墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Sat 30 Sep 2006 23:52:46]
リゼル > ―――もう一度、…寝ようかな。 ( 彼が迎えに来る迄。 )  ――お休み。 ( 誰かに向けるでもない独り言の お休み。―― ふわ、と大きな欠伸を最後に零して、ゆっくりと墓地の奥へと引っ込んでいく。 己の棺桶の有る場所。塒。 ―― そうして、墓地には本当の静寂が戻るのだろうゥ。 ) [Sat 30 Sep 2006 23:52:43]
リゼル > ( はた、と口許押さえた。 ) これじゃァ、私の独り言みたいだね―――…。 ( 人影無い事確認。ふ、と息零す。 ) ――何時になったら行けるのかな――…。旅。 ( 僅かに眉に皺寄せて。 約束破り、なンて此処には居ない人物の事を。 ) …準備、其処まで必要かな―――。 ………ねぇ。 ( 誰へとも無く、ぽつン呟く。 ) [Sat 30 Sep 2006 23:48:55]
リゼル > ――あァ………そう。家族が来ないのかァ…。 ( 暫し考える様な間。 ) ―――何年前の話…? ( 指先で撫ぜる十字架は木の十字架。――手作りの様な そンな。 ) …50年の前じゃァ きっと、…――奥さんは此処には居ないんじゃないかなァ。 ( きっと、彼が死んだのは 50,60頃だろウ。 …―す、と其処で話は中断。立ち上がり、 もう一回空見上げた。 ) …今日は星が見えないから説得力は無いけど―― ― 死んだ人間は星になれるそうだよ。 ( 受け売り。 …―十字架の上に視線戻せば、 くすくす 笑ゥ。 ) あ………居なくなった、ね――…。 [Sat 30 Sep 2006 23:44:30]
リゼル > ( 見上げた空に月の形は見えなかった。―― 少女は、十字架林の隅ッコで、石碑に背凭れながら 僅か溜息を零す。 ) ―――眠いなァ………。 ( 暫く眠りに付いていた。最近の現状など知らぬ。 …ふわ、と大きく欠伸を零し、ゆっくりと足を中央へ踏み出した。 ) ねェ―― 久し振り。 …………――元気、かな? ( 見も知らぬ、けれど良く見掛ける古びた十字架へ。 人撫でして話しかける様に 問うた。 ) [Sat 30 Sep 2006 23:38:22]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Sat 30 Sep 2006 23:35:22]
お知らせ > 氷桜さんが帰りました。 [Thu 21 Sep 2006 01:53:46]
氷桜 > ………………ああ、そうかも知れんな(そう呟き紅い闇を見上げる) [Thu 21 Sep 2006 01:53:34]
お知らせ > 翠碧さんが帰りました。 [Thu 21 Sep 2006 01:51:14]
翠碧 >  ------  お墓参り ( ぽつンと呟く。 ) 確かに、亡くなった人はもう帰ってきませんし。例えば翠碧は、その人に「ごめんなさい。」って言いたくても、もう伝えられません。---でも、 本当に伝えたいコトって諦められないと思うのです。お兄さんは、違いますか? ( 涙を拭い取れば、 貴方に微笑み掛けよう。 ) [Thu 21 Sep 2006 01:50:32]
氷桜 > ………そうか………ニュアンスの違いはあるだろうがな(そう言って苦笑するが、また直ぐに表情が消える)……例え霊前に参ったとしても死者は何も語らない、それは魔術の領域だ…………(と、自分の台詞の矛盾に気付く)(……ならば………俺は何故此処に居るのだ、と) [Thu 21 Sep 2006 01:41:19]
氷桜 > (貴女の意外な反応に一寸驚く) [Thu 21 Sep 2006 01:38:15]
翠碧 > ( 溜息。---それには、びくりと 怯えたように身を震わせた。が、告げられた言葉。 ) …  同じ、なのです。 ディシュクさま---えと……翠碧のご主人さまも、お兄さんと同じコト言ってました。 その人は、『罰』を受けただけだって…… ( 言って、貴方を見遣る。主と同意見の貴方に、興味引かれたかのように。 ) [Thu 21 Sep 2006 01:36:13]
氷桜 > (貴女の台詞が途切れると一度大きな溜息を吐き)………スイヘキと言ったな、大方その男は人攫いか貴女を襲おうとした輩だ……そいつは報いを受けた、貴女は罪の意識を得てしまった………それだけの事だろう。…抗うことも出来ないクズはニブルヘイムに囚われるだけだ(一気に捲くし立てた。それは今までの僅かばかりの社交性を排した冷たい台詞だった) [Thu 21 Sep 2006 01:26:34]
翠碧 > ( 貴方と彼女の遣り取り。発端を作ってしまったのは、自身の挙動であることに気付けば、何事か発しようとした刹那... 話し合いが終局を迎えたようで。…去り際の、その言葉が如何も分からずにいたけれど、礼を受ければ会釈を返した。 )(貴方の問いかけには、左右に頭を振って) ……紅い雨とか、関係あるのです。翠碧は、じっとしてられなくって 外に出ちゃったのです。そしたら、スラムに迷子になっちゃって……それで、その人が声掛けて来て。出口まで案内してくれるって言ってましたけど、全然違うトコロに行ってそうだったので…訊いたら、 ナイフ出してきて---翠碧、怖くって。その人、転んだ時に落ちたナイフで……その人を... ( 言葉は、続かず。 ) [Thu 21 Sep 2006 01:16:13]
氷桜 > (後ろを振り返らずに)……先に帰れ(「………応じかねます」ジャンクは少女より、寧ろ主に対し警戒を抱いていた)………また閉じ込められたいか?(その台詞に少女は身を震わせる「………お気をつけて」キリハナの少女に一礼した従僕が去ったのを見届け貴女に向き直る)…………その者は………抗ったか?(少女の涙を見ながらだるそうに、余所行きでは無い素の声で問う) [Thu 21 Sep 2006 01:05:17]
翠碧 > ( 貴方の背後。極自然のコトながら、臨戦態勢に入っている彼女に、幾分怯えながらも ) ……やっぱり、そうでしたか。  翠碧は、”自業自得”なのです。----  翠碧は……人を殺めてしまったのです。でも、その人はそのままなのです、 だから…… 翠碧は、まだ「ごめんなさい」って言ってないのです。痛いコトしちゃって、ごめんなさい…って--- ( ぎゅ、と握る服。其処には一つの血痕が、在った。 やがて、堪えていたのも限界がきたように、瞳を涙で潤ませて。 ) [Thu 21 Sep 2006 00:57:17]
氷桜 > (背後で今にも鞘を走らせそうなジャンクを手の動きで止める)…………助かる………墓参り…………ああ、そうだな(故人に対し敬意を払わない勝手な訪問を墓参りと呼べれば、だが) [Thu 21 Sep 2006 00:50:32]
翠碧 > ( 貴方の胸中知るハズも無い少女は、 ----”種類”の言葉に続く、打消しの意を感じた様子。 ) 分かりました。翠碧は、それ以上追求しないのです。 (素直に こくンと頷くと) お兄さんはお墓参りですか?翠碧は、ちょっぴり違うけど……お墓参り、なのです 。 ( 小首傾げて尋ねるでしょう。 ) [Thu 21 Sep 2006 00:44:26]
氷桜 > (少女の言葉を聴き啼かせれば楽しめそうかと一瞬浮かぶが、所有の印を見つけ押し殺す)……………葉か………我等と同じで種類もあるか(と、自分の失言に気付く)………いや、何でもない(一瞬種を隠していることを忘れていた) [Thu 21 Sep 2006 00:38:39]
翠碧 > ( スッ、と 無言で動いた彼女には、びくりと怯えたように身体が強張ってしまった…けれども ) 平気なのです。行き成り近付いちゃったのは、翠碧の方なのですから --- キリバナといっても、翠碧は葉っぱなのです。 ( 葉に毒を含む植物であるコトまでは、添えなかったけれども。 ) [Thu 21 Sep 2006 00:30:25]
氷桜 > (「…………」従僕は無言で主とキリバナの少女の間に身体を入れる)…………下がれ(従僕は暫し逡巡し少女に一礼し背後に下がる、柄に手はかかったままだが)………失礼した………キリバナとは初めて見るな [Thu 21 Sep 2006 00:24:48]
翠碧 > ( 振り返る、貴方の様子には。忍び足していたワケでも、ないのに。 ) …… 見つかっちゃったのです。 (何処か、悪戯を見つかった子どものような 表情を浮かべる少女が一人。其処に居た。---草色の服を纏っている。極普通の少女。片目から生えた、植物の花を除くならば。 ) [Thu 21 Sep 2006 00:19:52]
氷桜 > (「………主、誰か来られました」)………………ん?(ジャンクの言葉に後ろを振り返る) [Thu 21 Sep 2006 00:16:50]
翠碧 > ( 靴というものの無い素足は、足音をたてることもなく。 ぺたぺた、と。貴方と彼女の佇む、其方に向かっているのだろう、足音が一つ。 ) [Thu 21 Sep 2006 00:15:25]
お知らせ > 翠碧さんが入室されました。 『 あしおと 。 』 [Thu 21 Sep 2006 00:14:00]
氷桜 > (「………」ジャンクは顔色を変えず主の背を見詰めたまま沈黙する)………ちッ(自分に従順なこの従僕も疎ましく思うことがある、今思えば自分も弱っていたのだろう、身体では無く精神が) [Thu 21 Sep 2006 00:07:12]
氷桜 > …お前はそれ以外に言うことは無いのか?(「………申し訳」従僕の台詞を遮り)……黙れ、貴様の声なんぞ誰が聞きたがるか [Thu 21 Sep 2006 00:02:23]
氷桜 > (従僕は答えない、氷桜も答えを期待した訳ではない)……つまらんな(「………申し訳ありません」従僕の台詞に声を荒げる) [Thu 21 Sep 2006 00:01:08]
氷桜 > (従僕は遠慮がちに「………ありません、主に拾われるまでは何も」と反す)……過去に縛られる者と過去を持たない者………どちらが幸せなんだろうな [Wed 20 Sep 2006 23:56:43]
氷桜 > (つまらない、お前が死んだ後の十年は何の面白みも無い)………クズ、お前に故郷の記憶はあるか? [Wed 20 Sep 2006 23:54:23]
氷桜 > (予想通りの従僕の対応に低く押し殺した笑いが起きる)…元よりお前に語りはせん、クズが(理不尽な台詞にも従僕は顔色を変えず「…申し訳ありません」とだけ反す) [Wed 20 Sep 2006 23:50:35]
氷桜 > ………気になるか?(後ろを振り返らずジャンクに問うが従僕は短く「……いえ」とだけ答えた) [Wed 20 Sep 2006 23:47:35]
氷桜 > (十年、色んなことがあった。今の師と出会い師事したこと、日ごろクズと呼ぶ従僕を拾ったこと、色んなことがあったが)………そこにお前はいないんだ(そう、粗末な墓石の下に眠る人物はもういない) [Wed 20 Sep 2006 23:45:34]
氷桜 > …今更どうしたというのだろうな、もう十年も経つというのに [Wed 20 Sep 2006 23:43:08]
氷桜 > (墓地の園内からやや外れた位置にある風化しかけた墓石、その前に少女を伴った男が佇んでいた) [Wed 20 Sep 2006 23:41:14]
お知らせ > 氷桜さんが来ました。 『……また来てしまったか』 [Wed 20 Sep 2006 23:38:58]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『さようなら…お父さん、お母さん』 [Sat 16 Sep 2006 21:33:02]
ヴァネッサ > 後でちゃんと返しに来るから (そういって、ゆっくりと歩き出した。絶対に振り向かず、俯きながらその場を去っていく) [Sat 16 Sep 2006 21:31:32]
ヴァネッサ > (それからゆくりと墓石に背を向けた) ――――――― (両親の顔も知らない。声も覚えていない。生きていた頃に覚えているのは死ぬ間際に聞いた吸血鬼の声だけだ) ――本当の親はあっちなのかな (あはは…と一度笑って、冗談半分に言って) [Sat 16 Sep 2006 21:29:27]
ヴァネッサ > (手をゆっくりと墓石に伸ばした。そして、墓石の表面をゆっくりと撫でた) ――もう、関係ない…人だよね…私は (墓石を撫でる手は少し震えていた。涙はもう流さない…。もう、流せない) 返してあげるよ…ヴィルヘルミナは返す (そっと墓石から手を離した。 今は何も道具が無いから名前は刻めないから、ちゃんとは返せないけど…。でも、約束する…返すよ) 私は―― (ゆっくりと立ち上がりながら) ――化け物だ (貼り付けた笑顔で墓石に向かっていった) [Sat 16 Sep 2006 21:13:48]
ヴァネッサ > (目の前の墓石の前にしゃがみ込み、墓石に刻まれている名前を見つめる。男の名前、女の名前、そして削り取られたあと) ――やっぱりもう死んでるんじゃないのかな… (かつて、そこを削り取った自分。あのときの自分は今もいるのか? 変わらずにいるのか?) ――刻んでやるべきなのかね? (溜め息を一ついてから、悲しそうにそういった) [Sat 16 Sep 2006 20:54:41]
ヴァネッサ > (歩く少女の表情は少し暗かった。暗いながらも無理矢理元気を出して…そんな感じで墓を見て回っている) ――――― (昨日のことのせいだろう。今日はここに来る前までは頭の中がまっさらだった。あの瞬間の時よりもあとから思い出す方がショックが大きかった)(でも、進む足はしっかりと歩き続けていた)(しばらく歩いて、ようやく目的の墓石を発見した。それは前にもましてボロボロになっているように見えた) ――はは…来る人なんていないからねぇ (今だって、来ているのはこの下に入るべきだった者なんだから) [Sat 16 Sep 2006 20:42:17]
ヴァネッサ > (カンテラも持たず、暗闇の中をしっかりとした足取りで歩く銀髪外套姿の少女が一人。 目指す場所はとある一つの墓石) あー…、どこだっけ? (ここを出発する前だったら何度も行っていて、覚えていたのだが長いこと来ていなかったせいか目的の墓石の発見に手間取っている。 片っ端から名前のところを見ていくという面倒な作業中) [Sat 16 Sep 2006 20:30:06]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『来るのを忘れてた』 [Sat 16 Sep 2006 20:26:53]
お知らせ > 未希さんが退室されました。 『 65:昼下がりの墓地にて 』 [Fri 15 Sep 2006 14:55:20]
未希 > ( しばらくぼんやり街を眺め、なにしてんだろうね、なんて今更自分の無計画さに突っ込んだ。 衝動的だとはよく言われるけど、そればっかりは性格だからどうしようもない。 濡れてないのを確かめて芝生に腰を下ろし、わざわざ担いできたギターを皮のケースから取り出した。 どうせ誰も居ないし、練習でもしていこうか。 ) [Fri 15 Sep 2006 14:44:41]
未希 > ( 此処暫らく大きな物音も振動も無い。門の辺りも静かなもので、襲撃は息を潜めていると聞く。 そりゃ、向こうも生き物なら休みもするし都合だってあるんだろう。 遠く曇り空に霞んだ東門の方に目を凝らしながら、ぼんやりとそんな事を考える。 ) ……なんなんだろうね。 敵ってさ。 ( 誰に言うでもない独り言。悪魔だとか。魔界だとか。そんな浮世離れした単語だけが断片的に伝わってきて、実際、いったい何と戦争しているのかなんてイメージできない。 気分が悪くなるような赤い雨の方がよっぽどわかり易いくらいだ。 ) [Fri 15 Sep 2006 14:27:05]
未希 > ( 別に大した意味なんか無かった。 ただ、疎開でもしてるのか引き篭もってるのか、大学もロクにヒトが来ないし。 空は赤くてもどうも私にとってソレは相変わらず、どこか遠くの戦争としか思えなかったから。 直接東門に行っても近付いただけで追い返されるのは目に見えてるし、大学の屋上からじゃちょっと見えないし。 街を客観的に見るのにも此処は良いかな、と思って。 遠く全景を見下ろす、死者の視点だ。 ) [Fri 15 Sep 2006 14:13:21]
未希 > ( 緩くて長い坂道の終点には少し広い馬車停留所。 今は2台の馬車とその御者が遠くで雑談している。 振り返れば既に市内が見渡せるくらいの景色だけど、此処から更にまた気が遠くなるような長い階段を上ってようやく墓地だ。 見晴らしの良さならそっちの方が良いだろう。 見知らぬ御者の横を通り過ぎようとして「こんにちは」と声をかけられ、慌てて会釈だけして一呼吸。 長い階段を登り始める。 ) [Fri 15 Sep 2006 14:05:00]
未希 > ( ここからなら東門の辺りが見えるんじゃないかって。 ただそれだけの理由で選んだロケーションだ。 私はゆるいスロープを描く坂道を登って、坂道の途中に据え付けられた小屋の横を通り過ぎる。 ポンプ井戸、バケツ、箒と塵取り、それから墓前に添える花なんかが置いてある小さな小屋だ。 花は新しいし、誰かが毎日のように取り替えてるんだろう。 なにかと不安定なご時世、そんなのだけで少し安心した。 ) ――――もうちょい。 ( 空は曇っている。 相変わらず悪趣味なバーミリオン…いや、スカーレットか。 夕焼けとは違う異常な赤だ。 ) [Fri 15 Sep 2006 13:57:25]
お知らせ > 未希さんが来ました。 [Fri 15 Sep 2006 13:49:21]
お知らせ > 洸雅さんが退室されました。 [Fri 1 Sep 2006 01:51:01]
洸雅 > (気配が完全に消えて暫し、墓地内を歩いて異常が無い事を確認すれば、立ち並ぶ墓碑へそっと瞑目を捧げ)流石に墓場でことを起こそうなんて物好きはあまりいないかなぁ…(何ごとも無かった事に一先ず安堵すると、墓碑の間を通って外へと。ささやかな安寧に感謝しつつ仮住まいの宿へ帰途を辿るか) [Fri 1 Sep 2006 01:50:57]
洸雅 > (くすくす、と笑みながら此方の訂正に返される言葉。それには見た目だと間違いやすいので仕方ないですねと微かな苦笑いをするか)そうですか…くれぐれも、お気をつけて。(此方がかがみこもうとすれば、正体を知られまいと身を引いて、やがて闇に溶け込む背中へ言葉を紡ぎ) [Fri 1 Sep 2006 01:46:07]
お知らせ > 蜘蛛女さんが退室されました。 [Fri 1 Sep 2006 01:40:35]
蜘蛛女 >  ―― ……クスクス…  それは、ごめんなさい。『お嬢さん』 ? ( 足音…気配 ――貴方が屈み込んだのを察すれば、 ) ……  お構いなく ――? ( 墓石から、墓石。――オンブお化けに取り憑かれた 某漫画家のごとく。貴方から距離を取り、此処から退散しよう と――。 ) [Fri 1 Sep 2006 01:40:32]
洸雅 > (己を見やる彼女の視線が何だか妙に低い、と訝しげな思いを抱きつつ。このようなところに寝転がるとは思えず、夜道で転びでもしたのだろうかとか様々に考えをめぐらせて)……失礼ですが、『坊や』ではありません。(昼日中でも時折少年と間違われる己、暗いなかでは間違えるも致し方ないと微苦笑しつつ訂正をいれ)そうならぬよう、こうして散歩をかねて見回りをしてるんです。只でさえ夜道は危ないですから…(そう言葉をかけつつ夜道で転んでいるのだろうと己が考えている彼女へす、と屈み込むと手を貸して起こそうとするだろうか) [Fri 1 Sep 2006 01:26:50]
蜘蛛女 > ( 似つかわしくない。『不自然』だというならば、女の 貴方を見据える視線の高さも 不自然極まりない。――貴方の膝より、恐らく下。そんな位置から、睨め上げるかの如き 女。 ) 『見回り』?―――それは、 偉いわね、 坊や ? (空腹が 判断誤ったか、貴方を『少年』と見て取った。) でも、 貴方みたいなコ ……気をつけないと、食べられちゃうかも ――ねぇ? ( 見て取ったのは、 貴方の所持する太刀――目に入れば、墓石より僅か離れた。 ) 『物騒』 ……まァ、怖い。私も、 退散しようかしら? ( そう告げると、 『退散』に徹するコトに決めたようで。 ) [Fri 1 Sep 2006 01:18:39]
洸雅 > (眼を凝らしてぼんやりと浮かぶ姿を視れば、このような夜更けに少々似つかわしくない女性の姿。墓参りにしては妙な時間だとか疑念も浮かぶが、それは先方へ気取られないようにして)いえ…最近物騒なので。散歩を兼ねた見回りみたいなものです。(長い髪の女性の姿を認めれば今晩はと会釈をし、このような時間にどうしたのかと問いつつ徐々に彼女へ近づくか) [Fri 1 Sep 2006 01:03:32]
蜘蛛女 > ( 振り返る、貴方の反応に 瞬時身構えるように 蜘蛛の足は止まって―― ) ――― こんばんは、 こんな夜更けに お散歩かしら? ( 墓石の影に潜ませるは、蜘蛛の体。朧げながら、貴方に晒すは ヒトの顔のみ――にやりと笑みを形取る口元。其処に留まり、声を掛けた。 ) [Fri 1 Sep 2006 00:57:03]
洸雅 > ン…?(周囲に視線を巡らせながら墓碑の間を通っていき。ふと耳に届いた物音におやと振り向いてみるも月明かりに辛うじて真っ暗闇を逃れているような中では物音の主を見定めるは叶わずか。ただ、己以外に何かがいる、という事だけははっきりしているゆえに周囲へと間断なく視線を向けて。此方からは人間の姿らしき相手の上半身がぼんやりと見える状態か) [Fri 1 Sep 2006 00:46:59]
蜘蛛女 > ( ――ガサッ。 ) ( その 『音』 は、明らかに蜘蛛のたてた それとは異なっていた。――そう。二足で歩く、人間のたてる足音に酷似した……音のしたと思しき方へと、忍び寄る。既に、音をたてる…などという失態は犯さぬよう。 慎重に―― 貴方との距離を詰めようとするかの如く。その背後へと―― 次ターンで近付くだろうか。 ) [Fri 1 Sep 2006 00:39:04]
洸雅 > (最近混乱の色を見せる市内、人気の無い夜道を見回りがてら徐々に墓地へと近づいていって)……最近、夜ともなると本当に人気がない…以前はこんなではなかったのに。(現状を憂いつつゆるりと墓地に近づいて。普段ならこういうところへの見回りはしないが、何となく胸騒ぎがして。念のため、と呟きつつ墓石の立ち並ぶ中へ踏み入るか) [Fri 1 Sep 2006 00:32:58]
お知らせ > 洸雅さんが入室されました。 [Fri 1 Sep 2006 00:24:32]
蜘蛛女 > ( 然し 空腹ゆえか、蜘蛛は いつにない失態を犯していた。―――音をたてるコトは、獲物に注意を促しているようなものではないか。それが証拠に、僅かな気配さえ 消え去っていた。 )  …  嗚呼――  もう…… ! ( 己の失態棚に上げ、 蜘蛛は苛立ちの声を洩らして――。 ) [Fri 1 Sep 2006 00:18:38]
蜘蛛女 >  ――― 嗚呼 ―― 誰でも 、いえ ……何でも良い。 『何か』 無いのかしら ―― ( 呟き、 蜘蛛は徘徊し始める。夜更けの墓場、 ガサガサ 音をたて、 『獲物』を捜す。 ) [Fri 1 Sep 2006 00:03:30]
蜘蛛女 > ( 『街』 は、混乱の極みにでもあるのだろうか―― 夜ともなれば、人一人見かけない日々が 続いている。然し、 蜘蛛にとって論点は其処ではなかった。 ) (   『 空腹 』 簡潔にして、切実な問題――獲物が少なくなってしまうのは、由々しき事態だ、と――。 ) [Thu 31 Aug 2006 23:58:24]
お知らせ > 蜘蛛女さんが入室されました。 [Thu 31 Aug 2006 23:54:31]
お知らせ > エニシさんが帰りました。 『(全てを自らの罪としてしまうのか。少年は、ただ今が続く事を願う。)』 [Thu 31 Aug 2006 20:48:35]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵さんが帰りました。 『「夜道に注意」と言いそうになった。まだ、自分のせいではないということが信じきれない・・・』 [Thu 31 Aug 2006 20:44:51]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > ・・・・・・・・・(そうとは限らない、と言いそうになった。以前なら言っていただろう。しかし、そんな風に振舞っても人の心を冷たくするだけ。だから言わなかった。変わりに、小さく頷きを1つ返して)人の世界  の  ・・・ 人の尺  度なら・・・・(物事は多角的である。あちらから見れば白でもこちらから見れば黒ということも大いにある。単純に考えれば、何処までも単純になる話。逆もまた然り)・・・・・・ また   (こちらも手を振って、そっと静かに分かれた。空しきあの家へ帰るのだ) [Thu 31 Aug 2006 20:43:53]
エニシ > 笑ってる方が……きっと、幸せになれる。   ( 自分にとっての幸せは今の環境が永遠に続く事。 では目の前の人の幸せは? それは他人には出せない答え。 )   それだけ………か……。   ( 夕闇に彩られた墓地。 この時間がとても愛おしくて、そして拒絶したい。 そんな二律背反を抱えて吸血鬼は宵闇を歩く。 )   また ヘルンさん。   ( 別れの言葉を告げる相手に小さく手を振りつつ、こちらは再会を願う言葉を投げ掛けた。 自らの用事を終えた少年は、青猫へと帰ろうと。 ) [Thu 31 Aug 2006 20:39:39]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > ・・・・・  そろそろか  ・・ える    (帰り道はどっちだったか。きたのは一度や二度ではない。多分外には出られるだろう。慌てた様子は無かった) [Thu 31 Aug 2006 20:27:12]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > ・・・・・・どうやら、笑えたみたい・・・・ね(自分で自分の表情や感情を認識していないことがたまにある。ずれとか。今日は、少なくとも今はなかったようだ。そして微かな笑みをかわした後に、ゆっくりと立ち上がった。「目立っている」との言葉には、「白い目には慣れている」と返して。人の生気が無いこの場所を好むものは少なくはないだろう。人間だとしても。それが何処の誰などといったことには興味は無いが)  ・・・・   人に有益か   否、か・・・・・・それだ ・・・ け (信仰と言った物を真面目に考えたことは無い。神のことは良く知らない。悪魔のことは知っているがうっすらと閉じた霧の彼方。ただ、おぼろげに浮かんだ考えを口にした。気が付けばいつの間にか日は沈んで暗闇。瞳は幽かに琥珀の色) [Thu 31 Aug 2006 20:26:12]
エニシ > ( ――――クスリ ) ( 貴女が笑った姿を見れば吸血鬼はそれに呼応するように微笑みをみせた。 幼くて、儚くて、幻のように掻き消えていきそうな、そんな笑みを(見た目)少女は浮かべる。 )   確かに…変わってる。 ………とっても目立つよ?   ( 墓地に佇む銀色メイド。 良くも悪くも目立ってしまう。 少年がこの場所を好むのは死者は死者に魅かれるから―――なのかもしれない。 )   鬼と悪魔と人と神と。 ―――……何が違うんだろう。   ( 自分の存在を受け入れてくれた姉。 自らの存在を知りつつ受け入れてくれた同胞。 それらの存在が脳裏を掠めて。 勝手に祈って、勝手に失望して、祈る側はどこまでも我が侭だ。 ) [Thu 31 Aug 2006 20:16:37]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 >   ・・・・・・  ふふ   (笑った。表情は「笑ってるの?」と首を傾げるほど幽かな変化だが、それでも笑った。とても微かに)この格好  だ、もの  ・・・  見た目に違わ  ず    ?(確かに、ここは実は危ない場所だ。命の危険を感じたこと一度。最後まで行かなかったとはいえ犯されたこと一度。それでもここに足を運ぶのは、墓地特有の雰囲気のためなのだろうか)   ・・・・   悪魔も、人とおな  じ ・・ 日々、己の保身に  ・・・汲々と、す・・・・・・きっと、神もおな、じ・・・・・(自分達が思うほど、皆それほど大げさなものではないのだろう。大げさなことではないのだろう。只の思い込みといわれればソレまでだが――――その祈りを受けるものが誰か、それを知るものはいない) [Thu 31 Aug 2006 20:04:36]
エニシ > そう、なんだ……。 ――― 一緒?   ( ふと一言。 )   なんだか………ヘルンさんも…変わってるね。   ( その銀色と浮世離れした態度にそんな感想が漏れてしまう。 時折危険もあるこの墓地。 か弱げな外見の少女が一人で居るのも随分と怪しい光景になってしまうのだろう。 お互いこの場所に何か縛り付けられているのだろうか。 )   ―――何も知らなければ……幸せでいれる。 ………そう…なのかもしれないね。   ( 自分が不幸だと気付かなければ人は不幸ではない。 それは間違っていないと思う。 )   けど…何にも知らない赤ん坊は………やだな。   ( 鬼の祈りを受けてくれる神はいるのか。 それを知らぬ少年はやがて死者への祈りを終えたのか立ち上がりつつ一言漏らす。 ) [Thu 31 Aug 2006 19:56:15]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > ・・・・・・・・  どこか、遠  く    ・・・   はっきりと思い出せは  しな  い(なにやら突っ込まれたくない様子だったので聞かなかった。対する自分は、おぼろげな記憶の彼方。メイドの格好はしているが本職としてやっているわけでもなく、主もいない。酷く半端で怪しいといえば怪しい。目の前の人物のことは、完全に少女だと思っている。訳ありの二人・・・?)  ・・まい   ご  ・・・    (そうかもしれない。そうではないかもしれない。だからといってどうなのだろう。なにができるのだろう。なにをすればいいのだろう。空しい考えばかりが巡る)  ・・・・・・・  そう  ね  ・・・ has 、でも   ・・・・    知らないことすら知らなけれ ば  ・・・まだ幸せ    (それは、酷く不毛な話なのだけど) [Thu 31 Aug 2006 19:42:46]
エニシ > たぶん、そう。 ……そこら辺は…うろ覚えなの。 ―――ヘルンさんは…何処の人?   ( これは、お姉ちゃんがくれた名前。 嬉しそうな笑顔で一言付け足した。 そして相手の格好をみて不思議そうに聞いた。 まだ性差が出る前に吸血鬼化してしまったから服装によってどちらにも見えるだろう吸血鬼。 )   …そっか…ヘルンさんも、迷子だったんだ………。   ( あきらめたと言った女性を悲しそうな紅の瞳で見つめる。 ) ( そして女性の背後辺りにある無縁仏の安息を願う場所。 其処へと花を捧げた少年は膝を着き祈る。 )  ―――わからないこと…知らないことは………悲しいよ。 きっと………。   ( 墓地に向かい掌を合わせたまま、吸血鬼は呟いた。 それはどこか悲哀を含んだ声色。 ) [Thu 31 Aug 2006 19:34:03]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > エニシ  ・・・・・ ?    トキノミヤコの ・・ 人?  私は  。    ヘルン。ヘルン・ローレヌ(眺めていた右手は下げたが、相変わらず木の根元に座り込んでもたれかかりながらの返答。少女(にしか見えません)が僅かながらの笑みを見せたが、何が面白かったのかは解ってない)  ・・・・・ それならさしづ め ・・・・ 迷ってあきらめ  た  ・・  has  迷 子    ?(幽かに首をかしげながらこたえた。そして自分もある意味死人だ)    ・・・・    たぶ  ん(だって、これしか知らないから。満たされているということも、空ろということもどういうことか良く解らない。だから多分) [Thu 31 Aug 2006 19:19:51]
人影 > ( クス ) ( その相手のどこか浮世離れしたような不思議な態度に思わず小さな笑いを零してしまう。 )   僕は…縁っていいます。 ……お姉さんは?   ( 首を傾げて相手の名前を問いかけよう。 )   お墓参りに来る人以外………迷子とか、そういう人。 ―――それぐらいじゃ…ないかな?   ( それか死人か。 自分もただ気まぐれにこの場所を訪れていたことを思い出してそんな言葉を並べよう。 THE・ヴェイトス七不思議。 墓地で喋る人形。 )   ―――――お姉さんは、虚ろなの?   ( 座り込んでいる相手と視線の高さを合わせるように屈んだ吸血鬼は浮かんだ言葉を口に乗せる。 ) [Thu 31 Aug 2006 19:13:24]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 >   ・・・・・・・    確か   に  (頷きもせず同意した。確かにはじめましてだ。そしてそんな言葉を返してからまた気が付いた。もう少し言い方があるのではないかと)  ・・・   そう  ね  ・・ お墓参   ・・・・ り以外  で  fir  いつまでも墓にいる人    いな、い(驚くのも無理は無い。おかしいのはこちらの方なのだから。しゃべらなければ捨てられた人形に見えるだろうから、今度からは黙ってて人形と思って通り過ぎた人の後ろから声を掛けてみようかななんて思った。何を考えているのやら)   ・・・・・・・     他にするこ   と、ない  。   ・・・    他にも、いくつ   か(相変わらず、返答に困るような言葉。座り込んだままのその瞳は、未だ白銀) [Thu 31 Aug 2006 19:01:59]
人影 > ――――え…と……『初めまして』です。   ( 誰と問われた。 初対面の相手になんと言うべきかその答えを一瞬探して空白の間が空く。 結局出した答えは少しばかり間の抜けたものになってしまうだろうか。 )  あ……ごめんなさい。 誰か居るなんて思ってなかったから……ちょっと驚いて……。    ( ましてや墓地といった薄気味悪い場所の木陰の下で安らぐ人影などあまり居ないだろうから。 )   ――――……お姉さんは…どうして………?   ( 近付いても迷惑にならないか逡巡の迷いを見せたあと、結局其方に近付いていく女装少年は相手に問いかける。 ) [Thu 31 Aug 2006 18:56:19]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 >   ・・・・・・・  has   誰   ?  (ぼー、としていたので気付くのが遅れた。眺めていた右手から視線を上げれば、立ち尽くす人影。とりあえず声を掛けた。自分に用事があるとは思えなかったから、特に声を掛ける必要性も感じなかったが――――それでは、あまりに社交性が無いというものである) [Thu 31 Aug 2006 18:48:15]
人影 > ( 一匹の吸血鬼が死者の眠る場所へと訪れた。 緩やかな振袖を身に纏い、日傘を差した黒髪の女装少年は無縁仏が居るところへと足を向けている。 )   ――――………あ………。   ( そして自分以外の誰かがいることに気付いた瞬間、緊張したように一瞬体が硬直する。 ) [Thu 31 Aug 2006 18:41:53]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 『手向けの花を手に携えて』 [Thu 31 Aug 2006 18:29:24]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > ・・・・・  fi   結構生き  もの ・・・・  いる  (いつもの(とはいえいつもは夜なので、もしかしたら似た形の違う木かもしれないが)木の根元に座り込んで見れば、陰鬱な墓場のイメージとは裏腹に、結構色々な生物がいるのに気付いた。墓場が陰鬱で生気とは反対のイメージを持つのは、人間の勝手なイメージの中だけだが。動植物はそんなことを気にしない。死体はやがて土に還り養分となる。木々が育てばそこに生き物が集まる。自然の営みがどんなものかはなんとなく知ってはいたが、直に目の当たりにしてみると、それはそれで何か思うことがあった) [Thu 31 Aug 2006 18:18:35]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > (無言で自分の手を眺める。白銀の肌を覆う錆はあれ以来その面積を増やしてはいない。少し残念だった。この錆が体を覆い尽くしたら、もしかしたら死と似たようなものが訪れて、安らかに眠れるのかもしれないと思ったから。勿論根拠など何処にも無い。只の思い付きである。それに、別段死にたいわけではない。ただ、特にこれといった――――ついこの間受けた孵化の仕事のような――――ことが無ければ、何も無い日常である。会いたい人は半分ほど既に死んだ。半分は会えずじまい。変なことにこだわっているから悪いのかもしれないが [Thu 31 Aug 2006 17:56:06]
ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵 > (何が長いのかは秘密である。秘密というかキャラクターとして知りえぬことである。さて、市内に日に日に緊張が漂いつつあるここ最近であるが――――)  ・・ has  ・・・・   (今日は日のあるうちに訪れてみた墓場。しかし、昼間でもそれほど変わりは無かった。鬱蒼と生い茂る木々の間から差し込む曇天のぼんやりとした陽光。光を反射するほど光沢のある身体ではないが、錆びた部分は明らかに違う色の光を放っていた) [Thu 31 Aug 2006 17:39:08]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”@卵さんが来ました。 『―――― 長い』 [Thu 31 Aug 2006 17:35:09]
