墓地 〜06/03/02
お知らせ > シギさんが帰りました。 [Wed 1 Mar 2006 13:57:45]
シギ > …。 (メモを懐に仕舞いこんだ。) …。おかしいね。 (ぼそりと一言。 死者の声など聞こえないから、手向ける祈りも無しに、其の前を立ち去った。) [Wed 1 Mar 2006 13:57:42]
シギ > (恐らく奥さんが花を手向け、墓を磨き、そうしてこの状態なのだろう。推測ゆえ、全くそうだと信じてしまう事はしなかったが。) …。 (生まれた年は兎も角、) …、 (墓の主が亡くなったのは、2年前の今日だ。) (懐から取り出したメモと比べ、――墓の方は何度見ても2年前に彼が死んだのだと刻んであるのを見ると、) [Wed 1 Mar 2006 13:56:44]
シギ > (――果たして、目的の墓はすんなりと見つかった。) (四角い石が横たわっているタイプのものだ。空からでもよく見えるようにか、大きく名前と生没年月日が掘り込まれている。) ……手入れはされている。 (見下ろして手を合わせるでもなく、自警団員は呟いた。) [Wed 1 Mar 2006 13:52:00]
シギ > (朝方に雨でも降ったのか、整備された石畳の道は今も濡れている。 また雑草が生えてきてしまうなと、墓守でも無いけれど思った。) (硬い靴音は、そのくせ無感情に響き渡り、目当ての墓を捜しているのだけれど。)     (時折すれ違う参拝者と挨拶をしながら。…其れも何処か機械的に。) [Wed 1 Mar 2006 13:45:20]
シギ > (墓場に、自警団の制服の色が混じる。) (少しだけ寒い。未だコートが手放せずに居た。 腕章が はた は た と風に鳴る。) [Wed 1 Mar 2006 13:37:24]
お知らせ > シギさんが入室されました。 [Wed 1 Mar 2006 13:35:19]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Tue 28 Feb 2006 23:23:26]
アカネ >  彼女が幸せになるなら………あたしは……あの蠍のように、何べんだってこの身を焼かれてもいい………。 ( 風がどうと吹いて、その日は終わる。 ) [Tue 28 Feb 2006 23:23:23]
アカネ > ( アカネは―――そろそろ、認める。 自分が、なんなのか。 そしてそれが、訪れるべき時。 そのときアカネは、出発する。 まだいまは、待っていられる。 待っていることができる。 訪れる期待のない人を待っていることが。 ) …………そうだなぁ………夜鷹のように、あの世界へ、飛んでいけたらいいのに……。 ( アカネは思った。 瞬く星のひとつを見つめて、そう思った。 ) [Tue 28 Feb 2006 23:13:24]
アカネ > ( 見上げた空は、まるで値段を高くするために、宝石屋が隠していたダイヤモンドを、誰かが持ち出して全てビロウドのうえに投げ出してしまったかのように、きらきらと、きらきらと、星々がまたたいていた。 アカネはそこに見えない時計盤を見出して、また、囁くのだ。 ) ………そろそろだね。 ( そのときが訪れる。 じきに訪れる。 それは遠くない、事実。 ) [Tue 28 Feb 2006 23:03:19]
アカネ > ( アカネは一人、ぽつんと独り、たったひとりで、墓地に佇んでいた。 そして、どこか、ここではない遠くを眺めながら、歌うように囁く。 ) …………風がどうと吹き……気がひゅうとさわぎ……木々がざわざわとなびき……汽笛が―――オーンと鳴り響く……。 ( アカネはひとり、佇んでいる。 ) [Tue 28 Feb 2006 22:53:13]
アカネ >  ………そろそろかな。 [Tue 28 Feb 2006 22:49:29]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Tue 28 Feb 2006 22:49:09]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( 本気と冗句の境目は曖昧に。 墓碑に向かって またね そう告げて、歩き出す。 )』 [Tue 28 Feb 2006 07:48:13]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『”そう、やり直せるから人は強いんだ”』 [Tue 28 Feb 2006 04:28:57]
ヒルダ > そう―― 凄く怖いこと。とっても恐ろしいこと。 ……全く、眼鏡が曇ってたのかしら。それとも伊達眼鏡だから本当に眼が悪くなっちゃったのかもね。 ( こんな単純なことに気付かないなんて。 ) ……ごめんなさい、ティエンさん。私が傷つけた人は、貴女にとっても大事な人の筈なのよね。「バカヤロウ」ぐらい言っても罰なんて当たらないのよ? 頬を思いっきり引っ叩いても神様はよそ見してくれるわ。そんな私がこの上に何を言うんだって感じなんだけどさ。 ……マギーの事、お願いね。 ( 本当に何様の積もりだと自分で言いたくなるような言葉だった。自分で吐き気を覚えてしまうぐらいに。 ) ……見せてあげるわよ。私は無敵の魔女なんだから。 ( 悪い冗談にも聞こえるような言葉と笑いには、背筋が凍る思いがしただろうか。いや、違う。恐怖だけじゃない。もっと何か、我侭を突こうという意志を固めさせてくれる何かを。 ) ……ええ。途中まで送るわ。 ( もう一人の”ヒルダ”にさよならを心の中で告げて、歩き出した。 ) [Tue 28 Feb 2006 04:25:35]
ティエン > ( ふらりと首を傾げて、へなりと情けない表情の貼り付いた顔 が彼女を見上げたら  )   ころしたくなっちゃうかも、しれないんだから。  (  言葉は冗句にも届かないくらい淡く零れて  わらった。  )  ……それじゃ、そろそろ戻ろうかー…?  [Tue 28 Feb 2006 04:17:17]
ティエン > ( ――… どうすればいいのか分からなくて、泡沫の一欠片にでも縋りたかった気持ちだけは 分かる気はする。 多分、この手には方法論が無かっただけで もしも、あったら?  仮定のお話は、形になる前に握り潰した。 く、と唇を引き結んで  )  …それはね、本当に許容出来ない事だと思う。 知られるのは仕方無いんだ。気付かれててしまう事だって、あると思う。 けど――…  知らないうちに覗き込まれるのは、   凄く、怖いから。 (  仮定法の話。あくまで仮定の話の筈なのに、遠くに押し込めたものがざわついて  ぎしり 爪が軋んだ。  肺がからっぽになったって苦しくも無いから、暫しは息を詰めた侭で  )  ……でも、その我侭を貫いてくれるなら、 ちょっと、見せて欲しいかもしれないな。  ( 赦せる形が存在するのだとしたら。 …重ねるような実験じみた思考回路にこそ、吐き気がしそうだけれど。 償おうとする意思が明確に見えるから ―…羨ましくすら、なるじゃないか。 )  しあわせに、なってほしい。 マギーも、霧子も  …勿論、ヒルダもね。  でないと――……   [Tue 28 Feb 2006 04:15:22]
ヒルダ > ええ。 …それも判らなくなるようじゃ、私も駄目よね。 ( 感覚がざわめき立つ。この空間にそぐわない―――いや、寧ろお似合いかもしれない。そんな気配をティエンさんから感じた。何だろう、何だろう、ああ、何だろう。 私に向けられるのは…… 考えるまでも無い。彼女の表情、態度、言葉通りだ。それが彼女自身の過去の記憶に触れてしまった事によるのもある事までは魔女は知らない。最も忌むべき事実を思い起こしてしまったことに…。 ) 難しいわ。いっそ投げ出してしまったら、諦めてしまったら。私もマギーも幸せなんじゃないかって思う。 ……でも私…… 我侭だから……。 ( ゆっくりと溜息を吐き出した。 ) 非があるのは私、でも尻拭きもせずに投げ出したらそれこそサイテーになっちゃうから。 だから、だから…貴女を嫉妬させるぐらい幸せになってやるわ。 ( そんな子供の我侭みたいな事を言った。 ) [Tue 28 Feb 2006 03:58:26]
ティエン > ……。内緒の事をー…難しい、ね。暴くって、嫌な言葉だ。 ( 彼女の例え話に、覿面に嫌な顔をした。 ――…熱の無い心臓が、鼓動を高くしたのが聞こえるみたいで。見透かされてるような気分は、きっと思い込みなんだろうけれど。暴かれてしまったら――… 答えは、とっくに知っているから、自分の腕を抱き締めるみたいにして、外套の上から爪立てる。 )  ……なるほど。何が、なんて聞けないけれど。それは、きついなー…… ( きりきり、きり。爪が食い込んでしまいそう。 暴かれること。それが善意で きっと他意なんかなくて、でも それなら、どうして。  錯綜するのは、自分の事だから、頭を一度強く振った。  …混ぜちゃ駄目だ。混同することじゃない。 )  ――… 不可能かって、わたしが断じられることじゃないけど。 凄く、難しいんだとは、思う。 ただ――… 本当はね、信じさせて 欲しいよ。 ( わたしはそれが、きっと出来ないから     、 と、して。 肺の中を空っぽにするくらい、息を吐き出して。 )  ……しっささせてくれるくらい、しあわせなら、よかったんだ。きっとね。 [Tue 28 Feb 2006 03:43:55]
ヒルダ > …ティエンさん。 貴女にもきっと人に知られたくない事、暴かれたくない事があると思う。私もそう、霧子さんもそう、マギーもそうだった。誰にでもあるわ。きっと神様にだってあるでしょう。 それを暴かれてしまったら、貴女ならどうする? ( 人の最も深い部分の光と影を全て知られてしまったなら。 ) 私が彼女にしたのがそれよ。どうやって知ったのかとか、そこで何を見たのかとか、詳しいことは言えない。 でも、何故知ろうとしたのかぐらいなら言えるわ。 ( 今更それを言うのも恥知らずな気がして気が引けるけれど。 ) それが彼女の治療に役立つと思ったから。 結局は悪戯にマギーを傷つけるだけで終わってしまったのだけど、ね。 ( 自嘲気味に笑いそうになるのをなんとか堪えた。私はそういう笑い方が嫌いだから。 ) そう。人はやり直せるからとっても強いの。でも、そこまでやった人間はやりなおせるのかしら? ( いつものように足掻きはするだろうが。 ) …二人で居る時は楽しかったわ。最高の友達よ。 ティエンさんが見たらちょっと嫉妬しちゃうかもね。 [Tue 28 Feb 2006 03:00:25]
ティエン >  …結構波乱万丈だね、ヒルダ。 ( こそこそが燃えるだなんて思ってるなんて、露知らず。難しい顔で感心した。 やっぱり知らぬがスートリア。 )  ……そ、そういう根性とか気合は、た、足りないかなー…っ う、うぅぅ。 そんなの、当分無いと思う、よー… ( あうあうあう。つつかれて、覿面に仰け反る精神面の軟弱っぷり。 つつく指の方が温かいのは、夜風のせい かも、しれないけれど。 )  ――… そ、だね。ヒトは、そやってやり直せるから強いんだ。 ( ヒトは。もしくは、人間は? ――… 丁度此処から話が繋がっていく。四方山めいた戯言を潜めて、聞き入るのは言葉。 )  ……ぅん。仲良いんだろうなって、思ってた。わたしはー…二人でいるとことか、見た事無いけどね。 ( けど、図書館で出会った時 聖痕について調べてた彼女は とても心配そうだったから。 キモチとか、信頼とか。ちくちく覚える痛みの欠片は知らん振りで、小さな合図地で先を促すような沈黙。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:51:25]
ティエン > ( 肝心な所で躓くのってどうなんだと思う。本当に。 がっつり挫け気味の誰かさんは置いといての、リトライ。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:47:05]
お知らせ > ティエンさんが入室されました。 [Tue 28 Feb 2006 02:46:32]
ヒルダ > んー……… まあ、そうね。そんな感じ。 ( それでも隠れて交際、とかこそこそしたのよりは良くなったのだろう。でも、人目を避けてというのもそれはそれでこう、燃える。 ) 無理だと思いながら、駄目だと知りながら飛び込んでいく。惚れるっていうのはそういうモンよ。 ふふ、いつティエンさんにもそういう時期が訪れるのかしらね。楽しみに見てよーっと。 ( 歯切れ悪く否定する少女の御でこを軽く突付いて笑った。 ) うん、判ったわ。でも、踏み外しちゃってもやりなおせるのが人の人生の良いところよね。 ……まずは踏み外している現実を良くないものだと認識するところから頑張るわ。 ( 茶目っ気出しすぎも悪気が無いとなるともっと最悪になるのだった。 問いの内容は大体判っていた。けれども、何て答えて言いかまでは判らなかった。相手と同じように少し歯切れを悪くしながら、言葉を選びつつ話していこう。 ) …私ね。マギーの気持ちを裏切ってしまったの。 彼女は私の事を凄く信頼してくれてた。私はそれを踏みにじってしまったのよ。 ( 思わず抽象的になってしまう。その道のプロ、という訳では無いが人との会話に重点を置く占い師が説明に困ってしまうとは情け無い話だ。それに付け加えるように言葉を続けようとするだろう。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:56:47]
ティエン > ……内緒?それって茨道だったり、身分差があったり種族の壁だったり 色々ー…だったのかな。 ( 指折り数えて口にするのは、どうにもステロタイプな事柄ばかり。 そっち方面疎いから、これでもきっと精一杯。 一体何が障壁なのかきょとんとしながらも、深く突っ込まないでとの言葉に頷いた。 でも、きっと捺印ナシの保証書だ。 )  ……う。わ、わたしは無理だと思うけど、なー…? ぅ、ん。そういうのって、よくわかんないし。 ( 好悪の情の境界線すら微妙な代物は、もごもご 歯切れ悪く視線がふらふら。 酔った勢いでとか、ある意味漢らしすぎると思うのは 彼方の何処かの誰かさん。 )  …な、何が起こってるんだろう、ヒルダに……えと、踏み外さない程度、にっ? ( 人としての道とか、色々。 魔女に語るのも不適当なら、語る代物も不適切。 だから戯言。冗句みたいな四方山。 ――… 囁く響きが途切れたら、はふ と、息継ぎひとつ。 )  た、体重じゃないなー…えと、ね。聞いていいのかわかんないし、あれなんだけどー… ヒルダ、マギーと喧嘩とかしたのかなって。 ( 横丁のマギー・エンジェル。今はもう仕事に復帰し始めたのも知っているし、不可解な現象も小康状態―…らしいけれど。 だから、気になったことの欠片を手繰りに来ているようなもので。歯切れはどうしたって悪いんだ。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:42:16]
ヒルダ > うん。前は(ようじょがどうとかは別に)表立って付き合えない間柄だったから、誰にも気付かれないようにこそこそしてたんだけどね。最近はもう気にして無いから…… もし見かけても深く突っ込まないで頂戴。 ( でも、あんまりこういう事を考えてると恋人に失礼かしらん、なんて事も。 ) そうなんだ。まぁ、時期が来たら嫌でも花咲く乙女になるのよ、女はね。 悩んだら私の所までいらっしゃいな。 ( 酔った勢いで恋人を押し倒すように相手を仕向ける人間が何を言うかという感じがしないでもない、がッ。 ) うふふふ。最近は茶目っ気出しすぎて色々大変なことになってそうだけど。 ( こういう場所で交わす会話としては不自然なのだろうか。でも、悪くない気分だ。はっきりと言えば楽しい。 静かな旋律は闇の中に微かに流れ、それを暫し聞いていた。この赤ん坊を拾った日も耳にしたその調べを。 ) うん、 何でも聞いていいわよ、体重の事以外だったらね。 ( 視線がティエンの方に移り、背の高い少女を見下ろした。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:10:56]
ティエン > 有名人、なんだ?…う、んー…わたし、ちょっと偏ってるからなぁ…… ( 世間に疎い程じゃないと思いたいけれど、元々万年引き篭もり体質。詳しいって胸が張れる訳も無くて、視線が明後日。 頭の中にぼんやり有名人を浮かべてはみるけれど、きっとヒットはしない。 だってようじょ。ようじょ。 連呼しちゃ駄目だ。 )  …ぅ、ぇ、や、無い。全然無いし。 ――…し、知り合いとかねー…そんなに、いる訳じゃないし。 ( 知り合い。聞いて パッと浮かぶのは女性の方が多いし。幾人かの男性も、そういう対象じゃ無いと思う。 もう、ホームランと一緒に明日に向かってダッシュの勢いで、首ぶんぶん。 )  あ、あははー…あれは、真似っこだもの。ヒルダがお茶目なんだ。 ( めしめしと、なすりつけ。そんな会話は日常じみて、平穏じみて。 どこに出身あるような光景の模式図。 ――… そして墓碑に向かい合ったら。祈りの代わりに口ずさむものは。 朧な旋律だけをかろうじて覚えていた、子守唄。 ) ――……ん。 (  ぽつぽつと囁くような調べが途切れて、視線が上がる。 見上げる角度は、何処か馴染んだもの。 彼女ではなく、それは別の。 )  …用事っていうか、ねー…ちょっと、聞きたいことがあったんだ。 [Tue 28 Feb 2006 00:59:08]
ヒルダ > そこそこ有名な人なんだけどね。でも多分……知らないんじゃないかなあ。 ( でも世間は狭いもの。案外知り合いだったりするのかもしれないと考えた。勿論それは間違いで、知り合いでなかったことを今は喜ぼう。だって白い眼で見られちゃいそうなんだもの。 ) あら、勿体無い。私が言うのもなんだけど、ティエンさん結構かわゆいから周りの男の子とかに人気がありそうよね。 ( 渾身の力を込めて思いっきり打ち返した、ホームラン! 小さい時から色恋沙汰には鼻息荒くしていた自分は、それを現象と呼んでいるのを聞けばさぞかしビックリするだろう。 ) ええ。まあ流石に掲示板のド真ん中はちょっとアレだったからね…… ティエンさんってば中々お茶目だなぁと思ったわ。 ( 真っ暗な墓場に寂しい墓石。それでも何故か幾分か空気が暖かくなった気がするのは、気のせいだろうか。暫し無言のまま、自分の娘へ祈りを。 ) …………… そういえば。 ティエンさんも、私に用事があったのよね。 ( 突然そんな言葉から切り出してみた。けれども眼は合わせずに墓に向けられたまま。それはどんな用事があるのか何となく知っていたから。 この"ヒルダ"を見つけた日に交わせなかった会話の続きを、私たちはしなくちゃならない。 ) [Tue 28 Feb 2006 00:35:01]
ティエン > …え、驚くかな。知ってる誰かだったら、驚くかもー…だけど。 ( だってまさか、恋人はようじょさまだとか 知らないもの。知らないもの。 四月の一日に行われる風習の日だったっけ?なんて悩みそうな未来図は、知らないからこそ首も傾げる。  ――… ボールは投げたら投げ返される。そして、投げたボールは打たれるもの。 帰ってきた問いかけに、きょとん 瞬き。 ) ぇー……そ、そういう意味でのすきなひとは、い、いないかなー…… ( うぅん。歯切れが悪いというより、どう想像して良いのか分からなくなる現象。 恋人。 殆ど考えた事も無い現象。現象扱い。 )  あ、あはは。あれは、ねー。気付いて貰えるかなー…て。 ( 花の持ち合わせも無いのは、吸血鬼も同じこと。 お土産は違うものにしたから お花はまた今度。 かさり 乾いた音は、枯れかけの花が風に揺れる音か。 )  ……娘。 ( ちょっと驚いたような響きは、声の中と 見上げた視線に。 )  ……ありがとって、わたしが言うのはおかしい、か。 …でも、うん…… 久しぶり。 ( 独白じみていく言葉は、最後に墓碑への呼びかけに変わる。 情けなく垂れた眉の侭、浮かべたものは 笑みめいたもの。 ) [Tue 28 Feb 2006 00:21:52]
ヒルダ > うん、居るわよ。紹介したら多分びっくりすると思うけど。 ( 知り合いの中であんまりびっくりし無さそうなのは霧子さんぐらいだろうか。 …さて、この魔女との会話で”恋人”というキーワードが出てくると決まって聞く質問がある。 ) …ティエンさんは居る?恋人さん。女の子だもの、好きな人とか居るんじゃないの? ( この場合魔女の方から恋人という単語を出したのだが、お構い無し。勝手にこの娘に似合いそうな男をイメージしたりするぐらいだ。 ) あら、絵描きさんなんだ。 ……通りで張り紙に描いてあった兎が上手いわけだ。 ( 墓の前に立てば、やっぱり新しいお花を買ってきてあげるべきだったかなとちょっと後悔した。 ) そう、ヒルデガルドグレーテ。…ああ、グレーテっていうのは私の名字ね。娘って事にしたの。”ヒルダ”だけじゃちょっと寂しいかなって。 …貴女が来てくれるのをきっとヒルダも待ってたと思うわ。 [Mon 27 Feb 2006 23:59:37]
ティエン > …そ、そういうもの、なの? ……ヒルダってー…恋人さん、いるんだ? ( 吸血鬼の脳内では、冗句でも己に当て嵌められなかったから、例え話として受け取る言葉。  ちなみに 逃げ帰らなかったのは 夜闇でも目は見えたから それが誰なのかって早めに分かったからだなんていう、オチはある。 精神的な成長関係ないとか、言っちゃ駄目だ…! ) ん。でも、気分が乗ってる時にやっちゃわないとねー… あ。えと、ね。一応、絵描きみたいな、こと。 ( もともとの歩幅が違うから、緩やかに足取りが気遣いなんだって分かってしまう。 駆けっこなら、早々負けないとは思うんだけど、それはそれ。 緩やかな灯りは季節外れの蛍のように、ゆらゆら 夜を進んでいく。  ――… 程なくして見えたもの。 )  ……ひるでがると、ぐれーて? ( 口にしてみた名前は、目の前を行く背の主と同じ名前。 ――…同じ苗字。 苗字の方は知らないから、何気無く口ずさむ。 まだ忘れられた訳じゃないのに、ぽつんと佇むその様相が 寂しげだなんて。 きっと、主観入りの幻想だって分かってるのに、肩が落ちる。へたり。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:47:22]
ヒルダ > ううん、いいの。私って良いオンナだから恋人がちょっと遅れてきたからって怒ったりしないわよ。 ( くすくすと冗談を言いながら。 ちなみに、夜の墓場に一人で歌を歌っている怪しい人影を見たら、この魔女は踵を返して逃げるだろう! ) それは大変だったわねぇ…。 あれ、そういえばティエンさんってどんなお仕事してるんだっけ? ( 後ろの少女が暗闇を見る事が出来ると知らぬ魔女は、ティエンの歩く先にランタンの光が届かないことの無いようゆっくり歩くなんてお節介を。まあ、自分の足元が危ういのもあるのだけれど――。 目的の場所は門から遠くない。すぐに墓の群れから少し距離を置いた辺りに粗末な墓石が見えて来る。石に刻まれている名前は"Hildegard Grethe"。立ち止まった前にある、枯れ掛けの花が添えられた墓石は一層寂しそうに見えるだろうか。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:22:30]
白影 >  う、うぅん。 や、それは だいじょぶ。うん。 ご、ごめんね。 ちょっと、遅れた し。 ( 歌に驚いて その侭脱兎しなかったのが精神的成長って 基準値はどれだけ低いんだろう。 あうあう 慌て調子で手と首を 目一杯横に振ったら 眩暈と勢いで足元がよろつくていたらく。  …落ち着こう。ぜーはー。 )  お仕事はね、この間まで結構纏めてやってたから。今は、都合もつくし。丁度良かった、かも。  ( 先日までお篭り状態だったし 気分転換というには似合わない場所だけれど 丁度良い。 灯りが元々必要な訳じゃないから、ついてく足取りも 危なげは無い。  自分よりも大分高い背の後ろ てくてく 歩きながら )  …ん。 いこ。 ( 今度こそ、足音が静寂を乱す夜。 出迎えは、基本的には物言わぬ墓石の群れ。 基本的には。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:11:37]
ヒルダ > ……………… こ、今晩はティエンさん。 と、とつ、突然呼び出したりなんかしてゴメンなさいね。 ( 恥ずかしい場面を見られた魔女は大慌て。どんな顔をしていいのやら。とりあえず向けてみた笑顔はやっぱりぎこちない。 いつもならば勢いに任せて話し突っ込むタイミングを失わせるか、流すかぎろりと睨んで黙らせるかするのだけど、この子にそれはあまりにも酷だ。 ) …貴女も色々と…ほら、お仕事とかあるのに来てくれて有難うね。 ……じゃ、じゃあ早速行きましょうか。 ( 足元の明かりをひょいと持ち上げて門を潜る。背を向けている間にまずはこの焦った心と表情を静めよう。次に振り返る時はいつもの美人に戻るために! ) [Mon 27 Feb 2006 22:43:23]
白影 > (  たたたた、たー……っ  夜は静寂。満ちるものはまだ静けさで 夜闇の運動会とかは、墓地の中から聞こえてこない。 ―…否。聞こえてきたのは、歌唱大会?  減速した足取りが じりじり、思わず警戒じみたものになってしまうけれど。 地面に置かれたカンテラが照らす姿 闇の中に見るものは ――…ぅん。やっぱり、知ってる姿だった。 予想通りと言える程には、知らないのが悔しいくらいだ。 )  ――……ぅ、えと  こんばんはー…か、かな? ( ぎぎぃ。 油を挿しそびれた蝶番みたいなぎこちなさで首を斜めに傾けながら、思わず挨拶が疑問形の夜。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:37:38]
ヒルダ > ( こうして一人でじっと闇の沈黙の中に居ると、無駄に独り言を言ったり歌を歌いたくなってくる。勿論、不安と恐怖を紛らわす為だ。元々暗闇が嫌いなのだから無理も無い。 待ち合わせの相手が来ればこの寂しさももう少しマシになるのだけど。 ) ………んん。 あーあー。 ……げふん。 …冷たくぅー されてぇーいーつかはぁー♪ 見ぃーかえす、つーもーりーだーったー♪ そぉーれぇーかーらー何処にー 行ーくにもー 着飾ってたのーにー♪ ( 近づいてくる足音。ちょっと外れた音階、けれども無駄に大きい歌声はそれを自分でかき消してしまって。おまけに視線も下に落ちているわけだから、相手の姿にも気付かない。 ) どうしてなーのー♪ 今日に限ってー♪ 安いサンダルを履いて………………………た………。 ( そこで漸く、相手に気付いたのだ。 …あまりの気まずさにちょっと沈黙してしまった。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:28:36]
白影 >   ……はー……っ  ( 息が切れる訳じゃない筈なのに、フードの確度はやっぱり斜めに。  うろうろ惑う視線が、ぽつんと入り口に灯る光で止まる。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:24:46]
白影 > ( 夜気に紛れる忙しない物音  もしくは、何処か途切れがちの足音。  市街を少しの遥かに望む静寂の中から ゆらゆら、死者の世界に帰路を急ぐような白い影。  ――… 尤も。 実態の無い何がしかと言うには 忙しな過ぎて 慌しくて、雰囲気もへったくれもあったものじゃないけれど。 墓地に近づく速度だけが妙に速く、非現実。   ―…カンテラの灯りがぼんやり届く頃には つんのめるみたいに減速し [Mon 27 Feb 2006 22:23:49]
お知らせ > 白影さんが来ました。 『( たた  た っ )』 [Mon 27 Feb 2006 22:20:52]
ヒルダ > ( ぐるっと鉄柵で囲まれた場所に空けられた門という穴。そこは死者の世界と生者の世界を別つ境界線。 黒服の魔女はその境界線の下で柵に寄りかかりながら、足元に置いたカンテラの光とそれに照らされるシャム猫印のブーツをじっと眺めていた。 …すっかり日の落ちた墓地の暗闇を見つめる勇気が無いだけだ。やっぱり犬のヤツを連れてくれば良かったと後悔している。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:09:51]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『墓地の入り口。』 [Mon 27 Feb 2006 22:06:18]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 開いた傷を他人事の目で眺めて、存在しない砂時計を幻視する。 )』 [Wed 22 Feb 2006 08:31:42]
お知らせ > さんが退室されました。 『―――To be continued.』 [Wed 22 Feb 2006 08:29:44]
ザッハトルテ > ――… ( 一度は追求を止めた問いをもう一度繰り返した ) では今、一体「何に」縋っている。 此処の住人にと仰るが――彼らに当てがあるのなら、私に「むしろ教えろ」等と聞く必要もあるまい。 …そんなにも行き詰ってるんじゃないか。 ( だから出した結論は「このまま放置しておけば遠からず枯渇死を迎えるだろう、そんな予想。 乱暴と窘められれば俯いたまま苦く笑い ) ――…  は。 元を正せばどちらがどちらのものだったのやら、権利に胡坐をかくべからずとは良く言ったもの。 所有権を実行しなかったからこうなるんだよ。 (「足りない」と聞かされたのはもう大分前。 あの時自分が背を押したから、今頃は売買される人間をも喰らった後か。 ――それでも――足りない? 棺桶部屋から大量の空き瓶を発見するのはこの後の話か。 ) …………     ――…じゃあ、戻ろう? ( 戻りたい場所があるのなら、…望むところへ。 そして屋敷へ、ふたつの意味をかけて ) 個体差がありすぎて自分のケースなんかあてにならないし、できる事なんか何もないかも知れない。 …どうしても此処で聞きたい声があるのなら、毎晩だって貴方を連れて往復する。 此処に居続けるよりはそっちの方が良いと――…思うんだ。( 外套の袖を軽く捲る。 手首の内側を走る血の管に利き手の爪を走らせ、…眷属には食指が動かないんだっけか。 それでも彼の鼻先に突きつけて。 ) [Wed 22 Feb 2006 08:20:55]
> 何を望むか)(直ぐに浮かぶ一言)―――…… 戻り たい 。(このまま偽り生を続けることに、疑問や不安、畏れを感じていたとしても、願う事は其れ)君は、僕が誰も必要としていないと、言うけれど。でも――戻りたい理由は、君達が、いるから――…、なのに。 [Wed 22 Feb 2006 07:52:01]
> だ  から、「最高」ではないと  言うたじゃ ないか。穴なんて、承知。  れでも、それ  に縋らなければならない。――他の、方法 聞きたいのは、僕の 方 だ 。 むしろ教えて欲しい  。(餓えは収まらない。喰らっても喰らっても喰らっても喰らっても――2か月分を一週間で飲み干しても足りなかった。それどころか瓶詰めじゃ既に満足できない。文字通り「腹の足しにも成りはしない」だ。焦りは、彼自身が予想していなかった分、大きい。――その変化を誰にも告げずに居たのは―――自分が「自然」と狂っていくのを見られたくなかったから。もしくは――どこかで信じたくなかったんだろう。自分が獣に喰らわれるという事を。――今更だ。本当に今更。)……………。(虚ろな瞳を隠して、細く長く―吐息を洩らす。「其れはそれで良いかも知れない」なんて、声が何時もの通りなら、独り言のように呟く事も出来たのに――)人 を  タペストリーのように貼り付 け  た上に、木偶  人形の世  話。……僕は、君の人形 かい?酷   く乱暴に 扱われそうだ .......(「最後」―「迷ってる」―…するりと違和感無く入り込んできた声。――驚く様子も、怯える様子も無く、ただ瞼を押し上げた。――薄い笑みの浮かぶ友人の顔を、写して沈黙する)   (間)    (友人の黒髪が俯くにつれて、揺れて、落ちて―――) [Wed 22 Feb 2006 07:51:21]
ザッハトルテ > ( 浮かべたばかりの笑みが少しずつ翳りに沈む。 少しずつ頭が下がり、しまいには俯いて ) ――――…( 貴方は ) 何を  望む か。 ( 結局のところ何よりも、それが一番の問い。 ) [Wed 22 Feb 2006 07:08:22]
ザッハトルテ > ( それも既に一度交わした話題なれば、同じ結果を繰り返すだけ――少なくとも此方の認識では――と、逃げた部分は確かにあったろう。 その時は互いに何と答えたか、その後何某かの進展はあったか? 夜空を染め上げる朝の光ではなく、仰向いた白い顔を追って ) …当事者と第三者とは得てしてそうしたものだけれど、貴方からしたら最善であっても此方から見たら穴だらけなんだよ。 不確定要素が多すぎる。 だから他の方法はないか 模索の余地は本当にもう無いのかと――言葉はなっちゃいないが、そう言いたいんだ。 ( 指摘された「苛立ち」を押し固めて潰すように、左手を拳に固めて 解いて ) ――…そうだよ。いつかと何も変わらない。 閉じ込められるのが御気に召さないと言うのなら――今のように両手両足を穿って差し上げても良いし、四六時中貴方が「気持ち悪い」と言うほどへばりついて絞め落とし続けても良い。 …それでも与えられれば滴まで干してしまうのだからね、我々は。 砂時計をきっちり落として、日に何度でも寸分の狂いもなく注ぎ込んで差し上げる。 (「墓地の住人に何ぞ用か」その答えがなかったのは、彼はこちらに呪術に関する一片の素養もないと知っているから省いたか、彼自身予測不能な部分が多いからか。 その説明がない限り納得できそうにないが、――仮に説明されたとて此方には理解できなかろうから結果は同じ、か。 ) 止めた後? 「後」も何も無い、彼女が嫁ぐまで それからも――ずっと見定め続けるよ。 ( 今の餓えが治まるまで。 すい、と薄い紙ぺらのような笑みを浮かべ ) …貴方の最期は私が貰ったのだから、その時が来たと思ったならば。 ――…因みに今もね、ほんの少しだけ迷ってるんだ。 [Wed 22 Feb 2006 07:04:06]
> (もし其れを、この男に直接投げつけていたら、何らかの返答がこぼれただろう。しかし全ては沈黙の中へと還ってしまった。――ならば、此方も視線を、つい、と逸らすだけだろう。)―――…………。(言葉に出来なかった幾つかが、喉の奥に落ちて――)なにを そんなに苛立っているの か。 ――僕    は僕で、 僕に 出来る限りの選択肢を選んで いるつもりだ。 唯一答え  に近そうな手段 を選ん だ 結 果、此処に居る。最高の手段  では な いが、最善で は あ ると――…思っている。(体の力を抜いて――そのまま仰向く。明けて来た空は既に明るい。)――さて、逆に問おう。君 は「止める」と言ったね。―それは、何を「止める」のかな?…彼女―リコリスを餌にしようとする僕を…? 止めた後は、どうなる。僕は 、どうなる。小部屋に閉じ 込 め るの   か ――既に僕ではない僕を。  それとも君は  (傍に居る貴方を見上げる。小部屋に戻って閉じ篭ったとしても、狂った吸血鬼の末路が如何なるかなんて、言葉にしなくとも分かる。)――僕を、滅ぼしたいと言っているのか。 [Wed 22 Feb 2006 06:38:04]
ザッハトルテ > (「おまえがいい」「側に居ろ」 それに類する言葉をこれまで何度もかけられて来たと思う。  けれど結局、何時だって肝心な時にこの身は何の役にも立たないんだ――なんて、忠誠心の塊じみたものではなくて。 己の存在理由も価値も見出せないモノが「要ると言ったくせに」と――…きっと責任転嫁をしているだけだ ) ――…ならば。 それは自力で排除できるとでも。 家出と称してその見通しは。 ――餓を断ち切る為に死霊どもに用? その間に何某かの「事故」が起きたならば、それはそれで仕方ないと言い切るほどの火急かつ必要な件なのか。 ( いかほどの力でもって捻じ込んだものか、足を貫通し地に埋まった杭を示し、挑発を超えて日頃非力と自称する彼へと最早侮辱に近い発言を投げつけた。 …何だろう、抑えたつもりでいるのに何がこうまで挑戦的にさせるのだろう。 酷く冷えた部分とそうでない部分が頭の中に混在しているような。 ) ――…何か。 ( 乱れた髪の下でさも忌まわしげにこちらを見る様子に、もう一度問うと言うよりは確認する語調で ) [Wed 22 Feb 2006 06:13:40]
> ―――――………。(本当の意味では―――?)(ほんとうのいみ)( ……。)(その言葉は、何かの呪文のように思えた。考えもしなかった事。思いもしなかった事。しかし彼は自分の何かを見て「そう」思ったんだろう。――…払われた手を引き戻す事も出来ない。転がる腕は人形の様に呆気なく地面の上に落ちた。それを薄く開いた瞳が眺め――ややあって、貴方の赤い双眸を静かに見詰める。――言葉の続きを求めるように。ただ、言葉を伏すと言うのなら、視線が逸らされるだけだ。)―――………。(ともすれば挑発でもされているような友人の台詞。――もう一度、首を横に)―――……。(言葉が紡げないのが此れ程つらいものだとは思えなかった。痛むわけではないが、空気が抜ける言葉をゆっくりと、静かに紡ぐ)…考えて  いなかっ た わけじゃない。――だから こそ杭を穿った。 そも―― 何故わざわ  ざ外に出て 、此処  に 留まっ  て 居る と 思うのか――…。 此処 の 住人 に 用があるからだ。――――……・・。(「何か」)…… ( 貴方が余りにもサラリと溢したものだから、悪い冗談にしても性質が悪いと顔を顰めた。―― 自分がこういう状況だからこそ、聞きたく無い言葉。) [Wed 22 Feb 2006 05:57:38]
ザッハトルテ > ――…いい加減気付け、ばか。 幾らさみしいさみしいと口にしようが、貴方は本当の意味では――…誰も必要となんかしてないよ。 ( 横に僅か揺れる首に先ずそう返した。 街中で鬼祓いがなされていた時、終焉を貰い受ける誓いに承諾をした。 閉じ篭ると言った。 その翌日には姿を消して、――…目を離した責が自分にあるのは事実。 それを丸ごと棚上げするようではあるが、所詮信頼に値するモノではなかったのだと彼の行動が物語っている。 「止める」と言うだけ無駄ではあったろう、…これじゃ信じて貰えなくて拗ねた子供と変わらない、だからその話はそこで打ち切って ) …「餌」が通りかかる可能性を、本当に考えてから言っているのか? 繋ぐと言うなら何故自室に戻らない。 あの小部屋に入って中から施錠をしたなら「彼女」だって立ち寄れまいに、そちらの方が余程採算も取れように――…それとも何か。 本当は――…怪我人か行き倒れを心配する人間を蜘蛛か何かみたいに待っている? ――いや、だからとて軽蔑はすまいよ。 渇きに押し切られた属ならば無意識にそれくらいやりかねない、身に覚えがあるからね? ( 今宵この場で初めて目にした明確な意志の表れは敵意に近いか。 乱杭歯を打ち鳴らす様を見据えたまま、伸びる手を払う。 ) ……何か。 [Wed 22 Feb 2006 05:25:58]
>  …………。 (―「如何だって…」―首を横に振る。代わりに首に一線引いた指先で、喉を押えた。薄く開いた唇の奥には白い刃。肉が乾こうが、血が乾こうが、鬼の本性は丸くなる事は無い。 ―― 即ち 餓えは健在だと。 )守...りたく(とも、)..守.れな 。ど..ち.ら(にせよ)このまま...(だと) 結末 (は)...同じ。(餓えと本能に飲み込まれてしまっても同じ。「間に合わなくても」同じ。唯一この杭が抜ける時が在るとすれば――この「餓え」を始末した後だろう。…ならば、その時まではこの杭は此処に在ったほうがいい。己の手を引く気配もない)…………。(「止めるだけ。」「帰ろう」――首を横に振る。)..僕(が).此.処.....居.る理由.(は)何..(だと思) ..っている(のか。ただ)隠れてい..るだけ?..........違う―――…此処(で)”繋ぐ”…離れ....出.来な.い.       っっ――― (ギチリ。唇の先で言葉を紡ぐだけだった男が、その一言を聞いた瞬間、空気を噛み千切るようにして、牙を鳴らした。)(声を絞り出そうとしているのか、喉奥でグルグルと鳴る――杭を押えていた掌が、徐ら、貴方の襟元を掴まんと伸ばされて)  ザッハトルテ  (確りと名前を紡いだ。) [Wed 22 Feb 2006 05:07:26]
ザッハトルテ > ( 頷きさえ多大な疲労を伴うかのように、見えた。 ――…天命を待つと言いたげな仕草。 最後の最後、――それとも「最期」 ? 天上に住まう何某かに祈りを馳せる心模様こそが人と人であったひとが持つ特色か。 …何れにせよ、看破された苛立ちは炎の前の雪より呆気なく消える。 自然柔らかくなった語調は諦め混じりの薄い微笑が生んだもので。 ) …言う事がめちゃくちゃだよ、西園寺。 ――…「約束」なんかどうだって良かったんじゃないか。 ( そのまま朽ちても構わなかった、なんて。 娘御と交わした約束、上書きされた最期の約束の何れもそれでは果たせまい。 ――そこまで至れない程の衰弱、それすらどうでも良いと投げ出せる自棄に侵食されているのだとしても。 ) ……………… ( 目を閉じて呼気だけが長めの呼吸の後 ) …いつかと同じ。 貴方は答えなかったけど、どちらにしても私は止めに入るだけだよ。 だから――…帰ろう? …逆に貴方の不在が長すぎると、その間に私があの子を殺めてしまうかも知れないし。 ( 言ってそちらを見返した。 ) [Wed 22 Feb 2006 04:33:51]
> (先程自分で自分に問うた事を、言葉にされる。――尤もだ。だけど)(自分の意志で留まる)(―頷いた―)(誰が保証する?少し悩むような間の後、人差し指が天を指差した。「神のみぞ知る」或いは単純に「ぜうす」やら「菩薩」やらが助けてくれると言ったのかもしれない。どちらに取られても、軽い返事。)(貴方の問い詰めるような口調の裏に「苛立ち」を漸く見つけた屍は、少しばかり驚いた。瞬き一回分の沈黙の後)それ...(なら)ば.それまで。..――如何しようも.無.かっ..た. 思.うより他(無い) [Wed 22 Feb 2006 04:14:28]
ザッハトルテ > ( 虚ろに笑いながらそれでも崩さない解放に対する拒絶。 耳が拾える幾つかの音を聞き、声にならなかった――出来なかったのであろう部分を補う為に、注視と云うよりは凝視の視線を向けて「意志」を聞き取り ) つまり自分の意志でこの場に留まると仰るか。 ――…損得勘定もできないか、今は。 戻れるようになったと判断できるまで此処に残ったとして、その間の安全を何処の誰が保証する。 ( 失礼ながら、今の外見ではどう見ても金目のものを持っているようには見えなかろうが、墓場荒らしに天敵に野犬、――…ものによっては死霊の類もか。 それらが訪れ、悉くが見逃す保証が何処にあると。 頑なに杭を守ろうとする、乾いた土すらこびりついていそうな頼りない手に退かなかった。 ) それに――…歩けぬようにしたのであれば? 御願いやら約束やらの前にそのまま渇いて果てるより他あるまいよ。 むしろそれこそが真の望みと、そう云う事か。 ( 物凄く苛々する。 …このまま力任せに杭なんざ抜いてしまおうか、酷く粗野な衝動を飲み込んで )  …西園寺。 それは つまり――…  至近ではリコリス。 遠きは何処の誰とも知らぬ誰か。 彼女や彼らを――見境なしに喰わずに居る自信がない、と? [Wed 22 Feb 2006 03:52:53]
> 【訂正】(久し振りに見る友人の姿(カスカスと空気が漏れるような音が響く。――笑っているらしい屍は、杭に掛かる手に気が付いたなら、まるで杭を守るように、己の掌を杭の頭へ乗せるだろう。今は)……必....要u 。(―なのだ。この杭によって齎される制限が。微かな振動を激痛に変える杭が。立ち上がる力を抜く為の杭が。首を横に―震えるのと同じ程度に振って、貴方の手を遠ざけんと―) .ま.だ。この(ままでは) ,,,君,に「お..願い」(をしなければならない。――鈍いながらも左手が、屍の首を横に一線――「お願い」とは、そういう事らしい。 )――..約.束.守(れない)(「彼女が大きくなるまで待ちなさい」何時ぞや貴方がいった言葉も、娘に「帰る」と頷いた約束も。もう表情を浮かべる事すら出来ない程乾いてしまったけれど――この杭を抜いてしまったら、更に遠ざかるのではないかという不安がこびりついて離れない。もしも、目が醒めて此処ではない何処かに立ち…傍らに、餌が転がっていたら――…過ぎる想像に首をもう一度振った) [Wed 22 Feb 2006 03:29:33]
> (久し振りに見る友人の姿(カスカスと空気が漏れるような音が響く。――笑っているらしい屍は、杭に掛かる手に気が付いたなら [Wed 22 Feb 2006 03:29:15]
ザッハトルテ > ( ぐったりと斜面に身を預けたままで居る体勢は、屈み込んだ視点から見ても幾ばくかは見下ろす高さ。 簾状に落ちかかる髪に遮られた奥の石榴の生気の無さ、正しく死人の色の肌、それ以前に身を飾るを良しとするひとには有り得ざる廃れきった風体に呆れを超えて胸焼けが起こせる程の、――おそらくは怒りを押し殺した。 確認もしていない、未だ想像の域を出ない「彼がここにこんな状態で在る」理由を推測して、判った気になっている――ぶっきらぼうな口調が不機嫌を完全に隠蔽できているものやら彼方の洞察次第 ) ――何が家出だ。 帰る当ての無い場合は家出じゃなくて蒸発と言うんだ、ばか。 ( めちゃくちゃな定義を押し付けて ) …それ(・・)が弱点たり得ず、ただ動きを止めるものでしかないと話したのはいつだ。 妙な事を何時までもやってないで――外すぞ。 ( 伸ばした手は杭にかける為の。 制止がなければそのまま引き抜きにかかる。 ) [Wed 22 Feb 2006 03:02:47]
> (黒髪の合間から見える視界のみ――それ以上首を動かそうとも思わなかったし、身体を起こそうだなんて、更に思わなかった。――単純に血が足りなくて辛い所為もあるが、それ以上に人間に見付かるのが面倒だ。死体だと思ってくれるのならばそのままに。墓守を呼びに云った隙に逃げるなり隠れるなりすればいい。 ハンターだったら? …その時はその時だ。あぁ、いけない。それじゃ約束が守れない。やぁ、怒られてしまうな。灰になった後でも、意識があるのなら謝りにいけるのだけど。   ――  頭の中とは裏腹に屍は屍らしく其処に在った。窪んだ土手に背を預けて俯く体。)( ――――――嗚呼近付いてくる。散策にしては迷いがない足音だと思った。 ――薄く開けた瞼に、揺れる黒い外套の――) (聞き慣れた声が頭上から降ってくる。呆れが混じっているように聞こえたのは、誰よりも自分がそう思っているからだろう。―――同時にふと、娘に口止めをしていない事を思い出した。――問いに答える為の空気を求めて、静かに胸が上下した)――― ぃぇで 。(娘に言ったのと同じ答えを、こそりと洩らした。)―――奇..遇 ..こんな...会ぅ..なんて。(戯言めいた返答を零しながら――漸く上げた視線の先に、貴方が見えた) [Wed 22 Feb 2006 02:47:03]
ザッハトルテ > ( ――…とは言えど。 先日「命綱」の誰かさんより幾つか、パズルのピースを貰っているから。 知ったうえで敢えて、縫い止める針と呼ばわるには凶悪な文字通りの足枷を引き抜く為に眼前で屈み込んだ。 ) [Wed 22 Feb 2006 02:30:56]
足音 > ( 偶然であれ何であれ、――夏の頃だかに同じ場所で見たと言えば全てが偶然でもあるまいか。 石畳を打つ硬質から枯葉を踏むそれへと音質を変えつつ彷徨う気配はそれでも少しずつ近付こう、やがて重い衣擦れの音を従えて木々の合い間より滲む黒は外套の裾か同色の乾ききらない洗い髪か。 ただでさえ音を立てずに居ると云うよりそこに在る姿を予測、或いは観測的希望を持ち合わせていないモノは予備準備の欠片もないまま異様な光景に出くわした形になろう。 だが真っ先に頭に浮かんだのは―― )   ( でかい、迷子。 そして )   ( 足を杭に貫かれた同種の姿。 何れにせよ赤目に出来たのはその双眸を驚愕の形に開くのみで )   ――――  … !      (「敵」の可能性を先ず疑って目を細め、周囲を伺い――直ぐに狩人相手であれば、それこそこんな状態で残す筈も無いと思い至り ) …… 迷子じゃなくて ――… ストライキじゃないか それじゃ。   ――…何してる。 ( 母も教えも何ひとつ知らずの、似たようで別の同じ属が問う。 ) [Wed 22 Feb 2006 02:24:25]
> (母が居たのなら、尋ねる事も出来たのだろう。酷くなる餓えの意味―赤い河へ更に踏み込む意味―始祖への道を辿る行為――しかし、その「母」より教えを受ける前に逃げ出した、愚かな「仔」は己の手で堕ちる場所へ、辿り付かなければならない。誤れば最後、最早二度と「自分」を掴む事は出来ないと知っていても、「母」に助けを求める事は出来なかった。「何処へ堕ちてもいい」と、半ば手放すつもりだったのではないかと問われたら、否定できない。―― 友人に吐露してしまった自分の弱い本音を、自覚したからこそ 外にでた ―――    だけど。)(意識の糸を紙縒り合わせ始めた時だ。墓地の奥の奥――雑木林と言うには深い木々の合間。――やや窪んだ土手に、半ば転がっている屍は足音を聞いた)(近付いてくるのか、遠ざかるのかは分からない。しかし、規則正しいその音は、確かに二足歩行する「人」のもの。――しかし、己で杭を穿ち、乾いた身体が出来ることは落としていた視線を微かに上げることだけだ) [Wed 22 Feb 2006 02:02:31]
足音 > ( それは自らを縫い止めた屍の正面、未だ離れた辺りより。 天空の半円とまばらな外灯以外に目印となる光源は無く、灯りを持たずして徘徊する音。 小さく鳴る間隔が聞けたなら決して早くない足取りを知れよう――何かを求めながらの歩様は墓地の最奥までを巡る所存、故に――何れ其方へと至るは偶然とも必然とも。 ――…招かれて初めて訪いを許されるモノとて例外もある そんな話。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:40:22]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『( 石畳をひとつ、ふたつ。 )』 [Wed 22 Feb 2006 01:39:54]
> (右の太腿に妙にあっさりと喰い込んでいる白木の杭。――「屍らしくみえる」――だなんて。つらつらと自分の状況を確認して、ころりと浮かんだ言葉にぎこちない苦笑が浮かぶ。――なんせ自分で突き刺したのだ。”屍”が、動かない、よう、に。)―――……。(自傷も自傷。しかも状況を考えれば、1歩間違うと自殺の類い。もう死んでいる屍がもう一度死ぬ場合はなんと言うんだろう。再自殺?――漫才の延長で滅びるのも面白いなんて、冗談半分本気半分で一人笑った)――――……。(笑っても、唇が微かに開くだけ。掠れた声は、笑いにならない)(さて――― さて。)(久し振りに「自分」を意識して、手繰り寄せる――乾いていく身体とは違い、まだ狂っては居ない。) [Wed 22 Feb 2006 01:34:19]
> (「男らしきもの」――乱れた黒髪の長髪は女にも見えたし、男にも見えた。元は白いブラウスかシャツか分からぬが、白い薄手の衣服を纏った細い体は、怪我をしているのか、ただ汚れているだけなのかも分からない。それでも「男」だと、辛うじて判断出来たのは、黒――だから、灰色だかのスラックスを履いているからだ。――尤も、そちらもシャツ同様汚れていて、見れたもんじゃないのだけど。――しかしだ。この屍を一見して、真っ先に「観て」しまうとしたら、今述べた服装やら髪やらではない。――その足に深々と穿たれた杭だろう。この杭のおかげで、屍はより屍らしくなれた) [Wed 22 Feb 2006 01:16:50]
> (――― 「瞼が開いている」 ――)(そう気がつくまで暫く掛かった。自分の眼球に写る景色に気がつくのに、たっぷり二呼吸。――…ただの「黒」ではなく、色あるモノクロの風景。その風景にあるもの一つ一つを取り出すように、確認作業。――俯いた先にある右手、人差し指、親指、中指薬指―……小指と、錆たカラクリ玩具とてもう少し滑らかに動く筈だと、内心でせせら笑いながら動かして―――漸く、この躯は自分の意志で動いている、と、確認。)(――薄い安堵―或いは消えるかかっている自己への不安が過ぎって、男らしきもの、は身体を引き摺った) [Wed 22 Feb 2006 01:04:02]
> (―――…) [Wed 22 Feb 2006 00:43:42]
お知らせ > さんが入室されました。 『――――』 [Wed 22 Feb 2006 00:42:58]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Tue 21 Feb 2006 21:41:45]
アカネ >  …………………………………ひとめ見るつもりだけだったのに………。 ( アカネ自身にも聞こえない、アカネ自身も意識していないささやきは、夜にとけ、闇に消えた。 ふわりとまぶたを閉ざしてみれば、アカネはあっさりと意識を手放した。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:41:40]
アカネ > ( もしも自分が死んだら、花を捧げてくれる人はいるのだろうか。 ふと、アカネはそんなことを思った。 なんてことはない、ちょっとした夢想。 けれど途端にアカネは落ち着かなくなって、その考えを振り払った。 ただ、空を見上げてつぶやいた。 ) ………………幽霊でも……出そうな夜………。 [Tue 21 Feb 2006 21:39:30]
アカネ > ( ぽつん、ぽつん、花が捧げられているものも見える。 けれどその多くは、ただ、ただ、刻まれた名前が消えるのを待つように、風化していくのを待つように、じっとそこにあるだけだ。 待ち続けているのかもしれないそれらのひとつに手を当てて、アカネは眉を寄せた。 ) …………つめたい………ね……。 ( ここはなぜだか落ち着けるけれど、少しだけ、寂しい。 忘れられていくひとたちが、確かにここにいるから。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:29:07]
アカネ > ( アカネがこうして目覚めるのは、今日で九日目。 九という数字は何かを意味するようで、何かを意味しないようで、不思議な数字だ。 けれどアカネはそんなことは考えていない。 アカネが今考えていることはひとつだった。 ) ……………寂しいしょ……? ( ずらっと並んだ、墓標のことであった。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:19:30]
アカネ > ( 墓場のアカネ。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:17:57]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Tue 21 Feb 2006 21:17:18]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Mon 20 Feb 2006 22:11:43]
アカネ > ( それはアカネのエゴかもしれないけれど。 それはアカネのエゴなのだろうけれど。 それでもアカネは、そのえいえんを信じている。 死んで、それで終わりになるんじゃないってことを。 アカネが、いつまでも続くことを。 ) ―――ぼ、く、ら、は、いきてゆく♪ ( 替え歌、だけれどもね。 ふたつのえいえんが、どこかでうまくかみ合うことを祈りながら、夕闇の中、アカネは眠りについた。 ) [Mon 20 Feb 2006 22:11:40]
アカネ >  ―――大人になんて、なりたくなぁーい♪ ( 大人になんてなりたくない。 大人になんてなりたくない。 大人になんて、なりたくない。 働いたり、年をとったりするのが嫌だからかな? けれどそれだけではないことだって、アカネは知っているんだ。 大人になって、子供を生んで、その子供を育てて、そして見送って。 ずっと、ずうっと先まで、子供たちが続いていく。 いつか大人になって、そしてそのとき初めて気づくんだ。 子供でいることの幸せを。 大人になることの辛さを。 生きることの充足を。 ) [Mon 20 Feb 2006 22:01:20]
アカネ > ( 誰にも聞こえないかもしれない歌を、アカネは歌うんだ。 ちょっとうつむいて、つま先で地面を掘り返しながら、歌うんだ。 ) ―――大好きなおもちゃにかこまれてぇー♪ ( いつまでも、いつまでも、子供ではいられないけれど。 人はやがて大人になって、老いていって、そして死んでいくけれど。 今だけはそのえいえんを歌っても、いいんじゃないかと、思うんだ。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:51:11]
