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お知らせ > クラリス@鎖繋ぎの星工房さんが帰りました。 『( 泥のように、深い眠り。 )』 [Wed 3 May 2006 00:42:00]
お知らせ > ウィンフォートさんが帰りました。 『寝息を立てるクラリスの身体を抱きながら、やがて自分も眠りに落ちる…か』 [Wed 3 May 2006 00:41:37]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ( それでも、望む事があるとするならば。其れはきっと、今が永遠に続く事。今と言う時が永遠に終わらない事、だろうか。今以上が望めないのなら、せめて今を維持し続けるのは悪い事じゃあないと、思っても良いのだろうか。そんな事を思いながら、己も体をベッドに横たえる。 ) ――― はい。お休みなさいませ、ご主人様。 ( そしてゆっくりと眼を閉じて、呼気を整える。程無くして、聞こえてくるのは規則正しい寝息。夢を見る時は、いつも決まって同じ夢。あの時。処分を言い渡される直前に見た、奇妙な夢。訳も無く悲しくなる夢だった。でも ――― 此方に来てからは、一度見たか見ていないか。この寝心地の良さが深い眠りをくれるのだろうか。少なくとも、今はそれに感謝しなくてはならないだろう。醜態を晒すのは、ハズカシイから。 ) [Wed 3 May 2006 00:35:36]
ウィンフォート > ―――ん…そっか… (多分、自分が今までで初めて耳にした… 口答えにも似た言葉。本人にはそんな気持ちは無いのだろう…と言うのが、主人の見解。  だからこそ、何が彼女にそんな事を口走らせたのか、少しばかり疑問に思ったりもするも、そんな無粋な事を口に出す訳にもいかないと思えば―― コクンと、頷き一つ向けてやり… ) ぁっ… あぁ、うん。じゃあ… おやすみ、クラリス。また明日( そして、顔を上げた時に目には言ったのは、ほんの僅かな笑み。 嗚呼、この子は笑う様になったんだな…と、ふっと思えば、此方も小さく微笑を漏らし―― その笑みを浮べた侭、ベッドに身体を投げる。 一瞬、今日も…その気紛れを起こしたくなったりもしたが、流石にやめておく事にしたのは――彼女だけの秘密。) [Wed 3 May 2006 00:26:44]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ――― これ以上を望むのも、おこがましいとは思うのですが。 ( ぽつり、呟いた。少なくとも今は例外的なまでに恵まれた生活を送っていると、自分では思える。何より ――― 牢の中で生きている他の奴隷達が、フラッシュバックした。名前も知らない、沢山のボロを纏った人間の群れ。それを鑑みれば、今以上を望むのも可笑しい話と言うか、何と言うか。夜の夢なら、一度見たけれど。あれはどちらかと言えばある種悪夢の部類に入るんじゃなかろうか。兎に角、夢を見る日は決まって魘されるのだ。しかも、眼が覚めた後はそれを覚えていないとか言うおまけ付き。 ) 判りました。御一緒します。 ( 我知らず、笑みが微かに漏れる。本の微かなそれは、すぐにいつもの無表情に隠れて消えた。口答えも無く、ただ言われた通りにするべき事をこなすって言うのは当然の事。だから ――― 当然の事が出来ている内は、確かに怒られる理由も無い、わけで。後は主人の気紛れ、くらいだろうか。 ) [Wed 3 May 2006 00:19:08]
ウィンフォート > うん、夢―― クラリスも、さ…もしかしたら、きっと夢なんて… ん。まぁ…それは、もうちょっとしてからかな(と、最近…待遇の差から忘れがちだった彼女の性質を思い出せば、言葉を途中で途切れさせて頬をまた一掻き。きっと、あの調子なのだから夢なんて持ってなかったんだろうな…とか、きっとクラリスは奴隷ギルドって言う胎の中から漸く生まれた赤子みたいなモノなのかな…なんて、ふと思ったりも、してしまって… ) ――――― (で、そんな事も相まって暫し黙り込んでしまえば… 脳裏でリピートする寝ぼけ眼に迫る木の塊の光景。 待遇の差は、多分口答えの有無。減らず口ばっかりの半人前の半端女は、素直で言う事を聞いて仕事のこなす奴隷以上に母上様の修正を受けやすいと言う事なのだろう多分きっと。 けれども、どんなに修正されても減らない減らず口は、きっと腕よりも先に心意気だけが先行して一人前になろうとしている所為。) ―――…… うん。 じゃあ、そろそろ寝ようか。もう、結構夜も遅い…し(で、沈黙から復帰して顔を向け直せば… ワリと真顔でクラリスへとポツリ。先程の提案の実験もあるのだろうが――それ以上に、何時かの修正の恐怖が彼女を支配しているのかもしれない。 ) [Wed 3 May 2006 00:10:34]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ――― 夢、の。 ( 夢。夢 ――― 眠った時に見る夢ではない。未来に抱く希望の事、と教わった記憶がある。最も、少なくとも己は今の今まで一切そのようなモノは持ち合わせていなかったけれど。抱く暇さえ、無かったけれど。夜の夢さえ見なかったけれど。 ) はい。少し辛いですが。 ( 何だかんだで今まで起きる事は出来たのだ、けれど。真横で算盤が唸るのを時折見ていた身としては何とも居た堪れない所存と言うか、何と言うか。それにしても時々贔屓されてるんじゃないかとさえ思える待遇の差である。中の人もびkk ――― 失敬、中の人など居ないので悪しからず。 ) ――― そう、ですね。その方が良いと思います。 ( 少なくとも、寝る時間を水増しできるのだから悪い案では無いと思われる。但し ――― 却って寝すぎて起きるのが辛くなる可能性も伴う諸刃の剣、である。 ) [Tue 2 May 2006 23:58:51]
ウィンフォート > そっ。 まぁ、今は言えない仕事なんだけどさ―― 例えば、あたいの夢のお手伝い、とか(と、ポツリと気恥ずかしげに口に出せば…頬をポリポリと掻いて、苦笑みたいな…けれど、苦笑では無い、そんな表情を一つ。 多分、其れは今は未だ言えない事。半人前の自分には口に出す事も許されない絵空事―― けど、だからこそ…今みたいな事を口に出して、自分自身への誓いみたいにするのだろう。 まぁ、それはさておき) けど、実際に寝過ごす事は無いと… 思うよ――――――― うん( 口に出した瞬間、多分ご主人様はその時の事を回想したのだろう…傍目から見える程にガクガクと震える肩。 大きな算盤って普通に凶器だよね――と言うか、なぜウチの御袋様はこんなにも気性が荒いのか疑問なのですが?と、ご主人様は神に問うた。答えは無いだろうが――― そして) この時期は、早めに寝ようか?( 搾り出せた対策は、それ。 起きるのが辛いなら、早めに床に入って…グッスリと眠れば或いは…とか、そんな事) [Tue 2 May 2006 23:51:08]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > 大きな、仕事 ――― ですか? ( ふい、視線を主人に向ける。違和感は何時の間にか消失。今している事といえば、売り物を出したり掃除をしたりと言った、比較的わかり易い仕事。それから ――― 別の意味で体力を使う仕事。果たしてもっと大きな仕事とは何だろうか。そんな事が、ちょっと気になった。まぁそれはそれとして。 ) ――― 努力してみます。 ( 二人一緒に寝過ごしたら、多分朝から鬼神が降臨すること請け合いである。笑い話になっていない。兎に角、どちらかが起きてどちらかを起こすのが理想的だと思うのだが ――― 困った事に、この娘は人を起こす事が出来ないのであった。あと10分とかその辺の事を言われると、素直に従ってしまうのが敗因だと思われる。 ) [Tue 2 May 2006 23:41:22]
ウィンフォート > ん? あ、うん… お互いに、ね。クラリスには―― そのうち、もっと大きな仕事もして貰いたいからね。(と…ほんの僅かな違和感。其れを、気のせいかな…と、思う様に首を傾げつつ言葉を返せば… 分からない事があったら、ちゃんと聞くんだぞ、なんて――― まぁ、現状でもかなり助かってる…と言うのは、以前よりも一品多くなった食卓のメニューが物語っていたりするのだから、当分は置いていかれる事は無いだろうが。) けれど、慣れなきゃならないよ。っても――あたいも、偶に寝過ごしそうになるけどね(二人で一緒に寝過ごしたら、笑うしかないね… なんて、ちょっと視線外してポツリと漏らせば、頬をポリポリ。 快楽に耐えられないと言うのは、案外ご主人様も一緒らしく―― ほら、エrピーガーガガガー!) [Tue 2 May 2006 23:33:41]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ( 置いて行かれる、と聞こえたとき。 『 ――― 。 』 頭の中にノイズが走った。何だろう。判らないが ――― きっと気のせいだ。気のせいと言う事にしておこう。 ) ――― は、い。置いて行かれ無いように努力します。 ( 復唱する。復唱して、考える。置いて行かれ無いようにとは、具体的にどのような事をすればよいのだろうか。一般常識の一部が欠落している彼女には、結局幾ら考えても判らぬままであった。表情は、いつもと然して変わらない。本の微かに違和感を感じるかも知れないが、漠然としすぎて判然としないだろうよ。 ) ――― 矢張り、ベッドは危険です。 ( 少しばかり、困ったように呟いた。例えばこれが痛いとかだったら我慢の一つも利く。だが ――― 快楽と言うものは耐えようが無い。こう、余りに寝心地が良いと抗えなくなるのである。困った話。 ) [Tue 2 May 2006 23:24:36]
ウィンフォート > うん、努力するべし。 檻の外って言うのは、努力しないと―― そうだね、置いていかれるだろうからね。(クラリスだけじゃなくって、あたいも…と、そんな風に言葉を吐き出せば… 軽く、肩をトントン。 別に、ベッドを占拠されるのは構わない――けど、床に寝そべられると、ベッドに運ぶのが大変だったりとかナントカ。 あと、躓いたりすると大変だ――と言うのは、主人の心の一方的な言い分。此方も、まだ…この事を口に出した事は無かったりするが―― そして、隣に腰掛けたクラリスを見遣れば… 暫し、其の顔をジッと見詰め……――― ) そう言えば…そろそろ、起きるのも辛くなる時期…か。ますます、ベッドが辛くなるかもな(…なんて、不意に意地悪な笑みでポツリ。 この時期が一番目覚めるのが辛いというのは実体験。 今まで檻の中に居たクラリスへと、まるで気をつけろー?なんて言う様に口に出してみせれば… クスっと笑ってやって) [Tue 2 May 2006 23:14:26]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ( 時間はある。するべき事は幾らでもあるのだが、如何にも主人より先にベッドを占領するというのが気に食わない様子。気に食わないと言うよりは、どうも分不相応な行いに感じるとかそんな感じだ。ただまぁ、そんな事は一言も口にしないのだけれど。 ) ――― 努力、します。 ( そう答えてから、いつもの如く主人の傍らに腰掛ける。音は無く、極力振動を立てないように。まぁそれでも、布団がそれなり柔らかい以上、腰が沈み込むのは仕方無い。そればっかりは如何しようも無いので、既に諦めている。しかし此の柔らかさは何時になっても困る。如何しても起き上がるのが辛い ――― 精神的要因で。 ) [Tue 2 May 2006 23:02:14]
ウィンフォート > うむ、判れば宜しい。 まぁ、時間は…幾らでもあるだろうから、其の間に治せば良いと思うけど(と、上半身を起こす彼女を眺めながら…ベッドへと歩めば、ボスンと腰を下ろして吐息一つ。 それから、ポンポンとベッドの横を叩いて―― 早速見っとも無いとか言ってはいけません。だって、ベットって座るのに都合が良くありま以下略。 そんな事はさて置きつつ… そう言えば、自分の夢を彼女に言った事も無いな…と、ふと…ベッドに腰掛ながらふっと思ったり、して――)  [Tue 2 May 2006 22:54:41]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > は、はい。申し訳、ありません ――― ( 如何偉くなるのかは判らない。ただ、偉くなるというのなら絶対に偉くなるんだろうと、思う ――― 向かっているのなら、いつか辿り着くんだから。それに第一、彼女は此の工房の跡取りと言う事になっているのだし ――― とか思いつつ、むくり。上半身をゆっくりと起こす。だからと言って、ベッドに座って居てもみっともないとは思うけれどとか、誰の談だろう。次いで言えば、主人がどのような事をしているのかは流石に知らない様子。兎に角、軽口だの冗談だのを一切合財本気に取ってしまうのも変化なし。 ) [Tue 2 May 2006 22:43:41]
ウィンフォート > うむ、よきにはからえ(すっかり口癖になってしまった、『恐縮です』等に対する返し文句。ソレを口に出しながら、クラリスの頬を擽る様に指を動かしてやれば… 何が可笑しいのか笑みを浮べて…) 癖かぁ…そう言う癖は、治さないと駄目だと思うぞ? もし、あたいが将来…凄く偉くなって、誰かお客を迎えた時… あたいの奴隷のクラリスが床に寝そべってたら見っとも無いだろ?(―― そんな表情で口に出すのは、そんな冗談みたいな軽口一つ吐き出して、また頬をうりうりと。 尤も、表向きだけは軽口だが、本人は偉くなる気があったり… と言うよりも、ヴェイトスの――否、世界の武器事情を引っ繰り返そうとする様な、大それた野望を持っているのは、ちょっとした秘密なのだが。 ) [Tue 2 May 2006 22:37:28]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ( 転がっているのは、体力を無駄に消費しないため。時折主人の気紛れで、尋常じゃない体力を消耗すると共に腰が痛くて動くのが厳しくなったりするが ――― それでも、仕事は休まなかった。動いている方が、じっとしているより落ち着けたから。痛くて仕事がはかどらなかったのは己の根性が足りないのだろう、とか考えてたら、主人が戻ってきた。慌てて上半身を起こ ――― そうとして、主人の指が頬に届いた。 ) ――― お、お帰りなさいませ。 ( 少々の動揺を無表情に隠しつつ。 ) いえ、その ――― つい、癖で。 ( 要するに、いつも此の調子。ベッドであると寝心地が良すぎて云々とか、言い訳一つも述べれればいいのだが ――― そういう思考が最初から無いわけで。ご苦労様には恐縮ですと、いつものように返したよ。 ) [Tue 2 May 2006 22:29:25]
ウィンフォート > まぁーた、床で寝てるな? まったく、遠慮せずにベッドで眠れば良いのに(それとも、トキノミヤコの布団ってのでも買おうか?なんて、冗談交じりな言葉と共に部屋に足を踏み入れれば… 床の上に転がるクラリスへと近寄っていく。腰に手を当てながらに浮べる表情は 「しょうがないなぁ」 なんて言葉を今にも口に出しそうな感じ、で) そんな風にゴロゴロして、風邪引いてもしらないぞ。 まっ…とりあえずは、今日も一日ご苦労様、かな?(そして、彼女の傍へと腰を下ろせば、苦笑混じりの言葉と共に… 彼女の頬へと指を伸ばして、軽く突っつこうとするだろうか) [Tue 2 May 2006 22:25:04]
お知らせ > ウィンフォートさんが来ました。 『ガチャリ… ドアを開ければ、床を見て―― それから浮かべるのは、苦笑。』 [Tue 2 May 2006 22:19:40]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ( 人の所有物である己は、意外な事にかなりの自由度を与えられていた。実際問題、下手をすると家族様からは主人以上に優遇されている節がそこかしこにあったりする。こうして、仕事さえ終わればゴロゴロしていても文句は言われない。例えば正座してろとか、何を怠けとるかとか、言われても本当は可笑しくないのだけれど。ともあれ、いつものように言われた事をきっちりと済ませれば ――― それ以上は、基本的に何も言われなかった。逆に困った。何をしていればいいのかもわからないから、取り合えず寝転がっていた。 ) [Tue 2 May 2006 22:16:16]
クラリス@鎖繋ぎの星工房 > ( いつものように、ごろごろと。いつものように、上着を敷いて。最近は気温も上昇し始め、肌寒さも消えて来た。それでも風呂に入った後だけは時折寒いと感じられる。水分が気化熱を奪ってるとか、そんな難しい事は判らないが。風邪を引かないようにと言う注意は何度か受けた。確かに体調が狂えば仕事に支障も出るしなぁとか、ちょっとだけずれた事を考えていたのだけれど。兎に角地面に寝転がって天井を見上げる顔は、いつものような無表情。 ) [Tue 2 May 2006 22:11:45]
お知らせ > クラリス@鎖繋ぎの星工房さんが入室されました。 『( 仕事が終わり、いつものように風呂に入って寝床へ戻り、床に寝そべる。 )』 [Tue 2 May 2006 22:06:11]
お知らせ > 錫音@自室さんが退室されました。 『そして、部屋に訪れる静寂。 一先ずは、準備から始めるか…と。』 [Tue 2 May 2006 19:37:20]
錫音@自室 > ――― 欧州隊末席、錫音… 参る… なんて、のゥ(冗談めかした呟き残し、部屋の外へと足を向けていって―――) [Tue 2 May 2006 19:36:46]
錫音@自室 > そぉ言ァ―― ハラエん連中も、何ぞ動いとゥっとぅ聞いとゥし… 他ンも、騎士団やら、教会やぁ… まァ――コレもコンで、大事ったぁ大事じゃぁ…が(だから、特命なのだろう。 まぁ、依頼が出たのが先日――この書状はそれよりも早く書かれているのだから… ソレを見越しての事か? だとしたら、偶には上司を敬うべきか、なんて冗談一つ思ったりすれば… 瓢箪に軽く蓋をし、書状を再び枕の下へと戻し…) ――――― まっ… 折角ァ、オッチャン公認じゃぁって… 精々、小遣い稼ぎさせて貰っとぅか… (枕を二度、パンパンっと叩けば… 枕元の刀を手に取り、瓢箪と一緒に腰へ。そして、視線を自室の戸口へと向けながらに立ち上がって――) [Tue 2 May 2006 19:34:12]
錫音@自室 > (記される文字は 『屍人砦に突入し、奮戦せよ』 の短い文字と、その横に記された己が上司の名前と、印。 ソレを一頻り眺めれば、再び書状を閉ざし――) っかぁし、オッチャンも何ぞウチん事…選っとゥけぇの? そンとも、影守や洸雅ントコォも行っとぅけぇかのぉ?(… 閉ざした書状で頬を仰ぎ、ケラケラ。それから、傍らに置いてあった瓢箪に手を伸ばして口を付けて――…) ンッ… ふっはぁーッ! そンか… 他ン大事起きてとゥ…っとぉ事け?まっ… 如何でも良ゥが――(集まるなら、集まった戦力で突っ込めば良い。 集まらないなら、己一人…現地の戦力と協力すれば良いだけの事。 酒の染みた脳で、そんな風に思えば…また酒を一煽りしてやって―――) [Tue 2 May 2006 19:22:07]
錫音@自室 > ――― まっ、好都合っとぅ好都合なぁ違わんとゥが…(取り出したソレ… 先日、伝令役から渡されたソレを見詰めれば、吐き出すのは酒臭い溜息。 そして…見詰める紙に書かれているのは 『特命』 の文字) っかぁしのぉ… 特命っとゥモンでもあらんとゥ思っとゥがぁのぉ…( いや、今は自分は連続失踪改め、殺人事件の調査中だった。その最中に届けられたという事は、重要な事なのは確かだろうな… と、思えば――苦笑一つ浮べる。 そして、その書状に手を掛ければ…昨夜、この書状の中身を改めた時と同じ様に開き――…) [Tue 2 May 2006 19:11:55]
お知らせ > 錫音@自室さんが来ました。 『斡旋場から戻り… 枕の下から取り出すのは、書状一枚』 [Tue 2 May 2006 18:59:25]
お知らせ > フェン・メイフォン@酒場さんが退室されました。 『その侭、暫し泣き疲れるまで泣き続ける。 子供の様に震えながら… けれども、声も上げずに――』 [Mon 1 May 2006 01:24:03]
フェン・メイフォン@酒場 > や、なの…よぉ… あた、しさ… だいじ、だったり… やくそ、く った、だれか… いなくなるの、とか、さ… ぃや… なのよ… (そして、手で覆われた口が刻むのは… 何処か弱々しい言葉。頭の中で渦巻くのは…約束を交わした相手の死への悲しみと、それと――  一体、自分の知らない所で何人… 自分がそう思ってきた人が死んでいるのだろう…と言う恐怖と、また…同じ様な事が起きるのでは無いだろうか?と言う恐怖。 それに怯えた様に、口元から手を離し、震える身体を自分自身の腕で抱き締めれば… ぎゅっと、眼を瞑り――) …… ……… …… ………… ッ!(―――― 上がるのは…声を殺した、泣き声。 酒塗れのカウンターに涙を混じらせながらも、唇をギュと噛み締め… 静かに、静かに、泣いて―――) [Mon 1 May 2006 01:13:19]
フェン・メイフォン@酒場 > ――― ッ うっ ぇっ ぁっ… ハァッ… ァ… はぁ…  くっそッ! (出来なかった。 急激に腹の底から襲い掛かる嘔吐感に、喉が痙攣した様に震えれば、カウンターに倒れ込みながら… 口元を抑えて咽―― 当然、酒は口やコップから溢れてカウンターから床へと落ちて行く。) ソッ… なに、よ… ふざけんじゃないわよっ! 馬鹿にしてんの!? 約束までしておいて、いきなり訳も分からないで死ぬなんてさっ! 一度しか話した事の無いヤツの約束なんて、守る必要なん…ッ――ぅッ… ぐぅッ… (そんな、酒塗れの顔で、突っ伏した侭で… 急に、泣きそうな声で悲鳴の様な叫びを上げる。 けれども…また、吐き気が襲いかかってきたのか、もう一度呻けば… また、口元を手で覆い―― 身体を震わせ、て…) [Mon 1 May 2006 01:05:12]
フェン・メイフォン@酒場 > しっかりと掬った積もりでもさ… キッチリと指の隙間を塞いだと思っててもさ… 気が付いたら、塞いだ筈の指の隙間から零れて… そんでもって、何時の間にか無くなっちゃう様なモンなのよね… きっと、さ――― オヤジ、酒っ( 吐息が終れば、また… 何処か涙声な独り言が口から溢れ、それが続くにつれて俯いていく頭。 やがて、ガックリとカウンターへと突っ伏す様な体勢になれば… カウンターの上のコップを掲げて、くぐもった声で主に声を一つ。 その姿を見れば、店の主は何処か困った様な顔をしながら 「誰か、お亡くなりに?」 なんて言葉と酒の入ったコップを向け――) ぁ? ハッ…… 一度、話しただけのヤツがね。偶々、墓覗いたら… いきなり死んでやがったのよ。( その問い掛けに、顔を上げ… 何処か吐き捨てる様な声と顔で言ってしまえば、店の主の手から酒を奪い… また、煽る。煽り、また…飲み干そうと、して――…) [Mon 1 May 2006 00:55:52]
フェン・メイフォン@酒場 > ……… ごねないで最初から出せってのよ。ったく… んっ… んぐっ! んんっ! ふぅ… はぁ… (その、目の前に置かれたコップを引っ手繰る様に掴めば… 愚痴る様に言葉を吐きだし、一気に煽る。 その侭、口元から零れるのにも構わずに飲み干せば… 吐息一つを吐き出し――) ハッ… 結局さ、人の命なんてモンは… 手で掬った水と一緒って事なんだよね… っ( コトン。何処か弱々しい勢いでカウンターに置かれるコップ。 其の中に残る酒の雫を眺めれば… ポツリと、独り言の様に呟き―― 口元を拭い、吐息一つ) [Mon 1 May 2006 00:46:23]
フェン・メイフォン@酒場 > ――――― ハ ァ… げふっ… オヤジ!酒ッ!何でも良いからっ!(其処のカウンターに座り、向かい側に立つ店の主へと声を投げるのは… 顔を赤だか青だかに染め上げた偽少女一人。 手の中のコップを差し出しながら、呂律の周り具合が少しばかり微妙な声を投げ掛け―― 返されるのは 「お客さん、無理しない方が――」 なんて言葉) 五月蝿いッ! さっさとづべこべ言わないで、酒! まだ、そんなに呑んで無いでしょーが!(「けどね、酒弱いのに無理して呑んだからって…」 と、すごむ偽少女に対し、何処か気圧され気味な主。 やがて、根負けしたのか… ぐっと、顔に押し当てられそうな程に突き出されたコップを受け取れば、溜息混じりに酒を注ぎ―― コトン。) [Mon 1 May 2006 00:39:07]
お知らせ > フェン・メイフォン@酒場さんが入室されました。 『商業地区外れの、安くてボロい酒場にて…』 [Mon 1 May 2006 00:32:15]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( じっくり、ゆっくり… 無理はしないで、がんばろう )』 [Sun 30 Apr 2006 22:53:07]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが帰りました。 『(私たちの家だもの。私たちの手で、大切にしなくっちゃ。)』 [Sun 30 Apr 2006 22:50:08]
園内一花 > 〜んッ… ( 頬へのキスに… 擽ったそうに肩を竦め… 幸せそうな吐息を零す… ) ……うん…… 私も、菫の巫女になれるように… ( 身を寄せられれば… 身を寄せ返すついで、頬へキスを返して。 …昨日の今日なのに、ちょっと、変にドキドキしてるけど… がまん、がまん。 赤いままの顔で頷いた ) …そうですね。 屋根の方は少し見ておきましたけど――― お金を用立てられるまでにも、せめてこれ以上は腐食させないように…。 ( 気を入れるように、もう一度しっかりと頷いて… 立ち上がる ) [Sun 30 Apr 2006 22:48:57]
南条菫@郊外の神社 > ふふ、でも嬉しいな。自分がどれだけ大事にされてるか、わかるから。 ( ありがとう、と一花のほっぺにキスをするため、顔を近づける。 ) うん、でも逃げたりしないよ。絶対に幻獣になってやるんだ。私の、目標。 ( にっこり微笑んで、握る手を強くして、身を寄せる。 ) さ、一緒に補修しよう。梅雨が来るまでに、雨漏りだけはしないようにしなくっちゃ。 [Sun 30 Apr 2006 22:42:52]
園内一花 >  んふ …ちゅぅ… ッちゅく…―――〜んなっ… な、舐めてって言うからっ…! ( 『えっちぃ』 …ちょっと冗談の積りで、微妙に音をさせてみたりしたのは本当だけど… ストレートに言われてしまうと、恥ずかしい。 同様に真赤な顔を上げて、口を離して。 …『あざにならないといいけど』と見つめる目は… 次第に『この指であんな事やそんな事』と脱線。 視線は揺れる ) ―――〜ゃ… やっぱり、辛いんですね…。 ( 両手で取った手を… そのまま握り締めるように。 …それが菫の望みなら、応援するしかないけれど… 属するのとは異なる世界に身を置くのは… 例えば、自分の霊障と同じだろうか ) ……うん…… ( 『一人だけのものじゃない』 そうだよ、と… 手を握り締め ) [Sun 30 Apr 2006 22:38:56]
南条菫@郊外の神社 > うん、ハラエの修行はきついよ。ものすご〜く居心地悪いし。でも、先輩狐さんたちの話だと、慣れるしかないんだってさ。 ( 日々精進。妖怪だって、朱に交われば赤くなる。長い目で見ていこうということ。 ) 大事に――してるよ。だって、もう私一人だけのことじゃないし。 ( 己に何かあったら、彼女が悲しむ。それがよくわかるから。 ) うっ……や、やぁ……一花、舌使いがえっちぃよぉ。 ( 自分でいったくせになにいってるんだか。顔を真っ赤にして、くすぐったそうに尻尾を動かす。 ) [Sun 30 Apr 2006 22:30:25]
園内一花 > …へ。 ……ぁ…… ゃ、あのっ、そうじゃなくてっ…? やっぱり、ちゃんと冷やしたりとか――― ( …突きつけられた指には、思わずキョトンと、仄かに赤い顔を引いて… でも、そっと手を取って ) …このくらいなら、大丈夫かもしれませんけど… 自分の事、大事にしてね。 ……疲れてるのはお互い様でしょう? 別々にされちゃってるけど…… ハラエの修行、キツくありません…? ( 特に菫は、妖怪なのだし。 …言って… 手に取った手… その指先を、そっと口に含む ) ……ん……ッ …ちゅ… …れぅ… ( …かぁっ… ) [Sun 30 Apr 2006 22:21:39]
南条菫@郊外の神社 > じゃあ一花が舐めて治してよ。 ( 真顔で赤くなった指を突きつけてみた。イジワルではなく、割と本気。 ) 一花だって、疲れてるんじゃないの? ダメだよ、休めるうちに休んどかないと。これから十示さんとの任務もあるんだしさ。 ( トンテンカン、また釘を板に打ち込む。 ) [Sun 30 Apr 2006 22:15:34]
園内一花 > ( 連れ歩いて、時々白粉をあげるだけ。 基本的にはハラエで修行をする日々だし… 今日も、商業地区を寄り道して帰って来たところ――― ) 〜ただいまー? だめですよ、ちゃんと手当てしておかないと… 爪、大丈夫? ( 金魚鉢は住居に置いて来た。 …メイド装束同様? これまた実は作業着の意味合いが強い巫女装束のままで… まだ寂れた印象の強い祭祀場に踏み入って、たすきをかけながら声をかける――― ) [Sun 30 Apr 2006 22:12:08]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( がんばると言っても――― )』 [Sun 30 Apr 2006 22:06:23]
南条菫@郊外の神社 > ( 地味な作業だが、己には派手な活躍より、こういう作業のほうがあっている気がする。誰かのために――本の一時でも、幸せな顔を見せてくれれば。 ) ――ぁいたっ! ( 釘を打ちそこなった。かなづちを指にぶつけてしまい、痛みに手が止まる。 ) くうぅ〜っ、平気へいき。つば付けとけば治る。 ( 頭を振って、また作業再会。ヒリヒリする指を舐めて、かなづちを握る。 ) [Sun 30 Apr 2006 22:06:15]
南条菫@郊外の神社 > ( ハラエでの修行。十示さんとの任務。そして一花と過ごす時間。全部全部大切で、必要なもの。欠かすことが出来ないもの。 ) 梅雨が来るまでには、せめて雨漏りしないようにだけでもしておかないとね〜。 ( 踏み台を使って、天井の補修にかかる。ハタキで埃を払い、壊れた箇所に補修材をあてがう。 ) ん〜、これっくらいかな? ( 再び床に下りると、ちょうどいい大きさにあわせて加工する。その繰り返し。 ) [Sun 30 Apr 2006 21:55:35]
南条菫@郊外の神社 > ( 紅白の巫女服をまとった狐娘が、一人本殿の補修中。住めるようになったとはいえ、それはあくまでも本殿の居住区だけのはなし。一花が仕事をがんばっている間に、少しでも補修作業を進めようと。 ) んしょ……んしょ……っとぉ。 ( スラムでもらってきた廃材のあまりを運び込む。そして、壊れた部分の補修材として加工を始める。 ) [Sun 30 Apr 2006 21:48:56]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(本殿:祭祀場の補修)』 [Sun 30 Apr 2006 21:45:41]
お知らせ > リコリスさんが帰りました。 『( 錯覚は錯覚。口にしたことも無い呼びかけは、夢の中ですら別のものだから。)』 [Sun 30 Apr 2006 14:27:06]
お知らせ > ザッハトルテ@自宅さんが帰りました。 『( 合わせて梟毛玉も金目を閉じる。 夜までは、このまま。 )』 [Sun 30 Apr 2006 14:20:40]
リコリス > ( 読心の術など持たない小娘には、声ならぬ切実さは届かずに。マウントポジションから見下ろす血色の双眸は、それこそフォールからカウントワンツースリーといった調子で落ちた掌を満足げに確認して。その侭瞼が開かないのを確認してから、漸く寝台から降りる。横たわる身体に上掛けをかけて、寝台の脇に肘を乗せて、床に座る。水平から寝顔を見るような角度と体勢。 ――…少しだけ懐かしい錯覚に、此方も目を閉じる。) [Sun 30 Apr 2006 14:16:57]
ザッハトルテ@自宅 > ( ――良くないモノなんだから触らないでほしい とか、もし今の構図を貴女の父君が見たらどう思うんだろう とか。 思考の糸は言葉になる前に解けて無に還元されて、意識の扉は閉ざされる。 片側だけの瞼が落ちる直前に、嫁入り前の女の子に乗っかられたまま(!)「降参」と言いたげに汚れた手がぱたりとシーツを叩いて ) [Sun 30 Apr 2006 14:07:46]
リコリス > ( 忘れている訳じゃない。只、何処かで認識が薄いのは事実には違いない。信頼と盲従は別物。 ――…とはいえ、世の中そんな酔狂な人間は結構多い。何も小娘が特別な訳でも無く。記憶を辿れば、きっと。 かちかちと、乾いた音。硬質の音。まるで時間を刻む針のような音色に、視線を下げた。) ――…ザッハトルテ様程では御座いませんよ。ほら、とっととおやすみになられませんと、添い寝致しますよ。それはもう速やかに。( 人様を押し倒した体勢の侭、ニヤリと笑った侭のツラが脅迫ぶちかましました。※いたわりってたべもの?) [Sun 30 Apr 2006 13:51:11]
ザッハトルテ@自宅 > ( 血が足りない吸血鬼の目の前に人間が居る。 ――…これまで何度だろうか、「我々が何だか忘れないで」 そう乞うてきた人。 なのに――    大概、 …何かがおかしい。 何処の世界に捕食者の面倒を見て、「付き合え」なんて人間が―――― )    ( がち、と一度鳴る牙 ) ( 噛み締める強さの代わりに震えるように、断続してかちかちと鳴る牙 ) ――  ぅ。  ( …この人は、だめ。 )( この人が居なくなったら、あの眷属(ヒト)まで こっちに――――だから、だめ。 それにおまえ(・・・)はもう必要として居ない筈 寝て治せ、治らぬと云うのならそのまま   。 ――揺れる天秤を最後に落ち着けたのは受け容れた如何でも良い≠フ影――嘗ての名無しの吸血鬼、水に極薄い氷辺を浮かべたように衝動は溶けて消える。 胡乱に上げた左だけの目が、こんな時ばかり――ある意味、一番素直な表情かも知れない――端だけを吊り上げた桜色を捉えて ) …ほんとうに難しい笑い方をするんだから、     ―――――― ( 唇の端だけで作る不敵な笑み。 そこに至る感情の襞も表情の作り方も見当がつかないものだから、貴女のそれと比較すれば児戯に等しいシンプルな困惑がひそりと浮かんで )     ( そのまま押し倒されました。 確定ロール、さいこう。 ) [Sun 30 Apr 2006 13:29:51]
リコリス > ( 多分、衝撃でずれた箍の影から、半ば夢うつつだった訳だ。迂闊に口走った物語は、只の御伽噺。それでいい。――…どうせ、今となってはそれ以上の価値も無い、益体の無い事。閉じた箱は沈黙して、後は常の減らず口が残るだけ。) ――…意地が悪い。そうして、甘い果実を食べさせた後で突き放そうとなさるのは、無しですよ。 置いてくのが分かっているなら、気合と根性でお付き合いして下さい。( 永遠のような刻を生きる方々からすれば、こうして在る時等瞬きに過ぎぬというのなら。寝台の前、腰掛けるお姿に向かって、す、と手を差し出して――― ) では、おやすみなさいませ。 …おきてから、覚えらっしゃいまし。( ニタリと、唇が不吉に吊り上がる笑みを零しながら、小娘の両手は細く見える割には、意外にしっかりした肩へと添えて。力いっぱい押し倒した。※怪我人に対する労わりは何処だ…!) [Sun 30 Apr 2006 13:13:24]
ザッハトルテ@自宅 > ( 悲運の姫君でも何でもない、私は私だと彼女はそう言った。 いかなる経緯を経て檻の中の華となったものやら――それは確かに進んで言いたい話題ではないだろう、さっきまで土足で散々踏みつけにして来たくせに、ふらふらと定まらない思考が常識の側に傾くのも今更。 ) 未だ結末の定まらない話――希望も絶望も半々なら。 願わくば前者を、das Madchen der Menschheit( 人間の御嬢さん )――足りないものは育てれば良いんです、そうでなくたって貴女がたの時間はそう永くはないんですから。 うかうかしていると、あっと云う間にいちばん良い時期が――――    …   ( 何時しか耳に慣れた堅苦しい表現に戻ってしまった人の歯切れの悪い物言いは、苦いものを噛んだような。 「唐変木」の実でも口にしてしまったんだろう、それはきっと眼球に似た果実。 頷いたつもりで単純に頭の位置が下がっただけなのか、自分では判別がもうつかなかった ) …      。  ( 貴女が云う「我侭」に対する受諾の言葉だって、音になっていたかどうか。 ) [Sun 30 Apr 2006 12:44:03]
リコリス > ( 包帯を巻く仕草は、ぐるぐるとまるて螺旋階段。そんなに厚く重ねている訳では無いが。 ――…巻きつける手と同じくらい、唇は自動的。そう在った物語を紡いでいるのは、私のようで違う声。でも、別の自分なんていないから、私の声。) ――…「I, said the Lcorice」( ソレは私と彼岸花が返答するのなら。) …夢を見ていられたなら、別に構わなかったのに、ね。…破綻していたのだから、同じだけれど。 流行らない御伽噺。そう、今時、はやらない。( 鏡の森から抜けてしまえば、姫君なんか何処にもいなかった。なら、此処にいるのはそんな御伽噺とは無縁の小娘だ。ソレでいい。――…深呼吸。見ないフリの掛け金に、手をかけるイメージ。) ――…どうしてこう、本当に、相手の事だけは良く見えるのかって、不思議なくらい。( 意識的にゆっくり紡ぐ言葉は、確かに何かズレていると、今更自覚して薄い苦味が眼差しに。) ――…嫌なことを覚えてらっしゃる。( 風邪を引いたとき。熱で半ば朦朧としていた時には、なるほど。こんな口調だったのかもしれない。苦味は隠さず、滲ませて。) 見せたくないとかでは、無いのですけれど。…其処は私の根性が足りないだけですから。( カチリと掛け金を下ろす。衝撃で外れた箍をかけて、開く事の無いように。――…何処か遠かった意識が、それで漸く現実に戻ってこられる。緩々と下がる黒髪を見下ろして、溜息を微かに。) ええ。ザッハトルテ様が原因で間違いないですよ、とんとんちきのとーへんぼく。…いいから、もうおやすみになって下さいませ。御目が覚められましたら、一個我侭に付き合って頂きますから、ごゆっくり。( それはもう一方的に言い切る横暴っぷりだけ変わらずに。言わん凝っちゃ無い、といった響きすら。) [Sun 30 Apr 2006 12:21:14]
ザッハトルテ@自宅 > ( 繊手が翳される度に暗くなる視界は通常の半分、それで初めて目と頭蓋の中ほどにまで焼けた針を突き込まれたような痛みを思い知る。 ――…考えてみれば木乃伊取りと木乃伊とを取り持つ手ではあったのだから、自分が言うのも可笑しな話。 …今日は色々おかしいんだ。 ) ――…何処にも居ないなんて、それこそ ですよ。 じゃあ私が今話して――( べし。 ) ――…いて。 …頭をはたいたのは誰なんです。 破綻を定められた世界の中で夢を見続けるのと、今と――――どちらがましなんでしょうね、白雪姫。 鏡の森から抜け出した姫君に、自分の足で歩く気概があってくれればと――今時そんな御伽噺は流行らない、か。 ( 鏡の森を抜け出した姫君が辿り着いた先は吸血鬼の住まう城。 約束されないハッピーエンドは自力で掴み取れなんて、ものすごく勝手な言い草だ。 ) ――…多分、ね? 西園寺は自分のトラブルを他人に背負わせたくはないんだと思う。 だから隠す。 だから黙る。 完全なる同一を望むでもないモノが、徒に見せろ話せなどと言うべきじゃあなかったんだよ。 こう見られたい自分、他人には決して見せたくない自分ってあるでしょう? …そう云う、事。 だとしたらやっぱり貴女がたも今後ずっとそうなのかな――人に見せたくないとお思いの部分が多すぎるんだ。 …その話し方。 以前風邪を召された時にも思ったんだ、余裕が無くなると地が出る――…だとしたら、今回は私が原因なんだろうか。 ( 巻き終えられた包帯。 処置の完了。 ――…ほんの少し、主に頭部の血が足りない。 そう云えば「血抜き」は久しぶり――目の前が薄暗くなった気がして、寝台の端に座り込んだままの頭が緩々と下がった。 ) [Sun 30 Apr 2006 11:53:27]
リコリス > ( イェッサー。魔法の呪文はまた後程。) ( 二兎を追ったかはともかく、ミイラ的には手遅れという説が無きにしもアラズ。蜘蛛の糸は、きっと後から続く手を振り落とさなければ切れなかったモノ。そんなトキノミヤコのありがたいお話なんて知らないが。 ――…しかし。実像と鏡像。確かに、実像がいなければ、鏡像なんか最初から存在しない。 分かりきった事に、喉が小さく鳴った。) だから、実像が消えたら、鏡像も形を保てなくなって破綻するの。白雪姫は、甘い毒林檎の誘いに惑わされて、今はもう何処にもいない。( 混じるもの。鏡と実像。挟んでいたのは一体何か。 ――…何をあげても食べなかった癖に、ここにいる方の身体にだけ食欲示す梟の姿に、漸く「使い魔」という単語が、頭の中にぽっかり浮かんだ。そういえば、ソレを名目にして出て来たんだっけ。 舐める仕草に、手が出たのは殆ど反射。べしこんと頭をぶっ叩く辺り、そろそろ遠慮とかいう単語を思い出すべきだ。) 子供じゃないんだから、ソレ。 ――…私からしたら、貴方達二人の方がよっぽどまどろっこしかったわ。押し込むのは得意な癖に、肝心なとこだけ引くみたいで――…痛くしてるんだから、痛くて当然なのよばか。( ついでに、その目の痛みも思い出してあげればいいんだ。無茶な理屈は、結局子供に違いない。溢れるものを拭い取って、眼窩を覆い包帯を巻きながら、語られる言葉に少し、きょとんとした視線。) ……他人行儀?そんな事、何も――…( 片側の視線が、何処か気まずげにそらされたような。包帯を巻く手だけが自動的に緩々と動きながら、何かを聞いた。) ――…本当はって、へんな言い方をするの。いつもと、かわら――……( 無い、と。語尾が掠れて、喉がおかしな音を立てた。それでも指先は緩慢に包帯をきっちり結んで、ぱたんと落ちる。) [Sun 30 Apr 2006 11:23:11]
ザッハトルテ@自宅 > (「カーマゲドン」をぐぐるとその全貌が見える――かも知れません。 ) ( 二兎を追う者一兎を得ず、木乃伊取りが木乃伊。 有り難い蜘蛛の糸の定員は何時だってひとりだけ、だから謹んで辞退。 ――選んだ先は其処の底 ) 実像がなければ鏡像だって存在しない。 …では何の真似をしていたの。 ――白雪姫を置いていった不届き者は、誰なんだろう。 ( だって、「置いていかれた」なんて、無念の響きが残る言葉。 だから ) ――――…きらいじゃ、なかった? ( 或いは置き去りにしていった人。 或いは実像と鏡像とを分かつ鏡の存在。 返されるかどうか判らない答えを待ちながら、梟に左で目配せ。 ハヤニエの餌を食って良いのサイン――右手が自由になったところで頬に引かれた赤を指先でなぞり、ちろりと舐めとってから「変な臭い」と呟いた。 場所が場所だけに混ざり物が多いんだろう ) 良いんだ別に、信じられなくったって。 ――西園寺父娘は揃って素直じゃないから、見ていてまだるっこしいんだよ。 通じ合っているのに、言葉だけが曲がっているのだから――本当に痛いですって、それ。 ( 穿り返した眼窩よりも引っ張られる髪の方が痛むだなんて、価値観から何から充分おかしいんだろう。 得意気な貴女を、年相応の子供を見る目で微苦笑を滲ませるのもだ――頬を拭うのを御任せしながら ) …日頃からそうやってお話しになれば良いのに。 直接本人に聞いた事はないけど、他人行儀な言葉は多分、貴女の御父上は――さみしがる=H と? 思うんですけど? ( 微苦笑のまま、悉く語尾が斜めに上がった。 言うか言うまいか考えて、目を逸らし )  ……ほんとうはそう云う物腰なんじゃないですか、貴女。 [Sun 30 Apr 2006 11:02:56]
リコリス > ( 時代を擦り合わせると馬車。車輪の下。名作劇場に謝りながら間違いだらけ。) ( 手は二本あるとか言い出すのが、諦め悪い人間の暴論。 ――…それだって、まだ存在している癖に。 水っぽい音。覚えが無い訳じゃない。己のでは無くても、ソレは。込み上げるものは、無理矢理臓腑に落として。短く息を吐き出した。 かがみの、おはなし。) …別に、私も鏡なんか見てはいなかったからだわ。一人芝居は鏡の前で、映るものを真似ていただけ。鏡がなくなってしまえば鏡像だけが一人歩きして、置いていかれたものは、鏡に映る姿じゃいられなくなった。 …それだけのこと。言葉遊びね、本当に。( 取り出される目玉にでも、まだ残る眼にでも、映せば宜しい。そんな事は大得意だ。 ――…激しく自慢にならない。) …そんな蜘蛛の糸に縋るような言葉は、信じてあげないの。( 繋がりたいのも蜘蛛の糸なら、こうして語る先の方が繰り返す呪文のような言葉も。 ――…選ばせた先の何かがあるのだとしたら。ソレこそ、骨が折れるくらい殴ったっていいのだけど。知らぬは幸か不幸か。) …ほら、やっぱり痛いんだ。( 人様の髪を引っ張りながら、勝ち誇ったような声すら出した。鋭い爪先に刺さった目玉が、何だか季節はずれのハヤニエ。 ――…何だか、珍しい笑顔が無性に腹立たしくて。口では色々言う癖に、労わりの足りない手が溢れたものを拭ったり、包帯巻いたりする為に伸びた。) ……頭良いのに、あほのこよね。結構。( ぼそり。) [Sun 30 Apr 2006 10:27:12]
ザッハトルテ@自宅 > ( 車で人轢くと点になるとか。 どんなオーパーツの嵐でしょうかとか聞こえない…! )  ( 人間の貴女は知らなくて良い事だから、言わない。 引き摺り込む手は大切な父君の為に残しておいて なんて、言わないのだから伝える術もないのだけれど――貴女が今憤っている相手は、しぶとい誰かの残留思念なんだろう。 知る眷族の誰と比較しても、積極的に生きているとはもう言い難い。 みち、と水気混じりの音の上から被せるように ) ――…その「鏡」とやらは、何故貴女を見なかったんだろうね。 何故貴女は鏡の前で、良い子を演じなければならなかったんだろう。 ――――なんてね、ただの言葉遊びだ。 ( 偶々自分の目玉を穿り出すなんてばかな事をやっていたからなんだろう、「鏡」「映し出すもの」、――「誰かの目」。 背後で言葉を尖らせる少女がそれこそ言葉の通じない唐変木、或いは生きながら死んでいる誰かの前で語りかける姿を幻視した。 ) ――…次に会う時。 多分そんなに遠くは無い、かな。 でもその言葉は、貴女と彼とこそが言うと良いんだ。 繋がりたいのに繋がれないのは、貴女がたの方じゃないか。 …大丈夫、100度も何も、もう柳の繊手を煩わせたりしないから。 大丈夫、大丈夫――  ( 100度もやらかす前に、もう決めたから。 何かを手にするならば、もう一方は切り離す。 …「選ぶ」とはそう云う事。 ) あ、取れ――――痛たたたたた! ( 想定済みの痛みなら耐えられる、けれど髪の毛引っ張られるとは思わなかったから。 ――振り向かされた時にはもう全てが終わっていて、人差し指の爪にずぷりと摘出された後の目玉。 ) …………はい。 無事取れました。 ( 頬に赤と透明の跡こさえつつ、日頃はろくに笑えもしないモノが場違いなほどに笑った ) [Sun 30 Apr 2006 10:10:38]
リコリス > ( ミルク買いに行った先で日常のように銃撃戦ですか。バイオレンスー。※何の話だ。) ( 同じ屋根の下に暮らしたりもしている癖に、その辺りの知識は決定的に足りない。扉の外、窓の外で眺める方に気付いたら、手を引っ張って引きずり込もうとする程度には、諦めの悪いイキモノなんだろう。ヒト、だから。 こんな横暴も、その発露。) …死んでたって生きてる。そうじゃなかったら、私は一体誰と会話してるの。鏡に向かって一人上手をするのは、とっくにやめたわ。( 睨む視線は半眼。潤む視界なんて気のせいだから、視線を和らげたりしない。 ――…誰かさんの予想については、あながち外れていないのが何ともはや。だから、歯痒いのだけど。)  ―――……。( ぴし、とこめかみに青筋。) 取り合えず、次に会ったら、互いの目を見詰め合って三回ずつ、「ヒトのフリ見て我がフリ直せ」って唱えるといいのよ。ソレで丁度いいわ、本当ッ( ヒトの事なら判る癖に―― そんな揶揄は、苛立ち紛れ、言葉の中。震える指先は、どんな感情が源泉になってるのか、もうぐちゃぐちゃだ。そんな手に渡されたハンカチ。まだ泣いたりしてないから、そんな気遣いは無視するけど。) ……。( それが、まるで。ちいさな子供が、先生に教わったことをなぞるみたいな言葉だから。) なら、其処から一歩進まなきゃ。( 子供の躾は、まだ終わってないんじゃないか。年上の男性捕まえて、ひどいはなし。) ……なんで泣かせたのか考えないと、いつまでも同じところでしばき倒されるのよ。百回だってやるけれど、手の骨がきっと折れるわ。( ぐじゅりとまた聞こえた音に、込み上げるモノは無理矢理飲み込んで。こめかみ引き攣らせた侭、こっち向けとばかりに髪の毛引っ張ろうとするんだろう。どんどん行動が粗雑になってく予感。) [Sun 30 Apr 2006 09:38:34]
ザッハトルテ@自宅 > ( 血の色みどりー、とか。 主に洋ゲー仕様ですが、緑なら良いのか。 ※黙っとけ※ )   ( 種の起源までもが同一かなど、誰にも知りようの無い事だけれど。 時として人が転じ、人のかたちを持つモノは、なればこそ人から一番近くて遠いモノ。 人間には戻れない。 人間には、成れない――戻るべき家は目の前にあるのに扉は頑と閉ざされて、自分が居なくとも変わりなく暮らす家族を眺めるに近いのだろうか。 ) …痛いなんて可笑しいんだ。 ( ――生命を維持する為のサイン―― ) このままじゃ死んじゃうよ なんて、何の為の警告だろう? 我々はもう、とっくに死んで――  (「我々は」。 …そこで漸く理解するんだ。 この人があの塩辛い液体を流すのはきっと、この場に居ないとんちきな誰かさんが何かやらかしたのもあるんだろう ) … 娘御を泣かすような真似はするなと西園寺には言っておく。 多分直らないだろうけど、あいつはそれが何を意味するのかは、判ると思う――から。 ( 震えの伝わる腕をそっと外して、微妙に傾ぎながら一度そこから遠ざかる。 引き出しを探るのにたっぷりと時間をかけてから手渡すのは大分前に貴族様の手で左腕に巻かれた包帯とハンカチが2枚、1枚で御自分の目元を拭うように、と。 ) …女の子をね、泣かすのはものすごく悪い事なんだ って。 悪い事をしたと思ったら謝れって――だからごめんなさい、なんだ。 ( 放り出すように寝台に座り込んで背を向ける。 復元ではない再生なのだから、破損した眼球は指でも突っ込んで掻き出すんだろう ) [Sun 30 Apr 2006 09:13:21]
リコリス > ( 最近の一部ゲームには、グロ画像緩和フィルタ選択機能とかついてるらしいですよ?それ何てエロゲ。 芋虫にょろんはアニメーションですか。オーパーツの嵐はさて置け。) ( ソレは何処か硝子越しの世界に似ている。ヒトの目は、どうしたって己を含んだモノしか見えないのに。外側から見る事に慣れてしまった方には、世界はどう映るのか。視点の狭い小娘には、想像しか出来ないが。その分、こうしてみる光景が、平然としているべきじゃないってぐらいは、分かる。) ――…そういう問題じゃ、ない…の。 痛い時は、痛いって言われなければ――… 気付く事、も、 許してもらえない、みたい…じゃ ( 小刻みに震える指先が、腕を掴んでいられなくなったのは、しゃくりあげた拍子の事。) ――…謝られたら、まるで悪い事をしてるみたい。( 貴方が?私が?――…どっちだろう。) 怒らせてるのは誰かしら…ッ!今は勘弁して差し上げるけど、いずれ這い蹲って反省なさい、この唐変木ッ!( 取りに行った包帯とハンカチ、寄越しなさいと掌を突き出した。其方がご自分で負けるだなんて、これっぽっちも思っちゃいない。) [Sun 30 Apr 2006 08:47:54]
ザッハトルテ@自宅 > ( もぬすごい赤シールモノ※このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。※ちっくだと思った。 眼窩にびっつり、うにょろんうにょろんする芋虫 )( やめんか。 )   ( ――…結局、隣の芝生は何時だって青い。 自分を内包しない世界なら何処までもきれい。 おめでたいフィルタの掛かった目、ではあるのだろう――今は片方しか無いけれど。 ) 逃げたくても真っ直ぐになんて歩けやしません、――…すぐそこにある から。 ( 元々三部屋しかない手狭な部屋、厨房には用がない。 ひと部屋は家財のひとつもない全き空き部屋。 自然それ以外に属する小間物の類はこの部屋に仕舞われる。 もう一度離してくれと頼んだ後で、それが叶うならば机の引き出しから件の2点を取り出しに行くんだろう ) ――…  ( 眼窩のそれではない痛みのままの表情が、何か言おうとして口を開き )   …そんなに怒らないで。 ――…なかないで。 如何して貴女がそうなるのか、私は―― ( 知らない? )    …御免。 ( 繋がらない文脈。 ) [Sun 30 Apr 2006 08:31:29]
リコリス > ( 眼窩の中に芋虫とか、ものごっつぃ想像図になってしまいました。いやもう色々御免なさい…! 実際に顔を付き合わせる機会こそ少なくとも、おとーたまから惚気話は良くご拝聴致しました。後、金髪の麗人様からも、お話の種にちょこちょこと。※色々謝れ。 実際に見た感想と色々合わせれば、小娘にとて分かる事はある。 ――…第一、人と一緒にいたからといって、ソレが捕食者で無いとは限らないと。ヒトという存在に夢を見過ぎているだの知った風に口走ったのは、きっといつかの小娘だ。 振り払えないと言うのならば、其処に付け込むだけ。卑怯?聞こえませんとも。) 煩い。その程度で、臆するものですか。( 気遣いの言葉を言下に切り捨てる傲慢。再生するというのなら、潰れた眼球は取り出した方がいいんだろうか。癒着して、固まる前に。巡る思考だけが、変な所で冷静で。) ( 救急箱が無い。それだけならともかく、持ってる訳が。 ――…なるほど。無頓着にも程がある。涙目の横に浮かぶ青筋。アンバランスでも、知ったことじゃない。どうせ自分じゃ見えないのだ。)  いや。( 頼みごとすら切り捨てる横暴。の後、ぎり、と歯を食い縛って、) はなしたら、逃げるもの。( だから連れて行きなさいと、いっそソレが当然のように。あるならとっとと出しなさいと、襟首引っ掴まないのは、一応怪我人相手と自覚はあるからだ。多分、きっと。) [Sun 30 Apr 2006 08:15:14]
ザッハトルテ@自宅 >  ――…  !  ( 怒っているのか泣いているのか、境界で揺れる表情に左目だけが丸く見開く。 ) ……   ( くたりと今頃、痛みを思い出したようなツラを浮かべて )  ハンカチと包帯くらいなら、確かある から――…  持ってきますから、 だから手を離して 。 ( 目が逃げる。 離せと言いながら自分からは貴女の手を外しにいけないのは、それも種族の壁だから。 ) [Sun 30 Apr 2006 08:03:28]
ザッハトルテ@自宅 > ( じゃあ滋養満点と言われるとか。 アオバズクは蛾の幼虫も好物だそうです。 想像するとものっそいいやな構図。 ――同じ屋根の下に居た割にはそれほど顔を合わせる機会の少なかったのに、人間の少女は居候を実に良く見ていたのだろう。 かと言って捕食者とひとつ屋根の下の環境に「慣れた」と言われてしまえば、ひと役かった手の持ち主のくせに微妙な顔をするのだろうが。 掴まれたまま、掴まれる。 振り払えるのにそれをしない様をして「同情されているような」と彼女の養父にあたるヒトは言ったものだが――生憎このヒトデナシは知らない。 ) 多分見ても愉快なものじゃないから、 (「多分」、 鏡に映れなかったモノは片目の無くなったヒトガタの面構えなんか想像できない。 ) ――…救急箱なんか持ってる訳が無い―― ( 痛みとは致命的な損傷による死から免れる為の体のサイン。 常態からして既に死んでいるモノはそんなサインを必要としない。 無い無い尽くしのヒトデナシは「何故」と「困る」を壊れた自鳴琴みたいにただ繰り返すだけ。 それでも、 ) [Sun 30 Apr 2006 08:02:22]
リコリス >  ―――血が止まるまで、泣いてやるんだから…!( 歯を食い縛って、しゃくりあげそうな衝動を堪えるものだから。睨みつける目なんて、とっくの昔にみっともなく涙目だ。きっと。) [Sun 30 Apr 2006 07:32:22]
リコリス > ( 目玉は微妙に肉じゃないと、思うな!いや、鳥に目玉つつかれるって王道ですがソレなんてヒッチ○ック…! 歩みが定まらないのだって、小娘からしたら当然。目玉抉られて平然としてる方なんて、早々いない。 ――…だからこんな所で、此処にいらっしゃる穏やかな、押しに弱そうでいながら結構頑固で実は大雑把で力が強くて、最近は良くペン軸も破壊なさってた方が、ヒトのようでそうじゃないと知らされる。 ――…覚えるのが畏怖では無いのだから、もう、どうしようも無いのは小娘の方か。自嘲に歪み掛けた唇は、苦く息継ぎ。) 換気はまた後。気分が悪いなら、そうするけれど――…先に、こっちが先でしょう。( 本当は、こんな手の力なんて簡単に振り払える癖に。暴言じみているのは、何も唇から滑り出る言葉のみならず。怒号を響かせた小娘の肩は、やや乱れた息遣いに上下しながらも、引っ張った手は、がっちりと離さずに。) 何でもへったくれも、無い、でしょ、う!  いい、から――― ( 小娘は、理解が足りない。だから、吸血鬼と使い魔の関係性も、余り理解はしていない。だが、それらを置いて一つ分かった事がある。 ――…ヒトと犬の思考は根本的に違うとしても。) 此方をお向きなさい。そして速やかに、救急箱なりの所在をお教えなさいな。でないと、( もう片方の手も、ガッ!と伸ばして。髪をひっ掴んで、反らされた顔を此方の向かせようとする暴虐発生。ぐつぐつと、腹の底では何かが煮え滾っている。何も仰って下さらない方。血を流しながら、痛みすら置いていく方。 何も出来ない己の不甲斐無さ。だから、コレはきっと八つ当たりだと分かった上で、無体な台詞はもう、命令形の嵐。) [Sun 30 Apr 2006 07:31:05]
ザッハトルテ@自宅 > (「どうでも良い」が故の注意力散漫は多分に。 がくん、と引かれるままに引かれた上体が身長差を埋めるほどに傾く。 ) ( 早朝の空気を引き裂いた怒号――「怒ってる」。 「怒る」    ――…?   何でこの人間は怒るんだろう? ―――― ) …何で私、怒られるんでしょうか。   ( 健在の左目だけが細まった理由は困惑、いきなり頭をはたかれた頭の悪い犬毛玉のような。 人間と犬の思考が根本的に異なるように、人間とそうでないモノのそれも別物。 考えて ) ――…ああ。 気持ちの悪いものを見せちゃって…。 配慮が足りませんでした 。 ( 手は取られたままだから貴女の視界から眼窩が見えないように顔を逸らした。 理由なんかそれくらいしか思いつかない。 ) [Sun 30 Apr 2006 07:14:33]
ザッハトルテ@自宅 > ( 梟、本来肉食だもの。 ※理由になってない※ ――近づく歩みが何処と無く定まらないのは単に距離感が掴めていないだけの話。 眼窩を突き抜けて後頭部までに及びそうな痛みなんか、そんなものはもうどうだって良くて。 ――…トキノミヤコから逃げて来た、今は貴女の御父上。 その御友人にあたる麗人。 白く儚げな、高名な絵師――それが種の属性とまでは言わないけれど、事の他健やかな身体でありたいとの願望から遠いところに在るのはただの先入観だろうか? )  ( 健康で在りたい死人など、矛盾以外の何物でもあるまいて。 ――ふと、狭い部屋を伺うように虚空に視線を投げ )  ………………ああ、すっかりいやな臭いが篭っちまった――そりゃ気分も悪くなる。 外も大分明るいし、ランプは消してこの際窓を全部――――   ( 1ランク上の暴言は聞き流した、彼女の父君がとんちきなら自分はその上なんだろう。 何も引っかからない、今更何も感じない――罵倒なんかどうだって構わない。 )   ( が、 ) [Sun 30 Apr 2006 07:10:44]
リコリス > だっくだく血ぃ流しながら、人の心配してる場合じゃないでしょう、このとんとんちきぽけきゅー!!( いつぞやおとーたまが仰ってた言葉まで使って、腹式発声の怒号が早朝の住宅街に響く…!※窓あけっぱ。) [Sun 30 Apr 2006 06:42:28]
リコリス > ( 庭で黒猫毛玉相手にいてこまされていた時よりも、ずっとつやつやふっくらしてそうな梟毛玉に思わず戦慄。梟って、こういう個体だったんですか。※ひどい誤解。 それはもう、ひぐらしじゃなくて梟だって鳴きそうな明け方。 ――…何処か麻痺したように瞬き忘れた視界の中、血塗れの笑顔は、困ったような穏やかさを崩さないから、…むしろ。キモノについての何がしかの説明より、数段青褪めたツラが、ぎぎぃ、と見上げる角度に。) ――…はじめてじゃないからって。( ピクリ。遥か昔の何がしかを、知る訳では無いのだが。血塗れの赤い手、掌、血の珠を零した指先。 ――…知らなかった訳じゃない。此処にいらっしゃる方も、館でそろそろおやすみになってらっしゃる方も、時折遊びにいらっしゃる金髪の麗人も、ヒトじゃないなんて知ってる。分かってる。だからこそ、腹の底で何かがぐつりと蠢いた。) ――…黙っていてくれるなら、幸い。 ひとつ、分かったわ――… 思った以上に、お似合いだわ。この、とんとんちき。( とんちきより1ランク上の暴言と共に、流された赤色と然して変わらぬ色合いの双眸が、半眼。) ――……。( ぶち。 そんな音が、頭の何処かで聞こえた気が、した。)     ( くらくら揺れる頭は何処か胡乱。引き攣れた様に重い胸郭を、吸い込む空気で膨らませて。近づく方に先んじて手を伸ばして、血塗れの手を鷲掴まんと!)  ( そして、同時。) [Sun 30 Apr 2006 06:41:30]
ザッハトルテ@自宅 > ( 梟は今頃、ふっくらつやつや丸々のもふもふとした毛玉に戻っている筈。 惨劇に踊れ、惨劇を――もう嗤うしか。 顔面押さえた指の間からダクダクと血液あーんど体液(たいえき。)をだだ流しながら、今度こそへんなりと笑ったと思う。 ) ……目? …あ、初めてじゃないですし――戻ると思います から。 ( 勿論言う端から直ぐに、ではない。 俗に再生と呼ばれる特性にはとんと縁の薄い個体、いつぞや貴女の御父上と全力でどつき合った後も治りはこちらの方が遅かった。 とは言え「御気になさらず」とか云いながら、べっとり血の点いた右手をひらひらと振る辺り、どう繕おうが人ならぬ生体活動の営みの止まった吸血種。 ) そう、とんちき。 …でも、口は閉ざすくせに聞かれなければ聞かれないで気にするから――…なんて、私が言えた事じゃないか。 匙加減は貴女の方が上手なんだろうね きっと。 秘密、秘密――成就した時はどんな顔をするものやら。 …大丈夫、黙ってます。 ( 赤飯。 どっかの背後はリアルタイムで拝見しましたが、糸の先は勿論知らない。 瞬きをしようとして ) …やっぱり片目だと上手くいかないもんだ。 って、あの――…  ?  気分でも悪いんですか、 えと ? ( 何時だって犀利な少女にしては非常に珍しいと思う、支離滅裂な順序紡がれた言葉は頭の血液が一気に下がったからなんだろう。 背筋を伸ばしたままぐらぐらと揺れる割烹着姿へとかたっぽ眼窩をぽっかり空けたのが近づいた。 全国の鳥好きさんに土下座すらーっしゅ。 ) [Sun 30 Apr 2006 06:24:14]
リコリス > ( そんな梟さんを運んできた小娘も、絶賛硬直中。それはもう激しく嬉々として眼前で行われる惨劇、もといお食事光景。赤いモノとか、もうちょっと透明な液体とか、色々飛び散ってるんじゃないでしょうか、コレ。 ――…突かれているご当人が、惨劇の首謀者たる梟の名を御呼びになられるまで、動けもしない。)  ――……ぅぁ。( 眼窩に突っ込まれていた嘴が、色々な体液※体液言うな。 に塗れているのすら見えて、ちょっと気が遠くなりそうになった。 ついさっきまでは動けもしなかった筈の梟の羽音が聞こえる。今振り返ったら、もう、羽もつやつやしてるんだろうか。思考が何処か、虚ろに現実逃避中。) ――…いえ、その。おとーさまがとんちきなのか今に始まった事じゃないとか、秘密ですよ秘密ですけれど、いえ、それどころじゃなくって、あの、ざっはるとてさま―――?( でも、潰された目が再生するとか、やっぱり何処か異国の情報です。だって小娘人間ですもの…! 口調も次第平坦に、言葉にし損ねた空気がひゅう、と喉で鳴る。) ……慣れの為に、こうしてきているの。だから、秘密――… そんな実体験は後でじっくりお尋ねするわ、ええ。お赤飯だって炊いたんですもの、色々じっくり じゃ、 なく、て…あの、目、  目ー……?( 思考が色々とぐちゃぐちゃな自覚はあるが、そんな事を考えるより先に言葉がぼろぼろ出てくる。ええ。それはもう、爽やかにお赤飯炊いたじゃないですか、リアルタイムで。※いらん記憶。 そんな微笑ましいとか言い切る記憶もアレですが、たった今目撃した、全国の鳥さん達に軽くトラウマ出来そうな光景に、ご当人より先に、小娘が貧血でくらくらした。) [Sun 30 Apr 2006 06:03:38]
ザッハトルテ@自宅 > ( ものも言えずに硬直する飼い主の図。 躾って大事だね…!! )  ( 兎も角。 これって赤いシール※グロ表現があるゲーム※じゃないの? とかがっつがっつがっつがっつ ←梟さん、食事中 ) ……………………………………ふらいんぐふぃっしゅー…  ( 程良くお食事が進んだ頃、ぎりぎりと尾羽根を引っ掴んでポイした。 身罷った妊婦の胎から自力で這い出した赤子が目玉を糧に生き延びたとか云う、そんなホラーちっくな伝承を地で行ったか放り投げられた梟はそりゃもう元気なもので、そのまま鳥篭の上に止まり ) …それは否定しない。 西園寺――…は、とんちきー……だから。 主に心温まるサプライズで仕返しして差し上げると良い、かも   …知れない。 ( 右目があった辺りを押さえながらガクガクと、口調だけは平然と。 大丈夫痛くないとは云わないけれど、そのうち治る――! だって人外だもの。 ※320※ ←しつこい ) 「驚かせる」のが目的じゃあないにせよ、それ( 着物 )慣れが必要――…と。 大変でしょうそれ、走れないし袖は邪魔だし――4日やそこらじゃ慣れやしない。 ( 少なくとも自分は、だが。 4日間でもう充分と思った着物の記憶、まさか一番要らない部分を貴女まで見ていたなんて思っちゃいないよ…! ) [Sun 30 Apr 2006 05:52:09]
リコリス > ( 肯定なさった…! そんな微妙な火加減もとい忙しさの狭間で作られた、戦車ならずともやわらかそうな御方の目の下、刻まれた隈は柔らかな灯火の陰影が、絶妙に隠して下さるものだから、人たる小娘の目で見るのは、やや厳しい。 茶は結構の意を受けて、それ以上は通さない。笑みのような、困ったような。そんな顔の前で、軽く眉を寄せて。) …この間も、何か無茶はやらかしなさったようですけれどね。本当にとんちきなんですから。 ――…別に、驚かそうという心算が、主成分…では、多分無いのですけれど。( 主成分じゃなければ、充分に含まれているとも言う。びーくーる、びーくーる。そんな呪文を心中で繰り返し、漸く平静に戻した心境と共に、塗りかえった先で。)  ―――…え゛?( しんなり萎れて、もう屍のようだった梟が、飼い主様の顔面に猛然と特攻するのを目撃、した。 ――…妙に生々しい音が、鼓膜に届く。) [Sun 30 Apr 2006 05:41:00]
ザッハトルテ@自宅 > ( しんなり萎れた梟と魔の狭間に位置するものの金目に生気を通り越した「何か」が宿るのを、飼い主は見たと思う。 ――こんな時だけ繋がる両者の視野、流れ込む思考未満の獣の本能。 判り易く言えば「飢餓」――――血液では物足りぬとばかりに、怖ろしく単純に一色に塗り潰されたモノが求めたものは高濃度かつ最効率の餌。 つまり )     (  ぶ ち  )    ( 聞こえちゃいけない音が、飼い主の顔面――めんたまのあたりでなりました。 ) [Sun 30 Apr 2006 05:33:13]
ザッハトルテ@自宅 > ( だってしかばねだもの。※320※ ――…何時もなら、ほぼ確実に屍。 今月に限っては他に用事を抱えていたので半生(はんなま。)位なんだろう、今少し光量が豊富であれば見えたかも知れない、目の下にはやっぱり隈。 「今から買出しに行くのも」と首を横に振り )   ( へんなりと息を吐く。 笑う顔には程遠い、中途半端な表情を浮かべて ) …秘密には秘密返し、ですか。 彼は確かに余り多くを語らないけど、貴女はあんまり短気を起こさないでやって下さい。 それとも、ある日いきなり着物を着こなして彼を驚かそう計画? ――… ( 覿面に様子が変わるのを見た。 そう、こちらにと言うよりは自らに言い聞かせるような。 …己に置き換えたなら「これも仕事のうちだから」と人込みに特攻する時のような、それ。 そんな思案の間に貴女の声は小さく虚空に溶け――つまりあんまり聞いてなかった。 元々が見ているようで見ていない目、聞いているようで聞いていない耳だ。 何も考えずに布を退けた先にはなんだかよくわからない毛の塊が、 )                    ( 飼い主(えさ)の気配を察して猛然と跳ね起きた。 ) [Sun 30 Apr 2006 05:32:58]
リコリス > ( 物凄い勢いで萎んだ梟が、一羽…! [Sun 30 Apr 2006 05:09:50]
リコリス > ( 事実、それで間違ってもいないのだから、印象は至極正しいと小娘は肯定する。 場合によっては、「へんじがない ただの しかばねの ようだ」の覚悟しての訪問だった為、意外にも確りとした風情に胸を撫で下ろしたのは秘密。※しかばねは、何度もおうちで目撃されています。) 其処はどうぞ、お構いなく。欲しいと仰るのでしたらば別ですけれど。 ――……。( 「割烹着」 穏やかな口ぶりが纏う装束に触れた途端に、黙り込み。) ――…いえ。お父様には、まだ内密に。ええ。内密。…これは、アレです。準備運動と申しますか、何事も慣れというのは必要という事に御座いますよ。( 視線をやや斜めに逸らしたツラは、蒼白までは行かずとも、額に汗が浮かぶ。虚ろにぼそぼそと、むしろ己に対する言い訳を繰り返した後、) ――…まあ、私の格好はともかく。その、ソレ。お返し、致します。多分、まだ――…生きてるとは、思うのですけれど。( だって、何も食べないんですもの。 そんな風にもそもそ続く言い訳の羅列を背景に、布が引かれれば。籠の中には――… ) [Sun 30 Apr 2006 05:09:11]
ザッハトルテ@自宅 > ( 扉の向こうに見える楚々とした所作は、文字通り一歩引いたもの。 それは彼女が定めたスタイルだとしても、戸籍の上では伯爵令嬢である筈がやんごとなき方の従者のようで。 月の末日を無事迎えはした大雑把な部屋着姿と、見慣れない異国の衣装が向かい合った。 ――こちらの目を引くのに充分な物珍しさ。 ) ひとりでは必要がないものだから、茶のひとつの買い置きも無くて申し訳ないです。 ――…無くて良かったのかな、「有る」と言ったら厨房に立たれてしまいそう。 「割烹着」は確か、その為の衣装でしたよね…? と云うか、その歩き難い服。 とうとうあの賑やかな父君に押し切られましたか。 ( だってその衣装の機能性の低さを、貴女は多分気に入らないと思ったから。 余り見られたくないのだろうか、半ば視界を遮るようにずいと差し出された大きめの籠を反射的に受け取った。 布に手をかけながら ) [Sun 30 Apr 2006 04:59:50]
リコリス > ( 扉を開いた先の廊下には、一抱え程の大きさの籠を持った、白髪の小娘が一人。扉から一歩退いた位置に立っていた。聞こえた物音に御健在だったと知って、密やかに安堵したのは、口にも出来ない戯言だ。逗留中にも、月末には殆ど缶詰の中身と化していた方を前に、安堵の様は刹那の事。) いえ。其処はどうぞ、お気遣い無く。( ――…しろくろ。多分、例のぬいぐるみの事。しかして、引き取る。その言葉に軽く眉を寄せるも、まずは失礼しますと、部屋の中に足踏み入れる小娘の格好は、常の地味なワンピースでは無く。小豆色の着物に割烹着装備という、半端な女中さんスタイル。 ――…まあ、それはそれとして。) ……はい。お届けものです。( 気まずげな沈黙を少し挟んで、抱え来た籠。やんわりと白い布地が中身を隠すソレを、ずい、と差し出す。) [Sun 30 Apr 2006 04:47:10]
ザッハトルテ@自宅 > ( 留守がちな家ではあるし、社交性にも乏しいから来訪者もおのずと限られる。 日付や最近の邂逅歴を考えて、勝手に――職場の面子の誰かが誤字のひとつも見つけて確認に走ってきたのだろうと思っていた。 だから、聞き憶えのある声を耳にして思わず椅子から立ち上がった。 灯りのひとつもない玄関からすぐに繋がるダイニング、接した扉の向こうからそんな物音が聞こえただろう。 それは三度叩かれる扉の向こう。 ――中からそろりと開かれる扉、半身だけが覗いて ) ――…貴女だとは思いませんでした。 てっきり別の人だと思い込んで居たので、出迎えもしませんで―― (「こんな夜分に」と言いかけて止めた。 こちらの――個体ではなく眷属の――生活時間帯に合わせて来たのだろう、そうした習慣は逗留中に知っている。 そろそろと扉を開きながら、かっくりと首が傾いで ) お届けもの。 … しろくろなら、何れ引き取りに伺おうと思っていたところですが。 ( 嘗てこうして届けられたのは兎毛玉のぬいぐるみ。 ともあれ灯りはこの部屋にしか点いていないのだからと、「人間」ではなく「届け物を持ってきてくれた、親切な友人の娘御」を招き入れ ) [Sun 30 Apr 2006 04:39:06]
> ( いらえは、家の奥――…と言うよりは、夜明け前の少し冷えた外気を震わせ、耳に届いた。 暫し沈黙してから、失礼しますと、一声かけて。その響きも、窓の方から伝わるんだろうか。ともあれ。玄関を開き、中へと足を踏み入れる。幾度か訪れた事のある御宅。部屋の位置関係は把握している。家主の方がいらっしゃるであろう扉の前で、今度こそノックが三度。) ――…夜分遅くに失礼致します。僭越ながら、その……、( 言い難い事を躊躇うような、微妙な間の後。) …お届けもの、です。 [Sun 30 Apr 2006 04:28:13]
ザッハトルテ@自宅 > ( ――…だから。 それでも100万の生死を繰り返した猫が、いかようにしてその歪な生命の締め括りを迎えたとしても。 大人も考えさせられて、「泣く」話――共感は握り込んだ掌から零れ落ちる海岸の砂より掴みどころを定め切れずに、ただざらざらと逃げて行くだけ。 …良いじゃないか、      )  ……… 。 ( 夜の帳、最後の黒が残る時間帯。 )    ――どうぞ。 玄関も窓も開いてます。 ( この家に関して言えば、来客は夜ばかりに訪れるから。 大きくもない声はむしろ開け放した窓から外へと伝わるだろうか。 ) [Sun 30 Apr 2006 04:17:56]
> ( 響くは呼び鈴か、ノックの音か。 夜半も相当に過ぎたこんな刻限、本来人様宅を訪ねるような時刻でも無いのだが。 人も夜魔も眠りに就きそうな、夜と朝の狭間の時刻、玄関前にやってきた人影は、妙に大きく響いた気のする音に、思わず背筋を伸ばして気配を伺う。 ――…いえ。決して、某事件が収束するまで、一人では出歩かない、のお約束破りに対する慄きでは御座いませんとも。それに、――…一応「一人」では、無いのだし。腕の中に抱えた籠を、ちらりと見下ろす。) [Sun 30 Apr 2006 04:09:27]
お知らせ > さんが入室されました。 『( 玄関口より。)』 [Sun 30 Apr 2006 04:06:43]
ザッハトルテ@自宅 > ( 本来子供向けのその話は、決して長いものじゃない。 だから結びの一文は今でも記憶に残っていて。 ――…大人が読んでも奥深い話だ、とも聞いた。 当時はどう思ったんだっけか――――     目を閉じて全文を思い出す。 事故で、戦で、或いは誰かの手によって。 猫が命を落とす事など何も珍しい事じゃない。 …餓えるだけでも簡単に。 ) [Sun 30 Apr 2006 04:05:09]
ザッハトルテ@自宅 > ( ――不細工な、猫。 毛玉じゃなくて、何処かの画家による挿絵の中の。 「猫毛玉を余すところなく正確に紙面で再現するのは不可能なんじゃないか」――…そんな個人的な感想は兎も角。 表紙に猫。 脇に小さく、トキノミヤコの作者の名前。 その隣には―――― )     ( 誰だ、これは。 )  ( 近くて遠い、「誰か」の名前を爪で弾いて本そのものを投げ出した。 去年の夏に仕上げたものが漸く書籍の体裁を得たらしい、月の末日のささやかな手土産。 ) [Sun 30 Apr 2006 03:49:37]
お知らせ > ザッハトルテ@自宅さんが来ました。 『( ぶさいくなねこ。 )』 [Sun 30 Apr 2006 03:41:14]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( 唇を離して… 幸せそうに微笑んで。 …多分、名前を呼んで… 沈むように眠りへと )』 [Sat 29 Apr 2006 23:44:11]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが帰りました。 『(意識はゆっくりと沈んでいく)』 [Sat 29 Apr 2006 23:42:13]
南条菫@郊外の神社 > ( 秘部から愛液をあふれさせて、濡れてしまった布団を気にもせず、汗ばむ体を恋人にくっつけた。 ) あ……あぁ……はっ……。 ( 余韻をたっぷり味わうと、どっと疲れが押し寄せてくる。たまらない満足感と、安心感は、菫を深い眠りへといざなう。 ) 一花ぁ……だい、すき……ぃ。 ( 荒げた息を整えつつ、ぐったりと。指を引き抜き、彼女の体を抱いたまま、微笑んだ。 ) んぁ―ーんくぅ。あん……あっ、はぁん。 ( うっとりした表情のまま、重くなったまぶたを閉じて。 ) [Sat 29 Apr 2006 23:41:55]
園内一花 > ―――〜ふっ… はぁっ… 他の…ッ 人に… 触られ、ちゃったら… どう…しよ…っ ( …甘い声に、意識がとろける…。 …押し寄せてくる快楽の中で… 背を撫ぜる手に、不思議とホッとして… それが余計に、尻尾と指への感度を高めてしまう。 ただ、ただ、堪えて… 全身を強張らせたり、震えさせたり――― ) ご…ッ ごめっ    なさい…っ! 私ッ… わたし、もぅッ――― ぅんッ… ンッ! いっしょっ…に…! おねがいッ… いっしょにっ! ( 尻尾を愛撫していた手で、腰を抱いて… 菫と自分の身体を密着させるようにしながら… 割れ目を撫ぜ上げ、広げるようにこねていた指を浅く沈める ) ―――〜はぁっ! すみれっ… …はぁ! すみッ …はっ―――ッぁあァああああああっ…ッ っ!! ( 体温や鼓動が混ざり合って… 怖いくらいに熱くて――― 互いの指をわななく内壁で締め付けて… 大きく身を逸らせて、全身を痙攣させる。 …昇りつめる感覚の余韻に… 少しの間そのまま、荒く息をついて ) ―――〜はっ… はぁッ… ァは… ( 忘我の表情で虚空を見つめ、眼を閉じて…  くったり  菫の上に重なって、指を抜いた。 …そっと顔を上げて… 少しの間もじもじと見つめてから… 涙とかで大変な事になってるのはお互い様。 …唇を重ねる… ) ―――〜ン…ふ…  [Sat 29 Apr 2006 23:37:20]
南条菫@郊外の神社 > ( 結局、二人ともえっちなんだ。ただ、恥ずかしがりやだから、なかなかそうはいかなくて。 ) うん、すき。すきぃ……もっとぉ。 ( 甘ったるい声でおねだりをする。背中を撫でながら、耐えられないほどの刺激に全身がびくんびくんと跳ねる。 ) い、一花ぁ……! いっしょ、いっしょ……にぃっ!! ( 恋人にだったら、乱暴にされたって良い。こんなにも、自分を愛してくれるのだから。段々何も考えられなくなってきて、ただ乱れたい気遣いと熱い肌の感触が強くなっていく。 ) ――あぁああぁっ!!!  ( 動かしていた指が止まり、絶頂を向かえた。腰を浮かせるようにして、濃い意図をきつく抱きしめるように。 ) はっ……ああぁぁ……ぁ……。 ( だらしなくよだれをたらしたまま、虚ろな目で天井を見つめる。 ) [Sat 29 Apr 2006 23:16:19]