お知らせ > さんが帰りました。 『今度、もう一度聖堂に足を運んでみよう』 [Wed 30 Aug 2006 02:53:57]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『( 黒尽くめの姿は、やがて夜に溶けるように。 )』 [Wed 30 Aug 2006 02:48:52]
維言 > この辺りの決断は、今回早かったですね。恐らく、何処も。 何か理由があるのかもしれませんけれど。 …昨夜、既に正門付近で戦端が開かれたという話も聞きました。 需要は恐らく多いと思います。 ( その辺りは聞かされた話ではあるけれど、恐らく間違いないだろうと。 気合を入れ直す姿は、頼もしく映る。 唇の端を僅かに上げて。 ) ……それはまだ若い。花ではあれど、散るには若過ぎると言います。これからが艶やかに咲き誇る時期だというのに。 ―― 貴女が。貴女方が守って下さるからこそ、私達は行けますから。 どうか、御武運を。 ( …改めて聞くと、まだ本当に若いのだ、このシスターは。 なればこそ、口にした事は戯言じみても本音の響き。 十字を切る仕草を終えた手を下ろすと、頭を緩く下げて。 ) お気をつけて。私も、まだ準備がありますので。 ( 一度大聖堂に戻りますと告げて、踵を返す。 ) [Wed 30 Aug 2006 02:47:54]
> そうね、そうなる前に、叩く、か。 受けに回るよりは確かに賢いかもしれないわね……そうね、せめて、何か動く時だけでも、お手伝いさせてもらえないか聞いてみましょう。 (頷きながら、気合を入れなおすかのようにタスキ掛けのサラシを締め上げて) そう、焦らないで慎重にね。 私もまだ死にたくないわ、やっと19になろうっていうのに……ま、最悪教会と後輩は守って見せるわよ。 (あなたも、と同じく十字を切って) さて、それじゃあ、私は土饅頭の方にいって、この人埋めてくるわ。 [Wed 30 Aug 2006 02:38:32]
維言 >  ……日頃は、どうしても管轄外という事にされてしまいがちですけれど。 今回のケースで、魔物が跳梁跋扈し始めたら、そうも言ってられないのだろうと言います。 …そうならないに越した事は無いのでしょうけれど。 ( 武装ヤクザに、銃剣マフィア。それに、騎士団と自警団が並んで戦うとか、中々に夢想絵図。 冗句のように口にして、軽く肩を震わせると。 ) …立場上、護衛は恐らくついていらっしゃるでしょうけれど。其方に助力なさるのも、宜しいのでは無いかとも思います。駄目とは大聖堂も仰らないでしょうし。 ……なるべく、篭城戦にならないように祈るばかりでしょうか。 大聖堂も、今は手一杯らしいですし。 ( 衛生面。スラム系の永遠の課題に対する答えは咄嗟に出ずに、眉を寄せた。 眉ひそめた顔を突き合わせて、一度考えるように間を取り。 ) …いきなり、では無いと思います。まずは、原因を突き止めて、然るべき後―― と言う事になりそうですから。 …死ぬつもりは、無論ありません。 シスターこそ、御無事と健闘を。 ( 胸の前で十字を切る。 祈りの形。もしくは証。 ) [Wed 30 Aug 2006 02:21:27]
> ウチの近所は、そのうちの二つが着てくれないから大変なのよねぇ。 (武装したマフィアとヤクザ頼りよ、と苦笑して) サンク様が? まさか一人って事は無いでしょうけど……大丈夫かしら。 教会は、避難所になるかも知れないから準備だけはしてるわ。食べ物は備蓄しておくにしても、トイレとか、衛生面が問題なのよね…… (頭が痛いといいながらも、相手の仕事の内容を聞けば、やや眉をひそめて) いきなり攻めるの?それとも……けっこう情報がそろってるのかな? まぁ何にせよ、必ず生きて帰ってきてね。  [Wed 30 Aug 2006 02:12:17]
維言 > ええ。中々。 ( 二回目。 見上げる視線が、一度頷いて駄目押し。 …四方山は一度置くとする。 ) …そうなって下さると良いと言います。 騎士団に自警団、『雷電』も動きを見せておりますし。確か、防衛線にはサンクトゥス様も出ておられた筈。 ……治安維持などに関しては、先の二つの団体にお任せしたら駄目ですか。 人心の安定を求めて、教会に訪れる方も増えそうですし。 ( 門の方で、昨夜戦闘があったらしいと、付け加えてから。 ) 他の二名に関しましては、余り深くは知らないのですけれど。 外―― 例の魔法陣の調査。然るべき後、速やかに原因の排除に努めよ―― といった所です。 ( 他の二人―― 大聖堂所属のエクソシストという管轄は一緒でも、仕事場が重なった事も無い為、よく分からないと首を捻り。 「 仕事 」 の内容については、簡潔極まりない。 ミもフタも無いくらいに。 ) [Wed 30 Aug 2006 01:59:21]
> そう? (やがて視線は相手の顔に固定されて) そうね、ホントそれに関しては運が良かったわ。 まぁ……今回は非常事態宣言も出てるし、組織どうしも上手く手を組むんじゃないかしら。 人手は足りてるんだし、パニックといさかいさえ起こらなければ、治安は守れそうだけど……中々難しいでしょうねぇ。 (ため息一つつくも、外の仕事と聞けば、片眉を上げて) 外? 何?街道の警備……とか、輸送の護衛とか? (ちなみに、他の人はどんな人が行くの?なんて尋ねる) [Wed 30 Aug 2006 01:49:10]
維言 > シスター・ジャスティスも中々。 ( 彼女達の動きについては、不死者砦で拝見しているだけに、疑いは持たない。なので、揺れると痛くないですか? とかは聞かないけれど。その辺りはシェバト氏に尋ねて見た方が面白そうですし。※怒られます   黒マント姿の胸元は、どう見ても平坦。 それこそ胸ばかり見ている訳にも行かずに、視線は流れるように逸れて。 ) ……それが重ならなかったのが、不幸中の幸いと言っていいものか。 ……アマウラの方から瘴気が流れてきているともいう話。触発される者もいるのでは無いかと言います。 ―― 人の動きは、パニックにならなければいいのですけれど。 ( 騒ぐ気持ちは分からないでは無い。その部分は口を噤んで、人の逞しさに、口元だけの苦笑い。 ) ……私は、中では無く外の仕事です。他、大聖堂よりエクソシストが二名、同じ任にあたります。 ( のそりと視線を上げて彼女の顔を見上げると、指差す方角は―― 推定アマウラ。 赤い柱の立つ方向。 ) [Wed 30 Aug 2006 01:36:45]
> たゆんたゆんねぇ。 (ぼんやりと思い出しつつ、自分の胸見て、維言さんの胸をみる。特に意味も無ければ表情も変わらずに。腰に手を当てて、しばらく考えるように空を見上げる) そうね……魔人も死んだし、目だってどうのこうのっていうのはまだ無いわね。ただ……今までもあった路地裏での食事……が少し増えたような気がするのと、死体の損傷が酷くなってるわ。……人は、そうねぇ、けっこうびくついたり、窓を塞いだりしている所も個人レベルじゃちらほらあるけど……活気付いてるところも結構多いかな。なんか色々買占めたりしようとしてるみたい。 (なんでも利益にしてしまおうとするんだから、とため息をつく) えぇ……正直、私はあまり詳しくは聞かされていないんだけど、暗黒街の警備の強化と……教会の死守をするように言われたわ。 維言さんは何か?いや、言える範囲でいいんだけど。  [Wed 30 Aug 2006 01:30:27]
維言 >  ……流石シェバト氏。 例え胸がたゆんたゆんでも切れ味は鈍らない御様子だと言います。 ( 謝罪の言葉に、戦意と言うにも何処か歪な意識が、瞳の中から抜け落ちて。残るのは、元の胡乱な黒い色。 何かを思い出すように視線を揺らしながらの言葉は、毎度ながらに色々と余計。 )  ………。 相手が納得してくれそうなのは、楽で良いと言います。 …埋葬。 ―― 暗黒街は、今の所どのような感じで? ( 耳を澄ましてみれば、なるほど。 一種聞きなれた音がする。 得心いったと頷きながら、彼女が属する教会のある場の情勢を尋ね。 )  ……シスターは、防衛に?  [Wed 30 Aug 2006 01:22:49]
> ドア開けたら白刃が迫ってきたわよ白刃が。 (あれ、寸止めしてくれるつもりだったのかなぁ、と首を捻って脂汗流しつつも、もう一度謝って) そうね、こんな時だし、相手も納得してくれるでしょうし…………ああ、ここには埋葬に着たんだけど……大八車を使うほどでもなくて。 (ちょっとしたなっぷサック程度の皮袋。それがうごけば、ズチャ、だの、くちゅ、だの嫌な音がして) どうも……柱の影響か、元々いた奴らも殺気立ってるみたい…………。 [Wed 30 Aug 2006 01:12:39]
維言 > ( 腕に伝わる衝撃が、今の蹴り自体は本気のそれとは違ったと教えては暮れる。牽制の可能性は存在するけれど。 ―― ざっ。 踏み締めた足元は、連日の雨の所為で少し緩い泥。 僅かに痺れる腕を垂らして、警戒と言うよりは、やはり胡乱に沈む黒色を彼女に向け。 ) ………シスター・ジャスティス。 ( 謝罪の言葉と理由に、目前の存在を確認するように名を呼んで。 長い溜息と共に肩から力を抜いた。 ) ……その手法は、どうにもあの方らしいと言います。 驚きましたけれど。…緩んでいた気持ちに、気合を入れられた気分です。 ( メイスを拾う姿に対して、ぴり と僅かに気配が張り詰めてしまうのは、それが擬似であっても戦端の名残。 …ふと、彼女が提げる皮袋に視線が向く。 ) ……その類の代物は厄介だと言います。不審に思ったら聖水なり、お経なりぶつけてみるのが一番手っ取り早そうですけれど。 ……時にシスター、その袋…は? ( 事実、判定方式としては実践しているだけに、ぼそりと呟く言葉は躊躇いも無い。 間違っていたら?謝る。 かくして始末書と上司様とのガチバトルは増加する―― 閑話休題。 近付いて来る姿に、軽く細めた視線が、彼女の肩。皮袋へと向く。 ) [Wed 30 Aug 2006 01:02:12]
> (今の相手の動きは、此方が振りぬいたとしても間に合うものだっただろう。そんなことを考えながら、ゆっくりと二本の足で地面を踏みしめて) ごめんなさい、いきなり。……いやね、私も前に御姉様、もといトバルカイン神父様に、こういうことされたのよ。 けどまぁ、こういうときって、こういう予行練習ってやっぱり大事なのかな、とおもって。 (いきなりやっておいて、凄く気まずそうに謝りながら、メイスを拾い上げる。その肩には、普段は持っていない皮袋が提げられていて) それにね、昔教会の警備をやってた傭兵が、あたしだったり、他の人だったりに化けたりしていた妖怪がいたって話していたの、思い出してたところだったのよ。 (ゆっくりと、会話をする距離に近づこうとして) [Wed 30 Aug 2006 00:54:55]
維言 > ( 視界の端、意識していたメイスがふっと消える。 何故――? 僅かな疑問符が答えになるより先、詰まる間合いから繰り出される彼女の脚。 咄嗟、掌底の構えを崩し、軽く地面を蹴って身体を浮かすと、腕で蹴りを受け止めようと。 蹴る勢いが強ければ強いほど浮いたであろう身体は―― 振りぬかれる事が無ければ、衝撃も予測する程の強さでは無いものか。 ) ――シスター…っ? ( 着地の間際、漸く先の問いかけが音になる。 ) [Wed 30 Aug 2006 00:49:00]
> っ……。 (飛び込んできた相手、一気に間合いが縮まれば、すぐにメイスの扱いづらい間合いに入るだろう。相手も飛び込んでくれば、メイスを手放し、勢いに任せた蹴りを放とうとする。が、どう転ぶにしてもその足は振り抜かれることなく止まるだろう) [Wed 30 Aug 2006 00:41:14]
維言 >  ――――。 ( 向けられる笑みに対して、笑みと言うには足りずに唇の端が僅かに動くも。 カンテラを腰に吊るし、手を空かせた所で向けた視線が僅かに揺れる。 …担ぐメイス。彼女の力を象徴するような金属の塊。 それに伸びる手を認識するまでは、何処か動く絵画でも見ているような現実感の無さだったけれど。 )  ―――!? ( 唇の動きだけを見れば、「 シスター? 」 とでも言ったか。咄嗟の事に反応するのは、頭よりも身体。 声を音にするより先に、垂らしていた片腕を掌底の形に構えると、自ずから彼女の懐に飛び込むように地を蹴りつける。 軌道は斜め、突進ルートから半身ズラすように。 ) [Wed 30 Aug 2006 00:37:04]
> …………。 (青い髪をしたシスターは、維言に向かって微笑みかけると、カンテラを腰帯に引っ掛けて……背後のメイスに手を伸ばした) しっ!! (やや前のめりに腰に力をためメイスを引き抜けば、何を思ったか維言に向かって突進する。体勢は、左手をメインに、メイスを保持し、柄を右肩に当てた、担ぐようにも見える格好で) [Wed 30 Aug 2006 00:26:18]
維言 > ( …考え事なんかしながらだったから、泥に足を取られたんだろう。 つんのめりかけて、体勢を何とか立て直した視界の端に、ゆらゆら 小さな灯り。 弾かれたように視線が上がるのは、昨今の情勢と相俟っての事。 ―― 夏の終わりらしい湿気が混じる、空気の中。微かに混じる金属音に張り詰めたのは警戒、だったが。 ) ――― あ。 ( 人よりは夜に親しい視界が、淡く捉えた青い色。 背格好と相俟って、ひとつ導き出される姿に、微かに気の抜けたような声が漏れて。 だらり 腕が下がる。 ) [Wed 30 Aug 2006 00:19:59]
> (……ほのかに、明かりが見えるだろう。弱い光源は、墓石に、木立に遮られ、緩慢に明滅しているかのよう。だんだんエクソシストに近づいていく光はカンテラのもので、ゆったりとした服装をした人物。時折金属音が聞こえるだろう) …… (ある程度近づいてから動きが止まり、そしてまた維言に向かって接近してくる) [Wed 30 Aug 2006 00:14:03]
お知らせ > さんが入室されました。 [Wed 30 Aug 2006 00:01:30]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『( 躓きかけた。 )』 [Tue 29 Aug 2006 23:43:42]
維言 > ( 弔いがおざなりになっている訳じゃない。偲ぶ余裕が、きっと足りないだけなんだろう。 …かく言う己に足りないのは、偲ぶ理由かるそれとも、よすがか。 ぼんやりと視線が墓地の奥に向く。其方に何があるのかは、分かっている。 だからこそ―― 今日は、訪れるつもりも無いのだけれど。 ) ……阿呆ですか、私は。 ( 胡乱な色を漂わせる面差しが、更に憮然とした色を目元に浮かべて。顔の半ばを隠す髪を、ぐしゃり 掻き上げた。 ) [Tue 29 Aug 2006 23:34:29]
維言 > ( 流石に、雨が続いたからといって墓碑やらが流されるといった事は少ない。 完全に無いとは言い切れないのが、自然の驚異。その辺りは―― 墓守が頭を抱える所なのだろうけれど。 手に花やらを携えている訳でも無い姿は、墓参りの風情とも遠い。 事実、足取りとて目的の見えぬ散策風味。 胡乱に沈む視線が、ぐるりと辺りを見渡していく。 ) ……多少、荒れた感じは致しますが。仕方ない所だと言いますか。 ( …今は、生きる者の法が大変かと言えば、何処までも現実論理。 世知辛いというべきか、逞しいというべきか。 ) [Tue 29 Aug 2006 23:21:45]
維言 > ( 連日の雨模様。 今考えれば、異変の前兆じみていた天候。 動乱真っ只中である現在もそれは変わらず、今日も朝方まで止む事の無かった雨。 ) ……いい加減、地面が削れそうだとか思いますけど。どうなんでしょう、その辺り。 ( 地理学、地層学とかは全く詳しくない。 数日ぶりに天体を抱く姿を見せた空の下、季節外れの黒尽くめが、泥に濡れた道を緩々歩く。 ) [Tue 29 Aug 2006 22:57:09]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『( 雨のち、晴れ。 )』 [Tue 29 Aug 2006 22:54:41]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Fri 25 Aug 2006 18:29:51]
お知らせ > スフェーンさんが退室されました。 [Fri 25 Aug 2006 18:26:21]
リゼル > ―― まァ、きっと先に約束を破るのは私なんだろうな。 ( 冗談云う様な口調。 )  … 、 ( 掴んだ裾、 彼が振り向けばゆっくりと離した。 )  ―― うン。 ( 彼の後ろではなく隣に、 僅かに嬉しげに笑いながら 歩いた。 ) [Fri 25 Aug 2006 18:20:00]
スフェーン > …。(小さな沈黙の後、)OK。(短く相槌を打つ。)――…まぁ、確かにベッドは渇いてる方が心地良いのは確か…――って、ぉ。(手を振った側からつかまれた服に、小さく驚き目を丸くして。)あ、ああ…――そうだな。一緒に行こうか。(少女の歩幅に合わせて歩く。見下ろす隻眼は笑みに、) [Fri 25 Aug 2006 18:17:50]
リゼル > ――消える事は云わないようにしよう。 約束。 ( 良い?― と小首傾げた。 少しだけ不安げな顔、 けれど彼の様子見遣ったら は、と息を零し。 )  ――そうだよ。 スフェーンだって布団が湿ってたら気持ち悪いよね? 其れと一緒。 ( て、と彼の後付けていく様に歩き始める。 )  私も何か食べ物とか、 色々買っていくよ。 ――あ、 服も買おうかな。この機会に。 ( 手を振った彼の、服の裾掴んだ。 ) 途中まで一緒に行こう―― ? [Fri 25 Aug 2006 18:12:50]
スフェーン > (木に寄りかかる男も又、腕を組み言う。)寧ろ逆だろう?10年先が在るのか分らないのは、俺の方だ。(少女の声音とは真逆に、楽しげに述べる。背が木を離れると、男の歩みは自然に墓地出口へと向いた。)棺桶も湿ってると寝心地が悪いのかい?(喉の奥震わせ、)俺もそうする。腐らない程度に食物の準備でもしとくよ。(軽く手を振り、背を向けて、) [Fri 25 Aug 2006 18:06:57]
リゼル > ン。 ―― 安息の時間になれば良いな。 ( 見上げた空の色は 少しだけ不安を伴う色だったけれど。 ― 木に寄り掛かる彼の姿見遣り、僅かに笑ゥ。 )   「 贅沢は敵? 」  …其れはお金がないと生きていけない人間の台詞だね。 ( ふむ、と腕組んだりして。 )   ―― 10年… 先が有るのかも 解らないから。 ( 言葉は独り言の様に小さく、消え入りそうな声。 )    …うン。 ( 一言言って、息を吸う。 )  さて、 私はそろそろ準備に入ろうかな。 棺桶とか ―― 持っていく前に日干ししたかったのに。 ( 吸血鬼らしからぬ言葉を。 ) [Fri 25 Aug 2006 18:00:12]
スフェーン > (再び木に身を預け、片眼は瞑り天を向く。)小休憩、か…――(口の端吊り上げ、) (続く言葉には思わず目を向き、小さな絶句。)ガイケンテキニ…ですか。いやー、何というか…―― 「贅沢は敵です。」 (苦虫を噛み潰した面持ちは、少女を見てみ塗る振りを決め込まん。) (小さく笑った。)10年後か…。未来なんて、想像も付かないな。(少女は今と、変わりないのだろうか。)蜩の季節かな。(雨期を未だ出ぬこの街が。) [Fri 25 Aug 2006 17:53:15]
リゼル > 戻る自信は有るからね。 ――ただ、少し  …色んな物を見すぎたから。  この旅は 小休憩になると良いな。 ( 長い長い時間の中の、安息の時に。 ― 会った血の色と月の色。 血の色が僅かに細まれば、 )  ――本当は君が私を養ってくれなきゃね。 こう …―外見的に? ( ぽン、と己の胸元抑えて。 )  …10年 ――ゆっくりで良いよ。 長すぎるのは勘弁だけど。 ( 僅かに冷たい身体に触れる風に、 )  もう夏も終わるね――――。  ( 暦が変わる。 ) [Fri 25 Aug 2006 17:44:06]
スフェーン > 大丈夫。その内又、自信を取り戻すさ。(少女の動向を追う様に、隻眼が追う。)まあ、確かに…。ただ、携帯食くらいは持ってないとな。水と…――もしもって時のためだ。(続く少女の言葉には「ヒモか俺は。」げっそりと俯く男の姿。それこそ髪も真白だ。) (顔を上げれば、振り返った少女の血色とばったり出会った。)その期待沿うには、後10年は掛かるかもな。(頬を撫でる風が心地良くも、)楽しみだな。(直に夏の空が戻ってくるのだろうか、少女と同じように灰色の天を仰いだ。) [Fri 25 Aug 2006 17:39:25]
リゼル > ――… そうでもないさ。 前より自信が持てなくなった。 ( てン、水溜り避けながら、子供の様に跳ねて歩く。 )  ――何でも食べれるものだけどね。 草も実も ――…動物も?   …お金は心配要らないよ。 私の貯めてたのがあるから。 ( 殆ど遣わずに残った金銭。今も埋まっている棺桶の中に大量に。 ―― くるり、と彼の方振り返れば、 )  じゃァ、私より強くなる事を 期待するよ。 ( ひらひら、と子供の様に小さな手を振った。 )  …  楽しみだなァ。 ―― 旅。 ( 灰色になった空見上げて、独り言の様に。 ) [Fri 25 Aug 2006 17:31:22]
スフェーン > リゼルなら、向かう所敵無しだろう?(おどけた様に笑う。気が付けば、何時の間に上がっていたのか雨。木陰を出て、雨に湿った顔を拭った。)武器は大丈夫。それより食料だなぁ。ああ、金の問題もある。(さて、ギルドを失って収入源は如何するか、という生活臭さは取り敢えず足元においとく。)――…、(しばし沈黙。)何か複雑な心境だよな。(少女の一見細っこい腕を見た。) [Fri 25 Aug 2006 17:25:45]
リゼル > ――… ヴェイトスの島の外に出る勇気は無いな。 …今は。 でも街の外にはずっと出たかったんだ。 ( ゆっくりと立ち上がる。 雨は上がり、灰色の空が一面を覆うばかり。 )  ―― 水と食料は必須。 スフェーンの場合は、武器も かな …?  ( 一歩だけ、木陰から足を踏み出した。 十字架林に 綺麗な雨粒が 光る。 )  …ン? ン―… 棺桶は大事なものだし、私が持つよ。 まだスフェーンよりは力に自信が有るし ね。 ( くすくすくす。 悪戯っこい笑みで彼を見遣ろゥ。 ) [Fri 25 Aug 2006 17:01:52]
スフェーン > ん。回らなかった。(笑み顔は白髪を掻き揚げ、)ああ、旅した。ただ、この島に来てからはずっとヴェイトスに居たしな。ギルドがあると下手に動けないんだよ。(「島の外なら、幾らか見てまわったさ。」言うや、立ち上がり木陰の下、伸びをした。雨は未だ止まないのか。気の屋根の下、墓地を見る。)準備か。OK。俺も色々買い出ししてこないとなぁ…――って、若しかしてその「棺桶」、俺が担ぐ…とかそんな事無いよ、なぁ?(立ち上がった片眼は、恐る恐る少女を覗き見る。) [Fri 25 Aug 2006 16:57:11]
リゼル > ――― そこまで頭が回らなかったの? ( 呆れた様な、けれど楽しげに笑ゥ。 )  …結構旅しているかと思ったよ。 流浪が合ってる、って云うくらいだし? ( くすくす、と 未だ男の顔を下から見上げながら 言葉を紡ぐ。 男のくすぐったげな笑みに 己もまた同様。 )  行く… ! ――行く前に私も髪の色変えなきゃ。 瑠璃色に。  ( 葉から落ちる雨粒が 己の髪を少しだけ濡らして。 ―― 彼の一言に、それ以上何も紡ぐ事無く。 ただ、笑んだ。 )   … もう少し 経ったら。 ―― 準備がある。 …棺桶とか 水とか 持っていかないとね。 [Fri 25 Aug 2006 16:50:28]
スフェーン > 不覚。(のたまいながらも、面持ちは愉快気であった。)俺も実の所、余りこの島を知らないな。前に、北のクリスティアに行ったくらいだ。(下からの赤い視線を、男はくすぐったげに見返す。断る理由は何処にも無い。相槌は「YES」。)じゃあ、瑠璃色でも見に行くかい?(隻眼が仰ぎ見る空から灰色が降ってくる。) ん? (一言。微笑む面持ちはそれ以上は語らない。)何時行く? [Fri 25 Aug 2006 16:45:33]
リゼル > 辞表が有るんだから、幾らこっそり出て来ても無駄だよ…。 ( 苦笑の様な笑みを浮かべた。 )   … ン。何処か。  …私は―― 此処以外をもう知らないから。 結構前からずっと滞在してる。  … だから、 ( 少しだけ戸惑う様な間の後、 )  決めないで旅をしよう? ―― 一緒に。 時間だけは 有るよ。 ( 駄目? …なンて、 屈んだ彼と同様にしゃがみこんで、 上目で見遣る。 )    ――、 ( 最後の言葉に、 )  え? ( 一言。 意味を解さずの疑問では無く。 ) [Fri 25 Aug 2006 16:37:18]
スフェーン > 噂が立たん様に、こーっそり出てきたつもり、だったんだけどなぁッ。(チッ、漏らす舌打ちは、悔しさ篭った苦笑。)ヴェイトスは、流れの中の町だしな。(留まる事の知らない街。)――…何処かに?(一瞬呆けた様に、呆然と少女の顔を眺める隻眼。)リゼルもか?そうだなぁ…、軽く島を一周するのも、良いかも知れないな。(海を越え、母国へ戻ろうとは言わない。)リゼルは何処へ行きたい?島は大きいから、初めの目的地を決めんと。(楽しげな己の声が、雨舞う墓地に僅かに響いていた。)――…、(無言は、ひとつ深呼吸をするための間。)独りじゃない、って事 だ。 [Fri 25 Aug 2006 16:28:16]
リゼル > ―――うン。 ( ただ一言。 ―― 続いた言葉には、あァ、と僅かに音洩らし )  …ギルドの中では広まってるみたいだね。  …仕方ないんじゃないかな。 ( 人の噂も何とやら、 ―恐らくすぐ消えてしまうだろゥ。 )  流浪、かァ――  じゃァ、何処かに行こう? 此処じゃない何処か、 ( ぼンやりと空見遣る。 ―― 住み着いてから出た事が無いこの街。 )  ――… 瑠璃色にする。 朱鷺ノ都には詳しくないけど、 … 綺麗な色なんだろうなァ。きっと。 ( ふと、彼を見遣る。 片方しかない月色に 僅かに笑みを浮かべて。 )  …――ン。何でも無いよ。   ただ、 1人じゃやッぱり限界があるんだなァ、 とか考えてただけ。  [Fri 25 Aug 2006 16:19:05]
スフェーン > ――…そっか。(それ以上を言いかけて、それ以上は言わなかった。)噂って立つの早いな。 辞めちまった。俺には流浪があってる。(雨に混じり風が鳴り頬に雨粒を感じた。)瑠璃色。トキノミヤコって所で重宝されてる硝子細工の色名だったかなぁ…。確かな記憶じゃぁ無いんだが――…、ん?(独り語り延々延々。ふと、傍らには俯く少女。片眼が見やる。)如何した? [Fri 25 Aug 2006 16:13:37]
リゼル > 嘘でも本当でも ―― 良いンだけどね。  …別に。 ( 僅かに首を傾げる。  )  ――ただ、 今までのスフェーンで無くしたいのなら、 辞めたのかなァ、 って。 ( 推理。――誰でも思いつく様な 簡単な。 )     …私にとっては どちらも変わりは無いのだし。  ( そして、 )  菫色――… 瑠璃色。 瑠璃色の方が 綺麗なイメージだね  …。  ( ぱ、と顔が下を向く。 瑠璃色と 菫色。 色々な青が 頭に浮かんで。 ) [Fri 25 Aug 2006 16:07:00]
スフェーン > (直ぐ傍らにある筈の貴女には矢張り、体温を感じない。小さく笑みが漏れた。)嘘だったら、如何する?(悪戯気な片眼が、側の少女を盗み見た。けれど結局、かち合う血と金。)或は、本当だったら、君は如何する?(        )似合うと思うぞ?赤い瞳に青は映えると思うんだが。いっそ、菫色の髪にしてみるか?(自分の髪色を決める時より楽しい。内心は胸の内に、悩める少女を見ていた。) [Fri 25 Aug 2006 16:02:13]
リゼル > ―――ふゥン。 … ね、 狩人に少し聞いたんだけど、 ( す、と彼の方へとまた近付く。 触れるか触れないか、ぎりぎりの距離まで。 )  ――ギルドを辞めたって本当かな ? ( じ、と血色は彼の月色を映す。   ―― そうして、は、と息を零して。 )  …よく有るのじゃァつまらない。   …瑠璃色? 赤い目には 合うかな? ( 己の髪を見遣る。 青に近い 銀の色。 ) [Fri 25 Aug 2006 15:56:22]
スフェーン > さぁ…――様は 今までの俺 じゃ無ければ良い。其れだけだよ。(雨露ぬ濡れても、少しも寒さを感じなかった。不快ですらない。)ん――…、(一度か二度か口を開き、結局言葉には成らなかった音。抱えた両膝に肘を付いたまま、)吸血鬼、としてはよく見る容姿だが…――リゼルが黒髪になるってのは、全く想像出来ないな。 金髪も桃髪も遣ったとなると…、(どうやら白髪は論外らしい。此方も又、考える様に顎を撫で、)黒が嫌なら、瑠璃色は?(深海色。コバルトブルー。) [Fri 25 Aug 2006 15:52:49]
リゼル > ( 雨は止む事無く降り続く。 ふと空を見上げた―― 雲が流れ、けれど雨の止む気配は無い。 )   …白銀――。  白にしか見えないけど、 …光が当たると少し銀っぽくなるのかな …? ( 見遣った髪色。 ただ、雪の色の様に見える。 )   … ( 男と目が合えば、 くすくす、と笑ゥ。 )  …ン。そうかな?  …在り来たりなのは嫌だなァ。 … 私も白に染めたら、 アルビノっぽくなるな。 ( 考え様な間の後、 )  白にしよう。 … 誤魔化しが効くし。  [Fri 25 Aug 2006 15:45:46]
スフェーン > (気まず気に頬を掻く男の面持は、何処と無くはにかみに近く。返答を返す代わりに、傍らの木陰に身を屈めた。もう随分とずぶ濡れだが。)何でも…「白銀色」らしい。 んー、俺には 白 も 銀 も大差無いと思うんだけどなぁ。(「如何でも良いさ。」頬杖付いた男の片眼は十字架の群れ。) (屈んだ男は、少女を見上げ、)リゼルは今のままの方が良い。 ――…黒髪ッ?想像も出来ないなぁ…、(ひとつ言葉を切り。続き楽しげな笑みが零れた。)黒か…正しく、吸血鬼っぽくなるなぁ。 [Fri 25 Aug 2006 15:40:26]
リゼル > ―― くすくすくす。 だッてピンクの髪の男の人なんて居ないし。  … 怒った? ( 機嫌伺うかの様に男を下から見上げて。 ―― す、と彼の方へと手を伸ばす。 )  … 白髪 に見えなきゃ良いのになァ。  白い髪って 嫌いでは無いし。 ( 伸ばした手は彼の髪には触れず 落ちる。 そして、 )  … 。 ( 彼の返答に呆れ顔。 )  考えが古いよ。 ―― 今は結構短い子も多いみたいだけど …? ( なンて云った。 )  でも伸ばした方が良いって云うなら切らないさ。 ―― また染めるかな。 金とピンクは遣ったから、 …黒とか? [Fri 25 Aug 2006 15:32:09]
スフェーン > まさかとは思うが、 俺と他者の区別、髪色でしてたのか?(少女の傍らに対峙して一番、脹れっ面。)同じく。やっぱり、老けるよなぁ…白髪。(真白になった前髪を指で抓み、軽く唸っては再び少女を見遣る。)――…勿体無い。(顔を顰め、)女の子ってのは、髪を伸ばすものだろう?切っちゃ駄目じゃないか。 [Fri 25 Aug 2006 15:28:27]
リゼル > ――ン。 少し戸惑ったよ。 … 似てるけど違う、 からね。 ( 雨音に混じり、足音が響く。 ―― くすくす、と可笑しげに笑う少女は 少しだけ小首傾げた。 )  ――シャンとお揃いかァ … なんか一気に老けた感じだね。 …髪、白くしただけなのに。  ( 似合うか、の問いには 如何だろう? なンて曖昧な言葉を掛ける。  そして、ふと己の髪に触れ、 )  私も切ろうかなァ――。  久し振りに会えた事を記念して、 …ンー。 イメージチェンジ? [Fri 25 Aug 2006 15:22:08]
スフェーン > (流れる雨音に混じり、木陰より聞こえてきた声音に男も又、小さく笑み声がもれた。)はは。分らなかったかい?髪色変えただけで、想像以上の効果だ。(おどけた様な口振りと共に、指は濡れた髪を絡めながら、十字架の林を越え影の元へと歩む。)そそ。イメージチェンジ。 …て、まぁ、シャンとおそろいにしてみただけだ。(「似合うかしら?」肩竦め問う。) [Fri 25 Aug 2006 15:18:19]
> ――…、 ( 暫く男の行動を確認している様な 間。 続いた言葉に、ふ、と僅かに息が零れる。 )  ――やっぱり…。  ( 小さく零れた声は少女の声。 ―― そうして、木の陰になっていた場所から、一歩だけ踏み出した。 )    髪、切ったの――? …色も。 イメージチェンジって、奴かなァ ? ( くすくすくす。 笑い声が洩れた。 ) [Fri 25 Aug 2006 15:10:43]
スフェーン > (石畳の上を行く。地と空の境すら、曖昧な午後。水を吸った前髪を鬱陶しげに払いつつ、隻眼は左右を見渡していた。) (ふと、止まる歩み。)――…。(何処の視線に気が付いたのか、或は隻眼が向かった先にその姿を見止めたのか。鈍い歩みが止まり、再び進む。視線の先に。)其処に居るのは…誰だい?(濡れた髪の影で面持はにこやかに笑む。) [Fri 25 Aug 2006 15:08:27]
> ( 男が居た木陰よりも 少しだけ遠い場所。 …十字架林からも離れた其の場所は 木が茂る場所。 )  ―― …。  ( 薄暗い墓地に、其の子供の様な影はただ佇んで。 ―― 男の方を向いている。 ) [Fri 25 Aug 2006 15:03:33]
お知らせ > さんが来ました。 『( ――…。 )』 [Fri 25 Aug 2006 15:01:46]
スフェーン > (見慣れた景色には何時も、十字の影が色濃い。灰色の墓地を飾るのも矢張り、十字架の群れであった。白銀髪の影で、細まる双眸。)…。(僅かな沈黙を挟んで、木陰の下より踏み出した一歩は、抜かるんだ道を抜けて石畳の上を行く。) (身に纏わり付く雨だった。) [Fri 25 Aug 2006 15:00:36]
スフェーン > (湿った雨が降りていた。) (灰色一色に見える。雨音すらしない墓地の中、男は独り木陰に居た。時折、鼻先に水滴が落ちては頭上の鬱蒼と茂る緑を見上げ、)長い雨期だ事。(身を預ける木の幹は、乾いていた。) [Fri 25 Aug 2006 14:56:52]
お知らせ > スフェーンさんが来ました。 [Fri 25 Aug 2006 14:52:37]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが退室されました。 『眺めるのに飽きたならば――――あの空しき家へ帰る』 [Sat 19 Aug 2006 23:29:53]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・  (何故気が付くと墓地に来てしまうのか、土砂降りの雨を眺めながら考えた。そしてあっさりと、直ぐに結論は出た。暗く、命の輝きのようなものが極めて低く、そして人が無い。あっさりと見つかり、しかも意外でもなんでもない結論は、見つかったところで「だから?」という程度にしか過ぎなかった。再び、豪雨を眺める退屈な時間が訪れた) [Sat 19 Aug 2006 23:15:17]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・  vir  ・・・  ここ、は  ・・・・?(順路を巡っていたら、ふとたどり着いた建物。墓場にあるだけのことはある、飾り気の無いどこか陰鬱な建物だった。傘を畳み、その軒先に腰を下ろした)    雨    ばかり   ・・   (はぁ、とため息一つ。普通の人間ほど困らないが、やはり少しは困るところがあるのだ) [Sat 19 Aug 2006 22:58:28]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 [Sat 19 Aug 2006 22:46:38]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (重い体が、ぬかるんだ地面にめり込む。そんなに酷くめり込むわけではないが、少なくとも金属鎧を着込んだ人間と同じぐらいにはめり込んだ。右手に傘を持ち、墓地の順路を歩み進んだ。特に目的は無い。というより)  ・・・・・・  また   来てる。   has  あんな目にあったの   に(頭の中にぐるぐる巡る、あの日の出来事――――あまりにも色々と起こりすぎて、未だに夢だったのではないかとすら思う。現実の証拠は、使った形跡のある自宅のベッド。少なくとも、体温の無い少女と出合ったのは現実ということ) [Sat 19 Aug 2006 22:37:11]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 『――――ざくり』 [Sat 19 Aug 2006 22:32:43]
お知らせ > ステア@ドッペルゲンガーさんが退室されました。 『ヘレンさんの家・・・本体よりいい夜を送るドッペルゲンガー。』 [Tue 15 Aug 2006 02:53:54]