アカネ >  ―――こどもでいたぁーい、ずっと、こぉどぉもぉでぇー♪ ( 決してうまいわけじゃない。 でも下手なわけでもない。 子供らしく子供らしい、そんなうたごえ。 ひとりぼっちをまぎらわすように、アカネは独り、歌った。 いつかのあの日に、泣いたように。 アカネは泣く代わりに、歌を歌う。 どこまでも、どこまでも、幼稚で、子供っぽい、歌を。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:42:00]
アカネ > ( もしも夢ならば、これはさめてほしい悪夢だろうか。 それとも、さめないでほしい夢だろうか。 多分、後者だと思う。 少しだけさびしくて、でも少しだけ落ち着ける、そんな世界。 お月様を見上げて、アカネはひとつ、身震いをした。 武者震いというやつさ。 ) んぅ…………歌でも、歌ってようかなぁ。  [Mon 20 Feb 2006 21:31:20]
アカネ > ( アカネが目を覚ましているとき、それはいつも夜なのだ。 気づくといつも夜で、朝も昼も夕方も、アカネの世界にはない。 やはり夢なのだろうか、とアカネは考えた。 ) …………うぐぅ………どうなのかな……。 ( 実際のところ、よくわからない。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:19:01]
アカネ > ( アカネは今日、大きな発見をした。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:17:24]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Mon 20 Feb 2006 21:17:06]
お知らせ > 夢霧さんが帰りました。 [Wed 15 Feb 2006 22:48:55]
夢霧 > おやすみ。(誰もいなくなった墓場でそういってその場を後にした) [Wed 15 Feb 2006 22:48:53]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 [Wed 15 Feb 2006 22:47:34]
アカネ >  むぅ、た、たいして変わらんのに………。 ( ぼそっと呟いて、アカネは唇を尖らせた。 幼い、という点で、まあたしかにアカネの方が子供なのだけれども。 ) んぅ…………おやすみ……。 ( うとうとと、アカネは瞼を閉じて―――すぅ。 地面にしみこむように消えた。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:47:31]
夢霧 > ・・・・まあ、大人だからね。子供に負けるわけにはいかないよ。(どの口がいってるのだか。)そろそろ・・・・おやすみみたいだし、僕はいこうかな。(立ち上がると埃を払う) [Wed 15 Feb 2006 22:46:04]
アカネ >  んぅ………楽しめたけど……ちょっと、悔しい。 ( むー。 いやまあ、勝負でもないのだから気にすることはないのだけれども。 ふあ、ともれ出るあくびを、手で押さえて。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:44:32]
夢霧 > よし、勝った・・・・(って違うそういう勝負じゃない。首を横に振った)・・・・結構、楽しめたんじゃない?(どう?と聞いてみた) [Wed 15 Feb 2006 22:43:03]
アカネ >  ええと、ええと…………っ ( 俳句を作って遊ぶなど――多分、そんな酔狂はこのたゆたう水面のような世界では、数少ないのではないのだろうか。 いや、川柳かもしれないが。 ) あ、ああ……「あああああ あああああああ あああああ」。 ( 復活の呪文のような阿呆であった。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:40:41]
夢霧 > やっぱり・・・・難しい(呟きながらつくりはじめる)「雲消えて やってくるのは 月兎」・・・・・・(ねたにつまったのか結構強引だ) [Wed 15 Feb 2006 22:37:04]
アカネ >  うにぅ…………。 ( むむむ、と眉を寄せて、あかねは暫く考えた。 ) ……「ぬばたまの―――…… ( うぅん。 ) 「ぬばたまの 闇夜に浮かぶ 思ひ人」 [Wed 15 Feb 2006 22:32:24]
夢霧 > ・・・・・・(頭をフルに使って考える)「雪が降る 街の姿は 別世界」(即興その2・・・・中々5,7,5にするのは難しい) [Wed 15 Feb 2006 22:29:24]
アカネ >  わ………すごい。 ( 即興のそれに、アカネは目を白黒させた。 それから暫く考えて。 ) 「朝露の 零れる姿 あはれかな」………うぐぅ……いまいち。 [Wed 15 Feb 2006 22:23:21]
夢霧 > (・・・やらないわけにもいかないだろう)知ってはいるけど作った事は無いよ・・・・・「霜柱 朝限りの 命なり」(川柳はどんな感じで作れば良いのか分からないので俳句、見よう見まねでつくってみる。) [Wed 15 Feb 2006 22:19:24]
アカネ >  センリュウ……ん、川柳。 おとうさん、あれ苦手だーて言ってたさ。 ( アカネとしては、固定の季語を使わなくていい分、楽なのだけれども。 ) んー…………ぅん。 それじゃあ、夢霧も、一緒に。  [Wed 15 Feb 2006 22:15:08]
夢霧 > (頷く、あっている)うん、そんな感じのやつ。あと、型が決まって無いやつで「センリュウ」ってやつも聞いた事があるね。(なぜ詩を知らなくてこういうことは聞いた事があるのだろうと自分でも思う。)・・・・そういうのやってみたら?沢山出来るよ、きっと。(十分な暇潰しにはなるだろう。) [Wed 15 Feb 2006 22:11:52]
アカネ >  ………ハイク……………ああ、わかった、俳句だ。 おとうさんが、たまに書いてた。 ( アカネの父親は、トキノミヤコ系の人種なのか、あるいは単純に趣味としてそういったことをやっていたのだろう。 ) 「朧月 儚きながらも 道しるべ」………みたいなんでしょや? [Wed 15 Feb 2006 22:09:04]
夢霧 > (こういうなりはしているが元は天使。・・・言った本人も疎かったりする)ごめん、詩は難しいからやめといたほうがいいね。・・・・あとは「ハイク」っていうやつ。5語、7語、5語で季節に関係する言葉をいれてつくるってやつ。(分からないと答えるのは恥ずかしいので別の物に変えた) [Wed 15 Feb 2006 22:05:13]
アカネ >  うぐぅ…………絵は……苦手で……………詩? 詩て……どんなの、かな? ( いまいち詩にはうといらしく、アカネは小首をかしげた。 そういう、ポエミーな人種では、ないらしい。 ……なかったらしい、と表記すべきかもしれないが。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:00:57]
夢霧 > ・・・・そうだね。不思議だ。(お話作りはだめとなると他には・・・・)絵を書くとか、詩を書くとか・・・・・ぐらいしか思い浮かばない。(頭をしぼってだした考え) [Wed 15 Feb 2006 21:59:02]
アカネ >  ぅん……………でもねぇ、なんでかな。 そのお話は、簡単に作れたのに……他のお話は、思い浮かばないとよ。 不思議でしょや? ( ぎゅう、とそのお話を書き留めた日記帳を抱きしめて、アカネは悩むように眉根を寄せた。 お頭の中身が足りないからじゃなくて、本当に、他にお話が思い浮かばない。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:55:51]
夢霧 > どうしようって僕に言われてもね・・・・(その場に座って困った顔で)・・・・お話作る事に飽きていないならまた新しいお話でも作ってみたら?(真っ先に思いついた物を言ってみた) [Wed 15 Feb 2006 21:52:47]
アカネ >  ……………ふぇ? ( 声をかけられて、アカネはようやく気づいたようだった。 視界に入った姿に、目をぱちくりとさせて、それから。 ) あ………夢霧……。 昨日まで、お話を作ってたんだけど、終わっちゃったから……どうしよう? ( 曖昧に微笑んで、アカネは小首をかしげた。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:50:09]
夢霧 > (佇んでいる霊を見つければそちらへ向かって)・・・・・・暇そうだね。(声をかけた・・・霊である事を教えれば終わる話かもしれない。だけどそれだけは絶対にしてはいけない事だと思う) [Wed 15 Feb 2006 21:46:55]
アカネ > ( 飢えもなく、渇きもなく、疲れもなければ苦痛もない。 それは不思議なことだったけれど、助かってはいる。 そのこと自体は怖いことではない。 怖いのは―――ある、漠然とした、不安。 ただひとつの、なにか。 否………誰か、なのだろうか。 顔もわからず、名前も知らず、その存在ですら確たるものではない。 ――だが、どこかで、アカネは「その人」を求めていた。 会って話したいのではない、ただ―――――寂しがっていないか、それが怖い。 )( やはり、アカネは、ぽつんとたたずんでいた。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:44:22]
夢霧 > (やってきたのは墓場。ここにいるであろう霊に会いに)・・・・・・・(暇人だなとか自分で思いつつ目的の霊を探し始める) [Wed 15 Feb 2006 21:43:29]
お知らせ > 夢霧さんが入室されました。 [Wed 15 Feb 2006 21:41:21]
アカネ > ( 実際、自分が死んだということに気づいていない、或いは死んだという事実を忘れたか、認めようとしない幽霊――そんなものはどうしたらいいのだろう。 言ってみれば地縛霊なのかもしれない。 ………ああ、いや、アカネは全然そんなふうに見えはしない、ちょっとお頭の足りない女の子なのだが。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:40:18]
アカネ > ( アカネは今日もまた、気づけばそこにたたずんでいた。 何の変わりもなく、そこにいる。 やはり夢なのか、と思うけれど、頬をつねればいたいのだ。 ) ………うぅん…………………でも。 ( 不思議と怖くはないのだ。 お墓だって言うのに、ぜんぜん、怖くないのだ。 不思議なことに。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:30:38]
アカネ > ( ぽつん。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:28:52]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Wed 15 Feb 2006 21:26:54]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『( 『アノ人にヴァレンタインの贈り物を渡すまで、私、成仏できないッ!』 )』 [Wed 15 Feb 2006 00:46:56]
トート > ( ふ、と )  …、 ( ベルに呼び寄せられることなく ふわふわ、浮かんでいるタマシイを視界に認めれば )  …やれやれ。 ( 寄ってきたモノたちを水晶球に招き、ベルを止めて 近寄ろうか。 )  ( 前は、母親に殺された子。 その前は、だらしのない男。  ―― さて、アナタはどんな未練を持っているの か。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:45:13]
トート > ( こんなにも十字架が溢れている場所なのに、それでも集うのは自分と同じマイナスのモノばかり。  聖職者たちによって祈りを捧げられた十字架だというのに、避けたいほど居心地の悪いわけでもない。 )  …まぁ、新しいモノは 少し、忌避したくもなりますけれど。 ( それもそのうち、此処に染まる。 ) (  ちり ぃ ― ん。  ベルの音の響く、死の色の濃い場所。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:41:03]
トート > ( 立ち止まって、取り出したのは 小さなベル。  ちりぃ ん。 響くオトは、空気と相俟って冷ややか。 )  …さ、 いらっしゃい な。 ( 存在だけでは、呼びかけだけでは、到底集まってはくれない魂を、呼ぶ。 オト。 )  ( 見渡す、周囲は石造りの十字架ばかりで少しだけ気分が悪い。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:36:15]
トート > ( 先日も、いたのだ。 此処に囚われていたモノが。 その者曰く、最近この辺りに惑っている霊がいる、とか、 )  ――― ていうかアナタもそうでしょう。  というオハナシですよね。 ( そこで、ツッコんだのだけれども。 ) 真面目に聞いて損しました。 ( 嘘ではない。 真実ではあるが、それは単に極々当たり前の事に過ぎない。 )  ココが、一番集めやすいですから ね。 ( タマシイ、を。 ) ( 薄気味悪いとヒトは評すのだろう、夜の墓場。 その中ほどへと、躊躇い無く足を進めながら。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:31:03]
トート > ( やれやれ、とでも言うような溜息がひとつ。 ) …なんか、こう。 解りやすい目印とかつけていてくれると嬉しいのですけれども。 ( 大体、此処に留まっている死霊なんて珍しくも無い。 今だってホラ、あちらこちらにふわふわと。 ) …こんな事なら、もっとキツく突っ込んでおくべきでした。 ( 真面目な顔で、右手を突っ込みの形に何度か振る。素振りのように。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:22:38]
トート > ( この辺りに惑っている霊があるようだ、けれど )  …… さ て? ( 一体、何を指してそう言っているのか、というレベル。  それは、自身の感知能力の低さはもちろんであるけれど )  …どれ、なのでしょう ね? ( 墓地を、くるり と。右から左へ、動く視線。 漂うタマシイは、無数などとは到底呼べぬものの けして、少なくもない。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:12:10]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( ―― 最近 )』 [Wed 15 Feb 2006 00:04:52]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 『( アカネはそのまま、寝入ってしまった。 )』 [Tue 14 Feb 2006 21:55:05]
アカネ >  「ヒイロとそのひとはけっこんして、いつまでもいつまでも、とてもとてもしあわせにくらしたのでした。 めでたしめでたし。」 ( そこまで書いて、アカネはぽろぽろ泣き出してしまった。 何故だかわからないけれど、ぽろぽろとぽろぽろと。 ふたりは幸せに暮らすのに。 えいえんという言葉の通り。 けれどなぜか。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:54:27]
アカネ > ( 自分の書いた話で泣いてしまうなんて、そんな格好の悪い話はない。 自画自賛もいいところじゃないか。 アカネはなきそうになる目を押さえて、我慢した。 けれど、にじんでくる。 だって、なぜだろう、ヒイロがどれだけ嬉しかったのか、アカネにはなぜかとてもよくわかったのだ。 そうしてしばらくこらえていたけれど、アカネは最後の文章をかくために、あらためて筆をとった。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:44:51]
アカネ >  「けれど、」 ( アカネはそれだけ書いて、うーん、また悩んだ。 けれど、でよいのだろうか。 暫く考えて。 ) 「そのひとは、ヒイロのことをおよめさんにしてくれたのです。 ヒイロのおどろきようといったら、まっかになってないてしまうほどのことでした。 だって、とてもうれしかったのです。」 ( アカネは、ヒイロのことを思うと、なんだか自分も泣いてしまいそうになった。 ぐ、と涙腺を押さえてしまうほどに。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:34:54]
アカネ > ( ものがたりをこの後、どう書くか、悩んでいた。 もうストーリーは出来上がっている。 でも、なんて書けばいいのか、思い浮かばない。 うにゅう、と日記帳の白紙を前に、アカネはうなる。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:24:22]
アカネ > ( うぅん、とアカネは悩んでいた。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:23:13]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Tue 14 Feb 2006 21:22:12]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 『「つづく。」』 [Mon 13 Feb 2006 23:01:33]
アカネ >  「そのうち、ヒイロはそのひとのことをおもうだけで、よるもねむれないようになってしまいました。 でも、ヒイロはなにをやるにもとろくて、すぐころんで、だめだめでしたから、しゅん、となってしまうのです。」 ( よいしょ、と書いて、アカネはひとつ、ため息をついた。 うーん、疲れるのだ。 お話を考えるのは楽しいけれど、それを文にまとめるというのは、おもった以上に難しかった。 だからアカネは、今日はその最後に、またこう書いた。 ) [Mon 13 Feb 2006 23:01:28]
アカネ >  「はっきりわかっているのは、ヒイロもそのひとのことがだいすきだということでした。 ひいろはそのひとがいるだけでとてもうれしくなりましたし、そのひとがいないとこころのなかにあまぐもがうかんでいるようなきぶんがしたのでした。」 ( そこら辺の微妙に遠まわしな表現は、母親の持っていた恋愛小説あたりから来たのかもしれないが、なんにせよ、子供の字で書かれても全然これっぽっちも深みがない。 ) [Mon 13 Feb 2006 22:51:23]
アカネ >  「ひとりぼっちのヒイロがかわいそうだったからかもしれません。 いつもころんでばかりのヒイロがおもしろかったからかもしれません。 もしかすると、ヒイロとおなじようにさびしかったのかもしれません。」 ( アカネは、そこまで書いて、ふう、と息をついた。 アカネはあんまり字が上手くなくて、まだ書くのが楽ではない。 こうやって一度にざーっと書いては、少し休憩というのを繰り返す。 その間にも、ヒイロのものがたりはアカネの中でまとまっていくのだけれども。 ) [Mon 13 Feb 2006 22:41:25]
アカネ > ( アカネは日記帳に、物語を書いている。 題名はないけれど、つけるとするならば、「ヒイロのものがたり。」といったところか。 まだ冒頭文しかできていないそれに、アカネは続きを書いていく。 ) [Mon 13 Feb 2006 22:31:20]
お知らせ > アカネさんが来ました。 『「それくらいそのひとはすてきだったのです。」』 [Mon 13 Feb 2006 22:30:28]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( 次の、同じ夜に。)』 [Sun 12 Feb 2006 04:30:55]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 『To Be Continued』 [Sun 12 Feb 2006 04:30:05]
黒外套 > (夜の終わりを示すように、街の灯を指差した指先。白い手袋も今は土色に。――その薄い壁を隔てて掌に感じた温かさに、足は止められた。)(それでも振り向けないのは )(娘だと理解しているのに      昨日啜り殺した奴隷二人が片隅に過ぎるからだ。 握り返されない、握り返せない、熱。 ともすれば抱きすくめてしまいそうになる、暖かさに男の手が震えた。――今、握ったら、抱いたら)――――…。(もう片方が、貴方の掌を、滑り落とそうと添えられる) 今_更だ......けど、夜 出.歩く..いけない..帰り_なさい。(間) お..父様.はいけない。も..ぅ少し_家出   続ける。    ご....んね。(微かに振り向いた横顔。 僅かに見える唇に笑みが乗る) [Sun 12 Feb 2006 04:15:45]
リコリス > ( 帰り道を示す指先に伸びる手。) [Sun 12 Feb 2006 03:56:50]
リコリス > ( 風が無い事に感謝したくなる程に掠れた声ではあったけれど、いらえはあった。だから、会話は成立している。お互いが誰なのか、認識は出来ている、筈。 なのに離れていこうとする黒い背は、まるで拒絶の肖像。一歩を踏み出しきれない戸惑いは其処に生じる。その癖、その意を大人しく受けて留まろうともしないのだから、我ながら半端にも程があるが。勝手気侭な小精霊ではあるが、その灯火には感謝したい。灯りが無ければ、とうに見失っていたであろうから。) ( さざめく響き。微かな笑い声と、) ……確かに毎度でしたね。今更でしたか。( 今更とか真顔で言う辺りが、日々の認識だが。しかし、他愛無くそれらを紡ぐ響きは、耳に届くまでに蝋燭の明かりを消す一吹きで揺らぎ、消えそうに儚いものだから、小娘の眉が寄る。) ……何日経ってらっしゃるとお思いですか。えらい格好になってらっしゃいますし。( いつも、身奇麗にする事を楽しんでらした風情は何処にとすら言いたくなる。一言一句を逃すまいとするせいで、小娘の声音も自然、抑えた響きに。)  夜更かしなど今更では無いですか。 ――…ええ。ちゃんと帰りますとも。( …踏み出す一歩と。) [Sun 12 Feb 2006 03:56:35]
黒外套 > (足音と云うにはささやかな、音が二人分。黒の中を照らす灯りは、辺りに少しだけ色をくれる。――その色に溶け込むのを拒むかのような黒い背中。距離は近付かない代わりに離れないんだろう。 影を踏む自分の爪先を視線で追いかけながら――今度こそ、微かに声に出して笑った)ザッ..ハトル.テ君がつれ_ ないのは...何時ものこ_だ。 そ_ _な....ことじゃない気分 転_換………(酷く掠れた声で、紡ぐ言葉は、酷く聞き取り辛いだろう) _小鳥 そ、 夜更かし...けない子だ。    早_くお家に帰りなさい。(右手が、出口方向を指し示し) [Sun 12 Feb 2006 03:38:14]
リコリス > ( 漂う小精霊の灯りだけが、深い闇を照らす灯火。木々の群れが織り成す空間の中にあっては、月明かりも些か遠い。 ――…呼吸を整える合間に、漸く目が闇に慣れ始めた。それだけの事で、肩から僅かながら力が抜ける。 それでも朧な視界の中で、佇む影が微かに揺れたような錯視。 はらりと、背から枯葉の舞い落ちる気配。互いに、一体何処のやんちゃなハイキングかといった様相ではあるか。) ――……。( 足音が、鼓動の一鳴よりも大きく聞こえた気がした。) ……ええ。まだ寒い日が続くというのに、かような所で――… ( 何、を。 再び繰り返そうとした言葉が、掠れた空気と共二紡がれた言葉に止まる。)    ……また、ザッハトルテ様につれない態度でも取られましたか。( 淡とした紡ぎに茶化す響きが無いのがどうにも救えないが。 憮然を装う声音に重なる足音がもう一つ。 傍から見ればきっと奇妙な光景。まるで手探りの緩やかさで、闇を行く足音。) [Sun 12 Feb 2006 03:23:43]
黒外套 > (貴方の問い掛けが終わった後の沈黙は、長かった。 背を向けたまま上下する肩が、次第に静かになっていく。荒い息遣いだけが響く黒の中。――尤も、男の息遣いには、別の意味も混じるのだろう。己の肩を抱く指先が、躊躇うように震え)(やがて、今更態度を取り繕くろおうと、背筋を伸ばす。…外套の背中に落ち葉や土やらが絡んだままの背中が、寄り掛かっていた幹から、一歩二歩離れて)――――………。(声、出るだろうか。――乾いた喉は掠れていたように思う。)(…男は貴方になんと言葉をかけようか迷っていた。いや、声をかける事自体をも迷っていた。このまま知らぬ振りして通り過ぎる方が―――きっと、「優しい」と思う。)(その意志の表れか――足は少しずつ前へ、前へ。土を踏む皮靴の爪先が、足場を確かめるように進んでいく)―――――……。( ……。 ) 何i........をo................。(反芻しようとした声が掠れ)     家出 。(笑ったんだろう、男の肩が揺れた) [Sun 12 Feb 2006 03:07:06]
> ( 沈黙の夜。風の無い大気は、身を震わせて先の音を伝えてくれる。それ以上に、自分の息遣いも何かとやかましく聞こえたが。 ――…確信があった訳では無い。だから、実の所かなり迂闊な行動をしている。黒髪の人物等、ヴェイトスには山のようにいるのだろうし。それが、此処数日御姿を見かけない方と被るからと、何をしているのかと考える部分は、今は脳裏の片隅。羽虫のように動く者を追いかけた小精霊は、漸く使役手の意思に応えたのかは知らぬが――― )  待って……ッ ( この程度走った程度で息切れを起こす程は虚弱でも無いつもりが、酷く息が切れる。わずらわしいくらいに鼓動が煩い。それが、見えぬ世界に踏み出すが故だとは、自覚の無い人の限界。絞る呼吸の下から紡いだ声は、子供のように舌足らずな響きが、口惜しいが。)  ( 走る音、走る気配。まだ重ならない先の影が、速度を緩めるのを、漸く慣れ始めた視界の先に見定めて、けれど速度は落とせずに。)   ――……ッ、は…、な…にを、して、らっしゃ――…… ( 切れ切れの疑問は夜に溶けて。蹈鞴踏む足が、木影に一体化するような影の前へと、まろび出る。 枝葉に塗れた様相は、とてつもなくみっとも宜しくないが。 互い様とは、言えるのか。) [Sun 12 Feb 2006 02:51:10]
黒外套 > (何とか蹴る事は出来たが、その次に踏み出す足を用意していなかったために、足の代わりに手が身体を支える。ザザ、と外套の裾が地面を擦りあげる音が、やけに響いて聞こえた。湿った土の感触が掌に――その掌で、更に地面を突き放して、四つん這いから、なんとか二本の足で走る真似事が出来た。 しかしながら恨めしい事に背後の「お嬢さん」は、なかなかに「足が速い。」と…――いや、自分が遅くなっているんだ――…それに気がついたのは、自分の”影”が足元に出来る程度に照らされ始めた頃。)―――…(こんな夜中に外を出歩いて、説教だ)(戯言ならば幾らでも浮かぶのに、逃げ出した言い訳はさっぱりと浮かんでこなかった。――「見られたくない」――そんな単純な本音を偽る事さえ出来ない男は、次第に)――――……(速度を緩め)―――(木々に寄り掛かるように足を止めた) [Sun 12 Feb 2006 02:24:31]
> ( 眇め、酷く狭くなった視界の先に、闇に駆け出さんとする影が。けれど、何処か倒れこむようにすら見えた影を追って、伸ばした手もまた、反射的な行動。 文字通りの暗中模索。何も考えずに踏み出した足は、半ば転げるように縺れながら、逃げ出さんとした影を追う。 躓きながらの足は、速いとは言えずとも。) [Sun 12 Feb 2006 02:11:27]
> ( 娘子一人で出歩くには、些か機を逸した時間帯だとは自覚がある。あるからこそ、いざという時の目眩しの役割くらいは果たせようと久方ぶりに小精霊使役になぞ手を出してはみたものの、制御出来なくては本末転倒というオチだ。しかして――…否。結果論はまだ論ぜぬ事。) ( 光はふわふわと朧な輪郭を闇に浮かべ、声無き声の周囲を巡るようにして中空にて留まる。漸く安定した光を追う足音は、早くはなれずとも次第に近づいて。 ――…闇に慣れ始めた目が、灯火の明るさに細められた先にて、)  ――……ッ!( 風の無い闇中で、梢がさざめく気配に思わず脚を止めて、) [Sun 12 Feb 2006 02:08:06]
黒外套 > (    が、) (貴方の声が空気を震わせ音となり、己の耳へと届いた瞬間、無理矢理身体を動かそうと 幹を背中で押した。結果、木を震わせる事になろうとも、此処から逃げなければならないと思った)(地面に手をついて、走ろうと膝に力を入れるが、あぁ、口惜しい―――!! 力が抜けて地面を蹴った感触が弱いのなんの!)      [Sun 12 Feb 2006 01:52:52]
黒外套 > (誰だ――と、思うよりも先に「何」だろうと思った。このような時間にまかさ知り合いーそれも娘がこんな所を歩いているなんて思わない。その上、体調が悪い男は反応どころか、判断さえも遅くれた。 ――その光を「蛍のようだ」と 眺めて一時。 光を必要とする人が、傍に居るのだと理解する。―――が)(体は    、その場から動こうと しなかった だって  人が)        (傍に )      (      餓    )(   喰らいた い)    ………。 (駄目。)(このまま寝たフリをして、通り過ぎてもらうのが得策だ。 瞼を落とそうと――した) [Sun 12 Feb 2006 01:49:29]
> ( ランタンの灯りから熱性を抜いたような光が、羽虫のように夜闇に揺れる。事実、空気のざわつく気配を好奇心旺盛な小精霊が追いかけてみた結果、普段は踏み入る事の無い鬱蒼と暗い林の中にまで踏み入る事となった訳で。足音には、枯れ枝を踏み抜く音、時折硬いものに激突するような騒音が入り混じる。一般的な意味でのノイズがやかましい事になってるいのはさて置きだ。) 全く、一体何処まで行きやがられるつもりなのかと。 ――…本当に。( 空気を震わせるにはささやかなれど、漏れるは肉声。実体のある声というのも形容矛盾だが。) ( 闇を見通す力の無い只人は、漂う光を手繰る歩み。憮然とした色合いを深め過ぎた小娘が、闇に向かいて眼を眇める。) [Sun 12 Feb 2006 01:31:11]
黒外套 > (この飢えを満たす為の方法は無いか。)  (此処に来たのは、この問いに対する答えを求める為)       (全ての感覚を失った君達は、これさえ羨ましいという。 その声を聞き過ぎて気を失ったんだ。)(捨て鉢になった思いで、「こんな厄介なものくれてやる。」と思った。その代わり、僕はもう”満ち足りる”事は無くなるけれど――僕が僕でなくなるくらいなら、そっちの方が、いい。   ならば、彼等に譲り渡す為の方法を探り始め―――た、が。)――――       …。 (死人の瞳が、きょろりと動く。 足音の方へと、あっさりと) [Sun 12 Feb 2006 01:19:15]
> ( 小精霊スプライトの灯火は、余り制御も利かずに飛んでいってしまうもの。持ちすがらの灯火として使うには心霊現象と錯誤されそうな危険性は何処までも高く。故に人気の無い墓地で試してみるには――…どっちにしろ逆効果にも程があったと気付いたのは、光を見失ってからの話だ。) ( 中空にて彷徨う死者達とは違う狭間に漂う気配が、ゆらゆらと闇の中。追いかける足音が、冬枯れの草が覆う地面を踏み分ける微かな音。) [Sun 12 Feb 2006 01:12:47]
お知らせ > さんが来ました。 『( かさり )』 [Sun 12 Feb 2006 01:06:24]
黒外套 > ――そう、僻んでくれるな―……。 成仏できないのは、お互い様じゃないか…?   [Sun 12 Feb 2006 01:04:48]
黒外套 >  (後頭を幹に預けて、胸を上下させた。 月明かりは矢張り見えないのだけど…仰向いた景色に、エーテルの色を感じた。 曖昧だった意識を先ず、手繰り寄せて、noiseから遠ざける。―――もう少し――)  ―――…。 (もう少し) [Sun 12 Feb 2006 01:00:27]
黒外套 > (なんだ) [Sun 12 Feb 2006 00:54:08]
黒外套 > (彼等も、こんな思いを抱きながら、化け物になったんだろうか。)(純粋な欲求だからこそ、抗うのは難しい。 水が欲しい と同じ 眠りたい と同じ。 人を食らう事とこれらを同列に考えてはいけないと、以前の僕なら、自分を咎めたり       が止めたり したんだろうけど―もう、それも、ないから)( じゃあ、今僕を此処に留めているのは、なんだろう) ―――――   …。 (解決方法を求めている)(落ちるだけじゃなくて、まだ此処に留まりたいと思ったから 死者にまで助けを求めた) [Sun 12 Feb 2006 00:54:05]
黒外套 > (食べたい)(喰らいたい)(人の暖かな血を流し込みたい。――冷たさだけの体に熱が欲しい) [Sun 12 Feb 2006 00:48:17]
黒外套 > (人でもないくせに、人間の三大欲求の一つが、noiseとなって、”糸”を遠くへ流してくれる)―――………。(奴隷を二人食いつぶした)(三か月分の餌を此処一週間で取っている。それでも足りないとはどういう事だ。――いや、これこそが化け物になるということなんだろうか。――今まで僕が見てきた同族の末路。 彼等が吸血鬼と云う化け物に成り果てる切欠は、こんな状況から始まるとしたら―…)(――……耐えられない、と、思う。)(人の中にいて、人を餌にして、人の間にいる。隣にもし ――人 が いたら)       ...............................。 (以前は、馬鹿な事をと笑い飛ばせた事が、今は、もう―…理解、をしている) [Sun 12 Feb 2006 00:44:14]
黒外套 > ――――、……(胡乱げな双眸が今一度、自分の周りを見回し)―――……。(「切断」。)(この世から肉体を失った者達と声を聞く為の”糸”が、ぷっつりと途切れていくのが見えた。おぼろげながら確認出来ていた形も、今は見えず――…普通の「景色」にしか見えなかった)――――……つなg...............u   (「繋ぐ。」)(しかし)(非常に情けない事に) [Sun 12 Feb 2006 00:24:40]
黒外套 > (三日前自室を出たきりの服は、普段の男ならば絶対に廃棄する程度には汚れている。彼曰く自慢の髪は、まとめて肩に流すだけ。 …遠くからみたら「酔っ払い」にも見えるその格好――だけど、今そんな事に構ってる余裕は一切無かった。 ) ――――………。 (薄く開いた唇から、冷たい吐息が細くもれた)―――――……。(また、切断されてる。) [Sun 12 Feb 2006 00:04:10]
黒外套 > (参道より少し逸れた雑木林の中。 例え月明かりが在ろうとも、地面は照らせまい。――そんな木々の根元に、両足を投げ出し座り込んでいる男がいた。 いる。 自覚する。 ソレは僕だ )   ……。   (――いや、なかなかに愉快な状況だ。 これじゃ死体のようじゃないか、いや、死体なのだけど。 )――――……。( 指先から肩へ 肩から胸、 背中 腰――油の足りないカラクリ人形のように、ゆっくりと関節を動かす。) [Sat 11 Feb 2006 23:56:30]
黒外套 >      (―――――……。)          (「瞼を開ける」)(辺りに明かりの類は無く、黒々とした静けさが充ちていた。―― 夜の墓場なんぞに、わざわざ墓参りに来るような輩等居るまいよ ―― 其れでなくとも、例の蔦の事件―悪魔の類いだったらしい―で、少々治安が悪くなっているような雰囲気が街にある。)  あぁ、そうか。 (数時間ぶりに「音」にした言葉は、それだ) [Sat 11 Feb 2006 23:44:34]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『―――――。』 [Sat 11 Feb 2006 23:39:29]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 『「つづく。」』 [Sat 11 Feb 2006 22:26:17]
アカネ >  「そんなヒイロでしたから、なかなかおともだちはできません。 おとうさんもおかあさんも、いつもおしごとでしたので、ヒイロはいつもひとりでした。」 ( アカネは、自分で書いていて、ちょっとヒイロがかわいそうに思えてきた。 これじゃあ、まるで救いがない。 だからここでは、butをいれるべきだろう。 ) 「でも、そんなヒイロのことを、すきだといってくれるひとがいたのです。」 ( ここでアカネは、ちょっと筆を休めて考えた。 どんなひとがいいだろうか。 どんなひとだったら、ヒイロのことを好きになってくれるんだろう。 ) 「そのひとは、とてもすてきなひとでした。 かっこうよくて、かわいくて、ヒイロとはちがって、おとなっぽいひとでした。 ヒイロはなんでそんなすてきなひとが、じぶんをすきになってくれているのか、わかりませんでした。」 ( おっと、ありきたりな表現でお茶を誤魔化してしまった。 ) うーん………その後は……。 ( アカネは、ちょっと考えて、書いた。 ) [Sat 11 Feb 2006 22:26:07]
アカネ > ( セオリーどおりな冒頭に始まり、さて、茜はこれからどんな風に物語を作るのだろうか。 ) 「ヒイロはちょっとぼんやりしていて、いつものんびりしていました。」 ( うんうん。 自分とよく似たキャラクターを作ることによって、感情移入がしやすいようにするわけだ。 でも一応、違いを作るために、茜よりもっとどんくさい子にしてしまおう。 ) 「ヒイロはいつも、なにもないところでころんだり、ひとごみにまぎれてそのまままいごになってしまったりしました。」 [Sat 11 Feb 2006 22:16:30]
アカネ >  ええと………「あるところに、おんなのこがいました。」 ( かりかりと、アカネは日記帳にそれを書き綴る。 そこでちょっと、考えた。 女の子の名前はどうしよう。 アカネ、じゃあひねりがないし、面白くない。 でも、あんまり関係ないと、ねえ。 うーん、うーん、考える。 ヴァーミリオン? カーマイン? シンプルにレッド? スオウ、という色は、アカネは知らなかった。 ) あ、そだっ、「ヒイロ」にしようっ! ( 緋色は茜からとった色だと、お父さんが言っていたのを思い出して、茜はその名前を気分よく書き綴った。 ) 「おんなのこのなまえは、ヒイロといいました。」 [Sat 11 Feb 2006 22:06:16]
アカネ > ( アカネは、ぼんやりとその傍らにぺたん、と座った。 それから、何かしようと考えて、うーん、悩んだ。 アカネはひとり遊びばかりの子だったけれど、お手玉も、なにも、なかったから。 暫く考えて、) あっ、そうだ、おはなしつくろっ! (アカネはお話を作ることにした。 空想をたっぷりと詰め込んだ、素敵なお話を作ることにした。 いつもアカネは、そんなことをしていた。 それにいまは、それを書き留めるものもある。 日記と一緒に、それを書くことにした。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:56:24]
アカネ > ( 誰のものか知らない墓標のそばで、気づけばアカネはたたずんでいた。 捧げられた花は、とうに萎れて、落日のようだ。 なんだか、なー。 アカネはその色を見て、寂しそうだな、と少し思った。 それから慌てたように言った。 ) ――さ、寂しく、ない……。 ( なんて、強がりを。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:46:31]
アカネ > ( やっぱり、アカネはぽつん、とそこにいた。 ) [Sat 11 Feb 2006 21:43:58]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Sat 11 Feb 2006 21:43:43]
お知らせ > 夢霧さんが退室されました。 [Fri 10 Feb 2006 23:22:46]
夢霧 > ・・・・・・帰ろう。(相手が消えれば自分もその場を去った) [Fri 10 Feb 2006 23:22:44]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Fri 10 Feb 2006 23:21:41]
アカネ >  ん……………うん……そうして、もらえると―――あっ。 ( ほわっ、とそれは一瞬だった。 まるで煙のようにさっと崩れてしまった。 人魂をもっと希薄にしたらこうなるだろうというその気体は、地面に、吸い込まれるように消えてしまった。 ) [Fri 10 Feb 2006 23:21:38]
夢霧 > ・・・どうやらお休みみたいだね・・・・・暇があったらきてやろうか?(実は来たいだけなのだがそういうことは素直に言えず) [Fri 10 Feb 2006 23:19:06]
アカネ >  えへへ、ありがと―――――っれ、れぇ? ( ふらり。 アカネはちょっと、ふらついた。 眩暈かと思うほどに、唐突に眠気が襲う。 まだ、そんなに長く活動できないらしく。 ) [Fri 10 Feb 2006 23:17:35]
夢霧 > アカネか・・・覚えた。(頷いて)・・・・それはどうも・・・・お前の名前の方がこっちとしてはいいけど。(素直に返した) [Fri 10 Feb 2006 23:15:10]
アカネ >  アカネっていうんさ。 ( 小さなその名前を、アカネはちょっとだけ胸を張って言うんだ。 ) [Fri 10 Feb 2006 23:11:50]
アカネ >  夢霧? 素敵な響き………あたしは、アカネ。 アカネ [Fri 10 Feb 2006 23:11:22]
夢霧 > 会えると良いな・・・・(穏やかな表情でそう言って)・・・・・名乗ってなかったね、僕は夢霧。お前は?(名乗った、その意味は信用や友人として意識したということ) [Fri 10 Feb 2006 23:09:14]
アカネ >  んー…………会ったことは、ない……かな……………でも、いつかきっと、今日みたいに……会える日が来るしょ。 ( 前向きな姿勢であった。 最初から期待をしていないからか、或いは期待という言葉がチープに感じられるほどの信頼があるのか。 ) [Fri 10 Feb 2006 23:06:30]
夢霧 > ・・・・そうなんだ・・・・。(自分にも一応そういう人はいるから分からなくは無い)・・・・これまで会いに来てくれた人はいるのか? [Fri 10 Feb 2006 23:04:18]
アカネ >  ………………………? ……うーん……………きっとあたしは、うん、誰か大切な人がいるから、だと思うんださ。 ( くりっとした目を動かして、アカネはそんな風に答えた。 大切な人がいるから、平気なのだと。 ) [Fri 10 Feb 2006 23:01:25]
夢霧 > 自分ひとりしかいないなんて・・・・僕には絶えられないね。気が狂う・・・・(その辺に座った。何も無いところに一人外に出ることを許されない、そこに存在する意味はあるのか?) [Fri 10 Feb 2006 22:58:55]
アカネ >  うーん……………………わかんない。 けど、うん…………落ち着く、かな。 ( まあ、それは当然だろう。 そこだけが存在を赦された場所であるし、それゆえにその存在は揺らがないのだから。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:56:42]
夢霧 > 墓以外に・・・・・何がある?(気になって聞いてみた) [Fri 10 Feb 2006 22:54:49]
アカネ >  んぅ…………………別に、それだけでもない、かな………。 ( 退屈なだけではないと、アカネは退屈にしか見えない墓地で言った。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:53:10]
夢霧 > ・・・・どうやら出られないみたいだね・・・・・・ここにしかいられない・・・・毎日退屈だろうね。(少し同情した) [Fri 10 Feb 2006 22:51:58]
アカネ >  え……? あ……………ん、大丈夫………あれぇ? ( いままでは、一度寝て、起きるとここにいる、ということしかなかった。 だから、こうして、起きている間に戻るという現象は、アカネにはとても不思議に感じられたらしい。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:46:22]
夢霧 > ・・・・記憶とか・・・・大丈夫?さっきまでのこととか覚えているか?(ただの暇潰しのつもりが何をやっているのだろうと・・・・つくづく自分の甘さが嫌になる) [Fri 10 Feb 2006 22:43:42]
アカネ > ( しばらく、原形質のような魂がその場で揺らいで、形を、作っていった。 ) ……………………………あれ? ( そして、ぽつん、とたっている、アカネ。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:41:06]
夢霧 > ・・・・・・やっぱりか・・・・(早足で元いたところへと戻ってみた・・・・) [Fri 10 Feb 2006 22:39:44]
アカネ >  ………ん…………………あ…………、( 戻る、と答えたのだろうか。 進む、と答えたのだろうか。 アカネの姿はふわりと崩れて、原形質のように魂の姿に変わって、元の場所へ飛んでいった。 僅かなりとも「理由」があった場所から離れることで、イメージを保てなくなったから。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:38:49]
夢霧 > (何となく結果は読めた)・・・・戻る?進む?(とりあえず相手に選ばせようと) [Fri 10 Feb 2006 22:35:55]
アカネ >  …………ね………、( アカネの体がふらついた。 ) …………………ねむい……。 ( 脚を一歩進めるごとに、眠気が増していって、どんどんとそれが増していって、瞼が、重く……… ) [Fri 10 Feb 2006 22:34:26]
夢霧 > ・・・・・ん?(相手の声に反応してそちらへと顔を向けた。何がおきたのかと。) [Fri 10 Feb 2006 22:32:54]
アカネ >  うん……いいけど………。 ( 実際にはアカネは触られてもいないのに、イメージはそれに従い、体を引きずられているように魂に錯覚させ、そしてアカネに歩かせる。 暫くは、そのまま歩くだろう、ただ、暫くすれば、) ――――あれ? [Fri 10 Feb 2006 22:28:59]
夢霧 > 戻ってくる・・・・・・・・ちょっと試していい?本当かどうか。(相手の感覚は無いが手をひいて墓場の外へと出てみようと試みた) [Fri 10 Feb 2006 22:26:31]
アカネ >  えと…………ね、あの、気づいたら、ここに―――戻ってきてるんよ…。 ( それ以外に説明方法はなかった。 この場所に何か、無意識の執着があるのか、単純に霊的な力場のためなのかは不明だ。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:24:49]
夢霧 > つまらないならどこかいけばいいのに・・・馬鹿だなお前。ん?・・・・どうした?(悩んだ相手を見ると首をかしげた) [Fri 10 Feb 2006 22:22:42]
アカネ >  うぐっ………………んぅ、つまらんけど、ええと…………えと、あと…………………………………あれ? ( かくん。 アカネは小首をかしげた。 何でここから離れないんだっけ。 ……………ああ、そうだ。 目を覚ますたびにここにいるのであった。 それをどう説明しようかと、アカネはうんうん悩んだ。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:19:57]
夢霧 > (あえて相手が霊である事は告げない事にした・・・それはなんかとても嫌な事だと思ったから・・・自分も甘くなった物だ)・・・・・・ふーん・・・・つまらないと思うけどな・・・・よくいられるね。(殺風景な辺りを見回して) [Fri 10 Feb 2006 22:17:31]
アカネ > ( そう、阿呆なことに、アカネは自分が幽霊だって気づいていない。 自分が死んだって言う記憶だって、どこかに行ってしまっている。 ) ぅんん…………よくわからんけど………なんでだろねぇ? ( ぺれっ。 そんな効果音が出そうなほどに、軽ーく、とても軽く、アカネは答えた。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:15:02]
夢霧 > (反応から察するに自分が霊だと気付いていないのか?)ならいいや・・・・・一つ聞くけどお前、なんでこんなところにいるんだ?(ここに留まる理由はあるのかと) [Fri 10 Feb 2006 22:12:01]
アカネ >  ――え? あ、ん、大丈夫っ! あたしこー見えて丈夫だからさっ! ( 元気一杯、とアカネは両手を挙げて見せた。 なんとも子供っぽいしぐさだ。 下から見上げて、えへへ、と笑うのだ。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:09:51]
夢霧 > (特殊な霊だなと記憶する)・・・・えーっと・・・・大丈夫か?(自分でやっといて何言ってんだか) [Fri 10 Feb 2006 22:07:41]
アカネ > ( 頬を引っ張ってみれば、全然、その指が空気に触っているような、というか本当にそこになにもない、という感触を感じるだろう。 ただ、アカネのほうではイメージが体を作っているために、引っ張られたような形に頬が伸びるし、) ――いひゃい……。 (とも感じる。 ) [Fri 10 Feb 2006 22:04:12]
夢霧 > ・・・・(そもそも相手が誰かも知らないのにいないと思うも何も無い・・・・自縛霊ではないことがわかれば、次は頬を引っ張ってみようと手を伸ばした) [Fri 10 Feb 2006 22:01:53]
アカネ >  ………ふぇ? ………聞こえるよう? ( かくん、とアカネは小首をかしげた。 心のあるものならば、アカネの姿は見えるし、アカネの声は聞こえる。 ただ、アカネなんていないと心から思っているそんな人ならば別の話かもしれないけれど。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:59:54]
夢霧 > ・・・・・声、聞こえるか?(試しに声をかけてみた、同時に相手の声が聞こえるかどうか試そうと。自縛霊だったらどうするかっと内心考えている) [Fri 10 Feb 2006 21:58:08]
アカネ >  …………………………迷子かな………お化けかも……っ。 ( 人は往々にして似たようなことを考えるものであった。 アカネは暫くぼけーっと見上げていたが、やがて、よいしょ、と立ち上がり、お尻の汚れをはたいて落とした。 最初から付いてないけど。 それから、日記帳を胸に抱いて、) ……………………。 ( またぼけらったと見つめるのであった。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:56:03]
夢霧 > (整理しよう、ここは墓地、で子供がいる時間は夜)・・・・・迷子?それとも霊?(子供と思われているとは全く思わず思考する) [Fri 10 Feb 2006 21:52:07]
アカネ >  ……………うーん………なんにも、ないねぇ……。 ( ぱらぱら、ぱたん。 日記帳を閉じると、ふわ、と額に風を感じて、アカネは顔を上げた。 ――そこには子供がいた。 アカネよりちょっとお兄さんだ。 ) ……………あれ? ( でも、足音とかは聞こえなかった気がする、とアカネは阿呆な疑問を抱いた。 ぼけらったと見上げる目は、阿呆度高し。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:50:28]
夢霧 > (羽根を散らしながら墓地へと降り立つ)・・・・・・子供?(呟いて首をかしげた) [Fri 10 Feb 2006 21:47:05]
アカネ > ( アカネのほうはといえば、そんなとき、日記帳の白紙のページをぱらぱらめくっていたものだから、お空のことなど全然気づかなかった。 ――しかし、白紙の一体何が楽しいんだろうか。 そこに、記憶の断片でもないかという風に、アカネは丹念に白紙のページをめくり続けていく。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:45:13]
夢霧 > (空中を飛ぶ、天使いや、堕天使であるが故の能力を利用して空から下を見る)・・・・・・?(変化に気付く、僅かなものだけど墓場に何かがいる・・・気になったのでそちらへと降りてみる) [Fri 10 Feb 2006 21:43:14]
アカネ > ( 何か思い出そうとすると、アカネの頭の中で、薄ぼんやりとした霞みたいのがかかってしまって、いろいろなことを思い出せない。 困らないということは、日常生活には関係ないのだろうけれど。 うーん、とアカネはその場にペタン、と座った。 汚れるのを気にする性質ではない。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:39:52]
お知らせ > 夢霧さんが入室されました。 [Fri 10 Feb 2006 21:38:52]
アカネ >  ………………………これは………、 ( 暫く、アカネは考えた。 全然使ってない頭をフル回転させて、考えた。 ) ………………夢、かなぁ? ( 夢だとしたら、随分陰気な夢だけれども。 懐かしい感じはするけれど、ね。 頬をつねってみて、) ………いひゃい。 ( 夢じゃないのかもしれない、って思った。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:38:21]
アカネ >  ……………………あれ? ( かくん、と小首をかしげて、アカネはくるくる辺りを見回した。 けれど、うーん、どれも一緒に見える墓石ばかりで、ここが本当に最初の場所なのか、確信することはできない。 そしてまた、確信できたとしても、) …………ここ……本当に、どこ……? [Fri 10 Feb 2006 21:28:06]
アカネ > ( そこはまた、あの花の咲く最初の場所だった。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:26:50]
アカネ > ( アカネがふ、と意識を取り戻すと、 ) [Fri 10 Feb 2006 21:26:32]
アカネ > ( そこはまた、花が咲いていた。 ) [Fri 10 Feb 2006 21:26:17]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Fri 10 Feb 2006 21:25:58]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『魔女は闇夜に消えていく。』 [Thu 9 Feb 2006 03:12:05]
ヒルダ > ( ゆっくりと立ち上がると箒を持ち直した。 あの日、一緒にこの赤ん坊に祈りを捧げてくれたあの娘。彼女のお陰でこの子は二度も捨てられずに済んだ、私はこの子を捨てずに済んだ。 ”ヒルダ”も、ティエンさんにお礼が言いたいだろう。もしかしたら私が来る前に彼女の方が先に此処に来ていたかもしれないけれど――。 ) …家に招こう。 ( そして改めてお礼を。 誰かを部屋に招くなんて本当に久しぶり。頻繁に付き合っていた一つの交友が途絶えてから私の部屋は何だか寂しくなった。恋人はもう内の関係だ、隣にいて当然の愛しい人だ。でも、その他の人達は違う。客であり、持て成す相手であり――。 やれやれ、と肩を竦める。いつか一緒にお招きできるように努力しよう。 カンテラを箒の先端に取り付け、跨るとふわりと上昇を開始した。 ) また来るね、ヒルダ。 ( 見下ろす墓石にそう呟くと――  ) [Thu 9 Feb 2006 03:11:46]
