フリースペース3 〜06/03/02
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが帰りました。 『( 就寝前に、御父様の部屋の御様子を見ていこう。)』 [Thu 2 Mar 2006 05:30:15]
◆リコリス@西園寺邸 > ( ――…何を切る事も無い侭、包丁を再び流し台の上に戻した。ちゃんと定理をして仕舞って置かなくては。切ってはいないが、何か微妙な気分で首筋を撫でた。まだ冷たい線の感覚が残っている。 この通りに切れていたら、) ……お掃除が大変ですから、勘弁して差し上げます。( 何方に言っているのかも不明の呟きは聞く者とて無く。無意味な衝動は模造で封じて踵を返す。) [Thu 2 Mar 2006 05:29:17]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 冷たく光る刃物。切れる刃のついた側で無く、背の部分をひたりと、首筋に当ててみる。 ――…切れるものでは無いと分かっていても、背筋が、心が冷える感触。 嗚呼、でも。) ……もっと冷たいのかもしれませんし。逆、なのかもしれませんね。( 脈打つものを皮膚の下に感じながら、す、と包丁を「引く」 刃を宛がっていたなら、これだけで脆弱な血肉は切り裂かれる動作。肉が裂かれて、血の道が断ち切られたなら。 ――…まあ、益体も無い夢想ではあるし。最悪は想定するとしても、辿り着かない事の方肝心な訳だ。その夢が、多少の甘味を伴うとしても。) [Thu 2 Mar 2006 04:54:31]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 先刻から何をしているのかといえば、仮定法の思考実験。 いきなり最悪の想定から始まる辺りが、後ろ向き傾向で微笑ましいと自負してみるが如何なものか。微笑ましいという言葉の定義を辞書で引けと、某言語学者様からは仰られてしまいそうですけれど、しかし私は謝らない。※謝れ。) ( 包丁。日常的な刃物。 ――…まあ、探せばペテイナイフくらい出て来るだろうから、実際にはそっちの方が扱いやすいとは思うが。 刃物片手に考えるのは、一番最初の想定図。もしくは、最後の。) [Thu 2 Mar 2006 04:30:12]
◆リコリス@西園寺邸 > ( ――…無論、冗談な訳だが。ええ、冗句ですとも。 逆手持ちにした包丁。照り返す光が流し台に朧げに映り込んでいる。鏡程鮮明ではない像が、何処か現実感を欠いた光景。 輪郭も曖昧に、見返す像は赤い目をしている。血の色、緋色、朱い――… ) ( 見たくないものを見ないようにするのは簡単だ。目を伏せればいい。) ……まあ、わざわざ刃物を買いに行くよりは、経済的では御座いますけれど。 [Thu 2 Mar 2006 04:26:19]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 余りにも日常的な道具過ぎて忘れがちだが、これも刃物。使いようによっては立派な凶器だ。嗚呼――…確か、お父様の郷里に古くから伝わる、これの危険性を戒める言葉があった気がする。聞いたのは、まだ此処に来る前の事で。朧げな記憶を引っ張り出して。) ……そう。確か、ナンとかに刃物――…。( ナンとかって何さとか、そんな苦情は受付禁止で御座いますよSir. ) ( 手馴れた仕草で、包丁の柄に手を伸ばす。普段、まな板に向かい合う時の順手持ちを、ふと逆手に持ち替えてみたらば。) ………。( まるで、これからちょっと殺人でもしてきますな様相になった。いと危険物。) [Thu 2 Mar 2006 03:49:14]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 手入れを欠かさない刃は、これまでにどれだけの血肉を切り裂いたか分からない。それは、至極日常的な動作として何の呵責も交えずに行われる事。 一番最初に形を成した時の清冽さの代わり、使い込まれた鈍い輝きを放つ刃物を見下ろす面相も、何処か茫と無表情に――― ) ( 等と申した所で、要は包丁。台所に包丁。何の変哲も無い取り合わせ。両断する物も切断する物も、準備してないだけの話だ。それが問題とか聞こえません。) [Thu 2 Mar 2006 03:37:19]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 仔兔に刃物とか持たせるとあんな感じですか。微笑ましいのか殺伐としているのかすら謎の、生温い感慨の海に浸りそうな内心もさて置き。 かしましい内心を置き去りに、表面上は無言で突っ立っているだけだ。 ――…物音は遠く。酷く静かな夜。一番煩いのは結局、己の体内で脈打つ鼓動。耳鳴りのように響いている。) ( ドクドクと、指先まで脈打つような錯覚に誘われる侭に、台の上に鎮座したソレへと手を伸ばす。 別段、おかしな物では無い。此処にあるのは当然のもの。幾度と無く手にした、ありふれた道具が銀色の光を照り返す。) [Thu 2 Mar 2006 03:18:03]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 佇む場所は良く片付けられている。――…等と言えば他人事のようだが、やっているのは己だ。きちんと所定の位置に収められた機材、神経質に磨き上げられた流し台。今はそこで行われるべき作業の一つもせずに、流しの上に鎮座ましました物を見つめているだけだが。) …………。( 性質上、台所の灯火は明るめにとってある。此処で主に作業をする人物――まあ、己だ――は、夜目が利かない。時折此処を使用されるもうお一方については、視界の心配は無いのだが別の意味で手先とか危なっかしくて仕方無い。アレですか。「はじめてのおつかい」を見守る母親の気分とかってこんなのですかと、一種胸のときめく想いすら抱くとか、そんな余談はどうでも宜しい。) [Thu 2 Mar 2006 03:10:07]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが入室されました。 『( 台所。)』 [Thu 2 Mar 2006 03:07:03]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(倒れこむ寝台の上)』 [Thu 2 Mar 2006 00:52:34]
◆ミカド > (用心深いと言うよりは、臆病なだけだ。分かってはいるが如何にもならない。――そも、檻の決壊は自分への疑いと失望の結末だったのだから)―――……。(コツリ)(もう一歩後へ。狭い部屋だ。後二歩下がれば壁に背がつくだろう――)(爪先を寝台へと向けて)――――……・・・。 [Thu 2 Mar 2006 00:48:01]
◆ミカド > ―――――……。(とうとう鍵から指先離れ)――――……。(一歩、扉の前から後退する。)―――――……。(扉の向こう側を見透かすように、紅の双眸が細く歪む。―目の前の壁は、鍵を開けてドアノブを捻れば直ぐに開く。それどころか、無理矢理蹴破ろうとしたのなら、あっさりと開いてしまうかもしれない。そんな薄い扉が、今の自分にはとても厚い壁に見えるのだから――)―――――……。(単純に考えて「まだ」なんだろう。)(短い溜息) [Thu 2 Mar 2006 00:37:57]
◆ミカド > ―――――――……。(我ながら情けない事に)(少し捻れば簡単に開くはずの鍵が、今は何よりも強固な鍵に思えた。それどころか、錆び付いていて、捻っても開かない類の、あれだ。油を刺さないと、鍵すら回せまい―――……外に出ようと思えるようになっただけマシと思うべきか。)(いや、だがこの体は嘘をつく。――外に出て空腹を充たす為に、主の精神すら騙そうと――するかもしれない。己の本性とはいえ、獣になったことは無いのだから―もしなった事があったとしても覚えちゃいない―其れを考えると、躊躇と不安の鎖が腕を、指を重くする) [Thu 2 Mar 2006 00:28:33]
◆ミカド > (小部屋の鍵に手をかけた。)―――――――……。(自分で掛けた鍵だから、本当に開けて良いのか、本当に開けて平気なのか――己への問いかけが、次から次へと水を流し込まれるように、頭の中を過ぎっていく。――どれもこれも断言できぬ問いばかり。おかげで、扉の前で木偶人形のように固まっていた) [Thu 2 Mar 2006 00:22:30]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『――久し振りに』 [Thu 2 Mar 2006 00:12:25]
お知らせ > ___さんが退室されました。 『( 目が覚めれば忘れる夢、得られた答えもまた然り。 )』 [Wed 1 Mar 2006 09:58:55]
◆___ > …何でそんな顔、するんですか。 ( ―――――――― ) ( 今や滅び足り得ぬ朝の光 )( そこで「夢」は終わる。 ) …………。 ( ぷつりと切れた糸の名残だけが残り ) [Wed 1 Mar 2006 09:58:45]
◆___ > …丁度良い、って言ったらまた怒られそうだけど。 ――…他に聞ける人が居ないんだ、きれいさっぱり。 …それで ね? ( 今話した全てに嘘は無いつもり、心からの言葉のつもりなのだけれど。 ) ( その「心」自体、本物 ? ) ――――きみと出会った頃の名無しの怪物と、チョコレート菓子――なんだってね? ――の名前を貰った後と。 今の私はどちらに見える? [Wed 1 Mar 2006 09:54:17]
◆___ > …如何だろうね。 本当ははとても難しいと思うのだけれど――…私は2回失敗してるし。 …そう、2回。 きみともだめだったし、こっちでもやっぱり上手くいかなかった。 ( だからもう、夢なんか見ない。 ただ他の誰かを見届けるだけ。 羨まないよう、妬まないよう、そうなれなかった理由の中の幾つかを恨まないよう。 ) それだけに「彼ら」にはそうなってほしくないし――その為の何かの役に立てたらとは思うのだけれど、「相互自助」とやらは難しくて なかなか。 でも、…見届けるって約束はしたから、それだけは守りたいと思う。 ( それが出来たなら――その時は遅れないように来てほしいところだけど。 ) ………で。 [Wed 1 Mar 2006 09:45:01]
◆___ > ――…なんだ、…まだだめなんだ。 …いや、ほんの少しだけくたびれただけ。 まだ 平気。 ( それに「見届けたいもの」それとも「見届けなくてはいけないもの」? ――が あるから。 まだ、平気。 ) そうだね、強いて言うなら親子の風景。 親と子、父と娘―― …御免。 まだまだ――「配慮が足りない」と言うのだっけ、こう云うの。 …… 父と、娘。 そっちのが良かった? ――…我々の場合は――逆なんじゃないかな。 むしろ。 ( 仮に100歩譲って姉と弟にしても随分無理があるか。 ――まあ、それはそれとして。 ) [Wed 1 Mar 2006 09:31:28]
◆___ > ( それは目を閉じて見る夢と目を開けて見る夢の終わり。 見慣れた何時もの夢の終わり際、もうじき夢から覚めて、また憂鬱な一日が始まる――筈。 ) ( なのに ) ( これはその 続き ? ――…続きじゃないか。 腕も両方揃ってるし、視界も半減しちゃいない ) ……遅いよ。 こんなのじゃあ船の時間だって間に合わなかったかも知れない。 ( 待たせるのは淑女の嗜み、待つのは男の余裕と甲斐性。 …何処でそんな言葉を憶えてきたのだか ) [Wed 1 Mar 2006 09:21:21]
◆___ > ( ――初めて目にした朝日は滅びの光。 覆い被さる華奢な体と、それが作る影とに辛うじて直視を免れながら声にならない声で「何故」と「もう良いよ」を何度も何度も繰り返した。 声の代わりに鳴る音の正体が、掻き切られた喉から漏れる空気と知ったのはそれからずっと後の事。 頬に落ちてくる滴は赫い甘い血の香がして、要らないと言おうとした唇に指伝いでそれが乗せられた。 ――…それが血液の滴だと云うのなら、潰された右目に降るのは何だろう? 確認しようにも片目だけでは良く見えない。 せめて、自分よりひと足先に終焉を迎えそうな体を抱き締めようにも腕が足りなかった。 最期の「お説教」は「お願い」の形をとって ) ( ――そして、別離 ) [Wed 1 Mar 2006 09:09:11]
お知らせ > ___さんが来ました。 『( Das letzte Blut )』 [Wed 1 Mar 2006 08:55:04]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(意識は再び黒の中へ)』 [Wed 1 Mar 2006 01:43:45]
◆ミカド > (― 二度目は、もう、ごめんだ ―)(夢現を漂っている意識の狭間で、それだけは、強く思った。)(だから――……) (鍵は一つじゃ、足りないんだ。きっと) ―――……。(もう一つ、欲しい。 ) ……。(手にした鍵が理性なら、もう一つ手にするとしたら――) ………・・・ ・ ・ ・ん。 [Wed 1 Mar 2006 01:37:01]
◆ミカド > ――――……。(なんだか、その時の事を考えると、本当に家出を企てたくなる。――なんて、チラリとでも洩らしたら、今度は、真剣に杭を打たれるので、やめておこう。)―――……。(何よりも―――今はまだ、目を閉じるべきだ。――新しく手にした糸で檻を創り、理性の鍵を手にしたところなのだから)(―――……鍵)(―――檻)(―――…。) (―――…。) [Wed 1 Mar 2006 01:33:26]
◆ミカド > (――まぁ、よくよく考えるに病気に掛かったのと変わらない。今は隔離されている状況と同じ、か。――恐らく此処から出れるようになった頃には、杭を穿った腿だけが、病気の名残。――晴れて怪我人にグレードアップできると) ―――嬉しくないぞ。 ( 何気なく開いた手で、腿を擦る。――布のようなものを感じるから、恐らく?は、治療、は、されているんだろうか。―生憎、確かめるような気力は無いけれど。)――――……・・・。(自分の意識の無いうちに、「何か」をされている。その事実を確かめるたびに、治った後の事を考えて自己嫌悪―――怪我人にグレードアップしたあかつきには「謝罪」というイベントが待っている) [Wed 1 Mar 2006 01:24:38]
◆ミカド > (まだ意識を繋ぎ止めておける時間も短いが、獣じみた欲求は大分薄れたと思う。 引きずり起こす身体も、重いことは重いが動けないほどじゃない――……後少したったら、部屋から出ることも出来よう。)―――。(細く息を吐き出しながら、持ち上げた腕で瞼を覆う。)――……。(こんなに長く寝転がっていたのは、大昔に掛かった百日咳以来だ。病人は、寝転がってばかりだと、手足が弱る。――自分もそうなってしまったんじゃないか、なんて、考える余裕も出てきた) [Wed 1 Mar 2006 01:00:53]
◆ミカド > (体の重さは相変わらず――) [Wed 1 Mar 2006 00:49:28]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『―自室―』 [Wed 1 Mar 2006 00:45:05]
お知らせ > エンジェルさんが帰りました。 『 天使になれるなら―― 』 [Tue 28 Feb 2006 03:04:26]
◆エンジェル > ( それでも、愛しているという事を知って欲しい… 覚えていて欲しいというのは我侭だろうか。 愛されたいとは思わない。 けれど、それは... ―― どうして、何故、”ただ在る”事ができないのだろう?何もかもが十分な筈なのに。) ( 嗚呼。 嗚呼。 ) ( 胸のつかえは声にならない言葉を孕んで大きくなってゆく。 息が苦しい。 胸につかえたものを吐き出してしまいたい 声の限りに叫んで、喉が枯れるまで。 そして真っ白になるまで燃え尽きて、無くなってしまいたい その時――― ) [Tue 28 Feb 2006 03:02:15]
◆エンジェル > ( こんな事に一体何の意味があるんだろう。 最初っから辛くなる事も、「寂しい」だなんて理由が最低だって事も判ってた。 依存して、依存されて、繋いだ手じゃ自由に泳いでいく事なんてできない。 ただ深く、暗い海の底に沈め合うだけ。 その内に絡みつくいた物に、二度と浮き上がれない。 息は苦しく、光は遠くなるばかり―― ) ( そしていつか手を離す時が来る。 ) 得る事と、失う事はおんなじ。 ( 手にした時点で失う事は決まってしまう。 なら、いっそ 夢など見なければ、見せなければ良い。 それができないのは私の弱さ、一人は寂しいと一人で泳げる人々を道連れにしている。 伸ばした髪は絡みつき、自由を奪うだろう。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:47:57]
◆エンジェル > ( もし誰かの手が触れるのなら 愛しい誰かの手に拾い上げられて、砂のように崩れてしまえば良い。 その時あなたはどんな顔をするのでしょう? 砂粒ほども哀れんで頂けるのでしょうか―― ねえ、誰か。 ) ( ゆっくりと目をあける。 幻想は光を受けて虹色に輝く鱗の煌きを暗い闇に残して消え失せ、そこにあるのは明りも付けぬ暗い部屋。 冷たい温度に私と、霧子と、珈琲の匂い。 ゆれもしないカーテンに並んだ猫と、アロエとサボテンのシルエットが写ってる。 視線を逆にやれば、鼻で笑いたくなるよな、ママゴトとみたいな生活のスペース。 ) ( ――― 何やってんだろ ――― ) ( そんな思いすらしなくもない。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:33:01]
◆エンジェル > ( けれど、また触れられて ) ( 音も無く漏れてゆく吐息。 記憶をなぞるよに指を滑らせれば、乱れたシーツの波の上 また埋め尽くすよに降り積もってゆく何かに、迷い、淀んで、切り落とす事ができない。 何時か押し潰されてしまうまで苦しい呼吸を続けるのだろうか。 視界を覆い隠すような腕が 横たえた背が 鉛のように重い。 揺れる水面の上の光を暗い底から見上げながら、沈み行く私から漏れてゆくのは泡の粒。 いっそ光に焼かれ、溶けてしまえばいい。 そして一粒の真珠となって海の底。 誰にも知られぬ海の底で穏やかな夢を見て居たい。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:13:38]
◆エンジェル > ( 細すぎて月も見えない晩。広すぎるベッドの上で疲れた体を横たえて―― 感じるのは息苦しさ。 胸を引き裂いて掻き出せば黒々とした塊が顔を覗かせるンだろう。 吹っ切ったつもりで現実に逃避して目先の事ばかりを追い、思考を停止してみても行き詰まる。 執念深いんだろうか、多分そうだ。 邪魔で仕方ないのにずるずる髪を伸ばしてる位だ。 )――… とっくに、切っちまったっての。 ( 顔を覆い隠すよな髪をかきあげる。 触れられた部分なんて、形を整えるうちにとっくに切り落とした筈。 それでも、ずるずると伸ばして―― いっその事切ってしまおうか。 胸のつかえも少しはスッキリするかもしれない。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:53:59]
お知らせ > エンジェルさんが入室されました。 『息が詰まる―― 。』 [Tue 28 Feb 2006 01:52:15]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(返事の代わりに、三回。)』 [Mon 27 Feb 2006 03:31:51]
◆ミカド > (一秒、二秒、三秒。――外からの刺激に気が付くのに暫く掛かったらしい。直ぐ傍にある扉ではなく、もう一つの――部屋への扉が叩かれた音だろう。 揺れる瞳が薄壁の向こう側を見詰めて)――――………。(律儀な奴だ。)(相変わらずだ)(怒られる)(申し訳ない)(ごめん)(水面を騒がす泡の如く、プカリと浮かんでは弾ける言葉を幾つか並べて)―――…………。(壁を) [Mon 27 Feb 2006 03:28:57]
◆ミカド > (彼が信じられなかった?)―――………。(檻の材料として拾い上げた結末と言葉。――その結果導き出した、その言葉の裏を掻き集めたなら、自然とその答えは出てくる。)――――…た.......だ 分が信じられ な か............た。(殆んど溜息を吐き出すのと一緒。 掠れた声に混じらせた本音は、誰にも聞かれる事無く――ともすれば、己さえ聞こえない呟き。 混じったのは言葉だけじゃない。 自分に対する呆れやら、なにやらも――――) (ゴン)(その音は唐突に鳴り響く。) [Mon 27 Feb 2006 03:19:44]
お知らせ > 扉さんが帰りました。 『( 全ては部屋の主の心、ひとつ。 )』 [Mon 27 Feb 2006 03:10:41]
◆扉 > ( ――…もし入室の許可が得られたならの話。 だめでもともと そんな気分で、それでも尚そうせずに居られなかったもの――珈琲を注いだカップがふたつ、ヒトガタを引き連れて姿を現すんだろう。 着替えや傷を洗う水の準備を言い付けて貰えれば幸い、願わくば――小部屋の中とまでは言わずとも、部屋の中で「待つ」許可を与えられん事を。 出過ぎた望みを「扉」は拒むか、或いは容れるか―― ) [Mon 27 Feb 2006 03:10:32]
◆扉 > ( 小部屋を内包した部屋の更にその外、廊下と接する扉の向こうに居座るようになって3日過ぎた頃か。 日に数度扉を叩き、同じ回数だけ戻らぬ返事を待った。 ――…外界を認識しないよう「糸」を切っているのか、自身が作り上げた可視不可視の檻の中で底の知れない深淵に呑まれかけているのか、或いは―― ) (「見当もつかない」も 無理に連れ帰っておいて閉じ込めて、後は自力でどうにかしろ も済まされまい。 今更無事も何もないけれど、声が聞ければ 姿を見られれば 状態を確認できれば――願わくば、全てが収まるまでこの扉――忌々しい結界――の、向こう側 に。 ) ( そうして一度扉が鳴った。 少しばかり乱暴な響き ) [Mon 27 Feb 2006 03:07:58]
◆ミカド > 【訂正】(でも)―――――。(実感すると同時に、過ぎる事がある。二度目は何があってもゴメンだ。 もし二度目があったとしたら、、今度こそ自分が抑えきれなくなった時だろう。ならば『次』は只の合図でしかない。自分の首を落とせという単純な合図だ。――きっと彼は、その合図を正しく受け取り、実行してくれると思う。 ―――と) (――「それなら」信じれる――) ――――………。 ( 彼は―――……)(…………。) ―――……。(見渡せば、部屋の全体が視界の中に収まる其処で、懐かしい物をみたかのように瞳を細め) [Mon 27 Feb 2006 03:07:45]
お知らせ > 扉さんが入室されました。 『( の、向こう。 )』 [Mon 27 Feb 2006 03:07:25]
◆ミカド > (でも)―――――。(実感すると同時に、過ぎる事がある。二度目は何があってもゴメンだ。 もし二度目があったとしたら、 [Mon 27 Feb 2006 03:07:23]
◆ミカド > ―――――……。(漸くだ。本当に漸く。戻ってくる事ができる―…作り直した理性の檻は上手く檻の形を取ってくれそうだ。墓場で友人に洩らした形とは違う方法での解決?―――…このまま収まってくれれば良いのだが。)(指先だけではなく、そのまま肘、肩と力を入れる。――這いずり、枕に背を預けるようにして、身体を起こしていく。――途中、傷口とシーツが擦れて痛みを訴えるが、今はそれさえも心地よかった。)(――意味も無く、「あ」だの「ん」だの、短い声を出し、指先で自分の身体をなぞり、自分が自分で在ることを確かめていく。其れができるのが、こんなに嬉しいとは――) [Mon 27 Feb 2006 02:36:23]
◆ミカド > (体の重さは相変わらずだが、それでも先日に比べればいくらか益し―――になったように思う。動かすのも辛かった指先を、少しずつ動かして、シーツを握り――「感触」を確かめた。……爪が布を引っ掛けて、指先に絡むのを感じて、夢でない事を確りと確認し――再び洩らした吐息に、安堵が滲む)――――ふ………。(餓えは有るが、意識が途切れるほど酷いものじゃない。―――目を覚ますたびに、餓えが酷くなる数日とは違う目覚め。) [Mon 27 Feb 2006 02:20:04]
◆ミカド > (―――― ――――。)(目覚めは、パツリと糸を鋏で断ち切るように訪れた。―― 薄く開いた瞼の奥で、石榴の双眸が少しずつ焦点を取り戻していくのが分かるだろう。暫く天井を見詰めた後、静かに胸を上下させた屍は、久し振りに「呼吸」を意識した。) [Mon 27 Feb 2006 02:08:01]
◆ミカド > (――― ―――。)(薄らと瞼を開き、 [Mon 27 Feb 2006 02:02:46]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 [Mon 27 Feb 2006 01:57:30]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 [Sun 26 Feb 2006 20:45:40]
◆ミカド > (――― 己に投げかけた答えに、素直に答えた) [Sun 26 Feb 2006 20:45:31]
◆ミカド > (戻りたいと言った。)(戻りたいと思った)(簡単な事を自覚して理解して飲込むのに、どうしてこんなに時間が掛かるんだろう―――…言葉を崩さないと理解できないなんて)(Cainiteになった身とは云え、感情はシンプルに、ただ一本の糸を指に絡ませる)――――……・。は。( 戻りたいのは何故 ?) [Sun 26 Feb 2006 20:36:51]
◆ミカド > (―――救えないが。本当に本当に救えないが。投げ出すわけにもいかない。滅んでしまえと自分で願えばその通りになる己の獣よ。―自滅だけは何時でも傍に用意してある。)―――(知らぬうちに歪んだ唇が笑みをつくる)(何時までも、此処で蟠っているわけにもいかない。――時折聞こえる扉を叩く音――中に入ってきたのか、外にいるかは確かめてはいないが――を聞くに、娘か友人が傍にいる。彼等を門番にして此処に縛り付けるくらいなら滅んだ方がマシだ。――既に迷惑はたっぷりぶっ掛けている。 そも、狂乱に陥るくらいならば、終焉が欲しい。 醜い真似は したくない。 今現在に到っては「これ以上」という言葉がつけたされるが。) ……。 (何よりも、もうほら―――材料は一昨日、いやその前に――手にしているじゃないか) [Sun 26 Feb 2006 20:18:55]
◆ミカド > (戻れない事を、理解した。彼を見て)(半世紀掛けて漸く理解した事実。――情けなくもあるが、其れこそが、檻を崩壊へ導いた原因だろう――つまり自分は)―…諦めたんだ――。(生きたいと願った理由―浅ましくも卑しくも――誰かの生命を踏み越えて尚、人に戻れるのではないかと――希望と呼ぶには、余りにも―――身勝手な一条を)――――……。(―――…人の傍に居たかったんじゃない。人に戻りたかった。)(『彼』を傍に望んだ理由も今となれば――其れが原因か。彼女を傍に引き寄せ、観客だなんだと理由をつけて縛りつけたのも、其れが原因か。人の傍に居る事で、忘れたくなかったんだ――「削り取られていく自己」に気が付いていたから。補いたかった。 継ぎ足したかった。 減った分を取り戻したかった。 )(―――救えない。まったくもって救えない。)――――……。 [Sun 26 Feb 2006 20:01:56]
◆ミカド > (材料を揃えなくてはいけない。獣を閉じ込めなくてはいけない理由。)(――今までは、ただ「在りたい」と願うだけで檻は檻になり、此処で終わるのは嫌だと願うだけで鍵をかけ、己を保つ事が出来た。…だけど今は、それでは間に合わない。転化した時とは違い、「在りたい」とは――)――思わない。(暗闇に落とす言葉は、動かない空気を微かに揺らした)(――それは、逃げられない事を知った時から?辿り付く場所は同じ いいや、思えば、薄く――自分でさえ気がつかない、無意識の中で自分は祈っていたんだ。――cainiteの禁忌に触れる祈りを。綻びは既に在ったに違いない。同属に「忘れろ」と語った事すらあると言うのに。 ―――何時かは、黒い血を振り払えるのではなか、と。)(抱擁を振り払う―人に戻りたいと願う) [Sun 26 Feb 2006 19:46:00]
◆ミカド > (もし、獣を閉じ込める檻が既に崩壊しているのだとしたら、幾ら鍵をかけようとしても無駄な事。 空気を掻き集めるのと一緒。―――鍵だけあっても仕方がない。檻が無いのならば、鍵なんて鍵でしかなく、役目を果たす事は出来ないだろう。)(檻を創らなくてはならない)(――檻の中に獣は居らず、注ぎ込まれる餌を強請るだけ。――絡まった糸を解くように、餓えが止まぬ理屈を少しずつ自分に記録していく。――無意味?違う。理性と知性で檻を作る我等には必要な作業なのだ。)(檻を作らなくてはならない。――新しい檻を。今までのものではもう間に合わなくなってしまったのだから。――今まで檻を作っていたものでは、最早檻は創れない――ならば、何で創る?) [Sun 26 Feb 2006 19:18:29]
◆ミカド > (檻を作らなくてはならない。) [Sun 26 Feb 2006 19:00:00]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『-自室-』 [Sun 26 Feb 2006 18:57:55]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 入室を乞う為に、扉が一度叩かれた。 )』 [Sat 25 Feb 2006 22:07:57]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ………………。 ( 足の上の真新しい紙と辞書を床に下ろして―― ) [Sat 25 Feb 2006 22:07:47]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…人の社会で牙隠す意味と必要性を、眷属からは教わらなかった。 なのにそれは自然だと当たり前のようにこの口は言った。 ――人に紛れてみれば何れ行き着くそれを「訓え」と説いて、さも我等が啓いたと言いたげな「あの連中」が気に入らない―――― ) ………… あの連中って 誰。( 自問するまでもない。 連中の氏族の名を、既に知っているじゃないか ) ( 何故――知っている? ) [Sat 25 Feb 2006 22:04:58]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――みんな人間から教わった―― ) [Sat 25 Feb 2006 21:57:49]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 摂るものさえ摂れば――今はそれを考えてはいけない。 きっと戻って来られなくなるし、今はそうなってはいけないから。 思考に蓋をして扉を閉め、鍵をかけてまっさらの紙面に目を落とすのがただの逃げだとしても今だけはそれを咎めない。 床に直起きしたインク壷にペン先を浸して短い文を書きつけて ) (My fair lady=j ( ――…人柱のMy fair lady=A益体のない想像はまるで何処かで聞いたような話。 字の書き方も読み方も五線譜の上に踊る意味不明な記号の意味もみんな彼女から教わった。 ――…書架の中にあるものは先人の知恵の結実。 大扉の向こうには空と地面があって、月と星と木々と夜咲く花と風の匂いと水のせせらぐ音と、 …諸々の人の社会ではしてはいけないこと ) [Sat 25 Feb 2006 21:56:14]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( それは子供向けの童謡とされた書の中、何度も何度も掛けては流される橋の話。 街と街とを分かつ長い川に唯一掛けられたその木造の橋は、唯一であるが故に幾度天災に破壊されても掛け直さない訳にいかなかったと云う。 Build it up with wood and clay, ―――― Wood and clay will wash away.=@木と粘土で作られた橋は呆気なく流されて、資材を更に強固に 強固に。 それでも風雪に曲がり盗人に奪われ、やがて行き着く結論は「人柱」、この辺りの人間のセンスは時代や場所や信仰のかたちが違っていても余り変わらないらしい。 短い歌詞の全ての末尾を飾る語りかけ、My fair lady=@――…語りかける対象なのやら、或いは―――― ) ( 基礎工事の仕上げ、塗り固める土の中に顔だけを残しそれすらも埋められる刹那の幻視。 子供向けの話の割には随分陰惨だとは思うが、当の原書がそんな調子だから。 ) …… My mother has killed me, My father has eating me, My brothers and sisters sit ――――… 何とも趣味の悪い、…。 ( 斜め読みした書を放り出して新たな紙を手に取る。 現金なもので、つい先日まで半分は息にしかならなかった掠れ声も摂るものさえ摂ってしまえば回復も順調か。 ) [Sat 25 Feb 2006 21:38:57]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ……ん。 ( ペンの先を立てる角度が良くなかったか、紙面にインクが撥ねて散った。 画板よろしく足に乗せた辞書の上からくだんの羊皮紙を丸めて転がし、閉ざされたままの扉のノブを軽く見上げる。 何度も何度も躊躇して、結局叩けずにいるそれを「ひと段落着いたら」今度こそ叩いてみようと思った。 ――…こんな、まるっきり虜囚の門番もどきをしたいんじゃない ) …………変な詞 。 ( 床に積んだ原書を拾い上げ。 ) [Sat 25 Feb 2006 21:14:06]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( ―― Bridge is broken down, =@… )』 [Sat 25 Feb 2006 21:03:02]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 [Sat 25 Feb 2006 17:32:15]
◆ミカド > (僕が餓えを――本能を―――抑えられなくなった原因なんて、こんな簡単なものだ) [Sat 25 Feb 2006 17:32:12]
◆ミカド > (もう半世紀以上前の話。西園寺という名を背負った最初のCainiteの話)(僕は彼を正しいとか、正しくないとか、言うつもりは無い。ひいては、自分が間違っているとか、間違っていないとか言うつもりもない。 ――ただ僕は、もう少し「生きたかった」。その欲求は正しいと思ってる。 人だった僕が死にたくないと願って何が悪い。――だから僕は、生への執着を檻にして、獣を飼い慣らす為の手段をとって、今、此処にいる―――)―――――……じゃあ、何故、逃げたの。( ―――― )( 友人にこぼした、己ですら意識の裏側に隠していた言葉は――紛れもなく滅びを願うもの) [Sat 25 Feb 2006 17:31:23]
◆ミカド > (その檻に掛けた鍵を掛けたままにする為に、僕等は「欲求」に従わなければならない。)(―血の本能を開放しない為に、血の本能に従う。―― 言葉にすると矛盾する結論。 其れは、先日友人が囁いた言葉と同じ。)(血を摂らないとどうなるか――これは、餓えた人間と同じ。充たされない欲求は理性を容易く破壊する。―血の渇きは、檻そのものの崩壊を意味した)――――……。(老人は、気高かった。だから、畜生のように血を啜る事を良しとしなかった。或いは――己の血に、他人の血が混じる事が許せなかった、か―――) [Sat 25 Feb 2006 17:02:47]
◆ミカド > (牙が求めるまま、血が欲するまま、自身の力を行使し、欲望のために血の本能を解放する事を、Cainiteは望まない。むしろ滅びを齎すものとして、遠ざける。厭う。しかし、目を背ける事は出来ない。…何故なら、その欲求こそが我々に課せられた呪いであり、Cainiteの血の大河の根源だと知っているから。―――「逃げられない」ものだと理解している。だからこそ、Cainiteはその欲求を「獣」と呼び、理性と禁忌の檻をもって閉じ込めるのだ。――しかし) [Sat 25 Feb 2006 16:48:39]
◆ミカド > (嘗て不老不死を夢見て、「吸血鬼」に縋った老人は、その結末に何を見たんだろう。一族の繁栄を願って、一族の滅亡を引き起こした彼は、何を引き換えにしたのか、「本当の意味」では、知らなかったに違いない。そして、引き換えに手に入れたモノがどのようなものだったか、彼は知らない―知らないまま、彼は内なる獣に喰われ、狂乱し、人間としてではなく、Cainiteが蔑む「ばけもの」として灰になる。)( ――― 獣 ――― )(Cainiteの誰しもが抱える、鬼の本性。) [Sat 25 Feb 2006 16:37:06]
◆ミカド > (「人間」という肉と精神を、黒い血の苗床にされた物。―― 温かい血と、太陽と引き換えにわりに「久遠の時間」と「獣」を手に入れたモノ。 ) [Sat 25 Feb 2006 16:26:35]
◆ミカド > (どんな言い訳を述べようと、自分は人ではない。) [Sat 25 Feb 2006 16:07:01]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『-自室-』 [Sat 25 Feb 2006 16:05:25]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 他にも相談すべきは山ほどある )』 [Fri 24 Feb 2006 08:15:48]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( かえる 場所は ――――…何も無い場所。 誰も居なくて何も無くて何でも無い処。 もう、だれもいないところ。 5つめの夢の中で其処に「帰った」時、どれほどそれが厭わしかったか―― …そのくせ、かえりたいんだ。 要らないものは欲しいもの、反転を繰り返す願望と忌避。 「何も無い」は嫌い。 でも、「何も無いモノ」が帰る処は其処しか無いしそれが相応しいと思う。 ) ( 扉に肩を凭せ掛け ) ――…まだ そうじゃないんだから。 (「彼」に向けて、聞こえない声で。 本当に極限に至れば――昨日のように――極少の滴にはなるらしい。 ならば了承を得られたならの話、門番じみて此処に居るよりは部屋に通して貰うべきか。 …或いは書庫なら施錠も出来るし――読書が気晴らしになるかは不明だけれど ) [Fri 24 Feb 2006 08:13:49]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > (かえらせる=\―帰らせる、 還らせる。 どちらかでありどちらもである責務。 最期には殺すと嘯きながら、水の一滴にもならないだろうに―― ) ( 袖口の内の爪を立てて皮膚を裂き肉を抉って血管を破った傷 ) ( 殺すと言い、生かそうとする。 ――…相反する行動を繋ぐ糸、立ち返ればその矛盾の理由は何なんだろう ) ――――… 戻りたいと、言ったから。 ( 生きていたいと願うひとが居て、彼の生存を祈る人が居るから。 生者の律から弾かれた彼らが道を違えず共に歩めるなら、そんな世界が存在するのなら――見てみたいから。 その一方で道中落胆と失意の沼に沈む姿が見えてしまう気がして、そうなるくらいなら いっそ。 …悲観主義者とは誰から言われた言葉やら、本来こんなものが側に居ても足を引っ張るだけなんだろうに。 何処かに帰りたい=@――…それは彼が零したのではなく、何時頃からか漠然と脳裏にあった声。 帰りたい 還りたい ―――― それは己の願いでもなかったか。 なればこそ止めなければならないし、同時に無理に引き止める心境になれないのだとも ) [Fri 24 Feb 2006 07:58:43]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( あのまま片足縫い止めた状態で残るのが決して最善手ではなかったと、それだけは今でも思う。 「死霊に渇きを肩代わりさせる」――…そんな事が本当に可能なんだろうか。 ごく一部の例外を除いて姿無きものの声など聞こえない耳 その輪郭すら見えない目 毛筋に触れる事すら叶わぬ手しか持たない身としては、手前の物差しで計りきれない事象の全てを否定する愚を理解しているつもりではあれどどうしても懐疑的にならざるを得ない。 かと言って、代用案のひとつも浮かばない以上それに乗るしかないんだろうか――幽閉を半ば強要した負い目もある。 目を離さないと言うと監視になってしまうが、「ひとりきりにさせない」 …それが諸々を込めての責務だろう。 例えば、止める為。 例えば、孤独の闇に落とさない為。 例えば、見ないフリに逃げない為。 例えば、…かえらせる 為 。 ) [Fri 24 Feb 2006 07:19:34]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 組んでいた腕が解けて手が落ちる。 硬質の床と手の甲がぶつかり、それで閉ざされていた瞼が薄く開いた。 何時かと同じ、閉ざされた部屋の前――あの時と違うのは今度は間違いなく向こうには部屋の主が居ると云う事。 依然として予断を許す状況ではないし、事の次第を聞いてしまえば如何したものか ――…根雪の上に積もる雪。 陽の光に溶け切る前に上積みされて、最後には屋根を押し潰すそれ ) ( ……………… ) ( それでも、今何処で何をして居るのか判らないよりは )( 本当にこれで良かったのか )( あの時 あのまま ―――― ) ( 膝を抱え直して目を伏せた ) [Fri 24 Feb 2006 07:03:18]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 扉の外 )』 [Fri 24 Feb 2006 06:52:55]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(死人が願うには、少しばかり贅沢な願い。―せめて 「もう一度」 )』 [Thu 23 Feb 2006 19:47:49]
◆ミカド > (こんなにも望んでいた事だとは思わなかったんだ。 )(あのまま乾いても良いと思っていた。ジワジワとの中で終ってもいいと思っていた。『自分』と言えるもの全てを失ってまで、この世にしがみつきたくはないと、醜態を晒すくらいならば、自決にも等しい方法を選ぼうとしていた。―だけど。)(戻りたいと、思ったから。かえろうと、言う人もいるから。待つという人もいるから) [Thu 23 Feb 2006 19:34:32]
◆ミカド > (―― 鼓膜を振るわせる言葉の重さ。 何時だったか自分が友人に溢した言葉に、『言霊』が宿ると言ったっけ。)(つぶやいた事で、音にした事で、実感ができた。)――――…。(胸を締め付けられる、この苦さは、決して体調の所為等ではない。――生前は当たり前だった行為の一つ。 喉が痛く成る程、食いしばり――瞼を強く閉じた) [Thu 23 Feb 2006 19:19:16]
◆ミカド > ―――……。(不調の始まりだった、体の重さに、疲労と、杭による怪我が加わって、一度横たわってしまうと、もう起き上がれる気がしなかった。―――寝台の端を握って、這い上がるので精一杯。 自分の体がどのようになっているのか、瓶詰めがどうして並んでいたのかとか、薄らと浮かべはすれども、深く考えようとしなかった)――――………。( もどってきた。 ) もどってきた。 (心で呟いて言葉にして――) … …… 。 (最後の言葉を溢したまま開いた唇。) [Thu 23 Feb 2006 19:08:42]
◆ミカド > (ガシャン、やら、カランやら――床の上を転がるそれらに蹴躓き、寝台の上に顔を強打して、漸く――本当に漸くだ。) ―――――…….(ぼんやりと家に居ることを思い出せた) [Thu 23 Feb 2006 19:03:08]
◆ミカド > (冷たい地面では無く、慣れた寝台の上で目を覚ましたのはつい先程。見慣れた暗闇に、いつも見ていた天井―それらに懐かしさや安堵を感じるよりも先に、酷い餓えが渦巻いて、全ての思考が一度中断。) (―― 気が付いたら、枕元に並べられていたんだろう血詰の瓶は全て空になっていた) [Thu 23 Feb 2006 18:58:27]
◆ミカド > (流し込むのではなく、吸い込むと言うのだと思う。) [Thu 23 Feb 2006 18:47:52]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『―自室―』 [Thu 23 Feb 2006 18:47:33]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 今宵は何処を当たろうか。 )』 [Tue 21 Feb 2006 23:55:17]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……そう云うのは慣れてるし、元々そう云うモノだった。 信頼の有無や是非を問う前に、果たしてその資格があるものやら省みる程度には自分はやっぱりヒトデナシだ。 ――…恨む前に。 責める前に ) [Tue 21 Feb 2006 23:55:04]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …本来、その存在をも知られなかったものに要不要を問うのも無茶な話で、だからそんな結論を出すのがそもそも間違ってるんだろう。 卵と砂糖とバターと小麦粉とチョコレートの塊を擬人化するのだって我ながら正気を疑う。 けれど、…本当に偶々。 なまえがおなじだったから ) ( そう結論付けるばかばかしさを知りながら、それとは全然別のところで――… 一度 そんな話をしたけれど。 結局何ひとつ信用されているのでもなく、真の意味で別段求められた訳じゃなく。 それはある意味お互い様でもあるのだけれど――…本当は誰も必要なひとではないんだろう、終わりにしてやるなんて約束だって実際のところは当てになんかしちゃいまい。 ―――― ) [Tue 21 Feb 2006 23:48:47]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…おまえ、要らなかったんだとさ。 ) ( 力を加えればもろもろと崩れるそいつを止せば良いのに握り潰した。 後でもう一度手の洗い直し。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:37:26]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 此処の主殿は万事が大雑把な手前と違い、使ったものは元の処にきっちり戻さないと気が済まぬ性質のようだから一度ある程度の場所を覚えてしまえば何処に何が収納されているか探し出すのは比較的容易。 加えて律儀な御方でもあるから、…ほら。 予想通り、戸棚の中に見覚えのある蓋をされた皿を見つけられるんだ。 ――…ああ云う御人だから、日を過ぎても断りなしに廃棄したりはしないだろうとは、これも勝手な想像ではあるが。 ) ( 取り上げるまでもない蓋の中身は今宵の欠けた月と見目だけなら相似形、半分を残したチョコレートケーキ。 誰かさんが戻らないから――…手付かずなのも予想通り。 思い返せば焼き上げてから今日で1週間、幸い冬ではあるから傷んでこそいないようだけれど流石に表面は乾燥を免れまいか。 平たく言うなら食べ時をとうに過ぎたのだろう。 それを作り上げたのと同じ手が皿へと伸びて ) [Tue 21 Feb 2006 23:35:26]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( そも、本音を言うなら―― ) ( 冷水だの温水だのを選ぶより、兎に角市の暗部でもある、あの街の纏わり着くよな雰囲気を流してしまいたかったんだと思う。 生きものの生臭い息、口腔に残る感触 垢だか土だか血だか、或いはそれらの混合物が爪の間に詰まった手。 それら全てが汚らわしい印象しか与えなかったと言ってしまえば、…坊主憎けりゃ何とやら。 そんな心情にシフトチェンジしてしまうのだけれど――…まだ全身にそれらの粘り気のある臭いが残っているような気がして気持ちの悪い。 いっそ塩でも揉み込むかとか考え出すとそれ何てお漬物。 ) ( ――――兎も角、結論は。 最近あの辺りにはそれらしい姿のなかったあくまで可能性。 一画とは云え、広い街の全てを網羅できた訳じゃないから信憑性など無いに等しいんだが。 のろのろと水滴を落としつつ裸足が向いた先は厨房 ) [Tue 21 Feb 2006 23:25:12]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 洗い髪をろくに乾かさない習慣は既に館主とその娘御の御両人から窘められ済みだが、それでも直らないのは悪癖か或いは無くて七癖か、何れにせよ事が露見した暁にはしばき倒される覚悟完了。 ――…それはさておき。 出先から戻って相変わらず帰宅した雰囲気の見えない家主の部屋を確認して、その後真っ先に――この場合既に「真っ先」とは言えないが――湯加減をも預かる誰かさんに声もかけずに風呂場に直行した。 …それ以前に風呂を使いたいので湯を沸かせとなど、寄食の徒風情が吐くには横暴にも程が。 ) [Tue 21 Feb 2006 23:09:49]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 変わりなく良く磨かれた廊下にひとつ雫が落ちた。 浴室と洗面所、ひと続きになった水回りより始まったそれを追えば何れ、着丈だけしか合っていない横幅を多分に余したシャツ姿が灯りのない暗がりに白く浮かび上がって見えるかも知れない。 シャツの肩に背にかかった頭髪から落ちる水滴が衣服に染み込んで、そうならなかったものが廊下にまたひとつ 静寂の中にありながら尚不可聴域で。 ) [Tue 21 Feb 2006 22:58:01]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『 ( ―― ぽつ 。 )』 [Tue 21 Feb 2006 22:47:03]
お知らせ > スフェーンさんが帰りました。 [Sun 19 Feb 2006 18:21:04]
◆スフェーン > (何時の間にやら取り出したナイフとフォークで。さて今晩の夕食は、ファンタジーなスペシャルケーキ。) [Sun 19 Feb 2006 18:20:51]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Sun 19 Feb 2006 18:20:03]
◆スフェーン > ((吐血ッ。 誤字:「処女→少女」 大変申し訳有りませんッ!!orz)) [Sun 19 Feb 2006 18:18:25]
◆スフェーン > (処女の言葉一つ一つを、己は微笑みと共に、聞き。「俺は傍に居るよ。」とは…言えない。嘗て、約束を破ったのは他ならぬ己自身。今は、身勝手な、単純な言葉よりも行動で、少女との約束を守りたい。言葉の代わりに今、己に出来るのは笑む事。)じ、自分の味…かぁ。リゼルは、個性が強いな。(確かに先のケーキは「彼女にしか出せない」味、ではあります、はい。)…ぇ。あッ…――おいッ?(呼び止めようとした時には既に遅し、風みたいだ目じゃ追えません。其れより、台所の今現状が恐ろしく気掛かりで、背筋を悪寒が襲った、とかなんとか。)・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(そして続き、目の前に出てきたケーキに、)・・・・・・・・・・・・・ごく、り。(絶句。)(きっと、口から半分霊魂抜けてたよ、って感じの白目点。いちおー、甘党らしい桃色も、意識半場飛んでますた。)えーと、うーん、と…。二つも作ってくれてたんだね、ありがと、う…ッ(涙の意味なんて、聞いちゃいけない。) [Sun 19 Feb 2006 18:17:18]
◆リゼル > ( ――… 其の料理が如何なるかは 彼の 頑張り次第 。 ) [Sun 19 Feb 2006 18:17:12]
◆リゼル > これが本当のケーキ。 …さァ、召し上がれ? ( 夕飯代わりには、 少し甘過ぎる物。 …チョコと餡子と、血痕と苺とトマトと、薩摩芋と栗と、牛乳と白餡と白チョコとシラスが入ったチョコケーキ。 ――…結局 成功も失敗も 料理が下手な人間が作れば大して変わらないのだ。 ) [Sun 19 Feb 2006 18:10:12]
◆リゼル > ――――… 、 ( 少しだけ 青白かった肌に 紅が差した。 ) ―――… 心細くは無いよ。 ――また、居なくなるんじゃないか、ッて 不安なだけ。 ( 己と関わる、 傍に居た者が次々と消えてしまったのは 己の所為でもあるのだ。 知っているから尚、 また居なくなられるのが 恐ろしく 怖い。 ―― そうして、ふと、続いた彼の言葉に 「うン。」 と一言だけ。 ) ――成功するのは結構簡単。 …でも、やっぱり自分の味って出したいな。 ( さッ、と様々な物が入り込んだケーキ抱えて。 ) ちょっと待ってて。 ( そう云えば 台所の奥に其れを投げ捨て。 ――続いて手にしたのは 黒色と苺色と黄色と白色の混ざったチョコケーキ。 ) [Sun 19 Feb 2006 18:08:00]
◆スフェーン > (飲み物があれば流し込む勢いだが、無論ソンナものは無い故、独り眉間に皺寄せ渋い顔をするより他に無し。心臓の鼓動整えて、第ニ戦に挑もうとした最中。)…リゼル。(少女の言葉に、)・・・。(無言した。)いや…誤る事は…。そうか。(面持ちに影の掛る少女が、何時もとは違う其れで。)俺こそ、悪かったな。独りは心細かった、よな。(ケーキの味、分らずに遣っていた先までの演出では無く。分かっていて行っていた、其の仕草が、いじらしく思えた。うん、何て言うか素直に、可愛らしいと。)(…なんて、独り照れつつ頬を掻いていた訳だ、ガ。)・・・・・・・・・。(「少し」変な味。)あ、う…ん。えーと…;(頷いて良いものか如何か迷った末。)そ、そうだな。初めから成功するのは難しいもんさ。(大丈夫か。痩せ我慢。) [Sun 19 Feb 2006 18:00:34]
◆リゼル > ( 料理を作るのが 最近の趣味です、 なンて絶対に云えない。 「作るのが好き」 でも 「美味しい」 とは比例できぬ関係。 ) ………、 ( 一口が長い。 ――…其れこそ 味わって食べている 訳ではない事など彼の表情見遣れば すぐに判る事。 ) ――――ごめン。ちょっと意地悪した。 ( 素直に謝る。 ――しょんぼりと 下げた眉はハの字。 ) …… 最近帰ってくるのが遅いから。 意地悪した。 でも、 少し変な味がするだけ でしょ? ( かくン、 傾げた首。 ) [Sun 19 Feb 2006 17:50:34]
◆スフェーン > (きっとアレだ。香りでお腹一杯とはこんな時の台詞だ。チラと見た少女の面持ちは、此れでもかってくらい期待に満ちている様に見えたから。もう、食すより他に道は無かった。…と思う。)――――…パク、(一口、口に含み、)、、、、、、、、、、(く、口が動かない。否、無理やり噛み砕こうとしたら其れこそ、涙目に成りかけた。しばらく、一口目を飲み込める界中の格闘に、静かに挑みつつ。) (数分後。)お、女心ハ複雑だ、ナ。(飲み込めた自分に乾杯しつつ。続く恐怖に慄きつつ、なんとかやっとこさ、少女に微笑んだ。味の感想になってません。) [Sun 19 Feb 2006 17:45:51]
◆リゼル > ――――…、 ( 彼が覚悟を決めるまで じィ、と視線は彼の片眼へ。 ――彼の月色が 諸々の理由で 歪んだけれど。 「 頂きます。 」 の言葉に 、 に、 と口元三日月形。 こくン 、一回頷いて、 ) 召し上がれ? ( 笑顔で言い放った。 ―― ケェキの中身は様々で。 きっと彼は 苺色 が本当は何の色であるか 判っているのだろゥ。 …チョコケーキの黒色が チョコだけでなく 餡子と海苔も混ぜられている事に気付いているのだろゥ か。 …他、 卵、杏子、玉蜀黍、黍団子、竹輪、納豆、 諸々… が入り込んでいる事には 気付いているんだろうか。 ――兎も角、 乙女心は 甘いだけではないのだ。 ) ( チョコケーキの欠片、 口に含んだ彼に 期待と 好奇心の目で 見上げた ――。 ) [Sun 19 Feb 2006 17:37:50]
◆スフェーン > (世界で一番逞しいのは、女性だと思われます。)・・・。(少女に見詰められて、其れでも「NO」と述べる男を、俺は心底尊敬する。無理。己には断れそうも無し。諸々の意味で涙ちょちょぎれ。取り合えず感動の涙、と言う事にして。)(ヴェールの下の其れは、女の子らしい、可愛らしい、一見「苺マールブケーキ」の様に愛らしい、チョコケーキだった。)・・・。(「苺」の意味、「ピンク色」の基が何なのか、感づいてしまった己には、手遅れだったが…。)い、い・・・・、頂きます。(パプテスなのに、何故か合掌して。齧り付くってキャラでもないから、一口手で千切って、)・・・。(一瞬少女をチラ見した後、) (――――…ぱくり) [Sun 19 Feb 2006 17:30:00]
◆リゼル > ――― ン。 うン。 「 女の子が男の子にあげる日なのよ。 」 …ッて聞いたから。 こういう機械じゃァ無いと 食べてくれなそうだしな。 ( くすくすッ、と楽しげに笑う。 ――彼の 心の葛藤 みたいな物が目に見えて解るから。 ) ―――残さず、 だよ。勿論。 … 食べてくれないの? ( 彼の瞳、 じ、 と見遣って。 「食べるのが嫌なの?」 ッてな具合に 上目で見遣った。 ――…宿屋の小母さんには面白い事を教えてくださる―――。 ) ………、 ( ぱさり、 取られた綺麗色の布。 ――その下に在るのは 黒と赤と 桃色らしき物の マァブルチョコケーキ。 ――…別に 其処まで 見た目的には酷くないと 思うのだが。 ) [Sun 19 Feb 2006 17:22:53]
◆スフェーン > (正直、すっごく嬉しいさッ。桃色が、果たしてバレンタインの日に一体幾つ貰ったのかは、寧ろ貰えたか如何かは定かじゃないが…。雅か少女にもらえるなんて思っちゃ居なかった。)う、嬉しい、よ。(嬉しいのはそうなのだが…。如何せん、顔が引き攣るのは…何故。)リゼルも女の子なんだな。(吸血姫は、人間のイベントには無関心かと思っていたから、)嬉しいよ。(クスクス、笑って。椅子に腰下ろし、机の上のヴェールに視線を向ける…のです、ガ。)・・・。・・・・・・・・・・。(明らかに、「チョコレート」の臭い越えてます、超えてます。)の、残さず…デスカ。(気持ちは嬉しい、恐ろしく嬉しいッ。いや、でも此れは如何するべきですかッ?!) (今日から、カニバでびゅー…ですか…ッ) (僅かに、小刻みに震える手で、ヴェールを取ろう。その下に待ち受けている、「チョコケーキ」は、如何に。) [Sun 19 Feb 2006 17:13:29]
◆リゼル > ( 様々な物が崩れていくそンな音なンて 気にしない。 ――とッ、と一歩テーブルの前へと歩み寄った。 ) ―――うン。甘い筈。甘い、ッて云われる物を全部入れたからね。 ( 彼が凍り付いた 暫しの沈黙。間。 ――不思議そうな、怪訝そうな 視線向けて 首を傾げた。 ) ――あッ、 そうだ。うン。 バレンタインデイ。 ――――… 色々宿屋の姉さんから教わってね? …さァ、どうぞ? 「残さず」 食べてね? ( やや語調強く。 ―― 臭いで 旨く作れたかどうかなンて 彼には解るだろうけど。 ) [Sun 19 Feb 2006 17:06:24]
◆スフェーン > (激素早い手の動きに、男は見逃していたが。少女が台所へ放った鍋は、後に素敵な騒音を奏でマシタo)甘い「筈」;?…い、いや、其の前に…(「Bってなんだ?」何て聞ける勇気、ある筈無し。コートを椅子に掛けた其の姿勢の間まで、凍りつく事暫し。数秒後、頭を振り振り、一瞬脳裏に呼びった不吉ン考えは追い出しておいた。)ば、薔薇ん足りんデイ?…嗚呼、バレンタインデイかな?そう言えばG内のカフェで盛り上がってたな、、、、(思い出に更ける事暫し。少女がのたまった「若者」の二文字に吹きつつも、)若しかして…(少女の小さな指に導かれ、視線は再び綺麗な布のヴェールへと、移った。)俺に…作ってくれたのか?ケーキ。(意外。呆けたような、ソンナ面。) [Sun 19 Feb 2006 17:00:22]
◆リゼル > ( 彼の内心等 気付く由も無く。 机に置きっぱなしだった鍋を ぶンッ! と台所へと放り込めば、 ) …うン。甘い筈なんだけどな ――… 、 すごく甘い よね。 だッて B だし。 ( 最後のは 半ば独り言の様に ぽつン と。 そうして、 彼の方へと顔向ければ こくン、 とやや大げさに首を縦に振った。 ) ―――もう5日も過ぎちゃったけど、 …何だったかな。 ばらんたりんでェ、 ッて奴。 店の 若者が話してたンだけど、 ( そうして、 指差すは 其の 布の方。 ) それで、 私も便乗して作ってみた ――… チョコケーキ。 ( 笑う口元は 半月に。 ) [Sun 19 Feb 2006 16:50:47]
◆スフェーン > (悪戯っぽい其の笑みが、可愛らしい…と言えばそうなのだが…。其れより増して、し、心臓に悪い。己は、乾いた笑みを返した。)「甘い」?…あ…、確かに、甘いと言えば甘い、のか。(少女には甘く香るのだろうかこの臭い。己には其れを通り越して、異国の臭いが鼻腔を付くのだが…。)(其れこそぎこちなさ過ぎて、手足が右右同時に出てしまう勢いだが。取り合えず平然を装って、少女の後に続き、後ろ手に閉める扉。)――――…?面白い話?(コートを脱ぎ、椅子に掛けつつ。振り向いた先、机の上にある布に、自然移る視線。) [Sun 19 Feb 2006 16:45:30]
◆リゼル > ( 手招く子供の表情は 正に 悪戯を仕掛けた時の もの。 くすくす、と息混じりに笑い声を洩らし、 ) ―――…お帰り。 …においッて 甘い匂い? ( かくン、ッて少しだけ首傾げて。 彼が扉に手を掛ければ 此方から 「さァどうぞ、」 ッてするみたいに 部屋内へと 歩き出す。 ) …―― この前 商業地区を歩いてる時に 面白い話しを聞いてね、 ( 唐突な 話題を。 彼が視線向けた所には 何やら綺麗な薄紅色の布が 見えるだろうか ――。 ) [Sun 19 Feb 2006 16:38:29]
◆スフェーン > (片眼を少女に投げかけ、問いかけたぎこちない質問。探るようにコッソリ…扉の外、室内にも目を向けてみたが…) [Sun 19 Feb 2006 16:36:02]
◆スフェーン > (自室の扉は廊下の一番突き当たり。何、厄介な客は隅に追いやるのが、店の主人、客共に最善。して、確かに最善たと、扉から顔を出し手招きしている少女に引き攣った笑みを返しつつ、思った。)…嗚呼、只今。(声まで引き攣ってるが、気にしない。)な、何か、さ…。「臭い」しない、か…?(「ギシギシ」床を鳴らしつつ、自室の扉に手を掛けよう。片眼少女に投げかた、ぎこちない質問。) [Sun 19 Feb 2006 16:34:25]
◆リゼル > ( 誰も居ない。 ――…否、 まだ 誰も居ない、か。 人科で無い証の尖り耳が ぴくン ッて反応した。 ) ―――― … あ―… 如何しよう。 帰ってきた かな。 … ッと。 ( 何者かが乗った皿を とン、 と小さなテーブルの上に置いて。 ばさ、 と音が舞い、 其の上に綺麗色の布が広がった。 ) … 、 ( こそり、 忍び足とも取れる 足音の無い歩き。 きィ、 と室の扉を開けた。 ――数歩、 下がった先に見えた 桃色の髪に 手招きした。) [Sun 19 Feb 2006 16:28:59]
◆スフェーン > (其の顔色が変ったのは、自室の扉の前に立つより数刻早い。)…ん゛;(何ですか、この異様な…ニオイハ…ッ) [Sun 19 Feb 2006 16:26:01]
◆スフェーン > (今日は其れ程、仕事も長引かなかった。最近目立った事件も無し。何時かのVHの活気も何処へやら…、春間近にしたちょっとした小休憩。)―――…ギシ、、ギシギシ、(随分とがたの来た床踏みしめ踏みしめ、何時もと変わらず、宿屋、自室へ続く廊下を歩く男が独り。) [Sun 19 Feb 2006 16:24:53]
◆リゼル > ……… ―― おかしいなァ。 食堂で見たのと随分違うけど、 ( 「ねェ?」 ――なンて 傍らに居る蝙蝠へと問い掛けた。 返答等、 期待はしていない。 ) …… まァ、 いッか。 これも、中々美味しそうじゃない ? ( くすくすくす、 笑った口元は 悪戯前の子供のもの。 ―― 台所から一歩 歩き出せば きょろり、 と何か確認する様に 左右を。 ) [Sun 19 Feb 2006 16:20:07]
お知らせ > スフェーンさんが入室されました。 [Sun 19 Feb 2006 16:19:54]
◆リゼル > ( 宿屋の一室。――少し前から 自宅 と呼べる様になった部屋。 ) ―――… こんな物 だったっけなァ? ( ぼンやりと 狭い台所の中で呟いた。 手に持つのは 何かが確りとこびり付いた鍋。 むぅ、 と不機嫌な表情浮かべながらも 手早く 何か を皿に移していく。 ) [Sun 19 Feb 2006 16:15:26]
お知らせ > リゼル@宿屋さんが来ました。 [Sun 19 Feb 2006 16:12:55]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( 黒い背を見送るのは、何度目か。そんな事をふと、考えた。)』 [Wed 15 Feb 2006 15:16:07]
◆リコリス > ……味付け的に鉄分が足りないのか、それとも …なのか、とか言ってみて宜しい所でしょうか。( 伏せた空白に入るのは、頭文字Mの性癖だとかげっふげふ。それも自己軽視の賜物等と仰られたら、宜しくない目付きでじっとりと目視する事になりそうだが。) ( 繰言の終焉を無理矢理に齎した手が、額をゆるりとなぞるようにしてから降りる。) おかげさまで。 ――…何だか、本当に……こう、耳がぴるっと。( 近いけれど、遠いところ。届かないものを見上げるような。夜空の月が欲しいと啼く子猫といったらまた語弊が偉く発生するが、しかし私は謝らない。眼差しが再び黒髪の上辺りを目視して、伏せられた耳の形を幻視する。あくまで幻視。イメージ映像としてお楽しみ下さい。 ――…無体な事ばかり口にするが、心のどこかでは分かっている。その上で、という辺りがどうにも救い難いと自覚はするのだが。) ……では。共食い風景、しかと鑑賞させて頂きます故。( ――…代わり。今聞いたお話の中では、「名付け親」の誰かさん。代償の役割は、光栄とでも口に出来るもの。 ――…虚空に見出すものは、その目だけが知る事。) ……ザッハトルテ様も、御無理なさいませぬよう。 …余り、芳しくは無いのでしょう。( 疑問形を挟まない言葉は、消える灯火と共に。) ( ――…さて、台所。数日手を入れなかった分を片付けようと動く間際、) [Wed 15 Feb 2006 15:15:51]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『 ( ランプを吹き消して、そのまま宛がわれた客間へと消える。 ) 』 [Wed 15 Feb 2006 11:02:59]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > 【訂正ですorz】…下拵えだけなら多少はやったんですよ。 ( とは言うけれど、がすがす自分の手だの何だのを切るところは既に以前見られているからこれは単なる負け惜しみ。 …軽視も何も、自身に価値なんか見出せない ) ……それは貴女や西園寺に――…てっ。 ( べち、と額が鳴ってそこでひとつの話題が終わり ) 親子仲が良好で結構な事。 でも ねえ――自分でも酷い形を提示してるとは思うんだ。 …だから、私はここに居るけれど。 近いけれど遠いところで貴女がたを見ていようと思う。 ( それは結局手前が叶えられなくて切り捨てる選択をした人とヒトデナシのかたち。 それは決して平坦な道ではないし、先に話した通り最悪の結末だって常に影のように付き従うから だから酷い形だと。 ふと窓に目をやれば月はとうに姿を消していて、酷使したランプを手に取った ) …御明察です。 どうやら高価でとてもとても手の出ない代物だったらしい。 ――…今度代わりに食べに行きましょうか、それ。 ( 高価の意味はふた通り。 値段そのものが高い可能性と、手持ちと比較して手が出せなかった可能性。 「誰の代わりか」は敢えて黙した。 ただ、目の前の少女と背格好は近かったし境遇も少しだけ似ていたとだけ。 今度こそ殆ど笑みを浮かべる貴女からしばし目を離して、そこに求める面影があるでもなかろうに窓の向こうの虚空を眺めた ) すっかり夜が明けてしまいました。 それだけに動くとは言えませんけど、西園寺を探しに行かなきゃ。 それに賭けの結果も。 ( それは外出の意志。 もし首尾良く見つけ出せたなら、 …いつかみたいに引きずり倒される訳にはいかないから――…元々子供じみたただの好き嫌いの領域。 それどころじゃないんだからここを辞したら病院に行こう、大丈夫――水と同じ。 きっと味なんか判らない ) [Wed 15 Feb 2006 11:00:28]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 探ないから。 …いつかみたいに引きずり倒される訳にはいかないから、――…元々子供じみたただの好き嫌いの領域。 それどころじゃないんだからここを辞したら病院に行こう、大丈夫――きっと味なんか判らない ) [Wed 15 Feb 2006 10:59:31]
◆リコリス > ええ、出来る所から。 正直、御料理だって出来るとは思っておりませんでしたでしょう?( 日常から地続きで引き込む無茶な例え話。しれっと口にする問いかけは、良く聞けば暴言ではある。 ――…見上げた先で眼差しは、まるで意外な事を聞いたように。強く何かを振り切るような仕草を見ながら、す、と手を軽く翳し、) また、そうやって――…御自分の事は、軽視なさる。( 軽く背伸びをして、見上げる先の額に向かってべちこん叩き付けようとする掌。 殴打と言う程は強くないが。 ――…檻の中に在ったものは、正しく浪費される側のピースの一つ。啜られる帰結は想像するのも容易かったのに。だから、おかしな話とは言うのだ。) …御父様には、実はもう何度か言っているのですけれどね。冗句だとでも思われているのか――…ええ。 二度目は御座いませんし。…御二人でいらしたら、出迎えて差し上げます。( 彼岸の向こう側に向けて、手を出すにも似る約束事。 ――…閉じた蓋が、夜明けと共に示すお話の御仕舞いは、) …単純に食べたいもの、でも良いのですけれど。食べてみたかったと仰るなら、それは少々手の届き辛いものだったのでしょう?( 外れていたら笑い事ですが―― 前置いて。) ならば、託されたのは好ましい憧憬の形ではありませんか。 どんな惚気話なのかと、罵って差し上げても良いですとも。( それが他愛無いことであるからこそ、込められたものは好意に違いないのにと。覗かせた舌先に乗せて、く、と肩を震わせた。) [Wed 15 Feb 2006 10:40:04]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …できるところから。 ( それはとても真っ当で建設的な意見なのに、それこそ寝耳に水を注ぎ込まれたような。 基本発想がAll or Notでできているヒトデナシの双眸が殆ど点滅する勢いで瞬いて、最後にもう一度だけきつく閉じた。 ) ……何だかんだ言っても、正しい意味で「生きている」人間に言われるのとは重みが違うね。 命の重さが違うのだと言ってしまえばそれまでだけど、でも――…いや。 ( 貴女から空を奪ったその制度こそがこの街に人喰らいが集まる理由のひとつでもある。 浪費を認められてしまった檻の中と浪費を認められて永らえるヒトデナシとが縺れ合って今に至るのだから、それは奇妙な均衡でも言わば必然か。 ) …以前もそこまでならばお聞きしたような気がする。 凄く簡単と仰るけれど、私には見当もつかないんだ。 ……もしそれが良い話なら、何時か西園寺に話してやると良い。 その為にもあのでかい迷子を捜さないと――ね。 ( 笑みに似たそうでない眼差しを受けて、今更に卓上の茶褐色の皿ごと蓋をした。 昔話も御終い、と言うように ) …甘いのかな。 食べたいものの名をつけるのが甘いのなら、………… ( 結局口にするものには酷く疎いから、長い間が空いて ) 「ヒヤヤッコ」なんてトキノミヤコ人が実在する羽目になっちまいます――――… ( 巧くもない例えの後で、珍しい子供らしさを浮かべた貴女に気付いてゆっくりと大きく赤目が瞬いた。 ) [Wed 15 Feb 2006 09:58:32]
◆リコリス > …確かに、明日からいきなりこの翼で飛べるようになれ、と申されても無理ですけれどね。 なら、無理ではないところから考えると致しましょうか。 取り合えず、ケーキもスープも作れたのですし。( 何処までも食物と同レベルで語られる物語。ケーキにはなれずとも、作る事は出来たでは無いですかと、奇跡を諳んじるように口にすれば、これもまた酷い話だが。) ( ――…種の違いが齎す渇望を知る事は出来無い。けれど、焦がれる程の何かだけなら。口にされない事は擦れ違い、交交錯した赤色に乗せるのは、衝動を押し込めた互いの視線。) 目隠しの国に住んでらっしゃるのは、別にあなた方ばかりでも御座いません。先など、ヒトの中で暮らしていたって明日など知れたものじゃあ御座いません。 …実質的に刃を持って云々じゃない方なら、多少の慣れは御座いますよ。 私が「何」だったとお思いですか。( 出自の前の、そも、己が此処にいる最初の理由だ。 殺すの殺されるの。そんなものは、吸血種に接する以前にとっくに日常だったというどうしようも無い、あり触れた例外が嘆息して、) ええ、単純にして明快。凄く簡単な論理ですから、物語のオチにはなりませんよ。( ――…だからこそ、つれていって頂いたって、良かったのに? 覚悟の形は緩やかに推移して、さて。本当に正気なんか存在しているのやら。) ( 笑むように眇めた眼差しで、耳に留める名前の物語。) ……さて。昔話を聞いた訳では御座いませんから、推測しか出来ませんけれど。 それこそチョコレートが蕩けそうな程、甘い逸話ですね。それが本当だとしたら。( それこそ、過ぎた甘味を味わった時のように、小さく舌を覗かせた。) [Wed 15 Feb 2006 09:41:11]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …名前なんて、自分でつけられるものじゃなし。 聞いた理由もどこまで本当なのだか。 ( 本当に大した事じゃない。 けれど、貴女のその高さや本来足など入れない厨房なる場所柄やら、忘れかけた面差しやらが色々思い出させるから。 今度は目を逸らせないまま、ただ息が詰まって ) ――…それが食べてみたかったんでしょう、多分。 ( 髪の黒、衣装の黒とそんな素朴な願望との複合系。 口にしてしまえば何とも他愛無い。 ) [Wed 15 Feb 2006 09:04:47]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 名探偵っていうか既にどう考えても迷探偵です。 本当に有難うございました――駄目にも程が。 ) …私は別に、ケーキになりたいなんて思いやしませんけど――まあ。 願いの強さだとか、それに対する努力を幾ら重ねても超えられない壁は確かに存在する、そんなお話。 ( …別にそれがほしい訳じゃないんだ。 それどころか嫌いで大嫌いで、流し込まれた日には神経の方が軽くぶっ壊れる始末で なのにちらつかされれば目が離せないモノ、おまけに―――― ) ( ソレガホシイ )( ソノ管ヲ千切リタイ )( 壊シタイ ) ( 煩い煩い煩い。 そんな有様だから、考慮すると言われれば今度こそ肺が空になるほど吸気を吐き出した――そして斜めに交差する赤。 ) …先の見えないって。 でも殺すの殺されるのが日常じゃあ、流石に困りますでしょう――… ? 単純、明快 。 ( 言葉にされなかった数少ない例外こそが先の「つれていく」の正体かと、聞いていればおぼろげなれど推測もしたか ) [Wed 15 Feb 2006 08:59:55]