ステア@ドッペルゲンガー > ・・・お互いに、色々大変ですね。 (今度は伸ばされた手を、握る。 伝わる感触は金属そのものだけれど・・・何故か温かくて―――― 果たして、本体がこの意識を共有した時・・・どうおもうだろう、とふと考えた。 [Tue 15 Aug 2006 02:52:41]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが退室されました。 『帰宅すれば、いつもどおり椅子で寝ようとする。気の椅子に座って。』 [Tue 15 Aug 2006 02:49:10]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    ・・・・・・ 私にも色々  ある  (今度はこちらが手を伸ばして、ステアの手が重なったならば、それを静かに握って――――) [Tue 15 Aug 2006 02:48:29]
ステア@ドッペルゲンガー > ・・・主が、居ない。ですか? (ソレを聞いて首を傾げた。 主が居ない、とはどういうことなのだろう、と・・・いないとして、何故?、と思考をめぐらせていたが・・・) ぇ、ぁ? あ、じゃぁ・・・お言葉に甘えさせて・・・貰います。 (その思考は、ヘレンさんの返答の催促の言葉で断ち切られる・・・そして、焦ったのかいつもより素早い動作で頷いた。 [Tue 15 Aug 2006 02:46:23]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ただ、帰るだけの家   だか ら 。   ・・・・ 主 ・・いない  ・・・家 ・・ ひとり  (気を使う必要は無い、というようなことを淡々と説明する。目の前の少女が普通の人間で無いことは、体温が伝わってこなかったことから容易に想像が付いたが――――どうでもいいか、と)   ・・・・  そう 。   大変     ね (気にした様子も無く「来るの?」と問いかけた。自分も普通の人間では無いし、人外同士である) [Tue 15 Aug 2006 02:35:44]
ステア@ドッペルゲンガー > そうですね・・・もう夜もかなり深いですし・・・帰る所があるのなら、帰った方がいいかもしれません。 (ヘレンさんの呟きに、窓に視線を移して呟き頷く。 確かに帰るべきところがあるならソレがいいだろう。) お家、ですか? でも、主人の方とか居るんじゃないです? (自分がドッペルである事は、出来うる事ならば伏せておきたい。 だから、普通の返答を返す。ヘレンさんの服装・・・メイド服という事はつまり誰かに仕えているという事で・・・家というのには誰かいるのではないか?、と考えに至り。) ハハ・・・陽の光を浴びれないので、こうなっちゃうんですよ。 (ある意味自分が吸血鬼とばれてもおかしくない発言をする分身。 分身ゆえに、知能も半分らしい。 [Tue 15 Aug 2006 02:29:02]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・  そろそろ かえらない     と(体温の残って無いローブ。でも、どこか嬉しかった。それに身を包んだまま、ふと思い出す。そろそろ帰ったほうがよいと。勿論、何か理由があるわけではないのだけど)野宿  ?  雨の日は   has  つらい 。      お礼、うち ・・・泊ま る  ?(目の前の少女が分身であるなんて知る由も無い。なので、お礼といってはなんだがここよりましな雨風のしのげる場所はどうかと。ベッドはあるが使ってない。誰かを家に誘うなんてこれで二度目だろうか。そんなことを考えながら)  ・・ きれい  ね (白く、まだ少女の色を残したステアの体を見て、ぽつりと呟いた) [Tue 15 Aug 2006 02:17:14]
ステア@ドッペルゲンガー > ――いいえ。 (会話というモノに慣れていないのだろうか? たどたどしい雰囲気で返ってくる返答を、ステアはクスクス、と笑って返事を返す。) いえいえ、行く宛がないだけですよ? 今夜はあそこで野宿をするつもりでしたし。 (違います。と違います覗き見趣味発言を断固否定。 そして、豪雨の墓場で野宿という常識から外れた事を一言。) あ、いいですよ? 家もありませんし・・・ただのローブですから。 (パタパタと手を振って、返すというヘレンさんを制して。 [Tue 15 Aug 2006 02:06:56]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・    sia  ・・・・・・・・ありが  とう (もう一度感謝。しかし、実はどう答えてよいか解らなかったので苦肉の策ともいえた)   ・・・・・・ ずっと見ていた ら  ・・・・  それはそれで    趣味   ?(落ち着くと、普通とずれた思考の方向性が表面化。そのまま見てたら覗き趣味?とか思った恩知らず?)  ・・・・・・   え と ・・・(困った。どうせ仕える人も居ないし、ただ帰って洗うだけなのだが――――)  ・・・・  洗って返  す   。  家 ・・ どこ? [Tue 15 Aug 2006 01:58:05]
ステア@ドッペルゲンガー > ええ、私はそう思いますよ? (ただ一言帰って来た言葉に、笑みを絶やさぬ貌がコクリ、と頷く。) ほんとのことを言いますと、あのまま見捨てて傍観をしているつもりだったのですけど・・・私には無理だった見たいです。 ―――――と、はい。 (そう、本当は傍観するつもりだった。だけれど本体と同じ思考を持つ私には・・・ソレは無理だった、それだけだ。 そうして、自身のローブに手をかければ、「バサッ」とローブを脱いでしまう。 露になる薄着を纏う純白の肢体。そして脱いだローブをヘレンさんに差出し・・・) それメイド服、ですよね? 泥だらけの服じゃ色々不便でしょうから、コレでも着てください。 [Tue 15 Aug 2006 01:48:59]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・  そう  ・・・   (また悪い癖が出てしまった。昨日内気な少女に返したのと同じ、ただ一言「そう」という返事を返してそれっきり。他に言い言葉が思いつかない現実)  ・・・・  確かに   has   そう、だけ    ど  (朽ちた建物へと、手を引かれるままに入り込む。身体に打ち付ける雨は届かなくなった。泥は少し落とされたが、まだあちこちについているはず。身体は冷えていたが――――そもそも普通の生物のように体温が重要な身体でも無いので、心配は無いだろうと) [Tue 15 Aug 2006 01:34:44]
ステア@ドッペルゲンガー > フフ・・・ありがとうございます。 でも ヘレンさんも・・いい名前ですよ? (俯いている理由を勘違いしたまま、ヘレンさんの手を引き墓地のすぐ傍の倉庫にでも使われているようなボロ屋へとたどり着く。 此処なら、少しくらい居座っても大丈夫だろう。中に入れば、ヘレンさんから手を離す。 ) ・・・・・・理由、ですか?さぁ、どうしてでしょう?でも・・・人を助けるのに、理由が要ります? (本体の「人との接触は極力避ける」というのを完全に無視してしまっているこの状況。 今更言ってもしょうがない、と半ば諦め気味でいて。ヘルンさんの返答には真意の見えない曖昧な返答をして。 [Tue 15 Aug 2006 01:28:51]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    ・・・・・・ステア   ?   そう。  良いなま   え  ・・・・(うつむいているのは恥ずかしいからなのだけど、そんなことを言うのも恥ずかしいので言わない。そうして、雨の降らないところに移動しようと持ちかけられれば、こく、と小さく頷いてついてゆく)   ・・・・・・・  どうして私  を ・・・ 助けよう  と?(ふと涌いた素朴な疑問。それを素直に、真っ直ぐ投げかけてみた) [Tue 15 Aug 2006 01:18:06]
ステア@ドッペルゲンガー > ・・・これで、おあいこです。 (落ち着いてきたのか、自己紹介をしてくる銀のメイドさん。 ヘレンさんというらしい。) ヘレンさんですか。 私・・・ステア、といいます。 ―――とりあえず・・・雨の当たらない場所に行きませんか? (そうして、顔を俯かせて何も言わなくなってしまうヘレンさん。 当然か、先程強姦されてしまったのだ。 普通の状態を維持できているほど神経が図太くも、見えない。 とりあえず、銀の手を握ったままの白い手が引かれ、この緩やかになったとは言えまだ降っている雨を凌げるところへと、誘導しようとする。 [Tue 15 Aug 2006 01:13:50]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・  こちら  こそ  ? (ようやく落ち着きを取り戻して、いつもの調子に戻りつつある。ローブの女性に返答を返しながら、重ねられた手には体温が伝わらぬ。その点については、きっと人間ではないのだろう、と1人納得した)  ヘルン  ・・  ヘルン・ローレヌ  ・・・・・(ぼそりと次げる自分の名前。そうなると、急に恥ずかしさがこみ上げてくる。服はあちこち泥で汚れ、肌は泥と錆が付いている。挙句の果てには後ろから犯された現場を見られたのだ。名前を告げると、うつむいたまま顔を上げない) [Tue 15 Aug 2006 01:01:55]
お知らせ > 浮浪者さんが退室されました。 『そして男は気を失った。』 [Tue 15 Aug 2006 00:59:25]
浮浪者 > ( その異臭を放つボロ布を漁る気があるのかどうかという疑問もあるが、懐を弄れば子供の小遣いにもならない程度の金―― 100エンが見つかるだろう。自分の一物を露出したまま気絶する姿があまりにも哀れすぎて視界に入れるのも嫌がられそうだが――。 否、それよりも何かを獲得するというのなら、戦闘経験ポイント★2こそが相応しいだろう。 ) [Tue 15 Aug 2006 00:58:52]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 [Tue 15 Aug 2006 00:57:06]
ステア@ドッペルゲンガー > ――――えぇ。 大丈夫・・・助けにきといて助けられましたね。 拳は大丈夫です?ええ、と・・・メイドさん。 (文字通り「飛んだ」浮浪者を傍目に眺めつつ・・・「罰ですよ。」なんて内心で男に言い放つ。 そうして、差し出された銀の手に白い手が重ななる。 銀の女は、気付くだろうか。 この女に体温というモノが存在しない事に。) ありがとう。 (そうして、立ち上がれば先程、男を脅したどす黒い一言が嘘にも思える、笑顔を。 やはり、男を無視している。 [Tue 15 Aug 2006 00:54:21]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ra ra ri  r i  ri  ri  ri   ・・・・・・・(右手が痛い。硬いからといって、ダメージが無いというのは間違い。人を殴れば、人の肌をしてなくても痛いのだ。初めて人を殴った。傷つけた。そして心配そうに視線を降ろせば、刺されたはずの女性は平然としてるように見えた)  ・・・・・ 大丈  夫  ?(右手を女性に伸ばしながら、問いかけようか。男は起き上がる素振りが無ければ、そのまま捨て置く) [Tue 15 Aug 2006 00:42:47]
浮浪者 > ( 勢い良く―― とはいえ、所詮は硝子の破片。酔った男の片手の腕力。だがそれを除いても不可解な不思議な手ごたえの無さに男は一瞬驚きの表情を浮かべた。 苦痛の叫びでも悲鳴でも無い、毀れたのがただの溜め息なら尚更だ。そして更に二撃目を振り下ろさんとしたとき、横からヘルンの拳が迫った。予想していなかったその行動に男は反応出来ず、男よりはるかに強い力がその金属の体という重さに乗って ) うげ  ァッ! ( 勢い良く、例えるなら男の体が”飛んだ”。 倒れた衝撃で手に持った瓶は粉々に砕け散り、濡れた地面を滑る。 拳は浮浪者の脳をこれでもかという程揺さぶり、ぐらぐらと視界が揺れて――。 ) ……… う、  うぅ っ ( ダメージが大きかったのか、男は立ち上がらない。否、気絶しようとしている。 ) [Tue 15 Aug 2006 00:37:15]
ステア@ドッペルゲンガー > ・・・・・・・・・ッ (背中に瓶が突き刺さる、その衝撃で「バシャッ!」と泥水の上に手を付く。だけどそれだけで・・・。) ・・・はぁ。 (銀色の女が立ち上がって、男にその拳を叩き込もうとするのと同時に、溜め息。 [Tue 15 Aug 2006 00:33:04]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・  !(よけるどころか、そちらを見もしないローブ姿の女性。男の望むままに割れた酒瓶が背中に突き刺さる。少なくともこちらからはそう見えた。頭の中を、ものすごいスピードで考えが巡る。さらに混乱が深まったとも言う。怒りが涌いたわけでも、憎しみを抱いたわけでもないが――――) ash  !   やらせ     ない  (ぐ、と立ち上がり、右手を握って力いっぱい大きく振りかぶり、男の顔面に叩き込もうとする) [Tue 15 Aug 2006 00:24:59]
浮浪者 > ヒャッハ――― ッ! ( 女は動かない。その一撃を背中に振り下ろす。 男は歓喜に満ち満ちた笑みを浮かべるだろう。常に誰かに踏みにじられる側だった男が、初めてその立場を逆転させた―― と感じたのだから。 ) お前も、 お、お、お、オ、お、犯してやるゥ――ッ! ( 直撃したのなら、それをぐりぐりとねじ込むようにし、そのまま押し倒そうとする。男はとりあえずコイツを動けなくしてから隣の女をまた犯すつもりだったが――。 ) [Tue 15 Aug 2006 00:19:45]
ステア@ドッペルゲンガー > そうですか、ならよかったです。 私ですか? 私は―――― (銀色の女の傍に屈んでパサリ、とフードを外せば・・・真っ白い肌が闇に映える紅い瞳の女がはっきり、と銀色の女の前に。 そうして、自己紹介をし始めた矢先にっ) ・・・・・・・・。 (背後に迫る凶漢に視線を向ける事もなく、無言。 本当にこの男を、存在から無視しているかのよう。 男がやろうと思えば、その凶刃をこの女の背後の至る所に振り下ろせるだろう。 [Tue 15 Aug 2006 00:13:13]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > 大丈  夫  ・・・・  。  貴方  は   fir  ・・   誰   ・・  ?(今、間近にローブの女性の顔が見える。やはり、その顔に見覚えは無いようだ。今日は今までで一番騒がしい日かもしれない。知らない男に犯されかけ、さらに知らない女性に助けられて。日々を茫洋と過す頭には、いささか刺激が強すぎるような――――)  ・・・  危な  い    後ろ 、瓶    ! (まるで手当てをするかのように、乱れたスカートを整えてもらえば、少しは精神的に落ち着くことができた。そんな安堵のため息を漏らしかけた時に、不意に響くガラスの破裂音。反射的に後ろへの警告を告げたが――――口まで周りの遅いこの身。間に合うだろうか?) [Tue 15 Aug 2006 00:03:40]
浮浪者 > どいつもこいつもこいつもどいつもどいつもどいつもどいつもどいつもこいつもこいつもこいつもこいつもどいつもこいつもこいつもどいつもどいつもどいつもどいつもどいつもこいつもこいつもこいつもどいつもこいつもコケにしやがって糞がアァ―――ッ!! ( 男は叫び、逆手に持った割れた瓶を向け突進してきた。しかしその足は鈍重極まりなく、振り下ろす力も片手のみで弱い。 ) [Mon 14 Aug 2006 23:52:50]
浮浪者 > ( 引き抜かれると同時に男は見っとも無く地面に転がり、地面の水溜りに己の赤い熱を交わらせる。ひぃひぃと悶えながらその襲ってきた女から離れようと地を這った。 しかし男には―― 勿論恐怖はあったが、それ以上の屈辱があった。生まれてから今まで苦汁を舐めさせ続けられた屈辱が。脳裏に蘇るのはそれの記憶。 ) 『パリィン』 ( そんな硝子が砕ける音がするだろう。さっき男が投げ捨てた酒空き瓶だ。それを地面に叩きつけて割り、その鋭利な切っ先と狂った獣の目を向ける。 ) どいつも、こいつも……っ ( 相手が隙だらけだとしても、男はそれに輪をかけて隙だらけだ。瓶を割る音は大きかったし、傷の痛みと酔いで男の足元は覚束ない。ゆらりと立ち上がる。 ) どいつも…… こいつもぉ……! [Mon 14 Aug 2006 23:52:03]
漆黒のローブ > (この男が大した男でないことは見て判った、だから少し自分の得意な暗黒魔道で人の恐怖心に直接働きかける様な声にして脅しただけで・・・この通り。 最も、ドッペルゲンガーたる今の私にはコレが精一杯だが。) ・・・・・・いいでしょう。では・・・ 「ズッ――」 (刺したとき同様、軽い音をさせて引き抜かれた細剣。 刀身を濡らす紅い血を、指でなぞりながり・・・ローブは男を無視したかのように先程まで貫かれていた女、に近付き。) ・・・大丈夫ですか? (男がすぐ傍にいるというのに、ローブ姿は銀色の女と視線を合わせるために身を屈める。そうして、細剣を置いて・・・女のスカートを正してやり臀部を隠す。 男から見れば、今はこのローブの女は隙だらけか?それとも――― [Mon 14 Aug 2006 23:45:03]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  は  ―――  ・・・・・・・ っ  ・・・・・・は    ・・・・・      (動くというか、のたうつ男。どうやらあの剣を刺したのは女性であるらしい。胎内を貫いていた男根という名の杭が引き抜かれると、先ほどからしがみついたままの木にもたれかかった。雨に濡れたスカートは身体に張り付き、臀部が少しあらわになってしまっていた)  ・・・  has   ・・・   la ce      ・・・・・・・・・     (黒いローブ。そして、その中に爛々と輝く赤い瞳。美しかった。男の肩に剣を突き刺して押しのける様をぼぅ・・・・・と眺めていた。そして、未だ胎内を貫通されているような錯覚を感じさせる、男の体温の残り。もじ・・・・と内腿を摺り寄せれば、どこか甘い痺れが走った) [Mon 14 Aug 2006 23:34:49]
浮浪者 > ( 男はぎょっとした。強盗とか、チンピラとか、そういう奴らとは違うこの感覚。スラムで生まれ育った自分だから判るこの違和感。恐ろしい声、恐ろしい瞳。 ) あぁ! がッ…! ひ、いあぁぁ!止めろ!止め… ぐあぁぁッ! ( ゴリゴリと削れるのは肩の骨だろうか。痛みの悲鳴をあげながら体を捩り、それは銀色の女に突き立てた肉棒はそれにあわせ女の胎内を抉るだろう。無論、それに快感を感じている余裕など無い。 女の尻から離れ、肉棒がぬめる愛液に塗れつぅ―… と糸を引いた。 ) ぬ、抜いた…!抜いたから、も、抜いて…! ( まるで犯されている最中の娘のようにか細く、情けない声を浮浪者は零す。 ) [Mon 14 Aug 2006 23:26:19]
漆黒のローブ > (振り返った男は見るだろう、その姿は夜の闇に溶け込むかのように黒。 フード付きのローブなのかフードを深く被ったその奥から微かに覗く血の様な双瞳。) ・・・何しやがる、ですか。どうも見ていた所、どうやら貴方が無理矢理その娘を貫いているように見えたので・・・私も貫いてみただけです。 (なんだろう、このイラつきは。 なんだろう、この行き場のない怒りは。 私は激昂しているのだろうか、この男を見て?) 私は貫かれた事は無いからわかりませんけれど・・・男性の方というのは挿した事はあっても―――― 刺 さ れ た 事 が あ ま り な い ら し い で す ね ? (ソレは果たして女の、人の声なのだろうか。 まるでこの墓地に眠る死者達の呼び声の様な・・・どす黒い、泥の様な雰囲気の声。) 聞こえません、でした・・・? その辺にしといた方がいいですよ?ホントに・・・ 「ゴリッ!」 (そうしてもう一度呟く、今度は普通の女の声だ。 そうして今度は何か削れるような音が響き・・・。) 貴方が、その娘からソレを抜くまで私も抜きませんから。 「ゴリッゴリッゴリッ」 (そう、言いながら刺した細剣を捻る!捻る!!捻る!!! [Mon 14 Aug 2006 23:19:50]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  うっ ・・・・・ く、あ、ぁ、ぁ    ・・ ・・ ・・・     ァ  ・・ (自らの意思とは関係なく、白銀乙女の性器は男のたけり狂うそれを受け入れてゆく。先ほど自慰で潤っていたのが最大の原因。最も不幸中の幸いと言うことも出来る。濡れてスムーズに入ったことは即ち、無理やり進入されるよりはマシだからだ)vir  ?な ・・・    に ・・・・・・・・・  ?(男のうめき声を聞いて、最初は射精されたのだと思った。しかし、よく聞いてみるとその声は苦痛の色。恐る恐る振り向いて見れば、男の肩を貫く細い剣。何が起こっているのかわからず、ただ胎内を貫く男の熱と、臀部に零れ落ちた男の血――――それは直ぐに雨に流されたが――――の熱さに、未だに貼り付けにされたように動けずにいた) [Mon 14 Aug 2006 23:05:12]
浮浪者 > ( ”女”は柔らかかった。そして美しかった。その声も、熱も、男を優しく包み込む。久しぶりのその感触に浮浪者は悶え悦び、その奥を乱暴に突く。すぐに達してしまいそうな予感が腰に走る。が―― ) ………… ッ ( 一瞬、何が起こったのか男は理解できない。理解が追いつかない。貫いたと同時に貫かれた。快楽と同時に苦痛を味わった。恍惚と苦悶を同時に顔に浮かべた。 熱い。肩が熱い。貫かれた肩から僅かに毀れた血がヘルンの尻を赤で汚す。それと同じ色に汚れて伸びる銀色が男の肩から生えていた。繋がったまままるで果てたかのようびびくびくと身体を痙攣させ、男は首だけ振り返り後ろをみやる。 ) な、に…… しやが、る …ッ ! [Mon 14 Aug 2006 22:54:08]
漆黒のローブ > ―――ッ! (ザワッ! 男の呻き声、女の悲鳴。 男のすぐ背後に辿りついた所で、ローブ姿の中でソレが切れた気がした。 位置的に詳しい事はわからないが、唯一わかった。 この男は「行為」に走ったのだ。と―――) その辺にしといた方がいいですよ 「 ト ス リ 」 (短くポツリといえば・・・女の身体に触れているであろう方の浮浪者の肩を、あまりに軽い音をさせて・・・貫いた。 男からは嫌でもその視界に、女からはちょっと振り向けば・・・その男の肩を貫き伸びた紅く妖しく光る細剣が見える事だろう。 [Mon 14 Aug 2006 22:50:14]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ひ     ッ !    ぁ、ぁ・・・・・・・・・・・・(なんて熱いのだろう。皆雨にまみれて冷え切っているのに、押し当てられた「それ」はああまりに熱かった。まるで真っ赤に燃えた鉄の棒、それをあてがわれたような感覚。そのあまりの言葉に出来ない圧力に、ただかすれたような声を唇から零れ落ちさせた。彼がその「先端」に感じたものは、普通の人間同様の熱さと柔らかさ) ・・・・・・  な   に ・・    ?(木にしがみついたまま、何が起こったのか混乱した頭でなんとか考えようとする。いましたのは女の声。後ろを向きたかったが、浮浪者と顔をあわせるのが嫌なので振り向かなかった。尻の谷間に深々と突きつけられた性器の熱さに、腰を動かして逃げることも出来ない) [Mon 14 Aug 2006 22:36:12]
浮浪者 > ( 男は”良くしてやる”と言ったが、荒々しく求める手には相手を思いやる気持ちも悦ばせようという意思も何も無い。犯せば女は喜ぶだろうという一方的で自分勝手な妄想の塊、それがこの浮浪者。 銀色は闇の中では美しく妖しい色になる。下着に手を掛け乱暴にずらし、男は熱をその女の濡れた秘所に押し付け――。 ) あ、オォ――……ッ ( ぬるりと絡みつく感触に歓喜の声を上げた。男は興奮していた。男は酒に酔っていた。男は夢中になっていた。だからすぐ背後の気配に気付かず、身を翻し逃げるところを―― ) く うぅッ! ( 愚かなり。男根をねじ込もうと前へと進もうとした。その肉の感触は硬いのか?柔らかいのか?熱いのか?冷たいのか? これが男が感じる最後の快楽になるのだろうか。 ) [Mon 14 Aug 2006 22:29:59]
漆黒のローブ > ・・・・・・。 「―――傍観を決め込んでいるつもりだったのですが・・・。」 (内心、そんな事を思いながら男の背後より近付いていく。 本体には、人との接触は避けるように命じられているけれど・・・この状況。 果たして、本体も見逃す事ができただろうか? そうしてローブから白い手が生える・・・真っ白い手が。 その手には握られているのは、本体も余り使用しない細剣。 このまま浮浪者が気付かなければ、このローブ姿は、浮浪者のすぐ背後手の届くところまで近付くだろう。) [Mon 14 Aug 2006 22:23:43]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・・・・ ! や、や ・・・  !(足元は不確か。すがりついた木を、他に頼るものが無いかのように確りとしがみついた。当然両手は塞がる。背後から聞こえる荒い吐息、そしてスカートを捲り上げた手が、直ぐに下着に手をかけるのは容易に予想が付いたが――――どうにもできない。それに、こんな形でも求めてくれる人がいるなら、それでも――――)  ――――  ッ !  や  ・・ !(そんな考えと冷静な思いが行ったり来たり。そんな状態なので新たな視姦者に気付けるはずも無い) [Mon 14 Aug 2006 22:13:00]
浮浪者 > ( 雨に濡れて浮かび上がる女のライン。上質の布生地はそれをより一層艶かしく男を誘惑する。 )  …… はぁッ はぁッ …はぁ…ッ ( 野獣のような荒々しい吐息が雨音に混じった。女の動きは緩慢で、突き飛ばす腕の力も構わず。 女はバランスを崩し転んだ。泥水が撥ねる。 ) そう言うなよ…… あぁ、女だァ…! あんた、良いぜ。凄く良い… ! ( 木に手を付いたヘルンにまるで犬のように後ろから覆いかぶさる浮浪者。忙しい手つきで自身のベルトを外し、汚らしい一物を取り出す。逆の手は女のスカートをたくし上げようと伸びた。 新たな気配にはまだ気付かない。 ) [Mon 14 Aug 2006 22:01:20]
漆黒のローブ > (滝かとも思える豪雨。 そんな人目を憚る様に佇む漆黒のローブ。その眼の先には・・・同じく人目から逃れるように自慰にふけっていた女性、と・・・如何にも浮浪者、ゴロツキと言える男が、居る・・・) ・・・・・・はぁ・・・・・・。 (暫く傍観を決め込んでいたローブ姿から、小さな溜め息。 [Mon 14 Aug 2006 21:59:35]
お知らせ > 漆黒のローブさんが入室されました。 『―――――そのやり取りを、離れた影から眺める闇、一つ。』 [Mon 14 Aug 2006 21:49:48]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >     fi  sha   ・・・   いや   っ    (元々動きが遅い上に、さらに今身体は少し錆びている。そのせいか、現れた男の望むまま密着を許してしまい――――掴まれた右手を振り払って突き飛ばそうとするが上手くいかない。そうこうしているうちに、互いの服越しに伝わる男の局地的な熱。それの意味を知らないわけでもなく)  い ・・らな ・・・・・・ い  (無理やり立ち上がって離れようとする。しかし、無茶な体制でしかも手をつかまれたままなので、足を滑らせてうつぶせに転んでしまう。木に手を突いて立ち上がろうとするが――――それは男を誘うそぶりのようにも見える) [Mon 14 Aug 2006 21:45:40]
視線 > ( 男は最初にその雨とはまた別のもので濡れた右手を掴もうと手を伸ばし、更に相手の身体を後ろの木に押さえつけるように自分の身体を密着させようとする。酒瓶が地面に落ちる音がからぁん、と響いた。男の下腹部には熱が宿り、それを恥じらいも無く擦りつけようとするだろう。。 ) フヒヒ… 悪ィ悪ィ、気悪くしたか? けど、俺ぁ好きだぜ。色狂いさんよ。 ( 改めて女を近くで見たとき、何だクランクかと一瞬男は思う。だがすぐに『まあいい』と下品な笑みを浮かべた。 ) …良くしてやるよ。そんなんじゃ全然物足りないだろ…? [Mon 14 Aug 2006 21:39:33]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・・・ は  ・・・・・・・・・・・・    (ひとしきり両手の動きを止めると、自分の顔の前に両手を軽く掲げた。左手はともかく、右手はぬらりとした粘液にまみれていた。自分で言うのもなんだが、こんな身体のものが「濡れる」などおかしいかもしれない。そんなことをぼぅ・・・と考えてると、突然現れた身なりの悪い男の姿)色   狂     ・・         (反射的に身を縮こまらせて、じぃ・・・と現れた男を見た。知り合いではない。人付き合いがとてもとても少ないゆえ直ぐにわかる。しかし、解ったところでどうにもならない)失礼  ・・   な  ・・・・(そう呟くのが、精一杯) [Mon 14 Aug 2006 21:33:41]
視線 > ( 女。女だ。どうして女がこんな所に?まさか幽霊じゃあないだろうな。そんな事を男は考えていた。が、それもどうでも良い。捨てる物なんてもう何も無くなった人間は自棄ッぱちにしかなれない。自身で自身を弄ぶその光景を前に、ご無沙汰の男が何を考え、どうしようとしているのか。…男はなけなしの金を差し出す自分の手を払う、スラムの安娼婦の顔を思い出し歯軋りした。 )    …へッ。 ( 下品な笑い声と共に物陰から姿を現した男はばしゃばしゃと水溜りを撥ねさせながら、前方から真っ直ぐヘルンの方へ向かう。幾ら大雨とはいえ、こうも判りやすく近づいて行っては流石に気付かれるだろうが――。 くすんだ茶色の髪、同じ色の瞳。そしてボロ布を身に纏い、髭は伸び放題。空の酒瓶を片手に―― 見るからに浮浪者という風体だ。 ) へ、へへへっ。 フヒヒ… 色狂いめ。 ( こんな夜に、こんな場所で、こんな雨の中。自分のスカートの中を弄るなんて。 ) [Mon 14 Aug 2006 21:25:59]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > は   ・・・  ん  ん ・・・・ ッ      !(雨はいろいろなものを覆い隠す。匂い、音、そして今は夜でここは墓場。先ほど見回した時に何も認められなかったゆえ、誰もいないと完全に思いこんでいる。ゆえに白銀のメイドはあたりにはばかることなくその行為を深め――――)  f    fi 、 ri     h  a          あ  !      っ ・・ (びくんっ!と身体をひときわ震わせたかと思うと、かくん・・・と糸の切れた人形のようにぐったりと身を木にもたれかからせた。未だに右手はスカートの中。時折動かしては、また幽かな声を上げた。視姦者には気付いていないよう) [Mon 14 Aug 2006 21:21:36]
視線 > ( 雨と墓石の合間から覗かせる視線。二つの穴。貪欲な光。 その正体は同じように雨に打たれ行くあても無く彷徨う浮浪者の一人。スラムの浮浪者達のグループにも入れてもらえなかった正真正銘最底辺の男。いや、奴隷よりは辛うじて上か。 ついさっきまで寝転がっていたある店の軒下から追い出され、豪雨の音に呪いの言葉を響かせながら空になった酒瓶片手に男はふらりと墓地へとやってきた。このままここでくたばっても良い、なんて自嘲の笑いを浮かべて。 ――しかしふとその時、墓場に人影があるのに気付いた。その人影を物陰からじっと見つめていた。 ) [Mon 14 Aug 2006 21:13:36]
お知らせ > 視線さんが来ました。 『じ、と見つめる瞳。』 [Mon 14 Aug 2006 21:10:56]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・ vir ・・・・・  ? (ぽたりと顔に落ちた水滴に、はっ、と瞳を開く。辺りを気にするかのように視線をさ迷わせるが――――)  ・ふ   ぅ  ・・・・  ・・  ・・・・   ン (ひとしきり周りを見回すと、再び自分の身体に掌を重ねてもてあそび始めた。声の割には、うつむいて眉根が少し寄った程度だが――――) [Mon 14 Aug 2006 21:01:10]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 [Mon 14 Aug 2006 20:54:38]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・  ん  ・・・・      (服の上から自分の胸に掌を重ね、そっと力を込める。そこに伝わるのは、肉でできた体と変わらぬ感触。表情は殆ど変わらず、幽かに零れた声は雨音にかき消された。何をしているのだろう、と自分でおかしくも思うけれど、少ない交友や知人の中で二人も亡くなったのだ。それこそ「自分で慰める」ぐらいしかなかろう) [Mon 14 Aug 2006 20:47:59]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    洗濯しな   いと  。 (大雨で身体はびしょぬれ。地面は土なのでお尻の辺りは泥汚れにまみれている。このまま雨で洗うのはどうなんだろうか、なんて考えた。そんなのんきな考えの最中、ふと目を下ろせば、濡れた服が張り付いて身体のラインがぴっちりてしまっている。見た目からは少々想像しづらいとは思うが、身体全てが硬いわけではない。その最たるものが唇と顎周り。もしここも硬かったら口の端に縦線が入ったサン○ーバ○ド状態だ) [Mon 14 Aug 2006 20:15:32]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・  (しかし、自分が気を落ち着けてどうなるというのだろう。取り乱しても騒ぐことも出来ず、ならば気が落ち着いてなくてもどうでもよいのではないだろうか。あの日以来、少し精神は自由になったような気はするが――――) [Mon 14 Aug 2006 19:56:38]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (気を落ち着けようとすると、いつの間にかここに来るようになった。つい先日あの少女と出合った木下で、再びすわりこんでぼー、と身動き一つせずにいた。会いたいからきているわけではなく、また何か希望があるわけではない。相変わらず身体は錆びたまま。身体や服が濡れるが、あんまり気にならない) [Mon 14 Aug 2006 19:40:24]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 『――――最近』 [Mon 14 Aug 2006 19:36:42]
お知らせ > 小柄な少女さんが退室されました。 『「あ、はい…ありがと、ござい…ます」 ポツリ返しながら、慌てて、着いて行くか』 [Sun 13 Aug 2006 03:02:20]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが退室されました。 『足元 ・・気をつけて(それが、精一杯)』 [Sun 13 Aug 2006 03:00:52]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  (互いに名乗って、さてでは、と墓地の外へと歩き出すが、これもちょっと社交性に欠ける行動だった。しかしどうしていいか解らないのだ。それを学べたであろうあの邸宅は既に無い。しかしそれでも、無い知恵と記憶を絞って―――) [Sun 13 Aug 2006 03:00:13]
小柄な少女 > …… は、い(今度は…短い返答に頷きを加え… やや緊張気味に見上げて、相手の…何やら思案気味な様子なメイドの反応を待って―― そして、やがて返ってくるのは… 了承の、言葉。) あ… はい、ありがと…ございま、す  (それに、おずおずと言葉とお辞儀返せば… 彼女の立ち上がったメイドの、傍に…身体を近付け…) え?あ… ドリィ… ドリィ・ディフィート、です [Sun 13 Aug 2006 02:54:41]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・・  そう 。(また一言。小さく頷きながらの返答一つ。帰り道はどちらだったろうか、なんて記憶を掘り起こしつつ。少女が道を知っているようならばそれに従おうか。そして)  心配は要らないけ  ど。      一緒、良い。帰ろう(いつもは言わないようなことを言って見た。きっと、普通の社会生活を送るにはこういう能動的な行動が必要なのだろう。夜明けはまだ少し先。そして今更ながらに気が付いて――――)ヘルン。ヘルン ――― ローレヌ。貴方は? [Sun 13 Aug 2006 02:49:52]
