墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 那湖さんが退室されました。 『(後は風の鳴く声ばかり)』 [Wed 3 May 2006 02:31:23]
那湖 > (気をつけない?気をつけなさい。一文字治外で、えらい違い。気をつけたから、駆け出して。灯火狐火、それも夜闇に消えたら遠く。とおくの事よ。) [Wed 3 May 2006 02:31:06]
那湖 > ……(すこぅし、黙る。何言っても笑っとぅよなヒトぉには、気をつけないって、母様狐は言うていた。) ……皮剥がれるん。(ぽそ。小声で、内心ちょっと漏れた。花拾う合間に、じりじり摺り足、距離開けて。) なら、言葉が下手なん。他に聞こえんかったもの。……や。(ひょうひょうと、びょうびょうと。風が渡るに充分なだけの距離開けて。警戒に膨らんだ尾を、はたりと揺らし。) 呼ばれんで、ええもん。(たたっ。踵返して、駆け出した。) [Wed 3 May 2006 02:30:22]
ディシュク > 確かに、変な人、ですね…(それは認めましょう。と笑みを浮かべ。そのまま、落ちた花、ゆっくりと拾い上げればくるりと手の中でまわし)貴方がのっぺらぼうだ、とは言ってませんよ。できれば名前を教えていただければ呼びやすいのですがね…?(言いつつ白い狐が離れるのを見やり) [Wed 3 May 2006 02:23:46]
那湖 > じゃ、へんなひとぉ。(ぱちぱち。瞬き二つと、思案顔。ぴ、と指を一本立てて、言い直す。これなら、もんだいなし。) …一応とか、ひどいおはなし、ねぇ。ふん、 だー。(唇をむうっと尖らせて見せる先、放った花は一顧だにされずに、ぽとり。地面に落っこちた。つまらなそうに、それを見て。) 私、のっぺらぼう違うもん。(べ。赤い舌先覗かせて、花篭抱えた白狐。ぴょん。墓碑から跳び離れ。) [Wed 3 May 2006 02:20:18]
ディシュク > 変な子…と呼ばれるほど、若くは無いつもりなのですがね…?生きていることもちゃんとお話はしますよ。一応貴方も生きているのでしょう(クスリ、と口元に笑みが浮かぶ。思いを伝える手段は一つではないということはあるかも知れず)のっぺらぼう…たしか顔無しのアヤカシでしたか?これがそのアヤカシの提灯なのでしょうかね…?(意地悪いものはやさしい、どこかなぞなぞめいたことばは楽しげに受け止めたようで) [Wed 3 May 2006 02:14:51]
那湖 > へんなこぉね?生きてるんだから、生きてる子ぉとお話すれば、いいんねぇ。(からからころころ、笑い声。おかしな戯曲でも、見たように。) 死んだ子ぉばかり相手にしとぅと、生きてる子ぉから、「さみしいこ」見られるん。だって、生きてる子ぉと死んだ子ぉは、別やもんなぁ。(花は華。手向けの思いが花だとすれば、それを売るのもまた術よ。引きずられたら、意味が無い。だから、ころころ笑い声。口元で、着物の袖がくつくつ揺れる。) のっぺらぼうに脅かされて、お帰りなぁ。でも、おそばの味は、きっと美味しいんよ。意地悪いもんは、優しいもんよ。(謎書けみたいに、言葉はふわり。先にオチだけ言うてから、籠の中から、一輪花を、相手に放った。) [Wed 3 May 2006 02:07:18]
ディシュク > いえいえ、私自身は死んだ人にはなりたくはありませんが…迷子の人とお話が出来ればよろしいと思いましてね(寂しいからこそ、話し相手がほしくなるものも居るのではないか。と…。そんなキレイゴトは仮面だけれど)そうですね。明かりがたくさんあっても怖いものは怖いですからね。一つだけの明かりでも安心する…まっくらな夜道で蕎麦屋をみつける…そんな感じでしたでしょうか…(トキノミヤコの話にそんな情景があったような。実は怪談話では会ったけれど) [Wed 3 May 2006 02:03:27]
那湖 > …おかしな人ぉね。死んだ人になりたいん?(此処はとてもさみしい場所。だって、土と石と骨しかない。他のものは、全部、覆い隠す為の偽装だって、白狐は思うのよ。おかしなものを見るよな目ぇで、ぱちくり。) 花があっても、迷う子ぉは迷うけどねぇ。灯りがあれば、夜の道も怖くない、なんてことが無いんと一緒ぉ。でも。(ひょっこり顔上げ、耳をぱたりと小さく揺らし。手の中、灯火ゆらゆら残像。) ひとぉつ燈しただけでも、さみしくはなくなるんねぇ。そゆもの。 [Wed 3 May 2006 01:56:30]
ディシュク > それは、私も似たようなものですね…ここと似たような場所をふらふらと移動させていただいておりまして(トキノミヤコ式の霊の送り方は知識の範囲外。説明を聞けばその白い花をみやり)あいにく、私はその風習を知りませんので。なるほど。道を迷わないようにとこの花を供えるのですか…(勉強になる、と今はおとなしい仮面をかぶっているつもりで。ともし火をゆれている様子を見て) [Wed 3 May 2006 01:52:24]
那湖 > 此処にって、別に括る必要も無いんねー…うん。此処が、多いってだけねぇー。(言葉に言葉を返しながら、ひょいと籠仮取り出したのは、白い色。灯火ではなく、白い花。一輪、枯れた花束、その代わり。其処に置いたら、目を閉じ南無り。) (ぱちん。目を開け、その場に立ち上がる。片手に花篭、片手に灯火。意味問う人に、不思議そに。) 知らんの?白い花は、送り火なん。長い道、坂の未知、川の向こまで、迷わんように、こやって花で燈してやるんが、生きとぅ子らの、真心ねぇ。(当たり前を語るよに、ひらひら、灯火揺らして見せた。) [Wed 3 May 2006 01:46:20]
ディシュク > (白い狐の姿。和風の様相をみれば)そうですか…。それでは、此処にこうやってくるのが習慣、ということですか…(クスと笑み浮かべればもう少し近づいて相手の様子を見よう)これはどういう意味があってしているのでしょうか…?トキノミヤコの習慣ですよね…?(死者に対する行動を興味深そうにたずね) [Wed 3 May 2006 01:37:33]
那湖 > (花は、切り取られたらおしまいで。あるのは、死体をながぁく生かす活かす?術だけよ。墓前で花の遺骸達、払い除けたらからから、からり。砕け砕けて、後は粉。ざらざら、風に混じっていった。) (闇夜に蒼く灯火は、ゆらりゆぅらり、白い花。何変哲も無い墓前、ちょこりと座り込むのは着物姿の白狐。聞こえた足音、聞こえた声に、くるぅり。) ん、んー?参るよな相手ぇは、どうだろ、ねぇー? そこまで、深く考えないんよ。こういうのはー…何言うたかな。うん、習慣、ね。(指先に、からから崩れた花のあと。ふうっと息を吹きかけたらば、砂にさらさら、混じっていった。) [Wed 3 May 2006 01:34:13]
ディシュク > (死霊を求める男は今日も墓場を巡っていた。そして足を踏み入れれば珍しい、といわんばかりに目を細め、灯された明かりに引かれる蛾のように近づいていく。気配を隠すすべなど無く。相手にも自分の存在がわかるようにと)お墓参りなのですか…? [Wed 3 May 2006 01:27:38]
お知らせ > ディシュクさんが来ました。 『ざく、と踏みしめる音』 [Wed 3 May 2006 01:25:32]
那湖 > (白い花は、黄泉路送りの灯火一つ。花の分だけ、迷わず咲きに進めるそうな。母様狐の教え事。狐火燈した、花をふりふり。藁草履の歩みは、道草がてらに、あちこちふぅらり。) 枯れた子ぉばかりじゃ、さみし、でしょ?(ちょん。佇む先には、石の碑ひとつ。濡れた黒曜、沈黙の御影。墓前に捧ぐはいつかの花束。からからかさかさ、乾いた花。) [Wed 3 May 2006 01:23:59]
那湖 > (――ぽう。) (白花に提灯、ゆうらゆら。燈した青は、狐火の。熱を落とせば今宵の灯り。さて、中へと参りましょうか。) しろは、しろぉー。黄泉路ともしの、ともしび、ひとぉーつぅー。(灯火一輪、手に携えて。草履がかさかさ、地を滑る。踏み込む先には、土と石。石の群れが、此処にはいっぱい。) [Wed 3 May 2006 01:14:43]
那湖 > (虚空は真っ黒、漆塗り。散らした銀砂が星の粒。光の砂子を撒いたのは、今日もきれいなお月様。いつもと同じ、同じ夜。ちりちりするのも、また同じ。柔く毛も逆立つ尻尾を、ふなりと振って。視線音かは抱え籠。紫一輪、青に赤。後はばらばら、白い花。) いなくなった子ぉらは、白いのがすき、だっけ?(一輪。手にする白花、月夜にゆらり。) [Wed 3 May 2006 01:08:11]
那湖 > (この辺りに差し掛かると、いつも何かがちりちり、ちくちく。きれいなきれいな月の夜、耳と尻尾が、ぱた、ぱたり。) 今日も、何か、ちくちくしとぅー…ねー?(かくん。花篭抱えた子供が一人。もしくは、一匹。墓地の入り口差し掛かる辺りで、虚空眺めて、首かくん。) [Wed 3 May 2006 01:00:30]
お知らせ > 那湖さんが来ました。 『(はたり)』 [Wed 3 May 2006 00:58:26]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( 目も見えなくなりそうだから、乱暴に拭った景色は。やっぱり何処か、歪んだ侭で。 )』 [Mon 1 May 2006 23:53:59]
維言 > ( でも、おかしな話。髪も服も全然濡れやしないんだから、一体何処から降ってきたんだか―――? ) [Mon 1 May 2006 23:52:00]
維言 > ( カチン。 錠を下ろす音に似て、手元で留め金の掛かる音がした。 書物は閉じ、影は無く。声はもう聞こえない。 送り出した魂は、いずれの先に戻って来るとしても、別人だから。 ――― 友達とのお別れは、これでおしまいだ。 …消えた虚空を眺めていた視線を、緩々と下ろす。影は見えず、残滓は無い。 ならば、ちゃんと送れたのだろう。 見慣れない字体で墓碑に刻まれた、彼女の名前を見下ろしていると )  ――… おや。 ( 足元にぽつ、と雨垂れの一滴。 良い月夜だと思ったのに、天気は意外に気紛れな事。 )  ……貴方があんな顔をなさるから、雨雲を呼んでしまったじゃないですか、なんて言いましょう。 ( もう届かないのは知った上で、続きみたいな軽口残して、踵を返す。 ――… 墓碑の群れ。夜の闇。全てが雨の紗幕の向こう。 ちょっと油断しただけで景色が歪むなんて、酷い雨。 ) [Mon 1 May 2006 23:51:22]
維言 > ( 在るべき場所に。いずれやの罪の形が許されるまでは、続く煉獄への門。 魂を純化する為の、試練の道。 辿る先は過酷でも、その先にいつかがあるのなら。  ――― 緩やかな歩みと共に消えていく後姿が、最後に残した言葉は。 空気を震わせずとも、此処にちゃんと届いたから。 )  ――― ええ。またいずれです。Dear freind. ( 彼女の姿を飲み込んで、門が閉じる。  ――― 詠唱句の終わりと共に、光が消える。 ) [Mon 1 May 2006 23:46:20]
維言 > ( 事実、こうして会えた事は無くならない。 一度此処で糸が途切れたとしても、ちゃんとあった事だから。 時にはロマンチシズムも悪くないとか言ってみましょう。 ) …なるほど。それを携えた貴方には、勝てる気がしない。 ありえなかった過去は、未来で捏造致しましょうとか、言いますとも。 ( 未来でも捏造なのか。否々、それは作り上げるものですから。 こんな風に軽口めいたやり取りは、心地良い。 そう覚えたから、大丈夫。 ) ええ。世界の平和も紛争も、全てその一言で片付けられる最終兵器ですよ、らぶえんどぴーす。 ( 愛が終わって平和が訪れるとか、発音間違えると、もう、酷い話だった。 残らない傷跡が、魂を縛る枷をひとつ外してくれるなら、それで僥倖。 ) では、お送り致します。 どうか、お元気で―― と言うのも、おかしな話ですけれど。 ( 分かっていたのに、そんな顔で笑うものだから。鳩が豆鉄砲食らったような顔を見せてしまったような。最後の最後で、締まらない話。 でも、約束したのだから。 紡句の合間に、笑みを返した。 旋律のブレで示す光がゆがみかけて、懸命に息を継いで、整えたら。 ) [Mon 1 May 2006 23:43:40]
お知らせ > ゆうれいさんが帰りました。 『何時かまた、会える日を願って。』 ( 最後に、そう言い残して。娘は門の中へと消えた。 )』 [Mon 1 May 2006 23:28:04]
ゆうれい > ( 傍らに、魂の形として残った鞄を引きずって。娘はゆっくりと門へ足を進める。ゆっくりと、確実に。走るなんて見苦しいから。最後くらいこう、格好良くきちっと締めたいのさ ――― ) [Mon 1 May 2006 23:26:38]
ゆうれい > ( 赤い糸。小指に絡まってると言う其れは、何ともロマンチックな話だった。運命の糸で結ばれてると言うのなら、会えない道理も無しと言う、話であるよとか。 ) 『 はは、聖剣がノミと木槌だったら自分が勝ってたよとか ――― ありえぬ過去を捏造してみよう。 』 ( もう一度、真似てみる。嗚呼否、此の喋り方も好ましいなぁと思えたんだけれど ――― 人生ってのは、ままならない物である。 ) 『 腹も貫通らぶびーむ。嗚呼、確かに恐ろしい。愛ってのは恐ろしいねぇ。 』 ( なんて、中身の伴わない軽口が続いた。傷跡の一つも残らないのは、ちょっとだけ幸せだったかも知れない。何せ ――― これで誰かに傷付けたまま逝ってしまったら、それこそ後悔したかも知れないから。 ) 『 うむ、これでよし。これでまぁ、取り合えずは後腐れなく逝けるよ。 』 ( 最後に振り向いて、にへらと笑う。実体の無いそれは、矢張り実体の無い涙でぐしゃぐしゃだったけれど。それでも、娘は笑って見せた。そして改めて、向き直る。さあ、先ずは地獄の責め苦に耐える心の準備だ、と ――― 両の頬に平手を当て、気合を入れる。空気を震わす音は、出ないけれど。 ) [Mon 1 May 2006 23:25:20]
維言 > ( 留め金の拓いた書物、【聖歌式典】片手に構えて、もう片方の手が虚空を指し示す。 旋律に送りて、旅立ちの先を。巡るべき行き先を示すように。  ――― 開かれたものが見えるのだとしたら。それが、行き先。待ち受ける門の形。 ) [Mon 1 May 2006 23:19:27]
維言 > ( 刹那だけすれちがった運命。 まるで赤い糸の物語みたいだ なんて、戯言戯言。 後悔しないなら、それでいい。きっと。 ) 聖剣も、もうありませんしね。尤も、アレが無くても戦の種は何処にでも。 貴方がソレに巻き込まれないよう、祈りましょう。 ( そんな一撃はきっと強烈。 だってそれは、何かを壊す為じゃなく、創る為の一撃。 壊す手じゃ、中々敵わない と。そんな風に。 )  痛すぎますよ、首もげますよ愛の鞭。それを言ったら、私のなんて、どんなときめきらぶびーむ。 ( そろそろオーパーツまで発言に混じってきた。 死ぬ程痛かった癖に、傷跡の一つも残らない戦いが、今だけちょっと恨めしい。 傷で思い出すなんて、これもセンチメンタルジャーニー。違うか。 ) では、貴方が是までに御逢いしました方々の中、不遜ながらも代表、もとくは代理として。 どう致しましてと申しましょう。 ( 腹式。送りの歌は、旋律を乱してはいけない。 こんなのは、何度もやって来た事なんだから、乱れたりしない。 …笑ってと約束したんだから、聞こえる声の響きなんて、気付かないことにしなきゃ。 )  Kyrie eleison. Christe eleison―――   [Mon 1 May 2006 23:17:53]
ゆうれい > ( そして、其処からは何も発さない。ただ静かに耳を傾けるだけだ。 ) [Mon 1 May 2006 23:05:27]
ゆうれい > ( なるほど、似た物同士でどつき合えば確かに友情も育まれようと言う話だ。思えば、もし運命なんて物が存在してるのなら ――― 此の出会いも運命だったんじゃないかとか、メンタリズムを語ってみる。 ) 『 はは、そりゃ御勘弁。聖剣無しで切った張ったとか、本気で勘弁願いたいよ。 』 ( 人を殴るよりはノミの後ろを木槌で殴る方が、性に合ってるんだから ――― なんて、軽口の一つも叩いたよ。 ) 『 そっか。痛かったかー ――― 鞭だけに、愛の鞭とか如何だろう。 』 ( 愛は痛いのです、なんて冗談じゃあない ――― けれど、あの時振るった鞭に憎悪しかなかったなんて思いたくないから。だからこんな軽口だって許される、だろう。 ) 『 ハハ、師匠に感謝って奴だね ――― 否。自分を育ててくれたもの、自分と出会った全ての人々と事象に感謝を。今の自分は、皆様方のお陰で成り立ってるんだから。だから、取り合えず目先の人物に言っておく。有難う。 』 ( 背を向けたままという非礼は許してくれ、なんて ――― 少しだけ震える声で、笑いながら。嗚呼もう、こんな顔見せられるものか、なんて。無理矢理に声を整えたもんだから、少しばかり変な声になったのは御愛嬌である。 ) [Mon 1 May 2006 23:04:58]
維言 >   ――― 詠唱式 【 Kyrie 】  ( 私が一番最初に覚えた歌。 貴方と同じ名前の響きを、送りの旋律に。 ) [Mon 1 May 2006 22:58:20]
維言 > ( たった一つの何かの為に作り上げた手。もしくは、作り上げられた身体。 ――… そんな意味では、少しだけ似ていたのかもしれない。 だから友達になりましょう なんて言ったのか。 …それも知らぬ物語。知る事の無いお話。 ) そんな理由で諦めたとか仰ったら、今からでもしばき倒してさしあげますよ。そういうどつき合いは、自慢じゃないけど得意です。 ( 古い退魔の業。実体の無いモノ相手に概念削りの戦いを挑む方が本懐の一つ。 そんな冗句は言葉の中に。だって、終わってしまったものは叶わない。届かなかった夢を断ち切る為に、この身はあるのだから。 そんな皮肉は、今は思い出さず。 ) 貴方の鞭も結構痛かったですよ。 …ええ。無茶で無体で呆れたお祭りでしたけれど。 ( 右手には、彼女の遺した温もりと。携えた書の重み。 強張る気配なんか、見ないフリ。見てしまったら――― 考えない。 )  その根性と気合と意思があるのならば、心配は致しませんと言います。 ( 煉獄は罪の許しの為に。その罪を許さないのが誰なのか―― それは、分からない事なのだから。 祈りは天に向かいて、地より伸びるもの。 なれば今は、奇跡には届かずとも、至る為の階を。 )  ――― 起動句、一式。 ( 息を吸い、呼吸は腹式。 …言葉を音にする間際に、思い出した。 ) [Mon 1 May 2006 22:56:18]
ゆうれい > ( 物心ついた時より、只一つのことだけを教えられて育った身。同年代の子供達が遊ぶのを窓から見ながら、一人老人の指南の下人形を彫り続けた幼少時代。それらが無駄でなかった事を証明するのが、人形作りの場じゃ無かったのが悲しいと言えば悲しいか。なんて ――― 思ったらしい。 ) 『 諦めるのには、慣れてたからね。でもそんな理由で命まで諦めた訳じゃないから安心してくれとは亡者の談。 』 ( 背を向けたまま、笑う。笑いながら、肩を竦める。実際、生きてたらもう少し色々出来たんだろうと思った。でも、それはきっぱり切り捨てる事に。だってそうだろう。叶わぬのなら、せめてきっぱり諦めるしか術が無いではないか ――― ) 『 殴り合いでビームまで持ち出されると、そうも言ってられないけれど。アレはアレで、結構楽しかったからよしとしよう。 』 ( 辛気臭い歌で、なんて言われると表情も強張ろう。嗚呼、後ろ向いてて良かった ――― なんて、苦笑に変える。 ) 『 オーケー、了解した。出来るだけさっさと逝けるよう努力するよ。 』 ( 仮令此の魂が穢れていようと、己の行動が間違った物で無いと信じられるのなら。きっと、自分は自分を許せるだろう。そう ――― あの戦いも、あの約束も、あの願いも、あの思いも。全て、間違っては居ないと思えるから。だから、私は私を許すだろう。神が、それを許さなくても。 ) [Mon 1 May 2006 22:41:57]
維言 > ( 嗚呼。訓練を受けた訳でも無い身が、今こうして会話が可能なくらいの理性を残しているのだから。でも、感服するのは次の機会。 だから、また御逢いしましょう。 ) 潔さは好きですよ。 …いずれやの次を果たす為に、魂は煉獄を経て天の国へ。そしてまた―――  ですから。 ( これでお別れ。貴方と私はこれでおしまい。 でも、またいつか――― 約定は、キチンと持っていきましょう。 この世に無きモノを見る目も、なるほど。 今だけは感謝出来る。 だから、猫背気味の背筋をちゃんと伸ばして。 ) 絶対の保障なんて胡散臭いものは信じませんから、丁度宜しいと言います。 ( 前例的には存在するらしいけれど、気付かないのはまた同じ。 ――― 運がよければ、近いうちに。 悪かったらば、遠い果てに。 ) おや、インスタントに友情を構築するには最適らしいのに。でも、そうですね。 …今度は、日常の中で御逢い致しましょう。 ( どつき合い上等の世界に生きる黒尽くめは、手厳しいと肩を竦めながら。 向けられた背に向かいて。 )  ……それじゃ、嫌がらせのように辛気臭い歌で送って差し上げる。 聞こえる間は、明るい方に行ってみて下されば、迷子にはならないと言いましょう。 ( マントの中から取り出すのは、聖剣とは違う書物。留め金で封印されたソレを手にした。 罪の形を煉獄で焼き尽くされて、いつか貴方が貴方を許せたら。その時には、天の国も門戸を開いてくれるといい。 ――― 魔剣に呑み込まれなかった心を携えていくなら、貴方はまだ、人なのだから。 ) [Mon 1 May 2006 22:32:24]
ゆうれい > ( その時は、きっと笑い合える。何、根性だけなら多分こっちがチャラにするだろう。職人の根性を舐めてはいけない ――― とか、魔剣に飲まれながら何とか正気を保ってた職人として言ってみた。 ) 『 さて、それじゃそろそろお別れと洒落込もうか。何、未練があろうが諦めるさ。そのくらいは、しょうがない。 』 ( 空々と、娘は最後に一笑い。そうして、最後に一礼する。これで、『多々良霧江』の存在は終わりを告げるだろう。最後に会えて良かったと思えれば、それはそれで幸せだ。 ) 『 オーケー、きっと行くよ。絶対と保障出来ないのが悲しいところではあるけれど。 』 ( 其処ばっかりは容赦してくれると有難いかな、なんて笑いながら。何、運が良ければ近い内にと言う奴だ。魂が、記憶を失って ――― 死にかけた人間に宿って蘇生するとか、どうだろうとか何処かで誰かが言ったとか。 ) 『 次はどつき合いにならない事を祈るよ、自分は。 』 ( もうどつき合いなんてこりごりだ ――― なんて、笑いながら。娘はゆるゆると背を向けた。 ) [Mon 1 May 2006 22:20:34]
維言 > ( 確信の出来ない希望の欠片に気付いて、思い出せないいつかの約束をそっとちらつかせて、笑ってみようかその時は。 …根性が宜しくないのは、許して欲しい所。 待ち続ける時間は、その一瞬だけできっと、チャラに出来るから。 ) 反則気味なのは承知の上で、いつか。また、いつか。 ――― ちょっと新鮮だと申しますよ。こんなのは。 ( ぽろぽろと。そんなに泣いたら、枯れて消えてしまうんじゃないかって。馬鹿なことを考えた。 ――― これは終わりの前の、刹那事。 向かい合う黒色は泣かない侭、笑みの形をとどめよう。出来る限りは。 )  …あるって言ってるようなものですと指摘しながら、聞かなかった事にして差し上げます。 …アレですよ。またね、と言って再会する為には、お別れは必要なんです。 ( 物凄い詭弁とは分かっているのだけれど、言う。 握った拳。お互い素手のどつき合いは専門外ですけれど、中々良いパンチだったので忘れませんよ。 ) そうですね、感謝しておきましょう。…いつか大聖堂にも参ると宜しい。私はきっと、其処におりますから。 ( そんな先など保証が無いのを承知の上で、己の居場所の目算を一つ、預ける。 スラムや暗黒街の夜に飛び込んで来いというのは、また無茶なお話ですから。 …今度こそ平穏に。そんな願いは、当人を前に言えるこっちゃないので、空を仰ぐ。 …今宵は良く晴れている。涙雨で見送らずに済むのも、思し召しと感謝しておこう。 ) [Mon 1 May 2006 22:11:30]
ゆうれい > ( きっと、全て変わる。何もかも、全て。でも、本質だけが変わらないなら、何時か気付くかも知れないよとか、希望を投げてみる。勿論、気の遠くなるほど長い時間を掛けることになるだろうけれど。 ) 『 ああ。そうしてくれると有難い。さよならなんて辛気臭い言葉じゃ、どうも合わないから。 』 ( だから、また何時かと。笑いながら分かたれよう。枯れたと思っていた涙が、また一筋。嗚呼、だから地下水じゃあるまいし、そうそう容易く湧くもんじゃない。地下水の方がまだ節度があるくらいだ ――― ) 『 そうだね。それじゃ、これで心残りは ――― 無いともいえないけど、誤魔化す。無いって事にしておく。 』 ( 形だけ。仕草だけの物だけれど。きっと、どこかで結ばれたから。その手の温度も、感触も。どつき合った時に覚えたから。 ) 『 ――― ああ。自分も、逢えてよかったと返すよ。神様に感謝、かな? 』 ( 生まれ変わったらパプテスになっても良いくらいだ ――― なんて、割と無謀な事を言ったとか。生まれ変わった後の宗教なんて、そもそも変わる前に決められるはずも無かろうに。 ) [Mon 1 May 2006 21:52:12]
維言 > ( 気付く事は無いのだろう。年齢も性別も人種も環境も変わる。何もかもが変わる。 ――― それでも、辿り着くのだとしたら、関係無い。 こんな時だけは、死に損ないの命だって、便利なモノだ。存在自体が冒涜だとしても。 ) ええ。だから、またいつかと申しましょう。 …内緒ですけれどね。 ( 大丈夫。きっと、話しかけられたこっちにだって、分からない。何も分からず白紙の所から、始められるならそれでいい。 笑うのは苦手で、嘘っぱちは得意で。 でも、今は少しは笑えているだろうか。 ) 折角だから数えておきましょう。勿体無い。 ( 差し出された手を、握り返す。温もりは伝わらず、其処にあるという感触も無い。けれど、握った。だからこれは握手としてカウント・ワンで構わない。正確に言えば、カウント・ツー。 …なるほど。トモダチとかいうのは、ちょっと暴れ出したいくらいくすぐったいんですか。 変な心地を学習した。 )  ……後から言うのはアレですから、今言っておきますけど。 ( 視線はちょっと、斜めに逸らしながら。 )  お逢い出来て、良かったと申しましょう。 ( 積み重ねることは出来なかったとしても、悔やむまい。 その形と誓いを。 ) [Mon 1 May 2006 21:44:21]
ゆうれい > ( 全て、真っ白になる。全て。何もかも。空っぽになる。死とはつまり消失である。だから ――― 仮に転生したとして、それが本人だと気付くか如何かは、定かならず。それでもきっと、辿り着くだろう。何しろ、時間ならまだまだあるんだから ――― ) 『 それは良い。また何時か会おうって、言っても許されそうだ。 』 ( こっちは初対面の心算で話しかけるかも知れないけれど、なんてクスクスと笑ったよ。でもそれでも、気付けたのならば。そのときこそ改めて友達になろうと。言葉にするのは難しいから、かなり遠回しに述べたとか。 ) 『 ――― 嗚呼。思えば、握手の一つもしてなかったっけ。死に掛けのあれを数えるってんなら話も別になるけれど。 』 ( す、と幽霊は手を差し出した。仮令触れられぬとしても、形くらいはまともに握手しておきたいのだよ。友達だもん。流石に恥ずかしくて口には出せないが。 ) [Mon 1 May 2006 21:29:19]
維言 > ( 門を潜れば全ては漂白され、ゼロと白紙に戻される。この手に出来るのは、其処まで送り届ける事くらい。 ――― いつかを願う言葉の代わり、唇で笑ってみせる。 )  そうですね――― これは内緒ですけれど、私は寿命が結構長いんです。だから、根性入れて頂ければ、「 私 」に間に合いますとか申しましょう。 ( 戯言。それに、寿命は長くても、結構にギリギリの生活。 …下手したら、己の方がこうして参られる立場だったのを承知の上で、可能性の一だけを口にして。 いつかの可能性に託す夢だけ、願いのように。 )  ……ならば、問題ありません。友情とは、見返りを求めないもの、らしいですよ? ( 真似っこされた語尾に、胡乱な色を除いた黒が、きょとんと見開かれて。 ならばと。くつくつと肩を揺らして、笑い出した。 ) [Mon 1 May 2006 21:23:57]
ゆうれい > ( 嗚呼、きっと生まれ変わっても人形作ってるに違いない。一切合財記憶をなくそうと、本質だけは変わらないだろう。今おきている事だって、次にヒトとして生を受ける時は忘れてしまっているだろう。だから ――― 記憶をなくして、体まで変わっても。また会い、友達と呼ぶ事が出来るのなら。 ) 『 ――― はは、違いない。でもそれは又の機会に伸ばそうじゃないか。縁があれば、また会えるから。 』 ( そのときは、初対面となってしまうけれど。それでもきっと、きっと分かり合えると思えるから。だから ――― ) 『 いやいや、そんなんじゃあ代金にもならないよ。だって ――― 自分、既にアンタさんとは友達である心算だから。そんなのは代償を伴う行為じゃ無いだろう、なんて言って見る。 』 ( こちとらあの段階で友達の心算だったんだ、とか笑ってやったよ。許す許される以前の問題だよ、なんて ――― こっそりと、相手の口調を真似て見せた。 ) [Mon 1 May 2006 21:13:15]
維言 > ( ひとつの技を極めんとして積み重ねられた時。それらを刻んだ手は、誇らしいもの。 彼女が至ろうとしたのとは別の修練で、やっぱり硬くなった指先が、ちゃんと覚えている。 殺し合いの果て、可能性の帰結としては、ありえないとは言い切れなかった。それが今此処にある現実。 …でも。 ) 何を仰る。酒なんてモノは、飲んで呑まれて泥吐いて覚えるものですよ。それを許して下さってたなんて、優しいにもほどがあるといいますよ、その師匠様は。 ( 願いはもう、叶っていたのだと。そう思ってみてもいいだろうか。 彼女が一度目の終わりを迎える前に、ほんの少しでも思い出してくれたのなら。 空気を震わせない声は、心に響く音色。 からからと、湿っぽさを塗り潰すような響きに、一度瞼を落として。 ) 特別料金ですから、破格です。 …事、此処に及んで。友達とか呼ぶのを許して下されば、それで宜しいですよ。 ( 死者には何も願わない。それが、未練を断ち切り、送る為の手に科せられたもの。 …だから、こんな言葉は最初からルール違反。 他に望みませんからと、嘘をついたら。 ――― それで、笑えるから。 ) [Mon 1 May 2006 21:05:52]
ゆうれい > ( 豆が潰れ、固まってまた豆が出来て。それを繰り返して出来上がった、硬い手だったけれど。それでも、覚えて居てくれたのなら。己も思い出そう ――― お互い全力で殺し合って、生き残れたら友達になろう。あの約束は、結局果たされたんだろうか ――― 嗚呼、死んでから果たされるなんて救いの無い事は言わないで欲しい。 ) 『 いやいや、君ね。若造に無理矢理飲ませるもんじゃないよ。師匠でさえそんな事はしなかった。 』 ( 何時しか、仮初の涙も枯れ果てて。本当に、笑った。空々と、笑った。何かを誤魔化すように、笑った。 ) 『 んー、ちなみにその御代、如何程と見積る? 』 ( そうして、中身の伴わない軽口を叩いた。 ) [Mon 1 May 2006 20:56:02]
維言 > ( 触れられない頬の代わりに、思い出す。 最初で最後の邂逅の時、握った彼女の手の温もり。 繊細な指の、職人の手。お互い、気絶間際に握り合った、弱々しい。けれど、確かに其処にあった力を。 ) そこで極上の神の血の味、教えてみるのも一興でした。 …持ってくれば良かったとか言います。 ( 承知の上で、からかうように。それこそ、果たせなかった日常の続きのように。 果たしきれない未練の輪郭をなぞりながら。 ) ――― また、難しい事を仰る。 ( 消える涙には触れられない。緩々と輪郭を撫でる動きを模しながら、白髪の下、困ったような顔が、少しだけ口元を引き攣らせて。 )  ……けれど、それを望むのならば、請けましょう。 今なら、特別料金で。 ( どう致します? 問いかける為、傾げた面差しが ざらりと零れた白髪に、半ば隠れた。 ) [Mon 1 May 2006 20:49:10]
ゆうれい > ( 抵抗はしないし出来ない。実体を持たぬ涙に触れる事は叶わない。ただ ――― 気分だけなら、楽になれた。 ) 『 はは。自分、酒は飲めないからねぇ。無理矢理飲まされたら死んじゃうかも。 』 ( 死者の言う事じゃないか、なんて苦笑のままに応えるよ。嗚呼、本当に。ひょっとしたら生きてまた会えたかも知れなかったのだけれど。コレもまた、未練の内だ。未練なんてものは早々に叩き切って措かないとならない。そうしないと、逝くに逝けないから。 ) 『 ――― あえて希望するなら、だ。笑いながら送って欲しいかな。湿っぽい別離って、嫌なんだよ。 』 ( そんな風に、笑いながら涙を流す、ちょっと歪な表情の娘はそれでも表情を崩さない。辛うじて、だけれど。 ) [Mon 1 May 2006 20:37:23]
維言 > ( 零れる涙は、消えるだけ。儚さだけを論じるなら、それこそ人の命に似る。 ――― ならば、綺麗だと思うくらいは許されるだろう。 そっと、手を差し出した。触れる事は出来ない彼女の頬に、涙を拭うような素振りで。 ) 何ですかその物言いは。私が酒に弱いと思っておりますね、いい度胸です、返り討ちにして差し上げる。そして指さして笑いますよ。 ( …彼女が死出の戦いに赴く前。それこそ、最初の出会いの日に告げられていたら、何かが変わったんだろうか。全ては繰言、これこそ未練。 ) ……撤回はせずとも宜しいですよ。 ( 笑うには届かない、困ったような顔で。触れる事の出来ない頬に手を差し出した侭 )  言ったではないですか。望む終わりを探して差し上げる――― と。 …貴方の望む形で、送って差し上げますよ。 ( 真っ直ぐは無理かもしれませんけれどね? そんな風に肩を竦めて。 視線だけ、逸らさずに。 ) [Mon 1 May 2006 20:31:00]
ゆうれい > ( それでも、表情だけは苦笑する。逝くんなら笑いながら逝ってやるのだと決めているのだから ――― 泣くくらいなら、笑いながら涙を流そう。だって、勿体無いから。 ) 『 ――― 嗚呼、そりゃ残念だ。アンタさんが酔う様を見て大笑いできるチャンスだったのに。 』 ( だから、聞いてたら死んで無かったよなんて ――― ぽろぽろ涙を零しながら、軽口。嗚呼、ちょっと緩過ぎやしないかね我が涙腺よ。もう少し節度を持ちやがれとか言ってやる ――― 心の中で。 ) 『 はは。死んだら死んだで師匠の説教が待ってるんだから許してくれると嬉しい ――― 否、多分師匠と一緒のところには行けないか。前言は残念ながら撤回しとこう。 』 ( ぽろぽろ、ぽろぽろ。実体の無い涙が落ちる。流れて落ちて虚空で消える。顔だけは何とか笑っている物の、言葉の端々は震えている。 ) [Mon 1 May 2006 20:17:07]
維言 >  …我ながら、無粋なのは分かっているんですけれどね。 ( 崩れて消えそうな背が、最後に残した言葉に 溜息は短く。 慟哭の粒子はまだ色濃く残り、息苦しいくらい。 軽く、いつかの再会を帰すような言葉は。 今だけは知らん振り。 )  そうですね、私はプライベートな友人というものが非常に少なかったりするので、残念ですと言いますよ。…奇跡には届きませんでしたけれど、勝ち残ったんですよ、私。祝勝会とかいう名義で、ますば飲みにでも連れ出して差し上げようとか思ってましたのに。残念。 ( 嘘だ。戦争が終わった時点で、己は彼女の死を知っていたのだから。でも、理由はともあれ、ソレもきっとやりたかった事の一つ。 …実体の無い涙は、地に吸い込まれる事も出来ない。知っているから涙の先を追わずに、彼女の顔を見やる。 ) ……本当。生き残って下さったら、全力で根性叩き直して差し上げたのに。 ( 退魔の業が口にすべきでは無い、未練の話。 …死因の一端を知るからこその無茶な我侭。 ) [Mon 1 May 2006 20:07:51]
ゆうれい > ( 訂正 : こんな風にでも言わないと、 → こんな風にでも言わないと、どこかが折れてしまいそうだったから。 ) [Mon 1 May 2006 19:57:33]
ゆうれい > 『 また縁があったら ――― とか言っても聞こえないか。 』 ( なんて、最後の最後に軽口を叩くゆうれい。こんな風にでも言わないと、本当に言わなきゃならない事は、言えたと思う。少なくとも、今彼女に言わなくちゃならない事は言ったはず、だから。だから、きっと今はコレで良いと思う。勝手に死んだのは自分なのであるし ――― そして、ゆっくりと頭を上げる。 ) 『 アンタさんにも謝っとかないとならない。結局の所、友達らしい事は何一つ出来なかったから。 』 ( 一緒に茶でも飲んで、世間話に花を咲かせる機会くらい欲しかったってのも未練と言えば未練だよ ――― なんて、肩を竦めて見せる。照れ隠しなのか、何なのか。兎に角、ゆうれいは笑いながら、一筋だけ涙を流した。地面を濡らす事も無く、虚空で消える物だけれど。 ) [Mon 1 May 2006 19:56:48]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが帰りました。 『「覚えて、おく…よ。」 今にも崩れそうな言葉と足取り。揺れる背は、闇の中へと消え去って――』 [Mon 1 May 2006 19:48:32]
維言 > ( 頭を下げる幽霊の姿と、項垂れて嗚咽を零す少女の姿と。双方を見る目は暫し、沈黙した侭。 少女が聞いた謝罪の言葉が、現実ならぬ現実だと知るからこそ、何も言いはしない。 ――― 告げるべき言葉が終わったのなら。 ) ……心意気は汲みましょう。ただ、ひとつだけ口幅ったい事を言わせて頂ければ―――  名前をつけるのは自由でしょう。思い出話をして差し上げるのも、良い事。 けれど、貴方の夢、彼女の夢。子供に無理に持たせるのはお薦め致しかねます。 …その子は彼女でも、ましてや貴方でも無いのだから。 ( 二重に冒涜です。 淡とした響きは、背中を向けた彼女に向けて、それだけを。 さよならの言葉が聞こえたら、まだ其処にいる彼女に向き直る。 ) [Mon 1 May 2006 19:45:01]
フェン・メイフォン > (暫し、墓石の前で鳴り響くのは… 声を殺した嗚咽。肩に触れる手を拒む事も…それに身を委ねる事もせずに身体を震わせる。 亡霊の声なんて聞こえないし、亡霊の姿も見えやしない。 ただ、耳の傍を流れる風に 「ゴメンナサイ」 の言葉が聞こえる様な気がするだけ。 きっと、其れが本人の声だと理解すれば―― 目の前の墓石で、誰かの疑問は解消されるかもしれない。 それだけ、悲しくて、哀しくて、それでもって腹立たしくて……) ―――――……… ハハッ… 一度…テメェのヘマで色々と無くしたからね。怖い、ね…慣れなんて、さ。慣れ、って言うのも変かもしれない、けどね。 ん、あたしにも―― なんで、謝ったか分からなくって、ね( やがて、嗚咽が収まれば… 肩に手を置いた黒尽くめへと、引き攣り笑い向ける。 向けて、肩を抱く手にも構わずに… フラリと、墓から背を向けようとすれば、その最中…肩越しに視線を向け、て――) あたし、決めた。 誰も何も亡くさないし、零さないし…失わないヤツになってやる。 頭じゃ無理だって分かってるけど、なってやる… やっぱりさ… もう、こんな思いするのなんて嫌だからさ――― (肩越しに吐き出す、静かな…言葉。 其の言葉を投げ捨てて、墓の前を立ち去ろうとするだろう。 去り際、その場に残っているであろう黒尽くめへと 「悪いね、見苦しいトコ見せちゃって、さ」 なんて、静かに…けれども、震えた声を向けながら、に――…) じゃあね。サヨナラ…キリエ ―――  [Mon 1 May 2006 19:38:09]
ゆうれい > ( ――― 多々良霧江は馬鹿である。正真正銘、誰の前に出しても恥ずかしくない馬鹿である。少なくとも今は。 ) 『 ――― 今頃は子供らの手で遊び道具になってると思うけど。少なくとも、衆目に晒して恥ずかしくないようなのは、出来ました。それなりに満足してます。でも ――― 約束を果たせなかったのは、純粋に己の所為です。ごめんなさい。本当にごめんなさい。生きてさえ居れば、決して守れない約束じゃあなかったはずなのに。守れなくて、ごめんなさい。馬鹿で、ごめんなさい。本当に、本当に本当にごめんなさい ――― 立派な職人になって見せることも出来なくって本当にごめんなさい。 』 ( ゆうれいは、頭を下げます。深く、深く頭を下げます。他に、何も出来ないから。あのヒトには見えないし聞こえない。けれど、此方からは見えるし聞こえる。コレが、馬鹿な奴への罰なんだろう。きっと、そうに違いない ――― なんて、考えた。胸のどこかに、ちくりと棘が刺さったような。ところで、多分殴り倒されたら原型も残らないだろうな ――― とか、どこかで誰かがぽつりと零したとか。 ) 『 正直、此処まで期待されてるってのだけは予想外だったけれど。だけど、彼女に言った言葉に嘘はなかった。それだけは絶対に、間違いない。まぁ ――― 結果、最後まで果たされる事は無くって。自分はそれを果たす前に、あっさりと心臓一突きで死んじゃって。だから、今彼女が泣いてるのが自分の所為だとか。そんなのは、わかるんだ。 』 ( 嗚呼、全くそうである。少なくとも、自分はとても悪い事をした。言える言葉なんて、ごめんなさい位しか思い付かないほどに悪い事をした。コレばっかりは、謝っても謝りきれない。どうやって償えばいいのかも、ワカラナイ。 ) [Mon 1 May 2006 19:19:49]
維言 >  二、三日後は、今ではありませんから。 ――― 尤も、それこそが人の強さではあるとも言いますが。 ( 生きているモノは、先に進むしかない。哀切を抱えて、置き去りにして。 崩れそうな塀兵を纏おうとも、溢れる感情を隠しきれない少女の傍らから、視線投げかける先は墓碑に。 …もしくは、其処にまだ、留まっている影に。 )  ……死者は、其処までだ。だから、湿っぽくても当たり前。全く、謝るくらいなら、なんてのは繰言ですけれどね。 …私にだって、未練くらいはあるなんてのは、秘密ですよ。 ( 囁くような声は、傍らの慟哭に掻き消されそうな程微かに。独白と言うには、少しおかしな言葉回しなのは否定せず。  謝罪の素振りを目にし、悲鳴のような嗚咽を聞きながら。 )  ――… 私に謝る事ありませんよ。 ( 彼女達の関係性は分からない。只、それは未来に希望を望むような出会いだったのだろうと、推測は出来る。 …ただ。ぼんやりとした面差しの中、微かに眉が寄ったのは、刹那ごと。 震える少女の肩にやんわりと手を置こうとしながら、ちろりと流した視線の先に、実体無き姿を見やって。 ) 罪作りですね、タタラ・キリエ。 ( 許さないと慟哭した少女の傍らで。 軽く肩を竦めて見せた。笑えないから、代わりに困ったような仕草で。 ) [Mon 1 May 2006 19:12:51]
フェン・メイフォン > ……… ソレは、墓の下に居るヤツに言ってやってよ。 あたしは―― 多分、三日か四日もすれば…落ち着くだろうし… こう見えても、生き汚さは人並み以上だって思う、からね(と、視線を傍らの黒尽くめへと向ければ… ハッ と笑う様に言葉を一つ。隣に居るのは男の格好にも見えるが――男だろうと、男装の女だろうと、そんな事関係ない。今の心境はソレだろう。 そして、言葉を投げ終えれば… 黒尽くめの言った『届くかもしれない』との言葉を思い返し… 暫し、空を見上げて――……) 約束破ってんじゃないわよッ! それにあんた、あたしがアドバイスしてやった事やれてから死んだ訳!?風の噂にでも、その話聞いたら、会いにでも行こうと思ってたのに… そんでもって、その出来た人形見てやろうと思ってたのに…  死ぬくらいなら、約束するな!死ぬくらいなら、何であの時あたしに出会ったッ! あたしはね、意地汚いのよ!意地汚いから、何か零れるのがすごく嫌なのよ! だから… だから、謝っても絶対に許してやらない。 許すもんか―― 今更、面出してきやがったら… 地面に引き摺り倒して、ブン殴ってやるッ! それから―― ぅッ…… ( やがて、空へと向けて吐き出すのは… 悲鳴染みた、慟哭染みた、叫び。 目の前に、その相手が居て謝罪してる事も気付けないから、だから… 遠慮も無しに声を張り上げ、ぎゅっと拳を握り締め――    其の言葉を堰き止めるのは、呻き。 もし、其の顔を見れば… 少しばかり溢れた涙で濡れてる事が分かるだろう。 ) ガキ…ッ 生むかッ 生ませる、か… 拾うか、分からないけど… 出来たら… 絶対、あんたの名前… つけて、虐めて、やるッ! そんで、もって… そいつに、約束…果たさせて、やる… ッ! ( もし、墓の下でソレ見て謝っても、許さないっ  なんて、吐き出した声は最早涙声で… その言葉の後で、傍らの黒尽くめに向ける 「ごめん」 って言葉も、涙声。 後は、口元を押さえて身体を震わせ、て) [Mon 1 May 2006 18:58:00]
ゆうれい > ( 嗚呼、仰る通りで御座います。急に勝手な理由で死んだのは偏に己の責任で御座います。だからどんな悪口雑言だろうと甘んじて受けましょう。恐らくは、そのために此処に留まったのだから。罪滅ぼしになるとも、思えないけれど。 ) 『 ――― そっか。聞こえないのか。そりゃそうだよねぇ…もう、此処に在って無いような物なんだから。 』 ( 見える人にしか姿は見えないし、聞こえないヒトには本当に囁くような声が辛うじて聞こえるくらい。今の己はそんな存在である。まぁ、それでも見える上に聞こえる人が居る訳だから、まぁ救いと言えば救い、か。 ) 『 いや、悪い。どうも人間、死ぬと妙に湿っぽくなるらしい。 』 ( いやいや、経験者だからこそって奴ですよ ――― なんて、視線を返そう。 ) 『 ――― さて、言いたい事は幾つかあるんだけれど。先ずはごめんなさい、と。 』 ( 謝罪。それはそうである。色々放置して死んでしまったのだ。立派な職人になると言う約束も、生き残ったら友達になろうって約束も ――― それが、最大の心残り。だから、先ずは謝らないと。ゆるり、頭を下げる。 ) [Mon 1 May 2006 18:43:57]
維言 > ( 想念に引きずられてが全てでは無い。悲しみ、怒り、憤り。様々なもので人は押し潰されるもの。常態を知らぬ身は沈黙するが、死者の声を聞く耳は、幽霊の言葉も良く聞こえたものだから、視線だけが陰も落ちない場所に流れて、半眼。 「 あなたがそれを言いますかー 」 とでも、言いたげな眼差し。 ) …私も、聞いた時には驚きましたよ。 ( 花を捧げる彼女の姿を見下ろしながら、告げた事場は嘘では無い。源となった因果を知る身であっても、驚かされたのは同じなのだから。 ) ――― 思う事あらば、片っ端から言って差し上げると宜しい。 「 今なら 」 まだ、届くかもしれませんよ? ( ぐらぐらと、崩れる寸前の虚構。もしくは平静。見下ろす眼差しは、ぼんやりと昏い色。 こんな台詞も嘘じゃない。だって、彼女は、まだ其処にいる。 ) ……間違ったとか軽々しく仰るとハリセンで張り飛ばしますよ――  、嗚呼。 …いえ、私は別に。…心配されてるんじゃないでしょうか。眠る方の前にいらっしゃるには、少々貴方もお疲れ気味だ。 ( …その対象が、大人しく眠っちゃいないのも承知の上ではあるのだけれど。 もういない、けれど、今此処にいる彼女の言葉を少しだけ。 ) 逝き急ぐのは、宜しくないですよ。とか、ね。  [Mon 1 May 2006 18:37:31]
フェン・メイフォン > あぁ、そ… それじゃ、あんたもソイツの墓参り? 全く、迷惑な話よね… 急に、わけもわからずに死んでさ(知り合いに違い無い。 そう、言葉を返されれば… 吐き出すのは、何処か誰かを嘲笑う様な声音。ソレを吐き出して、ヨロヨロと墓の前へと足を進めれば… 手にした野花を墓の前に置き――) …… 改めて…文句の一つでも言ってやろうと思って、来てやったんだけどさ… 何言や良いか分からないね、正直さ(――そして、次に声を投げる相手は… 傍らの黒尽くめか、それとも墓の下に眠る相手か。 昨晩、普段は呑まない癖に浴びる程呑んで泣いた所為か、涙は急に溢れないが… その代わりか、口元に浮かぶのは引き攣った…今にも崩れそうな、笑み―― っと) …… ん?今さ、何か言った?(… 不意に耳に入った、風が掠める様な音。其の音が 『イキイソグ』 と、そう聞こえた様に思えば、辺りを見回し―― それから、傍らの黒尽くめに問い掛ける、か) [Mon 1 May 2006 18:24:59]
ゆうれい > ( ちなみに知り合いだけでなく、本人も目の前に居たりする。とは言え、見えないヒトには全く見えないから仕方無いといえば仕方無いのだけれど ――― 視線をずらしておどろいた。何に驚いたかって、かつて出会ったときとの変わり様にである。まぁそもそも体までなくしちゃった此方に比べれば、健全な変化であるけれど。兎角、何処がどうして此処まで変わったのか ――― と言う、現在までの過程がわからない。 ) 『 んー、死人が言うのも何だけど逝き急ぐのは良くないよー? 』 ( なんて、聞こえる人にしか聞こえない声で苦笑した、とか。 ) 『 嗚呼、確かに良い事だ。死んでからこの方、どうやって謝ろうとか人生間違ってたよなーとかずっと考えてたもんでね。 』 ( 未練が無いといえば嘘である。さっさと成仏したいとか言った日には嘘付くなとか雷が落ちて来るだろう。何処からとは、言わないが。 ) [Mon 1 May 2006 18:16:31]
維言 > ( 仮にも神職。携わる系統は専門職。そも、その類のモノが見える目があるからこそに、引っ張られた退魔の業。 肩を竦める素振りも、まるで生前の映し図の如く見えるのだから、嘆息は重なるもの。 ) 冬は終わって春過ぎて、そろそろ空気は温い頃合ですよ。多少ゆっくりしても、風邪を引きそうに無いのは僥倖。 ( ざらりと、長い白髪揺らした黒尽くめは、仕草を真似るように肩を竦めて見せ。 次の言葉を唇に載せる前、びりびりと空気を揺らす声が鼓膜を震わせた。 …挟まる沈黙は、驚きの色が収まるまでの一拍。 )  …そいつ―― タタラ・キリエの事でしたら、知り合いには違いないと肯定致しましょう。 ( 響いた声は少女のもので、振り返った先の姿も、かようなもの。 されど、見事なまでにズタボロな様子は、この類の事をしていると―― 見覚えないとは言い切れない。それが原因とも言い切れないから、返答自体は淡としたもの。 ) [Mon 1 May 2006 18:12:10]
もう一つの足音 > ――――― (手にするのは、道端で摘んだ花。顔色は、今にも嘔吐しそうな程に悪く… 足取りは、矢張り今にも倒れそうなソレ。  そんな姿で歩いてくるのは、一人のフォーウン服の少女風貌。 時折、バランスを崩せば近くの墓石へと寄りかかり…――) ――――― くそ、ったれぇ… (―― そんな状態で吐き出すのは、嘔吐しそうな声音での悪態。ソレを吐き出して視線を上げれば――じっと、見詰めるのはとある墓石と、その前に立つ黒ずくめ)  あんたさ!そいつの知り合い!?(―― 其の姿を確認すれば、遠慮も何もなしに叫ぶ。 その叫ぶ吐息は、酒臭く… 吐瀉物臭く… 実に酷い有様、で) [Mon 1 May 2006 18:04:32]
ゆうれい > ( 嗚呼、彼の人物は矢張り不機嫌な御様子。さっさと成仏しやがれとか、そういう言葉くらいは覚悟しよう。何しろ今の己は、此の世界にとって異物に近い物だから。だからと言うか何と言うか、聞こえてきた呟き声にゆうれいは肩を竦めるのであった。 ) 『 ――― お久し振り。茶も座布団も出せないような場所だけど、ごゆっくり…してくのもそれはそれで問題か。 』 ( まぁ積もる話を消化しに来たって訳でも無さそうだけど、と苦笑するゆうれい。生前は、落ち着いて話す暇も無く死んでしまった物だから ――― ゆっくり話す機会くらいほしかったってのは、未練の内。 ) [Mon 1 May 2006 18:01:37]
足音 > ( お祭り騒ぎの四月は過ぎて、魔女の踊る日曜日も過ぎた後には、まるで微温湯のような明るい日差しが待っていた。 ――― どうにも、今日の空気は生温い。春過ぎて、緑葉輝く初夏に差し掛かった頃合にも、全身黒で覆った人影が、目的の墓碑もそろそろかと顔を上げて――― )  ………… ( 其処に佇む無く肉体無き影、されど見覚えのある姿に、白髪の陰で胡乱な視線がごっつい細くなった。 ) ……案の定とか言いますよ、全く――― ( ざくざくざく。足音が加速した。程なくして、墓碑の前に到着し。 )  ……御機嫌よう。 ( そんな風に。あの夜に、最初に出会った時のような一言を。 ) [Mon 1 May 2006 17:48:54]
お知らせ > もう一つの足音さんが来ました。 『―――ぐらり。 そんな、今にも倒れてしまいそうな足音、一つ。』 [Mon 1 May 2006 17:47:08]
ゆうれい > ( うーむ、考えても考えても判らない。あそこで戦い続けた方が良かったのか? それとも死んで正解だったのか? 今の自分には判らない。少なくとも、後味が悪いって事は ――― 少なくとも今の選択が良い選択じゃ無いって事なんだろうと、思った。そうして、思考する中で響く足音。ゆうれいは立ち上がる。最も、肉体の無い己にとって見れば単なる気分の問題に過ぎないが。 ) 『 おや、お客さんとは珍しい ――― 』 ( 立ち上がりながら、かすかに呟くゆうれい。聞こえないヒトには全く聞こえない声。 ) [Mon 1 May 2006 17:42:53]
足音 > ( 夕暮れ前の墓地に、小さく響いた足音ひとつ。 人の思い、成れの果て。様々を内包した碑の群れの中を泳ぐように。 足音自体は澱み無く、墓碑の一つに近づいていく。 ) [Mon 1 May 2006 17:40:12]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『( ざくり。 )』 [Mon 1 May 2006 17:38:04]
ゆうれい > ( どうせなら、武器が壊れるまで足掻いても良かったんじゃなかろうか ――― とか考えた事もあった。悪くない話だとは思う。でも、あの時表出していたのは悪魔じゃあない。アレは、私だ。私の中で眠っていた闘争本能って奴だ。出る機会が無くて眠っていた、普通なら一生出番の無いであろう物を無理に引き出した物だ。だから ――― 結局、こうでもしないと収拾が付かなかったんだろうさ。後味は割と悪いが、あの時の自分にはああする他思いつかなかった訳であるし。うーむ、ゆうれいになると人間はどうも湿っぽくなるらしい。 ) [Mon 1 May 2006 17:36:17]
ゆうれい > ( 兎に角、何処を如何間違ってか知らないが ――― 多々良霧江は聖剣の戦士として選ばれ、戦って死んだ。そこら辺は途中から己もノリノリだったと認めよう。うん。剣に引っ張られたとか、そこら辺を抜きにしてもだ。だから ――― コレでよかったんだ、きっと。あのまま生き残ってたとして、己は二度と元の己には戻れなかっただろうから。だから、コレでよかったんだ。コレで。 ) 『 とか言っても、自分が約束破った事に変わりは無いわけで。結局言い訳してるにすぎなくて。 』 ( 幽霊は独白する。詰る所、生きてても死んでても如何しようも無かった。あんな姿を、自分を期待してくれたヒトに晒したくなかったと言うのはエゴだろうか。 ) [Mon 1 May 2006 17:31:43]
ゆうれい > ( そもそも身寄りが無かった物だから、死んだ理由を詮索する奴も居るまい。と楽観していたんだが ――― 世の中はどうもままならない。ゆうれいは自分の墓の前に座り込む。名と共に刻まれるのは、呪詛にも似た聖句。 ) 『 ――― 約束、忘れた事なんて無かったんだけどなぁ。 』 ( 思えば、何処で間違ったのか。あの時、あの棒を大人しく騎士団に届けていれば、また違った結末を迎えたんだろうか。あの時、そもそもあの棒を拾わなかったらどうなっていたんだろうか。そんな事を、思った。 ) [Mon 1 May 2006 17:27:27]
ゆうれい > ( 約束を果たさずして潰えた人生。未練が無いと言えば嘘になろう。娘の魂は、未だ成仏する事を拒んでいた。せめて言い訳の一つ位考えておかないとなぁ、とか嘆息する。戦争は終わり、少しは此の街も平和になろう。そうなると、残された人間が思うのは死人の事。恐らくどうやって死んだ、とかは伝えられまい。何しろ、コレは世界の裏側の話。屍骸が綺麗だったのは、軌跡という他無いのだが ――― 通り魔にでも殺された事になったんだろうか? ) [Mon 1 May 2006 17:22:46]
お知らせ > ゆうれいさんが入室されました。 『( 小さな墓の目の前に、ゆうれいが居た。 )』 [Mon 1 May 2006 17:15:52]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『( 一瞬の後、   墓地に静寂が戻る …。 )』 [Mon 1 May 2006 15:43:35]
リゼル > ( ――― 其の人影へ ゆっくりと死人肌の手を伸ばし  ―――、 ) [Mon 1 May 2006 15:43:00]
リゼル > ( 赤い、紅い雫が唇の端から零れ落ちて ――… 不意に、其れに気付き拭う。 死人色の肌に 擦り付いた 鮮やかな赤を 吸い込まれる様な視線で 見遣った、 後に、 )    喉、 渇いたな――― …、 ( ぼンやりと零す。 其の言葉が洩れれば、 喉を焼く様な 強烈な 乾き。餓え。 ―― … は、 と吐息零す。 )  …… 、 ( 身を起こした。 見遣る墓場の前方に ―― 黒い 真直ぐな 影。 こくン 、 喉を鳴らす。 ) [Mon 1 May 2006 15:39:56]
リゼル > ( 1輪、1輪―― 供える墓は違う。 ゆるり、緩慢とした動作で 小柄な影は動く 。)  ―― …… さて、 ( 言葉零して、 )  … 今度は食べ物の方が良いのかな … 良く判らないな、人間の墓、ッて云うのは――、 ( 膝抱える様に  或る古い墓の前座り込んだ。 ”snow” ―― 『雪』 そンな 文字が綺麗に綴られた 墓 。)  ……―― 、 ( 声も、言葉も、 ―― 顔すらも ぼンやりと朧気で。 … 彼女に云える事など 何も無い。 己は 既に彼女がどンな人間だったのか 覚えてはいないのだから ―― … きり、と唇の端噛ンだ。 ) [Mon 1 May 2006 15:35:47]
リゼル > ( 太陽の光浮かばぬ 曇り空 ―― 一番心地良い、 けれど何処か物寂しくなる 空の 色。 )  ――――…私が墓参りに来る日は、 何時も、 こう だね――…、 ( 口許に僅かに苦笑を浮かべ。 ―両手いッぱいに手にした赤と黄色と白。 穏やかな春の、色 ――。 ) [Mon 1 May 2006 15:26:16]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Mon 1 May 2006 15:24:32]
お知らせ > ロザリオさんが帰りました。 『 …まずは先立つものって、世知辛いな…!( 思案ごともやがては闇に溶けて幕。)』 [Mon 1 May 2006 04:21:05]
ロザリオ > ( ―――さて。) ちょっとばかり痛い自覚をした所で、そろそろ色々考えないとですよね、ホント。( こめかみをぐりっと押さえながら、生前の癖で溜息吐息。肩竦める。身体に染み付いた癖は中々抜け無いものらしい。流石に、息しないと言葉は喋れないらしいし。髪にくっついた葉っぱを払い落としながら、のたくたと墓碑の合間を歩き出す。) その日暮らしは上等ですけど、人様に借りっぱなしは道義的に駄目ってコトですよ。うん。 [Mon 1 May 2006 04:18:35]
ロザリオ > ( 苦手っぽいのは自覚していた癖に、こうして時々向かい合って、吐き気と共に思い知る。十字架なんて、棒切れ二本組み合わせただけの、それこそアクセサリィにだってなる程度の意味すらなかったモノにこれだけ傷め付けられるンだから、大したモノ。餌付きながら、ヘンな感心。暫くして、むっくり起き上がった。) ……直視すると、目まで痛くなるってのが、また。( ぐしぐしと目を擦る。痛いンだけど、涙はそんなに出てこない。滲むくらいだ。コレも生前との違いか。) [Mon 1 May 2006 04:08:44]
ロザリオ > ( ごろんごろん地面を転がって、隣接した区域に逃げて来る。この辺りは墓碑に名前が刻まれている程度で、特に確固たる宗教観を持たない人たちが葬られる場所らしい。パプテス区域と隣接してるのは、多分土地の関係。湿っぽくて土臭い匂いに塗れながら、げっそりうつ伏せ。あ、髪の毛に葉っぱ。) 久々見てなかったから忘れてましたけど、やーっぱ駄目なんですね。よし、自覚……!( ちょっと涙目になりそうな勢いで、情け無い事を自戒する。 私は吸血鬼としては大概新米。むしろソレって何御伽噺?レベル。故郷にはそれなりの伝承があったけれど、だからって自分がなるって考えもしなかった、訳で。) [Mon 1 May 2006 04:00:50]
ロザリオ > ……あ、だめ。もう駄目。( この身体がどんな仕組みになっているのか未だにイマイチ理解はしていないのだけど、コレは駄目だって身体が心が本能が魂が訴えてきた。頭の中がぐらんぐらん、鐘楼で暴れてるみたいな音がして、ぐっしゃりその場に転がった。転がった侭、退却。) ――…うぇ。きもちわる……ッ( 臓腑をひっくり返されてるような感覚に、バカなコトしてるなー、とか乾いた自覚。地面に突っ伏してぜーはー言ってる姿なんて、みっともないったらありゃしない。) [Mon 1 May 2006 03:55:02]
ロザリオ > ( 睨めっこしましょうっていうのは、古典的な遊び。小さい頃は随分と笑わされたものだ。道中一緒になった人たちの中には、妙にそういうタイミングを突くのが上手い人が多くて、子供だった自分なぞ、それこそ赤子の手を捻るように笑い転がされた思い出。) いや、そんなのはともかく。( 口に出して、頭を振って思考を中断。そんな睨めっこの視線の先には、墓碑がある。宗教観とか良く分からないから、一番メジャーっぽい、パプテス十字の墓碑の前。) [Mon 1 May 2006 03:52:54]
お知らせ > ロザリオさんが入室されました。 『( 思わず腕組み。)』 [Mon 1 May 2006 03:49:38]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( そして、世界は隔絶されて。幽霊の宴が今宵も始まる。 )』 [Fri 28 Apr 2006 23:47:34]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 [Fri 28 Apr 2006 23:47:27]
デュラハン > (計画通りに事を運んでも横槍から逃げる術は無いらしい。)(何の因果か、墓地で行われる筈であった聞き屋の仕事は、依頼者の到着と同時に訪れた話し声で中断を余儀なくされ)そうですね・・・後日、改めて行いましょう。(予定外の参拝者?の存在を嫌った依頼者からの予定変更の旨を聞けば、話し声の方に視線を送りながら依頼者を先に帰して。)珍しい事は続く物なのでしょうかね?(先日、ここで依頼を請けたときも似た様なことが起きたな?何て考えれば、二人の方へと足を進めて。)(微弱な圧迫感を感じたが、それが聖剣の共鳴が原因だとは気づくわけも無く。決闘空間が生まれれば少し離れた場所から様子を伺うことにするだろう。) [Fri 28 Apr 2006 23:46:38]
お知らせ > フレアさんが退室されました。 『そしてディエルフィールドが森を包んでいった。』 [Fri 28 Apr 2006 23:45:43]
維言 > ( 神と悪魔の盤上遊戯。ならば、願いに届く為には精々派手に踊らなくては、偏屈な神様も、気のいい悪魔もヘソを曲げてしまい兼ねない――― そんなバチアタリを語ったのは、誰だったか。 それとも、聖剣の記憶だろうか。 終焉に続く砂時計は、加速していく。 今、この時も。 )  …それは僥倖。褒め言葉、有難く受け取りましょう。 了解ですよ、Empress―― いえ。フレア・ロンド。 いずれや、互い命が御座いましたらば。遠い貴方の終焉を、私が―― 維言が送って差し上げましょう。 ( 負ける気は御座いませんと、言外に浸し。 ざあざあと、強く吹く風が宴の始まりを。何かの終わりを告げに来る。 呪いを謳うならば、甘んじて受けましょう。 右手に抱えていた大判の書物を、眼前に掲げ。 )  それこそふにゃちんやろうって奴ですね――― ( 無体さを言葉で形にしながら。 す、と指先を喉元に宛がい。一文字に引く。  動脈までは届かずとも、溢れた赤を、緋文字が 「 啜った。 」 ( 素早さ一点献上→聖剣耐久11→13 ) ) [Fri 28 Apr 2006 23:38:25]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『二人の使い手から離れた位置』 [Fri 28 Apr 2006 23:35:11]
フレア > ( 己の意思で駒を進めているのか、或いは誰かの手に寄って進められているのか。そして誰が一番先に詰みに入るのか。 ゲームオーバーが訪れない限りそれは判らない。 ) ―― いいや、やれば出来るじゃないかィ。中々上出来だったよ。 なら、アタシが死んだらこう刻みな。”この世で最も偉大なる女、フレア・ロンドここに眠る。” ま、アタシは死なないし負けないけどサ。 ( 自己紹介も孕んだそんな会話のやり取り。けれどもそれもすぐに爆ぜるだろう。 ここは既に戦場として選ばれてしまったのだ。上げられる悲鳴は、こんな所に根を下ろしてしまった己の愚かさを呪う木々の砕ける音と、どちらかの声。 ) はははっ、そりゃ難儀だったね。言っても差し支えないような相手を探しな。 さて―― ( そして右手に杯を持ち、それを掲げた。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:29:23]
維言 > ( ええ。 肯定は短く。 足音と風の音だけが、空隙の沈黙を彩る音色。 今はひとつとひとつの、駒と駒。盤上遊戯で踊るモノ。 ――― 其処に意味を見出そうとして。帰結は、背にしてきた建物の中。 ままならないもの、です。 呟きは、沈黙の端に引っ掛けるように、小さく。 )  …それは中々上等な文句ですね。覚えておきます。 ならば、Empress 此処が貴方の墓地になりますから、墓碑銘の準備は宜しいですか―――   …いまいち、文句にキレが足りない。 ( 響きだけは淡々と紡ぐ途中で、頭を捻った。 人生経験の区域差か。唇の切れ味では負けそうだ。御教授願いたいモノ。 )  …………。 昔、上司様に言ってみて、ちょっとたいへんなことに。 ( 顔の形が変わるくらい、ステゴロ大会でした。負けました。 沈黙が重い。  ――― ざあ。 風が梢を渡る。木々が、今宵が己の最後と謳うように。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:20:08]
フレア > ふぅん。そうかィ。 ( 老婆は多くは聞かなかった。 不思議な気分だ、沢山の愛を否定し拒絶してきた自分が、今は少しでも相手に触れてしまうとそれに溶かされてしまいそうになる。そんな予感がする。 だから不用意に踏み込んではならない、今は必要の無い事だ。 ) 今のはババァなりの侮辱だよ。だから怒ったり、「お前からは死臭がするぞ、いつ墓に入るんだ?」ってやりかえすのが正解。 ( 面白い奴だね、なんて思いながら。 ) ……それ、今度男に向かって言ってみな。どういう反応返すのか興味ある。 ( それは自然の森。開拓の手がぎりぎり伸びなかった森。 きっとこの二人が好き勝手遣らかした後には新しい墓が立つのだろう。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:09:10]
維言 >  まだ、お墓じゃないんですけれどね。それは余談。 ―― 息子さんですか。ならば、やはり遠ざかりましょう。安寧は破られるべきではないでしょうから。 ( ざ。 踵を返して、森の方へと歩き出す。 参る先は、まだ其処の安置所にいらっしゃるから、肩を竦めて。返す言葉だけが、無闇に真顔の。 )  老眼とは視力の事ならず、月日の培った慧眼の名ですか。それも上等。 ……一応沐浴はしてきたんですけれどね。ああ、別に事後って意味じゃあないですよとか、付け足しますが。 ( 侮辱か長髪じみた言葉に、思わず真剣に考え込んだ。否定もしたけれど。 )  分かり易く言えば、そんなとこです。滾る血が足らずば、芯も通りませんでしょうとか、言います。 ( 否定どころか肯定重ねて、昏い森の中へと足を進める。 今宵は月の光も遠く、星の欠片も届くまい。 森林伐採だけは、確定事項の予感。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:02:45]
フレア > おっと―― 墓参りの途中だったのかい?そいつは邪魔したねェ。 終わってから済ませな、アタシも久しぶりに息子に挨拶していきたいしね。 ( 労いの言葉を鼻で笑う。悪いジョークか挑発にしか老婆は聞こえなかったようだ。 ) ババァは眼が良いんだよ。尤も、アタシみたいに長く生きていると人を見る眼ってのが養われるからね。中性とか両性ってのも居るが。 それに雌の臭いがするからねェ。いやらしい淫売女の臭いがサ。 ( 無論、鼻が利いたわけではない。そういう女が放つ独特の臭いというのは確かに有るが。 ) 判りやすくいえばフニャチンばーっかってことかィ。 ( そう言いながら老婆は指し示された森へと足を向けた。今までに体験した事が無い足場が不安定で視界も遮られるフィールドだ。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:54:22]
維言 > ( 闇の先、夜の中。 射抜くような眼光は、何も夜見通す目だけが見せたものでは、あるまいて。 近づけば焼かれそうな程に、滾る眼差しの前に。胡乱な黒を真っ直ぐ据えて。 ) ええ。御参りの途中で、こうして御逢いするとは少々予想外でしたけれど、問題無し。 ―― まずは、お疲れ様でしたと申しましょう。 御足労願いました―― Empress? ( 身の丈は、己とも然して変わらぬ小柄な老婆。なれど、背負う力は、意思は、尋常で無きと。手にしたモノが知らせてくれる。 故に、敬意は一礼の形を。 )  ……むしろ、性別をがっつり把握して下さる眼力に、私が感嘆。 しかして、男性は見果てぬ夢を追うのは好きでも、いざ参るの度胸は足りないとか、暴言を差し出してみます。 ( これだから、女傑都市とか呼ばれるヴェイトス。 白面が、唇を三日月に。 )  ―――。 少し場所を移しましょうか。安眠されている所を起こすと、ヒトで無くとも立腹するモノです。 ( す、と指し示したのは、建物の裏手に広がる黒い森。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:45:48]
フレア > ―― はン。 ( 老婆の目が、細い眼が。ぎらりと光り建物の入り口に居た影を見る。 獲物を見るような貪欲な眼だ。 ) その様子じゃアンタも相手を探してうろついてたみたいだねェ。 全く、歩いたよ。歩きすぎて腰が痛いぐらいだ。 ( かつ、かつ。地面を突付く杖の音と共に老婆はその建物の方角へと近づいていく。やがて相手の姿が良く見える距離まで来れば、一度立ち止まろう。 ) なんだィ、また女かい。こういうのは野郎の方が好きそうなイメージがあったんだけど、そうでもないのかねェ? ( アタシだって女だからね、と笑って見せた。 ) で、どうする。此処でやるのかい? アタシは構わないケドさ。 ( 息子の墓はまた別の場所だ。それ以外の死者の眠りを妨げる事になろうと知ったことではない。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:37:17]
維言 > ( 昨夜―― むしろ明け方にも、足を運んだ場所。本日二度目なのか、連日なのか。日付の括りは何処か曖昧。 砂時計が止まる訳では無いけれど。 湿った土の匂いと、緑の匂いに紛れて。 色濃く深く染み付いているのは、死臭。 ――― 墓碑の下より、地上に近く。 此処には、まだ形を残したモノも収められているが故。 緩く、空気に溶かそうとした吐息が――  不意に響いた激烈な共振に、胸郭ごと圧迫されて、かは 圧縮された音だけが、漏れた。 )  ――― これは、また。極上品の予感って奴ですか。 全く。 ( マントの下から大判の書物を取り出す。黒革に記された緋色の文字が、歓喜の声を上げ、それよりもっと引き連れた声で謡う。 喜びに似て、悦びのようで。それよりずっと深く――  おびえる、ような? ぎりぎりと締め付けられる頭蓋が、夜の中、高らかに響き渡る声を聞いた。 )  …… 隠れやしませんから、どうぞご安心をと、お応えしましょう。 ( 頭痛に眉を顰めながら、夜闇に飛ばす発声は、腹式。 夜の帳を貫くように。  建物の中ではなく、夜闇に紛れた黒尽くめは、その扉の前。 門番のよな居住まいを崩し、 ざり  足音ひとつ、近づけた。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:29:54]