◆リコリス > ( かくて壮絶な戦いの火蓋が切って落とされ(無い) そんな逆名探偵はどうなのかと思えども、それも世界の理だとか言い出す勢い。駄目にも程があった。 ――…ぱちぱちと瞬きを挟む。仮の話、仮定の話。) ……ザッハトルテ様が、チョコレートケーキになれないような感じですか、それは。( 緩々流れた視線が、今現在はまだシンプルなチョコレートケーキへと向いた。 人様と食物を一緒に括るなという話だが。 天使の名前が存在するとは知らずの事。 ――…それだけかけ離れてしまうと、逆に現実感が遠くなるが。 ――…名前。) 何で、「ザッハトルテ」なんです?( 主題からはずれて、意識の表層に浮かんだ疑問符はその侭口にされる。結構な謎だったと言うのが正直な感慨。) ……懇願調で申されると、些か疼くものが御座いますが、考慮致します。( トクンと、指の下、皮膚の下で連なる脈動。これが、彼等の命の糧。 ――…違うもの。境界線。存在は感じれど、実感が遠く。抑えたこめかみの痛みの方が、此処に至れどもリアル。) ( ――…だって、) お気遣って下さるのは――…承知の上で、暴言口に致しますならば。( 嘆息が、言葉を紡ぐ為の一拍に変わって、喉を上下させる。 半眼と言うにはまだ細い緋色が、揺らぐランプに照らされた白皙の中の紅を見上げて。) 先の見えない目隠しの日々等、一山幾らで存在致しておりますよ。些か特殊例ではあっても、特別な話では御座いません。 ザッハトルテ様―― 私は決して、貴方やお父様の苦悩に辿り着けはしないでしょうけれど、( ――…一握の例外を除くなら。過ぎる思考は、瞬き一つで閉じ込めて。) 「じゃあ止めます」って今更手を離す程、極道にもなれませんよ。 単純明快なとある理由が御座いますから。 [Wed 15 Feb 2006 08:39:02]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 実年齢3桁のだだっこぱんち。 むしろコイツと貴女のおとーたまが(略) …敢えて黙すが、体はオトナ頭はコドモてな手合いは本当に存在する。 黙せてないとか言わない。 邪気のない追求を受けてへなりと眉が下がった ) …例えば ですけど。 仮に天使の名を貰った子がそこに居たとしても、その子は天使になれる訳じゃない。 だめなものはだめって そう云う事。 ( 引き合いに出したその子とやらが実在して、今頃どこかの血痕広がる中古物件のポストにチョコレートを押し込んでいるなんて知らない。 誰かさんには非常に失礼ながら、例文に「人間」を代入する本来の己の希望のかたちは先の述懐通り ) ………いえ、何でも。 あんまり私の前で、 そんな仕草をしない で 。 ( それだけが理由ではあるまいけれど、振り返れば今の彼らの関係へと後押しした手の中には間違いなく己のそれも混じっているから。 「聞かされていない」のならそれで良い、話題を誤魔化す為に引き出した拒絶の形した懇願は――それは誰を誤魔化す為の。 ただ、白磁の指先がこめかみに落ち着いて僅かなれど安堵は確かにあった。 ) ――――… ? ( ゆるく黒の頭髪が傾いて ) 何か私、可笑しな? ( 最悪の未来の可能性。 それは主観ではあるけれど、奇特な説だとは思わなかったから。 今度はこちらが問われる番だろうか。 ) [Wed 15 Feb 2006 08:09:39]
◆リコリス > ( 子供同士だと、此処でだだっこぱんち合戦に突入する事になる訳だ。ヒトの話を利く大人になった時点で負けとか言ったら、それはそれで何処の世紀末なのかという――… そらされる視線は、苦味と言うよりは息苦しさに似た気配。見上げた緋色が一度瞬く。) …適度に後ろ向きな雰囲気が充満して、ある意味素敵ですが。 ――…知って?( 何を?と問い返す首の角度が、如実に知らぬと告げているにも等しいが。傾けて露になるのは、不健康に白いアルビノイアの肌色。つまる所、色素に見放された人種だ。 ――…なぞった此処には、太い血の道が通っている。こうして触れれば、今も脈打つのが知れる程度に。) ――………。 ( 不毛の大地に種を撒く行為を、先も見えずに続けていくかと。問いかけと言うには控えめな言葉が沁みるに従がって、茫洋とした色が視線に乗る。異邦の方を見やるような眩しさに細めたそれを一度伏せて、零したのは溜息。) ――…時々、不思議になるのですけれど。伏せた面差しに添える指先が、首筋を滑ってこめかみをつい、と押さえた。) 絶望し過ぎて夢想家にならざるを得ないのか、それとも物凄く純朴なのか――…悩む事があります。こう。 あなた方というよりは――…この場合、ザッハトルテ様が、なんでしょうか。 [Wed 15 Feb 2006 07:54:21]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 否定の上に肯定の上書き。 否定返しを封じられた形になって、これが子供の戦法かと思わず考えた。 この上に更に似ていないと返そうものなら、それこそ子供の諍いじゃないか。 …雪のひとひらよりもひそりとした笑みで見上げられる高さにやっぱり目を逸らした。 ) どうしてもやれと仰るならやりますけど、――無茶な事を言う。 だめなものはだめなんだって――――… 知って、 ( 原初の光景を既に知っていたのかと、最後まで問いきれずに軽く息を詰まらせた音。 白い首筋をなぞる同様に白い陶磁人形に似た指先を見下ろす血色は不景気に満ちた辛気臭さで ) …そう。 ならふたつめ。 …実際のところ、そうまでしても実が結ばれる事なんか幾らもないと私はそう考えてる。 貴女がどれほど彼に生き延びろと言ったとて、結局それは彼を悩ませる事にしかならないかも知れない。 (「楽になりたい」彼の血を吐くよな声が耳の奥に残ってる。 ――そも、遡及をどこまでも許すのであれば。 それは同族を愚弄する表現であれども、経緯はどうあれ死者が現世に在る自体どうしたって間違いだ。 ) 彼が貴女を喰い尽くす・貴女が彼の首を狩る。 そんな最悪の形で裏切り裏切られる可能性を常に孕む日々は ――…永いと思う よ。 ( 既に立てられた人差し指に並んで中指が、墓標のように天井へと向いた。 問いのかたちを外れた其れも結局答えを求めるものではないのだと知れよう。 ふたつの問いを重ねて結ぶ像はヒトとも吸血種ともまた微妙に異なる、まったき灰色の大地。 ) [Wed 15 Feb 2006 07:26:22]
◆リコリス > ……並べて、似たもの同士と言って差し上げたいですね。一度。( 即座の否定を受けながら、しれっと何か言いやがる。否定の意に恭順して揺れる黒絹を見やりて、息遣いだけで笑う。) ――……。( ちらりと、視線が台所の片隅へと流れて、) 今の台詞は、あそこに座り込んで、お膝を抱えて仰ってみると宜しいです。( ぼそりと、無茶な状況設定を呟いた。 深淵を覗いた諦観を理解しないのは、未だ其処に立てない者の傲慢だ。そうでなくては言えない事もあると、無茶な理屈を免罪符にする。) ( 錯覚であろうと痛みは痛みだ。人間、幻想と錯視で死ねるイキモノ。 ――…奇妙に噛み合うパズルのワンピースが、ぎりりと軋んでまた動き出す。) ……。 おかしな話。お望みになられるのなら――… でしたのに、ねぇ? ( 一番最初の動機は、きっとずっと単純だったのだろう。其処にごっこ遊びのような関係性を加えて、本末転倒。 ――…戯画ではあるのかもしれない。だから、今となっては遠い仮定を口ずさんで、首筋を緩くなぞった。) ( そして、ひとつめの問いを聞く。) ――……。( 黙して問う合間に、奇妙な感慨。問いかけを投げる方の方が、ずっと覚悟を強いられているように見えてしまったから、不釣合いな笑みすら浮かびそうで。) ――…もう、決まっておりますよ。その答えは。( けれど、覚悟と言えるようなものでも無いのだろう。もっと他愛無くて、どうしようも無い心根だ。 ――…それは、刃を持つ持たないに関わらず「ヒトを殺す」選択肢か。) [Wed 15 Feb 2006 07:13:47]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ……「こちらの」答えは貴女の心の中に留めて戴ければそれで良い。 ( 長く息を吐き出した後、そうひとつの問いを結んだ ) [Wed 15 Feb 2006 06:47:11]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 主語の省かれたナニカの正体を掴みきれないまま、にもかかわらず殆ど反射的に「似てません」と即答した。 ゆるく横に首を振るは否定の意、遅れて括られた髪が後を追い ) …私はきっと元から「こう」だから――牙の無い自分など想像も付かない。 だからいい。 ( それも切り捨てた結果。 最初は百年の昔。 それから間が空いて一年も経たない、ほんの少し前はそちらの世界を切望した時期もあったのだけれど――切り捨てた。 だから幻肢痛なんかただの錯覚。 貴女の心が読める筈もないのだから、眇められた紅から逃げるように一度目を伏せたのはきっと偶然が一致しただけ ) ――…貴女を糧としてしまったら、それは今の彼にとっては終わりなのだろうね。 いちばん判り易い、終末のかたち――思い上がりなどではないと思うよ。 ( 彼にとっての「親」とは、親は親でも望まぬ血縁と望まぬ掟の望まぬそれからの永劫を押し付ける手合いだ。 だから少しだけ、貴女の思い出の中の親とは位相が違うように思う。 腕を組んだ人差し指を立て ) ひとつめ。 失礼ながら今までと今日との会話で、貴女は貴女の方法で西園寺を受け容れているのだと一方的に思ってたから、…ある意味最後通告かも知れない。 ( それは覚悟を問う為の。 ここで答えを返してしまえば貴女は――貴女「も」? もう戻れない そんな気がして止まないから、ランプの中の油脂が焦げる臭いが混じった空気を深く吸い込んで ) …もし何かあった時、人間を狡猾に騙さなきゃならないのは実は貴女も同じなんだ。 例えば万一彼が狩人にマークされた時、この人は人間だと嘘をつき通せる? ( 嗄れた声は尚も続く。 最悪背後から彼、或いは彼女を刺せる? そして事後に湧き上がる罪悪感に耐えられる? ) [Wed 15 Feb 2006 06:44:53]
◆リコリス > ――…実際、似ておられるのかもしれませんね。案外に。( 噎せる様子を拝見しながら、零すのは主語の無い述懐。 近きもの、遠きもの。双方に惹かれるのだとしたら、それも難儀な性かもしれないが。) …泣きそうですね。それもまた一興。――…なら、貴方も頂かなくてはなりません事?( その時はお手伝いして差し上げる。――…事実、牙をなくしたらどうなるのだろう。…生えてくるんだろうか。戯言の思考回路は茫洋と流れて。) ――…思いあがった事を申してしまえば、命綱を「噛み千切って」しまう事を恐れたのかとも、思います。 ――…首は折りたく無いですけれど、拳の固め方くらいは覚えておいた方が良さそうですか。( ――…嗚呼。本当に、思い上がった事を口にしている。唇端が吊り上がって、笑みと言うには歪なモノを象って、張り付く苦味に一滴混じる。 切り離された腕は存在しなくなって、けれど訴えるのだ。切り落とされた腕を、それでも身体は覚えている。神経が存在しない痛みに啼くように。 知るわけも無い眼差しは、眇めた侭で。) ――…いいえ。単なるちょっとした嫉妬です。お気になさらず。( 「親」に関する記憶は ――…。 悪くは無い。だから、妙な表現になった。) ……奇妙なものですね。あなた方は、酷く――…近い。( それは、違うモノでありながら、生きていく為にはヒトを必要とする者の業なのか。昨夜までの同胞を欺く事の痛み。彼岸を渡れぬ身には、朧の空想が精一杯ではあるが。) ( 問いかけに、視線を合わせる。違う緋色を重ねる。) ――…私、の? …ええ、どうぞ。( 己の立ち位置。社会的に、もしくは。 ――…意識的に背筋を正した。) [Wed 15 Feb 2006 06:29:36]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ……ごほ。 ( 喉の不調とは全然別の理由、遊びのない介錯を受けて露骨に噎せた。 手前は比較的常識人だと思っているあたりがじゅうしょう。 ネタになるほど不器用が「似合う」と言われて、素直に受け止められずに一度目が逃げた。 綻んだ桜色に辛うじて返せたのは自爆風味ですらあるそれも冗句。 ) …いっそ あの犬歯でも虫歯になっちまえば良いんだ。 そうしたら力任せに引っこ抜いて差し上げるのに。 ――…そうだよ。 ( 否定しなかった。 ) 貴女は充分命綱足り得る。 今回のは だから――…目の前にそれがあるのに掴まないのは彼の咎。 人生経験の長さで全ての正しさが決まる訳じゃない、大ばかやろうと頬のひとつも張ってやるとよろしいでしょう。 私がやると首が折れる――そうですし。 ( 比喩の裏に秘された真意を聞いたとて、こちらにはもう命綱は必要ないと答えたろう。 …それは腕の一本を切り飛ばされただけでもうバランスが崩れてうまく立てないのと同じ事で、そしてその腕は既に切り離してしまったから。(もう必要ない) ただ、――…ああ。 その高さの視線が何かを思い出させるから。 だから 今はまだそんな道徳論を 嘘 ――…煩い ) ( 苦味を堪えるようなツラが見たのはどこか似た苦しげな面差し ) …良い思い出、ないんだっけ――…御免。 今日は本当にどうかしている。 …皆が皆、そんな掟を知っている訳じゃない。 けど、我々から見たら理に適う話で、それだけに――人間の倫理に逆らいながら沿えと言うのだから殊更「元人間」には厳しいんだと思う。 昨日までの同胞をより狡猾に騙せと、そんな話なのだから。 ( つれていく …今度はこちらがその比喩を探る番。 そしてそれは先程後回しにした問いに繋がるから ) …西園寺の立ち位置と同じくらい、実は貴女の位置も微妙なんだと思う。 ひとつ、…ふたつになるのかな。 お聞きしても? ( いつもなら目を逸らす話題だけれど、だからこそ。 こんな時にしか聞けない話。 ) [Wed 15 Feb 2006 06:12:23]
◆リコリス > ( OK。多神教はきっと柔軟。八百万のカミサマとやらも存在するのだし。それは何処のミコミコ信教。) ( それ以前から知るからこそ、引っかかる程度の差異ではあろう。記憶の引き出しから再生するものより、些か掠れた加減の声音と合わせての。) 類友?( 聞こえなかった言葉を変換して、何かズッバリ言いやがった。外されたエプロンを視線だけでちらりとやってから、呟いた言葉は「お似合いでしたのに」 そんな、ケーキに関するよりもずっと分かり易い感想。) ……それも宜しいですね。では、私はホットチョコレートでも淹れて差し上げましょう。( チョコレートケーキにホットチョコレート。それどんな甘味の暴力カルテット。 口元だけで刻む笑みは、冗句を本気にしてしまえる魔術の類だ。) …お説教出来る程、人生経験も無いのですけれどね。なら、前言は軽く撤回して、私は此処で命綱でも握っておりましょうか。( 比喩ではある。物理的に成人男性二人を支えられるかという話では無いから。 ――…「こっち」 何処から見ての、場所なのだろう。だから、命綱等と言う言い方をする。 引き戻すのは、一体どなたやら。) ――…「親」、の。 ( 多分、酷く嫌そうな顔をしたのだろう。苦い思い出を振り返るような、露骨な。 ――…実の所、その辺りの事には詳しくない。吸血鬼と同じ屋根の下で暮らしておきながら悠長なと言われそうだが。) ……深淵を覗き込んでいる最中という訳に御座いますか。…困りましたこと。つれていってくださる気は、どうにも無さそうですし。( そういう意味での傍を求められている訳では無いとは、薄ぼんやりと思う事だ。 ――…怪物。響きはどこか非日常。此処にいない御方。此処にいる御方。 その「血」を持つお一人に、視線をすえた。) [Wed 15 Feb 2006 05:46:56]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( むしろ神秘の国へも届けMoeの精神。 スートリア教はパプテスの教義より柔軟だって信じてゆ。 ) ( 眇められた紅色の虹彩、それが何を見たかこちらは気付けなかった。 年末頃から悪癖は既に身に染み付いて無くて七癖の範疇、片付けないままの自宅には未だに手前が吐き散らした血の痕が床に残っている ) …変人ばかりで参ってるんです。 どうしてこうも私の周りには変わり者ばかり集まるのだか、… ( スタンド使いは何とやらとか聞こえない。 ただ思ったのは「そうでないひとは離れて行く」、離れるのは相手か自分かどちらだろう? 浮かんだ思考の泡を引き剥がすよにエプロンを外して椅子に掛け ) …作れると云うか。 作れないよなと言われてついむきになりました、だから出来栄えは知らない。 ――…いっそ半分に切って残りはここに残そうかな、――ねえ? ( 何に同意を求めたのか自分でも良く判らないが。 手探りが導き出した結果は互いに、家出人――否、大きすぎる迷子に押し付けようかとそんな話だったと思いたい。 ん、と首だけで頷いて ) 卑怯だとは。 子供―― 失敬。 AにはAの、BにはBに向いた役割があるのでしょうよ。 だから代わりに説教は貴女にお任せする、私ではきっと一緒になって転げ落ちるが関の山だろうから。 …だから、貴女にお任せする。 あいつはこっちに来ちゃだめ。 ( 実は彼の言いつけを守って居ないと言外に語る桜色の唇を眺めて、しばし思案の末。 …それを問うのはこの後でも構わない、か。 僅かに目を上げて見やるは揺れた睫。 ) 「親」の言いつけを破れないんだ、結局。 もっとも本来そう云うものらしいのだけど、――…ふん。 一年も経たずして立場が逆になったか。 ( それは一部の吸血種の中にある血族の掟。 人から転化させられた者がそうさせた者から一方的な結ばれる血の絆 或いは呪縛。 ) 怪物に成らぬ為に怪物であれ、その摩擦に負けそうになっている――…多分、そんなところ。 ( 実例を挙げるならば、前者の「怪物」とは失礼ながら血の淑女や夏の逃亡奴隷。 …つまり、人間から見て招かれざる害悪たる己を隠さぬ事。 そうならない為に、常に己が貴女がた人間から見た「怪物」である認識を忘れるな、と。 ) [Wed 15 Feb 2006 05:32:59]
◆リコリス > ( ガンディアに向けて取り合えず謝っておく。かの神秘の国の懐は深いって信じてる…!) ――…中々に素敵な御同僚の御集まりのようですね、職場。( 喉を押さえる仕草に見覚えがあった。彼が、というのでは無く。喉を傷めた人が意識的に、もしくは無意識に声の調子を整えようとする時の。片目だけ、僅かに眇めて。) ……残念。こんなことをなさっていると存じていましたら、一枚噛みましたのに。( 難波企んでいるかって?いえいえ好意に御座いますよ。何処までも嘘くさいのは人徳だろうか。 ――…でも、折角だから。) そうですか。作れるのですね、ケーキ。( ランプの揺らぎは、思案の吐息によるものでもなかろうから。見慣れた表情に戻る前の揺らぎは、いっそ互い手探りにも似て。) 待てとは言われておりませんよ。――…ですから、私もザッハトルテ様をお止めする気は御座いません。…この言い方も我ながら卑怯ですが、引きずり戻すには、些か細腕ですから。( 良い子という辺りで、唇が歪む。言う事など、実は殆ど聞いちゃいない辺り、どうしようも無いのだか。 子供の理屈を見逃す小娘は、まだ子供という免罪符を堂々と振り翳す。都合よく使い分ける子供の境界。) ――…でも、お帰りになられるのは、此処ですから。行く先は分かっていると仰られておりましたが、宜しくないのであれば引きずりましょうか。( ――…二つ目の、「良い子」の言葉。それが何を示すのかわからずに、眇めた視線がぴくりと揺れた。) [Wed 15 Feb 2006 05:00:55]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ガンダーラより遠かった。 かの理想郷はガンディアに在りや。 ) …ああちくしょう、先が読めた。 ――…ごほ。 ( うら若い御嬢さんの前で流石にそれはどうかと今更思い直して、語調を直す為の咳払いにも喉押さえ ) それを持って行ったらきっと笑う気なんでしょうよ、連中。 確かに間の抜けた冗談ではあろうけど――…! ( 笑う前におそらく驚愕されると思う、バレンタインデーに野郎製のチョコレートケーキが野郎共に振舞われる事実よりも作れたのかよとそちらの方に。 「そうしたら」、………… ) ( …今度こそ不味いとこの場に居ない誰かが顔を顰めように。 実現しなかった不条理に不満を抱くこれも不条理、何故トンデモ菓子が作れなかったか そして、何故食わすべき相手が居ないのか。 何もかもがぐちゃぐちゃだ。 硬直したような華奢な佇まいが揺れて見えるのは彼女の矜持の揺らぎではなく、ランプの中の炎の頼りなさの所為ではあろうから、平素の無表情に戻して ) …悠長も何も、彼から待てと言われたのでしょう? あんまり良い子なのも時として考え物だ、親がどんどんだめになる――…御免。 どう考えてもさっきのは暴言だ。 でも それは彼と貴女との約束だから、…私には関係ないね? ( 自分は待てと言われた訳じゃないなんて、まるっきり子供の理屈だ。 だからやっぱりどうしても、この場に居ない誰かに向ける言葉には険が篭る ) …良くないところに行こうとしてるんだよ、きっと。 ――…は。 何だかんだ言おうが 結局―― …鎖だか何だか知らんが「良い子」め。 ( 向かおうとしている場所が彼の云う血の河の向こう側とまでは知らぬ。 けれど、事前に交わした遠回しな終わりを望む会話を思い出せば良くない方向だとは、最早こちらの頭の中では確定事項。 杞憂ならそれで良い、後で幾らでも笑って貰おう ) ( 娘御が「良い子」なら父親もその親にとっての「良い子」 そんな比喩。 それだけでは目の前の彼女には何の事だか通じないかも知れないが。 ) [Wed 15 Feb 2006 04:21:35]
◆リコリス > ( そんな遥か遠き理想郷。ルビまで使って言う事じゃなかった。正直勢いでやった。反省はしたが後悔は。しておくべきだとツッコミ喰らうのは覚悟完了。) ええ、確かそんな日だったかと。そも――… ( 続く知識を頭の中から引っ張り出しかけて、唇が止まる。) ……。取り合えず、段階すっ飛ばしてケーキ作る日だとでも仰られましたか。( 一体職場で何があったのか。察するにも何かと困難だが、基本的な意味を知らずに造っていたのだとは推測。些か黙祷を捧げたくなるのは、騙されたと叫ぶ、掠れ声。 ――…叫んだというには、声はそれ程強くも無いか。) ……ケーキ、職場に持って行かれるので?( そうしたら、の先はきっと、愉快な惨劇に挑めモードなのだろう。) ( 芯棒でも通したような、いっそ不自然な程に正された姿勢の侭、いえ、と小さく唇に乗せる音は、何に対する否定か。) ぶん殴って引きずり戻すのは、次。 ――…悠長なと仰られるかもしれませんが。( どうして出来なかったのか。 それを問いかける事は傲慢だと、時に思う。 けれど、その場に居合わせなかった方がそれを口にするは、正統であるとも思う。 ――…それでも、この慙愧の念が己にも責があるとは自覚しよう。引き結んだ唇が、少し堅くなる。噛み締めはしないように。) ……何処に向かおうとしているのかは、正直分からないのですが。( 比ゆ的にも、現実にも。 滴る呪いに塗れたような響きが、鼓膜に韻と響いて少し、痛い。軽く眉を顰めて、) ……大丈夫ですよ。( ぽつりと、根拠すらすっ飛ばした言葉は、無責任だが。) と、いうか。はじめて聞きました。( 苗字でもない、血族の名を。 ――…聞き慣れぬ響きは、不可思議なものだ。) [Wed 15 Feb 2006 03:54:51]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( きっと猫耳も固有結界――つまりどっかの誰かの強固な意志がマテリアライズしてげふんごふん。 うさみみと10歳なんちゃって幼児爆誕だけが現実でした。 投げっぱなしジャーマンは見事カウント3で勝負あり。 )( 細めた赤目が瞬いて ) …そんな日だったんですか、昨日。 私が聞いたのは、その―― ( そもそも何ひとつ聞いてない。 ) ああああ、騙された っ ……! ( 実際騙しも何もされちゃいないんだが、つまりチョコレートケーキの名前のとびきり手先が不器用なのがチョコレートケーキを作れるか否かなる、めちゃくちゃなオッズのギャンブル。 目で問われたそれにはふるりと首が横。 ) …玉葱の時にお話ししましたっけ、味なんか判りませんから。 でも それなら――いっそそんな現象が起きていれば良いのに。 …………そうしたら、 ( 己がエプロンの胸元の辺りを乱暴に引っ掴み――剣呑に眉と両の目を細め ) …御免。 何故止めなかった なんて――…言うのは簡単に過ぎる。 でも、 ( 先に謝罪の言葉があろうが口にしてしまえばそれはやっぱり詰問だ。 それを自覚して先に謝ってしまうのだから我ながら悪どい、握り締めた布地に爪を立てて俯いた。 ぱらぱらと落ちる前髪が表情を隠しはするけれど ) ………どうせあいつが逃げたのでしょう、――――あの、ばか が………! ( 本当に詰るべきは彼でも彼女でもない。 こんなのはただの八つ当たりで、だからこそ吐き出した口調は殆ど呪詛だ。 ) ( ―――― )――これだから ヴェントルーは好かない。 ( 俯けた顔の視線だけが上がり、ランプを睨みつけたはそこにその名を冠する彼を模しでもしたか。 ) [Wed 15 Feb 2006 03:33:43]
◆リコリス > ( ミニスカートと組み合わせる事によって展開される固有結界。まさに不可侵領域、絶対なるうんぬんかんぬん。発祥の地とか調べてみたら面白そうだが、何処までも逸れていく罠。 橙に染まる白皙に、影絵劇を連想するのは刹那。だから、幻視した猫耳もきっと影だったのだろう。どんな陰謀かってそんなのは聞きません。 ――…うさみみに関しては、黒歴史に屠られたらしい何かがあるとか言ってみる言いっ放しジャーマン。) ……14日。何でしたっけ、念を込めた呪いの菓子が出回る日でしたっけ。( 呪いは「まじない」と読むのが正しい。賭けと聞いて、記憶の回廊をぐるり巡って引きずり出した知識がこれ。 示された茶褐色――…つまる所チョコレートケーキの方に視線が向く。) ……お味を拝見した訳では御座いませんので、何とも言い難くは御座いますが。 塩と砂糖を間違えるとか、小麦粉と重曹の分量が逆だとかいう愉快痛快減少が無ければ、それなりではないかと。( 端的と言うよりは、ミもフタも無いが。土台にチョコの化粧を乗せた段階、デコレーション前の風体に似たそれから薫るのは、ちゃんと甘い香りではあったし。 味見は?と問いかけるのは眼差しで。) ――…。( その先に見るものが色味を、もしくは意味合いを変えるのを見て、数度瞬く。 ええ――。そう、肯定の声もまだ低く。) お静かだと思われたら、出歩いて――… ( 言葉にしてしまえば確定する、不在の現実。 引き止められなかったか? 問いかけには―― ) ……手を、 ( 一度は掴んだのだと。ぼんやりと思い出す視線が指先に落ちるが。) [Wed 15 Feb 2006 03:08:29]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( それは絶対何かが違うと思う。 むしろ貴女が展開させてこそ華なんじゃないでしょうか、絶対にして不可侵なる膝上靴下によるメイクミラクル。 殆ど真白に近いツラはダイレクトに橙に染まって、はて何事かと真似して視線を頭上に送る。 ――…猫耳を幻視するくらいならこの場に居ない誰かさんに兎耳をつけて差し上げるとよろしいと思う。 べたべたのROM1がなんかいった。 何の話 ) …ああ、日付が変わっちまったな。 期日オーバーで反則負けにされるかも、…差し入れじゃなくって賭けの対象なんです。 どうでしょうね、それ。 ( 顎でついと茶褐色を示し、審眼も確かであろう貴女に出来栄え評価の御伺い。 円形のそれはデコレーションがあるでもなく、ぶっちゃけ地味ではあるのだけれど料理はセンスとも云うのだし――共食いのなされていない証に円形に欠けはなく ) ( 再度の間を破るは少女の声質を損ないはせずとも、似つかわしくはない響きに聞こえた ) ―――― …… それで。 ( 意図せずに双眸は細められて橙へ。 その後つら、と白銀の髪へと視線を上げた。 ) …じゃあ 今はここには居ないのですね、彼は。 ――――……… 引き止められなかった ? ( 敢えて問い直す必要のない事を、それでも言葉にしない限りは確かでないと信じないのは愚かではあろう。 殆ど無表情に合わせたよな掠れ声は淡として、それでも言葉尻だけなら詰問のように聞こえてしまうんだろうか ) [Wed 15 Feb 2006 02:36:00]
◆リコリス > ( 絶対領域とか言うとまた別のものが連想されてしまうのだが、色々黙す。黙せ。両手を前に揃え、妙に姿勢正しく佇む赤羽根の小娘は、見聞と言うにも不躾に過ぎる視線が喉の辺りを擦る仕草を見上げて。) それを言うなれば、御造りになられている所を拝見出来なかったのが、痛恨の極みに御座いますが。( それはそれでどんな羞恥プレイとか。 ランプの灯火の前では、柔らかな色味の加味される肌色。 ――…錯覚するには、慣れすぎたが。見上げる視線が、一度相手の頭の上にまで上がった。) ( 其処に、黒い猫耳を幻視したとか、無茶無体。いいではないですか、ぴこぱた。狼でも宜しいですが。本気で何の話だ。) …お使いになられるのは、構いません。片付けに参っただけですし。( そうしたら、面白い現場にうっかり出くわした訳だが。) ……職場の御方に差し入れか何か?( チョコレートケーキ。此処にいる方の名と同じそれでは無い。が――…どうしても共食いに見えてしまうのは気のせいか。否、食べる場面を見た訳ではないが。 そして続く問いかけに、暫し黙して。) お父様は、ただいま「家出中」だそうですよ。( ぼそりと告げる低音と、虚空に向ける半眼。計らずも、それは一度は会ったとも示す内容ではあるが。) [Wed 15 Feb 2006 02:17:19]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( いつぞやこの邸宅の書庫に食客風情が陣取って、勝手に目録こさえて書物の並び順を直したのと似てないとも言えないか。 間を求めて転がったボウルを拾い上げ、喉の辺りを擦り声を整えてから ) 今晩は――…こちらには充分恥ずかしいところだと。 ええと、こんな時間しか空き時間が作れなくてまた使わせて戴きました。( ランプの光を受けて橙に染まる、自分のものとは似て非なる紅の瞳が無言の内に獣使いのシミュレーションをしていたとは思わないが、こちらが求めた以上に妙な間の長さに首を傾げ ) ………… ( 違う角度に傾いだ紅が凝視するえらいシンプルな茶褐色にもう一対の赤い視線を向けた ) …時々自分でも何をやっているんだろうと思う。 ――…そうじゃないか。 職場の連中を阿呆と呼ばわるなら、それに乗った私も大概同じ阿呆だ。 ――御使いでしたら、ここ すぐに空けますからもう少しお待ちを、……… ( ―――… ) …西園寺に夜食でも? ( 貴女がたが墓地で顔を合わせたのをこちらは知らないから、ある意味滑稽ですらある探りになるだろうか。 それどころか彼が在宅であるかすら未だに見当をつけきれずにいる ) [Wed 15 Feb 2006 01:59:37]
◆リコリス > ( 器具の配置が置き換わるだけで感付くような偏執気質の基準であるから、荒らし云々は実の所結構怪しいのだが。さて置き、少し開けた視界の中に飛び込んできたのは、柔らかな灯りの元に鎮座する――― ) ええと、 ( 振り返るのを待って口にしようとした言葉は、寝た子も飛び起きるような騒音にてタイミングを見失う罠。通常、見上げなくては視線を合わせられない成人男性が、まふまふした毛玉、それもまだ小型のアレがびくーっ!となるのに似た反応。 コワクナイヨー?とか先端がふかふかした草の一種を振ってみたくなる衝動を抑える無言劇。) ……別に、恥ずかしくは無いと思いますが。ともあれ、今晩は。( がらんぐわんぐわん――― 反響が止んだ頃、ぺこりと頭を下げて。その視線は緩々と上がって、鎮座ましますソレに向く。じー。) [Wed 15 Feb 2006 01:38:12]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 日頃御使用される方から見たならば、やっぱり以前もそして今回も片付けたつもりであっても荒らしの域を出ないのだろう。 香りが伝える茶褐色の菓子はランプの影にあたる位置に鎮座ましましてそこにある、厨房に踏み込めばそれも視野に入ろう。 その一方でこれもいつかと同じ、いい加減に髪を括って肩に引っ掛けた闖入者は油脂特有のぬめりの無くなったボウルを湯の中から引き上げていた。 もう一度今度は流水ですすいで水を切―――― ) ( びくー! とか毛を逆立てた猫毛玉よろしく後姿の肩が跳ねて、 ) ――あ。 ( 掠れ声がもう一度 )( ボウルの手が滑って ) ――っわ、 わ、 たっ ―――わ! ( くわんくわんと夜半の静寂を切り裂いてボウルが転がり ) ………… ( その乾いた音が止んだ頃、漸く声の源へと振り返り ) リコリス嬢――――…また その――…お恥ずかしいところを。 ( へっしょりと肩が落ちた。 ) [Wed 15 Feb 2006 01:16:32]
◆視線 > ( 視界を僅かに確保してくれる灯火の中に見たのは、背中。 ――…夜の中で見送った背に良く似た背格好、流れる黒髪。されど、其処に見るのはまた違うもの。取り合えず、何してらっしゃるんですかとの問いかけを向けるにはまだ遠い。まだ。 まだ。) ―――………。( 絶句という訳では無い。幾度か台所を荒し 御使用なさっていた事は知っているし、ご相伴に預かった事もある。その説は御世話になりました、というのはまた違う話として。 しかして、何を、との答えはある意味既に明確なのだ。細く拓いた扉からも漂う、独特の甘い香。) ――……ザッハトルテ様?( 何か、掠れた息遣いの欠片を聞く。それが織り成した言葉までは届かず、蝶番を小さく軋ませながら、背へと向かいて声掛けた。) [Wed 15 Feb 2006 01:02:48]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 沸かした湯の中に型だのボウルだのを放り込んでがしがしと擦る。 がっしゃんがっしゃん騒音を立てながら、自分で喧しいと思っているものだからって視線キタ…!! ) …………何やってんだろう。 ( 独り語散は食器同士がぶつかる音の中に埋没されて背後の誰かさんに届いたかどうか、とりあえず扉に制限された視界から見えるのはテーブルの上に置かれたランプのささやかな灯火とそれに照らされた袖捲りのベスト姿だろうか。 背中に黒くバッテンまでも見えたなら、どこからか借りてきた野郎向けのエプロンと見当も付くだろうか ) ――… (「何やってんだろう」聞きたい相手は己か他の誰かか。 洗い物の手を止めて零した行き場のない独り言の声は酷く掠れて半分は息。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:49:56]
◆視線 > ( ノリとしては、そんなタイミングである。普段は勝手に居城化している台所スペースに立ち入る事の少なかったのは、タイミング的な諸々の事情。日常を継続しようとすれば切り離せないと気付いたかはともかく、其方の方に足を向けてみた所、なにやら聞こえた物音。細く拓いた扉の隙間から、覗き込む先に見たものは――― 此処で冒頭に繋がる。) [Wed 15 Feb 2006 00:41:05]
お知らせ > 視線さんが入室されました。 『( 家政婦は見たかもしれない。)』 [Wed 15 Feb 2006 00:37:10]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 改めて円形の茶褐色の物体を見下ろした。 チョコレート入りスポンジと生クリームが交互に合計5層、白い層には早生の苺が適当に挟んである。 この苺スライスだって中々上手くできなくて果たして幾つ潰したやら―― )( …ならば省けと言ってしまえばそれまでなんだが。 正直に言うと教本にそう書いてあったからとそれだけの理由、今にして思えばきっと冬場の製作を想定していなかったんだろうけれど既に手遅れ。 赤白茶で色合い的にも悪くないんじゃないかと自分で自分を納得させる事にした。 そもそもこんなものを作ってみようと思った発想そのものが、賭けの対象と始めから間違っているのだし ) ………… ( 無言で後片付けの開始、扱った材料はどれもこれも油汚れが目立つ。 証拠もへったくれも無いが、できれば此処数日の乱心(と我ながら思う)は知られたくない訳で。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:26:52]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( おまけに晴天。 夜歩きに丁度良い晩――なのだけれど。 円は円でも腕組んだ眼下のそれは天空の白銀ならぬチョコレート色、事実それはチョコレート製。 血溶固冷凍 とは何処のトキノミヤコ人の真剣ジョークだろう、…それはさておき。 組んだ腕の手には行儀悪く一本のナイフ。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:08:22]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 窓の外はほぼ真円の月 )』 [Wed 15 Feb 2006 00:00:08]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『( 泡立てた卵白を混ぜて、無言で型に流し込む。 頭の中は敢えて空。 )』 [Tue 14 Feb 2006 00:11:52]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ………今 だけ――…だよな? ( 何だか柄にもない真似をしてるから。 何を考えてもろくな方向にいかないから。 今なら空模様だとか空気の冷たさにだって軽く混乱できるんだろう、 そんな状態だから――今は余計な事を考えるべきじゃないんだ。 そんなのよりこの茶褐色をどうにかしないと、ベットの煙草を総取りしてやらないと ) ( …今貰ったって喫えやしないのに ) [Tue 14 Feb 2006 00:11:36]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ………… ) ( 瞳はどんな色だったろう。 赤――…それはきっと別の人の。 髪の色は? ―――― ) [Tue 14 Feb 2006 00:04:25]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …随分怒られたし笑われもしたけど ) ――――――… どんな顔してたっけ。 ( 素朴に過ぎる独り語散 ) [Tue 14 Feb 2006 00:00:20]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 結局何時もと同じで、手前がやる事に意味なんかないんだろう。 何にも繋がらない何にもならない無為は年末見た夢と同じでそれは遠い昔の自分自身、――…そう云えばそろそろ此処に来て一年になるけれど何も手元に残らなかったし残せなかった。 失くして失くして失くして、始めから何もなかったのは事実だけれど …後は何を手放せば良いんだろう ) ( 手を止めてちらと隣を見てみても が居る訳じゃない、それは始めから 此処に来るずっと前から居なかった。 何時になったら≠ネんて――口にしたなら「また」怒られるんだろうか。 事情を知らないのに 或いは知らないからこそなんだろうが、随分怒られもしたし笑われもした。 ) ( すっかり馴染んだ生地に湯煎で溶いた茶褐色と粉を加えて混ぜる。 ――…そう云えばこんな手伝いもやった事があるような そんな憶え。 だからか、そんな話を思い出したりするのは――― ) [Mon 13 Feb 2006 23:56:26]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 玉子の黄身と砂糖を混ぜるじゃりじゃりと云う音。 両者がこなれるにしたがってそのざらつきが無くなってくる――らしい。 相変わらずその質感を表す「もったり」の程度具合が良く判らんのだけれど、それは現状と比較するしかないだろうか ) ( ………………… ) ( じゃりじゃりじゃりじゃり ) ( 何をしているんだか、と ) [Mon 13 Feb 2006 23:35:38]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 何故分離させたうち、卵白は冷やして卵黄は常温に置く必要があるのか。 考え出すときりがないからその辺は素直に教則に従うとしておいて――俎板の上でチョコレートをがすがすと砕く。 濃い茶褐色は酸化を極めた血に似ている、なんて思っていたら ) ………あいて。 ( 手の甲に包丁の刃。 その手のうっかりにはもう慣れた感があるのはどうなんだろう、無頓着を通り越してむしろ手の方をこそ切りたいのかとすら。 汲み置いた冷水の中にこの日何度目かになる手前の手を突っ込んで水に溶ける赤をぼんやりと眺めた。 ……ひとり言は止めよう、喉が痛む。 ) [Mon 13 Feb 2006 23:28:26]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ⇒2000エン。 これまでの材料の浪費金額。 …謎は謎のまま、何がって、何故チョコレートを溶かすには湯煎であってダイレクトに火にかけてはいけない理由。 生憎試してみようなんてチャレンジャー精神は持ち合わせていないから結局理由は判らずじまい、ただ教本に書かれた内容を鵜呑みにしても鶏卵が上手く割れるまで鶏卵の幾つかが尊い犠牲になったとだけは。 ) [Mon 13 Feb 2006 23:16:47]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 秒数末尾×1000エン―― )』 [Mon 13 Feb 2006 23:11:12]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( 沈黙が戻って、踵を返すまでの少しだけ長い時間。)』 [Mon 13 Feb 2006 05:55:35]
◆リコリス > ( 遠ざかる背を見送る姿勢は、館での見送り、出迎えの縮図。夜闇の中に無理矢理持ち込む論理。 見えなくなる方が、早い。 闇の先から、微かに嗤う声が聞こえた気が、した。) ――…お帰り、お待ち致しておりますよ。 …ええ。( ――…攫いに来るのを安穏と待てる程、気が長くも無いのが綺麗に纏まらない所だが。) ( 佳人を呑み込んだ闇を見やる目は、やはり睨むような視線になってしまうのは致し方ない所。) [Mon 13 Feb 2006 05:54:55]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(足音は遠ざかる)』 [Mon 13 Feb 2006 05:39:20]
◆ミカド > (戻れるんだろうか。果たせぬ約束をしたんじゃなかろうか―――そんな疑問がくるくると――夏の日 川辺 蛍のように周るも、足は止まらない。 やがて暗闇が己の身体を包み込んだ) ……。 (少しだけ遠くなった貴方の返答に、小さく笑って) [Mon 13 Feb 2006 05:38:49]
◆リコリス > ( 帰り道を指し示した指を握り締めていた手が、冷たい。血の気が失せる程力を込めて、熱の灯らない手を握り締めていたから。痺れたように感覚の鈍い手を、きつく握り締めた。 上げた視線の先に見えるのは背中。顔は、互い見えない。今は。) ( らしくないのはお互い様と、憮然とした風に言う事だって出来る。けれど、「どちら」が本当か等、小娘は考えもしない。全部嘘などありえないと断ずれば、何処までも暴論だが。) ――…ええ。其処はどうぞ、ご心配なく。( 内心の判断は、何処までも正しい。思春期の娘は親の言う事なぞ聞きやしないと、千年以上も前から決まっている。 情けないとは言わずとも、おとーさまのばか、とは山のように言える。「ばか」が「かば」になるくらい言う。) ( ――…それも、今は口にされぬ戯言。小精霊の灯火が届かない場所へと踏み出す背に向けて、まるで玄関口から投げかけるように、声音だけ平静を装って。) とうに、先約済みに御座いますから。 [Mon 13 Feb 2006 05:31:57]
◆ミカド > (横顔しか結局見せれない男は、引いた手と共に再び背中を見せた。その手に残る熱を逃がさぬように―もう片手で包む。熱が消えてしまうのならば、覚えていよう。――伏せた瞳)(――突き刺すような視線を見ていたとしても、情けない笑顔を返すだけだろう。今はひそりと背中を見せて沈黙を貫いた)(今日は君らしくない声を随分聞いた。君らしくない仕草も随分見たように思う。――だけど、今、零された言葉だけは、いつものように響いた。)(来るな家に居ろ、なんて言ってもどうせ聞きやしないんだろう。威厳が無いのは今更だ。情けないお父様―そう言われているような気がして)――――鬼_攫わ..ぬよu..気を __っけて....(掠れた声だが、促されるようにいつもの戯言一つ零して口を閉ざす。 代わりに、1歩 雑木林の作る暗闇へと進んだ。) [Mon 13 Feb 2006 05:07:21]
◆リコリス > ( もしも笑う声が聞けたならば、この場でしばき倒して持ち帰るとかやらかしかねないと、言い切れないのが所詮は小娘の所以。 罵声のバリエーションはこんな時には少なくて、一つ覚えのように馬鹿とか繰り返す羽目に陥りそうだ。何とか言葉を続けようとすれば理屈っぽくなって、その癖我侭にも程がある。 ――…じと、と半眼と言うには、やはり睨むのに近しい視線を白い顔に向けて、) ( ちゃんと頷いたのを確認して。――…安堵には遠くても、離れていく手。滲み出る慌しさは、余り見ない類の。――…想像しか出来ない、ナニカの。) ……尤も、( しっかりしているだの、賢いだの。どうにも過分な評価を頂いている身。それらを覆すような言葉を口にする事への躊躇いは、数秒。) ( 一つ、深呼吸を挟んで。) ……その前に、置いてかれたら取り合えず泣くんじゃないかと思いますので。ええ。きっと、凄くみっともなく取り乱して。だから――… ( とっとと戻ってらっしゃると、いいんです。 奈落は遠くとも、地の底からのような声音で告げて。) ……お待ちしておりますけど。また、こうして夜にふらつきますから。( 大人しく待ってやしないのだ。結局。) [Mon 13 Feb 2006 04:51:14]
◆ミカド > (罵倒と言うには甘い怒鳴り声だ。貴方には失礼ながら、驚く前に笑ってしまいそうな言葉。――だけども、一瞬詰まった空気に、握られた指先から伝わる熱に――薄靄の向こうに遠退きそうになっていた「人の感情」とやらが、注ぎ込まれた気がした)―――…。(大馬鹿野郎。尤もだ。彼女の説教めいた言葉が飛ぶ間、沈黙を貫く事で、言葉全てを受け止める。反論一つ浮かびやしない。例え浮かんだとしても、自分を引き止めてくれる言葉だと判っているからこそ、告げようとは思わないだろう。 )(かえってきてくださいますか)(―頷いた―)(帰る場所は一つ)(―頷いたー)(だから、その手を―今は―放して欲しい。――震える指先がばれないうちに。情けなくも抗えぬ血がばれない内に。――剥がす手付きは、やや慌てたものになろう。 漸く解放された掌をゆっくりと引き寄せながら)―――……。 尤も?(先を促した) [Mon 13 Feb 2006 04:31:31]
◆リコリス > ――………。( 星空を眺めるのに似て、此処からは遠い街の灯火。混じれなかった身を連れ出した手は、あの時と変わらずやはり冷たいが。 ――…馴染んだのは、何時頃からであったのか。遠い筈も無い時が、思い出せない。) ( 必要以上に意識を研ぎ澄ませている所為なのだろう。微か過ぎる空気の揺らめきは、言葉に至る前奏のように。 紡がれる言葉を待って、黙して、渦巻く一言を堪える為の沈黙。) ――…。( ひとりでも。) どうして――― ( ぎ。耳障りに軋む音は、磨り減る程に歯を食いしばる音。) こう、大馬鹿野郎様だらけなのか……!( 複数形は、いっそ八つ当たりにも近く。奥歯を噛み締めた侭の言葉は、酷く篭った響き。半眼に近い視線を上げる。 ――…流れる黒髪は乱れても、夜の艶やかさを其処に見た。隔てられる夜。この目では見えない奈落。――…でも。) 私は、買い被って下さる程には賢くも御座いませんけれど、確かに今のお父様の方が大馬鹿野郎様です。ええ。うっかり私が人間だなんて思い出してしまったら、それこそ一人でなんていられないでは無いですか。13――…嗚呼、もう14ですけれど。年端も行かない子供と言うには、些か初々しさの薄れた年齢は残念に御座いますが。( 「命令」して下さるのなら、何も言わず帰れましたのに。仮定法は卑怯者の論理。口にすらしないのだから。本当に、己はどれ程思い上がっているのか。) ……ちゃんと、かえってきて、くださいます?( 分からない訳じゃない――― 全てを知るには遠くとも、その言葉からほんの少しだけ覗ける葛藤。分かっているならば、辿り着けない理由が存在するのだと。 息を詰めて、睨む視線ばかりが強くなって、語気が低く細くなる。) ……「帰る」場所は、おひとつです。( 曖昧にならないよう、出来る限りの力を言葉に込めて。) ええ――…もしも ( これまで仮定ですら口にし無かった事を、まるで冗句か何かのように、) 万が一、おかしな方向にとち狂いやがられましたら、正気になるまで思いっきりしばき倒して蹴っ飛ばして張り倒して差し上げますから。( この上無く真剣に口にした後。) ……尤も。( 其処まで言って言葉に詰まる。 ――…ほんの少し力の緩んだ隙に、強い力で剥がされた指が滑り落ちて、だらりと垂れる。) [Mon 13 Feb 2006 04:08:01]
◆ミカド > (遠い街の灯は、蜃気楼のようにみえた。今の自分ではあそこに混じる事が出来ぬ――届かぬモノを眺める、夜の双眸は細く見詰めた。)(やがて唇が微かに開き、この葉一枚も揺らせぬような微かな溜め息が零れた。)――……。 (間) でも ――外に..出.れた今は、大丈夫だろ..う? 君は..一.人でも、ねぇ――……僕..よりもとっても、賢.いし。もう「奴隷」なん...てものでもない。……...君は...人間だよ(手を差し伸べて救った気になっていた。最初は。でも、今は――ドチラが救われているのやら。彼女と話している時の僕は少しは人のようであったと、願いたい。)(そんな戯言が浮かんで、首をゆっくりと横に振った。―それは、まるで「行き先」への問いの答えのように)分....からな..いんじゃな.い――(そう、多分「選べない」だけなんだ。今の状況から脱する為の方法は、無いわけじゃない。とても簡単な事から、難しい事まで――今まで同属と関わってきた鬼だからこそ分かる事も有る。だけど、それらを選びたくないが為の躊躇と、停止。)(だから)――帰.れ.ない..のは...分かるんだ。今_此処で..、君の手を取れないの..も理解_して..iる。(水平な視線が再び掌へ落ちた。―再び――今度は、先程よりも強く剥がそうと)ねぇ...だ.から、帰って....欲..しい。大丈夫.さ、ちゃん..と、帰るから。..何時も..のように、帰るから。 ..カエル場所...なん..て一つなの..だし。 [Mon 13 Feb 2006 03:18:13]
◆リコリス > ――……はい。( 疑問符のつかない疑問形。思う事を、只途切れないように繋げる言葉が呼びかけの声の止まる。 ――…名前。それが、彼の唇から紡がれた事に安堵しているなんて、どうかしている。) ……はい。( 同じ言葉を繰り返す。握り締める指先は手袋に包まれたもの。――…引っ張れば取れるのだろうか。無茶な事を考える。遮蔽するものがあっては、触れている事にもならないじゃないか。子供じみているというより、無茶苦茶な理屈が頭の隅で過ぎる。) ( 氷のようとは言わずとも、熱を分け合えない手はやはり冷たいのだろう。熱を欲する衝動を、所詮ヒト種が理解することは無くとも。 躊躇いに漬け込むようにして離さない手は、いっそ裏切りに近い。望まれる事を成さないのだから。) はい――…まだおりますよ、お父様。( 一人じゃ帰れないなんて、どんな迷子なのか。――…迷子はどっちなのやらとは、口にも出来ない戯言。平静を装う小娘の声音が何処まで再現出来たかは不明。滲む焦燥に気付く癖に、此処にいる等とのたまうのだ。) ( そして、眼差しを追いかけるように視線を推移させれば、街の明かりが遠く星のように。 暫くの無言劇。返らない言葉と満ちる沈黙に、ぽつりと混ぜる音。) ……私一人では、あの中に出て行く事すら出来なかったのですよ。癪では御座いますが。( 今此処にいるのも、檻の外から差し伸べられた手を取る事を選んでの事。 ――…選ぶと言えば傲慢な。) まあ、それはそれとして。……お一人では、行き先すらも分からないのでは御座いませんか。 [Mon 13 Feb 2006 02:36:57]
◆ミカド > リコリス(名を呼んだ、言葉を途切らせる為に)(その言葉に乗るのは簡単なんだ。自分で作った居場所に帰るのは本当に簡単。このままこの小さな指先に手を委ねて、ただ黙って足を進ませればいい。―――その結果、訪れる結末さえも。 )リコリス――…。(二度目、並べられる言葉は何かから目を逸らす為のようにも聞こえた。)(こうしている今だって、この暖かさが欲しくて妬ましくて羨ましくて―― 一線を忘れてしまったら、傍に居る「娘」は「餌」にしか見えなくなるだろう。 事実、この指を剥がす力にとて躊躇いがあるんだ。 ) ―――…リコリス。(叫び声と云うには、やや控えめな―それでも、普段の声に比べたら、焦りを感じる問い掛け) (何処へ)――――……。(何処にだろう。)(問いの答えが浮かばない。戯言さえ浮かばない――答えられない沈黙。払いのけようとする手さえ止まり、ただ、視線だけが掌から、水平に街の灯を見て) …。 (結果、言葉の無いまま、男は動けなくなった)(ある意味、それが返事になるのかもしれない) [Mon 13 Feb 2006 01:50:52]
◆リコリス > …承知しておりますとも。いえ――…その、つもりでは御座いますよ。( 断言、もしくは願望形。我侭や無茶を言っている自覚は存在する。握り締めて放さない指先が、一番顕著な形で。) ……分かっている訳では御座いませんよ。だから、無茶も言いますとも。( 深淵の底に届かない手。理解と言うには、至れぬ場所は余りにも遠い。だからといって、抱くのは諦観ですら無い。 ――…多分、推測されている程には聡くない。曖昧な予感一つで、手が離せなくなるくらいには愚かなのだ。) ( ほつれた髪、構われない身形。いつも白かった手袋を染めたのは、赤ならずとも。) ……人様の事は申せませんけれど、凄い格好になっておりますのよ。一度戻って、御着替えになるくらい宜しいではございませんか。――…私とて、その間にお茶の準備くらいは出来ますとも。 …家出になってないとか言うのは聞きませんから。最初から、そんなの――… ( 違うと言い切れるだけの材料も無い癖に、無茶を言う。続いてきた日常を引き戻そうと足掻くような言葉ばかり並べて、その先を恐れている。言葉ばかり早口になって、指を剥がそうとする手にが掛かったのに気付いた途端、 ) ……お一人で、何処に行かれるおつもりですか…ッ [Mon 13 Feb 2006 01:17:16]
◆ミカド > 握る指先の強さに、彼女らしからぬ語気に、自然と瞳が見開かれる。――簡単に落とせると思った彼女の掌は、己の指先に、しかりと絡んでいた。視線だけをその掌に暫く落として)お..父様はふざけて_ いるわけじゃ.なぃ。(何時もならば、嬉しささえ感じただろう彼女の態度も、今は苦笑が滲む行為でしかない。それが口惜しくもあるが、そう思えるのは今までが在るからだ。その”今まで”を全て白紙に戻すような瞬間を迎えるよりは、良い。……己を止める細く小さな指先を、剥がし落とそうと添えた指先が動き)我儘_を言う....は止めなさiい。 僕が 如何して こんな事を言うのか ―――― (彼女が如何してこんな態度になるのか) 理解っているんだろう ? (聡い彼女は、何時だって沈黙の裏側に理解を隠してた。今だって――普段ならきっと、素直に帰っているに違いない。なのに今日に限ってこんな風に言い出すなんて――…この予想が間違っているなら、それはそれで構わない。――だけど、もしそうであるなら、尚更、今、戻りたくない、と、思う)(指を剥がす力は強くなるだろう) [Mon 13 Feb 2006 00:48:31]
◆リコリス > ( 確かに時々自爆的な無茶をやらかす御方ではある。首の角度が大変な事になられたり、某チョコケーキ様に車○空間にぶっ飛ばされたりなさる事はあるが。そんな諸々はさて置き、街の方角を指し示す見慣れた白亜が、今はその形容が当て嵌まらないと薄い灯火の元で気付かされる。 ――…全てを理解し得る訳では無くとも、己の知る範囲での「不自然」には、小娘とて気付いてしまうからこそ、離れろと命ずるように、願うように灯りを指し示した指を握り込む。 沁みる冷たさは、夜気なのか体温なのか、区別はつけられないが。) ……そのいけないは、一応年頃間近の娘が夜中にうろつくなってご心配でしょうか。 ――…だとしたら、一人で帰らせる時点で却下ですとか申しますよ。( 落ちる沈黙の合間に挟む言葉は、抑揚は追いつかずとも酷い早口。その先を畳み伏せるような横暴は、) ( ――…家出を続けるとの言葉に一度絶句して。指先を握る手に添えられたもう片方の手に抗うように、力を込めた。) 置手紙も無しの家出は、反則に御座いましょう、に。 ――…ああ、もう……!( 聞こえない。謝る声など聞いてなぞやるものか。そんな笑みなど見えたものか。子供が駄々捏ねるように頭を一度強く振って。) [Mon 13 Feb 2006 00:17:22]
お知らせ > リコリスさんが来ました。 『( ――夜の続き。)』 [Mon 13 Feb 2006 00:06:42]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『――墓地――』 [Mon 13 Feb 2006 00:05:35]
お知らせ > ジャスティス@コロセウム客席さんが退室されました。 『おおう、激しい肉体のぶつかり合いに目が離せない』 [Sat 11 Feb 2006 22:35:32]
◆ジャスティス@コロセウム客席 > (ちょっと面白そうに笑う) こういう役柄なのね、彼女。まぁなんだか板についているっていうか、似合ってるけど……っ!? (びくん、レイの突撃にやや驚きながらその戦いを見守って……) [Sat 11 Feb 2006 22:28:13]
◆ジャスティス@コロセウム客席 > おおう、悪役だなぁ……。 (芝居がかった口調に、日ごろのオフの時の彼女の姿と比べてみて) [Sat 11 Feb 2006 22:27:20]
◆ジャスティス@コロセウム客席 > あっ、出て来た! (三人の奴隷と、そして見慣れた闘奴の姿。遠くから見下ろしているというのに、むしろふだにょりもその大きさが際立つような気がする。自分だったら萎縮してしまいそうだ) え?へ、いやいやっ! (アンタは何人に賭けているんだい?と質問されて何とか言葉を濁しながらも生唾を飲み込む) [Sat 11 Feb 2006 22:18:05]
◆ジャスティス@コロセウム客席 > レイがでてくるのは、まだ……かな? (とりあえずこの盛り上がりぐあいだと、もうすぐ出てくるのだろう。お金がかかっている周囲の観客とは違い、どちらかと言うと心配そうと言うか、もっと単純に周りの空気に呑まれておろおろしながらまだ空のスペースを見守って) [Sat 11 Feb 2006 22:10:04]
◆ジャスティス@コロセウム客席 > パンツとセーターのような私服に、フード付きの外套を着込んだ一人の女は、キョロキョロと始めてくるように不安げな顔をしながらも、入場券だけ握り締めて、適当な席に座る。) えっと、この時間で大丈夫よね? (なんだか不安そうに、盛り上がる観客達の間で小さくなって) [Sat 11 Feb 2006 22:02:16]
お知らせ > ジャスティス@コロセウム客席さんが入室されました。 [Sat 11 Feb 2006 21:59:00]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 [Sat 11 Feb 2006 06:42:48]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……………………… ) ( ……… ) ( … ) ( ――…ああ、そうか。 自分でも出来栄えを知らないような代物なんかを持ち出して、それでも毎回美味いと言うのはあいつくらいだからだ。 味見なんかしたって自分じゃ判らないから、本当は物凄く不味いのかも知れないのに――…仮に砂糖と塩を間違えた珈琲だって黙って飲みそうだ。 そう云う手合い。 わざとそうしてみようかとは流石に思わないし、そもそも別に美味いと言われたい訳でもない。 けど、 ) ……何処行った、ばか。 ( 本を床に置き、膝を抱え直して後頭部を扉に当てた。 ――何も伝わらない。 只管無音。 本当はやっぱり中に居るんじゃないかと耳を澄まそうにも、中座しただけの眠りはそこで断ち切れてはいなくてゆるゆると首と瞼が同時に落ちた。 消費した生命力を睡眠時間で補うにも限度があるか そうぼんやりと自覚しながら―― ) [Sat 11 Feb 2006 06:41:15]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …何だか話の繋がり方が変。 対象が無いと言っておいて、何故そんな後段が続くんだろう ) [Sat 11 Feb 2006 06:26:38]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――――――… ) ( あれ ) [Sat 11 Feb 2006 06:24:26]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…切欠は他愛も無い戯言、売り言葉に買い言葉。 ただ作れるか作れないかが話題に上っただけで、別に誰かに食わそうと思って挑む訳じゃない。 それに―― ) ( そうする相手が居る訳でもなし。 この扉の向こうには、おそらく誰も居ないんだろう ) [Sat 11 Feb 2006 06:23:44]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……そうこうする内に何時ものが来て。 厨房は誰かさんの聖域だから、汚す訳にはいかなくて 洗面所に退避して。 それで今日のところは諦めたんだっけ――――記憶は何処までも曖昧。 たかだか数時間前の記憶も血ごと吐き出しちまったんだろうか、何でこんな御門違いも甚だしいものを読み耽る羽目になったのか、その経緯なら明確に思い出せるのに ) [Sat 11 Feb 2006 06:19:29]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 首筋が凝っているのは膝を抱えたその上に額を押し当てる妙な体勢が原因らしい、両腕の内側の血行が遮られていて軽く痺れた。 腕を解いて落ちた本を拾い上げて、その題字を眺めて半眼が溜息を吐いた。 ややもすれば開き癖のついた菓子作りのHow toを記したそれ、大概の書籍を読むのは好きだし苦にはならないけれど、「生地の種がもったりするまで」だとか「メレンゲがぴんと立たない程度に」だとか「程良い甘さに」だとか、言葉で説明されても想像がつかない表現が多過ぎた。 ――そもそも、何故チョコレートは湯煎にしないといけないんだろう。 鍋に入れて直接火にかけちゃいけないんだろうか――兎も角訳の判らないだらけで。 どのみち一度で出来やしないだろうからと、試しに内緒で厨房を借りてみて案の定玉砕して そうして――…… … ) [Sat 11 Feb 2006 06:11:54]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ……ん。 ( ――…ああ、本が落ちたな。 気怠げな半眼未満が緩く開く。 夜明け前の容赦のない冷気が堪えて、肩を竦め ) ( 転寝をしていたか=@ひとり言にもならない音声未満、唇だけがそう動いた ) [Sat 11 Feb 2006 06:00:47]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 紙を束ねたものが落ちる、耳に慣れた音 ) [Sat 11 Feb 2006 05:54:41]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( ばさり。 )』 [Sat 11 Feb 2006 05:49:13]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 月見て待とうにも生憎の曇天。 星のひとつも見えない夜 )』 [Wed 8 Feb 2006 22:45:27]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 鬼祓いの慣習が苦手だと話したその後。 それなら(信じられると結び直した約束、――聞かなかった事にしようと言って目を逸らしたのはこっちじゃないか。 …以前指摘された何かと物事を悪い方へと結びつける癖。 だから勿論「其れ」と「此れ」が一本の糸で繋がると、それは思い込みに過ぎないとしても―― ) ( 鳩ならぬ梟を目の代わりに飛ばさずには居られなかった。 「2匹目」を宿して以来ノイズが酷く入るようになって、余り良く見えないから場所を絞って――共同墓地、店の名前も忘れた仕立屋に何かの淹れ方が美味いと言っていたオープンカフェ。 それから―――― ) ( 行きそうな場所の心当たりをこれっぽっちも知らない。 ) ――…今更だ。 ( 向かい合っていた扉に背を預けてそのまま座り込んだ。 在室ならそれで良い。 何を開かないドアストッパーの真似事なんか、そう揶揄されるのならそれで良い。 誰かさんじゃあるまいしプライバシーの侵害なんかやりたくないと返してやろう ) [Wed 8 Feb 2006 22:41:01]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ………あるじゃないか。 ) [Wed 8 Feb 2006 22:24:58]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …節分とやらはもう終わった。 所詮異国の風習、もう街中の何処を探しても節分豆のひとつだって残っちゃいない――おそらくはまとめて貪欲な鳩の胃袋の中だ。 だから忌々しい時期はもう過ぎたと、今頃嬉々として羽根でも伸ばしている可能性だってある。 だとしたらこんな無駄な事はしないで戻りを待てば良い。 そもそも在室であればただの杞憂なのだし、幾ら考え過ぎだと云われたとしてもそこまで何か気懸かりな事も―――――― ) [Wed 8 Feb 2006 22:23:11]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 視界の中で手先の形がぶれる――「消える」。 灯りのない暗がりの中でその部位は湿度の高い空気の塊になる、文字通りの霧消。 それを全身に及ぼしてしまえば扉の向こうに容易に侵入できるだろうしそれが一番早い。 けど―― ) ( 霧の塊を自身と認識し直して実体に戻した。 思い留まった理由は人外の異能を嫌ったとかプライバシーの侵害だとか、そんな道徳心ではないけれど ) [Wed 8 Feb 2006 22:14:00]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 確かめようと思えばそれはとても簡単な事、鍵が掛かっているとしても扉なんか蹴破ってしまえば良い。 誰かさん曰く「ばか力」らしいから――それくらいやらかしてもおかしくは無いのだろうし、 ……… ) ( …我ながら偶に物凄く野蛮だと思ったからそれは避けるにしても。 仮に施錠済みだとしても、鍵穴と云うものは存在するし扉と壁の隙間だって皆無ではないだろう。 ――軽く指先で扉に触れる。 殆ど紫に近いその色だとか無駄に鋭い爪の形だとか、そんなものを気の無い目で眺めてほんの少し頭の中を空にする「此処には無い」と「此処に存在する」 矛盾する事象の並列化 ) [Wed 8 Feb 2006 22:04:45]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ………………… ) ( 反応はない。 聞き落とされたか――耳が良いのだと何時ぞや何かの折りに聞いた事があるからそれはあるまい。 もっともこの扉の先に続く部屋の奥にはもうひとつ小部屋があるから、そちらに居るのであれば聞こえない可能性もある。 現に本人も閉じ篭るとは言っていた。 けれど、遠くもない数日前を顧みるに何も言わずに其方へ篭るとは――… ) ( 思えない と言い切るにはおこがましい話。 ただ事実関係を辿るなら、姿が無くなってその後部屋には施錠がされていた それだけ。 「猫」 「吸血鬼=v 「荒らした部屋」 その空白の間に何かあったか、何があったか。 扉の向こうが在室か空室なのかすら確かめられずに居る ) [Wed 8 Feb 2006 21:48:39]
◆扉@西園寺邸 > ( 無音の間 ) [Wed 8 Feb 2006 21:36:08]
◆扉@西園寺邸 > ( 扉の向こうに仮に誰かが居たとしても、ともすれば聞き逃してしまいそうな弱い音が2度鳴った。 ――――間が空いて同じ強さでもう一回 ) [Wed 8 Feb 2006 21:29:16]
お知らせ > 扉@西園寺邸さんが入室されました。 『( Knock )』 [Wed 8 Feb 2006 21:26:47]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(―そして鍵は外される)』 [Tue 7 Feb 2006 03:47:32]
◆ミカド@自室 > (膝に力を入れる。 襟元を正す) [Tue 7 Feb 2006 03:45:27]
◆ミカド@自室 > (飲み干した瓶 底にこびりつく血)――――……。 [Tue 7 Feb 2006 03:45:06]
◆ミカド@自室 > ( ― なんだって、今更だ。 僕は夢を見ない―筈、だ。 なのに今、僕が見たものは夢そのもので――いや、記憶をひっくり返しただけか?どちらにしても、悪夢だと言うのが笑えるじゃないか。頬をズルリと撫で付けながら、身体を起こしていく。――軋む寝台が、僕を少しずつ此処へと引き戻してくれた)――――・・……。(無意識に伸ばす枕元。―其処には血の瓶詰めが並んでる。…空き瓶は、さて幾つになっただろう。―― 一気に飲み干す「それ」。空腹は癒えるが――) ………。 (もう)(そろそろ、___だと思う。 ) [Tue 7 Feb 2006 03:40:09]
◆ミカド@自室 > (頭の中を掻きまわされたような痛みに目を覚ます。 叫び声をあげるために目一杯吸い込んだ呼吸、膨らむ胸―― 後少しで「声」になるという瞬間、口を無理矢理塞いだのは、自分の手だった。) ―――――。 (まだ 目を覚ませた。)(吐き出す息が引き攣れる―その音を聞きながら、暗闇を警戒するかのように辺りを見回す。 ――目を閉じた時と変わらぬ小部屋に、いる。 同時に まだ「自分」が「自分」だと理解できた) [Tue 7 Feb 2006 03:25:22]
◆ミカド@自室 > ―――もう どうしようとも おもわないよ [Tue 7 Feb 2006 03:19:13]
◆ミカド@自室 > (じゃあ――どうしようか) [Tue 7 Feb 2006 03:17:48]
◆ミカド@自室 > (結果は 彼女 の怒りをかう行為を実行したと云う事実だけが僕に残る) ( 希望を掴んだら、其れが絶望の始まりだった。――なんて、誰かが訳した本の一節のようじゃないか。 でも、事実。 途切れた時間をやり直すためには、僕には人間が必要だったし、人間のフリをする事も必要で、人間である事が必要だった《》。 必要不可欠のキーワードは二度と手に出来ぬ蜃気楼。 ―― 赤い餌を啜りながら、自覚したどうしようもない 鬼の身よ) [Tue 7 Feb 2006 03:09:25]
◆ミカド@自室 > (―――空腹―――) [Tue 7 Feb 2006 02:58:26]
◆ミカド@自室 > (彼女から逃げた? 距離が開いただけじゃないか。 よしんば彼女から逃げれたとしよう。何もかもを忘れて、新しいナにかに生まれ変わる事が出来ると思っていたのカイ? 体は今もツメタク 血は流れズ ― 角の代わりに生えた牙は 今だ健在 何よりも ほら) [Tue 7 Feb 2006 02:58:09]
◆ミカド@自室 > ( だから どうした ) [Tue 7 Feb 2006 02:51:37]
◆ミカド@自室 > (彼女から離れて、手にした自由。――僕は最初、彼女から離れれば充分なのだと思っていた。―それで僕は、途切れた時間をやり直せると 最初 思っていたんだ。 本当に最初だけ。 ――船から下りて、 三歩進んで、土の感触を確かめたら―――直ぐに、理解した) [Tue 7 Feb 2006 02:44:42]
◆ミカド@自室 > (彼女 の手が絡まぬ場所に立ったんだと、嗚咽を漏らした) [Tue 7 Feb 2006 02:36:27]
◆ミカド@自室 > (彼女 の声が聞こえぬ場所に着たんだと、震えた) [Tue 7 Feb 2006 02:33:35]
◆ミカド@自室 > (彼女 の緋色が届かぬ所へ居るんだと、実感した。) [Tue 7 Feb 2006 02:33:14]
◆ミカド@自室 > (朱鷺乃都の地は遠く――海の向こうに、波の向こう――唯一繋がっている空を見上げて、漸く――深呼吸が出来た) [Tue 7 Feb 2006 02:29:03]
◆ミカド@自室 > (僕は、ヴェイトスの地を踏んだ時の安堵感を忘れられない) [Tue 7 Feb 2006 02:08:11]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『(―夢の中―)』 [Tue 7 Feb 2006 02:06:26]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『―――――』 [Mon 6 Feb 2006 02:31:52]
◆ミカド@自室 > (早く、此処から出よう、と、思った) [Mon 6 Feb 2006 02:31:38]
◆ミカド@自室 > [Mon 6 Feb 2006 02:30:23]
◆ミカド@自室 > ( 何も掴めずに落ちる ) [Mon 6 Feb 2006 02:30:21]
◆ミカド@自室 > [Mon 6 Feb 2006 02:28:35]
◆ミカド@自室 > (瞼の裏に描いた虚像――暗闇に手を伸ばし、その幻を掴もうと――何時かのように掻き回す黒の静寂) [Mon 6 Feb 2006 02:28:27]
◆ミカド@自室 > (どうせなら、聞いてみればよかったんだ。「僕が居なくなった後は如何したい」と。――彼女はこの場に一人で残っていると云う事は無いと言ったのを、薄らと思い出す)―――……。(彼女の手を放すなと、誰が言ったんだっけ )(彼女を殺めてはならないと、如何して言われたんだっけ )(彼女を ) [Mon 6 Feb 2006 02:27:16]
◆ミカド@自室 > ――――………。(この半年で成長した彼女は、見ていて楽しかった。彼女の考え方は、退屈な時間を少しだけ変えてくれた。 彼女に救われたこともある。彼女に教えられたこともある。忘れかけていたものを思い出させてくれた?―――言葉にすると、とても陳腐に聞こえるのだけど、僕はあの子に会えた事に、今更ながらに感謝を)―――………。 (砂浜の言葉―墓場の前で―此処で) [Mon 6 Feb 2006 02:15:14]
◆ミカド@自室 > ――――。(と,なれば。此処に何時までも篭もっている場合ではない。理性がなくなってしまったら、何をするか分からない。――それは僕ではなく、この屋敷に住まう娘や、友人の方が詳しいだろう。 ) ―――― ………。 (残された時間で、出来ることはなんだろう――飢えを誤魔化す為に、考える事を続けた。 開いた瞼を落として―― ).........................................。(僕が居なくなったら、先ず困るのは娘だろう。保護者だと名乗りをあげた手前申し訳ないが――突然放りだされることになる。でも、僕よりも確りとした子だから、少し慌てはするかもしれないけど、その後は如何にでもできるだろう――と、思う。 )(赤い羽根と、白い肌。 似た色をしていて、異なるその瞳) [Mon 6 Feb 2006 01:56:07]
◆ミカド@自室 > (もう此処まで来ると、自分の変化を淡々と迎えるしかない。 抵抗は元より無意味と知っている。 ――深呼吸は何時しか溜め息になった。 循環しない小部屋の空気に、冷たい吐息が混じるのが見えるような妄想――)――――………。(同時に)(日に日に「飢え」が強くなっているように思う。 如何やら僕は、赤い始祖へ繋がる河を越える前に、何処かへ流されてしまう方らしい) [Mon 6 Feb 2006 01:34:00]
◆ミカド@自室 > (嵐が過ぎ去るのを待つように、寝台の上で寝転がっていたら、悪化した。―言葉にするととっても簡単。短くて微笑みすら浮かぶ。――実際余りの変わり様に微笑んだが。)―――――………。(寝台しかない小さな部屋の中、視線だけをめぐらせて声の主を探したが――見付からない。 そりゃそうだと思った。誰かが入ってこられる筈が無い――…) Ka ぎを かけt....a ......(鍵をかけた。自室にも小部屋にもかけた。だから、誰かが入ってこられる筈が無い。―喉を撫でながら、深呼吸を一つ) [Mon 6 Feb 2006 01:17:57]
◆ミカド@自室 > (最初、誰の声だと思った) [Mon 6 Feb 2006 01:10:40]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『(― 唸り声 ―)』 [Mon 6 Feb 2006 01:04:00]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(再び閉じ篭る小部屋の中。)』 [Sun 5 Feb 2006 03:15:52]
◆ミカド@自室 > (その囁きは誰のものか――…。)(首を横に振って、考える事を止めた。)(今だ重い―それどころか、動く事を拒むかのような身体を引き摺って立ち上がる。――拍子に膝から転がった杭が、からりと鳴った。)――――………。(杭先で突付いた胸の辺りを握り)(拾い上げると、大切そうに撫でて) [Sun 5 Feb 2006 03:15:36]
◆ミカド@自室 > ―――――……。(可笑しな矛盾。)(だって、楽になりたいんだろう?――その為に此処に着たのに。 友人に洩らしてしまった言葉は嘘じゃない。――嘘じゃない。 )………。(ならば、このまま、黒い血の本能が疼くままに、理性の鎖を外してやればいい。――其れが嫌だと言うのなら、このまま、杭を押し込んで――) (楽になれるよ?) [Sun 5 Feb 2006 03:06:16]