小柄な少女 > ……… ぇ… け、ど――(慌てる理由の大丈夫じゃないと言う言葉と… 錆。 それに、困惑等が織り交ざった結果だろうか? そんな風な様子を浮べる少女は、見上げられれば… じっと、相手の体にか…自分に対してか困った様な視線を返し…――) …… ぇ…あ…――(そんな風な様子を見せていれば… 目の前で立ち上がるメイド。その挙動に少し驚きを深めつつ… 彼女の問い掛けに…暫し、思案を見せ――) え… えぇっと――… ( 暫しの困惑… その、後で…) あ、あの… 心配だし…一人だとやっぱり怖い、から…途中まで、一緒に帰って…いい、ですか?(お父さんだったら…「具合の悪そうな人を放って置くな」って言うと思います、し お墓参りは…日が昇ってから、でも… と、ボソボソと小声て漏らし、た ) [Sun 13 Aug 2006 02:42:12]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >     ・・・・・・・・・ 気にしなくて   良い。  医者も掃除屋も ・・・ いら、ない(こちらが座っているから見上げる形になるが、それほど背の高く無い少女だ。知る由も無いことだが大学生には見えない。何を慌てているのか良く解らないが、とりあえず話は通じるようで一安心)なんとなくここで  ・・   ・・・・・ こうして、いる 。    でも、    ああ、そう。いい機会  だから(ゆっくりと立ち上がる。軽い軋みの音が少し響いたが、直ぐに聞こえなくなった。錆びは変わらず身体のあちこちに見受けられる)家に、帰る   。墓参りは?(休に尋ねた。もう用事は終わりか?と) [Sun 13 Aug 2006 02:32:52]
小柄な少女 > ――――…… は、ぁ… (一言で終らされてしまえば… 同じ様に、曖昧な感じに言葉返し… …それから、困った様に沈黙し…  そして、困った風に視線を彷徨わせ――… ) ……… ぇ?(っと、ふと耳に入るメイドの声。それに、驚いた様に視線を向ければ… 掲げられた手… 其れを犯す錆を見詰めれば…目を、丸くして――) あ、あの… お医者さ―――駄目、お医者さんじゃ、錆なんておとせな… え、っと… だ、大丈夫、じゃ…無いんです、よね? えっと…どう、すれば――(それから、混乱丸出しな様子でメチャクチャな言葉を漏らして、しまうだろう、か ) [Sun 13 Aug 2006 02:23:58]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・  そう。  (一言で終わってしまった。これでは会話が続かない。しかし、他に何も思いつかなかったのだ。昼ではなくこんな時間に来るのならば、何か事情があるのだろう。そして、親の墓参り。自分には解らないが、きっと重要なことなのだろうと納得してしまったから。話題も社交性も乏しい白銀メイドには、これが限界のよう)   ・・・・  さあ   ?  むしろ、大丈夫ではない方   が 。  (軽く右手を上げて、錆びているところをわざわざ見せて)  ・・こうしていたから錆びたわけ  じゃ・・・ ない [Sun 13 Aug 2006 02:16:43]
小柄な少女 > …… ぁ… えっと… は、ぁ… そ、その 長い間…お父さんのお墓、行って…なくって―― (投げられた言葉。それに… 律儀に応えたのは… 眼鏡に薄汚れた古い服を着た少女。怯えと、困惑と、何処か心配げな様子が入り混じった表情を目の前のメイドに向ければ… やがて、彼女の傍に屈みこみ――…) …… あ、あの… あなたは… 大丈夫、なんです、か? …えっと… その、こんな所で寝てて… も (…そして、自分を落ち着かせる様な深呼吸の後で吐き出されるのは… しどろもどろな問い掛け…掛ければ、未だ困惑気味な視線を彼女の体へと向ける…か) [Sun 13 Aug 2006 02:10:37]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・(着ている変わったメイド装束は少し汚れているが、それほどよれよれと言うほどではない。傍から見るとどう見ても捨てられた人形だが、実のところあまり変わらないのかもしれない。誰かに捨てられたのではなく、自分で自分をというべきか。) [Sun 13 Aug 2006 02:06:09]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・・・  そう  ・・   人形違   ・・・   う 。こんな時間  に  墓   まいり  ・・?。おすすめしな  ・・・  い(きい、と軽い軋みの音と共に、白銀の人形が顔を上げて少女を見た。その瞳は未だ銀色) [Sun 13 Aug 2006 02:04:33]
小柄な少女 > ―――― っ!?(はっきりと聞こえてきた「いる」と言う言葉。 それがどんなに間の抜けた遣り取りだろうと、怯えきった所に応えが返ってきた当人にとっては…そんな所では無く… 緊張か恐怖か、その両方か… それに息を詰まらせれば… じっと、目の前―― 其処にある人影に、視線を…向けて…) ……… ぇ… あ… 人形… じゃ、無い…です、よね?(其処にあったのは、錆びた人形―― そう思った瞬間、そちらから聞こえた言葉に… 一度、肩をビクンと震わせれば―― 再度、問い掛け… そして息を飲み、意を決して、彼女の傍へと近寄ろうと… する、か) [Sun 13 Aug 2006 02:00:39]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >       ・・・・  ・・       ・・・・・    いる     (誰かいるんですか、と問われている、と返すとなぜか間抜けなやり取りに聞こえる不思議。多分止まれといって止まる奴はいないとかそーいうことで。いるかいないかと問われたので正直に答えはしたがさてはて) ・・・・・・・  夜遊びには   向かない      場所    (貴方の目に入るのは、あちこちが錆びたメイドの人形。大きな、白銀の、人形) [Sun 13 Aug 2006 01:55:33]
小柄な影 > ――――… ?(ふと、その小柄な影は…耳に入った声らしき音に足を止めて、辺りを見回す。 暫し、怯えた様子をありありと示しながら見回せば… 気のせいかな、と呟きを漏ら――) ―――― ッ!? だ、だれか… いる、んです…か?(――そうとした直後、耳に入った軋む音に…ビクンと体と声を震わせれば… その音がしたと思う方向に視線を向け、恐る恐るに声を掛けるだろうか。 震える足と、完全に引けた腰で、ゆっくり前へと… その音がした方へと近付き―― やがて、木の下にある人影に、気付く…か?) [Sun 13 Aug 2006 01:52:16]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    has  ・・・・・・・・    ?  (何か聞こえる。雨音の無い夜の墓場はとても静か。どうやらこんな時間に、こんな場所に少女が迷い込んだようだ。しかし、だからどうしようかというと何も思いつかない。かける声も思いつかず、そのまま座り続けた。木に寄りかかって、誰が来るのかを茫洋と待ち続けた。ぎぎ、と軋む音が届くだろうか?) [Sun 13 Aug 2006 01:47:57]
小柄な影 > ――――…… ぅ…(その影が、口から漏らすのは怯えた吐息。 何処か忙しなく… 何処かおどおどする様に周りを見回すそれは… ゆっくりと、震える足取りで墓石の林の中を歩き…) ――――………… っ… ぅぅ…昼間に、来ておけば… 良かった… (… その影が吐き出すのは… 小さく、弱々しい声音。 その声を漏らす影は、震える足取りの侭… 彼女が横たわる木の方へと進んでいくだろうか。その影に、気付いた様子は、未だ無い…が) [Sun 13 Aug 2006 01:42:33]
お知らせ > 小柄な影さんが入室されました。 『深夜の墓参りだろう、か… ふと、小さな…怯える様な影が…一つ』 [Sun 13 Aug 2006 01:37:55]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    ・・・          (嫌だ、というはずだった。でも、唇が幽かに動いただけ。声は出なかった) [Sun 13 Aug 2006 01:32:11]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・・・      cas   ・・     いつまで寝てて   も    (いつまでも、こんなところで寝てても仕方ない。それは自分でも思う。しかし、では何をするというのだろう。何も無い。勤め先は悲しみと共に失われた。家は相も変わらずとても綺麗で整頓されていて、まるでモデルルームのように部屋の住人(私のことだ)を出迎えてくれるだろう。そしてまた再び以前のように椅子に座って起きているとも寝ているともつかない日々を――――) [Sun 13 Aug 2006 01:31:47]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (目が覚めた。覚めたくなかった?覚めてしまった?目が覚めればいつもの部屋でいつものように椅子に座ったまま――――ではなく、以前目を閉じたままの墓地の一角、木の下であった。流石に家屋のように雨を完全に防いでくれたわけではないが、体中びしょぬれということも無かった。体中ずぶぬれになったら、もっと錆びて「終われた」のだろうか、などということをぼんやりと考えた。)   ・・・・     sie  ・・      (軽く掲げた手は、やはり錆びたまま) [Sun 13 Aug 2006 01:14:49]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが来ました。 『   ―――    ―   』 [Sun 13 Aug 2006 01:11:32]
お知らせ > メルビルさんが退室されました。 『 かり、と爪がベンチの木目を掻いた。 』 [Sat 12 Aug 2006 11:45:50]
メルビル > ――――――…っ、痛……。 ( 急激に色を取り戻した世界は雑音と濃い緑の匂いと極彩に満ちている。 暫し掌で眼を覆いながら深呼吸を繰り返し、頭痛が治まるのを待つ。 もっと空気を。 肺の中を満たさないと。 ) [Sat 12 Aug 2006 11:43:05]
メルビル > ( また黙り込んだ。 『今は結論が出ないようね。貴女に黙り込まれると終わりだわ。 今日は帰りなさいな。 少し自覚を強めたのよ、貴女の大好きな“バランス”が傾いてるって。 今でも思う? いつでも何処にでも消えてしまえる、って。』 黙り続けた。 『求めないのは得意だけれど、奪うのは苦手よね? 甘えるのも。』 ざ ザ ザ と景色にノイズが走る。 直ぐにesの領域が崩壊して、鈍い痛みと共に景色が空転した。 ) [Sat 12 Aug 2006 11:39:52]
メルビル > ( 『そんな詭弁を本気で思ってるわけでもなし。友達に合鍵を渡すほど迂闊な人間ではないでしょう?』 分かっている。 彼女が特別他より1段階上なのは自覚している。 「それでも友達よ。 恋人でなければ身体を重ねちゃいけないなんて思わないもの。」 『彼女もそう思ってる?』 黙り込んだ。 ) ( 「曖昧で良いのよ。お互いの為だわ。」 遅い返答に“彼女”が小さく笑って溜息を吐いた。 『入れ込みすぎると他の何も見えなくなるものね。 貴女は。 感情が“多すぎる”から。 一生そうして他人との距離を多めに取って生きて行けるかどうか怪しいわ。』 『そのうち仮面が割れるかも。』 ) [Sat 12 Aug 2006 11:29:51]
メルビル > ( 『最近ご無沙汰だったわね、セブルラキス女史。新しい恋人に夢中で忘れていた?』 ふと、背後からそんな風に皮肉っぽい音を含んだ声がかかる。 私は別に振り返る事も無くその場に座り込んだ。 「彼女は友達よ。」とだけ返事を返して。 私の背後に居るそれは、私自身だ。 「主観の私」と「客観の私」との対話で私は思考を整理する事にしている。 だから、今こうしている私は私だし、声をかけてきた彼女も私だ。 ) [Sat 12 Aug 2006 11:18:52]
メルビル > ( 其処は乾いた秋の丘の上だ。 此処ではない、もっと北にある国のとある場所。 セピア色の其処は遠くに街を見下ろす場所で、風が吹くたびに木の葉が舞い散った。 久しぶりに帰ってきたその私の領域、心象風景。 何度見ても嫌な場所。 無音、無機質、遠くにぼんやりと霞む太陽までもがセピア色で、風の音は耳に入らない。 心の中、その場所でしばし遠い故郷を見下ろした。 此処は私の唯一支配する世界である反面、絶対に街には降りられないようになっていた。 あそこは私の世界じゃないということ。 ) [Sat 12 Aug 2006 11:14:31]
メルビル > ( こんな何も無い朝の墓地だ。 遠くの音も聞こえないような丘の上で、私は久しぶりに瞑想を始めた。 魔術師にとって、自己の原初根幹の部分を認識するのは重要なことだ。 時々其処に立ち戻って、今現在を整理した方が良い。 自分が何処に向かっているのか、どこか歪んでは居ないか、何を成すべきなのか、案外其処から再認識する事が出来るものだ。 ベンチに座ったまま両手を膝の上で組んで目を閉じ、自己催眠の領域に至るべく心を開放した。 そして、冒頭へと続く。 ) [Sat 12 Aug 2006 11:02:27]
メルビル > ( 静かな墓地をひとしきり歩いて墓石の間を通り抜けた私は、ふと何も無い広場に抜けた。 これから墓石が増えていく空き地なんだろう。 木で出来た新しいベンチだけがぽつんとあって、其処に座ると街を全部見下ろす事が出来た。 市病院。コロセウム。その向こうには商業区の石畳と均一な大きさの建物が並んでいる。 少し視線を逸らせば、暗黒街の壊れた時計塔が聳え立っていて、その向こうに芸能横丁や大ホール。 大聖堂はもっと向こうだったか。 ) ( 彼女の職場は見えない。 ) ( 話を少し戻そう。 ) [Sat 12 Aug 2006 10:58:25]
メルビル > ( イメージはそんな感じだ。 真っ暗な闇の中を浮遊するみたいにゆっくりと降りていって、其処に私の心象風景が広がっている感じ。 中途半端な休日の朝、薄曇りの中を歩いて坂を上り、丘を上がって辿り着いたのは墓地だった。 別に其処に知り合いの墓があるわけでもなし、この街に来てから御参りなんてした事も無い。 ただ、人気のない時間帯の灰色に曇った寂しい風景が自分らしいと思っただけ。 ずっと坂を上っていってヴェイトス市が見下ろせる高台まで辿り着くと、其処は墓地の馬車停留所だった。 ) [Sat 12 Aug 2006 10:54:18]
お知らせ > メルビルさんが入室されました。 『 (深く深く潜っていく) 』 [Sat 12 Aug 2006 10:50:08]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 [Sat 12 Aug 2006 04:11:42]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 最後にもう一度… 自分の破壊してしまった墓標に向き直って )』 [Sat 12 Aug 2006 03:38:21]
お知らせ > ティフィスさんが帰りました。 『(大聖堂に帰ったら、またぶったおれるのだ。)』 [Sat 12 Aug 2006 03:35:08]
ジャスティス > (とりあえず、紹介できそうなエクソシストを思い浮かべてみて……オブライエン神父様と、トバルカイン様。……立派なエクソシストにはなれそうだが、とりあえず黙っておくことにした) そうですね。物取りなどに気をつけてくださいね。 (二人への祝福を祈り、仲の良い彼女達を見送ろう。そうして、力強くスコップで穴を掘るのだった) [Sat 12 Aug 2006 03:31:43]
セレニア > …感覚的な事で、説明は難しいのですが… ( 攻撃、などというアクティブな行動が、我慢したくても出来ないなんて… 眉をひそめられてしまっても仕方の無いこと。 それを受け止め、考えてくれる様子の二人に、ちょこりと会釈をしたようなしていないような。 エクソシストに、と言われれば… 知り合いの顔も出て来るけれど。 それについては返答するでもなく、黙ったまま、ティフィスの尼僧服の裾をそっと掴もう ) ―――はい。 大聖堂が私を起用しても問題無いと判断する時は、戦線に加えられる事になっています。 ( それは、相談してみた一例。 いい意味でも、あまり良くない意味でも、大聖堂は柔軟だ。 聖教会よりも。 …条件付けは教会に従おうとさせるし… 聖教会を優先するから、侮辱と捉えて反応しそうにもなるけれど。 言いたいことは何となく分かるし、それが間違いだとも思わない。 こくん 素直に頷いた ) …シスターティフィス、体調に異常はありませんか…? ( 優しく撫でられたまま。 ほっとする微笑を見上げて、改めて問う。 吸血鬼と出会う前の様子は、彼女がそういった周期に入る事を示すものではなかったか… 無理をさせてしまったと、思っていた ) ―――はい。 失礼します、シスタージャスティス… お気をつけて。 ( 台車を一瞥して、一人では骨の折れる作業。 非力だけれど人手はあった方が良いのではと思いつつ… ティフィスの状態も良くなければ、協力してもかえって足手まといという事も考えられる。 …少しの逡巡の後… 『ありがとうございました』 と礼をして、十字を切った ) [Sat 12 Aug 2006 03:18:36]
ティフィス > 『色々とありがとうございます。シスター・ジャスティス。』 ( 自己紹介するまでもなく、相手の顔と名前は知っていた模様。時折大聖堂を訪れるのを見ていたらしい。 ) 『そうですね――どのエクソシストに師事するか、セレニアがそれを望めば、の話ですが。』 ( ようやくまたもとののほほんとした笑顔に戻ったティフィス。セレニアを優しくなでて、安心させるように笑う。 ) 『では、私たちはそろそろ大聖堂に戻ります。――いきますよ、セレニア。』 ( 一通り話が終われば、ジャスティスに十字を切って、別れを告げる。 ) [Sat 12 Aug 2006 03:05:45]
ジャスティス > (うんうん、とティフスの記す言葉に相槌をうつ。ここヴェイトスでは、それは色んなところとの軋轢を生むだろうから) ……話には聞いたことはあるけど……攻撃衝動、か。 (吸血衝動のようなものなのだろうか、だとしたら制御はかなり難しいだろう。言葉で止められない、という言葉には腕組みして) やはり……本来なら、大聖堂のエクソシストなりに師事させて上げるのが一番なんでしょうけれど……。 (一歩ひいて、頭を撫でられ、それを受け入れる二人を見ていると、離れ離れにするのもかわいそうな気がしてしまう。微笑ましい光景にくすり、と笑って) まぁ、二人で話し合えば……いいえ、大聖堂だって、けっこう柔軟ですよ? いろいろと相談してみて損は無いと思います。 (聖教会より柔軟、といいかけて、そこはなんとか飲み込む) [Sat 12 Aug 2006 02:57:33]
セレニア > ( そっぽを向いたジャスティスに、おや?と目を瞬きつつ。 続けられた言葉には、少し思案するように ) …私は聖教会で、ヴァンパイヤは例外無く全て滅ぼすようにと教えられましたが… 大聖堂はそれを選別すべきと考えるようです。 ( と言うよりは、セレニアを担当した司祭からの指示が、そうだった ) …奴隷の血を啜り、身を潜めるヴァンパイヤを刺激するのは適当で無いと判断しているようですが…   私は、クルースニック… 先天型のヴァンパイヤハンターです。 天敵を前にして攻撃衝動を抑えるのは、難しいことが… いえ、努力しますが…   ( ハブとマングース? 先走るな、交戦規定をと提案されても、それを守る自信がまるで無い ) …はい。 教会の教えは、守らなければいけません。 …ヴァンパイヤを前にしても… なるべく、気に留められるように、努力します… ( 言っていることは… 一応、分かっていると思うけど。 じっと見つめられての答えは、確約する自信が無いから、やっぱり今ひとつ歯切れが悪い。 …哀しげなため息を、元気の無い無表情で見つめて… それでも撫でてもらえれば、すまなそうにした後で、ほ と表情をやわらげた ) [Sat 12 Aug 2006 02:48:09]
ティフィス > ( これまでのことから、セレニアが本能でヴァンパイアを感知し、感情を前面に出して戦うということは分かっている。けれども、それをとめる手段が今の己にはなくて、しゃべれないこの身を嘆いた。 ) 『吸血鬼を狩るなといっているわけではありません。吸血鬼を滅するためになりふりかまわず突き進むのをやめろといっているのです。私の言うことが分かりますか? セレニア。』 ( じっとセレニアを見つめて、問う。 ) 『私がもう少しこの子をしっかり見ていてあげられればいいのですが――なにぶんまともにしゃべれませんので、言葉で止めることができません。』 ( 悲しげに息を吐く。それでもセレニアがお墓に向かって謝れば、ようやくにっこりと笑って頭を撫でてあげた。 ) [Sat 12 Aug 2006 02:36:13]
ジャスティス > 自体は私は否定しないけれども、それも冷静に、理性で行うべきじゃ、ないかしら? (職務として。ティフスさんが怒ったのは、自分から突っかかって行った事と、お墓の破壊。セレニアさんにとっては、吸血鬼の駆逐の優先順位がかなり高いことから来たいさかいなのかな?などと考えて……) その、理性的に行動できるように、交戦規定みたいなのを自分で明文化してみるというのは、どうかしら?それにいつも従うように心がければ、先走るようなことも無いと思うけど……。 (とりあえず、教えてもらった吸血鬼の外見情報は頭に叩き込んで)  [Sat 12 Aug 2006 02:30:54]
ジャスティス > (結構しっかりした人だなぁ、と毅然とした態度のティフスをながめ、破壊跡の残る墓標を見つめる…………そういえば、昔砕いたり、吹き飛ばしたりしたなぁ、と思い出せば冷や汗流しながらいったんそっぽを向いて) 挑発……ですか? えっとセレニアさん。大聖堂があなたに吸血鬼を狩るのを自粛させているのは……そのあたり、感情的な面も、もしかしてあるの? その……ヴァンパイアとの積極的な戦闘 [Sat 12 Aug 2006 02:26:15]
セレニア > ………。 ( そう、身を守るため。 マスターと、人類全てを守る為に吸血鬼を戦うのだと、そこに最高の価値を見出す意識は考えるけれど。 …そのマスター自信によって別の考え方を求められて、混乱して… ジャスティスの助け舟にもきっぱりと言い放つ… 書き放つ? ティフィスに視線を落とす。 指されるままに目を向ける直された墓地は… それでも完全に元通りとはいかなくて…。 …それを過ちと認めれば、自分の存在意義が否定されるようにも思ってしまうけど… 間違いだったとする見方も教会として正しく、理解できる。 少し戸惑うようにしたあとで ) ―――…ごめん…なさい… ( ぽそぽそと、物言わぬお墓に謝った。 年齢不相応に、幼く見えるかもしれない。 ややあって顔を上げて ) …戦意の有無は問題ではありません。 ヴァンパイヤは人の振りをして人に近付きます。 明確な敵意を見せずとも、その存在そのものが危険である事に変わりはありません。 吸血鬼は生きる為の糧として人間を狩る必要がある、人類の敵です。 ―――首にかかるくらいの白髪に紅い瞳、アルビノイアのように見える、140cm弱の少年です。 …大聖堂は私にヴァンパイヤとの交戦を禁じていましたが、知覚しようとせずに感知した事から、種族隠蔽能力は低いと思われます。 教会とVHGでモンタージュの閲覧が可能でしょう。 ( まだ元気なく… というか元々無表情で今もだけれど… 微妙に気力が抜けているような様子で、ぼそぼそ ) [Sat 12 Aug 2006 02:14:23]
ティフィス > 『その誠意が微塵も感じられないからこうして叱っているのです。』 ( きっぱりといって、その後でしかし――と首を横にふった。 ) 『この子のしたことは、吸血鬼を挑発して戦意を駆り立てることです。明確な敵意をむけていた相手ならともかく、今回の場合はセレニアのほうからけんかを売ったようなものです。』 ( ごめんなさいと謝るセレニアには、”謝る相手がちがうのではありませんか?”と静かに墓地を指差す。今彼女が謝罪すべきなのは、ティフィスに対してではなく―― ) 『吸血鬼は途中で戦意を失い、逃げ去りました。幸いセレニアが顔をはっきり覚えていますから、似顔絵を作成してVHGに提出しておきました。』 [Sat 12 Aug 2006 01:57:42]
ジャスティス > ははぁ……成る程……しかしですね、ティフスさん。 セレニアさんも、身を守るためにやむなくそうしたのでしょうし……きっと墓標の主も、誠意を込めて祈れば解かってくれるはずです。 (セレニアの焦燥具合を知っていればまた違った意見も出るのだろうが、とりあえず落ち着いて、とティフスさんにそんな言葉をかけて。素直に謝るセレニアさんに微笑ましいものを感じながらも、フト気付いて) そういえば……その吸血鬼はどうしたんですか?  [Sat 12 Aug 2006 01:52:38]
セレニア > …私は、教会のヴァンパイヤハンターです。 …それ以外の事に意味が無いとは思いませんが… 私の身体は、そう出来ています。 ヴァンパイヤを狩る事は教会の意思であり、私の存在意義です。 ( さらさらと、良くない筈の体調を押してスケッチブックにペンを走らせるティフィスを見守って、補足するように。 公にしないようにと指示を受けているけれど、気にしている余裕は無かった ) ……墓標を壊した事は…… そうするよりも、墓地の外へ誘導するなど、先に為すべき事があったのかもしれません…。 ( 冷たく突き放されてしまうと、もうどうすれば良いのやら。 罰を与える! で許されるより、ある意味厳しい状況で… ) ―――ごめんなさい… ( 終には子供っぽく謝るしかなかったり ) [Sat 12 Aug 2006 01:37:29]
ティフィス > 『実は――かくかくしかじかというようなことがありまして。』 ( それで伝わるのも色々とすごいが、説明を求められれば、ティフィスはスケッチブックにこれまでのいきさつを書いて説明して見せた。セオドアに殺されたシスターの墓参りに来たとき、偶然にも吸血鬼と出くわしたこと。セレニアが吸血鬼を狩るために、つい先ほどまで祈りをささげ、花を添えた墓をためらいなく壊して十字架を引き抜いたこと。それを武器に戦おうとしたことなど。 ) 『セレニア、私が聞きたかったのは、そんな答えではありません。あなた自身の手で、考えなさい……。 ( やはり、冷たく突き放して。 ) [Sat 12 Aug 2006 01:19:17]
ジャスティス > (どうやら、セレニアさんがお墓を壊したらしい。そして、彼女、聖歌隊の彼女がそれに関してお説教している。……VHG? いったいどういうことだろう? 思ったより物騒な話なのだろうか?と頭の中ではてなマークを躍らせる) その……どういういきさつでそのお墓を壊してしまったのですか? その……さしでがましいかもしれませんが……。 (セレニアのうろたえた表情を見れば、荷車から離れて、おずおずとティフスに質問し、次いでセレニアに視線を向ける) [Sat 12 Aug 2006 01:09:51]
お知らせ > 物音さんが来ました。 [Sat 12 Aug 2006 01:03:29]
セレニア > ( 雨具の下をよく見れば、そこにあるのは知っている顔。 そうだ二万エン、と思うけど今はそれどころじゃないし、持って来ていないし。 …警戒を解いて、まずは礼をしよう… ) …こんばんは。 お久し振りです、シスタージャスティス。 ( ペコリ、礼をして… 紹介は必要だろうかと、ティフィスとジャスティスを見比べる。 …そこに出されるスケッチブック… 涙は、傘を差しかけているけれど雨に濡れてしまったのだろうかと思うほど突然で… 彼女が泣くなんて、予想外で…。 うろたえるように、助けを求めるように、シスタージャスティスの方を見てから… おろおろと返答を ) …私の命は教会のものです。 VHGはヴァンパイヤを狩りますが、それは必ずしも教会の意向にそうものではありません。 ( …違う、そんな、当たり前の回答を求められているのではなくて…。 …そんな事に、怒って、哀しんでいるのではなくて… もっと…。 ―――それは分かるのに、何と言って良いのか分からない ) [Sat 12 Aug 2006 01:01:32]
ティフィス > 『そんなにヴァイパイアを狩りたいのであれば、VHGにいきなさい。セレニア、私は”大聖堂のシスター”として、貴女の教育係になったのです。貴女以前のようになりふりかまわず戦闘を仕掛けるというのであれば、シスターとしてこれ以上教えることは何もありません。どこへなりと、貴女が望む場所へおいきなさい。』 ( 涙をこぼしながら、スケッチブックの文字を見せる。それから、静かに立ち上がって物音の主に十字を切った。 ) 『こんばんは、シスター。二人で壊れた墓を修復していました。壊したのはこの子ですが、私にも責任はありますから。』 ( やはり表情は悲しげだ。 ) [Sat 12 Aug 2006 00:49:27]
物音 > (夜中の墓場でなにやら話し込んでいる二人。カンテラを掲げて向こうを照らして見れば、どうやら同業者、あぁ……名前も、知っている) 今晩は、どうされました?こんな夜分に。 (とりあえず、二人の会話が途切れるまではそっと見守ろうとしつつ、声をかけて。荷車には、遺体とムシロ。身構えたセレニアに対しては、制すように、もしくは単純に挨拶のためのように胸元まで手を上げて。 視線は二人、そして修復中のお墓を順繰りに観察して)  [Sat 12 Aug 2006 00:42:52]
セレニア > ―――はい。 ( ちゃんと、覚えられただろうか。 講義を受ける様子は、真剣に、神妙に。 異を唱える筈も無く二つ返事で頷くけれど、適当なんて事は無い。 ただ …『忘れていく生き物』… その言葉には、思いつめるように視線を落とした。 …自分はどう見ても十代には入っているというのに、覚えているのはほんの数年、はっきりとしているのはここ数ヶ月だ。 …自分にも、参るべき墓があったのだろうか…。   マスター    )   ( 彼女の前に、自分の服従すべきと定めた人は既に無い。 一度も墓へ赴いてはいないけれど… 彼の墓が破壊されるというのは、酷く嫌な想像だった。 …その顔に、微かな焦燥を宿して… ) ―――違いますっ…! ( けれど は、と顔を上げて、即座に否定するのはただ一点、『神の国へ行きたくない』という事 ) ―――そんな… ッ… 他の方法を探すべきでしたが… でも、ヴァンパイヤを相手に素手で挑むのは危険です。 私はヴァンパイヤに勝たなければいけません。 どんな方法を使ってでも! そうしなければ神の国へ入れないのに、どうすれば良かったんですか…! ―――ッ。 ( 不服そうに、怒っているようにさえ見える反応は、珍しいかもしれない。 少しずつ壊れる戒めと、自由になる意識と… けれどだからこそ、逃れられない恐怖がある…。 自分は、ヴァンパイヤを狩る、その為だけに存在している。 …ただ、だからと言って思考の全てをそこに奪われる事も無い。 近づく車の音に、鈍い反応ながらティフィスを守る位置に立って振り返り、そっと身構えた。 埋葬、だろうか ) [Sat 12 Aug 2006 00:36:58]
ティフィス > 『パプテスの教えをそのままに伝えるならば、人間は肉体、精神、そして本質的命である霊魂の3つの要素から成り立っています。この重なり合った三つの部分、”肉体” ”精神” ”霊魂”は永遠に不滅の存在であると定義されているのです。』 ( それは、母が娘に物を教えるかのごとく、はっきりと彼女の目を見つめながら、けれどとても悲しげに。 ) 『我々人間は、決して我々の目に映る物質のみでできているわけではないのです。物質界……つまりこの世での死後も、肉体の上部領域であるエーテル体は残ります。これらは創造主たる神と本質的に同一であるといわれており、人間は聖書にあるがごとく、神が自らの映し身としてつくりたもうた存在なのです。』 ( そこまで説明すると、改めて墓を指差した。 ) 『ですが、かなしいことに私たち人間は何かを”忘れていく”生き物です。神の国に入った人間を、私たちが忘れないように、こうして墓を作り祈るのです。やがて私たちも神の国にいける日を願って。いわば、墓地とは神の国への入り口なのです。いつ、だれが、どのようにして天への門をくぐって行ったかを示すものなのです。あなたは――祈りをささげたその標を、自らの手で破壊したのです。それは、神の国にいきたくないということにほかなりません。』 ( わかりますか? と真剣な面持ちで繰り返す。セレニアがどんなに大変なことをしたのか。それを分からせるために。 ) [Sat 12 Aug 2006 00:19:01]
物音 > (雨の降る中、なにやら聞こえてくるのは大八車の音。ゆっくり二人の方に近づいてくる音の方に振り返ってみるのなら、雨具をまとった人影が荷車を引く姿を確認できるだろう) [Sat 12 Aug 2006 00:07:24]
セレニア > ( 『分かりません』 とは答えない。 考えて、 考えて、 黙って問いについて考えて、 悲しげな顔を向けられてから、ようやく、自信が無さそうに、訥々とした話し方で言葉を続ける ) それは、審判の時を迎える為に… ですが、魂は残らないとするのであれば… ―――死者を、遺された者が死亡したと受け入れる為… でしょうか。 その場所がある事で、死後もその人への思いを向け易くするように… ( 生きる者の為のもの… そんな風に考えるのは、乱暴かもしれないけれど。 …哀しげな、静かな問いを聞くうちに、考え方は自然とそんな方向に…。 ―――墓参り自体、馴染みのある行動では無かったから、よく分からないまま ) [Sat 12 Aug 2006 00:03:40]
お知らせ > 物音さんが来ました。 『がら、ごろ』 [Sat 12 Aug 2006 00:02:30]
ティフィス > 『――墓標は、何のために存在すると思いますか?』 ( ションボリしていようがいまいが、ティフィスはセレニアを突き放すように厳しい態度をとり続ける。少なくとも、彼女自身が自分で過ちを認めて理解しなければ、頭ごなしにおこったところで結果は同じだ。セレニアは、自分がしたことが悪いとは思っていない。それこそが問題なのだ。 ) 『死者の魂が神の御許へいくのであれば、ここに名を刻まれた人たちは、もうこの場所には存在しません。にもかかわらず、こうして墓標に名を刻み、花を添えて祈りをささげるのはなぜだと思いますか?』 ( 悲しげな顔をようやくセレニアに向けて、静かに問う。 ) [Fri 11 Aug 2006 23:49:46]
セレニア > ( クリスティア聖教の回答は『大聖堂に籍を置く者には関知しない』、大聖堂のスタンスは『クリスティア聖教からの預かりものは教育係に任せる』、といったところだろうか。 そしてセレニアはティフィスに従う。 …興奮状態になればあんな状態だけれど、それでも慕っている事には変わり無いし… 何より条件付けは、それが審問官でなかったとしても、個人的な直属の上司には服従するよう定めている ) ―――それは… 墓標を破壊する事を、正しい行いとは思いませんが… 素手で挑むのはリスクの高い行動です。 より確実にヴァンパイヤを処理する為に、十字架を使うのは有効でした。 ………。 ぁ、その行動によってマスターの手を煩わせた事は… ( そこは、心底悪かったと思っている様子。 …スケッチブックを向ける相手を、彼女が『見ない』のは珍しい… 素っ気無い素振りと、悲しげな横顔に無表情を心なしかしょんぼりと ) [Fri 11 Aug 2006 23:41:39]
ティフィス > ( すでにクリスティアの教会にもこのことは通達してある。直に文が帰ってくるだろう。自分ひとりでは、はっきり行ってセレニアをどう扱ってよいのかわからない。ティフィスは反抗期を迎えた子供に手を焼く母親の気分であった。 ) 『セレニア。貴女はパプテスの教えをなんと心得ますか?』 ( シスターはつけずに、ただセレニア、と。それは以前よりも彼女に対して身近な立場になったという証。だが、そぶりはそっけなく、書いた紙をただ見せるだけ。本人は悲しげな顔で、墓を見つめるばかり。 ) [Fri 11 Aug 2006 23:26:12]
セレニア > ( 教会の職務において、正当な行動の結果としての破壊であれば、その修復は墓守の務めではないかと思う。 …まともに口をきいてくれない『マスター』に、何か言ってと言えるほど積極的ではなければ… 憤りこそどこかで感じるものの、それで、自分がどうすれば良いのかは分からなかった。 …『シスター、あなたは私の行動を不服に思いますか?』… 物言わぬ墓標に目を向けて… ティフィスに傘を差しかけたまま、自分も膝を折った ) ―――大丈夫ですか…? ( 人によって感じ方の異なる、回答が曖昧になる問いだけど… つい、そんな聞き方をしてしまう ) [Fri 11 Aug 2006 23:17:22]
ティフィス > ( ここ数日、ティフィスはセレニアとまともに話をしていなかった。突然あんなことになって、どう接したらいいのか分からないということもあったし、墓をこんな風にしてなお平然としている彼女に対する憤りも少なからずあったのだ。 ) ( ときどきよろめきながら、どうにかこうにか墓を元通り修復することができた。ティフィスは作業が終わると膝を付いて、新しく花をささげた墓に祈りをささげた。 ) [Fri 11 Aug 2006 23:10:47]
セレニア > ( 目覚めてすぐに、そこへ来た。 …自分がどうなったか、何をしたか、覚えていない訳は無い…。 ただ、一種の興奮状態を抜け出していても、自分の行動に問題があったとは思えていない。 手元に武器は無かった。 杭としても殴打にも使える十字架は有効な道具だった筈だ。 …墓を暴いた訳ではないのだし… そんな事を考えつつも、不調を抱えながらも墓を整えるというティフィスに付いて来て、傘を差し掛け、おずおずと手を貸している ) [Fri 11 Aug 2006 23:04:35]
ティフィス > ( 以前セレニアによって破壊された墓標を、黙々と直す。女の手では半ば力仕事になるけれど、何よりも、まだ体には熱が残っていた。頭痛をこらえながらの作業。それでも、お墓をいつまでもこのままにしては置けなかった。 ) [Fri 11 Aug 2006 22:58:12]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 数日昏々と眠り続けて )』 [Fri 11 Aug 2006 22:56:45]