ヒルダ > ……娘、か。 ( 私の娘。私の子供。 …親って、どういう気持ちなんだろう。どうして子供を愛するんだろう、どうして子供を裏切るんだろう、どうして子供を捨てるんだろう。 親からの愛は、人が自分の一生で一番最初に受けるべき愛だ。自分の腕に抱かれ安らかな寝息を立てる幼子を愛するのに理由なんか無いような気もするけれど―― それでも、こうして親は手を放し、子供を置き去りにする。私が人の親になった時その理由が判るんだろうか。私も親の愛は十分に受けられなかった人間だ、その理由はとても興味深いが… いや、やっぱりわかりたくない。一生その疑問を抱えたままアホ面ぶらさげて子供を溺愛したい。 いやでも、やっぱり……。 ) [Thu 9 Feb 2006 02:58:18]
ヒルダ > ( 神様を裏切った魔女に誰かを弔う資格があるのか。そしてそんな魔女に弔われてこの子は嬉しいのか。 疑問だったが、まあそこら辺は我慢してもらうとしよう。神様と、この子に。 成長していたらどんな娘になっていたのだろうか。私と同じ名前だ、きっと無鉄砲で気分屋で派手好きな性格になっていただろう。日々の出来事に一々笑って、泣いて、また笑っていただろう。 …なんだか自分の子を見るような思いだ。そこにこの子との思い出が無い以上、頬を伝う涙はありえないけれど。それでも何か物悲しい気分にはさせてくれた。 ) ……それにしても、知らない人が見たら勘違いするわね。 ( 同姓同名となるとヴェイトス市にも余り居ないだろう。誰かがびっくりして心配して私の部屋を訪ねてきたら、思いっきり笑ってやろう。 ) [Thu 9 Feb 2006 02:48:05]
ヒルダ > ( そこには「Hildegard Grethe ここに眠る」とある。勿論、私の墓ではない。別に自分の死を偽装したわけでもない。 先日貧民街に捨てられて冷たくなっていた赤子”ヒルダ”の墓だ。姓が判らなかったので”Grethe”の名前を与えたのだ。…私の娘として。 墓石自体はどこにでもある石で粗末なものだったが、ちゃんとした墓を作ってやれる程裕福でも無いのでコレで我慢してもらうとしよう。将来纏まったお金が入ったらもう少しまともなものに建て替えてやろうか。 日も落ち深夜の墓場は私の恐怖心を煽るけれど、その墓の前までたどり着けば少し安心したように溜息を吐いた。闇の中に浮かぶカンテラの光が墓石を照らし、私はその場にしゃがみこむと花を添えた。 ) [Thu 9 Feb 2006 02:43:08]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『( 墓石をなぞる。 )』 [Thu 9 Feb 2006 02:39:53]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 『( 世界は続く。 )』 [Tue 7 Feb 2006 21:40:43]
アカネ > ( 結局その日、アカネは歩き続けるのに疲れてしまって、気づくと、その意識を手放した。 日の明けるその前に。 幾夜それを繰り返し、幾十夜歩き続け、幾百、幾千の夜をすごすのか。 ) [Tue 7 Feb 2006 21:40:21]
アカネ > ( …………うーん、確かに、距離を稼いでいる実感はある。 けれど、 ) ………………こ、怖くなんか、ないも………。 ( 強がりを呟いて、アカネはてほてほ、歩き続ける。 ぎゅうっと日記帳を抱きしめる胸は小さい。 けれど希望だけは沢山だ。 ) [Tue 7 Feb 2006 21:30:29]
アカネ > ( 今日は、このお墓を出ようと思う。 昨日もそう思ったけれど、右に行ったり左に行ったりしている内に迷ってしまって、結局夜が明けてしまいそうになったところで―――ええと、寝てしまった、のかな? うん、とにかく記憶がない。 ) ……うぅん…………まあ、今日中には出れるしょや。 ( アカネはそう気楽に考えて、てほてほとまっすぐ歩き始めた。 まっすぐまっすぐ行けば、アカネの脚でも、このお墓から出れるだろうから。 ) [Tue 7 Feb 2006 21:20:25]
アカネ >  ………………うぅん、あれ? ( 目を覚ましたアカネは、やっぱり、訳がわからないけれどそんなところにいた。 きょろきょろ見回せば、疲れて寝てしまった場所。 でもなんだか、寝た気が、しない。 昨日の時点でぷつんと切れて、今日になってまた急に再生し始めたような。 でも、アカネにはよくわからなかったので、気にしないことにした。 ) [Tue 7 Feb 2006 21:10:51]
アカネ > ( 右を見ても、左を見ても、前も後ろも、墓標ばかり。 ) [Tue 7 Feb 2006 21:08:33]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Tue 7 Feb 2006 21:08:08]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『約束…大丈夫…』 [Sun 5 Feb 2006 15:51:37]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが退室されました。 『握り締めた手を離さない様に、肩を並べて歩いて行く。』 [Sun 5 Feb 2006 15:50:55]
フェン・メイフォン > うん、分かった。 探してみるから、ヴァネッサも… 約束(そう、互いに微笑み合う中で、小声で囁き掛ければ… 頷き、手を差し出す彼女の手を此方からもギュっと握り返し――…) …… うん、帰ろう。帰ったら… やる事は結構あるかな(夕食の準備もだし… 仕事も探さないといけないし、それに…肝心の家探しも必要だし。などと頭の中で思いながら… 家路に着くだろうか。 彼女の手を、離さない様に握り締めながら  ) [Sun 5 Feb 2006 15:41:45]
ヴァネッサ > …ぅん…死なない…死なないよ… (そう何度も何度も呟いて…。 ゆっくりと浮かべられた微笑に此方も同じようにゆっくりと微笑んで…) ふふ…「家」ちゃんと探してね (笑いながらそういった…。 冗談のように言ったが内心相当深刻なことだったりする…。 そして、彼女の言葉に首を縦に振って答え、彼女の手を握る…) [Sun 5 Feb 2006 15:37:12]
フェン・メイフォン > …… そう。ちゃんと…血反吐吐いてでも生きて… それから、だから(だから、死ぬのも殺されるのも許さないからね…と、顔を寄せて、言葉を囁けば、ゆっくりと微笑みを浮かべ… それから――) ん、良いって…あたしも、まぁ… 何時か知らなきゃいけないこと知れたんだし(そして、顔を離せば… 恥ずかしげに頬を掻きながら、帰ろうか?と、声を掛けるだろうか… ) [Sun 5 Feb 2006 15:31:06]
ヴァネッサ > ……ぅん…、そうだ、ね… (彼女の笑みに自分も何とか作った笑みで答えて…。 それからカミサマなんぞいないところには大いに同意して…) ……ちゃんと私…生きるよ…何があっても生きるよ… (何をしてでも…と心の中で付け加えて…) …一緒に来てくれて…アリガトね… (そして、そういった…) [Sun 5 Feb 2006 15:26:37]
フェン・メイフォン > ………… ん…(彼女が、何か言おうとして口篭る様な、そんな姿を見遣れば… 自分自身に対する様に、困った様な吐息が自然と漏れ… そんな様子の侭、彼女を見詰め続け…) …… そう。けど、まだ生きてるなら―― 全部無くなっても立ち直れるって、うん…思うから(現に、あたしなんて全部無くなったけど、こうやってドッコイ生きてるし… と、今までの表情を隠す様に、僅かな笑みを浮べた侭に口に出し… それから――) 不幸だなんて歎いてもカミサマなんぞ居やしない。 だったら、自分から動けば…何時かは、ね。 [Sun 5 Feb 2006 15:19:09]
ヴァネッサ > …………大丈夫…死なないから…死んだら全部なくなっちゃうもん、ね… (彼女を安心させるつもりでそういった…。 でも、言っていることは本当のこと…。すでに一度すべてをなくしている…死んで、目覚めた先にあったのは安らぎでも救いでもなかった…。それは一番わかっている…) [Sun 5 Feb 2006 15:13:25]
ヴァネッサ > ……………でも………なんでもない… (死んだらお母さんやお父さんに会える…と言おうとしたが止めた…。 これ以上彼女を心配させたくないと思って…。 それから) … () [Sun 5 Feb 2006 15:11:00]
フェン・メイフォン > …… (平手を頬に当てた侭… まるで、自分自身の行為に驚いた様な顔を浮べて、彼女を見詰めていれば… やがて、返ってくるのは彼女の ごめん と言う言葉。 それを耳にすれば、ゆっくりと頬に当てていた掌を離し…) ………… 死ぬとか、言わない。 死んだからって、何もならないんだから(… 暫しの、迷う様な沈黙。その後で、漸く口にしたのは… そんな、自分でも何を言ってるのか分からない様な言葉。 ソレを吐き出せば、少し…俯いて ) [Sun 5 Feb 2006 15:07:40]
ヴァネッサ > …………………っ… (弱弱しい平手なのに思いっきり殴られるよりも痛かったような気がする…。 叩かれたままただ呆然と立ち尽くしていて…) …ご、めん…… (反射的にでた言葉がこれだった…。 でも、それ以外は何も言わず沈黙を作っている…。 言葉が出ないというか、さっき自分が何であんなことをいったのかわからないというか…) [Sun 5 Feb 2006 14:58:48]
フェン・メイフォン > ……………… (何か、彼女に声を投げ掛けなければいけない。 そんな事を思ってはいるも、何も気が効いた様な事場が出てこない。 そんな感情に苛まれている最中、不意に向けられるのは… ヴァネッサの、自分と同じ様な曖昧な笑み。 そして…彼女が口にした、言葉――) ………ッ 死ぬとか言うな、バカチンッ(――其の言葉を耳にした瞬間、一瞬…頭の中が空白になった様な錯覚に陥り――直後、不意に…何かに突き動かされた様に彼女の頬へと目掛けて、軽く…或いは、弱々しい平手を向けようとして、しまい――…) [Sun 5 Feb 2006 14:52:20]
ヴァネッサ > ………………………………… (ボーっと彼女と墓石を見つめながら、笑みを返してきた彼女に自分もまた曖昧な笑みを返して…) ……………フェン…、もし、私が人間に戻れないまま死んだら…灰は…ここのお墓の中の棺に撒いて… (突然そんなことを言い出す…。自分でも何でこんなことを行ったかはわからない…。 吸血鬼は死ぬと人間とは別のところにいくとどこかの本に書いてあった…。だからもし、自分がこのまま死んだらせめて身体だけでも近くにおいておきたい…そんなこと思ったのかもしれない…) [Sun 5 Feb 2006 14:47:43]
フェン・メイフォン > ―――……… (正直な話、戸惑いと… 納得半分の心境で、墓石を――墓石に付いた黒い染みを見詰めるだろうか。 何か、自分も、この墓の下に居る人達に言わなければならない気がするが…けれど、何も浮かばない。  そんな、複雑な心境を胸に抱いた侭、暫しの間墓石を見詰め――…) ん?(…そんな中、ふっと…ヴァネッサが自分の事を見詰めているのに気が付けば、顔に浮かぶのは…曖昧な、笑み。 そんな、どんな表情を浮べれば良いのか分からない様な笑みを返せば… やがて、長く、長く、吐息を吐き出して…) [Sun 5 Feb 2006 14:41:17]
ヴァネッサ > ……………………………… (暫くしてからスッと立ち上がり、それから一緒にいる彼女をみる…。 それからちょっと墓から距離を置くように後ろに下がる…)(そして、彼女のお祈りが終わるまで無言で待ち続ける…。 よくみれば墓石に血がついていた…。前にここで首を切りつけたやつだ…もう黒く変色してしまっちるけど確かに血の跡だった…) [Sun 5 Feb 2006 14:36:57]
フェン・メイフォン > ……… (彼女の言葉を無言で耳にすれば…先程浮かんだ疑問が、一気に氷解していく。 彼女の両親は…もう、既に居ない。それならば、彼女が両親の居場所は分かるのに家の場所が分からないのにも…何処か、納得が行く様な気がして…) …………… (そんな中で、ふっと吐息を吐き出せば…自分も外套のフードを被りながら、じっと…祈りを捧げる彼女を見詰めるだろうか。 報告らしき言葉を終え、無言で祈りを捧げる彼女と同じ様に、自分自身も無言で… ) [Sun 5 Feb 2006 14:29:41]
ヴァネッサ > ………ここにお母さんとお父さんがいる… (目の前のひとつ名前が削り取られた墓を見てから…ちいさな声でそういった…) ………また、来たよ…でもね…まだそっちに行けないの…昔の身体に戻ったらすぐに会いに行くから…だからまだどこにも行かないで待っててね… (それからその場にしゃがみこみ、手を組んでお祈りをするような感じになり、小さな声でゆっくりと報告を始める…) …………………………………………… (報告が終わればあとは無言でじっとそのままのポーズでいる…。 これはちゃんとしたお祈り…みたいなもの…) [Sun 5 Feb 2006 14:25:07]
フェン・メイフォン > …… ん。うん、分かった(そう、彼女の後へと――人並みなりに誰か居ない事を注意しながら進んでいけば… やがて、辿りつくのは一つの墓の前。 その墓を見下ろせば、誰の墓だろうか…と、ふっと思い――) …此処、なの?(そんな思いを持った侭、問い掛ける様にヴァネッサを見遣って…) [Sun 5 Feb 2006 14:18:18]
ヴァネッサ > ……こっち、こっちー (外套を着た吸血鬼は若干走りながらドンドンと墓地の中を突き進む…。十字架が立ち並ぶその景色は十字架の森…。 少し進めば親族のいないものが埋葬されている墓地までたどり着く…) ………ここだよぉ… (そして、ひとつの墓の前で立ち止まる…) [Sun 5 Feb 2006 14:15:53]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが入室されました。 『… そう言えば、一度も来た事がなかったっけなぁ と、思いつつ、同じ足取りで彼女に着いていき』 [Sun 5 Feb 2006 14:11:37]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『少し急ぎ足で…』 [Sun 5 Feb 2006 14:10:17]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 『( 寂しい落日のうたごえ。 )』 [Sat 4 Feb 2006 22:05:39]
アカネ > ( 世の中じゃそういうの、自画自賛って言うんだけどね。 アカネは気にすることもなく、ちょこんと座ったまま歌いだすのだ。 ) ららー、ら、ららるるるー♪ らぁーらららあー、るるりららー♪ ( アカネは難しい歌詞とか、覚えられないから、らりるれろ、で歌う。 旋律だけが、幼い旋律だけが、墓地に響く。 ) [Sat 4 Feb 2006 22:05:22]
アカネ > ( 別に、寂しくなんかないよう? おとぉさんも、おかぁさんも、いつも家にいないもの。 って、ちょっと強がり。 アカネはいつも、おとぉさんとおかぁさんがお仕事に言っている間、窓辺で歌っていた。 ) あ、そだっ。 歌ってればいいしょや。 歌ってれば、おとぉさん、おかぁさん、きっとさがしにきてくれるね。 ( ないすあいでぃーあ。 アカネは日記帳をぎゅっと抱きしめて、名案に顔をほころばせた。 ) [Sat 4 Feb 2006 21:56:31]
アカネ > ( 結局、自分が何でこんなところにいるのか、こおはどこなのだろうかって、思い出そうとしている間に、一日が過ぎてしまった。 全然眠くもならないし、お腹も空かないのは不思議だったけれど、もっと不思議な状況だから、アカネはあんまり、気にしなかった。 夜更かしだってできるし、と思ったけれど、なにかやることもなくて。 ) ………うぅん………………おとぉさん、おかぁさん……どこなのかな? ( かっくり小首を傾げるけれど、よくわからない。 ) [Sat 4 Feb 2006 21:45:22]
アカネ > ( アカネはちょこん、と落日のように淡い色合いになった花の傍に、ぼんやりと腰かけていた。 時折、ぱらぱらと、ぱらぱらと、手元の日記帳をめくるのだけれども、その中身は殆ど、真っ白。 ) [Sat 4 Feb 2006 21:35:17]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Sat 4 Feb 2006 21:33:46]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Fri 3 Feb 2006 22:34:39]
アカネ > ( ……まあ、そんな訳のわからない少女のお話です。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:34:33]
アカネ > ( だからまあとりあえず、最初の一歩はきゅるるーという気の抜けた腹の音と同時だったのでした。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:34:15]
アカネ > ( お腹はすきませんでしたがさびしくてさびしくて、気を紛らわすためにフラミンゴでもしてみようと思いましたが、スパニッシュでもない少女が簡単に出来るはずもありませんでした。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:33:59]
アカネ > ( 少女に与えられていたのは、薄っぺらな胸と、そこそこ可愛い顔と、少々とろい頭と、よくわからない身体と、ささやかな日記帳だけでした。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:33:38]
アカネ > ( 気づくと、少女は沢山のお墓に囲まれて、よく似た色の花の傍、ぽつんとひとりで佇んでいました。気づく前に何をしていたのか、なんでこんなところにいるのか、少女は全然わかりませんでした。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:32:41]
アカネ > ( ――ある、春の近づく頃のことでした。 ) [Fri 3 Feb 2006 22:30:09]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Fri 3 Feb 2006 22:29:47]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Fri 3 Feb 2006 21:12:52]
リゼル > ( ―――― ふあ、 と小さく欠伸洩らせば。 ) ……… 今がずっと続けば良いのに。 ( 木の幹に寄り掛かって 今の幸せが続く様に 祈ろう ―――。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:12:16]
リゼル > ――――…… 世界は。 何人殺せば気が済むんだろうなァ。 ( 己の言える事では無いのだけれど。 ――何人も 何十人も 何百人も 生まれさせては 殺す。 …世界の状況。 )    …… 私は 後    何人殺すのかなァ。 ( 何時 衝動が襲って来るのかも解らぬ。―― 痛みなんて 辛さなんて 後悔なんて もうずっと前に経験したのに。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:10:37]
リゼル > ( 近くから見れば普通の木の色。 けれど遠目では 夜の色。 ――… 何処か 人間を思わせた。 遠近によって 変わる 性格だとか思った。 ) ―――― あァ、 高い ………。 ( 木の枝に手引っ掛けて。 ぴょン、 と天辺に近い木の枝に座り込めば ぼンやりと 墓地の全体を見渡した。 ――ずうっと前登って見た時よりも 狭くなった面積。 人死にの 多い時代。 ) [Fri 3 Feb 2006 21:04:40]
リゼル > ( 祈り終えれば 彼女の墓から身体逸らし  少しだけ遠く 高い木へと視線映した。 ―― 見渡すのに丁度良い 大きな 夜色の のッぽの木。 )  ――― 木登り。 …う ン。今度は大丈夫だろう。 ( 独り言洩らせば。 ――ぐッ、 と 表面に手を掛けた。 ) [Fri 3 Feb 2006 20:55:42]
リゼル > ―――――  …、 ( 隠れ鬼の時の鬼の様に そうっと、 足音忍ばせて 、 )   到着。  ( 墓地の目の前で止まった。 ――まだ完全に朽ちていない花が其処にある。 血の様に赤かった色は 既に落ちた夕日の色の様になってしまったけれど。 )  ……――食べ物はやっぱり腐るから持って来れなかったよ。 春には お団子持ってくるから。 ( 約束、 と墓碑へと小指くっ付けた。 ――死者が 死者の為に祈るのは 可笑しな事かもしれないけれど。 きゅ、 両手組み合わせて 祈った。 ) [Fri 3 Feb 2006 20:50:04]
リゼル > ( 月の導きのみしか頼る物が無い  夜の墓地の散歩道。 )  ……………夜家抜け出すの、習慣になってるなァ―――。  ( 僅かに月が照らす道。 小石に躓かぬ様慎重に ゆっくりと 歩む。 両手に抱える 血の色の花束。 目的場所まで 後数歩 ――。 ) [Fri 3 Feb 2006 20:45:07]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Fri 3 Feb 2006 20:42:38]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Wed 1 Feb 2006 16:57:58]
イデス > (――ずる、と白滝でも飲み込むように、)    (足はさっぱり消えてしまった。) あン。やっぱり足りなァい。 (文句を呟く口は一瞬だけ真っ黒な骸骨。) (真っ白な布を引き摺るみたいにして、巨躯はもう暫らく墓場を彷徨う。) [Wed 1 Feb 2006 16:57:56]
イデス > (何を訴えようとも聞く気は無いし、バラバラのパーツを集める事だってしない。) ちょっと霊感のある人間に見付からなかった不運を嘆く? …無理よね足だもの。 (見えない指先に口付けた。) [Wed 1 Feb 2006 16:55:04]
イデス > (足を。違う、足で地面を。) (片足では逃げる事も出来ないようだ、勿論声を上げることも出来ない。)    (ただ其れを掴んだ巨躯には、掴んだところからビリビリと何かが伝わってくる。) ハイハイ。 (耳を塞いだ。) [Wed 1 Feb 2006 16:49:25]
イデス > (巨躯が ドス と足を踏み鳴らす。石を敷き詰めた墓場の道、其の隙間から、) (まるで大きなティッシュでも引き出すみたいに、まろび出てきたものを摘んで引っ張って。) …足だけ。 (チ、と舌打った。) [Wed 1 Feb 2006 16:41:53]
イデス > (曇りの日の夕方は、赤も全部くすんで見える。) (鈍色に潰されて、) 夜まで後何時間かしらァ。 (――ちゃン、と足音に金属音が重なる。) [Wed 1 Feb 2006 16:36:20]
お知らせ > イデスさんが来ました。 [Wed 1 Feb 2006 16:32:08]
お知らせ > ヴィンセントさんが退室されました。 [Tue 31 Jan 2006 10:36:19]
ヴィンセント > (また伺いますよ。俺の為に。貴方、きっと笑いますでしょう。 ―― 少女趣味な奴だと、笑いますでしょう。) [Tue 31 Jan 2006 10:36:18]
ヴィンセント > (今の俺がいるのは貴方のおかげです。月並みなセリフだけど。雑草の数本がしぶとく根を残していたのでそれも引っこ抜く。常々、「ベッドの上では死にたくない」と言っていたお方だ。果して、調査中の落盤事故での落命は本望だったのだろうか。 ―― 聞こえていたら、貴方笑いますでしょう。あの頃から、お前は全然成長していないと。その通りですよ。俺は未だ、青いままなのですよ。)   (苦笑が唇を歪ませた。倒れていた花瓶を直して、立ち上がる。) [Tue 31 Jan 2006 10:34:47]
ヴィンセント > (一年に数度は此処を訪れる習慣。死者の世界など信じては居ない。死すれば人間は無に帰るだけだ。だから、男が死者を弔い敬意を示すのは、自分のため。葬式も、埋葬も、弔いも、死者の為ではなく、生き残っている者達が、自分達の為にやる物だと認識している。舞台は確かに故人の為のものだろうが、主役は――生き遅れた、おのれ等。)   (備えられていた布で、夜露を拭う。コートの端からも、風がもぐりこんできた。身震いを一つする。) [Tue 31 Jan 2006 10:25:42]
ヴィンセント > (ああ、春は未だ来そうに無い。立ち並ぶ墓標の中、一際立派で、この季節にもかかわらず花が生かされているその墓。其処に眠る故人が、沢山の人々に愛され続けている証だろうが。男もまた、その一人。)   (お久しぶりです、なんて脳裏で呟いた。若輩だった己を、導き育ててくれた、かつての恩師。)   (屈みこんで、墓標と同じ視線に。) [Tue 31 Jan 2006 10:22:01]
お知らせ > ヴィンセントさんが来ました。 『( 冷たい風。 )』 [Tue 31 Jan 2006 10:19:17]
お知らせ > ラーラさんが帰りました。 『( 探して、歩き出しましょう。 )』 [Mon 30 Jan 2006 15:20:10]
ラーラ > ( 見上げる空は、薄い灰色。 光が透けたところが、白く光っているの。 )  もう少し、高いところを 探さなきゃ だめ? ( 両手を伸ばしても、背伸びをしても遠すぎるから。  墓碑に昇るくらいじゃ駄目ね。 もっと、近い場所。 くるくる、辺りを見渡したら。 ) [Mon 30 Jan 2006 15:19:55]
ラーラ > ( 明確に見える訳じゃないの。 風に混じる声が、聞こえるだけね。  翳した指先は何にも届かず、触れる事も出来ないから、ゆらゆら 地に影が揺れるだけよ。 )  どうしたら 届く、かしら。 ( 細く絞る声。  響きが、此処じゃない世界に触れる為には。 ) [Mon 30 Jan 2006 15:13:44]
ラーラ > ( お墓。 人が、生きていた証。 最後に残す、思い出の碑。  真昼。 ぼんやりと明るい世界の中に、落ちる影は幾つもの。   ささやく声は、さざめくように。 )  今日も――… まだ いっぱい、ね。 ( 虚空。 囁くように 謳うように。 ) [Mon 30 Jan 2006 15:06:50]
ラーラ > ( 例えば、誰にも知られないことを前提にするお話。 )   ( 真昼。 でも、今日の太陽は少し、内気ね。 月に合わせてしまったみたいに、物陰から覗き込むだけよ。  誰かが生きた名残が落とす、モニュメント。 大地との影も、薄いものね。 ) [Mon 30 Jan 2006 15:04:28]
お知らせ > ラーラさんが来ました。 『( 内緒話ね。 )』 [Mon 30 Jan 2006 15:03:04]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 [Sun 29 Jan 2006 04:43:41]
黒外套 > (再会も、許される事を願って―)(――十字架の墓の合間をカンテラが進んで行く) [Sun 29 Jan 2006 04:43:38]
黒外套 > (握られた掌を握り返す)――……そんな事を言うと、何れ――貴方に助けを求めてしまうかもしれないよ? (神に仕える貴方に助けを求めるとしたら)(その意味は、一つしかないのだけど)――― 覚悟しておくといい。 (嘘ばかり、戯言ばかり。こんな出会いの形が、神様に赦されるのなら) [Sun 29 Jan 2006 04:41:51]
お知らせ > ハロゥタックさんが帰りました。 [Sun 29 Jan 2006 04:34:14]
ハロゥタック > (歩き出すときはゆっくりと散歩の速度でしか。) [Sun 29 Jan 2006 04:34:13]
ハロゥタック > (せめて出会ったときに「噂してた?」と突っ込まれて動揺しないように、心構えだけは。多分。しておいた方が良いのかもしれない。) 其の時は、形振り構わなくなるかもしれませんね。…絶望に囚われないように足掻けば、何かしら掴めると思うのでスよ。 (溺れている最中、一緒に流される藁を掴んだ時のように。) (時の止まった人の思念が渦巻く場所に在り、其の声を聞かぬようにしていたのは幸いだったか。)     … 西園寺さん、でスか。 (ぎゅ、と握る白い手袋の。) では、お言葉に甘えさせていただきまスね。 (何処も照らせなくなったカンテラを片手にベンチを立って。) [Sun 29 Jan 2006 04:33:46]
黒外套 > 西園寺だ。(答えると右手を差し出し)(さて、時間も時間だ。―仰ぐ空はまだ暗いけれど)―――貴方のランタンは割れてしまったようだから、宜しかったら墓場の――いや、「遺族の思い出」の出口までなら、ご案内するよ? [Sun 29 Jan 2006 04:27:34]
黒外套 > (OK。今頃「へっくし!」なんてやってくれているに違いないと思ったら、本当にやってくれていたので、びびる罠。アフロは遠くて近かった)いざ、誰かに頼った時に、親しいと思っていた人に、手を振り払われないように、祈るよ。 ―――……。 (己の吐く言葉にさえ、否定の言葉が即座に浮かぶ。 既に頼る人など居ないくせに。振り払われてしまったくせに。――振り払ったくせに。――……耳を塞いだくらいでは、聞こえてしまう「声」が、囁く。囁く。囁く――隣に居る男はこれを「伝えることの出来ない感情」の「叫び」だと言った。)(「元人」の未熟な死霊術師。―元々の性質が似ているだけあって、制御の未熟な彼のナカを覗く事は、彼等にとっては容易な事だったらしい。――死霊たちの叫びは、さて、誰のものだろう )―――。 (-cut-)(今は、考えない) [Sun 29 Jan 2006 04:27:28]
ハロゥタック > 僕はハロゥタック。 貧民窟の教会の一つで助祭を勤めさせていただいてまス。 (ちょい、と頭を下げた。) ――懺悔の終わりに、貴方の名前をお聞きしても? [Sun 29 Jan 2006 04:07:40]
ハロゥタック > (折角の黒髪が酷い事になった上で灰になどなりませんよう。) ええ。それはもう。 (愛らしいこと。 其れは本性の方がとも思うけれども、彼が片鱗を見たとは知らないから。…尤も、彼女の言葉は本当に御使いの言葉だとは誰が知ろう。)     (エメラルドに金文字の隻眼は、彼とは違うところで嘘をずっとつき続けている。 それでも此処に映るものばかりは真実で、彼の姿はしかと留めた。) ――貴方自身でどうにもならなくなったら、誰かに頼れば宜しい。 そう、「誰かに止めてもらえば良い」と思いまスよ。そう云う時くらい、他人を信じても良いでしょう。 [Sun 29 Jan 2006 04:05:58]
黒外套 > さて。――情けない告白もこれくらいにしよう。――簡易懺悔室に居る気分になってしまう。できれば、話題を変えたいところだ。例えば―― 聖職者様のお名前の話し、とか。 [Sun 29 Jan 2006 04:02:53]
黒外套 > (アフロになった貴族様は、色々な意味でご遠慮願いたい。いや、その前に灰になってる可能性も有りマスが、其れはさておき?)今度、機会があれば――是非。大聖堂の方へ足を運ばせていただこう。彼女の説教は愛らしいだろうしね?(何時になるかもわからぬ話。――いや、それどころか、この約束が果たされるとしたら、滅びたくなった時だろう。血の大河を越えた誰かさんのように成れるとは思えない。―― 一度人をやめた自分が、今更 神に縋ろうとも  思わない )(このまま朽ちればいいんだ。――「虐めるのが好き?」なんじゃない。これは当然の罰なのだと思う。) (金色の瞳が自分を眺めている。――その瞳に映れたことで満足だ。神をも映す瞳で、自分を見てくれた。)――……。(苛める側、苛められる側。どちらに当て嵌めるのも「自分」なのだから、とんだ一人芝居だ。貴方の返答は、それさえも内包したものなのだろう。)自分で止められなくなったら、其れも一つかな。――誰かが止めてくれるといいんだけどね?なんて。  [Sun 29 Jan 2006 03:58:45]
ハロゥタック > (猫かぶりのお嬢様は本当に微笑みながら落雷とかやってくださるからいけない。…落とされたらお隣の彼は消し炭になったりするのだろうか…。) 良い提案でスね。 (信じられるように?) …そうなるように、少しだけ期待しましょう。 (大聖堂以外の場所で出会えそうな気もする。そして笑顔で以下略。) ――…、程ほどに…でスか。 では其の辺りで足掻いてみる事にしまス。 (相手が居なければ、そもそも理解しようなどと云う気持ちが湧かない。隣の彼に向く視線は詮索か観察か。)       (答え。) …そうでスか。 では、苛めすぎにはお気を付けて? 苛める側の気持ちを知るから、苛められる側は いじめ を甘受するのでスよ。 (それは何処のSM談義かと。) [Sun 29 Jan 2006 03:36:36]
黒外套 > (出会いは「おねーさま!」だったように思う。梟鍋とか、七夕とか。――其れを話したら、どっかのサンク嬢から、無言で雷落とされそうなので沈黙する。―いや、雷落とせるとか知らないんですけどね!予感と言うか、悪寒と言うか!)今度、彼女の説教でも聞きにいこうか。少し神様を信じられるようになるかもしれない。(溢す言葉の意味は、この男の信仰の片鱗を示すもの。――尤も、大聖堂なんて踏み入れたら、気分が悪くなるじゃすまないが――何、嘘吐きの言葉は都合の良いもの)いいじゃないか、それで。…程ほどに理解できればいい。…相手の全てを自分に当て嵌める事で判ってしまったら、他人が居る意味が無い。 ―――…。  (憑かれて、疲れて) …… (問いに微笑み、視線に笑い――言葉を溢すまでに暫く掛かる。肩を揺らしながら、一息ついて――改めて貴方へ視線を流す。足を組み替え――) ――(暈かされた「誰」に、当て嵌める――その空白に流し込んだ人物は?) 好きではないけど、何れ「苛められなければならない」んだろうと、思っているよ。(聖職者の前で嘘をつく鬼は「自分」を当て嵌めたらしい。今までの会話の中でいくつ嘘をついたか考えたなら、最初から――) [Sun 29 Jan 2006 03:27:11]
ハロゥタック > (第一印象は、) 随分と愉快な方だなァッて。それこそ本当に、何かに憑かれているようにも見えたくらいでス。 ところが話している時には、何かに疲れているようにも見えました。 (どちらも同じヒトであるのに。) …貴方は、苛めるのがお好き? (誰を、とは云わずに。) [Sun 29 Jan 2006 03:02:02]
ハロゥタック > …………! (知った名が出て目を丸くしたが、…ナリの良い彼の事、貴族の方で繋がりがあるのかもしれないと勝手に思い至る。) …サンク嬢は、屁理屈と云うより理想論の方がお得意かも。 それこそ聖書などよりよっぽど主に近い言葉を云われていると感じさせる――同じ捏ねるものなら、彼女の駄々の方が皆 聞き入れるでしょうね。 聖職者と云う職業は屁理屈を、聖職に就いている者は駄々を。 (最後は一人語散るように。) (話に出た聖女様は地獄耳だ、若しかしたらこうして喋っている事は、聞こえているかもしれないから肩を竦めた。)     (見えないものは、) 解り易い方法じゃないと、…だってコレでも未だ見えないときがあるのに。 (笑い声が零れた。) [Sun 29 Jan 2006 02:58:34]
黒外套 > ―――……。(目を丸くした)―――……。(沈黙数秒)―――……。(首を捻って)―――……。(くつくつと笑い出した。――其れが、貴方への返答になろう) [Sun 29 Jan 2006 02:49:55]
黒外套 > 貴方の職業だろうに。屁理屈をいうのが貴方の仕事だと言うのなら、納得しよう。(パプテス、聖職者。―知り合いに一人―)…サンクトゥス嬢もそうなのかな。(洩らした一言は独り言と同じ。彼女は屁理屈を捏ねるというより、見かけだけを観るなら駄々を捏ねる方が似合いそう――だなんて、本人の前じゃ決して言えない罠、発動マジック)『自分にも在るから、他人にも在る』と知る…と。判り易い「見え無いモノの捉え方」だ。(貴方の横顔を眺めたまま言葉は続く) 第一印象がどんなものだったのか、是非とも知りたいね? 最初から今まで、僕は僕としてお話していたのに。(此処で「苛められる方が好きな方かと」とか答えられたら、ガン泣くが。※先手) [Sun 29 Jan 2006 02:49:47]
ハロゥタック > 貴方は、面白い表情をお持ちでスね。 其れで交友関係が薄いだなどと――嘘もお上手とは。 (視線は墓場に向いたまま。) [Sun 29 Jan 2006 02:33:27]
ハロゥタック > 屁理屈を云っていれば聖職者を名乗れまスね、きっと。 (他の聖職を名乗る方々には内心で土下座っておこう。) ――貴方の世界も、成る程、と思わせられまス。 (視線を一緒に辿りながら、笑みが浮かんだ。「これだから、反対の言葉を返すのは楽しい」。) (そう思わない、には頷いた。) 「人の気持ち」は「他人の気持ち」ばかりではありませんし、自分の内にある気持ち――たとえば貴方の仰るような、「相手を思う気持ち」。これが伝わらなかったとしても、貴方の内には有る。 其れは自分の存在が確かに有ると云う証拠になると思うのでスよ。 (そして、問いの答えは問いにて。) ――いえ。ただ、第一印象とのギャップが余りにもあったもので。 びっくりしただけでス。…お気になさらず。 [Sun 29 Jan 2006 02:30:18]
黒外套 > (苦笑混じりの笑みは、空に向けて――長椅子の背に身体を預けて仰ぐ)聖職者様は「説教」が好きだと言うのは、本当らしい。(カカ、と笑って)……――――。(魂の講釈。魂の在り方。魂の叫び。――死霊術を齧っている男は、神官の言う「魂」の捉え方に瞬きを返した。――ちら、と空から地上、墓場へと視線を流せば、囁くだけの彼等が視界に映る。神を信じる「だけ」で何もしない輩ばかりと思ったが、どうしてどうして――…ふむ、と頷き)――聖職者様の十八番を否定なんてできる筈も無い。成る程、と頷くだけだね? ただ。 生憎僕は、やっぱり聞こえないから――「無い」――んじゃないかな。伝わらない、見えない、聞こえない――在っても、相手に伝わらないなら、無くても在っても一緒じゃないのかな。 伝わって初めて「人の気持ち」の有無を知る。 人が世界に「一人」だと、「自分」という存在を捉えられない出来ないのに似ている。 ――…君はそう思わないわけだ。   (瞬きの一瞬。間が空いた)    どういうことかな。質問の意味が分からないな。――……何か僕の話方に可笑しなところが? [Sun 29 Jan 2006 02:18:59]
ハロゥタック > ご自分が自覚なさって無いだけかもしれませんね、――…と、人の意見の反対を云うのが好きなだけでス、ごめんなさい。 (眉が跳ねた。) …御互いの事をよく知ってらっしゃるのでスか、其れは羨ましい関係でスね。    それから、引っ張っては居まスが、或る意味では引っ張っていませんよ。 (逆さのへの字を浮かべて。) 器を抜け出した魂は、人の気持ちそのものでスもの。 生きている人に伝える口が無いだけで、声の無い叫びが一つの固まりになったものだと思いまス。…人に害なす何か、と云う認識は正しいでスね、叫び声ばかり聞こえていたら生きている方はたまったもので無いし。 (しかし罪は無いと云う。 言葉遊びにしても拙い。) (瞬く。) ………何時も、こう云う風に人と話されるのでスか? (唐突に。) [Sun 29 Jan 2006 01:58:10]
黒外套 > 居ないんじゃないかな。(さらりと言葉にして)―僕の希望も含まれるけどね。死んだら死んだで其処で終わりなのだし。例え「遺族」が覚えていたいと思っても――……・・(続けそうになった言葉を止めて)愚痴のようだな。やめよう。僕の交友関係の薄さをばらしたいわけじゃなし。まぁ、そんな事を言う程度に寂れていると思っていただければ、ご理解いただけるかな。 まぁ、もし覚えていたいと言うような奇特な奴がいたとしても、「好きにしろ」とも思うよ。どうせ死んだ後は、何が出来る訳でもなし。少なくとも、僕はどんな墓だろうと構わない、と。上だろうが下だろうが、死んだ後で文句は言わないし、言えない。(肩を竦め)失敬、死霊は悪霊?の類だと思っていたよ。人に害なす「何か」だと。(隻眼を此方も眺めて)――… 死人に口無し。 どうもしない。勝手に思うだけ。何、僕の性格を知っている奴だからね。僕がこう答える事も承知してるんじゃないかな?(「あっても見えないなら、無いのと同じ」――返された言葉に唇をへの字に曲げた)……随分なところまで引っ張るね。僕が言った意味が、そういう事じゃないということくらい、分かっているだろうに。 [Sun 29 Jan 2006 01:46:09]
ハロゥタック > (聞く間にも首は右に傾いで。) そう云う事でス。 …貴方には、思い出してくださる遺族が居ないと? それに、「早く忘れて欲しい」と思うのは「故人」でも、「遺族」は覚えていたいかも。…付け加えるなら、覚えていたいのは遺族だけに限りませんよ。    … 貴方は、御自分が亡くなった後は何も無いみたいに仰るのでスね。吸血鬼ですら、塵と残れると云うのに。 (肩を揺らした。) ――死霊が悪霊とは限りません、それに、「死ねば上も下も無い」と仰ったのは貴方でス。 (左目に、紳士を捉える。) 其の「故人」が、貴方に「早く忘れて」と思っていたら、どうしまス? そも、あっても見えないものが無いのと同義なら、人の気持ちも無いのと同じになってしまいませんか。 (戯言だ。 表情に深刻さが無いから余計に。) [Sun 29 Jan 2006 01:18:38]
黒外套 > (座るまでを視線で追いかけながら、返答を聞いた。――隣に座られると、長椅子が軋む。思ったよりも、この神父様筋肉質のご様子。)(宗教色が強く)…なるねぇ。「金持ちはもっと高い墓を買え」と?――冗談だ。(笑顔が似合う神官様が、そんな意味で言う筈がない。―そう信じたいだけかもしれないが。)――…(名前を残す為の墓。)――「墓は、故人の為にあるわけではなく、遺族の為に在る」そういう事かな。だけど、思い出す遺族がいなかったなら、意味が無いんじゃないかな。――後、死んだ後は早く忘れて欲しいとか「故人」が思っている場合とか。(そも、自分が死んだとしたら、あらゆる意味で何も残るまい。――繋がりが合った事さえ隠さねばならないかもしれない。――思うと「墓」なんて自分には無用以外の何ものでもないのだ、と。今更ながらに気がついた。)(ズルリと引き摺りこまれそうになるのを、首を緩く横に振ることで払い)人の友人を死霊と同等にするとは、なんて聖職者様だ。(言葉とは裏腹に、気分を害した様子は無い。考えるよう、一拍)――「故人」を思い出しにだね。 [Sun 29 Jan 2006 01:08:34]
ハロゥタック > (小さく一礼して、隣へと腰を下ろした。) 上も下もありませんね。其れは貴方の仰る通り。 でも作れるなら、遺族に向けて墓に名前を残して置くのは如何でしょう、と思うのでスよ。大きくなくても良いンでス、ただ、どうせ作るなら荒らされないようなところに、と思いまして。 (膝の上に壊れたカンテラを置いて。) (意外、には、頷くのみに留めた。うっかり見抜けたなンて!)    (つい、と顔を上げて端麗な横顔を見る。) ――どうしても、僕のような者が云うと宗教色が濃くなってしまいまスけれど、 (そして、相手の信じるものも解らぬのに、そンな風に話すのも気が引けるが…今更着替える事も出来ない。) ええ、死した後は天国です。主の御許。 ……でも、死霊は居ると思いまスよ、この世にも。 「居ても見えないのなら無いのと一緒」と仰る事は解りまスけれど、…では、どうして居ない人のお墓へいらっしゃるのでスか? (突き詰めると云うよりは投げかけた問い。) [Sun 29 Jan 2006 00:48:41]
黒外套 > ――死んだら誰でも一緒だろう?上も下も無い。…なんて、聖職者様の前で言うのも、今更かな。墓に金をかける意味が分からないだけさ。大きな墓を建てる程、何かを成した訳でもなし。ただ、金があるだけ?(自分の隣をぽんと叩く。座らないか、と)―――……意外?(流したほうが良いのに聞き返した。聞き返したよ。そんな事を思われているなんて思わないよ…!初対面なのにそんな事を見抜かれる(←あ)なんて思ってないしね!)(言葉の意味を考える数秒に、貴方の問いが混じった)信じないね。(頷いた)―死んだ後は天国が地獄へ行くんだろ?死霊なんぞこの世に存在できる筈も無い――もし、いても見えないなら、無いのと一緒さ。 [Sun 29 Jan 2006 00:38:42]
ハロゥタック > (もっと突き詰めるなら「句」の 口 が抜けた字が好ましいけれど変換面倒で止めた裏話。 閑話休題。) (暗黒街のシスターならばいざ知らず、平和な頭の神父風貌は武器も携帯していなければ討伐しようと云う気配も無い。 ただの参拝者と変わらない。) (紳士の表情から緊張が解けてゆくと云うのだけ悟るくらいだ。) 墓荒らしは出るみたいでスけどね。 貴方の様な方なら、もう少し上の方に作れるのでは? …いえ、余計でしたね今のは。 (棺桶だけなら屋敷の中にあるなンて。)     (――そして、) …意外でスね、 (其の先を云いそうになって口を噤んだ。「貴方の方が苛められるのが好きそう」なンて流石に初対面の相手に向かっては云えない。 …既知でも云うなとか云う感覚は希薄らしい。) (其の子の為に。) 成る程。 けれど別人だった ので、…やっぱり死霊は信じられませんか? (今度は此方が首を傾げた。) 尤も、信じてどうなると云う訳でも無いでスけれどね。 [Sun 29 Jan 2006 00:20:07]
黒外套 > (いえす。むしろ其れを探して検索したとか言うと、何処までも自爆。)(芸は身を助けるというが、別の意味で助かったらしい。目の前の神官?は、己の正体を確り見抜いて討伐に来た、とかそういう類いではなさそうだ。ぎこちない笑みも、持ち前の精神力もあり、徐々に自然なものになるだろう)…なるほど、ここの墓守は優秀らしいね?僕が死んだ時に備えて、此処に墓を作っておくべきかな。(屍が屍になった時を語るなんて戯言も戯言。――そしらぬ顔で嘘つく男は、更に嘘をついた)――そう、眼帯。(コスプレ?)いいや(首を横に振り)…少し特殊な趣味を持った人の為の娼婦館でね?その子は苛められるのが好きだったんだ。(笑顔笑顔笑顔)―――…。(首を少し傾げて、貴方の顔を見上げて―― 一拍) いいや。生霊だとは思わないね。 今日は、その子の為に此処にきたのだから。「死霊の類は信じない」といったけど…さっき、信じそうになった。――その子が僕の目の前に現れるとしたら、間違いなく死霊に違いナイから。 [Sun 29 Jan 2006 00:10:09]
ハロゥタック > (Σ ケ 句i||| ←こンな?<眼) (ものすごい稲妻が彼の背後に迸った。…ように見えた。 自分は何もしちゃ居ないが、思わず掌の確認。) (――彼の笑みは、先のノリからすればぎこちなくなったかもしれない。けれども、「嗚呼、あンなトコ見られちゃァなァ…」くらいの認識である。 普段からああ云うヒトだとは知る由も無い。) それなら…良かったのでスけれど。 あはは、流石に街中に堂々と盗賊は出ないでしょうから、 (或る意味、それよりタチの悪いものが此処に居るとは。)          (笑顔笑顔。) …眼帯の男娼さん? それともコスプレがお好きなンでスか? (微笑みの応酬。 台詞の中だけ何ともはや。) そりゃァ驚かれるでしょうねェ、生霊だとでも思いました? (どうして今日は来てくれなかったの、とか。) [Sat 28 Jan 2006 23:55:35]
黒外套 > ―――――……。(これは自分のパターンか。そうなのか。――「逃げよう」――と、囁いていた死霊どもは、この事を知らせていたのかとすら思いたくなる。…内心で、白目で蒼白で戦慄いている自分が見えた。※イメージ⇒月影先生)(貴方の咳払いで、我に返った。近付いてくるのを、長椅子に腰掛けたまま、視線で追いかけた。――笑顔を浮かべちゃいるが、普段に比べてややぎこちないものかもしれない――)結構、気にしないので安心するといい。(悪いモノ)死霊の類いは信じていないから、ともあれ―盗賊の類いが現れたら、大人しく逃げるつもりだったさ。逃げ足だけ早いんだ。(からからと笑った。)…………ん?ん。ああ…少し、驚いてしまっただけだよ。今、死霊の類は信じないといったけれど、貴方があんまりにも似ていたから(…。)お気に入りの男娼に。(にっこり、屈託無く微笑んだ) [Sat 28 Jan 2006 23:46:31]
ハロゥタック > あ、いや、失礼しました。 (慌てて頭を下げた。 ――上げた。) (…ら、相変わらず周りだけ空気が違う。 それは彼が吸血鬼であると云う事ではなくて、死霊も何もかも巻き込んだ独特の…薔薇トーンとかそンな感じがした。) ……踏む込む場所を間違えましたか ね …。 (紳士とは別のところで後悔が始まっていた。)      (咳払い。) (近づいて行こう、恐る恐るだが。) その美しさに惹かれて悪いものが寄って来たらどうなさるのでスか。 ええと、…、 (フリーズされた?) ……今度はどうなさいました? (叫びの余韻がじんわりと夜に染みる。) [Sat 28 Jan 2006 23:32:39]
黒外套 > ギャァアとはなんだね君。(道化じみた仕草で指差した手をひらりと解き、肩を竦める。)僕の美しさに驚愕を禁じえない気持ちは充分理解できるが、初対面だろうに―もう少しソフトに愕きを表現してもらいたいね(獲り憑かれた方) あぁ、勿論。(頷いた。―細めた石榴の双眸が遠く夜空を眺め)其れは否定しないね!美しさに獲り憑かれ美の女神と一体化したかのような完成された容姿だというのは自覚している。(黒のインバネス姿の男は、編んだ黒髪を背中へと払いながら、堂々と言いのけ。)――――。(さて) ――――……。(其処までかっとんで、何時かの状況リフレイン。⇒気がついたら修道女の前にいました ……今回は、気がついたら神父に話しを振っていました、だ) [Sat 28 Jan 2006 23:26:55]
ハロゥタック > (見ている内に――無意識に手が腰の辺りを探った。塩とか聖水とか、コンパクトに突っ込んだ鞄に手を掛け…、) ギャァアアアアア!!!! (こっち向いた!!) (カンテラが    すコン。 と落ちて割れて消えた。) ――あああああ、あの、あの、…いや、  … ええ、 或る意味 完璧に獲り憑かれた方だとは思うンでスけど、だ、大丈夫で ス か…。 (漫画的にモノローグが見えた、と思ったのは初めてだ。スイッチも入れて無いのに。) [Sat 28 Jan 2006 23:17:24]
黒外套 > (中年女性の声は隣の夫人の声。これは忘れられないので間違い無い。昨日の夜、とうとう旦那が「ヤッチマイナ」的な一線越えたという話しは聞いちゃいない。恐らく今日も日課となっている夫婦喧嘩は始まるだろうし、その後の夜の営みも始まるだろう。――うん、これについてはそろそろ、小鳥ちゃんの所為教育的にも悪いので、殴りこみにいこうと思っているが、まぁさておけ―――…無駄に脱線しているように見えるかもしれないが、その実、必死なのだ。――優雅な白鳥も、水面下では必死で足を漕いでいるというじゃないか。アレと一緒なのだよ、わかるかね。アンニュイな雰囲気を纏った美形が墓場で独り物思いに浸る図。ある意味完璧じゃないか、そう思わないかね其処の君っ―――!!(括弧を閉じ忘れたわけじゃない、途中から思考が声になっていただけさ!!呆然と?立ち竦んでいるように見える貴方を白手袋嵌めた指先が、びっし、と指し示して) [Sat 28 Jan 2006 23:12:18]
ハロゥタック > (声を掛け損ねていた。)     (カンテラを片手に、――長椅子から十数歩も離れたところで立ち止まったまま。) (何か其処だけ空気が違った。それこそ、物憂げにしているように見える紳士を照らす灯りに、顔や文字が浮かびそうなくらいに。) [Sat 28 Jan 2006 23:07:29]
お知らせ > 視線さんが入室されました。 『( ――…、 )』 [Sat 28 Jan 2006 23:05:21]
黒外套 > (参拝用の長椅子に腰掛けて、フスリと溜め息を吐く。傍らに置いたランタンに淡く照らされた男は、肘掛に頬杖なんぞをつきながら、身体を崩した)(ここで問題は二つ程) ――――……。(ひとつ。死霊にもててもさっぱり嬉しくないと云う事。餌にも成りはしない。)―――……。(ハ、短く笑って自分に苦笑)―――…。(そうじゃなくて。)…………。(この声がどれもこれも「聞き覚えがある」ということに問題が在るんだ。)…………。(青年らしき声は、ヴェイトスのパン屋店員。―美味しいので覚えている。勿論生きている。彼が死霊だったのさ!!なんだってー!という展開も無い。間違い無い。――先日腹痛で寝こんだと言う話は聞いたが、死んじゃ居ない) [Sat 28 Jan 2006 23:02:47]
黒外套 > (囁きは何処からでも聞こえてきた。女の声、男の声、子供に老人。―誰もが何処かで僕が聞いた声を使って囁いている。…どいつもこいつも、そんなに道連れが欲しいのか。)(何処ぞの祈祷師や、呪い師の類いが、僕の状況を「視た」のなら、間違いなく「レイスじゃ。レイスに獲り憑かれておるぞ!」…と、塩でも豆でもぶつけられるのかもしれない。――なんだか洒落にならないが、分かりやすく言うと、そういう事になる。――今、自分は最高に死霊達に言い寄られている状況だ) [Sat 28 Jan 2006 22:50:37]
黒外套 > ((「また」逃げよう。)―――……。(動けなくなる前に、逃げよう。)(ねぇ、逃げましょう?)―――――……。 [Sat 28 Jan 2006 22:41:43]
黒外套 > ―――― ・ ・   ・         ・        (ここから逃げよう―…) [Sat 28 Jan 2006 22:36:36]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『(魂の色)』 [Sat 28 Jan 2006 22:35:30]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『…帰る途中、逃げ出した薄情者の犬を見つけ、鼻の頭を捻ってやった。』 [Sat 28 Jan 2006 01:54:11]
ヒルダ > ――――……… 。 ( ぜぇ ぜぇ、 と魔女の荒い呼吸が響く。 蓋を掴んだ手はそれ以上動かす事が出来ず、私はそれをとうとう引っ込めた。 何秒、或いは何分その状態で固まっていたのか判らない。ただ、しゃがみ込んだ両足の疲労を感じる辺り長い時間だったのでは無かろうか。ゆっくりと立ち上がると数歩離れ、少しずつ少しずつ棺おけから目を離さぬように出口の方へと移動した。 ) ……… は、  はぁ…っ。 ( 息が苦しい。心臓の鼓動が煩い。 もうやめよう、私になんのメリットがあるというのだ。あの先輩魔女に何を言われようと知ったことか。勝手に失恋でもなんでもすればいいんだ。 ) [Sat 28 Jan 2006 01:51:10]
ヒルダ > ( 伸ばし―――……… ) [Sat 28 Jan 2006 01:21:49]
ヒルダ > ( 冷気がひんやりと私の体を取り巻く。室内はもっと暗く、けれどランタンの灯りは隅々まで光を届けてくれた。ああ、そこには―― 覗かなければ良かったと後悔しただろう。打ち捨てられたかのような古びた木の板の残骸に十字架が刻まれ、辛うじてそれは棺おけの形をしていた。ここに無かったら諦めようと思ったときに限ってあるのだから全くお笑い種だ。 一歩、また一歩と震えながら歩みを進め、幾つかの残骸の一つの側まで近づいた。 もっとバラバラに壊れてくれていれば良いのに、どうしてこう中途半端に蓋の形状を残しているのか。どうして私に「開ける」という手間を与えるのか。 ――大丈夫、こんな古びた棺おけの中に死体なんて入ってるわけが無い。とっくに埋葬されて、これはゴミとして捨てられているだけなのだ。恐る恐る蓋へと手を―― ) [Sat 28 Jan 2006 01:19:48]
ヒルダ > ( いや寧ろ、この共同墓地は棺おけなんかに入れられず生のまま埋まっている事が多いのではなかろうか。 ) ………。 ( 傍らにあった十字架の根元を生唾を飲み込みながら見下ろした。 ) ―ーああ、もう。 ( 半泣きになりながらそのまま暫く歩くこと数分。不意に道が小脇にそれ、その先に地下に続く石造りの小さな階段が見えた。脇に立てられた看板は古く、文字が掠れ何と書いてあるのか読めない。死体安置所か何かだろうか。 恐らく「立ち入り禁止」という字もその看板には書いてあったのだろうが――。 ) …ここに無かったら帰りましょう。絶対帰るわ。 先輩に怒られても良い、絶対帰るわ。 ( ずりずりとブーツが足元の石畳を擦る音を響かせながら、そっとその階段を降りていった。 ) [Sat 28 Jan 2006 01:09:54]
