肌、さぞかし柔らかくて美味しいのでしょ……………… んん? ( 尚も必死に逃げようとする男を追う足がひたりと止まる。距離が近づけば当然相手の顔も良く見えるだろうが、どうみても四十代の顔には見えない。どう見てもまだ十代後半のの青臭い子供だ。嘘を吐いているのだろうか?それにしては不自然な嘘だ。 ) ……………。 ( まさか。とは思うが。 私はこう見えても七十二だ。 ) ……… お前。 人間です、か? ( 疑問をそのまま口にした。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:52:06]
◆クリストファー > ( くそったれ。 もちっと頑張りたいところだが、身体はまるで言うことを聞かない。 危険すぎる女の姿を視界に映し、クリスは引きつった唇で言葉をつむいだ。 ) ま………まて、まて、落ち着け………俺もこう見えてもう四十二だ。 世間で言やもうガキの二人はいてそろそろ全盛期も終わりかって年頃だ、な? もっと若い血ー求めろっつーのな、くそっ。 ちかよんな吸血鬼っ! ( 決して頼む態度ではなかった。 できるだけ距離をとろうとするものの、壁に身を預けてずりずり移動したところで、ぜんぜん距離は離れない。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:45:33]
◆アニー > ………ッ! ッ! ( 女は身を捩り、両方のヒールを脱ぎ捨てる。四つん這いになり、女は必死に立ち上がる。距離を大分離されてしまったかと顔をあげれば―― 男は口元を押さえながらまだ目の届く範囲、すぐ近くに居た。 見た目どおりどうやら身体は余り強くなかったようだ。 甘い、荒い、そして長く深い吐息を零した。 ) … 良い子です。 ちゃぁぁぁぁぁんと待っていたのです ね。 ( ひたり。ヒールの次に石畳に触れるには黒のストッキングだ。 ひたり、ひたりとその男の後ろから近づこう。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:40:43]
◆クリストファー > ―――っうぉおお!? ( 不意に背後で物音。 ば、と振り返れば―――転倒した姿。 それでも脅威は十分だが―――気が、ふと気が抜けてしまったクリスは、荒い息をつきながら、近くの壁にぐらりと身を預けた。 口元を押さえて、ぜ、は、ぜ、は、ぜ、は、ぜ、は、げほっ、げはっ、がはっ、げひっ。 ぴ、と払った指先から紅。 ずるずると壁を頼りに何とか立って、 ) [Wed 22 Feb 2006 00:34:46]
◆アニー > ( 息を切らし逃げる男と、不安定なヒールにぐらつきながら追う女。それだけ聞けばまるで男と女の愛の物語のようだけれど、実際には吸血鬼の共食いでしか無いなんて、なんて喜劇。 二人の距離は縮まりそうで縮まらず。しかし三方向に分かれる路地で立ち止まった時、アニーはその男の肩に手を伸ばし――― ) フッシャ―――― アァァアァアァッ! ( た、が。急に足元がぐらりと揺れ、手は遠く届かず女はクリスの背後、急に地面に転がった。 アニーは何事かと足元を見るとヒールがぼっきりと折れていたのだ。思わず舌打ちの一つでも零そう。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:30:37]
◆クリストファー > ( げぇっ。 相手は確かに美しい顔立ちだったが、しかしこれでは百年の恋も冷めよう化け物っぷりだ。 ミスモンスター。 ザ・イヤーに載りそうだ。 ) ―――ちょ、ちょまっ、この……っ!! ( ぜ、は、ぜ、は、ぜ、は。 少しも走らぬうちに、クリスは息切れて来る。 肺が熱く感じる。 ええいくそったれめ、発作がおきないだけまだましだ。 一歩進むごとに大幅に体力を奪われる心地で走り、そして三叉路に出会ってふと躊躇して。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:24:12]
◆アニー > ( 「カツ」というヒールの音が「ガッ」という音に変わる。それがクリスの背後、ガッ ガッ ガッ ガッ、と何度も鳴る。 ……走っているのだ。ヒールの先端が石畳を抉り、ヒール自身も抉れて行く。 ただ、ヒールを履きながら走るというのは物凄く難しい故に簡単には追いつけぬかもしれないが――。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:20:47]
◆アニー > ( それが口を大きく開けても尚、笑みすら浮べぬ鉄面皮の女の顔なら尚更だっただろう。否、幾分かその瞳には熱が宿っているのだが。 ) イエエエェェェェェスゥゥゥゥアイアアアアァァァァァアムゥゥゥゥゥァァアア―――――。 [Wed 22 Feb 2006 00:20:32]
◆クリストファー > ( ―――ぞっ。 それはなんともいえぬいやな感覚であった。 ………特に、男として。 不安定に、しかし尋常でない速さに見える歩き方で、女が迫ってくるというのはどうにも、美的センスとしても生理的なものとしてもいただけない。 おまけに、うっかり見ちまった牙だ。 ) ―――てっ、てめえ吸血鬼かっ!? ( 吸血鬼の血をすったことも吸われたこともないが―――あまり気分がよさそうなものではない。 ぎり、とそのとがった歯をかみ締めて、クリスはきびすを返して走り始めた。 吸血鬼狩りよりもよほど恐ろしいわ!などと心中叫びながら。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:12:31]
◆アニー > ( ちょっと色白で病弱そうだが、この際若ければ何でも良い。。 アニーと呼ばれる女は暗い心の底でそんな事を考えている。いい加減飽きが来ていたのだ、愛人の男には。 …勿論、相手が同属だと見抜けずに。 最初はゆっくりだったヒールの音が加速し、まるでヒステリックに歩き回る女のよう。カツ、グラグラ、カツ、グラグラ。勢い良く石畳を叩くものだから、不安定なヒールは左右に揺れた。 ) とっても とっても 良い。 ( 呟く言葉が聞こえたのか、そんな言葉を漏らしながら口が大きく開かれ、唾液でぬらりと光る牙を見せた。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:08:09]
◆クリストファー > ( 沈黙が数秒以上続いたあたりで、クリスは再度壁から背を離した。 ナイフの一本でも持っていればまるで何の躊躇もなくそれに手をかけたところだが、生憎とナイフも剣も金もない。 ここまで他人を信用しない人間というのも珍しいだろう。 悪質なほどに。 ) ………………………よくねえな。 ( ぼそりとつぶやくクリス。 舌なめずりには気がつかなかったが、剣呑剣呑、なんて悠長につぶやいている気分でもない。 瞬きしないことに気がつかなかったのは、吸血鬼の相手など少ないからか。 再度クリスは、女を睨んだ。 ) [Wed 22 Feb 2006 00:03:28]
◆アニー > ( 暫くの間訪れる沈黙。暫くと感じたのは気のせいで、本当は数秒だったのだが。 ) …そうですか。 ( しかし、今度こそ沈黙は”暫く”訪れた。進行を促された女はそれから歩みを再会することは無く、じっとクリストファーを見つめるのだ。 …一瞬も眼を離す事無く、まるで死んだような眼で、瞬きすらしない。色白の顔に浮かんだ黒い瞳が、ぽっかりと空いた穴のように。 ……長身の女は一瞬、舌なめずりをした。それが相手に見えるだろうか、それとも見えないだろうか。どちらでもいい、長身の女は道に沿ってでは無く相手に向かって真っ直ぐ歩き出す。あの機械的なヒールの音が相手に向かっていく。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:59:30]
◆クリストファー > ……………。 ( クリスはしばらく、その冷たい表情の女を睨むように見据えていた。 しかし数秒もしないうちに、また、壁に背を預けて、ふん、とひとつ。 ) なんでもねえよ。 ああ、なんでもねえ。 ( そう、投げやりに言葉を放った。 警戒すべき相手ではあるが、特別に警戒すべき相手ではない。 そう判断したらしく、いまだ癖の取れぬ貴族さのしみついた手つきで、進行を促した。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:54:14]
◆アニー > ( そこで漸く女も目の前にある気配に気付いた。ヒールの足音が止まり、穏やかな(しかし湿っぽい)風はローブの重みを揺らす事無く、外装はそれと同時に止まる。 ……チンピラだろうか。それとも浮浪者だろうか。此方が女だと知ってちょっかいを出そうか否かの判断を下そうとしているのだろうか。 やや顔を隠すように垂れ下がった外装が上向きになると、冷たい表情をした女の顔が覗かせる。 ) …………… 何か。 ( 睨む視線にそんな言葉を投げかける。別に行く手を阻まれた訳でも声を掛けられた訳でも無いが。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:49:21]
◆クリストファー > ( ――む。 高らかな足音に、クリスは眉根を寄せて壁から背を離した。 しかし警戒するのは、足音の方角ではなく、その逆の方角であった。 一方に注意をそらし、死角から攻める、それは没落後に散々やられた手だったからだ。 ―――しかし、その気配もない。 いや、クリス程度の感覚では見抜くのも困難だが。 それよりもいまは音の主かと考えて、クリスはそちらに視線を向け、それからゆっくりと見えてくるその姿に、やはり眉根を寄せた。 スラム住まいにしちゃ随分綺麗な身なりだ。 ふむん。 視線はまるで睨むよう。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:44:02]
◆足音 > ( それは革靴の底が叩く音より高く、女物のヒールの音だ。それは丁度角を曲がった先の正面から。それは一定の間隔で。 ローブを身に纏った細身の女性がスラムの闇の中、足音を隠しもせず堂々と歩いている。 ……女は久しぶりの墓参りの帰りであった。さっきまで手にした花も、今はもう持っていない。女はスラムの闇を恐れない。何故なら人間では無いから。 やがてその姿は壁に背もたれる相手の眼の届く範囲にやってくるだろう。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:38:28]
◆クリストファー > ( ぶぇっくしょん。 寒くもないのに、くしゃみが飛び出た。 ) うぅむ…………なんか知らんが、やたらと今日は、視線を感じるな。 ( なんてことをぼやきながら、ふう、と見知らぬ廃屋の軒下で、壁に背をもたれさせて一休み。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:36:28]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『石畳を踏み、叩く音が近づいてくる。』 [Tue 21 Feb 2006 23:35:33]
◆クリストファー > ( 没落しようが堕落しようがいっそのこと墜落しようが、クリスとしては道先が多少変更になる程度で、あまり関係はない。 しかし、実際こうして没落してみれば、なんとなくはわかる。 どうすればシンプルにスムーズにストレートにパーマにいやいや、パーマは違うな、ともかく、自分の目的地にむけてどうにか舵を向けられないかって考える必要がある。 ) 諦めるっつーのがこの俺様の唯一にして最大の欠点だからな。 こればっかりは改めにゃならん。 ( 一度の敗北で不可能だと断じるのは間違っている。 そりゃたまたま運が悪かっただけにすぎない。 まあ、そう考えられるようになったのは最近だが。 曲がり角を右に。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:34:41]
◆クリストファー > ( クリスは、スラムの薄暗い路地を密やかに歩きながら、ふん、と鼻で笑った。 当初はいまいちそいつがわかっていなかったのだと。 ) ―――そいつが俺の敗因だな。 ( もしもその運の占める絶大なるウェイトを知っていれば、識っていれば、ここまで堕ちることもなかっただろう。 いや、堕ちたからこそいまのクリスがあることを考えるとそれも運のなす業かもしれないが、やはり現状は敗北以外の何ものでもない。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:24:23]
◆クリストファー > ( たとえどのような生まれであろうと、たとえどのような育ちであろうと、最終的になにもかもを決定するその瞬間、運が多大なるウェイトを占める。 もちろんのことながらそれは確たる信念と耐えざる努力、そして最低限の結果が出せて始めて、の話だ。 たとえ人類最強の赤色だろうと、絶対矛盾の薄紫だろうと、じゃんけんしてみれば三回に一度しか勝てないものだ。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:14:47]
◆クリストファー > ( 必要なのは確たる信念と耐えざる努力。 そして多大なる運だ。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:11:23]
お知らせ > クリストファーさんが来ました。 [Tue 21 Feb 2006 23:10:34]
お知らせ > レイ・シェリダンさんが帰りました。 『金がないとか言っていたから…この店で干し肉を買って、艶子にプレゼント』 [Tue 21 Feb 2006 21:04:45]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『( それから文字通り、たらふく平らげた。 )』 [Tue 21 Feb 2006 21:03:34]
◆レイ・シェリダン > ああ、いいぜ。今度はゆっくりとお互いの動きを、な(手合わせも嫌いじゃない、本気でと言われたら本気で命のやり取りになってしまう極端さはあるけども)ま、いくらでもやり方はあるさ。どういう風に強くなるか、楽しみにしてるぜ?(強くなってくれるのは嬉しいことで・・・自分にも刺激になる)ああ・・・そうだな・・・って、急がなくても逃げやしねぇだろうし、よ(なんていいながらも歩きは早くなって・・・) [Tue 21 Feb 2006 21:02:38]
◆艶子 > もっと強くなったらまた手合わせしような!… 今度は本当に手合わせで。 ( 一度殺されかけたのを思い出す。流石に本気でやりあおうと言う度胸はまだ無かった。 ) うむ。そんじょそこらの傭兵には負けないぐらいの力はある筈だ。 ……まあ、それもスラムや暗黒街じゃ足りないくらいなのかもしれないが。 ( 多分、これ以上の筋肉は自分の身体には付けられないだろうと思う。これから先は技術でカバーしていかないといけない。 ) 匂いを嗅いだら余計に腹が減ってきたな。 ほらレイ、早く行こうよ! ( レイの大きな手を取ると、まるで親を急かす子供のように店の扉へと引っ張っていった。 ) [Tue 21 Feb 2006 20:57:33]
◆レイ・シェリダン > ああ、色々挑んでみるといいさ・・・色々なことが判ってくるから、よ(良くも悪くも、ななんて言葉は飲みこんで笑って…そればかりは口で言っても伝わるものじゃないし、艶子は聞いたから剣を置くタイプでもないから、実際やってみるのが一番と)ん・・・、どうだかな、あたし見たいのが力あるのは当然と見られるが…艶子も力あるし、そっちの方が驚かれたりとか、な(要は見せ方だぁななんて笑って)…ああ、いい匂いだぁな(いい店を知ったなんて笑みを浮かべて…どうしてこの店を知ったのかそんな話とかで盛りあがるだろうか) [Tue 21 Feb 2006 20:49:31]
◆艶子 > 数を沢山踏んできたレイが言うと説得力あるな。私もそろそろ腕に自信も出てきたし、臆せずに挑むことにするよ。 …勿論、無茶もなるべくしないように…。 ( 無茶はしないと言いながら真っ先に蔓の悪魔に切りかかっていった人間が行っても信用されなさそうだ、が。 ) 私もレイみたいにでっかくなりたい。でもイエロティアは小さいのばっかりなんだよなぁ。 ( 身体が大きい人は強そうに見えるだけでなく、実際に強い。武器一つ振るわせて見ても威力が全然違うのだ。 鎧は叩かれて小気味の良い音を立てる。それに大して「おうよ」と笑って返すのだ。 ) ん。そうだな。 そろそろ見えてくるよ。 ( 貧しいスラムの住民の鼻には毒だろうか。肉料理屋特有の香ばしい匂いが漂ってきて。 ) [Tue 21 Feb 2006 20:42:37]
◆レイ・シェリダン > まぁ、想像力が豊かって事にしとくぜ(マゾなんじゃないか?なんてあんまりにもあんまりな解釈はとりあえず口に出さずに)まぁ、それこそ場数を踏んでみるこった、そうすればはったりにも信憑性出てくるしな。艶子は外見ではったり効かねぇし、な(自分と同じやり方じゃダメだろうし、意外と効果が出たりするやり方もあるだろうしとそんな話)下手に考えるよりぶち当たるのも策だし、な。死なない程度に頑張れ、な(カンッ!といい音を響かせて艶子のブレストアーマーの背中の部分を手の甲で叩くようにして…モノがいいのはその音でもわかるようで)ま、金がねぇのは首がねぇのも一緒だし、な。とりあえず飯にしようぜ(にっと笑ってたっぷりの肉を、殺伐としたお店で…はったりの実演もかねて?) [Tue 21 Feb 2006 20:35:45]
◆艶子 > 私も傭兵だから痛い思いはしてきてるけど。 実際に見るのより聞いたほうがダメージが大きいんだ… 何でだろう。 ( レイの笑みに唸りながら。 ) ん、そうだなぁ。強かったら確かに必要無いか。 まぁ、自分より強い相手に対して言葉巧みに翻弄するような展開は結構好きなんだけどね。 ( どちらかと言うと、やはり自分は翻弄されてしまう方なんだろう。はったりが言えるようになるのも良いが、はったりに騙されないようになるのも大事だ。 ) …… や、その……うん。 ( 良い方に介錯してくれた事を知れば感謝したい気持ちになっただろう! ) うんっ。 ご馳走になるよ! まあ、私も結構強情だけど本当に駄目そうな時は頼るぐらいの機転は持ってるからサ。 [Tue 21 Feb 2006 20:27:41]
◆レイ・シェリダン > ん、こーいう話は苦手か?(にぃっと弱点見つけたような笑みを浮かべて、やめろといわれたら言わないけども…と言うかもう十分に言ったとも言う)まぁ、あくまではったりだからな…そんなんが必要にならないに越した事ねぇし、な(そこまで追い詰められないのが一番というのは理想論…、コロセウムははったりと言うか役作りというか)……そこで、黙るなよ(頭の中で酒を飲んで暴れてその間に財布をすられたと勝手に理解をすすめながら…)ま、いいさ。じゃあ、今日のうちにたっぷり食い溜めしとくんだぁな。ああ、あたしの塒、教えとくから、よ(安易に人に頼らないところに笑みを浮かべ…それだから不安な部分もあったりするけども) [Tue 21 Feb 2006 20:20:47]
◆艶子 > うわあぁぁ。 いたたたたた。 止め!止め!それ以上言うな! ( 思わずぞわぞわーっと寒気が走る。傷口を焼く応急処置の方法は知っていたけど、それをやられたら堪らない! ) ふむん。自分がまず騙される事か。敵を騙すにはまず味方から、みたいだなぁ。 今度やってみるよ。 ( コロセウムではパフォーマンスも必要だし、レイは自ずとその技術を身に付けたのだろう。興味を持ちつつ結局まだ一度も行ってないが、コロセウムに行くのも良い勉強になるかもしれない。 ) ……………………。 ( 途端に言葉が途切れる。曲解すればの話だが、酒飲んで裸で暴れたのは間違いでは無いような気がする。 ) 好意は嬉しいが、だからこそそのお金は借りれないよ。切羽詰ってるとは言えまだ手段は残ってるから。 …でも飢え死にしそうになったら頼るかも…。 [Tue 21 Feb 2006 20:13:54]
◆レイ・シェリダン > 焼いた鉄で傷口やいて・・・な(それが応急処置、しっかり首に傷跡残ってるが、今はマントを羽織っているからそうも見えないだろうが)はったりが見破られるってのは厳しいわな…、コツ・・・ってーか、その自分が言う言葉にまず自分が完璧にだまされるこった…信じて疑ってなければどうどうと言える、人をだますにゃ自分から、な(少なくともあたしはコロセウムじゃそうしてる、なんてあっさりばらして…それがはったりと言うかはともかくも)人として恥ずかしい事なんて限られてくるしな…、それでなかったら酒飲んで裸で暴れたとかだろうけど、艶子はんなことしねぇだろうしな(そこまでいくと人として恥ずかしい以前の話だが)ああ、助かる、案内よろしく、な。で・・・金なら貸せるけど、よ(真新しいガントレットと鎧を見て…これに散財して生活費の事忘れちまってたんだろうなぁなんて想像して) [Tue 21 Feb 2006 20:07:02]
◆艶子 > く、首か。一歩間違えれば致命傷だな……。 ( 首や急所を狙うのは当然の事ではあるのだけど、思わず自分も何故か首の辺りがむず痒くなって。 ) はったり…か。 そういうのもきっと戦いの技術の中に入るのだろうなぁ。私ってばそういうの、やっても何故かすぐ見破られてしまうんだ。…何かコツとかあるの? ( 例えば私が切りかかる際に奇声に近い声をあげるのも相手を怯ませるという意味でははったりに近いものになるのだろうが。場数を踏んできた相手に対しては効果は薄い。 ) ……か、勘が良いなレイは…。 借金まで行ったワケでも賭博が原因でも無いけど、確かにお金の事だよ。 ( むぐ、と痛いところ突かれたように。 ) うん。この先に上手いステーキが食べられるところがあるんだ。 ( そう言うとレイの前を歩き出した。 ) [Tue 21 Feb 2006 20:00:09]
◆レイ・シェリダン > あたしも首掻っ切られた後の治療で世話んなったしなぁ…(思い出すだけで首周りが寒くなる気配に軽く肩をすくめて)まぁ、はったりくれぇはできるようになっといた方がいいと思うけど、な(はったり上等がコロセウムのお約束)んー・・・、拾い食いして腹を壊した・・・とかじゃなさそうだけど、な。博打で負けて借金でも作ったか?(元気そうなそんな様子にとりあえずあてずっぽうに)ああ、いくら食ってもいいぜ・・・ってか、艶子は店知ってるか?(首をかしげて…店を案内してもらおうと) [Tue 21 Feb 2006 19:52:50]
◆艶子 > うん。 まだ一回も実戦やってないけど、動かしている分には違和感無い。 ( レイの方もコロセウムに復帰出来たと聞いていたので毒の方はもう回復したのだろう。 ) …… ち、父上は嘘とか誤魔化し方とか教えてくれなかったからな…ッ。 寧ろ、そういうことするとゲンコツだった。 ……レイはそんなことしないよね? ( 不安に思って頭に載せられた手に一瞬ビックリしたが、それがレイの挨拶代わりのような手だと知って安心した。 ) ……多分、言える相手なんて居ないよ……。人として恥ずかしいことをしたぞと言っておく! ( 肉、脂のたっぷり乗った肉。 途端に空腹感を覚えて立ち上がり、歩き出したレイの後を追う。 ) 言っておくが今日の私はたらふく食べるぞー! 強くなるには肉だからなっ! [Tue 21 Feb 2006 19:45:58]
◆レイ・シェリダン > ん・・・腕は大丈夫みたいだぁな(共に突入して生きて帰ってきたが、自分以上に重傷だった艶子の腕を思い出すようにして…。自分も怪我が多いし魔法治療を受けたのも一度や二度じゃないから治るとは思っていたが、頑丈そうなガンとレットを装備して動けるくらいだから完治したのだろうと)・・・嘘を突くとかごまかすとかは下手だよ、な。あたしに言えねぇってモンなら別に聞かねぇけど、よ(そう言うところは本当に不器用で、笑って軽く戯れに艶子の頭を押さえつけるようにして)ああ、そうだな。肉食いにいこうぜ、たっぷりと肉でもよ(どっかにそう言う店あったよな…なんて、記憶を漁るように…基本的に変わり映えのしないルートをたどるばかりなので知ってる店の量は少なくて) [Tue 21 Feb 2006 19:38:07]
◆艶子 > ( 些細な事なんだと言おうとして些細な事じゃ無いんだとか言ってる辺り、動揺が見て取れるだろう………ッ。 ) [Tue 21 Feb 2006 19:33:46]
◆艶子 > ( 此方は部分鎧にガントレットという格好。夜警の途中だったのだが、夜警をしてるとレイには言ってなかったので少し不自然に見られてしまうだろうか。 ) ……だ、大丈夫だ。些細な事じゃ無いんだ。 ……解決は出来る、うん。 大丈夫。 ( 何処か自分に言い聞かせるように。そうだ、仕事を請けて報酬を貰えば何の問題も無いのだ。 ) ……だから退院祝いの方を! や、その…。 ( 確か退院したら飯を奢ってくれる約束だった。お金が無い私は腹一杯食える機会が次に訪れるのは仕事を無事こなすことが出来てからだろう。そんな思いからついがっついたような態度を見せてしまったが、やっぱり少し見っとも無かったかと思ってしまった。 ) [Tue 21 Feb 2006 19:30:57]
◆レイ・シェリダン > (革鎧こそ着てないものの厚手の服にマント、武器(今回はポールアックス)に道具袋を括りつけたそんな闘奴が家具が積まれた小山で打ちひしがれてる風貌な艶子の元へと歩いて…)ああ、やっぱり艶子だぁな(遠目からで姿と呟きしか聞こえてなかったせいもあって改めて確認して…自分の言った言葉に口篭もる艶子を見て)…本当になんかあったみてぇだぁな(頬を掻いて…、嘘をつけないのは似たようなものではあるが、こちらから聞く事はしないけども…)退院祝いの約束、果たそうかとも思ったんだけど、な(艶子が今抱えてる問題の解決が先か?なんて様子で) [Tue 21 Feb 2006 19:24:34]
◆艶子 > ( あれから家に戻って、兄ぃと顔を合わせるのは何だか気まずかった。 一方通行の片思いなんだから、それがどうなろうが何も変わらない筈なのに。その一方で昨日の肌の感触を思い出してしまうのだ。熱くて、蕩けて、ステキな時間。 あれが本当に人を抱く、抱かれるという感触なんだろう。今までの男どもは要するにヘタクソだったわけだ。 身体を売るのを一度は嫌った私が誰かを買うことに対して余り嫌悪感を抱かないのは、結局の所私も同類なんだ。私を買っていった男達と。 ) ………あ。 レイ。 ( 顔をあげれば、そこには見慣れた姿が。ばつの悪そうな顔を逸らしつつ。 ) ……あ、その。 …ありがとう。 べ、別に失敗だなんてそんな…… こと……。 ( 歯切れは悪く、もごもごと口ごもった。 ) [Tue 21 Feb 2006 19:17:21]
◆レイ・シェリダン > (なんて失礼な言葉を投げかけて…、塒から鍛練場へと行くルートの一つで通りかかった広場で何やら打ちひしがれているような様子)よ、退院おめでとう、な(軽く手を上げて…暫く様子を見ていたが何やら後悔の呟きしか聞こえない為冒頭の台詞となったらしい) [Tue 21 Feb 2006 19:14:53]
お知らせ > レイ・シェリダンさんが来ました。 『・・・今度は、何の失敗をしたんだよ』 [Tue 21 Feb 2006 19:11:37]
◆艶子 > ………働こう。 ( それが一番良い。 確か丁度、鮑を取って来いという依頼があった筈。それを受けるとなると暫く夜警の方は出来ないし、家も留守にするから兄ぃとアレックスには連絡を入れておかねばなるまい。 二人とも私の事は信頼してくれているから、特に何も聞かれはしないだろうが聞かれたら私はとても挙動不審になるに違いない。 ) ………… 情け無い。 ( がっくりと肩を落とした。 ) [Tue 21 Feb 2006 19:06:40]
◆艶子 > ( ヴァリスにつき返した一万がとても惜しく思えてしまい、それを打ち消そうと激しく首を横に振る。 あれは借りた金だ。借りたものは返さねばならない。あれはあれで良いんだ。 そして徐に懐から取り出すのは蟲王記念金貨(さっきから何度も手にとっては懐に戻していた)。恐らく一万エン程度にはなるだろう、売れば取りあえず来月の給料日までは持ちこたえる事が出来る。 ) ……いや、これは私の勝利の記録。あくリルカ様… ストレイ… ヴェルセリオス… レイ… ……名も知らぬ身形の良い少年(CV:菊池正美)。これに手をつけてしまえばあの茹だるような熱い夏の日、共に火花を散らした豪の者達を侮辱することになる。 ( そしてまた金貨は懐に仕舞われる。 ) [Tue 21 Feb 2006 18:58:19]
◆艶子 > ( どうしてこんな事になったか。答えは単純明快、酒場で奴隷と戯れたからだ。 アレックスが聞いたら絶対眉間に皺を寄せるだろう、兄ぃが聞いたら深い深い溜息の音を聞けるだろう。だから私が今とってもピンチな状況は誰にも話していない。というか話せない。 ) ………なんてかっこいいんだ私。500エンだぞ500エン。 ちょっと中々無い数字だぞこれは。 ( スラムじゃ文無しなんて珍しく無いだろうが、一応私はギルドに所属して傭兵という仕事を持ち日々の生活には困らない身分であった筈。それがこの体たらく、どうしよう本当に。 ) [Tue 21 Feb 2006 18:49:39]
◆艶子 > ( 500エンで人は何が出来るだろう。残飯を再利用した不味い飯なら一、二食ぐらい食べれるか。 十枚の鉄貨と四枚の銅貨をちゃりちゃりと鳴らし、諦め悪くもう一度財布を開いてみた。……やっぱり500エンだ。 周囲を家の壁と続く何本かの道に囲まれた見晴らしの悪いちょっとした広場で、打ち捨てられた家具の上に腰掛けてぼんやりと財布の中を覗いていた。 ) [Tue 21 Feb 2006 18:42:39]
◆艶子 > ………。 [Tue 21 Feb 2006 18:42:30]
◆艶子 > ( 何度見ても500エン。 ) [Tue 21 Feb 2006 18:42:21]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『…………。』 [Tue 21 Feb 2006 18:34:21]
お知らせ > ブロウさんが帰りました。 『( チンピラの平和な日常の一日。 )』 [Sat 18 Feb 2006 23:46:34]
◆ブロウ > おいコラ。 ( あぁん、と声を掛けられた相手の男が機嫌悪そうに振り返ろうと――する前に殴り倒す。 突然の事にもう一人が目を白くさせている間にそいつのがら空きな脳天に回し蹴りを叩き込む。 ) ( 予想外の攻撃を受けた人間は脆いもの。 あっという間にのびてしまった二人をもって外へのドアへと向かう。 ) ぶっとべぇー! ( そんでもって外に出たら、手に持っている荷物を思いっきり放り投げよう。 ) [Sat 18 Feb 2006 23:40:38]
◆ブロウ > ( そして久しぶりに会った顔見知りと談笑して酒を飲んだり。 下らない話が花を咲かせる。 ) ――っと。 ( まぁそんな奴でも自分の仕事はしっかりと理解している訳で。 ) ( 他の卓の酔っ払い二人が突然殴り合いを始める。 罵声の内容から考えると女を寝取ったなんやらの話でそうなったようだ。 ) たっく。 ゆっくり酒ぐらい飲ませろっつうの。 ( 見当違いの不満を言いながらその場に近づいていく。 ) [Sat 18 Feb 2006 23:32:41]
◆ブロウ > ……どれくらいだったっけ? ( 冗談でもからかっている訳でもなく本気で覚えていない。 ) ”……もういい。 聞いた俺が馬鹿だった。” ( 大体2、3週間に一度ぐらい来て無理矢理用心棒してやるとか言ってただ酒飲んで仕事の金貰って帰る迷惑な客――と一息に言いたくなるのをマスターはぐっとこらえる。 ) なんだよ。 訳わかんねぇなぁ。 ( 不平を述べるもそれは黙殺されて、安物の酒を出される。 それを受け取ると何処かの客に混ざろうかと店内をブラブラしはじめた。 ) [Sat 18 Feb 2006 23:20:37]
◆ブロウ > ”……何がだよ突然。” ( 馴染みの酒場で用心棒のお仕事中。 そこのマスターとの会話中に唐突にそんな事を言ったチンピラへの返答。 ) 決まってんだろ。 ここに来んのだよ。 ( 一ヶ月も入院していたのでその間は当然ここに来ていなかった。 その事を言ったのだが―― ) ”――お前普段どれだけ此処にきてると思っていやがる。” ( 不味いと評判の料理を作りながら呆れつつマスターは問い掛けてくる。 ) [Sat 18 Feb 2006 23:13:28]
お知らせ > ブロウさんが来ました。 『しっかし久々だよなぁ』 [Sat 18 Feb 2006 23:08:44]
お知らせ > クリストファーさんが帰りました。 『( 大うつけの道であった。 )』 [Fri 17 Feb 2006 21:11:43]
◆クリストファー > ………ふん……………好きなだけ哂っていやがれ。 てめーにだきゃサインなんぞやらねえ。 ( 正に不遜。 正に不敵。 お先真っ暗一寸先は谷底で、救いなど全然ないくせに、クリスは堂々と堂々と、闇の向こうへ歩いていく。 全ての道はローマに通じるというが、はあ? 知るか、俺様の道は無限の大宇宙を突っ切ってんだよとタンカ切りそうなくらい。 ) [Fri 17 Feb 2006 21:11:18]
◆クリストファー > ( 煌々と哂う月を見返すために、クリスはまず、歩き出した。 探さなければいけない。 生き延びる方法を、もっと確実な方法を。 半端な不死身じゃクリスは満足できないのだ。 家の連中全員に、この世界の全員に、そしてあの月の野郎に、忘れられないぐらいクリストファー・クローヴィス・クライドって存在を刻み付けてやらにゃならん。 ) [Fri 17 Feb 2006 21:01:28]
◆クリストファー > ( この地上でいつまでも足掻くように這いずる吸血鬼など、あのお月様にとっちゃ十把一絡げ一束いくらの値打ちしかないんだろう。 いいや、もしかすると、足元のアリ程度にも思ってやしないのかもしれない。 ) ………っけ、見てろよ。 いつかお前さんが目を離せないぐらいに、高々と飛翔してやる。 ( ちっぽけなちっぽけな、虫けらのようなゴミくずのような吸血鬼が、ごみためのような町で、届かぬ月に喧嘩を売った。 ) [Fri 17 Feb 2006 20:51:17]
◆クリストファー > ―――ああ……っくそ………今日も月が哂ってやがる。 ( 今にも崩れそうな廃屋の屋根の上。 吸血鬼は独り、闇をかき抱くようにして、忌々しげに月を見上げた。 ) [Fri 17 Feb 2006 20:41:06]
お知らせ > クリストファーさんが入室されました。 [Fri 17 Feb 2006 20:39:56]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Fri 17 Feb 2006 18:58:52]
◆ハロゥタック > (自然の雨の代わりに、水を降らせなければならない。) あそうだ如雨露…。 (そして蝋燭の唸る裏口の扉を開けて。) [Fri 17 Feb 2006 18:58:50]
◆ハロゥタック > (空はひっそりと晴れて居る。) たまにはザアーッと降って来ないスかねェ。 (天気続きは悪くない。悪くないけれど時々不安になる。) (未だ冬の空気を引き摺っているような、乾燥した風に。) [Fri 17 Feb 2006 18:55:09]
◆ハロゥタック > (聖水を撒けば早いだろう。が、花壇に塩水をぶっ掛ける訳には行かないから。) (蟲の触覚か何かのように指先で土を ちょいちょい と突付きながら、) (「よっこいせ」と立ち上がった。…ぱすポス、と手を叩きながら、辺りを見回した。) (後どうしようって。) [Fri 17 Feb 2006 18:51:38]
◆ハロゥタック > 一応、異常無し…。 (土を摘んでみた。指先にゾワゾワと来る感じは無い。) (原因の 元 は破壊済みなのだから、派生した瘴気などは時間が経てば何とかなるとは思ったけれども。) ――…。 (安堵か何か。溜息が零れた。) [Fri 17 Feb 2006 18:44:49]
◆ハロゥタック > (――教会裏手の花壇前。) (しゃがみ込んでいる後姿。) [Fri 17 Feb 2006 18:39:41]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Fri 17 Feb 2006 18:35:42]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが帰りました。 『餌になりそうな生ゴミ探しつつ、ゲフリ 何度も溜息を』 [Thu 16 Feb 2006 16:51:45]
◆フェン・メイフォン > いや、コレは晩飯であって、今のは昼飯――… (だから食べないと体力が… と、続ける前に「別に一食抜いても死なないでしょ?」との、少女連中のお言葉。 その言葉に、そりゃそうだけど…と、ガクリ項垂れつつ、溜息一つ吐き出せば… ゆるゆると首を振るい――) …… もう一度、狩ってくる。(――犬の後ろ足を掴んで立ち上がり、そんな事をボソリ。 其の背中に返される、ガンバレーとか言う声援に…ガックリと肩を落とせば、心底泣きそうな表情でフラフラと路地の裏へと足を進めて行き――……) [Thu 16 Feb 2006 16:49:57]
◆フェン・メイフォン > ……… いやさ、あたしコレでも昔は(自称)元、食医だったんだよ? ほら、ソレってインテリさんって事じゃ…(「けど、ソレって、実は自称なんだよね?」 犬肉串を攫った少女に、即座に言い返されれば…うぐっと言葉に詰まりながら視線を彷徨わせ…其の間に、次々と少女達の手によって焚き火の傍から持ち去られて行く犬肉串達。 ふっと、気が付けば――) ってか、あんたらさ…あたしの分も食べた?(―― 肉は全部、既に少女連中の腹の中。 ジロリと彼女達に睨む様な視線を向けてやれば… 少女達が指差すのは、フェンの傍らの手付かずでグッタリしている犬一匹。自分と、それと同居人の…今夜の晩御飯 ) [Thu 16 Feb 2006 16:45:19]
◆フェン・メイフォン > マテコラてめぇら。 あたしが勉強するのが、ソンナに可笑しいか(そんな、少女連中の失礼千万極まりない言葉に、半眼になって視線を向けてやれば… 少女の一人は「だって犬肉姐さんだし」。 別の少女は「だって、犬肉姐さんってバリバリの武闘派でしょ?」 とか言う有り難いお言葉。 ソレに、犬肉串に伸ばしていた手でバシバシとスラムの地面を叩けば――) あたしは、これでもインテリ派だっての! まったく、人をナンダト――(口走るのは、非常に疑わしいお言葉。 当然、少女連中も疑わしげな表情を露にすれば…「だって、クソ重い樽とか軽がると持ち上げるし」だの「インテリさんは犬とガチの勝負しない」だの… チャッカリ、フェンが手を伸ばしていた犬肉串を横から掻っ攫いつつ、ボソボソ) [Thu 16 Feb 2006 16:37:53]
◆フェン・メイフォン > …… 眠ゥ… (と、気だるそうにボヤキつつ、焚き火に炙った犬肉串に手を伸ばす偽少女一匹。 ソレを見遣る少女に「犬肉ねーさん、どーしたの?」 とでも問い掛けられれば、気だるそうな笑みを浮かべ…) ちょっと最近、図書館で勉強をね(…そんな言葉を返す。 返せば、焚き火を囲む少女連中が浮べるのは―― 意外だと言う様に、そして酷く驚いた様な様子の表情。 そんな顔で、口々に「明日は雪だ」やら「犬肉姐さんが壊れた」だのと、ボソボソと口に出し――) [Thu 16 Feb 2006 16:32:33]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが入室されました。 『「あふっ…」 少女連中と、何時も通りに焚き火を囲みながら、不意に欠伸を一つ』 [Thu 16 Feb 2006 16:28:04]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Thu 16 Feb 2006 16:00:21]
◆ハロゥタック > (…とりあえず花壇の浄化をしなければならなくなった。) (聖水以外の方法で。) [Thu 16 Feb 2006 16:00:19]
◆ハロゥタック > 燃えたって大丈夫でスよ、骨は残りまスから! (洒落にもならん。 魔界の生物が生えてきたら配管工を探そうと思った。) (そして、) ――…。 (コインですって。) 貴方の血を付けて遺跡に返しに行ったら呪いは解けるかもしれませんね! (去る背に云ってみたが、) (彼には血とか、) …………無理か。 (だから骸骨のままなのかなって思ったのは冗談のように。) [Thu 16 Feb 2006 15:59:51]
お知らせ > カロンさんが退室されました。 『遺跡で拾ったヘンなコインがあんだけど、今度それもー…』 [Thu 16 Feb 2006 15:54:18]
◆カロン > (無理矢理落としとこうと思う。)やめろォォ!俺が熱い気がするだろ!(パパーとか鳴きながら。土管から生えるのは、確実に魔界の植物であると思われる。パックン属ファイアパックン。) [Thu 16 Feb 2006 15:53:41]
◆ハロゥタック > (今時の小学生はゲームに愛が無いなあ!と云うオチ。…オチ?) カロンさんそっくりの花が咲いたら一本ずつ丁寧に燃やして差し上げる…。 (陰鬱に。若しくは緑色の土管から生えてきそうなのに育ったらどうしようかと思った。挙句、火を吐いたりとか。) ――…、 (身元証明…そう云えば最近は厳しいのだったか…。彼の姿ではギルドも加入出来ないかと思うのも遅く。) ま、まァ、外へ行くにも帰るにしてもお気を付けて…、――…? (首を傾げた。) [Thu 16 Feb 2006 15:49:46]
◆カロン > (アグレッシブに物に噛み付く草とかが出そうなので、ちょくちょく見に来ようと思った。その元凶たる元呪いのラッパを懐に仕舞う。)んじゃ、俺ぁ帰るとすらァ。 …あ。(踵を返して立ち止まる。) [Thu 16 Feb 2006 15:46:49]
◆カロン > (カロン殺したー?やらねーよそんなの!小学生に嫌われる始末。)何が駄目だ!呪いを浴びて俺みてーになれるなら、花壇だって本望だろうぜッ?(しゃれこうべの花。マンジュシャゲみたいでオシャレ。 突っ込むほどのボケでも無いという事でー…という土下座返し。)変な物って何だ。俺の飯の種を。食ってねーけどな。 …身元証明とかが、な…(影を背負う。) [Thu 16 Feb 2006 15:44:16]
◆ハロゥタック > (ちょっとマニアなヒトしかやらないレベル。) コレだからヒトと交流するのって素晴らしい事だと思うンでスよ花壇は駄目にされましたけどね花壇は。 (ネチネチ。 でも「セ」のボケは正直気付かなかったので土下座したいところ。) また変なもの拾ったら呪われちゃうじゃないでスか。其のたびに褒めてたらキリが無いと云うか、――冒険か、依頼引き受けたりとかなさらないンで? (そして種も今頃、浴びた瘴気と冒険中だと思った。色々と…、) …ええ、スゴイ花が咲きそうで…。 (自分が駆除しなきゃいけないのかと思うと涙が出そうだった。) [Thu 16 Feb 2006 15:39:28]
◆カロン > (ド・レ・ミ・『セ』のボケもスルーされた事を此処に記す。でもシカトされるのは慣れっこだ。)まぁ、可愛い子種にゃ旅させろって言うしなー。呪いっつー逆境をバネにして、きっとスゲー花咲かせるだろ。花壇もよ。 [Thu 16 Feb 2006 15:34:09]
◆カロン > (反則扱い!?)人で変な新発見すんじゃねーや。寧ろ呪い殺されなかった俺を誉めろ!(憮然とし、剣を収める。)ここントコ実入りがねーからなー。トレジャーハンターってのは因果なモンだぜ。遺跡のドア壊すってのに、自宅のドア一枚買えねーとは。 おう、悪ぃな。(ラッパ受け取り。) [Thu 16 Feb 2006 15:32:16]
◆ハロゥタック > (或いはバグ的な。) …禍々しいものを一年も携帯すると呪われてる感覚も麻痺してしまうのでスね…! うわあ、嫌な新発見。 (呪われて一年以上生きてる人を見たのが初めてだと云うのもあるが。) ――え、そンなに切迫してたンでスか!? (スクラッパとかすごい勢いで聞き流しながら。) …いや、まァ、何とかして家計の足しに…ど、どうぞ? (ラッパを差し出した。) [Thu 16 Feb 2006 15:28:48]
◆カロン > (どうやら聞き間違いをした模様で、)家計は深刻なんだよ、お前。ウチのドアがドアとして復活できるかって瀬戸際なんだ。こっちは! [Thu 16 Feb 2006 15:24:08]
◆カロン > (のろわれたアイテム…倒すメリット・無し。イベントとして没になる可能性が。)いや、呪われてたってのはさっき気付いたんだけどな。(遅い。 ふーん、鼻息。)出来りゃラッパとして売ってやりたかったんだけど、まぁしゃーねーか。 スクラッパ…なんつってな。ラッパだけに。 [Thu 16 Feb 2006 15:22:31]
◆ハロゥタック > (二人を倒すとラッパが手に入るとか。要らない。) ……一先ずでスね、 (咳払い。) …ええッと、 落着なのは良いンでスけど。 貴方未だ売るとか考えてたンでスか自分が呪われていたと云うのに。 (トレハンッてこう云うものなのかとは思いながら。) (ちょっと無残なラッパを見た。――もう嫌な気配は霧散したようだから、拾い上げてみた。) ラッパとしての人生は完全に終了してまスねコレはもう…。潰すか鎔かすかして金属塊にした方が未だマシではないでしょうか。 [Thu 16 Feb 2006 15:18:55]
◆カロン > …いや、ブチ壊しちまうと、値が下がっちまうだろうって。(ッギシ、足で抑えて、ラッパから剣を引き抜いた。黒い気配は、すっかり陽光の中で失せてしまったようだ。)しかししまったぜ…これじゃぁドとかレとかミとかか…セとかが出なくなっちまったな。 [Thu 16 Feb 2006 15:15:47]
◆カロン > (カロンもハロゥタックも、ちょっとしたボスクラスという事か…アリ○ハンくらいは征服できそうな気がしたり。)そもそもお前が、ラッパを受け取ってりゃこんな事には…ッ。(スパークするハロゥタックに気圧されつつ。) [Thu 16 Feb 2006 15:14:12]
◆ハロゥタック > うおあッッ?! (ドンッ、と押されてよろけるッ、) (――傍らで聞こえた金属音!) …。 ………。 (ちょっとした沈黙。) …最初からそうやって破壊していれば良かったのでは…? (髪を押さえつけつつ、ぼそりと云フ。 ラッパは横腹をカロンの剣に貫かれて。) [Thu 16 Feb 2006 15:11:41]