園内一花 > …そっちもだけど… 耳と、尻尾…。 ( 大好きでしょ? 秘所を攻められて余裕は無いのだけれど… ちょっと、悪戯っぽく微笑んで…。 襦袢をはだけさせ、耳から離した口を 唇、 首筋、 胸元へと擽るように這わせ… 先端に、舌を絡める ) ―――〜はぁ… ふちゅ… ちゅぅっ… くちゅ… ( 吸ったり、弾いたり… 弄んでみるけれど… ただ、ちょっと、ゆっくりし過ぎたかもしれない。 …出し入れされる指に、次第に手や口は止まりがちになって… ) …〜ッぁふっ… ぅンッ! ……はぁッ…… ぁあっ… ゃッ… だめ……っ もうッ…! ( 押し寄せてくる快感に喘いで… 内壁は出し入れされる指に絡み付き、愛液を溢れさせる…。 身体を仰け反らせるように、腰を動かしてしまって… 夜気に荒く息をつきながら… 唇を噛んできつく眼を瞑りパタパタ首を振って快感を払うようにしながら… 少し乱暴に、空いた片手で菫の襦袢の中へ分け入って… 割れ目を強めに撫ぜ上げるっ ) ―――〜んンッ… っくぅ… ふくッ…! ( 一人だけ先に達してしまいそうで… それがなんだか寂しくて。 必死に堪えながら ) [Sat 29 Apr 2006 23:07:50]
南条菫@郊外の神社 > ( 他にも、ナナオさんとかインディ先生とか。きっと今頃悔しがっているはずっ! きっとそのうち神社に来てくれるでしょう。 ) んちゅ……はっ……んくぅ……。だってぇ、一花が、スキだもん。 ( 照れながら、でもはっきりと伝える。 ) あぁん。ひぁ……あんっ! いい、すごく……気持ちいいぃ〜。 ( うっとりしながら、顔を赤らめて手を動かす。握っていた手を解き、体を重ねた恋人の背中をまさぐる。 ) ふあぁ……あふぁぁ〜。あんっ、あっ! ( 指を恋人の秘部へ入れては、また出して。尻尾とあわせて彼女に愛撫を続ける。 ) [Sat 29 Apr 2006 22:53:51]
園内一花 > ( ココさんには安らかに眠れる夜をお返し出来たと思います。 …トラウマ?そこまでは知らないっ…。 けれどそのうち訪ねてくれるって信じてます ) ―――〜はっ… ふ…ッ 本当に、好き…ですね… 〜んンっ… ( ただくすぐったがって暴れさせているようだった身体は、次第にゆったりとした動きでくねらせて… 片手は尻尾、口は耳を捕まえたまま… 絡めていた手を離して、襦袢の上から菫の胸に… こねるように手を添える ) ―――〜ひァッ!? ( …もう熱く湿っているとは言え… いきなり一番弱い所に触れられた身体には、電気の走るような感覚…。 びくくっ! と身体を跳ねさせて… 爪先で布団を掻き乱す ) ―――〜ゃッ… そんなッ   いきっ   なり…ッ! はぁ… ひゃふッ! ンん… っくひ… ぅぁ…ッ ぁ…ッ ( 吐息を荒げて… 四つん這いになっているのが辛くなって… 菫の上に、そっと身体を落とした ) [Sat 29 Apr 2006 22:44:07]
南条菫@郊外の神社 > いいじゃない……私も一花も、お互いが好き――だから愛し合うの。全然不思議なことじゃないよ。 ( からかうように、小さな笑みを浮べて。ここは自分たちの家。いやらしい音を立てても、宿のように音を聞かれることも無い。 ) ああぁっ!! はっ、ひんっ……やぁぁ……へ、へんな、気持ち……ひゃあん。 ( 耳と尻尾は特に敏感。激しく体をくねらせて、耳を動かす。 ) えふぅ……一花のエッチな声……もっときかせて。 ( 指先を一花の肉芽に当てて、押す。尻尾は変わらず内股をまさぐるように撫でて。 ) あっ……あぁひっ、あん……。 ( 熱い吐息と喘ぎ声が止まらない。 ) [Sat 29 Apr 2006 22:31:39]
園内一花 > ―――ッ… そ、そんな事はないけどっ…! ( ストレートな言葉には、思わず真赤。 まだ行為そのものへの怯えもあれば、あっさり頷く事なんて出来なくて… 『穴があったら入りたい』 と言った表情で、キョトンとする恋人を見つめ返す ) …大好きだけど… 毎晩だって、いいけど… でも… やっぱり、それってちょっと… ( 『多くない?』 …なんだかえっちな二人みたいで――― ) ―――〜ぁふ… んぅ… ( でも、今はそんな話は措いて置いて。 ぴちゃぴちゃ わざと水音をさせるように、舌を絡める。 …トロンと潤んだ瞳は… 薄闇の中で菫を見つめたまま… ) …はッ… ぁっ… ぅん… 私も…。 もっと… もっと、気持ち良くなって…―――〜っひゃぅッ!? ( 一度唇を離して… 覆い被さるように、耳に唇を這わせる。 時折甘噛みしたりしながら… 菫の身体の下へ回した手は、お尻を撫ぜて、尻尾を弄んで――― けれど、柔らかい尻尾に撫ぜ上げられれば身を硬くして、手を止めてしまう ) 〜ぁあッ… ゃッ… だっ… それ… ひゃっ… ァ… だめっ…! ( 擽ったそうに身を捩る ) [Sat 29 Apr 2006 22:21:12]
南条菫@郊外の神社 > え〜、私はしたいな。そのくらい一花のことが好きだもん。一花は、私のこときらい? ( 困ったような顔で、きょとんと。 ) あっ……ゃ……んっ。 ( 舌と舌を絡めるように、何度も彼女を求める。 ) くふぅ……んあぁ……すごっ……きもちいぃ……よぉ……。 ( 目を潤ませて、ぞくぞくと身を震わせる。そして、とさっ、と軽い音を立てて、布団に倒される。 ) イヤァ、私も……私もするのぉ。 ( 手ではなく尻尾を動かして、一花の内股をなぞるように上下になで上げる。そして、片手は彼女の秘部へと伸びてゆき……。 ) [Sat 29 Apr 2006 22:07:10]
園内一花 > ―――〜え… だ、だって… 毎晩…なんて、そんなの… おかしい、でしょう…? ( …普通の恋人達がどれくらいするのかなんて知らないけれど… やっぱり多いのではなかろうかと。 〜したいのなら、どうせ『普通』は踏み外してる恋人関係… 毎晩だっていいと思いつつも… もじもじ、戸惑いがちに。 …菫の手を引いた身体は… ごく自然に、そのまま布団に横になろうとするけれど――― ふと止めて ) ―――〜ン。 ……ちゅ…… はぁ… んふ… ( 上体は起こしたまま、改めて唇を重ねる。 …指を絡めた片手は… 手の甲を擽るように、もじもじと緊張を表して…。 …菫の唇を舌でなぞったりしながら… もう片手は太股を撫で上げるようにお尻へ… そして尻尾へ ) ……はぁっ…… ン… はふッ… ( ふちゅ くちゅ… 次第にキスを深くしながら… 指を絡めた片手を引くようにして… 菫の方を、布団に倒そうと ) [Sat 29 Apr 2006 21:55:48]
南条菫@郊外の神社 > ( 見るも何も、目が無いのが毛玉の不思議なところ。 ) え? やなの? ( にやにや、悪戯っぽい笑みを浮べよう。もうこちらはさっきのキスで火がついてしまっている状態。体の疼きが徐々に強くなっていく。帯を解き、着物を抜いて、恋人と同じ襦袢姿になる。 ) 一花―― ( 手を引かれるままに、布団へ。彼女の片手に指を絡めるようにして、顔を近づけ、唇を重ねる。 ) [Sat 29 Apr 2006 21:46:37]
園内一花 > ( ほったらかし? そんな事しません。 仮にも生き物に見られているなんて恥ずかしい。 ちゃんと別室に持って行きます。 …そして結局外される【@飼育】っ… ) 〜ぇ… ぁ… ゃ… ぁの、そんな… 毎晩、なんて… ( 二人ともハラエでの修行だってあるし… その言葉に、今更のように恥じ入りながら… 菫に手伝われて、布団を敷いていく。 …情事に入り掛けたところで入る『間』が、余計に恥ずかしい… )   ( 一つを残して灯りを落とした薄暗い部屋で… 帯を解いたら、着物は脱いで襦袢になって ) ……菫…… ( 誘うように、手を引いた ) [Sat 29 Apr 2006 21:38:41]
南条菫@郊外の神社 > ( そしてほったらかしにされるケセランパサラン。哀れ毛玉は育成ロル→エロルの流れに取り残された。合唱。 ) いいよ、これからは――毎晩でも、できる、から。 ( ぽつぽつと、恥ずかしがりながらたどたどしくしゃべる。軽いキスを何度も繰り返して、だんだん甘えるように舌を絡ませていく。 ) はんっ……はっ……んふ……ちゅ……。 ( 唇が離れ、体も離れると、名残惜しそうな目で見つめる。それでも、布団を敷くパートナーを、黙ってみていることは出来なかった。 ) あ、私も手伝うっ! [Sat 29 Apr 2006 21:28:49]
園内一花@飼育 > ―――ッ… ごめん…ね…。 『住めるようになったら』 って、思ってたから… ( 以前に延期を提案したのは自分。 だけどちょっと期待していた分、その時になってもなかなか出来ないのは… 少し、身体を疼かせていて。 かぁ… と顔が熱くなりつつ… つい、謝ってしまう。 …そんな気分じゃないかもしれないのに… 誘われて拒めなくてそんな風になるのは、嫌だから…。 …だから、キスをせがまれてホッとした… ) ……んッ…… はァ…… ( ちゅ ちゅ …啄ばむようなキスを数度落として… 少しずつ、深く唇を重ねていく… ) 〜は…… ふ…… 約束じゃない。 …それに、私も… ちょっと、寂しかった… ( 『なかなかできなくて』 …はにかむような微笑を返して… 一度惜しむように身体を離して、布団を敷きに――― ) [Sat 29 Apr 2006 21:20:39]
南条菫@郊外の神社 > ( アマウラから戻ってから、ひさしく交わっていない。一花の肌が恋しくて、己も抑えていた感情を制御できず、体は早くも熱を高めつつあった。 ) ず〜っと、がまん……してたから。嬉しい。一花のほうから、さそって、くれて……。 ( 真っ赤な顔で、微笑んだ。 ) [Sat 29 Apr 2006 21:12:39]
南条菫@郊外の神社 > ( 一花の指先の感触が伝わってきて、たまらない。目を潤ませて、切なそうな声を出す。 ) ――ううん、してぇ。お布団で――一杯……。 ( 体を抱く彼女の手に、己の手を添えて。しきりに顔を動かして、キスをせがむ。 ) [Sat 29 Apr 2006 21:10:51]
園内一花@飼育 > …お布団の代わりとか… ( 維持するための白粉代がエライ事になりそうだけど。 夢を見るのは自由。 …恋人と一緒に見る神社の夢に… 嬉しそうに眼を細めて… ) …そうですね… 年末年始、大忙しになるくらいの気持ちで――― ( したい事、たくさんある。 うんうんと頷きながら耳を弄っていたら――― 漏れる甘い声に、こっちまで ぞくり と ) ……だ……だめ……? ( ポツリ 呟くように問うて… 耳を弄っていた手を下ろし… もう一度、抱き締める ) ……だめ……かな…… [Sat 29 Apr 2006 21:05:12]
南条菫@郊外の神社 > あ〜、いいねぇ。飛びたいねぇ。 ( 幸せ顔で、にやにやうへらぁ〜。一花の腕に抱かれて、幸せも倍増。頬をすりそ寄られると、くすぐったそうで恥ずかしそうな笑みを浮べた。 ) あはは、ありがと。一花も可愛いよ。 ( 耳をぴこっと動かして、冗談っぽく笑う。 ) のんびりやればいいよ。まだまだ季節は春だし、夏も来るし。冬までにはなんとか――神社を元通りにしたいな。 ( そうして、耳を弄られると思わずと息が漏れてしまう。 ) ひゃぁ……うっ……ダメぇ……みみだめぇ……。 ( 甘えるような声を出した。 ) [Sat 29 Apr 2006 20:56:34]
園内一花@飼育 > 〜の、乗って飛べたりして…… ( もわわわん と妄想その2。 とりあえず窮屈そうにしている五匹には、別の瓶を用意してあげないとと思う。 …腕の中に菫の温もりを感じながら… 『ミカドさん』と聞けば、可笑しそうに微笑んで。 …忘れてなどいないけれど、連鎖的に思い起こさせるリゼルの事… 抱き締める力を、少しだけ強くした。 …斜め後ろから抱くような感じ?のまま、すり 頬を寄せて… ) …あんまり、増え過ぎても困ってしまいますけどね…。 〜そうかな? 偶然にしては、出来過ぎているような――― 菫の方が、可愛いですけど。 ( ちょっとしんみりしそうになった自分。 …冗談めかすように言って、ちょい と菫の耳を摘もうと ) 〜うん…。 …気をつけて… 無理はしないで、お仕事して…。 …少しずつですけど、がんばりましょう…。 ( 微笑み返し、楽しげに頷く。 …まずは、約三週間後… 初任務に備えないとと思いながら。 …桃の香りの中で、くにくに 耳を… ) [Sat 29 Apr 2006 20:51:18]
南条菫@郊外の神社 > きょ、巨大ケセランパサランとか、できたりするのかな〜っ。そんでもってクッションみたいにふかふか……。 ( 段々変な妄想まで入りだした。でも珍種を一杯作ればそのうち大きくなるのかも? ) あぁ、あそこかぁ。一花はいったことなかったんだね。――甘いものが一杯食べられるよ。そういえば、ミカド様と初めてお会いしたのもあそこだったなぁ。 ( 懐かしい思い出を振り返りつつ、おさわりOKなお店は、恋人には少々刺激的? ) いや、私が上げたとか関係ないような。でも、なんか嬉しいな、同じ色―― ( こうして少しずつ増えていくのか、と感心した様子で。 ) お金を稼げば、神社の復興もそれだけ近づくね。いろんな人とも出会えるし、ついでに参拝客を増やしちゃおうよ。 ( やること一杯、夢一杯。満面の笑みで。 ) [Sat 29 Apr 2006 20:37:43]
園内一花@飼育 > ( 動物より植物に近いのでは、などとも思うけど… 『妖怪』と言われれば、人知を超えていても何となく納得出来る。 二人肩を並べて、ただの毛玉なのにやっぱり可愛らしいそれを見つめて ) 〜『べたべた』っていうお店、行ってみたいな。 …よく聞くのですけど、行く機会無くて… ( 実は風俗店なんて知らない。 ただの甘味処と思っているのだけれど、それでも洋菓子には馴染みが無かったから。 …寄せられる良い香りのする身体を、腕に手を回し抱き寄せて… ) 〜ダメって言われちゃったら、増えた分をこっそr… ぁ、いえ… 信用商売ですものね。 そんな事は出来ませんけど…。 ( 『落ち着け私』と、こほん 咳払い。 けせらんぱさらんそっちのけで菫を見つめてしまっていた瞳は… けれど歓声に瓶へと戻して ) ―――〜え? え? え? …どれ? ぁ… あぁっ! 本当! …ぇ、こんな風に…? えぇっ!? じゃあ、やっぱり口もお腹も何も無いのっ? ( むしろ本当に『毛玉』? 『顔』があるものや、言葉を話すものも生まれると聞いた気がしたけど… どうなってるんだ、眼を瞬いて ) ―――。 ( 糸紡ぎが終わると… そこには四匹の真っ白ふわふわなケセランパサランに… 一匹の狐っぽい耳と尻尾を持った銀のケセランパサラン?が混じっている ) ―――〜偶然? …それとも… いえ、これは、菫があげたから… ですよね…。 ( うわー って。 …理解は及ばないけれど可愛いからどうでもいいそれに、ちょっと頬を染める… ) [Sat 29 Apr 2006 20:27:16]
南条菫@郊外の神社 > ( 見れば見るほどわからない。ほんと、どういうからだの構造なのやら。食べている、ということは、排泄もするの? よくわからないまま、一花と二人でじーっと。 ) ん、いいよ。一花とおそろいだね。何かおいしいものでも食べに行こうか。 ( くすっと笑うと、一花に身を寄せる。彼女の体に、頬ずりするように。 ) 毛玉がマスコットの神社かぁ――斬新だね。依頼主さんに聞いて見たらいいんじゃない? 飼えるならかってみたいしね。 ( 本人的には満足らしい。今までに無いヴェイトス神社になるかも? ) お? おおおおっ!? ( ふ、ふえたーっ!! 分裂、というヤツだろうか。少し違う気もするが、ビンの中では確かにそれを思わせるような変化が起こっていた。 ) す、すごい! これ……銀色――私の色だぁ。うわぁ―― ( 目を輝かせて、笑みを浮べる。 ) [Sat 29 Apr 2006 20:13:26]
園内一花@飼育 > 〜ぅん、『口からお腹に入る』っていうイメージ、ありませんけどね…? ( そういえばどういう仕組みだろう。 一緒になって首を傾げつつ、綿毛を取るとどんな風になるんだろうって、興味。 危うしけせらんぱさらんっ ) ………こ、今度一緒にお出かけする時は… この間の服、着て行きましょうね… ( 覗き込まれて頬を染めつつ… こくんと頷く。 …神社のお香は、まだ菫には辛いかもしれないし… とりあえずはただのお香を試してみようか ) ……幸せを呼ぶんですって…… 菫は狐だし、飼ってみましょうか? お稲荷様になれて神社をする事になったら… マスコットに良いかも。 ( …そしてその紬糸で織物でも出来ないだろうかと思う。 食費、結構かかってしまいそうだけど… )   ( ふわふわ ふよふよ 白粉を平らげて再び宙を舞う三匹は、心なしか少し大きくなったような…? …ちょっと手狭になってしまった瓶の中で時折互いの綿毛を擦れさせて… それぞれから解れるように細い糸が引かれる ) ―――〜あ。 ( やがてその糸は、少しずつだけれど紡がれて… 新しいケセランパサランを形作ろうとしていた。 …増える数は二つ… 一つは他のと同じで… もう一つは、少し銀色がかっているような――― ) [Sat 29 Apr 2006 20:02:52]
南条菫@郊外の神社 > ふぇ〜、ちゃんと食べてる……。どこに口があるんだろう? ( 顔を傾けて、目を瞬かせる。お耳をぴくぴくさせて、けれど興味は尽きないようで。 ) お香とかがいいんじゃないかな。神社の雰囲気にも合ってるし。一花も女の子なんだし、ちょっとしたおしゃれくらいはしなくちゃ。 ( 恋人の顔を覗き込みながら、そのときが楽しみだと笑みを漏らす。 ) これが狐の贈り物ねぇ。不思議な生き物だなぁ。 ( 2人以上のロールを連続で回したから、珍種が一匹増えたりするだろうか。ドキドキしつつ見守ろう。 ) [Sat 29 Apr 2006 19:47:32]
園内一花@飼育 > ( 残念っ… けれどそう簡単に増えるものでもないと思う。 何せ確立は常世の森で星屑を探し出すのと同じくr… えへんおほん。 三匹は瓶の中、落とされた白粉をつついてる… 毛玉でなく『生きている』のだと、改めて実感させられる瞬間 ) …私もやっぱり… 何か… でも、巫女なんですよね… ( お洒落をはじめるにはちょっとタイミングが悪い。 …あるいは香の匂いはさせるようになるのかもしれないけれど… そういえば菫と一緒に買ったお揃いの服も、まだ袖を通せていない事を思って… 思案顔になりながら ) 〜そうですね、手間と言えば手間だけど… 特に経験の無い人に任せられるくらいですし。 ( 次世代のペットにも最適?らしい。 二人して小さなふわふわを見つめる暫しの間――― ) [Sat 29 Apr 2006 19:39:58]
南条菫@郊外の神社 > ( 残念、一秒差。 ) [Sat 29 Apr 2006 19:30:39]
南条菫@郊外の神社 > ありがと、そう言ってもらえると嬉しいな。 ( あえて”なに”が”なんで”こうなったかという基本的な情報を全て省いて相手に伝える、菫の必殺技。言葉が足りないのは嘘とはいいません。他の人の残り香だと知られたら、子狐は一気にピンチに! ) ふんふん、なるほどねー。結構簡単なんだ。 ( 一花の説明に一つ一つうなずきながら、そんなもので増えるのかと意外そうな顔で小首をかしげた。 ) じゃあ、さっそく――良い感じに増えるといいなぁ。 ( スプーンでひとすくい。白粉をビンの中へ。さてさて、どうなることやら。【4/判定】 ) [Sat 29 Apr 2006 19:30:15]
園内一花@飼育 > ?〜へぇ、少し意外。 とっても良い香りですよ。 ( 菫もそういうの付けるんだ、って。 他の人の残り香(ぇ)だなんて知らなければ、ちょっと照れたように、呑気に微笑むばかり。 …洒落っ気の無い自分も、もうちょっとちゃんと意識した方が良いのでは… とか。 興味はあるし ) …増えるところ、見てみたいんですけどね… この子達から、紬糸って取れないのかな…。 〜ぁ、で、分量なのですけど――― ( 用法用量を説明したら、あとは菫にお任せ。 【数字指定/判定】 をした発言の秒数一桁と指定した数字が同じであれば、一匹余計に増えるみたいですー というのは世界の裏情報 ) [Sat 29 Apr 2006 19:22:53]
南条菫@郊外の神社 > いやぁ、桃の香水ってつけたらどうなのかなぁ〜と思ってさ。 ( 詳しい説明は全部省いて、にこにこ顔でみじかく答える。嘘が苦手な菫の、緊急回避方法は大抵こんな風。 ) うん! やってみたい。はやくはやくっ。うぅ〜、ワクワクするなぁ。 ( はしゃぐ様子は子供同然。実際子供だけど。尻尾でペチペチ畳を叩きながら、一花に早く、と促す。 ) [Sat 29 Apr 2006 19:13:13]
園内一花@飼育 > 〜何か、良い事ありました? 嬉しそう。 ( 我に返って戻された表情に、ふふ と微笑んで。 瓶の中身より覗き込む菫を観察する風に… ) …あれ? ( ふわり ふと鼻を擽った桃の香りに眼を瞬いて… それとなく菫に身を寄せる ) 〜白いまんまるだけではなくて… 条件はよく分からないのですけど、色々な色や形になるそうです。 …そうだ、ご飯… 白粉なんですけど、あげてみます? ( ハタハタ揺れる尻尾に… 『狐の贈り物』とも呼ばれている妖怪は、こんな尻尾から生まれたのではないか… などと、ふと思いながら。 袖から取り出す白粉の瓶 ) [Sat 29 Apr 2006 19:07:21]
南条菫@郊外の神社 > ――とと、今晩は。一花。 ( 恋人に気がつくと、われに返って表情を戻す。嫉妬癖の強い恋人のこと、ヘンに誤解を与えたくは無い。 ) え! 見せてみせてー。 ( お茶をちゃぶ台の上において、四つんばいで一花の下へ。ビンの中を、興味深げに覗き込む。 ) す、すごぉい!! ほんとに毛玉だ、もこもこだー。うわわぁ〜。 ( 目を瞬かせ、驚きと喜びに目を輝かせる。尻尾がハタハタ揺れだした。 ) [Sat 29 Apr 2006 18:59:07]
園内一花@飼育 > ( 三匹になって、少し手狭になった瓶の中… ふわふわ漂う毛玉を見ていたら、何時の間にか眠ってしまったようで――― 一つ伸びをして… もう、菫は帰っただろうかと、眼を擦りつつ居間へと向かう ) …菫? おかえりなさい。 ( ひょこりと顔を覗かせた先。 …あるのはちょっと緩んだ恋人の顔で… 他の人の事でそんな表情をしていたなんて知らなければ、『お帰りなさい』と言える事にただ微笑んで、畳の部屋に踏み入った ) 〜預かって来ましたよ、けせらんぱさらん。 最初は一匹だったんですけど… 昨日増えたみたいで。 ( ほら。 なんて… 座り込みつつ、ちゃぶ台の上に小瓶を置いた ) [Sat 29 Apr 2006 18:54:18]
南条菫@郊外の神社 > ……うん、やっぱり畳みの上で飲むお茶はかくべつー。 ( まったりしながら、目を細める。 ) そういえば、一花のケセランパサランってどんなのだろう。そろそろこっちに運び込むって入ってたけど。 ( 昨日のリアとの邂逅以来、桃の香りがほんのり残っている。母親のようなあの人を思い出すと、えへへ〜と顔がだらしなく緩んだりも。 ) [Sat 29 Apr 2006 18:47:42]
お知らせ > 園内一花@郊外の神社さんが入室されました。 『( 日の沈む縁側で、小瓶を膝に乗せて )』 [Sat 29 Apr 2006 18:44:48]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(綺麗になった本殿で、お茶を飲む。)』 [Sat 29 Apr 2006 18:44:25]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(黒い蛇が嘲笑うかのように暗闇に浮かんだ)』 [Sat 29 Apr 2006 02:02:42]
ミカド@自室 > (僕が餓えるのは血の所為じゃないか) [Sat 29 Apr 2006 02:02:38]
ミカド@自室 >  (黒い血が僕の正体)(黒髪は彼等がこの世に「在る」為の代償。)      (鬼が本性を忘れてなんとする。) [Sat 29 Apr 2006 01:55:54]
ミカド@自室 > (――おとぎ話を思い出した。)(だから、彼等は”得た”のに、今もこうして漂っているのか。 ―――……まるでとんち話の結末だ。 金が欲しいと言って、金になった男の話を思い出す。 あるいは寿命を差し出して、望みを叶えた瞬間 それと一緒――)――――………。(口がへの字にひん曲がる。 ならば、何処までも茶番劇。 問題視していたのは僕だけで、彼等は望み引き換えていたんだ。  むしろ――呼び出されることを待っている。) ―――捌、玖――――(数える声が、途端に投げやりになった。    左手親指に牙を突き立て、黒い血・・・を一滴。  ほら、君達が欲しいと望むものをくれてやる) [Sat 29 Apr 2006 01:46:51]
ミカド@自室 > ―――肆( 「では”彼等”は何を引き換え何を望んだか」 ―…僕は「飢えを与える」彼等は「餓えが欲しい」と望み合う。条件の一致 )―――――伍。(そして、引き換えに僕は『髪』と『血』を失い、彼等は『髪』と『血』を得た?―望みは何処へ消えた。 僕の餓えを欲した結果が、血と髪。  どちらかに「餓え」に繋がるという事?………。)  ……陸 。      (……何処かに間違いがある。 真実の歯車が激しく軋んでいくのが判る。 彼等を呼び出す為に引き寄せる筈の糸が意識の海の中、伸ばした指先を痛めるほどに鳴いていた ―――…。 )  ――――質。 ( あ。 [Sat 29 Apr 2006 01:35:20]
ミカド@自室 > (全ては覚悟の上)――― 壱。 (自分の姿は鏡に映っているわけではない。自分は現世に存在を否定された生きる死人。よって鏡に映ることが出来ない。) ―――弐 (だから、自分の力で映すことにした。鏡に映すのではなく、自分の姿を”真似”させたのだ。『姿が欲しい』と望んだ死霊が一人。死霊は男の姿を得て、男は自分の姿を得た) ―――参。 ( 一方的に搾取することは何時だってできない。、望み合い引き換えて一つの結果を形成する。僕はその為に死霊達の巣に足を踏み入れ、一つ一つを積み重ねていたつもり――それだって万能ではないし、出来ることはこの程度だ。) [Sat 29 Apr 2006 01:19:25]
ミカド@自室 > ――――……。(さっき「思い切れない」と述べた。ああ、もちろんこのままだと外に出れないとも。 だから今日中に出れるようにするんだ。 痛みが無い事は確認した。―――ならば途中で編み上げた世界を痛みで掻き消されるなんて事も無いだろう。無い筈だ。いや、無い。 無いんだ。 姿見に映る髪の毛が、見慣れぬ高さで揺れるのを眺めて、更にそれを「断言」できる所まで繋げてゆく。)   ―――面倒なのは嫌いだ。一時間以内で決着をつけたい。一時間以上はごめんだ。 それほど退屈しているんだよ、判ってくれるかな……? (鏡の中に問い掛ける。 映る自分の姿の周り――”再現させる”黒い霧。 この程度の死霊術ならば、手足を操る程度には慣れた。――― さて、此処からが問題だ。そう、問題なんだ。  『何故”彼等”は僕を襲ったか』―― 僕の右腕を跳ね、髪を喰らい、飛び散った血を啜った。さて何故だ。この問題が解決しないから、呼び出せないんだ。 彼等は今目の前に居る”これ”――自分の姿を真似させている此れと同じ筈だ。 同じ筈。 ”何故支配できなかったのか”)―――…………。(とっとと理由をつけてしまおう。 その理由が事実と違えども、術師が納得すれば歪ながらも呪詛は完成するのだと思っている。 例えるなら、妖を使役させる為に「真名」をつけるようなもの)(――他の誰かにとっては違うと断言されそうだが、一人一人違うプロセスを選んで自分の世界を構築するのだから、中にはこんな無茶な世界構築理論があっても良い筈だ。 駄目だと言われる日がくるとしたら、手痛い代償を払う事になるんだろう) [Sat 29 Apr 2006 01:03:53]
ミカド@自室 > ――――……。(さっき「思い切れない [Sat 29 Apr 2006 00:45:09]
ミカド@自室 > 激しくどこかの誰かが満足した事実はおいといて。 ええ。 後でクマー!な人は、気が付いてブン投げるもよし、脱ぐのもヨシとして。  さて) ―………。(深呼吸一つ。 退屈に殺される前に、明日は外に出てやろう。 シャツを肌蹴ると姿見の前に立ち、右肩を映す。  既に傷跡は無い。白いと自分で言うのもなんだが、血色の悪い肌が在るのみだ。 )―――――……。(右肩に掌を当てながら、静かに歯車を噛み合せるように動かしていく。―――昨日は肘までしか動かせなかったが、今日は痛みも無く回せた。「自由に動かせない」程度。 か。 ) [Sat 29 Apr 2006 00:43:26]
ミカド@自室 > ( しかし、それはそれで暇が潰せたので良しとする。 退屈してやった。クマー!でもよかった。反省していない。謝らない。 ※ふてぶてしく)  [Sat 29 Apr 2006 00:32:58]
ミカド@自室 > ―――カードゲームに、チェスに……ボードゲーム…こういう時の為に揃えておくべきだったか。 (そして、わざわざ勤務中の金髪の友人を呼びつける。恐らく最初に一発殴られるだろうが、それもヨシッ…!!退屈にはかえられん。 いや、この館の中にもゲームの遊び相手は居るのだが…一人は仕事か何かで部屋に居ないらしいし、もう一人は家の事がある事だし無理やり引き摺りこむのも悪かろう。 ―――と、なると)―――――………。(チェストの上に飾られている、人形達四体。男くらいの年齢が眺める人形ではない。動物を象ったぬいぐるみだ。 どの縫いぐるみの中にも住人がいらっしゃる。   先ずは三体一組なトリオに声をかけてみた。            (間)           物凄く何時も通りだったんで、思わず引出しの中にしまいました。 で、残る一体。熊の縫いぐるみ。   反応が無いのをいいことに、お手製スーツとマラカス持たせて見ました。ピクリとも動かないところを見ると、 中の人 は いないようだ…! ) [Sat 29 Apr 2006 00:29:24]
ミカド@自室 > (気晴らしをしたくとも、外出が出きない所為で、余計に鬱憤が溜まっていく。 嗚呼、お外には一杯人が居るのになぁ……!!!気晴らしに使い魔を飛ばして、空から眺めた夜の街は美しかった。 賑やかな人の声や、橙の灯り。  今となっては、舞踏会の賑やかさが恋しい―――…もう殆ど繋がっているのだから、外に出ようとも思うのだが) ―――――――………。(終わっていない・・・・・・・・ と、纏わりつく黒い霧が、蠢く所為で思い切ることも出来ない)―――………ぐぬぅ。 [Sat 29 Apr 2006 00:16:14]
ミカド@自室 > (生で齧るもんじゃないと判っているが、匂いと味に酷い吐き気を感じて慌てて吐き出した。――それが、二時間前。 水で口の中を濯いで、フルーツを齧って、何とか収まった…と、思う。 それでも、まだ匂いが残っているような気がして、自然と苦虫を噛み潰したかのような顔担ってしまう。いっそのこと庭に咲く薔薇でも齧ろうか…窓辺のソファに腰掛け、見下ろす自宅の庭) [Sat 29 Apr 2006 00:10:17]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『(大蒜は不味かった)』 [Sat 29 Apr 2006 00:06:18]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(あと少し)』 [Fri 28 Apr 2006 04:10:01]
ミカド@自室 > ―――今度は首を撥ねられるかな?  ( ちら、と虚空を眺めて笑った) [Fri 28 Apr 2006 04:08:50]
ミカド@自室 > (まるで、痛みの無い傷口に、指を這わせているような。本来ならば痛む筈なのに、痛まない所為で、何処までも抉っていける。)――――……。(無意識のうちに右肩の傷に触れた。―既に塞がった傷口に触れようとも、痛みは無い。肘までは問題なく動くようになっていた。 あと数日で右肩も動かせるようになるだろう。 ) …………。 (この肩が直ったら、聖画と杭を見に行こう。聖水を求めてみよう。  ……どれかが、痛むかもしれない、し?――其れが終わったら、僕の髪を奪ったあいつらに、今一度会わなくては。) [Fri 28 Apr 2006 04:02:33]
ミカド@自室 > (今となっては、これらの何が怖かったのか。何が自分を傷つけていたのかすら判らなかった。 ) …………。 (恐怖の対象だった時は、なんと煩わしいものだろうと思ったものだが。―― その恐怖がすっかり抜け落ち、ただの「モノ」になったこれらを見ていると―・・・) …………。(胸の上を握る。 シャツに皺がよる。 )(何故か、あまり良い気分がしない) [Fri 28 Apr 2006 03:52:41]
ミカド@自室 > ――――どうしてこんなものを怖がっていたんだろうね [Fri 28 Apr 2006 03:44:55]
ミカド@自室 > ―――――…。(しばらく掌で弄った後、テーブルの上に。――テーブルの上には、この館で集められるモノ全てを並べてあった。 銀で作った十字架の耳飾。大蒜。塩。 聖画や聖水、杭は無いから、確かめる事は出来ないが… この分だと、それらも平気だろう)―――――――。 (……。 こんなものか) [Fri 28 Apr 2006 03:43:28]
ミカド@自室 > (窓際のソファに座り、U字型の鉄板をいじくっていた。指先が爛れる事も、逃げ出したくなる事も無い。  只の鉄板だ) [Fri 28 Apr 2006 03:33:59]
ミカド@自室 > (からからと指先に馬蹄を引っ掛けて回した。 ) [Fri 28 Apr 2006 03:27:32]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『(溜息と共に)』 [Fri 28 Apr 2006 03:26:12]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(黒い血は何処へ誘うか)』 [Thu 27 Apr 2006 14:18:59]
ミカド@自室 > ( 自分でさえも ) [Thu 27 Apr 2006 14:17:45]
ミカド@自室 > (――今日起きたら、試してみよう。 どうせ外には出られないんだ。血が認めている事を、僕がどれだけ認めているか、確かめてみよう。  「何か」を忘れてしまった事を嘆く奴など何処にも居ない) [Thu 27 Apr 2006 14:17:16]
ミカド@自室 > (何かの話)  ――――             。(何か無くした…或いは変化した結果、僕は始祖より続く血脈の中に 沈んだ。  日光を見れなくなった。)(      何時だか僕は、友人と一緒に弱点について話した事を思い出した。その時、僕は「人だった頃の名残が、僕等を討つ」のだと答えた。   例えば馬蹄。例えば銀。例えば十字架。例えば塩。例えば大蒜。例えば聖水。例えば杭。例えば聖画  突き詰めれば、ただのシンボルだし、ただの塩水、ただの丸太棒、ただの絵の具の集合体、ただの植物、ただの金属。そんなものに神の奇跡が宿るのだとしたら、都合が良すぎるだろう? お手軽過ぎるだろう? 神の奇跡はそんなものには宿らない ましてや、聖職者や猟犬に奇跡の力が宿るわけでもない。 彼等は彼等の力で”力”を手に入れるだけの話。  手に入れた力は神の力ではなく、人の力。  では、我等は何故十字架などを恐れるか?  ――簡単だ。「嘗て人だったもの達」が、「罪の意識」で身を焼いていただけの。或いは、人が魔を退けるモノだと信じているから、退けられただけ。 )             (何かの話) (太陽を見れなくなった僕は、神の奇跡を恐れたわけでも、罪の意識で嫌ったわけじゃない。ただ、夜こそが自分の住まう場所なのだと自覚しただけ。)       (何かの話) (忘れてしまった何かの話) (――…    罪を感じなければ 恐れる事も無い。 神の力を信じなければ、恐れる事も無い。――恐れられない。) [Thu 27 Apr 2006 14:16:54]
ミカド@自室 > ――――             。(何か無くした…或いは変化した結果、僕は始祖より続く血脈の中に 沈んだ。  日光を見れなくなった。          嘗て僕は「人だった頃の名残が、僕等を討つ」のだと言った。   例えば馬蹄。例えば銀。例えば十字架。例えば塩。例えば大蒜。例えば聖水。例えば杭。例えば征が [Thu 27 Apr 2006 13:47:09]
ミカド@自室 > ――――             。(何か無くした…或いは変化した結果、僕は始祖より続く血脈の中に 沈んだ。  日光を見れなくなった。          嘗て僕は「人だった頃の名残が、僕等を討つ」のだと言った。   例えば馬蹄。例えば銀。例えば十字架。例えば塩。例えば大蒜。例えば聖水。例えば杭。例えば征が [Thu 27 Apr 2006 13:47:09]
ミカド@自室 > (かつて「人間」だった部分が削り取られて、浮力を失った身体は沈むばかり。 ――黒い水――いや、黒い血の中に融かされ溶かされ、始祖の仔として、氏族の一人として摂りこまれていくのだろう。          沈む前は恐れすらしていたが、満たされてしまえばどうという事もない。 赤が黒に混じった結果、赤は消え、赤がどのような色だったのかを忘れてしまう。 その色が好きだったのか、嫌いだったのかすら忘れてしまう。 無いモノは、無かったと同じ。 無かったは、無いと同じ。 幾ら大事なものだったとしても、根っこから無くしてしまったら、無かったと同じ。  痕跡も残さず無くなってしまったら、思い出す事すら忘れてしまうだろうに               何の話?    )(         何か、の話。) [Thu 27 Apr 2006 13:39:11]
ミカド@自室 > (日の光が見れなくなったのは何時からだ――問いかける鏡の向こう。 黒い湖面の向こう。 仰向く視界に揺れる水面が見えた。 その水面の向こうから 『血の大河を遡った時から』と、簡潔に答える誰かが居る。 望もうが、望まなかろうが、自分は始祖の血脈に近づいた。―――― 。 ――――――。  近づいた。 近づいた。  違和感がある。「近づいた」わけじゃないと思う。 )                    …。   ( とうとう取り込まれてしまっただけの話だろう) [Thu 27 Apr 2006 13:26:45]
ミカド@自室 > (身体の隅々――手足は勿論、瞼や指先、爪先、髪の毛の一本にまで重石をつけられ、黒い水の其処に沈められるように、眠りの其処へと引き擦り込まれてしまう。 日の暖かさや、明るさを「感じて」しまうだけで、意識が遠く。―――この分だと夜の短い夏がきたら、どうなるのやら。  夢の中を漂いながら、ぼんやりと思った) [Thu 27 Apr 2006 13:09:58]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『目を開けていられない――』 [Thu 27 Apr 2006 13:05:40]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『―日が昇ると』 [Thu 27 Apr 2006 13:04:54]
お知らせ > 園内一花@郊外の神社さんが帰りました。 『( …ぐっすり。 …ちょっと残念なのはナイショ… )』 [Wed 26 Apr 2006 23:52:50]
園内一花@郊外の神社 > ―――ッん… ( そんな風にされると… 胸の鼓動は治まるどころか高鳴って… 少し強く抱き返す。 『ずっと』 …その言葉は重いけど… でも、『ずっと』だと… 同様に赤らめた顔で幸せそうに微笑んで、唇を合わせた ) でも……私…… 私の夢は―― ( 楽しげに笑い。 ころんと並んで横になる――― 明日も早いし、今夜はぐっすり ) [Wed 26 Apr 2006 23:51:52]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが帰りました。 『(そして、今日は二人でおふとんを並べて、ぐっすり眠るんだ。)』 [Wed 26 Apr 2006 23:45:33]
南条菫@郊外の神社 > ( 二人仲良くずっこけて、きゅっと抱くように身を寄せる。体の上がった体は、胸の高鳴りを隠すこともなく。 ) 一花――ずっとず〜っと、一緒にいようね。 ( 頬を赤く染めて、彼女のほっぺに軽くキスをしようと唇を近づけた。 ) 生きてる限り、夢を追える。一度くらいあきらめたって、何度でもやり直しがきくんだよ。 ( だから生きよう、二人で、これからも―― ) ありがと。一花も立派な巫女さんになれるよ。私が保証する。 ( 手をつ薙ぐようにして、しばらく微笑んだまま寝っ転がろう。 ) [Wed 26 Apr 2006 23:44:56]
園内一花@郊外の神社 > ( ずる〜―――ッ! っと。 磨きの仕上げに入っていた縁側はよく滑ります。 閉じた雨戸の向こうで盛大にずっこける音を響かせて。 二人並んで平たくなって… ) ……楽しみにしてる……ッ ( ふふくくっ… と楽しげな笑みを零しつつ、スリムになった尻尾を掴まえ抱き締めた。 霊でも妖でもどっちでも良いけれど(ぇ) もふもふ三倍は是非…! ) ……ええ、何だか…… そうなると本当に、『魔女』みたいですけど。 …空を飛んで… 長生きして… この世界を…いっぱい見てみたい… ( …私にしか行かれない場所がある… 見えないものがある… 見せられないものがある…。 それは菫にもあって… 二人なら、もっと… ) ―――〜菫は… きっとなれますよ… お稲荷様に… ( …ふと話を戻して呟く言葉には… 単に励ますと言うより… 少し切なげで、確信の籠もった調子を帯びる…。 『同じ種族の中で、霊狐と妖狐に二分される』 …それを、菫が実の母に捨てられてしまった事と結び付けるのはあまりにも早計だけど… もしも、と考えると。 …そんな気がした… ) [Wed 26 Apr 2006 23:37:11]
南条菫@郊外の神社 > ( 雑巾がけレースはアマウラの伝統です(何)それはともかく、並んでやれば無意識のうちに互いに競い合い、能率も上がるというもの。お姉ちゃんの座は中級化してからいただきます。 ) ふふふっ、尻尾が増えたら一花の顔をくるんでもふもふしてあげるよ! ( にやにや、悪戯モードで笑いが漏れる。徐々にスピードアップ。タタタタッ! ) 私の力と一花の力を合わせれば、空くらい飛べるかもよ? 少なくともハラエの人は否定しなかった。 ( 二人の霊力を合わせれば、あるいは。でもそれはもっとずっと先の話。 ) ――そうそう、そんなかんじ……ふぎゃっ!? ( そろってこけた。 ) [Wed 26 Apr 2006 23:26:06]
園内一花@郊外の神社 > ―――〜ッ!? ( 何!? やる気!? 並走して雑巾掛けをする恋人には、お姉さまの意地っ! とばかりに微妙にペースアップ。 『屋敷』 と言う程の広さは無い神職一家の居住区であれば、体力で差が出る事も無くそのスピードは拮抗するのだろう。 だだだだだだ! ) 〜元々っ… ヒトより遥かに霊性の強い存在ですものね…! そうありたいと強く願う気持ちが、現実になるんじゃないかって… なんとなくっ、そんなっ、感じがっ、しますけどっ…! ( ずだだだ! …でも、『ふかふか倍増』の妄想にちょっと足元が狂ったりっ… ) ―――〜ああ! なるほど… 同じ種族の中で、霊狐と妖狐に二分されるのでs―――ッわっ? たっ ととっ!? ―――〜ぎゃふっ ( ずべしゃっ ) [Wed 26 Apr 2006 23:19:31]
南条菫@郊外の神社 > ( ならばこちらは一花と並んで雑巾がけレーススタート!速さなら負けない。 ) わかってるよぉ。妖気を霊気に変えるっていうのは、存在そのものを変えるのと同じだって言われたし。第一、その方法だってまだ何にも知らないんだもん。でも、なんかねぇ、霊格を上げると尻尾の数が増えるらしいよ。 ( ふかふかも倍増だ。 ) えっとね――上手く説明できないけど、妖気と霊気は正反対のものだよね? で、妖気を帯びた狐は妖狐。霊気を帯びた狐は霊狐。このうち、白狐、赤狐なんかはミコミコに属してて、金狐や銀狐、黒狐なんかはスートリア。つまりまとうものが妖気であるか霊気であるかの違いってわけ。妖気を帯びれば妖怪、霊気だと幻獣、神獣。 ( たどたどしい口調で一花に話して聞かせる。本人もいまいち理解できていないらしい。 ) [Wed 26 Apr 2006 23:11:03]
園内一花@郊外の神社 > 〜ぁ、うん、もうちょっとー ( たたた、ててて、板の間より縁側へ出て、雑巾を掛けて駆けるっ…! 手伝いに入ってくる菫に、『おつかれさまー』なんて微笑んで ) …そうそう、お稲荷様になろうって言ったって… まだ妖怪なんですから。 無理は、だめですよ? ゆっくりじっくり、やっていきましょう。 ( ある意味究極の体質改善? …生半な事では無いだろうと… ふと、心配そうに見つめつつ。 …頷き返す…。 十示さんも、阿波山さんも、妖狐の先輩方も居る。 …きっと、大丈夫だ… ) 〜ミコミコはスートリアも取り入れて融合して来た宗教ですからね… 荼枳尼天、稲荷神、飯綱… きっと、菫も――― ( 『なれますよ』 と続けようとして… アレ?と首を傾げる ) …では… 元々、妖怪ではなかったという事です? ( 天狐、霊狐、妖狐… 言い方は様々だ ) [Wed 26 Apr 2006 23:01:15]
南条菫@郊外の神社 > そうそう、ハラエで聞いたんだけどね、銀狐ってミコミコじゃなくて本来はスートリアのほうに属する霊狐なんだってさ。ダキニ神とかなんとかの使いだとか化身だとかいってた。 ( 昼間ハラエで習ってきたことを復習するように、ぽつりぽつりと思い出しながら語る。 ) [Wed 26 Apr 2006 22:49:40]
南条菫@郊外の神社 > ――よし、こっちはおしまい! 一花、そっちはどう? ( 寝室はばっちりだ。パートナーの様子を見に行こう。 ) 妖怪の巫女かぁ――へんなの。 ( 自分のことなのになんだかおかしくて、くすくすと笑みが漏れる。 ) ハラエの任務――なれないうちは大変だと思うけど、十示さんと三人でがんばっていこうよ。 ( 静かにうなずいて、まだ掃除が終わっていないようなら、恋人の手伝いに回るだろう。 ) [Wed 26 Apr 2006 22:48:04]
園内一花@郊外の神社 > ―――〜ええ、まずは鳳r… ハラエ、で一人前にならないと。 …そうなれたって、人のお願い事を預かるなんて… それだけでは、とても足りないと思いますし… ( 先は長いけど。 …少しの心配と沢山の楽しみに、微笑み返す…。 …嫉妬や不安はそう簡単に消せないし、抑えられない… でも、無理に消したり抑えたりしようとしなくて良いのだと思えば… より以上の思いで、御する事は出来る… と、思ってる ) 〜ぁ、私も。 …今度は借り物ではなくて、下さるそうです…。 …特別な物ではなくて、普通の装束でしたけど… なんとなく、嬉しいですね。 ( 隊服、のようなものなのだろう。 …まだ見習いであれば加護などは付与されていない、巫女装束以上の物ではないけれど… 無事一員として迎えられた事にホッとして、一緒に着替えようと頷いた。 …口を利いてくれた十示様… 以前お世話になった朔夜様… 彼らの顔に泥は塗れないと思いながらも、まずは、やっぱり形から。 …『かっこうつける』と、中身は結構、後から付いて来るものだ…。 アーミーファッションや飛行士風… 色んな格好をしていたポニーテールの、宛てにならない経験談 ) 〜当分は忙しくて、それどころではないかもしれませんけど。 ( たは、と仕方無さそうに苦笑を零す ) [Wed 26 Apr 2006 22:40:54]
南条菫@郊外の神社 > 神社として使うにはまだまだ当分かかりそうだし、何より私たちがここを護っていけるくらいに成長しないと始まらないからね。 ( ニコニコしながら答えて、そういえば、と思い出す。 ) あ、ハラエで巫女服もらったんだ。掃除が終わったら、さっそく着てみようかな。 ( まだ汚れを気にして侍の着物姿でいる己。鏡があったらどんな風に映るだろう。まずは形から入るのが菫のやり方。そのうち、中身も立派な巫女になってみせるんだ。 ) これから知っていけばいいと思うよ。時間はたっぷりあるんだからさ。 [Wed 26 Apr 2006 22:26:54]
園内一花@郊外の神社 > ( 板の間を たたた とテンポ良く磨いて… 畳は乾拭き。 畳…? ) もう敷いちゃいましたけど… よく調べれば畳下収納とか、あったのかな? …一応、軒下は潜ってみたのですけどね…。 〜と言うより、荒らされた感じも、しないんですよね… 祭祀場や拝殿の方はともかく… 居住区は綺麗なもので…。 ( それはそれで助かったけど。 行李の一つくらい残っていても良いと思う… あるいは逃げ延びたというのが本当で、ほとぼりが冷めてから荷物だけ取りに戻ったのだろうか… 首を傾げた…。 …繋がりを持った建物の一部とは言え… 本殿祭祀場や幣殿、拝殿は当分封印だ。 …雑巾掛けくらいはしようと思うけど、本気で修繕して綺麗にしても使い道が無いし… その為のお金も心許無い ) 〜何だか変な感じです… 自分の家なのに、知らない事が沢山… ( 今は、楽しげに笑っておこう ) [Wed 26 Apr 2006 22:20:19]
南条菫@郊外の神社 > ( 本殿の祭祀場、拝殿、幣殿。まだまだ補修や掃除をしなければいけない場所は山ほどある。お金だっていくらかかるか分かったものじゃない。だけど、今はひとまず、ここで寝泊りできるようになったことを喜ぼう。 ) うぅん、確かにそうだよね。あぁ、でも色々隅々まで調べれば、何か出てくるかもね。 ( 空き巣に入られていたっておかしく無いけれど、ちょっとした探検気分で探してみるのも面白い。雑巾を絞ると、己も柱を拭きだした。 ) [Wed 26 Apr 2006 22:11:48]
園内一花@郊外の神社 > ―――〜うん。 ( 多分、これで大丈夫。 …囲炉裏のある板の間で、各部屋へ通じる木戸や襖を見回して… 炊事場に、お風呂場、厠… 住むに足る機能を回復した(と思う)、精魂を込めて磨き上げた自分達の家を見回し… 床の間の菫へと振り返って、嬉しそうに――― ちょっとだけどこか恥ずかしそうに頷いた ) …二人で住むには、ちょっと広いくらいですね…。 ……そういえば…… 着の身着のまま逃げ出したには、何にも、残っていないけど… ( 空き巣にでも持ち去られてしまったのだろうか… 最後の仕上げの水拭きにかかろうと、清水に戻った井戸の水で満たされた桶に屈んで、アマウラスタイルの特徴でもあるけれどがらんとしている部屋を見回しつつ… 雑巾を絞る ) [Wed 26 Apr 2006 22:06:30]
南条菫@郊外の神社 > ようやくここまで来たね。あと少しで、ここにお布団敷いて寝られるようになるよ。 ( 一花を見つめて、嬉しそうに笑う。ようやく自分たちの住まいに布団を並べて敷けるのだ。まだ本殿――それも居住スペースを片付けただけだが、これまでの苦労もあって、その喜びはひとしおである。 ) さぁ、もうひとがんばり。一緒に片付けよう。 ( 尻尾の揺れも、心なしかいつもより大きい。 ) [Wed 26 Apr 2006 21:55:58]
お知らせ > 園内一花@郊外の神社さんが入室されました。 『( …磨いた自在鉤を吊り直して… )』 [Wed 26 Apr 2006 21:53:08]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(本殿も随分綺麗になった)』 [Wed 26 Apr 2006 21:51:38]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( 空になったソファ、確かめるように触れてから。緩々と部屋を辞した。)』 [Tue 25 Apr 2006 04:51:35]
リコリス > ( ちょっと慄き過ぎました。) ( 気がついたら学校で、そかも彼岸花が名前って、それこそ鉄パイプ※オーパーツ 持って、おとーたまが篭ろうが何しようがぶち破りに参りますと宣言したい。彼岸花って呼ばれると、それはそれで複雑ですトキノミヤコ式訳名…!) ――…それも微妙に違います。( いえ、気付けして頂けるなら助かるんですが。黙した部分は口には出さず、己も額を押さえた。タフネス、一個だけ勝ってますとも。それでも正面激突はちょっと痛かった。涙目?小娘にそんな可愛げは御座いません。) 似たのではなく、見習ってみたのですが。( 尚悪かった。非難混じりの視線には、ぷーいと目線を逸らすぷち反抗期。ちょっと違う。) そんなつもりは無いって余計タチ悪いじゃないですか。 ――…。( びしっとツッコミながらも、言葉で示されるのは、譲れない一線のような。きっと、何かがあった時、また遠ざけられて、結果だけが。ぎちりと痛んだのが、何かは分からない。傷んだのかもしれないが。) …やっぱり、ばか。( 眠たげな素振りを見せる方の前で、小さくぽつりと呟いて。) …ええ。似たようなものです。なら、お元気になられましたら、改めて申すと致します。( 立ち上がり、奥へと消えていく姿。最後に残された言葉に、)  ……分かりました。では、おやすみなさいませ。( 閉じる間際に、届くように言葉を告げて。) [Tue 25 Apr 2006 04:50:02]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(施錠の音で、世界を閉じた)』 [Tue 25 Apr 2006 04:45:03]
ミカド@自室 > また、何か「怒りにくる」なら、明日ここに来なさい。―――お待ちしているよ。(カラリカラリと笑いながら、男の姿は小さな扉の向こうへと消えて) [Tue 25 Apr 2006 04:44:40]
リコリス > (  [Tue 25 Apr 2006 04:43:36]
ミカド@自室 > (本気だとも…!!家庭教師を雇うことも考えたが…!!ある日突然飛び込んできて「大変だ!!これに着替えたまへ!」とか言いながら、あれよあれよと云う間に学校へ放りだされる罠発動するに違いない。頑張れ彼岸花たん!ガッツだ彼岸花たん!)……外れ?……(間)……ああ、わかったぞ、何処が間違っているか。「おとーさまに着せてもらいたい」が抜けていたんだ―――っゴムゥ?!(無論喰らう。撫でようと伸ばした掌は、仰け反ったおかげで、己の鼻を抑える事になった。)……ほっ…本当にそんなところばかり、おかーさまに似て!!!頭突きは止めなさい!頭突きは!!(吸血鬼ですが、なさけなーく涙目浮かべて、非難が篭もった視線で見下ろし)(怒られるような…)…そんなつもりはサッパリ無いのだけどね!!なぜか結果的に怒られてしまうのが、不思議だ。……。……。(悩む時)……。君のおとーさまは―……それが一番良い方法だと思っているからね。それは、治りそうにない。…でも、心配させないような配慮はするとも!(と、そろそろ夜明けだ。自然と瞼が落ちてくる。くわ、と小さな欠伸を洩らし)……うん?元気になったら?…何か欲しいものが出来たのかな…お請りかい?(口篭もる様子に、何時もの金額では足りない何かを買いたいのだろうと。――まぁ、どちらにしても、外に出れるのは、あと四日程先になる。――申し訳ないが、そろそろ おと―さまは寝台の上に失礼させていただくよ、と。(鼻を抑えながらも、ソファから立ち上がり) [Tue 25 Apr 2006 04:40:05]
リコリス > ( そんな事になる前に、ちょっぴりおとーたまの首をシメて書き換えさせたい覚悟完了。※折れます。 むしろ学校って本気ですか其処のお方…!) ―――――。( 一見突拍子も無い指摘に返したのは海より深い沈黙。つめたい首筋、脈拍を感じなかった肌。改めて知る、思い出す事を、今更怖いとは思わないのだけれど。ぎゅ、と握りこんで、手を震わせながら、) 惜しいですが、肝心の所が微妙にハズレです。( 近寄る御尊顔に向けて、ごち、と頭突き特攻。自分も痛い諸刃の剣。) ( 撫でる手には逆らわない。でも、頭突き当たった後、どうなったかは分からない…!) 怒られるようなことばっかりなさってるのが、いけないんです。…おとーさまは、悩む時ばかりお一人になりたがる。…まあ、私は只の小娘で、知恵も力も御座いませんけど。( けど。言い募りそうな恨み言は、唇を噛んで封じ込めた。そして、少しの沈黙の後。)  ( それじゃ、明日、  ――…言いかけて、とめた。) なら、大丈夫です。  ……では、その。お元気になられたらー…( 言いかけて、うぐ、と口篭る。額から、汗がつぅ、と伝いそうだ。) [Tue 25 Apr 2006 04:24:48]
ミカド@自室 > (住民票をゲットしたのなら、学校へ通わせようともするので、その時自己紹介は間違いなく「西園寺彼岸花です」と言えとわくわくしながら命令だ!授業参観では「はい!」「西園寺彼岸花君、どうぞ」みたいなやり取りがあるんだろうと、テラワクさ。――授業参観とか、その辺りオーパーツっぽい響きがしますが。が。ちなみに、今の主様なら、娘さんのSTRで充分首が折れます。タフネス-2!)無論!!僕の好みもあるが!僕がリコリスの心を読んだところによるとだね?…例えば「レースのふりふり」…最初はレースのフリフリを着るなんてとんでもない!だったが、暫くすると「ちょっとだけ着てみようかな?」になり、最近は「着てみよう!こっそり着てみよう!」になった…と、出ている。(うむ、と頷く。――首筋は、男が喋る時に声で震え、呼吸をする時に僅かに動くのみ。温度は欠片も無い――弾かれたように視線を逸らす仕草に、瞳を細めて「どうした?」と顔を近寄らせ)……む。(「とんちき。」)何か先日から小鳥ちゃんには、怒られるばかりだね?「ばか」とか――でも、うん。(右手を伸ばして、出来るなら貴方の頭を寄せるように髪を撫でようと)…了解だ。おとーさまとして、娘に心配される事のないように善処しよう。――何、大丈夫さ。これからは、倒れるような事をしなければいいんだ。―――…(ひとり)……それは勿論。まさか、傍に付き添いがいるのに攫おうとする馬鹿はいないだろうし? [Tue 25 Apr 2006 04:14:28]
リコリス > ( いや確かにヴェイトスに正式の戸籍とか無さそうな出自ですが、それはちょっとじゃすたもーめん…!そんなキラキラ笑顔には、おかーたまには敵わずとも拳がめり込む大会予告。チャンネルはその侭で。そしてか弱いって素でスルーされてる現実は日頃の行いですかそうですか…!) ( そんな事は言っておりませんよ、ちゃんと伏せました。※言ってる。)  ……それはむしろ、おとーさまのお好みではないんですか、こう。こう。( フリフリはまだ勘弁して下さいと、いっそ青褪めた顔で言い兼ねない小娘がいた。 その指先は、首筋に据えられて。なぞるでも撫でるでも無く、只其処に。)  ( ――――。) ( 何かが過ぎりかけて、ハ、と瞬きして指を引いた。ぼやけた色を落とした視線は、やや気まずそうに。) …存じておりますけれど。心配くらいさせて下さいとも言いますよ。というか、無言で閉じ篭る方が、嫌な想像力とかも駆使して百倍心配ですよ、おとーさまのとんちき。( じと、と昏い視線を投げかけながら、何か無茶も言う。しかして、本音。知らされない方が、きっと、ずっと。) ……。( ひとりでの。)  一人じゃなければ、宜しいんですね?( す、と視線が上がって。確認のように。) [Tue 25 Apr 2006 03:52:31]
ミカド@自室 > (OK。ヴェイトスの住民登録はそれで決定。何時の間にか話の内容が変わってる?知りませんとも。後少し立ったら、貴方の住民票をこの名前で登録したよ!と、キラキラ笑顔で告げてくれるのでこうご期待。…名前道理の強い子になってくれるって信じてる。既に強いし。)(別名爆笑という名の、同情なんていりませんよ…!)(『ばれてしまう』)バレバレだね。何から何までバレバレさ。例えば、「おとーさま大好き」とか「おとーさまと添い寝したい」とか「本当はフリフリのワンピースが大好きなの」とか、もう、何から何までバレバレだ。(暖かな体温が首筋に触れた。直ぐ離れると思われた指先が、触れ続けるのを不思議に思い本に落しかけた視線が、貴方の瞳へと戻ってくる)――そうさ。羽事件。君に外出禁止を言い渡した原因だね。知っているだろう?……君に余計な心配はさせたくなかったのさ。弱っている時のおと―さまはとっても恰好悪いからね?(かかかと、軽く笑う。赤い瞳に刺々しいものが混じっているのに気が付いても、だ)……まぁ、もう少しで全て終わると思うから。一人での外出はもう暫く待つんだよ?いいね? [Tue 25 Apr 2006 03:34:26]
リコリス > ( ではソレで。て、やるのおとーさまじゃないんですか、その流れ。そんな所詮か弱い小娘に何を求めてらっしゃいますか其処。か弱いって自分で言うなって話。色々黙す。) ( 髪。そんな自己暗示のせつなさをし背無い小娘は、何か不審げな視線をじーっ、と注ぐ訳だが。その辺りを語られた日には、ちょっと目からしょっぱい水が止まらなくなりそうです。後、肩の震えも。) …それは初耳。読まれてしまうなら、色々困ってしまいます。内緒の話とかが、バレてしまうでは無いですか。 ――…ええ。言います、けれど。( けれど。そう告げた辺りで、ボタンが全部止まって、指先が首筋を掠めた。 ――…つめたい、ひとはだ。 暫しぼんやりと手は止めた侭の体勢で。) ………はねじけん。( 思わずひらがな。いえ、信じていない訳では無くて。はねじけん――…羽根。背中が鈍く疼いた気がして、眉顰めた。) …………それならば、一言くらい仰って下されば、宜しかったのに。( す、と手を引いて、顔を少し逸らし。じとー、と贈る視線だけが何処か恨みがましくなってしまう。 ええ。嘘だなんて気付きませんよ。まだ。まだとか言うな。) [Tue 25 Apr 2006 03:18:28]
ミカド@自室 > (”西園寺彼岸花”は、”夜露死苦”レベルの迫力を感じるので、おとーさまはこっちを推奨します。…おとーさまよりも間違いなく強そうです。事実強いので問題無しデスヨ?)(物凄く酷い並列事項を感じながら述べるのなら、髪への未練は断ち切った――ええ、断ち切りましたとも。――だって、短い姿も美しいという自己暗示の賜物である。誉めて良し。さぁ、誉めてくれたまへ。この自己暗示を、現実逃避とも言うが!)ふむ。確かに言っていたね。では、リコリスのおとーさまは、人の心が読めのだよ。なので、小鳥ちゃんも観念して素直に言うといい。(釦を止める手を払う事はないから、襟元まで止められるんだろう。――その間、傍にいる娘の姿を見下ろし続け)んんん。―――ようし、素直に聞かれたので、おと―さまも素直に答えよう。……羽事件のお手伝いをしていたのだよ。( 嘘 つ い た  )色々と普段慣れない事をしたので、流石のナイスガイでビューティフルヒーローのおと―さまも疲れてしまってね?…ぱったりと倒れてしまって今に至る、と。そういうことだ。(にこ!) [Tue 25 Apr 2006 02:52:08]
リコリス > ( むしろ何ですか、そのどっちが苗字か分からない名前…!例えて言うなら鈴木佐藤さんみたいな。誰だ。) ( 人徳。又の名をきゃらくたぁいめぇじと言う、時に千本の鎖より強固なソレが、小娘に違和感を覚えさせる第一の鍵となった。何時に無くラフな服装、ぷっつりと切られた髪。どれだけ大切に大切に大切に大切に以下略、手入れをしていたか、知っている。乱れた様を見たのなど、先日の墓地か、某おかーたまにぶっ飛ばされた直後くらいのものだ。※並列。  常と変わらない顔。重なる小さな違和感。ボタンを留める手は止めず、やや、きょとんとした視線を上げ。) …秘密だといいましたのに。( 自分で口にしておきながら、無茶な事を押し通しかけて、唇を小さく噛み。) ではお尋ね致します。今度は一体何をやらかしやがられましたか。ええ。大体、おとーさまが無言で引き篭もる時なんて、何かやましい事があった時に違いないってなぐらい、私だって気付きますとも。( 断言しやがりました。 ボタンを留められる程の至近から見やれば、はらはらと、「切り揃えた」というには何処か不自然な黒髪が揺れるのが見える。変な風に饒舌になってしまうのは、何も。――…そればかりではないから、八つ当たりじみてしまうが。) [Tue 25 Apr 2006 02:36:31]
ミカド@自室 > (金髪の友人が何処まで鋭いかに掛かっている。リコリスを和名に直したらどうだろうとか考えて挫折した。和名⇒彼岸花/甘草――西園寺甘草は性別が変わりそうだと思った。)(己が着々と築き上げた人徳とやらに苦しめられる日がこようとは…!!本の上に緩く両手を添えたまま、釦へ伸ばされる指先を眺め)言葉にした時点で秘密じゃなくなっているのだから、堂々と尋ねるといい。(首を軽く揺らす仕草に「観念」の二文字が浮かんでいた。背中で揺れる黒髪の感触が無くなった事に気がつけば、更にその雰囲気は強くなる事だろう) [Tue 25 Apr 2006 02:29:51]
リコリス > ( 可愛く書いた時点でニセモノだってバレる気がした、可愛げの無い十代の春。だからといって洋式?にリコリス・西園寺ってのもどうなのか。ゴメンナサイ何か謝った。閑話休題。) ( お久しぶりに拝見した方は、ラフな部屋着姿。ラフという時点で何かおかしいという思いが過ぎるのは、常々築かれていた人徳の所為だと小娘は思います。 ともあれ。ボタンがきっちり留められていないお姿は、不審というか、何と言うか。まずは、それ以前に目につく場所が。) ……何かと、色々。( す、と手を伸ばした先は、ボタンの止まっていない胸元。人様のボタンを留めて差し上げるという行為に走る指先は、むしろ無意識の所作。) ……今度は、何をやましい事を隠してやっしゃるのかと、どう締め上げようかと考えていたとかは、秘密なのですけれど。( 眼差しはやや伏せて。黙々とボタンを留めながら、何か言った。) [Tue 25 Apr 2006 02:19:37]
ミカド@自室 > (何時か消費本数と金額を、金髪さんの部屋に手紙として送りつけてあげようと思います。――結構な値段になっていると推測。 差出人の名前は可愛く「りこりす」って書いておけば、無視も出来まい。 …全然関係無いですが、西園寺リコリスって凄い響きd(ry)――閑話休題)(久し振りに見た娘は、相変わらず可愛かった。愛らしかった、愛くるしかった。むしろ愛らしさに磨きがかかっていた。揺れる銀糸に、赤い瞳。 変わらぬ視線――無言で両手を広げ「さぁ、飛び込んでイラッシャイ」くらいの台詞は言いたかったが、右腕がそれを許さない。――突っ込まれるなら素直に白状するつもりだが、自分から白状するつもりさっぱり無かった。 ――どう言い繕っても自業自なわけで。――言い訳を考えている間に、貴方が近付いて、視線が上から下ヘ)……他にもあるのかい? (服装は白のシンプルなシャツに、灰色のツータック。 釦に苦心したのか、下数段が止められているのみ。 まぁ、眺められてい一番目に付くのは…主の髪だろう。肩の下でばっさりと切り揃えられていた。) [Tue 25 Apr 2006 02:12:47]
リコリス > ( 顔を合わせた時、事後で承諾は頂いております。事後で。だってその辺りがっつりカウントしてますもの小娘。貧乏性と言うなかれ。否定は致しませんが故。 ――…薄く月明かりの差し込む部屋の中、浮き上がる埃の影に眉を顰めたのは反射的なものと言い切り。微かに覚えた違和感は、常とは違うソファの位置程度。窓際から向けられる数日ぶりの視線は、常と変わらぬ深い石榴。) ……。( 何気無い言葉に、無言で扉を閉じ。つかつかと部屋内進入。)  ――………。( 至近までやって来るや否や、じ、と視線が頭の天辺から爪先までを移動する。顔色、肌艶、身だしなみ。殆ど睨んでいるような目付きで。) ……それもあるのですが。( ぼそりと。告げた言葉自体は、肯定ではあったが。) [Tue 25 Apr 2006 02:01:31]
ミカド@自室 > (あの金髪、ワインセラー無言で空けて行くからなぁ!!! 帰りの駄賃とばかりに、ワインボトル引っこ抜いていくのなんて い つ も の 事なので、ばれない方が可笑しいですか。そうですか。いや、でも娘が躊躇っているのを見る限り、どうやら「閉じ篭っている理由」はバラシテいないらしい。) (主の部屋の中は、ソファの位置を除けば、何時も通りだろう。特に荒れているようにも見えない。薄く埃はつもっちゃいるが。――窓際、右肩を窓際に向けて座る男は、扉が開いて貴方の顔を確認するまで、視線を固定―) そろそろ食材の買出しの誘いが来るんじゃないかとは思っていたよ。  [Tue 25 Apr 2006 01:55:31]
気配 > ( 外出を止められている理由は知っている。未だ収まらないとある事件の話。一人で無く、誰かと一緒ならばという条件付ではあったから軟禁とかいう人聞きの悪い言葉とは無縁で、そも、それがこの身を案じる事から発していると思えば、文句も出ない。出ない、のだが――…ソレとコレとは別だと思う、またもや昨今閉じ篭りっきりのお方の部屋の前。何があったかは分からない。只、此処数日金髪の麗人が訪れる回数が増えた。最近、何となくその法則が見えてきた。確証は無いのだけれど。) ( ――…だから、こうして此処にいる。どうすべきか、悩む頭の侭で。ノックの為に固めた拳は、まだ音を鳴らす気合を込められない、侭、)  ――…あ。( 心が決まる前に、声は中から。酷い話を承知で言えば、物凄い予想外だった。…ひどいはなし。) ……失礼、致します。( 虚をつかれた顔を見せぬよう、頬を軽く一発叩いて。そろりと、扉を開いて中を伺い見る。) [Tue 25 Apr 2006 01:46:21]
ミカド@自室 > (月光差し込む窓の傍)              (顔を上げる)               (扉を見る)           (躊躇い/捜す言葉/選ぶ一瞬)       ―――起きてるよ? (扉に向けて声をかけた) [Tue 25 Apr 2006 01:40:55]
ミカド@自室 > (荷物持ちは出来ないけれど、頼りない案山子にはなれるだろう。―――案山子)――――……。(何時だっただろう。同属に言われた言葉を思い出す。――「力を持て」――何かを傷つけるためではなく、護る為に。)――――……。(捲った頁の上に、細い男の指がある。――この手に力は無い。何かを殴れば皮膚が裂け、何かを握れば子供程度の力しかない。…故郷を離れた今あらゆる意味で「力」は無い。 無力だ。 それで良いとも思っていたから、特に何かを手にしようとは思わなかった。)――――…どうだろう? (これからも「無力」で居る?  案山子でいる? )( それでいいのか ) ……・・・・ ・ ・ ・。 [Tue 25 Apr 2006 01:39:00]
気配 > ( 大体にして館主様の予測通りに、何かと胡乱に思い始めてる誰かさんの気配が扉の前。まだノックをするでも無く、無言圧力では無くて、思案の顔。) [Tue 25 Apr 2006 01:32:52]
お知らせ > 気配さんが来ました。 『( そんな扉の前。)』 [Tue 25 Apr 2006 01:29:44]
ミカド@自室 > (『羽事件が解決すれば、隠し通せる』―――なんて、悪戯をした後の子供の考えと同じだ。理解しているからこそ気が重い。吐き出す息も自然と重く) ―――……  。  (まぁ。言い訳を述べるにせよ、素直に白状するにせよ。外出禁止を言いつけた手前、これ以上閉じ篭る事は出来ないだろう。――いや一週間閉じ篭れば充分d(ry)等突っ込まれそうですが。) [Tue 25 Apr 2006 01:27:07]
ミカド@自室 > (此方は閉じ篭ろうと思えば、幾らでも閉じ篭れるが、娘はそうも行かないだろう。食料がある程度買い溜めしてあるとしても、閉じ篭って一週間。……ある程度丈夫に出来ているおとーさまが「さぁ、僕の体をお食べよ!」なんて流石にいえない。むしろ殴られる。………そろそろ、問い詰められる覚悟を決めるべきだ。――右肩を見下ろし、撫で擦る。――既に指先は動くようになっていた。肩を動かそうとすると、痛みがはしるのは相変わらずだが。)―――……自警団も何をしているのかね。キチガイの一人や二人、とっととひっ捕まえればいいものを…!!犯人に直接繋がりそうなヒントを得ても進展なし…なんて状況ならば、役立たずもいいところだっ…(八つ当たり) [Tue 25 Apr 2006 01:10:53]
ミカド@自室 > (…即座に「お前に言われたくない」とか返されそうな予感は気が付かないフリ。…ええ、ドアストッパーが重大任務の一つに入っている使い魔は、使い魔なりに頑張っています。何時だって全力でぷるぷル。…そろそろ一回くらい挟まれそうですが、ともあれ。)(今、目を通しているページを読むのは四回目になる。本全体を何度読んだかと問われたら、5回目。……そろそろ内容を丸暗記出来そうだ。――しかし、他に興味を引くものがないので仕方ないのだ。新しい本を…と、思えども図書館まで行くには、玄関を通らねばならない。玄関が開く音が聞こえたらリコリスがー――)――――………。(ええ、絶賛引き篭もり中ですよ?…顔すらあわせていませんとも。羽事件のことがあるから、外出禁止令を出しておいて、閉じ篭っています。)―――――・・・・・・。(今、良心が痛んだ…!!) [Tue 25 Apr 2006 00:58:34]
ミカド@自室 > (窓際に引き寄せた一人掛けソファの上――本を膝の上に乗せ、適当にページを捲る男は、何気なく見下ろした庭先に、そんな風景を見た)――――……。(黒猫君の姿は見えないが、なにやら捕まえたんだろうと、ぼんやり思った。捕まえたものが、まさか友人の使い魔だなんて思いやしねぇ。――もし、知ったら指差して大爆笑した上に、「主人と一緒でポケだ。」と酷い認定を下す事だろう。) [Tue 25 Apr 2006 00:47:18]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『(庭に羽根が散っているのが見えた)』 [Tue 25 Apr 2006 00:40:33]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが帰りました。 『( その夜。何も食べない梟を前に、唸る事になるのだが。)』 [Mon 24 Apr 2006 02:16:22]
リコリス@西園寺邸 > ( へんじがない。ただの しかばねの ようだ。)  ( ――…いや、生きてますが。まだ生きてますが。反応が無いと色々恥ずかしくなって、取り合えず立ち上がり。) ……手当てはして差し上げます。ええ。何かトドメをさした気分が無いでもないので。( 視線を微妙に明後日の方向に逸らしながら、くるりと踵を返して館の方へ。手当てと餌。 ――…梟って何を食べるのだったか。肉食?だからつつかれた?四方山の思考を巡らせながら、後姿はやがて消えて。) [Mon 24 Apr 2006 02:15:59]
リコリス@西園寺邸 > …………。躾って大切だと思う訳ですけど、如何な風に思われますか、ねぇ?( それがトドメになって目がぐるぐるきゅう、となってしまった梟を腕に抱え込んで、ぐるぐる目玉を至近距離から睨みつけてみる次第。ペット※ちょっと違う。 と知らずば、シメて食卓に並べるところですよ、この野郎様め。) [Mon 24 Apr 2006 02:13:21]
リコリス@西園寺邸 > ( 差し出した指を、猛烈つつかれました。)    ( べしこんと、鈍い殴打音が闇に響き。) [Mon 24 Apr 2006 02:11:56]
リコリス@西園寺邸 > ( 野生ならずとも、野良は逃げ足が速い。仕留めかけの獲物をそれでも引きずっていこうとするものだから、ばむっ!と箒で地面を叩いて威嚇すると、すたこらさっさーと闇に溶けていく猫。某方風にいえば、猫毛玉。 柄でもない事をしたものだから、ぜーはーと肩が上下する。これでカンチガイだったら、只の猫虐待。どちらにしろ、後でちゃんとご飯をあげるとしよう――…妙に精神的にぐったりとしながら、忍び足で近づいてみると。嗚呼、地面に羽を広げてへたっている、梟の姿。) ……何か、此方に御用事でも、御座いましたか――…?( 使い魔、という概念は薄いが、使役の動物であるのは理解している。しかして、一体何がどうなってこんな所で猫に食べられかけていたのやら。地面に膝を着き、箒を傍らに置いて、そっと手を差し出すと――弱々しい仕草ながら、梟がぴく、と顔を上げて、) [Mon 24 Apr 2006 02:10:44]
リコリス@西園寺邸 > ( 押さえつけられて、今にもイタダキマスされそうな鳥――…そうだ、梟だ。確か、今はお仕事の関係で実家に帰ってらっしゃる、某おかーた…  ではなくて、ご友人様の、使い魔。)  ――…て、ストップ!猫ストップ!!( 思わず語尾が跳ね上がって、ケダモノ同士の喧嘩に乱入する事に相成るのだ。細い月明かりの下、威嚇代わりに箒を振り回しながら大声を出してみれば、猫の目がびくーっと見開かれたのが見えて。) [Mon 24 Apr 2006 02:06:12]
リコリス@西園寺邸 > ( 嗚呼、そうだ。アレは庭に住み着いている黒猫。ご飯をくれる手が少なくなったのに業を煮やして、獲物を取りに走ったらしい。爪を出した黒い前肢に押さえつけられているのは、鳥。しかして、猫はともかく、その鳥の方にもそこはかとなく見覚えがある気が――…    あ。)  ―――フライングフィッシュ。そ ら と ぶ さ か な [Mon 24 Apr 2006 02:03:39]
リコリス@西園寺邸 > ( 白いテーブルと椅子のセットの向こう側、何か黒っぽいものが、組んず解れず転がり回っていた。にゃーとかぎゃーとか、色々な音がする。する。) ――…あら?( そういえば、そろそろ春でしたっけ。くんずほぐれず、とは言ってもそっちの意味では無いのですが。何だか野生の逞しさを見た思いで、ぎこちなく視線を逸らそうとして――…何かが、引っかかった。月明かりの下、凝視。)   ( そうこうしている間にも、何かと何かの絡み合い※やましい意味にアラズ。 は、より激しく。ベルベットのような黒が前肢を繰り出すたびに、ばさばさと散るのは羽。フェザリアンの翼ならぬ、空を飛べるホンモノ、の。) [Mon 24 Apr 2006 01:50:38]
リコリス@西園寺邸 > ( 時期の系列化は、あえてしていない。あえて、という所が所詮臆病というか。我ながら唾棄したくも。つらつらと夜の中へと思考の泡沫を溶かしながら、静寂の満ちる夜を、) ( なーぅ  バッサバッサ  ふぎゃっ!  ニャーッ バサササササッ!!)  ( 静寂――…とはいえない音は、庭の先。ぼんやりと白く浮き上がるテーブルの向こうから。思わず足音忍ばせて、そろりそろりと近づいてみると――― ) [Mon 24 Apr 2006 01:41:47]
リコリス@西園寺邸 > 翼があるからといって、天使という訳でも無いのですけれどね。( 肩を竦める動きにつれて、背に隠した赤色が羽ばたきたがったような、軽い錯覚。羽ばたいた所で飛べはしないのだから、肩こりを解したいと思う程度の衝動と原因に過ぎない。軽く息を吐き出すと、夜目にも何処か艶やかな薔薇の群れから離れて、休憩用のテーブルと椅子の設置された一角へと足を向ける。そういえば、最近――…休憩時間が短くなった気がする。こう、此処の主様の。) 体質改善でもなさったんでしょうか。( それ所じゃない実態は、知らぬが仏と言うものか。トキノミヤコの方式に当て嵌めれば、あながち間違いでも無いのか、どうなのか。) [Mon 24 Apr 2006 01:14:10]
リコリス@西園寺邸 > ( 咲き誇る花に見る季節感や風流の類は、正直疎いと自信を持って言える。そんな所に自信を持ってどうするとかいう声は聞こえない。庭掃除用の箒を片手に、然してゴミがある訳でも無い庭を緩々と歩いていく。――…要は、掃除の名目を借りた散歩代わり。未だ外は物騒な噂が消えぬという事。戯れに人の口に昇る言葉は、「天使狩り」とか、何とか。) [Mon 24 Apr 2006 00:49:25]
リコリス@西園寺邸 > ( 邸内の掃除と維持でも、小娘一人の手で担うには結構日々の労働意欲が必須な所。この家に来た当初のお話?聞きたいと申されるのでしたらば、其処にトキノミヤコ式座法で。いざ、小一時間語って差し上げますとか、初っ端からの余談はさて置き。) …景観とか拘りとか、私は良く分かりませんが……何処か一角借りられれば、菜園とかいけるでしょうか。( 館の主様ご自慢の薔薇園の一角とかご近所に茄子とか、物凄いシュールな光景かもしれないが。庭の広さを見る度に、そんな事をしみじみと思う。) [Mon 24 Apr 2006 00:41:06]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが入室されました。 『( この家の庭は結構広い。)』 [Mon 24 Apr 2006 00:37:13]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『( 種族と性別の壁持つ二人だけれど… 手を携えて――― )』 [Sun 23 Apr 2006 23:58:00]