フレア > ( 姿はまだ見えぬ、けれど手にした聖剣がその存在を教えてくれた。 海岸から出て手の中の杯が反応を示すまで歩く事凡そ一時間、漸くその相手にめぐり合えたようで、老婆は笑った。 ) 出ておいで!どこに隠れて居るンだい! アンタのもキンキン鳴いてるンだろう!? ( 老婆は墓場で吠える。丁度視界に建物のシルエットが眼に入ったが、あれの中だろうか。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:24:13]
お知らせ > フレアさんが入室されました。 『居た居たァ――。』 [Fri 28 Apr 2006 22:22:48]
維言 > ( 此処からでは、見上げる空もまだ遠い。 月は雲陰、星翳り。 月の終わりは直ぐ近く。かちかちと、秒針は刻まれて。 さらさらと、砂時計の粒は落ちていく。 ) ……御参りは、終わってから――… でしょうか。 合わせる顔がどうのってのは、私の問題じゃないとか言いますけれど。 ( 墓地の奥、奥深く。 鬱蒼と広がる森を背にした、建物が一つ。 其処の扉に凭れるように、黒尽くめは佇んでいた。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:11:22]
お知らせ > 維言さんが来ました。 『( 曇り夜。 )』 [Fri 28 Apr 2006 22:09:03]
お知らせ > セクスさんが退室されました。 『( 神騙りの少女の言葉と、マリア様の言葉… 二人の戦いを思い返して )』 [Fri 28 Apr 2006 00:32:33]
セクス >  肯定します。 …私に為せる事は、ただ一つを除いて他にありません…。 私の生は教会の道具として在る事以外に価値を持ちません。 ……それなのに…… 大聖堂は… ( 楽なものかと… じっと声の方… 虚空を見つめる眼に、険を差した。 …矛盾した指示と… 与えられない神命… 絶対者として君臨してくれない大聖堂を、歯痒く思う ) ………? ( 言葉を借りるのであれば、『神の正義』は当然の事。 …それを疑うなどあり得ないし、そうであれば証明は必要無い…。 『神』は『神』だ。 全能の主、父なる神。 全てのパプテス教徒は、そこへ還る為に生きて死ぬ。 …ただ… それを問うこと自体罪だけれど… 問われれば、思わず的確に返す事が出来ずに戸惑ってしまう事…。 新たに落とされた疑問の一滴に、首を傾げて。 ……ふと、ここへ来る事になったきっかけ…… 折角の機会を活かせてはいないけれど、シスタージャスティスに『ヴェイトス市を見る』事を勧められたのを思い出す。 …どうして、私は、その通りにしようと思ったんだろう… )   ( 教会の意思は神の意思… 教会は正義で… けれど一枚岩ではなくて… 矛盾していて… けれどその中で折り合いを付けて、こんな気持ちが楽になれるのならと… 少なくとも暗黒街という土地で己の命を賭しているシスターの話を、聞いてみようと思ったのではなかったか――― …でも、ダメだ… ) ……教会の……意思は、神の……。 ッ… 考えません! そんな事知らないッ! 私は――― 私はっ、私は…ッ 私は神の国へ入りたい、入らないといけない…! 人のままで死んだら――― ( 大して…と言うかぜんぜん声量の無い、聖歌隊の練習で少し掠れた声を響かせて…。 …使い魔はただのネズミに戻り… 聞く者の無い空間で、虚空に首を振る。 ―――死んだら、どうなるんだっけ――― ) ………? ………神の、国へ… 入らなければ、いけないのだから…。 ( それっきり、返されない言葉を待つように佇む暫しの間の後… …まるで夢でも見たような感覚を抱えながら、来た道を引き返す… ) [Fri 28 Apr 2006 00:31:03]
お知らせ > さんが帰りました。 『(ネズミはただのネズミに戻り、墓地に静寂が訪れる――)』 [Thu 27 Apr 2006 23:55:55]
> 次に会うときまでには、良い答えを期待するよ。ごきげんよう。 ( そうして、声は小さくなっていく。それにあわせて、気配も消えてゆくだろう。主が使い的の接続を切ったのだ。 ) [Thu 27 Apr 2006 23:55:15]
> 私に言わせれば、君たちが絶対だとあがめる神の保障を君たち自身がするなどと、それこそ神様への侮辱だと思うけれどね。 [Thu 27 Apr 2006 23:53:57]
> なるほど、君はただ信じるだけだ、と。それは自分ひとりでは何も出来ないもののすることだ。何かを盲目的に信じ、与えられる命令と情報を鵜呑みにしてその通りに行動すれば良い。他には何も考えなくてもすむからね。楽な生き方だ。 ( そうして、やっぱり姿は見せない。その必要も、その意味も無いから。 ) では問おう。君たちは神の意思に従い、正義の名の下に悪を断罪する。だけどね――君たちが祈りをささげる神の正義は、一体誰が証明してくれるのかな。そして、君は神が【何】であるかを知っているのか? ( 問いかけには問いかけを。したしそれはただのことば遊びではなく、少しずつ話の核心に近づけていく。彼女がそれに気づくかは知らないが。 ) 今一度問おう。神の教えに従えば、君たちは幸福になれるという。自分たちは正しいという。ならば、なぜ”神がそれを保障してくれると言い切れる?” 君の上司がそういったからか? それが教会の総意だからか? 周囲がみなそう言うから? 一度考えてみるといい。もっとも―― [Thu 27 Apr 2006 23:52:56]
セクス > ( …それは、『あなたも滅ぼされたいのか』という脅しなのだろうか… そんな事は意識せず、口をついて出た言葉だったけど ) …あなたが問うからです。 …私はあなたが【何】であるかを知る術を持ちません。 そうであれば、最低限必要な対処でしょう。 ( 大聖堂の指示はハンターとしての戦闘禁止であり、その姿勢は、あそこに居れば嫌でも分かってくる。 …執行官と共にあったなら、二の句も告げさせず断罪するところだと、ランタンを握る手に力を籠めて… ) …私は主の言葉を聞く術を持ちません。 …ですが教会の意思は神の意思です…。 私が御心に沿うよう努めるのであれば、何を疑う事もありません… それは、罪です。 ( …その問いは、つまり『姿を見せろ』という事であり… 『見せられぬ理由があるのなら立ち去れ』という事… 結局謎掛けのように返され、揶揄されるのを感じれば、足を止めて ) …【何】であるかを知ろうとするのは当然の事です。 ……私はそれを許可されていませんが、あなたは異端なのですから…… 人形で構いません。 …そう、ありたいと願う… ( 盲目的? 愚か? 違う。 …主の御心に沿って在る事の出来る道具となる事が、人の義務であり幸福… それこそが、神の国へ入る事に通ずる ) [Thu 27 Apr 2006 23:37:56]
> おやおや、戯言に付き合いたくないというのなら、なぜ最初から黙してさっさとこの場を後にしない? 本当に聞きたくないのなら耳をふさげば良い、立ち去れば良い。なんだかんだいいながらも、君も会話をしているのはどういうわけだろう。くっくっく……。 ( この娘と話すのは面白い。何を聞いても、何を答えても、返ってくる言葉はまるで本に書いてあることをそのまま繰り返すようなものばかり。それは、”駒”によくありがちな光景だった。フェイロンを己の駒とするなら、さしずめこの娘はパプテスの駒だろう。 ) ――君は面白いね。実際にパプテス教徒が不死者になったところを見たことが無いのだろうが、なぜそこまで胸を張って言い切れるのかな? その自信はどこからくる? それが教えだからか? その教えが正しいという証明は、一体誰がしてくれる? ( ゆっくりと立ち去ろうとする娘に、静かに問いかける。 ) さて、なんだろう。人は私を「Unseen」と呼ぶけれど、結局のところ名前なんてたいした意味は無い。戯言に付き合うつもりは無いといっておきながら、私に何者か、と問う。君はまったく持って面白く、盲目的で、そして愚かな”人形”だ。ふふふふっ……。 [Thu 27 Apr 2006 23:20:31]
セクス > ………。 ( 頼まれたのだと、返そうとするけれど… ) 戯言に付き合うつもりはありません。 ( 不機嫌そうにはなっているものの、怒るでもなく言い放ち… 歩き出した ) …それがパプテスの信仰を許された者であり、主の御心に適う者であるのなら… そのような事は起こりません。 …目覚めるのであれば、教会は何度でもそれを滅ぼします… ( 足早に、歩き去ろうとするものの… そうはいかない身体。 重たそうに引き摺って ) ―――〜あなたは何者ですか。 異端である事に疑う余地はありませんが。 [Thu 27 Apr 2006 23:09:30]
> 知らぬものの墓を訪れるのが聖職者の職務、か。それは大いに結構なことで。 ( やはり変わらぬ声音は、人の神経を逆なでするように甲高い。 ) ほぅ、ではパプテスに帰依する者は不死者にならない、と。実にすばらしいことだね。けれど、ここでそんな風に言うのはよしたほうがいい。土の下で眠っている者たちが目覚めてしまうかも。 ( くつくつ、と楽しげに笑う。 ) [Thu 27 Apr 2006 22:59:59]
セクス > …私はここに眠る方の事を知りません。 ( 墓参り、と言うには… 勿論そう言って良いのだろうけれど、距離があり過ぎると。 あくまで職務と言って。 …同じ方向から声がかかり続けるのであれば、向き直る… 鈍い感覚に確証は得られないものの… そこにはやはり人の姿が無ければ… スラムで聞いたあの声だろうと、若干の警戒を見せて ) ……私はこの場所の情報を持ちません。 ですがパプテスに拠らぬ埋葬がまかり通るこの場所では、【死人返り】になったとして驚く事は無いでしょう…… ( 嘲るような声に、侮蔑を込めて ) [Thu 27 Apr 2006 22:52:56]
> ( 使い魔を介して伝わる声は、ひどく中性的で所々ノイズのようなものが入る。 ) 聖務? ただ墓参りといえばいいだろう。それとも、このあたりにはゾンビがでるのかな? ( 嘲るような声は、なおも続く。墓石の影に隠れたネズミは、闇の中から貴方を見つめていた。 ) [Thu 27 Apr 2006 22:45:12]
セクス > ( 答えつつ。 立ち上がる。 …顔は若干後ろに向ける風だけれど… 完全には向き直らずに ) [Thu 27 Apr 2006 22:44:57]
セクス > ( ほんの少し前までは… 同僚の死など珍しくもない組織に身を置いていて… そこには、感傷など無かったと言うのに。 …膝を折って手を重ねた先にあるそれに、ふと、別の物を重ねて見て…。 ……神命に従って命を落とした仲間の死は、哀しむべきものでは無いはずなのに…… 日常の延長で壊滅したあの夜に別れたきり、別れも言えずに居る事を思うと… 胸が詰まる ) ―――。 ( 定型の祈りの言葉を口にし終えて。 ―――かかる声に、薄く眼を開けた。 …印象深い声だ。 そしてその声は、嫌悪感と共にある… ) …聖務です。 [Thu 27 Apr 2006 22:41:14]
> ( 突如として聞こえてきた声は、貴方の後ろ側。記憶をたどれば、もしかしたら以前聞いたことのある声だと気づけるかもしれない。 ) [Thu 27 Apr 2006 22:36:11]
お知らせ > さんが来ました。 『ここで何をしている――』 [Thu 27 Apr 2006 22:34:55]
セクス > ( ―――顔も知らない… あるいは見た事があったかもしれないけれど、名前と顔の一致しない、真新しい墓標の前で足を止めた… ) ……(大聖堂より参りました)……(シスター)……。 ( …本当は… 『お願い』なんてしないで、友人だと言う本人が来るべきだったと思うから… その裏にあった善意など知らず、一拍躊躇いがちにそこを見つめて… 幾つかの花が手向けられている隅に、持って来た花束を置いて。 膝を折った ) [Thu 27 Apr 2006 22:27:33]
セクス > ( …死の静寂に包まれたそこは、そのイメージからか、市内にあっても危険の無くはない場所とされていて… 実際にその危険性は、先日また新たな亡骸によって証明されたばかりだったけれど… )   ( 今一つ覚束ない足取りで十字架の林を進む小柄な修道女には、若干の緊張こそあれ、恐怖の表情は浮かんでいない ) ………。 ( 人種と宗教の坩堝ヴェイトス市では、埋葬のスタイルの様々だ。 …ようやく『パプテスの勢力圏』に辿り着いた事に、少しだけ安堵しながら… 歩調を更に緩めつつ、墓標を確認して ) [Thu 27 Apr 2006 22:18:10]
セクス > ( …最近は、話しかけられれば少しは答えられるようになった『取り留めの無い話』で… 『ヴェイトス市を見てみたい』と零したら、話し相手の先輩修道女は笑って、『それなら用事をお願いしたい』と言ってきた。 …その悪戯っぽい笑いは、一般的な感覚では、この『お願い』など外に出る口実に過ぎないのだと語っていたし… その後に続いた『死んだ人をダシにするなんて申し訳ないけれど。でも、きっと許してくれるわよ。』なんて言葉もあれば、外出許可を欲しがっていた世慣れしていない風な新米修道女にだって、ニュアンスは伝わる筈だった… )   ( 筈だったのだけど… 『先日墓地で殺されたシスターに花を手向けて来て』 と言われた修道女は… 馬鹿正直に、先日同僚の殺された其処に居る ) [Thu 27 Apr 2006 22:02:07]
セクス > ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ修道女が、夜の墓地をのろのろと進む ) ………。 ( 一度願い出ようとしたものの、口にする機を逸して求める事すら出来なかった外出許可は… けれど、思わぬところから出される事になった ) [Thu 27 Apr 2006 21:51:54]
お知らせ > セクスさんが入室されました。 『( ランタンを提げて、花束を携えて )』 [Thu 27 Apr 2006 21:46:35]
お知らせ > ディシュクさんが帰りました。 『そして、しばらくそのまま、遠くをみていたが、やがてその足は墓地を去っていく』 [Wed 26 Apr 2006 01:02:12]
ディシュク > (しばらくはその場で、気まぐれな死霊でも現れぬかと様子を見ていた。早々、都合よく事は運ぶはずが無い。墓場にあるのは静寂。めがねをかけ治すように姿勢を正せば)期限はあまりよくないのでしょうかね…。まあ仕方がありません。私に協力することの意義を見出せぬとは損な方々です(捨て台詞、吐く) [Wed 26 Apr 2006 00:50:08]
ディシュク > (当然のことながら、未熟な死霊にただ、話し掛けただけでは返答があるわけも無く。ふむ。と少々残念そうに手を元に戻した。奴隷がこちらに向かったのであればそのうちに姿を見せるのかもしれない。また、後で死霊には呼びかければよいと) [Wed 26 Apr 2006 00:34:19]
ディシュク > (奴隷というのはこまったもので、手に入れることは出来るが、その分金がかかる。その点、死霊は良い。維持に力は必要であるが、お金がかからぬことが多い。死霊の気配を感じ。どこか楽しげに笑みを浮かべたまま。手を差し出しては死霊へと呼びかける。此処に…と) [Wed 26 Apr 2006 00:27:05]
ディシュク > (うかつに力を使っていれば、だれかにうわさされるかもしれないという危険もあるが、そんなことを気にしないほどに男は興奮していた)フフ…(瞳に力をこめて辺りを見回す。手ごろそうな死霊は…視界の中には無い) [Wed 26 Apr 2006 00:21:11]
ディシュク > (墓地。死霊使い御用達のこの場所へと少々の緊張と喜びを持ちながら、足を踏み入れる)ふふ…この場所は楽しみですね…(奴隷の少女は自由にするようにと言い含めてある。気が向いたらこちらにくるかもしれないが興味の無いことだ) [Wed 26 Apr 2006 00:15:13]
お知らせ > ディシュクさんが入室されました。 『(ゆっくりと足を踏み入れるめがね)』 [Wed 26 Apr 2006 00:13:03]
お知らせ > 利光さんが帰りました。 『(止めを刺さなかったことを今度は相手に後悔させてやる。そう決意を新たにするのは後回し)』 [Sat 22 Apr 2006 02:00:30]
利光 > (決して討てなかった奴ではない。逃した上、この手傷を負ったのは己の未熟)くそっ・・・(腹の底に激情を押し込めて、手当てに入る。それが済んだら、まず聖職者の所属団体―恐らく大聖堂に通報して身元を確認してもらい。ついで自警団に報告しなければ。どの程度対応してくれるかはわからないが) [Sat 22 Apr 2006 01:58:56]
お知らせ > セオドアさんが退室されました。 『ハハ。ハハハハハ。(女の死体を気にも留めず、男は暗黒街の方向へと機嫌よく歩いていった。)』 [Sat 22 Apr 2006 01:55:58]
セオドア > 斬られて斬れ。肉を切らせて骨を絶つ!好きだなー俺、そういうの。やられた奴ぁ、まさか、って顔で死んでくんだ。(振り返り、笑んだ。)ありがとよ。覚えとくぜ。 剣は抜かずに包帯できつく縛るんだぜー。脇の下に手を挟むと尚良し。血は流し過ぎるなよ。(に。)俺の目の前で、あうあう言いながら流す血なんだ。 [Sat 22 Apr 2006 01:55:09]
利光 > ・・・・・・(どっと体が崩れ落ちる。膝をついて前のめりにならなかったのは最後の意地。疲労と痛みと無念さでごった煮の胸中を表す視線を去り行く相手の背に突き立てることしかできない)・・・(次は必ず討つ、と口にしたかったが。今言ってもただの繰言。ただ小さな歯噛みの鳴り音だけが魔人の耳に届くか) [Sat 22 Apr 2006 01:51:34]
セオドア > (腹を蹴る足をバネに後退、ごろりと後転した。胸の違和感に僅かに抉れた傷をほじくり、ふむと唸る。)治りが遅ぇな。パプテスみてーな芸ができんのか。いや、立派立派。(ちゅぱ、とほじった指をしゃぶる。)次もこんなヤツで来いよ。待ってるぜー。サムライー。(すっくと立ち上がると、ゆっくりと踵を返す。) [Sat 22 Apr 2006 01:47:16]
利光 > 先刻のお返しに・・・剣の教えを一つ・・・(ギリっと音が漏れるほど噛みあわせた歯の隙間から声を押し出す。足を出されても猪と評された突進のまま迫る。ドカっとカウンター気味に入るのにもかまわず、脇差が鞘走った)斬られて、斬れだ!(喩え妨害物が刃でも止まらなかっただろう。その覚悟で打ち込まれるのは、逆手抜刀からの胸中央を狙う直突き。そして刀身には普通ではありえない光―霊力が篭められていて。しかし覚悟に物理的に止められた体がついてこない。その剣威は決して鋭くもなくて) [Sat 22 Apr 2006 01:41:14]
セオドア > 猪サムライ。視界が、(にたぁ。黒い両目が、いやらしく歪められる。)狭くなってやしねーかい。(利光を十分に引き付けて、す、とブーツを腹の位置まで振り上げた。蹴る訳では無い。突進を足で阻むのみ。) [Sat 22 Apr 2006 01:35:46]
利光 > 今度出会う前に(唇を舌先で湿らせる動きも鈍い。が、先ほどの相手のように目の光は逆に獣性を帯びていた)また殺すだろう、貴様は(だからここで倒す、と。視線に載せた殺気を放つや否や)――!!(肩から血飛沫を後に残しつつ、だっと地を蹴りつけ間合いを詰めた。武器は収めた脇差のみ、それを逆手に握り締めて。最後の交錯、その決意を全身に漲らせて) [Sat 22 Apr 2006 01:31:44]
セオドア > あらら、マジんなっちゃって。ちょっとじゃれあっただけじゃぁねーの。それとも俺が好みだったとか。(軽薄な笑みでけらけら笑う。地面に転がる曲刀をコンと踏み付け、回転して宙を舞う剣を容易く手にした。)でも今日はお預けと行こうじゃねーか。普通の人間は、傷治すのに時間が掛かる。治った頃に、よう。(慣れた様子で、剣を収めた。) [Sat 22 Apr 2006 01:28:01]
利光 > ――(脇腹に再び一撃を入れ、なんとか体を解放したものの先ほどの例からすれば大した痛手ではあるまい。向き直る肩から、短刀は抜かない。今抜いたら出血が却って酷くなるからだ)・・・魔人か。なるほど(敵の手強さと己の甘さ。肩の傷は授業料としては安すぎる)――どうやら死を決死なければ貴様を討てないな(チラっと聖職者の無残な遺骸を見やり、気力を奮い立たせれば―大事に扱ってきた太刀を右手から落とし、地面に深々と突き刺さらせる。そして左の脇差も鞘に戻せば。そのまま棒立ちとなり、同時に霊力を体内で練りはじめる。武器を拾うなら拾え、襲うなら襲って来い、とばかりに) [Sat 22 Apr 2006 01:21:40]
セオドア > 違うな。俺は、スゲー人間だ。魔人セオドア。ヨロシクー?(対照的に余裕綽々。100を越える自分の材料が、腹の中で蠢いている。)ま、そんなカンジ。やりたかねーけど、寂しがり屋のお前が離してくれねーと来ちゃぁ…お?(不意に解放された左手は、短刀を手放した。 セップクさながらの利光の突きに、再び脇腹に傷が刻まれる。)あーあーあーあー。(よた、よた。コーヒーでも零したかのように、後退。曲刀の方向へ。) [Sat 22 Apr 2006 01:17:39]
利光 > ただの・・・人間だ・・・オマエと違って・・・な(ようようそれだけ返し。奇妙な姿勢で密着しあいながら、その実満身の力比べ。こちらは刃を指されながらでもあるから、その風景は鬼気を帯びているか)・・・その素振りだと、自由に切り離せるか、ちぎってもまた再生すると?(はー、はーという呼気の間から紡がれる言葉。と、不意に力尽きたように左腕を掴んでいた侍の左手がだらん、と落ち―ながら落下速度を利用しつつ脇差まで達せば、それを引き抜いてほとんど自身の脇を突き通すように、背後の相手に切先突き出さんと!) [Sat 22 Apr 2006 01:09:42]
セオドア > …へぇ。人間たぁ思えねぇなー。獣人?(筋肉の硬度と質は、猪を思わせるほどに強い。 と、感心するも束の間。間合いを詰め、腰を押し付けてくる利光の動き。 崩しが無ければ、対応もし易い。腰を落として、腰で体を跳ね上げられるのを防いだ。利光の背中に密着。)…俺が、お前の腕を振りほどけないと…そう、思ってるだろう。(耳元で、笑みの形の口が囁く。) [Sat 22 Apr 2006 01:03:29]
利光 > (人間ではなかった。亜人としてもこの再生力は異常だ。もう超常に足を踏み入れた存在としか―)ふ・・・んっ!(みしみしと刃を喰らったままの肩の筋肉が盛り上がる。肉の束が刀身に巻きつき、切り裂かれる代わりに動かすのすら阻害しよう。そして)――!(右肩犠牲にして押さえ込んだ相手の左腕を巻き込むように体を捻った。太刀や打撃狙いではなく、投げ技のような振り解き。相手が立ち位置を変えたためにそれは一本背負いの変形のような形になろうか) [Sat 22 Apr 2006 00:54:38]
セオドア > (左腕を握り締める利光の拘束は、手負いだというのに離れそうも無い。) [Sat 22 Apr 2006 00:47:35]
セオドア > チ、チ。(右手、指を振る。)油断すんなよ、って事さ。ボウヤ。次からは気を付けな。(視線を下げれば、既に脇腹からの出血が止まり、破れた服の下に新しい皮膚ができているのが見られよう。)…おお?ハハ、無理すんなよ。スジが切れっちまうぞぉ。(嬉しそうに、ぐり、突き立てた短刀を捻った。)…(自分の耐久力を分かった上での反撃。す、と移動し、利光の右手と自分の間に利光の胴を置いた。これで右手も剣も、胸や頭に届くまい。) [Sat 22 Apr 2006 00:46:55]
利光 > 何ッ!?(「擬態かっ!」という続きの声を上げる間もない。目の前に大写しになる相手の容貌、そして犠牲者の血痕未だ新しい短刀。激痛が右肩に炸裂し深々と突き刺さって刀身が新たな血を浴びるか)ま・・・まさかそんな言葉を知ってるとはな(今度は此方の唇が震える番だったが。その攻撃は、一旦収まった攻撃性に再び火をつけた。未だ曲刀拾わない空いた手―左手が閃いて、相手の短刀持った腕を掴もうとする。そして掴めれば―さらに傷が深まるのを承知で自身の体に押し付けるように締め付けんと) [Sat 22 Apr 2006 00:39:39]
セオドア > 基本を怠るなアアアアァァァァ!残心ンンンンン!(耳を澄まさせて置いて、そこに大音声を叩き込んだ。)ははっ。(左脇腹の手は左腰への滑り込み、女を殺した血塗れのナイフを抜いた。バネのように飛び付いて、利光の右肩に短刀を突き刺さんと。) [Sat 22 Apr 2006 00:35:39]
利光 > む・・・基本?(まさか力尽きて遺言か。上体を屈しかけた不自然な姿勢のまま顔だけそちらに向ける)・・・(こちらから言葉かけず、相手の唇から漏れる言葉を拾おうと注意を集中させて待ち) [Sat 22 Apr 2006 00:30:52]
セオドア > き…(眼を伏せた。)…基本を…(薄い唇をなんとか動かし、言葉を紡ぐ。虫の様に小さな声は、屈んだ利光にならば辛うじて聞こえよう。) [Sat 22 Apr 2006 00:28:08]
利光 > 殺人、特に聖職者殺しは大罪だからな・・・それともここで果てたいか?(近づこうとした足がふと、止まる。顔色は一気に悪化し武器も離した。にもかかわらず目は気力を尚失っていない。だがあの傷では何かしたくてももう出来まい、と思い直せばまずは相手の曲刀を拾わんと、身をかがめて) [Sat 22 Apr 2006 00:25:21]
セオドア > (ばさりと顔に掛かった黒髪から垣間見えるのは、脂汗の滲んだ蒼白の顔。傷を負った獣のような、ぎらぎらした眼。剣を手放した右手は地に付き、左手は左手の傷を抑えていた。)…俺が、死罪… 死ぬ…? ゼ、ハ。(上げた視線は、手当てと言い近付くであろう利光を見る。) [Sat 22 Apr 2006 00:22:08]
利光 > ・・・(手応えあり。そして手にする太刀は、使い手次第では鉄をも断ち砕く―実例を体験済みで死にかけた―古刀。崩れ落ちようとするかのような相手の体より刃を抜き放てば)勝負あり、だな。せめてもの情けだ。手当てはしてやる・・・その後は自警団行きでどうせ死罪かもしれんがな(今の一撃が致命になればそれまで、と冷たい言葉かける。が、これは第三者から見れば油断の極みであるかもしれない。相手が『ただの』人間ではないという傍証はいくつかあったのに―) [Sat 22 Apr 2006 00:18:13]
セオドア > (恐らく利光が何度も経験したであろう、使い手にも満たない者への一撃。然るべき隙に、然るべき技を叩き込む定石。その通りに、男の脇腹は切り裂かれた。)…ガッ…!(かわそうとし、くの字に折れ曲がる体。しかし傷は深い。ど、と膝を付いた。) [Sat 22 Apr 2006 00:14:19]
利光 > 貴様は・・・!(退き続けるセオドアに対して、再び負う侍。霊の観客を意識までできぬ黒い目は、相手に殺意を篭めて注がれたままで)―斬られる苦しみ、思い知れっ!(外された武器同士、空いた脇腹の隙。誘いか、という疑問が一瞬にも満たない間脳裏をよぎるも。罠ごと噛み破るまでと強く踏み込み。倒した刀身を跳ね戻すような水平胴薙ぎを送り込まんと) [Sat 22 Apr 2006 00:10:27]
セオドア > (力の渦から無理矢理引っこ抜いた剣。脇腹に、ぽっかりと隙が見えようか。) [Sat 22 Apr 2006 00:06:12]
セオドア > 誉めるなよ。照れるだろ。(笑む。墓石の合間を縫って交差する影。見る者といえば、うすぼんやりとした眼の霊どもばかり。張り合いが無い。)ッ。(手首を捻って押さえ込まれる。力では勝てないと察し、剣を引いて身構える。) [Sat 22 Apr 2006 00:04:38]
利光 > 貴様の魂はさぞドス黒かろうな!(面罵になれていない侍が叩ける口といえば、この程度。死者の眠りをそれこそ叩き起こしかねない衝突音が空を震わすか)―御免(小さく呟いたのは、男に対してではなく物言わなくなった女性に対して。逃がさん、とばかりに自身も死体を避けて追いすがれば、噛み合った太刀を此方から見て時計廻りに捻らんとする。鍔迫り合いの際に相手の太刀を抑えつつ外す、『卍』の技法とされる一手) [Fri 21 Apr 2006 23:59:22]
セオドア > 魂を。ホントなら、お前の胸ントコに見えるはずなんだけどな。残念。(残念なフリをし、手をひらり。 突進する利光の様子に、満足そうに微笑んだ。)なーるほど、こういうカンジか。(切り上げに対応し、剣を向けた。火花と金属音。十字を描き、交差した剣を止める。 押し切られる前に、死体の顔を踏み付けながら飛び退いた。)ははっ、その調子! [Fri 21 Apr 2006 23:54:51]
利光 > 魂を・・・?(なにやら試されていたようだ。普通ではありえない魂を見るという表現に少しだけ眉の角度が疑問帯びて角度上げるが)・・・貴様ッ!(言葉によるものなら受け流せたが。目の前での遺体辱めにはあっさりと怒りが理性の手綱を振り切った。真っ直ぐに突進をかけ、刃の間合いに入れば腰間から国綱の銘刀を引き抜いて、相手の右斜め下より跳ね上がる逆袈裟斬りを叩き込まんと!) [Fri 21 Apr 2006 23:47:30]
セオドア > でもアツさが足らねーなー。アツさが!若い内から枯れてちゃいけねーよ。(片目で虚ろに利光を見詰める茶色の目。ブーツはもう片方の眼をぐりぐりと踏み躙った。)俺が殺した。殺してやった。そして自警団にも遊びに行かねー。あーユカイユカイ! [Fri 21 Apr 2006 23:44:30]
セオドア > (にい、と閉じた口を引き伸ばした。)てっきり怒鳴り散らすかと思ったら、若いクセに案外冷静でやんの。精神修行もよくできてる。俺が魂を見れねーとは。(くい、と片目の目尻を押し上げた。) [Fri 21 Apr 2006 23:41:58]
利光 > (ふーっと糸のように細い呼気を唇から漏らす。返答は無く、あるのはあくまでも揶揄のみならば)そこな女性を殺害した下手人とみなす。ここで斬られるか、自警団に突き出されるか選べ(この後に及んで迂遠ともとれる言葉吐きながら、目の端で地形を頭に叩き込み。墓石の位置や倒れた女性の場所を確認しつつ、摺り足でじりじりと間を詰めんとする) [Fri 21 Apr 2006 23:39:12]
セオドア > それ、イカすよなぁ。でも編み込みの髪みてーに、ホイホイ頭洗えねーんだろ?何か油とか付けて誤魔化してるってホントかよー。汚ったね。ははっ。(刃が鳴いた鋭い音色に動じた様子も無い。へらへら。) [Fri 21 Apr 2006 23:34:57]
利光 > (生まれ育ちがすぐわかる此方に対して、相手の衣装は即座に判断できぬもの。一見すればこちらと同じ系統の人種にも見えようか。だが、ただの人間が殺されたばかりの遺体を前にこうも陽気に振舞えるはずもない―)質問に答えてもらおう・・・今、ここで何をしていた?(命の残滓を纏わりつかせる曲刀を見れば、最早問うのも愚かかもしれないが。髷への揶揄を強い視線で流しつつ、最後の確認を送った。古太刀の鯉口を弾き切る音がその末尾に重なり) [Fri 21 Apr 2006 23:31:22]
セオドア > !(口をつぐんで、ぱちりと瞬きを一つ。手先でクルクルと回した短剣を、ホルスターに収めるように腰の鞘に戻した。)…へぇ、トキノミヤコ人か。(値踏みするかのよう、トキノミヤコ系の男は利光をしげしげと眺めた。)いや、大したモンだ。ヴェイトスに来たらチャラチャラしちまうってのに、お前はキッチリしてんだなー。頭が!(問いを無視して、笑いながらプラプラと血染めの曲刀を揺らした。) [Fri 21 Apr 2006 23:26:52]
利光 > ・・・・・・(墓地に似合わない大笑。死者の眠りを、とか定型的な文句が浮かんだのはほんの一瞬。霊気を操ることのできる侍は、その『瞬間』を視覚ではなく肌で感知した)っ・・・!(そちらに向けて駆け出せば、血染めのランタンの明りが浮き上がらせる無残な遺体も目に留まり)―貴様、何をしていた!?(距離を詰めつつ笑みを打ち消さんとするような、鋭い誰何の声を飛ばし) [Fri 21 Apr 2006 23:21:59]
セオドア > …なんてな。(語尾にvでも付けそうな程に茶目っ気たっぷり。勢い良く振り抜けば、腕を交差する決めポーズに至った。 二つに裂かれた魂は浮遊するだけの力を失い、地に落ちる。)消えっちまうか、集合霊に喰われちまうか…俺は喰ってやらねぇんだ。お前の不味い魂なんざ。ハハハハ!(死と魂の冒涜者は、ランタンの光に照らされ笑い声を上げた。) [Fri 21 Apr 2006 23:17:49]
利光 > (退院したばかりの侍がその惨劇の付近を通りがかったのは、幾人かの知人達の墓参りのため。やや離れた場所を、全く別の方向に向けて歩んでいたが)・・・(草履が土を踏みしめかけて、やや浮いたまま止まった)―血の匂い…!?(くんっと鼻を鳴らせばかすかに流れてくる、平穏ならざる香り。そちらへ体を向けて眼を凝らせばランタンの光を捉えることができようか?) [Fri 21 Apr 2006 23:15:30]
お知らせ > 利光さんが来ました。 『(さくり―)』 [Fri 21 Apr 2006 23:12:51]
セオドア > (自分への憎悪と現世への未練で、この魂は地縛霊になるかも知れない。いや、生前シコシコ祈っておけば、その残留思念で光の差す方へ向かうかも知れない。だが、どちらも気に食わない。男は聖職者とやらが実に嫌いだ。)イービル、(左手、逆手に抜いた短剣。軌道上に差し出す右手。)スラッシュ!(ヒュン。右手を切り裂きながら、血塗れの刃は魂へ走る。切っ先の鋭さと化した男の体は、魂に食い込み…) [Fri 21 Apr 2006 23:11:58]
セオドア > 後半の線が濃いなー。そもそも似合って…(と。眉間を寄せての聖女批判をふと止めた。死体から浮き出たものに、黒い視線の焦点を合わせたのだ。常人には、まるで男が壁をじっと見る犬か猫のようにも見えるだろう。だが、ある者が見ればそれは違うと分かる。)…死んだか。粘ったな、また。(死者の魂を見ては、笑む。) [Fri 21 Apr 2006 23:03:38]
セオドア > 大破壊の正体は?か。(足の下の死体に、生前十数度問い掛けた言葉をもう一度。)ジャスティスが何か知ってる風だったしな。聖職者とやらなら何か知ってると思ったんだけど。(むふうと鼻息。疲れた。)こうなるとアレだな。コイツが聖職者じゃないか、ジャスティスのヤツがコスプレかだな。 [Fri 21 Apr 2006 22:59:27]
セオドア > (見れば、彼女の体には執拗に切り刻まれた跡がある。すぐには死なない箇所を狙って、傷を付け続けたのだ。)知らないの一点張りと来た。くだらねー意地張って死ぬなんて、あーくだらねー。こうはなりたくないねー。(呆れた、とばかり肩を竦めて頭を振った。)ホントに知らなかったら?運が無かった。お気の毒!はは。 [Fri 21 Apr 2006 22:54:44]
セオドア > (びぢ。墓石の隣のランタンに、鮮血が飛び散って流れる。カソックを纏った人影がひゅうひゅうと断末魔を上げながら、喉を押さえて倒れこむ。 激痛と絶望に涙を浮かべるその顔を、ブーツが勢い良く踏みつけた。)あーあ、くだらねーくだらねー。(不機嫌面した男が一人、血の滴る三日月刀を片手に呟いた。) [Fri 21 Apr 2006 22:48:54]
お知らせ > セオドアさんが入室されました。 『なら、死ね!』 [Fri 21 Apr 2006 22:42:04]
お知らせ > シェスタさんが退室されました。 『( 少女だった魂さんに声をかけよう )』 [Fri 21 Apr 2006 15:01:50]
シェスタ > よっ…と。 ( 滑り台の子供みたいに、軽い反動をつけて枝から飛び降りる。 着地の衝撃で足がしびしびするのはがまんします、だって死神が痛がってちゃ魂さんも安心して逝けないでしょうから。 ) 今いきます、よー。 ( ぺそりぺそり、裸足が草を踏み分け雑木林を後にして ) [Fri 21 Apr 2006 15:00:49]
シェスタ > ( そよそよと吹き渡る温かな春風の昼下がり。 ――家庭をあずかる若奥様じゃなくたって眠たくなる時分でございますと、ここにはいない上司様へすてきな街への派遣をアリガトウとお礼あーんど言い訳をブチかましつつ、だいすきなおひるねをしようと思います。 嗚呼、平和ってすばらしい。 ) では、皆々様おやすみなさい――… ? ( ――と。 ) …嗚呼。 ( 目を閉じれば遠くはない、墓地の一角あたりから「離れた」ばかりの魂の匂い。 埋葬されたばかりの誰かが、自身の死を受け入れられなくて迷っているの、か。 ) いとしいおひるねよ、また明日――です、ねー。 ( 瞼を開いて目を向ける――ほら。 ゆらゆらと細く、立ちのぼり切らない湯気のような頼りなさの魂さんが見えます。 ) [Fri 21 Apr 2006 14:56:28]
シェスタ > ( ――そこへいくと。 ) 主人の気まぐれで命を奪われる奴隷もアングリマーラと違って少ないみたいです、し。 ( 闘技場の中、派手な見世物として饗されるだけの哀れな生贄というのもそれほど多くないらしい。 昔は多かった、とは上司様の言でございます。 それだけお金というものの価値が高い街なのでしょう。 お金がたくさん出回ると、品物の価値が上がるんでしたっけ? ) …ほどよくのんびりできそうで、私としてはとってもありがたいことなのです。 ( ふらり揺らしていた足を止めて、そろえて枝の上に乗せ。 ――いい天気で、こんな日は遠くまでもよく見えるよう。 墓地が高台にある都市設計に感激しておりますですよ。 ) [Fri 21 Apr 2006 14:43:25]
シェスタ > ( アマウラの実力部隊、サムラーイ様は得物が得物だけにひと悶着あれば人死にの一人や二人や三人四人、これまた当たり前に出ちゃいます、し。 ――嗚呼そうそう、冬場に火事など起きた日にはやっぱり霊魂さんが大漁でした。 眠っている間に煙に巻かれたらしいお子様など、自分が霊魂さんになっちゃったのをなかなか理解できないものですから、それも大変でしたと桃色吐息。 お父様お母様といっしょのところへ行きましょうと、何度も繰り返したものです。 ) [Fri 21 Apr 2006 14:33:35]
シェスタ > ( ――派遣されたてほやほやの死神から見ても、こちらはそれなりに平和な街のように見えました。 それなりに、と注釈はつけますが。 ティアンでの大人による抗争時は報復措置による一族郎党ミナゴロシーとか、怨念だだ漏れな霊魂な皆様を導くのに十年分は働いたと思います。 思い出すだけでためいきが出ちゃう今日この頃。 ) [Fri 21 Apr 2006 14:28:08]
シェスタ > ( 墓地の先にある雑木林、その中の一本、そう高くない枝に腰かけた白いワンピースの一見女性風貌がふらりふらりと足を揺らす。 ) んー…  いい天気です、ねーっ。 ほどよくあったかで眠くなってしまいますー。 ( おひるねはだいすきなのですよ。 ――なんたって私の名前ですから。 昼寝(シェスタ)。 ) [Fri 21 Apr 2006 14:18:07]
お知らせ > シェスタさんが入室されました。 『ふー。』 [Fri 21 Apr 2006 14:12:03]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『(その夜、ひっそりと小さな墓が、一つ。そして弔鐘が一度だけ)』 [Thu 20 Apr 2006 23:37:35]
ロイ > (恨みの声も。断末魔の声も。何もない) (あるのは死人臭い匂いだけだ。己も同じような匂いを発しているのだろうか。棺を閉じて、それを抱えて立ち上がった。抱えることが出来るくらい、少女は若く小さかった。――吸血鬼の膂力の所為、だけではなくて。棺は酷く軽かった。無表情だった顔に苦いものがよぎる。きゅ、と微かに眉が寄った。これを土の中に埋めてしまわないと) (見えるのは空の見えない曇天。――嫌な空。けれど、埋葬するには丁度良い。月の光を闇のモノに当ててはいけないから) [Thu 20 Apr 2006 23:35:14]
ロイ > (遺族にはここに来ないように言っておいたから、今ここにはいない。これから己が行うことを遺族が正視に耐えられるとは思わなかったから帰した。その判断は間違っていないと思う) (棺の前に跪いて、手にした鎌を振り上げた。埋葬のその瞬間までその時を伸ばし続けたのだから、もう待てない) ( さ よ う な ら ) (違わずに、少女の胸の中心へ鎌の刃を振り落とした。もしも吸血鬼と成り果ててしまっても、決してその手を血に染めたりしないように) [Thu 20 Apr 2006 23:18:55]
ロイ > (火葬をしてもよいかと問うたら、それは拒否された) (首を切ってもよいかと問うたら、それは父親が黙って首を横に振った) (心臓を取り出しても良いかと問うたら、それは母親に泣きながら責められた)  (一箇所だけ遺体に傷をつけてもいいかと問うたら、泣きながら頷いたから引き受けた) (小金を無理矢理渡されて、一つ。墓を掘った。そして今に至る) …… (ふ、と小さくため息のように吐き出した。棺を開けて、横たわる少女を見下ろす) (手は。) (スコップを手放して、代わりに鎌に伸ばされる) [Thu 20 Apr 2006 23:08:44]
ロイ > (青白い顔を泥が汚した。人間だった時の癖で、汗も掻いていないのに軽く頬を拭ったから)(棺が一つ入るほどの空間が地面にあって、己の傍には小さな棺と鎌が置かれてあった。右手には、剣の変わりにスコップが握られて)(何のことは無い。たまたま吸血鬼に襲われた娘を見かけて。たまたま吸血鬼を退治することになって。たまたまその両親に埋葬を頼まれただけだ。ハンターならその方法を知っているだろう、と) [Thu 20 Apr 2006 23:00:27]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『(汚れは血の所為ではなくて)』 [Thu 20 Apr 2006 22:55:38]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『 あれ?だけど護衛はわたs――― っだ、大丈夫ですかっ!? 』 [Mon 17 Apr 2006 04:28:55]
園内一花 > ( そんな土下座には土下座返し。 ごめんなさい、ノリの悪いポニーテールでごめんなさいっ…! とか。 握りこぶしに困った風な微笑を零し ) 〜ぁ… ありがとうございます? ……うん、そうですね。 私も…… ( 『世界』に詳しくなる。 …恋を知って見つめた自分を、どこまでも醜く思えてしまい… もしも世界もそんなだったらと、ふと心配になるけれど。 ……世界も…勿論自分も… 案外、そこまで酷くもないんじゃない……? 桜に一度頷いて、西園寺さんの笑顔を見上げよう。 …その場所を紹介してくれた人、家主で友人の紅姫さんは妖怪で… 菫も、妖怪。 …ならば、その神社は仮に神社として整えられたとしても、奇異な場所になりそうではあった…。 それはまた、別の話だけれど。 豆ガトリングで馬車を襲おうかと思ったのはナイショ。 『そういう相手がいることは余裕』 ) ―――〜うん。 …ありがとうございます…。 ( そう言ってくれれば、素直に頷いて。 …でも、頼っちゃダメだよと言い聞かせつつ… どうしようもなくなったら?と本気にしている部分も、ちょっとある。 …それだってそんな具体的な数字には、正気かと腰を抜かしそうだけど…。 『楽しい』 を貼り付けた顔には、やや恨めしそうに。 カラカラ笑いに溜息一つ ) 〜もうっ… ……なよ竹の姫君には、心に決めた人はいないでしょう……? ( 綺麗な例えはやっぱり恥ずかしい。 もじもじは継続しつつも――― 微笑んで ) ―――〜はい。 [Mon 17 Apr 2006 04:27:17]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(墓地の出口までの頼りない護衛役。――何処かの狐ッ子たんの念波が届いたか盛大にずっこけた)』 [Mon 17 Apr 2006 04:07:49]
ミカド > ―――では、参りましょうか?お姫様。 [Mon 17 Apr 2006 04:05:55]
ミカド > (何か、こー…土下座して謝りたくなった。ごめんね、ギャグな貴族様でゴメンネ…!! )……からかってなどいないさ?…僕がもし、この桜だったら、可愛い子に散る姿を見て戴きたいと心から願うね…!!(ぐ、と握りこぶしっ)…まぁ…どちらにせよ、来年同じようにここにくれば判ることか。少しだけ楽しみだ。その時までに、僕も少しだけ”世界”に詳しくなっていることを祈ろう―…(「神社」……「神社」……聖域としてキチリと整えられたら、入れないかもしれない。…朱鷺乃都の鬼だもの。節分の豆が痛いと言ったのは嘘じゃない。…そんな事を考えつつも、笑顔で「楽しみにしてる」と返事をひとつ)…まぁまぁ。実際に僕を頼るか頼らないかは別にして、そういう相手がいることは余裕が生まれるだろう?――その程度で覚えていてくれればいいさ?(本当にあっさりと気楽に言う。――具体的な数字を言わせたら500万までは余裕だとか言いだすよ?よ?ブルジョワパゥワー炸裂。…赤い顔して、もじもじし始めた貴方を見詰める男の表情には「楽しい」がばっちり張り付いている。――菫ちゃんと貴族様が、どういうやり取りをしているか実感できるに違いない。ある程度「もぢもぢっぷり」を堪能すると、カラカラ笑いだし)―――僕からの、デート誘いを断わるなんて、なよ竹の姫君のようだ。――実に残念。(差し出した手を引いて)……じゃあ、月からの従者のように、墓地の出口までお見送りさせていただきましょう。(実はその約束 ば っ ち り 覚えている。――ただ、今はまだ使う気が無いだけ。何時か気紛れに持ち出して、きっと貴方を困らせる。――そんな本音も今は、笑顔の下に押し隠し) [Mon 17 Apr 2006 04:05:48]
園内一花 > ( 『あんな調子ですし』 なんて。 見せてしまった状態を改めて恥ずかしく思いつつ… 『お腹は空いていません』 と首を振り――― でも、墓場の出口までは当然一緒 ) [Mon 17 Apr 2006 03:50:08]
園内一花 > ( 勿論見えちゃいますっ…そうでなければ完成しないシンパシー! とは言え、衝撃にコメントを挟むタイミングを逸してしまえばそのまま、綺麗に終わる為に ) ―――〜か、からかわないでください…。 …分かりませんよ… 不思議な桜ですし… ずっと前からこんな風に在って、これからも変わらないのかも… ( 茶化されてるって分かるんだけど。 恥ずかしいものは恥ずかしい。 顔を赤らめつつ、西園寺さんを見上げよう ) 〜スラムで居候させて頂いているのですけど… この話は、していましたっけ? 家主さんに紹介して貰った場所なんです。 色々と訳アリみたいなのですけど… 一応、掘り出し物って言うんじゃないかな…? 神社なだけあって趣があって… ここに惹かれた帝さんなら、気に入って貰えるかもしれません。 ( 墓場スキー認定なわけでもないけれど。 …『乗ってみる』… 後押しになる言葉に勇気付けられて、『きっと』と照れて… 淡い笑みへほんのり赤いまま微笑み返し ) 〜ありがとう、ございます。 …がんばりますっ。 ( 先立つもの? ) ―――〜て。 ぁ、いえ、そんな事はっ… ただの住まいとして使う分には、多分、大丈夫…? だと… 思うのですけど…。 ( 実際、とりあえず一度大掃除に入らなければ詳細不明と言う思い切った買い物だけど… 家にしてみればほんの数年放置された程度で、それ程の支障は出ないのではとあてにして…。 …ただ、お金にそれ程の余裕は無いのも本当だから… 一瞬投げられた視線には僅かな動揺を見せつつ、気まずそうに、パタパタ首と手を振った ) ………ッ。 た、確かに、菫と一緒に住むんですけどっ… そんな… ( はっきり言われてしまうと、恥じ入るしかない。 …もじもじと、逃れるように桜へ目を移し… 方向性は違うかもしれないけれど、思う事は同じか。 …静かに、その光景を目に焼き付けて… ) ―――〜デートはダメです。 ( ここは仮面舞踏会の会場でもないし… 差し出された手は遠慮して。 可笑しそうに笑う… そういえば助けて貰ったお礼に『何でもお願い事を』なんて約束をした気もするけれどっ …そ知らぬ振りで ) 〜ごめんなさい。 …もしかしたら、気にし過ぎかもしれませんけど… 私は、菫がデートしちゃったりしたら大変ですもの…  [Mon 17 Apr 2006 03:48:28]
ミカド > (そ…そっちも見えちゃいましたか――…!と、密やかに驚いたのは、秘密にしておいたほうが平和かもしれない。綺麗に終わる為に、一花嬢の表情をみない事にすゆ。――いや、実はちょっと見えちゃって、貴族様の視線が泳いだ事実はともあれ―…)明日には全ての花弁が散るだろう。――次は葉桜…いや……これ限りで朽ちる木かもしれない。それでも、一花嬢のような人に見られたこの桜は幸せモノだ。(照れる少女を見下ろしながら、肩を竦めて茶化してみせる。――火桜の話は、男の中で終わったらしい。――「引越し」のご報告を聞いて…)…神社。また面白い物を買ったものだ。年頃のお嬢さん達が買うには、少し…奇妙と言うか…――でも、ますます「ハラエ」へ行けと、”周り”が勧めているのかもしれないね?こういう時は、周りに流されるのではなく、乗ってみる事も重要さ。きっと一花嬢ならば、どんな場所でも、見れるし、見させられると思う。(死人の己には辿り付けないところまで、彼女ならば――。続けそうになった言葉を飲み込んで、代わりに淡く、淡く、笑みを作った)――そう思うと…ふむ。今日、此処で僕と会ったのも何かの縁かもしれない…と、するとだ。”転職”に、”家を買ったが廃屋”…となれば、『先立つもの』関係で呼び寄せられたのかな?(ちらり、視線が一瞬投げられて)…―――もし、そっち関係で困ることがあるなら遠慮なく相談しに来るといいよ。火桜を見た仲だ。アンニュイ仲間でもある。……まぁ、何よりも。菫君との愛の巣だからね!廃屋のままにしておくなんて、忍びない!!寝所は特に念入りにリフォームしてあげようっ(さて…?今一度火桜を見上げ―― 一呼吸。見るべきものは見た。掴むべきものも掴んだ。後は其れを如何生かすかだ。)――…。(一人、頷いて)……さて、良かったらこれから、軽く僕とデートしないかい?(右手を差し出し)―――墓場の出口まで――或いは、一花嬢の宿まで。…お腹が空いているのなら、ベタベタに駆け込むも良し――?(狐ッ子タン大激怒な台詞が飛び出した…!) [Mon 17 Apr 2006 03:16:29]
園内一花 > ( ―――うあっ!? 顔っ!? バッチコ〜イ な顔。 顔。 顔。 疎らになってしまったとは言え、咲き誇る顔。 散り行く顔。 …重なった世界で交わる感覚に… なんとも言えない微妙な表情でそれを見つめる暫しの間。 …散った花弁の燃え尽きる事は無く、白く広がる絨毯だけれど… 燃えるその顔は、火と供に――― ) ―――ええ。 ( 『同意』に今一度。 ……並べた拙い言葉をはぐらかすように零した言葉、撤回するように確りと頷き返す……。 …奴隷ギルドの噂は知らず、知ったとして、それを彼女と結び付ける事は出来ない… たった一度、斡旋所の仕事で出会った暖かな人の話を聞けば… 西園寺さんと二人での結論を抱きながらも、『消える』事に涙してしまうのだろうけど…… ) ……はい。 こちらこそ… ご一緒出来て、良かったです…… ( 少し照れくさいけど… 見上げる桜… 重なり、一つとなった形に、お腹の前で両手を握る ) …? ……はい。 出戻りみたいになってしまうのですけど……。 ――〜そうそう、この間、神社を買ったんですよ。 何年も廃屋だった場所で、起こすかどうかなんて分からないのですけど… 縁と、言うのでしょうね。 ――許されるのなら、ハラエへ行こうと思います。 …あれ…決心、まだだったのかな…? ( 『住めるようになったら、遊びに来てください』などと言いながら… すっきりとした顔で微笑んで。 …そんな顔をしている事を自覚して、キョトンと目を瞬いて… ) ―――はい。 ……それを…菫と、一緒に見たい……  [Mon 17 Apr 2006 02:45:19]
ミカド > (ランタンに照らされて、影が並ぶ。――浮かび上がる緋桜は、少女の”世界”と交わり『火桜』となった。――嗚呼、赤い陽炎が薄ら見える。成る程――火。)(そして、貴方の結論と、男の結論は一つの形を描いた。「消える」「だけど消えない」――少女の言葉を聞きながら、奴隷ギルドで見た、金の砂を思い出してた。するすると融けて零れて消えた女の魂――。あの砂は何時か何処かで別の生を練り上げる土となるのだろう。)――――……。(『何をいってるんでしょうね』…彼女が、言葉を誤魔化そうとも、男は確りと頷き、全てを肯定して――)―――同意だ。(”同じ結論に辿り付いた。”其れを伝える為の言葉を紡いだ。)イツカ嬢。今日君に会えて良かった。――色々な意味でこの桜と別れることが出来そうだ。(己の胸に掌を当てる。――石榴の双眸は日桜を見上げて瞬いた。)同時にね?―――僕は今、痛感していることがある。君はね、ハラエに行くべきだ。 其処で、この世界の理を学べるというのなら、是非学ぶといい。―――君にしか”見えないモノ”がある。君にしか辿り付けないトコロがある。他の誰かじゃ君の「見たもの」は見えないのだから。 [Mon 17 Apr 2006 02:12:39]
園内一花 > …そうですね… もう一段… もっと、奥があるのかもしれませんけど… 気が付けた事に、感謝します。 ( 傍に寄る西園寺さんに… 折っていた膝を伸ばして、並んで立って ) …生きているうちから持っているもので… 死してなお失われないものがあるのなら… 私はそれを、喜びたいとも思ってしまうのですけど…。 ……未練や執着を生み出すものをこそ、本当に、忘れたくないと思います…… ( …生きている間に失いたくないと… 死して後にこのまま消えてしまいたくないと恐れるのは、何がそうさせるのか…。 『欲』と言ってしまえばそう。 …けれど、悪いものばかりではないと思いたい… ) …そう、ですね…。 …うん。 …消えてしまうのだと、思います。 …でも、見えなくはなるけど、溶けるだけ… そんな風にも、思えるかな。 ( 同じ位置から見る桜も、見る者によって違うけど… 桜は桜… 散った花弁を焼き尽くす事も無く、火の粉は燻り消えてゆく… けれど ) …どこかに… 遺るのだと思います。 …花が燃えても、火は消えても、土となって遺ります… そこでまた、芽吹く花がある。 …散って、溶けて、次第に薄れてしまっても… 全てと一つになる場所で、全体を形作るものであり続けるような―――そんな。 …ううん、何、言っているんでしょうね… ( 『漸く死ねる』 …燻り続ける人の想いにとって、花となって今一度散るのは『納得』する為の救いだろうか… あるいは ) [Mon 17 Apr 2006 01:41:32]
ミカド > (互いに見ている”世界”が違うのだから、結論の仕方も、それぞれなのだろう。変わらないのは”答え”だけだ。「桜は散る」 どちらの”世界”でも、その結末は変わらないだろう。成る程――つまりはそういう事なんだ。死霊術師は内心で頷いた。)―――僕も、一人じゃ判らなかった事がある。いいじゃないか、今は気が付いたんだから。(桜の幹から手を放すと貴方の傍へ近寄ろう)……「燃え移りたそうに見える」君がそう見えたなら、きっと”彼等”もそう思っているんだろう。「散る」のを嫌がるのは…”桜だけ”ならともかく、”人”が宿っているのなら、当たり前の感情なんじゃないかな?…桜の花弁にとって”散る”とは、即ち死ぬ事だ。…死にたくない。だから、燃え移りたい生きたい―――なんて。僕の見ているモノと、イツカ嬢の見ているものを繋げる為のこじ付けだけどね?(――薄くなっていた表情を、幾分か和らげて笑う。沈黙の問いに――)………。(貴方より一瞬遅れて同じモノを見た男)―――消えるんだと思う。(ポツリと。地面に散った花弁は白いだけだ。其処に人の欠片らしきものは見当たらない)   二度目の死で、彼等は漸く死ねるんだ。――桜の花弁という形を貰って、今一度、仮初めの生を得、そして、消えるんだと。――最も、コレは僕の結論。君は、如何見る? 火の粉のように燃え上がった桜は、どうなるんだと思う? [Mon 17 Apr 2006 01:16:26]
園内一花 > …ううん。 …言われて、少し、分かった気がします…。 …『私』が『親しみを感じる』なんて… 多分、これは『人の情』なのに… そんな事、全然考えていなくて…。 ( その認識を知れば、『嫉妬』と言った時の… 『彼らは僕らが羨ましいのかもしれない』 という言葉もあって、束の間咲き誇って散る花に宿るものの想いを考えずにはいられない。 …正答のある事ではないけれど、思い込みによって判断を狭めてしまい、軽んじるようになってしまった事を恥じて、首を振り… でも、続く西園寺さんの言葉には、頷いて ) ―――〜ごめんなさい。 ハラエ…陰陽寮で雇って貰えないかって考えているくらいなのに… なってないなって思ってしまって。 …それにそんな風に見ると、『燃え移りたそうに見える』なんて、気楽に見ている場合じゃないような気がしますもの… ( やや寂しげな苦笑を零して… そんな事を言いながら、立ち去ろうとはしない。 では『害意』は?と言うと… 『彼等』は、それは持っていないように見えるから。 炎が燃えるものに移るのは、当然な事だ。 …選べない… ) ………。 ( 『どうなるんです』? …問いはせずに、促すような沈黙を…。 …視線はじっと桜の絨毯に落として… それを散らせた老木へと戻そう ) [Mon 17 Apr 2006 00:52:56]
ミカド > 顔と言っても、表情は無いからまだ平気だけどね。最初見た時は、それこそ夢に見るような光景だと思ったものさ。(掌の上で揺れる花弁は、風と共に流れていく。――未練、固執、執着。貴方が男の言葉を聞いたように、男も貴方の言葉を聞いた。もしこの墓場に誰かが居たのなら、2人の会話に首をかしげることだろう)(「いい気なもの」――自分を卑下するような言葉に首を横に振る。)イツカ嬢。……僕の”見たもの”を聞いて「自分の見たモノ、感じた事」を否定するのは可笑しい。僕等は同じモノを見ているのだし、どちらが間違っているというのも無いと思うんだ。…――ただ、それぞれ読み取る部分が違っているんじゃないかと…例えば――…食べ物の事を、僕は薫りで感じて、イツカ嬢は味で感じた…そんな感じなんだと思うんだ。(人の彼女は、「想い」を先に見て、躯の自分は「形」で彼等を見た。感じ取りやすい部分、自分に近い部分が”確認”しやすいのは可笑しな事じゃない。)――だから、恐らく。君と僕の見た事、感じたモノを合わせた姿が正しい姿なんじゃないかと――……(『見に―…』)……………。(ぱちり、瞬きをした。余りにも尤もな質問だ。首を傾げて)―――…君と同じで、気になったんだ。この桜が全て散った時、この顔の主はどうなるんだろう、と。――でも、少し…分かった気がする [Mon 17 Apr 2006 00:32:04]
園内一花 > ………幸せになれると良いですね…。 ( 頬に手を添えて零す溜息は、夢見がち。 複雑な想いを抱えたまま男性同士で居るのも捨て難いけれど… そこまで踏み出したのならば、最後まで添い遂げられますようにと。 壮大な物語展開中っ 『でも、子供は』 ) ………ま、まぁ… それは… ちゃんと育てられる状態なら… それは… ( …何かの相談みたいな調子。 普段は言えない事もポロリと… 真っ赤になりつつモジモジ言って――― ) ―――え… ぇえっ、ええっ! そんな話はっ… ( いいんです、おいときましょう。 忘れてください。 コクコクコクン ) ……も少し意味を広くすると… 未練、固執、執着…? …私がこんなだから… そんな風に見えるのかな……。 …この『火』は、なんだか、燃え移りたそうに見えるんです… ( ―――『彼ら』? その言葉を聞いて、これは『桜の想い』ではないのかと首を傾げるけれど… 続けられる言葉を黙って聞いて ) ―――ッ。 ( 言われても『顔』には見えなかったけれど。 …相手の言った意味は、理解できたと思えて…。 僅かに表情を硬くして、対照的に、手にしていた花びらをそっと地面に戻す… ) ………『桜』が、何かに恋焦がれているのかなって…思ってました……… いい気なものですね… ( もっと、根の深いものを感じさせる言葉に… それを聞いても、かじった術の系統も異なる二人… 今はまだ感覚を共有する事は無く、差し出された花弁は受け取らず、眼を瞑る ) ……どんな『顔』なのか、私には分かりませんけど…… そんな風に見えても、身に来たかったんですか…? ( 確かに珍しいとは思うが。 …咲いた顔、散った顔顔、顔顔顔顔顔顔――― 先走ったイメージに、首を振った ) [Mon 17 Apr 2006 00:11:28]
ミカド > いやぁ、詳しくは知らないのだけどね。でもきっと、色々と思い悩んだ結果だったんだろうね。男が女にならなきゃいけない理由なんて、一つくらいしか思い浮かばないね…!!パプテスだからこその決断だったんだろう…!!(詳しく知らないからこそ、その「知らない」部分を埋めるのは、想像力だ。――ふ、と優しげな微笑すら浮かばせて、言い切った。※土下座中)――……でも、子供は欲しいだろう?愛しい人だからこそ。究極の愛の結晶だしねっ…!!ホムルンクス等の手段はあれとも、矢張り子供は子供で、きちんと作りたいだろう?(なんて、墓穴の中にいるイツカ嬢へに、「浅いぞー」と声を投げかけるが如く同意を促すね!!肉体関係があるのは否定されなかったから余計だ。)―――と、まぁ。子供は子供でおいといてだ。うん。(話しを切り替えようと、緋桜を見上げ)……火の粉か。火の粉に見えるのか。嫉妬……(共通する色は赤か。赤――人の生命の象徴。細めた双眸で透かし見んとした。)――そうかもしれない。彼等は嫉妬しているのかもしれないね?形を無くした彼等は、僕等が羨ましいのかもしれない。―――……「彼等」。 桜を指すには可笑しな言葉だと思うだろう?でも、僕から見たら、これでいいんだ。…何せ、この花弁一枚一枚に―ー(低い枝に指先を伸ばし、一枚摘まんで)―――「顔」が見える。 (見ているモノは同じなのだから、何らかの手段をもって貴方の見ている世界と、男の見ている世界が繋がれば同じモノが見えるやもしれん。しかし「手段」を知らない今は、言葉で繋がるしかない。千切った花弁を、貴方へと差し出して) [Sun 16 Apr 2006 23:53:56]
園内一花 > ―――〜えぇっ!? …えくそしすと… って、パプテスの退魔士ですよね? …いいのかな… 男装女装とか、同性愛って御法度だったと思うのですけど… ( でも、あろう事か『魔女』に頼ってまで女性になりたかったんですねと思えば… 色々深い事情がありそう。 自分達の話だったのはすっかり忘れて、複雑そうに神妙な顔で、あんな事やこんな事を考えるっ ) 〜で、でもっ… それとこれとは話が別です。 …女の子にこんな風に思うのは、変だって分かりますけど… だからって、男の人に変わりたいとも、変わって欲しいとも思いません。 …私が好きなのは、菫なんだから…ッ ( 菫が男の人になりたいと言うなら受け入れるけど。 そうでないのなら、変わって欲しいなんて考える事も無いと… 首を振り。 …あれ、イイコト言ってる筈なんだけど、墓穴を掘るような… 妙に顔が熱い。 居心地悪そうに視線を逸らすように、桜を見上げ 『雅な姿にも見えない』? ) ―――〜えッ? ぁ、そうか… 違うんですね…。 …私も、少し意外でした… 帝さんは、本当に不思議な人です。 ( キョトンと眼を瞬いて… …あるいは互いのそれを知れば、共感して同じ物を見る事も出来るだろうか…? 不思議そうに首を傾げつつ ) …燃えて、いるんです…。 桜が火の粉を散らすみたいに。 ……嫉妬、とか…… そんな風に見えちゃうんですよね。 ( 『嫉妬』までは、自分に重ねた勘違いだと思う。 …でも、正直なところ言って… 『直さないと』 仕方無さそうな溜息を零した ) [Sun 16 Apr 2006 23:31:32]
ミカド > (しかし赤い河を原初へと遡った男は、太陽を見る事は出来なくなった。夜に馴染んで見えるとしたら、夜を創る一欠片に変化した証しなのかもしれない。淡い苦笑に返すは、あっさりとした笑み)…ああ、言い方が悪かったね?本当に気にしていないから安心するといい。(ぱたりと手を振り)はっはっはっはっは夢は願えば通じるんだよ?噂じゃ魔女ギルドの作った薬で性別男から女になったエクソシストがいるらしい。(誰のことだとか、聞いちゃ駄目だ。きっとご本人が号泣する。※土下座中)なぁに、少し頑張れば君達にだって出来るさ。(『出来ません。』と、言い切れないところがヴェイトスの怖いところ。頑張れ狐ッ子タン。頑張れイツカたん。)―――さて。さて。意外だな。「緋桜」と、この間も言っていたから、もしやと思ったが――そうか。あっさりと言われてしまって驚いた。(同時に――赤く見えていることに安堵した。自分が見ているコレは妄想なのでは無いのだと。貴方の指先で踊る花弁を眺めつつ)――……僕にもこの桜は紅く見える。…ただ、君と違うところは、親しみどころか、雅な姿にも見えない…と、いうトコロかな。…イツカ嬢には、この桜が「何故」紅くみえるのかな?聞かせてもらっても…? [Sun 16 Apr 2006 23:14:56]
園内一花 > (白い肌は) 〜ぅん?それは羨ましいくらいですけどー… でも、たまにはお日様の光も浴びないと、健康に悪いですよ? 無理、しないでくださいね…。 ( 自信に溢れた物言いを見上げ、楽しげな微苦笑を返して… もやしっ子認定という訳ではないけれど、パーティー会場や『夜』の似合う人だという感想に一言。 さっきの調子は、どこか疲れているようにも見えたから。 …ゃ、夏になったら普通にビーチではしゃいでいそうな気もするのだけども… 『先日はゆっくり出来なった』 ぅ ) 〜そうですよね。 すみませんでした… ええ。 なんとなく、親しみ感じてしまって……何に、こんなに身を焦がしているんだろうって…… 〜もしかして西園寺さんも、ですか? ( 『感覚』を封じるように務めれば、ただの桜として映るそれ。 …それは理解するから、『緋桜』と言った西園寺さんもまた、そういった事に聡い人なのだろうという認識でサラリと…。 『桜に吸い上げられた人(?)』のものとは、理解していない風だった。 …膝を折って、摘み上げる花びら一枚――― けれどそんな雰囲気を吹き飛ばす素っ頓狂な声が、わたわたと上げられるっ ) ―――〜っな、な、なこッ… 子供なんてっ! で、出来るわけっ…… なぃ… じゃ、ないですか。 ( 女同士ですよ? …妙な薬もあるみたいだけれど… あんな命の保証も微妙(なように思える)物を飲むのは本当に困窮している人だと思う。 ぱたぱたぶんぶん、首と手を振ってっ。 ぁ、肉体関係を否定するのは忘れた? ) ―――〜また来年、ですね。 ……来年もまた、緋(火)桜なのかな…… ( 摘み上げた花びらを、指先でくるくる回し ) [Sun 16 Apr 2006 22:59:38]
ミカド > (「大丈夫?」)――勿論だ。肌が白いのは元々だしね!――だから気にすることは無い。心配ご無用。夜の墓地をひょいひょい散歩できる程度には、丈夫なんだよ?(腰に手を当て胸を張る。――言い切る姿は無駄に自信に溢れているのはデフォルトです。ええ。)(「花見?」)……(一瞬返答に詰まったような間があいた。まさか、二度も同じ状況で会うとは思わなかったんだろう。即答する事が出来なかった。)…あ、ぁあ、そうそう。僕も花見さ。先日はゆっくりと見上げる暇は無かったしね。――――――気になる?(霞が掛かったような頭の中から、あの日の事をゆっくりと思い出す。――そういえばこの娘)―――……仲が良くなきゃ喧嘩もできないんだよ?子供がどちらかに出来たら教えなさい。お祝いしてやろう。(至極当たり前の顔で、サラリツルリ言い放ってみました。既に肉体関係はあると無意識のうちに認識しているようです。 年齢三桁+感覚9の勘が働いたようだ。(ぇ?))―――…。――……さて。(桜の幹に指を這わせ)――…既に殆んど散ってしまったけれど、桜は桜だ。―――「緋桜」―――なんて、この辺りじゃ見ないしね?(同意を求めてみた) [Sun 16 Apr 2006 22:41:32]
園内一花 > ―――。 …大丈夫… ですか…? ( 仮にも霊能者… 西園寺さんの雰囲気には違和感を覚えるけれど… チャンネルが違うと言うか。 …考え事をしていたと言うより、考え事に引きずり込まれていたという風なその様子へ心配そうに眼を瞬いて… 〜邪魔をしてしまったかとすまなそうにするけれど、茶化す台詞に微笑み返す ) 〜いいえ。 …この桜を、見に来たんです… 何だか、気になってしまって…。 帝さんも、お花見だけですか? ( 妖樹… と言うほどではないのかもしれないけれど。 …やや具合が悪そうに見えたのはその影響かとも思えば、『憑かれる』 『魅せられる』 色々な言葉が出て来るけれど、観察するような眼を向けて ) ―――〜はい。 おかげさまで、一応。 ……私に気を遣って、今度は生乾きの服なんて着ていたりしましたけどね…… ( そうさせたのは自分なのだけど。 …最後の方はやや不満そうにしつつ… 気まずそうな苦笑を返す ) [Sun 16 Apr 2006 22:27:32]
ミカド > (誰かが来る。誰かが来る。誰かが来る。――誰だ。――中途半端に「世界」を覗いていたものだから、細い足音にすら、僅かだが形亡き者達の声が混じって聞こえた。何時もは己に聞こえやすいように調節していたから、忘れていた。形無き者は何時だって”欲している”という事を―――途端、己に纏わりついたままの「彼等」が耳元で確かに―――あすけじょもれとかむかてともほうえなきくとせしやそくをきかせ――――混線 拡大 遮断 ―――)(―cut―)――――はっ。(胸が大きく上下して、息を思い切り吐き出した。首を横に振って、居眠りから覚めたような顔を貴方に向け) ああ。君か。なんだい、また墓参りかい?――こんな時間に危ないんじゃないかな。(先日先に言われた台詞を一つ、茶化してはいて)気にすることは無いよ。いやぁ、甘酸っぱい空気を堪能させていただいた――仲直りは出来たかい? [Sun 16 Apr 2006 22:15:12]
園内一花 > ( お墓参りに来た訳でなく… 今日は、ふと思い出して気になった桜だけを見に。 趣の在り過ぎる場所で… まだ辛うじて残る花にホッと眼を細めて… その下の人影に、近付く足取りは遠慮がちになった ) ………。 ( 桜の『緋』色を、火として捉えた己の意識に残ったものは… 共感だとか、親近感だとか。 不思議と、不気味であったり、悪いものとは感じなかった。 …それは、未練、執着と呼ばれるものなのかもしれないけれど… 自分の中でそれが渦巻いているのを意識すれば、嫌な親しみすら湧いて来る ) ―――こんばんは。 …この間は、すみませんでした…。 みっともないところを… ( …そんな想いに巻き込んで迷惑をかけてしまった人… 普通に話す声ではようやく届く程度の距離で、気持ち深めに、頭を下げよう ) [Sun 16 Apr 2006 22:01:00]
ミカド > ――――。(妄想めいた想像が、不意に掻き消される。夢現の世界から、パチリと、弾かれるような気持ちで幹を眺めていた顔を上げる)―――(足音が聞こえるたから――己のランタンを背後へと向けた) [Sun 16 Apr 2006 21:53:27]
ミカド > (全ては己の妄想、或いは幻…その可能性は何時だって否定できないんだ。 自警団で死した彼女の友人と話した内容だって、己の妄言の一部なのかもしれない。――死霊術だなんて言ってはいるけど、実際この自分の目映る世界が、他の死霊術士達にも同じように見えているとは限らない。――もし、己にしか見えぬ世界だとしたら、其れは「在る」も「無い」も一緒なんだ。――ああ、そうか。だから、誰にでも見えるような”形”が必要なのか―――この世に”在る物”を借りて、    存在の証明     をしたいのか。)―――。(老木は、華を咲かせたかった。 見えぬ物になってしまった彼等は、形が欲しかった。)―――  依代  。(腐った肉を与える代わりに、彼等は形を手に入れた。栄養を手に入れた代わりに、桜は華を咲かせた。――そういう事か) [Sun 16 Apr 2006 21:51:54]