◆ハロゥタック > (ちょっとしたボス(★5)と云う感じ。) ヒトと許しましょうよ其処は! (宗教関係無しにッ。) ――貴方が迫ってくるから思わず力とか使っちゃったンじゃ無いでスか! (ヒトってこンなに醜いンだなと云うのを実に解りやすく繰り広げながら、) [Thu 16 Feb 2006 15:09:32]
◆カロン > うお、スゲー…!あんなの持ってて大丈夫だったたぁ、流石俺…!(自分の頑健さに感心した。まぁ種より強い事が証明されただけなのだが。)俺が放った訳じゃねーだろ!お前がぶっ飛ばしたから!(責任の擦り合い。実に醜い行為が、教会花壇にて繰り広げられた。 剣を抜き放ちッ。)どけハロゥタック!(逆手に持ち替え、)オラァ!悪魂退散ン!(突き刺し、ラッパを、破壊!) [Thu 16 Feb 2006 15:05:54]
◆カロン > (バラ○スゾンビみたいなものか…ゾンビキラーを持って行く強者はなかなか居なさそうであるけれど。)許すか!俺はパプテスじゃねーから!気持ち悪ッ!(目が血走ってる!) [Thu 16 Feb 2006 15:03:04]
◆ハロゥタック > (金色のラッパは花壇に落ちた。) うわァアアア!!! 今ので絶対種が終った!! (黒いオーラが、春に芽吹くはずだった種を腐らせて行くのが手に取るように!) ――カロンさんッ、何処に放り投げてくださりまスか貴方と云う人はァアアアアッ!! (髪が逆立つッ。比喩じゃなくてマジにだ。 パチッパチッとか周囲でスパークしている…!) [Thu 16 Feb 2006 15:01:27]
◆ハロゥタック > (不死者オーラを纏ったら其の時点で弱点が増えてしまう罠。) 彼らは一生懸命なだけでスよ許してあげて! (そして自分も今、或る意味「必死の顔」をしていた。) 掛けようとしたら貴方が突き出してくるから出来なかッ ――…、 ……、 (手から外れたラッパ…。) [Thu 16 Feb 2006 14:58:39]
◆カロン > おあッ。(聖なるイカヅチが、不死者もどきの手を打った。肘の内側を小突かれたような衝撃が走った瞬間、ラッパの力が薄れたらしい。骨の手からラッパが外れ、放物線…)…あッ。(落下地点は花壇なのか。) [Thu 16 Feb 2006 14:57:08]
◆カロン > (絵面に違和感が無いのが辛い所。いずれは勇者に倒される運命だが、人々に悪の心が有る限り略。)効くかそんなの!でもアイツ等の必死の顔が気持ち悪りーんだアレ!どこまでも追っ掛けてくるし! 聖水掛けるのはテメェでやれ!ドリャァァァ! [Thu 16 Feb 2006 14:54:53]
◆ハロゥタック > (思わず夢中で、) (――ラッパの触れる瞬間に青白い雷を其れへと叩き込んだ!) (溜め無し発動ゆえに、感電しても大した事にはならないと…思う。ちょっとピリッとくるくらいだ!) [Thu 16 Feb 2006 14:51:34]
◆ハロゥタック > (そしてゾンビとか従えて…――真っ黒な未来だ!) (トン、と胸に突き付けられたラッパに一瞬吐き気がした。 危うく彼の顔にぶちまけるトコだったが何とか堪える!) 貴方 パプテス呪術は効かないンじゃなかったンでスか! ――…いやまァ兎も角落ち着いてッ! まずはちょっとずつ こう、聖水辺りから掛けてみたりとかッ。それに僕は解呪より浄化とかそっちのが ――…ギャァアアアアアアッ!!! (飛び掛るカロン! 迫るラッパ!) [Thu 16 Feb 2006 14:50:04]
◆カロン > 離してーよ!手が切れねーの!(泣きそうになる。)お前解呪できるだろ、やれよ!俺はお前がそういうの知ってるって事知ってるんだからな!(ばっ、飛び掛る!彼の手にラッパを握らせんとし!) [Thu 16 Feb 2006 14:46:48]
◆カロン > (こういう魔力を吸い込み続けると、火山島地下に秘密基地を作るようになりかねない。ラッパめ。)俺は正座しねーよ!ラッパの音聞く以外じゃ絶対正座しねー程の男だ!(彼の胸にグイグイ押し付けつつ…)俺がお祓いされそうになったからだろうがァァ!ラーメンやらソーメンやらは聞き飽きたんだよッ! [Thu 16 Feb 2006 14:44:19]
◆ハロゥタック > …カロンさんが離したくないンじゃないでスかァ。 やだなァもう。ははは。 (棒読み。) [Thu 16 Feb 2006 14:40:44]
◆ハロゥタック > (彼の原動力たる魔力としては申し分無い量だけれど質が悪そうだ! …ラッパ。) よォオォし其れなら「赦し」について語らせてもらうンでちょっと其処に正座すると良いでス!! (バンザイのまま批判に啖呵切っても。) (そして、) ならどーしてお祓い的な事を試みなかったンでスかッ! ――…、 (…風だけを頬に感じた。) ……………。 (彼の手は確りとラッパを掴んだままだ。) [Thu 16 Feb 2006 14:40:06]
◆カロン > (ピッチングフォーム!振り被って… 投げるッ。)…(離れない。) [Thu 16 Feb 2006 14:35:56]
◆カロン > (手を捕らえんと狙う、猫の如し。じりじり、膠着状態。 すー、げっほげほ。)受け入れろよ!パプテスなんてお前、許すくれーしかしねーらしいじゃねーか!(宗教批判。)だってなんかお前、勿体ねーだろ。金だし! …(手を掲げて、)…(ぶんっ。)…(手からラッパが離れない。) [Thu 16 Feb 2006 14:35:17]
◆ハロゥタック > (「受け取りたくない」を両手バンザイで顕著にしながら、) 随分と魔力っぽい感じはするンでスけどッ! (落ち着いて! 深呼吸! …アレの前で息吸い込みたくない!) そンなもの、何処の宗教的にもアンチでスよ! (そンなものとかゆった。) なンでご丁寧に一年も持ってるンでスか! もう貴方それ呪われてませんか?! ちょっと其の辺に捨ててみましょうよ! (…。) [Thu 16 Feb 2006 14:30:45]
◆カロン > (師匠?支障。あああ!)一年とちょっと前くらいか…(思い起こせばそれくらい。)見えなくてもヤバいって分かってるから渡そうとしてんだろうがァァァ! [Thu 16 Feb 2006 14:28:26]
◆カロン > (悪のオーラが色々な面に師匠を及ぼす。ちょっと落ち着こうと思った。)いや、ホントに!(押さば引き、引かば押すのは球の動き。更に一歩、ハロゥタックに踏み込んだ。) [Thu 16 Feb 2006 14:27:13]
◆カロン > ( [Thu 16 Feb 2006 14:26:00]
◆カロン > 俺は描いてねーけどな!(目を逸らしつつ…)ホントになー1( [Thu 16 Feb 2006 14:25:58]
◆ハロゥタック > カロンさん其れ何時から持ってまスか。 (笑顔以外に浮かべるべき表情が浮かばなくて。) 見えませんか其れちょっとヤバい! 気持ち悪い! (あはは! 泣きそう。) [Thu 16 Feb 2006 14:24:30]
◆ハロゥタック > いっしょに落書きも消えてくれたら良いンですけどね! ――…ついでに其のラッパも雨晒しで勝手に綺麗になれば良いのに!! (いっそ笑った。) (差し出されると、同時に一歩引いた。こう云うときばかりは素早く!) [Thu 16 Feb 2006 14:23:33]
◆カロン > ホレ、ちっと持ってみろ。(ズイ、差し出すと、黒いオーラ的な物が尾を引いた。) [Thu 16 Feb 2006 14:22:01]
◆カロン > まぁ外なら、雨やら風やらで勝手に綺麗になるしな!(ハハハ。それは綺麗とは呼ばないが。)いや、パプテスってかアンチパプテスってか…お、あった。(ズボ、マントから取り出し、誇らしげに掲げる金色の光。)ラッパ!(邪気が…) [Thu 16 Feb 2006 14:21:35]
◆ハロゥタック > 部屋と違って外の掃除って範囲が無いでスからねェ。一日中やってる訳にもいきません、しッ。 (聖句より言い訳の方がスラスラと出てくるようになった。) ――…? 何かパプテス関連のものでも見つけたンでスか? (何だろう。もそもそ、の次に現れるものを待つ。) [Thu 16 Feb 2006 14:18:16]
◆カロン > (やがて足を止めた。)適当だなオイ。カミサマはお前、何でも一生懸命とか言うだろ。(案外スローライフなのかも知れない。修道士か神父かは。)いや、今日はお前に用事があってなー。いや、パプテスの知り合いなんて居なかったからよー…(もそもそ、服の中を探り探り。) [Thu 16 Feb 2006 14:15:18]
◆ハロゥタック > (片手に箒を持ったまま、足を止めたら何か魔女みたいに。) カロンさん! (其の姿にもう驚いたりはせずに。) いやァ、掃除って云っても今さっき適当に妥協して終らせたトコなンでスけどねッ。 ――カロンさんは今日は、お散歩でスか? [Thu 16 Feb 2006 14:11:12]
◆カロン > うおーい、ハロゥタックー。(片手をポッケに突っ込んで、兜を被ったしゃれこうべが手を振りながら歩いてきた。)掃除かー?精が出るじゃねーか。 [Thu 16 Feb 2006 14:09:02]
◆ハロゥタック > (フン フー…と、また、鼻歌の始まりそうな所で、) ――…ンや? (聞き覚えのある声に顔を上げる。) [Thu 16 Feb 2006 14:08:20]
お知らせ > カロンさんが来ました。 『お、いたいた。』 [Thu 16 Feb 2006 14:07:23]
◆ハロゥタック > ( ザザッ、 ) (鼻歌が止んだ。) まー、こンなもんスか ねー…。 (箒を持つ手を止めて、…地面を抉るだけだったような掃除に蹴りを付けた。) 後は…どうしましょ。花壇でも見てきまスかー…。 (小さな花壇は教会の裏側、――ぺっけぽっこと足の悪い馬が歩くようにのろのろと、ほんの少しの距離なのに随分と時間を掛けて。) [Thu 16 Feb 2006 14:06:23]
◆ハロゥタック > (単調な鼻歌は、歌詞を付けるなら聖歌の其れだ。 昔から、どンな意味なのか訳が解らないままに言葉だけなぞって歌った記憶。) (全部でどれだけあったっけと思うくらいには、熱心でも無い。) ――… ♪ 〜〜…♪ (子ども達に歌って聞かせてみたら、「呪文?」とか云われたのを思い出した。) (ギターのABCには敵わないもの。) [Thu 16 Feb 2006 13:59:30]
◆ハロゥタック > ――― 〜〜♪ ―〜〜――…♪ ( サッ。 ) ――― 〜〜♪ ―〜〜――…♪ ( サッ、 ザッ。 ) (鼻歌と掃き掃除のリズムが貧民窟の一角、古ぼけた教会の前で。) [Thu 16 Feb 2006 13:49:51]
お知らせ > ハロゥタックさんが来ました。 [Thu 16 Feb 2006 13:45:42]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『私が触れた闇が私に残したのは恐怖。 それだけに決まってる。』 [Wed 15 Feb 2006 00:54:46]
◆艶子 > ( 己の舌がそっと唇を撫で、歯の裏側を舐める。口の中に溜まる涎をこくん―― と飲み干し、ゆっくりとした溜息を漏らした。 …壁に付いた手が離れた。もうそろそろ踵を返して夜警の続きをしよう、今日は此処に立ち寄ってみただけなんだ。 ) ………… 下らない。 ( そんなことあるものか。そんなことあるものか。私が唯一求めているのは彼だけだ。いつか情けをかけて貰うまで、この身体は。 そうして身体の熱を無理矢理にでも否定すると、硬い革靴の音がこつこつとその場を後にする。まだ今日の夜警は始まったばかり、気を引き締めて行こう。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:52:03]
◆艶子 > ( キスといえば。酒と煙草と肉と何日も歯を磨いていない不潔な臭いがして。べとべとの臭い唾液を無理矢理飲む羽目になって汚い。無精髭がちくちくと私の口の周りに突き刺さり、遠慮なく絡めとられる舌のせいで息苦しい。それでも呼吸を求めて鼻から息を吸い込めば最初の臭い臭いがして――それが私の中にあるキス。 けれど、この前のは違ったんだ。花のような香り、甘酸っぱさ。柔らかな肌、そして唇。乱暴ではない舌使い。…この感触は夢では無い。夢のような心地であったが、夢ではない。 ………この街には吸血鬼や悪魔とはまた別の怪奇が存在するのだ。私では計り知れない何かが。あの影は私を襲うまでも無く、殺すまでも無く、ただ影の世界に引きずり込もうとした。あのまま引きずり込まれていたら私はどうなったのだろうか。考えてみると恐ろしくもあり、同時に不思議な身体の火照りを感じる。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:42:59]
◆艶子 > ( こうして壁に手を付いてみても触れるのは石の冷たく、硬い感触だけ。最初は恐る恐るだったその手もとりあえず何も無い事を知ればぺたぺたと遠慮なく触り、撫で、時にはガントレットで小突いてみる。しかし何も起こらない。 ) ……夢だったのだろうか。 ( あの日見たものは幻だったのだろうか。そうだとしたら全て蹴りをつけることが出来る。夢だったのなら何が起きても不思議では無いのだから。 ――でも。 ) ………。 ( そっと指先で触れるのは自分の唇。そこに残るのはあの甘美な口付けの感触。 何度も、何度も、何度も、降り注ぐキスの雨。滑り込んだ舌は口を犯し、なぞって行った。不思議と嫌悪感も無く。 ……… 傭兵にとってはそんな接吻は初めてだった。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:37:53]
◆艶子 > ( スラムの数多くある袋小路の一つ。無計画に家が立ち並ぶこの場所ではこんな袋小路は珍しくない。或いはもとはちゃんと道が通っていたのに壁が崩れたりゴミが高く積み上げられたりして通れなくなっている場所も多いが、ここは石壁で囲まれた正真正銘の袋小路だ。 あの時とは随分と雰囲気が違って道を思い出すのに苦労した。あんな暗闇に閉ざされた世界だったというのに今日は幾分か明るい。 ――夜警の途中、私はこの”壁”に飲み込まれ、暗闇の世界に堕ちそうになった。その何処までも甘い世界に誘われた。 あれは―― 何だったのだろうか。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:32:36]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『( 壁に手を付いてみる )』 [Wed 15 Feb 2006 00:27:50]
お知らせ > 灰色の外套さんが退室されました。 [Tue 14 Feb 2006 00:10:26]
◆灰色の外套 > (まるで足枷を付けられた囚人の様なゆっくりとした歩みで道を進む。まだ空腹の限界までは時間があるだろうが、それでも早めに食事にありつかなくてはいけないな何て考えて。)最近は腹の減りが早いですからね・・・。(細い路地の途中、誰も聞こえぬような言葉で呟く言葉。男以外に聞く事はないであろうそれはあっという間にスラムの闇に吸い込まれて。)(男もスラムの闇に消えていく。) [Tue 14 Feb 2006 00:10:19]
◆灰色の外套 > (何か機会があればまた足を運ぶのも悪くない。そんな事を考えながら顔の向きを正面に戻す。時折誰かが目の前を通るがこちらを一瞥したかと思えば、何事も無かったように通り過ぎて行って。)これは依頼破棄とするべきでしょうかね。(小さく肩を落とし落胆の言葉を吐いて。数度周囲を見渡し人影が無い事を確認すれば、腰を曲げ俯いたままの姿勢でこの場から住処に続く道へと向かって。) [Tue 14 Feb 2006 00:00:16]
◆灰色の外套 > (目に入ったのは扉から漏れる光と何かの木箱、古ぼけて見える看板。それはどこにでもある在り来たりの酒場の外観で。)やはり先日の店がおかしいだけでしょうね。(先日聞き屋の仕事の関係で言った不思議なウェイトレスが居る酒場の事を思い出して。あの店は名前も従業員も強く記憶に残っている。と言っても、この店も中に入れば似たような状況だったりするかもしれないが、その可能性は限りなく低いであろう。)確か・・・・・ひしゃげた蛙亭でしたかね。(一度聞けば忘れる事の方が難しいかもしれないその名前を呟く。) [Mon 13 Feb 2006 23:52:19]
◆灰色の外套 > (周囲を眺めてみたら直ぐ依頼者が来る何て事が稀にあるが、この悪魔にそんな奇跡的なことが起きるわけもなく)騒がしいですねぇ・・・。(自身の背後にある酒場から聞こえた騒ぎ声にそう呟いて。)酒と言うものはそれ程良いものなのでしょうかね。(飲めない奴は飲める奴の半分しか人生を楽しめないと言う言葉がある事を思い出して。それは自身の様な悪魔にも適応されるのだろうか?何て事を考えながら視線を酒場の入り口の方へと向ける。) [Mon 13 Feb 2006 23:36:25]
◆灰色の外套 > 遅いですね・・・・。(通りに気配を感じない事を確認すればポツリと呟いて。俯いていた顔をほんの少しだけ上げれば、外套の隙間から表情の描かれていない仮面がチラリと見えるだろう。)そろそろ来ても良いと思うのですが・・・・。(聞き屋の依頼者に指定された場所で待つ事一刻、目印に使った店への客は通るが依頼者は影すら見えず。日常茶飯事ではないが、急な依頼破棄と言うものは思った以上にあるもので。)まぁ、もうしばらく待ちましょうか。(そう呟けば、周囲を眺めるように視線を動かす。) [Mon 13 Feb 2006 23:27:51]
◆灰色の外套 > (嫌にドギツイ感じの灰色という冗談はさておき。)(スラムの一角、決して繁盛しているとは思えない酒場の前に灰色の外套を纏った何者かが俯き佇んでいた。)(一見すれば何かの置物に見えなくも無いが肩を小さく上下させている事から、それが呼吸をしている人型であることだけは分かるだろうか?酒場に出入りする人間はそれに対して不思議そうな視線を送るが、外套を纏った男は視線に対して何をするわけでもなくひたすらに沈黙を続ける。) [Mon 13 Feb 2006 23:16:41]
お知らせ > 灰色の外套さんが来ました。 『沈黙』 [Mon 13 Feb 2006 23:09:44]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『…僅かに唇を濡らすのは、自身のものではなくきっとその闇のもの。』 [Mon 13 Feb 2006 03:22:27]
◆艶子 > ( 私は垣間見た。頭の半分が影へと埋まったとき、その黒い人影の向こう。 そこには永遠の奈落の世界が広がり、何処までも永遠に堕ちていける。一切の光が差し込まない只の黒塗りの世界。そう、そこには絶望すら無い。 一瞬でもこのまま身を任せて飲まれてしまおうかと考えた私は―― 多分、この世で一番愚かだった。 肘に当たる衝撃は柔らか。正しく人の腹。拘束が解けたのを感じて私は必死に光へと… 光なんて見えなかったが、前へと足掻いた。 次いで感じたのは石畳の固い感触と、見えたのは傍らに転がる銀色の剣。 ) ―――ッ ( 尚もその手が伸びてくるのでは無いかと振り返れば、黒い腕はゆっくりと壁に埋もれていった。 見っとも無く両手両足を掻いて少しでもその壁から離れようと。 ) ……… お前はッ ( 遠のく悲鳴と、黒い腕。私は叫んだ。 ) お前はッ 一体! ( まだあの愛しげな腕と唇の感触が残る。それは熱っぽい媚薬のような感覚として。 ) …………。 ( 問いかけには答えは返らず、後には静寂だけが残った。 …いつものスラムが戻った。 ) [Mon 13 Feb 2006 03:19:59]
お知らせ > 影さんが退室されました。 『残されるのは落ちた剣と、少女だけ――』 [Mon 13 Feb 2006 03:12:22]
◆影 > ( 抱きすくめた少女を影へとずるずると影へと引き込んでゆく―― 粘度の高い液体に突っ込むような抵抗感とともに口付け交わす彼女の顔が、頭が、肩が波紋を浮かべる黒い壁面―― 境界へと触れ、ずぶりずぶりと埋まってゆくのだろう。 そこはぞっとするような温さで彼女を迎え入れる一切の光も入り込まぬ真っ暗な世界。 甘美な堕落への誘いと、異様な感触、光景にもがく少女が抵抗を止め、上半身の半分が埋まりかけた頃―― ) ( 叫び。 ) ( 力の限りに暴れ、叫びをあげてのた打ち回ればか弱い拘束は緩み―― 突き出された肘がシルエットの腹の辺りを打つ。 ) ぅ ぁ゛ ッ !! ( ぼん! 例えるならばきめの細かい粉の入った袋を叩いたような、そんな妙な手ごたえと共に密着は剥がれ、拘束は剥がれ はじき出されるように彼女は元の袋小路へと吐き出される。 少女の耳に残るのはくぐもって、ザラ付いた悲鳴―― そして、離れていく温度を惜しむように伸ばされた 哀れっぽい黒い腕がみるみるうちに壁面に吸い込まれ―― 黒い壁面残った波紋が収まったら ) ( それっきり気配は消えた。 ) [Mon 13 Feb 2006 03:10:17]
◆艶子 > ( ああ、ああ、嗚呼、ああ、飲まれていく。 私が、飲まれていく。 何だこれは、何だこれは、何――…… からん、と剣が下に落ちる。いや、落ちる音なんて聞こえたのは気のせいだ。だって地面も深い深い闇だもの。ほら、落ちた剣はもう見えない。 ) ……――ッ! ――ッ! ……ッ…… ( ずぶずぶと深い沼にゆっくりと取り込まれ、最早どっちが上なのか下なのか判らなかった。 ただはっきりとしているのは掴んだ腕の感触だけ。もがく足すらまるで空を掻く様だった。私は暗闇の中で溺れ、声を上げることすら叶わない。 甘い甘い口付けに意識すら遠のき始め―― て――……。 ) ………。 ………。 ……。 ………………―――――ああああぁぁあああああッ! うがああぁぁ―――ッ!! ( 剣を落とした右の拳が硬く結ばれると、力を振り絞って肘を後ろへと放つ。掴んだ左手で振りほどこうと足掻き、もがき、頭部ですら逃れようとのた打ち回る。飲まれてなるものか、飲まれてなるものか、飲まれてなるものか………ッ! ) [Mon 13 Feb 2006 02:48:53]
◆影 > nn ―― ( 深く結ばれた唇の感触はやはり人のそれ。 酷く手慣れた風で、まるでそうするのが自然とばかりに、振り返った少し苦しい体勢のまま硬直した少女にぴたりと密着して ねっとりと舐るように何度も口付けを重ねてゆくだろう。 袋小路に響くのは剣戟ではなく、吐息と唾液の絡まる音―― 拘束する2本の腕は、冷たい胸当ての上を淫らな手つきでなぞって這い上がり、首元を伝って頬をぬるりと、愛しげに撫でで摩る。 そして、腹に回したもう一方は ゆっくりと、少女を「影」へと引き込んでゆく。 ) ( その中で見せる動きを止めていた彼女の抵抗。 腹をなぞる手を掴まんとするならば、容易く摑めよう。虚にして実の不可思議は立ち上る煙のような何かが手に絡みつくよな、ほんの僅かな抵抗感の後に触れる感触。それは紛れも無く、きめ細かく、なめらかな人の肌のような―― しかし、暖かくも冷たくもない。 振りほどかぬまま思考も溶かされるなら 口付けを交わしたままぞっとするよな温い温度の影の中へと引き込まん。 ) [Mon 13 Feb 2006 02:34:39]
◆艶子 > ( その眼が眼にしたのは確かに人であった、感じるのは人であった。墨で塗りつぶされたような深い深い闇の―― 人であった。その呼吸も、囁きも…。 剣を振るうには余りにも近すぎた、そして唐突過ぎた。何が起こっているのか判らないままに捕らえられ、私は闇に溺れていく。しかしその手も感触も全てが優しくそして猥らで。 そう、私は確かに、貴女を見つけたのだ。 ) …………―――― っ ( 深く塞がれた唇は叫びを奪い、問いかけを奪い、そして一瞬動きを奪った。唇は不思議に柔らかく今までに無理矢理捻じ込まれ奪われた接吻のどれよりも甘く…。 ) ……んッ ふ…ッ ( お互いの唇の合間から漏れる声と吐息はまるで情交の最中の恋人同士のそれのようで。 漸く見せた抵抗は剣を握っていない左腕でその己の腹に巻きつく黒い手を掴もうと伸ばしたのが最初だった。 ) [Mon 13 Feb 2006 02:12:11]
◆影 > ( するりと少女の胴を抱きすくめんとす2本の腕は、無粋な胸当てに覆われた胸と、お腹を撫でるように回され 続いて少女は背中にぴたりと柔らかい何かが密着する感覚を知るのだろう―― 驚愕に声を上げて振り返れば頬に触れるのは髪の感触。視界には 闇の中にはっきりと真っ黒い何かが、壁より浮き出るのがわかるだろう。 瞬時に認識する事は難しいだろうが、それは頭であり、目も口も肌も何もかもが光を閉じ込めるような黒で塗りつぶされた顔。 背後より抱きしめる近い距離、やはり同じ色で塗りつぶされた髪らしき感触が頬を擽り、耳には緩く吐き出される吐息も聞こえよう―― 第三者の視点から見れば壁から上半身だけを生やした黒いシルエットが少女を抱きしめているように見えるのだろう。 )――… Yo u f in d me.... ( 暖かくも冷たくもない緩い拘束、吐息も触れるほどの近い距離。やはり囁かれるウィスパーは確かに、先ほど聞こえた物で、闇の中尚黒いシルエットがゆっくりと近い距離をさらに狭め―― 振りほどかんともがく事がないのであれば、柔らかい感触が唇に触れ、深く結ばれるだろう。 ) [Mon 13 Feb 2006 01:57:12]
◆艶子 > ( ――おかしい、暗い、おかしい。何故こんなに暗い。ここはスラムでは無いのか。 まるで何処か明かりの無い室内に閉じ込められてしまったかのようだ。 暗闇は人の精神を削り、犯し…… 秒刻みに平静さを失っていった。それでもまだ周囲の気配を察知しようと神経を尖らせる余裕だけはまだあった。 …必ずだ、必ず反応はある筈だ。相手が動くときの空気の揺らぎ、物音、何でもいい。私はそれを察知してそこに剣を振り下ろせばいい。 ) …………。 ( だが、しかし… 音も気配も無いから”影”なのだ。 盛り上る黒も、伸ばす手も、暗闇の中では気付かない。見ることすら出来ない。 やがて背中かから優しく抱きすくめられる感触に―― ) ……… なん ( 傭兵は――― ) だ ( ―――驚愕した。 ) とォォォォ――ッ! ( 捕まえられたまま頭だけを後ろに見遣った。果たして傭兵の黒い瞳は、その黒より深い闇の姿を眼にすることが出来るだろうか。 ) [Mon 13 Feb 2006 01:39:01]
◆足音 > ( シ ャ ア ァ ) ( 鞘走るのは鍛え、研ぎ澄まされた鋼鉄、だが光の差し込まぬこの場所ではその剣呑な威力を反射に乗せて周囲に知らしめる事も無く―― それどころか、構える剣の姿かたちすら闇の中では目に見えず 彼女自身にもそれが剣だと認識できる確かな物は手にかかる重みと、滑り止めのされた柄の感触ばかりなのだろう。 注意を張り巡らせ、辺りを見回し、警戒する彼女の背後―― 袋小路をすっぽり包み込む闇が、壁を覆う影が 内側から染み出すように濃さを増し 黒々としたその表面が僅か、盛り上がる。 ) ( まるで粘度を帯びた水面のように波紋を浮かべる壁から出でるは10の細い指先―― 2つの掌―― 2本の腕。それがまるで彼女を背後より抱きすくめるように、伸ばされ、そして胴を包み込まんと―― ) [Mon 13 Feb 2006 01:27:43]
◆艶子 > ( まるでそれは一種の調教か何かのようだった。 走れど走れど中々追いつけず、気配が途切れれば私はどうしようも無い位の深い心の闇を覚えるのだ。 不安、不安、不安、されども頑としてそれを受け入れようとせずその思いを足腰に入れる力に変えて。やがて消えた気配が再び現れ誘い込まれる頃には心のどこかで安心感すら覚えるようになっていた。勿論そっちは自覚は無かったが。 きっとこの跳ねる自分の息の原因は疲労だけでは無いのだろう。緊張と恐怖と、それが合わさって生まれるものなのだろう。 ) ………… ここは――…。 ( ざッ、と足を僅かに滑らせながら静止するとそこは終着点。左右を見渡してみても暗闇と壁ばかり、上をみれば僅かに切り取られた空が見えるだけ。星や月の光すら差し込まない。 ……消えた?いや、そんな筈は無い。 腰の剣を抜き放ち、銀色の光もこの暗闇では鈍い。そして周囲に気を張り巡らせるのだ。 ) [Mon 13 Feb 2006 01:13:05]
◆足音 > ( 急かすよに小石が跳ね、曲がり角に消えていく影が躍り、分かれ道では時には焦らすように気配は途切れ、彼女の不安と苛立ちが爆発する前に道は示され、より深みへと誘い込む。 そして息を切らした彼女が辿り付くのは 光も差し込まぬDEADEND、ドン詰まりの袋小路。 そこに人の気配は無く 辺りは真っ暗で 目の前には物言わぬ壁が立ちふさがるばかり。 そして無音――…… 足音も、笑い声も、小石の跳ねる音も聞こえない。 彼女の耳に聞こえるのは自分の上がった息と、心臓の音と、彼女自身の立てるかちゃかちゃと金属の触れ合う騒音。 彼女を誘い込んだ何かは、声を潜め、気配を潜め、文字通り影に潜んで、誘い込んだ彼女の様子をうかがおう―― ) [Mon 13 Feb 2006 01:04:35]
◆艶子 > ( ”逃げた方が良くないか” それじゃ前と変わらない。 ”引き返した方がいいんじゃないか” それじゃ前と変わらない。 傭兵は己の輝かしい道に犬の糞のように転がる過去の汚点を片付けることのみに躍起になり、その時冷静に状況を判断できていなかった。この恐怖に打ち勝つことのみしか考えて居なかった。 ただ、走る。見慣れたスラムの街並みがまるで見知らぬ樹海の木々のように立ち並び、その時きっと自分は何処を歩いているのか判っておらず。一向に闇から姿を現さない”闇”を追って、その気配の動きだけを頼りに ただ、走る。 路地の幅は狭まり更に影が潜みやすい闇が多くなっていく。その中を黒髪をはねらせ息を切らし、鎧や鞘の金具がこすれ合ってカチャカチャと僅かな音を響かせるだろう。 ) ―― はッ ―― はッ ―― はッ …… ( そしてもっと深みへ、もっと闇へ――。 ) [Mon 13 Feb 2006 00:52:03]
◆足音 > ( その身に刻まれた恐怖をなぞり、呼び起こす様な囁きは彼女の体験を知ったものだったのか、それとも足を竦ませた少女をより深い畏怖に落としこもうと人々の噂に埋もれ、忘れられてゆく殺人鬼を気まぐれに真似た物か―― そのどちらかは定かではない。事実としてあるのは建物に月の明りも遮られ、見通しの聞かない暗がり何かが潜んでいる事と、武装した少女が己を縛りつける恐怖体験を打ち砕かんと気合の声を上げた事―― 力強く噴出された勇み足で進み行けば―― カラコロと何度か地面を跳ねる音とともに共に足元に転がるのは拳大のものではなく、砂利のような小石。 くすくすと笑い声 そして気配と、ぺたぺたと聞こえる足音は意気高な少女の足音から逃げるように細く、入り組んだ路地に遠ざかる。 時折、小石が地面や壁に跳ねる音が挑発するように、道しるべのように静寂に響き―― ) [Mon 13 Feb 2006 00:43:21]
◆艶子 > ( ”怪異。” 表現するのならそれが一番正しい。目の前に現れたお前は悪魔か? 吸血鬼か? きっとそのどちらでも無いのだから。 ) ―――――ッ!! ( その水面に広がる波紋のようにスラムの空気に鋭く触れて伝わる声は私の身体、黒髪の一本一本まで取り巻いていく。それはまるで全身を侵す毒のようにあの時の恐怖を思い起こすのだ。あの時のように背筋が凍る思いがするわけではないが、その異様さから迂闊に足を踏み出すのを躊躇わせるのには十分だった。しかしー― 鼻が良くない人のように控えめに開けられた口はこの空気を吸い込む。深く深く、吸い込む。そして吐き出される言葉は―― ) 見つけたぞ! ( 振り絞った声は恐怖に打ち勝つものだったのか、打ち勝ったと信じさせる為のものだったのか。一度苦汁を舐めさせられた、それを今晴らす。例えそれがあの時とは違う相手でも。 ざり、と力強く遠ざかる足音に向かって歩き出した。 ) [Mon 13 Feb 2006 00:26:03]
◆視線 > ――… Yo u... ( 生々しい現実と地続きであった先ほどとは切り離されたような、まるで魔境に踏み入れたような異質な空気感。それは彼女の思い込みか、果てまた事実魔境に踏み入れたのか―― 緊張と、畏怖に足をとめたままの少女の耳に届くのはまるで頼りない 霊が言葉を発したような、空気を震わす事もなくまだ冷たい空気に滑り込み、そして頬を撫でて溶けてしまう吐息のような囁き声。 ) D o n ' t ―― f i n d me... ?( まるで空耳のような密やかな囁き声が、異国の言葉を追う様にもどかしいばかりにたどたどしく紡ぐのは、まるで記憶の再現。 一時期人々の間で囁かれた姿無き殺人鬼の常套句―― だがあの時のような殺気めいた威圧感は感じられまい、むしろ、からかう様な響きで―― また、くすくすと暗がりは笑い。 ぺたぺたと、素足のような足音はすこうしだけ、遠ざかる。 ) [Mon 13 Feb 2006 00:11:54]
◆艶子 > ( いつものスラムの空気ではない、しかし私はこの空気を前にも感じた事がある。 問いかけに対し無という音が木霊し、不必要に研ぎ澄ませてしまった感覚は要らぬ音や気配までも拾う。今この瞬間、世界からこの空間は閉ざされ私と闇だけが残った。私はその時、何か来てはいけない場所に足を踏み出してしまったような感覚に捕らわれたのだ。前に私に囁かれた声 「 俺を見つけてはいけない 」 、それとどこか似たような感覚に捕らわれたのだ――。 ) ………。 ( 正直に言おう、私は臆した。目の前にある闇に私の殺気は届かないと知ったから。 静かな笑い声と揺らめく影、柄に添えられた手はまだ動かない。 ) [Sun 12 Feb 2006 23:53:00]
◆視線 > ―――… ( 不満と苛立ちを吐き出すように一人語散る少女。 そして彼女は気づき、そして誰だ、と問う。 廃墟めいた雑居が密集し入り組んだ暗い暗い暗がりの物陰から返事は無い。無音―― 緊張に耳を澄まし、神経を尖らせるのならば押し寄せるのは夜の静寂に潜んだ、猥雑なスラムのざわめき。 風の音。何かが軋む音。遠くに聞こえる犬の声。路地の隅をネズミが駆け抜け、猫が目を光らせる。 それに紛れて厳しく殺気立つ少女を笑うような囁き声がくすくすと、反響し―― ぺたり 足音だろうか?ゆっくりと、暗がりが揺らめいた。 ) [Sun 12 Feb 2006 23:46:18]
◆艶子 > …いかんな。下らない事でいらついても仕方が無い。 ( 少し昂った感情を宥めよう。 そんな事は最初から判っていたことだし、それに納得して私は協力を申し出たんだ。面白くないけど我慢するしか無いんだ。 ) ……こんなんでもし死んだら死に切れないな。 維持でも死なないぞ私は……。 ( 親しい人や友人はきっと私が死んだら泣いてくれるだろう。それはとても嬉しい、満足だ。しかし私が死ぬときは数千人ぐらいは喪に服して貰わないと。 ) ………。 ( そこでぴたりと歩みが止まる。正確には歩みを再開しようとした足を。 そして眼前の闇を見据えた。 欲求不満の浮浪者か、或いはそれ以外の何かか。 ) 誰だ。 ( 臆する事無く言葉を発した。いつでも抜き放てる様に腰の剣の柄に手を添える。 ) [Sun 12 Feb 2006 23:32:42]
◆視線 > ( 苛立ちに薄い壁を蹴るどこか間の抜けた光景―― その少し先、夜が蟠るような暗がりから真新しい胸当てと篭手を身につけた黒髪の少女へとねっとりと絡みつく、突き刺すような殺気とも違う 気配ともいうべき何か―― 鍛えられた五感を持つ貴方には、漠然と「何かが居る」 そんな風に感じられるだろうか。 あるいは、みられている そんな風にも感じるかもしれない。 ) [Sun 12 Feb 2006 23:29:58]
お知らせ > 視線さんが来ました。 『―― ねっとりと、絡みつく。』 [Sun 12 Feb 2006 23:21:47]
◆艶子 > ( 「やなこった」って言ったら彼女はどんな顔をするんだろう。逆の立場だったら相手は絶対に助けてくれないし…。 ) ――ちょっと変わったなあ、私も。今は代償が欲しいと思うなんて。 ( それは金なんかじゃあない。貧しい彼らから金を要求するようなことはしない。 私が欲しいのはただの感謝だ。それなのに ――「ご苦労様、気をつけて」の一言があっても良いじゃないかくそばばあ! げしっ、と軽くその家の壁を蹴った。造りの雑なボロ家の石壁はぱらぱらと砂埃が落ちる。 ) [Sun 12 Feb 2006 23:09:41]
◆艶子 > ( 蔓の事件から暫く立って、夜警を再開した。 しかしここは相変わらずだ、何も変わらない。貧しくて汚くて飢えて、そして良く人が死ぬ。治安が悪すぎる、それが一向に改善しない。 こうして私が身の危険を犯してまでこの辺の”安全”とやらを守ろうとしてもそれは焼け石に水なのかもしれない。いや、実際そうだろう。誰にも感謝はされないし、それどころか疎ましがられている。 彼らはまるで当たる確率の低い貧乏くじを自分に関係無いものと思い込んでいるかのようだ。『明日は我が身』とは思わず、自分たちでは何もしようとはしない。 ) ………。 ( 歩きながらちらりと脇の家の窓に眼をやった。険しい顔をした中年の女と一瞬眼が会うとその窓はばたんと閉じられる。 もし彼女の家に賊が押し入ったら彼女は私の元に駆けつけてこう言うのだ 「助けてくれ」 と。 ) [Sun 12 Feb 2006 23:01:59]
◆艶子 > ( 騎士はこんな部分鎧とは比べ物にならない位重い甲冑を身に着けているというのだから信じられない。不運が起こり易い戦場では重くて辛い思いをしてでも頑丈な鎧を身に着けたいという気持ちは判るし、私も戦場に出るのならそうするだろうが、考えると憂鬱だ。 傭兵という身分である以上そうした戦地に駆り出される時もあるだろう。その時にこんな鎧では命が幾つあっても―― ) ん、まてよ。どの道これ以上立派な鎧を買う金なんて無いじゃないか。 ……… 悩みが無くなったのは良いが逆に寂しくなったな。 ( 三度目の溜息はどこか切なそうな。 ) [Sun 12 Feb 2006 22:52:05]
◆艶子 > ( 肺の中の空気を全部吐き出すと、腰に手を当てて後ろに少し仰け反った。そもまま右、左と折れて腰の疲労を和らげる。 ) ……鎧が重いせいか。 ( 次に肩に手を当ててぐるぐると回す。 総重量にしてみたら大きく行動を制限される程ではないのだが、今までと違って重しを持って歩いているようなものなのだから身体に疲労が溜まるのは仕方の無い事だ。あと一週間も夜警を続ければすぐに慣れるだろうが、なんとなく歩みを進めるのがしんどい。 ) ……やれやれ。 ( もう一度溜息ついて止めた足を前へ進めた。 ) [Sun 12 Feb 2006 22:47:05]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『路地の途中で立ち止まる。』 [Sun 12 Feb 2006 22:44:55]
お知らせ > ブロウさんが帰りました。 『( 結局その日は野宿をする羽目に。 )』 [Sun 12 Feb 2006 22:14:53]
◆ブロウ > ……切れてるし。 ( 取り出した煙草の袋はすでに空の状態だった。 虚しいやら悲しいやら苛付くやらでこめかみに青筋が浮く。 ) あー……あそこの店売ってたかねぇ? ( 思い返すのは自宅のすぐ傍にある雑貨屋。 煙草はそこに期待するとして、その前に自宅を探さなきゃいけない現実を振り返ると少しばかり憂鬱になってしまった。 ) [Sun 12 Feb 2006 22:11:48]
◆ブロウ > 実はよぉ――ってオイ! ( さて何と尋ねればいいのかと僅かな逡巡を見せると、青年は脱兎の勢いでその場から逃げ出してしまった。 ) たっく……何だありゃ? ( 突然話も聞かずに逃げ出した相手を理解できずに苛立ちが募るばかり。 それを僅かばかりでも静めようと短くなった煙草を地面に放り足で踏み消すと、懐から新しいのを取り出そうとする。 ) [Sun 12 Feb 2006 22:01:00]
◆ブロウ > ( 其処で視界に入るのは一人の少年、いや青年か。 あまりこの場所には似つかわしくない身なりをした男。 そいつに近づき話し掛けてみる。 ) おい。 そこのてめぇ。 ( 声を掛けられた側は突然出てきたその来訪者に驚きを隠せないようだ。 それを無視して自分の用件を相手に告げようとする。 ) てめぇに聞きてぇことがあんだけどよぉ。 ちょっといいか。 ( そうやって粗野な言葉と態度で相手に尋ねている姿はチンピラにしか見えない。 相手側はこちらの風体と態度にすっかり怯えてしまっているようだ。 ) [Sun 12 Feb 2006 21:52:24]
◆ブロウ > どーっすっかなぁ。 ( もう少し慌ててもよさそうだがそれをおくびにも出さずに紫煙をゆるりと吐き出す。 ) 誰かに聞いてみっか。 ( 取り敢えず記憶にあるその場所に心当たりが無いか、誰かに尋ねてみよう。 そう決めると周りに話が出来そうな人がいないか辺りを見回す。 ) [Sun 12 Feb 2006 21:40:06]
◆ブロウ > ( そして一ヶ月ぶりの自宅へと足を向けている。 のんびりと歩きながら煙草を銜えて―― ) ……そういや俺んちって何処らへんだったけ? ( ――迷った。 ) 確か……近くには――ボロッチイ雑貨屋と不味いが安い飯屋があった気がするけどよ……。 ( 一応目印になりそうな場所は覚えているものの肝心のその場所を忘れてしまった。 記憶の糸を手繰り寄せようとするもそれは徒労に終わる。 ) [Sun 12 Feb 2006 21:30:12]
◆ブロウ > いやー暇だったぜ。 ( って事で長かった入院生活もようやく終わり。 一ヶ月ちょいの入院費を払いようやく退院する事が出来た。 怪我は治りきっていないがすでにギブスは外して、あまり目立たない程度の包帯を怪我の場所にまいている。 ) [Sun 12 Feb 2006 21:23:12]
お知らせ > ブロウさんが入室されました。 『( 退院だー! )』 [Sun 12 Feb 2006 21:18:34]
お知らせ > クリストファーさんが帰りました。 [Sat 11 Feb 2006 21:55:58]
◆クリストファー > ( その後、十数分ほどの交渉を繰り広げた後、結局、クリスはもやし顔の店主に背を向けた。 このもやし顔、ひょろいくせに頑固で、がんとして頷こうとはしないのだ。 ええい、ちくしょうめ。 クリスは足元の小石を蹴り上げて――――その小石が鼻っ柱に落ちてきた。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:55:56]
◆クリストファー > ( 魔法道具とするにはしょぼすぎるし、おもちゃとして扱うにはやや危険。 しかも、切れ味がまちまちなことを考えると、ろくでもない独学の魔術師あたりがこさえたものだろう。 もしかするとこの店長かもしれない。 商品としてまともに売れそうな代物ではない。 そんな、毒にも薬にもなりそうにない代物を捕まえてケチをつけるのだから、クリスもあまり大物ではない。 ) あ? じゃあやるから帰れだ? 客に対してなんだこのやろう。 寄越すんならそっちのナイフ寄越せ。 どーせ鈍らなんで流れてきたんだろ? ( そして、せこい。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:45:40]
◆クリストファー > ( その商品は、随分とちゃちいナイフだった。 しかも、ナイフといってもオール木材の、先端ですら尖っていない、その程度のものだ。 一見どころか中身までおもちゃだ。 ) あのな、こんなもんいくら魔法がかかってたって売れやしねえっつの。 なにが3000だボケ。 ( かっ()とクリスはそれを、店の箱に突き立てた。 そのおもちゃのナイフには、低級程度の切断魔法がかかっており、髪をちょきちょきとやる程度の切れ味が存在していた。 しかしそれだけである。 効果も恐らく、あと数回切っただけで消えるだろう。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:35:23]
◆クリストファー > ( とあるチンケな、だがスラムでなければ流通してこないような違法で、かつ暗黒外に出回るには質の劣る安普請な品を売る店でのことだった。 ) こんなもん、正規品ですら1000エンいかねーよ。 ( クリスはその店の、もやしのような顔色の店主の顔を歪めさせるように、おもっくそ悪質なケチをつけていた。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:25:29]
◆クリストファー > ―――嘘こけ、どうせ半額以下で仕入れたんだろ? [Sat 11 Feb 2006 21:22:37]
お知らせ > クリストファーさんが来ました。 [Sat 11 Feb 2006 21:22:10]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Sat 11 Feb 2006 21:01:06]
◆ハロゥタック > (雲を拭い去るように、軽く首を振って、) (帰り道を急いだ。 火を着けて居なくても袋より薫る香や蝋の匂いを抱えて。) [Sat 11 Feb 2006 21:01:05]
◆ハロゥタック > (ヒトの誰をも受け入れるのだから、間違っては居ないと思う。の、だが。) …。 (釈然とはしない。) (今宵は良く晴れている、――見上げて見た。) …まァ、良いか。 (気にすると深みに嵌ってゆく癖は自覚済みだから。) [Sat 11 Feb 2006 20:57:19]
◆ハロゥタック > (棺を出すような葬式をした覚えが無い。生まれた赤子の額へ聖水を垂らした覚えも無い。男女を結びつけて祝福する事も。) 何か託児所みたいになってるッて事スよね…。 (歩きながら一人ごちる。 信者が集うと云うよりは、…何と云うか。) [Sat 11 Feb 2006 20:51:24]
◆ハロゥタック > (乱立と云う程でも無いが、教会は貧民窟でも幾つか見掛ける。少なくともこうして、帰り道に音の尻尾を掴まえられるくらいには。) (歩きながら、聞き慣れて居る筈の音に新鮮味を感じていた。) (そう云えば、自分の勤めている所では、鳴らしていたろうか?) (商業地区の方から戻ってきて、余計にそう思うのかもしれない。) [Sat 11 Feb 2006 20:45:59]
◆ハロゥタック > (―― カラァン、と余韻を残すのは、遠くの教区からの鐘の音。) (魔除けのものか、それとも出棺の合図か。) [Sat 11 Feb 2006 20:39:50]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Sat 11 Feb 2006 20:38:09]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Fri 10 Feb 2006 15:40:51]
◆ハロゥタック > (後は揚々と帰路に付く。) [Fri 10 Feb 2006 15:40:50]