園内一花 > ―――〜でも、次から次に出て来るのでしょうけどね… ( 『全部やれちゃう』? …きりなんて無いんじゃないかって、幸せそうに微笑み返し…。 改めて壁や天井のはたきがけも済ませたら、畳を詰めていこう。 …本殿の傷みが予想以上に軽かったのは救いだった…。 天井板や床板も、殆ど替えずに済んだし、虫食いも無い… もう一日くらい作業に費やせば、問題なく住めるようになるだろう ) ―――〜うん… ( 妖怪と人の子… そもそも、産む事が出来るのか、ちゃんと育ってくれるのかは、分からないが… その言葉に望みを持って ) [Sun 23 Apr 2006 23:52:02]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが帰りました。 『(幸せは、追いかけるもの。そして、育むもの――)』 [Sun 23 Apr 2006 23:43:11]
南条菫@郊外の神社 > とりあえずさ、今はお金溜めて、ハラエに通って、目の前のことから片付けていこう。そのうち、やりたいことも全部やれちゃうと思うから。 ( にっこりほほえんで、床を綺麗にしたら、次は柱も磨く。それが終わったら、いよいよ畳を敷こう。本殿が完全に仕えるようになるまで、いよいよ後一歩。気がつけば、もうそんなところまできていることに驚いた。時が経つ速さに、驚かされながら。 ) うん、私と一花の赤ちゃん――それができたら、どんなに幸せだろう。 [Sun 23 Apr 2006 23:42:37]
園内一花 > ―――〜だっ、だって、色々忙しかったし… そんな、イジワルして出来なかったわけじゃっ… ( 『イジワル』と言われるとやや不安そうに。 …真赤になったままで… でも、どこかでそれを期待する気持ちもあったりなかったり…。 …身体という形で恋人を求める気持ちはあまり強くないけれど… 最近は少しずつ、あの感覚に惹かれるようになっていた… ) 〜うん… 何にしても、子育てするには… 私達二人、収入も心許ありませんし… ( 養子にしたって、まだ先の話。 勿論二人の子をと思うのは本当だけど… 頷きつつ… 『術』でそんな事が可能なのかと、首をかしげた ) ―――〜うん? …よく、分かりませんけど… ………それが出来るなら、嬉しいな……… ( はにかむように微笑んで。 絞った雑巾広げたら、掃除に取り掛かろう ) [Sun 23 Apr 2006 23:38:03]
南条菫@郊外の神社 > ふふふ、散々我慢してきたんだからね〜。そりゃあもう、イジワルなこともしちゃうよ。 ( にやにや、面白そうに笑う。だけど、一花を求めてやまないのは、それだけ菫の心が彼女に惹かれるから。ずっと一緒に入られないと分かっているからこそ、今の恋人を求めたくて。 ) 養子でもいいんだけど――やっぱりちゃんとした子供が欲しいな。方法はね、それなりに考えてはあるんだ。でも、そのためには私が今以上に術を磨かないといけないけれど。 ( それは一種の離れ業。高度な変化の術を駆使すれば、可能性は十分にある。ごしごしごしごし、自分たちの家だ。念入りに掃除しないと。 ) [Sun 23 Apr 2006 23:31:02]
園内一花 > ――〜は…? はげし…って… ぁう… ( にやりとした笑みに、かぁ… と頬染めて。 『負けません』 なんて内心で呟いたかどうかはナイショの話 ) ………ん。 ( 火照った顔をぺちぺち叩いたら… ちょっとタイミングを逸してしまった。 お茶を飲むのはもう少し後でと頷いて… 雑巾を取って来よう。 …襷をかけて… 拭き掃除に入ったところで… 『――ねぇ』 『はい?』 ) ―――〜ぇ。 ……ぁ…それは…… ( 絞った雑巾… 雫が手より桶に落ちるのを見つめながら… コク と小さく頷くけれど… ) …でも… 私達は…… ぁ、養子っていう事なら…… 賛成、ですけど…… ( 女同士で子は生せない。 妖怪と人間は同じ時を生きられない。 …よっぽど特殊な方法を見つけなければ、がんばったって難しいことだと… 俯いて ) [Sun 23 Apr 2006 23:22:02]
南条菫@郊外の神社 > おっけー、それじゃあまた今度。でも、そのときはもっと激しくいくからね? ( にやり、と口元を吊り上げて笑みを浮かべた。あとはもういつものように、雑巾をつかって水拭き開始。汚れた箇所を徹底的に拭いていく。 ) ――ねぇ、一花。 ( 手は止めずに、作業を続けて口だけを動かす。 ) まだいつになるかわかんないけどさぁ。赤ちゃん欲しくない? 私と一花が、同じ時を生きたことの、一番の証……。 [Sun 23 Apr 2006 23:14:11]
園内一花 > ……ぅん? 〜今まで我慢したんだし… ちょっと、勿体無いかなって… ( 尻尾の時とか… そのままぎゅってしたくなるのを我慢した… 今は、床の上でなら出来るようになったけど… でも、もう少し頑張ればお布団が敷けるから ) ……うん…… したい… けど… ちゃんとしてからの方が、もっと、したいから…… ( 菫もそれで良いなら、今は我慢だ。 …身体を離されて、少し寂しく思うけど… 『また今度ね』って、別れ際に尻尾を撫ぜ上げて ) 〜うん、私もこっちで水拭きします。 [Sun 23 Apr 2006 23:08:52]
南条菫@郊外の神社 > ――そんなこというなら、その手を引いて私を引き寄せて欲しかったな。 ( 少し寂しそうに言う。押しの弱さはもどかしくも思うけれど、こっちから強制するのも味気ない。どうしたものだろう。 ) したく無いならやめる、欲しいならしてあげる。――どっち? ( 小首をかしげて、さりげなく胸に当てた手を動かしてみる。 ) もぅ、はっきりしてほしいのにぃ。これじゃ私が襲ってるのと変わらないじゃない。――やめた。掃除の続きしよ。そんでもってお布団しいてねよう。肩をすくめてため息をつくと、体を起こして一花から離れた。 ) [Sun 23 Apr 2006 23:00:09]
園内一花 > ……どうしよう……? ( 見上げる形になって… 照れた風に、困ったように微笑んだ。 …欲しいという気持ちはあるけれど… 汚れるというのは抜きにしても、タイミングとしてどうだろうって ) ……あんなキスをして、やめるのは…… 切ないですけどね…… ( 胸に当てられた手に、そっと手を重ねて… 紅潮させた顔で、恥ずかしそうに ) [Sun 23 Apr 2006 22:52:17]
南条菫@郊外の神社 > ん――それは……。 ( 重ねていた唇を離すと、その瞳には迷いの色が浮かぶ。確かに掃除はまだ途中。だけど、最近恋人と肌を重ねていない気持ちもあって。 ) じゃあ、やめる? ( 手は一花の胸に当てたまま動かさず、彼女の鼓動を探るように尋ねる。 ) やっぱり、このままするのは汚れちゃうかなぁ。畳みもお布団もまだだし。 [Sun 23 Apr 2006 22:44:36]
園内一花 > ……はぁ……っふぅ……ぅん…… ( くちゃ… ぷちゅ… 微かに鳴る湿った音に、とろんと瞳を潤ませて。 『お茶、煎れないと』 なんて… 逸らすように台所の方を見るけれど …少しずつ呼吸を荒げてしまう…。 抱き寄せるように背に手を回して… 促されるまま、横になって… ) ……まだ… 途中だけど… 良いの……? ( 『やっぱり止める』なんて言われてしまうと… どきどきしている胸は、切ないのだけど。 …もう少し掃除すれば、ちゃんとお布団を敷けるし… お風呂も使える…。 …さっきまで動かしていた体と思えば、このまましてしまうのも恥ずかしい気がして、そんな事を… ) [Sun 23 Apr 2006 22:41:38]
南条菫@郊外の神社 > うん、寝泊りできるようなればそれだけで十分余裕が持てるしね。お金は、私もがんばって稼ぐから。 ( きっと、ハラエに入ってしばらくは大変だろう。それも、我慢だ。 ) ふっ……くぅ……んぁ……。 ( 舌を絡めながら、切なそうな表情で一花を見つめる。両手を着物の上から彼女の胸に当てて、ゆっくりと揉む。そのまま押し倒してしまおうと、体重をかけた。 ) [Sun 23 Apr 2006 22:34:04]
園内一花 > ( パタパタする頭に、『我慢我慢』言葉を重ねて微笑んで… ) 〜とりあえず、ここ(本殿居住区)だけ綺麗にしたら… あとは本当に、ゆっくりやりましょう。 …こっちの方はあまり荒れていなくて助かりましたけど… もっと、お金もかかってしまいそうですし。 ( それにハラエに入るというのは… 自分は勿論、菫には相当ハードな事ではないかと… この調子では少し心配で、ちょっと真剣に… ) ―――〜ン… 私も、菫が大好き… ( 啄ばむような軽いキスをしていたら… 割り込んで来る舌… 少し身を硬くしながら受け入れて… 擽ったそうに、遠慮がちに絡める… ) [Sun 23 Apr 2006 22:22:19]
南条菫@郊外の神社 > ( 無意識に母親を求める。それは捨てられた子狐ゆえの本能か。 ) うぁっ! し、しみるぅ〜。でも我慢我慢。 ( 目をぎゅっと閉じて、頭をパタパタふる。ガーゼが触れると、耳と尻尾がびくんと跳ねる。 ) うん、分かってる。でも、やっぱり私たちの家が綺麗になっていくのを実感したら、無理もしちゃうよ。こまったなぁ、ほんと。 ( どこかでやすまないとね、とうなずいて。 ) ううん、匂いは匂いだよぉ。上手く説明できないけれど。傍にいて安心できる匂いっていうのかなぁ。 ( 一花を唇を重ねると、身を寄せて、そっと舌を割り込ませる。それは一花の舌を求めるように、口内に入っていく。 ) [Sun 23 Apr 2006 22:14:07]
園内一花 > ( 先に戻って持って来るのは… 一般家庭のそれより無骨な、冒険者向けのファーストエイドキット。 地味に深いのかもしれない傷口を痛ましそうに見て… 消毒液を染み込ませたガーゼをそっと触れさせる ) 〜無理は、ダメですよ? …家の事は、少しずつ、じっくりやっていくしか無いんだし… ちゃんと休まないと。 ―――〜そうですね、私も十示さんも、菫を使役する訳ではありませんし… 楽しみだな、菫の巫女装束…。 ( 銀の尻尾と耳が、緋色の袴によく似合うに違いない。 消毒を終えれば、あとは傷を覆っていく… ) 〜『匂い』って、何でしょう… 特に何もしていないんですけど… ( 『お母さん』の言葉に照れながら… 嬉しいんだけど、でも恋人だと思うと少し複雑…。 身体を離す前にそっと身を寄せて… 唇と唇を重ねようと――― ) [Sun 23 Apr 2006 22:09:00]
南条菫@郊外の神社 > ( くみ上げた水で口を漱いだら、桶を持ってまた本殿へと戻る。水一杯の桶を床に置くと、自分もぺたんと座り込んだ。 ) ふぅ、とりあえずこれでいいかな。〜いたぁ。やっぱりしばらくはジンジンするねぇ。 ( 傷口を見て、耳を横に倒す。 ) うん、一緒に行こう。二人とも巫女さんってことになるのかな。 ( 一花に手当てしてもらうために、すりむいて血のにじんだ膝をそっちに向ける。 ) 一花って、お母さんみたいにあったかいんだよねぇ。良い匂いがするし。だから、だーいすきっ。 [Sun 23 Apr 2006 22:00:14]
園内一花 > ( この件については、例えば生乾きの服を着てしまうような事にはならないと思うし… ) 〜勿論洗えない状態で、でも舐めても大丈夫なら、仕方ありませんけどね…? ( 一応付け足しつつ、今は井戸水がすぐそこにあったのだしと、苦笑を零して… 上目遣いなおねだりにはキョトンとして、『当たり前』と頷いた ) …そう。 …いよいよですね。 ハラエに行く時は、一緒に行きましょう。 ( それは大きな転機になる事だけど… その後で二人、したい事がある。 …しっかりと見つめて、頷いた…。 『だけど、あなたの武士の魂は…必ず、返すから』 ) [Sun 23 Apr 2006 21:55:31]
南条菫@郊外の神社 > むぅ、一花がそういうなら――やめる。 ( 言われれば素直に従う子狐。すっかり懐いている。風邪を引くのはまだまだ子供で抵抗力が弱いからなのだ。 ) ――じゃあ、これが終わったら、一花が手当てしてくれる? ( 上目遣いになんかおねだりしてみたりも。井戸から水をくみ上げながら、肩越しに振り向いてくすっと笑う。 ) あ、その無常なんだけど、明日正式にやめることにしたの。それで、ハラエに入るわ。 ( 巫女服きたり、修行したり、本殿が使えるようになったらやること盛りだくさんだ。 ) [Sun 23 Apr 2006 21:47:52]
園内一花 > 〜じゃあ直して。 お腹まで壊しちゃいますよ? ( 妖怪だし、平気なのかもしれないけれど… 普通に風邪を引く子が何を言うんだと。 血の滲む膝を痛そうに見つめ、付いて行く ) 〜ちょ、ちょっと…すみれ、手当て… ( 元・冒険者だし、その程度は気にしないと言えばそうなのだけど。 …手当てを出来る状態なら、なるべくしておきたい… ) 〜そうですよ。 菫は無常もあるんだから、無理は…。 …ん。 それじゃ、お茶の用意しておきますね。 ( 『疲れちゃった』 …ちょっと珍しい気のする言葉に目を瞬いて。 つまりよっぽどなのだろうと… 大丈夫だろうか? 水を汲む様子を見守りつつ、一足先に戻ろうと )  [Sun 23 Apr 2006 21:42:25]
南条菫@郊外の神社 > 平気だよぉ。いつもこうやってるもん。あとで口も漱ぐから大丈夫。 ( 一花の手をとってゆっくりと立ち上がると、こぼした桶を持って、また井戸へと戻る。転んですりむいた片足からは、血がにじみ出ていて。それを引きずるように歩く。 ) あはは、ちょっと張り切りすぎちゃったみたい。作業も予定より進んでるし、これ終わったら休憩しようかな。ちょっと疲れちゃった。 [Sun 23 Apr 2006 21:33:35]
園内一花 > 〜ぁ、あっ! そのまま舐めちゃっ! ちゃんと水で洗ってからっ…! ( 座り込んでいる菫には、本当に転んだだけだろうと安心するけれど… わたわた駆け寄って ) ―――〜ん… もう。 …ドジッ子…? ( 笑顔で見つめ返されれば、ホッとしたような… 可笑しそうな微笑を零し、立てる?と手を差し出した ) [Sun 23 Apr 2006 21:29:55]
南条菫@郊外の神社 > ( 実は恋人のほうが力も体力もあるんです。何もかもがうらやましい。そんな狐心はおいといてー。 ) あぅ――あ、痛〜。すりむいちゃったぁ。 ( 座ったまま、膝を立てて傷口をペロペロ舐める。この辺の行動は狐っぽい。 ) あ、一花。ごめんね、また水汲みなおさなきゃ。ちょっと転んだだけだから、心配しないで。 ( 笑顔で一花を見つめよう。 ) [Sun 23 Apr 2006 21:22:22]
園内一花 > ( ヴェイトス島へ渡ってこっち、グングン伸びた自分の体力にちょっと感動―――。 …勿論一枚ずつだけど、石段の下に停めたリヤカーから、新調した畳を運び上げて行く…。 本殿の居住区だけで、修理費は5万エンくらいだろうか… 神社全体を直そうと思ったら、粗末な家なら買えてしまいそうだった ) ン―――〜ッしょっと。 ( まだ敷かないから、部屋の隅に立て掛けr―――!? 撒き散らされたであろう水音に、慌てて裏手へとっ ) ―――〜菫っ!? [Sun 23 Apr 2006 21:19:07]
南条菫@郊外の神社 > ( 本殿と裏手の井戸を行ったりきたりしながらの掃除は、なかなかに体力を使う。額に汗を浮かべ、息を荒げながらも、菫が手を休めることは無い。 ) ふぅ――ふぅ――もう少し、なんだから……きゃっ!? ( けつまずいた。前のめりに倒れると、ばしゃぁっと水が地面に散る。 ) つっ……イタタタ……。 [Sun 23 Apr 2006 21:15:23]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( うあ、私、畳持てるんだ――― )』 [Sun 23 Apr 2006 21:13:15]
南条菫@郊外の神社 > ( 明日にでも宿から荷物を運び込んで、寝泊りの支度を整えたら、いよいよ無常に辞表を出して、ハラエに入ろう。不安とドキドキを胸に抱えつつ、尻尾はゆ〜らゆら揺れる。 ) おっそぉ〜じおっそぉ〜じ、ふんふんふ〜ん。 ( メイドをやっていた頃を思い出しながら、楽しげに鼻歌を歌う。 桶の水が真っ黒になったら、また井戸のほうへ水を汲み直しに行く。 ) [Sun 23 Apr 2006 20:57:20]
南条菫@郊外の神社 > ( さっそく桶一杯に透明になった水を満たし、濡れ雑巾で本殿の床を拭いていく。こびりついた汚れは思いのほかひどく、ひと拭きふた拭きしただけで真っ黒になる。 ) うわぁ……ひどいねこれは。一花がくるまでに、少しでもきれいにしておかなくっちゃ。 ( 床と柱を綺麗に拭いてしまえば、いよいよここに畳と布団を敷ける。そうすれば、待ちに待った本格的な寝泊りが出来るのだ。 ) [Sun 23 Apr 2006 20:46:11]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(井戸水が使えるようになった!)』 [Sun 23 Apr 2006 20:43:08]
お知らせ > ロウIN羊頭狗肉さんが退室されました。 『(ギュ、とバンダナ締め直し、調理に取り掛かろう。)』 [Sun 23 Apr 2006 10:46:34]
ロウIN羊頭狗肉 > (床に落としていた雑巾を拾い上げ、カウンターの奥へ。綺麗な弧線を描いて消えた。) よし、んじゃー始めっか。 (今日もやって来る、獣の如く食い散らかす餓鬼共の餌作り、だ。…嗚呼、ただで食わせるなんてしなければ良かったと、今更の後悔。) [Sun 23 Apr 2006 10:45:45]
ロウIN羊頭狗肉 > (そうしてダレる事数分。いっその事今日は臨時休業にしちまおうか、なんて駄目思考も少々。) …いや、其れは拙いか。 (此処に食事に来る奴の中には、殆ど此処の食事だけで生きている物もいる。かといって毎日毎日食べにこられるのは多少迷惑なのだが…。) 期待を裏切りたくはないしねぇ。 (やれやれ、と如何にも重そうに腰を上げた。) [Sun 23 Apr 2006 10:41:18]
ロウIN羊頭狗肉 > (大して広くもない店とはいえ、一人で其れを綺麗に掃除をするのは無理がある。と言うか面倒臭い。掃除だけではない、毎日の食料の買出しとか皿洗いとかその他雑用全て一人でこなさなければならないのだ。当然の如く調理もだ。) …やる気出ねー。  [Sun 23 Apr 2006 10:35:57]
ロウIN羊頭狗肉 > (薄汚れた風体の料亭、その戸に掛かった「準備中」の看板がカタリと音を立てた。)(現在時刻十時三十分。24時間営業の大型鎖店でもない限り、料理屋は開いていない時間帯だ。そしてその時間は、その日一日の仕込をする、大切な時間でもある。) …ふー…。 (と、いう訳で、この男も他の料理人同様準備をしている訳だが。椅子に腰掛けたまま、店内を見渡し。) …毎度毎度思うのだが…一人っつうのはきついな。 (項垂れた。) [Sun 23 Apr 2006 10:32:19]
お知らせ > ロウIN羊頭狗肉さんが来ました。 『スラムの一角にて。』 [Sun 23 Apr 2006 10:25:22]
お知らせ > マリィゴールドさんが帰りました。 『 どうにもならなかったよ。 』 [Sun 23 Apr 2006 05:18:38]
マリィゴールド >  ボクも朝になったら帰れないって知ってて言ってるでしょ西園寺―――。 ( 「死んだら何もならない」 頭で反芻する言葉。 ) 本当にね………。  [Sun 23 Apr 2006 05:18:24]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(扉が閉まるのと同時に、床に倒れる音が響いた)』 [Sun 23 Apr 2006 05:11:31]
ミカド@自室 > ――…すまないが、夜明けだ。(腹が満ちた所為もあるんだろう。昇ってくる朝日が、夜明けの稜線を描くにつれ、黒い夢が男の意識を引き摺りこもうと触手を伸ばす。ソファから立ち上がり)――…何かあるとしたら、また次の夜にお伺いする。嗚呼、すまないが、さっき言ったように、餌、を頼む。―――それでは、ご機嫌ようー…(くぁ、と欠伸をすると、折れたままの右腕をフラフラ揺らしながら、棺桶部屋の中へと進み) [Sun 23 Apr 2006 05:10:52]
ミカド@自室 > 不愉快だ。そこは断固として抗議しなければならない部分だ。場合によっては仕置きだな。今度言い聞かせておくので、其処は安心するといい。体に叩き込んでくれる。(隣の重力が変わった。)―――…。(一瞬そちらを向いて、咎める視線を送るが――…お互い様だと小さく呟くのみにする) ――?(才能でも技術でも無い。だけど、”僕だけ”に感応している。 意味を取りかねて首を傾げた)…それは、黒い血を持っている君にも、練習次第で彼等の声が聞けるようになる…と、そういう事かな?  血が起因しているかは実際の所、どうかは知らん。 彼等と僕らが似ているところはあるとは思うけど――…?(首を傾げて)……嗚呼、肩の怪我は、それとはまったく違う。それは考えすぎだ。本当に不慮の事故。ハハハ……ハッ…ハ。( 低くなる声に、視線を逸らして)―――(咳払い)生きている人間と、死人を同列にしていかがする? 彼女が不死だと言うのなら、話しは別だが。人間が死んでその後、如何にかできるとでも?――其れこそ死霊にでもなるかい。もう一度言う「死んだら何にもならない」(何せ、この男は歌姫の願いやら、事の顛末を知らない。諌めるように言われても、首を捻るばかりだ。)……尤も、彼女の望み―「人形に命を吹き込む」事が、「死ぬこと」ならば、問題ないけれどね。――僕は只、世間一般的に見て、フェザリアンの彼女が行方不明…というのは、今のヴェイトス状況からみても、不味いんじゃないか、と言いたかっただけだ。…まぁ、歌姫の友人の君が「放置するべき」と言うなら、それはそれで僕は構わないさ。歌姫の呪いがどんな人とに掛かるかも知らないし。――さて。 [Sun 23 Apr 2006 05:01:56]
マリィゴールド >  笑い事じゃないよ……ザッハ氏はねボク達を『似た者同士』と認識してるんだから。 ホント、冗句だったら良いんだけど。 勘弁して欲しいよホントに……。 ( 腹がよじれる貴族とは正反対に、落ち込む金髪、 其処だけ空間を切り取ったみたいに暗く重い。 ) ボクの見る限り――霊が比較的君に感応してるのは、才能でも技術でも無いと思う。 ボク等の身体に流れる血に起因してるんじゃないのかな。 ソレで襲われてるんだから―――ホント怒られても知らないよ。 ( 低くなる声、好奇心は鬼も殺すのがヴェイトスの倣わしか。 ) 死んだら何もならない、逆に言えば死ななくて何かなるのかな? 死に損ないの夜の眷属の言葉とは思えないね…。 ( 鼻で嗤う貴族、胡乱気に眉を潜め。 ) 決して叶わぬと――諦めてしまうか、身を賭して挑むかの違いはあるかもしれないけど。 別離は時に延々に痛み続ける妄念を孕む事もある……痛みを知るのは生きる意味にも等しい。 ボクにはとても真似出来ない「呪い」だと思うね。 [Sun 23 Apr 2006 04:12:05]
ミカド@自室 > ( そ れ は 、ギ ャ グ で い っ  て い る の か 。 そんなナレーションが頭の中で激しく流れた。固まった時間が、腹筋が震えることにより解放される。震える。つまりは爆笑一歩手前と言うことだ。)…彼なりの冗句だろう?――それとも無ければ、かなりの安本丹だね。安本丹。何がお似合いなのだか…!!僕を笑い喀血させるつもりかな?彼は。まぁ、良い。はっは。今度これをネタにして何ぞ、からかいの一つ飛ばしてやろう。(なら――何故)……。 ……。 ……。 (きょとんとした顔で、隣の友人を眺めて――首を捻った。別に隠して居るわけでもなければ、バラシテ困る事もなし。)とどのつまりは――…ただの好奇心だよ。人が死んだらどうなるのか、見てみたかったんだ。(自分が死んだら、本来はどうなるべきだったのか)…だから、先日のアレが出来るようになったのは、好奇心を満たした結果の副産物だね?怪我の理由は――……まぁ、それに関連する事というか…ぅうん?(どう言い繕っても、肩の怪我の方は自業自得。視線が逸れて)――「死霊に襲われた」と、思ってもらえれば問題無い。(こんなところだ、と。返答が終わった事を左手を揺らす事で知らせ) 放置する事が、歌姫の為になるのかい?……死んでしまったら、何にもならないだろうに。――…(似ている――…そういわれると、思わず鼻で笑ってしまった。)――だとしたら、歌姫は”叶わぬ望み”を抱いているんだろうよ。 [Sun 23 Apr 2006 03:57:31]
ミカド@自室 > ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――。(すごい ながい ちんもく が はいりました)  [Sun 23 Apr 2006 03:57:27]
マリィゴールド > ( 瓶を受け取る、赤の残滓が瞳に映る―――。 迷いを断ち切るよう、キツク蓋を閉め。 ご馳走を前に看病など身体に悪い―――瓶を見えぬよう皮袋の中へと深く仕舞う。 返事の無い以上、貴族が自分に何も求めていないと判断し口を開く ) ザッハ氏に言わせると――ボクと君はお似合いだそうだけど? ボクなら相応しいそうだ。 ( 望まぬのは互いに解っている、だから其の問いには笑って首を振った記憶が残っていた。 ) なら―――何で、止められている墓場に行ったの? 西園寺の使ってくれた死者との交信アレは……自宅でお気楽に習得出来るモノでもないよ。 秘密にするならば、せめて怪我の理由位は教えて欲しいけど……贅沢かなコレって。 ( 肘掛けに手を添え、静かに答えを待つ。 ) 歌姫は良いの…――今回の事件で恩義を受けた以上、あの人の望みをボクは叶えてあげたいとすら思ってる。 ……似てるんだよ君等、ザッハ氏と西園寺そして歌姫と其の同居人。 ( 突き放した? 其の逆、気持ちを知ってしまったからこそ……手出しはしない。 最悪の結果は人に言われる迄もなく歌姫は承知しているだろう ) [Sun 23 Apr 2006 03:33:49]
ミカド@自室 > ―――…。(飲み干し、空になった瓶の中を、物欲しそうに眺めた。唇に付いている滴は元より、一人だったら瓶の中に指を突っ込んで、こびり付いた滴すらなめくじっていたかもしれない。…名残惜しそうに、空瓶を貴方に差し出すと、蓋を閉めろと、無言の催促。――と、「看病を娘に頼む。」秘密にしてくれと頼むくらいだ。わざわざ自分からばらす気なんざ更に無い。非常に悔しそうに唇を噛み締め、半眼を落した。)―――…。(深い溜息…というよりは、あてつけるように息を吐き出して、それ以上の追求を避けた。彼女の精一杯の『看病』とやらが、この状況なのだろう。) ――詮索して欲しい、気にして欲しい…そんな甘い関係じゃない事はご存知だろうに。 願望はあるよ?勿論。 だけど、同時に『ありえない』と、分かっているんだよね。 もし本当に詮索して欲しいと思ったら、もっと分かりやすくアプローチしているさ。―――…。(「天使」頷いた貴方が隣に居た。) ……随分と悠長だな。 先日君のご友人と自警団の安置所であったばかりじゃないか。…僕にまた君の友人とのメッセンジャーをやらせるつもりかい?(少し言葉に険がこもるのは、貴方の態度に疑問を感じたからだろう。眇めて) [Sun 23 Apr 2006 03:19:19]
マリィゴールド > じゃあ愛娘さんにでも頼んで看病して貰う? ボクはボクなりの精一杯労ってるつもりなのにさァ……じゃあ、訊くけどどんな風に労って欲しいの? 抽象的じゃなくて具体的に。 ( 赤い液体には顔を背けた、直視すればまた自分も彼と同じよう浅ましく愉悦に顔を歪ませていただろうから。 ) バレたら怒られるような事をするからでしょ―――それとも、バレて欲しい詮索して欲しいって心の何処かに願望がある? ( 背中越し、血液の匂いが漂ってくる。 喉が無性に渇く。 飲み終わった頃に、漸く其方へと向いて。 ) 穏やかで残酷なお話――歌姫には時期も打算も無いし、自棄も起こしていない。 純白の羽根を持つ天使は……人形に命を吹き込む為に出て行ったんだろうね。 ( 問いには肯定とばかり、に頷こう。 ) [Sun 23 Apr 2006 03:06:06]
ミカド@自室 > (指差した人差し指が、ぐきりと無理矢理曲げられた。)ど、どこがっ…労わっているのやら!…労り方が、とってもとっても足りないと思うねっ…!!冗談でも、我儘でもなく!(人差し指を撫で擦りながら抗議一つ。だが…蓋を開ける音に、自然とそちらへ双眸が引き寄せられた。甘い餌の臭いが漂うと、浅ましくも胸を大きく膨らませて吸い込んだ。――手渡された瓶を掴む力は、強く) ………。嫌なことを言うね。(瓶の淵に唇をつけて)勿論、当然ながらザッハトルテ君にはばれないようにしている、が(自分的には)…そもそも、ザッハトルテ君が、僕の外出先を気にする筈が無い。 ――嗚呼、「墓地には行くな」と言われた程度かな? (肩を竦めようとして、右肩が痛んだらしい。顔を歪ませながらも、一気に飲み下し)――… …。 穏やかじゃ無いね?普通に。 危ないんじゃないカイ?色々危ない噂が飛び交っている時期だというのに。…これでその歌姫が、フェザリアンだったら完璧だね? [Sun 23 Apr 2006 02:56:02]
マリィゴールド > 労ってるから、こうして―――血液も届けてるんじゃないか。 ( 「はい」 と血液の瓶、蓋を開けて貴族様に手渡そう。 ) 君の行動は咎めるつもりも制限する気もないけども、ザッハ氏には後ろめたいんじゃないの淫売窟にお忍びなんて……。 そう言う心配をしてるのボクは。 ( ソファーに深く腰を下ろし、溜息を吐く。 我ながらのお節介だが、拗ねた素振りを見せる貴族にチクリと良心が痛む。 ) ボクもそんな気がするよ……―訊いた話だけどね「歌姫」があの後失踪したらしいね。どうにも…。 ( 指が此方を向く、無言の侭それを摘んで貴族様の方へと向きを直してみせる金髪。 ) [Sun 23 Apr 2006 02:44:09]
ミカド@自室 >   見(ていたとも。――そう答えようと唇が、最初の一音を口にしたその瞬間―短くなった髪の毛が、数本サラサラと散って)―――君ね、さっき言ったことを繰り返すことになるけれど、怪我人に対する労りって無いのかな?な?流石の僕もチョッピリそろそろ「一人にしてくれ」とか、そういうネガティブな台詞が飛び出しそうだよ…ッ!!(その上、「まぁいいか」扱いであります。なんだかとっても納得いかない。…不機嫌度+2くらいされました。不機嫌そうに一息、吐き出し) ……魔女?魔女…?歌姫の友人が魔女。へぇ―――…このまま行くと、羽事件の犯人に誰かが繋がってても可笑しいとは思わないね…!真実は小説よりも奇なり?(オーバーリアクション気味に顔を覆う友人を横目で眺め)……・・・…。(誰が付き合う)……・・。(一拍、二拍、3拍目に、左手人差し指が立ち上がり、貴方を指差した…!) [Sun 23 Apr 2006 02:30:10]
マリィゴールド > ( ヒュカ )( 咳払いをする貴族の脇をナニかが通過する。 ) 西園寺――………見てたの『アレ』。 ( ソファの背凭れに突き刺さる、長く伸びた金髪の爪。 「まぁいいや」 爪を引き抜けば綿が散る。 ) また変な所で繋がりがあるんだね……―――糸の先はどうなっているのやら。 あの時、スカートを捲られていたのが例の『過去視』が出来る歌姫の友人。 魔女ギルドの――重鎮と云えるかな? ザッハ氏まで知り合いだって言うと―――彼の言ってた「迷惑の掛けられない知り合い」ってティエンの事かァ。 ( 手で額を覆い、世の中の狭さに嘆く。 全員で顔を合わせたら皆顔見知りなんじゃないかって錯覚までしてきた。 ) 西園寺――もう忘れてない? リコリス嬢は今一人じゃ外に出れない、挙げ句ザッハ氏も不在なら……誰かあの子の買い物に付き合うの? ( 不調もあの聡い愛娘の目を誤魔化せるとは思ってない金髪、口を尖らせて。 ) [Sun 23 Apr 2006 02:16:41]
ミカド@自室 > (首を解放されて、痛みに顔を顰めながら、襟元を緩めた)…なんだ、淫売窟の路地で、あんな事をしていたから、てっきり深い仲なのだとばかり。(軽く咳等をして)――そうさ、彼女はザッハトルテ君や僕よりも血の濃い眷族だよ。その辺りはザッハトルテ君に聞けばよく分かると思うけれど?なんせ彼とティエン君は仲良しこよしらしいしね。―――気配が似てたって、あの時、傍に誰か…眷族が…あの、弄られていた女がそうなのか。(魔女のことを指しているらしい。) つまりは、あの時、眷族同士でじゃれあっていたのか。(ふむ…と、一人妙な納得。左手で己の顎を撫で)―――? バレタラ…… 腕の事は、さっき秘密にしておいてくれと言うたじゃないか。 [Sun 23 Apr 2006 02:04:59]
マリィゴールド >  ボクも彼女の幼さの残る容姿と小悪魔的な言動は認めるけどもさ……。 ( 其処まで言われれば、無闇に貴族が脅したなどとは断じる事も出来ない。 しかし何故だろう、このエロゲ主人公の物言いにも似た目の前の貴族は、忌々しげに首に巻き付いた手を緩め。 ) 本当に、ヒルダの知り合いと来たら―――ん? いや、少しだけ気配が似てたのさ。 あの子と間違えたのかも知れないけど。 ( 青猫で働く事になった幼い姿の眷属、ソレは未だ貴族には話して居ない。 何でもない、と手を振って。 ) けど、リコリス嬢にバレたら知らないよ。 また一週間とか口をきいてくれなくなってもさ。 [Sun 23 Apr 2006 01:45:57]
ミカド@自室 > (スカート捲り。その瞬間を見ていた男は、うんうんと何度も頷いて)――ほら、ご覧よ。ティエン君がマニアックなのは、君だってご存知じゃないか。( ふふんと、首を締められながらも、得意げに微笑んだ。…さっきから、誰かの名前にボールド入っているのは気の所為だ。気の所為だったら。) 失礼だね? 弱みに付け込むだなんてそんな卑怯な真似はしないよっ…!!!ちなみに付け加えさせていただくのならば、誘ったのはティエン君からだっ…!!僕も吃驚したね!!まぁ、彼女直々に僕を指名したとなれば、其れはそれ。僕もOKしたね!――今度淫売窟辺りで待ち合わせでも―――…っへ?…眷族?…――って、ちょっ…まっ…(喉にかかった指がガンガン食い込んでくる。息を吸う必要は無いが、声は当然でなくなる。ぱたぱたと左手が、抗議を篭めて金髪の友人の腕を叩き) [Sun 23 Apr 2006 01:38:29]
マリィゴールド > 確かに、チワワの三倍の速度でカタプルしてる子だけど―――大胆にも脱がせるのはスカートから捲る子だったね。 ( 狂乱の淫売窟、大人しそうな子ほど大胆って言うのは本当だったよ。 ) ホ、ホントに? 何か西園寺に弱みでも握られているんじゃなくて? 後―――スクール水着は止めた方が良いから。 ( 脅迫、そして解禁。 次々と脳内に性犯罪の匂いがする単語が浮かぶ。 ガックンガックン揺さ振って 「君が言われたんじゃないの?」 怪我人に対する労りは無かった。 ) じゃあ……―――もしかして、あの子も眷属!? ( 首は締めたまま、一つの結論に達する。 目の前の貴族が変態であると抜いても、あの少女は何処か浮世離れしていた。 ) [Sun 23 Apr 2006 01:29:51]
ミカド@自室 > そうだ。いつもピルプル震えてそうなチンマイ小動物を連想させる白い娘だ。(ワンブレスで頷いた)…言っておくが、ティエン君は、あの顔でなかなか如何して…大胆な方だよ?先日も突然機会が会ったら、筆で弄りあいたいとか、道具を使用してのプレイをご希望なされた。そんなマニアックなティエン君に着せる水着は すくーるみずぎ(オーパーツだから…!) しかないだろう?―――って、落ち着きたまへ!どぅっ!どぅっ!(首折られリュ…!!) [Sun 23 Apr 2006 01:22:37]
マリィゴールド > ( 西園寺邸、主に部屋。 ソファーに腰掛けた金髪と館の主でもある貴族が向かい合って )  あの――髪型がショートでちんまりした可愛らしい子だよねティエンって。 ( 囁きを止め、脇の貴族を胡乱な瞳で見据え。  ) しかも、スクール水着って……何幼女にまで手ェ出してるんだよォォ。 ( 首を絞めに掛かったよ金髪。 ) [Sun 23 Apr 2006 01:16:13]
お知らせ > マリィゴールドさんが来ました。 『 ―――ちょっと今、ティエンって。 』 [Sun 23 Apr 2006 01:12:51]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『(そして時は動き出す)』 [Sun 23 Apr 2006 01:09:49]
お知らせ > ルミニア@シャーロット邸宅さんが帰りました。 『(ぱたん。ドアが空いて、また閉じた)』 [Sun 23 Apr 2006 00:33:05]
ルミニア@シャーロット邸宅 > さて、と。 ( ビンを机の引き出しの奥にしまって、くるりと踵を返す。 ) 気分がいいから、またお散歩にでもいこうかしらね。 ( 口元に笑みを浮かべ、真っ赤な両目は、暗くよどんだ混沌の未来を見据え―― ) [Sun 23 Apr 2006 00:32:36]
ルミニア@シャーロット邸宅 > ( 奴隷ギルドで新しい駒を選定するとなると、また財力を削ることになる。けれども、そこはフェイロンに依頼を受けさせたりして補えば良い、と打算して。 ) 最近は本当に楽しいことだらけだわぁ。フェイロンのおかげで退屈することも無いし。 ( 少しずつ駒をそろえて、手札を増やしていけば良い。シャーロット一族がさらにヴェイトスで暗躍できるように。何よりも『利』を得るために。 ) [Sun 23 Apr 2006 00:19:10]
ルミニア@シャーロット邸宅 > ( この手の平サイズの小瓶一つで1万エンだ。前々からいかにして駒を懐柔していくか考えていた悪女。とりあえず、調教に必要な道具とかを揃える方向で行く次第。 ) ひとまず奴隷ギルドに行ってみようかしら。媚薬だけじゃぁいくら良いものでも効果は予想できる範囲のものだし――つぎは、駒の調教を手伝ってくれるような駒が欲しいわね。 ( あれこれと思案しながら、ビンの中の液体を見つめて目を細めた。 ) [Sun 23 Apr 2006 00:10:00]
ルミニア@シャーロット邸宅 > ( 自室にて、一人机の上に置かれた品物を眺める。袋の結び目を開くと、そこから透明な液体の入ったビンを取り出した。 ) ふふふ、だいぶ時間がかかったけれど、かなり上質なものですもの。いい買い物だったわ。 ( 見た目では、それがまさか媚薬の一種であるとは何なのか分からないだろう。暗黒街経由の裏ルートで手に入れた上等な代物。効果も期待できる。 ) とりあえず、フェイロンで試してみないとね。うふふ。 ( 邪悪な笑みが浮かんだ。 ) [Sun 23 Apr 2006 00:03:07]
お知らせ > ルミニア@シャーロット邸宅さんが来ました。 『(頼んでいた品物が届いた。)』 [Sat 22 Apr 2006 23:59:35]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『( 少しどきどきして… 暫く手元が狂いがちだった )』 [Sat 22 Apr 2006 23:02:14]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが退室されました。 『(少しずつ、だけど確実に、補修作業は進んでいく。)』 [Sat 22 Apr 2006 23:01:06]
園内一花 > …うん。 ( とは言え、『尻尾が増えたら』の言葉には… 嬉しそうに相好を崩してしまう。 菫なら無くたって良いけど… やっぱり、あるのは嬉しい… ) ―――〜っひゃわ!? …っも…もお…! ( 唐突に顔を撫でられれば身を跳ねさせて。 …そんな刺激と菫の言葉に赤くなりながら… その場に残って、菫の仕事を引き継ごう ) [Sat 22 Apr 2006 22:59:01]
南条菫@郊外の神社 > まぁそれはそれとして、尻尾が増えたら顔をくるんであげるから、楽しみにしててね。 ( ほれほれ、といわんばかりに、開放された尻尾で一花の顔を撫で回すように。 ) あはは、ごめんごめん。でも、一花と一緒にいられて幸せなのは、ほんと。 ( そうして立ち上がると、雨戸の修理に向かおう。 ) それじゃ、障子はおねがいねー。 [Sat 22 Apr 2006 22:52:30]
園内一花 > 〜ど…どうかなって… 酷い…! ( からかわれているのだという事は分かるけど。 冗談でもそんな事を言われてしまうのはちょっと切なくて ) 〜菫が変な事言うから…っ ( むすっと膨れたまま、抱き締めるようにした尻尾を、絃楽器でも奏でるみたいに…。 続く言葉には俯いて 『いい』 と口を動かすけれど、声にはしなかった ) ―――〜でも。 …そうですね、まずは家をちゃんとしちゃわないと。 ( 抗議の声からは大分送れて。 満足したように、尻尾を解放しよう ) [Sat 22 Apr 2006 22:49:56]
南条菫@郊外の神社 > えぇ〜? どうかなぁ。私に尻尾がなかったら、果たしてどうなっていたことか! ( にやにや。すっかりからかい対象になった恋人の顔を楽しげに見つめる。幸せなひと時。 ) ――ひゃぁ!? こ、こら一花。くすぐった……うぅ〜。 ( 尻尾をくすぐられると、尾をパタパタ動かしてジタバタする。 ) あぁ〜っもう。あんまりそういうことすると、えっちな気持ちになっちゃうでしょう? 襲っちゃうよ? ( むー、と頬を膨らませた。 ) [Sat 22 Apr 2006 22:41:22]
園内一花 > ―――〜んッ? …ば、ばかな事言わないでくださいっ…! それは、菫の尻尾は好きだし… 菫に尻尾があって良かったと思うけど… 私は、菫に尻尾が無くたって… ( 肩越しのニヤニヤ笑いには、赤くなってちょっと膨れて――― ) ―――す、すみれだって… 『尻尾が好き』 でしょう…? ( からかい返し。 ―――〜さわり…っ! 毛繕いのそれとは違う手つきで、毛ではなく芯の方を指を絡めるようにして擽った… ) 〜川から汲んで来ても良いですけど… やっぱりちょっと、大変ですからね… ( …そ知らぬ素振りでそんな話をしながら、指先はくにふにくにゅりっ… ) [Sat 22 Apr 2006 22:37:01]
南条菫@郊外の神社 > そりゃあ、”抜けかけ”だもん。ブチブチひっこぬいてっていうんなら、間違いなく泣くよ。 ( くすっと冗談っぽく笑うと、尻尾を嬉しさで揺らさないように心がける。 ) それにしても、一花はほんと、私の尻尾が好きだねぇ。もしかしたら、私よりも尻尾目当てとか? ( ニヤニヤ笑って肩越しに振り向く。一花をからかうように、訪いかけよう。 ) 井戸のほうは、だいぶ綺麗になってきたよ。明日には雑巾がけできるかもね。 [Sat 22 Apr 2006 22:29:56]
園内一花 > …おをっ…? 〜ぃ、痛く、ないんですよね…? ( もっさり取れる抜け毛には、髪の毛感覚でちょっと心配そうな。 …抵抗も無くすんなり抜けるのだから、大丈夫だとは思うのだけど…。 ブラシに絡まった毛を解きつつ… スマートになっても、名残を惜しむように毛を梳いて… ) 〜とは言え、もう何年も放置されていた訳ですし… 檀家を探すのは、難しいんじゃないかな… ( 他の神社なり宗教なりに走ってしまったのでは… なんて。 〜それならそれで構わないから、菫のよく分からない言葉に可笑しそうに笑う ) 〜ん? ぁあ、分かりました。 …でも… もうちょっと… ( ブラシを滑らせていた尻尾に、柔らかく抱きつくように… 腕を絡めて。 …ホッとした溜息を零した… ) [Sat 22 Apr 2006 22:24:53]
南条菫@郊外の神社 > ( 尻尾をブラッシングしていけば、抜け毛がもっさり取れるのがわかるだろう。尻尾の毛が短くなったことで、少しすまーとな尾に見える。 ) そりゃあ、冒険が全てってわけじゃないしね。神社やるんだったら、やっぱり地域密着型でしょ。 ( にかっと笑って、よく分からないセリフを。 ) そうだ、一花なら、障子も上手く直せるんじゃないかな。私は雨戸の修理をやってみるよ。 [Sat 22 Apr 2006 22:18:44]
園内一花 > 〜ええ、日雇いで一緒になる人達に聞いて回って… 障子紙まであるなんて、驚きました。 …あんまり質は良くありませんけど… 悪くも、ないと思いますよ。 ( それで安いなら… あんまり収入の安定しない二人には、分相応だと。 『一花が居てくれないと』 には、素直に顔を赤らめて… 照れくさそうに ) 〜冒険にも出ないで日雇いの仕事ばっかりしてって、気にしてましたけど… それはそれで、良かったんですね。 ( …工作の仕方だとかは、ハンターズギルドよりそっちで身に付けた部分が大きい…。 …話しながらも… 支えるように手を添える裏側は、感触を楽しむようにさわさわ撫でて… ブラシをゆっくり丁寧に、尻尾に這わせていく… ) [Sat 22 Apr 2006 22:12:47]
南条菫@郊外の神社 > あぁ、補修材もって来てくれたんだね。ごくろうさまー。いやぁ、私って手先器用じゃないから、どうにも一人じゃはかどらなくって。やっぱり一花がいてくれないとねっ。 ( 一花に背を向けて、尻尾を彼女のほうに差し出す。 ) 耳のほうは一人でも手入れできるんだけど、尻尾は大変。ほら、もう夏毛に生え変わる時期だから。 [Sat 22 Apr 2006 22:05:21]
園内一花 > ………。 ( ちら、と… あらぬ所に転がっている補修材に目をやって… 恋人の手元に視線を落として、苦戦の跡のような木屑を見れば… ほんわり、微笑ましそうな微笑を零す。 …からかうとか、苦笑とかでなく、なんだかとっても幸せそうな…。 苦戦してもいいし、上手くできなくってもいい… 二人でがんばって綺麗にしていく事が、何だか嬉しい ) 〜うん、勿論… ぁ、そういえば久し振りですね、毛繕い… この所ぱたぱたしてて… ( 障子紙を部屋の隅に置いたら… まだ整理していない、やはり部屋の隅に纏めてある自分の荷物から、ブラシを取り出そう。 菫の毛繕い専用っ ) 〜大変ですね… 毛皮が無いから、どんな感じか分かりませんけど…… それじゃ、失礼します…… ( 尻尾を膝に乗せるように、後ろに座り込んで。 …慣れた手つきで梳いていこう… ) [Sat 22 Apr 2006 22:02:22]
南条菫@郊外の神社 > えぇっと、これをこの折れた部分にあてて〜。 ( カチ、カチ、……少し大きかったようだ。端っこを削って、もう一度。 ) これならいけそうかな、うん。 ( カチャ……カチ……。まだ片方が長い。 ) えぇっ! もう〜、ならこっちをもう少し削ってこうして――むむむ〜。 ( ……スカッ。小さくしすぎたようだ。 ) ――そぉい! ( 思い切りヘソまげて失敗した補修材を投げました。 ) あ、一花。 ( パートナーのほうを振り返ると、また笑顔で尻尾を振る。 ) おかえりー。別に元気は元気だけど。ねぇねぇ、ちょっと尻尾の毛で抜けかかってるやつ毛づくろいしてくれない? むずかゆくって……。 [Sat 22 Apr 2006 21:53:14]
園内一花 > ( スラムで仕入れた補修材を積んだ台車を石段の下に停め… まだ神社として起こしてはいないから火を入れていない灯篭の並ぶ、暗い石段を登って… 荷物をを少しずつ運び上げつつ… ひょっこり、灯りの点った本殿に顔を出す。 ロールになった障子紙を抱えて、縁側から上がり込んで… 床に散る冬毛に目を瞬きつつ、同居人に微笑んだ ) 〜ただいま、菫。 修理おつかれさま。 こっちも大漁でしたよー… って… どうしたの? …元気、無い…? ( なんとなく肩の落ちた様子に、首を傾げよう ) [Sat 22 Apr 2006 21:48:51]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『 ただいまー 』 [Sat 22 Apr 2006 21:35:35]
南条菫@郊外の神社 > ( それにしても、毛が抜けかけてむずかゆくってしかたがない。尻尾でぺちぺち床を叩けば、そのたびに抜けた銀色の冬毛が舞う。 ) うぅ〜、後で掃除しなきゃ。 ( がっくりと肩を落としつつも、作業は続く。せめて、障子紙を手に入れるまでに障子枠くらいは直しておかなければ。障子の桟を丁寧に雑巾で拭いていく。桟が折れてしまった箇所には、同じ幅の角材を加工して、即席の手作り糊で補修する。 ) [Sat 22 Apr 2006 21:30:59]
南条菫@郊外の神社 > ( 本殿に戻れば、部屋の掃除。破れてボロボロになった障子を一度戸口からはずし、その後に枠を解体して補修にかかる。障子紙は高いから完全に修復するにはまだまだかかりそうだ。 ) むー、こういうとき一花がいてくれたらなぁ。私よりも手先がす〜っと器用だし。 ( けれど、彼女だって日雇いの仕事があるし、己だって昼間はほとんど無常の仕事をしている。 ) 何にもましてお金は必要だし。――あ、やば! 間違えた。 ( 木の枠をはずし、傷んでいる部分を補修していく。カンテラの明かり頼りで、これがなかなかにはかどらない。 ) [Sat 22 Apr 2006 21:18:15]
南条菫@郊外の神社 > ( 幾度目かの水抜きで、だいぶ透明度が増してきた。桶を引き上げると、菫は満足そうにうなずく。 ) よぅし、この調子なら明日明後日に掃除にも使えるくらいの水になりそう。 ( 毛の生え変わりが激しくなった尻尾を揺らして、着物姿の娘は微笑む。状態を確認し終えると、落ちないように蓋をして、カンテラを片手に本道へと歩いていく。 ) [Sat 22 Apr 2006 21:04:59]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(今日も井戸の状態を確認)』 [Sat 22 Apr 2006 21:02:09]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(あいきゃっち)』 [Sat 22 Apr 2006 03:57:06]
お知らせ > マリィゴールドさんが帰りました。 『 ――つづく。』 [Sat 22 Apr 2006 03:56:06]
マリィゴールド > ( 【中断】 ―――中断とありますが 他に此の部屋の利用者の方は、此方のログはお気になさらずロールを回して下さい。 ) [Sat 22 Apr 2006 03:55:55]
ミカド@自室 > それどころか、濡れた黒髪が、あの白い肌に張り付く様子は、何処の美女にも優る色気を漂わせるだろうよ…!! 綺麗な男だからねっ…! うんっ…!!リコリスには間違い無くビキニをプレゼントするね。いや、ワンピースも捨てがたいが…!!嗚呼、どちらも着せれば無問題か。お色直しを行おう。夏までにはある程度の凹凸も出来るだろう。色は白が良いかな?…彼女なら、密やかに青色とかも着こなせそうだが。 いやぁ、良いね。実に素晴らしいよ。…そうそう、どうせなら君の友人?でもある溜まってそうなティエン君(淫売窟のあれ、覚えてました)にはすくーるみずぎ(おーぱーつ)をプレゼントして招待しておこう。――んっん。任せたまへ。真夏の世の夢、さまーどりーむを実現させようじゃないか…! (囁かれる言葉に、文字通り夢が膨らむ…!夢って叶わないから夢って言うんだよ?とか言う言葉は聞こえない。キラキラと肩の怪我も忘れて、目を輝かせる)―――太る?…はっ。むしろ君のほうこそ心配するといい。最高の肉体美をご覧にいれよう。(今はガリだけどな!タフネス-2までされました。怪我の所為もあって、今の貴族さまは太るどころか痩せコケルレベル。 )まぁ、そのためにもさっさと怪我を治せということだね。(さて)食餌をしていない。ああ、そうか。――そうなのかもしれない。僕らよりも彼は、始祖に近いから。……だとしたら、僕も、いつかは摂らなくて済むようになるのかな…?ちょっぴり待ち遠しいね。 [Sat 22 Apr 2006 03:47:49]
マリィゴールド > ( 三歩進めば自分が投げたグラスの事なんて本当に忘れたよ金髪。 邪魔邪魔、と貴族様を肘掛けかえと押し遣り、自分はソファーへと座ろう。 ) そォそォ、素直になった方が良いよ―――西園寺もやっぱり男の子なんだね。 でも本命はザッハ氏なんじゃないの? 日頃、御本がお友達の文系のザッハ氏だけど……腕を組んだ時解ったけど結構筋肉質でさ。 無駄の無い躯って云うのかな? 夜の水辺……月明かりの下、惜しげもなく肢体を晒し水の中を泳ぐのさ。 勿論リコリス嬢も華を添える、それはそれは東方に伝わる楽園思想に似た。 ……西園寺。 その時君が「太って」いては示しが付かないのではないよ。 ( 耳元で囁く甘い言葉。甘美な誘惑……更に煽ってみたよ。 ) ――ボク達のご先祖様は人類最初の殺人者だっけ? ソレに倣うならば、案外チョコさんは血を吸ってないのかも知れないね。  [Sat 22 Apr 2006 03:29:26]
ミカド@自室 > (この広い屋敷に一人で住むつもりだったのだ。掃除云々は推して知るべし。…この屋敷につれてこられた当時の娘さんが、どう思ったのかは娘さんに聞くとよろしい。きっと切々と語ってくれる予感)―――言い訳も何も事実っ…だっろっうっがッ…!! 君ね、僕の話し聞いてるのかなっ…!!!三歩も歩かなくても――(ツカツカツカ。)(あ、歩いた。)……もういい。(忘れたんだろうとひでぇ自己解釈。もう1+不機嫌さ。…肘掛に体重を凭れさせ、寄せられる顔を、むすりと眺め)(プール)……水遊びだろう?しっている。…なんだね。なんだねその顔は。笑みは。引きは。この西園寺ミカドが、醜くなるなんてありえない事だというのは理解できていると思うが?ん?……そも、今年の夏は、殆んど寝て過ごす事になりそうだがね。以前言ったかもしれないが、日が昇っている間は、起きられない。そもそも、水遊びをして―――…(水遊び=水着=リコリス=ビキニ)…OK.夜のプールサイド物語を企画しよう。この夏は夜のプールで決まりだな。うん。…ザッハトルテ君も無理矢理つれて、其れはもうココゾトバカリニ裸体を眺める祭りにしよう。(物騒な提案を、口調を変えずに一緒くたにした…今年の夏は、「おとーたまのばか なつ」が繰り広げられるに違いない。にげてーにげてー)………君も1週間に一回か。ふぅん。………。………。 ……・・・…。ザッハトルテ君は…どうやってしのいでいるんだろう。 [Sat 22 Apr 2006 03:15:26]
マリィゴールド > ( スペースだけ、その付け加えられた言葉には何も言うまい。 矢張り愛娘が居なければ此の屋敷は本とガラクタで埋まるとそんな気がした。 ) ―――言い訳? 西園寺の名が泣くよォ。 別にスケベでも良いよ……うっわァー……『 ムッツリ 』なの西園寺? ( 床に撒かれた硝子片が振動で跳ねた。 金髪の方はと云えばツカツカと歩み寄り、にんまりと擬音の浮かぶ笑顔を貴族の間近に寄せ。 ) もうすぐ夏なのにさァ、貴族様は朱鷺ノ京出身だから解らないけど、此の街にはプールって私設があるんだよねェ。 ( 来る夏、既に戦いは始まっているとばかりに肩竦め。 横目でチラリと。 ) えーっとボク? 一週間一度だけ、他はニンゲンの食物で間に合わせてるよ。 ( 同族にしてはやや珍しいか、我慢するでもなく最小限の血液だけは摂取している。 [Sat 22 Apr 2006 02:51:10]
ミカド@自室 > (二人が来る前は、自分の生活スペースだけは綺麗にしていたらしいよ?…ええ、今は娘っこさんが綺麗にしてくれます。尤も、この部屋は別だけど。) ……。(割れたグラスを眺めながら、キャッチしそこねた左手がわきわき蠢いた。不機嫌さに+1。口元が引き引き攣る。ぐるぅりホラー映画ばりに振り向いて)今のはドジっていわないだろうがっ…!!利き手が動かないんだから仕方あるまいッッ…!!そもそも、僕の何処がドジなのかと―――スケッ……後先っ…あああああ!!!喧しい!! (癇癪を起こした子供そっくりに、踵で床を強く踏んで、無理矢理言葉を途切らせた) …。 (「太る」――体型を気にする貴族様。む、と唇を噤んで) …。 (瓶詰めを眺め) ……もう少しコントロールできたら良いのだけどね? 今ばかりは仕方ないよ。血が減った分取り戻さなければいけないし、何よりも負傷部分の修繕にも必要。 明日は食事日だから、怪我の分も加えられて、更に必要と ―――……。……。 そういえば、マリィ?…君はどのくらいの頻度で食事してるんだい? [Sat 22 Apr 2006 02:35:37]
マリィゴールド > ( 貴族が自ら箒を持ち掃除している姿は想像出来ぬ、想像するに掃除の時は愛娘に邪魔者扱いされ何処に追いやられる姿がしっくりと嵌ろう。 )ボクだって――三歩位は憶えているよ、四歩目から気分次第だけどね。 全然誉められた気がしないけど良いや感謝されておくよ……って、また飲むのォ? ( 声が裏返る ) 引き籠もって血液ばっかり吸ってたら『太る』よ? 水っ腹はみっともないから。 ( 「カシャン」 )( 硝子の破砕するヒステリックな音が響く、見れば綺麗な硝子細工が床一面に広がっている。 ) 何してんの西園寺、ドジだドジだとは思ってたけど――本当にドジだね、このドジ。 ( 計四回、ワインを片手に溜息を吐きながら。 視線は侮蔑よりも寧ろ 「 憐 憫 」 すら称えて。 ) このスケベ貴族様格好付けちゃって。 後先なんて考えてない癖に慎み深さとかさァ………君が云う? ( 金髪に拾う素振りは見られなかった、昨日見せた優しさは一夜奇跡だったのだろうか。 ) [Sat 22 Apr 2006 02:20:14]
ミカド@自室 > (その通り知りまそん―いや、綺麗好きだけどね!肩の怪我の所為で、かなりだらしがないことになっているのは間違いない。昨日肩に羽織ったシャツだってそのままだ。釦を左手でしめようとして諦めたらしい。)自分と鶏を並列する君に別の意味で吃驚中だ。……と、まぁ色々言いたい事はあるが、感謝しているのは確かだよ。すまないね?ありがとう。――…明日は一本大目に頼む。(薄い空腹感が、起きた時から付き纏っている。――何時もなら、そろそろ食事日。怪我の所為もあり普段よりも多くの血が必要に違いない。)俗っぽいとは失礼だな。…演じて欲しいとかじゃなくだね?当然の疑問だと思うね。――君の行動見ていると、娼婦としての慎み深さが感じられないんだよ。(――袋から瓶詰めを引き摺りだすと、軽く掲げた。不透明の黒い水――無意識のうちに喉が上下した。)……今更君に、夜の相手をしろだなんて言わないけれどね。――って?!(飛んで来るグラスが視界の端に映る。慌てて瓶を膝の上に落すと、左手で受け取―  ―れませんで。 カシャ―ン。 ……足元に転がるグラスの破片)……・・・…。 [Sat 22 Apr 2006 02:06:18]
マリィゴールド > ( 投下した瓶詰め爆弾は最大効果範囲で貴族の腹部へと炸裂、被害は甚大。 腰に手を添え、口を尖らせる。 不満だと身体全体からオゥラを吹き出し ) ―――もっとさァ、違う誉め方ないの? 鶏だって三歩迄は憶えているんだしさ。 でも、吃驚した? ちょっとだけ「此奴も気が利くじゃないか」とか内心でべた誉めだったりして、このツンデレ貴族様。 ( テェブルを見れば昨日から置きっぱなしのグラス。 物臭貴族様はお片づけを知りません。 指で摘めば、彼へと放って。 ) 貞淑な娼婦を御所望なら――演じては見るけども、何西園寺意外と俗っぽい願望あるんだ。 ( 序でに置かれた葡萄酒を手に取ればソファーの前で仁王立ち、不満げな貴族様を見下ろそう。 ) [Sat 22 Apr 2006 01:51:50]
ミカド@自室 > (「怪我人を労わる気持ち」がさっぱり感じられない扉の叩き方あーんど開き方だと思った。 擬音にするなら「ガンガンガンガン ガチ―バターン」 半眼で近寄る娼婦を控えめに睨みつつ)凄いね、とっても凄いよ。僕の言った事を君が一秒でも覚えているなんて凄いね。とっても吃驚したね!次回はできるなら三回ノックして暫く返事がなかったら、寝ているか外出しているかどちらかと判断して、リコリスに預けるか、或いは日を改めるかしてくれると嬉しいなっ――――っ!! (腹にズシリと投げられる瓶詰め。弱っている…と言うよりは、弱くなった貴族さまはまともに咽た)っ…ごふっ………本当に君が青猫娼婦なのか、最近疑問に思うようになってきたよっ…!! [Sat 22 Apr 2006 01:43:28]
マリィゴールド > ( ガンガンガンガンガン ) 何本当に寝ちゃってるの? じゃあミカドが起きる迄扉叩いちゃうからね、ソレでも起きなかったら勝手に入って家宅捜査に踏み切るからソノ――― ( 「さっさと入るといい」 扉を叩く音が鳴りやむと同時に開け放たれ、視線が室内を隈無く巡る。 ソファーで寝転がってる貴族を発見すればまっしぐらに其処を目指す。 ) ―――ザッハさんと、リコリス嬢がどうしたって? 後、僕凄くない?ちゃんと今日は返事を待ったし……それと感謝していいよちゃんと頼まれてた分の血液。 今日は瓶詰めにして貰ったから。 ( 小脇に抱えた瓶入りの袋を寝転がってる貴族様の腹へと投下、本人はとてもテラテラした様子で 「誉めて」 と顔に大きく書いてあった。 ) [Sat 22 Apr 2006 01:35:43]
ミカド@自室 > (まぁ、自業自得だと思うと、愚痴も出てこない。溜息をつくだけだ。――窓際のソファ――無理矢理引き摺ったもの。床にばっちり引き摺った跡が描かれていた。元々この部屋は、1番殺風景な部屋だから、いまさら床の上の傷、一つや二つ構わないのだけど…――の上で、このまま寝てしまおうか、或いは書庫に適当なほんでも探しに良くか迷っていた時――…)―― ……。 (奇跡とか言い切ってる誰かさんが素敵だった。―自分の右後方面に視線を投げて) 起きてる。開いてる(←観念したらしい。いちいち鍵を開けるのが面倒とも云う)。――(こんこんこんこん)恥ずかしい本は無いが――(こんこんこんこん)ザッハトルテ君と小鳥ちゃんの……(こんこんこん)って喧しいな。寝ていても起こすつもりだったんだろう、さっさと入るといいっ…!(両耳を塞ぎたかったが、生憎右手は使用不可能。左手で中途半端に蓋をしながら、叫んだ) [Sat 22 Apr 2006 01:26:11]
マリィゴールド > ( 今宵の金髪は、ノックをして扉を開けずに待つと言う奇跡が起きた。 室内に木の扉を叩く音が数度響くだろう。 ) ソレとも寝てる? じゃあ明けちゃうよ、恥ずかしい本とかベットの下に隠すなら今のウチだからねェー? ( 絶え間なく、扉を叩きながら。 不躾に扉を開けなかったらソレはソレで姦しい金髪。 ) [Sat 22 Apr 2006 01:20:38]
お知らせ > マリィゴールドさんが来ました。 『 西園寺――起きてる? 』 [Sat 22 Apr 2006 01:17:44]
ミカド@自室 > (車椅子から立ち上がる貴族様のような気持ちで、自分の右腕―右手を眺めていた。相変わらず動かすと痛みはあるが――普通にしている分には、もう大丈夫だろう。明日には部屋の中だけではなく、外にも出れるだろう。と、いっても右腕が使えないから、出かけられる場所は限られるけど。)――棺桶の中で寝転がっているよりはましだね。 ずっと。 貸し本屋くらいなら、回れるだろう。――付き添いを、頼むにも片方は捕まらない、片方は外に出させたくない、と。―――…(図書館職員に頼めば、其処は何とかできるだろうか。――利き腕が動かないというのは、なかなかに不便なものだと、実感していた) [Sat 22 Apr 2006 01:14:41]
ミカド@自室 > (……お下品に指を揺らしながら、アルプス山脈の見える草原で山羊と羊飼いの少年と、ブランコ漕ぎ過ぎな少女が派手に祝ってくれる幻影が見えた。※幻影過ぎる) [Sat 22 Apr 2006 01:06:09]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『たった!中指が立った!』 [Sat 22 Apr 2006 01:02:34]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( 声を失って――― しがみ付いた )』 [Fri 21 Apr 2006 23:17:38]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが帰りました。 『(私と一花の家――南園神社)』 [Fri 21 Apr 2006 23:16:46]
南条菫@郊外の神社 > うん、まだ正式な加入はしないけど、顔出しくらいはしておきたくって。昼間のうちにいってきちゃった。 ( てへっと後頭部を押さえて舌を出す。霊格をあげるための、大まかなアドバイスを受けてきた次第。まだまだ本格的な指導はこれからだけど。 ) ふふふ、化けて出たら私が成仏させてあげるよ。 ( 冗談っぽく笑って肩を揺らそう。それから、泣きそうな恋人の傍によって、軽く頭を撫でようと手を伸ばす。 ) ――居られるだけ、がんばるから。死んじゃっても……よくがんばったって、許してもらえるくらい、ね。だから泣かないの。 ( 一花とまったく同じ答えを返して、あやすように優しく声をかける。 ) さ、今日中に本殿裏の草だけでも刈っちゃおう。表のほうは、日が昇ったら刈ればいいから。 [Fri 21 Apr 2006 23:15:57]
園内一花 > ―――えっ!? ぁ… もぅ、顔出したんですね…。 ( ちょっとびっくりして、他の事に驚いて。 …『今だってそうかもしれない』と… 少しだけ自嘲気味な。 …でも、そんな事を言われるって…ハラエでどんな話をしたんだろう… ) …うん…。 …妬けちゃうけど… でも、流石にそれはね… 本当に、仕方ないと思う。 …化けて出たりしませんから…心配………ッ… ( だめだ。 …そんな話をしていたら… そんな事になる時を考えてしまって…。 …ちょっと声を詰まらせて… ランタンの仄かな明かりの中、目元を擦る ) ―――〜そ、それはダメっ! …私の方が先なんだから、順番は…っ……… ( また、ぐすん と…。 『正式に買い取ったらその名前』 にコクコク頷きつつ… 顔は上げられなかった ) [Fri 21 Apr 2006 23:09:05]
南条菫@郊外の神社 > 想いは時に相手の肉体、精神、魂さえも縛る。この前ハラエに顔出したときにね、そんなこといわれたんだ。 ( 穏やかな表情。だけど遠くを見ているようでもあって。 ) たぶん、そのときはいっぱいいっぱい泣いちゃうんだろうけれど、それから先は、また新しい生を生きていけるようにしたいな。 ( 先に逝ってしまったもののことを想い、それに縛られることなく前に進む。きっと、それが長い時を生きるものの成すべきことだと思うから。 ) ま、何が起こるかわかんないし、私が先ってこともあるかもね。 ( 肩をすくめて、また草刈再会。 ) よぅし、じゃあここの名前は南園神社で決定! お金を払って正式に買い取ったら、その名前を付けよう。 [Fri 21 Apr 2006 23:02:37]
園内一花 > ―――…居られるだけ、がんばります…。 ……死んじゃっても、よくがんばったって許して貰えるくらい…… ずっと。 ( そう望む。 …けれど… 望むからこそ口にして、改めて思えば… 流れる時間の異なる二人、共に居られる時間は、それ程長くないのでは… とも、思ってしまっていた。 …まだ先の事と思うけど… 過ぎてしまえば一瞬。 …私はおばあちゃんになっても… 菫はその頃、やっと成人するようなもので… ) ……空を飛べる巫女が居るなら、長生きする巫女だって居ますよ、きっと…… ( 『再興』 とまで言う菫には、なんとなく、その想いを感じてる。 …でも、逆に… 死して後まで縛りたくないとも、思ってしまって…。 冗談めかして言う言葉は、ちょっと力なく ) 〜うん。 …アマウラみたいな… 菫の家みたいな所に、したいな… ( 時間が止まっているような、穏やかに在り続ける場所。 …『菫稲荷〜』は冗談だし… “呪”を与えるように… ちょっと手を休めて、ゆったりと頷こう ) 〜ミナミソノジンジャ… うん、良い感じ。 [Fri 21 Apr 2006 22:54:47]
南条菫@郊外の神社 > ( ずっと傍にいる。最近では、その言葉がやけに重たい。 ) そういわれると、逆にしんみりするんだけどな……。 ( 己と彼女の寿命の違い。それは決して埋めることの出来ないもの。普通に行けば、自分が彼女の死を見取ることになるのだろう。そうなる前に、なにか彼女と同じ時を生きた証を残したかった。物件をこの神社に決めたのも、再建しようといいだしたのも、そんな思いの現われ。少しだけ乾いた笑みを浮かべて、視線を逸らし頬をかいた。 ) じゃあ、決まり。ちょうどここ、ヴェイトス市の南側だし。名前的にもいいんじゃない? たいそうな神社より、こじんまりした静かな場所が、私たちにはあってるよ、きっと。 ( 草を刈りながら、微笑んだ。 ) [Fri 21 Apr 2006 22:42:38]
園内一花 > …『死んじゃった』 なんて、寂しいですけど… でも、そうして死ぬ事で、生まれる菫もありますものね…。 ( 死んでしまったとしても、それは必ず下地になるのだと。 …『南条菫』の中で、最初に気になった『侍』の部分… それと別れるのを惜しみつつも… 目を閉じて、穏やかに微笑んで ) ……うん…… 私は… ずっと、菫の傍に居ます。 〜諦めないからね。 ( 一緒に居たくないって言われてもしがみついてやる、みたいな。 …気恥ずかしさに頬を染めつつ、冗談めかして言って… ) ―――〜か、『神様と巫女』になったら、その方が自然じゃありませんか… と言うより、神社を起こすなら自然とそうなるでしょうし…。 〜祭祀の場では、それこそ仕方ないもの… ( にやにや笑われると、ちょっと複雑。 …もじもじ、顔を逸らして草毟りに集中しつつ… ) …が、がんばって、御奉仕しますよ…っ! ( 〜でもお姉ちゃんは私…とか、そんな次元の意識だけど。 悪戯モードに直球返しっ ) 〜お祀りする神様の名前を持って来るのは、王道じゃない? ( 頬を赤らめる様に可笑しそうに笑いながら… 一文字ずつ? 『南園神社』 には目を瞬いて ) ―――〜うん… いいかも… ちょっと、お花を植えてみたりして… ( そんな雰囲気には程遠い廃神社だけど… 『落ち着いた感じ』 に微笑んで、あっさり同意。 …神社の名前って、そんな簡単に決めて良いのか分からないけれど… ヴェイトス市なら、厳格にしなくても大丈夫なんじゃないかって ) [Fri 21 Apr 2006 22:36:40]
南条菫@郊外の神社 > 私が侍をしていた訳――か。私は、侍をやっていれば、妖怪であることから逃れて人間であり続けられると思っていた。でも、それは間違いだった。だから――侍の私も死んじゃったんだと思う。今は一花が傍にいてくれるし、もう妖怪である自分から眼を背けることも無いから。 ( むしろ、向き合って乗り越えなければ幻獣にはなれないだろう。 ) 立派な巫女ってことは、私を敬わなきゃいけないんだよ? ( にやにや笑ってやるんだ。悪戯モード。 ) え〜、そんなたいそうな名前じゃなくてもいいよぉ。 ( 己の名前が出されれば、恥ずかしそうに頬を赤らめる。 ) ん〜。神社の規模もそうだし、もう少し落ち着いた名前がいいんじゃない? たとえば――私と一花から一つずつとって、南園神社(みなみそのじんじゃ)とかさ。落ち着いた感じ出し、そっちのほうが全然いいよ。 [Fri 21 Apr 2006 22:16:46]
園内一花 > 〜それなら… 『侍をしていた理由』 が 『無常に入った理由』 ではありません? ( 成り行きでも、そこに至るきっかけになる事は、案外少なくないものではと… 苦笑を浮かべる様子に笑いながら ) …それなら私も… 神様にお仕えする、立派な巫女にならないといけませんね。 ( 霊格を上げて、どうなるのかは… まだ分からない。 それでも、もしお稲荷様になるようであれば、表向きな主従は逆転する事になる。 『表向き』でしか無いから… 侍でも、神様でも、笑って言える恋人。 …もしょもしょと、揺するようにして草を抜きながら… ) 元は、何と言う名前だったのでしょうね…。 〜そうだっ、菫稲荷大社なんてどう? ( とりあえず『大社』ではないと思うけど。 大袈裟にっ ) [Fri 21 Apr 2006 22:05:54]
南条菫@郊外の神社 > う〜ん、無常に入ったのは、まだヴェイトスにきたばっかりで右も左もわからなくて。それで身元の証明をするにはギルドに入ったほうがいいって聞いて…・・・自分は侍だし、それなら無常がいいだろうって、そんな理由。 ( 本当に、成り行きだったのだ。志も何もあったものじゃない。ついつい苦笑してしまった。 ) ふふっ、分かってるって。一花のためにも、必ず霊格をあげて立派な狐になって見せるから。楽しみに待っててね。 ( 草刈は地道な作業。早々簡単に終わるものではない。腰をかがめて、カニのように移動しつつ、少しずつ草をかっていく。 ) まだまだ名前をつける必要も無いけれど、神社の名前、考えておくのもいいかもね。 [Fri 21 Apr 2006 21:58:11]
園内一花 > ええ、そろそろ話せるようになってるかも…? ( 色々な人に、色々な言葉を教えて貰って繋ぐ、連想ゲーム。 『遊びに』 とは言ったけれど、結局一度も行っていない事を寂しく思いつつ… 『長いお休み』 には、ふと目を伏せて… ) ―――〜組織が菫を決めるんじゃなくて… 菫の決めた組織が、無常だったんでしょう…? 組織を辞めさせられるだけで、菫は変わりませんよ。 それに、菫は… 私の侍… ( 『従者』 という意味ではなくて… 『ヒーロー』 だとか、そんな感じになるのだろうか…。 毟っていた手を休める事も無く… ただ、見つめて言って ) 〜それに今度は陰陽侍(おんみょうじ)ですし? …神社として再興するなんて… 建物はあっても、右も左も分かりませんけどねー ( 人の願い預かった場所。 …せめて綺麗にしておきたいとは思うけど、運営できるかと言うと先は長い話… 〜それでも楽しそうに、微笑み返す ) [Fri 21 Apr 2006 21:51:53]
南条菫@郊外の神社 > モジックって、あの言葉を覚えるネコさんだよね。なつかしいなぁ。 ( かつて己もモジックに言葉を教える手伝いをしたことを思いだし、おなじように眼を細めた。 ) あはは、無常のほうは、そろそろいい加減ダメっぽい。長いお休みをもらえそうだよ。 ( 肩を落として、少し寂しそうに笑う。つまりリストラ。 ) 神社を復興していけば、そのあたりの手がかりも分かってくるんじゃないかな。綺麗にすれば、人も戻ってくるかもしれないし。にぎわうのが一番の結界になるってね。 ( 元気よく答えて、ウインクしてみせよう。 ) [Fri 21 Apr 2006 21:39:08]
園内一花 > …ぁ、引き受けましたけど… とりあえず本殿に泊まれるになってからでないと、落ち着きませんし。 〜それに、家の事をしながらでも大丈夫ですよ。 …新しく作った飼料を試すお仕事で、言葉を教えたりする事は、ありませんから。 モジック元気かなぁ… ( 『期限にも余裕があります』 なんて付け足しつつ。 …以前に依頼で魔女から預かった言葉を覚える猫を思い出して、目を細めて… ) 〜それより、病み上がりの菫の方こそ、無理はさせられません。 私はこっちに掛かりきりになれるけど… 菫はまだ無常の侍でしょう? お互い様。 ( 心配そうに見つめる顔に微笑み返し。 …定職を持っている菫の方が余程大変だろうと、首を振る… ) ―――〜それに… ここで何かをした形跡も、無いんですよね。 …ざっと見ただけですし、拝殿や幣殿の方は分かりませんけど… 斬り合いとか、そういう事になった感じは… あまり… ( とは言え。 …討ち入りとは違うのだし、引きずり出されてそれっきり… という事も考えられれば、口を噤みつつ ) …近所の人が匿って事無きを得たという噂を、信じたいですけど…。 …それならそれで、どうして、こんな… 何年も戻って来ないのか… 分かりませんしね… ( ふ と少し重たい溜息を ) [Fri 21 Apr 2006 21:30:18]
南条菫@郊外の神社 > そうそう、仕事って言えば、一花ケセランパセランの飼育のお仕事してるんだよね? こっちにかかりっきりで大丈夫なの? 作業は私一人ででもできるから、あんまりむりして体壊さないように。休むときは休んで、お仕事はきっちりこなさなきゃ。 ( 心配そうに恋人の顔を見つめる。己ほどは風邪も引きにくいだろうけれど、それでも心配になってしまう。 ) うん、このまま3日くらい水の入れ替えを続ければ、またもとの透明な水に戻るよ。魔女狩りにあったって聞いたけれど、建物自体は壊された形跡ないんだよねぇ。 ( 時間による風化は感じられるが、破損はほとんどない。それがお金の無い自分たちにとっては、本当にありがたかった。 ) [Fri 21 Apr 2006 21:20:29]
園内一花 > 〜仕事でお手伝いした事がありましたからね… どうにか。 ( 良い仕事ではないにしても、必要十分な処置は施せると思う。 …微笑に、少し照れた風に… トレジャーハンターをしていたのにそんな事ばっかり達者になった感じもすれば、ちょっと気まずそうに笑って… ) 〜うん? …そうですね、少し安く揃えられるとは思いますけど… ( でも、その分質は安定しない。 …紅姫さんに紹介して貰えれば大丈夫だろうけれど、50万の借金がある手前、これ以上のお願いはし難くて… 考える風に宙を仰ぎつつ… でも、売り手を紹介して貰うだけなら遠慮する事も無いかと、微笑んで ) 〜戻って来たら、聞いて見ます。 …紅姫さんって時々、何日も家を空ける事があるから… ( あるいは、こうしていて訪ねてくれるかもしれないけれど… 熱がっていたし、どうかなーなんて、やや心配そうな苦笑を零そう ) …井戸水、ちゃんと飲めると良いですね… ( ぶちぶち、草を毟りながら… 背後に竹林を背負ってランタンに映し出される、趣のある井戸に目をやった ) [Fri 21 Apr 2006 21:14:01]
南条菫@郊外の神社 > あ、一花。そっちもおつかれさま。補修は順調みたいだね。 ( パートナーの姿を見れば、にっこり微笑んでうなずく。 ) そうだ、紅姫さんにお願いできないかな? スラムには補修材はいっぱいあるって聞いたし、つかえそうなものを少しでも分けてもらえたら助かるんだけど。 ( スラムはもともと廃屋などが多く、住まいの修繕は頻繁に行われていると聞く。周りにある材料で身辺の補修を行うのは、物を無駄遣いしないスラムならではだ。草を刈りつつ、そんな提案をしてみる。 ) [Fri 21 Apr 2006 21:04:43]
園内一花 > 〜おつかれさまー! 大きな雨漏りは、とりあえず何とかなったと思う。 …天井板も変えたいんだけど、それはもうちょっと落ち着いてからかな… ( 蓋のされた井戸を見れば、汲み出しと中の掃除は終わったのだと知れて… 声をかけつつ、ランタン片手に歩み寄ろう。 傍の灯篭の下に、ランタンを置いて… いっしょになってしゃがみ込もう ) [Fri 21 Apr 2006 21:00:33]
南条菫@郊外の神社 > ( 井戸の様子を確認すると、危なく無いようにしっかりと蓋をして、井戸周辺の草刈にかかる。狐の夜目を利かせて、手にした鎌で伸び放題の雑草を刈り取っていく。 ) ――っしょっと。ほんと、実家を思い出すなぁ。 ( 夏前には、よくこうやって草むしりをやっていた。地味で体力の要る作業だが、そこは手馴れたもの。 ) [Fri 21 Apr 2006 20:54:23]
園内一花 > ( 一雨来てくれなければ分からないけれど… 本殿の目に付く雨漏りを修理を終えて、すっかり日の暮れた境内で ぐぐー っと伸びをする。 元の造りが良いのか、一日仕事で掃除をしてみれば思ったより良い状態とは言え… 痛んでいるものは痛んでいる。 …拝殿や幣殿を修理して見られるようにするには、やぱりそれなりにかかるのではと、先の長そうな様子に楽しげな微苦笑を零した。 …さて、井戸の方は菫に任せてしまっているけれど… 大丈夫かな。 …結局そちらへ足が向く… ) [Fri 21 Apr 2006 20:48:41]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( トントントン と屋根より梯子を降りて来て )』 [Fri 21 Apr 2006 20:40:35]
南条菫@郊外の神社 > ( まだまだ、一度目のくみ出しである。井戸の中を空っぽにしては、中を掃除して新しい水が沸くのを待つ。その水が透明になるまでこれを繰り返すのである。あと3日ほどでこの作業も終わるだろう。 ) うん、ちゃんと水も湧き出してるみたいだね。明日の昼頃には最初と同じくらい溜まってるはず。 ( 本殿の裏手の井戸の前で、菫はカンテラをかざして井戸を覗き込んでいた。 ) [Fri 21 Apr 2006 20:34:12]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(昼間に繰り返し汲み上げ、水の入れ替えをした井戸)』 [Fri 21 Apr 2006 20:31:19]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(今は休息を)』 [Fri 21 Apr 2006 05:06:48]