園内一花 > ( ランタンを提げた着物姿は、☆6.1とかにしても二番煎じになってしまうので… ストレートに、肉より咲いた花散らす桜を目指す ) [Sun 16 Apr 2006 21:47:17]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( ぽつ ぽつ と夜空に流れる花弁を見上げながら、その老木を目指して )』 [Sun 16 Apr 2006 21:44:27]
ミカド > (最後の一華の為の人宿り。――ならば肉だけでいいだろうに。腐肉は美味かったかい桜君。魂は美味かったかい桜君。)――…。(ああ、そうか。腐肉だけでいいんだ。この桜が咲くには、腐肉だけで充分の筈なんだ。――当たり前と言えば当たり前。何気なく『魂すらも喰らっている』と、思っていたが、普通に考えれば其れはありえない。ただの樹なのだから。何を勘違いしていたのだろう――)――――……ふむ。(ならば、花弁一つに宿る魂等は何をしていたのかを考えよう。)(――顎に手を当て見上げる夜空。残る花弁がゆらりと揺れて――今一つ、空に舞う) [Sun 16 Apr 2006 21:38:51]
ミカド > ――後数日。いや、一日くらいか。(全ての花弁が散って枝だけとなるのは。)(よくよく考えるとこの桜は、人の肉だけではなく、魂さえも栄養として育っているのか。――そう考えると、モンスターの類いに分類しても可笑しくない気がした。掌を幹に当て、軽く撫でる)――――……。(ザラリとした表面は、老木だという事が一目で判る。洞を覗けば、腐った木の匂いがした。既にこの樹は寿命が近いんだろう。)……最後の一華のつもりだったのかな。(囁きかけるも、当然返事はなく) [Sun 16 Apr 2006 21:27:36]
ミカド > (夜桜を見るのは今日で最後になりそうだ。殆んど散ってしまった緋桜を見上げて、そう思った) [Sun 16 Apr 2006 21:17:07]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『――――…。』 [Sun 16 Apr 2006 21:14:56]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『私はいつだって愛に狂ってンのよ、マギー。』 [Sun 16 Apr 2006 04:40:52]
お知らせ > エンジェルさんが帰りました。 『きっと、頭の中にピンク色のキノコでも生えているんだ。』 [Sun 16 Apr 2006 04:39:28]
エンジェル > ――…  ( 相変わらず回りの良い舌でずるずると引きずり上げられれば、もう口を利く気力も無くなりそうだ。人の事を言えた義理ではないけれど、この女頭おかしいんじゃないだろうかと思う。しかもかなりおかしい。 しかもどんなに言っても諦めそうもないし、へこたれ無そうだし…… 何この女。 肩貸してくれたって自分がよろけてるし、あちこちぶつけて殆ど引きずられてくんだろう。 頭も痛いし、気持ちも悪い。 ああ、何かもうどうでもいいや とんでもなく投げやりな気分。 ) ……あんた頭おかしいわ。 ( ずるずる引きずられながら結局、言った。 ) [Sun 16 Apr 2006 04:36:55]
ヒルダ > 悪かったわね。 実を言うと私は夜が大っ嫌いなのよ。…怖くないよ? 嫌いなだけよ。でも好きな時もあるわ。今は嫌い。 ( まるで子供染みた反論。さっきと言ってる事がまるっきり逆な辺り、もう自分が何を言ってるのかも判ってないかもしれない。 ) この子は助けを呼べなかったから死んでしまったのよ。 でも貴女には口が付いてる、助けてって声に出して言うことが出来る。私じゃなくてもいいじゃない、他に沢山居るじゃない。 でもそうしないから一番お節介な私がしゃしゃり出て来ちゃうの。 ( マギーの手を取って無理矢理にでも肩を貸そうとする。これもきっとエゴと言う名の善意の押し付け。でも今はもうそれでいいや、迷惑だろうが知ったことか。 ) オッケー、マギー。ここで一度終りにしましょう。 今から私は貴女を寮に連れ帰って、たらふくご飯を食べさせるわ。10時間は睡眠を取らせて万全の状態になって貰うから。 ( 腹が減っては戦は出来ぬ、とは良く言ったものだ。 ) [Sun 16 Apr 2006 04:21:39]
エンジェル > ( 目の前がくらくらして、気が遠くなりそう 其れなのに、ノイズと、頭痛が邪魔して気を失う事もできない。 立って居られなくッてふら付きながら蹲る ) そんな正直さなんて、刃物と同じよ。 脅迫と同じ。 夜の曖昧を引き裂く恥知らずな太陽よ。 ( 夜は魔女の時間だなんて言う癖に… そんなのはただのエゴイズムじゃないか。 頭が痛い、確かなはずの地面が歪んで、ぐるぐる回っているようで気持ちが悪い。 口元に手を当てて、吐き気を堪え、朦朧とする視線を上げれば 腫らした泣き顔がある。 ) 如何して……?あたしの口から、それを言わせるの?( 口にしてしまったら、それこそ死んでしまいたくなッてしまうのに。 ) なら如何して……この子は死んでしまったの? 理由なんて… 在りすぎて、無いも同じ。 ( 怒鳴る元気も、気力も費えて、ぜいぜいと吐き出す息の合間に見やる墓碑 ヒルダが魔女であるように、この子と同じように ただ、そうであっただけ。 草臥れて、項垂れる。 )――… もう、やめましょう?お互い疲れるだけ。 どうにでもしてよ。 ( 呼吸を繰り返し、足りない栄養を行き渡らせようと無駄に脈打つ胸を抑えて 投げ出した。 ) [Sun 16 Apr 2006 04:06:21]
ヒルダ > ( 右頬が痛い、胸が痛い。でも、彼女はもっと痛いのだろうか。 ぐらぐらと視界が揺れるのは打たれた頭がまだ衝撃の余韻に浸っているからだろう。気持ち悪い。 その吐き気を吐き出すように深呼吸をして、ああでも墓場の空気は淀んでいる。 張り上げてしまいそうな声を沈め、昂りかけた心が落ち着くのを暫し待つ。 ) ……急いだのは悪かったわ。都合の良いエゴだっていうのも判ってる。でも今のが全部踏まえた上での私の正直な気持ちなの。 ( 指先で唇に触れると、赤い血が指先に付いた。それを見て初めて口の中の血の味を自覚する。 ) マギー、私の気持ちはもう固まってるの。私はじっと貴女が変わるのを待ってる。それまで極力触れないように、近寄らないようにもしようとも思ってた。 でも、でも……… 。 ( 彼女の姿を改めて見直した。思わず涙が零れ落ちる。 ) 何で貴女はそう、いつもヤケっぱちなの。何よ、その格好。ご飯は食べてるの?水は飲んでるの?薬なんかにまた手出してないでしょうね。どうしてフェザリアン殺しが起きてる時に平気で外をうろつくの。何があったのよ。 ……こんなに心配させておいて、近寄るなだなんてあんまりよ……っ! ( ぐ、と拳を硬く握る。近寄れば彼女の心を掻き乱してしまうことぐらい、判ってるんだ。 ) せめて…せめてフツーに暮らしてて頂戴。 お願いだから。 [Sun 16 Apr 2006 03:08:45]
エンジェル > 何も知らない訳じゃないでしょうに……何で、何でッッ!!そんな事言えるのッ……!どうして?どうしてそんな無神経で居られるの?私はそんなアンタが大嫌いよッ!( 遠慮も、容赦もなく殴りつけて痛む拳を握り締めたまま、押え付けてた感情が爆発する。やりたい放題にやって、それでも強引にねじ伏せてハッピーエンドに持ち込もうとする彼女が大嫌いだ。どうしてそんな風な侭で、それで愛されて、得意げなポーズで笑えるんだ。 都合よくエゴを正当化して、幸せな彼女を見て、正当化なんてできなくて歪んだ自己嫌悪の矛先が向いてしまうのに。 こんなに、自分はめちゃめちゃなままなのに、そんな風に笑ッてられる彼女に殺意すら覚える。 一瞬の加熱に眩暈がする、高まるノイズ 頭痛――… ぎゅっと目を閉じて、苦しい呼吸を漏らし。 ) ねェ、あたしは嫌なの。 苦しいのも、痛いのも嫌なの。 判ッてよ…… ねェ、ヒルダ あなた、私に如何して欲しいの?如何したいの? あたしを友達だと思うンなら触らないで、近寄らないで頂戴 ( 彼女は親友で居たいと言う。 なのに、そうでなくなる事ばかりするんだ。 突き放す方だって痛くて、辛いのに、如何して判ってくれないのだろう ヒルダを嫌ッている事は、辛くて仕方が無いのに。 ) [Sun 16 Apr 2006 02:41:11]
ヒルダ > ( 予感はしていた。伸ばした手が届かずに、いや届いてしまったせいでこうなるという予感は。 それでも良い、打ち砕かれても良い。何度でも手を伸ばしてやる、何度でも掴もうとしてやる。離れた場所から指を咥えて見てろだなんて、そんな事私にはまだ出来そうも無い。 夢?幻想?それを形にして私は今日まで生きてきた ――― ! ) ………… 一度だけ、父の名前を。 ( 握られる拳と憎悪に燃える目と。私はその両方を見た。硬い拳は私の頬を打って、視界がぐらりと歪み衝撃が走る。眼鏡がその拍子に割れ飛んで、体がその力に押され曲がり、崩れる。思いの他体力を消耗していたのか、堪え切れなかった両足が地面に付いて漸く私は瞑った目を開けた。 一瞬遅れてズキズキとした痛みと熱が、張り裂けそうな心の痛みも負ってやってきた。 ) ……… 痛い…。 ( 立ち上がろうとする、立ち上がってもう一度彼女と目を合わせようとする。 殴られた方の瞳だけじんわりと視界がぼやけて、彼女の姿が半分滲んでいた。 ) …突き放せば良いんだわ。そうやって、突き放せば良いのよ。 私は迫る、貴女がそれを突き放す。それでいいじゃない。 …… バランス、取れてるじゃない。 ( 殴られた痛みとショックで泣きそうになるのを我慢しながら、よろよろと身を起こした。 ) [Sun 16 Apr 2006 02:20:09]
エンジェル > ( 魔女が口にするのは我が身も抱いていた幻想。 そう思いたくて、我慢して、積み重ねて、心細さの中想いを寄せて、打ち砕かれて打ち砕いた幻想。 何て夢見がちな魔女、空も飛ぶだろう。 初めての恋を形振り構わず無理やりに掴み取ったヒルダ。 目を輝かせて口にするそれが、取り返しのつかない痛みになる事を彼女は未だ知らないのだろう。 泣き叫んでも、血を吐いても、二度と手が届かない絶望に心を抉り抜かれた事が無いのだろう。 視線が落ちる。 言葉が痛い。 今此処で胸を引き裂いて死んで見せたら、彼女にも判る――…? そんな復讐に意味は無いと判っていても、今だ血を流し続ける疵が疼く。 俯いた顔 指先はがり、と地を削る。 彼女の頬を撫でる手が、するりと彼女の襟首に落ち、摑む。 ) …… ヒルダ。 誰も居ない部屋に蹲って、誰かの名前を呼び続けた事はある? ( そのまま、引きずり上げるように起こせば見せ付けるように拳を握る。 瞳には憎悪すら見えよう。 彼女を好きな分だけ、私は彼女が嫌い―― そんなアンビバレンツ。 歯を食いしばり、泣きそうになるのを堪えて。 やっぱり、彼女は距離を詰めすぎる。 どんどんどんどん迫ってきて、得意げな顔をして幻想を口にして、傷痕に指を差し込むんだ。 ) ヒルダ、許せないわ。 だから、罰をあげる。 それでチャラよ。 ( そう言えば、固めた握りこぶしを痩せた頬めがけて思いっきり振りぬいてやろう。 ) [Sun 16 Apr 2006 01:59:35]
ヒルダ > …あんまり何度も言うと恋人が嫉妬するから今日はこれで最後よ。 マギー、あんたが大好き。ずっと親友で居て欲しい。 ( 頬に触れる手に、そっと自分の手を重ねた。 ) [Sun 16 Apr 2006 01:18:57]
ヒルダ > ( これが強さと言うのならばそうなのだろう。これが愚鈍だと言うのならばそうなのだろう。しかし魔女は信じていた、埋めようとする限りこの溝はいつか絶対埋まると。 ) ホントはほんの少しで良いから、私も貴女の為に生きたい。人との関係はギブアンドテイクが基本よ。愛するからその人に愛して貰えるの。逆に言うと、愛して貰いたかったらその人を愛すれば良い。 でも、私こんなだから…… 思う余りに害になってしまうような女だから。 私は、この世界に一人でも私が生きていてくれて嬉しいって思ってくれる人が居る限りずっと生きていたい。貴女は違う? 私に、ティエンさんに  ―― 霧子さん。 ( 親友と霧子の間に何があったのかは判らない。私にはまだ触れる事が許されて居ないように思えて。 ) そうよ。誰にでも言って良い言葉じゃない。貴女で二人目だわ。 ( 最愛の恋人と、最愛の親友の二人だけ。 頬に触れた手は優しかった、思わず目を細める。 ) 良いの、私も貴女を酷く傷つけてしまったから。これであいこにしようっていうのは都合が良すぎるかもしれないけど。 ――……私だって「大好きだから」過去を暴いてしまった。皆そうよ、きっとそうなのよ。 [Sun 16 Apr 2006 01:18:38]
エンジェル > ( 言葉からは、彼女の理想の魔女像は見えてこない。 その、命の恩人というのもこんなお調子者だったのか。その命の恩人に対して今現在の自分が如何であるのか、憧れと現実のギャップは――… そんな所を考えない所がヒルダの強さなのだろう。 視線を落としたまま、どっと押し寄せる言葉を聞く。 言葉に篭められているのはやっぱり、後悔なんだろう。 ) 別に… 貴方を責めてる訳じゃないわ。 ただ、どんな気持ちなのかなッて… 聞きたかッただけ。 ( 自分にはその推進力がどっから沸いてくるんだか判らない。 埋まらないギャップが憂鬱なだけ。 だとしたら、彼女が妬ましいだけに違いない。 だから爪を立てて、苦しんでる様を見て笑ってるんだ。 だのになのに――… 如何して、そんな事。 俯いて、垂れた髪を耳にかける。 ) ねェ ヒルダ、あなた凄い事言ってる。 私の為に生きてろ、って。 それって、誰にでも言って良い言葉じゃない。 ( まるで愛の告白。 何て欲張りなヒルダ。 思い悩んで、思いつめていたのか、顔色の悪い、こけた頬に手をやって。 ) ヒルダ、あなた痩せたわ。 私のせい?許してね、ヒルダ。 私も、あなたの事が好きよ。 ( あんなに幸せそうだったのに、痩せこけて、悲壮感すらある。 きっと私のせい。 ) けどね、ヒルダ。 私は好きなだけじゃ居られないわ。 誰かに優しくできるのは、その人の事を知らない間だけ。 知ってるでしょう?私は「大好きだから」殺しちゃうのよ。 ( それでも、同じ言葉を言えるのか。 ) [Sun 16 Apr 2006 00:53:34]
ヒルダ > ( ちらりと墓石を見遣り、次にちらりとマギーを見遣り。今のはどちらへの問いかけだったのだろうか。判らないけど考えた。 ) 最高の気分だったわ。私ってば最強じゃない、素敵じゃないと思った。 本当はそんな事無いって気付かせてくれた貴女には本当は感謝しなくちゃいけないのかもね。自分がやらかした事をまたぐだぐだと掘り起こして謝罪と後悔の雨を降らせるわけじゃないけど、気付いてから変わるまで随分時間が掛かるものなのよ。 だからもう少し待って。 ( もう少し。それは一体何年掛かるのだろう。 ) それまでどうか、生きていて。 ( もう少し。もしかしたら死ぬまで治らないかもしれないけど。 ) 貴女が死んじゃったら今年のFFどうするのよ。私チャンピョンよ?出場は断れないわ――。来年は?再来年は? 私は誰を相手に酒の愚痴を聞いてもらえば良いの。海は?まだ行ってないじゃない。 旅行の時の話だってまだしてないわ。 ( 一方的に一方的に自分の都合ばっかり並び立て、僅かに声が震えた。 ) 誰に対して泣けば良いのよ。誰に対して笑えば良いのよ。 ねぇ、 マギー。       …あんたが大好きだわ。 [Sun 16 Apr 2006 00:19:07]
エンジェル > ( 直には出てこない答え つい、と視線を進行方向に向けて 今にもよろけそうな足元を見るように俯く。 蘇るのは、「そういう風に育てられたのよ。」 そんな、抑揚の無い声と、温度を感じさせないブルー。 魔女は内なる答えを探し、私は俯いて歩き、やがてたどり着く粗末な墓石。 ) それは、どんな気持ち?How does it feel)/rp> ( そして出される答え。 足を止めた先の墓石を見ながら繰り返す問いは、どちらのヒルダへか。 単なる偶然でしかない出会い。 そして得た憧れを胸に、くじけずに両足を踏ん張って胸を張っていられる気分はどんなもの? 見ず知らずのお人好しに投げ捨てられ、怖がられ、憐れまれ、墓の下に収まった気分はどう? 心は、健やかでしょうか。 墓石に刻まれた名前は、ヒルデガルト・グレーテ。 歪む口元。 しゃがみ込めば横着にも置かれた花束から一本を引き抜いて、別に置き 顔を伏せて溜息のような魔女の呟きを聞く。 ) それなら、寂しくないわね。 でもね、あたしはもう十分長生きしたつもり――… そうでしょう? ( 長生きだなんて、考えた事も無い。 もっともっともっと早くに終っているはずで、今でも十分過ぎる位。 僅か、顎をしゃくって、目の前の墓石を指して。 呼ばれる名に、顔を上げる ) なァに? [Sun 16 Apr 2006 00:00:10]
ヒルダ > ( それでも懲りない女はその溝を埋めようと必死になるんだろう。躍起になるんだろう。いつかその溝が埋まって歩いて貴女の所に行けるようになるまで。 その鎖をどこかで断ち切らなくちゃいけないのに。ああ、断ち切る剣を私に与えてください、誰か。 突然の問いかけに魔女の足がぴたりと止まった。少しだけ驚いたような目でマギーを見て、その視線が揺れた。 ) …何で私は魔女なのか、ですって? ( どうしてだろう。 私は急には答えられずに、暫くその答えを探して彷徨った。 ) …憧れてたから…。私の命を助けてくれた魔女の先生に憧れてたから…。 ( 憧れた相手が例えば医者だったら、私は医者になってたのだろう。聖女だったらパプテス教徒だったのだろう。傭兵だったら傭兵になったのだろう。 …想像出来ないけど。 やがて二人の足は粗末な墓石の前にたどり着く。私と全く同じ名前が刻まれた墓石の前に。 ) …貴女が死んだら私がお墓立ててあげるわよ。貴女の好きなお酒持ってきて、毎晩その墓の前で泣いてあげる。止めろって言っても止めてあげない。 それが嫌なら長生きしましょうね、お互いに。 ( 零れる溜息と共に、そっと花を墓の前に添えて。 ) ………… ねえ、マギー……。 ( それから、ゆっくりと彼女の方へ視線を向けた。 ) [Sat 15 Apr 2006 23:27:43]
エンジェル > ( それを問うたならば、貴方が親友だと思ってたのは単なるキチガイで、魔女を気取って悪魔なんかに手を出したから。と無慈悲に突きつけるんだろう 一度裂けた溝は、埋まらない。 ヒルダが魔女を辞めず、私がそんな彼女を許容する事がないならば、ずッとそうなのだろうか。 お互い苦しいままで 根深く芽生えた不信感に心からの笑顔なんて、見せられない。 彼女を嫌っているのは苦しいのに―― 絡み付く憂鬱の鎖は重い。 ) 何で、貴方は魔女なの。 ( 意地を張るよな早口、強がる魔女を死んだ魚の目が、見ているだろう。 ヒルダは何故ヒルダなのか、そんな無為な問いではあるけれど。 ) 簡単な事なんてひとッつもないもの、難しくッて当然よ。 ( だから 特に理由がなくても必要として、必要とされる、なんて そんな当たり前の事だって、上手くいかないんだ。 ) ――…… あなたらしいと思うわ。 ( 返事は短い。 それはもう終ッた物語で。 「もし、生きてたら?」なんて事を言ったって仕方が無いし、起きてしまッた事は変えられないし、何かの奇跡で生き返ったらそれはバケモノ。 死んでいたから墓に収まり、それでお仕舞い。 墓があるだけ幸せで、そんな光景、そんなに珍しいものじゃ――…… 「あと」 躊躇いがちに、続けるような言葉を遮るよう、息を吸う。 ) 私は幸せだったと思うわ、その子。 ( 幸運な私の兄弟を、少しだけ妬ましく思う。 ) [Sat 15 Apr 2006 23:11:56]
ヒルダ > ( 一緒にこうして歩いていると去年の事を思い出す。折角だから花見をしようと桜を見に来たら、一緒に飲む相手が居なかった事に気付いて。それで一人で虚しく騒ぎながら飲んでたらそこにマギーが来たんだっけ。馬鹿みたいに騒いで飲んで、酔って、すッ転んで気絶して。最初にこの人の家に世話になったのはそれが最初だった。 まだあれから一年しか経ってないのにどうしてこうなっちゃったんだろう。 ) …別に怖がってなんかないわよ。全然怖くないわ。私は魔女だもの、怖いわけ無いじゃない。 ( 今は暗闇よりこの人の方が怖い。だって彼女が前に言った「私を試す」っていうのがきっと今も続いているんだもの。 ) どんな気分かって?難しい事聞くのね。 とりあえずびっくりして地面に投げ捨てたわ。次にこんな所に捨てていった親に呪いを。可愛そうだと思った、薄気味悪いとも思ったかな。 占い師としてどうして神様はこんな運命をこの子に科したのかとも。 ……あと ( 同じく視線は合わせないまま。「貴女に似てると思った」という言葉を飲み込んだ。 ) [Sat 15 Apr 2006 22:56:10]
エンジェル > ――…    そうね、ごめんなさい。 ( 「じゃあ、どんな顔しろッて言うのよ。」出かかった言葉を噛み殺す。 過ぎた事を根に持って彼女に当たったって、どうにもならない。彼女を傷つけた分だけ、自分も傷つくだけ。 垂れて崩れた髪を分け直して顔を上げたら、いつもの私。 見た目さえちゃんとしてれば、案外どうにかなる物で。 跳ねッ返りの無駄な反骨で精一杯虚勢を張って、背中を伸ばして並んで歩き。 ) …怖がってた癖によく言うわ。 ( 主張する魔女。それでも真っ当さは変わらない きっと、懲りないんだろう。 そしていつかまたやらかすんだ。 それが変えられない「運命」って奴を感じさせて、肩を竦めた。 そもそも魔女が墓参りなんてするモンか、彼女の主張はちょッとおかしいとは思う。 聞かされる「知り合い」。 二人のヒルダ。 あとは、大体想像がつく。 お人好し――… ) どんな気分だった?How does it feel)/rp> ( 前を向いたまま、聞く。 ) [Sat 15 Apr 2006 22:39:49]
ヒルダ > ( 血は付いていたが怪我をしているわけでは無さそうだ。とすると、アレ・・がまた出てしまったのだろうか。昨日までマギーの事はもう諦めようかとも思ってるって言ってたクセに、今日になっていざ会ってみたらもう私はこれだ。 善人だとも善行だとも思っちゃ居ないが、内心自分に呆れの溜息を吐いた。 ) そういう態度は止めて。そんな表情しないで。 好きじゃ無いわ。 ( こんなにボロボロのクセにそれでも彼女はポーズを作ろうとする。ならば手を貸さない、転びそうになったらその時考えよう。 立ち上がるのを見守ったら、私もランタンを手に取って。 ) 中々時間が取れないのよ。夜は魔女の時間だから、魔女としてはおかしく無いんだろうケド。 ……… ええ。 …いえ、やっぱり知り合いじゃないかな。それとも知り合いかしら? スラムで偶然見つけた捨て子よ。見つけた時にはもう死んでたの。 ( 視線をちらりと合わせ、その子の墓の方へと歩き出した。 ) 名前はね…… ヒルダっていうの。嫌な偶然でしょ? [Sat 15 Apr 2006 22:09:21]
エンジェル > ( 雨に降られ、出血して、着てるものは出たっきり。 点々とする間に何度か公衆浴場に行って、下着を買え変えたりしたけれど、左袖は血が滲んで、地面に蹲るものだから裾は汚れている。 たかが数日でやつれはしないけれど、荒んだ様子はか細いランタンの灯りにも隠せないだろう。 橙の灯りは、血の足りない蒼い顔を隠してはくれるけれど。 ) さあ、どうだか――… ( 呼ばれる名マギー それをせせら笑うように、顔を逸らす。 「マーガレット・ストーンズ」なんて、ありがちな名前の人間は何処にも居ないのだから。 要らない私は一体誰なのか。 ) ……時間は、選んだ方が良いわ… 怖いんでしょう?付き合ってあげる。( この夜中に墓参り――… 彼女の事だから、闇も、恐怖も屈服させてやる、なんて言い出すんだろう。 頬を触れる手をそのままにして、背にした幹に手をついて立ち上がる。 どうか、ふら付かない様に。何でもないように振舞えますように。 立ち上がれば、立ちくらみ。 目を閉じて、佇んで。 )―― 誰か、お知り合い?貴方、他所の人でしょう?( 確か、フェアリンだか、どっか。ヴェイトス島の生まれではなかったようにおもうから、彼女の家族ではありえない―― 質問に答えないまま、何処?と聞いて ) [Sat 15 Apr 2006 21:55:21]
ヒルダ > ( ランタンの灯りを下ろす。びっくりした拍子にずれた眼鏡と前髪を直しつつ、友人の変わり果てた姿に驚く。前に暗黒街の怪しい店で彼女を見つけた時を思い起こさせるが今はもっと酷かった。彼女と最後にあったのはほんの数日前、それまでの間に一体何があったのだろう。 ) やっぱりマギーなのね? 私はお墓参りだけど…… それは私の台詞よ。何してるの、こんな夜中に。 ( マギーの側にしゃがみ込み、ランタンを地面に置いた。彼女の頬に指先を伸ばし顔を改めて覗く。 今一度確認するが生きてくれてはいるようだ。幽霊だとかそういう存在になったりはしていない。尤も、今の彼女はそれに近かったけど。 ) [Sat 15 Apr 2006 21:37:59]
エンジェル > ( 分け与えられる恐怖の発信源は、それでも近づいてくる。 少々腰は引けていても、足取りは確か 時折足を止めながら、どんどんどんどん近づいてきて 上がったのは、引きつった悲鳴。 ほら、心臓が縮むような思いをするから 来なきゃ良かったのに。 億劫ながら、顔を上げれば辺りを照らすカンテラの光が眩しい。 突き出されたそれに遮られて、相手が誰かわからない。 墓守かなにかだろうと思うけれど――… だとしたら、追い払われるんだろう。次は何処にいこう――… と思考をめぐらす一瞬の間。 目を刺す眩しさに視線を逸らし、手を翳したら 投げかけられる呼び声は――… ) … ヒルダ。 ( 確信。 残るしこりと、今現在が気分を憂鬱にさせる ) ……何しに来たの?こんな夜中に…… 危ないわ。 ( 取ってつけたよに、付け加える危険の可能性。 ) [Sat 15 Apr 2006 21:23:24]
ヒルダ > ( 仕方が無いだろう、こんな暗闇だもの。墓石の影に怖れ、背後に怖れ、月明かりが遮られた空に怖れ。 ふと視線を這わせた桜の木の幹にフェザリアンの死体が転がっていた。そう思っても仕方ないだろう、こんな暗闇だもの。こんな暗闇だもの。 ) ――― ひッ!! ( ああ、Amen.!! また一人犠牲者が出たぞ!自警団は何をしている! 記される大罪の言葉はpride?wrath?それともavarice?桜の木の下には死体が埋まっている。その死体が死に切れずに彷徨えるアンデッドとなって這い出てきたに違いない。 からんと箒が足元に落ちる音が響いた。 ) …………。 ( しかし妙だ。まだ羽根がついてるじゃないか。格好は綺麗とは言えず、されどもそのコートの色とデザインには見覚えがあった。長い髪は表情を隠すようで不気味、されども見覚えがあった。 ………そのアイボリーの色に、見覚えがあった。 ) ―― マギー? ( 灯りを高く掲げ、恐る恐る近づいていこう。 ) [Sat 15 Apr 2006 21:09:38]
エンジェル > ( 一つの事だけ考えていられなくて、真実は幾つにも分離して、何時だって、そのつじつまを合わせられなくって破綻してしまう。 此れで何度目だろう。 取り憑かれて、投げ出され、そして私を恨む彼女を想って生きていくだなんて粋がってみたって さよならのダメージは双方向。 取り憑かれているのも、深入りをしたのも私のほう。 あの子が何処の誰かなんて、どうだって良かったのに。 ただ今この瞬間を愛して、愛されて、もう一度柔らかく暖かい物を積み上げられれば良かったのに… そう思っていた筈なのに、切られたカードにテーブルを引っくり返したの私自身。 彼女は私が何者でも良かったのか… わからないものを理解して、その上で、積み上げたかった? そうだとしたら彼女と暮らした1年と2ヶ月は、私自身が誰をも受け入れられないって証明でしかなかったのかもしれない。 甘やかしただけかもしれないけれど、人形のような彼女をただ愛して、理解しようと努力はしたつもり。 それでも、やっぱり駄目だっただけ。 だとしたら――… その時、土踏む音。油の燃える匂い、芯の焦げて行く音、拡散していく灯りの熱量―― そんなものが手にとるように感じられる。 幹に背を預け、膝を抱えてずるずると伸ばした長い髪に隠れるみたいにうなだれた顔を、緩慢に上げて。 空間を揺らす何かは… 恐れ? )――…    だったら、来なければいいのに――… ( 肝試しの時期でもないのに、恐れながら墓地に踏み入れるなんて、と僅か唇を歪ませながら、追い立てられないのならばどうでも良い、と顔を伏せた。 魔女がそのまま足を進めれば、あの日出会ったままの姿で蹲るフェザリアンが見える事だろう。 ) [Sat 15 Apr 2006 21:02:46]
ヒルダ > ( それは決して人魂なんかではない。そう思われても仕方ないが、炎の灯りだ。それがゆらゆら揺れてやってきた。 夜の墓地の桜というのはどうしてこう恐ろしいのだろう。散り行く儚さより舞い落ちていく命という印象があるせいだろうか。 綺麗だなとは思う。これを見ながら飲む酒は美味いだろうなとも。しかし、墓地の桜だけは好きになれない。地面を僅かに埋める桃色の絨毯を踏みしめながらその片手には花を、脇に箒を抱え、もう片方に灯りを。 暗闇を照らすにはその灯りは頼りなく、だからこそ暗闇に目を凝らす。何か出てくるんじゃないか、そんな恐れを抱きながら一歩、また一歩と其方に近づいて行こう。 ) [Sat 15 Apr 2006 20:29:29]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『ランタンの灯りが一つ、暗闇に浮かぶ。』 [Sat 15 Apr 2006 20:25:31]
エンジェル > ( それはきっと、数日まともに食事をとっていない栄養状態が見せる幻覚なのだろう。 身体は空腹を訴えても食欲は湧かないし、珈琲の香りを感じると泣きたくなるから そういう通りには近づいても居ない。 行く宛てもなく彷徨い歩いて、草臥れては蹲り、追い払われてはまた彷徨って たどり着いた先が墓地というのは捲られた占い札のようで少し笑えた、けれど、ここだって墓守に見つかれば追い出されるのだろう、稀に、良くない物も住み着いているようだし――… そんな思考を浮かべているとふっと、気が遠くなりそうで幹に手をついて、ずるずると座り込む。 少し休もう―― そのまま動けなくなってしまってもここは墓場で、背にしているのは手向けの花。 そうなってしまうなら、それでもいいや、なんて勝手に思う。 ここにはあの子も稀に訪れていたみたいだし、その姿を見る事だってあるだろう。 )――…… 末期的だわ。( ごつ、と幹に後頭部をぶつける。 夢の中で何度抉り取られ、バラバラになっただろう まるで果物みたいに次々と切り落とされて、それでもあの子は表情を変えてくれなくて、振り下ろされる冷たい鉄の色は無慈悲。 ハッと目を覚ませば、手も脚も目も鼻も耳も羽根もついていて 安堵しながら落胆して、項垂れる。 ) [Sat 15 Apr 2006 20:22:02]
エンジェル > ( 見上げる先の暗がりに花も終りのチェリーブロッサムがぼんやりと浮かぶ。 眠れる死者への手向けのような花園に浮浪者めいた女が一人。 出血したり、雨に降られたり、気に入ってたニットのコートも台無しで 薄汚れたカッコのまま、散り行く花木を見上げた墓碑群の中 不安定にゆらゆらと揺れる。 東洋人は大層好むようだけど、自分にとっては特に思い入れなんてない花。 白なんだかピンクなんだか良くわからない淡い色は春らしさを感じるけれど、一つの樹に沢山花がついているのはそれ全てが顔のようで気持ちが悪い。 鳴り止まない Private radio に、その全てがざわざわと囁きあっているようで、目の前がくらくらする ) [Sat 15 Apr 2006 19:48:56]
お知らせ > エンジェルさんが来ました。 『 ぼんやりと、見上げる樹木。 』 [Sat 15 Apr 2006 19:45:33]
お知らせ > 園内一花さんが帰りました。 『―――受けたる想い、咲かせる為に―――』 [Sat 15 Apr 2006 04:32:59]
お知らせ > 南条菫さんが帰りました。 『(恋人に抱かれたまま、妖気が消えるまで、その背を抱き続けた。)』 [Sat 15 Apr 2006 04:31:27]
園内一花 > ……違うったら…… こんな事を、気にして欲しい訳じゃない…… ( 全く気にされなければ勿論ショックなんだけど。 本当に勝手。 …固まってしまったような膝を… ゆっくり伸ばして立ち上がり。 ……正直に言えばまだ、燻っている胸に手を当てて…… こんな性質のせいで、どれだけ苦労をかけているか分からないと考えるのは、同じ ) ……どうして、出来ないんだろう…… 菫の主になれるようにって… こんな事では動じないって… 思えるのに、出来ない… ( 使役は出来ない… したくない…。 …自分がされるのなら、それもいいなどと思ってしまう部分もあるのだけれど… 『馬鹿者の選択』 …そうだ、嫌だと、確認して ) ……私は…… 分からない……。 傷付けるのは嫌だけど… バカみたいだって分かるのに、また、こんな…。 今だって… 嫌な気持ちで一杯になりそうなまま… 全然、気持ちが… 言う事をきかない…。 ……西園寺さんの言う事、分かるけど…… いつか、こんな想いも、凪いで… 慣れるのかな… ( …正しいぶつかり合いでは、ないと思ってしまうから… このままずっと治らなければ… それこそ二人ともダメにしてしまうのではないかと、眼を伏せて ) ………ん。 ( …優しい声に、涙の跡を拭った…。 …その『火』桜が、どんなものかは分からない…。 『火』が何を現したのか、理解するには注意も集中も思考も足りなかった。 …捉え方は術者の数で… また、理解も異なるのかもしれないけれど…。 見上げる中、闇に舞い上がる『蝶』は――― 『蜜』を求めてその木へと寄るように見え… 注意を逸らせば既におぼろげな『緋色』へと戻っている桜の、その美しくも妖しい光景に、溜息をつく ) ―――ごめん…ね…。 …きっと…何とか、するから… ( 『ありがとう』 …こんな面倒臭い恋人、別れを切り出されたって仕方ないんじゃないか…。 …妬いて焼かれて妬き尽されて… 土に残るのは、いつもそんな想い ) ………。 ( 聞いたことのある?子守唄に、情け無く顔をゆがめそうになる前。 …ふと微笑んで… 妖気に包まれる恋人を、抱き締める。 …少し強くなったと感じ… それは、自分の身体を蝕むことになるけれど… ただ抱いて。 笑えなくなった顔を、見せないように… 肩を震わせた ) ―――散る定めの花なれど… 実になる思い出育むならば… 種は育つ、思いの丈… [Sat 15 Apr 2006 04:26:15]
南条菫 > そう、無神経―― ( 去ってゆく貴族の背中に、もう一度礼をしてから、菫は静かに空を見上げた。その無神経さで、何度彼女を傷つけたか、不安にさせたか、嫌な気持ちを抱かせたのか分からない。 ) そんな自分が嫌いで、管狐でもなんでもいいから、いっそ一花に支配して欲しかった。でも――それは自分で考える事をやめた馬鹿者の選択。 ( だから、ごめんなさいと謝るんだ。もう一度一花を見て、しっかりと。 ) 傷つくのが怖かったんだと思う。同じくらいに、傷つけるのも。でも、それじゃダメなんだよね。西園寺様に言われて、やっと分かったよ。 ( ぶつかり合って最適な距離を探していく。自分たちには、恋人としてまだまだ時間が浅すぎるのだろう。結論を急ぐこともなく、お互い当たり障りなく気を使いあっていくにも早すぎる。 ) 笑ってよ、一花。私は一花の笑顔が見たい。あやまったりなんかしなくたっていい。それだけで、十分だから。 ( そうして、菫は静かに眼を閉じて、精神を集中させ始めた。己の体から噴出す妖気そのものを、細かく分けて練り上げる。そうして、体を包む妖気は、その端々を紫色の小さな小さな蝶へと形を変えて、桜の木々へと舞い上がるのだ。 ) 枯れ木に花を咲かせましょう〜って、これは違うか。――散りゆく桜を彩りましょう――あなたのために――心を込めて―― ( 子守唄代わりに聞かされたトキノミヤコの歌を、うろ覚えのまま口ずさんだ。 ) [Sat 15 Apr 2006 03:56:14]
園内一花 > …私は、何も… プレゼントなんて…。 ……立場を置き換えるも、何も…… ( 弁明すればする程、救われようの無い自分の状態に、肩を落として ) ―――すみません…。 ( 歩き去る背中を、辛気臭い声と泣きっ面が見送った…。 …人様の前で、こんな… …本当に… ) [Sat 15 Apr 2006 03:40:18]
園内一花 > ( …戻って来てくれたらしい足音に… ホッとして… でも、いたたまれなくて…。 …続く菫の言葉には、バタバタバタ!猛然と首を横に振った…。 …何の事は無い、戯れに雑貨屋で買った安物のリボン… 大事にしてくれるのは嬉しかったけど、普通は大事にしてくれなくたって気にしない事だと思う。 …湧いて来るこの想いが、どこかおかしいんだ…。 少しの間を空けて零される声は、震えて ) ……勝手に機嫌を悪くして…… こんな事言うのは勝手だけど。 そんな風に言わないで… 余計、分からなくなる… ( わざとなら、言ってくれて良いけど。 悪いわけが無いと、バカでも何でもなくごく当たり前の事だと、時折首を振り続け… それが分かっているのに ) ……本気で言っているなら、普通に考えて……。 それは、謝るような事じゃない…。 私が何か、どうしようもなく変なだけ…。 ―――私がこんなだから… 菫に気を遣わせて、菫はありのままでは居られなくなって… そんなのは嫌なのも、本当…。 だから… 気にしないで…。 分かってるの… それを大切にするのは正しい事で… しまわせちゃいけないって…。 ……ただ、私が、私の中で、それでもどうしようもないだけ…… ( 西園寺さんの正直な言葉には… もしかしたら悲恋に同情? ぐし と涙を拭って ) …ううん。 菫が大切にしてくれたのが嬉しかっただけで…。 何てこと無い、ただの、普通の、安物ですよ…。 それなのに、ないがしろにされたわけでも、ありませんし… ( 状況が…多分だけど、違うと思う。 菫は悪くない… と、泣きっ面は上げられないまま、首を振り ) …怒ってる、というのとも… 違うかな…。 ただ、凄く嫌な感じで、一杯になるんです…。 どうして、そんな事でこうなるのか分からないのに、胸が苦しくなって… ( …ぶつけ過ぎだ… そして菫は、受け過ぎてくれる…。 何回目だっけ? 西園寺さんに教えてあげたいけれど、数え切れない。 …悲恋を物語としてしか知らなければ… それがいかに贅沢な事かは、理解できなかった )   ( ハンカチギリギリには、西園寺さんの忍耐に感銘を受けそうだけど… ぁ、知らないのでしたっけ ) ―――違… そんなんじゃ、ないんです。 …だって、今は菫と会う約束をしていたわけでもないし… メイドのお仕着せは作業着みたいなもので… それに…。 [Sat 15 Apr 2006 03:40:04]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『――まったく、羨ましい。(一人ごちた)』 [Sat 15 Apr 2006 03:11:46]
ミカド > ( そ う く る さ !!! ちなみに本当に置いていったら、本気と書いて マ ジ 攫 う 本日は淫売窟か青猫でご一泊になります。――手を出すかどうか?STRをご覧ください。)(リボン――自然と菫へと視線が流れる。…尻尾にリボンは括ってあるが―…ともあれ。)ほら、理由があるんじゃないか。君にとっては大切なリボンなんだろう?それを蔑ろにされたら――充分怒る理由になる。言うべきだ。僕なら激怒しながら泣くね。――実際泣いたね!!(→過去に好きな人にプレゼントしたリボンを、思いっきり目の前で捨てられた過去有り。)そして君が理由を言うことによりて、彼女(菫)は君の問いに答えることが出来る。イツカ嬢。リボンのこと、菫君が「やむ得ない理由」の結果だとしても、その怒りは収まらないのかな…?(顔を覗く為に、数歩下がって、貴方へ問い掛けた。)―――――……それに。嫉妬なんて最初のうちだよ?今のうち。思う存分すればいい。最初はぶつけ合って、ぶつけて距離を確かめていくんだよ。其処を省略すると――…君と菫の本来重なるべき歯車が歪なままになるから、壊れてしまうんだと思う。……そもそもダネ僕なんて、嫉妬どころか、思いを伝えてもはぐらかされる流される本当にもうなんだろうね。羨ましい通り過ぎて少し憎くすらあるね僕だって嫉妬したとか言ってもらいたいものだよたまには向こうから接吻やら抱擁やら愛してるの言葉一つくらい欲しいとk(ぶつぶつぶつぶつ)(後半になるにつれ、小さくなる言葉は、愚痴が混じっていました。マル。こうしている間、件の思い人が着物の裾を捲られキャアイヤン☆な状況になっているとは思いやしませんよ。ハンカチギリギリぎー? 大丈夫、知らないから…!)(菫の弁解に肩を竦める)――――君も確かに無神経だ。例えるなら一花嬢が、僕がプレゼントした洋服を大切そうに嬉しそうに着用して現れたら如何する。しかも自分のプレゼントしたものを放置して……だ。立場を置き換えて考えたまへ。(細い溜息は、夜に混じった。――見上げて) ――さて、ではお邪魔虫はこのまま失礼するよ。――花見は何時でもできるが、君達は今此処でしか話せない――充分に喧嘩したまへ(ランタンを帰路へと向けると、歩きだし) [Sat 15 Apr 2006 03:11:24]
南条菫 > ( そ う き た か っ ! ミカドの攫っちゃう発言には、お耳ぴくーんで立ち止まりました。 ) さ、西園寺さま……貴方という人は……っ! ( ツカツカツカ、ものすごい勢いで戻ってきました。そこまで言われて、このまま帰れるわけが無い。 ) ――リ、ボン? ( 言われて、はっと気がついた。尻尾を動かして、その先端に結ばれたものを解く。 ) これ、ね。ツグメさんからもらったもの……そっか、だから一花は……。だったら、やっぱり悪いのは私だよ。いくら洗濯してるからって、代わりにこんなの付けてたら、そりゃそうだよね……。ほんと、バカだ。私……。 ( 桜の木を見上げて、まだ駄々漏れの妖気はそのままに、泣きそうな顔になる。 ) このブローチもそう。メイド服もそう。みんなツグメさんからもらった、大切なもの。それを一花の前で平気で身につけるなんて、言われるまで気づけないなんて……いくら謝ったって謝り足りないけど。でも―― ( そこで言葉を切って、涙を拭いた。 ) 一花のために、一花が嫉妬しないような格好にして……どうすれば嫉妬させなくて済むか、機嫌悪くさせずに済むか、そんなことばっかり考えて――でもね、私にとっては、これらはツグメさんからもらった大切な思い出なの。一花がもちろん一番だけど、それとは別に、私にとって大切なもの。それを身に着けてるのを見て一花が嫌な気持ちになるのなら、全部どこかにしまっちゃってもいい。だけど、そうしたら、私は寂しいな。――ごめん、上手く説明できないや。 ( 頬をかいて、申し訳なさそうに頭を垂れる。 ) お花見――だったんですね。西園寺様、私たちのために、ありがとうございます。そして、非礼をお許しください。 ( 小さく泣き笑いを浮かべて、ミカドに頭を下げた。 ) [Sat 15 Apr 2006 02:56:30]
園内一花 > ―――〜リボン… だけど、こんな事…ッ こんな事まで気にするなんておかしいんだから…! ( …こういった事は何度もあった… 形が違えどその度に理解しようとして、理解した積りになって… 結局、理性でどう納得したって、感情は付いていかないのだと思い知るばかり… 『言葉は無力だ』 菫の言葉が蘇って… 仏の顔だって三度までだっけと、じっと桜を睨み付ける。 …別に難いわけじゃない… 良い迷惑だと思うけど… 他に、どこへ視線をやれば良いのか分からなくて。 ただ、立ち去ろうとする菫には… 乱暴な声が追い駆ける ) 〜そんなわけ無いでしょうッ!  私が… 私が、自分の… こんな気持ち、ダメだって分かってるのにどうしていいのか分からないからっ! ………ごめん…なさい……… ( 謝罪の言葉は二人に対して。 …だけど… 『悪い』と思う事なんて、きっと無意味だ。 …この想いはここにある… 例え一時的に鎮まったとしても、きっと簡単に顔を出す… ) ……すみません…… 折角の、お花見…。 …台無しにして…。 ……でも…… こんな、バカみたいで… それなのにどうしようも無い事… 言えませんよ…。 ……りぼん、ですよ……? …汚れれば洗うし… 大切にしてくれているのは知ってます…。 ……分かってるのにダメなんて…… ( 零す言葉は疲れ切った風…。 …きっと、菫に与える負荷や、西園寺さんへの迷惑はこの比ではないだろうけれど…。 …西園寺さんの戯言(?)にも、袈裟懸けには出来そうに無い… ) [Sat 15 Apr 2006 02:40:48]
ミカド > 素直じゃないな一花嬢。――彼女の格好の”何か”が気にいらなかったんだろう?言うてやると良いのに。話す事なんてない?嘘を言うんじゃない。そこまではっきり顔に出ているのに――…(彼女等が、自分に会う前から喧嘩していたようには思えなかった。――ならば、彼女が機嫌の悪くなった原因は、今の菫のすたがにあるんだろう。――ラムザとやらに嫉妬している…という可能性は捨てきれないが、死んだ者に此処まで嫉妬するとも考え辛い…?彼女の本音を知らないからこそ、そう思った)―――って、菫。菫嬢。君も彼女が酷く「何か」に引っ掛かっているのが判るんだろう?此処で放り投げて如何する。―――ええい。(立ち去ろうとする菫の態度も、ソッポを向いたままの一花の態度も)……君達は何か。以心伝心がこの世にあるとお思いか。言葉にしない思いなど、何一つ伝わらんっ…!! 思い合っているからこそ通じる筈だ?戯れ言だ。たわ言だ! 好きな相手と喧嘩するのが嫌だから「気持ちを隠す」なんて、逆効果だと…――(―――…拗れた糸をどうするか。――死霊ならば、ただ繋ぐだけで良いのに。生者の気持ちはそうはいかない。 ふ、と短く息を吐き出して)――……このままどちらかが一人になるのなら。   残った一人は僕が攫ってしまうよ? (だから、さぁ、2人で如何にかしろ。――帰るべきはこの男だろう。桜の幹を、バチンと思い切りたたくことで、菫を引きとめようとするだろう) [Sat 15 Apr 2006 02:20:04]
南条菫 > ( 今の一花に、どう説明したって逆効果だろう。一度湧き上がった想いは、それこそ止めようも無いものだと、菫も分かっている。だけど、そんな彼女に振り回されているようで、もう……もう、どうしたらいいのかわからなくなっていた。ただただ、額を軽く押さえて頭を振るばかり。 ) こんばんは、西園寺様。お久しゅうございます。――もうっ、相変わらず人をからかうのがお得意ですね。 ( 恥ずかしげに俯いて、頬をかく。どうにもこの人には適わない、といった様子で。己に見える桜は、緋桜ではなく普通の桜。妖かしの者とはいえ、まだ感覚は人間の限界程度のものである。 ) そんな……後から割って入ったのは私のほうですし、そのようなお気遣いは無用です。むしろ、この場は私が去るべきでしょう。 ( 何を話していたのかは知らないけれど、邪魔してしまったのは確かだ。雰囲気も悪くしてしまったし。全て己に原因がある、とミカドに謝罪をした。そうして――少しずつ、揺れる心は激しくなり、抑えていた感情と共に、妖しい紫色の光が菫の全身から漏れ出した。 ) そうだよね――全部、全部私が悪い。だから――私が一花のこと、どうしていいのか分からなくなってるのも、全部私のせい。うん――今日はもう帰るね。……ごめん。 ( そうして踵を返すと、ゆっくりゆっくり立ち去るんだ。声を変えられれば、すぐに止まってしまうんだろうけれど。漏れ出した妖気は、まだ治まらない。 ) [Sat 15 Apr 2006 02:06:15]
園内一花 > ( 最悪のタイミングというものがある。 …せめてリボンが変わっていなければ、ここまで火の手を上げる事は無かったのかもしれないけれど…。 装いを一新した菫は… そんな訳も無いのに、自分の痕跡など何一つ残さず、何処へでも行かれると言っているようで… ) ―――ッ。 ( どうだか。 どうせ、私が菫の主になれるなんて、まだまだずっと先の事なんだから。 その間に仕える人と良い仲に―――。 …そんな訳も無いのに…。 …湧いて来る想いは激しく身を焦がして… それを抑えるように、黙り込む ) ………。 ( …そんなリボン…。 上機嫌な貴族さまの言葉には、桜の花びらを見つめる表情を僅かに険しくして…。 …西園寺さんの前で、こんな… 失敗だと思うけど。 謝るに謝れず、気まずい雰囲気 )   ( 摘み上げた、掌の花弁に集中する。 …『違う』感じのする『緋桜』は… その眼に、次第に違和感を暴かれて――― 火の粉を残すように、赤く燃える桜としてそこにあった。 害意は、感じないけれど。 ―――だってアウトっぽい事考えていましたし、手遅れじゃないっ。 なく。 〜でも、成長というのはここで素敵な『赤』を持ち出せる事だと思うのです。 唇のように見えると、ちょっと摘み上げられないらしいですよ? 何の話 ) ―――別に… 話す事なんて。 ただ、菫の格好がちょっと変わっただけじゃないですか。 …どうでも良いですよ、そんな…事っ… ( どうして、こうなるんだろうって。 …一番悪いのは自分なのに… 眼が熱くなる ) …だって、私は知らない。 …淫売窟では働かないなんて、聞いてないんだからっ… ( その桜が何を宿しているのかは、まだ分からないけれど… あるいは少しくらい吸われた方が、丁度良いのか ) [Sat 15 Apr 2006 01:53:00]
ミカド > 僕を取り合っての喧嘩は止めたまえ。(テイクツー →)少し2人だけで話したほうがいいと思うんだ。 [Sat 15 Apr 2006 01:30:26]
ミカド > (拙者イツカ嬢の成長ぶりに、拙者驚愕。アウトって躊躇いなく答えられてしまった。貴族様袈裟切りにされる日は近いようだ。レベルアップ(別の意味で)おめでとうの歌を歌っておく。心で…!)―――やぁ、ご機嫌よう菫君、久し振りだねっ!とってもとっても似合っているよ…!萌えだね!浪漫だね!尻尾にリボンなんて、キラキラ夢が詰まっているよ…!!(テンション↑ 上機嫌で手招きした――が?おや。傍の少女の機嫌が途端に悪くなる。――感覚9は伊達じゃない。…問題は感じ取って、それをふまえて行動できるかどうかだが。ひらりひらり振った掌が、雰囲気を読んで、ぱったり落ちた)―――――――ややや。(続けていた会話も、途切れる。――それに話していた内容が、彼女に関わる事だ。本人の前で続けるのも無神経なことだろう)(頭を下げるセーフな菫に)…いや、僕は構わないよ。ええと―――……。(……『緋桜」の下。ざわめくのは桜に宿る心だけではないらしい。―――緋桜。―――「緋桜」?…イツカ嬢には、どうやらこの桜が「赤く」見えているらしい。彼女が、花弁が何によって「紅く」見えるのかまでは判らぬが、男にしてみれば、この花弁。――人の目鼻が浮かんでいる所為で紅く見えている。 ――内心、酷く驚く、が…しんなりした菫と、ジェラシー病の発作に苦しむイツカ嬢の間に貴族様。この状態で、そんな事を持ち出せる筈も無い。)―――取り敢えずだね。(ごほん) [Sat 15 Apr 2006 01:29:29]
南条菫 > ( 一花からもらったリボンは、タイミング悪く洗濯していたところ。こういうところから関係が悪くなっていくということに気づけないおばか狐。 ) ち、ちがうよ! これは一花のメイドさんになるための準備で……うん、ラムザさんのお墓参りにきたの。 ( たぶん、妬いているんだろう。一花の口調から、それを感じ取って……しゅんとしょげてしまう。色々言われるだろうことは覚悟してたけれど、何もミカド様の前でそんな風にいわなくったって……。視線は悲しげに、そうして、恋人のジェラシー病のひどさを感じてまいっていた。あ、セーフだったみたいです。ほんとに何の話だろう。 ) あ、あの……お話中……でしたね。お邪魔してしまって。 ( ごめんなさい、とミカドに丁寧なお辞儀を一つ。そうして彼の言葉と一花の言葉を聴けば、びっくりして狐耳をぴくんと跳ね上げた。 ) ――そっか。私のことは、否定してくれないんだね。 ( 耳が弱弱しく横に倒れる。気まずいなぁと肩を縮めて、ただただぽつり、立ち尽くすのだ。 ) [Sat 15 Apr 2006 01:16:21]
園内一花 > (*『長生きしないのは、菫と一緒に』 → 『長生きしたいのは、菫と一緒に』 すみませんっ ) [Sat 15 Apr 2006 01:09:43]
園内一花 >  ( 逃げようものなら散った緋桜を舞い上げて突進するところ。 …メイド装束…。 襟元のブローチは知らない物だけど、多分、ツグメさんのプレゼントだろうと察しは付いた。 …そして取り替えられたリボン… それらを見つめて… 見ていられずに、俯いて。 着物の裾を握り締める。 ……当たり前じゃない、あんな、安物のリボン…… ) …こんばんは。 …またメイドになる決心をして、ラムザさんに報告ですか…? マメですね。 ( 私はまだ、ちゃんと聞いてない。 逃げてくれなければ突進も叶わなず。 …明らかに『妬いてます』という雰囲気を出してしまうのは必死で堪えようとするけれど… でも、言葉の調子はつっけんどんになってしまう。 …菫にはありのままで居て欲しい… そうして、ただただ愛せるのであれば、どんな時でも笑っていられる筈なのに。 …意識を逸らすように、ヒラヒラと舞ってきた花びらに手を伸ばして――― あ、アウトですね。何の話 ) …我慢なんて、してません…。 …ちゃんと、我慢出来れば良いのに… 我侭ばっかり言っちゃって。 …そんなの我侭だって分かるから、それを聞いてくれても、結局、どこかで辛いんです… ( でも、『自分と相手をも動けなくしてしまう』のは同じ。 …気をつけたいけれど、どうすれば良いのだろうと… 頷けず。 風の中で零された呟きは… 『思い当たること』 を言われたのであれば、聞き取れる ) …ええ… 死にたくありません。 でも、夢を諦めるのとは、少し違うと思います。 空を飛びたくて、世界の不思議を肌で感じられるのが好きで… でも…『トレジャーハンター』という方法だけが、それを追う手段ではないから…。 ―――それに、私の一番の夢は、菫と一緒に幸せになる事です――― 死にたくないのは、長生きしないのは、菫と一緒に居たいから。 ―――〜ぁ、でも、酒宴の会場には、しなくて良かったんじゃないですか…? よく、分かりませんけど… この『緋桜』は、ちょっと違う感じがします… ( 『緋桜』と表現したあなたなら、『そうですよね?』と、謎掛けの答えを求めるような顔で見上げ――― ) 〜私は違いますっ! 知りません、そんなのっ! ( 菫の方は『知らない』から、淫売窟ではないという自信があっても、ガクン!と不機嫌な調子に戻りっ ) [Sat 15 Apr 2006 01:07:24]
ミカド > (謎の基準を此処で贈呈しようと思う。 血達磨の人の前で生きていて良かったと其処で喜んじゃう人→アウト 真剣に心配する人→セーフ さぁ、貴方はどっち。)謙遜できる腕があったらいいんだけどね。本当にね。本当にね。本当にね。ふっ…ふふふふふふふふふふふふ……・・・(刀を水平に持てと言われたら、十秒数えられないうちに、ヘタル自分の姿が見えた。背中に哀愁漂う――が、それも一瞬。打ち消すように歩く歩く)…アンニュイはともかく、ジェラシー病にまで…?思うに、君はよくよく内に溜め込む方らしいね。――あんまり我慢ばかりをしていると、自分で動けなくなるどころか、相手も動けなくしてしまうから気をつけたまへ。――(「複雑」)―…それだけ愛らしく見えたと言うことだ。堂々と胸を張って宜しい。…ふむ……?(ぽつぽつと溢される言葉を聞きながら、晴天の空の下――銀光すら纏って見える”緋桜”。自然と男も其方へと視線が流れた)――死にたくないから、夢を諦めたと。(ザ、と突然吹いた風音に、呟きは混じる。…つまるところ、彼女はトレジャーハンターを辞めたんじゃない。夢を追うことを止めたのだ――貴方の語る内容は、そういう事ではなかろうか。少なくとも、男にはそう聞こえた。――死を恐れ、引き返すことを間違っているなんて言わない。 言わないからこそ、あっさりと「結論」として溢された。聞こえたか如何かは、余り気にしていないらしく、桜へと近寄り)―― 凄いだろう。 噂じゃ青猫の酒宴候補地だったらしい。本当かどうかは知らないが――――……? (舞う花弁の合間に、何かが見えた。夜の種族の男には、その姿はそれはもうはっきりと―――!)―――――で。 (くるぅり振り向いて)…君達は淫売窟の何処に勤めているのかな? [Sat 15 Apr 2006 00:48:56]
南条菫 > ( どうせなら、レ〜ベルあっぷ〜お〜めでと〜♪ の歌を歌いたい! そんなわけわからん願望は電波と一緒に聞き流すべし。さておき、先に進むと、なにやら闇の中に二つの人影が。 ) へぇ? 私以外にもこんな時間にお墓参りに来る人がいるんだ。 ( ちょっと意外そうに、目を瞬かせる。しかし、ある程度近づいてみると、それが誰と誰であるのか判明して。 ) ――!? ( 思わず固まった。それは紛れもなく、恋人と貴族様。まずい、どちらにもこの格好を見られると非常に拙いっ! 思わず回れ右して逃げ去ろうとするが、すでに一花はこちらに気づいているようで、大量に汗がたれてくる。 ) こっ、こん……ばん、はぁ〜……。 ( 力の抜けた挨拶をして、ゆっくり近づこう。尻尾にはツグメからもらったリボン。襟元には同じくもらったブローチ。そして何より狐っ子メイドの姿! からかう材料は満載だ。 ) [Sat 15 Apr 2006 00:34:20]
園内一花 > ( ならば、勘違いして斬ってしまったのに生きてて(?)良かったと喜ぼう。 本心から喜びそうでもあるけれど、何か間違っている気がしなくもない ) ―――〜ほんとうですか? なんだか帝さん、そういうところでは謙遜しそう… ( 『嘘を付いていそう』 なんて、思ってもいないから勿論口には出さないけれど。 余裕しゃくしゃくな彼の様子には、ほんの僅かな食い違いを感じる。 …楽しく生きてる貴族さまって、こんなものかもしれないが… ) …そうですね、アンニュイ病とか、ジェラシー病とか? ……ぁ、ありがとう、ございます…… 〜ちょっと、複雑ですけど… ゃだな、(気持ちが)くすぐったいですよ… ( 娼婦になったと勘違いされた後では、褒めてくれても素直には喜べない。 …顔を赤らめつつ、困ったような微苦笑を零して… ) …空を飛びたくて、です…。 …それで、無断で家を出て… ヴェイトスにまで、渡っちゃって。 ……最近は、不老不死の秘法〜だとか、そんな話にも興味があったんですよ。 本気で。 子供みたいですよね……。 知らない事を知りたくて、見た事のないものを見てみたくて… そんな風に夢ばっかり見て、大儀も何も無いのに… 沢山の人に、迷惑かけてしまいました…。 ( 苦笑交じりに話始めた言葉は… 終わる頃にはやや神妙に。 …そんな調子を払うように、石畳の先へ眼を向けて――― 『緋色』の桜吹雪に、眼を瞬いた ) ―――わ。 『ほんとう』 ………怖い、くらい……… ( 歩みを進める中、手元に流されて来たそれを手にとって―――  首を傾げるが。  …その先ッ! 悪夢のメイド服(大袈裟)を纏った銀色の尻尾と耳に、全神経を奪われて――― 夢でも見ているんじゃあるまいか、むしろそうであって欲しいと言う風に、目を擦るっ ) [Sat 15 Apr 2006 00:26:15]
ミカド > (もし、斬られた時は、種族看破おめでとうの歌でも歌いながら、爽やかに笑おうと思う。――血みどろで。※物騒)いやぁ…からっきしだね!(恥らうこともなく堂々と良いのける。)――朱鷺乃都に居た頃は、礼儀程度に”居合”を嗜んだ程度だ。僕の力では真剣を一振りするのがやっとだね。ましてや君の持っている薙刀なんて、振ったが最後、掌からすっぽ抜ける自信がある。(「一緒に」と言われれば、返答の代わりに頷いた。…進む方向へランタンを掲げて歩き出す)へぇ?…何かあったのかい?突然そんな「駄目だ」なんて言うなんて。君らしくないな。またアンニュイ病が再発でもしたのかな?(否定さりた。先を歩いていた男が、僅かに振り返り)…ぉゃ?…なんだ、随分可愛らしくなったから、てっきり…?でも、良く似合っているよ。黒髪に象牙の肌――そして着物。良いね。故郷に思い入れのない僕でも、懐かしくなってしまう。(― からかいながら言うと、一呼吸。貴方の声がやや元気なく落ちて聞こえた)――………。死にたくなくて、か。…元々どうしてトレジャーハンターをしていたんだっけ。君は。(以前聞いたかもしらんが、改めて聞いた――)(やがて、進む先―石畳の上にに”白い”花弁が散り始める。風で流れてきたらしい。後少し歩けば、見事な桜が姿を表すことだろう。―――男は「緋桜」といったが、何も感じることがなければ「普通の桜」だ) [Sat 15 Apr 2006 00:07:30]
南条菫 > ( 腰に木刀を下げて、空いた片手に握られているのは、お墓に添える花束だ。 ) ず〜っとラムザさんのお墓参りにいけなかったからなぁ。そろそろ暖かくなってきたし、ころあいかもね。 ( 一人納得したようにうなずいて、シャムネコ印のラバーソウルブーツで土を踏む。この先に恋人と貴族様がいるとはまだ知らない。 ) [Fri 14 Apr 2006 23:59:00]
お知らせ > 南条菫さんが入室されました。 『(メイド服にカチューシャ装備の狐娘が、カンテラ片手に墓地へとやってきた。)』 [Fri 14 Apr 2006 23:57:07]
園内一花 > ( 彼と知るまでは本当に怖かったけど。 ちょっとでも怪しい動きを見せようものなら脱兎の如く一目散だったけど。 会ってみれば親しみ易い貴族さまなのも本当ー とデンパ混じりっ。 びっくりしたら斬っちゃったかもしれません ) 〜ぁ、だけど… どうでしょう? 私、ちゃんとした実戦向けの武術なんて知りませんし…。 …西おn…帝さんは、剣などはされないのです? ( …悪魔や死霊だって笑い飛ばしてしまいそうな雰囲気。 本当は、彼には無事で居られる自信があるんじゃないかって、可笑しそうな笑みを返した ) ―――〜ぁ。 ええ… トレジャーハンターは、引退です。 …私はダメで―――って、な!なななッ ちょっと、ちがっ!違いますっ!どうしてッ!なんでそうなるんですかッ!さ…触っ…って。 ………ごっ、ご…誤解ですっ。 ………この格好は… ちょっと、気分を変えようと思って… ( …娼婦みたいに見えるのかと、真赤になりつつ… 俯いて、着物の裾を握り ) …私には、あんまり向いていなくて… 菫にも心配をかけてしまいますし… 死にたく、ないから… 辞めたんです。 ……今は……って、今までもなんですけど、日雇いで。 ( 一大決心のような割に、行き当たりばったり。 …視線は落としたまま… ) ……へぇ…… 〜ちょっと、趣がありすぎるような気もしますけど… ご一緒させて頂いて、よろしいですか? ( 緋桜。 …差された方へと向き直りつつ、聞いてみる… ) [Fri 14 Apr 2006 23:50:45]
ミカド > (何か、細かい心遣いを感じた。素直になって良いと思います。『この馬鹿殿』とか遠慮なく言うと良い。―そんな一言を溢したくなるような雰囲気を感じたかどうかは知らないが、近付いてくるのを見れば、こちらからも歩を進め) 成る程。…驚かせばよかった。(ぼそー。着物の全力疾走―裾から零れる白い太腿。浪漫だ。)…あぁ、ごほん。 そういえば僕よりも強い女(ひと)だという事を忘れていたよ。じゃあ、遠慮なく心配してもらおうかな。さぁっ…一人で物騒な墓場に墓参りする麗しい男を遠慮なく心配するといい…!!(腰に手を当て、カラカラ笑う。墓場に響き渡る男の哄笑――と、書くとなんだか物騒だが。ともあれ。幾つか貴方の言葉に引っ掛かる。…顎に手を当て)(「だった。」)仕事を変えたのかい?(改めて着物姿の貴方を頭から足元まで眺めて…)そうか。娼婦か。イツカ嬢がハードなところで働く事は無いと思うから、触るだけのところかな?…いいねっ。店名はなんだろう。是非ともお邪魔させていただくよ?(にこー)――……そして、その報告を、墓下の主に報告していた、とそういう事かな。(ちらり、花の添えてある墓を横目で眺め)……生きる為の選択だ、咎めはしないだろうよ――…あぁ、そうだ。ここで花見だ。(頷き)知らないかな?少し先に、それはもう見事な桜が一本あってね。見事な緋桜―― [Fri 14 Apr 2006 23:31:54]
園内一花 > (*『いつでも紳士然とした』 → 『いつでも紳士然としていながら』 すみません ) [Fri 14 Apr 2006 23:22:53]
園内一花 > ( 『あり得ないと思うけど』 → 『あり得ないと思うから』 …すぐに笑みは引っ込めて。 いつでも紳士然とした… 〜ゃ、時々はっちゃけているけれど… とにかくっ、決して話し辛くはないその人の方へ、足を進める ) 〜仮にもトレジャーハンター『だった』のですもの。 …人の世界に近いこの場所であれば、逃げるくらいの事は… ぁ… ( 自信はと言えば、無さそうな調子になってしまうけど… 『動き辛く』 という言葉に気まずそうに眼を瞬いて。 『愛らしい』 で赤くなる ) …そ…そう、ですよね。 …私も。 忙しくて… ( 今日も、日雇いのお仕事は貰えた。 就職を希望する組織へ顔を出すのは、一日また一日と伸びている。 …自分はただ気が向いたから来てしまったのだけど… もしかして、帝さんにとっては今日でなければならない大切な日かもしれないと思えば… 問うておいて、すまなそうに視線を落とし――― ) ―――〜夜桜もいいですけど…。 …『ここ』で、ですか…? ( 何となく、おっかなくありません? 良い笑顔を、微妙に怪訝そうにキョトンと見上げよう ) [Fri 14 Apr 2006 23:17:11]
ミカド > ははは……男の僕よりも先に、可愛いお嬢さんにその言葉を言われるとは思わなかったな。(黒のインバネスを揺らして笑った。)イツカ嬢こそ、こんな時間に…危ないじゃないか。動き辛く――その上、愛らしい恰好をしている時は特に気をつけなければいけないというのに。(先日会った時とは別人のよう。大きな紅いリボンに、着物姿の貴方に、思わず目を細め)僕はね、メインは墓参り―だね。 出来れば昼間にきたかったんだが、色々忙しくてね(「主に寝るのに。」とは、心の内。――溜息を洩らして肩を竦める男の姿は「仕方ないんだ」と言いたげだ。)――そして、序でに花見。(にっこり微笑んで言い切った) [Fri 14 Apr 2006 23:06:54]
園内一花 > ( …立ち止まる相手には… 刃を布で覆われているとは言え、長柄武器を所持している自分… あるいは胸騒ぎなんて勘違いで、もしかして不審者はこちらの方だろうかと… 会釈をしつつランタンを掲げて返し――― ) ―――〜あぁっ、なんだ、西園j… じゃなくて、帝さん。 ( 『なんだ』って。 どこかホッとしたような微笑を零して、いつの間にか入っていた肩の力を抜く。 『こんばんは』 と改めて礼をしたら… ) …どうしたんです? こんな時間に…。 ごめんなさい… 不躾ですけど… 夜の墓場は、危ないという話も聞きますから…。 ( 微妙に怯えていた自分へのフォローと言うか、照れ隠し混じりに、そんな事を。 …こんな場所へ来るなんて、お墓参り以外にはあり得ないと思うけど… ) [Fri 14 Apr 2006 22:51:45]
ミカド > ――――やぁ。ご機嫌よう。(白い顔が、笑みを作り――墓場には似合わぬ軽い挨拶をひとつ) [Fri 14 Apr 2006 22:42:35]
人影 > (人影は、貴方に気が付いたのか、立止まる。ジャリ…と、石畳の上を爪先が滑り)――――……。(靴音の主は軽く己のランタンを掲げた。もう一つのランタンの持ち主―つまり、貴方を照らすように。貴方との距離が遠いというのならば、幾ら掲げたとしても貴方の姿は見えぬだろう。ただ、此方の顔は持ち上げた灯により浮かび上がる。) [Fri 14 Apr 2006 22:41:03]
園内一花 > ( 夜ともなればまだ冷える。 …吹き抜けていった一陣の風に髪を押さえ… 軽く身震いを。 ……『嫌な風』だと、自分にしては珍しい事を考えて…… 言いようの無い胸騒ぎと重なった靴音に、ふと、そちらへ視線を向けた )   ( 靴音の主もまたランタンを灯していれば… さほどの警戒はしないものの。 何故だか、注意は逸らせなかった ) [Fri 14 Apr 2006 22:33:43]
人影 > (十字架の低い林の中を、静かに進む人影に貴方は気がつけるだろうか?漆黒の夜の中・・・ 灯りらしきものは貴方の灯と月光と・・・靴音の主が揺らすランタンのみ。 長く伸びる影が、靴音と共に、十字架の影と動き始める) [Fri 14 Apr 2006 22:30:35]
人影 > (石畳の上を、一歩。)              (一歩)(足の裏に感じる、固い感触を確かめているかのように―― 一歩           一歩         一歩) [Fri 14 Apr 2006 22:26:36]
お知らせ > 人影さんが来ました。 『(靴音が響いた)』 [Fri 14 Apr 2006 22:25:46]
園内一花 > ―――〜ん。 ( 色々ありましたけど。 …私も菫も、ナナオさんにココさんに…ラルフォーレン先生はお家を潰されてしまいましたけどっ… 皆、元気です ) …それじゃ、また、来ますね…。 ( 今度来る時は、神職だったりして? …どうなるかは分からないけれど… ちょっと辛気臭くなっていた顔で可笑しそうに微笑んで、立ち上がった ) [Fri 14 Apr 2006 22:25:18]
園内一花 > ( 気を取り直すように、地に着けていた膝を浮かせて… 冷えた手で頬杖をつくように。 溜息を零す。 …半年以上前の、その人の死に覚える哀しみは… 恋する事を知って、少し深くなっていた ) ……ねぇ…… ちゃんと、ルダルクさんとはお話していたんですか……? ……大切な人にまでナイショにして…… 黙って逝ったり、していませんよね…… ( …ラムザさん… そんなの、あんまりですよ? …さ迷っていたり、していないでしょうね…。 …解かれる事の無い誤解を抱いたまま… そんな事は知らず。 神妙に。 …暫くそうして、墓標へと眼を落として… ) [Fri 14 Apr 2006 22:11:49]
園内一花 > ( …灯りも疎らな夜の墓地に、ポツンとランタンの火を灯して…。 とある墓標の前… 帯に通した薙刀を提げた、着物姿のポニーテールが膝を折っている ) ―――〜って…。 ごめんなさい… 何しに来たんでしょうね… ( 眼を閉じて手を合わせていた娘は… たは と気まずそうな苦笑を零して、首を傾げた。 …久し振りに訪れた知人の墓前… アマウラのそれとは異なるスタイルのそこで… 周りを簡単に掃除して花を添えた後の近況報告は、すぐに愚痴っぽくなってしまう。 …意識でだけとは言え愚痴るのは、笑ってしまえる程度の事だけど… 聞かされて気持ちの良いものでもないだろう )  [Fri 14 Apr 2006 21:56:31]
お知らせ > 園内一花さんが入室されました。 『( 愚痴グチぐちっ! )』 [Fri 14 Apr 2006 21:46:14]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(首を横に振りつつ、日が昇るまで男はこの木の傍で悩みつづける)』 [Wed 12 Apr 2006 04:51:15]
ミカド > (人の”心の形”は変わらないのだから、例え桜であろうと…体の中に、他人の何かが入り込まれるのは不快な筈だ。――だが、この桜は、それを好んでいるような雰囲気がある。 )―――マゾヒスティックな桜。 [Wed 12 Apr 2006 04:50:49]
ミカド > (とうとう自分の頭が可笑しくなった可能性は、何時だって捨てきれないが――そうじゃないとするのなら。)……何をしているんだい?(いくら部屋で考えてもわからない。この桜は何を思って、その身に人の心を宿し、花弁とともに落として逝くのか。)―――……。(触れても何も引き出せない。植物語や精霊語の類は専門外。語りかけても返事はかえってこない)――………。(…精霊語を覚えている誰かを連れてきて、話しを聞かせてもらう事はできるだろうか。――何故此処まで気になるか…というと。)(今の自分の状況に少しだけ似ていたからだ。体に入り込まれる悪意は、相変わらず続いている。今日だって、おぞましい日課を終えた後だ。ごっそりと気力を奪われて、帰る頃には朝日が昇る。――そんな毎日の繰り返し。その上最近は、例の事件の所為もあり、娘を一人にして億時間をなるべく減らさねばならない) [Wed 12 Apr 2006 04:46:16]