◆ハロゥタック > (舌打ちを零して、のろのろと去ってゆく後姿を見遣った。…ああやって、何軒ハシゴするのだろうか、知る由もないが。) お疲れ様でス。 (酒場の裏を通り過ぎる時、用心棒に挨拶してゆく。) (少しだけ、そンなことで嬉しくなった。) [Fri 10 Feb 2006 15:40:40]
◆ハロゥタック > (視線が俯き加減になっていた。) (が、――聞こえた罵声に顔を上げる。 見ると、酒場の裏から酔っ払いが放り出されたところだった。) (迷惑客の扱いなどこの辺りではこンなものだ。云うより出した方が早い。) [Fri 10 Feb 2006 15:37:31]
◆ハロゥタック > (耳元で、鈴が ひりひり と鳴いているような気がする。この感触は久し振りで、少しだけ眉根を寄せたような顔になる。) (そのくせ足音は、ぺけ、と間抜けな響きで。硬い靴裏が硬い地面と一々ぶつかる。) [Fri 10 Feb 2006 15:34:53]
◆ハロゥタック > (行き止まりとか、細くて暗い路地とか。ヒト一人が通るのもやっとな所に何人居るのか。) (インチキ霊能者じみてくる自分が嫌になった。) (踵を返し、灰色の薄い地区へと向かった。) [Fri 10 Feb 2006 15:32:01]
◆ハロゥタック > (スイッチを切っても、ジリジリと耳から首筋に掛けて苛むような感じがする。) 多分、もっと酷くなるスね。 (目立たない方へ行こう行こうとすれば、澱みの深みに嵌るだろうのは明白。) [Fri 10 Feb 2006 15:29:44]
◆ハロゥタック > うわ、 (知り合いを訪ねて、少し貧民窟の中央に迫ればコレだった。) (普段自分の暮らす辺りは余程平和なのだなと思い知らされる。) [Fri 10 Feb 2006 15:27:13]
◆ハロゥタック > (――酷い耳鳴り。) [Fri 10 Feb 2006 15:26:11]
お知らせ > ハロゥタックさんが来ました。 [Fri 10 Feb 2006 15:25:59]
お知らせ > 童子さんが帰りました。 [Fri 10 Feb 2006 02:12:56]
◆童子 > ( 指先。喉に触れた 途端、彼の吐いた吐息。――死を間近に、安堵の吐息。 ) …… 止めた。 (スッ、 離す指先。) 気に食わないんだよ、アンタの態度。 俺は、アンタの道具じゃない 。 ( くるり。 彼に背を向け、 歩き出そうか。 ) [Fri 10 Feb 2006 02:03:28]
◆童子 > ( 彼――その男は、地に横たわった侭。微動だにせぬ、否…微動だに出来ぬようで。 ) …… 『 死にたい 』 ? (彼が、童子に告げた言葉。聞いた、刹那。) 良いよ、 (うっすら 微笑む。) …… 俺が 死なせてあげる 。 ( 童子の ほっそりとした、指先。彼の喉元に伸ばされて―― ) [Fri 10 Feb 2006 01:50:33]
◆童子 > ( 晴天の夜空。 )(されど其れも、『此処』には 無意味なコト?)( 『彼』を見下ろす、童子。 ふと。そんな考えが過ぎる。 ) [Fri 10 Feb 2006 01:44:07]
お知らせ > 童子さんが入室されました。 [Fri 10 Feb 2006 01:41:12]
お知らせ > 豪人さんが退室されました。 『―――よし、(もう一度、周囲を見回して。)(軽やかな足取りが、一つの家へと向かい出す)』 [Thu 9 Feb 2006 23:49:33]
◆豪人 > (最近、色々と 人 じゃない 者 がうろついてるとかいう話を聞く、から―――) [Thu 9 Feb 2006 23:48:43]
◆豪人 > (話声すら、ひそりと響くような路地。)(響くのは、男のゆっくりとした足音だけ。)―――……明日はー…(確か休みだッた、筈。)(自己満足でも、充足感。) よし、誰かンち押しかけよーッと。(嬉しそうな面は、傍迷惑。)(スラムを帰り道に毎日見て回ると決めて、から―――ばッちりスラム在住の同僚さんリストを頭に叩き込んで来たらしい) [Thu 9 Feb 2006 23:46:21]
◆豪人 > ―――……あー…(歩いて)……、(立ち並ぶ崩れかけた家屋を見上げる) 綺麗な月。(冷たい銀色の光は、まだまだ円には遠い歪な形、だけれど。)(―――確かに、自分の存在が此処にあるッて、証拠を作ってくれる。地に。) [Thu 9 Feb 2006 23:36:34]
◆豪人 > (ぶッちゃけ、スラムにいい思い出も、思い入れも無い、けれど。)(今歩く辺りは、同僚の家が幾つかある辺りだろう、未だスラムの中でも”明るい”場所。)―――………でも、下手にうろつかない方がいい、ンだッけ。(スラムと暗黒街には、不可侵の領域があるとか、無いとか。よく知らないけれど。)でも、まァ……散歩だもん、散歩。(だから、無問題。なンて決め付けて。)(―――歩く。) [Thu 9 Feb 2006 23:30:18]
◆豪人 > (ちゅくりと、包帯巻きの左肩が痛んだ)―――……でも、まァ、(其の為に自警団に入ったンだから。)(――なンて、思えば、嗚呼、何の目的も無く唯書類の山を片付けているよりも、少しは”マトモ”になッた気が、して。) ……、(右、左。上、―――配れるところには配れるだけ視線を配ろう。自分の住まう場所よりも、ずッと歩き難い舗装すらされてないような道を。)(片手にカンテラ。無論、怪我をしていない方の腕で。) ……もうニャンコの鳴き真似はしないけど。(教訓:スラムでニャンコの真似事してイイコトなンざねェ) [Thu 9 Feb 2006 23:21:42]
◆豪人 > (先日の、危険との遭遇は慣れない自分にとッては脅威だッた。―――如何に、自分なりの鍛錬ッてモノが無意味だッたか思い知った。)( 実戦じゃァ通用しない) ………、(余り歓迎されない青い制服は、此処何日かで随分と慣れた畦道に近い路地をゆっくりと歩む。)(―――如何に今まで積んだ”つもり”の鍛錬だッたとしても、一応は日々鍛錬している自称『 非戦闘要員な戦闘職 』が、怪我を負って、情けなくも貧血になるような、事態だ。全く以て、其れに携わらない人々には何て危険な場所なのだろう。そう思って。)(要らぬお節介かも知れぬ。此処に住む人々には慣れた事なのかも知れぬ。――なれど、勝手に心配するのは、) ……自己満足、なンだけど。 [Thu 9 Feb 2006 23:15:30]
◆豪人 > (―――つい先日から出来た、新しい日課。)(スラムの見回り。完全なる自主的な。) ……うン、(スラムの狭い通りを覗き込んで)―――…、いつもの通り、(横たわる家無き人だろう、眠る影がちらほら、) 異常無し。(あっさりこう言えるようになッたのも、つい最近のお話。) [Thu 9 Feb 2006 23:09:35]
お知らせ > 豪人さんが来ました。 『(新しい日課)』 [Thu 9 Feb 2006 23:07:12]
お知らせ > クリストファーさんが帰りました。 [Wed 8 Feb 2006 21:10:50]
◆クリストファー > ( 火傷の痛みは多少、慰められたけれど。 るろ、ずちゅ、ちゅ、ずず、れろり。 ) …………ちゅ……んぅ……代わり、に……ちゅるっ…ふやけ、そ……ちゅずずっ。 ( 崩れそうなバラックの、そんな非日常な日常。 ) [Wed 8 Feb 2006 21:10:48]
◆クリストファー > ( こんなときにハンターやらに見つかりでもしたら、集中できやしない。 火傷した指先を口中に含み、舌でそれを舐めあげた。 いくらかの誤魔化しにはなろうと、れろり、ちゅる、ずちゅ、くちゅ。 ) [Wed 8 Feb 2006 21:00:33]
◆クリストファー > ( それほど重大な怪我ではないけれど、利き手の指先であるものだから、なんとも、気になる。 激痛ではないが、さりとて気にせずにはいられない。 ) ……くっ…………薬も利かねぇだろうしな……。 ( ゆっくり治すしかないのだが、ええい、忌々しい。 クリスは舌を打って、ごろん、とうつぶせに寝転がった。 ) [Wed 8 Feb 2006 20:50:18]
◆クリストファー > ( 僅かな光にかざすよう持ち上げた右手は、指先が焼けただれていた。 やはり、町などに出るものではないな、とクリスは一人後悔した。 ) ………痛ェ………っそ……。 ( 露天のアクセサリーなど眺めるのではなかった。 うっかり手に取るのではなかった。 銀製品が自分の肌を焼くのだと、久しぶりに身をもって確認した。 ) [Wed 8 Feb 2006 20:40:31]
◆クリストファー > …………ああーァ……くそ……。 ( 数回殴るだけで倒壊しそうなバラックの中で、クリスはぐったりと横たわっていた。 ) [Wed 8 Feb 2006 20:37:59]
お知らせ > クリストファーさんが来ました。 [Wed 8 Feb 2006 20:36:37]
お知らせ > 紅い眸のナニカさんが退室されました。 『それから、一匹の犬の断末魔の咆哮と、ルーンヤと言う鳴き声が響くか』 [Wed 8 Feb 2006 03:21:40]
◆紅い眸のナニカ > (やがて、其の姿も路地の奥… 闇へと消えれば、夜を満たすのは暫しの静寂。 そして――) [Wed 8 Feb 2006 03:20:55]
◆紅い眸のナニカ > ――――― ル ゥ ゥウッ !(己の後方辺りの着地音。 ソレに何事かと驚いた様な様子を見せた犬は、一瞬振り返れば… その、奇怪な生き物の姿を一瞥しただけで路地の奥へと、逃げる様に走り去るだろう。 無論、その生き物も、獲物を逃がすまいと言う様に、身体を横水平にし… 頭を前に突き出し…二本の足で、路地の奥へと駆け始める 走れば、その背にズラリと並んだタテガミの様なトゲが揺れ シャカシャカと、奇妙な音を立て―― ) ――― フゥッ フゥッ フゥゥッ フルルゥッ… (犬を追う最中、口を開き…まるで犬の様に、けれども犬よりも遥かに長い舌をダラリと口から垂らして白い息を吐き散らす、奇怪な一匹の生き物。 その姿を、もし…誰かが見たとしたならば、一体… その者はどの様な印象を浮かべるだろうか? 醜悪なバケモノ? 悪魔の眷属? さて、何だろう…か ) [Wed 8 Feb 2006 03:20:04]
◆紅い眸のナニカ > ―――――……… (やがて、その紅い視線が捉えるのは… 路地の奥、其処に身を滑らそうとする一匹の野良犬の姿。 大きさは、中型程度で…空腹に苛まれているのだろうか? 何処か、草臥れた様子だろうか その、奇怪な生き物の目から見遣れば、『丁度良い獲物』を捉えた瞬間、ソレの眸が… 大きく見開かれ、じっと…ソレを凝視し―― ) ―――――― ル ゥッ (短い呼気の様な鳴き声一つ。 ソレと共に屋根から前へと… その、『格好の獲物』の元へと跳躍し… そして トォン…と言う様な、そんな着地音を響かせる、だろう ) [Wed 8 Feb 2006 03:08:45]
◆紅い眸のナニカ > ―――――…… フゥ ゥー …(数瞬後、再度…白く染まった吐息を吐き出せば…その奇怪な生き物は、視線を夜空から… 屋根の下――スラムの小さく小汚い通りへと落とすだろうか。) ―――――……… (視線の先…その、夜も更け…誰も居ないであろう通りに視線を落としたソレは、ギョロリと… ナニカを探す様に、紅い眸で闇の中を巡らせていくだろう。 ) [Wed 8 Feb 2006 03:01:40]
◆紅い眸のナニカ > ―――――……… (夜空を見上げ、その場に佇む姿は… ナニカ… 自らの空腹を満たす獲物か? 若しくは、自らに害を及ぼす敵か… を探す為に、耳を澄ましている様に見えるだろうか? それとも、ただ… 奇怪な生き物の分際で、自らの鳴き声の余韻にでも浸っているのだろうか?) ―――――……… フゥー(答えは、恐らく…この生き物だけが知る事だろうか。 けれど、その生き物は自らの思いを口にする事など無く… 外気によって冷やされ、白く染まった吐息を一つ吐き出すだけで… ) [Wed 8 Feb 2006 02:55:10]
◆紅い眸のナニカ > ―――――……… ルゥー ン ヤァー (その、紅い目の奇怪な生き物は… 夜空を見上げながら、不意に一声高く声を上げる。 ソレは、自分の存在を示す様にも聞こえるだろうし… 或いは、場の安全を探る様にも聞こえるだろうか?) ――――――………… (そして、その鳴き声を一つ上げれば… また、夜空を、不気味な赤に染まった眸で、じっと見上げ、見詰めるだろうか…) [Wed 8 Feb 2006 02:50:15]
お知らせ > 紅い目のナニカさんが入室されました。 『廃屋の屋根の上、身を起こして夜空を眺める』 [Wed 8 Feb 2006 02:45:58]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Wed 8 Feb 2006 01:26:26]
◆ハロゥタック > …やっぱり、 (主しか居ないのかしらと思いながら、) (教会に入って行った。) [Wed 8 Feb 2006 01:26:25]
◆ハロゥタック > (胸の内に溜め込んだものを吐き出すとすっきりする。) (それを受け取った自分は、未だゴミ箱だ。) (冷たい石段から立ち上がって、裏口の戸を開けた。) …。 (叫びを捨てる穴になってみたいと思った。けれども大地すら、黙っていられなかった事を思い出す。) [Wed 8 Feb 2006 01:25:55]
◆ハロゥタック > (隣の人が立ち上がる。それが返事だ。) (隻眼がニコリと笑んだ。) おやすみなさい。良い夢を。 (そしてお気を付けてと見送る背中。) [Wed 8 Feb 2006 01:24:04]
◆ハロゥタック > (自然と此方の相槌も、いけないと知りつつおざなりになってくる。駄弁りなンてものはそンな風だ。) (――「はーぁあ、」と盛大な溜息が聞こえて、それから「すっきりした」と一言が洩れた。) (チラ、と横目に、) …もう、帰れまスか? (枷のように重い空気が消えているのは解った。) [Wed 8 Feb 2006 01:20:53]
◆ハロゥタック > (人の言葉は尽きる事を知らないらしい。それから、きっと飽きる事も無いのだろうと思う。) (何度同じ事を聞いただろう。5分を待たずして、「結局さ、あいつは自分が喋りたいだけなンだよ」が繰り返される。…今は、此方が喋る暇も無い程に喋り通しのお隣さん。) [Wed 8 Feb 2006 01:18:45]
◆ハロゥタック > (青空告解室。――なンて云えば信仰もへったくれも無い感じだが、) (結局のところ愚痴聞きタイムがこンな時間にまでなって居ただけのこと。) (肩を並べて座る人は、帰る所だってあるのだろうに。聖職者風貌の相槌を摘みながらずっと、ずっと、) (夜風に吹かれて。) [Wed 8 Feb 2006 01:12:25]
◆ハロゥタック > (貧民窟の一角。 晴天の夜空の下、他の家屋同様に、古ぼけた教会が静かに佇む。) (其の裏口、数段しかない階段に腰を下ろしている人影。) [Wed 8 Feb 2006 01:08:45]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Wed 8 Feb 2006 01:04:37]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『手探り状態。迷走してるのかもしれない・・・、』 [Tue 7 Feb 2006 15:47:55]
◆ヴァリス > (どうしよう。と思えば闇市で会った彼女の言葉が弾き飛ばす)・・・・、(自分の不甲斐無さに苦笑が漏れる。さて、探そう。もしかしたら、今日、ここで出会えないのかもしれない。誰からなんてわからない。)・・・・・・・・・、(とりあえず、ぐるりと回ってみようか。誰かが居るかもしれない場所を回って、会って、ごめんなさいとありがとうを言って、 ・・・・・・・・ それだけじゃあ、駄目かな。あ、いや、会うことすら危険な人も居るから、直接会いにいけないのだけど。まだ、監視は続いているのだろうか? けど、どうにかして――。・・・。)・・・・・・、(・・・・・迷惑、かな。なんてちらりと思った。 余計なこと、かな。なんて少しだけ思った。 また、騒がせて、迷惑掛けちゃうかな、なんて思った。)(頭を振る)(落ち着け、と自分に言い聞かせる)(そうしないようにがんばろう。 としか心の中でも具体的にどうの、と思いつかない自分が情けない。抽象的過ぎてわからないし)(でも、がんばろう) [Tue 7 Feb 2006 15:45:56]
◆ヴァリス > (世間様一般的に見れば、大聖堂に向かうべきなんだろう。彼女とちゃんと話すなら、まだ宿屋に居ただろうか。彼とは―――正直、どういう風に会っていいかもわからない。心配を掛けてしまった彼女はそういえばここから近い家に居るのだっけ。家族にも、ちゃんと謝らないといけない。彼女は――もしかしたら、と思ってここに来たのだけど。 頭の中がぐしゃぐしゃする。 髪を掻き回しながら、一本の路地を曲がる) 。 ・・・・、(ちらり、と会ったことのある場所が見える。けど、そこには居ない。流石に墓場はVHに張られている可能性もあるし、スラムがいいかな、と思った。それで、前みたいに売買成立、と言う感じで宿屋に行って、ちゃんと話せるかな、なんて思ってた。けど、)スラムには、来てない、のかな(ぽつり、と呟く。 それとも、ちゃんと痕跡を消しているのか)(世の中はそう都合よく回っちゃくれない。 会いたいから会えるなんていったら、世の中に離れ離れになった家族の感動ストーリーが無くなる) [Tue 7 Feb 2006 15:32:06]
◆ヴァリス > (ゆっくりと深呼吸してから顎を伝う汗を拭い、犬の死体に駆け寄った)・・・・・ごめん(自分のしたことは犬の死骸を投げ捨てたことだけど。 それは犬からすれば酷い仕打ちだ。 犬の死体を丁寧に抱えて、近くの人通りの少ない場所へと持っていく。 浅いけれど手で穴を掘って、犬をそこに埋葬した。合掌。短く黙祷をしてから、その場を後にする)(あって何がしたいのかって言われれば、謝りたいし、何かできることは無いか聞きたい。 でも、自分が出来ることは少ないのだとわかっているし、会うことすら危険なのかも知れない)(正直、誰から会いにいったらいいのか、わからない。それだけの人に迷惑を掛けてしまった。 ただ、ここが暗黒街から近かった。それだけの理由でここに来ているのだけど・・・) [Tue 7 Feb 2006 15:24:34]
◆ヴァリス > (落ち着け。 言い聞かせる) [Tue 7 Feb 2006 15:24:20]
◆ヴァリス > ・・・・・・(・・・・・・) [Tue 7 Feb 2006 15:24:13]
◆ヴァリス > (慌てて走り出す。その『何か』を持ち上げた。 それは、犬の死体だった)・・・・・・・、(犬の死体をゆっくりと観察する。 がりがりに痩せこけ、あばら骨が浮かび上がっている。冬のせいなのか、腐ってはいない。最近の死体のようだ・・・・)(別に、たいした死因ではないようだった。 体液を抜かれたとか、そういうわけでもなかった。)・・・・・・、(くそっ、と小さく悪態をついて犬の死体を放り投げた。 べちゃ、と犬の死骸が壁に激突し、地面へと落ちていく。)・・・・・、(ここ数日、探してみたけれど、狩が行われた形跡は無かった。少なくとも、ヴァリスに見つけることは出来なかった) [Tue 7 Feb 2006 15:20:04]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『何かを見つけた・・・・・・』 [Tue 7 Feb 2006 15:16:01]
お知らせ > フォルトナーさんが帰りました。 『何か見えているのかもな』 [Tue 7 Feb 2006 02:28:14]
◆フォルトナー > (それにしても、こういう場所の猫たちはなんとふてぶてしいのだろう。丸々と太った彼らは、まるで自分達がここのある耳朶とでも言うようにどうどうと通りに寝ころがっている。しばらく足元の猫を観察していると、猫は毛を逆立てて怒ると走り去っていた) どうも猫には完全に嫌われているようだな。 (一人ごちる) [Tue 7 Feb 2006 02:27:24]
◆フォルトナー > ご馳走様。それでは、またよろしくお願いします。 (また明後日の仕事もとりつけると、男は屋台から遠ざかっていく) ……。 (唐辛子の入ったスープのおかげで、体がポカポカする。また母親に同じものを作ってやろう、そんなことを考えながら通りを進んで行き、ふと足を止めて周囲を見渡す。一体ここにいる人の形をしたものたちの中で、母親と同じものを食べている者はどれだけいるのだろうか?知らず知らずのうちに食べている人間も合わせれば結構な量になるのかも知れない。そう考えると、少しだけこの他人の群れに親近感を持った) [Tue 7 Feb 2006 02:04:39]
◆フォルトナー > (ありがとう。そういって店主が皮袋を開けば、水に晒され血の抜かれた豚や馬の内臓で、手馴れたように内臓を引っ張り出すと、大きな肉きり包丁で食べやすいサイズに切り落として、順次鍋に投入していく。そんな様子を男は木偶のように突っ立って眺めていた。しばらくすると店主はフォルトナーに向き直り、いつも血抜きまでやってもらって悪いねぇ、と笑いながら、血の匂いをまとった男に木の器に注がれたモツのスープを手渡す) いえいえ……いつも使っていただいて、本当に感謝していますから。 (血の匂いをまとう理由にもなる。そんなことを考えながらずず、一口スープをすする、うん相変わらず美味い) [Tue 7 Feb 2006 02:00:24]
◆フォルトナー > (この時間になってなお、明かりが灯り人の喧騒と共に熱気が生まれる屋台通り、イエロティアが経営する屋台の裏手で、大柄な男は大きな皮袋を落とした。周囲に血の匂いがわずかに漂う) [Tue 7 Feb 2006 01:54:47]
お知らせ > フォルトナーさんが来ました。 『毎度』 [Tue 7 Feb 2006 01:53:29]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Mon 6 Feb 2006 01:35:39]
◆ハロゥタック > (取り合えず今の内に、十字を切っておいた。 何事もありませんように。Amen.) [Mon 6 Feb 2006 01:35:37]
◆ハロゥタック > (――言い訳を考えないと。考えないと。) (やっぱり自分は聖職の衣装だけを着込んだ一つのヒトだなと無駄に実感しながら、しょーも無い事に考えを巡らせる。) (突っ立ってる訳にもいかない、遂に観念して歩き出す。短い距離を歩き切るまでにどれだけ掛かるか解らないような速度だけれど。) [Mon 6 Feb 2006 01:35:00]
◆ハロゥタック > (夜風が吹き飛ばしてくれるとは思わないくせに、ひょる と走る空気の流れを期待する。) (夜だったのが未だ救いか、日が沈む前だったら、子ども達に「さけくさい!」と暴かれて 終 了 と云うオチだったろう。) (辺りを見回した。貧民窟は寝静まっているようで、今 音があるとしたらそれは警戒に値する。) [Mon 6 Feb 2006 01:32:06]
◆ハロゥタック > (怖い、帰りたくない、でも帰らなきゃ、怖いから帰れない。 …一歩一歩、いつも以上に重い足は葛藤の中でも一応は教会へ向かっていたのだけれど。ついにこの壁の所で止まってしまった。) (「家が怖い」と云うお父さん達の気持ちがちょっと解った気分だ。怒って貰えるだけありがたい方なのだけれど。) (…ゆるゆると壁から離れ、重い頭を持ち上げた。) せめて臭いだけでも何とかしなきゃ…、 (光の無い眼は仕事疲れと云う事で誤魔化せるとは思っている。) [Mon 6 Feb 2006 01:28:14]
◆ハロゥタック > ……………、 (自分ではもう麻痺してしまったが、多分、息も相当酒臭いと思う。) ……こ、殺されてしまう…。 (ゴツ、と壁に額をぶつけて陰鬱に呟いた。) (言付けをせずに教会をシスターに任せッきりだった。数日の間。 …知己の仕事を手伝っていた(酌にも付き合った)のだが、言い訳はきっと聞かれない。) (酔いと帰宅後の状況に、顔は青ざめた。) [Mon 6 Feb 2006 01:20:58]
◆ハロゥタック > (ショッキングな出来事を目の当たりにした訳では無い。哀しい事に、そう云うものには耐性が付いて来てしまった。 力を使い捲くった訳でも無い。) …。 (うェ、と犬のように舌を出しても吐き気ばかりでもう吐くものも無い。) (「気持ち悪い」の理由は、単純に 飲み過ぎ だった。) [Mon 6 Feb 2006 01:15:37]
◆ハロゥタック > (――げェ、と思った。) (チラとでも雪の降ったのだろう、夜風は冷たい。手を付いた壁も温度が無かった。) [Mon 6 Feb 2006 01:11:51]
お知らせ > ハロゥタックさんが来ました。 [Mon 6 Feb 2006 01:08:36]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『(しかし、着陸の時はやっぱり乱暴だった――。)』 [Sun 5 Feb 2006 03:55:45]
お知らせ > 豪人さんが帰りました。 『(細い、背に、感謝と安堵で寄り掛かった儘―――暫しの休息)』 [Sun 5 Feb 2006 03:53:18]
◆豪人 > (いつかよりもずッと静かな離陸。ほ、と安心したのはパイロットの貴女には秘密。)(そッと握られた手に、有難う、なンて声にならない感謝。もう一度口を動かす) ―――あは、 其れは、楽しみ。 期待しちゃう、なー(静かに動き出した、優しい箒の上で、) [Sun 5 Feb 2006 03:52:28]
◆ヒルダ > ( 今だ昂って落ち着かない心を沈めながら、極力揺らさぬように箒は宙へと浮かび上がるだろう。もし後ろで気でも失われた時ずりおちてしまわないよう、その手を確りと握り締める。左右に揺らさず地面すれすれを飛行すれば落ちても大丈夫なはずだ。スラムでは空を飛んで安全を確保したかったが仕方ない。 ) ―― 今日の勇姿を褒め称えて、私がいい子見繕ってあげるわよ。 結婚するまで死んじゃダメよ!結婚したら、孫の顔見るまで死んじゃダメなんだからね! ( そして魔女の箒は二人を乗せたまま、一先ず街の―― 安全な地区へと向かうだろう。 ) [Sun 5 Feb 2006 03:49:34]
◆豪人 > (女性に支えられるなンて、情けない―――嗚呼、雌猫だなンて笑われても仕方無いなァ、なンて。ぐらつく頭で思う。支えてくれる細い腕に)―――有難う。ごめん。(小さな声で呟いた。嗚呼。人の体温がこンなにも落ち着くモノだと、) あは、は。 其れなら、誰か他の女の人が見て、惚れてくれたら イイんだけど。(―――何とかそンな冗句を吐ける事で気付いた。安心、という、感覚。)(図々しい願い事は、恰幅のいい言葉で受け入れられて。力なく、其の指示に従って箒へと跨ろう。暫し、痛みを堪えて、上手く力の入らぬ両手で箒を握って)―――あんまりトバさないでね。(何て言おう) [Sun 5 Feb 2006 03:43:32]
◆ヒルダ > ( 両腕で彼の体を支えよう。背は自分と余り変わらないけど、男の人ってやっぱり重い――。近づいてみて漸く気付くその肩口の赤に眼を大きく見開いて息を飲んだ。 ) 情けなくなんかないわよ。カッコイイ、私が恋人持ちじゃなかったら惚れてたぐらい。 ( 護身用として持っていた銃も、護身どころか関係ない人に撃ち込みそうになったのだからその言葉には反論できない。 その具合の悪そうな様子に、血を失いすぎたのだろうかと兎に角心配だった。 ) ええ、ええ。乗って頂戴。 貴方が体重200kgの太った人でも根性で連れて帰って見せるわ。 ――さ。 ( 落ちた箒を拾い上げて、後ろの席に跨るように促した。 ) [Sun 5 Feb 2006 03:38:22]
◆豪人 > (何とかたどり着いた先。へなりと座り込んでいる声の主、其れは)―――嗚呼、やッぱり。(聞き覚えのあった声の主で。其の細い指先で、重そうな黒い鉄を持ち上げる貴女を見下ろして、) えぇ、俺は大丈夫。ちょッと、噛まれたけ、ど。(へにゃ、と此方も情けなく眉を下げて笑った)(ちょッとと言うには、穿たれた肩はずきずきと鈍い痛みを未だに湛えている、けれど) 情けないところ、見られたなァ(なンて―――格好付けるのは、悪い癖。ひらりと手でも振ろうかと思うのだけれど、痛む身体は言うことを聞かぬ。)(血を流した所為か、時間が時間だからか、ぐらぐらと頭を揺さぶる眠気に似た何かに眩暈を覚え乍)―――危ないモノ、持ってるねェ、とか。言いたいことは沢山あるン、だけど、さ……(嗚呼、目が回る。背中が痛い。肩も痛い。―――体中痛い) もし、箒に乗る余裕があれば、俺の家まで乗せてッてくれない?(ぐらぐら揺らぐ思考で、図々しい頼みごとを。)―――何なら、ヒルダさんもうちで休んでけばイイ、し。(言ってることが、軟派じみて聞こえるンじゃないか、なンて考えは浮かばなかった。今は、兎角―――)何か、頭がぐらぐらするンだ。 [Sun 5 Feb 2006 03:33:29]
◆ヒルダ > ( 見上げた相手が豪人君だと、そこで漸く気付いた。 へにょ、と眉を落とした。 ) ……… うん。 そっちは、平気なの…? ( 緊張で抜けてしまった腰をどうにか鞭打って、落とした拳銃を拾い上げると相手の身を案じよう。大怪我でもしてたのならすぐに病院に連れて行かねばならないから。 ……やっぱり自分はこういう武器を持ち歩かない方が良いんだろうかなんて思いながら。うっかり撃ってしまっていたらと思うとぞっとする。 ) [Sun 5 Feb 2006 03:26:20]
◆豪人 > (間一髪)(人食いから逃れられても、人に殺されれば元も子もない。強かに打ちつけて痛む背を、丸めた男は、よろり、ふらりと―――力の入らぬ覚束ぬ足取りで立ち上がろう)―――………大丈夫、です、か?(聞こえた、我に戻ったよな叫びと落ちた鉄の音に、先程よりも大きな安堵を覚え乍、其方へ歩もう) ……さぞかし愕かれた、でしょう。(愕いていたのは、彼女だけでなく己も、だが。兎角、緩い笑みは苦痛に僅か歪め乍も、貴女の方へ、弱い声を投げ掛けよう。)(安堵と共に、脱力感と眠気が一気に襲い掛かってきている、から) [Sun 5 Feb 2006 03:22:04]
◆ヒルダ > ………… は。 ( その叫び声に意識を取り戻した。ふと見下ろせば、私は自警団の人に銃口を向けている。しかも引き金には限界まで指の力が込められており、火薬を叩くハンマーが怪しげにぎしぎしと傾き続けていた。ある程度力が込められれば火薬を叩き、火薬は弾丸を発射させるだろう。 ) ……… うひゃぁッ! ( 思わずぱっ、と両手を離して鉄の塊は足元に落ちた。安物はこれだけで暴発するのでそれも危ないと言えば危ないのだが、幸運にもそのような不幸が起きる事無く。 己の手を握り締めたままへなへなと腰を抜かして地面に崩れ落ちていった。 ずれた眼鏡はまだ、相手が知りあいだと気付いていない。 ) [Sun 5 Feb 2006 03:18:06]
◆豪人 > ―――たたた…、(上半身を起こせば、噛まれ鮮血の滲んだ肩口へ手を当てよう。じりじりと焼けるような、密かな痛み。)(それから、) あぁ、さっきの声、(女の存在を思い出す)(肩口に手を当てた儘、きょろりきょろりと周囲を見渡そう)―――ヒルダさんの声に、似てたンだけ、 ど。(―――と、闇の中。ぎらりと、黒い何かが光るのが見えた。)………、(闇の中に目を瞬かせて) ちょ、ッ(確かに此方に向いている其れが、月明かりに照らされて、眼鏡で矯正された視界に 銃口 である事を示していた) ちょ、ちょちょちょッ…!ちょッと待った!!(肩口を押さえ、痛む背を丸めて、叫ぼう) 俺、自警団員!俺被害者!(なンざ間抜けな言葉を) [Sun 5 Feb 2006 03:11:53]
◆ヒルダ > ( 両手で握り締めた鉄の凶器は、その向けるべき相手を求めて暫く銃口を彷徨わせるだろう。 私が鞄の中身に視線を落としている間、相手が何処に消えたのか判らなかったから。 右へ左へ、ゆらりゆらり。そしてそれは手の振るえと共に更に細かく振動した。 ) ………………。 ( びく、と体が跳ねる。視界の隅で動いた自警団の制服姿が敵だと一瞬だけ認識してしまったのだ。あろう事か銃口が一瞬其方に向くだろう。 静かなパニックを起こした女は怪我を心配しに駆け寄りもせず、襲われていた被害者が居たという事実すら認識出来ていない。ただ鉛玉を打ち込むことだけを考えていた。一種の高揚状態だった。 ) [Sun 5 Feb 2006 03:05:17]
◆豪人 > (ひたン)(仰向け、夜空を仰いで倒れ込んだ其の、青い制服、黄色い肌に落ちるのは、己の赤。)――― 人食い、(記憶に朧げにある言葉を反芻し乍、首を動かし、視線で男を追えば―― 人食い の 其れ は、耳を塞ぎたくなるよな、獣の叫びの如き咆哮を携えて、ギャラリィだッた猫と連れ立ち) ……確か、逃奴に…(去って行く後姿だけが。) ………つ、ゥ。(呻きを上げる優男は、怯え、震える叫びを上げた女が銃を構えている事等、気付きようもない。緩やかに、強か打った背の痛みを堪え乍、上半身を起こそうか) [Sun 5 Feb 2006 03:01:29]
お知らせ > アクアクさんが退室されました。 [Sun 5 Feb 2006 02:57:35]
◆アクアク > (猫と一緒に、野良は逃走して行った。) [Sun 5 Feb 2006 02:57:13]
◆アクアク > (目の前が開けた。 ――自警団員の首にはもう見向きもせず、) (ただすっかり冷たくなった頬の傷から滴る血が、彼へと数滴散るばかり。) (慄く聖女が十字架でも取り出すかのように銃を取り出した魔女が、其れをしっかり構えられるような頃には、) ――ア゛ァァ゛アア゛ ァァ゛ァ゛ … ァァ゛ ……ッ゛ …、 (狂った獣の鳴き声に似た音を引き摺って行った余韻が響くばかり。) [Sun 5 Feb 2006 02:56:30]
◆ヒルダ > ( 嗚呼、倒されてしまった。誰も助けには来ない。 誰か、誰か―― 私?私が行くの?私が行かなきゃ駄目? けれども足は棒のように動かない。もし目の前で自警団の男の人が殺されてしまってもこの足は動いただろうか。 ) ………っ。 ( あ。そうだ。 鉄砲。 がちがちと震える手が鞄の中に伸びる。他の荷物とは別のポケットに仕舞ってある鋼鉄の感触を引き抜こうとする。けれどもその腕では当たりもしなければ掠りもしないだろう。 それでも何とかしなくてはと、襲い掛かっている男がこの場を離れようとしているのにも気付かずに銃を握り締めた。 ) [Sun 5 Feb 2006 02:52:20]
◆豪人 > (劈く悲鳴)(―――其の声に、) まさ、 かッ(聞き覚えがあろうとも、間近、寸前の男から目を逸らして、声の主を確かめることなど出来ぬ。)(後ろへよろけ乍、) ――― ……?!(男の体が、一層近くッ) ぐ、(ど ふッッ――)ァ ッ、(信じられぬ、人では有り得ぬ速度で、痩せた細い男の体が――体勢が崩れる今、力で其れを跳ね返す事等出来ようもなく) ァ アァッ…!(ぐ、と息を詰まらせ、其の体当たりに背後へと倒れん――!) (どッ―――)……ぐゥッ…!!(地に背を打ち付ける衝撃に、息が止まるよな感覚)(体当たりの衝撃等、然したるものでなく、唯跳ね飛ばさんとする其の勢いと、地の衝撃に仰向けに倒れ込み。―――女の声のする方とは違う方、スラムの奥へと男が向かっていることを知る) [Sun 5 Feb 2006 02:46:35]
◆アクアク > (豪人の向こうにヒルダは無い。) (猫は塀の上をトコトコと、痩躯が行こうとしている方へ先に歩き出していた。) (つまり逃げの体勢に入っているのだ。) [Sun 5 Feb 2006 02:39:16]
◆アクアク > (耳を劈く様な声に知った。――ヒトが二ツになったのだ、と。) (男の足元に崩れ落ちた痩躯は俯いたまま目を見開いた。 よろける足が見える。) ―― フゥヴッ ッ!! (体勢を立て直す、奥歯を噛み締める、そしてもう体温の測れそうなほど近くの彼へ体当たりを!) (それは先とは違う突撃だった。目は既に彼ではなく、其の向こうの景色を見ている。 体当たりは、彼にダメージを与えようと云うよりは、進行方向の障害物を押しのけようとしているのに似ている。) [Sun 5 Feb 2006 02:37:56]
◆女 > キャ――――ッ! 誰か――――ッ! ( …お話の中で良く女性が悲鳴をあげるシーンを小説なんかで見るが、その時ヒルダはいつも疑問に思っていた。私も女だけどこういう時に上げる悲鳴って「きゃあ」なんだろうか、と。 確かに物を落としそうになった時とかはついつい言ってしまうけれど、咄嗟にこんな声出すのかなと。悲鳴を上げている人を見たことないし、自分もあんまり上げたことが無いのでずっと判らなかったが。 ……ああ、やっぱり「きゃあ」なんだと思った。 ) ひ、人! 襲われてる、誰か! 助けて――ッ! ( されども此処は貧民街、夜の眠りを妨げる耳障りな女の悲鳴に「うるせえぞ!」と怒鳴りに来る住民すら稀な場所。眼を覚ました彼らはそのまま布団に包まるのだろうか。 逃げろといわれてもすぐに足が動かない、竦んでしまっていた。 ) [Sun 5 Feb 2006 02:33:13]
◆豪人 > つ、ゥ―――!(ぎちり―――)(肩に食い込んだ感触。つ、と痛みが緩く広がり出す―――と、) ……ッ…!(ぐらり)(勢い余ったのは飛び掛った男にとっては、計算外の好都合だろうとも、振り下ろした拳は外れた。肉を叩く感触は、噛み付く男から小さな衝撃として己にも伝わり、直ぐに牙が外れたのに気付く。)(よろけた、足元。ぐ、と奥歯を噛締め、何とか踏み留まりたい、ところだが―――倒れはせずとも、よろけるように後ろへ身体は傾かん) ―――――く 、そッ、(よろけ、踏みとどまろうとし乍、) 誰だか知らないけど、ッ…!(女へ) 逃げなさいッ(叫ぼうか。)(―――悲鳴を上げんとする女の聞き覚えのあるだろう、声で。) [Sun 5 Feb 2006 02:30:36]
◆アクアク > (その痛みから、 … ゆら、と力が抜け、彼の肩より牙が外れる。) (何か居る、と認識したのはそのときになってからだ。 ――また、傍観する猫が鳴き声を上げたのを聞く。) [Sun 5 Feb 2006 02:24:02]
◆アクアク > (彼の肩に牙が食い込む。厚着が幸いして、抉り取られるような事だけは無い。 けれども制服に暗い染みが じわり と広がる程には彼の皮膚に牙は食い込んだ。) (至近の彼に飛び掛ったのだ、勢い余って痩躯の体重が彼を押し倒すような方向へ掛かる。彼は堪えられるか如何か。) … フグッ! (肩に噛み付いたまま呻き声のように。――拳は突っ込んできた勢いに狙いがずれて、首近い背の辺りに落ちる。) [Sun 5 Feb 2006 02:22:23]
◆女 > ( 両手に大事そうに握られた箒を抱え、その二人の姿を不安そうに見る。片方は自警団、片方は―― 服装から察するにここの住民だ。ああ、きっと何かしたのだろう。だから争っている。 されども自警団で無い方の男が掴みかかるというより跳躍したように見え、やはりただ事では無いように思えた。いや、自警団の人とは言え襲われてるのだからただ事なんてあるわけが無いのだけど。 ) …… はっ。 え、 ぁッ。 ( ぱくぱくと口を開閉させる。喉に突っかかって声が出ないような。引きつって、顎が震えて。 ) …… 。 あ…… っ! ( それでも少しずつ少しずつ、スラムの空気を肺に吸い込んでいった。腹の底に力を溜めていった。それが限界まで蓄積されていった。 あげようとしているのは、悲鳴だ。 ) [Sun 5 Feb 2006 02:20:23]
◆豪人 > (声を発した女が、己の知人であるとは未だ気付かず) [Sun 5 Feb 2006 02:15:31]
◆豪人 > (物の数歩の距離、其処で蹲る男は、人なれど、人ならざる。―――優勢劣勢、問わず、思わしくない状況は確か。)(そして、)――― こンな時に、ッ(思わず、聞こえた女の声に、其方に危害が及ばないようにせねば、と視線を逸らした、刹那。) ……ぁッ、(たんッ)(跳躍の為の、地を打つ音が聞こえ―――) 糞、ッ…!(目の前、蹲っていた男が肩元目掛け…!)(咄嗟、身を引くよりも肩を押し出す形に。男にとって、噛み付きやすくなるだろう、が―――代わり、空いている逆の腕、拳を握り締め、飛び掛れば、其の後頭部目掛け力一杯の拳を振るわんとッ―――!!) [Sun 5 Feb 2006 02:15:04]
◆アクアク > (彼が女の気配に注意を逸らした瞬間を見た。) (たンッ! 両手を付く、) (そして彼の其の隙を突いて、――痩躯は飛び掛るッ、鞭を持つ手の肩を狙って!) [Sun 5 Feb 2006 02:09:24]
◆アクアク > (――たシ、と片手を地面に付いた。 ポタ、と地面へ滴った唾液に未だ赤色は混じらない。蹴られた痛みは熱を持って腹を鷲掴みにしているようだが、) (泣くほどの事ではない。) … ァア゛ ァ゛ …。 (遠目から見ただけであったら、「食い逃げ犯を打ち据えた自警団員の捕り物」にでも見えただろう。だがそンなものではなかった。) [Sun 5 Feb 2006 02:07:56]
◆女 > ( 例えばそう、見てはいけないものというのがあるじゃないか。出来れば『お邪魔しちゃったわね御免遊ばせ』って言ってそのまま立ち去りたい感じの。 ちょいと用事があっていつもの空中遊泳からスラムに降り立ち、何か騒がしいなあと近づいてみたら―― そう、修羅場という奴だった。誰かが襲われている。誰かが襲っている。 初めて眼にしたその光景にその場に思わず立ち竦み、見なかったフリをすれば良いのに声を出してしまった。或いは、思わず一歩後ずさりした時の足音を響かせてしまった。 位置は縺れ合う二人から然程離れていない場所、十分視界に入る距離だ。 ) [Sun 5 Feb 2006 02:06:44]
◆豪人 > (ひらり、空に千切れた青い布が舞うのが見えた)――― ぶなッ、(危ない。なンて次元でもない。鋭い歯が裂いた制服。)(安堵の息をつく場合でも無い) (ど ふ ッ)(力の然して入らぬ後退姿勢の儘、蹴り上げた足に肉を蹴った感触と衝撃。) ッと、…(其の儘、三、四歩後ろへ飛びのけば、蹲る男が見えた)(「 あの体勢からの跳躍は、思う以上 」―――其れは先刻で学習済み。ずず、と後ろへ下がれば、蹲る貴方を横目に周囲を見回そう) ………どちら、(逃げるか、此の儘戦うのか) か。(雑然と樽が数個置かれた通りと、聳える廃墟。来た道は、右正面。―――蹲る貴方の左後方か) どうにか、(突っ切るしか―――そう、思考をまとめ、再び鞭を構えた、時) (声)――――糞、(其れも女の。)(思わず舌打ちも漏れよう) [Sun 5 Feb 2006 02:04:39]
◆アクアク > (貧民窟の一角。 ――何か見えたとするならば、) (自警団員の男性と、其の前に蹲る人影か。) [Sun 5 Feb 2006 02:04:25]
お知らせ > 女さんが来ました。 『……… あっ……。』 [Sun 5 Feb 2006 02:00:38]
◆アクアク > (振り下ろす腕に向かうと云う事は、自分から腕に殴られに行くようなものだ。併し其のダメージよりも噛み付くほうを選んだのだ、) (が、――牙は自警団の制服を少し噛み千切るに終わった。) (鞭の乾いた音が響く、それを背に聞きながら。) … ケ ハッ…!! (再び膝を曲げようとしていたところに、彼の爪先が腹に減り込んだ。) (目の前で腹を押さえ、蹲るような体勢。) [Sun 5 Feb 2006 01:54:04]
◆豪人 > (笑みを浮かべる顔は確かに人のもの。なれど、浮かべる表情は―――) ッ…!(―――獣。)(さすがスラム、だなンて考える余裕なぞ無い中で、)( が きン) (足元で響いた牙の音)(―――なれど、続いて飛び掛るは、重みを伴って叩き落す左腕へか。鞭が当たらなかったことを示す風切り音が聞こえれば、次いで地面に鞭が当たる音も聞こえるだろう。)―――糞ッ、(呟いて、振り下ろした腕を反動で引けるならば引こうか。とは言え、ほんの少しにはなるだろう) ―――ッ、(後退りするよな体勢の儘、先程引いた足を腕へと飛び掛らんとする貴方へ、蹴り上げようとッ) [Sun 5 Feb 2006 01:47:34]
◆アクアク > (貴方の目の前には獣が居る。舌なめずりさえしない口元はずっと笑みのような表情が張り付いているばかり。) クヒッ キヒャァァァァッッ …! (仄白い息を吐きながら、地を這うような牙が行く。) ( ガ キンッ!! ) (空振った。一撃目は噛み付けず。) (だが攻撃は止まりはしない、素早く貴方に駆け寄ると、) (鞭を振るわンとする其の隙に向かって、――振り下ろそうとする其の腕へと飛び掛るッ! ヒュォ、と鞭が風を切る音が頬を切った。) [Sun 5 Feb 2006 01:39:01]
◆豪人 > (猫をギャラリィに、愉快そうな貴方が降りた音が聞こえると同時、)―――厭だなァ、もォ…!(なンて呟きと共に、腰に下げた鞭を手に。)(結局、何の改良もしていない鞭は使い込まれた革製の。) ―――ッ、(素早い方向転換、冷たい冬の視線と月光煌く牙が近寄る。)(恐らくは牙が狙ッているだろう足を引いて―――近付く貴方の顔面、もう少し距離を得る為の時間を作ろうと鞭を叩き落さんッ) (足をやられては敵わぬ) [Sun 5 Feb 2006 01:33:46]
◆アクアク > (猫の数匹は塀の上に残ったまま、まるで闘技場での試合を観戦する退屈な婦人のように。) (――た。 そして着地は驚くほど軽い音に終わる。) (すぐさま彼の逃げた方へ、 ジャリッ! サンダルの足裏が方向転換、) (距離を取ろうとする其の足目掛けて、牙が再び追いかける!) [Sun 5 Feb 2006 01:28:07]
◆豪人 > (―――寒い)(其の笑みを見た時、瞬時に浮かんだ感情は其れ。見上げる貴方の目の冷たさ、哂いの奇妙さ、―――嗚呼、どれを取ろうと) だ、 …ッ、(寒い。)(人に見えようと、言葉も通じぬだろう見目、声、哂い、其れが、数メートルの距離を)―――前者ッて、事…ッ!!(無言の問いに、無言の返答。飛来するンだろう、まるで見目は人であっても、動きは連れ立った猫のようだ―――) だァ ッ、 もゥ…!(見上げた呆けた間抜け面は、きり、奥歯を噛んで、先ずは貴方の降りるだろう場所から少しでも離れんと駆けるッ) [Sun 5 Feb 2006 01:24:40]
◆アクアク > (貴方の問いには行動で以って返そう。) シィイィィッ ――…ッッ!! (塀を蹴りつけて飛び掛らンッ!) [Sun 5 Feb 2006 01:20:09]