ミカド@自室 > (つまりは)――――「お互い様」。明日は槍の雨でも振るのかな?でも、お言葉に甘えさせていただくよ。――夜明けも近い。(くぁ、と欠伸を洩らす。)……「帰っていて欲しい」……?(僕が願っても彼は―)(―…と続けそうになった言葉も、金髪が扉の向こうに消えた事で噤む。……取り残された部屋の中。広い寝台の上に身体を乗せてしまうと、そのまま寝転がった)――――……心配。 (心配の形。)(軽くなった肩を枕に押し付けて、全ての思考を中断。) [Fri 21 Apr 2006 05:06:23]
お知らせ > マリィゴールドさんが退室されました。 『 夜明け間際の吸血鬼達、今暫く続く―――。 』 [Fri 21 Apr 2006 05:01:05]
マリィゴールド >  厚顔不遜で我が道を行くのがボクのパトロン西園寺帝って人物だから。 「君が調子を狂うと僕も調子が狂う」ってこの間云った台詞をお返ししてあげる。 ( 白い指先が静かに唇を撫でる 真紅の残滓を拭い取りながら優しく語りかけよう。 ) らしくないよ西園寺――無茶はボクだけで良いから、素直に寝ていると良いよ。 『食糧』の方は仕方ないボクがまた買いに行くからさ。 何時も通り棺桶で優雅に待っててよ。( 静かに立ち上がると。 子供をあやすように短くなった髪を撫で。 ) 違うよ西園寺―――仲が悪くなったとかじゃないんだ、寂しいならちゃんと「帰って来て欲しい」って言葉がないと。 ( 指先から零れる御髪、無くなってしまった髪の先端。 「ね?」 と小首を傾げ 扉へと向かい。 ) ボクのせいにしないの、なぁんかスッキリしちゃって心が雲みたいに軽いんだ。 終幕に向けて動き出すだろうから気にしてない……後は彼等に任せたよ。 (  訝しげな表情を浮かべてる貴族に じゃあね と手をひらり ) じゃあ、早く治さないと二人が心配しちゃうから……。 ( ソレだけを言い残して、扉が閉まる。 夜明け前には新しい血液が届けられるだろう。 ) [Fri 21 Apr 2006 04:54:48]
ミカド@自室 > (空の血袋を飲み干せば、また、幾らか痛みが引くような気がした。右腕を擦る左手。左手を感じる右手。――俯きがちだった顔が、軽く上がる。スプリングが軋んで)――今の僕は、君にそんな言葉を吐かせる程、余裕が無く見えるらしいね。実際の所――…(金髪の同族の問いかけに、自嘲した。隠し切れなかった部分を見事に拾われている?…少しセーブし無ければ――心の裏を何時の間にか読み込む女の隣で、瞼を落として)僕自身は「突然の不慮の事故」に混乱してるんだろうさ。…実際何をしてても痛むから、何をするのにも億劫だ。(冷たい指先が唇に触れる。薄く開く視界に、白い指先が見えた。)――彼は……(男が言葉を捜して間を開ける。)…なんだろう君にそんな風に真面目に云われると調子が狂うな。僕とザッハトルテ君の仲が悪くなっているとでも感じた?――素直になれだなんて。 (首を傾げ)本当に君は、あの日から可笑しいままだ。…おかげで調子が狂いっぱなし――…とうとう今日は君から御礼まで言われるとは。一応「如何いたしまして」と答えておくよ。あの程度ならお安い御用。(事件)……まだ終わってないんだろう?事件は。解決したとは聞いてないな。「終わった」と聞いたら伝えようとは思っているけれど――……腕はまったくの別件。気にしすぎだ。純粋の僕のポカ、で。 [Fri 21 Apr 2006 04:38:31]
マリィゴールド > ( 無言で立ち上がる、刺々しい物言いもささくれ立った言葉も聞き流し。 貴族の腰掛ける寝台へと腰を下ろそう。 ) 大丈夫西園寺? 余裕無いって言うか――儘ならない状況が憎い? ( 静かに問い掛けながら 「はい」 とワインの注がれたグラスを差し出そう。 空になった血袋、行儀の良い貴族様は―――今日彼の中で留守なのだろう。 ) 彼は――ザッハ氏は呼ばなければ延々に闇に引きずられて帰ってこないんじゃないかって、そんな危うさがある御仁だよね。 どうしたの西園寺…ボクに当たるのは良いけど、後で悔やむ位なら―――もうちょっと素直になろうよ。 ( 貴族の唇に付いた真紅、指をそっと近付けて拭おうと。 ) 良いよ、西園寺のお陰でボクは「あの子」逢えた、お別れも言えたボクの願いはあの子にもう一度出逢う事だったんだって漸く解ったから。 君のお陰「有り難う」西園寺。 ( 嘆息する貴族を横目に、素直に想いを伝えて。 ) 事件が終わったならリコリス嬢には伝えるべきじゃあないかな。 ソレに事件を関係ある事なら、腕のソレも……関係あるって事? [Fri 21 Apr 2006 04:05:47]
ミカド@自室 > (笑い声)―――誰の所為だッ!!(思わず、牙を剥いて怒鳴る。手向けられた瓶から、ソッポを向くことで「要らない」と伝え、代わりに自分はその血袋を頂く事にした。本当はグラスに注ぎたい所だが、片腕の所為で面倒だ。口で紐を千切って)――さっきと同じように、ノックをして返事を聞く前に扉を力任せに引き開けたとか、そういう事じゃあるまいね?(気分が刺々しいのは、怪我の所為だ。其れを更に刺激してくれるものだから、悪態もでる。我ながら子供っぽいとは思うけど…今日ばかりは勘弁していただきたい。血袋に直接口をつけ、あっというまに飲み干した) (「冗談」)(ますます唇がへの字に曲がる。彷徨う緋色が空になった血袋を眺めて)……冗談に聞こえなかったんだよ。仕方有るまい。…喧嘩の類はしていない、と、思う。(何か自分の悪事がばれていない限りは、と心で付け加え)自宅ね。部屋にも居ないようだから、そうなんだろうよ。そろそろ月末だから、今の彼には触らない方が良いだろう。用が有るなら向こうから来るさ。(「彼の事になるとムキになる。」――そんな自分に気がつけない男は、肩を竦めて溜息一つ。)…もし見つけられなかったら? また君が探偵ごっこを始める?………(リコリスが、よくない者―…)……「だから」リコリスも、ザッハトルテ君も知らないよ。秘密にしておくように。――原因は…そのようなものだ。 [Fri 21 Apr 2006 03:48:46]
マリィゴールド > 飲んでも良いなら頂くけどさァ――そんな視認よりも酷い顔見たら可哀想で飲めないよ、その……赤く腫れた顔。 ( 「プックス」とヒトデナシは指さして笑った。 グラス受け取れば、途端に笑い声が消えて。 ) 大丈夫だよ、返事無かったから勝手に上がってきただけだって。 ザッハさんじゃ在るまいし……あの人も変な所行儀悪いよね。 ( 「可愛い所だけど」 とグラスに緋色の液体を注ぎながら。 片手に持った葡萄酒の瓶を貴族へと向け 飲む? と言うジェスチャーだろう。 ) 冗談間に受けないで欲しいな、喧嘩でもして実家に帰ったのかなぁって思っただけ。 勘の良い子だからね、ボク等の邪魔にならないように……自宅にいるんじゃないの。 ( 笑いながら手を振る、目の前の同族は少しだけ彼の事になると冷静さを欠くような気がする。 でも其れは自分が指摘する事でもない、それ位のデリカシーはあるつもりだ。 ) 羽根は自警団が見付けてくれると思うね…アレだけの証拠を渡したんだから。 ―――また、リコリス嬢が怒るよソレは……”ヨクナイ”者にでも引っ掛かった? [Fri 21 Apr 2006 03:36:05]
ミカド@自室 > そこに君が持ってきた血袋があるだろうに。(そういう意味の「乾いた」じゃないことは判っていながらも、目の前を通っていく女に皮肉混じりに言った。同時に扉も閉められて)――そも、君、きちんと玄関から入ってきたんだろうね?小鳥ちゃんが出迎えていない所を見ると、勝手に入ってきたんじゃ―――…まぁ、今更か。同族の方々は、家の玄関が嫌いらしい。窓から出て行ったり、帰ってきたりまったく――…。(本棚の隅に置いてあるワインボトルと取り出すと、適当なグラスを引っ掛けて彼女に渡す。これで我慢しろと言う事だろう) ……。 (髪辺りには、一度視線を飛ばすのみ。椅子はこの部屋に一つしかないから、此方は部屋の中に鎮座しているやたらと豪奢な寝台の上に腰をおろし) お里帰り? ヴァーシャへ? …聞いてないな。そんな事言ってたのかい?なんだ、彼も冷たいね。もしそうなら一言、言ってくれても良いのに――…?(或いは敢えて「伝えなかった」か。彼の性格からいって、そっちのような気がした。ふん、と不機嫌そうな一拍が流れ) ……そうだね、確かに。その後、羽は取り戻せたのかな?…僕が直接関わることはなくなったとは言え、街の噂くらいは集めているよ?(眉を寄せた貴方の表情に気が付いて)…―――……。事故だ。事故。墓地なんぞをフラフラ散歩してたから、手痛いしっぺ返しを喰らってね? [Fri 21 Apr 2006 03:25:22]
マリィゴールド > ( 何やら呟く貴族の脇を通り室内へと――。 「ナルシストでも何でも無い」の辺りで適当に腰を下ろし、ゆったりとくつろぎ出すだろう。 ) 喉乾いちゃったんだけど、何か飲み物とかなぁい? あっ――髪切ったんだミカド。 軽い感じだね。 ( 吸血鬼は身体が再生する、其れが髪だろうが切れば元通りになる。 だから、多少の違和感は感じながら 美しいの問いは綺麗にスルゥしてあげた。 ) じゃあお里帰りかな? 青猫の護衛もやって貰ったから―――御礼とかしたかったのに。 忙しいのはボク達全員でしょう? 慌ただしかったから。 ( 「事故?」 ソファーに腰掛けたまま、首だけを向け問い返す。 事故でよく屋根から落下したり、窓硝子から飛び出たりするが毛並みが違う感触に、眉を寄せ。 ) ………無くなった髪とも関係が? [Fri 21 Apr 2006 03:10:57]
ミカド@自室 > 失敬だな。僕の愛は自分自身だけではなく、小鳥ちゃんにもザッハトルテ君にもたっぷり注がれているよ?―――美しいものに見蕩れるのは当たり前じゃないか。ナルシストでも何でも無い。事実僕は美しいだろう?(娼婦に同意まで促す程に、堂々と言い放つ。髪の毛を此処で掻きあげ――ようとして、寂しい手応えに 顔を顰めた。「ザッハトルテ君に殴られた」)―――違うよ。それどころか、彼とは最近顔すら合わせていない。月末だから色々忙しいのだろうとは思うのだけど――…。 まぁ、僕も君に付き合ったりなんだりと外出していたし。――これはね。不慮の事故ってやつだよ [Fri 21 Apr 2006 03:03:25]
マリィゴールド > ( 開いた扉の隙間から、端正な朱鷺ノ京人の顔が此方を見ている。 赤い痣は恥じらう乙女の顔の如き有様。  貴族の異論反論争論も意に返さず視線を落とし暫しの黙考。 ) 何て言うんだっけこういうの―――そうそう解った『ナルシスト』だ。 ( 手を打ち、一人得心いった顔で見返そう。 ) 着替えがどうしたら鏡に向かって食い入るように見るのか知らないけど……―――またァ? ( 上擦る声。 不満ではなく驚きの方だ。 扉から背を離し、肩にシャツを引っ掛けた貴族と向かい合う形。 腰に両手をあて口を尖らせる金髪。 ) 今度は一体何をしたのさ……――またザッハさんに殴られた? [Fri 21 Apr 2006 02:56:34]
ミカド@自室 > (腕を通すのは諦めたらしい。肩にシャツを引っ掛けただけの貴族様が、恨めしそうに上から睨みつけた。ちなみに皮袋が張り付いた部分は赤く変色中。)あのねっ?!確かに姿見を見てたよ?!見てたさ!!でもねっ…「魅入っていた」辺りの思い込みは、即刻訂正願いたいんだが!! そもそも着替え中に乱入しておいて「変態」とか罵られた日にはたまらんよ?!――――いや、血袋はありがたいと素直にお礼を言うけどね?!うん!ありがとう?!(勢いのまま喋ったものだから、語尾が上がり気味になった。ふすりと鼻を鳴らし)――ともあれ。…丁度良いところに来てくれたものだ。追加オーダーするところだったからね。 [Fri 21 Apr 2006 02:48:34]
マリィゴールド > ( バタンッ )( 閉じられた世界の向こうでは、扉に背を貼り付けながら肩で息をする金髪の姿があった。 止まってる筈なのに、心臓が張り裂けそうな程脈打っている。 ) 知らないよッ! 夜の夜中に上半身裸で鏡に魅入ってる貴族なんて変態以外の何者でも無いじゃないかァァァ。 何だよその「お母さん部屋に入ってくる時はノックしてよ!」みたいな物言い。 ( 軽くオカルトチックな地の底を振るわす低音に負けじと怒鳴り返す。 思春期の子供を持つ母親だって吃驚さ。 ) [Fri 21 Apr 2006 02:41:16]
ミカド@自室 > (貴方が扉を閉めた向こう側から、カツカツカツと靴音が響く。――クローゼットと姿見を往復した靴音は、やがて扉へと近付き)(利き腕ではない所為で、ドアノブを揺らすように捻って薄く扉を開けようとするだろう。同時に)――――マリィ? ノックをして直ぐ開けるんだったら、ノックの意味が無いんじゃないかと思うんだがネェェェ……?(ホラー映画も吃驚な、低音が響いた) [Fri 21 Apr 2006 02:38:09]
ミカド@自室 > ――――。(見られた。とか、思う前に怪我による体力消耗や、髪消失の衝撃により、何も考えることが出来なかった。――其れこそ髪の毛が真っ白く見える程に、呆然としていた事だろう)(「変態」とか)―――ちょっ…ちょっと待ちたまへ聞き捨てならんよ其れは!!僕の何処が変態n      (ビュワ)(たっぷり入った血袋が、風圧に形を変えて迫ってくる。無論、一瞬前まで考えることすら出来なかった男は)(バブチ!!!とか、面が面とぶつかり合う、矢鱈痛そうな音が響いた。)     【暫くお待ちください】      (勢いよく投げつけられた皮袋は裂けはしなかったが、ばっちり張り付いた。) [Fri 21 Apr 2006 02:35:46]
マリィゴールド > ( 細い肢体、女性のように華奢で艶めかしく白い肌。 だが、官能美とは程遠く……鏡に縋り付き何ぞ声なき叫びを上げている吸血鬼、何故か腕に包帯を巻いている。 ) 何をしてるんのさ――此の変態ィィィ! ( 次第に紅に染まる金髪の顔。 ワナワナと身体を震わせ、手に持った血液の袋を投げつける。 革袋だから割れたりはしないだろう、そんな計算は当然無い。 投げつければ結果も見届けず閉じられる扉、正に電光石火。 ) [Fri 21 Apr 2006 02:30:00]
ミカド@自室 > (召還による代償)(この世に存在する為に必要な依代)(形を保つ為に必要だった僕の一部)―――……。(腕を持っていかれるところだったのかと思うと、ぞっとするが――僕の髪が。髪が。髪が。髪が。髪が。愛着持って毎日櫛を通し、椿油を塗りこみ、時にはリボンで装い僕の背中を常に完璧なほどに美しく彩っていた僕の髪が!!! 姿見をつかんだ指先に力が篭もる。――同時に、落ちていく肩。落ちていく頭。まともに背後に縦線が―――)………。(ノック音)(は、と顔を上げ)―――まちたm(制止の声は間に合わなかった。暗闇の中に上半身裸で、右腕ぶーらぶらさせた男の姿がそこに!) [Fri 21 Apr 2006 02:23:52]
マリィゴールド > ( 其れは正確に三度叩かれた。 ) お邪魔するよ――我がパトロンながらに、君は何時だって唐突にボクを小間使いとして使うんだから………。 ( 昨夜青猫の窓を叩く来訪者があり、其処には血を所望する旨の書かれた文字だけがあった。 金髪は返事も待たず扉を開け、そして言葉を失う。 ) [Fri 21 Apr 2006 02:21:03]
お知らせ > マリィゴールドさんが来ました。 『 ―――不躾に扉を叩く音が響く。 』 [Fri 21 Apr 2006 02:18:35]
ミカド@自室 > ―――……ふ、ふふふ。ふー……(何度確認しても無いものは無い。上半身裸の男が暗闇で鏡を見て笑うって、其れはそれで恐ろしいが、今何よりも恐ろしいのは、自分の髪が再生しないという事実だ。―――腕はきちんと繋がっているのに、髪の再生が行われない。其れは即ち自分の体の一部である「髪」というパーツがこの世から消えたという証明。) ふ    ふ   ふ   ふふ       ふ―――ふっ…っ… (思い当たる節は、当然ながら有る。噴出したはずの血が何故無くなったのか?――其れと一緒だ。つまりは)――持ってかれた。 (あの蛇に) [Fri 21 Apr 2006 02:09:56]
ミカド@自室 > 僕の、―――…っ!?(背中を映しても無い。無かった。――肩の少し下でばっさりと切られていた。これこそ夢ではないかと、右腕を動かし痛みで悶えて蹲って立ち上がって部屋の中を一周して鏡の前に戻り、涙目でもう一度確認したが)――――――。(無いっ) [Fri 21 Apr 2006 01:52:23]
ミカド@自室 > (呆然とした。愕然とした。)(――不調だ何だと言って死霊術を使っていなかった男は、自分の姿を映す為には遠慮なく、躊躇い無く術を実行させた。―――鏡に映った自分の姿は)―――――   ない。 (背中に揺れている筈の黒髪が) [Fri 21 Apr 2006 01:46:20]
ミカド@自室 > (何か、違和感を感じた。ドアノブに手をかけながら振り返る)――――あれ?(思わず声にもだした。)―――……。(なんだこれ。)(今まで横たわっていた所為もある。痛みでそれどころじゃなかったのもある。…だが、今の今まで気が付かなかった自分も如何なのかと。途端、慌ただしくドアノブを捻ろうとして、扉を揺らす。勢いよく開け放たれた扉から、三日ぶりに外の空気が流れ込む。――が、其れを感じることも無く、鏡の前へ。姿見に掛かってる白い布を力任せに取り払い) [Fri 21 Apr 2006 01:43:08]
ミカド@自室 > (指が動かせたとはいっても、痛みはあるし腕を持ち上げようなんて思えない。…この分だと、完治するには後一週間程度掛かるだろう。右腕を軽く擦りながら溜息を一つ。…これじゃ、本当に屍だ。でも、取り敢えずはまともに動けるようになったのだ。片腕が裂けて襤褸になったシャツを着替えたい。―――…汚れているとか、気に入らないとかではなく、鍵はかけてあるとは言え、何らかの理由で部屋の中に入れた時、気が付かれないように、だ。)―――……。(色々考えると、唇がへの字に曲がるが、仕方ない。シャツの釦を引き千切って脱ぎ捨てると「棺桶」から出るべく、鍵を外し)――――・・・。(あれ。) [Fri 21 Apr 2006 01:37:35]
ミカド@自室 > (相変わらず、自分のお部屋からお送りします。――と、言っても今日は寝台の上に起き上がれる程度にはなりました。…右手がゆるく動くのを眺めながら、苦痛に顔を歪ませた) ――……っ。 (きちんと修復されているらしい右腕。…痛みも昨日に比べたらマシだが、動かすと相変わらず痛む――まだ外には出れそうにない。) [Fri 21 Apr 2006 01:25:20]
ミカド@自室 > (一人でそんなテンションの主様が、ちょっと通りますよ。)(どっかの有名な寝袋を着用して二足歩行する何かが見えた気がした) [Fri 21 Apr 2006 01:17:48]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『動いた…!!右手が動いた…!!』 [Fri 21 Apr 2006 01:13:50]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『( …浄化石で畳のカビ取り… 出来ないかなぁ? )』 [Thu 20 Apr 2006 23:50:43]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが退室されました。 『(かくして、長い補修作業は幕を開けた)』 [Thu 20 Apr 2006 23:48:38]
園内一花 > 〜はい。 ある程度は私達で出来ると思いますし… ぅん、テントが要らなくなったら、ケセランパサランも連れて来ないと――― ッ ( 少し紅潮させたままの顔は、ふと考えた事のせいか…あるいは新居に浮かれているのか、にこにこと… 不意に重ねられた唇には、キョトンと目を瞬いて。 …はにかむように、もじもじと… ) …ぅ、うん、貰えるんじゃないかな… あの装束だって、作業着みたいなものですし。 ( 『冴形』や正式な隊服は、与えられるとしてもまだ先の話になりそうだけど。 装束は制服のようなもの、貰えるのではと… 菫の巫女装束を想像して、『楽しみ』 と微笑んだ。 銀の耳と尻尾に、緋袴は良く似合いそうだ ) [Thu 20 Apr 2006 23:47:29]
南条菫@郊外の神社 > うん。私たちの家なんだから、壊れてる部分は少しずつ補修していこうよ。梅雨がくるまでに、なんとか本殿だけでも元通りにしないとね。 ( そうして体を近づけると、不意打ち気味に唇にキスをしよう。 ) そうだ、鳳来にはいるんなら、巫女服もらえるかな。あそこもハラエの一機関なんだし。 ( 巫女服きてみたいなーとかそんな願望。楽しげに笑って、カンテラ片手に一花と一緒に本殿に戻ろう。 ) [Thu 20 Apr 2006 23:39:52]
園内一花 > ( 拝殿や幣殿はゆっくりとでいい。 頷いて ) [Thu 20 Apr 2006 23:33:59]
園内一花 > ―――〜えぁ…ゃ、それは… まだ、本殿もあんなですし… ( どういう『襲っちゃう』か良く分からないけれど… ふと顔を赤らめて… そういえば『たまには私から』って約束したっけ、などと思い出せば… 真赤。 夜目には、よく分からないかもしれないけれど ) 〜近くに川がありましたしね、その間の水は、そこで調達かな… ( 憩いの川辺の先に当たる場所。 ちょっと面倒だけど… と楽しげに笑い返して ) 〜ええ、雨漏りで腐食したりしていない事を祈ります。 自宅でテントなんて、寂しいですものね… ちゃっちゃと住めるようにしてしまいましょう。 ( 拝殿や幣 [Thu 20 Apr 2006 23:33:31]
南条菫@郊外の神社 > あんまりそういうことしてると、襲っちゃうよ? ( くすっと冗談っぽく笑って、一時寄せた身は、またすぐに離れて。 ) とりあえず、使い物にはなりそうだね。あとは日が昇ってから水質調査かな。たぶんにごってるだろうから、何度か水をくみ出して浄化しないとね。4日くらいかけて、ゆっくりと。 ( 一花のほうに向き直り、にっこりと笑った。 ) とりあえず、今日は本殿の掃除をしようか。水拭きはまだできないから、とにかく埃だけでも落としちゃおう。 [Thu 20 Apr 2006 23:25:30]
園内一花 > ―――〜ワっ! ( ぁ、水あったんだ? 井戸の底より届いた水音には、ホッとしつつ――― 『あははは、やった!』 なんて、驚かせた事に楽しそうにするのは、ちょっと浮かれているのかもしれない。 抱かれた腕には …ぎゅう… 掴まえた菫を抱き締めて、頭に すり と顔を寄せた ) …んン… なんとなく。 〜水、枯れていなくて良かったですね… 滑車も動くみたいだし。 中の方も… 畳みはダメかもしれないし、カビや埃は凄いですけど… 荒らされてはいませんから、よく見ると、結構綺麗でしたよ。 ( 掃除に入ってみないと分からないけど、とりあえず住むのに支障は無いのでは、なんて… ボロ屋(失礼)住まいが一年に及んだ娘は気楽なもの。 そんな報告をしてから…まだ冷える夜気の中で、暖かな身体を惜しむように解放しよう… ) [Thu 20 Apr 2006 23:20:22]
南条菫@郊外の神社 > ( 闇の中に落ちていく桶。耳を澄ませ、やがて水の跳ねる音が聞こえれば、ひとまずはほっと胸をなでおろす。水があるのなら、あとはその水を綺麗にしてやればいい。その作業は昼からだ。桶を引き上げようとしたとき、突然後ろから抱きつかれたっ! ) ――!!? にょえええっ!? ( 割とわけのわからない悲鳴を上げて、でもすぐにその匂いでパートナーであるとわかる。 ) 〜もうっ! びっくりするじゃない。 ( どうしたの? と問いかけながらも、両手は彼女の腕を優しく抱いて。 ) [Thu 20 Apr 2006 23:09:45]
園内一花 > ―――。 ( 灯りは置いて来ている。 …気付かれなければ、がばっ!と抱き締めたりするのだろう。 万が一にも突き落としたりしないように、驚かすと同時に身体は拘束するつもりでっ ) [Thu 20 Apr 2006 23:06:06]
園内一花 > ―――〜 ( 『菫、大丈夫?』なんて、ひょっこり顔を覗かせて声をかけようとするけれど… 桶を放る後ろ姿に、にんまりとイイ笑顔を一つ。 そろ〜り そろり… 無言のまま、抜き足差し足忍び足でその背中に迫ろう ) [Thu 20 Apr 2006 23:03:03]
南条菫@郊外の神社 > ( 井戸の真上に作られた滑車に綱紐をかけなおし、手で触ったり引いたりしてみる。数年放置され、ボロボロになったそれは、どうにも気持ちを不安にさせてくれる。まずは桶で水をくみ出して、水質を見てみなければ。 ) なんだか、アマウラで暮らしていたときを思い出すな。 ( 実家にも井戸はあったし、毎日のように水汲みをしていた。だから、ある程度井戸の性質はわかるつもり。石の筒の中は、ぽっかりと開いた深遠の口。ランタンの明かりをかざしてみても、井戸の底はまったく見えない。 ) こういうのは、朝にやるべきだったかなぁ。ちょっと失敗。 ( 綱紐に桶をくくりつけて、いざ投下。そもそも枯れ井戸だったら使い物にならない。 ) [Thu 20 Apr 2006 22:59:02]
園内一花 > ( 夜。 …荒らされていないとは言え人の手を離れていた場所は、それなりの趣があって…。 縁側に上がり込むのを少し躊躇った後、菫の向かった裏手へと足を進めた。 …そのまま入るのが怖かった、なんて… 今までもこれからも妖怪と二人暮しをしようという人間の、それも巫女候補の意識ではないかもしれないけれど… ほら、廃屋の井戸ってきっと来そうな何かがありそうと言うか。 自分のランタンはその場に残して、奥へと向かったパートナーを追った ) [Thu 20 Apr 2006 22:53:17]
南条菫@郊外の神社 > ( 本殿の掃除を一花に任せ、己は井戸を探す。伸び放題の草を足で踏んで分け入ると、それらしい屋根と地面から突き出た石の筒が見えてきた。 ) ――あった。よぅし。 ( カンテラを脇において、井戸の蓋をゆっくりとはずす。 ) うぅん、やっぱり真っ暗だと何も見えない――っと、そうだ。 ( 傍らには、水桶と綱紐がある。まだ使えるか? 確かめてみよう。 ) [Thu 20 Apr 2006 22:49:11]
園内一花 > ( なんだか新鮮な感じだけれど、この有様では仕方ない。 陰陽寮への挨拶はとりあえず本殿・居住区を住めるようにしてからと… 二人で泊り込む準備をして ) ―――〜っやっぱり、建てつけは悪くなっちゃって… ( ガタガタと雨戸を外して、元々風通しの良いアマウラ建築に空気の通り道を作り――― 雨戸を戸袋に収めたら、ぱんぱん手を叩いて。 …放置はされたけれど別段荒らされた様子も無い屋内に、カビと埃のニオイに顔を顰めつつ、ちょっとホッとする… ) [Thu 20 Apr 2006 22:43:04]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( 『自宅』でテントなんて――― )』 [Thu 20 Apr 2006 22:35:28]
南条菫@郊外の神社 > うぅん、こまったなぁ。井戸のようなもの、近くにあったっけ。 ( きょろきょろと辺りを見渡しながら、庭へと出て行く。荒れ果てているとはいえ、元はこじんまりした神社だ。水源があるとすれば――裏手か。 ) いってみるかな。 ( カンテラを片手に、本殿裏手へと。 ) [Thu 20 Apr 2006 22:32:58]
南条菫@郊外の神社 > ( 一花の看病のおかげか、風邪もすっかり治った子狐は、さっそく宿から必要な荷物をテントに運び込んでいた。 ) 私と一花の新しいおうち――梅雨になるまでに、なんとかここだけでも住めるようにしておかなくちゃ。 ( 雑巾、バケツ、ハタキ、箒――えぇと後は。 ) ――あ! 水だ。 ( 掃除するには水が必要。 ) [Thu 20 Apr 2006 22:29:16]
お知らせ > 南条菫@郊外の神社さんが入室されました。 『(長年放置されてきた本殿に、テントを張る)』 [Thu 20 Apr 2006 22:26:49]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(二種類の意味で閉じ篭る。)』 [Thu 20 Apr 2006 02:42:03]
ミカド@自室 > (考えようとすればする程、痛みが煩わしくなり――痛みの原因は自分だと理解して、更に更に煩わしくなる。…八つ当たりで叫ぼうと思っても、余りの情けなさに、ばれるのも嫌だ!!! 間違いなくこの西園寺の最大の恥だ。この間の一件を越す恥だ。恥。――「自業自得」の文字が、真っ暗な部屋の中に浮かんでみえた気がした。 思わず歯を食いしばる。―――ええい)(結果、とにかく。とにかく今は) [Thu 20 Apr 2006 02:41:17]
ミカド@自室 > ――――やめた。 [Thu 20 Apr 2006 02:35:56]
ミカド@自室 > (己が招き入れた災い。――招き入れた。手を伸ばした。自分から近寄った。求めた。―――…自業自得)…………。(何故、襲われたのか――…)――――………。(痛みで薄靄の掛かった頭で、あの時を思い出そうとするが――痛みで)――――〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ…! [Thu 20 Apr 2006 02:34:46]
ミカド@自室 > (そもそも、ただ寝ているだけで痛いのだ。「指を動かそう!」…なんて、さっぱり思わない。今だって充分痛いのに、更に酷くなる事想像したら、流石の自分でも憂鬱になる。もう「流石の」って付ける。る。)――………。(猫が威嚇しているような、荒い息を数回枕に埋めた。――この痛みが自業自得の結果だと思うと、酷く情けなくもなるのだけど…)       (自業自得) [Thu 20 Apr 2006 02:27:36]
ミカド@自室 > (目が覚めた途端に、じくじくじくじく肩口が痛み出した。 昨日は、肉の錘にしか感じなかったというのに。)……〜〜〜っ〜〜っ。(肩を抑えて転がりたかったが、青黒い切断痕の残る肩口に何かが触れるだけで酷く痛むので、それも出来ない。結果、右肩を上にして、蹲るしかなかった)――…。(それでも、痛みを感じることが出来るようになったと云う事は…皮膚の下が幾らか繋がったという事だろう。まだ動かすことはさっぱり出来ないけれど…) [Thu 20 Apr 2006 02:21:40]
ミカド@自室 > (夢じゃなかった) [Thu 20 Apr 2006 02:12:42]
お知らせ > ミカド@自室さんが来ました。 『――――』 [Thu 20 Apr 2006 02:12:22]
お知らせ > ミカド@自室さんが退室されました。 『(予備の瓶詰めを引き寄せた)』 [Wed 19 Apr 2006 03:30:25]
ミカド@自室 > ――――――ー―…(結果)(慢心の所為で、無様な怪我をこしらえた死霊術師は、これが夢であろうと、夢でなかろうと、実行しなければならないことを、実行することにした。)―――(即ち)……これじゃ、本も読めやしない。 (左手を枕元に伸ばして―――) [Wed 19 Apr 2006 03:29:06]
ミカド@自室 > ――――……?(血飛沫が派手に飛んだ壁にも無い。――肩から溢れた血が汚しただろうシーツにも無い。――床にも、肉の筆で描いた文字が残っているだろうに――無い。  夢でも見たのかと、一瞬過ぎるが、傷む肩が現実だということを何よりも証明している。――いや、これも幻、か?)―――…。(今も夢の中なのか。)―――……。(試しに、死霊術の「糸」を繋いでみようと思うが――…もしこれが夢じゃなかった場合、調節が出来ないかもしれない。調節が出来なかったらどうなるかは既に体験済みだ。)――――………。(しろうとには、あまりおすすめできない もろはのやいば)(どっかのフレーズがぱぱーっと過ぎった) [Wed 19 Apr 2006 03:24:36]
ミカド@自室 > ―――まいったな。(強がりの独り言も震えていて情けない。――冷汗が背中を伝って落ちる。『切断は、試したことが無かった』悪態混じりの独り言は、言葉にもなれない。これは暫く動けそうも無い―……それどころか、失った血を補給しない、と)―――……。(血)――――…(ぶちまけた黒い血。)(…シーツに埋めた顔をそろりと上げて、辺りを見回す。さぞや酷い事になっているだろう。――切断された肩の断面に触れた指だって黒く汚れて―――)――――…(いない) [Wed 19 Apr 2006 03:17:22]
ミカド@自室 > ――――……。(右腕。)(顔に掛かった髪の毛を掻きあげようとしたが、動かなかった。――指も動かぬ。左手で手の甲を叩いたが、動かないところか、感覚が無い。――只の肉塊に成り果てたかと、強引にシャツを脱ぎ捨てると――…)―――――……。(皮膚は、繋がっている。何時もならば、1番最後に再生されるべき部位が、一番先に修復されている。切断面を指先でなぞると――)――――ッん……ぅ……ッ。(「刺すような痛み」 まさしく其れだ。 思わず身体を屈めてしまう程の痛みがはしった。――埋めた拍子に、どこかがシーツの断面に触れ、再び悶えたり) [Wed 19 Apr 2006 03:03:39]
ミカド@自室 > (屍の腕がポンと宙に飛んだ後、何をしたかというと――先ずは、声を押し殺すことだった。 痛みと熱、先にどちらがキタかは覚えていないが、肩口から吹き出す血が、黒い色水、或いは絵の具のようだったのは覚えている。――意識を手放しそうになりつつも、なんとか保てたのは…蛇の所為。――暫く寝台の上で、喘いでいると、ジャリリジャリリと音を立てるあいつが首に近付いてきたのに気が付いた。――慌てて掻き消し、暫く。何が起こったかを整理して腕を拾い――…出鱈目に肩に合わせ)           (其処で意識が途切れた) [Wed 19 Apr 2006 02:55:00]
ミカド@自室 > (感覚の無い肉がぶら下がっている感じがした。) [Wed 19 Apr 2006 02:46:47]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『―――痛みというよりは』 [Wed 19 Apr 2006 02:46:27]
お知らせ > ミカド@自室さんが帰りました。 『(呆気ないくらい跳ね飛んだ右腕を見た)』 [Tue 18 Apr 2006 03:01:39]
ミカド@自室 > (ジャ   リリリ   リ―)    ――――…………。 (ああ、離れようとしなかった。――右腕に纏わりついて螺旋を描く鉄の蛇は、決して離れようとしなかった。――彼等が鎖の形をとったのは何故か? 彼等が何を求め形を欲していたのか? 未熟な死霊術師は、己の力を慢心していたのだ。      衝撃は一瞬。   くん、と虚空に軽く腕を引かれ) [Tue 18 Apr 2006 03:01:18]
ミカド@自室 > ――――……。(形にしてしまえば呆気ない。特に暴れるわけでもなく、そこに漂う黒い蛇。) ―――……。(暫くぽかんと見上げていたが)……幽霊の正体見たり枯れ尾花か。 考え過ぎていたかな。 (暴れるどころか、鳴きながら己から離れようとしない鉄の蛇を、眺めて苦笑し)――まぁ、コレで、無理矢理切り離すことも―――― [Tue 18 Apr 2006 02:58:05]
ミカド@自室 > ―――― 拾 ッ 。 (勢いよく虚空から指先を引き抜けば、黒い粘土が細く糸を引くように引き摺り出される。――虚空に創られた形は、男の想像から外れていた。今までのように、”人の形”をしているのだろうとばかり思っていたから。 目を凝らして「それ」がなんなのかを確認――女の黒髪 黒い蛇 鉄の臭い 今も指先に纏わり付く黒い――……)     『         』     ( 鎖 )(形を得た其れ等は 鎖 に見えた。幾つかの死霊達が混じっている所為か、じゃりりじゃりりと鳴く其れ等は、まるで金属を擦り合せたような) [Tue 18 Apr 2006 02:52:06]
ミカド@自室 > ( 昨日、僕は彼女になんと言った?――キミニシカミレナイモノガアル――彼女と目指す所は違えども、きっと手にする"世界の欠片"は、元を辿れば壱つ。――だから、彼女にしか見えないモノが有るならば、僕にしか見れないモノがある。 其れを今、認めよう。死霊術師は、彼等を認める。 ―― 己の餓えを与えると約束した死霊達を認める。 さぁ「形」をあげる。)―――― (指先に彼等が触れた。 あの日から続く、悪夢の残り火――その”形”、は) [Tue 18 Apr 2006 02:37:27]
ミカド@自室 > ―――質…… (昨日、彼女に会えてよかったと心の底から思った。彼女と同じ物を見て、同じ物を感じ、同じ結論に辿り付いた。 それは、自分が見ているものは”確かに存在するもの”なのだと、確認できたということ。) 捌――。(今まで、自分の見ている物が確認出来なかった。自分の妄想が創り上げた何かなのだと言われたら、きっと頷いていただろう。――そんな状況で「コレ」の存在を認めたらどうなるか判らなかったから――…)――玖―――……。(右手が、動いた。黒い黒い空気に指先を絡めて―――) [Tue 18 Apr 2006 02:21:21]
ミカド@自室 > (体の形を失いそうになる錯覚――指先から、黒い静寂に溶かされて、ぐずぐずと泡をたてながら、床の上に広がる「自分」だったもの―――)――――……。(は、は、は、と浅い呼吸と共に吐き出す己の声が、頼りだ。――天上より垂らされた救いの糸の如く、自分の声が体に、鼓膜に響く感覚を頼りにして更に数字を紡ぐ) ―――四、伍、六――…。 [Tue 18 Apr 2006 01:55:44]
お知らせ > ミカド@自室さんが入室されました。 『 壱、弐、参――』 [Tue 18 Apr 2006 01:46:18]
お知らせ > ティエン@館さんが退室されました。 『( ずるりと伸びて、這い上がる感触の帰結を知らずに。 )』 [Mon 17 Apr 2006 02:02:17]
ティエン@館 > ( それで、漸く安心して歩き出せるんだろう。 ――… もう、色々と酷い話だ。  願う事、祈ること。 そんなものは、何処まで本当なのか分からずに。  今宵、最後の息を吐いて ぱたり ソファの上に手を落とした。 ――… 左手、指の先に ふたつの赤。 その片方が  ) [Mon 17 Apr 2006 02:01:56]
ティエン@館 > ( 柔らかな色を背負う楽師が、何を呪いと謳ったを知らないけれど。 呪いの端は、とうに この身体にだって絡まっている。 ――… 人の世界に混じる事が間違いだとしても いつかの終わりまでを望んでしまったのは もう、手遅れなのだから。 だから――… )  …自分でぶっ壊さないように、しないと だなぁ…… ( とほ。 長い溜息と一緒の言葉は、どうにも 情け無い。 ――… 桜の魔性に酔っ払ったり 記憶が曖昧になったり。 人間関係以前の部分で危なっかしい自覚は、一応あるんだ。 …一応。 だから、もう少し ちゃんとしなきゃいけない。 柔らかな肌を 溢れる血潮を求める本能は否定しなくても それをちゃんと制御出来るだけの術を。 そう。それを獣と呼ぶのなら、もっと雁字搦めに、縛り付けてしまって。 動けないくらいに、ぐちゃぐちゃに。 ) [Mon 17 Apr 2006 01:52:23]
ティエン@館 > ( 焼きつく色から逃げるみたいに目を閉じて。 人の気配が遠くなった 馴染んだ静寂の中に沈んでいく。 ――… いつもの世界。 たった数日で寂しいなんて、どんな脆弱。 戻るのは難しい、なんて。結局 普遍になれない、自分の心だ。 )  ――… でも、わたしは きっと、平気。 ( 今を重ねていけば、いつかの遠く 訪れる終わりを知っている。 ――… その前に、何かの理由で自分の方が消えるって。 そんな可能性は、いつだって一寸先の闇だけれど。 でも。 永遠が続かないからこそ、刹那だけを望む。 そんな無茶な形は 結局。 )  ……我侭だもの、わたし。 幸せになっちゃえって、言うもの。  [Mon 17 Apr 2006 01:37:32]
ティエン@館 >  …わたしも、行く かも。 あ、気を付けてー…ねっ ( お礼の言葉なんて、何度言われたって慣れなくて。 あわあわしてる間に 小さな背中は廊下へと。 見送る視線はぼんやりとして 足音が聞こえなくなった頃  へったり ソファに埋もれた。 ――… わたしに出来る事は、きっと 多くない。 偉そうなことを言った癖に、踏み出せないのは自分でもあるから。 ずるずる 崩れてく身体。 視点は、天井へと移り変わって。 薄い灯火が眩しくて、翳した手に 赤い色。 ――… 赤。 ) [Mon 17 Apr 2006 01:05:55]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『 色々ありがとう。 また、来るわ。 』 [Mon 17 Apr 2006 00:56:38]
ティエン@館 >  結果的にってー…刃物だって、痛いは痛いと思うんだけどなー…っ ( 思い出すと、色々な意味でくらくらする。 でも。認識の推移は、同じ頃。 ちゃんと疑ってくれる人しか信じられない、そんなどうしようも無い性は。 そんな形で試されたのだって、きっと 何処かで嬉しかったんだろう。 えぅ 情けなく眉を下げた顔は、思い出しそうな赤色を誤魔化す為に うろうろ、迷った後。 )  …多分、だけど。 マギーが求めてることも、だけど。 霧子もー…ぅん。言っちゃって、いいんだと思う。 今、言ったのが気持ちだと思うから。 …マギーは時々、あまえんぼうだもの。突き放して、確かめようとしたりするんだ。 ( 違うのかもしれないけれど、そんな印象は 少し前の。 血を求められてるだけと思えば、楽になれるなんて。 ――…先に引きとめたのが、その手なんだから。 もう、呪いの因果はとっくに、手の中に。そして、指先に。 立ち上がる彼女を、ソファから見上げて。 )  ――… あ。 ( 伝えて無かった事、思い出した。 )  あ、霧子の職場には、ね。風邪って。ちょっとおやすみするって、伝えといた。 ご、ごめんね。早い方がいいって、思ったからっ  [Mon 17 Apr 2006 00:39:50]
霧子 > あれはあれで結果的に色々良かったと思うけれど。 手元に良い刃物が無かったから少し痛かったくらいで。 ( なにせ、ドアの縁で擦り切ったのだ。 躊躇しなかった分綺麗に切れたのが救い。 実は戻ってきた傘も切る道具候補だったのは今更ながら。 そういえばその傘と扉の件辺りからこの頼りない吸血鬼を「マギーの知り合い」ではなく「自分の知り合い」と認識するようになったんだったか。 ) そう。 そう言えば良かったのね。 そういう事を、求められていたんだとしたら―――――。 ( 靄が晴れたみたいに一つの疑問が解けて顔を上げた。 『突き放さないで。 諦めないで。』 そんな言葉をなんとなく思い出した。 おもむろに、席を立つ。 ) ――――帰ってみるわ。 もう戻っているかも知れなし、仕事も休んでいるし。  [Mon 17 Apr 2006 00:30:27]
ティエン@館 >  …うぅ、い、色々ごめん、ね? ほら、だからー… 何だろう。 比べるのっておかしいけど、処刑人とか それだけでどうこうって程、潔く無いと思うんだよねー… 多分、だけど。 ( 彼女が腕を切った場面には居合わせたから、思い出すと、もう ぐんなりへこむ。 ―…衝撃も手伝ってくれたけど、良く我慢出来たって、ちょっとだけ自分を褒めてもみたい。 それどころじゃないけれど。 ――… でも。奇行の一言の中に込められた色々が ここにいない彼女の葛藤の印。 )  途切れても、結び直せる とか。 そうしようとするのが、ヒトの強さなんだって、思う。 わたしとマギーの時も、覚悟を決めたのはマギーが先だったもの。 ( 今は躓いているのだとしても それがどんな心の先に行われた事だとしても 終わる筈だった縁を繋いだ手は、人のもの、だった。 それをずっと、覚えている。 ――… 今、霧子の。 彼女の唇から綴られるのは、例えることすら出来ない、いとしさのかたち。 困惑と不安と、切ないくらいの愛情の。 )  それ、伝えてみるって、どうだろう。まず。 ( ――…なんか、場違いに頬が赤くなりそうだ。 自分に対してじゃないけれど、愛の告白みたいな、飾りの無い言葉たち。 )  見送っちゃったのなら、言って無いんじゃないかな、きっと。 い、言ってたら、別だけど。  言葉は、全部を伝えられるものじゃないけれど。 でも、心を形にする方法のひとつだから。 ……えと。多分。  [Mon 17 Apr 2006 00:14:59]
霧子 > 多分その頃丁度、一緒に暮らし始めた頃だから。 それでマギーが色々奇行に走ったの、覚えてるわ。 ( 後悔て沈み込んだり。沢山の疑問を投げかけてきたり。血を飲もうとしたり。 それで腕を切ってみせたときの事、ずっと彼女は気にしていた。 ) ……前に黙って行き先を告げないでマギーがティアンに仕事しに行った時、眠れない日が続いたわ。 帰ってやっぱりマギーが居なかったら、大きすぎるベッドでずっと眠れないと思う。 …元に戻れるかしら。 ( 其処まで言って一息。 未だ、次に彼女と再会した時、どうすれば良いか分からない。 それでも、やっぱり早く顔を見たいと思う。 ) [Sun 16 Apr 2006 23:59:44]
ティエン@館 > ( 街中、賑やかな商業地区の集合住宅、その三階。 其処で彼女等がどんな生活を送っていたのか。 全ては知らなくても、その欠片だけは知っている。何度か、泊まりにもいったし。 心身ともに大変な事になってた時に、面倒見て貰った事もある。 ――… だから、失われるのを厭うのは いっそ分かり易いくらいに感傷の域だって、何処かで分かってはいるけれど。 膝の上で、ぐっ と、拳を握る。 異物に代わった爪だけが、酷く食い込む気がした。 )  …………ぅ。 何か、今 激しく昔に復讐された気分、かも…… ( 何か、ざっくり 心に刺さった気がして ちょっと、背中が丸くなった。 全て捨てて。全部忘れて であったことすら、まるで無かったみたいに。  其処まで潔くなくても、似たような事を望んだ事があるから 望まれた側の彼女の声が、姿が 酷く痛い。 ぜぃぜぃ 不自然に喉を鳴らして )  …ぁ、やっぱり、分かった?  …えとね。おんなじって言えないだろうけど。 ちょっとしたことで、バレちゃって。凄く驚かれて、ちょっと怖がられて。 …何でもない、人間の子だと思われてた時間は、其処でおしまい。 それが続けばって思ってたのに。 だから…もう、駄目なら。 さよなら って。 忘れていいから、一度だけ泣いてって。無茶苦茶言ったんだったな。 ( へなり 情けなく眉下げた下の、赤色と同じ、色の。 忌まわしい 「 絵 」 の物語。 その時の我侭も思い出して、へたり ちょっと苦笑い。 ) ……だから、一回は途切れてるんだ。  [Sun 16 Apr 2006 23:48:02]
霧子 > ( 上手く行っているようで酷く歪な生活だと気付いていた。 終わりは案外簡単に訪れるんじゃないかという予感があった。 素性については一切話さない処刑人と楽師。 互いの素性に深入りしないと口で約束したわけでもなく、目を逸らしていた。 それで彼女が何を考えているのか分からないなんて、当然といえば当然のこと。 ) ベッドも、指輪も、サンダルも、要らなかったら捨てて良いって。 ( カップも、水着も、マリーゴールドの鉢植えも全部無かった事にすれば良いのか。 彼女が来る前のあの部屋はなにもない伽藍胴で、小さなベッドと本棚以外殆んど何も無かった。 ) …吸血鬼だってわかった時ね。 想像は、つくけれど。  [Sun 16 Apr 2006 23:29:00]
ティエン@館 > ( びくり。 肩が揺れる。 目の前の少女が口にした言葉は 此処にはいない筈の楽師の声で、頭の中に反響する。 「 さよなら 」 と、「 愛してるわ 」  ――… 見た訳じゃない。知っている訳じゃない。 その場で聞いた訳でも無いのに、薄く重なる情景と共に、頭の中で くらり、世界が巡る。 そして、実際に彼女の口から聞くのは初めてかもしれなくて けれど、何処かで気付いていた 職業の名。 )  ――… マギーは…… ( 何かを言いかけて、形に仕切れなくて、其処で一度言葉が途切れる。 小さな掌の上に乗せられた、鍵。 呪い飾りは、いつか 楽師が嬉しげに見せた、証。  同じ唇でさよなら、を 語ったのだとしても  )  ……戻る、のは また、きっと違うんだ。 でもー…… えと、ね。 霧子。 ( もそもそと視線を上げて、彼女の顔を見て。 まだ、纏まりきらない言葉を抱えた侭、ぽそりと )  ……えとね。 わたしもー…マギーと、 「 さよなら 」 って、したことあるんだ。実は。  [Sun 16 Apr 2006 23:18:44]
霧子 > ( 熱い紅茶を飲み干して一息吐くと、これから先の事を思う。 追って、探して、それで戻ってくるだろうか? 嫌われたのなら、それも難しい気がする。 ) ―――――1年半前の暮らしに戻るだけ。 ( 暗い部屋に一人、窓辺に腰掛けて。 植物みたいに息をして。 またそんな風に戻れるだろうか。 ) [Sun 16 Apr 2006 23:00:59]
霧子 > 「さよならよ」って。 それから「愛してるわ」。 鍵を私に握らせて出て行ったわ。 私は それを ただ見送って。 それもマギーの自由だって認めたばかりだったから。 私が屠殺人(マタリフェー)だって聞いて、マギーは自分の事を何も言ってくれなくて。 マギーが一緒に居られないと思うなら、もう戻ってこないのね。 ( ああ、だから鍵なんだ。 そんな風に納得して、ネイティブの呪い飾りのついた合鍵を取り出した。 ) [Sun 16 Apr 2006 22:56:58]
ティエン@館 > ( それだけ目立つ馬車なら、確かに。 最初から知ってたか、考え無しの行き当たりばったりじゃない限りは、襲われはしないかも、しれない。 その意図があったかは分からないけれど、一応の用心にはなっていたかもしれない。 ―…でも、肝心なのは其処とは少し、違う気がする。 ごめんって。そんな風に謝る声は、想像の中だけで。でも、きっと ――… )  そっか。 ( 「 何をするのも―― 」 其処まで聞いて、小さく声が漏れた。 )  …霧子の心配の形だ。 ( 多分、今のわたしは傍観の視点から見ているから、そう思えるんだ。 やきもきしそうな心配の形と、それじゃ足りない心のかたち。  ――… いっそ微笑ましいなんていったら、多分二人がかりで怒られそうだけれど、いっそ それだっていいのに。 緩々と向ける視線の先で。 紡がれた言葉は )  ……そしたら…マギー、は? ( ――…軽く眩暈。感じたのは、小さな既視感。 同じじゃないから、重なりきらない。でも、何処か似た景色を いつか見た。  残された距離を詰める為の、彼女の一歩の先。 平穏の下に隠されていた虚の存在を、知って。 その後、は。 )   [Sun 16 Apr 2006 22:48:10]
霧子 > 豪華な豪華な6頭立ての馬車だったわ。 お金の事は別に良いけれど――――――大事な用事があったとも思えなかったし、いつもどおり笑いながら謝って。 マギーはいつもそう。 いきなり居なくなって帰ってきてから口で謝るだけ。 その次もやっぱり急に居なくなるのよ。 ( 思う事をいつもより少し多めに口にしながら、それで、何処が決定的な間違いだったのかを思い直そうと記憶を洗っていく。 簡潔に済ませた食事の後、普段あまり呑まない紅茶に一口唇を付ける。 ) ――――「何をするのも貴女の勝手だわ」って言ったの。 行くなって言っても聞いてくれないなら、もう好きにすれば良いって。 そうしたら、マギーはもっとちゃんと叱って欲しいって。 其処から先はわけがわからなかったわ。 私はどうしていいか分からなくって。 マギーはそんな私に失望して。 それで、もっとそういう話をする為にはもっと踏み入らなきゃならないって思ったの。 1年と2ヶ月一緒に居たけれど、深入りはしないで居たから。 ( 私も、マギーも。 何処か距離を取っていたから最後の部分で通じ合わないのだと。 そう思った。 ) 私がただの奴隷ギルド職員じゃないって。 [Sun 16 Apr 2006 22:33:42]
ティエン@館 > ( 湯気を通して、食事を口にする仕草を見やる。 食欲は今の所あるみたいで、ちょっと ほっとした。 緩々と晴れていく視界の先、同じ痛みを感じることは出来なくても。 聞き手の側も、少しだけの緊張を浮かべて。 )  ……ぅん。 わたしも、ちょっとだけ街で聞いた。 ( 嫌な話、とはわざわざ口にもしない。 フェザリアン。きっと、思い出すのは 同じアイボリーの柔らかな色。 其処までは、極普通。 マギーはいつも、羽を隠さなかったから。 それを見た自警団員が、注意を促したんだろうって。 其処までは道理。 なら、その先。 ――… 雨の前日。 知らないこと。 )  ……  はうぁ ぇ? ( かっくん。 思わず、顎が落ちて。拍子に、変な声が出た。 ――… ええと。 )  青猫、でってー… 馬車って辺りが、一応 用心だったのかなー… あ、ごめん。つ、続けて?  [Sun 16 Apr 2006 22:22:30]
霧子 > ( 日頃関心の薄い食事が、今は酷く身体に行き渡る感じ。 ゆっくりと空腹感を満たしながら、比較的落ち着いた状態で、意識してカットしていた記憶を掘り起こしてみる。 矢張り、胸の辺りがじわりと痛んだ。 ) フェザリアンの連続殺人事件。 淫売窟辺りで起きているって言う話、自警団に聞いたの。 それでマギーにも巻き込まれないように気をつけてって話をしたわ。 ( その時は仕事で行く事だってあるし、と渋っていた彼女も、理解は示していたと思う。 記憶をゆっくりとスライドしていく。 ) それで、それで…雨が降った前の日。 遅くに返ってきたマギーが豪華な馬車に乗っていて。 青猫で遊んできたって。 こんな時期にそんな所に行かなくても良い筈だわ。  [Sun 16 Apr 2006 22:13:09]
ティエン@館 > ( でも、件の話の前段階で、一度ぶっ刺してるのは秘密。 ―…致命傷じゃなかったけれど。 今は四方山でしか無い事は、さて置くとして。 紅茶の湯気にうろうろ揺れる視線を誤魔化しながら、うぅん 悩むような声は小さく。 )  借りって程でも無いと思う、けどー… ぅん。 ほら、わたしも こないだ話聞いて貰ったりしたし。 ( おあいこ? へろりと首傾げて、そんな言い方。 物凄く驚いたのは確かで、はらはらしたけれど。 その分は、今から聞かせて貰う事で、色々差し引きしたりだ。きっと。 ちびちび紅茶を啜りながら、彼女の話をじっと、聞く。 )  ――…… 喧嘩ー…? ( 途中、その部分だけうっかり繰り返して、驚きに見開く赤い色。 端的な説明から分かる事と、分からない事を頭の中でぐるぐるさせて。 )  ……それじゃ、後で確かめてみないと、だな。それも。 …えと。 ( かちゃん。 カップを置いて、少し口篭りながら。 )  …原因って、言っていいのか分からないけど。 その、マギーが出てく前に、何があったのかって、聞いてみても、平気…かな? あ、ご、めんね。ほら、何か、分かるかも、だしっ ( 鍵を掛けずに。 その言葉に込められたものは、返された鍵の重みにも似て。 だから、気になってしまう。 一体、何があったのか。 聞いてから、だめだったら、とか。慌てて重ねたけれど。 ) [Sun 16 Apr 2006 22:00:54]
霧子 > ( 随分と前に刃物の使い方の話なんかをした時、確か「刺す」動作を主にレクチャーした記憶がある。 短剣の形状はなんとなく、そんな事を思い出させるもので―――聞く限り、見る限り、件の話では結局その用途で使われる事は無かったようだ。 ) 今回は借りが多すぎるもの。 何かの形でそのうち。 ( 血袋は兎も角、だ。 いきなりフラフラと訪れてその場で醜態を晒し、倒れて、何日眠っていたのだろう。 迷惑極まりない来客だと我ながら思う。 差し出されたスープをパンにしみこませてゆっくりと咀嚼しながら、本題に入る事にした。 ) マギーと喧嘩をしたの。 喧嘩といえば良いのか分からないけれど。 結果的にマギーは出て行って、何処に行ったのか分からなくって、話は終わっていなくって。 何日経っているかわからないけれど、ひょっとしたらあれから帰ってきているかもしれない。 鍵、かけないで出てきたから。 ( 「さっきは御免ね、霧子」。 そんな言葉を期待して、一晩寝ずに待った。 二日目の夜、待つだけの沈黙に耐え兼ねて部屋から逃げ出した。 もしかして戻ってくるかもしれないという僅かな望みがあって、鍵はかけなかった。 部屋の外で立ち尽くしていたら、風邪を引いてしまうから。 ) [Sun 16 Apr 2006 21:49:54]
ティエン@館 > ( 斬るよりは、刺すに特化した形状なのは、見て取ればきっと知れる事。 解放された赤色は、へろへろ飛んで、主の元に戻っていく。 取り合えず、起きたら知らせて と。その役割は、果たしたから、問題も無し。 )  …… ぅぇうぁっ!? え、ぇっ、あの ギルド って、えとっ  ぅ、ん。 こ、今度?  ( びくーっ! 彼女に無断で、勝手にお使いしたのがバレたのかって、一瞬思った。 そうじゃないって判断しても、ぎくしゃく 挙動不審。 先日訪れた際の雰囲気を思い出して、別の意味でも眩暈がして がっこん 廊下の壁に頭をぶつけたのは、ご愛嬌。  よれよれと台所に消えた姿は、程なくして さっきまでよりは慌しくない足音と一緒に、戻って来る。 )  ……えと、お待たせ。 取り合えず、風邪っぽいときは、栄養つけなきゃ だよね。 ( シチューとかスープとか。そんなものが多かったのは、確か、消化に良い方がいいからって。そんな朧知識から。 両手が盆で塞がっていたものだから、片手分を短剣に代行させるという、訳の分からない活用法。 ソファの前、テーブルの上に食事を置いて、向かい合わせのソファに座る。 自分の分は、一緒に入れた紅茶だけ。 カップを手にして、どうぞ と。勧めてみた。 基本的には、商業地区の食事処とかで、分けて貰ったものだから。味はそれなりの、筈。 ) [Sun 16 Apr 2006 21:34:04]
霧子 > ( 刃物を扱う機会が多い割りにそれにあまり頓着はしていない。 切れ味が良ければ何でも良し、握り易ければ何でも良し。 愛着も特に無いから、仕事で使うナイフもベルトごと適当にロッカーに放り込んでいる。 魔術的な何からしい赤い短剣を手放し、ひとまず関心を解く。 ) ――――ありがとう。 今度ギルドで奢るわ。 ( 真面目か不真面目か、そんな食事のお礼。 本当に奴隷ギルドに来たら真顔で血の詰まった袋を差し出しそうではある。 その真意が誠意か冗談かは兎も角。 ティエンが抱えていた件の問題が「とりあえずなんとか」なったと聞けば、短く「そう。」とだけ返して大人しくソファで待つ。無闇に広い館は何処か、昔暮らしていた老婆の館を思い出す。 ) [Sun 16 Apr 2006 21:26:33]
ティエン@館 >  はぅぁっ ( ががん。それなりにショックだったらしくて、赤色が情けなく見開かれた。 へしょんと肩を落とした吸血鬼と、彼女の手の中で、まだもがもがしてる、赤い短剣。 刃渡りは25cm強の、刺突型のそれ。赤色は、刃から柄までびっしりと埋め尽くす、真っ赤な文字の所為だというのも、近くで見れば分かる事。あと、刃物に詳しいなら。それの種別も分かるかもしれない。 「 Misericorde 」 そんな、吸血鬼が持つにはどうしようもなく、ふざけた名前が。  ――… ともあれ。 自主的に、ぜーはー 息継ぎした後 )  あ。それじゃ、そっちも準備するね。スープとパン、買ってきた。 ( 向かう先は応接間。 少しずつ火種を絶やさないようにはしていたから、空気は少し温いくらい。 よれよれ歩き出すと、また 落ち着いてって言われた。 えぅ。 )  ……ん。そっちは、ね。取り合えずー…ぅん。 何とか、ね。 ( へろり。斜めに首がよれて、応接間に彼女を先に通したら、へろへろ台所に向かう。 ――… 暫くして戻って来る時には、お盆の上に食事とお茶。 ミネストローネと、白パンと。 珈琲はあんまり無いから、紅茶で。 ) [Sun 16 Apr 2006 21:15:18]
霧子 > 少し落ち着いて。 ( 病み上がりに心配された。 深呼吸を勧めようかと思ったが呼吸は関係ない生き物だからやめた。 普段から時々挙動が怪しくなる吸血鬼だが、それはそれで此方が落ち着いて状況を見る事が出来て助かる。 害が無いものだと分かれば無造作に短剣を調べつつ話を続ける事にした。 丁度向こうも話をする準備があったようだし。 ) …風邪か何か。 少し何か食べて体力をつければもう大丈夫。 ( 何か呑む?という問いかけに頷き、示す方へとついて行こうと。 話す事はそれなりに多くなりそうだし、自分の思考を整理するのにも良い。 ) 落ち着いて。 ( また言った。 ) 貴女の方も何かあったのなら聞くわ。 この間の話とか。 [Sun 16 Apr 2006 20:55:53]
ティエン@館 > ( あっち、て。被ってる被ってる。 色々落ち着けって、三回唱えて だ。 ) [Sun 16 Apr 2006 20:47:15]
ティエン@館 > ( そんな所で判別されてるって知ったら、多分三日くらいへこたれる。 知らないって、結構強い。 でも、判断は正解。ばたばたと廊下を駆けて来るのは、急ぎ過ぎてフードの落ちた、白外套。 慌て過ぎの主の代わりにか、ふよふよ 浮かぶ短剣が へこん 刃先を下げて、挨拶モドキ――… の、直後。 がっつり捕まって、主従諸共硬直。 ) わひゃぅっ!? うあ、え、わわっ  あ、ぅ、ん。 ( じたじた。 妙に緊迫感の無い暴れ方は、危害を加えるものとして、認識してない所為か。 魚の尻尾みたいな暴れ方する刃先から、ひろり 落ちた羊皮紙には 「 後でゆっくり お話、しよ。 」 と、書いてある。 ――… そして。使い魔捕獲されて、あわあわ慌てながらも。 少し憔悴の気配は残っても、こっちに向いた言葉に、へったり 今度こそ安堵で落ちた肩。 )  …う、ぅん。 えと、体調とか、平気なら、いいんだ。 ……と、取り合えず、な、何か呑む? ( あっち、と示す応接間。初日以外は、ちゃんと寝室提供したって事。ずっとソファじゃ何だし。 お礼の言葉に、ぎくしゃく視線漂わせながら、あっち と示す、応接間。その指先に向けられる視線に、びくり。 )  …こぅぇ、と。これ、はー…ち、何でもー…っ ( 爪のようで、爪じゃない赤色を、ぶんぶん振って。 色々ある筈なのに、益体も無いことばっかり浮かぶものだから、ぜは 一度深呼吸。 ) [Sun 16 Apr 2006 20:46:24]
霧子 > ( 返事、らしきノック(?)の後、遠くで素っ頓狂なティエンの声。 声というかリアクションで当人だと予測できた。 ティエンが素っ頓狂なのか声が素っ頓狂なのか微妙な表現なのはさておき。 気を取り直して扉を開き、向こうから妙に急ぎ足であらわれる姿を確認。 浮遊する短剣をじぃっと観察して、おもむろに捕まえてみる実験中。 ) 服とベッド、ありがとう。 それと、食事も。 ( 相変わらず挨拶は返さず、視線を再びティエンに向ける。 指先の小さな赤がマニキュアにしては中途半端で、尚且つ幼女姿に似合わない。 注視。 ) [Sun 16 Apr 2006 20:31:55]
ティエン@館 > ( 何度も穿った筈の傷すら覆い隠して、指先に張り付いた赤い色。 灯下で見ても、多分 変な風に色を塗りたくった爪のようには見えるのだろうけれど 何だかおかしな違和感はある。 赤色、紅色、それは流れたものと同じ。  ――… 出ない答えから思考を逸らそうと、手袋に手をかけた 時  )  うわっ、ひゃっ!? ( 素っ頓狂な声が、思わず上がった。 ――… リンク先は、扉の前。 霧子のいる部屋の扉に カツン 何かがぶつかるような、硬質の音が響くのと同時。 使い魔である短剣越しに声を受け取ったへっぽい方は、手袋その場に取り落とした侭、各誌もしない全力ダッシュ。 それ程離れてもいない部屋と部屋。  廊下をだだだーっ 走る音、と。 )  霧子ー…っ、お、おは、 よっ? で、いいんだっけっ ( 返事と言うには慌しくて、騒がしい。 そんな、もの。 もしも廊下に出たなら、ひろひろ羊皮紙揺らした赤い短刀が、扉の前でぷっかり 浮いているのも見えるだろうけれど。 ) [Sun 16 Apr 2006 20:23:52]
霧子 > ( 泥のように深く眠った。 身体以上に精神的な疲労が強かったのか、もう十分に休んだと身体が訴えているのにそれでもなお眠った。 ものを考えられるようになるまで、何をしても期待できる効果は得られないだろうとか、そんな言い訳つきで。 いつまでもこうしている事が周囲の足を引っ張るばかりだと気になり始めた頃、ベッドから起き上がって窓に映る自分の姿を確認すると、少し頬のラインが細ったような気がする。 着ている服も自分の物ではない。 曖昧な記憶だが、濡れた服を着替えさせられたのだろう。 ) ――――ティエン。 ティエン・ギニー。 ( 此処が館のどの辺りか分からない。 一先ず声をかけてみて、返事がないようなら廊下へ出てみようか。 ) [Sun 16 Apr 2006 20:13:28]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 [Sun 16 Apr 2006 20:06:37]
ティエン@館 > ( 暫し、ペンの走る小さな音だけが響いて、部屋の中には息遣いも無い。  やがて、かたり ペンを置く音。 )  ……よし。ふぇいかー、御願い。 ( ぷすり。刃先に羊皮紙を刺して、扉を開ければ。 廊下を ひゅん 飛んでいく身軽な刃物。 ――… そういえば )  …やっぱり辻斬り予告かなぁ… これじゃ。 ( 刃物に届けられる手紙。 自分の手で置いた方が良かったかな なんて、考えるのは、やってしまった後では今更。 がくー 肩を落として部屋の中に戻ると、もそもそ いつもの外套着込んで フードを被った。  ――… 此処からは、夜の時間。 霧子に手紙がちゃんと渡ったのが確認出来たら、戻ればいい。 ―…どうにも、ざわざわして 落ち着かないんだ。 それは、散り時を迎えた花の所為ばかりじゃなくて。 )  ……すっかり、爪みたいになってる…し。 ( 見下ろす左手には、爪が二枚無い。 ―…否。 無い筈。 でも 今は、紅でも塗ったような赤い色が、ひっそり其処に鎮座している。 触れれば冷たく、まるで爪みたいに。 ) [Sun 16 Apr 2006 20:00:58]
ティエン@館 >  ……その辺りも、探してみようかな。 えっと…… ( 窓から額を離して、カーテンを閉じる。 灯りも無い部屋は夜色、闇に閉ざされて。 けれど、それは動きを妨げるものじゃないから。 机の上、羊皮紙とペンを準備する仕草は、灯火の下と変わらない。 外では神経質なくらい隠そうとする癖に、此処でだけ この館の中でだけは、色々なものが漏れてる自覚。 だから、人を入れるのは怖いし。 ――… 侵入者は、許さない。 臆病と言えばそれだけの自覚は何処か薄く、遠く。 羊皮紙と睨めっこ。 )  …霧子が起きたらー… 知らせてね、ふぇいかー。 ( ぽそ。ペンを走らせながらの呟きは、己に言い聞かせるのと余り意味合いとしては変わらない。 ふらふら 身体の周りに揺れる鋭角の影は 承諾の返事の代わり、くるり 刃先を回した。 ―…この形状だから、どうにも 普通の伝達には向かないけれど。合図くらいは出来るから。 ) [Sun 16 Apr 2006 19:56:51]
ティエン@館 > ( 思案と茫洋の狭間で、日は沈み。 やって来るのは夜の世界。 月も朧の、窓の外。馴染んだ暗さに知らず肩が落ちた。 安堵かどうかは、分からないけれど。 )  …そろそろ、ちゃんと話さないと、だな…… ギルドにおやすみ報告してきたって、伝えてもないし。 ( 自己判断の勝手な行動だったから、怒られたら ごめんなさいって、全力で謝る覚悟は完了。  まだ、あんまり調子が良さそうにも見えなかったから、食べ物届けたり、着替えを渡したりする時に、数言を交わすくらいしか、まだ 出来て無い。 何だか風邪っぽかったし、悪化してないといいんだけれど。 )  …人のお薬って、良くわかんないしねー…… ( 喉に効くハーブの入った飴とかは、買ってみた。後、身体をあっためる効果があるとか言われて、しょうが、とか。摩り下ろして呑むらしい。 ちょっと味見してみて、刺激物っぷりに泣きそうになった。 …蜂蜜とか砂糖入れないと、だめっぽい。 ) [Sun 16 Apr 2006 19:32:28]
ティエン@館 > ( 自室。窓辺から見やる空色は、薄曇りの灰から黒へ。雲に隠されては夕焼けも何処か淡く、毒々しい程の赤色は、薄められて淡い紅。  ――… 消える前の焔にも似たと言えば。晴天の夕刻に見る、刹那の朱色とも結局は 同じなんだろう。 消える刹那の盛りを見るか、間際に見取る淡さを知るかの違いだけ。 それも暮れ、消えて夜へと変わる途上を見やりながら ぺたり 額を窓にくっつけた。 )  ……夕焼けなんて、あんまり見た事無い… 当たり前、か。 ( 大体、起きているのは夜だったし。 この数日、食べ物を買いに行ったりする都合上、昼間にもそもそしているだけ。今の方が、イレギュラー。 此処は郊外。街の灯りは遠く、夜ともなれば静けさだけが、傍らに佇む隣人めいた場所。 では、あるけれど。 ) [Sun 16 Apr 2006 19:01:33]
お知らせ > ティエン@館さんが入室されました。 『( 宵闇傍の思案顔。 )』 [Sun 16 Apr 2006 18:56:25]
お知らせ > アーシュラ@カフェさんが退室されました。 『―星空眺めて』 [Sat 15 Apr 2006 23:22:48]
アーシュラ > もっと愛想よく迎えてはどうだ?(にこりともしない店主を目の前に、接待について熱く語るも聞く耳すら持たない相手に諦めるように溜め息をついた)あ、カフェオレ。今日はテラスで飲む。ミルクたっぷりだぞ(びしっと人差し指を立てて注文を取り付けると、店主と視線が絡む。その非難がましい視線にはまったく気にもしないというように踵を返せば大窓に近づいていった。そこはベランダのような場所に繋がっていて、鉄製のテーブルとイスが2脚据えられている)おー空が近い。カフェオレ、出来たら運んでくれ(振り向く事は無く、半ば強引に述べると窓を開く。少し高めの段差をひょいと乗り越えればテラスの手すりへと近づいて空を見上げた) [Sat 15 Apr 2006 22:45:57]
アーシュラ > (月明かりの元、少女がやって来たのは街路裏に存在する小さなカフェ。営業中だかそうでないのか一見分かりづらいのだが、中に灯ったランプの灯りを見つけて歩調を速めた。さながら穴場のようなこのカフェを密かに行き着けとしていたのだ)…開いているか?(木製の扉の前で立ち止まると軽くノックをしてからドアを引き込む。同時にふんわりとした生暖かな風が頬をかすめて思わず顔を綻ばせた)こんばんは。というよりは、おはようなのか?(中に入ってすぐカウンター越しの店主を見つけた。偏屈そうな細いその男はいかにも今起きたところだといわんばかりに目をとろんとさせていて、おまけにあちらこちらの髪が好き放題にはねていた) [Sat 15 Apr 2006 22:37:06]
お知らせ > アーシュラさんが入室されました。 『路地裏に伸びる影』 [Sat 15 Apr 2006 22:36:49]
お知らせ > ファイさんが帰りました。 [Fri 14 Apr 2006 01:00:46]
ファイ > ・・・ちゃん、ですか?(緩く眉を潜めて、その呼称に疑問符・・・考える仕草をして、思い当たる頃には、彼はもう立ち上がっていて)・・・そう、ですか。はい・・・おやすみなさい、シーサさん。(言い出すタイミングを彼の言葉で逸してしまうと・・・静かな口調で、彼の挨拶に返すだけ・・・出ていく彼を見るのも少しだけ・・・自分も、ローブを探し始めた。) [Fri 14 Apr 2006 01:00:38]
お知らせ > シーサ=センザキ@洋服屋さんが帰りました。 『軽い足取りで宿へと。』 [Fri 14 Apr 2006 00:58:34]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ファイちゃん・・・・ね。最近は物騒だから、帰りには気を付けてな?(ちゃん付け、しちゃいました。少女だと思い込んでいることがこれで伝わるだろう。言い終わると、ゆっくりと撫でていた手を離し、すっと立ち上がる。)じゃあ、俺は先に帰らせてもらうよ。いい買い物も出来たしね〜。(再びにんまりと満足そうな笑みを浮かべると、試着室に置いておいた着流しと刀を持ち、おやすみと手を振りながら店を出て行こう。) [Fri 14 Apr 2006 00:53:03]
お知らせ > シーサ=センザキ@洋服屋さんが入室されました。 [Fri 14 Apr 2006 00:48:13]
ファイ > ・・・はい、そうして下さい。(素直に聞いてくれるならそれが一番だと・・・緩やかに頷く仕草。撫でられると乳白色の髪がゆらゆらと手の動きに合わせて揺れて・・・少女だと思われているとは知らぬまま)・・・ファイ、です。(首を傾げる彼を静かに見つめて、名乗りを返す。彼の買い物は終わったようだが・・・さて、自分はどうするか・・・などと、同時に思案しながら。) [Fri 14 Apr 2006 00:45:52]
シーサ=センザキ@洋服屋 > そうかなぁ・・・・・ま、素直に聞いとくよ。ありがとう。(同じ目線で会話をしようと腰を落とすと、妙に大人びた口調の少女の頭を撫でる。随分と落ち着いた雰囲気の子だ。どうやら、迷子といった風でも無さそう―――と、内心目の前の子供を分析しながら。)―――俺はシーサ。キミの名前、教えてくれる?(小首傾げて、軽い口調で尋ねよう。) [Fri 14 Apr 2006 00:38:44]
ファイ > ・・・(良くそれだけ口が回るものだと、語り部の癖に見ていて思った。あの言葉の使い方は見習った方が良いのだろうか・・・とか、彼の数分は自分の数十分あるんじゃないか・・・なんて馬鹿な思考を無表情の下で・・・やがて、ホクホクとした顔を見せた彼に) ・・・それは良かったですね・・・似合ってますよ。(飾り気の無い言葉を使って彼を祝福する一方で・・・疲れた顔の店員にも、心の中でお疲れさま、と・・・。) [Fri 14 Apr 2006 00:33:12]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ―――あぁ、じゃぁ遠慮無く・・・・・(さて、とか呟きながら疲れきった店員の肩を叩き。怒涛のラストスパートをかける。もう店員は諦めた様子で、「はい、その通りで・・・・」と繰り返すばかり。そして、そんなやりとりが数分続くと。)―――15%引きか、新人さんみたいで良かった。(財布からお会計ぴったりの硬貨と貨幣を渡して微笑む。とぼとぼと歩いて行く店員に、軽く手を振ると、再び少女に顔を向け。)―――へへ、得しちゃったよ。(にんまりと笑いながら、自分が着ている服をピンと引っ張ったり。) [Fri 14 Apr 2006 00:26:05]
ファイ > (声と視線、顔と体・・・要は全部を此方に向けた彼に僅かに目を見開く仕草だけをすれば) ・・・いえ、少しばかり興味を引かれたので・・・拝見していました。(少女、と言うには落ち着き払った態度で淡々と、嘘無く告げる真珠の語り部、精神的に摩耗した店員を一度見てから、男に視線を戻して) ・・・どうぞ、続けて下さい。(値切りの続きを促すのも、おかしな話だが) [Fri 14 Apr 2006 00:21:01]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ――――あぁ、5%引き?・・・・・ちょっと考え方を変えてみません?いいですか、この服が売れたら―――(値切り交渉も中盤の山場を越えた。あとは雪崩のごとく押し責めればOKだ。なんて内心にんまりとしていたところで、自分を見やる少女―――かどうかは定かではないが―――に気付く。)―――ん、どうかした?(口撃が一旦止まったところで、店員は疲れきった様子で肩を落とす。恐らく、次でノックアウトだ。横目でそんな店員を見つつ、腰を落としてにこりと笑みを向けよう。) [Fri 14 Apr 2006 00:12:54]
ファイ > (流れるような値切りの一部が聞こえれば・・・自分には到底出来ないそれに無表情のまま感心して・・・散々着せ替えさせられた後・・・勧められたのは、よりによって女物のワンピース・・・「これから暖かくなりますから・・・」と言う店員を後目に)・・・安いローブを(周りが気まずくなるのを全く無視した一言をサラッと口にすれば・・・値切り交渉の観察を再開した。元のボロくなったローブを着ながら、もっと話が聞こえるように、と・・・彼に近づいて行き、ジィ・・・と、銀の瞳を彼に向けて。) [Fri 14 Apr 2006 00:07:48]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ―――〜〜〜〜〜!!(視線を店員に戻し、再び交渉開始。それが終わるには暫く時間がかかりそうで、少女らしき人には自分からは声をかけようとはしないだろう。) [Fri 14 Apr 2006 00:03:14]
シーサ=センザキ@洋服屋 > あはは、ヤダなぁ・・・・・ケチなんてつけてませんよ。だから、他の店じゃぁ―――(ぺらぺらと流れるように値切り交渉をしていると。目に入るのは、先刻の自分と同じく着せ替えさせられる少女風の人。ご愁傷様です、と声には出さずに呟いて。) [Thu 13 Apr 2006 23:58:07]
ファイ > ・・・(表情には出ないが、困ったように視線だけを巡らせれば・・・洒落た格好をした男が、瞳を輝かせているのを見て・・・興味を引かれたのか、失礼にならない程度に成り行きを眺めて。) [Thu 13 Apr 2006 23:57:58]
ファイ > (店員さんに捕まっているのがもう一人・・・自前のローブがそろそろ寿命なので、安いものを探しに来たのだが・・・「此方はいかがでしょう?」)・・・あの・・・。(語り部が何かを言う前に、次々と副を取っ替え引っ替え・・・営業と言うより、着せ替えで遊んでいるようにしか見えなかった。) [Thu 13 Apr 2006 23:54:56]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ――――さて、店員さん・・・・・・話し合いましょうか。(今までとは打って変わり、にやりと攻撃的な笑みを浮かべると。いざ値切らんと目を怪しく光らせながら「口撃」開始。) [Thu 13 Apr 2006 23:54:18]
お知らせ > ファイさんが入室されました。 [Thu 13 Apr 2006 23:50:25]
シーサ=センザキ@洋服屋 > (「あ〜、お客様、このコーディネートはサイコーにキマってますよぉ〜!」敬語になりきれない言葉で褒めちぎる女性店員。どうやら、今着せられているモノが良い・・・・らしい。自分じゃさっぱりわからないものの、今までのものよりはしっくりくる気がする。)・・・・・あの、お値段は?(せっかくだし、買ってみようか。なんて思い立って、財布を取り出しながら問うてみると。)―――げ。(予想以上に値が張るらしい。参った、これじゃぁ暫く晩酌を我慢しなければならなくなる。) [Thu 13 Apr 2006 23:48:26]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ・・・・・・はぁ、そうですか・・・・・・えぇ。なるほど。(先程から止まることが無い店員のマシンガン・トークを聞きながら、相変わらず引き攣り笑いを浮かべっ放し。「お客様くらいのお歳なら、こんな柄も・・・・」「もっと着崩してみてもイイ感じになりますよぉ〜」「ネクタイの色とか、ご希望はありますぅ?」)――――いや、俺そういうの疎くて全然・・・・・。(困った。全身からそういうオーラを出してみても、この店員さんびくともしません。着させられては脱がされ、着けられては外され。) [Thu 13 Apr 2006 23:35:57]
シーサ=センザキ@洋服屋 > ・・・・・面白いくらい似合ってませんね。(不気味な引き攣り笑いを浮かべながら、鏡に映った自分を凝視する男が一人。商業地区のとある服屋に足を運んでみたところ、あれよあれよと初体験のスーツを着せられたわけで。今まで故郷の動きやすいシンプルな服や、母に頼んで作ってもらった着流しばかり着ていたため、ヴェイトスに来てからはちらほらと見る「すーつ」ってやつを着る自分には違和感しか感じない。) [Thu 13 Apr 2006 23:29:24]
お知らせ > シーサ=センザキ@洋服屋さんが来ました。 『――――うは。』 [Thu 13 Apr 2006 23:25:24]
お知らせ > 霧子@郊外の館さんが帰りました。 『 唯それは、とても「寂しい」事だと気がついた。 』 [Thu 13 Apr 2006 13:27:57]
霧子@郊外の館 > ( それが世界の仕組みなら、最初から何も悲しくは無いと思っていた。 ただ発生した熱量として存在して、やがて冷えて消滅するだけの為に此処に居るのだと。 だから自分が奴隷だろうが処刑人だろうが、殺そうが愛されまいが独りだろうが、別に困りはしないのだと。 確かに、困りはしなかった。 これからも恐らく、ただ死ぬために生きる事は出来るだろう。 人並み以上には器用に出来る自覚がある。 ) ( 唯。 )  [Thu 13 Apr 2006 13:27:31]