ヒルダ > ( 第一、棺おけって普通亡骸と一緒に土の中に埋まってるものなんじゃ――。 ) まさか私に墓荒らししろってのかしら、あの女は…っ! ( そんな事が出来る筈も無く、さっきからこうして当ても無く墓地をさ迷い歩いているのだ。いい加減家に帰りたかったが、手ぶらで戻ると先輩に怒られる。 ) 第一何よ惚れ薬って。そんなの使わずに押し倒しなさいよッ! こぅ、パンを尻穴に突っ込みなさいよ! ( 微妙に言ってる事が間違っているのは恐怖心からだろう。そもそも、その材料の棺おけっていう部分が良く判らない。そこら辺にある苔じゃダメなのかと。 もうこうなったら先輩の恋が実らなくても、パン屋のせがれが腹痛を起こしてもそこらへんにの苔で誤魔化してやろうかとすら思った。 ) [Sat 28 Jan 2006 00:59:38]
ヒルダ > ―――で! ( で! 場所は移り変わって真夜中の墓地。薄暗い雰囲気は今にも物陰から何かが飛び出してきそうだ。鬱蒼と生い茂る木々のシルエットは不気味で、ボディガードとしてつれてきた犬はうっかり綱から手を離した隙に何処かに走り去ってしまった。多分、50mぐらい先に居るんじゃなかろうか。あの馬鹿犬ッ!馬鹿犬ッ! ) 何その、棺おけの内側に生えてるコケが材料ってのはッ! 何かの嫌がらせに違いないわッ! ( しかも先輩魔女が言うには、深夜を過ぎた今の時間帯に採取するのが一番良いんだとか。 ランタンの頼りない灯りで周囲を照らしながら、もう片方の手には拳銃を握り締めていた。何か出てきたら殺る気マンマンである。腰はかなりへっぴり気味だったが。 )  [Sat 28 Jan 2006 00:51:13]
ヒルダ > ( で、先輩はどうして急にそんな話を始めたのだろう。何だか嫌な予感がしていたが、立ち去るわけにも行かず話しの続きを促した。 「…最近、ジョンの周りに姑息な泥棒猫がうろつくようになったのよ。知ってるかしら、キャシーっていう金髪で三つ編みの女よ。」 ) はあ、そういえば一度そんな女性が店の中に居たような。その… ジョンって人とやけに親しかったし、恋人かし――…… ( げしっ、 今度は逆の足を踏みつけられた。 な、何故ッ! 「ジョンがあんな乳臭い女好きになるわけないでしょ!彼は私が目を付けてるんだからッ!」 ……そういう事か。 げんなりと肩を竦めた。 「そう―― 彼は私のモノ。私が一番相応しい。 ……という訳で、私は惚れ薬で彼のハートをゲットすることにしたのよ。」 うわぁ、えげつない。それを口に出したらまた足を踏みつけられるので言わないけど。 「と、言うわけでヒルダ。あんた材料集めてきなさい。先輩としての命令ね。」 ) ――えッ!?私が集めるんですか!? ( …嫌な予感は的中した。けれども断る術を持たない私は渋々それを承諾したのだ。後輩とは辛い立場である。その先輩とは外見的には同じ位なのに―― いやいや、そんな事は考えないようにしよう。うん。 ) [Sat 28 Jan 2006 00:49:13]
ヒルダ > ( 「知ってる?ヒルダ。商業地区通りにあるパン屋の長男のジョンを。」 時間帯は丁度お昼頃。ギルドの敷地内に積もった枯れ葉の掃き掃除を命じられ、その集めた落ち葉で最後に巨大な炎を焚いてやろうと目論むヒルダに、先輩の魔女はそう切り出した。 ) はあ、なんか名前からして冴えなさそうですね。 でもそのパン屋なら私も良く行くから顔ぐらいは――…… ( げしっ。 その時、急に先輩に足を踏みつけられた。痛みの余り思わず跳ねてしまった。 「彼はハンサムだし優しいし、とってもステキな人なのよ!今度冴えないだなんて言ったら承知しないんだから!」 ) ……… は、はぁ。ごめんなさい…。 ( 思わず涙目だ。ジョンという男は確かに顔は悪くないが今一ヒルダの中で影が薄かった。 ) [Sat 28 Jan 2006 00:44:32]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『ある日、魔女ギルドの先輩魔女は私に言った。』 [Sat 28 Jan 2006 00:40:34]
お知らせ > Yzさんが退室されました。 [Wed 25 Jan 2006 23:31:04]
Yz > (少年の小さな小さな足跡は、終わりの無い、るーぷ。) [Wed 25 Jan 2006 23:31:01]
Yz > そろそろ、行こか。(折角飲み込んだ魂を、この髑髏は今にも吐き出しそうな様子だ。きっと小っさな魂に混じって、大っきな光を飲み込んでしまったからだ。)偉いしょ?偉いしょッ。偶にゃ、お仕事せんと、あしもただの棒切れにされてしまう。(真面目腐って述べた少年の、心ん中でも出した様に、カタカタ笑い止らぬ髑髏。) [Wed 25 Jan 2006 23:28:34]
Yz > (生きたシトの殻ダから、魂を抜き取る力は無くとも、冷たい大地から光を溶かしだす事は出来たかも知れない。)・・・。満腹。(ゲップみたいな軽い咳を、したのは少年ではなくて、握り締めた鎌の柄に取り付いていた骸骨。スカスカの口から青い光はみでても、カタカタ乾いた笑声。)未だまだ仰山いらしゃる、けども。(大地に染み込んで其れは、もう外と内の区別なんて無い。水みたいに、流れて、地面の下、何処へ流れてくんだろ。) [Wed 25 Jan 2006 23:21:16]
Yz > (元々此処に居て、未だに逝くべき場所を見出せずに居たのかも知れない、魂。自身と近い存在に誘われるかの様に導かれたのかも知れない、魂。浮遊する事に疲れたのだろうか、何時しか光は大地に染み込み、この場所其のものが何かの塊にすら、レンズの奥の細めた双眸には見えてた。) [Wed 25 Jan 2006 23:15:35]
Yz > (ひとつ、刃が地面を付けば、青白い光が空気に滲み出。ひとつ、鎌が宙を回れば、髑髏が光を飲み込んだ。カタカタと、カタカタ、鎌の柄に憑いた髑髏がワラウ。)来い来い。(魂狩り。) [Wed 25 Jan 2006 23:10:44]
Yz > (まるで畑でも耕してるみたい。けれど刃を地面に打つのは小っさな子供。サクリ、サクリ、十字を構えた墓の前、一つずつ、ひとつずつ刺してった。) (風だけがパタパタと、パタパタ、音とボロ布をあとにひいてく。)こいこい。(おいで。) [Wed 25 Jan 2006 23:07:10]
Yz > ( 小っさな鎌を振り翳し 、 やいばを大地に突き立てた 。 晴れた夜空は冷たい風で 、 そっと誰かの髪を撫で 。 冷たい地面はサクリと僕の 、 刃を咥えて黙ってた 。 ) [Wed 25 Jan 2006 23:03:14]
お知らせ > Yzさんが入室されました。 [Wed 25 Jan 2006 22:59:03]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『振り向きはしない…』 [Wed 25 Jan 2006 20:28:02]
ヴァネッサ > (ゆっくりと立ち上がって…それから出口の方に向き直り、ゆっくりゆっくりと歩き始める…) [Wed 25 Jan 2006 20:27:50]
ヴァネッサ > …………………………………………… (墓の前で暫し眼を閉じる。 両親と会っている事を想像しているのか…。それはこの吸血鬼しかしらない…。 想像を巡らせながら会うときは絶対人間に戻ってると思いながら、心のどこかで戻れないんだと思う。 そんな矛盾を胸に…) [Wed 25 Jan 2006 20:15:52]
ヴァネッサ > …………ごめん、ね… (墓の前にそっと手に持っていた萎れた花を添えながら…。 それからゆっくりとしゃがみ込む…) ……あんまり来れなくて…ね… (自分が外に出るのはまだ危険だ…。 もし、万が一でも自分の顔を知っているVHに会ったら取り返しのつかないことになる…。でも、それでもここにはこないわけには行かない…。 まだちゃんとは会えないけど…いつかそっちにいけるかもしれない…だからこそ何度も何度もここにきて自分の事を忘れられないようにと…。こうやって何度も来ていれば自分を迎えに来てくれるんじゃないかと思って…) [Wed 25 Jan 2006 19:55:17]
ヴァネッサ > ………………………………………… (この間スラムに行ったときと同じように民族服のようなものの上から外套を着込んで、フードを被っている…。 その手にはどこかから採ってきた萎れている花…) …………………………… (ゆっくりと墓地の中を歩いていき、一つの墓地の前で立ち止まる…。 一つ名前の削られた墓地の前で…) [Wed 25 Jan 2006 19:43:30]
お知らせ > ヴァネッサさんが入室されました。 『一輪の花を持って…』 [Wed 25 Jan 2006 19:38:04]
お知らせ > モノさんが退室されました。 [Wed 25 Jan 2006 12:40:44]
モノ > (足を止めた。) 今度は、良い香りを持って来れそうです。 (墓とも云えぬような盛り土の前へしゃがみこみ、少年は手を合わせた。) [Wed 25 Jan 2006 12:40:43]
モノ > あるよね。 普段そっちに回って無いだけで。 (そう云えば、食品と雑貨の店の方面にしか足を運ばない。街は広いのに、全部歩いたりはしていないことに気付く。) [Wed 25 Jan 2006 12:39:34]
モノ > ………、 (それから、) …東の品を扱う店になら、 (歩きながら考えてみる。) 線香とかもあるかな。 (トキノミヤコ区の墓にやるように、どっさり一束も要らないけれど。) [Wed 25 Jan 2006 12:38:25]
モノ > (控えめに汲んだ水が、ちゃぷ、ちゃぷ、とスキップする桶の中。) また、お花は供えられないなァ。 (苦笑した。 彩りの一つも無いとは。) [Wed 25 Jan 2006 12:37:08]
モノ > (良い天気の時には、片手に水桶を持って。 和装の少年が散歩の速度で墓場を歩く。) [Wed 25 Jan 2006 12:34:27]
お知らせ > モノさんが入室されました。 [Wed 25 Jan 2006 12:33:08]
お知らせ > エーサンさんが退室されました。 [Wed 25 Jan 2006 01:56:47]
エーサン > ンンン、解った。付いていくから。 そう引っ張らないでくれるか、転んじゃうよ。 (嬉しそうに喋る男の声がポツンとあり、やがて今宵の仕事場の方へと導かれて行った。) [Wed 25 Jan 2006 01:56:45]
エーサン > (――ぐい、と服の裾を引っ張られた。 影だらけになった自分の周囲、影である誰かは見えない。) (誰かが引っ張っている形の裾だけが、確かにある。) あー、良かった。出てきてくれた。 (ぐい、ぐい。 裾は或る方向へ引っ張られる。) [Wed 25 Jan 2006 01:55:35]
エーサン > (先の風は影では無い。)      (もう一度辺りをよく見回してから、…カンテラの灯りをぎりぎりまで絞る。光の範囲は男の胸元辺りを浮かび上がらせるだけになった。) (夜がじわじわと染み込んで来るのが解る。途端に夜風が冷たく思える。) [Wed 25 Jan 2006 01:51:10]
エーサン > 誰か、居るのか? (「…否、居るンだろうけどね、」 横目に、通り過ぎた風を見やりながら呟く。…今のには匂いがあった。)     …、 (部分だけか。) …手が足りない。 (傍から聞けばただの独り言。) [Wed 25 Jan 2006 01:45:19]
エーサン > えーと、 (片手に提げたカンテラを少しだけ持ち上げた。) どれだったかな。 (墓荒らしに掘り返されてしまったところは。 名前は何と云ったか。どンな形の墓だったか。) …もうボケか、俺よ。 (この先が不安になった。)      (――と、) ン? (照らす灯りの範囲、その端っこにチラと影が過ぎった。) [Wed 25 Jan 2006 01:40:17]
エーサン > (カツ、コツ。 硬質な音が足跡の代わりに刻まれるのは、スコップを杖のようにして歩いているからだ。) (無駄に大きな図体に、ずるずると引き摺る程のローブを着て。 一見して、墓守か其処らの風貌である。)     (コツ、…コツ。 歩みは緩慢に。) [Wed 25 Jan 2006 01:34:45]
エーサン > 冷えるなー…、 (老体にはきつい。 苦笑しながら、石畳の道を行く人影。) [Wed 25 Jan 2006 01:31:21]
お知らせ > エーサンさんが来ました。 [Wed 25 Jan 2006 01:30:02]
お知らせ > ライティさんが退室されました。 [Tue 24 Jan 2006 23:50:10]
ライティ > まあ、あれこれ考えても仕方ないよな。(軽く伸びをして、ぐるりと辺りを見回す。今のところ、妙な気配は感じないし彼らの機嫌をそこねているというのはなさそうだ。機嫌損ねてたらどうなるのかあまり考えたくないけど。)じゃあ、そろそろ行くか……。(次は横丁辺りで歌ってみようか。そんなことを思いながら、ゆっくりとした足取りで墓場を歩き去っていく) [Tue 24 Jan 2006 23:49:59]
ライティ > 幽霊も、夢みるのかな?(ふと疑問に思うこと。彼らは眠りの中で夢を見るのだろうか…? 会話できたらおそらく聞いていただろうけれど。)会話できないんじゃ、聞きようもないしな。(もし、夢を見ていたらどんな夢なのか正直興味があったりする。こうして考えたところで、そんな能力つくわけ無いけど) [Tue 24 Jan 2006 23:43:11]
ライティ > 夢にとらわれないように導いてあげる……。貴方が目をさますその時まで いつまでも傍にいるから……(歌い終えると、リュートから静かに手を離していつの間にか閉じていた瞼を開ける。)ご清聴ありがとうございました(見えない何かへと、深く礼をする。顔には笑みが浮かんで、幽霊だろうがなんだろうが観客には変わりは無い。見えないけど!) [Tue 24 Jan 2006 23:37:32]
ライティ > 優しい夢 楽しい夢 怖い夢 悲しい夢 貴方が良く眠れるように静かに抱きしめよう。怖い夢や悲しい夢を見ても、妖精が食べてくれるから。安らかに 安らかに 眠りなさい(歌声も、子守唄というからには柔らかく静かに奏でる。墓場にふさわしいのかそうでないのか疑問に思うところも、あったり無かったりだが。聞いてくれるひとがいるかもしれないというだけでありがたい。……見えないのがちょっとおしいが。半分見たくないかもしれない…) [Tue 24 Jan 2006 23:29:44]
ライティ > 私が奏でるは 遠く離れた子守唄。(歌うように言葉を紡ぎながら、リュートを奏でる。墓場で歌うのは久しぶり、静かな場所は思ったより声が響く)…眠れ 眠れ いとおしいものよ。その腕に抱かれて、夢を見よう。 [Tue 24 Jan 2006 23:22:17]
ライティ > 案外、出会いの場所だったりしてな(だとしたら不吉としか言いようが無いけれど、不吉に繋がるようなものは今のところ無い。最も、今日はただ何となく足が向いただけ。久しくきていなかったから)眠る者よ 彷徨う魂たちよ 私の歌を聞いてもらえるか?(問いかけたところで答えるものはいないと分かっているけれど……否、答えてるかもしれないが、生憎聞こえない。) [Tue 24 Jan 2006 23:13:11]
ライティ > (夜中、というには少々早い時間。リュートを抱えて静かな墓場に足を踏み入れる、ハーフエルフ)…静かだな。相変わらず(別に誰かの墓参りというわけではない。知り合いは此処に眠っているとも聞いたことも無いから。ただこの場所は時々不思議な出会いがある、本当に時々だけど。) [Tue 24 Jan 2006 23:08:46]
お知らせ > ライティさんが入室されました。 『(土を踏むおと――)』 [Tue 24 Jan 2006 23:04:28]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Tue 24 Jan 2006 20:52:44]
リゼル > ( ――  そうして、 月明かり辿る様に 影は 消えた。 ) [Tue 24 Jan 2006 20:52:43]
リゼル > ………  さて。 今度は食べ物とかの方が良いかな。 ( ぽ、 と白黒の世界に灯った 血色の薔薇。 ――… 朽ちた華は 全て己の胸に抱えた。   墓の前から、 すう、 と音も無く立上れば ゆるり、 足先は墓地の 中央。 )   …―― どうか、 舵取りたもう神よ 。    … 正しき航路を。 (  朽ちた華。 もう一度だけ 綺麗に 咲かせたいから。 光が 灯る様に。   この時ばかりは 神を 信じよう―――。 ) [Tue 24 Jan 2006 20:49:16]
リゼル > ( 朽ちた花 一輪 ぼンやりと手に取った。 ――…死人から生まれると云う己は 華に 命を注ぎ込む事なんて出来ない。 ―― けれど、 )       ( く、 …―少しだけ 強く握った。  無論、 何も起こらない。 )   …  無理かなァ。  信じてればなんでも叶うって 、 ( 宿屋のお婆さんが云っていたのだけれど。 ) [Tue 24 Jan 2006 20:43:46]
リゼル > ―――…… 良い事があったンだ。 くすくす ... 他の人には 大した事じゃァ無いかもしれないけど。  … 私には 良い事。 ( 目の前の 眠る彼女へ ――… 土の奥まで。 空高く迄。 声が届くかは判らぬけれど。 )  ―――――後に哀しい事が続かぬよう祈って  …なンて云ったら 自分勝手だね。 ( 今迄の嬉しい事を全て忘れて 無に返してしまったから。 今更、赦されようだなんて 思う事も無いけれど。 ) [Tue 24 Jan 2006 20:38:34]
リゼル > ( ぼンやりとした光が 闇を照らす ――… そンな、空の下。 )  ………… 墓参りは  久し振り、かな。  ( 既に朽ちた花が並ぶ 古い墓の前。 何年も昔の墓。石だけで出来た墓。  其れに――… 己の感覚では割と最近の 墓。  どれも 並べた花か朽ちていたけれど。 ) [Tue 24 Jan 2006 20:33:33]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Tue 24 Jan 2006 20:30:01]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『( そいつを墓にいれるにも 指が何処かに行方不明。 )』 [Mon 23 Jan 2006 21:39:20]
トート > …わかりました、探しに行きま、しょう。 ( 苦い声。 ) [Mon 23 Jan 2006 21:37:23]
トート > ( 一歩、一歩。 ゆっくりと。逃げるタマシイを、追いかける。 )  手も 足も  ( 全てが ) 部屋の中に、バラバラ で。 ( うんざりする。 赤に彩られた、部屋。 )  ――― 片付けて、 くださった方々に。 感謝しこそすれ、文句など言うべきものではないでしょう? ( There was a man, a very untidy man ) ( ちゃんと、墓の中に片付けてくれた。 …でも、指が一本、足りなかった。 )  … 。 ( 吐息をつきながら、足を止めて。 ) [Mon 23 Jan 2006 21:35:09]
トート > ( ゴツゴツとして冷たい、木の幹から体を離す。 一歩詰め寄れば、捕まるものか と。逃げるように後退する、ぼやけたヒカリ。 )  … 指は行方不明。 頭も何処にいったんですか?ベッドの下にごろごろと転がっているとでも? ( 詰め寄りながら、言い募る、言葉。 ) [Mon 23 Jan 2006 21:23:41]
トート > 他に何が無いのだとしても、貴方のその魂だけ連れて行ければ私はいいのですから。 ( 死人の数に比例して、連れてゆかねばならない魂の数も多いのだから。 一人一人の頼み事など、到底聞き届けてはいられない。 それでもこうして話を聞いているだけでも、褒めていただきたいものだと思う。 …憂鬱な溜息を、一つ吐き出した。 )  大体、だらしのない貴方がいけないのですよ。 [Mon 23 Jan 2006 21:14:06]
トート > ( 夜の帳の落ちた 墓地の隅で。  語らうのは、誰と誰? )  ―― だから、何も珍しい事でも特別な事でもないのですよ。 ( 死というのは。 面倒くさげに 人影は、浮かぶ光に言い放つ。 とん、と 背中が、枯れた木に預けられた。 )   … 。 ( 請うように、淡い光の一つが その周囲に舞う。 ) [Mon 23 Jan 2006 21:04:24]
トート > …そんなこと、どなたが言ったのでしょうね? ( かくり。 首を傾げて、浮かぶ光を視線で追った。 )  ねェ。 ( 光は、さァ? と。 とぼけるかのように、浮遊する。 )  ――― 夏は夏で、死人がでますし。 季節に関係なく 何かあれば、死人は増えるというのに。 ( 先だっての、騒動の時のように。 ) [Mon 23 Jan 2006 20:56:57]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『( 冬は、死の季節だ。 )』 [Mon 23 Jan 2006 20:50:53]
お知らせ > シギさんが退室されました。 [Sat 21 Jan 2006 10:01:09]
シギ > (視線を地上へ戻し、)       (一人の自警団員は墓の前から立ち去った。) [Sat 21 Jan 2006 10:01:08]
シギ > (今日はいい天気で、) (もし空の高い高いところに何かしらの世界があって、死者やカミサマとやらが星のように地上を見下ろしているとするなら、) …さぞ、良く見えるのだろうよ。        … ……。 (――雲が流れて来、) …。 (薄いカーテンを引いたような空へ。) [Sat 21 Jan 2006 09:57:09]
シギ >        … あ、おはようございます。 (すれ違うときに、「お疲れ様です」とか何とか声を掛けていく市民に応える。) (墓場の空気は悪くない。悲しみばかりがある訳では無いから相手も此方も笑顔だ。) [Sat 21 Jan 2006 09:52:47]
シギ > (手向けるものは何も持ち合わせちゃ居ない。手だって合わせるのを忘れていた。 名前が刻まれた石を見下ろして、ただ佇むだけだった。)       (此方からは一方的に、死者の名前と死に様だけを知っていた。) …。 (顔は覚えていない。熟れたトマトみたいになっていたのだけが記憶にこびり付いているだけで。) [Sat 21 Jan 2006 09:50:05]
シギ > 警邏のついでに寄ったと云ったら、 (「怒るかね?」 云おうとした言葉は飲み込んだ。) ――…、 (殉職した自警団員の墓の前。 特別に仲が良かった訳では無い、きっと向こうも「アンタ誰だよ」くらいの間柄だ。同僚と云う関わりだけがあった。) [Sat 21 Jan 2006 09:46:07]
お知らせ > シギさんが来ました。 [Sat 21 Jan 2006 09:43:03]
お知らせ > ベルジェさんが退室されました。 [Sat 14 Jan 2006 04:11:04]
ベルジェ > (何も考えずにボーっとしたら、墓に祈りを捧げて帰るとしよう。) [Sat 14 Jan 2006 04:11:02]
ベルジェ > 煙草臭ェしなァ、あの部屋…――ッち。帰ったらゲンコツくれてやろ。 (安い物件に、仕事仲間が集ってまるで寮みたい。自分のベッドがある部屋を思い浮かべて溜息を一つ。) (寒くなってコートの前を合わせた。 丈が短くてケツが冷える。) [Sat 14 Jan 2006 04:09:41]
ベルジェ > (寝不足気味の顔から零れる台詞は汚いものだが、中身はスカスカの代物である。) (死者よごめんなさい。眠りを邪魔する気は無いのだけれど静けさが欲しい。)     (心の声は、多分死者になら通じるンじゃないだろうかって幻想を抱く。) [Sat 14 Jan 2006 04:05:28]
ベルジェ > (などと云って、本当は無意識では無い事くらい解っている。 静かな場所、と云うので思いついたから来ただけの話だ。) くっそー、眠れねェー…。 (墓の前でぼやく。) 底無しの体力、空みたいな元気、…馬鹿どもが。 (塒では毎日宴会。金も無いのに。) [Sat 14 Jan 2006 04:00:03]
ベルジェ > (気が付いたらやって来ていた。)     (――と云うには、余りにも。余りにも。) 俺死ぬのかな。 (死神に予約した覚えは無い。) [Sat 14 Jan 2006 03:52:25]
お知らせ > ベルジェさんが来ました。 [Sat 14 Jan 2006 03:49:40]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 [Fri 13 Jan 2006 03:57:37]
デュラハン > (深呼吸を終えれば視線を墓石の方へと向けて。並べられたそれらの一つに近寄れば、十字架を模った物へと手を伸ばす。)ふむ・・・・・。(この十字架は死者が何事も無く天国へと行ける様にするための物なのだろうか?だとすれば、その役割をまっとうできていない墓石がひどく哀れに見えて。)死者を天に導くどころか、目前の悪魔すら屈服させる事の出来ない物が神の象徴とは・・・・・。(踵を返し墓石に背を向ければその場から立ち去ろうとして。)(灰色の外套が立ち去れば、黒い影達は再び墓の方へと戻るだろう。) [Fri 13 Jan 2006 03:57:26]
デュラハン > (時折黒い影の様な者が見えるが、まるで自身を避けるように遠ざかって消えていく。)とって食べやしませんよ。(また一つ遠ざかる影の方を向けばそう呟いて。死神の迎えを待つ普通の霊にとっては悪魔と言う存在と関わりたく無いのだろう。きっと霊の気持ち的には喫煙室にそっち系の方が入ってきたのと同じ感じなのだろうなぁというのは孔雀鳩の呟き。)しかし、空気が良い場所ですね。(そう呟けば、重く淀んだ空気を大きく吸い込んで。人ならばあまり長居したい場所では無いだろうが、悪魔にとっては清清しい?気持ちになれるもので。姿勢を変える事無く数度深呼吸を行う。) [Fri 13 Jan 2006 03:42:29]
デュラハン > (丑三刻を過ぎた墓地、肩を落とし腰を曲げ俯きながら歩く男が一人。これで紫のスーツが見えていれば立派な不審者だが、その上に灰色の外套を纏えば年老いた墓守に見えなくも無く。何を探すわけでもなく墓場の中をふらりとうろついて。)(此処に来る用は無かったのだが、何故だかこの場所に足が向いていて。この場所を支配する流れが彼を誘ったのかもしれない。) [Fri 13 Jan 2006 03:31:42]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『何かに誘われて』 [Fri 13 Jan 2006 03:26:26]
お知らせ > ルイスさんが帰りました。 『( 眠れ 眠れ  凍てつく大地は拒まぬ。  )』 [Tue 10 Jan 2006 23:27:53]
ルイス > (弔いといっても、同じ奴隷の身の己にはこの程度の事しか出来ない。お気に召したかなんて、軽口一つ紡ぐことも出来ない堅物の少年。双眸が見つめる簡易な聖句だけが刻まれた墓標は、雑多剣奴達の合同墓穴。)      (今度は気を利かせて、安い酒でも持ってこようか。 「お前の歌なんざ食えもしない」って、彼らが嘲笑う仕様が目に浮かぶようだった。) [Tue 10 Jan 2006 23:27:23]
ルイス > (氷に閉ざされたように、滅多に感情を表へ出さない表情が緩んだ。心地よい微笑みを浮べて、木を背に座り込む。仮の主は――少年に無関心に等しく、ただ財産の一つであるならと飼い馴らし維持しているだけのようなもの。おかげで自由な時間が増えた、が。 ―― 空虚が増すだけの時間など、要らない。) [Tue 10 Jan 2006 23:21:57]
ルイス > (しばらくちゃんとした練習をしていなかったから、声に少し翳りを感じる。そもそも一様の鍛練など受けていない奴隷は、歌い手としてはかなりのランク下。 ―… それでも、歌う事は好きだ。体に結びつく拘束全てから解き放たれて、空を飛べる気分になれる。) おそまつ、さま。 (静かなる聴衆――墓標に一礼した。曇り空の下の墓場が、今許される己が為の舞台。) [Tue 10 Jan 2006 23:16:58]
ルイス > (墓場の片隅に響く、高く澄んだボーイソプラノ。) 戦士は 言いぬ ――  戦うことこそ  命だと  言いぬ   (かすか虚空に余韻を残し、やがて冷たい夜気に融ける、それ。ネズの木の下の小さな墓標、その隣に立つ剣奴の少年から、流れる旋律。) [Tue 10 Jan 2006 23:11:25]
お知らせ > ルイスさんが入室されました。 『( 夜の静寂を突き破り――。 )』 [Tue 10 Jan 2006 23:09:08]
お知らせ > ブロウン@回収さんが退室されました。 『(祝詞を見つめてぼそりと──)お化けってあんまこわくねぇな(未だ勘違い)』 [Tue 10 Jan 2006 04:41:41]
ブロウン@回収 > (あさっての方向に進めばいいんですね。わかりました。)白い・・・液体・・・(牛乳を思い出したようで。微妙にずれてた。それらはどっちにしろ、おなかこわすんじゃないだろうか)あぁ、さすがに馬とか無理かぁ。うっそ、泡??(鳥なら普通にいただきたいところ。フライヤーを見つけるとおいしそうと思ってしまうのかもしれない。まだ、犯罪暦を持つつもりはないので自重するだろう)おぉ、そっちこそ、白骨化してんじゃねぇぞ?わかんねぇから(カカカと笑って。白骨化してたらまた改めてビビリそうだ。あぅー、すいませんー)おぅ、おめぇも風邪引くなよ。じゃぁな(入り口に向かい意気揚々と帰っていく巨躯。だいぶ冷えてしまったせいか、第一歩踏み出したとき、足がつりそうになったとか) [Tue 10 Jan 2006 04:40:50]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『( 夜に融け 過ぎてしまえば、邂逅すらも幻のように。 存在証明は祝詞札。 )』 [Tue 10 Jan 2006 04:31:05]
維言 > ( 前向きに斜めに進むことを推奨します。明日はどっちだー。 )  強情な方ですね。一度その口を白い液体で満たして差し上げましょうか。 ( ※よーぐると。  右向け右といわれて左を向くのもご愛嬌。 上司様からはしばかれます。 )  一匹のサイズによるかもしれないと推測。 ひよこやにゃんこの一匹に引きは。 でも、猫って泡が出るそうですよ。煮ると。 ( 鳥は美味しそうですよね。真顔で。 自警団の檻も狭いでしょうから、健全に生きてみるを推奨したいははごころ。 誰がでしょう。 ) ブロウン。ならば覚えておきましょう。貴方が健やかにこの生を地にて謳歌出来ますように。 ( Amen.  澱み無く胸元にて切るは十字。 勘違いは、半分は間違いではないのだから。   そして、ガバガバとか言う子には教育的指導ぱんちです。 )  ……ま、似たようなモノですよ。 ( 黒マントが肩を竦めた。 照らす月は半分の。白い光は影を落とすにはまだ弱い。 )  推奨致します。夜は冷え込む模様、明日は所によりはれるでしょう。   ――― では、御機嫌よう。 A good night.  ( もう、夜明けも近い刻限に。まるで戯れのように言葉を載せて。  ひらり  黒が翻る。 ) [Tue 10 Jan 2006 04:30:09]
ブロウン@回収 > (え、そうなの?やった、死なずに済みそうだ(ぁ)占いとか、信じる人は信じちゃうんだろうな。ま、それも職業。占い師さんごめんなさい)いいや、嘘だね。あれは腐ってる。俺はだませねぇぜ(物はいいようなんだろう。人それぞれ、感じ方考え方にはずれがある。みんながみんな同じ方向むいてたら気持ち悪い、とかどこかで聞いた気がする)うぇ、一匹くらい食ってもバレるか・・・?(まぁ、街中では珍しいだろうけれど、檻に入れるなら動物園より自警団の檻に入れられてそうでもありますががが。3人に一人の確立・・・意外と大きい)いこと?あぁ、名前か。じゃぁ俺のも覚えとけ、ブロウンだ。400年後に世話になりにくる(相手のこと、未だ不死者だとおもっているようで。相手が400年後まで存在していても不思議じゃないだろうと、疑問も抱かず。いや、あれはたぶん、入り口とかガバガバなのですよ(ぁ))任務って・・・雇われ者なのか?まぁ、俺はコレが回収できれば何の問題もねぇからいいんだけどよ(月の光くらいしか頼れない、所詮爬虫類モドキです。はい。これだけあれば十分墓場もきれいになっただろう。もう、詮索する気はうせてるね)うし、おれはそろそろかえんぞ。風呂入って寝る。(思い出したかのように風が寒い。緊張の糸もきれ眠気も襲ってきたようだ) [Tue 10 Jan 2006 04:22:33]
維言 > ( 占いなんて指針なのですよ。えらい人にはそれが分からんのですよ。 占い師さんには新年早々土下座祭り絶賛開催中也。 )  腐っているのではないのですよ。目に見えない素敵力で謎食べ物にクラチェンしているだけと申してみます。クサヤとかも。 ( 何かピンポイント爆撃。 )  ノット。多分食べたら、次の日から貴方が見世物巡業の予感です。ミスター・ドラゴン? ( それはそれで、動物縁側としては美味しいのかもしれない。 豆腐はきっと四角くて不思議なふわふわ。 角にぶつけるとコテンと行く恐れはさんじゅうごぱーせんと。 )  ならば心の隅っこに書き留めておくと宜しいです。維言―― と。 ( 不審の影は名称を口にし。 有袋類、けれど無理矢理入っていくような印象ありませんかと聞いても見るテスト。 )  おっけーおっけー。ならば私も任務完了、朝までの時間を繰り上げられる。 ( 変な風に夜目は利くので、色々見つけ易かったのです。 あるべき所に収まりますなら、モンダイナシとしたい所存。 ふーやれやれ。そんな仕草で、肩をコキリと鳴らした。 ) [Tue 10 Jan 2006 04:06:37]
ブロウン@回収 > (開運かぁ・・・巷でうわさの某占い師の本によると「大殺界」とか書いてあったけど、どちらを信用するべきか。はふぅん)発酵だぁ?腐らせてんだろ、それって?駄目駄目、無理無理、全然まずい。チーズとか、信じられねぇ。 動物見て楽しむとかいうやつだろ?食えるんなら、行くかな・・・(納豆とか出されたら、その場でどこかに大遠投。納める豆って書いてあるけど、あれこそまさに豆腐だよ。じゃぁ、豆腐はなんなのかって?わかりません!  話が通じれば、通じ合うのが生きる術。殴るだけが脳じゃない。)400年くらい生きるつもりだから、そのくらいになって覚えてたらくるぜ(有袋類は勝手に子供が入っていくだけで、無理やり詰め込んだりはしないとおもったりなんだり。)おぉ、わかった、ちゃんと依頼主に言っとくぜ(もらった紙束数えてみれば8枚ほどあったか。持ってた3枚はこやつの見落としだったのか、そんな疑問も抱いていて。属性的に聖でも魔でもない竜にゃ、縁起物以外の何者でもなく。むしろただの紙だね、紙) [Tue 10 Jan 2006 03:55:14]
維言 > ( 沈黙はゴールド。 新年開運記念。 )  ナニを仰るうさぎさん。 ( おっきなうさぎさん。 大間違いレベル16。 )  土に埋めて発酵を促すのもビバ・生活の知恵暮らしの知恵。お祖母さんの知恵袋。  ……珍獣。そういえば、近頃は移動動物園が来ているという時節。いかがお過ごしですか? ( おどろおどろしい劇場から、夜闇に包まれてはいても、まるで街中のような  ――…街中だけれど そんな、会話に移行しつつあるミラクル。 ちっぽけな影は、幻想が剥がれてしまえば只、黒いだけのブツ也。 少年はこうして強くなる。 )  それは僥倖。尤も、万が一踏み外したならばいらっしゃいまし。 なるべく、お望みの形で送って差し上げる。 (  らぶりー。 みぎみぎ詰めてる姿とか、有袋類に通じる? 面倒そうな無表情が、仮定の話を述べる時にだけ 薄く口元で笑う。 )  ならば良し。きちんと清めて御祓いして。変なものがついてるといけません。 ( 幸いなのは、比較的泥が乾いていた辺りか。 ふう、やれやれー。 黒影もひとまず安堵の様。 この類の代物は扱いに困りますです。 ) [Tue 10 Jan 2006 03:40:03]
ブロウン@回収 > (黙られた。こっちも怒られるのは勘弁なので触れないでおこう)俺はこれでも美食家なんだ、いつから土ン中にうもれてんのかわかったもんじゃねー肉食えるかヴォケがぁ!ただでさえ変な目でみられんだよ、街中は!わざわざ変なもんに憑かれて、これ以上珍獣扱いされたかねぇ!(出された選択肢はことごとく気に入らなかったわがまま竜。声も張りを取り戻し、恐怖心は完全に消えたようだ。一冬の出会いが竜をちょっと強くしたよ。そのついでに心の力も強くなれば、もっとよかったかもしれないけど、肉弾戦主義。精神面はお察しです)まぁ、たしかにそうだろうな。あるいみ気楽そうだが、俺はまだソッチの仲間入りするきはねぇぞ(はらわたぶちまけたところで余裕で土の中に戻っていきそう。むしろ、棺おけのなかで回収したはらわたつめなおしてたりしたらちょっとラブリー?)大丈夫だ、悪いようにはしねぇ。どうせ燃やしちまうだけだろうしよ(燃やすかどうかはわからない、燃やせるんならこの場で燃やしてもいいんだろうか?だめだめちゃんと持って帰らなきゃ、お給料でない。手に祝詞を載せられれば、その汚れっぷりに引いたとか。何はともあれ、サンクス) [Tue 10 Jan 2006 03:18:40]
> ( みしみし言うんです。安普請って言うと上司様にどつかれるので黙りますin僧房。 )  頭からぱくっと食べられたり、ヘンなモノに取り憑かれるという、素敵駄目っ子選択肢は多数豊富に取り揃えております。    後はKIAIで頑張ってみて下さい。 ( ココロノトモには程遠く。 暗澹翳る黒は無茶を言う。 実体の無いものを倒す最後のコツは心のぱぅわーです。 )  現世の縛りが関係ないようなモノですから。 関われないものを収集したって無為なんじゃないかと思ってみた次第。 ( 触れられもしないのに、焦がれるなんて苦しいばかり そんな風に言えば、生きているものにだって当て嵌まる死者の論理。  色々ぶちまけるのは、ハラワタまでにしておきたいボーダー。 場所柄って言ったら墓守さんたちにしばかれる。 )  …呪いと祝いは似ていたり。 ( そんな事だけ知っている。 )  持っていって下さるのなら、それは構いませんが。 悪用は禁止でめー、だと言って見ます。 おっけーあんだすたーん? ( ブツは祝詞。悪用もへったくれも無いのだけれど。 差し出された掌の上、束のソレをべふっと重ねた。 どうやら素敵なヨッパライが、おかしな所にも貼っていたらしい。所により泥だらけ。 ) [Tue 10 Jan 2006 03:04:44]
ブロウン@回収 > (とりあえず、その家に竜は入れなそう)見ちまったもんはしょうがねぇ、かといって逃げるのも性にあわねぇ、そして、死んだ奴をさらに殺すなんつぅ器用な特技もねぇわけだ。そんな俺に残された選択肢はねぇもんかねぇ?(絶望とか嫌気とか、どうにでもなれといった諦めか。そんなマイナスなイメージしか持たせない8/31。夏休みの友は友じゃない。)しなくても生きていけるしなぁ。あぁ、死んでいけるっつうの?よくわかんねぇけど?(塩とか聖水とか、あったらあったで今この場でとりあえずぶちまけたいところだね。ないからビビルしかできないけど!)呪いじゃねぇらしいぞ、祝い事のふだみてぇだが・・・まぁ、頼まれたってのはあってる。(いちいち深く説明してたら夜が明けそう。とりあえず、回収できるならさくっと回収したい気分。「いらねぇんならよこせや」、苛立ちもだんだん口調にでてきた模様。ソレちょーだい、と手のひら出して。) [Tue 10 Jan 2006 02:54:26]
> ( 半分は似たような代物だとは、言わぬが花よ。 家は一応ありますよ。それこそ棺桶か墓穴のように狭いですが。説明する程に墓穴深度が深くなる世界の不思議。 )  それは道理と握手握手。 出てしまったら、見無かった事にするー、おあ・逃げてみるー、もしくは、さくっと退治して爽やかに汗拭う。 れっつ・選択肢はどれがよいですかと聞いてみる。 ( 噛み合っているような、根本が齟齬しているような綴れ織り。 度胸が据わっているというよりは、見上げる黒が宿す翳りは、夏休みの宿題を前にした8/31の子供のような目だった。微妙。 だから、死んでないと否定されて、一度瞬いた。 )   ……普通、死人は仕事をしないもの。まあ、一部の例外はあるようなあるようなー。 ( 傍から見たら、子供から石とか投げられても文句言えない気もちらほら。 塩撒かれたら聖水で応戦したいお年頃はとっくに過ぎましたけどやる。 )  ……。 ( じっと手を見る。正確には、握ったモノを。 )  ……仕事。 ( ぽくぽくぽく。 )   ( ちーん。 )  呪いの回収ですか。エージェント? ( 斜めにスライドしていく誤解。 )  墓地に不気味な札が張り巡らされて、どうにも気持ち悪いから処分頼むと墓守から。もしダブルのブッキングー? ( 依頼した墓守はホワイティア。西洋文化から見ると、結構怖い光景だったらしいと後に語れ。 ) [Tue 10 Jan 2006 02:40:15]
ブロウン@回収 > (否定しないのか。ゾンビかキョンシーか。とりあえず家は墓穴です。の類)け、警戒したところで、出会っちまったもんはしょうがねぇだろうが(実際目の前で土の中から出てこられたのだ。会社に行く途中隣の家のお子さんが学校に行くタイミングに出くわしたぐらい、ごく自然に。すいません、言っててよく分かりません。アンデッド、死んでるくせに動く物。そんなもの、通常お目にかからない。大きさに関係なく、やっぱビビルと思うんだ)お、俺は死んでねぇし、呪われてもいねぇ。仕事できてんだバカヤロー。(話が通じると思えばだいぶ安心したように、口調も態度もちょっとだけ大きくなって。一般人から見たらどっちもどっちといわれて終わりそうな両陣営)え、あ、おめぇ、なんでもってんだ?それだよ、さがしてんのは(自分の集めた札ピラピラ見せていて、「めんどうなもんなれらくれよ」と) [Tue 10 Jan 2006 02:31:50]
> ( あえて否定はすまい。 しとけって話ですかシスター&ブラザー? ) ……否、ノット否定。所により亡霊も発生地域につき、充分な警戒をー? ( 実態があるか否かで、どっちも起き上がりアンデッドには違いない罠発生。 身の丈にすれば、半分とまでは行かずとも、影の丈は子供のような矮躯。 )   むしろその質問は返しますよドラゴン? この付近に埋められたという報告は無いような無いような。化けて出るなら、屋外推奨。それとも骨でも呪われましたか。スケイルメイルとか。 ( 互いが互いを何かアレな代物だと思い合う奇矯空間ビバ・発生。 じっとりと重力持った眼差しが、暫し交錯する月夜。 )    ……それとも、此方の札にでも呼ばれましたか。だとしたら面倒面倒ー。 ( 本気で面倒そうな口調で ずずーいっ 突きつけたのは、奇怪な文字の描かれた呪いの札。 ( @主観万歳。 )    ( それが祝詞というのだとは、トキノミヤコ文字の名前を持つ癖に、そんな代物にゃ疎い影は知らずの事よ。 そも、フォーウン文字という噂もありけり。 ) [Tue 10 Jan 2006 02:21:58]
ブロウン@回収 > (月明かりに浮かんだその容姿を見ればお化けと確信したらしい。)いや、なんつうか、墓場の土から出てきたら、死人以外はかんがえつかねぇ・・・と思うんだ?が、その辺はどう見るよ?(おっかなびっくり質問に答えていく身の丈9尺弱の竜。)てか、しゃべれんのか・・・あぁ、元は人かなんかだもんな?(テンパった頭から出てきたのは以外にも普通に聞こえたその声への驚き。多分、墓場を徘徊する巨躯と墓場の土から出てきた人影を不審者アンケートとったら、どっこいどっこいかもしれない。)(手にもたれている紙の束、それには気づくことが出来ないだろう。むしろ気づいても、視界から相手の目をはずしたら、やられそう、と思っていて) [Tue 10 Jan 2006 02:15:56]
> ( ざらざらと流れる黒髪の下から、光はせずとも目が覗く。じっと、眇めるように細く見定めるものは、黒の中で黒。 月明かりに僅か晒される顔色は、紙か何かのような色。 )      (  ざり――… 音は、砂を噛んだ靴底か。 それとも、払いのけた砂粒か。 ざらざらと、黒衣の上を滑る砂。 ゆぅらり、上げた顔は長身、巨躯をいっそ見上げるように。  …見上げなくては、届きもしない。 )   ……化けて出たと見るには、些か質感がくっきりはっきり解像度も鮮明過ぎると思ったり思わなかったり。真偽度何パーセント。 ( くえっすちょーん? やたらと淡々と述べられたものは、声には違いなかった。 ――…用。 不審な影は、同じく不審なものを見るよな胡乱な眼差し眇めて、見上げる。 )    (  その右手。 ひらひらと、風に吹かれて何かが揺れた。 束ねるように握られた、数枚の紙片。 ) [Tue 10 Jan 2006 01:57:50]
ブロウン@回収 > (起きた。起き上がった。出来ることなら腕だけで勘弁してほしかったと思っていたのだが──どうやら、祈りもむなしく完全に立ち上がってしまったソレを凝視。黒すぎるソレは明らかに墓の中で眠っていただろう死体だとしか想像が出来なくて──)ぃっ!!??(ゆっくりとした動きから、急な加速をした首の動きにビクリと、半歩下がってしまった。自分より小さいソレは、今までに出会ったことのないタイプの存在にしか見えなくて。)(俺だよな・・・どう考えても・・・)(出来れば違う何かを目当てに起き上がってくれていればと思うも、どう考えても自分以外に存在の少ない墓所。ゆっくりと自分を指差して、用があるのか?とでも問いたそうな視線を送る) [Tue 10 Jan 2006 01:38:24]
> ( ギ、ギ ――……   ガタンッ!  )       (  ゴト、リ。 何か、重たい板が外れて、地に落ちたような響き。それは、地にも伝う鈍い響き。 それはもう、ざらりと簾のように垂れた黒の陰から、光る眼光が発射されても不思議では無いよう な。  ズル、  ず  ずず ――……  まるで、墓を暴いた直後。 もしくは、その 墓の中身のような黒尽くめ。  背を向けていたソレが、 不意に  ――… ぐるんっ!  己ならぬ巨躯の影に、向き直った。 )   ( 風ならぬ、微かの息を気取る性は、此処が安全ならぬと知るが故   だが。 ) [Tue 10 Jan 2006 01:25:39]
ブロウン@回収 > (冷や汗だか脂汗だか、とにかくいろんなもん出そうなくらいびびりまくっていて。何もなくてよかったよかった、風呂でも行って帰って寝よう。なんて考えていた竜にはあまりにもショッキングな出来事が。)あ、ああ・・・(あんぐりとあいた口からは、声というよりこわばった腹筋が肺の空気を無理やり押し出したような音でもあって。そのテレビの画面の井戸から出てくる女性のような光景を見るや否や、体が自然と硬直し、恐怖に目を離さずにはいられない。) [Tue 10 Jan 2006 01:18:05]
> ( カタ   リ   ――…… ギ、ギ  )    ( 石がぶつかるような硬質の音色。  砂の擦れるような、ザラリと耳に障る音。それこそまるで、墓碑を押しのけて 「 起き上がろうとする 」 腕が立てる軋みのように。)   ( ゆらゆら、闇に尚黒く、黒い影が揺らめいた。 風に、蛇のように揺れた黒い糸。) [Tue 10 Jan 2006 01:12:31]
ブロウン@回収 > !!!!!!????(安堵したところで急になる音、明らかに紙のすれる音とは違っていて。気のせいだ、気のせいであってくれ。念じるようにゆっくりと首を回し、その音のするほうに視線をむける。) [Tue 10 Jan 2006 01:02:55]
> ( 物音は、一度大きな影の通り過ぎた背後付近より。風と静寂ばかりが吹き抜ける夜には、良く響く。) [Tue 10 Jan 2006 01:01:17]
ブロウン@回収 > (寒さをこらえるため、全身に力が入ってしまっているのか、だんだん肩や腕が痛くなってくる。肩をもみつつ、首を回して、こんなに苦労するとは思ってもいず。とうとう入り口から一番遠いであろうところまでやってきた)ここが、最後か・・・ずいぶんと手間どったわりに3枚。わりにあわねぇ(はぁ、と今日2度目のため息を漏らせば後ろを振り向いて。またこの中歩くのか、と眉をひそめて不気味な石の群れを一望する。) [Tue 10 Jan 2006 00:59:59]
お知らせ > さんが入室されました。 『( ――…カタン。 )』 [Tue 10 Jan 2006 00:59:26]
ブロウン@回収 > いっそのこと死人でもなんでもいいから手伝ってほしいもんだな、くそっ!(独り言ぶつぶつ言いながら墓地を徘徊するのは決して恐怖を紛らわそうとしているわけではない。時たまコンコンと墓石をたたいて、起きてたら手伝え、などといったりもしているが反応があるわけもなくむなしくなる。コレだけ多くの墓があるのだ、何人か起き上がっても不思議じゃないかもしれない。だが、目覚めた死人が都合よく手伝ってくれるとは限らない。そこら辺までは頭が回らないようだ。) [Tue 10 Jan 2006 00:51:40]
ブロウン@回収 > (風が出てカサッと音がすれば、警戒心丸出しのネコのようにビクリと物音のするほうを凝視して)なんだ、3枚目かよ・・・(びびらせんな、と心の中でつぶやきながらペリっとはがしていく。何枚くらいはってあるのだろうか、墓地もだいぶ奥まできてしまって。後ろを振り向き確認すれば入り口が小さい。”○枚はってあります”くらいの掲示くらいほしいものだと思ったが、それでは宝探しゲームでしかない。寒さと不気味さの中一人でうろつくのは体の大きさにかかわらず心細い、正直ちょっと泣きそうだ) [Tue 10 Jan 2006 00:45:19]
ブロウン@回収 > (ザッザッと音を立てて進めば、土の露出した部分には恐竜のような足跡が付いているかもしれない)うぉぉ、2枚目・・・マジでさがさにゃならんのか・・・(正直なところしばらく歩いて見つからなかったら本当に帰ろうかと思っていたようで。寒さがこたえる爬虫類、自身を抱いた腕はカクカク震え始めている。決して怖がっているわけではない、と本人は言うだろう)ふざけんじゃねぇ、クソさみぃし、だだっぴれぇし、化け物でたらどうすんだ(自分の姿は置いておく。そして怖がっているわけではない、と人前では言うだろう) [Tue 10 Jan 2006 00:38:02]
ブロウン@回収 > あ、あった。(ソレは墓の後ろ側に張られていて、おもわず間抜けな声を出してしまう。とりあえず1枚確保すれば、まだあるかもしれないし、と仕方なく墓場の奥へと足を運ぶ。立派な墓石もあれば、ただの岩にしか見えないものまで種類は多く、360度からそれらを見て回るのはかなり億劫な仕事でもあって)見つけちまった以上しょうがねぇ、めんどくせぇがしばらく歩くか・・・。(白いため息を吐き出してガックリと肩を落とす。”墓場を回ったと”報告するにはさすがに今は探していなさ過ぎる。)くそ、残したら金もらえねぇかもしんねぇしなぁ・・・あの世に行った奴が不幸になろうが関係ねぇんだがな・・・(意外と面倒な仕事を請けてしまったものだと少々後悔気味) [Tue 10 Jan 2006 00:31:47]
ブロウン@回収 > (月明かりのおかげか見晴らしはいい。逆にその見晴らしのよさが人気のない墓場の不気味さを強調しているようでもあって。ずらりと並ぶ石、石、石。その下には白骨か、あるいは埋葬されて時間のたっていない死体があったりするのだろうか。)さすがに酔っ払ってもこんな場所にゃぁこねぇか・・・(不気味さにか寒さにか、探す気力のうせはじめた竜はまだ数十メートルしか歩いていないのに帰ろうと踵を返し始めて) [Tue 10 Jan 2006 00:24:31]
ブロウン@回収 > 死んだ後も祝福あれって感じではっていったかもしれねぇしなぁ?(祝詞の本来の意味などは知らなかったが、なんとなく「祝い事に使うもの」くらいの理解は出来ているようで──寒さ故、体を丸めるように抱いていて。首もいい具合に垂れ下がる。とはいえ、長身には変わらないのだが。)一回りしてさっさと帰るか・・・不気味なとこはすきじゃねぇし・・・(キョロキョロあたりを見回して、墓石に祝詞がはっていないか見て回る) [Tue 10 Jan 2006 00:18:23]
ブロウン@回収 > (見物がてら仕事の依頼をこなそうと、うろうろしてたらこんなところへ──)墓・・・?(こんなところにあるものか?しかし酔っ払いのすることだ、来てしまった以上とりあえず探索くらいはしてみようと、墓石の並ぶ空間へ足を進めて) [Tue 10 Jan 2006 00:12:32]
お知らせ > ブロウン@回収さんが入室されました。 [Tue 10 Jan 2006 00:09:54]
お知らせ > イグナショフさんが退室されました。 『 吐く息は白く、指先は冷たく、空は晴れていた。 』 [Mon 9 Jan 2006 21:16:32]
イグナショフ > ( やがて其処に四角く長細く、深い穴が完成した。 お別れは済ませましたか?と問われて頷くと、小さな棺がゆっくりと下ろされていく。 もう少なくとも、あの少女の顔を見ることは無いのだなと思うと今さっき見ておかなかった事に酷く未練を感じたが、矢張り何も言わずに目を閉じた。 これで「終わり」だと認識してしまうのは駄目だ。 明日からもいつもと同じように生活を続けよう。 別離は始めてじゃないし、今までだって十分に少女を寂しがらせてきた。 だから今度は自分が待つ側で、いつもどおりに書斎で仕事をして、街を警邏して、合間に少女を探せば良い。 ) ( たとえばそのまま廻りあう事すらなく死んだとしても怖くは無い。 「幽霊」が居るのなら、死んでからだってきっとまた会える。 だから今は、暫らくのお別れだ。 ) [Mon 9 Jan 2006 21:08:16]
イグナショフ > ( 一夜明けて朝日が登っても、矢張り少女は目覚めなかった。 僅かな体温すらあった頬は窶れ、肌は乾いている。 関節が硬くなって人形みたいで、まるで実感の湧かない別物のようで。 ) ――――――――。 ( ざっ、ざっ、と単調な、スコップが土を掻き出す音を淡々と聞いている。 箱の中の少女の顔をもう一度見ようと思ったが、脚は動かなかった。 理屈と感情が別に動いていて、死に顔を見る事を拒んだのだろう。 まるで別れを肯定するようだと。 だから何度も繰り返し言い聞かせるようにこうして頭の中で反芻しているのだ。 これは少女―――雫の死とは別のものだと。 ) [Mon 9 Jan 2006 20:55:58]
イグナショフ > ( あれから少女の亡骸を抱えて自宅に戻ったが、肉体を失った娘が帰りを待っているわけでもなく、亡骸が起き上がるでもなく、ただ時間が流れて、ただ静寂が訪れただけだった。 少女が割った窓もとっくに修理されて、まるで彼女の痕跡を消してしまったようだ。 少女の亡骸をベッドに横たえるとそのまま夜の内に墓地と棺屋に足を運んで、埋葬の段取りを決めた。 墓碑銘は要らない。 この作業に悲観的な感情は要らない。 今日埋葬するのは自分の知る少女ではなく、もっと前に命を落とした名も知らぬ別の少女だ。 だから誰も呼ばなかったし、これは何一つ悲しむことじゃなかった。 ) [Mon 9 Jan 2006 20:48:05]
イグナショフ > ( 酷く静かな夜だった。 急な仕事で用意された墓穴を男達が掘っているのをただ眺めながら、肌寒さに身を縮める。 空は晴れていて月が見える。 男達は黙々と作業を進めている。 今日は流石に鉄兜は被ってきていない。 矢張り昨日急遽用意してもらった四角い小さな箱の中には、少女の亡骸が納まっている。 作業員の男が3人と依頼主の騎士が一人だけで、他には誰も居ない。 静かな埋葬の準備は滞りなく進んでいた。 ) [Mon 9 Jan 2006 20:41:32]
お知らせ > イグナショフさんが来ました。 『 2day/Burial. 』 [Mon 9 Jan 2006 20:35:26]
お知らせ > イグナショフさんが帰りました。 『 continue next day. 』 [Mon 9 Jan 2006 00:50:17]
イグナショフ > ( ぼんやりとエメラルド色に光る瞳が残像を残して帯を引く。 細部まで鮮明に真実を見極めるように、視界がクリアーになった。 ほんの数分間の間なら墓地の端まで、よく晴れた闇夜の星の一つ一つまで見渡せる筈だ。 ) ……それだけなんだ。 ( いつになく饒舌過ぎる口を閉じてまた歩き出す。 先ずは―――先ずは、この抜け殻になった少女の身体をどうするか。 一晩だけ預かって、明日にでも改めて埋葬して貰おうか。 墓碑銘は刻まないで。 ) [Mon 9 Jan 2006 00:46:01]
イグナショフ > ――――聞いてくれ。 俺はただ笑っていて欲しかっただけなんだ。 楽しいこととか幸せなこととか、他愛の無い事ばかりだけど案外沢山あるんだって。 憎しむ事ばかりじゃないって。 ( 墓石の間を抜けて、誰へと無く語りかける。 まだ近くに居るかもしれない少女か、亡骸にか、墓地に眠る住人達にか。 光を帯びた瞳に意識を集中して暫し目を閉じ、感覚が鮮明になる間の極端な矯正をやり過ごした。 ) [Mon 9 Jan 2006 00:34:34]