◆アクアク > (ニィ、と口の端が裂けたように釣り上がる。覗く歯列は尽く鏃のような牙である。) … キヒッ。 キヒヒヒッ。 (首を傾げた。 ――否、痩躯の眼は哂っている。下弦の月のような形をした冬空色が塀の上から見下ろしている。) (しゃがみ込んでいる体勢の中で、 ぐ 、と更に深く。) [Sun 5 Feb 2006 01:19:10]
◆豪人 > ………コ、コンバンワ。(なンて挨拶伝わらないのが、よく分かる哂い声まで聞こえて。)(思わず、口に出た言葉の間抜けさに、笑いそうにもなる、けれど。) ……、と、(敵意があるのか、無いのか。問われれば、貧民窟だ。答えはどちらが主立っているかは、暗黙の了解か。)(されど、) ぇ、と。(―――見えた貴方を見上げよう)(塀との距離は、数メートル。) [Sun 5 Feb 2006 01:17:23]
◆豪人 > (声)(―――猫の。) うわァ、(何の呟きか。思わず声を出したのは、「 猫が返事した 」 なンて下らない感想。)(声が聞こえたのは、背後、か。―――なれば、一目見ンと、振り返ろう) ………ニャン、 (コ。)(愛らしい猫 だけ を想像して振り返れば、) … ッ?(細身の。―――人。)(其れも、) [Sun 5 Feb 2006 01:14:38]
◆アクアク > … ナ゛ァァ゛ア゛ ――――… オ゛オォ゛ォオ゛ …、 (貴方が想う人では無い男は、猫の様に鳴いて、音も無く哂った。) [Sun 5 Feb 2006 01:12:46]
◆アクアク > (猫の鳴き声は、――自警団員の背後、佇む廃墟の塀の上より。) (振り返るなら其処に、猫と 細身の男が見えるだろう。) [Sun 5 Feb 2006 01:11:27]
◆豪人 > (『 雌猫 』だ、なンて莫迦にされようと、自分は列記とした人であり、男以外の何物でもない。―――其れは、延々と巡る「 日々 」の繰り返しを強要される空しい条件と引き換えに得た?) ほら、俺ッてば人間の男。(なンて、此処で一人胸を張っても致し方ないこと。)(其れを見せる相手も居ない。) ……帰って寝よう。(呟けば、のろり、のそり、立ち上がらん)(―――と。) ………、 [Sun 5 Feb 2006 01:11:24]
お知らせ > 声さんが入室されました。 『( な―――― … お…、 )』 [Sun 5 Feb 2006 01:09:54]
◆豪人 > ………、(無音) ………(―――似ても無い猫撫で声に、声を返してくれる猫なンざ、此処には居ない) [Sun 5 Feb 2006 01:08:35]
◆豪人 > (ちらりほらり、物陰から此方を窺うような視線は、猫か、犬か、それとも人か。)(其れ以外だなンざ、考えたくもない。) ―――な ァ ご?(猫の声真似なンてしてみるのは、―――猫が隠れているなら、出て来ないかしら。なンてェ、くだらない。) [Sun 5 Feb 2006 01:05:46]
◆自警団員 > (スラムの警邏が無くなって、久しい。警邏か、時折、界隈に住まう同僚の下へ遊びに行く以外は、何の用も無いスラム。)(久方ぶりに足を踏み入れた其処は、相も変らぬ黒さよ)―――……寒ィなァ、ホント。(ぶるりと震わせた肩、しゃがみ込んだ儘、己の両腕で擦る。暖めるように。)(さして変わるでも無いが) ………、(帰ろうか。――ぼンやり、周りをしゃがみ込んだ儘見回せば。嗚呼、いつか見たことのある風景だと。) あはは、(思わず笑いが零れる)(表情は複雑。眉は下がり、口は引き攣るような。苦笑。) ―――…………、元気かな。(誰が。)(其れは口に出さねど、己だけの呟きにて。ぶわ、と時折吹き抜ける風は、妙に冷たく、妙に生暖かく。)(いつだッたか、同じよに、此処で座り込んで酒を飲んだ日が過ぎッた) よくよく考えると、莫迦な話。(くすり、苦笑交じりの表情から。) [Sun 5 Feb 2006 01:02:45]
◆自警団員 > (ふわり、指先から離れる温度は、子供の暖かさ。)(気侭に、ひらひら舞う蝶の羽根のよに、ころころと表情の変わる少年と一緒に歩いて、数時間。―――ずゥッと握っていた手) もう迷子にならないよーにね?(しゃがみこんだ儘)(『 うン、ありがと。 おにーちゃん 』) どーいたしまして。(手から離れて、駆け出す幼児を眺めよう。小さな足音が、ぱたぱた、ぱたり。離れていくのを。)(―――勤務を終えて。散歩がてらに歩いていれば。商業地区の隅、泣いている少年を見つけて、彼の家を探し続けて―――) 嗚呼、(空を見上げる) もう(月はすっかり昇って、緩い光を地へ届けている)(見守る視線のような)―――すッかり夜中かァ。(明日が休みでよかった、なンて思うのは、ずしりと思い両肩の所為。連日掃除と書類整理、其れに警邏。たかが通常業務、されど通常業務。侮る事なら無い、業務。毎日、こンな風に過ぎるだけ。) ………寒。(肩を竦めん) [Sun 5 Feb 2006 00:56:52]
◆自警団員 > ―――…此処で大丈夫?(スラムの中腹、小さな子供の手を握って。しゃがみ込んで、顔を覗き込もう)(ほンのり赤い頬と、鼻、涙ぐんだ瞳の小さな少年は頷いた) 大丈夫、なンだね?(確認するよに)(『 お家、直ぐ其処なの。 』)―――そか。 じゃァ、(ゆっくりと、手の中の温もりから指を解こう)…早くお帰り? [Sun 5 Feb 2006 00:50:55]
お知らせ > 自警団員さんが来ました。 『(―――繋いだ手)』 [Sun 5 Feb 2006 00:48:42]
お知らせ > 影さんが退室されました。 『と ぷん―― 沈み込んだ闇の中、舌に残る涙の味 は…』 [Sat 4 Feb 2006 02:19:45]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 月の光が、猫の影を焦げ付かせた。 )』 [Sat 4 Feb 2006 02:18:12]
◆ナイト > (地面が猫を受け止めた。 ―― 後はもう、振り返らずに只管走る。 影に、闇に、月に背を向けて、戦慄に駆られた猫は走る。 何時かは、何時かはきっと、この好奇は猫を殺すだろう。そんな確信が前進した。) (優しかった。慈しむようだった。 ―― 緩やかに、飲み込まれようとした。影の声が届いたけど、ねこは振り返る余裕なんかなかった。 猫にはまだ、失えない命がある。それは四肢を縛る鎖で、娘の戒めとはまた違う物。) (生きる者の意思が――甘美な墜落を拒絶した。) [Sat 4 Feb 2006 02:17:50]
◆影 > ( 最初に発生したのは、何時だったのか、そして娘は人であったのか、それともオリジナルとして闇を恐れ敬う人々の囁きから生まれたのか、何らかの理由で忽然と人が居なくなる事を説明するために生み出されたものか―― その起源はもはやもう誰にも判らぬ事。 ただ、いつか滅ぶその日まで存在の根底に刻まれた「生者を影に引き込む」という行動をなぞる。それに混じる個としての娘の意思めいたものは、彼の美しい色違いの涙を舐める、と言う部分にひっそりと息衝くばかり。 小さなクシャミ 寒さを気遣うように影がやんわりと猫を包む。 その腕の中には刺はない、毒は無い。ただ、意識が遠く、認識が説かされるような温い闇があるばかり―― ) ( しかし猫は鳴らされる本能の警笛に気付いた―― 生命として生への欲望を振り絞り、溶かすよな腕の中で暴れ、もがくのであれば力ない影の拘束を振りほどく事は容易であろう。 )――… ぁ ( 離れていく温度を惜しむかのような囁きが空気を揺らす。もう半分以上が影に埋まった娘だった物は別れを惜しむように緩慢に手を伸ばし―― そして性に塗れた小袖と、擦り切れた帯を残して、波打つような闇の中に埋没した。 ) [Sat 4 Feb 2006 02:11:50]
◆ナイト > (猫が動けぬは、畏怖などという高度な感情を習得してしまったがタメ。姿持たぬものは誰かの声によりてその姿を得、幾千人もの人々の囁き声の内に、人の形を取ったのだろうが。霧か靄に包まれるように、虚実の合間を揺らぐ愛撫と緩慢な腐食に毒されていく。影だ。と猫は思うた。 ―― 猫の欲しがった応えは、ついに得られた。娘は影だった。闇と似て異なるもの。誰かの影法師に留まるのを潔しとせずに、意思を持ち彷徨い出た影の虚像。人々の声音の中に命を持ち、都市の片隅に生まれ出た歪な命。 ―… 否、再生、かもしれない。) (痛くは無い。冷たくも無い。猫が厭う嫌な感触は全て、何一つその存在から感じ取れなかった。瞳を潤していた水分が一滴、柔らかな舌に奪い取られた。クシュン、と小さくクシャミをした。 ―― そして、やがて静に進められていた侵略が、同化を意味すると知った時、猫は漸く悟るのだった。) (娘は、否、影は――危険、であると。) (温暖な戒めから逃げ出そうと猫は懸命にもがく。 ―― 声を上げずに、ただ精一杯生への汚れた欲望を示すように。) (攻撃、などという高度な事は出来なかった。影にはきっと、届きそうも無いから。猫はただ、もがく。逃れようと――持ち前の俊敏を発揮して。願うは重力が味方となり、確固たる地面の感触に戻らんと。) [Sat 4 Feb 2006 01:56:06]
◆影 > ( 色違いの目を見張る猫が本能の警告を好奇心で殺し、目にする不条理に足を怯ませる内に 剥がれ落ちるよう、包み込まれるよう娘の姿は肌も目も口も全て闇に転じる。その姿は人の形をした立体の影とでも言うべきか―― その輪郭は霞むようで曖昧。実にして虚、虚にして実の不条理。 都市伝説に謳われるよな影人間が目の前に現れるのだろう。 ゆらゆらと朧に揺れるその手が目に見えぬ思考の片鱗を見せるよに、愛しげに、ぬるりと闇を塗りつけるように猫を撫ぜ、足元に広がる闇に脚を取られる彼を抱え上げるだろう―― その感触は暖かくも冷たくも無い。 夜の色をした瞳のあった部分は、猫の瞳を見つめ続け 腕の中に抱き、悲鳴を漏らす猫をゆるゆると溶かすよに撫で続けよう。 そして、ずぶり―― 娘であったものの体が粘液に沈むよな鈍い感触とともに、まるでそこだけ地面がぬかるんで底の無い沼であるかのようにゆっくりと波打つ影へと沈む。 それは猫の問いに応えるものに相違ない―― 生者を影に引きこむモノ。 猫の色違いの瞳に魅入るような影は顔らしきものを寄せ、彼の瞳を舐め取るようにまぶたへと舌を這わせた。 まるで、同じになれば判るというように―― ずぶり、ずぶり 猫を撫で回す影は緩慢に影へと沈んでいく、射竦められたままなのであれば 抱えられたままの尻尾の先が、そして足先が、ぞっとするような温い影の中へと浸ってゆくのだろう。 影が漏らすは切ないよな吐息ばかり ) [Sat 4 Feb 2006 01:41:53]
◆ナイト > (肉体が仮初の宿ならば、行われる全ての蹂躙も、ただひと時の夢の如し。肉欲に深く捉えられた人の仔を、人ならざる眷属は嘲笑うだろうが。それは猫にも、どうでも良い事。魚の骨から、綺麗にその肉片を剥ぎ取る為に進化した、小さな突起のある猫の舌。毛繕いは普段、自分でも滅多にしないのだ。飼われるようになって、猫は随分前よりは綺麗に成った。 ―― 毛皮を擽るのは、酷く懐かしい感触。毒される。腐食される。その危険性が、ようやく小さな猫の思考にも侵入を始めた。だけど――どうにも、逃れられそうにも無い。) (夜色の目に映る視線、相変わらず、その思考の片鱗すらも、猫には捉える事が出来なかった。初めより、そんなものは無いのかもしれない。 ―― そして猫は、かつてない戦慄を知る。細やかな砂の粒子が飲み込まれる、闇。 黒ではない。闇。) (猫は大きく瞬きをする。猫の視力に障害が生じたのだろうが。 ―― しかして、嗚呼。ヒトガタならざる娘仔の方が、猫には馴染ましい。) (はがれいく幻の白、偽りの漆喰の下から、漸く猫が望んだ娘の娘たる姿が現れた。 ―― 驚愕に足が竦んだ。退くことすら出来ずに、猫は伸ばされる指に捕われるまま。濃厚な闇を閉じ込めた、コールタールの海に、漂う。) ( ニャァ、押しつぶし損った、悲鳴。 もう一度、 「 ナ ァ ニ 」 の鼓動が、夜を揺らす。) [Sat 4 Feb 2006 01:21:11]
◆紫 > ( そして娘は伏せた身を起こし、白く浮かんだ指先からぺりぺりと膜が剥がれていくように黒く、暗く 闇が凝固するように娘を塗りつぶしていく―― そして猫を抱え上げンとするようにその手が差し出されるだろう 見れば、娘の下半はすでに闇に解け、ぬるぬるとコールタールのような影が猫の足元へと広がってゆく ) [Sat 4 Feb 2006 01:09:39]
◆紫 > ( 猫の鼻先に皺を寄せさせるのは着物や髪へと、仮初の生活で染み付いたもの。酔っ払い達に付き合って夜遅い買い主が眠る昼間にふらふらと出かけて、迷い込んだこの場所で見知らぬ男に弄られたもの。娘はそれを愛しては居なかったが、別段嫌うわけでもない ほんの些細な、どうでも良い事だ。 それに鼻を寄せる猫の様子には密やかに笑うたが。 嫌がる様子が無ければ、己にも与えられるざらざらとした温い舌をくすぐったく想いながら、母猫にでもなったつもりか猫の毛並みに沿うてちろりちろりと舐め続ける―― 言葉でない言葉が、空気を揺らす?それに気をとられて行為を一度止め ぼんやりと辺りをうかがい―― 色違いの瞳へと正体を無くしたような惚けぼやけた視線が降りた。そこに浮かんでいるのは深い闇 )―― は ァ ( 漏らすのは緩い吐息。 じゃり、と地に付いた手が浮いて、濡れた掌に付着した砂利が微かな音を立てて散る。娘の虚ろな瞳がきゅう、と細められ狭められた闇は深さを増し 浮かべる底が見えぬ笑みは深くなり―― 闇に惚、と浮かんだ白い指先が霞む。 まるで、黒い煙に包まれるよう輪郭は怪しく――… それはもう片方の手も同じく ) [Sat 4 Feb 2006 01:08:19]
◆ナイト > (奇怪な生き物、という点では猫とて負けていない。二本足で立てる生物が、四つんばいになる姿は艶かしい。猫の盛に届かぬは、ひとえに種族の違いの為。猫の双眸濡らす生理的な潤いは、単なる塩とアルカリの成分なれど。自由に広がる想像の蜃気楼の中では、天上の美酒にとて成らん。) (ひとの匂い。だけどそれは、娘仔本体からではない。身に纏う穢れが、幾ら主張し続けようと、本来の性質は消えない。 ―― 墓場で、猫が夜語りした浮遊体と同じ気配がした。やはり、と猫は自己の感覚を信じる。刺激の香は鼻を狂わせる。ツゥ、微かに鼻先に皺が寄った ―― 時、) (ねっとりと、湿り気を帯びた、柔らかな愛撫。小さな脳みそは刹那、情況を理解できなかった。体温がある、存在がある、それなのに――娘は猫にとって死者だった。それはかつて体験した事の無いことで、猫は戸惑う。) ニィ ァ …。 (拒みはしない。猫同士が良く交わす挨拶のよなもの。小さな舌が、娘の頬へと這わせられるだろうが。人間じゃなければ、警戒とて、些か薄い。) ―― 「 ナ ァ ニ ?」 (言葉、ではなかった。強いて言えば、念。波動とてでも呼ぶべきもの。 ―― 問うは、奇妙な娘の存在。 いかなる権利を得て、暖かい舌をもてるのか、と。) [Sat 4 Feb 2006 00:51:12]
◆紫 > ( 二本足の癖に尻を突き出すよに4つに這って 綺麗な色違いの瞳を何処かねっとりとした、温い温度を伴った蕩けたよな視線で見つめながら 猫の流す涙を想う。 それは透明な雫に踊る金の粉、そして一夜限りの旅人から寝物語に聞いた南国の海のような蒼い雫。 どんな味と香りで酔わせてくれるのだろう―― そんな現実にはあり得ぬ想像に胸を高鳴らせれば首から垂れた金属の輪も、低く砂利にこすれてチリ、と鳴く。 猫が一歩、踏み出す。音を吸い込む肉に隠されて足音は聞こえない しかしその音を聞き取らんとするように息を潜めて、耳を澄まして―― ついには鼻先をつき合わせるよな近い距離―― 猫を真似るよにくんくん、と寄せられる鼻先の匂いを嗅ぐ。 きっと娘からは塗れた男の性の匂いが強いのだろう。それに混じって、刺激が強いばかりの酒と調味料の匂い。汗と、そしてかすかに、かすかに滲むのは もはやこの世の物ではない死者の匂い―― 否 それは鼻ではなく、この世ならざる物を知覚する感覚へと届くのだろう。 娘の顔は猫に寄り れ、と垂らした舌で猫を舐めた。 ) [Sat 4 Feb 2006 00:39:18]
◆ナイト > (繊月のことを、猫目の月と表するは、トキノミヤコの言葉の彩。言いえて妙、などと頷ける説得力。夜に深く愛された眷族達にとって、月は親しき隣人であり、魔力の源でもある。底が見えないその穴は、じっと覗き込み続ければ、吸い込まれてしまいかねない危うさを秘めて。 ―― 先ほどまで、じっと眺めて居た夜色は、ほんの少し、月酔い気分。お別れの挨拶に、健気に返事をしてくれる猫はもう居ないようで。闇に溶けた小さな獣達の気配が、幽かに夜気を揺らして消ゆる。) (ゆっくり、見上げなければいけなかった姿が、猫の視点に合わさった。首の戒めは、何時か檻の中で見た捉われの証。 ―― 故に猫は怪訝に思うだろう。なぜなら猫の目には、娘仔はとても、鎖など容易い桎梏で捉えられるものとしては映っていなかった。人間の体臭に深く紛れ込んでいるが、確かに娘は、猫と同じ、闇の眷属の香を漂わせていた。) ニャ ァ ァ ........。 (意味の無い、間伸びた声。単なる返事のようなもの。猫は距離を縮めようと歩み寄る。一歩ずつ、天高く掲げられた銀盤の穴に吸い寄せられているような感触を味わいながら。 ―― 娘の存在は、猫には穴に思えた。吸い込まれたら、二度と出てきそうにないような、月のカオスと同じ穴。) (くんくんと、その目前、鼻を鳴らす。) [Sat 4 Feb 2006 00:25:11]
◆紫 > ( 猫達に釣られて見上げれば雲の無い空にぽっかり裂けた「穴」は弓張り月―― 鋭いラインはまるで触れれば切れてしまうように思える。 降り注ぐ一度死んだ光に目を細め、あの「穴」はどこに繋がっているのだろう、と思う。 猫も、あの柔らかな光を注ぐ「穴」を見ていたのだろうか―― ぼんやりと阿呆のように空を見上げたままどれくらいが経ったか、首も疲れた頃合に視線をおろせば、夜の貴族である猫たちはぴんと美しく尻尾を立てて去っていくのが見える。 )――… にゃー…… ( それを見送りながら、さよならを言ったつもりになってみる。舐めていた掌はいつのまにかにだらりと下ろされて―― ひらり、屋根上より音も無く闇が降りる、そして近づくでもなく見つめる猫の視線が飼い猫でもないのに首輪をした娘に。 それに視線を合わせるように、娘はゆるゆると膝をつき、手をつき、尻をつき―― 地に伏せるようにして猫の瞳を見た。 ああ、金と蒼の色をしていて、とても綺麗だと思う。 悪臭に塗れた娘は地に伏せったまま とても日向に在る物とは言い切れない、ひっそりとした笑みを浮かべ――。 ) にゃー… ( もいちど鳴いた ) [Sat 4 Feb 2006 00:13:13]
◆ナイト > (やがて、星空を背景に戴いた宝石の群れは、一つ二つと離れていった。猫の鳴き声には、常に感情や意味が伴うわけではない。動物言語が身振りや吐息や脈動を全て含むものならば、声はその一つの要素に過ぎない。人の子が使う言語ほどに難解な語句が無い代わりに、言葉そのものが曖昧な形。) (ひたひた、裸足の娘の足音と良く似た音を立てて、猫らは一匹二匹、散らばっていく。人に、人の形をしたものに、さらに言えば、異形に見出された。集会は此処でおしまい。猫らは月の恩恵を辿り、それぞれにしか見えない道を帰る。 ―― 一匹、好奇に毒された夜色を残して。) (煙突の影から歩み出したそれは、しばし僅かな光を背にして娘仔を見下ろしていた、が。 ―― 屋根より、身を躍らせた。着地音は肉球が吸い込んでくれるだろう。そうして、数m離れた場所より、夜色の猫はじっと娘の姿を見つめた。色違いの双眸、瞬かせて。) (体臭を凝縮したような、濃厚な香り。鼻をびくつかせる。 ―… 確かに、余り好きでは無いが。) [Sat 4 Feb 2006 00:03:45]
◆影 > ( 返事が返った。それも、真似た声色じゃなくって本物の猫の。 優美なシルエットが動いて、僅かな光を受けて輝く幾つもの瞳が見下ろす。夜の色をした瞳は見上げる。 )…… にゃー 。 ( 泣き声はさっぱり意味はわからなかったけれど、返事が返ったのが嬉しかったのか 薄汚い娘は虚ろな目を細め 声音を真似て、も一度鳴いた。 嗚呼、猫の集会だ。 そんな程度しか胡乱な頭には浮かんでいない そもそも、自分がどうして此処に居るのかも判ってないのだし。 屋根の上へ向けて、手を上げて裸足の足を踏み出そうとして―― 思いとどまる。己の掌を見ればぬらぬらと滑る粘液。鼻を寄せれば鼻につく気持ちの悪い匂いがする ) これじゃあ――… 触れ、ない。 ( 掌をじっと見て、語散る。猫は綺麗好きだから、きっと逃げてしまうだろう―― 残念、と肩を落とせば ちろり、掌を舐めた ) [Fri 3 Feb 2006 23:55:19]
◆ナイト > ( 「にゃー」 と誰かが返事をするだろう。 ) (数十の闇に光る目が、一斉にむく。 勿論、色違いの夜色も含んで。) [Fri 3 Feb 2006 23:45:23]
◆ナイト > (集まって、別段ナニヲする、というわけでもない。情報を交換したりするイメージが人間にはあるかもしれないが、実際猫同士のつながりと言うのは酷く稀薄なもので。) (月を見上げた。初めてこの町にたどり着いたときより、それは一層に美しく、艶かしく猫の目に映った。) (鼻先を突っつきあう挨拶が、そこここで交わされている。まるで気づかれるのを恐れるかのように、夜色は一匹、群れからはなれた場所で。) [Fri 3 Feb 2006 23:43:39]
◆影 > ( それは何時そこに現れたか定かではない。少なくとも、ひたぴたと何も履いていない足で歩いてきたわけでは無いように思える そしてそれは誇り高き4本足ではなく、誇りの欠片も持ち合わせていない二本足。そいつが薄闇にぼんやりと浮かび上がっていた。 )――… にゃー。( 猫の感覚を突き刺すよな青臭い異臭を放つ体液に塗れ、身に付けた暗い色の着物も酷く乱れている。たた、っと脚の間に落ちるのははやり濁り、透明が半端に混ざりあった白い色。 そんなたった今強姦でもされてきたよな風体の娘が 猫の集会を見上げ、彼らの声を真似るよう一声鳴いた。 ) [Fri 3 Feb 2006 23:43:38]
お知らせ > 影さんが来ました。 『( 黒い目が、それを見上げる。 )』 [Fri 3 Feb 2006 23:43:21]
◆ナイト > (参加者――否、参加“猫”か。は、そのほとんどが野良だ。“野生”の猫は此処まで来ないし、人間に近づきすぎた猫は、猫とは別の生き物だと眷属から認識されるから。異端を作るのは、何も人間だけでは無い。ただ其れを声高に糾弾するのではなく、密やかに態度を持って駆逐せんとするのが猫達のやり方だ。) ( ―― スゥ、色違いの双眸を細めた。煙突の影の夜色は、どうやらまだそこまでの扱いを受けるほどでは無いらしい。もしやすると、他の仲間らが知らずに居るだけなのかもしれないが。) [Fri 3 Feb 2006 23:29:37]
◆ナイト > (例えば月が美しい夜、例えば暗雲蠢く闇濃き宵、タイミングを計ったように、示し合わせたわけでもなく猫達は町のどこぞに集う。滔々と夜を渡り猫らに伝わる波動が、集いの開始のときを告げる。猫達にしか聞こえない言葉、動物言語、といった類とまだ違う。全く持って、黙示としかいえないような、超自然的な言葉。) (スラムの中では、比較的良いとされる区域。朽ちかけた屋根の上に、ちらほら、猫達の姿。 ―― その中に、ひっそりと身を潜める、夜色の。) [Fri 3 Feb 2006 23:22:13]
お知らせ > ナイトさんが来ました。 『( 猫達は時折、集会を開く。 )』 [Fri 3 Feb 2006 23:18:04]
お知らせ > クリストファーさんが退室されました。 『( ああ、思考がずれていく。 )』 [Fri 3 Feb 2006 22:07:44]
◆クリストファー > …………だからといって………ねぇ……。 ( 時には障害を避けて通っていくことも、正しい選択ではあるのだろう。 勿論そればかりではちっとも前進できない。 少しずつでも前進していくために、選択していくことが大事。 ……だけどクリスは、不器用だった。 ひたすらにひたすらにひたすらに、正に猪突猛進、障害を突破することしか考えられない。 きっと阿呆なのだとは、自覚していることなのだけれども。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:07:34]
◆クリストファー > ( 生きるためには障害を克服していかねばならず、生きていくということは障害を打倒し続けていくということだ。 何事にも諦めるような気持ちでいるクリスだって、生きるということに関してだけ言えば、その情熱は暗いながらも密かに熱いものだった。 なんとしてでも生きたい、と。 それはもう生命としての単純なる欲求だけではなかった。 高度な思考を持って、ただそれだけを求めていた。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:55:34]
◆クリストファー > ( こうして姿を隠さなければいけないのは全て自分が原因なので、今更誰に文句を言う気もない。 自業自得、正にその通りだ。 罪とは思っていないのでそれを償うことはしないが、認識を放棄したり自暴自棄になることもない。 障害は所詮越えるだけのものでしかない。 病という点では死という障害は克服できた。 今回もまた克服していくだけだ。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:47:32]
◆クリストファー > ( 警戒心や危機感が薄れたわけではない。 逃げ続ける身であることは確かだ。 だが、残念ながら世の中は金が基準。 体を売ってもさして金にはならぬ。 せめてはした金でも稼ぎたいところだ。 ――だがそう上手くもいかない。 身分、経歴問わず、などという仕事は大抵いかがわしく、そして危険度が高い。 割とクリスには無理なのが多い。 仕事斡旋所に変装して赴き、いくつか仕事をピックアップして大急ぎでメモしたのがこの紙だった。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:36:51]
◆クリストファー > ( いい仕事ねーかなー。 クリスは、手元の十枚ほどの紙をぱらりとめくりながら、スラム奥の、ひっそりとした路地を歩いていた。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:34:25]
お知らせ > クリストファーさんが入室されました。 [Fri 3 Feb 2006 21:33:15]
お知らせ > セオドアさんが帰りました。 『(剣闘奴隷。彼の無念が、実に気分を良くしてくれた。)』 [Fri 3 Feb 2006 20:35:58]
◆セオドア > (生きながら犬に喰われて行こうとも、彼はもう悲鳴を上げる事すらできなかったらしい。 犬の興奮した唸り声だけが聞こえる。) [Fri 3 Feb 2006 20:35:21]
◆セオドア > (獣が四足で走る音。 飢えた者の吐息と、その熱さ。 男は剣の血を払い、マント靡かせ踵を返す。)最後の仕事は、犬のエサやり。 さよならだ! 奴隷野朗!(肩越し笑い、歩き出す。 野良犬達が駆ける足音を聞いた。) [Fri 3 Feb 2006 20:32:23]
◆セオドア > (数度踏み付けると、痛みからか手が離れる。 数歩後退すると、ぶらぶらと足を振った。)あぁあぁ、どんな経緯で奴隷になったか知らねぇけどさ。きっと可哀想なストウリーがあったんだろうけどさ。(しゃがみ込んだ。 両目と口。歪な三日月、三つ作った。)残念でした! ってか!(ひひひ。歯の間から笑みを漏らして立ち上がる。)ほぅら、聞こえてきやがった。 ヤツ等、血の匂いを嗅ぎ付けて… [Fri 3 Feb 2006 20:28:19]
◆セオドア > (小馬鹿にしたような歪んだ目が、僅かに見開かれた。足首に絡む感覚に。)お。 生きてやがる?(面白げに、パチパチと瞬きをする。 うう、と呻き、何の抵抗か男の足首を掴むのだ。)けなげだねー。 それとも、死なば諸共…ってか。なら無駄死にだな。犬死にだ。犬に食われてお前は死ぬぜぇ。はははっ。(ぐり。その手を踏みにじる。 踏み付ける。) [Fri 3 Feb 2006 20:22:00]
◆セオドア > (よっこら。屈んで、立ち上がり。 黒い眼で、地面に転がるもう一つの死体を見下ろした。)おまけにアレだ。 こんな使い捨て連れて来てよ、用心棒になると思ってんのかねぇ。 ロクなモン喰ってねぇ剣闘奴隷なんざ、魔人の敵じゃぁねぇって事。(倒れた死体の背から、足で抑えて三日月刀を乱暴に引き抜く。) [Fri 3 Feb 2006 20:14:58]
◆セオドア > 全然入ってねーんだけど!信じられんねーんだけど!だー、けー、ど!(合計五回、ブーツの踵で踏み付けた。 それは丸っこいくせに弾まず、実に面白みのない物だ。小太りの首。 男は、小奇麗な身なりの死体に座る。)ったく。これっぱかしでおかしなプレイを楽しもーってんだからな。 世間知らずはこれだからいけねー。(舌打ちしつつ、金貨を抜いたサイフをポイ。) [Fri 3 Feb 2006 20:09:31]
◆セオドア > (そこそこ広い、暗い路地。何者かの視線を感じる事があっても、決してそれに脅えてはいけない。脅える者は、その視線の餌食になるからだ。 そう気を張る者もいれば、そんな物に眼もくれない物も居る。)いつ、む。 あー、クソ。全然入ってねーでやんの。(真ん中で座り込み、金貨を摘んで銭勘定。) [Fri 3 Feb 2006 20:06:02]
お知らせ > セオドアさんが入室されました。 『ひふみの、よー…(ちゃり、ちゃり。)』 [Fri 3 Feb 2006 20:03:05]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 [Thu 2 Feb 2006 13:25:03]
◆ヴァリス > (それでも、思い返して、わかったことと言えば、)・・・・・・ああいう状況を作り出して、信じろ、なんていうのは傲慢だよな。信じられない、か(はは、と乾いた笑いを伏せた顔の下で漏らした。タバコの灰が、ぽつん、と淋しく風に舞って、落ちた)・・・・・・、いこ(まだ、廻ってみたい所はたくさんある。 タバコの吸殻を携帯灰皿にねじ込んで、ヴァリスはゆっくりと立ち上がった) [Thu 2 Feb 2006 13:24:59]
◆ヴァリス > ・・・・・・・、とりあえず、やれそうなことからやろう。約束、とか(ぎちっ、と左手が軋んだ。 白い包帯をさらに白く染める血液。包帯で吸いきれないものが地面に白い汚れを作る)――――、覚悟と、落とし前、か(覚悟、というのは何なのだろうか。自分で関わって、後悔しない、とか。何かをしたら、それを隠す、とか。そういう労力とか・・・)(それだけでは、ないのだろうか。いや、あるような気もするな、と思う)・・・・それと、落とし前(自分が何をすればいいのか。)まだ、わからないけど・・・・・(でも、やらなきゃいけないことはやらないと・・・・) [Thu 2 Feb 2006 13:21:37]
◆ヴァリス > (広場のベンチに座る。ぎぃ、と不気味な音が鳴ったが、まだ天寿はまっとうされてはいなかった。たぶん、まだ人が座っても大丈夫な状態なのだろう)・・・・・・、(懐からタバコを取り出して、火を点ける。白い煙を大きく吐き出して、とりあえず、落ちつく)・・・・・・・。お礼、と。謝罪、と・・・・・・。(お礼と謝罪、それと・・・・・・。自分に何かしなければならないこと。何かあるか・・・・。彼女の死体をでっちあげる。しかし、死体が灰となる種族なのだし、どうにもどうすればいいのかがわからないのだけど、)・・・・・・・、(ゆっくりとタバコを吸った。 急速に火がタバコを短くして、灰が地面を汚した) [Thu 2 Feb 2006 13:16:01]
◆ヴァリス > (あの時のことを思い出して、ヴァリスは小さく息を吐いた。吐息は白い煙となってゆらりゆらりと空へと昇っていく)(ゆらり、ゆらり)・・・・・・・・さて、(ヴァリスはこれからのことを考える。 生活環境を整えることは終えた。じゃあ、次は何をしようか。)・・・・・・、(とりあえず、この場所で考えるよりは、広場で考えよう、と思って歩き出した)(昼間のスラムはとても静か。いや、スラムというのが元々静かなのか、それともただ、ここがスラムでも特に錆びれた界隈なのかは知らない。いや、確実に人の気配は少ないところなのだけど) [Thu 2 Feb 2006 13:11:49]
◆ヴァリス > (思い出してから、ゆっくりとまた息を吐いた。 そう、ここで――)・・・・・、さて(次の場所へ行こう。あの夜の出来事の次に何があったのか。)(まず、ギルドへ向かったことを思い出す。その後のこと。あの時思ったこと。)(そして、しばらくスラムを歩いた末、ヴァリスは一つの広場にたどり着く)ここで、そう。出会って、別れて・・・・(うわ言のように呟いた言葉は優しく頬を撫でていく風に流された。冬の風は寒かった。襟元を引き寄せて、大きく深呼吸)そして、俺はここで人を殺そうとして・・・・(そこは広場から続く一本の路地。じっ、とその場所を見続けて、) [Thu 2 Feb 2006 13:07:04]
◆ヴァリス > (給料安定は生活費につながった。 これで、心配事は一つ減った。これで、できる)(・・・・・、)・・・・・・・、(じゃり、と地面を爪先で削り、ヴァリスはゆっくりと辺りを見回した。 ここは、そう。彼女が人を襲った場所)――――、(ぐるり、と首を回した後、瞼を落とした。 ゆっくりと落ち着くように深呼吸してから、思い出す)(あの時のことを) [Thu 2 Feb 2006 13:03:11]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『・・・・・・、裏路地に一人立って、』 [Thu 2 Feb 2006 13:00:33]
お知らせ > ナズナさんが帰りました。 [Thu 2 Feb 2006 01:56:42]
◆ナズナ > (馬鹿騒ぎを見つけるまでは、そうして歩いて歩いて歩く。) (ほんの少しだけの衣擦れの音ばかり。) [Thu 2 Feb 2006 01:56:41]
◆ナズナ > (音は近づいてこない。…と云う事は、コレは遠くの気配。) (男は歩く足を速めたが、気配に向かう時にはもう足音が無かった。) (気配の元を確かめてみようと云う好奇心が生まれたとき、自然と抜き足差し足の要領。…猫ではあるまいし。) [Thu 2 Feb 2006 01:52:50]
◆ナズナ > (寝静まっているのと、息を殺している気配。影が走っても気が付かないくらいには暗い路地、空ばかり晴れて青い。) (空気は乾燥しているらしい、潤いの足りない唇を舐めた。砂っぽい味がする。) (ぺた、ぺた。 だらしの無い歩き方をする自分の足音だけ響いて、代わり映えのしない風景がずっと繰り返しているような気がした。) (黒猫が足元を通って行っても構わないくらいには、注意は散漫らしい。 …それでも片耳は、小さな音を拾う。) …………、 (猫も足を止めて、 ヒクッ 、と片耳を立てた。) [Thu 2 Feb 2006 01:47:57]
◆ナズナ > (面倒くさそうに、そのくせ、何をしたいかもはっきりしない風に歩く背中は少し丸くなっている。卑屈に生きると、人間、老齢を向かえずして姿勢が悪くなるらしい。) (くすねた小銭はあっと云う間に使ってしまった、両手を突っ込んだ其々のポケットは空っぽだ。…かと云ってこの辺りには、財布を提供してくれそうな人も見当たらない。) (そも、足音が、気配が、極々薄いのだから。) [Thu 2 Feb 2006 01:40:49]
◆ナズナ > (一人、散歩と云うには其処に楽しそうな表情の一片たりとも貼り付けていないのだが。 男が音も無く歩いていた。) (――否、其れは先程までの事で、今は人並みに足音を立てて歩いている。) (ぺた、ぺた。 薄い靴裏が、剥き出しの地面を叩くような。) [Thu 2 Feb 2006 01:35:20]
お知らせ > ナズナさんが入室されました。 [Thu 2 Feb 2006 01:30:32]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Tue 31 Jan 2006 19:39:11]
◆ハロゥタック > (のろのろと足音が路地に消えて行く。) [Tue 31 Jan 2006 19:39:10]
◆ハロゥタック > (知らぬ土地の文化だが、見ていると楽しい気分にはなる。それは恐らく、声が跳ねて聞こえるからだろう。) (…また先のように歩き出した。 慣れた道は、黒猫の鳴き声もたまに聞こえるいつもの道。) (左に曲がって暫らく行って、短いのに遠い距離。) [Tue 31 Jan 2006 19:34:01]
◆ハロゥタック > (それにしても。 顔を上げ、辺りを見回してみた。) 少し人気が薄くなりましたかね、 (本当に 鬼 が退散したのだろうか。まさかとは思うが、併し可能性はゼロではあるまい。 何処までを鬼と定義するのか知らないが。) ………。 (その場で立ち止まって、深呼吸してみた。) …。気の 所為? (うン、多分、そうだろう そう云う事にしておこう。…自分の中で落着する。) [Tue 31 Jan 2006 19:25:36]
◆ハロゥタック > ――…やっと、豆が無くなったス。 (足元の話。 特に気を付けなくても、踏ん付けてスッ転んでと云う事はもう無い。) (撒く位なら喰ってしまうだろう、此処の子たちは。) (それでも未だ、「鬼は外」の声が聞こえる。) [Tue 31 Jan 2006 19:18:27]
◆ハロゥタック > (賑やかな居住区の傍を通って来ると、いよいよ貧民窟に帰ってきたなと云うのが解る。) (照明の数が少なくなるのもそうだけれども、それよりも、) [Tue 31 Jan 2006 19:16:53]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Tue 31 Jan 2006 19:15:05]
お知らせ > 童子さんが帰りました。 [Tue 31 Jan 2006 03:02:52]
◆童子 > ( 正気ではない、その 笑み、に――相手は、退き 去って行った。 その背中、一瞥し ) その気がないなら、止めとけば良いのに………ねぇ? ( 告げる口調は 可笑しそうに、笑みを孕んで。嘲るような、笑みを。『貴方』に 贈ろう。 ) [Tue 31 Jan 2006 02:56:19]
◆童子 > ぶつかったのは、そっち でしょう。だったら……俺が謝るの、 変だと思うけど ? (嘘。ぶつかったのは 確かに、此方。相手の怒りは至極当然。 酔いも手伝ってか、相手の怒気は やがて、殺気をも生じさせてしまった様子。) ――… 別に、良いよ? 俺のこと、 殺したいンでしょう、貴方…? ( クツ 。 笑みが、零れる。 ) [Tue 31 Jan 2006 02:47:14]
◆童子 > ( スラム 。 酔っ払いの怒声が、響いた。 曰く。「 何処を見て歩いてやがる! 人にぶつかっておいて、詫びも入れないつもりか! 」 ) ――… 如何して、 謝るの。 俺が ? ( クスリ。 童子は、うっすらと 笑んで。 ) [Tue 31 Jan 2006 02:40:03]
お知らせ > 童子さんが来ました。 [Tue 31 Jan 2006 02:36:11]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Mon 30 Jan 2006 22:07:07]
◆ハロゥタック > (一度振り返って、) それじゃ、皆さん。おやすみなさいッ。 (焚火の周りに向かって挨拶をしてから、) (自分の力じゃ悠々と持ち運べもしない鍋に手を掛ける。) せー… … ンのッ! (地面からほんの少し浮かび上がったくらいの一歩。直ぐにしりもちを付く鍋。) (奇妙な足跡を作りながらの帰路。) [Mon 30 Jan 2006 22:07:06]
◆ハロゥタック > (遅めの晩飯。それでも歓迎されるから遣り甲斐はある。 殺気立って奪いに来るほどでも無いから、やはりこの辺りは未だ貧民窟の中でも平和な方だ。) (そしてすきっ腹が埋められると人は穏やかさを思い出す、たとえ其れが消化されるまでの数時間だとしても。) … ィよし。 (コゲは削ぎ落とした。洗い物完了。) (タワシは鍋に放り込んで、捲くっていた袖を下ろした。) (冷たくなった手を 握って開いて してから、) [Mon 30 Jan 2006 22:02:56]
◆ハロゥタック > (子ども一人がすっぽり入れそうな大鍋と、其れを磨く人影。 炊き出し後の風景。) (近くでは、使っていた焚火をそのまま、暖を取るのに引き継いだ住人達の談笑が咲く。 鋭利な爪で空を裂いたような細い月の夜だからか、火の明かりはいつもより赤々と影を成しているような気がした。) (じゃーこ、じゃーこ、とタワシが鍋を擦る。 火の爆ぜる音と、人の声と、) (少しだけ、賑やか。) [Mon 30 Jan 2006 21:54:42]
◆ハロゥタック > (其処は少し開けた場所、ちょっとした空き地。 子どもたちが遊んだり、或いは何かを配布したり、雑談に盛り上がったりと色々に使われる場所。) (水を汲み上げて、流して、磨いて、の音が、先ほどから暫らく続いていた。) [Mon 30 Jan 2006 21:48:30]
◆ハロゥタック > (――井戸の傍。) [Mon 30 Jan 2006 21:44:58]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Mon 30 Jan 2006 21:44:05]
お知らせ > 京さんが退室されました。 『(後は、元来た道を一目散に)』 [Sun 29 Jan 2006 22:32:43]
◆京 > (暫し、其の白と黒の世界を見下ろして)(―――すン、)(冷たい冬の夜の黒い空気を肺へ送り込んで) 嗚呼、(思いついたよに)今日は、ジェシカ店に出る日じゃねェか。(―――煌々と明かりを灯す一角、淫売窟の方角眺めて) イイね、今日は丁度血ィ見てねェンだ。(にたり、口角を吊り上げん)(そうして、) 決まりィーッと(するり、するる―――言うなれば、消防隊(※無い)の滑り棒のよに、滑り降りて、)(とん、と軽い音) [Sun 29 Jan 2006 22:32:20]
◆京 > ―――案外と、此処からの景色はいいンだ。(上って、登って。)(―――スラムの途中、ぽつんと二本建つ不自然に二つだけ背の高い街灯。幼い頃には、よく鬼の門だといって遊んだ。其処は、少しばかり登り易く支柱に瘤があり。)(木登りの練習のよに、毎日登っていた) ……、町の門、横丁、街、大聖堂に、―――居住区、自警団本部。(未だ煌々と明るい町並み。片腕で支柱を掴んで、片手は其れを指差し確認。嗚呼。今日も街は無意味に明るい) ―――暗黒街に、俺のスラム。(何時からテメエのだ。そンな突っ込みなンざ胸の奥にしまっておくが宜しい。)(我が物顔で支柱から見下ろす、黒い街。) [Sun 29 Jan 2006 22:24:24]
◆京 > ――此処に住んでちゃァ休んだ気もしねェだろうよ。(語散る)(其れは誰に向けるでも無い、呟き。存外にスラム在住の同僚は多い。) ッ、まァ―――(とーン、と軽く地を蹴って飛び上がるは路地の樽。其処から直ぐ隣に伸びた街灯に両腕を伸ばし、) 俺に取っては楽しい場所だけど。(『 諦め 』 『 羨望 』 『 妬み 』 『 憧憬 』)(渦巻く感情の雑多さは、この街の他の何処よりも溢れている。) 其れに、(するりするりと、伸ばした腕。街灯の支柱、其れに両手両足を絡めて登れば。不恰好な青い猿のよに。) [Sun 29 Jan 2006 22:18:13]
◆京 > (労働ッてェ奴は、酷く苦痛。―――其れを終えて歩く帰路ッてェ奴は、酷く退屈。) あー… 今日も一日ご苦労様でしたァッてェ、(比較的だ何だ、遠まわしに言うのも七面倒臭い。一瞬、建つ建物さえ綺麗なら、居住区だといっても可笑しくねェレベルの安穏としたスラム。貧民窟と分類されていても、未だ『 シゲキ 』の足りない明るい路地。)(横たわる屍すら見当たらん其の通り。咥えた煙草の灰を落として、落として。男は歩く) [Sun 29 Jan 2006 22:05:49]
◆京 > (てくてくとぼとぼ、なンざ情けねェ歩き方はせん。がつがつと大股で、ガサツに乱雑にあることもせん。)(ふらり、ふらり、まるで悪しき物が歩くよに、音も無く、ふらりふらりと。) [Sun 29 Jan 2006 22:01:11]
お知らせ > 京さんが来ました。 『( 帰路 )』 [Sun 29 Jan 2006 21:58:15]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『その子守唄を、”ヒルダ”は安らかに聴いているに違いない。』 [Sun 29 Jan 2006 06:00:11]
◆ヒルダ > ( せめて―ー そう、せめて。この子がもう少し大きくて、その短い時間を私が共有していたのならば。”ヒルダ”との思い出を語りついてあげることが出来たのに。それを手向けとすることが出来たのに。 ) うん。 私がちゃんとやってあげなくちゃ。お墓が出来たら貴女も弔ってあげてね。 ( 見届けるのは死者の端くれと、魔女。パプテス教徒が聞いたら眩暈と共に十字を切るのだろうか。 ) それならいつでも歓迎するわ。ちょっと魔女のイメージが崩れるかもしれないけれど…。 ( 御伽噺の魔女、パプテスが語る悪しき魔女、正統とされる魔女、その全てをごちゃまぜにして、今の魔女ギルドがあるのだから。 ) 貴女だって私の事は余り知らないのでしょう?じゃあ、良い機会だからお互いにもう少し知り合いましょうか。 ( それに彼女に対して興味はある。どういう子なのか、今日の出来事も含めてもう少しだけ――。 やがて黒い影と白い影は、スラムの路地をゆっくりと移動し始めた。 ) [Sun 29 Jan 2006 05:59:17]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( 祈りには届かない、子守唄の響き。 )』 [Sun 29 Jan 2006 05:50:47]