ミカド > (いや、桜の花弁は白い。――散った花弁の絨毯が白い事でも、それがわかろう。――では、何故「紅い」と言ったか。死霊術師の目には、花弁の一つ一つに人の顔が浮かんで見えるからだ。紅を引いたような唇の所為で紅く見える。)(幹に掌を触れさせて)――此処だけなんだよ。此処だけ――墓場の桜でも、君だけなんだ。こんなおかしな事をしているのは。……最初は、これが桜の精の類いかと思ったんだが、そうでも無いらしいね?だってこれは――…(人の、だろう?) [Wed 12 Apr 2006 04:31:12]
ミカド > (先日見た時よりは、和らいだ異様さに安堵して、傍へと近寄った。――何、「桜」が怖いわけじゃない。朱鷺乃都の貴族が『桜』が怖いなんて、小噺にすらならない。――そもそも、幽霊や死霊の類は恐怖の対象ではない。…だって、自分が死体ですし。死体が幽霊を見て驚くなんてことは、間違っても不意を付かれても脅かされたとしても!!!!!!!したくない。死霊術師の端くれとしても。も。)―――……ともあれ。(内心の突っ込みを、口にして咳払い一つ。改めて見上げる桜は、まだ赤かった) [Wed 12 Apr 2006 04:22:40]
黒外套 > (満開だった桜の花は、今や殆んどの花弁を散し、地面に白い花弁の絨毯を広げていた。――恐る恐る、指の間から見るような気持ちで、地面へ視線を向け、其処に「顔」が無いか確かめたが)――――……。(無かった。何も無かった。いや、頭上にある桜の花弁にはまだ、あるが…足元には無い。白いだけ。一瞬、散った花弁にも、割いている花弁にも「あれ」が在り、小さな目玉で一斉に自分の方を見られる想像をして、背筋が薄ら寒くなったが、そんな事は無いらしい。) [Wed 12 Apr 2006 04:09:33]
黒外套 > (桜の下には死体が埋まっているし、その上、此処の桜は人の心まで吸い上げるらしい。――それが死霊術師の結論だ) [Wed 12 Apr 2006 03:53:42]
お知らせ > 黒外套さんが来ました。 『―紅桜―』 [Wed 12 Apr 2006 03:52:15]
お知らせ > 珠香さんが退室されました。 『 …綺麗な子ぉは、中々いないのねぇー…( 夜更けに死体の品定め。暮れる夜の過ごし方。 )』 [Wed 12 Apr 2006 02:42:36]
珠香 > ( 小さな水差しを渡されて、後は職員の誰かが迎えに来るまで、冷やしていろとの事。 それだけの、退屈で消耗して、けれど少しは愉しみもあるオシゴト。従順に頷き、水差しを受け取ると、職員は背を向けて帰っていった。 )  ……さぁ、てぇー…… ( 足音も遠ざかった頃。緩々と振り返れば。息苦しいくらいの死臭の中に、横たわる命の無い骸がひとぉつ、ふたぁつ。 ) [Wed 12 Apr 2006 02:39:43]
珠香 > ( 篭る空気がどろりと行き場を探して流れ出す。脳髄を揺らす程に濃い、死臭。余りその類のには耐性が無いのか、職員が露骨に顔を顰めるのが、なんだかおかしい。笑い出しそうな衝動は、堪えたけれど。 )  はいー…それじゃあ、今宵はー…此処が、お仕事です、ねぇー…… ( そう。もう、季節。冬から春へと変わる空気は、遺体の傷みを早くするから。時々こうして、保存代わりに連れ出される。 …要は、溶けない氷嚢代わり。 ) [Wed 12 Apr 2006 02:25:07]
珠香 > ( 連れて行かれた先は、ある意味なじみの場所。深い櫻森の先、鬱蒼と暗い安置所。 もう、そんな季節かと。ガチャガチャと扉を開ける職員の背中を見ながら、思う。 やがて鍵が開くと、重たい音を立てて扉が開いた。 ) [Wed 12 Apr 2006 02:17:23]
珠香 > ……温ぅー……!( ぬくい、より、ぬるい。職員に連れられて出された外は、溺れそうに温い空気に満たされて。ヒトはよくも、こんな所で呼吸が出来るものだと、げんなりする。 覇気の無い雪娘は、手械の鎖を惹かれる侭に墓地の中。 ) [Wed 12 Apr 2006 02:10:33]
お知らせ > 珠香さんが来ました。 『( 墓地と桜。 )』 [Wed 12 Apr 2006 02:06:29]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『 …縛り付けてしまえば、いいんだ。 ( 爪をなくした指を握り締めて 呟きは音すら無く。 )』 [Tue 11 Apr 2006 05:11:32]
ティエン > ( 子守唄なんて知らないから、こんなものしか歌えない。 ――… 紅い宝石に操られて踊っていた時も、口ずさんでいたというのだから、いっそ 笑いたくなる。 あの時の記憶も、結構断片的で曖昧だけれど わたしは、一体 誰に向かって 「 おやすみなさい 」 の代わりを歌っていたんだろう? )  Kyrie――… eleison.  ( 「 この魂に、哀れみを。 」  請うる願いを、開ける前の夜に溶かして。  静寂が戻りきる前に、踵を返す。  ――… 怖いものは、何処にあるか。 眠らせなくちゃいけないものは、何なのか。 もしも抑えられないのなら、  嗚呼、そうか。 ) [Tue 11 Apr 2006 05:10:52]
ティエン > ( 血の染みがついたハンカチを姉妹、抱き潰してしまっていた花束を、どうしようかと 立ち上がろうとして。 ふと、気付く。 くしゃくしゃになった花束が、酷く萎れている事に。 緑は萎えて、花は枯れて。 水気を失った白色は煤けた茶色かかって、振れると からから 壊れていった。  残ったのは、花を包んでいた紙だけ。 灰のように砂のように、流れて溶けて、消えてしまった。  ――… 花の残滓を茫洋と見下ろして かくり 肩を落として立ち上がる。 )  ……もうひとつのお墓参りは、またの機会にー…だなぁ。 ( これじゃ、御参りにもならない。 無くなった花束は、紙を丸めてポケットに入れてしまったら、それこそもう 何処にも無かった幻のようで。 本当に、今まで持っていたのかすら 分からなくなってしまうくらい。  立ち上がり、血の痕も拭き取った墓碑に向けて、もう一度視線を注ぐ。 小さな骸 刻まれた名 偶然でしかない、救いにもならなかった結末。  ――… この世で、何を見ていたのかすら知らない赤子。 少なくとも、此処での苦しみも喜びも終わってしまったのだから 今はゆっくりと、おやすみなさい。 )  ――… Kyrie  eleison ――… Christe  eleison ――……  ( 呟くように口ずさむのは、この唇に馴染んだ歌。 ) [Tue 11 Apr 2006 05:04:51]
ティエン > ( 痛みは、好きじゃない。 ――… 臆病だといっていたのに とは、昨夜の会話。  痛いのは怖い。傷つくのも嫌い。だって、どうして良いか分からないから。 なら、どうしてこんな事をしているのか。 傷ついた指先を唇に当てると どろり 滴るような錆の味。  思わずまた、牙を立てて   バキン。  罅割れた爪を、噛み砕く。 脳髄に神経に走る走る痛みのノイズ。 びりびりと痺れるような不快感を、目を閉じてやり過ごそうとして。  噛み締める歯に、余計力が篭ってしまう。  ――… 分かってる。 こんな衝動が、何処か狂ってずれておかしくなってる、なんて。  なら――… なら、そんなものは、どうすればいい、なんて。 )  …… 決まってる、じゃないか。 ( 穿つ孔から牙を抜く。 尖った歯の先から、粘ついた赤い糸が つぅ と引いて 切れた。 ) [Tue 11 Apr 2006 04:56:10]
ティエン > ( のろのろと手を上げていくと、指先から糸のように滴るものが 指と墓石を繋いで見えた。 ――… それも一瞬。 滴るものは途切れて、滴になって落ちていく。 ぱたぱた 石に広がる赤い色。 刻まれた名にまで流れていくのを見て、慌ててポケットからハンカチを取り出した。 傷ついたのとは、逆の手で。 )  ……うぅ。 ご、ごめん ね? ( 物言わぬ墓碑に謝りながら、落とした赤を拭き取っていく。 布に染みた鉄錆の匂いが、くらくら 頭の芯を揺らすけれど。 これは自分のだから、平気。 乾く前の血は、何とか綺麗に拭き取れたけれど。 ――… 恐る恐る視線を下げて見れば、穿った孔からどくどく 溢れる赤色と 今度は中指の爪まで、罅割れた手。 玩具の心臓でも押し込めたみたいに、指先が じくじく疼く。 ) [Tue 11 Apr 2006 04:40:18]
ティエン > ( ずきずきと、疼く痛みは本物で ぎしぎし 骨まで軋むくらいに力を込めたら  ――… 塞がった筈の孔からまた、赤いものが零れて零れて  中指の爪まで悲鳴を上げる。 夜気に混じる錆の匂いが なんだか酷く  ――…  思考に空白、もしくは淡紅のノイズ。 )   ―――  ッ あ  ……  あれ。 ( 目覚ましの音は、また 何かが罅割れる音。 夢から覚めるみたいに瞬きすると 指先はべったり緋色に染まって。  ――…墓碑に押し詰めていた指が、なんだか熱いのか、痛いのか …分からない。 只、赤くて。 ) [Tue 11 Apr 2006 04:10:14]
ティエン > ( 手を伸ばしかけて、鈍い痛みに指が鈍る。 伸ばしたのは、左手。 人差し指には、生々しい肉の色。一枚、爪を剥がした痕と、其処に穿った牙の孔。 流れる赤色は止まって、痛みも酷く薄いけれど ――… こうして曝すと、何だか疼く。 掘り返そうとして、叶わなかった傷。 )  ……あ、そっか。 ( 手首が かくんと落ちて、指先だけで墓石に触れる。 散った花びらに触れると、石とは違った滑らかさの感触と。 ――… 微かに薫る、花の香。 )  ……眠ってるなら、起こしちゃ駄目なんだよね。 ――… どうして、忘れちゃうのかなぁ…… ( ぎ。 墓碑に爪を立てようとして、軋んだのは中指の爪。 痛んだのは、爪も無い人差し指。 ぎり 食い縛る歯が、牙が耳障りな音を響かせて、俯いた。 ) [Tue 11 Apr 2006 03:35:35]
ティエン > ( 冷たい重みを知らない訳じゃない。 でも、子供のはどうだったろう。 ――… 知っているものは、まだ暖かかったから 余り基準にならなくて。 )  ……いっそ知ってれば、良かったのかな。 …ああ、ごめんね。貴方には関係無い事だった。 ( 悪戯な感傷で、眠りを妨げるべきじゃないのかもしれない。 眠ることも出来ず、迷い続けているものの感傷なんて 安らぎには邪魔なだけだろうし。 でも )  …… 全部を拾い上げるなんて無理だって分かってるけど でも――… 良かったって、自己満足かな。 ( 自分が通りかからなくても、あの魔女は此処に この子を連れてきたかもしれない。 でも、その一端に関われたかもしれないって、そんな自己満足に浸ってるのが今のわたし。 ―…何処までも、だめっぽいのは自覚しているけれど。 ふと気付くと、墓碑の上にも花弁がひとつ、ふたつ。 ) [Tue 11 Apr 2006 03:20:20]
ティエン > ( 花の名前は、未だに良く知らない。 こういう時は白い花を持って行くものなんだって、そんな習いに従がって、花売りから適当な白を買い集めて、作った花束。 その上に、はらひら 淡紅が落ちてきて  ――… 嗚呼、なるほど。 雪みたいに見えても、白じゃないんだって、思い知る。 )  ……貴方の血も、混ざってたりするのかな。 ――… だとしたら、どんな風に、見えてるんだろ? ( 世界に生まれる事は出来ても、そのさきを知らずに死んだ赤子。 人並みか、それ以下の力しか無いこの腕でも抱えられるくらい軽くて、なのに 鉛みたいに重かった 冷たい身体。 抱いた感触は、まだこの腕に残っている気がして。 )  ……やだな。変な風に、感傷的だ。  [Tue 11 Apr 2006 02:55:59]
ティエン > ( 小さな墓碑に刻まれた名前の綴りは、此処にお墓を作った魔女と同じ名前。 同じ名前を持っていたから、姓を分けてあげるんだって。 そんな風な事を、話したような気もする。 一抱え分しかなかった身体は、今 此処に埋葬されている。 抱き締めた時に、もう 体温も何も無かった冷たい骸が。 )  …ちょっと、安心した。 此処でやっちゃったら、お話がどうの以前に、立派な墓荒らしだ。 ( 桜の怪談に惑わされるか、死者が動くことを信じて掘り返すか。 どっちにしろ、気狂いの所業には違いないのかもしれないけれど。 ちゃんと眠らせた子を、起こしたくは無い。 それくらいの気持ちは、この胸中にだって きっとあるから。 緩々と屈んで、そっと 抱えた花束をひとつ、置いた。 ) [Tue 11 Apr 2006 02:21:57]
ティエン > ( 此処にも、薄紅の侵食はあるみたい。 ――… 侵食といったら、何処までも聞こえは悪いけれど。 死者を慰めるように囲む樹達が、霧のように花を撒く。 思考にやっぱりノイズは混じるけれど。 ――… けど。 )  ……逆に、此処の方が 楽だ。 ( 抱えるのは、花束。 向かい合う墓碑は、先日魔女が拾い上げた赤子。 ――… 葬るまで見届けたから。 こうやって、訪れる事は許して欲しい。 無かった筈の名前が刻まれた墓碑を見下ろして、立ち尽くす。 ) [Tue 11 Apr 2006 01:58:21]
お知らせ > ティエンさんが来ました。 『( 墓碑と花束。 )』 [Tue 11 Apr 2006 01:47:37]
お知らせ > ラーラさんが退室されました。 『( 待遇改善に向けて? でも、今日はまだ平和よ。 きっとね、多分ね。 )』 [Sat 8 Apr 2006 01:26:12]
お知らせ > 信統さんが退室されました。 『(それは下克上の気配だったりするかもしれない。さっておき本日は揃って帰宅)』 [Sat 8 Apr 2006 01:19:08]
ラーラ >   …飛べるものを、引き摺り下ろしたいみたいな、いやな気配よ。 ううん――  分からない、の。 ( ゆらゆらと背中で揺れる翼は、空に導いてはくれるけれど。 飛び道具とか危険なのよ。 飛んでしまったら、降りるか落ちるしかないから。 )  ……マスターも、ご用心。 時々、ちりちりするのよ。 ( それは、彼が内包する気配かもしれなくて。 でも、むしろね。  近侍の誰かの、涙かもしれないわ。 なんてね。 ちょっとだけ、真面目声。  )  はい。 ちゃんと、両手は開いてるわ。 ( 唇は唄うことに。 あいた両手で出来る事なら、きっと それなりに。 ギルドの躾は、それなりに色々だったのよ。きっとね。 )  …時々、子供にするみたいな手。 嫌いじゃないけど、ちっちゃい子にゆずった方がよいかしら。 ( ふわふわ笑って、そんな冗談。 )  ――― はい。それは、確かめないことにします。 (  止めなかったら? いじめっこは、たぶんしない。 かえるなら、私も一緒に帰りましょう。  ゆらゆら翼を揺らしながら、その後に、ついていくのよ。 ) [Sat 8 Apr 2006 01:17:15]
信統 > 飛べたら良いのに、という気持ちはわからんでもないが(さぞ自由で心地良かろうの、というのは地べたを這いずる人間の一方的憧れ。いざ飛べたら飛べたで空にも不自由はあろう。おそらく)まったく…厄介なことじゃな(家中にとっては危険の種は己であることはどこかの棚の上に置いて、同意のうなずき)む…ではどうしても困ったときには借りようかの(真面目腐ってもう一度うなずき。もしかしたら簡単な家事とかお手伝いくらいは頼むかも)男所帯だったからの、言葉通りの(彼女らが来る前は、男ばかりで硬派一色のお屋敷。今は二輪の花が添えられたが)音…叩くのはよすのじゃぞ(軽い勘違いとともに、言葉で釘。ふと見れば近侍頭に約束した時刻を示す部下の手振り)では、ワシは帰るぞ(くるりと背を向ければ来た道筋を辿りだす。周囲から戻ってきた二人もその後につく…彼女がまだ残るのなら、1名は前言どおり護衛につくだろうが) [Sat 8 Apr 2006 01:06:17]
ラーラ > ( 空色も頷く。  だって、わからないのよ。  )  ……翼だけじゃ、飛べもしないのに。  (  飛べない翼に意味を問うより、ずっとずっと意地悪な言葉かもしれないの。  ひっそりと目を閉じる。 少し、ちりちりとした。 )  ……はい。 最近は、なんだか あちこちがぱちぱちして、きりきりするのよ。 …やっぱり、危ないのかもしれないの。  ( 世界が罅割れるみたいな。まるで、地上に来る前みたいな気配が、たまにね。 ほんの、少し。  )  ……ひとで。 (  はい。差し出すは、猫の手より役立つかはまだ微妙。 でも、本当は一般常識レベルは、ちゃんと頭の中にあるのよ。 意識が偏ってるだけね。 )  ……あるすとろ、めりあ。 花みたいな響き。  …マスターのおうち、おとこのひとの方が多いです、確かに。 (  そのことで、随分悔やむ部分があったみたいだって。 そんな風なお話は、ちらりと聞いた事。  まだ見ぬ子は  )  どんな音のする、子かしら。  たのしみ、です。  [Sat 8 Apr 2006 00:56:28]
信統 > …さて、おかしな者の考える事はわからんでな(羽根を持って生まれた人間が蔑視対象となることは知っているが、その羽根部分奪取に拘るとなると理解の埒外だった)ああ、そうしてくれい(一人歩きしないことと、連絡。それだけやれば大丈夫だろう、と)しかし人手が足りなくなってきたの…(本家から自由になりたいがために、最小限の家臣しか連れていない。が、その我儘を批判するように状況は変わっていて)うむ…アルストロメリアという娘でな。ちと仔細があって引き取った。男よりもお主のほうが接しやすかろう。気が向いたら相手でもしてやってくれ(喧嘩の仲介からはじまる一件は別に隠していないから、家臣の誰かが漏らしたかもしれない。本人が口にしたのは交遊を進める言葉) [Sat 8 Apr 2006 00:45:57]
ラーラ >   羽根が、消えてるって。 すこしだけ、聞いたの。  ――  おかしな話。  (  文字通り、風の噂。  翼をとられた、羽根の子達。  ―― 色々な光を宿す黒色は、今はちょっと、いらいらして ぴりぴりした調べね。 声を潜めて、でも 不思議そうに。  だって、羽根だけじゃ――  )  ……。 ( ぱちくり。 思わず、目を瞬かせる。 一度は内心で閉じた可能性だったのに、あっさりと開かれてしまうんだから、驚きよ。 )  …それじゃ、出かけるときは。 ( それは同時に、何処に行くかも、ちゃんと告げていくことにするって。そんなお約束のカタチ。 )  …はね。 すきなのかしら、きらい、なのかしら。  …じりじり歪んだ音の気配よ。  ( 真相も概要も知らないから、雰囲気だけが、ぞわぞわ 季節はずれの寒気を連れてくるのよ。 身震いに、翼も揺れて。 )  …少しだけ。 おんなのこだって、それくらい。  (  まだ、顔を見た事は無い子。 年齢の概念は良く分からないけど、まだ随分ちいさな子だって。 そんな風に、聞いたから。  ) [Sat 8 Apr 2006 00:38:19]
信統 > 何しろろくでもない殺し方をしているそうじゃからの(剣奴の骸に贈られた唄に心動かされ庇護下においた天使を見やる眼は、上機嫌とは言い難い。知り合いが害されたわけではないとはいえ愉快とは対極の話)うむ…どうしても出かける時は一人近侍を連れて行け(しかし主は当然のようにそう無理を言った。近侍一人がいれば身元証明は容易いし頼りないとはいえ護衛にはなろう。主命とはいえ奴隷に従わされるのは、いかに奴隷制度と縁遠いトキノミヤコ人といえど不快かもしれないが―我慢を強いるのはいつもの事)いや、隠す必要は別に無い。狙う側が悪い話だからの(上下する翼を見る目は偏見は無い。そういう体なのだからそうなのだ、という単純思考)…そうだ、家に住まう者が増えたのは誰ぞから聞いておるか? [Sat 8 Apr 2006 00:29:31]
ラーラ > ( 無事を確認するみたいな言葉。 いつもふらふら、歌唄いに  そして、探しに出てしまうものに向けられるのは、珍しいのよ。  だから、夕日の色がきょとんとする。 でも――  羽根持ち狙いの、ひとごろし。 その言葉の裏にひっそり隠れた、ざらざらする気配に、なんだか苦しくなりそう。  ―― だから、なのかしら。 )  街中で、きりきり痛いおはなしが、聞こえたのは  それ、だったのかしら。 もしかして。  …… でも、へんな の、ね。 (  背で揺れる翼は、フェザリアンのそれより、大きくて。 どちらかと言えば、フライヤーに近いものでは、あるけれど。 でも―― 翼は、翼。 夕日の色に、雲翳り。 )  ……ひとりでは。 ( 誰かを、引っ張ればよいのかしら。 そんな事を考えてしまったけれど。 でも、忙しそうなヒトを引っ張るのは、きっと無理ね。 だから―― )  はい、マスター。 ……これ、もう少し上手に隠せたら、良かったの  。  (  ふぁさりと、羽毛が空を打つ。  隠せるけれど、長い時間は無理なの。  まるで、縛られるのが嫌いって主張するみたいな、我侭な羽根ね。 ) [Sat 8 Apr 2006 00:20:51]
信統 > (しかし、殺人となれば放任一方とはいかず。そう頼んで) [Sat 8 Apr 2006 00:12:26]
信統 > 無事であったか(深層が刺激されぬ限りは霊魂や念に鈍感な男は、目に見えるもの―つまり彼女だけに意識を向けて)うむ…実は羽根持人を狙った人殺しがいるとかでな(天使という存在は外見上昨今流行の殺人被害者と似ている。不安に思えば即行動するのがこの男、彼女が墓地へ向ったであろうと算段つければ留守を近侍頭に任せて追って来た)…だから少し一人で遠出は控えてくれぬか?(自由を束縛されるのを嫌う男は、奴隷だからといって制約を加えるのは好まない。―近侍達には?いやそこは生まれながらの家臣ゆえ―) [Sat 8 Apr 2006 00:11:02]
ラーラ > ( それは、地より出て、人の手でカタチを変えられたものが、擦れる音よ。 どこかどこか、忙しないのね。  人の気配、ひとの、おと。  ほんの少しざわざわして、翼の辺りがむず痒くなるけれど。  )  ―――  マスター。 ( 虚空を撫でた指先が降りて、空色が振り返る。 口にしたのは歌声じゃなくて、呼ぶ声で。 )  …… いつもより、なんだか ざわざわしてる のね。  ( マスターに忠実な警護の者。 頭を抱えたりしながらも、職務精励はいつも、だけれど。 なんだか、きりきりした音よ。 ) [Sat 8 Apr 2006 00:06:02]
信統 > (それに混じるのは、かちゃかちゃと揺れる武具の擦れ。墓参りの者でも死者を静める聖職者でもありえない一団は、彼女目指してまっすぐに寄っていって)―(目配せすれば、近侍二人が散る。腕はからっきし(★1)だが忠実な彼らはすぐに周辺を警戒しはじめて)ラーラ(そして主は思いを巡らせる彼女に声をかける) [Sat 8 Apr 2006 00:00:08]
お知らせ > 信統さんが来ました。 『(独白を破るのは、草履の響き)』 [Fri 7 Apr 2006 23:57:11]
ラーラ > ( とても悼まれていたのに、凄くどろどろと残ってしまうヒトもいて。  からっぽに打て捨てられても、未練すら残らないきれいな終わりを迎えてしまうヒトもあるのね。  それは、空に鳥を追いかけた果てに見る、白く尾を引く雲のカタチを見るみたいに、後付の感覚。  遠い雲には、羽根があってもまだ届かない。 そんなものね。そんなもの。  ) [Fri 7 Apr 2006 23:55:58]
ラーラ > ( ゆらゆらと漂うものは、きっと もう、何処にもないもの。  だから、届かせるのは大変ね。  傷つけたい訳でも、癒したい訳でも きっと無いのよ。  届いてくれれば、それだけで良いの。 ささやかで、贅沢ね。 そんな矛盾。  )  鎮められることを、願うかしら。 猛り消える事を、望むかしら。  ――― いくさうた は あんまり、得意じゃないけれど。  ( 好き?  問いかける先は虚空。 はらはら散った薄紅が、問いかけのかたちを、消していく。  ――― 答えはまだまだ遠いのよ。 ) [Fri 7 Apr 2006 23:51:06]
ラーラ > ( 石碑に刻まれた名前の分だけ、昇華されたい想いがあって。 地に埋められた身体の数だけ、満たされなかった願いもあるのね。  もうこの地では如何にしても叶わないのだから、おかえりなさいと、紡ぐくらいしか、出来はしないけれど。 けれど? )  …おくる、言葉。 ――  どうしたら、良いかしら。 全部には、届かないのね。 ( 見上げる虚空は、薄紅の。 綺麗な空は、花の色。 透明な帯みたいに、こいしと慕う声が響いて落ちる、そんな樹ね。 ) [Fri 7 Apr 2006 23:46:00]
ラーラ > ( 聞こえて来るのは、そんな声よ。 街外れの墓地、訪れるたびにそんな声が聞こえるの。 )  ……むずかしいのね、言葉。 ( 歌詞紡ぎしかで出来ない唇は、韻律を変えた音をなぞる。かなしは、哀し。 そして、愛し。 ) [Fri 7 Apr 2006 23:41:48]
お知らせ > ラーラさんが入室されました。 『( かなしかなしと、こうること )』 [Fri 7 Apr 2006 23:40:22]
お知らせ > シュヴァルクさんが帰りました。 [Thu 6 Apr 2006 23:50:07]
シュヴァルク > そろそろ帰るか。 (骨を元の場所に戻して軽く土をかけ。地面に手をついて立ち上がる。止まることをしらず、ちらりちらりと落ちゆく桜の花びらを背後に男はその場を去った。) [Thu 6 Apr 2006 23:50:04]
シュヴァルク > (出てきたのは貧相な骨一本。何処の部位とまで正確には分からないが、それ以外に埋まっている形跡もなく、穴も浅いため犬が埋めた骨だろう。一度軽く上に投げて受け取り) …歯ごたえなさそうな軽さ。 (つまらなさそうに、嘆息つき。) [Thu 6 Apr 2006 23:43:50]
シュヴァルク > (視界に広がる墓石の連なりを眺めつつ、幾度か煙草吸えばもう先端は中央まで短くなった。煙草を地面に押し付けて、何度かにじって火をけし。)(もう一本頂こうか、と尻ポケットを探る時にふと視界の地面端に白いものがよぎった。) …? (月の光に反射して鈍く存在を主張している白いでっぱり。) 桜の木の下には死体がある、…とか言うけどなァ…。 (んなベタな。とか思いつつ。ひっこぬかんと) [Thu 6 Apr 2006 23:33:21]
シュヴァルク > (夜桜見上げれば、それはもう視界一色灰桃。ちらり、落ちてくる桜の花びらなんて、可愛らしいものだ。) 確か川辺で花見やってんだっけか。 (一緒に酒飲みもできるなんて、粋なイベントを考えてくれたもんだと口角上げて。 長くなってきた先端を落とし。時間もあるのでもう少し座ってくつろごうか。) [Thu 6 Apr 2006 23:16:01]
シュヴァルク > (肺まで吸って煙を吐き。そのまま前方にある桜に向かって歩き出す。幽鬼的な雰囲気に表面には出さずとも、内心嗜好の擽りを感じて。)(近づけば段々と濃くなる甘い桜の香り。嫌いではないが、感覚がいい己は少しその濃さに口はしゆがめた。)(そのまま背を返して、桜の木にもたれかかり。もう一度、ゆっくり紫煙を吐き出す) [Thu 6 Apr 2006 23:01:50]
シュヴァルク > (街のそこらかしこに植えられた桜は、無味乾燥な灰色地帯にも春の匂いを運ぶ。墓地に咲いている桜は明かりがないせいあって鮮やかな桜色とは言えないが、青灰色の墓石と灰桃がよくマッチして幽玄的だった。) いいじゃねぇの。 (うっすらと見上げて独り言こぼし。少し口寂しさを覚えて、無意識にも近い動作で懐から煙草を取り出し、なれた仕草で銜えて火をつけた。) [Thu 6 Apr 2006 22:44:52]
シュヴァルク > ( 冷たい空気だった。夜更けの墓地の中、言葉なく佇む墓石の連なりは、足を踏み入れた男の姿を歓迎もしなければ排他することもしなかった。 )( 春へと移行する季節故、寒々しい気温から温かくはなったものの、此処はいつでも冷ややかな気がする。 ) [Thu 6 Apr 2006 22:31:03]
お知らせ > シュヴァルクさんが来ました。 [Thu 6 Apr 2006 22:26:58]
お知らせ > 黒外套さんが帰りました。 『(そして、何時もの日課へと向うのだ)』 [Wed 5 Apr 2006 23:40:15]
黒外套 > ――宜しい、明日、また着てやろう。幾らか散った花弁がどうなるか楽しみだ。(当初の目的も忘れて、にんまり唇を横に引く) [Wed 5 Apr 2006 23:39:18]
黒外套 > (不思議な事もあるものだと――って言うか、在り来たりの春先幽霊話でごめんなさいと土下座しつつ、すいません、でもネクロマンシーなんです。常に隣は幽霊世界――!!愛と勇気だけが友達のアンパンが要るならば、こちらは屍と幽霊だけが友達な吸血鬼です。ふふ!)――……。(不思議そうに見上げるも、答えは見つかりそうに無い。しかし、興味を引かれるのも事実。杖先を口元に当てて首を傾げ) [Wed 5 Apr 2006 23:37:36]
黒外套 > (この桜が全て散ったらどうなるのだろう?この顔は。――足元に散る花弁を探してみれば、おや、驚いた事にそちらには顔は無い。)――……。(気が付いたら、掌の中の花弁からも、顔は消え、只の花弁へと戻っていた)……・・・?……・・・?・・・・・・・? [Wed 5 Apr 2006 23:26:42]
黒外套 > 如何したらこんな形に。(途方にくれた響きで一言。)……桜の木は魂を吸い上げる?本当に人を養分にしているとでも言いたいのか。それとも無くば、この桜が妖怪、化け物、アヤカシの類いか。(幹の辺りには異変は無い。其処は普通の桜。)――……言っとくが、何も出来んよ。僕は。(桜に向って呟く。無論返答はない。)……。(だけど、ふと。気になった) [Wed 5 Apr 2006 23:25:35]
黒外套 > ……如何したもんだろうね。(すっげぇシュールな一枚絵を見上げている気分だ。祓う術は無いので、散るのを見て居るしかない。――それ以上にサイクルがさっぱり判らなかった。ただ、花弁が変形しただけかと思って、今一枚、空飛ぶ花弁を捕まえてみたが)―――……。(そうじゃない。花弁と重なる人の顔は、明らかに此方側のものだ。 [Wed 5 Apr 2006 23:13:12]
黒外套 > ――――……。(一瞬でも赤い桜が綺麗だと思った自分を呪った。膝から力が抜けそうになったとしても、誰にも責められまい) [Wed 5 Apr 2006 23:01:13]
黒外套 > (花弁の一つ一つに顔が見えた。――無論人の顔だ。丸が三つ並べば顔に見えるとか、そういうレベルではない。まごうことなき顔だ。人の顔だ。――老若男女そろってる。ああ、見えた。見えたともっ―――!!!桜の花弁一つ一つに顔が!!!つまり、見上げると――)―――――――――…・・・…・・・。(紅い桜だと思った。最初は。――だが、よく見るとそれは人の顔。紅い唇がやたらと強調されているから、赤く見えただけで――) [Wed 5 Apr 2006 22:58:11]
黒外套 > ――――……。(ふ、と吐いた吐息が悲しいくらいに桃色吐息。それなんて歌?)―――現実逃避はやめようっ……!目の前の現実を受け入れる、んだ……っっ。(自分に言い聞かせる。――目の前の現実を見よう。桜が綺麗?死体が埋まってる?――どちらも正解。)――――………。(姿無き者に囁かれ、向った先には桜の木があった――…握り締めた手の中には、その桜の花弁がある。――蛍灯のようだと思った花弁が―――)(ごめん、訂正。蛍灯というより―――     人の顔に見えた) [Wed 5 Apr 2006 22:53:58]
黒外套 > (心底溜息) [Wed 5 Apr 2006 22:48:41]
黒外套 > (本当に溜息) [Wed 5 Apr 2006 22:48:37]
黒外套 > (こうして見上げていると、矢張り懐かしさはある。――故郷は今頃薄紅色の花で埋め尽くされている事だろう。――桜並木や、朱色の杯。宴の笛の音――…掌の中で潰れた花弁の白さに、それらの幻影を見るようで――思わず、握り締めたのは、己の意気地の無さだろう)―――……・・・。(細い溜息) [Wed 5 Apr 2006 22:44:17]
黒外套 > (少し小高い丘の上に、ポツリと佇む桜の木。――揺れに合わせて花散す姿は、人でなくとも思わず)      綺麗だな。     (素直な感想が口を付いて出る。…本当に灯でも纏っているのかと、夜の空にヒラハラと舞う花弁を、握り締めては見たが、桜は桜。白い手袋の中では、只の花弁でしかない)……・・・…桜。 [Wed 5 Apr 2006 22:38:18]
黒外套 > (そろそろ桜も、日当たりの良い所は散り始める頃だろう。何時もの長椅子へと向う途中、見えぬ者達の囁きに連れられて見上げた空は、淡い白で埋め尽くされていた。)―――――……。(晴れた空。月光に照らされ、舞い落ちる花弁は、まるで白い蛍灯のように見えた) [Wed 5 Apr 2006 22:30:12]
黒外套 > (桜の木の根元には、死体が埋まっているらしい。――しかし、此処では冗談どころか真実な為に、見上げた先に散る花弁の色を確かめてしまった) [Wed 5 Apr 2006 22:20:56]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『―――薄紅色』 [Wed 5 Apr 2006 22:19:06]
お知らせ > ユウジさんが退室されました。 『(痛みと希望を抱えて。いざ行こう、戦場へと)』 [Fri 31 Mar 2006 23:07:20]
ユウジ > (聖剣は奴隷を選ばない。つまり、神々だか悪魔だかも奴隷を差別するということ。それを剣より知らされた時のショックは大きかった)所詮、奴隷はどこまでいっても奴隷らしいが―(だからこそ、逃亡を堂々と宣言してまで戦う気になったのだろう)その『闇』を切り裂いて見せるさ(握り締めた拳を、ゆっくりと眼前に掲げる。実のところ勝算など全くもって未知数。が、己を奮い立たせるため、あえて先に逝った同胞達の前で宣言して) [Fri 31 Mar 2006 23:05:04]
ユウジ > リーリやリーベン…ああ、主と同居人のことだが…には悪いことをしたが。勝てば大手を振って会いに行けるさ(駄目ならば―その場合のことは口にしなかった)…今までの戦い方は一時忘れたほうがいいようだな(剣を納めながら呟く。これまでは、武器を捨てる戦法も躊躇なかったが。聖剣は普通の規格をはずれている、その戦いの中で手放せば即死だろう。むしろ剣に従う戦い方のほうが良かろうか、と)…(そして、名も無き奴隷達がなおざりに葬られた一画に体ごと向き直れば、全力をもって戦うことを誓うように真っ直ぐに視線を送って) [Fri 31 Mar 2006 22:53:10]
ユウジ > (こんな規格外の力を秘めた武器が、あと十幾つもあるとは。つくづくとんでもないゲームにのったものだ、と嘆息する)…ん?ああ、大丈夫だ。ちょっと驚いただけさ(刀身が自然の光の反射でなく明滅すれば、それに話し掛ける。本人達にだけ通じる意志疎通、この剣は人格を持っている。それはどちらかといえば穏やかで、闘争の武具に宿った意志とは少しイメージがかけ離れていた)なに、もう気後れはしない。勝てば…望みが叶う(安楽な生活の中で、いつか忘れていた初心からの願い。ギルドにダメージを、ではなく救済をという辺り微妙に変化があるのかもしれないが) [Fri 31 Mar 2006 22:47:55]
ユウジ > (常に水を含んだ刀身は、雲が去った天空から降り注ぐ星の光を受けて輝きを増す。それを見つめながら逃亡剣奴は呟いた)なるほど、神だのなんだのというのは事実らしい(足元には、深い亀裂。建前上聖剣戦争参加中は刑罰を受けないとはいえ、面子を公然と潰されたギルドから追っ手がかかった。牽制のため、剣を振ってみたところ―見てのとおり。追っ手は無様に逃げ去ったがそれを笑う気など寸毫も起きなかった。と、いうか立場が逆なら自分でも外聞も無く逃げている) [Fri 31 Mar 2006 22:44:12]
お知らせ > ユウジさんが入室されました。 『強力過ぎる…』 [Fri 31 Mar 2006 22:40:36]
お知らせ > ヴェルセリオス@草毟るさんが退室されました。 『夜空が綺麗だった。』 [Fri 31 Mar 2006 03:42:54]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・次はこう・・・・もっと、早い段階で――――(言いかけてやめた。この話題は無しにしよう。ノーだ。とにかく却下。ランタンを消し、ごろん、と墓地の地面に横たわって――――) [Fri 31 Mar 2006 03:42:15]
ヴェルセリオス@草毟る > (ビギン、とかいきまいて頑張っては見たものの、こう、魔女ギルドに持っていっても一つのざるに全部盛り付けて出してもおかしくないぐらいありふれた草が手に入った。そりゃもちろん、ただの雑草というわけではないが、薬効とかそう言った用途とは悲しいことに大分離れていて( [Fri 31 Mar 2006 03:40:35]
ヴェルセリオス@草毟る > (というわけでよさげなポイントを探してレッツビギン!(意味不明)【判定】) [Fri 31 Mar 2006 03:37:34]
ヴェルセリオス@草毟る > (草毟り四度目。これが最後になる。今までの成績はまあ四戦中三敗というところか。別段巻けというわけではないのだけど、やはりちょっとしたもの(ぞろ目で出てくるの)を掴みたいとは思っているわけで)・・・・・・・・・・墓地も、もう立派なサロンですわね(普通の都市の墓地とは明らかに違う「親しみやすさ」に軽く肩をすくめつつ。とはいえ別にヴェイドスの墓地が明るいといっているわけではない。生物の死の結果が詰まったこの場所に訪れるものが多いと。そして足のあるものが歩けば道が出来る。そういうことで)・・・・・・・・・さて、と(右手にカンテラぶら下げつつ草探し。めぼしいものをレッツサーチ( [Fri 31 Mar 2006 03:20:12]
お知らせ > ヴェルセリオス@草毟るさんが来ました。 『――――というわけで』 [Fri 31 Mar 2006 03:16:15]
お知らせ > シェーラさんが退室されました。 『 それでは、また。 ( そんな一言を残して。 今度こそ、帰路につく。 )』 [Thu 30 Mar 2006 03:06:42]
シェーラ > ( Madamがパプテスの教義に明るかった記憶も乏しく、己の内にもそんな信仰はありゃしませんので。 ) ( 沈黙を言葉に代えて、黙する時を祈りに変える。 )  ( その侭、一度跪いて、広がる白色にまた一つ、手向けを加え。 )    …いけませんね。まだまだ、整理仕切れてない未熟者っぽいです。私としたことが。 ( 立ち上がって、肩を竦めた。 何処か遠い現実感は、この景色で一歩、近づいてはくれましたが。 )    ( …夢でも見ているような非現実感は、どうやらまだ収まっては下さらないようなので。 ) [Thu 30 Mar 2006 03:05:08]
シェーラ > ( こうして見ると、一言で白と括る花にも、色々あるのだと再認識。 ) ( 花の類はあんまり詳しくないんです。 )( その辺りの世話や手伝いをしていた小さな男の子は。 )  ……罪作りですね、Madam. ( 押し殺された泣き声が、風に乗って届いた気がした。 そんな、樹の上の住人。 見張りの番。 )  ……それでも、一言御声を掛けて下されば、宜しかったのに。 ( 恨み言に似た繰言。 )( …仕方無いとは分かっているけど。 )( 白の残像を焼き付けた目を閉じる。 祈りの形式など知らないモノが、捧げる黙祷。 ) [Thu 30 Mar 2006 02:42:12]
シェーラ > ( 其処に眠るご婦人にとっては、不本意ではあろう。 )( 志半ばで断たれた路。 )( ―― まさか、こんな事になるとは、誰も思っていなかったのだから。 ) ( だから。 )  ……縛られない身軽さは、貴女の長所だったと知っておりますけど。 ( どー。 )( それが反面、短所ともなり得ると。 …仕える身が留意出来なかったのは、失点だ。 )( 取り返しもつかない程に。 )( 百合の香気に嘆息が混じる。 )( …本当は、匂いの強い花は手向けには向かないのでしたっけ。 お見舞いの花でしたっけ? )  ( でも、柔らかく凛とある姿はそぐわない訳では無いでしょうから、許して下さいと。 ) ( …釈明の先は、やはり此処にはいないのだけど。 )(   でも成仏もしてないって知りませんよ、Sir? ) [Thu 30 Mar 2006 02:25:01]
シェーラ > ( そして。 ) ( 向かう先には、その灯火はもっと多く。名の刻まれた墓碑を覆うように、手向けられている。 )   ( ――先日に命を落とした、侯爵家党首の墓碑。その肩書きに比すれば簡素な程ではあるが。 )  ……なるほど。これも貴女の成果のお一つですか、Madam? ( もういない人に語りかける口調は、生前の彼女に向けたものと変わらず。 )( なれば、同じような一礼も。 ) [Thu 30 Mar 2006 02:19:31]
シェーラ > ( ジョークですよ?いっつ・あ・じょーく。 )( 祈りの言葉は、此処ではいらない。 )( そんなものを信じる人でも無かったし。 多分、望まれてもいないだろうから。 ) ( 瑣末な言葉を勝手に幾つか投げかけてから、踵を返す。 )  ( いつもなら、これでオシマイ。でも――  )   ( 今日は。Not, 今宵からは、もう一つ。 )( 行く先が増えた。 )  ……確か、此方だと聞いたのですけれど。 ( 夜は暗く。夜に溶けない白一輪は、まるで今宵の灯火のよう。 ) [Thu 30 Mar 2006 02:07:43]
シェーラ > ………。 ( 今日の夜風は少し冷たい。春先に時折ある、冷え込みの夜。 )( 墓参りなど、明日にすればよかったかもしれない。 )( 冷える日に触れるには、思い出だけでは些か足りない気もしますから。 )  ……ガラでも無く、きっちり埋葬から葬儀までやっちゃったのが、イケマセンでしたか。 ( ――手抜きしてあげればよかったです。 )( 唇だけで囁いて、少し笑った。 ) [Thu 30 Mar 2006 02:05:01]
シェーラ >  …もー少し生活が安定してるって実感してから、私はちゃんとやっておりますざまーみやがれー。   とか、報告に来る予定だったんですけどね。 ( 侭ならないと、肩を竦める。 ) ( 「言わんこっちゃ無い」 ) ( そんな風に返す声は、聞こえませんから。 )  ……いつも無言ですよね、本当に。Marterの事ですから、絶対に悪霊なりに成り果てて、その辺りに漂ってるって信じてたのに。 ( ぼくのきもちをうらぎったなー。 )( ふぁーざーといっしょで以下略。 ) ( …それを言ったら、召喚主だった「彼」がうわば、ふぁーざーだ。 ) ( そう考えると―― )  間違ってもいないよーな。 [Thu 30 Mar 2006 02:00:55]
シェーラ > ( 墓碑の前に散る花弁が、赤と白。 やけに目出度い配色に。 )  おめでたい色になりました。 ( 口にも出した。 )  ……。 正直、白一色の花束を二つも買うのは、少々気が引けたとか暴露しておきますね、Master. ( 唇だけでゴメンとか言うものですから、空の彼方から叱る声が聞こえてきそうな。 )( だって手向け用二つとか辛気臭いですしー。しー。 )( 死者にしばかれそうな思考は脳内オンリー。すぴーきんぐ脳内。 ) [Thu 30 Mar 2006 01:53:53]
シェーラ > 本当は、もう暫く来る予定は無かったんですけどね。人生の予定は甚だ未定で、前倒しになってしまった訳ですよ。 ( ぽす。投げ落とすように、墓碑の前に花束を一つ。 ) ( 花の色は白に赤。紫、緋色と節操無い。 )( もう一つ―― 此方はまだ手元に残した花束の、白一色と比ぶれば、無節操とも思える程に。 ) [Thu 30 Mar 2006 01:46:37]
シェーラ > ( 地に連なるは墓碑の群れ。 合間を往くは夢魔モドキ。 ) ( 手にした花束、一つ、二つ。 かさかさ、乾いた音が夜風に混じる。 ) ( 黒銀糸と黒の装束靡かせて、やがて立ち止まったのは。 )  …お久しぶりですね、Master? ( 至極簡素な、名前のみが刻まれた墓碑の前。 ) [Thu 30 Mar 2006 01:45:13]
お知らせ > シェーラさんが来ました。 『( 結構に久方ぶりの事。 )』 [Thu 30 Mar 2006 01:43:08]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(足音は遠ざかる)』 [Thu 30 Mar 2006 00:51:00]
ミカド > ―――――………。(首を緩く横に振り) [Thu 30 Mar 2006 00:49:40]
ミカド > ……・…。(こんな想いが、此処に在る事を認めていいものか――…)(薄く―緩く―夜の黒に混じる「こいつら」は、羽虫の塊と似ていた。――既に人の形はしておらず、念の形しか残ってはいない。 呟くわけでもない。彷徨うわけでもない。――かといって消えるわけでもない。 ただ、只管に己の欲が充たされることを望むだけ。)――――……。(そんなものを、”触る為”に認めていいものか。ぼんやりと見上げる黒い羽虫の群―) [Thu 30 Mar 2006 00:45:21]
ミカド > …………試していなかったな。(右手を目の前に掲げて、掌を見詰めた。――触るという事は、『此処に在る事』を証明する事になる。――「アイツラ」を一つの場所に定着させる為には、先ず存在を肯定してやらなければならなかった。 ―如何すれば、それが出来るかというと――)……・…….。(身体を背凭れから浮かせて、背筋を正した) [Thu 30 Mar 2006 00:30:52]
ミカド > (『こいつら』が、実際に何かしようとしたら、止められる自信も無かった。――だからこそ、毎夜毎夜こんな所に来て、こんな事をして、最低限の選択肢を選んでいるんだ。――せめて、「止める」事が出来たら――)(と、――そういえば)(「アイツラ」には、触れた。――家にいる三体の縫い包みの中に入っている―住み着かれたとも言うが―あいつらには、触れた。触れた――…?)………。(じゃあ、”これ”にも触れるんだろうか) [Thu 30 Mar 2006 00:20:06]
ミカド > (だがしかし。)………。(正直に言おう。こいつらは性質が悪い。――今、家にいる練習作たる、あいつらトリオザナンダッテー?よりも、格段に悪い。…いや、あいつ等はアイツ等で、別角度から見れば最強に性質が悪いが。)―――――……・…。 (家の者に悪さをしないとは言い切れない。何せ、自分でさえこうなるのだ。 館にいる娘と友人を思い浮かべて、口をへの字に曲げる) [Thu 30 Mar 2006 00:12:39]
ミカド > ……そうなると。(辺りに漂う黒い霧―「彼等」へと視線だけを向けて)……せめて、家に連れ帰るべきか。(何時ぞやの三体のように。)…それから、手段を考える…?(そも、出来るのだろうか。――約束を交わした時の自分は、出来ると思っていた。確信と呼べるほどに。 だが、こうなった今、どうやって其れを実行しようとしていたのかが、さっぱり思い出せない。――いや、思い出せないと言うか――)  糸、が。 (指先に絡まり、後は引いて手繰り寄せるだけだった筈の「手掛かり」――「糸」が見えないのだ) [Thu 30 Mar 2006 00:01:23]
ミカド > (既に本日のお勤めは終了している。――酷い脱力感に、身体を起こす気力も無い。傍に枕があったなら、このまま横たわってしまいたいくらいだ。)――――……・・・。(これは本当に約束を果たす事を考えた方が良さそうだ。夜な夜な墓場で妖しげな声(悲鳴を堪える声なんだが)を洩らす男というのは、余り見られたもんじゃない。しかも一人。――いらぬ誤解を受けたかないなぁ!!) [Wed 29 Mar 2006 23:52:18]
ミカド > (長椅子に引っ掛かった外套――ではなく、背凭れに、肘を乗せ仰向く男が居た。) [Wed 29 Mar 2006 23:48:51]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『――――。(ぐんなりした)』 [Wed 29 Mar 2006 23:46:29]
お知らせ > 黒い外套さんが退室されました。 [Wed 29 Mar 2006 08:59:10]
黒い外套 > ( …願わくば、足元の手向けの白が誰かさんの手向けになってしまわないように。 彼女の慈悲ではなくて、彼自身の選択によって彼が「やり直せる」ように―― ) ( その岐に、気づけるように。 ――…此処ではなく聖堂で乞うべきだったかも知れない。 けれど、………… )   ( 眩しすぎる朝日の所為にしてしまおう ) [Wed 29 Mar 2006 08:58:12]
黒い外套 > ( そして今、――…やり直しの岐路にある誰かさんを導く手は持っていない。 沈黙の、約束。 対になる白い紙の表と裏、岐路を示す誰かさんの裁定を覆すつもりも無い。 ――如何なる結末も、全ては彼女の決めるままに。 Heaven helps those who help themselves,(天は自ら助くる者を助く) とまでは言わないけれど、…彼は自分で選んでも良い頃だと言ってしまえば、薄情に過ぎるのかも知れないけれど。 変われないモノは新たな一歩を踏み出せずに、ループして元の場所に戻るから。 元々情けなど持ち合わせていないのだから、薄情を超えて無情の域だ。 ) ――…ごめん。 ( 結局何ひとつ変われずに戻って来て。 ) [Wed 29 Mar 2006 08:48:17]
黒い外套 > (置き去りにされた=@――… なんて本当は言えない、遠い昔の話。 本当に置き去りにされたのであろう誰かさんとは、おそらく全く別の事情の話。 …だから、 ) ( ――そよぐ白―― )   ( …居なくなった人に本当に返すべき言葉はもう良いよ≠ネどではない 筈。 )( ――零れるひとひらの白―― )  (置き去りにされた=\―…否。 残る羽目になったモノはうつろわざるもの 変われないモノ。 去った者はうつろうもの 変われるもの、やり直せる筈だった者。 やり直しの選択肢を奪われ、遠い昔の土の下。 )  ( ――風に散る白 ) [Wed 29 Mar 2006 08:29:23]
黒い外套 > ( 何処ぞの邸宅で栽培されているのを、幾らかそのまま失敬してきた有刺のそれの花弁はくっきりと目に鮮やかな純白。 相応かは知らない。 幾つかの聖句の上っ面だけを記憶に収めただけの、祈る言葉を持たないモノは黙祷もせずにただ佇んで時折の風に揺れる白を見下ろすだけ。 ――此処に墓標を持たない、何処にも墓標を持たない人へと手向けたそれが、また風に揺れた。 ) [Wed 29 Mar 2006 08:12:38]
黒い外套 > ( ――それから、晴天の朝の陽射しに逆らう色合いの髪と同じ色の外套の裾。 それらを纏めてひと撫でて風は何事もなかったように過ぎ去った )  ( 雑木林の、中。 スロープを登り門をくぐり抜け、外灯とベンチの石畳と林立する白亜の十字の先にある墓地の最奥で、太陽の眩しさと芽吹いた草 枯れずの草の青々とした匂いに溜息を吐いた。 ――何とも知れぬ1本の雑木の根元には場違いの花の束。 ) [Wed 29 Mar 2006 08:04:45]
黒い外套 > ( 新緑の未だ少ない梢と伸び始めた足元の草々が吹き抜ける風に揺れる。 ) [Wed 29 Mar 2006 07:53:43]
お知らせ > 黒い外套さんが入室されました。 『( ――かさり )』 [Wed 29 Mar 2006 07:50:53]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(抜けていく時には、ごっそりと気力を奪われる。――そんな作業の繰り返し)』 [Wed 29 Mar 2006 03:33:06]
ミカド > ――――まいったな。(「餓え」が欲しいというから、「くれてやる」と言った。――流石にこの顛末は、誰にも言えない。自業自得以外のなにものでも無いお話だから。)―――。(一度交わした約束を無かったことに出来ないかと、言葉を交わしてみたり、書庫を漁ってみたりしたが、未だ見つからず――他のネクロマンサーに聞けば判るかと思えども、ギルドがあるわけでも無し。)――――手詰まりだ。 [Wed 29 Mar 2006 03:27:42]
ミカド > (なにしてるかって?)(簡単に言うと)(『獲り憑かれてます』)(の、一言だったりする所が、微笑ましい) [Wed 29 Mar 2006 03:21:31]
ミカド > ―――― ぃ, っ ぁ .... . ( 嗚呼、畜生。)(痛みは無い、痛みは無いんだが、この異物感は、どうにもこうにも何度味わっても慣れない。それどころか、徐々に嫌悪感が増していくじゃないか。――悲鳴をあげそうになるのを噛み殺し、両腕を抱きながら爪を立てる)――――んっ      ぅ     っ    。 ( 逃げることが出来ないのも、理解しているから、こうして触らせるしかない。――自分の中に彼等の居場所がないことを教えるにはこれしかなかった。それ以外の方法もあるのかもしれないが、「約束」してしまったのは自分だし、未だ約束を守っていないのも自分。) [Wed 29 Mar 2006 03:16:58]
ミカド > わかっている、わかっているとも。嗚呼、判っている。理解している。君達が何を言いたいかも知っている―――例えば、約束を破るな、忘れるな、見捨てるな、千切ろうとするな、自分達を見ろ、自分達を―――……(ふ、と溜息。その瞬間に、ずるり     と ”入られる ”  感触が   )    っ……。  ( ビクリと肩が震えた。痛みは無い。ただ、入られた部分の感触が急に遠くなる――薄い膜の上から皮膚を触っているような) [Wed 29 Mar 2006 03:05:20]
ミカド > ―――――……。(口約束はするものじゃないな、と思う。――言葉が契約やら、力やらに直結する世界でそんな事をしてしまったら、どうなるか。――考えておくべきだったと思う。いや、あの時は考えられなかったんだが、今になれば言い訳にしかならない。)―――――わかっているよ。 [Wed 29 Mar 2006 02:48:08]
ミカド > (―――此処に毎日毎日好き好んできているわけじゃない) [Wed 29 Mar 2006 02:44:16]
ミカド > (生前と変わらぬ姿の者もいれば、死後直前の姿のものも居る。――ちなみに足が無いと言うことも無い。どこか一部が欠損している事は多々あるが。)―――…朱鷺乃都の墓場でも同じなのか見てみたいね。(ヴェイトスと見え方が違うのならば面白い。――各地の墓場を探検したくなってしまう。――今度アングリマーラ辺りの墓場にいってみようか――ああ、向こうには墓場のようなものは無いのだっけ?)(ともあれ)(――さて。) [Wed 29 Mar 2006 02:34:10]
ミカド > (見慣れた風景、と言ってもいい。――魔女や、魔術師はこれを見て、なんと呼ぶのだろう。「魂」だなんて言わないだろう。energyの塊とでも言うんだろうか。)―――――。(何時もの場所――参拝用の長椅子の上――に座り、足を組んだ男は、深呼吸を一回。――背凭れに身体を預けて、緩く腕を組む)―――。(自分の目から見れば、これらは「人」に見える。) [Wed 29 Mar 2006 02:14:12]
ミカド > (死霊術師は、静かに瞼を押し上げて、世界を見た)――――――。(今日は月が見えぬ夜。厚い雲に覆われて星明りも届かない。――何時もと比べて、自分の影が薄いのはその所為だ。――墓場の上を撫でるように吹く風は、何処かで誰かの花束を鳴らすのみ。春とはいっても、まだ夜は寒い。)(そして、今一度”世界”を見た。)(―――……人の欠片がそこいらに浮いているのを眺めた。) [Wed 29 Mar 2006 02:03:51]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(--繋ぐ--)』 [Wed 29 Mar 2006 01:56:39]
お知らせ > 信統さんが退室されました。 『(やがて家来が探しに来るまで墓場に居座り)』 [Tue 28 Mar 2006 22:07:53]
信統 > うまくいかんの。人集めのほうもだが(ぬーっと鼻から長く息が漏れる。斡旋所で野盗討伐の兵を募ろうとしたが、条件設定のややこしさから投げた。妙な侍がつわものを探していたという噂が残ったかもしれないが、成果と呼べるものは無し)ま、良いわ(大分中身が軽くなった徳利に直接口をつけて、辛口の酒で喉を潤す) [Tue 28 Mar 2006 21:57:21]
信統 > (死生観や哲学に深い思索を向ける性格ではない。死者…それももっとも貧しく寂しく葬られた者達と向き合うことにより、肌で答えを探ろうとしている。しかし、死者から返事が返って来たことは無い。所謂ゾンビの類すらお目にかかったことはない)いや、一度だけ…(死霊の塊を身の内に受けたことがあった。あの時、本当の自分という奴に触れた気がしたのだが) [Tue 28 Mar 2006 21:49:00]
信統 > (常に身の内の衝動を持て余し、阿呆ようつけよと言われる所業の男にとって此処はなぜか落ち着く数少ない場所だった。着飾った貴賓に囲まれていると、どうにもむかむかするのだ。まるで鳥が無理矢理魚の群れに加わらされているようなどうしようもない違和感。その正体は未だ良くわからない)…(無言で手酌を続けて、飲む。見えない埋葬者の霊を見据えるかのように黒い眼が闇を射抜いて) [Tue 28 Mar 2006 21:37:57]
信統 > (無縁仏の塚に注がれる酒精の細い糸。徳利を傾けていた手を戻せば、今度は己の手元にある杯にゆるりと注いで小さく煽る)む…(胡座座りして、墓さえ作ってもらえぬ者達が押し込められたそこを見やり、ふーっと酒精混じりの吐息を零し) [Tue 28 Mar 2006 21:31:43]
お知らせ > 信統さんが入室されました。 『(酒を垂らす)』 [Tue 28 Mar 2006 21:29:08]
お知らせ > フォーナインさんが退室されました。 [Tue 28 Mar 2006 16:53:07]
フォーナイン > ( Amen. 十字を切って、フォーナインは墓地を後にする。 後には一陣の風が舞うばかり。 ) [Tue 28 Mar 2006 16:53:05]
フォーナイン >  …………………いやいやいや、こんな風に考える俺自体がすでに白昼の腐乱死体のようなものか。 ( 物騒極まりない。 ふむ、と顎をひとつなで、睥睨するかのように墓地を見回す。 その動作は、人形のように整っているくせに、人形のように整っているがゆえに、そのあまりにも生々しい人間らしさを引き立てていた。 それはまるで聖職者というよりも、そう、やはり白昼の腐乱死体。 ) [Tue 28 Mar 2006 16:43:45]
フォーナイン > ( いままさにこの墓石を突き破るように腐乱死体やら骨やらが襲い掛かってきたとして、それに驚きはしようが抗う術はある。 抗う気もある。 暗い中現れればそれに幾許か恐怖も混じろうが、いくら日が傾いているとはいえまだ夜ではなくそれなりに明るい。 現れたほうとしてもそのチープなつくりに成り果ててしまった自分の身体をどう思うことやら。 フォーナインはゆるゆる歩いていく。 ) [Tue 28 Mar 2006 16:33:13]
フォーナイン > ( 革鞄を片手にゆるゆると墓石など見回るようにして、歩いていく。 歩いていく。 無論のことながら観光などではなく、強いて言うならば、巡回。 まさか真昼間から奇々怪々なる事件が続々と勃発し、魑魅魍魎の現れいづるものとも思えぬが、しかし何があっても可笑しくないのは、この街の道理。 ) [Tue 28 Mar 2006 16:23:11]
フォーナイン > ( 墓地に訪れたる僧が一人。 ) [Tue 28 Mar 2006 16:20:55]
お知らせ > フォーナインさんが入室されました。 [Tue 28 Mar 2006 16:20:25]
お知らせ > ヒルダ@草毟るのださんが退室されました。 『「いや…それは流石に…いえ、でも魔女ギルドならやりかねない。」 一抹の不安が魔女を襲う。』 [Tue 28 Mar 2006 04:50:13]
お知らせ > ヴェルセリオス@草毟るさんが帰りました。 『「・・・で、それもキャンディの材料に?」なんて聞いたりした。』 [Tue 28 Mar 2006 04:49:10]
ヒルダ@草毟るのだ > …… 冷たいのね。 ( いつぞやの横丁では凄く熱っぽかったのに。なんて考えながら、今日は久しぶりに歩いてかえる事になりそうだ。本当は今日もギルドには帰りたくないのだけど、何度も彼女の家に押しかけるのも悪い。 ) 面白いというか、一度麻薬を掘り当てちゃってね。大変だったわよ、もぅ。 …そうね、貴女空を飛べるのだから崖に生えてる草花とかねらい目かも。 ( 海岸辺りに行けばそういう地形もあるだろう。 二人で並びながら、ゆっくりと帰路へつこう。 ) [Tue 28 Mar 2006 04:47:48]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・暇で覚えていたら来ます。酒はお金があったなら。好みは聞きません。面倒ですから(すさまじい冷遇っぷりと言えば冷遇だが、本当にどうでもいいならそもそも死んでもおまいりどころかその存在すら覚えていないだろう。ということはということなのだがそれはそれ)・・・・・・ええ、そうですね。何かしら面白いものを、一度は引き当てたいものですが・・・・・(箒で飛ぶのでなければ、少し先を歩いて二人で帰った。魔女ギルドも大変なのですね、なんて世間話をしつつ) [Tue 28 Mar 2006 04:43:24]
ヒルダ@草毟るのだ > ( 実は知らぬ内に己の妄想やらよからぬ考えがヴェルセリオスに限らず多くの人に伝わっている事は魔女は気づいていない。きっとそういうオーラが出ているのだろう…! ) …私が死んだらちゃんとお墓参り来なさいよね。 お酒が好きだから、ちゃんと花と一緒にお酒を添えるのよ。 ( 自分がどういう死に方をするかなんて想像も出来ない。案外つまらない事で命を落としたりするんだろうか。 ) まあ、ね――。 さて、採取も終わったしそろそろ戻りましょうか。 ( 飴の売り上げはそのままギルドの資金になるので、何としても成功させたいところだ。 ) [Tue 28 Mar 2006 04:34:56]
ヴェルセリオス@草毟る > (またろくでもないことを考えているのではないか、などと脅威の洞察力でなんとなく白い目でみたくなった。しかしここでそんな妄想力を働かせられるある種のたくましさに、少し敬意もあったりするが何一つ表に出さない)・・・・・貴女は多分大丈夫でしょう。誰だかわからなくなるような死に方をしなければ、ですが(現代のように歯科カルテから判明、なんてことはできない16世紀テクノロジー。戸籍もあやふやで容姿だけがほぼ死体の身分をあらわすのだから)・・・・・・・・・・・・・・・何から何が出来るか、わからないものです・・・・・・・・大丈夫。肉が好きな人でも、解体現場を見ながら楽しくランチなどとはいえないでしょうから(ギルド長が頑張ってキャンディを売っているとは露知らず。秘密といわれればこくりと小さく頷いた) [Tue 28 Mar 2006 04:29:13]
ヒルダ@草毟るのだ > ( 恥じらいの一つでも見せてくれるかと期待したら、意外にドライな反応。こういう娘なのだとは知っていたけど、それだけに残念だ。 だって見てみたいじゃないか、こういう娘が慌てふためき恥らう様を。 ) 私も死んだらこうなるのね。 …もっと綺麗に死にたいわ。少なくともこんな場所で姿を晒してしまうような死に方はしたくない。 ( 死体からは濃い緑の苔がぼろぼろと落ちるだろう。量は多くないが、それでも十分だ。 ) それにしても、これを材料にキャンディを作るなんて客に知られたら誰も買わないでしょうねぇ。 …… ヴェル、内緒だからね。 ( しー、と人差し指口に当てて。 ) [Tue 28 Mar 2006 04:22:36]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・・・ええ。それはもう。そうでなければ私が吸血鬼であることを教えたりはしませんわ(そう呟いたメイドの口調は、驚くほど静かだった。もちろん、この秘密を漏らしたら何十年かかろうとも追いかけるつもりでは有るが)・・・ええ。そうですわね。美しくない(所詮人間の死体などこの程度か、などと内心思いつつ。指先を鋭く変化させ、がさがさと掘削開始【判定】) [Tue 28 Mar 2006 04:17:36]
ヒルダ@草毟るのだ > …… 私は信頼してくれているのかしら。気になるわ。 ( 吸血鬼だと明かしたのだ、ある程度はこのヒルダという女を信じたのだろう。しかし、人間とは時に自分勝手な生き物だ。己の身を守るために、その秘密をばらす事もあるかもしれない。勿論、その先には相応の代償が待っているのだろうけれど。 ) ……… やっぱり、気味が悪いわね。 ( 地面から突き出た腕らしきものを見て、顔を歪めた。そっと手を伸ばせば掴まれてしまいそうだ。 ) 地表に出ている部分だけで十分よ。腐った皮膚の表面にこびり付いている筈。 ( しゃがみこんで、そっと手袋を嵌めた手を伸ばし―― 【判定】 ) [Tue 28 Mar 2006 04:09:15]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・・・・・・まあ、種族などたいしたことではありませんが。私は相手そのもので判断しますから。同属でも無条件には信頼しませんし、人間だからといって即忌避もしませんから(ヒルダのそんな心中には気づくはずも無く、淡々と語る。そこには特に感情の色は見えない)・・・・・・・・・・ああ、ありましたよ。ほら、こんなに杜撰です(雨風のせいか、たぶん腕なんじゃないか、と思われるものが地上から出ていた。そういえば彫るものを何も持っていないのに気づいた) [Tue 28 Mar 2006 04:01:24]
ヒルダ@草毟るのだ > …そうだけど…。 ( 彼女の言葉に何となく悲しそうな表情を見せた。人間ではない。私の恋人も人間ではない。親友の秘密を暴いたアイツも人間ではない。 だからどうしたなんて青臭い台詞は言わないけれど、愛だけは吸血鬼にもあると信じていたから。 ) そうね。それならすぐ見つかると思う。 ( 意地悪な言葉にむぐ、と口をヘの字にして、仕方なく二人で探し始めた。しかし、その距離が2mから5mに広まっただけである。しかも10秒に一回はヴェルセリオスの姿をちらちらと確認していた。 ) [Tue 28 Mar 2006 03:55:19]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・・度胸と申しますか・・・・・お忘れですか?私は人間ではないのですよ。人間の感傷、道徳、感情などは持ち合わせておりません(祟りも恐れない。死霊はむしろ同属ゆえ、得体の知れないものに対する恐怖もほぼ無い)・・・・・・・・身元のしっかりしていない、杜撰に埋葬されたであろう死体を捜しましょう。そう珍しいものでもないでしょうし(そうして二人での捜索を提案する。ヒルダが離れないのを見ると「非効率的です」なんていじめてみたり) [Tue 28 Mar 2006 03:50:23]
ヒルダ@草毟るのだ > ( 正直、こういう時間帯でこういう場所なので知り合いに会えたのは心強かった。談笑を交わしながらもヴェルから2m以上は離れずに居るだろう。 ) ……意外というか何と言うか、度胸が座ってるのね…。 掘り返すのも良いけど、祟られないかしら。墓守さんに見つかると大変そうだし。 後は浅く埋めすぎで地面から露出している死体でもあれば比較的楽なんだけど…。 …どうする?掘り返す? ( 気味が悪かったが、私たちは魔女と吸血鬼だ。問題無い… と、言うことにしておく。 ) [Tue 28 Mar 2006 03:43:51]
ヴェルセリオス@草毟る > あら、そのような方法で判別なさるなんて・・・・・あんまりですわ(そう切り返す貴女こそ、と変な特に必要でもない本人確認をかわす夜の墓場。談笑サロンには向かないロケーション)・・・・・・死人苔・・・・・・いかにもな名前ですわね。墓でも掘り返せばよろしいのですか?(今にも墓石を持ち上げそうな雰囲気を漂わせながら、じぃ、と地殻の墓を見つめた) [Tue 28 Mar 2006 03:39:28]
ヒルダ@草毟るのだ > …そのちょっと意地悪な冗談、正しくヴェルセリオスだわ。 ( やれやれと肩を竦めてみせながらも、顔は笑っていた。 ) これでも魔女だからね。多分他の人も知らないと思うから沢山あると思うわ。 ( 鞄から依頼主である魔女ギルドから渡された666種の薬草が書かれた本を取り出して。 ) 指定された薬草の第101種目、「死人苔」よ。 その名の通り、死体に生える苔の事。 ……私はちょっと度胸が無くて手を出さなかったんだけど… ( ちらりとヴェルの顔を盗み見る。貴女がやるなら私もやるわ、的な視線だ。 ) [Tue 28 Mar 2006 03:36:20]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・違います、なんて申し上げましたら、信じられますか?(くすり。口元を微かに歪めて笑いながら問いかけた。無論、冗談である)・・・・やはりそうですか・・・・・・・・・・・あら、それは流石というべきでしょうか?しかし良くそんな場所をご存知で(互いに不作と知れば少し方を落としかけたが、心当たりがあると聞けばその肩の落ち込み方もとまる。問題が無ければ案内してほしいなーなんて内心思うのだが言わない奴) [Tue 28 Mar 2006 03:30:15]
ヒルダ@草毟るのだ > ヴェル。貴女なの? ( 近づいてくる姿は知り合いの吸血鬼だった。――墓地に吸血鬼、何となく連想させる言葉同士ではあるがこのヴェルセリオスだけは少しイメージとはずれるかもしれないと、魔女は似たような事を考えていた。 ) ううん、あんまり。結構刈り取られちゃってて、余り残ってないわね。 あるとしたら一つだけ場所を知ってるけど――。 ( 同じく近くに歩み寄って、自分より背の高い相手に話しかけた。 ) [Tue 28 Mar 2006 03:26:03]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・・・・あら、ヒルダ様。そういえば貴女もこの仕事を請けていらっしゃいましたね(墓地に魔女。イメージ的にはちょっと違うはず――――ネクロマンシーとかが最適だろう。特に意味は無い――――だが、とりあえずよいと思った。でも表に出さない)・・・・・良い物が見つかりましたか?(直ぐ隣まで近づいて語りかける。ランタンは必要ないが、もちろん持ったまま。カモフラージュがメイン) [Tue 28 Mar 2006 03:21:47]
ヒルダ@草毟るのだ > ( そこからほんの少し離れた場所に、先客の姿が見えるだろう。ランタンを地面に置いてしゃがみこみ草を毟る黒髪の後姿が。 すっかり毟られて少なくなった草にはきっと墓守も”手入れの手間が省けた”と喜んでいるに違いない。どうせなら夏場にもやって欲しいと墓守が思うのは、きっと贅沢だ。 ) ……む。 ( ふと、自分以外のランタンの明かりがあることに気付いた。良く見えないが、同じ仕事を請け負った人だろうか? ) [Tue 28 Mar 2006 03:18:03]
お知らせ > ヒルダ@草毟るのださんが来ました。 『( 先客。 )』 [Tue 28 Mar 2006 03:16:18]
ヴェルセリオス@草毟る > ・・・・・・・・・・ふむ。このあたりは比較的・・・・・・・(よさげなスポット発見。膝を折ってしゃがみこみ、ぷちぷち。ぶちぶちじゃないのでまだ軽めに。本命をあぶりだすための梅雨払い的行動) [Tue 28 Mar 2006 03:16:14]
ヴェルセリオス@草毟る > (ただ一人の既知の「同属」からの情報で、墓場がこう、フィーバーするらしいとの情報を得てやってきましたヴェイドス墓地。右手に必要ないけどランタンを持ち、ロケーション探し。流石に人気スポット(?)だったせいか、毟られた後が多い) [Tue 28 Mar 2006 03:09:57]
お知らせ > ヴェルセリオス@草毟るさんが入室されました。 『というわけで』 [Tue 28 Mar 2006 03:07:11]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 [Mon 27 Mar 2006 22:14:56]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 [Mon 27 Mar 2006 22:14:54]
ミカド > (死霊術士は、首を傾げて)―――……まぁ。(揺れる白百合、流れる時間。――暗闇にぞ灯るランタンの火が揺れて) 次お会いできる日を楽しみにしているよ。(永久の時を生きる眷属は、輪廻を信じていた。――だから、実現可能な冗談として、軽く呟き、とろりと微笑んだ) [Mon 27 Mar 2006 22:14:07]