◆ミカド@自室 > ―――……。(シャツの上から当てただけで、既に『痛み』がはしった。―― 一度目は『どうなるか』を知る為に強引に掌に穿たれた。 二度目は、 とした僕を止める為に、腹に。 ) ―――……。 (杭を握った指先に、刹那力を篭めるが――直ぐに緩めて、膝の上に杭を落とす。) どうかしてる。 (『命を絶つべきじゃない』なんて、戯言口にしたくないが、進んで終わらせたいとも思わない…? ) (あれ) [Sun 5 Feb 2006 03:00:10]
◆ミカド@自室 > (――杭に貫かれるという事は――今この瞬間、この場所に自分を縫いとめる事。 現世にあって、現世に無い私達が、正しく現世に縫いとめられ、停止する瞬間。 私達の終焉は、その矛盾によって齎される。)―――……・・・・。(若い女の声を頭の中で反芻した。彼女が語った杭の解釈が正しいか、正しくないかはともあれ―――僕はこれを穿たれる事により、動けなくなる) [Sun 5 Feb 2006 02:47:47]
◆ミカド@自室 > (蒼猫の彼女も、これは…確か?恐らく?弱点の筈。…だからこその「頑丈な梱包」だったんだろう。苦労をかけた。後々殴られるのも覚悟の上。――”後々”が在ればいいが――なんて、思いもするけれど)――……(触れた先端は、肉を貫くには、丸過ぎた。――刃のように、針のように鋭いわけじゃない。まるで骨から削りだしたかのような白木の杭は、禍々しいというよりも――こうしてみる限り、ただの木片でしかない)―――……。(掌の中でしばらく弄び、眺めていた其れを徐ら―――胸へあて) [Sun 5 Feb 2006 02:31:38]
◆ミカド@自室 > ――――……。(過去二回。僕はこの杭に貫かれた事が在る。)(用意された杭は、自分の肘から指先程度の長さしかない。でも、これは「吸血鬼を消滅させる事」を目的に作られた杭だ。 使い魔が蒼猫の友人に頼んだ一つ。 丁寧に梱包された杭を見て、笑ったものだ)――……さて。 [Sun 5 Feb 2006 02:21:57]
◆ミカド@自室 > (並べる…と、言っても弱点全てが並んでいるわけじゃない。もし、そんな事になっていたら、僕は同じ部屋に居られないだろう。何せ、大蒜は匂いを嗅ぐだけで、気が遠くなる。――こんな物を薬味として入れるフォーウン料理があるらしいが、信じられん。…馬蹄は、身体中を、無理矢理押し潰されそうな恐怖が付き纏う。触れば少し触れただけでも火傷に似た傷が浮かび上がった。聖画は、チラリとでも紅の双眸に映しただけで、目は焼かれ、力が抜けて動けなくなる。其れはまるで毒霧のよう。試した事は無いが、そのまま動けなかったとしたら…体が崩れるのではないかと思う。 そして―――杭。)―――……・…。(唯一、触れられる「其れ」を片手に、僕は尖った先端に指先を這わせた) [Sun 5 Feb 2006 02:12:01]
◆ミカド@自室 > (馬蹄・聖画・大蒜に杭。――苦手と言い方も正しくは無いか。こうして並べるだけで、最早其処に近づくことすら出来ぬ。) [Sun 5 Feb 2006 02:01:05]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『(僕が苦手なものは)』 [Sun 5 Feb 2006 01:56:40]
お知らせ > ミカド@小部屋さんが帰りました。 『(己の胸に杭を付きたてる程度の理性は欲しいものだ――)(主は再び黒い夢の中へ)』 [Sat 4 Feb 2006 04:09:54]
◆ミカド@小部屋 > ――――………。(次の一本で、予備も無くなる。――初めて2日続けて瓶詰めの追加を頼む事になりそうだ。)――――……聖画と馬蹄も、用意してもらうかい? (自分への皮肉も、今は冗談にならない) [Sat 4 Feb 2006 04:07:05]
◆ミカド@小部屋 > (頷く筈は無い。知ってる。――でも、逝くというなら止めない人だから。きっと何時もと同じ「さようなら」)―――………。(嫌なことを思い出している自覚が在る。掻き消すように両手で顔を擦った。 腹が減ると碌なことを考えないと言うのは、本当らしい――…。)……・………。 [Sat 4 Feb 2006 04:03:32]
◆ミカド@小部屋 > ―――思ったよりも少し、早かったけどね。 (零す言葉に落胆は無い。季節を迎えるのと同じ響き。――ただ心残りがあるとすれば、果たせない約束の数々。――戯れに「次回」を約束した言葉達。)―――……。(昔話をする約束も、出迎える約束も、また踊る約束も、約束も、約束も―――…いつか戻るから、と貴方に言った約束も。全て落として忘れていくんだ。――これでいい?) [Sat 4 Feb 2006 03:59:46]
◆ミカド@小部屋 > (自分の身に何が起きているかなんて明らかだ。――過去、何度か僕は見た事がある。 今の僕のような状況の同属を。)――――………。(僕はこれから、狂っていくんだろう。――僕が望んだ通りに。) ……(暗闇尚暗い所へ。 光を拒む所へ。 落ちて、 落ちて 。 もう何も考えなくていいように) ―――― 。(あんな事を、彼の前で口にしたからだろう。言葉には言霊が宿ると、誰が言ったのやら。ほらみろ――現実になってしまった) [Sat 4 Feb 2006 03:53:36]
◆ミカド@小部屋 > (棺桶―――…)――――……・・・・・・。(顔を隠すように額を腕で覆う。――体の重さは相変わらずだ。吐き出す息は、物欲しげに喘ぐ女の声のよう。)――――……・・。(昨日、直ぐに届けさせた瓶詰めを三つ全て空けたと言うのに―――…)( 足りない ) [Sat 4 Feb 2006 03:41:34]
◆ミカド@小部屋 > (珍しく…夢の中に「人」の姿があった気もする。――何時もの黒いだけの夢じゃないのが、少し嬉しかったから、慌てて目を覚ましたのに、覚えていられないなんて。――そんな事を昨日から何度か繰り返していた) ―――………。 (光の類いを一切遮断した小さな小部屋。 寝台の上から見上げれば、それで全てがわかる程度の部屋だ。 ―人の気配が、生き物の気配が無いこの部屋を、「棺桶」と呼んだ) [Sat 4 Feb 2006 03:28:28]
◆ミカド@小部屋 > (―――……短い夢の終わりに気が付いて、目を覚ました) [Sat 4 Feb 2006 03:18:53]
お知らせ > ミカド@小部屋さんが来ました。 『(――棺桶と呼ばれる部屋にて――)』 [Sat 4 Feb 2006 03:14:16]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(自室に鍵をかけた。棺桶に鍵をかけた。――― にも鍵をかけた)』 [Fri 3 Feb 2006 02:41:24]
◆ミカド@自室 > (何度も言い聞かせるように繰り返す言葉が、自分を落ち着かせる為の言葉だと言うことは分かっている。 もし今の状況が自分以外の誰かのものだったのなら――きっと自分は―――……) ……。 (机の上を撫でていた掌が、引出しを探る。…予備の瓶詰めは腐ってた。もう呑めそうにない。 久し振りに使い魔に頼む事になりそうだ。)(あぁ、でもその前に――) [Fri 3 Feb 2006 02:36:29]
◆ミカド@自室 > (首を横に振る。何度も振る。黒髪が乱れ、頬に張り付くが、それでも尚、横に振る)(朱鷺乃都の風習が、変な具合に流れ込んだ所為だ――…これが自分を思ったよりも追い詰めていたのだろう。 居住区にも、この館の外にもその声は響いていたから、寝ている間も痛みが蓄積されていたに違いない。―あと、日光だ。昼間は部屋の真中に鎮座している、この寝台で寝ると日光を浴びるから―――その所為で、きっと、そう。)(そうだとも) [Fri 3 Feb 2006 02:21:17]
◆ミカド@自室 > ―――――…………。 [Fri 3 Feb 2006 02:17:10]
◆ミカド@自室 > ――――――――……。(今日は――……) [Fri 3 Feb 2006 02:16:32]
◆ミカド@自室 > (力がいまいち入らない膝を動かして、机の上の確認した。週間新聞は何部溜まっているだろう――…手紙も、催促状も。)―――……。(掌で机の上を撫でる――無い。) ? ( 机の感触に驚いたように掌を引いた。――無い。 寝る前に確認した手紙があるだけ、で) ……。 (無い) [Fri 3 Feb 2006 02:10:28]
◆ミカド@自室 > ―――起こしてくれれば良いのに。まったく――…(それ程長く寝ていたのなら、少しくらい気がついてくれても良いのに。 まぁ、でもそんなに寝倒していたのだとしたら、隣に友人の姿がないのも頷ける。――…いや、朝―少なくとも、寝る前には既にいなかったのだけど。約束をしたのなら、守ってくれる筈、だ。律儀な男だから、寝る時は一応此処に――くる?こない…_、ちょっとこの辺は断言できないぞ。ふふふ。(後半、声がもれていたり――ともあれ。 )(日付けを確認しなければ――……手紙の確認も。) [Fri 3 Feb 2006 02:00:31]
◆ミカド@自室 > (丸めた背中を伸ばすのが辛い。――瞼を開けるのが辛い。――わざわざ要らぬ深呼吸までしてみたが、何一つ変わらない。 気の所為じゃないらしい。…まるで病にでもかかったよう。 俯いて顔を覆ったが最後。動けなくなりそうだ。――…空腹の所為だとしても、少し…)――――可笑しいな。 (声に出して確認する。――その声も、微かに掠れていて「乾き」が顕著に表れていた。)…………。(これは、余程長く寝ていたに違いない) [Fri 3 Feb 2006 01:53:08]
◆ミカド@自室 > ――――………。(砂漠に出た旅人と同じように、喉がひりつく。 昨日の餌の味が酷く遠く思えて、卑しく喉を上下させた。)(…… そう、昨日。昨日食べた筈だ。 いや、もしかしたら、何らかの原因により、一週間そこら寝続けていた? ――……可能性はある。もしそうならば、机の上には手紙が溜まっているだろう。確認しなければ。――寝台の上から起き上がろうと、四肢を動かす。――空腹の所為だろうか。酷く重い。――あぁ、只でさえ居住区に溢れる「呪い」の声に弱っていると言うのに、煩わしい)――――……んぅ――……。(引き摺るようにして足を落とすと、暫く顔を擦り) [Fri 3 Feb 2006 01:34:36]
◆ミカド@自室 > ――――………。(繋がっている。中はまだどうかは知らんが、少なくとも血は無い。痣のように残るのみだ。)………………。(では、他のところを怪我でもしていたか。友人に殴られた頬と顎のダメージが、思ったよりも体に残っていた?)―――……。(首を捻る。今までその程度ならば、一回の食事でまかなえていた筈だ。)(では、何故。今 自分は――…)―――………。(空腹を感じているんだろう) [Fri 3 Feb 2006 01:20:03]
◆ミカド@自室 > (久し振りだ。こんな状況で目を覚ますなんて。)――――……。(『鬼は外』の声に追い立てられるようにして帰ってきたのは今朝―いや、時間的に言えば昨日の朝、ということになるのか。―既に部屋には友人の姿は見えなかったが、気にせず横になり――今に到る。)――――……。(さて、なんだろう。)(暗闇の中、何度か瞬きを繰り返して、身体を探る――…大怪我をしているというわけでもない。確かに昨日戯れに傷つけたりはしたが――餌をとった直後の事。既に皮膚は繋がっている、筈) [Fri 3 Feb 2006 01:08:49]
◆ミカド@自室 > (―――…空腹) [Fri 3 Feb 2006 00:54:10]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 [Fri 3 Feb 2006 00:53:44]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 [Thu 2 Feb 2006 04:06:46]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 怪物にならぬが為に怪物で在れ ) ( 何て無茶な注文だろう。 そも、この「怪物」とその「怪物」の差は何処にあると云うのだろう ) [Thu 2 Feb 2006 04:06:39]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 昨日と今日と、半日以上寝倒して漸く目が覚める――それだけの休養を体が求めていると云う事。 …相手が居なければ意地も張れんとは、何処のお子様かって話だろう。 好き嫌いで物事を決めるにも限度が―― ) ( ……… ) …We are monsters, because we do not become monsters ――――… [Thu 2 Feb 2006 04:04:08]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…とは言え結局のところ、変に波風が立たない限りは必要以上に干渉する気もないのだけれど。 背中を押しておきながら、いざ歩き出したら襟髪掴んで引き戻すと云うのもおかしな話。 …だから目を離しても構わないともまた違うのだけれど。 兎も角、彼我は別物――何を重ねて何を異と見るか その目だけは。 ) …何時からそんな偉くなったんだか。 ( そんな余裕なんかどこにもないくせに――これは自嘲。 手前の手一杯を認めない為に他人へ目を飛ばして、おまけにそれを自覚済みだからまたタチの悪い。 隣に誰かさんの目が無いと気づいた辺りで「寒さ」を感知するのが良い証拠、昨日の今頃はそれから目を逸らす事ができていたのに――…指先に力が入らない。 全力で殴り飛ばすとか、「今」じゃ到底できやしない ) [Thu 2 Feb 2006 03:45:04]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ………… ) ( 現状認識。 結局昨日も同じ場所で寝倒したので、相も変わらず家主の部屋に居る――隣室の小部屋にもそれらしい気配は無い。 確たる根拠のひとつもないくせに外に出たな、と何となく思った。 …誰かさんと違って使い魔使ってレッツストーキングとか、そんな趣味は無い。 さておき。 ) …家に篭ると言ったくせに――… ( 聞く者も居なかろうに、そうする事で頭が冷える気がしたからそれでも敢えて口に出してみる。 珍しく自主的に外出は控えると言っていたのだから、…「それでも」出かける必要があった? )( 推測の域。 けれど見当外れではないだろう、節分とやらはまだまだ終わっていないし、その風習をああまで嫌っていたのだから ) ( ………………… ) ( 割り切れるものと割り切れないものを分別する為の間。 割り切れないものを割り切る為の間 ) [Thu 2 Feb 2006 03:24:12]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( だらだらと寝惚け続ける頭に覚醒を促したのはそんな単語だった。 重い瞼に「開け」と命令を下してみて、半分程度しか実行に移せないのを認識して 手の甲でもって目を擦れといちいち胡乱な指示を出す。 恐ろしく単純な命令と承認と実行のプロセスを幾つも踏んで、寝台の横幅がありすぎるんだと良く判らない結論に至った。 …我ながら真剣に良く判らない。 手先に触れる毛布を手繰って、包まり直して―― ) ( ………… ) ( 跳ね起きると表現するには些か動きは鈍いが。 兎も角、自分だけが転がるだけの無人の寝台を認識した ) [Thu 2 Feb 2006 03:14:10]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( …寒い。)』 [Thu 2 Feb 2006 03:05:06]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(―――――)』 [Wed 1 Feb 2006 06:43:12]
◆ミカド > (返ってこない言葉)(――それでも、聞いてくれたのは分かった。――それで充分。それで満足。)―――――……・・・ ・ ・ ・。 (もうすぐ日が昇る。 ――― 嫌でも、明日は、外に出なければならない。 を摂る為に 眠ろう――黒い触手が眠気に似た空気と共に、自分を引き摺って) [Wed 1 Feb 2006 06:43:05]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 溜息に似た息を吐いて、そのまま目を閉じた。 )』 [Wed 1 Feb 2006 06:35:38]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …………。 ( そちらに僅かに近づけた首が、同じくらい僅かに離れていった。 返事は無い―― 予想通りの態度だろうか。 幾度となく繰り返されても、そこにいかような思いが込められていようとも――… ) ( それを自分は理解できないんだと思う。 …ヒトデナシはやっぱりただのヒトデナシだから。 ――これは落胆 なんだろうか ) [Wed 1 Feb 2006 06:34:33]
◆ミカド > ――― 愛してるよ。(戯言一つ零した)(――どんな反応が返ってくるかも半ば予想しつつ――低く小さく笑いながら) おやすみ。 [Wed 1 Feb 2006 06:28:58]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 聞いた上でスルーってもっと酷くないですか…! そんな抗議も聞こえていればこそ返せるもの。 多段行動のタブー ※心底スマンカッタ※ も顧みもせず、速攻ガン落ち体勢モードで寝転がったまま、背中越しにへらりと片手を振った。 弱っているならおとなしく寝ときなさい、と―――― ) ……… ? ( 返事はしなかったが、僅かにそちらに耳を傾け ) [Wed 1 Feb 2006 06:21:51]
◆ミカド > ―――(何度か上下する寝台で、此方が大人しく横になった事がわかるだろうか。――必要の無い呼吸を静かに、繰り返し) ザッハトルテ君。 [Wed 1 Feb 2006 06:20:40]
◆ミカド > 何を言うのやら。君の言葉は全て聞いているとも。聞いた上で反応していないだけさ 目的達成の為に―――…っ?!(複合技に対抗手段を持たなかった貴族様は、あれよあれよと云う間にラッピング完了。――枕の感触も一片に消えて、毛玉縫い包みよりも酷い扱い…!) っわ―――っ膝枕ぐらい良いじゃないかっ―…!接吻も抱擁も我慢したのだから!! 弱っている僕の労わる気持ちが足りんよ君は!!( 聞き逃しちゃいない筈の貴族様ですが、「くっつかれるのが嫌だ」辺りは、ナチュラルに忘れているかもしれません。 ぶつぶつ文句を言いながらも――ガン寝体制に入った友人の背中に、それ以上ちょっかい出そうとも思わない)――――……。(包まれた毛布を、改めて広げて――ひそり、子供みたいに笑った) [Wed 1 Feb 2006 06:15:03]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 野郎の膝なんて固いだけだって! おまけに肉置きには乏しいし今は冷たいし! ) ……そちらは悉く聞き逃して下さる! ( コマンド⇒毛布で包んで転がした。 頭からすっぽり被せてこー、真横にごろりと。 おまけにもう朝って言いませんか、これ―― ) …………これ以上殴り飛ばしたくなる前に寝るっ。 ( 24時間前の再来。 非情にも転がした貴族様へ背中を向けて、ぼすーと端っこも端っこに寝転がった。 左頬を狙わなかっただけ努力したんだとか言っちゃだめですか、Sir―― ) [Wed 1 Feb 2006 06:05:05]
◆ミカド > そういう所は (近寄る――胡座をかいたままの貴方の膝がそろそろ近くに見える筈だ) 聞き逃さないんだから―… (貴方の隣に座り) 本当に性質が悪い。 (あっさりと身体を倒して、貴方の膝を黒毛玉宜しく、心地の良い枕にせんと試みた…!コマンド⇒ うめぼし/なぐる/すてる) [Wed 1 Feb 2006 05:57:51]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( にじにじにじと接近する貴族様を斜めにしたまんまの姿勢で見やりつつ ) …蛙と蛞蝓が余り好きじゃないのも良く判った。 この時期と夏場は大変に過ごし難いんだね ――――……?? (「は」じゃなくて「も」の間違いだろう、と言おうとして、その前に距離を詰められた。 ) [Wed 1 Feb 2006 05:44:04]
◆ミカド > (顎を抑えながら、恨めしそうな視線を一時送り) 蛙よりも蛞蝓よりも下の扱いをされた気分だ。(ぼそり―むしろ、口の中じゃゴボリとか、妙に生々しい音がしたとか何とか) …………。 (胡座をかいた拗ねた餓鬼が、貴方をジ…と、睨みつけ――不意に、吐き出した吐息と共に肩からも、体からも力を抜いて) ……よし。わかった。仕方ない 。 ――今日は 君の意見を尊重して、接吻も抱擁も痣付けも諦めようじゃないか(キングサイズのベットの端っこと端っこは、それなりに距離があるだろう。 首を傾げた貴方を正面に、四つ這いで近寄り始めた―) ただ。 [Wed 1 Feb 2006 05:37:20]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 白黒毛玉に身も心も視神経も持ってかれてたらしい ) ――… ( 機敏に身を起こした貴族様の反論を、暗号を解読する思いで聞き取り ) 蛙も蛞蝓も好きでああ生まれた訳じゃないのに差別は良くない。 ――だからね? そう云う近すぎる距離感がどうにも慣れないから苦手だと言えば良いのかな?? ( 首傾げると云うよりは最早斜め。 …血の匂いに食指は動かないけれど。 ) [Wed 1 Feb 2006 05:22:40]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ……やっぱり気持ち悪い。 ( 胡坐座りから繰り出すショートアッパー。 不安定な足場(?)から完全に腕の力だけでぶん殴った形ではあろうが、盛大に吹っ飛んだ貴族様に何処かの誰かが心底合掌 ※死んでない※ ――――時間はそろそろ朝の頃。 早起きなどこかの誰かの、元気の良い「鬼は外ー」なる声が聞こえて ) …早く寝付けて良かったね? ( 暴論の極みと共に大の字さんを寝台に引き上げたのでした。 まる。 ) [Wed 1 Feb 2006 05:18:33]
◆ミカド > ―――――。(只今回復中です。暫くお待ちください――【白黒毛玉のでんぐり返し映像を流しておきますね】――切り替わる画面。そんな幻影が見える程の勢いで上半身を起こして) あのね、さっはとるへくんッ?!へめて、顔は止めてくれないかな!顔わ!昨日は右頬、今日は顎って、しまいに本当に頭部破壊されそうでいやなんらけどっ?!(舌噛んだらしい。微妙に呂律の回らぬ言葉で抗議は続く)――そもそも きもひ悪いとはなんだ。 人をカエルやらナメクジのように言わないでくれりゅかな?! (ぱすぱす寝台の上を叩いて――あ、血の味がするよ、ちけしょう) [Wed 1 Feb 2006 05:18:18]
◆ミカド > いや、良い響きだ、愛曜日。ぐっとくる何かがあるね!是非とも設けようザッハトルテ君!そうすれば公平j―――(コマンド⇒あたる)―― んぐムゥ?! (ガツィン!と、肉と歯が当たる嫌な感触が痛みと共に!! STR15の化け物級のショートアッパーは軽々寝台の上といえども、男を軽く吹っ飛ばすと見た――いや、 飛 ん だ !(断定)結果、寝台から、頭が落ちた大の字K.O.) [Wed 1 Feb 2006 05:14:05]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > (「理解してるのにやる?」とかツラ構えで問うてみました。 まる。 放置するとむしろ殴られたくてやってるんだねとか真剣に勘違いするよ ) …ほん? ( みっちみちに濃縮された間が空いて――気圧されて軽く上体が仰け反った ) …………………… ( 赤目が瞬いて ) 気持ち悪い。 ( どれもこれも物理的距離が極めて近い状態に於いて為される行為だと思った。 ゆえにNG。 貴族様のパートナー欄から「片想い」が消える日はイス●ンダルより遠かった。 ) ――――… ( とは言え、このひとが想像をはるかに超えて気に病んでいるのも事実か。 ならば少しくらい歩み寄ったって―― ) まあ、まだまだ2月に入ったばかりだし。 時間にもまだ余裕があるから、それくらいなら構わn(《愛曜日》 ) ―――――――― ( 至近距離からのショートアッパーが顎を狙いました! コマンド? ⇒たたかう/ぼうぎょ/にげる ) [Wed 1 Feb 2006 05:01:50]
◆ミカド > ―――――…… (なんて曜日)(首をこっくり捻り)(ぽむ、といかにも今思いつきました!的に手を打ち合わせ) 愛曜日。 [Wed 1 Feb 2006 04:47:36]
◆ミカド > そ、そっちの一線もある意味理解はしているんだよ?うん。 ダケドネ、矢張り好きな人を目の前にすると―――……。………。(なんだか微妙に擦れ違う会話に気が付いているのは此方だけらしい。)(天蓋のついた寝台の天井を暫く眺めて、眺めて――)(あ、友人君本当に「そっち」の意味で受け取ってるって、気がついたら) ほんっっっっっっっとに、ほんっ (男の気持ちがしこたま詰めこんだ間) とに 君は、何処まで天然ポーッケポケキューのお惚けすっとこどっこいさんなんだかっ!違う!つまりだっ―――わかった。そうだね、僕も悟るべきだったんだ!暈かしたんじゃ何時までも伝わらないという事を学んだねっ!たった今!(ひょいと上半身を起こすと、真正面に同じように胡座をかいて。) 接吻したい抱擁したい痣をつけたいといっているんだよ。 (どーん) (言うては見たものの、チョッピリ引け腰。一瞬だけ合わせた視線が、ひょいと逃げて)もう少し云うなら、一人で部屋に閉じ篭るのはつまらないので、付き合えという意味も半分、含まれていたりもする。 [Wed 1 Feb 2006 04:46:40]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……… ) それ、どんな曜日。 ( 何の気なしに素敵曜日の事例を試しに挙げてみよと。 ) [Wed 1 Feb 2006 04:30:02]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > (なんかすごいタグ暴発したorz 閉じても無いのに…!!)(訂正 ) …いい加減悟ろうよ。 そろそろ「これをやったら殴られる」一線を理解してくれても良かろうに、まるでひとが機嫌ひとつで貴方をへち殴ったりしばき倒したりしているような表現は止してくれ。 ( 一線は一線でも大違いをぶちかましつつがっくりこと肩が落ちた。 ずっこけた頬杖の行方を目で追いながら続ける言葉も勿論大真面目、クエスチョンどころか< s >のタグが付く事うけあい。 ) 昼型の吸血鬼なんて何処の健康優良児かと。 血色の良い眷属なんか見た事がある? ( 毛布を肩に引っ掛けて ) …私が以前、意味も判らないのに「Amen」も十字切る仕草も嫌いだったのと同じなんだろうね。 誰からそう聞かされた憶えがあるでもないのに。 ――…とりあえず 今は節分が過ぎるのを大人しく待とう? 休めって事なんだと思って。 [Wed 1 Feb 2006 04:26:53]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …いい加減悟ろうよ。 そろそろ「これをやったら殴られる」一線を理解してくれても良かろうに、まるでひとが機嫌ひとつで貴方をへち殴ったりしばき倒したりしているような表現は止してくれ。 ( 一線は一線でも大違いをぶちかましつつがっくりこと肩が落ちた。 ずっこけた頬杖の行方を目で追いながら続ける言葉も勿論大真面目、クエスチョンどころかのタグが付く事うけあい。 ) 昼型の吸血鬼なんて何処の健康優良児かと。 血色の良い眷属なんか見た事がある? ( 毛布を肩に引っ掛けて ) …私が以前、意味も判らないのに「Amen」も十字切る仕草も嫌いだったのと同じなんだろうね。 誰からそう聞かされた憶えがあるでもないのに。 ――…とりあえず 今は節分が過ぎるのを大人しく待とう? 休めって事なんだと思って。 [Wed 1 Feb 2006 04:25:35]
◆ミカド > 違う。もう全然違う。さっぱり違う。違う違う違うっ! なぁんでそうなるのか…!!むしろだね。普段一方的に蹴られたり殴られたりしているんだから、たまには僕の要求を一方的に受け入れてくれる素敵曜日があってもいいと思うんだが、如何だろう―――…(寝台の上に上ってくる貴方を見ると、語尾が小さくなる。――それどころか、じりじり寝転がったまま後ろに下がったり。警戒する猫は耳を伏せながら、強がる強がる)そ、れ と――――……。――――……。いや、君、其れは本気で言っているのか、ワザとなのかに寄りけり、この後の言葉が随分変わってくるんだが。(「夜の生活」=恋人(←最大級のクエスチョンがつくところ)の(以下略)だと言うことがわかっていないような返答に、おそるおそる尋ねた。――が) (貴方が何気なく呟いた言葉にも、ゾクゾクと悪寒が走った。思わず、頬杖がずれて転がった) ……べつにね、豆が食べられないとか、豆が怖いとかそう云う事ではないんだよ。 「豆をぶつけられる」事とと、呪文が如何にも我慢ならん。(不機嫌そうな顔を隠しもせずに、貴方の「呪文」を遮るように手をふった) [Wed 1 Feb 2006 04:14:05]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 伏し目がちらりと寝台の上へ向き ) それじゃあ仕方ない、ひとつ頑張ってシメるとしようか――… ((次やったら捻る+触れるのも触れられるのも好きじゃない+引導契約(何それ))×(触れるのも触れられるのも大好き)=? 全てを満たす条件と言ったら他に考えつかなんだ。 床にべったり座ったままだったのがのそのそと寝台の上。 胡坐をかいた膝に頬杖をついて ) …何で不自然なんだ。 昼間元気に芝生の上で徒競走でもする吸血種2匹の方がよっぽどおかしいだろうに? …彼女には日光も必要だろうから、そりゃ不自然かも知れないけれど。 ( 所詮PLNG、斜め上にかっ飛ばした。 くれた流し目を真正面から見返して―― ) 「オニハソト」? ………確かにあんまり、こちらとしては有難い言葉じゃないな とは思うけど――… ( 曖昧に首を緩く横に振り ) [Wed 1 Feb 2006 03:59:21]
◆ミカド > ―――――……。(ばさー。両断さりた。ばっきんぼっきん空気を片手で砕くような音が響くと、笑いも止まる。言葉も止まる) (沈黙の数秒) 僕は君に触れるのも触れられるのも大好きだ。 (…キパー。こっちの別の意味で斬りかかる) 良いじゃないかっ…!ほら、僕と君の仲っ―――!そろそろ一線越えても、不思議に思うような輩は居るまいよ。 小鳥ちゃんなんてきっと、僕らのこの不自然な夜の生活を知ったら、なんと嘆くか…あぁ、きっと家庭内の不和を疑って、さぞかし悩むに違いない…! ……いー……。 い。 (豆)………。 (ちら、と視線を流して) …何時から君はそんなにイケズになったのかなっ…! 僕のことがそんなに嫌いかっ! [Wed 1 Feb 2006 03:48:01]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ………。 ( かっくんかっくん首を揺らしながら笑う貴族様の声を聞きながら、とりあえず無表情かつ無言で手の指ばきばき鳴らしてみた。 両手を使って関節鳴らすんじゃなくって、玉葱を握り潰すような手つきで、こー。 ) あんまり興味ないや。 ( 両断。) …真面目に言うならの話、そもそも他人に触れるのも触れられるのも好きじゃない。 ( 何故って――「他人」に触れる時と云えば、それは煩いものを黙らせて喰らう記憶。 無言で目を伏せた。 ) ――…また 古い話を持ち出して来る、あれはあれで飛び落ち? 飛び降り?? そうに見えたんだよ。 …そんなに豆が苦手と云うなら、御守り代わりにひとつ買っておこうかな。 それで貴方は手出しして来ないし、こちらも殴り飛ばさずに済む。 平和的解決だ。( ぼそり。 ) [Wed 1 Feb 2006 03:36:24]
◆ミカド > ――――…………。(あ)(なんて、気がついた時には、不吉な悪寒ギュンギュンなスマイルが其処にある) ―――――……。(否定できない沈黙)――――――……。(同意できない沈黙。) ――仕方ない、次回は『脱げ』と君に言うことにしよう。これなら問題あるまい。――僕としては、君が「知りたい」「聞きたい」と言うのならば、是非教えて差し上げたい事でもあるしねっ…!(声が震えぬよう、最大限の努力をしながら、カラカラ笑う。…しかし、その様子は、発条仕掛けの首振り人形のようで)…まぁ、うん。僕と君の夜の営みの話はともあれ。(払われた手で、脇にどける仕草) 三回かな。 (真面目に) 四回目は君の飛び蹴りもどきだったから除外するとして。―――……。――――……。豆をぶつけられるよりは、まだ?まし?か、な……?いや、首も痛い…んだけど、ね? うん…?(無理矢理笑みを張り付かせた表情が引き攣って) [Wed 1 Feb 2006 03:23:59]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( じ――――――――。 ) ( まじまじと見た。 見たね。 ) …脱がすつもりだったんだね? ( 言い切った。 無理矢理口角を吊り上げ、犬歯を隠しもせず ) 次それやったら 本 当 に 捻るから。 …否、千切るね。 うん。 ( それがどう繋がるものやら実は相変わらず見当がついていなくともだ、そう云うのは普通に気味が悪い。 そんな脅しが効いた訳でもなかろうが泳ぎに泳いで沈没寸前の石榴の行方を追って ) (「屋根の上まで」)( ………… ) 前はそれで何度首を折ったと言ったっけ。 豆を避けて首を折っちゃあ逃げる意味も微妙じゃないか。 ( 今度は大真面目に聞いた。 ) [Wed 1 Feb 2006 03:11:39]
◆ミカド > 全て言葉に出しては色気が無いじゃないか!! 一枚一枚愛情を篭めて―其れこそ、牡丹の花びらを散すように脱がすのがいいんじゃないかッ!!其れをぽんすかぽんすか力任せに殴り飛ばすものだから、本当は今直ぐにでも縊られるんじゃないかって―(払われた指先に一瞬言葉を止め)――な、なんて言い草だ!!足でノックする男に言われたくないんだがっ!(そっちがガーなら、こっちはフー!だ。毛を逆立てた猫のような雰囲気で言葉を返し)――………(「自制心の強い子」「面白そうに見える」「羽目を外したい」)………。(幾ら声音が薄かろうが、そこそこ付き合いを重ねた貴方の口調や声音に感じ取るものもあろう――普段ならば。今日は、頬は腫らしてるわ、豆まきやらで頭の螺子が一本抜けているらしい。むむぅと真剣に眉を寄せ) ま ま まぁ? う ん? 彼女がや、や、やー…りたいと言うなら、僕は止めない、けど、ね?うん。 ただ、チョッピリ彼女が豆を構えた瞬間屋根の上まで逃げるかもしれないがっ…!(冷汗がうっすらと浮かぶような気持ちで、棒読んだ。 視線が泳ぐ泳ぐー) [Wed 1 Feb 2006 03:00:32]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 日頃無表情の頬の辺りが引き攣ったよ ) 何でそこで他人の服のボタンを外そうとするのかと! そうしなきゃならん理由は何だと聞いても答えないからひっぺがしたのの何が悪いと。 ( 抗議に対して負けじと吠えた。 がー、とか言った。 うん、きっと気は短い方だ。 ――おまけに開き直った ) ひとがばか力だって知ってるのなら、わざわざ殴られるような真似をするなと! ああ行儀の悪い。 ひとを指差すのは良くないって教わらなかったのか ( ぺい、と貴方の手を払って ) ………良く判らないのだけど、あれ(豆まき)子供には面白そうに見えるのじゃないかと思うのだよね――…勿論目なんかに当たれば大惨事だけど、人を狙って物を投げちゃいけないのが世間の決まりだろう。 それを堂々と破れる。 彼女は自制心の強い子だけど、羽目を外したい日もあるんじゃないかな とか。 ( 最後の方は殆どからかいだ。 もっとも口調も表情もそれに見合ったものではないから、大真面目に言っているように見えるかも知れないが。 が。 ) [Wed 1 Feb 2006 02:47:53]
◆ミカド > (OK.イベントCGはそれに違いナイ。――それぞれの心の中に追加されたし。) んだからっ…!手取り足取り説明してやろうと僕が言っているんだよ!口で説明するよりも一番理解の早い方法で!…説明に必要だからシャツに手をかけた瞬間、有無も言わさず殴り飛ばすなんて、少し短気なんじゃないかと思うねっ!―――首が180度回理想になったときの恐怖が、君にわかるかね。(わかんないと思う。振り向いた貴方が見るのは、珍しく半眼おとした貴族様。空いた手でビシビシ抗議の指差し)…それは嫌味の類いかい。 どうせ、どうせ。畑の肉と呼ばれる小さな!小指の先程度の穀物を恐れる弱い男さ。貧弱ボーイさ! ―――まぁ、その代わりに完璧な容姿を授かったのだと思えば、仕方ないと納得するしかないのだが――って。 ……。( 間 ) ……。(頭の中でシュミレーション開始だ。 おとーさま、時の都の風習らしいですー『(豆バルカン発射)ドドドドドドドドド』『メメタァ!』『おとーさまが血の泡を吐きながらー?!どうしてこんなことに(棒読み)』 ……後々殴られそうな想像だが、あやまらない) 嫌なことを言うね。 (一片に表情が固まった) [Wed 1 Feb 2006 02:34:45]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 個人的にはスレイヤー様の一撃必殺技グラがお勧めです。 何の話。 御免ぐぐっても画面写真見つからなかったorz ――さておき。 ) そりゃあ何より。 こちらは生憎「実践」の意味するところを推察していてすっかり寝際を逃しちまって暫く寝付けなんだ。 ( つむじの辺りに視線を感じてついと見返した。 ) あと数日はそんな生活が確定かと思うと御愁傷さまと云うか優雅と云うか――…私にはただ物珍しいだけの風習なのだけど。 ( ふと ) ……もし買い物中に感化されたとかで、リコリス嬢が豆バルカンでも持って来たらどうする。 [Wed 1 Feb 2006 02:19:56]
◆鬼 > 僕はむしろ実践したおかげで、強制的に眠らされたので、殴られた頬以外はすこぶる快調だ。――ぶん殴られた瞬間は例えストレートパンチでも、斜め上に見開きで吹っ飛ぶアレだと記す。す。――そろそろ違うイベントCGが見たいとか、そのあたりの苦情は担当者へお願いします。) 君は一日たっぷり寝られたようだ。――まぁ僕もその寝顔を見て、二度寝三度寝四度寝してたわけだが。――まぁ、憎らしい事に外は例の豆まきで煩かったから、いいんだが。(こちらは寝台の上に横寝に、片頬杖。――友人の後頭をマンジリト眺めて) [Wed 1 Feb 2006 02:08:33]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …………。 ) ( 床に座ったまま、寝台に凭れて足を投げ出した。 聖句をぶつけられた夢を見たからでもあるまいに、頭が重いのも――…これも止む無し。 デコぶつけたからじゃない。 ) ( ―――――――― ) ( 天井を眺めていた視線が声の方角へと向いて ) ……寝過ぎたか、少し。 そちらが実践だとか訳の判らない事を言い出して来なんだら今少し寝つきも良く早々に起きられたと思うんだが。 ( わかりやすい状況説明:実践の説明(具体的な内容は想像にお任せします)⇒とりあえず殴り飛ばし ⇒すったもんだの末漸く就寝 ) ( きっとぶん殴られたシーンのCGが増えてると思うよ! ) …少しは頭 すっきりしたかな。( …心肺機能に停止命令。 ) [Wed 1 Feb 2006 02:00:00]
◆鬼 > (寝台から、僅かに顔を覗かせている人影一匹。――シーツに遮られて、目から下は見えないが、「取り敢えず」扱いで殴られた頬がどうなっているかは、もうご想像にお任せする事にするよ。)――――――………。(寝起きそのままなのは此方も一緒か。乱れた黒髪を、つらつらと寝台の端から下へと落としながら) 起きたかい。 (色気の無い夜チュン。イベントCGも増えてません) [Wed 1 Feb 2006 01:48:55]
お知らせ > 鬼さんが入室されました。 『……。(半眼)』 [Wed 1 Feb 2006 01:43:39]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ……痛ってえ … ( しかも頭から落っこちたらしく額が痛い。 手前のデコさすりながらぼんにゃりと見回した部屋の装飾は何だか見覚えのない部屋で、ここが借りている客間でなかったのを今更に思い出した。 ――…見上げた先に本来の部屋の主の姿は―― ) ( ……… ) ( …なんだっけ。 とりあえず殴り飛ばした辺りまでは憶えてるんだが―――― )( …まあ。 そりゃもう爆睡しました、ええ。 睡眠時間を確保しないと体調を保てないのだからそれも止む無し。 ) [Wed 1 Feb 2006 01:41:18]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …。 ) ( や、今床に落っこちてる自分も偉そうなこた言えないんだが。 ) [Wed 1 Feb 2006 01:31:07]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …館の中を歩けば手に持てるもの、触ると形の変わるものもたくさんあったけれど。 それが何だか見当もつかないから、気紛れにいじり倒してそれに飽きたら放り出して。 瞼が重くなってきたなと思ったら黒い箱の中――理由は判らないけどそこに行くのが一番良いと思ったから――に入って蓋を閉めて、次に目が開いたらその繰り返し。 ) ( ……………………… ) ( ――――…つくづく動物と変わらないな、と思った ) [Wed 1 Feb 2006 01:30:00]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…それでも まだ。 Gott, der Herr(とか言い出すのよりはずっとましで、そんな呼びかけから始まる言葉をぶつぶつと唱え続ける連中の声は決して大きくもないくせに ともすれば森に棲む狼の遠吠えひとつでかき消される程度の声でしかないのに、とてもとても頭が痛くなるからすぐに黙らせた。 ずっと後になって考えてみたなら一番長生きできなかった――させなかった? 手合いかも知れない。 …そいつらにも2種類あって、最後まで救いを求め続けるのと突然形相を変えてたった今まで崇めていたものを罵倒しだすのと。 何をしたいのか良く判らなかったし煩いのに変わりは無かったから、やっぱり黙らせてから捨てに行った。 玄関に置きっ放しにしておくと外の狼がこれまた煩いんだ。 ――…煩いのは嫌いだ。 玄関の扉を開けたらきっと、もっと煩い世界があるんだと何となくそう思ったから――外に出ようなどと考えた事もなかったんだ ) [Wed 1 Feb 2006 01:18:49]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 眉と眦とを釣り上げ目を充血させて歯を剥き出し、口角から泡を飛ばしてシンプルな単語で罵る男の声は酷く大きくてただ煩いだけだった。 目を腫らせ鼻の辺りを真っ赤にしてだくだくと体液をだだ流し、しくしくと泣き続ける女を眺め続けるのは気が滅入る。 泣き方とやらにも2種類あって、降り続ける雨みたいに何時までも何時までも静かに、時折すすり上げるのと 燃え盛る火か餌を待つ鳥の雛みたいにぎゃあぎゃあと喚き続けるのと。 後者は小さいものにとりわけ多かった。 …小さいのは苦手だ。 ) ( だって全然足りないから。 からっぽになった身を捨てに行くのは楽だったけれど ) [Wed 1 Feb 2006 01:06:53]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 観察 ) [Wed 1 Feb 2006 00:56:19]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( ―――――――― )』 [Wed 1 Feb 2006 00:51:01]
お知らせ > ザッハトルテさんが退室されました。 『( その為の嘘なら幾らでも吐ける )』 [Tue 31 Jan 2006 10:21:46]
◆ザッハトルテ > ( 後ろ手に扉を閉めて 凭れて――軽く崩れた ) ( …今更踏み止まる理由もないくせに )( 自力じゃそれが見つけられないものだから、さも貸しを作るような面しやがって )( 本当はあのまま____ __ _ ) ………… ( …この ばか が。 長く息を吐き出して呼吸を整え、 ) ( もう少し「止まっていろ」 )( これもばかな命令。 …けれど新たな約束の履行の為にならば ) [Tue 31 Jan 2006 10:21:38]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(貴方達を傍に求める理由は何だ)』 [Tue 31 Jan 2006 10:19:29]
◆ミカド@自室 > 『必要』ならいいんだろう?問題無い。(説明を求めたのは貴方だ!とかいう言い訳を用意すゆ。)――――……君の話も楽しみだ。 (足音も遠ざかったのなら、暫しの静寂が部屋に戻ってくるのだろう。――爪の形に穴を穿たれた肩を撫で)――――。(曖昧なもの――――狂うつもりなら、獣になるつもりだったのなら、貴方達を求める必要なんて、何処にもなかったという事)(―――寂しいからだと語った。其れは嘘じゃない事実。)(そして同時に、今二人を切り離せるかと問われたら、迷い無く首を横に振る) (何故だ)――――……・・終焉の約束。 (―――何故だ) [Tue 31 Jan 2006 10:17:12]
◆ザッハトルテ > ( 扉の前で足を止め、一度振り返って ) 必要以上に近づいて来なければ殴りゃしないよ。 …また 随分 ? 典雅な遊びをされてきたようだ。 ( 続きは後で聞こうとそのまま部屋を出た。 「必要以上に近づく」⇒車田フラグに直結。 部屋の中には貴方ひとりが暫し残され ) [Tue 31 Jan 2006 10:08:07]
◆ミカド@自室 > 君こそ。無言で殴り飛ばすとか止めておいてほしいね。(傍から離れる気配を感じた。――振り向きはしないが、先ほどまで服の裾を掴んでいた指先を確かめるように、眺めて)セレバー…。嗚呼。グエンダム君か。僕も仮面舞踏会の話しとか、色々在る―――――(「聞いておきたい」)――――OK。実施しながら教えよう。(夜チュンフラグに見せかけて、車田フラグの罠発動――何の話。)(ともあれ、部屋を出て行く貴方の背中を眺めて) ………。 (逃げたかったものは分かった。 ヴェイトスに来た理由も確認した。―――だけど、一つだけ。今だ曖昧なものがある) [Tue 31 Jan 2006 10:02:24]
◆ザッハトルテ > ( ならば分岐点を見えぬ目で見定めて、最悪の方角に流れそうになったならば襟首掴んで引き戻すのも――…どちらがどちらを、とは言わぬ。 彼の思惑は兎も角――合わせ鏡の向こう側。 ) ――…何でも。 蹴っ飛ばさないで戴けるよう切にお願いする。 ( よっぽどしょっぱいツラになっていたらしい――実際梅干しとやらを食ってもその酸味がどこまで通じるかは怪しいものだが、これもさておき。 するりと裾が解放されたならば改めて銀のトレイを手に取って ) …そう云う話なら、こちらも。 いつぞやのセレバーグイン氏とお会いしたとか、色々あるんだ。 ―――その前にその「変な事」とやらだとかも聞いておきたい気もする、し。 ( 知らぬがブッダ。 そんな格言(?)を額縁に入れて飾りたくなるよな素朴な疑問を残しながら扉の向こうへと足を向け ) [Tue 31 Jan 2006 09:52:56]
◆ミカド@自室 > (化け物が行き着く場所など一つしかない。――分岐点が幾ら在ろうが、全ては一つになる。――…ならば、最高の選択肢を選んで、其処へ辿り付きたいと思った結果なんだろう。 )―――……なんだい、その表情は。(見上げる視線が見つけた、貴方の表情は、朱鷺乃都のUMEBOSHI食べた時のようだと思ったよ…!!) 変な事はしないから安心したまへ。 期待されているなら頑張るが。(何を。と、盛大に突っ込む誰かが今日は居ない…!)――― まぁ、実際は。もう少し話したいんだ。――久し振りにあったのだから、他にも話したいことがある。 (くい、ともう一度引いてから指先から力を抜いた) ――待ってる。 [Tue 31 Jan 2006 09:41:41]
◆ザッハトルテ > (「欠片」が「海」に戻らぬように=\―――信じたかった=A信じられなかった約束。 それは言葉と思いの骸。 何処でもない場所 何時でもない時 何でもないもの ) ( 中身の無い箱 ) ( …殺す約束なら信じられる、 ――――何て適材適所な。 ) …………。 ( 窓の外は良く晴れていた。 思わずきつく目を閉じたのは眩しさの所為であって、突拍子も無い(と思った)要求に では、多分ない。 …多分。 上着の裾を掴まれたまま手前の前髪を大きく掻きあげて ) ――… とりあえずカップを洗って来るから。 ( ついでに着替えて、…きっとものっそい端っこに陣取る算段だ。 ) [Tue 31 Jan 2006 09:27:28]
◆ミカド@自室 > (吼えることも、駈ける事も放棄して、ただ崖の下に身を投げる事を望む獣なぞ、ハリボテとそうは変わらないだろう。――頷く貴方を感じて、顔を漸く上げた。すっかり明けた窓の向こうを、一拍見詰めて) ―――……。( 手を握るだけだった右手が滑って、己の背中越し――貴方の服の裾を掴もうとするだろう) ――――…… 君の添い寝。 (どうせ、今日から棺桶に閉じ篭るんだ。――表面だけでも取り繕えたなら、ひっそりと本音も混ぜて言い放つ) [Tue 31 Jan 2006 09:17:09]
◆ザッハトルテ > ( 切れ切れに答えを返す姿を精一杯虚勢を張る獅子のようだ――…とは、思わない。 張る意地もどこかへ放り投げて来たモノの奈辺に、そんな想像で彼を貶める資格があろうか。 もし彼が空意地の獅子だと云うのなら 自分は――はりぼての虎か何かなんだろう、偽者で空っぽ。 ) ……… ( はりぼては無言で頷いて ) 了承しました。 ――…寝酒と珈琲の代わりと、どちらを? ( 一連の問答をすっぱりと断ち切る声に問い。 聞かなかった事にする意思表示か、幾ばくか事務的に ) [Tue 31 Jan 2006 08:57:35]
◆ミカド@自室 > 出 来るなら、忘れて――くれると、嬉しい。 誰に 、 聞か、 せたくな ( 途切れる言葉の合間に、短い吐息が混じる。言葉にする事に苦痛を感じると云うように。 ) ……それは、君が(一度崩れた虚勢は形すら取れずに、男を壊す。冷えた体が更に冷えたような幻影に惑わされて肩を揺らした。)僕を ?良いね。最高さ。 くれてやる。 好きにするといい ―――……(「不向きで…」)(首を横に振る。乾いた音をたてて揺れる髪。貴方の掌を改めて握る意味は、縋るものが欲しかったから…? 或いは、自分の終焉を握る手を確かめたかったからか )充分だ。 君が良いと何度云った? 傍に居てくれ。そして、願わくば君が終わらせて―――其れなら、 きっと『信じれる』から [Tue 31 Jan 2006 08:43:58]
◆ザッハトルテ > ……人だったひと と 辿れる記憶の限り生粋のヒトデナシの差だと思うよ。 今の話を聞かなかった事にした方が良いのかも知れないけれど、そうしないなら もうひとつ――…貴方の終焉は私が貰い受ける。 他の誰にも、…貴方にもあげない。 安心すると良い、私は泣こうすら思わないから。( 我ながらここまで来ると傲慢も極まれりだ。 ――馬鹿にするなと反発するのならそれも良し。 さてどうする? と軽く尋ねて、 …人に関わるを切り捨てた今となってはこのくらいが似合いなんだろう、現時点で突き詰めるならば真に葛藤がないのはおそらくこちらの方。 もし返答を待ったなら、返答の内容が「そうであった」なら――…あの場で首を折ったか 動かない動脈に牙突き立てて溢れる黒の血を残らず啜ったか。 どちらを選ぶにせよ迷いはしなかったろうから ) ――…貴方の気持ちを理解はできないけれど、ここに居る事だけはできる。 …相談役には不向きで済まないね? ( 共感性の欠落したモノに他人の痛みは理解できまい。 掴まれた己が手に目を落とし ) [Tue 31 Jan 2006 08:05:50]
◆ミカド@自室 > ( 後悔も、懺悔も一言に。 ) ――――すまない。 [Tue 31 Jan 2006 07:48:52]
◆ミカド@自室 > …………。(さっきまで目の前に―手を伸ばせた届く距離に在った「終焉」が、不意に遠ざけらる。…例え其れが、鬼にとっては短い時間であっても、だ。左手を叩かれて漸く、呆けた顔で、瞬きを数回――)……………。(衣擦れの音さえ避けるような動きで、直ぐ隣――貴方の顔を横目で眺め)(自分の手を叩いた貴方の手を、更に空いていた男の手が包み) ――――……ハッ。 ハッ…ッ (吸い過ぎた吐息を戻しただけかもしれない。 泣けない代わりに吐き出した嗚咽だったのかもしれない。 ――或いは、自嘲。或いは嘲笑――俯いていく顔を隠す黒髪が、男と共に震え) [Tue 31 Jan 2006 07:47:43]
◆ミカド@自室 > (このまま骨が砕けようとも、肉が千切れようとも、悲鳴一つ上げずに「終焉」を迎える自信があった。ブツ、ブツと布を貫く振動と、爪先が肉の中に潜る感触に瞼を落とし始める。死した肉を傷つける「痛み」等、百年の暗闇と比べたら、慈悲さえ感じる。 ――呪文めいた問いが、笑みと共に溢されて)(言葉を捜す沈黙の合間に――)…………。(宣告は下された) [Tue 31 Jan 2006 07:47:35]
◆ザッハトルテ > ( ―――――― )( 返答を待たなかった。 ) …「彼女」が一人前になるまでは待ちなさい。 何、我々にとっては大した長さじゃない――リコリス嬢を投げ出すなど、私が許さんよ。 ( 彼女を置いて先に逝くのも ただ永過ぎる時に嫌気が差したからと、それだけの理由で彼女の命を終わらせるのも。 例え彼女がそれに理解を示そうともだ ) ( 回した腕に乗った貴方の手の甲の上を、空いた一方の指先が鍵盤を叩くように流れて ) …全く、どちらがどちらのものなのだか。 ( 見せるのは先ほどのものとは違う年長者の顔の笑み。 腕を緩めて ) [Tue 31 Jan 2006 07:17:36]
◆ザッハトルテ > ( 距離を取るように顔を逸らすのならば、締め上げをきつくするように腕に力が込められたのが伝わるだろうか。 布地を越えて殆ど肩に爪を立てるに近い勢いを見せて ) …痛い? ( 尚も執拗に顔を寄せた。 視野に入らなくとも、笑う気配は掴めるだろう ) ――…信じて貰えなくて怒ってる訳じゃないんだ。 ( 今度こそくつくつと笑う声を隠しもせずに ) Think by yourself. ――Die, if it is not possible, Now here,Is notice given if you like? ( 自分で考えなさい。 それができないなら死を選べ、何なら今ここで引導を渡して差し上げようか? ) [Tue 31 Jan 2006 07:17:15]
◆ミカド@自室 > (温度の欠片も無い抱擁だ。――交じり合う吐息さえない。唯一互いの黒髪だけが偽り無く絡んだ。何をされているのか理解するまでに、やけに時間がかかる。僅かに首を捩り、声を聞く。――服の引きつれる感触が、やけに痛い)――… 信じたかったんだ。 (僅かに変わった答えは、自白と同じ。)――――……・。(「楽」になりたい?)―――………。(受け入れたくて、受け入れられない。如何しようもない破滅的なジレンマを抱えて磨り減っていくよりも)――――……何時だって、求めてる。 (僅かに開いた唇が、言葉が落ちる)―――………なりたいさ。なりたいよ。(貴方の声音が伝えるものを拾い上げても、尚。答えは一つしかない。――最早涙も流せぬ「人」は、胸を何度か上下させて、顔を逸らした) [Tue 31 Jan 2006 06:56:28]
◆ザッハトルテ > ( こちらは乗り切ってみせるから、だから ) ( …なんて、一方的な押し付けでしかないのは判ってる、否――判っていた「心算」。 だから裏切られた気がするなんてのもただの被害妄想。 けれど ) ………信じてなんかいなかったんじゃないか。 ( その方が楽だと言われてしまえば、どうしてもそんな印象を拭えなくて困ったような笑みが薄く滲んだ。 …これは落胆なんかじゃない。 彼の言葉をそう看做した上で咀嚼して受け容れる為のタイム・ラグ。 …似ても似つかぬと思っていたら、それもとんでもない思い違いで―― ) ( 死霊の声を聞く耳もなければ、暁の意味の名のひとも その繊手にある縛鎖の存在も知らない。 ただどこまでも身勝手なモノの腕が回ったのならば、その先の手はそのまま貴方の肩口の布地を掴む。 身を乗り出し、並べるように顔を寄せ ) 「楽に」 ――――なりたい? ( 情感の乏しい、それでも強いて云うならば去りゆく誰かを見送るしかないような声が囁いた ) [Tue 31 Jan 2006 06:29:03]
◆ミカド@自室 > 「楽」になれるんだろう?(貴方の言葉を繰り返す。)さっき君は、僕が享楽的と言ったよね。その通りだ。僕は何も変わっていない。…「其れ」を突き詰めると、結果どうなるか、分かるだろう?――理性など、無くなった方がきっと、楽しい――…(『逃げよう』昨日墓場で囁いたのは、僕の心を覗いた「死霊《》」の塊達。―死霊《》達は何から逃げようと囁いたんだろう。)(…朱鷺乃都から逃げ出したのは何故?あの人の元に居る限り、楽になれなかったから《》――…)(僕は楽しむ為に、ヴェイトスへ来たんだ《》)―――……。(無理矢理押し上げた瞼を、そろりと上げて、窓の外へと焦点を合わせた。…何時の間にか、外の暗さが、目の前まで迫ってきていた。手を伸ばせばつかめそうな…幻影。悪戯に手を伸ばそうと左手が肘掛けより浮かんだ――と、) ? ――――……。 (その左手が掴むのは、幻では無く、己に回された貴方の腕)―――……なんだろう。 (振り向く事もできないまま、少しだけ、後へと重心をずらし) [Tue 31 Jan 2006 06:14:33]
◆ザッハトルテ > ( そろそろ傾いた月は背後に位置する。 その細さも頼りなさも冷たさも、ここからでは目にする事が出来ないけれど ) …認めるのか。 ――…そこは もう『奈落』 ? ( 背凭れを隔てて聞こえたのは酷く陰鬱な声音だと思ったから、ぽつ と静かに声を落として――後半の黒毛玉やぬいぐるみの中の誰かさんや、人の良い助祭殿を揶揄する言葉も、笑う声も――――虚勢だと そう結論を出した ) ……………西園寺。 ( 背凭れから肘を下ろして全身で振り向く。 貴方の背後で衣擦れの音が鳴るだろう、ゆるりと伸ばした腕が顎の下 首に巻きつくように動いた。 早くも無ければ力強くもない動き。 ) [Tue 31 Jan 2006 05:41:04]
◆ミカド@自室 > ――――――……。(落とした瞼を慌てて押し開けた。―動く無い筈の心臓が、音を立てた気がして、胸を握った。――悪夢を見た後のような顔で、暫く見下ろして)―――……。(背中の貴方へ、少し身体を預け)―――……。(続いている子守唄が、聞こえた。囚われたのは一瞬?)―…うん。 (震える呼吸音が情けない。それでも、こうしないと、声が震えそうだったから)嗚呼、黒毛玉君が悪戯をしたんだっけ。 そうか、あの時が――今度ユエン君を問い詰めなければ。何か色々隠していそうだ。毛玉の中でも探ってやるかな。蛍光スーツも作ったままだし(←例の奴だ)(合わせて、笑う 事ができた。)同意だ。昨日の彼のような助祭様ばかりなら、パプテスをからかう気にもなれるのに――上手くいかないものだ。 [Tue 31 Jan 2006 05:24:23]
◆ミカド@自室 > ――――(楽だよとても。)(――。)君の言葉によると 僕はもう充分にケダモノだね。――……でも、否定ができないな。僕は―……(そう、成りたいのかもしれない。)(…逃げることは出来なかった。首に鎖も繋がれた。餌も結局は我慢が出来なかった。それどころか、黒い衝動を抑える自信も、自分が自分であると言い切る自信も日々削られていく。 ―目を閉じれば今でも、黒い夢に食われて、喰らわれて、食われた中身の代わりにさりさりと流し込まれるのが「何」なのか理解る。)(疲れているように見える?今更だ。――――絶望は何処からでもやってくるし、絶望し続ける。抵抗は無意味だと知りながら、受け入れる事なんてできない。…だから。)(ふと)(……――何れ必ずやってくるモノを拒んで、苦しむよりも、今受け入れて、楽になった方が、良いのではないか、と) [Tue 31 Jan 2006 05:24:06]
◆ミカド@自室 > 寧ろ、まだ認めていなかったのかと言いたいね!心の底から!――その潰れた玉葱に感謝しなければ。(ソファの正面には大窓がある。頬杖の先、窓の向こうには、明かりの消えた居住区の風景がある。――子守唄のような貴方の静かな声を背中に、瞼を下ろして) [Tue 31 Jan 2006 05:23:58]
◆ミカド@自室 > 寧ろ、まだ認めていなかったのかと言いたいね!心の底から!――その潰れた玉葱に感謝しなければ。(ソフ [Tue 31 Jan 2006 05:23:49]
◆ザッハトルテ > …冗談を と言いたいところだけど――それなりの握力はあるらしい。( 玉葱を握り潰せる程度には、そんな憮然とした口調が続く。 「頑丈で丈夫」見える範囲ではね? と混ぜ返そうとして結局言葉にはしなかった。 言葉を被せられるまでもなくその話は避けたいのだろうし、他人に見せたくないものを暴こうとする事で招かれる諍い なんて――誰かさんの背負った未だ根を張る重荷じみて。 ) …あっちは楽なんだよ。 他人の言葉の裏をいちいち気にしなくて良い。 あれやこれやと思い患う事もない。 ただ喰って寝るだけの、けだものと大差ないのだけれど――それだけに本当に楽だ。 害悪として退治される時が来たとしてもきっと何も感じないんだと思う。 (「信じているから」 ――… ) ( ――――― ) ( 空になったカップをサイドテーブルに戻して ) …パプテスと吸血種だ。 どう考えたって良い選択肢は得られまいよ。 ユエン嬢 と云うかくまのぬいぐるみがね。 あすこに落ちていた――それが彼女との初邂逅。 最近は見かけないけれど、今はきちんと邸内に「居る」のだろうね? ( 壁際に戻ろうかと考えて、結局ソファの背凭れに背中向きに両肘を乗せた。 貴方の背後で薄い忍び笑いがひとつ ) …昔の話だ。 墓場には墓標が立つだろう、あれで――何れ世界は全て埋まっちまうのじゃないかと考えた事がある。 そう考えたならひと握りの灰を収めるのじゃ墓石が勿体無いね。 …出来た方だったようだ。 そう云う人とばかり話しているとね? あの宗教も悪くはないと、つい考えてしまう。 ( 金髪――ホワイティア。 余り珍しい人種ではないと思ったから、件の彼とこちらも既に出会っているとは思いもしなかった。 ) [Tue 31 Jan 2006 04:36:38]
◆ミカド@自室 > (最後の一口を呑み終えると、トレイの上にティーカップを戻した。「ご馳走様」と一言)……。「心配」してくれたのかな。――でも、大丈夫だよ。意外と頑丈で丈夫なんだよ?僕は。尤も君の馬鹿力の前じゃ、非力のひ弱に見えるのかもしれないけれど。(首を小さく傾げて、今だ空いているソファへと腰を落とした。)…下流に流されないように―…「欠片」が「海」に戻らぬ、ように。はは。そう言われては、もっと苦しめと言うしか、なくなるじゃないか。―――冗談だ。先日も言ったように「信じている」から―………。(その次に洩らされる貴方の言葉。――…自分の声に被せて聞こえない振りをした。先日のように言葉が出なくなる前に。)大当たり?(肘掛に身体を預けながら、続く言葉を聞く。間に、相槌を何度かうって) どれもこれも余り良い選択肢に聞こえないのは気の所為かな。そして、意外な名前が出てきたものだ。そこでユエン君の名前が出てくるとはね。―――……。 では僕も白状しようかな。実は僕もだ。しかも、昨日。―――金髪の人懐っこいパプテス様だ。説教をされたよ。「墓は建てなさい」と。(クツクツと笑い) [Tue 31 Jan 2006 04:11:06]
◆ザッハトルテ > ( 一切の偽りが無いのならば、眼帯の助祭殿が奇しくもそう感じたのと同じようにこの人は疲れているのだろうかと思うところなのだけれど。 ) ――…後一週間ほどの辛抱だね、奥の部屋へ閉じ篭ったって良いと思う。 …理由を知らないままなら妙な勘繰りをしていたかも知れないから、話して貰えて良かった。 …「力の抜き方を憶えた」のか「逃げ方が上手くなった」のかどちらなのやら。 どちらにせよ、余り良い変化ではないような気がするのだけれど――…楽な方に行っちゃいけないんだと思うんだ。 ああ、勿論それが正しいと押し付ける気はない。 …私はそれを許すとどんどん下流に流されるだけだから。 ( 背を向けられたから と云う訳でもないのだけれど――壁に凭れ直して、ぽつりと ) 「見つかった」 ――…だっけ。 ( それは夏の終わりに届いた手紙。 それくらいしか思い当たる節が無い。 「首を突っ込みたくない」に「話したくない」。 …だから、そこでこの話題は御終い。 ) では笑うと良い。 ビンゴだね。 ――…この場合、一番面白いのは? ( A(:出会う敵の教徒に限って語る話を正しいと思う事。 B(:そこで平然と人間のフリして彼らを騙すヒトデナシ。 C(:彼らを騙し続ける道を選んだ、選べるようになったヒトデナシ。 ) …少し前の話だけれど。 大聖堂に足を運ばなんだら、今頃ユエン嬢はここに居なかったかも知れないよ。 ( そんな戯言を肯定の言葉に代えて。 ) [Tue 31 Jan 2006 03:41:14]
◆ミカド@自室 > 「豆まき」に中てられた所為だろうよ。(焦るでもない、慌てるでもない、何気ない何時もの会話に混じらせて、言葉を落とす。手の中で揺れる黒い水面を眺める表情に偽りの「何か」は無い筈だ。) もし……そう見えたなら…「君」が変わったんだと思う。――君が別の意味で「力の抜き方」を覚えた証拠なんだろうね。…だから、その分、余裕ができて――「僕」の見方が変わった、とか。(かつて自分が言った言葉を貴方が言う。頷く事を躊躇っていた貴方は此処には居ないんだろう――嘗ての自分ならば、今の貴方を見て喜んだんだろうか――取りとめの無い疑問。答えの無い愚問。――考えることを放棄した一つ。)(……)(踵を僅かに引いて、背を向けた。)―逃げじゃないよ。 面倒事に首を突っ込むのは誰だって嫌だろう?――と、いっても面倒事が、君と会わなかった間に起こったわけじゃないんだけどね。まぁ、うん。…僕が今、言ったように「嫌なことからは逃げて良い」んだよ。 僕も君をそういう煩わしい事を話すのは好きじゃない。―――其れよりも。 ( 話しを終わらせる為の、変える為の間。―振り向いて)パプテス…?また大聖堂にでも行ったのかな。…「知らない人と話しをしたり」と言ったっけ。…君の新しい友人がパプテス信徒とかだったら、大笑いしてしまうかもしれない。 [Tue 31 Jan 2006 03:09:29]
◆ザッハトルテ > ……………… ( 黒い小さな水面から目だけを上げて、無言で仕草を見る。 声を聞く。 彼の細やかな、濃淡を変える笑み。 こちらはその微妙なグラデーションを表現できないから――作れる表情のパターンなど幾らもないから――つぶさに眺めたんだと思う。 だから気づかなくて良いもの、強いて言うなら芝居がかった姿に見えてしまった ) …何だか良くない事があったみたいだ。 上手く言えないけど、以前はもっと こう――享楽的だったような気がする。 ( それが見当外れでないのなら、「何かあった」のだろうけど。 視線を落として首をゆるく横に振った ) ……いや。 無責任に首を突っ込むのは止めておこう。 これも「逃げ」かな? ――…近道ができないくせに逃げてばかり。 これじゃあ先に進めない訳だ、パプテスも偶には正しい事を言う。 ( 逸れた視線ではなく、その先の虚空の辺りに曖昧な無表情が向いて ) ――…ああ。 あれは、もう。 ( 気にしていない。 ) …手を煩わせてむしろ済まなかった。 あれも私の逃げだ。 ( カップを一気に傾けた ) [Tue 31 Jan 2006 02:35:11]
◆ミカド@自室 > (窓を開けると、「節分」を楽しむ声が聞こえてきそうだったから、カーテンだけでなく、施錠さえしてあった。唯一カーテンの捲られた正面の大窓は、青白い月光を取り込んで、部屋の中を照らすだろう。 ―カツン。 響く陶器に振り向いてた。)君の仕事を見るに、そろそろ「新人」だなんて言えなくなる頃だろう?…そろそろ力の抜き方を覚えても良い頃だね。其れを覚える頃には、きっと芸風も広がって仕事も増えて――あぁ、結局は隈を作る事になるのかな?(微かな笑いを洩らして、肩を揺らした。) (仮初めの楽園。既にその意味の大半は失われている。既に自分の首には鎖は繋がっているのだから。 いや、まさしく「仮初め」に成ったと言うべきか。――揺れる黒から揺蕩う紅い双眸へ視線を移し――笑みを作ると) そうだね。(頷いて) 如何しても嫌な事は逃げるに限る。 (肩を竦めて、おどける様子さえ見せ)無理矢理苦行のような真似をして耐えても、仕方が無い。 大抵は時間が解決してくれる筈だしね。――― 。 (以前は ―― 考える間。答えを探るように視線が横へそれて…) あの時は、確か……君が、月末で仕事が忙しくなって――そして、別の仕事で忙しくなって―…その後は、「喧嘩」をして。…どうして顔を合わせなかったはトモアレ? …久し振りに顔を合わせた僕が何をしたかは…覚えているだろうに。 [Tue 31 Jan 2006 02:09:11]
◆ザッハトルテ > ( 遅れて流れる湯気を目で追えば、それはやがて窓際へ――もしカーテンのみならず窓も開いているのなら、屋外へと流れ出るだろうか。 こちらは手近な壁に凭れた )( 膝の上は娘御の為に取っておくとよろしかろう。 かちん、と音を立ててソーサーにカップを置いたのは半ばわざとだ ) ……。 どこで妥協するか、なんだと思う。 推敲を減らせばもっと余裕が取れるはずなのだけどね? ――――…そう。 良い事ばかりでも悪い事ばかりでもなかったと、そんなところだろうか。 …豆をばらまく風習がここで再現されたのは御愁傷さまだけれど、ここはかの国じゃない。 仮初の楽園で愉快な日々だけを追いかけるのも悪くはないと思うよ。 ( 春頃に交わした会話を思い出す。 あの時こんな言葉を聞かせたのは彼の方ではなかったろうか? 持ち上げたカップの中には黒い液体が映るばかりで、答えはやっぱりないのだけれど ) …ん。 調べ物をしてみたり自宅へ本を漁りに行ったりしてた。 顔見知りと話したり、知らない人と話したり――ごく普通の生活。 …前か。 あの時はお互い何をしていて顔を見なかったのだっけか。 ( 本当にど忘れをしているらしい、平坦な口調がそう聞いた ) [Tue 31 Jan 2006 01:28:47]
◆ミカド@自室 > (結果、どちらも立ち飲みの愉快な状況になる。――並んで座るなんてしなくとも、膝の上に(以下略)という選択肢も無いらしい。ガッデム。←愉快な本音 貴方の返事を聞きながら、傍を離れて窓際へ――暖房を必要としない部屋だ。白い湯気が男の後ろに付いて――)――其処まで言うたんだ、来月末に隈をこさえる事は無いんだろう。少し残念ではあるけどね。君の――愉快な?表情を見るのは好きだし。 ……。 故郷か。―――……。朱鷺乃都が、嫌いなわけじゃないんだけどね?(カップを傾けて―珈琲を流し込む間に、さり気無く呟くように付け加えた。)…苦手な物があそこに多いだけでね。まぁ、暫くは君の言う通り、大人しく引き篭もらせていただくさ。其れこそ、僕が夜会から消えたといって騒ぐ誰かがいるわけでもなし。((「久し振り」) ―――…。 (揺らすカップの中に、月が映った。幾ら覗いても映らない自分を探すよう、落とした瞳が揺れる ―― 空いた一拍) お互い忙しかったんだろうね。君だって、此処に居たというわけじゃあるまい? 前も、こういう時が在った。 [Tue 31 Jan 2006 01:12:38]
◆ザッハトルテ > ( 尚、盆の上にはカップはふたつ乗っていた。 遅ればせながら手つかずの一方を取り上げて、――ソファに並んで座る趣味もないので立ったまま傾け ) その代わり来月の今頃は面白い事になっていると思う。 でも まあ――…漸くコツも掴めて来たし、息抜きでもしながらこなすさ。 …たまには外に出ないと。 ( 後に続く「と、思えるようにはなったし」とは言葉には出さず。 片目だけを細めた視線が湯気越しに見返して ) ――…貴方が余り故郷を好いていないのは良く判った。 だからこそのこの邸宅だものな、それに理由が判らずとも苦手なのは …うん。 ( こちらとて、聖職者ならぬ同じ眷属が身につけた十字印すら怖れた時期があるのだから。 ) …では? 最近は良く外出されているようだが、暫くは家の中に居れば良かろう。 お忍びの身が夜会にまめに出席するでもなかろうし――そう云えば久しぶりだ。 ( 顔を見るのが。 やがてついとそっぽを向いて ) 挽いた豆が無駄にならなくて良かった。 …力加減、多少は気を使ったから。 [Tue 31 Jan 2006 00:43:55]
◆ミカド@自室 > ハハ。取り入れても良い文化があるのは確かだ。認めよう。…だが、下らない、意味が無い、何処までも馬鹿馬鹿しい風習をわざわざ取り入れることはあるまい。僕に言わせれば「節分」なんて『畳の縁を踏んではいけない』と同じくらい意味が無いものだね。(落ち着いて珈琲の香りを吸い込めば、如何という事も無い。何時もの珈琲だ。――過剰反応も大概にしなければ。内心で自分を諌めながら、一口流し込む。素直に「美味しい。」と呟いて)―― 成る程。道理で部屋から切羽詰まった筆記音が聞こえないわけだ。君の目の下に隈の出来ていない月末は久し振りだ。…。 (…するりと細めた瞳が、貴方を眺め)嫌いだね。大嫌いだ。( 息を溜めて) 大嫌いだ。(もう一度言う) どんな風に言われても苦手なんだから仕方あるまい。我々を指したものじゃないとしても、だ。 苦手なんだよ。 鉄をU字に曲げただけの!たったそれだけの!「馬蹄」が苦手なのと同じさ。 [Tue 31 Jan 2006 00:29:56]
◆ザッハトルテ > ……。( 所詮平民どころかまともな教育も受けて来なかった本来ただの怪物は、礼儀も作法もはめ込むだけでokのプラモデル ※オーパーツ※ より脱着容易でした。 まる。 ) そうは言うけど、トキノミヤコは東洋国家の中じゃ最大勢力とも言うそうじゃないか。 ――日出処だっけか? 勢いのある処の文化が台頭するのは、ある意味自然な流れだと思うのだけど。 ( 憤慨を露わにする彼の姿を、今まで見た事がないとは言わないが。 それでも珍しい部類に入るだろうと考えて――目が合った。 己の顎の辺りを軽く拳で叩いて見せて ) ? …ああ。 今月は うん――…来月だね、レッドゾーンは。 ( 抱えた仕事の〆切りは明日ではないと、そんな意味。 ) ……そんなにお嫌いか? うろ覚えだけれど、「鬼」は「隠(オヌ)」が転じたもの。 我々を指す訳でもあるまいに。 ( 節分なるその習慣。 とは言え態度を見るにそれは明らかだから、聞き直すまでもないかも知れないけれど ) [Tue 31 Jan 2006 00:07:57]
◆ミカド@自室 > ……。(友人君は、礼儀には煩いが作法はさっぱりと気にしない人でした、まる。―此方も黙すことにしたらしい。) 我慢できん。あんな食べ物を無駄にするだけの罰当たりな企画を誰が持ち出したのやら…!そもそも朱鷺乃都の風習をヴェイトスで実行してどうするのやら――効果があるわけでもなしっ…! アレが終わるまでは棺桶に篭もるよ僕は。ああ。一週間か。その程度で終わるなら喜んでこもるね!! (近寄ってくる豆だったもの――炒ってある豆…思うと、そっちの方が豆まきの風習としては正しいような―そうだとすると、驚いたのは、強ち間違いでは無いのかもしれない――と、久し振りの友人の声、と、顔を見上げて、のたくたと膝に力を入れた。勧められたカップを手に取り――) ……。 (ふと、貴方の顔を改めて眺めて) ………おや。(時期柄、こさえているだろう隈が、無い。) [Mon 30 Jan 2006 23:54:51]
◆ザッハトルテ > ( 切迫した物音は何だか借金の取立てに慌てて居留守を決め込んだような、とか思っちゃったのは黙す。 …黙した。 扉の向こうには辛うじて体裁を整えたような、もとい整えきれていないようなガウン姿があるのだろう。 直されたばかりのサイドテーブルの上にコーヒーカップの乗った盆を置き ) 手が塞がっていたからノックをしてみたんじゃないか。 最近珍しく在室のようだったから、たまには何時もの逆 ( ※ブレイクプライバシー。 や、そんな趣味はないが。 ) に挑めば良かったと――… ……… ? 街中。 エクソシスト――… ( 天井の模様にその答えがありやしないかと視線を彷徨わせ ) …ああ。 祓いの慣習らしい、あれ? 精々一週間くらいだろう、確か。 そりゃあ多少は喧しいかも知れないけれど少しくらい我慢したら。 ( 鬼祓いの儀式を騒音程度にしか認識して居ないヴァーシャ出身はそう言いつつ、冷める前にとカップを勧めた ) [Mon 30 Jan 2006 23:39:52]
◆ミカド@自室 > (ソファから落ちるついでに蹴り上げたサイドテーブルや、落ちた拍子に踏ん付けたガウンを羽織り直しながら、ふす、と短く溜め息) ――街中に溢れる簡易エクソシスト様にウンザリしていたところさ。 (バツが悪そうに、らしくもなく頭を掻いて) [Mon 30 Jan 2006 23:32:23]