◆ティエン > ( 死者に手向けられるものは、限られている。 涙と花束と。 後は笑い声くらいのもの。 嘆きは送り出す水の流れ。ならば在ることへの喜びは、それを渡る船のように。 片方ではありえないのだから、不謹慎は髪比等の必須。 ――… 届かなくても、聞かせるように。緩く髪を梳いて。 ) ……ん。 それじゃ、其処までは わたしも行くね。 でも、後はヒルダのすること。 ( それが贖罪なのかは、分からない。 ――… 同じ名前を刻む。 その皮肉か奇遇か。 見届けるのが死者の端くれというのも、おかしな物語だけれど。 ) ……ん。 元々、ね。ギルドの方、確かめてみようかって。思って。 ( それで、通り道。 だからこれも、偶然の一。 もしくは、必然の。 ――… 誰にも語られず、そして きっと、此処にいない彼女が語る事も無い 「 もしも 」 の物語。 知らずにいる事が、幸運なのかもしれないこと。 ) ――…えと、ね。おかしくは、ないけど。 あの、いいのかなって、思うからー…ほら。あんまり、知らない、でしょ。 わたしのこと、とか。 ( 杞憂血気だから、とは さすがに言えないけれど。 そんな風に言われてしまうと、どうしても 遠慮のような脅えが先に立つのも、事実。 ――… でも、聞きたいことがあるのは、事実。 聞いてしまっていいのか、まだ迷っているから こんな風に、保留にしてしまうけれど。 ) ……ん。 ( 秘められていることを知らないのは、行幸なのか、逆なのか。 緩々と頷くと、墓地のある方へと足を向ける。 道中、口ずさむのは ) ――… Kyrie eleison――… [Sun 29 Jan 2006 05:49:58]
◆ヒルダ > ( うろたえる少女に初めて可笑しそうな、素の笑いを見せた。亡くなってしまった子供の中で笑うのは不謹慎だけれど。 ) ええ。 判ってるわ。 ( 墓を作るときには、もう一度赤子の亡骸を抱いてやろう。今度は投げ出してしまわず、しっかりと――。自分と同じ名前を石に彫るのは何となく妙な感じもしたけれど。 ) 余り下には下りない方がいいのは確かね。今日はそれを破ったからこそ会えたのだけど。 ( それでも控えた方が良いだろう。この少女に何かあったらマギーは酷く悲しむに違いないのだから。それが一度自分の命と天秤に掛けられた事なんて、夢にも思わないのだけど。 ) そう………。 …… ええ、いつでも遊びに来て頂戴。っていうのも、可笑しいか。 ( 遊びたいと思っているわけではないだろうし。だけど、今日のお礼も含めてできる限りの持て成しはしてやろう。 彼女が聞きたい事をどこまで詳しく話して良いのか。そんな悩みはあったけれど。 包み隠さず全てを打ち明けたら、その時点でマギーとの仲は終わってしまうけれど… このティエンという少女も私を酷く恨むのだろう。 ) ……さ。行きましょうか。 ( 多くの人が眠る墓地へ。 ) [Sun 29 Jan 2006 05:21:57]
◆ティエン > ( 生きているからこそ、明確な死の形に触れるのは恐ろしいもの。 ――…それを知っている方が、信用は出来そうだなんていうのは、逆説の論理にも程があるけれど。 ありがとう、なんて。そんな言葉を向けられるようなものじゃないから、あぅ と、狼狽は露骨に滲み出る。 ) い、言わなくて、いいから。 ほら。お礼言われる事は、してないんだから…ね。 だって、えと、ほら。 ――…お墓、作って上げるのは、ヒルダ、だよ。 ( 見つけたのは、貴方だから。 第一発見者に押し付けるのも、それはそれで理不尽ではあるけれど だから、礼を言うのは早いし、言うような事でもないって、示すように首傾げた。 ) ……ん。通るだけ、だから。 上の方がいいかなって思って。 ( 上が完全に安全というよりは、視点の違いと盲点から、少し危険を遠ざけているだけ。 何処にだっていける。そんな錯覚は、少し上を見ただけで得られる小さな皮肉。 屋根と空、二つの俯瞰。それぞれの道を渡って、今は地上に在る視線二つが、交錯して。 ) ――… ん。 ちょっとね、聞きたいことがあったんだけど。 ――…もう、夜も明けちゃうし。 今度、聞きに行くね。 横丁か、ギルドでいいんだっけ? ( マギーと喧嘩でも、した? 口にすべき事は、これだけで。 けれど、結局言い出しきれない根性なし。 居場所が辿れるかどうかだけを言葉で確認しながら、腕の中の小さな重みを抱き直す。 ぬくもりは、移らない。 この、ニセモノの手が埋葬しちゃ、いけないとも思うから。 ) [Sun 29 Jan 2006 05:09:58]
◆ヒルダ > ( それを知らない私は、この少女が大きく見える。いや、例え知っていたとしても…。 鎮魂は、元より生者が捧げるもの。それが満足に出来なかった魔女も十分に情けない存在だ。しかし、そんな私を少女は許した。甘い言葉はじわりと胸の中で広がって行って。 ) …有難う。 って、言うの二度目だね… でも、有難う。 ( ぐし、と鼻を啜り、此方も唇を歪めて笑みを作ろう。決して作り笑いというワケではない、少し気が軽くなったのは確かなのだ。 ) …… そう、ね。此処は確かに危ないか…。 ( 同じ理由で私は空を飛んでいるのだ。私が箒に乗れない代わりに身が軽かったら、ティエンと同じように屋根を歩いたかもしれない。無計画に道に連なる家々には隙間は殆ど無く、屋根伝いにどこへでも歩いていけそうですらある。 紡ぎだされる子守唄が不意に止み、口にしかけたティエンの言葉に少しだけ首を傾げ…。 ) …… なぁに? ( 促した。けれど、少し怖い。ティエンが私に聞こうとしていることは、私にも何となく判ったから。でも、それに対して私は何て答えていいのか判らなかったから。 それでも聞き逃すことは出来ない。彼女が口ごもったのに甘えて後回しにはしない方が良い。勿論、相応しくないと判断するのであれば、それは相手の裁量に任せよう――。 ) [Sun 29 Jan 2006 04:56:47]
◆ティエン > ( そんな考え方を聞いたなら、驚いた顔の後、考え過ぎだと逃亡したであろう、へっぽこ吸血鬼。 ――… どうしたって弱腰で情けない代物が、ぼんやりとした冷静さを保てている理由は、実の所 ひとつだけ。 ――… 此処に、自分より死んでいるものが、いるからだ。 そして、それが あからさまに、赤ん坊の形なんてしているものだから、手を離せなくなってしまっただけ。 反応ひとつ返る事が無いと分かっているのに、手は あやす仕草を繰り返す。 ゆらゆらと、子守にも似て。 ) ――… でも、逃げなかったから。 ちゃんと、認めて あげられたじゃないか。 …それで充分、なんて。そんな代弁は出来ないけれど、わたしは それで許してあげる。 ( 変な風に偉そうな口調になってしまうけれど、言葉を綴るだけの息遣いが 苦いような笑みの出来損ないを滲ませて、霧散する。 ) ……道の上、歩く方が怖いんだもの。 ( 少しだけ視線を逸らして、言い訳みたいに、ぼそぼそと口にする方が、前に図書館で見せた態度にも、ずっと近い。 ――…見た目でとろく見られるのは、慣れているといったら、やっぱり情けない。 元より、死んだ後すら何処にも行けないものが、鎮魂を唱える事自体が矛盾ではあるから。 だから、これは只の子守唄。 唇に馴染んだ調べを、繰り返すだけ。 ) ――… そういえば、ヒルダ…… えと。 ( ふと。口にしかけて、口篭る。 聞きたい事は、あるけれど。 今は、相応しくない気もしてしまったから。 ) [Sun 29 Jan 2006 04:42:04]
◆ヒルダ > ( ああ、やっぱり私たちは此処に来るべき存在だったのだろう。本来なら私だけでこの子を助けあげなくてはならない所に、私があんまりにも不甲斐ないから彼女が来た。来てくれた。普通の人ならばそんなまさかと笑う状況も、私にはそう思えた。 ) …有難う、ティエンさん。多分、私一人だったら今頃この子を捨てて去っていた所だったわ。 ( この子の親がそうしたように。二度も捨てられるなんて、きっとこの子には耐え難い。 濁す言葉にちらりと視線を預け、その目を逸らすと赤ん坊が入っていたバスケットを拾い上げた。 ) …屋根の上は危ないわよ。落ちたら大変、危ないんだから。 ( 見た目よりずっと走ったり飛んだりが得意な娘なのかもしれないけれど。しかし私も高い場所が好きな方だ、気持ちは判らないでもない。 彼女の言葉に少し解けていくのは、私の心の中の罪悪感だろうか。 正直、ティエンの事は年下の子供と見ていたのだけれど―― その認識は改めなくてはならないらしい。彼女の方がずっと私よりしっかりしているのかもしれない。 魔女の私が、自分の意思で神様にそっぽ向いた私が今更ティエンと同じ鎮魂を唱えるのはおこがましい事かもしれないけれど。それでも呟こう。 ただし、心の底で「ケチんぼのカミサマ」とだけ付け加えさせていただく。 ) [Sun 29 Jan 2006 04:17:55]
◆ティエン > ( 運命 偶然 そんなものに、少しだけ触れる事が多いと、多岐に渡る可能性の形を、見るようになるのかもしれない。 ――… 此処にこうして今、いる事も その、偶然の織り成す内。 暫し無言で赤子の顔を見やる眼鏡越しの視線は、さっきよりは、痛みを含んでも穏やかに見えたから。 切り出すかは、迷ったのだけれど。 ) ……ん。 わたしも、見つけられるか分からなかったし。 ヒルダが――… えと。何か、声が聞こえた気がして、ね。 それで。 ( 月も無い、夜。見えた、というのは拙い気がして、もご と、言葉を濁す。 ――… 腕に抱いた子に触れる、温かな手。 ニセモノの熱しか持てない身とは違う。 それが、どちらも届かないものだとしても 救いの権利は、生者にしかないのだから。 黙祷めいて目を伏せたら。 ――…なんだか、信じられないような言葉が聞こえて、思わず顔を上げた。 ) ……ヒルダ? ( ――…嗚呼。得心がいった気が、する。 瞬く視線を、彼女と赤子に、交互に向けて。 ) …… なら、貴方の声は、ちゃんと届いた。 ほら、ちゃんと 呼べたから。 ――… 多分、間に合ったんだと、思うよ。 ( 彼女に向けて 赤子に向けて。 境界は酷く曖昧な呼びかけ。 縁という言葉が適用されるなら、名前が結んだ出会いだったと言えるんだろうか。 ――… ぽつり、呟くのは、 鎮魂歌。もしくは、その一節。 「 この魂に、哀れみを。 」 ) [Sun 29 Jan 2006 04:01:24]
◆ヒルダ > ( こういう瞬間は占い師で居ることがとても辛くなる。人の運命を読みより良い方へと導く存在は、果たしてこの子供にその余裕があったのかとどうしても自身に問いかけてしまう。 嗚呼しかし、もし死後も尚その運命の輪が連なるというのなら、この子は今幸せなのだろうか。幸せな運命を迎えたのだろうか。その優しい両腕に抱かれる運命は。 …瞳を閉じて眠る赤子は最初に見た時よりずっと安らかで、そんな考えをふと過ぎらせる。 ) …………。 ( 子守唄のように紡ぐティエンの言葉は、まるで私にも届けるかのような感じがした。 ) ……ええ。此処に居たわ。 うっかり見落としてしまうぐらいひっそりと。 ( そっとまだ少し震える手で赤ん坊の頭を撫でた。酷く冷たい、その冷たさが手の体温を奪っていくけど、その代わりに私の熱をこの子に与える事が出来る。 ……下に投げてしまってごめんなさい、痛かったでしょう…。そんな言葉を胸の奥でぽつりと呟いて。 ) ―― ヒルダよ。この子の名前…… 私と同じ名前なの。バスケットの中にあった手紙にそう書いてあったわ…。 ( 何の因果があって同じ名前なのだろうか。それを考えると少し背筋が寒くなるような思いもあったが、それよりも何かもっと別の不思議な気持ちが大きかった。 ) [Sun 29 Jan 2006 03:35:39]
◆ティエン > ( 呪いの糸が、ゼンマイが切れたかのように、止まる声。 痛いような慟哭が去った空白に満ちるのは、寂寥の沈黙。 世界に立ち向かう為の準備みたいに、威嚇めいて広げられていた手が 緩々と握る形を作るのを、伏せた眼差しの端が見やる。 激情の刻が過ぎてしまえば、残るのは茫漠と 寂しいような、空隙。 ) …… 大丈夫。 ――… もう、大丈夫 だから。 ( 言い聞かせるような響きは、腕の中に囁き落とすように もしくは、そっと もう目を開かない――… 漸く、世界から閉じられた瞼を 覗き込む彼女に。 目を閉じた顔は、苦悶の残滓に塗れても 少しは、寝顔に近づけただろうか。 命の無いものを厭わずに済むのは、結局 それが同根の異樹だからだとしても。 ) ……仕方無いと、思うー…し。 えと。わたしも、驚いた し。 ……此処に、いた子…だったの? ( 驚いたのは、むしろ 彼女の激情。 ――… 腕の中の子供は 屋根上から見つけたときには、もう 死して動かぬ屍だったから。 其処には驚かなかったけれど、言葉はどうとでも取れるように、ぼやかして。 緩々上げた視線が、彼女の顔をそっと、見やって。 ) ……ん。 ……名前があったら、刻んであげられるんだけど ね。 [Sun 29 Jan 2006 03:24:25]
◆ヒルダ > ――……だっ…… ( 尚も続けようとしたこの子の親への呪いの言葉は突然止む。赤子を抱いて、そっと囁くような言葉に… 人差し指を唇に宛がい喚きたてる私を子供をあやすように諭す仕草に、オーバーに広げた両手がゆっくりと握られ、やがて項垂れる首とともにすとんと落ちた。 その姿は本当の母親のようで、まるで私は妹か弟に親の愛情を奪われ駄々を捏ねる子供のよう。 曲がった眼鏡を押し上げつつ、ゆっくりと深い深い溜息を吐いた。 ) ……ごめんなさい。 ( 今まで何度呟いたか判らない言葉を少女と、そして安らかに眠る赤ん坊へと告げた。それから尻に付いた砂埃を叩いて、地面に落ちたままの箒を拾い上げる。 ) 取り乱して、見っとも無い所見せちゃったわね。 ( もう少し勇気を振り絞って、赤ん坊の顔を覗き込もう。次に、フードに僅かに隠れるティエンの顔を。 そう、この子はもう終わってしまったのだ。私にはどうすることも出来ない現実。ならばせめてティエンの言うとおり、静かに眠らせてあげなくちゃいけない。 私が惹かれるようにここに降り立ったのは、きっと何かしらの意味があったのだろう。ならばせめてその意味をなぞり、果たそうではないか。 ) ――その子のお墓、作って上げなくちゃ…。 [Sun 29 Jan 2006 03:05:29]
◆白影 > ( 吐き出された感情が、空気に溶ける。乾いた寒気は温度を変える事は無く、風が死の匂いを完全に攫ってしまう事も無い。 ――… 只。血を吐くような叫び声が、頭の芯を鈍く、疼かせて。 痛むような錯覚に、一度目を伏せた。 見下ろす先には、苦悶の貌で時を止めた赤子の姿。 動くだけで、同じく命の無い指先が、凍りついたように硬く けれど、まだ生身の感触を僅か残したしわくちゃの瞼を、ゆるり 撫でて。 ) ――… 嗚呼、そっか。 ( 彼女の叫びの意味が 居並ぶ言葉に形を成していく。 地面にぽつんと残ったバスケットを見れば、その意味は容易く結びつくものだから。 ――… 捨てられた子供。命を続けることの出来なかったもの。 痛みを振り絞る慟哭に似た叫びを聞きながら ) ――… 其処まで、持たなかったのかもしれないし。 事情はー…分からないけど。 もう、おわっちゃったから。 ( まだ産毛みたいな髪だけが、石みたいに固まった赤子の中で、まだ ふわふわとやわらかい。 触れた頬がくすぐったいと感じるのも、どこか遠いけれど。 叫ぶ彼女を見下ろして、声はまだ小さく、囁くように。 ) ……おやすみ、させてあげなくちゃ。 起こしちゃったら、余計に ――… きっと、苦しいから。 ( しぃ。 人差し指を、唇に宛がう仕草。 ――… 遠く、赤子の声を聞いたような幻聴。 戻れない魂は、此処には、もう いないんだから。 ) [Sun 29 Jan 2006 02:51:30]
◆ヒルダ > ( 血を流すように吐き出した負は――声に出してしまった感情は、それによって幾分かの正気を私にもたらした。勿論、自分以外の誰かがこの場に居る事もあるだろう。一人だったら叫んでも尚正気を取り戻せなかった筈だ。 ……ずり、そんな音を立てながらそっと其方に向かうだろう。呼吸はまだ荒いままだったが。 ) …………。 ( 死体を抱き上げ、頬を寄せる少女に私はその足と一度止めるだろう。 その時私は何を思ったのだろうか。赤ん坊の死を悲しんだのか、それとも赤ん坊とはいえ死体を目の前に、少しの同様を見せない少女に驚いたのか。 ……やがてもっと側に近寄れば、冷たい赤ん坊の顔をもう一度覗く勇気が出るだろうか。 ) ……… 捨て子、って言ったって。 こんな…っ、こんな所に捨てたらそりゃ死んじゃうわよ、ねえ? 何でもっと… 教会とか、拾ってもらえる可能性のある所に… ちょっと頭使えば、判るじゃない。 馬鹿よッ、馬鹿!信じられない…ッ! ( それはまるで脅えながら亡骸を投げ捨ててしまった後ろめたさを覆い隠してしまうかのようにまくし立てられる言葉。誰か一人を押し付けて、自分がやったことを有耶無耶にしてしまおうという。 それは子供の亡骸を優しく抱きかかえる貴女の前だから、余計にそう見えるかもしれない。 ) [Sun 29 Jan 2006 02:34:07]
◆白影 > ( それは、闇を震わせた声。 びりびりと、耳より先に肌で感じるような、切り裂くような響き。 びくり。裏手から姿を現した影が、一瞬 撃たれたかのように止まって。 挨拶の声もへなりと崩れて、再び 物陰に引っ込みそうになったけれど。 ――… それを留めたのは、物言わぬ小さな影。 物音は遠く 人影は無く。 月すらも消えた夜は、ひたすらに闇の腕で世界を包む。 慟哭すら、受け止めて。 ) ――……… ( 悲鳴は、まるで呪いのように夜を裂く。 ぱっくりと開くのは、不可視の傷口。 血を流すのは、叫ぶ声の主 その人か。 夜闇のせいにして、フードの陰は視線を伏せる。 こんな闇夜じゃ、見えないんだって。 嘘の態度と、嘘の理由。 緩々と足音は、やがて 地に転がる影 ――… 赤子の側で、止まって。 そっと、その場に屈み込む。 背にかけるように、声が届いた。 確認のようなそれに応える為に伸ばした指先が触れるのは 死人()温度。 ) ――…… ん。 ( 返答と言うには簡潔過ぎて、短すぎる声は 結局、覆しようの無い現実を知らせるだけの。 伸ばした両手が、石くれのように固まって冷たい、ちっぽけな赤子を抱き上げる。 腕に抱く仕草は、澱み無く。死者の熱に臆しはせずに、熱を取り戻さない顔へと、頬寄せた。 ) [Sun 29 Jan 2006 02:21:38]
◆ヒルダ > ―――なんだってのよ! ( 突然の悲鳴は勿論、貴女に大してではない。強いて言えばこの状況への文句だろうか。視線も小さな骸の方へと向いていた。 それは一度視界から消えて、裏手からもう一度現れ、そして夜の挨拶を投げかけられたと同時に発せられる鋭い声。けれどその声に顔を覗かせる住民は居ないかもしれない。何故ならこの場所では日常茶飯事の飛び交う声だ。 ) なんで、なんで――ッ 冗談じゃ ッ ! ( 負の感情を吐き零すように怒鳴り散らし、錯乱し、ウェーブの髪を振り乱す。涙こそ流しては居なかったが、目は真っ赤に腫れて眼鏡はずり落ち、壁に手を付いて必死に立ち上がろうとする。 親に捨てられ冷たくなった赤ん坊の名前が私と同じだなんて、まるで誰かの嫌がらせのようだ。こんな下らない事を考えるのはどうせいつもの神様なんだろうけど。 ) ………っ。 ( それが図書館で出会った少女だとその時に気付く。そう、赤ん坊の亡骸に近づいていく姿を見て気付く。 荒い呼吸を繰り返しながら必死に気分を無理矢理沈め、絞り出す声は―― ) ねえ。 ( …震えていた。 ) 死んでるの? [Sun 29 Jan 2006 02:07:24]
◆白影 > ( 路上に崩れるように、へたり込む姿が見えて 唇が 「 あ 」 の形で、一度止まる。 其処から、何とか形にした名前に対する反応は見えたけれど、空の月も 殆ど見え無い真夜中は 酷く暗くて、昏いから。 ――… ほんの少し迷った後で 一度、路上から見え辛い 家の裏手に回って トン 屋根を蹴る。 スラム街の掘っ立て小屋 普通の家屋よりは、屋根だってそう、高くは無い。 ひらり 外套の裾を翻して、地に降りる音も、響きは何処か浅いもの。 ) ……こん、ば …ん、は。 で、いいのかなー……? ( 自信無く口ずさむのは、何処か 場違いな夜の挨拶。 並ぶ家の裏手から、回りこんで 路地に出て。 恐怖に固まる姿と 地面に投げ出された箒と。 ――… 路上に頃がね、動かない影を見た。 感情の色合い薄く、緩々と伏せた視線は、最後に見たものに据えられて。 近づく歩みは、彼女の側でなく 地にて黙する小さな影に。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:58:02]
◆ヒルダ > ( 私からは、闇に紛れた貴女はまだ見えない。否、見えたとしてそれが図書館で出会った少女だとは気付けなかっただろう。地べたに座り込んだまま一歩も動けず。しかし呼ぶ二度目の名は赤ん坊のものではなく、この私の―― そう、この私の。生きている私の。ヒルデガルド・グレーテの名だと気付いた。それはつまり、私を知る誰かだということ。この死と私だけの空間の中で、私を知る誰かがそこに居るということ。 悪魔でも無ければ貧民街を根城にする害悪でも無い。否、広い意味ではそれに近いもの…吸血鬼だとは知りもしない。 ……僅かに頷くだろう、恐怖の表情を残したまま。声に出して「そうよ」って言いたかったけど、まだ喉が引きつってひゅぅひゅぅと掠れそうな吐息の音しか絞りだせなかった。 首は頭上を見上げたまま、足元に転がる赤ん坊を見ようとせずずっと固まったままだ。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:46:41]
◆白影 > ( 乾いた空気に、その音は奇妙に響く。 何か、「 硬いモノ 」 を落とした時のような、音。 夜闇をフィルタにしない目は、転がる影が手足を縮めたヒトガタである所まで、見えてしまったから。 思わず、其処から動けなくなる。 凍りついた時間の中で、地に立ち尽くす彼女の、悪寒と恐怖の鳴らす歯の音すら、聞こえてきそうな空白の瞬間。 ) ――…… ぁ。 ( 空白の世界が再起動して モノクロームの世界が色を帯びた時 黒髪の魔女が貌を上げるのが、見えた。 その視線の先には、屋根上に佇む白い影。 物語の語る冥界の死者のように、大鎌を携えたものでは、無いけれど 柳の下の枯れ尾花よりは、余程其方に近いような 白い影。 ――…見上げる顔は、やはり 知ったもの。 一度、図書館で出会った ―…でも。同じなのに、全然違う。恐怖に凍る視線の前で 見下ろす赤色も止まってしまう。 フードの下、唇が一度、空気だけを揺らして ) …… えと。 ヒルダ…… だよ、ね? ( 細く、伺うような響きが 確認のように、もう一度。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:39:59]
◆ヒルダ > ( ――例えば神様とて、私が思わずこの赤ん坊の亡骸を地面に放ってしまうのを罰することは出来ないだろう。 ) ( ごろん、ごろん、と凍りついた肉塊は回転しながら足元を転がり、私は数歩後ずさる。赤ん坊を抱いていた腕は己の体を抱きしめ、その状態のままへなへなと崩れ落ちた。 かちかちと歯が鳴る。 ) ………… ……っ ( 口に出すべきは悪態か。それとも親と神を呪う言葉か。或いはそのどちらでもない、人間の本能の叫び”悲鳴”か。 けれど、恐怖の余り私は何も言葉にすることが出来なかった。腕に抱いた死の感触がリアルにまだ残っている。 そして喋れぬ私の変わりに、私の名前を呼ぶ声が聞こえる。ああ違う、私じゃないかもしれない。この赤ん坊のことかもしれない。 屋根の上へと向ける魔女の表情は恐怖で凍りついたものだった。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:27:03]
◆音 > ( 屋根と言うには頼りない板の並びを渡る音。 夜歩き、これもまた 通りすがりの、道すがら。 地上から屋根上を仰ぐ もしくは、空より俯瞰し見下ろせば 夜に溶け切れず、翻る白色を目視するか。 ――… 不規則に トン 、 跳ぶ音が 暗澹と沈む夜闇に紛れた黒色の違和感に ふと、止まる。 ――… 見下ろす視線は夜を透かすから その姿も、ちゃんと見えた。 俯き加減で、何かを抱いた ) ――… ヒルダ? ( 路上見下ろす屋根上から ほつり 夜風に紛れたのは、彼女の名前。 もしくは、二人分の。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:23:46]
お知らせ > 音さんが来ました。 『 ――― トン 。 』 [Sun 29 Jan 2006 01:19:45]
◆ヒルダ > ( ふと、私は手の異変に気付いた。 ……冷たい。冷たすぎる。 冬の冷気で凍えてしまったのだろうか。そして赤ん坊は全く動かない。 はらりと捨て子の顔に掛かっていた布が零れ、その顔を私は始めてみた。 …”苦悶。”例えるならば、それだろう。赤ん坊はただ力の限り泣き叫び、助けて欲しいと声をあげ、体力が尽きるまでそれを繰り返しただけなのだろう。絶望し、諦めるという術を知らず、ただ最後まで、最後まで。 赤ん坊の表情は生への執着を残したまま凍りついていた。握り締めた小さな手は歪な触手か何かのように伸びて、それぞれが少しずつ違った方向を向く。その手はまるで私に助けを求めるかのように此方を向いていたのだ。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:17:38]
◆ヒルダ > 『訳あって、育てていく事が出来ません。この子を拾ってくれた方、どうか宜しくお願いいたします。 この子の名は―――― ヒルダといいます。』 [Sun 29 Jan 2006 01:13:53]
◆ヒルダ > ( 悲しそうに目を伏せて、私はゆっくりとバスケットの中からその赤ん坊を抱き上げた。その赤ん坊の下敷きになる形に小さな紙が置いてある。そこには、親の都合の良い言い訳が書き示されているんだろう。 そういえば、私の母も私を捨てて村を出たんだったっけ。村の人の話では私に良く似た女の人だったらしいけど、どんな気分で私を置いて出て行ったのだろう。少しは悲しそうな瞳で私の手を握ってくれたのだろうか。生憎、その温もりは覚えていないけど。 片腕て赤ん坊を抱き上げながら一度箒を地面に置いて、その小さな紙をもう片方の手で取り出し、折りたたまれたそれを指先でそっと開いてみた。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:08:52]
◆ヒルダ > ……捨て子。 ( 触れるまでも無く、私はそうだと気付く。布団のように敷き詰められたバスケットの中に、小さな赤ん坊の頭が顔を覗かせている。 よくある話なのだろう、特にこの貧民街では。 望まずに産み落としてしまったのか、それとも育てる金が無くて捨てざるを得なかったのか。この凍えるような寒空の下、神様の祝福を受けて生まれた子供は親の祝福を受けられずにこうして捨てられている。この子はこの世に誕生して、最初に受けるべき愛を受けられなかったのだ。 …それが私の胸にちくりと何かを突き刺す。重ねてしまうのは、私? いいえきっと……。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:04:40]
◆ヒルダ > ( …下降、という動作はまだ慣れない。それは箒を浮かす浮力を弱めるのではなく、その力を一度ゼロにして重力に任せながら落ち―― すぐに力を込めてはまた空中静止する。なのでがくんがくんと言いながら地面へと降り立つ羽目になるのだ。――首と腰に良く無さそうだ。 スラムに降り立つのは少し不安だけれど、そのバスケットの中身が何なのか確認したらすぐに飛び立つのだ。確認するのはほんの一瞬…大した危険も無く、不意に湧き上がった好奇心を満たせるだろう、そう考える。 やがてこつりと革靴の底が地面を叩き、長時間同じ姿勢で疲れた腰を叩きながらそれへと近づいた。 ) [Sun 29 Jan 2006 01:02:31]
◆ヒルダ > ( 通り縋ったのが偶然ならば、それを見つけたのも偶然であろう。私は偶然という言葉は嫌いだが。 狭い路地の隅に人目をはばかる様に捨てられているバスケットを見た。落し物だろうか、或いはゴミだろうか。 何故か上から見下ろすそのバスケットが妙に気になったのだ。いつもなら気にも留めずそのまま飛び去ってしまうのに、何か惹きつけられるものを感じたのだ。 ) [Sun 29 Jan 2006 00:58:38]
◆ヒルダ > ( この近くを通ったのはたまたまで、このまま空を一直線に向かった方向にギルド地区があるからだ。 普通ならば特に用事が無いのならこんな物騒なところはうろつかず迂回してでも避ける場所だろうが、空に居る人間には誰もちょっかいは出してこないだろうという安心からか、特に気にせずにその帰り道を選んだ。 とはいえ、足元に広がる貧民層の光景というのは非常に興味深い。まるで劇や本の物語を見るような人事の眼で路上に屯し共に寒さを凌ぐ浮浪者達を見下ろしながら魔女は優雅に箒に跨り、空を行く。 ) [Sun 29 Jan 2006 00:54:22]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『……… ふと、宙で魔女が静止する。』 [Sun 29 Jan 2006 00:50:01]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 [Sat 28 Jan 2006 03:29:52]
◆デュラハン > (スラムを寝床にしていると言っても、それはスラムを熟知している事ではなく。未だ見慣れぬ場所もあるもので)あそこがこう繋がっているのですね。(空を飛ぶ孔雀鳩だけでは理解できない地上のパイプライン。そんな事に妙に驚かされながら)(スラムの闇の中に外套が消える。) [Sat 28 Jan 2006 03:29:50]
◆デュラハン > (何度か散歩の時に通った道。今は食事の直後なので腹も膨れているとあれば)少しだけ散歩と言うのも悪くは無いでしょうかね。(今までに通った事のない道へと足を進めて。この時間ならば人が出歩いている事は少ないであろう。とあれば、自身と同じ「人でなし」が同じように散歩を楽しんでいる?かもしれないと言う期待も少しあって。)(と言っても、外套を脱ぐ事は無く先程と変わらぬいでたちでさまよい始める。) [Sat 28 Jan 2006 03:24:59]
◆デュラハン > (少し入り組んだ路地からでれば)あれは誰が持っていくのでしょうかね。(ふと湧いた素朴な疑問。スラムの死体はほって置いても誰かがどうにかする。自警団が見つければ彼らが持って帰るだろうし、ここの住人が見つければ邪魔にならない場所に動かすかどうにかするだろう。それにあの男も)そういえば・・・・・アクアクと言う名・・・・・でしたかね。(何時ぞやに自身を糧にしようとした同族らしき者の事が頭をよぎって。あの男ならば転がっているあの死体を食らう事くらいやっておりそうだな何て考える。)まぁ、誰かが如何にかするのでしょうかね。(一人納得すれば周囲を見回して。考えるのはどれが住処に近い道だったろうか?という事) [Sat 28 Jan 2006 03:16:25]
◆デュラハン > (その場でゆっくりと立ち上がれば大きく息を吸い込んで。)やはりくたばりぞこないと言うのは・・・・・。(数分前まで生きていた男だったものに視線を落とし)良い糧になりますね。(それは何度か聞き屋の客としてきていた男に対しての、ある種の感謝の意を込めての言葉。事が済めば長居する事は良くないと考えて)行きましょうかね。(死体に背を向ければ、老人の様に背と腰を曲げて歩き出す。) [Sat 28 Jan 2006 03:06:05]
◆デュラハン > (触れている腕と自身の手の辺りから薄っすらと靄の様な物が出ていたが、男がそれに気づく様子もなく。「楽って言うよりは・・・・・・・・何だかどうでも良くなるって・・・・・・・・感じだな・・・。」虚ろな視線で息を乱しながらも、苦痛を感じていないような表情でそうデュラハンに続けて。)そうですか。(事務的にも聞こえるような言葉。恐怖だけではなく全ての感情を奪い取っているのだから、そう感じるのも致し方ないのかも知れないなんて思いながら相手の顔を眺めて。ゆっくりと重くなっていく男の腕、それに気づけば)大丈夫ですか?(自身の手から出ていた靄がふっと消えて。)死んだか・・・・。(ポツリ呟けば、遊び飽きた玩具の様に掴んでいた手を男の身体の上に放り投げる。) [Sat 28 Jan 2006 02:59:33]
◆デュラハン > (デュラハンに腕を掴まれている男は一見して堅気ではない事が分かる者であって。デュラハンに掴まれている腕を恐らくは同業者にやられたのであろう血糊の付いた腹部に当てていた。)気分は・・・・よろしくないでしょうね。(昨日から続く空腹の苛立ちを押さえながら言って。都合よく来てくれた糧を下手に刺激してはいけない何て考えながら、相手と会話を続けようとする。)(「死に際をあんたに看取って貰えると・・・楽に逝けるって聞いてたが・・・・」少しずつ途切れ途切れになる男の言葉に静かに頷く。) [Sat 28 Jan 2006 02:49:10]
◆デュラハン > (スラムの中でも細く入り組んだ道の一つにあるのは低くしゃがんだ様な二つの人影。)大丈夫です。(そう安心させるように言ったのは、頭から灰色の外套を被った男。外套の下から伸びた手は白い手袋纏い、もう一人の男の腕を掴む。) [Sat 28 Jan 2006 02:41:37]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『座り込んだ男の横』 [Sat 28 Jan 2006 02:33:39]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 [Fri 27 Jan 2006 04:17:52]
◆デュラハン > (何かあるのかと尋ねて返って来たのは何でもないと言うもの。まだ互いに初見とあれば、それを追求するのも無粋かと考えて。)そうですか。(童子が背を向ければ首を元に戻しながらそう言って。何かを言おうとしたその言葉、途中で切られたその先をいう事なく童子は消え)奇妙な縁があるものですね。(ある種似たような昔の事を思い出せばそう呟く。暫しの沈黙、童子が残したそれに視線を向けるわけでもなく、踵を返せば)食事はどうしましょうかね。(ポソリと漏らして歩き始めれば、童子と会う前と同じ静かな動きでその場から立ち去った。) [Fri 27 Jan 2006 04:17:48]
お知らせ > 童子さんが帰りました。 [Fri 27 Jan 2006 04:10:35]
◆童子 > ( 貴方へと。向けた視線―― それへの 問い掛けには、 ) ――… 何でも、ない。 (ふぃ、と。背を向ける。 そうして、) デュラハン ………貴方は (――歩き出す。)( 中途の言葉。童子の姿は 夜に呑まれてゆくのだろう。 貴方の足元―― 硬くなり始めている、其れを残して。 ) [Fri 27 Jan 2006 04:07:50]
◆デュラハン > (童子の傍まで来れば目前の姿をしっかりと捉える。名前と同じアマウラ風の服を纏った少年だろうか?それが妖怪だとは理解していないが、先程のやりとりからまともな人では無いことだけは察して。)(童子と同じように視線を足元に落とせば)ふむ・・・・。(目に映ったのは地面に転がる何か。それを見たところで別段驚くわけでもなく、むしろ目前の存在への好奇心を強く掻きたてられたような感じがして。)何か?(こちらを見る童子の方に視線を戻せば、全身を覆う外套の頭の辺りが傾げたように。童子から見れば咎めも責めもしない、自分が不思議に思えたのだろうかなんて考えながら返事を待つ。) [Fri 27 Jan 2006 03:45:48]
◆童子 > ( 貴方の言葉、受ければ ) 『童子』 という、名。これも 変わっている、と。……よく、言われる。 (先ほどから 繰り返す、戯言めいた 発言。 再度の尋ね言には、) …… 分からない。 でも。こうしたかったから――… ( だから。一つの命を 血に染めた。 淡々と。 紅に塗れた、己の指すら 気に掛けることなく。 眼前の貴方へと、 視線を移そう。眼下の骸から、貴方へと。 ) [Fri 27 Jan 2006 03:35:11]
◆デュラハン > (珍しそうに見る視線には気づかず。自身の名も変わっていると言われれば)よく言われますよ。(首なし騎士の名を名乗るなんて事をしてれば、それも当然であろうか?再度歩を進めて)では何を?(返された否定の言葉に再度の尋ね言。こんな時間に散歩をしているか?と尋ねるのはおかしな話かもしれないが、それはこの男なりの人でなしへの配慮から。さらに数歩近づけば血の匂いに気づいて。童子が動かねば、その目前へと立とうか?) [Fri 27 Jan 2006 03:22:31]
◆童子 > ( 名乗った、己の名。 すんなりと受け入れた、貴方を刹那。物珍しそうに、見遣る。 ) ……… 『デュラハン』 ――…貴方の名前も 変わっている。 (名前も。そして、貴方も……) 『散歩』? ――…違う、 散歩していた訳じゃ、ない 。 ( 近付く貴方。退く素振りは、見せず。 ――ふぃ 。 落とした視線。其処に在るのは、 紅に染まった 骸。 ) [Fri 27 Jan 2006 03:14:28]
◆デュラハン > (投げた問いに返って来たのは童子という名。トキノミヤコで子供の事を指すと聞いた事のあるその名前に)変わった名前ですね。(そう言えば足を止めて。最初はこのまま距離を詰めて糧を得ようかと考えていたが、目前の人影に興味を惹かれて。どうやら空腹の夜というのは、奇妙な出会いがあるのかもしれないと考えながら)私はデュラハンと申します。(強い空腹感を好奇心で抑えれば、普段に近い落ち着いた口調でそう告げる。)今日は散歩でも?(そう言いながら再度そちらの方へ一歩。二人の間に幾程の距離があるかは童子の警戒心次第だろうか。) [Fri 27 Jan 2006 03:02:42]
◆童子 > ( 「 其方は? 」 そう 尋ねる、貴方の声音。幾分の苛立ち 垣間見えた、から。 ) ――… 『童子』。 童子 です 。 ( 先ほどと 異なる口調。宛ら、貴方を真似ようとするかのごとく。 唯。貴方と異なるのは、 感情を宿さぬ 声音。 ) [Fri 27 Jan 2006 02:48:22]
◆灰色の外套 > (空腹に苛立ちながら時折周囲に目を配るようにして。)(突然視界に入った何か。それが小さな人影である事を認識すればほんの少しだけ足早に進む。何かのささやきの様な音が聞こえたが気にせずに進もうとして)・・・・・・・。(続いたのは、警戒心をむき出しにした声。それを聞けば足を止めて。周囲には自分と声の主以外に誰かが居る様子もなく)そちらは?(それは丁寧な口調だが、どことなく苛立ちを隠せない声色。その言葉と共に一歩相手のほうへと近づこう。) [Fri 27 Jan 2006 02:40:41]
◆童子 > ( ――― 『 気配 』 。 ) ……… 『誰』 (振り返り、 貴方の方を向き直るのだろう。その際、足元を蹴ったことなど 気付くことなく。) 誰か……居るの、か ? ( 警戒するは、貴方の『存在』。 向ける声は、 鋭く。 ) [Fri 27 Jan 2006 02:31:08]
◆灰色の外套 > (童子からみれば少しだけ離れた位置、足音を立てる事無く進む何かの気配がひとつ。どことなく苛立った気配を持つそれは、丑三つ時のこの場所には似合わぬ子供の方へと向かっていた。)(そちらの存在を確認すれば、少しばかり早足になるだろうか?) [Fri 27 Jan 2006 02:24:41]
お知らせ > 灰色の外套さんが来ました。 『気配』 [Fri 27 Jan 2006 02:18:05]
◆童子 > でも ………こんなふうに、 なりたくなかった ? (問い掛ける 其れからの、応えは 無く。) ――… 『ごめん』 な……? ( 偽りの謝罪。 クツリ。 零れる 笑み。――…足元に横たわる其れを、 見下ろす。紫暗は、唯。其れを映している だけ―― ) [Fri 27 Jan 2006 01:34:50]
◆童子 > 美味しそう、だな。 ――…食べてしまいたくなるくらい 美味しそう、だ 。 ( 相も変わらぬ、戯言。 今宵 偽りの犠牲となったのは――… 既に、原型留めぬ『何か』。 どす黒く。紅に染まった、毛がべっとりとなっているコトが。 其れがかつて、生あるものだったことの 証。 ) [Fri 27 Jan 2006 01:19:10]
◆童子 > ( スラム。 )( 今宵も、『童子』は―― ) [Fri 27 Jan 2006 01:13:05]
お知らせ > 童子さんが来ました。 [Fri 27 Jan 2006 01:12:03]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Wed 25 Jan 2006 15:27:11]
◆ハロゥタック > ………いや、大丈夫でスよね。舟漕いでませンでしたし。 (思わず過ぎった失礼な想像を振り払うと、) (踵を返した。 シスターに彼の事を伝えなければ。) [Wed 25 Jan 2006 15:27:10]
◆ハロゥタック > 解りました! …カロンさん、でスね。 (そして名前を反芻しながら、) (…やがて背中は見えなくなって、) ………………。 カロン、さん。…カロン、カロン…、 (賑やかな声が遠ざかって行くのが聞こえる。) [Wed 25 Jan 2006 15:22:58]
お知らせ > カロンさんが帰りました。 『あ、オイ、バーサン! デッパリデッパリ!(でも煩い。)』 [Wed 25 Jan 2006 15:16:49]
◆カロン > (苦労の末辿り着いたのが、このスラム。 色んな死や生を受け入れる彼等の心には、骨くらい簡単に入る余裕があるらしい。 老女然り、あの青年然り。)おう、俺はトレジャーハンターのカロン! …教会にゃ、人があんましいねー時にな!(手ぇ振り、やがて遠ざかる。) [Wed 25 Jan 2006 15:16:20]
◆ハロゥタック > (彼のような風貌だと、苦労も多いのだろうなとは知れる。 そうして、気さくな彼の性格に肩が軽くなった気分だった。笑顔で見送り、) (手を振っていたところで、) … あ。 僕はハロゥタックと申しまス。 宜しければ、教会の方にも遊びに来てくださいね。 [Wed 25 Jan 2006 15:12:35]
◆カロン > いや、気にすんなってー。(ハハハと笑みつつオバハンが如く手をくいっと。 謝られて許さないのは男じゃないのだ。 老女の背をそっと押し、帰り道への歩みを促し… 振り向いて。)何かパプテス教徒に言われんのも妙な感じだぜ。 えっとー… 何神父?(名を尋ねた。) [Wed 25 Jan 2006 15:09:40]
◆ハロゥタック > ――…は、はあ…、 (ぽかん、と阿呆面。) そうだったンでスか…、……、いや、こちらこそ、失礼な事を云いまして…申し訳ありません。 (深々と頭を下げた。 彼は肉が無いだけで、人間となんら変わり無いらしい。) (礼には、) いえいえ。お婆さんを宜しくお願いしまスね。 … 帰り道、パプテス教徒には特にお気を付けて…。 [Wed 25 Jan 2006 15:06:04]
◆カロン > …あー、バーサンとは近所同士でな。 たまに屋根直したり、重いモン運んだりー… ともかく、バーサンが世話んなったみてーで。ありがとな。(疑わしい、といったハロゥタックの眼に気付いたか、ちと説明。 バーサンはニコニコして無口。丸い背を更に丸くして、ゆっくりペコリ。)だろーな。 俺も俺とそっくりなヤツってーと、アンデッドしか会った事ねーし。 …あったりめーだろ?あんなネクラな連中と一緒にすんなってーの。 何ならセースイってので風呂入ってやるぜっ。(腕組っ。) [Wed 25 Jan 2006 15:01:22]
◆ハロゥタック > (相手と老婆は話し慣れた雰囲気だった。「そりゃ御近所さんだから」とは、云われるまで気付かないが。) …、 (二人の様子に、緩々と警戒を解く。はあ、と思わず溜息が出た。 …悪そうな人には見えない。) 魔法生物――…あああ、貴方みたいな人は初めてです、お会いするの。 ええと、…と云う事は、アンデッドとかは別って事でスか? [Wed 25 Jan 2006 14:55:34]
◆カロン > おうおう、いけねーな。若い男と一緒かよ。 死んだジーサンが嫉妬するぜィ。(顔面こそ変わりはしないが、歩み寄る彼女と肩を震わせ笑いを交わす。)…骸骨、っちゃぁ違げーねーんだけどな。(認めるのも何かシャク。 腰に手ぇ当て。)マホーセーブツ、ってヤツだ。たまたま、スケルトンみてーなカッコだけどな。 [Wed 25 Jan 2006 14:52:02]
◆ハロゥタック > ――イ゛ッ!!? (突然の剣幕に肩を跳ねさせてッ。) … あ、…え? 死神じゃ無 い? だって、顔…、 (骸骨じゃないですかと云う。) (けれども老婆は笑いながら「大丈夫」と繰り返す。 …疑問符で一杯になった。) 死神じゃなかったとしたら、…貴方、一体…? (恐る恐る手は離したが、彼を見る眼は訝しげに。) [Wed 25 Jan 2006 14:47:33]
◆カロン > そりゃ良かった。 話通じねー奴もいっからよ。(戦意が無い、と知ればホッと一息、兜を戻した。 バーサンが捕まった、って。)誰が死神だァァァ! 俺はそういうお迎えじゃねーぞ! 天国じゃなくて家に送るんだよ!家に!(カーッ!)てめっ、バーサンたぶらかすんじゃねーっての。(ホレ、と老女に手招きした。) [Wed 25 Jan 2006 14:45:07]
◆ハロゥタック > (指差した格好で、やっと口をパクパクとし始めた。) (カロンの方に向かっていこうとする老婆の腕を掴んで、激しく首を横に振った。) (兜の下に見えたのは骸骨だ。口調も雰囲気も普通の人っぽいが骸骨だ。) (「襲って来ねーのか?」 …ぎこちなく頷く、そして、) ――あ、…あ、あのッ! お婆さんのお迎えには未だ早いスよッ!? (声が裏返った。) し、死神さんはお帰りく くださ…! (勘違い。) [Wed 25 Jan 2006 14:40:48]
◆カロン > …?(何故ここに!とか、化け物め!とか。 そんな常套句を喰らわせられると思ったが。 訝しげな顔…とはいえ、しゃれこうべの形は変わらないが…をし、兜を半分前に戻した。 兜から、片目を覗かせる。)…ん、ありゃ? 襲って来ねーのか、お前?(老婆の隣に立つ金髪を見た。) [Wed 25 Jan 2006 14:37:18]
◆ハロゥタック > (段々と近づく足音。) (老婆が嬉しそうに、待っていてくれたカロンの方へ手を振って名を呼んで。) (輪郭がはっきり見える頃、) あの、――…、 (老婆はにこにことして立っている。その隣で、言葉を無くして佇む聖職者風貌が居た。) [Wed 25 Jan 2006 14:33:16]
◆カロン > …(しゃれこうべ。)…(数秒考えた後、ぐるんと兜を反転させた。 鉄板仮面ここに生誕。)おう、俺はそこらへんのハタチだけどっ… バーサンどこ?(よたよた。) [Wed 25 Jan 2006 14:32:28]
◆カロン > (足音? 近付いてくる? はた、覚醒。)…あー、ゼドバーサン? 遅せーって、昼寝でもしてたんじゃ…(寝ぼけ眼を擦り擦り…) [Wed 25 Jan 2006 14:30:59]