イグナショフ > ( 片手で少女の亡骸を抱えたままゆっくりと歩き出し、もう片方の手でもどかしくサレットヘルムを脱ぐ。 視界が狭まって邪魔だ。 うっすらとエメラルド色に輝きを帯びる瞳とぼさぼさの金髪が毀れ、頬を冷たい空気が覆った。 ) ――――なんて言えば良い? もっと沢山、話しておければ良かった。 ( 擦れ違うばかりだった。 此処暫らくは特にそうだ。 忙しかったとか言い訳は幾らでもあるが、後悔するばかりで何の意味も無い。 結局自分では少女を救うことも幸せにする事も出来なかったんじゃないか。 そんな悲観的なことばかり頭に浮かんで、小さく眉間に皺を寄せる。 彼女の部屋に置いてあった小さな玩具。 手付かずの玩具。 あれが何だったのか聞くことさえ出来なかったのが此処暫らくの自分だ。 ) [Mon 9 Jan 2006 00:18:03]
イグナショフ > ( 彼女はとっくに死んでいた。 本人の口からも今のこの身体は自分のものでは無いと聞いていたし、だからこれは、これ自体は「雫」の消滅に直結しない筈だ。 例えばもう二度と触れる事が無いにしても、例えばその魂が天に召されたのだとしても。 ) ……そういう風に考えるのは早過ぎるな。 ( まだ何処かに居るのかもしれない。 肉体を離れただけで、ひょっとしたらまだ近くに居るのかもしれない。 お別れだと考えるのはまだ後回しにしよう。 そう思うと男は亡骸を抱えて立ち上がり、静かな墓地を見渡した。 ) [Mon 9 Jan 2006 00:07:39]
イグナショフ > ( 遅くなっても帰らない少女を探して歩き回り、最後に辿り着いたのが此処だった。 其処に倒れ伏す冷たい骸を抱え上げてみても妙に心静かで、すぐに死というものに直結しなかった。 長い事触れていたからだろうか。 出会った時から少女は既に「死んで」いた。 ) ――――――確かあの時も寒かったな。 ( 共通の想い出を語るみたいにして、ようやくそんな言葉が口から毀れる。 まだ感情が凍結しているようだ。 少女の亡骸を抱えたまま、これからどうしたものかと酷く冷静に考える。 ) [Mon 9 Jan 2006 00:00:44]
イグナショフ > ( 遠くヴェイトス市を見下ろす丘の上で男が一人、暗闇の中に座り込んでいる。 男の顔の上半分は鉄のサレットヘルムに覆われていて、その表情はわからない。 冷たくなって動かない少女の亡骸を抱きかかえたままそうしてかれこれ1時間程其処に座っていた。 名前はアレックス=イグナショフ。 ありふれた市民出の騎士。 ) [Sun 8 Jan 2006 23:51:29]
お知らせ > イグナショフさんが入室されました。 『 in silence. 』 [Sun 8 Jan 2006 23:44:55]
お知らせ > Yzさんが退室されました。 [Sun 8 Jan 2006 21:58:29]
Yz > (墓地は只、薄暗いばかりで…。)何処、行ってしもうたのやろか。(魂の行方は、何処。) [Sun 8 Jan 2006 21:58:23]
Yz > 次に見付けてくれんシトが、おまんの大切なシトやたら、良いな。(きっと今宵は綺麗な夜空だから、夜空がシトを導いてくれるでセウ。少年には少女に触れる事叶わぬから、逃げるみたいに、又何時もの様に、見てみぬ振りを決め込む事しか出来ぬけれども。)(其の場から逃げる様に駆け出した其の姿は、只の小さな少年の姿。) [Sun 8 Jan 2006 21:49:39]
Yz > 墓は?(在ったらきっと、今此処には居ないのでセウ。少女は眠っているみたいだった。今まで見てきた死徒とは何処か…違う気が、した。ちっさな諸手を見詰めた後に、)…よいしょ、(パタパタ、衣服に付いた砂を払って。一歩二歩、其の場から離れる様に歩みを放して。) [Sun 8 Jan 2006 21:38:44]
Yz > (寒さに凍えたのでセウ、カ。其れともお腹を空かせたのでセウ、カ。死徒とは言葉を交わせぬから、少年は黙って少女の傍に座り込んでた。)誰か、居へんの?母さんは?(返答なんて、期待していない。)独りか?(きっと未だ、誰にも気付かれていない少女の小さな亡骸。昨晩の事が頭を過ぎって、最後にポツリとそんな一言が漏れてしまった、)墓は? [Sun 8 Jan 2006 21:17:24]
Yz > (きっと、シトはこの子の事を「少女」と呼ぶのではナイでショウ、カ。)何処、行ってしもたのやろ。(もう、此処には居ないのでセウ、カ。見渡すけれども、帽子の、ツバの奥に在る瞳に映るのは墓石と、墓石と、墓石と…、)カワイソに。(ちっさな死徒だけが独り、寒そうに地面に寝転がってた。) [Sun 8 Jan 2006 21:11:22]
少年 > (昨日は、無かった。)・・・。(今宵は満天星空と、月のライトの下、ちっぽけな黒影がポツンと地面に突っ立ってた。)・・・。(昨晩は無かった。小さな、小さなシトの抜け殻。地面に横たわる死徒の、姿。) [Sun 8 Jan 2006 21:05:11]
お知らせ > 少年さんが入室されました。 [Sun 8 Jan 2006 21:01:28]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sun 8 Jan 2006 14:16:47]
> ( ――  魂だけになった死霊は 何処かへと  彷徨う。 ) [Sun 8 Jan 2006 14:16:45]
> ( ―― くしゃり、 其の場に朽ちる様に 肉体が落ちた。 「雫」 だった己の身体。 )    ( 誰か 気付いてくれるだろうか。 己の姿を 彼は 誰かは 見てくれるだろうか。 )    (  ふわり、 空気に溶ける様に 身体は 薄らと 。 ) [Sun 8 Jan 2006 14:16:15]
> ( ――…ふ、と短く息吐いた。 )  ………仕方、ない。身体 一緒だったら 私 も 一緒 に 死んじゃう。 ( 昼間の墓地は人の影が少ない。魂の影も―――。  すう、 ゆっくりと瞳閉じた。 )      …さようなら。 ( 今迄の 肉体へ。 憎むべき身体だったけれど。 )  ―――   ――――。 ( 唇から吐息が零れる様に 静かに 音もなく 魂は  肉体を離れる――。 ) [Sun 8 Jan 2006 14:12:16]
> ( 身体抜け出したら この場に居る 飛べない魂達と一緒。 ――…飛ぶ事も 話す事も 叶わない 哀しい 魂達と一緒。 ) …………… 嫌 。 ( 折角出会えた幸せ。 家族。 ――… 空に咲く花の様に あっという間の時間にはしたくないと 。 長く長く続いて欲しいのだと 祈ったのに。 ) [Sun 8 Jan 2006 14:03:23]
> ―――…… 身体、腐ってきちゃった の かな 。 ( 魂達に目を遣って ぽつり、 言葉を零した。 ――… 己のでは無い けれど己が使っている 古い 誰かの身体。 幾ヶ月前までは 成長していた筈なのに、 )  …… 死んじゃった かな。 ( 身体は死に 魂だけで動いているなら 死人形。  …――いずれ 腐り朽ちて 動く事も敵わぬ。 そうなる前に 身体を捨ててしまうのが得策なんだろうけど。 ) [Sun 8 Jan 2006 13:58:07]
> ( 手招きされる様に ふらりふらり、 辿り着いた先は 懐かしい始まりの場所。 )  ……………。  ( 空が闇に染まる前から ぼンやりと 飛べない魂達は行動を始めるのだ。 ―― 如何にか 飛んでいける様に。 如何にか 連れて行って貰える様に。  …未練と云う名の鎖に縛られて 光が見えなくなってしまった魂は 独りでは 飛べないから。 ) [Sun 8 Jan 2006 13:52:16]
お知らせ > さんが入室されました。 [Sun 8 Jan 2006 13:49:52]
お知らせ > アッバイーノさんが帰りました。 [Sun 8 Jan 2006 04:12:04]
アッバイーノ > (手ぶらになった。後は帰るだけだ。) よし、帰ろう。 さっさと帰ろう。 (駆け出すみたいにして、男は去った。) [Sun 8 Jan 2006 04:12:03]
アッバイーノ > そっか、 (ああ、そうか。カミサマと話してたンだ、今まで。) (振る手を下ろし掛けたとき、少年の言葉にドキッとした。…「死神」ッて自分でも云っていた筈なのに。) ワイズね。 (忘れるものかね。) …呼び捨てでよかったのかな、       ――…まァ、いいか。 (見かけは少年とおっちゃんなのだし。) (そうして、少年の気配も風に消されてしまうと、)     … ッ、 (ぶる、とした。 火葬場の近くに独り。…好きじゃないシチュエーションだ。) [Sun 8 Jan 2006 04:09:05]
お知らせ > Yzさんが帰りました。 [Sun 8 Jan 2006 04:02:45]
Yz > (オトモダチ候補なシトを、彼の言葉を聞きながら思い浮かべてみたけれど。)忘れてしもた、よ〜。(もっともっとちっちゃい船の頃、居たかも知れないオトモダチ。覚えてないけども。)足が墓を?…それはあしがしちゃいけん事。ほら、此れでもカミやから。一人に墓作ったったら、皆に墓作ったらないと…死神や無くなってしまう。(肩を竦めてフフリ笑むけれど、帽子の奥の瞳は確り閉じてた。)(トン、地を踏み。トン、トン、空を昇り。彼よりちょっと高い視線から、)あっば…。あっばいー…ッ。な、何やムツカシー名前ッ。(空の階段昇る途中で、思わず振り返ってソンナ一言。でも、直ぐにそっぽ向いて、ポリポリ頬掻き…小さく、ちっさく…ボソリ、)ありがと。(風に靡く布と、風に解け消える身体。)あしは、ワイズッ。おっちゃんの名前覚えるん、あしの名も覚えたってッ。(風に溶けて消えた少年の残光。) [Sun 8 Jan 2006 04:02:32]
アッバイーノ > もンのすげー長生きか、…それか、短くても、代々友達ッてのも有りかもしれないッスよ。 ただ、何にせよ…友達が先に死んでしまったら、君が墓を作ってやらなくちゃいけないかもしれないけどね。 (其のときは、ちょっとだけ手が冷たくなってしまうかもしれない。すっぽりぬくもりを落としたみたいに。 …それをまた、時間をかけて取り戻してゆくのだけれど。) ついでに名前も覚えておいてくれると嬉しいね。 私はアッバイーノ。…きっと老い先短いから、君の墓は作れないが…其れでも良いなら、友達の候補に入れて欲しいッスよ。 (駆け出す背中を見送る。 ひら、と手を振った。) [Sun 8 Jan 2006 03:47:26]
Yz > 嗚呼ッ、友達ッ。…友達?(疑問の後に呻くのは、言葉の意を知らなかった訳ではなくて。)長寿の友ダチ、やね。お墓は其れまで御預け、言う事やのな。(残念。ガックリ肩落とし。続く言葉には、ただただ、ケタケタ笑うだけ。)おっちゃんは、未だまぁ〜だシトのままやろぅ?何時んが死ん時か、は、あしにもさっぱし分からんねんけども。(肩を竦めて、其れでも笑みは浮かんだまま。記念だなんて、シトは死が嫌いでしゃろに…。)覚えとく。あし、激忘れっぽいねけど、ね。(笑った彼に釣られるように、ニカリ笑んだら、頭上から落ちてきた大きな手。帽子がずり落ちそうになって、慌てて諸手で押さえて。)ありがと、おっちゃん。(トン、トン、弾む様に駆け出した。)面白いもん見してくれて、ありがとッ。(地面を蹴って、空踏んで。) [Sun 8 Jan 2006 03:42:27]
アッバイーノ > それこそ墓守に頼んだらどうだい? それか、…ほら、友達を作ると良い。 君が死んだ時、君の事を覚えて居たいって思う人が居ないと、墓があっても意味が無いからね。…どっちかって云えば、墓より友達に憧れる方が良いかもな。 (少しだけ覗いた眼とぶつかった視線は一瞬。) ――…看取ってもらえる事は、嬉しいだろうな。 其の内、君が此処の魂も連れて行けるようになったら、私が死ぬ時に来てくれませんかね? …未だ生きる予定だけど、 (頭に命の蝋燭があるのなら、未だ其の火は大きくあって欲しいと願いながら。) 初めて記念に、覚えておいてはくれないか。 (戯言のように云って、笑った。) (赤くなった少年の頭を、帽子ごと うりうり と撫でようとしつつ。) でっかい船になるの、期待してるよ。 [Sun 8 Jan 2006 03:29:26]
Yz > 誰が作ってくれる?(帽子のツバの合間から彼の面持ちを覗き込むかの様に、首を傾げシトを見た。)あし、何時んは最期のシトとしか話さしなんから。ふつーなシトは、おっちゃんが初めてやも。(あしが覚えてへんだけかもしれんけども〜。何て、小さく舌だしケタケタ笑う。…笑みが不自然に途切れたのは、其の後。)あったかい?あし、が??(目をまん丸に見開いて、穴が空く程眺めた自分の諸手は、殺気と変わらず白っぽいのに。)な、何やおっちゃん…ッ。て、照れる、しッ。(何故で赤くなっているのか分からんくらい、諸手で頬をパシパシ叩き。)(カタカタ、カタカタ、何処から乾いた音が微かに微かに響いてくる。多分、ドコゾの誰かの髑髏の笑声。)此処ん場所の魂さんは、あしには運んでやれんけども…。ちっちゃな魂さんなら、運べるよ?(「がんばるデスッ。」何処かおどけた、わざとらしい敬礼一つ。)何時か、此処ん居る魂達も、連れてったれたら良いねけど。 [Sun 8 Jan 2006 03:19:26]
アッバイーノ > 死神は、…――否、君は、作らないのか? (眼鏡を上げる振りして、一瞬だけ浮かんだ情け無い面を隠しながら顔を上げた。) そう云えば、死神の墓って聞いた事無いな、 (墓を欲しがる死神って云うのも初めてだ。 今度はまじまじと少年を見た。) …でも、墓が無くたって思い出は持っていられるさ。 見たもの聞いたもの触れたもの、全部思い出。…君の手があったかいのは、ちゃんとそう云うの、持ってる証拠だと思うッスよ。 (小さな手だ。 話の中でしか見たこと無いが、多分これはツクリモノの身体なんだろう。…でもあったかいって、錯覚でも思ったから。)     (首傾げて問われた言葉に、また、力ない笑みを零した。) ――まァね。 コレで、怒られはしないかな。 (夜に踊る少年。)    … 君は自由だな。 でも、…気が向いたら、仕事もしてやってくれないか。ちっちゃい船でも、運べるンでしょう? (今度は此方が首を傾げて。) 待ってる奴も、居ると思うンだよ。 [Sun 8 Jan 2006 03:03:52]
Yz > (一肌くらい…。その一言に何故だろう…きっと気分的に、自分の片手を見詰めてた。何だかちっこくて白っぽい、手。)良いなぁ。そいうの憧れるッ。思い出って温かいものねやろ?キラキラして、宝物みたいにッ。あしも…墓欲しいわぁ。(自分も真似して小さな小さな小石を蹴った。ちょっと遅れたノロマなリズム。)・・・。(奈落の其処を、見たのは一度だけじゃなかった。箱を吸い込んだ闇の向うで、チラリ、チラリ、光って見えたのは多分、ちっぽけな魂。よぉく見ようとする前に、)…ぁ。(重たい扉は低い音立て口を閉ざした。)・・・。(シトの笑う声は背後から聞え。何だか鉄の扉から、目が離れなかった。)良いやない?(ケタリ、口許愉快毛に歪め、振り返った其処には…俯く貴方の姿。まるで機械みたいに、カックリ、小首傾げて問う。)どしたのさ?船ん仕事は運ぶ事。おっちゃんはちゃんと仕事したんて、良い事やない。あしなんて、運びすらしへんて…悪ぅーい子ッ。(「でしよ?」軽い足取りステップで、帽子のつばから三日月型の口許だけが見え隠れ。) [Sun 8 Jan 2006 02:54:34]
アッバイーノ > 墓は、思い出の引き出しみたいなもんだと、…私は思ってる。 其処に掛ける鍵の代わりが、墓守だ。大事な思い出を荒らされたりしないように、見守ってくれる存在な。 (…チラ、と一度だけ、少年に倣って墓場を振り返った。) 物は物でも、其処へ来てくれる人が居ればずっと生きていられる。きっとそう云うもんッスよ。 そう、だから多分、人肌くらいには温かいところだと思う。 (――ぶん、と振ったのは、少年と繋いだ手と、) (それから、箱を持った方の手。)         (     … ひょ ゥ、 ) (吸い込まれた箱は、もう戻ってくる事も無い。 ドサ、と落ちる音が聞こえる前に、男は蓋を閉じてしまった。) ――呆気無いッスよね。埋葬お終い。 面白くなかったでしょ?      … はは、 (「何故?」ッて、) 生きてたときにヒトとして扱われなかったものは、死んでもこンな扱いなンだよ。魂なンて最初から無いみたいに。 見ただろう? (何の感慨もなく放った姿を。) “次”へ導く君らとは、天と地ほどの差があると、思うンだよね…。 (俯いた。) [Sun 8 Jan 2006 02:39:16]
Yz > (きっと其処は、地獄の門みたいに見えたかもしれない。大きく開いた闇の口に、思わず飲んだ息。穴を見詰めていた瞳も、シトの言葉に面持ちには疑問符。)何故?(答えは、穴の下?) [Sun 8 Jan 2006 02:33:26]
Yz > (小さな小石。蹴っ飛ばされた小石は一足先に森の中。ゆうるり揺れる腕のリズムと、頭上から弾んで聞えるシトの声に、少年はパチリと瞬き一つ。)そう言うもんなやか…。寂しい、事なんか…。(寂しいってどんな感じかしら。そんな風に少年の心には浮んでいたのかも。シトがお別れをする時は、シトが死んでしまった時で。自分にとって別れの時は、魂を彼の元へ送り届けた時で、)墓は…物で無し。シト、其の者…言う事なんやな。そう想ぉーと、この殺風景も…、(少年が振り返った、背後に広がるのは墓石の列。)温かい所。(ゆぅるい手の振り、何だか楽しくって。シトの手を引くみたいにブゥンって一度大きく振って。) [Sun 8 Jan 2006 02:31:05]
アッバイーノ > (そうして、) ――…さあ、地上の船も到着だ。 (碑の足元にはダストシュートみたいな鉄扉。) (箱を置き、…ぐい、と持ち上げた。)      (口を開く墓穴。) …君達みたいな、大事な仕事と、 (箱を手にした。) 私のしてる事、…“一緒”ッて云って、怒られないかなァ…。 (小さく、笑った。) [Sun 8 Jan 2006 02:20:03]
アッバイーノ > そう。 …解ってる人はさ、解ってると思うンだ。 (コツ。道行く途中で小石を蹴っ飛ばしてしまった。) 死んだら、どンな奴だって帰って来れ無い――たまには吸血鬼とか不死者なンて奴等も居るが…彼らは塵になって消滅しちゃうから結局同じだ――、…でもさ、残しとくンだよ。 魂なンか普通の人には見えないから、成仏したのかどうかも解らないけど、…ほら、きっと寂しいから。 (ちょっとだけ、繋いだ手を振って歩こう。声が明るく聞こえるように。 シリアスに語るのは柄じゃないンだ。) …。死なれて、ぽっかり空いた所を埋めるまで、時間が必要なンだよ。残された生者にはね。 だから、誰も居ない墓に思い出も一緒に埋めて、時々お参りして、…そンで何とか立ち直ってくンだよ。 ――な? 墓は、必要だろ? 死者の為じゃなくて、生きてる人の為に。 (死者には死神たちが居る。) [Sun 8 Jan 2006 02:18:05]
Yz > (帽子の下からでも、見上げなくとも、シトの大きな手はよく見えた。何だか、困った様な声は頭上から降ってくるみたいだ。)ふぅ〜ん。墓には何も居ぃへんのに、守るん?(疑問に頭を右に左に傾げて。)墓は、帰る家みたいなもん、聞いた事あるけんど…、(其れはシトの説明を聞き終えて後。一時置いて呟く様な一言。)あし等が連れてってしもぅたら、もう二度と、戻って来ぃへん…のになぁ。其れでも印、残しとくんか?(うんと見上げて背の高いシトへ送った、視線。)(小走りな歩みはだんだんと、近づいてくるあの小さな森。彷徨っているんだろうか光達に歩みが止まるより先に、大きな温かい手の温もりに安堵して。)おっちゃんも、骨運ぶ船ねやろ?あしと一緒。(帽子の下でケタリ、ケタリ。) [Sun 8 Jan 2006 02:10:34]
アッバイーノ > 骨を埋めるだけじゃ、なくてな、――…ええとー…、 (子どもの大きさの手を握り、) ……、 (少年の口に、「嗚呼、やっぱりか、」と思ったりもする。) …文字通り、墓を守ってくれる人の事だよ。    … そうだなァ、…君は魂を運ぶね? (もう確信はしたからそう云う風に云う。) 魂は、君らの担当。 現世に残った身体と、それから、此処に居たって印の担当が墓守。 …私はただの、職員さん。骨を埋めるのは、ゴミを捨てるのと一緒。 (少年の歩幅に合わせてゆっくり歩く中、――森が近くなってくる。 火葬場の近くの碑が目印だ。) (きゅ、と握る手に僅かに力。) …小さくても、君は、船なンだよなあ…。 (独り言のように。) [Sun 8 Jan 2006 01:58:42]
Yz > (目深に被った帽子に移るのは、多分シトが手に持った箱の下の方だけ。声だけが耳に届く。)墓守?嗚呼…おっちゃんみたいに、骨埋めんシトの事?(帽子の下から見上げる様に瞳が二つ。シトの言葉の最期の空白に、違和感を覚えたのは少年の目がシトの面持ちを見詰めた時。沈黙の意味は分らぬけれど、首を傾げてケタリと笑い。)あし、墓守やないよ?ちぃーさい船さ。河を渡る為の。(話す事に躊躇う訳でも無く。だから、彼の心中にも気が付く事も無く。あっさり、と。)…ありがと。(帽子の影でニッコリ笑んで。箱とは反対、空いた手、シトの伸ばした手に片手を伸ばした少年。小走りに、歩きだした。) [Sun 8 Jan 2006 01:51:42]
アッバイーノ > ふゥン? (片眉が上がる、少年への興味の分だけ。) 墓守かなンかか? ――…否、…、 (次に浮かんだ可能性は黙った。 口に出すのが怖かったのかもしれない。…少年も、べらべら云って欲しいものでもないだろうって勝手に胸中で自分への言い訳。 少年は、構わないンだったら自分から云うだろうって。)     … 無理に触らなくても、良いよ。 うン。仕事が何か、知らないッスけどね。 (少年には、でっかいカンテラみたいに見えてるンだろうか、この箱は。) ――埋めるトコ? 見ても面白く無いと思うけどな…、     … 良いッスよ。ついておいで。 (空いた手を伸ばして、歩き出そうと。) [Sun 8 Jan 2006 01:40:14]
Yz > (地面に立てば目前のシトは随分と大きい。見上げる程かも。目深な帽子の下の瞳はずーと箱を見詰めてて、勿論彼の楽しみになんて気付かなかった。)コンバンワ。(ペコリと機械仕掛けみたいな、会釈して。)んにゃ。いちおー仕事柄、関わらんといけんとよ。(でも、さっきの行列、眠気眼で見ない振りしていたのは自分。)あしも恐い。(彼が軽く叩いた箱。グズグズの光がブルリと震えたのが見えて、帽子を目深に被りなおした。)あしには…成仏させたれんのや。触るんも、今はきっと無理。(だから、シトからも光からもちょっとだけ距離を開けて、地面に立ってるのでやっと。)でも…埋めん所、見とっても良い?(多分、恐さより勝った、好奇心。) [Sun 8 Jan 2006 01:33:57]
アッバイーノ > (方言、だと思う。だが地域は出てこない。 それでも勝手に、出身地など想像しては楽しむ。いつから付いた癖だったか覚えてない。) (――すとン、と下りてきた少年に、改めて夜の挨拶でもしよう。「こんばんは」。) 見えるのなら、…うン、関わらない方が良いだろうね。 (ぺす、と箱を叩いて見せた。) 自由を渇望して死んでいったものばかりだよ。 正直、霊感の無い私でも怖いもの。…成仏してくれーッて云っても、無理なンかねェ? [Sun 8 Jan 2006 01:25:44]
Yz > …む。(口篭るのは笑んで述べた彼の言葉に。何だか無性に耳が熱くて、左右に首振り。)え?(眼下のシトの浮かべた「?」に、そっくりそのまま返してしまったクエスチョン。)見えんの?(大事そうに抱えているからてっきり、見えているのかと。)(上る時はえっちらおっちら。でも今の興味は木では無いから、降りは簡単、少年の諸足が木の枝を離れて数秒の後、地面にトンと両足付いて。)骨ねぇー…。よぅ見えるけども、ちぃと関わっちゃらおっかなそうな、魂だな。(地面に立ってお傍でよぉく見たら、彼の傍を浮遊する光も、グズグズしてた。) [Sun 8 Jan 2006 01:21:42]
アッバイーノ > 何処の訛りだ? 面白いな。 (云われたように、特に気にもしなかったらしく、男の興味は少年の口調の方に移った。 へら、と緩い笑みを浮かべて、)     (だが、次の言葉に「?」が顔面に浮かんだ。) 光? 街灯か? (併し、) ――…、 (少年の視線の先に荷物があった。簡素な木箱を布で縛って鞄みたいにしたやつだ。 男は合点がいったように頷く。) …成る程な。 私には見えないよ。 (光は。) 君は見えるンだな。この中身の予想も付くかい?     … まァ、骨なンだけど。これから埋めに行くところさ、ゴミ捨て場にね。 (墓場の隅の、処刑された奴隷の捨てられる場所。) [Sun 8 Jan 2006 01:11:11]
Yz > (光に慣れた目は、眼下のシトがよく見えなかったらしい。パチクリ、パチ、何度か瞬き。)んにゃ。こっちの話。気にしへんで。(「シト?」の問いには思わず口篭り。説明言葉なんて、思い付かなかった。)んーんー…、(暫く悩んだ其の後。)おまん…珍しなぁ?光が見えさはるん?(木の上の、少年の目は彼の手にした荷物に釘付け。何度も何度も、彼と荷物と、視線は上下。) [Sun 8 Jan 2006 01:06:22]
アッバイーノ > ――…ン、 (寝ぼけたような眼。 街灯は少しばかり遠かったが、木の上に何やらのシルエットは伺えた。) おう、何処の小動物さんだ? (「シト?」 首を傾げて聞き返しながらだ。 見上げたところには少年がしがみついていた。) そンなトコで寝てると、風邪引くぞゥ。 (男には光が見えていない。) (だが死神たる貴方には解るだろうか、光の幾らかは男の荷物の周りに纏わり付いて浮遊しているのが。) [Sun 8 Jan 2006 00:59:25]
Yz > (柵から解かれたばかりの魂は、随分と綺麗だ。内と外が一目で分かる。きっと先等は随分と、前にこの世を終えた迷い人だったんだろう。)…眠ぅーわー。(んんん〜、大きく伸びしたら、危うく木から落ちかけた。ガサガサ、乾いた音立てて木にしがみ付く小さい黒影。其の目をパッチリ眠気も覚める位に、見開いて。)あれ。…シト?(光ってないからきっとシト。さっきの光に憑かれたのかしら。猿みたいに木にしがみ付いた傍観者。) [Sun 8 Jan 2006 00:56:12]
アッバイーノ > (光らないものが歩いている。)      (光の渦を連れているような、或いは最後に付き従うような。 …片手に箱のような荷物を下げた男の姿。) (木の上の少年には気付かないまま、その下を歩いてゆこうとす。) [Sun 8 Jan 2006 00:52:17]
お知らせ > さんが来ました。 『( ――の最後。 )』 [Sun 8 Jan 2006 00:50:28]
Yz > どっかで、ぎょーさんシトが死したんしゃろか。(其れにしては、原型すらも止めない、グズグズと燻る光ばかりだけれど。)あしには…ちぃーと荷重い連中だ。(光の渦から逃げる様に木によじ登って数刻、数時間。やっとこさ光の最後尾が見えた頃には、少年の不貞腐れ顔もウトウトと、ウトウトと、眠気眼。墓地の外れ、あの小さな森の中には一体何があるのやら。彼等は何処へ行くのやら。)成仏しぃ…、(ふぁあ〜。もひとつ大きな欠伸。) [Sun 8 Jan 2006 00:47:54]
Yz > (彷徨える魂…と言う奴だろうか。)ぎょーさん、居るねぇ。(蛍、なんてお世辞にも例えられない。うじゃうじゃと、蟻の行列みたいだ。木の上から落ちたら、光の海に流されて、一緒に夜の果てまで連れて行かれそう。水の様に流れる光は少年の居る木の下を越え、何処へ行くのか…深い、深い森の中へ流れて行く様であった。)今夜は、良い肝試し日和やたかも?(霊に憑かれて導かれ。鬼火の見えぬシトは、此処を何とかの名所と呼ぶのかも。)危にゃ危にゃ。 [Sun 8 Jan 2006 00:40:06]
Yz > (外気の冷たさなんて、ずっと昔に感じた其れっきりだと言うのに、見詰めた諸手は随分と悴んで、又随分と砂だらけ。トン、と一つ空を蹴れば簡単に登れるだろうに、其れじゃ詰まらん両手を使って木によじ登ったからだ。)跳んでヒョイでポンや、激詰まらんし。(随分と大きな木だった。其れは少し小高い丘の上に立っていたからかも知れない。枯れた草木は見晴らしもよく、月明かり無くとも此処だけは随分と、明るい。眠そうな、深緑目がぼんやり青く光るのは、眼下にたゆたう鬼火故。) [Sun 8 Jan 2006 00:29:06]
Yz > (昨晩の夜空は、まるで幻か何かの様に。満天の星空は何処。淡い月の明かりも雲の狭間で見え隠れ。今夜垂れ込める頭上の濃い雲は、明日降る雪の源かもしれない。)…ふぁあ〜、(両手をうんと伸ばしたら、零れた大欠伸。カサリと乾いた音がして、独りぼっちの枯葉が枝から零れて落ちた。足が宙をぶらりと漕いで、少年の小さな影は木の上。) [Sun 8 Jan 2006 00:18:18]
お知らせ > Yzさんが来ました。 [Sun 8 Jan 2006 00:10:51]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( 手にしたバケツの柄は、凍りつきそうな冷たさ。)』 [Sat 7 Jan 2006 05:53:44]
リコリス > ( 溜息未満の吐息が白い。今頃が一番寒いのだ。水を扱うのも難儀な時間――…さて。) ……一冬に二度も風邪など召したら、良い恥晒し。( 一度で既に大分醜態を晒している。思い出せば憮然とした色が面差しに浮かんで、今度こそ溜息と共に立ち上がる。ぼんやりとしている合間に結構な時間が過ぎていたのだろう、関節が固まったように動き辛い。パキンと鳴る音がどうにも耳障りだが、動かずに雪像になれる程潔いイキモノでも無いのだから。) [Sat 7 Jan 2006 05:34:40]
リコリス > ( こんなものでは、墓荒らしにも勤しめまい。――…チャレンジしてみた所で、それこそ墓守に怒られるかあきれられるかで御仕舞い。後者の可能性の方がきっと高い。だから、こうして音枯れ手、見て回るだけの無為な習慣。それ程頻繁に来る訳でも無いし、――…危険だと諭されもしているのだが。) ……人様の事、全く申せませんね。私。( でも言うが。即秒で断言する。自分の事等心の棚に上げる準備は万端だ。常に。) [Sat 7 Jan 2006 05:21:30]
リコリス > ( 比べるものじゃない。肉と魚を比べるようなもので、似ているようで括りが全く違うのだから。軽く頭を振って白い冬の幻影を振り払えば、目の前に広がるのは静寂の墓地。此処で運動会でも何かと怖いので、静寂で良い気がしなくも無いが、呼吸すら憚られるような沈黙は、いっそ心臓に悪いとも実感する。それも、此処に来るたびの話。) …わかってはいるのですけどね。此処に、何も無いというのは。( それは、自分にとっての話。バケツの中、ちらりと視線を落とした先には、色々な品に紛れて小さなスコップがある。子供が砂場で扱うようなもの。こんな所で砂遊びには勤しめない。) [Sat 7 Jan 2006 04:40:23]
リコリス > ( ――…それは、何時から?) ……そんなのは、( 分かってる。決まっている。記憶のフィルムは逆回し。くるくると巡る螺旋回廊。パタパタと閉じていくのはモノクローム。白と黒の世界。ノイズの走る古びたフィルム。 ――…違う場所、違う家、違う声、違う  ――…そして途切れる。) ……遠くに在りて思うもの――…とは、良くぞ言ったもの。( 緩々と指先を唇に当てた。薄皮を通して感じるそれは、やはり少しざらついていた。 唇も、そうだったが。脆弱なものだ。もっと寒い地を知っているというのに。) [Sat 7 Jan 2006 04:20:28]
リコリス > ――…なれたらいいんですけどね。影分身とか。( 番組が少し変わった。) 透明人間とか。( 既に忍術からも離れている。) 薔薇の花びらが集ってヒトガタになるとか。( それは何処のオーヴァード。まあ、色々置いておくが吉。 ――…当人は、一応真面目なのであると二度言う。その上で、こんなのが夢想であるとも知っている。己は只の小娘だと、重々自覚している。じっと手を見る。少し荒れた指先は、日々の誇りでもあるけれど。) [Sat 7 Jan 2006 04:14:57]
リコリス > 盗賊と言うよりは、アレですね。ニンジャ。( ほっぺたに渦巻きを書く所から始めないといけない辺りが、まずは難関でゴザルヨ。にんにん。途中、墓参りの客や掃除役の墓守が休憩を取るのに使うベンチに腰掛けて、ふぅ、と軽く息を吐いた。伏せた眼差しは虚ろに真摯な色を湛えながら、内心は前述の通りである。真面目なつもりではあるのだが。一応。) [Sat 7 Jan 2006 04:04:33]
リコリス > ( ――…一応胃実費で購入したものだ。死者を弔う為の物が、あの館にあるのか実は知らない。整理整頓、掃除は承っているというか、むしろ自ずから率先してやっているが、それでも入れない部屋はあるし、開けられない引き出しは存在する。立ち入るべきではないものが存在する。それは、重々に分かっている。) ――…鍵開けの術でも、学びましょうか。後、忍び足。( ――……。重々に、分かっている。わかっておりますよ?) [Sat 7 Jan 2006 04:00:44]
リコリス > ( こうして、此処に訪れる。別に参る相手がいる訳でも無く、墓守に既知がいるという訳でも無い。郷里の知り合いが眠っていた所で分からぬし、あの檻の中での既知は――…こんな風に、墓石の下で安穏は貪れまい。夜明け前、今は闇の深い頃。月の灯りが歪な影を落としながらも、良く地に沁みる。) ――…大概、無意味な事をしている自覚はあるのですけどね。( 墓参りセットらしきものは携えている。バケツの中に、各種用品。線香やらが混じるのは、最近仕入れた知識のせいだが。とりびあー。) [Sat 7 Jan 2006 03:53:34]
お知らせ > リコリスさんが来ました。 『( ――…時々、)』 [Sat 7 Jan 2006 03:48:57]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Fri 6 Jan 2006 02:01:25]
イデス > 仕事場に行ったら怒られちゃうかしらね。 でも怪我が治るまでの間の治療費は出せないわ、ごめんなさいね。 (そう云うと、ぼんやり眼の彼女の手を取って。) 「青猫」だったかしら? お叱り覚悟で、手当てしてもらいに行きましょ。 (そのまま運んでいくだろう。 若しかしたら無用の心配だったかもしれない けれど。) [Fri 6 Jan 2006 02:01:24]
イデス > 嬉しいわァ。 でも毎年皆にそう云ってるンでしょうゥ? (軽い言葉を交わしながら、) ――あけおめには飽きたのね。今度はアナタが流行らせると良いわ。 ちなみに今日は5――…いえ、6日ね。オハヨウ。 芸能横丁は盛り上がってたわって云っておくわね。 (血を移した指を舐めた。) 折角の顔に傷が出来ちゃったわァ。 (白い肌に赤は良く映えると思った。) [Fri 6 Jan 2006 01:16:25]
マリィゴールド >  ボクは良い夢見たから、今度はイデスさんに良い夢見せてあげたいかな? ( 「なんてね」 と白い歯を見せながら済ました顔で応えようか。 ) KIAIの入ってる良い挨拶でしょ? ふぅン……街が騒がしかったから早めに寝たんだけど、今日は何日なのかな? その言い方だと隠し芸大会は見損ねたらしいね、どうにも。 ( ヴェイトスにも隠し芸があるのかどうかは兎も角。 浅く切った額、触れる指先に紅い染みが広がれば顔を顰め。 ) [Fri 6 Jan 2006 01:11:47]
イデス > 正夢にして欲しい? アタシは構わないけど。 (「見事な着地だったわね」と併せて挨拶代わり。) 「明けましタレ!」も良いけど、それにしたってお寝坊さんね。もう明けてから随分経つけど…ずゥッと寝続けて疲れない? (額の血を拭おうと手を伸ばし。) [Fri 6 Jan 2006 01:02:40]
マリィゴールド > ( 既に死んでいた事が幸いし(?) 軽くK点超えした程度で済んだようで多分着地が減点対象かと思われるも、真っ赤に染まったオデコを晒しながら呻き超えと共に意識が戻るだろう。 ) 新年早々……何か得体の知れないオカマさんに貞操を狙われる夢を見たのは気のせいかな? ( 「おはよう……イデス、さん?」 と半身を起こし。 漸くの挨拶を。 ) [Fri 6 Jan 2006 00:58:38]
イデス > (彼女の台詞が途中で空を飛んだのは、比喩でなくて本当に飛んだからだ。)         … あらやだ。アタシそンなに重くないわよゥ? (地響きへの言い訳を聞くものは誰も居ない。) (いそいそと棺桶から退けば、麗しい蛙の着地地点へ。――K点超えた?) コレでも寝てたら相当のアレよね。 起きたー? もしもーし? (死んだかな。) [Fri 6 Jan 2006 00:52:06]
マリィゴールド > 鷹さんを忘れたら駄目だと思うんだ。やっぱり此の仕事をしてる以上は鷹さんは―――尊敬すべき人と言うか。 ( 寝起きの悪い人特有の反応「拾った単語だけで会話」を実演しつつも。 蒼い瞳でボンヤリと見詰め返すナイトキャップ。 ) だから起きてるってさっきk――― ( 其の後、起こった事だけを箇条書きにするならば。 巨体が舞った、地響きが鳴った、棺桶にシーソーの原理が働いて吸血鬼が一匹新年の空を舞った と言う一連の出来事。 幸せそうな顔の儘、地面へと熱いベーゼをカマした吸血鬼は潰れた蛙の鳴き声に酷似した悲鳴を上げたとも付け加えておこうか。 )  [Fri 6 Jan 2006 00:48:12]
イデス > (顔を覗き込んでも、こう、不思議なことに、) こっちを見てないわね――…、 (焦点が夢の世界に合っているらしい。) ばっちり初夢の中だわね。何か縁起のいいもの見せたら喜んでもらえるのかしら。 ええと…、富士だか茄子? アバウトね何処かの国の人…。 (鷹は無視された。)     (寝言に答えるとずっと眠ったままになるって云うのは迷信だが、) ――まァ、良いわ。 折角フタ開けちゃったンだからついでに起きてもらいましょッ。    … そォ   れッ! (棺桶の中に巨体が降る!) [Fri 6 Jan 2006 00:39:57]
マリィゴールド > もうね、「あけおめ」とか「ことよろ」じゃナイと思うんだ―――今年は「明けましタレ!」しかないね、うわっ流行るね間違いない!キタコレ! ( もう正月も終わったと言うのにナイトキャップの中身は未だ新年。 勝手に喋れば相手の方を不思議そうに眺め、まるで未知の生物でも見るかの如く。 ) ―――ァァ。 ダイジョウブですよ、起きてますから。 全然眠くないですから……もうバッチリ初夢。 ( そしてまた船を漕ぎ出した吸血鬼、血糖値の足りない脳髄では質問にちゃんと答えられないのだろう。 寧ろさっきから寝言オンリー )  [Fri 6 Jan 2006 00:34:53]
イデス > 垂れなくても良いと思うわッ! (「明けまし垂れ」と変換されたらしい。) …初めて聞くわよそンな挨拶。何処出身? (思わずまじまじと、寝起きですと云う空気を迸らせた御仁に問う。) ……………どっかで見たことあると思ったら。やァね、アンタ此処のコだったの。 起しちゃってごめんなさァい? (さっきのアレは寝言だったのかしら。) [Fri 6 Jan 2006 00:27:20]
マリィゴールド > ( 墓石などは――生きる者が死者を忘れぬように付けた目印であり、死を受け入れる為の都合の良い機能に過ぎない。 と極論めいたハナシでは無く、心優しき麗人が墓石を退ければ……。) 明けましたれッ!! ( 墓石の下から聞こえて来るのは朱鷺ノ京の新年の挨拶(?) どうやら、声が小さく「あけて」と聞こえてたワケであり、現れたのは何故かナイトキャップを被った吸血鬼が一匹、寝起き故のハイテンションで棺桶の中に鎮座ましてましたとさ。 ) [Fri 6 Jan 2006 00:23:35]
イデス > (墓石なンて、ただの目印だ。「此処に死体が埋まってます。踏みたくなかったら避けてネ」。) (いつものように椅子代わりにでもして、散歩に疲れた足でも休めようかと――…したところだ。)     (自分が動く度に微かに鳴る、装飾品の囁きとは違う声がする。) あら。 (ペチ、と墓石を叩いた。) 生きたまま埋められちゃったの? それとも夜を歩きたい? (云いながら、取り敢えず声の望むようにしよう。) [Fri 6 Jan 2006 00:12:50]
無銘の墓石 > ( 死者が最後に与えられる救いとは『忘却』なのかも知れない。  )( そんな時間から取り残された場所に久々の来訪者が現れた。 ハスキィな声に触発されてか、無銘の墓石が震えた様に感じるのは気のせいだろうか? ) ぁ―――け、……て。 ( 墓石の下から響く、人影の声に比べればずっと小さな響き。 )  [Fri 6 Jan 2006 00:09:27]
イデス > (唐突に現れた訳ではないが、人気の薄いところへ確かな質量は唐突に現れたかもしれなかった。)   (――たす、と足音が響いたのは、墓石にかなり近づいてからのことだった。) 新年がどうとか…、………何度も迎えてると、いい加減 新しいって気分にならないわァ。 (鳥もちの様な声が墓に触れる。) [Fri 6 Jan 2006 00:04:06]
お知らせ > 気配さんが入室されました。 『( ――歪み。 )』 [Fri 6 Jan 2006 00:01:10]
無銘の墓石 > ( 訪れる者が耐えて久しい墓、既に刻まれた名は雨露と風に削り取られ、切り取られた時間の中でゆっくりと朽ちていくだけ―――。 ) [Thu 5 Jan 2006 23:56:13]
お知らせ > 無銘の墓石さんが来ました。 『 忘れさられた墓地の一角 』 [Thu 5 Jan 2006 23:53:00]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『(これでよし、という時間が決まっているわけでもない。 ただ、もう一度静かに手を合わせた)』 [Thu 5 Jan 2006 15:23:32]
ヴァリス > (短いお墓参り。 柄杓をバケツに放り込んでから、タバコで一服する。 ゆっくりと紫煙を吐き出してから、遠くのお墓列を眺めながらもう一度、大きく煙を吸って吐き出す)―――あっち、だよな(知り合いのお墓。だけど、その墓の下には死体は埋まってなくて、)・・・・・・さて、(気持ちを切り替える。 目の前の墓にもう一度、静かに手を合わせる) [Thu 5 Jan 2006 15:20:08]
ヴァリス > (誰のお墓だろうか。 少なくとも身分がある人間とか、そういう人の墓じゃない。 奴隷とか、身元不明とか、そんな人のためのお墓。 無名墓地、というのだろうか。そういったお墓にたまに御参りするのはどこか、日常の一つになってる)・・・・・(お水をかけて、御花を添えて、線香に火をつけて、もう一度手をあわせる) [Thu 5 Jan 2006 15:09:09]
ヴァリス > (バケツいっぱいの水と柄杓と花と線香。それぐらいのもので墓参りは出来るってもんで、短く手を合わせてから、お墓にお水をゆっくりとかける) [Thu 5 Jan 2006 15:06:00]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『お墓参り』 [Thu 5 Jan 2006 15:03:31]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Tue 3 Jan 2006 22:00:35]
リゼル > ――― 。 ( 彼への言い訳は、 )     ……あァ。きっと何も云わないか。 ( 考えない事にした。―― そうして街へと歩む  家路への帰路は 軽い。 ) [Tue 3 Jan 2006 22:00:33]
リゼル > ( くるりくるり、 巻けば怪しい何かの完成。 )  ………………。 ( 怪しい何かと睨めっこ。 数秒 ―――… 後、 ン、 と頷いた。 ) ……まァ仕事用だとか言ってれば怪しまれても信じるだろ。さて―――。 ( ひょい、と担ぎ上げた棺桶は 空っぽの所為かいやに軽い。 ) [Tue 3 Jan 2006 21:51:16]
リゼル > ( 棺桶は己の身丈よりも 少なからず面積が有る。 ――何より寝床なのだから傷付ける訳にもいかぬ。 )  ………如何しようか。諦めて新しいのを買う、  …にも此れは此処に来る前から持ってた物だしな。 ( 1分。2分。10分。 ――…ちくたくと時は沈黙の時間を刻み、気付いた様に声を上げた。 ) 布で巻いて持って帰れば気付かれないな。きっと。 ( 名案だ、とでも云う様に口の端緩め、 ふわり、 襤褸雑巾の様な白の継接ぎ布、 棺桶に被せて。 ) [Tue 3 Jan 2006 21:47:21]
リゼル > さァ、如何しようか―――――。 ( 墓地の僅かばかり奥地へと向った場所。――今は参拝客も訪れぬ 昔の死者たちの十字架 石碑が並ぶ 場所。 )  …………背負って持って帰るかなァ。 ( 盛り上がった土、其の合間から顔を出す棺桶見遣りながら 愚痴の様に言葉を零す 赤い蝙蝠羽が1人。 ) [Tue 3 Jan 2006 21:41:12]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Tue 3 Jan 2006 21:38:39]
お知らせ > エーサンさんが退室されました。 [Tue 27 Dec 2005 13:26:40]
エーサン > (男は墓を掘り続けた。) [Tue 27 Dec 2005 13:26:38]
エーサン > コレ以上、あンなのの犠牲になって欲しくない…。 (理不尽で強大な暴力に打ちのめされる死に様なンて。) [Tue 27 Dec 2005 13:26:25]
エーサン > せめて、終油の秘蹟――だっけか、…アレくらいはやってあげて欲しいもんだ。 (浄化で人員は大きく割かれていると聞くが、呪術の使えない聖職者を数人派遣くらいは出来るだろうって。)       (ただただ、死者の冥福を祈る。) [Tue 27 Dec 2005 13:22:37]
エーサン > (きっとスペースの問題で、パプテス教徒って解っても火葬されるのだろう。)     (スペースの問題か。 人に必要な土地は、燃やせばたった掌分の広さも要らないから。) ( ザク! ザク! ) (掘る音は単調。) [Tue 27 Dec 2005 13:17:41]
エーサン > (淡々と、スコップは土を抉る。掘る。 ――男は墓を作っていた。) (丸くてのっそりとした背中が、日に背くようにして向けられていた。)       (「なるべく深くて、大きな墓を」依頼された。) …。 (誰が入るか解ってる。) (年明けを待たずに死んだ、身寄りの無い戦没者達の墓だ。) [Tue 27 Dec 2005 13:02:49]
エーサン > 天気は冴えてるな。 (冬の空は高い高い。) …ンンン、其れが救いだ。 きっと迷い無く上れるだろう。 ( ――サクッ。 ) (スコップを振るう、墓場の片隅。) [Tue 27 Dec 2005 12:57:32]
お知らせ > エーサンさんが入室されました。 [Tue 27 Dec 2005 12:53:59]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Tue 27 Dec 2005 11:48:03]
リゼル > ( ――…と、 と駆け出した。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:48:01]
リゼル > …眠気覚ましに 探しに行くから。 ( 棺桶の見張り宜しく、なンて人任せ。 ) ………――蔓の事件、まだ終わってない よね。 ( あの事件がある内は此方に関心は無いと見た。――そもそも、遣る気になってる連中なんて 一部だけ。 ) ……――くすくす、 くす。 年越しの大賑わい、 …ちょッと違うかな。 ( ゆっくりと足を進める先は 人の街。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:47:33]
リゼル > ―――… あ。ねェ、そう云えば、 ( ひょい、と棺桶の中に顔覗かせれば 二匹の蝙蝠。 不思議そうに見遣る二匹に 、に、と口の端緩めた。 ) ―――初心 、…うゥン。最初に還ってみようかなってね。 下僕10人。 …行かずとも5人。 ( 少し目標下げた。 現実は甘くない、ッて事。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:43:06]
リゼル > …………。 ( 時間が止まったンじゃ無いか とか思う位の長い時間。実際はほンの数分程度だったが。 ) ……――――― 逃げたか。 ( 何時の間にやら走り去る参拝客。人間でもあンな足の速い人間は居るんだ、とか感心するも追いかけて食す気にもならない。 ) ……―― 、 ( 逃げていく人間見遣って ほんの少し、 昔を思い出した。 たった1年とか2年前の筈なのに、 嫌に長く 遠く感じる 時間。 ) ………楽しい時は、あっという間なのに。 ( 何故時間も世界も 平等に感じさせてくれないンだろう? ) [Tue 27 Dec 2005 11:37:54]
リゼル > ( 身体中の力が中々入らぬ。 ずる、と這い出る様に棺桶抜け出せば、 ばッちり 参拝客らしき人間と目が合った。 ) ――――――、 ( まだ完璧に開かない目擦りながら、 首だけ ちょン と下げた。 ) ……オハヨウゴザイマス。 ( 微妙な片言。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:32:25]
リゼル > ( 「 キィ 」 蝙蝠の鳴き声が届いた。 ゆるり、其方に顔向けば 棺桶の中に隠れる闇色の 使い魔。 ) ………うン。大丈夫。 如何にも、眠気が治まらないけどな。 ( ふぁ、一回だけ大きく欠伸をした。 棺桶の中は窮屈だ。身体が ぎちぎち軋む様に痛む。 )  [Tue 27 Dec 2005 11:27:23]
リゼル > ( 墓地の奥で、 ぼンやりと寝ぼけ眼擦りながら見遣った空の色は 限りなく冬の空色だった。 ) ………―――― ( 嗚呼、 ) 眩しい な ぁ 。 ( 闇では無く光が制す世界。 陽光。 ――…弱点だった其れを克服したと言えど、寝起きには堪える。 ) [Tue 27 Dec 2005 11:22:45]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Tue 27 Dec 2005 11:19:34]
お知らせ > 珠香さんが帰りました。 『( 戯言と。何より己の知ったこと。 )』 [Sun 25 Dec 2005 05:50:02]
珠香 > ( 元々、触れる事は多いもの。 人の死、その終わり。 けれど――… )  もう少し、綺麗なもの の、筈… なのに、ねぇー……? ( 凍っていく棺を前に呟いたのは ) [Sun 25 Dec 2005 05:49:52]
珠香 > ( 此処は墓地の奥。遺体を安置しておく場所。  どれだけ凍りつかせても、纏わりつく死臭は抜けない。そのうち、染み付いてしまうんじゃないかと思うくらいに。 )  ……もうー…手遅れ、かしらねぇー……? ( それを嫌う職員の手で、洗浄はされるけれど。 ) [Sun 25 Dec 2005 05:41:40]
珠香 > ( 家財を無くした人もいるというから、本当の数に比べたら、多いのか――… 少ない、のか。 )  やぁ、ねぇー… それで、揺れるの、か。 ( ぐらぐら 大地の揺らぎは冷たい世界にも届くから。  もう、酔っ払いそうに、なる。 ) [Sun 25 Dec 2005 05:21:21]
珠香 > ( それ程傷んだりする訳じゃあ無いけれど。 祈りの声は遠く。続く微震に竦む鎮魂歌。 聖なる響きに混じりて、溶ける。 )   面妖なものが、生えてきてるの、ねぇー…… ( きちんと供養出来るまで、きちんとかたちをとっておきたい。 そんな我侭の為に、ここにいる。 ) [Sun 25 Dec 2005 05:18:25]
お知らせ > 珠香さんが来ました。 『( 冬、だから )』 [Sun 25 Dec 2005 05:16:47]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Sat 24 Dec 2005 16:11:34]
リゼル > ( 棺桶は土の中。――…安らかな寝息が 響く。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:11:33]
リゼル > ―――…ン、でもまァ、完璧に顔は割れてないし。 …行くだけ行って見よう。 ( 兎に角今は、 ) … ふわ …ぁ、ぁ。 ―――寝よう…。 ( 頭がぼンやりしてきた。 墓地の隅にある盛り上がった土、 其の奥へと歩む。 …――隠した棺桶の中、 すっぽり身を入り込ませ。 ) … ―――――――― ( 意識の糸が、切れた。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:11:09]
リゼル > 面白い暇潰しは無いかな。……退屈しないの。何だか刺激的な毎日が送れる様な――――― … ( はた、と思考がある所で止まる。 ) 狩人に入ってみようか。――…何だかんだで楽しそう。同族と殺し合うのも、 ( ふあ、と洩れた大きな欠伸。これで三回目。 ) …あ―――…でも顔割れてンだった。馬鹿ばかりなら大丈夫なんだけど、 ( やけに熱心な狩人が数人居るらしいじゃないか。其れは頂けない。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:06:25]
リゼル > 早く退治してくれないかなァ。 ( 所詮は他人任せ。自分で遣るのは面倒だ。無論協力する事すら面倒だ。 ――…だって吸血鬼は欲望と怠惰の生き物だと決まっている。偏見だが。 ) …―――ふ、ぁ。 ( 不意に欠伸が洩れた。そう云えば暫く食事もしていなければ寝てもいない。 …けれど今回の旅で少し判った事。 一人旅は暇。 ) … 暇潰しに行ったのに。 ( 片方の目擦りつつ、欠伸交じりで呟いた。 ) [Sat 24 Dec 2005 16:00:35]
リゼル > ( ふい、と空から視線外す。 そうして次に映るのは墓地の入口 ――…けれど今は、誰の姿も映らぬ。 其れはきっと あの蔓の所為。 ) ……久し振りに食事が出来ると思ったのに。 …邪魔だな、あの蔓。 ( 云った所で如何にもなる問題でも無いし、関わるつもりは毛頭無いのだが。 ) [Sat 24 Dec 2005 15:56:03]
リゼル > ( ――気分落ち着かす様に 一回だけ深く息零した。 …真白な息。 ) …―――嗚呼、 ( 冬晴れの空見上げた。――雲一つ無く、誇らしげに広がる空を。 ) …哀しい時は、 長いなァ。 ( 時だけは皆に平等。――あの言葉は嘘だと思う。 楽しい時は早く過ぎ、哀しい時辛い時は 嫌味なほど長く居座るのだから。 ) [Sat 24 Dec 2005 15:46:48]
リゼル > ―――――何だったンだ、あれ…………。 ( 漸く辿り着いた街で一番最初に目にした 奇妙な緑色の蔓。最近街を騒がせている何とか崇拝の何とかの何とか だと聞いたがもう余り覚えていない。 ) …ややこしい事になったんだなァ。 ( 居ない間に、あっという間に広がった事件。 ――こういう時感じる。 広がるのは簡単で けれど、消すのは並大抵の努力じゃ足りない事。 ) [Sat 24 Dec 2005 15:40:41]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Sat 24 Dec 2005 15:37:03]
お知らせ > スゥさんが帰りました。 [Sat 17 Dec 2005 17:24:46]
スゥ > ( ――今ではすっかり薄い闇色。そンな空見上げて …拳胸に握り。  にへ、と奇妙に笑んだ。 ) がんばる―――ッ! ( 皆が幸せに胸付く時間。 ――そンな暖かい色を目指して。 ) [Sat 17 Dec 2005 17:24:44]
スゥ > スゥもまほゥ使ィたィな――――…ィつか黒に教ェてもらわなきゃ。 ( 墓地の石碑の上、ぴょンッと乗って。 足を波間の揺らす様に ゆらゆら、と。 ) ……みンなが ニコニコの幸せになるまほゥ。 ( ずうっと前に誰かと約束した 世界の皆が幸せになれる時間を 作るンだ。 ) [Sat 17 Dec 2005 17:10:21]
スゥ > ( ――りィン...。 鈴が鳴る。  ――途端、真赤だった墓地は薄闇色。 ほけ、と間抜けな顔して見送った ... 赤の色を。 )  ゥわ―――… なンだか まほゥ みたィね。 ( 一面の色を変える不思議な魔法。 使えたら楽しいのに。 ――お月様の色をピンクに変えたり。緑色の草を月の色に変えたり。  想像するだけでわくわくして、 くすくす、って笑い洩らした。 ) [Sat 17 Dec 2005 17:06:44]
スゥ > ( 夕刻の太陽が反射して、 キラキラと幻想世界に居る様。 )   …不思議な       …げんしょゥ? ( 墓地に居るのに、海に居るような。 一面真赤で、 炎に包まれた様な、 ) [Sat 17 Dec 2005 17:02:16]