◆ミカド@自室 > (ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタン)(微かな豆の匂いを脳味噌が確認するや否や、裸足で飛び出すサザエ※間違い※のように一人掛けソファの向こう側へと、崩れ落ちるような勢いで移動した。――むしろ落っこちた)―――――っっっ……!(じたばたのたくた…ソファの向こうで、這いずっている男は見えるだろうか。外出した際のダメージが抜けきっていない男の動きは、まるで寝起きの悪い人間と同じ。漸くソファの肘掛に手を掛け、半眼落ちた視線で扉の方を覗いて――) …………。(先ず、豆の匂い?の正体たる珈琲―久し振りの誰かさんの顔―ノックした足―を、順に眺めて…久し振りの会話はこんな言葉で始まる) ……ノックは手で。扉は蹴らない。 [Mon 30 Jan 2006 23:29:38]
◆ザッハトルテ > ( 両手に豆 ) ( ――…とは、ちょっと違う。 豆は豆でも挽かれた後の褐色が乗った盆が先ず突き出される。 両手が塞がってたらしいぜ ※ノックの正体⇒足で蹴った※ ) …………居た。 ( 相変わらず愛想不足なのが瞬き。 ) 久々に顔見たと思ったら何をそんなに不機嫌斜め。 ( 何かフラストレーション気味なのは聞こえたけれど、内容までは聞こえなかったから。 ) [Mon 30 Jan 2006 23:19:02]
◆扉 > ( ……… ) ( 沈黙する扉。 ていうかその向こうの気配。 さもありなん、館主殿の憂鬱を知らぬものだから―― ) ( どうやら扉は自力で開けよと悟ったらしく、扉の向こうでがちゃがちゃと何か固いものがぶつかる音が数度した後に扉が開き ) [Mon 30 Jan 2006 23:18:32]
◆ミカド@自室 > (…もし豆に当たってしまったら、なんて言い分けをしよう。 「大豆アレルギーなんです※オーパーツ」 という言い訳は通用するだろうか。)―豆腐を外で食べるのは控えるか…!!(思いつめ過ぎて、色々明々後日の方向へ思考がフライ。――難しい顔で、真剣に悩んでいるのが、そんな事って如何なの。)―――(って。)…………。(びくー)(猫が危険を察知してぴょいと顔を上げるような仕草で扉へ視線が飛んだ) ………。 (がっつんって、ノックじゃないよ…!!それでもNOの選択肢は無いらしい。瀕死風体(?)の男は、だらしなくガウンを羽織り) ………どうぞ。 (精一杯頑張った結果の、小さな声で返事した) [Mon 30 Jan 2006 23:10:27]
◆扉 > ( それもものっそ乱暴なのが一度。 音なんかもう「がっつん」とかそんな感じ。 開けてくれますか? Yes/No ) [Mon 30 Jan 2006 23:04:03]
お知らせ > 扉さんが入室されました。 『( knock. )』 [Mon 30 Jan 2006 23:03:33]
◆ミカド@自室 > ―――――……豆にあたって 消滅。 (なんだか、自分にお似合いの結末過ぎて、微笑みすら浮かぶよ!) [Mon 30 Jan 2006 22:55:59]
◆ミカド@自室 > (そして、実際に払われてしまう自分が情けなくもある。――噛締めたハンケチーフがブチ―とかメシーとか言うてます…恐らくは吸血鬼としては自分だけの特性のようなものなのだろうが。が。――朱鷺乃都からきた鬼は、自分の根幹に根付く風習に弱かったというお話。)………暫くは家に篭もるしか在るまい。 (豆をぶつけられたら、子供の力でも痛いなんてもんじゃない。――多分。この恐怖が鬼の本能からくるものならば、間違いなく体に焼き痕が残るだろう。場合によっては貫通だ。――それに、なにをトチ狂ったか、豆バルカン銃などというものがあるらしいじゃないか。――…間違ってぶち当たったら、本当にどうなるか分からない。 [Mon 30 Jan 2006 22:54:36]
◆ミカド@自室 > ヴェイトスにこの風習はないと思っていたのに…!!!(ぎりりー。ハンケチーフをがっつり噛締めて、悔しげに窓の外を睨みつけた。――なんだか一種のストレス発散?のお祭りになっているらしく、商業地区やら、居住区にまで聞こえるあの呪文「オニ ハ ソト」) あんなもので本当に鬼が払えると思っているのかね!! ヴェイトス人の程度がしれるよ!まったく!!そもそも豆をばら撒いただけじゃ駄目だとか、そのあたりも知らぬくせに、あぁ憎々しい…!! [Mon 30 Jan 2006 22:43:48]
◆ミカド@自室 > ――――節分 [Mon 30 Jan 2006 22:41:21]
◆ミカド@自室 > (コツコツと馬車の壁に当たる小さな『何か』の感触に、背筋がぞっとした。杖を固く握り締め、唇を強張らせ、耳を塞ぐ。――それでも「こつり」と微かに聞こえる音に男は、酷く怯えて――) ………。 (館に着いた時には、崩れ落ちるように馬車を転がり降りることになった。)――――――…。(馬蹄とは違う、「こつりの正体」への恐怖。懐かしくも在るが、同時に酷く煩わしい「呪文」。―― その意味を理解しているだけあって、今だダメージから抜け出せずに居る。) [Mon 30 Jan 2006 22:31:38]
◆ミカド@自室 > (何時ものように馬車で、夜のお散歩に出かけた貴族様は、賑やかな通りを横切った瞬間に、御者にこう言った。)(『今直ぐに家に帰してくれ。質問も疑問も赦さない』)(――覗き窓から僅かに振り返った御者の不思議そうな顔が見えた。…此方の顔を確認して、慌てて横道を選んだ所を見るとどうやら―――) ……ぐぺぺ。 (普段、只でさえ悪い顔色が、更に悪く見えたらしい。) [Mon 30 Jan 2006 22:18:25]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『不吉だ。非常に不吉だ!』 [Mon 30 Jan 2006 22:14:13]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( その後、ちょっとだけ悪戯心で翼をもふもふしてから 就寝? )』 [Thu 26 Jan 2006 06:46:25]
お知らせ > ティエンさんが帰りました。 『( その後、ちょっとだけ悪戯心で翼をもふもふしてから 就寝? )』 [Thu 26 Jan 2006 06:45:35]
お知らせ > 霧子@集合住宅3Fさんが帰りました。 『 とりあえず二人がかりでコート脱がしてベッド中央に運搬から。 』 [Thu 26 Jan 2006 06:39:06]
◆ティエン > ( 結局、分からないから 理解出来ないから 怖いんだと思う。 恐怖は不安の裏返し。 彼女の思考が言葉にされていたら きっと 苦い心地で同意したんだろう。 ――… 誰かを殺す、危機感の無さ。 その言葉に、へたり 肩を落として消沈する。 ) ……嗚呼、そうか。 ――…なんで、わたし怒ってたのか、やっと分かった。 ( 零れた自覚は呆然と。 気付いてしまえば、余りに苦い。 ―…次回は、絶対殴ろう。 きっと、そんな同意も。 ) ……えへ。何かね、色々気付く。やっぱりね一人で考えてると、極端に走って駄目だね。 ( 殺す以外の選択肢が見えただけでも、凄い進歩。 へにゃり 表情を崩した所で 聞こえたのは、鍵の開く音 ) あ、マギー? ――…って、わ。えええ、マギー、あれ、しっかりー…っ!? ( 扉が開く音、閉じる音。近づく足音、床に伸びる影――… そして、ばたんきゅー。 一連を呆然と見ている間に、服裾を握った手が、温かな感触に包まれて、思わずびくーっ と、視線を跳ね上げ ) …………。 お、おかえり、なさい。 まぎー。 ( つられた。 でも残念。レアショットを見ずに潰れてる…! ) [Thu 26 Jan 2006 06:34:44]
◆霧子@集合住宅3F > ( それだけ考え無しな相手なら法的に吊るし上げて「黙らせる」という方法も無くは無いが、それも解答としては30点。 自分が何者なのかを理解させない限り、根本的な解決は望めない。 「現実をキレイゴトで歪めて目を逸らす者」は現実に関わってはいけない。 あえて今更目の前の彼女に言う事ではないし、ただ黙ってそう思った。 ) そうね。 それくらいシンプルでないと。 その危機感の無さが周りの誰かを殺してから気付くかどうか。 ( 肯定。 次の機会が存在するのなら、そう言って一つ殴ってやれば良い。 不貞腐れる子供には丁度良い。 ) いつでも。 たまにこうして話すのは丁度良い思考の整理になるし。 ( こんなに具体的な会話をする相手も居ない。 貴重な存在だということは認めよう。 つまらない事で失うのは酷く迷惑だ。 ) ――――帰ってきた。 ( ふと、いつものように鍵を回す音に顔を上げる。 そのまま足を引き摺るようにベッドに崩れ落ちたマギーを横目に、ティエンの伸ばした手をおもむろに握り込んで仲良しっぽいポーズで出迎える所存。 かわいく。 ) お帰りなさい、マギー。 [Thu 26 Jan 2006 06:14:53]
お知らせ > エンジェルさんが退室されました。 『Zzz―― そのまま寝た。』 [Thu 26 Jan 2006 06:14:49]
◆エンジェル > ――… ただいまァ ( 続いて、ドアが開く。聞こえてくるのはどうしようもなくグダグダな疲れ声。今日も思考を殺すみたいにあちこち挨拶やら営業に回って、一先ずのバイトである蔦の後始末で肉体労働して、階段を昇るのも億劫なクタクタの帰宅―― 目がしょぼしょぼしてなんか良く見えてない。ドアの鍵をかけて、それが信じられないみたいに一度引いて確めたらイイカゲンに靴を脱ぎ散らかしてネイティブヴェイティアンの呪い飾りがついた鍵を玄関先に投げ出して、荷物もそのままにずるずると這いずるように室内進入の居候―― ) ぅんー……?ギニィ?( ずりずり這いずるのを止めないまま、ベッドへと直進。 ) いらっしゃァい ゆっくりしてッ―― てー…… ( ぼふ、とベッドにぶつかれば、コートも脱がずにそのままベッドの縁にしなだれて―― ) [Thu 26 Jan 2006 06:12:15]
お知らせ > エンジェルさんが入室されました。 『がちゃがちゃと鍵の音――』 [Thu 26 Jan 2006 06:05:31]
◆ティエン > そうなんだよねー…残るものがあると、大変だし。 圧始末もあるし。 ――…残されるひとも、いるし。 ( 連鎖して、事態が厄介になるだけ。 八つ当たりのような殺意を留めたのが何か 今思い出すのは、厳しいけれど。 ――…走り続けなければ死んでしまうような。そんな息苦しさに、小さく肺から空気を追い出して。 ) ……多分ね、その人とわたしは、平行線だった。 信じないでって言うわたしと、信じたいって叫ぶ彼。 わたしは吸血鬼()を信じられないから、信じないでって言ったけど。 …多分ね、もっと簡単なことで良かった。 「 危機感を持って、馬鹿 」 って。一言。 ( ――…要約したら、何だか酷くなった。あれ? 折り合いを取る手段を、間違えた。 ―…根本の殺意は消えないけれど。 一度、深呼吸して ) ――… ちゃんと、世界とも折り合っていかなきゃ ね。 只でさえ、外れてるんだし。 ……具体的な、こと。 ――…次で、いいかな。 もう、夜が明けちゃうし…わたしも、頭に血が昇ってたとこ、見えてきたし。 ( なけなしでも、冷静さを掻き集めなきゃいけない。 ――…人が動けば、波風は立つ。 その言葉は、何も彼だけに向けられたものじゃ無い筈。 霧子にとっての、害。 そんな言葉で、冷水をぶっ掛けられた気分。 何より巻き込むのは、彼等じゃなくて、わたしなんだから。 ――…ふるり 首を小さく横に振った後 おず と手を伸ばして、霧子の服の裾を軽く引っ張ろうと。 ) [Thu 26 Jan 2006 05:56:52]
◆霧子@集合住宅3F > そうね。殺すのは完璧な正解じゃないもの。 当面の危険が別の物になるだけ。 ( 殺されるかもしれない、が殺してしまった、になるだけ。 延命処置。 ) 傲慢なんて曖昧過ぎる。 何処までを我慢すれば良いかの規律があるわけでもなし――――勝手をしない人は居ないもの。 ( 好きな物を食べるのに許可は取らない。 右か左かを選ぶのに許可は取らない。 勝手にやらずに生きるのなら、全ての決定権を誰かに委ねれば良い。 それが嫌なら――――。 ) 生きる限り何らかの形で折り合いをつけるしかないでしょう。 負けるのも。 殺すのも。 逃げるのも折り合い。 …そろそろ眠る? これ以上続けるならもっと具体的な事を聞くけれど。 それが誰なのか。 …もう既に私にとっても害のある人物なのかもしれないし。 ( それは微かに、まだ死滅していない僅かな「感情」的な都合。 ティエンと何処かの誰かを秤にかけた時の問題。 ) [Thu 26 Jan 2006 05:36:32]
◆ティエン > ――… 正直、わかんない。 ( 少しの沈黙の後、零れ出た言葉は 我ながらちょっと情けない。 ) ……わたしは、殺したかった。 でも、それで後悔する人がいるのは、嫌だった。 だから、やめた けど、それも 言い訳かもしれない。 ( 順序を並べる途中で、どこかが混ざってしまう。 思考がぐちゃぐちゃなのは、人の事を言えない。 でも 殺意の形を思い出すと、軋むものは身の内に。 軋むもの、軋む腕。 傷む右腕を、そっと押さえて。 ) ……本当に、そんなの関係ないって言うなら 知ろうとしなければいいのにっていうのは わたしが傲慢なのかなー…… ( ぐす。 涙も零せない侭、べそり べそだけかくのも、おかしな話。 ――… 色々理屈をつけたって、へっぽこには変わりない。結局、怖いんだ。 怖くて仕方無いから、どうしたって理解すら届かないなら、消してしまいたい。 そんな、逃避の形。 ―…一夜を越えての自覚に、へしょり 項垂れた。 ) [Thu 26 Jan 2006 05:18:47]
◆霧子@集合住宅3F > ―――――黙らせる(事が出来る? 貴女に。 ( 出来るだろう。 物理的には。 ) 迷うなら優先順位を決めれば良いわ。 他人。 自分。 平和的解決。 …排除。 1番は2番より上だということ。 ( 上だと決定していれば困る事は全く無い。 機械の理屈。 自分の命を守る為に他人を見限るのも、法を犯すのも、生物としては真っ当な事だろう。 ティエン=ギニーの殺意というものをはじめて目の当たりにしても静かに淡々と語る。 温厚で気弱な人間が殺意を抱かないと思うのは浅はか。 ただ、此処まで追い詰めた誰かが何をしでかしたのか、具体的に誰なのか、考える。 問いかけて答えるかは半々だ。 ) [Thu 26 Jan 2006 04:58:28]
◆ティエン > ( そんなのが発生したら、取り合えず帰返り血塗れのぴんくクマる。言語がヘン。 フルチェンジで今年はごー。ひびきさんもおしまい。 …ヒーロータイムは置いておく。 ) ……どう、なんだろう。 詳しく知ってる訳じゃないんだ。 ただ――… わたしが、許せないだけかもしれない。 …一度破滅しかけてる癖に、何も分かってなかったから。 ( 分かっていると、彼は言った。けれど、彼が分かっていたのは、きっと 彼の内面の事だけだ。 今、耳にしている言葉は 感情を切り離した事象。 昨日聞いたのは、事象を見ない感情。 真逆ですらない、ふたつ。 ――… 触れているものが不自然な形だとしても、そっちに安堵してしまうのだから 人の事は言えないんだ。 ) ……わたし、言葉を使うのってあんまり得意じゃない、けど。 …一応ね、頑張ったんだ。 ――… 最初に暴かれた時から、本当はずっと後悔してた。 あの時 ころしちゃえばよかったって。 ( 去年の夏頃に起こった、吸血鬼騒動。その発端であったとまで知れば、尚更 に。 ) ……怖いんだ。 ああいう人間は、いつか 善意のつもりで、わたしたちを殺すから……っ ( そして、悪気は無かったなんていわれたら。 殺されたって、ころしてやる。 言葉を閉じる為に噛み締めた唇が、苦い 鉄錆の味。 ) [Thu 26 Jan 2006 04:43:44]
◆霧子@集合住宅3F > ( 肯定すること× 否定すること○ ) [Thu 26 Jan 2006 04:28:55]
◆霧子@集合住宅3F > ( 凄い飛び道具とか無いので安心。 語尾が気になる怪生物とか。 今年は片方黒くn(略) ) 肯定する事が事態を望まない方にするから全てにYesと答えるのは、思考と行動の放棄。 何を言われても鸚鵡みたいに「でも自分は自分だから」って繰り返して見捨てられるだけ。 自滅するだけ。 ( こんな話になるのなら、既にその人物は自滅しているのだろう。 確信にも似た思索が一瞬過る。 黒ずくめのイエロティアの口にする言葉には感情が分離している。 事実が自分にとって苦しい事であっても其処に何を感じる事も無い。 何かを望んだり喜びに微笑んだりすることが希薄な、奇跡を願ったり数字以上を期待したりしない不自然な人格の代償だろうか。 ) ―――続けて。 ( 此処から先の話はまだ予測できない。 再び、黙る。 ) [Thu 26 Jan 2006 04:28:12]
◆ティエン > ( 目には目を 歯には歯を 白と黒。 カラーリングだけならぷりきゅ ――… 自滅にも程があるので黙る。 黙った。 ) ……ごめん。 ( べそり。 ぼやかし過ぎると論点がズレる気がして、これが精一杯でした。 あっさりずっぱり看破されて、ぐすり。 ) ――…… ぅん。それは、わたしも思う。信じたいと、信じられるは、別のものだと思うし。 ――…霧子がね、信じないでくれるから、わたしは 安心して、こうやって来られるんだ。 ( 信じないと彼女は言った。それがどうしようも無く嬉しくて、込み上げるものが、泣き笑いめいた表情を作っていく。 ) ……それで、いいと思う。ううん、そうじゃなくちゃ、困ると思う。 緩和するなら、きっかけが願望でもいいとは思うんだ。でも――… 其処から進まないなら、それは、凄く 怖い。 ( 霧子の言葉は、事象を切開する。 わたしが惑う回廊を、事実と現実の視点から開いて見せてくれるから。 ――…もやもやしていた部分も、はっきり見えた。 ) ……えっとね。此処からは、まだ実現してない仮定の話。 でも、多分わたしの本音。 ( きつく膝を抱えて、其処に顎を乗せた。 拗ねた子供みたいな格好だとは、思う。 ) [Thu 26 Jan 2006 04:11:40]
◆霧子@集合住宅3F > ( フードファイトみたいなイベントにマギー、ヒルダ組が出場するやいなや秘密裏に結託して立ちはだかるとか普通に面白く。 何処の少年漫画。 ) 分かり易すぎるもの。 ( まんまだし。悪びれもせずバッサリと。 遠まわしなディベートは手間がかかる。 ) 論拠次第ね。 理由の無い「信じる」は、感情だけで口にする「信じる」は信用してはいけないわ。 私は貴女を信じて居ないもの。 人格面を盾にとっている間は私とマギーにとって無害だというだけ。いつもそう言っているけれど。 「馴れた肉食獣」と同じ。 空腹感が上回れば私を食い殺すかもしれない。 それは事実でしょう。 だからティエン=ギニーを信用しても吸血鬼を信用しない。 感情でものを言う人間の言う事は信じては駄目。 それは「約束」でも「断定」でもなく「願望」だもの。 「〜できたら良いな」って口にする人に仕事を頼むのと同じ。 ( 少し、長く口を開いた。 時々居るのだ。特にこの街における異種族の扱いは緩く。 ) 自分に当て嵌めるとしたら――――そう、先ずは理解を求める。 それでも駄目なら、黙らせるしか。 [Thu 26 Jan 2006 03:47:53]
◆ティエン > ( どれも縁遠い自覚はある。指摘されたら、やっぱり五分間。 ――…無謀な野望は、いずれたくらんでみるのも、面白いかもしれない。 驚かすのは、結構好き。 普段逆ばっかりだから、報復なのかって問われたら、あんまり否定出来ない気がする。 ――… 平穏の欠片を一度、閉じて。 ) ――…うぐ。き、霧子ー…例え話の意味が、無いー…っ ( がくーっ。 白フードが盛大にへこたれた。 外れていないから、タチが悪くて。けれど、少し考えれば分かるような形の話を持ち出した落ち度。 べそり 半端な泣きべそを振り払って ) わたしにって訳じゃないんだろうけどねー… そんな、感じ。 …吸血鬼ってとこに、例えば 霧子の秘密を当て嵌めて考えてみて。 許容、出来るかなって。 ???。いや、別に、かこつけて内緒話を聞きだそう、とかじゃないから 結果だけ言ってくれればいい、からっ ( 彼女が指摘した通り、自分は吸血鬼。 だから、人の心が分からない部分は、絶対どこかに存在している。 だから、聞いてみたかった。 どう、なんだろう? 自信なさげに、視線が落ちる。 ) [Thu 26 Jan 2006 03:33:09]
◆霧子@集合住宅3F > ( 気合も微妙だとかは心の奥の地下牢にでも封印しておく。 御洒落小箱は無いから。 帰ってきた同居人の前でおもむろにデュエットしてみせるのは面白いといえば面白いが。 さて、此処で少し話題を絞りなおそう。 ) 抽象的ね。 「吸血鬼でも気にしない」って誰かに言われたとか。 ( 相変わらず曖昧な表現に、聞く限り一番可能性の高い憶測を直球で突き返す。 秘密、良くないこと、気にしない。 三つのキーワードと、あえて自分に向けられる問いかけであるという観点から出た解答だ。 ) [Thu 26 Jan 2006 03:24:46]
◆ティエン > ――…ぅ。 ち、ちょっと 気合と勇気と根性と心の準備が、いるかなー…っ ( 何だか、その響きに凄く説得力があったものだから 思わず、言葉に詰まった。 ―…最後の意外は、調達しようの無い属性。 ぐなり 項垂れ気味。 ) ――…なんか、知らない間に修羅場だったんだねー…… ( お疲れ様か、ご苦労様か。 当て嵌まる言葉がどっちかは分からないけれど。 オーパーツと擦れ違い気味だったのは、僥倖でいいんだろうか。 ) …やっぱり、急な退院だったんだ。 ――…ん。ありがと。機会があったら、行ってみる。 ( 知らずにお見舞いに行って、軽く恐怖体験したのは、まだ遠くない記憶。 気になる事はあるけれど、今は一度心の中に仕舞って。 ) 例えば、ね。 知られたくない秘密があるとして。 …その秘密の内容が、良くないことなのに それを、 「 本当に 」 気にしない人を、信用ー…して、いいと 思う? …その人がどう思ってるか、じゃなくて。 本当に、そんなこと、なんでもないって思っちゃう、ひと。 ( 「 本当に 」 個人の領域を超えて、それを無知と言えば語弊はあるけれど。 ――…曖昧な表現になってしまったけれど、疑問の形。 ) [Thu 26 Jan 2006 03:12:13]
◆霧子@集合住宅3F > ……質問すれば直ぐにでも音楽教室が始まると思う。 すごい嬉しそうな顔で。 ( 経験談だが。 微妙に渋いトーンが言葉に含まれているのは気のせいでもなく。 ) 放置すると知らない所で借金抱えてくるか裸で帰ってくるか帰ってこないかしそうだったから。 もう大丈夫だとは思うけれど。 ( イカゲソ咥えてお酒を傍らに疑惑の眼差しを向けてくる徹夜で血走った目とか、もういい思い出。 二十代半ばのスカートの短い制服姿とか。 オーパーツ気味に。 ) ある日急に退院するって言い出したのに関係しているのかも。 芸能横丁か魔女ギルドにでも行けば会えると思うわ。 ( それ以上は知らない。 何をしたのか問い詰めるのを同居人が望むとも思えないし、保留している所だ。 ) ………なに。 ( 改めて姿勢を正す様にただ、返事だけ返して続きを促す。 ) [Thu 26 Jan 2006 03:00:28]
◆ティエン > …そっか。じゃあ、やっぱり 色々知ってるのはマギーかなー… わたしもね、へんなのしか知らない。 ( 幸いか、生憎か その辺りの事情を知らないから その侭の意味で受け止めた。 ちょっと、残念。 そんな、余計な言葉もくっついたけれど。 ) ……ほ、本気でギャンブルだ…っ!? え、えぅぁ、な、何があったんだろうー… え。マギー、麻雀中毒っ!? ( 正確には、ギャンブルだった訳だけれど。 本棚から取り出された書物を まじまじ、見詰めて。 思わず、頭が斜めで固定されそう。 ) ……喧嘩でも、したのかな。 わたしもー…一回、会っただけ、だけど。 ( それでも、マギーの事を心配して、考えている様子は見えたから ―…けれど、それで全て上手く行く訳じゃない。思って、考えて けれど方法を間違えていたら。もしくは、その考えそのものが。 ――…他愛無い連想は、容易く程近い海辺の記憶と繋がって。 酷く苦いものを噛み潰すみたいに、唇を噛んだ。 ) …え、う、ぁ、と。 わ、わたしの方はー…… ( 変わりない。 そんな風に口にしかけて、 ぎしり 固まってしまう。 ――… いつの間にか空っぽになっていたカップを置いて もそり 膝を抱えて。 ) あの、さ。ちょっと、聞いてみても、いいかな…? [Thu 26 Jan 2006 02:49:33]
◆霧子@集合住宅3F > ――――あんまり知らないから。 ( 歪曲的な否定。 窓辺で少し歌を口ずさんだ事があったが、露骨に興味津々の笑みを浮かべてあれこれ突付きに来た同居人が非常に鬱陶しかった記憶など呼び起こされる。 人前で歌う程のものでもなし。 ) ・・・これ。 外でお金使ってきそうだったから。 ( もそ、と立ち上がって本棚から取り出すのは「麻雀指南」と書かれた古書。 説明を端折りすぎだが其処は想像力でカバー求む。 ある意味無難な中毒症状ではあったが。 ) 知らない。 マギーはヒルダのことを話さなくなったし。 私は親しく無いから。 ( 以前少し口にした通りだ。 好印象は極めて少ない。 人格面と知識面は兎も角、あの二人が揃うとトラブルが起きる可能性が格段に上がる気が、する。 ) 別に。 最近マギーの話ばっかりだと思っただけ。 特に変わり無いなら。 ( 此方から問う事は無いと。 ) [Thu 26 Jan 2006 02:38:52]
◆ティエン > …ん。なら、いいや。 ――…歌がね、聞きたい。 霧子、歌う? ( ギターの調べを聞いたのは、横丁での事。 懐かしいと思ってしまうのは、触れる世界の目まぐるしさを象徴して、困ったような吐息。 ―…ぼんやりと歌声を思い出していたら、突拍子も無い問いかけになった。 ) ――…ごめん、霧子。そ、それ 何の話かなー…っ? ( まず、前提条件から分からなくて、泣き言の白旗。 四人、浪費? マネーゲームみたいな妙な気配は感じ取れたけれど、特定には至れない。 ――…嗜好、執着。 血が欲しくなくなるとしたら、種の根源までひっくり返されるみたいで、ちょっと面白い。 ) ……安定、してるのかな。 良かった。ちょっと、気になって――… そういえば、えと。 ヒルダ?がー…とかって、え、えと……き、霧子? ( 舐めるみたいに少しずつ珈琲を含みながら、もそもそ 覇気の欠けたへしょり声が 沈黙と共に向けられる視線に、上ずった。 先日、意識が途切れる前にちらりとだけ聞いた事は、気になってはいたから口にはしてみたけれど。 向けられるまなざしそのものに、ぱちり 目を見開いた。 どうか、した? 問いかけるようにぎこちなく、首が斜め。 ) [Thu 26 Jan 2006 02:26:25]
◆霧子@集合住宅3F > ――――場所までは言ってなかったけど。 芸能横丁にもそのうち戻るとは、思うし。 ( もどかしげに弦を爪弾く姿を此処最近よく見かける。 時間をかけて、崩れた物が癒されていく現状を象徴するようなその姿に安堵を覚え、珈琲を淹れるのが最近の日常。 ) 4人居ないと大味だし、相手しないと何処で浪費してくるかわからないし。 ( 半ばうわ言のように過去を振り返るも、説明不足な不親切設定。 飲んだら飲んだで処刑人の主な成分である珈琲への執着が別の物に入れ替わるのだろうか。 お金とか。 恋愛とかに。 ) ―――――………。 ( ふとした沈黙。 現状、同居人に関する情報はこんな所だ。 ヒルダについては相変わらず口にしないし、特に語る事が無いという事は何事も無いということ。 冷め始めた珈琲を飲み干し、暫し黙る。 何とはなしにティエン・ギニーに無遠慮な観察の目を向けてみたりしながら。 此処暫らく同居人のことばかり話して居た気がする。 ) [Thu 26 Jan 2006 02:08:38]
◆ティエン > ( 鼻先を擽る珈琲の香は、何となく馴染んだ匂い。 きっと、この部屋のイメージと結びついている。 今は背凭れにしているベッドにも、何度と無く御世話になっている。三人くらいなら、どうとでもなるサイズ。 その内二人は比較的ミニサイズだからとか 言わない。 ) …横丁じゃないのかな……?職場まで行ったら、迷惑ー…かも、だし。 …え、え、ぇぅ? ( 良いお仕事。緩々と戻りつつある日常に、フードの陰が覚えた安堵が、続く言葉に一転、困惑の色合い。 禁断症状。此処までは分かる。迷惑―…ぅん。使用上によっては、霧子も大変だったろう。けど、付き合う。付き合う? 目を白黒させて、ぽかんとした顔で、彼女を見た。 ) ……き、禁断症状ってー…あれ。あの、薬のじゃー…なく、て? ( 他にも、何かあったんだろうか。おろおろ 眉を八の字にするうろたえっぷり。 そして、あるんだ、あるんだ、カレーポーション…っ! ご飯にかけたら食べられないけど、その侭呑むのは出来る ―…飲んでどうするのかという、話。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:56:43]
◆霧子@集合住宅3F > ( とある筋からの追加情報。 ポーション、あるらしい。 カレー味の。 ご飯にかけても良いだろうか。 青いが。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:52:39]
◆霧子@集合住宅3F > ( 流石に来客用のカップを用意するなどという気の利いた事をするのは同居人だ。 あって困らないのだから良しとする。 大き過ぎるベッドの存在も在る意味結果オーライ。 ) 昨日だか、何処かで良い仕事が見つかったって言ってたわ。 もうあの迷惑な禁断症状に付き合わなくて良いのかと思うと、気楽。 ( 毎夜眠りを妨げ無間の如く続く、鬼気迫る気迫漂いおつまみとアルコールを浪費する血生臭い卓上の駆け引きを思い出しつつ無貌。 本棚に残る奥義書がまた一つ無駄なスキルを身に着けた証として残る。 ) …もう一回、もう一回って五月蝿くて疲れたし。 [Thu 26 Jan 2006 01:49:34]
◆ティエン > ( 歌とかにありそうだと思った。 事実は都市伝説より奇なり。 ――… 最初は、確かにマギーに会いに来ていた。今は、二人に 変わったのは、小さなこと。大切なこと。 無意識の変化は、無意識だから気付かない内に。 自分の家じゃないのにある自分の為のカップに まだ覚えるくすぐったさ。 両手でカップを包んで ) ……あ。仕事、再開出来そう、なんだ。 ……えと。中毒って、例の…あれ、のー…? ( 少なくとも、仕事を探す段階まで回復しているという事。 ほぅ と安堵の色を滲ませた後、確認のように言葉を続ける。 ―…素敵なカレー味のブルーポーションについては、残念ながら知らない。残念ながら。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:39:47]
◆霧子@集合住宅3F > ( 夜な夜な少女の屍(?)を荷車で運ぶ少女はある種都市伝説かなにかっぽく。 だが気にしない。 ) ( そういえば。 以前なら「マギーなら居ないけれど。」と最初に前置きしていた自分を思い出す。 変わったのだな、と変化をただ確認して座りなおし、カップを手に先ずは言葉に耳を傾けた。 ) …あれからまた少し変わったけれど。 マギーは中毒症状も抜けて仕事を探しているし。 此処暫らく、何も無いわ。 ( 何事も無い、といった方が平穏か。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:31:51]
◆ティエン > ( 荷車の出所を知ったら、五分くらいトキノミヤコ文字を地面に生産するのに、費やすと思う。 戻って悶絶した誰かさんの話しも、ともかく。 人が入れる分、扉が開かれるのが 承諾の証だと分かるくらいには、学習もした。 伺うような調子も、萎縮しているというより、デフォルト数値。 ) …あ、えと。 あ、りがと? ――…うぅ。今日は、ちゃんと昼に寝てきたー… からっ ( 人間としては色々駄目で、吸血鬼としては、真っ当な言い訳も 色々と情けない。 後に着いて行けば、まるで 待っていたように準備されているコーヒーカップ。 不思議そうに瞬いた後 ぐし とフードを引き下げた。 ) ……こないだ、ね。お話しそびれちゃったから。 ( ぺたり。 ベッドを背もたれみたいに使って床に座り込むと、そんな風に切り出した。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:23:03]
◆霧子@集合住宅3F > ( あんまり毎回毎回荷車(※死体片付け用)で運搬するのもどうかと判断してとりあえず通り過ぎてみたり。 無言で扉を開いて中に招き入れる顔はどうにもいつも通り、感情が欠落したような。 霧子的に言うのなら、「別になにも」という顔。 ) そのうち来ると思ったから少し起きてたわ。 いきなり眠られても此処なら運ばなくて良いし。 ( キッチンに戻ってぶっきらぼうにそう続けながら、その言葉を証明するように既に二人分の珈琲が用意されている。 タイミング的には絶妙すぎて流石に来る瞬間を狙っていたみたいなのは偶然だが。 いつも通りベッドの部屋に招き、床なりベッドなりに適当に促し。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:16:21]
◆ティエン > ( 電池切れのようにばたんきゅうしたり、微妙な擦れ違いだったり。何処かの誰かさんが全力で平伏祭りの色々から、数日後の今宵。 扉を開けた先には、きっと 御名答の姿。 へっしょりと項垂れ気味の白外套。深く被るフードが おず、と上がって。 彼女の言葉に びくり 視線が跳ね上がる。 ) ぇ、うぁ えと。 こ、んば んは。 あの、ごめん ねー…いきなりで。その、こないだ も。 ( へろり。 つっかえ気味の謝罪を唇に乗せた後、 「 今、大丈夫? 」 問いかけるような視線を。 ) [Thu 26 Jan 2006 01:07:17]
◆霧子@集合住宅3F > ( カップに注ぐ珈琲にミルクを注いだ頃、扉が叩かれた。 ある種予想していた範疇の来訪に、同居人用ではないカップを用意してから玄関へ向かう。 近い内に顔を出すだろう、という予感があった。 この部屋を訪れるのは極限られた数人だし(同居人が新たに知人を招かない限り)、ノックの仕方や時間帯を考えれば当然其処に――――。 ) …待ってたわ。 ( ぎ、と小さく開いた扉の外に予想通りの相手が居るだろう。 ) [Thu 26 Jan 2006 00:58:59]
◆ノック > ( 静寂の世界にそっと割り込むのは、扉の外から響く物音。 素直に呼び鈴等に手を掛けるでも無く、控えめと言うよりは 単純に自信の無さげな不安定な呼子。 鳴き声を引き連れない分、締め出された猫が扉を引っ掻くよりも芯の無い物音は こん、こん。 数度響いて、中の様子を伺うように沈黙する。 ) [Thu 26 Jan 2006 00:51:35]
お知らせ > ノックさんが入室されました。 『( 響く音。 )』 [Thu 26 Jan 2006 00:45:15]
◆霧子@集合住宅3F > ( 10万人のうちの1人や2人が多少異質だからといってどうという事は無い。 在るがまま世界は廻るだろう。 ) ――――――。 ( どうでもいいことだ。 少なくとも今自分が個人的に心配する事でも無し。 結論が出た思考の整理を終え、上体を起こして立ち上がる。 まだ眠るわけでもなし、珈琲でも淹れてじりじりと時を過ごそう。 ) [Thu 26 Jan 2006 00:38:31]
◆霧子@集合住宅3F > ( 日々変化を求める同居人には分からない感覚だろうか。 理解は出来ても共感は出来ないだろう。 生や死に意味を求めず、存在するのだから存在するという感覚。 自分にそういう理解の仕方を教えた老婆―――森の奥の邸宅に住む引退した処刑人が変わり者だったという事はいい加減理解している。 あの機械のような老婆に人生の半分を教わった自分も然り。 だがそれはただそうだという事実であり、特別どうでもない事。 悲しいとかおかしいとかは、自分以外の誰かが勝手にそう思う客観。 絶対にそうという真実ではない。 ) [Thu 26 Jan 2006 00:33:42]
◆霧子@集合住宅3F > ( 滞りなく仕事を終えて0時。 動き易くて身体を圧迫しない部屋着に着替えれば、ベッドに身体を投げ出して脚だけ火鉢に当たる。 酷く狭い世界でサイクルする日常はある種平穏。 此処暫らくの不安定で無闇に色々な所を歩いたが、本来それは望む所ではなく。 植物が季節に合わせてサイクルするように、ひっそりと静かに、そういう風に生きて死にたいと思う。 ) [Thu 26 Jan 2006 00:26:54]
◆霧子@集合住宅3F > ( ぱたん、と扉を閉めると其処は隔離された空間。 限られた数人のみがその部屋を知るだけの閉ざされた場所。 冷たい外気すら遮断され、無音の闇が待つ。 アマウラ式とクリスティア式の入り混じる室内は玄関で靴を脱ぐフローリングで、玄関、キッチンと通り抜けると無駄に大きなベッドが鎮座している。 二間あるうちの隣の部屋を覗いても同居人の姿は無かった。 フローリングに置いた火鉢に火を入れ、マフラーを解きながら窓の下の商業区を眺め降ろした。 三階までその喧騒は届かない。 ) [Thu 26 Jan 2006 00:21:52]
お知らせ > 霧子@集合住宅3Fさんが入室されました。 『 帰宅/午前0時 』 [Thu 26 Jan 2006 00:17:00]
お知らせ > シシィ@自宅さんが帰りました。 『 何だって良いと思わせる、 『シーツの間』。 』 [Mon 23 Jan 2006 23:38:13]
◆シシィ@自宅 > …… もう、 (言葉が要らない世界なんて無いけれど、この瞬間だけはそんな戯れ言を信じて良いと思った) (少なくとも、自分がまともな言葉を忘れる時は) [Mon 23 Jan 2006 23:37:45]
お知らせ > フォーカさんが退室されました。 『(互いの吐息が混じる真夜中。―休日の終了)』 [Mon 23 Jan 2006 23:31:45]
◆フォーカ > 俺を十秒も黙らせられるの、貴方だけデスヨ? (月光を遮って、己の体で作る影の中で、宝物が緋色の瞳を落としていく。―― ほら 簡単じゃないですか) ――――……Yes (――貴方が瞼を伏せるだけで、自分は黙るしかなくなるんだ。)(―言葉の要らない数時間の何度目かの幕開け) [Mon 23 Jan 2006 23:27:05]
◆シシィ@自宅 > ――十秒も黙ってくれないくせに、よく言う。 (それが良い事なのか悪い事なのか、少なくとも 黙って居て欲しい時間と、声を聴きたい時間がある事は確かだ。眉を垂らして、困った犬の顔で笑った。……今は聞きたい時間) (細い背を、ぶあつい掌が撫ぜていった。夢を見るような眼を見られたくなくて、広い肩に額から埋もれる。声が籠もって聞き取り難く、なる) ―――……ビトウィーン、イン ザ シーツ? (つたない発音は、いつか何処かで聞いた何かの名前。聞いた時は子供だった、 何の意味か解らなかった) …… (選んだら、それに付き合う。そう言ったのは自分だ) ………ん。 (瞼を、伏せる) [Mon 23 Jan 2006 23:19:51]
◆フォーカ > (その怒った顔が又可愛いとか、ドロドロの惚気話を同僚に聞かせる日は近そうだ)あーあー?そういう事いいマスカー?他人ならいざしらず、シシィさんが俺を黙らせるのなんて、簡単ですヨゥ。・・・シシィさんにしか出来ない黙らせ方だって、幾らでもあリマスしー?(――と、漸く、貴方からこちらへ擦り寄ってくれた。胸と腕の間にしまった宝物は夜しか見れない。――そぅっと、機嫌を損ねないように顔を覗いて)――……(選んで)(――ただ「抱く」だけだった掌が、するりと貴方の背中を撫でていく。) ............Between. (「起きる」と、「寝る」の 間 )(捻くれものの返答が漏れると同時、今度こそ『毛布候補』の役目を果たすべく、覆い被さるように身体を入れ替えて) [Mon 23 Jan 2006 23:09:56]
◆シシィ@自宅 > (跳ねまくりの髪逆立てて怒るので、言わぬが花の言葉の意味がきっとよく解る。 綺麗にヒット。…だがまだ怯まないか!拘束する腕が、益々強くなったように思うのはきっと気の所為だ…。 段々打たれ強くなって来たように思った。しょっちゅう撲ってる自分の所為か。…多分そうだ) ……べー つー にィー。 他の黙らせ方知らないしぃー。 (拗ねて呟く言葉は語尾が伸びがちになる。… 頭を肩口に押し付け、預けながら 懐でもごもごと) ……もう、起きるか寝るか選んで。 付き合うから。 [Mon 23 Jan 2006 23:00:38]
◆フォーカ > (……髪の毛のお手入れが行き届いているのはね?ほら、娼婦のオネーサン達にもてる為の努力の賜物。――習慣付いてしまってそのままだという。…絶対怒るから言わないけど。 梳かれる髪の毛の感触に心地よさそうに)…嫌ですねぇ。俺が――貴方の声を聞き間違えるわけ無いじゃないデスか―…寝起きの鳥さんの声でー…猫の声で喘ぐゥ?!(ぺちこーん。鼻先にジャストミートする掌。にやけた面にヒットしたもんだから、痛さも倍増。――だけど、この腕は、貴方の身体を捕らえることをやめない。―自分の鼻を撫でるのにも、貴方の背中を抱きながら、だ。) ……ぅー。暴力に訴えるのやめまセンかっ…! 恥ずかしいカラって――っ…シシィさんそれじゃ無くても、最近妙に逞しく――あ、横にって意味じゃないデスヨ?ええ。 (むぎゅ。柔らかな触り心地は嘘じゃないんだけど。) [Mon 23 Jan 2006 22:53:51]
◆シシィ@自宅 > ……覚えはありません。 (見ない聞こえない。褒めると言うよりいなすような動作で頭を撫で、癖毛の感触を楽しんだ。長く伸ばしてるのに綺麗だ。羨ましい。潤い不足の金髪が、枕の上で好き勝手暴れている) 猫と鶏聞き間違えるんじゃ、まだ夢の中だろ。…… …なら良いよ。 (素肌の感覚がきもちいい。また寝入りそうだ―― このまま寝たら一日寝っぱなしになる。それはいけない。せめて夜食くらい、 ) 別に、大丈夫だし―――歩けない程じゃないからお気になさらず!! (相手の鼻目掛けて、掌を繰り出す! …正直自信は無いが言い切った!) [Mon 23 Jan 2006 22:40:06]
◆フォーカ > じゃあ、答えは一つしかないじゃないデスか―――……ココに。(耳元で聞こえる返答に、笑み混じりの返答。――動く貴方の腕を拒むなんて事は、当然しない。) あぁ、でも―…「鶏」というよりはー…猫ですかねー…。(妙な訂正一つ。――強張った貴方の体が、その答えの片鱗を引き摺って)―…とてもとても有意義な休日でしたー…。エエ。休みにしか出来ない事を、久し振りに詰め込んだ―というかー……。(抱く力を強くして)……大変満足な一日の終わり方です♪―――って、ント。(顔を緩く上げて、貴方の顔を覗き込もうと) シンドイ…? ……「大丈夫」ですか? 無茶しましたし(なんかいった) [Mon 23 Jan 2006 22:34:00]
◆シシィ@自宅 > ……ニワトリて。 残念ながら、近所で飼ってる家も無いし 覚えもありません。 (寝起き一発で雄叫びを上げた若造は、敢えてそう言う事にしておいた。…ゆるく血が流れ込んでくるように、触れた所から熱が移ってゆく。布団に入って大分温まったけれど、それでも彼よりずっと低い体温。 温め合うには足りないから、貰ってばかり) ……途中で何度か起きたけど、 起きないし、しんどいし――… あー……、 (風呂に浸かってるオヤジみたいな呻り声。ひどい喩え) 折角休みだったのにね。 (擦り寄る頭を抱え込むように、髪を撫で梳こうと腕を伸ばした。けれど) ………。 (首。 背筋を悪寒が這って、一瞬ぎくりと身体が強張った) [Mon 23 Jan 2006 22:20:30]
◆フォーカ > おはようございます――。 (ゆっくりとゆっくりと貴方が此方に戻ってくる。「感触」だけではなく、色を伴って腕の中に――少し冷たい貴方の体に、熱を受け渡しながら、ゆっくりと夢現を漂っていた意識を手繰り寄せた。 )……半日―…寝てましたー…? 俺等。 (月明かりしか無い室内で手探る貴方の形。――貴方の変化で時間を知るなんて、ちょっぴり失礼かとも思うのだけど。)…… 何とか。どっかの誰かさんが、鶏さんみたいな声で起こしてくださいました、シー?……・・・お腹―…ご飯ー……んー……減ってる、ような。 んー……(寝起きの体が甘いだるさを訴える。今日の当番はどちらだったか、考えるのも億劫だ。もし自分の番だとしても、今直ぐは動きたくない。 猫が身体を擦り付けるように、貴方の首筋へ更に顔を埋め) [Mon 23 Jan 2006 22:13:06]
◆シシィ@自宅 > ……おはよ。 (お早うも何も今は夜なのだけれど。 心地良い寝起きの倦怠感に欠伸など吐きながら、起きたと言うのにまだ大人しく枕の座に甘んじようと言うから大概始末が悪い。まだねむたい。だるい。しんどい。冬場の朝なんて嫌いだ――― 夜だけど。このしんどさは寝起きの所為だけじゃないもの) ……うん。 ……腹、減ってない? 眼ぇ醒めてる? (言いながら、起きる様子も無く) [Mon 23 Jan 2006 22:03:22]
◆フォーカ > (片手が、自分の”枕”を見つけた。――其れに伴ってもう片方も、その枕を確りと腕の中へ納めようとするだろう。――お気に入りの金髪に顔を埋め)―― ……。 ……。 (掴んだ布って、そりゃぁ貴方のじゃなければ、毛布候補の服なんだろう。……恐らく寝巻きの類い。「寝ているのに、寝巻きを脱いでいる」ということは――) ……たったいま (冷たい肩に顔を擦り付けて) おきました。 んー……「見えて」ますね。 [Mon 23 Jan 2006 21:58:33]
◆シシィ@自宅 > がふ ッ (クリティカル。肺がちょっと凹む、もっと乱暴に言えばつぶれるような感覚を伴い 蠢く腕に細い肩が収まってゆく。寝癖だらけの頭にクエスチョンマークを幾つか浮かべながら――やっと、) …………ああ。 (そう言えば隣で寝に入った。この糞寒い時期に露になった肌が、てゆうか寧ろ掴んだ布ってナニー――…) ……。 (… 考えない事にして、もう少し寝てやろうか、其れとも起きようか と考え出した。布は、ぺっと床に放った) ……… 起きてる? [Mon 23 Jan 2006 21:52:40]
◆毛布候補 > (安心するといい。――貴方の体の上に襲い掛かるのは、毛布候補の一部。通称「腕」だ。――やや強引に突き出された腕は、逃げる貴方の身体に絡まろうと動くだろう。)――――――……んー。 (惰眠を貪っていたのはあなただけじゃないという話) [Mon 23 Jan 2006 21:48:06]
◆シシィ@自宅 > ッて うおわ――――!!!!? (掴んだものを確認する間も無く迫って来る影!! 咄嗟に回転して避けようとするが間に合うか………ッッ! 効果範囲大きそう!) [Mon 23 Jan 2006 21:46:02]
お知らせ > 毛布候補さんが来ました。 『(が、貴方の体の上に!)』 [Mon 23 Jan 2006 21:42:56]
◆シシィ@自宅 > (布は自分の思ってたより幾分か短かったらしい。だから何だこれ。慣れ親しんだ曖昧な柔らかさの、自分の腕で無理矢理引っ張り出した此奴は―― ) …………。 服? (誰の。つうか、何処の) [Mon 23 Jan 2006 21:40:31]
◆シシィ@自宅 > (何だろうこれ。シーツかな。兎に角羽織れるなり掛けられるなり、寒くないなら何の布でもいい。こう、ぐっと掴んで毟る勢いで己の方に引っ張り寝返りを打つ、が―――) (すぽん ッ) …………。 (すぽん?) (何か、抜けた) [Mon 23 Jan 2006 21:34:30]
◆シシィ@自宅 > (故に反省はしない。――閑話休題) (夜が幕を下ろす。もうすぐ自分の時間だ。だと言うのに何だこの体たらく。――ベッドの上にしんなり転がって、惰眠を貪っていた。枕を占領し専有し抱え込んだ俯せ寝。それでも肌蹴た肩が寒かったのか、掛布を手繰り寄せようともたもた腕が上下する。… そして掴んだ。何かの布を) [Mon 23 Jan 2006 21:27:54]
お知らせ > シシィ@自宅さんが来ました。 『 もう自宅呼ばわりでいいと思った。 』 [Mon 23 Jan 2006 21:22:57]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 [Mon 23 Jan 2006 04:56:37]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( その答えをもう判ってる ) ( …本当に? ) …………Und kann dich doch nicht meiden, ―――――― …… ( 玉葱を刻んで、炒めて煮込む。 時間をかけて出来上がるスープが完成しても明確な答えは見つからなかった。 ただ、切り捨てた部位はもう痛まないと たったそれだけ。 最下層に近づいたのか―― ) ( …少し頑丈になった そう思う事にしよう ) [Mon 23 Jan 2006 04:56:33]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 個々の独立した事象を勝手に関連のあるものと思い込んで並べるのも詮無き事だけれど、敢えて繋げて顧みる。 そう考えたなら、縁を切り捨ててきた直後にその間逆を目の当たりにしたのには何かの意味があるのだろうか? ――己の身を顧みる。 「彼女たち」が示した、それだけの覚悟とやらが彼我の種族の壁を乗り越えるのに求められるのであれば。 …自分には無理だと即答できる。 本来それほどの覚悟がなければ、人との縁など求めるべきではなかったと――ならば今こそが正しい。 振り返ればこの家でも、似て非なる壁に挑む人と人でないものが居るけれど、…切った指先をそうするように、ただ指を咥えて見ているだけ。 ……結局そんな第三者の視点が一番楽で、そんなところにしか居られない。 それが「平坦に生きる」と云う事 ) [Mon 23 Jan 2006 04:50:11]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……牙も刃も どちらも、それは他者を傷つけるもの。 それ以外の何でもありはしない。 あの赤い刃を自らの持つ殺意と言い、それを抱える事で絶えず自覚と自戒を続けるのだと。 その上で友人が苦しみ続けるよりは と関わり合いを止めずに居る。 その友人も彼女をして、人里から離れているのがほんとうは一番だと言うのだから――…薄氷どころか薄刃の上でのみ成立する友誼。 向き合う事で互いを 己を傷つけながら、信じない事が前提で結ばれる絆。 ………それが、彼我が何であるかを知った上で尚離れない為に必要な覚悟。 何と難儀な―――― ) ………て。 ( 手を切った。 ) [Mon 23 Jan 2006 04:37:26]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 句を切り未だ火の気の無い厨房の冷え切った空気を吸い込んだ。 喉の奥に残る相変わらずの違和感は逆にそろそろ身体の方がそれに慣れつつある、悪癖はまだ終わらない。 指の先端を削りかねない勢いで包丁が上下し、何度か爪をかすらせながら考えるのは昨日の話。 …初見から暫くの間は何時も何かに怯えている印象ばかりが残っていて、何時しか突然別の側面を見せるようになった白い外套の誰かさん。 今にして思えばそれは隠し持っているあの凶刃と同じように、深く深くに隠していたものをこちらが見つけられなかっただけだったのではと ) ( 隠し持つ凶刃 ) ( あれはきっと、彼女の覚悟。 ――「人」目がないのを良い事に、日頃は隠した犬歯で唇を噛んでみる。 眉唾ではあるけれど、何処かの世界では牙を折られると死ぬ眷族もあるのだとか ) [Mon 23 Jan 2006 04:28:36]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …Ach arme Welt, du trugest mich, ( 殆ど口の中で呟くようなそれは典礼歌のひとつ。 本来教会で唱えられるものであり、間違っても厨房で鼻歌混じり――鼻歌と呼べるほどの余裕はない。 かと言って窮地に唱える南無阿弥陀仏ほどの危機感とも程遠いのだけれど――に口にするものじゃない。 昨日潮騒の中で耳にしたそれが印象深くて、それで繰り返してみるだけの。 ) Ja, das bekenn ich eigentlich, (ああ 哀れな世よ、おまえは私を欺きます それを私は認めています=@ ) ……… ( ごす、と両端を切り落とした ) [Mon 23 Jan 2006 04:16:46]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 家人は揃って出かけているのか「早い」就寝なのか、珍しく静まり返った邸内の厨房の広い流し台の前に居る。 比較的早い時間は半ば占領して私室化した客間に篭って分厚い書籍の訳文を作り夜半には窓から此処を出る、何時ぞやの茶会以来そんな生活を繰り返している。 家人の前に面を出し難いのもあれば、あちらが――館主殿の方が多忙そうなのもあるだろう。 面白いくらい顔を見ない。 不慣れなくせに刃物の危うさを傲然と無視した手つきの包丁が、玉葱を真っ二つに断ち割った。 ) [Mon 23 Jan 2006 04:03:05]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――今日は事前に冷水にさらしておいたので問題なし。 ) [Mon 23 Jan 2006 03:56:32]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 玉葱。 )』 [Mon 23 Jan 2006 03:53:03]
お知らせ > エンジェル@@集合住宅3Fさんが退室されました。 『おやすみなさい。』 [Sun 22 Jan 2006 16:37:16]
◆エンジェル@@集合住宅3F > ( 軽く頬を合わせれば音を立てないように、大きなベッドを揺らさぬようにそっと体を除けて、湯気を吹き上げる鍋の待つ狭く、使い勝手の悪いキッチンへと―― 彼女が目を覚ますまで、あとどれ位だろうか。一度振り返る。 耳に聞こえる静かな寝息―― 大丈夫、目を覚ますまで待っててあげる。 ) ( だから ) [Sun 22 Jan 2006 16:37:10]
◆エンジェル@@集合住宅3F > ( そしてそのまま、時が止まったように 暫し寝息に聞き入って。 ) ( 彼女は起きているかもしれない。 ねえ、起きているのかしら? けれどそれを声に出して確かめてみる事はしない。 起きるまで眠らずに待っててあげる そんな時間も幸せの欠片 だから、寝ていてもいいよ。 ) ( やがて呼吸を一つ 垂れる髪が彼女を擽らぬように手で抑えて、顔を近づけて。 少しだけ乾燥し、荒れた唇に極僅かに触れるだけの口付けひとつ。 ) [Sun 22 Jan 2006 16:36:59]
◆エンジェル@@集合住宅3F > ( 顔のアウトラインはまだふっくらとしてやはり幼い。ゆるやかに孤を描く眉 普段から半分眠ったように開ききられる事のない瞼が開かれれば現れるのは冷たい色を宿したブルーアイ。 表情は殆ど変わらなくても、その瞳は強気に輝くこともあれば、不安を覗かせる事もある。 鼻は黄色人種らしく大きくも尖りもせず控えめ。 紅をさすことも無い唇は冬の乾燥に少し荒れているかもしれない。 ) [Sun 22 Jan 2006 16:36:43]
◆エンジェル@@集合住宅3F > ( ベッドの縁に腰掛けた横座りからきちんと向き直ってベッドの上に上りそして、まるで猫のように4本足で這えばさわさわと衣擦れ―― 彼女を跨いで、決して体重をかけないように腕を突っ張り、まるで眠る彼女を覆う天蓋のように覆い被さって黄色人種の特徴が強くあらわれた寝顔を見下ろし、眺める。 数十センチの近い距離では寝息もより確かに感じ取れる。 ) ( くすぐったそうに顔に掛かる癖の強い髪をそっと避けてやって、決して触れ事なく寝顔を指先でなぞって。 ) [Sun 22 Jan 2006 16:36:18]
◆エンジェル@@集合住宅3F > ( そして今―― ささやかな家事をこなす僅かな合間にベッドに腰掛けて 同居人の寝顔を眺めている。 少しだけ目が乾き、じんわりと目が熱いような気がするのは眠いのだろう。 ) ( けれど、彼女が目を覚ました時の時間を共有したいから眠らない。 不穏の影も忘れて、おはようと声をかけて、一緒に食事を取って。 大切な二人で過ごす緩やかな時間。 場合によってはそんな物もあとわずかしか過ごせないかも知れないから。 ) [Sun 22 Jan 2006 16:35:47]
◆エンジェル@@集合住宅3F > ( ホワイティア居住区の撤去の仕事を終えて、自分と向き合うように武器屋に寄り、それから気分を引き摺らないように早朝の町を歩き回り 店を開け始めた商店で準備を整え 漸く、住処である集合住宅の階段を昇ったのは昼も過ぎた頃。恐らく夜勤を終えて休暇に入った同居人は未だベッドの中で 其れを起こさないように竈に火を入れ、起きた時にすぐに食べられるように食事の準備を整えた。 ) [Sun 22 Jan 2006 16:35:30]
お知らせ > エンジェル@@集合住宅3Fさんが入室されました。 『眠れる同居人。』 [Sun 22 Jan 2006 16:35:19]
お知らせ > 霧子@集合住宅3Fさんが退室されました。 [Sun 22 Jan 2006 11:28:53]
◆霧子@集合住宅3F > ( 意識は暗く、甘く、生温い闇の中へ溶けてゆく。 静かな音楽はまだ遠く、多分上層にある高級商業地区辺りから聴こえている。 死のように甘い、安らかな時間にあと少しだけ身を委ねよう。 ) [Sun 22 Jan 2006 11:28:44]
◆霧子@集合住宅3F > ( 日に日に過敏になっていく同居人が自分の事をどう思っているのかわからない。 ) ――――…否。 ( 友好を示す態度と行動。 その影から時々覗く畏怖と観察の貌。 覗き込みたいけれど直視してはいけないと理解しているような二律反違。 今にもバランスが崩れそう。 ) ―――――マギー。 ( まどろみの中からその名を呼んでみた。 手探る距離にその体温は無い。 ) [Sun 22 Jan 2006 11:21:29]
◆霧子@集合住宅3F > ( 同居人の素行が不安定。 それは前からだったが、此処暫らくの彼女の考えている事は少し分からない。 入院中のこと、退院後のこと、お金のこと、仕事のこと、ヒルダのこと、ティエンのこと、それから、私のこと。 考える事が多過ぎて心労があるのは見て取れる。 依存し過ぎるのを嫌う彼女だから、入院中に周囲にかけた迷惑だとかを何かしらの形ですっきりさせたいというのはあるだろう。 ただ、それ以上になにか張り詰めた雰囲気が常に付き纏った。 これから明るさを取り戻していくのではなく、不必要に拗れていく予感。 ) [Sun 22 Jan 2006 11:12:17]
◆霧子@集合住宅3F > ( 窓を閉め切った商業区の端の建物の三階。 喧騒は遠く、ある種心地良い漣のようなBGM。 何処か遠くでフルートかパイプオルガンか、何か静かな楽器を演奏をしているのがそれに混じって、余計に柔らかく意識を滲ませていく。 時折浅く意識を落としてはふす、と寝息を立て、またまどろみの境界に戻ってきて短い思索を繰り返す。 何時ごろだろうか。 同居人は? 今日は寒いだろうか。 お腹はまだ空いていない。 ) [Sun 22 Jan 2006 11:02:29]
◆霧子@集合住宅3F > ( 夜勤明けの朝。 その部屋の主は目覚めていたが、起きる気配は無い。 まだ眠り足りないし、今日は休日。 なにより、寒い。 布団から出るのはいい加減寝すぎだと身体が訴えてからでも良いし、別に今日直ぐやらなければいけない事も特に無かった。 仕事を家に持ち込む事はしない。 全て片付けてきた。 だからもう暫らく、丸くなって布団の中に潜り、陽射しから身を隠すつもり。 起こされなければ。 ) [Sun 22 Jan 2006 10:55:25]
お知らせ > 霧子@集合住宅3Fさんが来ました。 『 it all comes tumbling down... 』 [Sun 22 Jan 2006 10:48:53]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 [Sat 21 Jan 2006 02:01:04]
◆ミカド@自室 > ―――――……・・・・・。(……。耳を塞ぎそうになる両手で、無理矢理拳を作った。途絶えた声を探すように、部屋を見回し)(深呼吸を数回繰り返して、男は何時も通り、外へ出かける準備を始める。――何せ丁度良い事に、”舞踏会”の予定は明日なのだから。己の出した返事に慌てる二人――侍に主人が出来たなんて知らない――が見れそうだ。せめて恥をかかせぬ程度の準備をしておいてやろう。)―――……。 [Sat 21 Jan 2006 02:00:38]
◆ミカド@自室 > ――― 貸うそつき 衣装屋への どうして逃げたの? 口 利きと平気じゃなかったからでしょう―? (意志の鋏で、絡んだ糸を切るイメージ。ゆっくりと鋼の刃が糸に合わせられて) 馬車の手配。友人が死に耐えるまでの時間を (-cut-) 幾つか装飾品の類いも ―― 楽しむと良い (――――ブツン。) [Sat 21 Jan 2006 01:54:38]
◆ミカド@自室 > ( 友人だと囁きながら、その友人を食らう。 罪悪感に苛まれたのなんて、最初だけ―― うそつきめ ) 煩い。(自分の声に似た囁きが聞こえた。幻聴の類ではないことは判っている。人を魂まで食らおうとした副作用。――少し自分を律することを忘れると、「絡まれやすい」―― 死霊の囁きは、するりと鬼の心にまで入り込むから性質が悪い。――入り込むのを赦したのは、自分なのだけど。軽く頭を振って) [Sat 21 Jan 2006 01:47:42]
◆ミカド@自室 > (侍の少女に、同族との事で相談されたのは何時のことだったか。――その侍の友人と偶然に出会い、とうとうこんな手紙を出すまでになった)―――……。(人間との関わり)…………。(我が母は、人とは常に対等であれと。餌として見下す事ならずと。――常に歩んでいく隣人として心得よと囁いた。種を別った上での「共存」ではなく、「融合」の意味で。 愛しく一つに。 等しく一つに。 ――その言葉を発した後、必ずこう続ける――― しかしながら、我等の餌も同じくその隣人だということを忘れるな。――― つまりは、隣人を食らえと) [Sat 21 Jan 2006 01:25:42]
◆ミカド@自室 > (手紙が届いたのは幸いな事に、今日。――先日のように何日も気がつかないなんて事にならなくて本当に良かったと思う。)―――……(封をした手紙をチェストに置くと、一息。宛名に書かれた名前を指でなぞる。――其処には朱鷺乃都人らしき女性の名前が書かれていた) 妙な縁だ。(思わず洩れた感想) [Sat 21 Jan 2006 01:16:39]
◆ミカド@自室 > ―――明日の朝一で間に合うかな。 [Sat 21 Jan 2006 01:10:27]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(返事を書き終えて)』 [Sat 21 Jan 2006 01:01:51]
お知らせ > ティエン@集合住宅3Fさんが退室されました。 『( やわらかな感触に目を閉じる。 今日の夜明けも、やっぱり眩しいから。 )』 [Wed 18 Jan 2006 07:46:10]
お知らせ > エンジェルさんが帰りました。 『抱き締めれば、くしゃくしゃの髪に口付けを一つ。夜はもう明けて差し込むのは日の光――』 [Wed 18 Jan 2006 07:27:51]
◆ティエン@集合住宅3F > ( どうするかなんて分からなくて、叶うかも分からない願い事。 それでも良いのかもしれない。いつかがあるのかもしれない。 小さく笑った侭、触れる手の温度を溶かす。 ) ……そう? ご、ごめんね。何か、ひねくれてて。 ( 自分で言っておいて、慌てるのも反則なのだけれど。 ) …ぅん。だって、自慢できるようなことでもないし、あんまり言えない話だもの。 ( 叩いてって言われて抱き締める、そんないびつな言葉に、小さく笑う声が弾けて。 世界の破滅と単純な好意を天秤にかける罰当たりは、触れるものを握り締める。 その温度を確かめるように。 ) ――…… えへ。 やっぱり、反則…だなぁ。 ( 痛いけれど、平気。これくらい、なんでもない。 広げられた腕の中、飛び込むように身を寄せる。 おめでとうと、ありがとう。祝福の言葉を道連れに。 ) [Wed 18 Jan 2006 07:15:59]
◆エンジェル > ――… Happy Birthday ギニィ。 ( そんなのはとってもズルい。 だから、仕返し。 何処で生まれたのか、どんな風に死んでしまって、黄泉還ったのか、そんな事は一切知らないけれど。ハッピーバースディ 貴方が生まれ、目の前に居る事に感謝して―― ) Welcome to the World ( おいで、と寝転がったまま両手を開いて ) [Wed 18 Jan 2006 06:47:04]
◆エンジェル > ( 何度も考えて、思い出す度に切なくて それでも未だ―― 約束は果たされぬままになってしまうかも知れない。想う限りは妥協する事は無いのだろう、そんな思いもある。可笑しそうに笑う理由は判らないけれど、なんだか同じく笑った。 ) 何と無く判るわ、その気持ち。本当に、何と無くだけど。 ( 決して、同じ思いにはなり得ないけれど 決別を告げた黒髪が目の裏に踊る。今、如何しているのだろう。 ) 其れを話したのって、私だけ?そうだと嬉しいな―― そんな風に思ってもらえるんなら、光栄に思わなくっちゃね。( 広がった黒い髪を撫でるのを眺めながら、くすくすと笑う。何せ世界の破滅と引き換えの好意だ。期間限定って条件付だけど。じゃあ、抱き締めて欲しい時は叩いて、って言わなきゃね、って笑って。続く言葉に笑みは少し苦く、そして少しだけ泣きそうな笑みになる。人に望みを託すように言えたって、自分じゃできやしないんだ。 苦しいだなんて、助けてだなんて、とても言えやしない。 掌に感じる足りない温度と、痛いくらいで丁度良いのに届かない力 ならせめてそれくらいは支えにしたって―― 。 ) ( そうだ、お話は2つ。続くのは内緒じゃないお話?何だろう、と掌に向けていた視線を上げれば―― 内緒話のように囁かれる一番最初のWelcome 生を受けた事を祝福する言葉。 そういえば、誕生会をやろうって――… 何よ、そんなのはもうずっと―― 今更じゃない。なのに、なのに。 何よ、今更。そんなの、ズルい。 握る手が、彼女よりも強くなる。少し、痛いくらいに。 ) [Wed 18 Jan 2006 06:42:55]
◆ティエン@集合住宅3F > ――… Happy Birthday to you … ( これをわたしが言うのは、物凄い冒涜だっていうのは、分かってる。 罰を求めたがっていたのかもしれないというのも、知った上で。 その前の 一番最初の祝福を、どうか。 握り返す手の力を少しだけ強くして 囁くように言葉を紡ぐ。 本当に、子守唄みたいな、微かな響きで。 ) ……いらっしゃい() 、マギー。 ( この世界はこわいものばっかりで、決して綺麗なんかじゃないけれど。 それでも 祝福を告げよう。 これが、今日一番のひどいはなし。 泣けもしないから、笑って口にすること。 ) [Wed 18 Jan 2006 06:05:26]
◆ティエン@集合住宅3F > ( きっと本当は単純な事で これまでに、果たされてしまっているかもしれない、他愛無いこと。 ―…それこそ、最後の最後でいいや。 振り返ったら、きっとそんな風に言えると思う。 ―…見上げた先の顔は、奇妙な既視感。顔立ちも何もかも違うのに、ちょっとだけ鏡を見ているような気分だったから、笑う。 ) …なら、いいよ。それで。 …マギーはちゃんと、疑ってはくれたもの。 わたしをその侭信じなかったから、わたしは今、信じてるもの。 ( 矛盾して破綻した、無茶苦茶な論理。 けど、その侭手を差し出されていたら、きっと わたしは貴方を信じなかった。 そんな、ひどいはなし。 ) だから、内緒の話なんだよ。 ……ずっとね、そんな事ばっかり考えてたから。 ( それはまるで、世界の終わりを夢見るような。 もう一度人差し指を唇に当てて、内緒話の仕草。 ) ……ごめんね。嫌いになってあげない。叩いて欲しいなら、抱き締めてあげる。 ( 論理も繋がらずに、無茶苦茶な言葉が続く。 横に倒れ込んだ姿、シーツに零れた黒髪にそっと、手を伸ばして ) ……マギーがわたしに教えたんじゃないかな。 苦しい時は助けてを呼んでもいいんだって。 ……寝ちゃってもいいよ。内助じゃないお話は、子守唄代わりにしてあげる。 ( 握られたのは、ちっぽけな手。生きたぬくもりも無い、温いだけの欺瞞の体温。 それでも、触れたところから暖かくなるような錯覚。 きゅ と握り返したら、俯くようにして、そっと 子守唄の代わりを口ずさもう。 ―…ある意味、これが一番ひどいはなし。 吸血鬼が口にするようなことじゃない。 散々迷って悩んで、辿り着いたちっぽけな帰結。 ) [Wed 18 Jan 2006 06:01:53]
◆エンジェル > ( その言葉は何時までも、ふとした弾みに自分を悩ませ続けるに違いない。真に人の為に何をできるか、と問われれば 疑う余地は果てしない。緩んだような笑い顔を哀しいような、困ったような、笑うようなどこか中途半端な曖昧な表情で眺めて ) 信じていたいからよ、きっと。目先の事ばかりで、そこまで考えてないのかも知れないわ。( やはり、内面よりも外面の方が目に見えやすいもの。油断といえばそうなのかもしれない。 ) そこで謝るの?何だかムカつくわ。( む、と唇尖らせて。自覚はあるって事じゃない それでも、というのならば喜ぶべき事かもしれないけれど 腕を組んで拗ねたようなポーズを見せて。 ) ちょっとギニィ、さり気無く何だか物凄い事言ってるわねー? ( あっても良い、だなんて ちょっとおかしくて笑った。あっても良い、か。悪くない ) 知ってるわ。それでも止められないんなら仕方ないじゃない?そんな馬鹿がお嫌いならどうぞ引っ叩いて頂戴。少しは目がさめるかも知れないわ?( なんて、少しおどけて肩をすくめて見せて。半ば居直りだ そのまま横にぼふりと倒れこんで )――… そうね。今は少し気弱になってるだけなんだわ。( 痛いのも苦しいのも我慢できるし、それが嬉しい時だってある。そんなの判って居ながら、確かな言葉を欲しがるのは単なる我が侭。 ) なんだか気が抜けちゃった。珈琲入れてあげようかと思ったけど、このまま眠りたいわ―― ( 追って来る赤い視線を見上げながら、寝転んだままその手を握って―― だから傍に居て、と ) [Wed 18 Jan 2006 05:24:20]
◆ティエン@集合住宅3F > ( 棘のような言葉が、いつか己の告げた事と知る時があったら。 やっぱり、しょんぼりしながら悦ぶんだろうか。そんな、何処までいってもヒトデナシの論理。 考えてみたら、とんでもなく贅沢なお願い事だったのだと。今なら、もう分かるのだけれど。 笑うこと自体が余り無いから、どうしたってぎこちないけれど。でも今は、少しくらいなら笑えるんだ。 えへら 少しだけ、崩して。 ) 何で、だろうね。ずっとね、不思議だったよ。不思議、だもの。 ( それは今でも終わらない戸惑いの履歴。 いつ牙を剥くか、分からないもの。 ―…その度胸が無いじゃないかと言われたら、反論も出来ないけれど。 ) ……ごめんね、マギー。 ( 正直で。きっと、欺瞞してしまえば良い事から、目を逸らせなかった貴方に。 わたしはきっとひどいことを言うから。 少し肩を落として、首を傾けた。 ) ……ぅん。 今でもね、やっぱり怖いけれど。 …すきなひとのいる間くらいは、怖いばっかりの世界でも、あっても良いって、思えるもの。 ( 無茶苦茶な我侭を囀って、本当に困ったような苦笑い。 抱き続けてきた遠い願いは消えなくても、期間限定で許すくらいは出来るなんて。 ―…続く言葉に、むー と、唇を尖らせる。拗ねた子供のような顔で。 ) 分かってるんだってば。バレバレなの。もう、自分で自爆しちゃってるの。マギーのばか、しょーじきもの。ひきょーというよりは、おくびょーものー。 ( そんな顔で、それこそ子供みたいな罵りを やたら並べ立てる。 べ と、舌まで出してから ) …痛いのも苦しいのも嫌いだけど、ねー… でも、マギーだって知ってるんじゃないかな。 ( ひょい と上げる視線が 黒の湖を追いかける。 ) [Wed 18 Jan 2006 05:01:50]
◆エンジェル > ( 幾ら苦しんだとしても、全部独り事 万人と言わずとも、誰とも共有されない物には一片の価値も無い。けれど、痛くない筈が無い いつか、いつかの去り際に残されえた言葉はまだ胸に突き刺さり、血を流し続けている。けれどまだ彼女の為に流す涙は無く、それを見て哀しい自分の為に泣いている その差の大きさにまた憂鬱を募らせてしまう無為。 何時もとは逆の立場、揺らぎを舐め味わうかのような笑みの意外さに困惑する。 ついつい騙されると言えばひどい言い草だが、この吸血鬼は案外意地が悪い。 ) でなければ続いたりしないわ。見返りがないとしたら、リスクが大きいもの 貴方がこの部屋に居るのが何よりの証拠じゃない。( 吸血鬼を招き入れ、それどころか隣で眠るだなんて 普通は考えられない。 )――… そう、かな。うん、そうかもしれない ( まだ、それがどう言う意味かは判らない。でも、正直すぎると言われれば納得できる。だから、と居直れもしないけど。続く内緒話 茶目っ気のある仕草を見やり―― ) そう――… なんだ。 ( 否、そんなのは判っていたじゃないか。いつだって怯えるみたいで、いつもびくびくして。 そしてその続きは、彼女の屋敷の暗闇の中で告げられたじゃないか。たった二文字で言い表せる事なのに信じきれずに絶えず不安に思っていたのは私だけ、か。少し、情けなくなって困ったように笑う。握られたままの手の理由はなんて、単純な事 ) ううん、嫌じゃないの。違うの―― 望んでるって事は、嘘じゃない でも、でもそれをしてしまったら それまでと同じでは居られなくなるような気がして―― ( けれど、先のようなことを言う。自分がよくわからない 理由をつけたがる悪い癖なのだろうか。しあわせ 言われてハッとするような、容易く見失うもの。 ) ねぇ、それが元で苦しかったりは しない? ( それでもしあわせだと言うのなら、何もかも杞憂で、ただの考えすぎでしかない。そうであるのなら何の問題もないのだけれど―― ) [Wed 18 Jan 2006 04:37:10]
◆ティエン@集合住宅3F > ( 彼女が其処に至るまでに、どんな苦しみを伴ったかなんて、想像でも追いつかない。 ――…少しでも、痛いと思ってくれたんだろうか。 それも、きっと傲慢。 これだから、ヒトデナシだと自認るする。 ――… 近づけば、まるで追い詰めるような所作。 ほんの少しの変化と、揺らぐ内心の泡沫を味わって へにゃり 笑みが揺れる。 ) ど、どうなんだろう、ねー…? わたし、その辺り良く分からないから、自信ないや。 ( 人との付き合い方なんて、今でも良く分からない。 怖いのは変わりない。それはきっと、ずっと。 だけど ) ――… あは。 マギーは、ちょっと正直過ぎる。 ( 見上げた視線が、笑みの形の侭で細くなる。 語るに落ちると言えば言い過ぎだけれど ほら。こんな土壇場で、なんて分かり易いヒントを出してしまうんだろう。 辿る視線の先に見るのは、いつかの光景。 彼女は迷わなかった。それが、一番手っ取り早く 「 結果 」を見る方法だったから。 なら、今は? ) ……これは内緒話。 ( 唇の前に人差し指を添えて。そんな前置きの後で ) ……あのね。わたしは、ずっと この世界が怖くて仕方なかったんだ。 …あ、今でも だけどねー……? だから、どうしていいか、分からなかったの。 だから、いいのかなって、思ったし 怖かったけど、嬉しかったよ。 すきなひとが、いるのは 久しぶりだったもの。 ( 怖いのは、今でも変わらないけれど。 ――…少なくとも、 「 今は 」 怖くないものも、あるから。 他愛無い内緒話は、時折つっかえながら ) だからね。良いよって言われたら、血だって吸うし。味見だってしてみたいけれど。嫌だって思うなら、頑張って我慢するの。 …いやなことしたら、しあわせとか、遠いものね。 ( 衝動に振り回されて、逃げ出して 諦めて。 それでも差し出された手を振り切れずに、此処まで矛盾を繰り返してる理由は、言ってしまえばそんな、他愛も無い事。 ) [Wed 18 Jan 2006 04:01:47]
◆エンジェル > ( 結局は、自分が楽になりたいだけなのだろう。さえぎる様に、挟まれる声も無視して全てを言い切れば あとは黙って言葉を聞く。長い時間をかけて溜め込んだ澱を吐き出したかっただけだと自覚があるからだ 否定されるも、打ち崩されるも、肯定されるも構わない。いっそこれが元で決別してしまうのであればもう悩む事も無いのだろう 私は彼女に貰った傷痕と思い出を舐めて生きてゆけるのだから―― 表情の変化を眺めながら、平素を装ってみてもやっぱり切羽詰って見えてしまうのだろう。 ) そんな事無いわ。わたしだって、霧子だって貴方から貰ってるんだから ( それでも、進んで打ち壊したい訳でもない。ずっと続いて行けばいい でも、不幸な未来を 哀しい終末を考えてしまう。割り切り型の同居人には考えすぎだといわれるけれど。 ) 霧子は駄目よ。霧子に手を出したら、わたしは貴方を許せなくなる でも―― ( 彼女が言わんとしている事は違うのだろうが、思わず口をついて出たのはそんな言葉。多分、と続けられる言葉 果して、そうだろうか。死なない程度であれば必要とあらば差し出しかねない娘、無感情で、感情を理解しないような青い目の娘―― 視線は玄関の扉へと向く。あそこで彼女は腕を斬った。 あの時言った言葉は――?また迷ってしまう。それをさえぎるように聞こえるのは不公平。 ) ぇ? ( 一瞬意味が理解できずに僅かに首をかしげ、笑う顔を見る。何が不公平なのだろうか―― どちらに対して?どちらにも言える。 馬飛びのように身を乗り出す彼女に合わせて少し退く。 ) ええ、何でも言って頂戴。聞いてみたいわ( どこか茫然としたまま頷いて 彼女から話を切り出すのは、珍しい ) [Wed 18 Jan 2006 03:31:16]
◆ティエン@集合住宅3F > ……でも、それじゃ不公平じゃないか。 ( 小さく笑う顔は、絶望や悲哀とは、どうしたって遠い。 ――… ごめんなさい。きっと、わたしの方が裏切っている。 だから、一個決めた。 正していた居住まいを崩して、ぺたん 両手をベッドに着いて、彼女に向けて身を乗り出す。 ) ……あのね、マギー。お話、ふたつ聞いてくれる? 内緒話をひとつ。 そうじゃないのを、ひとつ。 [Wed 18 Jan 2006 03:08:13]