霧子@郊外の館 > ( 『霧子、“永遠”と“無限”と“完全”は実在しません。それらは空想上の言語もしくは比喩であり、そんなものは世界の何処にも実在しないのです。分かりますか?』 老婆が時折口にした言葉だ。 「実質永遠」「無限の如く」「ほぼ完璧」は存在するが、∞というものはあり得ない。 熱量保存第二法則の示す、世界は冷え続けているという観点から、あらゆる炎が、熱運動が、エネルギーが、消滅に向けて進む一方通行であるということ。 意図的に延命する事は出来るだろう。 修復したり、薪をくべたりして。 それでも全ての熱量は、消滅に向かっていく。 ) ( 恐らく人間も星も感情も体温も。 ) [Thu 13 Apr 2006 13:17:16]
霧子@郊外の館 > ( 直ぐにでもギルドに出勤するか、それが出来なければ何かしらの連絡を入れなければいけなかったが、病状云々よりも先に、その問題を放棄してしまいたくなるような虚脱感。虚無感。 思考の放棄は自己の存在否定。権利の放棄。死だと老婆は言った。 その通りだと思うし、唐突過ぎる喪失感は死に似ていると思った。 ) ――――――――。 ( 目を瞑ったまま布団から片手を出して、頬、顔、額、髪、確かめるように触れてみれば、未だ其処にあった。 ) [Thu 13 Apr 2006 13:06:00]
霧子@郊外の館 > ……。 ………。 …………。 ( 目を覚ますと其処は見慣れない部屋。 古めかしい装飾と家具を視線だけでゆっくりと確認しながら記憶を整理する。 頭の芯が痛み、目を瞑っていないと少し気持ちが悪かった。 目を閉じて幾らか纏った辺りで、多分仕事を無断で休んでいるのだと気付く。 今日が何日かは分からないが、それは間違いなかった。 どの程度身体を動かせるかと手足を少し動かしてみて、体力の低下、頭痛、熱、と典型的風邪の症状を確認。 それから空腹感。 右手の中に未だ飾りのついた合鍵が握られている。 ) ティエン…ティエン・ギニー。 ( カーテンの隙間から差し込む明かりは日の光か。 邸の主は休んでいる所だろう。 ) [Thu 13 Apr 2006 12:59:17]
霧子@郊外の館 > ( 夢を見る。 日頃から眠りが少し浅いのか、割と頻繁に。 その日の夢は分かり易く、マーガレット・ストーンズ…元同居人が直ぐ其処に居るのにこっちを向いてくれないというもの。 狭い部屋の中で二人きり。短く言葉を交わせば直ぐに途切れ、彼女の顔を見ようとするといつも背けている。 珈琲を淹れにキッチンに行く名目で彼女の横を通り抜けても、やっぱりその顔を見ることが出来なかった。 問いかければ返事は返って来るけれど、その声は平坦で感情が伝わってこない。 彼女がどう思っているのか、何を考えているのか、自分が悪いのか、何も分からなくて途方に暮れる。 そんな夢だ。 ) [Thu 13 Apr 2006 12:52:23]
お知らせ > 霧子@郊外の館さんが入室されました。 『 静かな闇の中で。 』 [Thu 13 Apr 2006 12:40:15]
お知らせ > ティエン@館さんが帰りました。 『( 空腹と赤色。 その二つの関連性を、意図的に頭の中で断ち切った。 )』 [Thu 13 Apr 2006 05:20:26]
ティエン@館 > ( 赤い色 赤い蛇  指先から巻き付き垂れる  赤い紅い朱い――……  )    ……あ。 ( 真夜中の白昼夢は、一瞬。 一滴、床に垂れる音で目は覚めた。 頭をぶんっと振って、もたもたとお盆を手に、台所を後にする。 )  ……後で、軽く食べられるものとか 探してこなきゃだ……  [Thu 13 Apr 2006 05:15:43]
ティエン@館 > ( 痛む指先を、唇から離して 一度大きく、深呼吸。 真似事、デタラメでしか無い行動は それを必須とするイキモノの規範を思い出させてくれるから。  ――… 作り物の心臓が、ぎしぎし 軋むけれど。 頭の中は、少しマシになった気がする。 )  ……痛みも、時には特効薬だな。 ( 左手。また、細く血の流れ出した指を握りこんで、右手で取った蜂蜜の瓶。 ――…もたもたしてると、お湯が冷めてしまうし。 カップに入れたレモンの皮の上に、蜂蜜をかけて。お湯を注いで、出来上がり。 )  ……霧子が寝てたら、自分で飲むし。 ( そんな風に納得させて、盆の上に薬缶と瓶二つ。 それと、カップも二つ。 運ぼうとして、はた 気付く。 )  ……て、左手ー…… ( 血塗れ。どうにも、後先考えてない場当たりっぷりに、がっくり 肩を落とすけれど。  指先から細く伸びた血の線が  ――… 別のものに一瞬見えて、瞬きした。 ) [Thu 13 Apr 2006 05:03:01]
ティエン@館 > ( ――… 意識してしまうと、ずきずき 鈍い痛みを訴え続ける指。でも、良く見ると これもなんかおかしい。 爪の無い部分に、うっすらと張り付いた花弁――… や、違う。 薄い、爪のようなもの。痛みはその侭、傷口も透かす侭、赤く赤く血の色が。 )  …… 嗚呼、もう。 おかしな事、考えてる場合じゃない。 ( がり。 指先に歯を立てると、舌に触れる錆の味。  ――… そういえば、昨日 霧子を運んだ時、この傷が開いてなかったなら、良いのだけど。 ――… 血の匂いが此処でしたとしても、それ程怪しまれはしないだろうけれど、やっぱり  余り、自分を刺激したくは無いから。 )  ……あんまり、吸血鬼の前で無防備に寝ちゃうってのも、考え物だとー…思うんだけど、な。 ぅ、ん。 ( それに此処は、わたしの家だし。 ――… とはいえ。彼女の。彼女達の家にお泊りすらしたことのあるへっぽこ相手じゃ、そんな危機感をずっと持ってろっていうのも無理無茶で。 そもそも、それ所じゃなくて。 指先を がりがり 齧りながら、思考だけが胡乱。 ) [Thu 13 Apr 2006 04:40:33]
ティエン@館 > ( 蒸気に持ち上げられた蓋が、カタカタ踊る。 慌てて火から下ろして、薬缶を布巾の上に置く。  ――… 火を消して、深呼吸。 大分撒かれた湯気が、喉をざらりと通って、少し熱い。 )  ええっと、確か…この辺りに、あった筈――… ( 棚の中には、主に紅茶葉の瓶詰め等が並べられている。 珈琲よりは紅茶の品揃えが多めなのは、今はいない  ――…  の、趣味で。それに習うみたいに、舌が慣らされてしまった結果なんだろう。今でも、その辺りの趣向が変わらないのは。 思考はぼんやりと追いやって、軽く背伸びをして取り出したのは 瓶詰めがひとつ。 蓋を開けると、清涼な柑橘系の匂いが立ち上る。 黄色掛かったそれは、レモンの皮。 )  ……えと、蜂蜜、蜂蜜…… ( 探す途中、ずきり 指先が鈍く痛んだ。 目を眇めてみた先には、爪の無い指が二本。 奇妙に赤い色を曝した、人差し指と中指が。 ) [Thu 13 Apr 2006 03:31:03]
ティエン@館 >  ……それだけ? ( 仕事関係の話だとしたら、其処まで拗れるとは、余り思えない。 根底が意地であれ矜持であれ、筋を通す為。その後を円滑にする為の行動だとしたら、ほつれるものは少ないんじゃないかって。 そんなのも、只の推測に過ぎない――… けれど。 夜明け前に、通り雨。 暗い空を背に、佇んでいた黒尽くめの少女。 小さな手に、ずっと握られていたのだろう、冷たい体温を移した鍵。  ――… それなりの付き合いだとは、思うけれど。 あんな姿は初めて見た。 一番最近の会話を思い出してみれば、そう。 草むしり中に、墓地で出会った時の。 )  ……キャンディどころじゃ、ないや。 ( そういえば、魔女ギルドから分けて貰うのも忘れてた。 だって、外には あの花 が  ――… 一瞬、脳裏を染め上げそうになった淡紅のノイズを振り払うように頭を振ると  薬缶が、沸騰したと知らせ啼く音が唐突に耳に入って、びくり 飛び上がるみたいに立ち上がった。 ) [Thu 13 Apr 2006 02:20:59]
ティエン@館 > ( フェザリアンの娼婦を狙った、連続行方不明事件。昨今、見つかったのは二人。 見つかった死体も、二つ。 他の行方不明者はまだ見つかっていなくて、安否が気遣われる――… と言うのが、街中の風評。立ち話、世間話に混じった、老若男女の噂話。 ざらざらと、一杯流れ込んでくるものだから、概要くらいは頭に入ってしまった。 ――… 結局、引っかかっていたんだろう。 柔らかな白。卵の殻にも似た、アイボリーの翼。 それを思い出してしまえば、どうしたって。 )  ……行かないでって。 …ぅん。確かに、わたしも言うかも。 ( 仕事先に、その近辺が含まれているとしても、彼女はフェザリアン。普段から羽根を隠さないから、その辺りの心情はある程度は汲んで貰えるんじゃないかって それは甘い目算だけれど、理由としては有だろう。 マギーも変に律儀だったり 意地っ張りだったりするから、それでも負けるかって、行こうとした可能性はある けれど。 )  ……でも。  [Thu 13 Apr 2006 01:46:20]
ティエン@館 > ( 「 彼女は一体何処に? 」 でも、その前に前提として立ち塞がるのが、一体何故? という、単純な疑問符。 昨夜の霧子は酷く混乱していて、聞けた言葉は断片的。 其処から拾い上げられる事は多くは無い。 けど、少なくも無い。 詳しい事は、霧子が落ち着いてから聞くことになるだろうけれど、それまでの間 益体も無く思考を巡らせる事は出来る。  ――… 詳しい事を聞かないうちに、闇雲に飛び出すのは 気が引けたし。 それに、一応此処は人外の館。彼女を一人で置いていくのも、また別の意味で心配になるから。 )  ……淫売窟。 ( 馴染むようで、馴染まない単語。 でも、それだけなら別になんて事は無いのに、今は酷く引っかかるのは。 ――… 引き篭もり気味の吸血鬼の耳にも入った、物騒な連続殺人のお話。 ) [Thu 13 Apr 2006 01:18:43]
ティエン@館 > ( いつも雑音塗れの思考回路。 でも今は、凄くシンプル。 考えることが幾つあっても、それは結局 ひとつの事に帰結していくから。枝葉は伸びても、根はひとつ。 ――… 散漫なのは、どうしても直らないとしても。 )  ……マギー…何処行っちゃったのかな… ( 昨夜、血の毛の引いた白い手が差し出したものを、思い出す。 ヴェイティアンの呪い飾りのついた、小さな金属。家の鍵、部屋の鍵。それは、彼女達が一緒に暮らしていたという、証のような。 ――… あれは、霧子の手の中。 眠っても、離しそうには無かったし。取り上げる心積もりも無いから。 ) [Thu 13 Apr 2006 00:59:05]
ティエン@館 >  ……そういえば、食べる物って無いんだよねー…この家。 ( 殆どお湯を沸かす、お茶を淹れる。そんな用途にしか使われないキッチンに蹲って、膝を抱える吸血鬼。 火にかけたばかりの薬缶が、沸騰の合図を鳴らすまでは まだ少し。 結局余り寝付けはしなくて、その癖眠いというより 変な風に冴えた頭。 ぎりぎりと響く歯車の響きが 鮮明になるくらい。 ) [Thu 13 Apr 2006 00:41:44]
お知らせ > ティエン@館さんが入室されました。 『( 目の前の切実。 )』 [Thu 13 Apr 2006 00:39:37]
お知らせ > ティエン@館さんが帰りました。 『( 漠然と。得体の知れない不安ばかりを、見ないフリで抱えた侭。 )』 [Wed 12 Apr 2006 06:23:27]
ティエン@館 > ( 身体を拭いて、何とか濡れた服も着替えさせた後は。 暖炉で薪の弾ける小さな音を聞きながら 薄く揺れる灯火の下  ソファの傍らでへっしょり力尽きるのは。 もう少し先の話。 ) [Wed 12 Apr 2006 06:22:46]
ティエン@館 > ( 痛いくらいに握られた指だけが、その侭。閉じられた睫も動かなくて、失われた体温と相俟って それこそ人形か  ――……  刹那浮かんだ言葉は、冬よりも冷たいから 頭を振って振り払う。 )  ……火、起こして。後、着替えさせなきゃ だ…… ( 大きめのシャツとか寝巻きの類なら、何とか 着替えのサイズも融通が利く。タオルは何処にあったっけ。 大きめのソファに意識の無い身体を横たえながら、するべき事だけ 頭に浮かべて。 ――… それもきっと 逃避のひとつ。 灰色のノイズも、淡紅の霞も ぎちぎち 軋む歯車に押し潰されて。 妙に冴えた部分だけが、今の身体を動かしている。 窓の外は夜明けも近く。 部屋と彼女を暖める事だけ、今は考えて。館の中に飛び出した。 ) [Wed 12 Apr 2006 06:21:29]
ティエン@館 > ( 語られる言葉は、根源で。きっと、根本の。 分からないものは多々混じるけれど、きっと それを今問うのは無意味で無粋。 それくらいは、対人関係に疎い吸血鬼にだって、きっと分かるから。 今にも崩れてしまいそうな彼女を振り返りながら、暗い廊下を歩く。光の乏しい世界の中、滴に濡れた顔色が酷く真っ白に、見えた。 )  ――… 淫売窟? ( 鼓膜を震わせて、思考に溶ける前に引っかかったのは、その単語。 いなくなったという彼女は楽師だし、確か そっちの方のお店で歌うこともあったというから、その関係  ――… 可能性はひとつ浮かんで、直ぐ潰した。 それだけじゃないんだ。原因はその近くにあったとしても、それだけじゃ。 巡る思索は、まだ何もかもが足りない。 何度目か振り返る前、握られた手が床の方に、引っ張られるように重みが増して――… )  霧子…っ? あ、しっかり  霧子……っ! ( うわ言みたいな響きだけが、痛いくらい耳に残って。 床に倒れていく濡れ鼠の少女を、咄嗟に身体を割り込ませる事で何とか支えて。ぐったりと、もう意識の無い身体を引きずるようにして、応接間の扉を開けた。 ) [Wed 12 Apr 2006 06:16:05]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 ―――だから、だから、私は―――――… 』 [Wed 12 Apr 2006 05:56:31]
霧子 > 分からない…врач(せんせい)は教えてくれなかった。 自分以外の不確定要素は計算を狂わせるから……依存はするな。期待をするな。 だから、だから、私は――――――( 幾らか暖かい廊下を、覚束無い足取りで連れられていく。 うわ言のように毀れる言葉は誰に聞かせるというより、思考を落ち着かせようと順序だてて整理する言葉。 それも上手くは行っていない。 暖かくなったと思ったのも束の間、矢張り酷く寒い。 ) マギーは私にもっと何かをして欲しがるけれど、私はどうすれば良いかいつも分からなくて、でもマギーが大好きだわ。 昨日もそれで、淫売窟には行くなって言ったのに―――( ああ、全く整理できていない。 そんな風に同じ所をループしながら思考が閉じる。 気がつくとごつ、と膝が何かにぶつかって、身体が傾き始めている。 ああ、脚が立っていないんだと理解したとき、意識が闇に飲まれた。 ) [Wed 12 Apr 2006 05:44:49]
ティエン@館 >  …喧嘩って、訳じゃ……無いの、かな。 ( マギーは激しい所もあるから、そんな可能性も否めない。 ――… けれど。些細な癇癪だとしたら、此処まで彼女が揺れるんだろうか。 指輪も、靴も、ベッドも――… 本当に、何もかも残して 突然に消える事を選んだんだって、欠片の言葉が知らしめて、聞いている耳の奥が ぎりぎり痛い。 握り締められた手は、冷たくて。贋物の体温を纏わない指先にも、違和感が無いくらいに冷えて。食い込むみたいに。 )  落ち着いて――… じゃなくて。落ち着かないでいいから、最初から。 出てく前、何があったのか 教えて。 そしたら、輪から無かった事も、一緒に考えられるかも しれないから。 た、多分っ ( 落ちた滴が、雨なのか。それとも、彼女が零したものだったのかは 見ないふり。 硬さを失い跳ね上がるのは、歳相応の少女の声。 雨滴が跳ねる玄関前から、扉の中。 ――… 本当は、人を入れるのは何時だって躊躇う吸血鬼の館の中に引っ張り込もうとしながら 断言になりきれない言葉を口にする。 珍しく、酷く困惑して見える彼女。無理に押し殺させるより、きっと 吐き出せるものは出してしまった方がいいんだとも、思う。 向かうとしたら、応接間。まだ薪は片付けてないから、火は起こせる筈。 ) [Wed 12 Apr 2006 05:29:28]
霧子 > ―――指輪も、靴も、ベッドも、要らないなら捨ててって。 ( 分かっていた回答を聞くように、返答の途中で被せるように言葉を続ける。 冷たくかじかんだ指が動かし辛く、差し伸べられた手を握り返す力が上手くコントロールできずに強くぎゅうと握り締めた。 吐く息が白い。 ) 分からなかったの。 私、どうすればいいか、なにをすれば良いか、どう答えれば良いか、分からなかったから………っ。 ( 俯く顔に影がかかって、ぽたぽたぽた、と雫が落ちた。 日頃抑揚の無い声が少しだけコントロールを失って跳ね上がり、白い息がまた上がる。 酷く思考が混乱して、正常に機能していない。 次に考えるべきことが纏らず、そもそも今現在の自分の行動のちぐはぐさも説明がつかない。 頭の中にはひたすら「どうしよう」という言葉が渦巻いていた。 )  [Wed 12 Apr 2006 05:16:40]
ティエン@館 >   え? えと、今日、だよね。 今日は、来てない。 ( 声が発されるまでの一瞬、身動きも無く佇む姿は 本当に人形みたいに見えた。 それはきっと、濡れて冷えて真っ白な顔色が、思わせた部分もあるんだろう。 まだ明けじの夜色に溶けてしまいそうな、姿。 前置きを飛ばした言葉は馴染んだものだけれど、何だか――… 触れたら砕けてしまいそうな響きに聞こえて、びくり 背筋が伸びた。 )  ――… ぅえっ、あ、え、ぇ?  で、出てったって、出て――… ( 「 さよなら 」 彼女が口にしたのは、その時をなぞる言葉なんだろう。鼓膜を震わせる響きが、もう一人、馴染んだ声の 黒髪の、翼を背負った楽師のそれに聞こえて、元々無い血の気が完全に落ちた。 自分に、というよりは 彼女自身への問いかけめいた声と共に差し出された小さな掌の上 ――…知ってる。いつか、見せびらかされた事もある、一緒の証。部屋の、鍵。 震える手を伸ばして )  ……霧子。お話…詳しく聞かせて…くれる、かな。 此処、わたしの家だけれど、それでも良かったら、入って。 ( きりきり 頭の中で軋む音。 胡乱なノイズはその侭に、思考回路が冷えていく。いつも通る遠回りの経路を無視して、ぎちぎち、繋がる嫌な音。 手を伸ばす先は、鍵じゃなくて、彼女の手。 引き込めるとしたら、了承が取れた後。 ) [Wed 12 Apr 2006 05:02:44]
霧子 > ―――――…マギーは、来ていない? ( 扉が開くまでの数分間、ただぼんやりと其処に立っていた。 十分にあり得る可能性に僅かな願望を重ねて、その実何故かそれはあり得ないと悟りつつ此処に来た。 開口一番の言葉は矢張りいつも通り挨拶ではなく、少し寒さで震えるような平坦な問いかけ。 長い前髪を伝ってぽたぽたと雫が落ち、館の主が慌てた声を上げているのがぼんやりと目に入ったが、酷く他人事のように見える。 ) 昨日出て行ったの。 「さよなら」って。 荷物も持たないで。帰る家は私の所なのに。 私が居ないと駄目なのに。 私が、何か、足りなかったから。 応えられなかったから? ( これ、と差し出すのはネイティブの飾りがついた合鍵。 昨日からずっと離さず持っていた。 ) [Wed 12 Apr 2006 04:52:37]
ティエン@館 >  部屋は多分開けてないし…えっと、使ってない部屋は問題無し。換気窓はー…今日は開けてないよね…? ぅん、大丈夫。 ( もそもそと指折り数えて確認作業。 薄く付き纏う感傷から目を背けて、今の事に意識を集中している間は 淡紅の侵食もまだ、薄い。 それでも何処か緩慢な志向を巡らせる内、耳に届いたのは )  ……あれ? ( 最初は聞き間違いかとすら、思った。 家を知っている知り合いも少ないし、そもそも、此処自体が郊外。街の中心部からは大分遠いから、何かのついで で寄れる場所でも無いし。 )  ……マギーが酔っ払って、帰れなくなったー…とかじゃ、ないよねー…… ( 一番ありそうな可能性を抜粋しながら、音を手繰るようにして廊下を歩いていく。 狩人に嗅ぎつけられた という可能性は、意図的に排除しているのは 自覚済み。だって、考えると怖いもの。 玄関に近づくと、少し雨の音が大きくなった気がする。 チェーンをかけた侭、そろり 伺うみたいに細く扉を開けてみると  )   ――…  あ、あれっ? ( ぽたぽたと滴を重たげに滴らせながら佇んでいるのは、漆黒纏う小柄な少女。髪色は、想像していた楽師と同じたけれど、今は雨に濡れて少し萎れた感じの癖毛は、見上げるよりは近い高さ。 雨音を連れてやって来た来客は、可能性はあってもおかしくないのに、予想外で。 )  きっ、霧子っ!? ちょっ、待って えと、ぬ、濡れたら風邪――…っ ( 狼狽し過ぎて、指先が上手く動かなかった。 がちゃがちゃ、鎖を慌てて外して扉を大きく開いてみれば。 ―…やっぱり、見間違いじゃない。 ) [Wed 12 Apr 2006 04:42:29]
黒衣 > ( 暖かくなり始めて少し油断しただろうか? 黒い薄手のワンピースがしっとりと濡れて重く、末端から体温を奪っていく。 露出した手と足が冷たく、頬を水滴が伝っていく。 さぁさぁと小粒の雨が木の葉を鳴らして音を立てる中、ようやく辿り着いた館の扉の前で暫し、足を止める。 そして、此処で沈黙して居る事に何の意味も無いと判断してノッカーを鳴らした。 )  [Wed 12 Apr 2006 04:34:32]
ティエン@館 > ( 書庫。使わなくなって と言うより、使う人がいなくなって、等しい場所。 時々、必要な資料を引っ張り出す時にだけ鍵を開くけれど、それ以外の時は 存在すら忘れている。 ――… 忘れようとしたいだけ、なのかもしれない。 閉じ込めたものは、古びた空気や埃や 積み重なる書物じゃなくて。 その景色から引きずり出される 別のもの、なんだろう。 自覚があるから、普段は無いものみたいに通り過ぎる扉。 開ける用事も覚悟も無い癖に、こんな風に対峙するのは 何年ぶりの事だろう。 )  ――… 用事が無い訳じゃ、無いか。 ( 緩々と頭を振って、息遣いと口元だけの、苦笑い未満。 名目は存在していて、それが無ければやっぱり同じ繰り返しには違いないんだろう。 蹲っていた膝を伸ばして、こつん 手の甲を扉に当てたのに合わせて  ――… 空気の重みが少し変わった気がして、耳を澄ませて見る。  ――… 曇り空が、泣き出したらしい。 囁き声みたいな音は、雨音。 窓、ちゃんと閉めたっけ? 廊下に佇む吸血鬼の思考は、まだそんな胡乱。 ) [Wed 12 Apr 2006 04:27:23]
黒衣 > ( 息が詰まりそうな沈黙に耐えかねて部屋を出て、闇雲に歩き回った。 春の夜の誰も居ない伽藍の底に、闇に溶けるような真っ黒な人影が足音を殺して歩いていく。 何も考えずに飛び出して、市街地の郊外を抜ける頃に不意に雨の匂いがして、ぽつぽつと雨粒が振ってきた。 思わぬ通り雨に当然傘など無く、小さな人影は一度だけ空を仰いでから、また歩き出した。 行く先には一軒の古い館があるのみ。 底を目指して独り、林道を抜けてゆく。 ) [Wed 12 Apr 2006 04:23:22]
お知らせ > 黒衣さんが入室されました。 『 宵闇に通り雨/Shower rain in midnight. 』 [Wed 12 Apr 2006 04:16:56]
ティエン@館 > ( 回顧という事場が使える程度には、年月も経ったんだと思う。 暦を数える週間なんて無かったから、時間の感覚は酷く曖昧で。 ――… 嗚呼。絵を、ちゃんと描き始めてからだ。時間の概念なんてものを、覚えたのも。 )  ……いつも、此処から出てこなくてー…… だから、此処にいた、のかな。 ( 記憶にはノイズが掛かっている。 それは、外で惑う時に感じる桜色の誘いでは無く、もっと薄く、優しく砂を塗すみたいな 灰色の雑音。  [Wed 12 Apr 2006 03:32:45]
ティエン@館 > ( 蹲るのは、黒い影。 流石に屋内では、外套も帽子も身に着けていないから、黒いワンピース姿の、モノクロ劇場。 それなりの広さはあるけれど、自分の他には 今は、誰もいないから。 こうして廊下で膝を抱えて蹲っていたって、それを咎める人も 笑う声も、聞こえては来ない。  ――… 聞こえないから、膝に顔を埋めた。 ) [Wed 12 Apr 2006 03:06:27]
お知らせ > ティエン@館さんが来ました。 『( 閉じた扉。その前で。 )』 [Wed 12 Apr 2006 02:53:42]
お知らせ > 童子@スラムの一角さんが帰りました。 『(夢中で駆けて。一巡したとか、しないとか---。)』 [Tue 11 Apr 2006 01:49:17]
お知らせ > 童子@スラムの一角さんが来ました。 [Tue 11 Apr 2006 01:47:11]
童子@スラムの一角 >  放せよ、 --- ( ガシッ!と。そりゃもう「ガッシリ!」と、腕を掴まれれば。力で振り切るのは不可能…と悟った。 ) ---- …… 放せ …って 、言ってるだろ ! ( 力業が無理なら、不意打ちしかない。掌に小さな、灯。ソレはほどなく、紫の炎を彩った。焔を男へと投げつける。突拍子もない出来事に、瞬時怯んだ力---ようやく振り切れば、「其処」から離れるべく。唯々 駆けた。 ) [Tue 11 Apr 2006 01:41:30]
童子@スラムの一角 >  「俺は悪くない。」 ----アンタが、わざとぶつかったんだ。 (珍しく。今宵は童子が正論---何のコトはない。擦れ違い様、触れた触れない…そんな、些細な意見の衝突。)( 童子にしてみれば、正論を指摘した迄。なのだけれども、男にしてみれば己の非を素直に受け入れる筈もなく。 膠着状態。---「危険信号」とも、いうだろうか。 ) [Tue 11 Apr 2006 01:10:15]
童子@スラムの一角 > ( 鋭い、剣呑な紫暗向けられているのは一人の男。向けているのは一人の童子。----「やはり」、童子はカラマレテいた。その理由は、---訊くのも野暮な事情。それより何より。この現状を如何に抜け出るかが問題、な訳で。 ) [Tue 11 Apr 2006 00:56:45]
童子@スラムの一角 > (  「やはり」というか、何といおうか----。  ) [Tue 11 Apr 2006 00:52:15]
お知らせ > 童子@スラムの一角さんが来ました。 [Tue 11 Apr 2006 00:51:22]
お知らせ > キリエ@工房『多々良』さんが帰りました。 『( [後援組織に頼る/修理開始。] )』 [Mon 10 Apr 2006 23:47:42]
キリエ@工房『多々良』 > ( 『何、無理にとは言わない。そのまま戦って、ポキンと逝ってしまったところで私は一向に構わないからね。』何とも嫌味な言い回しだ。要するに、承服する以外に手は無いって事だろう。だから、こう返したのだった。『――― 要求は、何。』すると、さも可笑しそうに男は返す。『要求?そんな物は無いよ。私は純粋な好意から、君とその聖剣を助けたいだけさ。片時も離れたくないと言うなら、作業は此処でも出来る。悪い話じゃ無いだろう。君は聖剣を治し、見事戦線に復帰できる。私は私で自己の欲求を満たせる。』――― 先程も言った通りだが、回答は一つしかない。受けるしか。だから、無言で袖の中の棒を差し出したのだった。 ) [Mon 10 Apr 2006 23:46:01]
キリエ@工房『多々良』 > ( 男は、己の身の回りで起きた事を実に良く知っていた。其れこそ、己が無意識の内に出歩いてしまうこと。先日聖剣の使い手を撃破した事。そして ――― その戦いで聖剣が最早実戦に耐え切れぬほどボロボロになった事。その点を踏まえて、男はこう切り出した。『――― 好い加減、次辺りポキンと逝ってしまいそうな状態は嫌だろう?君も、聖剣も。だから、私が其れを少しばかり楽にしてあげに来たのさ。』 ――― 怪しい。言いたい事は要するに『お前の事なら何でも知ってる』って事だろう?信用して良いんだろうか。 ) [Mon 10 Apr 2006 23:42:10]
キリエ@工房『多々良』 > ( 話は、数分前に遡る。もはや日課となった無意識の散歩から帰って見ると、己を巻き込んだそもそもの発端である男が家の中で茶など飲んで寛いでいたのだった。 ) [Mon 10 Apr 2006 23:37:59]
お知らせ > キリエ@工房『多々良』さんが入室されました。 『( 目の前には、怪しげな男。 )』 [Mon 10 Apr 2006 23:36:28]
お知らせ > 鶯@時間屋さんが帰りました。 [Mon 10 Apr 2006 22:57:53]
鶯@時間屋 > ( 答えは見つかるわけでもなく。 一寸笑ってから 踵を返した。 店の看板は準備中 ) ――― 夜桜見るついでに、花びら拾って ケーキにぶち込んでみるかな。 ( さくらケーキなんて 可愛いもんつくったら 売れるかしら。 欠伸を一つ 店の片付けしてから お出かけだ。 ) [Mon 10 Apr 2006 22:57:51]
鶯@時間屋 > ( 厨房を見れば、ケーキも残り僅。 今日の売れ行きもそこそこかな なんて満足そうに笑う。 お客様がこのまま来ないようなら店を閉めて 何処かに出かけようかな なんても思ってみる。 ) ――― 殺人事件がおきるような 街か? 本当に。 ( カウンターから抜け出して 店の中つっきって 店の外 出てみた。 ) おおう。 お月様が顔を出してて良い天気じゃねェの。 春らしく 少しだけ寒い夜。 こんな綺麗な星空の下で、今日も誰かが死んでるなんて 考えられなかった。 ) ――― 甘ちゃん、と言うのか。 この場合 ( 自問自答。 首を捻って 笑ってみた。 ) [Mon 10 Apr 2006 22:47:01]
鶯@時間屋 >  まァ アレよ。 キミタチも可愛いンだから 気をつけなさい。 女の子の一人歩きなんて どっちにしろ危険なんだから。 ( 正当な話をしたって、結局笑い飛ばされて終わる。 危険を共にしてる仕事をしてる彼女達は百も承知だろうけど ) おっと、そろそろ行くのかい。 嗚呼 また待ってるよ。 いってらっしゃい ( きゃぴきゃぴした二人組みは のんびりと店を出て行った。 静寂は訪れる ) ――― 殺人事件なんてェ 怖い怖い。 のんびり暮せりゃぁそれで良いって モンなのに。 ねェ? ( カウンターの隅。 空色の花を咲かせるサボテンに話しかける。 男は独り言を言うタイプだろう。 はたから見れば物凄く怪しい・・・! ) [Mon 10 Apr 2006 22:37:41]
鶯@時間屋 > ( 気まぐれに今日も開店してる店。 店に行く前の娼婦の子等とお話中。 カウンターに座って、可愛らしくお菓子なんて食べちゃってさ。 憎いのなんのって ) ....... ふぅん? それで、フェザリアンばかり狙われてるってねぇ。  ( 3杯目ぐらいのお代わり珈琲を注いであげた。 )  羽根付き専門の店は店じまいってかい? 俺としちゃァ 羽根も可愛いと思うんだけどねェ。 ( ケラッケラと 冗談めかした笑を漏らした。 ) [Mon 10 Apr 2006 22:32:28]
お知らせ > 鶯@時間屋さんが来ました。 『 噂は、ここまでも届くってやつでさ、  』 [Mon 10 Apr 2006 22:30:05]
お知らせ > 霧子@集合住宅3Fさんが帰りました。 [Mon 10 Apr 2006 17:36:14]
霧子@集合住宅3F > ( 記憶の起因となる物を全部捨ててしまえば少しは忘れ易いかもしれない。 彼女も昨晩「要らないなら捨てて」と言っていた。 いっそ引っ越せば0に戻るかもしれない。 彼女が此処に来る1年と2ヵ月前まで。 言ったのは自分だ。 「私は一人でも困らない。」 ) ――――――――――――――――。 ( 身体を丸めて布団に顔を押し付ける。 其処にあるのが敏感なアイボリーの羽根ではないのが、酷く痛みを訴えた。 ) [Mon 10 Apr 2006 17:35:13]
霧子@集合住宅3F > ( 『“痛み”と“恐怖”を切り離しなさい。 起因たる“痛み”が直接関係性を成さなければ“恐怖”は其処に起き得ない。』 ) ――――…起因を事象として解析して、第三者的に捕える。 視点を宇宙(そらのうえ)に置くイメージ……損傷の度合いをチェック。 ―――死に至る程では無く、肉体的損傷はなし。 集中力、精神力に過負荷。 精神的休息を十分に摂る事で――――――( 問題解決。 ) ……忘却を待つという事だわ。 ( 目を開けば、相変わらず一人では持て余すベッドが鎮座していて、そろそろ片付けよう、もう少しだけ、と引っ張り合った火鉢が床に置いてある。 玄関脇のキッチンにも随分と物が増えた。 窓辺には黒猫のリングホルダとマーガレットの植木鉢。 ) [Mon 10 Apr 2006 17:29:36]
霧子@集合住宅3F > ( 右手の中にまだ握っている物があった。 ネイティブのものだという飾りのついた合鍵。 この部屋の鍵。 作ったのはだいたい1年くらい前だったと思う。 ただの鍵を手渡した時、彼女は酷く嬉しそうにして、いつまでも掌で玩んでいたのを覚えている。 ) ―――――。 ( その鍵が手元に返ってきたという話。 ) [Mon 10 Apr 2006 17:12:38]
霧子@集合住宅3F > ――――ヴラーチ(врач)…“悲しみ”は? ( かさかさに乾いた咽喉から発する自分の声に、徐々に頭が覚醒し始める。 昔の夢を見ていたのだと理解してからすぐ、今のことを思い出した。 瞼は腫れぼったく、暗い室内は無音。 大きなベッドは両手を広げてもまだ、広過ぎる。 今が何時頃かわからないまま、薄く呼吸をして目を閉じた。 ) [Mon 10 Apr 2006 17:05:49]
霧子@集合住宅3F > ( 『ですがそれはただの信号に過ぎない。警告が下ればその正否を確かめずに従うのは、獣か愚か者です。 良いですか霧子。主導権は肉ではなく精神にある。 “痛み”の信号を鵜呑みにする必要は無いという事です。 信号は判断材料に過ぎない。 同様に“恐怖”もです。 “痛み”も“恐怖”も信号に過ぎない。 結論を出すのは本能ではなく理性だと学びなさい。』 『先ずは“痛み”と“恐怖”が連続作動しない為のカリキュラムを始めます。霧子、立ちなさい。』 ) [Mon 10 Apr 2006 16:59:49]
霧子@集合住宅3F > ( 『霧子、痛みとは何ですか?』 それまでの教育でそれは習っていないので答えられず黙る。 『では、恐怖とは?』 矢張り答えられない。 痩せた黒衣の老婆は背筋を伸ばして表情一つ変えず、そのまま続けた。 『“痛み”は信号です。貴女の肉体が精神にむけて発する危険信号。 生命の、或いは肉体の危機であると貴女に警告するものです。』 それは理解している。 黙って聞き続けた。 殺風景な木造の部屋で老婆と二人、その日は特別どうということのない、講義の日だった。 ) [Mon 10 Apr 2006 16:54:49]
お知らせ > 霧子@集合住宅3Fさんが来ました。 『 Lesson: Pain and fear 』 [Mon 10 Apr 2006 16:48:22]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『 そうして声を出してすすり泣くと、ボロボロと涙が毀れた。 』 [Mon 10 Apr 2006 03:14:03]
霧子 > ――。 ―――。 ――――。 ―――――。 ( 肩を抱く彼女が、いつも口癖のように繰り返す言葉をまたいっぺんに連ねている。 ただ黙って立ち尽くし、マギーの匂いがする、と思った。 いずれこの部屋からも、記憶からも薄れて行く匂い。 大きすぎるベッドは、今日からさらに大きく感じる事だろう。 ゆっくりと去っていく背中を追わず、扉を出て行くまで見送った。 ) さよなら、マギー。 ( でもこれが来るべき結末だったというそれだけの事。 こんなに唐突に訪れるとは思わなかったけれど、予想はしていなかったわけでもない現実。 こうして記憶と経験が蓄積されて、次はもっと上手く出来るように                                             。 ) [Mon 10 Apr 2006 03:13:39]
お知らせ > エンジェルさんが帰りました。 『 行く先も、知れず。 』 [Mon 10 Apr 2006 03:03:54]
エンジェル > ( さよならを返し ネイティヴヴェイティアンの呪い飾りのついた合鍵を受け取る俯いた彼女の前、膝をついて華奢な肩に手を回し、抱きしめる。 匂いを覚えるように、息を吸って )――…… 身体に気をつけてね。 珈琲とサンドイッチばかり食べてちゃダメよ。 髪はちゃんと拭いて――… 火鉢で乾かそうとするのはダメ。 火の始末にも気をつけて。 …… 挨拶くらい、しなさいね。 本読んでばっかりじゃなッくて… たまには出かけて… お料理して… 黒以外のものも着て――… 指輪も、靴も… ベッドも… ッく…  要らないなら… 捨てて  頂戴。 ぅ…  ッ   っく…  ( 何も、何も届きはしなかったのだろう。 ただ願望だけを口にして、彼女を想っても。 おままごとのような、実験めいた共同生活は終り、そして風転は風転のまま 機械人形は機械人形のまま。 そのまましがみ付いて、如何して、と大泣きしてしまいそうなのを堪えて身体を離して、あとはもう 彼女の顔も見ないまま ずるずると階段を下りていく。 ) [Mon 10 Apr 2006 03:02:47]
霧子 > ( 何処かへ出かける筈だった。 多分機嫌を取るように彼女が「霧子は何処行きたい?」とか聞いて、「別に何処でも」と答える。 彼女は文句を言いながらもさっさと行き先を決めて、多分川辺の花見にでも混じりに行くんだろう。 そうして疲れて帰って翌、今頃夕食が終わってのんびりと途切れ途切れの会話をしているところ。 大した返事は返さないが、喋り慣れないだけ。 それは1年間続いた、とても貴重な時間だった。 ) ……さよなら。 住む場所が決まったら荷物、送るわ。 ( 俯き、合鍵を受け取りながらそんな気の利かない事を口にした。 暗い部屋の中には、1年前の倍は物が溢れ返っている。 ) [Mon 10 Apr 2006 02:35:39]
エンジェル > ( こちらは始めから歪なのだろう。生れ落ちたそのから、全てが歪んでいる。少しのズレは沢山のズレを生み 年を追うごとに大きくなって、もう矯正する事もできない。 手を上げて、それを振り下ろさないまま涙をこぼして そう育てられた自分はただそれだけの物、と言い切ってしまうような少女を見る。 ) ―――…… 霧… 子…… ( そして、彼女が言葉を途切れされた後も上げた手は振り下ろされる事なく、ゆるゆると降りて己の顔を覆う。 薄々判ってはいた。 一年と少し前、道端でへし折れた腕で、朦朧としていた少女の姿を見たときから。 ”普通の”職員ではない格好、沢山のナイフ、沢山の針。 その一本をギルドに届けもした。 でも、それを確かめなければ、夢を見ていられたから。 けれどその幻想もこれでお仕舞い。 切り札は切られて、ゲームは終る。 目の前が暗い、気が遠くなりそう。 すう、と息を吸い、彼女の顔を見る。 見上げる青い瞳、表情の薄い顔 )――…  さよならよ、霧子。 ( 彼女が知らない事を明かさないまま、そう告げる。 アンフェアに。 ) 愛しているわ ( 彼女の頬に手を添えて、撫でる。 引っ張り出した合鍵を、彼女の手を包むよに握らせよう。 ) [Mon 10 Apr 2006 02:23:40]
霧子 > ( 正常であること。滞りなく問題が無いことが正しい。 それが連続する限り間違いないのだと。 そういう教育を徹底されてきた。 あの老婆が酷く機械的で極端な人物だと頭で理解できるようになった今でも、その指針は張り付いて剥がれる事も無く娘の判断基準になっている。 だから今、色々と宙ぶらりんになっている事が煩わしいのだろう。 ) そういう風に育てられたのよ。 8年、そういう人と二人きりで過ごしたわ。 そういう事を聞かないのはお互い様で――――――。 ( 振り上げられた手をじっと見据え、一拍言葉を途切れさせる。 ) 私は貴女の事を全然知らない。 どうしてああいう事をするのかも。 どうしてそう望むのかも。 私に何を望むのかも。 同じ部屋に居るけれど、本当の話はなにもしていないもの。 ( それこそ、お互い様。 言わない事が関係を円滑にしていたが、それ以上を求めるならそれこそ、包み隠さず話さなければならない時だ。 ) 私、処刑人よ。 奴隷ギルド所属処刑人、斬り子。 この街で誰より沢山人を殺しているわ。  [Mon 10 Apr 2006 01:49:35]
エンジェル > ( 批難を寄越されれば、は、とため息を漏らす。後悔があるならなおさら言葉は刺さる。 )――… まだ、私の中で決着がついてないみたい。 ヒルダもね ( 視線を上げれば、冷たい壁面。結局、ヒルダは私に何も言わないまま帰っていった 何か、言ってくれれば良かったのに。 少しは蟠りも溶けたかもしれないのに。 彼女がいじらしさを見せるほど、私は彼女を弄るに違いない。 それが憂鬱。 ) ええ、そうね。 霧子は一人でも―― 一人で生きて、暮らして行ける。 でもね 誰かが必要な事と、それは違うわ。 ( それを、押し殺してしまうのを見ていられないだけ。押し殺してしまう気持ちを 我が身を餌に、引きずり出したいだけ。 ) フェアなら、良いの?ねェ。 正しさや公平さなんて、どうでもいいのに。 ( 足を踏み出して、引っ叩くように手のひらをあげて見せよう。 ) どうして、何も聞かないで、何も言わないで、好きにしろだなんて、言うの? あたしの事で煩っているなら、あたしを置いていかないで。 ( ぼろぼろと、涙がこぼれていく。正しさや公平さなんて、どうでも良い事で もっと、気持ちをぶつけて欲しいのに。 ) [Mon 10 Apr 2006 01:33:05]
霧子 > ――――――此処までわざわざ来た人を帰らせる事なかった。 珈琲くらい出せたのに。 ( 消えた足音の方にちらりと視線を向け、遠まわしな批難。 無言で追い払うような態度は不自然で、歪んでいて、いつでも修正できそうな僅かなズレを意図的に無視するような歪さだ。 子供じみた意図が今日に限っては酷く苛つく。 ) 私は一人でも困らない。 貴女だってそう思うからそういうふう(・・・・・・)なんでしょう? ―――――そういう一方的に願望を押し付けるのはフェアじゃないわ。 …貴女は私を叱りもしない。 ( 今まさにそう。 理性的に、公平に考えればどちらが悪いばかりでもない。 拗ねて突っぱねて事情を聞かない、無関心を装う方に非が無いなんて事は無い。 彼女は歳の離れた妹か娘みたいに私を愛するけれど、甘やかすばかり。 上手くいっているようで、矢張り歪な関係なのはずっと最初からだった。 ) [Mon 10 Apr 2006 01:00:31]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『「 馬鹿みたいじゃない、私―― 」 アパートを転がるように出ると、空へと舞い上がった。』 [Mon 10 Apr 2006 00:48:41]
エンジェル > ( アンテナのよに広げた背中の翼で、私は魔女の様子を視る。 唇を噛むよに俯いて、放棄の柄を握る掌に力が篭るのだって感じられる。 善意と悪意と自分の願望を何もかも区別無くごった煮にして、それが私の正義と掲げる魔女が 取るに足らないほんの少しの言葉で、僅かな仕草で、ぐらぐらと揺れて転げ落ちるのが見える。 また、都合の良い事、考えていたんでしょう? そんな彼女の心情を舐り、舌先に走る悦びを感じると同時―― つい彼女を突き放して、弄ってしまう己の性根の悪さがみっともなくて、息苦しい。 彼女を嫌っているのは、辛い事なのに。 逃げるよに階段を下りる音を背中で聞きながら… 嗚呼、またやってしまった。 暗い悦びと、後ろめたい後悔は混ざり合う―― )( ぱん、と掌に衝撃。 目の前には尖った、青い瞳。 伸ばした手は簡単に払われて、だらりと垂れる。 ) じゃあ、さ… 私は 要らない? ( 機械人形のようだった少女が、感情を御しきれずに突き放す。 それに感じるのは「私の存在がそうさせている」 そんな優越にも似た気持ち。 きっと、待ち合わせをずっと待ち続けて、何度も事件の起こる街を気にしながら一人で過ごしたんだろう。 ) 怒って、良いのよ。 何してるの、って引っ叩いたって。 ねぇ、お願い。 突き放さないで。 諦めないで。 そしたら、あたしどこにも行く所なんてない ( だらりと両手を下げたまま、僅か泣き笑うよな微妙な表情を浮かべ ) 霧子は、私を如何したい? 私は、好きにしろって言うんなら 霧子に叱ってほしいわ。 ( なんだか、めちゃくちゃだけど。 ) [Mon 10 Apr 2006 00:43:47]
霧子 > ( 同居人とヒルダの仲が未だに修復されきっていないようだ。 どちらかと言えば突き放しているのはマギーの方で、その理由は未だ聞いていない。 聞かされても居ない。 血相を変えて現れたヒルダをあしらうようにして通り過ぎる様が、何か余計に気分をささくれ立たせる。 ) 『歩く場所は注意して』って言ったわ。 自己責任で其処に行ったんなら、別に私が怒る事もないし。 ( 振り返れば其処に伸ばされる白い手。 反射的にそれを払って、一拍重い空気が流れた。 いつもなら大抵此処で「珈琲、淹れるわ」とでも言う所だが、それも無し。 ) 好きなようにすれば良いのよ。 ( それだけ、言葉が口を吐いた。 ) [Mon 10 Apr 2006 00:14:32]
ヒルダ > ……。 ( ぐ、と息を飲むような仕草をみせた後、きっと箒の柄を握る手には無意識に力が篭められて。彼女の言う通り私は痩せた、顔色も悪い。その心の奥底にあるものを見透かされたような気がした。 横の壁に背中を預けたままもう霧子さんの方に顔を向けている友達の背中を見る。フェザリアンたる象徴の翼は殺ぎ落とされること無く、羽ばたいて無事に家へと戻ってきた。それで良いじゃないか、何事も無かったのだから。それなのに何故か私は同居人を心配する声と、仕草に酷く居た堪れなくなって。 ごつ、と重いブーツが階段の二段目を叩く。次ぎは三段目、四段目だ。 ) ……じゃあ、私は帰るね。 おやすみなさい    っ 。 ( 五段目から先の足音はきっと少し強め。二人が無事を喜び合う様なんて、今はとても見たくなかった。 ) [Mon 10 Apr 2006 00:03:24]
エンジェル > なあに?オバケでも見たよな顔しちゃって。 ( 魔女の驚いたよな顔と、何だか煮え切らない間の抜けた声に怪訝な顔。それが直に、合点が言ったように笑い ) ァー、ハ?判った、心配したかなんかしたんでしょう?最近物騒だし――… あなたッてそう言う人だものね。 少し痩せた?顔色悪いわよ。( お人好しで、心配性で、その実―― 欲深い。 今起きている事件を自分で解決しようとしているのか、それとも…?そんな考えが顔と、言葉に少しだけ。 ) ( そして、ちらとこちらを見ただけで顔をそむけて、部屋に入るルームメイト。部屋の中は暗い ) うわ、真っ暗。 明かりもつけないで何してンの―― ( 見せ付けられる空虚な部屋と、呟かれる突き放すよな言葉に、少し背筋がぞくぞくする。 ) ちょっと例の現場にお花置きに行ったら、ぶっ倒れちゃって、目がさめたらついさっきで―― 心配かけちゃったでしょ、怒ってるよね。 ( 自分が居なければ灯りもともらない部屋。 緊張感を孕んだ感情を押さえ込むよな声。 ぞくぞくする。 部屋の中に入ろうとする彼女を抱きしめてあげたい。 すっと、長い手を、引き止めるよに伸ばして―― )  [Sun 9 Apr 2006 23:49:22]
霧子 > ( 聞き慣れた足音。 歩幅と体重からくるリズムと、案外住人の少ないこの物件にこの時間に帰ってくる人間の少なさという経験則。 その姿が血まみれでもなければ苦しげでもないのを確認すれば、同居人の視線が此方に向いて言葉を発した瞬間背を向けて扉を開いた。 ) 別に。 何処で何をするのも貴女の勝手だから。 ( 背を向けたままそれだけ言って、扉を潜った。 灯りの点されていない室内は相変わらず真っ暗で、無駄に大きいベッドが室内の半分を占拠していた。 ) [Sun 9 Apr 2006 23:29:50]
ヒルダ > ( 階段を降りる足は止まり、その足音の主が姿を現すまで待つ。歩き方のクセを知るほどマギーとの仲は深くないけど、一緒に暮らしている霧子なら判るのかもしれないと一瞬思う。 そして漸く見えた友人の姿に向かって、そんな情けないような間の抜けたような声を出すのだ。 ) …… そ、の―――…。 ( 不自然なほど自然な反応と、予期していなかった彼女の帰宅にすぐに言葉は出てこない。続く言葉を届ける前に私たちはすれ違って、僅かに香った香水の匂いはいつものマギーの匂いじゃない。 ) ………。 ( 片足を階段の一段下に残しながら、マギーの背中と部屋に入ろうとしていた霧子を見る。 ) [Sun 9 Apr 2006 23:24:42]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『あ・・・・・・。』 [Sun 9 Apr 2006 23:20:24]
エンジェル > ( 階下では、控えめな鞭の音がして、蹄の音が遠ざかってゆく。見慣れたそれなりに古い集合住宅の階段を上れば、自分の物とデザインは違うけれど、形が同じ靴。 それはそう数のあるものじゃない。 視線を上げれば、関係の微妙な友人の何だか切羽詰った顔。その向こうに、不機嫌さの判るルームメイト。 ) あら、どうしたの―― 何か用事?それとも、もう済んだ? ( 階段を降りかけるようなヒルダの横を抜ける。 まるで、残り香のよに華やかな香りが香るのだろう たたっと、何時ものように1段飛ばし階段を上りきれば ) ゴメン、霧子 約束すっぽかしちゃった。 ついでに、無断外泊ンなっちゃって―― ( 何日ぶりか、顔をあわせたルームメイトに開口一番は、そんなもの。 ) [Sun 9 Apr 2006 23:19:11]
霧子 > ( 普通の顔をして普通に過ごす事を意識しながら本を読んで珈琲を飲んで眠るのだろう。 そんな予想が自分でつく段階で、既に引っ張りまわされていると思う。 そもそも同居人のペースに引っ張られるのは今に始まったことではないが、今度の場合は話も違う。 ) ―――――ようするに。 ( 巻き込むだけ巻き込んで、約束するだけ約束して、それで人の話を聞かないで行方不明。 最初から対等の会話が成立していなかったという話。 )  ( 不意に建物の前で止まった豪奢な馬車の足音。 思索から顔を上げれば―――。 ) [Sun 9 Apr 2006 23:06:53]
ヒルダ@集合住宅3F > ( 留守は霧子さんに任せて一刻も早く飛び立とう。少女の中のどこか拗ねたような感情にも似たものがあると気付かない魔女は、単純にその無関心そうな顔の下には不安と心配が渦巻いていると決め付けて。 ) ええ。見つからなかったらもう一度戻ってくるから―― もしそれまでにマギーが戻ってきて、二人とも留守にするような事があったらドアの前にそう張り紙でもしておいてくれると助かる。 ( 箒を持ち直す。誰にも邪魔されない空の移動を飛ばして行く積もりだ。魔女ギルド長に見つかったら大目玉を喰らいかねないけど。 そのまま階段を下りようとした時、馬車が建物の前に止まる音を聞いた。次いで誰かが階段を上ってくる靴の音が。 ) [Sun 9 Apr 2006 22:59:08]
蹄の音 > ( 商業区の舗装された道を行く堂々たる4頭立ての馬車、それは人も荷物も馬車も多数行き交う商業地区に置いても珍しいもので。 人目を引く深い青の箱型の扉には、青猫の紋章が金で縁取られている。 それが、集合住宅の前で止まり 御者が足場を置き、恭しくドアをあける―― 中から降りてくるのは、紳士でもなく、貴婦人でもなく背中から羽根を覗かせた、カジュアルな装いの女。 手を差し伸べる御者の手を取り、足場を降りて―― ) わざわざドーモ。 マリィに宜しく言っておいて ( 「畏まりました」 骨の代わりに金属でも入っていそうな会釈と共に娼婦の言い付け通りに送ってくれた御者にBYE、軽く手を振り 階段を上る―― 人の注目なんて慣れっこ。エントランスに入ってしまえば振り切れるし、と 無視して黒髪の楽師は階段を上る ) [Sun 9 Apr 2006 22:57:05]
お知らせ > 蹄の音さんが入室されました。 『―― 16本の足が奏でる四重奏』 [Sun 9 Apr 2006 22:49:05]
霧子 > そうね。 ティエンの所なら問題ないけれど。 ( それっきり、口を噤んだ。 振り回されるのは嫌だし、ヒルダが動くなら何もしないで居ようと思う。 何食わぬ顔で帰ってくるのなら、向こうが何か言い訳するまで聞いてあげる必要も無い。 病院と自警団には家の連絡先くらい知れているし、其処に居るのなら向こうから連絡があるだろう。 普通に、いつもどおりに、居ようと思う。 ) ――――それじゃ、ただ遊んでるだけだったら引っぱたいて良いから。 ( 話は終わり、とばかりに締めくくった。 彼女の事だから、直ぐにでも文字通り飛んでいくのだろう。 ) [Sun 9 Apr 2006 22:47:35]
ヒルダ@集合住宅3F > ( きっと前者だわ、だって考え方が私と似てるもの。 ) 青猫と…… ブルーローズ、か。判った、そっちも顔出してみる。 でもティエンさんの家がどこにあるか知らないわ… まあ、彼女と一緒なら心配は無いだろうケド。 ( ブルーローズというお店も知らなかったが聞いて回ればすぐ判るだろう。それ以外となるとお手上げだ。霧子の言うとおり楽師の交友関係というのは太陽が昇る場所から沈む場所ぐらいまでの広さがありそうだ。 いっそ占いでぴたりと当てた方が早いかもしれない。当たればの話だけど。 霧子さんのどこか投げやりな口調に焦りみたいなのを感じながら。 ) [Sun 9 Apr 2006 22:39:29]
霧子 > 何も考えてないか死にたがりかでしょう。 私は、知らない。 ( 今一番してはいけないことを率先してやるようなものだ。 貴族の前で抜刀する。高い所で飛び跳ねる。雪山でお腹を出して寝る。 それくらい分かるだろう、と思っていた事をしたのだ。 それで行方不明では正直、失望すらする。 投げやりな口調で放り出した。 ) 青猫、芸能横丁…それから“ブルーローズ”っていう淫売窟のカフェバー。今そこで仕事している筈。 あとは交友が広すぎて分からないわ。 ティエン・ギニーの家とか。 [Sun 9 Apr 2006 22:30:07]
ヒルダ@集合住宅3F > ( ああ、何て無謀な事を。霧子の口から飛び出た言葉に思わず血の気が引いた。まるでスラムを全裸で歩くようなそんな危険な事を、襲ってくださいと言わんばかりの。彼女らしいといえば彼女らしいけれど。 ) …まさか、マギーは犯人に挑発してるなんて事無いわよね。 ( フェザリアンに対する差別、殺人。マギーはそれに対して恐れではなく怒りを感じてしまったのだろうかと魔女は想像を膨らませた。 ) わ。   私、自警団と病院に行ってみる。それから盛り場の方にも。霧子さん、ここに居て――彼女の帰りを待ってて。 他にマギーが行きそうな所ってある? ( 対する魔女は傍目から見ても判りやすいぐらいにうろたえているのが手に取るように判るだろう。 ) [Sun 9 Apr 2006 22:22:54]
霧子 > ( フェザリアンの事件。 その言葉に目を細め、露骨に顔を逸らして吹き抜けから見える商業区の向こうを眺める。 この辺りは商業区端だから、少し向こうの灯りは淫売窟だ。 ) 私は止めたわ。 暫らく歩く所は選んで、って。 羽根を隠す気が無いんだし。 それで青猫なんかに遊びに行く人だもの。 言っても無駄だって今度の事でよく分かった。 ( 今、すこぶる機嫌が悪かった。 その危機感の無さにも呆れるし、何で今のこの時期に青猫なのかという話も聞いていない。 その上で約束はすっぽかされた。 正直――――その上で心配して自警団だの病院だのに駆け込むなんて何処まで振り回されるのか。 自業自得。 傍目には分からないかもしれないが、娘の顔はぶすっとしていた。 ) [Sun 9 Apr 2006 22:15:50]
ヒルダ@集合住宅3F > ( 髪や服の僅かな乱れ、灯りの灯されて居ない室内。そして表情からなんとなく今まで彼女が寝ていたのだと気付く。 一緒に暮らしている霧子さんがこういうのだから、何も言わずに数日家を空けるのは珍しいのだろう。 ) …………。 ( 点となってじわじわ心を侵蝕していた不安はその広がりの速度を増す。どうしてこの少女はこんな平然としていられるのだろうと、外面しか見ない魔女は思う。 ) ……フェザリアンの事件。知ってるわよね。 ( 青ざめた顔でそんな言葉を口にする。 ) [Sun 9 Apr 2006 22:07:32]
霧子 > ( 夜勤から帰って朝。矢張り帰っていない同居人。 まだ遊び歩いているのか、そろそろ帰ってくるのか…と、暫らく珈琲を淹れて待ってみたが、結局帰ってこなかった。 睡魔に負けて眠りについて、目を覚ませばまた夜。 吹き抜けの廊下は思ったより寒くなかった。 目の前には件の魔女が一人、相変わらず感情がはっきりとわかる顔をしている。 楽しい話では、無さそうだ。 ) ―――2、3日だと思う。 急に遊びに出かけて、1度帰ってきてそれっきり。 そろそろ自警団と病院に聞きに行こうと思うけれど。 [Sun 9 Apr 2006 22:02:48]
ヒルダ@集合住宅3F > ( 音が聞こえた訳ではない。私の感覚は空気の動きを感じ取る方面には特化していない。強いて言えば、視線だろうか。びくりと肩が跳ねて振り返れば、そこにはこれから尋ねようと思っていた少女の姿。 嫌な予感を的中させにやってくる存在だと言うのならば、魔女である私は適任かもしれない。 ) あ――― っ … ( 『こんばんは、マギー居る?』っていう台詞は口から出ずに飲み込まれ、作り笑いに近いぎこちない表情は一瞬戸惑った様子を見せて。 ) ………… し、暫くって… いつから戻ってないの? ( そして不安が的中したのではという焦りが心を満たしていった。 ) [Sun 9 Apr 2006 21:56:12]
霧子 > ( 踵を返す魔女の後ろで、扉が小さく開いた。 室内から洩れる灯りは無く、扉の中は黒い闇。 浮き出るように白い掌が最初に、次に蒼い瞳のイエロティアの娘が顔を出した。 来客の顔を確認して、小さな間。 殆んど変わらない表情が、一瞬だけ眉を顰めた。 何か嫌な予感がする時に限って彼女――ヒルダは尋ねてくるのだ。 ) マギーのこと? 暫らく帰ってないわ。 ( そしていつものように、挨拶もなく最短ルートで本題を直撃した。 ) [Sun 9 Apr 2006 21:51:20]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 音も無く開く扉。 』 [Sun 9 Apr 2006 21:46:46]
ヒルダ@集合住宅3F > ( 部屋の中からの返事は無い。肩を落とし溜息を吐くと、扉に背を向けた。 考えすぎだ、私ってば昔から無駄に悪い方に考えて余計な事をするんだから。そのクセに自分の事になると何処までも楽観視出来るのだから笑ってしまう。 そういう性なのだから仕方ない、諦めよう。 諦めて―― 探しに行こう。酒場、盛り場、彼女が行きそうな所。まさかまた暗黒街のあのお店に出入りしてるなんて思いたくない。いや、やっぱりそれのどれかであって欲しい。兎に角無事が確認出来れば。 ―――霧子さんは奴隷ギルドの方に居るだろうか?居たとしても忙しくて会えないかもしれないけど。 ) [Sun 9 Apr 2006 21:43:40]
ヒルダ@集合住宅3F > ( どうしても拭いきれない不安を晴らす為に私はここへと足を運んだ。昨日、バイクツの羽子殺しの現場から立ち去ってから膨らみ続けている不安を晴らす為に。 どんな顔をしたら良いかとか何て最初に声を掛けたら良いのかとか全然判らなかったけど、今はそんな事気にもしていなかった。何事も無いってだけを確認できさえすればそれで満足。 ) ………。 ( もう一度右手の拳を軽く握ってノック。今度はさっきよりもう少し大きめに。 居ないか、居ないだろうか。 ) [Sun 9 Apr 2006 21:32:02]
ヒルダ@集合住宅3F > ( 最後のこの扉を叩いたのはいつだっけ。そんなに前じゃない筈なのにずっと昔の事のように思えるのは何故だろう。 心のどこかには躊躇いはあった筈なのに、不思議と掲げた右手はそれとは関係なく自然に戸を叩いていた。 一歩離れ、中の気配が動くのを待つ。居ないかもしれない、二人とも外出しているかもしれない。仕事もあるだろう、芸能横丁はざっと見回った限りではマギーの姿は無かったけど。それに何より仲の良い二人だ、この時間に外食ぐらいするだろうし。 ―― そう、そういう理由で留守なら良いんだ。それなら良いんだ。 でもそうじゃなかったら――。 ) [Sun 9 Apr 2006 21:27:09]
お知らせ > ヒルダ@集合住宅3Fさんが入室されました。 『ノック。』 [Sun 9 Apr 2006 21:22:39]
お知らせ > ミカド@自邸さんが帰りました。 『(友人へのメッセンジャーたる小さな梟が、夜明けの空を飛ぶ)』 [Sun 9 Apr 2006 04:20:35]
ミカド@自邸 > ――――僕は”のけもの”か。(―――さて。ソファから立ち上がると、窓へ近寄り開け放す。――そろそろ夜が明ける時間か。)―――そういえば、言ってなかったな。(昼間さっぱり活動できなくなりましたって…ってな!)………。(だが、言ったら言ったで何されるかわからないので、今は沈黙を守る事にした。 ともあれ。開け放った窓の外を暫く眺め――) [Sun 9 Apr 2006 04:17:50]
ミカド@自邸 > ――知ってるかい?僕等の始祖Cain様は、人類最初の人殺しだって。その彼の血族たる僕等が、ヒトを殺せるニンゲンを見て、『贅沢だ』なんて言えないよ? ――なんてね。(軽く吐き出した吐息に笑みが混じる。――建て前を述べ終えたら)―――同意だ。(本音を付け加え)……この家の中には、其れはもう恐ろしいボーディーガードが居るから、色々な意味で安心なのだけど――(マラカスもった熊の動く縫い包みとか、突然動き出す人形三体とか…心強過ぎて、ちょっとおいそれ外に出せないボディーガード達…!)こういう時こそ親子のスキンシップ兼、絆を深めるべきか…!!(前後が逆になったのは見逃していただけると幸いです。扉の向こうから顔を覗かせた貴方へ、視線を向けて)――ともあれ、君も余り思いつめないように。ごきげんよう―……。 [Sun 9 Apr 2006 04:12:31]
お知らせ > マリィゴールドさんが退室されました。 『 今は未だ―――。 』 [Sun 9 Apr 2006 04:00:52]
マリィゴールド > ( 未だ頭は重く、目を閉じれば鮮やかな赫色が蘇るけども…。 ) ホント、理由を付けてヒトを殺せるなんて贅沢はニンゲンならではと思わないミカド? ( 該当を肩にかけ、向かう先は淫売窟。 ソファに座る貴族に手を振り返すと少し考え込みながら。 ) 違うよミカド、事件が終わるまで君が一緒に外に連れていくのさ。 家に一人にする気かいリコリス嬢を? ( ノブを掴む手、身体半分扉へと。 顔だけ覗かせながら。 ) 残念だけどリコリス嬢から先に、買い物の御予約は貰ってるから――其処は黙って見守るのが親の務めでしょ? ( 閉まる扉、金髪の吸血鬼は屋敷を後に。 暫くすれば遠ざかる馬車の音が聞こえるだろう。 ) [Sun 9 Apr 2006 04:00:29]
ミカド@自邸 > (外套を羽織るのを眺めて――予備のワインを一本放り投げた)―――「七つの大罪」何ぞ持ち出しているということは、続くんだろうしね。――やれ、久し振りに友人に会いに行くか。(情報業を営む吸血鬼の顔が過ぎる。――尤も最近連絡すら取っていないから、どうなっているか知らんが)……例え、僕が情報を持ち帰れなかったとしても、恨まないように。(見送りは此処から。ソファの上で、ひらひらと掌を揺らして)――リコリスには、暫く家に篭もっていただくよ。事件解決犯人逮捕のあかつきには、彼女の買い物に君も付き合ってもらうからね? [Sun 9 Apr 2006 03:50:44]
マリィゴールド >  だから――殺人は赦されるべき事柄とはボクも云ってないよ。 矢張り赦せないのは吸血鬼だって同じ、寧ろ殺人を背負う種族だからこそ……―――こっちもハナシがズレたね。 ( 傍観者めいた物言いが消え、本気になったと云う事だろう西園寺帝と云う一人の親が。 叩き付けられる甲高いグラスの音を聞きながら。瞳を伏せ、最後の一杯を口含む。 お酒に逃避するのは此が最後。 ) そう自分勝手なハナシ、此以上回りのヒトが居なくなるのはボクも嫌だから。 ( 彼らしい、と思った素直に感情を口に出来る。 不器用な自分とは違う。 今日初めて見せる笑顔と共に。 ) 協力して貰う以上、お互いに全力であって欲しいけど。 調べて欲しいのは行方不明者の時期と場所、後はこっちで居なくなった娼婦の子の知り合いをあたってみるから。 儀式めいた法則に則るなら、何らかの規則性がある筈だと思う。 期間を空ければ空けるだけ掴まってしまうリスクを増やして迄犯人が頑なに守ろうとしたモノ。 其れが解れば、また真相に近付けるんじゃないかな。 ( グラスを置き立ち上がると、掛けてあったインバネスを羽織る。 ) ソレと…リコリス嬢には用心しておくように伝えて。 [Sun 9 Apr 2006 03:40:25]
ミカド@自邸 > (赤い羽根をもった我が子の名前が出た瞬間から、男の心は決まっていた。――貴方と同じようにグラスを一気に煽ると、テーブルの上に叩きつけ) どんな建て前、理屈、倫理に正論、正義――並べた所で、実際の所「憎しみ」は消えないだろう? 「僕等」が例えおぞましくとも――図々しいと罵られようが、僕は、僕の友人を傷つけた誰かを許さない―例えば。口にするのも嫌だが、君や、リコリス君。ザッハトルテ君が、誰かに”当然の理由”で殺されたとしても――(石榴色の双眸が、ひた、と止まり)―……話がずれるな。(―こほん、と小さく咳払い――その間に、『情報』がすらすらと並べられ)――さて。馬鹿な勘繰りかどうかも、今は置いておこう。リコリス君の事を、どのような意図があって持ち出されたとしても、受け取り方は一つさ?(ふす、と吐息を洩らし)――結論から言えば、僕の答えはもう決まっている。君に協力するよ。――ただし、余り期待されても困るね。非力でか弱い僕に。今の情報をふまえて、使い魔を飛ばすくらいだ。他には――…まぁ、幾つか友人をあたるくらいかな?――他にして欲しい事があるなら、今言うて欲しいね [Sun 9 Apr 2006 03:25:14]
マリィゴールド >  遊びで人を殺す方が未だ『健全』だよ。 生きていく為に人を殺し続けなくてはイケナイ方が余程おぞましいと思うんだけどなァ。 『ボク達』から見たら――今回の見立て殺人事件恐らく犯人には理由と動機があるんだろうけど 其れを理解するなんて無意味だし儀式なんかで人を殺す方が余程「 生 温 い 」と思うよ。 勿論、多少なりとも自分のやった事は思い知ると良いけど ( 「違う?」 と碧眼が、此方を見据える視線へ絡みつく。 アルコォルがちっとも効かない。 幾ら飲んでも酔えない夜。 ) 犯人は女性、犯行の方法はお客を装い薬物を飲ませ意識が昏倒してる間に殺害。 縁取った円に、羽根……突き刺さるように描かれた短剣の刺青。 其れが過去視で視た情報の全て。 ( 貴族様が苦笑を零せば、了承したと情報を出そう。 不本意だとばかりに、髪を掻き揚げ溜息を。 ) 馬鹿な勘ぐりはしないで欲しいけど、ボクと同じ後悔をミカドはしたい? 今日からでも、チョコさんかボクが彼女についておいた方が良いのは明白でしょ。 ( 想定してなかった貴族様には責めはしない、過去の自分も同じだったから。 ) [Sun 9 Apr 2006 02:54:14]
ミカド@自邸 > ”友人”が絡むとなると話は別さ?…確かに君のご友人は帰ってこないかもしれないが、友人を傷つけた償いをさせる事は出来る。生きて償え?綺麗事だ。―――それに、どうせ捕まった所で極刑は免れないだろうし?どうせなら、理由ある人々の手に委ねた方が、よっぽど健全だと思うね。――まぁ、君がやらないというのなら、僕は「そうか」で終わる話しだけどね。(正直、自分には理解できない程、貴方は落ち着いて見えた。――それどころか、其れこそ「IF」でしかない例え話で己を責めているのを見れば、溜息すらもれた。肩を竦めて)――切り取られた『羽』、は、見つかっていない――。(ふむ、と一人頷いた。――もしその場に、姿亡き意思ある体が残っているのなら、件の「過去視」よりも、もう少し具体的に聞き出すことも不可能ではない、が。逆に言えば、其れ等が無ければ、自分は役に立たない。ぬか喜びをさせるのも気の毒だろうと、死霊術の事は、今は止めて)――――――……………。(何故そこでリコリスが出てくる。―― 一瞬言われた意味が分からなかった。そんな間が開いて)――――……とても嫌な例えを出したね。(素直に苦笑を浮かべ)だが、その一言は僕をその気にさせるには充分だと、知ってて言ったね…? [Sun 9 Apr 2006 02:42:42]
マリィゴールド >  意外? 義憤に燃えるなら、事件団に乗り込んで騒ぎ立ててる所だけど――犯人を殺してもあの子が帰って来る訳でもないし。 殺人は目的や手段で正当化されるモノでも無いのは眷属たるボク達が一番解ってるんじゃないのかな ボクが悔やんでいるのはあの日、あの子に逢いにいっていれば犯行を防げたかも知れないって事。 そして、事件の手掛かりを掴んでしまった――恐らくは誰よりも近く真相にいるのかも知れない。 そう、だから頼みに来たんだよ貴族様の元へ ( 自警団を馬鹿にする訳ではない、合理的に事件を解決するのは正しい事だから。 グラスを置くと口の前で手を組んで。 ) トールの羽根を返して貰おうかなって……犯人は自警団にでも突き出すけど、それよりもう一つ気がかりなのは――― ( 暖炉の灯りに照らされた貴族を横目に初めて浮かべる戸惑いの色。 ) 世間で騒がれてる通り、七つの大罪で犯行が行われるなら現在行方不明と騒がれてる娼婦は四人、残り二名は遺体で発見されている。 すると残りの犯行は後一回 流石に自警団の警備も厳しくなるだろうけど。 犯人が最も簡単に犯行を行うには? 先刻、リコリス嬢が夜出歩いてるってハナシ、したよね? ( 視線を外しながら。 娼婦で無くとも、フェザリアンは街に沢山いる……そんな可能性のお話。 ) [Sun 9 Apr 2006 02:21:29]
ミカド@自邸 > (ふらりふらりと組んだ足を揺らしながら、謡うように述べる娼婦の言葉を聞いた。顔を顰める事も、笑うことも無い。淡とした双眸は、揺れる暖炉の火に照らされて)――生憎、冗談には聞こえない。 それに、今君が言った事が本気だったとしても、僕は止めないよ?――そうしてやりたいと思う気持ちは十分理解できるからね?むしろ、其れをやりたいから協力してくれと言われるのかと思っていたくらいだ。――確認の為に聞いたようなものだったのに、違うのかい?そっちの方が意外だね。 (首を軽く傾げて見せて)(『過去視』『未来視』)――成る程。珍しい所から珍しい方法で『情報』を引っ張ってきたものだ。―――確かに情報ではあるが、「情報」とは言えない。似たような妄言のたれ込みも、自警団には溢れかえっているだろうしね。――……だから、自分で捕まえるしかない、と。   (―――……。) じゃあ、犯人を捕まえた後の処遇はどうするんだい?  [Sun 9 Apr 2006 02:10:52]
マリィゴールド > 自警団なんて嫌。 ( 短くハッキリとした拒絶 瞳に灯る ) 犯人を見付けて……―――先ず指を一本ずつ削いで行くの、脚の親指から順に人差し指中指薬指。 脚が終わったら手。 全部無くなったら、足首から先。 そうやって細切れにして燃やす、燃やして灰になったら犬の餌にでも振り掛けて喰わしてやる。 ( 張り付いた付いたような笑み、視点も定まらず狂気に恍惚とした表情で。 ) なァんて浸ったり馬鹿な事はしないから。 チョコさんの本じゃあるまいし ましてや鬼が人の道を諭すなんて、ね―――。 自警団に通報出来ないのは確証を第三者が持てない情報だから。 『過去視』ってミカドは知ってる? ( そんな馬鹿な事はしないと、傍目からでも自分から見ても余裕がないのは自覚済みだから。 椅子に座り直すと、気分は落ち込んではいるが昨日よりは鮮明。 手をひらりと振って。 ) 未来視は『予言』とも『占い』とも云うけども過去の事象や記憶を読み取る……魔法って云うのかな? ボクの知り合いで望まざる能力を持ってる子がいるんだ。 ( 「情報は其の子から……」 と) そんな情報自警団が信じると思う?  [Sun 9 Apr 2006 01:54:00]
ミカド@自邸 > 僕にとっての愛人は、まさしく「意中の誰かさん」の代わりだね。――彼の代りになれる自信があるのなら名乗りをあげてみるといい。返事はその時に―――…。(鉄錆の香が混じるのは、酒だけじゃないらしい。彼女の吐いた言葉に混じる、怨嗟の声に、片眉を跳ね上げて)―――…そんな都合の良い英雄探偵殿は、生憎ヴェイトスにはいないようだ。残念な事にね。 (『自警団の知らない情報』)――――……ふぅん。 (即答することが出来なかったのは、この男にも「対岸の火事」をみるような気持ちがあったからだろう。――肘置きに凭れて) 君の頼みだ。喜んで―――と、言いたいところだけど、幾つか不思議に思う事があるね。 ( 射抜く視線から背ける事無く、男の双眸は貴方を捕らえ) 自警団に任せるのは嫌なのかい? [Sun 9 Apr 2006 01:43:39]
マリィゴールド >  ―――意中の御仁が居る貴族様には難しい注文じゃないの愛人って? 酒番位しかやる事が無いならお役御免だけどさ。 ( 「アリガト」 注がれた二杯目の葡萄酒は直ぐに口の中。 三杯目は自らの手で注ごう。 酸味に混じる甘さが頭まで昇って来る感覚、誉められた呑み方ではない。 ) 此の手のハナシは、犯人と理由を知りたがるのが常だね。 誰が何の為に? 最近流行のミステリなら安楽椅子探偵の御登場なんだけど――――。 ( 娼婦ばかりを狙った殺人は対岸の火事だ、見物人は火の粉を気にせず物見遊山な心持ちだろう。 ) 胸を貸して、とか浪漫あるお話じゃないんだけど……―――自警団も知らない、情報を知ってるんだ。 無理にとは云わないけど協力が欲しい。 ( 三杯目を飲み干し、酒気の混じった息を吐けば。 諦念とも増悪ともつかぬ濁った双眸を向け。 ) [Sun 9 Apr 2006 01:29:21]
ミカド@自邸 > 夜伽ができぬ愛人など要らないね。――ワイン庫を空けるだけの愛人なんてゴメンだ。(軽口の返事も、徐々に気の無いものになっていく。――催促されたグラスに無言で二杯目を注ぐと、隣にボトルを置いた。好きに飲めということだろう。――コルクを抜いたままの葡萄酒は、甘い香りの中に、鉄錆じみた香りを混じらせていくことだろう)―――へぇ。貴族連中が好きそうな話しだ。大ホール近辺のサロンにでも出掛けたら、さぞや色々な話が聞けるだろうね。――――『七つの大罪』『血文字』『フェザリアン』―――ザッハトルテ君が翻訳している本のどれかにありそうだ。(ソファの背凭れに身体を預けながら、己のグラスを傾ける) ――――で、だ。その話しを僕に持って来る意味が知りたいね? [Sun 9 Apr 2006 01:18:11]
マリィゴールド > ( 昨日、歌姫を青猫まで送り届け。 塞ぎ込む事半日―――我ながら女々しいとは思ったが。 思い立てば眷属の邸宅へと来ていた、そんな筋書き。 ) 冗談は止めて欲しいな……、愛人待遇位はボクとしては要求したい所だよ。 ( 家事は自慢ではないが一切出来ない、貴族の娘が頭を抱える素敵な未来予想図。 優雅と称す事の出来る貴族は反対、頬を付くとテェブルを指で叩くお代わりの催促。 ) 事件が遭ったのは二日前の晩から朝に掛けて場所は女衒街の裏路地。 手口はいつもの通り、背中の羽根を切り取られて殺されてた。 現場には血文字で七つの大罪の一つ『嫉妬』が書き残されてた。 ( 昨日見てきた現場から、淡々と事件のあらましを述べ。 ) [Sun 9 Apr 2006 01:02:28]
ミカド@自邸 > (対する男は、雰囲気の可笑しい貴方を眺めながら、のんびりと己のグラスに酒を注ぐ。――若いワインは、甘い果実の味が目立つもの。彼女の雰囲気が『ただ荒れている』だけならば、遠慮なく強い酒を飲ませて眠らせるところだが――)お休み。へぇ。とうとう首にでもされたかい?――もしそうなら、家でメイドとして雇ってあげてもいいよ?僕の下じゃなくて、リコリス君の下で働くことになるから、サボれないけどね?(並々と注いだグラスを持ち上げて、軽く揺らした。――紅い液体越しに見る女は、今まで見せた事の無い表情で溜息を付く)……………。(「友達のフェザリアンが死んだ」)―――……・・・。(声での返事はなかった。石榴の双眸を諌めて、続きを促して) [Sun 9 Apr 2006 00:51:01]
マリィゴールド > ( 血色の液体、蘇る記憶――路地一面に広がった黒い染み。 飛び散った羽根。 頭を振ると促される侭グラスを一気に煽る……喉を滑り落ちる葡萄酒は酷く苦い。 グラスをアンティークテェブルへ置く音が大きく響いた。 ) 実を云えば仕事もお休みしててね……、リコリス嬢の荷物持ちする時間は出来ちゃったんだけど。 ボクは男物しか着ないのに……、いちお善処はしておく。 ( 額に手を添え、深い溜息。 伺うよう碧眼だけが貴族へと向いて ) ちょっとばかりね、巷で噂のフェザリアン連続殺人事件って云うのかな? 知り合いの子が ( 一拍、逡巡するように言葉を切り ) 遺体で見付かった。 友達でファザリアンの娼婦。 [Sun 9 Apr 2006 00:37:44]
ミカド@自邸 > ふぅん……?(娘が何をしているか…までは知らないおとーたま。彼女が外に出るのは珍しくないから、余り気にしていないようだ。)ああ…でも。今度、彼女の洋服や小物を選ぶのに付き合ってもらいたいね。リコリスと一緒でもいい。男の僕が選んだものは、彼女の趣味にいまいち合わないようだし。(ホワイトデーのプレゼントを贈った時は、説教までされたくらいだし。)君の娼婦らしい細やかな心遣いに期待しよう――…さて。( 口を閉ざして、ワインボトルを傾けた。紅い酒を注ぐ微かな音が、グラスの中に満ちるのを静かに聞いて) ―――珍しいね。心底。 それは――君が少しばかり疲れているように見えるのと関係しているのかな?(どうぞ、と青白い掌で、「好きに飲め」と促した。 グラスを合わせて「乾杯!」なんて雰囲気じゃない事は、一目でわかる) [Sun 9 Apr 2006 00:28:59]
マリィゴールド >  詳しくは知らないよ、ただ商業地区で逢ったから送ってあげただけ。 リコリス嬢の情操教育はボクの範疇外だけどね……。 ( 「着物を――」 そう頬を朱に染めながら告げた少女の姿を脳裏に描く。 秘密にしておく。 口を閉じれば薪の爆ぜる小さな音、金髪の吸血鬼は物憂げに伸びる影を追い掛けて ) それはつまり――ボクは貴族様にお話があって、此処に訪れたと云う事に帰結するんだけど。 ( グラスを摘むと、葡萄酒を持つ貴族へ無言の侭突き出す。 ) [Sun 9 Apr 2006 00:14:31]
ミカド@自邸 > 商業地区 ――…おや。食事の為の買出しではなく?…もしそうなら初耳だな。聞いていない。確かにそろそろ色々欲しくなる年頃かな?今度お金は足りているのかを聞いてみよう。――ちなみに、リコリスは―――姿を見ていないね。少なくとも、部屋にはいなかったようだが――まぁ、此処にいる事を知ったら、挨拶くらいはしに来るんじゃないかな?(――春の夜とは言えども、少しだけ肌寒く感じる部屋の中。橙色に染まった暖炉の傍に、男の影が長くのびた。――細かな彫り細工を施されたアンティークテーブルを挟んで、腰掛けて) …つまり、今この場所には僕しかいないということだ。 (大雑把にグラスをテーブルの上に乗せると、これまたいい加減にワインのコルクを抜いて) [Sun 9 Apr 2006 00:06:00]
マリィゴールド > ―――序でに娘さんも、何やら連日の商業地区に通ってるってのも知ってる。 年頃なんだね。 ( 応接間のソファーに腰かけながら。 ワイングラスを目で追う。 ) [Sat 8 Apr 2006 23:59:37]
お知らせ > マリィゴールドさんが来ました。 『――それで?――』 [Sat 8 Apr 2006 23:58:00]
ミカド@自邸 > ―――今日は、ザッハトルテ君は出かけている。上司に押し付けられてアルバイトだそうだよ。なかなか微笑ましいじゃないか。(ワイングラスを二つ、カウンターから取り出しながら、そう声をかけた) [Sat 8 Apr 2006 23:50:03]
お知らせ > ミカド@自邸さんが来ました。 『―――応接間にて始まる会話―――』 [Sat 8 Apr 2006 23:48:28]
お知らせ > シャンクさんが退室されました。 『( 『くわれるぞー!』 (子供らが囃し立てて逃げ惑った。牛は只、立ち尽くす)』 [Sat 8 Apr 2006 10:33:21]