お知らせ > ティフィスさんが来ました。 『(墓の修復作業)』 [Fri 11 Aug 2006 22:56:03]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが帰りました。 『このまま朽ちてゆくのもいいかもしれない。そう考えながら瞳を閉じた』 [Fri 11 Aug 2006 02:00:14]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・   ei ・・    (ふと、自分の右手を見る。夜目が効かないほうではないが、流石に夜族ほどはっきり鮮明には見えない。そんな目に飛び込んできたのは、銀の肌を冒す――――)     錆   ・・  ?  (ああ、きっとこのせいだったのだろう。妙に身体が重いし、スムーズに(何時ものことかもしれないが)動かない。本当の鉄でもないのに錆びるのはある意味不思議だが、理由はなんとなく解るような気がした。だからといってどうにもならないのだが) [Fri 11 Aug 2006 01:37:58]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (軋む、軋む。しかし世の中にその音は響かない。誰にも聞こえない。己の身体の、己の頭の中だけで響く。しかしそれは決して気のせいや空耳ではない。)  ・・・・・・  ・・  セオ ドア・・・・・・・死んだ 。 (自分を雇ったノアの人は死んだ。興味を持った彼も死んだ。彼に親しみを抱いたわけではないけれど、ざっくりと胸に風穴が開いたような気分になったのは事実。夜でなくても暗い墓地、適当な木の下にうずくまっていた) [Fri 11 Aug 2006 01:25:33]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 『ぎぎ   っ   』 [Fri 11 Aug 2006 01:19:01]
お知らせ > ティフィスさんが退室されました。 『(まず帰ったら、大聖堂にセレニアの行いを報告――してからベッドに倒れこもう。)』 [Wed 9 Aug 2006 21:42:04]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 目覚めれば大聖堂。 まず心配するのは、シスターティフィスの状態 )』 [Wed 9 Aug 2006 21:41:06]
お知らせ > エニシさんが帰りました。 『だけどそれでも――イキタイ』 [Wed 9 Aug 2006 21:40:30]
ティフィス > ( 全てはヴァンパイヤを狩るため。そういってしまうのはたやすいけれど、セレニアがした行為は死者に対する冒涜だ。つい先ほどまで祈りをささげ、花まで添えた墓標を破壊し、あまつさえその十字架を吸血鬼退治の道具にしようとした。いかに目的のためとはいえ、こんな身勝手が許されていいはずがない。だが、目の前で力を失う少女を見れば、ただどうしようもない悲しみだけが広がっていって――もう一度壊れてしまった墓を振り返り――今は生者を生かすことが優先だとして、セレニアの体を抱き起こした。己だって、決して満足に動ける状態ではないけれど。それでも報告しなければならない。今回のことを――セレニアの教育者として、聖堂に。必要ならセレニアを派遣したクリスティアの教会にも文を出さねば、と。漏れると息はどこまでも深く、重い。 ) [Wed 9 Aug 2006 21:25:11]
セレニア > ( ヴァンパイヤを見失って血の力が失われた身体は、最近はこれが当たり前になっていたけれど、鉛でも付けられているように重たい。 ぬかるみの中でのろのろと身を起こそうとして… ばしゃり。 また地面に突っ伏した。 血の衝動を失って、条件付けと衝突しつつも、今度は歌術の方が優勢となる。 …血に振り回されなければ、ティフィスの話を聞くことも出来るだろうけれど… 今は、相反する術に疲弊した意識を閉ざしてしまった。 手のかかる子 ) [Wed 9 Aug 2006 21:18:01]
エニシ > ( 何かを傷つけずにはいられない。 こんな呪われた血なんて一滴残らず搾り取られてしまえばいいのに。 衝動を持ちながら生き続けることは余りに苦痛で。 けれど生き続けることを望んだのは自分。 )( 地上に居場所なんて無い。 その言葉だけが胸に刻まれた。 )   アハ……ハハハハハ………ハハハハハハハハハハハ!!   ( 追跡者から逃れることが適い、これ以上おってこれないことを理解した少年は込み上げてきた笑いを抑える事ができなかった。 ただただ自分を嘲り、哂い続ける。 ) [Wed 9 Aug 2006 21:14:29]
ティフィス > ( こちらもぬかるみに膝をつき、ゼェハァと荒い呼吸を繰り返す。久しぶりに使った歌術は、とても不便で、そして術者の体力を激しく削るものだった。顔を汗がいくつも伝い落ちる。雨に濡れた体では、より消耗も激しくて――けれど、逃げ去る少年を見れば、ひとまずは殺さずに済んだと安堵した。 ) ( だが……まだだ。まだ全て終わったわけではない。脅威が去って静けさの戻った墓地で、ゆっくりと立ち上がり、ふらふらとセレニアの元へ移動する。そう、まだ自分にはやるべきことが残っている。パプテスの教育者として、セレニアに認識させなければいけない。彼女が自分でやってしまったことがどういうことなのかを。ボロボロになってしまった墓地を肩越しに一度振り返ると、悲しみの広がる胸を抑えて、傘も差さずに彼女の元へと歩く。 ) [Wed 9 Aug 2006 20:53:57]
セレニア > ―――ぁ… ぅ… ( 『二度』 とうわ言のように呟き続け… 二人のやり取りは見ていない。 何度も何度も頭を振って、額に手を当てる… )   ( ジ ジ … ノイズ交じりに頭上に浮かぶのは、天使のそれに似た光輪。 パプテス呪術の構成を読める者であれば、聖教会純正の思考制御術と知れるだろうけれど、それはまた別の話 )   ―――ッあァ…っ ぁ…… 殺して……ッ 殺して…… 殺し… お願…… ―――殺してやるッ! ヴァンパイヤ!   ( 衝突する術は、けれどその血が天敵と察知する相手を前に、終には片方を勝らせる。 喜びも、怒りも無い。 再びヴァンパイヤに向けて上げられる顔は、飢えた獣のように… ただ、その存在の停止を心から望んで――― ) ―――待てッ! 待ちなさい三下! ( 逃げる背中を追おうとするけれど、歌術の影響は完全に脱せるものでもなく、足元はおぼつかず――― ぬかるみに足を取られて一度転べば、全力で逃げる相を、追う事は適わなかった ) ―――逃がさないわ! 地上にアンタの居場所は無い! 殺してやる! 消してやる! ヴァンパイヤー―――ッ!! ( 忌まわしげな叫びは謝罪を塗り潰すように。 ―――それも相手が自分の感知範囲外へ離脱すれば、細く咳き込む声へと変わる… ) [Wed 9 Aug 2006 20:45:53]
エニシ > ( 歌術の影響を受けて純然たる本能が鳴りを潜め、一時的とはいえ血の支配が弱まった少年にこれ以上戦う理由は無い。 ) ( 襲い掛かろうとして歌に邪魔された女性のうわ言が耳に入る。 それを白髪は寂しそうに見つめた。 )   …………嫌だよ……そんな…こと………出来ないよ…………   ( 涙が頬を伝う。 害意をもって最初に襲い掛かろうとしたのは自分だということ。 罵声を浴びせられたこと。 そしてつい先刻殺し合いに恐れながらもどこかで高揚して望んでいた自分がいたこと。 何もかもがどうしようもなく哀しかった。 )   ――――………ごめん…なさい………   ( セレニアを見つめていたエニシは背後の女性が書き記した文字に気付くことが出来た。 その言葉を受け取ると即座に踵を返して全力でその場を逃げ去った。 )   ごめんなさい…ごめんなさい――――   ( あの人は生きろと僕に言ってくれた。 ―――けれどその彼女を喰らおうと自分は思っていたんだ。 )( 膝をついた彼女に礼を言う事も謝罪を伝えることも叶わない。 ) [Wed 9 Aug 2006 20:33:47]
ティフィス > ――ッ!? ( 歌が聞かない――目の前で起きた事実に、ティフィスは驚愕した。以前にも何度か疑問に思ったことがある。セレニアに歌術以外のパプテス呪術をぶつけたときも、似たような現象が起きた。もしやと思っていたが、こうもはっきり目に見えた効果が出ないのでは、もはや疑う余地もない。だが、幸いにも動きをとめることはできたようだ。 ) 『逃げなさいっ! 今のうちに!』 ( 雨の中でもエニシに見えるように、どこからか大きな立て札を取り出して、そこに書かれた文字を彼に見せる。セレニアはこちらに背を向けた格好だから、見えないだろう。だから、彼に向けたメッセージだと、受け取ってもらえれるはずだ。 ) 『早くッ!』 ( 立て札を裏返すと、その文字を見せて。終わればもういっかい別の立て札を出してみせる。 ) 『2度は助けない。でも今は――生きなさい。』 ( ガリガリとペンで文字の一部を書き換えて、その言葉を見せる。行きなさいを、”生きなさい”に。それは、少年がそう望んだから。彼の叫びは、ちゃんとティフィスにも届いていたのだ。 ) ( 歌術を使った影響で消耗した体力で、力のない笑みを浮かべて。セレニアに気付かれる前に、さっさと看板をしまって地面に膝を付いた。 ) [Wed 9 Aug 2006 20:21:01]
セレニア > ( 『歌に意味があるのは知っている』――― けれど、それがどういった効果をもたらすかまでは、知らない。 戦いたい、殺したい… そうする事が、自分の信仰を示せる唯一の方法と思っていて… その歌によって、ヴァンパイヤを前にした状態で自分の邪魔をされるとは考えていなかった。 ここでヴァンパイヤを逃せばまた犠牲者が出る。 それを止めるより優先される事など無いはずだから。 …まだか、歌が終わるのはまだか… どんな効果か知らないけれど、戦える、存在意義を示せる瞬間を目前にして、身体が疼く。 もう、歌の事など放って置いて飛び出してしまおうかとも思う。 訓練は受けているけれど、素手でなんて久しぶりだ。 早く――― 早く―― 早く― 早くはやくハヤク っ ) ―――二度は死なないものよ? 安心して――― 死んでなさい! ( 『殺す』 と以外に表現出来ないのは奇妙だけど、どうだって良い。 その、ヴァンパイヤの叫びが合図だった。 相手の悲痛さを、自信の喜びで塗り潰して。 ぬかるんだ地を蹴――― ろうとしたところで。 …歌が完成する。 …その歌詞をちゃんと聴いていれば、あるいは効果を察して一足先にバカマスターを放ったまま仕掛けることも出来ただろうに。 目の前にある愉悦に心を奪われていれば、それも適わない。 ―――沈静化を促す歌に対し、聖教会によって施されている呪い、精神支配、条件付けが衝突し… 更に本能的な先天型ヴァンパイヤハンターの血が尽きぬ戦意を掻き立てるけど、戸惑わせ、動きを止めさせるには十分だ ) ―――二度… 死…。 ……二度……   『殺して』   ( 勢いを失った、うわ言のような言葉を零す ) [Wed 9 Aug 2006 20:07:50]
エニシ > うるさい!   ( 渾身の力を込めて叫ぶ。 それは雨音と歌を切り裂くように墓場に響いた。 )   うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!   ( 耳を塞ぎたかった。 背を向けたかった。 けれどそれをすることは何故か出来なかった。 ただ幼い子供は感情の限りに否定し続ける。 )   ―――二度と………二度と死んでたまるかぁぁ!!   ( “あの時もこうやって眷属にされたんだっけ”)(ふと失った過去が甦るけどそんなことに気をとめている暇なんてない。 そしてその喉が枯れる程の叫びと同時に耳に入るのは歌声。 何かを変える歌。 )   ――――――………え?   ( 魔術的な耐性がそれほどでもない吸血鬼はその影響を強く受けてしまった。 徐々に怒りと殺意と狂気が冷めてゆく。 理由もわからないまま一瞬呆然と固まった。 それは目の前に敵がいる状況ではあまりに大きな隙。 ) [Wed 9 Aug 2006 19:56:08]
ティフィス > ( セレニアは、以前こういった。ヴァンパイヤを殺すことこそが、自分の存在理由なのだと。だからヴァンパイアを殺すなという大聖堂のお達しに、セレニアは不服を感じていた。そうあるべきために生まれた者が、それをさせてもらえないというのは――以前彼女はこうもいった。”シスター・ティフィス。もしあなたが歌うなと命令されたら――それに逆らえないとしたらどうしますか?”と。ここで彼女の狩りを邪魔することは、結果として彼女の存在理由を否定することにほかならない。自分は間違ったことをしようとしているのか? ――答えは否、だ。なぜならば―― ) おののける手を捧ぐ 願わくはとりたまえ 御恵の君ならで 誰かよく主を示さん ( なぜならば、どのような理由があろうと、死者の眠る墓標を傷つけ、破壊することは、パプテスの――いや、神に仇なすも同じ。パプテス教徒として、このまま見過ごすわけには行かないのだ。 ) とこしえのみ国へと 君はしも入れたまわん 殺意を抱く者には安らぎを。怒りに増える者には平穏を。御霊よ 御霊よ 我が霊ぞ 憧れる ( そして、一層大きな光の波が、周囲にむけて放たれた。 ) すがりまつる手をばとりて 主に導きたまえ! ( 歌術:理想と幻術のノクターン、発動! 上位の能力者が使えば、歌術は多くの者を洗脳することさえできる。ティフィスにはまだそこまでの力はないけれど、聞く者の心を変化させてしまうことは十分に可能だった。 ) [Wed 9 Aug 2006 19:43:54]
セレニア > ( 人格が変わったように見えたとしても、その記憶や知識は勿論共通のもの。 彼女がこのタイミングで歌う歌に、意味がある事は知っている。 どの程度無防備になるかは分からないけれど、こちらから仕掛けて彼女の方を狙われてしまうのは上手くない。 一旦動きを止めたまま、雨の中を対峙する。 獲物を前にそうせざるを得ない事に苛立って、唇より零れた紅い雫に、つまらなそうな溜息を零した ) 〜何言ってるの? アンタもう人じゃない。 生きてない。 …転向組みね? 生憎だけどとうの昔に死んでるのよ、アンタは。 ―――でも良いわ。 大人しく死になさい、なんて言わない。 そんなのつまらないもの。 せいぜい足掻いて見せなさい。 殺してあげる。 ( 武器も持たぬ状況ではいささか不利かもしれないけれど、そんな事は気にしない。 自分を前にした時点で、感知した時点で、相手の運命は決まっていなければならない。 ヴァンパイヤを殺す、その為だけの命だから、それが適えられない時は――― )   ( 双方動きを止めた状態で。 その歌声だけが、響いていた ) [Wed 9 Aug 2006 19:32:24]
エニシ > ( 音が聞こえてきそうな程に強く歯を噛み締めた。 その唇の端からは血の雫が一筋流れる。 )   僕は……ただ人でいたいだけだ………生きて…生きていたいだけだ!!   ( 悲痛な声でここにきて初めて声を荒げた。 それは少年が常に思い続ける願い。 そして決して叶うことのない願い。 死体が生きたいだって? 目の前の人たちには鼻で笑われるかもしれない。 )   ……知ったように…言うな………!   ( 憎い。 憎い。 こんなにもその開く口を黙らせてやりたくなったという気持ちを覚えたのは初めてだ。 爛々と輝く真紅の瞳は憎悪の色で相手を睨みつける。 ) ( 少年の耳にも荘厳な響きを感じさせる歌は聞こえている。 しかしそれに気をとめることはなくて。 自分から襲い掛かるということはなく、相手がどう動いてくるかを待ち構えている。 ) [Wed 9 Aug 2006 19:19:56]
ティフィス > ( 歌術とは、すなわちパプテスの奇跡を具現化したものである。他の呪術と違い、対象が不特定多数に及ぶため、使い勝手は極めて悪い。そも、効果が現れ始めるまでは詠唱を続ける必要があり、その間は当然無防備になる。そして、理想と幻術のノクターンは、歌が聞こえる範囲にいる全ての者に影響を与える。その歌を聴けば心穏やかな者は言い知れぬ不安や湧き上がる激情に駆られ、逆に情緒不安定な者や頭に血が上った者などは平静を取り戻す。ティフィスの喉にある宝石から広がった神聖な光は、彼女の体を包み込み、その母なる歌声を周囲へと広げていった。 ) 御霊なるきよき神 我が弱き魂を 主のもとに導きて 隠れしめたまえかし ( ソプラノの歌声は力強く、雨音さえも飲み込んで、バックコーラスに変えてしまう。 ) 御霊よ 御霊よ 我が霊ぞ 憧れる すがりまつる手をばとりて 主に導きたまえ! ( 歌術詠唱中:ノクターンの効果発動まであと1ターン。 ) [Wed 9 Aug 2006 19:11:43]
セレニア > ( マスターに対して突き飛ばすような真似は絶対にしない… と言うか『出来ない』。 本能とも言える戦意を増幅させているのも聖教会の条件付けなら、マスターに服従するのも条件付けだ。 …それでもひょっこり現れた見ず知らずのマスターであれば話は別だけど… ティフィスになら、一言静止する事が出来たなら猛然と反発しつつも従っただろう。 その意味では、必ずしも教会の人選は間違っていない。 食って掛かるけれど、無視しないというのは従うという事だ。 ただ、彼女がその声を発せ無いだけで ) ―――は。 グルメを気取るの? 笑わせる。 アンタ達が口にする時点で清らかな物なんて何一つ無いのに! 自分を見てモノを言いなさい、ヴァンパイヤ! ( 傘はヴァンパイヤの存在を捉えた時点で手放している。 大人しく動かないで居てくれるティフィスを背に、雨に濡れて、一歩一歩ヴァンパイヤとの距離を縮めて言った。 相手の激昂を嘲笑い、返される視線には再び引き攣った笑顔を浮かべる ) ―――イイ顔ね。 そっちの方がずっと『らしい』… ―――ッ!? ( 歌声? 加速しようと身を屈めた矢先。 その歌声が届く。 何をしている?と、敵を前にして振り返ることはしないけど、一旦その動きを止めて ) [Wed 9 Aug 2006 18:59:58]
エニシ > うっ…うぅぅ………   ( 正体を看破されたことはあった。 逃げ出したけれど追いかけられたこともあった。 けれどここまで明確で純粋な殺意をうけたことは初めてだった。 気圧されるたのか無意識にあとずさる。 ) ( もう訳がわからない。 目の前の蒸留されたかのように純然とした殺意を持つ人も。 その人に吐き捨てられた言葉も。 ただある一文にだけは反応を示す。 )   ―――死体の…血……だって………   ( ふざけるな。 )   そんな…そんな汚れた血なんて頼まれたって飲んでやるもんか………絶対に…絶対に………!!   ( 片手で表情を覆い小さく小さく搾り出すように呟く。 その激怒した声は小さすぎるため背後のティフィスには聞こえないか。 一度は治まりかけた狂気が再び戻り殺意の視線を同等の殺意で返す。 ) [Wed 9 Aug 2006 18:49:26]
ティフィス > ( とりあえず、教会の人選は間違っていたというのは早々証明されたと思う。まるで違う人に成り代わってしまったかのように、全ての言動が己の知るシスター・セレニアではない。戸惑いはある。だが、それ以上に今は――この―― ) ( 強い力で押しのけられて、よろよろとふらつきながら、けれどイマイチ締まらない顔をきゅっと正して、あぁ――こんなとき一言だってしゃべれない己がにくい。まるでこちらの話を聞いてくれない今の状態では、セレニアに何を言っても無駄か、と。それならば―― ) ( ティフィスは目を閉じて、静かに歌を紡ぐ。セレニアをとめるための歌を。目を閉じて祈るように両手を合わせると、喉に埋め込まれた宝石が淡い光を放ちだす。雨の中、透き通るような歌が始まった。 ) ( 歌術:理想と幻術のノクターン。効果発動まで、残り2ターン。騒ぎがひと段落したら、みっちりお小言だ。 ) [Wed 9 Aug 2006 18:39:41]
セレニア > ( さあ、殺そう。 この軽い体で! 明瞭な感覚で! 聖教会では殺さずに捕縛するとか殺す前に聞き出す事とか色々あったけれど、大聖堂のやり方は知らない。 だから、どうでもいい。 ただ殺せばそれで良い。 す と一歩前に踏み出したら、それを邪魔して立ち塞がるシスターティフィス。 露骨に面倒臭そうな顔を上げるのは、どこかで破綻してこそいるものの、普段に比べればまだ人間味のある動作かもしれない。 ぺしっ 抵抗せずに叩かれて、きょとんと… が、すぐに苛立ちを色濃いものにして――― 食って掛かった ) ―――武器が無い! 敵が見えない! 邪魔よマスター! どうしろって言うの! ああそう素手がお望み? 良いわ、何だって良い。 良いからちょっと下がってて。 邪魔しないで! ( ぽい、つまらなそうに抜いたばかりの十字架を放る。 手に収まりきらないそれは、どうせ使い難いものだ。 それより苛立つのはこの状況で、自分の視界を塞いで敵に背を向けるバカマスターの行動。 イライラする。 イライラする。 イライラする。 退いてくれるか、退いてくれないのなら避けるように、前へ出ようとするだろう ) ―――気配丸出しで何しに来たの? ねぇ? 死人返りのお迎えかしら? 違うわね。 ―――そっか。 あぁ、そうだわ。 死体の血に頼らなきゃならないような三下ね? なんだ。 つまらない。 つまらないじゃない。 つまらないでしょ!? ねえ! ( 最初は喜ぶように。 嬉しそうに。 けれどそれは徐々に、一人で不機嫌なものへと変えていく ) [Wed 9 Aug 2006 18:25:46]
白髪の少年 > ( 逃げるか。 狩るか。 相反する二つの思考は少年をその場に留まらせた。 やがて自分に気付いたのか片方が此方の方を向いて――― )   ――――――――――-!?   ( その自らと同じ紅い目に射竦められる。 違う。 獲物なんかじゃない。 これは……同じ? 僕と同じあの恐ろしい化け物? )   うわぁぁ!?   ( 何かすごい罰当たりなことをしている目の前の女性に怯えた悲鳴を挙げる。 そして更に隣の人物が彼女に近付いた。 )   ――――――…………?   ( もし頭をはたくことが叶ったのならば白髪は不思議そうな表情で呆然と二人を見つめる。 えっと…これはどういう状況なんだろう? ) ( どちらにせよ距離をとったまま白髪は動かずに身構えている。 既に襲うなどという無謀な選択肢はどこか遠くに吹き飛んだ。 ) [Wed 9 Aug 2006 18:10:29]
ティフィス > ――ぺしっ! ( もしセレニアが何の動きも見せないのならば、そんな音が聞こえるだろう。ティフィスはセレニアの頭を軽くはたく動作をしてから、腰に手を当てて、お母さんが子供をしかるように、めっ! と人差し指を立てた。もちろん声は出せないけれど、口の動きで分かるだろう。大事なお墓になんてことするの! という心境のほうが強かったみたいですよ。 ) [Wed 9 Aug 2006 18:05:32]
ティフィス > ( それは、セレニアとティフィスをヴェイトスへと送り出した、クリスティア教会の謀とも呼べる指令であった。文章を読む限りでは、確かに判断力も行動力も乏しく、また時折情緒不安定となるセレニアを、彼女が現時点で最も慕っている者をあてがうことで、より一層パプテスの使徒として大聖堂に貢献できる人材へと育て上げる。というものである。実際は単に、ともすれば暴走しがちな扱いにくいモノをていよく動かすための是正措置、といえる。 ) 『私の名前はティフィスです』 ( セレニアが発した”マスター”という言葉の意味が分からず、きょとんとした顔で看板を引っ張り出す。こんなときでも状況把握はものすごくできてない。 ) 『あ、あのぅ――シスター・セレニア?』 ( 目の前にいる彼女は、なんだか別人のようで――そもそも今は8時じゃなくて、太陽の傾きから18時くらいではないのかと、的外れな思考。ただ、ヴァンパイアといわれれば、彼女の視線を追って――見つめた先には、白髪の少年。ヴァンパイア? 彼が? しかし、セレニアが十字架を引っこ抜くのを見れば、驚くよりもまず早く、すっと立ち上がって彼女の前に立った。そして――)  [Wed 9 Aug 2006 18:03:19]
セレニア >    み つ け た   ( 歓喜に震える小さな声は少し高く、掠れて――― スケッチブックを読んでいるのかいないのか ) ―――? ( が。 最高のタイミング… あるいは覚醒セレニアにしてみれば最悪のタイミングでのサプライズ人事。 『心ここにあらず』と言った調子で書状を受け取り、目を通す。 偽造など見抜くことは出来ないけれど… 本物であると判断し、またその判断は正しいのだろう。 教育係… こっそり修道院を抜け出したりとか、イケナイ事も教えてくれる人がそれはどうなのかと思うのは今はおいておく。 言い方は違えど、その事実が告げられた今、彼女は自分の直属の上司となった )   マスター   ? ( 引き攣ったような表情のまま、戸惑うようにスケッチブックを読んで、ティフィスを見つめる。 問うような言葉だけれど、そう呼ぶ事自体、了解の証明。 すぐに、そこには愉悦に歪む笑顔が戻った――― ) ―――そう。 了解。 よろしくねマスター。 早速だけど下がっていてくださる? 8時方向。 ヴァンパイヤよ。 ( 口調は軽く、発声も別人のように滑らかに。 ダンサーか何かのように調律が取れた動きで、すっくと立ち上がり振り返る。 ―――相手が同属を同属と感知するのであれば、あるいはそうでなくても、そこに居るのが『天敵』だと察する事は出来るだろうか。 紅い眼差しを、獲物を見る眼が見据え返した。 手は無造作に… 今の今祈りを向けていた墓標に伸びて、その十字架を見た目に反した膂力で無造作に引き抜く! ) [Wed 9 Aug 2006 17:51:42]
白髪の少年 > ( ただ逃げたかった。 生者がだれも居ない場所へ。 ) ( ここなら大丈夫。 きっと死人しか居ないから。 そう思ってきたけれど、もうこの場所にはだれかが居た。 遠目にそのことに気付いた少年は何も考えていないような呆っとした表情で考えを巡らす。 ) ( 逃げようか。 それとも……―――襲ってしまおうか。 喰らってしまおうか。 ) ( 此方の方を向けば栗色の着物をした幼い少年が空虚な紅い眼差しで二人を見つめてる。 その胸に青猫のブローチは無い。 ) [Wed 9 Aug 2006 17:37:51]
ティフィス > 『ちなみに――先日教会のほうからお達しがあったのですが。』 ( 内ポケットから取り出したのは、ひとつの書状。そこにはクリスティアにあるパプテス教会から、ティフィスへの指示が書かれていた。それをセレニアに渡して。 ) 『難しくかいてありますが、要約すると”今後は私が貴女の教育係に任命されました。”ということらしいです。よろしくお願いしますね、シスター・セレニア?』 ( のほほんと笑って、さらりと重大事項を告げるあたりがこの娘のおかしなところ。実際にはセレニアのお目付け役というか精神安定剤代わりに便利だということで選ばれたらしい。が、本人もそんなことなど知らない。 ) 『さぁ、あまり遅くなってもいけません。そろそろもど――』 ( 走らせていたペンの動きは、途中で止まった。目の前であきらかな変化を見せる少女に、ティフィスは瞳のまどろみを薄くした。 ) [Wed 9 Aug 2006 17:28:48]
セレニア > ( ―――ノイズ――― )   ( そんな穏やかな表情が、固まった。 小さな足音の接近と、どちらが早かったか。 驚くように薄紅色の眼が見開かれて――― 口元が引き攣ったように笑みの形を作る。 『笑う』と言うにはあまりにも調律が狂っているような、狂笑 ) [Wed 9 Aug 2006 17:27:41]
お知らせ > ティフィスさんが来ました。 『(惚けすぎて眠そうになったとか。)』 [Wed 9 Aug 2006 17:22:09]
セレニア > ( にっこりと笑ってくれる相手に、表情を柔らかくする。 それは微笑む一歩手前のような些細な変化だけれど… 修道院での毎日は、変化に乏しくとも確実に新しい刺激を、年齢不相応に幼い意識に与え続けているようで… 取り乱すような事も、『夜を除いて』大分減っている ) ―――ぁ。 ( 『ぁ』とか言っちゃって ) いえ、それを喜ばない訳ではありません。 シスターティフィス。 …その… 彼女は神の国へ招かれるでしょう。 それは、祝福すべき事なのですが… ( 自分の答えた事よりも、相手が指摘した意識の方が、正しいように思えてしまう。 そう、大切なのは神の国へ入る事だと考え直し、でも取り繕えずに視線を泳がせて――― もごもご。 …彼女が嬉しそうだし良いか、と… どこかはにかむように口を噤んだ。 にっこり無視されても、やっぱり『笑ってくれるのならいいか』で片付いてしまう。 恐るべしのほほん笑顔。 セレニア は かいならされている ) [Wed 9 Aug 2006 17:18:56]
足音 > ( 小さな足音が濡れた冷たい石畳の上に響く。 それは酷くゆっくりとした足取りで不規則なリズムを刻んで二人がいる方面へと近付いていく。 雨の中とはいえ墓参りに来る行為自体は目前の二人が示すように珍しいわけではない。 その不安定に刻まれる足音に気付くか気付かないかは当人たちの自由だろう。 )( 既にこの距離でも隠す術のない気配は感じ取れるかもしれない。 ) [Wed 9 Aug 2006 17:18:50]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『コトリ』 [Wed 9 Aug 2006 17:06:25]
ティフィス > ( ちなみに、付け足された後半のセリフはにっこりわらって無視しました。シスターはときどき残酷です。 ) [Wed 9 Aug 2006 17:00:26]
ティフィス > ( セレニアの返答を聞いて、しばし考えた後、また目を開いてにっこりとうなずく。 ) 『それを聞いて、少し安心しました。』 ( 傘を履きに挟んだままスケッチブックとペンを使わなければならないので、筆の速度はだいぶ落ちるが、それでも一語一語、丁寧に綴っていく。 ) 『以前の貴女であれば――きっと、この修道女が神の国へいけたことをまず喜んだはずでしょうから。』 ( 墓をじっと見つめて、けれど瞳は眠たそう。魔人が死んだいま、そこにとらわれていた魂も、犠牲となった魂も、神様の御許へいけたことだろう。それは喜ぶべきことだけど、あえてセレニアがこういう答えを返してくれたことが、嬉しかった。 ) 『以前の貴女は、何にもまして神の国へ入ることを望んでいるようでした。そのために、己が神の国へ入れなくなることへの恐怖が、あなたを縛っていたように感じます。』 ( けれど、今はそれも薄らいで見える。 ) [Wed 9 Aug 2006 16:59:41]
セレニア > ―――いえ。 …魔人を、教会の手で討てなかった事を、惜しいと思います。 ( まるで、付け足すように ) [Wed 9 Aug 2006 16:58:24]
セレニア > ( 何故だかつい最近までは、感情に、意味は無いと思っていた。 成すべき事は分かる。 ただ、それ以上を問われるのはとても困る事。 『神の国へ入る』 その為だけに戦うのであれば、恐れこそあれ、怒りや哀しみは重要では無かったから ) ………。 ( スケッチブックに踊るいつもの筆跡を見て… 考えるように、いつもより眠たげな表情を見つめる暫しの間 ) ―――彼女の死を、惜しいと思います。 …私は彼女の事を、何一つ知りませんが… 彼女の事を大切に思う人は、あったでしょう。 …審判の時、神の国へ招かれるとしても… まだ、お若い方のようでしたから… ( セオドアを教会の手で討てなかった事を惜しむのと、どちらが大きいだろう。 口にする言葉は、空白の思考より出て来るような自然なもの。 …ただ、引き出されたその答えは、『神の国へ』という結果を最優先する自分の意識とやや矛盾するもので、最後の歯切れは悪くなる…。 ちょっとバツ悪そうに、視線をそらした ) [Wed 9 Aug 2006 16:53:43]
ティフィス > ( いつもよりもかなり長い祈りを終えると、そっと隣にいるセレニアを見つめる。 ) 『今、どのような気持ちですか? シスター・セレニア』 ( 短く、簡素な問いかけ。けれどそれは、きっと今の彼女を知るためにもっとも率直な問い。ティフィスがいつも以上にどこか惚けてるのは、また別の問題があるのだけれど、今はおいておいて。 ) [Wed 9 Aug 2006 16:40:38]
セレニア > ( 近づく水音には心当たりがあれば、声に出さずに諳んじる祈りを中断させる事は無く、緩く手を組んで墓標に向かい合ったまま… )   ( 隣にティフィスが来るのと入れ替わりに顔を上げて、十字を切る彼女の横顔を見つめていよう。 …魔に奪われた命… それが忌むべき事であるのは疑いようもないけれど、それ以上に、どこかで何かが引っかかる。 顔も知らない殺害された修道女と、シスターティフィスがほんの一瞬重なって… 目を伏せた ) [Wed 9 Aug 2006 16:36:04]
ティフィス > ( ウィンプルで長い金髪を覆った修道女は、のってりのてのてした動きで、柔らかくなった土の地面を踏み締める。中途半端にしみこんだ水がはねるように音を立てて――まどろむ視線はセレニアへと注がれる。こういうとき、声を出せないのがなんだかもどかしくて、しばらくつったったままだった。けれどやがて、そっと彼女の隣に移動して膝を折ると、墓地に花を添えて十字を切った。 ) [Wed 9 Aug 2006 16:25:31]
お知らせ > ティフィスさんが来ました。 『(傘を片手に、花束を携えて、静かに少女に近づく。)』 [Wed 9 Aug 2006 16:22:54]
セレニア > …セオドアが、処断されたそうです。 ( ぽつりと零す、事務的な口調。 …そこに聞く者はいない… 墓標があるだけだと思ってしまう無感情な意識に、挨拶などそれ以外の言葉は出て来ない。 …それでも理解出来ないなりに『何か言わないと』とは思えてしまって… 暫し何をするでもなく立ち尽くし )   ( ややあって傘を差したまま、膝を折る。 …夜の墓場で魔人に殺害された、顔も知らぬ修道女… アマウラのナイトが遺体を届けてくれたというけれど、大聖堂で大々的に討伐へ乗り出すことは、無かったように思う。 『大事の前の小事』 巨大な組織とは言え割ける力には限りがあり、それは仕方の無い事だけれど… 限定条件下でしか機能しないとは言え、自分もまた教会の戦士の一人。 神の威光を示すモノによって仇を討てなかった事を、惜しいと思う ) [Wed 9 Aug 2006 16:21:15]
セレニア > ( 『代わりにお花を供えて来て』 なんて、余程の事が無ければあり得ない話。 今でこそ少しはそんな事も理解出来るようになって来ているけれど… 当時は疑問に思うでも無く、言われるままに肝試しへと出かけていた。 ―――ただ、感情の乏しい娘をからかうだしに使われたとしても… 一人の同僚がこの場所で殺害されて、眠っているというのは事実。 …自分もまた、そんな積りが無かったとしても『遊び』に使ってしまった一人であるような気がすれば… その犯人が処断されたという話を聞いて、改めて訪れている ) ………。 ( 在籍中だった修道女は、大聖堂の手で葬られた。 …とは言え質素な墓標の前で立ち止まり、花束を供えた… ) [Wed 9 Aug 2006 16:07:05]
セレニア > ( 大聖堂の尼僧服を、ウィンプルまでかっちりと着込んで。 桃色の瞳が奇妙な少女が、虫の音溢れる夏の墓地を訪れる。 夜でなくてもあまり治安が良いとは言えない場所に、供は無くたった一人で、地味な傘を差し、手に小さな花束を携えて )   ( 以前、からかうように送り出された事がある、見も知らぬ同僚の墓標を再び目指していた ) [Wed 9 Aug 2006 15:57:39]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( その、えんもゆかりも無かった人に )』 [Wed 9 Aug 2006 15:47:37]
お知らせ > 黒い羽織さんが退室されました。 [Sun 6 Aug 2006 14:16:42]
黒い羽織 > ( 黙祷になれずじまいの左目を開ける。 …1年と半月。 人ならずには決して長くは無い時の刻み。 たかだかそれだけ≠フ中、どうやら掴めたらしい もの  は。 元より何かを求めて来た訳では無いから、再確認に過ぎないにせよ―― )  無駄に長く生き過ぎた  … 。 (     …だと しても。 射込むような夏の陽射しは、身を灼くには足りないから。 踵を返して ) [Sun 6 Aug 2006 14:14:19]
黒い羽織 > ( 弔辞に来た心算が、 ) …訊いてどうする。 ( 情の篭らない嘆息 ) [Sun 6 Aug 2006 13:59:51]
黒い羽織 > ――…Wer starb wirklich ? (死んでいるのは誰でしょう) [Sun 6 Aug 2006 13:56:34]
黒い羽織 > ( それは両立しない命題、彼ら≠ェ事実息災ならば、この「真実」は間違っている。  ――…Which that saw a dream is it ? (夢を見たのは誰でしょう?) 何処ぞの本の、最後の問いかけ。 倣って問うなら ) [Sun 6 Aug 2006 13:54:49]
黒い羽織 > Eine an hier, die getotet wurde   ――…  ( 此処≠ナ自分が殺めた人は、記憶の中の 人 と ヒト 。 1年半の日々の中、手にしたものと手にしかけたものが何も無かった訳じゃない。 幾つかの何方かの名前、彼らと交わした言葉の全てに意味が無かった訳じゃない。 受け止められずに、受け容れられずに手を離したのは 扉を閉ざしたのは――…全部全部、此方から。 それが生きて居る人であれ、分類上死者に属する眷属のヒトであれ。 今も尚、何処かの空の下に居る のに、   )   ( 全ての意味を失うと云うのなら。 彼らを全て、記憶の中で殺している。 ) [Sun 6 Aug 2006 13:37:50]