◆ハロゥタック > (カロンが舟を漕ぐリズムと同じようにゆっくりとした足音は二つ。) (一つは重く、一つは軽く。) … で、お迎えの方はどちらに? (話し声も二つ。) ――嗚呼、あの方ですか。 (老婆の指は、鶏みたいな兜を指していた。) [Wed 25 Jan 2006 14:30:20]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( ――こツり、 こつり。 )』 [Wed 25 Jan 2006 14:27:55]
◆カロン > (くっだらねー。 は、喉の辺りで留め置いた。 自分の剣の稽古と同じ時間、彼等が祈りを捧げているのだとすれば、それは相当な努力である。だが祈るなんて、眼を瞑ってむにゃむにゃ言うだけではないか、と骨は思うのだ。 自分と同じものを持っていない者が小さく見えるのは、人間臭いと言えば人間臭い。)…(こっくり、こっくり。) [Wed 25 Jan 2006 14:25:28]
◆カロン > (老人の送り迎えも、大事なご近所付き合いである。 パプテス系の連中は浄化とか退魔とか叫びつつ襲ってくるのは目に見えているので、なるべく近寄るのは避けたかったが… 近頃物騒ということもあり、なんやかんやで今に至る。)…つーかお祈りっていつまでやってんだ? もう一時間くれー経ってんじゃ…!(※10分。) [Wed 25 Jan 2006 14:18:01]
◆カロン > (無い目蓋が重い視線の先には、三角屋根にぶっ刺さった十字架が見える。)バーサンも物好きだよなー。 カミサマとかにお祈りして、なーにが面白れーんだか。(お祈りする暇があったらアイノリでもすりゃいいのにと。 でもこちとらウチピー派ですと。 何の話だと。) [Wed 25 Jan 2006 14:11:41]
◆カロン > (手で隠しもしない大口は、アンデッドの死して尚上げる怨嗟の咆哮にも見えようか。 うららかな冬の午後になんで叫ぶのかは分からないが。 ああーとか漏らしつつ、兜の位置をず、と直す。)まーだ終わんねーのかなー。 眠くなっちまうって…(黄金色の日差しの下、壁に凭れて座るのは、スケルトン。) [Wed 25 Jan 2006 14:08:34]
お知らせ > カロンさんが来ました。 『(腕組み足組み、欠伸をひとーつ。)』 [Wed 25 Jan 2006 14:05:21]
お知らせ > 灰色の外套さんが帰りました。 [Wed 25 Jan 2006 03:12:31]
◆灰色の外套 > (先程通った道を戻っていく。無論、歩調は相変わらずゆっくりと静かなもの。)(帰りも人通りの無さが変わる事は無く、先程の猫だったものを見掛ければ再び跨いで。)(外套はスラムの闇に紛れるように。) [Wed 25 Jan 2006 03:12:18]
◆灰色の外套 > (ふっと吹いた風、それと共に聞こえたのは乾いた音。その音を発しているものは男の足元へと飛びついてきて)紙・・・でしょうかね。(外套に張り付いたそれを身体の向きを変えて外す。何が書かれているかは見えなかったが、少なくとも紙幣でない事だけは確認できた。) [Wed 25 Jan 2006 03:04:19]
お知らせ > 紙屑さんが帰りました。 『(』 [Wed 25 Jan 2006 03:00:23]
お知らせ > 紙屑さんが入室されました。 『(かさ…ッ)』 [Wed 25 Jan 2006 02:53:57]
◆灰色の外套 > (数歩、数十歩、数百歩。まるで幽霊の様にふわりふわりと道を進んで。時折吹いた風に外套が靡けば、外套には似合わぬ皮靴などが見えようか?)(猫だった物を蹴り飛ばした場所から見れば少しずつだが周囲の建物の感じが変わっていることに気づいて。)戻りましょうかね。(そう呟けば踵を返して。それは今居る場所がちょうどスラムと暗黒街の境界であろうと察し、これ以上進むのはあまりよろしい事ではないと考えての行動。) [Wed 25 Jan 2006 02:52:50]
◆灰色の外套 > (ゆっくりとした足取りで進む灰色の外套。時折視線を彷徨わせながら、何かを探すようにして。)ちょうど良い食料と言うのは中々無い物ですね。(そんな事を呟きながら、暗く静かな通りを音を立てずにふらりふらりと。時間よりも区画の問題なのか、今の所すれ違う人影も無い。) [Wed 25 Jan 2006 02:44:23]
◆灰色の外套 > (腹を空かしたスラムの住人が犬や猫を食らう何て事は日常茶飯事なため、誰かが捕らえた後の食べカスかと思ったが・・・・それにしては血の匂いがしない事に首を傾げる。)まぁ、変わった趣味の方も居るのですね。(如何にも興味がなさそうな感じで呟いて。別にそれを糧にする訳でもなく、かと言って弔う訳でもなく、猫だった物の上を跨いで先へと進んでいく。猫の死体どころか人の死体が平然と転がる事のある場所なのだから、この対応はある意味自然なのかもしれない。) [Wed 25 Jan 2006 02:37:06]
◆灰色の外套 > (かなりよれている灰色の外套を纏い姿を隠した男が一人、半刻ほど前に何者かが居た場所に居た。)(外套に隠れた足が何かを蹴飛ばした事に気づいて男は立ち止まって。)ん?(石とは違う感覚に眉を顰めれば、一歩だけ後ろに下がって。)猫・・・・ですかね。(硬く冷え切った猫だった物に目を落としてポツリと呟く。) [Wed 25 Jan 2006 02:29:14]
お知らせ > 灰色の外套さんが来ました。 『鈍い感触』 [Wed 25 Jan 2006 02:23:58]
お知らせ > 童子さんが退室されました。 [Wed 25 Jan 2006 02:00:26]
◆童子 > ( ――― 否。 )( 己の、気の所為であることを 認識。 やがて――…立ち去る童子。 後には 唯、 屍が一つ。 ) [Wed 25 Jan 2006 02:00:22]
◆童子 > ( 『 カツ ……ン 』 。 何処かで、聞こえた気のした 音は靴音。 ) ―――… 『誰』、だ 。 ( 振り返る、背後。掛ける声音は 鋭く、 夜闇は 『何か』 を隠しているの、か。 ) [Wed 25 Jan 2006 01:39:15]
◆童子 > もう、――…動かない 。 もう――… 『 壊れちゃった 』? ( トサ…… 。 地に落とす、屍。 ) [Wed 25 Jan 2006 01:12:33]
◆童子 > ( 童子に触れられた猫、は 然し心地良さそうに身動ぎ一つせず。そんな 猫を見遣る童子は ) 『 食べてしまいたいくらい 』 ……かわいい、な 。 (囁く。 猫の身体に触れていた指先は、 素早く―― その、喉を捕らえる。 異変感じた猫が暴れるより、早く。 童子の指先は、猫を 屍に。)( クツリ 。笑みを忍ばせる童子は、 或いは 物の怪か。 その片手には、猫の屍。 ) [Wed 25 Jan 2006 00:54:20]
◆童子 > ( 「 ニャ―… 」 。一つ、 猫の鳴く声が聞こえた。 『猫』は、 その童子の足元に 居た。 ) ……… かわいい、な 。 ( 猫に触れようと。童子は屈む。 ハラリ、 一筋の黒髪が頬を 掠める。 ) [Wed 25 Jan 2006 00:46:35]
◆童子 > (昼尚暗い、『スラム』―― 夜ともなれば、 尚更、で。) [Wed 25 Jan 2006 00:41:10]
お知らせ > 童子さんが入室されました。 [Wed 25 Jan 2006 00:40:09]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Tue 24 Jan 2006 22:39:26]
◆ハロゥタック > (――のろまが走ると、いっそ滑稽だった。) [Tue 24 Jan 2006 22:39:25]
◆ハロゥタック > あー…、 (そー…ッと、首を進行方向から逸らした。) (「やばい」) (気付いてしまった、と思わせては駄目。スイッチを切ろう、扉を閉めよう、…感覚を閉ざして。) (殊更ゆっくりと、方向転換。) [Tue 24 Jan 2006 22:37:29]
◆ハロゥタック > (目を凝らした。――一つ分しか無い視界。 夜目が利く訳では無いから、細めてみた所で何が見えると云うのでも無かったが、) ――…! (ぞく、とした。 多分、目では無いところで何かを感じてしまって、) (それが風の中であると解ってしまった。) [Tue 24 Jan 2006 22:35:48]
◆ハロゥタック > (晴れては居たが寒かった。 時折鼻を啜る音は自分だ。間抜けた足音と共に。) (白い息が止まった。 足を止めた。) …。 (風が入り組んだ路地を駆けてゆくが、違う音もした。 何かあるのか。) [Tue 24 Jan 2006 22:30:33]
◆ハロゥタック > (血が巡る感じは余り無い。だのに身体の末端は赤くなるから不思議だと思った。 中身の仕組みは良く解らない。) (…もう少し歩いてゆくと、既に灯りを落としてひっそりとしている区域に辿り付く。) [Tue 24 Jan 2006 22:25:23]
◆ハロゥタック > (路地に出た。 ――店や酒場の多い地区から少し離れただけで途端に静かになる。) (夜は特に。) [Tue 24 Jan 2006 22:21:22]
お知らせ > ハロゥタックさんが入室されました。 [Tue 24 Jan 2006 22:19:40]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『その場を去っていた…』 [Mon 23 Jan 2006 21:12:39]
◆ヴァネッサ > …………………ふ、ぅ… (ゆっくりと野良犬の血と噛んだ時の感覚を味わってから食いカスにになった野良犬を放り投げる…。血が無くなった野良犬は軽く、良く飛んだ) ………んーーーー…っ、と… (それから大きく伸びをしてから辺りを見渡して、誰もいないことを確認してから…) [Mon 23 Jan 2006 21:12:25]
◆ヴァネッサ > …………っ…! (野良犬の後ろからこっそりと音を立てないように近寄っていき、今にも手が届きそうという範囲まで来たところで一気に飛び掛る…) ……こ、この…あ、暴れるな… (野良犬は突然来た後ろから襲撃者に逃げるまもなく捕まった…。 ただ、捕まえたはいいものの、力が低下していて押さえつけるのに一苦労だ…) ……この…ぉ………っ… (なんとか押さえつけながら犬の首筋に自分の牙を突き立てる…。突きたてたあとはやることはただ一つだ…) ……ぁ…ぐ……っ… (野良犬の首に牙を突きたてじっくり、ゆっくりと血を吸っていく…。 久々の感覚に眼が潤んでいる…) [Mon 23 Jan 2006 20:57:20]
◆ヴァネッサ > ……………っ…! (物音とかではなく、実物を発見…。 トボトボと歩く一匹の野良犬…) ………あれくらい…だったら… (力が抑えられているせいでちゃんと捕まえられるか自信が無い…。 それでも野良犬くらいならと心のどこかで自分に言いつけながら、ゆっくりゆっくりと近づいていく…。 さぁ、秒数下一桁が偶数なら捕獲成功、奇数だったら失敗…) [Mon 23 Jan 2006 20:44:44]
◆ヴァネッサ > ………、…………、…… (昔犬や猫を獲っていた場所に到着すれば、十字架のせいで鈍くなった嗅覚や聴覚などの感覚を使って回りに動くものが無いかどうか探してみる…。 探すといっても感覚が鈍っているのでそれなりの音を立てられなければ気が付かないかもしれない…) [Mon 23 Jan 2006 20:28:33]
◆ヴァネッサ > ……………………………… (民族服のようなものの上から外套を着込んでいる一人の吸血鬼…。顔は外套のフードのせいで見えていない…。 本当に久しぶりのスラム。ついに我慢しきれなくなって来てしまった…。いままでただ血を飲むだけだったがやはり自分で牙を突き刺し、自らの力で飲みたいと思うときもある…。十字架を付けたおかげでなんの考えも無く血を求めはしないが、ずっと牙を使っていないせいで何か欲求不満になっている…) [Mon 23 Jan 2006 20:17:35]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『我慢し切れなくて…』 [Mon 23 Jan 2006 20:13:56]
お知らせ > 黒い獣さんが帰りました。 『(血の跡を残して、男も消えた)』 [Mon 23 Jan 2006 02:55:04]
◆黒い獣 > ―――――………グ。 ゥ 。 (ギチギチと肉を噛みそこなった歯が鳴いた)(ココで苛立ちに任せた咆哮など、あげるまい。)――――。(煮えた熱は、次の時。あいつに流し込めばいい。) その時は、猫ごと喰ろうてやる っ [Mon 23 Jan 2006 02:54:00]
◆黒い獣 > ―――――…………。(猫と共に消える男――気配が薄れていくのを感じていた)……(結局、男の正体はわからねども、断言出来ることはある) ……。(あの男にとって、猫よりも自分が下だと言うこと) [Mon 23 Jan 2006 02:52:16]
お知らせ > アクアクさんが退室されました。 [Mon 23 Jan 2006 02:48:33]
◆アクアク > (音も無く。) [Mon 23 Jan 2006 02:48:32]
◆アクアク > … 「オ前 ハ、 美 味イ」 (夜の差し込む部屋の中、秋色の視線に絡めた言葉を最後に。) [Mon 23 Jan 2006 02:48:14]
◆黒い獣 > (猫の声に導かれて出てくのを眺めていた。――そして、逃げるにも攻撃するにも充分な距離が開いたのを確認してから) ―――― 『お前は、不味い』 ――。( 暗闇の中より、貴方へ一言呟いた) [Mon 23 Jan 2006 02:46:11]
◆アクアク > (猫はこの建物の外、窓の傍に居る。 獣同士の争いを傍観していた猫は、今は悠々と安全なところから――此方を探すことなどせずに、ただ呼ばわるだけだ。「出口は此処だ」と。) (戸の外れた窓から埃は出てゆき、やがてジェダには見えるだろう、窓を越えようとする痩躯の背中が。) (呼ばれた。そして止められた。 どうやら痩躯は、猫の声には逆らえぬようであった。) …ア゛ ォ゛…スォ゛、イ゛ー…エ゛ー…。 (名残惜しそうに、チラ、と振り返った青い双眸は一度だけ瞬いた。) [Mon 23 Jan 2006 02:40:47]
◆黒い獣 > (時、同じくして、黒豹にも聞こえた)……―――。(猫の声が聞こえる。耳がぴくりと動きそちらへと双眸を向けた) (暗闇の中で動く影が見えるんだろうか。――どうやら此方をまだ見つけていない? 瓦礫を踏みしめる足音は猫の声の方へと近付いているように思える)――――……。(ならば、後から襲い掛かってやろうか―――荒れた呼吸を納めるように、息を整えて―――しかし、だ)――――……。(左手、が) (無理矢理押し込んだ所為で、醜く引き連れた傷は、軽傷とは言いがたい。)(――― 結論は?) 。(充分な距離を持つまで、沈黙を) [Mon 23 Jan 2006 02:35:24]
◆アクアク > (へちゃげた屋根。騒音に、周辺住民が耳をそばだてる気配が幾つも。) (互いに互いが見つけられぬ中、) (とりあえず身体を起こした。) …、 (腹が痛い。腹が痛い。 荒い息を付きながら、辺りを見回した。) ( ―― ナァ ゥ…、 ) (猫の鳴き声がする。近くで。 痩躯は其れに導かれて。) [Mon 23 Jan 2006 02:24:37]
◆黒い獣 > 。(貴方の首筋に歯を立てようとした瞬間に、木材やら、板やら、煉瓦やらガ、一瞬で目の前を通り過ぎる。) 。(気がつけば) ―――ゥ” (打たれ弱い黒豹は、崩れた瓦礫の間で背を丸めていた)(左腕はどうなっているだろう、とか――相手が何処にいるだろう、とか考える以上に、状況把握ができていない。 埃立つ暗い室内を、ひよった瞳で見回して――) (今だ、貴方の姿は見付けられず) [Mon 23 Jan 2006 02:20:44]
◆アクアク > (ふ、と身体が浮いたような感覚は一瞬だけ。) [Mon 23 Jan 2006 02:12:48]
◆アクアク > (ジェダの血で真っ赤に染まった咆哮が上がる。首を振って、相手の牙を避け様とするけれどもがっちりと固定されてそれも叶わぬ。) ギャ゛ ァ ア ア゛ア゛ァ゛ッォ゛!! アア゛ア゛アッ!! (上から引き剥がそうと暴れ、) (足は屋根を叩き、) ( ビキ! ) (貧民窟の安い建物の屋根など、) (破れた。) [Mon 23 Jan 2006 02:12:25]
◆黒い獣 > (よし。 押し倒した。膝が確りと腹を押し、屋根の上にぶつかった音も、衝撃もしかりと確認した) 腕を食らったのだ、っ もう 満足であろうっ―― 次は、俺の(今だ己の腕を喰らい続ける猫の頭を、肘で押さえ込むように、体重をかけ、そのまま今度は自分の番だとばかりに、貴方の首筋へ歯をたてんと…!!!)(―ミシィ―) (元々あばら家の屋根の上。 男二人が倒れた衝撃で、屋根が) (鳴いた) [Mon 23 Jan 2006 02:07:58]
◆アクアク > (身体ばかりが逃げようとする。頭だけ捕まったままで、) ヒッ グ! ヴッ!! (一度目は腹への衝撃、二度目は、) (――背への衝撃。) (押し倒された!) フ グァァア゛ア゛ア゛ッッツ゛!! (途端に四肢が暴れ出す!) [Mon 23 Jan 2006 01:58:04]
◆黒い獣 > ――――っ…。(――血がパタパタと地面を濡らす音が響く。噛んだ歯が緩むのも感じた。だけど、まだ歯を「腕から離してやらない」――右手で左腕に貴方の頭を押し付けたまま、貴方を押し倒すように、もう一度膝を叩きこまんと…!) [Mon 23 Jan 2006 01:55:24]
◆アクアク > (ぎりぎりぎりぎりぎりぎりッ! 肉に食い込んで引き剥がそうと云う事に夢中の痩躯には、) (ジェダの思惑が何処にあるかを気に留める事が出来なかった。) フ ッゥ、 (頭を押されて、「?」と思った次の瞬間、) ―― ッ ア゛ !!! (腹に膝が食い込み、そうして反動のようにパックリと口が開く…彼の左腕は牙から解放された。) …ッゲ、 コフッ! クヒッ! (腹を押さえ、よろよろと後じさる一歩、二歩。) [Mon 23 Jan 2006 01:42:35]
◆黒い獣 > ――――ウ”ル ゥウアァ……!!! (左腕の肉がブチブチと千切れていく音が聞こえそうだ。――だが、その痛みと傷を代償に、得た物はある。――貴方の頭だ。自分の腕を更に押し込みながら、右手が貴方の後頭部に回し、押し付けよう。)――――。(同時に、その無防備な腹に、先程食らった一撃を返すように、膝を叩き込もう―――!) [Mon 23 Jan 2006 01:38:34]
◆アクアク > (ジェダの左腕は確かに彼の首を守った。) (代わりに、――ジャク!! と湿った音が左腕から迸る。がっちりと噛み付いた牙は鮫の如く、) フゥウヴヴヴヴ…ッ、ウグル゛ル゛ッ”!! (離さない離さない離そうとしない。) (ぢゅく、と貴方の傷口から滲む血を舐める。) (頭を引き、食い千切らんとするが踏ん張る身体はがら空きだ。) [Mon 23 Jan 2006 01:27:38]
◆黒い獣 > (ゴツ)―――…ッ…!(中途半端な体勢からの頭突きは、自分にも衝撃が返って来る。 ぐら、と歪む視界ガ煩わしい。これで怯むだろうと思っていた相手は、尚も――迫ってくるじゃないか) 『シツコイ』(思わず洩らした一言。このままだと首をやられる。―それどころか、そのまま押さえ込まれたら、動けなくなる。強引に左腕を首と貴方の歯の間に差し込まんと―――!!) [Mon 23 Jan 2006 01:23:15]
◆アクアク > (彼の爪が食い込んだ首には、転々と赤い痕。噛み付かれたかのように残って。) シャ゛ァアァ゛ァ゛ァ――…!!! (蛇が空気を裂くのに似る。 拘束から解かれた首はめ一杯に空気を通しながら、) (ジェダの肩目掛けて向かいッ、) ( ゴ ツ゛ッ!! ) (ぶつかったのは頬だ。眩んだが、それでも口は噛み付こうと迫る! ――引きつった顔では、食い千切るほどの力は発揮出来ないが…。) [Mon 23 Jan 2006 01:15:01]
◆黒い獣 > ( し ま っ た )(気がついた時には、右手は空を掴んでいた。爪先が薄く浅く肉を裂くのみだろう)―――ウ"ゥ”ゥ―――!!!(噛み突かれては、間違いなく致命傷になる。ならば――っ!! 咄嗟の判断は、思い切り首を引くと、向ってくる顔に向って頭突こうと!) [Mon 23 Jan 2006 01:10:37]
◆アクアク > (狙うのは首だった。それだけで良かった。) (だが、ジェダの両手が邪魔をする。…コレを取らねばシメられる。 この腕にはそれだけの力がある。) アア゛アア ア゛ア゛ア゛ッッ!! (潰れた蛙のような咆哮。) (両手は彼の肩より外れ、己の首を掴む腕を解こうともがく。 緩んだ右手の束縛から逃げられるか――?) (首が外れたら、肩に噛み付いてやると云う眼をして。) [Mon 23 Jan 2006 01:03:03]
◆黒い獣 > (この手を緩めたら、首筋に歯が食いこむのは、間違い無い。――何故なら、自分なら”そう”するから。思った通り、自分の身体を抱き寄せんとする力を感じる。――だが、其れをさせまいと、突き出す右腕に力を篭め爪を立ててた――できることなら、このまま落としてしまおうと) っ―――――― グ ゥ ッ !!! (鳩尾から背中へ突き抜ける痛みに、声が洩れた。突き押す右腕から、一瞬力が抜けて) [Mon 23 Jan 2006 00:59:38]
◆アクアク > (再び開き――構えた口が、) (ジェダの咽喉元に噛み付かんと腕を曲げ、) … ヒ キッ!? (た ところで声が裏返った。 迫るはずだった顔は空を仰いだ。息が苦しい、掴まれていると解ったのは一秒後。) (――悟ると同時に、) (足…膝が、ジェダの胴体に向かって抉るように繰り出される!) [Mon 23 Jan 2006 00:52:43]
◆黒い獣 > (ガッ肉がぶつかる重い音が、体の中から響いた。勢いよくぶつかった体が一瞬固まるのはお互い様。――しかし、だ。…一つだけ、黒獣は目測を誤った。思ったよりも貴方が早かったということだ。重心が軽く後へ流れるのを止められなかった。――舌打ちしたくなる気持ちを抑えながらも、此方が貴方の身体を突き放そうと――したが、両腕が己の身体を掴んで) ――――ッ!!(鋭い歯が視界の端に映った。咄嗟に此方は貴方の喉を突き上げるように掴もうとするだろう。) [Mon 23 Jan 2006 00:49:02]
◆アクアク > (――ガチ!! 噛み合わさったのは兎獲りの罠のような歯列で、そして血の味はしなかった。空振りだ。) グゥウ ッ! (痩躯同士の衝突。) (よろけるのは耐えた。衝撃で視界が揺れる、相撲で取っ組み合った体勢に似ている。) (両手が彷徨った。相手の肩を掴もうと。――否、肩でなくとも良い。 逃がさぬようにしがみ付かンとするのだ。) [Mon 23 Jan 2006 00:39:54]
◆黒い獣 > 聞かんよ。(返事はあっさりと返される) だから、言うておるのだ。 俺は餌にはならんと―――言うておるのだ。(体勢を低くした獣を目の前に合わせて男も低く――切欠を待つだけの獣二匹がの唸り合いのようなものなのだろう)―― 宜しい。してやろう―――ッ!!(避ける?しない。ただ、噛み突かせもしない。似たような格好で、似たような速さで相手に此方も突っ込んだ。―― 頭突きというよりは、体で当身を食らわさんと) [Mon 23 Jan 2006 00:35:34]
◆アクアク > 「餌 ノ 都合ヲ オ前ハ」 「訊ク カ?」 (ゴキブリのように屋根に張り付いたところより見上げる。) (互いに互いの意見を尊重しあいもせず ただ捕食対象である。其れを云って痩躯は笑んだ。) (餌に、) ――「ヤル 良シ。」 (してみろと云い返し、) (真っ直ぐ突っ込む、狙いは低く、太腿辺りに噛み付かンと!) [Mon 23 Jan 2006 00:24:36]
◆黒い獣 > (蹴り足に、狙い通りの衝撃が伝わったのを感じた。―― 一瞬の滞空時間を経て、姿勢を正した。― 最も、背筋を伸ばしたわけでもなく、次動作に繋げる為に身体を屈めたのだが) 気分じゃないと言うておるのが判らんのか。 餌は他にしろ。 それでも、食らうと言うのなら (じり、と爪先を進ませて) お前を餌にしてやる《》 [Mon 23 Jan 2006 00:20:57]
◆アクアク > (ヒョゥ、と風が唸ったのはジェダの足が迫るからッ、) (――まさしく猫が飛び掛るに似た体勢の痩躯、着地の瞬間に横腹を蹴り飛ばされて転がる。) (丸まった痩躯がダンゴムシのように屋根の縁で止まり、) グルル゛ ル゛ ル…、 (四つん這いに戻るまでの隙。) [Mon 23 Jan 2006 00:08:54]
◆黒い獣 > (首を横に振る様子に、歯が鳴った) 違う。 (二度目の否定は苛立ちを交えて) しつこい。 (四度目に鳴ると、敵意を隠しもしない。グゥル 声が夜風に響き) 去ね!! (最後の声は、獣の咆哮混じりに吐き捨てた。――が) ハッ――― (餌、自分を見て餌と言うた男―いや、敵だ。元より敵意を叩きつけていただけあり、貴方の跳躍を見逃すほど暢気でもなかった。 此方は軽く身体を揺らすと、同じく駆け出した。) どちらが餌になるかっ―――!!! (着地の瞬間を狙って、蹴り飛ばさんと!) [Mon 23 Jan 2006 00:05:25]
◆アクアク > (首を振る。 彼の言葉を否定すると云うより、駄々っ子が「いやいや」とするのに似る。) (そして、) ――…「違ウ?」 「猫 違ウ?」 (彼の返事は期待しない問いかけ。) 「ナラバ、」 (じゅるり、長い舌が裂けた様な口をなぞる。唾液が急激に分泌されたのか、滴るほどに。) 「オ前 ハ 餌 ダ」 (云うなり、) (其方の屋根へ向かって跳ぶッ!) [Sun 22 Jan 2006 23:54:03]
◆黒い獣 > (ウルゥ―……ン。人の声が唸るのとは違う。低く、低く、威嚇の為の唸り声が響く。落としていた腰を、軽くあげる、視線を細くした) ならばそのまま立ち去れ 同族であれ、なんであれ今は言葉を交わす気になれん はべらす雌猫―(匂いで判ったらしい)―とでも遊ぶがいい。 (「猫」――瞳に剣呑な色が浮かび)――違う。 [Sun 22 Jan 2006 23:49:26]
◆アクアク > (相手は逃げない。距離は着々と縮まり、) (彼には此方の風貌と、猫を数匹連れていると云うところまで見えるだろう。 ――今や隣り合う屋根の上に。…とン、と軽く足音が止まる。) (機嫌が? ニヤつく顔を傾げた。) 「己 ハ 機嫌 良イ」 (獣の血を引く彼なら、呻き声の中にそう聞こえるかもしれない。) ゲゲゲッ。 (蛙のように哂う。) 「猫?」 「オ前 猫?」 [Sun 22 Jan 2006 23:37:45]
◆黒い獣 > (――視線が絡めば、背中の毛がざわめいた) 。(先日のこともあり、警戒は強かった。向ってくる痩身は、人―――…の、匂いがしない。「獣に近い人」その表現が酷くしっくり来る) 。 (闇夜に浮かぶ双眸は、貴方に視線をベッタリと張り付かせたまま、その場で待ち続ける。) ……。 (音の無い跳躍は、自分と似た何かを感じさせる。フス、と鼻を一度鳴らして) 機嫌が悪い。 (独り言のように、ぽつりと言葉を洩らした) [Sun 22 Jan 2006 23:33:32]
◆アクアク > (眼を細めた。獣のような声に耳が反応する。) (――眼が合った。 秋色と冬色の視線が交差する。) (彼の苛立ちしらず、ただ痩躯が認識したのは、) (面白そうだと云う事だけ。) …アア゛ア゛ …。 (する、するり。 影が屋根の上を伝って貴方の傍へと向かう。) [Sun 22 Jan 2006 23:28:04]
◆黒い獣 > ――――……。(視線を感じた。ピンと耳が動き、辺りを見回し――何れ、貴方を見つけ出すのだろう。もし、見つけたのならば、双眸は貴方と交わるだろうか) [Sun 22 Jan 2006 23:26:15]
◆黒い獣 > ―――……。(こんな事ならば、あの餌を逃がさなければ良かった。)―――……。(手足の一本二本もいで置けばよかった。)―――……。(しかし、頭に血を上らせた結果、余計な危険を呼び込むことを良しとしなかった獣は、肉の胸に大きな「×」を爪先で描いただけで、その辺りに放置したのだ。――無事に戻ったか、否かなど知らん。少なくとも「自分は殺さなかった」ということが重要なのだから。)――――……・・・ゥルゥ―――……。(しかしだ。それをしても、収まりつかぬぅ―――) [Sun 22 Jan 2006 23:25:19]
◆アクアク > (窓の明かりが一つ消えた宿、その上だ。) (そう遠くない屋根の上に、今まさに上ってきた影を見た。――否、あれは元々黒いのか?) (白い息が流れる。) [Sun 22 Jan 2006 23:20:50]
お知らせ > 千早久方さんが帰りました。 [Sun 22 Jan 2006 23:19:19]
お知らせ > 気配さんが来ました。 『( ――屋根の上。 )』 [Sun 22 Jan 2006 23:17:21]
お知らせ > 千早久方さんが来ました。 [Sun 22 Jan 2006 23:17:03]
◆黒い獣 > (黒い姿は、暗闇に潜む為。――跳躍に音などない、駈ける足音に音などない。豹のライカニアたる男は、少し高い屋根の上に上ると、其処で足を止めた。)――――――……・・・。(先日の一件より、どうにも気が晴れない。思い切り喰らっても、弄っても、如何にもこうにもすっきりとしない。)―――……。(狩りが失敗した時の、あの苛立ちが消えないのだ) [Sun 22 Jan 2006 23:16:28]
◆黒い獣 > (月夜の空の下、遮るもののない高台を、したり、したりと影が行く。)―――――――…………・・・。(地面に一瞬映る影を見るものが居れば、其れが獣と近い人の姿だということがわかるだろう。) [Sun 22 Jan 2006 23:09:52]
お知らせ > 黒い獣さんが入室されました。 『(―――屋根の上を四足が通る)』 [Sun 22 Jan 2006 23:06:03]
◆カノン > ( ――拒絶。 それは予想できたものだった。 予想できていたからこそ、カノンは自分で自分を罰してきた。 でもそれも、もう。 )( 赦してくれるはずなどなかった。 どれだけ縛り付けられ、抑え付けられても、今度はカノンは、その安堵感に沈んでいくだけだ。 より強く、より深く、己を締め付けて。 バランスというものが必要なのかもしれない。 過不足なく、ちょうどいいバランスが。 呆然と、諦念を抱いて、カノンは、しかしまだ、最後に縋るようにいった。 ) せやったら…………うちが、もう………殺意なんて出てこんように……そんな場所に立たないように……。 ( 外になんか出れないように。 カノンは、叶えられないだろう願いを口にした。 どろどろした黒いものが、あふれてこないように、蓋をするために。 ) ……脚を、壊して。 ( むちゃくちゃだった。 ) [Fri 20 Jan 2006 00:46:58]
◆勘九朗 > (首を振る彼女に突き放された腕が落ち、戒めから放たれた獣が啼き叫ぶ声を聞きながら、己の過ちを悟る。 彼女を溶かす薬は私自身で、恐らく私はどこかでそれに気付いていたかもしれないのに、私はそれを止めようとしない。 溺れる彼女に手を差し伸べるフリをして、水底深くへ沈めるように。) ―――――そう。 ずっと、我慢してきたのね。 だから、もう、我慢できなくなっちゃったのね。 (だらりと下げた腕。 天を仰ぐ。 風は、戒めるものではなく、風は、解き放つもの。 求められた彼女の願い、これだけ強く壊れ請われた彼女の願いを、きっと初めて、 拒絶した。) ―――ダメよ。 だって、アタシが縛り付けて、抑え付けて、 それで、カノンちゃんの世界は、ほんとうに、カノンちゃんを赦してくれるの? [Fri 20 Jan 2006 00:32:19]
◆カノン > ( カノンは首を振った。 首を振ることしかできなかった。 それでは駄目なんだと、駄目なんだと、言いたくて、言えない。 二人とも溺れてしまうことが、カノンの最も恐れていること。 自分だけが苦しむのならばいざ知らず。 嗚呼、でも、溺れるのを望んでいるのかもしれない。 望んでしまう。 祈ってしまう。 願ってしまう。 沈んでいきたい、と。 醜い欲求ばかりが。 ) ―――あかんッ! あかん、あかんのッ! うちはもうガマンできへんのッ! どろどろしたんがっ、どろどろ黒いんがっ、もうあふれてしまうんッ! ( いやいやするように頭を振る。 しかし、意味不明だ。 ) うちの中で、みんなを殺したがってるのが、どろどろ溜まってるッ! かーさまをとーさまを灼いた炎がッ、まだ残ってるんよッ! ( 全然解消されていかない黒い感情。 誰にも向けられなかった憎しみや絶望は、結局誰に向かうかといえば、自分か、世界だ。 ) せやから…ッ、縛って繋いでッ、あふれんようにうちを罰してッ! ( 息苦しく、生き苦しい。 自分自身、何を言っているのか、なにをしたいのか、まるで、まるで。 ) [Fri 20 Jan 2006 00:20:16]
◆勘九朗 > (緩やかに締め付けているのはきっと私で、彼女にとってそれはきっと、砂糖で出来た砂地獄のようなものなのだろう。 息絶えるような喘ぎを聞きながら、それでも私は首を振る。) 汚い? どうして。 醜い? どうして。 アタシにとって、とても必要で、大切で、大切すぎる貴女を。 (喩え、その結論が彼女を苦しめたとしても。) ――――アタシに、貴女を、どうしろというの? (黒く柔らかな腕が彼女を抱きしめ、それはきっと彼女の薄汚さを包み込む柔らかな皮膜。 その内側で彼女から溢れるどろどろとした涙が、何を灼くのかも解らずに。) [Fri 20 Jan 2006 00:02:34]
◆カノン > ( うあぁ。 カノンはあえぐ。 言葉に締め付けられるように、カノンはあえぐ。 ) ――ぅあっ、う、むり、無理、やってぇ……っ……き、汚ぅて、こんな、汚ぅて、醜い、の――ッ! ( 壊させてください。 自虐させてください。 駄目ならば、 ) ――せや、ったら……ッ! おねが、いっ、うちを、うちを……ッ! ( 罰してください、とカノンは言った。 自分は罪人なのだという『安堵感』を、償っているのだという『免罪符』をください。 心の中のドロドロが全て消えてしまうように。 ――そう、薄汚いカノンは言った。 ) [Thu 19 Jan 2006 23:46:10]
◆勘九朗 > ――――けれど。 カノンちゃん自身の、カノンちゃん自身を壊そうとする、カノンちゃんを、 アタシは、認めない。 [Thu 19 Jan 2006 23:33:06]
◆勘九朗 > (腕の中で戸惑う彼女。やがて哭きながら訴えるその願いに、胸の中で何かがすとん、と落ちていった。 ああ。 いつだったろう、彼女が言った。繋ぎとめたければ、腕を、脚を、奪ってくれと。縛り付けて、飼ってくれと。 つまり、これが) ―――そういう、コトなのかしらね。(片腕で背を抱きながら、もう片掌で頬を撫で。上げさせた顔、決して交わらぬ視線を合わせて、応える言葉。) ……アタシは、カノンちゃんを殴らない。打ち据えない。 拒絶、しない。 [Thu 19 Jan 2006 23:32:34]
◆カノン > ( がくん、と落下は途中で止まる。 その感触がなんであるかを、すぐに理解することができた。 けれどなぜなのかは理解できずに、しばし、呆けたようにカノンは口を半開きにして、いつものように見えない視線を泳がせた。 ) ………………カンちゃん。 ( 認識から少し遅れて、ぼろりと大粒の涙が落ちた。 ) ……っ…………カン、ちゃん……殴って…っ…? ( ああ、もう、阿呆。 カノンは自身をなぶる。 これ以上要求するのかと。 お前は何一つしてやらないくせに、そのくせ要求だけはするのだなと。 けれどカノンは要求する。 殴ってくれと。 蹴り飛ばして、打ち据えて、と。 ) [Thu 19 Jan 2006 23:24:50]
◆勘九朗 > (勘九朗は、人間ではない。しかし神でもない。 それは当たり前のことのようで、案外忘れがちな事実。 だから、彼女がどんなものを抱えて、背負って、生きているのかは、自分には解らない。 自分が抱えているものだって、多分彼女は知らないだろう。 全てを知らない相手だからこそ、彼女と共に居ると決めたとき、彼女の全てを受け入れた。 ――だから、世界を受け入れない彼女を、私が拒絶するなんてことが、どうしてできるというのだろう。 …零れ落ちた涙滴が消えていくように去ろうとする彼女の背を見ながら、 いつか、追ってこないでと言われたあの夜を思い出しながら、) ―――危ない。(それでも、あっけないほど踏み外す彼女を、夜鷹の切る風よりも疾く、その体躯を掬い上げる。) …足元には、気をつけないとダメよ。 一応、怪我人なんだから。(音ひとつ立てず地に降り立ちながら、抱えた彼女の背をなでた。) [Thu 19 Jan 2006 23:15:31]
◆カノン > ( どろどろした何かが、体の中に重く溜まっている気がした。 誰にも向けられなかった怒りや憎しみや絶望が、何時までも何時までも解消されないまま、どこかにあるのかもしれない。 それは殺意という形で、折々に現れる。 争いに反応して、ぼ、と簡単に火がともる。 吐き出したいそれは、しかし許されてしまっていた。 全て丸ごとに、許されて認められてしまっていた。 だから殺意は容赦なく、いつでも火をともす。 ――正直な話、カノンは、私は、勘九朗も………ころしたい。 全部めちゃくちゃにぶっ壊して、タールのようなこの重いものを全部焼き払って、最後に自分を殺したら、どれだけ気分がいいだろうと夢想する。 でもそれはできない。 苦しみの原因のひとつである、偽善者のカノンがそれを止めるから。 ) ―――………ぁ ( がたん。 覚束ない足元は、不意に虚空へと踏み出して――落ちた。 ) [Thu 19 Jan 2006 23:06:06]
◆勘九朗 > (屋根の上に腰掛けて、膝の上に顎を乗せ、座り込む彼女をじっと見ていた。) ……なんで、でしょうね。(寄り添うことは簡単だったし、抱きしめることはもっと簡単だった。それでもぼんやりと彼女を見つめ続ける自分は、何に迷っていたからか。 彼女が求める何かを与えることができず、彼女の苦しみを象る何かを与え続けているような。 本当なら、こうして見ている事すら禁忌。 ―――きっと彼女は今、私に会いたくないに違いない。) [Thu 19 Jan 2006 22:58:13]
◆カノン > ( 嗚呼、なんて優しい地獄だろう。 耐えても耐えなくても、きっとカンちゃんは許してくれる。 それがわかるからこその苦痛。 それを知っているからこその甘美。 ふらふら立ち上がって、カノンはまた移動を開始する。 包帯が濡れたような感じがするのは、気のせいでもあるまい。 ) [Thu 19 Jan 2006 22:57:17]
◆カノン > ( 『一線』――即ち殺人。 及びそれに類する傷害・殺害行為。 そろそろだ、とカノンは思う。 そろそろ自分はそれを超えてしまいそうだと。 そしてどうなるかも予想ができる。 もうその時点でカノンは、殺害という行為を日常と認識してしまう。 殺した顔が思い出せないような。 既に汚れた自分が、これ以上汚れるなどと、認められない。 許せない。 でも、越えてしまえばきっと楽。 耐え続けることこそが苦。 ) [Thu 19 Jan 2006 22:54:22]
◆カノン > ( 真綿のような優しさだ、と語彙の少ないカノンは思った。 とても柔らかく受け入れて、ずぶずぶとどこまでも沈んでいけそうで、そして最後にはおぼれてしまう、優しさ。 カノンにとってもはやそれは中毒症状に近い、従順。 どんどんと駄目になりながら、まだくだらないことを考えてしまうこの頭を、いっそのこと切り落としてやりたいぐらいに、辛い。 その『一線』を踏み越えてしまえばどれだけ楽だろう、とカノンは膝を抱えて座り込んだ。 ) [Thu 19 Jan 2006 22:44:10]
◆カノン > ( カンちゃんが許してくれれば、それでいいと思っていた。 世界中の誰もが許してくれなくても、カンちゃんが許してくれれば、救われる気がした。 認められた気がした。 ) …………でも……違う………? ( いまは、違う気がする。 世界中の全ての人が許してくれても、カンちゃんにだけは、許されちゃいけないと思った。 許してくれたら、自分は駄目になる。 否、もう、なっている。 カンちゃんは優しくて、認めてくれて、許してくれる。 いまはそれが――――辛い。 ) [Thu 19 Jan 2006 22:34:20]
◆カノン > ( カノンは疲れた体を、そのまま倒れこむように古びた屋根の上に突っ伏させた。 ) ――気持ち悪い……きもちわるい。 ( 気持ち悪い。 気持ち悪い。 気持ち悪い。 気持ち悪い、気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い―――キモチワルイ。 頭の中がぐるぐるする。 薄汚い自分のことを、嫌でも意識してしまう無駄なさかしさがあった。 はぁ。 ) [Thu 19 Jan 2006 22:24:15]
◆カノン > ―――痛…ッ ( 屋根から屋根へ飛び移る際に、背中の傷が痛んだ。 熱い。 痛い。 どちらか判然としないようなダメージ。 わかることはただ、このままだと自分は間違いなく、いつか壊れるということだった。 中身も、外見も。 ) [Thu 19 Jan 2006 22:14:36]
お知らせ > カノンさんが来ました。 [Thu 19 Jan 2006 22:13:13]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Thu 19 Jan 2006 03:44:51]
◆ハロゥタック > (払えば払うほど摩擦で大きくなってしまう糸くずは、) (せめて尺取虫のように動かして、) (他愛も無い帰り道の暇潰し。) (這う虫の姿にトラウマを蘇らせる自爆で、青い光を握り潰した。) [Thu 19 Jan 2006 03:44:50]
◆ハロゥタック > (下ろした腕、指の先。握って開いては――いつもなら準備、或いは前振り。) (けれども今は何処にも放てないそれを手の内でパチパチと遊んでいるだけ。 腕を伝って髪の毛を逆立てたりする青白い色は糸くずのように。) [Thu 19 Jan 2006 03:38:33]
◆ハロゥタック > (ぐるぐると腕を回しながら、亀の歩み。) (辺りを憚ることなく大欠伸を一つ。誰も見ちゃ居るまい。) (指先が未だピリピリする。 余韻が残っている、ドアノブに触れないな、と思った。) [Thu 19 Jan 2006 03:33:57]
◆ハロゥタック > (夜の遅くに出かけた事もあるが、待ち時間が長かったのが一番の原因だろう。) 張り込みなンて聞いて無いス、――…無事終わったから良かったような も の のー…ォオ…。 (声が間延びする。 ぐい、と腕を上げて伸びをしたら良い音がした。) [Thu 19 Jan 2006 03:27:26]
◆ハロゥタック > (足音はいつも以上に緩慢に帰路を辿っていた。) (知己の手伝いをして、――そしたら、こンな時間だ。) [Thu 19 Jan 2006 03:23:08]
お知らせ > ハロゥタックさんが来ました。 [Thu 19 Jan 2006 03:19:16]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが退室されました。 『「そうしないと、あたしが我慢出来なかっただけかな」 当然の事を言う様に言葉を返した。』 [Wed 18 Jan 2006 16:32:26]
◆フェン・メイフォン > んじゃ… 暫く暖まったら、先ずはコイツの家に行って様子でも見ようか。ってか、あんたら何時もの犬肉の恩義を忘れるなってか、毎度毎度たかってるんだから、ソレぐらいやれ!(やる事が特に無いなら、ソレぐらいやってやれ!と、文句や戸惑いを投げてくる他の少女達に返して、犬肉串をまた口に運んでいれば… 次に、返ってくるのは―― 例の、幼い少女の…「どうして?」 と言う、未だ戸惑い混じりの言葉。ソレに… 暫し、考えこむ様な仕草を見せれば、やがて――) そりゃ、アレよ。うん [Wed 18 Jan 2006 16:30:46]
◆フェン・メイフォン > 何でって、そりゃまぁ… 知ってる人の身内が倒れたとかって言われたら、そうするのが普通でしょ? それに、まぁ…コレでも一応は(元)食医の端くれだからね(少女達から返される、幾つもの疑問の声。ソレに、ナニを当たり前の事を聞くのか…と、平然と返してやれば、ピッと犬肉串の先で、その幼い少女を示してニンマリと笑みを浮かべ――) まぁ、そのお返しに――少し位は見返りとか期待しちゃうかもしれないけどね。お金以外の…だけど(そう、笑って言って見せれば、自分の食事を主に犬肉中心にシフトすれば… 何とかなるでしょ、とやや楽観的にポツリ。 そんな様子の彼女に、その幼い少女はポカンと見上げた侭で――) [Wed 18 Jan 2006 16:27:45]
◆フェン・メイフォン > ……… (周りが、何故?と問う様な視線を向けていれば… その少女は俯いた侭の様子で、一緒に住んでる母親が病気で倒れた事や、父親は何処かに行ったきり帰ってこない事。他に身内も居ないから、自分が働くしか無い事…そして、自分には他に出来そうな事が何も無い事。 そんな事をポツリポツリと呟き始め、そして最後に…「しかたないよね?」と、呟きを一つ。 その顔に、周りが気まずげな顔を浮かべて…暫し、沈黙し――) …………… よし、あんたら。明日から、暫くコイツの御袋さんの世話するぞ(その沈黙の中で、不意に… 声を上げて周りを見回せば、ビックリした様子を見せる少女達。 単に、御袋さんが倒れて大変→なら、あたしらが助けてやれば良いじゃない。と、頭の中で出た結論を言っただけじゃない、と思いつつ…犬肉の串を手に立ち上がり――…) [Wed 18 Jan 2006 16:22:16]
◆フェン・メイフォン > ……… ふぅん… ってか、アンタら(暫くしてから、返ってくるのは…「何とかなると思う」や「犬肉ねーさんに養ってもらう」とか言うお言葉の数々。ソレに、一人づつ並べてデコピン打ち込んでやろうか…とか、思っていれば――この中で一番幼い少女が、神妙な様子で此方を見詰めているのに気がついて…) ん? 一体、如何したのよ。そんな顔して――(と、言葉を掛けてみれば… 返ってくるのは、凄い小さな声で…何処か困った様な「みうり、するの」と言う言葉。 その言葉が場に響けば… 急に、周りが静まりかえり――) [Wed 18 Jan 2006 16:15:03]
◆フェン・メイフォン > まぁ、否定はしないけどね…うん。春になったらどこかに食べられる雑草でも探しに行くのも悪くないだろうし(「否定しないならデコピンするなー!」と言う、悲鳴染みた叫びを軽く聞き流しつつ、言葉を続け終えれば… 犬肉を口の中にまた運んで咀嚼し…) けど、その前に何とか冬を越さないといけないんだろうけどね… (ソレを飲み込めば、溜息にもにた様子でポツリ。 自分は掲示板で仕事すれば何とかなるけど、アンタらは大丈夫?と、言葉を投げれば… 少女達は、暫し空を見上げて……) [Wed 18 Jan 2006 16:07:04]