シャンク > (地方村、住人の奇異の視線を浴びながら、斧を振るい続け──) …メシはまだかのゥ? (きょろり、存外に愛嬌のあるかもしれない円らな瞳を村人に向けると) [Sat 8 Apr 2006 10:32:33]
シャンク > (見た目ほど大変な仕事ではないが、なにぶん量が問題であった。納屋が一つ一杯になりそうなくらい。) [Sat 8 Apr 2006 10:30:14]
シャンク > (両刃の斧で、薪を割る。 切り株の上に、木片を置いて、太い腕を振り上げて、斧をたたきつけると─よく乾いた木は、それほどの力も必要せずぱっくりといく。) [Sat 8 Apr 2006 10:29:44]
シャンク > (牛頭の傭兵は、糊口を得るために雑用仕事を請けざるをえないわけだ。) ぬんッ! (がこんッ) [Sat 8 Apr 2006 10:27:06]
シャンク > (傭兵稼業は、仕事が無いとただのプー。) [Sat 8 Apr 2006 10:25:29]
お知らせ > シャンクさんが入室されました。 『ふぬゥ…ッ!(がこんッ)』 [Sat 8 Apr 2006 10:24:28]
お知らせ > 錫音@居酒屋さんが帰りました。 『「応、分かっとぅ――」 袋受け取れば、笑みを浮べ、鬼娘は居酒屋を去り行くか』 [Fri 7 Apr 2006 23:39:52]
錫音@居酒屋 > あながち、違っとゥたぁ言えんとゥのォ―― ウェヘヘッ。 酒ァ恋しゥなっとぅたぁ、ウチァウチん血ィ飲んどぅたぁ良ゥけぇ――(その軽口に冗談と酔狂笑い一つ返せば… ふにゃりとふやけた顔一つ作り、そして―― ) まァ… ウチァウチン仕事ァやるだけじゃぁって… それァ変わらんとゥ?( ―― 確認する様な問い掛け一つ。投げ掛ければ、伝令は頷き一つ返し 「あぁ…頼むぞ」 と短く―― 金の入った袋と一緒に投げ返すだろう。) [Fri 7 Apr 2006 23:31:27]
錫音@居酒屋 > 酒と博打ン何処が悪ゥ… そンに、ウチん酒と博打と仕事ァきちーんと両立―― (「してないだろうが。」 速攻で斬って落とされる反論。一応、今回の開拓地の『調査』に関しては 色々と大まか(大雑把)過ぎる点も多いが、まぁまぁの評価はあるだろうが―― それも、今回が偶々マトモに仕事をしただけだろ?と言いたげな伝令役の視線を受ければ… むぅっと、拗ねる様な目を向けながら、酒を一口。) じゃぁーってェー… ウチー… お酒と博打、好きじゃぁーてェー 大好きじゃーてのォー (… その一口を飲み干せば、ブツブツブツブツと文句を口からグダグダグダグダ。そんな様子に、伝令役は苦笑の色を大きく強めれば―― 「お前の体には血の代わりに酒でも流れてるんじゃないのか?」 と、軽口一つ。) [Fri 7 Apr 2006 23:24:13]
錫音@居酒屋 >  そぉいやァー… 新入り、一人入っとゥ?(そして… 不意に、思い出した様にポツリと言葉を一つ。それに対し、伝令役は「あぁ… その様だな」 と、短く一言。 ソレを耳に入れれば…また、酒を煽り始め――) まッ… 近い内ン、時間作ってウチから顔合わしとゥわ。 っかぁし、おっちゃんもヨッポド…ウチ事ァ嫌いかぁのぉ( ウチが居っとォに、また人ォ寄越しとゥて… と、愚痴る様に漏らしていれば、伝令役は「そりゃ、頼り無いからだろうな。酒と博打以外の事が頭に無いお前の事が…」と、苦笑一つ。 ソレに、鬼娘は… 膨れた面で、ジロリと返し…) [Fri 7 Apr 2006 23:16:27]
錫音@居酒屋 > ……… まぁ良ゥとォ… おっちゃんにスッ飛ばされとゥよゥぁよっぽどマシじゃぁーっての。 ん(その、相手の頷きを見れば…笑みを浮べて、徳利から酒を注いで、また煽り。 相手も、「期待はしてないが、適当にやっておけ」 と言葉を返して、ちびちびと酒を呑み――) ――――― (それから、暫し無言。 互いに無言で酒を呑み続ければ… 場には、暫しの間、酒を喉に通す音だけが響き――…) [Fri 7 Apr 2006 23:05:56]
錫音@居酒屋 > ほォん… 連続殺人、のォ―― (最近、界隈を賑わすフェザリアンの連続殺人の事。 アングリマーラ決死行か切腹か…の瀬戸際を問い掛けようとした時、其れを遮る様に投げられた言葉に… 少し意外そうな表情を浮かべれば、軽く酒を煽り――) そンで、ウチんァ…そっちィ行くンけ? あン、例のモンは構わんとゥ(―― 飲み干せば、早速に、短く不明瞭な問い掛けを一つ。ソレを投げた直後… 伝令役は、コクンと頷き…続く様に酒を煽る。勿論、互いに声を荒げたり等しないし―― 隊の事は口にはしない。) [Fri 7 Apr 2006 22:57:23]
お知らせ > 錫音@居酒屋さんが入室されました。 『とある居酒屋の奥の方。隊の伝令役と言葉を交す中――告げられた言葉は…』 [Fri 7 Apr 2006 22:51:43]
お知らせ > アズ@アーシュラ宅さんが帰りました。 『(少しの間まどろみ、やがて眠る。)』 [Fri 7 Apr 2006 05:55:52]
アズ@アーシュラ宅 > ( 泥を落としてから屋敷の中に戻ると、また廊下をぺったらぺったらと歩き、自分にしばしの間与えられた部屋に向かう。扉を開け、寝具の他にはこれといって目立つ家具の無い部屋の中に入ると、右手にはめている蔓で編んだ腕輪を外して枕元に置き、ベッドの中に潜り込む。少ししてから何かを思い出して起き上がると、左手首に巻いた布切れをはずし、それも枕元に置いた。ゴミ捨て場らしき場所で拾ったボロ布を裂いて作ったそれで隠していた奴隷の烙印が現れる。村にいた頃には無かったそれを見つめて、少年は深い溜息をつくと、今度こそ眠るため寝具の中に潜った。 ) [Fri 7 Apr 2006 05:53:40]
アズ@アーシュラ宅 > ( 広がった葉を持ち白い蕾を付けた花の横で、人差し指をスッと地面を指差すように添える。毎晩こうやって観察していると、少しづつ花が成長しているのがわかる。蕾は、明日にでも開きそうだ。日が昇ったら、忘れず見に来よう。   顔を上げると、空がうっすらと白み始めているのが見えた。家の人たちが起き出す前に、部屋に戻らなくては。 ) [Fri 7 Apr 2006 05:42:26]
アズ@アーシュラ宅 > ( 裸足のまま菜園へと入り、花や草が咲いていない場所へ移動し、しゃがみこむ。そうっと草に触れると、夜露に濡れていて気持ちいい。遠慮しつつも屋敷内は一通り冒険済みだが、少年はアーシュラの家の中でこの菜園が一番好きだった。白くて小さい花が集まったものや、もの凄くいい香りのする花、きりっと葉を伸ばした草、……薄暗い中でも解るほど毒々しい色をしたものまである。全部覚えきれないほど色んな草花があって、眺めているだけで楽しい。 )  [Fri 7 Apr 2006 05:32:15]
アズ@アーシュラ宅 > ( あふ、と欠伸をし立ち止まると、大きく伸びをする。顔はまだ眠そうだ。窓の外を見ると、まだ日は昇っていないようで。 ) まだ暗いなあ。今、何時ごろだろう。 ( ここ最近ずっと固い場所で寝ていたため、ふかふかのベッドだと緊張してすぐ目が覚めてしまう。少年の家では干草を詰めた寝具を使用していたので、どうも固い方に慣れすぎていたのかもしれない。床で寝てみようかとも思ったのだが、掛け布団を汚してしまうといけないので、結局ふわふわのベッドに潜り込んで羊を数えている次第で。 ) ……ふー。まだ寒いや。 ( 屋敷の扉を開いて庭へと出た。空を見上げると、少し膨らんだ半月が沈みかけている。 )  [Fri 7 Apr 2006 05:08:52]
お知らせ > アズ@アーシュラ宅さんが来ました。 『(屋敷内の廊下をぺたぺたと歩く少年が一人)』 [Fri 7 Apr 2006 04:49:33]
お知らせ > 鶯@時間屋さんが退室されました。 [Thu 6 Apr 2006 23:48:20]
鶯@時間屋 > ( 夜鳴く鳥の声に導かれて、 誰かがやってくるってもんさ。 そうすれば、男は笑って歓迎するのだ。 さて、今日はどんな客がきたんでしょ。 ) ――― おう らっしゃい。 ( お客との話は 絶えない。 ) [Thu 6 Apr 2006 23:48:18]
鶯@時間屋 > ( こう、天気が良い日は 布団でも干せば良かったなと 庶民的なことを考えた。 が、後の祭り。 月光浴をして布団が乾くかといえばそうでもない。 諦めて――― ランプに灯した火を確認しながら 男は煙草を咥えてカウンターに立つ。  静かな音を出しながら グラスを磨く。 ) [Thu 6 Apr 2006 23:41:49]
鶯@時間屋 > ( プライベートルームより持ち出したのは、植木鉢 ) くそったら変わりモンの 旦那からの預かり者だった。 人の見える場所に常において可愛がってやってくれってかぁ! ははん。 ( カウンターの隅に常に置かれてる 空色の花を咲かせるサボテン。 珍種、だそうだ。 ) 天気も 良さそうだ。 今日はどんな客がくるかなァーっとぅ。 ( 月の光が店の中に漂い始める。 居心地の良いひと時に ただでさえ細い目はさらに細くなる。 ) [Thu 6 Apr 2006 23:37:38]
鶯@時間屋 > ( 焼きあがったばかりのクッキーの香ばしい匂いが店内に漂う。 ) っへ!自分で作ってなんだが やっぱ美味そうな匂いがすりゃァ! ( 一つつまみ食いなんて しちゃうわけさ。ボリボリ。 こう、必死で働いてる者達に申し訳ないが 趣味の店。 気楽に今日も営業を開始はじめる。 ) おっと、いけねェ。 忘れるとこだった。 ( 男は慌てて 店の奥―――カウンターの奥に入って行く。 ) [Thu 6 Apr 2006 23:31:58]
>  おいせっと――― ( 『 喫茶店時間屋 』 アマウラで使われてる筆で書かれた看板。 古臭く、どこか懐かしいにおいを漂わせる店。 準備中を営業中へと回転させる。 ) くはー。 すっかり寝坊しちまったじゃねェの。 ( マスターである男はのんびり 笑った。 朝、豆の買い付けにいったまま眠くて寝ちゃったのである。 ) こん時間なら、お勤め帰りの娼婦の姉ちゃんしか来ないっかなー。 ( 欠伸と共に店内に帰ってゆく。 ) [Thu 6 Apr 2006 23:28:14]
お知らせ > さんが入室されました。 『 今頃開店するお店 』 [Thu 6 Apr 2006 23:24:57]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『( 実現してはならない幻想。 ――春の空気は腐臭じみて )』 [Wed 5 Apr 2006 04:36:04]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 漆黒の帳に淡く薄紅。 其処に飛び散る赫が在るなら、――…それはどんなに映えるだろうと ) [Wed 5 Apr 2006 04:35:55]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( がしゃーん )( がしゃーん ) ( がしゃーん )  ( どっかの格闘ゲームのように三度アングルを変えて、スローモーションで飛んで行く貴族様。 この後通りにゴスとか聞いちゃいけない音が響くのだろう。 ALLok通り越して、既に別の性趣向なんじゃないだろうか―― ) ――んな気色悪い事、誰が。 ( 投人フォームのまま暫く肩で息したヒトデナシは、改めて襟を整えて )     ( ――…とっとと拾いに行かなきゃ か。 馬車に轢かれでもしたら流石に再生も出来まいし――  …ある意味、水を差されて引き揚げられた。 ひとりで居るとろくな事を考えないんだから。 ) [Wed 5 Apr 2006 04:31:57]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 窓はぴったりきっちりきれいに閉まっていた。 早起きの人々が目覚めるほんの少し前の刹那の時、粉と砕け散る硝子の欠片と共に開催された鳥人間コンテスト。 出場者一名――優勝確定。 てゆか、良い子は 絶 対 真似しちゃだめだ…! )  ( そしてそっちの意味に御取りになったのですね、とどっかの背後が涙した ) [Wed 5 Apr 2006 04:25:50]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(表の道路まで飛んだ。  新記録更新の瞬間)』 [Wed 5 Apr 2006 04:15:43]
ミカド > (あいきゃんふらい。 ―確かに空は飛べた。 自力じゃないけれど。)―――――――――。(派手に窓ガラスを破る音と共に、お外へ飛び出した貴族様は) [Wed 5 Apr 2006 04:15:11]
ミカド > あれれ?ザッハトルテ君、何故にそんなにご機嫌斜めなのかな?ついでに言うなら、この掴み方は違うと思うんだ。接吻するなら、もう少し優しくだ、   ね   ?(襟首ガッチリつかまりた。――至近距離にある貴方の顔は、恥ずかしさ通り越して怒りの表情?漸く冷めてきた頭に、「この展開は―?」と、今更な悪寒が浮かぶ)(逃げれるものか。逃げれるものか―――!!全力で全てを受けきるある意味ALLOKな貴族さまは、逃げれない!)男娼の意味を知らないのかね?――君、本当にそういう方面に疎いね。男娼というのはね?(この辺で、体が浮かんだ。勢いよく滑り始める周りの景色)男相手に色を売―――――るぅぅぅぅううぅぅぅうぅぅぅぅ?! [Wed 5 Apr 2006 04:14:12]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 互いの知己である眷属の麗人から話が既にいっていたか、或いは情報の伝わる早さは上流階級ならではか。 彼の理解は早く無駄はなかった ) ( ――が。 廬山の大瀑布も裸足で逃げ出す壮大なスケールの飛び出せ想像スタンピード、貴方が長い黒絹をかき上げつ、聞いている方が赤面するよな誉め言葉をのたまう間にがっしりと両の手が襟を引っ掴み――逃げなかったのね、逃げなかったのですね!! ) 男娼って何だ――――――――!!! ( 何だ、の意味は聞き手に委ねようと思います。 因みに紅く痣が残るとしたら、多分さっきのドタバタによる擦過傷だと思う――撞木のように貴族様を抱え上げて窓方向へ行ってらっしゃいましゆーきゃんふらーい! )   ( ぶ ん 投 げ た ! ) [Wed 5 Apr 2006 04:03:38]
ミカド > (巻き込んでやる。とは、誰が言った言葉だろうか。覚悟はしておくといいと思います)―――花見?花見。青猫主催の酒宴の事かい?成る程、それで―――(此方は寝台の下で胡座をかいて見上げる。――その見上げた視線が貴方の姿を改めて眺めて――止まった。紅くなっていた顔が、一気に真っ青に!)…君、何時から男娼に?! ゆ――許さんよ?!流石に其れは許可できないね!! 君は確かに美しい。この僕の。この僕の!(ふぁっさーと黒髪を掻きあげて)隣に立っても、霞むことなく儚げな妖艶さを纏い、周りを魅了しているのは認めよう。(ふかぶか頷く)――だがしかぁし!何処ぞの男や、女に君を触らせるなんて、僕が耐えられん! 却下だ!!!即刻仕事をやめてくるんだ!! ―――はっ…!!ま、もしやそんなまさか、ザッハトルテ君?!もしかしたら既に遅しとか言わないだろうねっ?!――白い肌の上に紅い痣が点々と残っていたりしたら、僕はその相手を本気で殺してしまうかもしれない―――っ―――催促ってそりゃぁ、とうとう僕に全て捧げる決意を――って、あれ。(妄想大爆発に尽き、逃げるタイミングを見失ったらしいです。まる) [Wed 5 Apr 2006 03:52:10]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 親娘揃ってどこまでマニアック街道を驀進されるんですか…! 止めないけど。 止めないけど、遠くから拝見しようと思います。 )  ( 斜線上で交錯する多分に温度の異なる一対の赤 ) ――…何が良いんだか判らんけど。 ( そろりと片足が寝台から床へ ) 待ってない待ってない待ってない!! こいつは単に雇われの衣装で、詳しくはマリィゴールド嬢が知っている! 花見だよ、花見――化粧は先方の趣味だと云うに、どこまでも誤解をしてくれやがる! ( 遅れてもう片方の足が床へ。 貴方の傍らに屈み込む無表情のこめかみにぞわりと汗と♯ ← こんなマーク。 ) だ・れ・が・ 何を催促するってェ――?! ( 真摯な眼差しにガンくれつつ、両手が貴族様の襟元へ伸びる。 掴んだら最後、窓から放り投げる気だ――例えガラスが閉まっていようと。 早く逃げてー!! ) [Wed 5 Apr 2006 03:37:38]
ミカド > (流石我が娘。一筋縄じゃ萌えさせてくれないという事か。これからのヴェイトスの流行は匍匐っ子ですよ。ツンデレはもう震い?)――――っっっ……!!!(『叩き落された』――絨毯の上とはいえ、硬い床の上に『叩きつけられ』て、寝台の上から無理矢理『落とされた』男は、暫く後頭部を抑えて、蹲っていた。そんな最中にも、裾やら襟やらを整える仕草が目に付けば、釘付けになる辺り、どれ程貴族様が、友人の着流し姿に萌えているかご想像いただけるだろうか?――ともあれ)―――――…良い……。(ぼそ)(ある程度痛みが収まったら、赤い頬を隠しもせずに、見上げる。る。――冷たい視線も、今は受け止めようじゃないか。着流しの冷たい視線――!!) また、気色悪いと…!朱鷺乃都の衣装を着用し、化粧までして、僕を待っていたくせに何を言うのやら…! 無防備に寝台の上に倒れこむ姿は『早く』と催促の声が聞こえたほどだ―――っと。(上半身のバネだけで身体を起こし)って、―――……え?(潰される。――何時もならば、薄らと気がつく意味も、色気フィルターに阻まれ、気がつけなかった。まともに目を丸くして)――――……や、僕は攻める方が好きかな?(真顔で、真剣に言い放つ) [Wed 5 Apr 2006 03:26:06]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( フェザリアンでアルビノイア、神秘的かつ儚げな美少女がずりずり廊下を匍匐前進。 それってどうなの…! ギャップ萌えは新たなステージへとか、マニアックにも程が。 ) ( うさぎさんを跳ね飛ばしたどん亀は身を起こし、襟元やら裾やらをワサワサと整えるんだろう。 ぜーはーと息を整えつつ、押し潰された薄い胸郭を押さえ ) そう云う痛いは、きらいだ…!! ( ぜーはー。 ) 快楽とか誘うとか何おかしな事を言うか、気色の悪いっ。 こんな理由でくたばったらそれどんな冗談だと――…    ( どん亀吸血鬼、腕力はさておき装甲は紙ぺら程に薄かった。 息を吸う度軋む肋骨に顔顰めて、寝台の下に転げ落ちた貴方をちべたーく冷えた目で見下ろして ) じゃあ今度は――貴方が潰されてみようか 。  ( 言葉だけは淡々と言うた。 訳を充てるならば「いっぺんしんでみる ?」 ) [Wed 5 Apr 2006 03:08:13]
黒いうさぎ > (娘が誤解ぶっち切った挙句に、匍匐前身で退却していったなんて知らないよ…!!っていうか、止めないんだ…!おとーたまは、その心遣いに感動の涙を流す事だろう。)暴れているのは君の方だと!君がその動きをやめれば痛くなんてなくなるよ?落ち着きたまへ。僕は決して痛い事をしたいわけじゃない。快楽を共に求めようと言うているだけさ…!(白い項が目の前にあった。自分の黒髪が組み敷いた男の襟に掛かり、滑り落ちる様子は、たまらなかった。――唇が項を吸いあげようと近付いて―) 気色悪いとは酷いな。君から誘っておいて―――…?(脳内変換は既に完了済みだ。――さぁ、いざ帯に片手を伸ばした時だ) ―――ぉ? (突然勢いよく動いた上半身に、バランスが崩れた。後少しで唇が触れる筈だった白い肌が遠退いて)――ゥアッ?!(寝台の下ヘ、ひっくり返されるように、仰向けに叩き落された) [Wed 5 Apr 2006 02:54:42]
お知らせ > 扉の陰さんが帰りました。 『 …着物、着物、着物ー…( 呪文のように唱えながら、匍匐前進でゴー。)』 [Wed 5 Apr 2006 02:42:04]
扉の陰 > ( サラウンドで飛び込んでくる会話、もとい言葉の押収が、ブッチギリで誤解という種火を育ててくれる昨今、皆様如何お過ごしですか? 「動く」と「痛い」を組み合わせると、素敵な想像図が出来上がると、扉の陰は自己申告。)  ――…まあ、お着物の色気については、概ね同意の所存な訳ですが。( するのかよ。 だって最初はね娘さんね、飛び込んだ瞬間に星を撒き散らしながらふっ飛ぶおとーたまを回収するつもりだったとか、何そのメタ視点。 でも、なんだかいざ本番ではなくて、佳境  …ともかく。に入ってしまうと、思わずどきどきしてしまったりするお年頃。 そろりそろりと扉の陰から離れていく。今日も誤解だけがノンストップファラウェイ。) [Wed 5 Apr 2006 02:40:40]
ザッハトルテ@西園寺邸 >  ばか、重い、痛い――だから暴れるなと! ( 銀色のシールとか云われると誤解も最早ノンストップ――それ何てシベリア超特急。 扉越しに見ている当家最強ユニット(失礼)の御方には是非止めて戴きたかったんですけど! 何故そこで確認止まりなんディスカ――!! ) 黙れれ気色の悪い、リビドーだの恋人だの、何を訳の判らん事を――…っっ!  うぁ、耳元で喋るな  ――…息が、かかるッ! ( 押し潰されたまんま首筋に近づく気配に反論返し。 「興奮」の二文字にうさぎさんの本気を感じた…! ) 誰が、  ( 寝台の端にずり落ちていた右腕が上がり ) 大人しく   ( 一度体の内側に潜り ) 脱がされる――   ( 反動つけて、裏拳を振りぬくように薙ぎ払わん! 何だか良く判らないけど身の危険を感じれば、そりゃもう全力だ! ) かっ  !! [Wed 5 Apr 2006 02:33:00]
黒いうさぎ > 上で動くな?無理話さ、 ココで動かねば何時動くというのだ。(なんかいった) 訳が判らんのは君だけだね!断言してもいい!! 君のその姿――結い上げた黒髪や、ぬいた襟元、寝乱れた裾にっっ―――少し草臥れた化粧顔!!何処の誰が見ても美しいと、色気たっぷりと言うね!…パーフェクトだ。完璧だ。コングラチエイッッッションだ! 僕のリビドーを遺憾無く引き摺りだしてくれるっ…!!―――取り敢えず、ココまで誘われたからには、僕だって途中では止められ無いね!(両肩を押していた手はそのままに、そろりと貴方の首へ顔を近づけた。視界の端で結い上げた黒髪が揺れるのを、其れはもう嬉しそうに眺めつつ!)―――代官、わからないかな?まぁ、大丈夫さ。いまから僕が教えてあげよう。―朱鷺乃都古来より伝わる、恋人同士の着物の脱ぎ方をっ――…!!(黒ウサギさんは、興奮しすぎて、扉の影の娘さんにまだ気がつけない…!!)――ささ、愛しているよ、ザッハトルテ君。共に楽しもうじゃないかー――・・・ [Wed 5 Apr 2006 02:18:19]
扉の陰 > ( こっそりと膝を抱えて蹲り、聞き耳立ててる小娘もいるかもしれないという話。 三角シール補正くらいは掛かりそうなおとーたまのオコトバに引き続き、耳に飛び込んでくるのは、ある意味成人補正ものの、もうお一方のお言葉。 ――…ええ。あくまで、ある意味で、ですよ?意味が分からない良い子達は、もうこんな時間には寝ていらっしゃると宜しいとか、何の話。 扉の側から見ると、ちょっと凄い光景になってるのを確認して、白い頭はひょっこり隠れた。) [Wed 5 Apr 2006 02:03:54]
お知らせ > 扉の陰さんが入室されました。 『( 開けっ放しの扉の陰。)』 [Wed 5 Apr 2006 02:01:52]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ドン亀ひゅーひゅー喉鳴ってます ) ――っ   は ッ ―――― なに、訳の判らん事、を ――げふ ( ぐいぐい。 押し付けられたなら更にシーツに身は沈むだろう、本来呼吸をしないモノでも思わず息も荒げようもの。 溺れかけた人間のように首だけを何とか上げて ) それ よりっ、 ――  ( シーツに爪を食い込ませ―― ) 上でそんなに動くな と――… ッ !  ( ものっそい誤解を招く事なんかいってからべっしょり潰れた。 こんだけじたばた暴れれば着流しなんか酷い事になっていると、宣言する…! ) …何、 だいかん …さま ?  ( どうやらこの御話ではうさぎの方が強いらしい。 げほげほと咳き込みながらの涙目――涙腺機能、微妙に生存――が見上げて問うた。 ) [Wed 5 Apr 2006 01:59:48]
黒いうさぎ > ―――っ!流石の僕も今日という今日は我慢の限界というヤツだねっ!!まったく君という男は、さっぱりきっかりしゃっき理解していない!!!腹立たしくさえある!なんだ!なんだこの―――ーっっ(着地成功した黒いの―貴方が亀だというのなら、OKうさぎだ。(物語間違え)黒いウサギは、故郷で見慣れた着流しを、綺麗に――かつ艶やかに着こなしている黒髪長髪の男の体を、寝台へと押し付けて―)この色気はなんだ―――――っっっっっっ!!!!(石榴の双眸に怒りさえ滲ませてなんか言った)君ねっ!僕の目の前(?)でそういう恰好をされたらどうなるか、少し考えれば判るもんだろうに!普段でさえ、百合の花の如く清廉な妖艶さで僕の心を激しく掻き乱しているというのに、その上項に着流しとは!!何処から突っ込めば良いのか―――!!!(くくぅ…!!涙すら溢しそうな声で、顔を背け)――まぁ、良し、宜しい!!とりあえず、帯を解こうじゃないか!帯を!ココは古典的にお代官様と町娘の再現をするべきだと思う! [Wed 5 Apr 2006 01:46:20]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 気管から変な音出して何か云いつつ、じたばた手足がクロール状態。 あんまり亀をいじめてやるな…! ) [Wed 5 Apr 2006 01:29:47]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 漆黒の帳に淡く薄紅。 飛び散る、赫の―― )  ( バタンと蝶番も爆ぜよとばかりの開音(快音?)が夜の静寂を引き裂いた。 こんな時に発揮されるagi10 ※正体ばればれですかそうですか※ の影は床を滑るようにあいきゃんふらーい! ――少々遅めの時事ネタで御送りします――さておき。 寝台に伏したダメっぽいのは華麗なダイビングを目で追う事すらできず ) ――――――ごふ   ( 人ひとり分の体重が助走の分もプラスされてずっしりだね! おまけにミシとかメシとかいやな音も鳴りましたとさ。 )    …………    ( 黒いのさんとシーツの間から五指を鉤状に曲げた手がにょっきり伸びて鋭意痙攣中―― ) [Wed 5 Apr 2006 01:28:27]
黒いの > (簡単に説明するのならば、この舘にいる限り、一人になりたいときに限って、一人になれない法則が発動するわけです。――バタームと、そりゃぁもう勢いよく開け放たれた扉から、飛び込んで来た”黒いの”は、人ならざる素早い動きで踏み込み、身体を沈め――) 無防備は君だ――――!!! (誰かさんの内心をビビッと解読したかのような台詞と共に、寝台のウヘヘ…違う。間違い。ミステイク。――正しくは、”上へ”と飛び乗らんと―――!) [Wed 5 Apr 2006 01:18:56]
お知らせ > 黒いのさんが入室されました。 『(突然開け放たれる扉)』 [Wed 5 Apr 2006 01:14:09]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 部屋の中に蟠る空気は温くて、濁って淀んだ腐敗の気。 吸気は細く、吐き出す息は更に細く、それでも肺を空にして。 人前では精々人間らしく、再会を期してみたり相談の約束に応じてみたり 請けたものには善処して ――…そんな言葉も浮かぶけれど。 例えば 今――――広い空間。 誰も居ない場所。 …ひとりになったら? ) [Wed 5 Apr 2006 01:04:04]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 天に星があるように、地には華があるように。 今宵を限りにと咲き誇る、儚い薄紅に集まる 人 人 ヒト――…人酔いしました、なら良い。 慣れない仕事にばてました、これもまだ良い。 ――少々へこたれるの早過ぎなのは兎も角として。 …人を呼び寄せる桜の樹。 人を酔わせる酒の香り。 集まった、人の、気配。 夜桜に惑わされて呑み過ぎたとか、そんな客も居たけれど――   …成る程 確かに、これは毒だ。 桜色の優しい天蓋。 見上げる視線。 ――そんな風に頭を上げると、…反らされた人の喉に、見えなくても良いものが見えてしまうから。 知人の眷属 その妹分にその友人。 一期一会の客とただすれ違っただけの客。 皆 揃って――  如何してああも無防備か。 良くないモノは何時だって、隣人の顔で其処に在る のに。 ) [Wed 5 Apr 2006 00:48:21]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 請けた と云うか、――…上からの命令で請けさせられた花見の席の哨戒は4日間の筈だから、今日は中日。 出会った個性的な御客のひとりと交わした酒が残っている訳でもなかろうに、着替えも何もほったらかしてぐんなりと脱力した。 もし青猫の麗華な皆様がこのダメっぽいのにまで化粧なんか施した日には、おそらく今頃シーツにべったり。 ――当家最強の誰かさんに正座させらりておこらりるフラグ、発生。 ) [Wed 5 Apr 2006 00:19:37]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 内より閉じられる扉。 毛足の長い絨毯に、履き慣れない靴が沈む度ぺふぺふと頼りない音が鳴る。 ) ――――――――    ( ぼふり。 寝台の縁に躓いたように投げ出す身は藍染の着物に結い髪のまま、さながらシーツの海に浮かんだDO・the 衛門風情。 遅れて足から草履が落ちて、頼りない音がもう一度鳴った。 ) [Wed 5 Apr 2006 00:02:41]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( 外から開かれる扉 )』 [Tue 4 Apr 2006 23:53:17]
お知らせ > 司祭さんが帰りました。 『( そして、新たな懺悔を求む者 )回心を呼びかけておられる神の声に耳を傾けてください―――』 [Mon 3 Apr 2006 20:22:44]
お知らせ > アレックス@大聖堂告解室さんが帰りました。 『そして、私を鞭で打ってくださいとも言う事ができないまま、席は空席となり、扉は閉まる。』 [Mon 3 Apr 2006 20:22:09]
司祭 > 貴方の信仰心は、とても純粋な物だと私は思います。もしも貴方が背負い切れぬほどの業を背負い、押しつぶされそうになったなら―――また、此処に来てください。聖堂の門は、いつ何時であろうと信徒のために開かれております故に。( 静かに、ただ静かに言葉を紡ぐ。相手の心中など、一介の聖職者に過ぎぬ己には判らない。とてもじゃないが計り知れない。ただ―――どうしても隠しておきたいような事を無理に引き出すのは己のすべき事ではないはずだ。神に誓って。己が出来る事を精一杯、天におわします偉大なる神のためと信じる事を為すだけ。たとえそれが告解の返答役であるとしても、だ。 )―――父と、子と、聖霊の御名に措いて、貴方の道に神の祝福を。A'men.( そう、シャッターの向こうで十字を切りつつ一礼した。その姿は見えないだろうし、その行為は決して相手のあずかり知る所ではないだろう。 ) [Mon 3 Apr 2006 20:16:36]
アレックス@大聖堂告解室 > ――… はい… 仰る通りです。( ”信仰のもとに”人はみな平等であるとそう言っているのだろう。 その通りだ。 だがヴェイトス市の現状を鑑みれば、疼く物がある。 贖罪の火を、と。 このような懺悔の場で何度も窘められ、歯痒さと罪深さの間で唇を噛むばかり。 )――… はい。 ( せめぎ合う内心を押し殺し、細く息を吐きながら俯き、答える。 与えられるのは保障 悔い改め、祈り、働き、正しく生きれば許しを得られる、と―― だが、最も重い罪は今しがた口にした物ばかりではない。 罪深すぎて口に出来ないほどの罪がこの身体の中、微熱のように息衝いて居るのが判る―― あの人知を超えた闘争の場で聖剣を手に、神の名のもとに聖剣を行使するその万能感、充足感… そして無意味に大きな声で笑い出したくなるようなあの昂揚感―― 聖剣から齎される人を超える感覚に酔いしれ、言い様もない闘争の昂ぶりに突き上げられるまま、神に逆らう愚物を皆殺しにしたいと 今この瞬間でさえ求めていることなど とても恐ろしくて口にする事などできない。 根深く息衝き、口に出せば火柱と化し燃え尽きてしまうようなその罪は決して許される事はないだろう。 俯き、唇を噛む娘は堪えるように押し黙り、暫しの沈黙の後に漸く顔を上げ。 ) ありがとうございました――… 。 ( 消え入りそうな声でそう述べれば、会釈をひとつ。 ) [Mon 3 Apr 2006 20:08:31]
司祭 > たとえその老女が如何なる悪徳の者であったとして、貴方の罪が消えるわけではありません。そして、何より―――他者を見下し、差別し、卑下する事は相手がどのような者であっても、決してしてはならぬ事です。判りますね?( 相手の信仰心は十分に判る。聞いているだけでも、罪の意識に今にも押し潰されてしまいそうな程に悲痛な思いが伝わってくる。それを少しでも支えるために、少しでも楽にするために己の中で弁解を続けてきたのだろう。あれは悪なる者だからあれで良かったのだ、と少しでも自分の重責を軽くしたかったのだろう。 )貴方は、今犯した罪の分も祈らなくてはなりません。そしてその祈りは必ずや神の元へと届くでしょう。大丈夫―――寛大な神は、貴方の罪をきっと許し、天国へと導いて下さいます。祈りなさい。安息日のミサへの出席も欠かしてはなりません。( 後半は決まり切った文句に過ぎない。しかし―――彼女にとって少しでも救いになると言うのなら。彼女の肩が、少しでも軽くなると言うのなら。その決まり切った文句にも、何かしら意味があるのだろう。 ) [Mon 3 Apr 2006 19:45:02]
アレックス@大聖堂告解室 > ――… はい。 ( 漸く吐き出せた、と娘は細く息をつき そして罪と罰 そして許しを齎す返事に聞き入る。 示されるのはパプテスの信徒として、彼女の心を救えぬ私の罪。 圧し掛かる十字架に負けぬよう、と そう声が返る。 ) ――… その老人は聖剣の使い手として選ばれ、神の与えたもうた奇跡の鍵を手にしながら――… ( まるで弁解のような言葉が途切れる。 言葉を選ぶように、けれど見つからなかった ) 卑しさと… 浅ましさ―― そう、悪徳と、醜さばかりを食べながら歳を経た様な老婆でした。 ( だからといって、威光を振りかざし、希望を打ち砕いても良いという事はあり得ないけれど。 ) 私は… 彼女を聖剣の使い手として相応しくない、と―― そう判断し、彼女の手にした聖剣を打ち砕きました。 ( 唇から止め処なく漏れてくるのは弁解だ。己の罪深さに強く手を握り、唇を噛む。 けれど… ) 使い手に相応しくないものが抑制もなく、欲望のままに望みをかなえれば世は悪徳に傾き、約束された神の王国は遠ざかる事でしょう 私は、それを許す事ができなかったのです。 そのとき、私は憎しみに支配されていました。 ( 強く目をつぶり、声を搾り出す。 あれで良いのだ、と内なる信仰は頷けど、厳正な裁判官がハンマーを打ち鳴らす。 汝に罪あり、と そして魂を震わすような彼女の慟哭が、呪いの声がが耳から離れない。 罪を告白しながら、自分は救いを求めている。 そして、十字架を背負い、歩む事こそ償いだと、声はそう告げる。 ) 私は、地獄に落ちるでしょう  か? ( まるで縋るよう、顔をあげた。 ) [Mon 3 Apr 2006 19:31:27]
司祭 > 人の希望を挫く事。それはとても罪深い事です。恐らく―――その老婆の望みは聖剣の奇跡なくして到底叶わぬ程の物だったのでしょう。( 『聖剣』という響きを聞き、少々プレッシャーが掛かる。聖剣戦争。勝敗の話は逐一此方へ回ってくる。その第一戦の敗者が―――確か、一人の老婆であった。そして、誰かが勝利するたびにそれだけの敗者が生まれる。なんとも業の深い話だ。 )貴方は、それを罪と感じて懺悔を捧げに来た。それは即ち、貴方自身はそれを罪と自覚していながら、その希望を挫かねばならぬだけの理由があったと言う事になります。前に進みなさい。誰かを踏み台にしたのなら、それだけ上へと上らなくてはなりません。それは、貴方が今背負い、これからも背負うであろう罪を濯ぐ事にも―――きっと、繋がるでしょう。( 落ち着いた声で、静かに告げる。誰かの希望を己の望みのために手折ると言うのは、どれ程の重圧を伴うのだろう?それを少しでも和らげ、気分を落ち着けなくてはならない。身長に、言葉を選んだ。 ) [Mon 3 Apr 2006 19:16:17]
アレックス@大聖堂告解室 > ( 人一人座れば手狭な密室。 返る声は寄る辺としての安心感に満ち溢れている。 今まさに罪を告白せんとする娘は与えられる安心感に胸のつかえを吐き出すように一つ深く息を吸い そして吐く。 声は篭ってシャッターの向こうに居るのが男性であるのか、女性であるのかもわからない。 唇をわずか、舌で濡らす。 ) 私は一人の老婆と聖剣を巡り戦い、彼女の持つ聖剣を破壊しました。 わたしはその老婆から希望を奪ったのです―― そして彼女は嘆き、私を呪いました。 ( 死を、と。 )――… 彼女は神をも呪うでしょう。 心の貧しきに手を差し伸べ、救う事をせずに私は望みを打ち砕いたのです。 私は罪を犯しました。 ( 彼女が私を呪う声が耳から離れない。 死を!呪いを!と 聖剣に貪り食われ、疲れ果てていたのに責め立てる声に昨日は眠れなかった。 ) [Mon 3 Apr 2006 18:54:08]
司祭 > ( そう、シャッターの向こうから聞こえる声に返答を返す。静かに、少しだけ親しみを込めて。罪を告白し、神に赦しを乞うならば―――それが聞き入れられぬ道理など、無いはずだ。そう。無いはずなのだ。司祭のすべき事は一つ。その罪を聞き届け、助言を述べ、そして―――神に祈りを捧げる事を促すのみ。如何なる相手であろうと、差別してはならない。如何なる罪悪であろうと、それを拒絶してはならない。罪を自覚し、赦しを乞いに来たのであれば尚更である。 ) [Mon 3 Apr 2006 18:45:58]
お知らせ > 司祭さんが入室されました。 『―――神の慈しみに信頼し、汝が罪を告白しなさい。』 [Mon 3 Apr 2006 18:41:39]
アレックス@大聖堂告解室 > ( 薄い壁に隔てられて狭い空間のなかで両手を組んで額にあて アレッサンドラ・クレメンテはそう呟き、懺悔を始める。 ヴェイトス市最大のパプテスの拠点である故に神官も多く、シャッターの下りた向こう側に誰がいるかなどわからない。 また締めた扉の向こう、聖堂に誰かが話しているようだが、遮られ篭った音は良く聞き取る事ができない―― 盗み聞きは罪深い事、これから懺悔をしようと言うのに何を考えているか―― 頭を振り、思考から追い出した。 組んだ両手の当たる額に意識を集中する。 ) [Mon 3 Apr 2006 18:34:42]
お知らせ > アレックス@大聖堂告解室さんが来ました。 『 ―― 私は罪を犯しました。 』 [Mon 3 Apr 2006 18:30:55]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( だから――…「御帰り」と言えるのはもう少し先なんだ。 )』 [Sat 1 Apr 2006 07:07:29]
ザッハトルテ > ( 信じられないのと、疑うのと――「真意を鑑みさえしない」のと。 一番酷いのはどれなんだろう? 自分は自分で、彼は彼。 全てを知ろうと思うのは傲慢だけれど、どのみち本当のところは知りようもないのだから、表層に現れたものだけを飲み込めば良いのだとも割り切れなくて――  …まだ、引き摺っている。 目を伏せたのが見られずに済んだのは、互いの為に良かったのかも知れない。 ただ暫定的と条件付きながらも断言された言葉に、やっぱり見えないところで頷いて ) [Sat 1 Apr 2006 07:06:25]
お知らせ > ミカド@書庫さんが退室されました。 『    「大丈夫」  』 [Sat 1 Apr 2006 06:56:10]
ミカド@書庫 > (リアクションを取るに従い、徐々に正面がずれていく。だって見えないんだもの…!でもクリームだらけの顔を晒すのは嫌らしい。…「暫定」に、許しをもらえたなら、満足げに頷いた。)( 疑われても仕方ないとは思う。何故なら、長椅子の周りに積んである本達は、あの日の残り火が燻っている証拠。――だけど――同じ事を繰り返すのは愚かだと知っているし、繰り返すつもりも無い。――例え今が断言できない状況であろうとも、己の意志で抑える事は出来る。だから――丸盆の下で、何時もの笑みを浮かべて―見えないけれど) [Sat 1 Apr 2006 06:55:08]
ザッハトルテ > ( 本来の表情が見せられない――作れない、が妥当かも知れないが――分、某ネズミーランドの着ぐるみのようにオーバーアクションの丸盆貴族様。 こちらも立ち上がりながら大振りのモーションの一挙一投足を眺め ) それは――…西園寺次第。 こちらだって人の口に入るものを無駄になんかしたくない。 ( 山盛りカスタードクリームをこの為だけに作ったやつがなんかいった。 どこかのヒーローのようにぴしりと胸を張る仕草と「暫定」の声。 ――暫定としか言えない理由は本当にその盆だけの所為? ――…疑っても詮無い話。 はぐらかされただの騙されただの、自分ひとりの被害意識で乱れるのはもうたくさん。 ) …別に抱き締めてなんかほしかないけど。 西園寺が宣言したいのなら、どうぞ? ( 素っ気無く続きを促した直後、明後日の方角への予告ホームランに縦線びっつり背負って「おいおい」とかツッコんだ。 ) [Sat 1 Apr 2006 06:38:51]
ミカド@書庫 > (丸盆貴族は、背筋を伸ばすと肩を竦める。テラリと光る銀の底が眩しいじゃないですか)――了解した。命懸けで言うとして。(開き直った。)(悩んでいるんだろう。――腰に手を当て、貴方の声がする方を向きながら、沈黙が数秒。)―――……そっちも顔面に叩きつけられるのかな?できれば、そっちはナイフで切り分けて、フォークで大切に切り崩しながら、楽しみたい。 だけど、こんなクリーム塗れの上に、君を抱きしめることも、顔を見る事も出来ない状態で、その言葉を言うのは僕のプライドに関わるねっ!(丸盆貴族様、胸を張った)しかし、「お預け」も嫌だ。だから―――暫定。 暫定的に宣言するという形でどうだろう。(びっしと勢いよく指をさす。――貴方を指差したつもりだが、見えていないために、微妙に明々後日方向に人差し指が向けられて) [Sat 1 Apr 2006 06:28:20]
ザッハトルテ > ( それ一体何の話…! どっかで誰かが目を逸らした。 逸らした。 カスタードに遮られながらも抑揚に乏しい言葉のカスケードはすらすらと流れ――目隠しに等しい状態のまま、器用に立ち上がろうとする長身を見上げた。 …丸盆貴族様と言ってしまうと、どこまでも道化めいてしまうのだけれど ) ――今度言ったら永久に黙らせるからな? ( 場合分けを訂正した。 ) (「言い直し」 ――わざわざまめにこちらを向き直す彼。 どうせ見えないだろうに。 …なのだから、ついとそっぽを向く自分だって大差ない。 ) ――…ふん。 チョコレート味の御返しはそっちを聞いてからだ。 [Sat 1 Apr 2006 06:15:32]
ミカド@書庫 > (だって痛いと(以下略))まぁ、そうだよね、判っていたよ期待なんてちっともしていなかったともお返しがくるだけマシだと思っていたから嬉しいよ、とってもとっても嬉しいよ本当だよ泣いてなんかいないさ涙なんて流れないしね流せないしね疲れた体にとってもよく効いたよこれで暫く頑張って閉じ篭れそうさ自室に戻ったら喜んでこのクリームを平らげる事にするよ感想は後でいいかなこのまま食べるのはちょっぴり悲しいからねぇえぇ――――……(カクカクと息継ぎもなくペラペラ滑る言葉は、抑揚がない。珍しくちょっぴり凹んだオゥラを滲ませて、最後は溜息混じり。背凭れに手をかけると、自室へ戻る為立ち上がろうと――)………。(無論見えない。「まさか」の後に続く言葉を聞いて)――――………。(丸盆男は、顔を貴方へ向けて)―――…………ティエン嬢に言った内容はともかく(←さり気無く分けた)そっちは――……ぶつける前に問い詰めて欲しかったね。 (己の顔を指差し) その過ちに対する罰にしては、優し過ぎるだろうに。――もう少し言うなら、こんな恰好じゃ言い直すのも様にならん。 [Sat 1 Apr 2006 06:07:42]
ザッハトルテ > ( 最重要なんだ。 ――重要、じゃなくって。 間違ってもカスタードクリームをして「君の味」とか言わないように。 嫁入り前の娘さんの、誤解は続くよ何処までも )  ( トレイの縁からぼて、とまた、クリームのひとかたまりが誂えの良いタイの辺りに落ちて ) ――…まさか。 確かにそれを作ったのは私だけれど、頼まれたのはチョコレート菓子―― ( つ、と盆を指差し――視界をクリームとトレイの二層で遮られた彼には見えないのだろうけれど ) クリームの塊なんかじゃない。 …………そいつは罰だ。 ティエン嬢に大嘘吹き込んだのと――――…   ( 大きく一度吐き出す息 ) …リコリス嬢とはもう会ったんだろう? もう大丈夫って言ったんだろう。 でも――――私はまだ聞いていない。 [Sat 1 Apr 2006 05:55:14]
ミカド@書庫 > (そう言う意味で今までのやり取りを辿るなら、何処までも怪しく聞こえる罠発動。――クリームだって、場合によっちゃ、最重要アイテムですよ?(切腹準備完了) ――西園寺家必修スキルは覗きと聞き耳だと思った。)(返答に、重々しく頷いて)――――そうか。成る程。これは君が作ったもので、わざわざ僕のために作ったクリームであるわけだ。 (ふ、と吐息を吐きたかったんだろうが、代わりに零れるのはクリームと言う罠。――剥がさなくていいと言うように、片手を差し出し)―ー―つまり、これが僕への―――…「1ヶ月遅れのバレンタイン」の「お返し」なんだね?(反対側に傾げる首) [Sat 1 Apr 2006 05:47:46]
ザッハトルテ > ( ボールド体に戦慄する間も無く、事実関係を寸分違わず推測された ※断言返し※ 名探偵は羽毛の気配ひとつを残して離れていってしまった。 ――銀盆の向こうよりくぐもった声の問い ) …工夫の足りないありがちな味がしたなら私だね。 ( 味が判らなくなったモノは、教科書通りの味のものしか作れない。 仮に味蕾の機能を問い質される日が来たらの話、「そんなものは要らないよ」と笑って返すだけなんだろう。 ) ――…それ ( 張り付いた盆 ) そろそろ剥がしたら。  [Sat 1 Apr 2006 05:44:17]
ザッハトルテ > ( 夜空にアバヨとサムズアップは、残念ながら笑顔を隠して銀の円。 つややかさだけなら天空に浮かぶ月のよう――勿論後片付けは3人で取り組む所存です。 まる。 べっちょりめったりクリームのひっついた背表紙にへっしょりする前に、モップ片手に仁王立つ誰かさんによる正座の刑が待ってると思う。 ――ってリアルタイム降臨キタ…!! ) [Sat 1 Apr 2006 05:43:47]
お知らせ > 扉の外さんが帰りました。 『( 掃除具確認に去る足音と。青筋なんて浮いてないと主張する、扉外からお送りしました――)』 [Sat 1 Apr 2006 05:41:30]
扉の外 > ――……。( 台所に残されていた、卵の殻。使い切られた牛乳瓶。砂糖壷の中身の減り具合。 小麦粉などは手をつけられていなかったし、ボウルや泡だて器は洗った跡が残されていた。だから、何を作ったかは、薄々は察せられる。薄々は。ならば、状況証拠から何事が起こったのかを推測出来てしまうのは、西園寺邸に住む者の哀しき必修スキルです。※断言しやがった。) ――……。( ふぅ、と小さく溜息をついて、いつの間にか扉に張り付くような姿勢になっていた背筋をシャンと正して。) [Sat 1 Apr 2006 05:39:37]
扉の外 > ( まず最初に述べよう。どの辺りから聞き耳立ててたのかは、不問に処して下さい。 しばき倒されても文句の言えないフラグを山頂にざっすり立てた所で、二次元中継のカメラは一時、書庫の扉前。 台所は小娘の領域、其処で何ぞなさってらっしゃった方の後姿が消えた先は、ある種お約束の場所。 宜しかったら、後程ご相伴にでも預からせて頂こうか―――。 …ええ。この時はまだ、そんな軽い気持ちでしたと無駄ナレーション口調。 雑事を終えて再び扉前を通り掛かった時、ふと思い出してノブに手をかけようとした辺りで。状況と前後が見えていないものだから錯覚する、やけに艶っぽい会話が聞こえて来たものだから、もう。ノブにかけた手も止まりましたよ?モンタ・ミーノ氏。)  ――……。( 回れ右して去れば良いものを、うっかり聞き耳立ててしまうのは、普段はどれだけ素知らぬフリを決め込もうとも、小娘も所詮年頃の女子に過ぎないからな訳でして。まさにクライマックスといった辺りで――― ) ……あ。( 何かすごい音聞こえました―――。) [Sat 1 Apr 2006 05:37:40]
お知らせ > 扉の外さんが入室されました。 『( ――その頃の廊下。)』 [Sat 1 Apr 2006 05:30:10]
ミカド@書庫 > (ちなみに、丸盆貼り付けたまま喋っているよ。器用にな!) [Sat 1 Apr 2006 05:25:28]
ミカド@書庫 > ――――……。(丸い顔は、どっかの愛と勇気だけが友達な誰かさんに負けやしない。――後ろの壁には、貴族様の頭型にくり貫かれたクリームの跡。…周りの本にも当然ながら被害が…!!でもよくよく考えたら、誰が1番困るって、小鳥ちゃん(壁の掃除)と貴方(本の整理)なんじゃないかってお話。――丸い顔した貴族さまは、暫くして、首を微かに傾げ)―――――……一つ、問うていいかい。ザッハトルテ君。 (腕を組み)……このクリームは、君の手作りかい? [Sat 1 Apr 2006 05:24:20]
ザッハトルテ > ( 全力で受ける準備。 Mは帝の――げほげほ。 ) ( 器具なら充分使ったと言えるだろう、主に計量器具やら調理器具を。 家人が寝静まった夜明けにもそもそと卵と牛乳の生き物くささに顔顰めながらの手作りカスタードクリーム。 めっしりと貴族様の華のかんばせに銀のトレイがへばりついて ) ――――…よし。 ( ぽそり、もぬすごく覇気のない声と共に、綿を握り込むよに小さく小さく拳を握った。 べたべたぼたぼたと零れるクリームはスラックスにも長椅子のクッションにも床にも落ちるのだろう、――大惨事の予感。 ) [Sat 1 Apr 2006 05:19:12]
ミカド@書庫 > (思います。―ざっくり刺されるのだって、とっくに覚悟完了している。――当方に迎撃の準備あり。(主に全力で受ける方向で))(事情を知らない人が知ったら――むしろ扉の外で聞き耳レベルでも、充分誤解しそうな台詞を吐いた貴方に、気力だけで微笑みを返して)……何せっ…君がこういう切り出し方をする時にっ…いい目に合ったことが無いからねっ…!(首にキュッと力が入る。――ガタン、ワゴンの上に鎮座していた蓋が開いた音がした。え、器具使うんですか?なんて、考えた瞬間) ―――――た、溜め時間長過ぎやしないk(口の中に強制的に突っ込まれるモノによって、言葉が途切れた。今までとは違う衝撃が顔面を襲う。――音にすれば「どべし」とか、普段よりは幾らか柔らかな衝撃音。――顔面を満遍なく叩かれた痛みと共に、衝撃で仰け反った首が、ぎしぎしと音を立てた。)…………。(ぼたぼたとやたらと重い滴がシャツや膝の上、肩、髪の毛などなどに落ちるのを、感じて――ノロノロと身体を起こし)……・……・・・。(更を顔面に貼り付けたまま、沈黙した) [Sat 1 Apr 2006 05:11:21]
ザッハトルテ > ( そして彼女は先日こうも仰った、時々、ザッハトルテって、物凄く手が早いんじゃないかなって=@――――以上、証明完了。Q.E.D。 ) [Sat 1 Apr 2006 05:00:58]
ザッハトルテ > ( ふたりまとめて張り倒すと良いと思います。 貴族様には申し訳ないが、こちら一方的にかくごかんりょう。(ひらがな) ) ――…こう云う状況では ( どんな状況 ) ではいつもの余裕がなくなるんだ、西園寺――…何だか慣れていないひとのよう。 ( 頭上で崩れた崖を見上げた人間のような、或いは馬車の前に飛び出してしまって身動きの取れなくなった猫毛玉のような。 ――いずれにせよ、厄災に直面して逃れる術を持たない人が硬直するしかできないように。 それでも、観念して静かに目を閉じるのが彼の器の深さを物語る ) …危険な薫りだなんて。 ただ、見られていると上手くいかない気がするんだ――不器用だから。 ( ありがちな(?)恥ずかしいから≠ニ云った定型句を男は使わなんだ。 ――…海岸の誰かさんに匹敵する身のこなしを持ったそいつは、視界を封じた貴方を確認すると ) ティエン嬢に、何無い事無い事吹き込んでくれやがった西園寺ィ――――?!! ( 自分で言うなや電光石火。 ワゴンの上にででんと鎮座ましました蓋つきの大皿――皿を通り越して、実は盆だったりするが――に山と盛られた卵色、カスタードクリームを 全 力 で 叩きつけよう! だから目をつぶれと言ったんだ…! ) [Sat 1 Apr 2006 04:57:31]
ミカド@書庫 > (暗示中の誰かさんに、今のこの状況を見せて差し上げたいと思う。一瞬後の世界を想像すると、とっても嫌な予感がするけれど…!今の!この状況を!見るだけなら、こちらの言ったことが正しいと大声で言い切れる…!)それ、は、もう…?……好き な人がこんな近、くにいるのだから、目も逸らすさっ…僕は、シ、シャイボーイな―…んだよっ…。(柔らかな黒髪が、肩から零れるのを見た。――彼が言葉を紡ぐ度に、冷えた呼吸が触れる。――鼓膜に届く声が、何時もよりも近い。本当なら嬉しい状況の筈なのに…!この状況を喜ぶよりも先に、一瞬後の未来に戦慄がは知るのは何故だろう?)―――エー、アー……と。どういう事だろぅ…ねっ!目を閉じなければ言えない事なんて、なんだかとっても、危険な薫りがするねっ…!できればこのまま聞きたいのだけど―――……っ……・……っ……っっ!(互いの瞳に、互いの顔が映り合う。――でも、貴方の瞳に映りこんだ自分は、引き攣っていると言うか、緊張していると言うか。少なくとも、甘い展開を予想している顔じゃないのは確かだ。――それも経験でよく知っている。――南無三と、心で呟いて、潔く瞼を閉じた) [Sat 1 Apr 2006 04:43:49]
ザッハトルテ > ( そしていつかと同じように、長椅子と腕とが彼を包囲した。 至近距離と言って良い距離ならば、愛想の足りない無表情に僅かの関心の微粒子を混ぜた血色が真正面から貴方を見据えるだろう。 息をしないモノであれ、語る為に口を開けば挽かれた豆の芳香が香る。 かたん、と食器が置かれる乾いた音が、彼が思うところの檻の閂が閉まった合図だろうか ) 全てではないとは思うけどね。 …それともそれも経験則? ――…何でそんなに目を逸らすんだろうね。 ( 関心と疑問をない混ぜた問い。 今頃どこかでキノセイキノセイと暗示中の誰かさんをよそに、石榴を鏡に映り込んだ己を見返すように顔を近づけ ) ――…西園寺。 …目、閉じて。 ――それがきっと、いちばん良いと思うから。 [Sat 1 Apr 2006 04:31:30]
ミカド@書庫 > (至近距離と言っていい距離だと思う。――こういう時の彼の怖さは知っている。何かを僕にぶつける為に、準備をしているんだ。横へ逃げようと視線を流した瞬間に、檻は閉じられた。)女性は見た目に騙されたら痛い目を見る――と、言うことはよく知っているとも。でも、全てが外れているとは思わないね!!(断言s(ry))(話しを逸らそうにも、ジワジワと真綿で首を締められているような、この雰囲気と、距離――何よりも貴方の態度に言葉が詰まる。ティーカップをソーサーごと何とか届くサイドテーブルの上へと逃がすのは ひっくり返ったら火傷間違いなしだし!と、「もしかしたら」の先読み発動行動)――………ふ、ふ―…ふぅん?…気になる事…っ…(瞬時に過ぎる、あれやこれやそれやに、視線が自然と逸れて)……ま、ま、まぁ、聞いてやらん事も無いっ……言ってみるといいよ? [Sat 1 Apr 2006 04:16:40]
ザッハトルテ > ( 証明完了。 非っっ常に口惜しいが、今は言い返す言葉も無い――上質のビロードよりもやわらかな沈黙が暫し降りて、音の消えた世界に空気に珈琲の香りだけが混じる。 ) ナイフが飛ぶ――…ねえ。 それは兎も角としても、見目の印象ほど一筋縄じゃいかない方だよ。 7割だし。 ( 流石に死霊術士様は勘がよろしかった。 …空を切る刃は決して例えでも幻視でもないと知っているが、そこまでを話す必要はないと判断をして、幾分近くなった距離でかたかたと細かに鳴る受け皿を見た。 因みに小声で呟いたななわりは意訳すると女性には 絶 対 に問うてはいけない疑問である。 ずざざ音立ててと身を引く貴族様を追うように、高さを合わせ ) ――…別にね、以前どうであろうと気にはしてない。 ただ――  ね? …うん。 ひとつだけ、気になる事があって。 ( 訥々とした口調は自分の頭の中を確認するような。 背凭れを掴んだのが左手なら、次いで彼を挟み込むように色素に乏しい右手が長椅子のクッション部に伸びた。 ) [Sat 1 Apr 2006 04:03:09]
ミカド@書庫 > それは君が彼女よりも天然ぽけきゅなだけなんじゃないのかな。(QED)(←あ)(煙を噴いたような貴方を眺めながら、此方も沈黙した。――とてもとても綺麗な沈黙だったと記しておく。――その間に、ばっちり小指を立てて優雅にティーカップに口をつけ)……そんな、転んだ勢いでナイフが飛んだ…みたいな勢いで刺されたくは無いね。可能性としてあるとしても。(だって天然だもの。――白影さんは、今現在クシャミ連発している予感。もし、そんな彼女を見かけたら、花粉症なんじゃないかな?とか誤魔化しておいてください神様。――ともあれ、咽ている間、珈琲を溢さぬように頑張った。ふーふー言いながらステータス回復→再起動?……震える指先でソーサーを持ち直そうとした時に、手元が翳った)だから、聞き流せと――……っ……。(背中が何時かのように、背凭れに張り付いた。――思うに、自分の鬼門はこの書庫の長椅子の上なんじゃないかと思う。)……なー…なんだだろうねっ……。突然っ……?(話の流れが、流れ名だけに、引き攣る声) [Sat 1 Apr 2006 03:47:46]
ザッハトルテ > ( 三回断言したよ…!! でも負けない! 一度は気圧された感のあるだめっぽいのが口篭った後で ) ――何もないところで転ぶどころか! 屋根の上でも木の上でもそれはもう身軽に翔けるよ、あのひとは。 こなしも迅いものだから、デコピンも髪の毛引っ張りも気がついたら簀巻きも何でもござれなのだから―――――――― ………  …   。 ( ぷしゅー。 目に見える勢いで肩を落とし、へっしょりとしおたれた。 ここまで主に自分のポカを口走ってしまえば、今宵のところはボケも認めざるを得ないだろう ) …まあ、それくらい活発な御方でもあるんだよ―― と。 何かの弾みで気がついたらざっくりとやられていた、なんて事のないよう御祈り申し上げる。 ( 彼女のそんな眷属の側面をも知っているのだから、精一杯ぼやかしてそう結んだ。 「プレゼント」――ああ、今一人の彼女とはやっぱり既に会って居るらしい。 ほんの少しの安堵は元々表情筋をどこかに忘れてきたよな無表情の表層にどこまで現れたものやら。 とまれ、今度は彼が盛大に言葉に詰まる手番のようだ。 げほげほ咽る貴族様の沈静化を待ってから ) …「今の」貴方は、ですか。 つまり以前は――… うん。 ( ちらりと曖昧な無表情が一度、天上を仰ぐ。 )  ( ………… )  ( 間が空いて、猫の瞠目が緩々と距離を詰めた。 彼の真正面、腰を折って長椅子の背凭れくらいは掴めるだろうか ) [Sat 1 Apr 2006 03:29:47]
ミカド@書庫 > (味覚障害が、そこまで深刻なものだとは――実は知らない。「味が分からない」というのは知ってはいる。だが、それは「味音痴」とかそう言う意味だと思っている。だって、時々気紛れに運んでくる珈琲その他は、美味しいから。)(息を短く吐き出すように笑って)馬鹿な!!!彼女が突っ込む方だなんてあるものか!(断言した)何も無いところで転倒して「えぅー」なんて言うていそうな彼女が!ツッコミだなんてあるわけが無い。( 断 言した)これは譲れないね。幾ら君だろうと譲れないね!(断言s(ry))――自分で言っておいて何をいうのやら。…しかし、君が其処まで断言するとは吃驚したね。…ティエン君と其処までの仲とは予想外。どれ、今度本当に聞いてみるか。……。(ボケ扱い)(ふ、と鼻で笑った。首まで横に振った。)そういう事にしておいてあげよう。君の名誉の為に?して、隠し事?(首を傾げ)…小鳥ちゃんに渡したプレゼントの中身の事かな。――聞きたいことがあるなら、素直に問えと言うているのに。また君はそうやって――(げこ)――――…(ビクリ)……。(きょと、きょと、と見回して)……(咳払い)(を、して調子を整えようとした時だ。「浮気」の単語に食いつかれて、盛大に咽る事になる)其処は流す所だよ、ザッハトルテ君。例えだ。例え…!!今の僕は君一筋だと何度言えば…!! [Sat 1 Apr 2006 03:14:02]
ザッハトルテ > ( 香りは兎も角、味は殆ど判らないのだから真っ当なものを作ろうと思えば分量通りにやるしかないだけ。 手元にある砂糖もミルクも入れないこれは、…多分、苦い。 ) ――――…  ( カップを傾ける途中、げこ、とか変な音が鳴った。 ) ………………彼女はガンツッコミだね。 一見そのように見えなくも無いが、その実真の姿はガンツッコミだ。 ( ものっそい失礼な事言った。 おまけに繰り返した。 夜空の彼方へ土下座スラッシュ。 ) 彼女を天然と呼ばわるのなら、興味のある事は御自分の話術で聞き出せるか挑んでみると良いんだ。 気がつくと言質を取られていて――…って何言わせますか。 それからさりげなく私までボケ扱いしてくれるなと。 ( 言い切って、一気に飲み干し――音も高くワゴンに戻した。 一片の曇りも無く親子愛を語る姿を斜めの視線で見下ろして ) 隠し事があるのはどちらだろうね? ――…まあ、私なりに答えはもう出したから構わないけれど。 ( …………… )( 二度ほど瞬いて―― ) …浮気を、するんだ? ( 言葉には若干のあやがある。 浮気とやらは女性から見た主観であって、その事実があったかどうかは明らかにはなっていない――ただ、事実はどうあれ「そんな経験があるんだ」と、関心を引かれた猫のように目を丸くして呟いた。 ) [Sat 1 Apr 2006 02:55:39]
ミカド@書庫 > (蓋の中身は秘密のままらしい。軽く肩を竦めて、珈琲を引き寄せた。「分量通りに作るだけ」と言いのける彼の作る珈琲は、素直に美味しいと思うから、読み疲れた気持ちを落ち着かせる意味でも、ありがたかった。)……ふむ、そう言われれば、ティエン君はお惚けではなく、天然さんの方かな。君と親しいのは、そういう部分が合ったのかもしれないね。ぽっけぽけの天然同士。(物凄い名前つけてみました。言い放った本人は、さらりと、当たり前の口調で言い放つよ!珈琲を一口啜りながら)…どちらにしても、どんな事を知られたのやら?そっちの方が興味がある…が、どうせ僕には教えてくれないのだろうね。―男だし?(女性を増やすなと言う貴方へ、当て付けのように付け加えた。少し本当に考えてみようか―とか、碌でもないことを考えているとかは別の話しだ。) うぅん…構わないよ?彼女から、僕への愚痴なんてきっと無いさ。( 堂 々 )…僕への愛を切々と語り出すと信じているので、聞き返すなんて事も無い。安心して楽しんでおいで。――――で。(ふらりと視線が上がり)…………何か用があるのかな。今日の君は、なんだか、こぅ……隠し事をしているような、していないような―――なんと言うんだろう。例えるなら――娼婦が、僕の浮気を問い詰める為に、前置きをする時のような。あんな雰囲気を感じて、落ち着かないねっ……! [Sat 1 Apr 2006 02:38:17]
ザッハトルテ > ( 問いかける視線を平然と流した。 …それがはぐらかされた仕返しかと問われたならば、我ながら稚気にも程があるのだけれど。 ソーサーごとカップを差し出し ) …言いふらされたら首を吊りたくなるようなところを色々と。 リコリス嬢は兎も角、ティエン嬢は惚けでは決してないと思うよ、私は。 おふたりから盛大に突っ込まれるどこかの伯爵殿の姿が目に見えるよう―― ( 自分は佇んだまま、黒いままのカップを傾け ) …弱いも何も、単純に同性の知り合いが少ないんだよ。 女性の強い街だとは聞くけど、人口比率からして既に違うのかね? ――…だとしたらこれ以上女性を増やさないように。 ( 頭の中に姿見を置いたらしい彼へと面白くも無い釘を刺し、憮然とそれだけ言い切った。 整った顔立ちのひとだとは思うが、想像力不足か、どうにもただ女物の服で着飾った姿しか浮かばない。 ) 父君の許可も戴いたし、そりゃもう是非に。 日頃言えない親への愚痴でも聞かせて戴くつもりでいるね。 ――気になると言ってきても教えてなんかやらないんだ。 …ま。 冷める前に、どうぞ? [Sat 1 Apr 2006 02:16:02]
ミカド@書庫 > (本を轢かないように慎重に入ってくるワゴン。――珈琲はわかる。銀の蓋が被さったモノが気になった。自然と視線はそこで止まる。――口では問わず、緋色を見上げるだけで、中身を問うた)頭が上がらない?――はは。見られたくない所でも見られたか――…例えば、毛玉に萌えている所を見られたとか。――まぁ、元々君は女性には弱いよね?余りにも対応が違い過ぎて、魔女ギルドが気紛れに作る性別転換薬を使いたくなる。(女になった自分を少し想像して、肩を揺らしながらくつくつと笑った)……彼女達を思い切り着飾らせたいんだよね。そして、その隣に君を立たせる。僕は少し離れたところで、それを眺めて満足するんだ。それに…ティエン君と小鳥ちゃんの会話は、愉快そうじゃないか。小鳥ちゃんの突っ込みと、ティエン君のお惚け、どちらが主導権を握るのか。―――……。(甘い物)……ふぅん。成る程。その秘密の密会を、小鳥ちゃんが僕にばらしていないかを心配した?(細めた瞳で流し見て)―――……彼女の父親としては、見逃せない事態だが、君の友人としては歓迎するよ。 行って来ると良い。 [Sat 1 Apr 2006 01:59:03]
ザッハトルテ > ( 磨き上げられきっちり油まで差されたワゴンは静かに書庫の中に導かれる。 トレイの上には茶褐色の液体が入ったカップがふたつとミルクと砂糖壷、それから蓋つきの大皿がひとつ。 砂糖壷を手に取りブラックで飲むかを問うた後で ) ――…彼女には頭が上がらないな。 貸し借りと云うか、いずれ書庫を見せて戴けるよう頼んでいるところ。 約束をとりつけてあると仰るなら、西園寺だって充分仲が良いんじゃないか。 ( 大間違いのキャンバスと絵筆。 重要というか中核がトンデモずれた会話を知らないのだから、額面通り受け取るしかない訳で。 辻斬りどころか微塵切りの予感すら。 ――…永きを生きる眷族たる彼女の住まう処は、陽射しには程遠いが立派な誂えの館。 食器の触れ合う音を立てながら ) ――…色合いは似ているね。 それから着ているものも。 白い髪と白い肌。 緋色の瞳に喪服のような黒いワンピース―― ( 見上げる視線の高さ ) …背格好も、か。 ――…申し込んだね。 申し込んだ。 甘いものでも食べに行こう、と。 快く承諾戴いたよ? ( はぐらかされた答えへ投げ返す。 会わなければ殴られようもないのだからと、ひとり納得を胸の内にしまい込んで。 ) [Sat 1 Apr 2006 01:43:17]
ミカド@書庫 > (投げ出した足、爪先の辺りを眺めながら、機械的に返事を紡ぐ。――薄い違和感を感じながらも、気に止める事無く。)……ティエン・ギニ―。君の口から聞くと別人のように聞こえるね。…仲が良さそうだとは思っていたけど、本の貸し借りをするような仲だとは思わなかったな。 (妙な間) 彼女の家には、是非お邪魔したいね。――約束もあることだし。(リフレイン商業地区のやり取り。月の無い夜に辻斬りフラグは立ちっぱなしらしいぜ)彼女を家に招くのも面白そうだけど――……ほら、小鳥ちゃんに会わせてせてみたいんだよね。そして、同じモノを着せて、2人を並ばせて見たい。きっと、とても可愛らしいに違いない。(くるりくるりとタクトを振るうように指先を動かしながら、軽い笑みを浮かばせた)―――ん?(娘との再会を、念を押すように問われるとは思わなかったから――きょとんとした顔で貴方の背中を追って)…………。(戻ってくるのを待ってから)…僕が不在の間に、彼女にデートでも申し込んだ?(茶化した) [Sat 1 Apr 2006 01:23:21]
ザッハトルテ > ( 一定の方向性を見せる手の中の本。 積み上げられた本、そこから床に崩れた本。 なれば少しばかり先に投げ出されている開いた本も、目に見えざる不可思議の力に関するものなのだろう。 殊更に秘された外法の叡智を手繰る旅は霧の中を歩くにも似るか ) ――…私では門外漢も極まれりだ。 もしティエン・ギニー嬢のところでそれらしいのを見かける事があれば、借り受けられるよう頼んでみるよ。 ( いつになるかは判らないけど。 ) …妙な事をすると、次からは貸し出しも断られかねないのに――身代わりのリコリス嬢の苦労も考えてみたらどうかと。 ( 拾い上げた数冊は机の上に置いた。 廊下に置いたままのワゴンを運び込む為一度外に出ようとして、革靴の足がぴたりと止まる。 壁に手をつき、彼の方を向かずの声がぽつりと ) ………では、娘御とはもう御会いになられたのだね。 ( 問いは短く、答えが戻る前に姿は扉の向こうに消えるだろう。 Yes or NO 、それが聞けるだけで構わないと言わんばかり。 ) [Sat 1 Apr 2006 01:11:52]
ミカド@書庫 > 失敬だな。片付けはするさ。片付けは。ただ、片付け完了までに時間が掛かるだけで?(散らばっているのは、魔術書の類いだ。魔術原理や、魔術倫理。魔術構築理論――かなり胡散臭い物まで混じってる。――その上、死霊術の資料は、術の性質が性質だけに、見つけ辛いことこの上ない。おかげで、少し進んでは躓くを繰り返しているようなイメージが付き纏う。――咎める声が聞こえても、細めた瞳で一瞥するくらいで―)煩いのは、既に知っているよ。――この間、一日返すのが遅れたら、速攻で手紙で催促されたよ。――少し意地悪をして、もう一日伸ばしたら、手紙を職員が手渡しに来たらしいね。(自分は寝ていたから知らないが)…後一日伸ばそうとしたら、小鳥ちゃんに殴られたので、それ以上は知らないが――ともあれ。(貴方が振り返るのを視線で追って)――いいね。丁度気分が逸れたところだ。頂こう。 [Sat 1 Apr 2006 01:00:50]
ザッハトルテ > …子供ですか貴方は。 ( 不機嫌を滲ませた声で一刀両断。 ぐたりと長椅子に身を投げ出したさまといい珍しく張りの欠けた声音といい、どうやら憔悴は疲労の域にまで達しているらしい。 ) また見事に散らかしてくれて、自分じゃ片付けもしないくせに――まったく。 ( 散乱した手近なものを幾つか拾い上げ、タイトルを目で追う。 それらには共通のテーマが隠されていたりするのだろうか、どこかの誰かは本棚を見ればその人が判るとまで豪語したものだけれど。 ) 御機嫌よう≠カゃないよ。 図書館にまで出向くのは感心するけど、あすこはうっかり返却期限を過ぎるとうるさいんだよ? この有様じゃあここのものとごっちゃになって――――…   ( そこまで言って、背後に軽く開いたままの扉を振り返り ) …珈琲が入ってる。 休憩します、か。 [Sat 1 Apr 2006 00:41:35]
ミカド@書庫 > (足元から伸びる本の山の山頂に、手元の本投げ置くと、退屈した猫のように背を伸ばして――)あたってなんていないさ、そこに置いたんだ(言い訳も子供のそれでした)少し置き方が上手くいかなかっただけで―――……(思い切り身体を伸ばした後は、同じくらい脱力した。長椅子の背に、だらしなく寄り掛かり――漸く扉の方へ顔を向け)―――…ご機嫌よう。(寝惚けたような声で) [Sat 1 Apr 2006 00:28:59]
> ( 扉は外から開けられて ) …………………… ( 癇癪を起こした子供がひとしきり暴れたような部屋 ) …久々に居ると思ったら何してる。 ああ、開き癖が付くだけならまだしも綴じ糸が切れちまうでしょうに――…  ( 開かれたまま放り出された何冊かの惨状を認めて、そんなぼやき。 書庫の中を一瞥の後、眇めた赤目が憔悴した感のある館主殿へふらりと向いて ) 調べ物が上手くいかないからと言って、本にあたるのは良くない。 [Sat 1 Apr 2006 00:17:22]
> ( 邸宅の主人とその娘御とは兎も角、居候風情は立場の割に昼夜お構いなく外出もするし食卓を共にするのもぶっちぎるもんだから彼らの生活パターンには悉く疎い。 最近は留守が多かったように思うが、珍しく今日は在宅かとそんな程度。 そんな好き放題なものだから、或いは書庫に居たものも見過ごしてきたかも知れないけれど。 3-1=2。 1と1を以って2。 1/2の確率は扉の向こうよりかけられる男声でビンゴと囁いた ) [Sat 1 Apr 2006 00:17:10]
ミカド@書庫 > (1/2。50%。半分。五割。 )(この時の自分を振り返るに、文字を追い過ぎて疲れていたんだと思う。―自分の周りが、どんな状況かを忘れて、軽く)――――……開いてる。 (許可の返事を) [Sat 1 Apr 2006 00:06:49]
ミカド@書庫 > ―――――……。(目の奥に痛みを覚えて、眉間を揉んだ。此処一週間文字を追う事ばかりに、時間を費やしている。――無理に焦る事は無いと思えども、徐々に夜が短くなっていくのを感じているから、これ以上夜が短くなる前に、やれる事をやっておきたかった。)―――……・・・・。(肘置き代わりの本の山に持たれて、細い溜息を漏らす)(それらしい記述は幾つか見つけた。だけど、同じ事について書かれている筈なのに、書かれている事が少しずつ違っているのが気にいらない。すっきりしない。――ならば、何処までもとことん読み漁って、「確実」な部分だけを拾おうと思ったが。)―――……。(これが面倒で。苛立ち紛れに投げつけた本が、正面にある自分の机の上に転がっていた)―――(と。)(ノックが響く。) [Sat 1 Apr 2006 00:05:13]
> ( 借りている客間で益体もなく一向に頭に入ってこない文字の羅列を追ううち、扉の向こうで何ぞ物音がしたような気がしたのはどのくらい前だったろう――強いて云うなら片づけを知らない子供が本の塔を崩したような。 出所は廊下を挟んだ向こう側、書庫の中より。 住人は3人。 1/2の確率。 一度階下に下りて厨房を経由し、台車――銀作りのワゴン――をぞんざいに押して、そして今扉の前に立っている。 少しばかりの間の後で、もう一度ノックが繰り返される ) [Fri 31 Mar 2006 23:53:34]
お知らせ > さんが来ました。 『『knock』』 [Fri 31 Mar 2006 23:53:00]
ミカド@書庫 > (書庫の本も混じっているが、図書館から借りた本も混じっているので更にカオスは広がる。 一応、肘の下にあるのは、図書館の本。 それ以外は自分の本――と、分類のような事をしていたのだが、先程思いっきり蹴倒した時に、床の上の本と混じって見事にわからなくなった。―― 未読の本も判らなくなったので、八つ当たりもどきに数冊遠くにブン投げられて、だらしなく開いたまま放置。―――何処の片付けが出来ない子供ですか?と問いたくなるような光景が広がっている) [Fri 31 Mar 2006 23:45:11]
ミカド@書庫 > (長椅子の上に本の山。 長椅子の下にも本の山。 肘の下にも本の山。ついでに言うなら、だらしなく伸ばした足の下にも本の山。―――誰かさんが念入り丁寧にリスト化までした書庫は、見るも無残な姿となっていた。) [Fri 31 Mar 2006 23:38:31]
お知らせ > ミカド@書庫さんが来ました。 『(本の山)』 [Fri 31 Mar 2006 23:32:45]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 [Fri 31 Mar 2006 04:24:30]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ……………… ) ( 白いシーツの上の藍染。 ――…知人の面子。 彼女の所属する組織の社会的地位。 多くもない縁。 桜の下に集う、無警戒な人間たち。   ――…まだ、平気。 まだそれはいけないと言える。 無くしたものの所為になんか、しない ) [Fri 31 Mar 2006 04:24:27]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( こんなにも 壊したい と囁く声に気づいてしまったのは――   ) [Fri 31 Mar 2006 04:19:41]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 呼吸を必要としないモノが短く息を吐き )  ( 一度は世界から弾かれた、何処かの誰かさんの選択を知らないから、連想はそこで御終い。 ――元来世界から弾かれるべきモノはだからこそ、弾かれぬように在らねばならない。 だから、人込みの中晒された喉血の気配餌の群れ無警戒な人間それらを感知し全てを内包して一番深いところに沈んだ    は、殺しておかないといけない。 囁く良くないモノの声に任せられるのはこれだけと、腕組みの爪を袖に食い込ませて布地の上から身を穿つ。 この爪も牙も、身中に隠し持つ凶器も他の誰にも向けてはならない。 ――…本当に、ほんとうに。 何時からだろう、   ) [Fri 31 Mar 2006 04:16:10]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 暖かくなった、春の風。 今をこそと咲き誇る桜。 振舞われる酒。 ――…  集まる 人の  気配 。 人込み嫌いがその理由に気づいてしまったのは何時頃だったか、もう憶えては居ないけれど。 …彼らの中に流れるものを嫌う。 要らなくて、避けたくて、遠ざける。 好悪とは関係なしにそうしなければならない部分も勿論ある、――…世界は個人の事情など斟酌しないから。 世界に所属する人とヒトの集合意識が世界を作るのなら、そこから外れて尚個人の欲求を通そうと思えば、当たり前に世界はその者を弾く。 連想は何処までも縺れて絡まり、記憶は苦いものに変わる。 ――誰を連想したかまでは言わないけれど。 ) [Fri 31 Mar 2006 04:01:32]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――――…良くないのは ) [Fri 31 Mar 2006 03:43:00]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 腕組みのまま、壁に凭れ ) …………………… ( ――それは良い。 どう考えても場違いな仕事を、私見だけで云うならどう考えても奇妙な服を着て、どう考えてもただのダシが請ける。 それは、まだ良い。 受理された以上は依頼主――社会的にも知れた団体――の看板に泥を塗る事の無いように取り組む所存ではある。 ――何せ、ばかをやれば知人の面子を潰しかねないのだし ) [Fri 31 Mar 2006 03:41:06]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――それもその筈、未だにぴんと来ないけれど、「青猫」に舞う蝶たちは貧乏人には目にする事も中々叶わぬ高嶺の華。 綺羅星の如き麗人がたを間近で見られる機会と云うのはそうそうないらしく。 曖昧に頷いていたら「禁書を公開されるようなもの」と例えられて、それで漸く朧気ながら納得したのは大間違いかそうなのか。 ――…兎も角、先日ひょんな事から青猫所属の知人の存在を知られたものだから、渡りに船と実に都合良くダシにされますた。 どっとはらい。 ――そう云えば夏に浴衣の着付けを調べた発端も彼女だと思えば、縁は奇なりと云えるのかも知れない。 おかげで自力で着付けくらいはどうにかなりそうだけど。 ) [Fri 31 Mar 2006 03:26:23]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 一般に青と聞いて連想するそれよりずっと深くて暗い色。 ――藍染の着物。 ほぼ直線で構成された異国の衣装が、広げられてシーツの上。 ぐんなりと見下ろす視線は半分斜め。 ) …変な服。 ( 極言してしまえば、ただの布を巻きつけてベルトで止めるだけなのとそんなに大差ない気がするから。 ――藍染の着物。 零細ギルドのシタッパーズ、上からの圧力に負けての派遣の結果。 ) [Fri 31 Mar 2006 03:15:34]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 白の上に青 )』 [Fri 31 Mar 2006 03:05:14]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが退室されました。 『 …下着はつけないもの、だったような。( 真面目な顔で、何か呟いた。)』 [Thu 30 Mar 2006 04:22:45]