ミカド > (かと言って――『呟いてばかりのやつ』になったようなイメージは無い。……もし”ソイツ”になった場合は、姿はやたらと見えるのに、声を掛けても、こちらに気がついてくれない事が多い。 此方に気が付いても、「伝えたい」と思っている事を「押し付けよう」としてくるから、そんなものになっていた場合は、余り近付きたくないが。)―――……。(最後の可能性として、「彷徨うモノ」になっていた場合は――)…………御家かな?(居るとしたら) [Mon 27 Mar 2006 22:09:27]
ミカド > (綺麗な顔で消えてゆく人間は、墓の雰囲気まで違う。――以前、自分にも見えぬ程に薄くなった人影を見つけて、消える瞬間まで見てやろうと眺めていた事があった。 サラサラと砂のようなものが零れて掻き消えるイメージと共にソイツは消えたんだ。―尤も、これは自分のイメージによる具現化の結果であり、他人から見たらどう見えるかはさっぱり判らない。もしかしたら、爆ぜて消えたように見えるかもしれないし――ともあれ、その砂が降り積もった墓の周りと言うのは、とても「落ち着く」。 だから、墓場をふらりと歩いていても、その墓場に眠る人物が、どのように消えたかが分かる時もある。)――――……。(だが、『彼女』はまだそのどちらでも無いような――) [Mon 27 Mar 2006 22:01:46]
ミカド > (死んだばかりの人間と言うやつにも様々なんだ。 例えば自分が死んだと理解しているものは、そこそこ綺麗な顔をして、日に日に薄く消えてゆく。 逆に理解していないやつは不思議そうに辺りを見回した後、墓からふわりと浮き上がり、何処かへ歩きさってしまう。 そのどちらでも無い奴…例えば、死んでいる事を理解しているのかは、判らないが、痛みや怒り―そういう感情を伝えようとするやつは、何時までも呟いている。)―――――……。(『見たところ貴方は後者二つではないみたい』)(既に消えたか、もしかしたら自分が此処に来るまでに歩き去ったか――?) [Mon 27 Mar 2006 21:49:18]
ミカド > (―『志半ばで絶たれた命』『貴族も彷徨えば同じかもしれないと』―『ねぇ』―)(漸く死霊術の端を掴んだ男は、死者を悼む気持ちなどこれっぽっちも無い、どちらかというと好奇心で此処に立っている)―――――。(唇の端が持ち上がる。尤も俯き、肩から零れ落ちる黒髪と、トップハットの所為で、表情は見えぬだろうが―) [Mon 27 Mar 2006 21:39:44]
ミカド > (彼女の墓の前に立ち、微動だせぬ男の姿を他の誰かが見たのなら、親しい人の死に呆然としているように見えるかもしれない。――男の手向けた花束がカサリ、カサリと夜風に鳴いた)―――……。(だけど。)―――……。(当の本人は)……。(『暇潰しなんだ。』口先だけで語る言葉は、声にならず) [Mon 27 Mar 2006 21:29:07]
ミカド > (ただ、彼女の名前と職業――立場などを、ゴシップ交じりに聞いた時、『女の身で面倒な事をしている。』と,思った事は覚えている。今回も、その仕事の一環だったと言うではないか。)――――……。(ご愁傷様だ。)(職務の全てを放棄して、ヴェイトスに来ている男は、「持っていたから添える」程度の気持ちで、花を手向けた) [Mon 27 Mar 2006 21:19:51]
ミカド > (お忍びと言えども、舞踏会や貴族のサロンなどに通っていれば、直接訃報が届かなくとも、間接的には知ることができる。――白い花に埋もれた墓標の前に、男が居た。…刻まれた名は、先日亡くなった貴族の名前。面識は無い。――流れる噂で聞く程度の名前) [Mon 27 Mar 2006 21:10:04]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(白百合の花を貴方に)』 [Mon 27 Mar 2006 21:00:34]
お知らせ > マリィゴールドさんが帰りました。 『 夜逃げ屋のマスコットにミッチーってアリだと思ったんだけどナァ。 』 [Sun 26 Mar 2006 02:45:26]
マリィゴールド > ( やがて姿が消えると、吸血鬼もシガレットホルダを銜え――夜の街へと。 ) [Sun 26 Mar 2006 02:44:35]
マリィゴールド > ( 年中恋して玉砕、ただいま七連敗中の娼婦には―――街中がフラグ、しかし中の人が女性と迄は見抜けないけども。 唯一つ言えるのは鼠は可愛かったな、って。 ) 怒った声も魅力的ってね、良い夜を―――見えざる夜逃げ屋さん。 ( 走り去る鼠に手を振る絵も何処か間が抜けているだろうか。 ) [Sun 26 Mar 2006 02:42:53]
お知らせ > 赤眼のネズミさんが退室されました。 『(世の中には、あんなやつもいるのか……)』 [Sun 26 Mar 2006 02:36:46]
赤眼のネズミ > ( ネズミを介して芽生える恋ってなによ。というかほれられちゃったんですか!? 悪女さんは。 ) だー、もう! 人の話をちゃんときけえええぇぇっ! ( 絶叫せずにはいられない。それが娼婦クォリティ。 ) 街であんたに出会わないことを切に願うわ。おやすみなさい、二度と縁がないといいわね。 ( 吐き捨てるように告げて、あとはもう一目散にその場を後にする。そうして、今日は厄日だ、とベッドで唸るのだろう。 ) [Sun 26 Mar 2006 02:36:22]
マリィゴールド > ( 恋は障害が多いほど燃えるのが此の金髪でもあった。 ) いいや限界だ!やるね!! ( 此方も即答、時でも止めない限り自動追跡です。 ) ほら、もうボクの魅力を解ってる癖に本当に素直じゃあないね。 ( 両手を広げて悲しげに首を振ったよ。 ) ―――じゃあ夜逃げ頼めないじゃないか。 でも秘密が多い方が魅力的なのは解るつもり。 ( 立ち上がれば月も大分傾いて。 ケセラセラと手を振って。 ) 火遊びに危険は付き物だってね、サヨウナラ中の人。 縁があったらまた逢いましょう。 ( 素直に見送ろう。 此方も二日酔いの頭痛は引いたようで。 ) [Sun 26 Mar 2006 02:31:27]
赤眼のネズミ > 企業秘密だっていってるでしょうに。はぁ――もうこれ以上は堂々巡りにしかならないわね。私はもう帰るわ。 ( というか、逃げる。 ) [Sun 26 Mar 2006 02:24:14]
赤眼のネズミ > ( そのときはNPC傭兵でもアウトローの方々でも裏で雇って貴方を暗殺にかかるだろう。本気でそんなことする悪女です、こやつは。 ) だ が こ と わ る ! ( 即答でした。毛根なのに関わるのは真っ平ごめん、とかそんな心境。第一、アクが強すぎて駒になりえるはずもない。 ) ――あんたね、一度暗黒街の連中に金渡して追い込みかけてあげましょうか? ( 割と本気で答えた。効果音が聞こえるとするなら、青筋がビキビキィ、とかそんな音立ててたと思う。 ) 私が話してあげるのはここまで。それ以上のことが知りたかったら、命と引き換えよ。 ( 子供みたいな男だなぁ、と頭痛を堪えつつ思う。 ) えぇ、今度ね。乗せてあげるわ。別名地獄行きの馬車。サインと一緒に火の中に放り込んであげるから、あっちでゆっくり喜びなさいな。 [Sun 26 Mar 2006 02:22:21]
マリィゴールド > うん―――気を付けても駄目そうなボクだから、その時はお世話になるよ。 だから名前と住所を教えて欲しいなッ★ ( 認めた、そして無遠慮にもストレートに聞いてみた。 片目を瞑って可愛らしく。 ) [Sun 26 Mar 2006 02:15:57]
マリィゴールド > ( かくして悪女様のキャラが別方向からのアプローチにより明るみになった夜であった。 街でもしも顔が知れたら『中の人』呼ばわり間違いなし。 ) じゃあ従順にさせてみない? ( つい、と鼠の頭に指を這わせんと。 何故か流し目だよ金髪の吸血鬼。 ) ―――だって、愉しい方が良いでしょ? 今は幸せだよ、伝説の夜逃げ屋さんにも逢えたし……あっサインとか駄目ですか? ( ペン何処いったかな、とか探してるよ金髪は。 ) 凄いなァ……、今度乗せてくれる? 乗せてくれるなら三回回って「ニャー」でもするから! ( 本気と書いてマヂと読む吸血鬼は、ずいっと顔を寄せた。 きっと今日は良い夢が見れそうです☆彡 ) 企業秘密なのに教えてくれる中の人にボクちょっと―――萌えたね。 ( 多分、いや確実に企業秘密だから此の名前なのだろうが。 一人秘密を知ったみたいな気分でご満悦だ ) [Sun 26 Mar 2006 02:14:38]
赤眼のネズミ > ( おや、どうやら知っていたらしい。意外な答えにほぅ、と少し気をよくして。 ) あぁ、よく来るわね、その手の客は。いいご身分が一夜にしてどん底なんて、この街じゃあさして珍しくもないことだけど。あんたも気をつけなさいな。 [Sun 26 Mar 2006 02:05:00]
赤眼のネズミ > ( 実際はおちゃめでツンデレで悪女な吸血鬼だと思う。絶対この男には街で出会いたくないと、ルミニアは心に誓うのであった。まる。 ) 従順に”する”のが好きだっていったの! ほんと自分に都合のいい通りに言葉を捻じ曲げてくれやがるわねあんたは。そこまでおめでたいと、人生楽しいことだらけなんでしょうね。 ( ある意味うらやましいような……しかし深くは関わりたくないな、とも思う。 ) もちろん、全天周囲モニター搭載の最新型きぐるみよ。うらやましいでしょう? ほらうらやましいって言いなさいよ地べたにはいつくばって。 ( きっと今夜見る夢は悪夢なんだろうなぁとかげんなりしつつ、だんだんやけくそになってきたみたいですよ。 ) いうわけないでしょう? 企業秘密なのよ、この名前はね。 [Sun 26 Mar 2006 02:03:31]
マリィゴールド > ( 奇跡的に憶えてたらしい。 ) そう言えば聞いた事あるような―――確かアレは奴隷遊びが祟って借金で夜逃げした貴族が言ってたんだっけか? ( そんな風の噂。 ) [Sun 26 Mar 2006 01:58:52]
マリィゴールド > ( お茶目な悪女様とかとても素敵なのに! と何処かの誰かが残念に思ったそうな。 ) 従順にされるのが趣味だって言った癖にィ―――でも、本当は中の人も興味あるんでしょ。 ボクはちゃんと解ってるから。 ( ペコちゃんスマイルでウィンクばちこーん、と。 本当に世界を狙える突っ込みであると、ソレだけにスカウトにも熱が篭もると言うモノで。 ) へぇー……全然作り物に見えないや。 凄いね、中にはやっぱり『操縦席』とかあるのかな? 真ん中からパカって割れて中の人が。 ( 本人も使い魔持っているのに、遠隔操作など高度な技術とは無縁。 背けた後ろ姿に、無遠慮に指で触りだす始末。 ) 漸くボクが罪なヒトだって気付いてくれたみたいだね、有り難う良く言われるよ。 ( どうやら良く言われるらしい、本人は誉め言葉と信じて疑わないが。 挙げ句酒乱です、狩人さんには本当に土下座モノです。 ) ソレって……ミッチーの中の人が教えてくれれば一発だよね? ( 指を立てて、自分であったま良いみたいな。 僅かに聞いた噂、見えざる逃し屋に気付けるかどうか、記憶の底を探り。 奇数だったら憶えてる 偶数だったらお酒の記憶と共に忘却の彼方 【判定】 ) [Sun 26 Mar 2006 01:55:49]
赤眼のネズミ > ( もしそうなったらシャーロット一族の恥さらしで決定。悪女吸血鬼も、こういうタイプはニガテらしい。 ) 誰があんたなんか虜にしたがるのよ。いい迷惑だわ、ほんと。 ( ほんと突っ込みの才能あると思うこの悪女。キャラの以外なさ稲生に驚いたのは後ろの人。 ) あぁ……そうそう、高級着ぐるみだからチャックとか見ただけじゃわかんないわよ、きっと。 ( 完全に開き直った。もう何とでも言ってくれといわんばかりに、顔を背ける。どんな説明したって分かってはもらえないだろう。 ) ――無自覚って犯罪よりも重い罪ね。今日一つ学んだわ。 ( あえてそれ以上は何にも言わない。まだ見ぬ狩人さんに同情しつつ、なんで使い魔動かしてるだけでこうも疲れにゃならんのか。 ) ――それは無理よ。 ( 急に声が真面目さを帯びた。 ) 「Unseen」の名の下に宣言してあげる。貴方に私の正体は分からない。私の居場所も分からない。せいぜい、影を掴むように励むといいわ。 ( 「Unseen」見えざるもの。彼女が吸血鬼であれば、耳にしているかもしれないその名前。それはシャーロット一族が裏の仕事をするとき、共通して名乗る名であった。 ) [Sun 26 Mar 2006 01:41:02]
マリィゴールド > ( 「やぁ、ボクみっちー」 と共に現れる逃がし屋、素敵だけど信頼は置けそうにないのはきっと気のせいさ。 ) 今墓場でネズミと話してるから概ね満足だよ? イイネ、こー自分に気の無い子を振り向かせて無理矢理に心の中に入り込む。 そして気が付けば虜になっているのはボクの方―――。 ( 自分なりに解釈したら、何か三文恋愛小説になったそうだ。 ツンデレは淫売窟で訊けばきっと色々新しい道が開ける事請け合い。 ) でも中の人じゃないか……、だってボクには見えないし。 バレないようにするのも大変なんでしょ? ( ひょいと、ネズミの小さな背中を見詰めて 「チャック何処?」 とかイマイチ正確に伝わってない模様。 ) ボク何か悪い事したのかなァ―――もしも仮にそんな意味だったら今度逢ったらソイツの前でアリもしない既成事実作って懲らしめるね。 ( 少しだけ悲しそうに顔を伏せる、再度顔を上げた時には強い意志を秘めた顔で頷いた。 ) ―――ツマンナイよ、ミッチー? 大丈夫だって家を突き止めて押しかけに行こうなんてちょっとしか思ってないから。 ( てひひ、って嗤った。 ) [Sun 26 Mar 2006 01:30:26]
赤眼のネズミ > ( もはやそれは別の意味での裏社会、といったほうがいいだろう。ともすれば、黒歴史に葬り去られそうなお話だ。 ) なら墓場でネズミの群れとでも戯れてなさい。もっとも、私は”従順でない者を良い駒に変えていく作業”も好きだけどね。 ( 相変わらず、頭の中はツンデレってなんだろう、という疑問で一杯。今度図書館で調べてみようか。たぶんどこにも載ってないけど。 ) うわぁ、なんだかわからないけど無性に腹立つわねその表現。着ぐるみじゃないんだから。 ( 本当に頭痛だけでなく熱が出てきそうだ。ひょっとして、コイツ天然か? と嬉々として手を振る相手を見上げてため息を吐く。 ) あら、友達を墓場においていくなんて、なかなか洒落てるじゃない。”そこでゆっくり眠ってろ”とかいうメッセージでもこめたんじゃないの? ( 思い切り皮肉ってやった。だけども、なぜだか彼の笑みには嫌な予感がちらついて―― ) 言っておくけど、妙なまねをしたら話すのやめるわよ。この子はただのネズミに戻すわ。 [Sun 26 Mar 2006 01:18:33]
マリィゴールド > ( その後裏社会に於いて、謎のネズミみっちーの名を轟かせるのはまた別のお話である―――とか勝手にナレーションが入っただろう。 ) ミッチーは解って無いなぁ ( 溜息一つ。 ) 従順な犬よりも懐かない猫のが好き―――、ネズミだって何処かのとっとこよりもツンデレなミッチーのが良いよ。 ( 昨日は友人を困らせて酷くご満悦だった辺り、否定は無い! ) 中継……、何だミッチーって『 中の人 』がいるんだ。 子供には教えられないね!夢が壊れるね! ( 「やっほー」とネズミの赤い瞳に近付くと手を振って見せ。 きっと視界一杯の金髪が写るだろう。 ) ボクの職場では大流行だけどなー……ミッチーの中の人も憶えておくと良い。 ( べ、別にアンタなんかの為に裏取引するんじゃないんだからね! とか嫌な裏社会。 ) 置いて行かれたボクに同情してよッ! まぁミッチーに逢えたから、もう気にしてないんだけどね。 ( 柔らかく笑ってみせ、しかし裏に 「 新しい玩具を目の前にした子供 」 の姿が見えるだろうか? ) [Sun 26 Mar 2006 01:09:09]
赤眼のネズミ > ( 一応この使い魔で人と会うときは「Unseen」と名乗ることにしているのだが、この場はもうミッチーでいいや。悪女吸血鬼、開き直りました。 ) だったらハムスターでも飼えばいいじゃない。野鼠なんかよりよっぽど清潔で可愛らしいわよ。 ( さりげなく小動物をいたぶって遊んでいるようにも見える。どっちにしろ、コイツは笑顔で人の首絞めるタイプだな、とかヒドイ想像をしたとか。 ) おあいにく様、”これ”はただの中継点でしかないわ。私は別の場所にいるのよ。 ( いい加減うんざりしてきたので、わざと遠まわしにぼかした答えを提示。 ) ――なにそれ。っていうかどこで流行ってるのよ。 ( ツンはもちろんデレの意味も知らない。だって裏社会でツンデレとかつかわないもん! ツンデレとか!(二回いうた) ) ――その、まぁ。あんたに言ってやりたいことはいろいろあるけれど、とりあえずはその友達とやらに同情するわ。 ( ダメだ、何を言ったって通じないだろうこの男には。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:58:45]
マリィゴールド > ( 観客が誰一人生きてるニンゲンが居ない罠、貴族様が何やら一人芸ナンダッテーを磨いているとは金髪は知らない。 何時か見れると其方も期待。 ) だって反応可愛かったから、ちっちゃな前脚がジタバタするのが―――もう、ね。 ( 「ほぅ」 と桃色吐息。 ツボだったらしい。 ) ネズミからして見たらニンゲンと並んでお喋りも相当に変わってるからオアイコだよ。 ( 後で酔い止めのツボを押しておくと良い、金髪の吸血鬼は気にした素振りも無く。 ) 嫌だなァ、ミッチー――ソレって今流行のツンデレ?。 ( そっぽ向いたネズミの頭をちょんと指で押そうと。 ) そんな事ないよ、昨日だって一緒に呑んだ友達は「解ったから落ち着け」とか「良いから喋るな」とかしきりに言ってたけど―――ソイツ本当に酷いんだ、挙げ句にボクを置いてきぼりにしたんだから。 ( 概ね正しいと自らの証言で実証された。 暗黒街の屋根で呻いている狩人なんて知りません。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:51:42]
赤眼のネズミ > ( そのためには死なないことが絶対条件。まずさきに貴族さまのトリオザナンダッテー! をみることになるでしょう。 ) あ、あんな風にブラブラ揺らされたら誰だって……! それはおいといて、あんたほんとに変わってるわね、ネズミと並んでおしゃべりなんて。 ( ルミニアももう少しで酒とは違う”酔い”に陥るところだった。 ) もしそうなら、第一目標は間違いなくあんたで決定よ。 ( ふん、と鼻を鳴らすようにネズミがそっぽをむいた。 ) ……ねぇ、あんたってよく人から意味もなく相槌だけ返されたり、気がついたらヒドイ扱い受けてたとかない? ( なにこの自由奔放主義な言動は!? あまりにもあきれたので、げんなりしつつ問うて見た。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:43:16]
マリィゴールド > ( 其の時をワクテカと正座しながら待ち焦がれる金髪の姿があるだろう。 実現の際には100万本の薔薇の花を想定。 ) ダラしないよミッチー……ボクなんて未だ酔ってるんじゃないかって位なんだから。 ( 確実に酔っているのだろう吸血鬼、米神を抑えながら眉間には皺。 ) ミッチーの最大攻撃技は黒死病だね。 ( こうかはバツグンだ。 ) 何さミッチー、退屈なんて……何か悩み事でもあるの? ボクで良かったら訊くよ。 ( 「ボクもさァ、酷い友達が居てさぁ……」 とか訊いておいて自分から喋り出した。 小さな赤い瞳を覗き込みながら、悲しげに。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:36:00]
赤眼のネズミ > ( 主様が中級化したら、もっと高度な操作とかできるようになるだろうし……いけるかもしれない。キラキラ目を輝かせる貴方の映像が、はっきりいってルミニアには頭痛の種でしかないわけだが。 ) ――あうぁ……うぅ……よ、ようやく揺れが収まったわ。もう、好きになさい……。 ( 気分はすっかりあきらめモード。いざとなったら操作をやめればいいだけだ。所詮野ネズミ。代わりはいくらでも作れる。 ) 夢より先に病原菌が届きそうだけど……まぁいいわ、せっかくだから考えてあげる。どうせ退屈していたところだもの。 ( 墓石の横を叩く様を見れば、すばしっこい動きでそこへ移動して、ちょこんと座った。赤い双眸が貴方を見上げる。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:29:05]
マリィゴールド > ( ソレはダンスとか期待しても良いのだろうか、碧眼がキラキラと輝き出すよ金髪の紳士は。 ) ―――じゃあ、もう一回やり直す? ミッチー登場の所から。 ( 既にミッチーは芸人として鋭い突っ込みを会得しているらしい。 感心しながらプランプランと左右に振ってみた。 ) あっ御免ね……ミッチー。 地面に下ろしてあげる、でも―――逃がす気はないよ? ( 瞳の奧が光ったのはきっと気のせい、底冷えする声を響かせると。 地面にそっと下ろしてあげた。 ) ミッチー馬鹿にしちゃ駄目だよォ? 子供に夢を与えるのは立派な仕事だし。 一回で良いからやってみない? ( ゲンナリした声には不満げに唇を尖らせ、タシタシタシと墓石の横を叩く、横に座ってくれと促しているようだ。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:23:38]
赤眼のネズミ > ( 残念ながらしゃべる以外は普通のネズミです。スチュアート・○トルくらいにはなれたかも。 ) そこは普通に驚いて欲しかったわ。 ( ベッドで横になっているはずなのに、頭が痛くなってきた。世の中にはこんな人間もいるのかと、半ばあきらめるように。ネズミは相変わらずジタバタしているが。『ちょっ……この馬鹿なにしてんのよ!? 逆さにしたら映像も――オェ、気持ちわるゥ……』なんだかこのまま遠隔操作で吸血鬼一匹倒せそうな雰囲気。 ) 『そんな世界、愉快な仲間たちと一緒にあんたにくれてやるわ』 ( げんなりした声が聞こえるだろう。からかう相手を間違えた、と今更ながらに後悔。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:13:22]
マリィゴールド > ( 手の中に、すっぽり収まった鼠。 こうして見るとなかなか愛嬌がある顔している、まん丸い円らな瞳が此方を見詰めている 「可愛いかも……」 とチタパタしてる鼠にとうに無くなった母性本能がチクチクと。  ) ね、鼠が喋ったァァァ。 ―――って珍しくないか。 ( 精霊や神サマまで居る此の街、せめて鼠が100ボルトでも出したり、蒼くて高速なハリネズミだったなら流石の吸血鬼も驚いたろうが。 尻尾を捕まえてプランプランとさせてみたり心無しかごっつ愉しそう。 ) おや鼠君、馬鹿を言っちゃイケナイよ? 二足歩行で喋るボクはこの時点でぴーんと閃いたね。 これで赤いズボンを履かせて「やぁボク、ミッチー」とか言えば―――世界狙えると、思わない? ( ネズミがマスコットの世界的なアニメ会社が設立されるのは、これより数百年後の事であったとか。 名前はネズミの王子様だからミッチーに決定した模様。 ) [Sun 26 Mar 2006 00:08:06]
赤眼のネズミ > ( 『当たり前じゃない、そういうふうに命令を出しているんだから』じっくりとこちらを観察していた男の言葉に、ルミニアは嘲るように呟く。不細工なのは大いに結構。とっとこするげっ歯類ではないのだし、愛嬌など不要、とは主の談。飛び掛ってやれば驚いてひっくり返るかと期待したが。 ) ――チュ!? クチチチ……キュチィ!! ( 思い切りつかまった! 『なっ……なに考えてるのよコイツわ』思わず安静状態をといて跳ね起きそうになったルミニア。まさか普通にキャッチされるとはおもわなんだ。 ) 『もって返ったって、かほどの価値もないわよ、このネズミは』 ( 不穏な発言にとうとうガマンできなくなったのか、ネズミに人の言葉をしゃべらせた。驚いて手でもはなしてくれるかな〜とか期待して。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:58:03]
マリィゴールド >  ヒト慣れした鼠だなァ――― ( 野良猫に餌をあげてる気分、ジックリと鼠を観察する事などは稀で 「 意外に不細工かも 」 など不遜な感想をボソリ。 するとチーズを平らげた鼠がもっと餌を強請ってくるかのように飛びかかって来た。 ) おっ……――― そ ぉ い  。 ( 飛びかかってきた鼠を両手でキャッチせんと、鼠の左右から掌が迫る。 一般的に鼠は黒死病の使いとされている時代、ウィルスの存在は知られてなくとも不気味がられるのだろうが。 しかし、吸血鬼は犬以外は平気あった。 ) お持ち帰り? ( 不穏なヒトコト。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:51:01]
お知らせ > マリィゴールドさんが来ました。 『 チーズを囓る鼠――― 』 [Sat 25 Mar 2006 23:45:56]
赤眼のネズミ > ( 墓場で死霊と交信している同属の存在を知ったら、ネズミの主である娘も少しは警戒を解くだろうか。意外と墓地に出没する吸血鬼は多かったという罠。――男、か。目の前の相手をしばらく観察して、そう判断する。『まぁいいわ。せっかくだから、少しからかってあげましょうか』 ) チチチ……クチィ……。 ( 放られたチーズのカケラを器用に両手で掴んで、カリカリ食べる。それが終わると、ネズミは突然駆け出し、男性に飛び掛っていった。はたからみれば、もっとよこせといっているようにも見えるだろう。実際は主様の退屈を満たすための座興。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:43:11]
マリィゴールド > ( 狩人では無く、悪魔や死神が墓守をしているのが此の街の現実だったりするが、幸いにして狩人に遭遇した事は無い吸血鬼。 足元で鳴くか細い声に、視線は下がり―――其処に二足歩行する鼠を見つけるだろう。 ) ……餌が欲しいのかな?  ( 鼠から見て、男の服を着ているので男と判断は付くだろうか。 金髪の吸血鬼は懐を漁ると、昨日の食べ残しのチーズを一欠片、鼠の前に放り寄越す。 ) 春なのに餌が無いのかな? ( 酷い誤解。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:35:20]
赤眼のネズミ > ( 墓場には墓守の振りをして狩人がうろつくこともある。だから、ルミニアが一人で墓地を訪れることはあまりない。時折墓地の様子を見るために、こうして使い魔を送り込んだりするけれど。『無用心ねぇ、こんな時間に』本体は屋敷のベッドに横になったまま、脳に送られてくる映像をみてそんな感想を漏らす。かの者が同属だとは、見ただけでわかるはずもない。 ) チチチ……チチッ……キュチ……。 ( か細い鳴き声を出して、ネズミはその者の傍まで近づいていく。男だろうか、それとも女? 狩人には見えないが。あなたの目の前で、小さなネズミはゆっくりと後ろ足で立ち上がった。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:28:08]
マリィゴールド > ( 虚しい叫びは墓石へと吸い込まれ、虫の声が木霊する静かな夜が戻る。 墓石へと座り込むと、必要もない深呼吸を一つ。 ) あっ―――グラスどうしたっけ。 ( 花見に使った杯は、共に貴族邸から持ち出した品。 確か有名処のブランド品な気がしたが……一通り懐を漁るもあろう筈も無く。 ) 黙ってればバレないか。 ( 夜目が効き、闇を見通せる眷属とて鼠一匹に気付く程鋭くは無い。 墓石の上脚を組むと、遅めの酔い覚まし。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:23:17]
赤眼のネズミ > ( それは月光がうっすらと降り注ぐ墓地の地面。かさかさと葉っぱを掻き分けるように、一匹のネズミが地を跳ねるように走る。墓地にネズミがいるのは珍しいことではない。ただ、その両目は夜の闇でも分かるような濃い赤色だった。墓地にたたずむ者の姿を捉えて、ぴたりと立ち止まる。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:18:27]
お知らせ > 赤眼のネズミさんが入室されました。 『(闇の中から見つめる視線――)』 [Sat 25 Mar 2006 23:15:35]
マリィゴールド >  ボクが悪かったけどさ―――本当に置いて行くかな普通。 ( 朴念仁が服を着て歩いてる、そんな存在の彼には駆け引きと言う言葉は無い―――疲れて歩けないと言おうモノなら其の場で休憩を取り出す。 そんな素敵な性格の持ち主である。 ) もうちょっとさ…――女の子扱いするならさ、疲れたとかさ歩けないとか言ったら気を効かせるとか無いのッ!?( 「ないな」 )(月夜に浮かぶ狩人の幻影は、相変わらずの顰めっ面&不機嫌そうな顔であったとか。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:11:52]
マリィゴールド > ( 吸血鬼とて酒に酔う、病気に冒されたニンゲンの血であるとか……薬の混じった血液などは、ニンゲンで言う酩酊感を憶える。 ) ―――アイツ、ボクを此の場所に棄てて行った? ( そして出た結論は、至極簡単な推論。 狩人も最後まで気を使ってくれたろう、しかし自分は頑なに絡み我が儘を言ったに違いない 「此処で寝る」 とか 「一歩も歩けない」 とか そこで仕方なく狩人は律儀に墓場で光が差し込まぬよう葉っぱで覆い此処に棄てていったと。 ) [Sat 25 Mar 2006 23:05:23]
マリィゴールド > ( 「よいせっと」 あまり見目のヨロシクない掛け声と共に立ち上がる。 幸いにして埋葬前の墓穴だったらしい―――躯に付着した砂を手で払いつつ、記憶を掘り起こそう。 ) たーしか、ロイに酔った勢いで絡んで。 リアの事どう思ってるのか訊き出そうとしたらアイツが怒りだしてェ。 ( 結論から考えるに絡み酒であったらしい。 神妙な顔付きでしきりに唸るが、細部は断片的過ぎて全体に繋がらない。 序でに頭も痛い。 )  [Sat 25 Mar 2006 22:58:21]
マリィゴールド > ( 途切れた記憶、ハッキリとしない意識。 ソレ等を全て脇に退けたとしてだ。 ) うん、起きたら墓場ってのは拙いと思うんだヒトとして。 ( 昨日、馴染みの狩人二人。 高い葡萄酒を呑んで―、呑む前に散々狩人に嫌がらせをした、なかなか愉しかった記憶が浮かぶが最後の方がハッキリしない。 新たに掘り起こされた墓穴の中、見上げる天井に見える月は今日も綺麗だったそうな。 ) [Sat 25 Mar 2006 22:52:17]
お知らせ > マリィゴールドさんが来ました。 『( 混濁した意識の中で )』 [Sat 25 Mar 2006 22:46:42]
お知らせ > ティエン@草毟る、よ。さんが帰りました。 『 ……ん。 ( もしも願えるならば。遠い遠い終わりの日まで。 )』 [Thu 23 Mar 2006 05:34:55]
お知らせ > 霧子@草、毟るわ。さんが退室されました。 『 遁れ得なくなるまでそんなものは「保留」で良いのよ。 』 [Thu 23 Mar 2006 05:33:29]
ティエン@草毟る、よ。 >  何処かでピースが弾かれちゃうのかな。 …本当は、弾かれてるのは わたしなんだろうけどね。 ……でもね。もう少し、だけ。 ( 利害も絡めば、きれいごとだけでは済まない世界。ヒトを捕食するイキモノは、たとえ個人に受け入れられたって、社会に容れられるモノじゃない。それは、種の破滅を意味するのだから。 分かった上で、もう少しなんて制限で言い訳して、手放すつもりもないんだから、タチが悪い。 正しいなんか、きっといらないから。 世界を照らす光が満ちる前に、帰路を辿る。 ) ……ん。かえろ。 ( 触れた手は、暖かい。 ぎゅっと握り返して、歩き出そう。 ) [Thu 23 Mar 2006 05:31:10]
霧子@草、毟るわ。 > あまり考えても世界は綺麗に整頓できない形をしているのね。 自分ひとりなら何処へでも逃げれば良いけれど――――その誰かが貴女と貴女の属する世界を脅かすなら、排除するしかないし。 ( 自分と自分の身内に幸せが全ての他人の幸せに繋がるならこんなに簡単な事は無いだろう。 それこそとっくに誰かが綺麗に整理している。 残念ながらそれが上手くできないから、他人を傷つけるんだろう。 どちらが間違っているとかは、些細な話だ。 じき空が白んでくる時間。 ゆっくりと丘を下りながら帰路につこうか。 出せる結論はもう、今の所出尽くしている。 ) 何か進展があったら話、聞くわ。 帰りましょう。 ( とりあえず今は振り返り、白い手をとって引っ張るようにしてこの場を離れようか。 ) [Thu 23 Mar 2006 05:20:16]
ティエン@草毟る、よ。 >  ……一応、体力残量確認することに、する。 ( 一歩間違えると、未必の故意とか発生しそうな殺人未遂予告。 真顔でこっくり頷いた。 もう、量産型が空から降ってくるってな勢い。 )  ……うぅ、そういうのは、ちょっと苦手。羨ましいとは違うんだけど、そんなに きっぱり世界と対峙出来ないもの。 ( 何処までも弱腰だから、曖昧な境界を何度も確認する。 無自覚の否定、もしくは 結論だけが咲きにあるもの。 ――… 想像だけでくじける根性なしは健在。 隔絶された世界の端っこで、膝抱えるようなもの。 )  ……そ、そんなこと、ないよ。怖かったら、逃げるし。立ち向かえないし。 ( あわあわ、大慌てで両手を振って否定するけれど、続く言葉に、腕がだらり 落ちた。 仕事を終えた赤色を拾い上げて、白む前の空に翳す。 もう片手では、薬草入れた袋を拾い上げて。 )  ……多分ね、我侭なんだ。きらいじゃない誰かが傷つけられたら、それって きっとわたしも幸せになれないから 余計なことしちゃうくらい。 ……ぅん。無茶苦茶。 ( だから、ひみつ。立ち上がりながら、人差し指を唇に当てた。 恥ずかしい内緒話。 ) [Thu 23 Mar 2006 05:07:27]
霧子@草、毟るわ。 > ……でも病弱な人は止めた方が。 ( というくらいの劇薬だという想像は出来ているらしい。 ショック死回避ー! 最後のシ者の間違いかと。 ) 決めてかかる人は人の話を聞かないもの。 正解が常に自分の中にあるからね。 ( 無自覚に相手の言葉を否定するのだ。 そういう相手とは会話すら面倒。 短気といえば似たような物だが、面倒臭がりの短気は世界を隔絶する。 この娘のように。 ) そうね。 貴女、臆病だけれど逃げないもの。 でも他人の犠牲になって自分が逃げ出すのは嫌でしょう? ( ふと、手元の袋を見ればもういい加減十分な量。 ナイフを仕舞って立ち上がりながらそんな言葉。 慰めみたいなフォローはしない。 見知らぬ誰かがどうしようもなく彼女を怯えさせるなら、その時は自業自得だ。 ) [Thu 23 Mar 2006 04:47:12]
ティエン@草毟る、よ。 >  ……不健康そうなひとに あげると いい? ( その基準で、ひのふの、み。 何人かの顔を浮かべて、指折り数えた。 某25歳の楽師さんは、ばっちり計算に入ってる模様。 元気になるなら、いっか なんて、無茶苦茶な括りで決定していく。 まごころをきみに。 )  うんー…青臭いのまで出ちゃうって、それこそ 噂の生存と繁殖の本能 がー…?だものね。凄い状況。 ( むー。渋い顔で同意。 主語を入れると、もう お子様には聞かせられない会話。 今の時点で、結構手遅れだけれど。 もっそり 膝抱えて項垂れていた顔も ひょこり つられるみたいに上がって瞬き。 )  ……臨機応変が、その場では一番斬れる刃を選べるって、知ってる人の考え方だな、それ。 ( 肉と骨を斬るのに、同じ刃物を使えないなら? そんな問いかけの先のイメージ。 そうして組み上げられた機構の形が彼女だとしたら。 )  ……どっちの方が、危険かってお話だね。 …本当はね、ちょっと不安。 わたし、結構短気だし。  [Thu 23 Mar 2006 04:35:05]
霧子@草、毟るわ。 > 凄く不健康そうな人が居るし丁度良いわ。 私は健康(いらない)。 ( 二重音声でお送りします。 胃とか肺とか不健康そうな25歳にプレゼントするのが吉。 本人不在で迫る拷問プレゼント。 ) 出るのは酸っぱいのと鉄錆臭いのだけ。 ( 全体的に主語を省きつつも具体的な会話。 不意に顔を上げて作業を止め―――――。 ) 私、適当よ。 「物事を確定して見るな」「その時丁度いい数字をその場で考えてその場で決定しろ」 そう教わったから。 明日も絶対変わらないものなんて存在しないわ。 ( 植えつけられた思考形態は未だ機能している。 多くの人が誤解するが、処刑人霧子が機械のように見えるのは、処理速度が早く即決するからである。 ) ……そうね、優先順位が上なら。 危険じゃないなら。 [Thu 23 Mar 2006 04:24:18]
ティエン@草毟る、よ。 > ( 触手とか生えてたり、口があったりして悲鳴を上げるキャンディ。 それ何処の新種モンスター? )  …… わ、渡そうかなって 実は、ちょっと 思ってた。 ( ぎぎぃ。 視線が微妙に逸れたのは そのターゲットに、目の前の彼女もばっちり入っていたせい。 原材料バラさなければ、いけるかも なんて。ぼそぼそ付け足すから、やっぱり駄目シチュエーション。 )  …是非とも、迷信であって欲しい気がするー… 青臭いのは、もう当分勘弁。 ( 出るのは、何だかもっと 別のもの の、ような気が。 生々しいお話は省くとしても、ちょっと 想像だけでべっしょりした。 ぽいぽいと袋の中に薬草を跳ね飛ばしていく赤い残像を見下ろしながら、ひとつ 小さく頷いて。 )  …霧子の口から出ると、新鮮だ。てきとー。 ( 明確な切れ味を持つ彼女の言葉だから、ちょっと驚いて ほへ 間の抜けた音が漏れる。 そんな言葉を交わしながらの、手元の作業が 「 適当 」 の、ひとつの見本みたいで。 )  ……大丈夫。よっぽどの事が無い限り ざくっとしたりはしないから。 ( うん。自分に言い聞かせるみたいな言葉は、やっぱりちょっと物騒かもしれない。 ) [Thu 23 Mar 2006 04:12:55]
霧子@草、毟るわ。 > ( 間違った健康キャンディを想像して一拍。 )――――――「日頃のお礼に」って渡そうか。 ( 誰に。 何か怨みでもあるのかと思われること間違いなしだが、二人がかりで差し出されて口にしない事はなかろうという酷いハメ技。 口に入れるまでじっと見詰めるべし。 ) ……処刑される最中にそんなもの出すのもどうかと思うけれど。 胡散臭い迷信だわ。 ( 経験上、絞首でも車引きでも精液が出るのは見た事無いが。 そんな生々しい回想は一人で勝手に。 踊る短刀を目の端に、たどたどしい言葉に耳を傾ける。 ) そう。 0と10が必ず正解じゃないわ。 「適当」も回答だもの。 ( と、適当に薬草を刈り取って適当に袋に詰め込む。 別にこれで何も困りはしない。 ) [Thu 23 Mar 2006 04:02:16]
ティエン@草毟る、よ。 >   ……ぅん。すごい、微妙。 出来た奴、ちょっと分けて貰おうかなー…とか、思ってたんだけど。 ( マンドラゴラとかは、結構古典的な薬草だから まだしも。 ―…新鮮な触手もこの通りーな、キャンディ。 想像すると軽く眩暈がするのも確か。好奇心は、あるけれど。 懐から、もそもそ 赤い短刀取り出して。 本人の手がやるより、ずっと的確にすぱすぱ切っていくのは、いつか 彼女の動きを学習させたから。 実は、当人は膝抱えてるだけのていたらく。 )  ……せ、せーえきは、ちょっと 暫く勘弁かなー…マンドラゴラ以外の怪しいのもね、たまに生えるっぽいし。 ( げそり。 何か、この二日間にぶちあたった成果に妙な共通点が発覚して、ちょっと挫けかけた瞬間。 ぷちぷち、手でも薬草を毟りながら )  ……そろそろ、ね。期限かも。 ――…わたしも、大人気ないって自覚はあるから。 …上の草だけ刈り取っても、根っこがあれば また生えるしね。 何処までを根っこって規定するかにも、拠るかもしれないけれど。 ( ちょい、と 地面をつついて、溜息吐息。 納得した訳じゃなくて きっと、わたしにとっての優先順位を確認しただけ。 ) [Thu 23 Mar 2006 03:51:50]
霧子@草、毟るわ。 > ―――――全体的に苦そうな物が多い気がするけれど。 貰って嬉しいかは、微妙。 ( というか何かの罠か。 苦くてハーブ臭いホワイトディ。 縁は無いが。 割と手馴れたナイフ捌きでぱっすぱっすと薬草を摘み、無造作に袋の中に放り込みながらそんな言葉。 ) …「死刑台で絞首刑か車引きの刑に処された男の精液が脂とともに漏れ落ちたところから生えた植物」だっけ。 此処ならありそうね。 ( そう、とでも言うような感じでマンドラゴラ云々に頷き。 最終日は職場の中庭辺り弄ってみようかと思ったが、其処こそありそうな感じ。 ) ……別に。 大した事は言わなかったし。 それから進展は? ( そうか、と思い出す。 最後に会ったのはその時だ。 少々感情的なティエン・ギニーを見てふと問いかけた時。 ) [Thu 23 Mar 2006 03:40:21]
ティエン@草毟る、よ。 > ( 何だか物凄く微妙な物体だと思った。残像すら見える動きのチワワ。 そもそも、そんなに可愛らしくてちまっこいイキモノじゃないと主張したい。 生憎、まだマンドラゴラ・ショックの所為で、足元ふらふらよろれいひー。 巻き返しの日は、まだちょっと遠い。えぅ。 ) えと……あ、ぅん。集めてくるリストの中に、入ってる。 …でも、これで作る飴って、どんな味になるんだろうねー…? あ。マンドラゴラとかも、あったよ。あっち、だったけど。 ( 墓地にマンドラゴラ。アルラウネ化していなかっただけ、マシって思うべきなんだろうか。ぴったりすぎて。 淫売窟で触手掴み取りしたとか、もう まだ笑い話にはちょっと出来ない生々しさ。 思い出して べそり。 )  ……ぅん。あー…この間は、ごめんね。おかしなこと、相談しちゃって。 ( その、暫く前の事を思い出すと まだ、じくじくする部分はちょっとある。 ――…そろそろ、勝手に定めた期限では あるし。 示された先に視線落としながら、つられるみたいにしゃがみこんで。  三日目にして、漸く真っ当な代物と出会った気分。 ボーナス万歳。 ) [Thu 23 Mar 2006 03:28:53]
霧子@草、毟るわ。 > ( *もんだいなし。 ) [Thu 23 Mar 2006 03:17:27]
霧子@草、毟るわ。 > ( きっと実際素早く動く様を見ても「微妙」とかそんな感想。高速で機敏に動き回るチワワを見るような違和感。 そろそろ能力アピールして払拭した方が不当な評価を巻き返せなくなる予感。 チワワ。 ) この辺りに地楡と龍胆。 向こうの森に木通があった筈。 …白い粉が出てこない事を祈るわ。 ( 此処からも鞄がモリっと出てくるようならそろそろマフィアの活動範囲を改めなければいけない気が。 初日に見つけた平和な川辺の薄暗い暗黒面は胸中の小箱へ放り込む。 ) ―――しばらく会わなかったわね。 ( と、しゃがみ込んで目的のハーブを見つければ、「これ」と示してナイフの鞘を抜いた。 さて、今度こそ正式に【判定】。 ) [Thu 23 Mar 2006 03:17:13]
ティエン@草毟る、よ。 > ( 実は走ると早いんだって、言い張っても信じて貰えない予感が、ひしひし。 かくいう彼女の方は、動きがきびきびしてるから、何だか素早くて器用なイメージ。案外、外れてはいないんだけれど。 でも、駆けっこしたら勝てるんだってひっそり主張。密やか過ぎて届かないトラップ。  吸血鬼も、口元は緩んでも やっぱり、笑顔と言うにはちょっと足りない。 それでも、少し 復調した気分は伝わるかもしれないけれど。 ) あ、そなんだ。そうだよね、ハーブー…お、おかしなのばっかりじゃ、ないよねー… ( 季節が変わっても、踏襲出来る種類はあるかもしれないと。ぽむっと手を叩いて納得。 ハーブとか唱えながら遠い目になったのは、始めてから いまいち真っ当な薬草に出会ってない所為。触手とか、マンドラゴラとか。 思い出してちょっとぐらぐらしたけれど )  ……う、ん。 えと、いい? 探す、さが、そ。 ( びくりと固まってから、きょとんとした顔。呼吸が両手の指で数えて往復するくらいの間をつっかえた後で こくこく、やたら忙しなく頷いた。 ) [Thu 23 Mar 2006 03:08:44]
霧子@草、毟るわ。 > ( きっと誰もが「歩くの遅そう」と思っているのでもんだいなし。 実は獣より速くても誰も信じないからもんだいなし。 きっと実際より11くらい能力値低く見積もられている。 ※一般人以下。 想定どおりの顔を見て相変わらず、挨拶抜きの仏頂面。 同居人に言われて直る程素直な性格では無いらしい。 ) 前に薬草摘みの仕事を請けた事、あるから。 その時調べたコースをそのまま見てるだけ。 前は夏場だったけど。 ( この辺りに幾らかあった、と歩き出して足元を見回す。 この季節はどうか分からないが――――。 発言秒1の桁奇数で同じ薬草群発見。 偶数なら冬場は同じ物が見つからない。 ) …一緒に、探す? ( ふと振り返り一言。 考えてみればここで出会って別々に行動するのも不自然な感じだが、妙に嬉しそうな様に訪うてみた。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:56:39]
ティエン@草毟る、よ。 > ( そんな所で悟られたと知ったら、ちょっといじけて墓碑と仲良くなりそう。大分蛇行しながらも、暫しの後に彼女の傍まで到着。 すっぽり被ったフードの下にあるのは、彼女が予想した通りの ヘろりとした顔。 ) …あ。そか、霧子も なんだ。 …こういうの、詳しい? ( 前置き無しの言葉に目をぱちくりさせたのは、やっぱり久しぶりで。ぱく、と唇が金魚の動作を模造した後 きょろきょろ 辺りを見渡した。 夜目だけは効くイキモノだから そうと意識してみれば 草木の違いは直ぐ分かる。 ――…知識の方は、付け焼刃だけれど。 )  ん。お仕事、おんなじ。 ( くるくる 視線を彷徨わせながら。 口ずさむ言葉は、お揃いに喜ぶ子供レベルかもしれない。  余談ではあるけれど、「 毛を少なくする 」 と書いて、毟る。 結構、無情な字だと思った。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:46:07]
霧子@草、毟るわ。 > ( 暫し真っ直ぐに見下ろし、それが既知の吸血鬼だとすぐに理解した。 挙動で。 普段からあんなイメージ。 へろへろと近付いてくるに任せてその場で待つ。 ) この辺り、前に薬草生えてたわ。 奥のほうも。 ( 少々久しぶりな感じもする白いイキモノに挨拶抜きの最初の一言。 手荷物と場所、それから何となくの勘で同じ薬草摘みだと判断して。 こういう仕事、好きそうだ。 かくいう自分もなにげに薬草摘みだのサボテン育てだの植物系は多いが。 ) ( そろそろ「毟」という字が網膜に焼きついてきた昨今。 兎も角。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:37:23]
ティエン@草毟る、よ。 > ( そして。ちょっとだけ はっきりしてみた。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:30:45]
ティエン@草毟り、かも > ( 夜の時間が少しずつ移り変わっていくのを、肌身で感じる季節。 深く落ちた帳を捲る時間が早くなって、眩しさにへこたれる時間が長くなる。  開ける間際、白み始める少し前の 曖昧な刹那くらいなら、きっと 嫌いじゃないって言える。 ――… そんな時間もまだ、少し遠く。 時折立ち止まりながらの歩みは、うろうろふらふら、緩慢で。 酔ってないけど、千鳥足。 まだ、耳の奥にマンドラゴラの悲鳴が残ってる気分で斜面の先に ふらり、顔を上げてみれば  )  ――…… ぁ。 ( 零れた音は小さく。 フードの陰で瞬く赤色が映したのは、冴え冴えと空に輝く月みたいな 蒼い色。  ぱちぱち、幾度か目を瞬かせて。 少し、歩みが速くなる。 ―…ふらつき加減は変わらないから、千鳥足の早回し。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:30:19]
霧子@草、毟るわ。 > ( 寒い季節は嫌いだが、長い夜は好き。 朝の6時なのに真っ暗な窓辺の、静かな月を見るのが好きだ。 そんな季節が終わるとしている。 そんな事を考えながら記憶を頼りになだらかな丘を登り、周囲を見渡せば眼下遠くに人影。 白い物がゆらゆらと揺れているような、そんな。 月明かりを背にじっとそれを見下ろす視線は蒼。 かも?はっきりした方が良いわ。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:21:50]
ティエン@草毟り、かも > ( 月は半分、日の長くなって来た頃合でも この時間帯は月の刻。  遠くなる夜を惜しむように、玲瓏を欠いて丸みの在る空気の中でも月明かりだけが まだ目映い。  そんな中。ゆらゆら 墓地に彷徨う白い影  ――… とか言うと、途端に枯れ尾花の風景。 ) うぅー…まだ、ちょっとくらくらするー…… ( べそり。 なまじ耳だけ良いって、昨夜みたいなケースの場合は不利だと思う。耐える根性は無いのに、きしきしきりきり 頭の芯まで届く悲鳴は、当社比何倍か。 それでも、草毟りに名目貰った夜歩きが止められない辺りが、どうにも性。  林立する墓碑の海の合間、やっぱり苔とか毟りながら辿る先。  ――… 9秒後の姿は、まだ見えないか。  後から気付いて慄いたとか、そんな何処かのオチはともかく。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:14:10]
お知らせ > ティエン@草毟り、かもさんが入室されました。 『( ぐんなり。 )』 [Thu 23 Mar 2006 02:07:02]
霧子@草、毟るわ。 > ( 墓石群の向こう、日当たりの良い開けた丘の辺りに地楡(ちゆ)と龍胆(りゅうたん)、その奥の森の中に木通(もくつう)だったか。 半年ほど前の記憶を掘り起こしながら目的地へと向かう。 若しかして季節外れで今は無いかもしれないが、そうなったらまた別の場所を探すとしよう。 黙々と言葉も無く、墓地の闇の中を歩いていく。 今の所一応、カンテラ無しでも辺りを見渡せる程度には晴れている。 ) [Thu 23 Mar 2006 02:01:46]
霧子@草、毟るわ。 > ( 各地で白い粉だのマンドラゴラだの茸だのがもっさもっさと掘り起こされている昨今。 既に1度その場に立ち会っている黒衣の娘は仕事三日目。 前に請けた薬草摘みの仕事をトレースするように、訪れる先は墓地。 此処はすこし高い所にあるし、日当たりも悪くない。 確か此処にも幾らか薬草の類が群生していた筈だ。 今日も手には小さなナイフと麻袋。 足音を忍ばせるように爪先立ちで歩き、石碑の間を通り抜ける。 ) [Thu 23 Mar 2006 01:52:31]
お知らせ > 霧子@草、毟るわ。さんが入室されました。 『 3日目。 』 [Thu 23 Mar 2006 01:47:47]
お知らせ > ティエン@草毟りさんが退室されました。 『( ゴーレムとマンドラゴラを従がえたシスターの夢を見たり …するかもしれない。 )』 [Wed 22 Mar 2006 07:52:07]
ティエン@草毟り > ( 修道女の引っ張る力は、予想以上に強かったかもしれないってお話。地表にひょっこり顔を出した、もしくは引っ張り出されたマンドラゴラ。ちょっと素敵なシルエットは、あ と思う間も無く空気を揺るがす悲鳴を上げて )  ひぇうっ、わっ、わ――――っ!? ( 何事かと、判断する余地も無く、心底震え上がってばったんきゅう。  ぐにゃんと気絶落ちする吸血鬼もひとり。 ) [Wed 22 Mar 2006 07:51:12]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが帰りました。 [Wed 22 Mar 2006 05:52:39]
ジャスティス@草毟る > ぎゃあああああああああああああああっ! (びっくりした、心のそこからびっくりしてシスターの咆哮が墓場に響き渡り…………異常に疲れた) [Wed 22 Mar 2006 05:52:37]
お知らせ > クロコ@草毟りたいさんが帰りました。 『数分後に目を覚ませば修道女と白髪の少女の顔が目に入るだろうか?』 [Wed 22 Mar 2006 05:49:27]
クロコ@草毟りたい > マンドラゴラの根はクロコの指の隙間からスルリと抜け)あっ(引き抜かれる方向が垂直だったならばもう少し耐えていたかもしれないが、少女が斜めに倒れたせいでマンドラゴラが上手い具合にクロコの指の隙間を潜り抜けてしまった。)・・・・・・。(きっと数秒のはずだが嫌に長く感じる静寂。その後に続くのは先日聞いた物と同じマンドラゴラの咆哮。)(勿論、男は今回も卒倒したわけで。) [Wed 22 Mar 2006 05:47:20]
クロコ@草毟りたい > (修道女との握手の為にゴーレムを近くに呼び寄せれば)えっと、ちょっと待っててくださいね。(ゴーレムの手に嵌められたナックルの様な物を取り外せば自身の懐に入れて)どうぞ。(「軽く握手してあげて」とゴーレムに命ずれば、軽く握るように握手を交わして。ある程度磨いてあるとは言え、素材のままの質感に近いウッドゴーレムの手はこれと言って興味をそそるものでもないだろうか?顔以外で似ている部分があるかと言う意味の言葉を尋ねられれば)似てると言うよりは、何となく家族に近い感じがしたんですよ。(目前の二人を見ていると、どことなく故郷にいる兄のことを思い出したと付け加えて。)(マンドラゴラの葉っぱゲットー!とか昔のネタが合いそうなワンシーン。一応はマンドラゴラの上に手が届き、カット成功かと思ったが)って・・・えぇ!(体重が掛ってるはずなのに地表に浮き上がるマンドラゴラの不思議。少女が草を握る手を離さなければマンドラゴラは地表に現れて恐怖の咆哮を放つだろう。) [Wed 22 Mar 2006 04:42:05]
ジャスティス@草毟る > わあい、ありがとうございます。 (クロコに許可をもらえば、うれしそうにゴーレムと握手する。ヘンな修道女の想像とは違い、意外と普通で……) うーん、どこか似てたりしますか? (姉妹か聞かれれば、否定することはせずに、ただなぜそうおもったのか興味を持って問いかける。が、そんな中ティエンが転べば、こちらもびっくりしてつい力を込めてしまう。【判定:発言秒数一桁が大きいほどティエンを引っ張る力は強くなる】) [Wed 22 Mar 2006 04:21:25]
ティエン@草毟り >  ……あ、握手はー……と、ともかく。ゴーレム、かぁ…… ( うぅん。小さく唸って、まじまじと見てしまう。 動くもの、生命を与えられた器物。くらくらゆれる頭を、一度振って )  …ぅ、ん。 姉妹とかじゃ、な――…  ふぇぅっ!?えっ、わ、わーっ!? ( ジャスティスが肩を引く力にプラスして、不吉な葉っぱの形に気付いた手が、押さえつけようとするテスト。 中間地点、もしくは媒介のへっぽこ吸血鬼は、引っ張られて押さえつけられてのタイミングで、力の居れどころを見失い気味に。その場にずっしゃりすっこけて、後は、それこそ 神のみぞ知る? ) [Wed 22 Mar 2006 04:15:08]
お知らせ > クロコ@草毟りたいさんが入室されました。 [Wed 22 Mar 2006 03:55:57]
お知らせ > クロコ@草毟りたいさんが帰りました。 [Wed 22 Mar 2006 03:55:45]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが入室されました。 [Wed 22 Mar 2006 03:54:00]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが退室されました。 [Wed 22 Mar 2006 03:53:42]
ジャスティス@草毟る > そんなところに版難して言うt いやああああああああああああっ! (ことが聞かいたとおもいます) いえいえ、もし良かったら、ディーエンサイト色々と証蹴りた [Wed 22 Mar 2006 03:53:29]
ジャスティス@草毟る > (ぬ根から着用、などと聞けば下級会はその反応のよさを買われて、威勢やパンの血悪で、色色と収益地雷をおそくして点店) [Wed 22 Mar 2006 03:51:56]
クロコ@草毟りたい > (握手したいと聞かれれば)僕でよければ構いませんよ。(似ているかと聞かれれば)顔とかは似てないんですけど、年が離れてる割には親しそうに見えたんで。(この後にマンドラゴラの引っこ抜きカットに続いたという事で(背後土下座)) [Wed 22 Mar 2006 03:39:17]
クロコ@草毟りたい > (初日にも見た気がするゴーレムっぽい奴が親指立ててる姿。勿論、今日もクロコの脳裏を駆け抜けました。)(姉妹という単語に頭と手を振って否定する少女を眺めて)いや、かなり親しい仲に見えたので、もしかしたらと思ったんですが。(否定された事に対し苦笑いで返して。少女の名を聞けば)ティエンさんですか。(芸術に疎いこの男は少女の名を知る由も無く。)あっ・・。(少女が葉っぱに手を掛けたのを見れば、それは二度と忘れる事は無いであろう恐怖のマンドラゴラさんであって)ちょーっと待った!(そう叫びながら、まるで飛び掛らんとするような勢いで肩を寄せ合おうとする修道女と少女に向かってヘッドスライディング。例え殴られようがアレだけは抜かせてはいけないとは後日談。)(伸びた手が何事も無く届けばちょうど葉と根との境辺りを押さえつけるだろうか?) [Wed 22 Mar 2006 03:31:06]
ジャスティス@草毟る > あらあら……中々ゴーレムになんて出会えないですし、握手しても良いですか? (中々楽しそうで、ティエンを突っつきながら青手とー無であろうティエンたちに夢中になる国)  いえいえ、姉妹とは違いますけど……似てます? (そう問いかけながらわざと笑顔でティエンの肩を引き寄せようとする。もちろんこの修道女はティエンが手を掛けた植物がマンドラゴラとは知らなくて……) [Wed 22 Mar 2006 03:18:25]
ティエン@草毟り > ( ――… びく。 何か、危険なフラグを立てた予感。  手をかけた葉っぱは、抜くと悲鳴を上げる アレ。 ) [Wed 22 Mar 2006 03:11:51]
ティエン@草毟り >  気にするなって言うのも、結構無茶だなー… ぅぅぅ。い、いいけど、ねっ ( へしょりながらも、視線は物珍しそうに 外套被ったゴーレムに向く。 話には聞いた事があるけれど、余り実物を見る機会には恵まれないから。 ――… 脳内修正が効かないことに、ちょっぴり悔しがりながら。 )  ぇぅっ、ええっ? ち、違う よ。違う。 ( ぶんぶんぶん。振っているのは、手と頭。 姉妹。そんな血縁はいないから、何だか凄く慌ててしまう。 ぜーはー、息継ぎは数度。 )  ……えと、わたしは ティエン。 ( 修道女の陰に、やっぱり隠れ気味だけれど。 ぽそり 小声で名前を口にして。 ――… 食い止めるもの、繋ぐもの。そんな名前のゴーレムを見て、瞬き一度。 )  …あ。薬草、ね。えとね、この辺りの苔とか、草がねー… ( 此処に来た目的を今更ながらに思い出して、えと と、地面を見渡してから、ひろり 夜風に揺れる葉っぱに手をかけて――… ) 【判定】 [Wed 22 Mar 2006 03:08:07]
クロコ@草毟りたい > (白髪の女の子が呟いた「やっぱり」と言う言葉を聞けば)すぐゴーレムって分かる人が二人も居るってのも珍しいなぁ。(少しばかりの喜びを含んだ表情で告げて。それは過去にゴーレムの存在を知っていても、見ただけでそれがゴーレムと分かった者が少なかった事から出た言葉。何か微妙にズレてる様な修道女の返事はこちらの聞き違い?で勝手に脳内修正されました(日本語って難しいね)。その結果として双方共に知り合いであると言ってると認識すれば)姉妹・・・・じゃないですよね?(髪の色や顔の作りからどう見ても姉妹には見えないが、念のために聞いてみて。。少女からの挨拶の言葉には)こちらこそ初めまして、僕はクロコって言います。(本を持っていない方の手でフードを抑えれば、少女と修道女に向かい少し深めに頭を下げ)で・・・こっちがゴーレムの「楔」です。(無論、主に倣い挨拶をするというプログラムは刷り込まれて無いので、ゴーレムは灯りを三人の方に向けたまま微動だにせず佇んで。)ところで、お二人は先に来られてた見たいですけど、薬草って見つかりましたかね?(先駆者が居るのならばその話を聞くに越した事は無いと考えれば、さっそく仕事の事を尋ねて。) [Wed 22 Mar 2006 02:55:34]
ジャスティス@草毟る > ええー?こらこらティエン、細かいこと気にしちゃ負けよ?え?ん?知り合い?ああ、配送ですけれど……。 (小脇に抱えようとしていた台湾韓国の必死の抵抗を思い出しながら、修道院出の生活を思い出して) () [Wed 22 Mar 2006 02:43:19]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが入室されました。 [Wed 22 Mar 2006 02:40:52]
ティエン@草毟り > ……う、うえぅぅー… そ、その笑顔は、何だろうー…っ ( 聞きたいような、聞いたらいけないような。 べっそり眉下げた情けない顔が、おず、と視線をもう一つの外套姿に。 ―…全員外套姿とか、いいっこなし。 ) ……かばら。  …あ、そっか。それで、か。 ( 平坦な発音は、その単語を記憶の中から引っ張り出すまでの間。 カンテラを持って佇む影に向けて、ぽそり 納得したような響きが小さく漏れて。 )  ……あ、えと、ぅん。 知り合い。知ってる。えと、そっちは はじめましてー…だね。 ( もそもそ。 修道女の陰に隠れるように、縮こまりながら。 へろり 頭を軽く下げた。 ) [Wed 22 Mar 2006 02:13:30]
クロコ@草毟りたい > (知らぬ所で繰り広げられる恐怖の法則。もしも会話を聞いてたら、パプテスに属す修道女の印象が変わっていたかもしれない。)やっぱりそうでしたか。(内心では尋ねた問いが正しかった事に胸を撫で下ろしつつも、やはり目前の女の子と修道女の組み合わせに何となく疑問を感じていて。修道女の問いには)えぇ、まだまだ見習いみたいなもんですけど。(滅多に聞かれる事のない質問に対し、少しばかり緊張した感じの混じる苦笑いを浮かべながら答えれば)お二人は・・・・・お知り合いの方ですか?(どこと無く親しい間柄に見えた二人組。先程から持っている疑問を素直に投げかけてみて。)(血は通っていなくてもそれに近い気配を持ってしまうのは、擬似的とは言え人間に近いものだからか。無論、そんな物を嗅ぎ取ってるなんて男が考えるわけも無く。) [Wed 22 Mar 2006 02:01:55]
ジャスティス@草毟る > あはははー。 (限定法則、といわれればただ、何が面白いのかにやぁっ、とわらって。ティエンのほほの温度をなんとなく感じる。そんな中、からころ音がする方向に首だけひねり、不思議そうに首を傾げて) はい、そうです……あなたもですよ、ね。カバラの方ですか? (何度か見たことがある、ゴーレムらしきものを見つければ、そんな風に考えて) [Wed 22 Mar 2006 01:50:29]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが来ました。 [Wed 22 Mar 2006 01:46:22]
ティエン@草毟り >  ううぅ、分かってたけど、凄い限定法則だー… ( そりゃ、生の方が美味しいけど。 もそもそ、口の中での呟きは、頬に当てられた暖かい掌に包み込まれて 消えてしまいそう。 涙で濡れたりしない頬は、冷たいような、温い半端な温度。 眉を八の字に下げて、べそりとしながら、視線を上げた先には ――… ヒトガタの輪郭が、ひとぉつ、ふたぁつ。 ―…皿屋敷は、ともかく。からり、ころり 硬質の音色は、まるで木造りの楽器のように、響く音。 見えたものは、見知らぬ人影、ひとつ、ふたつ――… いや。ひとつは。思わず、目をぱちりと見開いて )  あ、えと。ぅん。――…あ、あたり。 ( こくこく。眼差しは頷く素振りを見せながらも、カンテラ被ったヒトガタに向く。 ――…草の匂いに紛れて、確定は出来ないけれど。 血の気配が薄いって言ったら、生々しいお話。 ) [Wed 22 Mar 2006 01:45:03]
クロコ@草毟りたい > (夜中の墓地に主の見えない下駄の音はちょっと心臓に悪いかもしれないが、音の主がそんな事を考えてるはずも無く。カンテラの灯りに照らされ認識したのは青髪の修道女らしき女性と白髪の少女の二人組。その近くで足を止めれば)・・・・・あっと・・えっと・・・・草毟りの方・・・・ですよね?(深めに被っていた頭のフードを脱ぎ交互に視線を向ければ、目を数度瞬かせて。先程まで考えもしなかった可能性が出たのは、相手が草取り用に使う籠らしき物を持っていたからで。)(ここで「草毟り?違いますよ?」そんな返答をされた日には、この二人が一体何者で何の為にこんな所に居るのだろう?何て疑問を墓の其処まで持っていくのだろうか。)(クロコの傍らに立つゴーレムは外套のフードを深く被ったまま、主に従うようにその横で主と何者か達のやりとりを眺めているだろう。) [Wed 22 Mar 2006 01:26:49]
ジャスティス@草毟る > だいじょうぶ大丈夫、生血を吸わない吸血鬼は滅ぼさないわよー? (安全に剣を収め、自由になった掌でそっとティエンのほっぺたを包もうとするだろう。なんだかティエンの泣き顔を見るのがもう楽しくて楽しくて) ……ん? (跳ね上がった白につられるようにして、動きを一切止めて、なにやら木の心地よい音が聞こえる方向に目を凝らす) [Wed 22 Mar 2006 01:19:22]
ティエン@草毟り >  いっ、いな――…いと、いいなー…っ! ( あうあうあう。苔生した古い墓碑と、ぴったり仲良し状態で、ぶんぶん 頭を必死に横に振る。月光を煌かせた聖なる刃の煌きが、目に痛くて 大分怖い。 ――…こんなの、持てる訳が無いって 今になってもやっぱり思って。滲まない景色の中で、鮮明な光にびくびく。 ――…今宵の夢枕に、某聖女様が立ちそうな予感はともかく。 )  …う、えぅー…… い、いじめない?ころさない? ( べそべそ。 こんな問答は、最初に会った時以来かもしれない。ある意味、進歩が無い。ぐすぐす言っても、涙ぐむ訳じゃなくて。 へっしょり蹲った白色が、びくり もうひとつ、夜に混じる音色に跳ね上がる。 目を凝らしてみれば、真夜中 暗闇、その中に 人魂のように、ゆらゆら灯りは――… カンテラの橙色。 ) [Wed 22 Mar 2006 01:10:27]
クロコ@草毟りたい > ・・・・・・。(灯りを手にしたゴーレムと横並びに進んでいれば、視線の先にある暗闇の中から物音と何かの声らしき物が聞こえれば足を止め)いや・・・・きっと何かの聞き間違えだよね。(まさか修道女と吸血鬼の危機一髪劇があるなんて知る由も無く、きっと怖いから変な妄想をしたんだと勝手に思い込み自分を落ち着かせ)それにこんな夜の墓地に普通は人なんていないよね・・・・うん、いないよね。(冷静に考えれば「墓参りに来た人」は居なくても、「先客の同業者」が居るなんて可能性だってあるのだが、唐突に訪れた不明慮な情報は男からそんな考えを掠め盗ったようで。)・・・・・・。(「カラン・・・カラン・・・」辺りを窺う様に視線を彷徨わせながら再び歩き始めて。)(暫く進めば闇の中に浮かぶ二つのシルエットを確認するだろうか?) [Wed 22 Mar 2006 01:03:43]
ジャスティス@草毟る > うふふー、悪い子はいないかー。 (なんだかその怖がりップリを見てなにやらうれしくてたまらず、スモールソードを振りかざしてじりじりと接近して。先代と先々代の剣の所有者様。) っ……てごめんごめん、悪ふざけが過ぎたわね。まだ三人目のお客様には気づかずに、剣を収めてティエンに謝って [Wed 22 Mar 2006 00:56:52]
ティエン@草毟り > ( 惜しい、吸血鬼でした。 ―…纏めて良いのか、分からないけれど。 振り返る顔は、視線をゆらゆら、地面の上に彷徨わせ  ――… 不意に、耳に届いたのは 地を蹴るような音。砂利を噛む靴底の音 飛来する影は、外套を靡かせて、聖なる刀身を振り翳す修道女の  )   って、わっ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいーっ!し、してないからっ、何もしてない、と…お、思う、よ―――っ!?  ( ずざざざざーっ! 思いっきり後ずさりながら、上げた声は悲鳴と言うにも、ちょっとな避けない響き。 掠れる語尾が、夜に溶けて散っていく。 べったり 墓碑のひとつに縋るように張り付いて がくがく 外套姿の修道女を見上げる視線は、何かと胡乱。 )  ……う、えぅー…… ( 陰鬱な空間より、怖いものが たった今、此処にあった危機一髪。 ) [Wed 22 Mar 2006 00:41:32]
クロコ@草毟りたい > 「カラン・・・・カラン・・・・」(草を数える声の後に続くには少々似合い過ぎるやもしれない足音。先客が居る墓場に足を踏み入れたのは、片手に本らしき何かを持った黒い外套の人間と灯りを持った藍色の外套の人型で)こういう場所の方が何かとそういう草が生えやすいって言ってたけど・・・・・。(師の余計な入れ知恵から足を踏み入れたは良いものの、思った以上に陰鬱な空間に不安を隠せずに。)とりあえず・・・(目的の草をさっさと回収して帰ろう何て思えば、そのまま二人の居る方向へと足を進めて。) [Wed 22 Mar 2006 00:33:02]
ジャスティス@草毟る > (悪魔だ、絶対悪魔だ……!そう思えば勢い良く腰のスモールソードを抜刀して、飛び跳ねるようにしてティエンに襲い掛かる) とりゃあああ…………ああっぁつぁつ……あれ? (しかし数歩突っ込んだところで、相手の姿を確かめれば、やや拍子抜けした様子で動きを止めて) ……あら、こんばんは、ティエン。 [Wed 22 Mar 2006 00:26:10]
お知らせ > クロコ@さんが入室されました。 [Wed 22 Mar 2006 00:23:32]
ティエン@草毟り > ( 狩り! 月明かりの夜、狩りという響きが聞こえたら、全力ダッシュで逃げる自信のあるへっぽこ吸血鬼は、影を重ねた墓碑の陰。 紛れるようにひっそりと蹲っても、外套の色は夜に溶け切れない色彩。 ぷちぷち、ぷち。 非情にみみっちく細かい作業なのは、相手が最早草というよりは、苔に近しい所為。 )  ……ぉー…ろぉ、くぅ――……  な、なー…… ( 響きは延々と、そして単調に夜風へと緩々紛れていく。 単純作業に集中する所為か、接近する気配には暫し気付かずに。 数えの歌が十に辿り着く、手前で。  ぴたり。指先が、止まる。 )    ――… たり、なぁ――…い……  ( あぅ。目標値十個に足りず、呟く声は途方に暮れて。聞き様によっては、低く篭って怨嗟のような錯覚源泉。 ゆぅらり、血の気乏しい白い顔が、( 目的の草を探して ) 振り返った。 ) [Wed 22 Mar 2006 00:11:40]
ジャスティス@草毟る > (こんやもむしろう、ぷちぷちと。 古びたカンテラ掲げ、防寒用のフードつき外套を着込んだ修道女の姿は、どことなく月夜の墓場に似合っていた) ……? (なにやら聞こえる怨嗟の数え歌。頬につめたい汗が一筋走り、おそるおそる足音を殺して近づいていくと、大きな白亜の十字架の影にじっとうずくまり、声の主を観察しようとして……) [Wed 22 Mar 2006 00:03:35]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが入室されました。 『さあ、狩の時間だ(違』 [Tue 21 Mar 2006 23:58:36]