お知らせ > スゥさんが来ました。 [Sat 17 Dec 2005 16:59:10]
お知らせ > シュワルツさんが帰りました。 [Fri 16 Dec 2005 03:28:33]
シュワルツ > ( 寒さに震える子犬を抱き上げて、 ) 林檎よりも 美味しいものをあげましょう。 ( 子犬を拉致って行くのです。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:28:30]
シュワルツ > ( 林檎が三つ。 あとしぼんでしまった花。 花を食べる趣味はないから、自然と林檎に目が行くが――― ) ん? ( 林檎を見つめる数秒の間に、林檎の小さな影があることに気が付いた。 ) おや――― ( 一歩 踏み入り、 ) 私と同じ 林檎泥棒さんがいる。 ( 震えて、林檎を見つめる小さな犬。 ) ――― ( 隣、一緒にしゃがみこみ。 ) 美味しそうだよね―――? ( 首をかしげて犬を見た。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:21:53]
シュワルツ >  ――― ・・・・ あ、 ( 思い出せそうなそのときに、一つのモノが目に入る。 )( 寒空の下、誰かがここにお供え物をしたのだろう。 その証、 ) と、言うことは。 ここは 共同墓地か――― ( 自分の居場所に今更ながら気づいた。 数日前、面白くてたまらない本を見つけて3日間かけて読んでしまい、耐久29時間の睡眠に入っていたのです。 ) ――― そういえば、小腹がすいたなァ。 ( タイミングがいいもので、腹の音が鳴り響く ) [Fri 16 Dec 2005 03:13:47]
シュワルツ > ( 全体的に、左を庇って歩く仕草。昔々の事故の後 隠すこともせずに。 決して治安のよくない墓地を男は歩いていた。 ) ァ――― ・・・・ ( 吐く息は白く、マフラーから少しだけ出た鼻は赤くなっていた。 ) もう少し、暖かな場所に越してくれば 良かっただろうか。 ( 眠たげな瞳、右手で擦った。 ) 明日・・・んん。今日か?何時だ? ・・・・ まぁ いっか。 ・・・・・ ( 何を考えていたか忘れてしまった。 一寸立ち止まる。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:08:49]
シュワルツ > ( 星空は綺麗に舞い月は辺りを照らす。 男はただ黙々と当ても無く歩く。杖と、月明かり。 それさえあれば、夜も怖くないような気がした。 ) [Fri 16 Dec 2005 03:04:59]
お知らせ > シュワルツさんが来ました。 [Fri 16 Dec 2005 03:03:28]
お知らせ > 白夜さんが退室されました。 [Fri 16 Dec 2005 02:26:45]
白夜 >  ………かえる、の…… (――『帰る』ことが出来るのか如何か、そもそも此処へ迷い込んで来たのではないか。それは言わないお約束――…如何か、白夜の帰路を見守ってやって下さい。) [Fri 16 Dec 2005 02:26:42]
白夜 >  びゃくや……まいごさん? ( きょとん。 ) びゃくや、……ひとりぼっち ? ( 己の言葉聞き、 ヒック…小さく。しゃくりあげる。それは、涙が零れてしまう 寸前―― ) [Fri 16 Dec 2005 01:51:33]
白夜 > ( 月は出ている――…けれど。 ) ……ふぇぇ… ここ、どこ ? ( 恐らく迷い込んでしまったのであろう、子ども。墓石の前に立ち尽くし。 ) [Fri 16 Dec 2005 01:46:59]
白夜 > ( 夜更けの墓場 ) [Fri 16 Dec 2005 01:45:06]
お知らせ > 白夜さんが入室されました。 [Fri 16 Dec 2005 01:44:41]
お知らせ > イデスさんが帰りました。 [Thu 15 Dec 2005 17:41:25]
イデス > …………、 (月の明るい夜が来た。) …嗚呼…、久し振りに帰ってみても良いかもしれないわねェ…。 (溜息に似た声は、) (やがて遠ざかって行った。) [Thu 15 Dec 2005 17:41:23]
イデス > (手を伸ばす事はしなかった。 面白いものが見れたから、晩飯は彼ら以外のものにしようと思った。)      …、 (風が吹く。 墓標の間を抜ける所為で、 おう おぅ と唸って聞こえた。) (耳を澄ませなくても聞こえるけれど、それでも、其処に混じる気配を探ろうと。) [Thu 15 Dec 2005 17:38:33]
イデス > (歩いて行くと、浮遊霊がイワシの群れみたいに引いてゆくのが解る。) やァねェ、取って食いやしないのに。 (半分は本当。 だってこンなに食べられないもの。) (逃げる逃げる様が愉快。足だけで這って行くものや、手と頭がバラバラに遠ざかってゆくのもある。) [Thu 15 Dec 2005 17:33:04]
イデス > ――良い天気。 今日は月も見えるかしらァ。 (しゃら。銀色の音色は墓場を歩く。 青くなり始めた空を見上げ、) 明るい夜になりそう? (一番星を探そう。) [Thu 15 Dec 2005 17:20:21]
お知らせ > イデスさんが来ました。 [Thu 15 Dec 2005 17:18:25]
お知らせ > フィリアさんが帰りました。 『暫くそのままへたり込んでいたという・・・』 [Wed 14 Dec 2005 14:21:49]
フィリア > ・・・・・・(唸っていても何にもならないということがやっと理解できたのか、黒ローブの娘は道端にへたり込んだ。いくら昼間とは言え、こんな辺境の墓地に人影は全く見当たらない。そもそも偶然人と出会ったとしても、初対面の娘にパンの一つでも提供してくれるような優しい人であるとは限らない。この世は色々と厳しいのである。) [Wed 14 Dec 2005 14:10:46]
フィリア > う〜・・・うー・・・(唸りながら目を細めて墓地を見渡す。最初から大物を探そうとするからいけないのである。まずは、小さな小さな雑鬼でも良い。なんでも良いので、あの世まで霊を運びさえすれば小銭くらいは稼ぐことができる。ぐぅぅぅ、と御腹がなった。普段だったら見えるはずのものも、そんな状態ではどんなに目を凝らしたって見ることができない。) [Wed 14 Dec 2005 13:56:18]
フィリア > 成仏したいけど成仏できない雑霊さん、いませんかー・・・。あの世行きたいけど行けない自縛霊さん、いませんかー・・・(昼間も墓地は静か。黒ローブの娘の、なんとなく脱力させるような声がエコーがかって墓地に響く。そんな呼びかけに答えるようであればハナから自縛霊なんかになってない。その呼びかけはどこか、焼き芋とかわらび餅とか、そういうのを売っているような、そんな声に似ている。) [Wed 14 Dec 2005 13:43:00]
フィリア > ・・・お・・・御腹、空いた・・・です、です・・・(ふら、ふら。今にも墓石に寄り掛かったまま崩れ落ちてしまいそうな黒ローブの娘。腹減ってんならこんな場所来るんじゃねえよ、というさも当然のツッコミをそこいらの幽霊さん達から受けながら、ふら、ふら・・・。食を取らなくとも生きていけるが腹は減る。不憫なのか、それともそれは幸福なのか、どうなのだろうか。) [Wed 14 Dec 2005 13:30:37]
お知らせ > フィリアさんが来ました。 『墓地でふらつく死神一人』 [Wed 14 Dec 2005 13:29:39]
お知らせ > 黒外套さんが退室されました。 [Tue 13 Dec 2005 22:57:59]
黒外套 > (声にならず、掠れた空気。  夜風に混じらせた言葉は誰にも届かない) [Tue 13 Dec 2005 22:57:58]
黒外套 > (知らずうちに変わっていく心が)――――             い助けて      [Tue 13 Dec 2005 22:57:22]
黒外套 > (白い花弁が夜色に染まっている。 此れでは意味が無いじゃないかと、ぼんやりと思っていた。だけど、気が付けば―― ほら  しろい はなは あかり に なるのだと  いったでしょう? ――胸の中に手向けた花を引き寄せていた。) ――……。 (1+1=2 2-1=1 自分から何が引かれたら、ああ成るんだろう? ――掌から零れ落ちる何かに、自分は気がつけるんだろうか。 何時か、自分も彼と同じように、”何が”と、答えるんだろうか。)―――………。(初めて、思った) [Tue 13 Dec 2005 22:54:16]
黒外套 > (分からなくなってしまったと言うのか―――。)(いや、彼が元々ああいう性格だと言うのならば――失礼ながらも――問題無い。問題無い――ただ)……。(あれが、鬼に近付いた同族の姿なのだとしたら)――――……ッ……。(先程手向けた花が足元で揺れた。) [Tue 13 Dec 2005 22:42:49]
黒外套 > (―彼の背中が見えなくなった頃に、漸く言葉が紡げた。)(「何が」)――――………。(短い返答だ。響きにして一音。――「何が」――質問の意味すら分からない。何が疑問なのかが分からない。 わからない 理解できない ―――― この 遠さはなんだ?) [Tue 13 Dec 2005 22:35:50]
黒外套 > ……………「何が」か。 [Tue 13 Dec 2005 22:28:31]
お知らせ > ヴィーダァさんが退室されました。 『(場所への別れは、言葉にせず。 ただ、門を潜り抜けるのみ。)』 [Tue 13 Dec 2005 22:21:36]
ヴィーダァ >  ――本、か。 アレの類は、図書館か。 (笑みの意味、仮面の意味。 意味は違うかもしれないが、己もそろそろ、笑みを浮かべられるだろうか。) ――何、一度、菓子と酒をもって、お邪魔しようじゃないか。 ザッハトルテさんにも、別れを告げねばならないのでね。 では、お気をつけて? (始まりと終わりには、その中間とは違う顔で。 また礼をして。) [Tue 13 Dec 2005 22:14:20]
黒外套 > (夜の中だからこそ見える表情があろう。仮面を一枚被った男の表情は、笑み一つ。笑みのみ。――獣になろうが、人に混じろうが、見送る時は笑顔で背中を押そう)――理解できなくとも、想像はできるだろう?――それさえも出来ないと言うのなら、本を読むといいよ。その感情、結論に到るまでを文字で教えてくれる。(カツン。男が脇に抱えていた杖先を、石畳の上に落として)僕はもう少し此処に居るよ。―――気をつけて。旅の無事を祈るよ、ヴィーダァ。 [Tue 13 Dec 2005 22:08:33]
ヴィーダァ >  ――哀れ、か。 (何もかもが『ワカラナイ』と言い切れるわけでもない。 分かることだって、少しはあるはずだ。 目の前の貴方が、思ったことが分からずとも。人がどう思うと、想像できずとも。) ――そうできるよう、精々、努力をしようか。 一度は決めたことだから、な。 (何が零れるかは、そのときまで解らない。人ならざる者が持っていた感情か、初めて得た友人か、唯一の大切な者か、は。 失っても解らない、なんてことすら、否定できない。 いつか決めたことは、誰にも知られること無く実行されつつあるのかもしれない。『鬼』であろうと。)(さて、この話は、終わり、だろうか。) ――しかし、長い別れになってしまった。歩くだけ、のつもりだったのだが。 (終わりなら、いや、途切れたならば。あたりをもう一度見渡そうか。 分からぬものを、振り切るようにも。) [Tue 13 Dec 2005 21:58:47]
黒外套 > ……さぁ…其ればかりは如何にも。君の良い経験になると良いね…?そして、そうなるように僕も祈ろう。…まぁ、――ただ?その時、君のご友人がどう思って、どう感じるかは………(人の心を己の心に重ねるなど、人にしてみれば不名誉極まりないことなのだろうケド。己の掌へ視線を落とし)――……想像するに哀れなことだ。(その視線ごと握りつぶすよう、拳を作った。)――ヴィーダァ。 ”流されるだけ流されるといい” (唇に笑みが浮かんだ。 囁くように続ける言葉は、会話と言うよりは――暗示めいていて) そして、何時か、君の掌からすり抜けて、零れ落ちた何かが、どのようなものか気がついても知らぬ振りをしなさい。それが感情であれ、友人であれ、大切なモノであれ。 君が動かなかった結果なのだから? [Tue 13 Dec 2005 21:39:46]
ヴィーダァ >  ――――………。 (沈黙に返す言葉も持っていない。) ――さて。 (ああ、駄目だ、やはり理解が出来ぬよう。当惑の色は強くなっていくだろう。) ――それで、何かが起こるなら、それも仕方がないのだろう。 それはそれで、いい経験になるのだろうか。 (言われて、理解できたのは、先ほどの回答が、友人との付き合いにおいて問題があるらしい、と。頷いて、納得しよう。) [Tue 13 Dec 2005 21:20:20]
黒外套 > ――――………。(空白の三秒は、何よりも重い沈黙となろう)    …。   (咎めることなどしない。ただ、其れが貴方の返答なのだと、捕らえるだけだ。――成る程。と納得すらしながら。) 君のご友人が知ったら、なんと言うのやら。 [Tue 13 Dec 2005 21:09:14]
ヴィーダァ > (覗かれた瞳、対峙する紅色には、特に何も浮かばない。或いは、僅かな困惑、程度か。 向けられた視線を、理解できない。) ――何が? (そうとしか、聞き返せなかった。) [Tue 13 Dec 2005 21:04:13]
黒外套 > ――――それで良いのか。 [Tue 13 Dec 2005 20:55:10]
黒外套 > (答えは――笑うだけだ。それならば仕方が無いとも言うだろう。)(鬼に偏れば偏るだけ、「感情」が薄くなる。――感情が消えた人が辿り付くのは、ただの人形だ。――では、感情が消えた鬼が辿り付くのはなんだろう…?)(答えは?)(既に知っている)……………。(チーズやら酒宴やら、頷かれた質問やら――)……。(言葉を止めて、改めて貴方の瞳を覗く) ………。(幾つかの感情が、男の瞳に過ぎるだろう、憐れみとも悲しみともとれぬそれ) [Tue 13 Dec 2005 20:55:06]
ヴィーダァ > (誰のため、と、考えていたか。その真意を言えば、貴方はまた、己を戒めようとするのだろうか。それまでの言葉も、響いていないと言えば、何と言うのだろう。)(ああ、我侭が過ぎる。 どれもこれも、全て己のためで。『縁を切る』のだって、だ。) ――逆、か。 成る程、一考の価値も…。 (灯りもなく二つの声。通りかかる誰か、がいれば、不気味と写るのかもしれない。) ――菓子とチーズの類、と。了解した。 (頷いて、どこで帰るかと僅かに考えるだろうが、それはちょっとした寄り道で。) ――よくお判りで。その通り、何もしない。 いや、出来ないだけ、か。 何もかも、経験不足だ。 (ゆるり、首を振って答えよう。嘆くわけでもないが。 手を叩いて、正解を称える必要もないだろう。) [Tue 13 Dec 2005 20:43:11]
黒外套 > そもそも、「縁を切るのが向こうの為だ」なんて、エゴ以外の何でも無い。――そう思う前に、そう思った理由を相手に説明をするべきだ。無駄に傷をつける方が余程罪深い。黙って居なくなると言うのも、これまた罪深い。余計な心配をかけさせるからね?――逆の立場で考える事が大切だ。(カンテラなど持って来なかったから、辺りは只管暗闇で満たされている。――男二人喋る声だけが響く。―まるで声だけが此処で彷徨っているようだ)―そうしてくれると有り難い。寧ろ、美味いチーズやら、菓子等だと、うちの娘が喜ぶんだがね。僕も悪酔いしなくて済む。――――……。ふむ。(頷いた)そうだな、其れもそうか。場合にもよる。……うぅん…。例えば、塞ぎこむ友人をみて、君はどうする、と。そういう事かな。―――何か、君を見てるとね。この問いに「何もしない」と答えられそうで。――だからどうしたと言うことでもないのだけど? [Tue 13 Dec 2005 20:27:57]
ヴィーダァ >  ――そういえば。彼とも、そんな始まりだったか。 (友人だと、判断を任せたのは、彼だったか。どうだったか。 あやふやで。そのときより、勝手に押し付けたものが多かった。 思い返せば、ほんの僅かに、口元が歪むか。)(今まで、誰にも指摘されることの無かった関係。 言葉の上での『友人』『友』。 何が間違っていたかって。その言葉を使うものが、それらを理解できていない、そんな簡単なこと。  結局、未だに、それらの括りは、少しだけ特別な『他者』。) ――ああ、アレは、失礼した。 次は、貴方の国の酒を多く持って行こう、か… (毒、とは酷く言われたものだと、多少の苦笑いでも浮かべて。) ――酒で全てを解決しようと思っているわけでもないが。  ――さて、どうしたものか。 何をどうしたいか、にも因るんだろうが。 いかんせん、経験が無くてね。 (考えてみて、分からなかった。そんな時、を経験していなかった。 困り顔、哂い顔。何度浮かべたことか。) ――俺には、答えられない。 [Tue 13 Dec 2005 20:13:45]
黒外套 > (聞かない、問わない、喋らない。)(其れは関わりを否定する事にもなろう。――己の身が鬼だと理解している故の行動だとしても、一人になった個は、個を保てず崩れていくのだ。人も鬼も。――個は、他があるからこそ、個を保てるとは誰が言った言葉だったか――…) 其れを判断するのは向こうで、此方ではないよ。何、鬼が嫌だと思ったのなら、自然と向こうから離れていくさ。其れまでは素知らぬ顔で傍にいてやるといい。(肩を竦めて、さらりと答える)―――はは。酒か。あの「毒」のような酒はゴメンだね。―――……。(ふと、言葉を止めて)――ヴィーダァ。 酒では如何にもならぬこともある。そういう時、君ならどうする [Tue 13 Dec 2005 19:56:31]
ヴィーダァ >  ――あぁ、友人だとも。時の流れが違うことも、重々承知。  ――しかし、何年経とうと姿の代わらぬものに付き合わせるわけにもいかないか。 早めに別れを済ませようか。 (ちぐはぐな答え。 貴方が大切、なんて、どんなことかが分からない。一度、教えを請いたいぐらいだ、とは黙す。 最後は、呟きほどの音にて零して。) ――調子が? 何があったか、とは聞いても仕方がないだろうし。また、酒でも持って行こうか? 飲み明かせば、何か起こるかもしれない。 (おかしいと聞いて、どうなったとまでは、聞かない―聞けない―のは、彼とも距離が出来てしまったからだろうか。 思い返して、彼と会ったのも、ずいぶん前のことだったと。)(そのときも、どこかおかしかったと、思っていたかもしれない。) [Tue 13 Dec 2005 19:46:45]
黒外套 > (同族とは言えども、以心伝心の仲でもあるまい。ましてや『元人間』が鬼に変わった経緯など、気持ちいいものでもあるまい。黙っているのならばそのまま。聞く必要がないならそのまま。興味もなければそのままだ) 友人なのだろう? 元より時間の流れが違うのだ。 此方が”少し”のつもりでも、人の間では一昔…なんて事もある。気をつけなさい。――どうせなら、告白でもしてしまうといい。「貴方が大切だ」と。此れなら、一昔前でも、心離れる事はあるまい。(戯言混じりに言い放つ。――からからと笑い声を上げ)――ザッハトルテ君。いいよ。その伝言承った。――まぁ、何かと忙しい男だからね。少しばかり調子も…可笑しいようだ。彼に無理矢理息抜きをさせる意味でも――ね。 [Tue 13 Dec 2005 19:31:04]
ヴィーダァ > (他の同族と、違うかもしれない過去は、語らねば伝わらぬこと。 伝えるつもりが無ければ、伝わらぬことか。) ――最近、少々疎遠でね。 見捨てられるのも、少々困るし。これを口実に、久しぶりに、会うのもいいか。 (笑みに返すのは、苦笑い。 あれほど、とはどれほどだろう。 思い返してみれば、少し前のこと。偶然が重なっていたのか、よく会う日々もあった。 確かに、今よりはもっと、彼を身近に感じていたはずだ。 が。)(彼の居場所を聞いていない、とは、言い訳に過ぎないか。) ――そうだ、簡単にで構わない。ザッハトルテさんにも、伝えてくれ。  後日、伺うつもりだが。 (何かの間違いで、訪問が叶わないかもしれないから、と。 露骨に話題を変えるかのように口にして。) [Tue 13 Dec 2005 19:20:30]
黒外套 > (話されていなかったと思う。――しかし、何となくではあるが、意味はわかった。短く吐息を吐き出して)逆に言えば、「何時戻る」とも決めていないのだろう? 転化した場所へ戻る、と。(記憶の始まりとは、そういう事だろうと)あれ程友人のことを気にかけていたのに、僕に言われるまで気が付かなかったのかい?――別れも何も告げずにふらりと旅立って、姿が見えなくなったんじゃ友人とて心配するだろうに。―――……少し。(「いけしゃあしゃあ」――「この鬼が」――耳元で囁く声がする。だからこそ、更に笑みを深くして)「人」と付き合うのならば、彼等の気持ちも考えないと――見捨てられてしまうよ? [Tue 13 Dec 2005 19:12:13]
ヴィーダァ >  ――何、そう遠くも無い。 それに、いつ離れるとも決めていないこと。 (驚いた顔に視線を戻して。 特に感情を込めることもなく、言葉を紡ぐ。) ――彼とは、特に何も。 そうだな、彼にも、一度別れを告げないと。 (言われて、その存在を思い出したわけではないが。 いまだ誰にも口外していなかったこと、伝える必要はあるだろうと、改めて心に留めて。)(「何も心配をすることはない」なんて言葉は、決して口にすることが無い。思い浮かぶことも無いだろうか。) ――元いた家のある村。 俺の、俺としての記憶の最初の場所へと帰るだけ。 (前に、貴方には話していただろうか。 覚えていないから、話していないのだろう。己の始まりの事は。 だから、この言葉の意味が伝わらなくとも仕方がない。 表面においても、意味は通るはずだから。) [Tue 13 Dec 2005 19:02:17]
黒外套 > (今度こそ、驚いた表情を浮かべて、目の前―望郷の視線を見せる貴方を眺め)……別れ。ヴェイトスを離れると。なんだって急な話。――突然だな。…友人は良いのかい?(ヴェイトスに留まる決意をした理由の一つを上げて)――それともなくば、その友人君と何かあった…とか。 [Tue 13 Dec 2005 18:51:56]
ヴィーダァ >  ―― 一度、この街を出て、帰ろうと思っている。 その別れを。 (どこへ、とは口にしないが。頭の回る質問に、首肯と、言葉を持って肯定し。 続けるのは、その理由か。) ――ここで、狩人と出会って。 その結果、貴方にも世話になることになった。 縁深い、とは言えぬが、記憶には残るもので。けじめと言えばいいか。 (なんて、もとより訪れる意味のない場所へ来た理由。 一度目の頃を思い浮かべて、軽く視線をめぐらせる。遠くを見るような目にて。) [Tue 13 Dec 2005 18:46:21]
黒外套 > ―――……。(言葉の先を隠した貴方に返す言葉は、微笑となろう。――首を微かに傾げて貴方の顔を覗き) 医者なら、誰かに呼ばれる事もあると思ったが――診察のみかい?成る程―――と……。(ぱち、と瞬きをして)…別れ……?別れ。『散歩』という言葉が付いたのだから、「誰かに」と言うわけでもないのだろう。――…ふむ?(すっかり暮れた空へと視線が逃げた。人ではない、ならば)…この場所に、別れを?二度とこないとでも? [Tue 13 Dec 2005 18:38:49]
ヴィーダァ >  ――そう、 それにしては… いや、何でも。 (驚いていたようだ、と言おうとして、止める。深く聞く必要もない。 邪魔をしていない、そういわれたのなら。) ――生憎、外でする仕事は無くて。 単なる散歩。 いや、単なる、では無いか。別れを告げに。 (足は止めたまま。帽子を元の位置へと戻して、腕も外套の中へと戻して。 答えるのは、そんな理由。別れを告げる、何か、があるわけではないが。 ある意味始まりの場所でもあるここへと、訪れたかった。 この街を発つ前に。) [Tue 13 Dec 2005 18:33:00]
黒外套 > (夢から引き戻されたような表情が暫く浮かんでいることだろう。――其れを隠すよう、墓標へと今一度視線を投げ)―― いやいや、とんでもない。邪魔だなんて思わないよ?――用事は済んだところだし。(外套の裾を揺らしながら、しかりと貴方へ向き直る。――細い笑みを浮かべて、此方も帽子の鍔をやや浮かせた)………仕事の帰りかい?それとも、君も誰かの墓参りかい。 [Tue 13 Dec 2005 18:23:35]
ヴィーダァ > (何度目の来訪になるか、覚えている。三度目。 一度目は、狩人に追われて。二度目は、思い出したように。 そして三度目。) ――あぁ、間違え出なくて、良かった。 今晩は、こんなところで、 奇遇だ。 (声を掛けて、驚き混じりに振り向いた顔。そして、かえってきた声。 間違いでなかったと、僅かに安堵し。 帽子を取っての一礼を。) ――すまない、邪魔をしてしまったようだ。 (そして、顔を上げて、非礼をわびようか。何をしていたのかは知らない。 ただ、亡き誰かに思いを馳せていたのかもしれない、と思う程度。) [Tue 13 Dec 2005 18:19:26]
黒外套 > ( 鬼に食われた人間は、死神に連れて行かれるのか――それとも、鬼に食われた所為で「消滅」するのか )――――……。(意識の海の中に己の両手を差し入れて、漂う糸を己の指先に絡める。差し詰め幕間終了を告げるベルを鳴らすが如く。――やがて、五感以外の感覚が流れ込むのを感じた。――接続connection―――その瞬間、自分の”存在”が、意識の海の中に溶け込み、世界が五感以外のもう一つを捕らえて、広がる。)―――……。(カラーの世界にモノクロが混じって)―――……………あ。(姿無き人の意思を捕らえかけた時だ。不意に聴覚に飛び込む声、が)――――っ…!(はじかれるよう振り向いた)――― 。(姿を探して、暫く視線が彷徨い――)―――…あぁ。ヴィーダ。 [Tue 13 Dec 2005 18:11:03]
ヴィーダァ > (足音の主は、灰色のスーツの上に、茶色の外套を羽織って、十字の間を歩いていた。そして。) ――……。 (十字の前に佇む姿を目に止めた。 もしかしたら、と思うところが無かったわけではない。それまで、彼とどのような格好のときに会ったか、よく覚えてはいないかったが。 そのまま、その黒外套の姿へと、足を進めていた。) ――失礼。 (そうして、夜に一歩踏み入れるような空の下、声を。掛けよう。) [Tue 13 Dec 2005 18:05:30]
お知らせ > さんが入室されました。 『(一つの ―近付く― 足音。)』 [Tue 13 Dec 2005 17:58:15]
黒外套 > (結果的に、奴隷は酷い拷問を受けた後、吸血による最高の快楽を感じながらら命を失う。――天国と地獄といってはなんだが、我ながら悪趣味な状況だったと思う。――尤も、「動けなくなって」「喋れなくなって」「騒げなくなった」奴隷が、正気を保っていれたかは分からないが。)――……。(添えた花束が茜色から藍色へ変わる。暮れる日の速さに瞳を細めた。――周りに比べたら、やや大きい十字架の墓標を見上げる。――手向けた花と同じ色をしていた)――……加減を、思い   出さないと―――…(途切れ途切れの言葉を洩らしながら――男は、緩慢に意識を手繰り寄せ始めた。――自分の、ではない。―嘗て人であったモノ達。肉体から命の糸を切られ、浮遊する精神体)(もしかしたら)(喜劇の続きが)(みれるのではないかと――淡い期待さえ抱きながら) [Tue 13 Dec 2005 17:52:05]
黒外套 > (――被害者へ、加害者がいけしゃあしゃあと「食べてしまってゴメンナサイ』『死んでしまって残念だ』―と、花を手向ける。…不謹慎どころのはなしじゃない。ざれごと・たわごとの類い。冗談も、冗談。喜劇の一つ。)(長く生かすつもりだったんだよ。――だから、わざわざ逃げないように、騒げないように、深く考えずに書類に書き加えた処置依頼の結果――)  吃驚したね。(奴隷ギルドの職員が、物同然の奴隷に何をしたか―――半日後、差し出された奴隷は確かに「動けなくなっていたし、喋れば苦なっていたし、騒げなくなっていた」)―――そこはね、本当にすまないと思ったよ。うん。 [Tue 13 Dec 2005 17:16:45]
黒外套 > (悼む気持ち――…『つい最近』埋められた、とある人間へ向けた気持ち。――薄いながらも「安らかに」と、屍が十字を切るのは、何の冗談なんだろう。しかも―――)――――ほんのすこぅし……。(食べ過ぎてしまって―気がついた時には事切れていた、誰かさん。名前すら呼んでやらなかった。興味も無かったか   ら        ?) [Tue 13 Dec 2005 17:03:02]
黒外套 > (冷たい風が吹く頃に、漸く花を咲かせるそうだ。その名も「Northpole」― 尤も、今は茜色の空が、白い花弁に色をおとしているのだけど。…此れでは、折角の白い花が台無しだ――なんて。悼む気持ちの薄い男は、一人ごちる) [Tue 13 Dec 2005 16:52:15]
黒外套 > (――華は暗い道を照らす灯りになるそうだ。――だから、白い花が良い。――赤い花は灯りにならないから嫌われる。そんな話しを聞いた)―――――……。(だから)―――…。(身元不明の死者達の墓の前に、小さな小さな白い花を集めた花束が落ちる) [Tue 13 Dec 2005 16:39:07]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『(華を供える)』 [Tue 13 Dec 2005 16:34:43]
お知らせ > 珠香さんが退室されました。 『( 今宵、一夜の守り手。 )』 [Tue 13 Dec 2005 00:11:59]
珠香 > …呪縛するんは、本望だけど。   ……こっちが終わってしまったら、オシマイだと思うんはぁ――…未熟者って事なのかしらぁ、ねぇ――…? ( そっと、墓碑の前に花一輪。 手向けは氷。氷華。  溶けずの永劫は無きものとて。 一夜のみの、幻のように。 )   ……夢枕にでも、立てるのかしらぁ…? ( …さぁ? 木枯らしはさざめき。笑い声も幻よ。 ) [Tue 13 Dec 2005 00:11:25]
珠香 > ( 人と雪女の恋物語。 焦がれた娘は、愛しい男を恋い慕うて人の地に移るを選んだ。   そうして、今は土の下。実際に髪の一筋も残ったものやら、怪しいが。 ) ……ねぇ。本望、言うて笑うのかしら、ぁ――…どうにも、それが分からんのよなぁ。 ( 雪の簪、氷の一輪。 月に一度の手向け花。   その為に借り出されるのが、同じような半端者。 …笑い話と言うべきか。 ) [Tue 13 Dec 2005 00:03:37]
珠香 > ( それが誰かは、聞く意味も無い。無いの、だが。 ) ……親戚さんだったりしたら、笑い事――…言うのかしら。ね…… ( くるり、くる。指先に摘んだ冷たい花一輪。手慰みながらに、呟いた。 物語は良く在る話。報われぬ、ささやかな物語。 ) [Tue 13 Dec 2005 00:00:24]
珠香 > ( 無論、自由意志では無い。雪娘に、手向ける相手があるでも無い。少なくとも、この地にはまだ存在せぬ。 ) ……酔狂と言うべきか――…健気、言うのかしらねぇー……? ( 白装束は、侍るよに墓碑の傍ら。刻まれた、知らぬ名前を指にてなぞる。 ) [Mon 12 Dec 2005 23:55:14]
お知らせ > 珠香さんが入室されました。 『( 手向け花。 )』 [Mon 12 Dec 2005 23:53:14]
お知らせ > エーサンさんが退室されました。 [Mon 12 Dec 2005 01:47:35]
エーサン > (鎌を差し伸べるのは、本当に連れてゆくときにしよう。)      (子どもを憑れて、まずは墓の修繕へ。カンテラが揺れる。) [Mon 12 Dec 2005 01:47:34]
エーサン > …墓を直してからだから、ちょっと遅くなるけど。 (よしよし、と男の腰くらいまでしか無い小さな男の子の頭を撫でた。可愛い子。 どうやって死んだのかなンて考えたくない。) [Mon 12 Dec 2005 01:46:07]
エーサン > (こう云う感じは、覚えがある。子どもがこっちを見て欲しくて引っ張るくらいの力だった。) (振り返る。)        (果たして、想像通りの子が一人。) (ただ普通の子と違うのは、その子はある種の感覚を持っていないと見れないって事だ。 男にははっきり見えているけれど、時々、点滅するように薄くなる。) (それでも服を引っ張る力があるのだ。) 一緒にいくかい? [Mon 12 Dec 2005 01:36:31]
エーサン > (パッと見のイメージは浮浪者か墓守といったところだ。其れで間違いではない。) (その中年はくすんだ金髪をマフラーみたいに首元で纏めて、また震えた。) 老体に冬は堪えるなー…、   ええと。何処だったっけか。 (見回りを頼まれたと云う事は墓を直してくれッて事だ。爺さんは確かに良い歳してるが、俺だって若い訳じゃ無いのに。 情け無い呟きを聞いているのはカンテラの灯りばかりなり。) (もう一歩、と歩いた所で、)     (十字架の溢れる区域を出ようとしたところだ――くン、と服の裾が引っ張られた。) [Mon 12 Dec 2005 01:29:02]
エーサン > 晴れてなかったら篭ってたトコだ ――…おお寒。 (ぶる、と首を竦めた。) (薄汚い修道士装は、フードまできっちり被って丸っこい碑のようなシルエット。 つン、と突き出ているのはスコップの其れだ。) (のっそり、亀の歩く早さで墓場にやってきた。) [Mon 12 Dec 2005 01:22:25]
お知らせ > エーサンさんが入室されました。 [Mon 12 Dec 2005 01:17:40]
お知らせ > アクアクさんが退室されました。 [Sun 11 Dec 2005 03:07:50]
アクアク > (踵を返し、)          (黒い森の中へ消えた。) [Sun 11 Dec 2005 03:07:49]
アクアク > (齧りつくものが欲しくなって、そして此処に来た。実にシンプルな理由だ。)      (希望のものを見つけた痩躯は酷く満足げに、) ア゛ハッ。 ハァア゛ー…。 (肩を揺らした。) [Sun 11 Dec 2005 03:07:31]
アクアク > (中にあったのは、当然のように白骨だ。)     (杭を放り出し、頭蓋を捧げ持った。お前は誰だ?) (初めまして頭蓋殿。 捧げ持った其れと、白く残った大腿骨を選び出した。) [Sun 11 Dec 2005 03:06:11]
アクアク >           (穴が開いた。) (小さな箱が覗く。) …ハ…。ア゛ハハ…。 (杭を振り上げた。) (     … バン! ) (蓋は脆くもはじけ飛ぶ。) [Sun 11 Dec 2005 02:58:35]
アクアク > (重い石で覆われた、上等な墓ではない。 土を盛って、その上に木か石かで目印をつけただけのものだ。) (今 片手に握っているものは、元々は墓碑だったものだ。十字の形をしていなかったから其のまま引っこ抜いて…こうして振るっている。) [Sun 11 Dec 2005 02:53:28]
アクアク > ( ガツッ   … どゥッ、どツッ、 ) (重い音が何度も何度も。何度も何度も振り下ろされる杭。 地面は滅多刺しにされて、段々と穴は大きくなった。)       (墓場の一角。 獣染みたヒトのような姿が堂々と墓暴き。) [Sun 11 Dec 2005 02:44:27]
アクアク > (片手には、木の杭を持っていた。 振り上げて、)         ( ―― どッ ッ ) [Sun 11 Dec 2005 02:41:37]
お知らせ > アクアクさんが来ました。 [Sun 11 Dec 2005 02:38:43]
お知らせ > アロウリィさんが退室されました。 『 人生経験、それもらぶー?( もしくは愛ー?括る言葉は毎度の代物。)』 [Sat 10 Dec 2005 00:39:52]
アロウリィ > ( だからこそ、斜めなことを考えたり、思い出したりするんだろうなー、と。そんな自覚もやっぱりある訳で。だから、此処まで。おうち帰って、ぬくぬくと寝ちゃいましょう。室内に土を持ち込んでも良いなぁ、と思うのでした。久々に。土。 え、この間鉢植えになってたじゃないかって?まあ、それはそれ。これはこれ。若気の至りが全然治ってませんよだなんて的確なツッコミは聞こえない…!) ま、考えなんて変わるものですしー。それも人生経験ー、ですかねー。( つまる所、三十路だなんだ言ってても、時分もまだまだ若造って事なのだ。若造。うん。若いってアタリがいい響き。似合わないって?うるさい黙れー。てくてくと、足取りは墓地の入り口、出口に向かい行く。) [Sat 10 Dec 2005 00:33:24]
アロウリィ > ( そう、毒される。それが当たり前の世界に浸りすぎて、侵される。ううん、我ながら脆弱だと、思わず肩を竦めもするってなものですとも。) 誰かにー、とか。あんまり考えてなかった気もするんですけどねー。昔は。まあ、今となっちゃそれも若かりしこーろー。( こーろー、の発音はせーがー、で一つヨロシク。何の話だ。まあ、ともかく。 あはー、とゆるい笑みを零した先には墓碑なのだから、やっぱりバチアタリにも程がある。それくらいの常識とかは身に着けましたから、やっぱ長居は禁物って所。ひをこんと軽く頭を下げると、踵を返す。まあ、本調子でもない訳だし。) [Sat 10 Dec 2005 00:25:18]
アロウリィ > ( ええい、誤字が激しいな…!気付いてぐんなりした何処かの背後も色々さて置き。 基本的にこの辺りはパプテス圏。もう少し先まで足を延ばしたら、トキノミヤコ式もあるとは聞いたけれど、別に墓碑の違い検証で論文を書くって訳で無し。それに、どれも不思議なことには変わりない。) 墓地、墓碑、ですかー…今更ですけど、改めてみると不思議なものですよねー。( 適当な墓碑の前で足を止める。信仰の証、購いの象徴の下には眠る誰かの名を刻んだ石が在る。いつか風雨に削られてしまったら、彼の存在は無かった事になるのだろうか。――…別に、そんな事も無い。) 記憶より確かなものってのは、存在するんですけどねー。分かってるのに、毒されてるって自覚しますよ。うんー。 [Sat 10 Dec 2005 00:04:10]
アロウリィ > ( 前述の通り、別に参る空いてがいる訳でも無い。だから花も手向けも持ち合わせが無い。ポケットの中にキャンディやらは入っているが、これはこれで何か違う。キャンディのほかには21ならぬブラックジャックの元とか、色気もへったくれも無いですし。まあ、それはともかく。ゆるい足取りは散策といって差し支えない。墓地の象徴、墓碑の群れ。日頃訪れる時分には中のモノばっかりが題目に挙がって、どうにも悼むってのが足りてない気がするのだった。迅速拙速スピード勝負が常の世の中。まあ、薄情なのはむしろ時勢というより時分だろうなー、くらいは自覚してますが。が。) [Fri 9 Dec 2005 23:55:26]
アロウリィ > ( それは、恐らく幸運の範疇なのだろう。比較的新米な己にとっては、取り合えず同僚サンをお見舞いに来るって場所でも無い。まあ、検証やら何やらでお供なりした事はあるからして、見知った光景には違いないが。) なんていうか、やっぱり不思議な場所――…ですよねー?( はふ、と吐き出す息が僅かに白い。自警団のコートの代わりにグレイのコート羽織って、私服姿のアロエin墓地。) [Fri 9 Dec 2005 23:51:38]
お知らせ > アロウリィさんが来ました。 『( 見知って、見慣れぬ光景。)』 [Fri 9 Dec 2005 23:48:08]
お知らせ > ブラスト@試薬さんが退室されました。 『 … 何にせよ今夜は、笑えない苦痛に見舞われるのだが。 』 [Fri 9 Dec 2005 20:52:50]
ブラスト@試薬 > 今度はもっと、 マシな顔出来るようになるから。 (言って笑う顔はどんな顔だったか ) 【副作用判定】 [Fri 9 Dec 2005 20:50:53]
ブラスト@試薬 > (子供の言う事だから軽く受け止められて居たのか、其れとも自分の事などはなから見て居なかったのか、―― 何にせよ、彼から親愛以上のそれを貰った事は無い。 17歳年上でも、ただ「育ての親とその子供」と言うだけの関係でも、 今でも最愛のひと )  ……… また来るヨ。 [Fri 9 Dec 2005 20:50:26]
ブラスト@試薬 > ………  (もうそんなもの要らないくらい大きくなったのに、しつこくお休みのキスを強請ってた。子供の我が侭で抱擁を強請った事だってある。肋の浮いた、ただ煩いだけの餓鬼に魅力なんて無かっただろうし 第一彼はヘテロだったし当然ペドフィリアなんかでも無かった。 自分の望む事なんか何一つしてくれなかった癖に、掛け替えの無い色々をくれた人) (彼を愛していたのだと、今でも憶面無く言える)  … Ti amo. (告白だって、こんなに簡単だ) [Fri 9 Dec 2005 20:43:39]
ブラスト@試薬 > (そうして酒瓶を墓標の脇に転がし、一本ずつ指を握り込む。パーの形、グーの形、パーの形。自由自在に動くこの手足は、彼からの二番目の贈り物だった。最初は木製の手足。次に作ったのが、この …あまりデキのよくない、ただ動くだけの 非道く軋む金属の腕。すっかり冷えた隻腕に愛しげに頬を擦り寄せた。 其所に、暖かさなど微塵も無い事を知って居ながら)  ………あーあ、ショタの俺ッちちょー美少年じゃん。手ェ出さねえなんて正気の沙汰じゃねえヨ。種無かったワケ? (ぶちぶちと呟く内容は、子供のそれでは無いのだが。寧ろ最低なのだが。酒場でクダ巻くオッサンと同レベルなのだが) [Fri 9 Dec 2005 20:29:36]
ブラスト@試薬 > 元気だったァ―――……ッてのも無ェか。ゴメンネ、暫く来れなくッてサー。 (色々忙しかったノ。この格好見て貰えば解ると思うけれど。コルクを歯で喰い千切り、酒瓶の中身を思いっきり墓標にぶちまけた。安酒の匂いが肺に染みる。 ――…子供が酒なんか呑むもんじゃない、そんな悪い餓鬼は嫌いだぞ。 そんな台詞を思い出して、何となく口を付ける事が出来なかった) もう冬だし、クリスマス近いカラ。安酒でゴメンネ。飲めるだけ有り難いと思えヨ。 (最後の一滴まで、くれてやった) [Fri 9 Dec 2005 20:21:27]
ブラスト@試薬 > ッたくも――あーあァ、 ヤブぼーぼーじゃン。…でもまァ、今は、その方が温かくてイイカナ? (三等墓地。奴隷が骨を曝す「ゴミ捨て場」よりもひとつだけランクの高い墓地。埋める時に盛り上がった砂はそのままで、ちょっと目立つ大きな石や木切れが刺さって居れば上等。埋めようとしたら「先客」が居たなんて笑えない話がよく在る所、だ。…目的のひとはまだ、解る場所に居た。十字架に組んだ木切れが、まだ刺さってた) 俺ッちも寒ィしィ――… 春になったら、また掃除しに来るヨ。 (どっかりとその前に座って)  久し振り。 [Fri 9 Dec 2005 20:05:25]
ブラスト@試薬 > (ましてや其れが美しい筈も無いって事をよく解っておけ。 花なんて咲いた傍から枯れてゆく季節。故にこの餓鬼の持ったものは、ちいさい身体に不釣り合いな 酒瓶いっちょう) ッう―――…ちょー 寒ィ――……! (着込んだ、自分の防寒着は生憎と裾が余ってだぶだぶだった。21歳仕様だから仕方がないか) [Fri 9 Dec 2005 19:57:41]
お知らせ > ブラスト@試薬さんが来ました。 『 この季節に花なんて期待するな。 』 [Fri 9 Dec 2005 19:50:53]
お知らせ > クレハさんが退室されました。 [Wed 7 Dec 2005 21:48:44]
クレハ > (しょうがない、この冬を乗り切るには多少の出費は・・・しょうがない。) さっさと帰りましょう、こんな場所にいたら本当に風邪を引きかねません・・・( トテテッと小走りに走り出して) [Wed 7 Dec 2005 21:48:41]
クレハ > (くしゅんとくしゃみを一つ。冬本場を前にして、メイド服ひとつで出かけるのはちょっと無謀だったかも知れません。) コートでも羽織ってくるべきでした・・・・・あ、わたしコート持ってないや。(服と言ったらメイド服ぐらいしか所持していない。 今度、買いに行こうか?)うぅ、お金勿体無い [Wed 7 Dec 2005 21:42:50]
クレハ > (墓場で一人、シャドウボクシングをやっているメイドネコが一匹。 なにやらくすくす笑いながら・・・・)  それにしても、とっても君が悪い場所ですね。まぁ 墓場だから当然ですけど・・・・ (キョロキョロ辺りを見回して、もともとネコのわたしは夜目が効いて・・・) [Wed 7 Dec 2005 21:32:02]
クレハ > 勝ち負けといえば・・・・ (10日に指定された夢霧様との模擬試合。たっぷりネコパンチをお見舞いする予定だけど・・・・)( シュッ シュッ )フフフ・・・・この威力、申し分なし! (何もないところに軽く握った拳を振って) [Wed 7 Dec 2005 21:24:30]
クレハ > (様々な形、色、雰囲気のお墓をなんとなく眺めて。 そして気づいたことが一つ) わたしは今までに人を殺したことがない。(そんなことを墓場のど真ん中で言う。 だって、これは自慢してもいいことだと思う。命があってこそ人生は面白い、わたしと戦って敗れた人も勝った人も、きっと楽しく生きていることだろうと・・・) [Wed 7 Dec 2005 21:22:07]
クレハ > こんな場所のお散歩も悪くはないかな?(と、不気味で冷たい風が吹き抜ける墓地へと参上。メイド服のスカートをなびかせて・・・時々、どんよりとした雲を見上げながら) うん、不気味ですね。いかにもアンデットとか出てきそうです。 (そんなときはわたしの正義の鉄拳で(トンファーのこと)打ち倒して上げますが・・・・) [Wed 7 Dec 2005 21:18:12]
お知らせ > クレハさんが入室されました。 『(たまには趣向を変えて)』 [Wed 7 Dec 2005 21:15:17]
お知らせ > ミニュイさんが帰りました。 『( カミサマ が マタ 頁を 捲ル ... )』 [Wed 7 Dec 2005 01:35:45]
ミニュイ > カゼ 、 泣イテル (雲の影が通り過ぎる)   オツキサマ 。 落トシタカラ (悲しいのだろうか?ハッ、ハッ、と犬のよに舌を垂らし、浅ましい吐息の間に言葉を紡がん。――やはり、不透明。知らない匂いの風の中で、明日には帰って来るよなんて不確かな事は云えず。ただ、人には成れ得なかった者は、鐘の上で遠吠えを。鳥が鳴くようにせん。人が神に祈るのならば。亡くした者に、ここにいると知らせる様に) [Wed 7 Dec 2005 01:35:21]
ミニュイ > (割れた石畳の上で、砂と砕かれた破片が風の形を露にすればとぐろと巻く。ざりりと鼓膜を震わす其れに、髭がしわりと動いた。蜘蛛が脚を広げるようだ) カゼ ? (目を細めた。猫のように、瞳孔が細く細くなれば血生臭い。バタバタと煩い程、視界の端で己がマントが靡く。赤子が啼くような声がする。猫が首を絞められるような声がする。あれはきっと、すべて風。でなければ、あの世と間違えたのだろうか。魂を亡くした者達が?夜は境界線を曖昧にするゆえ)    ァ  あ  ぁ     ア ァ (ウウ。と、喉で唸る。主を喪った獣には、少しばかり切なく思えた。還りたいのに、還れない事と。逝きたいのに、逝けない事。どちらが辛いものなのだろう) [Wed 7 Dec 2005 01:28:34]
ミニュイ > (おうおうと啼くのは、風が天空か其れとも、死者か)――…。(ぴくり、と。マントの下で丸耳が蠢いた。其の一寸後、眼球が動く。音を辿るよに。鐘の内側で闇が渦を巻き、あふれ出る。頭を垂れた墓石を見回せば、まるで彼らが鐘にむかって祈るようだ。否、許しを乞うよに。或いは、跪くよに。星は見え無い。あんな、寒々しいものは、此処には侵入しない。純粋な安息を求める地)ナニ。居タ。(牙が舌の邪魔をして。カタコトゴは更に不恰好になった。何か居る?そう云いたかった) [Wed 7 Dec 2005 01:20:10]
ミニュイ > (其れを裾が翻るよに、世界が色を変える。強引な風によって、)   _____.... (頁が捲られる音がした。神の指先により、今日はとっくに昨日の時間。濡れた舌で乾いた鼻先をぞろりと舐める)   ァ   ア   ァ ゥ  (獣の言葉が、闇に刺繍を織り込まれた。まばらな墓石は歴史のよに、其の脆さを曝け出し案山子のよに途方も無く夜の前に佇んでいる。其の中央。死者を迎える鐘の上。其の屋根に奴隷の影が在った。―――、否、今はギルドの命により、鐘の番) [Wed 7 Dec 2005 01:14:48]
お知らせ > ミニュイさんが入室されました。 『(  死 ガ 降リ積モル  )』 [Wed 7 Dec 2005 01:09:04]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Sun 4 Dec 2005 12:47:23]
イデス > (大きな背中は、やがて近くの雑木林に消えた。) [Sun 4 Dec 2005 12:47:22]
イデス > (気にしなくなったら、)      (…其れは考えないでおいた。) (「こう云う人が死にました」と云う印から手を離す。魂の家になっていないのならもう用は無い。)    (巨躯はまた別の墓石に触れながら、ゆっくりと歩き始めた。) [Sun 4 Dec 2005 12:44:37]
イデス > (訝しげな参拝者の視線は気にしない。どうせ服装がどうだとか、口調と性別のギャップがどうだとか云う類のものだろう。) ヴェイトスもまだまだそンなのを気にするのが居るのね、 (そちらを見ないままに呟いた。 巨躯には彼らの気持ちを余り理解出来なかった。) [Sun 4 Dec 2005 12:39:20]
イデス > (じりじりと寒く――多分寒い、のだろう――なってきた。 贋物の身体では、少しひんやりと感じるかな、と云った程度。肉体は、魂に纏った服のようなもので、其れを受け止める器では無いから。)     (ひた、と墓石に触れてみた。温度が無いような冷たさ。) …、 (舌打ち。) 空っぽ。 (昼飯にはならないか。) [Sun 4 Dec 2005 12:34:47]
イデス > 天気悪いわねェ。今は朝? 昼? 夕方? ――ちょっとは明るいから夜ッて事は無いわよねェ。 (ぺた、とサンダルの足が石畳の道を歩く。墓標で作った迷路を行くように。) [Sun 4 Dec 2005 12:29:12]
お知らせ > イデスさんが入室されました。 [Sun 4 Dec 2005 12:25:03]
お知らせ > ジョウンさんが帰りました。 『 ……… 』 [Sun 4 Dec 2005 11:35:03]
ジョウン > (ただ―― 人の生き死にが、常に傍らにあったような。そんな気がするのだ) ……臭いが (だって、死の臭いが――こんなにも、懐かしく感じられるのだから) [Sun 4 Dec 2005 11:34:35]
ジョウン > (振り返り、町並みを眺める。冬の日差しに照らされた石造りの建物たちが、不意に―― 墓標に、見えて)  ……く。(目を押さえる。幻視だ。本物じゃない) 墓守だった…というわけでも、なさそうなんだがな。(立ちくらみのようなホワイトアウト。震える声で呟いて) [Sun 4 Dec 2005 11:33:16]
ジョウン > (幾つもの墓を眺めていると、心の何処かが妙にざわめくのを感じた。何か――) …何か、あったのか、俺には。(墓に関わる、何か。濁った白に塗り潰された記憶の果てを、墓石越しに眺めやる。…答えは、出なかった) [Sun 4 Dec 2005 11:30:19]
ジョウン > (整然さはなく、漫然と並べられたその墓標は数え切れないほどで、その下には同じ数の人間が眠りに就いているに違いないのだ) ……死人が多いのか、それとも、単に歴史が長いのか。(どちらだろうか。小さな岩に腰を下ろし、取り留めのないコトを考える) [Sun 4 Dec 2005 11:28:24]
ジョウン > (風が、木々を揺らして通り抜けていく。墓地の片隅にある小高い丘の上、町並みを眺める一人の男が、昼前の柔らかな木漏れ日に眩しそうに目を細めた) ……墓、か。 [Sun 4 Dec 2005 11:25:48]
お知らせ > ジョウンさんが入室されました。 『 ざ、あ―― 』 [Sun 4 Dec 2005 11:23:47]
お知らせ > リリーさんが退室されました。 [Sat 3 Dec 2005 15:09:36]
リリー > ( ――…涙目になった目を きゅ、と瞑る。 優しい 春のような風が流れた気がして 目を開ければ 墓地の入り口だった。 )  …あ、 ( ぽかン、 ッて口を開いて間抜け面。 ) あれ、れー…? ( まるで魔法の終わりみたいに 呆気無く。 さっき入り込んだ森は少女の後ろに 今も変わらず闇を抱き締め 後方に在った。 ) あれれ、れ――…? ( 訳判らず首を捻った。 …けれど、ここに居る事がもう怖くなったから。ゆっくりと ゆっくりと 街へと駆けよう。  ――…悪戯な墓地の子供が 笑っていた事なんて気付かずに。 ) [Sat 3 Dec 2005 15:09:34]
リリー > ( 沢山の石と 沢山の十字架。 一部分だけに固まって 其処だけ世界から孤立したかの様。 )  どうしよう。戻ろうかな。 …でもでもっ、 もっと奥に行っちゃったらどうしようっ? ( 言葉が声になる。何の音も無い静寂の中が耐えられなくて、 精一杯の音を。 )  も、もしかして ここが不思議の国? やだやだっ、 想像してたのと全然ちがうもンっ。 ( お化け屋敷の様な御伽の国なんて 有っちゃいけないと思う。 …きょろきょろ、と忙しなく辺りへと目を遣り。 必然的に ちらりちらり 目に入る其の十字架を見る度 涙目になった。 ) [Sat 3 Dec 2005 15:01:23]
リリー > ――――――――  こんなのなかった よ。 ( 緩やかな道の先に 大量の十字架。 腐った木で出来た ぼろぼろの十字架。 昔のお墓のような其の場所は 何か出て来そうで、 恐ろしくて。 ぞわり、 全身に鳥肌が立った、ような気がした。 )  …うう、嘘だあ。なかったもン。なかったもン。   道まちがえちゃったのかな …。 ( 誰かに話しかける様に云った。 甘えるような口調は 誰かに助けてもらえるおまじない。 …誰かが居たらの話だけど。 ) [Sat 3 Dec 2005 14:54:55]
リリー > ( 「世界は怖い場所」 其の言葉を模った様な場所 だと思った。 明かりが照らしているはずの時間も、此処では闇の中。 世界の暗い部分だけを 受けて 育った様な、 気味の悪い場所。 )  ふ、不思議の国はこういうところに …あるんだものっ 。 ( 薄気味悪い、人間が近寄らないような場所に。 恐る恐る足を踏み入れた事が 今となっては懐かしい。 ――… さっきまで歩いていた道に踵を返し、暖かな 太陽の下へ帰ろうとするのに 緩やかな道は 其れを拒む様に 立つ塞がる。 )   [Sat 3 Dec 2005 14:52:03]
リリー > ( 太陽が高々と昇る様も 此処からだと見えなかった。 墓地の奥、 闇の部分を切り出した様な其の森には。 ) [Sat 3 Dec 2005 14:46:28]
お知らせ > リリーさんが入室されました。 [Sat 3 Dec 2005 14:44:27]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 [Fri 2 Dec 2005 14:29:25]
水蓮 > ( 暫く探して見つからなかったらしく、人形ご帰還。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:29:23]
水蓮 > ( 曇天だからよかったものの、晴天ならばこんな日傘、たいした意味も成さずに人形はあっさり倒れて、暫くすれば昇天したかもしれない。 別に夜でもよかったけれど、いやなに、探すのに時間がかかって、夜が明けたらべりーばっど、おーまいがっ、な感じになってしまうから。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:29:03]
水蓮 > ( 目当ての誰かのご住所は、はてさて知らぬ模様でずったらずったら歩き回る。 土の下のあんたよう、どこだい、てな具合に。 なぁに、どれだけ時間がかかっても、別に問題ナッシング。 もともと足は棒だから、これ以上棒になることもない。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:27:43]