リコリス@西園寺邸 > ( 平箱の蓋を閉じながら、ふと思い出す。暫く前、買い物帰りに立ち寄った朱鷺の都の衣装店。 ――…あの辺りなら、どうだろう。 きっと、今までに着た事も無い類のものだから、)  ――…でも、確かアレって…… [Thu 30 Mar 2006 04:22:14]
リコリス@西園寺邸 > ( 些か乱暴な手付きで覆いを掛け直すと、鏡に背を向けて。新たな空気を肺に送り込みながら、天井を仰ぐ。 先刻までの強張りは抜けて、むしろ気怠い空気すら漂うが。) ……全く。私も、案外に臆病な事。( 自嘲の響きも声音には薄く、寝台に腰掛けると、平箱を手に取る。 ――…綺麗なものを愛でる心が無い訳でも、気飾る事を心底厭う訳でも無い。 まあ、掃除洗濯炊事の時には、機能性を優先させて頂く事に変わりは無いですが。) ……身に着けたからって見せて差し上げる訳にも参りませんけれど、折角ですもの。いずれは、ね。( 銀細工の螺鈿を指先でなぞって。唇だけで薄く笑う。) [Thu 30 Mar 2006 04:17:18]
リコリス@西園寺邸 > ( そっと上げた覆いの下、冷たい鏡面が映し出すものは、橙色掛かった灯火の下でさえ青白い顔と、指先の色。顔色の善し悪しが分かり辛い代わり、目の下に隈でも作った日には一目瞭然の、色素に見放された白い色。 硝子みたいに人の表情の薄い、もしくは何かを閉じ込めた赤色が、見詰めるのと同じ強さでじっと、鏡の中から見返してくる。 ――…沈黙の侭、鏡面にそっと手を触れてみれば、鏡の中の姿も同じ動作を写し取る。 ざつくばらんに切り揃えられた白髪、青白い顔、無愛想な面相、黒一色の、機能性ばかりが満ち溢れた地味なワンピース。 ――…そんな姿に、酷く安堵して。肺が空っぽになるような吐息と共に、強張っていた肩がストンと落ちるのが、見えた。) [Thu 30 Mar 2006 04:12:13]
リコリス@西園寺邸 > ……分かっておりますよ――…。( 何度目かの呟きと共に、そっと目を開ける。 銀細工の端が視界に入って、軽く目が眩んだ ――…分かってはいる。多分、こんなのは意味も無い事だと。) ……。( のろのろと上げる視線が、身支度を整える時に使う姿見の上で止まった。 寝台から降りて、その前に立つ。覆いを外す指先が震えたのだって、きっと錯覚なのだから。) [Thu 30 Mar 2006 04:06:22]
リコリス@西園寺邸 > ( ――…沈黙の間、不自然に跳ねた鼓動が痛くて胸元を押さえる、握り締める。込み上げてくるものは苦い味で、目を閉じて顔を伏せた。) ……気にしすぎなのは、わかっておりますよ。――…ええ。( 呟きは己に言い聞かせるように。無軌道に跳ねる鼓動を押さえ込んで、音にして耳に聞かせる。 大丈夫と繰り返せば、それが欺瞞でも真実になり得る事を知っている。その術こそが、欺瞞なのだとしてもだ。) [Thu 30 Mar 2006 03:54:46]
リコリス@西園寺邸 > …勝負する先も無いのに、どうしろと仰るのか。( 勝負って何だとかも以下略。 華やかなレースの上に指先が伸びかけて、少し荒れた指は触れる前に中空で半端に止まる。逡巡を挟んで、シーツの上にぱたんと落ちた。) ……身に着けるなら、それなりのー……しないとですよ、ね。( 見えない部分にだけ樹を使うというのもあるのかもしれないが、どうにもソレだけは逆に落ち着かない。困ったような色をにじませた視線が、そろりとクローゼットの方を向いた。 ――…無い訳じゃあ、無い。むしろ、そういう服の方が、あそこにはたんまりと封印されている。封印。) [Thu 30 Mar 2006 03:43:21]
リコリス@西園寺邸 > ……順当に考えれば、そりゃ、身に着けろって事でしょうけれど――……。( 渋面の中、更に眉根が寄った。 視線が平箱の上から、己の膝元へと移動する。座り込んだ膝頭を覆うのは、黒いスカート。身に着けているのは相も変わらず地味で機能的なワンピース。特に邪魔とも思わないから、髪を押さえるヘッドドレスとやらもつけていない。ハタキなどをかける時には、そんな手入れの面倒臭いものでは無くて、三角頭巾装備だ。色気は甚だ無く、実用性一本。 日常の家事に華やかさを求めてはいけません。面倒臭いから。 ――…尤も。今こうして対峙しているものは、その実用性の対極にある代物な訳で。) [Thu 30 Mar 2006 03:40:55]
リコリス@西園寺邸 > ( 下着。それも、実用性というよりは、装飾性に富んだ代物。タペストリー代わりに飾れという事なのだろうかと、実は真剣に悩んだのは絶対に秘密だ。 ――…ちなみに、貰ったその場で色々と語り合ってはいる。人生についてとか、色々。確定ロル、イクナイ。) ……まあ、下着の使い道なんて、履くか被るか使うか。その辺りでしょうけれど。( 選択肢が一個じゃないのかとか、ツッコミ不可。後者二つの意味がわからない良い子は、決しておとーさんやおかーさんに聞いてはいけません。) [Thu 30 Mar 2006 03:24:36]
リコリス@西園寺邸 > ( 精緻な銀細工の施された平箱。白い日――…と言うより、一ヶ月遅れの何がしか、で渡された侘び品なのか、それともらぶー、の結晶なのか。何処かで緑色と橙色がツヤツヤテカテカ笑ってそうな表現も置いておくとして、だ。 ――…今、蓋は外してある。故に、その中身が慎ましく鎮座ましましている光景が寝台の上に展開されているのだが。)  ――…一体どーしろと仰るのか。( ランプの明かりを照り返して、ワンポイントあしらわれた輝石が煌く。その光を受けるのは、箱に施された細工にも負けぬ精緻かつ華やかなレースの連なり。  ――…まあ、一言でぶっちゃければ、やったらとひらんひらんした下着なんですけどね。) [Thu 30 Mar 2006 03:20:15]
リコリス@西園寺邸 > ( 情感の薄い面相をデフォルト装備した小娘にしては、苦味が明らかな表情と言うのも比較的レアモノだったが、そんなものはこの際置いておくとして。 自室の寝台の上にぺたんこ座りした小娘が一人、小さな箱と睨めっこ。) [Thu 30 Mar 2006 03:10:17]
お知らせ > リコリス@西園寺邸さんが来ました。 『( 渋面。)』 [Thu 30 Mar 2006 03:09:18]
お知らせ > ルミニア@西園寺邸さんが帰りました。 『(お楽しみは、また今度)』 [Tue 28 Mar 2006 00:32:14]
ルミニア@西園寺邸 > ( ゆっくりと踵を返し、馬車へと戻る。引き続き、ツンデレの意味を調べてみようと考える。たぶん答えは見つからないだろうけど。 ) もういいわよ、出してちょうだい。 ( 座席に体重を預けると、つまらない、といった表情で御者に合図を送った。 ) [Tue 28 Mar 2006 00:32:00]
ルミニア@西園寺邸 > ( 夜風が吹き抜ける。屋敷を覆う静寂を肌で感じて、静かに息を吐いた。 ) ――留守、か。ざぁんねん。 ( くすり、と小さく笑って。久しぶりに顔を見せてからかってやろうかと思ったが、また今度にしよう。 ) ワイン――入り口にぽいと置いていくわけにもいかないしねぇ。 ( もって帰るか。 ) [Tue 28 Mar 2006 00:21:20]
ルミニア@西園寺邸 > ( それは、墓地を視察したとき使い魔を介してへんな男(と未だ本人は思っている)から聞いた言葉。あまりにも聞きなれない言葉だったので、後から興味がわいてきた。結局、図書館で調べてはみたものの、それらしい答えは見つからず。 ) あいつ、やたらと珍しいことや変わったことに詳しいところがあるからね。いい暇つぶしができると思ったんだけど。 ( しばらくまっても返事がないので、もう一度何度かノックを。今度は、最初よりも少し強めに。 ) [Tue 28 Mar 2006 00:04:36]
ルミニア@西園寺邸 > ( ワインを一本、両手で胸に抱えた格好で、扉の前に立つ。それから一呼吸おいて、扉を軽く叩こう。 ) 西園寺〜、いる〜? いたら速やかにでてくるといいわ。 ( この前墓場でツンデレ属性が確認された悪女。 ) あいつなら、えーと……なんだっけデレ……ツンデレ? がなんなのか知ってるかもしれないし。知らなきゃワインと土産話だけおいて帰ればいいか。 ( 返事が返ってくるまで、しばらく待つことに。 ) [Mon 27 Mar 2006 23:50:05]
ルミニア@西園寺邸 > ( 御者を表に待たせて、一人の女が馬車を降りる。知人の家を訪れるのは、久方ぶりのことだった。 ) ――といっても、留守にしてることのほうが多いのよねぇ。 ( つばの広い帽子を被った貴族の女は、そんな風にぼやきながら屋敷の玄関へと向かう。途中、庭にぶわーっと広がる薔薇園に目を向けたりしながら。 ) [Mon 27 Mar 2006 23:43:49]
お知らせ > ルミニア@西園寺邸さんが来ました。 『(屋敷の前に馬車が止まる――)』 [Mon 27 Mar 2006 23:41:36]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『( かくして大量のクリームが練りあがる。 ケーキ作りは、その後。 )』 [Mon 27 Mar 2006 05:42:25]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …これ以上の無駄もあるまいに。 今からやろうとしている事は間違いなく、ただの資源の大量浪費。 ) [Mon 27 Mar 2006 05:41:57]
ザッハトルテ@西園寺邸 > (自分が口にするものではない=@じゃあ――何の為に? )  ( 誰も口にはしないと思う。 少なくとも「食わせる為に」作るものではない――此処から先は主に撹拌作業、完全に陽が昇る頃には何とか形になるだろうか? がしがしと泡立て器を忙しなく扱いながら、俯いた無表情の口の端に苦い笑みが滲み ) [Mon 27 Mar 2006 05:38:54]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…好きであろうがなかろうが、まあ。 小麦粉であれ植物であれ、…他の生き物の肉であれ。 人間は食べなければ生きていけない。 当たり前の顔をして玉葱を刻む手の後ろにそんな事情が在る事さえ、昔は知りもしなかった ) …………… ( 卵、割らなきゃ。 )  ( 振り切って締め出して、記憶に封。 卵を割る力加減は苦手、これがひよこ毛玉になったかも知れないと思うと――…それを言ってしまったなら。 …牛乳は牛が育つ為に必要なもの。 生き物が生きる為に必要な、言い換えてしまえば命そのもの。 ――だからそれらを無駄にするようで、肉も魚も食べられない。 獣臭さが鼻について、気がついたらかけた鍋は沸騰する手前になっていた。 自分が口にするものではないのだからと、目隠しだけは慣れてゆく。 順調に行けば鍋の中には大量の――誰が食うんだよとツッコミたくなる程度の量の――カスタードクリーム、とやらができる筈。 何度しくじるかは判らんが。 ) [Mon 27 Mar 2006 05:30:47]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 笊の細かな目をくぐって小麦から作られた粉の粒子は更に細かく、降らなかった雪の代わりのように柔らかくボウルの中に降り積もる。 ――何だか随分容器の縁から零れる分が多いのは粉そのものの量が多すぎるからとも、危うい手先が原因とも――それが教本通りにきっちり二度続いた。 もし呼吸をする必要のあるモノだったら今頃粉塵で盛大に咳き込んでいたに違いない。 次いで砂糖と牛乳と、やたら甘ったるい香りのする乾燥させた黒い草――バニラビーンズとやらを割って加えて火にかける。 沸騰させてはいけないのだから、折角種火がそこにあっても煙草は厳禁。 …何とも手間と注意の必要な作業だとは思う。 毎日三度こんな事をやる誰かさんとか嫌になりはしないんだろうか ) [Mon 27 Mar 2006 05:13:49]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ぐしゃり。 ――紙を握り潰す音が一度きり、それで辺りは静寂に満たされる。 それは厨房に林立した、牛乳と卵と砂糖と小麦粉が入っていた紙袋がその使命を終えた証。 …必要以上に無駄な執念でもって幾度もシミュレーションをしてみたし、そう遠くない以前にはそれっぽいものに挑んだ経験もある。 ――…それでも、如何にもこれらが手本通りに仕上がるものやら自信は全く無い )   ( ――――が。 ) ( これだけはやらずばなるまいと思う。 よって失敗を想定して必要量の三倍の材料を用意した。 おかげで一冊欲しかった仕事用の参考資料を見逃したとか何とか――それは別の話だ。 ) …………。 ( 何時も通りの曖昧な無表情が、見目に釣り合わない真摯さでボウルと笊を手に取った。 ) [Mon 27 Mar 2006 05:00:39]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 貴族様邸宅の厨房に何ぞ重いものを落とした音が鈍く響いた。 次いでがさがさとごわついた紙同士が摺れる音――主に此処を使う御方用にと本来ふんだんに用意された照明は、今は小さなランプがひとつだけ。 それでも飾りのようなもの、気分の問題ではあろう。 光の無い空間は気が滅入るとか、そんな贅沢を言えるモノでもないのだけれど。 ) ……………… ( がさがさ、がさ。 その中に混じる空気が洩れるよな音はメモを読み上げる音声未満の声。 ) [Mon 27 Mar 2006 04:50:42]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( どす。 )』 [Mon 27 Mar 2006 04:45:24]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『(「御礼参り」て代物もあるな。 そう考えて目を閉じた。 )』 [Sun 26 Mar 2006 06:35:53]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …………………………… ) [Sun 26 Mar 2006 06:35:18]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( すっかり朝の色に染まった外の景色をカーテンで閉ざす。 机の上を軽く片付けて上着から袖を抜く。 そのまま寝台に転がり込んで、サイドテーブルに鎮座ましました白黒毛玉の縫い包みを引き寄せる。 ――「御返し」に取り掛からないと――――…御返し。 御礼に人は如何なる「気持ち」を込めるものやら、自分には判らないけれど ) [Sun 26 Mar 2006 06:34:27]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( それでも )  ( インクの乾いた頃合、手の甲が羊皮紙の表面を撫でる。 …それでも、言葉として定義してしまえば、後は読んだ側が如何受け止めるかで。 あからさまな原文との齟齬が無ければ問題なしで済まされてしまうのだろう、訳屋の苦心など彼らには関係ない。 だから――――…   本当の意味で理解など出来なくとも。 …  理解する必要なんか 無い  。 薄皮一枚の下に流れるのは人間を理解しないヒトデナシの血で、思考を言葉の形の枠に嵌めるように人の思考の模造品を頭の中に嵌め込んだだけ、それがこの身なのだから。 ――――…名前の無かった吸血鬼は、嘗て名前と人らしさを教わったけど―― それはやっぱり鍍金に過ぎなかった。 だからもう出来るのは、この厄介な―― ) ( 壊し尽くして片付けた自宅 )( 未だに人間の気配に反応する神経 )  ( …  を、抑え込むだけ。 ) [Sun 26 Mar 2006 06:26:36]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 子供向けの易しい構造の物語、山場となるのは主人公の子供が拾った毛玉と別れなければならない場面。 泣いて別れを惜しむ主人公――その心情を記した原文に言葉を充てるのは簡単、とてもとても簡単。 悲しくて泣く。 毛玉の居なくなった夜、毛布の冷たさが寂しくて泣く。 ――シンプルな原文に倣えばその程度の描写、ほら こんなにも容易い。 それがこんなにも手こずらせるのは だから――…言葉と云う枠に嵌められて出力されたその後ろにあるものが見えないから。 悲しいも寂しいも、再会を果たした主人公を満たす「嬉しい」も良く判らない。 単語だけが上滑って、それが歯車に挟まった砂利のように手を止めさせる――いい加減な仕事をしている不誠実、「手の抜き方を憶えた」とか、そんな都合の良いものじゃなくて。 ) [Sun 26 Mar 2006 06:04:00]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 薄っぺらい原本の題材は情操教育の教材のような、ありがちで感動的な「良い話」。 何処かの貴族付きの家庭教師が子息令嬢に読ませるのだとか? ――その辺りの仲介は職場に任せているから先方の事情は詳しくないし問題は無い。 此方が果たすべきは依頼主に尻尾を振る事ではなく、求められる水準に恥じない作品を返す事。 決して難しくないと言うか、敢えて難度の低い仕事を寄越したのは職場の処置ではあったろう――それが故に酷い難産だったのだけれど。 おまけに流れによっては再度ゼロから書き直しの目すら。 ) [Sun 26 Mar 2006 05:49:14]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( もう夜とは言えない空の色。 …随分朝が近くなった。 いたずらに時間と紙とインクを無駄にして創り終えたのは掌編程度の訳文、検算めいた読み直しも今は気が乗らなくて先の潰れた羽根ペンを放り出した。 ) [Sun 26 Mar 2006 05:34:21]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( ふと顔を上げた時には )』 [Sun 26 Mar 2006 05:28:41]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『…どうだったかな ( 注釈は何時しか叱責へ。 腕の中の縫い包みは叱りはしないけれど。 )』 [Fri 24 Mar 2006 00:01:16]
ザッハトルテ@西園寺邸 > …………………… ( 泥の中 )    (ただの無駄  そういう事を言ってるんじゃないの=@   見上げる視線 怒った顔が説く「注釈」 ) [Thu 23 Mar 2006 23:58:55]
ザッハトルテ@西園寺邸 > (人は何の為に人にものを贈るのか=j ( ――…探しているのは言葉にしてしまえばたったそれだけ。 それが例えば引越しの挨拶だとか、他人の家に呼ばれた時の手土産だとか、御返しだとか。 その手の建前を取っ払うと最後に残るのは何だろう? それは本来「最後」じゃなくて「最初」にあるものなのかも知れないけれど――    )  ( …何処かで読んだような気がする話。 「時計の鎖」 「女物の髪飾り」  「聖誕祭」 …    ) [Thu 23 Mar 2006 23:54:11]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 何処の何方の手になるものやら、目立たない縫い目の毛皮に妥協なく詰められたパンヤのおかげでこの人口毛玉は街中で見かけるものより随分大きいし量感もある。 ――実は製作担当もこの家の御方だったとは思いもよらない。 抱えたそれの頭に顎乗せて輪郭のぼやけた曖昧な月と、それに僅かにかかる雲とを眺める。 「御返し」をしなくてはいけないのだけれど、それに取り掛かるには――…如何にも「乗らない」。 何かが足りない。 誰かに物を贈った経験が全く無い訳じゃないんだが、そう――如何にも遠い。 泥の中に落とした何かを手探りで探すのに似ていると思う、それが見つからないから動けない。 ) [Thu 23 Mar 2006 23:37:04]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――残念ながらこの白黒は非常に完成度の高い縫い包みなので、動きもしなけりゃ鳴きもしない。 なまじ出来が良いだけに動き出してもおかしくはない――――とかうっかり言うとどっかの死霊術師様が嬉々としてトリオザナンダッテーの内の誰かを放り込んでくれそうなわるいよかんがする ※ひらがな※ のでこの際口を噤むが、…贈られた縫い包み。 選ばれた白黒熊と云う題材、その意味。 何故これは犬毛玉でも猫毛玉でもなく白黒毛玉なのか。 何の為に、何の意図を以って贈られたんだろう )   ( 贈り主たる貴族様がバレンタインデーのアレと仰っていたのをすっかり失念してる辺りが「片想い」ですとナレーション風味。 ) [Thu 23 Mar 2006 23:21:24]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 借り間の机に商売道具を放り出し、寝台に足投げ出して開いた窓から空を見た。 欠ける途上の月は陰陽の世界で云う太陰大極図にも似て、其方にも明るくはないから単純に白黒繋がりの言葉遊び。 腕の中にも白黒が一匹。 ) [Thu 23 Mar 2006 23:10:42]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( 白黒。 )』 [Thu 23 Mar 2006 22:57:45]
お知らせ > リコリスさんが帰りました。 『( 箱の中身を見て、小一時間程人生について語りたくなるのはまた、目覚めてからの余談。)』 [Sat 18 Mar 2006 06:18:02]
リコリス > ( そんな二度目の家出は今度こそ力づくで連れ戻すフラグ。幸いそんなフラグは潰れてルートは分岐せず。 ぬくもりではなくとも、久方ぶりの温度に目を閉じる。)  ――…なら、わたしは今だけで五百くらい悪事を働いてしまいましたね。( びろーんとか伸ばしてしまいましたもの。ちょっとやみつきにやりそう。始点が不意に高くなって、腕の中に抱き抱えられているのに気付いた。 ――…む、と眉を寄せたが、本日は大人しくする事にする。 …眠たくもあったし。今日はドアストッパーにされずに済んだ梟さんには幸い。 寝台に運ばれながら、次はお返しして差し上げようと心に誓う。何の話。) …五年後だと洒落にならないから、今言うのですよ。( 子供の戯言で許される内に。とか言うと作為的でどうにもアレなのだが。視線はひろりと明後日。) ……遅れ捲りですが、許して差し上げます。  では、覚悟は完了、宜しいですか。( 寝台の上から見上げる。 こんな角度も、ちゃんと顔を見るのも、本当に久しぶりな気がして。 ――…自覚してしまえば顔は上げられなくなるから、伏せてしまつてから、耳だけが言葉を聞く。)  ……。( だから、囁き声で同じ言葉を返して、目を閉じるのだ。) [Sat 18 Mar 2006 06:17:09]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(『愛しているよ』と『おやすみなさい』)』 [Sat 18 Mar 2006 05:55:50]
ミカド > (振り払われたら、色々な意味でショックを受けて、お外に飛び出していたかもしれない。だが、腕の中の貴方は逃げる気配はなかった。にんまりと笑う。) 却下だ。おとーさまの行いは何時だって最高に良いからね。一日一善どころか、百善くらいはしていると断言しよう。何故なら、おとーさまのこの美しさこそが、この世界に対する善業なのさっ――と――…。(抱く力を強くして、器用に抱き上げ立ち上がる。――かなり無理しているとか言わない…!!大全開の扉の向こう、娘の寝台へと歩き出し)――そう言う台詞は、後五年たったらにしなさい。(密やかな反論をひっそり。ただ、苦笑混じりの笑みが、ひっそりと浮かんで)―――……幾らでも付き合うとも。その為の覚悟なんて、とっくに済ませてきているし。 準備は万端とね。(頬を少女の肩口に埋めて)―――1ヶ月遅れのヴァレンタインのつもりだけど――まぁ、どちらでも構わないさ。ただ、こう…囁ければ、僕は満足だ――(寝台の上に、そっと少女を横たえて) [Sat 18 Mar 2006 05:55:22]
リコリス > ( 衣服を通して伝わるのは、冷たい温度。驚きに跳ねた鼓動は、己のもの。夜明けはちかいというのに視界が暗くなるのは、見えるものが酷く限定されてしまった所為だ。がっつりと身体を包む腕。   その気になれば振りほどけるというのは、おとーたまの名誉の為に秘密です。)  ……おとーさまの日頃の行いとかが悪いとか言ってみたいです。お試しで。( 今視線を上げたら、毛ぇ逆立てたにゃんこ耳が見える気がした。黒いやつが。 抱き締める腕の力が、今更夢じゃないと自覚させてくれるものだから、顔は上げられないのだが。) ――…へんなところも、見せて下さって、宜しい――…のに。 恥じらいに身悶える御姿もまた一興。( 囁くように、途切れ途切れに呟いた言葉から数拍の間の後、何か色々とダイナシにする一言が続いた。 ――…遠さ下駄理由。見せたくないもの。きれいな、の意味が違うなんて分かってるんだが。)  ――…では、子守唄代わりに数日の戯言でも聞いて頂きましょうか。( 別名を愚痴大会と。いや、嘘だが。多分。 ――…目が覚めて、何も無かったらやっぱり夢だとかオチがつきそうだから、添い寝くらいで丁度良いとか無茶な理屈をつけた所で、ぐい、と身体に触れた箱。)  ……ほわいとでー、ですか。( 中身を知ったら、今度は黄金の右が飛びそうな未来予想図。) [Sat 18 Mar 2006 05:42:27]
ミカド > ―――……っ ・ ・ ・ ・ 。(息が詰まるような痛みと共に、暖かな体が飛び込んでくるのだろう。――引き寄せた左腕(謎訂正)を脇下ヘひきよせ、己の胸の中へ更に埋めんとする。逃げないと言うのなら、がっしりと肩口に顔を埋め、腰と背に回した腕によるホールドの完成だ。)ふっ……ふ、ふふふ、ふぅ―…本当に暴力的なところばかり、おかーさまに似ていけ、ない、ねっ……!(フーフー毛を逆立てた猫のような声が暫く響き、半ば嫌がらせ交じりで抱く力を強くして)…声、も掠れていた、んだよ。小鳥ちゃんの前では、綺麗なおとーさまでいたいんだ――だ、か、ら、墓場であんな姿を見られた時は凄く吃驚したね!!!―――…そして、とても――恥ずかしかった。(娘さえも餌に見えた、あの一瞬は、今もベッタリと頭の隅に こびり付いている。―――己の腕の中にあるこの身体を、思う存分貪りたいと願った瞬間。――腕の中にある暖かな体温に、嫌でも思い出す獣欲。――ふ、と吐き出す吐息で、言葉が途切れ) だから、あの時の僕を早く忘れてもらう為にも――今から僕と共に添い寝大会をするべきだと思うんだよねっ! (さて、プレゼントはもう一つある。脇に転がしてある銀細工が施された平箱を、片手で引き寄せて、自分の体と娘の体の間に差し込み)―――コレの感想も聞きたいしね! [Sat 18 Mar 2006 05:28:52]
リコリス > ( 力強く握ったら、壊れてしまいそうな花の束。小さなブーケに力を込められない分、左手には気合が篭ったとだけ先に言っておく。) ――…そんなの、墓地でだって、もう、見ておりましたのに。 …声くらい、お聞かせ下さったっていいじゃないですか、なんて  …思ってないんですってば。( 密やかに隠されたものが何かまでは、届かない。届かないから、代わりに伸ばした、もとい突き出した左手が鳩尾に食い込むとかいう未来図を呼び込むのだが。 ――…いつもより格段に多い瓶の数は不審でも。その先に届くには、まだ指の長さが少し足りない。)   ( そして、リビドー@衝動の赴く侭にぶちかましたストレートパンチ。ある意味とっても素直な感情の発露だとか言ってみるのは駄目ですか、そうですか…!)    ―――はー…ッ、ぅ、ぁ――…ッ!?( 一撃必殺拳に込めて、みし、と指が軋むくらいに打ち込んだ直後。 再度転がり――…はしなかった御方に手を引かれる不意討ち。べっしゃり、小娘の身体の方が今度は傾ぐのだ。) [Sat 18 Mar 2006 05:08:06]
ミカド > (――――だが、この西園寺、ただではヤラレはセンヨ!!その右腕を、ガッシを掴むンで引き寄せようと!!)―――……っ!(無論、己の胸の中へ) [Sat 18 Mar 2006 04:39:13]
ミカド > (何処がビンゴなのだと小一時間問い詰めたら、返り討ちにされそうなので、拙者黙っておくYO)(花束は大きなものではなく、小さな丸いブーケ…と、言った方が正しいか。娘の手に渡るのを眺めながら) ――……とても、とても酷い恰好だったんだよ。見せられない位に。服だけならまだしも、顔も指も干乾びて、情けなかった――そんな状態で、お嬢さんに会うのは失礼じゃないか。(強がりに、冗談を混ぜ込んで、真実をひっそりと奥へ隠した。――尤も、どうして顔を合わせられなかったのかは―空瓶の数で薄らと気が付いても可笑しくないと思う。)―――毎日ではない。でも、「いつも」という程度には、僕の事を夢に見ていたと。――実に嬉しいねっ!おかーさまに似て、ツンツンな子だと思っていたけれど、とうとうデレの芽吹きが!(何語だ)…ささ、隠す事必要なんてないよ?恥ずかしい事でもない!素直に自分のリビドーが叫ぶまま、僕にストレートに向かってくると良い!―――さぁ、遠慮せずに―――…(花束と入れ替わりに娘が飛び込んでくると思っていた。だか、代わりに飛び込んで来たのは、娘の一部だったと言うオチ。てっきり、涙を目にためて、汐らしく凭れかかってくるものだと思っていたから!!)―――――――グッ(っときました。別の意味で。――ノーガードの腹に鋭くめり込む小さな拳。転がりはしなかったものの、蹲り――) [Sat 18 Mar 2006 04:37:37]
リコリス > ( その例えが余りにもビンゴ過ぎて思わず貰い泣き。未来に謳われるパンプキンなワインの物語もビンゴ過ぎて以下略。) ( 花束。――…そういえば、夢の中には香りまでは無かったような気がする。日々の夢なんて、目覚めてしまえば酷く曖昧で、感覚なんて頼りになりはしないのだが。 差し出された花束に、伸ばす指は躊躇いがちに。) …………。だって、御顔合わせてくれなかったじゃないですか。( ぼんやりと、これが夢じゃないんだと自覚しつつある癖に、一度弾みのついた唇は余計な事を口走ってる気がする。言葉遣いも崩れ捲って、どうにも調子が出ない上、) ………ま、毎日なんて、いってない。です。……。( うぐぅ。何処ぞの食い逃げ犯みたいな音が喉から漏れて。ぐわし、と片手が花束を握った辺りで、さいカモン!とばかりに広げられた両腕を見てしまったものだから、多分其処で何かが切れたんだと思うとは、後の述懐だ。)   ―――さびしくないとでも思ってたんですかっ、おとーさまのばか――――ッッ!!( …幸いは、花束は右手で受け取っていたから、親指を外側にして握り固めたのは、左手。左の拳だったという辺りか。ぐっ、と腰に溜めるのは一拍。おとーさまの鳩尾向かって、繰り出せ黄金のストレートッ!) [Sat 18 Mar 2006 04:17:51]
ミカド > (物凄く突っ込みたい仕草だと思った。医者が『手遅れです奥さん』と囁くのと同じ沈痛が漂っているのは気の所為ということにしておきたい。いや、しておいた。Mは帝のM♪なんて歌われるのはもう少し後の話ですし。――ガン攻め主張は譲れない。)(ザッハトルテ君も、等々僕を普通に愛するようになったか。―そんな戯言が浮かぶも、今は置いておこう。――甘い薔薇の香りに引き戻されて、顔を上げる。――受け取られるまで、差し出した花束はそのまま。)―――…?(「何時もの夢」「なまおとーさま」)…………。(意味が掴みきれなくて、きょとんとした表情を浮かべた。瞬きを数回――) それは。 … 今の今まで、此処に居る僕が、夢の中の「おとーさま」だと思っていたと。 ――しかもうっかり聞き流しそうになったが、「いつも」――つまり、毎日僕の夢を見ていたと。(ぎくしゃくし始めた貴方とは別に、此方は油を刺してもらったように、すらすら滑る口。汗を一筋流す娘を、何か言いたげに眺めて)――――よし。遠慮なく飛び込みなさい。思う存分僕の胸でスンスン泣くといい!その時に「おとーたま!さびしかったの!」的な台詞をはいてくれると、ぐっとくるね!(調子乗って両手を広げた。) [Sat 18 Mar 2006 03:57:11]
リコリス > ( 其処がチャームポイントとか言って見たい夜明け前。愛ですよ?らぶー。) ――……。( 沈黙した。) ( そっと目を伏せた。) (目頭を軽く押さえた。)      ( 閑話休題。何が言いたかったんだ。) ……喜んで頂けたなら、何よりです。それと、残念ながら絵心は御座いません。( トキノミヤコ式「へのへのもへじ」が限界です。) ……はい。他にあげる相手もいない――…と仰っていたかは曖昧ですが。     取り合えず、手順と材料は通常でしたよ。チョコレートも甘かったですし。( 味見と言える程では無いが、少しだけ。塩や大蒜が入ってるような奇天烈な味は致しませんでしたと報告。聖水は、味だけだとイマイチ分からないが。塩水じゃない限り。血涙だばだば流しそうな雄雄しい決意に娘感動。 ――…差し出された花束が、模造の花ではないと察して。漸く、色のつく夢ではなくて、現実の話。) ……え、えぇぇと。( えらくぎこちない仕草で花束を見詰めると、ぼそぼそと、)  ……つまりこれは、いつもの夢ではなくて、ナマおとーさまですか。( ナマとか言うた。額からつー、と汗が一筋流れる光景。 ――…夢だと思ったから、何か色々言っちゃったような気がする。おとーさまのばか、とか。いや、それは。) [Sat 18 Mar 2006 03:43:31]
ミカド > (どんな台詞も、何かコテコテチックになるのは、どうしてだろう。こけたからか、こけたからか?シリアスが程遠い夜明け前。)(てーそー)……奪われるくらいなら、奪いたいものだ。(なんか言った)嗚呼――…そう、そうだよ。あの縫い包みを漸く彼に渡せた。1ヶ月遅れのバレンタインと言う事でね。とっても喜んでいたよ。ありがとう。…スケッチするなら止めないよ?むしろ推奨事項だ。出来上がったら、こっそりおと―さまに見せるように。(落ちた縫い包みの代わりに、先程退けた花束を先ず手繰り寄せ)……壊しても構わないさ。小鳥ちゃんが作ってくれたなr―――え?(おかーさま)……それは、つまり、彼が僕へあげる為のバレンタインチョコケーキを作っていたと―――…(間。喜ぶと思いきや、眉を寄せ)………毒か。大蒜入りか。聖水入りか。清めた塩でも入れたんじゃあるまいねっ……嗚呼、でも例え入っていても、彼が作ってくれたものならば、食べようじゃないかっ!!!! 寝込んでも完食するねっ…!!OKOKOKOK!まぁ、彼の事は今は置いておこうっ―――!!後日問いただしても由!今は、うん。(引っ張られる頬は兎も角、漸く、花束さしだして)……1ヶ月遅れのバレンタインを、小鳥ちゃんにも――…ただいま、と戻ってきた印に、だね。……其れはどういう反応なのかな。(花束差し出したときに、「え”」とか、濁音交じりの悲鳴が) [Sat 18 Mar 2006 03:17:58]
リコリス > ( 深淵を覗く者は、己が深淵から覗かれてもいる事を忘れてはならない――…等と言うと、それこそおとーさまおかーさまの血に連なる何がしかのお話っぽいが、覗き見の法則だとはお天道様も思っちゃいるまい。) ……首のお次はてーそーとか?( いや無理だろうソレとか誰かが言った。誰だ。) …嗚呼。アレ、お渡しになれたのですか。なら、良かった。……絵心があれば、すけっちとかいたしたいところ。( 骨は折れると強くなるといいますが、その積み重ねで折れない首をいつか手に入れられそうな勢い。 妙に真面目腐った、情感乏しいツラが、幾度か瞬きを繰り返し。) 壊しますよ、おなか。 ――…その辺りのくだりは、後日おかーさまからお聞きになってしばかれると宜しいんです。( しばかれるまで決定事項らしかった。 うにうに、指先に感じる柔らかい頬。 やわらかいのに、つめたくて。生きた肌と言うには、すこし違う。でも、) ……おとーさま、いなくならない?( 確認というより、疑問形の鸚鵡返し。 摘む指先は、好き放題にびーっと伸ばした後、また唐突に離れて。)  …………え゛゛っ!? ( 両目を見開いて、何か物凄い驚いた声が出た。) [Sat 18 Mar 2006 03:02:18]
ミカド > (ナ、ナンダッテー?!)(おとーさまの感覚9は滅多に働かないらしいよ。大全開の扉――そこからでも見える窓の外にそんな刺客が居たなんて、思ってもいない。何時も覗いてるだけに、覗き返される事なんざ考えちゃいねぇ。――かくして、娘と父の廊下会話がはじまるのだ。)――でっ…できれば、そろそろおとーさまの首を狙うのは止めて欲しいのだけどねっ…!!うん、萌えだ。ZOKKON愛してるだね。今頃寝台の上で、白黒熊のぬいぐるみを、おとーさまの代わりにぎゅぅ☆と抱き締めていてくれると思う。後でこっそり覗きにいくと良い。萌えっ子全開☆フルスロットルだと思うからね。(現実は、後日首をぎゅぅとされるんだろうが、今は知らぬ未来。今は、向かい合って――どちらが、子で親なのか判らぬ表情で言葉を重ねた) チョコケーキ―2月14日の、なのかな?それなら、どんなに傷んでも食べたのに―…なんて言える立場でも無いね。うん。ええと。(視線が絨毯の上に落ちた時、娘の人形と掌も落ちて) 嗚呼。きちんと帰ってきた。 小鳥ちゃんのおと―さまは―……もう居なくならないよ?(言い切る為の言葉に少しだけ間が開いたが――それでもきちんと声に出した。言い切ったところで、頬を摘ままれるわけだが。)  ―ふいでに言うなら、夢でも無いから。(ぽつり) [Sat 18 Mar 2006 02:37:41]
ミカド > (ナ、ナンダッテー?!)(おとーさまの感覚9は滅多に働かないらしいよ。大全開の扉――そこからでも見える窓の外にそんな刺客が居たなんて、思ってもいない。何時も覗いてるだけに、覗き返される事なんざ考えちゃいねぇ。――かくして、娘と父の廊下会話がはじまるのだ。)――でっ…できれば、そろそろおとーさまの首を狙うのは止めて欲しいのだけどねっ…!!うん、萌えだ。ZOKKON愛してるだね。今頃寝台の上で、白黒熊のぬいぐるみを、おとーさまの代わりにぎゅぅ☆と抱き締めていてくれると思う。後でこっそり覗きにいくと良い。萌えっ子全開☆フルスロットルだと思うからね。(現実は、後日首をぎゅぅとされるんだろうが、今は知らぬ未来。今は、向かい合って――どちらが、子で親なのか判らぬ表情で言葉を重ねた) チョコケーキ―2月14日の、なのかな?それなら、どんなに傷んでも食べたのに―…なんて言える立場でも無いね。うん。ええと。(視線が絨毯の上に落ちた時、娘の人形と掌も落ちて) 嗚呼。きちんと帰ってきた。 小鳥ちゃんのおと―さまは―……もう居なくならないよ?(言い切る為の言葉に少しだけ間が開いたが――それでもきちんと声に出した。言い切ったところで、頬を摘ままれるわけだが。)  ―ふいでに言うなら、夢でも無いから。(ぽつり) [Sat 18 Mar 2006 02:36:56]
リコリス > ( 慄きまくってうっかり送信する罠。) ええ。ちょこけーき。( 今しがた、茜の空に飛び立っていった毛玉様の主のお名前。もしくは、その手が作ってらっしゃったもの。 ――…こうして向かい合ってる御方の話をしたのは、その時。遠くは無い記憶が、漸く今の安堵と重なってくれそうな。)  ……嗚呼、なるほど。扉、その辺りの事を延々と連ねてみるのも愉しげだったかもしれません。( それなんてイヤガラセ。指先が外れれば、ぬいぐるみごと手も、ぱたりと老化に落ちて。)  ……ちゃんと、おとーさまで、かえって、らした?( 重ねる確認は、身体だけの帰還を問うものでは無くて。再び緩々と伸びる指先が、今度こそ確かめるように頬へと伸びる。    やっぱり、摘むけど。) [Sat 18 Mar 2006 02:25:52]
リコリス > ( うさぬいを掴まれた侭、しゃがんでいた脚を崩して座り込む。成人男性と小娘が、廊下で座って向かい合うおかしな構図。) そしておとーさまの首が大変な事になられるのですね。 ……嗚呼。オトメゴコロは、わたしには良く分からないのですが。その辺りがアレですか。萌えー?( 後日、某所でフラグ立っちゃってるとか涙無しには語れません。真面目腐って頷く仕草。  てか、リアルタイムでフラグ立った…! [Sat 18 Mar 2006 02:21:58]
お知らせ > 視線さんが退室されました。 『( 車田フラグに一滴の重みが加わっただけだ。 )』 [Sat 18 Mar 2006 02:21:30]
視線 > ( 部屋の壁には窓がある、その向こうに視線の主は在った――金目に白と茶のストライプの羽毛の梟毛玉。 貴族様のドアストッパーと違い基本放置な使い魔でも時には働く時もある、それもこんな時に限って。 窓の向こうで首をこっきり傾げた梟はそのまま東の空へと飛び去ったとか何とか―― ) [Sat 18 Mar 2006 02:21:07]
お知らせ > 視線さんが来ました。 『(じー。)』 [Sat 18 Mar 2006 02:20:41]
ミカド > (止まった。――うさたん人形を掴んだまま、身体をそろりと起こしていく。胡座をかいて合い向う) おかーさまのくだり全般かな?おかーさまは、本当の事を言っても怒る時があからね。きっとああいうのを「複雑怪奇乙女心」と言うんだと思うんだ。(本人が聞いていたら、今からでもフラグ立つに違いない)……ちょこけーき…?……。何か小鳥ちゃんから聞かなきゃいけない事も、聞かされなきゃいけないことも、たくさんあるらしいね。(―――浅く息を吸って、吐いて――掴んだ人形から指先を外し) …………。(問うような声に少しばかり困惑の表情を浮かべて、頷いた。) そうさ。 きちんと約束したしね?………………。うん。(妙な間) [Sat 18 Mar 2006 02:13:06]
リコリス > …今の台詞に、何か言い辛い事とか御座いましたか。嗚呼、おとーさまが口になさるとまた首の角度が大変な事に( 大変な事に。)なってしまわれるからでしょうか。 ――…ちょこけーき。かえってらっしゃらないから、傷んでしまったじゃないですか。作ったのはわたしじゃないですけれど。( かわいい御顔を拝めずに残念とかぬかすのは、もうちょっと正気の時。べふべふと手が気合を込めた八つ当たりを繰り返しながら、何かと台詞は脈絡が無い。) ……。( そんな駄々漏れの色々が、人形を掴まれるのと同時に、止まる。 ――…ただいまの言葉を聞いて、緋色が一度ゆっくりと瞬き。)  ………かえって、らした? [Sat 18 Mar 2006 01:56:49]
ミカド > ……・…小鳥ちゃんは時々、おとーさまでも口にできないような事を、するりと言葉にするよね。ただ、一つ訂正させていただくのならば、おかーさまが萌えっ子と云う事は、出会った時から知っていたと言うね。其れはもう顔を(怒りで)真っ赤にして可愛かったね。今でも目を閉じれば―――へぶっっ(ぼふし。モコモコ尻尾が顔面に!)――ちょ……いやっ…うん!わっ…(兎のヒップアタックは、痛くは無い。痛くは無いが、別の意味で痛かった。平箱と、花束を横にどけ)――わかったっ!先ずはこういうべきだったねっ…?! 心配っ――かけて済まなかっっ――すまなかった! 今日まで一言もっ 帰還の挨拶 さえ 謝るよっ…!だから―――…(人形を掴まんと手を伸ばし) た、ただいま帰ったっ! [Sat 18 Mar 2006 01:50:42]
リコリス > ですから分かっておりますとも。父親という存在は、自分の娘にそーゆーことはしないものですもの。信じておりますよ、おとーさま。 ……おかーさまは、時々ぱわふるで不器用で、その癖ほんのり純真だったりするような気がして、萌えっ子指数が高いような気がするなんて、口が裂けても申せませんので秘密。( ミもフタも無く何か言うてるが、その全てが時折発音のあやふやな寝惚け口調。なまじ呆けているものだから、見据える視線に容赦が無い。霧の中、遠くの景色を見越すように目を凝らす。)  ――…帰還。 ええ。帰ってらっしゃったのは、安堵しております。( じとり。陰鬱な半眼が、影を増したような色。) ――…斜めなんかじゃ御座いませんよ。違いますったら。ええ。落ち着かれるまではその方が安全だと、おとーさまが考えた末での決断と判断だなんて、分かってるんですから、悪い訳無いじゃないですか、おとーさまのばか。( 言葉の前半と結論を思いっきり矛盾させながら、片手に握り締めていたうさぬいを、おとーたまの顔面にべっしべしぶつけだそうとする横暴発生装置。夢の中の八つ当たり。どうやら、連日こんなノリだったらしい寝室の秘密。) [Sat 18 Mar 2006 01:33:17]
ミカド > ごっ…五年後も、もひろん冗談だとも!ちょっひっと過ぎっただけで!おとーはまは、小鳥はんの、おとーさまだひね! それはもうそ、それはちょっろ、それはちょっろ…!!おかーはま、最近容赦ないんらよね。愛が痛いって、こういうころを言うのはな?(頬を幾ら伸ばされようとも、払えないとも。後ろめたさもたっぷり。気拙さもたっぷり。どちらもテンコモリの所為で、ペラペラ動く口とは別に、冷や汗がうっすらと浮かび、視線も覗き込む娘から逃げるように、明々後日の方向を彷徨っている)―――――――あほは、帰還のあいは―――(まるかいてちょん。頬が赤くなる頃漸く自由になる頬。――だけど)―――…な、なにか、ご、ご機嫌が、ななめ通り越して、垂直になってしまいそうな、感じ、だ、ねっ―――っ!(原因にたっぷり心辺りがあるおとーたま。声が震えました。覚悟はしていても、何時もとは違う娘の様子に、引き攣った) [Sat 18 Mar 2006 01:19:20]
リコリス > 分かっておりますとも。五年後に首を洗って待っていやがられませ。とゆーかむしろおかーさまにごほーこく致しますとか言って、泣いて足元に取り縋って下さると信じておりますとも。( ぶっちゃけ頭が働いていない場合、人間反射神経で喋っていると思うテスト。何をしにいらしたのか、説明なさろうとする口元をびろんと伸ばした無体の指が、うにうに動く。) ……何を。何をして来ても下さいませんとも。分かっておりますとも。それがご自分の為ですし、わたしの為でもあるとか分かっておりますけど、けど。ええ。 別に、それがどうとかなんて思ってませんよ。思ってないですってば。( たてたてよこよこまるかいてちょん。 漸く手を離した辺りで、指先に残るやわやわ冷たい質感に、アレ?と首を傾げた。) [Sat 18 Mar 2006 01:06:14]
ミカド > 先ず最初に言っておきたいのは、決して夜這いなどではないということだ。幾ら、なんでもOKバチコイのオトーサマと言えども最低限の摂理はきちんと持っているよ?娘に手を出すなんて。娘に手を出すなんて(二回言った) 五年は後の話・・・って、いやいやいや。(地面に寝転がりながら、首を横に振り、ごほんえへん)――じゃあ何をしにきたかというと(頬抓まれた)ほはいほへぃのあいはふへ はいはい、いはいよ?!(通訳:ホワイトデーの挨拶へ…いたい、いたいよ?!)(手を払いのける事無く、ぐんなり頬が伸びるのなんのって) [Sat 18 Mar 2006 00:53:11]
リコリス > ( それで良い。おとーたまはそれで宜しいとのたまいますとも。 それはもう良い音が響いたものですから、その代償として抱えた物は無事に御座いましょうと保証してみたい。 ――…いそいそとしゃがみこむ小娘の双眸が映していたのは、廊下に広がる夜色と。あの墓地以来拝見していなかった、御尊顔。 ――…懐かしいという程は、時間は経っていない筈なのだが。) …………。( 無言の交錯は暫し。見下ろす緋色は、まだ砂の精を払い切れない霞む色。)    ……御機嫌ようとか仰って下さるのは、( す、と伸びるのは指。うさぬい抱えていない方の手が、) この口で御座いますかって言いたくなるのも、仕方無いとか青春の過ちだとかで許されると思いませんか?ええ。もう。( 真っ白な頬へと触れて、緩々と輪郭を慰撫する代わりに、ぐにーと伸ばそうとかしやがる寝惚け属性レベルワン。) [Sat 18 Mar 2006 00:43:51]
ミカド > (べたべたでごめんね。おとーたまべたべたでごめんね…!!  クルリと回る世界が一瞬娘の顔を写して――後頭をしたたか打ちつける鈍い音が響き渡る。――薔薇の華とプレゼントたる平箱を死守した結果――ということにしておいて貰うと、貴族さまは色々幸せになれます。)――――……。(扉の前での葛藤が、全て無駄になった気がする瞬間だ。赤い双眸が傍にしゃがんだ貴方へと、そろりそろり移動して、暫く無言で見上げた後)――――……こっ――。 今晩はっ……ご機嫌よう。 (第一声は、中途半端でした、まる) [Sat 18 Mar 2006 00:33:36]
リコリス > ( お変わりになられず、大変結構に御座います、このぷりきゅん毛玉殿め。後程毛並みをお手入れして差し上げる。欲望駄々漏れの天の声はとにもかくにも。) ( 脳内で繰り広げられた華麗シミュレーションは、幸か不幸か発動条件を一つ満たしていなかった。それを見るべき小娘が、扉の内側にいなかったからである。では何処にいたかといえば、)   ――……うぁぁ。( バッ!と効果音と集中線が大量発生しそうな勢いに、寝惚け眸もびくっと見開かれた次の瞬間、その瞳が捉えたのは華麗にすっこけなさる御姿で御座いました。思わず漏れぬ、間の抜けた声。 廊下にごっつんこする痛そうな音が響く辺りで、漸くこれが現実だと認識できそうなていたらく。転がる横に、しゃがみこんでツンツンとかしそうな勢い。むしろする。) [Sat 18 Mar 2006 00:18:35]
ミカド > (尚、足元では何時ものように中級になっても変わらぬ忠誠を…不幸ながらに!誓っている使い魔君が、プルプルガクガクしているわけです。) (彼女が返事をしたら、第一声を如何しよう。――先ずは、乗り越えたおとーたまを見せ付けるべきか。脳内でシュミレーション―優雅に一回転をきめて部屋に乱入→薔薇の花束を同時に差し出して、驚く彼女に「ただいま」 月光に煌く白い歯。 よし完璧だ。これなら「大丈夫」を完璧にインプットできるに違いない――――…なんて、考えたら)       。 (背後から声に、驚いて、思いっきり派手に振り向いた。――足が縺れて、ドアノブに捕まろうとして失敗→派手に仰向けにころがる) [Sat 18 Mar 2006 00:04:17]
返事 > ( 残念ながら御顔までは拝見出来ませんでしたが、きらきらと光舞う汗拭いの仕草は見えました。えらい人にはお分かりにならない飾りを乗り越え山越えて。)  ( 深呼吸に上下する肩を、そして扉を叩く仕草を見やりて。)     入ってません。( 返事は、そんな御方の背後より発生。) [Fri 17 Mar 2006 23:57:59]
ミカド > (セット完了すると、一仕事終えたぞ!と言うように、額の汗を不器用に拭う。――表情を見たら、キラキラしている事は間違い無い。自分の世界にどっぷり浸っていたので、見られているなんてさっぱり気が付いていない。感覚9なんて飾りです!! 白いスーツに整えた黒の長髪が台無しなんて知りません。)――――。(深呼吸しているんだろう、肩が上下して)―――。(今更ながらノックした) [Fri 17 Mar 2006 23:54:11]
視線 > ( そんな光景を家政婦は見た。  どの辺りから見ていたとか聞いちゃいけない。それはもう、慣れ過ぎて自然な動作に思わず見守ってしまった寝惚け眸が一丁、廊下の先にあったりするが、まあよし。いいのか。) [Fri 17 Mar 2006 23:49:18]
お知らせ > 視線さんが来ました。 『( ―――……。)』 [Fri 17 Mar 2006 23:48:02]
ミカド > (徐に使い魔を呼び出し、ノックも無しに扉を薄く開けーの、いつも通り過ぎる手順にて、使い魔たる小さな梟をですね―――…っ) [Fri 17 Mar 2006 23:43:18]
ミカド > ―――……。(意気地の無いことだ。 唇の先だけで呟く自分への愚痴。――しかしもう時間がないのだ。このまま此処で立ち尽くしていても仕方ない。日が昇れば時間切れ。文字通り睡魔に捕らわれ気を失う事になる。(睡眠、ではなく、だ)――此処で倒れこんで、扉でゴンと叩かれるのは、余りにも情けないので勘弁するのです。――意を決して、壁…否、扉を睨みつけると) [Fri 17 Mar 2006 23:41:25]
ミカド > (久し振りに見る彼女はどんな姿をしているんだろう?とか、どんな表情で自分を見るんだろう?とか、なんと言われるんだろう?とか、過ぎる事は色々あった。――同時に)――――……。(ここまで来て、意気地の無い事に――「本当にこの扉を開けて良いのか」と、迷っている。 扉は壁。壁は厚い。 幻覚の中に見るは、己への不審の表れ。ついさっき友人にあんな事を言って、ここまで来たくせに――後戻りが出来ないように「今日の為のプレゼント」を用意して、ここまで来たくせに、最後の一歩を踏み出せずに居る。)――――……。(途方にくれた視線が、天井を見上げる) [Fri 17 Mar 2006 23:28:03]
ミカド > (両手に抱えているからノックが出来ないとか、そう云う事じゃない。)―――……。(この扉の向こうに娘が居るのは間違い無い。 最後に顔を見てから既に半月近く――…しかも、墓場で別れたきりか。尤も向こうは、自分が寝ている間に、寝顔くらいは見にきたのかもしれないが ) [Fri 17 Mar 2006 23:19:23]
ミカド > (男は娘の部屋の前に立ち尽くし、扉と睨めっこをしていた。片手には薄紅色の薔薇の花束。もう片手には細かな銀細工を施した平箱。 友人との会話を終えた後、自室に戻り直ぐに用意したプレゼントを手に、扉の前まで来た。)――――――……。(来たのだが――ノックが出来なかった) [Fri 17 Mar 2006 23:14:15]
ミカド > (日時は少し遡る。――男が友人に白黒熊の人形を渡した後の話。) [Fri 17 Mar 2006 23:07:50]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(扉の前)』 [Fri 17 Mar 2006 23:06:17]
お知らせ > ゴリアテ@巨人の檻さんが退室されました。 『(明日も早いのだ。寝てしまおう)』 [Fri 17 Mar 2006 01:01:21]
ゴリアテ@巨人の檻 > ( どうせ、何処か行くアテがあるわけで無し─ ) [Fri 17 Mar 2006 01:01:11]
ゴリアテ@巨人の檻 > ( 巨人の行く先には、星は無い。 そういわれているかのようで、口元を苦笑するかのように噛み締めた) [Fri 17 Mar 2006 00:59:40]
ゴリアテ@巨人の檻 > (囚人が二人。 一人は泥を見た。 一人は星を見た。 と─) [Fri 17 Mar 2006 00:59:04]
ゴリアテ@巨人の檻 > (頭を上げた。 こんながっちりとした石造りでは、星も見えない。) [Fri 17 Mar 2006 00:58:26]
ゴリアテ@巨人の檻 > (巨大な体格と、それを動かすだけの力。 自由とは、その代償に捧げなくてはいけなかったものの一つだ。) (せせこましい檻の中で、水溜りを睨む) [Fri 17 Mar 2006 00:57:47]
お知らせ > ゴリアテ@巨人の檻さんが来ました。 『(外出に、それほど自由がある身ではなく─)』 [Fri 17 Mar 2006 00:55:54]
お知らせ > エンジェル@集合住宅3Fさんが退室されました。 『 すこしだけ、悲しくなって枕に顔を埋める。 』 [Thu 16 Mar 2006 06:43:59]
エンジェル@集合住宅3F > ( 欠伸を一つ、広いベッドの上に膝を乗せれば 寝てるんだか死んでるんだか良くわからないルームメイトの顔 長い前髪が顔に掛かって、見てる方がくすぐったい。 ちょいちょい、と撫で付けて、しばらくぼんやりと寝顔を眺め――… ) ねぇ、あたしが死んだら…… どうする? ( 詮無い問い。 きっと「埋める」とでも答えるのだろう ため息を一つ、髪にキスを一つ落として、温まった布団に潜りこむ。 ) [Thu 16 Mar 2006 06:41:07]
エンジェル@集合住宅3F > ( それは確かに 冗談ではあったのだけど 聞いてみたくもある。 さもなければ、「如何して」と問いたくなるから。 )――… 花は咲いているだけで愛されるのにね。 ( だから、柔らかな黄色にさいた花を愛でるばかりで贈り物の意味なんて考えない。 なかなかに難しくもあるし―― けれど、彼らにそれを求めるのは酷な事か。 正直、自分でも自分が何を考えているのか良くわからない。  頭の悪い博愛主義なのか、どこまでやれるか試したいだけなのか、スリルを楽しんでいるだけなのか。 ) …… 真実なんて一つじゃないわ。 ( そんな体の良い言葉で思考を投げて、蝋燭を吹き消し、椅子を立つ。 煙と共に、独特のにおいが漂う ) [Thu 16 Mar 2006 06:34:55]
エンジェル@集合住宅3F > ( 視線を上げれば、机の上 蝋燭の灯りに照らされた一輪挿し。 黄色い薔薇。 横丁に届けられた、贈り物のお返しらしい。 職業柄花を貰う事は多いが 随分コテコテな男だ、と思う。 まあ、それが似合うのはある種才能か。 黄色というのが少し外しているが―― ) 本で調べたとか、店員に聞いたとか ( そんな所だろう。その手の機微には疎そうだし。 指先で ぴん、と弾けば、花瓶の縁を沿って揺れる。 注文は「夢を聞かせろ」だったのに―― 少しだけ不満。 ) [Thu 16 Mar 2006 06:10:22]
エンジェル@集合住宅3F > ( 出来の割りには時間がかかりすぎた気がする。 要領が悪いのは昔っから―― 家に仕事を持ち帰らないルームメイトに少し申し訳なく思う。 その寝息を聞きながら、脱力したよに猫の焼印の入ったストラップのついたギターをぼんやりと眺める―― そろそろ本格的な調整をしないと、ズレが出てきている。 材質は木だし、日用品に等しい古いギターだ。 痛みも激しい。 もう一本作った方が良いのは確かだが ) ――… 金がないのよね。 ( はぁ、とため息が漏れる。 満足のいく物となると、家くらい買えてしまう。 魔法式となればもっとだ。 ちまちまと曲を書いて売っても二束三文。 気の遠い話。 ) [Thu 16 Mar 2006 06:01:44]
エンジェル@集合住宅3F > 〜〜〜〜〜〜―― っ    はぁ ( 悩ましげに伸びを終えれば、ぐりぐりと首や肩を回す。しょぼしょぼした目で窓の外を見ればもう明るくなりそうな時間―― もう少しで目覚めを告げる鐘が鳴るのだろう。 随分長い事やってたものだ。 ) 乗ってる時にやらないと、ねー? ( 小声で、言い訳じみた独り言。 珍しくルームメイトと時間が合ったのだけれど、合間に少し話した程度であとは没頭していた。 少し勿体無かったようにも思う―― 自分を芸術家だとは思わないけれど、楽師なんて人種は大抵がそんなもの。 やりたい時にやりたい時にしかできない。 抱え込んでいたギターを一通り拭いて、音を立てないように置く。 ) [Thu 16 Mar 2006 05:44:34]
エンジェル@集合住宅3F > ―― おしまい、っと。( ペンを置いて、インク瓶に詮。 書き上げた楽譜を手に譜面に躍る音符を目線でなぞり、控えめなハミング。 二間続きの部屋の向こうでは、年下のルームメイトのかすかな寝息が聞える。 一通りなぞってみれば、まぁまぁ―― そんな評価を下し 半ば専用と化している机の上に投げ出した。 ) う―――… ン ( 伸びをすれば、椅子が僅かに軋む。 眠いんだか、目が疲れてるんだか良くわからない。 ) [Thu 16 Mar 2006 05:33:56]
お知らせ > エンジェル@集合住宅3Fさんが入室されました。 『 ふぅ、と 吐息。 』 [Thu 16 Mar 2006 05:33:46]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが退室されました。 『( それも父と娘の語らいのうち? )』 [Wed 15 Mar 2006 06:08:08]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――なんちうセレクトをしますか、この貴族様 ) [Wed 15 Mar 2006 06:07:32]
ザッハトルテ@西園寺邸 > …何時か塩と砂糖を間違えてやる。 ( にんまりと綻ぶ顔に返せるのはそんな軽い憎まれ口でしかない。 挟まれた間に首を傾げはしてみたが、彼が内心引いた背水の陣とやらを感知もできず表に出された言葉を飲み込んだだけ。 ) 頬の痛みを在り難いものと受け止めるのがよろしかろう。 揃って外に出られない顔になりますか――加減をして戴かないと喰えるものも喰えなくなるかも知れないけれど、全力で引っ叩いて貰いなさい。 ( 静かに扉が開いて、その向こうへと消える背を見送りながら改めて毛布に包まり直した。 ほんの少し名残惜しそうにしろくろのぬいぐるみはサイドテーブルの上へ ) [Wed 15 Mar 2006 06:06:48]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(階下での会話は、また別のお話)』 [Wed 15 Mar 2006 06:03:40]
ミカド > (「贈ったものが喜ばれた。」――ただ、其れが嬉しかった。。未だに抱えられたままの縫い包みを見ると、自然と顔がにやけてしまう。)―――勿論だ。そういう事に関しては、何時だって覚悟も準備も完了している。(寝台から腰を浮かせて、背伸びを一つ。――白み始めた空を見て)―――いや、これからこのまま、彼女を尋ねてみるよ。この時間なら――(『何か』あっても、朝日が僕を落としてくれるから。)―――……。(言葉に出来なかった、ifに苦笑が浮かぶ。――でも、もう、花束も用意してある。――後戻りをしない為に、逃げ道を無くす意味でもある「プレゼント」)――まだ、「ギリギリ」ホワイトデーだからね。頬を張られてくるよ。(繋げる言葉を摩り替えて、笑って見せた。――ちなみに、娘へのプレゼントは、薄紅色の薔薇と…レースの下着です。頬を張るんじゃなくて、拳で殴ると宜しい。――扉へと足を向け)――――それじゃ、おやすみ。ザッハトルテ君。チョコレート菓子、楽しみにしているよ。 [Wed 15 Mar 2006 05:59:12]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 僅かであれ乗り出された分こちらは軽く上体を、おそらく反射的に引いた。 「嬉しい事」「意味がある事」「楽しみな事」――並列化される言葉たちはどれも遠くて遠ざけなければいけないもの。 自分が遠ざけた分、他の誰か――例えば このひと とか――の処へ漂えば良い。 出られない部屋の中から空を仰ぐに似た気分、それら全てを押し込めて平素通りの声が言う。 ) …店屋で買ってきたものを渡すんじゃ芸がないって聞いてる。 その代わり素人がやるのだから蓋を開けるまで何が出るか判らんと、――…覚悟完了ですか。 ( 突き付けられた指先を見て 窓の外で鳴く早起きの烏の声を聞いて――もう朝。 貴方にとっては一日の終わり。 ならばその背を押すように頷いて ) 本当に『大丈夫』なら ね。 無条件で睡魔が来るんだろう? 早く部屋に戻られた方が良い。 ( それともこの足で貴方の帰還報告を待つもうひとりの顔を見に行くのだろうか ) [Wed 15 Mar 2006 05:37:41]
ミカド > (影を落とした白磁の顔が、問い返す声を共に持ち上がる。―その表情を、愉快げに眺め) ――駄目かな? (顔を覗き込む為に、少しだけ身体を乗り出した。 小さな子供が、期待をこめて問い返す様子とよく似ている)―――…変なモノなもんか。僕にとったら、君からチョコレート菓子を貰う事は、とてもとても嬉しくて、意味があることなんだよ? (抱えられた縫い包みを、ぽむと撫で――「失敗したら」――もふもふ毛玉を撫でる指先が止まった。 )……手作り?なのかな。もしかしたら。――だとしたら、文句なんて一言も言うものか。貰ったものを、保存用と観賞用と食用に切り分けるねっ…!(ぱぁ、とまさしく輝く表情。――自分で子供っぽいと判っていても、表情が笑みをつくり)――今更撤回とかしてくれるなよ?(指を一本突きつけて) よし。コレで暫く楽しみが出来た。――残りは『大丈夫』を伝えれば、問題無いね?(身体を引いて、ちらりと見やる窓の外。――娘はまだ起きているだろうか。) [Wed 15 Mar 2006 05:25:11]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 長い間が空いた。 おもはゆいような、そうかと思えば今にも笑い出すんじゃないかと勘繰りたくなるような微妙な表情を眺め ) …………。 ( ――…やっぱり(・・・・)何にも無いんだ。 ひとの気持ちに報いるなんて何をどうすれば良いのか判らない――僅かに伝わる振動は彼が答えを探す為の間、軽く俯いて目を伏せた )   (待つ身は長し≠サんな言葉がふと頭を過ぎった頃 ) ――――――え? ( 返ってきたのはいっそ素朴と言って良い指定。 思わず顔を上げ ) ……………………へんなものを所望される。 ――…でも、そんなものが良いのなら。 ( 聞き直してしまったら何だか笑われるような気がしたから、問い返さなかったのは殆ど子供じみた意地だ。 視線を白い頬へと注いで ) …失敗しても文句言うなよ? ( 上手くもない薄い困り笑いがそう言った。 もし商業地区での再現フィルム(何)が回っていたら別の結末が待っていたような気がする。 ――それも後日、白い影の誰かさんから聞かされたなら間違いなくフラッシュ★バックの予感がするが! ) [Wed 15 Mar 2006 05:02:27]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(嬉しすぎて落ちたらしいZE!)』 [Wed 15 Mar 2006 04:46:48]
ミカド > (――――……。)――――――。(「ありがとう」)(聞きなれない―…と言うよりは、「初めて」の響きだ。 こんな何気ない一言で、此処まで驚く事があるなんて思わなかった。本来なら「如何致しまして」やら「大事にしろ」やら返す言葉もあろうが、今はさっぱり浮かばない。瞬きを繰り返すだけの沈黙が続く。――…嗚呼、自分が渡したものが「ヴァレンタインプレゼント」ならば、彼からは「ありがとう」は充分に…三倍―いや、それ以上のお返しになった。――随分遅れて、湧き上がる嬉しさにクスクス笑い出したくなった。)―――……。(「お返しは十分貰った」なんて、くすぐったくて言えやしない。それでも「如何したら良い?」なんて聞かれたら、ねぇ?――組んだ足を組み替えて――膝を抱えながら身体を揺らす。正直言うと、商業地区のやり取り(→咲き始める薔薇の如くとか、受け入れ始めた身体は綻び始めとか)が過ぎらん事も無かったのだが!が!)――そうだな。じゃあ。――君からチョコレート菓子が貰いたい。(それで、お相子.) [Wed 15 Mar 2006 04:43:04]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 色々な面で鈍いのは事実だろう、そのまま殴られるだとか主に防衛本能の辺りなど。 生存本能にまで及んでしまえば何故死者が死を恐れるかと云う話、心なしか強張った端正な笑顔と共に齎される言葉をきちんと聞いていたならしれっと「殴られるような事をするからでしょう」と答えるところだったが――外見は三十路入りの手前、実際は200歳オーバーの男はかっくりと首を傾けてぱんだぬいの頭に載せ ) ………ありがとう。 ( 生まれて初めて礼を口にしたようなぎこちなさ、或いは空っぽさで頷いた。 勿論それは初めてなどではないのだけれど、感謝より先に罪悪感を抱く性質のモノとしては甚だ慣れない言葉。 「有難う」なんてそうそう口に出せる単語じゃなかった ) ( やがて ) ――… 返せるもの、何も持ってないや。 金品で云えば西園寺の眼鏡に適う物が用意できるとは思えないし、本当に――何にも持ってない。 ( 慣れない言葉が引き摺り出したものは困惑、乏しい表情に薄くその色が浮かぶ。 ) …どうしたら良いだろう。 ( 見目に不相応な世慣れなさを隠す事もできず、御本人に思いっきり聞く始末。 ) [Wed 15 Mar 2006 04:19:14]
ミカド > 環境の違いというより――…君の場合は、鈍すぎるんだと思うね。「1ヶ月遅れのヴァレンタイン」で「気持ちを伝える」と言ってる男が、だらしの無い恰好をしているわけが無いじゃないか。(袋の中に手を入れた貴方――組んだ足をフラフラ揺らしながら眺め)(「力を使うのは杉じゃない」)(黙った)………。………。(袋から、中身を引きださんとしている貴方を、じぃっと見詰めながら黙った)……ザッハトルテ君?…僕に遠慮なく力を使っているのはどうしてなのか、力いっぱい問い詰める所かな?此処は。(笑顔のまま、さり気無く―それでも言葉に力をこめて問う、が。――貴方の腕の中に、ころりと登場した白黒熊の縫い包みの所為で、此方の言葉が届いてなさそうだ!―いや、届いてないんだろうな、と思った。)――――……。(言いたかった言葉をぐっと飲込んで、貴方の言葉を待つ沈黙)―――――……。(ぎゅー。と毛玉を抱き締めている成人男性が目の前に)―――――……。(なんだかんだ言って付き合いは長い。その反応がどういう意味なのか、よくわかった。――深く、ゆっくりと頷いて) プレゼントだからね。其れは君のものだ。―――お気に召したかな。その人形と共に僕の気持ちを幾分か受け止めてくれると嬉しい。(満足そうに微笑んだ。――石榴の双眸が細く三日月に。) [Wed 15 Mar 2006 04:00:33]
ザッハトルテ@西園寺邸 > 気持ちなんだから外見は自然体で構わないんじゃないか、と思うのは育った環境の違いなんだろうな。 ( 家柄と国民性の是非を問うようなもの、どちらが正しいかは問題ではないのだろう。 主に横幅のサイズが合わないだぼついたシャツの胸元を軽く握り締めた。 もし見たならばそこから鳩尾の辺りにかけて頬と同じ青痣が乗っているのだろう、種族だけで見るなら天敵のボディブロー。 アスペルシオくらいデフォルトでかかってたかもしんない。 ) …そう云う事に力を使うのは好きじゃない。 無害なやつだと思われていた方が何かと気が楽だとは思わないか。 たまにはあんな日もあると受け流した方が良い、二度と御免こうむるけどね。 ( よくよく見れば包みは袋状、何だかやわらかいもふもふしたものが包装紙越しに伝わった。 ちらりと不機嫌を露にしたおもてを見上げ ) ――…それだけ言えるのならそう遠い日じゃないんだって、信じる事に―――――――― ( 無造作に包みの中に手を突っ込んだ。 先ほどの触感通りの何やらもふもふした毛玉? のようなものに触れて、贈り手が少々がっくり来そうな素っ気無い手つきで中身を引き出し )    ( 固 ま っ た 。 愛想に乏しいゆるい無表情の中、赤目だけがぱちぱちと忙しなく瞬いて )  ――――…貰っても良いの。 ( リアリティを追求したと云う ※斡旋所職員ガラハド氏・談。 勿論その背後には貴族様が居た訳だが※ 完成度255のぱんだぬいの完成度は伊達ではないだろう、少しく遠目から見たなら本物と見間違えても何の不思議もないような。 ツラにも口調にも感情らしきものが一向に表れないのはまさしくこんな時どんな顔をしたものか判らないから。 裏を返せばそれくらいクリーンヒットだ、その証に表情には出ない代わりに既にぎゅーと思いっきり抱えてる。 ) [Wed 15 Mar 2006 03:44:09]
ミカド > だって、気持ちを伝える行事だろう?なら、きちんとした恰好で伝えたいじゃないか。尤も、本来なら今日は「返事」の日で、三倍返しの日らしいけど。(ばっちり覚えてるよWスティール☆ティエンさんからの教えを)(本当に軽く「触れる」と同じくらいの強さでしかなかった指先は、貴方の言葉を止めるには充分だったようだ。――片眉を跳ね上げて「重症だ」と一言)そう言う時こそ君の馬鹿力を正しく使って取り押さえ、自警団の到着でも待てばよかったのに――昨日は本当に可笑しな日だったんだね、お互いに。(突付いた指を引いて――次に、包みを突付いた)―――……。(そう、恐る恐る問われると、本当に入れてやればよかったとか、ちょっと思った。唇がへの字を描き――)入ってないよ。失敬だな。もし入れてるとしたら、こんな至近距離に居ないね(殴られるもの…!!!)(リボンで袋状の包装紙の口を縛っただけの「プレゼント」――中身は――はい、其れはもう見事な白黒熊の縫い包みのご登場です。製作者の苦労は、その出来栄えの良さで直ぐに気がつけよう。五ヶ月の時をかけて、漸く渡されるべき相手に渡されました…!!!軽く計算して、拙者驚愕)(「早くなる」)―頬を張られるのも全て覚悟済みだ。どんな顔で出迎えてくれるのか、楽しみだ。(…)―――……。(さて。寝台の上にひょっこり現れた縫い包み。[――無言で反応を待っている。どんな顔をするのか、縫い包みと、貴方の顔を行ったり来たりする視線) [Wed 15 Mar 2006 03:18:45]
ザッハトルテ@西園寺邸 > その為にわざわざ着替えなさるか――…道楽者め。 その件なんだが、どうも知らない間に酷く相手の機嫌を損ねた――らしい。 避けられたとしての話、それはそれで益々機嫌を損ねるタイプだと思ったし、それで他の誰かに当たり散らされても困る。 それなら――…っっ。 ( 寝乱れたコシの足りない髪を任せた後。 小突く指先に力はさほど入っていなかったろうが、顔を顰めてそこで言葉を詰まらせる。 貴族様の予感が大当たりだった瞬間到来、幾ばくかの間の後顔を上げて ) ――…へんなもの、入ってない? ( そろりと探る声音で問うた。 一ヶ月前。 ヴァレンタイン――ああ。 職場の連中にしこたま笑われたよろしくない記憶を引きずり出しながら箱に手をかけるのは半ば毒喰らわば皿までの諦念、不器用な指先が包装紙を剥がす。 さて、中には? ――蓋を開ける前に一度手を止めて ) …じゃあ、私がこいつを開ければ――少しでも早くなるね? ( 彼女に贈り物を渡す日が。 ――口にしない言葉は殆ど祈願だ。 ) [Wed 15 Mar 2006 03:01:16]
ミカド > 無論だ。――何処かに行く為に着たわけじゃない。君と、小鳥ちゃんに会う為に着たんだよ。(座っていいか?なんて聞く事も無く、寝台の端に腰を降ろす。――人に比べたら幾らか治りが早いだろうに、まだ青い痣の残る頬を眺めて、目を細めた。寝起きの今は、普段よりも少しだけ無防備になることを知っているから、額や肩に掛かっているだろう、柔らかな黒髪を指で掬って除けて)いきなり――理由もなく?君なら、避けられ―(ぽけきゅー謎の擬音が頭の隅を駆け抜けた。)――るわけないか。(妙に強く言葉尻強く言い切る。数回頷いて)でも、次はせめて、途中で逃げるくらいはしてもいいんじゃないかな?――顔だけじゃ無いんだろ?(怪我。)殴られるだけ殴られるなんて、何処の聖者様だか修験者だか。……(昨日の様子を思い出し――髪を弄っていた指先が、するりと下りると、軽く胸を突付いて)……まぁ、暫く…せめて、その顔の痣が消えるまでは外に出ないことをお勧めするよ。――。(何?)……だから、ヴァレンタインのプレゼントだよ。君へのね。――小鳥ちゃんには、別のをきちんと用意してあるので、遠慮なく受け取ってくれていい。(中身を男の口からバラス気はないらしい。さぁ、開けろと掌が薦める。)―――小鳥ちゃんにプレゼントを渡せば「現在進行形」も過去になる。(何時か貴方にこう言った。「大丈夫になったら娘の部屋の扉を叩く」と) [Wed 15 Mar 2006 02:45:29]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 転がった視点から見上げる貴族様はいつも通り、或いはいつにも増して隙のないぴたりと決めたスーツ姿。 ――名前の色までギミックとはオドロイタ。 皺だらけになったシャツの腕が手探りでサイドテーブルの懐中時計を拾い上げ ) それにしても白とは珍しい――これから夜会と云う訳でもないのでしょうに。 ( 俗に言う勝負服とは平素のいでたちと全く違う衣装を身に纏い、そうと認識されてナンボ。 似たような色と形のスーツばかりを好む無頓着にはそこまで理解が回らなんだ。 流暢に流れる言葉を聞く間、漸く頭が起きてきたものやら徐々に言葉もはっきりしたものになるだろう ) …そりゃあ街中でいきなり殴られるとは思わないもの。 新手のたかりか、「天罰」か――墓石のあれと云い、昨日は何の日かと本気で暦を確認したくなったね。 ( 笑うしかないとはこういった状況か、笑おうとして顔を顰めた。 青黒く変色した頬を摩りながら ) ( 一ヶ月遅れ――そして今も「もう大丈夫」そんな報告を聞けていない。 ) タイミングも何も、それどころじゃなかったろう。 まだ現在進行形のくせにー…  ――…何、これ。 ( 眇めた血色が石榴を見上げた。 そもそもヴァレンタインって何だっけ、一ヶ月前の記憶を掘り返す間。 ) [Wed 15 Mar 2006 02:29:40]
ミカド > (毛布を無事に剥がせたのなら、満面の笑顔を改めて浮かべることだろう。――寝台の上からモーニングコール男改め夜這い男を仰ぎ見るに、今日は全身白だ。――白のスリーピースに、グレーのシャツ。名前も白っぽいよ?…そして、小脇に抱えるは謎の包み。毛布を滑り落とし)その通りだよ。嫌な事は記憶から挟みで切り取って捨てる事に決めているんだ。――それとも何かい?昨日、言い足りなかった分の愚痴を聞きた――…い、いー…?(「傷に響く」)―――……。(今朝は、寝酒だなんだと言うていたが、眠気に負けて寝台へ直行した為、怪我の詳しい理由は聞いていない。昨日とは逆に今日は貴方の方が不機嫌そう?――まじりと眺めて)―――なんだか本当に酷そうだ。(ふす。小さく洩らす溜息に、幾らか落ち着いて)君に其処まで酷い怪我をさせる相手がいる事に驚くよりも前に、何故そんな―暴力沙汰?になったのかが不思議だ。(首を傾げ)色々根掘り葉掘り聞きたい所だが、状態が状態。手短にいこう。(抱えていた包みを、ぽんと貴方の頭の脇に置いて)――――本当はモット早くに渡すつもりだったんだけどね?なんだかタイミングが何時も悪くて。――まぁ、1ヶ月遅れのヴァレンタインプレゼントという事にしておくよ。( [Wed 15 Mar 2006 02:16:45]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( もーにんぐこーるって言った。 種族的には間違っちゃいないんだが何だろうこの違和感。 被り直す為だけに掴んだ毛布、引き返す力はないだろう。 だらしなく部屋着を着崩して寝転がった姿がそこにある。 瞼は一度きつく閉じられてからゆっくりと開き ) …随分御元気だ。 昨日の不機嫌は沈む陽射しと一緒に捨てて来られた? ――…あんまり大きい声で喋らないで、音量 下げて――傷に響く。 ( 返す声音は不機嫌そのもの、それは貴方の所為ではないのだけれど ) …時間には余裕があるからもう少し寝る――どうせたいした用など無いのでしょう? ( なんかひどいこと言った。 代わりにどっかの背後が土下座。 ) [Wed 15 Mar 2006 02:01:22]