黒い羽織 >   …  Es totet viele Manner und lebt weiter jetzt immer noch auch, Das Verbrechen, das zwischen einhundert Jahren aufgebaut wurde, wird nicht verschwinden, selbst wenn 200 vorbeigeht. Wahrscheinlich ist es auch nicht das Verbrechen, das in nachsten einhundert Jahren verschwindet ――――――…   ( それ≠ヘこの街に来てからではないのだけれど、時の大河に流してしまえるものじゃない。 益体も無い昔話は告解のようで告解じゃない。 流れもしない風に訥々と言葉を散らして、息切れめいた呼吸を漏らす。 肺を満たす熱気が臓腑を溶かす錯覚が、ひと際視界を白く染めて )   ――――――――  。 ( 片側だけの目を閉じて。 ――…これは告解ではないのだから、赦しを乞うものではないのだから。 手向ける言葉は他にある。 ) [Sun 6 Aug 2006 13:18:54]
黒い羽織 >  …Es kam, um das Verbrechen von sich zu zeigen. ( 吐息にそのまま消え入る程度の呟きは、告解室で悔いるべき言葉の連ね。 語るべき相手が眠るでもない墓標の前で、教会で告げるべきの言葉を吐く。 何もかもが間違ったよなそれは、それでも これでも弔辞だから。 ) Ich totete einen Mann, ――…   ( 人を殺してきました=@――そう言ってしまうと、やっぱり懺悔の口切りと大差ない。 夏の陽射しの濃い影と同色の黒が、へたりと僅か肩を落とす。 ) [Sun 6 Aug 2006 13:00:05]
黒い羽織 > ( その足元。 墓石に個人の名前は刻まれていない。 それは身元不明者や身寄りの無い生前の何方かを死者とひと括りにした象徴、東方に曰く、無縁仏の為のもの。 形だけは相応に、店屋に繕わせての献花を齎す手には切る十字も無いものだから、彫像じみて立ち尽くす侭。 盛夏の無風の空の下では羽織の裾も揺れはしない。 )     。   ( 僅か。 何かを言いかけて口を開く。 ) [Sun 6 Aug 2006 12:42:05]
黒い羽織 > ( 街の何処かにある大鐘楼がヴェイトスに住まう人々に正午の刻を告げていた。 良く晴れた安息日の昼時、市街地は羽根を伸ばす市民で賑わっているだろう頃。 そんな日にはいかにも相応しくないのか、高台にある此処共同墓地は閑散としていた。 雨が上がって墓守により整えられた後の、墓標の白さが尚、それに花を添えているよう。 林立する白亜の十字のうちの一の前、か黒い影がぽつりとひとつ。 ) [Sun 6 Aug 2006 12:25:40]
お知らせ > 黒い羽織さんが入室されました。 『( 鐘の音が長く尾を引いて )』 [Sun 6 Aug 2006 12:18:23]
お知らせ > フードを被った女さんが退室されました。 [Fri 4 Aug 2006 02:19:30]
お知らせ > さんが帰りました。 [Fri 4 Aug 2006 02:16:02]
> (背後の言葉に、)なにを任せるんだ。(ぎょ!と、振りかえらんッ)なにを。(少々、青ざめながら。いいよ。そういうの。いいよ!なんか、逆にこわいよ!問う視線に、ちょいと肩を竦めてみせて、)傘も買えるくらいのレディになっておくれ…。(筋肉とか脂肪とかいいから。傘買えるくらい――…、脳内想像では、すいとんしか食べれない状況なナナオ。すいとん少女と心で命名しよう。すいとん。墓の下の彼なら笑ってグッジョブと言ってくれるだろうか)腰だけは、10代だ。シンパイ無用。あんまり、夜更かしするんじゃないよ。(お肌に悪いからね。言葉だけを残して、歩みを速めようか。感傷は必要だ。なにより―――…、このままだと、カクジツに自分も風邪ひきそうだ。泥に跡をつける。雨はまだ、やみそうにない) [Fri 4 Aug 2006 02:15:58]
フードを被った女 > (もし彼が墓の下でこの話を聞いていたら、このやり取りだけで大激怒しかねない。何か色々と台無しのdks:hふぁ(検閲))(傘はどうやら自分の手の中に残るようだ。 瞬きをしながら男を見返す。心配そうな視線に篭められた意味は「いいのか?」と問うもの。 ちなみにオブラートに包めてないと思います。破けてるって言うよりは、オブラートで傷つけているって言うか―! それでも、女は軽く) ―――OK.任せて。 十年後にはふくよかになっていようじゃないの。筋肉が脂肪に変わり果てた柔らかな身体を!―――胸はともかく。(自分で言う。)(立ち去る男をその場で見送ろう。 ―――普段ならば、「せめて途中までは」と言い張って、隣を歩いただろうが、今日は…流石にエスコート出来るような気分じゃなかった。傘を肩に掲げながら) ………ご忠告どうも。 あんたも気をつけてね。 男も腰が命よ。腰が。(手を振った) [Fri 4 Aug 2006 02:09:04]
> そ、そうか…。(視線を墓石から逸らした。とてもいごこちわるそうに)サイキン、多いな。そういうの…。(いや、ニュータイプに対して偏見を持つわけではないが、種族繁栄を支持する自分としてはなんともいかんしがたいきぶんになるわけでg(以下略)見る目が無いわけじゃなかろうよ。(曖昧な、沈黙にぶはりと笑う。違う。そうじゃない。本当は、良い奴だったと言ったそれに対してだ。悪魔と言った。魔剣と彼女は言った。同じ言葉を自警団でも聞いた。渡された資料でも実際目にしている。「そういうもの」が絡むと世間はひどく非好意的になる。その中で――…、彼女は己の目を信じて口にしたのだろう。その勇気をだ。けれど、それは大きなお世話だろう。結局、自分は「外側の人間」だ。彼女に彼に、他の誰かに、何かをしてやったわけでもない)おれから見りゃぁ、立派なお嬢ちゃんさ。レディってぇのは、雨の日に傘くらいもつもんさ。(そういって、どっこいしょ、と立ち上がろうか。膝が…。膝が痛い…。冷えたのか。それとも…。いや、冷えたせいだとナナオの言葉に思った。冷えたせいです。断じて)悪いが、あと十年たっても、こちらとしては抱き心地良い女を暖めたいんだ。(つまり、オブラートに辞退宣言。誠に心苦しいのですが、と顔に浮かべてのたまわん)腰は冷やすなよ。腰は。女は腰だぞ。(じゃぁ、と。片手をひらり振って――…、歩き出そうか。もときた道を。雨を避けるように、コートの襟をたてながら) [Fri 4 Aug 2006 01:57:34]
フードを被った女 > …………、男癖も悪かったかな? (今日最高に酷い事を言った女は、固い表情を崩していく。逸らされた視線に気が付くことは出来なかった。ただ、男の仕草に釣られて、墓石へと顔を向ける。雨に濡れた石は今も沈黙している) コイツの浮気相手の旦那さんに「良い奴らしい」と伝えてやってくれ。―――金髪碧眼長身美形のホワイティア。思えばコイツは黙っていれば「王子様」だった。―――……あ。(唇の端を吊り上げて、笑う。 さっき自分はなんて言った?「ブロンドに、白い肌、青い瞳――…」)……いやだな。自分も見る目が無い奴の一人だって証明する気は無かったんだけど、Q.E.Dだ。 道理で男を見つけられないし、逃げられるし、ナンパもされないわけだ。(預けられた傘で作った天井を見上げた。 当然何も見えない。 だけど、墓石に張り付いた視線をはがすのには有効だった。 ――情けない笑みと共に男へと向き直り)    ………。 (曖昧な沈黙。 曖昧な視線。 『頑張るような事は何もしていない。』とか『頑張るようなことじゃない』とか、色々な返答が頭の中を一瞬で通り過ぎる。 選べない表情をフードの奥に隠して――選んだ答えは)―――――『お嬢ちゃん』じゃない。ナナオ。ナナオ=サムイール。 (向けられた視線から、言葉から逃げる為に、おどけてみせた。) さて!…アタシ、そろそろ帰るわ。 身体が冷えても暖めてくれる人がいないわけでー? ……アタシがあと十歳年取ってれば、「暖めて」って言えるんだけど。(にやりと笑って)  [Fri 4 Aug 2006 01:49:47]
> …………、女癖悪かったのか。(思わず、呻いた。最初に拾ったのは、そこ。まぁ、そんな所だ、と肩を竦めてみせん。そんなところだ)――…。(短く、吐かれた息。彼女の周りだけまるで雨が雪に変わるのではないかというそれ。どこか、疲れたように紡がれた言葉に、ふと視線を上げ、)そうか。(すぐ、戻した。何故だろう。どうも、女という生き物はこういう時やはり――…、生まれた時から女だったのではないかと思えて仕方ない)そうか。ありがとう。(疲れた表情は、どこか自分の得体の知れない、もっと遠い場所を例えば未来とか、そんな途方の無いものまで見通しているように見えた)お嬢ちゃんは…、(ふと、墓石に触れる己の手の甲を、)頑張ったな…ぁ。(見る) [Fri 4 Aug 2006 01:26:41]
フードを被った女 > (軽口を叩いていた唇が、途端に重くなる。 自分の表情が消えるのが判った。――ああ、なんてちっちゃいんだ自分――自己嫌悪と、居心地の悪さが相成って、女は視線を地面へと貼り付けた。) ――――………。 (笑う男の気配。自分の予想は全て外れたらしい。) その割には、「コイツが知らない事まで知っている」ってぇのは可笑しな話だ。 判った。コイツが手を出した女の旦那が、浮気相手を探す為に雇った探偵だ。 だから、コイツの一方的な知り合いなんだ。―――……そんな探偵さんの質問に、アタシが答えられるとしたら――シンプルにこう言うさ。 『良い奴だった』ってね。  (は、と吐き出した息が、冷えていた。この質問をもし――去年のアタシにされていたら、この場で拳を握って、男を殴り飛ばしていたかもしれない。――だけど、時間は流れた。月日は過ぎた。 彼の表情の一つ一つに霞がかかり、時間が齎す「癒し」は現在進行形。 緩く前髪に付いた雫を払いながら、淡々と)  アタシにとって、コイツは良い奴だった。 悪魔だとか、魔剣とか、そういうのは関係ないんだ。 良い奴だったよ。 今でも。これからも。 ありきたりな言葉しか言えなくて悪いね。 [Fri 4 Aug 2006 01:20:07]
> ハハ、決め付けんでもいいだろうに。(墓石の温度が、指先に宿る。縁をなぞり、)目なんてもんは、いろんなモンを見て肥えていくもんさ。焦るこたぁないよ。若いんだから。(まだまだ、若い。時間がある。本当だろうか?最後に、墓石に刻まれた文句を親指でなぞった。この死にも――…、この石の下の者にも時間はあったのだ。若かったのだ)――…、おしいな。(彼女の沈黙に降る雨も、そうしてふいに声に雑じり出した氷の粒のような飲み込めない硬さも、静寂の色を濃くさせた)そのどれでも無いなぁ。…、すまない。(謝罪は、なににだろう。共に死を分かち合う間柄ではない事に対して?それとも、古傷を抉るような問いに?)あまりな、(とん、と拳を墓石につける)機会がなかったもんでね。そういう知った相手の身内とか、――…、そうだな。無かったな。一方的な知り合いの、知り合いって奴に。(だから、聞いてみた、と笑う。口の端を歪めて) [Fri 4 Aug 2006 01:03:24]
フードを被った女 > さぁ……どうだろう。居たような気もする。でも、居なかった気もするよ。 ――結局の所、アタシも見る目が無い一人なんだろうさ。(茶化す男の笑みに、肩を竦めて見せた。――振り返った黒い瞳が自分を映している。引き寄せられるように、己の双眸が絡んで)  ・ ・ ・・……? (男が何を言っているか判らなかった。 眉を軽く跳ね上げ、意味を再び問おうと唇を開きかけた時) ――――…… 。 (途端、忙しなく、唐突に目を逸らした。 意味が漸く理解できた。 )  傭兵ギルドの関係者かな――或いは、アイツの――…いや、友人じゃないよな。あいつを知らないなら。……あー……。 (アイツを知らないのに、此処に来て、花を捧げる人物。 ――頭の中が一辺にシェイクされた気分だ。 傘の下、フードの下でやや俯いた。)   聖職者――パプテス関係者だったら 、           (言葉の続きを飲み込んで空白ができる。 その空白が、女にとって気持ちのよい単語が当て嵌まるべき空白では無いと言うことが、判るだろうか。) …… … …ただ、アタシと一緒の奴の為に、此処にきたって事は、判った。  ――――どういう奴だったか、なんて、今更聞いてどうするんだよ。 [Fri 4 Aug 2006 00:53:57]
> (花束は、水溜りに沈んだ。指先が泥に触れる)それが綺麗な花だとママに教えられたんだろうさ。どうもサイキンの男は乳離れが遅い。(勝手なことばかりぬかしてる。ふふんと、笑みを含ませ、)だから、女性が強くなるのかな。世の中は。お嬢ちゃんの目にかなう奴は居たかい?(僅か、肩越しに見上げようか。彼女を。猫のようなアーモンド型の双眸と合うか。紅鳶色が、水に沈む銅貨のようだと思った。もしか、)知り合いじゃぁ、ないな。(夕陽に透かした、彼岸花)一方的に知ってる。きっと、本人の知らない本人のことも。けど、どういう喋り方だったとか、それは知らない。そういう面は、お嬢ちゃんより、知らないよ。(視線を、戻さん。墓石に)どういう、奴だったかな?(問いながら、墓石の縁をなぞろうか。人差し指で。北国の風習) [Fri 4 Aug 2006 00:39:51]
フードを被った女 >  ビンゴだ。(下品な発言に気を悪くしたような様子も泣く、軽く受けた。 傾けられる傘――持っていてくれと言われたら、素直に手を差し伸べ受け取るだろう。――墓場と言う場所柄、これが罠で、隠した刃で切り捨てられる可能性だッてあるのだが、そういう事を一切考えずに、ただ――受け取った。 後々自分の行動を考えて、悶絶するに違いない。)――ドイツもコイツも、淡く微笑む女しか見ないのさ。ブロンドに、白い肌、青い瞳――お人形さんがお好きな奴等ばかり。長い目にも限度がある。だから、アタシはアタシで良い男を探しに行く事にするよ。(男の落ち着いた声は、雨音の中に紛れる事無く、淡々と響いて聞こえた。 その声は、例えば聖職者のような――例えば御伽噺を聞かせる語り部のような――静けさの中にいても、声を混じらせない職業を思い浮かばせた。 下品に言うのなら「チェリーじゃ、こうはいかない」って奴) ―――……。 (揺れる百合の花を横目で追いかけながら、過ぎるのを見ていた) ……? 知り合いの墓参りじゃないのかい?(花を捧げようとしている人物を、まるで知らない相手のように言うから、思わずたずねてしまった) [Fri 4 Aug 2006 00:31:17]
> お嬢ちゃんの周りは、よほどのチェリーと見える。とと、失礼?(童貞野朗なんて、女性の前で。ハハ、と小さく笑って、)若いのは特にな。美人の前じゃぁあがっちまうもんさ。長い目で見てやってくれよ。(その見る目のない彼らを。冗句を冗句で返そうか)おれの花束は高いんでね。あと、十年したら、(近づいて、分かった。つんと尖った鼻先。凛々しいともいえる顔立ち。フードの下で――…けれど、それらは全て幼さも纏っていると)改めて。墓場の下は、男に花を貰って喜ぶタイプだったかな?(問いながら、視線をそらそう。雨に濡れ、色を濃くし、闇に沈む墓石へと)とんと、分からんもんでね。どんな花が好きだったとか、どんなビールを好んだとか。知らないから、花屋の子に適当に包んでもらった。すまないが、(ふと、傘を差し出そうか。フードの彼女へ)持っていて、もらえないかい?(花束を、墓場にやる為に。少し、邪魔なんで、と) [Fri 4 Aug 2006 00:18:51]
フードを被った女 > 「レディ」――良い響きだ。そして久しぶりの響きでもある。 …アタシの周りには見る目の無い奴ばかりでね。(雨音が近付いてくる。 土を踏む足音も――自然と墓の前から一歩横へ踵を引いた) そして、アンタも見る目が無い男の一人と言うわけだ。 アタシよりも墓石に花を捧げる事を優先するなんて――(わざとらしく溜め息) ―――なんて、冗談さ。 墓石の彼女が臍を曲げないうちに、どーぞ。(既に白い花――此方は百合でもなんでも無い。ただ、「白」の花を集めたもの――が捧げられている墓地を掌で指した。そして、花を捧げるまでをじっと隣で眺めている事だろう) [Fri 4 Aug 2006 00:11:14]
> そうかい、(沈黙はほんの僅かだった。声でようやく分かった相手の性別。目の端に皺をよせ、)じゃぁ、おれが一番乗りかな。お嬢ちゃん、いや、レディ?(ざり、とまた一歩踏み出そう。彼女と並ぶ位置まで行こうか)花束はあるんだけれど――…、悪いね。これは別件宛なんで。(片手の花束をちらつかそうか。白い百合)おれの名誉挽回の為にも、よろしければ、あとでもお茶しませんか?(冗句まじりに口にして、)一緒に、花をやってもいいかね。(情けなくも、肩を竦める。丸眼鏡が夜雨に白く光った) [Fri 4 Aug 2006 00:02:59]
フードを被った女 > ―――――――――。 (よくよく聞けば、雨音だけでなく、雨粒がはじける音すら聞こえた。――どうやら自分は余程「声」が聞きたかったらしい。 心の内で失笑を浮かべながらも―――顔には、その情けない笑みをだしていないと信じたい。 男の声に直ぐに返事を返せずにいる女は、暫く傘の下の人物を凝視してから、ぎこちなく僅かに視線を逸らして) ―――こんなところで逢引でもしているように見える? (首を横に振って) どちらかというとナンパ待ちね。 ちょっとばかし場所が悪いって事には気がついているんだけど、もしかしたらって。( へらりと笑った。笑って見せた) [Thu 3 Aug 2006 23:56:16]
> (銀糸が暗き天より降り注ぐ。足許に許される泥の王冠が、爪先を汚して久しい)ありゃ、(バラバラと傘を打つ音は、陰鬱でしかない)先客か。(しょぼしょぼの眼をしぱしぱと瞬かせ、)すまない、邪魔したかい?それとも、(ずぶりと濡れる相手の様子。ただ、一瞬、フードより覗いた瞳が輝いたのには気づいた)期待させちまったかな…?(カリ、と首筋を掻く。ほんの少し困ったように。あの瞳の輝きは、ナイフのそれに良く似ていると思った) [Thu 3 Aug 2006 23:48:32]
人影 > (もし聞こえたとしても、それは既に「人」では無いのだろう。――例え聞こえた声が、アタシが今花束を捧げた人物の声だとしても、だ。 ――薄い期待が、空しさに変る頃) ――――ッ。 (雨音に混じって聞こえたのは、勿論人の声ではなく――誰かの気配。 落としていた目蓋を、見開いて、咄嗟に振り返る。 ―――さて、其処に何が見えるだろうか。 雨の向こうに。   同時に、ランタンや傘の類を持たず、しかもこのような時間に墓参りをする自分は、「怪しい」の一言だろう、と、冷えた頭で考えていた) [Thu 3 Aug 2006 23:46:03]
お知らせ > さんが来ました。 『(ざりり、と背後で土を踏む音)』 [Thu 3 Aug 2006 23:39:22]
人影 > (十字は切らない。 手を合わせることも無い。 花束を捧げるのみ。 もしかしたら返事が返ってきやしないかと、雨音に耳を澄ます時間が、少しばかり長く――長く)  ―――――……。(同じく目蓋も落ちて、雨音の中に人の声を探した) [Thu 3 Aug 2006 23:35:39]
人影 > (目深に被ったフードの奥――鳶色の瞳が、懐かしさとも、悲しさともいえぬ色に歪んだ。 短い挨拶を発した唇は、それきり再び固く引き結ばれる。 笑みを乗せる事が出来ないのは、きっと雨の所為だ。 雨の所為だ。 雨の所為だ。  誤解しないで欲しい。アタシは泣いては居ない。死んだ奴を何時までも引き止めるつもりも無い。 でも、今日は――まさしく「その日」だと言うことを思い出してしまったのだから、こういう表情と、こういう言葉をらしくもなく紡ぐ権利があるはずだ。  雨で重くなった花束を一度覗き込んで「ひでぇ花だ」と自分で文句を言いながら、墓の前へと捧げた) [Thu 3 Aug 2006 23:31:11]
人影 > ―――――――よぅ。 [Thu 3 Aug 2006 23:25:36]
人影 > (暫くして辿り付くのは、無縁墓地――掃除されていると言えば聞こえは言いが、訪れるものが居ないから、汚れないとも言う。――墓守が雑草を抜いたらそれでおしまいなんじゃなかろうか。 …今日はその墓にゴミを増やしてやろう。 我ながら後ろ向きの頭の中に、薄ら笑いが浮かんだ。 その重い空気を、重い心を振り払うように首を横に、緩く振ってから花束を胸に抱えた。 雨に濡れた白の花弁が、夜の雨で輝いている。)      (さぁ、挨拶を) [Thu 3 Aug 2006 23:25:31]
人影 > (尤も、気が付いたのは今朝の話。――それまではアタシだって忘れてた。 朝から雨音に起こされて、湿った空気の中で深呼吸。 天井のシミで「日常」と「朝」を確認して、立て付けの悪い鎧戸を押し開け、街の景色を見回した。 「今年は梅雨が長い」と思った瞬間に、ぱちりと「去年」が弾けて思い出したんだ。―――誰かの話――誰かの話。) ―――さて、誰の話でしょう。 (皮肉を混じらせ呟いた声は、自分でも沈んでいると判るほど。雨音に掻き消されて消えてしまうほどに微かな声。) [Thu 3 Aug 2006 23:21:47]
人影 > (湿った土の匂いと、雨音は、あの日には無かったけれど。夜の雨降る墓場を一人、フードを目深に被った人影が、ゆっくりと歩いていく。右手には白の花。―――もう少し歩けば、一年振りにアイツに会えるだろう。)(もう誰もが忘れている誰かの話) [Thu 3 Aug 2006 23:17:02]
人影 > (懐かしい匂いがした。) [Thu 3 Aug 2006 23:14:11]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 『(花束が風に揺れた)』 [Thu 3 Aug 2006 23:12:58]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Wed 2 Aug 2006 22:52:44]
リゼル > まずは  ―――… 棺桶 持って来ないと。  ( 蝙蝠傘の先の 暗い暗い空へと 、  再び独り広い世界へと放り出された ちっぽけな吸血鬼は呟いた。 ) [Wed 2 Aug 2006 22:52:42]
リゼル > ( 鳴声だけ頼りに来た場所は ――… さっきと変わらぬ十字架林。 …少しだけの違いは   誰からも忘れ去られた様な 枯れた場所である事。  )    … ―― 夢の島 とは、 随分違うけど 。 ( 雨の子守唄だけが響く 静かな静かな  場所。 …  くすくす、くすくす 笑い声洩らして。 )   … 今度は  此処に住み着こうかな。  ( 棺桶持って、 … なンて行動指折り数え。   一瞬伏せた瞳 、 空へと戻して 。) [Wed 2 Aug 2006 22:51:50]
リゼル > (  ―― て ン … 己の足元まで来た其れは、 )   …、  ( 「 に ィ ... 」 と一声だけ鳴いて 闇の奥へと 走り去る。 ―― 闇と同化してしまいそうな 黒い黒い 夜色の猫。 )   ――… 追い掛けたら不思議の国ッて所に行けるのかな――?     …あれ、 其れは ウサギだったっけ 。 ( ま、良いや。 なンて簡単終結。 … けれど、 もう一度 猫の鳴く声が聞えたから 、 )     ( ――  と、 泥土の上を 走った。 ) [Wed 2 Aug 2006 22:45:42]
リゼル > ――   … 嫌な雨。 ( 見上げた空。 落ちた雫から鳴る音は綺麗だけれど ――… 降る雫に 良い感情は無い。  一歩、 墓地の中央へと足を踏み出す。 … 己の影が 薄らと 土の闇を 濃くする。 )    ―― … こンな夜に、 ( ぽンぽン、 響く音とは別に――。 )   … 何の音?  ( 小さな物が走る様な そンな 静かな 音。 ) [Wed 2 Aug 2006 22:40:28]
リゼル > ( 空から降る雫 ――… 地へと落ちてなる響きは、 子守唄の様に。   … 死者の眠りを 深くする様な 子守唄流れる 墓地の 片隅。 … 真黒な蝙蝠傘 広げた 少女の姿。 )   … ――    ふ ァ 。 ( 零す 息。 ―― 眠そうに 目を擦った。 … 辺りは闇。 己の視界にある 無数の十字架。 石碑。    ―― 永遠の眠りはどんなだろゥ、 とか考えて 止めた。) [Wed 2 Aug 2006 22:36:49]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Wed 2 Aug 2006 22:34:22]
お知らせ > イグナショフさんが帰りました。 『 墓地、異常なし。 』 [Tue 1 Aug 2006 22:39:08]
イグナショフ > ( 暫し問題を抱えて姿を消していた少女が、自力でそれを解決して帰ってきた。 多少の変化はあるかもしれないが、また平穏な日々が戻ればそれで良いし、大切にしたいと思う。 だから今日はただいつもより少し早く帰って、なんでもない話を沢山しよう。 そういう時間をもっと沢山積み重ねていければ良い。 ) ――――何か買って帰るか。 ( 商業区に寄っていこうか。 夏らしい土産でも探して見るのも良い。 西瓜、とか。 ) [Tue 1 Aug 2006 22:30:25]
イグナショフ > ( 少し見て周ったら今日は帰ろう。 そんな事を考えながら墓碑の間を抜け、何人かの知人の墓の前で立ち止まっては小さく十字を切る。 熱心なパプテス教徒ではないが、ごくありふれた普通のホワイティア程度に信仰はある。 …もっとも、死者と生活を共にする事を選んだ時点でその加護は期待できないが。 それでも、神の加護など求めなくても少女一人幸せにするくらいの甲斐性が自分にもあって良いじゃないかと、思う。 ) [Tue 1 Aug 2006 22:24:09]
イグナショフ > ( 警邏と墓参りを兼ねての散策。 墓地の厩に愛馬を繋いだ後、エメラルド色の光を鉄の仮面の隙間から溢しながら男は歩く。 それなりに立派な装備と長いランサーを身につけた、騎士としか言いようの無い様相。踵には騎士の証、黄金拍車が輝いている。 石畳をグリーブがかつかつと鳴らし、静かな夜に響いた。 うっすらと降る雨の中、今の所特に異常は無いようだ。 ) [Tue 1 Aug 2006 22:17:35]
イグナショフ > ( ぼぅ、と瞳に熱が篭る。 目を閉じていないとあまりの極端な色彩の変化についていけず、眩暈を起こしてしまうだろう。 少しずつ、うっすらと瞳を開けながら慣らしはじめ、エメラルド色の光が薄れるのを待った。 騎士、アレックス・イグナショフの緑色に輝く瞳は、見えないものを見通す瞳。 こういう少し特別な場所で使えばその効果は格段によくわかるものだ。 ) [Tue 1 Aug 2006 22:07:23]
お知らせ > イグナショフさんが入室されました。 『 Invisibility boundary/不可視境界 』 [Tue 1 Aug 2006 22:03:29]
お知らせ > シェーラさんが帰りました。 『( 舌先で触れた唇は、雨と血の味がした。 )』 [Fri 28 Jul 2006 00:38:38]
シェーラ > ( …ざらりと石の。そして、雨の味。 ) ( 薄い皮膚が痛みを訴えるのを確かめるように、なぞって。 上げた顔に、雨雫。 )  ……ほら。やっぱり、違う。 ( 立ち上がる視界の端に、転がる黒い花   )( 否。落としてしまった傘。 さしかけることも無く、ただ拾い上げて。 確かめることは終わったから、踵を返す。 ) [Fri 28 Jul 2006 00:38:22]
シェーラ > ( 見下ろしているのよりは近くなった墓碑に、手を伸ばす。 )( …指先に触れるものは、冷たくざらついた石。 )( 人肌の感触、声の気配。 )( そんなものを思い出すには、やはり遠い。 )( 読もうとはせず、只。 指先で触れる文字。 刻まれたものを、頭の中だけで浮かべて、呼んで。 )    ( 両手を伸ばす拍子に、傘が手を離れて。 からりと横に転がった。 ) ( 冷たい雨が髪に服に肌に吹き付けてくる中。 刻まれた文字の端に、唇を押し当てた。 )  ――――。  [Fri 28 Jul 2006 00:33:11]
シェーラ > でも。此処からじゃ遠すぎるので、別のモノに託すのだと。そんな風に学んできました。 ( 遅いと罵る声が聞こえてきそうな気もしますが。 )( それも、今となっては錯覚なのだと。 )( …願望なのかは、分かりませんが。 )   ( 屈んで、冷たい石を覗き込む。 )( 手向けと言うには口実に過ぎる花束を置いて。 )( …前に持ってきたものは、とうに枯れて。墓守が片付けていたのだろう。久しく何も無かった場所に白を添えたらば。 ) [Fri 28 Jul 2006 00:25:18]
シェーラ > …貴方もやっぱり、此処じゃなくていっそ空の上とかですよね、Master. ( 見下ろす瞳に熱が無いように。 )( 石の碑には、名残も思い出も何も無い。 )( 投影するには遠すぎて。冷たい熱は触れる事も出来ないくらいに。 )( …それを感傷と言うのだとは、誰から聞いたことだったか。 )( 恐らく、名目だけは此処に眠る誰かさんにだ。 ) [Fri 28 Jul 2006 00:17:28]
シェーラ > …だからこそ出来る事もあるってものですけれどね、Sir. ( 緩々と視線を上げた先には、雨景色。 )( 此処よりずっと寂れた一角が、視線の先にはあるから。 )  暇が出来たらという辺りのバチアタリで宜しければ、またいずれに御機嫌よう。 ( 胸元に手を当てての一礼は )( 墓碑に向けてならずの事。 )( くるりと翻るのは、黒い傘。 )    ( ぱしゃん。 )( 粛々と、礼の欠片も今度は無く。 進む程に何処かうらぶれた雰囲気が滲む一角にて、足止める。 )( …やはり、刻まれた文字は読まない。 )( それこそ、先とは違う意味で。 )( 墓碑銘を考えたのすら、己だったのだから。 ) [Thu 27 Jul 2006 23:59:00]
シェーラ > ――やっぱり、いませんね。分かりきったことではありましたが。 ( 呟きは、とうに行き先を無くしている。それを承知の上で口にしているのだから、詮無い事。 )( 届くのは水音、雨音。 )( 己の声すら、水のベールに吸い取られて、届かないような夜の底。 )( …雨糸は、手繰って空に届くには、人の手の方がむかないだろう。 ) [Thu 27 Jul 2006 23:38:23]
シェーラ > 貧乏暇なしと申しますか、むしろ暇だから貧乏だとかいう。 ( 花束から離れた手が、傘の下に引っ込んで。 )( 雨濡れた墓碑を見やる葡萄酒色は、曇り空程度には茫洋と。 )  ……ふむ。 ( 耳に届くは雨の音。降りて弾ける水音聞いて、ゆるりと瞼を一度下ろし。 ) [Thu 27 Jul 2006 23:30:59]
シェーラ > ( 霊魂、幽霊の類の方々とは、今宵は未だ合見えておりまらん故。 )( 今宵は? …今宵は。 )( 歩みに揺れる傘は、水中花と言うには飾り気も足りずとも。 )( 手にした花束、白の花弁が雨露塗れて、雫を落とす。 )( 月も照らさぬ艶やかさは、省みることも無く手の内に。 )( ――ぱしゃ、ん。 ) …まずは、お久しぶりです。 ( ぱた、ぱたた。 )( 足止めた場で、白く墓碑が浮き上がる。 )( 刻まれた文字は、今更読み返しはすまい。 ――流石に、忘れる程記憶力も退行はしていない。 )( 時の流れからすれば、瞬きの程の合間。仕えた先の、当主の碑前に )( 手にした花束、その片方を。 )( …墓碑の色、露雫。等しく雨に濡れた景色。 ) [Thu 27 Jul 2006 23:20:00]
シェーラ > ( 夜闇に紛れた蝙蝠傘、くるり。 )( 手にした花束ばかりが白く。されど、夜に向かう為の灯火と言うには、光が足りない。 ) 墓守の方々もご苦労様って感じですね、Sir. ( ――ぱしゃん。 )( 足音を吸い込む先も夜と闇。聞き届けるは墓碑の群れ。 ) [Thu 27 Jul 2006 23:04:46]
お知らせ > シェーラさんが来ました。 『( 雨降りの夜。 )』 [Thu 27 Jul 2006 23:02:57]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『この雨の空の向こう。院長先生や母さんに、伝えてもらいたいからなんだよ。勝手なお願いだけどね』 [Sun 23 Jul 2006 00:34:49]
ヴァリス > ( それはね、と彼は呟いて空をもう一度見上げた ) [Sun 23 Jul 2006 00:34:05]
ヴァリス > ・・・でも、それは俺の願望をもう一度見てみたいというだけのことかもしれない。 ( 現在の貯蓄と不動産のことを彼は思い出す ) ―――孤児院と言うのは大変だからね。もしかしたら寄宿舎みたいな、集合住宅みたいになるかもしれないよ。なんか、『 知らない人同士が集まったら家族になれるかどうか 』。 そんなもんになると思う ( 情けないよね、と彼は笑った ) ―――でも、ね。見てみたいんだ。そうやって、種族のことを考えない場所を。 ( それは、見たことの無い、決して叶うことのない理想の世界の話 ) ―――たとえ、それが落胆と言う結果に終わっても、俺はいいと思うんだ。なにも問題ない。それが無理だった、と言うだけのことだから。 ――――それは、とても哀しいことだとは思うんだけどね ( 彼は曖昧に笑った ) なんで、こんな話をしたと思うかな? 関係ないといえば関係ないもんね、キミには [Sun 23 Jul 2006 00:33:28]
ヴァリス > ( 近づきたいと望んで遠のいて、そした追うのをやめた中途半端な俺だから ) ―――もう、ね。なにもわからなくなってくることが、あるんだ。 自分は、どうしたのか、本当に、わからなくなってくることがあるんだ ( 彼はふと笑うと、申し訳なさそうに墓石を見た ) ―――――ごめん、愚痴かな。不安だからかもね。こんなこと、聞いたってしょうがないのにね ( 彼はもう一度、空を見た。降り止まない雨がまだ、そこにある ) ―――――もう、一年になる。 ( 目を瞑り、思い出す。 今までのことを、全てだ。 母親のこと、院長のこと、兵士をやっていた時に出会ったあの娘のことを、島に来てからのことを、助けた自称悪魔の子を、草原で見た殺し合いのことを、吸血鬼の女の子のことを、吸血鬼の彼のことを、人間の彼女のことを、家族のことを、海岸のことを、スラムでの悪魔崇拝者のことを、女吸血鬼に噛まれた孤児達のことを、 )( たくさんのことを、思い出した。たくさん、たくさんのことをだ。 ) ―――― ( それは、ずいぶんな時間があったと思う。 )( 彼は、そっと、活力のない瞳を墓石へと再び向ける ) ―――もうすぐね、夢の一つが叶うんだ  [Sun 23 Jul 2006 00:27:20]
ヴァリス > ―――その報告をね、しに来たんだ。君を殺した俺だけど、もう逃げない。 ( 彼は夜空を仰いだ。雨天の夜空には星が見えない ) ・・・・・・・。今、俺はまた、殺してしまうかもしれない女の子が居るんだ・・・・・ ( 彼は、口の中に雨水が入るのも気にしない ) ――――その子のことはね、好きだよ。 ううん、友達として、なのかな。危険だって言ってるのに、会いに来てくれたりしてくれたのは、本当はとてもうれしかった ( 雨水が口の中にたまれば飲んでしまえばいい。 ) その子とは、敵同士になった。敵対って、哀しいね。でも、俺は後悔してないよ。 ―――確かに、誰かを殺すのはとても哀しい事だよ。それも、友達ならなおさらだよ ( 彼は視線を墓に戻し、困ったように笑った ) ―――もう、ね。駄目なんだって。精神に負担掛けちゃいけないんだって。でも、ね。 ( 思う。もし、彼女がまた人を襲うことになって、もし、自分を襲いにきたら、と ) ―――俺がね、そうしたら、殺す。 ―――倒すじゃないんだ。追い払うでもないんだ。戦場で、名も知らない兵士が襲い掛かってきたら斬るのと同じように、降りかかる火の粉を払うのと同じようにね。本当はとても悲しくて、嫌でも、 ( 襲うのなら、襲ってくるのなら、 ) ―――だから、俺は敵対することを望んだんだ。人が嫌いになりきれない俺だから、今の生活を守りたい俺だから、 ( 彼はそっと、息を吐き出し、 ) ・・・・・これも、我侭だよね? 本当に、俺は我侭だ [Sun 23 Jul 2006 00:20:04]
ヴァリス > ( 呟くような言葉は、墓下の名前も知らない少女へ向けてのものだ ) ――――それをね、言いに来ただけなんだ。ずっと、来てなかったけどね ( 彼は額に張り付いた髪を拭わずに、哀しそうな、困ったような顔で、微笑んだ ) ―――ずっとね、剣の練習をしてたんだ。 ( 彼は、模造刀を握りなおす。 金属が、小さくなる音が聞こえた。 本物に良く似た、偽物の音 ) ―――これはね、偽物なんだ。でも、ね ( 彼はカンテラを地面に置く ) ・・・・・・本物はね、返してもらおうかな、とか思うんだ。 本当に、我侭なんだけどね ( 彼はカンテラを静かに、倒れないように丁寧に置いた ) ・・・・・・・うん。本当に、我侭なんだ。でも、ね。元通りにしないと、背を向けたままになっちゃうんだ ( そっと一息 ) ―――キミを貫いた刀でまた、誰かを殺すかもしれない。それはとてもとても哀しいことで、嫌なことで、きっと俺は苦しむし悩むしまた剣を捨てようかなって思う ( でも、ね ) ・・・・もう、逃げないよ。刀を誰かに渡したことで終わるとか、それで自分の大切な何かを失ったから良かったとか、後になって、もう思わない。 [Sun 23 Jul 2006 00:10:36]
ヴァリス >  もうここには、来ないよ。 [Sun 23 Jul 2006 00:01:36]