水蓮 > ( 日傘を差した人形が、足を引きずり、歩いてく。 わざわざこんなところまで、よくまあ来たもんだ、何事もポジティブライフ、あはははいはい、ご苦労様で。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:24:08]
水蓮 > ( ――ざっ。 ) [Fri 2 Dec 2005 14:22:09]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Fri 2 Dec 2005 14:22:03]
お知らせ > 墓守さんが帰りました。 [Wed 30 Nov 2005 20:01:29]
墓守 > ( 知れば一介の墓守の、些細な日常は崩れてしまうことだろう。 ) ホント? うわぁ、歌っている間に合いの手とか入ってきたら面白いな。 ( 夜の墓場で人外の大合唱。さぞや付近の皆様には奇妙がられることだろう。 ) ( 振られればつられるようにコチラも手を振って。少し背中見送れば、すぐに宵闇に消える。本当に灯りをもたせなくて、大丈夫だったろうかと杞憂したものの、こちらも早々に作業を終わらせねばなるまい。本格的に夜気がはびこってきた景色見れば、長く喋っていたのだと気づき。一度身震いして、墓守は作業を終わらせるためさくさくと引き返した。) [Wed 30 Nov 2005 20:00:41]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( やがて消える 夜の帳の、向こう側。 )』 [Wed 30 Nov 2005 19:44:29]
ティエン > ( 「 こわいもの 」 が自分で言っている事なんだから、きっと確実。 そんな種明かしは、きっと 知らない方が平和なこと。 ん、と。 やっぱり、少し偉そうに頷いてみた。 安堵のようなものも、含めて。 )  それは、いいな。 そしたら、寂しくは無いだろうから。 此処の子達は、賑やかなのが、好きだったしね。 ( 刺し召したのは、自分が参っていた墓碑。 他の人たちは知らないけど なんて付け足して。 歩き出す、前に )  ――… ん。 そっちもね。 ( ばいばい と。 手を振る。 生きた誰かがいることに安堵しながら 死者の世界 その区切りを後にする為、歩き出そう。  ひらひらと、更ける夜闇に 白い影。  冬の風に靡くものが ひらり 揺れて  ) [Wed 30 Nov 2005 19:43:32]
墓守 > え? ( 忠告のような、提案のような、偉そうな口調に、一瞬きょとんとして。「こわいもの」なんて思いもしていない青年は、その後表情崩し ) うん、心配ありがとう。夜の墓守は正直こんわいものね。陽気な歌でも歌って、遠ざけとくよ。 ( 半ば冗句含めて。 断られれば別に気を悪くすることなく頷き ) そう、じゃあ気をつけてね。 ( にこり、どういたしましてと返して。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:36:44]
ティエン >  あ。い、いや ね。 ほら、少しくらいは、知ってた方がいいのかなーって、思ったし。 ( 感情は、ある程度伝染するもの。 あわあわ、つられたみたいに、手を左右に振った。 ) うぅん。いたんなら、嬉しいかもってだけだから、大丈夫。  ――…あんまり遅くなったりすると、怖いものに会っちゃうかもだから、逃げ足の準備は、万端にしておくといい。 ( 立ち向かおうだなんて、思わない方がいい。 見上げる位置の、その先に 忠告でも何でもない、それこそ冗句めいた言葉を向ける。 ―…そんなことを言っている己こそが、「 こわいもの 」 だとしても。 )  ん。そろそろ、行く。心配、されちゃったしね。 灯りは、いいよ。直ぐに着くから 平気。 ( 風邪なんか引いたりしないから、申し訳ないくらいだけど。 実情は口にしない侭で、ひょこり 道化た仕草で肩竦めて見せ。 大丈夫の代わりに ありがとうを、そっと 唇に乗せた。 )  [Wed 30 Nov 2005 19:25:13]
墓守 > ( どういたしまして、と暢気に返せば。 ) わ。うぅん、気にしなくていいんだよ。 ( ぐんなりへたれた様見て慌て、手を左右に振る。 ) そう? 役に立てなくてごめんね。 ( 微か苦笑して。提案受ければ、視線を上げて黙考。 ) うーん、そうだねぇ。もう少し散らばっているのをかき集めたら、切り上げるよ。 ( 辺りを見回しつつ言って。視線お年 ) あなたはそろそろ帰る? 夜道くらいし、心配なら灯を貸すけれど…。 ( こんな少女一人を夜道帰らせるのは危ない。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:17:50]
ティエン >  た、多分、ねー…っ やってみないと分からないけど、や、やらないもの。 ( 幽霊なんて、いないんだから。 ――…そう言ってしまえば、おかしな話。御参りしているお墓の中には、幽霊になってから出会った子達が眠っているから。 ―…一般的な悪霊より、そのイメージが強いせいで。 落ち込みの崖から這い上がる頃には、上げた顔も少し柔らかくなってたと思う。 ) ……ん。怖い子ばっかりじゃ、ないしね。 ( 励ますような心遣いは伝わってきたから、こっくり 頷きで返した。 ) ……あ ありがと、ぅ ? …ちょっとね、長く間が空いちゃったから。 ( まるで労わるような視線を向けられて 途端、戸惑ってしまう。 ぐいぐいとフードの端を引っ張りながら、口元だけが、ぼそぼそ 早口で、お礼じみたことも言う。 )  ぅ。ご、ごめんね。 今度は、ちょっと 勉強してみる、かも。 ( どちらかと言えば、小振りの花を集めた花束。 名前は、やっぱり分からない。 日常的な知識は、やっぱりまだまだ欠けている。 ぐなりと萎れた侭で、返答を聞く。 )  そっか。なら、いいんだ。 ぁ、ふ、深い意味がある訳じゃ、ないから。 ( 訪れる心当たりといえば、同じ依頼をこなした人たちか 依頼人だった人か、そのくらいだから。 ――…その内の一人とは、前にばったり会ったこともあるのだし。今更確認することでもない。 ふるっと頭を一度振り。 )  そろそろ、貴方も切り上げないと、冷えちゃう、かな。 ( つるべ落としの季節は過ぎても、日暮れはもう、早いもの。 冬支度に身を包んだ彼を見上げて、かくり 首かしげた。 ) [Wed 30 Nov 2005 19:09:41]
墓守 > ( 硬い雰囲気が若干和らげば、ふふ…と小さく口元綻ばせ ) ぼくに勝てるの? ( 胸張る仕草が可愛い、なんて思いながら。くすくす可笑しそうに笑った。しかしその後何故か落ち込む少女に、不思議思い。) 大丈夫、それならホント幽霊なんてへっちゃらだよ。 ( めげた子供を励ますように、明るく言って。逆効果にならなければ良いが。)  そう?でも此処でいっぱい話してたものね。 ( おつかれさま、と目を細め。 ) そうかぁ、可愛いって思ったから、ちょっと知りたいなって思ったんだけど…… うん、それならいいや。 ( 菊だとか百合とか、変に格式ばったものじゃないあたりがいいと他愛なく思ったもので。 ぽつり、こぼれた問い。少し惑い宿し) 此処、…って この墓碑のことかな? んん、ごめんね。此処、毎日来てるわけじゃないんだ。ぼくがいる時には、此処を訪れたヒトはみなかったよ…。 ( 少し眉根下げ。 [Wed 30 Nov 2005 18:53:48]
ティエン > ( 元々、刻の概念等は薄いものだから、時間に置き去りにされていたんだろう。 自分にしてみれば、数分のようで けれど流れる時間は、世界から置き去りの吸血鬼程、緩くも無い。 そんな自覚に、フードの陰で へなり、眉が下がるけど。 けど、和らぐ顔が見えたから 口元だけ、少し緩んだ。 )  ぅ、ん。結構。きっと、貴方にだって勝てるもの。 ( まだ仕草はぎくしゃくとして、物言いには、きっと 欠片の説得力も無い予感。 でも、少しだけ胸を張った。 ―…やっておいて、子供の虚勢と変わらない気がして 落ち込むまで、後三秒。 )  ……ん。 寒くなってる、ものね。 葉っぱも落ちる季節だ。 ( 引いた場所。 ぽつんと、花だけが残る場所。 その周辺を手際良く片付けていく姿に、それなりに慣れてるんだな、なんて。無体な感想はぼんやりと。 )  ……わたしの挨拶も、後は お別れだから、平気。 ……花の名前は、良く知らないんだ。手向けだから、白いのを御願いって、育ててる人に分けてもらったんだけど。 ( 白い花。  名前は、良く知らない。 手向けになればいいって思って、選んで貰ったものは。 ――…自分で選ぼうかなんて、少しだけ思った。 )  ……此処、来る人…いる? ( そして。 ふと、思い出す。 縁者もいない墓だけど、訪れる人はいるのかって、振り返った。 ――…自分で言ってて曖昧すぎる問いかけに、やっぱりへこたれるのは、お約束。 ) [Wed 30 Nov 2005 18:32:44]
墓守 > ( 何度か、気になったのは事実。一時間もその場に佇む墓参り客は、頻度は少なくとも思いつめるヒトが多いから。 たどたどしくも、少女の懸命な対処法聞けば、可笑しそうに表情和らげた) あはは、全力疾走したら速いのかな? ( ブリキ人形とまでは言わないけれど、硬直寸前の動きを見れば、やはり身体が冷えているのだろうかと勘違いし。 ) うぅん、落ち葉は主に並列してる樹の周辺だから…。墓石周辺は少ないから大丈夫だよ。 (けれど、譲られたなら。手早く、まばらに散っていた落ち葉、こちらにかき集めるか。 可愛らしい小さな花束は、よく少女が持ってくるものに合っていて。) ありがとう、もう大丈夫だよ。 ( 墓碑前から一歩引き。どうぞ、と柔らかく譲った。)  …これはなんの花? (視線落として、風にゆるく靡いている小さな白い花束を見る。) [Wed 30 Nov 2005 18:09:41]
ティエン > ( 夕暮れ前からいたのだから それなりの時間は経っている。 最初からとは思わなくても ぼうっと佇む様を見られていたと思うと 何だか奇妙に、気恥ずかしい。 ぐし と、フードの端を、引き下ろす。 赤くなったりしなくても、あんまり見られたい顔じゃない。 きっと。 )  ――…ぅ。 そ、それはっ、大丈夫だと お、思うけど なー……っ いざとなったら、逃げるもの。 ( びくり。 覿面に一瞬硬直するのも、実情を前提にすれば、笑い話。  うろうろ 視線が彷徨って 悪戯な気配が今は沈静しているのを確かめるように、巡った後。 ぎしり 錆び付いた音のしそうな仕草で、彼の方へと向き直った。  穏やかな笑みと、冗談めいた物言いを前に 言い募る言葉は、言い訳じみるけれど。 )  ……お、お仕事邪魔なら、退くかなー…… ( ぎくしゃく、数歩 墓碑から離れる。 人なら、かじかむ手足の動き。 吸血鬼は、単に人前が慣れないだけ。 墓碑に比すればちっぽけな 白い花束に、墓碑前の座は譲る。 ) [Wed 30 Nov 2005 17:54:24]
墓守 > ( ほぅと意識を飛ばしていた彼女の焦点が、現実に定まる。 仄かに微笑んで ) うぅん、気にしなくていいよ。 でもボーっとしてると、此処の退屈な住人が悪戯してくるかもしれないよ? ( 軽く冗句めいた口調。逢魔が刻の時間帯ともなれば、悪質な霊が出ないとも限らない。)  [Wed 30 Nov 2005 17:48:20]
ティエン >  ――… あ。 ( 赤い朱い景色は無くて 今日は何処か、薄曇り。 地平の彼方はもう 群青から宵闇の黒に染まってきている。 夕刻が過ぎて、夜に至る途上の世界に 引き戻された気がして 瞬きを、一度。  ゆらゆら、白いフードが振り返る先に 箒を携えた人影ひとつ。 )  ……ぁ、ぅ。 ぅ、ん。ご、ごめんなさい。 …ごめんって言うのも、おかしいの、かな。 ( 遠い夢想は 地に足をつけた現実へとかえってくる。 今日の空 頬を撫でる風の冷たさ。 意識していなければ忘れてしまうそれらを思い出して ぎくしゃく頷いた後。 へなりと頭を傾かせて 一度、墓碑の方を省みた。  ―…死者は、取り合えず 何も語らない。 けれど 彼の言う事も、ありえなくは無いだろう。 誰かが痛むのを見るのなんて、彼らは嫌いだったろうから。 ) [Wed 30 Nov 2005 17:35:20]
墓守 > (少女より離れた箇所。箒で終わりのない落ち葉を掃いていた青年は、先ほどからずっと佇んでいる少女に気を留めていた。) 死者を偲んでくれるのは彼らも嬉しいだろけど、もう日が傾きかけている。 あなたが風邪を引いてでもしまったら、彼らは心配するよ? (目を細めて。今日は天気も宜しくない。少女が吸血鬼だと知らない青年の墓守は、普通に気になってしまった。) [Wed 30 Nov 2005 17:28:29]
お知らせ > 墓守さんが入室されました。 『「お嬢さん、そんなところにずっといると身体を冷やしちゃうよ?」』 [Wed 30 Nov 2005 17:22:17]
ティエン > ( ――… 百年でも覚えていられるから だから、此処に来る事は出来る。 代わりに、いつか終わりが訪れたとしても 同じ場所には、決していけない。 考えてみれば当然の事。既に終わりの理を終えてしまった身に、二度目の彼岸は許されないのだから。 次の終わりは、消えるだけ。 なら )  ……だって、いる間に出来る事、やらなきゃね。 わたしに次は無いんだから。 ( 輪廻の概念なら、次の命があるのかもしれない。 遠い天国があるとすれば 懐かしい人たちに会えるのかもしれない。 けれど、それは遠い幻。 存在したとしても、死んだ後に重ねた時間なんて、消えて終わって それでおしまい。  ――… 他愛の無い事だ。 そもそも、終わりの続きなんて、本当にあるかも分からないんだから その先を想定するなんて、馬鹿みたいじゃないか。 きっと いつかの白猫がいたら 後ろから飛びついて、チョップ連打だ。  ころころ 鈴の笑い声。 優しい色の幻視は 閉じた瞼の裏。  瞼を開けば そろそろ暮れる、夕暮れの世界。 ) [Wed 30 Nov 2005 17:17:31]
ティエン > ( 日々が過ぎていく中で、思い出す回数は少なくなっている。 意識の表層に上らせて、ふとした感傷が過ぎる回数も、減っている。 けれど、それは忘れると同義じゃない。 思い出さない記憶は 変わらない侭眠り続ける。 幾度も引っ張り出してしまえば、いつか磨耗してしまうけれど。 仕舞いこんだ欠片は、思い出さないからこそ きっと、ずっといてくれるから。 )  ――… 此処にいる間は ちゃんと、来るよ。 だって 楽しかったものね。 ( 哀しかったからじゃない。 時間軸も世界の理も、全て無視した無茶苦茶な一時が きっと、楽しかったからだ。 だから、忘れたくないと思うんだろう。 ――…自慢じゃないけど根性無しの自覚はある。哀しいだけなら、きっと 何回もぐじぐじ思い出して いつか、忘れてしまうんだろう。 良いのか悪いのかは、ともかくとして。 そんな風に考えてしまえば、やっぱり ちょっと情けないけれど。 かっくり肩を落としたら いつかの笑い声が耳元を掠めていく気が した。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:52:19]
ティエン > ( 全部を知ってる訳じゃない。きっと、どんなに時間をかけたって、全部になんて辿り着けないのだから。 だから、知っているのは欠片だけ。 触れれば消えてしまうくらいの、小さなそれだけ。  最初から触れる事なんて出来なかった時間の一片が 今は此処にあると思えるから。 だから、そっと目を閉じた。 )  お菓子も、持って来た方が良かった、かな? …ごめんね。あの時も、一緒に食べられなくて。 ( この身体は、固形物を受け付けない。 だから、御相伴出来たのは、お茶だけ。 ――… それだって、一人で飲む味気ないお湯より、ずっと美味しいなんて感じられたのは、きっと錯覚。  けど、その錯覚が 大切なものなんだろう。  実感は、何処までも淡くても。 巡る回想 いつかも思い出。  ハロウィンのお祭り部分だけを抜き出したような館と、其処に居た子供たち。  触れ合うことなんて出来なかった誰かの名前。 お茶会の準備に奔走したり、最後までお付き合いしてくれた、黒猫さん。  …大丈夫。ちゃんと、覚えてる。  拾い上げた記憶の欠片を、そっと 意識の海に落とした。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:47:48]
ティエン > ( 墓碑の前で立ち止まる。 見慣れたという程、訪れている訳じゃないと思う。 日々がめまぐるしく過ぎている間は 思い出してもいないと思う。例え忘れていなくても、意識の表層に上らせる事は、少なくなっている。 ――…たった数日の邂逅。 最初からありえなかった出会い。 触れる事の出来ない夢幻は それでも、確かに存在していたと。 それを示すような記念碑が この墓碑なのだから。  抱えてきた花束を、そっと 墓碑の前に置いた。 花の種類なんてそんなに詳しくないから、白いのばかり集めて貰ったけれど。  好きな花なんて、知らないんだから仕方無い。 好きなものは、少しだけ知っているけれど。 ティー・パーティーに、手塚理の焼き菓子。賑やかなおしゃべりに、他愛無い悪戯。 きっと、そんなものが大好きだった、当たり前の日々の欠片が この下には眠っている。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:31:10]
ティエン > ( 墓碑の海を抜けた先 緩々となだらかな傾斜の先。 ほんの少しだけ、他の碑を見渡せる場所に、それはある。 墓碑のような 記念碑のような。 記念と言ったらおかしいのだろうけれど 誰にも知られずに消えてしまった子供たちが、確かにいたのだと、この世に刻み付けたような。 そんな風に言ってしまえば、記念でも間違いじゃないんだろう。 ――… 酷い感傷だって自覚はあって、やっぱり口元は歪む。 笑みと言うには、どうしたって苦い。 苦味だけにするには、甘過ぎる。 だから )  ごめんね。何か、最近めまぐるしいんだ。 ちょっと、お祭りの時期は外しちゃってるけど、大丈夫 かな? ( お祭り。 ハロウィンも、聖誕祭も、丁度一か月分は遠いから そんな半端な中間地帯。 場所の時刻も、何処までも曖昧な。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:16:35]
ティエン > ( 日中と言うには盛りは過ぎて、夕暮れと言うには斜陽の足りない。 そんな、曖昧な区分でしか無い時間。 昼の賑わいは通り過ぎ 夜の喧騒はまだ遠い。 奇妙に乾いた静寂の落ちる、狭間の刻に ふらり 墓地に足踏み入れた、白外套。  陽光には馴染めないから、これくらいの時間で丁度良い。 真夜中と言うには、早過ぎても。 )  何だかんだで、久しぶりー…だよ、ね。 ( 墓地に訪れることがじゃなくて。目的を持って訪れる事が。  ――… 随分無目的にふらついてるなって自覚して、たは と、息を抜くような声がフードの陰から零れ出た。 ) [Wed 30 Nov 2005 16:01:40]
お知らせ > ティエンさんが入室されました。 『( 日暮れ前。 斜陽の掛かる墓碑の前。 )』 [Wed 30 Nov 2005 15:58:48]
お知らせ > 黒い外套さんが帰りました。 『( 怒りながら泣いていた )』 [Tue 29 Nov 2005 03:59:48]
黒い外套 > ( …でも。 生前の人がそんな顔を見せた記憶は一度もない。 ) …なんだったんだろう ね ?  ( 見たのは そう―― ) ( 覚めてしまえば消えるものだから、今となってはあまり自信もないのだけれど ) [Tue 29 Nov 2005 03:59:30]
黒い外套 > ( 立ち上がって膝を払う。 赤と白の斑になった十字をそのままに立ち去りかけて ) …………こう云う事やっても怒るんだよな。 ( 散らかしたら片付ける そんな今にして思えば当たり前の小言は遠い昔の話。 結局ハンカチを取り出して、汚したものは元に戻す――内容は同じなのにこれも遠い昔の話。 どうして貴方はいつもそうなの、とかそんな〆だったと思う )  …… ( 今はそうじゃないよ? ) ( 人の目がなくて幸い、子供の自慢じみてひそり うまくもない笑みを滲ませて。 …相変わらずうまくは笑えない。 あんなに器用に表情を作れない。 ) ( 二度目の拭き掃除が終る頃 )  ( …何でこんな事やってるんだっけ )    ( ――…久々に夢を見たからか )( 死人だって夢は見る。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:57:06]
黒い外套 > ( 酸化を避ける為だろう、やたら確りと嵌まったコルクは行儀も何もなく歯で引き抜いた。 )  ( …こう云う事やると怒るんだよな )  ( 片膝ついたまま、腕を伸ばして瓶を傾ける。 緋色が白亜にかかって 染め上げて、 )  ( ――…今年一番の なんだってさ )( …そう云えば酒は呑めなかったっけか )( 飲んだ事がなかったんだっけか? ) ……………… ( 何れにせよ、些末を問わない世界に多分きみは行っている )  ( 確認は絶対できないけれど。 ) ( 縦に伝い地へと流れ染み込む緋が止まって、何時しか瓶は空になっていた ) [Tue 29 Nov 2005 03:47:40]
黒い外套 > ( …。 ) ( …………。 ) ( 白くなった墓標 ) ( 終いには掌まで汚れた両の手。 申し訳程度に数回擦り合わせてみるけれど、戻ったら石鹸で確り洗わないとだめだろうとは予想通り やたらと尖鋭した爪の間が面白い事になっていた )  ( …まあ それでも。 十字はきれいになったのだし良しとして ) ………失礼する。 ( 先程の言葉をもう一度。 今この時だけ、矮小な頭の中に於いてのみ、此れは知人の墓碑となるから。 ――…墓に入れなかった人だから 回想の間だけ場所を貸して下さい と  )   ( …つくづく「視えなくて」良かったと思った。 もし視えたら 聴こえたら、きっと不満か苦情で敵わんだろう ) [Tue 29 Nov 2005 03:41:01]
黒い外套 > ( 見れば見るほど十字架は薄黒く汚れていて、思わず指を伸ばして縦に走らせた。 墓碑に一条白が浮かぶ ではなく ――…発掘された とか。 ) …白亜とやらも台無し。 ( 打ち捨てられたそれにへんなり笑って、そのまま地に膝ついて「発掘作業」を続けた。 少しずつ元の白さを取り戻す十字 ひとこすりごとに黒く染まる指の腹、 )  ( ばかな事をやっているとは思うけど ) ――…仕方ないわな。 今日は貴方が代わりなんだから。 ( それきり黙して続く作業、奥の雑木林で夜鳥が何ぞ鳴くのは奇行じみたそれへの警告か嘲笑か どっちだって構わない。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:30:34]
黒い外套 > ( そんなだから、屈み込んで献花の段階になっても石に刻まれた件の人物の情報からは敢えて目を逸らした。 人任せだから当人は知らぬ事、とは言え束ねられた花に託された言葉が例えば「変わらぬ愛」だとか「慕情」だとか聞く方が困るようなものばかりだったり、そう云う時に限って墓の主が『享年48歳筋骨隆々なブラティリア男性』とかだったら何かと南無すぎると思う。 色々危険な崩壊の序曲。 )  ( だから知る必要はない。 断言した。 ) ( それも置いて――花の束は名前の辺りを隠すように置いて。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:22:19]
黒い外套 > ( …。 ) ( まじまじと赤目が墓標を見下ろした。 お世辞にも手入れの行き届いたとは言えない土埃に塗れたそれは墓守の手でしか状態を保たれていないのだろう、関係者も死に絶えたか 忘れられたか 案外古い墓なのか。 足元を調べれば名前も中の人が召された時期も判るだろうけど ) ( そこまで興味はない。 )  ( 知らぬ人への墓参り――時折こんな事をやらかす。 前は残暑の頃だったろうかと記憶もおぼろ。 ひょっとしたら前回献花をしたのもこの墓標かも知らん ) …失礼する、……何処の誰かも知らない人。 ( 足元にカンテラを下ろした。 ) [Tue 29 Nov 2005 03:15:40]
黒い外套 > ( 細い月の落とす白々と冴えた光に影伸ばした黒い外套。 右手には申し訳程度のカンテラ、左手には――何某かの花の束と何某かの瓶。 相変わらず植物には詳しくないから何の花かは知らない、ただ季節のものとだけ指定をして適当に見繕って貰っただけの。 ) ( もう一方は近づいて見るか、或いは闇見通す目を持つ者ならばその必要もなく、今年のラベルの貼られた酒の瓶だと認識できよう。 葡萄で出来た今年の酒 ) [Tue 29 Nov 2005 03:06:44]
黒い外套 > ( そのまんま真っ直ぐ南下してきました )( それはさておき ) [Tue 29 Nov 2005 03:00:17]
お知らせ > 黒い外套さんが来ました。 『( 十字の形した墓碑の前 )』 [Tue 29 Nov 2005 02:58:53]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Mon 28 Nov 2005 23:56:31]
ジャスティス > さ、て……と。 (祈りを捧げた後、押し込められた様な窮屈な区画を見渡しながら、墓地の出口を目指していく……) [Mon 28 Nov 2005 23:50:40]
ジャスティス > うーん、やっと運んできた死体埋め終わったと思ったのに……。 (ぶつくさいいながらも、手際よく遺体を埋めていく。なんとも嫌なスキルだ) ここもなんとかしないと……ってこれだけ人口多ければどうしようもないわね。 (墓守さんたちに今度差し入れでも持っていこう) ゆくゆくアザリーがひとり立ちする際には是非ここの教会に……。 [Mon 28 Nov 2005 23:35:52]
ジャスティス > この人の執念か、それともそこらへんの悪霊にでも憑依されたか。つま先でつんつんつっついて、用心のためにもう一撃食らわせようかとも思うが、故人がかわいそう、ということで、そのまま木切れを使って頭のひしゃげた遺体に土をかぶせていく) [Mon 28 Nov 2005 23:28:34]
ジャスティス > たまに……あるのよね、こういうこと。 (ゾンビ化、ネクロマンシーで呼び起こされた、というわけでもなさそうだ) 大丈夫、よね? (周囲に変な人影とかいないかときょろきょろと見回して) [Mon 28 Nov 2005 23:21:21]
ジャスティス > ……ッ! (心臓が早鐘のように打つ。振り下ろしたばかりのメイスの柄に力を込めながら、不意に地面の下から飛び出した死体の腕と、ひしゃげた頭部を見つめる) ………… (動く?まだ動く?大丈夫?OK?) ふぅ……。 (びっくりした) [Mon 28 Nov 2005 23:17:55]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『メコッ!』 [Mon 28 Nov 2005 23:15:49]
お知らせ > ホワイトロリータさんが退室されました。 『( 曖昧な現実の中では 何も、見えない ――… 。)』 [Mon 28 Nov 2005 16:59:20]
ホワイトロリータ > ―――…、 ( 淡い期待は胸にだけ忍ばせ、 方向転換。 ――…己が来た道を戻る様に 歩む。       今は、良い。今を生きれば良い。 其の時が来れば判るはずだ ――…己がすべき事。気づいた時には 手遅れかも知れないけれど。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:58:22]
ホワイトロリータ > ( ――… 背中に生える翼は真白だけど 己の目で見遣る世界は闇の色。   太陽の光は眩しくて 目を開けていられない。闇に輝く月の欠片ですら ―――…  恐ろしいほどに 綺麗で完璧な 光 。 ) …―――私もお姉さまと同じ所へ行き着くのかしら。 ( 孤独の先に有る世界。誰もが全てを忘れる世界。  ――… 其れはとても哀しくて 辛い世界。 )    ( 両手見遣っていた瞳は、 墓地の方へと遣る。 ――…姉の名は無い。 だから、期待する。後で後悔するのは己だと、判っているのに。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:54:59]
ホワイトロリータ > ( 半端者 と云う運命は変える事は不可能だと思う。けれど、未来は―――…若しかしたら 輝ける空の光程に素晴らしい物に変える事は可能なのでは無いか。 …淡い期待は 己の両手見遣って消えた。 ) …変える事が可能ならば …お姉さまは 消えなかったンだわ。 ( 半端者として生まれ、育った先に在るのは ―― 消滅と云う名の終焉。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:48:51]
ホワイトロリータ > ―――…    運命は変える事が出来るのかしら? ( 佇んでいた半端者は 不意に口を開いた。 ――… 辺りに在るのは 無機質な感情無き十字架達。 言葉も無く 息吹も無く。 ) [Mon 28 Nov 2005 16:45:28]
お知らせ > ホワイトロリータさんが入室されました。 [Mon 28 Nov 2005 16:43:51]
お知らせ > ウォンカさんが退室されました。 『(――What am I ??――)』 [Mon 28 Nov 2005 00:53:19]
ウォンカ > 其れなら、   ョゥ。一つ、交換条件だァ?―――なァ?(闇に向かって)(投石、一つ。)                     (魔の知りえぬ、知らねばならぬ、されど―――「 生まれた 」時から、知っているのやも知れぬ―――疑問を。投げかけん。) [Mon 28 Nov 2005 00:46:46]
ウォンカ > (妄執の凝固)(其れ、だッた―――)        ………、だァら、 ョゥ。 俺ァ、耳ィ、二つしかねェンだ。 其れに、理解する脳味噌ァ、一つだ、一つゥ。(方々から飛び交う声に、呪怨に、―――鼓膜が破れそうになる。)(傍から見れば、―――独り言か。) [Mon 28 Nov 2005 00:44:03]
ウォンカ > どうしたァ、よゥ。(一つの、黒い闇が―――地面を這うよに、魔の足元。)(きゅぽ)(胡乱な魔の目に映るのは、黒い唯の闇。―――濁った、憎しみ、怨念、悲しみ、……其の塊としか。ごきり、首を傾げん)―――……あァ、あァ。 (闇から飛び交う声、声、声―――)(悲痛な叫びにも似た其れに、魔はやおら耳を塞がん。)……順番、順番にィ、  よゥ?(宥めるよに、栓の開いた瓶を振るう。) [Mon 28 Nov 2005 00:35:16]
ウォンカ > でもォ…―――キレイだァ。 人と比べりゃァ。(きゅぽ、と湿った音を立てて、手にした瓶から栓が抜かれる。揺れる琥珀の其れを、呷る。)             (ごく、   ごく、  ごくり。)(喉を流れる酒精の香は、焼くように、じりりと胃へ―――、先刻喰らうた、貧民の骨が溶ける匂いが、した。) [Mon 28 Nov 2005 00:30:41]
ウォンカ > (魔たる魔には、―――死霊が視えた。)(今も、己の直ぐ近く、ふらりと彷徨う―――悪しき霊が。)    ……汚れてンなァ。(くつり、噛んだ爪を青紫の唇から離せば、彷徨う死霊を眺めて、語散る。)(何故、視えるかは魔も知らぬ。――魔は、魔だと、未だ知らぬ。) [Mon 28 Nov 2005 00:27:25]
ウォンカ > (飽きた)(飽きたのだ、もう。)―――…… 天使様ァ、  見つかりァしねェ。 (魔は其処で呟きて、ぎちり、爪を噛みしめん。)(暗闇の中の、一つの墓石、其れにどかりと腰を下ろして。――くたびれた、古臭いホワイトタイに、手にしたる瓶は、酒精の香り。) [Mon 28 Nov 2005 00:19:10]
お知らせ > ウォンカさんが入室されました。 『(――It gets tired.――)』 [Mon 28 Nov 2005 00:17:24]
お知らせ > モノさんが帰りました。 [Sun 27 Nov 2005 16:43:48]
モノ > …それでは、また。 (静かな墓場。 小さな墓に挨拶すると、) (少年は帰路に付いた。) [Sun 27 Nov 2005 16:43:47]
モノ > (手に巻いた布は奴隷の印を隠している。)     (合掌の間だけは、奴隷である事を忘れて、) (やがてすっくと立ち上がった。) [Sun 27 Nov 2005 16:41:44]
モノ > (回りには、十字の形より四角柱が多い。東の人が多く埋葬される区域。) (尤も、少年の居る辺りは、もう墓場と林の境なのだけれども。) [Sun 27 Nov 2005 16:34:51]
モノ > (粗末な墓――人の頭ほどの石があるだけ――の前へ、花の代わりに柿を供えた。) …………。 (しゃがみこんで、じっと手を合わせる。) [Sun 27 Nov 2005 16:31:53]
モノ > (くすんだ色の和装、裾が ひらり と翻る。) (少年が一人、墓場の隅っこへ。) [Sun 27 Nov 2005 16:26:53]
お知らせ > モノさんが来ました。 [Sun 27 Nov 2005 16:25:19]
お知らせ > アズライトさんが退室されました。 『( 溶けるような冬色に  気配も霞み、やがては 消える。 )』 [Sun 27 Nov 2005 15:20:09]
アズライト > ( この手が 触れる事の無いよに  この声が、届く日も まだ ずっとずっと 遠い彼方。  罪には罰を 罰には痛みを  痛みは、悼みを  悼むならば、赦しを。   神聖の欠片でしかない気配は  地より立つ十字に気配を重ねる。  抱きしめるように、そっと。   弔われた魂は、もう 此処にはいない。   遥かの高みへと  意識を向けた。  見上げるに似た仕草の先  空は遠く 高く  ) [Sun 27 Nov 2005 15:15:28]
アズライト >   あなたは  ゆるされた。  だから、 もう、 ゆるして、あげ  な、さ  い   (  風の干渉にすら耐えられない小は ノイズが混じる。  物言わぬ白亜は、当然の如く返答は無い。  象徴の墓碑も、沈黙を守る。  かつて 聖人を磔にした罪の証は 贖罪の形となって  今も、地に突き立ち続けている。  重なる、気配。  触れることは無い、指先。 ) [Sun 27 Nov 2005 15:06:56]
アズライト > ( この世界に触れた経験は、少ない。 生み出されてよりの年月も、広く名を知られた天の者達に比べれば 砂粒の一つにも満たない。  同じ御手に作り出された地の世界は  何処までも、天の律とは違うもの。  例えば、墓碑。  神の子の贖罪の証が、並び立つ小さな森。  触れる事の無い手を、白亜へと伸ばす。 ) [Sun 27 Nov 2005 14:57:47]
アズライト > ( 薄く淡く それは、霞にも等しいもの。 未だ世界に干渉する術を持たぬ、実体無き気配。  魂を形にするならば、藍鉱石の双眸を持った それ は、まだ干渉に至れない世界を 緩々見渡す。 存在しない網膜に刻むように。  その色彩を、覚えこむように。 ) [Sun 27 Nov 2005 14:50:22]
アズライト > ( 日差しは眩しく、白亜を照らす。  光の帯が、それこそ、まるで聖なる手向けの如くに。   降りるもの、落ちるものる 其処に紛れて、気配は漂う。 実体も無く、実態も乏しきものが   地に翳落とす白亜に、重なるように 其処に。 ) [Sun 27 Nov 2005 14:44:26]
お知らせ > アズライトさんが来ました。 『( 墓碑。 )』 [Sun 27 Nov 2005 14:43:16]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Fri 25 Nov 2005 20:50:42]
リゼル > ( ―― … 闇に赤い薔薇は 不自然な程。   血の様で、 其れから目を逸らす。 )  ――… 枯れた花  死者への手向け。 生きる花  生者の道具 …  ――♪  ( とッ、 足音と混ざる。  足音消えれば、歌も消える ―― 。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:50:40]
リゼル > ―――…     叶わない夢なんて 消えちゃえば良いのに。 ( 世界に望む事は多い。神に望む事も 多い。 ――… 何故世界は平等に動いてはくれぬのだろう。 疑問を抱いた所で 明確な返答は無い。 ) … ――  忘れない事しか出来ないけど  、 其れだけでも良いと 、 ( 彼女が云ってくれると良い。 ―… ぱさり、 薔薇の花束を 其の墓の前へと 。) [Fri 25 Nov 2005 20:45:57]
リゼル > ―――… 、 ( 何故慣れる事は叶わぬのだろう。――…思う事に 答える者など居ない。 思う事を 話す事さえ儘ならぬ。 … 胸の奥で もやもやと 白い霧が掛かる様に 居心地が悪い。 )     …、 (  いっそ 化物になってしまえれば楽なのに。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:40:25]
リゼル > ―――… 無事に 行けたかな 。 ( 苦無き楽園。全ての始まりの場所。 ――… 偽者の魂は 其処には辿り着けない 。憧れとも呼べる、園。 ) …――― 眠る花。揺れる花。 枯れて、落ちて、戻らない。 眠る花。揺れる花。 消えた花は、 もう目覚めない。 ―――…  ♪ ( 口ずさむ様に 少しだけ。 )    …   、  ( 歌、止めれば。  ――…ハ、 息を吐いた。 胸の辺りが 痛む。 何も無い筈の其処が、 苦しくなる程。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:36:11]
リゼル > ( 木の枝の十字架が 墓地の片隅に、一つ。 ――… 其の前に 赤い蝙蝠羽が 独り。 )  ――――― 、 ( 真赤な薔薇の花束は 死者に贈るには適していないのかも知れないけど。 己の思い浮かぶ花は、是だけだったから。 ――… 己の贄となった孤児の少女へと 手向けの花。 … そうッと、 其の木の十字架の前へ。 ) [Fri 25 Nov 2005 20:30:48]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Fri 25 Nov 2005 20:27:50]
お知らせ > リリーさんが退室されました。 [Thu 24 Nov 2005 11:13:48]
リリー > ( 駆けた先に在るのは、 今までの楽園では無くて ――…まだ灰色の 曖昧な世界。 ) [Thu 24 Nov 2005 11:13:47]
リリー > ( ――――― パキリ ッ。 )  ( 踏んだ木の枝の音が 死者の目覚めの合図の様に聞こえた。 )  ―――――きゃああぁぁぁあッ!  ( 悲鳴。―木の枝に囀る小鳥さえ 逃げ出してしまいそうな。 少女は、 駆ける。駆ける ――…何処まで行けば帰れるのかも 知らぬけれど。 )   [Thu 24 Nov 2005 11:12:40]
リリー > ( ゆっくり歩む先に在るのは、この嫌な場所からの脱出口。 ―眠る死者たち起こさぬ様に、 ゆっくり。ゆっくり 足音をも殺す様に。 ) …   っ 、 ( 行っていない筈の 呼吸が苦しい。動いていない筈の 心臓が痛い。 生命の証拠の 薇の音が かちり。かちり。 いやに響く。 ――まるで死者達を起こす目覚ましの様に 、 ) [Thu 24 Nov 2005 11:11:00]
リリー > ( 身体の中の薇が軋む様に痛む。 ――きちきち。きちきち。 死への宣告の様な 時計の音が聞こえる。 )  どうすればいいの。どうすればいいの。 ( 止まる事無い音。 ――存在の証明である筈なのに。 異様に鳴り響く音は 死神に子守唄のよう。 ――服の裾握り締めて、 歩いた。 一歩、一歩 ―…この薄暗い空の下には、 居てはいけな気がした。 ) [Thu 24 Nov 2005 11:07:55]
リリー > ―――…ねェ、 ( 蚊の鳴くほど小さな声を、訪れた参拝客へと。 )  ここはどこ。おとうさまはどこ。 ( 参拝客は、首を横に振った。其れの意味は理解できなかったけれど。  ――… ” 外は危ないから絶対に行ってはいけないよ。” 父との、――否、製作者との約束。 )       ( 破ってしまったから、楽園から追放された。あの幸せな、何でもある世界から。 )  [Thu 24 Nov 2005 11:04:32]
リリー > ( 初めて視界に映したのは 真白な部屋だった。こンな十字架だけが立ち並ぶ、奇妙な薄暗い所ではなかった。 ) ―――――、 ( 墓地の片隅で蹲る少女風貌は、 怯えた視線を周りへ向けた。 ――周りの木も、草も、十字架も、石も、空でさえ 全てが恐ろしく映る。小刻みに震えた身体 抱き締めて。 寒さから、恐怖から逃げる様に。 ) [Thu 24 Nov 2005 10:58:33]
お知らせ > リリーさんが来ました。 [Thu 24 Nov 2005 10:54:18]
お知らせ > リコリスさんが帰りました。 『( 墓守さんが発見次第、猟奇事件疑惑発生。※駄目っぽく。)』 [Wed 23 Nov 2005 05:56:50]
リコリス > まあ、前者は拝聴致すとしまして。( 聞くのか。) 取り合えず後者は却下です。却下、却下。( 三回言った。でも半分しか止める気無さそうだった。 この身を抱くのが死者の熱でも、帰路の道中、うたたねしない為には丁度良い。どうせ、糸が切れればそれも無駄なのだから。) ええ。淑女のたしなみとして、全力でお相手願います。( どっちが勝ったのかは、語らぬが花の物語である。 歪な支え合いの幻想は置き去りに。撒き散らした黒い緋色もまた同じ。) [Wed 23 Nov 2005 05:56:25]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(残る血塗れの十字架)(酷い落とし方)』 [Wed 23 Nov 2005 05:52:16]
ミカド > いいともっ!よろこんでっ…!ザッハトルテ君の寝顔の美しさや、儚さや、小鳥ちゃんの寝顔の可愛らしさや、危さ!特と語って差し上げよう。(己のネクロマンシー技能を使って、寝顔再現までするね!)(抱き抱えた腕の中。暖かな体温が、冷たい肌に仮初めの熱を与える。――懐かしい暖かさに微笑んで)―――まぁ、その前に。腕相撲などしながら、一眠りしようじゃないか。(夜風に外套を絡ませて、出口へと向う足。――カツコツ石畳を叩く足音が響き)見掛けと違って、案外ストロングボーイなおとーさまに勝てるかなー?(知らぬが仏的な悪夢を呟きながら――)(今は。今は ――― この甘い夢に浸っていよう。 縋っているのはどちらだろう。 誰も問わない、答えない。) [Wed 23 Nov 2005 05:51:57]
リコリス > ( 正しい意味での魔窟と化していく西園寺邸に乾杯★ 今募集中の某オクスリは、残念ながら聖職者様には飲んで頂けないのが口惜しい。そんな呪い連環。) ( 遥かに短い時しか生きられないモノには、これも思い出の一つになる。空白だらけのアルバムを埋めようと足掻くように。) ――……おとーさま。その辺りについては、おうちに戻りましてから、小一時間程お話聞かせて頂きます。( 問い詰めりゅ。小一時間程正座させゆ。赤飯にガーリックは混ぜないので、其処だけは安堵しても良いと思う。※どんなばいおはざーど。) ( もう、夜明けが近い。冬とはいえ、夜が長くなったとはいえ。――…だから、少しだけ不安な時間も長くなる。そんな、秋から引きずる感傷だ。きっと。抱きしめられた侭、ぽふりと顔を伏せた。 すっかり、身体が夜型になってると実感する。朝日で眠たくなるなんて、人としては失格気味だ。) …それは流石と申すべきですか。それってどうよと突っ込むべきですか。( 淡と尋ねる声は、また当初のようにニュートラルな値に戻って。けれど、墓地を吹き渡る風に笑い声が交じり合うのが聞こえるものだから、少しだけ訝しげな視線を上げる。 何がおかしいのかと、問う様に。)   ――……大丈夫なら、良いんです。それで。( 今は折れていない首に、手を伸ばしてしがみついたら、確かめるように呟いて。 どういたしましては、目を合わせずに囁いた。) [Wed 23 Nov 2005 05:40:23]
ミカド > (なんだか色々な意味で西園寺邸には一般人を入れられねぇなぁ!…と、思った。賑やかななのは間違い無いが。どうせなら、金髪カナカン神父様もネタ神に微笑まれるといい。――まさしく呪い。)(久遠の時に比べれば短い、刹那のような交わり。――何れ今日のこの時さえ、薄れてしまうモノなのだと誰かが囁く。――いいんだ。) ――赤飯?なんだい。何か目出度い事が―――あぁ。 ザッハトルテ君の寝顔目撃50回目突破記念か(なんか言った。)小鳥ちゃんの寝顔目撃30回記念ももう直ぐだし。良いね!赤飯。(もっとなんか言った)(見事クルクルターン★を決めた主は、何時ぞやのように胸に貴方を抱えて、ふと空を仰いだ。――そろそろ夜明けが近いだろう。――血塗れの襟首やら、顔やらみられると、中々面倒だ。其の侭歩き出し)…お任せアレだ。なんて言ったって、首が折れ経験3回だけど、この通り、おとーさまは元気だからね。お安い御用――…ぅ?(不届きモノ。手招き。尻尾を巻いて――)……。(数回、頭の中で反芻した。――あぁ、そういう事か)……っく―…は、ははははははっ…はっ!(今度は此方が笑う番らしい。少女の笑い声に続き、男の笑い声も盛大に響き渡った。)――― (ふと、笑いを止めて、抱く力を不意に強くする)大丈夫だ。(確りと)  大丈夫。 (言い聞かせるように呟いて)―――― 有り難う? [Wed 23 Nov 2005 05:08:18]
リコリス > ( 遂に揃ったトリオが出番をいまやいまやと待ちうけている横で、熊が痙攣しそうなくらい笑っている予感。何処までもイキモノが遠いです西園寺邸。 感無量でござる。やりもうした。そんな風に言ってくれると信じてる。(@帰って来た殺助編)) ( 掌で掬う一握の灰が風に流されぬように、きつく握り締めることだけが、許されること。未だ自らが死に瀕した事の無い身が出来る事。 ――…かえれぬように繋ぎ止めること、送り出すこと。正しい事はどっちかなんて、究極的な興味は無いのだから。) ( 繋ぎとめる楔のうちの一つなのですか、旦那(未定)への折檻。この世はやはり無体に満ちているご様子。)   はぃ。それはもう、重々と参考に。取り合えず、お赤飯は後日に。( また炊くんかい。漸く脱がすまで辿り着けた主様へのお祝い代わりに。※誤解フラグ発生中。) はい。なれば、その日までどうかご壮健であらせられます、よう、にっ!( 語尾が跳ねた。同時に、小娘の身体も跳ねた。前フリがちゃんとあったらから可だと思います、Sir! そんな逃亡犯の後ろにクロネタ様の影は見なくて宜しい。  ぐわし!と受け止められた身体が、遠心力の助けも借りて、ぐるんぐるん回る回る。メリーゴーランドまで望むと主様潰しちゃいそうですから!)   ……よし。これで、向こう側から手招きする不届きモノも、尻尾を巻いて逃げ出したはずです。( 胸の中から、妙に真面目くさった声と顔で、そんな風にのたまった。) [Wed 23 Nov 2005 04:42:19]
ミカド > (よって見事少女を抱きとめ ※ガブリヨリとも言うかも知らん 重さに振り回されて一回転。 次に根性で二回転。 遠心力に娘の身体を離しそうになった主様、慌てて三回転とちょいで胸に止めて)―――――っヨシッ!!!(妙に「俺はやったぜ」的満足した顔で、抱き締めた。) [Wed 23 Nov 2005 04:25:03]
ミカド > (貴方の言葉に、御家で虎兎鼠が、びくりと動いたことだろう。間豪事無くホラーハウス西園寺家。――死者に鞭打つような職業エクソシスト様だからこそ、この辛い仕打ちにも耐えてくれると信じている。…されども涙が眼孔から零れ落ちまする。男子にあるまじき振る舞い。(@殺助返し))(もし、その心配事を少しでも口にされたのなら、ただ、笑うんだろう。それから、一言「渡”れ”ない」とお返しする。 男の黒い血の本能が、先程の白昼夢の生々しさこそ「真」だと囁くのだから。 此処にあるような十字架も必要なし。、男が本当に屍になったのなら――肉を抱えることなどせずとも、掌で掬えばいい。風にも子供にでも抱えられる躯なのだから)(だけど今は。胸張って小鳥ちゃんの「将来の旦那」とやらを、どうやって打ち滅ぼすか考えているくらいなのだから、当分は心配しなくて良い、と)うむっ!出来た娘で嬉しいねっ!…おとーさまの恋する様子で学ぶも良しだ。(こうしては駄目だ!と、いう意味で)ちなみに。僕は本気だ。(唇が愉快げに吊り上がる。墓場に響き渡る娘の声に、noiseは掻き消された。)よって、小鳥ちゃんも紹介する時は覚悟するように―――――。(グ、と腰に力を入れた。)(ジャンプする標的を、抱きかかえるべく両手が広がる。…重心が後に下がらぬよう、朱鷺の都国技SUMOUの心得を思いだしながら目を見開いた。―って、此処で再び判定すると、ネタ神きそうだから。きそうだから!不意討ちじゃないから大丈夫さ!とか逃げた!逃げた!) [Wed 23 Nov 2005 04:24:56]
リコリス > ( ※信じても。 バチのように切れているのは気にしたら負けだ。) ――…では。( ぐっと身体を低くして、再び飛び込みジャンプ決行! 奇数偶数判定はお任せしたい次第。れっつごー!) [Wed 23 Nov 2005 03:58:36]
リコリス > ( 墓守さんがびっくりだ。ナンダッテーな呪いフラグ。常にトリオが憑依中。――…今も変わらないとか禁句だろうか。禁句か。 死者に鞭打つような無体さに拙者惚れ申した(@殺助)) ( この場所は、人の世界に在りながらも何処か、向こう側の境界に近しくて。自分の事よりも、一度彼岸を覗いた方々がいらっしゃるか否かが不安になる時がある。――…その侭、渡っていってしまうのでは無いかと思えば、酷い話なのだが。 だから、おかしな事を考えるのだ。きっと。 俯きがちな沈思は、吹き出す声で破れたが。) ……良いのですよ、まだ。…今は、青春まっさかりなおとーさまの恋路を見届けるくらいで丁度良いのです。( 応援じゃない辺りが、某様への配慮なのか。それとも娯楽なのか微妙な所である。震わせる肩も、口元押さえた面立ちも、まだ所詮は子供のものだ。) ――…っ、く……っは、あは…っ、あははは……ッ( 遂に我慢出来ずに吹き出した。それも通り越して、声を上げた笑い出した。それこそ、同じ年頃の子供がするように。 息苦しいしお腹痛いし、身体は「く」の字に折れてしまうが、不思議と気分は悪くない。 並べ立てられる条件は、それはもう無茶なもの。いや無理ですってばって、それこそツッコミの二撃目を入れるべきだと、小娘の思考回路は命じているが。ツッコミの手は捕まえられてしまったから、出来ないのは仕方ないのだ。) ……そんな風に仰られると、間に受けてしまいますよ。本当に。( まだ、くっくっと喉奥で笑いは止まらずに。緊張した面持ち見せた方を、見上げた。 STR12の方をご友人に選んだ貴方様なら、小娘の一人や二人、受け止められると信じてる…! [Wed 23 Nov 2005 03:57:18]
ミカド > (墓場に相応しい姿になったじゃないかと、いけしゃあしゃあ言ってのける。――今度墓場にきた時に呪われるフラグも立てておいたほうが宜しいだろうか。――ネタGODはもう良いと、無言で十字をきる始末。どっかの女体化したエクソシスト様の元に飛んでいくといい…!!!)………………。(ろーりんぐ)………………。(想像する)(想像した。首をかっくり傾げて考え顔)…………。(自分の向こう側を透かすような視線に)なんだい。まるで嫌がっているような――……しかしだ。君達の成長は止められないのだから、迎え入れる準備だけは忘れずに。何、過ぎ去ると、どんな想い出でも「いい思い出」になってしまうものだよ?経験者が言うのだから、間違い無い。もっとも僕は、今だってそういう時期のつもりだけど―――……………。……。……。(成長する)(女性になる)(何か、今、重要なことが過ぎりそうになった。例えば赤飯を炊くような出来事とか。――再び考え込みそうになった時、噴出すような声が聞こえて)とんでもない。(真顔で首を横に振る)0だなんて。マイナスだ。小鳥ちゃんの心を盗んだ憎い男になんぞマイナスから始まるねっ!先ず僕のような容姿端麗性格良し家持土地付き金持ちの僕に!!先程のように罵られて、まだ好きだ!という輩がいたら!ようやくそこで「0」だ。――それから後、身体検査、近辺調査を終えて、漸く「1」かな?小鳥ちゃんの恋人になろうという男なのだからね、間違いがあっては困る。――其処は厳しくしないと。幾らザッハトルテ君に「そこらへんに」とか言われても殴るのはやめないね!!(胸を更に張った所で、突っ込み入った。腕相撲フラグの行方はともあれ)………小鳥ちゃん。(突っ込みいれる手を握り)いいかい?世の中には気にしちゃいけないことってぇのは山程あるものなんだよ。(何故なら、男の近くには、鬼力の誰かさんがいる。突き飛ばされるくらいは、それこそ微笑すら浮かべて流す所存。――如何なのとか聞こえない。)だから君も気にせずに――……さて。(力強く頷いて、両手を広げた。さぁ、カモンと両手で招く。ローリングするつもりらしい――ちょいと緊張した面持ちなのは、再び吹っ飛ばされる恐怖が過ぎったからだろう。――そんな事無いって信じてる。) [Wed 23 Nov 2005 03:29:50]
リコリス > ( むしろ、血でべっとりと染まった十字架が後程すぷらったーでほらーだと思いました。掃除必須の次第。 こうして散る散るお蚕さんの命の結晶。いや、嘘だが。GODは忘れた頃にやって来る。) ( 遠い昔、神の子が罪を負うた形骸の下に、影二つ。それらに背を向けたモノが。) ……其方は、追々に。……申し訳ありません。本来の予定では、タックル⇒キャッチ⇒くるくるローリングで、いらっしゃらない方に見せ付けて差し上げようかと思ったのですが。( 間違いを探せレベル3。 神妙に頷きながらも、放っておくとリベンジを決意する小娘。さりげなく傍らにて立ち上がろうとする。ええ。膝は見ないが武士の情け。) ――…その季節は、もう少し遠くても良いのです。( ほんの少し、明後日の視線。着飾る事を拒む程度には、遠ざけたい季節。) ――……っ( けれど、それはもう、堂々と言い放たれたお言葉に、思わず吹き出しかけた。口元押さえて、肩がぷるぷる震える。) ……素直に認めて祝福なさる気、ゼロに御座います、ね…ッ?( 顔も伏せて、肩を小刻みに震わせる。何かがツボに入ったらしい。)  ……ええ。おっきな壁になって、くだ、さい。( 何かを堪えながらなものだから、言葉は不自然に途切れ途切れになる。)  ――…分かりました。では、極力か弱く参りましょう。( でも腕相撲では手は抜かない。たおやかな淑女であれど、闘争本能は死んでいない。それが小娘クオリティ。そもそも淑女じゃない。)  ……いえ。それは気にした方が良いと、こう。( 思わず、びしむとツッコミ手が入る。首に。折角無事だったのに…!) ――…頼もしいのは何よりに御座いますが、それでも気に病んでみたりする青春時代に御座いますとも。( びしびしびし。何かが連打で入っている。) [Wed 23 Nov 2005 03:00:44]
ミカド > (襟元に散った赤は流石に拭えないが、まぁ元々黒外套。目立つもんでも無いだろう。ふす、と一息。――今宵もまた一枚シルクのハンケチィフを無駄にしてしまった、と無駄に侍風味に告げてみた。 飛んだハプニング※文字通り にピリオド準備。)(十字架の下で、貴族らしからぬ仕草で胡座かいた)身長も少し延びたかな。――このまま何事もなく、健やかにすくすく育つと良い――…とは思うものの、その。力は程ほどに。うん。――流石にさっきみたいな事をされると、いくら丈夫なお父様と言えども、膝にくるからね(ガクガクする一歩手前らしい膝に力を入れ、立ち上がらんと)…まぁ、もう暫くすると、周りが君を放っておかなくなるんだろう。…心トキメク甘酸っぱい恋心。一番華やかな季節の到来だ。きちんと楽しまないと駄目だよ?物凄く短いんだ。(似ていて異なる赤の視線が交差する。――…上から見下ろす其れは、少しばかり困ったように微笑んで)…そして、そういう殿方ができたら、きちんとおとーさまに言うんだ。「この泥棒猫め」とその殿方の頬を張らないとね!それから、「何処の馬の骨なのやら」とも罵らないと!そして「お前に娘はやらん!」とも。(胸を張りながら、堂々と言うた。一切の淀みなく…!)(血に汚れたキラキラした笑顔は、色々な意味で間違っていた。)何よりも僕より強くなくてはねっ!(誰でもクリアできそうだとか言うの禁止)……………。(此処まで明るく言い切って――宜しいのデスか、と念を押されると)(何か固まって)―――――…・・おとうさまは かよわいじょせいが すきかな。 (腕相撲の準備は宜しくてよ。家に帰ったら、かなりの確率で本気になる主様がいるだろう。何か色々今日は可笑しい。――何処ぞのnoiseの所為だとしておこう)……失格?突き飛ばして吹っ飛ばして頭を強打ささせるくらい、気にすることは無いよ?何度も言うけれど、お父様はこの通り。(くるりと道化じみた仕草で両手広げ)…丈夫だ。(血塗れで言い切る) [Wed 23 Nov 2005 02:39:29]