ティエン@草毟り > ( 地には影。ゆらゆらと伸びた先には、物の陰。 無口な墓碑達が並ぶ世界に、柳下の影ならぬ、白外套が蹲る。  ――… ひらひらと靡く白色。夜目に見れば幽霊じみた、日常の端。影と影の九十九織り、折り重なる闇の手前にて、何をしているのかと言えば。 )  ……ひとーつ、ふたーつ…みぃー…っつ、ぅ――…… ( ぷちぷちぷち。影の中にてひっそりと群生した、苔のような代物を。摘むというより、文字通り毟る指先。  ぼそぼそ 小声のカウントは 別に皿を割った井戸幽霊じゃない。 ) [Tue 21 Mar 2006 23:57:34]
お知らせ > ティエン@草毟りさんが来ました。 『( 晴れた空。満ちた月には少し届かず )』 [Tue 21 Mar 2006 23:54:33]
お知らせ > キャロ@草毟さんが退室されました。 『(無事に家に帰れる事を祈ろうか)』 [Mon 20 Mar 2006 15:50:26]
キャロ@草毟 > (ふわふわとしだした意識に話に聞いた事のある気持良くなれる粉だろうか?  などと考えながら    取り敢えず舞い上がる粉を閉じ込めるように鞄を閉めた     中に今日収穫した薬草をぶち込んでで有るが          ソレを持って立ち上がればふらふらと歩き出して) [Mon 20 Mar 2006 15:49:59]
キャロ@草毟 > (そこで目にしたのは      何だか妖しい黒い鞄)何だ?これ(そう近付いていく   止めておけと頭の中で煩く鳴り響くサイレン    それよりも妖しい鞄に対する好奇心は強かった     鞄を開けば中には白い粉がギッシリ         軽く舞い上がったソレ少し吸い込んでしまったろうか       頭がくらくらする) [Mon 20 Mar 2006 15:45:46]
キャロ@草毟 > (少しは日の差し込む其所 でも決してお世辞にも日当たりが良い方だとは言えない其所    地面に生えている草適当に引っこ抜いて   多少はほんとに雑草なんかも混ざりつつ毟る       そしてまた数本の草に手を掛けて毟れば今更ながらに図鑑と草を照らし合わせて     雑草を捨てつつ次の獲物に視線を移す【判定】) [Mon 20 Mar 2006 15:36:22]
キャロ@草毟 > ふぅ……無いなぁ。(そう息吐けば回り見渡して   あと探して居ない所となると      死体が顔覘かせて居そうな墓と   日陰………     )見込み薄いなぁ…(そんな事言いながら探すのは取り敢えず日陰     いくら昼間でも死体との体面は遠慮したいってもんだ) [Mon 20 Mar 2006 15:24:52]
キャロ@草毟 > (墓石の裏側など何か有りそうな所を探せば………     うん      以外と普通の草ばかりだ         それでも薬草探して墓石を一つ一つ巡る) [Mon 20 Mar 2006 15:15:26]
キャロ@草毟 > (墓石から少し離れたところで見つけられたのは   何の事はない  良く見つける食用にもなる雑草と  お婆ちゃんの知恵袋で使われていそうな薬草らしき植物      変わった草はこの辺には見あたらない   もしかしたら見落としているだけなのかも知れないが)………墓石の周りっていろいろ有りそうだな……(何か変な草とかも生えていそうで有るが   見つからないよりはましかと近付く    勿論死体がむき出していそうな所は避けてであるが) [Mon 20 Mar 2006 15:05:05]
キャロ@草毟 > (昼間なら怖くはないだろうと来てみた墓地   それでも一応の警戒は怠らない   昨日リリコから聞いた事を思い返しながら日当たりの良い場所を中心に探していく) [Mon 20 Mar 2006 14:46:16]
お知らせ > キャロ@草毟さんが入室されました。 [Mon 20 Mar 2006 14:41:57]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『悪魔奇術師は幽霊の様な足取りで墓場から消えて。』 [Mon 20 Mar 2006 00:01:59]
デュラハン > (エロスライムは頑張るしかないというのはどこぞからの電波。)(少年が草の方に向かえば軽い会釈をし)さて、私も行きましょうかね。(変わらぬ姿勢でその場を立ち去った。) [Mon 20 Mar 2006 00:01:09]
お知らせ > ゴンベェ(仮)@草毟れさんが帰りました。 [Sun 19 Mar 2006 23:58:38]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > (個人的にはエロスライムと触手が出てきたときにどうしようかと激しく悩む。閑話休題。)  奇術師さん……ですか……  (その職業を教えてもらえば見てみたいという好奇心が沸き起こる。けれど性格上それを言い出すことが出来ずに。)  それじゃ…これからお仕事なんですね。  (それを聞けば相手の仕事の妨げにならないようにここで別れを告げようと思い。)   ――それじゃ……失礼します。  (別れの挨拶を投げ掛けて集めた草を置いてある場所に歩みを進める。) [Sun 19 Mar 2006 23:57:59]
デュラハン > (今までネタ神強制降臨で出てきたのが、強力なツートップってのはさらなるネタ神の光臨か。その言葉は先と変わらぬ孔雀鳩の呟き。)(自身の素性を語れば相手の素性が気になるのは自然の道理、予想していた自身の仕事への問いかけには)あまり売れない奇術師なんてのを。(外套の下から伸びるのは、纏う外套には似合わぬ紫色の袖と白い手袋。その手に持ったステッキはまさしく奇術師の持つそれであって)下は仕事着なので、この様な格好をしていますがね。(まるで仕事に行く前に墓参りに来たといった風に告げれば、手を外套の下に引っ込めて。その気になれば芸の一つもできようが、やれと言われない限りはそれを行う気も無く。) [Sun 19 Mar 2006 23:47:55]
お知らせ > ゴンベェ(仮)@草毟れさんが入室されました。 [Sun 19 Mar 2006 23:43:48]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > (何処かのシスターは草だけじゃなくて骨まで抜いちゃったねというのは何処か遠い世界からの独り言。幸いなことに少年が取った草たちは(一部を除いて)普通だったようだ。)   ええ…そうなんです……   (同意を得られれば少しだけ嬉しそうにするだろう。記憶を失う前からきっとそうだったんだろうなと勝手に自分の昔を想像する。)   ……? あの…どんなお仕事を……?   (仕事柄と聞けばその内容を興味本位に尋ねてみる。ちなみにこの子は自分が何のために草を毟ってるか理解していないのでその問いを投げ掛けられれば答えに窮するだろう。) (吸血鬼ということを他人に知られたくない少年にとってそれは僥倖か。) [Sun 19 Mar 2006 23:36:29]
デュラハン > (墓場は死体が多く埋まってるから変な草がいっぱいありそうなんてのは孔雀鳩の呟き。)(日が苦手と聞けば)なるほど・・・そうでしたか。(少年ほどではないにしろ日の光を不得手とする男は妙に納得したように頷く。それは少年が自身と同じように、夜が稼ぎ時の仕事を行っていると勝手に推測したからで)私も仕事柄日の光を浴びる機会が少ないので気持ちは分かりますよ。(勝手な勘違いが少年にいい方向に働いたのか少しばかり好印象に見えている様な感じで、少年に対し共感の言葉を告げて。同時に墓場の草むしりは何のために行っているのだろう?何て疑問も浮かんだがそれを口に出す事は無く。)(今の会話から少年が吸血鬼である事などは微塵も考えていないだろう。) [Sun 19 Mar 2006 23:26:17]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > (繰り返された問いにこくんと頷く。別にわざわざ墓場を選ばなくてもよかった。指定の草があればどこでも構わないと言っていたので、日没までの間、日の光を避けるように移動していたらこの場所に着いただけのこと。)   ええ…最近……どうもお日様が苦手で…… ……それで…こんな時間になっちゃたんです……   (照れたように頬を掻きながら疑問の答えを返す。日光は致命的な弱点では無いので自分ではあまり気が付いていない。ただなんとなくなどといった感覚で本能的に避けてしまうのだ。おかげで昼夜逆転生活が続いています。吸血鬼としては正しいのだけど。) [Sun 19 Mar 2006 23:12:40]
デュラハン > (子供にしてはちょっと慣れた風に見えた丁寧なお辞儀に視線を向けながら)草むしりですか?(自身の問いに返された答えに再度の問いを告げて。まさか魔女ギルドが草むしりの依頼をしているとは知る由も無く、墓場の草むしりをこんな時間にやらなくても何て思いながら。夜目が効く方ではないが、大体の挙動で動いた手の先に何か草を入れる物があることは察して。)こんな時間にご苦労様です。(ゆっくりとした感じでお辞儀をして。以前、スラムで出会った子供に似たような服を着ているようななんて考えながら、闇の中に薄っすらと見える白髪に視線を向け)しかし、もう少し日がある時間の方が良かったのでは?(貴方ももっと早い時間に御参りに来れば?と言われそうだが、灯りも持たずに草を毟る少年に素朴な疑問を尋ねて。) [Sun 19 Mar 2006 23:02:13]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > ……は、はい……こんばんわ………  (挨拶をされればこちらもそれにならってぺこりと丁寧に頭を下げる。続く言葉には否定の返事を。)  あの…お参りじゃなくて……お仕事です…草毟りの……  (そういって袋に入れて集めた草を置いてある場所を指差す。灯りの用途を示すものが何も無いのはこちらも同様で、ただの人ではこの暗闇の中指差した先は見えないだろう。)(声の違和感は僅かに感じるも、少年にとっては些細なことなので気にはとめない。せいぜい意外に若いのかな?と思う程度だろうか。) [Sun 19 Mar 2006 22:50:02]
デュラハン > (聞き屋の仕事でも滅多にない墓場への呼び出し。場所的に人が滅多に訪れる所ではないので安全と言えば安全なのだが、不運な偶然と言うべきか今日は先客が居たようで)こんばんは、あなたもお参りの方ですか?(そのまま立ち去っても良かったが、こんな時間に墓場に居る声の主が気になり足を進めて。灯りも持たずに数歩進めば、少しばかり場に合わぬ白髪の少年を視界に捉えて。少しばかり離れた場所に立ち止まれば挨拶に近い言葉を告げる。)(少しばかり篭っているが外見の割りに若いその声は、少しばかりの違和感を感じさせるだろうか?) [Sun 19 Mar 2006 22:42:54]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > …………   (ど、どうしよう。足音がこっちに近づいてきている。そのことに気付いた少年はおろおろと慌てふためく。しかし思考は空回りして逃げるまでもなく、向かうこともせず、ただいたずらに時間だけが過ぎていく。そうこうしているうちに視界に一人の老人の姿が目に入る。)  ―――――  (やっぱり挨拶したほうがいいのかな、けど―――ただ迷うだけで少年は何もせずに立ち尽くしたままだろう。) [Sun 19 Mar 2006 22:33:58]
デュラハン > (少年以外に誰も居ないと思われた墓場から聞こえるのは風に乗った囁き声。小さく低いそれらは湿った風に乗るようにそちらに流れ。)「だ・・か・・る・・・。」「で・・・た・・ご・・つに・・・」(少年の問い掛けにノイズ混じりとも思えるような二人分の途切れる声が墓場に流れ・・・足音が二つ鳴る。一方はそちらへ、もう一方は墓場の出入り口へと向かって。少年がその場から離れるような事をしなければ、声のした方から灰色の外套を纏う墓守と思しき老人風貌が向かってくるだろうか?) [Sun 19 Mar 2006 22:27:28]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > ――危なかった……  (危うく見落とすとこだったと一見何の変哲も無い草を引っこ抜こうと力を込める。)   これで……終わり……   (それが叶えば一息ついて辺りを見回す。其処は空虚な闇に包まれた死者たちの住まう場所。)   ――――――。   (何ともなしに何処へ向かうでもなくただフラフラと歩みを進めよう。)   ――――誰?   (何か――聞こえた気がした。――気のせいか?) [Sun 19 Mar 2006 22:22:03]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『囁き声』 [Sun 19 Mar 2006 22:19:19]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > ―――こんな…ところ……かな?   (不安に思いながら視線は図鑑とわけた草の間をいったりきたり。うろうろうろうろ。何度かそれを繰り返せばようやく満足したように図鑑を閉じる。)   ふぅ……   (疲れた――とぺたんと腰を地面に着ける。今日のぶんはようやく終わったと視線を足元に移して――)  ―――あ。  (まだ何かあったようだ。) 【判定】 [Sun 19 Mar 2006 22:11:53]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > (そんな感じで一通り周りにある草を抜き終えると、ゴソゴソと『猿でもわかる植物図鑑――わからないヤツには死あるのみ☆――著 民明書房』を取り出す。字があまり読めないと言えば、職員の人に此れを手渡された。ほんわかした絵が主体の図解でわかりやすさを重視した本である。)  えーと……これは……   (そのページをパラパラとめくり、使えるものと唯の雑草をわけていく。ちなみにタイトルの文字は読めなかったため気にならなかったらしい。) [Sun 19 Mar 2006 22:02:36]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > (どうやら引っこ抜いたマンドラゴラは二つだったようで、取り敢えず一つを近くに居た親切な青年の足元にお詫びの意味も込めて置いておいた。それに青年が気付いたかどうかはすぐにその場を去ってしまった自分にはわからない。)   ……初めて…なのに……   (ぐすりと涙ぐみながらそんなセリフを言う。初仕事の初っ端から大ポカをやらかしてしまったことは、ただでさえ感情が不安定な少年にとっては落ち込むには充分な理由である。そんな感じでメソメソしながら草をブチッと抜いていく。) [Sun 19 Mar 2006 21:53:25]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > (こんな感じで不審人物になってしまった理由は一つ。)  ……すごい…迷惑掛けちゃった……   (先日のことを思い出すと、ますます鬱オーラの半径を広げてがっくりと項垂れる。相手の警告も間に合わず、自分の不注意でマンドラゴラを引っこ抜いちゃいました。その結果周りの人達をおねんねさせちゃった訳で。)  ………ハァ………   (あの近くで目覚めたのは僕が一番最初。朝日を苦痛に感じて、いの一番に目を覚ました。あのまま寝こけていたらたぶん大火傷だっただろう。) [Sun 19 Mar 2006 21:43:42]
ゴンベェ(仮)@草毟れ > フッフッフッフッフ―――   (すっげぇ鬱なオーラを周囲に撒き散らかししながら、少年は不気味な笑い声を発しつつ手当たり次第に草を抜いていく。場所が場所だけに怪しさ全快だ。)   [Sun 19 Mar 2006 21:34:01]
お知らせ > ゴンベェ(仮)@草毟れさんが来ました。 『フッフッフッフ―― (何だか背景に黒雲背負った少年が。)』 [Sun 19 Mar 2006 21:30:16]
お知らせ > 桜炎さんが退室されました。 [Fri 17 Mar 2006 23:28:30]
桜炎 > 今度は花でも持ってくるよ、いつかね(背を向けて、振り返らないまま呟き)さて……何処に行こうかな?(そのまま来た時同様ゆっくりと去っていき――) [Fri 17 Mar 2006 23:28:25]
桜炎 > 訂正:「立ち上がり」→「歩き出し」 [Fri 17 Mar 2006 23:26:34]
桜炎 > まあ、君にあれこれ言っても仕方ないんだけどね。(以前はこんなこと無理だっただろうと、小さく苦笑浮かべて)重さは、忘れない。まだ、進むよ、僕はね?(生きる為にね、と続けてゆっくりと立ち上がり) [Fri 17 Mar 2006 23:25:01]
桜炎 > 死ぬ気はまだないけど。それでも、何が起こるかわからないしね?(本来は、狙われるもの。今まで狙われてなかったのが不思議なくらいだ。だからといって、襲ってくださいとばかりに大っぴらに動きたくは無いけど) [Fri 17 Mar 2006 23:19:08]
桜炎 > ……そういえば、最近来てなかったよね。此処(誰にともなくひとりごち、一つの墓場の前で立ち止まる。祈るわけでも、花を置いていくわけでもなくただじっと見つめて静かに目を伏せる)……まだ生きてるんだよね、僕(口元をゆがめて、小さく呟く。かつて、自分が手をかけた者に向けて) [Fri 17 Mar 2006 23:15:56]
桜炎 > (ゆったりとした足取りで、墓場に向かう吸血鬼。カンテラも持たずに暗闇の中歩く姿は、見るものが見れば幽霊か何かに勘違いするだろうか?) [Fri 17 Mar 2006 23:12:21]
お知らせ > 桜炎さんが来ました。 『暗闇の中に、影――』 [Fri 17 Mar 2006 23:09:23]
お知らせ > クロアスさんが帰りました。 『それもまた、前に進むための糧となる・・・かな?』 [Fri 17 Mar 2006 23:04:30]
クロアス > たまにはこんな風に、過去を振り返ってみるのもまた一興。(過去のことだから笑って言えることだってある。 所詮は過去だ、現在とは違う。)(どうでもいいけれど、それでも大切なのが『過去』。 生きる、それが目的で必死に考え、動くのが『現在』。 一番不安であり、希望のあふれる・・・決して過去の過ちを起こさないように心がける『未来』。) 今は・・・・前に進むことしか出来ない・・・・だけど、たまに振り返って自分の歩いてきた道を見るのも・・・・・・ [Fri 17 Mar 2006 23:03:56]
クロアス > (地面に落ちたお手玉を拾う気にもなれず、ただ何気なく夜の空を見上げた。 空は曇っていて月明かりも通さない。気が滅入るような、そんな空) (彼女は僕にとってとても大切な人になった。 過去と決別も出来た・・・・。)――・・・・あれ?そう言えば、僕のもともとの名前ってなんだっけ。(よく思い出せない。 この名前にしたのも、ただ『クロワッサン』が好きだったから。クロワッサン・・・クロワサン・・・クロアsぁ・・・・クロアス。 う〜ん、我ながらちょっと強引過ぎたかな?とも思う) [Fri 17 Mar 2006 22:52:53]
クロアス > 僕の家族は死んだ・・・(家族だけじゃない、村が滅んだ。 たった一夜で・・・・父は物言わぬ死体となり、母は干からびたミイラのようになった。兄弟は四肢を裂かれ、村の皆は・・・・) 止めよう、きりがない。 (少し手を止めただけで、宙を舞っていたお手玉はポトリポトリと地面へ落ちる。)(あの時、僕は名前を捨てた。 今ここにいるのはクロアス、VHのクロアスだ。 以前までは、ただがむしゃらに吸血鬼に対して復讐を向けていた)―――レェナ・・・。(彼女に会ってから、戦う理由が代わった。 復讐は、もういらなかった) [Fri 17 Mar 2006 22:46:44]
クロアス > (ポンポンと、お手玉を放り投げて。 落ちてきたお手玉をまた放り投げて・・・・右へ左へ、様々な色のお手玉が舞う) ・・・・・人間って成長するもんだな。(小さい頃は三つが限度だった。 今ではどうだ6つを器用に操って・・・) [Fri 17 Mar 2006 22:38:13]
クロアス > (それはともかく、 懐かしむように目を細くしながら、お手玉を見つめる。 全部で6つ、全て洋服のキレッ端かそんな感じの布で作られて、どれ一つとして同じ物はない。  トキノミヤコではこれでよく遊んだものだ。) ・・・・・。 (大きな枯れ木に背を預けて。 夜の不気味な風が頬を撫でる。) [Fri 17 Mar 2006 22:34:37]
クロアス > (そう言って一つお手玉を宙に放る。 手のひらに落ちる感触は、中に小豆が入っているそれで・・・露天に売ってあったものを、つい懐かしんで買ってしまった。 衝動買いというやつだ。) こんなことしているからお金溜まんないんだよね・・・(ワンルーム購入を夢見るクロアス君) [Fri 17 Mar 2006 22:28:33]
お知らせ > クロアスさんが入室されました。 『なつかしいな・・・』 [Fri 17 Mar 2006 22:25:26]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが退室されました。 『長い悲鳴が墓場に響く』 [Wed 15 Mar 2006 22:41:30]
ジャスティス@草毟る > ずぽっ。 おおうっ!? (勢い良く引きぬけてしりもちを付けば、手にしているのはなにやら茶色い根野菜?いまだ半分以上は地面の中のようだが……) ん? (なんだなんだ?なんだか形に見覚えがある。よくよく見てみればそれは……) ひぃっ!? (普通の草を握り締めた、腐った人間の腕だった) [Wed 15 Mar 2006 22:41:19]
ジャスティス@草毟る > ……所詮タダの草ね。 (むぅ、残念。パタン、と辞書を閉じて、ふぃ、とため息を吐く) さ、て、と作業再開しますか! (気を取り直してもう一度。とまた草を引き抜こうとしたとき……違和感を感じた) あれ? (先ほど毟ったのと同じ草なのに、やけに重い、と言うか引き抜けない。不思議そうにしながらも、もしかして!と色めきたって引き抜こうとして) [Wed 15 Mar 2006 22:32:01]
ジャスティス@草毟る > ん……、さて、と (だんだんと、ページ数も少なくなっていく。これ、もしかしてまんどらごら?なんて草もあったけど、冷静に考えてみると、マンドラゴラなら抜けば気づくはす。さてさて、この中に珍しい草は……?) 【判定】 [Wed 15 Mar 2006 22:24:25]
ジャスティス@草毟る > ……効率、悪いわね。 (ダメだ、こんなやり方だ、さてどうしよう) えっと……そうね。 (とりあえず、草むらの草を、一種類につき一本づつ引き抜き、ずらりと横一列に並べていく) よっと、これでいいかな?いくらか重複してるかもしれないけど。 (さて。カンテラをかざして並べられた草を眺めながら、借りた植物図鑑をぱらぱらとめくっていって、それらしきものがあるか探していこうとする) [Wed 15 Mar 2006 22:14:11]
ジャスティス@草毟る > (魔女といったら、墓場、そんなヘンなイメージをもつ修道女は、死刑囚の集団墓地の近くで、図鑑かたてに、草を毟っていた。かなり豪快なやり方で、片っ端から引き抜いては、なんとなくそれっぽいものを図鑑で探してみたりして……) [Wed 15 Mar 2006 22:05:27]
お知らせ > ジャスティス@草毟るさんが来ました。 『よいしょよいしょ』 [Wed 15 Mar 2006 22:02:41]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが帰りました。 『ラーメン ・・・ (またつぶやきながら、歩き出した)』 [Wed 15 Mar 2006 21:49:11]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    ――――  ヘルン。ヘルン・ローレヌ     (去り行く彼女が名前を告げれば、こちらも返答しよう。その姿が闇に消え、あたりが静寂に満たされたならば――――) [Wed 15 Mar 2006 21:48:50]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > 良くも悪くも、混沌 ―――― 澱より生ずる、命も   あり   (急に真面目なことを口にする。さまざまなミネラルが混ざり合った「命のスープ」からさまざまな生命が生まれた、なんて地球創世記の事情がわかるのは、あと400年ぐらい後ではあるのだけれど。そんな「科学的」なこととは別で、知られているのではないかと思う)  大丈夫   多分、暗黒街よりは  ――――   安全(それより、貴方の方がなんて当然の反撃が。自分よりはるかに強いなんて、外見からは想像もつかない、から)   ―――― 貴方も   ches       冷 た  い      。   そう。でも(さらりと指に感じる髪、肌。この時間でないと駄目、な理由も理解した。でもやはり、どうなるわけでもないのだけど) [Wed 15 Mar 2006 21:47:47]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Wed 15 Mar 2006 21:45:30]
リゼル > ( ――不意に ゆるり 空見上げれば 先程より若干高くなった 月。 ――とン 、と軽い音立てて 彼女から一歩 離れた。 ) ――そろそろ帰らないと … 。 ―――ばいばい ? ( 墓地から帰路へ付こうと振り返った、瞬間。 思い出した様に 彼女 見遣って 。  ) 私はリゼル ――― 。 … また会えたら 、 もっと話そう 。 ( 冷たい月の様な色の けれど、優しい雪の彼女へ。 ―― そうして、 再び 歩き出せば 闇に溶ける様に 消え る ――。 )  [Wed 15 Mar 2006 21:45:28]
リゼル > ―――    確かに 。 ( 様々な常識から外れた街だから 尚更。 …くすッ、と小さく笑みを零した。 彼女の発想が子供の様で 無邪気な子供の様で 面白かったから。 ) ―――… 近道 。 …此処を近道にするのは お勧めしないな。 まァ、 君なら 大丈夫だろうけど。 ( 苦笑の様な 曖昧な表情。 会話を試みる犯罪者が居たら きっと分けも解らず逃げ出すだろゥ 、なンて。 ) ――― 人の事情に立ち入らない 、 …其れは良い事。 触れて欲しくない事も 在るから。 ( 聞いて欲しい時もあるけど、なんて言葉は口に出さない。 ―― 薄い琥珀の 瞳が 血の色に映る。 ――問いには 頷きだけ。 …髪と頬に触れた 彼女の肌は 人間とは違うものだと 宣言している様だけれど、 )  ―――私と一緒  ... 冷たい、ね。 でも   ――…優しいな。 ( 穏やかで 温かく触れる 雪の様に。 ) [Wed 15 Mar 2006 21:41:28]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・  この街ならば ―――― ありえないとは、いいきれ   ない(人間ならともかく、人間以外なら墓場に店があってもおかしくない、との主張のようです。が)  他の街は  知らない、けど(人それをあてずっぽうと呼ぶ)    整理する  と   私は、近道の最中で ―― ラーメンが食べたいと  ふと  思った(ここに来てやっと理論整然として参りました。あまりにも遅すぎる展開に、場はしらけたような和んだような。どうか前者と信じさせて?(いい加減)・・・ ・・・ そう。 人の事情  に 立ち入ら ・・・ ない。聞いてほしいなら  ば       別、だけど(その琥珀の瞳が見つめる貴方。蒼みがかった銀の髪、月の色を移した絹のような肌が美しいと思った。だから)  ・・・ tes ・・・  触っても    良い?(そっと、ランタンを左手にも誓えて――――右手をリゼルへと伸ばした。許可が得られれば、髪と頬を撫でるだろう。冷たい、人ならぬ手の感触が) [Wed 15 Mar 2006 21:32:12]
リゼル > ――――  そうですか 。 ( 微妙に成立しない会話のキャッチボゥル。―― 彼女の声は 淡々と 聴き易いのに 、 …彼女の言葉は 意味が繋がらず 理解に苦しむ ――― 。 )  … お墓に 店は無いと思う ... 常識的に。 ――― … ラーメンが 欲しいんじゃないの か? ( 繋がらない 言葉の糸。 ――…そうした瞬間 ぼンやりとだけ 繋がる 会話 。) …… あァ、 うン。お勧めはされないだろゥけど …――良いんだよ。 この時間じゃ無いと 来れないんだ。 ( 見上げる 冷たい月の色。銀の色。 ―― 薄らと 映る琥珀色。 …―― 人間とは違う 一種の 美。 ) [Wed 15 Mar 2006 21:22:45]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >        そう  ・・・・・  美味しい   (それが何なのかとか、そうなんですかとか、そういう説明は全くなし。身体に油を差す必要はありませんが、口にだけはあるような――――)   ・・・   ・・・   つまり     ここにラーメン屋はないということを    has  ・・・  きちんと、ご存知。  ならば ―――― よい(何がどのように良いのか理解に苦しむが、こく、と大きく頷いた)   商業地区いけ ば ・・・ ラーメン出す店―――ある。でも、私ほしいのはそれ  じゃない。       こんな時間に、お墓参    り ?お勧め、しない(ランタンを腰の高さまで下げて、身長の都合上見下ろす形でリゼルを見つめる。その瞳は、ほんのり琥珀色) [Wed 15 Mar 2006 21:16:26]
リゼル > ――――え、 …いや。ラーメン … 知らない かな 。 ( 恐らく何処かの料理なのだろゥけど。――ゆるり ゆるり、正確な振り向き。 人間とは思えない行動。 … 人間以上に 正確な 。 ―― 木陰から立上り、 とン、トン 軽い足音立てて 彼女へと近寄ろゥ。 ) ――― あァ、うン。 お久 ぶり 。         …は? ( 意味が判らない。 「お久し振り」の後の「ラーメンが欲しい?」 。 … ほけ、 と間抜け面続行中。 … こほ、 と一回咳払いして 表情戻せば、 )  …ラーメンが何か解らないけど。 …――私は 多だお墓参りに来ているだけで。ラーメンを探してる訳じゃない よ。  [Wed 15 Mar 2006 21:10:49]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・・・   そう  ラーメン ・・・  vir     ご存知   ?(ゆっくりと、まるで水車小屋の仕掛けのひとつが回ったかのような「正確な」振り向き方。ランタンを持つ手がほとんど上下にぶれない異常さはさておき、ランタンに照らされた相手は、記憶にある少女だった)   ・・・・・・  おひさし   ぶり。   あなたも―――― has ラーメンを、欲しがる?(どうやらリゼルも自分同様「ラーメンをまた食べたいと思っている」人だと判断した模様。相変わらずの無表情な銀の顔、変わったメイド装束。「お墓参りですか」なんて普通の言葉は出てこない) [Wed 15 Mar 2006 21:05:46]
リゼル > ――――――― …… 、 ( ほけ、 と崩れた表情は きっと余りにも間抜け。 )  … ラーメン ――― …? ( 尋ねる様な言葉を 彼女に向けた。 そゥ距離は離れて無いから、 きっと、恐らく届くだろゥ。 )  …… 、 ( ぼンやり。ぼンやり。 ――時間が流れる。 … 「ラーメン」の為の 不思議な 可笑しな 時間。 )  [Wed 15 Mar 2006 20:56:51]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (ただつぶやいただけ)  ・・・・・・   誰  か ?      has  。 気のせい      か(ふと足を止め、聞こえたような気がする小さな何かの音――――それはリゼルが零した小さな笑みだったかもしれないし、子猫が草木に触れでもして立てた音だったかもしれない。喪服の貴方には、まだ、気づかない) [Wed 15 Mar 2006 20:56:20]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    ・・・・・・・    ラーメン ・・・・・(ぼそり。何の前触れもなく、突然銀乙女の口から零れ落ちた一言。それがフォーウンのメニューであることをご存知だろうか。しかしそれ以前に、なぜ、どうしてここで突然ラーメンとつぶやくのか。多分意味はない。ただつぶやいた [Wed 15 Mar 2006 20:53:51]
リゼル > ( カサリ、カサリ ... 続く音。 ひょこり、と顔を出したのは この空の色にそッくりな仔猫だった。 )  …あァ、 なァンだ。 ( 正体が特に興味も無くなるもの、 ほう、と息を吐き 去っていく仔猫にくすくす、 と洩らす笑い声を。 ――… と、 不意に 尖り耳に届くのは 人間の様な 足音。 人間にしては 相当 重い音。 ) ―――…      。 ( 見遣る先に映るは 暖かな灯火の先の冷たい銀の色。 ―― あァ 何処かであった。何処かで見た 色だ。 …記憶の棚が 僅か開く。 ―― ぼうッと、 彼女へと視線を。 まるで見惚れる様に、 眺め る ――――。 )  [Wed 15 Mar 2006 20:51:05]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (多分、貴方が聞きつけたのとは別の音。だって、その音はあまりに重かったから。ちょうどそれは、鎧を着けた人間が立てるような足音)  ――――   (右手にランタンを掲げ、横切る墓地の敷地。暗い中に鈍く光る銀の肌。何故ここを通るのかといえばただの近道。用事はない。道なりに進むその姿を、貴方は眼にするだろうか?) [Wed 15 Mar 2006 20:46:09]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが来ました。 『――――さくり、ざく   り』 [Wed 15 Mar 2006 20:43:05]
リゼル > ―――… 死んで 星になって 欠片になって落ちるのかな。 ( ぽつン、と洩らす独り言。 落ちた星の欠片は 誰かの中に入り 命の欠片になるのかな 、 なンて御伽噺の様な話し。 ) ―――… 色々物語があるんだよな ぁ 。人間に世には。 ( 悲哀も喜劇も …―― 知らない事はこンなにも沢山。 … ふと、 墓地の入り口へ振り返った。 …カサリ、カサリ ――... 何かの歩く音。 す ぅ、 と息を潜めた。 ) [Wed 15 Mar 2006 20:42:19]
リゼル > ――― …、 ( 見知った名は無い。…人間と云う者は 其れを見て安心すると云うけれど。 )  …… 何も 感じない なァ。 ( ぼンやりと、 墓地に佇む木の木陰に 座った。 ――ぼンやりと ゆっくりと 流れていく時間は 過ぎ去っていく季節は ――…何を残していくのだろゥ。 星が 数千も輝く空を 見上げながら、 ふと  「死んだ人はお星様になるんだよ。」 ッて誰かが言ってた事を思い出した。 ) [Wed 15 Mar 2006 20:35:03]
リゼル > ( 綺麗な綺麗な、晴天の 空の色。 ――…真の闇とは程遠く、いッそ光とも云える程の 闇。 … そンな闇の下。墓地の、片隅に ――… 喪服に似せた服装の似人が、独り。 ) ―――…随分と 、 … ( 墓地の数が増えた。――騒がしい、大きな事件等無い筈なのに。 … ひとぉつ、ふたぁつ。 己が見た事の無い新しい墓碑を 数える。 ) [Wed 15 Mar 2006 20:26:52]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Wed 15 Mar 2006 20:23:51]
お知らせ > 黒い外套さんが帰りました。 [Tue 14 Mar 2006 06:49:09]
黒い外套 > ( 人が 眷属の 親   なれる 筈 が―――― ) ( 今にして思えば余りにも簡単で自然な答え。 けれど、それを――それまでも――否定してしまう と   ) ―――――――― ( みしみしと胸の辺りが締め付けられるのはしこたま殴られたのが今頃効いてきたからだ。 それ以外の何物でもない、何物でも――あってはならない=B 否定したくないものは否定しなければならないもので、そうして痛むものが無くては立ちゆかない。 ――…矛盾を通り越した破綻の域。 御者が下ろすささやかなタラップを目の前に崩れた陽光嫌いを半ば担いで押し込みながら、胸郭の辺りを汚れた外套の布地ごときつく掴んだ ) [Tue 14 Mar 2006 06:47:38]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(馬車を止めるのと、倒れるのは同時だったとか)』 [Tue 14 Mar 2006 06:38:02]
ミカド > (「彼女」「親」) ――――既に答えがわかっているのに、わざわざ僕に問うのかい? (からりと笑い) ありえない。 ―――…。(朝日が昇り始めたのを、見るよりも先に身体で感じた。強烈な眠気が頭を押さえつけ始める。重くなる身体を気力で支え―) [Tue 14 Mar 2006 06:36:49]
黒い外套 > ( 双方の持つピースを重ね合わせたならば浮かび上がるのはかつて手配書にも上がったその名前。 今度はこちらの足が止まる番、数歩分遠ざかった背から僅かに目を逸らした ) それで――――「勝手に外に出るな」と。 ……… ( こちらは彼女が街から無事逃げおおせた情報を「逃がした」人から聞いていた。 だからこそ、彼とは少々違ったルートを取りながらも同じ結論へと辿り着く。 夏の頃だけで言うなら己が牙を律する術を知らない属。 「帰還」「逃がし屋」  さよなら  ―――― ) …そっちは、もう。 ( 友人ではもうなくなった。 けど ) ――――――――… 先の「彼女」は「親」たり得るだろうか。 ( 今宵の時点では先程知らぬ間に否定したばかりだ。 こみ上げる苦いものは切り傷からの血だけでは無い筈、口元を拭うと早足で貴方の後を追った ) [Tue 14 Mar 2006 06:25:13]
ミカド > 滅んだと聞いていたのだけどね。奴隷印を確かめたわけじゃないから、確実に…とは、言えないが。少なくとも、手配書にあった似顔絵にはそっくりさ。――夏を賑やかせた、吸血鬼。――”我等の姫君”「華凛」が、ヴェイトスにご帰還だ。 (背中を向けたまま、ひらりと掌を揺らし、歩き出す)――「アレ」の言い方から察するに、一枚噛んでいるのは間違い無い。(だからこそ、過剰なまでに外と隔離しようとするのだろう―)( もう出口は直ぐ其処だ)―― 君のご友人の動向に気をつけたまへ。 悪夢再来はゴメンだ。 [Tue 14 Mar 2006 06:10:39]
黒い外套 > ( 足元を見て歩いていたら前を行く彼がふいに立ち止まった。 危うくぶつかる前に踏み止まり、目だけで視線を追った。 ――雲の見えない空。 この分なら晴れるだろうかと、意味も無く考え ) ……… (「勿体をつけた訳じゃない」 ――なら。 ) ――… ( 貴方がひとりで抱え込む展開は気に食わないから ) 聞かせて戴く。 慣れない良い話などよりは、耳には優しかろう―――― ( 空に投げた血色が貴方へと降りて ) [Tue 14 Mar 2006 06:04:16]
ミカド > その通り。色々な意味で会いたくない。( 「どんな人に」 ) ―――…。(出口へ向っていた足が止まる。―――「耳が痛い」と思った理由は、どちらかというと「アレ」よりも、原因たる「娘」の方が大きい。空を見上げ――)―――…… 。じゃあ、コレを言うたら「天罰」の続きになるかな?―――聞きたいかい?もったいぶっている訳ではなく、余り良い話じゃない。―――いや、物凄く悪い話しだ。 [Tue 14 Mar 2006 05:56:33]
黒い外套 > あちらも同じ程度には思っておられるだろうね。 結論、「二度と会わないに越した事は無い」。( 貴方の言い分が正しいのなら、他の男性相手に同じ事を繰り返す可能性だってある。 その紳士に訴訟の方は任せてしまっても構わないだろう――後に続いて墓地を後にする途中、一度だけ振り返って気の毒な墓標とその主に向けて短い黙祷を捧げた。 かくして当事者も目撃者も取り払われる夜の帳の中に溶け―― ) …ひとの不幸がそんなに興をそそると仰いますか。 ちょっと「天罰」が下っただけ――…そんな事より。 一体どんな人に声をかけてああなったのやら そちらの方が余程。 ( 問うたのは己は見なかった、この場に居たもうひとりの存在。 もしもその容姿と特徴を聞かされたならば、夏の貧民窟で見た同じ属の――逃亡奴隷の少女のそれを想像するところだろうか ) [Tue 14 Mar 2006 05:49:27]
ミカド > 殴られていたら、其れは其れ。――殺人未遂の刑でもプレゼントしてあげるよ。訴訟やら何やらと、ヴェイトスの便利な「法」で裁いてもらうのも、大層楽しそうだが――「アレ」と顔を会わせる苦痛に耐えられん。(きぱり) 声も、空気も、何一つ僕に触れて欲しく無いね。(文字通り吐き出すように言うと、歩き出す。 後に付いてくる事を信じて。)そんな不愉快な思いまでして「アレ」に付き合うくらいならば、君と娘とボードゲームでもして、心穏やかにすごすよ。――嗚呼、そうしよう。君から面白そうな話も聞けそうだし?(僅かに振り返り、腫れた頬をチラリと見て)早く帰るに限る。壊れた墓石の事を問い詰められても面倒だ。(犯人にされるというよりは「アレ」の話題を持ち出すという意味で)まぁ、もし噂にでもなったりしたら、素直に犯人逮捕への協力はするけどね? [Tue 14 Mar 2006 05:40:16]
黒い外套 > ( どうやら彼は非常に不愉快な体験を酒で流す道を選んだ模様、ならばこれ以上の追い討ちも野暮。 誰にでもどうにも「合わない」存在はあるもの、か。 ) でも――…なら? いきなりあの力で殴られなかっただけ良しとすべきでしょうよ。 訴訟に持ち込むのも面白そうだと言いながら厄介だと結局怒る姿が見えるようだ。 願わくば――「再戦」の機会が二度と訪れぬ事を。 ( 未だ暗くはあるが、空気はそろそろ朝のもの。 ――苦手なのだと聞いている。 頷いて咥えたばかりの紙巻を落とし、軽く踏みつけて火を消した。 沁みてえらい事になりそうだが消毒には丁度良いか―― ) …どうせなら早く一杯いきたいところ。 「カミサマ」に倣って――… ( ちらりと貴方を横目で見やり ) 馬の脚でもたかってしまおうかな。 [Tue 14 Mar 2006 05:28:46]
ミカド > (男が己で口にした「さようなら」の言葉は、少女の存在全てを拒絶する意味でも有った。最後に何か言うていたような気もしたが、羽虫の一声よりも聞きとめる価値無し――逆方向に走り出す姿さえ、如何でもいい。目に入らぬといった様子で、煙草を揺らす貴女の方へ) ―――程度による。(珍しくも、不機嫌の欠片を滲ませた声で一言。――彼の顔を改めて見上げた時、漸く気が付いたらしい。)……行く用事があったんだ。仕方あるまい。 だが、今日だけは――耳が痛いよ。 (最初、何かが張り付いているのかと思った。だが、そうじゃないらしい。 目を丸くして、貴女の頬に触れようと手を伸ばし――た、が。)―――…。(触れる事無く、掌を落とす。…代わりに指差された方向を眺めると、そろそろ朝日の気配。)……この最悪な気分のまま、僕に『寝ろ』と?――寝酒に付き合ってくれないか。 [Tue 14 Mar 2006 05:19:34]
黒い外套 > ――…思い込みの激しさは女性の特性のひとつ ってね。 ( 早々に立ち去った小柄な影を見送りながら手近な十字架に凭れて煙草を取り出した。 咥え煙草の口元が何ぞ動くのは「すぐ手が出るのもそのひとつ」、勿論言葉にはならないんだが。 ざくざくに切れた口の中に軽く顔を顰め ) …だから墓地には行くなと。 ( 今回はトラブルに巻き込まれたらしい貴方へ知った口。 真似するように出口を指差して ) 先に御帰りになると良い、私はこれを喫い終えてから帰るから。 ( カンテラを持ち上げ、口付けに似た所作で種火を移した ) [Tue 14 Mar 2006 05:08:45]
お知らせ > 少女さんが帰りました。 『やがて、其の姿は消えるか。』 [Tue 14 Mar 2006 05:03:14]
少女 > ―――――…… (家畜と変わらない。其の言葉に、暫し…何かを思うのか 顔を顰めれば、俯き、吐息を吐き出し… 左右に頭を振るう。振るい終えれば… また頭を掻き毟り――家畜と言う意識はしてなかったが、彼女を大事に思う姿は愛玩動物と同じか、と暫し自問自答。 っと、其処で再び男の言葉。ソレに、また顔を歪めれば… ジロリと睨み据え――) ああそう。少し位近い高さに立ってたなら――いや、もういいや。 正面切らずに嘲笑って指摘する相手なんてこっちこそゴメンよ(吐き出す言葉は、彼に対し、自分に対し苛立たしく。 そして、指差す先とは別―― 彼女が走って言った先へと身体を向けるだろうか。足早に足早に、そしてやがて彼女の後を追う様に駆け出し―――) [Tue 14 Mar 2006 05:03:02]
ミカド > (嗚呼、雛鳥を殺すのは目の前の少女だったのか。――おかげで彼女は、自分で見を守る術を覚えようとせずに、庇護の中で腐って行く。――逃げたのが良い証拠)(突然食って掛かられた上に、言い掛かりを付けられ、その上で自分の個人的な好み”男だから”で、苛立ち、勘違いをして暴言、中傷をしても許される?其れどんな身勝手。 諸に口に出されたら、『不愉快』で済む話じゃない。) ―――(「で?」で、続く言葉には、流石に呆れた。これ程、相手の思い違いの可能性をしていると言うのに)―――結局、貴女は此方の問いに1つも答えず、ただただ、”自分の考えが正しい”を押し通す気しかないんだね? 僕が非を認め、謝罪する以外の選択肢を用意していない。 話し合うのも、弁解するのも無駄だ。 ――証拠だなんだというのなら、逃げた彼女にでも聞くといい。彼女に聞いて、どちらが間違っていたのかが判明しても、謝罪になどこなくていい。さっさと何処かへ行くといい。 君の顔も、言葉も、声を聞くのも不愉快だ。―――さぁ、墓守が来る前にお逃げよ?(虚空に指先が、真横に一線――男が示すは墓場の出口だ。)(背後の男が続ける言葉に頷き)―――この場限り。永遠にさようならお嬢さん。 [Tue 14 Mar 2006 04:46:16]
黒い外套 > ( この場に居ない「彼女」と彼の間で何があったかは兎も角、傷を負わせたでも連れ去ってどうこうしようといった訳でもないらしい。 ) 私からはあなたがたのどちらが正しいのか判断がつきませんが――…残された動かしようのない事実はひとつ、墓石の損壊ですか。 自警団が動くかどうかは知りませんが、必要とあらばそのように証言を。 ( ここから先は仮定の話、もし検証が行われるのであれば貴女に墓石砕きが可能かどうかも試されるかも知れない。 無意識で怪力を発揮したというのなら、その場――自警団員が見守る前でも同じ結果が出よう。 いずれにせよ誰にとっても愉快な結果にはなるまい、そんな予感。 )終わり≠ニは――保留にして次回持ち越しなどにはしない、今この場で手打ち これっきりにしようと。 …違うかな。 ( 仮になにがしかの含みがあったのだとしても、こちらはそうとは気づけない――何せ話題の人物が「華凛」だとは知らないのだから額面通りに受け取るしかない。 ) ただ、老婆心ながら申し上げますと――…貴女は大層その人を大事に思っているようですけど。 大事な宝物を隠しておきたい気持ちは理解できるつもりではありますが、「何故いけないのか」「ではどうすれば良いのか」から話さない限り何度でもその人は勝手に外に出るのでしょうよ。 それでは――   家畜と変わらない。 ( 言って3歩下がった。 どちらかが立ち去るのならば止めない、そんな意思を見せながら ) [Tue 14 Mar 2006 04:42:15]
少女 > そうよ。だから、何度も何度も一人で外出るなって、口をすっぱくして言ってたわよ… 何度も、「勝手に外に出たら御仕置きだ」ってね ああくそ、全く―― (吐き出す吐息は溜息一色。 吐き出せば、段々と冷静さでも取り戻していくのか… 頭をガシガシと掻き毟り。冷静になれば、自分の思い違いもあるのだろうか?と言う思考も回るといえば回るが――しかし、目の前の男の態度が酷く気にいらないし、相手が男と言う事も… 要因だろうか。) …… で? そっちが、そうじゃないって言う証拠も保証も無いんだけど。 あたしから見たらね―― ( 本当に殴り倒してやりたい。ソレを自重させるのは、早く彼女を探しに行きたいと言う思い。 そんな風に思いながら、怪訝そうに墓石に視線を向けていれば――不意に投げ掛けられる「終わり」の言葉 ) 何が終わりなのよ?(拳をギュっと握り締めながら、真っ直ぐに問うた。 此方は、相手が吸血鬼である事も、彼女の正体が彼に割れている事も知らない。 だから真っ直ぐに) [Tue 14 Mar 2006 04:31:00]
ミカド > へぇ、其処から。(少女の指先へと視線を巡らし―)ザッハトルテ君。件の彼女は僕の体の影に隠れる程小さなお嬢さんでね。 さて此処で、お嬢さんに質問だ。其処からでも構わない。―――君の場所から、”背を向けた僕の向こう側”は見えるかい?(――軽く両手を広げただけで、インバネスの裾は広がり、男の背後に有るだろう墓石一つ二つは容易に隠れてしまう事だろう。)――押しに弱い、無警戒…その辺りは、僕に非があるわけでもなければ、彼女に非があるわけでも無いね? (此方は騙しているわけでもなければ、話していただけ。 事実、口付けもしていない訳だ。「言い掛かりだ」と言い切っても、罪にはなるまい。 何かしたという方が「嘘」を付く事になる。)―――(悪い男やら何やらだと言われ。)――――で?(だから、どうしたと言うのだ。不愉快さを露にして一言。――言葉を続けるのに間を空け)  殺したり、誘拐したり、騙したりしているわけでもないんだが?(荒い息を付く彼女へ一歩近付く。 苛立ちも何も、貴方自身の勘違い、思い込みで  勝手に苛立っているだけだ。 その勘違いと思い込みで侮辱された此方が、言葉を重ねて何が悪いと言うのだろうか。冷やかな視線は変わらず、淡々と言葉を紡ぐ)――――…………彼女に「真実」を聞いて、どう返答をするか楽しみだ。 (そも、彼女の保護者と言うのなら――――  彼女の顔を見た時に、何かが引っ掛かった。…何故引っ掛かったのか?その答えを、今は―――…確りと理解した) 君だよ。お嬢さん。 (指先が少女と、壊れた墓石を交互に指差し) ―保留?保留にするまでも無いね。  コレで”終わり”だ。 [Tue 14 Mar 2006 04:15:00]
黒い外套 > ( 食い違う双方の言い分を黙ってひと通り聞き終えた――男性の方は確かに知り合いではあるが、だからといって肩入れをする気はこれっぽっちもない。 ただ諍いにならなければそれで良いと、打算の根拠はどこまでも人間と事を構えるを良しとしないヒトデナシの律。 ) ――失敬、「娘」にせよ「子」にせよ、過保護な親御さんみたいだと。 ならば益々彼女を探して連れ帰って、…「自由恋愛」? だったのか問うべきかと――――そんなにも無警戒だと御存知であれば尚の事、その前にこんな時間にひとりで外を歩かないよう説得するのが先かと。 ( 男は無理強いでは無いと言う、彼女の苛立った口調は半ば思い込みのそれを思わせる。 ならば真相を知るのはこの場に居ない誰かさんのみだろう。 だが、 ) 誰がも何も。 その墓石に一番近いのは貴女ですし――…それが倒れる音を聞きつけて来たのですけど、私。 ( 自覚があろうがあるまいが、それだけは事実。 そこだけなら証人になれると言外に伝わろうか。 ) ――あれだけ大きな声でやりとりをした後だ、死霊は兎も角墓守辺りが様子を見に来ても不思議ではありますまい。 事を荒立てたくないのならほんとうのところが聞けるまで保留にするのも手だと? ( 双方への提案。 ) [Tue 14 Mar 2006 04:04:43]
少女 > む… そう言えば、あいつ逃げたんだっけ…(と、彼の言葉に一瞬冷静さを取り戻した… 或いは、重要な事柄のベクトルの方向が切り替わった刹那…男の嘲笑混じりの言葉に口元引き攣らせ… その言葉に対して指差す先は――丁度、先ほど自分が歩いて来た方向。カンテラを持つ彼の居る方向から。 ) あそこら辺から。あの娘探して走ってきたら抱き合う様な影見えた、で――近寄ってみたらドンピシャだった。ってか、何よキスの余韻味わうみたいに頭撫でちゃって(口に出せばモロに推測憶測。振り上げた腕を苛立たしげと言うか、腹立たしげに振り回し… そして、今更だが『娘』は『コ』読め。イントネーションとしては… ムスメと言うよりも恋人愛人マジタレカキタレ) あぁ?そうなの? けど、あの娘の押しの弱さと警戒の甘さはあたしが一番知ってるからね。だから、もうちっとマシな風になるまでは外に出る時は一緒にって言ってたのにああくそああくそっ、後でどうしてやるか、もぅっ! あぁん?関係あるわよ!あんたがもし『悪い男』で、殺したり誘拐したり騙したりって目的で近寄ってきてたら―― (で、其処まで吐き出せば… 荒く呼吸を吐き出し、視線を彼女が去って行った方向へ。 早く追いかけたいが、此処まで男に挑発されて引き下がる訳にもいかないのか…何処か苛立たしげ。) ―――で、アレ誰が倒したの?(そして、墓石に関しては、ほぼ無自覚。何せ、自分の腕力が人並だと思っているのだから――殴りつけた左腕がジンジン痛い、程度の感想か) [Tue 14 Mar 2006 03:55:16]
ミカド > (物凄い勢いで顔を隠して立ち去りたい。 何事も無かったように立ち去りたい。 地面を掘ってでも立ち去りたい。 空を飛んでも立ち去りたい。 嗚呼立ち去りたい。 背けた顔に冷汗が伝う。――でも、あっるぇーおっかしいぃなぁ。今日は珍しく何も悪い事をしていないのに。――これって、あれですか。条件反射の類いですか。 ごふん、と咳払い。 落ち着け!とマインドコントロール。忘れかけていた精神力6を発揮しようじゃないか!)――― 嗚呼。よく聞こえたよ。ご説明有り難う。――取り敢えず墓場の何処から見ていたか教えていただいていいかな? 「この暗闇の中で」よくそんな詳細まで見えたね……?―――今の発言に訂正があるのならば、今のうちにお願いする。(そして「娘」と。彼女の事を『娘』と言うたか。――少女を改めて眺める。年齢は逃げた彼女と同じくらい――何よりも 明らかに”人間”じゃないか。 思わず洩れた吐息は、嘲笑のように。 それに――) ……そも、娘さん「もし」そのような事をしていたとして、貴方に何の関係がありましょう? 「無理強い」していなかったことは、『見て』いたなら良く判るでしょうに?(――此処で少女から後の友人へと視線を向け)――このお嬢さんは、今の所…?” 嘘をついているつもり”が無いのだから、そう聞こえるのだろうね。 しかし「真実かどうか」と問われたら、NOだ。 非常に不愉快だ。―――取り敢えず、墓石破壊が僕の所為じゃないことは君が証言してくれるよね?(自警団の管轄になるんだろうか。壊れた墓石を眺めて) [Tue 14 Mar 2006 03:38:39]
黒い外套 > (「初対面」 「暴言」――実は知り合いどころか探しもの(酷)の彼の発した言葉は殴りかかろうとしている彼女への制止であり、こちらにとっては事の経緯を想像させるパズルのピースでもあった。 至って口調から尚も想像するのであれば、彼の方に事を荒立てるつもりは無いのだろう。 因みにもぬすごくどうでも良い話、「彼」にとって見慣れたツラは今頃頬辺りが腫れ上がってるかも知れないね※暴力デーの正体※ ) 随分お若い方と御見受けしましたが―― ( 少しずつ距離を詰めながら周囲を見回す。 他にヒトの姿は無い ) 「今」。 それらしい方はいらっしゃいませんね? すると貴女の御嬢さんは――…たった今逃げた と。 貴女の話が真実ならばそこの手の早い不埒者を怒りのままに殴り倒すのもありでしょうが、そんなにも大事な娘御ならば探しに行った方が良いのでは? ( 「彼」が不自然にぎくしゃくと強張るのは「いきなり知人が現れたから」とも「知らないやつではあるがあからさまにぶん殴られたツラを見て驚いたから」どちらとも受け取れるだろう。 ) ――…で。 ( カンテラが男性へと向いて ) 彼女が嘘を吐いているようにはとても見えないのだけれど、この場に居ない人に失礼を働いたのは本当だろうか。 [Tue 14 Mar 2006 03:30:06]
少女 > ―――おーけー おぅーけぇー 分かった分かったわ。その耳かっぽじって良く聞け、おーけー? うん、アンタ…ウチの娘に手ェ出して傷物にしたでしょ?それだけで十二分な理由だから。 ってか、あんた今、キスしたよね?うちの娘を誑かしてキスしてたよね? 早い話、傷物にしたよね? あぁン?(彼の… 冷えた声に対する返答は酷く、自制出来ぬ怒りに満ち溢れ、尚且つ… 傍から見ただけで構築された誤解に溢れていた。しかも大声…乱入者である彼にもバッチリ聞こえる程に大声に吐き散らした。 そして、其の言葉からは、彼女がハンターでもエクソシストでも何でもない事が分かるだろう 多分――― っと、そんな事を口にしていれば、不意に背後から声。それに、身体全体を振り返さずに、視線だけを向け――) 何よ? 人の娘を誑かしたヤツへの裁きの鉄拳なんだから、死者だって祝福してくれるわ――― ん?(ボソリ。 投げ返してから視線を正面に返せば、其処には妙にギクシャクした男の姿。 振り上げた拳を其の侭に…逃げたりすれば即座に振るう準備をしつつ、怪訝そうに見遣るか。) [Tue 14 Mar 2006 03:21:04]
ミカド > ご用件が有るなら、謹んで承ろう。暴言の説明もきちんとしていただく。――それなりの理由があるのだろうね?(インバネスの襟をただし、背筋を伸ばした男は、カンテラを改めて吼える少女へ向けると、身体を向けた。)―――――……その振り上げた拳の行方、お聞きしたい。名も知らぬお嬢さん?(スイと細めた双眸が、針のように振り上げた拳を見――)今更ながらにご機嫌よう。 尤も、貴方はとっても「ご機嫌斜め」のようだが。――――。……・・・。(あれ、何か聞きなれた声が)――――……・・・。(少女の背後に、揺れるカンテラの灯を見た。恐る恐るカンテラを持つ手から…腕、肩、胸―――顔に行き掛けて、腹をみて、もう一度肩を見て、漸くたどり着いた『顔』――今度は、引き攣る表情を隠せなかったと思う。)――――そっ…そちらの、方も、ご、ごきげんよう。(ギクシャクと!) [Tue 14 Mar 2006 03:12:50]
ミカド > (スカーリと、からぶる腕の中を眺めている間、男の頭の中では、色んな言葉が渦巻いてた。「だから、君は不用意なんだよ!!!」とか「一般人の前で、そんな跳躍使かったらいけないだろう!!」とか、もう少し言うなら、どうせなら、顔が確認される前に逃げて欲しかった。――逃げることなら簡単だ。だが、顔を見られた今、立場的にも「走って逃げる」か、「歩いて逃げるか」――いや、逃げるしか選択しないって、可笑しいだろう。)(もしエクソシストやハンターの類いならば、逃げることなんて更に出来ない――内心 物凄く   うんざり   したが、顔に出すのは何とか止められた) ――――……初対面の君にそんな風に言われる覚えはないが。 (殴りかかる勢いを見て、武器の類はもって居ないだろうと判断。 少女とは違い、「嘘」をつくことの出来る吸血鬼は、「人」として、冷えた声で、ピシャリと一つ言い放つ) [Tue 14 Mar 2006 03:08:04]
黒い外套 > ( 商業地区で私用を済ませた帰り道、そう云えばどうやら出歩いているらしい知り合いは今どうしているやらとふと気がついた。 止しておくと言ってはいたが、もしかしたらと以前「彼」が潜んでいた場所――つまりはこの共同墓地――に足を向けた、矢先。 位置的には知り合いのトップハットの男が奥に、その手前に崩れた墓石とフォーウン系の衣装を纏った少女の後姿が見える。 誰か立ち去った気配を追う間、目に映るのは墓石どころか判り易い暴力の発露。 カンテラをそちらへと見えるように翳して ) ――…今日は何の暴力デーだってんですか。 何があったか存じませんが、こんな処で暴れるのは死者に失礼ってものでしょうよ。 ( 何があったかまでは本当に知らないから、片方がくだんの知り合いであれ語りかけは他人事。 暴力デーって何? さあ。 ) [Tue 14 Mar 2006 03:04:08]
お知らせ > 黒い外套さんが来ました。 『( 数メートル先で倒れる墓石を見た。 )』 [Tue 14 Mar 2006 03:02:02]
少女 > ――――― チッ… 絶対見つけて御仕置きしてやる… ッ( ボソリ、逃げる少女の姿を視線で追いながら呟くのは、そんな… 酷くドス黒く、汚水の底のヘドロの様に重い呟き。 頭の中ではお説教だの、大蒜風呂だの、10時間耐久責めだのと浮かびつつ… 同時に、自分の甘さ――幾ら無防備とは言え、外に出る時は同伴だから滅多な事で悪い虫なんて付かないだろうと思ってたソレ。 ) ――― まてコラ。 またンかコラァ。 またンか こン クソガキ ァァァアアッ!!(其の最中、逃げると言う単語が耳に入れば… 悪鬼の形相を強め、彼を睨んで吼え―――右腕をグリングリンと盛大に振り回しながら迫るだろうか。 尚…其の咆哮に込められるのは、吸血鬼に対する敵意では無く、男…特に女に軽々と手を出すソレに対する激しい敵意――憎しみのオー○力なのだが、果たして彼は気付くか。 ) [Tue 14 Mar 2006 02:57:29]
ミカド > (何処かへ歩き去るのではなく、明確に此方へ近付いてくるのが判った時、初めて其方の方へ視線を向けた。 ――暗闇の中、此方に向ってくるのは少女、だろうか。―― 見覚えは勿論無い。それどころか、激しい敵意の視線に眉を寄せる。)――――……。(己の正体に気が付いたハンター?エクソシスト? だとすれば、少女にすら向けられた視線の意味が判る。)――――……。(少女に「逃げるか」と囁こうかと思った時だ。――深夜の墓場に、墓石の倒壊音が派手に響き渡った。)――――……やぁ、何処の馬鹿力さんなんだか。正真正銘の化け物さんだ―――逃げるよ、いいかな?(娘の知り合いだなんて知らない男は、少女の身体を抱き上げようとするだろう。――流石に此処に娘だけを置いて逃げるなんてことは出来ない)―――――……って―――……あれ? (なんて思っていたら。抱き上げるよりも早く、少女は居なくなっていたという話……!!) [Tue 14 Mar 2006 02:48:34]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『今日は彼女の家には…戻らなかった…』 [Tue 14 Mar 2006 02:48:27]
ヴァネッサ > (無防備の体言といって良いほどの無防備っぷり…。 これでは初心者のVH…言ってしまえば一般市民でも討ち取ることが出来ようとも思える…。 このフリーパスの発行がほぼある意味無制限に近いというのだから大変…) ……………………っ…! (頭を撫でられていれば、少し笑みがこぼれるだろうが、フッと迫り来る少女を見れば咄嗟に、男から…というよりも迫る少女から距離を取るように横に跳躍…。 それから突然のことだった成果、そのまま跳躍力をフルに使って、墓場から遠ざかっていくだろう…) [Tue 14 Mar 2006 02:47:14]
少女 > ―――――― ッ ッゥ ッゥゥ ゥゥゥッ (走り寄る足音に混じるのは、何処か… ケダモノの唸り染みた様な呼気。彼が視線を其の方向に向けるなら、其処には――― そして、闇を見通せるならば、近寄るにつれて形相を酷く… 悪鬼羅刹の如く歪める少女の姿が見られるか? そして、やがて…その姿が、互いに視認出来るであろう距離にまで辿り着けば、其処で立ち止まり――――) ―――――――( 手短な墓石を全力で、左腕でブン殴った。 墓石を殴り飛ばした少女の瞳が睨み付けるのは、男と――彼が傍から見れば手を出さんとしている少女も。 …全力でブン殴られた重そうな…少女が殴った程度ではびくともしなさそうな墓石がブッ倒れて音を立てるのは、多分気のせい…だろうか) [Tue 14 Mar 2006 02:33:12]
ミカド > (聞き返された。――どうやら本当に「そちら」の意味も判らぬらしい。さて、コレは予想外。――まさしく「無防備」というわけだ。最初の警戒の壁を乗り越えてしまったらフリーパス、と。―――騙されたら最後。――何せ、自分でさえ、容易く首に辿り付けたのだから。娘の唇から指をすべり落とすと、途端――子供をアヤスのと同じ手付きで、頭を撫でた。 ――と。)―――――……。(何か、貴方の顔に引っ掛かる。この至近距離、この時間をかけて、ふと脳裏を掠める一つの記憶。――何か、凄く重要な、欠片。しかし――薄靄の記憶に手が届きそうになった時だ、足音に漸く気が付いた。 顔を上げ、音の方へ耳を澄ます) [Tue 14 Mar 2006 02:22:40]
ヴァネッサ > …年頃…、危い…、食われる…? (言葉としては、食われるの本来の意味は知っている…。 でも、別の意味は知らない…。 人の基本行動としての何かは欠けているだろう…。 そういったものは多分過去に置いてきてしまったのだろう。 届けてくれる人も居ない場所に忘れてきたのだろう…。 今だに近づくそれには気が付かずに) [Tue 14 Mar 2006 02:13:11]
足音 > ――――― (足早な足音は、尚も響く。 カッ カッ カッ カッ カッ と、音を立てながら、その場所へと進み、進み… やがて少し遠いが、結構近いに移り変わる頃合――) ――――――……… ( その、影が二つある事に気付いたのか… 影が、まるで抱き合う様な程に近くにあるのに気付いたのか… 不意に、足を止める。 足を止めれば、じっと… 其の姿を凝視しようと目を凝らし――) ―――――(其の姿を捉えたか、或いは確認するのを即座に諦めたか… そして、また足音。 今度は、先ほどよりもやや足早。焦りを強め、今にも何処か咆哮をあげそうなソレは… 恐らくは、あと1ターンもあれば辿り着く…か?) [Tue 14 Mar 2006 02:11:55]
ミカド > 判らない…?ご自分の事でしょうに。 それに―……(貴方を引き寄せた掌が首から滑って、娘の冷たい唇に触れようと―)………今の貴方の「無防備さ」は、「人」としても危い事。―――もう少し言うとね、「年頃のお嬢さん」として危い。そんな顔をしていると、別の意味で食われてしまうでしょうに。 それも「わからない」? (だとしたら、もう其れは、現実逃避の結果としての「わからない」ではなく、人の基本行動として何かが欠けていると言う事だろう。――― 男の行動を「受け入れている」「喜んでいる」故の「わからない」だとしたら、それはそれだが)―――……。(さて。吹き行く風の中に何か聞こえたか。しかし、遠いと言うのなら、下手に動くのも可笑しな話。結果、目の前の少女へ声をかけたまま、特に反応無し) [Tue 14 Mar 2006 02:05:50]
ヴァネッサ > ………………っ… (男の唇が自分の唇に近づく…。そこまで、何も抵抗をしないで、ただただ男に流されて…) …わかん…ない… (昔ばかりを欲していた…。だから今の自分を見ていなかった…。だからいまいち自分の性格をわかっていない…。だから答えはわからない…。 近づいてくる足音には気が付かずに…) [Tue 14 Mar 2006 01:49:29]
足音 > ―――――― (焦り気味の足音が墓地に響く。 その足音の向かう先は、多少迷いながらも―――嘗て、誰かと共に来た誰かの墓へと向かう様に、カッ カッ カッ カッ カッ カッ っと、響き渡り…… ) ――――― (未だ、其の足音は少しだけ…墓地の前に人影があるのに気付くか気付かないか程度に遠い。遠い故に、誰の足音かも分からず… 精々、其方には何かをブツブツと口走ってる様な、そんな気配が感じられるだけかもしれないだろうか。) [Tue 14 Mar 2006 01:47:27]
ミカド > (外を知らない雛鳥の末路)―――…………。(似た色した顔が刹那の距離まで近付く。――促すように、更に寄せ) ………。 (男の唇が娘の唇に触れる――刹那)――――……。(本当に抵抗しない。)ねぇ。お嬢さん、思うに―――…君の「無防備」は、性格からきているのかな?(吐息が触れる距離で囁いた) [Tue 14 Mar 2006 01:30:54]
ヴァネッサ > (きっと、地べたを這いずり回って、踏み潰されるだろう。 無防備な姿…VHと教会の人間以外は殆ど信用してしまう…) ………………………… (今更、動くことなんてできなくて…、ただ、目の前の男の行動を待つだけで…。 それは待つというよりも何をするのかわかっていない…そんな感じ…) [Tue 14 Mar 2006 01:24:52]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『カッ カッ カッ カッ カッ まるで、誰かを探す様に、焦る様な足音』 [Tue 14 Mar 2006 01:21:28]
ミカド > (その世界が崩壊する時、その雛鳥はどうなるのだろうね…?逃げない貴方。 棒立ちのまま、己の掌を受け入れた娘の瞳を覗いたまま、もう一歩)―――……(触れた先、柔らかな肌の手応えとは別に、人の温度は無いのだろう――頬を撫で、娘の頭を寄せるように後頭部へと掌が滑る――最後に、首の後で男の掌が止まり) ――………。 (不意に思った。――何処までこの娘は無防備なのだろう――と。 小さな悪戯心に動かされ、身体を屈めて行く。顔が当然近付いて) [Tue 14 Mar 2006 01:20:07]
ヴァネッサ > (願うだけで何も実行できない…。結局は自分のただの我侭…。今のこの少女もただ、人に戻りたいと願うだけ…一度はちゃんとした方法を探そうとしたが結局は諦めて…しまった…。 その結果…「優しい世界」の中で生きるようなった…。そこから出なくなった…) ……………………………… (男の作る影に飲まれるような形で、立ち尽くしたまま…。伸ばされてきた手に対しては何も行動は起こさず…。肌に触れるまでそのままボーっと…) [Tue 14 Mar 2006 01:11:48]
ミカド > (生憎この世界は優しくない。 ―どんなに純粋に願っても、「願う」だけでは何も起こらない。 ――嘗て人に戻りたいと、己に偽る事無く叫んだ鬼が居たが、勿論「願い」なんて届かない。 人になんて戻れない。 「優しい少女の世界」は、何時までそのままで居られるだろうか)…………。(上げた先には、男の白い顔がある。――近付いた分だけ短くなった距離。男の作る影に飲込まれた少女の姿。 ――淡とした瞳が不意に、笑みを浮かべ)―――……・・・・・・。(戯れに、貴方の頬へ――首へ、掌を伸ばしてみようか。 言葉無く、沈黙したまま――) [Tue 14 Mar 2006 01:03:16]
ヴァネッサ > (結局は誰かが守ってくれるという意識がどこかにあったのだろう…。 堕ちても誰かが拾ってくれる、籠の中に戻してくれる…そんな少女の世界…) ……っ… (一瞬、心の中でビクリと震えて、顔をパッと上げて、それからゆっくりと大丈夫と心の中で自分に言い聞かせて…) ……………………… (あとはどうすれば良いかわからずに、ただあなたの事を見ているでしょう…) [Tue 14 Mar 2006 00:54:36]
ミカド > (微温湯に浸かるのは心地よい事だろう。――彼女の周りの人々は彼女を真綿で包んで大切にしているんだろう。―――…だから 、 飛ぶ事を忘れた雛鳥は翼を忘れて堕落する 。  ”閉じられた世界の中”でしか生きられぬ鳥。  ―彼女の不用意さが、周りの庇護の所為だとしたら、誰を詰ればいいんだろう? ほら、この子は嘘のつき方さえ覚えていないよ。 )……「本当」? (俯く貴方へ一歩近付く。爪先がコツリと石畳を叩き) そう。 なら、良かった。 もし、嘘だったら食べてしまおうかなんて、少し、悩んで、いたから。 [Tue 14 Mar 2006 00:49:00]
ヴァネッサ > (今まで、自分がそういった存在だと言う事にすら気が付かなかった時期があった…。気が付いてからは、周りの人たちが種族なんて関係ないとか、そういったことを言っていたので深くは考えていなかった…。 もちろん自分以外の吸血鬼というものに気が付いたことなど今の一度も無い…。もちろんのこと目の前の人物が同種などとは全く気が付かない…) ………ほ、んと… (自身が無いような声。誰が聞いてもわかるほどに自身の無い声で答えた…。 さらには少し俯いたりもしてしまって…) [Tue 14 Mar 2006 00:38:22]