◆フェン・メイフォン > …… にしても、今日も今日で寒いね。ホント(空はこんなに晴れてるのにね。そう、焚き火を囲んでスラムの少女連中と暖を取りつつ言葉を漏らせば、返ってくるのはスラムの少女達の相槌。 それを耳に入れつつ、焚き火にくべられている犬肉の串に手を伸ばし…) ホント、早く春が来れば良いのにね…(と、犬肉に齧りつきながら漏らせば… 少女の一人が「そうすれば、食べられる雑草も生えてくるから?」と冗談一つ。 それに対して「何でよ」と、反射的にデコピン打ち込んでやれば―― 上がるのは大げさそうな悲鳴。 いや、彼女が受けたデコピンの威力を考えると、大げさでも無いかもしれないが――) [Wed 18 Jan 2006 16:00:37]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが入室されました。 『パチパチ パチパチ 焚き火が揺れる。』 [Wed 18 Jan 2006 15:50:51]
お知らせ > シギさんが帰りました。 [Wed 18 Jan 2006 03:10:55]
◆シギ > 顔は覚えたけれど、 (放置するのは少しばかり心配だが、自警団にバレたと知ったのだ、暫らくは大人しくしているだろうと願って。捕まえるなら其の間に、だ。) (本部へと足を向けた。) …焼いて人相を変えるだけの根性があったら僕の負けだな。 [Wed 18 Jan 2006 03:10:54]
◆シギ > (ハンカチを出すのも面倒くさくて、手袋で頬を拭った。生ぬるい錆のような臭いがする。) (眉を潜めた。) (それにしてもまんまと逃げられてしまった。 …鼻息が、ふン、と小さく零れる、貧民窟の目抜き通り。) [Wed 18 Jan 2006 03:08:32]
◆シギ > 驕った罰だな。 (切り傷一つか。安いものだ。) (鞭を巻き取り、ベルトに収めた。 汚れた手袋を嵌めた手を、握って開いて。) (血はそう簡単に落ちないから、取り替えた方がよさそうだ。) [Wed 18 Jan 2006 03:07:09]
◆シギ > (迂闊に近づきすぎた。相手の牙は存外に鋭いものだと云うのを忘れていた。) (戒めのように血が滴る。頬に一文字。 首でなくて良かった、と思った。) [Wed 18 Jan 2006 03:05:39]
◆シギ > ――しくじった。 (舌打ちの代わりに、白い手袋に血が零れた。) [Wed 18 Jan 2006 03:00:46]
お知らせ > シギさんが来ました。 [Wed 18 Jan 2006 03:00:02]
お知らせ > 灰色の外套さんが帰りました。 『店主に尋ねれば店の外で伸びているというオチ』 [Wed 18 Jan 2006 00:39:46]
◆灰色の外套 > (暫し待ち続ける浮浪者風。立ち上がるのは数刻後の事で) [Wed 18 Jan 2006 00:38:55]
◆灰色の外套 > (小さなテーブルの上に置かれたグラスを眺めながら)先に居ると聞いていたのですがね・・・・・。(明確な時刻の指定はしていなかったが、日が沈んでから店が閉まるまではいると言っていたのだからこの店にいるはずで。)と言っても・・・・。(先に聞いていた依頼者の容姿と一致する存在は無く。)果てさて・・・・どうしたものでしょうかね。(依頼者が突然来れなくなったというケースは何度か経験済みだが、今回もそれなのだろうか?と考えて。空腹のイラつきか、外套の下に隠されている指を静かに打ち続ける。) [Wed 18 Jan 2006 00:36:04]
◆灰色の外套 > (店主の顔を見ては居ないが、大方の所眉を顰めて此方を見ているのだろう。)どうぞ。(外套の下から伸びたのは、何を間違えたのか分からない様な紫色の袖と白い手袋を纏った手。店主の前に300エンを置けば「おっ・・・おぉ・・。」驚きながらもその代金を受け取り、元居た所の方へと戻っていく。他の客もそのやり取りを見ていたようだが、店主が引っ込めば何事も無かったかのように視線を元に戻していた。) [Wed 18 Jan 2006 00:21:52]
◆灰色の外套 > (依頼者から聞いていた情報が正しければ、ここが指定した場所なのだろう。とすれば、依頼者側からこちらに来てもらえると思うのだが)・・・・・(店の中に居る人間が声を掛けてくる気配は無い。そうこうしていれば機嫌の悪そうな店主がグラスを目の前に置いて「あー、300エン先払いな?」飲み逃げなんて考えるんじゃないぞ?と言うような感じで此方に告げる。)) [Wed 18 Jan 2006 00:14:56]
◆灰色の外套 > 「カタリ・・・・カラン・・・」(決して繁盛しているとは言いづらそうな寂れた酒場。自分を見た店主の表情が多少訝しげになったが、それを気にする事も無く。)(自分以外にも何人か客がいるようだが、それの誰が依頼者なのかを知るすべは無い。狭い店の隅に置かれた席に腰掛ければ)マスター・・・・一番安いのを頼む。(俯いたまま注文をして。「あいよ」機嫌の悪そうな口調が返ってくる。) [Wed 18 Jan 2006 00:08:01]
◆灰色の外套 > (最後が変だよなぁ、何て思うのは外套から伸びる影の呟き。)(薄暗い路地の先、何か酒場の様な物が見えて。)アレが・・・・・指定した場所ですかね。(目的地らしき場所を見つけても歩調が変わる事は無く。ゆっくりと視線の先にある場所へ)(入り口の扉の前まで来ればそれをくぐろう。) [Wed 18 Jan 2006 00:00:56]
◆灰色の外套 > (腰を曲げ俯きながら歩きつづける男。時折、自分と同じような外見の者達とすれ違う。)お腹が空きましたね・・・。(すれ違った相手に聞こえぬように漏らす言葉。その場で立ち止まり振り向けば、後を歩く浮浪者の姿をじっと見送る。)まぁ・・・・・ちゃんとした食事が待ってますからね。(今、つまみ食いをするのは不味い事になると自戒し、前を向いて再び歩き始める。)(すれ違う人々には歩調に合わせて上下する外套の裾の下からは些か不似合いな皮靴が見えるだろうか?歩きながらそんな事を気にして) [Tue 17 Jan 2006 23:50:27]
◆灰色の外套 > (遠くから見ただけならば浮浪者と思えるような男が一人、時折周囲を伺うようにしながら歩いていた。)(その動きに合わせて外套の下から漏れるのは小さな靴音、ただそれを聞いているのは靴音を鳴らしている当人だけだろうが。) [Tue 17 Jan 2006 23:35:59]
お知らせ > 灰色の外套さんが来ました。 『ゆっくりとした歩み』 [Tue 17 Jan 2006 23:30:30]
お知らせ > アンジェイルさんが帰りました。 [Tue 17 Jan 2006 22:52:18]
◆アンジェイル > (ようやっと、建造の合間に見えてきたのは、酒場の灯り。) [Tue 17 Jan 2006 22:52:14]
◆アンジェイル > (寒さに耐えかね、誰かが火でも起しているのか。其れにしては揺らめきの無い光。あんな所に店は無かった筈だが…。)(気に止まったのは歩みが通り過ぎる本の一瞬。結局、小路地を通り過ぎる頃には記憶にすら残らない、些細な事。欠伸の後、レンズの向うは涙目。強い風が身を打てば、此れだから外回りは辛いと身震いした。) [Tue 17 Jan 2006 22:50:47]
◆アンジェイル > (如何も先から、自分の靴音のみが響いていけない。夜は無駄に音が響く。此処からは少し離れた、商業地区の賑わいすら聞えてきそうだと、思った。妙に居心地悪く感じるのは、建造に反射した自身の靴音が、背後から迫る様に聞えるが故。)(建物の合間に開いた狭い小路地。歩みを止めぬままチラリと覗けば、小路地の向うに小さな明かりが…見えた。)何やろ。(差して興味も無いくせに出た、一言。) [Tue 17 Jan 2006 22:45:16]
◆アンジェイル > (Gには奴隷が腐る程居る故、今、品を無理にでも調達する必要も無いだろうが…。)(黒の季節である為か、夜道に人影は見えず。否、左右の建造に幾つかの視線を感じながらも、見てみぬ振りをしているのは自分の方。ポッケに突っ込んだままの諸手は、随分と冷え切っていた。指先に当たるのは薄っぺらい紙切れだが…、逃亡奴隷の名簿など当に、見飽きてた。)しゃーない、わ。(近場の酒場で時間でも潰しましょ。何時もの日課。足が向かっているのは、先から酒場。) [Tue 17 Jan 2006 22:37:21]
◆アンジェイル > (仕事には、全くと言って良い程都合の悪い、日だ。月の明かりは弱くとも、澄んだ夜空が足元を、視界をはっきりとさせる。)目立ってあかんわ。(何処に目が在るやら、耳があるやら。何時かの時の様に、仕事の途中で見付かってしまえば面倒極まりない、訳で。)(何するでも無くごろつきの様。ぶらりぶらり、夜道を黒服が通る。) [Tue 17 Jan 2006 22:28:06]
お知らせ > アンジェイルさんが来ました。 [Tue 17 Jan 2006 22:21:24]
お知らせ > シギさんが帰りました。 [Mon 16 Jan 2006 01:39:34]
◆シギ > (靴音はまた路地を曲がって行った。) [Mon 16 Jan 2006 01:39:33]
◆シギ > 人の歩く時間ではないもの なァ。 (眼鏡のブリッヂを押し上げ、視界を正した。) (異常無し。異常無し。 そうやって云ってしまえば全部が異常無し。) [Mon 16 Jan 2006 01:39:19]
◆シギ > (同僚の自宅はもう幾つか過ぎた後だ。あの辺りは別段、何かあるようにも見えなかった。少なくとも自分が見たそのときだけは。) (今も、自分の足音が聞こえるのみである。) (耳を澄ませば、屋根の上を渡る気配なども解るかもしれないけれど、そう云う輩には気付かない振りをする方が良い。) [Mon 16 Jan 2006 01:35:33]
◆シギ > (そもそも、犯罪の有無を問うたら目に見えるヒトは尽く検挙してゆかねばならない。…貧民窟に、自警団の制服を着て入ってゆく事ほど、無駄な事は無いかもしれない――奥に、暗黒街に近くなればなるほどに。) (併し、今歩いているのは極々浅いところだった。 居住区から少し離れ、明かりを付ける余裕のあるところ。) (歩こうと云うやる気の出るぎりぎりのラインまで向かう。) [Mon 16 Jan 2006 01:30:11]
◆シギ > (靴音を響かせて歩くと、路地に顔を出すものは少ない。) [Mon 16 Jan 2006 01:25:58]
お知らせ > シギさんが入室されました。 [Mon 16 Jan 2006 01:22:14]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Sun 15 Jan 2006 10:45:29]
◆ハロゥタック > (襤褸布を骨に、綿を身に。…ちょっとはみ出たぬいぐるみは未だ手術も始まっていない。) (取り敢えず女の子が待ちくたびれて泣いてしまう前に、針穴に糸を通すところはやってもらったり した。) [Sun 15 Jan 2006 10:45:28]
◆ハロゥタック > (縫う段階に辿り着けないのだから、裁縫の手伝いと云うのも何だか。) い、糸さえ通ってくれたら出来るスッ! た、多分…。 (ひょこ、と顔を出した子ども達がクスクスと笑った。 ぬいぐるみの退院を今か今かと待っている女の子が其の背後に見える。) [Sun 15 Jan 2006 10:40:15]
◆ハロゥタック > (そして「糸通し」とか云う便利なものがあるとも知らない。裁縫道具を探れば直ぐに見つかるのに、――見つかったとしても、「?」が支配するばかりだとは思うが。) (「へたくそー」と云う声が聞こえた。) …………、 (云い返せない。) …う。 [Sun 15 Jan 2006 10:37:02]
◆ハロゥタック > (右目は見えない。だから最初から、片目を瞑っているようなものなのだが、) (糸の先はさっきから、穴の前や後ろを掠めるばかり。) ン、 …う? ありゃ? (隻眼の視界は距離を掴みにくい。) [Sun 15 Jan 2006 10:32:47]
◆ハロゥタック > (掃除の間は追い出される。邪魔だから、って。) (普段なら入れてもらえない間に、ぐるりと貧民窟を回ってみるのだが(勿論全体ではなく近所だけだ)、) (今日は裁縫道具を傍らに。) 中々難しいもんスね…。 (解れたぬいぐるみを直す手伝い。) (だが其の前に、針に糸が通らなかった。) [Sun 15 Jan 2006 10:24:23]
◆ハロゥタック > (――古ぼけた教会の裏口。三段しかない階段に腰掛けて。) [Sun 15 Jan 2006 10:19:04]
お知らせ > ハロゥタックさんが来ました。 [Sun 15 Jan 2006 10:17:51]
お知らせ > 豪人さんが退室されました。 『(少し冷えた指先と、低い温度の身体を寄せよう―――)』 [Sun 15 Jan 2006 02:40:16]
◆豪人 > あったかー…。(目が覚めた時、如何なるンだろうか、想像すら付かない。)(寧ろ、怖くて出来ない、けれど) [Sun 15 Jan 2006 02:39:27]
◆豪人 > (傍。―――気持ち良さそうに、眠る人の細い身体に) [Sun 15 Jan 2006 02:38:15]
◆豪人 > (身体の至るトコロに残る爪の痕と、暖かそうな寝息を零す 今は 愛らしいとすら思える寝顔。―――そして、未だ未だ冷え込むだろうこと。) うー…ン、(天秤に、掛けた)(――掛けて、) よし。(目を閉じて―――) [Sun 15 Jan 2006 02:37:21]
◆豪人 > ―――……、やっぱり暖かいンだ。(低血圧、低体温の自分とは大違いの、「 獣 」の温度の息を眺め乍) (自分が勝手に上がりこんだ時からだろうか、木枠が嵌められただけの窓は―――妖怪細骨男、なンて同僚さんに言われたコイツには、ちょっと寒い。) ………、(目の前には、温そうな、息) [Sun 15 Jan 2006 02:28:52]
◆豪人 > (「 不味い 」其の一言で。) あー…折角張り込んだのになァ、(肉まんだッて冷え切っただろう。―――となれば、無事なのはきっと酒瓶くらい。手土産が飲みさしの酒じゃァ……) ……(くき)(もう一度首を鳴らして、未だ寝息を立てる人の方へ向きなおして)……、 。(うっすら細めを開けて―――其の寝顔を眺めた)(いつもは闇夜で輝くような金色の目は、閉じられていて、揺れる猫豹耳も黒髪につくように寝ていて。牙も見えなかった。) (くす) 猫みたい。(思わず零れたのは、小さな笑い声。眠っているから、言える。起きてる時には、二度と言えないかも知れない、「 褒め言葉 」。) ちょーッと、可愛いかも。(ギャップが。)(ずっと眠ってるなら、―――ずっと眺めてるかも知れない。)(何時帰ってきて、何時眠りだしたンだろう。目の前の人がもう、半日近く眠っているなンて知らない男は、目覚めた感覚の理由に気付いて) [Sun 15 Jan 2006 02:25:46]
◆豪人 > (手が当たったのは、ふさふさと寝息を立てる度に上下する猫耳、基、豹耳だッた) (目を閉じて、寝返りを打った体勢で寝たフリしよう。)(―――さて。目を閉じて考えるのは、) ……俺は何故此処にいる。(余りの恐怖で、一部記憶が打っ飛んだか。空から、突っ込んだのは―――スラムの入り組んだ奥。入口なンてモノすらマトモに存在しない あばら家 on あばら家。) …とー…(くき)(堅い床で寝ていた所為だろう、変に痛む首を回して。周りを見渡せば、昨日握り締めていた土産がちらほらと見えた。) ……食って無い、(生肉。嗚呼、冬だから腐っちゃ居ないだろうけど。鮮度が落ちた肉はきっと不味い。)―――食わせたら、俺が食われる気がする。(マジで食われる。腕の一本や二本。そンな気すらした) [Sun 15 Jan 2006 02:13:55]
◆豪人 > ……?(首をかしげて、寝返りを打―――) ……ッ(目の前になんか居た)…… ………、い、いつ戻って(来たンだろう。上手く声が出なくて、寝返り打った体勢で金魚か何かのよに、口をぱくぱく動かして―――さて。目の前に居らっさる「 ご主人 」から目を逸らすように、) 獣と遭遇した時は、(考えて)……寝たフリ、寝たフリ。(死んだフリだろう)(其の上何か他の獣の対処法と間違った) [Sun 15 Jan 2006 02:05:21]
◆豪人 > (そンな感覚で目が覚めた) …ぬく。(ごしり、目を擦った。何故だろう、眼鏡が妙にデコの辺りまで上がってて)―――ぬくい。(温かった)(家のベッドにしては、いつもより随分と堅い感触の寝そべる場所。起き上がろうと、したら) ……(もにゅ)……、(何か手に当たった) [Sun 15 Jan 2006 02:02:12]
お知らせ > 豪人さんが来ました。 『( ぬくい。)』 [Sun 15 Jan 2006 01:59:56]
お知らせ > 豪人さんが退室されました。 『(きッと部屋の住人が戻って来ても、未だ屍のように転がってるだろう)(肉と酒放り出して)』 [Sat 14 Jan 2006 03:21:48]
◆豪人 > ―――………。(ぱたり)(家主の居ない部屋で事切れた、 ように。) (頭の中にはぐるぐるお星様とか、迫り来る窓とか、街の景色なンかが巡って―――ブラック・アウト) [Sat 14 Jan 2006 03:20:37]
◆豪人 > ぐは…ッ(部屋に転がり込んだ) ―――……………、(ごろごろごろー)(床を転がって、転がって、壁にぶつかって止まった) ………。(ごそり)(指先に触れた荷物の感触。) よかった。 肉、酒―――(嗚呼、荷物は何とか無事だッた様子)(其れを確認すれば) [Sat 14 Jan 2006 03:18:55]
◆豪人 > (ぶつかった拍子に―――) [Sat 14 Jan 2006 03:16:22]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『―――勢い余って窓に軽くぶつかった。 びたーん。』 [Sat 14 Jan 2006 03:14:56]
◆豪人 > (そンな監視体制厭過ぎるよ…! 確かにアン・フェアは行けないね。でも、フェアになんかしない。)(下の景色から少し視線を外して、びゅゥびゅゥと靡く貴女の黒髪に。…―――) ッていうか、ヒルダさん 箒握って…!!!(お願いだから…!ヒス気味に背後で喚く眼鏡ッ面が一人)(でもッて、着地点目指して箒は―――) そう、アレアレ―――ッて、ぎゃァアアァアアァァアアァ!!(急降下)(既に、号泣一歩手前、涙が風にぽろぽろと流されて、嗚呼、お月様の光でキラキラして綺麗…、何て余裕は無い。貴方の謎の言葉も右から左―――)窓から侵入…ッ(―――ッていうか、あの家、窓しか進入経路無いンですよ!とは、心の叫び。がっしり箒を握って、窓まで後数メートル?) [Sat 14 Jan 2006 03:11:18]
◆ヒルダ > ( それを口に出したら以後、魔女に空からじっと監視される日々が続くでしょう。 ……でもそれがフェアってものじゃない。お互いによによする材料があるのがフェアじゃない! 下を恐る恐る覗き込む貴方の前で、やっぱり髪が邪魔だなあなんて思いつつ両手手放し髪を纏めてる運転手さんがいるわけですが。 …天国は、すぐ近くにありそう。 ) ――おうけぃ、アレね。それじゃあ行くわよーっ。 ( 指差された方角に箒の先端を向けると、ちょっと急な加速でその窓が付いてる家に向かって進みだした。 ) やっぱり窓から侵入した方がインパクト強いと思うのよ! ( とか、謎な言葉が風の音に紛れて響くだろう。 ) [Sat 14 Jan 2006 03:04:10]
◆豪人 > (代わりに叫ばりた!!)(出来れば、ッていうか、絶対秘密にしたい自称友人との関わり) (―――何れ、其れが当然になって、積み重なって。気にすらならなくなる、埃。――勿論、貴女の顔を見る度、によによはするわけだが) わー!天国嬉しいなー ッて、笑えねェッすよ…!(高い、高いよ…!風が、地上に立っていた時よりも随分強く感じる高さ。下を恐る恐る覗き込むように眺めて―――) …うーン、何か、不自然にくっつけた二階ー、みたいな…(細く開けた目で、地上の厭に黒い一体を見回そう。明るい部分と、暗い部分―――きらきら輝く明るい街は 綺麗 だと思った) あ。(そして)―――アレかなァ、(少しだけ見覚えのある、取って付けたよな木の窓が見えた。少し先、結構下の方。)(指差さん) [Sat 14 Jan 2006 02:56:38]
◆ヒルダ > ( ご主人様! 代わりに叫んでやる! 叩けば叩くほど恥が埃みたいに出てくるのは、きっと普段送ってる生活のせいなんだろう。これからも埃は積もってゆく、しかも掃除することが出来ない埃だ。心の奥に仕舞っておいてくれるだけまだ有り難いのが悲しい……! ) 命は知らないけど天国には行けると思う。 ………冗談よ!じょーだん! ( あははッ と笑う頃には四階か五階ぐらいの高さまで。途端に風が強くなるだろう。 ) ――どう? お友達の家、判る? ( 黒いシルエットとして浮かぶ貧民街の町並みは薄暗く、遠くに商業地区や芸能横丁の明るい灯りが見えるだろう。いつもは共にヴェイトスの灯りとなっている居住区は、残念ながら現在は暗い。こうしてみると随分と明るさに差があるものだ。 ) [Sat 14 Jan 2006 02:47:58]
◆豪人 > (―――事実、何処まで、共存出来るのか、は。疑問な人達も居るワケだ。「 此処 」には。)(例えば、この優男のご主j――基、友人辺り。)あははッ、了解。(誤字を見つけたら、きッと今夜の貴女の登場シーンと一緒に心の奥にこっそりしまっておこう。お茶目なヒルダさん、の記憶として。)(くすくすと貴女の後ろで笑い声を立てるだろう)―――は、半年ッ。 うふふ、ハートマークで命は助かりそうですか?(駄目そうな発言に、一層諦めたよな表情でによによした、ら―――) ッ、( 身体が浮いた ) わわッ、……!(ぐん、と空へ飛び上がった箒。後ろに必死で掴まって、地に足が着かない、ッていうのを実体験中。嗚呼、落ち着かない。)(未だ下を見下ろす余裕すら無い。嗚呼、―――彼の人の家を探さなくちゃならないのに。) [Sat 14 Jan 2006 02:40:15]
◆ヒルダ > ( 外の世界と中の世界、という言い方も可笑しいかもしれないが。 きっと外は受け入れてくれないのだろう。少なくとも、私は自分の生活と安全を守るためにNoと言ってしまえる程度にはエゴイストだ。そしてそれを隠すために偽善を吐いたりする。きっと眉を顰められるんだろうけど……。 ) ……ご、誤字とか見つけても見なかったことにしてね。一応チェックして貰ったんだけどさ…! ( 何せ結構前に書いた文章だ。是非読んでねと言ってから途端に弱気になった。 ) ――― 飛べるようになって半年ぐらい、かな。でもまだぶつかった事無いし、大丈夫! 初心者マークは無いけどハートマークなら私の胸にあるわよ! ( とてもダメそうな発言。 周囲の空気が一度魔女へと集まると、ふわりと箒が二人を持ち上げて足が地面から離れた。 ) 結構傾くから、箒より私の体に掴まった方がいいわよ。 ( そう言うと僅かに浮き上がった箒ががくんと落ち、離れたばかりの両足が地面に付くとそれを思いっきり蹴った。次の瞬間には屋根の高さぐらいにまで飛び上がっているだろう。尚も上昇は続く。 ) [Sat 14 Jan 2006 02:32:47]
◆豪人 > ―――本当に。(声を潜めて頷こう) でも、確かに、此処で……(今にも崩れそうな家屋が全部壊れた、として―――スラムは「 外 」を受け入れてくれたりもしたンだろう。来るもの拒まず、去るもの追わずの場所だから…―――でも、果たして、「 外 」はスラムを受け入れてくれるンだろうか。)(そして、救いを差し伸べるンだろうか。―――確かに此処で日々を営んでる人達が居るッていうのに)―――へェ、えぇ、是非今度読ませて戴きます。(奴隷については、よく知らないのは此方も同じ。後学に、ヴェイトスの文化を、歴史を知るにも読んでおいた方がいいンだろう。否、コイツが拒んでも背後の誰かが無理矢理読ませる(何の話))(―――不可侵の部分にいつも踏み入ろうとするのは、此方も同じ。なれど、少しは成長した、ンだろうか。一歩前、踏みとどまった今は。) マ、マジで?!(三人。其の人数に愕いて。この箒、凄ェな、なンて箒に感心。)(其れ違う) え、ッ(運転)――え、ッと… 初心者マークじゃないですよね?!(何だか電波な発言吐きつつ。シ、シートベルトは何処!)(勿論無い)(貴女の後ろ、箒の柄でも、握れるなら力いっぱい握るとしよう) [Sat 14 Jan 2006 02:22:31]
◆ヒルダ > なんで此処まで似たような風景に出来るのかしらね。 …物騒な話っていうか大きな声じゃ言えないけど。 例の蔓の事件、スラムで発生してたら建て直しの時にちゃんと区画整備されて、通りやすい道になってたかもね。死角が減れば犯罪も起き難く―― …まぁ、半分以上冗談だけど。 ( それ以前に、スラムじゃ誰も立て直そうとは思わないか。 ) 良い経験になったわよ、その仕事も。私余所者だから奴隷社会について全然知らなくッて… その時の記事、多分まだ奴隷ギルドに置いてあるから機会があったら読んで頂戴な。 ( 踏み込めない事情、踏み込んではいけない事情。それに土足で踏み込んで大凶喰らった魔女が此処に居た。だから貴方のその判断は普通で、そして正解なんだろう。それを知らなかった私は愚かだった。 ) 勿論よ。軽い人なら三人までいけるわね。 ( ずしりと箒の後ろに重みを感じると、一度深呼吸して神経を集中させた。 ) 但し、ちょっと私の運転は荒っぽいわよ。ちゃんと捕まっててねッ。 [Sat 14 Jan 2006 02:14:23]
◆豪人 > (肉まんは冬の相棒です★)―――嗚呼、其れ分かるッ、(貴女の言葉に頷いて、肉まんに齧り付いた。まだ暖かい其れを口の中で転がして) 奴隷ギルドの取材―――…色々やってるンですねー、(逸らされた視線。取り敢えず、お互い如何にも踏み込めない複雑な事情があるようで。其処は不可侵にしておくが、今は吉。) ン、と。……多分、もう直ぐの、筈なンだけど。(肉まんのお礼)―――えッ。 イイの?! イイのッていうか、二人乗り出来るのッ?!(願っても無い申し出。一人でふらふら探すよりは、何より安心するし。確か、脱出したのは二階の窓。なら、尚の事。はふり、肉まんを飲み込んで) やったー!(カマーン★誘われた其方へ、スキップすらしそうな勢いでッ)(死ぬまで見る予定の無かったお空からの地上を見られるよ!) よし。(あっさり、後ろへ跨って)―――OK!(なんて。) [Sat 14 Jan 2006 02:04:55]
◆ヒルダ > ( 受け取る肉まんはほくほくと熱く、そいつを頬張った。何だか前も肉まんを貰った記憶があるのだが… でも冬はやっぱり肉まんよね。 ) いやー…… 似たような風景がずっと続くからうっかりね……。 確かその時は、そうだわ。奴隷ギルドの取材のお仕事でスラムまで来てたのよ。 ( 肉まんの熱のせいで一層濃くなった白い吐息と共に、魔女なのに奴隷ギルドの仕事かと思われそうな昔話を。 曖昧で少し弱気な返事に少し視線そらしつつ…。 ) で、此処からそのお友達のお家は近いのかしら。肉まんのお礼に送っていってあげても良くてよ。 空から探した方が道も判りやすいでしょ? ( お腹が空いてたのか相手より早くぺろんと肉まん一つを平らげてしまった。そして指についた肉まんの皮をしゃぶりながら徐に箒に跨ると後ろを空けてカマーン☆ と誘う。というより、単にこの魔女は後ろに色んな人を乗せたいだけなのだがッ! ) [Sat 14 Jan 2006 01:55:53]
◆豪人 > (弱み握ったり…!心の奥でほくそ笑んだ)―――嗚呼、本当に気持ち良さそうー。当然空からなンて見た事ないしッ(因みに死んでお空に上るまで見る予定も無い。今のところ。) うン、まァ―――多分、トモダチ。(反芻して、何か発言弱気になった。―――貴女の表情が少し曇るのも見えて、昨年の暮れ、芸能横丁での貴女を思い出したりする。けれど、まだ口は開けない儘)……だよねー。俺も、如何かと思う。(頷いて。差し出された手に、未だほンのり暖かい肉まんを乗せよう)―――迷子で暗黒街ッて…!そっちの方が危ないでしょう?!(自分の分も一つ、取り出して、齧ろうと口を開けたところで、貴女の言葉に目を見開かん)(―――そして、どんまい★と、誰かが何処かでサムズアップ) [Sat 14 Jan 2006 01:45:34]
◆ヒルダ > ( 忘れた頃に今日の話題を振ってみるが良い。酷くうろたえた後頼みごとの一つや二つ、快く聞くようになるだろう! ) 気持ちいいわよ、凄く寒いけどね。上空から見下ろすヴェイトスなんてどんなのか知らないでしょ? ( しかもこういう治安の悪い場所も空なら手を出されにくい。流石に空を飛べる奴が居たら危険だけれど。 ) ――ふゥん、友達かぁ。 ( 今はそのキーワードは心にちくりとするものがある。すぐ顔に出るタイプだから表情がちょっと曇ったりするんだろう。 ) ……危ないわねえ、こういう所で迷子は。まあ私も前にここで迷子になって暗黒街まで行っちゃったことあるけどさ…。 ( 頂くわと言いながら手を差し出した。 ……そしてすまなかった肉まん!とは誰かの心の声。 ) [Sat 14 Jan 2006 01:36:32]
◆豪人 > (敵もきっと、其の勇姿に思わず後退ッただろうね!―――さておき。さておけるかな。うン、忘れたくても忘れられない、ヒルデガルド・グレーテの真の姿。目に焼き付いた) …風。(見上げて)―――此処からだと、よく分かンないけど、……でも気持ち良さそうですね。(貴女に視線を戻せば、手に握られた箒と華麗な着地、其れを思い出して少し羨ましいなー、なンて) ……あー、其の、(何してる?)( 何してンだろ) ……ちょッと、友人の家に手土産持ってお邪魔しようか、と。(両手の荷物を持ち上げて)(―――あまりの吃驚で、生肉が肉まんに変わっちゃったンじゃないよ!手土産は生肉山盛りと酒瓶、其れと肉まん。)(つい、一杯買っちゃった其れの入った袋を持ち上げて)―――で、迷子になった、ところで。一ついります?(なンて) [Sat 14 Jan 2006 01:29:03]
◆ヒルダ > ( 新年早々、ホントにもう、ホントに。 勝手にカメラ目線ウインクとロリポーズを取らされる偉大な魔女アルカナも堪ったものじゃないだろう。しかもその周囲を敵が取り囲んでる構図とかシュールだ。 シュール過ぎる。 ええ、そうだ。それはさておき、さておこう。というか忘れなさい! ) あ、ははは…… いや、今日は上空の風が強くってさ。おまけに風向きも良く変わるし、髪が顔に掛かること掛かる事。我慢できなくなって緊急着陸したのよ。 ……ごめん遊ばせ? ( 逆の立場だったら悲鳴をあげて腰を抜かしてるところだ。 ) そういう豪人君はこんなトコで何してるのよ。見回りっていう雰囲気じゃないけど。 ( 大量の肉まんと酒瓶。香ばしい香りが此処までにおってきた。 ) [Sat 14 Jan 2006 01:21:53]
◆豪人 > ( 嗚呼、寒い。ぶる、肩を竦めて首を―――) ………、(左右に一振り。)(得物かしら、なンて想像した長柄は箒。見紛うコト無い魔女ッ子さんが其処に。)(何其の強調) 今晩 、和。(ず、と後ろへ出した足は其の儘止まって―――へろ、と笑もう)(でもって) へェー…あの大魔女のアルカナも、カメラ目線でウインクを。(カメラッ何。―――突っ込んじゃ駄目)(さておき)(貴女の口から飛び出した嘘に、生温い視線と笑みで感心して見せた) 其れはさておき。(さておいた)―――ちょーッと吃驚しました、よ?(肩を竦めて、次に零す笑いは力の抜けた。安心したような小さな其れ) [Sat 14 Jan 2006 01:14:52]
◆ヒルダ > …………………。 ( びううぅぅぅ、と冬の寒い風が吹き抜けていった。 何やってンだろう、私。 ちなみに、持っていたのは箒でした。 ) ……… こ。 こんばんは。 ( きっと物取りとか化け物とか、そういうのを警戒したんだろう。それは判る、何せ此処は治安が悪いから。しかし私だと知っても尚後ずさりする彼を引き止めるように、挨拶を搾り出す。 嗚呼、これならばまだ化け物に間違えられて逃げられた方がマシだ――。 今私は、通常他人には見せてはならない素のヒルデガルド・グレーテを見られてしまったのだ。 ) ………こ、これはその、アレよ。魔女の術の一種なのよ。 知ってる?かの有名な前魔女ギルド長、アルカナが大戦の際このポーズを取りながら迫り来る軍勢に立ち向かい―― ( ついには嘘まで吐き出しました。 ) [Sat 14 Jan 2006 01:07:54]
◆豪人 > ( 何だろう。)(少しの警戒心、荷物を投げ出す準備をしたところ。で。) ………、(空から降りて来た其の塊(何か強調した)は、目の前でロリロリポォズ。)………(見知った顔でした)(見知った顔だけに。貴女だと確認して、尚―――後退りしちゃうね!) ………ヒルダ、さん?(うわ言のよに、貴女へ呟いて。片足、半身後ろへドン引きの儘―――)( ……何やってンだろ。)(この人。) [Sat 14 Jan 2006 01:00:43]
◆ヒルダ > ……… 空 を 飛 ん で る と ォ ――…… ( ゆらり。 ゆっくりと影は己の頭に手を伸ばし、ばさーっと振り払うのは、黒い髪。 ) 髪型がッ 崩れるわッ! ( 立ち上がると同時に黒髪の下から覗かせるのは、いつぞや何処かの占い師、だった。 鞄から手鏡取り出すとすぱぱぱぱと一分手直しタイム。 ) 気合入れて毎朝セットしてるのに全くもう、全くもう! やんなるわ全くもう! ( ついでに服の乱れも直すとカメラ目線でウインク、ばっちり☆おまけに年齢に似合わぬちょっとロリロリなポーズも付け加えよう。 ……の先に、後ずさりする貴方が居た。 ………沈黙。 ) [Sat 14 Jan 2006 00:46:54]
◆豪人 > あれー?(もう一度首を傾げた、ところで。)(突如、目の前に何か。両手両足を付いた人の形を象った黒い塊。―――) ?(何だろう?)(先ずはそう思えど。場所が場所だけに―――立ち上がろうとする、何かを握った其の塊に一歩後ずさらん)( ……何してンだろ) (ずり、と後退り乍思うのは数十分前と同じこと) [Sat 14 Jan 2006 00:41:38]
◆黒い影 > ( その路地の途中、丁度貴方から2m程度先の目の前に突然頭上から黒い影がどさりと降り立った。 そいつは屋根の上に居たのか、或いは空を飛んでいたのか。兎に角、そいつは頭上からやってきた。 四つん這いの姿勢から辛うじてそれが人型だと判るだろうが、顔も体も黒ずくめでその両腕には長柄の何かが握られている。 ゆっくりとその影は立ち上がろうとするだろう。 ) [Sat 14 Jan 2006 00:35:35]
◆豪人 > (ぐねぐね道) ………右行って、真っ直ぐ…(歩いて)…で、右。 ッて、 アレ?(あれ)―――此処、見たことあるー!( ぐるーッと回って戻ってきただけだッた ) [Sat 14 Jan 2006 00:31:05]
お知らせ > 黒い影さんが入室されました。 『突如、目の前に降って来る影。』 [Sat 14 Jan 2006 00:30:56]
◆豪人 > (だけど)(―――先述のよに、崩れかけた家屋は何処を如何見ても、どれも是も同じに見えよう。違いなンて、ドアが外れかけているか、ドアのしまりが悪いか。其の程度の。)―――確かー…、(商業地区で思わず肉をしこたま買った後、どうやって是を一人で食べるつもりなンだろう。なンて。) 窓から帰った気が。(其れも、おっかなびっくり、二階の窓。)(首を傾げ乍)―――右行って、左行って、左行って、右行って右行って (ぐねぐね)(あ、此処見た事あるかも。なンて言い乍。―――一人で食いきれない肉は、打って付けの押し付け相手を思い出した、から。きっと喜んで食ッてくれる筈。幾ら冬でも生ものは早く食べなくちゃね) [Sat 14 Jan 2006 00:25:38]
◆豪人 > (因みに出費額4000エン。無駄遣いも程ほどにしろ、と自分でも思うけれど。) 此処等辺、じゃなかッたッけ。(同じような崩れかけた、古い家屋が立ち並ぶ通りは、歩けど歩けど同じ場所を堂々巡りしているような気分。)こンなトコ、俺迷子になるッて…。(よく考えれば、未だこの少し奥にある同僚の家に遊びに行ッた時も、迷って余りにも来るのが遅いと心配してくれた同僚さんが迎えに来てくれたンだッたっけ。兎角、唯でさえ方向音痴の男は、右へ左へ。覚えている道程を追う。) [Sat 14 Jan 2006 00:17:23]
◆豪人 > (生肉担いで貧民窟を歩くのも、犯罪者になッた気分で微妙だッた。)(さておき)―――あっるェー?(てくてくと、左手に生肉の包まれた笹。右手には、少ーしだけ入った酒瓶。すこーーーーーしだけ。)(正月の名残の品。そういえば、家に飾ってる鏡餅はいつ割って食べる物だッたッけ?まだ、黴て無かったかな、なンて考え乍。首を傾げん) ……(きょろり)……あっるぇええぇー?(見回して。) [Sat 14 Jan 2006 00:06:20]
◆豪人 > (とは思い乍。)(仕事帰り、商業地区で晩御飯の買出しに行って―――肉屋が特売日。金曜日に特売日ッて、如何なんだろうとは思い乍。)(お肉しこたま買い込んで) ……手痛い出費…!(ぶらーっと貧民窟の隅) [Fri 13 Jan 2006 23:59:20]
お知らせ > 豪人さんが来ました。 『( ……何してンだろ)』 [Fri 13 Jan 2006 23:53:34]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『――同じく、で』 [Fri 13 Jan 2006 21:43:03]
お知らせ > ケイトさんが帰りました。 『フリスペに移動』 [Fri 13 Jan 2006 21:42:16]
◆ケイト > そう?それじゃあ……サービスするから、ね? (なにやら色々あるのかな?とも思うが、この商売の仕事とは関係ない、と触れないことにして、しばらくは当たり障りのない会話をして……やがてある程度の規模の家に着く) さぁ……ここよ? (山羊の鳴き声を聞きながら家に入り、やがてゆったりとした質素な寝室に招待する) お風呂はちょっと時間がかかっちゃうけど、とりあえず湯船に体がふけるくらいにはお湯、溜めておいたから。 (お先にどうぞ、と促して) [Fri 13 Jan 2006 21:41:57]
◆ヴァリス > (サービスするからね、と言われても彼は曖昧に笑うことしか出来なかった。 どこか落ち着かなくて、緊張していて、もう何がなんだかわからない。 もしかしたら、初めて娼館などを利用する時の心境というのは、こういうものじゃないだろうか)(でも、こういう心境になるのは、一生変わらないんだろうな。とヴァリスは思う。 そればかりは、血なんだろ。一生赤面性は治らないだろう)は、はあ・・・・(どうにも応える声に少し力がない。 自分の家に比べて良く、山羊の鳴き声はどこか、書物で読んだ黒ミサを思い出させた)あ、ありがとう。ございます(お湯というのは身体を洗うのに使うのだろうか。 とりあえず、風呂場へと向かうものだろうか・・・・、と思いながら一歩)(お手数ですが、電報のほう、確認お願いします(ぺこり) [Fri 13 Jan 2006 21:40:17]
◆ケイト > そう?それじゃあ……サービスするから、ね? (なにやら色々あるのかな?とも思うが、この商売の仕事とは関係ない、と触れないことにして、しばらくは当たり障りのない会話をして……やがてある程度の規模の家に着く) さぁ……ここよ? (山羊の鳴き声を聞きながら家に入り、やがてゆったりとした質素な寝室に招待する) お風呂はちょっと時間がかかっちゃうけど、とりあえず湯船に体がふけるくらいにはお湯、溜めておいたから。 (お先にどうぞ、と促して) [Fri 13 Jan 2006 21:24:13]
◆ヴァリス > ――――いえ、大丈夫、です(大丈夫。大丈夫なんだよ。 大丈夫。そうだ、この間覚悟したじゃないか。こういうことがあるかもしれないって。 黙れって言うんだよ。今更童貞でもないのに、なに気取ってるんだよ。別に白く居る必要だってないんだろ。そうだろ、もう白くありたいなんて思っても出来ないだろう。 もう、自分は汚れてしまってるんだから・・・・、)・・・・・・別に、女性の人と、やったから身体に負担がかかるってことは、ないです。男の人とヤるのは嫌ですけど(もごもごと言う。 小さく、力を込めた握りこぶしが解ける。 手は、じんわりと汗を掻いてた)・・・・・・・・・・だから、うん。気にしないです。それが、その、商売というか。そういうものでしょう――し(そういって、彼は小さく笑うだろう。 やや、困ったような) [Fri 13 Jan 2006 21:21:02]
◆ケイト > ええ、薬の効果しだいでね (そういってのけるが、相手がなにやら覚悟を決めたような口調でしゃべれば少し間をおいて) あ、あんまり負担になるようでしたら別にいいですよ?効果を確かめるだけなら大丈夫ですし。 (そろそろ中央駅、大きな広場のターミナルに来る。ここで降りればどこにだって不自由なくいけるだろう。この時間でも多くの馬車が集まり、馬たちが水を飲み、飼い葉を食べている。ややにおうけれど) [Fri 13 Jan 2006 21:15:09]
◆ヴァリス > は、はい・・・・(がたこと、と馬車が揺れるのを身体で感じる。 自分は身体を売ろうとしているのではないだろうか? いいのだろうか、それで。いや、でも家族を食べさせる。もちろん、あの少女から受け取ったお金を使えば、なるほど、今月はもつだろう。 しかし、そう簡単に使っていいものではない、とヴァリスは思う。 人から善意で頂いたお金を使うことにためらいを感じる。 いや、それよりも、あの時、渡してくれたあの少女の善意がうれしかった。 例えるなら、そう。 あれは他人から見ればただの紙幣と硬貨であるが、ヴァリスにとってあれは宝物の一つになっている。 他人から見たら価値のない土製コップでも、当人にとったら宝物であるのと同じように)―――それで、8250エン。頂ける――んですよね? 15本、渡して――(呟くような、確認をするだろうか) [Fri 13 Jan 2006 21:10:27]
◆ケイト > まぁ、しばらくは馬車も市内を回りますし、私はどっちにしろ家に帰りますから、しばらく考えてください。 (馬車にヴァリスを押し込むと対面に座る。何をするでもなく、誘うでもなく、生活費と恥ずかしさに揺れる青年をニコニコと眺めて……) [Fri 13 Jan 2006 21:03:56]
◆ヴァリス > ―――(あう。 あーと、なんと言いますか。全然OKみたいですよ、この人)―――ね? ほら、ミックスとなんてやって子供が(異形の姿になっていたり、とか。 たまに居るのだが、人間の純血種となっていることにプライドを持ってる人とかたまに居て、自分を誘った後、ミックスだと教えると諦めた人とか居たのを思い出しての言葉だったのだけど、)―――――――、そ、そうなんですか(逃げ場ねぇじゃん! ご飯をおぐる気分で。と言われた。 つまり、彼女にとってこれは食事であって・・・・・)・・・・・・・・、そ、その。俺、恥ずかしいというか緊張するというか――。その、流石にご飯をおごる気分で、というのはちょっと・・・・・(でも、今月の生活費を稼ぐんだとしたら――。 15本一気に売れるという話は美味しい話ではないだろうか。 なんせ、それだけ売れれば一万までもう少しなのだし・・・・・。 葛藤) [Fri 13 Jan 2006 20:59:00]
◆ケイト > あら……私もなんですよ? キッシャーと、もう一つの。 (少しうれしそうにしながら、もう一つは、人の精でお腹が膨らむ種族なんですよ、とささやくように明かして) ご飯を、おごってくれるくらいの気持ちで結構ですから。 (にっこりと微笑んだ) [Fri 13 Jan 2006 20:51:50]
◆ケイト > (くいくいと、力はないのだがどんどんヴァリスを馬車の停留所まで引っ張っていこうとする) あら必要ないですよ?精をいただければいいですから。 (そんななか、ミックス、と言われればはた、と動きが止まり) [Fri 13 Jan 2006 20:50:23]
◆ヴァリス > ――――――――――――――――、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、いや、そういわれればそうだけど(ぼそぼそ、と洩らして。 手を掴まれても反抗はしない)え? え? あ、あの(顔を真っ赤にして、あたわた、と慌てるようにする。 と、とりあえず落ち着け〜、ヴァリス。すーはー、)そ、その・・・・・ですね? えーと、俺自身はそんな経験もないわけで、なんと言いますか。こう、満足させられないと思います、よ? そ、それに!(そうだそうだ。この必殺の文句があるではないか! いや、必殺でもないけど)ほ、ほら。貴女は嫌でしょ? その、俺ミックスとだと。ね、ねねね?(ヘタレだよなぁ。やっぱ) [Fri 13 Jan 2006 20:47:42]
◆ケイト > あら……効果があっても、一人じゃさびしいじゃないですか。 (そういえば、なにやら泳いでいる手をしっかりと捕まえて) じゃあ、行きましょうか、馬車に少し乗りますけれど (先ほどと変わらない静かな表情だが、わずかに細くなった瞳が好色そうな瞳をたたえて) 私としてもうれしいことですし、遠慮はいりませんよ? [Fri 13 Jan 2006 20:40:49]
◆ヴァリス > ・・・・・・・・、――――、? ??(あー、なんですか。はい?)えーと、その、確かめるって?(と、さらりと出された爆弾発言に彼は首を傾げた。 それは、なんーか現実を認めたようでいて、認めてないようで。 まあ、つまりは、)俺が渡して、後日使えるか聞くとか、そういうことじゃなくて?(わかっちゃいないというか。 やっぱりか? とか、まあ、現実から目を逸らしている)(そろそろと手を泳がせて) [Fri 13 Jan 2006 20:37:32]
◆ケイト > そう、それじゃあどうしましょうか、家にくる? (それとも宿を借りましょうか、とさらりと爆弾発言をヴァリスに放つ) あら、卸しとしてはそう桁外れな反応じゃないと思うけど…… (少し驚いたように相手の喜びように反応しつつも、手際よく店を畳み始めて) [Fri 13 Jan 2006 20:32:40]