◆ティエン@集合住宅3F > ( 最初はきっと、見上げる視線はきょとんとしていたんだと思う。 穏やかな泡沫の欠片を置いて、語られる言葉。 それは彼女の意思。それは彼女の思考。それは、ほんの少し自分を買い被れば、彼女の苦悩の形でもあるんだろう。 でも ) え、えっと マギー? あ、あのー……あの、ね。 ( 驚愕とは違う。呆然と言う程は呆けられず、困惑――…と言えば、一番近しいんだろうか。 酸欠の金魚が漏らす泡のような言葉は、彼女の言葉を遮るには至らない。 ――…でも。 緩々と重ねられる言葉は、まるで 今の季節にまだ見ていない、雪のようだ。 降り積もる 重なっていく。まるで、崩されるのを前提にして。 そんなもの、溶けてしまえばいいと叫ぶように。 ―…叫び声なんて、音としては何一つ、聞こえては来ないのに。 見上げる赤色が、緩やかに変化する。きょとんとした色から、何処か困ったような色に。 それは、むしろ いつもの表情に近しいもの。 ) あの、ね。マギー。 ( それがへにゃりと崩れるのは、泣き笑い。 涙の一滴も無いのだから、そんな表現は相応しくないけれど。 ――… 今更だけれど、つくづくわたしは、どうしようもなくヒトデナシだ。 ) 懐かしい話だな。もう、一年経つんだ。 ――… めまぐるしい一年。色のある世界。 …ぅん。マギーからも、霧子からも、いっばい貰って、返しきれてないね。 ( 曖昧な でも、少しだけ天秤は肯定に近しい言葉。 ―…ひっそりと在るだけを望むなら、館から出て来る必要なんて無かったんだ。 赤い絵に引きずられ衝動を見せてしまって、一度は諦めた繋がりを引き戻したのは、今此処にいる彼女で。 ――… だから ) …そうだね。わたしは吸血鬼。 だから、マギーが血を吸って欲しいなんて言ったら、きっと喜んでご相伴に預かっちゃうね。 それで、多分霧子にしばき倒されるんだ。 ( 茶化してる訳じゃない。いつかの流血事件を見たって、何だかそんな事になりそうじゃない? 血の道が流れる場所を押さえる仕草に、疼かなかったと言ったら、嘘になるから。 だから、泣き笑いの情けない顔が、少しは晴れやかに笑える。 ) [Wed 18 Jan 2006 03:06:24]
◆エンジェル > だから――… わたしに付き合ってくれるのは、血を吸いたいから それで良いわ。( 葛藤も、躊躇いも、複雑で言い表しにくい物をすべて、それで片づけてしまえば彼女が楽になれるのではないか、と。出会い、正体を知り、それでも手を握り 一年が経とうとして考え得た考え。重い荷物をほおりだしてしまうような、それが裏切り。 )――…… わたしも、それを望んでいる。( そう言って、己の首に手を当てて―― それは病院の鉄の扉越しに交わした約束。私が果てる時には、血を吸って欲しい、と。考え、悩み、惑い、その上で像を結んだ願望の形。そこまで言い切れば、ベッドの上に伏せていた視線を上げて目の前の彼女の姿を見て。 ) [Wed 18 Jan 2006 02:43:37]
◆エンジェル > ―…それが言わなくちゃいけない事か、言わなくて良い事かは判らない。( 彼女の正面、ベッドの上に座り込み壁を背に。 再会の喜びも、日常の泡のようなお喋りも一度置いて すこし迷うように続ける。 ) きっと言わなくて良いんだわ。それは私の勝手な考えで、そして貴方の気持ちへの裏切りなんだと思う―― でも、それで終ってしまうなら、私はそれで良いと思ってる。( 否、思い至った、だ。 ) 本当は―― あなたはあのお屋敷で、誰にも知られないようにひっそりと絵を描いているのが一番良いんだと思うわ。もっと人里はなれた場所の方がいいのかもしれないわ。誰にも関わらずに絵を描いて、血を買って―― そうやって生きて。 ( 事実、そうやって暮らしていたのだろう。極力姿を隠し、人に紛れ、害さぬように、害さぬように 赤い衝動を呼び起こされぬように。その衝動を目にしたというのに、一方的な好意と一時の感情に任せて日の光の下の世界へ引きずり出してしまったような後悔と責任がある。苦しい終わりばかりが待ち受ける儚い夢を見させてしまった、そんな思いが。でも言いたい事はそんな罪の告白ではない。一度言葉を切って顔を横に振り、息を吸い込んで。 ) でも、そうではなくなってしまった。自惚れかもしれないけれどわたしと、霧子と親しくなって 勿論他の人とも。 それ以外の道がが開けてしまったわ。それはとても甘い誘惑 そんな暮らしには、戻れない。( 違う?と首を傾げ。そうとは限らないけれど、やはり諦め捨てるには惜しいのではないだろうか―― そうであって欲しい。そんな願望でもあるけれど ) でも貴方は、その道を進むのを躊躇ってしまう。何故?貴方が吸血鬼で、それをあなた自身が一番よく知っているから。( だから。 ) [Wed 18 Jan 2006 02:41:32]
◆ティエン@集合住宅3F > ( セオリーも分からないうちに、何だかすごいことになりそうな予感。 いきなり下着って、ある意味強い…っ ) ……ぬくぬくしてる。 ……ふ、えぅー…… マギー、よかった…… ( 触れるのも戸惑う癖に、触れてみなくちゃ確認も安心も出来ないなんて、考えてみたら酷い話。 自分が抱き締めるって言った筈なのに、こんな風に撫でられたら、やっぱり抱き締められてるみたいで悔しくもあるのだけれど。 今だけは許してあげるなんて、これも不遜。 つっかえながらの言葉じゃ、威厳も凄みもありはしないけど。 ) ……と、ともだちいないって、何かはっきり言ったー…… う、うぅ。わ、わたしは ね。 そのー…き、きらいじゃない よ。うん。 ( 思わず目を見開いて、ぎこちなく頭を横に振る。 こんな風にくっついた状態だと、まるで懐いてるみたいな仕草になるのは、仕方無い。 ) ……マギー、口から元気になってるー… ( めっそり。 実年齢なら上の筈なのに、全く通用しない。 精神年齢がどうの、と言ったって、証明出来なければ意味が無いから、意味はない。 ―…いつかのぼでぃぷれすは、気持ちよかったのでまたいつか なんて、反省の色は欠片も無い気配は黙する。黙々。 ) ――…… ん。 ( そう。違和感の種は、既にひとつ撒かれている。 昨夜、意識が途切れる前に霧子が言った、推測の話。それはまだ、確信には届かない種のひとつ、だけれど。 ――…吸血鬼の身体に残るは、絵具の匂いと、油の気配。生業にしている仕事の気配が、薄く滲む。 ) ……わ、わたしに? え。な、何…? ( 邂逅した眼差しが、深く その先にあるものを湛えていたから。 だから、泣けもしない癖に込み上げる&が、ざわり 揺れる。 離れていく体温を惜しむような色は、刹那。 彼女の話を聞こうとして、無意識に正される居住まい。 ) [Wed 18 Jan 2006 02:22:49]
◆エンジェル > ( けれど、そう 儚い夢だ。彼女は吸血鬼で 私は畸形の羽根が生えただけのただの人。不相応な望みを抱けば、期待の分だけ痛い目を見る―― 皮肉にもそれを再確認させてくれたのは同じ望みを抱き、自分を助けようとした悪魔を呼び出した魔女。決裂した親友。愛しさに肌を触れ合わせていても、その先に待ち受ける虚しさと憂鬱が目の前に踊る。せめて、と吸い込む彼女の匂い けれど、汗をかかないのだろうか?生き物の匂いはしない。それでも、まるで人のように抱き締めてくれる 力ない手で、腕で。 ”おかえりなさい” そんな言葉は何て名前の呪いだろうか。また、届かない夢見てしまう―― )――…… ただいま。 ( 目を閉じて、されるまま。 息を吸い込めど匂いはしない 胸に過ぎる物を振り切って 届けとばかりに見つめる視線に目を伏せて軽く頬を合わせ、儀式のよな抱擁から身を離して―― ) 私、貴方に話さなくちゃいけない事があるわ ずっと、考えていたの。( 切り出す ) [Wed 18 Jan 2006 02:02:36]
◆エンジェル > ( 指南本を味方につけて卓の上に霧子旋風が吹き荒れる。いきなり下着に行くのはナシだとおもう今日この頃。 ) ええ、居るわ。幽霊なんかじゃないし、幻でも―― 触れてみてもまだ安心できない?これ以上、って言うのは無料じゃあ、ねー?( 目で見ても、身体を抱いてもまだ信じられないのだろうか ぽむぽむ、と背中を撫でて。それ以外にも色々考えたりする事だって、言わなくちゃいけない事だってあるけれど 傍に居るだけで良いような気もして 迷う。だから品の無い冗談でお茶を濁して ) そうよ。霧子友達居ないんだから、良くしてあげてね 一人でもどうって事ない、なんて言いだすんだから。霧子の事、嫌い?( 嫌っては居ないのはわかっているけれど、それでも口に出すのは確信犯。好き嫌いをあんまり口にするタイプじゃないのなんて知ってる ) 天然だとしたら結構、魔性の女?女っていうにはまだまだだけどねー?( 見てくれはどうしたって年端も行かない娘、子供といっても良いのだし。実年齢を聞いたこともないけれど―― 何時かの羽根にモフモフぼでぃぷれすの恨みは忘れない。愛と友情のツープラトン。 ) [Wed 18 Jan 2006 01:59:06]
◆ティエン@集合住宅3F > ( 脱衣じゃなくて、着衣な辺りに覚える戦慄。 「 それロン 」 って声が、何だか物凄く近くなる錯覚。 それとは別に、言いたいこととか 言わなきゃいけない事が、巡るばかりで、舌に乗せると縺れてしまう もどかしさ。 ) ……えぅ。 へ、平気。 えと、逃げない?いる? あの、此処。 …… ぅん。 ( 説明されない部分の修羅場は、まだ分からなくて。 だから、今此処に見える事だけが、考えられること。 なんて酷い視野狭窄。 けれど、彼女がちゃんと断言してくれたその一言で、色々なことが簡単に報われてしまう理不尽。 それは勿論 まだ、酷く不安定な楼閣なのだと分かっているのに。 ) ――… そ、なのかなー…… う、ん。お話したり、ね してて。お泊り。 ( 相談したり、お話したりで 流れで泊めてもらったことも、何度か。 いいのかな? なんて迷いは未だにあるけれど。 もそもそ口篭っても、否定はしない。 ) ……うぅ。 そ、そういう嘘は、ちょっと苦手ー…… ( 進んで悪戯モードに入ったら、悲鳴を上げるのはへっぽこ吸血鬼の方だと断言出来そう。これもまた理不尽の内。 自分よりずっと背も高い彼女の身体に腕を回して、抱きしめる。 吸血鬼の全力なんて言うと、何だか胴が千切れそうだけれど この腕には幸い、見た目通りの力しか存在しないから、力いっぱい。 ―…抱きしめる身体は、それでも前に知っていた感触より、細いかもしれない。 べそり 泣きべそみたいな声の後 ) ……えと。退院おめでと、ぉ。 だから、えと。 おかえりなさいー…… ( 扉越しの言葉じゃなくて、ちゃんと今、此処で届くように。 ) [Wed 18 Jan 2006 01:37:28]
◆エンジェル > ( その件についてはきっとステキな仕返しが待っているに違いない、着衣麻雀とか、ものすげい衣装とか。 ある意味、聞きなれたリズム。気持ちに口がついていかないような彼女らしさにけたけた笑って ) やっぱり頭グラグラしてる?大丈夫よ、逃げないから落ち着いて。無事だから退院したに決まってるでしょう まあ、ちょっとアレだったけど―― 心配かけちゃったわね。大丈夫、もうアレは欲しくないから。 ( カレー味のポーションとか、脱衣着衣麻雀に明け暮れたギャンブル中毒とか何て説明したら良い物だろう?と少し考えるような素振りを見せて、結局説明しない事にした。伝えるべきは白い錠剤の呪縛はもう無い事、それだけで良い。 ) あるわよ?うちに来る人ってそう多くは無いんだから―― 霧子も割りと気に入ってるみたいだから、遠慮しなくていいわ。居ない間にも何度か、来たんでしょう?( そう、連れて帰るくらいには気に入ってるみたい。自分が居ない間にも来たようだし 他に彼女の知り合いらしい知り合いに覚えはない。 ) じゃあ、抱っこしてもらっちゃおうかな。して欲しくないだなんて、逆にしてあげたくなっちゃうけどネ それってそう言う企みなのかしら? ( なんて言葉は冗談まみれ。指を食まれても悲鳴を上げるどころかむしろ進んで悪戯をしそうだがそれはまた別のお話。出窓から降りて両手を開き、ぎくしゃくとぎこちなく伸ばされる腕に身を任せて抱擁を受け―― 冷たくは無くても自分よりも低い温度は切なさを呼ぶ。少しでも暖めてあげられれば、またそんな事を考えて 儚い夢だと打ち消して、吐息に乗せて冬の冷たい空気に混ぜる。 ) [Wed 18 Jan 2006 01:19:12]
◆ティエン@集合住宅3F > ( 死体を運んでいた と言われても、微妙に弁解が出来ないのが難点。 温い体温は残っていただろうけれど、生温い死体と言われたら否定も微妙。 ――…眠りこけたの辺りは、本当に詫び入れ千条なのだけれど 今はひとまず横に置く。えぅ。 ――… 泣いたりしないのにくしゃくしゃの視界の先 少しあきれたような眼差しは 懐かしいと言ったら近すぎて 久しぶりというには遠かったもの。 ) だっ、だい、じょ ぉぶっ わ、わたしは。 まぎー、はっ あの、退院っ 無事っ? ( 言葉の端々に不規則なスタッカートがついて、跳ねる。 肺の中の空気を全部搾り出してしまったものだから、ぜは なんて、喘息みたいな音がした。 わしゅわしゅ 相変わらずやわこい髪が、揺れる。 くすぐったいような感覚に、べそり また、眉が垂れた。 ) ……あるのっ!? ( びくーっ! まず、其処に驚くという話。 思わず跳ね上がった視線が 見開かれて、固定される。 まるで内緒話のように添えられた人差し指。 ―…やっぱり、懐かしいで、いいんだろうか。 ) し、して欲しく、ないもの。 あ、あのね。おかえりなさいの時はね、わたしが するの。 ( 緩々動く指先を、思わず食みたくなるのが 衝動なのか本能なのか、分からない。 ―…色々洒落にならないから、しゃっくりみたいな音で飲み込んで。 ぎゅーっと唇引き結んで、ぎくしゃく 両腕を伸ばす。 ) [Wed 18 Jan 2006 00:52:41]
◆エンジェル > ( 昨日の夜遅くに手伝えと言うから降りていったら荷車にぞんざいに載せられた吸血鬼。もう何事かと、また街外れでぶっ倒れでもしたかと思ったら公園で会って、話をしようと思ったら眠りこけた、とか何とか―― 兎も角部屋に入れて寝かせた訳だが。 その借りてきたという荷車が、彼女の仕事場で死体を運搬するものだったと言うのは言われもせぬし察せぬ話。あの娘のやる事は冗談なのか本気なのかいまいち掴みづらい ) ( 視線の先の白はぱたり、と倒れ、また跳ね上がる。緩急の激しさに呆れるように目を丸めてるのが見えるんだろう。 ) ちょっと、大丈夫?アタマぐらぐらしてなァい?別にとって食べたりしないのにサ ( なんて、笑いながら、這い寄ってきたくしゃくしゃの腰のない軟い白髪に伸ばした手を差し込んで、撫でるように揺らし―― こうしてお互いに顔を確認し会うのは3〜4ヶ月ぶりだろうか。 ) あ、でも専用のカップはあるわよ?でもあんまり来ないと無くなっちゃうカモ―― なぁんて。いらっしゃい、ティエン ( 控えめな、控えめすぎる主張を遮るように、髪を撫でた指を下ろして、人差し指が唇の上。泣きそうなのに、いつも泣かない視線が問いかける。 ) なぁに?抱っこでもしてほしい? ( 見上げる視線に悪戯っぽく微笑みながら軽く顔を寄せ、指先は唇の形を僅かになぞって、滑らせた頬を軽く撫で叩く ) [Wed 18 Jan 2006 00:33:06]
◆ティエン@集合住宅3F > ……なんか、久しぶりって言うのかな。此処もー…… それ程でも、無いか。 ( こてり。 転がった勢いの侭、暫し起き上がるのを放棄。 今は外套は無し。だから、視界を遮るのも ふわふわ落ちてくる髪の毛だけ。 白いのだけは、フードと同じなのだけれど。 ぼんやりと縞掛かる視界を緩々巡らせていく途中で 声が ) ――…ぇ ぅ、あ ……あっ! ( 放棄していた挙動を再起動。 ばっ と起き上がって、視線を向けた先には 床に落ちる、影の断片 月明かりを背負う、出窓の人影。 動きのある絵画のような そんな光景。 髪も何もかもくしゃくしゃの、どうしようも無く寝起きの姿で 目をぱちり ) ――…… ふぇ。 ( 軽く振られる手。何気無い仕草は、まるで日常の続き。 ――…けれど、そんな仕草を見たのは、もう何日 何週間、何ヶ月のも前のこと。 吸血鬼は泣いたりしないけれど、視界がくしゃり 歪む。 ) せ、専用って、そりゃ わたしは、ほら。 たまに遊びに来られたらいい、くらいだから 無くて当然なんだしー…っ あ、の マギー……っ? ( 何が駄目って、自分専用のモノが何か、見失うくらい駄目っぽい。 珈琲の銘柄か何かだと思うなんて、其処まで 自分を見失ったりしない筈、なのに。 べっそり 殆ど泣きべそかいたみたいに情けない顔で、もそもそ、出窓の側まで寄っていく。 濡れたりはしない赤い目が その先の光景を確かめるように おず、と上げられて。 ) [Wed 18 Jan 2006 00:12:27]
◆エンジェル > ( 二間続きの部屋の1つを占領する横幅が自分の背ほどもある巨大なベッド、その直ぐ横に設えられている出窓から声が振ってくる。そこにあるのは掌に乗るほどのサボテンと、アロエが2鉢 その場所の主はこの部屋の借主だが今宵其処に座っているのは居候。窓から差し込む月の光を遮るように座ってた。 ) ―― っていうには、遅すぎるわね?お寝坊さん。 ( 軽く肩をすくめれば、手にしていた羽ペンをペン立てに挿し、インク瓶の蓋をしめて 窓枠に寄りかかり立てていた膝に乗せた紙束の順序を直し、脇に置いて ) 珈琲でも入れましょうか?残念ながら貴方専用のモノの買い置きはないけど―― ( ハイ、と軽く手を振って 窓枠に腰掛けたままベッドの上に足を下ろす。同居人が言っていた血袋なら此処に2つある、そんな悪い冗談を思い出して再度肩を竦めて ) [Tue 17 Jan 2006 23:59:38]
お知らせ > エンジェルさんが来ました。 『―― おはよ。』 [Tue 17 Jan 2006 23:48:42]
◆ティエン@集合住宅3F > ( ええ、と。 昨夜は、くじの引き換えの後で、人波に負けて退散して。 公園で一休みしながら考え事してたら 霧子が ) あ。 ( 小さく単音が漏れて、がばーっ と身体を起こした。 ―…勢い良すぎて、もう一回転がったのは、内緒の話。 ) そ、そっか。 途切れちゃったんだっけ。 ( あぅ。 思い出すと、何か色々情けないし、申し訳ないし だ。 シーツの上で、べっしょり萎れるへっぽこ発生。 ) [Tue 17 Jan 2006 23:13:49]
◆ティエン@集合住宅3F > ( 人様の御宅で、吸血鬼 目を覚ますの巻。 ) ……知ってる天井だー…… ( だって、お泊りした事も、何回かあるし。 でも、あれ どうしてだっけ? ) [Tue 17 Jan 2006 22:58:32]
お知らせ > ティエン@集合住宅3Fさんが入室されました。 『 ――… あれ? 』 [Tue 17 Jan 2006 22:57:25]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( 宴の後は、夢の痕。残るのは、むしろ形の無いものだらけ。そんな夜明け前の事。)』 [Mon 16 Jan 2006 05:22:47]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 [Mon 16 Jan 2006 05:16:13]
お知らせ > ヴィーダァさんが帰りました。 『(軽くなった袋、そんなものは外套の下。明ける前の宵闇に紛れて。)』 [Mon 16 Jan 2006 05:13:06]
◆ヴィーダァ > (煙が上がる拳? 何だろう、実際のところ、見てはいけない光景だったのだろうか。 娘に首を折られそうになる父親《》。シュールだ。)(しばいて礼を、とか色々と流してしまいたい。 こちらにしか見えていないだろう仕草で、少しだけ、この館の仕組みが見えた気がした。) ――彼女にも、随分と迷惑をかけたものだ。 せめて、何か残せればとは思うね。 (残せるものと言えば、少ない路銀か、薬を作り置きする程度だろう。それに、礼と事情を書いた手紙でもつければいい。 それらは、今までの礼として、足りないものと思えるが。) ――何、あれ自体、一時の仕事。 (路銀のためのもの。そうして、旅し歩いてきた。ただ、今までと違い、都会で、自らの力では患者を診るところまで至らなかっただけ。 長期空けるのならば、もうその場所は残っていないはず、否、残すべきではないと。) ――ああ、では、お二方も。 また会える時まで、さようなら。(最後はそんな、別れの言葉。 椅子より立ち上がり、挨拶をして、きっと椅子の背もたれにでもかけていただろう外套羽織り、帽子も机の上辺りから取って頭に被せて。 来たときの道を逆に辿るように、この館を去るのだろう。) [Mon 16 Jan 2006 05:07:00]
◆リコリス > それはもう、自己防衛本能とか知っておりますか、知識以外の面でとか言いますとも。( ぐ、と握り締めた拳を示す。今しがた使ったばかりなので、。ちょっとふしゅーと煙とか出てたりしてもキニシナイ。キニシナイ。※二度言った。) ( その拳を引っ込めながら、ふうやれやれ、と困ったような所作を見せたのは、今宵の客人殿にだけ見える角度。場所的には、黒髪の頭を見下ろす位置から。) ――…しばいて礼を言われるとは、人生には予想外が尽きないもの。( マ○程力強い一撃では御座いませんがと目を逸らす。殴られるのが嬉しいとか言うと、それどんなM( ※伏せて無い。) ――…嬉しいと思った理由。流す理由は多々。別に、恥ずかしいとかだけじゃないんですが。) 一撃でいけない辺りが、不徳の致す所です。( ぼそりと何か呟いたのも、錯覚にしておくと色々平和。 正しい在り方は、如何様な形でも訪れる可能性は低いと肩を竦めるのだろう。 己が歯止めになるというのとは、また別の理由も絡んで。) ……転職ですか。( それもまた意味合いが違うのだが。表層だけなぞればそういう話か。長く場を空けるが故の事、とも考えられるのだから。) ( だから、今は。) ――…御機嫌よう。また、いずれかに。( 立ち姿の侭の小娘も、緩く目礼。 冬の時分ではあるが、夜明け前の頃。そろそろお開きの時間か。) [Mon 16 Jan 2006 04:57:31]
◆ミカド > (背筋を伸ばし、一回深呼吸。―――銀髪の貴方を改めて眺め―――)―――ごきげんよう。ヴィーダァ君。また会おう。(淡く微笑んだ。) [Mon 16 Jan 2006 04:39:52]
◆ミカド > (なんだかザッハトルテ○マ(←伏す場所違う)並みの一撃が脳天に直撃いたしました。本当にそういうところばかり似てしまって、最近困っているんです。――とは、ミカドパパ談。中途半端に傾けたグラスが、メゴシと揺らされる頭と共に揺れた)――。(殴られるのが嬉しいと言うと、チョッピリおかしな事に。しかし普段ストレートな感情表現をしてくれない貴方の、抗議の一撃は、それなりに心にも体にも響くモノ) ――ふむ。そのようだ。最大限の努力をすると付け加える事にするよ。(傾いた視界のまま、器用にコックリ頷いて)―――有り難う。 (…。)流石にもう一撃加えられたら、首がチョッピリ可笑しな角度に曲がりそうだしね。(娘だけが取り残された、最後の風景。――でも、それがこの世界の正しい在り方なのだと、理解もしている。己が何であるか自覚するとはそういう事だ。)――――………。(プツリと糸を切るように、我に返り)あぁ、エメライエンの事か。判った伝えておこう。帰って来た時2.3無理難題を吹っ掛けられるかもしれないが、その程度の覚悟はしておいて貰おう。(さて)……では、次回を楽しみにして、”気楽な”帰還報告を待つよ。 [Mon 16 Jan 2006 04:37:34]
◆ヴィーダァ > (平気になる。それはいつのことか。 そこに望むものがあるというのか。 答えは、そのときまで、わからぬこと。)(だって、今まで見てきた貴方と、どこか違う。そんな気がしただけ。 医者の目で見て『病人』だと思ったのではない。そんなことを思っても、意味のないことか。口にしない限り。)(ここが消える、嗚呼、それもありうることだ、と。言われれば、理解する。確かなことなど無い。 己の、この先がわからぬのと同じ。)(そして、少し遅れて見えた光景。) ――…どうやら、それをしては、貴方のお嬢さんに叱られるようだ。 (酷くゆっくりとした瞬きの後に、言葉を返す。 そして、口にしたグラスを、また空にして。 思い出したこと。) ――ん…ぁあ、もう一つ伝え忘れだ。 貴方にはまた迷惑をかけることになる。 あの宿での仕事は、街を発つのと同時に終わりになりそうだ。 (伝えなければならぬこと。この館の主へと視線を固定してから、言葉にして。今までの寝床を出て行くことを。すまないと頭を下げて。 それは、戻ってきたときに、そこへは向かわぬだろう、と。 三番の部屋は、また誰かの物置にでもなるのだろうかと、頭の片隅で。) ――しかし、今夜は、連絡ごとが多すぎたか。 次は、適当な話でも出来れば、気楽かね? (頭の中で、指折り数えてみても、もう自発的に話すことは無いよう。 前にした、夜のお茶会。あのときのような、気楽なものが出来ればと。) [Mon 16 Jan 2006 04:20:26]
◆リコリス > ( 何にしろ、酔いを早く回すには酔い薬。 薬じゃないといわれたら、百薬の長とか言い出すとして。) ――…美味しそうだと思いますけどね。本が。( ――…まあ。だから必要になったんだろうが。二つの仮名が持つ意味は考えない事にした。とりあえず、この場では。横に置く程度には思考の方向性がよれている。) ――…消えてしまわれては、困り者。神域は程々に。( 黒髪の御方が聖堂に足を運んでいたとも知らぬ事。 そんなものが話題に出たのが理由では無かろうが、白い顔色――それは今に始まった事ではなくとも――の中から向けられた緋色。 …この色ばかりは此処の皆で共通項だ。そんな事を薄く考えた。) ( 謝辞して離れていく背が遠ざかった頃に、) …うっかり締め切り抱え込み、とかのせいなら宜しいのですけどね。( ありえない事を呟くのは、夢想の類。期限が分かっていれば安心出来る、そんな心理作用。 ふう、と零れかけた溜息が止まったのは。) ――……。( カタン。静かに席を立って向かう先には、血の繋がりの一片も無く、父と呼ぶ方の御姿。背後に回りこんで――… べむっと一発、頭をしばき倒す勢い。むしろ一撃。) ……私だけが残っている、等という事は御座いませんよ。( 其処に立つ侭、暴虐の手がしれっと告げる先には、銀髪の客人殿。) ……酒精の言わせた事、今宵は一発で勘弁して差し上げます。( 何か無体な事を呟きもした。) [Mon 16 Jan 2006 04:12:48]
◆ミカド > ………………。(背中を見せた黒髪の友人を見送ろう。…戯れに揺らした酒瓶もそのままに。…―唇に笑みを乗せて、僅かに手を振る。)(不意に たく、なる、貴方の表情。笑顔と表現するには、影の刺すソレ。どうしたものか。――じり、と爪で肌を弄られたような痛みが、頭の隅で疼いた。…酔いの所為にしてしまおう。いや、酔っているんだ――…唇に乗った酒を拭う振りして、一瞬俯き)――(一人分減った声。扉を見送る為の、沈黙。 空気が流れて、再び閉じられる扉)―――病人扱いするなと言いながらも。(ぽつり)客人から見て「調子が悪い」と一目でわかる程度には、体調を崩しているらしいよ。(空になったグラスを揺らして、片頬杖をついた。―― 二人に視線を投げて)…………。(一息を)………言霊だなんだと言っておいて、こんな事を言い出すのはなんだが。(近くにあった瓶――中身は確認してない―を、適当に注いで)…君が帰って来た時、僕や――或いはこの場所が、なくなっていないことを祈ろう。君を何事もなく、出迎えられるよう、努力するよ。…………。でも万が一。リコリス君だけが此処に残っているような事になっていたら、笑ってくれるとありがたい。あんなに何だかんだと煩く言うていた馬鹿が、真っ先に堕ちたんだと。 [Mon 16 Jan 2006 03:55:47]
◆ヴィーダァ > (PL:失礼、少々席を離れていまして。orz お疲れ様でした、とここで言う。) [Mon 16 Jan 2006 03:37:37]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 其処を辞すまでは確り歩いた――と思う )』 [Mon 16 Jan 2006 03:35:51]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ―――― Auf wiedersehen . ( 空気を零すに似た再会の挨拶を残して ) [Mon 16 Jan 2006 03:35:10]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …流行ですか。 私のは その――…単に商業用ですから。 ( しなくても良いような言い訳をひとつかまして、へっしょりと肩が落ちた。 チョコレートケーキが翻訳した本、ではイマイチ信憑性に欠けると言われてしまえばそれまでの所詮職場じゃシタッパーズ。 ) …貴方がどうなるか判らないけど、ほんとうに平気になるんだよ。 今まで何であんなものが怖ろしかったのか自分でも可笑しくなる程だ。 そう なれれば――その人間の御友人とやらもきっと喜ぶんじゃないかな。 (「彼の」 「人間の」 「友人」 ) ( ……………… ) ( その存在は聞いている。 だから、今更驚く事じゃないのに――頬杖をついた、背を丸めた姿勢で銀髪の下の紅色を見上げたのは血の巡りの悪い鳩が虚を突かれたような顔。 次いで奈落の底を伺う視線が人間の少女とその親を名乗るひととを眺めて、 …羨ましいなんて言えやしない。 妬ましいなんて論外。 彼らのような縁を失くしたのは自分の咎だから、失意だの後悔が心臓と肺を握り潰して ――息が詰まる。 半分は中身を残したグラスを置いて立ち上がり ) 貴方まで病人を見る目で見てくれなさるな。 ではお言葉に甘えるとして――…私が寝室に持ち込むのなら、もっと強い酒(でないと。 ( 背筋を伸ばして笑う顔を作る。 …まだここは舞台の上。 ) [Mon 16 Jan 2006 03:29:49]
◆ヴィーダァ > (愉快なこと、特濃エールとかだろうか。少し混ぜるだけで普段の数倍酔えますよ。 直で楽しもうとする奴には関係の無い話。)(咄嗟に浮かんだもの、それが皮肉の言葉。『あいつの行く先に、茜と山査子の棘が、ありますように。』呪《》いの言葉。) ――洗礼を受けようものなら、それこそ消えてしまうかもしれん。 せめて、教会へと足を運ぶ程度で勘弁してもらいたいもの。聖句の一つや二つ、言うことも厭いはしない。 (身が重くなる思いをしてまで、そこへと向かうことに意味は有るのか。 少なくとも、クリスティアにおいてはあったと、明言できる。 困り顔の後、気を晴らすようにと、自らが持ち込んだ瓶の中身を飲みにかかる。) ――なるほど、言霊。今後は、留意すべきか。 ――しかし、どうも、調子が悪いように見える。 ザッハトルテさん、無理はしないほうがいいかと。 (違いは、踏み込まねばわからぬものか。踏みとどまるものは、それを、感じれど判らず。) ――では、一足先に、戻ってくるまで、さようなら、と。 (別れの言葉を口にして、見送る。) ――さすがに、あの村では、半年の滞在がいいところだろう、そんな理由。 (見通しがつかない、と言ってみたものの、結局はそれぐらいだろうと。) [Mon 16 Jan 2006 03:18:06]
◆リコリス > …割っても結構厳しいですしね。尤も、それを利用すると愉快な事も出来ますが。( 久方ぶりの酒席。どうにもペース配分が間違っている気はするが。 親子関係の強弱は未だ進行中ですとか言ってみるとうそ臭いのだろうか。線路は続くよ何処までも。まだ、途切れるには早かろうとは、希望的観測でも。) ……最近は、流行なんでしょうか、御名前。( 呟きに他意は無い。彼等が隠れ潜むものだとは、重々に分かっているつもりで、時折近すぎて忘れているのだ。 ――…外でボロは出していない、が。) …半年と少しですか。また、微妙な計り。その前に戻ってらっしゃると良いです。七月の後でしたら、しばき倒し大会で。( 何か無茶な言葉は、もくもくとチーズ齧る小娘の唇から。) ――…聖職者。( 関わりは薄いもの。敵対の象徴のような。皮肉ではなく、口元だけで微かに笑って。) ( ちらりと、視線だけを皆様方に。宵もふけた頃合ではある。 一回台詞の吹っ飛んだ誰かは平伏しながら。何の話だ。) [Mon 16 Jan 2006 03:10:57]
◆ミカド > …はは、面白い。いいね。同族の聖職者も居ると聞く。成れるものならば、是非に、と薦めるよ?聖職者。組織の中に、憎しと目の仇にしていた鬼が潜んでいたと知ったら……(肩を震わせて笑った)(鬼どもが酒の肴に持ち出す「聖職者」の名前程滑稽なものは無いだろう。――少しばかり酒に浸った仕草で、甘い甘い葡萄酒を注ぐ。この場に居る誰よりも、酒に弱いと判明した瞬間とか。)―――…。(断言しないどころか、含めた言い方をする娘に咎める視線を一つ送って――銀髪の友人へ戻した)――気弱なことを言うんじゃないよ。そんなつもりで挨拶にきたと言うのなら、君の人間友人をここに引っ張り出してさしあげる。言葉は言霊と言うくらいに「音」にすると、また別の意味やら力やらが備わるものだよ。――だから、そういう言葉は胸に秘めて、音にする言葉は、「戻ってくる」それだけでいい。あぁ、そうそう……友…その時は、「君の友人宛て」に手紙を出すと良い。一番伝えたいのはその人だろう?(自分が彼の「友人」を名乗るには、少々足りないと言うのは自覚している。眇めた瞳で見詰めると、にんまり唇を歪めた)――――。………。(黒髪の友へ)―――寝室に、一本持っていくかい。(暗に、下がって良いと。) [Mon 16 Jan 2006 02:29:46]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ハタから見るに、彼ら親娘の強弱関係は既に格付けが済んでいるように思える。 或いはそれさえも細い細い綱の上で演じる、狼と兎による親子ごっこ? ―――― ) ( もしかしたら、自分の代わりに彼らに託した願望、その見込みは酷く甘くて残酷な押し付けでしかなくて。 「彼が彼で居る為に必要な何か」を損なえば「容易く堕ちる」、その絶望は彼の脳裏でとうに描き切られた後だったか。 …否、「そんな図式を今まで考えた事が無い」 それこそ在り得ない話じゃないか ) ( ――何と迂闊な ) ……… (Hawthorn=@――退魔の、天敵たる宗教の偶像に冠せられた―― ) …良い名を考えられたものだ。 いっそ その時が来たら ――…聖職者になるのも手だね。 大丈夫、きっとその名が貴方を護るだろうから。 ( その時とは即ちそれらを苦にしなくなった時。 一段深いところにおちてきたとき。 Hawthorn≠ノAlte Eiche=@これまでに交わした幾つかの会話、そこから想像した彼の思考から想像したなら。 …概ね 己を皮肉ったのだろう。 どいつもこいつも、この―― ) ( … が。 ) 便りのないのは息災の証とも言うけれど、ではそれを待つとして――…聞くべきは聞いた。 挨拶が済んだならそろそろ失礼して構わないかな。 ( 彼を透かして見えたのは自分が何であるか。 それを考えると酷く調子が悪くなるから、…酒も空気も苦い。 ちがうもの の味が混じる ) [Mon 16 Jan 2006 02:05:43]
◆ヴィーダァ > ――割れば、あれも飲みやすかろうに。 (1:9で割っても、10度近いと言う罠。 取りあえず、希望が無い限り、あの酒が今後の酒会に持参されることはないはず。) ――思い出話? 嗚呼、そうだ。 こちらに戻ってくる頃には、人間の『ハーソーン』と名乗るようになっているだろうね。 少し前からはじめたことだが。 (再三伝え忘れていたこと。 この場で言うのも、どこかおかしいかもしれないが。これ以上伝え忘れるのも面倒だと。 これで、大体の知り合いに伝えたこととなる。 言った後、グラスの酒を掻き込んで。酔わぬのは己のみとは知らず。 時折貪るチーズその他の食事類。)(堕ちる。 どこへ? どこに? どこから? それは知らない。ただ、言われれば、解る。) ―― 一年。いや八月ほどで十分か。 それほど経って戻らなければ、俺は、消えたか堕ちたか、どちらかだろう。 (なんてことの無いように、それらの言葉は紡がれる。酒の席には、似つかわしくない言葉か。しかし、多少静まった今ならば。) ――そうでなくて遅れるようなら、どうにか便りの一つでも出そう。 [Mon 16 Jan 2006 01:48:13]
◆リコリス > ( 物騒対抗にタフネス一丁。誰のせいかと問われたならば、黙して視線逸らします。白状してるも同然ですか。) …私は暫く御逢いしておりませんでしたし、お元気で何よりです。 いずれかの折には、ただいまも仰りに来るとよきかなとは――…まあ、色々被りますが。( もう言われていることであろうし、この場でも言われている。余談のような調子で杯を傾け。) ……嗚呼、そういう考え方も御座いますね。塵も積もれば――…では御座いませんけれど。( 500万という最大商品とつりあうのかは不明ながら、視点の新しさではある。人様の杯の進み具合に口が出せる訳でも無い。今はまだ。何故期間限定。) ――…気のせいですよ、きっと。多分、恐らく。( だって、どなたとも申されておりませんし。真っ向から目を逸らして断言した。断言になっていないのは目の錯覚と幻聴ですとも。 二人して目を逸らし捲るテスト。) ――……。( 堕ちる。 ――…さりげなく混じった言葉には、黙する。その彼岸は、まだ己が届いてはいけない所だ。 …多分だが。) [Mon 16 Jan 2006 01:37:45]
◆ミカド > 【訂正】小鳥ちゃん。何か君の話しを消去法で当て嵌めていくと、該当者が一人しか居ないのは気の所為だよね。(にっこり。…微笑みを浮かべる表情は、やや引き攣って見えるかもしれない。)………。(しかもあの酒呑めるらしい。言葉の端々に、小鳥ちゃんからの挑戦状めいた何かを感じるのは気の所為か。気の所為だ。気の所為ということにしておく。そそそと視線が逃げるのは見逃していただきたい。)―――……鬼とて、毒を飲めば苦しむのだよ。(毒言うた)人じゃなくとも止めていただきたい。(余程痛い目をみたらしい。ぴしゃりと付け加え) …。 (「貴方が貴方で居る為に―」)(友人の言葉が硬く冷えて聞こえたのは気の所為か―『余計な事を考えるな』―― 一拍の沈黙で、男二人を交互に眺め、小さく笑みをもらした)大丈夫さ。 ”僕の友人”なのだから。(軽く肩を竦めて、ヴィーダァをグラスで指し示し)…簡単に堕ちるような男ではないと信じているよ。(冗談と同じくらい軽く)―――まぁ、だから僕らに出来ることは、「見送り」見送ったなら、後は――…かえってきた時の土産話を楽しみにする事かな? [Mon 16 Jan 2006 01:17:29]
◆ミカド > 小鳥ちゃん。何か君の話しを消去法で当て嵌めていくと、 [Mon 16 Jan 2006 01:17:15]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 物騒な話 ) 『蔓』か――どこからそんな大金が出たものやら、下衆な関心も無くもないけどね。 或いはそうして集まった収益が被災者 ( 邪教の類が奥底にあるとの噂も聞くが、教団に賠償は求められまいし ) への義援金に充てられたりするのかな。 ( 茶ならぬ酒飲み話のひとつ。 別段答えを求めた訳じゃない――控えめにグラスを傾けた。 軽く周囲を見渡した限り、どうやら一番卓上に興味がないのは己であるらしい――元より口にして酔えれば構わない程度だし、今なら普通に酒が回るから。 流石にこの場で泥酔はパスしたいところ ) ………… ( 細めた目だけがちらりと泳ぎ ) 「悪くは無い」 ――…そう思って戴けるなら重畳。 その感性を大事になさると良い、それはきっと――貴方が貴方で居る為に必要なものだから。 ( これで挨拶は終えたか。 銀髪の彼が何を思ってこうして場を設けたのか、知りたいところではあるけれど――あまり急かしてばかりも失礼か。 ) [Mon 16 Jan 2006 00:54:10]
◆ヴィーダァ > (力に無自覚なお方と、自覚して必殺を狙うお方。恐ろしい。是非タフネスを鍛えるべきですよ。寧ろ、これまでタフネスが伸びてきたのはそこらへんが原因? 耐性ついた、とかですか?)(控えめとは言え、量を飲みたければ割ることをお勧めする代物。 イケると言うか、底無しと言うか、網無しと言うか。とりあえず、たが。 酔うまで飲もうとすれば、金が幾らあろうと足りないだろう。だから、ほどほど、ほどほどで。 二杯目以降のペースは落ちる。) ――さすがに、アレを人に飲ませるのは、(首を振って) 割らずにはやっていられぬだろう。 (つまるところ、色々と確信犯。 ラベルの剥がされた、透明な酒に要注意。消毒液の臭いが危険信号。引火剤にどうぞ。 なんか色々と駄目だ。orz) ――離れる前に、挨拶ぐらいはしておいたほうがいいだろう、とね。 色々と、迷惑をかけたわけでもあるし。 ――ふむ、こうして送られるのも、悪くはないものだ。 (綻ぶのは二度目か。口が歪んで、笑みを作り上げる。 どこかで、ほっとしながら。) ――……。 (ザザと、ノイズのように混じるのは、初めての別れの光景か。) ――短くて、一月ほど、長きを考えれば、見通しも無く、だが。 いずれ、この地にも、戻るだろう。 ――危ないものは、避けて行くに限る。逃げ足程度なら、少々は自信が。 (それは、二つの約束。守るためには、敵に背を向けることも必須。 寧ろ、これまでそうしてきた道。) [Mon 16 Jan 2006 00:43:44]
◆リコリス > ( ラベルざっと見で判断したスピリッツ。アルコール度数の強いお酒は懐かしくもある。 ラベルざっと見で種別を見抜くなというお話は、ともかく。 使用人と娘の綱渡りする小娘の今年の抱負は、むしろ手加減ですか。水月殴打は何が無くとも吐血嘔吐フラグ。立てなくて良いという話。 非検体については語らず黙す。※否定はどうした。) …良いではないですか。ヨッパライの御世話というデメリットは御座いますが、酔い潰れた方も可愛らしいものですよ。( 別に誰のことを指して、では無い。無いですよ? 並べられたチーズを摘んでは、杯を傾けながらに肩竦める。 ワインにケーキでも宜しいんですがね?とは戯言。) ――…ギャンブルには違いないでしょう、恐らく。大きいですよ、500万。( 私が何人買えるやら――とは、趣味の悪いジョーク。黙す。金銭感覚についても黙す。貧乏性寄りではあるかもしれない。) ……スピリタスは嗜む程度に。さすがに一気飲みは遠慮致します。 …酔い潰れたら、介抱して差し上げます。( ぽつり。呑めない訳では無いという微妙な意思表示。ちゃっかりと葡萄酒は二杯目の手酌。) …道中にあんな極端な代物は出ないとは思いますが。( 用心に越した事は無いということ。) [Mon 16 Jan 2006 00:38:48]
◆ミカド > (力加減を学んで欲しいと思う人が増えたらしい。――其れを知る時はどんな瞬間なのか。できればこないで欲しい瞬間です。ええ。娘にうでずもうまけたし。(ひらがな))へぇ。あぁ、大金じゃないと思っているわけじゃないんだが……そうか。まぁ、街の様子をみるに、金額云々よりも、当たるか当たらないかの期待感を楽しむようなモノだと思ったね。(来客たる貴方の土産をしげしげと見詰めた。――同時に、にょっきり飛び出た二本の酒瓶に、思い出す事もある。毒薬と称した酒の味)……ここに居る小鳥ちゃんが、僕より呑めるのは間違い無いだろうね。だからと言って、先日僕に飲ませた、あの辛い酒を飲ますのは止めて欲しい。――可愛い小鳥ちゃんが酔う姿を見るのは楽しいが、昏倒する姿はみたくない。(唇をへの字に曲げて、口の中に蘇ったあの酒の味を、掻き消すように葡萄酒を流し込んだ)―――……週末か。去年の暮れのように何やら、物騒な話もちらほら聞く。気をつけて行くといい。 [Mon 16 Jan 2006 00:25:05]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…ここに篭っている限り、誰かさんが心配するから。 否、それもあるけど …外に出て誰かと顔合わせている間は目を逸らして、平気な顔をして居られるから。 因みに水月殴打は普通に危険なので是非加減もマスターして戴きたい限り、って主に披験体は我々 ※西園寺邸在住吸血鬼約2名※ とか仰いますか…! ) …貴方はピンと来ないようだが大金だよ、西園寺。 そうさな――私が今この場で職場を辞す即断をする程度には。 その辺はリコリス嬢の方がしっかりしていそうだ。 ( 同意を求めついでに ) 重ねて言葉をかける事になるが、送る側としてもう一度「良い旅路を」と言っておこうか。 ( 長旅などした事の無い身としては、アドバイスも何も持ち合わせて居ないのだから ) …皆待ってるよ、( 貴方がここを訪れた理由を。 貴方からの言葉を。 ) 今日の主役は貴方だ。 何しろ我々は――…用があるならちょっと互いの部屋を訪れれば済む、そう云う暮らしなのだからね? (「人並み」 ――…人間並み。 酷く遠い物差しの長さ。 思い起こす事のできない基準。 …今考える事じゃない。 酒気を追い出すふりの吐息が、どうにも苦い ) [Mon 16 Jan 2006 00:08:11]
◆ヴィーダァ > (酒瓶二本は、控えめに、35度前後のスピリッツ類。比べ物にならぬほどの、安物。 究極の手勺はラッパ飲み。可能な人外ここに一匹。ともあれ、次がれるのなら、礼は言えど止めないだろう。 いまいち、彼女の立場を理解していない者。知ろうとしない者。) ――結果論は、 あぁ、そんな話をする場でもないな。 (否定してどうなる? それはどうでも良いこと。)(引いた椅子にようやく腰掛けて。以前酒豪に見えた彼の、勢いの無い飲み方に、僅かな疑問持ちつつ。 人と同じく喰らうことも、一応は可能な身。並んでいるものへと、視線をめぐらし。) ――ああ、別れ(の挨拶)は済ませた。 そうだな、月が半分に欠ける頃。週末にでも発とうかと。 (行動計画は、道筋書かれただけで、他は真っ白。日付は適当に振り込んで。) ――人と飲み明かそうとすれば、邪魔にも成るがね? (なんて、少しだけおどけたように、視線に言葉を返して。 紙袋は封を開いて、きれいな食器の間に場違いのように並ぶこととなろうか。 片方からは甘い香り。もう片方は、醗酵物の香り。) [Sun 15 Jan 2006 23:56:47]
◆リコリス > ( 並べられる品の中、一際目立ち聳える酒瓶二本。 ――…無言で見詰めた後、視線を手元のグラスに戻した。料理酒以外のアルコールを手にするのは久しぶりだ。いや、別にキッチンドランカーしている訳では無いが。 手酌で充分と固辞されてしまえば、私の酒が飲めないと申しますかよし、水月一撃の練習を …こほん。無理強いも出来ない。遠慮はしなくて宜しいのにと、横目の視線が流れたが。) では、乾杯―― よき旅路とも願っておきましょう。( ついででは失礼ですが、と付け加えながらに、音頭と共に差し上げたグラスを口元に運ぶ。 …おとーさま、普段からいい酒飲んでやがりますね。管理帖はアレです。履歴でつけていくと、一番大きな出費が自分絡みのアレになるのでゴホンゲホン。) ……私は人並みですよ。嗜む程度。 ……とりあえず、約一名様はイケる口とは見ましたが。( いけしゃあしゃあと何かぶっこきながら、ちらりと視線投げた先は、今宵の主賓殿。) [Sun 15 Jan 2006 23:44:40]
◆ミカド > (会っていたのか。―どうやらもう外を歩いても平気な程度には回復したと――…――…。 余計なことを引き摺りだしそうになると、軽く首を横に不利)クジの賞金は500万だったかな。――この館がもう一つ買えるとすると、そこそこの大金になるんだろうね。(いまいちピンとこないと、言いたげな呟きだ。所持金がエライ事になってる貴族様は、適当に金を掴んでお外に出かけてます。――出入金管理帖などをつけたら、小鳥さんの眉間に青筋が浮くかもしれません。――そんなやり取りを交えつつ、葡萄酒の注がれたグラスを手にして掲げ)―――乾杯。(一口) さて。結局何時、出立するんだい。ヴィーダァ。――こうやって言うからには、他の友人には挨拶を済ませたのかい(相変わらずな呑み方に、クラリと笑って) [Sun 15 Jan 2006 23:37:50]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > 先日偶々出会わせて、挨拶はその時――ね。 ( 補完するよな言葉を返してグラスを手に取った。 貴女は従者ではないのだから、次からは手酌で充分と制して――今はそうは呑めないし、この屋敷の住人は既に知っている通り元より人間が口にするものを食う習慣から程遠い。 そんな理由で席は端。 ) …ああ、結果はもう出ているのだっけか。 結論から言ってしまえば今ここに貴方は居るのだから、受け取りだってできたろうに。 ( 買えば当たったかも知れないね、と半ば冗談ごかしながら、音頭に合わせて取ったグラスには軽く口をつけただけ。 ) 今日は未成年者の飲酒も許可、か。 貴女がどれほどいけるクチか興味もあるし、たまにはそれもよろしかろう―― ( さて、今宵の無礼講の主題は何だろう。 主賓の彼の話題を待って、灯りに映える銀髪の辺りを眺め ) [Sun 15 Jan 2006 23:23:13]
◆ヴィーダァ > ――籤? あぁ、日付次第では受け取れそうにも無かったもので、外へ持ち出せば単なる紙切れだろう? (買っていないと、言外に醸し出せたか。出発が早まれば、当たっても受け取れないわけだと、軽く肩をすくめて見せよう。) ――生憎と、大した物を購うことも出来なかったが、提案した身としては手ぶらにて出向くわけにもいくまい、とね。 一応は、購ってきた。 (そういって、左手の袋を、腕にかけた外套ごと揺らして。 袋を机の上へと置いて、中身を露に。そびえたつ(言いすぎ)二本の瓶と、小袋二つ。菓子とチーズの。 出し終わり、軽くそれらを並べればれば、指された椅子を引き、腰掛ける…前に、乾杯の音頭か。) ――いや、ふむ。 何を言うべきかわからぬのだが、 適当に『今宵の会食がよきものになるように』とでも? 『乾杯!』 (別に理由は何でもかまわな、と。適当な口上を述べて。 並べたそばから瓶を酒の注がれたグラスを手に取りそれを掲げるのだ。)(乾杯の後。グラスの中身は、一度テイスティングをするように口に含んでも。直後に、喉の奥、腹の中へと直行なのだろう。 ※一気飲み、良くない。※) [Sun 15 Jan 2006 23:15:07]
◆リコリス > お久しぶりです。お元気でしたか? 私は――…基本的には元気です。一回うっかり風邪っ引きやらかしましたが。( ご令嬢とかいう言葉を受け取るには、色々不足分がありすぎの小娘が案内役。懐かしきと言えば多分に語弊のある方々への挨拶の言葉も、扉を閉じながらに聞いた。) ――…そういえば、買い損ねましたね。残念。( 当たり外れ以前のも存在した。 席に着く前に、ちゃんとお父様の視線も受け取りましたとも。面子を潰すような真似は致しませんとも。 たまにしか。) …何だかんだで、擦れ違い気味でしたしね。 では、乾杯の音頭はお任せいたしましょうか。( あらかじめ準備されていた酒瓶の封を切ると、四つのグラスに注いでいく。己の分?無礼講ということで一つ。 注ぎ終えれば、己の席へ。) [Sun 15 Jan 2006 23:08:42]
◆ミカド > ―――クジ。 おや?既にザッハトルテ君と挨拶は済ませていたのかい?(椅子を引かれるのを待つような、まどろっこしい真似はしない、適当に腰掛けろと椅子を指差して、自分も座った。――上座も下座も関係無し。只、無意識のうちに、真中に座るだろうが。が。) 随分、色々あったようだね。既にもう出立したものだとばかり思っていたよ。(テーブルの上に、頬杖をつきながら、娘に酒を注ぐよう視線を投げるんだ。――無視されたら自分で注ぐよ…!手酌するね)―――……あぁ、構わないよ。(投げかけられた視線に、軽い笑みを返して) [Sun 15 Jan 2006 22:59:44]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > (「時間通り」そんな言葉にちらりと目を合わせた。 小さく頷き――部屋の扉が開いたのを見てから遅れて立ち上がって ) ――…今晩は。 「籤」は結局? ( 先日街中の籤引き屋の前で出会ったばかりだ。 あの後彼が籤を買ったのか、買う意志があったのかも知らないから、今宵の挨拶はそんな言葉で始まる。 ) …こうして4人が集まるのは初めてでしたか、そう云えば。 ( 一同を視界に収めて、最後にヴィーダァへと戻り ) 今宵は貴方の書簡で集まったそうで。 折角だから乾杯の音頭もお願いしようか? ( どうだろう、と館主に意見を仰ぐ目。 座るのは他三名が席に着くのを確認してから ) [Sun 15 Jan 2006 22:50:36]
◆ヴィーダァ > ――これはこれは、お久しぶり。 今晩は、リコリス嬢も、お元気なようで? (出迎えに現れたのは、大方予想通り、と言っても差し支えの無い、この館のご令嬢。開かれた扉の隙間で、一先ずは挨拶をして。 その後は、一先ず外套を取り腕にかけ、その下に着込んでいた灰のスーツ姿になって。案内されるまま、彼女の後ろに付いてゆく。)(そして、応接室の扉は開いた。) ――今晩は、皆様方。 急な手紙で申し訳なかったが。 出掛け前、こうして顔を見れて、ありがたいことだ。 (開いた扉、その先から、御機嫌ようとの声。返すのは、微笑み混じりの、挨拶。 誰にするわけでもなく、その場にいるもの全てへと。)(但し、新たな住人が居るのは知らぬこと。動くぬいぐるみたちのことは知らない。)(重なった偶然により、挨拶を済ませていないのは、この館には一人を残すのみとなったが。この訪問は、前から決めていたこと。順番が狂っただけに過ぎないもの。) [Sun 15 Jan 2006 22:44:23]
◆リコリス > ( 実質、御挨拶が済んでいないのは己だけという軽い罠。出立云々のお話も、邸宅に手紙が届いて初めて知ったくらいだ。館から出ないせいだろうと言われたら、無言で視線を明後日に向けるが。まあ、それはともかく。) ( 応接間の扉を開き、先に今宵の客人を通す。扉の脇に控えた小娘の耳にも、館主の迎えの言葉が届いた。) [Sun 15 Jan 2006 22:42:13]
◆ミカド > (手紙には挨拶と書いてあった。となれば、メインは自分以外の二人になろう。)(既に挨拶が済んでいるなんて知らない男は、そんな事を考えながらノッカーの音を聞く。)(暫くして、自分の娘の声が響き――何時の間にか同じ部屋に居た友人へ視線を流し)―――時間通りだ。(と、独り言めいた言葉を洩らした。)(応接間の扉が開くと同時) ご機嫌よう、ヴィーダァ。 [Sun 15 Jan 2006 22:35:09]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 今この時間、一番横柄なのは確実に自分だろうとは思うけれど、それも立場を考えたなら変に出しゃばるのも憚られる。 ――家人ではないし、何より「彼」の来訪の目的が誰にあるのか判らないのだから。 或いは三者の中の誰がメインで、と云ったものではないのかも知れないが、それは話を聞いてから理解すれば良い話。 卓上に準備された瓶やら皿を横目で眺め、玄関ホールより聞こえる声を耳で追った ) [Sun 15 Jan 2006 22:26:18]
◆リコリス > ( 非常にこっそりと存在するおとーさまに慄く小娘の図があったかどうかは、定かでは無い。 客人が来るからと飾り立てる質で無し、常と代わらぬ様相の小娘が、響いたノッカーの音に反応したのは習い性か。 今宵、このタイミングなれば客人が誰であるかは分かっている。ノッカーを鳴らして暫しの後、内側から鍵の開く音が聞こえるだろう。) ――…御機嫌よう。今はおかえりなさいと申すのはおかしな事ですが――…ようこそ、いらっしゃいませ。( 開かれる扉の向こう側には、態度は粛々とすれど、相変わらず愛想もへったくれも無い小娘のツラが覗く。出迎えの礼の後には、準備の整えられた場所へと案内する。 皆様、準備はオッケーですか?※誰に聞いているのだ。) [Sun 15 Jan 2006 22:24:57]
お知らせ > リコリスさんが入室されました。 『( 軽く準備も終えて、)』 [Sun 15 Jan 2006 22:20:06]
◆ヴィーダァ > (道を照らす灯りが必要なわけでもない。故に、荷物で塞がっているのは片方の手。左の手。 扉の前までたどり着けば、空いている右手で、ノッカーを握り。 一度、要らぬ空気を吐き捨ててから。 コンコン、と、鳴らそう。 初めは、やはりうるさくならぬように加減をして。 それは、誰かが扉を開くのを待つ時間を空けて、徐々に強く撃ちつけられるようになるだろう。) [Sun 15 Jan 2006 22:19:34]
◆ミカド > (何か非常にこっそりとした入場シーンだが、ともあれ。――ダイニング兼応接間のソファで本を読んでいた男は、柱時計を目にして立ち上がった。そろそろ時間だ)――――……。(簡単な料理と、何時もの酒が並んだテーブルを一瞥し本を閉じた。) [Sun 15 Jan 2006 22:16:53]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …月満ちる晩に集うは人がひとり、そうでないものが3人。 そうでないもの そうでないもの ――考えるだけで、既に。 …西園寺の前。 ヴィーダァの前。 リコリス嬢の前。 彼らの前で自分がやるべきは? ――――考えるまでもない、『何時も通り』だ。 来客があればノッカーが鳴ろうし、家人が居るなら寄食の徒が門戸を開くのも可笑しな話。 来客用の間で待つだけ。 ) [Sun 15 Jan 2006 22:09:07]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(主は漸く重い腰をあげる)』 [Sun 15 Jan 2006 22:08:32]
◆ヴィーダァ@西園寺邸付近 > (月は、およそ正円を描き、空に浮かぶ。 その月明かりを受けて、居住区、その中でも裕福な層が暮らす区画を静かに歩く、所々に汚れを持った濃茶のマントを羽織り、灰色の帽子を被る影。) ――さて、到着、と。 (とある邸宅の、門の前で足を止め左右を確認するように見渡して、呟きと共に、門をくぐる。その先の、この館の玄関へと向かって。静かな足取りは相変わらずに。 その手には。手ぶらで訪ねるのも、心苦しいと。そんな理由をつけて。色々と、買い込んだらしい。チーズや多量の菓子、そして数本の酒。それらを、薬草入れにも使っていた大き目の布袋に入れたものを持ち。) [Sun 15 Jan 2006 22:03:44]
お知らせ > ヴィーダァ@西園寺邸付近さんが入室されました。 『(動く影。それはゆっくりと。)』 [Sun 15 Jan 2006 22:02:46]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …逢魔が刻と云うには少々遅いのだけれど。 窓から一度月と庭とを見上げて 見下ろして、主賓でもないのが軽い最後の身支度。 ……そろそろ時間だろうか。 襟を今一度正して階下に向かう ) [Sun 15 Jan 2006 22:01:23]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 眼下に広がる芝 )』 [Sun 15 Jan 2006 21:59:02]
お知らせ > ミカド@棺桶さんが退室されました。 『(辿り付く場所は一つ)』 [Fri 13 Jan 2006 22:04:37]
◆ミカド@棺桶 > (全ては現在進行形の悪夢を模り、絶望し続け、何れ何れ全てを手放し堕落する) [Fri 13 Jan 2006 22:01:03]
◆ミカド@棺桶 > (きっと、僕は人だった頃の自分とは違う。――そして何時か、黒い夢に囚われた獣等と同じ末路を辿るんだろう。血の母《》が囁くままに、血の大河に溺れたものとして――――――)―――――………。(ねぇ、きみは やくそく してくれた。嬉しかった )(でも、変わり続け 、 食われ続ける 僕には 其れを信じることが出来ない。 黒い夢に慣れてしまった僕に、それを信じることはできない) [Fri 13 Jan 2006 22:00:49]
◆ミカド@棺桶 > (気がついたところで、如何しようもないことなのだけど) [Fri 13 Jan 2006 21:46:16]
◆ミカド@棺桶 > (――慣れるとね、この黒の意味を考えるようになるんだ。)(「如何して夢を見れなくなったんだろう。如何してこの夢は黒いだけなんだろう?」――最初は、馬鹿みたいに「夜を喜んで迎え入れることが出来るように」と、考えてみたりもした。今、思い出すに、その無駄な希望に縋った考え方に反吐が出る。――そんな訳無いのに。そんなわけ 無い。)(違うんだ。――この黒の意味は、両手は何も掴めない―両足は二度と現世の土を踏むことは無い―あらゆる温かさを失って、太陽は遠く二度と見ることは叶わない――黒い血にあらゆるものを奪われた自分にが最後に失う物はなんだ?―――――この黒こそ、「自分《》」という、最後の人の欠片を、今も尚食われている証拠なのだ。) [Fri 13 Jan 2006 21:44:51]
◆ミカド@棺桶 > (悪夢さ) (この黒に比べたら、月の浮かぶ夜の明るさに驚いてしまう――目が覚めた後に見る「夜の世界」に感謝する程に。月を見る度に思う、厚かましくも『救われた』と思う程に。暗いだなんて、思えない。)―――……。(鬼に転化して最初の数年は、この悪夢を拒んで寝ることを嫌がったらしい。――無理も無いと思う。声も出ない視界も無い。動けない聞こえない黒い夢なんて”人間”なら怯えるのが普通だ。其れが毎晩。毎晩毎晩毎晩毎晩――どんなに楽しいことがあっても、どんなに悲しいことがあっても、どんなに嬉しい事があっても、夜になるとこの黒が出迎えてくれる。)(……想像できるかい。意識が在る夢の中で只管に黒の中で漂い続ける―そんな黒い夢の話しを。)(なんて)(この黒に怯えていた頃なんて、もう殆んど覚えてはいないのだけど) [Fri 13 Jan 2006 21:18:15]
◆ミカド@棺桶 > (何時からか夢を見なくなった。――黒いだけの意識に身体を浸すだけ。私にとって眠るとは、そういう事だ。光の無い黒の中。意識だけがぽかりと浮かんでいる。)(最初は悪夢だったこの夢にも慣れた) [Fri 13 Jan 2006 20:56:34]
◆ミカド@棺桶 > (足掻いても、遠ざけても、見ない振りをしても如何にもならぬこと。木から林檎が熟れて落ちるのと同じ。拒んでも何れ来る未来――……?)(目の前に在るのは只管な黒――手を伸ばしても、末端の感触が無い黒。なんだ、何時もの夢じゃないか―……) [Fri 13 Jan 2006 20:47:13]
◆ミカド@棺桶 > (この不安の正体は、其れそのものなのだろう) [Fri 13 Jan 2006 20:38:42]
お知らせ > ミカド@棺桶さんが入室されました。 『如何しようもない事』 [Fri 13 Jan 2006 20:36:38]
お知らせ > リコリスさんが帰りました。 『( 眠った後だけ静かなのだ。後だけ。)』 [Wed 11 Jan 2006 06:41:51]
◆リコリス > ええ。くまごろー。( 同じくひらがな。更に平坦な発音になる。全部真顔で繰り出すものだ。) ( ――…妥協点と言えば聞こえは悪いが。そうでもしないと色々とアレで顔も見られないではないですか。ええ。本日はぬいぐるみでよござんす。何語。) ――…うあっ!( 具合悪いって仰ってたの何処に飛びましたかおとーさま。そんな勢いで引き込まれたものだから、思わず泡食った声も出る。 大丈夫。しばき倒すのはお元気になられてから――…の、筈!※筈とか言った。) [Wed 11 Jan 2006 06:41:01]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(どちらにしても、寝台の上に沈むという話)』 [Wed 11 Jan 2006 06:36:26]
◆ミカド@自室 > ――――くまごろー。(ひらがなで呟いた。ひらがなって何だとか)(枕元に、白黒毛玉が添えられて、隣には小鳥ちゃんがころりと横に。その姿を暫く眺めて。)(意味が理解できたなら))……………♪(何か妙に嬉しくて―押し倒すように引き摺りこまんと、改めて両手を伸ばした。 娘に殴られフラグ爆誕の瞬間) [Wed 11 Jan 2006 06:36:08]
◆リコリス > ( それが純然たる力技だと案外気付いてないって辺りも見習いました。本気でロクでもないですか。否定は致しますまい。※分かってるんじゃないか。※ 素手格闘と忍術、どちらが良いですか?って、何その質問。 具体案を口にしなかったのは、ささやかな心遣いと言えば麗しいお話である。間違いを探せ。 しれりとしたツラは、一体何処まで本気やら。) ……そうですね。もう、頃合の時刻です。( 朝日の昇る頃。寝台へとお戻りになる姿を見やりて、続く言葉に軽く瞬き。) ――……………、…。( 妙に長い沈黙は、何かとの葛藤を振り払うように。) ……では、今日の私はくまごろーです。( 腕に抱いていたぬいぐるみを枕元に置いて、追撃――…もとい、同じ場所に潜り込む準備。どうでも良いが、誰だくまごろー。) [Wed 11 Jan 2006 06:30:17]
◆ミカド@自室 > (子は親を見て育つと申します。――でもそんな所ばかり見なくていいじゃないか…!!おかーたま(ザッハトルテ君)の変なところばかりを見習って…!!何だって力技ばかりを磨こうとしますか、この娘は…!!――水月とか後頭部への打撃とか、具体的過ぎる目標を、にっこり微笑みながら答えられたら、それこそぶっ倒れるって話。――事実、頭痛を堪えるように、眉間を指で揉んだりしつつ)――……ありがとう。暫く眠らなければ成らないと思う。(小鳥ちゃんSTR爆成長物語の所為ではなく、先程から無理矢理繋がれる意識の糸の所為で、頭が重い。――無理矢理流し込まれる他人の囁きを拒むので、精一杯。――棺桶に戻るのも面倒だと、今、腰掛けている寝台の上に足を上げる。元々寝起き姿だ。このまま寝ても何ら問題はない。)……出来る事――……。これから添い寝デモしてくれれば、少し「良い夢」を見られそうかな? [Wed 11 Jan 2006 06:19:55]
◆リコリス > ――…ええ。お暇な時で宜しいです。直ぐに何か――…と仰られても、すらすら出て来る男親の方って、少数派らしいですし。( 聞きかじりの事。狭隘な知識なので、一般論かは知らぬが。同意を示してこっくり頷く。 窓の外、深淵のような闇路は、そろそろ朝の時間帯。 昼夜逆転気味の館が眠る少し前。) ……なら、とは申しません。養生なさって下さいませ。 私に出来る事でしたらば、如何様にでも。( 人形か何かにするような――? 否。それは、こういうものじゃない。だから違うもの。冷たい頬が、妙にくすぐったくて。我侭を聞いて頂いた礼では無くとも、今だけはおとなしいものだ。新年サプライズ。) [Wed 11 Jan 2006 06:08:22]
◆リコリス > ( 刹那を自覚しても深く考えられぬは、人の幸福と愚かさ。永劫を永遠に理解しない者だからこそ、罪に問われる前に許される傲慢。 ――…抱きしめる腕の抱く矛盾と寂寞に届かない小娘は、一つ自覚した思いに苦笑い。なるほど。単純な方が大変でもあると、認めた。 届かない断崖を越えようとする無謀は、いつだって若人の無茶。その事例から外れた訳では無い。) ――…?( 振り返った先、ほんの一瞬の事。やけに強く握り締めた指がほんの少し、力を解きながらも、) ええ。強く。( それは勿論、今後の色々を踏まえたうえで人間的に、そして精神的にって意味も含む訳ですよ。まあ、その辺りはまさか寒中水泳大会とかする訳にも参りませんし、あえて分かり易い尺度を示してみただけですとも?ええ。多分。) でも、ザッハトルテ様にしばき倒されたり、殴り飛ばされたり、蹴っ飛ばされたりetc 嗚呼、お酒も万が一が御座いますし。ほら、それにあの方も貧血だか何だか分かりませんが、真っ青通り越してそれってもう白でしょう白。睡眠薬利かない?よし、実力行使が手っ取り早いですねってな時も御座いますし。( 後頭部への打撃or水月一撃でオトせるようになるのが、今年の更に具体的な目標です―― とは、言わなかったが。言ってないですよ。) ……検討は、致します。( まるで、「本当に」おとーさまに怒られたみたいな気持ちで、渋々舌を停めた。) ( 健やかな尾行とか色々の為に…!<裏目標) [Wed 11 Jan 2006 06:04:21]
◆ミカド@自室 > ―――(ごほん。わざとらしい咳払い)…ともあれ。リコリス君の「ご褒美」のお願い、一つは了解した。早速…と言いたい所だけど……少し、お父様は調子が悪いらしい。(窓の外を眺めれば――夜は黒を柔らかくしていた。白み始める間でもう少し。)そうだな、今度。今度――近いうちに、君とお話をする為だけの時間を設けよう。体調が戻った頃にでも。(名残惜しそうに、今一度貴方の身体を胸に抱く。――それこそ縫い包みにするように、頬磨りまでする。した。) [Wed 11 Jan 2006 05:52:50]
◆ミカド@自室 > (「今、言われて気がついた。」そんな貴方の言葉の間に笑みが深くなる。――裏なく、一つの思いだけで素直に問うてくれる人間が傍に居る事は、自分にとって幸福なことなのだと、自覚した。――――……同時に、此れが短い幸福であることも、この温かさが教えてくれる。触れることは容易なのに、越える事はできぬ温度の区切り。――……何よりも人は成長するんだ。…何時か、死という別れではなく、貴方という人間が歩む為の旅立ちの日が来るんだろう。――其れを考えたら、この幸せは刹那の時間のようなもの。)(奪えば良いのに ――あぁ、煩い。友人のように――喧しい。)(こめかみを焼く痛みに、顔を歪めたのは一瞬のこと。―腕を握られた所為だとでも思ってもらおう)強く――……。(リフレイン腕相撲)…いやー…それ以上強くならなくてもいいんじゃないかな。ほら、其れはお父様の役目だs――――…(続く言葉に一瞬言葉が途切れ)……―――もう少しオシトヤカな目標をたてなさい。(親みたいな口調で、思わず言った)(名にその裏目標…!!) [Wed 11 Jan 2006 05:46:54]
◆リコリス > ――…おとーさまとザッハトルテ様を、プリンセスホールド出来るくらいに。( ちなみに、裏目標は鍵開け尾行忍び足の三点セット。目指せ、トキノミヤコズ・ニンージャ。) [Wed 11 Jan 2006 05:31:00]
◆リコリス > ( 何に躊躇ったのかすら、小娘は余り理解していない。――…指摘されればあっさり気付く程度の、脆い防壁でしかないとしても。願うこと、それが偽りの側面だとしても、気付かなければやはりいい勝負。――…真実と欺瞞の線引きは、まだ曖昧。嬉しげに「笑う」顔を直視できないのは、別にそれだけが理由でもないが。) ……ええ。望んでしまいましたから、ガチンコです。( 熱の無い呼気が、体温を奪う感覚。ぞくり、と。走る震えは最小に。) ……嗚呼。( ――…どうして、やたら決意に時間が掛かったのか。やはり言われて気付く訳だ。 足りなくて、溜め込んで、漸く搾り出した心の名前。) ――…どうにも、自分に対する想像力が足りませんね。私は。( 賢者になれぬのだから、後は若さとかいう無茶な勢いで突き進むしか無いという事だ。 踏み込む為の一歩は、始めてしまった。) …………。( 無言。俯く顔が、複雑なものを湛える。 ピンと来ない以前に、複雑なのだ。色々。だから、腕に触れた指先が、先程とは違う意味合いで、同じ理由で白くなる。ぎゅ、と力を込めて、) 色々な意味で、もう少し――…強くなれるように気張ると致します。( 伏せ気味の目線が、緩やかに石榴を追いかけながら紡ぐ。 奈落に堕すなら、ロッククライミングで這い上がるくらいの心意気で。 ――…あくまてせ、心意気の話だ。しかし、其処をあえて具体的()な目標を立てると言うのならば――― ) [Wed 11 Jan 2006 05:30:02]
◆ミカド@自室 > (逃げなかった。―いや、逃げられなかったのかもしれないが。――君が切り出すことを躊躇った理由を「恐怖」だとするのなら、理由として納得できる。だけど、その反応に気がつかない振りをして、愚鈍な鬼を演じるのは――いや、演じるどころか、そのものかもしれないが――どちらにしても、簡単なことだ。自分の欲求だけを押し付ければ良いのだから。温かさを両腕に抱えて、嬉しそうに笑えば、其れらしく見えるだろう…?親でありたいと願う、愚かな鬼の顔に。)――君がそう望むなら、僕は答えよう。(銀糸に口付け、耳元で) ――君が勇気を振り絞って?――1歩間違えれば、僕の寵愛も全て崩れるかもしれない、そんな予感さえ過ぎらせつつも、その上で尋ねてくれたのだから。(――友人でさえ、尋ねるのを恐れる。或いは躊躇う?…場所に踏み込んできたのだから。)――…君以外の誰かがご褒美に、同条件を強請っても、僕は断わると思うよ?だから「可愛い」も重要だ。うん。―――もう一つ。(娘が小さく揺れたのを感じて、肩から顔を上げた)……どのような?(小さな細い指先が、自分に触れるのを感じながら、他意なく問う。) [Wed 11 Jan 2006 05:19:44]
◆リコリス > …そんな難易度の高い事を、私に仰らないで下さいな。ええ。必要とあらば努力は致しますが。( が。無味乾燥一歩手前のツラが、苦渋を飲んだ時のように皮膚下で苦悶を示す。平静のフリして、額に汗の浮かぶ心地。 先程は縫い包みの鎮座していた場所に陣取ったなら、今度は己が縫い包みにでもなった気分。その、ホンモノの縫い包みに、顔は埋めた侭で。視線だけが、ちらりと上がる。交錯する。) ――……。( 言い切った。言い切った。きっと、二の句を継ぐ前に第二派が来たって信じてる。) ――…わかっておりますよ。十年もすれば、こんなのは自然に消えてなくなる馬鹿馬鹿しい気の迷いのお話です。( 永劫が人間に存在しないとは、よくよく思い知っている。そんなものがあったなら、此処にはいない身だ。抱きしめる腕、触れるもの、肩口に埋められた、存在しない吐息。どれもがぬくもりを持っていないのだと、知った上で、) ……でも、十年待てる程、気も長くないんです。( 思い知らされたというべきか。はふ、と零す溜息が、続く言葉に引き攣った。) ――…ご褒美だけで宜しいではないですか、ごほーびだけで。( 笑みの気配は、空気のさざめきだけが知る。同じく、妙な具合に引き攣った小娘の口元もだ。) ――……もう一つ。( ふるり。肩が小さく震えた。) もう一つ、目標を立てると致します。( 身体を包む腕に、そっと指先をかけて。囁くような声は静謐に。) [Wed 11 Jan 2006 04:54:02]
◆ミカド@自室 > そんな事はないよ?秘密が多い方が男として魅力的かもしれないが、愛しい娘に「お話して」と強請られたら、話すさ。(近くなる身体を縫い包みごと、膝の上に抱き寄せんと両腕を伸ばした。交わる視線に笑みを返して)……ふむ。だって、今こんなに仲が良いじゃないか。(断言する。淀みなく言い放つ。躊躇いなく言い放つ。拒否なんてさせない勢いだ…!)其れを、壊すかもしれない話しをわざわざしなくとも…良いんじゃないかとね。(死ぬまで。―そのつもりもあったから、否定はすまい。困ったように眉を寄せる程度)………リコリスは、今のままは嫌なのかな…?昔話は昔話だ。君が居なかったころの話――…判らない単語を連ねるような話しよりは、君と一緒に話せる明日の話のほうが僕は好きだ。(――引き寄せたままに、貴方の身体が腕の中に収まると言うのなら、その温かさを確かめるよう――はたまた、先程縫い包みにしたように、肩口へ顔を埋めんとするだろう)―まぁ、そう思いつつも、話そうと思ったのは、リコリス君の大変可愛らしい様子(緊張していた姿のことらしい)と、君へのご褒美だから…だけど。(新年記念。――貴方から見えぬ位置で、にんまりと笑う)………簡単にざっくりと言うと「今年はおとーたまともっと仲良くなりたいわ」ということだね!良い目標だ。このヴェイトス中で最高の抱負だと断言して良い。 [Wed 11 Jan 2006 04:33:30]
◆リコリス > まあ、結構。( 最大の難関( ※小娘的に。)は越えてしまった事で、緊張の糸はぶっつり切れてざっくり緩んだ様子。問う言葉に、ミもフタも無くさらりと頷いた。だからといって、ならば駄目元だったのか?と問われたならば、それは違うと言う辺りが理不尽だが。) ( 指先はやはり冷たいから、こうして触れる相手が、言葉を交わす者が同じ括りにすら無い事は、重々承知しているのだが。もふもふ動く毛玉と一緒に引き寄せられる手はその侭、視線だけがゆるりと下がる。) だって、言わなきゃ私が死ぬまで聞けない気も致しましたから。多分、ですけれど。( 死ぬまでとか言った。それはもう、きっぱり言った。 人間の寿命は、その概念すら無い者からすれば短いとしても、五十余年程度はあるのだから、小娘故の視野の狭さといえばそれまでだが。) 二人して、言わないから聞かない。聞かないから言わないしていたら、ラチが開きませんもの。 ……きっかけという程のものでは御座いませんけれど。( 己とて、積極的に言い出しやしないのだから、同罪だと分かった上で口にする。諸刃の剣、胸というより胃が痛くなるのは仕様です。 む、と軽く寄せた眉の下の緋色が、似ていて違う石榴を見詰めて、) ―――新年記念です。( 何か無茶な事を言い切った。) [Wed 11 Jan 2006 04:17:06]
◆ミカド@自室 > (黒い鏡に立ち上がる貴方が映った。その鏡に映らない自分に近付いてくる貴方。…首だけで振り向いて――)なんだい、真の抜けた声で。駄目だと言うと思った…?(安堵するように、体の力を抜いたのは見ていた。そこまで緊張する程の話しを切り出した貴方の心境がいまいち判らない。だけど――何らかのラインを超える為に、この話が必要だったのだろうと思えば、邪険にも出来まい。――貴方と「親子ごっこ」をする自分なら、断わらない筈だ。)――………。(挙げられる「聞きたいこと」は、本当に他愛ない話。――中には忘れそうになっている話もある。……本当に思い出話。――…縫い包みを動かす貴方―その毛玉の手を握ると、娘ごと傍へ引いて)――(急いているわけじゃない)でも、切り出す程度には聞きたいと思っていると。……まぁ、少し。愕きはしたけれど…別に怒りやしないよ。でも、なんで聞きたいと思ったのかは――気になるね。何か変わったことでもあったのかな。(此方は座っているから、自然と見上げることになる。下から石榴の双眸が愉快げに覗いて) [Wed 11 Jan 2006 04:04:01]