ミカド > (考える事をしない同種は、人を装う事すら難しくなるだろう。― 人だった頃の自分を忘れていくとしたら、尚更だ。――「人だったらどうするか」を常に考え、行動し、嘘をつく。唸るような声を洩らした少女を見下ろし、くすりと笑う。 「いろいろな人種が居る」の中に、同種血族も含まれる事に気がつければ、自ずと「確信出切る程に気がつけた」理由と共に、男の正体も分かろう。――恐らくは、だが)―――……。(口篭もる言葉に、態度。――…この娘は、どうやら表情を隠すということが苦手なようだ)―――……本当に? (子供に言うように、繰り返した) [Tue 14 Mar 2006 00:33:15]
ヴァネッサ > …………………うぅ… (何だか散々に言われている気がする…。おそらく相当に…。出された宿題には首をかしげて、ヒントの意味すらもわからずに…) …え、いや…、べ、別に…ソンナコトは…して、…ない… (オドオドと悪戯をした子供が大人にごまかしや言い訳をしているときに似ている…。 言っていることは「嘘」 何も無ければここまで怯えることはしない…。 視線もどこか正面を見れなくて…) [Tue 14 Mar 2006 00:23:16]
ミカド > (どうやらお嬢さんの「壁」は幾分かは取り払われたようだ。――緩む態度にそれが分かろう。)お嬢さん自身の不用意さを除いても――…私から見ると、貴方は判り易い。貴方の血の色など見ずとも確信出切る程に―…何故かというと――(答えを言いかけた唇が固まった。男の双眸がするりと横に逸れて)…うぅん、『何故』そうなのかは、貴方自身が考えたて答えに辿り着いた方が、色々理解できそうだから、これは宿題にでもしましょうか。 ヒントは―…「この街には様々な人種が居る」とでも言いましょうか。―――さて?(「殺したりしない?」 問う声に少し『怯え』が見えた気がした)……・・・逆に、問うていいですか。何かに見つかったら「殺される」ような事を、既に貴方はしているんでしょうか [Tue 14 Mar 2006 00:17:57]
ヴァネッサ > …………隠してない…、私…ぜんぜん隠せてない… (何だかショック…。この少女的には結構頑張って外では人間として振舞っているつもりだった…。それが他人から見ると全然丸わかりというのだから…) ほ、本当? こ、殺したりしない…? (その部分は相当重要なところらしく少し声を大きくして聞いてみたり…。 「人」といわれたからこそ相当安心して喋りだしている…。 これが吸血鬼と知れば固まると思う…石像みたいに…多分…) [Tue 14 Mar 2006 00:07:14]
ミカド > ええ、知ってますよ。(今更だ。――肩を竦めて、笑いさえする。カンテラの灯がつられて揺れた) そも、貴方は”隠していない”じゃないですか。 鈍い私にでも、すこぅし―…(白い手袋を嵌めた指先でつくる人差し指と親指の隙間)見るだけで、理解ってしまう。 (不意に態度を変えた娘――混乱しているのだろうか。浮かぶ疑問は、貴方が浮かべた物と同じ。自分ガVHだったらどうするんだろう?)―――さぁ、誰でしょうね。 少なくとも貴方を今は殺めたり、傷つけたりはしない「人」です。 (唇が歪む。)  [Mon 13 Mar 2006 23:54:38]
ヴァネッサ > …わかってるなら…隠さない…『元』で、あってる… (ただ、自暴自棄になっているかのように、喋りだす…。 彼が何者かは少女にはわからない…ただ、自分の正体に完全に完璧に言い逃れができないほどに気が付いている…) …あなたは…誰? ヴァンパイアハンター? (先ほどと同じようにどこか諦めたように聞いて…。 もし、ヴァンパイアハンターだったら…どうするのだろう…言われるまでわからない…。もちろん頭の中には吸血鬼という答えは無くて…) [Mon 13 Mar 2006 23:43:08]
ミカド > ――ふむ。自覚無しですか。(口元に指を添え、首を傾げた。――改めて少女を見下ろした。――先程から、”相槌”と、”問いに答える事”しかしない娘。) 言葉が抜けていますよ『元』でしょう。(強い言葉に聞こえようと、男は簡単に「否定」を意味する言葉を付け加えた) ……よしんば貴方が普通の『人』だとしましょう。 でもね、今の貴方は「疑われる」のには充分なんですよ。 それこそ、さっき私が声をかけた理由みたいに。 「若い娘がカンテラも持たずに墓場をうろつく」 ―― 墓守ならば、声をかけるで済むかもしれない。でも、エクソシストやヴァンパイアハンター―…それらの犬ドモは、「確認」するかもしれない。 「例え人であっても」 (一度言葉を切り――) だから 貴方が『不用意だ』と。言っているんですよ。 [Mon 13 Mar 2006 23:34:59]
ヴァネッサ > ……む、ぼうび…? どう、して…ど、こが? (男の言葉に震えた声で答えていく…。 もう、頭の中は真っ白で自分でなにを言ってるのか理解できない…。そのくらい衝撃的な言葉…) …わたしは…、ニンゲン…ヒト… (手先などを見ると微かに震えていて、声からもそれがわかる…。 しかも、ここがこの少女の両親の墓(正確には自分たちの墓)の前ならば尚更その言葉は強いもので…) …あなたは…何を…いってる? (感情の無いような…でも、震えている声で聞いた) [Mon 13 Mar 2006 23:19:26]
ミカド > (辺りには、誰も居ない。――少なくとも男が確認できる範囲には居ない。だから、続く言葉は―) 説教出来るような体では無いんですけどね。(なんせ、先日似たような意味で叱られたばかりだし。 それでも、久し振りに見た同族の不用意さへ、一つ、二つ、言葉を投げるくらいなら、問題無いだろう?) 余りにも無防備に見えたから、つい。 まぁ、「もうこの世に用は無いからどうでも良かった」とでも言いだすのなら、何も言いませんが。(…娘の表情を見るに、此方が『何』であるかまでは気が付いていないようだ。――細めた瞳が、揶揄を含んで歪む) [Mon 13 Mar 2006 22:59:09]
ヴァネッサ > …それは…、気をつけないと…駄目…デスネ… (さっきと同じ、ややぎこちない敬語を混ぜて答えて…。 内心、ガタガタに震えている。もし、この人がVHだったらとかいらぬ想像を膨らませて…) …………………えっ…? (目の前の人物から出てきた言葉に身体は硬直して、口からやっと出てきたのは言葉にもならないもの…。 何とか対応は見せたものの、頭の中は半ば真っ白で…) [Mon 13 Mar 2006 22:48:38]
ミカド > ええ、魔人。(繰り返して、頷いた。)ご存知ありませんか。――まぁ、今は静かなところを見ると、退治に成功したか、逃げたかしたんでしょう。ですが、「解決した」という話は聞かない。だから、外 は あぶない ですよ?( カンテラの灯を必要としない娘 を 前に薄く微笑んだ) せめて 人間の振り は しないと。 (付け加えた言葉をどう捉えるだろうか。――軽い雰囲気は変わらない。含みも無い。 ぽつりと落とした言葉は、ただの事実確認) [Mon 13 Mar 2006 22:43:02]
ヴァネッサ > 「魔人」? (外の事に疎い少女にわかるわけも無く、その魔人という部分には首をかしげて) …は、はぁ… (なんだかドンドン押されているような感じで…あなたの言葉に流されていって…) [Mon 13 Mar 2006 22:36:19]
黒外套 > 近頃は、「魔人」やら何やらと、町の中もなかなかに物騒なものです。 そろそろ温かくなって、賑やかな季節になると言うのに――…夜の昏さは更に深くなるようで…。(細い為息を一つ吐き出して)――だから、夜に貴方のようなに可愛らしい方の一人歩きを見ると、危なっかしくて…ついつい声をかけてしまう。(雑談の延長。滑らせる言葉に軽い響きを乗せて、肩を竦ませた。) [Mon 13 Mar 2006 22:31:27]
ヴァネッサ > ………そ、う… (コクンと頷き答えた…。 あなたの言うとおり…全身から警戒のオーラを出している…かもしれない…) ……あ、はい…、そうデスネ… (カンテラは…無い…。光を嫌悪するためか…それともすでに光の存在を忘れたか…。どちらにしても人の考えが薄れていて…。 あなたの言葉に若干の緊張が含まれた少し下手な敬語交じりで答えて…。 身構える姿勢は気が付くと解いていた…) [Mon 13 Mar 2006 22:22:57]
黒外套 > (貴方の声に、表情に、此方を警戒しているような雰囲気が読み取れた。 ――参拝客だろうか。薄い好奇心に足を止めた。) ――……お一人ですか。 (傍にあるのは共同墓地) このような時間に …と、私が言うのもなんですが。 カンテラも―――…持たずに(今の所見つけられないから。―もし墓地の影に置いてあるのなら、それはそれ)危のうございますよ。 [Mon 13 Mar 2006 22:16:09]
ヴァネッサ > …………………………… (近づくにつれ見えてくるその姿は、この少女にとっては異様で初めて見る姿…。 身に着けているものは安くは無いということはわかるがそれ以上のことはわからなかった) ………あ、えっと…は、い? (想像していたものとはかけ離れた一言…。 いままであったこういった人たちはもっと不思議で謎で怖い…というのが大半だった…ような気がする…。 そんな目の前の人物の言葉に拍子抜けして、困った言葉を…) [Mon 13 Mar 2006 22:09:59]
黒外套 > (カツ――――コツ――――カツ)(靴音の間隔は酷く遅い。 それでも、貴方の傍に辿り付くのは、もう直ぐの事。――此方を眺めたままならば、灯の照らす光の円の中に、男の姿を見つけられるだろう。―黒いインバネスに、ボウラーハット。―― 質の良いと一目でわかるそれら。)――――……。 (貴方がその場に居ると言うのなら、カンテラの持ち主は貴方に気付く。――俯きがちに、照らされる道を追っていた視線が、不意に上がり)―――……・・・。(身構える外套姿の貴方を一拍、二拍眺めて) ご機嫌よう? [Mon 13 Mar 2006 22:04:37]
ヴァネッサ > ………………っ! (静寂の暗闇の中にある墓地に響く靴音…。 その音が耳に入った瞬間音のする方向を向く) ………………………… (見た先にある光…。 誰がその光の持ち主かはまだわからない…。ただ、少し身がまえんがらその光が近づくのを待ち…) [Mon 13 Mar 2006 21:57:04]
黒外套 > (月も無い。星も無い。――只管に黒い夜に閉ざされている墓地の合間を、黄金色の灯が進む。―――風に流され聞き取り辛かった靴音も、近づくにつれて聞こえるようになるだろう。石畳を正しく踏む音が) [Mon 13 Mar 2006 21:53:47]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『(カンテラの灯が揺れる)(#2)』 [Mon 13 Mar 2006 21:50:49]
ヴァネッサ > ………………………………………… (ここに来ていることは彼女に言っていない…。言ったとしてもダメとは言われないけど…。ひとりで来たいということもある…) ……………………………… (やがて、一つの墓の前にたどり着いて…。 その墓の前で立ち止まって俯いて…) …今日は…お花…無くてゴメンネ… (そう、一言だけ墓石に話しかけて…) [Mon 13 Mar 2006 21:49:12]
ヴァネッサ > ……………………………… () [Mon 13 Mar 2006 21:45:10]
ヴァネッサ > ……………………………………… (夜の静かな墓場の中を…外套を羽織った吸血娘が歩いている…。向かう先は共同墓地…遺族がいないものたちなどが眠る墓地…。其処に向かってゆっくりゆっくりと進んでいって…) [Mon 13 Mar 2006 21:44:16]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『外套姿』 [Mon 13 Mar 2006 21:41:42]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『選んでくれ。(#1)』 [Sat 11 Mar 2006 00:38:18]
ミカド > (死霊術士は選択肢を用意した)――…だから、さぁ。 [Sat 11 Mar 2006 00:37:45]
ミカド > (死霊術師は囁く)――…今一度この世に在りたいと願うのならば、僕は君達に器を用意する事はできるだろう。  [Sat 11 Mar 2006 00:32:45]
ミカド > (死霊術士は約束する)――…だから、君達に肉をあげたい。  [Sat 11 Mar 2006 00:31:36]
ミカド > (誰も居ない空間に向って投げる言葉。無論返事をする輩も居なければ、声すら聞こえない。――だが)――忘れたわけではないよ。忘れたわけではない。――ただ、色々と順序が狂ってしまっただけの事。安心して欲しい――…(死霊術士は語る。)…――僕は、君達の良き友でありたいと思っている。対等でありたいと思っている。平等でありたいと思っている。  [Sat 11 Mar 2006 00:24:49]
ミカド > (カツリ――長椅子への最後の一歩。)(コツリ――脇に携えた杖を、石畳の上に突き立てて)(長椅子の向こうに、手前、長椅子の上――まるでそこ等に何かが居るように、石榴の双眸が彷徨うた。――薄い笑みが、男の唇に浮かんで、微かに空気が震え)―――ごきげんよう諸君。お久し振りだ。 [Sat 11 Mar 2006 00:12:15]
黒外套 > (黒のインバネスは夜に溶け、男の輪郭を朧にしていた。更にトップハットを目深に被っているものだから、ランタンの作る影と相成って、表情は見えない。――それでも、鍔下に浮かぶ、貌の白さだけが、其処に『誰か』が居る事を伝えるだろう。  ――服装だけを見るのなら、参拝客の一人に見えないことも無いだろう―――昼間なら。)(カツリ   カツリ    カツリ)(夜の墓地へ参拝と言うのも気味悪い――しかし、男は只管に進んだ。―灯火の頼りなさとは別に、進む方向は確りと定まっているようだ。)――――――……。(やがて、灯りの輪の中に浮かび上がる、参拝用の長椅子) [Sat 11 Mar 2006 00:08:20]
黒外套 > (そして―…淡い黄金の灯火に浮かび上がるは、黒い外套姿の――男。) [Fri 10 Mar 2006 23:57:20]
黒外套 > (一歩、一歩―鳴り響く固い靴音は、墓地の合間を歩き行く。――もし、その足音を聞きとめて、白い石の合間から探そうというのなら、ランタンの明かりがゆっくりと――…何処ぞの怪奇話の一幕のように進むのが見えるだろう) [Fri 10 Mar 2006 23:53:12]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『(石畳の上を、規則正しい足音が行く)』 [Fri 10 Mar 2006 23:47:44]
お知らせ > エースさんが帰りました。 『――久しぶりに悪くない気分で家に帰れそうだった。』 [Thu 9 Mar 2006 00:37:40]
お知らせ > イグナショフさんが退室されました。 『 世話になるかもしれない。 愛想の無い言葉を残し、軽く手を振った。 』 [Thu 9 Mar 2006 00:36:24]
エース > ああそうだ。大抵の事で死にはしない。そうだ、別に死ぬわけじゃねえ。 …そういうモノの見方が出来るようになるんなら、年より染みた考えも悪くないのかもしれないな。 ( 今まで五年先、十年先の事なんて考えたことはなかった。いや―― 十代前半の頃は早くバイクツに行ってみたいと数年後の自分の胸を高鳴らせていたか。 ) ――アレックス。 お前さんもドンパチで腕やら足やら失ったら俺の所に来なよ。言い忘れてたけどこう見えても義肢職人なのさ。とはいっても、そういうのには出来ればお世話になりたくないかな? ( へへッ、と口を歪めると去り行く後姿に手を振った。 ) グンナイベイビー、いい夢見ろよ。 [Thu 9 Mar 2006 00:33:56]
イグナショフ > ―――――上手く行かない現状は怖い。 だが大抵の事では別に死にはしないだろう。 5年先10年先の予定を考えれば、目先の現状なんて案外短い。 ( 明日転んだ怪我は10年後まで続きはしない。 そんな考え方がこの騎士を達観した風に見せるのだろう。 例えば転んだ怪我の後遺症が残ったとしても、10年もその事を言い訳に立ち止まれる物か。 ) アレックス=イグンショフ。 所属は聖衣騎士団。 何か出来ることがあれば騎士団本部で名前を出してくれ。 ( 最後まで背筋を伸ばした口調でそう告げ、煙草を捨てて兜を被り直す。 その口元は僅かに笑っていた。 エースという男の名前を何度か反芻して記憶に留めると、馬を待たせるエントランスへ足を向け――――。 ) [Thu 9 Mar 2006 00:28:37]
エース > ( 最後の紫煙を天に向かって吐き出すと、煙草を地面に落としてブーツでぐりぐりと踏んだ。おったてた金髪を掌で立て直すように後ろに流し、腰に手を当てて息を一つ。 ) ――― 面白いヤツだな、ブラザー。アンタの名前をこのエース・ハイランダーに教えてくれ。 ( 俺には不満がある。色んな不満が。それに向かって吠えることはしても、噛み付くことはしなかった。逆にこいつは吠えた上で噛み付いてきた訳だ、それに差が出るのが当然だろう。 ) そんなら、俺もそうさせて貰うかね。ちょっと青臭くて好みじゃあないが、その… 面白くする為によ。 ( 相手がずっと年上ならまだしも、同性の同世代に言うにはちょっとばかしの照れがあったようで、一瞬だけ詰まった。 )  [Thu 9 Mar 2006 00:17:52]
イグナショフ > ( 二年間。 こうして夜の街を警邏して、時に酷い怪我もして、家で待つ少女と話す機会もあまりなかった。 必ずしも誰もがこの生活を幸せだとは思わないだろう。 騎士としても異端にあり、真っ当なものとは程遠い。 ) ――――よく言われる。 ( 年寄り臭い達観した奴だとか、ハッキリ言い過ぎるとか。 正確には「よく言われた」か。 今はそんな話をする同僚も居ない。 ) どうすれば面白くなるかを考えれば良い。 謎掛を解くみたいにだ。 騎士になろうと決めて家を出た時も、一度諦めてまたやってみようと思った時もそうだった。 それが生きる事を楽しむって事なんじゃないか? 不満に思う現状を1歩ずつ踏み越えて行くのが、生きるって事なんじゃないか。  [Thu 9 Mar 2006 00:09:10]
エース > ( これで咽たら笑ってやろうと思ったのだが、残念だ。騎士とか、とくにこういう寡黙な男は煙草やら酒やらは苦手だっていう勝手なイメージがあったので期待はしていたのだが。 ) 二年か…。 ( 二年前、俺は何をしていただろう。 ) まあ、そうだろうな。俺もアンタみたいな仕事に就いてたら――…… いや。 ( アンタみたいな仕事に就いてたら満足してたと思うぜ、なんて言葉はクールじゃない。だから飲み込んだ。 ) 一番最後に楽しい人生だったと言えれば良いか。俺とタメの癖に年寄りじみたこと言うんだな、アンタ。 ( けれどそれはあるかもしれない。笑いと共に紫煙を噴出した。 ) 畜生、気にいらない位にハッキリ答えてくれやがったな、ありがとうよ。 …もし今の自分の人生が楽しくないって思ったら、やっぱりアンタが足掻くかい?色々面倒抱えることになってもさ。 [Wed 8 Mar 2006 23:58:59]
イグナショフ > ( ありがとう、とあまり抑揚の無い声で呟く顔は兜を脱いでも矢張りあまり変わらぬ愛想の無い顔。 一つ大きく吸い込んだ煙草の味は少し懐かしくすらあったが、咽る程キツイとも思わなかった。 あまり寒くなくなって来た夜の空に吸い込んだものをゆっくり吐き出せば、灰色の煙が上がる。 男の問いかけに少しだけ視線を送ると、1拍考えてから回答を口にした。 ) ――――騎士になって2年になる。 子供の頃から望んでいた事だし、何度か人の命を救った事もある。 望んでいた未来に幾らか近いなら、俺は満足しているんだろう。 つまり――――そうだな。 楽しい人生だ。 ( 文句をつけるべくも無い、充足した日々だろう。 視線を前に戻してハッキリとそれだけは口にした。 ) だがまだ先がある。 一番最期に「楽しい人生だった」と言えれば一番いい。 [Wed 8 Mar 2006 23:51:11]
エース > ( 懐から新しい煙草を取り出すと、その先端に自分が咥えていた煙草の火を押し付ける。煙が上がったのを確認すればそいつを差し出すだろう。 顔全体を覆う兜の下から現われたのは矢張り、歳相応の自分と同じぐらいの男の顔だった。髪も俺と同じ色…… いや、俺のほうが幾分か明るい色か。しかしその瞳の色だけは印象的だった。 …野郎の顔なんてまじまじ見るものじゃ無いと思いなおし、すぐに顔を逸らすのだが。 ) ……… まあ、そのなんだ…… お前さんさ、自分のお仕事とか楽しい?その、遣り甲斐っていうかよぉ。 ――おっと、変な事聞いてるってのはこの俺だって十分承知してるからな、適当な世間話だと思ってくれよ。 ( 一瞬躊躇いつつ、心の中で思ったことを口にしてみよう。何聞いてんだ俺はって感じだが。 ) [Wed 8 Mar 2006 23:39:09]
イグナショフ > ――――…貰おう。 ( 無愛想な男だが、別にアレックス=イグナショフは人間嫌いでもなければ気付かない男というわけでもなく。 それが雰囲気を和らげるためのこの男なりの歩み寄りだというのは理解できた。 普段煙草は吸わないが、門番時代はよく付き合わされたものだ。 自然と歩き始め、其処で初めてフルフェイスヘルムの蝶番を外した。 兜を脱いで頭を覆うキルトのフードを脱げば、癖の強いぼさぼさの金髪が毀れる。 曇り空の下、エメラルド色をした瞳だけがうっすらと光って見えるのは気のせいではないだろう。 それは何か、内側から光を発しているように残像を残す奇妙な瞳だ。 ) [Wed 8 Mar 2006 23:30:44]
エース > ( 余り喋らない男だと、逆にエースは思う。まあ正直、こんな夜更けに墓場で俺みたいな男が話し掛けてきたら、俺だってトキノミヤコスマイル作り笑い浮べて、余計な事は喋らないだろうし。 気の利かない返事に肩を竦めると、兄貴の墓からエースは相手の元へ戻ってきた。 ) お待たせダーリン、こっちの用事は済んだぜ。    あー……… 煙草、吸うかい? ( 会話に詰まったように煙草を勧めてみた。でも、何故会話が詰まるのか可笑しいな。用事が終わったのだからハイこれでサヨウナラってなる筈じゃないか。 ああ、きっとまだ話の続きがあるんだ。でもそれを初対面のこの男に聞くのかエース。 ) [Wed 8 Mar 2006 23:23:35]
イグナショフ > ( よく喋る男だ。 別にそれが悪いとは言わないが、単純にそう思った。 男の粗野な口調の裏にどんな思惑があるかまでは分からないが、同い年だという男。 そういえば同年代の知り合いというのはあまり居ないな、などとふと思う。 ) ――――そうか。 ( たった一言の気の利かない返事。 全ての返事を統括して「そうか」で纏めるような。 何処へ行くでもなく宣言どおりその場で男の墓参りが終わるのを待つ。 それとなく少し離れて祈りの時間を待とうかと思えば、なんとも大雑把にそれは済んでしまった。 ) [Wed 8 Mar 2006 23:16:27]
エース > え?よせやい、そんな事されたら俺恥ずかしいぜ。 でも女を口説く時ならその言葉、使えそうだなあ。「あんたが帰るまで此処に居る」か… へへへっ。 ( ”兄貴”の墓は然程遠くない場所にあるだろう。酒の栓を抜くとどぼどぼと頭からそれを掛けて行く。祈りの言葉も何も無い、短い墓参り。安酒の臭いが辺りに充満した。 ) 24! ヘェーッ、俺と一緒かい。 ( そんな言葉の裏に”お袋の腹の中から出てきたのは一緒なのに、随分立場に差があるな”っていう妬みが自身の中にあった。相手の年齢を尋ねようと思ったときから自覚があったので、エースは心の底で舌打ちをする。相手は立派な仕事に就いて、俺は立派な親のスネカジリだなんて。 ) いやね、ちょいと気になっただけさ。気にするなって。 ( そんな尋ねた理由を話したら、この男はどんな反応を示すのだろうか。 ) [Wed 8 Mar 2006 23:07:43]
イグナショフ > ( 男の口調に騎士の男は面白みのある反応を返すでもなく、置物のようにそれを黙殺した。 夜警の有用性を語って聞かせるような子供でもあるまいし、軽口の一つとして聞き流した。 ) ――――それなら俺の事は気にするな。 あんたが帰るまで此処に居る。 ( それが仕事だと。 仮面の下の顔は真顔だろうと想像できそうな口調でそう返す。 少し離れた所で男が墓参りを済ませるのを待とうということ。 ) ……歳? 何故。 ――――24だ。 ( 続く問いかけの意図を計りかねたが、別に隠す事でもない。 問われるままに答えた。 改めて見る男の素性は分からないが―――自分と同じくらいの年恰好のホワイティアで、兄の墓があるのなら一般市民だろうと想像できた。 言葉の上で「兄貴」と呼ぶ他人である可能性はあったが、この辺りにちゃんとした墓石を作れるのだから矢張り根無し草ではないだろう。 ) [Wed 8 Mar 2006 23:02:11]
エース > 夜警ねェ。 へへッ ナイト様はご多忙なこって。 ( 煙草を口から外し、紫煙と共に茶化すような言葉を発するとまたその口は煙草で塞がれる。ちらりと墓石を見遣ってみても、そこには女の名前は無い。男の名前すら無い。 …エースは首を傾げるが、深くは追求しなかった。彫るべき名前を知らないなんてこと珍しい事でも無いのかもしれない。 ) OK、俺も兄貴の墓参りが済んだらさっさと立ち去る事にするさ。こんな所で野郎二人でデートなんて面白くも無ェしな。 ……ところでよ、アンタ歳は幾つだい。 ( 兜に隠された顔からは年齢は予想できないが、不思議と声に若い印象を受けてそんな事を聞いてみた。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:52:22]
イグナショフ > ( それ以上の言葉は思いつかなかった。 埋葬されている肉体は確かに共に暮らしてきた娘のものだったが、それはやっぱり他人の抜け殻だ。 そう解釈しなければ、感傷的になってしまう。 ) ――――――。 ( ふと耳に入る足音と声に立ち上がり、見知らぬ男の姿を確認した。 挨拶でもしてくるのなら無愛想なりに挨拶を返せたが、男の撫し付けな言葉に気の利いた返事を返すでもなく無表情な鉄仮面は聞きの姿勢。 ) 夜警だ。 通りかかったついでに知り合いの墓を回っている。 ( ぶっきらぼうで愛想の無い返事を返す。 相手が誰であろうと大抵こんな具合で、特に男の口調がどうとかを気にしているわけでもない。 見れば騎士と想像できるような外形が威圧的に見えるかもしれないが。 ) ―――あまり治安の良い場所でもない。 この辺りは気をつけた方が良い。 ( 小さな真新しい墓碑に、名前は無い。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:46:13]
エース > ( こんな時間に墓参りをする酔狂者はどうやらこのエースだけじゃあなかったらしい。墓碑び膝を付く人影を見た男からそんな声が届くだろう。 片手には花の代わりに酒を、口には弔いの言葉の代わりに煙草を加えた金髪の男がぶらりと近づいていく。 ) …… 何だ、男かよ。 ( そして夜の挨拶ではなくて、そんな身勝手な言葉が続くのだ。顔までは判らなかったが、その逞しい体格は男の者だろう。女だったらエースは少し人間不信になってしまう。相手の呟きははっきりと聞き取ることは出来なかったが、祈りか何かだろうと勝手に介錯して。 ) よぅ、色男。こんな夜更けに墓参りとはね。 女の墓か? ( 馴れ馴れしい言葉は尚も続いた。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:35:51]
イグナショフ > ( 小高い墓地に並ぶ墓碑の中、いかついフルフェイスとクロースアーマーの騎士が一人、墓石の前で膝を折る。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:34:07]
イグナショフ > ( 少女の肉体に別の魂が入っていた、と解釈すれば良いのだろうか。 未だもって確かな事を理解していない。 何度かそのことを尋ねてみたが、少女は俯くばかりだった。 いつか話すという言葉を信じて、今は待っている。 ) ―――――何も知らないけれど、感謝している。 何であれ俺の世界はあの日から動き出したんだ。 ( 鉄の仮面の中、呟きはくぐもって小さく。 無表情な仮面の下の男の表情は誰にもわからない。 男の事情もだ。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:32:12]
お知らせ > エースさんが来ました。 『……あれ。』 [Wed 8 Mar 2006 22:30:24]
イグナショフ > ( それから、少し離れた所にある小さな墓碑。 名前は刻んで居ない。 彼女の名前がそれで正しいのか分からなかったからだ。 ) ――――…すまないな。 お前の事は何も知らないんだ。 ( 膝を折り花を供え、のっぺりとした真新しい墓碑に語りかける。 その少女の事を何と表現して良いのか分からない。 大切な家族の魂を預かってくれた、顔は良く知っているが直接話した事の無い娘が其処には埋葬されている。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:25:10]
イグナショフ > ( 騎士になりたいと思った。 一度は諦め、ヴェイトス市の門の前に立ち日がな一日漠然とした時を過ごした。 とある事件をきっかけに街を去って再び騎士を目指し、そして1年後に帰ってきた。 そしてまた1年。 遠いと感じるのも当然かもしれない。 あの頃とはなにもかもが随分と変わっている。 良くも、悪くも。 レオーネは寡黙な男で、いつも見張り台の上から皆の騒ぎを聞きながら遠くを見ているようなシニカルな男だった。 口を利くことは少なかったし、市を離れている間に彼が死んだと聞いても、それほどショックを受けなかった。 ただ戻らない時間があって、今も流れているのだという理解をしただけだ。 ) ―――…。 ( 短い時間其処に立ち、そうしてそれを再確認して、小さく十字を切ってその場を離れる。 それだけで良いと思う。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:19:28]
イグナショフ > ( 一つはとある男の墓。 もう一つは本当の素性も知れぬ少女の墓。 どちらもそれ程縁のある人物ではなかったが、花を手向ける人間など他に幾らも居ない二人だった。 ) ( 先ずは一つ目の墓。 ) ――――この間寄った時は急ぎでな。 ( 名も知らぬ花が纏められた花束のひとつを墓碑に添え、小さく呟いた。 墓碑の主はまだ騎士になる前、この街の門番をたっていた時のチームの一人。 名をレオーネ。 暴漢から見知らぬ女性を救い、そして死んだ。 遠い昔の記憶のようだ。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:12:07]
イグナショフ > ―――直ぐ戻る。 ( 顔全体を覆う兜の面当てを少しだけ上げてそれだけ黒馬に聞かせ、軽く撫でてからエントランスを離れた。 商業区で適当に見繕って貰った花束を2つ、片手で抱えて階段を登り始める。 斜面に段々状に作られた墓地を抜けて階段を一番上まで登りきると、矢張り一面に広がる墓碑。 その中の2つに軽く挨拶をすべく足を向けた。 ) [Wed 8 Mar 2006 22:02:38]
イグナショフ > ( 青みがかった黒毛の騎馬に跨った騎士が一人、緩やかにスロープを描く坂道を登っていく。 登りきったその先には馬や馬車を停めておく広いエントランスがあり、眼下に遠くヴェイトス市内を見渡す事ができた。 何度目かになる来訪だがその都度、騎士アレックス=イグナショフは其処で暫らく街を眺める事にしている。 自分が守っている街を遠くから眺め降ろす事で幾らか客観的な確認作業が出来る気がしたからだ。 見下ろす向こうにはギルド地区、コロセウム、商業区。 もっと遠くに一つ頭の飛び出した時計塔が見えた。 あの辺りが暗黒街だ。 その先は暗すぎてただ、闇が横たわっている。 ) [Wed 8 Mar 2006 21:56:55]
お知らせ > イグナショフさんが来ました。 『 Epitaph/2 』 [Wed 8 Mar 2006 21:51:26]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『(哄笑。 不満げな顔で墓地の出口まで・・)』 [Wed 8 Mar 2006 03:14:28]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『( そして。 プリンセスもチェリーも撤回しない罠。 )』 [Wed 8 Mar 2006 03:13:56]
維言 > ( くつくつくつ。 返すのは、言葉の代わり 笑う声。揺れる肩。  ええ。楽しんでますと答えるのは、まだ早い。 )   ( 背を向けて、挙動が分からないのが些か辛い。残念だと。月明かりの下、一度だけ振り返り。 )  ―――  く。くく、ふ、ふははははははーっ!! ( …そうして笑い声を再度響かせて。 その後は、ちゃんと出口までは参りましたと記す。 ) [Wed 8 Mar 2006 03:13:07]
ヴァリス > ・・・・・・、どこまでも食えない感じだなぁ、ほんとっ!(むむむぅ。 全て想像に任せますなんてなんだよそれー。 というか、絶対に楽しんでるよなぁ、本当に)・・・・?(わずかに彼は首を傾げた。すでに月が空にぽっかりと浮かんでいる時間。月明かりを頼りに見失わないように気をつけながら背中を追いかけながら、)・・・・・・・・・・・・・・・・・・(絶句。プリンセスってなんだよプリンセスって! というか、あれだ。 これはあれだ。これは・・・・・)そんな名前絶対にいやだぁああああ!!!(頭を抱えて絶叫した) [Wed 8 Mar 2006 02:58:03]
維言 >  ………  ( 沈黙再度。 否定されなかった。よし、覚えた。 )  ……私の娯楽の種であったか否かは、ご想像に任せてみますよ。 ( くく、く。 肩を小さく震わせ、出口に通じる道を歩き出す。 本気か否か、それもまた天のみぞ知る事ぞ。 )  ええ。――― ちなみに余談ですが。 ( 振り返りはせず、だからどんな顔をしているかは見えない。 追いかける足音と声を背にて聞きながらに。 )  もしも、とっ捕まって助け出されたりなさった場合には、もれなくプリンセスチェリー★ とか呼んで差し上げる。  [Wed 8 Mar 2006 02:54:34]
ヴァリス > ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(否定しなかった。 というか、今までの経歴・経験を考慮した結果、そうとしかいえない・・・・・。ううう、悲しい・・・・。ぐすん)・・・・・・・・・・、あれだ。あんた絶対にそうだなっ! というか、楽しんでないかっ!? というかさっき楽しんでるとかいってたもんな!(うわっ、なんでこんなからかわれなきゃいけないんですか、俺がっ! こーんなちっちゃい女の子に! ・・・・いや、少女か、うん)・・・・・・。なんか、本気で怖いんだけど? 本気で?(本気と書いてマジと読む。 本当に思いつき? えー、本当に?)(・・・・怖いんだけど?)―――――――。そう、なんだ。(許せないな、と純粋に思う。 拉致誘拐。)(ふむ、と少し考えて。 ・・・・・・。)あ、ああ。うん。・・・・気をつけておく(とか言いながら、暗黒街とかのこのこ歩いたりする気満々かもしれない。 って、冷静に考えると俺なんかが役に立てることって無いんだろうけど・・・・。 例えば、囮とか? ・・・・・・)(まあ、家族が誘拐されたり、友人が困らない限り、手を出す必要もなし、触らぬ神に祟りなし、)―――あっ! わわ、ちょっと待って!(はっと我に返る。 もし、このまま置いてけぼりにされた、自分がアンデットの仲間入りになっている図が結構リアルに見えたりする。 気分的には、遭難中に人をみつけた、みたいな?) [Wed 8 Mar 2006 02:31:05]
維言 >      …………  ( 沈黙。 )   では、貴方はMでひとつ。  ( 自分の事は答えずに、何か判定を下してみた。 尻に敷かれるタイプですよね。 )   ええ。もっと賞賛しやがりなさい。そしてひれ伏せとか言いますよ。 ( 棒読みまでは行かないが、語調はやはり淡々と。 冗句ですよ? 多分、きっと、恐らく。 )  その辺りは判断にお任せ致しますと言って見たり。 ( ちなみに、淫スパイアもオッケーです。どこかに向けてサムズアップ。  ふぅ。軽く息を継いで。 )  吸血鬼かどうかは不明ですが。魔性の代物による誘拐、殺人の件数が増えております。 …お気をつけ下さいやがれと言いますよ。 ( 告げながら、くるりと返すは踵。 そろそろ、一度聖堂に戻らなければならない。 …戻る頃には辞令が出ている気もする。 )  取り合えず、其処の迷子の方、墓地から出るならついてくると宜しいです。  [Wed 8 Mar 2006 02:21:54]
ヴァリス > ―――あのさ、キミって実は結構Sなんじゃないかと・・・(絶対に男を尻の下に敷くタイプじゃないだろうか、とか。勝手な想像)―――あーりーがーとーごーざーいーまーすー(物凄く棒読みチックに)なんか。思いつきで言われた気がするとかいってみたりー(口真似して言ってみる。 なんというか、からかわれるよな、俺って。結構)・・・・・・・?(そうですか、と一言頷くのに彼は怪訝そうな顔をする)―――もっと、怖いもの? まさか。また強い吸血鬼が出たとか、そんな物騒な話?(標的可とか書きながら本人知らない様子。 いや、まあ、本人知らなくていいけどね。もう一般職だし)(いや、逆にかなり世間的にやばくない? とか聞かないで。結びつかないだけで)(そういうことにしておいて) [Wed 8 Mar 2006 02:07:43]
維言 > だって、良い声で啼くのが悪いといってみます。 ( 十字を切り終えた姿勢の侭、足元の彼を見下ろした。 情動の色薄い黒色の視線が、僅かに笑った。 )  素直は美徳ですと賞賛。では、これからも配慮フィルターつきで接するとしましょうとリアルタイム決意。 ( 神妙な面持ちで首肯。 戦場だと、どうしても狙われますよバックが。   …女傑の多いヴェイトスだと痛痒しないのかと思いきや、女傑が多いからこそという謎の法則もあったりなかったり。 )  それでもときに増長し、増幅させられるのが人生。希望は捨てたらいけないとか言って見たり。 ( 足元に地面を叩く振動が伝わるのも愉悦とか言ったらば、懺悔内容が増える訳です。 ふふん、と薄く浮かべた笑みを、消して。 )  ……そうですか。 ( 余り高くない。その言葉に、首肯をひとつ。 )   なら、ひとまず安心。 ……その、「もっと怖いもの」の一部に、近々対処しなくてはいけませんので。脅威は少ない方が助かります。 ( 昨今、誘拐やら何やらで、一部界隈を騒がせている「魔人」の情報。 人員の関係で、こっちにもお鉢が回ってきそうだという話。 ) [Wed 8 Mar 2006 02:02:00]
ヴァリス > ―――――――――それ、さ。なんか俺に心のうち暴露してるよね(十字を切る少女の足元に倒れた俺ってどうよ)――――。別に。心優しい配慮うれしく思います(けっ。 ってまたあんた、そんな餓鬼っぽいいじけ方やめようよ。と自分に言ってみる)(心のそこ、嫌だな。ほんと嫌だな。 というか、男に迫られた経験って微妙に多いんだよね。とくに戦場とか。マジデヤメテ)――人生不確かだけど。不確かなことを増長させる事は必要ないとか思うんだけど?(とくに間違いとか。)というか、今、いいなって希望だよね!(悔しそうに何度も地面を叩こう。顔文字玉砕。 うわぁーん)・・・・・・・・・・・(ふむ、と彼は一度頷いた)(客観的に。客観的に・・・・)・・・・・・・・・(ぶつぶつ、と。 聞こえるかどうかという小さな声で呟く。 それは自答であり、自問であり)(なぜ、こんなテストをするのかという疑問もあるが、こういうときは素直に答えたほうがいいと思う)・・・・・・・。あまり高くない。かな。それに―――(視線を横へと泳がす。 しばしの黙考の後、ぽつり、と)・・・・・・・・もっと怖いのは、たくさんいるでしょ(あの淑女とか。 本当に・・・・) [Wed 8 Mar 2006 01:52:21]
維言 >  ………。 ( 足裏マークも鮮やかに、墓地に倒れ伏す彼の姿を見下ろす双眸が、ゆっくりと瞬いて。 )  ――… 嗚呼、主よ。たった今、ちょっとだけ 虐げる愉悦に魅入られそうになった私をお許し下さい―――  ( 真摯な響きで呟いて、胸前で十字を切った。 )  え? ( そして、何か不思議そうに瞬きを繰り返し。 )  …我等が主は異性を愛することを奨励致しますが、ヴェイトス市においては多種多様の恋愛模様が発生している為に、ちょっとだけ配慮してみた次第ですが、何か。 ( THE・ビッグな御世話。 真心を貴方に。 ルビはイヤガラセ。 )  勘違いは多分恐らくしないといいなって、人生って不確定だと思いませんか? ( 断言は加速度的に頼りなくなって、最後は同意を求めるよに首を斜めに傾げた。 教会手帳はともあれ。上司様への報告に余計な要素が入ったりはしたり、しなかったり。 でもって余計なのが混じりすぎると怒られます。 )  …ぶっちゃけまして、「華凛」の危険度って、現実的にどんなものだったんですか。なるべく主観を交えずに客観的に述べろというテスト。 ( 今更――― かどうかは、誰も知る事の無い問いかけ。 彼がVHの少女から伝えられた「共存」の形を知る訳では無い。 ) [Wed 8 Mar 2006 01:41:33]
ヴァリス > (悔しいぞこんちくしょー)―――あうっ!(蹴られてヴァリスは背中に足裏マークを残して地面に倒れる。 うう、情けネェ〜)まっ、まて! 今さり気に素敵に男子とかわけのわからないありえない方向に素敵に歪曲した言葉が入ってなかったかっ!!?(それは絶対に嫌だ。 男と女が並んでどっち? と訊かれたら絶対に女。別にそんな状況ほしくないけど。)――――変な勘違いしないでよ? しないでよっ!?(女装趣味とか。そんな素敵に間違った認識を上書きしないでほしい! というか、どんな人間像になるんだよ、俺。教会黒手帳の俺の名前の下に女装趣味とか書かれたくない! いや、あるのかしらないけど)―――――ん、んー。気をつける(とりあえず、薬を使わず理性で抑えこむとか。あれをどうにかしないと。 でも・・・ちょっときついかも)・・・・・・ん。んーん。うん。なに?(夜空を見上げたまま、ヴァリスは小さく頷く) [Wed 8 Mar 2006 01:32:07]
維言 > ( ふふーん。その背を見やる眼差しは、相変わらず情動は薄い癖に、何処か勝ち誇ったような色。 子供の喧嘩、此処に爆誕。  )  誰が犯罪に走れと言ったりしまたしたかとキック。 ( げし。此処で台詞通り、背中に繰り出される蹴り一撃。 )  合意の上とか、惚れた女子なり男子なりを、きっちり口説いてから事に及ぶという発想は無いんですか、其処のるーざーどっぐ。 ( けしかけている訳では無く、純粋な疑問口調。 ウブな青少年を、歯に衣着せぬ勢いで小一時間問い詰める図。 結構だめっぽい構図。 )  ……屋根ココアは訳分かりませんが、前者は状況次第で理解は至れる気がした、真夜中の墓地。 ( 日記調で呟く声が、天に届けとばかりの慟哭にひっそりと紛れた。 )  ( それこそ、起きた死人も土に戻りそうな魂の叫びでしたと後に伝説。 )  ……過ぎた事は仕方無いです。踏まえて頂ければ、過失でうっかりやっちまったー、とかの衝動も抑えられるので何よりっぽく。 ( もしくは上司様の前で正座。脳天に拳骨。地味に痛いです。 )  ……それでは、一つ。ついでなので聞きたかったことが。  [Wed 8 Mar 2006 01:24:55]
ヴァリス > ――――――。けっ(餓鬼かお前は。といういじけ方。 ぷいっ、とそっぽを向いちまう)――。なんだよー。世の中では自分から襲うのが甲斐性なんですかー、とか言ってみる(と言いつつ、顔は真っ赤なのだけど)(こればっかりは治らないのだからしょうがない。しょうがないのだからしょうがない。)(ううっ、甲斐性無しのことを少女に慰められる青年の図。正直言って、かなり情けない・・・・)・・・・・・・・・・・・だぁああああ!!! 今まで、『ヴァリ子』とか! 『屋根ココア』とかわけのわからないあだ名がついたことはあるけれど! 更にそんなあだ名をつけられるなんて嫌だぁああ!(絶叫。もしくは慟哭とか。 いや、まあ、いいけど。 とりあえず、叫んどいた)(墓場に轟く『嫌だ』という悲鳴。 後日、この叫び声が七不思議に数えられたのかもしれない。 関係ないけど)―――――えーと。ご迷惑をおかけしましたようですいません(どうやら、なんか大変なことがあったらしい。 思い出す。 もうしませんの羊皮紙100連続。あれは嫌だ。 そんな感じとか?)――――――――――、(その単語が出てきて、ヴァリスは目を細めた。視線は夜空の向うへと向けて、)・・・・・・・・・・・・、ん。覚えとく(という、頼りない返事が一つ) [Wed 8 Mar 2006 01:10:18]
維言 > 真実はいつも一つじゃありませんが、とりあえず覚えてしまったので、悔しかったら上書きしてみろー とか言って見ます。 ( やーいやーい。 そんな囃し立てがお徳なセットでついてきそうな台詞は、やっぱり大人気ない。 そしてそんな事仰ってると、槍でざすざす串刺しにしますよとか、槍使いじゃないけれど言ってみるテストは危険。 )  勝手にしろと言われたので、勝手にしてみた次第でした。 ……人生、甲斐性つける期限はまだありますよと、励ましの言葉。 ( のの字を書く青少年の肩に、ぽんと手を置く次第。 フォローになっているかは不明。 )  わかりました、ミスターチェリー。 ( 勝手にした結果、呼び名決定。 お名前を覚えていないとかいうオチでは無い筈。  …多分。 )  そうならないのを祈りますけどね。一般市民に気概が及ぶと、始末書大変なんですよ。 ( ふーやれやれ。心底面倒臭そうなツラで肩を落とす。 あのあと、何があったのかはご想像にお任せしますけれど。 )  …甘さは時に美徳のようで、害悪になりますよ。 「華凛」の時のようにね。  [Wed 8 Mar 2006 01:01:10]
ヴァリス > だっ! 的を得ているだけに覚えられないでほしい!(というか今更自爆体質です、というのを自覚させられても。 いや、まあ、自爆体質なんだけどね・・・・。いや、ほんと)(じゃあ、祈りの丘に集まった兵隊。いや、これは他宗教とかよりも更に失礼! ごめんなさい)いや、勝手に言うなよ! ―――、・・・・・・・、ぐぅぅうう(言い終わるかどうかの頃にはヴァリスは地面に淋しく『の』の字を書いていた。 の〜の〜へ〜へ〜も〜〜へ〜じ〜)・・・・・もう、勝手に言えよー、こんちくしょうー(ということで、答えはY。 もう、どうとでもいえよー。こんちくしょうー)(人、これを自棄という)――――ん(と、短く了承の意。流石に一撃殴られた後。同じような状況であったとき、話してくれるなら、こんな仕事をしてないのかも。 えーと、甘い人になるのかな? いや、俺が言えることじゃないんだけど)―――――――、そうかな? 仕事中は別って言ったのはそっちじゃない?(と、彼は軽い苦笑いを浮かべながら首を傾げ、)でも、うん。嫌だ、というなら別にいい。まだ、検討中だけど・・・・ [Wed 8 Mar 2006 00:47:24]
維言 >  …同じような手法で。なるほど、ミスタは結構自爆体質と、現在心の日記帳に刻まれました。まる。 ( 表情の乏しいツラが、また何か嫌なことを呟く罠。 阿修羅像と歯失敬な、宗派が少々違います。問題点は其処なのか。  )  ( ぶんぶん振り回される手の皮下イ゛から逃れる為に、一歩引いて。 さすれば、むしろ全体図を眺めるような距離。 )  では勝手に言いますと、  この心はちぇりーぼーいめ。女子主導で奪われた程度でオトナの階段昇るシンデレラだと思ったら、まだまだビッグな間違いですコノヤロウ。    とか、青春の赴く侭、口にしてみたりしちゃいますが、勝手にしても宜しいですか。 Y/N ? ( 勝手にした結果は、このようなものになっております。 好き放題言い放った後は、先刻の爆笑の影形も無い無機の面相。 視線は何処吹く風の、斜め視線で見ないフリ。 )  …礼を言われる筋合いじゃないですよ。次、同じような状況になった場合には、一言聞く前に潰します。 ( す、と上げた眼差しは、やはり嘘を含まずに。 )  ――… 良く分からない人ですね、ミスタ。 ( 宜しく。その言葉を聞いて、軽く眉が寄った。 ) [Wed 8 Mar 2006 00:39:16]
ヴァリス > (なるほど、とヴァリスは軽く頷いた)―――同じような手法ですでに殴られたことあるんですけど?(真顔が物凄く怖かった。真顔の裏に阿修羅像が狂喜乱舞していたとしても、なんら不思議じゃないかもしれない)(いや、めちゃくちゃ失礼な想像だけど)――――っ!!(赤面一色でヴァリスは再び両手をはっちゃかめっちゃか振り回した)―――。勝手にしろよなぁ〜(むすぅ、とした不機嫌な顔。)・・・・・・・。なんだよ、その意味ありげな笑い方は(むすぅ、とした顔+じっとりとした目で睨んでやった。)―――――ん。んー、ありがと(答えを急かさないでくれて)(これでも、まあ、理解はしているつもりだ。あちらさんは飯の種にしているわけだし・・・・・。 彼女の提案を受け入れるか、それとももう関わらないか、その二つしかヴァリスは考えていない。)(だから、まあ・・・・・。 争うことはなくなるのかも・・・・・・・・・しれない。)(楽観過ぎるかな)えーと。じゃあ、まあ、オフのときはよろしく・・・(といって、軽く会釈する) [Wed 8 Mar 2006 00:24:57]
維言 > …波風を防ぐ方法は、必ずしも一個じゃないって事だったりです。 ( 汲んで頂ければ何より。 首肯する姿は、彼の左手に刻まれた傷を知らない。 )  ……簡単には抜きません。ええ、抜きませんが、人間誰しも手が滑ることってあったりなかったりしませんか? ( 真顔で。 えらい真顔で。  ――― とはいえ、爆笑した暁には、メイスから手も離れたので、ご安心めさると宜しいです。  その代わり、かなり息切れした模様。 くく。 まだ肩は震える。 )  あはっ、はは――…  分かりましたちぇりーぼーい。 ( また何か言った。 )  ウブな青少年をからかった罪は、後程主に懺悔しておくと致します。 ( あーめん。唱えて、胸元にて十字を切る。 今更敬虔を装っても遅いかもしれない。むしろ、この辺りの言動が知られると、上司様にしばかれます。 )  ……。 ( 謝罪の言葉を見やりながら、口元が くつ、と歪むのは致し方ない。 )  ――― ふむ。 ( 真偽を問うよな一拍の後。 )  其処は、私が関与出来る所じゃなかったりで。 なので貴方の決断を否定はしません。それがどちらに向かおうとも。   仕事中は別ですけれどね。 [Wed 8 Mar 2006 00:14:08]
ヴァリス > ・・・・・むぅ。そう言われるとなんか納得(かな。 いや、まあ、平穏といえば平穏だったけど)(それを否定するように。というか、忘れるな、という風に左手がずきりと痛んだ。無視した)・・・・・・・・、――――、まてまてまてまてまてっ! そんな簡単に抜いちゃっていいんですかっ!? (今度は二歩後ろへと後ずさる)(胸の前で両手をぶんぶんと振る。 必死の形相を装い、)(冗談の、範疇・・・・だよね?)――――なっ!!(大爆笑。大笑い。哄笑。 なんだっていい。 とにかく笑われた。 ぶんぶんと両手を車輪のように回し、)なっ! ななななななっ!! そんな青春とかそんなこと言われたって、キミのほうが若いじゃないかっ!(だからなんだって言うんだろうか)そういうキミは――っ!!。―――――――ごめん、なんでもない(さっ、と朱の度合いがかなり増した顔を逸らした。 今度は耳まで真っ赤にして。 やばい、今は聞いちゃいけないようなことだよな。特に、女の子には)・・・・・・・・・・・・・・・、(肩を震わせて笑う少女が軽く質問してくる。 ・・・・・・。 )・・・・・・・・・・検討中(自分はこれから関わっていくのかどうか。 その答えを未だ出し切れていない彼は、そう答えた。嘘つけないんだよなぁ、俺) [Wed 8 Mar 2006 00:01:01]
維言 > 波風の無さ過ぎる退屈は、逆に波乱と争いの素だったりする訳です。 それを防ぐ一因たろうと頑張ってみたりもするんじゃないですか、書籍の一部とか。とかとか。 ( 物語に退屈を埋める手段を求めることもあるという事例。 この辺りは世間話ノリ。 ――… ツッコミには、暫し黙して。 )  …気付いてしまったなら仕方無い。口を封じます。 ( がし。懐のメイスに手を掛けるが、示威行動。抜きはしませんよ。 …しませんよ? 冷厳と吸える眼差しが、シャベッタラヌッコロス なんて告げてませんよ? )   ( しかして、己の言葉が効果覿面、彼を絶句させると見るや否や、くくっ、と喉を小さく鳴らした。 逃さず据えた眼差しに、沸点越えて赤くなる彼の顔が、それはもう鮮明に映っていることだろう。 )  ――――く。 ( それこそまるで、思春期の少年のような反応に、肩が小さく一度震え。 )  くく…ふふ、は、あはははははははっ!! ( それはもう、遠慮も容赦もゼロの勢いで、爆笑致しました――― )     …分かりました。若い頃はムキになるもの。一時の過ちを後にもんどりうって転げまわるのも青春かな。 ええ。  ( くつくつくつ。まだ、肩は小さく震えている。 )  …心境の変化。なら、諦めました? ( どーていすてました? その質問と、殆ど変わらない調子で口にする。 ) [Tue 7 Mar 2006 23:48:45]
ヴァリス > っう、うーん。そうなのかなぁ(納得できるといえばできるし。 なにがあったか、あれから。 ・・・・・・。 思い出して、まあ、全て平日とは言えないよなぁ、とは思う)―――今、自分で、自分のこと子供っぽい、って言ってない?(もしかしたら、そういうしゃべり方なのかもしれない。 ほら、なんというか、ちょっと変なしゃべり方する子だし。)(とか、失礼なことを考える。激しく土下座っ!)(指先が突きつけられ、ヴァリスは思わず半歩後ろへと下がってしまう)―――。えーと、悪いことは悪いことで、と言いますか(自分が自分で曲げたくないところは別として。分けて考えたというか。・・・・・。 いや、今、何を言ったよ、この子)―――――――――――――――――――――――――――――――――は?(ぽかん、とヴァリスは素敵に口を半開きにした。 物凄く間抜けな顔をしているんだろうな、と自分ではわかっているのだけど、それを隠せない)(もう一度繰り返す。今何を言っちゃったのよ、この子)(言葉を脳が理解するのに一秒)(脳が理解して、顔が真っ赤になるのに二秒)そっ、そんなもの! 別に――っ!(自警団の人になんか怪しげな誘われたけど、)もっっっ〜〜〜〜〜〜っっっと前に! すでに奪われました!(というのがめちゃくちゃ恥ずかしい。恥ずかしいから腕をぶんぶん振って抗議(?)した。 いや、というか何を口走ってるんでしょうか、俺は。 十分、俺も変なヤツだ)(というか、これが『奪われた』というのが個人的にめちゃくちゃ痛い。 そりゃあ薬とか酒で勢いで。 あれは奪われたとかそういう話だこんちくしょうっ! ヴァリスは負けた)べっ、別にそういうわけではなく! え、えーと。 とっ、とにかく! 俺がやったことは悪くて、あの時はムキになっていたといいますか!(ぜーはー)・・・・・・・・・。まあ、心境の変化ということで・・・・オチにして・・・・(ぜーはー)(ぶつぶつ) [Tue 7 Mar 2006 23:30:58]
維言 > どっちですかファイナルアンサー? とか聞くのは野暮と言うもので。 足を着ける地面の場所わ間違えずにいらっしゃるなら、それは僥倖の範囲内って事ですよ。多分ね、きっと。 ( 何やら思い出してか、黙する様子に唇の両端が薄く吊り上がる。 楽しげと言えば酷い話で、しかして否定の使用も無い。 殴られて好意を持ったら正しくマゾです。理由と状況次第とか、細かい区分は横に置きまして。 )  …其方も色々と含む所は御座いますでしょうから、深くは問いませんよ。手紙の一つでも送れたでしょう?なんて厭味は大人気ないので言いません。 ( 言ってる。 要は、自分で言ってるように大人気ないという証明。淡々とさらりずばりな口調は、含みは酷く薄いのだが。 )  ……ええ、ミスタ。 ( マントの裾が揺れて、屍蝋のよな色した指先突きつける。指し示す。 )  ―――以前でしたらば、ゴメンナサイを口に致しても、「でも納得いかねー」部分が目にちらつきましたでしょう。心境が変わりましたか。 世間に揉まれてみましたか。 ちょっとヨゴレてみちゃったりして、ぶっちゃけ纏めていえば、どーてい捨てて参りましたか? ( 何かとんでもない事言ってるが、気にしたら負けですブラザー。 )   [Tue 7 Mar 2006 23:16:32]
ヴァリス > ―――えーと、まあ、比較的平穏無事かどうかは言えないような気もしないわけでもないけど。(やがられますか、ってなんか残念そうに聞こえるかも・・・)(・・・・・・・、もしかして、というか、あんなことあったし、嫌われてる? そりゃあスラムの中で殴ったのだから恨まれて当然だ。むしろ、女の子を殴るなんて言語道断だ。顔に傷とかつけたりした一大事じゃないか。 ・・・・・・。 って、殴ったの俺だから、嫌われたり恨まれたりしても当然なんだけど)(なんか、少し落ち込んできた。がっくし。 内心ちょい落ち込んだ)―――、うっ()いや、まあ、そうなんだけど・・・・。なんというか、会わなかったというかなんといいますか(あはははは、ははは、と小さく乾いた笑い。ううっ、泣きたい)―――え? 俺、・・・・・?(首をわずかに傾げる)(なんのことかさっぱり、という風に) [Tue 7 Mar 2006 23:00:37]
維言 > ( 低い位置から眇め、見上げる黒色は声の主、彼の姿に据えられている。 雲間より帯のよに降り注ぐ光の下にて、眇める双眸が一度、糸のよに細く。   緊張して損した等と聞けば、次は後五桁くらい寿命縮めて差し上げるとか言い出すクオリティに要注意。殺意ですか?ノット、仕様です。 )  お久しぶりには、お久しぶりとご返答。その後変わりあったり変わりなかったりして、比較的平穏無事に過ごしてやがられますか。 ( お互い、知り得る情報は表層的で、限定的なもの。 所属と名前くらいなものか。 ――… 後は、少ない邂逅が齎したものだ。 )  ( 謝罪の言葉を聞いて )  ええ、もう本当に。 ( 否定しやがりませんでした。 )   …別に、後遺症の残るよな重傷負ったでもないですし、もう季節二つ前ですよと追記。 その辺りを言えば――… むしろ、色々ありやがったのは貴方ですか、ミスタ。 [Tue 7 Mar 2006 22:52:19]
ヴァリス > (月夜。雲の裂け目から漏れ出した月明かりが謎の人物の輪郭が徐々に明らかになってくる)(それは少し小さい体躯で――)(なんだか毒舌っぽい言葉で――)―――――、・・・・・・・・、ぜーはー(とりあえず、緊張に溜まりまくった肺の空気を全て外へと流してやった。 緊張して損した。なんてちょっと本気で思った。 なんとも、知っている姿だった。何度も見たことがあるわけじゃないけど、それでも全然知らない他人というわけでなし。 と、とりあえず緊張した。寿命が76秒縮むかと思った。微妙だけど気にするな)あ―――、なんというか、お久しぶりです・・・・(この少女について思い出せるだけ思い出し、ヴァリスはゆっくりと深呼吸して気分を落ち着かせる)あ、それは良かった。えーと、こんばんわ・・・・(ぺこり、と頭を下げた後、ヴァリスはしばしの黙考の後、)――その、(テンポが悪いかもしれないけど)スラムのときは申し訳ないことをしました。・・・・・(えーと、)・・・・・・。怪我とか、大丈夫・・・・ですか? [Tue 7 Mar 2006 22:37:28]
維言 > ( 幽霊だとすれば、少なくとも足のある部類。 もしくは、それ以外のものだ。 正解はCMの後で。オーパーツ乱れ撃ち。  途切れた歌の代わり、夜の中より向けられたのは視線と沈黙。伴いのよに、足音。  ――… 黒尽くめの輪郭がかろうじて夜目に判別出来る頃になれば、少なくとも 彼の知った墓守の類で無いのは容易に知れよう。 蟠る影は矮躯の部類。 )  ――… 暗闇に馴染むには、些か昼の世界に馴染み捲った結果でしょう。光栄と思いやがれとは冗句ですのでお気になさらず。 ( トン。 また、足音。 少なくとも実体がある代物とは知らせる鐘のよに、沈黙の中であればこそ響く。 黒は黒。黒髪伸ばし、マントに全身包んだ人の影。 進み出た先は、彼が進もうとしていた方向。つまりは前。 )  ……墓地の出口なら分かりますとまずはアンサー。 それと同時に、御機嫌ようとも申しましょうか、ミスター?  [Tue 7 Mar 2006 22:22:59]
ヴァリス > ・・・・・・・・、(これは、歌? 唄? 唱? 詩?)(いや、どれでもいい。もしかしたら意味なんてものがあるかは知らない。 と、とにかく。)(怖いんだよ。あー本音で言うとめちゃくちゃ怖い。臆病だって認めるぞー、こんちくしょう)・・・・・・・、(そこで、ヴァリスは視界の隅に何かが入ったのを認知する。 大丈夫。 人だろう。人に決まってる。あれだ。墓守の人が中々帰ってこないから、心配して探しにきてくれたのかもしれない)(でも)(思う。 今日、墓守の、あの、おじいちゃんと、会ってない・・・・)・・・・・・・、は、はぁ・・・・(空を見上げる)そう、ですね・・・・(言葉にヴァリスは気の抜けた返事を返すことしか出来なかった。 とりあえず落ち着けと自分に言い聞かせる。 ほら、会話は出来たじゃないか。ということは人だろう。ほら、なんの問題はないさ。自分と同じように、時間を忘れてお墓参りをしていた人だろう。そう、思うことにする)(とん、という軽い足音・・・だろうか。 と、とりあえず幽霊とかじゃない・・・・のかな)あ、あの。すいません。実はちょっと道に迷ったみたいで。ほら、こんなに暗いと昼間とは道が違って見えるー、みたいな。その、出口って、どこでしょうか? あの、わかります?(なんだか自分の声が緊張してしまってる。これでは相手に失礼ではないだろうか。でも、本音は怖いんだからしょうがない。うわぁ、情けない) [Tue 7 Mar 2006 22:10:57]
物音 > ( 明瞭には届かぬ音色は、むしろ羽虫のさざめきに似ている。  空気を震わせながら、僅かに断片が風に乗る。 )  ――…  dona   eis  requi e m  ―――  …  ( ぴたり。  彼が闇夜に向かいて伺いを立てると同時、音が止まり、沈黙。  ――… 存在するのは確かなこと。何せ、声に反応するのだから。  墓碑の陰、蟠る影がゆらり、蠢く。 黒より滲む、黒の色。  灯火の無い世界から、見据えるような視線。 )  ――… 居るか誰かと聞かれたら、応えて答えて差し上げるが世の情けとも申しましょうか。 ぐどいぶにんぐ、ないすでい? ( ――… 夜の底よりの返答は、非常にすっとこどっこいな語調で彩られているテスト。 ゆらゆら、揺らめく闇の帳は、黒い髪。 黒尽くめの代物が、トン。 陰の世界より踏み出した。 ). [Tue 7 Mar 2006 22:01:23]
ヴァリス > (ふっ、と)(ヴァリスは気になって足を止めた)(ゆっくりとあたりを見回す。 何処だろうか、ここは。 いや、見たことあるような無いような。そんな錯覚) ・・・・・まずった (靴底で煙草の火を踏み消した。)(道に迷ったかもしれない)(確かなことではない。むしろ、不安になってそう思っただけなのかもしれない。 入念に、自分の見たことがあるかどうか、もう一度見回す)(墓)(耳が痛くなる静寂)(静寂? 本当に? 何か今聞こえなかったか?)(確かめる。今、何か、聞こえたよな? キコエタヨナ?) ・・・・・・・・・、 (記憶のそこをさらう様に確かめる。 どんな音に聞こえた? 足音? 違う。 なんだ。 いや、よく聞いたことがあるだろう。 それは、 そうだろう。 何かを踏みつけた音だ。 それは、よく森なので聞く・・・・) ・・・・・・・、誰か・・・・・・・、居るんですか?(ヴァリスは幽霊が苦手だ。 なのに墓場に長居してしまったのは、『幽霊とかなんて信じない。』というよりも、『怖いから信じない』というタイプの人間だ。 そりゃあ、スケルトンとかゾンビとかグールなら、大丈夫かもしれないけど・・・・。いや、あれもあれで怖いんだけどね、ほんとは)・・・・・・、あの、居るん、ですよね?(恐る恐る尋ねながら、ヴァリスはゆっくりと、その姿を探すように視線を彷徨わせよう。 そっと、確かめるように。 自分を奮い立たせるものを求め、右手を懐の銀ナイフに伸ばそうとしながら) [Tue 7 Mar 2006 21:51:15]
物音 > ( パキン。 枯枝の折れる音。 もしくは、枯草が靴底に踏み砕かれる音。  永劫語る安息に、月すらも遠慮するよな墓碑の森。暗澹の底に物音響かすは、何者やら 何事か。  闇に動く影も黒。保護色等といった代物でも無いが。   林立した影の陰、ゆらりと動く影の気配と。  酷く不明瞭な呟き歌。 ) [Tue 7 Mar 2006 21:45:42]
お知らせ > 物音さんが来ました。 『( ―――ガサリ )』 [Tue 7 Mar 2006 21:42:15]
ヴァリス > (この墓は出入り口から結構離れてる。場所も最悪だ。というのも、身元不明とか奴隷とか。 そんな存在の墓地なのだから、売れ残りとか売り物にならない場所とか。 まあ、そんなとこ。奴隷を人として扱う人間なんて自分以外に居るとは思うけど、大多数とは思えない。 それはお国柄なのかもしれないけど)・・・・・(まあ、ヴァリス自身、奴隷に売られそうになったことあるわけだし。そもそも、人間じゃないと言われ続けた過去があるのだから、もしかしたら、人間から迫害されたりする者に勝手に親しみ感じているだけなのかもしれない、なんて思ったりもする)・・・・・。やばいな。(夜空は晴れ。しかし、煌々と夜道を照らしてくれるわけも無い。)急いだほうがいいかな(なんでも、魔獣の類すら出現するという場所だ。長居をしていては危険だ)(だけど、)(つい、最近のことを墓の前で考えていたら、遅くなってしまった。 急がないと)(少しだけ早足になって林立した墓の森を縫うようにして歩く) [Tue 7 Mar 2006 21:40:20]
ヴァリス > (一歩墓から離れ、ヴァリスは再び懐から煙草の箱を取り出して火をつけた。 ゆっくり深呼吸するのと同時に紫煙を肺に満足するまで紫煙をいきわたらせてから、ゆっくりと夜空に吐き出した。 あー、不味い。不味いんだけど、やめられないんだよな。なにがどう作用しているのかはヴァリスは知らないが、すでに煙草を持ち歩くようになった)・・・・(仕事しているとき、一番煙草がほしくなるんだよな。最初は匂いだけ。次は吸いたくなって、虜になって)・・・・・・・・・・(そんなことはどうでもいい。 もう一度丁寧に手を合わせ、黙礼した後ヴァリスはその墓から離れた) [Tue 7 Mar 2006 21:32:49]
ヴァリス > (昔自分が殺してしまった奴隷の少女と海岸で殺してしまった男が埋葬されているだろうと思われる墓。共同墓地)・・・・・・・・・・・・・、(ゆっくりとあわせた手を戻し、小さな花を墓に添えた)・・・・・・・・・・・・・(心の中で浮かんでは消えるのが謝罪の言葉。他に何かを言おうかと考えるが、言葉が浮かばなかった・・・・・)(煙草に火を点ける。 一度短く吸ってから、花の隣に隣に置いた。 火事になったりして危ないんじゃないんだろうか? と思い直し、少しだけ間を開けた) [Tue 7 Mar 2006 21:27:26]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『――手を合わせた』 [Tue 7 Mar 2006 21:23:53]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Fri 3 Mar 2006 23:13:20]
アカネ >  ……リゼルがしあわせでいられるのなら……あの蠍のように、何べんだってこの身を焼かれてもいい……。 [Fri 3 Mar 2006 23:13:19]
アカネ > ( 切符を拝見。 目深に帽子をかぶった男が、アカネにそう、手を差し出した。 アカネはポケットから小さな紙切れを取り出して、それを渡した。 黄緑色のそれではないものだから、行きだけの切符。 帰りはない。 どこまでもどこまでも、行ける身じゃないのだ。 もう、行けないのだ。 どうも。 短く言って紙切れを返すと、男はするりと姿を消した。 アカネは一度だけ振り返って、目を細めた。 錆色の花。 手元の日記帳の最後のページに、さらさらと言葉を書いて、ぽぉん、墓標へと日記帳をなげた。 彼女に伝えるために。 ) ……………「元気でね、寂しがらないでね、リゼル」 ( 馬車は、出発した。 銀河の向こう側へ。 白鳥座の向こう側へ。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:12:35]
アカネ > ( ぎっきぃ。 ぎっきぃ。 音を立てて、乗合馬車がアカネの前にゆっくりとその姿を見せて、停まった。 ぎきぃ、きぃいい。 到底そんな大きな車が通れるほど墓石たちは少なくないはずなのに、その狭い道に、なぜかその馬車はぴったりと入ってきていた。 まるで、墓たちがそれをよけたかのように。 ) ああ……………うん、行かなきゃ、だね。 ( かたん、と開かれた馬車に、アカネはゆっくりと乗り込んだ。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:02:25]
アカネ > ( 車輪が轍を刻み込んでいく音が聞こえた。 車輪が轍を刻み込んでいく音が聞こえたように思う。 その一音ごとに、アカネはゆっくりと思い出す。 なんのために、アカネはここに来たのか。 ) …………………そっか………寂しんでないか……悲しんでないか………ずっと、気になってたんだ……。 ( 星空が急に近づいたような気すらする。 ) [Fri 3 Mar 2006 22:52:50]
アカネ > ( そろそろであった。 そろそろ、刻限であった。 迎えが、来る、その時であった。 アカネ自身も、何とはなしにそれを思い出していた。 あのきらきらと光るものがぜんたいなんなのか………それは星だ。 あの美しい銀河は全てが星で出来ている。 アカネはそれをこえていく。 白鳥座の向こうまで。 ) [Fri 3 Mar 2006 22:42:27]
アカネ >  ………風がどうと吹き……気がひゅうとさわぎ……草がざわざわとなびき……汽笛が………オーンと、鳴り響く。 ( 雲がゆっくりと晴れていき、やがて、満天の星空が、落ちてきそうだと憂うほどに、広がった。 たゆたうような星の群の帯が、銀色に輝いてそこに横たわっている。 )  [Fri 3 Mar 2006 22:33:11]
アカネ > ( と。 たっぷりと息を吸い、そして吐いた。 空気の欠片も揺るがすことないそれを呼吸と呼ぶのならばだが。 ) ………………っはぁ………もうすぐだね…………ざんねん。 ( 曇天の向こうになにかを見出すかのように、アカネは目を細める。 ) [Fri 3 Mar 2006 22:22:45]
アカネ > ( すぅううううううううう。 ) [Fri 3 Mar 2006 22:20:46]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Fri 3 Mar 2006 22:20:27]
お知らせ > シギさんが帰りました。 [Wed 1 Mar 2006 13:57:45]
シギ > …。 (メモを懐に仕舞いこんだ。) …。おかしいね。 (ぼそりと一言。 死者の声など聞こえないから、手向ける祈りも無しに、其の前を立ち去った。) [Wed 1 Mar 2006 13:57:42]
シギ > (恐らく奥さんが花を手向け、墓を磨き、そうしてこの状態なのだろう。推測ゆえ、全くそうだと信じてしまう事はしなかったが。) …。 (生まれた年は兎も角、) …、 (墓の主が亡くなったのは、2年前の今日だ。) (懐から取り出したメモと比べ、――墓の方は何度見ても2年前に彼が死んだのだと刻んであるのを見ると、) [Wed 1 Mar 2006 13:56:44]
シギ > (――果たして、目的の墓はすんなりと見つかった。) (四角い石が横たわっているタイプのものだ。空からでもよく見えるようにか、大きく名前と生没年月日が掘り込まれている。) ……手入れはされている。 (見下ろして手を合わせるでもなく、自警団員は呟いた。) [Wed 1 Mar 2006 13:52:00]