ミカド > (あんまり本気で抵抗されると、泣き出しちゃう☆だって、ひ弱ボーイだもの☆―可愛く小首傾げた風味でお届けします。)(貴方が毛布を被り直すと同時、むんずり毛布の端っこを貴族様が握った)ややや、何だつまらん起きていたのか。後三秒寝た振りをしていてくれれば、遠慮なく接吻を降らそうと思っていたのに――まぁ、いい。煩いとは何かね、煩いとは。この僕がモーニングコールをしているんだ、さっさと起きないか!―――昼間十分寝ただろうに。(貴族様はな)仕事だって、月の半ばならまだまだ締め切りまで余裕があるから、徹夜作業なんぞしちゃいないだろう、にっ――!(握った毛布を剥がそうと引っ張った) [Wed 15 Mar 2006 01:45:08]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ok明日からはキャビネットで扉を塞ごうと思います。 ひと様の御宅の部屋を借りてる分際でオマエ何やってるんだよとか聞こえん聞こえんぞ! ――かくして2階の窓から出入りする食客・爆誕。 もう窓から出入りしてるじゃんとかそっちも聞こえない。 ) ( 陽光嫌いの反動か、やたら元気な貴族様の元気いっぱいマジカル★ボイスが夜風より爽やかに滞留する空気を揺らし ) ………うるさ ――――  ぃ 。 ( どんどんどんどん声が近づいてるな、とは思った。 起きるのが面倒と云うよりは単純に寝覚めの悪い退室の為、取った行動は亀かヤドカリよろしく布団を頭からの被り直し。 ) [Wed 15 Mar 2006 01:36:00]
ミカド > ご機嫌ようっ!!(第一声は、部屋一杯に元気よく響き渡る。表情にはテラテラ笑顔が浮かび!)―――やぁやぁ今日は昨日とは大違いでとってもとっても素敵な月夜だよザッハトルテ君今日のような素敵な夜をベットの中で過ごすなんてお天道様が許してもこの月光の使者たる西園寺ミカドが許さないよさぁ今直ぐ身体を起こし僕と共に月夜を謳歌しようじゃないかこれほどいってもまだ寝てるのならば遠慮なくお目覚めの接吻とおはようの挨拶の接吻と愛しさに思わずする接吻等を思う存分心行くまで堪能してしまうので寧ろ寝ていなさい今僕が其処に行く!(←ここまでワンブレス。まさしく弾む声で言い切った。喋っている合間にも、ツカツカツカツカツカツカ足は止まらずに、台詞が終わるころには寝台の直ぐ傍にまで来ている事だろう) [Wed 15 Mar 2006 01:28:26]
足音 > うん、持ってます――しかし、よく言うではありませんか。すんなり受け入れる小娘よりも、抵抗する小娘の方が燃えるとか。そんな最低な一文を書き添え、割腹準備などをしつつも、さて。――施錠されていない扉は足音の主を拒む事無く、貴方が転がる(ころがる。)部屋の中への進入を許してしまう) [Wed 15 Mar 2006 01:28:07]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ―――― )  ( 開閉されて扉が三度音を立てる。 絶え間なく徐々に近づく足音の主に気配を隠す意思は全くないようだが、ランプの傍らに転がった瓶――酒までかっくらってガン寝に入った男は起きもしなかった。 施錠をしていないのは単に忘れただけともだってマスターキー持ってるじゃんと云う名の諦観とも。 とまれ、今宵に関して云えば足音さんを誘うかのように扉の鍵はなされていなかった。 ) [Wed 15 Mar 2006 01:14:52]
足音 > (何処ぞの扉が勢いよく開いた音が廊下に響いた後に、やや早い足音が真っ直ぐに”書庫”へと向うのが聞こえるだろうか)パタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタパタ(書庫の扉が開く音)――(直ぐに閉まる音)(足音の主は、直ぐに方向転換をして)パタパタパタパタ(客室の扉の前へ――書庫の扉を開くのと同じように、中に人がいたって全然気にしない☆レベルでドアノブを捻ろうとするだろう。――鍵は開いてますか?先生) [Wed 15 Mar 2006 01:09:17]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『(ぱたぱたぱたぱたぱたぱた)』 [Wed 15 Mar 2006 01:03:44]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 北からの烈風ではなくなったそれは部屋の中の空気をゆるくかき混ぜて、灯されたランプの炎を揺らめかせる。 頼りなく揺れた炎が寝台に寝転がった男の白い顔に陰影を落とした――時折ほんの僅か呻き声をあげる原因であるところの腫れた頬を橙色の光が照らしている。 ほのかな熱量すら響くか、顔を背けるように寝返りを打った ) [Wed 15 Mar 2006 00:58:02]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( 開いた窓より滑り込む夜風 )』 [Wed 15 Mar 2006 00:54:59]
お知らせ > リコリス@自室さんが帰りました。 『( 呟いた言葉は、不明瞭に消える。)』 [Tue 14 Mar 2006 13:15:43]
リコリス@自室 > ( くろーぜっとから手探りで取り出すのは、いつぞやにワタをバラされていたうさぎのぬいぐるみ。ツラが非情にか弱いらしくない辺りが宜しいもの・。指先が、縫い目を探る。この指が繕った後が、もふもふと柔らかな布地の中に埋もれている質感。ふう、と小さく息を吐いて、硬いに抱えて寝台へと向かう。もそもそと寝台に潜り込むと、ぱたりと枕に顔を埋めて。) [Tue 14 Mar 2006 13:15:28]
リコリス@自室 > ( 白む空が目に痛い。細めた瞳は血色、身体の中を流れる血液の色を映しただけの色は、色素が無いから元々光は得意では無いのだ。目の奥に走る鈍痛に視線を伏せて、カーテンを閉じた。厚手の布地を通す程には光もまだ強くなく、閉じた部屋には一時の闇。――…は、と小さく息を吐くと、クローゼットに向かう。夜目が利く訳では無いが、勝手知ったる室内くらいでなら、何とか問題なく動ける。時々籠やらに蹴躓くのはご愛嬌ですと主張する。) [Tue 14 Mar 2006 06:19:15]
リコリス@自室 > ( それすなわち、就寝時間という事でもある。人として間違ってるって?そんなの今更ですので謝りません。仕事着と普段着兼用の地味なワンピースを脱いで、軽く畳んで籠の中。この辺りは明日、もとい晴れたら一度昼過ぎ辺りに洗濯する分。もそもそ寝巻きに着替えると、流石に欠伸が漏れた。すっかり、身体が夜型に馴染んでいる。まあ、数ヶ月単位で続けていれば、さもありなんといった所か。目元を擦りながら、ぼんやりと視線を向けるは窓の外。) [Tue 14 Mar 2006 06:14:09]
お知らせ > リコリス@自室さんが来ました。 『( もう直ぐ夜明け。)』 [Tue 14 Mar 2006 06:11:46]
お知らせ > ティエン@館さんが帰りました。 『( ぽつり。 踏み出せない足音が、金属の軋む音がした。 )』 [Tue 14 Mar 2006 05:53:35]
ティエン@館 > ( ――… 苦いのは当然。 だって、これは わたしの   、だから。 自分のなんて、良いものな筈、ない。  だって、零れてしまえば終わってしまう。  ――…  ああ。足りなくなってしまったら、どうすればいいんだろう。  虚ろな問いかけは、酷く簡単な答えを待っている。  振り返れば、直ぐ其処にあるって知っているから、何処にもいけない。 ) [Tue 14 Mar 2006 05:53:19]
ティエン@館 > ( 足元に広がる黒は 影のようで、水溜り。 何処か粘り気のある黒の水面に、雫が落ちて 波紋が広がる。  ぽつりぽつ  ――… 余りにも零れるものだから、真っ黒な腕に舌を這わせてみたら  なんだか懐かしい味が苦くて、喉が痛い。  昔、聖水を呑み込んだ時みたいな  ――… 自分の毒で死ぬイキモノなんて いないだろうに。イキモノじゃないから、違うのかな。  思考回路に混じるノイズ。 ) [Tue 14 Mar 2006 05:29:28]
ティエン@館 > ( 例えば歯車。所々の歯が欠けて、何ひとつ滑らかには回らない。 だから軋みが酷くて、調律だって上手く行かない。 ――…矛盾だらけは、別に 今に始まった事じゃないから そんな事は良いのだけれど。  ぼんやりとモノクロの世界、気付けば 見下ろす自分の腕も、影みたいに真っ黒で。 其処から、真っ黒なものが ぽつりぽつり 雨垂れみたいに滴り落ちる。  くらくらするから、それはきっと 嫌なもの。 ) [Tue 14 Mar 2006 05:19:41]
ティエン@館 > ( きりきり、きり。 何処かで捩れた音がする。 歯車仕掛けの機構みたいに、きりきり ぎりり 何処かで何かが軋む音。  ――… 嗚呼。 また、いつものだ。 夢と似て、もう少しだけ現実に近い、イメージの世界。 色の無いモノクローム 影の濃いパノラマ。 光源もでたらめで、何もかもが平坦な、心象と言うには具象的過ぎる、イメージの世界。 ) [Tue 14 Mar 2006 05:08:43]
お知らせ > ティエン@館さんが入室されました。 『( イメージ。 )』 [Tue 14 Mar 2006 05:03:38]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが帰りました。 『( 破片と吸殻とを散らしながら、窓は内より閉められて )』 [Wed 8 Mar 2006 03:43:02]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 開いたままの窓から一度身を引く。 正面に置かれた椅子の足元、転がった杭を拾い上げ ) ――… ( 仮にこんなものが無くたって―― ) ( 窓辺に戻り、半円の月に捧げるように他愛も無い終焉の象徴を翳して ) …其方では無い何処かにだって、簡単に逝けるのだから。 ( べきり。 乾いた木っ端の砕ける音 ) [Wed 8 Mar 2006 03:41:23]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ―――――――― ) [Wed 8 Mar 2006 03:33:20]
ザッハトルテ@西園寺邸 >  ――――じゃあ 「こっち」に来る ?  [Wed 8 Mar 2006 03:32:52]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( 空洞の上に建てた砂上の楼閣。 脆い塔の下には何も無くて、ひと度崩れてしまえばただ呑み込まれるだけなんだろう。 ――何も無い処が土台であるならそれは必然、其処こそが全ての礎のモノ。 …なんだ。 呼び声≠ヘそんな頃から始まっていたんじゃないか )  ( 狼に育てられた子供は人間だったから人に戻れた。 人間に育てられた狼は、どんなに自分を人だと思い込もうとしても――――狼以外の何者でもない。 ちらりと背後を振り返る。 ――狼憑きは人には戻れずとも、人の心を思い出す時もある。 では生来の狼は? )  ( ――つまりは、そう云う事 ) [Wed 8 Mar 2006 03:26:09]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…いい加減「空っぽ」の正体が何だか気づいても(認めても)良い頃―― ) ( 夜風が庭の木の梢を鳴らす。 紫煙と髪とを吹き流し ) [Wed 8 Mar 2006 03:10:07]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ………… ) ( 外開きの窓を開け放つ。 ――大分温くなった風と気の早い新芽の香り。 厳寒期と比べて幾分冴えを失った感のある月の光―― ) ( ――「認識障害」は今は無い。 俗にElders≠ニ呼ばれるモノに変化した初夏の満月の晩、気がついたら屋根の上に居て気がついたら落ちていた――あの時とそれに準ずる状態を認識障害と云うのだろう。 一時的に自我を何処かに置き忘れた状態、 …今はそうじゃない。 此処は禁煙だから窓を開けるのも、窓を開けたから煙草を取り出すのも自分の意志でやっている事。 自覚も知覚も、此処に在る――「空っぽ」に支配されてなどいない ) [Wed 8 Mar 2006 02:59:52]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( そろそろと「枕役」から足を解放して床に降り立ち、音を立てないように大窓を覆うカーテンを引いた。 ほんの僅か埃の臭いがしたのはそれだけこの部屋の掃除が滞っている長さを示すのだろう、内側から施錠された扉は未だ人の子を近づけない為の。 「大丈夫だと断言できるようになったら」――未だ完全たり得ず、か。 翻って顧みても元来個体差の大きい属なのか、自身の経過が彼に適用するとは思えなかった。 思い出すに自分の場合「何某かの変化」がある時は大概、軽く認識障害があるような気がする。 ――自覚と知覚を織り上げる彼とは面白い程に真逆。 ) [Wed 8 Mar 2006 02:40:40]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが入室されました。 『( 欠けた月の庭 )』 [Wed 8 Mar 2006 02:27:56]
お知らせ > MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭さんが帰りました。 『(他愛無い会話を肴に、ぐーたら貴族は今日も行く―――。)』 [Mon 6 Mar 2006 12:48:05]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > ・・・・・・・そんなに仕事熱心じゃなくても、私はいっこうに構わないのだけど・・・ね。 (偶には楽しくお酒でも――と続けたかったが、言葉もなく睨まれるのは少々苦手。 云いたい言葉をお酒とともに中へ流せば、素知らぬ振りして懐から懐中時計を取り出して) そろそろお昼ご飯の時間だね。 では、これ一杯飲み終わったら帰るとするかぃ? (コクンッ―と飲みながら問いかけてみると、「問われても困ります。」と一言。) [Mon 6 Mar 2006 12:46:18]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > ( 規律正しい足音とともにグラス片手に戻ってくる健気な執事。 ) ありがとう。 君も何か頼んで飲んだら? (試すようなことを問いかけてみる。―けれど、こういうとき決まって帰ってくるのは・・・) 「結構です。」 (―の一言。まぁ、勤務中?だし、何より主人が酒を飲んでいるのだ。何かあったとき、フォローしなければならないからだろう。頑なに拒み、他の人の邪魔にならぬようたたずみながら、辺りを警戒している様子。) [Mon 6 Mar 2006 12:38:49]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > ( それにしても・・・・・・・・・・・・なんだか街の掲示板にはってある指名手配の顔に似ている人とか、危なっかしい雰囲気をかもし出してる人がやけに多い気がする。 ) ・・・・・・・気のせいか? ( 人目で女と分かるものは少ない。 否、矢張りこういう場だからこそ少ないのかもしれない。 ココへ入ってくる際、執事から手渡された黒の外套を身にまとい、フードを深々と被り直して。) [Mon 6 Mar 2006 12:31:50]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > ( 無言のまま店員の方へと向かっていく執事の背を見ながら、矢張り執事として自分に逆らえないか…と苦笑して。) ・・・・・・・・偶には、大声を上げてケンカでもしてみたいものだけど、ね。 贅沢な話か。 ( くっと喉を鳴らし、零れてしまいそうになる声を抑えて。 ) それにしても、矢張り昼間は人が少ないものだな。 ン、偶には庶民に混じって酒を飲むのも悪くはない。  [Mon 6 Mar 2006 12:29:02]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > ・・・・・・ふふっ。 そぅ、君はすぐ私のやることなすこと文句を云う。 ほら、今日だってココに来ることだって反対した。 君は私のことを社交的にしたくはないのか? (―と、反論してみる。 然し、公の場で言い返すことを躊躇う執事。 眉間にさらに皺を一本追加させれば、「勝手にしてください・・・」と口をつぐむ。 その様子を見やれば、ニコッと微笑んで) ぅん。 じゃぁ・・・・・とりあえず甘いお酒でも注文してきて? ココじゃ、隅っこだから呼ぶのが面倒くさいんだょね。  [Mon 6 Mar 2006 12:25:37]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遠慮します。 なぜなら、貴方は我が主人であり、身分の高い方。 こうして私が声をかけることも、本当ならば許されぬこと。 それに、ご主人様にそんなことが知れれば、また反省室送りにされますょ?」 (―と、眉間にしわを一本よせながら、ため息混じりに零す。 どうしてこうも変わっているのか…。 嘆く執事の心など、悟ることもしない目の前の主。 時折辞めたくなります…と零すものの、辞める気配は毛頭ない。) [Mon 6 Mar 2006 12:22:21]
MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭 > ( どうも、名前が長いと誰かが笑う。 否、仕方ない。 仕方がないのだ。 誰も私の名を呼んではくれないのだから。 ) ・・・・・ふっ。 君もそうは思わないか? 長年そばに仕える気味さえも、私のことを気軽には呼んではくれまい? ( ―と、どこか哀愁漂う雰囲気を装いながら、傍らに服する執事のエィダへと声をかける。 そぅ、この者が女なのか男なのか? よく社交界でも問われる。 ―が、そんなこと知るわけがない。 裸の付き合いもしたことがないのだから。 ) さぁ、君は呼んではくれないのかぃ? [Mon 6 Mar 2006 12:19:02]
お知らせ > MAD HATTER@ひしゃげた蛙亭さんが入室されました。 『(不釣合いな貴族と執事。)』 [Mon 6 Mar 2006 12:15:50]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸庭さんが退室されました。 『( 物思いの内容はどうあれ。 全てを台無しにするドナドナ )』 [Mon 6 Mar 2006 08:05:57]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( 此方は赫の大河とやらを渡って何も成せなかった。 何も掴めなかった。 失望と絶望の九十九折を繰り返すうちに「心配する心」が判らなくなったように、人らしい感性とやらも失くしていくだけなんだろう――それが属が持つ、定められたひとつの終わりのかたち。 でも ) (Nosferatu des Waldes Ost=@――ヴァーシャの片隅に棲んでいた、名無しの吸血鬼にははじめからそんなものは存在しなかった。 …だからこそ、「元人間」のこのひとが同じ処まで堕ちて来ないように。 願わくば別の終焉を迎えられるように ) ―― Preces meae non sunt dignae, Sed bonus fac benigne, Ne perenni cremer igne ――… ( 我が祈りは聞き容るるに値せず、されど慈悲深き御者よ、我を地獄の業火に追いやり給うことなかれ ) (「我を」? ) …違うな、 ――…「彼を」 か。 [Mon 6 Mar 2006 08:05:33]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(館に響き渡るドナドナ代わりの激突音)』 [Mon 6 Mar 2006 07:52:25]
ミカド > (ごっつんこー☆どころか、ガリガリ、とか、ガッとかも有るに違いない。――でも大丈夫。(?)そんな事くらいじゃ、もう目を覚まさない。覚ませない。―――血の大河を遡った男は、獣の摂理に従い眠りよりも深い場所へと引き込まれたのだ。スーツも御髪も台無し!なんて事に気がつくのは、日が沈んだ後だ)―――――……。(―――自室に放り込むためには、階段あったよね)(絨毯に血がつかないことを祈りつつ) [Mon 6 Mar 2006 07:52:05]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( 一年前、船上から見た初めての蒼――海。 これ以上長旅なんかしない。 逃げ場の無い島、仮初の楽園――辿り着いた、果たされない約束と終焉の地。 此処で終わりにしようと決めたのはひとりきりで港に降りた日か、それとももっとずっと後の日か――でも。 ) ――…戻りたくない場所なんだろうに。 相変わらず何があったのか話しちゃくれないが、それともそれも心境の変化? ( 戻りたくない場所。 会いたくはないひと。 良くない思い出。 終わらない悪夢の始まり。 鎖は断ち切れはしないけれど、それでも尚「連れて行きたい」と思えるようになったのならば。 語られない物語は今は知られないまま、危うい足取りを目で追って ) 何が、逆――…って。 何器用な寝方をしやがりますか―― ( 受け容れているからこそ追い詰められる部分もあるのだろう、彼にも彼女にも酷い道を強いている自覚だけならあるつもり。 それでも生きていたい意志と生きていてほしい意志が合致するのなら、ヒトデナシは血反吐を吐いてでも生きろと何度でも焚きつけるんだ )   ( 今日のお勧め、蝶☆乗った。 ずるずると扉に凭れ崩れる貴族様の両足を、先ほどと同様引っ掴んで )「連れて行きたい」じゃなくて「連れてけ」と、何故素直に言わないかな――…? ( 足首掴んで引いたなら、無体にも頭は玄関のたたきにごっつんこ☆でしょうか ) [Mon 6 Mar 2006 07:42:56]
ミカド > (朝日が身体を焼くと、眠気は徐々に強くなる。成る程、本当に自分は「日の光」が弱点になったらしい。――人が夜になると眠くなるように、鬼は日の光を浴びて眠くなる…?頭を押さえつけられるような眠気に、堪らず壁に手を付き――伝って玄関へ歩き出す)―――長旅か。成る程――…いつか、朱鷺乃都へ 彼女と、君と―…ふふ。面白い。( 僕が誰かを連れて帰ってくるなんて、思わないでしょう貴方は。――夢現、少しだけ近くなった「貴方」が過ぎるのは、きっと眠気の所為だ。―言葉が途切れる。息を吸うのも億劫)――……逆に――(問うてみたい。自分と一緒にいて貴方は何を得るのかと。――でも、もう今日はその言葉を紡ぐ事が出来そうに無い。僅かに振り返った視線で、立ち上がる貴方を眺めるだけになろう。)――――――…(張られる頬)(受け入れているからこそ――)(―――くらりと視界が歪んだ。――彼はなんと言っている?)(聞こえない。眠気の縁から伸びた黒い夢の触手にあっさりと絡めとられ、意識が落ちた。――結果、玄関のノッカーに凭れ掛かるように倒れる事になるだろう。――足引っ張って引きずる事推奨。蝶☆お勧め) [Mon 6 Mar 2006 07:24:47]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( 漸く途切れた笑う声は音量を下げて尚も続いた。 ) だからってそんなに笑うこたないだろう! ――どうせフィールドワークをやらない学者だよ、薄学で悪かったな。 …此処なら異国文化を纏めて見られるからそれで良いんだ。 長旅なんて冗談じゃない―― ( 笑わないと思う。 …笑えないと思う。 短くなった紙巻の火を潰し、芝生へと放り投げて ) ――…随分「疾く」なられた とは思った。 日々是成長とは良く言ったもの、此方も安閑とはしておられない――ついでに心持ちも成長なさると良い。 そちらは彼女が担当してくれようよ。 人間は多分、我々の教本であり備忘録だ。 (「元人間」はおそらく、嘗てそうであった者と接する事で削られる人間性を思い出せる。 それは同時に苦痛を伴うのだろうけど ) …そんな微妙な顔をなさいますな。 その両頬を張る手があって、張られる頬があるのをいい加減受け容れなさい。 ――…灰を殴っても手応えなんか何処にもないのだから。 火傷はしないと仰るが、大事をとって――… ( 考える間 ) …寝台には枕が必要でしょうよ。 ( 立ち上がって、指差されたその膝を払い ) [Mon 6 Mar 2006 07:09:47]
ミカド > (爆笑は続く。彼が知っているとは思わなかったと云うのもある。彼の表情が「何」を想像したのかも、良くわかった。 同時に…懐かしい言葉でもあるのだけど。)――――イッ…!(頭を落とされて、漸く笑い声が止まった。小さな笑い声は止まらないけれど)――膝枕から髷を連想されるとは思わなんだ!…良かろう。機会が会ったら結ってご覧に入れよう。―――ただし、笑ったりしたら、ペナルティとして、それはもう僕に都合のいい条件を突きつけるけどね。(空がいよいよ明るくなってきたのなら、掌で顔を覆って身体を起こす。――頭を軽く振って)――…治ったら、逃げられるようになるさ。さっきの僕の成長ぶりを君も見ただろう?一緒に落ちる程度に。ひ弱ボーイな僕も君の馬鹿力に鍛えられる事によって、健気な成長を見せているのだよ。 (相変わらず此方が聞きたいところはスルリと避けて、空へ吐いた紫煙と共に流してしまわれる。問い返す事が出来ないのは―日光の所為か、或いは聞き返さなくとも、返ってくる答えを知っているからか。気配を探るような沈黙が一つ。)……リコリスにはね、両頬を張られる覚悟が出来てるよ。もう少し――…「大丈夫」だと断言出来るようになったら、彼女の部屋の扉を叩くよ。 (「おめでとう」)―――…。(曖昧な笑みを浮かべて肩を竦めた。――土と葉を払い)―――そろそろ部屋に戻るよ。日が―――……眠い。(視線を貴方の膝にとめて――指差した)…………「膝枕」を寝所に連れて行きたいのだけど。それも却下かな? [Mon 6 Mar 2006 06:49:47]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > …全っ然逃げられてないじゃないか。 ( それを言うと結局いっしょくたになって落っこちた自分も大差ないから、そこで言葉を切って夜の帳が見えざる手によって引き上げられる空を見た。 今度は貴方目がけてではなく、虚空へと紫煙を吐き出して )  ――――…  ( 心配していないのとは少しばかり違う気がした。 そう、「心配する」とはどう云う事なのかちょっと判らなくなっただけ。 ――心は何処にいる? ) …少なくとも娘御は大層心配されていたようだ。 デコピンの一発や二発、覚悟しておくと良いと思う。 … ( 少なくとも彼女には ) 心配かけやがって――…    …陽光 が?    ………そう。 同じところに来た訳か――「おめでとう」と言って良いものかどうかは貴方次第だよ、西園寺。 彼女の為にも願わくばそうなってほしいところ―― ( 同じように固まった。 ) ――――って、何がそんなに可笑しいんだ! ( 思わず貴方の頭が乗っていた膝を立てちゃった。 南無。 ) [Mon 6 Mar 2006 06:20:30]
ミカド > (固い枕と共に、近くなる貴方の声が嬉しかった。久し振りの距離に満足したらしい男は、緩く胸の前で手を組んで)――そうだね、誰かさんに窓で弾き飛ばされそうになったら、逃げれるくらいになるまでは――「無茶」は止めておこうかな。(忍び笑いが洩れた。――膝に乗った肩が微かに震える。)まるでちっとも心配なんてして居ないと言いたげだね?うぅん…素直に「物凄く心配したぞ西園寺。お前が居なくて寂しかった」等の告白を、涙ながらに語るといいよ。無理は良くない。――君の愛のこもった告白に、キチンと答えるので安心するといい。―――その時にでも僕が「好きな人」を安売りしているかどうか、たっぷり教えて差し上げるよ。(勝手に納得して頷いた。)……――……・実際の所。 (言葉を止めて)眠気に任せて転がっているわけにもいかなそうなんだ。……なんだろうね断言できないのだけど、僕は―…(己の顔を隠すように翳す掌。――指の合間から見える貴方の顔と―白み始めた空―嗚呼。朝日がそろそろ差し込む時間だ。瞳を細め)―…何時の間にか「赤い河を遡った。」らしいよ?(焦点を空から、貴方へ戻して呟くように言葉を落とした)――事実、日の光が苦手になった。 火傷をするような事は無いけれど――…?変化に置いていかれるわけにもいかない。(知らないうちに弱点が入れ替わっているなんて笑うしかない。『大丈夫だと思って触れた銀の所為で、滅びました。』なんて笑い話にもならない)――――――。(見上げる瞳と、見下ろす瞳が交差した)(続けて飛び出す台詞に―――)――――――……。(固まった。たっぷり三秒の間を置いて)(響き渡る大爆笑) [Mon 6 Mar 2006 06:06:07]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( そっぽを向いた先は未だ黒いままの空、夜明星もまだ見えぬ。 開け放たれた2階の窓を――揃って落っこちてきた辺りを見やり ) …うん。 何時も通りだとは、思った。 けど――…完治していないと言うのならあんまり妙な事をしなさんな。 そりゃまあ、放っておいても治りはするんだろうが―― ( 取られた言質が口惜しいのやら、見返しもせず「ふん」とか言った。 けれど、顔を見ずとも声の気配が笑っていると思ったから――膝に乗った頭を咥え煙草が見返して ) …「心配している」ように見えたのならそう云う事なんだろうな。 ――…固い枕が良いだなんて、蓼喰い虫ですか貴方は。 「好きなひと」なんてあんまり安売りする言葉じゃないと思うのだけれど、でも――…70年ともなれば「たかが」とは言えないね。 眠いのなら無理はしないでもう少し休んでいると良い、もう大丈夫と言えるまで。 流石に一年も寝倒してしまったら、その頃にはひょっとしたらリコリス嬢が嫁いで居たりするかも知れないが――( その言葉が聞けない限りはまだ気を抜けないと此方は思っているから。 それでも戯言の中に流したいと言うのであればそれ以上の追求はすまい、話題を逸らす時は二種類。 他人に零したくない時と自身も「今は」目を逸らしたい時だ。 ) ( 益体もなく反芻する「固い枕」 ) ――… ( まじまじと見下ろして ) …髷を結っていた頃の名残? ( 何でもトキノミヤコの人間はあのけったいな髪型を崩さない為に、固くて高い枕を好んだとか何とか。 勝手に頭頂を剃り上げた貴族様を想像して、勝手に絶句した。 ひどいはなし。 ) [Mon 6 Mar 2006 05:36:04]
ミカド > (主の部屋で、ぴくりと動く三匹の気配。隣に熊っ子さんがいるなら、今、笑うところだ)(煙草を吸う貴方を見るのは、久し振りだった。――仕草の合間に落とされる言葉を一つ一つ) (「脚」)何とか。何時も通りだよ。まぁ、己で穿ったものだからね。長引いても文句は言えん。(濁された言葉の意味は、「足の怪我」から連想するに、一つだと思ったから)…「まだ眠い」…70年分の眠気がどっと押し寄せているようだよ。それでも、目が覚めたらこうして―…君の声を聞きに行こうと思う程度にはなったよ。(男の唇が子供のような笑みを浮かべ)「心配」してくれるんだね、嬉しいよ。(揚げ足でもとったつもりか、空に浮かぶつきと同じ形の瞳が、ちらり貴方を見上げ)……(掌を振って、吹きかけられた煙を払いながら――)その固さが愛しいのだよ。(戯言も続けた。いま溢した話を世間話の一つにしてしまおうと―)そも、膝枕と言うのは、女性の膝でもあまり寝心地が良くものではないね。斜めだし。高いし。…だがそれらの欠点を差し引いても――…「すきなひと」の膝枕は、他喉の枕よりも寝心地が良いもの―――……。(それ、なんてツンデレ。)―――…。(だけど、差し出されたなら、遠慮なくにじり寄って、使わせていただくね!)(ころりと。) [Mon 6 Mar 2006 05:00:50]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( 思えば彼を見つけた時も土とも枯葉ともつかぬところに居たような。 棺桶に故郷の土の事例と云い、成る程吸血鬼は土が御好き。 ――ナ、ナンダttとか聞こえない。 ) ――…病み上がり。 ( 煙草を咥え ) 脚の具合は。 ( マッチを取り出して靴の裏で擦り ) それから―― ( 火を点けて ) … は。 ( 所作に消えた言葉は勿論、血が持つ不可避の奔流。 彼が脚を縫い止めてまで恐れた獣の血とやらはどうなったのだろうかと、明確に問わなかったのはわざとかも知れない。 ぐいぐいと己が膝の辺りを押して ) …こんなのすぐ骨に当たるし固いだけじゃないか。 御隣のエルドラドさんだかミルマスカラスさんだか知らんが、そう云うのは――…それこそあれだ、娘御やマリィゴールド嬢に頼めば良かろうに。 膝枕ってなそう云うものじゃないのか。 ( ちら、と夜空に相対したままの貴族様を見下ろして ) ――…却下。 ( その端正な真顔の辺りに煙草の煙を吹きつけた。 が。 胡坐を解いて片膝立てて座り直し――空いた一方の足に頭を乗せるなら乗せろとかそんな所作でそっぽを向いた。 ) [Mon 6 Mar 2006 04:37:56]
ミカド > (復帰一発目は土の匂いでした―…というと、何か悲しい気もするが。が。)な、何か冷たくないかなっ…!聞いていれば、却下、不許可と連呼し―――デッ(ぽて、と二度目の短い落下を済ませた貴族様。言葉が途切れたのは、頭を打ったからだ。後頭部抑えてうぬうぬ悶え)乱暴だなっ…!!病み上がり(?)の僕を労わる気持ちは無いのかねっ?!怪我はなかったが、たった今心に怪我をしたねっ…!(仰向けの視界に、機嫌が悪そうな貴方が見えた。半眼で睨むように見上げた。が――まぁ、余り突付くと、窓の外で何していたのとか、お前何ほっつき歩いてるんだとか突っ込まれると薮蛇なので黙した。丁度よく流れたことだし。 ふすりと一息)馬鹿を言うな。気色悪いことあるものか。君の膝枕なんて、最高だね。――ーただ、勘違いしないで欲しいのは「男の膝枕」が好きなわけじゃない。例えば、お隣のエルドラスさん(←お腹が目立つ中年の叔父様)の膝枕は金を詰まれても遠慮したいね。君の膝枕だから希望したわけだ。(妙に確りとした言葉で、つらつら述べた。ややあって)――……・寝心地の感想も述べようか?(真顔) [Mon 6 Mar 2006 04:25:11]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( 死者に分類されるモノが死体ごっこ。 適役過ぎて涙が出そうです――頭からべっしょり土だらけはお互い様だろうか、逆さ吊り状態の貴族様の服やら黒絹の髪やらからはぱらぱらと土くれの欠片が落ちて ) ――首は折れてないようだな? いや仮に折れていたとしても、今のは私の所為にしないように――不許可。 却下。 状況証拠しかなかろうが全力で異議を申し立てる。 (「怪我は無い」――首べっきり歴にカウントはなされないようだ。 それなら結構、覗き魔呼ばわりも何も寄食の徒の分際で何処までも偉そうだった ) ( が )  ――却下。 ( 一刀両断。 ぱ、と足首を掴んでいた手を離して、そのまんまこちらは不貞腐れたと言わんばかりに芝生の上に胡坐座り。 手前の膝をぺしんと叩いて ) 何でこんなものが良いのか、全く全然これっぽっちも理解できないね! ――ああ、気色の悪いっ。 ( やさぐれて内ポケットからヤニとか取り出した。 ) [Mon 6 Mar 2006 04:07:31]
ミカド > (何か地上で言っているのは聞こえた。本人曰くよく聞こえるお耳も、土の中だと流石に聞こえない。――まぁ、その前に衝撃で聞こえていない可能性の方が高いか。)―――……。(ぴくりとも動かない貴族様。一人犬神家ごっこは、引き抜かれるまで続きました。まる。)――――……。(久し振りに櫛を入れた黒髪も、皺一つできない仕立ての良いラウンジスーツも土と芝生で一瞬のうちにリメイクされた。――あっという間に、土まみれ。何処ぞの娘っコさんが青筋ガンたてそうですが、ともあれ)―――――……。(―童話にある、お化けカブのように引っこ抜かれた貴族さまは、、暫くぶらーりぶらーり揺れてから)―――うむ、助かった。ありがとう。(何事もなかったように、逆さで言うた)怪我は無いので安心するといい。だが、万が一が有ってはいけないので、此処(自分の隣を指差し)に座り、膝枕をさせてやらんこともないな。(もっとなんかいった) [Mon 6 Mar 2006 03:55:32]
ザッハトルテ@西園寺邸庭 > ( ――なんか以前も窓から落っこちたような気がする、あの時と同じように盛大にデコぶっけてあうあう呻いた。 せめて人体? クッションなら良かったのに――さりげなく酷い事言ってますかそうですか。 ともあれ結論はエルダーになってもだめなものはだめ、落っこちるものは落っこちる。 他のエルダーな皆様に土下座スラッシュ入ります ) あ゛――――  … ( 額を押さえて ) いっっきなり何しやがるこの覗き魔! 暇人! いつまでもいつまでも寝ているかと思ったらちっともおとなしくなんかしてないで、この―― ( 貴族様、犬神家の人々ごっこ。 ) …………… ( 無言で地面から引っこ抜いてみようかとか思った。 今度こそばか力で、こー。 ) [Mon 6 Mar 2006 03:43:14]
ミカド > (―――― 物凄い事になっている) [Mon 6 Mar 2006 03:34:36]
ミカド > ――――――――ガッ ボテ   (以前もこんな瞬間があったような気がする。その時は芝でした。た。よって、芝なんでしょう。状況説明→この発言の下一桁秒数奇数ならば、芝生に頭からめりこんで、ぱったり。偶数ならば、ザッハトルテさんの下敷きになってぐったり) [Mon 6 Mar 2006 03:34:23]
ミカド > (―――掴んだ!!)(エルダーになった貴族様ちょっと違うんだ!ビバ僕。ビバエルダー!―――あぁ、今年は落下するなんて間抜けな真似はしなくて済むんだ…!(←自覚はあったらしいよ)落下が止まった。傾いた体がガクリと揺れて)フ、はッはは!先日の僕とは違うのだよ!僕とは!!日々美しく華麗に成長する僕は、暴力に屈する事無く、抵抗する手段を手に入れ――――っ(ガクガクン。景色が再び滑り始める。きょとんとした顔で自分の掴んだ物を見ようと見上げた時だ。掴んだ物の正体を知るよりも先に、落下の衝撃と同時に貴方の身体が迫ってくるではないか。言い方可笑しいとか言うな)―――やぁ、こんな瞬間に求められるとは思わなk―――――(ズルリ――後は自由落下するだけだ) [Mon 6 Mar 2006 03:34:15]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ――――――ボテ     ( 植え込みがあるなら葉っぱだらけ、ないのならば芝にめっこし埋まった吸血鬼が二丁、お庭にオーダー入りました。 こちら物も言えません、Sir ) [Mon 6 Mar 2006 03:23:34]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ああ、この――決して他人事ではないのだけれど、上手くない言い訳(ひどいこといった)。 何処かの道化にも似た芝居かかった仕草と語り口。 100を超える年月を永らえたモノのくせに、酷く懐かしいじゃないか―― )( でも ) 忍ばせるって何だ忍ばせるって、何ですかまたあれですか窓の外からこっそり此方を覗きあそばしやがってたとかそう云うオチですかどんだけヒトg( 貴族様の手がはっしと見事掴んだのは窓枠なんかじゃなかった。 屍蝋にすらなれなかった、眷族の冷たい手 ) ――うあ、 あぁあああ?! ( どんだけばか力だろうと、自衛本能を欠片も持たないモノが反射的に身を庇えるはずもなく――吸血鬼による吸血鬼の一本釣り。 ひとかたまりになって庭へとだーいぶ! ) [Mon 6 Mar 2006 03:21:23]
ミカド > (沈黙を打ち破ったのは間違いなく此方だろう。貴方の表情がちっとも変わらないどころか、喋ってくれないし上に、「きょとん」なんて可愛らしい顔で此方を見上げているわけでもなく、「硬直」しているとしか言えない静寂。…石榴の双眸がそそそ…と横にずれて)ぁ、あー……あっ余りにも素晴らしい月夜だったから―――…っ(何とか自分のペースを取り戻そうと一回深呼吸。―ふっ、と前髪を払って)其処いらの青い春まっさかりな若人のように思わず部屋を飛び出してしまったよハッハッハッハッハッハきっと月も僕の復帰を祝ってくれていたんだろうねっ!久し振りに月光との美しさ勝負をしようと外に出たまでは良かったが、古代より月光は人を狂わせるだの笑わせるだの忍ばせるだの言うじゃないか!気が付いたらこんn――(びくー窓の向こうの貴方の顔色がざわざわと変わっていくのに気が付いて――)って、ちょ―――っ(気が付いたが!狭い足場しかない此処、当然避けられる筈もなく!)―――ちょっと待っ―――!!!(ばたーむ)(べちーむ←窓の外の誰かさんが窓に叩かれる音は、同時)―――ぁぁぁああぁぁあぁぁ?!(復帰一発目で首折は避けたいと!必死で窓枠を掴もうと…!!!)(伸ばした手は、何かつかめますか?) [Mon 6 Mar 2006 03:10:04]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ――――何やってやがる西園寺、――! ( 御免、思いっきり窓を開いた――外開き窓を! ) [Mon 6 Mar 2006 02:54:35]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( …………………………… ) ( ← 状況に慣れるまでの間 ) ( 大窓の向こうには街の景観と、夜歩きと称される眷族の愛する自ら光を放つ事のない蒼銀の円が――見えなかった。 代わりに見えたのは差し詰め「自称天空の月より美しい超絶美形貴族様」とか云う御人だったろうか )( ろうかって。 ) ………………………… ( ←思考が纏まるまでの間 ) ( それは本当に、本当に久しぶりに見る姿。 何時ぞやのような死に体でも、悪い意味で見違える程のやつれ果てた姿でも土と埃に半ば埋もれた衣服でもない姿で――たった今終わっているのだと定義したはずのモノに、何か波立つのを感じる。 何だろう、これ は―― ) [Mon 6 Mar 2006 02:54:28]
ミカド > ―――――い、良い天気だねっ!ザッハトルテ君! [Mon 6 Mar 2006 02:47:19]
人影 > (広がっていなかった。さっぱり。全然。まったく。)(――辛うじ目に付くモノが有るとすれば…黒い影に浮かぶ赤のみだろうか。…目が暗闇にではなく、状況に慣れたなら、その赤が同属の双眸だと気がつけるだろう……か。)(部屋の中央の大窓――外には人が何とか窓に張り付ける足場がある。…其処に、何処ぞのヒロイックサーガの挿絵の如く、腕を組み、すらりと背を伸ばして立つ誰かさん。―――月光を背中に背負って、見下ろす表情には余裕さえ浮かんで―――…るわけもない。咄嗟に取り繕った表情は、引き攣りぎこちない。…どうやら、突然開いたカーテンに驚いているようだ。)―――――――……・・・。(言葉無い数秒)(やがて、咳払いなんぞして) [Mon 6 Mar 2006 02:43:23]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 『(窓の外にはヴェイトスの夜景が)』 [Mon 6 Mar 2006 02:37:40]
ザッハトルテ@西園寺邸 > (「死んだ魚のような」 ――掌を開いて杭を滑り落とした。 からり、と乾いた音を立てて床に転がる終焉 )  ( ――…ような も何も。 この身は死から始まった。 心だって――それが偽りの感情でしかないにせよ、永い時間の中で一瞬、真に掴めたものだとしても。 どのみちあの日に終わってたんじゃないか。 もう終わっているモノ。 ただの抜け殻。 肉を残した残留思念。 …だとしたら、何時までも引き摺るのも何てばかばかしい―― )  ( 衣擦れの音。 椅子から身を起こして窓に歩み寄り、カーテンを開いて ) [Mon 6 Mar 2006 02:36:11]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――…恐ろしくは無い。 先端を向けても、心臓の上に軽く乗せてみても、戯れにこうして軽く突き立ててみても恐ろしくは、無い。 手にしているのが己でなくて、戯れではない手で押し当てられ 高々と槌を振り上げられたとしてもきっと恐怖など感じないのだろう。 砂漠の砂の一粒程度、世界が正常に戻る日は望ましくて何処か懐かしい。 ――三万を超える夜の過ちが正される日。 あの日死に損なった死人があるべき処へ戻れる日――でも ) ( …それは他の誰かに適用させるものじゃない。 カーテンに遮られた窓の向こうへ意味も無く投げる視線もゆるいもの。 意志にも意思にも欠けた血色は文字通り死人のもの、「死んだ魚のような」なんて表現を思い出した。 鏡で確認するまでもなく今の自分はきっとそんな有様なんだろう ) [Mon 6 Mar 2006 02:16:38]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( それは僅かな光量にも眩く輝く純銀でもなければ、触れる事すら危うい硝子でも、冬の終わりの氷の結晶等でも無い木の棒切れだ。 ――凝った装飾が施されたでもない。 手にすれば肘までより少々長い程度しかない、精々誰かの無骨な手が幹から切り出しただけの何の変哲も無い――その一端が鋭く削られている以外は。 先日何方かの脚に刺さっていた「それ」の先端を身の方へ向け、指先で所在無げに頭から先へと幾度もなぞる。 半ば夢に沈んだような茫とした意識の底で、朧気にこの棒切れこそが何よりも明確な終焉の形なのだと理解した。 十字の聖印を見上げ聖句を紡ぎ、清めた水を口に含む事すら出来るようになったモノはおそらくこれで塵に還る。 ――…人の口の端に上る風説、良く言えば古典 悪く言えば典型。 結局そう云うモノに落ち着いたらしい。 硬質の手触りを確かめるよな指が止まり ) [Mon 6 Mar 2006 01:52:29]
ザッハトルテ@西園寺邸 > ( ――と表現するよりは、いっそ体の重心を全て委ねた。 乱暴に身を投げたとてひと軋みすらしない椅子。 正面に位置する窓には厚い覆いが引かれ、半円に近づく月の蒼はおろかランプの暖かな橙も無い一切の光源を断った室内でひとり手にした棒状をただじっと眺めていた ) [Mon 6 Mar 2006 01:27:27]
お知らせ > ザッハトルテ@西園寺邸さんが来ました。 『( 背凭れに身を預け直して )』 [Mon 6 Mar 2006 01:17:27]
お知らせ > ジャン@コロセウム控え室さんが帰りました。 『歯は折らないで欲しいな、なんて考えて』 [Sun 5 Mar 2006 20:43:57]
ジャン@コロセウム控え室 > (意気揚々と、大剣を携えた闘奴は自分のねぐらにかえって行き、残されたジャンとその仲間は控え室の汚れ、主に血をふき取っていく。づしても匂いだけは取れることは無いだろうけれど。膝を突いて掃除している時、ふと一人の女剣士と眼が合う。この前さんざん犯しつくした闘奴だ。今度組まれるリターンマッチで、自分は右と返り討ちになるらしい。相手の憎しみのこもった瞳にため息一つついて……) [Sun 5 Mar 2006 20:43:37]
ジャン@コロセウム控え室 > (水を渡せば、ずしりと重みのアル大剣を受け取る。血にぬれたそれを丁寧に吹き上げながら、自分にはこんな凶器は扱えないのだろう、としみじみ思う。今の丸太が分相応だろう) ……はい。 (今日の試合についての薀蓄、というよりは自慢話を聞かされながら、律儀に一つ一つ頷く。自分にはそんな機会も無いだろうし、あったとしても、知識だけではどうにもならないと思いながらも、いつかのことを考えて、頭の中にとどめようとして……) [Sun 5 Mar 2006 20:31:08]
ジャン@コロセウム控え室 >  (席の準備をすれば、戻ってくる闘奴の様子を伺う。こちらから迎えに行かないといけないほどの負傷はなさそうだ) よし、ん……。 (水を張った盆に沈められ、冷えた器で水がめから水を救い、体温でぬくもらないように出来るだけ下を持って、入ってきた闘奴に差し出す) [Sun 5 Mar 2006 20:19:04]
ジャン@コロセウム控え室 > () [Sun 5 Mar 2006 20:16:37]
ジャン@コロセウム控え室 > ふ、う。 (歓声に包まれながら、ずるずると大きな切り刻まれた死体を引きずって舞台袖に引っ込んでいく。歓声は自分に向けられたものではない。早い話が、試合後の片付け。死体をボロ布に包めば、係に渡し、自分についた血も丁寧にぬぐう) さて……。 (ミドルクラスの闘奴が控え室にそろそろ戻ってくる。水と席の準備をあわただしく進めて……) [Sun 5 Mar 2006 20:09:42]
お知らせ > ジャン@コロセウム控え室さんが入室されました。 [Sun 5 Mar 2006 20:06:54]
お知らせ > ヴァリス@自宅さんが退室されました。 『(――――俺にしろ)』 [Sun 5 Mar 2006 01:31:51]
ヴァリス@自宅 > (ヴァリスは寝入ったのを確かめてから、ゆっくりと腕を抜く。寝付いてから時間は・・・・・・そうだな。30分は立っているだろうか。 夜の帳が落ちた外は静寂に包まれている。 見上げた夜空はまだ曇っている)・・・・・・・・・・・・・(お父さん、か)(上半身をそっと起こして、ヴァリスは寝入った少女を見下ろす。 そして、そっと溜息を吐いた後、ベットから抜け出す。毛布を整え、最後に優しく頭を撫でてから、廊下へとでる。そっとドアを閉めて、家の外へとでてくる。)(夜気を含んだ空気をゆっくりと吸い込んでから、煙草に火を点けた。 ゆっくりと、煙を肺にいきわたらせてから、吐き出す)お父さん、か・・・・・(煙草を人差し指と中指の間に挟んで、もう一服。 再び灰色の夜空を見上げて、ぽつり、と洩らす)・・・・やっぱり、淋しいんだよな(それで、)(俺は?)(父親の顔なんて見たことも無い。むしろ敵意だって抱いてるし、もしかしたら殺意――ってのはおかしいかもしれないけど。 憎んでは、いる。 なんでだろうな。たぶん、あれか)・・・・・(理由なんて、ないんだろうな)(人として赦せないから)(そんなのは建前だ。赦せない、なんて云ってるけど、同じ事をしている人間が世の中腐るほど居る。兵士をやっていたときだってそんな人間をごまんと見てきた。 それこそ、たくさん・・・・)・・・・・・思い出したくも無い(ゆっくりと煙を吐き出して、ヴァリスは小さく笑った)(くすくす、と)(くつくつ、と)・・・・・・・・どうしたものかな(やっとその言葉が出てきたのは、しばらくしてからだ)・・・・・・・やはり、ご両親には連絡とるべきだろう。やっぱり(両親が居るのだ。誰だって会いたいものなのだ)(それは、家族の少女にしろ、) [Sun 5 Mar 2006 01:31:40]
ヴァリス@自宅 > (さて、) [Sun 5 Mar 2006 01:31:21]
ヴァリス@自宅 > (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)(―――――――――――――――――――――――――) [Sun 5 Mar 2006 01:31:10]
お知らせ > ヒナさんが退室されました。 『・・・父上――。』 [Sun 5 Mar 2006 01:22:19]
ヒナ > ハイです〜。(腕枕に頭をうずめるようにして。 静かに目を閉じると、安心感からかすぐに寝入ってしまうでしょう。すやすやと寝息を立てて)(―――ただ、ヴァリスが見ている前で少しだけ寂しそうな顔をして寝言を呟く)―――― [Sun 5 Mar 2006 01:21:49]
ヴァリス@自宅 > ・・・・・・・・。なんか釈然としない(なんでこう、自分は四方八方どこからどこまで、あらゆる出会う人間に亜人に「かわいい」などと云われなければいけないのだろうか。男なら、こう、「かっこいい」のほうがうれしいだろ。それなのに・・・・・それなのに・・・・・)(なんで誰一人として社交辞令を含んで誰も「かっこいい」とは云ってくれないんだぁ!!!)(胸中の叫びは静かに木霊する。 もちろん、心の中だけだけど)・・・・・あー、まあ、いいや。さっさと寝な(そういって、腕枕をしていないほうの手でやさしく、ヒナの頭を撫でるだろう) [Sun 5 Mar 2006 01:16:49]
ヒナ > ふふっ、ご主人ってばかわいいです〜。(笑いながら、ベットに侵入してきたヴァリスに抱きついて、腕を引っ張りながら腕枕を求めて・・・) 多分大丈夫です〜。女は夜のほうが栄えるのです〜。(見当違いの言葉を繰り出して。) [Sun 5 Mar 2006 01:13:08]
ヴァリス@自宅 > あー。(忘れてた)(ごめん嘘。実はちょっと恥ずかしい)わかったよ(ガシガシと頭を掻く。 そういって、ヴァリスはもぞもぞとベットに潜り込むだろう。まあ、あれか。寝付いたら離れて自分の部屋に戻ればいい。それで、朝とかには、「いやぁ、ベットが狭くてさー」とか適当に言いつくろう)(・・・・・・・いや、まあ、あれだ。男の朝は危険だったりすることもあるからね。一応)不味いだろ。それ。早く寝ないと、大きくなったときにカサカサ肌になるぞ?(もしくは、砂漠みたいな肌かな。まあ、どちらでも同じだけど) [Sun 5 Mar 2006 01:08:18]
ヒナ > (ベットに横なさせられながら、なんだか添い寝する気がなさそうなご主人を見上げて。) ご主人〜添い寝は〜?(毛布をかけられながらもすがるように視線を向けて。 でもまぁ、これだけ甘えたのだからもう十分かなとも思ったり。) ヒナは夜行性なので昼間のほうが寝る時間です〜。・・・・でも、今日は疲れたからもう寝るです〜。(毛布を口元まで引き上げて) [Sun 5 Mar 2006 01:04:16]
ヴァリス@自宅 > (部屋に入って女の子を寝かせる。あー。もし、俺に子供が出来たらこんな気分なんだろうな、なんてしみじみと思う)(子供、か)(正直、もし、そんなことがあったりしたら、不安でしょうがない)(俺は――。僕は――。どうしたらいいか、時々わからなくなることがある)(家族は皆自分より年下だ。 それだけに、わからないことが多い。 どう接したらいい? なんて疑問は常に付き纏う)(大丈夫、だよな。 そもそも、出来てもいない遠い将来を心配したってしょうがないのだ。人生前向きが一番だ)ほら、今日は遅いよ? 子供は寝る時間だ(そういって、ヒナを寝かせて、毛布を掛けてやろうとする) [Sun 5 Mar 2006 00:58:43]
ヒナ > むぅ、いぢわる〜(手のひらを上からパチンと叩いて。)(なんだかものすごく子供扱いうけてムカッともするけど、でもやっぱり嬉しいからあえて突っ込まないことにしておく。)(腕をヴァリスの首へまわして持ち上げやすいようにして。 持ち上げてもらったら、ヴァリスの見えない位置で少しだけ表情をゆがませて。でもそんな表情も3秒で消えて)(部屋につれていかれたならば、ベットに寝かせてもらうまでおとなしくしていて) [Sun 5 Mar 2006 00:54:42]
ヴァリス@自宅 > (なんてことはなかった。良かった良かった。いくらなんでも筋力はそこまで衰えてなかったっぽい。 ヒナを抱っこしてどうしたものかと考えながら、とりあえずヒナを部屋へと抱っこしたまま連れて行こうか。まあ、心配掛けまくったのだ。甘えに甘えさせたって罰はあたらないだろう) [Sun 5 Mar 2006 00:48:13]
ヴァリス@自宅 > (言われてヴァリスははっはっはっ、と快活に笑った。)いや、もしかしたら、これぐらいか?(と、いって上げられた手を下げた。今度はミクロの単位で。マイクロの単位で。というか、そんな生物が居たら圧死してるって)(いや、いるんだけどね。菌類とかなら)はいはい。なんだよ(やっぱり子供じゃん。忍びだなんだって言ったって、子供は子供だ。まだまだ甘えたい頃なんだろう)はいはい(子供をあやす保護者的感覚でヴァリスは持ち上げ――)(られない!!!!???? [Sun 5 Mar 2006 00:47:54]
ヒナ > 自分で言っちゃったよこの人・・・(いいのかなぁ、自分のご主人がダメ人間で・・・) むぅ〜・・・ヒナそんなにちっちゃくないもん!せめてこのくらい!(手を伸ばしてご主人の手の高さをグーン↑と上げましょうか。馬ぐらいに(デカッ))だってヒナはまだ子供ですから〜。(撫でられる手に頭を押し付けるようにして。そのまま倒れるようにヴァリスの方へ・・・) ご主人、抱っこ〜。(なんとなく甘えたい気分になって。 今だけは子供扱いされてもいいカナと思いながら) [Sun 5 Mar 2006 00:42:06]
ヴァリス@自宅 > ―――そりゃあねー。俺はダメダメな人間だし?(にぃ、と笑ってヴァリスは頭を掻く。 心中を顔に出さないように。胸のタンスに閉じ込めて)なーにを言ってるんだか。まだ、こ――――――んな子供のくせに(そういって、ヴァリスは右手を身長を表すようにさげた。それはもう、犬レベルの小ささではないだろうか)・・・・・・・。(なんというか。本当に先行きが不安になる子供だよ。不治の病――子宮癌とか?――とかにかかっても知らないぞ)なんというか。甘えっ子というレベルなのかな。こういうのは(呆れたようにヴァリスは溜息を吐く。)はいはい。それならいいよ。まったく(くしゃ、と少女の髪をちょっと乱暴に掻き回そうと手を伸ばすだろう) [Sun 5 Mar 2006 00:27:23]
ヒナ > (なんだかもみ消されたような気もするけど、ご主人がそうしたいのなら聞かなかったことにしましょう、と。) じゃ、やっぱりご主人のほうがダメダメじゃないですか。(墓穴掘ってらっしゃいますよご主人。)(っていうか、完全に話をそらされましたね〜) 女って言うのは男の人を心配して何ぼですから。当然気にします〜(目には目を歯には歯をみたいな言い返し方。 何気に話術だったら得意だったりする)  むぅ・・・・。 じゃあエッチ!―――って言うとご主人は嫌がるから〜。 せめて添い寝ぐらいして下さいです〜。それくらいだったら構わないでしょう? [Sun 5 Mar 2006 00:20:59]
ヴァリス@自宅 > (兵士ねー)ん〜? そんなことを言ったかな?(なんともどうでもいいようにはぐらかす)(というか、とぼけた)いやいや、ああいうのって、届出が無かったりしないと駄目だったりするし・・・(ずずずずっ、と一口)(ほろ苦いコーヒーの味は昔から変わらない。というか、あー。コーヒーか。懐かしい)あんまり心配しなくても良いよ? というか、怪我して何ぼってのが男だし。あまり、気にしなくて良いよ(怪我して帰ってきても心配されるってのはうれしいと同時に、その理由に巻き込んでしまう事だって多いのだ。だから、)(まあ、)(危険なことだったら絶対に家族を巻き込みたくない。 なんて、偽善かな。もしかしたら、独善とも言うかもしれない)まあまあ、機嫌直して。な?(笑いかける) [Sun 5 Mar 2006 00:11:22]
ヒナ > (アイアイサ―!と、敬礼のように右手を額に当てて。わかってるのかわかっていないのか・・・)(内心わかってはいる。 っていうか、約束したのは病室だったと訂正しておきましょう。  あの約束がなかったら、今ごろヒナは死んでいたかもしれません。) もと兵士だったと言うのは初耳です〜。(でも、そんな堂々と自慢されると、なんだか微妙な気分になってくる。 すごい・・のかなぁ? 見たいな感じ)  ご主人、前科者紙一重じゃなくて、正真正銘前科者です〜。間違っちゃダメですよ〜 (何をそんなに自慢げに・・・) ご主人には他にも負い目があるんですから。 例えば、ヒナに多大な心配をかけたとか・・・意味のわからない怪我をしてくるとか・・・(ほっぺたを膨らませながら怒ったように) [Sun 5 Mar 2006 00:03:45]
ヴァリス@自宅 > ―――――――。まあ、いっか(心配だなぁ。色々と。)俺が言うのもなんだけど、危ないことはするなよー。約束もあるんだから(街道での約束。今の自分に守れるだろうか? という不安は尽きない。とはいっても、この少女がそんなことをしなければ良いだけの話なんだけど・・・・・・・。心配だ)――。アハハハハー大丈夫だぞー。これでも元兵士・元傭兵・元旅人の三点セットのお墨付きだ。・・・・・・・たぶん、運だけはいいほうだ(じゃなきゃ、死んでるし。今頃。 悪運に大期待。でも、超凶星とかにはこないでほしい。)・・・・・・・・・・むぅ(それを言われると反論できない。しかし、しかしだ! これでいいのだろうか。こう、小さい女の子に言い返せないというのは実に情けないではないだろうか!)・・・・・な、なぁ〜に言ってるんだか。そんなことを言ったら、ヒナだって前科者の紙一重じゃないか(からかわれたことへの仕返しだ) [Sat 4 Mar 2006 23:53:40]
ヒナ > 大丈夫です〜。ヒナは逃げるの得意だし、喧嘩も強いし・・・不倫してるひ弱な男性よりはぜんぜん強いですから〜。(いざとなったら顔面に火炎当てて、お灸を据えてやるのも悪くないかなとも思ったり)私なんかよりもご主人のほうが心配なんですけどねぇ・・・(手のひらを上向きにして、ため息をつきながら。) (コーヒーをブチマケタご主人とは打って変わって、何事もないように激甘コーヒーをすすって)世間に対して前科作って自警団に連れて行かれたご主人は、ヒナにそんなこと言えるのですか? ちなみに飲み物には何も入っていませんからご安心を〜。(視線をそらしてそ知らぬ顔でコーヒーをすすりながら)  [Sat 4 Mar 2006 23:46:11]
ヴァリス@自宅 > まあ、そんなものだよなぁ。駆け出しって(なんだかちょっと前の自分を見ているみたいで面白い。とはいっても、今の自分も駆け出しなんだけど)―――――――、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。男の立場から言わせると、軽く殺意をもたれてもおかしくないな(不倫・浮気をしているところを堂々と暴かれたら殺意を持たれたりしたって文句を言えないと思う。 悪鬼形相の男が暴れまわったりしてたら、怖いよなぁあ)と、とりあえず。ほどほどに、ね。で、真剣に。ほんと、殺されるかもしれないから(こえー。 この子が将来殺されたりしないか本気で心配だ。しかも浮気調査とかだったら、ほんと)んー。なんだろうなー。女の子なら、、、、(人形とか? そんなものだろうか。あれなら値段にばらつきがあるし、安いものだってあるだろう)――――、(思わず口にしていたコーヒーを思いっきり吹いた。いきなり何を言い出すんだこのエロガキはぁああああ!!)・・・・・・あーと、ヒナ。そういうことを言うものじゃありません。いいですか。あなたはすでに私にたいして前科を持っています。いきなりそんなことをいうと、私は貴女から出される飲食物全てを疑わないといけないでしょう(と何故か丁寧語でヴァリスは静かに、丁寧に、優しく諭す様に話しかける) [Sat 4 Mar 2006 23:36:21]
ヒナ > (勧めじゃなくって雀の涙です〜) [Sat 4 Mar 2006 23:30:16]
ヒナ > (多分これから、一生治らないとも思うけれど・・・それでもこれだけ動ければ十分かな?)(砂糖を一さじ・・・二さじ・・・・・三、四。湯呑みに入れたならば、ぐるぐるとかき混ぜて) 大変です〜。頑張って調べてもお駄賃は勧めの涙ほどだったり・・・でも、何もしないよりは充実しているです〜。 不倫調査したりして決定的な現場を目撃された男の人の顔が、これがまた面白くって―――(ケタケタと楽しそうに笑って。ヒナにとっては、仕事も単なる遊びなのかもしれない)(湯呑みに入ったコーヒーを一口。 子供味のそれは甘たらしくて、大人はとても飲めたものじゃない。飲んだら胸焼け必至!――――そんなことはどうでもいいのだけれど)  お礼、ですか? いきなりそんなこと言われてもですねぇ・・・(困ったように眉毛をよせて。左手で足のつかない椅子からずり落ちそうになった体を持ち上げながら、右手で頭を掻いて) 特にはないですけれど・・・・強いて言うなら (きっとご主人は面白いリアクションしてくれるんじゃないかな? とか思いながら) ―――エッチとか? [Sat 4 Mar 2006 23:28:47]
ヴァリス@自宅 > ふむぅ(ヴァリスは難しそうに唸った後、でも、大丈夫かな。と呟いた。もし、帰ってこないようだったら探しに行こう)ああ、さっきの。大丈夫か? 無理するんじゃないぞー(足が何ともなくなるというなら、安心だろう。 とはいっても、今でも少しは危なっかしいけど――)(出されたコーヒーに口をつける。 ずっ、と一口飲んでから)へぇ。それはいいことだ。それにしたって、難儀な仕事に就いたねー。あまり危なそうな情報には手を出すなよー。情報漏洩なんてのは組織には良くないことなんだから(とはいっても、探偵みたいなものかもしれない。 あまり無茶はしないでもらいたいものだ)まあ、平々凡々に暮らせるのはいいことだ。平穏無事に。何事も無く、たゆたう穏やかな毎日が過ごせるだけでも、人間は幸せだ(カップを片手で持ち上げて、ヴァリスはカップをわずかに傾けたりして弄びながら、窓の外を眺める)皆が自立して、そうだねぇ。幸せになってくれたらいいけど(ふふん、とヴァリスは楽しそうに笑うと、ヒナに視線を向ける)そうだ。ヒナにも迷惑をかけたし、お礼をしないとねー(それは大人が子供が何かをねだる姿を見て楽しむようなものだ。 どこか、保護者的な心境というのは、暖かいものだと思う)なにか、あるかな? とはいっても、少しだけ先の話になるだろうけどね(といって、くすりと笑った。 誰が見たって裕福じゃない家庭。 家族四人の食費で金は羽でも生えて飛んで行ってるような状態だけど)(お礼はするものかな。心配かけたんだし) [Sat 4 Mar 2006 23:17:15]
ヒナ > (ギャグと言うか・・・、いやギャグと言うことにしておきましょう。) ヒナも心配しているのですよ、まともに会ってないから・・・・(今ごろ何しているんだろうなぁとは思うけれど、この歳でお仕事やっているヒナにとってはどうあっても忙しくて探ることも出来ない。毎日不倫調査だったり麻薬の取引情報調べだったり・・・)(蒸気が噴出し始めた湯沸し機。 火傷しないように布巾でとってをくるんで、お湯をカップへと注ぐ。 ミルクを少しだけコーヒーカップへ、たくさん湯呑みへ) 足ですか? えぇ〜と、何もないところで転んだりとか・・・・走ると足がもつれて転んじゃったりです〜。時々痛かったりもしますです。あ、でも動かないと言うことはなくなったですよ?(木製の盆にカップ二つと小さじ一つ、砂糖入れのビンが一つ。 お盆ごとテーブルの上に置いて、自分も椅子に腰掛ける) それよりご主人、ご主人が危ない仕事するなって言うからヒナ転職したのですよ♪ 情報屋に。(何が嬉しいのか、笑顔でそう言って) [Sat 4 Mar 2006 23:03:07]
ヴァリス@自宅 > (なぜ、転ぶ。なにもないところで・・・・。あれは、ギャグなのだろうか? そうなのだろうか?)(いいや、流しとけ)(見なかったことにする)知らないかぁ。でも、まあ・・・・・。帰ってはいるみたいだしなぁ(ぎぃ、と椅子を鳴らしてヴァリスは廊下を振り向いた。 リビングから繋がる廊下は個々の部屋に繋がっている。唯一、リビングに繋がっているのはヴァリスの部屋だけだ)ほんと、会話ないみたいで。うわぁ、これは本気で不味いかなぁ(ぽりぽりと頭を掻きながら、机に肘を突き、ヴァリスは窓の外になんとなく視線を泳がす。 突き上がりと蝋燭の明かりだけがリビングの光源だ。ちょっと、暗いかなぁ。まあ、いいけど)それで。ヒナは最近どうなの? 足の調子とか、順調? [Sat 4 Mar 2006 22:51:53]
ヒナ > (キッチンの手前で地味に転んで。 よいしょと起き上がると、何事もなかったようにキッチンへ入って。)(カップ二つ。正確にはコーヒーカップと湯呑みを一つずつ。 少しこげた匂いのする質の悪いコーヒーの粉をカップに入れて。電子ポットなんて便利なものがあるといいのだけれど、当然そんなものはなくて カップに配分だけ湯沸しに入れると火にかけて)  ミナちゃんとお兄ちゃんですか〜? さぁ?(キッチンから顔を出して首をひねりながら答えて。) ヒナはもっぱら夜行性なので、二人とはあまり顔をあわせませないです〜。あ、でも時々部屋から気配を感じたりしますです。 まぁ深夜だから声かけたりはしませんでしたけど・・・・(壁に背を預けて。木目調の天井を見上げながら) [Sat 4 Mar 2006 22:43:16]
ヴァリス@自宅 > うん、まあ。俺が悪いわけだし、(首の骨をぽきぽきと鳴らして、んー、と大きく伸びをする。久しぶりにゆっくりと我が家の空気を肺に送り込んで、堪能する。あー、やっぱりいいなぁ、我が家は。貸家だけど)あー・・・・(しばらくヴァリスは悩むように天井を仰いだ後、)じゃあ、コーヒーで。ミルク少しねー(コーヒーね。めちゃくちゃ久しぶりな気がする。最近は外出して、走り回っているような気がする)そういえば、ミナやシルフィードは? 今日はまだ帰ってないのかな(リビングの椅子に座り、明かりに火を点けながら、キッチンへと離れていく背中に問いかける) [Sat 4 Mar 2006 22:34:01]
ヒナ > (やっぱり、ヒナの脅しはあまり効果はないみたい。 文字にならないため息を一つ。あきれた、と言うように)(もつれる足で乱暴に椅子に座り込んで、疲れた様子で背もたれに背中を預けて) 知らなかったんだ・・・って言うことは、やっぱり本当のことだったんですね? もう・・・(でもしかし久しぶりにご主人の顔を見れただけでも良しとしましょう。いつまでも怒っていても仕方ないし、報告しなきゃいけない事だってあるのだから) ご主人が久しく帰ってきたのに、喜ばないはずがないですよ〜。 コ〜ヒ〜?or おちゃ? (椅子から飛び上がるとキッチンへ向いながら尋ねて) [Sat 4 Mar 2006 22:29:20]
ヴァリス@自宅 > いや、焼いてやるって言われてもなぁ(ふっ、残念だったな。本物の火じゃなきゃ怖くないのだよ。(誰の物真似だよ))―――。あー、うん、わかった(ヴァリスはどうしたものか、と苦笑を浮かべながら頷いておく。)(でも、あれだよなぁ。ローストになるころには炭になるかも、俺)(いや、まあ、、、、、、、、、、、、、、)(左手の傷をこっそりと一瞥してから、大丈夫だよな。今更心配になる)いや、まあ、・・・・・・あははー。知らなかったんだ(視線を横へと流して苦笑い。 リビングへと続いて入りながら、)そりゃあ、うれしいねー。帰ってきたことを喜ばれるほど、なんだか団欒っぽくて気分がいい(それにしたって、まあ、なんだかんだで心配かけてるんだよなぁ。家族に)今度、お礼でもしないとなぁ(なにがいいだろうか。とは言っても、家族に何かを帰るだけの小金もちじゃないしなぁ) [Sat 4 Mar 2006 22:19:13]
ヒナ > (ご主人の言葉に うぅ〜 とか唸りながら、半分納得したようにでも半分許していないように。)(少しばかり脅していたほうがいいでしょうか?)―――ご主人。 焼いてやるっ!(いきなりそんなことを口走って) 今度ものすごい心配かけたときは、ヒナがこんがりローストになるまで焼いてあげます!(とか脅してみようとする。 確かご主人は火が恐かったから、多分効果はあると思うけど・・・・苦笑してごまかされるかもしれない。) とにかくもう心配かけるようなことしないで下さいよ? 風のうわさで自警団に捕まったとも聞いたことがありますですが?(ジト目で見上げて。 でもすぐ止めて、脇をすり抜け長い髪を揺らしながらリビングへ。)でも帰って着てよかったです〜。 [Sat 4 Mar 2006 22:12:09]
ヴァリス@自宅 > (泣きじゃくる女の子をうまく宥める方法をヴァリスは知らない。とりあえずゆっくり、ゆっくりと落ち着かせるために髪を撫でていくことぐらいしかできない)いや、いきなりバカって――(苦笑。 いきなりそんなことを言われてもなぁ。とヴァリスは困ったような顔をして頭を掻く)べ、別にそんなわけじゃないよ。ただ、ほら。えーと、あれだ。仕事のほうが中々うまくいかなかったりー。とか、まあ(と誤魔化すようにヴァリスは笑ってから、ああ、これ? と左手を軽く挙げる)別に。えーと。そうだなー。心配されることじゃないよ。えーと。約束を忘れないように、っていうおまじないと言うか。砂時計代わりの会えることを約束する戒めと言うかなんというか?(うまい誤魔化し方が見つからない。こういうときはあれだ)えーと、とにかく! 心配かけたみたいだけど、大丈夫! こうして今は無事に帰ってきたんだし! ほんと、ごめんね。(謝り倒せ! いや、実に情けない)ほら、別に俺も元気だから。ね? 機嫌直して(と優しくいって、とんとん、と背中を叩こうとするだろう) [Sat 4 Mar 2006 22:03:16]
ヒナ > (頭から飛び込んで、なんだか余計にご主人の体にめり込んだ気がしたけれど・・・ま、気のせいだと思っておきましょう。)しん・・・し、し、心配して・・・あぅぅ〜 (言葉になっていないのはご愛嬌、聞き取らずに感じ取ってください。 とにかくご主人に今まで心配していたと言うことを伝えようと必死に声を上げるけれど、そのほとんどが泣き声に変わってしまって。額を必死にご主人の胸に押し付けて左手で服を掴みながら、右手で拳を作って胸を叩きながら でも撫でてくれるその手があんまりにもやさしかったから、余計に許せなくなって―――心配していたが故に) うん、ぐすっ・・・・ぅ・・ば、バカッ!(なんとか止まり始めた涙をゴシゴシとふき取りながら)どうせまたろくでもないことに首突っ込んでは自分の首しめて自己嫌悪になったりしているんでしょうっ!それ、なんですかっ(早口にキレながらそう言って左手を指差すでしょう) [Sat 4 Mar 2006 21:55:38]
ヴァリス@自宅 > え? あー。うん、久しぶり?(なんでか知らないけど時代劇(?)雰囲気驀進中? 座礼するヒナを見ながら、そういえば、と思い出す)(そういえば、ヒナって忍びで、俺のこと「主人」として慕ってるんだよなぁ・・・・・)(・・・・・・・・・・・・・・・って、ことはあれか? 俺は家臣というか臣下というか部下と言うのを持っていることになるのではないだろうか? ・・・・・・うわっ、俺に似合わなーッ!)う、うん。ただいま(しかし、いくら久しぶりだからと言ってこんな女々しい――というか弱々しくなるものなのだろうか。 もっと快活な少女というイメージが強かったんだけどなぁ。 と、ヴァリスは内心首を捻る。 鈍感ヴァリス)ちょっ! まっ!(顔をくしゃくしゃにして飛び込んでくる少女。受け止める保護者的立場な青年。あー、なんという素敵な絵でしょう。感動感動会場の皆様は涙腺決壊涙涙の大洪水)(ただ、)ぐほっ!(少女が飛び込んできた衝撃が鳩尾にクリティカルヒットしてなかったらの話。涙腺決壊中の少女と悶絶一歩手前の青年ではなかなか絵にならないよなぁ・・・・。ぐすん)(それでも、少女を。こんな幼い子供を心配させたのは心身ともに心苦しかった――けっしてタックルじゃなくて)(あー。どれだけ一人で大丈夫だろう。と思って年相応の女の子なのだ。まだまだ甘えたい年頃なのかもしれない)え、えーと(ここで言ってやれヴァリス・ファングレー! お前の頭はこけしの頭か!(意味がわからない))心配かけよね? ただいま。えーと。元気そうで、良かったよ(といって、少女の頭を優しく、優しく、撫でるだろう) [Sat 4 Mar 2006 21:47:46]
ヒナ > (一番最後に会ったのもいつか思い出せないくらい会っていなかったけど・・・ご主人、少しやつれた?)ずいぶんとお久しぶりに御座います、ご主人。(あわただしく正座をするとぺこりと頭を下げて。そしておずおずと顔を上げて・・・) あぅ・・・お帰りなさい・・・・です (確認するようにヴァリスの顔をまじまじと見つめて、見つめていたらなんだか涙腺がゆるくなって。)うっ・・・・っ、ご主人。 ご主人〜!(ほとんどタックル気味に飛び込んでゆきましょう。 今まで心配した気持ちと共に) [Sat 4 Mar 2006 21:35:41]
ヴァリス@自宅 > (んー。それにしてもここまで安っぽいのはどうかと思う。あー。どうしようかな。もし、孤児院にしろ、身寄りの無い子供を引き取るようなことをしたいのなら、『そこそこ立派な家』レベル必須――)(って)ん?(背後に何かの激突音。振り向くとそこにはヒナが驚愕の表情を浮かべていた。しかも、後退さってるし。ちょっとショック)? おかえり、かな? いや、まあ、いいけど。ただいまー。ヒナ(首をわずかに傾げた後、ヴァリスは軽く手を振る) [Sat 4 Mar 2006 21:29:58]
ヒナ > イタッ! (着地時にやっぱり転んでしまうのはいつものことで・・・。 着地したのはヴァリスが通った廊下。位置的には背後に下りたということ。)(ヒナも久しぶりに家に帰ってきて、家の鍵を持っていないからいつものように天井裏から。) イタタタ・・・・ん? はぅあ!ご主人っ (お尻をさすりながらその背中を見上げて、自分の主人が帰ってきていたことに驚きを隠せず。大げさに後ず去って) [Sat 4 Mar 2006 21:23:30]
お知らせ > ヒナさんが入室されました。 『(天井が軋んで)』 [Sat 4 Mar 2006 21:19:05]
ヴァリス@自宅 > (痛みきった床板はぎしぎしと不気味な音を歩くたびに立てている。これがホラー小説とかに使えないだろうか、などと考えつつも、)(いや、俺がホラーだめだし)(自分の執筆した小説に怯える姿が容易に想像できて、苦い笑みがこぼれた←ただの馬鹿だとかは思わないでおく)―――うーん。帰ってないかな(誰も帰ってないのだろうか。返事も無ければ気配もしない。家に居れば顔をあわせる事ぐらいありそうなものだけど、)(最近、帰ってくる時間が不規則だったからな。今は出かけているのかな)・・・・・・・・・・・・・、なんだかなぁ(図書館で読んだ実体験録『冷め切った家庭(上)』の一家離散の瀬戸際っぽくて怖かった。 いや、あれのどこが面白いのだろうかとか思ったのだけど、あの殺伐とした雰囲気とか、病気が怖いからって包装紙ごと焼いちゃうとか、そこらへんが面白いらしい。全然わからない。もちろんヴァリスは上巻だけで投げ出した)(とりあえず、廊下を直進してリビングへと入る。これまた『お金の無い下級階層の家』の見本みたいな場所だった。あーあ、宝くじ、買っておけばよかったな。当たらないと思うけど) [Sat 4 Mar 2006 21:17:31]
ヴァリス@自宅 > (そんな風に、思った。久しぶりに玄関を見たような気がして、どうにも感慨深いものがある)(夜空を見上げる)(一昨日、昨日、と続いて今日も空は曇りだった)――泣き出す前に、家に入っちゃおうか(夜空を見上げると厚い雲が星の明かりを覆い隠し、町の一角を暗闇へと変えていた)・・・・・・(『今日みたいな日はなにかあるのかもしれない』)(予感めいた何かが脳裏を掠めたが、それは最近読んだサスペンスホラー小説の一句だった)(気だるそうに首を回してからヴァリスは玄関を開けた。ただいまー、と心持大きめの声で帰宅を告げる。ちなみに靴は脱ぐという几帳面な文化とは無縁なヴァリスの家も例に漏れず、土足のまま上がることを日常としていた)誰か帰ってるー?(シルフィード? ミナ? ヒナ? と一人一人の名前を呼びつつ、玄関から続く廊下――といえるほど長くないけど――に並ぶ薄いドアを右手握り拳で叩いていく) [Sat 4 Mar 2006 21:07:01]
お知らせ > ヴァリス@自宅さんが入室されました。 『――結構、空けることが多かったよな・・・』 [Sat 4 Mar 2006 20:57:11]
お知らせ > イザレ@自宅さんが帰りました。 『そのまま、時をすごす』 [Sat 4 Mar 2006 01:31:26]
イザレ@自宅 > (娘が休んでいる様子ならば起こす気はなく。珍しい訪問者でもない限りはのんびり過ごす。茶の消費もゆっくりと…) [Sat 4 Mar 2006 01:28:28]
イザレ@自宅 > (外に行き、購入しなければいけないものはないか、と思考をめぐらせる。食料は定期的に購入しなければいけないのはもちろんではあるが、道具の過不足は感じられず。後は体を休めているはずの奴隷の娘ののぞみくらい、か) [Sat 4 Mar 2006 01:16:02]
イザレ@自宅 > (自宅の暖炉の前にてのんびりと茶をすする男。テーブルの上には少しの茶菓子がおいてある。茶菓子をつまみ仕事は一休み) [Sat 4 Mar 2006 01:04:53]
お知らせ > イザレ@自宅さんが入室されました。 『自宅にて』 [Sat 4 Mar 2006 01:02:20]
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