◆リコリス > ( それは無意図の鏡。安堵とは違う脱力の様が見られていた等と知ったら、それこそ三日くらい閉じ篭りたい勢いだが、幸いか生憎か、気付けない。 変な風に気を張った反動とも、報いとも。) ( 膝上に置いた手から力が抜けて、組まれていた指が緩く解けた。阻害されていた血流が戻れば、指先も血色を取り戻す。元が元であるから、健康的とは言えずとも。 ――…もう、問いかけはしてしまった。だから、返って来るのを待つだけで、) ――…あ。( 視線が揺れる。返答は、肯。 驚きの色が混じってしまったのは、隠し切れないか。) ――…そう、ですね。何でも良いと言えば、語弊がありますが――― ( 椅子から立ち上がると、寝台の上に腰掛けた方の御前へと。その傍らに転がる白黒を持ち上げて、先程までなされていたように、ぴこりと前肢を動かし。) …子供の頃のお話でも、此処にいらしてからのお話でも。好きなこと、嫌いなこと、何と仰られても、困ってしまう。( 全てを等とは言えない代わり、結構に欲張りだ。白と黒の影から覗く、白と赤は、) ……急いている訳じゃ、ないのですよ。別に。( ぽそ、と。余計な事を付け足して、白黒の背に顔埋めた。) [Wed 11 Jan 2006 03:37:53]
◆ミカド@自室 > ―――ふむ。(再び沈黙が満ちる。)(貴方が追いかけなかった視線の先――窓の外は見えなかった。黒い夜を遮るギヤマンには、ランプに照らされた室内が映るばかり。黄金の色彩に照らされた貴方が、夜の鏡越しに見えた。――空気が抜けるよう肩を落としていくのも、見た。)―――…。(他愛のない我儘―普通の親子ならば、其れで済む。話し辛いと言っても思い出話にしか成らない。しかし自分がそれを語るとしたら、羨望やら後悔やらが混じるから性質が悪い。そして――如何しようもない。でも。)―――良いよ。話そう。(沈黙と比べたら、軽く返された)…ただ、お父様はこう見えても長く生きているから、「話し」を強請られても、どれから話せば良いのか迷ってしまう。――今みたいにね?(黙っていたのは、その所為だと言うように)だから、出来れば――うん、何が聞きたいのか教えてくれると嬉しいね。(話せない事は、話さない。ほら――さっきだって言ったじゃないか。「深く考え過ぎだ」って。話したくない話があるだけで、話せないわけじゃない。―――他愛ない我儘、そのまま受け取ろう。) [Wed 11 Jan 2006 03:20:05]
◆リコリス > ( その緊張の理由も、口にしてしまえばやはり馬鹿馬鹿しい程単純なものでしか無いのだけれど、口にしろと言われたら舌を噛みたくなる事も請け合い。 ――…ぎ、と指先に力が篭ったのは、無意識の事。) ――………。( 駄目ですか?そんな風に促すような、引き下がるような言葉が喉からせり出して、零れそうになるのを歯を食いしばって呑み込んだ。 外側だけの平静を保つのに、表情筋というものの存在を自覚する。名称を知っている訳では無いが。 挑むと言えば大袈裟で、けれど決意が必要なことには違いなかったのだ。) ( 自ずからその理由を口にはしない。いらぬ方面にばかり多弁な唇は、この瞬間だけ開店休業中。答えを待つ沈黙の間、逸らすことだけはしない眼差しは、緊張は隠しきれなくても、脅える訳じゃない。 ――…その影があるとしたら、全く別のものに対する欠片だけ。) ……良いではないですか。他愛も無い我侭だと思って下されば結構ですもの。( 凍りつく世界に罅を入れたのは、錐を抜いた石榴の彩。窓外に何を見やるかは追いかけられない。其処に何かがある訳では無いとは、分かるから。 ――…今更、鼓動を意識する。嘆息のフリして呼吸を整え、背筋を正した。) もう一つは、お話の後に。…ですから、その時に申します。 …一つ目以上に他愛無い事ですから、此方はどうかお気になさらず。( 何一つ嘘では無いから、さらりと言えた――…はず。実際、他愛もないことに違いない。 言い切って、少し肩が下がった。知らず、力の入っていたらしい事。) [Wed 11 Jan 2006 03:04:28]
◆ミカド@自室 > (見て判る程度に、貴方は緊張しているようだ。何故なら、貴方を見詰める鬼の目に、その指先が――更に白くなった指先が映ったから)――………。(今までの交わした会話の中で、此れ程空気が硬くなったことは無い筈だ。平淡な笑みを乗せた双眸が、言葉なく、表情なく、貴方の顔や手足を眺めて――) ………………。(何を考えそんな事を持ち出してきたんだろうか。――彼女とて己が鬼だと言うことを忘れたわけではあるまい。――…踏み越えなければ、気がつかなければ、知らなければ「変わらない」のに。……彼女はこのままで居る事を良しとしない?それとも、純粋に僕の事を知りたいと思っている?――それとも、子供が親に強請る「お伽噺」の類いなのか――…)(悪戯に弄っていた縫い包みを不意に、脇にどけ、気分を変える為だけに、足を組んだ。長い長い沈黙の終わりは、漸く逸らされた視線が窓の外に逃げること)――ご褒美に聞くものが僕の話しとは物好きだね。――ー考えておこう。 もう一つは?二つあるんだろう? [Wed 11 Jan 2006 02:49:54]
◆リコリス > ( しかも嫌な感じで笑い出したり、ステキメガネだったり、無茶な予言をわめきだしたり、ナ、ナンダッt になったり。 庭に居ついた黒毛玉が、館内部に侵入を果たすまで後少し。 でも破損した器、もといぬいぐるみを繕うのは小娘のお仕事です、おとーさま。 ) …そうなのですか、トキノミヤコ。向こうの文化も、然程詳しくは御座いませんが――…。( トキノミヤコ――朱鷺乃都。 同じ単語を口にしているのに、其処に秘める音の響きが異なるのは、さりげなく全く違う出自、出身を示すもの。 そして、目の前の光景は何だか、親亀、子亀とか思い出す。やっぱり何だか微笑ましい。今度は五秒くらい考えた。) ――…慣れも御座いますから。暫し針糸も手にせず鈍ってはおりましたが、それなりには。( 其処は突っ込んだらきっと駄目だ…! 嬉しげな顔。秘められたものは知らず、だから全く別の理由で小娘は渋面を作る。) ……婚姻は、貰い手が無くては成立致しませんよ。( 口にしたのは、他愛無い程一般論に留まったが。嬉しげだからこそ腹が立つなんてのは、むしろ理不尽の領域と自覚はある。あるが。) ――…でしょう。ですから、お話。( ご褒美を欲しがる娘の言う事を聞く、「父親」の顔。 そんなものは知らないのだが、今見ていたものは、それに近かっただろうか。 ――…凍りつかせたのも、己なのだが。) ( 視線が刺さるとしたら、突き抜けて心まで。 返答を待つように軽く小首傾げがら、見返す緋色は変わらない。もしくは、変わらぬようにと勤めるもの。 膝上、軽く組んで置いたつもりの指先は、強張りすぎて白くなる。 ――…だから。どうして、娘が父親に話を強請るだけで緊張するのかと。嘲笑う理性は、蹴っ飛ばしたくなる程脆弱。) [Wed 11 Jan 2006 02:17:41]
◆ミカド@自室 > (改めて笑みを作った)(それから、話しの続きを促す為に縫い包みの手足を伸ばして)―――……。 (聞いた)(聞いたから、言葉を紡ぐ為の呼吸を忘れた)――― ぼくのはなし。 (する、と瞳が細く細く――貴方の真意を――裏を覗こうとするように) [Wed 11 Jan 2006 01:54:45]
◆ミカド@自室 > 【訂正】(其れが一番心配なのだと、主は語る。嫌な雰囲気で、仁王立ちする白黒毛玉を見たら、どっかの友人君が「西園寺、あれ捨てて」と真顔で言うに違いない。――ちなみにあんまり無視を決め込むと、夜中にこっそり枕元に忍び込む罠発生。黒毛玉君を護衛に雇うといい。魑魅魍魎どもは、毛玉に弱い説爆誕の瞬間である。)――もし僕がそのお姫様のように超敏感肌だったら、朱鷺乃都の寝具じゃ寝れないだろうね。(白黒毛玉の頭の上に顎を乗せる。20代半ばの男が、縫い包み抱えて猫背状況。――本物と違う柔らかな手触りが、本物よりも気に入ったらしい。)一通りと言えども…君の人形が一番出来が良かったんだよ?嫁ぎ時の女の人もあの依頼には参加してたのに、だ。(※触っちゃいけない部分)僕の娘が一番出来がいいと言うのは、気持ちよかったね。……お嫁さんに行く準備も万端だ。(心底嬉しそうな微笑―― …。別離の為の準備に見えてしまうとしても…。縫い包みの上の顔は、稚気さえ滲んで。)―――……。 (知らないことの方が) 多いね。 (あっさりと滑り落ちる言葉が、肯定した) [Wed 11 Jan 2006 01:54:33]
◆ミカド@自室 > (其れが一番心配なのだと、主は語る。嫌な雰囲気で、仁王立ちする白黒毛玉を [Wed 11 Jan 2006 01:54:18]
◆リコリス > ( むしろ中の人が白黒に侵入しないようにがんばれおとーさま。黒毛玉君はアレですか、所謂猫中尉殿。軍曹殿と並んで家の守り手として活躍なされますが、見境が無いのが玉に瑕――何の話だ本当に。 黒い視線など見えぬ、感じぬ、退かぬ!そのうちブラウニーと喧嘩する姿が館のあちこちで見られるかもしれない。酷い未来図。) ( ぴこぴこ。何だか人形劇のようだ。微笑ましいと言ったら、どんな顔をなさってくれるか見詰めながら三秒くらい考えた。) …羽布団の下にあった一粒のえんどう豆が気になって熟睡出来なかったお姫様のお話です。( それだけ繊細だという話らしいが。ある意味えらいこっちゃとも思う。お姫様、感覚10くらいあったに違いない。 そんな繊細な姫君にしれっと例えながら、) ……普段からする必要は、此処ではそれ程御座いませんけど。一通りは習熟しておりますから。( 歯車が軋むような齟齬は、欠片のように小さく。けれど降り積もる違和感は様々に。引き寄せられるテーブルの上に、灯されたランプ。柔らかな光に照らされる世界の無効、見やる姿は見慣れたものだが。) ……案外に、知らない事の方が多いのですよね。きっと、互いに。( それも、確認するまでも無い今更なのだが。 ぴ、と示される前脚。指を立てる代わりのような仕草に頷く。) ええ、二つ。( 許諾を受けて、沈黙を挟む。逡巡は、暫し。) ――…では、貴方のお話を聞かせて下さい。( あえて、何をとは区切りもせずに、) ……今この場で、というのも鳩尾に一撃離脱って感じで心惹かれますけれど。( 後でも宜しいです。常と同じような淡とした調子の声は、望みの一つを紡ぎだす。 ――…言った後、短く息を吐いた。何でこの程度で、とは己の惰弱さを蹴っ飛ばす苦さ。) [Wed 11 Jan 2006 01:26:40]
◆ミカド@自室 > (アイツらは、出番を狙って館の中を徘徊しているに違いない。時たま黒毛玉君にボロボロにされて帰って来たりする。…今だって貴方がそんなことを過ぎらせたりするから、チェストの上の三体が、何かを訴えて黒い視線を貴方に注いでいる?怪奇!動く人形。――そのままだという話)(位置的に、向かい合うような形になろう。白黒毛玉の手足をぴこぴこ珍しそうに動かしながら)…えんどう豆?ジャックと豆の木?――ノックで起こされるのかい?(カラリと笑いながら茶化す。「知らない」と態度が言った。)(ランプの灯りがあるからこそ、黒は黒だと自覚する。――貴方とは違い、光を必要としない瞳が、誤魔化しついでにそれに気がついて、部屋のランプに火を灯した。――貴方と自分の真中に、サイドテーブルを乱暴に引き寄せて、その上にランプを――壁を。置いて)炊事洗濯は得意と知っていたけれど、裁縫まで得意とは知らなかったからね。もっと早くに教えてくれれば、あの依頼を出さずに済んだのに。こういう結果に落ち着くなら、最初から小鳥ちゃんに頼んでいたよ。 ―――二つ?(ぴこ、と毛玉の前足が動く。)いいよ、遠慮なく言うといい。 [Wed 11 Jan 2006 01:07:11]
◆リコリス > ( 動力が入ってないから動きはしないが。 ――…トリオ・ザなアレの何体目かになるのだろうかと考えてしまうのは、実際に館の中で幾度かアレを見ているせいだ。ナ、ナンダッt ――…笑みの形を描く赤を、眇めた目は見上げた侭で、) 何処のえんどう豆の上のお姫様ですか、それは。( ノックは、かろうじて響いたのが一度で止まってしまった。真偽は半々。じと、と見上げた視線はそれでも外れて、中へと。夜の深淵を下るような感覚は、いつもの如く錯覚なのだが。) …ええ。己で言うのも何ですが、結構良く出来たとは思います。 ――…私も、気付かなかったのですが。( ストン、と椅子の上に腰を落ち着ける。 実際、知った時には驚いたものだ。 何考えてやがられますかおとーさま。否、考えは分かり易かったが。が。 内実を朧げに察したからこそ、無闇に力を入れた部分があるのは否めない。) …お駄賃というか、お小遣いと言いますか。微妙では御座いますよね。それはそれで憧れなくは無いのですが。( む、と唇結んだ。唇に指先当てて思案の後、) ……二つ程?( いけしゃあしゃあと、何か言う。) [Wed 11 Jan 2006 00:48:44]
◆ミカド@自室 > (押し付けられた白黒毛玉は、そっくりだった。注文通りの出来上がりに唇に笑みが乗る)おや――何か寝言でも言っていたのかな。「覚えてないよ」。なんせノックの音で目が醒めたから…。(喉の奥で笑いながら道を開けた。白黒毛玉の縫い包みが、男の代わりに奥へと促すだろう。貴方が入ったのを見てから男も続き)―しかし、よく出来ているね。動物園で見た白黒毛玉とそっくりじゃないか。驚いた――まぁ、驚いたといえば、あの依頼を小鳥ちゃんが引き受けていたのも驚いたのだけどね。見事だ。報酬は確りとお支払いしよう。(貴方に椅子を。自分は使いもしない、無駄に大きな寝台の上に腰掛けた。 男の膝の上には白黒毛玉の縫い包み。)――それとも身内の話しになるから、別の褒美でも構わないよ。 [Wed 11 Jan 2006 00:38:47]
◆リコリス > ……中々、早回しの波乱万丈伝だったとお見受け致します。おかげさまで、何事かと思ってしまったでは無いですか。 ――…追い詰められた姫君の悲鳴が聞こえましたら、王子ならずとも駆け出したくなるでしょう。( 例え我が身がニヒルなパワー等備えていなくてもだ。いや、それはともかく。 ランプの明かりが奇妙に細く見える中、浮かび上がるのは対比じみて黒々と闇。問いかけの仕草に対する首肯の仕草は、惑いもしないが。お邪魔致します。) ――…ええ。大分遅くなってしまいましたし、モノホンは想定外でしたが。( わしわしうりうり。押し付ける縫い包みを受け取る手が見えて、漸く引っ込む暴虐の手。) [Wed 11 Jan 2006 00:21:58]
◆ミカド@自室 > 可笑しな夢。あぁ、確かに見た。悪夢も、良い夢も、如何でも良い夢も、鱈腹見たよ。――思わず思い出し笑いをするくらいに。そういう事小鳥ちゃんこそ、どうしたんだい?レイスの類いでも見たような顔をして。(此方の様子を伺うような視線に、肩を竦めた。寝起きの身体を支える為に、扉へ中途半端に寄りかかる。―途中、視線を一度己の背後へ移すのは、入るか否かを問うたから。)――――……ん。(毛玉の縫い包みが突き出され、思わず)……ん。(受け取り)あぁ…完成したと。 [Wed 11 Jan 2006 00:14:38]
◆リコリス > ( 黒々と蟠る闇色を背負って佇む御姿は、身支度を整えて云々というものでも無い。眠っていた、と言われれば素直に信じられるくらい。――…それがついさっきまで、という注釈は、中からの音が聞こえた小娘の脳内だが。) ( 沈黙は、暫し奇妙な空気。にやけた顔。見た事が無いと言えばそれはもう、閻魔様とやらに舌を引っこ抜かれる訳だが。けれど、訝しげな色で見てしまうのは、笑い声の前に聞こえた、叫ぶような声のせい。内約は分からないとしても、) ……おはようございます。おかしな夢でも、御覧になられましたか。( 声音は、「いつも通り」に響いた。見上げる視線をス、と眇めた直後――…ずい、と御尊顔に押し当てるように突き出す、白黒ぬい。) [Wed 11 Jan 2006 00:06:39]
◆ミカド@自室 > ( 太陽の光どころか、月明かりも、星明りも拒むこの部屋の中。男の背後は夜がよりも暗い黒が満ちていた。扉を開け放てば、外から流れ込む、ランプ等の光源に浮かび上がる男の姿。寝起きだということを隠すことなく、佇んでいる。) (にやけた面のまま、数秒貴方を見詰めた。――抱えた縫い包みには見覚えがあった。何時ぞやの白黒檻の前だとか、風邪を引いて寝込んだ貴方の枕元とか。――表情を少し柔らかくして) おはよう。(何時も通りの声音で挨拶だって出来る) [Tue 10 Jan 2006 23:53:19]
◆リコリス > ( 覚悟を決めた等と言えば何処までも大仰。この数日に多少の引っかかりはあれ、ノックをするまでは平静だった、筈。 それが思わぬ音――声に手を止めてしまって、歯車が微妙にズレた心地。指を扉に当てての暫しの停止。伝わる振動は――…笑い声?微かに漏れる程度にしか、聞こえないとしたって。) 。( 不意に扉が開く。否、挙動にしろ足音にしろ、気取る要素は各所あった筈なのだから、不意にとは本当はありえない、のだが。思わず驚きの色を乗せた顔が跳ね上がる。扉を開け放った先には、赤羽根背負った小娘が一人佇んでいるのだ。 腕に、今動物園にいるのと酷似した代物抱えて。 ――…ホンモノが在る以上どうかとも思ったが、己で持っていたって仕方無いのだし。しかし、) ――…御父様?( 熱でも御座いますか? いや。熱があったら本当に異常ですか。 思考は結構ミもフタもない。) [Tue 10 Jan 2006 23:46:54]
◆ミカド@自室 > (張り上げた声が思いの他大きくて) …。 …。 (自分の声に身体を硬くするなんて、本当に馬鹿馬鹿しいから、顔を覆ったまま笑った)(――馬鹿らしい。 一人が寂しいなんて馬鹿らしい。 誰かが居なくなるのが悲しいなんて馬鹿らしい。 だって、全て自分で捨てたものじゃないか《》。 再び集めて、失うのを恐れるなんて、本当に本当に馬鹿らしい。どんな自慰行為なんだか)(寂しいなら、帰ればいい。還ればいい。解決方法なんて、馬鹿馬鹿しいほど簡単。理解っているからこそどうしようもない――)………………。(もっと、簡単に考えよう。 僕は本当に考え過ぎなんだ《》)―――……。(ノックの音に気がついても、暫くは笑い続けた――それでも誰かが着たのは間違い無いから、寝台から足を下ろすと、にやけた面で扉を突然開け放つんだ) [Tue 10 Jan 2006 23:35:55]
◆ノック > ( 常ならば三度響く音が、酷く半端な一度で止まる。 遮断の声に気圧されたように、空白の沈黙。) [Tue 10 Jan 2006 23:22:48]
お知らせ > ノックさんが来ました。 『 ( 一度響きかけて、止まる音。)』 [Tue 10 Jan 2006 23:22:05]
◆ミカド@自室 > (考え過ぎなんだ。何時だって。)(「そうね。」――記憶の誰かが笑う)(素直に彼の言葉を信じれば良い。言葉の裏を見ようとするから、余計な不安がが過ぎるんだ。そのまま信じれば良い。彼はなんと言った? 思い出せ。繰り返せ。決して不安を掻き立てるような言葉じゃなかった―――…)(「信じて」)――――…… s h I j u (彼は約束を守ってくれる。――彼は僕を一人にはしない。――彼は)(永久の時を一緒に?)(彼は。)(「まだ」)―――……。(どうしてもどうしてもどうしても、どこかで不安に繋がる糸が鬱陶しい。――何時かの何処かの と繋がるから、余計鬱陶しい。――無理矢理引き摺り出される記憶は、苦痛でしかない。「見ない振りが出来なくなる」―本当は)(逃げ出す事を繰り返すだけかもしれない。其れが不安なんでしょう)―――……煩いっ!! [Tue 10 Jan 2006 23:16:58]
◆ミカド@自室 > (彼は、説明してくれただけじゃないか。――何を動揺して、あんなに取り乱して―…。)―――……… ふ。 ( 力無い短い吐息が音になる。情けない声だ。言葉にする力も無いのか。――己に目一杯毒付くが、自分に跳ね返るだけだ。寝台の上に転がるだけだった体が、漸く覚醒状況に入ると、無茶苦茶に顔を擦った。「今朝もこうして顔を覆ったんだ」とか、余計な事を考え始める自分に腹が立つ。考え過ぎだ。考え過ぎなんだ。――何気ない動作と、余計な記憶を繋げてくれるな―…)―――……………A a u 。(小さな不安をトリガーに、次々と妙な連鎖を組んでいく記憶の欠片。――確かに彼の話してくれた話は、自分にとって『不安要素』ではあったが、取り乱すような事ではない 筈 で) ――――………(流れる血に抗う事能わず)(理解しているよ) [Tue 10 Jan 2006 22:42:12]
◆ミカド@自室 > (今朝の会話が、全て悪夢の中の会話だったら良かったのに。)―――(思い返すに恥ずかしい話。『爆笑したくなるに違いない』と、自分で予想しているだけに、どうしようもない―………) (目が醒めて、漸く冷えた頭で落ち着いて”考える”――彼の言葉を聞き逃していないか心配だったが、聞いてはいたらしい。歌と同じように聞いていただけだが) [Tue 10 Jan 2006 22:12:56]
◆ミカド@自室 > (――何を慌てているのやら――) [Tue 10 Jan 2006 21:51:54]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 [Tue 10 Jan 2006 21:50:21]
お知らせ > ザッハトルテさんが退室されました。 『( 部屋からヒトガタは消え、後には風に靡くカーテンだけが残る。 )』 [Tue 10 Jan 2006 07:23:56]
◆ザッハトルテ > ( ―――― 先ずは、しろくろの話をきちんとできるように ) [Tue 10 Jan 2006 07:23:27]
◆ザッハトルテ > ( ひとり残されて ) (「約束は守らないといけないもの」 「嘘を吐くのは良くない事」 …何とも子供に教える道徳の手引きじみた。 それだけに真理ではあるのだろう、少なくとも人類の間では。 でも、……嘘を吐くのは必ずしも悪いとは限らないんじゃないか? ――暫くは外に出かけて。 仕事をして、そうして浮かぶ話題の幾つかを彼に持ちかけよう。 それが約束された結末から目を背けて、愉快な事だけ見て過ごす愚かしいだけの行為だとしても――寝台に腰掛けたまま、閉ざされた扉を暫し眺め ) ( …嘘は真実になれるのかな )( 答えるものも無し。 ) [Tue 10 Jan 2006 07:21:19]
お知らせ > ミカド@客間さんが退室されました。 『(遠ざかる足音は一定。)』 [Tue 10 Jan 2006 07:11:14]
◆ミカド@客間 > 成る程。――ついでだ。この間の事を子毛玉君に謝っておいで。言葉は通じなくとも、気持ちくらいは通じると良いね。――…残り少ない開園日、楽しむと良い。(貴方が足を下ろしたのと同時、此方も寝台より立ち上がり)――あぁ、その通り。…このまま寝させていただくよ。(扉に手をかけ、躊躇いなく引いた。―一度振り返り)おやすみ。 ―無理はしないように。(微笑みが扉の向こうに消えて――) [Tue 10 Jan 2006 07:09:45]
◆ザッハトルテ > (「約束が無かったら」・「約束があったとしても」) ( ―――――― ) ( …ほら。 言ったそばからこんなにぐらつく。 だから、きっと御互い様だ ) ……彼女が現世に在る間はね。 私の出番はその後。 父親を獲られたと妬かれちゃ敵わないし、あの娘にも親は必要だと思うんだ。 ( それは言葉にしなかった幾ばくかの危惧、或いは己に下されたひとつの罰。 人間と云うモデルケースがあるからこそ、ヒトデナシはヒトガタに縋りついていられると云う事。 だからこちらから貴方の手は取れないんだ――――同じところまで落ちてきてはいけない。 ) …「驚かせた」事はもう一度謝るよ。 夜も明けたし少しお休みになると良い、――…は。 ( 真似をして笑みを「作る」 ) これ以上寝ろと言われても無理、もう3日分くらいは充分寝倒したし――…見に行くんだ、しろくろ。 こないだは折角だったのに充分見られなかったから今日は開園から閉園まで。 ( 熱があるのはかえって好都合、と。 眠り飽きたと言わんばかりに足を床に降ろした ) [Tue 10 Jan 2006 06:57:33]
◆ミカド@客間 > (「信じる。」)(根拠のないこの言葉は、呪いめいている。縋るものがあれば、強い言葉になるのかもしれないが、何もない所に放り投げた「信じる」とやらは、なんて虚しく響くんだろう。”祈り”だなんて純粋なモノにもなれない。自分が吐いた偽り混じりの、此れは怨嗟にも似て)―――――……。(ただ、頷いた。「約束がなかったら、どうするんだ」なんて、問いやしない。)―――………。(「手」)(「リコリス」)(「君は握ってはくれないのか」これも問わない。)(彼女も何時か離れていくんだろうか)(考えたくない。)(自分が今、「考える」事が出来ないと言うのが良く判る。――何か一つのワードに反応して、余計な所まで引き摺ってしまう。落ち着けと何度言い聞かせても、ざわめく水面と同じ。)――――――。(それでも、幾分か普段を装うことが出来たなら、顔を上げよう。貴方と瞳を合わせ―― 一拍。 薄くとも、笑むことが出来たはずだ。確りと頷いて。) すまないね? 何。 (己の胸を指差して) 少し、「驚いた」だけさ。 此方が病人になったような言い方は止めて欲しいね。―――……正真正銘、病人?の君に言われたくない。…………頑張るとは言っても、まだ辛いんだろう?熱も在る。―――もう少し休むと云い [Tue 10 Jan 2006 06:35:27]
◆ザッハトルテ > ( 部屋の中の空気が重く重く固まったよう、細く喉を鳴らす彼に酸素は必要ない筈なのに。 長く続いた沈黙の理由は思考の泡を言葉にするのと、言葉を音に乗せるのと。 どちらの工程に躊躇いがあった為だろう。 何れにせよ、耳に届いた言葉は短すぎて ) …じゃあ 頑張らなきゃね? ――…約束だし 。 ( 貴方の意志を信じたか否か。 返したのは少しばかり深めた笑みと、それだけの 吹けば飛ぶような―― ただ、酷く心配させたのと困らせたのと。 それだけは判った、…気がするから。 言葉になれなかった思いの分、強く握られた毛布――隠されてしまった表情の代わりにそれを見下ろして ) ……そう、その手が良い。 ――その手でしっかり娘御をつかまえておきなさい。 きっと彼女は握り返してくれるから、 貴方は ――…離してはいけない。 ( …こんな物言いが余計に心配させるんだろうか。 語調を切り替えて ) …らしくない、そんな神妙な顔( ここからじゃ見えないのだけれど。 )しなさんな。 出掛けにそれじゃあこちらの気が滅入ってしまうじゃないか? [Tue 10 Jan 2006 06:08:20]
◆ミカド@客間 > (喉が痛い―言葉が出ない。きっと言葉が喉を引っ掻いているに違いない。今、口を開いたら、血が吐ける―言葉に成れない唸り声と共に。くだらない妄想が自分を急きたてはすれども、纏まらない思考の所為で、ただただ息を吸う。無理矢理吸うものだから、時折ひゅうと喉が鳴るのが情けなかった。――何をそんなに慌てているのやら。――今日の自分を後々振り返ったら大爆笑だ。間違い無い。……判ってはいても、どうにも成らない。急く気持ちだけが、大きくなってく)(如何して?)(―――貴方の言葉に、安堵出来ないからだ。――波打ち際に作った、砂上の城を根拠にされているような気分。)――…………。(言葉の端々に含まれる不安の欠片。「まだ」―「抗う事能ず」―「約束」― )――――………。(俯いたままの顔はあげられそうにない。寝台に付いた掌が、力任せに毛布を握る。――こんなんじゃ、可笑しく思われるじゃないか。もう充分思われているかもしれないけれど。)―――…………。(深呼吸を繰り返して、何とか搾り出すようにして洩らした言葉は)――――…… 。 ……。( 「信じるよ。」)(真逆の意味) [Tue 10 Jan 2006 05:36:21]
◆ザッハトルテ > ( それはとても可笑しな話。 人間の子供をきちんと眺めた事なんか一度も無い。 「餌」は――喧しいくせに、すぐに「静かに」なるのを何時しか知ってからはろくに観察もしなかった。 彼らに抱いた感慨は 「もう御仕舞い」 それだけだ。 だから、振られる首に合わせて揺れる髪やらを見て「子供みたいだ」とどうして思えたのか自分でも判らない。 …不思議なものを見る目を向けた ) 流れる血に抗う事能わず、それくらいは――…身を以って知っているだろうに。 支配に破壊、人類に対する歪んだ優越。 それが種族全体の性かは知らないけれど、「昨日までの友を踏み躙る行為」 …人だった時期がない分抵抗がないんだろうな。 私から見たら、彼らは徹頭徹尾餌であり隠れ蓑であり敵。 ――――… ( 何でそんな顔をするんだろう。 何でそんな声で話すんだろう。 まるで人間みたいな、 ……人の心を持って人の座を蹴り落とされた可哀相なひと。 ) 貴方が何を考えているのか、…そこが違うから判らないんだね。 ( だから、そんな反応をされると困るんだ。 困り果てて。 意図もなく曖昧な笑みをひそませて ) …私だってこっちが良いよ。 ――だって、あちらに戻りたくなくて血を吐ける私は――…「まだ」 チョコレートケーキでしょう? それに―― ( 名前を呼ばれて安心したなんて言えない。 心臓を動かして作った熱とは別で、何だか胸の辺りが少しだけ暖かくなった理由も知らない。 けど ) …「約束は守らないといけない」し、…それもだ。 約束を守ろうと思える間は まだ――私は私だよ。 ( 約束だって幾つも違えて、それで今こうなっているのだから今更だけど。 「名前のない怪物を出さない」 「後に残って見送る」 …その約束の相手は貴方だ ) ( ――このひとが 人間だったら良かったのに 。 それは何処までも不遜な願い。 ) [Tue 10 Jan 2006 04:43:53]
◆ミカド@客間 > (彼を偽者だと思う?なんて馬鹿な事を―欠片でも過ぎらせてはいけない事だ。――ひいては彼がいつか消えるということを、認める事を欠片でも思ったと言うのか。彼が枝「彼」が幹。何れ枯れ落ちる枝が目の前の彼だとは、絶対に思いたくない。―――――彼が消えるだなんて、そんな事 認めない。)(手に残る熱のように、ベッタリと張り付いた悪夢の欠片を振りはらわんと、首を横に振った。きっと酷い顔をしている。――想像がつく。表情を消してしまう為に、顔を両手で擦り)―――……。(”鬼の本体は肉に非ず。その血に在る。”先程自分で唱えた言葉が浮かび上がった。その血を吐き出す意味――本体を拒絶しているということか。でも――それでは。これからも拒絶し続けるのならば、彼の眠りは続くんじゃなかろうか。)……。―――……。(お伽噺の種明かしは、終わったんだろう。聞き終わった男は、其れこそ…毒針に刺されたような顔で、暫く貴方を見詰めて) ザッハトルテ。 (貴方の名前を丁寧に、一音、区切るように呼んで) ――僕は君がいい。 (だから)そんな気弱なことを言うんじゃないよ。海水をコップで汲めないなんて、誰が決めたのやら。やって見なきゃ判らないじゃないか。勝ち目がない何て言ってくれるな。 …僕の前で―― ―っ …。 (詰まった言葉に、一番驚いたのは自分。喉を抑えて、駄々をこねる子供のように首を横に振る) [Tue 10 Jan 2006 04:03:51]
◆ザッハトルテ > ( そう、今貴方の目の前に居るやつは偽者。 音にされなかった言葉をもし読み取れたなら端的にそう言い切ったんだろう。 自我の真正を信じなくなったのは自分で、信じられなくなった原因を作ったのも自分。 ) そんなところだと思う。 人間のフリなんかもうやめちまえって、そんな事をする理由はもうないのだから――… ( 今までつまらない枠に押し込めた分、纏めて全て壊してしまえって。 ) ( 頭を緩く横に振った ) ………でも、そうはなりたくない。 抗う根拠なんか何処にももうないし、海水をコップに汲む事が出来ても海そのものを汲むのが不可能なのと同じで、…勝ち目もないんだろうなとは思うけど。 多分、それが理由なんだと思う。 ( 本質に対する拒絶。 本体に対して欠片が振るう蟷螂の斧――吐き出されるものの正体。 ) [Tue 10 Jan 2006 03:28:39]
◆ミカド@客間 > (「知らない」と言う彼。)(密やかに思い描いていた事がある。彼が人だった記憶がないのは、いや、生まれた瞬間を覚えていないのは、彼の言う「本体」が持っている記憶であって、彼の持っている記憶ではないからではないかと――其れは彼を偽者だと認めることであり、貴方を酷く蔑ろにする想像。――余りにも刹那過ぎて、意識の裏側に投げ込んでいた想像。――だけど、貴方が「パーツ」だなんて言うから―――)(Q:最後のパーツは何?A:______ 此処に一瞬でも当て嵌めてしまった答え)――(自分の想像が正しいとか、正しくないかが重要なのではない。目の前にいる、男の表情や、仕草や、考え方、笑い方――それら全てを「嘘」だと―存在さえも「嘘」だと思ってしまったことが、ドウシヨウモナク、ドウシヨウモナイ)――………。(軽く眉間を抑えて)――何時か見た「君」が『君』に成りたがってる………?(「在るべき姿」とは何ぞやと考えたなら、其れが答えになるのではないかと) [Tue 10 Jan 2006 02:55:47]
◆ザッハトルテ > ――…「本体」は最後のパーツを探してる。 ( 欠けたピースを収めて、あるべき姿へ戻れと。 …残念ながら別人格なんかじゃないから、そう諭された訳じゃない。 それだけにその呼び声は本物だと思う ) [Tue 10 Jan 2006 02:30:49]
◆ザッハトルテ > ( 助け起こされ肩掛けを預けられ、…これじゃまるっきり病人。 病気でもなければ人でもない、何から何まで齟齬なくしては成立しない。 そも、身の健康 生命の有無を慮られるようなモノですらない。 神を讃える歌 清めた水に塩、魔を祓う銀 浄化の焔――そんな形の石持て追われるのが存在する意義の。 ) …前に話したっけか、或いは脳を開けて中を描き回してみたのなら どこかにちゃんと人間だった頃があるのかも知れないけれど――…私は知らない。 犬に生まれついたものには絶対に猫の歩みが再現できないように、だから―――― 「今のところは」? 狩人殿の顎に噛み砕かれてない以上、まだ人間に見えるらしいと仮定しても ね。 ( もし人らしく見えているのだととしたら、それらは全て紛い物。 ゼロから模造した贋作、騙す意志の存在。 貴方がた「元人間」が抱くそれが狂おしいほどの望郷だとしたら、こちらは。 ――何処に戻りたいと云うのだろう ) ( ひと呼吸 ) …そして。 ではそのヒトデナシの本質は、…貴方の知る通り。 ( 人の姿と心の形をデザインした包装紙の中身は空っぽの箱。 ) あいつと呼ぶと、何だか別の人格みたいでいやなんだけれど…できるものなら別人にしてしまいたいのは事実だから今はそう呼ぶ。 そう、あいつが「本体」なのだね 本当は。 ( 今貴方と話して居るやつは、その欠片か何か程度なんだろう。 刹那、翳りを落として逸らされた石榴をゆるりと見返して ) [Tue 10 Jan 2006 02:30:40]
◆ミカド@客間 > ―――――――…………。 (夜の眷属たる者ならば、必ず。必ずだ。――己の身を悔いる時が来る。人の暖かな紅を啜った瞬間、己の冷たい命亡き肉を”自覚”してしまった瞬間、自分が何処の戻れない事を知った瞬間。日の光を二度と「人」として見上げられぬと感じた瞬間。 家族の肉さえ食らいたいと思ってしまった瞬間 押し潰されそうになる心と共に……それらを乗り越え、或いは力尽き、羨望と共に人を眺め、過去を振り返る同胞達。かつて人だった者達の悲鳴 など いくらでも 聞いてきた。)(しかし、目の前の貴方は少し違う。)――――………。(戻りたいと嘆くのではなく、「成りたい」と――……)(一瞬――既視感に似た記憶に囚われて、呆けた一瞬――貴方に覗かれているのに気がついて、瞳を揺らした) [Tue 10 Jan 2006 01:55:44]
◆ミカド@客間 > (起き上がる素振りを見せた貴方の背に手を添えた。熱の残る体が、普段よりも重く感じるのは、此方の罪悪感が見せる幻の類い。同時に自分で考えても可笑しな程、彼が『目を覚ました』事に安堵している自分が居た。笑ってしまいそうだ。)(しかし――)…………。(――夜風が運んできたのは、外の冷たさだけじゃないらしい。)――――……随分と回りくどい。そして、嫌な前置きだ。(苦笑と共に貴方の肩へ預ける、肩掛け)(貴方が言葉を捜す間、今更ながら「血を吐く」意味を考えていた。鬼の本体は肉に非ず。身体を流れる血にあると考える。その血を吐く意味―……)(『其れはなんだ』)(白黒毛玉の檻の傍で思わず口を突いて出た言葉を、反芻した) ―――――。 (やがて、お伽噺の種明かしが始まる。飛び出す言葉は――毒入り林檎、糸巻の毒針、毒蜘蛛の牙、百年の呪い) [Tue 10 Jan 2006 01:55:34]
◆ミカド@客間 > (起き上がる素振りを見せた貴方の背に手を添えた。熱の残る体が、普段よりも [Tue 10 Jan 2006 01:55:21]
◆ザッハトルテ > ( 何の話。 今はちょいと除けておこうと思った。 まる。 ) ( この居心地の悪さは何だろう。 …話して聞かせるには余りにばかばかしすぎて、本当なら誰にも言いたくない話。 その益体のなさは誰より自分が判っているのだから尚の事―― ) ( …このひとを安心させたいんじゃなくて、結局自分がこの居たたまれなさから逃げたいだけか。 溜息を吐きながら肘を立てて ) …自分で掘った穴に嵌まっただけなんだよ。 きっと聞けば笑うか怒るか呆れるか、……謝ったのが 心配なんかしたのがばからしくなると思うよ。 張り倒したくなるかも知れない。 でも、だからこそ――…言わなきゃいけないんだと思う。( 半身を起こし ) ( どこがこの戯言の起点に値するか、どう順序を立てたものか。 考えを纏める間が空いた ) ……………… ( 流れ込む夜風を肺に送り込み ) 私は。 ――…人間になりたかったんだ。 「戻る」じゃなくて「成る」。 ( そして、過去形。 今ではもう過去のもの。 ) 勿論――…仮に全身の血を抜き取ったとしても、そうならない事くらい判ってるんだけどね? ( 先ずここからして充分すぎるほど既に「くだらない」話。 貴方の表情を伺う間を求めて、顔にかかる髪を掻き上げた。 ) [Tue 10 Jan 2006 01:22:56]
◆ミカド@客間 > (序でに、魔法の言葉グーグルで「おねにーさま」を検索すると良い。新しくもない単語だということがわかるだろう。―…本当になんのはなし)(逸らしたままでの会話も無いだろうと、漸く戻った男の双眸は、怒られた子供の其れと良く似ている事だろう。許しを乞いたくとも、乞えない気不味さ。例え赦してもらったとしても、素直に受け取れない罪悪感。無表情を作るのが精一杯だ) 僕は、君の具合が良くないのは知っていたんだ。この手が其れを覚えてる。…あぁ、そうだとも。医者にかかれるわけでもないのだからこそ、もう少し回復に時間を割くべきだったんだ。そして、僕は、其れに気がつくべきだったんだ。――そんな顔してないでくれ。(貴方が言葉にしなかった言葉を、此方が音にする。――大きく肩を上下させ) ―――……くだらない理由?君の具合がどうして悪いのかの理由になるなら、是非聞きたいね。 ――最も……(ちら、と貴方の顔を眺め)……大丈夫なら。 また、一週間、二週間君が此処で眠る事になったら、流石に ――(寂しくて)――泣いてしまうよ? [Tue 10 Jan 2006 01:06:15]
◆ザッハトルテ > ( 何その新しい単語…! でもヴェイトスだと普通にいそうです。 両性の皆様に新年初の土下座スラッシュ。 ) ( 疚しさに主観を軋ませながら。 その一方で、己の後頭部を見下ろす視点 客観の目が一見譲り合いにも似た噛み合わない会話を咀嚼する。 こんな目でものを見るから、我ながら己の意志の所在が疑わしくて止まないのだけれど――例えば今。 《本当に自分が悪いと思っているのか》――敢えて今は思考に蓋。 …こんなにも彼が「らしくない」のは何故だろう? 自責を悔いるような態度。 少なくとも人前でそんな姿を見せるのを良しとする性質ではないと、失礼ながら分析している ) ( ここからは主観。 ) ……そうじゃないんだ。 別に無理をして外に出たんじゃない、――医者にかかれる訳でもないのだから 想像の域を出ないけれど――…とてもくだらない理由なんだ。 兎に角、貴方の所為じゃない。 ( だからそんな顔をしないでくれと。 ) [Tue 10 Jan 2006 00:43:39]
◆ミカド@客間 > (「おねにーさま」が居るんだから、パパママが居たっていいじゃない。なんのはなし)(相変わらずの言葉に態度。――熱の残る掌を引いて、握り潰すように軽く拳を作った。――貴方が謝ることなど何もないと思っているから、謝罪を述べる貴方の声を聞く間、男は居心地悪そうに視線を逸らすだろう。――ややあって)(後悔の二文字が滲む深呼吸が、一度) 君が謝るのは可笑しい。……謝るのは此方の方さ。倒れるまで気がつかないなんて、浮かれるにも程がある。…君の性格を知っているのにね…?(無理をする、無茶をする)―新年の貴重な数日間を此処で寝る事に費やさせたのは、僕の所為だ。責めてくれていいよ。 すまない。 (視線を逸らしたまま、弱く言葉を吐いた) [Tue 10 Jan 2006 00:28:45]
◆ザッハトルテ > ( だってダーリンなおかーさまって存在しないじゃないか。 ) ( 伝わる冷たさに一度、軽く目を閉じて息を吐き出した。 白が黒、それが正常な世界――やっぱりそちらが身に馴染む。 斜めに落とされる儚げな微笑を受け止めて、返せたのは相変わらずの意志も方向性も朧な力強さに欠けた視線でしかない。 後ろめたさと罪悪感で目を逸らしたくなる けど。 …それでは意味がない。 ) ――…御免。 折角 だったのに、全部無駄にしてしまった。 ( 修道女様のところに出向いての誘致への進言。 年越しの外出。 おそらくは万全に準備をしていただろう、白黒の毛玉 ――貴方のあの時の楽しそうな表情を憶えているから。 ) [Tue 10 Jan 2006 00:10:12]
◆ミカド@客間 > (とうとうっていわれた)(掌は殆んど無意識に伸ばされた。手の甲で頬に触れて、温度を確かめて、そっと撫で上げる。残る熱に思うことはあれど、今は目覚める貴方を見逃すまいと、今一度覗き込もうと身体を傾けた。 声と呼ぶには足りない、刹那の音が己を呼んだのだと気がついた時、淡い苦笑を浮かべて)―――………。 (言葉を捜す為の数秒の間、枕に沈む貴方の顔を見詰めて―見詰めて) (茶化す気分でもない。軽い言葉を投げかけられる気分でもない。 だから、らしくもなく、素直に) 心配した。 [Mon 9 Jan 2006 23:55:48]
◆ザッハトルテ > ( こちらがダーリンなのか。 するととうとう貴族様がおかーたまのポジションに…もとい。 聞こえぬものには返答もできまいて。 ) ( 生きて居る死者、死んで尚現世に在るモノ。 生まれた時から白が黒で黒が白の世界、矛盾を問うに遡るのも今更の話。 ランプの灯火が双眸を橙に染めて、少しずつ意識の焦点がその小さな光に向かい出す。 視界に白いものが広がって、それがもし額であれ頬であれ 首であれ。 触れるのであれば――熱は冷やされる。 冷えた掌は些かなれども温まろうか? ) ……………… ( 枕の上で頭がそちらを確かめようと動いて )( 貴方の名を呼んだ。 ) [Mon 9 Jan 2006 23:42:42]
◆ミカド@客間 > (馬鹿貴族様のスイートなダーリンという地位が残ってます。文字にすると、何処までも罠チックにドツボというか。心の声に返答するという荒業は、おいとけ。おいとく。)(寝台の上に横たわるのは、死人と同じ―目を覚まさぬ筈の其れの目覚めを待つという、矛盾。或いは無駄な祈りか。――寝台が男の動きに小さく軋んだ。…眺めていても変わらぬ姿から、落胆と共に視線を外そうと身体を起こしかけ―――…)(死人には無い紅の双眸が、揺れるランプの灯の元に浮かんで)……………………。(貴方の視界に先ず、映るもの――それは、貴方の覚醒を促す為に―或いは、貴方の形を確かめるために、男が伸ばした掌かもしれない) [Mon 9 Jan 2006 23:30:26]
◆ザッハトルテ > ( 王子/ 帝王の男児。 皇子。 元皇族の男子のうち親王でない人を指す。 ――よし、何ひとつ合ってない。 と、心の声が聞こえるのならば何ぞ言うところかも知れないが、生憎。 …族は知らねど属だけなら。 時に不死者とも夜歩き人とも呼ばれる属。 決して切れる事のない鎖。 その鎖が陽を避け夜にこそ生きよと命ずる、それに従ったか ただの偶然か 流れ込んだ夜風を感知したか――兎も角。 浅い呼吸の後で僅かに赤目が開いた。 …開かれた視界に見えるものは何だろう ) [Mon 9 Jan 2006 23:18:45]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『( ―――― )』 [Mon 9 Jan 2006 23:14:45]
◆ミカド@客間 > ―――――お伽噺にも縋りたくなる。 (実際、「カエルの王子様」の方法は、個人的にも試してみたいとか、堂々という) [Mon 9 Jan 2006 23:06:54]
◆ミカド@客間 > (訂正) ( 自分は何をするべきか。 ) ――――………。 (何度そんな問いかけを、彼の横顔を眺めながら考えたことだろう。)(静寂と簡単に言うには、重い空気が耳につく。…動く事さえ咎められそうな無音の部屋には生き物の姿は見えなかった。寝台に横たわる鬼が一匹。その鬼を覗き込む、これまた鬼が一匹。どうしたってお伽噺のようにはいかない状況に、細い溜め息を吐き出した。)――――……。(何時まで寝ているつもりなのやら。)(ぼやくように思いはすれども、「此処まで」酷くなった原因が、無理矢理外に出させた為だと思えば、言葉は言葉にならず、吐き出されるだけだ。) [Mon 9 Jan 2006 23:02:48]
◆ミカド@客間 > ( 自分は何をするべきか。 ) ――――………。 (何度そんな問いかけを、彼の横顔を見ながら思ったことだろう。)(生き物の居ない部屋の中。静寂と簡単に言うには、重い空気と静けさの中ランプの灯りと、夜風がカーテンを揺らす音程度しか [Mon 9 Jan 2006 22:54:23]
◆ミカド@客間 > (王子の口付けで目覚める。毒入り林檎を齧った姫も同じ。――さて、では王子は何で目を覚ますんだろうか―――…。王子が元に戻る場合と言うのは、王女が何かを成し遂げたご褒美として元に戻る場合が殆んどだ。正義を貫いたり、純潔を貫いたり、約束を守ったり――唯一…知っている話の中で異色な展開をするのは...カエルの王子様の話。)(カエルの王子は同衾した王女に、壁に投げつけられる事で、元の姿に戻ったのだという。)…………………。(さて本題。目の前に眠り姫ではなく、眠り王子がいらっしゃる) [Mon 9 Jan 2006 22:49:07]
お知らせ > ミカド@客間さんが入室されました。 『(眠り姫は――)』 [Mon 9 Jan 2006 22:39:33]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが退室されました。 『( 寝台に潜り込んで、瞼を閉じた。)』 [Mon 9 Jan 2006 05:34:23]
◆リコリス@西園寺邸 > …鍵が掛かっていると、手も足も出ないのが、つくづく難点。( 寝台から立ち上がりながら、小さく溜息を零し、) 今年の目標はやはり、鍵開け尾行忍び足の三点セット取得でしょうか―――( 何そのシーフ三点セット。 目指せ忍術。方向性が何もかも間違っているが、しかし私は謝りません。) ( 立ち上がり、ランプの灯火を吹き消した。) [Mon 9 Jan 2006 05:33:46]
◆リコリス@西園寺邸 > ( だから、知っているのは帰宅後の事。 出来る事は益体も無い推測ばかりで。 ――…だから理由を欲しがっている。きっかけ、手繰る糸の先。知らん振りしても自覚があるから、嫌になる。どうせ愚鈍なら、後少し鈍ければ良いのに、己の身すら侭ならぬもの。) ――…明日。いえ、もう今宵ですか。( 日付の区分は曖昧。夜に活動する事が増えてよりは、尚更に。弄んでいた紙片を枕元に置いて、一度目を閉じた。) ……臆す私を認められますか、リザヴェータ。( 否。幾ら己への問答とはいえ、即答に過ぎた。口元だけが歪み笑って、目を開く。 答えなど分かりきっているというのに足踏みとは、悠長になった事。) ――…さすがに夜明け前ですしね。今は。( 枕元に置いた紙片と、視線をやるのはもう一つ。 もう出来上がってはいるぬいぐるみ。製作者が私とはもうバレているのだし。枕元にでも置いてこようか。※どっちの。) [Mon 9 Jan 2006 05:30:21]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 先日の事。御父様とご友人殿の野郎様二人で ――…コホン。御二人で動物園に行って来るとの旨記された置手紙を発見後、速やかに準備を整えて同じ場に向かった。来られるようなら後から来ると良いとも記されていたから――…物陰から見守るつもりで。 予想より人影が多くて、見失ってしまった訳だが。身長が無いのはこういう時に案外辛い。) …目的地は分かっておりましたのに、不覚にも程が。( 悔恨は胸に残る。ならば最初から素直に声をかけろと?浪漫が分からない方はきらいです。※浪漫なのか。) [Mon 9 Jan 2006 04:51:29]
◆リコリス@西園寺邸 > ( どうでも良いが、将棋用地区って何だ。将棋ギルドでも発生しましたかヴェイトス。昔、非電源の盤上遊戯愛好会らしきものがあるとは聞いた気がするが―――。 脱線は続くよ何処までも。それはともかく。) ……。( ぼんやりと眺める紙片。幾ら見詰めたからって、書かれている事柄が解読出来る訳じゃない。 ――…きっと、本当に読もうとしている訳でも無いのだと、頭のどこかは気付いている。尤も、見ないフリは大得意だ。自慢にもならぬ故に秘する特技。) 今更――…臆すことでも無い癖に。何をしているんだか。( 嘲笑と言うには力が足りず。憫笑と言うには哀れみも無い。むしろ、笑みですら無い感情の残滓が吐息と共に零れて落ちた。) [Mon 9 Jan 2006 04:35:59]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 呪いはまじないと読むべし。新年早々呪ったら駄目だ。おまじないはお呪いと書くトキノミヤコ文字の不思議。ある意味本質と言えば本質か――…脱線した。) ……何て書いてあるんでしょうね、これ。( 祝詞。トキノミヤコ文字にしろ、フォーウン文字にしろ、読めないという点では同じだ。それらしい、というのは見た感じで判別出来るが――…言語に堪能な訳でも無い小娘の思考は、其処で行き止まり。む、と眉を顰めて、) ……御父様は知ってらっしゃるでしょうか。ザッハトルテ様は、この類の事は詳しいかも、ですし――…。( 己の知恵が足りぬなら、賢人に聞くもまた道。己にとっては意味不明の祝祭が記された紙をひらひらと弄びながら、己の思考にかくんと首を傾げた。) [Mon 9 Jan 2006 04:29:57]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 週末。将棋用地区で店屋を見て回れば、週末セール等も幾許か。平日オシゴトの方々向けに売り出します。毎週の風物詩だが、可能なくらいには平時を取れ戻している証拠と見れば前向きか。買い物は夕刻に済ませて――…そうだ。その途中で見付けたのだ。) …何かの呪い、でしたか。訳は分かりませんが。( ひらりと、手にした薄っぺらい紙を揺らした。 買い物中、八百屋のトロ箱に貼り付けてあるのが気になって引っぺがしてきた、札のような紙。祝詞の記された代物。※返しに行け。) [Mon 9 Jan 2006 04:22:16]
◆リコリス@西園寺邸 > ( 別に泣き濡れて蟹と戯れたい訳でも、我が暮らしを嘆きたい訳でも無い。 見ているのは、手の中にあるものだ。) ――…ふむ。どう致しましょうか。( 呟きはランプの明かりが柔らかく照らす自室の中に微かに零れた。一仕事後というか、前というか。そんな中途半端な時間帯。) [Mon 9 Jan 2006 04:15:15]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが入室されました。 『( じっと手を見る。)』 [Mon 9 Jan 2006 04:12:59]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 [Sat 7 Jan 2006 06:44:25]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …黒革の手帖と筆跡を同じくした黒革の表紙の本。 革に刻まれた消えかけた鷲頭有翼の獅子。 「あの場所」の玄関ホールのばかでかい像、数少ないピースの符合がパズルを組み上げる。 完成した図柄は想像だけなら酷く容易で、それだけにおそらくは事実なんだろう。 ――そもそもあすこはそう云う場所だ。 「あの場所」は正しく揺り籠で、あの本が「訓え」であるとしたら。 We are monsters, because we do not become monsters. ) ( 怪物にならぬが為に怪物で在る、それ以外の何にも成れない。 それは世代を越えて約束された結末。 ――…身の内が灼ける。 凍えて騒ぐ血を捨てたがるのは拒絶の証、そうまでして踏み止まる場所などとっくに無くなっているけど。 …「濃度を増した」と「彼」は言う。 それが止められない事実であって、止める意味が無くなったとしても――「怪物」にはなりたくない ) ( …そう約束したから。 吹けば飛ぶような言葉、そんなものしか残せなかったのは自分の咎。 咎に与えられた罰にすら縋って――――全力で拒絶する。 ) [Sat 7 Jan 2006 06:42:24]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ――――… Wir sind Monster, weil wir nicht Monster werden.( [Sat 7 Jan 2006 06:16:05]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 硝子細工の回らない歯車 踏み潰された蛇苺 夢喰らいの獏 解き放たれる軛 《 Iconoclasm 》 見えない鎖に縁る束縛 Potence/Celerity/Presence 、……… ) ( それは意味の無い単語の羅列。 薄くは無い1冊のほぼ丸々がそんな支離滅裂なセンテンス未満で暗号の類かと思った時期もあった、頭の中で頁を繰り進める。 憶えのある限り 思い出せる限り ――解読し易い箇所のひとつもなかったろうか。 やけに達筆なあの一連の綴りは意味の欠片もない、何処かの誰かが思い付くままに語句を並べただけなんだろうか? ) ( ――――あ。 ) ( 急に目の前に道が拓けるように。 視界を遮る霧が晴れるように、…夜の闇が朝日に払われるように。 )( 人より生まれ、人を喰らい 人を求め、人をさげすみ 人に戻ろうとして果たせず 人から離れようとして果たせず ―――― ) [Sat 7 Jan 2006 06:13:34]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( あらかたを読破して、最後まで残ったのは本と手帖が一冊ずつ。 「読める」のに「理解できない」、それらの後者の意味を理解したのはほんの半年前の事。 親鳥が雛に飛び方 狩り方を教えるにも似たそれが、如何なる意図の下に記されたか想像するのも詮無き話――今なら本の内容も理解できるのだろうか、原本は手元に無いけれど。 …あの時手帖は持ち出して本は残した。 だから、今は記憶の糸を辿るだけ。 ) ……………… ( ざらつく喉に空気が触れる。 この邸内のひとりだけの人間が家を空けているとは知らないから、咳を堪えて――…声に出すのを諦めた ) [Sat 7 Jan 2006 05:48:14]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 高い天井に広い部屋。 改めて比較したなら、思うほど「あの場所」とは似ていない。 はじまりの場所 切欠の場所 終わりの場所、あの家は物心がついた時には半ば廃墟であったから。 …物心と言ってしまうと幼少時代があったような語弊、ある意味に於いてあながち間違いではないのだが。 目が開く前の揺り籠。 居るだけで餌が降って来る寝座。 ABCの読み方書き方使い方を習う学び舎。 ――…ああ、そうか。 似ていると思ったのは玄関の真正面で来客を待ち構える階段や、全体的な建物の作りの所為じゃない。 壁の三方を覆って並ぶ書架――古い紙とインクと、密閉された部屋の空気の匂い――書庫の空気が同じだったから か。 みっしりと隙間なく埋められた書棚の空間。 黒革の表紙の装丁。 磨耗した金色の題字、開き癖を落ち着かせる為の綴じ糸。 文字を追えるのが楽しくて、先人の知と思を識るのが待ち遠しくて。 終いには―――― れるのも構わずに無理矢理スペースを作って「寝床」まで持ち込んだのを憶えてる、…思い出したのは先日の夢の先。 ) [Sat 7 Jan 2006 05:32:50]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 結局あの後どうやって戻って来たのか良く憶えていない。 外套の上から掛けられたインバネスが思いの他暖かかったのを最後に、馬車の数段しかないタラップを自力で登れたのか、屋敷の階段を引き摺られて寝かしつけられたものやら 記憶は砂嵐の彼方。 兎も角 今は――…チケットを渡されたあの時と同じようにして床の中。 うとうとと微睡と覚醒を繰り返しながら、時折込み上げる吐き気を抑えつけて日を過ごした。 …余りに情け無くてこれ以上面倒をかけたくないと、張る意地なんか今更だけれど。 ) [Sat 7 Jan 2006 05:17:09]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 真っ先に思ったのはそんな事だった ) [Sat 7 Jan 2006 05:08:33]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( 天井が、高い。 )』 [Sat 7 Jan 2006 05:06:15]
お知らせ > チェーザレ@店内 2F 個室さんが帰りました。 『(無防備な彼女の寝顔に胸キュンしたのは、また別の話――。)』 [Wed 4 Jan 2006 03:16:41]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > ふふ、やけに詳しいね? (冷やかな評価に対して、黒髪のバァテンは面白そうに忍び笑いを零した。) 例の事件って、あの蔦騒動で? …家の改装って、修復作業という意味か。(衣食住に関して不自由がなさそうだと想像していた。だが彼女の自宅に隙間風が発生している事実。繋がった情報のピースに、納得の小さく吐息をついた。あの騒動がヴェイトスに残した爪痕はとても深く、甚大だ。) 私を困らせてくれるの? それは、 (指を引き寄せられれば、えいや、と友人の身体を押し倒す。続きはベッドに寝そべって。) 願っても無いことだよ。 (耳元で囁く。身体を識るのではなく、彼女の明晰な頭脳に収めた事柄を聞き出そう。) [Wed 4 Jan 2006 03:14:28]
お知らせ > メルビルさんが退室されました。 『 囁きあって夜を明かし、そしてお昼頃にでも起きるだろう。 』 [Wed 4 Jan 2006 03:08:39]
◆メルビル > ――――古くて、退屈で、面白みの無い国よ。 静かなのが取り得なだけの。 ( 年寄りじゃあるまいし、と笑ってみせる。 そりゃ、追いかけてくれるなら何処にいっても楽しいかもしれないけれど――――まぁ、まだこの街に望まれている内は、少しぐらい世界と折り合いつけてみようか。 ) 薄情で、我儘で、寝起きの機嫌が悪いわよ、私は。 ( 苦労すると思うけれど、ともう一度笑って、絡めた指を引き寄せる。 それでも良いなら出来るだけ長く、傍に居てねと。 ) [Wed 4 Jan 2006 03:03:06]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > クリスティアか。私は昼間には歩けないお国柄なんだと聞くけれど。メルビルが静寂を求めて引込んでしまったら、嫌だな。 (追い掛けるけれど? なんて、軽口を叩いて何時もの調子。不意の訪問で傾いた平常心も、漸く落ち着きを取り戻す。) …メルビルに望まれる人は、きっと幸せだろうね。 (友人のとっての一番であるという自信は無い。自負を抱けない臆病な恋愛傾向。指を絡める最中に僅かに身を引き、ぽす、枕がメルビルの膝の上に落下させた。) [Wed 4 Jan 2006 02:49:05]
◆メルビル > 突き詰めていくとクリスティアにでも引っ込む事になりそうだし――――そうね、賑やかなのが嫌いってわけでもないわ。 人より早く疲れてしまうだけ。 ( 飽きてしまう、ともいう。 覚め易い性格、もっと突き詰めていくと結局は体温の消滅が待っているわけで――――別に死にたいとは思わないから、島で一番騒がしい街に居るということか。 こんな時に一人で哲学するのも色気の無い話。 思考をカットする。 ) 声を聞くだけで、身体を温めてくれるだけで癒されるわ。 今一番望む相手に。 例の事件で家が傾いでいてね、隙間風が酷いから―――今日も泊めて貰うわね。 ( 改装、終わったら是非家に呼びたいけれど、と付け足し―――そっと指と指を絡めるようにその手に触れて、身体を預ける。 ) [Wed 4 Jan 2006 02:35:00]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > この辺りでは、夜は皆が起きていて、騒いでいるものだよ。 (開放的なのは一緒だけれど、と。極上の金糸を指で梳き、頬の輪郭をそっと撫でた。静寂を愛する気質を持つ者を遠ざける界隈が、ごく近く存在する。シェルターめいた役割を持つこの店だから、どことなし静けさを抱いているだけ。色街の本質は賑やかさだ。) 忘れないよ。君の声も、瞳も髪も。姿を夢に見てしまうくらい。 (低く笑いを零して、) ああ、癒し手を癒す魔法薬がここに無いのが残念だな。 (今日は泊まっていくと良い、と低く続ける。フロアマスターがこの時間帯に個室へ客を通すのは、宿泊を前提としている。メルビルの宿泊は、店側としては受諾している事柄。後は彼女の意思次第。) [Wed 4 Jan 2006 02:23:28]
◆メルビル > それ自体は別に嫌でもなし―――――夜は好きだわ。 静かで、皆眠っていて、開放的で。 ( 誰も居ない世界に放り込まれてもそんなに苦じゃないと思う。 それはそれで酷くストレスの無い世界だろうし、最初から無ければ望みもしないだろう。 こうしてなまじひとの体温の温かさを知っているから求めてしまうのだ。 立ちっ放しもおかしいし、と自然にベッドに座り込んで、暫し寄りかかるようにしてその指の感触に目を瞑った。 ) ええ、私も。 顔を出せないから忘れられてしまうかと思ったわ――――。 [Wed 4 Jan 2006 02:13:34]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > そう、夜明け前か。夜勤が多いんだね。 (不定期なシフトを組まれている水商売に関わるものとして、生活パターンについてあれこれ言う資格は無いものの。友人の生活パターンには興味がある。邂逅に関わる情報として。) …エレミアが? 鼠だなんて、酷いなあ。 (可愛い、に、首を振る。その言葉は聞きなれないものだから、擽ったいのだ) ―――会えて嬉しいよ、メルビル。 (枕はその役目を果たし、貴女の頭を受け止めるのだろう。そして、黒髪バァテンはベッドの役割を。左腕を抜き、彼女の髪のなかへ手を差し入れる。) [Wed 4 Jan 2006 02:04:43]
◆メルビル > 日頃から少し余力を残すようにしているし、きっちり眠っているわ。 夜明け前から昼まで。 ( 朝日が昇る直前に眠ってお昼時に起きる、という。 生活パターン自体は定期的である。 頑張り過ぎるのは嫌いだし。 ここ1ヶ月のようなのは、特に。 ) エレミアに頼まれたのよ。 大きな黒鼠が暴れているから、って。 脅かした方が二度と同じような事はしないでしょう? ( 可愛かったけれど、とさり気無く声のトーンを落として続け、チェーザレの腰に腕を回して枕ごと抱きしめてしまおうと。 ) らしくないわ? 胸を張って、格好つけてみせて。 疲れきって甘やかしてもらいに来たんだから。 [Wed 4 Jan 2006 01:51:15]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (己の身体にうろたえて、だ。枕もてば為す、ではなく。枕も手放す、だ。色々とうろたえすぎだった。) [Wed 4 Jan 2006 01:45:32]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > 日常生活には、ある程度決まったリズムがないと。身体、壊してしまうよ。 (他人事のような口調に、気遣わしげに口を挟む。薄暗い室内でも艶やかである蜂蜜色の髪も、知識を湛えた知的な眼差しも現実だ。) …ノックが欲しかったな。 そうすれば、可笑しなところを見せなくてすんだのに。 (現実だと認識した途端、顔が急激に火照るのが判った。生娘みたいな反応をした己の身体がうろたえて、視線を床に落とした。) ――――メルビル、久しぶり。 その、いらっしゃい。 (メルビルの靴先に視線をあわせたまま。枕もてば為すどころか、掴む力を込める有り様。) [Wed 4 Jan 2006 01:40:52]
◆メルビル > 流石にね、私も困っているんだけれど。 面倒だから「別に良いですよ」って言っているのがいけないのかしらね。 ( その代わりきっちり決まった時間に帰って一切余計な仕事はしないけれど。 他人事みたいな口調でサラリと言って流し、なかなかに面白いリアクションが返って来たのをしげしげと見させて貰う。 後ろ手に扉を閉めつつ。 ) まあ、根気良く足を運んでみて良かった、ってことで。 ( まくら、置いたら?と続けながら歩み寄り、密着するまで距離を詰めてしまおうか。 ) [Wed 4 Jan 2006 01:30:28]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > そんな曖昧なシフトを組んでいたら、把握できないよ! (ばすッ!枕にパンチをくれながら、齎された解答に思わず声高に反論調子で唸った。そうして。はた、と。ドアを振りかえって、捜し求めていた姿を視界に収めて、) …ッ!!? (驚きのあまり次の言葉が飛んだ。枕を握り締めて、優雅な足運びで部屋に入った友人を見詰める。) [Wed 4 Jan 2006 01:22:10]
◆来客 > ――――――正直平日も休日も無いような生活ね。 自分でも次の週の予定が判らない程度には。 ( 二階に上がって足音を忍ばせながら歩いている段階で、室内から聞こえる物音。 可愛いやら怖いやら、と肩を竦めてひとつ深呼吸。 おもむろに扉を開いてご解答。 シフトなんてあってないような生活をしている。 ) 久しぶり。 不思議なベッドメイクね? ( 意地悪く小首を傾げ、室内へ足を踏み入れる。 擦れ違いタイミングを外し、ようやく、といった気分だ。 ) [Wed 4 Jan 2006 01:11:40]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (黒髪の従業員が、客眼につかぬところで荒れている事など。従業員たちを束ねる熟年娼婦は見抜いていた。しかもそうと知ったうえで、黒髪のバァテン風貌が望む来客を足止めをする始末。艶やかな外見に相応しく性悪な熟年娼婦。) 『ええ、御願いね。』 (小さく呟きを零した来客に、エレミアはゆると頷く。隠したることを見抜くことを生きがいとしている娼婦。エレミアの前にヒミツゴトは、狐に油揚げを差し出しているようなもの。) (二階に続く段を上がった頃。通路奥の個室では、) 会いにいくなら平日のほうが? それとも、 (黒髪のバァテン風貌はシーツをピン、と伸ばして。枕を叩いて膨らませていた。) [Wed 4 Jan 2006 01:04:41]
◆来客 > ……――――――。 ( 暫し言葉の意味を頭の中で反芻して、眉間に皺を寄せたり呆れたような顔をしたり小さく笑ったりを掌で隠しながらごくごく短時間の内に済ませ、最後に「まったく」と小さく、色々な意味を込めて呟いて肩を竦めた。 まったく、自分も含めて。 ) ――昨日無理を言って泊めて貰ったもの。 静かになるかはわからないけれど、行って見てくるわ。 ( 格好つけて金色の髪を片手でかきあげるのは照れ隠し。 軽い足取りを気取られぬよう、「ありがとう」と一言告げて二階へ続く階段へ向かった。 なにが? お酒、美味しかったです、っていうことで。 ) [Wed 4 Jan 2006 00:55:10]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (神の豆は流石にメニューには記載されていなかった。窓辺でくァ…欠伸をするパブロフは猫仙人よりも太いというのは、蛇足の話。) 『御願いがあるの。ちょっとね、二階へ上がって頂けるかしら。鼠が騒いでいると思うの。黒い毛並みの鼠よ。』 (ベッドを壊しかねないから、と。エレミアは小さく肩を竦めた。) (――同時刻、二階個室。) ああ、もう。 彼女とは友人だから!…だから、こちらから訪ねてもタブーではないよ。 (枕にカバーを掛け直し、白いシーツを広げていた。シーツを破りかねない力の篭った手付きで。) [Wed 4 Jan 2006 00:47:26]
◆来客 > ―――― 一口でお腹がいっぱいになる豆があったら私は飛びつくわね。 ( 何処の仙人豆か。 それくらい食事に頓着が無いという話。 朝、昼だけであとは珈琲ばかり飲んで帰ったら直ぐに寝る、なんて事すらある。 生きる力が根本的に足りていないのだろうか。 言葉数少なくグラスを揺らし、他愛の無い会話とは裏腹に意地悪な焦らしに軽く不貞腐れてテーブルに肘を着き、頬杖をついた。 女はもともと口数の多いほうでもないし、暫しそんな風にして静かに過ごし―――――不意にかかる声に少し顔を上げた。 ) [Wed 4 Jan 2006 00:41:31]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > 『それでも食べなくちゃ。食べたいものを選んででいいから、ね。』 (偏食のススメ。来客の泳いだ視線を、熟練の女は見逃さない。客の興味が他所に逸れる事に敏感なのだ、商売女というものは。) 『そうね、残り香は嫌われるものだわ。貴女はそれに気を払ってくれるようだから、嬉しいことね。』 (ふらふらと渡り歩く者は、そういった多数の香りを見せびらかす者もいる。エレミアはころころと笑って、ふと、) 『――ねえ、』 [Wed 4 Jan 2006 00:32:51]
◆来客 > あまり食欲の出るような職場でもないもの。 薬と消毒と血の匂いばっかりで―――。 ( 二階へと続く店の奥にちらりと視線を向けて直ぐに眼を伏せ、グラスを手に取る。 わかってて焦らされているような気がして、意地を張った。 俄然、自分から言い出したくない気分だ。 マイペースに見えてかなり意地っ張りで負けず嫌いでもある。 ) ―――だいたい、人に会う前にあんまり食べ物の匂いとかするのも嫌だわ。 ( 残念ながら貴女の事ではないけれど、と少し皮肉っぽく。 何度か話して多少の軽口くらいは利ける程度に面識も出来た。 恋愛対象ではないが、好感の持てる女性だ。 ) ――――。 ( 物音。 上の階からだ。 流石に上は色々とわけありの階だけに迂闊なことは聞けないが。 誰かが激しくベッドを揺らしているだけかもしれないし。 ) [Wed 4 Jan 2006 00:22:31]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (店に運んでくれた、でなく。店に足を運んでくれた来客、だ。) (一方、二階の個室。暴れている、否、ベッド・メイキングの最中である黒髪の従業員。二階の個室までは来客の気配は伝わってこない。黒髪のバァテンは何やら慨しながら、) もう! 仕事を休まないほうが、会える確率は上がるのかな。 (ばささ、枕カバーを引っぺがす。乱暴な挙動が階下に伝わる事も無い。) [Wed 4 Jan 2006 00:19:28]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > 『ニューイヤーもゆっくり過ごせなかったなんて。ゆっくりしていって頂戴。』 (注文を受けたし品を手際よく用意する合い間に、熟年娼婦は微笑む。性急さを見せない来客に、焦らすように。駆け引きを愉しむように。) 『食欲を無いのは心配ね。貴女、細いもの。ちゃんと食べなくちゃ。』売上に貢献してくれる上客という認識だけでなく、上品に振舞う粋な客として。何度か店に運んでくれた来客に好意を抱いているよう。) [Wed 4 Jan 2006 00:13:31]
◆来客 > ―――――――今日も寒かったわ。 仕事も多いし。 ( 他愛の無い話から切り出してカウンター席に座る。 向こうだってこっちの聞きたい事はわかっているだろうけど、それをいきなり聞くのも直球過ぎるというもの。 どのみち分かる事だし、焦らないことだ。 先ずはお客なのだから――――。 ) Rose、お願い。 食べる物は良いわ。 食欲も無いし。 ( 二階のあの部屋、誰か居たようだけれど――今日はどうしたものか。 内心そんな事を考えながら、あまり重くない小さな鞄を脇に置いた。 ) [Wed 4 Jan 2006 00:03:42]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (なお、などと鳴いて出迎えるのは、窓辺に寝そべる看板猫のパブロフ。見知った客には愛想を振ることを忘れない。 真紅のドレスを纏うフロアマスターは、中年の域に差し掛かっても現役という娼婦。婀娜っぽい笑みを浮かべたエレミアは、『いらっしゃい。また来てくれて嬉しいわ。』カウンターの向うから言葉を掛けて来客を歓迎する。) [Tue 3 Jan 2006 23:57:26]
◆来客 > ( まぁ、隙間風の吹く改装中の家に帰りたくないっていう言い訳もまだ有効だろう。 小さく苦笑してコートに頬を埋め、その建物を見上げる。 毎日通うようじゃまるで熱を入れすぎているみたいで格好悪いが――――なんてきりがない。 また此処まで来てしまったんだ。 意を決して金髪のホワイティアの女は扉を押した。 ) ――――こんばんは。 また来ちゃったわ。 ( 相変わらず一階には大きな猫がいて、カウンターには中年の女性。 温かい室内の空気で頬から耳にかけてじんじんと熱くなる。 ) [Tue 3 Jan 2006 23:50:57]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (ぐ、シーツの端を掴み、乱暴に引っ張る。ずるりと殺人者が犠牲者の生皮を剥ぐように。シーツを取り外して床に落とした。手月が怒っているのは、苛立っているからだ。そうして、その苛立ちを押さえられない不出来な己に対しても。) ここに彼女は来て、 (『非番だったでしょ?その時ね、来たわよ。彼女が。』さきほど、エレミアから聞いた事柄。己が不在の間に起こった、過去の出来事。) …そうして、眠った。 (建物のを見上げる来客には、擦りガラス越しの影が見えるのだろう。ゆら、ゆら、動く黒いシルエットとして。) [Tue 3 Jan 2006 23:49:11]
お知らせ > 来客さんが入室されました。 『 建物の外、窓を見上げ。 』 [Tue 3 Jan 2006 23:44:29]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (ドアを閉めきった個室は、外界から切り離された小島のように。物音を遠ざける。) タイミングが悪いのかな。 (ベッドサイドに灯りの絞られた小型ランプ。薄紫色のランプシェード越しの灯りが、簡素なベッドを照らし出す。) …いや、やっぱり運が悪いんだろうね。 (ベッドのシーツは乱れている。誰かが使用した形跡を示すように。) [Tue 3 Jan 2006 23:43:06]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (キィと微かにドアが軋んで内側に開かれた。その隙間から個室へ身体を滑り込ませたバァテン風貌は、音を立てぬよう注意深くドアを閉める。いま、個室のひとつが塞がっている。その個室とこの部屋とは離れているが、気を配るのは無意識の内。自然な気配りもサァビスの内。身に染み付いた奉仕精神。) ――…私はツイていないというか、 (据えられたベッドへと歩みよりながら) [Tue 3 Jan 2006 23:35:24]
◆チェーザレ@店内 2F 個室 > (バイクツに程近い深夜営業のカフェ&バー、その二階。チューリップ型の吊り下げランプが細長く伸びた廊下を照らす。一番奥の個室前に、黒髪のバァテン風貌の姿。その腕には白いシーツに枕カバー。個室の寝具を取り替える作業は、この部屋で最後だ。金属製のドアノブにそっと手を伸ばした。) [Tue 3 Jan 2006 23:23:21]