シギ > (朝方に雨でも降ったのか、整備された石畳の道は今も濡れている。 また雑草が生えてきてしまうなと、墓守でも無いけれど思った。) (硬い靴音は、そのくせ無感情に響き渡り、目当ての墓を捜しているのだけれど。)     (時折すれ違う参拝者と挨拶をしながら。…其れも何処か機械的に。) [Wed 1 Mar 2006 13:45:20]
シギ > (墓場に、自警団の制服の色が混じる。) (少しだけ寒い。未だコートが手放せずに居た。 腕章が はた は た と風に鳴る。) [Wed 1 Mar 2006 13:37:24]
お知らせ > シギさんが入室されました。 [Wed 1 Mar 2006 13:35:19]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Tue 28 Feb 2006 23:23:26]
アカネ >  彼女が幸せになるなら………あたしは……あの蠍のように、何べんだってこの身を焼かれてもいい………。 ( 風がどうと吹いて、その日は終わる。 ) [Tue 28 Feb 2006 23:23:23]
アカネ > ( アカネは―――そろそろ、認める。 自分が、なんなのか。 そしてそれが、訪れるべき時。 そのときアカネは、出発する。 まだいまは、待っていられる。 待っていることができる。 訪れる期待のない人を待っていることが。 ) …………そうだなぁ………夜鷹のように、あの世界へ、飛んでいけたらいいのに……。 ( アカネは思った。 瞬く星のひとつを見つめて、そう思った。 ) [Tue 28 Feb 2006 23:13:24]
アカネ > ( 見上げた空は、まるで値段を高くするために、宝石屋が隠していたダイヤモンドを、誰かが持ち出して全てビロウドのうえに投げ出してしまったかのように、きらきらと、きらきらと、星々がまたたいていた。 アカネはそこに見えない時計盤を見出して、また、囁くのだ。 ) ………そろそろだね。 ( そのときが訪れる。 じきに訪れる。 それは遠くない、事実。 ) [Tue 28 Feb 2006 23:03:19]
アカネ > ( アカネは一人、ぽつんと独り、たったひとりで、墓地に佇んでいた。 そして、どこか、ここではない遠くを眺めながら、歌うように囁く。 ) …………風がどうと吹き……気がひゅうとさわぎ……木々がざわざわとなびき……汽笛が―――オーンと鳴り響く……。 ( アカネはひとり、佇んでいる。 ) [Tue 28 Feb 2006 22:53:13]
アカネ >  ………そろそろかな。 [Tue 28 Feb 2006 22:49:29]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Tue 28 Feb 2006 22:49:09]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( 本気と冗句の境目は曖昧に。 墓碑に向かって またね そう告げて、歩き出す。 )』 [Tue 28 Feb 2006 07:48:13]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『”そう、やり直せるから人は強いんだ”』 [Tue 28 Feb 2006 04:28:57]
ヒルダ > そう―― 凄く怖いこと。とっても恐ろしいこと。 ……全く、眼鏡が曇ってたのかしら。それとも伊達眼鏡だから本当に眼が悪くなっちゃったのかもね。 ( こんな単純なことに気付かないなんて。 ) ……ごめんなさい、ティエンさん。私が傷つけた人は、貴女にとっても大事な人の筈なのよね。「バカヤロウ」ぐらい言っても罰なんて当たらないのよ? 頬を思いっきり引っ叩いても神様はよそ見してくれるわ。そんな私がこの上に何を言うんだって感じなんだけどさ。 ……マギーの事、お願いね。 ( 本当に何様の積もりだと自分で言いたくなるような言葉だった。自分で吐き気を覚えてしまうぐらいに。 ) ……見せてあげるわよ。私は無敵の魔女なんだから。 ( 悪い冗談にも聞こえるような言葉と笑いには、背筋が凍る思いがしただろうか。いや、違う。恐怖だけじゃない。もっと何か、我侭を突こうという意志を固めさせてくれる何かを。 ) ……ええ。途中まで送るわ。 ( もう一人の”ヒルダ”にさよならを心の中で告げて、歩き出した。 ) [Tue 28 Feb 2006 04:25:35]
ティエン > ( ふらりと首を傾げて、へなりと情けない表情の貼り付いた顔 が彼女を見上げたら  )   ころしたくなっちゃうかも、しれないんだから。  (  言葉は冗句にも届かないくらい淡く零れて  わらった。  )  ……それじゃ、そろそろ戻ろうかー…?  [Tue 28 Feb 2006 04:17:17]
ティエン > ( ――… どうすればいいのか分からなくて、泡沫の一欠片にでも縋りたかった気持ちだけは 分かる気はする。 多分、この手には方法論が無かっただけで もしも、あったら?  仮定のお話は、形になる前に握り潰した。 く、と唇を引き結んで  )  …それはね、本当に許容出来ない事だと思う。 知られるのは仕方無いんだ。気付かれててしまう事だって、あると思う。 けど――…  知らないうちに覗き込まれるのは、   凄く、怖いから。 (  仮定法の話。あくまで仮定の話の筈なのに、遠くに押し込めたものがざわついて  ぎしり 爪が軋んだ。  肺がからっぽになったって苦しくも無いから、暫しは息を詰めた侭で  )  ……でも、その我侭を貫いてくれるなら、 ちょっと、見せて欲しいかもしれないな。  ( 赦せる形が存在するのだとしたら。 …重ねるような実験じみた思考回路にこそ、吐き気がしそうだけれど。 償おうとする意思が明確に見えるから ―…羨ましくすら、なるじゃないか。 )  しあわせに、なってほしい。 マギーも、霧子も  …勿論、ヒルダもね。  でないと――……   [Tue 28 Feb 2006 04:15:22]
ヒルダ > ええ。 …それも判らなくなるようじゃ、私も駄目よね。 ( 感覚がざわめき立つ。この空間にそぐわない―――いや、寧ろお似合いかもしれない。そんな気配をティエンさんから感じた。何だろう、何だろう、ああ、何だろう。 私に向けられるのは…… 考えるまでも無い。彼女の表情、態度、言葉通りだ。それが彼女自身の過去の記憶に触れてしまった事によるのもある事までは魔女は知らない。最も忌むべき事実を思い起こしてしまったことに…。 ) 難しいわ。いっそ投げ出してしまったら、諦めてしまったら。私もマギーも幸せなんじゃないかって思う。 ……でも私…… 我侭だから……。 ( ゆっくりと溜息を吐き出した。 ) 非があるのは私、でも尻拭きもせずに投げ出したらそれこそサイテーになっちゃうから。 だから、だから…貴女を嫉妬させるぐらい幸せになってやるわ。 ( そんな子供の我侭みたいな事を言った。 ) [Tue 28 Feb 2006 03:58:26]
ティエン > ……。内緒の事をー…難しい、ね。暴くって、嫌な言葉だ。 ( 彼女の例え話に、覿面に嫌な顔をした。 ――…熱の無い心臓が、鼓動を高くしたのが聞こえるみたいで。見透かされてるような気分は、きっと思い込みなんだろうけれど。暴かれてしまったら――… 答えは、とっくに知っているから、自分の腕を抱き締めるみたいにして、外套の上から爪立てる。 )  ……なるほど。何が、なんて聞けないけれど。それは、きついなー…… ( きりきり、きり。爪が食い込んでしまいそう。 暴かれること。それが善意で きっと他意なんかなくて、でも それなら、どうして。  錯綜するのは、自分の事だから、頭を一度強く振った。  …混ぜちゃ駄目だ。混同することじゃない。 )  ――… 不可能かって、わたしが断じられることじゃないけど。 凄く、難しいんだとは、思う。 ただ――… 本当はね、信じさせて 欲しいよ。 ( わたしはそれが、きっと出来ないから     、 と、して。 肺の中を空っぽにするくらい、息を吐き出して。 )  ……しっささせてくれるくらい、しあわせなら、よかったんだ。きっとね。 [Tue 28 Feb 2006 03:43:55]
ヒルダ > …ティエンさん。 貴女にもきっと人に知られたくない事、暴かれたくない事があると思う。私もそう、霧子さんもそう、マギーもそうだった。誰にでもあるわ。きっと神様にだってあるでしょう。 それを暴かれてしまったら、貴女ならどうする? ( 人の最も深い部分の光と影を全て知られてしまったなら。 ) 私が彼女にしたのがそれよ。どうやって知ったのかとか、そこで何を見たのかとか、詳しいことは言えない。 でも、何故知ろうとしたのかぐらいなら言えるわ。 ( 今更それを言うのも恥知らずな気がして気が引けるけれど。 ) それが彼女の治療に役立つと思ったから。 結局は悪戯にマギーを傷つけるだけで終わってしまったのだけど、ね。 ( 自嘲気味に笑いそうになるのをなんとか堪えた。私はそういう笑い方が嫌いだから。 ) そう。人はやり直せるからとっても強いの。でも、そこまでやった人間はやりなおせるのかしら? ( いつものように足掻きはするだろうが。 ) …二人で居る時は楽しかったわ。最高の友達よ。 ティエンさんが見たらちょっと嫉妬しちゃうかもね。 [Tue 28 Feb 2006 03:00:25]
ティエン >  …結構波乱万丈だね、ヒルダ。 ( こそこそが燃えるだなんて思ってるなんて、露知らず。難しい顔で感心した。 やっぱり知らぬがスートリア。 )  ……そ、そういう根性とか気合は、た、足りないかなー…っ う、うぅぅ。 そんなの、当分無いと思う、よー… ( あうあうあう。つつかれて、覿面に仰け反る精神面の軟弱っぷり。 つつく指の方が温かいのは、夜風のせい かも、しれないけれど。 )  ――… そ、だね。ヒトは、そやってやり直せるから強いんだ。 ( ヒトは。もしくは、人間は? ――… 丁度此処から話が繋がっていく。四方山めいた戯言を潜めて、聞き入るのは言葉。 )  ……ぅん。仲良いんだろうなって、思ってた。わたしはー…二人でいるとことか、見た事無いけどね。 ( けど、図書館で出会った時 聖痕について調べてた彼女は とても心配そうだったから。 キモチとか、信頼とか。ちくちく覚える痛みの欠片は知らん振りで、小さな合図地で先を促すような沈黙。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:51:25]
ティエン > ( 肝心な所で躓くのってどうなんだと思う。本当に。 がっつり挫け気味の誰かさんは置いといての、リトライ。 ) [Tue 28 Feb 2006 02:47:05]
お知らせ > ティエンさんが入室されました。 [Tue 28 Feb 2006 02:46:32]
ヒルダ > んー……… まあ、そうね。そんな感じ。 ( それでも隠れて交際、とかこそこそしたのよりは良くなったのだろう。でも、人目を避けてというのもそれはそれでこう、燃える。 ) 無理だと思いながら、駄目だと知りながら飛び込んでいく。惚れるっていうのはそういうモンよ。 ふふ、いつティエンさんにもそういう時期が訪れるのかしらね。楽しみに見てよーっと。 ( 歯切れ悪く否定する少女の御でこを軽く突付いて笑った。 ) うん、判ったわ。でも、踏み外しちゃってもやりなおせるのが人の人生の良いところよね。 ……まずは踏み外している現実を良くないものだと認識するところから頑張るわ。 ( 茶目っ気出しすぎも悪気が無いとなるともっと最悪になるのだった。 問いの内容は大体判っていた。けれども、何て答えて言いかまでは判らなかった。相手と同じように少し歯切れを悪くしながら、言葉を選びつつ話していこう。 ) …私ね。マギーの気持ちを裏切ってしまったの。 彼女は私の事を凄く信頼してくれてた。私はそれを踏みにじってしまったのよ。 ( 思わず抽象的になってしまう。その道のプロ、という訳では無いが人との会話に重点を置く占い師が説明に困ってしまうとは情け無い話だ。それに付け加えるように言葉を続けようとするだろう。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:56:47]
ティエン > ……内緒?それって茨道だったり、身分差があったり種族の壁だったり 色々ー…だったのかな。 ( 指折り数えて口にするのは、どうにもステロタイプな事柄ばかり。 そっち方面疎いから、これでもきっと精一杯。 一体何が障壁なのかきょとんとしながらも、深く突っ込まないでとの言葉に頷いた。 でも、きっと捺印ナシの保証書だ。 )  ……う。わ、わたしは無理だと思うけど、なー…? ぅ、ん。そういうのって、よくわかんないし。 ( 好悪の情の境界線すら微妙な代物は、もごもご 歯切れ悪く視線がふらふら。 酔った勢いでとか、ある意味漢らしすぎると思うのは 彼方の何処かの誰かさん。 )  …な、何が起こってるんだろう、ヒルダに……えと、踏み外さない程度、にっ? ( 人としての道とか、色々。 魔女に語るのも不適当なら、語る代物も不適切。 だから戯言。冗句みたいな四方山。 ――… 囁く響きが途切れたら、はふ と、息継ぎひとつ。 )  た、体重じゃないなー…えと、ね。聞いていいのかわかんないし、あれなんだけどー… ヒルダ、マギーと喧嘩とかしたのかなって。 ( 横丁のマギー・エンジェル。今はもう仕事に復帰し始めたのも知っているし、不可解な現象も小康状態―…らしいけれど。 だから、気になったことの欠片を手繰りに来ているようなもので。歯切れはどうしたって悪いんだ。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:42:16]
ヒルダ > うん。前は(ようじょがどうとかは別に)表立って付き合えない間柄だったから、誰にも気付かれないようにこそこそしてたんだけどね。最近はもう気にして無いから…… もし見かけても深く突っ込まないで頂戴。 ( でも、あんまりこういう事を考えてると恋人に失礼かしらん、なんて事も。 ) そうなんだ。まぁ、時期が来たら嫌でも花咲く乙女になるのよ、女はね。 悩んだら私の所までいらっしゃいな。 ( 酔った勢いで恋人を押し倒すように相手を仕向ける人間が何を言うかという感じがしないでもない、がッ。 ) うふふふ。最近は茶目っ気出しすぎて色々大変なことになってそうだけど。 ( こういう場所で交わす会話としては不自然なのだろうか。でも、悪くない気分だ。はっきりと言えば楽しい。 静かな旋律は闇の中に微かに流れ、それを暫し聞いていた。この赤ん坊を拾った日も耳にしたその調べを。 ) うん、 何でも聞いていいわよ、体重の事以外だったらね。 ( 視線がティエンの方に移り、背の高い少女を見下ろした。 ) [Tue 28 Feb 2006 01:10:56]
ティエン > 有名人、なんだ?…う、んー…わたし、ちょっと偏ってるからなぁ…… ( 世間に疎い程じゃないと思いたいけれど、元々万年引き篭もり体質。詳しいって胸が張れる訳も無くて、視線が明後日。 頭の中にぼんやり有名人を浮かべてはみるけれど、きっとヒットはしない。 だってようじょ。ようじょ。 連呼しちゃ駄目だ。 )  …ぅ、ぇ、や、無い。全然無いし。 ――…し、知り合いとかねー…そんなに、いる訳じゃないし。 ( 知り合い。聞いて パッと浮かぶのは女性の方が多いし。幾人かの男性も、そういう対象じゃ無いと思う。 もう、ホームランと一緒に明日に向かってダッシュの勢いで、首ぶんぶん。 )  あ、あははー…あれは、真似っこだもの。ヒルダがお茶目なんだ。 ( めしめしと、なすりつけ。そんな会話は日常じみて、平穏じみて。 どこに出身あるような光景の模式図。 ――… そして墓碑に向かい合ったら。祈りの代わりに口ずさむものは。 朧な旋律だけをかろうじて覚えていた、子守唄。 ) ――……ん。 (  ぽつぽつと囁くような調べが途切れて、視線が上がる。 見上げる角度は、何処か馴染んだもの。 彼女ではなく、それは別の。 )  …用事っていうか、ねー…ちょっと、聞きたいことがあったんだ。 [Tue 28 Feb 2006 00:59:08]
ヒルダ > そこそこ有名な人なんだけどね。でも多分……知らないんじゃないかなあ。 ( でも世間は狭いもの。案外知り合いだったりするのかもしれないと考えた。勿論それは間違いで、知り合いでなかったことを今は喜ぼう。だって白い眼で見られちゃいそうなんだもの。 ) あら、勿体無い。私が言うのもなんだけど、ティエンさん結構かわゆいから周りの男の子とかに人気がありそうよね。 ( 渾身の力を込めて思いっきり打ち返した、ホームラン! 小さい時から色恋沙汰には鼻息荒くしていた自分は、それを現象と呼んでいるのを聞けばさぞかしビックリするだろう。 ) ええ。まあ流石に掲示板のド真ん中はちょっとアレだったからね…… ティエンさんってば中々お茶目だなぁと思ったわ。 ( 真っ暗な墓場に寂しい墓石。それでも何故か幾分か空気が暖かくなった気がするのは、気のせいだろうか。暫し無言のまま、自分の娘へ祈りを。 ) …………… そういえば。 ティエンさんも、私に用事があったのよね。 ( 突然そんな言葉から切り出してみた。けれども眼は合わせずに墓に向けられたまま。それはどんな用事があるのか何となく知っていたから。 この"ヒルダ"を見つけた日に交わせなかった会話の続きを、私たちはしなくちゃならない。 ) [Tue 28 Feb 2006 00:35:01]
ティエン > …え、驚くかな。知ってる誰かだったら、驚くかもー…だけど。 ( だってまさか、恋人はようじょさまだとか 知らないもの。知らないもの。 四月の一日に行われる風習の日だったっけ?なんて悩みそうな未来図は、知らないからこそ首も傾げる。  ――… ボールは投げたら投げ返される。そして、投げたボールは打たれるもの。 帰ってきた問いかけに、きょとん 瞬き。 ) ぇー……そ、そういう意味でのすきなひとは、い、いないかなー…… ( うぅん。歯切れが悪いというより、どう想像して良いのか分からなくなる現象。 恋人。 殆ど考えた事も無い現象。現象扱い。 )  あ、あはは。あれは、ねー。気付いて貰えるかなー…て。 ( 花の持ち合わせも無いのは、吸血鬼も同じこと。 お土産は違うものにしたから お花はまた今度。 かさり 乾いた音は、枯れかけの花が風に揺れる音か。 )  ……娘。 ( ちょっと驚いたような響きは、声の中と 見上げた視線に。 )  ……ありがとって、わたしが言うのはおかしい、か。 …でも、うん…… 久しぶり。 ( 独白じみていく言葉は、最後に墓碑への呼びかけに変わる。 情けなく垂れた眉の侭、浮かべたものは 笑みめいたもの。 ) [Tue 28 Feb 2006 00:21:52]
ヒルダ > うん、居るわよ。紹介したら多分びっくりすると思うけど。 ( 知り合いの中であんまりびっくりし無さそうなのは霧子さんぐらいだろうか。 …さて、この魔女との会話で”恋人”というキーワードが出てくると決まって聞く質問がある。 ) …ティエンさんは居る?恋人さん。女の子だもの、好きな人とか居るんじゃないの? ( この場合魔女の方から恋人という単語を出したのだが、お構い無し。勝手にこの娘に似合いそうな男をイメージしたりするぐらいだ。 ) あら、絵描きさんなんだ。 ……通りで張り紙に描いてあった兎が上手いわけだ。 ( 墓の前に立てば、やっぱり新しいお花を買ってきてあげるべきだったかなとちょっと後悔した。 ) そう、ヒルデガルドグレーテ。…ああ、グレーテっていうのは私の名字ね。娘って事にしたの。”ヒルダ”だけじゃちょっと寂しいかなって。 …貴女が来てくれるのをきっとヒルダも待ってたと思うわ。 [Mon 27 Feb 2006 23:59:37]
ティエン > …そ、そういうもの、なの? ……ヒルダってー…恋人さん、いるんだ? ( 吸血鬼の脳内では、冗句でも己に当て嵌められなかったから、例え話として受け取る言葉。  ちなみに 逃げ帰らなかったのは 夜闇でも目は見えたから それが誰なのかって早めに分かったからだなんていう、オチはある。 精神的な成長関係ないとか、言っちゃ駄目だ…! ) ん。でも、気分が乗ってる時にやっちゃわないとねー… あ。えと、ね。一応、絵描きみたいな、こと。 ( もともとの歩幅が違うから、緩やかに足取りが気遣いなんだって分かってしまう。 駆けっこなら、早々負けないとは思うんだけど、それはそれ。 緩やかな灯りは季節外れの蛍のように、ゆらゆら 夜を進んでいく。  ――… 程なくして見えたもの。 )  ……ひるでがると、ぐれーて? ( 口にしてみた名前は、目の前を行く背の主と同じ名前。 ――…同じ苗字。 苗字の方は知らないから、何気無く口ずさむ。 まだ忘れられた訳じゃないのに、ぽつんと佇むその様相が 寂しげだなんて。 きっと、主観入りの幻想だって分かってるのに、肩が落ちる。へたり。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:47:22]
ヒルダ > ううん、いいの。私って良いオンナだから恋人がちょっと遅れてきたからって怒ったりしないわよ。 ( くすくすと冗談を言いながら。 ちなみに、夜の墓場に一人で歌を歌っている怪しい人影を見たら、この魔女は踵を返して逃げるだろう! ) それは大変だったわねぇ…。 あれ、そういえばティエンさんってどんなお仕事してるんだっけ? ( 後ろの少女が暗闇を見る事が出来ると知らぬ魔女は、ティエンの歩く先にランタンの光が届かないことの無いようゆっくり歩くなんてお節介を。まあ、自分の足元が危ういのもあるのだけれど――。 目的の場所は門から遠くない。すぐに墓の群れから少し距離を置いた辺りに粗末な墓石が見えて来る。石に刻まれている名前は"Hildegard Grethe"。立ち止まった前にある、枯れ掛けの花が添えられた墓石は一層寂しそうに見えるだろうか。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:22:30]
白影 >  う、うぅん。 や、それは だいじょぶ。うん。 ご、ごめんね。 ちょっと、遅れた し。 ( 歌に驚いて その侭脱兎しなかったのが精神的成長って 基準値はどれだけ低いんだろう。 あうあう 慌て調子で手と首を 目一杯横に振ったら 眩暈と勢いで足元がよろつくていたらく。  …落ち着こう。ぜーはー。 )  お仕事はね、この間まで結構纏めてやってたから。今は、都合もつくし。丁度良かった、かも。  ( 先日までお篭り状態だったし 気分転換というには似合わない場所だけれど 丁度良い。 灯りが元々必要な訳じゃないから、ついてく足取りも 危なげは無い。  自分よりも大分高い背の後ろ てくてく 歩きながら )  …ん。 いこ。 ( 今度こそ、足音が静寂を乱す夜。 出迎えは、基本的には物言わぬ墓石の群れ。 基本的には。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:11:37]
ヒルダ > ……………… こ、今晩はティエンさん。 と、とつ、突然呼び出したりなんかしてゴメンなさいね。 ( 恥ずかしい場面を見られた魔女は大慌て。どんな顔をしていいのやら。とりあえず向けてみた笑顔はやっぱりぎこちない。 いつもならば勢いに任せて話し突っ込むタイミングを失わせるか、流すかぎろりと睨んで黙らせるかするのだけど、この子にそれはあまりにも酷だ。 ) …貴女も色々と…ほら、お仕事とかあるのに来てくれて有難うね。 ……じゃ、じゃあ早速行きましょうか。 ( 足元の明かりをひょいと持ち上げて門を潜る。背を向けている間にまずはこの焦った心と表情を静めよう。次に振り返る時はいつもの美人に戻るために! ) [Mon 27 Feb 2006 22:43:23]
白影 > (  たたたた、たー……っ  夜は静寂。満ちるものはまだ静けさで 夜闇の運動会とかは、墓地の中から聞こえてこない。 ―…否。聞こえてきたのは、歌唱大会?  減速した足取りが じりじり、思わず警戒じみたものになってしまうけれど。 地面に置かれたカンテラが照らす姿 闇の中に見るものは ――…ぅん。やっぱり、知ってる姿だった。 予想通りと言える程には、知らないのが悔しいくらいだ。 )  ――……ぅ、えと  こんばんはー…か、かな? ( ぎぎぃ。 油を挿しそびれた蝶番みたいなぎこちなさで首を斜めに傾けながら、思わず挨拶が疑問形の夜。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:37:38]
ヒルダ > ( こうして一人でじっと闇の沈黙の中に居ると、無駄に独り言を言ったり歌を歌いたくなってくる。勿論、不安と恐怖を紛らわす為だ。元々暗闇が嫌いなのだから無理も無い。 待ち合わせの相手が来ればこの寂しさももう少しマシになるのだけど。 ) ………んん。 あーあー。 ……げふん。 …冷たくぅー されてぇーいーつかはぁー♪ 見ぃーかえす、つーもーりーだーったー♪ そぉーれぇーかーらー何処にー 行ーくにもー 着飾ってたのーにー♪ ( 近づいてくる足音。ちょっと外れた音階、けれども無駄に大きい歌声はそれを自分でかき消してしまって。おまけに視線も下に落ちているわけだから、相手の姿にも気付かない。 ) どうしてなーのー♪ 今日に限ってー♪ 安いサンダルを履いて………………………た………。 ( そこで漸く、相手に気付いたのだ。 …あまりの気まずさにちょっと沈黙してしまった。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:28:36]
白影 >   ……はー……っ  ( 息が切れる訳じゃない筈なのに、フードの確度はやっぱり斜めに。  うろうろ惑う視線が、ぽつんと入り口に灯る光で止まる。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:24:46]
白影 > ( 夜気に紛れる忙しない物音  もしくは、何処か途切れがちの足音。  市街を少しの遥かに望む静寂の中から ゆらゆら、死者の世界に帰路を急ぐような白い影。  ――… 尤も。 実態の無い何がしかと言うには 忙しな過ぎて 慌しくて、雰囲気もへったくれもあったものじゃないけれど。 墓地に近づく速度だけが妙に速く、非現実。   ―…カンテラの灯りがぼんやり届く頃には つんのめるみたいに減速し [Mon 27 Feb 2006 22:23:49]
お知らせ > 白影さんが来ました。 『( たた  た っ )』 [Mon 27 Feb 2006 22:20:52]
ヒルダ > ( ぐるっと鉄柵で囲まれた場所に空けられた門という穴。そこは死者の世界と生者の世界を別つ境界線。 黒服の魔女はその境界線の下で柵に寄りかかりながら、足元に置いたカンテラの光とそれに照らされるシャム猫印のブーツをじっと眺めていた。 …すっかり日の落ちた墓地の暗闇を見つめる勇気が無いだけだ。やっぱり犬のヤツを連れてくれば良かったと後悔している。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:09:51]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『墓地の入り口。』 [Mon 27 Feb 2006 22:06:18]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 開いた傷を他人事の目で眺めて、存在しない砂時計を幻視する。 )』 [Wed 22 Feb 2006 08:31:42]
お知らせ > さんが退室されました。 『―――To be continued.』 [Wed 22 Feb 2006 08:29:44]
ザッハトルテ > ――… ( 一度は追求を止めた問いをもう一度繰り返した ) では今、一体「何に」縋っている。 此処の住人にと仰るが――彼らに当てがあるのなら、私に「むしろ教えろ」等と聞く必要もあるまい。 …そんなにも行き詰ってるんじゃないか。 ( だから出した結論は「このまま放置しておけば遠からず枯渇死を迎えるだろう、そんな予想。 乱暴と窘められれば俯いたまま苦く笑い ) ――…  は。 元を正せばどちらがどちらのものだったのやら、権利に胡坐をかくべからずとは良く言ったもの。 所有権を実行しなかったからこうなるんだよ。 (「足りない」と聞かされたのはもう大分前。 あの時自分が背を押したから、今頃は売買される人間をも喰らった後か。 ――それでも――足りない? 棺桶部屋から大量の空き瓶を発見するのはこの後の話か。 ) …………     ――…じゃあ、戻ろう? ( 戻りたい場所があるのなら、…望むところへ。 そして屋敷へ、ふたつの意味をかけて ) 個体差がありすぎて自分のケースなんかあてにならないし、できる事なんか何もないかも知れない。 …どうしても此処で聞きたい声があるのなら、毎晩だって貴方を連れて往復する。 此処に居続けるよりはそっちの方が良いと――…思うんだ。( 外套の袖を軽く捲る。 手首の内側を走る血の管に利き手の爪を走らせ、…眷属には食指が動かないんだっけか。 それでも彼の鼻先に突きつけて。 ) [Wed 22 Feb 2006 08:20:55]
> 何を望むか)(直ぐに浮かぶ一言)―――…… 戻り たい 。(このまま偽り生を続けることに、疑問や不安、畏れを感じていたとしても、願う事は其れ)君は、僕が誰も必要としていないと、言うけれど。でも――戻りたい理由は、君達が、いるから――…、なのに。 [Wed 22 Feb 2006 07:52:01]
> だ  から、「最高」ではないと  言うたじゃ ないか。穴なんて、承知。  れでも、それ  に縋らなければならない。――他の、方法 聞きたいのは、僕の 方 だ 。 むしろ教えて欲しい  。(餓えは収まらない。喰らっても喰らっても喰らっても喰らっても――2か月分を一週間で飲み干しても足りなかった。それどころか瓶詰めじゃ既に満足できない。文字通り「腹の足しにも成りはしない」だ。焦りは、彼自身が予想していなかった分、大きい。――その変化を誰にも告げずに居たのは―――自分が「自然」と狂っていくのを見られたくなかったから。もしくは――どこかで信じたくなかったんだろう。自分が獣に喰らわれるという事を。――今更だ。本当に今更。)……………。(虚ろな瞳を隠して、細く長く―吐息を洩らす。「其れはそれで良いかも知れない」なんて、声が何時もの通りなら、独り言のように呟く事も出来たのに――)人 を  タペストリーのように貼り付 け  た上に、木偶  人形の世  話。……僕は、君の人形 かい?酷   く乱暴に 扱われそうだ .......(「最後」―「迷ってる」―…するりと違和感無く入り込んできた声。――驚く様子も、怯える様子も無く、ただ瞼を押し上げた。――薄い笑みの浮かぶ友人の顔を、写して沈黙する)   (間)    (友人の黒髪が俯くにつれて、揺れて、落ちて―――) [Wed 22 Feb 2006 07:51:21]
ザッハトルテ > ( 浮かべたばかりの笑みが少しずつ翳りに沈む。 少しずつ頭が下がり、しまいには俯いて ) ――――…( 貴方は ) 何を  望む か。 ( 結局のところ何よりも、それが一番の問い。 ) [Wed 22 Feb 2006 07:08:22]
ザッハトルテ > ( それも既に一度交わした話題なれば、同じ結果を繰り返すだけ――少なくとも此方の認識では――と、逃げた部分は確かにあったろう。 その時は互いに何と答えたか、その後何某かの進展はあったか? 夜空を染め上げる朝の光ではなく、仰向いた白い顔を追って ) …当事者と第三者とは得てしてそうしたものだけれど、貴方からしたら最善であっても此方から見たら穴だらけなんだよ。 不確定要素が多すぎる。 だから他の方法はないか 模索の余地は本当にもう無いのかと――言葉はなっちゃいないが、そう言いたいんだ。 ( 指摘された「苛立ち」を押し固めて潰すように、左手を拳に固めて 解いて ) ――…そうだよ。いつかと何も変わらない。 閉じ込められるのが御気に召さないと言うのなら――今のように両手両足を穿って差し上げても良いし、四六時中貴方が「気持ち悪い」と言うほどへばりついて絞め落とし続けても良い。 …それでも与えられれば滴まで干してしまうのだからね、我々は。 砂時計をきっちり落として、日に何度でも寸分の狂いもなく注ぎ込んで差し上げる。 (「墓地の住人に何ぞ用か」その答えがなかったのは、彼はこちらに呪術に関する一片の素養もないと知っているから省いたか、彼自身予測不能な部分が多いからか。 その説明がない限り納得できそうにないが、――仮に説明されたとて此方には理解できなかろうから結果は同じ、か。 ) 止めた後? 「後」も何も無い、彼女が嫁ぐまで それからも――ずっと見定め続けるよ。 ( 今の餓えが治まるまで。 すい、と薄い紙ぺらのような笑みを浮かべ ) …貴方の最期は私が貰ったのだから、その時が来たと思ったならば。 ――…因みに今もね、ほんの少しだけ迷ってるんだ。 [Wed 22 Feb 2006 07:04:06]
> (もし其れを、この男に直接投げつけていたら、何らかの返答がこぼれただろう。しかし全ては沈黙の中へと還ってしまった。――ならば、此方も視線を、つい、と逸らすだけだろう。)―――…………。(言葉に出来なかった幾つかが、喉の奥に落ちて――)なにを そんなに苛立っているの か。 ――僕    は僕で、 僕に 出来る限りの選択肢を選んで いるつもりだ。 唯一答え  に近そうな手段 を選ん だ 結 果、此処に居る。最高の手段  では な いが、最善で は あ ると――…思っている。(体の力を抜いて――そのまま仰向く。明けて来た空は既に明るい。)――さて、逆に問おう。君 は「止める」と言ったね。―それは、何を「止める」のかな?…彼女―リコリスを餌にしようとする僕を…? 止めた後は、どうなる。僕は 、どうなる。小部屋に閉じ 込 め るの   か ――既に僕ではない僕を。  それとも君は  (傍に居る貴方を見上げる。小部屋に戻って閉じ篭ったとしても、狂った吸血鬼の末路が如何なるかなんて、言葉にしなくとも分かる。)――僕を、滅ぼしたいと言っているのか。 [Wed 22 Feb 2006 06:38:04]
ザッハトルテ > (「おまえがいい」「側に居ろ」 それに類する言葉をこれまで何度もかけられて来たと思う。  けれど結局、何時だって肝心な時にこの身は何の役にも立たないんだ――なんて、忠誠心の塊じみたものではなくて。 己の存在理由も価値も見出せないモノが「要ると言ったくせに」と――…きっと責任転嫁をしているだけだ ) ――…ならば。 それは自力で排除できるとでも。 家出と称してその見通しは。 ――餓を断ち切る為に死霊どもに用? その間に何某かの「事故」が起きたならば、それはそれで仕方ないと言い切るほどの火急かつ必要な件なのか。 ( いかほどの力でもって捻じ込んだものか、足を貫通し地に埋まった杭を示し、挑発を超えて日頃非力と自称する彼へと最早侮辱に近い発言を投げつけた。 …何だろう、抑えたつもりでいるのに何がこうまで挑戦的にさせるのだろう。 酷く冷えた部分とそうでない部分が頭の中に混在しているような。 ) ――…何か。 ( 乱れた髪の下でさも忌まわしげにこちらを見る様子に、もう一度問うと言うよりは確認する語調で ) [Wed 22 Feb 2006 06:13:40]
> ―――――………。(本当の意味では―――?)(ほんとうのいみ)( ……。)(その言葉は、何かの呪文のように思えた。考えもしなかった事。思いもしなかった事。しかし彼は自分の何かを見て「そう」思ったんだろう。――…払われた手を引き戻す事も出来ない。転がる腕は人形の様に呆気なく地面の上に落ちた。それを薄く開いた瞳が眺め――ややあって、貴方の赤い双眸を静かに見詰める。――言葉の続きを求めるように。ただ、言葉を伏すと言うのなら、視線が逸らされるだけだ。)―――………。(ともすれば挑発でもされているような友人の台詞。――もう一度、首を横に)―――……。(言葉が紡げないのが此れ程つらいものだとは思えなかった。痛むわけではないが、空気が抜ける言葉をゆっくりと、静かに紡ぐ)…考えて  いなかっ た わけじゃない。――だから こそ杭を穿った。 そも―― 何故わざわ  ざ外に出て 、此処  に 留まっ  て 居る と 思うのか――…。 此処 の 住人 に 用があるからだ。――――……・・。(「何か」)…… ( 貴方が余りにもサラリと溢したものだから、悪い冗談にしても性質が悪いと顔を顰めた。―― 自分がこういう状況だからこそ、聞きたく無い言葉。) [Wed 22 Feb 2006 05:57:38]
ザッハトルテ > ――…いい加減気付け、ばか。 幾らさみしいさみしいと口にしようが、貴方は本当の意味では――…誰も必要となんかしてないよ。 ( 横に僅か揺れる首に先ずそう返した。 街中で鬼祓いがなされていた時、終焉を貰い受ける誓いに承諾をした。 閉じ篭ると言った。 その翌日には姿を消して、――…目を離した責が自分にあるのは事実。 それを丸ごと棚上げするようではあるが、所詮信頼に値するモノではなかったのだと彼の行動が物語っている。 「止める」と言うだけ無駄ではあったろう、…これじゃ信じて貰えなくて拗ねた子供と変わらない、だからその話はそこで打ち切って ) …「餌」が通りかかる可能性を、本当に考えてから言っているのか? 繋ぐと言うなら何故自室に戻らない。 あの小部屋に入って中から施錠をしたなら「彼女」だって立ち寄れまいに、そちらの方が余程採算も取れように――…それとも何か。 本当は――…怪我人か行き倒れを心配する人間を蜘蛛か何かみたいに待っている? ――いや、だからとて軽蔑はすまいよ。 渇きに押し切られた属ならば無意識にそれくらいやりかねない、身に覚えがあるからね? ( 今宵この場で初めて目にした明確な意志の表れは敵意に近いか。 乱杭歯を打ち鳴らす様を見据えたまま、伸びる手を払う。 ) ……何か。 [Wed 22 Feb 2006 05:25:58]
>  …………。 (―「如何だって…」―首を横に振る。代わりに首に一線引いた指先で、喉を押えた。薄く開いた唇の奥には白い刃。肉が乾こうが、血が乾こうが、鬼の本性は丸くなる事は無い。 ―― 即ち 餓えは健在だと。 )守...りたく(とも、)..守.れな 。ど..ち.ら(にせよ)このまま...(だと) 結末 (は)...同じ。(餓えと本能に飲み込まれてしまっても同じ。「間に合わなくても」同じ。唯一この杭が抜ける時が在るとすれば――この「餓え」を始末した後だろう。…ならば、その時まではこの杭は此処に在ったほうがいい。己の手を引く気配もない)…………。(「止めるだけ。」「帰ろう」――首を横に振る。)..僕(が).此.処.....居.る理由.(は)何..(だと思) ..っている(のか。ただ)隠れてい..るだけ?..........違う―――…此処(で)”繋ぐ”…離れ....出.来な.い.       っっ――― (ギチリ。唇の先で言葉を紡ぐだけだった男が、その一言を聞いた瞬間、空気を噛み千切るようにして、牙を鳴らした。)(声を絞り出そうとしているのか、喉奥でグルグルと鳴る――杭を押えていた掌が、徐ら、貴方の襟元を掴まんと伸ばされて)  ザッハトルテ  (確りと名前を紡いだ。) [Wed 22 Feb 2006 05:07:26]
ザッハトルテ > ( 頷きさえ多大な疲労を伴うかのように、見えた。 ――…天命を待つと言いたげな仕草。 最後の最後、――それとも「最期」 ? 天上に住まう何某かに祈りを馳せる心模様こそが人と人であったひとが持つ特色か。 …何れにせよ、看破された苛立ちは炎の前の雪より呆気なく消える。 自然柔らかくなった語調は諦め混じりの薄い微笑が生んだもので。 ) …言う事がめちゃくちゃだよ、西園寺。 ――…「約束」なんかどうだって良かったんじゃないか。 ( そのまま朽ちても構わなかった、なんて。 娘御と交わした約束、上書きされた最期の約束の何れもそれでは果たせまい。 ――そこまで至れない程の衰弱、それすらどうでも良いと投げ出せる自棄に侵食されているのだとしても。 ) ……………… ( 目を閉じて呼気だけが長めの呼吸の後 ) …いつかと同じ。 貴方は答えなかったけど、どちらにしても私は止めに入るだけだよ。 だから――…帰ろう? …逆に貴方の不在が長すぎると、その間に私があの子を殺めてしまうかも知れないし。 ( 言ってそちらを見返した。 ) [Wed 22 Feb 2006 04:33:51]
> (先程自分で自分に問うた事を、言葉にされる。――尤もだ。だけど)(自分の意志で留まる)(―頷いた―)(誰が保証する?少し悩むような間の後、人差し指が天を指差した。「神のみぞ知る」或いは単純に「ぜうす」やら「菩薩」やらが助けてくれると言ったのかもしれない。どちらに取られても、軽い返事。)(貴方の問い詰めるような口調の裏に「苛立ち」を漸く見つけた屍は、少しばかり驚いた。瞬き一回分の沈黙の後)それ...(なら)ば.それまで。..――如何しようも.無.かっ..た. 思.うより他(無い) [Wed 22 Feb 2006 04:14:28]
ザッハトルテ > ( 虚ろに笑いながらそれでも崩さない解放に対する拒絶。 耳が拾える幾つかの音を聞き、声にならなかった――出来なかったのであろう部分を補う為に、注視と云うよりは凝視の視線を向けて「意志」を聞き取り ) つまり自分の意志でこの場に留まると仰るか。 ――…損得勘定もできないか、今は。 戻れるようになったと判断できるまで此処に残ったとして、その間の安全を何処の誰が保証する。 ( 失礼ながら、今の外見ではどう見ても金目のものを持っているようには見えなかろうが、墓場荒らしに天敵に野犬、――…ものによっては死霊の類もか。 それらが訪れ、悉くが見逃す保証が何処にあると。 頑なに杭を守ろうとする、乾いた土すらこびりついていそうな頼りない手に退かなかった。 ) それに――…歩けぬようにしたのであれば? 御願いやら約束やらの前にそのまま渇いて果てるより他あるまいよ。 むしろそれこそが真の望みと、そう云う事か。 ( 物凄く苛々する。 …このまま力任せに杭なんざ抜いてしまおうか、酷く粗野な衝動を飲み込んで )  …西園寺。 それは つまり――…  至近ではリコリス。 遠きは何処の誰とも知らぬ誰か。 彼女や彼らを――見境なしに喰わずに居る自信がない、と? [Wed 22 Feb 2006 03:52:53]
> 【訂正】(久し振りに見る友人の姿(カスカスと空気が漏れるような音が響く。――笑っているらしい屍は、杭に掛かる手に気が付いたなら、まるで杭を守るように、己の掌を杭の頭へ乗せるだろう。今は)……必....要u 。(―なのだ。この杭によって齎される制限が。微かな振動を激痛に変える杭が。立ち上がる力を抜く為の杭が。首を横に―震えるのと同じ程度に振って、貴方の手を遠ざけんと―) .ま.だ。この(ままでは) ,,,君,に「お..願い」(をしなければならない。――鈍いながらも左手が、屍の首を横に一線――「お願い」とは、そういう事らしい。 )――..約.束.守(れない)(「彼女が大きくなるまで待ちなさい」何時ぞや貴方がいった言葉も、娘に「帰る」と頷いた約束も。もう表情を浮かべる事すら出来ない程乾いてしまったけれど――この杭を抜いてしまったら、更に遠ざかるのではないかという不安がこびりついて離れない。もしも、目が醒めて此処ではない何処かに立ち…傍らに、餌が転がっていたら――…過ぎる想像に首をもう一度振った) [Wed 22 Feb 2006 03:29:33]
> (久し振りに見る友人の姿(カスカスと空気が漏れるような音が響く。――笑っているらしい屍は、杭に掛かる手に気が付いたなら [Wed 22 Feb 2006 03:29:15]
ザッハトルテ > ( ぐったりと斜面に身を預けたままで居る体勢は、屈み込んだ視点から見ても幾ばくかは見下ろす高さ。 簾状に落ちかかる髪に遮られた奥の石榴の生気の無さ、正しく死人の色の肌、それ以前に身を飾るを良しとするひとには有り得ざる廃れきった風体に呆れを超えて胸焼けが起こせる程の、――おそらくは怒りを押し殺した。 確認もしていない、未だ想像の域を出ない「彼がここにこんな状態で在る」理由を推測して、判った気になっている――ぶっきらぼうな口調が不機嫌を完全に隠蔽できているものやら彼方の洞察次第 ) ――何が家出だ。 帰る当ての無い場合は家出じゃなくて蒸発と言うんだ、ばか。 ( めちゃくちゃな定義を押し付けて ) …それ(・・)が弱点たり得ず、ただ動きを止めるものでしかないと話したのはいつだ。 妙な事を何時までもやってないで――外すぞ。 ( 伸ばした手は杭にかける為の。 制止がなければそのまま引き抜きにかかる。 ) [Wed 22 Feb 2006 03:02:47]
> (黒髪の合間から見える視界のみ――それ以上首を動かそうとも思わなかったし、身体を起こそうだなんて、更に思わなかった。――単純に血が足りなくて辛い所為もあるが、それ以上に人間に見付かるのが面倒だ。死体だと思ってくれるのならばそのままに。墓守を呼びに云った隙に逃げるなり隠れるなりすればいい。 ハンターだったら? …その時はその時だ。あぁ、いけない。それじゃ約束が守れない。やぁ、怒られてしまうな。灰になった後でも、意識があるのなら謝りにいけるのだけど。   ――  頭の中とは裏腹に屍は屍らしく其処に在った。窪んだ土手に背を預けて俯く体。)( ――――――嗚呼近付いてくる。散策にしては迷いがない足音だと思った。 ――薄く開けた瞼に、揺れる黒い外套の――) (聞き慣れた声が頭上から降ってくる。呆れが混じっているように聞こえたのは、誰よりも自分がそう思っているからだろう。―――同時にふと、娘に口止めをしていない事を思い出した。――問いに答える為の空気を求めて、静かに胸が上下した)――― ぃぇで 。(娘に言ったのと同じ答えを、こそりと洩らした。)―――奇..遇 ..こんな...会ぅ..なんて。(戯言めいた返答を零しながら――漸く上げた視線の先に、貴方が見えた) [Wed 22 Feb 2006 02:47:03]
ザッハトルテ > ( ――…とは言えど。 先日「命綱」の誰かさんより幾つか、パズルのピースを貰っているから。 知ったうえで敢えて、縫い止める針と呼ばわるには凶悪な文字通りの足枷を引き抜く為に眼前で屈み込んだ。 ) [Wed 22 Feb 2006 02:30:56]
足音 > ( 偶然であれ何であれ、――夏の頃だかに同じ場所で見たと言えば全てが偶然でもあるまいか。 石畳を打つ硬質から枯葉を踏むそれへと音質を変えつつ彷徨う気配はそれでも少しずつ近付こう、やがて重い衣擦れの音を従えて木々の合い間より滲む黒は外套の裾か同色の乾ききらない洗い髪か。 ただでさえ音を立てずに居ると云うよりそこに在る姿を予測、或いは観測的希望を持ち合わせていないモノは予備準備の欠片もないまま異様な光景に出くわした形になろう。 だが真っ先に頭に浮かんだのは―― )   ( でかい、迷子。 そして )   ( 足を杭に貫かれた同種の姿。 何れにせよ赤目に出来たのはその双眸を驚愕の形に開くのみで )   ――――  … !      (「敵」の可能性を先ず疑って目を細め、周囲を伺い――直ぐに狩人相手であれば、それこそこんな状態で残す筈も無いと思い至り ) …… 迷子じゃなくて ――… ストライキじゃないか それじゃ。   ――…何してる。 ( 母も教えも何ひとつ知らずの、似たようで別の同じ属が問う。 ) [Wed 22 Feb 2006 02:24:25]
> (母が居たのなら、尋ねる事も出来たのだろう。酷くなる餓えの意味―赤い河へ更に踏み込む意味―始祖への道を辿る行為――しかし、その「母」より教えを受ける前に逃げ出した、愚かな「仔」は己の手で堕ちる場所へ、辿り付かなければならない。誤れば最後、最早二度と「自分」を掴む事は出来ないと知っていても、「母」に助けを求める事は出来なかった。「何処へ堕ちてもいい」と、半ば手放すつもりだったのではないかと問われたら、否定できない。―― 友人に吐露してしまった自分の弱い本音を、自覚したからこそ 外にでた ―――    だけど。)(意識の糸を紙縒り合わせ始めた時だ。墓地の奥の奥――雑木林と言うには深い木々の合間。――やや窪んだ土手に、半ば転がっている屍は足音を聞いた)(近付いてくるのか、遠ざかるのかは分からない。しかし、規則正しいその音は、確かに二足歩行する「人」のもの。――しかし、己で杭を穿ち、乾いた身体が出来ることは落としていた視線を微かに上げることだけだ) [Wed 22 Feb 2006 02:02:31]
足音 > ( それは自らを縫い止めた屍の正面、未だ離れた辺りより。 天空の半円とまばらな外灯以外に目印となる光源は無く、灯りを持たずして徘徊する音。 小さく鳴る間隔が聞けたなら決して早くない足取りを知れよう――何かを求めながらの歩様は墓地の最奥までを巡る所存、故に――何れ其方へと至るは偶然とも必然とも。 ――…招かれて初めて訪いを許されるモノとて例外もある そんな話。 ) [Wed 22 Feb 2006 01:40:22]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『( 石畳をひとつ、ふたつ。 )』 [Wed 22 Feb 2006 01:39:54]
> (右の太腿に妙にあっさりと喰い込んでいる白木の杭。――「屍らしくみえる」――だなんて。つらつらと自分の状況を確認して、ころりと浮かんだ言葉にぎこちない苦笑が浮かぶ。――なんせ自分で突き刺したのだ。”屍”が、動かない、よう、に。)―――……。(自傷も自傷。しかも状況を考えれば、1歩間違うと自殺の類い。もう死んでいる屍がもう一度死ぬ場合はなんと言うんだろう。再自殺?――漫才の延長で滅びるのも面白いなんて、冗談半分本気半分で一人笑った)――――……。(笑っても、唇が微かに開くだけ。掠れた声は、笑いにならない)(さて――― さて。)(久し振りに「自分」を意識して、手繰り寄せる――乾いていく身体とは違い、まだ狂っては居ない。) [Wed 22 Feb 2006 01:34:19]
> (「男らしきもの」――乱れた黒髪の長髪は女にも見えたし、男にも見えた。元は白いブラウスかシャツか分からぬが、白い薄手の衣服を纏った細い体は、怪我をしているのか、ただ汚れているだけなのかも分からない。それでも「男」だと、辛うじて判断出来たのは、黒――だから、灰色だかのスラックスを履いているからだ。――尤も、そちらもシャツ同様汚れていて、見れたもんじゃないのだけど。――しかしだ。この屍を一見して、真っ先に「観て」しまうとしたら、今述べた服装やら髪やらではない。――その足に深々と穿たれた杭だろう。この杭のおかげで、屍はより屍らしくなれた) [Wed 22 Feb 2006 01:16:50]
> (――― 「瞼が開いている」 ――)(そう気がつくまで暫く掛かった。自分の眼球に写る景色に気がつくのに、たっぷり二呼吸。――…ただの「黒」ではなく、色あるモノクロの風景。その風景にあるもの一つ一つを取り出すように、確認作業。――俯いた先にある右手、人差し指、親指、中指薬指―……小指と、錆たカラクリ玩具とてもう少し滑らかに動く筈だと、内心でせせら笑いながら動かして―――漸く、この躯は自分の意志で動いている、と、確認。)(――薄い安堵―或いは消えるかかっている自己への不安が過ぎって、男らしきもの、は身体を引き摺った) [Wed 22 Feb 2006 01:04:02]
> (―――…) [Wed 22 Feb 2006 00:43:42]
お知らせ > さんが入室されました。 『――――』 [Wed 22 Feb 2006 00:42:58]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Tue 21 Feb 2006 21:41:45]
アカネ >  …………………………………ひとめ見るつもりだけだったのに………。 ( アカネ自身にも聞こえない、アカネ自身も意識していないささやきは、夜にとけ、闇に消えた。 ふわりとまぶたを閉ざしてみれば、アカネはあっさりと意識を手放した。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:41:40]
アカネ > ( もしも自分が死んだら、花を捧げてくれる人はいるのだろうか。 ふと、アカネはそんなことを思った。 なんてことはない、ちょっとした夢想。 けれど途端にアカネは落ち着かなくなって、その考えを振り払った。 ただ、空を見上げてつぶやいた。 ) ………………幽霊でも……出そうな夜………。 [Tue 21 Feb 2006 21:39:30]
アカネ > ( ぽつん、ぽつん、花が捧げられているものも見える。 けれどその多くは、ただ、ただ、刻まれた名前が消えるのを待つように、風化していくのを待つように、じっとそこにあるだけだ。 待ち続けているのかもしれないそれらのひとつに手を当てて、アカネは眉を寄せた。 ) …………つめたい………ね……。 ( ここはなぜだか落ち着けるけれど、少しだけ、寂しい。 忘れられていくひとたちが、確かにここにいるから。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:29:07]
アカネ > ( アカネがこうして目覚めるのは、今日で九日目。 九という数字は何かを意味するようで、何かを意味しないようで、不思議な数字だ。 けれどアカネはそんなことは考えていない。 アカネが今考えていることはひとつだった。 ) ……………寂しいしょ……? ( ずらっと並んだ、墓標のことであった。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:19:30]
アカネ > ( 墓場のアカネ。 ) [Tue 21 Feb 2006 21:17:57]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Tue 21 Feb 2006 21:17:18]
お知らせ > アカネさんが帰りました。 [Mon 20 Feb 2006 22:11:43]
アカネ > ( それはアカネのエゴかもしれないけれど。 それはアカネのエゴなのだろうけれど。 それでもアカネは、そのえいえんを信じている。 死んで、それで終わりになるんじゃないってことを。 アカネが、いつまでも続くことを。 ) ―――ぼ、く、ら、は、いきてゆく♪ ( 替え歌、だけれどもね。 ふたつのえいえんが、どこかでうまくかみ合うことを祈りながら、夕闇の中、アカネは眠りについた。 ) [Mon 20 Feb 2006 22:11:40]
アカネ >  ―――大人になんて、なりたくなぁーい♪ ( 大人になんてなりたくない。 大人になんてなりたくない。 大人になんて、なりたくない。 働いたり、年をとったりするのが嫌だからかな? けれどそれだけではないことだって、アカネは知っているんだ。 大人になって、子供を生んで、その子供を育てて、そして見送って。 ずっと、ずうっと先まで、子供たちが続いていく。 いつか大人になって、そしてそのとき初めて気づくんだ。 子供でいることの幸せを。 大人になることの辛さを。 生きることの充足を。 ) [Mon 20 Feb 2006 22:01:20]
アカネ > ( 誰にも聞こえないかもしれない歌を、アカネは歌うんだ。 ちょっとうつむいて、つま先で地面を掘り返しながら、歌うんだ。 ) ―――大好きなおもちゃにかこまれてぇー♪ ( いつまでも、いつまでも、子供ではいられないけれど。 人はやがて大人になって、老いていって、そして死んでいくけれど。 今だけはそのえいえんを歌っても、いいんじゃないかと、思うんだ。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:51:11]
アカネ >  ―――こどもでいたぁーい、ずっと、こぉどぉもぉでぇー♪ ( 決してうまいわけじゃない。 でも下手なわけでもない。 子供らしく子供らしい、そんなうたごえ。 ひとりぼっちをまぎらわすように、アカネは独り、歌った。 いつかのあの日に、泣いたように。 アカネは泣く代わりに、歌を歌う。 どこまでも、どこまでも、幼稚で、子供っぽい、歌を。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:42:00]
アカネ > ( もしも夢ならば、これはさめてほしい悪夢だろうか。 それとも、さめないでほしい夢だろうか。 多分、後者だと思う。 少しだけさびしくて、でも少しだけ落ち着ける、そんな世界。 お月様を見上げて、アカネはひとつ、身震いをした。 武者震いというやつさ。 ) んぅ…………歌でも、歌ってようかなぁ。  [Mon 20 Feb 2006 21:31:20]
アカネ > ( アカネが目を覚ましているとき、それはいつも夜なのだ。 気づくといつも夜で、朝も昼も夕方も、アカネの世界にはない。 やはり夢なのだろうか、とアカネは考えた。 ) …………うぐぅ………どうなのかな……。 ( 実際のところ、よくわからない。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:19:01]
アカネ > ( アカネは今日、大きな発見をした。 ) [Mon 20 Feb 2006 21:17:24]
お知らせ > アカネさんが来ました。 [Mon 20 Feb 2006 21:17:06]
お知らせ > 夢霧さんが帰りました。 [Wed 15 Feb 2006 22:48:55]
夢霧 > おやすみ。(誰もいなくなった墓場でそういってその場を後にした) [Wed 15 Feb 2006 22:48:53]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 [Wed 15 Feb 2006 22:47:34]
アカネ >  むぅ、た、たいして変わらんのに………。 ( ぼそっと呟いて、アカネは唇を尖らせた。 幼い、という点で、まあたしかにアカネの方が子供なのだけれども。 ) んぅ…………おやすみ……。 ( うとうとと、アカネは瞼を閉じて―――すぅ。 地面にしみこむように消えた。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:47:31]
夢霧 > ・・・・まあ、大人だからね。子供に負けるわけにはいかないよ。(どの口がいってるのだか。)そろそろ・・・・おやすみみたいだし、僕はいこうかな。(立ち上がると埃を払う) [Wed 15 Feb 2006 22:46:04]
アカネ >  んぅ………楽しめたけど……ちょっと、悔しい。 ( むー。 いやまあ、勝負でもないのだから気にすることはないのだけれども。 ふあ、ともれ出るあくびを、手で押さえて。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:44:32]
夢霧 > よし、勝った・・・・(って違うそういう勝負じゃない。首を横に振った)・・・・結構、楽しめたんじゃない?(どう?と聞いてみた) [Wed 15 Feb 2006 22:43:03]
アカネ >  ええと、ええと…………っ ( 俳句を作って遊ぶなど――多分、そんな酔狂はこのたゆたう水面のような世界では、数少ないのではないのだろうか。 いや、川柳かもしれないが。 ) あ、ああ……「あああああ あああああああ あああああ」。 ( 復活の呪文のような阿呆であった。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:40:41]
夢霧 > やっぱり・・・・難しい(呟きながらつくりはじめる)「雲消えて やってくるのは 月兎」・・・・・・(ねたにつまったのか結構強引だ) [Wed 15 Feb 2006 22:37:04]
アカネ >  うにぅ…………。 ( むむむ、と眉を寄せて、あかねは暫く考えた。 ) ……「ぬばたまの―――…… ( うぅん。 ) 「ぬばたまの 闇夜に浮かぶ 思ひ人」 [Wed 15 Feb 2006 22:32:24]
夢霧 > ・・・・・・(頭をフルに使って考える)「雪が降る 街の姿は 別世界」(即興その2・・・・中々5,7,5にするのは難しい) [Wed 15 Feb 2006 22:29:24]
アカネ >  わ………すごい。 ( 即興のそれに、アカネは目を白黒させた。 それから暫く考えて。 ) 「朝露の 零れる姿 あはれかな」………うぐぅ……いまいち。 [Wed 15 Feb 2006 22:23:21]
夢霧 > (・・・やらないわけにもいかないだろう)知ってはいるけど作った事は無いよ・・・・・「霜柱 朝限りの 命なり」(川柳はどんな感じで作れば良いのか分からないので俳句、見よう見まねでつくってみる。) [Wed 15 Feb 2006 22:19:24]
アカネ >  センリュウ……ん、川柳。 おとうさん、あれ苦手だーて言ってたさ。 ( アカネとしては、固定の季語を使わなくていい分、楽なのだけれども。 ) んー…………ぅん。 それじゃあ、夢霧も、一緒に。  [Wed 15 Feb 2006 22:15:08]
夢霧 > (頷く、あっている)うん、そんな感じのやつ。あと、型が決まって無いやつで「センリュウ」ってやつも聞いた事があるね。(なぜ詩を知らなくてこういうことは聞いた事があるのだろうと自分でも思う。)・・・・そういうのやってみたら?沢山出来るよ、きっと。(十分な暇潰しにはなるだろう。) [Wed 15 Feb 2006 22:11:52]
アカネ >  ………ハイク……………ああ、わかった、俳句だ。 おとうさんが、たまに書いてた。 ( アカネの父親は、トキノミヤコ系の人種なのか、あるいは単純に趣味としてそういったことをやっていたのだろう。 ) 「朧月 儚きながらも 道しるべ」………みたいなんでしょや? [Wed 15 Feb 2006 22:09:04]
夢霧 > (こういうなりはしているが元は天使。・・・言った本人も疎かったりする)ごめん、詩は難しいからやめといたほうがいいね。・・・・あとは「ハイク」っていうやつ。5語、7語、5語で季節に関係する言葉をいれてつくるってやつ。(分からないと答えるのは恥ずかしいので別の物に変えた) [Wed 15 Feb 2006 22:05:13]
アカネ >  うぐぅ…………絵は……苦手で……………詩? 詩て……どんなの、かな? ( いまいち詩にはうといらしく、アカネは小首をかしげた。 そういう、ポエミーな人種では、ないらしい。 ……なかったらしい、と表記すべきかもしれないが。 ) [Wed 15 Feb 2006 22:00:57]
夢霧 > ・・・・そうだね。不思議だ。(お話作りはだめとなると他には・・・・)絵を書くとか、詩を書くとか・・・・・ぐらいしか思い浮かばない。(頭をしぼってだした考え) [Wed 15 Feb 2006 21:59:02]
アカネ >  ぅん……………でもねぇ、なんでかな。 そのお話は、簡単に作れたのに……他のお話は、思い浮かばないとよ。 不思議でしょや? ( ぎゅう、とそのお話を書き留めた日記帳を抱きしめて、アカネは悩むように眉根を寄せた。 お頭の中身が足りないからじゃなくて、本当に、他にお話が思い浮かばない。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:55:51]
夢霧 > どうしようって僕に言われてもね・・・・(その場に座って困った顔で)・・・・お話作る事に飽きていないならまた新しいお話でも作ってみたら?(真っ先に思いついた物を言ってみた) [Wed 15 Feb 2006 21:52:47]
アカネ >  ……………ふぇ? ( 声をかけられて、アカネはようやく気づいたようだった。 視界に入った姿に、目をぱちくりとさせて、それから。 ) あ………夢霧……。 昨日まで、お話を作ってたんだけど、終わっちゃったから……どうしよう? ( 曖昧に微笑んで、アカネは小首をかしげた。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:50:09]
夢霧 > (佇んでいる霊を見つければそちらへ向かって)・・・・・・暇そうだね。(声をかけた・・・霊である事を教えれば終わる話かもしれない。だけどそれだけは絶対にしてはいけない事だと思う) [Wed 15 Feb 2006 21:46:55]
アカネ > ( 飢えもなく、渇きもなく、疲れもなければ苦痛もない。 それは不思議なことだったけれど、助かってはいる。 そのこと自体は怖いことではない。 怖いのは―――ある、漠然とした、不安。 ただひとつの、なにか。 否………誰か、なのだろうか。 顔もわからず、名前も知らず、その存在ですら確たるものではない。 ――だが、どこかで、アカネは「その人」を求めていた。 会って話したいのではない、ただ―――――寂しがっていないか、それが怖い。 )( やはり、アカネは、ぽつんとたたずんでいた。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:44:22]
夢霧 > (やってきたのは墓場。ここにいるであろう霊に会いに)・・・・・・・(暇人だなとか自分で思いつつ目的の霊を探し始める) [Wed 15 Feb 2006 21:43:29]
お知らせ > 夢霧さんが入室されました。 [Wed 15 Feb 2006 21:41:21]
アカネ > ( 実際、自分が死んだということに気づいていない、或いは死んだという事実を忘れたか、認めようとしない幽霊――そんなものはどうしたらいいのだろう。 言ってみれば地縛霊なのかもしれない。 ………ああ、いや、アカネは全然そんなふうに見えはしない、ちょっとお頭の足りない女の子なのだが。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:40:18]
アカネ > ( アカネは今日もまた、気づけばそこにたたずんでいた。 何の変わりもなく、そこにいる。 やはり夢なのか、と思うけれど、頬をつねればいたいのだ。 ) ………うぅん…………………でも。 ( 不思議と怖くはないのだ。 お墓だって言うのに、ぜんぜん、怖くないのだ。 不思議なことに。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:30:38]
アカネ > ( ぽつん。 ) [Wed 15 Feb 2006 21:28:52]
お知らせ > アカネさんが入室されました。 [Wed 15 Feb 2006 21:26:54]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『( 『アノ人にヴァレンタインの贈り物を渡すまで、私、成仏できないッ!』 )』 [Wed 15 Feb 2006 00:46:56]
トート > ( ふ、と )  …、 ( ベルに呼び寄せられることなく ふわふわ、浮かんでいるタマシイを視界に認めれば )  …やれやれ。 ( 寄ってきたモノたちを水晶球に招き、ベルを止めて 近寄ろうか。 )  ( 前は、母親に殺された子。 その前は、だらしのない男。  ―― さて、アナタはどんな未練を持っているの か。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:45:13]
トート > ( こんなにも十字架が溢れている場所なのに、それでも集うのは自分と同じマイナスのモノばかり。  聖職者たちによって祈りを捧げられた十字架だというのに、避けたいほど居心地の悪いわけでもない。 )  …まぁ、新しいモノは 少し、忌避したくもなりますけれど。 ( それもそのうち、此処に染まる。 ) (  ちり ぃ ― ん。  ベルの音の響く、死の色の濃い場所。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:41:03]
トート > ( 立ち止まって、取り出したのは 小さなベル。  ちりぃ ん。 響くオトは、空気と相俟って冷ややか。 )  …さ、 いらっしゃい な。 ( 存在だけでは、呼びかけだけでは、到底集まってはくれない魂を、呼ぶ。 オト。 )  ( 見渡す、周囲は石造りの十字架ばかりで少しだけ気分が悪い。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:36:15]
トート > ( 先日も、いたのだ。 此処に囚われていたモノが。 その者曰く、最近この辺りに惑っている霊がいる、とか、 )  ――― ていうかアナタもそうでしょう。  というオハナシですよね。 ( そこで、ツッコんだのだけれども。 ) 真面目に聞いて損しました。 ( 嘘ではない。 真実ではあるが、それは単に極々当たり前の事に過ぎない。 )  ココが、一番集めやすいですから ね。 ( タマシイ、を。 ) ( 薄気味悪いとヒトは評すのだろう、夜の墓場。 その中ほどへと、躊躇い無く足を進めながら。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:31:03]
トート > ( やれやれ、とでも言うような溜息がひとつ。 ) …なんか、こう。 解りやすい目印とかつけていてくれると嬉しいのですけれども。 ( 大体、此処に留まっている死霊なんて珍しくも無い。 今だってホラ、あちらこちらにふわふわと。 ) …こんな事なら、もっとキツく突っ込んでおくべきでした。 ( 真面目な顔で、右手を突っ込みの形に何度か振る。素振りのように。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:22:38]
トート > ( この辺りに惑っている霊があるようだ、けれど )  …… さ て? ( 一体、何を指してそう言っているのか、というレベル。  それは、自身の感知能力の低さはもちろんであるけれど )  …どれ、なのでしょう ね? ( 墓地を、くるり と。右から左へ、動く視線。 漂うタマシイは、無数などとは到底呼べぬものの けして、少なくもない。 ) [Wed 15 Feb 2006 00:12:10]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( ―― 最近 )』 [Wed 15 Feb 2006 00:04:52]
お知らせ > アカネさんが退室されました。 『( アカネはそのまま、寝入ってしまった。 )』 [Tue 14 Feb 2006 21:55:05]
アカネ >  「ヒイロとそのひとはけっこんして、いつまでもいつまでも、とてもとてもしあわせにくらしたのでした。 めでたしめでたし。」 ( そこまで書いて、アカネはぽろぽろ泣き出してしまった。 何故だかわからないけれど、ぽろぽろとぽろぽろと。 ふたりは幸せに暮らすのに。 えいえんという言葉の通り。 けれどなぜか。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:54:27]
アカネ > ( 自分の書いた話で泣いてしまうなんて、そんな格好の悪い話はない。 自画自賛もいいところじゃないか。 アカネはなきそうになる目を押さえて、我慢した。 けれど、にじんでくる。 だって、なぜだろう、ヒイロがどれだけ嬉しかったのか、アカネにはなぜかとてもよくわかったのだ。 そうしてしばらくこらえていたけれど、アカネは最後の文章をかくために、あらためて筆をとった。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:44:51]
アカネ >  「けれど、」 ( アカネはそれだけ書いて、うーん、また悩んだ。 けれど、でよいのだろうか。 暫く考えて。 ) 「そのひとは、ヒイロのことをおよめさんにしてくれたのです。 ヒイロのおどろきようといったら、まっかになってないてしまうほどのことでした。 だって、とてもうれしかったのです。」 ( アカネは、ヒイロのことを思うと、なんだか自分も泣いてしまいそうになった。 ぐ、と涙腺を押さえてしまうほどに。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:34:54]
アカネ > ( ものがたりをこの後、どう書くか、悩んでいた。 もうストーリーは出来上がっている。 でも、なんて書けばいいのか、思い浮かばない。 うにゅう、と日記帳の白紙を前に、アカネはうなる。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:24:22]
アカネ > ( うぅん、とアカネは悩んでいた。 ) [Tue 14 Feb 2006 21:23:13]
Reload : off Line : 1000
TeaChat 1.8.3b
<noscript><noscript><noscript><noscript>