◆ヴァリス > そ、そうなの?(安い、らしい。 む、しかし言ってしまったてまえ値段を上げるわけにもいかない。 というか、550で欲を出したつもりなんだけど――。 むぅ、その世界の相場がわからないと損をするらしい。けど、一万稼げればいいか)あ、うん。まあ・・・・、いいかな(そりゃあそうだ。 効果がない薬を使ったり置いたりするのは不味い。 てか、あれだ。用途があれだけど、そこはそれ、この人がどう試すかはしらないけど)じゅ・・・・・・・・(思わず絶句してしまった。 ヴァリス脳内でそろばんがちゃらちゃら弾かれる。 550×15=8250。 はっせんにゃくごじゅう!! 一気に一万に近くなるじゃないか!)うん、そういうことなら試してもらっていいよ!(効くか否か。まあ、自分の体質が関わっていたけど、効かないことはない。 なんせ、普通に売ってたからなぁ、あの子。 期待で胸が躍る。今月暮らしていければ、どうにかなる)―――、(ならい、こくこく、とスープを少しだけ飲む)(一口飲んでから、リュックに入れてあった小瓶を一本、手渡すだろうか。まあ、目に適うかどうかは明日にでも聞けばいい。 ふっふふふ、明日には15本! と目をわずかに輝かせ、) [Fri 13 Jan 2006 20:27:09]
◆ケイト > あら、安いわね。 (ちょっと不安そうにするけれど、効果についてがなにやらあいまいなら、しばらく考える封様にして) そうね……それじゃあ、一度効果を確かめさせてもらえないかしら? ヘンな商品を置いたりしたら、信用も落ちるし。 (もし問題がないようだったら、とりあえず15本ほど買わせてもらうわ、と持ちかけて) んふ……。 (自分もスープを飲んでおいしそうにため息をつく) [Fri 13 Jan 2006 20:16:52]
◆ヴァリス > まあ、家族がね(ぽりぽりと頬を掻きながらあらぬ方向を見やる。 えーと、誰も聞いてないみたいだなぁ〜。 とりあえず、近いところで、友人は。居ないことを祈ろう)効果は、まあ、ないわけじゃないだろうし(体験済みだし)一本550エンかなー(とりあえず、最初の一本はそれで売ってた)取り扱うって――、買ってくれる。って?(おー、今日売れたらこれでまた、生活費のたしになるのかもしれない! なんて胸中小躍り。でも、スラムで本当に売れたらなぁ)あ、ああ、ありがと(と、のんびりと近寄れば、スープの入ったカップを受け取りだろう) [Fri 13 Jan 2006 20:07:31]
◆ケイト > 家にあった……家で作ってるの?媚薬。 (特に恥ずかしがるでもなく、アイかわらずマイペースで口を開く) 効果はどれくらい?単価は?もし良いものなら、私が取り扱ってもいいけど? (まぁとりあえず、とポットからぬるくなったコンソメスープをヴァリスに勧める) [Fri 13 Jan 2006 20:01:11]
◆ヴァリス > んー、なんというか。家にあった物を売ってるような――(生活苦〜。生活苦〜。 あー、なんだそれぇ、ぐすん)あー、なんだ。薬だよ。えーと媚薬(と、語尾は掻き消えそうなほど小さかった。というか、掻き消えたのかなー)う、うーん(あれに吸われるなら吸血鬼に吸われた方がいいかなー。 と、思ってしまう。 なんというか、ヒルはゴキブリに匹敵するものだと思う。うん、)い、いや、いいよ。うん、別に体が悪いわけじゃないし(右手を小さく振って断る。) [Fri 13 Jan 2006 19:58:56]
◆ケイト > あらそうなの、私も同じような商品を取り扱ってるのよ。卸やさんなのね、物はどういった効果のものなの? (興味を引いたように問いかけていくが、相手が気持ち悪そうな顔をすればわずかに不満げな顔をして) 体にいいのよ?悪い血を吸ってくれるの。 (なんなら試して見る?と少しだけ眉吊り上げて薦めてみる) [Fri 13 Jan 2006 19:51:27]
◆ヴァリス > そうそう。慣れない事してるんですよー(はー、なんて溜息を洩らす。ああ、やっぱりスラムではなくて色街に行ったほうが売れる類なのかもしれない、これ)ああ、これ?(肩に食い込むリュックを重そうに一度揺らした。 かちゃん、とリュックの中で小瓶がぶつかり合ったのが聞こえたかもしれない)んー、なんというか。怪しい興奮薬?(自分の口から『媚薬』となんか言いづらかった。 どうにも変に装飾したような言葉で応えて、)むし?(蟲って言うとあれだろうか? あの、見える人と見えない人が居るとか、そんな感じの――(絶対違います))(少し、興味を惹かれたように小瓶に視線を落として、)・・・・・・うげぇ(その形がヒルに似ている蟲はグロテスクだった。ぐげー、みたいな顔をして、)これ、売れるの? 魔女とか、そういう人が買うの?(と、やや気持ち悪そうな顔をして、小瓶を指差そう) [Fri 13 Jan 2006 19:48:12]
◆ケイト > あら、そう……そうね、あなたも売るほうみたいだし。 (先ほどヴァリスが売り込もうと努力していたのを見たのだろう。一つ小さくうなずけば、あなたは何を売っているの?と問いかける) ちなみに私が売っているのは”蟲”よ (やわらかく微笑むその足元には、確かにヒルの様なものが売られている) [Fri 13 Jan 2006 19:43:28]
◆ヴァリス > (はた、と立ち止まった。声をかけられたからだ。 ちらりとそちらを見やり、ヴァリスはその『買っていきませんか?』の単語にのみ、脊髄反射のごとく返した)買えません!(買わないんじゃなくて、買えない。 買いたくないんじゃなくて、買えない。 お金がないからこそ言える『買えません』の一言で返した。うん、ごめんなさい) [Fri 13 Jan 2006 19:32:03]
◆ケイト > (ヴァリスが歩いている通り、ちらほらそこらじゅうに見られるように、一般的な露天を開いているフード姿が見られる。どうやら女のようだが、その店が取り扱っているのは、小さな小瓶たちで……ゆらゆらと、頼りなく光る街灯に照らし出されていく) お兄さん、買っていきませんか? [Fri 13 Jan 2006 19:29:07]
◆ヴァリス > (スラムの路地は暗かった。 そこそこ人通りのある通りを選んで歩いているはずなのに、街灯なんか途切れ途切れに設置されていたり、はたまた街灯自体が壊れてたりしてる。 どちらかというと、寒さをしのぐために使われている焚き火のほうが明るかったりする)――――今更だけど、夜に来たのは失敗だったかな(正直、怖くないといったら嘘になる。 そりゃあ、銀製ナイフだってもってるし、荒事だって慣れてたりするんだけど)――やっぱ、ナイフと刀じゃなー(なんというか、迫力に欠けるというか、使い慣れないというか――) [Fri 13 Jan 2006 19:28:19]
お知らせ > ケイトさんが入室されました。 [Fri 13 Jan 2006 19:27:25]
◆ヴァリス > (つまり、『骨折り損のくたびれ儲け』という状態である。 ああ、情けない)どうしようか、な(背中に食い込むリュックの重みがすべて金に変わるというなら、我慢も出来よう。 だが、ただくたびれるだけなら御免こうむりたい。というか損だ)いりませんかーって、ここで言ってもねー(いっそのこと、そういったショーでもやっている店でも行ってみようか、なんて考える。 ああ、駄目だ。売るどころじゃなくて、逃げ出しちゃうなきっと。 我ながら、そのヘタレっぷりに苦い笑みが洩れる)まあ、それでも。 もう少し粘ってみるのもいいかもしれないけど――(自分に商売人としてのスキルが備わっていないのは百も承知だ。 だったら、根気で何とか探し回ってみるしかないだろうか。 あー、でも、買ってくれる人居るのかねー。 うう、懐まで寒くなってきた気がする・・・・。いや、事実として寒いんだけど) [Fri 13 Jan 2006 19:23:49]
◆ヴァリス > (まあ、それでも少し非合法なものを取り扱っている店だってあるし、公に売れないものを買い取ってもらえる店だってある。 まあ、そのテの店でさらに高値で買い取ってくれそうな店といったら、暗黒街辺りにでも行かないとないかもしれない。傭兵時代には少しだけお世話になった店だってあるが、いかんせんただの『媚薬』である)うーん。やっぱ道端に座って売ったほうが良かったかな(今から色街のほうに向かってもいいのかもしれない。 スラムや暗黒街なんていうのは、たまに「おーおー、誰の許可で――(以下省略)――」なことを行ってくるヤーさんとか居るかもしれない。 それだけに、買い取ってくれそうな店を歩き回るのは、少々骨が折れた) [Fri 13 Jan 2006 19:17:04]
◆ヴァリス > (それでも、『帰りたい』とは思えない。 まあ、スラムというのは過ごしやすいところもあるが、逆に不便なところもある。 思えば、自分が最初に居を構えたのもスラムであり、その空き家はすでに新しい人が居るはずだ)――まあ、予想はしていたけど。一本も売れないというのは――(堪えるものがある。 頭をガシガシと掻いて、肩に食い込むリュックを揺らして店の前から歩き出した)(もちろんのこと、売ろうとしたのはお決まりの薬である。 そろそろ本気でやばい。 本当に、もらったお金を使ってしのぐしかないのかもしれない)今月乗り切れば、なんとかなるかもしれないんだけど・・・・(やはり、スラムではなく色街に持って行ったほうが良かっただろうか。いや、絶対に色街で売っていたほうが良かったのかもしれない。 お世辞にも治安がいいとは言えない場所。銀製ナイフ一本では対処できないことだって起きるかもしれない。おお、怖い) [Fri 13 Jan 2006 19:13:33]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『久しぶりだなぁ、とは思う』 [Fri 13 Jan 2006 19:09:22]
お知らせ > ミストさんが退室されました。 『 貴方の為に――。 』 [Fri 13 Jan 2006 03:15:00]
◆ミスト > ―――… いつか、 こうなるのでしょうね。 私も 。 ( 囁く――…それでも、構わなかった。 ) それが貴方の『思し召し』であるなら、私は――… 。 [Fri 13 Jan 2006 03:01:33]
◆ミスト > ( 闇雲に――本当に、そうなのだろうか。 )(――… コツ、ン 。足元。 何かに当たった、音。 ゆるり 見下ろせば其処に横たわる、『何か』。原型も朧な其れは恐らく、己と同じく『人形』だったのだろう。)( 無言。――一言も発せず、見下ろしている。其処に憐憫の類は、皆無。 つめたく、感情のない硝子の瞳で 唯、見下ろして。 ) [Fri 13 Jan 2006 02:36:38]
◆ミスト > 『何処』に、いらっしゃるのですか 。 ( 『 何処 』を目指しているのか――分からない。『 何 』を求めているのか――己を創って下さった、『 お父様 』の面影を。 アテもなく、 唯闇雲に。 ) [Fri 13 Jan 2006 02:17:20]
◆ミスト > ( 『 スラム。 』 ) ――… 『 お父様 』 … ( 何処と、アテもなく彷徨うことが 多くなった気がする。 ) [Fri 13 Jan 2006 02:12:44]
お知らせ > ミストさんが入室されました。 [Fri 13 Jan 2006 02:09:51]
お知らせ > ハロゥタックさんが退室されました。 [Fri 13 Jan 2006 02:02:30]
◆ハロゥタック > (多分最後に交わした会話で、それが遺言で、) (「何もせずそのままにしておいてくれ」と云われたのを、痩躯は忠実に守った。) (ロザリオも何も取り出される事は無く、やがてその人は一人だけで横たわるだけになった。) [Fri 13 Jan 2006 02:02:29]
◆ハロゥタック > (其の一瞬に、ぞく、と寒気が走った。一度だけ。) … ! (見ていないところで、その人は息絶えた。) (握った手は相変わらず冷たいままだったが、其処にもう力は無かった。) [Fri 13 Jan 2006 02:01:10]
◆ハロゥタック > (握った手は冷たい。けれど未だ緩慢に瞬きをしている人は生きている。) (――ゆらり、と風が歩いたように歪んだのを背で感じた。) (振り返る。) [Fri 13 Jan 2006 01:58:37]
◆ハロゥタック > (特に雑談を交わす事も無かった。) (握った手から何か読み取れる訳でも無いから、何処かを見ているばかりのその人が何を考えているかなんてさっぱり解らなかった。) (路地は静かで、すっかり夜の空気に支配されている。) (灯りも少ない地区。青く暗かった。) [Fri 13 Jan 2006 01:56:37]
◆ハロゥタック > (ただ手を握るだけで良いと云われた。 成す術も無く、後は緩やかに死ぬだけであるとその人は悟っているらしい、きっと天使が語りかけたのだろう、もうすぐ御魂を迎えに行くと。) (手を握る――やることが与えられた己は幸せものだ。) (何処かから、誰かが伺っている気配を感じながら(多分死神やそう云うものの類だと思う)、死までの時間を一緒に待っている。) [Fri 13 Jan 2006 01:53:12]
◆ハロゥタック > (感覚に任せて歩くと――主に導かれているような気分になる。) (尤も其れはただの錯覚である事は自覚済みだが、今こうして、) (臨終の際に立たされた人の傍らにしゃがみ込んでいられるのは偶然と思えない。) [Fri 13 Jan 2006 01:49:24]
お知らせ > ハロゥタックさんが来ました。 [Fri 13 Jan 2006 01:47:57]
お知らせ > 小桃さんが退室されました。 [Thu 12 Jan 2006 02:09:05]
◆小桃 > ――…そう、なのですか 。 (教えてくれる、貴方――されど。不思議そうに返すことしか出来ぬのは、 幸か不幸か。『危険』に遭遇したことが無かった為。)( 素直に。手を引いて貰いながら―― ) [Thu 12 Jan 2006 02:08:49]
お知らせ > ベルジェさんが退室されました。 『(掌に、良い匂いがほんのり移った かもしれない。)』 [Thu 12 Jan 2006 02:05:08]
◆ベルジェ > 足を止めるのが良い奴ばかりとは限らねェ よ、 (そして、告げられた場所に驚く気配。) ――そンなトコに住んでンのか。 (それでこの純粋さとは。 「よっぽど過保護か、それとも…、」 呟きは白い息に消える。) (笑みにはどうにも居心地悪そうに(照れくさいのだ)しながら、彼女の空いた手を掴もうと。) 丁度こっからまっすぐ行きゃァ着く。…行くぞ。 (彼女の歩調に合わせて歩きだそうと。) [Thu 12 Jan 2006 01:59:03]
◆小桃 > 貴方様は、見知れぬ私に……足を留めて下さいました。 (杖に、触れる。確りと その存在を確かめるように。) ――…家は、『四場苦』という場所です。 (『暗黒街』と呼ばれる、一角。貴方は、御存じだろうか。) 『運』……確かに、 貴方様に御逢い出来たこと、運が良かったと思います。 ( ふぅわり。薄い笑み、浮かべて。 ) [Thu 12 Jan 2006 01:55:17]
◆ベルジェ > (双眸が見えないけれど、「見えて」はいるだろうと思っていた。最初は。) (併し、) 直ぐに人を信じるンだな。…いや、悪い事じゃねェけど。 (自分の姿は破落戸に見える自覚はある。 幾ら一人だったとは云え、余計に怯えられることくらい考えてたのに。拍子抜けだった。) (後ろ頭を掻きながら、) (首輪と鎖に眼を留め、少しだけ黙った。) 家は? 知ってるトコだったら送るが。アンタ運が良いぜ? (軽口もうまく無い。) [Thu 12 Jan 2006 01:45:46]
◆小桃 > 私、――… (貴方の声。辿るように、 其方を振り仰ぎ、) 私は 『小桃』 と、いいます。――…では、 名も知れぬ方。ありがとうございます、 貴方様がいらっしゃって……幾分、不安も和らぎました。 ( 道に迷ってしまったこと――簡単に、伝えて。ゆっくりと、立ち上がろう。 ) [Thu 12 Jan 2006 01:42:21]
◆ベルジェ > (足音が近づく度、柔らかい桃の香りに食い込んでゆく安酒の香りと生臭い気配。) ――アンタこそ誰だい、お嬢ちゃん。 (声は貴女の上から降るだろう。男が見下ろしている。) 俺ァ通りすがりの一般市民だよ。 [Thu 12 Jan 2006 01:35:02]
◆小桃 > ( ――… コツ 、 ) …… 『誰』 、 (問い掛ける、貴方へ。足音の聞こえた方、 ゆるりと窺って) 何方か、 いらっしゃるのですか ? ( 『貴方』へと、尋ねよう。 ) [Thu 12 Jan 2006 01:30:55]
お知らせ > 小桃さんが来ました。 [Thu 12 Jan 2006 01:27:33]
◆ベルジェ > (そンな少女には、追い詰めるような足音に聞こえてしまうだろうか。) (路地を歩く気配が一つ。のろのろと、酔っ払いの歩み。 其方へと、貴女が居るとも知らずに。近づいてくる。) [Thu 12 Jan 2006 01:26:41]
◆小桃 > ( 次第。じわりじわりと感じる『空気』。 ) ――… つめたい 。 ( 必要以上、過敏になってしまっている。 )( 少女は耐えられぬかのように。黒のワンピース纏った己が身、宛ら庇うかのごとくに 両手で抱きしめて――… その場に、屈み込んでしまう。 ) [Thu 12 Jan 2006 01:25:24]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( ――コツ …、 )』 [Thu 12 Jan 2006 01:25:21]
◆小桃 > ……… 何処、なのでしょう、 『此処』は―… (主の家から『練習』として出て来た、 その帰り道――を辿っている筈だったのだけれども。何処を如何間違ったのか、気付いた時には『此処』に、居た――。 ) [Thu 12 Jan 2006 01:04:48]
◆小桃 > ( スラムの片隅――…彷徨い込んだ少女は、 )( 『こつり。』 杖の音も幾分、不安そうに。 唯、道を行くことしか出来ずに。 ) [Thu 12 Jan 2006 01:00:46]
お知らせ > 小桃さんが入室されました。 [Thu 12 Jan 2006 00:58:43]
お知らせ > フュイルさんが退室されました。 『(飲み終われば、次は食事探し。)』 [Wed 11 Jan 2006 16:53:01]
◆フュイル > (そして駆け出してしばらくした後、ようやく見つける、道の先。少し開けた場所の水汲み場。 フュイルの顔が、にぱっとなって。駆ける足は速くなる。) はっけ〜ん (どたどたどたと走りこみ、そのまま慌てて水を汲むのだろ。 少々汚くてもお構い無しに!) [Wed 11 Jan 2006 16:52:07]
◆フュイル > のどもからから〜〜 おなかもぺこぺこ〜〜 (とりあえず、喉を潤すため水を飲んでおこうと、向かう先は、近場の井戸になるか。 ぱたぱたぱたと、駆け出して、井戸はどこかときょろきょろ見回し探し始める。眠る前に確認していないのは、いつものことか。) ど〜こ〜か〜な〜〜? (走って体が温まれば一石二鳥。井戸が見つかった場合の話。) [Wed 11 Jan 2006 16:44:51]
◆フュイル > (纏める途中に、簀巻きも脱いで。 足元においておいた赤い靴と合わせて毛布に包む。これで、準備万端。 いつも通りの生活が始まるわけだ。) んと、今日はど〜しよ〜? (毛布の包みは脇に抱えて、よっこらせと木箱を越える。そして弾むように地面へ降り立ち、今日これからのこと、とりあえずは食事のことを考える。 贅沢をするほど余裕もなく、冬の寒さで草や木の実の類も数少ない。 こうなると、どこかの店で食材を買って食べるのがいいんだろうか、なんて。) [Wed 11 Jan 2006 16:35:26]
◆フュイル > ふぁ ぁぁ〜〜〜 ぅ〜 (そして、毛布から姿を現し、大きな欠伸をするのは、簀巻きの少女。簀巻きまでずり落ちないようにと、伸ばされる腕は片方だけで。 ぴんと伸びをした。) えっとぉ ここは〜〜 (そして寝ぼけ眼で周りを見回し、現状確認。並んだ木箱が、視界の半分を埋めている。 きょろきょろと見回しながら、よしオッケー、と頷く動作をして、とりあえず、フュイルはずり落ちた毛布を持ち上げて、纏めることに。) [Wed 11 Jan 2006 16:28:46]
◆フュイル > ぅにに それはきのう〜〜 (零れる声は寝言である。 推測される夢は、確実に食事関係だろう。) ぅん? (一度静かになった毛布。 先程よりも大きな声が中から漏れて、ぐにゃり大きく形を変える。中のものが立ち上がったよう。 それにあわせて、ずるりと、毛布がずり落ちる。) [Wed 11 Jan 2006 16:21:54]
◆フュイル > (Σ スラッシュ入れ忘れたっ!)(そして、もぞりもぞりと動いては、止まる、を繰り返す。) [Wed 11 Jan 2006 16:16:11]
◆フュイル > (もぞもぞと動く、毛布がある。丁度人一人が包まっていそうなサイズで。) んに〜 おなか へった〜 よぅ〜 ぅに (そしてそんな毛布の塊の中からは、おぼろげながら少女の声が零れている。) [Wed 11 Jan 2006 16:14:49]
お知らせ > フュイルさんが入室されました。 『(積み上げられた木箱の影に)』 [Wed 11 Jan 2006 16:11:36]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『( 居ついてしまった居候だけど。 それでも一応遠慮しながら… 本物の熱で暖を取る )』 [Wed 11 Jan 2006 02:11:41]
◆園内一花 > ………。 ( のんびりしていると考えてしまう。 パートナーと吸血鬼の事に、ふる、と首を振った。 …特に何事も無く秋は過ぎて冬も半ば… 時折、パートナーの住み込み先を見に行って、部屋に灯りが、その中で人影が二つ動いている事を確認してはそのまま帰る… そんな状態が続いていた。 …だから『お帰りなさい』なのだけど、そんな事は知らないし… 飛び出すわけもなく、想うだけ ) ―――ッ。 ( …家の他の部分よりは、密閉されるようになっている部屋で。 けれど家が揺れる程度の強風が吹けば隙間風もある… すぅっと吹き込んできたそれに、ビクリと身を震わせて――― ずりずりと火鉢を出して来た ) [Wed 11 Jan 2006 02:08:59]
◆園内一花 > ( 数日振りの部屋に灯りを点して、ふ、と思わず苦笑を零した。 ―――蔓騒動、その事後処理のボランティアに、陰陽寮のお手伝い… 慌しく越して迎えた新年はあっという間に過ぎていて。 …忘れていたわけではないけれど、クリスマスに便乗して売れないかと考えていたビックリ箱が、そのままになっている… ) ……また来年かな…… ( 来年どうしているかなんて、本当に分からない生活だけど。 …廃材で適当に作ったような作業台の隅にある、ビックリ箱の装飾の参考にしようとしたクリスマス関係の絵本の写しを手にとって… 少し残念そうに、それでも楽しそうにしながら、パラパラと捲り ) [Wed 11 Jan 2006 01:55:01]
◆園内一花 > ( ここがどういう状態か、この土地がどういう場所なのか、最初は何も分からなかった。 …それが少し分かるようになって…いつか誰かに押し入られやしないか、帰って来たら財産の一切合財が無くなっていやしないか、そんな事を不安に思うようになって…。 …それが過ぎたら…これが慣れというのだろうか、あるいは順応か、不安感は適度な緊張感に変わり、異常が無ければ落ち着ける、冷たいけれどほっとする家になっている…。 …表で何かあれば出て行くだろうけれど、とりあえずはお茶を煎れて… ) ( 待つでもなく暫く居間でぼうっとしたら、灯りを落として火種を取って。 熱々の湯飲みを手に部屋に引っ込んだ ) [Wed 11 Jan 2006 01:46:37]
◆園内一花 > ( とにかくボロ屋というのもあるけれど、この家ではあまり火が焚かれる事が無い。 家主さんは雪女 ) ―――。 ( そんな具合だから、食事は大抵外で済ませて来る事になる。 加えて自称冒険者の日雇い労働者な居候も、何かと家は空けがちで…。 …湯を沸かし、一人分のお茶を用意しながら…静寂の中、時折遠くで上がる音に耳を澄ませた… ) [Wed 11 Jan 2006 01:39:54]
◆園内一花 > ( なんて事は露ほども思わないけれど。 とりあえず叫んでおくっ。 …居候させて貰っているスラムの家で…帰って来た飛行士風のポニーテールが、暗く冷え切った室内に灯りを点した…。 アウトローな家主さんは暫く家を空ける事も珍しくない… 今日はどうだろうと、そんな事を考えながら… 隙間風の容赦無く吹き込む室内では上着も脱がず、マフラーだけを取り払って、炊事場の隅で火を起こす ) [Wed 11 Jan 2006 01:28:55]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( まってましたっ、お帰りなさい! )』 [Wed 11 Jan 2006 01:20:31]
お知らせ > Yzさんが退室されました。 [Tue 10 Jan 2006 00:52:33]
◆Yz > (塵に包まれた路地が、後に残るのみ。) [Tue 10 Jan 2006 00:52:29]
◆Yz > (ポツリと一つ、雨粒が落ちて。)…あしもはよ、帰らんと。(土砂降りになる前に、帰らないと。少年が見上げた夜空は今までに無いくらい、綺麗な綺麗な、星空で。)嗚呼、何やろ。(雨は鎌を抱えた手の甲に、ぽたぽた、ぽたぽた、止め処無かった。)(カタカタ、カタカタ、風見鶏の様に乾いた音が髑髏の口から紡がれた時には、既に、) [Tue 10 Jan 2006 00:51:11]
◆Yz > (光が消えた其の後は、真っ黒な空間に独り、ポツンと立ち尽くした自分の姿だけが、残ってた。鎌を抱いていた諸手は、爪の後が残るくらいきつく、きつく握り締めていたのに、何も感じなかった。)…いってしまった、(心細くなるくらい、少女は何も残さずに。でも、確かに在った証だけは、この場所にくっきりと。そしてこの耳には今でも、澄み渡った夜空が何処までも波を響かせる様に、少年の耳に、)ありがと。(響いてた。) [Tue 10 Jan 2006 00:45:06]
お知らせ > 青の残滓さんが帰りました。 『( あ り が と う )』 [Tue 10 Jan 2006 00:38:08]
◆青の残滓 > ( 見送ることしか出来ない、そんなことはない。 あなたは――見送ることが、出来る。 もしもあなたがいなければ、彼女はただただ、探し続けるだけの存在として、薄れ続けて、終わっただろう。 けれど、見つけられた。 死神が、魂を導く方だとするならば、すこしばかりお門が違うけれど――あなたは、わたしを、見届けてくれる。 それが何よりの、救い。 薄れ続けながら、少女の唇が最後に何かをつむいだ。 ) [Tue 10 Jan 2006 00:37:58]
◆Yz > (日の光燦々とした朝は苦手だけれど、目の前のシトの水の様に流れる髪は、あったかい微笑みは、とっても好きだ。行ってしまいそうな少女の手を、掴みたくて伸ばしたて。けれど透き通った少女の手に、自分の手は届かない?違う、触れてしまったら其処から少女が風となって消えてしまいそうで、自分は結局其の場を動けない儘だった。)(喉の奥につっかえた様な、在りもしないのに胸の奥がチクリとして。)・・・。(諸手に鎌を抱いたジブンは、少女を見送る事しか出来ないのでセウ、カ。) [Tue 10 Jan 2006 00:32:51]
◆青の残滓 > ( 薄れていく中で、しかし、少女は微笑んだ。 幸せそうに微笑んだ。 青色の微笑み。 空のような微笑だった。 魂とすら呼べぬ、ただの記憶として残り、それすらも消えかけていた――そしてやっと、『それ』を見つけることができた。 未練――とでもいうものはもうない。 このまま消えてしまっても、構わないぐらいには。 嗚呼、薄れていく。 残滓だったものは所詮、残滓でしかない。 ) [Tue 10 Jan 2006 00:24:25]
◆Yz > (残滓の先端が指輪に触れたと同時に、一陣の風が過ぎ、髪を撫で冷やりとした感触を頬に残し。一時閉ざしていた瞳は、過ぎの瞬間開き、そして、)其れが、おまんの本来に姿、なんやね。(尋ねる為ではなく、自分が理解する為に頷いて。少年の手を離れ、又嘗てシトであった魂に抱かれる小さな指輪をレンズ越しに眺めながら。ほっと胸を撫で下ろした様に、魂の声に隠れてそっと吐息を吐いた。)(其れも、ほんの一時、)…ちょッ?!こ、こないな所で、消えてしまったらあかんぜよッ!(シトの姿をした魂が次第に薄れて行く様を、慌てふためき諸手を振って。自分の首に巻かれた布を、解けば端から、布は棒状に姿を整え。)門までちゃぁんと、行かんとッ。 [Tue 10 Jan 2006 00:17:02]
◆青の残滓 > ( 青の残滓は、そこで、初めて動きを止めた。 嘆きも止まった。 その、曖昧な手が伸びて、銀の指輪に触れた。 指輪の感触を確かめるために、記憶は急速に忘却から復帰していく。 爪が、指が、手が。 腕が、足が、顔が、空みたいに青い長髪が。 ビー玉みたいな眼が。 やせた体が。 粗末な服が。 ――震える指先が指輪を目の前に掲げる。 スラムの人間らしく、茶色に薄汚れた少女は、ぼろぼろと涙を流しながら、それを抱きしめた。 ) ――ああ、ああぁ、あぅ、あっ、あああっ! ( やっと、見つかった。 記憶が鮮やかに姿を作れば、その分エネルギーは消費されて――鮮明な姿のままに、どんどんと記憶は弱体化し、薄れていく。 半透明に、更にそれよりも薄く――。 記憶が。 ) [Tue 10 Jan 2006 00:07:45]
◆Yz > (ゴミになんて手を突っ込んだ事、今まで一度だって無い。何だかよく分らない物が手に纏わり付いて。併し其れ程気にする風も無く、残滓と一緒、けれど自分はゴミに塗れて、片っ端から土を掘るみたいに掻き分けた。)(自分が思っていたよりも、彼はずっと優しくて。ずっと必死だったんだ、、、。)…あッ…ッ!(キラリと光る輪を見付けて、拾い上げて月に翳し、)…って、此れ違ぉしッ。(只の錆付いた部品を、後に放って此れで何度目だったか。)ワッカ、ワッカ、ワッカッ。見当たらん、しッ。(苛付いた其の手で掴んだゴミを地面に放りだした時、)…キィ…ン、(硬い音が暫しの間、澄んだ夜空に響いて、消えた。汚れた諸手を衣服で拭って、拾い上げた其れは。小さいけれど、少年の指にはブカブカだと想う、輪。)…あ。指輪。(暫く月の光に翳して、其れから小さな指輪を右手に、残滓に懲りもせず、尋ねてみた。)おまんが探しとったんは…此れ?(残滓の目が、何処にあるかは分からずとも、ずいっと突き出した、銀の指輪。) [Tue 10 Jan 2006 00:01:14]
◆青の残滓 > ( 青の残滓は何も言わなかったし、なにもしなかった。 攻撃、という言葉がこれほど似合わない存在もない。 試しに彼或いは彼女を攻撃してみれば、恐らくそれだけで崩壊するほどに、偏った記憶だ。 忘却に耐えるために。 青の残滓はただひたすらに探す。 それだけが、それだけが必要なのだという風に。 暫く探せば、あなたはいくつかの小さな輪を見つけるだろう。 鎖のばらけてしまったもの、何かを束ねていた紐の絡まったもの、骨のようなもの、蓋に穴の開いたようなもの――そして、シンプルな銀の指輪。 ) [Mon 9 Jan 2006 23:48:50]
◆Yz > (声は、届かなかったのか、其れとも自分の存在を拒絶したのか、どちらなのか少年には区別が出来なかった。攻撃的な霊であったら自分には、一溜まりもない。けれど、何時までも物を漁る霞の姿に、何時しか恐怖は好奇心へと。)・・・〜。(ゆっくり忍び足は残滓の傍らへ歩み寄り、彼が覆い被さる様に包むものが何なのか。背伸びして、覗き込んだ。)(遠目からでは、只我武者羅に、漁っているだけの様に見えたのに。小さな輪を見つけては、動きを止める残滓の霞に、自分が何をすべきなのか少しだけ、分った気がした。)よう分からんけんども。一緒に探したるよ。(無駄かも知れぬと思いつつも、言葉。霞は怒り出すだろうか?残滓を避ける様に、無理やり片手をゴミの中へと) [Mon 9 Jan 2006 23:42:47]
◆青の残滓 > ( 青の残滓には耳がなかった。 だから聞こえなかっただろう。 だが、その行動は、如実に語ってくれていた。 青の残滓は、がさがさとゴミと瓦礫を漁り――輪、小さな輪を見つけると、それを丹念に確認した。 しかしそれは、多く目的のものでないらしく、手放してまた探す。 それの繰り返しだった。 小さな、輪。 指にはまる程度の小さな輪に、青の残滓は反応を示した。 でも見つからない。 見つけられない。 仕方がないだろう。 そのようなものは多くないとはいえ、この中で見つけるのは。 小さなそれを見る目がなく、触れる感触もわからない。 青の残滓は嘆く。 見つからない。 見つけられない。 路地裏にたまったゴミだ――感覚の確かな人間ならば、『それ』を見つけることはたやすいかもしれないが……。 ) [Mon 9 Jan 2006 23:31:57]
◆Yz > (正直、恐かった。自分達にはとても手の出せない、強力な霊だって多く居る。出会った事は無かったけれど、けれど眼下の彼は、自分の力一つじゃ門へ導けない程に意志が強いのは分ってた。)(逃げてしまいたい。その選択肢を選ぶ事も出来たと思う、けど。)・・・。(何時の間にやら少年は、青の残滓の傍らに居た。必死になって物を掴む、青い霞を、少し離れた所に立って黙ってじっと見詰めてた。)・・・。何、しとるんや?(やっと絞りだした、問いかけ。) [Mon 9 Jan 2006 23:25:08]
◆青の残滓 > ( がさり。 かさかさり。 それは何かを探していた。 眼も、耳も、喋る口も器用な指先も、全てを忘れていきながら、『それ』を探すというただひとつの目的だけが生きている。 ひたすらに、ひたすらに、ひたすらに。 けれど青の残滓はそれを見つけられない。 何度も何度も、恐らくは長い間この場所で、限られたものの中を何度も何度も探している。 けれど、青の残滓には『それ』を探し出す眼がない。 触れて感じる指先も。 わからない、わからない、わからない。 とてもとても大切なものだったのに。 とてもとても大切な――ああ、大切な。 恐らくは、後数日もすればそれは、物質に触れているがために急速に力を失っていき、『それ』の記憶だけとなり、そして朝日にでも消えるだろう。 そんな存在。 生前からのものであろう、深い悲しみの嘆きが、おおう、おおぉぉおぉう、響く。 ) [Mon 9 Jan 2006 23:16:46]
◆Yz > (この耳を掠めていく風が、眼下に居る「何か」の声であると気付くまで、沢山の時が立った様に思えた。風の声と重なる様に耳にとそ居たのは、ゴクリ、少年が唾を飲む音。)…ッ、(レンズの奥で、無言のまま見開かれた目。)あれは…魂ッ?(小さく、でも驚愕の満ちた声。だって、今までに聞いた事も、この目で見た事も無い。薄い霞の様な影が、物質に触れる事が出来るなんてッ、)(自分の存在を、彼に知らせるべきだろうか。其れとも…、)…あ、あしには無理やも…ッ。(ヒィッ、と小さく呻いて。屋根の上にて、暫く様子を見てみようか、な。) [Mon 9 Jan 2006 23:11:42]
◆青の残滓 > ( それは、強いて言うならば人影のようであった。 ただ、もう彼或いは彼女自身が殆ど忘れかけているのか、ぼんやりとした輪郭を持つ、人型の影という程度でしかない。 そして、その誰かのイメージが強く反映しているのだろう。 それは、薄ら青い。 青い影。 亡霊、と呼ぶには力なく、既に何の力もない、記憶。 記憶の残滓。 ――青の、残滓。 それはひたすらに漁り続ける。 おおう、おぉぉおぉう、おおおぉおう、奇妙な風のような嘆きとともに。 ) [Mon 9 Jan 2006 23:00:41]
◆Yz > ヒィィ…ッ(ガサリ、ガサガサ、屋根の下から聞こえてきた音。悲鳴みたいな小さな声は、慌ててゴクンと飲み込んだ。)…な、何…やろ。(自分だけに囁いた小さな独り言。初め、物取りか何かと想ったけれど、も。)…あれ?(屋根の上に腹ばいになって、コッソリ路地裏を覗き込む双眼。野良猫?其れとも…シト?クエスチョンだらけの視線は物音に集中。) [Mon 9 Jan 2006 22:57:07]
◆音 > ( ――がさり。 かさり、かさかさり。 暗がりには何かがいた。 けれど何か、よくわからない。 かさかさかさかさと、音を立ててスラムにありがちな瓦礫とゴミとを掻き分けていた。 行為そのものはよく見えるというのに、それを行う何ものかの姿ははっきりしない。 ピントが、世界のピントがずれたように。 ) [Mon 9 Jan 2006 22:51:09]
お知らせ > 音さんが来ました。 [Mon 9 Jan 2006 22:47:13]
◆Yz > (地面の上を歩くのは、何だか不安で落着かない。けれど、空を飛ぶんじゃ詰まらないから、誰の家だか分らない屋根の上をさっき見かけた野良猫の真似をして、歩いてみた。)此処、迷路みたい思ぅてったっけど…、(上から見っと分り良いわぁ。ケタケタ笑った口元の上で、街灯の光受けた二枚のグラスが鈍く光り。)空に道、作ったたら便利でしゃろに。(別に深い意味なんて無い。単純な頭はそんな事考えて。軽いステップで行く当ての無い屋根上のお散歩、を…、)…ガサリ、(風の悪戯みたいな。でも、何だか耳に残った、何かが擦れるそんな音。其れは少年の眼下、路地裏の暗がりから。) [Mon 9 Jan 2006 22:46:21]
◆Yz > おっと…ととッ、(両手でバランス取る様に、右へ左へふら付きながら、少年の歩みは屋根の上。トン、トントン、朝よく耳にする小鳥の足音みたいな小さな音が、トントン、ゆっくりゆっくり屋根の上に続いていく。)ぅ…わわわぁッ。(一陣の風が横を過ぎていけば、ぐらりと体勢傾くけれど。そんなスリルを何とか繰り返した、今宵。) [Mon 9 Jan 2006 22:34:35]
お知らせ > Yzさんが入室されました。 [Mon 9 Jan 2006 22:28:28]
お知らせ > オデットさんが退室されました。 [Mon 9 Jan 2006 15:26:47]
◆オデット > ( 不毛な連鎖。 フェード、アウト? ) [Mon 9 Jan 2006 15:26:45]
お知らせ > カロンさんが帰りました。 『(死体と見分けが付かない。)』 [Mon 9 Jan 2006 15:25:38]
◆オデット > アー……。 あ! か、・・・カロン!? ちょ、ちょっと待って、 そんな、え?あ、嗚呼……! ( 地面に崩れ落ちたお骨様。 HP1? 言っている場合じゃない。慌てる女、今度は彼女が彼の方を揺さぶる番。 ) [Mon 9 Jan 2006 15:25:38]
◆カロン > (何度と無くハンマーを取り落とした右手の不調も気にはなるが、オデットの豹変の方が気になった。 演技が出来るガラでも無い。あの姿もまた、彼女の地…? あの映像を呼び出そうとした所で、骨にお迎えが来た模様。 シャット・アウト。 自宅前なので、捨てて置いても良いと思われる。) [Mon 9 Jan 2006 15:24:53]
◆カロン > (鉄兜を叩いてみれば、中身で跳ねる大音響。 中に入った状態で鐘を衝かれるあの衝撃。 打撃と音波の挟み撃ちにて、骨の意識は断ち切られた。 地面に崩れ落ち、冷たいのは元からの事。 兜で跳ね飛ばされたハンマーは、また誰かの血を吸うのだろうか… 骨は、暫く動かないだろう。) [Mon 9 Jan 2006 15:22:37]
◆オデット > ( スコオォォンッ。 ) あ。 ( お約束的に、金槌は彼女の手を離れて飛んで行った。 キラァンッ。 ) [Mon 9 Jan 2006 15:17:16]
◆オデット > ( 多分、何処探してもこの女くらいしか……と、言いたいところだが、この女、独身なので独りもいないことに。 関係ない。 ) ふん、知れたこと! とぅっ! ( 彼の兜に向かって、うちおろさんと、 振りかぶってぇー……。 打っ……。 ) [Mon 9 Jan 2006 15:16:10]
◆カロン > (防御力を吼える妻がどこにいるのかと問いたいが、今はそれどころではない。 がっしと掴まれた兜のトサカ。コイツを見捨てて逃げる事はできないとなれば、最早打つ手は無し。 大魔王からは逃げられないと、どこのおじいちゃんが言ったっけ。 見える輝きは、自分の手に馴染んだハンマー…!)な、何するだァ? やめろォォォ!(おかーさーん… しまった居ない。) [Mon 9 Jan 2006 15:12:20]
◆オデット > あんな位でおかしくなって溜まるもんですか。 アタシの丈夫さ舐めんじゃないわよ! ( 吼えた。 極妻もびっくりのドスのきかせ方だ。 ) トサカ逆立たせても無駄よ・・・? ( にーっこり。 左手に落っこちた金槌を掴み、立ち上がり。 後ずさる彼の真っ赤なトサカを掴まんと。 げに、鷹より恐ろしきは女なり。 ) わざととか、わざとじゃないとか。 カンッケーないぜぇ! ( 暴打フォン? ちょっと古い。 ) [Mon 9 Jan 2006 15:04:30]
◆カロン > (右手より、再びするりと抜けたハンマー。 ヌメヌメしている訳では無いのに何故。 馴染みのある悲鳴にほっとするのも束の間、オーガと対峙した時のような、小さい方が漏れそうになる程の戦慄を覚えた。 ざわ、トサカが毛羽立つっ。)いっ、いやっ! 前のも今のも、わざとじゃ無くてよ…!(右手で制止の五本指、じりじり、後ずさり…! 鬼嫁にも涙? 情け由来で無いのが救われない。) [Mon 9 Jan 2006 14:59:17]
◆カロン > (半目より、ぐぐぐと頭蓋を背けて逃げる。)あぁ、悪り悪り。 つーかお前、屋根の上から落ちた金槌くらってそんだけかよ。 人間離れしてやがんなー…鉄でできてんのかー? [Mon 9 Jan 2006 14:55:11]
◆オデット > ぎゃあぁぁぁ! ( はい、 これが通常の彼女の悲鳴です。 うん、色気もかわいげもあったもんじゃない。 参考: 落下地点、 弁慶の泣き所。 今度は、演技でも冗談でもなく、うずくまった。 ) キ、キ、貴様アァァァ……。 ( 鬼の形相とはこういうのを言います。 テストには出ません。 目じりに浮かんだ涙がアクセント。 ) [Mon 9 Jan 2006 14:53:16]
◆オデット > ( 肩に、手はかからなかった。 ) ふーん。へーぇ、ほーぅ。 ( やはりして嘘の吐けない彼のお顔を半目で見やりつつ。 ) ちょっと、やめてよ本当に。 マッチョの天子に連れて行かれそうになったのは、結構冗談じゃないんだから。 ( 赤くなった額をさすりつつ。 さすりつつ? ) [Mon 9 Jan 2006 14:51:18]
◆カロン > …あ。(もう一回。 ハンマー落下の自白。) [Mon 9 Jan 2006 14:48:13]
◆カロン > (来ないでといわれても、錯乱してる女を放って何が男か。)何にもしやしねーから落ち着…(肩に手を掛けんとした、時。 いつもの、少し睨むような目にまた出会う。)なーんだ、やっぱし正気だったんじゃねーか! てか、俺ぁ最初から分かってたしな!ブハハ!(嘘が吐けない。十二分にうろたえていた骨は、あさって見つつ空笑い。)あれ以上続けてたらよ、もっかいコイツでぶん殴って元に戻そうかと思ってたんだぜー?(ハッハ。 掌、ハンマーでたたきつつ。) [Mon 9 Jan 2006 14:47:35]
◆オデット > きゃぁ! こ…こないで……! ( 頭を抱えて、がくがくぶるぶる。 しかして、 彼が、近寄ってくる、其の距離が詰まるころ……。 震えが止まる。 ) ( パ、と上げた顔は、いつもどおりのけろっとした彼女のお顔。 ) 何よ、あんた冷たいわねー。 人が迫真の演技してるんだから、もうちょっとこう、心配するー、とか、うろたえるー。 とか、しなさいよ。 ( いつもの頭悪い彼女であった。 コートのポケットから、煙草を取り出しつつ。 ) [Mon 9 Jan 2006 14:42:05]
◆カロン > きゃああ?(復唱すると気持ちが悪い。 しかし、復唱したくもなるのだ。彼女の口からそんな言葉が飛び出す事が、いまいち信じられない。)!(逃げられた事にショック。)…いや、俺はカロンで、此処はスラムで… 何言ってんだお前?(まるで別人だ。 引っ込み思案のお嬢様、風。 あくまで風であり、彼女は煙草をふかしてるオデットのはず。)お父様って知らねーっての。 ともかくオデット、んな事されても、俺にどう対応しろってんだ? ちっとハード過ぎるってか…(ハンマー片手に、近寄らん。) [Mon 9 Jan 2006 14:36:34]
◆オデット > ( さて、残念ながら、彼女のお気に入りのあの子は、今ここにいない。 そして……。 ) きゃああぁぁぁぁ! ( 5メーター位後ずさり。 え? ) ほ、骨……!? ( そして、乙女座り…。 ええ? ) ア、貴方。何? 此処は……何処? ( おびえた目と、ハの字眉毛で辺りを見渡して。 ) お父様…お父様は何処? ( サテンのワンピースと白いコートがお姫様の衣装に変わる瞬間。 なんのこっちゃ。 ) [Mon 9 Jan 2006 14:30:04]
◆カロン > (普段の気丈な彼女からは考えられない有様だ。遠くを見ては、ただ震えるだけ。)どんな夢見てんだコイツ…!(30℃くらいありそうな悪夢が分かった所でトレジャーハンターにはどうにもできないので、四本腕のあの方にお願いしていただきたい。)は?(眼前にしゃれこうべ。) [Mon 9 Jan 2006 14:23:27]
◆オデット > ( 頭を抱えてがたがたと震える姿。 蟲嫌いの一件を思い出す。 しかして、彼女は蟲どころではない。 悪夢である。 筋肉達磨が、輝く白い歯で、これ以上は話せません! ) ああぁぁぁ…。 ( がくがくがくがく。震えてるわけじゃない。 揺さぶられてるだけ。 ) は! ( 不意に、両の目の焦点が合う。 ) [Mon 9 Jan 2006 14:18:56]
◆カロン > (解放された手首がギシリと痛む。骨の防御力にはかなり難がある模様。)馬鹿力で…ったく。(左手振り振り…)…て?(問うが。)…(どうやら打ち所が悪かったらしい。 つい頭の中に黒光りするスキンヘッド筋肉ダルマ(背中に羽)を思い浮かべてしまったが、それより故障してしまったオデットに唖然とした。 拾い上げたハンマー。まさかこれが?)…と、とりあえず落ち着け! そんなヤツ居ねーから! オデーット!(両肩揺さぶらんっ。) [Mon 9 Jan 2006 14:15:23]
◆オデット > ( はた。 捕まれた手首が、ぽとりと落とされた。 口は、あんぐり開いたまま。 ) て…。 ( て? ) 天使・・・天使が……マッチョの天使がああぁぁぁ…… 。 ( 額から煙が出ているのは気のせいだ。 頭を抱えて項垂れた。 ) [Mon 9 Jan 2006 14:08:52]
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