お知らせ > チェーザレ@店内_2F_個室さんが入室されました。 『( カフェ&バー「ブルーローズ」 二階 )』 [Tue 3 Jan 2006 23:15:35]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 [Tue 3 Jan 2006 00:41:32]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…自業自得だ ) ( 壁に背を擦り付けたまま、崩れた膝を伸ばして ) [Tue 3 Jan 2006 00:41:20]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …これ以上考えるとまた臓が灼けつきそうになる。 また風呂場か洗面所に駆け込む羽目になる、そのざまが今から目に見える錯覚。 だから―――― ) …………自分には 誰も居ない ねぇ? ( わざと声に出して確認してやった。 脳が自分を騙せないように、目を逸らせないように 誤魔化せないように。 ――ほら、喉の奥に飲み込めないゲル状の何かが詰まったよう。 窓際に凭れてずるずると崩れて座り込む。 息をすればその辺りがむず痒くて浅い咳を繰り返した。 誰も居なくて何も無い、これは何時かの夢の続き。 誰かに話せば逃げられる? ――…まさか。 それが誰かさんの好意による言葉だったとしても、そもそも逃げるつもりが無いのだから。 そう これは選択を誤った――あの日の罰だ。 絨毯に爪を立てて異物感を抑え込む。 何事も無かったツラして、「お待たせ」と言わなきゃ――…毛玉見物を一日待たせた。 何時までも座っていると服に皺が寄る、………… ) [Tue 3 Jan 2006 00:38:01]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ベストと上着を着込んで着替えを終えてから、細くカーテンを絡げて窓の外を眺めた。 細い月を背景に一条、横切る影は半ば主従関係を放棄した感のある使い魔の梟――おそらくは。 ) ( 人とそうでないもの。 黒と紅の父娘。 白い外套と暖色の白の羽根。 銀髪と 具体的な特徴は知らないが――人の友人があると。 金髪の麗人からはそうした話を聞いた事はないけれど、似た湿度の知人があるとは。 種は知らない。 けれど彼女にはきっと他にも知人友人の類は多かろう、その辺りで固めた瘡蓋の端が捲れ上がる予感がした ) ( じゃあ 自分は? )( 物事を悪い方に考える。 良くない事に限って自分を投影してみる。 治りかけた瘡蓋に爪を引っ掛けて剥がす。 悪癖と自覚しながら止まらない、――崖の縁に立って何処で落ちるか試してみたくて堪らない。 実際は結局落ちないようにはしてしまうのだし、仮に落ちたら落ちたで笑って御仕舞い。 そんなばかばかしいだけの綱渡り。 ) [Tue 3 Jan 2006 00:10:20]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 手持ちの中から適当に選んだ、見苦しくない程度の安物のタイを首に引っ掛ける。 元々物品に頓着する方でもないからこれで充分、意識して敢えてきつめに結ぶのはこれも云わば喝入れの為の。 嘔吐の理由が判ってしまえば――或いは己が納得できる根拠の捏造――その無為さ加減はいっそ可笑しい程で、一度ならず真剣にトウフの角に頭をぶつけたくなった。 …食材を無駄にするなとお怒りになる紅の羽の誰かさんを思い出して実行には移さなんだが。 相変わらず親娘の仲はそれなりに良好らしい。 ふたりで居る時には余り近づかないようにしているから、実際その様を目で見た訳ではないのだけれど――もし何かよろしくない事態があったら悠長に毛玉見物の話など振っては来ないだろうから。 どちらかと言えば、深刻な事態が起きた時はひとりで引き篭もるタイプだと思っている ) ( 親娘いずれも。 それが傍観者としての私見。 ) [Mon 2 Jan 2006 23:49:50]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 洗い髪を手早く乾かした後、糊の利いた真白いシャツに袖を通す。 襟元までかっちり止めたボタンが少しばかり息苦しいけれど、だれた気分を引き締めるにはこのくらいが丁度良い。 ――…相変わらず日に数度胃液の代わりに血を吐く有様で調子はいまひとつ良くないのだけれど、何時までもだらだらと臥せって居る訳にもいかないのだし。 ) ( 襟元を正した。 ) [Mon 2 Jan 2006 23:28:38]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 身支度。 )』 [Mon 2 Jan 2006 23:23:16]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 何も無いのはいやだ )( 込み上げる吐き気を堪えた。 )』 [Sun 1 Jan 2006 00:10:42]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 [Sun 1 Jan 2006 00:10:08]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 何も浮かぶものが無かったらどうしようか ) ( 何も無いのは―――― ) …露見されずとも次回街中で顔合せたら。 些細な縁がどんな結果に転ぶか判らんだろうに――…何かあったらリコリス嬢はどうするのかと。 …彼女の手を絶対に離すなよ西園寺、 ( こんな風になりたくなかったら。 言おうとしたか言うまいとしたか、子供みたいに寝かしつけられて真相はそのまま去った年の中へ ) ………… 今年も――よろしく ? ( 発音の出来は自分でも良く判らないけれど ) [Sun 1 Jan 2006 00:07:51]
◆ミカド > (――窓の外が明るくなった。火の華が空に咲く。)―――………もう一つの目的は、今達成されえたので良しとする。 『明けましておめでとう』 。(朱鷺乃都語で溢す新年の挨拶――立ち上がった貴方の手を引いて、無理やり寝台に押し付けんと試みる。 失敗しても、成功しても、男は微笑んで)――― では、お休み、ザッハトルテ君。一年の始まり、初めての日の出を楽しむと良い。 良い―――朝を。 [Sun 1 Jan 2006 00:03:03]
◆ミカド > ――……(肩を竦めて見せた。)(貴方がこの島に来る前の世界。ユエン嬢の話してくれる内容で充分だと思ったが、今、初めて、一緒に行けばよかったと思った。興味。好奇心。彼の事を知りたいと思う気持ち。)その夢から逃げたいなら、夢の消し方を教えてあげるよ。人に話すことだ。それで消えてくれる。――丁度良い事に、君の目の前に、話し相手が居る事だし?(自分のことだと指差して)――それも辛いと言うのなら、後は――気分転換を徹底的にしてもらおうか。君の気が済むまでこのチケットをプレゼントし続けるよ。(パンダの。)「病は気から」を実践していただこう―――。(シスターの話しになると、まともに視線を逸らして)…近付くも何も、商業地区を歩いてたら、ばったりと会っただけで、わざわざ好き好んで近づいたわけじゃ…っ(←一部に偽りあり)兎も角っ…!うん。―――明日だ。明日君の体調がよければ、今日我慢した分一日中連れまわさせていただこう。――久し振りのデートだしね。(さらりと言い切るよ…!内心で思いっきりパンダ講座してるなんて知らないさ。――同時に、一日中連れまわすどころか、檻に張り付く事になるという未来も知らない) [Sat 31 Dec 2005 23:58:24]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…現地に着いたら、しろくろの居る区画に近づいたら――そうしたらきっと何か、何か去来するものがある筈 …このひとがわざわざそこまで危険な橋まで渡って、それが全く意味を成さなかったとは思わないから――そうまでして呼び寄せた現物を見たなら ) ( 何か感じ入るもののひとつくらいは、浮かぶだろう … ? ) [Sat 31 Dec 2005 23:38:41]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 頷いた ) ――…記憶にあるなんてものじゃない。 ある意味海を渡る前 この島に来る前の全てだったんだよ、あすこは。 始めこそこの家を歪曲したものかと思ったけれど、――玄関の先に有翼の獅子。 そんな悪趣味な像なんか、幾ら此処にもないだろう? ( 或いは探せばそうしたオブジェを真剣に設置する金持ちも世間には居るかも知れないが。 …話をそこで一度切って、組まれた膝の辺りを見下ろし ) それにしてもだよ。 修道女と言い切るからにはそうした出で立ちをして居られたのだろう? 何でそんなところに、わざわざ近づく――しろくろ( しろくろって平仮名で言った )がその甲斐あって降臨したとしても、 ……… ( ………あれ。 ) ( 白黒熊。 ジャイアントパンダ。 フォーウン人しか見た事が無いと云う幻の生物、ある意味秘蔵の御蔵出しとも言える逸品。 図鑑の挿絵ならどの頁にどんなのが載っていたか即答できる。 熊より全体的に丸っこくて、手足が短くて熊に分類されるくせして冬眠もせずに年中ほぼ笹ばかりを喰らう、数多く見せる為とも何某かの説話があるとも言われる妙ちきりんな特徴たる縞の。 ――…現物を見られたら灰化しても良いやとか、半ば本気で考えていた憎いあいつ。 しろくろ。 ) ( ………あれ? ) ……………… ( 疑問符の答えの代わり、貴方が座った意図を汲み取った。 ) ……じゃあ。 明日、――明日は行って見よう? [Sat 31 Dec 2005 23:38:33]
◆ミカド > (始まりの場所)つまり「記憶にある場所」だったと、そういう事かな。だから、今まで見た夢は、全て自分が作り出したものだったのだと気がついた?だから愕然とした?………。聞いている分には、羊やら、ラクダやら、時計やら。なかなかファンシーな夢だと思うんだが。(ぼそ)(なんかいった)しかし、もしそうだとしたら……ユエン君も一緒に行ったんだろう?夢の中身が夢を見ている本人のものなら、ユエン君の夢だって混じらなければ可笑しいじゃないか。一部分だけが混じったんじゃないのかい?(此方は、半ば行く気がなくなっているようだ。貴方が立ち上がったのなら、此方は、勝手に寝台の上に腰掛けた。背伸びをする貴方を見上げた。「案外元気そうだ」なんて思えない。…体温の意味を知ってしまったのだから。足を組んで、ふすりと吐息を吐き出した。)(「修道女―」)(固まった貴方を、ぼんやり見上げて)……? 勿論だ。パプテスの十字架もみえt―――――……(オコラリタ)……―――――い、ぇ。あ。(そこに突っ込まれるなんて、さっぱり考えていなかったものだから、まともにきょとんとした表情で、口篭もる。)―――…ぇ、ぅうん?まぁ、うん。それは、不慮の事故にも等しいタイミングだったと言うかー……(調子こいて飛び出したら、目の前に居たのはシスターでした。簡単に説明するとこんな感じになります。まる。)いや、でも、そ、その苦労の甲斐あって、「大猫熊」がご登場なされたんだから、プラスマイナス0。で……っどうかな、とか。 [Sat 31 Dec 2005 23:23:24]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 促されるまま、紙面の字を引き続き追う。 一蹴するような言葉は彼なりの心配の仕方だと、そう思う――こんなにあちこちに気を遣わせてどうする。 …いつからこんなに背骨の溶けた、何だか良く判らないぐずぐずしたモノになっちまったんだろう? … ) ――…4日まではそう思ってたんだ。 『赤の王』の悪趣味な夢だと思おうとしてた。 けど 最終日に見たのがね、――…もう半年前になるか、此処に逗留し始めたのは。 その時も思ったのだけれど、――――此処にちょっと似た、別の場所。 「はじまりの場所」だった。 …でも? 貴方の言う通り いちいち気にしていたらきりがない―― ( だからもう気にしちゃいけない。 病人病人と連呼されて、引き摺り出したのは空元気だけれど。 それだけに殊更大きく伸びをして ) ( 固まった。 ) …………修道女って。 ――勿論パプテスの、だよな? ……………………………何っっって危険な橋を渡るんですか貴方と云う御人は!! 以前貴方は私をへち殴って下さったが( 軽い平手だったけどな! )ひとの事言えない。 何て不用意かつ迂闊かつ蛮勇に近い真似をする、もし露見したらどうする気なんだと、――――! ( 頭の隅っこで挿絵のしろくろがもちもちじたばた転がってるんだが。 だが! ) [Sat 31 Dec 2005 23:02:28]
◆ミカド > ………。(握らせた其れを「見ろ」と指差した。――その間に貴方が述べる悪夢の内容は、ある意味とても「悪夢」らしかった)(だけど、夢は夢だ。)夢の中身が自己投影の結果だとは限るまいに。そういう夢だったのかもしれないじゃないか。考え過ぎじゃ無いのかい?――悪い方向に考える癖も、体調を崩す程になると困りものだよ、ザッハトルテ君。重症過ぎる。(もし自分がそんな夢を見たのなら、きっとそういう世界なんだろうと、納得してしまうだろう。あっさりと言い放ち――さて)病人じゃないか。間違いなく病人だ。病人じゃないと言い切れるのかと逆に聞いてみたいね。この病人が。病人。 (連呼した) ……。(読み上げられるチケット。へたりと己の頬を撫でながら)―――……以前、商業地区で「移動動物園に招く動物アンケート」をしているシスターに会ってね。その時の僕の希望が通ったのかなんだかは断言できないけれど、少なくともその動物園に白黒熊が着ているんだよ。親子で。好きだろう?白黒熊。 [Sat 31 Dec 2005 22:45:32]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > いっそ面白いくらいに何も無かった。 ( 困ったようなそれに自嘲を滑り落として、参ったね、とへんなり笑った。 訪れたそこは確かに空も大地もないような、白一面の世界ではなかったけれど。 何処にも 誰にも ――…何にも繋がっていなかった ) ん、…"Through The Looking Glass"((? 鏡の向こうは夢の世界、夢が鏡だとしたら――中身が空っぽの箱、それが私なんだと思うと流石に参る。 (「探しに行く」そう行って件の場所に赴いた憶えがある。 そうしたら「何も見つけられなかった」、…空の箱は禁じたのに向き合った鏡の向こうで待っていたのは結局その箱だけだった。 言葉で言ってしまえばたったそれだけの話 ) ……病人言うな。 そう言われてしまうと、意地でも出かけたくなるじゃないか。 ――で? 貴方がそうまで勧めるのは――…何処行きの切符なのかな。 ( 手を取られるままに任せて、チケットの文面に目を落とし ) …「希少動物」 「特別権利」 ――… ( でかでかと目立つ見出しを読み上げた ) [Sat 31 Dec 2005 22:27:13]
◆ミカド > (立ち上がるのを、視線で追いかけながら)ふぅん…?なら、その夢で君は何を見て、何を経験してそんなに疲れてしまったのか教えてもらいたいものだね? ”夢は夢”なのに疲弊して熱をもつほどの夢。―――悪夢だね。何時ぞや君が翻訳した?ホラー小説の一編のような話を想像してしまうよ。(肩を竦めた。『婉曲に言うのなら』)――――…… ふぅん。(先程しまったチケットを引き出した。僅かに頭が上下する。開催日時を確認。――時間はまだある。)……成る程?……。……。(溜め息と共に、揺らしたチケット。……先にネタ晴らしをしておこうと、チケットを無理矢理握らせんと貴方の手をとって)誘っておいてなんだけどね?もう少し体調が良くなってからの方が良いんじゃないかな? 確かに今日のデートは潰れるけれど。病人を引き摺っていくのも気分が悪い、し。 [Sat 31 Dec 2005 22:07:50]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 思考能力を持つ生物は熟睡中でも脳だけが働いているのと同じで、幾つかの場合を除けばこの死人とて大概は何某かを考えている。 そうして齎される諸々の多くは酷くシンプルだとは思うのだけれど、その虚実を己でも信じられないのだから――云わんや他者に於いておや。 「そうじゃない」と軽く首を横に振り ) 副作用があるような依頼じゃないんだ、それは依頼者の名誉にかけて断言する。 …例えばここに1枚の白紙があるとして 「さて何を書こうか」と考える人も居ろうし――その何も書かれていない状態の紙を見てどうしたものかと途方に暮れる人も居なくはないだろう? 何があろうと何も無かろうと夢は夢、そこに何を見出すかは見た者に寄る――…そう云う話なんだよ。 ( だから気の持ちよう。 少しばかり長い話の後、肺に残った空気を纏めて吐き出して立ち上がり ) …ん。 ――… ( 答えようか答えまいか考える為の間が空いて ) ……婉曲に言うなら。 「手っ取り早い回復の手段に頼るより」 …かな。 ( 察してほしかったのもある、そう遠くも無い互いに気まずい記憶を引き摺り出したくなかったのもある。 何より彼を責めているように受け取られたくなくて、それ以上は詳らかにしなかった ) [Sat 31 Dec 2005 21:50:32]
◆ミカド > (沈黙が混じろうと、視線を逸らされようと、見下ろす双眸は貴方の白い顔を眺めている。貴方が何を考えているかまでは判らない。けれども、思考の片鱗くらいは拾えないかと思う。――何時も無駄に終わるのだけど)(払われないのなら、触れた頬は人間のように熱いのだろう。自分の掌に残る温度の理由を聞いたなら)――…なんと。副作用でもあったと?聞いてないな。まったくまったく聞いていない。ただ、色々な場所を巡ったとかその程度しか――…(掌を外されるまま、己の胸元に引き戻し)なんだ。調子も戻らないうちに、締め切りやら、書き物やらと忙しかったんだろう?辛いなんてもんじゃないだろうに。――ぁん……。(細い溜め息を溢す。心の天秤が「寝かせる」に傾きつつある。そんな事を聞かされたら、行こうだなんて言えないじゃないか。貴方の目の前、腰に手を当て、眉を寄せ)………「病は気から」という言葉はあるけれど―…さて、どうしたものかね。残念ではあるけれど?君の言う通り「明日」の方が良い気がするよ。 あそこで倒れられても困る。――…? ”何”より?(聞こえなかった言葉を、何気なく聞き返し) [Sat 31 Dec 2005 21:35:12]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …( 日付なんかただの目盛りじゃないか そう言おうとして言葉を飲み込んだ。 そう思わない彼の感性は尊いものなんだろう――もしそれが既に「人間だった頃の習慣」に過ぎない過去の残滓だったとしても。 ) ( 折角の真白い紙とやらが黒か赤に塗り潰されてゆく絵が見える気がする ) ――そう、あれが拙かったみたいだ、…ユエン嬢からはそこまで聞いてないらしいね? とんだ「夢」だった。 おかげで清めた水で胃の中を洗浄された程度に調子が狂ってる――…( 誰かに会う用事がある訳じゃない。 そう云う理由の温度。 ) …でも、それだけに気の持ちようの問題。 その気力回復とやらが薬になるよう期待する方が、―――― ( 言葉を濁した ) よりも 前向きだとは思うよ。 ( 体をずらして寝台から降りる為に頬にかけられた手をそっと外そうとしながら、暗がりの中でへたくそな笑みを滲ませた ) [Sat 31 Dec 2005 21:18:08]
◆ミカド > (握り直しても、消えない温度。――軽く眉を上げる――そう言えば、”寒い”といったか。)そう情緒の無いことを言っているから、仕事でメルヒェンを学んでこいと言われるのさ。(起き上がった貴方。調子が悪いと言うのは本当だろう。それは体温が証明している?…………。いや、わからない。既に貴方は体温さえ嘘を吐けるのだ。貴方を覗く瞳に、やや観察するような視線が混じり)それに、君は特別ではないと言うけれど?…特別な日さ。365日の区切りという特別な日。真っ白い紙を用意される寸前ってやつさ。自然とワクワクとしてこないかな。(戯言めいた言葉を吐きながら、洗うといった顔―頬に触れんと手を伸ばしながら)――とは、言ったものの…ふむ。……本当に起きあがれぬ程辛いというなら、無理には誘わない。これから行く場所は…気力回復程度の効果はあるとは思うけれど―体力回復には絶対ならない。なんせ寧ろ人が沢山いて、ちょっぴり大変だからね。 (間。 言葉を区切る為の一拍) して。 この体温は――…誰の為のかな?これから仕事先の人に会う予定でも? [Sat 31 Dec 2005 21:02:12]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 毛布取らりた。 ――とか考えたかはさておき。 引かれるままに起こされた理由は毛布無き今、寝転がったままでいる理由も無くなったのもあろうし ) 年越しだなんて、…たかが365日の中の1日 大海の中の一滴みたいなものじゃないか。 特別な日でも何でもあるまい? ( えふ、と吐き出した息は火の気の無い部屋では白く凝ろうし――握られた手の冷え方は眷属のそれとは違うだろう。 どちらかと言えば、この季節の貴方の娘御のそれに近いような。 ) ( … ) ( 少し考えて ) 少しばかり調子が良くないんだ、情けない事に「後半の仕事」がちょっと堪えたらしい。 けど――…うん。 そうまで仰るなら御付き合いしましょう? 顔を洗う時間、待っていてくれると助かる。 ( 軽く目を閉じたのは半ば観念、もう半分は体を起こして重力に従った血が急激に頭から下がったからで。 ) [Sat 31 Dec 2005 20:47:46]
◆ミカド > (チケットをいそいそ胸元にしまって)駄目だ。(即答した。勝利者の手には毛布が残る。にんまりと唇に笑みを乗せて、足元に落とした。まだ寝転がったままの貴方を見下ろした。伸ばされた両手には、毛布は戻ってこない。代わりに男の両手が、その両手を掴んで)明日じゃ、年が明けてしまうじゃないか。年越しのデートをしたいんだよ、僕は。(デート言った。)…それに、今回は僕よりも、君にとって良いものだと思うね。いや、断言してもいいよ。君がとても喜ぶものだと。(非力ながらも、無理矢理起こそうとそのまま引いて)だから、着替える。――って。 確かに顔色が悪いね?今月の後半の仕事疲れが随分溜まっているみたいだ。(目の下の隈…よりは、握った手の頼りなさの方が気になった。――貴方の両手を何度か握りなおして) [Sat 31 Dec 2005 20:36:53]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 1.01倍って良く考えたらそんなたいしたことないんじゃ(殴打音) こう云うのは気構えが大切だ、うん。 いい歳した大人ふたりの毛布取り合い合戦だが、こちらの引く力はいかんせん弱い。 毛布を傷めるからとも寝不足とも、取り様はいかようにも。 ) 勘の利くクチじゃあないんだよ、生憎――…いつにも増して御機嫌の麗しいようだから余程良いものを見つけたのだろうけど。 ( 寒いから毛布に包まってたんだ。 返して、と未練がましげに両手で引こうとして ) 何を仰っているのか良く判らんのだけど、…視界を塞がれるのはいやだな。 目が見えなくなると内省するしかやる事がなくなってしまうし―― ( 外気が堪えて肩を竦めた。 ) …明日じゃいけないのかな。 [Sat 31 Dec 2005 20:26:45]
◆ミカド > (ぐいぐい)(こちらも毛布を掴んだまま引っ張る。素早さも上がっているが、毛玉ぱぅわーのお陰で、普段の1.01倍程度の速さで動いているかもしれない貴族様。相変わらずの仕事明けフェイスを覗き込み)わからないのかい?まだ。まぁ、先日から仕事漬けで知らなかったのも無理は無いか。うぅん――……ビックリプレゼントと称して、あそこまで目隠しで歩かせるのも面白いかもしれないねっ…! あぁ、其れは別の意味でも楽しい事になるかなっ…!うん、是非とも目隠しをお勧めするよ!君に目隠しはきっと似合うと思うな!!インモラルな雰囲気の中に、君の妖艶さがプラスされて其れは素晴らしいことになるに違いない!(話が飛んだ上に、質問に答えちゃいない。子供が親に強請るように、更に毛布を引いて) さっ!取り敢えず何はともあれ!起きるといいよ! [Sat 31 Dec 2005 20:17:18]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 5 ) ……………… ( 毛布の端っこを摘み返しながら ) 何を調べて何をマスターしてきたって? ( 見上げて聞きました。 ) [Sat 31 Dec 2005 20:08:08]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 何だろう、今日は動作がいつにも増して早く見える ※暫く会ってなかったんで敏捷性に磨きがかかっている貴族様に初めて気がついたらしい※ 、一方こちらは色々不調でそこはかとなくどんくさい。 特別権利のチケットの字面を読む前に毛布を奪われた ) (「寒いから返して」 「何の話をしている」 「先日は何わざわざ変なものを着せてくれやがった」 さてどれから言うべきだろう――この発言123 456 789 でそれぞれ判定。 0が来たらファンブル――2005年最後の日なのにこんなのって。 れつごぅ。 ) [Sat 31 Dec 2005 20:06:45]
◆ミカド > (きちゃいましたキチ●イなやつ。もしくは馬鹿なやつ。或いは雰囲気読めないヤツとか、ノーリードエアなやつとか。)(扉を開け放ったというよりは、「突き飛ばした」と言った方が正しいんだろう。右手を突き出したままのポーズで)うぅん、多分そんな事じゃないかと予想はしていたよ。予想はね!しかし今日は直ぐに起きるべきだろう。いや、起きるべきだ!そして直ぐに正装をするべきだ!(カツカツと上機嫌な足音を響かせてベットサイドまで歩み寄り)この間着せたあれは如何したかなっ!襟元に一輪薔薇をあしらった夜会服のことだが!――あれを今日も着て、早速出かけよう。うん。――――(何と聞かれる前に、ずいと差し出して) チケットだ。(毛布の端を掴んで) 下調べもばっちりだ。小さい方なら抱けるということも調べてきた。抱き方までマスターした。さ、行こうか。(まくった) [Sat 31 Dec 2005 20:00:01]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( いつものように扉を遠慮無く開いた貴方の目の前に広がる光景は明かりの灯らない部屋とカーテンの開いた窓、そして毛布に包まったダメっぽいの。 もぞ、と寝転がったダメなのが首だけ起こした。 ) ………。 ( 一拍 ) 何がって、――…仕事が上がったので寝て居る。 ( 笑顔の欠片も無いグレイトフルダウナーに沈んでそう答えた。 一日寝倒して尚目の下の色濃い隈なんかがばっちり石榴には見えるだろう ) ………………それ何。 ( ひらひらと揺れる左手の紙片 ) [Sat 31 Dec 2005 19:53:21]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ××なやつ ※諸所の事情により自主規制※ キタ )( 背後土下座 ) ( トンでもなく失礼な事考えた。 殴ると良い。 さておき ) [Sat 31 Dec 2005 19:52:37]
◆ミカド > (小さな開錠音が響いた途端に、開く扉の向こうには、夜会服をきっちりと着込んだ男がいた。 右手に金色のスペシャルアイテム⇒ブレイクプライバシーアイテム(常備)、左手に長方形の紙―動物園の特別優待券を一枚装備。 顔には暗さの欠片も無いビックスマイルを浮かべて。)―――ザッハトルテ君!何をしているのかね!!(第一声) [Sat 31 Dec 2005 19:45:38]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(扉をノックなんぞしやしねぇ)』 [Sat 31 Dec 2005 19:45:35]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( それはとてもばかな話。 言葉にならない思考の靄、発色未満の色の微粒子 見る前から終わっている夢。 ゼロ以下のマイナスから始まった、決してプラスにはならない収支 )( 今となってはどうやって望んで居たかも朧なもの。 ) ……………ばかなやつめ、――――… ( 鉄錆の気配ごと息を吐き出して ) [Sat 31 Dec 2005 19:42:04]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …………。 ) ( 喉の奥、臓から鉄錆の臭いがして一度深く空気を吸い込んだ。 また(そろそろ「来る」かも知れない、そんな予感が齎すのは仮初めの安堵――その正体が大脳の生み出した錯覚か否かはさておき、血液の損失が与えるのは幾許かの充足感。 勿論体の方は酷く辛いのだけど、「悪いものが出て行った」そう感じるのもまた事実で。 色だけはやたら赤い黒い血を、仮に全て吐き出し尽くしても人にはなれない それも今更確認するまでも無い事だけれど、それでも。 ――――…ああ、そっか。 毛布から引き出した右手を顔の上に軽く掲げる。 明かりが無くとも手の甲に浮き出した青い静脈すら明確に視えるのもヒトデナシの証、この鎖が切れる時は終焉以外の何でも無い それも確認するまでもない事実。 ) ( それでもだ ) [Sat 31 Dec 2005 19:29:17]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 枕の上で僅かに頭を動かして、開けたカーテンの窓から外を見上げる。 雲が厚くて月は見えない。 元より今宵は新月、夜の天空の王が見えぬのは已む無きとしても ) ( 星のひとつも見えない空。 ) ( 新しき年を迎える最後の夜 とやらにしては―――― ) ( ………関係ない か。 一年の終わり、新年の始まり。 そんな「短い」区切りをいちいち気にするようなモノでも無し、…何かと記念好きな人間。 還らざる時 早過ぎる訪れる終末の日。 その物差しの分、一年 一分 一秒の重み 尊さが違う――そんな意味合いなんだろうか。 似て非なる糧であり餌であり敵であり己等と云う木の葉を隠す森。 彼等について考える時 例えば今も――胸の辺りがぎし、と軋む。 形の無い空気の塊に押し潰されるような ) ( 渇き だろうか、確かに今は起き上がるにも億劫な程度に血が足りない――――… 否。 あれの時はもっと根源的な、文字通り「血が」騒ぐから。 きっと違う別の何か。 ランプすら灯らぬ暗がりの中、人間が手探りで明かりを求めるのを真似て分析を試みるのはただの戯れ、 ) ( 分析などするまでも無いのだから。 ) [Sat 31 Dec 2005 19:08:41]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 枕に潰されない片目だけで文字を追う。 横倒しで本を読むのは書き手に酷く失礼だと思う――…「そんな気がする」、「それはとても行儀の悪い事だから」。 けれど起き上がれば頭から血が落ちるし火の気の無い部屋は寒くて、如何しても毛布から出られなかった。 そうやって寝転がったまま読む本は、枕に押し付けた耳に伝わる己の心音がたいして強くも無いくせに煩くて 殆ど意味を咀嚼できずにただ語句の羅列を追いかけるだけ。 そのうち書籍を持ち上げる腕の方が疲れてきてぱたりとそれを閉じた。 部屋の空気に触れさせた右手だけがやけに冷たくて、首筋に宛がい労ってみた――人間がやるように。 ) ………… ( 温度差が気持ち悪くて、結局すぐに手を離した。 ) [Sat 31 Dec 2005 18:55:41]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 紙を捲る音 )』 [Sat 31 Dec 2005 18:43:47]
お知らせ > ヒルダ@居住区さんが退室されました。 『空はいつだって綺麗だ。少し寒いけれど。』 [Sat 31 Dec 2005 05:15:20]
◆ヒルダ@居住区 > ――――。 ( 闇夜に消えていくその後姿を見送りながら。 ………箒を抱きしめ、空を仰ぐと濃厚な塩の匂いが漂って生きた。 ああ、蔓の化け物に打ち込んだせいか。 そのままぐらりと後ろ向きに屋根から落ち…… すぐにその落下は止まった。 やがてそのまま上昇していこう。 誰も居ない大空に、私だけの大空に。 ) 信用なんて、今の私には思い言葉だわ、ヴェル。 ( 親友を裏切ったばかりだというのに。 ) [Sat 31 Dec 2005 05:14:40]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『はい。おやすみなさいませ――――(そうして、暗い路地へと、消えた)』 [Sat 31 Dec 2005 05:09:12]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・言ったはずです。「信じられるものと、信じられぬもの」と。ニンゲンはどうか存じませんが、貴方は私に、信用されている。ということです(自分に甘い奴や、お人よしだけのニンゲンほど信用できないものは無い。その対極にいるヒルダだから、信用したという点もあるが――――表に出すことでも、あるまい) [Sat 31 Dec 2005 05:08:35]
◆ヒルダ@居住区 > ( 優しいのは良い。でも優しすぎるのは害になる。 自分にも、誰かにも。聞こえたのか聞こえてないのか、魔女は腕を組んで零した。 ) 難しいわ。 ( と。 ) それじゃあ、どうして私を―――? ( 素朴な疑問は飛び去る姿には届かないかもしれない。 ばらしても良いと判断したのは違いないんだ。それはもしかしたら私がお人よしの甘い人間だからと判断されただけかもしれないのだけど。 ) ――おやすみなさい、ヴェルセリオス。 ( そう呟いた。 ) [Sat 31 Dec 2005 05:03:41]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・ああ、なるほど。確かにそうですわね。・・・・・・・・・やはり貴方は優しすぎる・・・・・(それは多分、今の主が人間だからなのだろう。自分にとって主は絶対で、その影響は著しい。もし非道を非道とも主輪無ものが主であれば――――己もそれに染まるのだろう。きっと。そんな事を考えながら、つぶやいた。最後のその声は、ヒルダまで届いたかどうか)・・・・・・・・・・・・・・ええ。色々な意味で「美味しい」です。・・貴方が魔女だから、私が吸血鬼であることをばらしたわけでは――――ありません(そろそろおしゃべりもお開き。出したままの血の翼を軽くはためかせながら、そっと背を向けて――――)・・・・・・お体にはご注意を。生者にはこの寒さ、応えるでしょう・・・・・(そうつぶやくと、そっと身体を宙へと。おわかれの、じかん) [Sat 31 Dec 2005 04:58:42]
◆ヒルダ@居住区 > そう、かしら。 そうかもね。 でも…… 何故かしらね、吸血鬼だと斬って捨てることは出来ないの。 ――ふとした時に人間らしいのよ、貴女は。 ( お互いにまだ知る由は無いが。 誰かの心の闇を覗いてみたいという思いに駆られたのならば少なくとも私たちは似ている。それに対する反応は全然違うものになるだろうけど。 ) 何が大丈夫か判らないわよ、それッて。 ( くすくすと笑う。 ) 馬鹿で英雄と、利口な凡人。どっちがいいのかしらね。 前者h前者で楽しいのかしら。 …… そう。貴女から見ると私って美味しいのね。 ( そう言って前に牙を立てられた箇所に手で触れた。 ) [Sat 31 Dec 2005 04:50:37]
◆ヴェルセリオス > 私は吸血鬼です。ニンゲンのモラルなど存じませんわ(「なんとしても聞き出してみたい」という気持ちもあった。此処まで人間が沈めるものとは何か――――その、心の闇が、知りたいと、思った)・・・大丈夫です。英雄の9割は馬鹿と相場が決まっています(これは冗談じゃない。本気でそう思っている。そもそもいい意味での馬鹿とは、常識の規格に納まらない様々なエネルギーを内包した者の事だと思っている。こんな場に単身下りてくる行為を実行する。それこそその「馬鹿」に相応しいだろう)・・・・・・・・つい、お教えするのを忘れておりました。ああ、大丈夫です。同族にするならば、貴方という選択肢はありませんから。・・・・・・・・あなたの血は、熱い方がいい(人間ならともかく、吸血鬼ではまさに「額面どおり」に取られてしまうだろうなとは思ったが、敢えて付け加えなかった。今日はしゃべりすぎた) [Sat 31 Dec 2005 04:43:38]
◆ヒルダ@居住区 > ……… 話したらきっと軽蔑されるわ。 でも、ありがと。そのうち遊びに行かせて貰うから。 ( 出来ればそんな悩みは解決した後に友人として尋ねたいところだが。吸血鬼の家に遊びに行くというのも可笑しな話かもしれない。 事件が片付いたとはいえまだ状況は混沌としている。これ以上被害が広がる心配がなくなっただけで彼らは家を失ったままなんだ。だからこの辺一帯の治安はいいとは言えないだろう。 ……背筋に寒いものを感じた。 ヴェルセリオスの唇が歪むのにも、彼らの姿に釘付けになって気付かぬまま。 ) …言ってくれるわね。 多分前者よ、ムカツくけど利口な性格じゃないわ。 頭じゃ理解出来てるけど感情が言う事を聞かないって感じかしらね。 ……… 暫くは眠れない日が続いたわ。吸血鬼になったらどうしようって。 今のところそういう症状は出ないけど。 ( 彼女の言葉を信用していいのかどうか一瞬迷ったが、疑ったところで何が出来る訳でも無い。 ――信じるしかないだろう。 ) [Sat 31 Dec 2005 04:36:08]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・少し前から、様子がおかしいようですが――――詮索はもうしません。聞いて欲しくなったらぎるがめっしゅにでもきて下さい。ミコトさまからは好きにしてよいとのお言葉を受けておりますので(ヒルダの視線の先を追うと、確かに何人かの人影が。私には表情もよく見える。もしあわよくばヒルダを見つけたとして、ナニを摺るというのだろう。「事情聴取」?「任意に拠る同行」?唇が再び笑みの形に歪むのを感じる)・・・・底までわかっていてそれですか。貴方は馬鹿か大物のどちらかですね。間違いなく。凡人ではありえませんわ。さすが、何処か味の違う血の持ち主は、違いますわね・・・・・・・・・・・ああ、そうそう。この間地を頂きましたが、吸血気になる心配はありませんわ。多分。今まで只1人として、私の吸血で後遺症が出た方はおりませんので [Sat 31 Dec 2005 04:29:07]
◆ヒルダ@居住区 > ああ―― ( そう言ってくすんだ蔓のシルエットを見る。もう動くこともなく、あとは枯れ果てていくだけの。ギルドに引き篭もっていたからあんまり考えたこともなかったけど、皆大忙しだったんだろう。 ) でもね… 良く考えてみたら直接関わってないとはいえ、魔女だもの。悪魔を扱う魔女。 あの場で酷い目に合っても仕方ないのかもしれないわ。 だからと言ってじゃあ今からあの場に戻れって言われてもそんな気は無いけど。 ( ヴェルセリオスの謝罪の言葉にはくすりと微笑んだ。人間なんてそんなものだ、確かに。彼女の言うとおり。 ) いいのよ。 私が彼らの立場だったらきっと文句の一つでも言ってたでしょうしね。 上手くいかないわねー、中々。そんなつもり無いのに。 ( 疲れたような顔でさっき自分が居た方角に目を遣ると。 私を追ってきたのだろう、数人の男が探すように路地を来ていた。なるほど、ここはちょっと自警団達からは見えない場所だ。 ……見つからないように数歩後ろに下がった。 ) [Sat 31 Dec 2005 04:21:44]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・正確に言えば、仕事が終る少し前に偶然貴方が訪れた・・・・・・というこ所ですわ。除草剤の運搬依頼を受けておりまして(リンチになる可能性を口にしておきながら、どこにも感情の起伏は見られない。只淡々と、事実を述べるばかりだった)・・・なるほど。リスクは大きいですが、確かに一理ありますね。真実は知らしめねば意味が無い(こく、と小さく頷いた。納得したのは本当だ。ある意味ではあの行動派正しかったといえよう。しかし、広報戦術には何より二手三手先を見通す暮れバーさが必要だ。今の彼女にそれがあるのかどうか疑わしかったが――――口には出さぬ)・・まあ、ニンゲンなどそんなものです・・・・・失礼。貴方もニンゲンでしたね。私にとっては、ニンゲンであるかどうかは大した問題ではないのですが(大雑把にして必要最低限のカテゴライズだ。「愛せるもの」「愛せないもの」「信用できるもの」「信用できないもの」だ) [Sat 31 Dec 2005 04:13:04]
◆ヒルダ@居住区 > ( 魔女もまたぎこちない動きで同じ屋根へと降り立つ。 吸血鬼で、両性で、空を飛べて―― そしてメイド。彼女は一体何者なのだろうか。 空に浮かぶ月の様にその存在は妖しげで謎だ。ただの吸血鬼では無いようだけれど――。 ) …………… 見てたのね、ヴェル。 ( ばつの悪そうな表情を見せた。何であんな事をしたのか自分でも聞きたいくらいだったから。 短い溜息を漏らし、少し前の記憶をたどろう。 ) もしかしたら信じたくなかったんじゃないかしら。魔女に対する世間の評価がどういうものなのかってことが。 ……それに私、悪いことしてないもの。堂々としてて良い筈でしょ? ( その態度も理不尽という世間に蔓延る言葉一つで潰されてしまうことも承知していた筈だったのだが。 ) [Sat 31 Dec 2005 04:04:41]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・危ないですよ。あのままリンチになってもおかしくない状況でした。・・・・・・夜中です。大声は控えられた方が宜しいかと(適当な、ある程度の高さが無ければ見られないような高さの建物の屋根に降り立つ。背中の赤黒い翼を、このままにしておくかどうか少しの間考えたが――――そのままにしておく事に舌らしい)まさか、本当に関与しているとは思っておりませんが・・・・何ゆえあのようなことをなさったのですか?(気になるところを、ずばり聞いた。遠慮するような状況でも無いだろうと思ったので。この間同様、疲れが底に沈みこんだ顔だ) [Sat 31 Dec 2005 03:55:48]
◆ヒルダ@居住区 > ……何がしたかったんだろう、私。 ( 奇しくも呟くのは似たような言葉。もしかしたら其方にも聞こえたかもしれない。 最近、私はこんなのばっかりだ。マギーの事もそうだった。 もう何もしようとしない方がいいのかなとすら考えるようになった。 どっちづかずなんだ、気に食わないのならはっきりそういってやればいいし、それが嫌なら何もせず耳を塞いで口を閉じていればいい。曖昧な態度はどんどん自分の日常を「意味不明」で彩っていく。 ―― ふと隣に風が切れる音を聞いて顔を横に向ければ、そこにあるのはメイドの姿。 ) …………… うひゃぉあ ッ! ( こんなに元気のいい大声出したのは久しぶりだ。思わずがくんと箒の速度が落ちて墜落するところだった。必死に建て直し、今一度高度をあわせよう。 ) …… ヴェ、ヴェルセリオス……? ( それは確かに彼女だった。 ) [Sat 31 Dec 2005 03:50:14]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・何がしたかったのでしょう。あの人は(1人でノコノコやってきて、降り立って、メンチ切ったかと思えばビビって飛んで逃げた。かしげる首と安心感、そして少しの残念さ。彼女はこちらの方に飛んできた。もう少し細い路地に入って、ヒトがいないところから「高度を合わせ」ようか。具体的に言うと、翼を出して飛ぶ。勿論、殺気立ったカレラから見えない距離でだ。今は夜。そう離れなくてもいいはずだ) [Sat 31 Dec 2005 03:43:52]
◆ヒルダ@居住区 > ( 「 ざり 」 その内の一人が此方に足を向けた音にその意気地ヒルダは大慌てで隠れてしまった。 それにびくっと僅かに体が反応すると、直前まで作っていたポーズにヒビが入り、途端に動揺が見て取れるだろう。 ) 大丈夫。 大丈夫。 天下の自警団様、騎士団様の前よ。手をだせっこ無いわ。 ( 呟く言葉はそんなものだった。 でも何の為にこんな危ない橋を渡ってるんだっけ?ついさっきまで心に硬く決めていた理由も忘れてしまうぐらいに怖くて。 ……ダメだ、もう帰ろう、逃げ出そう。こんなの賢くない、馬鹿すぎる。 手にした箒に跨るとふわりともう一度上空へ。恐怖で集中し難くて酷く不安定だった。 とりあえずこの気分を鎮めようと―― 少し離れた路地の方へ。偶然にもヴェルセリオスの居る方へ。 ) [Sat 31 Dec 2005 03:35:53]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・なんともまあ(一触即発、とは今眼前に広がっているこんな光景の事を言うのだろう。しかし実に楽しい光景でもあった。降り立った魔女はニンゲン。しかしそれを憎悪にも似た目で睨む者達もまたニンゲンだ。よくもニンゲン同士でこうも元気にやりあえるものだ、などと唇を笑みの形に歪めて眺めた。さて、次は何をするのだろう――――?) [Sat 31 Dec 2005 03:27:35]
◆ヒルダ@居住区 > ( ……降り立った理由など無い。どうなったのか見れればそれで満足だったのだから。 しかし此処で逃げ出すのはさも後ろめたいことがあるかのようで兎に角気に入らなかったんだ。それははっきり言って愚かな行動だった。 こんな所知り合いが見たら馬鹿だと思うに違いないと、ヴェルセリオスに見られているのにも気付かずに思った。 ) ………。 ( 必死に私はすまし顔を作ろう。良く手入れした黒髪を軽く流すと腰に手を当てて、姿勢をしゃんとする。 胸は激しく打っていたし、実は呼吸も荒いのだけど。 嗚呼、蔓の残骸を足で転がしたりもしてみよう。 だけどもこの危ない酔狂もあと少しだけだ。それが終わったらこの済ました顔のまま優雅に空に飛び立とう。 そしてもう二度と此処へは近づかない。 ) [Sat 31 Dec 2005 03:20:50]
◆ヴェルセリオス@運搬 > ・・・・・・とと、忘れておりました・・・・・・(ふと何かを思い出したかのように、先ほどの職員の下へと小走りに走って駆け寄り、ざわめきを眺める職員の肩を軽く叩いて、こう言った)・・・・・・・昨日預けた、地図はどうなさいました?(「・・・・・・・」「・・・・・・・・・」「・・・・・・ごめん。忘れた」(そんな返答が帰ってきた。今日薬品を取りに行ったら、地図が帰ってきて無いと言われたのだ。そこをはっきりとさせておこうと思った。というか此処をはっきりさせておかないと困る。そこをはっきりさせたところで、また路地に戻るのだった。そろそろ「動き」がある頃だろうか――――) [Sat 31 Dec 2005 03:18:02]
◆ヴェルセリオス@運搬 > (ちょうど背を向けていたゆえ、その同行には気付かない。微かな対抗心から、その強力フォーウン人女性の用紙などを聞いていたところ――――)・・・・・なんでしょう。騒がしい――――おや(振り向けば、あのお人よしの魔女が地面に降り立とうとして――――降り立った。勇気とも、馬鹿とも言えるだろう。もし何かあった時に助けるかどうか、それが悩みだった。そしてざわめきの中を静かに歩く。彼女からそう離れていない路地に少しだけ入って、彼女を眺めた。さて、何をするつもりなのだろう) [Sat 31 Dec 2005 03:13:36]
◆ヒルダ@居住区 > ( 大聖堂襲撃事件。 暗黒街で被害を広げる悪魔たち。 そして今回。 多分、その度に魔女ギルドは世間の冷たい視線に晒されて来たに違いない。そしてその魔女達は今の私のような気分を味わったんだろうか。 クーンは言った「迂闊なことはするな」と。彼女が築き上げてきた信頼はギルド員一人の暴走で容易く崩れ去ってしまう。 そんな事をするつもりは無かったが、私は改めて認識した。立場の難しさと魔女に対する世間の評価を。ありとあらゆる物が入り混じる混沌のヴェイトスではそれが表面化しにくいだけだったのだ。 これからどうするべきかと迷ったが、私は勇気を出して地上へと降り立つ。 私は別に悪くない、私は逃げる必要なんかない、それだけを必死に言い聞かせる。 ) [Sat 31 Dec 2005 03:01:29]
◆ヴェルセリオス@運搬 > ・・・・・ええ。はい。・・・・・・・・・・そうらしいですね。いえ、私は直にお会いしたわけでは御座いませんので・・・・・(ギルドの人間に言わせると、運搬の仕事に志願して来た者は、どいつもこいつも個性満点だという。聞くところによると「オカマっぽいやつ」「デカいメイド」(勿論私だ)「強力偽幼女」。聞くだけで「どこの個性派劇団ですか?」と聞きたくなってしまいそうな面々だ。少しの無駄話と共に引き渡される薬。今日も無事運搬できた。件の偽幼女の人は凄い量を持って行ったそうな。なんとなく対抗心がふつふつと湧き上がってきていたり) [Sat 31 Dec 2005 02:59:38]
◆ヴェルセリオス@運搬 > (皆が揃って空を見上げていれば、だれでも気になるものである。背中の背負子を少し気にしながら、釣られて見上げた夜空。そこにいたのは間違いない。あのお人よしの魔女だ。何があってこんな風な「空気」が形成されたのかは知らないが、こんな所でそんなところから見下ろしていては、まるで戦果を確認しにきたようでは無いか。早々に立ち去った方がいいと思いつつ、とりあえず自分の仕事を済ませることにした。自分以外は、それがヒルダであることはわからないだろう。人の顔をはっきりと識別するには光が足りないのだから)・・・・・・・・・・・・まさか、本当に関与を・・・・・?いえ。それはありえませんわね(昨日は迷ったが、流石に二回目は迷わない。昨日と同じ顔がそこにはあった) [Sat 31 Dec 2005 02:53:58]
お知らせ > ヴェルセリオス@運搬さんが来ました。 『見上げる人影の間を進む、メイド装束』 [Sat 31 Dec 2005 02:49:44]
◆ヒルダ@居住区 > ( 今。 私が無事で居られるという事実は一本の細い糸で保たれている。それは「自警団、騎士団が近くに居るから」ということ。彼らの姿が無かったら今頃私は文句を言われ、絡まれ、人が集まり、やがてエスカレートしていく。そんな悪い想像が頭を過ぎった。 仕事熱心な自警団と騎士団はまだこの異様な空気には気付いては居ないだろうが、そんな不確かな身の安全にすぐにでも此処を離れてしまいたくなる。しかしそれは許さないという空気が逃げることを躊躇わせるのだ。 それに何より、自分の中でこの状況が気に入らないという思いもあった。 「 私は何にも悪いことしてないのに、何でコソコソ逃げなきゃいけないのよ。言いたい事があるンならはっきり言いなさいよこのフニャチン! 」 私の腹の底にすまう意気地がそんな言葉を必死に叫んでる。 ) [Sat 31 Dec 2005 02:46:31]
◆ヒルダ@居住区 > ( 無論、八つ当たりに違いない。今回の事件と魔女ギルドは全くの無関係なんだから。 でも例え蔓の被害が消えても彼らが失った家や財産は戻ってこないし、誰が悪いという訳でも無いからそれの保障も無い。突然の災難に誰もが苦しみ、その怒りの矛先を向けることすら叶わなかったのだ。 だから目の前に立っている悪魔の使いに憎悪を抱いたのだろう。 「魔女だ」 「魔女だ」 「魔女」 「魔女め」。 その呟きは親友が言い放った言葉と重なり辛い記憶を引き出すと同時に、殺気にも似た彼らの感情が肌に触れ恐れを与えた。 箒の柄を強く握り私は恐る恐る彼らの方に目を向けた。ああ、気のせいではない。確かに此方を見ている、睨んでいる。彼らの脳裏には私をどうしている光景が浮かんでいるのだろう。それが何故かダイレクトに流れ込んでくる気がして私は酷く震えていた。 ) [Sat 31 Dec 2005 02:40:44]
◆ヒルダ@居住区 > ( 三つ…… 何よりもその済ました態度が原因だったに違いない。 一年が終わるというのに大変な目にあってるわねと言わんばかりに、冷めた表情でそれを見ていたからだ。勿論被害者の人達のことを気の毒に思ってるし、同情もしている。この冷ややかな瞳は決して彼らに向けた者ではなく、自分と同じ手段を取った哀れな召還者と己に対するものだったのだが。 ) ………。 ( かつて前線と呼ばれていた戦いの跡地に空から降り立った私は、暫しその光景を眺めていたのだ。自警団と騎士団は決戦の後も忙しそうに走り回り、この地区の住民や私みたいな野次馬を追い払ったり説明したり大変そうだ。そして暫くして複数の冷たい視線が自分に浴びせられているのに気付いたのだ。 囁くような彼らの声すら聞こえてくる。 「魔女め」と。 ) [Sat 31 Dec 2005 02:37:04]
◆ヒルダ@居住区 > ( まず彼らが気に入らないと思った理由から述べよう。 一つ、野次馬であったこと。埋もれてしまった財産を探すわけでもなく、逸れてしまった家族を探すわけでもなく、撤去作業に力を貸すわけでもなく。 漸く危険も減ってどうなったのか興味が沸いて見に来ただけというのが判ったからなのだろう。それに間違いは無いが。 二つ、魔女であったこと。中央部に突入していった5人が無事生還し、内部の情報を持ち帰った。以前から噂レベルで囁かれていたあの蔓と悪魔との関連は、事件が一つの山場を越えた今急速に多くの人間に伝わりつつあった。そんな中に箒に乗った魔女が降り立てばそれは居住区の人達の神経を逆なでするに決まってる、魔女と悪魔が密接に絡み合っているのは有名な話だ。しかも今回の事件で魔女達は個人では兎も角表立っては何の協力も対策もしていなかったのだ。 ) [Sat 31 Dec 2005 02:31:06]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『迂闊だった。』 [Sat 31 Dec 2005 02:25:29]
お知らせ > イッパイアッテナさんが帰りました。 [Fri 30 Dec 2005 15:53:16]
◆イッパイアッテナ > ( 偉大なる英雄たちの偉業を思って、イッパイアッテナは思わずくしゃみした。 ) [Fri 30 Dec 2005 15:53:14]
◆イッパイアッテナ > ( またも、なのだろうか。 イッパイアッテナは思考の幅が広がってから、よく考える。 この20年間で、自分は何度、気づかぬ内に救われているのだろうかと。 英雄たちも何も、のほほんと気づかず暮らしているや面など守りたくないだろうに。 いや、そうして守るから英雄なのか? ) [Fri 30 Dec 2005 15:52:32]
◆イッパイアッテナ > ( 結局、イッパイアッテナはそれがなんだったのか終わってしまった今でもわからなかった。 何か大きな意味があったようにも思える。 何も意味のない偶然の脅威だったようにも思える。 大きな爪痕を残しながらも、きっとすぐに人間たちは、それを治していくだろう。 猫にはまるで関係ない話だけれども、イッパイアッテナには少し関係のある話で。 ) [Fri 30 Dec 2005 15:42:25]
◆イッパイアッテナ > ( スラムの屋根の上で、緑が見えなくなったことで、イッパイアッテナはひとつの事件が終わったことを知った。 幸いにしてイッパイアッテナの生活に、深く関わった事件ではなかった――否、それはむしろ不幸だったのだろうか。 ) [Fri 30 Dec 2005 15:32:53]
◆イッパイアッテナ > ( ほんの少し前までは、世界の終わりをも思わせた、緑の見えた場所で。 ) [Fri 30 Dec 2005 15:31:21]
お知らせ > イッパイアッテナさんが入室されました。 [Fri 30 Dec 2005 15:30:36]
お知らせ > 園内一花@決戦さんが退室されました。 『( 単体相手の広大な戦域の、ほんの一幕 )』 [Thu 29 Dec 2005 01:41:47]
◆園内一花@決戦 > ( 裂帛の吐息の変わりに、突入部隊の噂がされる――― 参加して居る人も、居ない人も、有名人は噂に上って、そうでない者と一緒に尾ひれ背ひれを付けられる。 ―――まだ蔓は暴れてる。 …まだ、彼女らは戦っている…なんとかなる。 大丈夫だ――― そんな意識で勝手に零されていた言葉は、吹き上がり『かけた』毒霧に一斉に止み――― ) ―――ッ!!………? あ 。 ( ――― 一分の者は被害を受けたけれど、確かに緩和されているそれに… 遠く、近く、ときの声があがる――― ) [Thu 29 Dec 2005 01:40:20]
◆園内一花@決戦 > ( ―――『知っているか、中核にはあのレイ・シェリダンが行っているんだ』 『なんだ、そうなのか、ちくしょう、見たかったな』 『切った蔓を植えるとまた生えるらしいぞ』 『そうだ、刈り取ったらコロセウムに植えてやろう』 ) ―――ゃ、それは――― ( 『俺の先生も行っているらしいだが、本当かな』 『先生って誰だ』 『知らないのか、フードファイトの…』 『“クラインの胃袋”ルゥ・ファリスか』 『彼女ならこんなモンブラン、ぺロリだろう』 ) ―――って、どんな先せ――― ( 『へっ、どうだかな』 『なんだ』 『疫病神のツヤコも行ってるんだ』 『誰だそれ』 『あたしの聞いた話じゃ“蟲王”ツヤコだけど』 『そりゃあいい、植物に強そうだ』――― ) [Thu 29 Dec 2005 01:29:22]
◆園内一花@決戦 > ( ろくな準備も無く突貫作業に近い、規模の小さな略式のそれは、最終防衛線の守りを手薄にしてまで行うものではないかもしれない…。 優柔不断な薙刀使いもどきのトレジャーハンターは、この期に及んで選びながら蔓を切り、そんな事も考えるけれど――― 年若い彼らを見て… 誰も、己の務めをおろそかにしているわけではないのだと、首を振った――― 出来る事を、出来る場所で… それだけだ。 …息のある者は略式で立てられた十字架の元へ運ばれる… 縁起でもないと誰かが笑い、最高の場所だとまた誰かが笑う ) [Thu 29 Dec 2005 01:14:17]
◆園内一花@決戦 > ( それはどれ程のものでもなく、ほんの小さな纏まりだった。 …オフェンスに精鋭を送り込んで、後は任せたような気になっていた者の一部が、『我々だけならば』ディフェンスに徹しなくても問題無いだろうと、ささやかな攻めに転じた行動だった。 ―――けれどそうした者達の殆どは、自分達とは全く別の場所でも、同じような行動が起こされている事を知らなかった――― ) ―――ッ!? ( だからそれを知る事になって、一瞬ぎょっとする。 戦場に似つかわしくない僧衣と、それを護衛する者を見て… 守りを手薄にしてしまったかと悔いもした――― が ) ―――。 ( 胸の前で指を絡めて手を組んで… 僧衣が膝を折るのを見て。 誰も、ほんの少しでも前に進む事を躊躇いはしなくなった。 ―――確保した僅かな領域を縫うように、別の場所でも司祭が、尼僧が、神の僕が術式を狭めにかかっている―――。 ある者は投げ飛ばされて、ある者は潰されて… 局所的に上がる、毒性を抑えられたとは言え無視は出来ない紫の霧を浴びせられて倒れる。 …それでも攻勢は止まらない。 今日、今夜、この戦いが終わると信じて――― 終わらせると誓って――― これが、最後なのだと ) [Thu 29 Dec 2005 00:54:04]
◆園内一花@決戦 > ( 遠く盛大に焚かれた篝火を受けて、蔓の海から白煙が上がり――― 飛来した樽が弾ける――― ) [Thu 29 Dec 2005 00:29:27]
◆園内一花@決戦 > ―――蔓は動いてますッ これじゃッ どこも同じですよッ! だったら――― ( 『開いてしまえ』 力技だけれど、こじ開けるならこじ開けるで、どこを投石器で攻撃して貰うのが有効かは内部からしか分からない部分もある。 …本来なら、後衛の負担を軽減する為に持たされた支援要請――― 発炎筒だけど。 後方支援の為とするのなら、それこそ何処を攻撃しても同じだろう… 何せ円状に侵食を拡大する怪物だ ) ―――。 ( 『そうだ、そうしよう』 『乗った』 『今、それを考えていたところだ』 『向こうでもそう言ってる、方位は―――』 指揮は無いと言って良い。 散発的に発せられる個人の情報をそれぞれが理解して、勝手に動く。 ―――統制も何もあったものではないと思うけど… 目指す所は皆同じ。 不思議と、寄せ集め部隊の連携が成り立って行った――― ) [Thu 29 Dec 2005 00:27:55]
◆園内一花@決戦 > ( しかし現実問題… 『ダンジョン』と言うほどでは無いにしろ、時として前後左右上下を緑に覆われる可能性のある場所で… 中央に聳える蔓の塔を目印には出来ても…決死隊がどこをどう進み、どう戻るのが適当なのかは、分からない ) ―――あのッ! それならッ…! ( ここで一本を断ち切れば、後方では数本が活動を停止する。 それは大切な役割だし、おろそかに出来るものでもないけれど… それを知った上で、声を上げた。 ―――英雄が死んでしまったのでは、大団円とは言えない… ここまでの被害を出してしまったのだから、どうしたって言えないかもしれないけれど… どこか虚しく、寂しいものになってしまうと――― ) 支援要請をッ――― 直線状にッ しませんかッ…!? [Thu 29 Dec 2005 00:16:33]
◆園内一花@決戦 > ( ―――けれど返答の変わりに、別の声が上がる。 地鳴りのように『声』のような音が響いて、出鱈目に蠢く蔓の勢いが増し、圧倒されそうになる中で… 確かに、希望の声は必ず上がる。 『“コイツ”は苦しんでいるんだ』 『突入部隊が戦っている』 『我々が怖じ気づいて何とする』――― 『まだ諦めるな』 『“彼ら”の退路を確保しろ』 『後衛の負担を減らせ』 『術式を護れ』 『投石器をやらせるな』――― 具体的な対策なんて何一つ上がらないくせに。 これまで残って、ここまで来てしまった人間は… 内心の後悔を吹き飛ばすかのように空元気だけは立派なものだった。 …もしかしたら、後悔すらしていないのかも知れない… ) [Thu 29 Dec 2005 00:01:37]
◆園内一花@決戦 > ―――退路のッ! 確保ってッ! 言ったってッ! 〜どこでッ… 何がッ… どうなってッ… るのかッ…! ( 避けたり避けたり避けたり、時々攻撃したり。 狙うでもなく振り回される蔓は、前線のそれと比べれば児戯のようなものかもしれないけれど… その中に居る者は、やはりてんやわんやである事に変わりない。 細切れになってしまう言葉で、抗議の声を発するけれど――― 不安や恐怖を多少紛らわせる役に立っても… いや、あるいはそんな役にすら立たず、返事も望めない。 どこもかしこも、修羅場だった ) [Wed 28 Dec 2005 23:46:05]
お知らせ > 園内一花@決戦さんが入室されました。 『( ―――の裏方。 蔓の海中間地点 )』 [Wed 28 Dec 2005 23:38:26]
お知らせ > カロン@封鎖領域さんが帰りました。 『重かったぞォォチクショォォ!(爆撃開始!)』 [Wed 28 Dec 2005 22:33:26]
◆カロン@封鎖領域 > (ブワサ。 払う、趣味の悪い真紅のマント。 その裏には、洞窟のコウモリさながら、酒瓶が吊るされていた。ベースで何やってんだコイツと距離を取られた事は言うまでも無し。)数打ちゃ当たる、ってな!(両手に装備っ、)中身は酒じゃぁねーぜっ。 何だと思う?(振り被って。)テメーの大好物だッ!(除草剤を、投げるっ。) [Wed 28 Dec 2005 22:31:43]
◆カロン@封鎖領域 > (降りねば道は分からない。降りたら恐らく戻れない。 鉄兜の中で、ぐるんぐるんと葛藤が渦巻く。こういう時に限って、自分はキス魔だと言う女は自分を綺麗だと思っているだとか、のんだくれの無駄知識が脳裏を去来するのだ。 脳? さておき。 ふーん。鼻息。)…ま、何だ… [Wed 28 Dec 2005 22:27:06]
◆カロン@封鎖領域 > (今行った所で、辿り着けずに犬死にするのが関の山であろう…と、無鉄砲は無鉄砲なりに分かるのだ。 だから今出来るのは、気に食わない騎士団と同じく…彼女等の退路の確保くらいだ。 だが、しかし。 兜の上から頭を掻く。)…どーこ通ってんだろな、あいつ等は…!(蔓全てを切り拓いた訳では無い。 彼女等は蔓のトンネルを通ったのだ。 鷹の視点とて、獣道までは分からない。) [Wed 28 Dec 2005 22:23:08]
◆カロン@封鎖領域 > (返り討ちの憂き目に遭って二日、修復と魔力の補給はほぼ完璧。銀髪少女に借りができてしまったらしい。 突入部隊の退路を維持せんと奮闘する騎士団を大きく迂回、生き残っている建物の上をダッシュジャンプで渡って来た。 赤いマントで遊ぶ、時折吹く風は…冬だというのに、何故か生暖かさを感じた。)あそこで、戦ってんのか。(見遣るは、今やヴェイトスで最も巨大な物となった、蔓の塔。) [Wed 28 Dec 2005 22:18:44]
◆カロン@封鎖領域 > …あったみてーじゃねーか。 着いたのか、あいつ等?(高い場所から見渡せば、蔓全体の姿も把握し易い。 一挙動を読み会う剣士の眼で見て、僅かに、僅かに蔓の動きが止まったように見えた。これはもしや、彼女等が中心部との接触を果たしたのではないか… そう考えるのは、彼女等の実力を推し量ればあながち間違いでも無かろう。 腕組み、一人ごちる。) [Wed 28 Dec 2005 22:13:45]
お知らせ > カロン@封鎖領域さんが来ました。 『何か…』 [Wed 28 Dec 2005 22:10:52]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 磨いたばかりの洗面台がもう一度赤く汚れる。 )』 [Wed 28 Dec 2005 06:26:25]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 口での深い呼吸 ) ――…で。 何時までこんな無為を続ける。 ( 日に数度突発的に訪れる此れの正体はおそらく拒絶反応。 受け容れ難い事実に対して益体も無い反発をして居るだけ、 切り捨てるか受け容れるか 選択肢はふたつ――逃避しても意味が無い、逃げきれやしない。 出発点をゼロにするのは不可能だ ) ( 水を汲んで洗面台に散った赫を流す証拠隠滅。 急激に冷えた体、へばりついたシャツが冷たくて一度身を震わせた。 恒例の月末による睡眠不足か 或いは嘔吐が原因か、起動する心肺に人間に等しい体感気温の知覚――水が冷たい。 指先なんか痛いくらいで、「吸血鬼が弱ってやがる」 言葉には出さずに ただ冷水で口を漱いだ。 周囲から鉄錆の臭いがあらかた消えた辺りで、先程の問いの答えを出そうとした刹那 ) ( それをこそ拒むように臓が反乱を起こした。 ) [Wed 28 Dec 2005 06:25:42]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 何れ この日の( 何度目かの毒を吐き終えて ) ( ぜは、と息も荒く仰向けに床に転がった。 肺が酸素を求めて風鳴きに似た音を何度も立てる。 うっかり手も床に落としかけて、床を汚す可能性に至りベストの辺りで拭った。 ――胸郭の中で拳大の器官が狂ったテンポで跳ねる、噴き出した汗と体内で暴れる熱が背に当たる床に急速に冷やされて心地良い。 徹夜ならぬ徹昼続きは少しの間、此処で微睡めたらと怠惰な提案をするのだけれど ) ( …それは良くない ) ( 何時までもこんなところでだらだらして、今日に限って偶然この時間 偶々起き出した家人の目にでも止まったらどんな厄介になるか。 ) ……………… は 。 ( 拭き取った後の残る利き手でもう一度乱暴に口元を拭い、のろのろと身を起こした。 立ち上がった拍子に目が合った鏡の向こうの己は髪を乱し 目の下に青黒い隈を色濃く浮かべ、口元は汚らしく血に染んで――如何見ても人間には見えなくて、我知らずのうちに苦笑が滲む。 これがおまえだよ=@それは夢から戻って以来、もう何度考えたか知れない自覚の何度目かの繰り返し。 それがいやでこうやって血の眷属が本質たるそれを吐き出して、 ) ……………… ( 俯けたツラをもう一度鏡の高さまで上げた。 映り込んだグールと称した方が似つかわしい、目を合わせたくなくなるようなそいつを直視して ) [Wed 28 Dec 2005 06:14:41]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > …………… っ … ! ( せり上がるそれが臓を灼く。 喉が 口腔がかっと熱くなる、気道を圧迫する異物感に咳き込みそうになるのを口元を覆って抑えた。 指の間からぼたぼたとやたら鮮やかな赫が零れて洗面台を汚して、頭の中では髄液に浮かんだ脳がぐらぐら揺れて崩れる。 何時か玉葱を刻んだ時のように、死に切らなかった涙腺が視界さえぼやけさせるのに「声を立てるな」 そんな酷く冷静な命令だけを絶えずに出し続けて居るのが可笑しかった。 ――…喧しくすれば家人が起きる。 だから声は立てるな 物音を立てるな、―――――― ) ( ほら、こんなにも冷静だ。 それに従う意思を保てた そんな意識を自覚した辺りで口元から手を離した。 堰を切って溢れた胃液ならぬ血がびしゃびしゃと洗面台に落ちる、そう これは吐血なんて大事じゃなくて、 …人間が胃液を吐くのと多分大差無い。 居住区に今尚蔓延る緑の塊に共振したとか、そんな気の利いたものじゃない。 子供≠フ我侭と大差無い――薄ら涙目が自嘲色の笑みすら浮かべて、ごぼごぼと残りの血を吐き出した ) [Wed 28 Dec 2005 06:02:41]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 夜明け前 ) ( その刻の闇が一番濃いと、一体誰が言ったのだろう。 時間単位の密度に於いては正しいかも知れないけれど、…一番深いのは。 永劫明ける事の無いそれに勝る筈が無いじゃないか――何れ明けると知れた闇など深くは無い。 予定調和の幸せな結末が待っている、其処へと至るスパイスに過ぎないじゃないか ) ――…… く、 ( 両膝を床に着き 洗面台の縁を指先の色が変わる程握り締めて其処に覆い被さった。 ぱさぱさと髪が肩を滑って落ちる。 立てた五指 両手の爪が耳障りな音を立て ) ( ――ごぼ、と濁った音が後に続いた。 ) [Wed 28 Dec 2005 05:52:50]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 俗に早起きと呼ばれる人々が床より起き出て活動を開始する時間帯、昼夜の反転したこの建物の中では逆に住人が眠りに就く頃。 ――館主と居候は夜の眷属、霊体のみとなった方が1名 太陽の子たる人間は僅か1名のみの。 静まり返った邸内は死者の棲家に相応しく、他は全て寝入った頃。 ) [Wed 28 Dec 2005 05:46:49]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 夜明け前 )』 [Wed 28 Dec 2005 05:42:17]
お知らせ > フェン・メイフォン@借家探索さんが退室されました。 『だからきっと、始まりの火種なんてちょっとしたモノだろう。 争いなんて、そんなモノなのだし。』 [Tue 27 Dec 2005 21:31:01]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ―――― 自分で何とかしてよ、もぅ。(そして、溜息の後で… 「誰か、助けて下さい!」 と言いたげな、管理人の視線に…そんな言葉を返せば、彼から… その修羅場真っ最中の借家から背を向けて歩き始める。 ) ――――― にしても、何であんな戦争状態なんだろ…(ポツリ。其れに応える人は、多分誰も居ない。 それに――もしかしたら、彼らも自分達が争ってる理由を忘れてるのかもしれない) [Tue 27 Dec 2005 21:30:17]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > (「うん、問題があっても安ければ良いって話らしいよ。何か、そんな風に言ってた」「つまり、安ければ、ちょっと位は酷い場所でも良いって事?」「うん、風とか雪とかで潰れなきゃ良いって言う話らしいから。そんな感じの借家とかって…知ってる?」 以上、回想シーンでの会話内容。 思い返し終えれば、再び視線を… 何故か住民に土下座で謝る管理人へと向け直し―― 顔には、若干引き攣った笑み。) そ、そりゃぁー… 酷い場所ばっかり回るわねぇ…(まともで安い場所なんて、そう簡単に見付かる筈が無い。 安い場所は、訳在りなのが普通。 多分、あの夕食の席で、面白半分に 『安いけど、問題が多い家』 を教えられたのだろう。 でなきゃ、もう少しマトモな場所が回ってくる筈。 そう、頭の中で思えば… ガックリと、力を失った様に頭を垂らし―― 口から吐き出されるのは、げふぅと言う溜息) [Tue 27 Dec 2005 21:25:52]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ――― つか、こぉ… 何でこぅ、殴り合ってるのよ、この人達ぁー(目の前で、AとBに「アンタはどっち側の味方なんだ!?」と、問い詰められて縮こまる管理人の様子を眺めつつ… そんな事を漏らせば、ふっと頭上… 勝ち誇って下を…多分、さっき投げ捨てた男を見下ろすDの顔。 ソレを眺めれば――何でアイツらは、こんな問題物件ばっかり教えるかな…と、ポツリ――) …… あれ、そう言えば… あたしって、何て言って…教えてもらったっけ(―― 呟いたところで、ふっと… 思い返し、唸り一つ。 回想するのは、数日前の夕食の場。狭い部屋で、床に置かれた料理を囲みながら… 先ず最初に――) [Tue 27 Dec 2005 21:17:16]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ――― ってか、ちょ… 何でこうなってる訳? (問おうにも、此処の管理人は今現在、玄関先で住人AとBに胸倉を掴まれてタコ殴られてる真っ最中。 いや、争いを止める役目のあんたがそんな調子で如何する? と言うツッコミすら言う気力も無く、ただ呆然と様子を眺めていれば… ふっと、後ろの方で落下音一つ――) うわっ! ちょ… え?いや、何? ってか、もうホントに何よっ(―― その音に驚き、慌てて後ろに振り返れば、其処には身体を抱く様に悶絶し、恨み言混じりの悲鳴を上げる男…住民Cの姿と、頭上から投げられる「ザマーミロ!」と言う女…住人Dの声。 多分、絶対、二階の窓から投げ捨てられたのだろう。) [Tue 27 Dec 2005 21:12:01]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ――――― いや、ちょ… コレは、その… 何?(壁は、色々な傷や損傷が一面に広がっているが、それでも倒壊すると言う事は無いだろう。 屋根も、補強の後が必要以上に目立つが、ちょっと雨漏り程度じゃないかな?と思う。 部屋だって、元は宿だから寝泊りする程度には不自由しないだろう… 素人目から見ても、1万5千と言う家賃を考えるならば好条件の物件かもしれない―― ただ) ―― ここは 何処の 戦場ですか?(問題は此処に住む住人達だった。 ぶっちゃけて言うなら、彼らが2グループに分裂して真向からいがみ合ってる最中だったりする。 そう、真っ最中) [Tue 27 Dec 2005 21:04:57]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > あー…… (其処は家賃1万5千の、古びた宿屋を改装した集合住宅?と、かなりの格安に思えるモノ… なの、だ、が――) うわ、なによ… これって (今回のコレは、初日の借家以上に安い理由が明らかな様子だった。 何せ、この偽少女が建物の前で阿呆みたいに口をポカンと開いて佇んでいるのだから――) [Tue 27 Dec 2005 21:01:12]
お知らせ > フェン・メイフォン@借家探索さんが入室されました。 『教えられた三軒目。どんな借家かと思いつつ足を運べば――』 [Tue 27 Dec 2005 20:55:51]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸書庫さんが退室されました。 『(「後始末もしておかないと」 頭の隅っこだけが酷く冷えて。 )』 [Tue 27 Dec 2005 00:58:58]
◆ザッハトルテ@西園寺邸書庫 > ( 重なる光景。 …此処は何時かに棺桶を持ち込んだ、あの幽霊屋敷なんかじゃない。 時間は流れてあの頃と同じものなんか何ひとつ無くて、何で今此処に居るのか なんて―― ) ( 考えても仕方の無い事。 昔話はもう終わりで、そんなものを今此処に持ち込むべきじゃなくて ――――… ) ( 捨ててきた筈の指輪を、あの場所で見たものを――まだ引き摺ってる。 臓に手を突っ込まれて引き摺り出される感覚、内と外が入れ替わる。 出てきてはいけないものが出てきそうな気がする、気持ちが悪い――――喉元に灼けた不快がせり上がる。 内臓の構造が人と等しきかは知らない、ただ言えるのはそれが鉄錆に似たモノだと それだけ。 それから ) ( 洗面所、 ……… ) [Tue 27 Dec 2005 00:57:28]
◆ザッハトルテ@西園寺邸書庫 > ( 結果 ⇒ 机の上:鉛筆だったものの破片と血痕の墓場にクラスチェンジ。 …自分で言うのも何だが予想通りの結果。 ただ、試行錯誤と軌道修正の甲斐(?)あって1本だけ「比較的まともな」鉛筆が残ったのを歓迎すべきか否か。 何本かの紙巻を灰に還元して生まれたそいつは ) ( それは形だけならば。 想像の中で長さを伸ばす。 想像に於いて太さと厚みを増すならば―― ) ( こんなものでも刺さったら滅ぶだろうか なんて。 …手の甲で飛散した残骸を集めて屑篭に落とす。 何時までも阿呆な時間潰しに興じてないで、とっとと本業に戻らないと ) ( 残った「小型の杭」に視線は固定したままもう一度天板の上を払って ) [Tue 27 Dec 2005 00:40:33]
◆ザッハトルテ@西園寺邸書庫 > ( 1本目 ) ( 刃が滑って人差し指切りました。 ) ( 2本目 ) ( 手先が滑って中指切りました ) ( 3本目 ) ( 力入れすぎて鉛筆折れました ) ( ………………… ) ( 暫くお待ち下さい ) [Tue 27 Dec 2005 00:25:08]