ヴァリス > ―――でも、もう、ここには来ないと、思う ( 彼は息を吐き、模造刀を握り締める ) ―――誰かを、殺すことはとても哀しいことだとは思う ( 彼は思い出す。コロシアムの歓声を ) ――それが誰であろうとも。知らない、初めてその時出会ったような、他人でも ( 彼は思い出す。自分の振るった刀の重さを ) ・・・・・・殺さない、なんてことは甘いと思う ( 彼は思い出す。肉を貫いたときの感触を ) ―――哀しいことでも、それをちゃんと、乗り越えていこうと、思う ( 彼は思い出す。最後の少女の顔を ) ―――剣を捨てたからって、何かが消えるわけじゃないことは、わかってた。でも――― ( 彼は思い出す。あの罪悪感の波を ) もう、逃げないよ。そう、思うことがどれだけ自分勝手なことだってわかってるけど。 ( 彼は思い出す。刀を手放したあの日の哀しさを ) ―――――その哀しみだって、全部、全部、全部が全部、俺の物。誰のものじゃない、俺だけの、俺が抱えていくものだから。 ( だから、と彼は続けた ) [Sun 23 Jul 2006 00:01:23]
ヴァリス > ( 夢に見る。 確かに彼女のおかげで夢に見たと言う事実だけを知り、その内容を夢に見ることはなくなった。 )( ――――だが、 ) ・・・・・こうして、目を瞑ると、思い出す ( 心臓を貫く柔らかい感触。観客の歓声。漆黒の刃。飛び散る血。真っ赤な血。苦い血。鉄臭い血。血。血、血血血血血 ) ・・・・・・・・・・。間違えないように、と思う。それで、許してとは、言わないけど・・・・・ ( 彼はそっと息を吐く。 )( 雨水を吸った髪が額に張り付き、耳朶を打つのは静寂の中に響く雨の音だけ ) ――――でも、また、そういうことをしたら、後悔すると、思う・・・・・ [Sat 22 Jul 2006 23:48:23]
ヴァリス > ( つまり、彼は傘を差していなかった ) ―――― ( 身体全身を雨粒が叩き、服は雨水を吸って重い ) ―――――。 ごめん、 ( 彼は墓石に短く謝罪をした )( 墓石には名前がない。 ただ、その墓の下には名前すら覚えられていない人達が埋まり、眠り、分解されている ) ・・・・・・俺は、 ( 彼はただ、ぼぉとした思考の中、ただ、墓石に謝罪した ) ―――キミを、殺したことに罪悪感を覚えていたはずなのに、ね ( 時間に摩滅された記憶は、罪悪感も、吐き気がするほどの苦しみも、感触も、全てを削り消してしまう ) [Sat 22 Jul 2006 23:41:03]
ヴァリス > ( 右手には模造刀を。左手にはカンテラを。 ) ――――、 ( 視線は一つの墓石に向けていた ) [Sat 22 Jul 2006 23:31:42]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『( 彼はそこにいた )』 [Sat 22 Jul 2006 23:31:24]
お知らせ > 青年さんが帰りました。 『馬鹿みたい…。 (そう言い残した。足取りは酷く重かった。)』 [Sun 16 Jul 2006 08:07:22]
青年 > 女々しい、 な ( そういうと思わず双眸を伏せそうになった。 )    ( 沈黙を突き破ることが無くて、更に奥深い所まで足を踏み締めん―― ) [Sun 16 Jul 2006 08:06:19]
青年 > ( 縋るような感情は余計なモノ。 ) ――、・・・・どうするんさ。 ( 道の奥まで足を運ぼうと思った。それでも何かが感じたように足を引き止めさせた。ふと気になるように周囲を見渡りやっていた。 ) ・・・・気のせい、か? [Sun 16 Jul 2006 07:57:01]
青年 > ( 幾つかの墓石に彫られた名前。 ) ――喜んでいいんだろうか? ( どれも見覚えが無い。名前だけでなく、家族や恋人でさえ分からないし知らないまま。びしゃびしゃとバランサーは水溜りをお構いなく踏み締めて運んだ。小奇麗だったブーツが濡れてしまい汚れて行く感覚。冷たい。それでも気にならなかった。 ) [Sun 16 Jul 2006 07:52:29]
青年 > 胸が締め付けられる…。 ( 空いている右手を胸元に置いて握っていた。苦笑を零すしかなかった。それでも綺麗に並べられた墓と墓の間にある道に歩き続けるしかなかった。 ) ――、名前は ? [Sun 16 Jul 2006 07:48:17]
青年 > ( 白い傘を手にしている青年が一人いた。 自分の所だけ雨と触れ合うの拒絶するかのようだ。 ) ――嗚呼、やっぱさ。 [Sun 16 Jul 2006 07:43:31]
お知らせ > 青年さんが入室されました。 [Sun 16 Jul 2006 07:40:58]
お知らせ > クロードさんが退室されました。 『結局帰ったのは12時頃になったとか…』 [Sat 8 Jul 2006 23:05:39]
クロード > まずは一本(青いアジサイを腕から一本抜き取り、墓前に置く)明日花が売れますように(手を合わせ祈る姿は一見その墓の主人を偲んでいるよう見えるが、実際は花を押し付け自分の願い事を祈るという墓の主人からすればかなり自分勝手な来客だろう)この花全部を供えて回れば明日には花も売れる気がしますね(満足げに微笑みを浮かべながら呟く) [Sat 8 Jul 2006 23:02:26]
クロード > (昼間などには参拝客に花を売りつけるのを目当てによく来るのだが、夜にここを訪れるのは数回程度だ)…さて、ボランティアでもしますか(今までは売れ残った花は捨てたりしていたのだが、今日は墓地に花を供えようとやってきたのだ)一番古そうなのは…(近くにあった墓石を見れば、一つの墓石に目を留める。角がかけけ、名前の所も薄くなっていてこの暗さでは読めなくなっている) [Sat 8 Jul 2006 22:53:40]
クロード > (十本程の花を抱え、辺りを見回せば朧月と多くの墓石。どんよりとした雰囲気に怖じ気づく事も無くずかずかと墓地を進んでいく)さすがに人はいませんね…(きょろきょろと辺りを確認しても人影すら見えない。もっともこの薄暗い所と元々の視力の悪さもあって人が居たとしても気づくのには難しいだろう) [Sat 8 Jul 2006 22:45:08]
お知らせ > クロードさんが入室されました。 [Sat 8 Jul 2006 22:39:37]
お知らせ > ヒナさんが帰りました。 『ラン・・・ララ・・―――』 [Sat 8 Jul 2006 22:18:54]
ヒナ > (少女は墓石を蹴って跳ぶ。 くるりと一回転して次の墓石へと着地する。 今日は調子がいい、もう少し遠回りして家に帰ろうかな?) [Sat 8 Jul 2006 22:16:12]
ヒナ > (今日は足の調子がいい、余り痛くない。 着地のときに少しだけ痛むときがあるけど・・・・いつもよりは随分と痛くない。だからこそ機嫌がいいのかも) [Sat 8 Jul 2006 21:54:04]
ヒナ > (ただのお散歩です。 特に意味はなく、お墓の上を渡り歩くのがただ楽しいだけで・・・) [Sat 8 Jul 2006 21:35:00]
ヒナ > (長い髪を揺らしながら何故かしら上機嫌で、墓の上から墓の上へ飛び移りながら墓地を徘徊する。 墓守小屋からは遠い位置で、あくまでも怒られないように。わらじが墓を踏む音が響く) [Sat 8 Jul 2006 21:27:56]
ヒナ > (それは墓と呼ばれるもので、中心部に名前や没年が書かれていたりする) フンフン・・・・ララン、ララ〜♪ (その上を、着物姿の少女は歩いてゆく。←バチあたり) [Sat 8 Jul 2006 21:23:41]
お知らせ > ヒナさんが入室されました。 『点々と並ぶ十字の形』 [Sat 8 Jul 2006 21:21:27]
お知らせ > セオドアさんが帰りました。 『言ってた。そういや。(指を鳴らした男は一人。)』 [Sat 1 Jul 2006 00:11:31]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが帰りました。 『・・・・さっきも  言った・・・・ヘルン・ローレヌ  ・・・って(そうして、闇に消える』 [Sat 1 Jul 2006 00:10:17]
セオドア > 変態も悪かねーんだけどね。興奮する。ははっ。(片眉あげても見てもらえない。寂しい。)魔人セオドア。お前は?カタブツ? [Sat 1 Jul 2006 00:07:57]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・名前、は ・・・・  ?   言わないなら、変態・・・・・・呼ぶ・・・・(ぼそり。背中を向けたまま呟いた [Sat 1 Jul 2006 00:06:38]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・・・・・・自殺・・・・・   (自分に死をもたらすこと。そんなことは考えたことも無かった。きっと高い建物から身を投げれば多分死ねるだろう。この身体でも。しかし、せっかくくれたもの。そのまま持ち帰った。正確に言うと、特に意識せず手に掴んだままその場を立ち去ったのだが――――) [Sat 1 Jul 2006 00:05:38]
セオドア > 俺の血。って事は、俺の爪と同じ物…魂を傷付けられる物だ。血が乾いて落ちちまうまでは、上手くすれば、さっきみたいな事もできるしー…(に。)自殺もできるだろうさ。 [Sat 1 Jul 2006 00:03:16]
セオドア > (ヘルンの手が掴むのは、セオドアの手ではなく、いつの間にやら引き抜かれていた短刀の柄。 血に塗れてはいるが、剣呑な輝きを放つ。)それ、あげちゃう。 [Sat 1 Jul 2006 00:01:27]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・わか  ・・  ら、ない・・・・・・・何も、わからない。  ・・・・・・・・・・(時間と共に段々引いてゆく苦痛と不快感。相手にもこの結果は予想外だった様だ。しかしそんなことはどうでもいい。身体をゆさゆさと揺さぶられた。気持ち悪い。表情はやはり変わらないが気持ち悪い)  ・・・・・・・・大丈   ・・・  夫    ・・・・・・・   もう、いい・・ ? 私、帰 ・・・・・・・・ る    (抵抗されなければ、セオドアの手を掴んで離させ、そのまま背を向けて立ち去るだろう) [Fri 30 Jun 2006 23:58:55]
セオドア > (引っ掻いたのは確かに、魂の感触だったはずだ。)おいおい、傷は浅いぜ?しっかりしろって女の子ー。(しゃがみ込み、既に戻った右手でヘルンの肩を揺さぶらんと。) [Fri 30 Jun 2006 23:55:00]
セオドア > がーっ!もっと優しくやるんだったー!お前でなくて俺の為に!(花弁のように落ちた爪。爪があった場所からは、赤い血が流れる、が。)ま、いいけど。すぐ戻るしー。(ひらりと手を返せば、五爪全てが生えそろう。一本ずつ、ソースでも舐め取るように血の付いた指をしゃぶり…)お。(ヘルンに気付いた。)…あんまし深くやれた気はしねーんだけどね。きっかけになればと思ってやったんだけど。 [Fri 30 Jun 2006 23:53:31]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >    ぅ  ―――――――― ・・・・・・ (びく、と身体全体が震えた。魂は呪いに包まれていて直接触れることはできないが、その呪いは魂と非常に近いもの。硝子を鉄のつめで引っかいたように、悪寒と深い極まりないノイズが身体を駆け巡る)・・・・・・・・・ぅ ・・ ぅ・・・・・・・(頬ではなく、自分の身体をぎゅ、と抱きしめてうつむいた。悪寒をこらえる人のように) [Fri 30 Jun 2006 23:48:20]
セオドア > (魂は生命力。 とはいえ、薄皮を引っ掻いたに等しい傷では何の障害も出ない無いだろうが。) [Fri 30 Jun 2006 23:45:35]
セオドア > ソウル、(囁きは、至近距離から。構えながら右腕を振り上げ。)スクラッチッ。(ヒュンッ、振り切った。ヘルンの頬を引っ掻かんとするも、勿論人間の強度では傷一つ付かないだろう。 僅かに表面を引っ掻こうとするのは、ヘルンの魂。 ヒットしたらば、男の右手の爪が舞うか。) [Fri 30 Jun 2006 23:44:03]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・・・・・・ご、ごめん  ・・・・なさ  い      ?    (おずおずと、ぎこちなく頭を下げて謝った。何が悪いのか良く解らないが、なんか自分が悪いような気がしてきたので。そして、頭を上げた辺りで指差される左。つられて、ふ、とそちらを見る。そこにあるのは――――何) [Fri 30 Jun 2006 23:40:32]
セオドア > そんなお前に、俺から素敵なプレゼント。(指は、ヘルンの左を指差した。黒い目も、きょろ、とそちらを向いて。)あれ、なーんだ。 [Fri 30 Jun 2006 23:38:54]
セオドア > …ありゃ、戻った。おっかしーなー。(不躾にじろじろ女性の眼を覗き込んだが、もう変化は見られなかった。)…無い事ないだろ。眠いー、とか。トイレに行きたいー、とか。つまんねーの!(うえ、と嫌悪を表した。 ふむ、とナイフを仕舞い、腕を組む。そのまま、ぴ、と人差し指立てた。) [Fri 30 Jun 2006 23:37:31]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・わから  な い(鏡が無い今、自分の瞳の色が変わったなんて解らない。そんなことを思っている間に、瞳の色は再び銀へと戻っていった)・・・・・・・・・・  やりたいこと           ない (ぽつりと呟いた。しかし、それは真実。何の使命も無く、仕事も無く、身寄りも縁も無い。フェン・メイフォンのラーメンを食べたいということと、もう一度リゼルに会いたいという二つの事柄はあったが、完全に忘れていた)・・・・・・・・私のこと   だと  思  ・・ う   ・・・けど(それが何を意味するのか、そして堂関係しているのかが思い出せない) [Fri 30 Jun 2006 23:33:16]
セオドア > 嘘を言ってるカンジでもねーなー。思い出せないのかー?記憶喪失はひっぱたけば治るって聞くけど。(じー。)お前の頭殴るのはしょーじきヤだし。んー。 [Fri 30 Jun 2006 23:31:11]
セオドア > ? 目の色変わった?(首をすこうし突き出して。目の色変えてって形容詞だけど動詞だ。)やりたい事やって生きりゃ、空しい事なんて何一つナーシ!ホラ、今やりたい事とか教えて!俺から逃げる以外ね!(カムカム!ジェスチャー。)…グシャノコ?オトーサマ? [Fri 30 Jun 2006 23:28:17]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・・神で無い者 ・・・に・・・ できたこと  、  だれか出来る人、いて・・・・も   おかしくない、けど(俺も出来る、という言葉を聴くのと同時に、瞳がほんのり琥珀色に変わる。それが興味を持った反応だと、彼が知る由も無いのだが)生きる  ・・・・・  ・・・・・・・・・・・・   空しい。その空しさ・・・・が      罰。そして、私の罪   ・・・・・・・・・ ?   das   fie           わから  ない(それは間違いなく自分のこと。しかし思い出せない。冷たい、硝子のような何かに阻まれて、己の身に起こったことであるのに思い出すことが出来ない。まるで記憶が勝手に持ち去られて、おぼろげに見えるだけで触れられないところに閉じ込められたように)  愚書の・・・・・子・・・・・・・・・・おとう・・・さ、ま・・・・・・ [Fri 30 Jun 2006 23:22:16]
セオドア > うんうん。なるほどねー。てっきりネクロマンシーみてーなヤツかと。あ、俺もできるんだそんなマネ。今度見してやろっか。秘密で!(上機嫌。短刀の背を指でなぞってー…)んー、罰?生きる事が罰とはまた、くだらない罰だねー。生きる事は楽しーってのに。(ネ?とばかりウインクばちん。)で、罪って何? [Fri 30 Jun 2006 23:15:09]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >            zyha    ri  ri        お話     ・・   ?(ある意味最悪であった。話せることはほとんど無いし、ついこの間「だーくさいど」でおぼろげに思い出したあの事を話すのは嫌だった。そもそもその思い出したこともまだ整理が付いていない。しかし、自分に選択権は残念ながら、無いようだ)  ・・・・・私 は ・・  ヘルン・ローレヌ。人形で ・・ はなく  ・・・・・・・・・・・ 死んで ・・ 罰  ・・・・ 私は、罰  とし ・・・・・ て、生きて・・・・る・・・・(少しずつ騙り始める自分のこと。しかし普通の人間のように確りとした「いままで」があるわけでもなし。いつ何処で誰にあった、なんて事をしゃべれ、というわけでは無いだろうし) [Fri 30 Jun 2006 23:11:03]
セオドア > お前がどこから来た、どういうヤツなのか。そーいうのを知りたいんだなぁ…(そう語る男の眼は、獲物を狙う蛇にも似る。 そんな気配を消して。)…いーだろ、それくらい?(に。) [Fri 30 Jun 2006 23:06:11]
セオドア > (猫のように目を見開いて、ザザッ、ヘルンに警戒されないだけの間合いでブレーキ。そして、嬉しそうに笑んだ。)ドキョー座ってんなー。追ってくる男に何が望み?なんて聞いちゃって。チカンだったらどーすんだ。 心臓もカタいのかー?…気に入ったね、やっぱし!(ヒュル、短刀を手元でも弄ぶと血が散った。)俺の望みはー…お前とのお話! [Fri 30 Jun 2006 23:04:02]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・・・・・  ッ    !(声がどんどん近づいてくる。悲しいが端って逃げることは不可能なのがこの短時間で骨身に沁みるほど解った。覚悟を決めて、足を止めて振り向いて――――)  ・・・・何  が  ・・  望み    ?(一度突き飛ばして逃げているだけに状況は悪いが、敢えて「交渉」的なアプローチを投げかけた) [Fri 30 Jun 2006 23:00:16]
セオドア > ははっ。はははははっ。(声は追い掛けてくる。市外と野外で戦い続けた傭兵の経験値で、段々、段々と間を詰めながら。)待てよオー。(一定の距離が縮まれば、声を上げ近いぞと知らせる。焦らせる。)遊ぼうぜーェ。(シュリ。短刀を抜き、自分の腕を切った。 刃が血に塗れる。) [Fri 30 Jun 2006 22:56:57]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ・・・・・・・・  変質者   なんで、私なん  ・・・  か    に   ・・・・・・  !(静かでいい場所だったのに、こんなヘンなのもいるなんて。一生懸命足を進めるが、その速度はあまりに遅い。クレバーにあれこれ考えて走るには余裕が無さ過ぎる。夜の闇や、木の根が都合よくこちらに味方してくれなければ、大して経たぬうちにつかまってしまうだろう) [Fri 30 Jun 2006 22:54:07]
セオドア > (腰を落とす、が天然で出来ている相手。不意をつかれ、数歩よろめいた。視線を上げ、追わんと体を前傾させた。)…ははっ、女とおっかけっこって興奮する。悪魔でも! [Fri 30 Jun 2006 22:48:37]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・・・・・・・ 接し   方 ・・  を!(どん、と力いっぱいセオドアの身体を突き飛ばそうとする。突き飛ばせれば背を向けて逃げ出すが――――はたして) [Fri 30 Jun 2006 22:45:59]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >  ・・fisi・・・ 知りた  ・・・  いと、思うな ・・・ ら    ・・・・・・・それ相応 ・・ の・・・・・・・(力は互角。しかしこのまま根競べをしていても埒が明かないし、あちらの余裕綽々の様子はただのハッタリでは無さそう。心の中に検温間が広がる。まだそんなものを感じる余地があったのか、などと場違いな自己客観視などしつつ――――)  ・・・・・・・・ 接し   方 [Fri 30 Jun 2006 22:45:12]
セオドア > (ヘルンに向ける男の笑みから、笑いのエッセンスが半分ほど抜け落ちた。 ぐぐ、拮抗する力。)そう言うなよー。お前みたいの、初めて見るんだから。(れぇろ、舌なめずり。)魂がどんなのかってのも、興味あるなァ…(尖った鼻を、徐々に、近付け。) [Fri 30 Jun 2006 22:38:44]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・・・・・・・・・  tes    li li   ・・・・・・・乙女を触る礼儀に ・・・・ 非  ・・ず    (今度はよけようとはせず、その手を掴んで押し戻そうとするだろう。表情は特に変化を見せなかったが、あからさまに嫌悪感を表した) [Fri 30 Jun 2006 22:34:56]
セオドア > ふむん。(投げ付けられた言葉にどうずる事も無く、親指と人差し指を擦り合わせた。 …にい。)面白れーなー、これ!(また、笑みを浮かべた。)悪魔の魂を鉄のデクにブチ込んだのか、それとも元々そういう悪魔なのかっ。こーいうのが居るから好きだな、ヴェイトス!シャバ!(くーっ。)もっかい触らしてー。(右手をぐいと突き出した。) [Fri 30 Jun 2006 22:31:14]
ヘルン・ローレヌ”typeW” >   ――――――――  不躾    な    ・・・ (顔を背け、その指が名さんとすることから逃れようとする。しかしその動きは遅い。ちょっと手の動きを修正するだけで、あっさりとその顔の線へ指を触れさせることができるだろう。伝わる感触は、線というより溝。淵が丸められた、溝) [Fri 30 Jun 2006 22:27:39]
セオドア > (トキノミヤコ人とも取れる顔立ちの男は、明らかにヘルンを見ていた。そして。にた。笑む。)お、お、お、おー?(ツカツカツカツカ!目を輝かせ、石畳鳴らし激しく詰め寄る。 にゅうと不意に伸ばす手は、愛しい人の涙を拭うよう、ヘルンの眼の下の線を親指でなぞらんとした。) [Fri 30 Jun 2006 22:24:52]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・   ・・・・   has  ・・ ? (静かな墓地に響く男の声。ふと視線を上げれば、ランタンを片手に掲げた男性の姿が目に入った)  私は ・・   ・・・・・ 忘れ物   違  う  ・・・  。何か、用     ?   (淡々と、口を開いて呟いた。相手に見覚えは、ない) [Fri 30 Jun 2006 22:22:23]
セオドア > (ヘルンの視界の先、ランタンを持った男が口を開いた。) [Fri 30 Jun 2006 22:17:27]
お知らせ > セオドアさんが来ました。 『お。』 [Fri 30 Jun 2006 22:16:09]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・・・  黴 ・・・・  ・・    (湿気のせいでぼんやりとした月明かりの下、そっと自分の掌を見る。湿気が増すと黴が生えやすくなる。自分の外見だと黴より錆びだし、そもそも無機物ではないので流石に身体にそんなものは生えないとは思うのだけど――――)    最近  ・・・   動いてなかった    し  (ずっと自宅の椅子に座ったまま。まるで長らく家を空けた人形繰りに置いていかれた人形のように。そんな近状なのでちょっと心配になったわけで。しかし本格的に心配しているわけではない) [Fri 30 Jun 2006 22:09:42]
ヘルン・ローレヌ”typeW” > (少し前から、梅雨と呼ばれる気候に入った。具体的にはただ降雨が増えるだけだが、それが非常に鬱陶しいわけで。雨といえば無論空は曇り一色。銀の瞳がなんとなく、何にも注力せずに視線を彷徨わせた。なんとなく、なんとなく歩く墓地の純魯。何を見るわけでもない。何を探すわけでもない。ただ、歩くだけ) [Fri 30 Jun 2006 21:56:58]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが入室されました。 『見上げる、空』 [Fri 30 Jun 2006 21:53:32]
お知らせ > リコリスさんが退室されました。 『( そんな訳で以下次号。)』 [Fri 23 Jun 2006 04:14:22]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(-次回に続く-)※墓地を使いたい方は、ログを気にせず遠慮なく使ってください。※』 [Fri 23 Jun 2006 04:13:30]
リコリス > ( 容赦って食べ物ですか?親指外に握って、抉り込むように打つべし――。 常見ていた光景なれば、この辺りで吹っ飛ぶ筈のおとーさま。でも、今宵は巌とばかりに足元は動かない。まだ鍛錬が足りませんかと、内心歯噛み。悔やむ部分が違うとか聞こえません。 見上げる顔が何処か不満そうなのも気のせいだ。※言い切る。) …御友人様と、一緒に御座いましたか……。ならば、良かったのですけれど。邪魔をしたのでなければ。 ――…尖っておりません尖っておりません。むしろおとーさま。ちょっと書斎と引き出しの鍵を所望したい気持ちが、この胸に満ち溢れるのは気のせいに御座いますか。( 鳩尾から引き抜かれる手が、おもむろにタイを引っ掴みたいお年頃。) ――…飲んでおりません?( 吸血鬼に急性アル中があるかはともかく、余り強くなかったのは知っているから。ほんの少し、安堵に緩みかけた視線が、引き攣った。)   何勿体無い事なさっておりますか―――!( ワイン。飲んで良し、料理にだって使えますのに!白黒って言うと何処かの依頼でジャイアニズムーなアレっぽいですが、庭でのべのべひっくり返っていたのはその所為ですか…! タイを掴めていたならば、思わずがこがこ揺さぶってしまいそう。むしろやる。) 嗚呼、もう。飲んだくれた挙句にどこぞでひっくり返ってらっしゃるんではと、淫売窟まで足を伸ばそうかという思惑は外れて何よりですがー!( やっぱり臆さないらしいですよ、バイクツ。) [Fri 23 Jun 2006 04:07:25]
ミカド > (鳩尾に一撃グーパン入れる素敵な愛娘です。――何時もならばこの辺で、素敵ネタ神が降臨なさって、後にすっこけた挙句、墓石に頭強打してうっかり灰化するところですが、今日は!今日は!娘との再会とあって、崩れ落ちることも、吹っ飛ぶ事も無い。 ぐいぐいと押されると、ビクビク肩が震えるが、抱擁の手は緩めず、引き攣った笑顔で) 幻聴じゃないと言う事は、僕の友人(見えない)が証言してくれるだろう!エルフの耳と言われる僕の両耳でも確りと聞こえたしねっ…!!! 今日屋敷に帰ったら、小鳥ちゃんの成長を書き記してあるリコリス☆メモリアルダイアリーVol19に確りと書き記しておくよ!!(にこ!) ワインタワーは……勿論 ! 飲んでいないよ!!                (間)                中身は全部庭の薔薇に注いだよ!ワインタワーに必要なのは中身ではなくて、瓶だからね! (庭の一部の薔薇が、ぐったりしているのはその所為です。序でにぶどう酒臭かったら間違いなく其処がぶどう酒殺害現場であろう。…庭の住人の白黒四足君が、凄く迷惑している悪寒) [Fri 23 Jun 2006 03:54:23]
リコリス > ( 台所の天敵は抹殺です。滅殺です。皆殺しです。イコールで結んでしまうと、うっかり食卓にホウ酸団子を仕掛けてしまいそうなので、日々傍にある危機一髪。さて置き。 館の中では全力疾走など、目にする機会は乏しく。俊敏さの片鱗を垣間見せていたのは、それこそ――…車○前提のげっふげふ。あの時は、迎撃の手が更に早くて比較級で気付かなかったとかいう人外光景のおもひで。 しかし、そんな走馬灯( 間違い。)が過ぎるのも束の間、抱きしめる腕の持ち主が誰なのかは、分かった。分かってしまった。全力の愛情表現に慣れたつもりで、それもまだ「つもり」だったのだろう。腕の中、びっしり硬直しながら――…拳を固めていたのは、反射神経的行動。 どっすー。鳩尾に拳を突き刺した侭、妙に表情の薄い。もしくは、常の面相が固まった笑顔をぎこちなく見上げ、) ――…中々いらっしゃらないから、もしやと思って…様子見に参ってみたのですが、ビンゴに御座いました。 取り合えず、今しがたの私の声に関しては幻聴という事で処理して頂けると、それはもう有難い事でして。ええ。そんな二週間で早々変わったりはしてないと思うのですが、むしろそれよりワインタワー。 お一人で尾のみになったとか申しませんよね。申しませんよね。申しませんよ、ね…!( ぐぐぐぐぐぐ。握った拳に篭るパワー。嗚呼、お帰りなさいの第一声とか、色々頭では考えていましたのに、吹っ飛んだにも程がありました。ぐいぐい。) [Fri 23 Jun 2006 03:44:41]
ミカド > (夜の貴族とか、素早いとか、捕らえきれないほど速いとか言われると、お台所の天敵を思い浮かべてしまう。……まぁ、良く考えたら、似たようなものかもしれないなんて断言してみるテスト。 ともあれ、視線の先には愛しい娘の姿があった。 何時の間にか素早くなっていた貴族様の全力失踪+捕獲は、今までに無い新しい技だった。(技。)言葉の無い友人が「呆れた」と伝えてくるが、返事をする余裕が無い。腕の中に確りと抱きしめて、柔らかな少女の髪やら、細い身体を思う存分身体で感じてから、漸く娘の体から顔を上げ) あああああ…!どうしてこんな所にいるんだいと聞くよりもなによりも!!久しぶりに見たら、可愛さがレベルアップして、ド可愛いいになっているのはどうしてだろうねっ!!流石、成長期ということか?!ん?!二週間前と比べて格段と可愛いさに磨きが掛かって、まったくもうどうしてくれようーーー!!しかも「きゃあ」だなんて!!「きゃあ」だなんて!!! おとーさまは何処に感動して、驚いて、感謝すればいいかなっ?!リコリスっ?! 取り敢えず、ええと―――ワインタワーは見事だったろう?!(お帰りなさいの挨拶第一声は、コレでした。きらきら笑顔で言い終わった瞬間に鳩尾に突き刺さるブロウ。笑顔が、びっしー固まった) [Fri 23 Jun 2006 03:32:01]
光点 > ( カンテラ代わりに連れてみた光精霊には先に飛ばれて、その点を追いかけては来たものの、只人の目は闇を見通すには至らない。只、光の近く、照らし出される姿、纏う色彩、その雰囲気に、思い当たるものがある気がして。眇めた視線はその侭に、確認しようと一歩を踏み出した、辺りで――― )      え? っきゃっ、ああっ!?( ――…流石夜の貴族とも称される種の御方。闇であろうとも、否。夜であるからこそに、疾駆の姿は人の目に捕らえきれない程に速く。視線の先にあった筈の影を見失って、きょとんと瞬きした次の瞬間には、体を覆う冷たい腕の中。 珍しく( ※珍しく。)少女じみた悲鳴などうっかり上げてしまうセルフ屈辱…!)  なっ、ゃ、え――…ぉ と、−、さまっ!?( 頬に触れる冷たい唇と、むしろその速効性で判断する無茶な状況。 暗闇でいきなり抱き付いて来る心当たりが、身の危険以前にまずソレってどうなんですか。 思わず反射的に鳩尾に一撃入れてしまうのは、乙女の嗜みで許して下さい。※駄目。) [Fri 23 Jun 2006 03:15:46]
ミカド > ――状況はこうだ。僕は愛しい人を無くして、途方にくれる貴族。――夜になったのも気がつかずに、呆然と椅子に座り続けている。――こんな感じかな? 最近引篭もっていたから、上手く演じる事ができるか見ていておくれよ。――目の前で正体看破されたら、笑うといい。 (ばれた相手がヴァンパイアハンターだとしても構わない。 ――そう付け加える口調は軽かった。 インバネスのヒモをわざと解いて、無表情を作ろう。 さて、向うから見えるかは、さて置いて…そろそろ此方の鬼の目には、はっきりと其方の姿が――)                  ………。            (見える。  もし、視線の先に居る人物が、予想通りならば貴族様は、珍しく全力ダッシュで駆け出すに違いない。光の正体がカンテラじゃないと気がつくのは、駆け寄って抱きついて頬チューを三回くらいぶちかました後だ!!) [Fri 23 Jun 2006 03:02:04]
光点 > ( ゆらゆらと漂う光が照らす端が、長いすに差し掛かる頃には、其処に居るのは居住まいも正した貴人の姿。 輪郭も曖昧な、人魂ならぬ朧の光点は、寄る辺無き手が揺らす提燈のように宙に浮かんで、ゆらゆらと。飛び去るでも無く留まって。 ――…その光を手繰るように、足音が一つ、近づいていく。) ……まだ、制御が甘いんですかね。どうにも、変な方向に飛んでいきます事。( 嘆息混じりの声音は、少女の音律で、淡とした響きを織る。 カンテラも持たず、参拝と言うには身軽に過ぎる格好で、黒いワンピース姿の小娘が、光の揺れる方向に近づいて――…その先にある人影に、す、と目を細めて、視線を凝らす。 血の気の無い肌、白い髪に赤い瞳。 けれど、この目は夜闇を見通す力は無い。) [Fri 23 Jun 2006 02:52:46]
ミカド > 来年も再来年も、この時期に僕は一人になるのかもしれない。 ああ、そうやって考えると――去年も一昨年も僕はこの時期は一人だったのかも――――なんだろう。 時間を何処で区切ればいいかわからないんだ。 人だった頃の真似事はしているけれど、段々時間が薄く――――…… 。  ―――……  ……   ……。(空を彷徨っていた視線が隣の友人へ向けられる。言葉の無い友人は、慰めるわけでも、からかうわけでもない。 ただ相槌をうっていた。 その相槌も、人間のようにこっくりと顔を上下させるのではなく、おぼろげな輪郭を揺らすのだ。もっとも、言葉の無い友人は相槌を打っているわけではないのかもしれないけれど。)  ………おや。 お客様だよ。 こんな時間に珍しいね。 ヴァンパイヤだったらどうしようか―――…(言葉の無い友人は、吸血鬼を殺す為の方法を、再びいっぺんに流し込んでくれた。 ) よく知ってるね。 僕に出来るかな……? (なんて言いながら、長椅子に座りなおした。だらしなく崩していた格好を正して、参拝客を気取ろうじゃないか。 近付いてくる光の持ち主が誰なのかは、まだ気が付いていない) [Fri 23 Jun 2006 02:41:18]
光点 > ( 月明かりも朧の夜闇にふらふらと帯を引くのは、光の点。 ヒトの手が持つ灯火と言うには不規則な光は、場所柄、幽霊じみてはいるが。その質を見る目があれば、かつての生者の思念めいたモノとは違うとも知れようか。 ふらゆらり、貴人の居る場所へと近づく光と。 それを追う、足音の気配。) [Fri 23 Jun 2006 02:32:18]
お知らせ > 光点さんが来ました。 『( 暗闇にふらり、光帯。)』 [Fri 23 Jun 2006 02:28:02]
ミカド > 久しぶりに、館で1人の時間を過ごしたよ。 本当に1人で笑ってしまった。 また此処から始めなきゃいけないのかと思ってうんざりしたよ (長椅子の左端に腰を降ろして、足を組む。――背凭れにゆっくりと背中を預けて空を仰ぐ。昨日の空とは違い、今日は星が分厚い雲の向うに隠れている。 それでも、墓地を見ているよりはましだと、流れる雲を眺めた。)(言葉のない友人の声が聞こえる)( 夏が近いといえども、夜風はそれなりに冷たい。 項を撫でる冷たさに、髪の毛を背中へ流そうと肩を払う。――去年だったら其処に自分の黒髪があって、背中へ流れるのだけど――) ………。 (払った指先が、短くなった自分の髪の毛を揺らすのみ) ………そうだねぇ。繰り返しなのかもね。 [Fri 23 Jun 2006 02:17:01]
ミカド > 色々あったんだよ?腕が跳ね飛んだり、友人が故郷に帰ったり、娘が帰ってこなかったり(※帰ってきた事に ま だ 気 が 付 い て な い 減点マイホームパパだ※)何の因果か、去年と同じような状況さ。 [Fri 23 Jun 2006 02:04:32]
ミカド > ―――――お久しぶりだ。 (男の双眸が長椅子の上――右端にの一点に集まる。 ややあってから腰に手をあて、軽く肩を竦めた。――姿の見えぬ友人は、辛辣な言葉を挨拶に混じらせて出迎えてくれた。 彼の言葉は、一音に全てを混ぜ込んでいっぺんに伝えてくるから、理解するまでに少し時間が掛かる。「寂しかった」と「はじめまして」が、引っ掛かれる痛みに似たイメージと共に叩き込まれる) ―――。 (ほったらかしにしていた所為で、ご機嫌斜めらしい) [Fri 23 Jun 2006 02:00:48]
ミカド > (カツ――コツ―――…)(固い靴音と共に揺れるランタンの灯が、白い十字の石の間に浮かんでいた。 人魂の如くふらりふらりと揺れては進む。 )(――こんな時間に墓地にくる物好きなんぞ居ないだろうから、響く足音はやけに大きく聞こえた。 鼓膜を震わす己の足音に耳を済ませながら、辿り付くは何時もの場所。――ひっそりと路から離れた場所に在る長椅子が二つ。) [Fri 23 Jun 2006 01:47:53]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(カツ―――コツ―――)』 [Fri 23 Jun 2006 01:37:40]