リコリス > ( 色々洒落にならないと思った十五の夜。一年サバ読み。 そんな首ちょんぱな未来図に慄くのも墓地クオリティ。何といっても戦闘区域の一部である。それだけに洒落にならない恐るべき構図の発見。人生は勢いの侭に流れるウォータースライダー?※駄目っぽい。) ( 血肉と臓器に依存したイキモノには、その道理はまだ遠い。近くにいても、知らぬ事の方がきっと、まだ多いのだ。月影ばかりが照らす夜の中、溶ける様な流れは、手を伸ばした頃には止まっていた。指先が、ぴくりと揺れる。) ……おかげさまで。今はがっつり栄養も取らせて頂いております故。ですから、もしも屍になられても、踏み越えたりせずに担ぎ上げて行ける辺りが目標値に御座います。   ……吹っ飛ばしてしまったのは、こぅ。計算違いに御座いましたが。( 娘さんは、おとーさまの目を真っ直ぐに見据えて、何かのたまいました。いつかの未来にプリンセスホールド予告。 それでも、引き攣る口元を凝視して、ややぎこちなく視線が斜めに流れたが。) ……宜しいのですか、わんぱくで。楚々とした淑女が良いとか、愛らしく小悪魔ちっく、とか。ご注文があるならば、出来る範囲でドンとカム。出来る範囲で。( 出来る範囲はとても狭そうです。)   ……お望みとあらば。( そして腕相撲フラグ→ON。くらら、準備は宜しいですか?) ……何か、色々失格ですね。私も大概に。( 制された手は、触れる事無くゆるりと下りて。それはもう手馴れた茶飯(違う)で血を拭っていく所作の前で、何かが零れた。) [Wed 23 Nov 2005 02:05:40]
ミカド > (十字架に貫かれて滅ぶ。――しかも娘の手で。ある意味本望だが、本当に如何なのか。何処かの友人君が車田ぞした日には、突き刺さるよりも、首が飛びそうだ。現在STR12の誰かさん。思いっきり殴らリたら、首が飛ぶ未来予想図。――笑って良いのか、哀しんで良いのかわからない場面になることはお約束する。――勢いって大事だよね!(なんか言った))(傷は直ぐに塞がらないが、血の流れだけは直ぐに止まる事だろう。自分等の本体は黒き血にある。肉は、付属品に過ぎない。ずるりと足を引き寄せて)ジョ、丈夫になったものだ、ねぇっ…小鳥ちゃんも。簡単に僕の屍くらいは踏み越えていけそうと言うか…っ…!ははははははは。(後半棒読みだ。流石の主様も、友人君に殴られる、吹っ飛ばされるのは兎も角、娘に。娘に…!!!吹っ飛ばされるのは、流石に動揺が大きいらしい。ビックスマイルを浮かべるも、引き攣る口元が隠せない。)―――…うん、強いほうが、嬉しいよ?ショックだなんて思っていないさ…!!!「わんぱくでもいいたくましく育ってほしい。」と言う、子供の成長過程を願う親の俳句もあることだし(俳句扱い)そんな……!!でも、帰ったら、ちょっぴり おとうさまと腕相撲デモして遊ぼうか!(落ち込みフラグが立ったー立ったわー)(自分のハンケチを取り出すと、非常に悲しいことに手馴れた様子で拭き取り始めた。だって、日常ちゃめしゴトですもの。(誤字))(伸ばされる手を、止めて) [Wed 23 Nov 2005 01:52:59]
リコリス > ( うっかり十字架に刺さらなくて良かったと心底思った。其処まで行くと即死コンボだが、同じ事を某チョコケーキ様がなされたら、きっと空高く車田空間だったと信じてゆ。そんな即死コンボはどうなのか。) ( 小娘の鼻でも分かる匂いが、夜の静寂に満ちた。生者と死者のそれを分けて嗅ぐ事は出来ないが、これは深い鉄錆の気配。 ――…石畳に臥した小娘が顔を上げれば、ミステリー&サスペンスの冒頭シーンのような光景が其処に。まさにかせいふは(略))  ――…御父様……( ゆらりと赤羽の小娘が石畳の上に立ち、一歩、二歩、開いてしまった距離( ※ふっ飛ばした分。)を詰めるように進み、膝を着いた。 まるで惨劇に挑めの裏主役じみた御姿が反応示すのを見て、無機面相の小娘のツラにも、薄く安堵じみたものが浮かぶが。) ――…申し訳御座いません。いや、本当にどうしてこんな事に。( ←元凶。)  ( 血塗れの御手と頬へと伸ばす手。 至極真顔で安否を尋ねるジェノサイダー。) [Wed 23 Nov 2005 01:35:54]
ミカド > ちょ。(びくんと外套の下で右手が跳ね上がり)――ちょーっと、勢い、付き過ぎたっ…か、感じ、かなー…っ!?(神様、其処まで意地悪じゃなかったらしい。折れてない。折れてない。)(油が切れた人形のように、ぎこちなく両手を動かして顔を上げた。※ちまみれ)(何かと台無しだ…!) [Wed 23 Nov 2005 01:29:44]
ミカド > (移動キャンセル必殺技みたいな間合いだったんだろう。重さのある肉が硬いものにぶつかる嫌な音が墓場に響いた。)(十字架の天辺が黒い血で汚れている。 血に塗れた髪の毛が、べったりと血色の線を引きながら十字に絡み付き――視線を其の侭下に下ろせば、不自然な程に首を落とした男の姿が!…壊れた人形のように両手両足を投げ出して項垂れている!ダイイングメッセージでも残っていたらばっちり立派な猟奇的殺人現場の爆誕である)(かせいふはみた)(魔法の呪文が唱えられそうだ)――――………(小鳥ちゃんが「ヤーッチマッター」的な声を洩らした後、只管静寂が―――)……………。(…こっそり、首が折れている(偶数)折れてない(奇数)か、尋ねてみよう。帰ってきたという神に…!) [Wed 23 Nov 2005 01:28:25]
リコリス > ( ソロ○ンっていうか、ヴェイトスですね。その侭。  転がって90度反転した視界の中、何か人体と硬いもののコラボで立てちゃいけない音が聞こえたよう、なー。  ――…遠い昔の聖画のような構図を前に、思う。 一体どうしてこんな事に。※元凶。) [Wed 23 Nov 2005 01:16:06]
リコリス > ( 知らない誰かの墓碑の前。見知らぬ誰かの名が刻まれた白亜の前で、ソ○モンよ、私は帰ってきた! byネタGOD  それまでの言葉も佇まいもニュートラルに常の侭、キー入力後の行動だけがイレギュラー。伸ばした手の先にいなかった身は、腰の入ったタックルを主様にぶちかまそうとしていた数秒前。  そして、重い衝撃が小娘の実にも伝わった直後。想定はある種外れ、どうやら、抱きつく以前にぶっ飛ばしてしまった様子。)     ―――−あ。( 目標着弾地点を見失った小娘も、石畳の上に転がった。何だろう、この阿鼻叫喚図。 スローモーションに回転する視界の中で、まるで古来、人々の罪を背負い磔になったというクリストの再来の如く、白亜を背負う主様の御姿が見えました――― ) [Wed 23 Nov 2005 01:12:15]
ミカド >    ゴッ     (何このコンボ)   (神様、何処までも意地悪だった。)(吹っ飛んだ挙句に、知り合いの名前した誰かさんの墓に、頭がっつりぶつけたようだ) [Wed 23 Nov 2005 01:02:57]
ミカド > (ウララかな春の日、スペースチャンネルを眺めながらいかがお過ごしですか。強風吹き荒れるあの日、私の布団は吹っ飛んだわけで―――)  (実話かどうかはさて置き)  (主様更に情けない事に、後に吹っ飛んだよ。 十字架の元に叩きつけられる(偶数)か…?!それともなくバ、無事、石畳に転がるだけ(奇数)か…!) [Wed 23 Nov 2005 01:02:08]
ミカド > 構わないんじゃないかな?……訪れる人もいないのだろうし。(なんせ中の人が居ない。…洒落でもなく、そう表現する。恐らく下に横たわっている方は、古い人なのだろう。――”同世代”だと言われても納得してしまう程に。)可愛い子に祈られるのは悪くないと思う。僕がこの下に入っていたのなら、そう思うかな?(時計を外套の下、胸元へと押し込んだ。―赤い羽根持つ貴方は、館の中にいる時と変わらぬ様子で声をかけてくれる。其れが今は有り難い。声を聞き逃さぬように、響く音にひそりと意識を集わせて、余計なモノを切り捨てる。これで良い。)(頷いて)ありがとう。僕もそう思うよ。――夜の墓場なんて何が出るか判ったもんじゃない。レイスやら死霊やら――…ヴェイトスじゃ洒落にならないもの――――(もう一歩近付いて、出来る事なら、肩でも叩こうと伸ばした左手が)――――……?(目標を見失って宙を舞う)…ね (何か、屈むように低くなった小鳥ちゃんの頭)――――ぇえぇぅぁ?! (主様、情けネェ悲鳴あげてタックル、ガチ。)(発言時間下一桁奇数:ブッ転ぶ 偶数:吹っ飛ぶ) [Wed 23 Nov 2005 01:00:02]
リコリス > ……なれば、私が黙祷させて頂くのも、少々野暮に御座いましょうか。( 元より、誰か目的の何かがあっての散策では無い身。目的の名前、目的の死者。――…目前の御方を浮かべるのは、おかしな話だ。此処に住まう方ではないのだから。) …懐かしい方とのお話の邪魔になってしまったとしたら、申し訳なく。されど――…ええ。余り長い事、いない方が良い等と、出過ぎた真似を致してみます。( ゆらゆらと、時告げの針のように揺れる鎖の前で、何か宣言した。 彼の耳に届くノイズは聞こえない。囁く声を気取るには、小娘の耳は違う方向に向いている。お迎えという言葉に、一度粛々と頷いたなら。踏み出すタイミングを計るように、小柄な身体がスッと低く沈み。)       ( ⇒飛び込みタックル突貫。 [Wed 23 Nov 2005 00:40:39]
ミカド > 名前だけね?名前だけ―――……。(娘の声に混じって誰かが囁く――noise――下手に突付いたものだから、煩くて敵わない。ザワザワと木の葉の擦れる音を大きくしたような声が頭の中で響いていた。――思わず、左手が額を抑えるが、其れも一瞬)本人かどうかはわからないけれど?( 嘘 )とても懐かしい人だったから。(嘘、嘘) 時間を忘れてしまって――今、何時かな。懐中時計――あぁ…もう日付が。変わって。(騒ぐ声が、いちいち答える。己の必要としない音。 no  i se だ。)(鎖を引き出して―振り子のように顔の横で揺らして見せた。)――これは心配されても仕方ない。悪かったねっ…?「おとうさま」(嘘)失格だ。 (嘘ばかり)―…ええと?迎えに来てくれたのかな。(稚気滲む答えに、微笑みを浮かべた。一歩貴方へ踏み出して) [Wed 23 Nov 2005 00:22:27]
リコリス > ――…お知り合い、ですか。( それを誰か、と問うのは不遜と言うよりも、申し訳ないような気がした。その一瞬の思考にこそ、眉を数秒顰める。 居並ぶのは墓碑。地に沈むのは死者。こうして向かい立つ方は、  ――…日頃は余り考えない事が、剥き出しになる世界。否。考えないように勤めている事か。) お邪魔になっては申し訳ないとも思ったのですが、一人で立ち入るには、少々危ない場所でもあるらしいですから。( ですから、お側に控えております、等とのたまいすらする。立場が逆などという声は聞こえない。聞こえない。闇の眷属ならぬ人の目では、月明かりの下に佇む墓碑に刻まれた名は、この距離からでは見えなかった。 だから、それが虚実なのかすら。) [Wed 23 Nov 2005 00:01:42]
ミカド > (近付いてくる足音は、確かな実体として)(引いた手を外灯の中で握った。――滲んだ黒がぐし、と水音を立てる。)――……。(近付いてくる吐息は、暖かな紅を宿す生き人として)(其の侭通り過ぎるのならば、墓参りにきた誰かになろう。――十字架を見つめる瞳は変わりはしない。――瞬きを忘れているのに気がついて、一度閉じて、開けた)―――……。( 聞きなれた声で此方へ投げかけられる言葉は、自分の―――……)(漸く石の十字から視線が離れた。顔を上げて、足を引く。――石畳を擦る靴底。――鳴く誰かの声)…いいや?全然。 (水平に移動する紅が、貴方を写し) ……知り合いの、名前が――あったから少し足を止めていた、だけだよ。 [Tue 22 Nov 2005 23:47:22]
リコリス > ( 夜闇の中、灯火のように浮かび上がって見えたのは、墓碑たる白十字。闇夜の白があるからこそ、ヒトの目にも視認出来た、影の輪郭。どれだけ息を、足音を潜めようとした所で、こうして動いている以上、鼓動やらそんな生体反応までは消えられない、それが生命の限界。言い方が何かとおかしいが。 ――…近づく足音は、一度進んでしまえば止まりもせずに。後ろ、一メートル程の間合いを残して止まるもの。) ……御機嫌よう。お取り込み中に御座いましたか。( 夜風に淡と紛れさせる声音は、屋敷の中で放つものと変わらない。換わらぬように勤めた結果か、常の習いか。闇溶ける黒を纏うのだけが同じ小娘がひとり、背筋を伸ばして場違いに立つ。) [Tue 22 Nov 2005 23:32:02]
ミカド > (十字架に、人の骨に、EDENへ上がったという証拠たる石に絡めた指先で、爪を立て)―――…….(人が『これ以上は壊れる』と痛みを発し、力を抜く場面でも、死人の体は痛みさえ恐れなければあっさりと肉の限界を超えていく。――手袋の中で爪が割れ)――――………。(と―――)……………。(止まる)(生々しい息遣いは、死者には無いものだ。彷徨うものどもに合わせた意識だからこそ、その足音がやけに大きく聞こえた。)(爪先に黒いものが滲むと―――外套の中へと引いて)―――。(姿勢を正した。)   (後は、白い石と対峙する人形の如き黒外套が残るだけ) [Tue 22 Nov 2005 23:18:23]
足音 > ( 雨が少なかったせいだろうか、乾いた土塊が靴の下で砕けていった。参るというには手向けの一つも持たない小娘の足は、墓碑の合間に通る道の上で、一度止まる。風に流れ、届いた声音。耳に馴染んだ響き。夜に惑いながらも緩々手繰り、手繰った先。闇の中、溶けるような後姿を見た。)  ――……。( 笑う、声。死者と生者を隔てる壁のような世界。 目の当たりにしたのが最初とは、決して言わない。それでも足が止まるのは、いっそ忌まわしく脈打つこの胸の中の何かのせいか。)     ――…( 言葉より先に、身体の方が動いた。さくり、背の君へと近づく足音。) [Tue 22 Nov 2005 23:09:59]
ミカド > ―――羨ましいのは、貴公等だろう。 死人の肉が羨ましいのだ。 何も出来ぬ己らが悔しいのだ。 (笑う声は、揶揄にしか聞こえない) [Tue 22 Nov 2005 23:03:05]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( ――…、)』 [Tue 22 Nov 2005 23:00:00]
ミカド > (noise)                  (noise)         ―――と。 (白昼夢のような眩暈。――軽い嘔吐感を感じて墓に触れていた指先に力がはいった) ……。 (石榴の瞳が瞬きをして、「此処」に焦点を合わせる) …………。 (未熟な死霊使いは、何時の間にか何かの声を聞いていたらしい。顔を何度か横に振り)―――……。 (死の後を望むなんて――既に夢にもならぬ、たわごとにもならぬ、ざれごとにもならぬ――…)(ならば、聞けばよいと単純に彼等の声を聞く為の技能を覚えるということは、届かぬものに手を伸ばし、薄いギヤマン越しに羨望の視線をむけるようなことだった――)………。(羨望?)(羨ましい?)―――……。(クラリ、唇を歪めて笑った) [Tue 22 Nov 2005 22:52:43]
ミカド > (燃え尽きるように崩れる姿は忘れまい。指先足先から腐り落ちるように白くなる同族の姿。 穿った穴から、止まっていた時間の触手が這い出て彼を絡めとり、黒い血も赤い血も全て本来在るべき姿へ―― 消滅 へ と。 )―――……。(改めて十字架へ指を這わせた。左の端からゆっくりと――何処ぞの神が磔にされているらしい中央へ。)――(あの姿を見て、漠然と)(あぁ、自分には『消滅』以外の道は無いのだな。と、漠然と知ったのだ。 確信さえ感じる程に。 地獄も天国も何も無い。 二度目の死の次は、完全な消滅。 何も残せぬ 残すことも許さぬ それはせかいにさだめられた ひとしくあたえられる るーる おきて まもるべき―……屍が生むこと許さじ)―――……。 [Tue 22 Nov 2005 22:37:26]
ミカド > (力無き彼等。儚い彼等。――本来ならば、己とて『彼等』になる筈だったのに。)……。(十字架は沈黙したままだ。――己の呼びかけに反応するものは、文字通り”居ないらしい。”) ……天国・EDEN・極楽――本当に、あるんのかい。 (消えてしまった貴方。)(―同じ場所には消して辿り付けぬ自分。)(――いや、本当に辿り付けないのかは、わからぬのだけど。)(ただ)――――……。(同族の滅びる姿を見たことはある。 白い灰になる姿。  胸に穴を穿たれて――)   ………。 (白い白い灰に) [Tue 22 Nov 2005 22:21:23]
ミカド > (唇が僅かに動くだけの言葉。周りにその言葉を聞きとめるものも居ない。――居るとしたら)――――……。(十字架に記されている名はなんだろう――) ……。 (死人の欠片が漂う此処は、男にとっては静かな場所ではなかった。――草が掠れる音を借りて呟いたり、木々が揺れる音を借りて嘆いたり、石畳が寒さで軋む音で足音を鳴らしたり――既に生有る物として活動できない彼等は、誰かの何かを借りて、囁くしかないのだ) [Tue 22 Nov 2005 22:03:40]
黒外套 > (最初、この十字架並ぶ墓地を見た時に、突き立った十字架が、まるで人の骨で出来ているように思えたものだ。)―――…。(あまりにも白いものだから、その白い白い石の十字架の一つに、指を這わした。――手袋越しの感触は冷たく固い。――だけど、この下に人が埋まっていると思うと――ささやかながら「暖かさ」の欠片に触れた気がして)――――ご機嫌よう。(白とは対極の男。黒い外套をゆらす 生ける屍 は思わず、挨拶を) [Tue 22 Nov 2005 21:50:33]
黒外套 > (地面に突き立つ数々の十字架が、月光の元で輪郭を朧にして白く――白く――) [Tue 22 Nov 2005 21:42:28]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『(石の十字架は夜にこそ映える)』 [Tue 22 Nov 2005 21:39:02]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『いくらでもある…後悔する時間も悲しむ時間も…』 [Tue 22 Nov 2005 20:05:52]
ヴァネッサ > ………時間はいくらでもある…いくらでもある… (何か自嘲気味な笑みが顔に浮かべば出口の方へと向き、そのまま歩き始めようとする…) [Tue 22 Nov 2005 20:01:59]
ヴァネッサ > ……ふぅ… (溜め息を一つ漏らす…。 大切な人を裏切ってまで来たかったこの場所…しかし、実際来てみれば何も頭に浮かばず、喜びも悲しみも無い…。 何も…無い…) [Tue 22 Nov 2005 19:59:10]
ヴァネッサ > …………………………………… (その言葉の後に続くのは長い長い沈黙…。 そして、長い沈黙の中、右手にあるものをそっと墓の前に添えた…添えたものは…花束だ…。 それから、ゆっくりと…) もう死んでるだよね… (ポツリと漏らす。 死んでいる自分も…両親も…すでに…) [Tue 22 Nov 2005 19:50:53]
ヴァネッサ > ………………………………………… (夜の墓地…沈黙がその場を支配している…。 そんな場所に一人の吸血鬼が居た。 その吸血鬼の前にある一つの墓…三つあるはずの名前のうち一つが削り取られている…) (そして、その墓に向かって…) …ただいま… (ただ、一言だけそういった…) [Tue 22 Nov 2005 19:39:26]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『墓前』 [Tue 22 Nov 2005 19:35:55]
お知らせ > 黒外套さんが帰りました。 『(解決)』 [Sat 19 Nov 2005 02:38:33]
黒外套 >                                      。    (静寂が、墓場を支配する) [Sat 19 Nov 2005 02:38:25]
黒外套 > (す、と宙に指先を浮かばせて)並び順を――――(右から左へ。スー…と一本線を引き)  君を一番左側にしてあげよう!!!目立つ上に、一番大きく顔の映る左側に!!!(なんの話しをしているのだ) [Sat 19 Nov 2005 02:36:52]
黒外套 > ………………。(鼠の縫い包みを睨みつける男の瞳に、陰険なものが過ぎる。)………………。(長椅子から思わず腰を浮かせ、暫く。見えない相手との睨み合いが続き)―――――良かろうっ…!其処まで言うのならば!! 僕とて考えがある。(長椅子に改めて腰を据え)――今、僕の部屋には、君の友達の住まいたる人形が二体ある。―― 一体は他の住人が使っているので、まぁ除外するとして(こほん)……その人形。 [Sat 19 Nov 2005 02:34:51]
黒外套 > 男三人が!見てもちっとも楽しくない男三人が!!僕の寝室に入り!!「だったんだよ!」「な、なんだってー!」を繰り返す日々……!!!君がくるまで枕元で繰り返すとのたまいやがったんだよ!!(思わず貴族様の言葉も乱れる。――ふーふー言いながら一度言葉を切って)(襟元を軽く指先で緩め)………だから。うん。僕を助けると思って。って間髪居れずに「嫌だ」と言ったね?!君?!すごい失敬だよ?! [Sat 19 Nov 2005 02:25:16]
黒外套 > 友人君の顔を(こっそり)覗き見て、小鳥ちゃんの寝顔を(じっくり)眺め!幸せ一杯の気持ちで寝台に上がる!横になる!するとだ!!―――枕元からにょっきり上半身を「なんだって」の掛け声と共に3人一緒に生やすんだよ…!!!(くぅっ…!目頭抑えた。ぶるぶる震える杖先が、力なく落ちて)……その後の最悪な寝心地は推して知るべしって奴だ……っ! [Sat 19 Nov 2005 02:17:49]
黒外套 > しかしだ。――こちらもそれはそれで困るんだよっ…!!!いい加減このネタ馬鹿みたいなやり取りに終止符をうちたいんだッ…!!!こっちもこっちで辛いという事を理解していただきたいっ…!!(杖の先を鼠に勢いよく突きつけた。)寧ろ君ならばわかるだろう?!あの三人の間に多々される辛さがっ!!!強要して来るんだ!!声を合わせろと!!!あぁ!もうね!時々寝室にまで入り込むわけだよ! [Sat 19 Nov 2005 02:11:08]
黒外套 > あー…うん。君の言いたい事は良くわかる。正直に述べると他2体よりも幾分か同情もできる。(頭痛を堪えるように額に手を当て、ぽつり。――夜風の笛の音に紛れるような声音で呟いた)(肘掛にずるりと身体を凭れ掛け)うん。「あのノリについていけない」「もう疲れました」もっともだ。――共感もできる。 [Sat 19 Nov 2005 02:02:29]
黒外套 > (男が眺める視線の先には、鼠の人形が一体転がっている)――――………。(其処に何かが居るとでも言うように、時々視線がふらりと空を舞い)――――………。(その度、男は深い深いため息をつくのだ) [Sat 19 Nov 2005 01:58:49]
黒外套 > (ひょろりらひゅるりら物悲しい笛の音の如き木枯らしが吹いていた。――始めた時は、まだこんなに夜風の冷たくない時期だったように思う。)――――……………。(向かい合わせた長椅子の上。大変やる気のない外套姿の男がそこにいた) [Sat 19 Nov 2005 01:52:20]
黒外套 > (最後の一体は鼠である) [Sat 19 Nov 2005 01:48:33]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 [Sat 19 Nov 2005 01:46:03]
お知らせ > 黒外套さんが帰りました。 『(”ただいま”と、”おかえり”の、話し)』 [Fri 18 Nov 2005 05:22:54]
黒外套 > ――いってくるよラムザ。 (だからまた、出迎えて頂戴。)(その日がきたら、貴方の言葉を待つから) [Fri 18 Nov 2005 05:22:17]
黒外套 > (酒臭くなった墓石に文句を言う誰かさんが見える気がする。――都合よく、笑顔なんぞ思い出して)(―――つられて笑って) [Fri 18 Nov 2005 05:20:55]
黒外套 > …あぁ、でも、3ヶ月か!ちょっと、長かったな!( 他愛無い会話。覚えてるよ。自分がどう返事したかも覚えてる。思い出したよ。)――それは、謝る。悪かった。(――足元へ落ちた瞳が、淡く笑みを浮かべた。 )………うん。(進む為に閉じ込めた、馬鹿野郎の言葉やら仕草やら声やら―揺れる金髪やら、表情やら――    約束やら   )(外套の隙間から、右手が覗く。高級酒なんて買えやしない。何時もの安酒を傾けて) まぁ。 恨み言は、アタシがそっちいったら、聞くから。 もうちょい待ってろ。何、直ぐだよ。――なんだったら引き込みにくればいい。――全力迎撃してやっから。十字架と大蒜もって? [Fri 18 Nov 2005 05:16:30]
黒外套 > (解ってるさ。)(それでも続けるのは、ヴェイトスに帰ってきた私の儀式みたいなものなんだろう。これも進む為の儀式の一つなんだろう。都合のいい感傷に浸って、都合のいい結末を作る為の。)(目の前の墓石が、キシと鳴いた気がした)……恨むなよ。( 仕方ないだろう。) 悔しいけどアンタが居なくなって、やっぱり寂しかったんだ――悲しかったよ。でも、それにどっぷり浸ってるとさ、あっという間なんだ。花火みたいに周りにおいてかれちゃうんだ。…やらなきゃいけないことも一杯あった。食い物食わなきゃいけないし、寝なきゃいけないし、金を稼がなきゃなんないわけ。 貧乏も抜け出したかった。……わかるだろう? パンにバターとジャム塗るのが『贅沢』だったアンタには―…なぁ?(黒外套が揺れる。遠目から見て解るほど、肩を震わせて笑っていた) [Fri 18 Nov 2005 05:02:22]
黒外套 > (でも、それなりに悲しみは『忘れてく』。怒りも『忘れていく』。一つの事を延々と思い続けることは、凄く疲れるんだって、知った)(逃げることで、ようやく、ぎしぎし進み出した足で―…何をしたかというと)(ず、と鼻をこすって) 奴隷を――逃がしたり。(誰も周りに居ないのに。誰も返事をしないのに。誰も聞かない言葉なのに――唇の前に人差し指を立てて『秘密』だと囁いた)序でだから、遠出もしてきた。あんたの行った事の無い所(魔剣で死んだ馬鹿の噂の届かない所)アングリマーラ・ティアン・アマウラ――…古城に…砂漠。結構痩せたね。――目玉腐ってるあんたにゃ、生きてても死んでてもワカンナイだろうケドサ。―――(返事は聞こえない。)(わかってる――) [Fri 18 Nov 2005 04:51:44]
黒外套 > (落としてきた)(あぁ、落としてきたんだ)―――(そうじゃないと進めなくなると思ったから)( 馬鹿が死んだ穴はそれなりに大きかったらしい。――ポカリと突然開いた穴をどうやって埋めるか考えてもわかんなかった。そもそも、この穴を埋めて良い物なのかさえ解らなかった。――迷った私は、その穴を見当違いのもので埋めようとする)(いや埋めようとした)(誰かを恨む事で、妬む事で、怒ることで埋めた。――歪むのも解った。)(それでも尚、”足りない”と解ったから。)…………。(死んだ馬鹿の事を忘れる為に。穴が開いたという事を、消去する為に。無かった事にする為に)―――――……。(無駄だったんだけどね?) [Fri 18 Nov 2005 04:35:43]
黒外套 > ―― 遅いとか文句言うな。 色々忙しかったんだ。(忙しくしてたんだ)(揺れる外套の裾が、やけに重たく感じた。  頬を撫でる夜風の冷たさが痛い。 ――開いていた指先が、じわじわと拳を作るのは、冷えた指先を温める為。  ――多分)(ぶつけようのない怒りだとか、悲しみだとか、そんなもんは『忙しくしてた』間に転がして落としてきた) [Fri 18 Nov 2005 03:57:57]
黒外套 > (昼間、此処に立てなかった理由は一つ。―― 一人の馬鹿が死んだという記号『墓』という姿を直視する事が出来なかったから。 夕方にこれ無かった理由は一つ。区切りをつけた気持ちが、その緋色に引き摺りこまれそうだったから。 月昇る夜にこれなかった理由は一つ。 青白い月光って奴が墓場を照らす、その風景に絶えられなかったんだ―――) [Fri 18 Nov 2005 03:46:50]
黒外套 > 久し振りだな。――漸くきてやったぞ、ありがたく思え馬鹿野郎。  [Fri 18 Nov 2005 03:38:50]
黒外套 > (一つの墓の前の話し。)(黒い外套を纏った人影が、月明かりの届かぬ夜の中に佇んでいた) [Fri 18 Nov 2005 03:34:56]
黒外套 > (―――返事は無い。) [Fri 18 Nov 2005 03:26:13]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『―――― よぅ。』 [Fri 18 Nov 2005 03:22:04]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Mon 14 Nov 2005 21:13:18]
リゼル > (  ――…くる、と踵を返した。  )   ――――、  (  泣けない月は、 何処までも 何処までも 独り、 ―… 傷を癒す手段を 知らない。 ) [Mon 14 Nov 2005 21:13:16]
リゼル > ( ――ぴた、 と止めた。風の音が、 消えたから。 )  …―― 何も無い。何も無いの かなァ。 ( 嫌な事。良い事。何かしら 有るけれど。 ――… 其れは、どれも 己の欲しい物ではなくて。  …頭の中が ごちゃごちゃと 絡まる。 )  … 。 ( ヒゥ ――… 周りの木々が、 風が、 空が、 泣いた様な気がした。 )  [Mon 14 Nov 2005 21:10:35]
リゼル > (何となく、で来る者ほど滑稽な者は無い。 ――… くすくす、と口元三日月に歪めながら 立ち上がった。 肌に 寒い季を感じる様になった。  ――…冬。彼と会って 二度目の冬。 其れが頭に浮かんだ途端,再び口元を 真一文字に 結ぶ。 )  ( ――… 冬の台風の時 転がり込んで。 一緒に暮らして。  ――…何が得られただろう。得られたものは沢山あった筈なのに、 失ったものが大き過ぎて  記憶の泉へと、 落ちる。  ――…何時も、そうだ。 何故、本当に欲しい物は 簡単に手に入らないのだろう。  己の手の隙間から 滑り落ちてしまうんだろう。 )  … でも、  わたしには、 何も … 何にも、 な い ――…  、 ( 風の音ほどの 小さな歌を  流れる寒風に 飛ばそう 。 ) [Mon 14 Nov 2005 20:58:42]
リゼル > ( ――狩人たちの行動にも特に進展は窺えない。結局、意識し過ぎだった と、己の金色の染まった髪見遣った。 ――…小物は所詮小物、 己の敵では無い。例え見付っても諦めるまでは否定し続けてれば良い。 ――そンな考えが、 頭の奥の方で ぽッと浮かんだ。 ) … また戻るかな。 ( この格好にも設定にも飽きてきた。如何せ、 もう何も起こりはしない。ほとぼりは冷めた。 ――… ゆるり、 身起こせば目に入る十字架林。 ――…ただ、 其の場にある名前なんて 怖くない。 怖いのは ――…彼等の本気の 行動。 ) [Mon 14 Nov 2005 20:47:53]
リゼル > ( ――…秋が過ぎて冬に向かおうとするこの頃。彼方は如何お過ごしですか、なンて。 )  ――…約束の時間、過ぎちゃった。 食べ損なったなァ…。 ( だらン、と墓地の片隅、墓土の上に四肢投げ出して寝転ぶ金髪娘が独り。 ――…思う事は夏に約束した、事。 呟く声は、不満げな 拗ねた子供の声。 ) [Mon 14 Nov 2005 20:41:12]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Mon 14 Nov 2005 20:38:53]
お知らせ > 人影さんが帰りました。 『今度は、花を捧げに来ます』 [Sun 13 Nov 2005 21:42:13]
人影 > (ゆっくりと、立ち上がれば膝についた土を落とすことなく。墓石へと視線を向けたまま) ――死んだ重さ、罪は (誰へ、の言葉か。先祖へ祈りをささげる時期でもないだろうに。それでも、呟かずには居られなかった) ・・・・いつか、償います (奥歯が、ミシリと悲鳴をあげる) 其方へ、逝くことになっても (そこまで言い切れば、一歩下がった。戻る動き。背を見せる程失礼な事は無いと思えたから) [Sun 13 Nov 2005 21:41:15]
人影 > (本当ならば、香を焚くのかも知れない。本当ならば、きちんとした服装で来るべきだったのかもしれない) (死の重みは、拝む事にさえ重く感じた) ――偉大な、貴方方に (視線を、石の下。土の辺りへ落として) 安らかな時間が訪れていることを (コロセウムで死んでいった偉大な猛者方。そして、死んでいった偉大な英雄へ。もう一度頭を下げた) [Sun 13 Nov 2005 21:32:15]
人影 > (墓石近く。そこに王でも座っているのではないか? そんな事を聞かれそうなほど、ゆっくりと歩く。眠るものへ失礼と思わせたくないが為に) ・・・・・・・・・。 (墓石前まで行けば、膝を ストン とついて、目線は真っ直ぐに。名さえも消えかける石へと向けられた) ・・・・・初め・・・・まして (何を語るわけでも、神頼みでもなく。先代を拝みに来た。手のひらへ、拳をつけて 一礼) ・・・本当は、俺みたいな奴が此処で拝む事さえ失礼なのかも知れません (礼をしていた手は、拳を作って両手を腿の上。口より出た言葉は、小さな呟きで。周りから見ればおかしな人なのかもしれない。ブツブツと、呟く姿は) [Sun 13 Nov 2005 21:27:57]
人影 > (一歩、一歩。そこへ行く重さを辿るように歩いていた。湿って、腐りかける草木。どんな者も、いつかはたどり着く場所。どこへ足を運んだのは) ――・・・・・・・・・。 (小さな墓。隅にある、名も無き墓。そこへ視線を) (正直、ここへ足を向けるべき資格があるのかさえわからない。それでも、一度は来るべきだと思っていたのだ)  (高みを目指して散った 上の者へ会うために) [Sun 13 Nov 2005 21:21:27]
お知らせ > 人影さんが来ました。 [Sun 13 Nov 2005 21:18:13]
お知らせ > コテツさんが帰りました。 『刀にも要注意、ですかね。(よいしょぃ。 花束抱えて立ち上がる。)』 [Fri 11 Nov 2005 22:36:19]
コテツ > …何やら不思議な方でしたな。どうも人間の匂いがしなかったようなー… ふむ。(鼻の頭にシワ寄せて、ふがふが残り香を探すも…失敗。)ともあれ悪い人ではないような…そうでもないような…いや、それより。(ぱ。尻を押さえる手を離す。 にょろりと飛び出る尻尾が二本。 刀に脅えて変化が解けた。) [Fri 11 Nov 2005 22:35:40]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『・・・・・では、御機嫌よう・・・(すぐに、闇へと消えた。溶け込むように)』 [Fri 11 Nov 2005 22:31:33]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・ヴェルセリオスと申します・・・・・・ご縁があれば、また、後ほど・・・・・(振り向いて頭を垂れつつ答えた。そうして踵を返して――――) [Fri 11 Nov 2005 22:31:30]
コテツ > (…とりあえず、一人目にされる事は無いらしい。 余計な事を言ってしまった感は無きにしもあらず…しかし、それはそれこれはこれ。 生命賛歌を帰ったら熱唱予定。)あっ。 ちょっと。(洗練された仕草で立ち去らんとする後姿に、片手拱き呼び止めた。)あっしは、ヤマモト・コテツと申しやす! お見知り置きをっ。 [Fri 11 Nov 2005 22:30:04]
コテツ > (45… 長え。 少々陶酔し過ぎのケが。 こういう人が妖刀だかの類に取り付かれるのだろうと、何か他人事のように思う。 この距離ではあまり他人事ではないのだけれど。 どうかなさいましたか、に正気に返り、花束脇に置いては尻を押さえた。)いっいや! なんでも! ははは!(目が尖がって不自然な笑み。 月の如く巧みに移動っ。 決して背後は見せまいと。) [Fri 11 Nov 2005 22:27:17]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・さて、では私はそろそろ失礼致します・・・・・貴方も、夜道にはご注意を・・・・・・(太刀を収め、箱に仕舞って、しずしずと頭を下げた。呼び止めなければ、そのまま帰るだろう) [Fri 11 Nov 2005 22:23:17]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(持っているほうのメイドが、しばらくぼ−・・・・・・・・・・と反応を返さない。たっぷり45秒ほど刀身を見つめていたかと思うと、ふと我に返り)・・・・・・・・・・・どうかなさいましたか?(急に振り返ったコテツの、その背後を見る。さて、何が?)・・・・・・・・三人・・・・ですか・・・・・・・・それはいい事を聞きました・・・・・・・・・(何か納得した。何か。深く) [Fri 11 Nov 2005 22:21:29]
コテツ > 三人斬れば初段の腕前とも言いますればー…いや、駄目ですがね、斬っちゃ!(とりあえず全力制止。 顔が整ってる分だけ何考えてるか把握しづらい。) [Fri 11 Nov 2005 22:19:08]
コテツ > (動揺し過ぎれば噛む事だってありありです。 彼女の言葉の真意を問い質す間も無く、刀はその身を墓場に見せた。 きゅう、興奮に目が尖る。 月光は無く、あるのはヴェルセリオスの傍ら、ランタンの炎のみ。 刀身が澄んだ泉のように焔をそのまま映し込み、なんて、綺麗。 …ぞわ、恐怖の悪寒が背筋を駆ける。 その拍子、何か出た。)うげっ?(背後を見っ。) [Fri 11 Nov 2005 22:17:38]
コテツ > はっきり認められるとちょいと困りますよ。あっしはそんな事無いって言わなきゃならねぇじゃあありませんか。(はっは笑いと手を一振り。 まだ彼女の本気と冗談が分からないが、多分冗談…じゃないかな…)え、何の含み…( [Fri 11 Nov 2005 22:13:24]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・ええ。そうです(コテツが座り込むと、にぃ、とまた笑みを浮かべた。いぢめっこ) [Fri 11 Nov 2005 22:09:44]
ヴェルセリオス > ・・ええ。そうですよ。私は正確が悪く意地悪です(こく、と頷いた。普通そういうことで頷かないだろうというような状況だが)・・・・・・・なるほど。しかし、人間見た目で計るのは危険・・・・・・・・・・・・・ああ、そうですね。では、抜いてみましょうか・・・・・・・・(お互い人ではないのだけど。それはそれ。そして箱を地面に置いて、左手で柄を握り、右手ですらりと太刀を抜く。いささか、メイド装束で構えるには不釣合いではあったが)・・・・・・・・そうでしたか・・・・それでしたら、日を改められたほうが宜しかったのでは・・・・・・(誰にだろう、とか気になった。大きな猫の、おはかまいり) [Fri 11 Nov 2005 22:09:08]
コテツ > …はは。 ですよな…(腰抜かして座り込みつつ。) [Fri 11 Nov 2005 21:59:59]
コテツ > …意地悪なお人だ。(じとりと半猫目。 目ざとく見つけた彼女の唇の綻びを見ては、まったくと言わんばかりに黒い鼻から息を吹く。)どうでしょうな。貴女が優しそうなんで、あっしは震えずに済んでるのかも知れませんぜ。(にー、金色の三日月二つ。)そりゃぁ尋常ではないですな。刀は切れる程美しいとも言いますし、是非一度拝見してみてぇもんです。(ふむ。 腕組み。)…まぁ、あっしの墓参りじゃぁありませんな。 ちょいと頼まれて、花束を供えに来たんです。 …遅くなっちまいましたけどね。 [Fri 11 Nov 2005 21:58:38]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・これは、壊し殺すものですからね・・・・・・・・・・・・・・・・・墓場ならば、すぐに埋めてしまえば足も付かない・・・・・・・・・・・・・・・・冗談ですよ。切るんでしたら、もう少し人の多いところにします・・・・・・(本気か冗談か。目に浮かんだ笑みには、その真意は映っていない様) [Fri 11 Nov 2005 21:50:46]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・・私は、事実を述べているまでですが・・・・・・・・ああ、そうですね。同じ危険なのでしたら、知らないほうが心穏やかでいられますね・・・・・・・では、今後何も申し上げないことに致しましょうか・・・・・(軽く俯きながら、メイドが冗談のような相で無いような。ちょいと恐ろしいようなことをのたもうた。”くす  っ”と口元が笑ったのを、見て取れただろうか?)・・・・・色々と仰ってますけど、素人さんではないようですわね・・・・・本当に素人の、普通の町人でしたら・・・・・怖くてがたがた震えているでしょうし・・・・・・・・あらあら、とんだ種明かし、ですか・・・・・?でも、本当にいいモノなのですよ。職人が命を削って作り出した・・・・・・・(ひゅるり。また風が吹いた。メイドは少し襟を立てるようなそぶりを見せて、微かに鼻を鳴らした)・・・あら、お墓参りではないのですか?危険な道行ですこと・・・・・・(あ、肉球、とか内心思った。やっぱり猫なんだー。とかとか) [Fri 11 Nov 2005 21:49:17]
コテツ > (彼女も、誉められて嬉しい事がある。 やっぱり普通の嬢ちゃんだ、なんて思うのだ。)…ところで娘さん、こんな所で何を? まさか辻斬りじゃねぇでしょうね。(むははは。) [Fri 11 Nov 2005 21:43:19]
コテツ > (冷やっこい風が首のところをそろりと撫でる。 ばっ、ばっ。右、左!)ま、またまたぁ! あっしを怖がらせて何が面白いんですかい! ははは!(尖がった目は笑ってない。 牙剥いて虚空に威嚇っ。)貴女が言うと戯言に聞こえないから不思議ですな…お人柄というか。(髭が項垂れた。)えぇ、そりゃもう!こう見えてトキノミヤコの出でしてね。ちぃとばかしは刀も見られるんですぜっ?(反り返りー、)…まぁホントの所、ぴかぴかだったんで言ってみただけなんですがね。(ハハ。)…あぁ、いやいや。どの道参られる方は寝てらっしゃるでしょうよ。墓参りにゃ遅い時間ですからな。(肉球の手ぇ振りつつ。) [Fri 11 Nov 2005 21:40:37]
ヴェルセリオス > ・・まあ、この墓場には夜でもよく人影が見えるようですが・・・・・・・それが命があるかどうかまでは、存じませんが(ひゅるり。季節が季節ゆえ、吹く風も寒い)でも、案外・・・・・そういうものかもしれませんわ・・・・戯言、ですけれど・・・・・・・・・・・・・・・・・あら、見る眼が御座いますのね。ええ。この間作られたばかりの物です(太刀について語るメイドは、とても嬉しそうに目を細め、声を弾ませていた。でも少しだけど)・・・・・・花束・・・・・ああ、お墓参りの最中でしたか。お邪魔――――してしまいまいたわね・・・・(気付くの遅すぎです。しかも最初にそんなことを言っていたし) [Fri 11 Nov 2005 21:33:04]
コテツ > …そ、そうですかい…?(眉間にシワよせ渋々承諾。 確かに、この年恰好でこの落ち着きぶりは只者とは思えないのだけれど。 顔立ちこそ似付かない物の、凝脂の美しい髪は故郷の女性を思わせる。 見蕩れたも束の間。)だっ…?(大丈夫なのかそれは。 出損ねた突っ込みは空を彷徨う右手に宿る。)いや、まさかぁ!墓場の娘さんにお化けなんて、どこの怪談やら!(にゃははとばかり照れ笑い。 ビクついたのは秘密の事。)…こりゃぁ見事な刀ですな。 新しく拵えたヤツですかい?(ちと身を乗り出し、顎を擦り。) [Fri 11 Nov 2005 21:23:47]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・大丈夫です・・・・・私、こう見えてもちょっとやそっとの事では・・・・・・・・・・・(こく、と小さく頷いた。ランタンの灯りは、周りを包む墓地の暗闇からすれば酷く頼りなかったが――――それもまるで気にした様子が無い。揺れぬ心の代わりとばかりに、風がその黒い髪をさらりと揺らした)・・・・・・・・・・・・大丈夫です。只の――――太刀、ですから(から・・・と乾いた音を立てて開かれた箱。その中には、立派なつくりの太刀が一振り。ざっと見て1m前後のそれは、軽々と振り回せるようなものには見えない)・・・・・・・・・・・・何か、化け物でも出てくると・・・・お思いでしたか・・・?(くすりと、笑った。目を、微かに細めて) [Fri 11 Nov 2005 21:16:51]
コテツ > (…物の怪っていうと、自分なのだが。)…あ、あぁ、危険ですな。墓石にぶつかったりですとか。(カドが痛いんですぜこれが、とか無駄追加。 うんうん相槌打ちつつに。)というかあっしよりも貴女でしょうにっ。別嬪さんがこんなトコにいちゃぁ、眠れるもんも眠れやしねぇってもんで、えぇ。(真面目な顔でヒゲ扱きつつ。 広がった目をまぁるく。)…え、いいんですかい?(立ち上がった彼女は随分のっぽさん。 男としては少々しょっくではある。 随分重そうに見えるのだが、気のせい…なのだろうか。)い、いや。いいってんなら是非…っ。(どうなさいますか。 不思議な圧力に半歩後ろへ。) [Fri 11 Nov 2005 21:08:13]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・そう、ですか・・・・・・・ご用心を。物取り物の怪の類が無くとも、そもそも墓地は危険です・・・・・・墓石とか(まあ確かにその通りですが、というようなことを淡々と述べた。その口調は、まるで墓地に出るようなものや、普通の人間などが闇に抱く恐怖を、まるで気にしていないようで)・・・・・・・・・・・変わり者ですので・・・・・・・・・・・・ああ、この箱が気になりますか?何でしたら――――中身をお見せしても構いませんが・・・・・(いつまでも座ったままでは失礼と思ったのか、ゆっくりと腰を上げた。腰の辺りを軽く手で払って、桐の箱を手に取った。片手で軽々と持つには、その箱はいささかしっかりして良すぎるように見えたかもしれない。)・・・・・・どうなさいますか・・・・?(きりの箱を片手に  尋ねた) [Fri 11 Nov 2005 21:01:54]
コテツ > い、いや、はは!ちょいと野暮用で遅くなってしまいやしてっ。(猫は鈴のような声が好きな動物。 彼女の落ち着いた…感情の色が見えないような声は、少しだけ猫をひやりとさせた。 無意味に驚き、片手は頭に、片手は胸元の花束をぎゅうと抱いた。 ばつの悪そうに、ちと視線を逸らした後。)えぇとその、失礼ですがね。寛ぐにゃちっとばかし、ここは寒いんじゃぁねぇんですかね。(穴に座る、すらりとした女性と、桐の箱。 ここではなかなか見ない箱。) [Fri 11 Nov 2005 20:55:40]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・・・・・・・・こんばんは・・・・・・・・お墓参りには、適さぬ時刻かと・・・・・・・・(近づけば、ランタンの持ち主の状況がわかるだろう。近くに墓石の無い、墓地のとある一角。何故そうなったのかは知らないが、なだらかなくぼ地がある。ランタンの持ち主はそこに腰を降ろしていた。どちらかというともたれかかるように。そして、その隣には長め桐の箱。) [Fri 11 Nov 2005 20:49:55]
コテツ > (と、足音に反応してしまう条件反射。 ちょっと神経質に成り過ぎていたのだろう。 見てみれば、可愛らしいお嬢さんではないか…なんで今頃ランタンを付けたのかは分からないけれど。 顔もやけに白い。布の白と比べたとて、遜色ない程に。)…!(幽霊っ? 勝手に感付く妖怪一匹。 いやいや馬鹿なと自分を笑い、それでもそろそろ、慎重に接近…)…お、おばんですー…?(顔を覗くよう、顔傾けてご挨拶。) [Fri 11 Nov 2005 20:45:41]
コテツ > (ビクゥッ! 立ち止まり、肩が跳ねる。 跳ね上げて毛羽立つ尻尾は羽箒の如し。) [Fri 11 Nov 2005 20:42:54]
ヴェルセリオス > (ランタンの灯りが、思い出したように付けられた。強い光ではないが、夜の闇の中では目立つだろう。その光は、花束を持った男の歩く道から、そう遠くないところに佇んでいた。眼が悪くなければ、少しでも夜目が利けば――――ビタミン欠乏の鳥目でなければ――――灯りを移す白さが目に入るだろう。白い顔に、白いエプロン) [Fri 11 Nov 2005 20:42:04]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが入室されました。 『じゃり  っ』 [Fri 11 Nov 2005 20:38:49]
コテツ > (猫の血が混じる妖怪の体。 夜は猫の活躍する時間となれば、闇夜の暗がりなんのその。 金色の目は、しっかり闇を見通してはいる、のだが。 中には臆病な猫も居る。 下げた尻尾は地面に擦りそう。 ちと石畳に触れては跳ね上げ、の繰り返し。)…えぇと…(眉間にシワ。 耳を伏せ、きょときょとと辺りを見回す猫頭。) [Fri 11 Nov 2005 20:37:56]
コテツ > (石が音を片っ端から吸い込んでしまうのだろうか。 風は無く、音一つ無い。 何故機嫌を損ねてしまっているのだろう。 月は無く、明かりは無い。)…うう、冬の墓場ってのもまたこう、何かおっかないもんですな…(猫背金目の猫男が、花束持っておっかなびっくり一人旅。) [Fri 11 Nov 2005 20:32:47]
お知らせ > コテツさんが来ました。 『(靴音が響く、共同墓地。)』 [Fri 11 Nov 2005 20:28:34]
お知らせ > イデスさんが退室されました。 [Fri 11 Nov 2005 11:15:01]
イデス > (幾分か上機嫌になった足が、また散歩を続ける。 墓場を通るのは、こう云うものを期待する以外の何物でもなかった。) [Fri 11 Nov 2005 11:15:00]
イデス > 最近、バラバラ殺人事件でもあったのかしら? (一つの碑の下に何十人と埋められているところを見遣った。) (返事は勿論ある訳が無い。 だがそんな事はどうでも良いのだ。) おやつ見っけーッ。 (哀れ、切れッ端はゴクンと飲み込まれてしまうのだから。) [Fri 11 Nov 2005 11:14:23]
イデス > (ワンタンが漂っている、と云う表現が近いだろうか。或いは海月でも良い。 うよふよ。と漂っていた其れを捕まえて、そうして巨躯は何かを悟る。) (指先に チリリ とした痛み。) 千切れちゃってるじゃないの。 (霊の切れッ端だった。) [Fri 11 Nov 2005 11:12:28]
イデス > 憎たらしいくらい晴れてるわねェ。 (空は只管に青かった。見上げれば太陽が眼を焼く。 頭が熱いのはきっと黒髪の所為だろう。)    ――あら。 (視界を過ぎるものを、先ず視線が追った。) (それから、片手が其れを ちょい と摘んだ。)      (傍目には、狐の影絵でも作ろうとしている人のように見えるだろう。) [Fri 11 Nov 2005 11:03:57]
イデス > (白いばかりの布を巻きつけた巨躯は、矢鱈と元気に闊歩するミイラみたいに見える。参拝する人が遠目に ギョッ! とするのを何と無く気配で察知した。) (其れに構わず、悠々と今日も散歩をする。スタート地点は歩き始めたところ、休憩地点は足を止めた所。 ゴールは、眠った時。) [Fri 11 Nov 2005 10:56:31]
イデス > いやァね。石ったら冷たいンだから。 椅子にしたら腰が冷えちゃうじゃなァい。 (座らなくて良いよと突っ込む墓守は居ない。多分、小屋に引っ込んで寝ているのだろう。 もう直ぐ昼だと云うのに。) [Fri 11 Nov 2005 10:49:36]
お知らせ > イデスさんが入室されました。 [Fri 11 Nov 2005 10:46:36]
お知らせ > アイソンさんが退室されました。 『( ――もう、誰も本当に大事に 思えないのだ )』 [Wed 9 Nov 2005 22:29:17]
アイソン > ( ――けれど? ) ……クリスマスには、間に合うようにしますね。 ――雪を被っていても、必ず。 ( 食い縛った奥歯を緩め、穏やかに目を細め頭を軽く下げた。踵を返すも、無音 ) ( けれど、本当に大事な人と出会ってしまったのだから。けれど、その人を失ってしまったのだから。けれど、その人はもう二度と会えないのだから―― ) [Wed 9 Nov 2005 22:28:27]
アイソン > (「今の私は私の在るべき姿ではない」なんて。 ――嘯いて居れば良かったのに? ) ………――失礼、如何でも… 良い、話ですよね。――ハロウィンに間に合わなくって、すみません。( がり、と奥歯を強く砕かん勢いで噛み締めた。無様な自分を罵る自分の声が聞こえなくなるくらい、目を強く瞑って首をまた、左右。 ――何が、大事な妹だと。何が、友人だと。 結局、全て捨てられるように、離れても良いように、場所を、間合いを計った関係を保っている自分に気付く。気付いた。 …けれど。 ) [Wed 9 Nov 2005 22:24:23]
アイソン > ( ――捨てられた猫は、帰り道を知って居ても帰らないのだ。犬は知っているから帰るという、そうではない。 ……二度拒絶される痛みを判らないから、亦主の元に、膝元に擦り寄りたいと思う愚鈍なだけだ。猫の、癖に―― ) ……其れすら。 ( ――判らなかったのか? 夢見ていれば、良かった。帰る場所は在るのだと、実は想いは消えていないと、いつかきっとあの小さな掌の主が抱き締めてくれると、そんな都合の良い妄想に酔っていれば良かったのに。 ) [Wed 9 Nov 2005 22:19:28]
アイソン > ( ――もし。 ) ……あの人に出逢えたならば、私は結局は此処で一人で得た全てを。 ( 惜しむ事無く、捨てただろう?――結局は、帰ってきたのではなく。 ) ………――。( ふる、と頸を左右に振った。 ) ( ――逃げてきたのだと、認める。帰る場所は、無かったのだと。 ) [Wed 9 Nov 2005 22:15:15]
アイソン > ( 音小さく墓前に供えられるは花束と、包み。包みの中の菓子は手作り等の暇は作れなかったから出来合いのものだけれど、 ――自分が作るよりは随分と美味しい筈だ。お菓子という物と無縁の仕事に就いてもうどれだけ過ぎてしまったか。 ――ふと自分の手を見れば棍を振るい続けた結果の血豆が潰れた痕が判る。瀟洒なメイドには有るまじき醜い傷眺め、無表情に息を一つ吐いた。) ――本当は (墓前に座り込むでも無く、立った侭に墓碑に視線向けて訥々と言葉を吐く。掌を下げ、緩く首を左右に振れば――) ……戻ってくる気は、無かったのかもしれません。( と、目を閉じたまま音も無く笑いに口角上げて。 ……放浪ではなく、確かめに行ったのも半分あったのだから。もし、 ) [Wed 9 Nov 2005 22:12:33]
アイソン > (足音は無い。まるで猫其の物のように只夜闇纏って墓地の中、小高い丘になっている其処へと向かう。 ……人気の無い墓地に時折通り抜ける風はもう冬の色、乾いて冷めた空気が頬を弄れば薄く耳が震えた。) ……結局―― …先月は間に合わなく、なってしまいましたけれど。(長身とは言えぬ、華奢な痩躯が歩みを止めるは大きな墓碑。大きいからと言って偉人が眠るわけではない、有名人が眠るわけでもない、 ―― たった一つの墓石で何十人の眠りの上に立つだけの。吐き出した言葉は未だ、白く霞まない。秋。) [Wed 9 Nov 2005 22:06:50]
お知らせ > アイソンさんが来ました。 『(白い花束と、菓子の包み。)』 [Wed 9 Nov 2005 22:02:49]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『(さくさくと、来たときのように足音はこの場所を離れていく)』 [Wed 9 Nov 2005 21:43:43]
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