◆ザッハトルテ@西園寺邸書庫 > ( …。 ) ( また買いに行かないと と、削ればまだ使用に耐え得るとの間でとりとめもなく揺れる思考はぶっちゃけてしまえばただの逃避。 掃除をしなければならない時に限って、何時もなら気にもならない本棚の本が読みたくなったりするのとおそらくさほど変わるまい。 転がした鉛筆を拾い上げる。 文箱の中からナイフを漁る。 加え煙草にランプから火を移して、やる気のない猫背が両肘を机に着いて ) ( 現実逃避も極まれり。 にわか鉛筆削り大会実施中。 ) [Tue 27 Dec 2005 00:18:30]
◆ザッハトルテ@西園寺邸書庫 > ( 世間が緑の塊に蹂躙されようが、連日尚も家を潰され追い出されようが時間だけは等しく過ぎる。 数日前の小旅行が導き出した結論を引き摺ろうと時の経過だけは止められないから、断りも無しに書庫を占拠してつらつらと仕事を続けてみる。 そうやって昼夜を過ごして鉛筆を使い潰して、今投げたのが何本目になったろう――ああ。 手持ちを全て使い切ったか、ふと見てみれば全て芯の磨り減った。 ) [Tue 27 Dec 2005 00:07:35]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸書庫さんが来ました。 『( からり。 )( 投げ出される鉛筆 )』 [Mon 26 Dec 2005 23:58:48]
お知らせ > フェン・メイフォン@借家探索さんが退室されました。 『「男と女が並んで立って――」 その言葉を最後まで聞く事もせず、目を瞑って全力で駆け出して』 [Mon 26 Dec 2005 22:24:19]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > 分かった。もう良いストップ。 この部屋が普通じゃないってのは良く分かったからっ!(「そう…丁度、大分前の今日の…この時間だったかねぇ… 男が女を滅多さ」 そう、老婆が言いかけた瞬間、慌てて静止する様に声を…何処か悲鳴にも聞こえる声を上げれば、吐息を吐き出し… 肩を上下に揺らし… 視線の先では、老婆は相変らずの不気味な笑みを続けた侭 「そうかい?そりゃあ、残念だねぇ… 」 等と漏らし…) いやもぉ、さっきので曰くつきだってのは今ので十分分かるし! それに… こう言う話すると、こぉ… なんて言うか、多分きっとヤバイと思うしね! うん!(それに、あたしが住む訳じゃないから! 等とは流石に口に出さず、もう一歩老婆から離れる様に後ろへと下がれば… 老婆は、ニィっと瞳を細めつつ此方へと近寄る様に足を前へと進め―― 「そりゃ、ちょっと遅かったかねぇ… ほら、後ろ」 そして――) [Mon 26 Dec 2005 22:22:24]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ――――― え、えっと… それって、まさ…か?(その、女の人の? と、言葉にならない声で続けつつ…視線を老婆と赤黒い何かの間を行き来させれば、老婆は… また、気味の悪い笑い声を浮かべ始め… また、暫しの間、笑みを浮べた侭に沈黙し…) ――――…… (「その女に、心底惚れた男が居てねぇ…」 やがて、老婆が自らの声で沈黙を破れば… 指を、絨毯から離して、フワリと床へ落とし―― 「騙されて、散々良い様に使われてから捨てられた後も、女の事が忘れられなかったのか… ソイツは、この部屋に惜しいってねぇ… 」 そして、続けられる老婆の言葉。ソレを耳にすれば、寒い中だと言うのに…頬に汗が伝い――) [Mon 26 Dec 2005 22:10:20]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ――――…… (その、小汚い絨毯を掴む指先。 その指先が、ゆっくりと床を露にしていきつつ、老婆は… また、視線を此方へと向け直せば… 「その女はねぇ… そりゃぁもう酷い女でねぇ。 男を騙して玩んでは、ソイツから金を巻き上げてる様な女だったよ…」 続けられる言葉を耳にしつつ、露になる床に目を向ければ… 其処に在ったのは――) ――――― うぁ… (どす黒い、何か。 例えば、赤黒いモノを床にぶち撒け、ソレを長時間放置した様な… そんな色と形。 ソレを見れば、思わず口元を掌で覆い、後ろへと一歩…後退し…――) [Mon 26 Dec 2005 22:02:23]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ――――― (それから、数秒程度の沈黙の後に… 老婆が、ふっと「こんな冬の事だったかねぇ… 」と、前置きの様な言葉を漏らし… 視線を此方へ。顔は相変らず、不気味な笑みを湛え… その顔を直視してしまえば、背中を支配する寒気の面積も段々と、確実に強さを増しつつ広がって…) ―――――……… (「あぁ、そう… 今日だったねぇ。 何時だったか、此処にゃ… 若い女が一人で住んでてねぇ…」 そんな此方の様子に構う事も無く…老婆は、まるで此方をからかう様に言葉を…合間合間に笑い声を交えつつに続ければ、ふっと足を床の―― 不自然に小汚い絨毯の様なモノで覆った箇所へと向け…) [Mon 26 Dec 2005 21:56:22]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > …… あー… えぇっと… この部屋って、何か…安さの秘密でも、あるのかな?(その笑みに、思わず数歩程後ろへと後退りつつ… 引き攣った顔で、そんな質問を投げれば、老婆はニタリとした顔の侭、徐に部屋の中を見回し始め――) ――――― へ?(不意に、老婆の口からボソボソと漏れる 「そりゃぁ、安くなきゃ… 誰もこの部屋使おうなんて思わないからねぇ」 とか言う、おどろおどろしい声。 その言葉に、背中に走る寒気が強まるのを自覚してしまえば、自然と頬が引き攣り… 吊られる様に、自分自身も部屋の中を見回し…て――) [Mon 26 Dec 2005 21:48:42]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ―――― ふぅん(家賃二万キッチリ。 見た目、中身共に…いかにもスラムの借家だと思うような印象を受ける建物の、その中。 家主の老婆と一緒に佇みながら、辺りを見回し――) ワリと安いみたいだけど…意外に普通の、部屋 かな?(そう、言葉を漏らしつつ老婆へと視線を向ければ―― 老婆はニタリと笑み一つ。 その顔に、思わず背筋にゾクリと走る寒気の様なモノ一つ) [Mon 26 Dec 2005 21:43:32]
お知らせ > フェン・メイフォン@借家探索さんが来ました。 『in 先日の傾斜借家とは別の借家にて。』 [Mon 26 Dec 2005 21:38:40]
お知らせ > フェン・メイフォン@借家探索さんが退室されました。 『ここって、前にどんな人に貸してたの? 「―――――」 返した直後、何故か家主は視線を逸らし』 [Sun 25 Dec 2005 23:53:39]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ―――――…… (傾いた建物を前に、暫し流れる嫌な沈黙。 そんな中で此方をじっと見詰めてくる出っ歯の視線を如何するか、いっそブン殴っちまうかイヤ駄目か。とか軽く思考すれば… 不意に、頭に浮かぶ一つの疑問――) そういえば…さ(思いついたソレを、さっさと迷わず ) [Sun 25 Dec 2005 23:50:45]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ってか、この家って倒れないの?(ぶっちゃけちゃうと、これって欠陥住宅じゃないの? とか、さっきからべらべらとワケのワカラナイ言葉を続けている出っ歯へと、何処か冷めた感じに言葉を投げ返せば… 出っ歯は、徐に胸を張り――「倒れそうで倒れない。それがこの建造物の造形美の一つであり、スリリングな日常と言う平凡とは違う以下略」 と、また理解不能な言葉の羅列。 その言葉を、矢張り右から左に流しながら… 真っ直ぐに戻した視線で、建物をじっと眺め――) ………… 欠陥で、済むのかなぁ… これって(―― 通常より15度近く傾いた建物を眺めつつ、思わず小さくポツリと呟く言葉。 ソレを聞き止めたのか、出っ歯は言葉の羅列を吐き出すのを一度止めれば、「何か?」と、此方を見詰めて――― 暫し、気まずい沈黙) [Sun 25 Dec 2005 23:48:31]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > なんて… 言うか、さ… もの凄い傾(カブ)いてない? (それから…その、首を傾げる事でやっと真っ直ぐに見える建物を眺めながら、引き攣った笑い混じりの言葉を、隣に立つ出っ歯の家主へと投げ返す。 投げ返す間も、首はきっちり15度傾けた侭だったりするが) ………… へぇー(そして、その言葉に対して返ってくるのは… 出っ歯の自慢げな「この物件は一件傾いて見えますが、生活には大きな支障は無く、下がってる方に足を向けて眠れば、むしろ血行が良くなると言う以下略」とか言う、訳のワカラナイ言葉の羅列。それを、適当な相槌っぽい言葉で右から左へと流しつつ… ゆっくりと首を、真っ直ぐに戻し) [Sun 25 Dec 2005 23:40:02]
◆フェン・メイフォン@借家探索 > ……… へー(家賃が15,000エンと格安の物件だった。多分、滅多に無い程の格安物件だった。 ついでに言えば、隣で…「どうでしょー? 安いでしょー?」とか、出っ歯の家主がその安さをアピールしているので、この物件は安さが売りなのだろう ) あー… いやまぁ… その、安いのは良いと思うけどねぇ…(見た目も… 結構汚れているが、壁とかは…素人目にはしっかりしてる様な気もする。だと言うのに、偽少女は、何処か困った様な顔で首を15度程度傾げつつ、そんな… 曖昧な言葉を返し――……) [Sun 25 Dec 2005 23:33:20]
お知らせ > フェン・メイフォン@借家探索inスラムのとある借家さんが来ました。 『数日前、飯を奢って聞き出した…その、借家のその一つ―――』 [Sun 25 Dec 2005 23:27:32]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『( 苦情を言いに行こうとして、ドアノブをひとつぶち壊した※貴族様私室の。※ )』 [Sat 24 Dec 2005 02:46:10]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ぜはー。 ) ( しなくても良いはずの呼吸も荒々しく、暴虐の後に激しく肩を上下させるヒトデナシ。 ――大体何だこの上着。 やけにかっちりフィットしやがって動き難いのなんのって…! それもこれも肩幅その他のサイズを以前に測られたが為の、豪奢な誂えの『夜会服』だからなのだが――これも電波受信済み――兎も角、半ば脱ぎ捨てるように寝台に叩きつける。 ひとつ気になると全てが落ち着かない、むしろ下手人 ※下手人言うた※ が好んで身に着けそうなレース飾りのリボンタイは解くのも面倒で思い切り引き千切った。 何時の間にかひとつに結い上げられた髪の重みがじゃまくさい、整髪料の香料が不快だ、御丁寧に磨かれた爪が人間みたいで気持ちが悪い、 ………………… ) ( がつがつと踵の音も高く ) [Sat 24 Dec 2005 02:45:20]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 流石に跳ね起きた。 ) ………………何ですか コレ( は ………!! ( 高くなる視点が見せた光景⇒寝台の上一面ぬいぐるみの山 ※何処かよりそんな電波受信済み※ ) ――――〜〜・ ・ 兎毛玉猫毛玉虎毛玉熊毛玉に梟毛玉、 あの野郎ひとが許可出したのに事欠いて何やりやがった――――ああああッ!! ( 飛び降りてシーツもろとも盛大にぶちまけた。 絨毯の上に散乱する小山ほどのぬいぐるみ――後で自分が拾うんだが。 ) [Sat 24 Dec 2005 02:34:18]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……………………えーと。 ) ( 先ず紙巻が入っていない。 ――やけに布地の手触りが良いと思った。 ) ――…えーと ……… 。 ( はて何事だろうかと髪の毛を引っ掻き回そうとして ) …………… ( 何か今ぱりって言った。 鳴った。 おまけに――髪の毛なのに変に硬いの何の。 手前の髪質はもっとこう、コシの足りない不健康なそれだと思ったんだが――おまけに触れた手がべたつく ) ………整髪料、…………? ( 頭の中で何故の嵐。 ) [Sat 24 Dec 2005 02:27:22]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 枕に沈めた頭を僅かに振った。 …良くない傾向 とてもよろしくない傾向、考えない方が良い それは考えてはいけない。 その『箱』は――――開けてはいけない ) ………………煙草。 ( 戻ってきて初めて口開くのがそれと云うのも我ながら如何かと思うけれど。 …5日間の禁煙がきっと脳に良くない影響を与えたんだ、そう云う事にしておこう――今考えてもきっとろくな結果は導き出せない、全部禁煙の所為にしてしまえ ) ( 寝転がったまま上着の内ポケットを探ろうとして ) ( 違和感に気づいた。 ) [Sat 24 Dec 2005 02:20:54]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 何事も無く済んだ、それは歓迎すべき事であって物足りない訳じゃない。 この場合「戻れなくとも構わなかった」と「あちらで果てて来たかった」は全くのイコールを示さない。 ただ、あの余りな『何も無さ』が ) ( これがおまえだよ ――…そう突きつけて来るようで、本当に鏡の国に繋がっていたかと思えばそれも言い得て妙な話。 …何も無いのは本当の事だから、否定する言葉も浮かびやしない ) ( 起き上がるのが面倒で、ぬいぐるみを離した手をもう一度組んで目を閉じる。 ――…曖昧な境界。 内面の空虚に失望する反面、それが似合いだと自嘲を浴びせる側面が残りの半分を占める。 自分は一体、 ) ( 希望とやらを持ちたいのか捨てたいのか――果たしてどちらなんだろう。 黒塗りの中で笑った赤目 名前の無い が ) ――――Es interessiert nicht sich mit, welches . ( どっちでも構わない%嘯ヲる声が聴こえる ) [Sat 24 Dec 2005 02:09:58]
◆ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 洋館の続く風景も洋館、…違うか。 羊に駱駝 時計塔に図書館 ………『洋館』 5日は既に経過した。 だから此処はもうあの何も無い王国でも何でもない、只の現実なんだろう。 『帰って来た』 ――…別に戻れなくても良かったのに。 同行者殿が居られたのだし、職業物書きには納期だって控えてる。 戻って来なければならなかったのは事実だけれど、それとは別のところで―― ) ( ………… ) ( 抱えておいた熊のぬいぐるみを退かした。 此方ではどちらの形態になるのか判らないが、戻って来るだろうとそんな確信 或いはあちらの方が早かった可能性もある ) ( どちらであろうと――どちらでも構わない。 薄情だと咎める『道徳論』も今は抑制力に乏しくて ) [Sat 24 Dec 2005 01:49:50]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( ――…目を開けた。 )』 [Sat 24 Dec 2005 01:40:03]
お知らせ > グレアム@封鎖区域付近さんが帰りました。 [Sat 24 Dec 2005 00:09:03]
◆グレアム@封鎖区域付近 > ……全幅百メートル以上、か。 これ以上広がれば、復興も一苦労だなぁ……。 (速やかな住居の建設が必要となるのだろう。市の地力なら復興も比較的容易に出来ようが、この混乱した状況ではすぐに、とは行くまい) なら…… (われわれが準備しておけばいい。建材を調達し、組織を編成する。ココまでお膳立てすれば、市も支援を断りはすまい) ……屋敷に戻ったら、上申してみるか。 (大きな金が動くだろう。現場の混乱の中でも、事後を見つめながら、貴族は蔦の塊から視線をずらす。さぁ本部へ行こう) [Sat 24 Dec 2005 00:06:47]
◆グレアム@封鎖区域付近 > (ガラ、馬車が止まる。御者が馬車のドアを開けば、まずは護衛が、次いでグレアムが降りて……) 活気があるな。 (ぽつり、呟く。そのことを聞いたものがいれば、目くじらを立てるだろうが、作業員の怒号と、物資の集積に追われる荷車や格ギルド員。朝の市場も真っ青だ) とりあえず、対策本部へ……。 (その前に、しばらくはその異様な塊を見よう……) [Fri 23 Dec 2005 23:54:10]
◆グレアム@封鎖区域付近 > 危機こそ、好機だよ。 (誰に言うでもなく、満足げに呟く。口ひげをなでるその仕草には余裕すら感じられるが、単に油断の現れかもしれない) ふむ……突入作戦とのことだが…… いくらか資金援助でもするかな? (とはいえ現金は無いが) ……とりあえず協力する姿勢は十二分に見せておかんとな (自分の戦いは、自体が収集の動きを見せ始めたところからだ。どうねじ込むか……) [Fri 23 Dec 2005 23:41:37]
◆グレアム@封鎖区域付近 > (せわしなく物資が行き交う道路を、一台の馬車が走る。どうやら官車のようで) もっと端に寄れ、わざわざ顔を出しに来て邪魔をしては話にならん (厚着をして護衛と共に背もたれに体重を預ける男は、御者にそう指示をして) ふむ……。 (横ですれ違う影の一つ一つに注意を払う頼もしい護衛を横目で見る。大々的にこの事件に強力を表明したのだ、ドルーチ派の何らかの動きがあるかもしれない) [Fri 23 Dec 2005 23:29:30]
お知らせ > グレアム@封鎖区域付近さんが来ました。 『馬車が走る』 [Fri 23 Dec 2005 23:25:53]
お知らせ > エミリア@封鎖区域付近さんが退室されました。 『(知識を求めて。)』 [Fri 23 Dec 2005 17:38:17]
◆エミリア@封鎖区域付近 > (そして、やはり情報不足。 組織に掛け合わずに得られる情報は微々たるもので。) やっぱり、どこかに聞きにいかないと駄目ですね。 (そうなると、掛け合うべきはどこだろう。 自警団、或いは騎士団辺りだろうか。 手っ取り早いのは、近くのテントにでも行って、そこで聞くことだろうか?) まあ、わたしに教えてくれるか、が問題ですよね。 (ヴェイトス大学の一学生。 もし、重大なものだったら、自分には教えてくれないだろう、と考えながらも。 足は動き出す。) [Fri 23 Dec 2005 17:37:18]
◆エミリア@封鎖区域付近 > (そうすると、後はこれぐらいだろうか。) ふぅ。魔術は、相性悪いんですよね。 (だから、どこまでそれで可能なのかはわからないけれど。 魔術的に何かをされた『植物』辺りだろうか。或いは、魔力を持った『植物』でもいい。後者では、マンドラゴラが有名かもしれない。 と、そこまで考えて悪寒。) マンドラゴラと同じってことは、無いですよね。 (引っかかったのは、叫び声、と言う共通項。マンドラゴラは抜かれるときに叫び声を上げ、その声で人の魂を奪うと言う。 そして、視線の先にあるアレも、叫んだ。) 生存者がいますし、その辺りは大丈夫でしょうね。 (うん、と頷く仕草で、どうにか納得してしまおう。) [Fri 23 Dec 2005 17:29:03]
◆エミリア@封鎖区域付近 > (ぱらぱらぱら。 第一に、アレが『植物』を含むかどうか。姿形、その特性などに植物らしさはある。ただ、植物を模しただけの別物、とも考えられるのだが、それだとお手上げである。世界には、知らないことがたくさんある。) だから、仮定の話で進めて。 (とりあえず『植物』に関係があるとして、考えようか。 身近なところで、キリバナ。彼らには意思があり、い人に近い発声も可能。問題は、あのサイズ。あそこまで大きくなれるのかということ。情報不足。 ほかには『植物』を取り込んだような魔物。叫ぶと言う行為は、充分に可能だと思われる。ただ、そのような魔物は、めぼしい図書には見当たらなかった。) [Fri 23 Dec 2005 17:20:29]
◆エミリア@封鎖区域付近 > (最初は、単なる増殖する蔓。 それが、毒を吐いて。 地面を揺らして。 さらには、叫び声まで上げて。ますます、アレがなんだか判らない。) とりあえず、純粋な植物でないのは、確かそうですけどね。 (サイズを考えれば、地面を揺らす、まではそう不思議でもなかったが。叫び声を上げたとなれば、それはもう単なる植物ではないだろう。 植物に、発声器官は存在しない。) と、なるとー (緑の山を遠巻きに。時折聞こえる周囲の音は、ほぼシャットアウトして、エミリアは思考に入り込んだ。) [Fri 23 Dec 2005 17:11:09]
◆エミリア@封鎖区域付近 > (視線の先には、聳え立つ、ともとれる緑の山。 別なことを調べていて、このことに気がつくのが遅れたことや。遅くまでの調べ物で風邪を引いて休んでいたこと。アレが何であるかが、全くと言っていいほど判っていないことが、とても恨めしかった。) まぁ、後で発表がないとも限りませんが。 それも真実とは限りませんしね。 (うーん、なんて唸るようにして。時折訪れる地響きに、体を僅かに揺らす。)(真実と、遠そうで近い場所に居る、なんてことはエミリアは知らない。 同じ大学の学生が研究しているなんて、今のところ、夢にも思っていない。) [Fri 23 Dec 2005 17:03:28]
お知らせ > エミリア@封鎖区域付近さんが来ました。 『(色々と。遅れていることが恨めしい。)』 [Fri 23 Dec 2005 16:58:00]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『―リコリス。リコリス―…。(八つ当たりもどきに、友人の寝顔に悪戯を)(殴らりフラグ)』 [Fri 23 Dec 2005 04:18:31]
◆ミカド@自室 > (そうだ。この騒ぎでも友人君は起きない)――――……。(起きない。)………。(起きない。)……ふむ。(設定時間が過ぎるまでは、本当に起きないらしい。)…………よし。(己の両頬を叩くと、立ち上がる。目の下に隈と、眠たげな表情は変わらぬが、幾分か目的ある動きで手を、足を動かして)(揃えるのは化粧道具やら、やや派手な服やら、装飾品やらで――) [Fri 23 Dec 2005 04:17:26]
◆ミカド@自室 > (口々に騒ぎ立てる姿無き隣人を頭の中から締め出すと、呻き声も、顔を擦るのもぴたりと止め)―――………。(指の隙間から無言で部屋を見回し)――――………。 [Fri 23 Dec 2005 04:07:42]
◆ミカド@自室 > (『日頃の行いが悪いんだよ』)(喧しい)(『娘に毒物を食わせようとしたのがいけない』)(毒物とは失礼な。――卵スープとやらを作ったんだっ。)(尤も、その卵は、湯に溶けて――「出汁をとる」なんて行程を知らない男は、お湯にスープを浮かべただけで、『見た目は』完成とした。⇒味見で撃沈。 何が足りないんだろうと首を捻り倒し、大蒜(手を火傷しました)と、胡椒と、塩をいれ、最終的に牛乳を加えた所で放棄した。――うん、出来上がりは、如何足掻いても牛乳粥になるらしいよ) [Fri 23 Dec 2005 04:01:38]
◆ミカド@自室 > 流石に飽きてきたよ。 面倒だ。五月蝿い。 ヴェイトスに住まう人間どもが、突き詰めればただの植物――(詳しく述べれば違うらしいが、そんなこたぁ知らない。)焼き払うなり切り捨てるなり呪い殺すなり、塩もみ込むなりすれば宜しいっ……! 飽きたねっ! はっきり言うと、飽きた! あー……。(眠いのに寝れないと、服がどうのこうの言うよりも、腹立たしくなってくる。五月蝿いのも、寒いのも、ベットがきしむのも、何もかもが苛立ちの原因に変化する。 証拠に――棺桶部屋の床には、八つ当たりでぶち壊した瓶詰めの破片が転がっていた)――――。(無論中身入り。 その所為で徹錆臭くなるのも、これまた腹立たしい。――で、転げ出たら、窓の外には諸悪の根源たる蔦。――これまた、非常に腹立たしい…!!) あ”ー………。(身体引き摺りながら、床の上に胡座をかいた。顔を乱暴に擦って) [Fri 23 Dec 2005 03:55:30]
◆ミカド@自室 > (単純に寝れない。)―――……ぐぬぅ。(断末魔の悲鳴と言うのなら、まだいい。しかし昨日見た所では、どちらかと言うと大きくなっているような。――つまり、進展無しだ。今後もこれが続くのかとなると、鬼でも逃げ出したくなる。――というか、ヴェイトスの人間は大丈夫なんだろうか。神経質な人間だったら、この騒音と不安の中で安眠ができるのだろうか――) ……… ………。(頭痛までしてきた。) [Fri 23 Dec 2005 03:47:42]
◆ミカド@自室 > ( [Fri 23 Dec 2005 03:42:39]
◆ミカド@自室 > ……。 (磨かれた爪が、床板に食い込んだ) ―――――………。(石榴の双眸が、床から爪先…やがて窓の外へと移る。いまや自宅からも見えるようになった、緑の化け物は今日も素敵に蠢いていた。うにょりと)――――――……。(しかしだ。うにょりうにょりと蔦を尻尾のように揺らしているならまだしも…ここ数日は、蔦の所為だと思われる地震が頻発。――昼間でも夜でも夕方でも喧しい。そのうえ、今日は―――)――――――――吼え……?このうえ吼えるのかい…。 [Fri 23 Dec 2005 03:40:32]
◆ミカド@自室 > (棺桶の”扉”を支えにして、ぐんねりと部屋の中へ這い出してくる男の姿がある。――尤も、ランプ等の明かりは無いから、黒いものが、床の上をもぞもぞ這いずり回っているようにしか見えないだろう)―――――…………。(不機嫌を貼り付けた顔―目の下には珍しく隈。 友人君が夢の中を旅していると言うのが、心底今は羨ましい―――) [Fri 23 Dec 2005 03:33:37]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『(五月蝿い)』 [Fri 23 Dec 2005 03:26:47]
お知らせ > ヴィーダァ@封鎖地区付近さんが帰りました。 『(次には、必ず伝えると、決めて。)』 [Thu 22 Dec 2005 06:01:57]
◆ヴィーダァ@封鎖地区付近 > (邪険にしたのは、彼女が『 』だったからじゃない。 彼女の動作が、まるで『 』で『 』だったから。) ――予測、を働かせるのに必要なもの、なのだけれど、ね。 それに、予想回答も、例に一つ挙げただろう。 (仮定、のピースが多いだけだと。) ――それは、ばれないから、静かなんだろうね。 (予想した彼女の動きは、そんなものになった。 あの場所で、あのように誘って、その先に何があるかは、明白だと。言いたいものがある。)(切り落とせ。) ――ああ、それでは、これで。 ――俺の名が、ギルドに売られていなければ。 (己の名と、種は、彼女も前に明らかになっている。 ならば、可能性のない話でもないことを。皮肉を込めて口にして。) [Thu 22 Dec 2005 06:00:53]
お知らせ > 黒外套さんが帰りました。 [Thu 22 Dec 2005 05:51:06]
◆黒外套 > (言うなり、くるりと踵を返す。――インバネスの裾がふらりと揺れた)―――そうそう、先日の言付けは、きちんとザッハトルテ君に伝えたよ。と、いっても今は忙しくて会えない(なんせ寝ている)がね?――もう暫くしたら、僕の家にくるといいよ。―――それじゃ。(後ろ手に手を振ると、迷い無く足音は遠ざかり) [Thu 22 Dec 2005 05:50:40]
◆黒外套 > 如何だろう?女性の好みと言うのは、摩訶不思議なものなんだよ。秋の空に例えられるくらいにね。――それにしても、あんなに邪険にせずとも良かったのに―――君だって「人じゃない」のだから。(クツリ―)(奥に鬼を秘めた笑み。其れこそ、貴女が「人ではない」と言うた女と似たものを抱えた笑みだ。―― 一頻り忍び笑うと、大きく息を吸い込んで)…君は何時も其れだな。全てのピースが埋まらないと答えが出せ無いのかい。「予測」やら「想像力」を働かせたまへ。仮のピースを当て嵌めるんだよ―――今の問いは、方程式の答えを求めているわけではなく、斑に塗り潰した絵は、何に見えると問うているのだから。(お互いの顔色をうかがうように視線を交わす。――そのまま貴女の答えを聞いて)――――…………『我々のように』――――……(…。)もし、彼女が”静かな暮らし」をしていなくとも、。血が求めるのだから仕方あるまい――其れを責める事などできんよ。ただ、「ばれないようにヤレ」と進言させていただこう?まぁ…まだ、同族だと決まったわけでもない。(肩から力が抜けていく。――蔦を見上げて)――……次回お会いした時にでも、お聞きしよう。さて?(ふす、と吐息を吐き出し)僕はそろそろ僕は失礼するとするよ。これから、買い物でね? [Thu 22 Dec 2005 05:47:57]
◆ヴィーダァ@封鎖地区付近 > ――きっと、貴方が先に出会えば、同じことを言われただろうさ。 きっと、など、意味のないことだが。 (同じく平淡に、言葉を返して。) ――さて、ピースが足りていなくてね。 疑うだけなら幾らでも。 手っ取り早く例を挙げるなら、我々と同じもの、だって疑える。 (もちろん、確証など無い。故に、疑える。 帽子の下から、帽子の下へ。似た色の瞳を、覗くようにしながら、答えよう。) ――そして、これも予想に過ぎないが。 彼女は、我々のように、静かな日々を送るだけではないようだね。 (この、蔓による災害を、チャンスといっていた。何のチャンスか、など、考えたくも無い。 予想は一辺倒で、それ以外を排除しているに近い辺り、まだ僅かなわだかまりがあるのかもしれない。) [Thu 22 Dec 2005 05:27:24]
◆黒外套 > ―――――………。(やがて、女の姿が消えてから、視線だけを隣の男へと向け)良かったね。薫りある男だと女性に言われなんて羨ましい。(言葉は茶かしていた。しかし、声は平淡に)―――ヴィーダァ君。 先ずは君の答えを聞きたいな。人ではないといったのは君だ。では、人ではない彼女を、何だと思ったのか、聞かせてくれないかな。(帽子のツバを静かに引いて) [Thu 22 Dec 2005 05:08:38]
◆黒外套 > (――「人ではない」――)(道化めいた仕草で頭を下げる女を、眺める視線がある。――ただ、眺めるだけだ。見下すわけでもない。慌てるわけでもない。ただ、淡々と。――仮面を脱ぎ捨てた女の顔に何を思ったか――蔦に遮られた月光の下では、今だヴェールの中にある事実も多く、敢えて隠したかん上も多い。――黒衣の男は出会った時と変わらぬ態度。全てを晒すのは時期尚早――。)残念だね。もし貴女に時間が有れば、此方からお誘いしたのに。しかし時間も時間だ。引き止めるのも、下心有りと思われては堪らない。だから今日は見送るとしよう。―――ごきげんよう。またお会いできる事を祈って。お嬢さん。(帽子を軽く持ち上げて挨拶を) [Thu 22 Dec 2005 05:08:13]
◆ヴィーダァ@封鎖地区付近 > (見切り発進、とでも言おうか。揃いきらぬピースから出した答え。 とりあえず、その言葉を告げる事で。 苛立ちを、無理やり、断ち切った。 告げ終われば、離れ。)(『誰か』は『ニンゲン』では、無い。) ――臭い《》、ね。 (わざとらしく、聞こえた。 それに続く言葉も、動作も。)(其れでも、それらが何かを掻き立てる事は無く。) ――では、さようなら。 (去ると言う女を止めることなく。別れの挨拶を返して。 黒い姿の同族へ。向き直ろう。) ――曰く、俺からは『命の香り』がするそうだ。 彼女が、何者か、判ったかな? (まだ、足りないようで、嵌りきったような、おかしなパズル。質問は気まぐれ。) [Thu 22 Dec 2005 04:50:58]
お知らせ > アニーさんが退室されました。 『( やがてその姿は闇に溶けていく。 )』 [Thu 22 Dec 2005 04:38:04]
◆アニー > だって素敵な匂いだったんですもの。あれは女を惑わす匂いですよ、ヴィーダァさん。 ( まるでからかうような口調で。この自分が誰かをからかうなんて、余程気分が良くないとやらないことだ。 ――そしてく、と笑いを漏らそう。寄り添う様子に仲の宜しいことだと思いながら。 何を告げたかは知らぬが。そう、大体予想は出来る。 そもそも隠す気も無くなって来たのだから良いじゃァないか。 わざとらしく深々と頭を垂れようか。 再びあげる顔には焦りや恐怖などなく、寧ろ打ち震えるように歓喜の笑みを称えていた。 …清々しいまでに。 ) それは残念。 とてもとても、残念。 嗚呼、狂おしい一時を一緒に過ごせると思ったのに。 ( 二人で、若しかしたら三人で。ニンゲンを喰らい襲う狂った宴を。 …私が吸血鬼だと告げ口したにしては落ち着いた態度だ。はっきり言ったわけではないのかもしれない。 何にせよ――”お引取り願います”の合図だ。ああ、本当に残念だが、仕方が無い。 ) …それでは。私はそろそろお暇しますわ。 潰れたとはいえ財産一式は瓦礫の中、掘り出せるものもあるかもしれません、し…。 ( くすくすと微笑みながら、足をもう一度居住区の方に向けようか。 ) [Thu 22 Dec 2005 04:31:16]
◆黒外套 > (忠告)――――。(真意を問うよう、男の瞳を至近距離から覗いた。首だけで男の様子を眺め、覗き――やがて、女へと戻る視線。)―――――――………。 …………。 (言葉が掻き消える一拍)お嬢さん。 彼はなにやら、貴女が苦手なようですよ。とても勿体無い事に。(変わらず言葉を続けよう。もっとも、置いた間の所為で、何かを聞いたということは分かるかもしれないが) [Thu 22 Dec 2005 04:21:14]
◆黒外套 > それは確かに。心惹かれる人が、必ずしも恋をして良い相手だとは限らないように、出会いもまた然り。納得いたしました。――ならば此処は、僕がキューピッド役でも買って出るべきですかね?―――先ずは―……。(僅かに流した視線が、女の服装を眺めた。失礼ながら草臥れた服だと思った。――しかし、スラムをうろつく浮浪者や、花売りの類いには見えぬ。ならば)―…青猫の知り合いに見立てを頼むよりも何よりも、こう聞くべきなのかな。「もしや蔦の怪物の被害者の方なんでしょうか」と。(其れならば、乱闘真っ最中の封鎖地区を目指して、歩いてゆくように見えたのも納得が―――)んん?見えたとも。見たときはそれこそ、口付けでもしているのかと思ったもだが。(緊張、苛立ち、畏れ?全てを混ぜて、言葉を吐き出す男が近寄ってくる。――しかも原因は自分じゃない?――片眉を跳ね上げて、耳打ちを聞いた。) [Thu 22 Dec 2005 04:21:08]
◆ヴィーダァ@封鎖地区付近 > (苛立ちの原因は、近くに居る女に起因はすれど、それは、苛立たせたというキィだから。 一つは『誰か』の獣を見るようで。一つは『誰か』の罪を見るようで。 早く、断ち切りたい。) ――何、苛立ちは、貴方が来る前からのもの。 それより、アレを、寄り添っていたと言うか。 臭いを嗅がれ、迷惑をしていたところ。 (どうやら、女に暴れる様子はないように見えて。少しずつ、黒外套の脇へと近付こうと。 その途中で、切り捨てるのは、いらぬ感情。) ――何。 最早、俺には関係の無いこと。 (侘びの言葉には、ある意味あっさりと。素っ気無く、応えよう。) ――忠告しておこう。 彼女は“ニンゲン”ではないようだよ。 (叶う限り、耳元に近付いて、出来る限りはっきりと、最低でも貴方だけには聞こえるように、言葉を紡ごう。感情の籠らない、怒りにも似た感情から来る言葉を。) [Thu 22 Dec 2005 04:06:07]
◆アニー > ( この二人が親しい仲だというのなら、或いは可能性としては考えられる。が、それに賭けて洗い浚い告白するのはちとリスクが大きいような気がする。そうこの場にいる全員が人間ではないと、吸血鬼であると判れば。 しかし、この黒い外装の男は人間であって欲しいと思う。何故かって? 喰らい付くのが楽しいから――。 どちらにせよ嬉しい結果じゃあないか。 ……沈めるように手で口元を隠した。 ) で でで ( 引きつりながら ) 出会いはいつも唐突ですわ。その気は無かったのに、素敵な方がいらっしゃったら ねぇ? ( 次にヴィーダァの方へ向き直って ) 気分を悪くされたのでしたら謝ります。 私も節操の無い――― ”ニンゲン”ですので。 ( 疑うには十分なものを見せた。この場をやり過ごしたとしてもこのヴィーダァという男は友人に言うかもしれない。私が何に見えたのかを。 ) [Thu 22 Dec 2005 03:47:32]
◆黒外套 > (観察。――そのように見られたら、此方とて気が付く。水平に動く視線が、薄い笑みを貼り付けたまま、再び貴女へ映る。移る。―― 喉が動くのも、時々口元が時折震えるのも見えた。理解った。 好色を感じる仕草、だと断言するには何かが引っ掛かった。その理由までは判断できねども―――)……おや。敢えて打ち消した方だったか。ソレは失敬お嬢さん。何せ、時々人の姿を見つけても、蔦見物人しか居ないような場所じゃないか。…一夜の夢の相手を探すには、貴女も言うように人気がない――見つけるのが難しいと思ったからね。(サラサラと言葉を溢して肩を竦めてみせた。)まぁ、そんな場所で彼に会えたのは幸運――なのかな?…いやぁ、もてるね?ヴィーダァ君。羨ましいよ。(と…不機嫌さを叩きつけるような視線に、首を傾げて)――……女性にそういう態度はいけないな?何をそんなに苛立っているのかな…? 僕が口を挟んだからかな…?うぅん、安心していいよ。二人が寄り添った所からしか見ていないから。 [Thu 22 Dec 2005 03:37:14]
◆ヴィーダァ@封鎖地区付近 > ――全く、どこから聞いていたのか。 (口調が、いつもより荒いのは状況によるものか。苛立ちの類を消すことが出来ない。) ――聞いていた、見ていたのなら、どれほど分かっているかを、聞きたいところだ。 (楽しそうにも見える、黒の外套。そして、やはり正気でないように見える女。)(さらに漏らされた、誘う言葉を聞けば。 女を見る目は、睨むようにもなろうか。) ――何がしたいんだ。 (不機嫌な声で、女に問おう。 回りくどいのが、面倒で。) [Thu 22 Dec 2005 03:22:54]
◆アニー > ( じ。と相手を観察しよう。 非常に品の良い―― 私なりに言えば”美味しそうな”男だ。その白く柔らかい肌に牙を突き立ててやったら美味い血を味わうことが出来るのかもしれない。 ああ、ついついごくりと喉を鳴らしてしまった。一度昂った欲求は音を立てて作った無表情を崩していく。 また口元がヒクヒクと動くと笑みと無表情を交互に繰り返した。 この男は何者だという思いが消えていく、後に残るのは迂闊で淫らな欲求だけ。 ) ふ ふふ 野暮な質問ですこと。 こんな人気の無い所で女が殿方をお誘いするのは少々はしたないですが―― 察してくださいませ? ( 歪む口と漏らす含み笑いは凡そまともな様子には見えぬだろう。 ) [Thu 22 Dec 2005 03:10:05]
◆黒外套 > (占い札に描かれる”崩壊の塔”が目の前にあった。成長発展したヴェイトスの街に、天罰でも与えるかのように緑の蔦の塔は聳え立つ。隙間から見える白い月。伸びる蔦が網目状に月光を遮った。――影と光の中をくぐりながら、貴方達の傍へ近付こう。)それは良かった。もし邪魔だと言われたら、酷く気不味かったよ。――これでも一瞬、声をかけるのを躊躇ったんだよ。 何せ、とても仲が良さそうに見えたからね…? (揶揄い混じりの軽い声――朱鷺乃都人らしき闖入者は、軽くトップハットのツバをあげ――細く細く歪めた瞳で先ずは――)―――でも、とても楽しそうだったから《》、(女を見て)我慢ができなくて、ねぇ?―――…何をしていたのかな。ボランティア?(次に、男を見て)それとも見物…? [Thu 22 Dec 2005 02:58:10]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (聞き覚えのある声が聞こえた。) ――っ。 (反射的に、ほんの僅かな、舌打ちにもならぬほどの音を立ててしまった。 ああ、伝え忘れだ。後になって気がついては、しょうがない。 それでも、今はそれをどうこうするときではない。) ――今晩は。 ――いや、少なくとも、俺の邪魔では、無い。 (足を止めた女の姿。視界に残しながら、返事をして。)(さて、これからどうなることか、と思うわけだ。 先ほどと、同じことが起こるか、否か。 女への、確信に至らぬまでの、疑惑は生じていて。) [Thu 22 Dec 2005 02:49:05]
◆アニー > そうですか、それは残ね――― ( そこで言葉は途切れる。 部外者だ。 ひくり、と一度口元が引きつると一瞬で元の鉄面皮に戻し、ゆっくりと闇に解けてしまいそうな黒い外装の影の方に視線を向けよう。 「ヴィーダァ」、影はそう呼んだ。 ……知り合い、か。 ) ………… いいえ。 どうか、御気になさらず。 ( 去ろうとしていた歩みを止めて、改めて礼を一つしよう。 三人の中で、私一人だけががみすぼらしい格好をしているのが少々気に入らない状況ではあったが。 ) [Thu 22 Dec 2005 02:40:15]
◆黒外套 > (見える範囲に居る二人のうちの一人が、唐突に声をかけた。辺りの喧騒や、蔦の鳴動等に掻き消されぬ、一文字、一音を確りと音にした声が。)――――……(その声の主を辿るのならば、黒のインバネスを羽織った男が貴方方二人を平淡な視線で眺め居ることだろう。)…………―――。(やがて、愉快げな女と、うろたえる男を交互に眺めて)―――……。(唇がゆるりと笑みを作る。)――………お邪魔したかな。知り合いの姿が見えたので、つい――声を [Thu 22 Dec 2005 02:33:24]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『ヴィーダァ。』 [Thu 22 Dec 2005 02:16:44]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (人は、減っている? 見える範囲には、近くには、2人ぐらいか。それも、こちらに注目しているわけでも無いようで。)(何を、言っている? 変化があるようにも見える、女の言動。 改めて『相手』が何者であるか、確かめようと。視線を向けた。 瞳の色は? 肌の色は? 口には牙があったか? 漂う匂いは何の匂いだ?) ――生憎と。 俺は貴族では無くてね。 (何を、どこまで確認できたか。 それでも、最後の一言は、効いた。 しかし、場所が悪かった。そして、状況も。)(蔓の危険地帯へと向かう姿を、見送るかのように、その場に立ったまま、で。女の、最初の動作だけを、確かめようと。) [Thu 22 Dec 2005 02:15:26]
◆アニー > ( は、と直に吹きかける吐息は熱が無い。そして女からも微妙に香る、同じ匂い。体に染み付いた命の匂い。 ) そうだ。考えてみたら…… 今は凄くチャンスじゃァありませんか。 見てください、あの混乱の状況を。主人の居なくなった家には空き巣が入り、無法地帯。まるでスラムか暗黒街のよう……。 ( うふ、うふふふ。 と含み笑い。殆ど変化の見られなかった顔が酷く、邪悪な程に上機嫌になる。 そのまま貴方に危害を加えるわけでもなく、ふらりと蔓が蔓延る地域へと足取りを向け始めた。 ) …… 如何ですか。 もし良かったら―― ご一緒に。 闇の貴族様? [Thu 22 Dec 2005 02:03:22]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (その姿を見て、ギリ、と小さく歯が鳴った。 何者なのだ、と。少なくとも、人間、には見えない。)(『命の香り』『魂の匂い』それらを感じるのは、何者だ。)(思考を始めるとともに、口を閉じて。 まだ、動いていない『目の前の何か』から意識を逸らさぬよう気をつけながら。 周りに誰か居るかどうか、視界の中で、足しかめようと。 人が多ければ、力は押さえなければならない。人目にはつきたくないが、この場からは、出来る限り早く、逃げ出したい。) [Thu 22 Dec 2005 01:57:44]
◆アニー > ( 体が離れれば、それ以上は追わない。その代わりに口元が裂けるように歪み不気味な笑みを。そして―― 牙を見せるのだ。冷たい吐息と共に。 ) ー――んんんんんんンンンン〜♪ あンまぁぁぁあぁぁい香りィィィ。 アナタ、とてもとてもとてもとてもとてもとてもとってェェェも良い匂いがしますわァァ。 ( 長い舌がぺろん、と己の唇を濡らす。 ) 命の香り、魂の匂い、 嗚呼 ――― 濡 れ ち ゃ い そ う 。 そう いえば っ はぁ っ 家が潰れてから ご無沙汰―― でした、わねェ。 ( 荒い息を繰り返した。 ) [Thu 22 Dec 2005 01:49:02]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > ――っ、何をしてっ (怒鳴りはしない、半ば驚き混じりの声を上げながら、臭いを嗅ぐ女性から体を離そうと、数歩後ろへと下がろう。それでも、追ってくるというのなら、さらに避けるつもりである。) ――野次馬だが、面白半分、では無いね。 アレを見て、どこが楽しいのか。 (下がりながらも、返事をする辺り、まだ余裕があるのかもしれない。僅かな不快感からか、語調は、荒くなってきているが。 それも、出来る限りとどめようと。ここで騒ぐのは得策ではない故に。) [Thu 22 Dec 2005 01:41:34]
◆アニー > ( やがて相手の目前にまで迫れば、それは女だというのに貴方よりも高い目線。 ぐぐっと顔を近づけ相変わらず瞬きをしない眼で見つめると―― 突然何度も何度も何度も何度も匂いを嗅ぎ始めた。顔、頭、首、胸、中腰になって下腹部のあたりまで。その間、冷たい瞳はじっと相手を凝視し続けるだろう。 もし何も動きをとらないのならば、そのまま後ろに回って背中の匂いも嗅ぎだそうとするだろう。 見るからに異常な女だった。 …相手の匂いを嗅ぎながら女は尋ねる。 ) では、野次馬というヤツですか。 感心できませんね―― 家を潰された私としては、面白半分なんて。 それとも嗚呼―― 若しかして蔓の撤去作業をしていらっしゃる方ですか。でしたら申し訳ないですが。 [Thu 22 Dec 2005 01:34:53]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > ――そう。 それにしては、 (目の色が、と言おうとして口を噤む。 好奇の目にも見えたが、そのことを言っても無意味だろう、と。 両腕をマントの中で組みようにして。) ――いや、俺は、ここらに住んでは居なくてね。 (返事をしながら、帽子の下で、紅い目を細めて。 素足で近付いてくる相手の動きを、窺うように。) [Thu 22 Dec 2005 01:29:09]
◆アニー > …… さぁ。 別に、何も。 ( 言いながらその冷たい瞳は興味深そうに凝視し続ける。時折ぴくぴくと痙攣するように動く瞳孔は貴方を頭の天辺から足のつま先まで見ていることに気付くかもしれない。そしてしきりにすんすんと鼻を鳴らし続けた。 ) ……… 貴方も、あの蔦に家を追われた人 ですか。 ( ひたり。 素足が地面を叩きゆっくりと其方に歩み始めた。 ひたり、 ひたり、 ひたり。 それは一定間隔。 ) [Thu 22 Dec 2005 01:22:35]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (何か、不自然な言葉が聞こえたような気がした。 しかし、言葉は正確に拾われていなく。 感じ取れたのは、その後の視線。) ――…今晩は。 (視線が合い、間を開けての挨拶に、足を止めて、挨拶を返して。) ――俺に、何か? (続けて訪ねるのはそんなこと。 相手の女性は、見知らぬ顔で。本来は挨拶をしあう間柄ではない。 ならば、何か用でもあるのだろうか、と。) [Thu 22 Dec 2005 01:17:38]
◆アニー > ( ”アレ”に人間たちは必死に立ち向かっている。 いつもなら虫けらどもが寄ってたかってまるで蟻のようだ、などと見下すのだが。潰れたのが己の家となればそうも行かぬ。いけ好かない愛しのニンゲン達には是非とも頑張って貰わねばならないのだ。 ――しかし、一向に蔓は撤去されない。それどころか未だに生息範囲を拡大し続けている。 ) ……何をやってるんですか、ニンゲン。 ( もう一度溜息をついたとき、僅かに地面を踏み鳴らす音に気付き互いに視線が合うだろう。 瞬きもしない冷たい視線が。 ) ………… こん ばんわ。 ( それは思い出したかのような挨拶だった。ぺこりとお辞儀を一つ。 ) [Thu 22 Dec 2005 01:07:44]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (成る程、僅かながら増えてきてもいるらしい。 噂の一つに、夜に成長する、と言うものもあった。そのためだろうか、とも考える。視界の中には、自分と同じように見える者も、避難したように見える者も居た。) ――さて、そろそろ戻るか。 (一度、視線を緑色の塊へと向けて。呟いて。 アレを目にして、僅かながらの観察をしたことで、既に目的は達せられたのだから。後は患者が待つやも知れぬ寝床へと戻るだけ。 足の向く先は、丁度、犬を抱えた女性の脇の方角か。聞き耳を立てているわけではなく、彼女が何を呟いているかにも、それほど興味は無い様子。その容姿を、一度確認する程度か。) [Thu 22 Dec 2005 01:03:07]
◆アニー > ( ――一目で今回の騒動の被害者だと判るだろう。靴は履いておらず髪も少し乱れ、何より服も汚れていた。 主人を見上げ悲しそうな鳴き声をあげる犬が余計不幸感を煽っているだろう。 その女がじっと貴方と同じ方向を凝視して、冷たい溜息なんぞを漏らしていた。 ) …………… 家、無くなっちゃいましたねゴロウザエモン。 学校も休校してしまいましたし、財産は崩れた家の下敷きになってしまいましたし。 私たち宿無しですよ、ゴロウザエモン。 ( 喋ってる内容も明らかに、だった。 まだ其方の方には気付いていないようだ。 ) [Thu 22 Dec 2005 00:53:22]
お知らせ > アニーさんが入室されました。 『( やや離れた所にボロの寝巻きを着て、犬を抱いた女がぽつんと立っていた。 )』 [Thu 22 Dec 2005 00:48:49]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (見物客であるため、アレに手出しをしない。見物客であるため、アレに関わる誰か、に手助けをしない。) ――何、あの速度ならば。 (自分の寝床に来る前に、外へと出れるだろう。 思考の続きは、口に出さずに。誰彼に聞かれても構わない、とは言い切れない台詞であったから。)(マント姿は、呟き終わり少しの間を開けてから辺りを窺う。 周りに、どれほどの観客がいるのかを、確かめるため、か。) [Thu 22 Dec 2005 00:46:09]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (騒ぎのような声や音が聞こえようと、そちらへと視線を向けるだけ。 アレが、こちらまで来ると言うのなら、また別であるが。) ――毒を噴いた、とも聞いたが、さて。 (頭の中で思い返すのは、ここ何日か聞いた噂。 地震も起こすようになったらしい。それが、今も感じられる、僅かほどの揺れだとは、すぐに判ったわけだが。) ――このまま、この街を呑む気だろうかね。 (木だけに、その気がないとは言い切れない。 なんて、くだらないことを言う性分でもなく。そこにあるものを見つめる姿は、ただただ、見物人であった。) [Thu 22 Dec 2005 00:38:10]
◆濃茶のマント姿@封鎖地区付近 > (人々が作業する姿。 緑色の何かがうごめく姿。 それらを遠巻きにして。) ――成る程、アレが。 (紅い瞳が、月明かりに映える巨大なものを視止めた。)(特に、なにか、をしにきたわけでなく。ただどんなものか、と思い寄っただけの事。野次馬の三文字がよく似合う。 故に、手持ちの荷物は無く。身につけているものは、灰のスーツと帽子、濃茶の皮マント、皮手袋。) [Thu 22 Dec 2005 00:30:09]
お知らせ > 濃茶のマント姿@封鎖地区付近さんが入室されました。 『(封鎖の柵から、離れた場所で。)』 [Thu 22 Dec 2005 00:24:49]
お知らせ > 月璃さんが退室されました。 『(打開への一歩になると、今は願おう)』 [Wed 21 Dec 2005 05:15:00]
◆月璃 > (理不尽に対抗するには理不尽から。相手が調べた地上からの繁茂図と、上から見た情報の統合で、「比較的」蔓の薄い場所が検討されていく。一点突破の案が動物の口から提出されるのは、この夜が明ける頃の話) [Wed 21 Dec 2005 05:13:50]
お知らせ > シギ@封鎖地区付近さんが退室されました。 [Wed 21 Dec 2005 05:05:05]
◆シギ@封鎖地区付近 > (今は不思議に思う事は無い。 でっかい怪奇が目の前で育っているのだ、此方の状況を引っ繰り返せるかもしれないって切っ掛けの不思議は寧ろ希望の光のようでさえある。) (此方からの反撃は、恐らく、彼女の一声から始まるのだ。) (師匠が同僚だと聞けば驚くだろう。そうして同時に、彼女の弟子ならば何かやってくれると期待が膨らむのだ。) (着実に蔓が侵食してくる中、――突破への道は始まったばかりか。) [Wed 21 Dec 2005 04:50:29]
◆月璃 > 投げタラ余計に面倒にナリソウだシナ。(更に勢力を増して蔓延る。蔓が延びると書いて、はびこる) …行く路ダケでもナ、確保出来たら――と思ったンだガ。難しいナ、火は。(真っ直ぐに指差す先に、緑の暴力。火を使って血路は開けるか。むしろ火薬の出番か) ヨシ、意気やヨシ!頼むゾ自警団。オレサマの師匠もソッチにイルしナ。(引っ張ってく道すがら、巴という弓使いの名も出て来よう。そうしてベースに引っ張っていった後は、ちょっと異様な光景を見せるかもしれないが気にしない。してる暇が無い。地図を前に、まるで今「見てる」かのように、上空から見た状況を指摘する。大雑把なので、その辺りはフォローするといい。頑張れ自警団。頑張れ剣。剣もか。ウム) 礼はイラン。望むトコロだカラナ。(夜明け前。光明を探すにはいい頃合だ) [Wed 21 Dec 2005 04:46:07]
◆シギ@封鎖地区付近 > 面倒ですが途中で投げ出せません。 (何てバケモノだ。) …ええ、燃やすのは手っ取り早いでしょうけれど、其れは居住区を全焼させるつもりでいかなければいけませんので。 (下手すれば町の大半を焼け野原にするような作戦だ。 もう皆、いい加減先の見えない戦いにうんざりしているだろう。「燃やす」方法に思考が傾くのも無理のない話。) (が、と掴まれた腕。引っ張ってゆくなら、これから貴女に付いて行く所存。) (そしてお願いは了解された。) そうです。突破口を皆で開きましょう。 (前線でぶつかる彼女が率先してやってくれれば、其処から道が開ける気がした。 曇天でも垣間見えた月の光のように。) ありがとうございます。 … さ、それでは行きましょうか。 (中央を目指す為の入り口を探しに。) [Wed 21 Dec 2005 04:36:09]
◆月璃 > (産声を上げる前のナニカ) 気紛れ、カ。面倒ナ代物だナー。(いつ暴れだすかイマイチ分からない。まだ産声を上げる前の存在か、もしくは知能が発揮出来る程、出てきちゃ居ないのか) …マダ、燃やシタラ駄目、ナンだよナ。チッ。(何か物騒な事も言った。舌打ちもした。いざとなったら油撒いて火矢を撃つ気は満々だ。そして、手伝い。ならばとばかりに、地図掴む手をぐわしと掴もうとする動物の手。ベースまで引っ張っていく勢いだ) …ン?ナンだ?(お願い。言えと促す目) ……ン、了解シタゾ。同じ場所を叩ケ、だナ。(戦力一点集中突破。動物に作戦を考える頭は無いが、必要だと立案すれば検討はされる筈だ。誰も、この侭で良いとは思っていない。その筈だから) [Wed 21 Dec 2005 04:29:27]
◆シギ@封鎖地区付近 > (レスキューしたくない子どもではある。) 見たところ知能が高いようにも見えない、…貴女の云う通り、反射的なものなのでしょうね。 (本当に子どもだ。其れも限りなく赤子に近いような。 これから生まれようとしているらしい、厄介な赤子。) 無論、必要です。一気に行く為の武器も、方針も。 (そうして、手伝いは当然請け負おう。 既に地図上には、点が幾つも書き込まれている。繋いで行けば大まかに、平面的な広がりを見る事が出来る。) (これに彼女の俯瞰を加えれば、蔓の状態は立体的に捉えられる事になる。) …ユエリーさん。 ついでに、お願いがあるのですが。 (彼女と接触出来たのは大きな収穫だ。) 薄い場所が見つかったら、ただちに「皆が其処へ集中して攻撃するように」と広く伝えていただけませんか、掲示板か何かで。 参加している貴女が声を上げてくだされば、皆も賛同してくださると思うのです。 [Wed 21 Dec 2005 04:17:01]
◆月璃 > (正確にどうなのかはともかく、この動物が「見た」限りはそう見えたのだ。うっかり土管に頭を突っ込んで、抜けなくなった子供の手足に似ている。酷い例え) てゆか、痛いカラ暴れるンじゃなかロカ。もしくハ、イライラしてルとカ。(何せ相手は正真正銘のバケモノだ。単品としてのコッチの攻撃なんぞ、相手にもしていない可能性がある。煩く纏わり着く薮蚊を払うのにも似た無造作) …天使悪魔?フゥン…モノズキだナ。(いるかも分からないモノ相手に。自覚の無い何かが感心した) ナラ、ソレも期待シヨウ。――必要ダロウ?一気に行く手段。(大聖堂の判定に期待する。そして、地図を覗きながら) …コレ、アノ辺りのカ?ナラ、チョット手伝え。上カラ薄い場所探したいンだが、オレサマ覚えてラレン!(フハハハハ。胸を張って堂々と情け無い事を口にした。しかし、地図と照合しながらなら、効果的に探せる筈だ。俯瞰と通常の視点は併用出来るのだから) [Wed 21 Dec 2005 04:09:47]
◆シギ@封鎖地区付近 > (彼女は「見た」と云った。「上」から。 「出て来ようとしている」ところを。) (…血の気が引く思いだ。) ――だとすると、蔓が攻撃にしか反応しないのは、…必死に出ようとしていて、他には構っていられない から、かも。 (鈍痛のする頭、米神を押して解しつつ、気を取り直した。) (聖水云々についてへ、) 議員の属すると思われる組織が、「積極的に天使や悪魔との接触を図る」ような方針を取っているらしいのです。 (大聖堂方面からの情報。) 魔物を召喚してしまっていても不思議ではありません。 … ええ、聖水が効くのなら、恐らく、武器を聖別してもらう事によって強化が期待出来ますね。 (判定待ちだ。しっかり答えられないのが悔しい。) ――…はい、何でしょうユエリーさん? (地図への視線に。) [Wed 21 Dec 2005 04:00:33]
◆月璃 > (突っ走って弾かれて来る事も多々。背中を支える存在は重要だ) ア。ソンナ感じダ。賢いナ、オマエ。(パン!乾いた音は、動物が両手を打ち合わせた音だ。「地上に出ようともがいている」そんな表現がピッタリ来る光景を「見た」のだ) ナンか、バサーッと緑色が広がッテル感じだナ。上からダト、もう緑だ。真ん中モナ。(中心部は、もう緑に埋もれていた。一番勢力の濃い場所) ……セイスイ。フゥン、ホントに魔物扱いナンだナ。ソレが効くなら、強化トカモ出来るノカー?武器ノ。(パプテスの良く効く水だった筈。セイスイ。良くは知らないが、聖別とかいう儀式でうんたら。まだ予測とはいえ、効く方法があるなら知りたい。前衛の切な望み) ……オ。(ふと気付く。相手の持っている地図) ……ナア、自警団――アア、名前。オレサマはユエリー。 [Wed 21 Dec 2005 03:51:57]
◆シギ@封鎖地区付近 > (彼女らのような前衛が何とかしようと踏ん張る。後衛は其の背を支えよう。) ――もがく? 成る程、そう云う考え方もあるか…。 (今度は男が眼を見開く番。) 若し、「地上に出ようともがいている」のだったら最悪ですな。 (あの蔓はただの手みたいなものだとしたら本体はどンなバケモノだ。) 何にせよ、中心に行かねば何がどうなっているのも解らないのですがね。 … それから、そう、魔物だとして、 (先の宗教的な話も含め、) 聖水は効くのだろうか、と考えています。 (彼女を見、) 「塩水」は其れほどの効果を望めない、と学生のレポートから解りました。 ですが同成分でも「聖水」なら――塩水との違いは解りませんけれど――、魔物に対して有効なのではないかと。 …尤もコレは、未だ推測の範囲で。大聖堂の方へ送った蔓で判定してもらっているところですがね。 (若し使えるなら、彼女らに使ってもらえるだろうか、と。) [Wed 21 Dec 2005 03:42:37]
◆月璃 > (記憶で無く、経験則という身体で覚える原理で対応する野生動物一匹。直感だけで何とかなる相手じゃないのが問題だが、まだ生きているから何とかする。なる、否、する。動物は迷わない。だから、「上」から。頷いた) …フム。毒汁を出すノハ知ッテルが、ガス吹くのはアンマリ知らンしナ。(其処も疑問だった。気泡をあんな形で蓄える植物があるのだろうか?花粉ならまだしも。そして事実、ハッパではないとの答えの後。続いたものに、月色は見開かれた) ……魔物。(手帳の文字を覗き込む。正直に言おう。其処から先、説明された部分は簡単なもの。それでも動物のツラはチンプンカンプンと書いてあった、が――) 魔物、カ。……魔物。(見上げる。夜空を背景に緑の山。時折ソレらが蠢くたびに、微震が足元に伝わる。蠢く――伸びる?否) ……モガク? [Wed 21 Dec 2005 03:33:42]
◆シギ@封鎖地区付近 > (強い人、と云うのは、同じ過ちを二度繰り返さないから強い。 尤も、相手は超が付くほど気まぐれなもの、警戒の更に斜め上を越えて仕掛けてくる場合もあるが其れは其れ。無防備と警戒の状態では、その後に随分と違いが出るはず。) ――…「上」から。 (見たところ、飛べそうだと思えなかった。けれども、彼女の言葉は信じよう。) (続いた違和感への言葉が、確かに「上」から見たのだと思えたから。) …真っ当な「植物」ではないと、そろそろ断言出来ます。 (ちょっとしたバイオテクノロジーから生み出された植物でもない気がしてきたのだ。 ハッパではない、とはこの男の答え。) 恐らく、魔物の類なのではないかと。 (そうして、ポケットから取り出したて手帳の或るページ、宗教関係の情報を簡単に彼女に説明した。) [Wed 21 Dec 2005 03:24:56]
◆月璃 > 油断大敵ハ、実感シタガナ。(がしがしと頭を掻いた。警戒してどうなる代物でもないが、やはり悔しい。不服さは単純に顔に出る) ダヨナ?ダカラ、「上」から見てミタ。(うむ。得たりとばかりに目を伏せて頷く。時分の記憶違いじゃなかったと証明出来て満足げに。そして、何気無くおかしな事を口走った。「上」から) ンー……ナンか、ナ。ハッパって、アンナ風に伸びたッケカ?(動物の言葉は主語が抜ける。眉寄せたツラで、緑の群れを指差した) [Wed 21 Dec 2005 03:16:35]
◆シギ@封鎖地区付近 > 其れなら良かった。 (記憶が正しければ、彼女は中級ランクの傭兵だ。 早々倒れるほどやわではないだろうが、倒れられては困る一人だ。重要な戦力。) (月色と視線がかち合う。) そうです。余りに蔓が広がりすぎて撤去作業に回っている人ばかりですが…、本来は「中心核に突入すべく経路の突貫と、近隣への拡大阻止を目的と」していました。 (何時からだろう、後者ばかりに偏ってしまったのは。 最初から目的は設定されていた筈なのに。) ――…何か? (澱んだ言葉の続きを促す。) [Wed 21 Dec 2005 03:10:17]
◆月璃 > ンム。うがいさせラレタ。今は平気ダ。(水飲んで吐いたから平気だと言う。いきなり歩けなくなる程ヤワでも無い。考え事という言葉に、月色が細く。示された地図とメモに釘付けになる) ……奇遇だナ。(顔を上げて) 同じコト考えてたゾ。元々、「中央までの路」を作るノガ、オレサマ達の仕事ダ。シカシ――(眉が少し寄る。解せない何かを考えるみたいに) [Wed 21 Dec 2005 03:04:55]
◆シギ@封鎖地区付近 > (声が聞き取りづらい――否、彼女が辛そうなのだ。) 例の毒ガスですか。 救護班の方には立ち寄られましたか? 行かれてないのなら、後で必ず、 (立って歩ける程度には無事らしいが、少しでも毒は毒。 一先ず其処を心配しつつ、) (彼女の問いには、) ――いえ、考え事を。 (個人的な悩みでないのは察してもらえるだろう。 持っていた地図とメモを、彼女に見えるようにしながら、) …何処から中央に向かうのが良いのか、其れを考えていたのです。 [Wed 21 Dec 2005 02:58:49]
◆月璃 > (今宵もまた生憎の曇り空。それでも、人の造作見分ける程度の夜目は発揮出来る。薄い月光に顔にかけたレンズが光った気がした。濃い影は錯覚だ。近づけば、この付近で良く見る制服が確認出来た) ンム。チト酷い目にアッタがナー…(げほ。声が薄く掠れた。吸い込んだ量はそれ程でもないが、アレが有毒というのはマジ話だと実感) ン。互い様ダ。…ドシタ?この辺りに何か出たノカ?(今の時分、自警団が暇しているとは、この動物ですら思わない。首を傾げて問うた) [Wed 21 Dec 2005 02:54:04]
◆シギ@封鎖地区付近 > (雪でも降りそうな曇天の下、北風に吹かれてやってきた姿を眇めつ。 此方は夜目の利かぬ人間、遠くバリケードの辺りでの灯りを頼りに、声の主のシルエットが伺えたくらい。) (近づいてくるならば、其れが、) …撤去に参加してくださっている方ですね。 (特徴的な月色の女性。) お疲れ様です。 (慇懃な礼を。) [Wed 21 Dec 2005 02:45:15]
◆声 > 派手にヤッタな、この辺りハ――(雇い主の令嬢がぶちかましたという話の付近。此度勇名馳せる嬢とは、持ち場と時間の関係で共闘は未だ無いが見事なものだと見やる野次馬――ならぬ、人影。夜目と視力に物を言わせての視線が、影夜に紛れる人影を見つけた) ……ム。(ずかずかずか。遠慮も無く近づくのは、人の形した動物だ) [Wed 21 Dec 2005 02:41:34]
◆シギ@封鎖地区付近 > (人の群がるバリケードより、屋敷一個分離れた路地に、はぐれたような自警団員が一人。) (気配に顔を上げた。) [Wed 21 Dec 2005 02:36:48]
お知らせ > 声さんが入室されました。 『(――げふ。掠れた息の響きが混じる)』 [Wed 21 Dec 2005 02:35:29]
◆シギ@封鎖地区付近 > (そしてその際には、「蔓を攻撃せずに」行かなければならないのだが。) … 、 (溜息。) (推測は未だ続く。 次に、有効な攻撃について。) 植物の可能性、より、…悪魔寄りの存在だった場合。 (ざり、と髭を撫ぜながら、昨日の調査を思い出して。) [Wed 21 Dec 2005 02:32:19]
◆シギ@封鎖地区付近 > (それから。) (聳え立つ蔓を見上げた。) 上からは行けないンだろうか。 (中央に。 一番の近道だと思うのだが。) (勿論飛べる人なンて限られているから、其処を頼って連れて行ってもらうにしても危険が伴うが。) ………。 (40mの高さまで持ち上げる必要はない、と思う。) (今回の中心は下っ端の方とは云え議員の屋敷だ。近くには、友人の別邸があった。 別邸を持てるくらい裕福な人々の暮らす地区だということだ。) (高い屋根伝いに行けたりはしないのだろうか?) [Wed 21 Dec 2005 02:26:02]
◆シギ@封鎖地区付近 > (市民が騒ぐ割に、彼らが巻き込まれたりしたと云う話は効かない。…彼らが突っ込んで行ったとか、そう云う場合は抜きにして、だ。) (被害に遭っているのは専ら、撤去作業をしていた者、…蔓に攻撃を仕掛けた者。) 攻撃しなければ反撃も無い、のか? (手を出さなければ痛い目には遭わない? けれど放置は出来ない、勝手にアレは蔓を伸ばしてくる。) …………何処までが「攻撃」と見做されるンだろう、 (もし、「切る」だの「燃やす」だのしなければ無害だというなら、「何もせずに中央まで歩いていけば良い」ンじゃないのか、と思った。) [Wed 21 Dec 2005 02:15:57]
◆シギ@封鎖地区付近 > (勝手に作戦の変更を唱えられるほど、男の立場は高くない。自分は一介の平だ。 たとえ作戦の変更を声高に叫んだところで、そンな男に誰が賛同してくれるというのだ。) (確固たるところから、皆を導く目標を定めてくれねば。 キリが無いと解っている作業を延々と続けさせるだけだ。そうして無駄に蔓の反撃を受け、或いは蔓の攻撃を活発化させ、――…、) …、 蔓の、反撃? (ふと。 前衛組の報告、そして、自分で今 見てきた状況。其れを振り返ってみると、蔓の動きは場所によって違っては居なかったか。) (…否、場所によって、ではなく、 人によって。) (もっと云うなら、人の動きによって。) [Wed 21 Dec 2005 02:06:21]
◆シギ@封鎖地区付近 > (既に、撤去作業に参加してくれて居た人達の中では、約束の日数をこなしてしまった人もいる。このまま撤去作業だけを続けさせていたら、折角 各方面から集ってくれた戦力を無駄遣いしてしまうのではないかと危惧を覚えるばかり。) (また、バリケードの中に入ろうとする市民を止める自警団員の声が近くで聞こえた。夜のパーティみたいに、此処では眠る暇が無い。) (ほんの少し喧騒から離れて、1ブロック先からバケモノを眺めた。) ………、ちッ。 (思わず舌打つ。 自警団の 上 は何をしているンだ、と思う。) (ジュン=ワタヌキ隊長ではない。其のもっと上だ。 撤去作業を出した司令部だ。いつまでコレを続けさせるつもりなのか。) 根を絶たねば、…もういい加減手遅れになると云うのに…! [Wed 21 Dec 2005 02:01:17]
◆シギ@封鎖地区付近 > (撤去作業に精を出している人たちも、そろそろ気が付いているンじゃないだろうか。周りをちまちま削っていたって効果の薄いことに。 なるほど、拡大速度は確かに防げているのだろう。けれど其れは、一日で3歩進むところを2歩に留めている程度のものだ。進行をマイナスには出来ていない――出来ていたら今頃、全幅は最初より増える筈は無い。) 本当に二択まで追い詰められているンじゃないか、コレは、…。 (「全部燃やす」or「中央突破」。) (前者は本当に本当に最後の手段だと思っている。 ――ゆえに男は、後者の作戦が出来るように…、少しでも突破しやすそうなところを探していたのだ。) (蔓の侵食していた範囲は、真円ではない。アメーバか何かのように歪だ。中心に近いところと遠いところのムラ。 其れを調査していた。) [Wed 21 Dec 2005 01:52:23]
◆シギ@封鎖地区付近 > (片手には、地図とメモとペン。) …キリが無い。 (一周してきた感想は一言。 そして胸の内で呟いた一言、「勝ち目は無い」。) (今や全幅80mに及ぶ(否、もっとだ)緑。聳え立つ高さは教会の尖塔に追い付くくらい。 百人長の鎧より厄介な敵なのではないかとすら思う。圧倒的な大きさは其れだけで強さだ。) (蔓が凍り、焦げた部分がゆっくりと蠢いている景色が目の前に広がっている。恐らく、召喚士の令嬢が暴れた跡だろう。 此処を目印にして、蔓の一周してきた。) ――…、 (ガリリ。 地図とメモとを照らし合わせ、スタートでありゴールである場所にチェック。) (男が調べていたのは、「何処が一番、蔓が手薄か」と云うところである。) [Wed 21 Dec 2005 01:45:15]
◆シギ@封鎖地区付近 > (――ぺキ、と割れた石を踏んだ。 丁寧に敷き詰められた石畳も、蔓の侵食によって…恐らく重みだろうか、歪んでいる。割れてしまっている。) (グッドEDを迎えたとして、蔓の撤去が全て済んだらこの辺りはなだらかな盆地みたいになってしまっているのではないだろうか。 …それでも、其の様子を見れるだけ、良い未来だ。) (コートに腕章をした、中年の自警団員が一人。 誰かが魔法を使い武器を振るい、そして蔓を除去してゆく作業を、) (――ぐるりと一周した中で、ずっと見てきた。) [Wed 21 Dec 2005 01:36:47]
◆シギ@封鎖地区付近 > (バリケードには何処も、自警団か撤去作業をする人々、不安を抱える住民たち、野次馬、文句を云いに来る者、悪戯に囃し立てる者がある。 ただでさえ眠らぬ町だと云うのに、此処数日は本当に喧しい。) (この蔓に火を掛けるまでも無く、其の足元にはずっと灯りは絶えていない。 ――尤も、コレがそのままキャンプファイヤーにでもなったら、聖誕祭は派手に祝えるのだろうけれど。) [Wed 21 Dec 2005 01:31:30]
お知らせ > シギ@封鎖地区付近さんが入室されました。 [Wed 21 Dec 2005 01:27:35]
お知らせ > ティエン@館さんが退室されました。 『( ト ン 。 陽光の下に、白い裾が ひらり、揺れた。 )』 [Tue 20 Dec 2005 06:59:31]
◆ティエン@館 > ( あそこで暮らす誰か もしくは、象徴のような。 ――… 別に、限られたことじゃない。 この街に出るようになって、そんなものが増えてしまった。 ずっと、手の内にある訳でも無いのに。 ) ――… 別に、いいんだけど ね。 ( それを今更悔やむことも出来ないのだから。 なら ――… なら? 問いかけの先は閉じて、下を向いた。 そろそろ、戻ろう。 太陽は、やっぱり好きじゃない。 ) [Tue 20 Dec 2005 06:59:10]
◆ティエン@館 > ( 何なのかは分からない。 緩々と漂白されていく夜と朝の合間 幻視のような感慨。 ――… 月光の刻が終わり、陽光の出迎えが始まっても 蠢くものは変わらない。 闇夜を抱き歓迎するでもなく 陽光の来訪に喜ぶでもなく。 少なくとも、此処からはそう見える。 ――… おかしなもの。朽ちる家に絡みつく緑は数多見たけれど あんな風に、能動的に動くものは 久しく知らない。 ) 近くで見たら、違う…の、かな。 ( ――…馬鹿なことを言っている。 淡い自覚に、目を細めた。 あんなもの、どうだっていいじゃないか。 ――… でも、けれど 振り返るのは 商業地区の方向。 ) [Tue 20 Dec 2005 06:47:17]
◆ティエン@館 > ( 揺らめく遠い空の下 錯視の影を見る。 ―…嗚呼。影絵なんて表現を頭の中で使ったせいだ。 夜は黒 真昼ならば、青のキャンバス 地の底から伸ばされた あれはまるで、人の手のようだ。 ) ――… まさか ね。 ( 盲目の手。 外に出られずにもがく亡者。 溺れる魚、這い寄る混沌。 ――… 益体も無く、言葉の破片だけが浮かんで、消える。 きっと、密度の濃い何かが溢れすぎて、空気がおかしくなっているんだ。 この空気は、濁り過ぎて影絵を作る。 ) [Tue 20 Dec 2005 05:59:59]
◆ティエン@館 > ( ――… おかしなもの。 それが明確に何であるのかは、分からない。 けれど、あんなものが真っ当に 自然に発生する筈も ―…其処まで考えかけて、少し可笑しくなる。 冬の微粒子を含む風に外套の裾を靡かせて、屋根に立つ。 ――… 少しだけ遠くが見える。 篝火は、まだあそこで食い止めている人間がいるという、証。 一進一退。 けれど、その働きが無ければ、きっと もっと広い範囲が 「 食われて 」 しまっているんだろう。 遠い景色は、まるで影絵。 ) [Tue 20 Dec 2005 05:43:16]
◆ティエン@館 > ( 夜明け前 闇の深くなる頃合。 満月から少しずつ欠けていく月ばかりが眩しくて 月下に蠢くシルエットは 鮮やかな筈なのに何処か昏く、夜空を従えて其処にある。 ) ――… また、おっきくなってる かもしれないなぁ…… ( 此処は居住区の外れの外れ。 街外れと言ってもおかしくない、そんな家。 だから、居住区と呼ばれるような区域はまだ遠い。 ――… けれど、こうしてみれば、その影くらいは見て取れる。 ) [Tue 20 Dec 2005 05:15:23]
お知らせ > ティエン@館さんが入室されました。 『( 屋根の上。 )』 [Tue 20 Dec 2005 05:06:30]
お知らせ > 悠@撤去さんが退室されました。 『( 2+2+ダメージボーナス4=8 )』 [Tue 20 Dec 2005 00:41:06]
◆悠@撤去 > ( 轟、と音だけは凄い風の刃は、しかし細い蔦を何本か切り落とすのがやっとで。 太い蔦には僅かな傷を残しただけで宙に消えて。) ……上手く、行かないなあ……。 ( はあ、と掌見つつ溜め息零す。 どうも今日は調子が良く無い様だ。 それでももう暫くは、作業を続けようと……。) [Tue 20 Dec 2005 00:39:03]
◆悠@撤去 > ……気のせい、だよね。 ( 上手く行かない時は得てしてそんな風に考えてしまうものだし。 ……もう一度。三度目の正直、という事で――) ――風よ 縛られざるものよ ―― ( 三度呪文詠唱。 もう一度大気の力を手の中に集め、鋭い刃へと変化させ、薙ぎ払う!【判定】) [Tue 20 Dec 2005 00:31:32]
◆悠@撤去 > ( ―――集めた力を解き放った、その刹那。 びぎり、と何処かで破滅の音 が。) …な ッ。 ( 目の前で起こった出来事に思わず呆然とする。 …気合を込めて放った風の刃は、大量の蔦に絡まれその限界を迎え落下した、近くの住宅の外壁の破片に直撃し、外壁の粉砕と引き換えにその威力の殆どを殺される結果となった。) ……参った、なあ…。 ( ……何だかあずかり知らぬ誰かの手によって良い様に動かされているような気すらした。) [Tue 20 Dec 2005 00:22:13]
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