お知らせ > ヘレラさんが帰りました。 『 全ての不幸は人知れず、悪魔が廻すのだ。 』 [Thu 22 Jun 2006 03:04:28]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『そして何事も無く仕事を終える。』 [Thu 22 Jun 2006 03:03:41]
ヒルダ > ( 思えば、テレマからその星詠み乙女の存在を聞かされたのだった。出会いと言うのは連鎖する、強い運命の糸に引き寄せられて何十年、何百年、何千年とも知らぬガルンペーラヘレラの長い長い人生…… 悪魔に人生という言葉を使うのは滑稽だが、その長い人生の中でヒルデガルド・グレーテという魔女の人生と交わった。 占い師の観点から言わせて貰えば運命であり必然であった。そしてそれが今現在も続いている事を魔女は知らない。 ) そうだけど…… 今は不味いわ、今は。私はその時まだ居なかったけど、魔女狩りとか冗談じゃ無いわ。 ( そう言った意味では自分もリズベルという魔女も大差無いのかもしれない。唯一違う点と言えば、自分には無敵の天使がついてるってところか。 来たときと同じように箒に跨り、その後ろにエレナを乗せよう。両腕が無いので安全運転になるが。 ) [Thu 22 Jun 2006 03:01:39]
ヘレラ > ――――“仲介者”ネ。 ( 誰だ。そういうランクの仕事をする悪魔は多過ぎて特定出来ない。 ニュアンス的に受け取る限り、「2回目=ヘレラの時は失敗」であり、残りの2回は成功。 良好な契約関係を結んだという事か。 案外近くに居たりするのかもしれない。 ) まァ、案外地味な仕事が多い魔女ギルドじゃ手っ取り早いのは確かダヨね。 悪魔と交わってナンボ、がもともとの魔女じゃない。 ( 身の程を弁えた上で、が正解だが。 知恵比べに勝てる脳もリズベルには無い。 ) まァ、またいつか会えるかもしれないし――――気長に生きてればソノウチイツカ? ( とあるアマウラ人の名前なのは兎も角。 100年後1000年後に「いよぅ」とか再会する事もあるかも程度。 心底明るく言い放つ。 さて、ちょっとマイナス方向に傾きすぎていたヒルダの心象も多少引っ張り戻したし、こんなものか。 何でも良いけど私仕事してないナ。 ) うン、カンテラくらい持つよー♪ ( あとはまあ、仲よさげに帰って他の魔女達の心理を乱して遊ぶ、か。 ) [Thu 22 Jun 2006 02:52:39]
ヒルダ > 一度目は”仲介者”の役割を果たす悪魔。二度目は――――……………。 ( 言葉が詰まった。唇を噛んだ。 内に留めるオドの栓が緩み、辺りに少し垂れ流してしまうのは動揺の表れ。ただ持て余しているだけの未熟さだ。 咳払いを一つ。 ) あんまり言いたくないわ。良い思い出じゃないもの。 ( 苦い記憶が先に来て、目の前の少女がそうだという確信には遠く及ばない。 ) 確かに注目は集められるかもしれないけど……。 ( 似たような思いで悪魔召還に手を出して痛い目を見た身としては、思いとどまって欲しいなんていう自分勝手な事を思うのだ。 …ふと、何の躊躇いも無く自然とこの少女と会話を交わしている事に漸く違和感を覚えた。これが先輩達に好かれる要因なんだろうか。 ) 友達だったんでしょ。寂しくない? ( お尻を振ってる様を見る限り寂しがってるようには見えないが、世間話として尋ねてみた。 …ふと一瞬、好色の目でその少女を見てしまうのは悪い癖だ。こうして見る限りでは見た目は決して悪くない ……それを振り払うように甘い腐臭を胸一杯に吸い込んで、不快感で打ち消す。採取が終わると容器に蓋をして上から雑に土を被せた。 Amen、と適当に十字を切ってみせて。 ) 終わったわ。……帰りましょうか。 [Thu 22 Jun 2006 02:43:02]
ヘレラ > ふゥん…三度も。 悪魔召喚任せとけ ってトコロ? どんなの呼び出したの? ( 二度目ではない、と。 残りの一回がどんなだったか興味もあり。 突っ込み過ぎると2回目ご当人が目の前に居るという事、確信されかねないが。 まぁ、召喚されて出現する時は人間の姿などしていないし、もっと巨大なおぼろげな姿だ。 そうそう直結はしないだろうが。 ) うんー…コレを呼び出せれば注目の的だ、って熱心に本を読み漁ってたからねぇ…今度ちょっと口ぞえしてみる。 ( もう遅いかナ、なんて顔を背けるフリをして舌を出し。 波状網の爺も分不相応な召喚術で呼び出されて結果がアレだ。 リズベルが呼び出そうとしている邪神Youlte-Pustoilも、あのクラスだと考えるとまぁ面白い話じゃないか。 先ず一人で呼び出すことすら適わないだろうが。 ) 作り方、その娘しか知らなくってネ…どっか外国行っちゃったからこれが最後の一匹。 ( どうしてるのかネ、などと少し縦に高い墓石に肘を突いて顎を乗せ、うねうねお尻を振り。 あの頃はヘンなジンガイがそこかしこに居て、墓場で鍋囲んだりとかしてそれはそれで楽しかったもんだ。 ) [Thu 22 Jun 2006 02:28:22]
ヒルダ > 三度目よ。成功するまで何日も粘った時もあったけど。 ( テレマと、星詠み乙女、そして下級の蜘蛛。三度目で行き成りグレードがダウンした感は否めないが。 見せ付けてやった以上魔女ギルド長に手伝って貰ったという噂が流れるのは判っていたが、矢張りそれに対する周囲の評価は厳しいのだろう。 ) 凄いの――…… 心配だわ。貴女親しいんでしょ?何とか止めさせられないの? ( 蔓の悪魔の記憶はまだ新しい。家を失った人たちの「悪魔」や「魔女」に対する評価は厳しいだろう。あんな大物を呼び出そうとしても失敗するのが関の山だろうが、問題は従えることには失敗しても呼び出すことに成功してしまった場合だ。制御不能と化した悪魔は猛威を振るう。 ) そう。 中々可愛いじゃない。 ( グロテスクなその肉の表面に、彼女の使い魔を可愛いと思う気持ちも失せ、声は抑揚の無いものになる。 口の中が酸っぱくなるのを自覚しつつ、手袋を嵌め、鞄から採取道具を取り出すとその肉の表面を摘んで剥がす。 早いところ終わらせよう――。 ) [Thu 22 Jun 2006 02:16:19]
ヘレラ > 初めてじゃなかったのかナ? 単独でまともに悪魔召喚なんか出来るヒト少ないし―――( ま、ギルド長も立ち会ったみたいな真偽定かではない噂もあるが。 その夜ギルド長とヒルダが楽しそうに一緒に歩いているのを何人かが目撃している。 ) リズ姉さまね、書庫で一生懸命探し物してて――――凄いの、呼び出すって。 焦ってなきゃ良いけれど。 ( 悪意の無さそうな、心配だなぁ、とでも言いたそうな具合で眉を顰め。 無謀な試みを助長するように煽ったのは自分。 リズベルの能力では一人では絶対に無理だろう。 お世辞にも肝が据わっているとか、意志が強いとか、そんな部類の女ではなかった。 ) むかーし友達に貰った子でネ。 珍しい使い魔の一種っていうか。 たいしたこと出来ないけどネ。 ( うわ、キモ、とか余計な事を呟きつつ、発掘作業を傍観する。 死んだ人間は何の感情も持たないし、全然興味の対象外だ。 ) [Thu 22 Jun 2006 02:00:15]
ヒルダ > ええ、まあね。でも―― ( 凄いでしょ。そんな大したものじゃないわよ。 どう答えても他の魔女達の反応が芳しくない。だからと言って黙っていれば「何をお高く留まっているのだ」とやはり好印象は得られない。要するに嫌われている以上どう答えても一緒なのだ。 …と、そんな思考を一瞬巡らせていると、ふと思いがけない名前が出てきた。 ) …リズベス?あの子も悪魔召還を? ( 羨ましがってただなんて。彼女の事を良く知るわけじゃあないが…何となくそこに嫌な予感というのを感じた。 ) えっ?    え、いえ、その……。 ( その振り返る仕草がまたキュートだ。いいじゃないブサ可愛い! ) か、変わった生き物ね。貴女の使い魔? ( 話を逸らしながらざく、と土を掘ると遺体の一部が露出した。腐ってやがる。 スラムの方じゃ死体回収の仕事があったらしいけど、彼らもこんな思いをしながらやってるんだろうかとおもった。 ) [Thu 22 Jun 2006 01:52:13]
ヘレラ > そうそう、実力っていえば。 ヒルダ、悪魔召喚したんだってー? リズベスがね、羨ましがってたよ。 ( 先日のブラックウィドゥの件だが、あえて暈して聞いてみる。 悪魔召喚。 「リズベス」は魔女ギルド員の一人で、先日とある大悪魔を召喚しようと目論んでヘレラと書庫の資料を漁った女である。 未だ踏ん切りがつかず、その間ヒルダに出し抜かれた形になって歯噛みしている所だ。 ) ――――――… …… ………可愛い? ( ふと視線に振り返り、うふ、とかワザトラシイ笑みを浮かべてみた。 まぁ必然的にナマモノも振り返るわけだが。 正直このヘンな鼠はブサイクだと思う。 ブサ可愛…ブサ…ブサイクだ。 ) [Thu 22 Jun 2006 01:41:45]
ヒルダ > ( しかし感づかれてしまうかもしれない、何故なら動揺が魔女全体から漂っているから。具体的に言うとキューン、の後あたりから。 ) [Thu 22 Jun 2006 01:34:28]
ヒルダ > ( 食えない奴。 その朗らかな笑いに笑いを返し、そう思った。まぁどうでもいい。 ) あははは、大丈夫よ。こう見えてもそこそこ実力は有るんだから――…。でも、危なくなったら助けてね? ( 理想としてはこいつの力なんて借りずに自分だけでトラブルを解決したいところだが、悲しいかなそっちには自信が無い。 スコップで不自然に盛り上がった土を掘り返し始める。その時にちらりと少女の肩に乗った使い魔のような生物を見て、ふんと鼻を鳴らす。 何よ、私だって使い魔の一匹くら―――………。 ) …………。 ( キューン<.b>、とかそんな効果音が鳴った。その小さな鼠が、魔女にとってとてもとても可愛く見えたらしい。 しかしそんな感情悟られてはいけないと、首をふるふると振って慌てて土堀を続行するのだ。 ) [Thu 22 Jun 2006 01:32:28]
ヘレラ > ああ、生理的に受け付けないみたいなー。 ( 私もだヨー。 とか撫でられる猫っ毛に目を細めながら朗らかに笑い。笑い。 直球? 誤用? 聞き間違い? そんな自然な流れで。 ) はぁい了ッ解ぁい―――。 ヒルダも辺なのに憑り付かれたり呪われたり吸われたりしないようにねー。 面倒臭い凄く大変だし―――。 ( 水面下の凍て付くような攻防に比べて表面の生温かい交流が白々しく。 適当なところで作業を始めたヒルダの傍らに立ち、使い魔らしき怪生物を肩に乗せて見張らせる。 小さな黄色い鼠みたいな生物だが、お腹に凶暴な口がもう1つついた、なんとも言えない生物。 元の持ち主はコレを「ナマモノ」とか呼んでいたのでそのまんま継承。 擬態画像参照のこと。 ) [Thu 22 Jun 2006 01:25:13]
ヒルダ > ( 流石にそれをやると問題になってしまうのだ―― 最初にこの仕事の説明を請けた時は、自分も墓石を引っくり返すのかと思ったのは確かなのだが。 だから呟きは聞こえない、聞こえても聞こえない。 ) 嫌いな訳ないじゃない、エレナ。あれよ、生理なのよ。気にしないで? ( 下から見上げる少女ににっこり微笑んで、よっこらせとランタンをスコップと箒で一杯の右腕に無理矢理持ち替え、空いた左手でその髪先を指で優しく弄った。 この少女の微笑みは本物か、それとも偽者か。少なくとも、この私の笑みは偽者だ。 右手がすぐに耐え切れなくなりそうになったので、ランタンを左手に戻してそのまま歩き出し、墓場の不自然に盛り土の多い開けた場所に来た。スコップと箒を放り、鞄を下ろし、ランタンも地面に置く。 ―― さて。 ) エレナちゃんは人が来ないように見張っててね?さっと終わらせちゃうから。 [Thu 22 Jun 2006 01:17:58]
ヘレラ > ( 人間の魔女がどうやって苔を集めているかなんて知らない。 墓場で死体から、なんていうからてっきり墓石を蹴倒し大暴れするのかと思いきや。 ちょっとションボリイリュージョンである。 ) ―――…セコイっていうかナ。 ( ぼそ、と呟いて1つ伸びをした。 ああ、灯り持ちとか足で土を掘ったり埋めたりとか墓守をブチのめしたりとかくらいは手伝うヨ? 化けるからには魔女らしい事、しなきゃいかん。 手ぶらだが。 エレナ、重いものもーてーなーいー。 ※力7 ) ヒルダ怖いよ、私のこと嫌いかナ? ( くす、とか笑ったのは一瞬。 困ったなー、みたいな顔を作ってあえて後ろから距離をつめ、下から見上げる。 ) [Thu 22 Jun 2006 01:08:46]
ヒルダ > ( 墓を発くとは言っても、墓石の下を掘り返すわけではない。 ここには何かの理由できちんとした葬儀も挙げてもらえぬまま埋められた死体がある。そしてそういう死体が多く埋められている場所も把握している。 雨の多いこの季節、目を凝らせば露出した腕やら脚やら頭やらを見かけることが出来るのだ。ああ、薄気味悪い。罰当たり。 ) ………。 ( 少しだけ睨むかのように同行者を見遣った。 この時間に一人で出歩くのは危ない、という理由で二人でやるのがまあ普通ではあるのだが、正に何の因果かこんなステキな先輩が今日の仕事のパートナーだ。嬉しくて涙が出る。 ) ……言われなくても判ってるわよ。 ( ぶっきらぼうにそれだけ返す。彼女の腕が無いせいで、荷物は全部私。作業もきっと私一人だろう。 ああ、苛々する。 )  [Thu 22 Jun 2006 01:01:51]
ヘレラ > ( そういやまだ「第二隠れ家」こと森の奥の死体安置所、あるんだろか。 先を歩く重装備の魔女とは対照的に身軽な装いで、小柄な魔女はそんな事を考えていた。 何の因果か同じ仕事を割り当てられての同行だが、そういえばあんまり二人きりになる事は無かったなとか、そんな上の空。 ヒルダを煙たがる先輩の中には「あの女と一緒に行く事なんて無いのよ?」などと言う魔女も居たが、そこは「私、ヒルダのこと嫌いじゃないよ♪」とか音符つけてキラキラやっておいた。 中庸中庸。 ) 怖いねー。 でももっと奥に行かないと見つかっちゃうんじゃないかナ? ( にっこり、とあどけないスマイルなど此処は1つ。 リアクションを楽しみつつ遊んでみようか。 ) [Thu 22 Jun 2006 00:57:03]
お知らせ > ヘレラさんが入室されました。 『 しかも素敵な同行者つき。 』 [Thu 22 Jun 2006 00:51:18]
ヒルダ > ( そのもう片方の手にスコップと脇に抱えるように箒を、肩から重そうな鞄をぶら提げる。珍しく大荷物だった。 今日はギルドの仕事で秘薬の収集に来たのだ、秘薬とは言っても墓を発いて死体の表面に付着する苔を集めるという気味の悪いもの、前回別の仕事で秘薬を集めに来た時も同じように墓を発いたが。 ) ……相変わらず薄気味悪いわね。 ( 墓守に見つからぬようにこんな時間を選んだのは良いが……。 ) [Thu 22 Jun 2006 00:48:54]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『ランタンの灯りが暗闇を僅かに切り取る。』 [Thu 22 Jun 2006 00:43:25]
お知らせ > マドゥーさんが退室されました。 [Sun 18 Jun 2006 11:32:48]
マドゥー > (およそ、その墓石の周囲のみ、部屋の如く綺麗に整えられ)誰が忘れようとも、俺は忘れはせぬよ・・・・・・。(仕上げに白い小さな花束をそっと手向ける。幾年かの記憶の繋ぎの証として・・・) [Sun 18 Jun 2006 11:32:45]
マドゥー > (やがて泥にまみれつつも、墓石に刻まれた名が明らかになる。短く・・・まるでその主の人生そのものを現したが如きの名・・・。)・・・・・・お主の兄がいたころはもう少し、心地よかったろうに・・・・・・(続けて持ち合わせた布で墓石を拭き始め) [Sun 18 Jun 2006 11:22:13]
マドゥー > ・・・この町は・・・・・・(男は呟く。ざしゅっと刃物を振るうと、人一人が立てるほどの空間が生まれ・・・)・・・お主を忘れてしまったのだろうか??(ざっざ・・・と草を刈ってゆけば次第に墓石に日の光が差し) [Sun 18 Jun 2006 11:07:03]
マドゥー > (墓地の隅に点在する小さな墓石、そのうちのひとつ。その存在を隠蔽していた周囲の草を、小ぶりの刃物で男が刈ってゆく) [Sun 18 Jun 2006 11:02:22]
マドゥー > (梅雨の時期の雑草は生命力の象徴だ。太陽と水の恵みを、貪欲にむさぼると、それを一気に解放せんばかりに怒涛の成長をみせる。それはこの場でも顕著だった。命あふれる草草が命亡き者の寝床を覆いつくす・・・) [Sun 18 Jun 2006 10:55:46]
お知らせ > マドゥーさんが入室されました。 [Sun 18 Jun 2006 10:50:50]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Thu 15 Jun 2006 23:31:47]
リゼル > ( ゆるり、棺桶の方に足を向けて――、  )     ( 棺桶の紐引っ張りながら、帰路へ付く ――。 ) [Thu 15 Jun 2006 23:31:45]
リゼル > ―――  死ぬ前に気付けただけ、 少年は良かったのかもしれないな …。 ( つ、 と十字架なぞる。 ―― 一番大切な物。 大切すぎて、眩しくて …見失ってしまう、哀しい 話。 )   ( ン、と立ち上がった。 )   … 今度はもう少し――   明るい話、もって来る から。 ( 果たして己に見付るのか、 其処が問題だけれど。 ) [Thu 15 Jun 2006 23:31:13]
リゼル > ――… ある少年に 「 10エンと500エン どちらが良い。 」 と尋ねた。   すると少年は 「 10エンで十分だ 」 と答えたんだ。 … 「 だって、 」   ( 僅かに 眼を伏せる。 )  「 10エンさえ有れば、 お母さんに会えたンだ。 … 500エンが有ったら、 きっと僕は お母さんに会いに行かなかったよ。  …あの時10エンさえ有れば、 お母さんの声が聞けたんだ。 大好きな、大好きなお母さんの声が ――…。 」   少年は、 眠る様に 呟き、消えた。  ( ふ、と息を吐く。 )  … 不思議な話――?  そうでもないよ。 …人間は、 目の前に財宝が在ると 本当に大事なものを見失ってしまう、 ッていう悲しいお話。  [Thu 15 Jun 2006 23:28:13]
リゼル > ( かちン、かちン ―― 懐中時計の音が聞こえてきそうな 静寂の中。 棺桶の横、 立ち上がり ――… 回り見遣る。 少しだけ増えた十字架と、 枯れた花と、咲いた花。 )  …… ―― 暇な夜だね。  お話、聞かせてあげようか―― ? ( その問い掛けは、 ある一点の墓へ。 ――… 己の友人であった、 彼女の墓。 ) [Thu 15 Jun 2006 23:15:53]
リゼル > ( 雲に覆われた隙間から 少しだけ 星が覗ける時も有るけれど。 ――… 己の望である月は 一瞬たりとも 姿を現してはくれない。 )   … やッぱり私は ――月に好かれて無いみたい だね。 …何時もお休み 。 ( 僅か、自嘲気味に笑む。 ――… 月の見えぬ夜。 血が沸き立つ様な興奮も 喉の渇きも 何も無い 平和で、退屈な夜 ――。 ) [Thu 15 Jun 2006 23:11:41]
リゼル > ―――    月が、見えないね。  ( 眠っていた棺桶の、すぐ傍で ――黒服の少女風貌は 呟く。 問い掛けは誰に対してのものでもないし、 誰かに対してのもの。 ――  ぼンやり、ぼンやり 過ぎていく時間を感じる様に 空を、 見上げる。 ) [Thu 15 Jun 2006 23:08:17]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Thu 15 Jun 2006 23:06:54]
お知らせ > セオドアさんが退室されました。 『(あれは朝日を待って、また死ぬだろう。 それでも上機嫌で、男は今日の塒を探しに行った。)』 [Tue 13 Jun 2006 23:51:09]
セオドア > (自分の体ではない違和感からの軋み、腐っていく体の苦痛、それらに由来するどこへ向けて良いか分からない憎悪…それが、力になるだろう。)お前は、自分に何かが足りない事を知ってるだろう?足りないなら集める…当たり前だ。生き返ったお前は、好きな事をすりゃあいい…(死体女は小首を傾げて、また甘い汁を啜る。)ははっ。シカト。 [Tue 13 Jun 2006 23:48:56]
セオドア > (立ち去らんとした時、背後で鳴る音に気付いた。引き摺るような音。啜るような音。)んー?(くるうり、振り返れば…悪戯が成功した子供のように笑った。)…ははっ!流石、俺!(棺桶から這い出した死体女は、浮浪者の喉の切り込みから血を啜り… 顎から垂れる血で、死装束であろうか、白いドレスに赤い染みを付けていた。) [Tue 13 Jun 2006 23:45:05]
セオドア > (魂を、吸魂鬼の血で縛り付ける。この死体に拘束する事自体はできるが、果たして魂と肉体を繋ぐ精神という名の楔たりえるか… 立ち上がり、死体の肌に触れた左手を嫌な顔して振った。 …待つ。待つ。待つ。待つのは嫌いだ。)ダーメかーぁ?やっぱし?(墓石に腰掛け、吸っていた煙草を投げ捨てた。)つまんね。 [Tue 13 Jun 2006 23:39:58]
セオドア > (男の左手には、魚のように尾を振る何かがある。それは、こちら側の住人にならば見える物。死者の魂。 死体の傍らにしゃがみ込み、暴れる魂を掲げ、死体の頭へ…)そうら、欲しかった物を、(叩き込む。)くれてやる!(そのまま、抑え付けた。他者の体に他者の魂。なかなか馴染む物ではなかろうが… ガリッ。笑いながら、男は親指の腹を噛み切った。 ちらりと見上げ、また笑う。)メ・ア・リ…(墓石に刻まれた名を、死体の額へ。) [Tue 13 Jun 2006 23:35:13]
セオドア > (浮浪者に暴かせた棺桶の蓋は、抵抗も無く開き。)つっ。(笑みを崩して眉根を寄せる。尖った鼻を摘んだ。)臭せー…腐り始めてやがんな。 …でもま、おあつらえ向き…ってぇトコか。触んのやだなー。(汚物を見る眼で見下ろすのは、棺桶の中で手を組み、瞑目する女。 形を崩し始めているものの、生前の美の名残は見て取れた。) [Tue 13 Jun 2006 23:28:38]
セオドア > (男の後ろには、スコップと人が転がっていた。浮浪者と思しき男の首はぱっくりと大きく開き、そこからは未だ、止め処なく血が流れている。虚ろに夜空を見上げる双眸は、既に星の明かりを映す事は無い。)ごたーいめーん。(ドガッ。蓋を蹴り開ける音。) [Tue 13 Jun 2006 23:22:51]
セオドア > (町の外れ、鬱蒼とした暗闇の中にオレンジ色の光。それに照らし出された横顔は、くいと口の端を釣り上げた。さくさくと土の上を歩き、やがて立ち止まる。返り血に染まる墓石、掘り返された棺桶の前で。) [Tue 13 Jun 2006 23:19:37]
お知らせ > セオドアさんが入室されました。 『(森の墓地に、たった一つの灯りが輝く。)』 [Tue 13 Jun 2006 23:15:36]
お知らせ > アルストロメリアさんが退室されました。 『(はやくかえらなくちゃ、たいようさんが、おはよう、しちゃう。)』 [Tue 6 Jun 2006 03:49:55]
アルストロメリア > ―――だから、きょうは、  ちょっとだけ。おやすみなさい。( ぺこん、えにすさまのねんねしてる おはか に、おじぎ、して。) [Tue 6 Jun 2006 03:49:37]
アルストロメリア > (おつきさまと、おほしさまが、 わたしをみおろしてる。)(えにすさまは、おへんじなんて、ないけれど。)    …おやすみなさい、えにすさま。めりあも、いまから おやしきにかえって、ねんねするの。(おはなをえにすさまに、あげるの。)   こんどは、えと …   …えと、信統さま、といっしょに、   くる、です。(あたらしい、 ごしゅじんさま。)(やさしいひとなの。だから、あんしんしてね、って。) [Tue 6 Jun 2006 03:49:03]
アルストロメリア > (おはなをもって、えにすさまのところ。)     …えにすさま、おはな。(えにすさまは、ねんね、してるから―――しずかにしなくちゃ。みんな、みんな、あったかいつちのしたで、ねんね、してるから、しずかにしなくちゃ。)      めりあの、おへやに   だれかがもってきてくれたの。キレイだった、から―――えにすさまに、あげる。 [Tue 6 Jun 2006 03:47:15]
アルストロメリア > (おはな。)    …えにすさま、    あ、(みつけた、の。)(ぼこぼこしてて、おやしきのなか、とちがう    の。あるき、にくい。)     あった …!(ぽつ、ぽつ、おほしさまと、おつきさま、それと、 わたし だけ のひみつ。) [Tue 6 Jun 2006 03:45:57]
アルストロメリア > (いっぱいいっぱいならんで、て。 すこし、どれがどれなのか、わからないの。)       …えにす、さま。(たいせつだったひと、のおはか。)(だいすきだった、         のおはか。)   ―――    …ちゃんと、たいようさんが、こんにちわ、するまで   に、   かえるもん。(おやしき、はとっても ひろくて、さみしくて、さむいの。)(たくさん、ひとが、いっぱいいて、       なのに、さむいの。) [Tue 6 Jun 2006 03:44:42]
アルストロメリア > (おはか。) [Tue 6 Jun 2006 03:42:27]
アルストロメリア > (こんなに おそい おじかん、だと―――おこられちゃう、の。)        ごめんなさい。(だから、こっそり、   こっそりおやしき、ぬけだして。) [Tue 6 Jun 2006 03:42:15]
アルストロメリア > (ぽつ、ぽつ。)         (おほしさま、がおそらで キレイ。) [Tue 6 Jun 2006 03:41:22]
お知らせ > アルストロメリアさんが来ました。 『(ぽつ)』 [Tue 6 Jun 2006 03:40:59]
お知らせ > アクアリュウムさんが帰りました。 [Sun 4 Jun 2006 23:25:31]
アクアリュウム > (   そんな 音もやがて....  ゆるりと 消えゆき.....   ) [Sun 4 Jun 2006 23:25:26]
アクアリュウム > (  けれども... 月光に照らされ、月灯りに その姿晒しているモノが 一人。濡れたような 漆黒の髪からは.... 在るはずのない、雫が滴り 『音』を生じさせている。  ) (   ぴちょ...ん ... ぴちょ...ん 。酷く緩慢ながら 途切れることのない、音は訪れるヒトには『空耳』と聞こえるでしょうか。  ) [Sun 4 Jun 2006 22:56:42]
アクアリュウム > (  月光に照らされていた、としても---- 近しい者が眠るヒトでもない限り このような時刻...此処を訪れるヒトはないのではないか。  ) [Sun 4 Jun 2006 22:49:31]
お知らせ > アクアリュウムさんが来ました。 [Sun 4 Jun 2006 22:46:40]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『墓場を後にする』 [Fri 2 Jun 2006 21:11:46]
ヴァネッサ > (そして、今日もここまで来て、戻るだろう…。 本当は戻りたくないけど…戻るだろう。同居の彼女が心配する…。どこか、遠くに出掛けるといっていたから、こっちも準備したりも必要だろう…) ……………………… (一度、両親の墓の方を見てから、出口の方へと足を進めていく) [Fri 2 Jun 2006 21:11:24]
ヴァネッサ > ……………………………… (空を見ながらふと思う。 最近…両親の墓に行ってない…墓地まで来ても、途中で帰ってしまう。なんとなく行きづらくなった…原因はわからないけど) 別に会いたくないわけじゃないんだけどね… (何も無い空間に向かって独り言を言って)(会いたくないかどうかと言ったら、会いたい。実際には会えないけど、お墓に行くぐらいはしたい。 でも、何だか言っちゃいけない気がする…。何となくだけど…言っても喜ばれていないような気がする…) [Fri 2 Jun 2006 20:56:57]
ヴァネッサ > (共同墓地の真ん中。 カンテラも持たず、外套を羽織った銀髪の少女はただ其処に立っていた)(どこに行こうとするわけでもなく、ただ立っていた。 その視線は空に向いていて、月を見ていた) …おちつく (溜め息のようにそう零した。 ここには餌が無い。絶対いないわけではないが…外では他の場所よりも少ない。 だから、食欲に引きずられることも…ない) [Fri 2 Jun 2006 20:42:26]
ヴァネッサ > (と、いっても結構間は空いているけど…) (暗闇と静けさが広がる夜の墓地。 その場を照らすのは弱い弱い月の光) …お腹…、減ったな… (共同墓地の真ん中でひとりポツリと独り言を漏らす)(ここのところあまりお腹が空かない…ただ、一度空き始めると我慢ができなくなってくる…それと同時に何となく暴れたくなってくる) (でも、ここならいくらかは落ち着く…気に入ってる場所だし…静かな場所。それに大切なヒトも眠る場所) [Fri 2 Jun 2006 20:27:07]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『またきた』 [Fri 2 Jun 2006 20:23:00]
お知らせ > エニシさんが退室されました。 『(翌朝、見つかるは血の抜かれた獣の死骸。)』 [Sat 27 May 2006 03:40:35]
エニシ > (いくら否定しても逃れられない業。正気を取り戻した時に絶対に認めなくても突き付けられる罪。)  (今はその何もかもを忘れて狩りの悦楽を堪能しよう。) [Sat 27 May 2006 03:39:41]
エニシ > (何故躊躇うことがある?)(思う存分啜ればいいじゃないか。)  ―――見つけた。  (鬼の部分に動かされて捜し求めたのは生きている“何か”)(目的の物を見つけた少年は踊るように駆けていく。) [Sat 27 May 2006 03:37:03]
エニシ > (……いつもこうだ。血を吸いたいと思うときには他の全てがどうでもよくなる。ただ牙の疼きを抑えることだけを望んでしまう。)  ―――別に…構わないじゃないか。  (嗤った。幼くて未成熟な少年にはどこまでも不釣合いな嗤い。陰惨な影のこびりついた笑み。) [Sat 27 May 2006 03:32:52]
エニシ > (わからない。そして――“今はそんなことはどうでもいい”) [Sat 27 May 2006 03:26:31]
お知らせ > エニシさんが来ました。 [Sat 27 May 2006 03:24:50]
エニシ > (この場に居る心地良さは青猫で感じる居心地とは全く別次元の物だった。片や日常の平穏。片や衝動のままに突き動かされる非日常。)  ―――悪夢のようだ………  (夢を見ているのは今? それともあの家で過ごしている穏やかな時間? ) (呟きは闇に溶けていく。) [Sat 27 May 2006 03:11:06]
エニシ > (それは己の体が既にこの地の下にいる者たちと同じく死しているからか。それともこの独特の空気が自分の暗い吸血衝動の部分の感覚に触れるからか。少年には区別が着かなかったし、またどうでも良かった。)  (時折襲い来る衝動を抑えるかのように片腕を胸に当てる。そして若干乱れた呼吸を整え様ともせずにまた歩みを再開した。) [Sat 27 May 2006 03:01:01]
エニシ > ……大丈夫だ…まだ…大丈夫……  (吸血行為をここ最近欠かしていた少年。狂おしいほどの衝動に襲われながらも、なんとかギリギリの一線でその気持ちを抑えることが出来た。)  …此処は…落ち着く………  (目を瞑り、万感の思いの篭った言葉を漏らす。それは以前訪れた時にも感じた事。今はそれがはっきりと自覚することが出来た。) [Sat 27 May 2006 02:53:28]
エニシ > (灯りの役目を果たす物は一つも持たずに、再度墓地をうろつく白髪。)  ………渇く………  (その歩みに力は無く、何処かへ向かうという目的も無い。ただ本能の赴くままに死者の眠る場所へと足を踏み入れた。) [Sat 27 May 2006 02:45:25]
お知らせ > エニシさんが来ました。 『(不確かな足取りで辺りを彷徨う)』 [Sat 27 May 2006 02:41:36]
お知らせ > ヴィヴィカさんが帰りました。 『( 悲しいことに、気が付けばそれしか存在理由が無かったのだ。 )』 [Sat 27 May 2006 00:37:22]
ヴィヴィカ > ( 仲間を失って尚も集まる魂を一瞥して、悪魔は立ち上がった。 手にしたランプがカタカタと揺れる。 ) ―― 五月蝿い、 ( ランプに冷たく冷たく言い放って、悪魔はカツリと一歩を踏み出した。 )  … 私の、右目 …  ( 大切な自分の一部を探さねばならない。 ) [Sat 27 May 2006 00:36:29]
ヴィヴィカ > ( 右目を探さねば、―― そう思いつつ、暫しこのままでも ―― 何ならずっとこのままでもいい、と思っている自分が居る。 ) … 可笑しな話だ。 ( 欠けていては”一”にはなれない。 ”伯爵”には戻れない。 ) ―― 地位、か … ( 引き寄せられた死者が縋るように金糸を撫でる。 それを片手で静かに掴み、悪魔は ―― それを、躊躇うことも無く呑んだ。 生きた魂よりも不味い、腐った魂を。 )  [Sat 27 May 2006 00:32:25]
ヴィヴィカ > ( ”永い夢” ―― 悪魔は言うが、実際は眠ってなどいなかった。 ただ、フワリフワリと彷徨っていただけ。 気がつけば今、ここに居たというだけ。 ) ―― 無駄な時を過ごしたか。 眼を探せねばならぬというに … ( 急ぐわけではない。 けれど悠長にしている場合でもない。    黒い黒い左目で空を見上げた。 視界の右半分は欠けたまま。 ) [Sat 27 May 2006 00:28:33]
ヴィヴィカ > ( 月の光を避けるように木の下に腰を下ろしていた。 長い金糸の髪は自然に土の上に落ち、その上を死者の魂が、這う。 ) ―― 永い夢を見ていたような気がする。 ( ポツリと呟いた声はまるで氷。 静かに隻眼を閉じた。 ) [Sat 27 May 2006 00:24:05]
お知らせ > ヴィヴィカさんが来ました。 『( 悪魔が一人、 )』 [Sat 27 May 2006 00:21:40]
お知らせ > アルフィミィさんが帰りました。 『人目についていないか確認しながら出て行きました』 [Wed 24 May 2006 00:46:04]
アルフィミィ > 結局…あれが見つからなくて、少し残念でしたの………(少女を肩に乗せてスケルトンが来た道をもどって帰って行く) [Wed 24 May 2006 00:43:40]
アルフィミィ > それぐらいのいいですの………ペルゼイン、行きますの……(後始末が終わるのを見届けるとスケルトンに両手を出し、スケルトンはその手を引きよせるとアルフィミィを肩に乗せて) [Wed 24 May 2006 00:40:20]
アルフィミィ > ペルゼイン、元通りきちんと直して欲しいですの……(スケルトンに指示をだして、穴を埋めたところに元通り墓石を置かせて) [Wed 24 May 2006 00:36:14]
アルフィミィ > この辺ならあると思ったのは……見込み違いでしたの………(穴を埋めるスケルトンを見つつ小さくため息を吐いて) [Wed 24 May 2006 00:34:12]
アルフィミィ > どうもはずれみたいですの……ペルゼイン、跡直して欲しいですの……(そう言われればスケルトンが今度は穴を埋め始め) [Wed 24 May 2006 00:32:31]
アルフィミィ > まだ…何も出ませんの?………あっ……あぶなかったですの………(穴を覗き込もうとしてバランスを崩し、穴に落ちかけたところをスケルトンに支えてもらい墓石に座りなおして) [Wed 24 May 2006 00:29:29]
アルフィミィ > ペルゼイン…もっと広げて欲しいですの……(更に穴を大きく広げるよう指示をして) [Wed 24 May 2006 00:26:13]
アルフィミィ > ……っ…ありましたの?………(ガチンという音がしたのでスケルトンに尋ねるがそれはただの石だとわかると小さくため息を) [Wed 24 May 2006 00:23:39]
アルフィミィ > ペルゼイン……もう少し横に広げてみてはどうですの?………(スケルトンにもう少し穴を広げるよう指示して) [Wed 24 May 2006 00:21:57]
アルフィミィ > この辺なら……まだ返っては居ないはずですの………(スケルトンが黙々と掘り続ける様子を見詰ながら) [Wed 24 May 2006 00:19:50]
アルフィミィ > ……どうですの?……何か出てきましたの?……(スケルトンが膝ぐらいまで掘り下げたところで尋ねるがスケルトンは返事もなく黙々と掘り) [Wed 24 May 2006 00:17:23]
アルフィミィ > さっそく、始めて欲しいですの(そう指示して近くの墓石に腰を下ろし、スケルトンは剣ではなくスコップを構えてその朽ちかけた墓を掘り始める) [Wed 24 May 2006 00:15:03]
アルフィミィ > ここでいいですの、ペルゼイン(辺りに人気が無い事を確認してからスケルトンに下ろすよう指示して) [Wed 24 May 2006 00:11:46]
アルフィミィ > ……この辺……ですの?……(古く人があまりたちよらなそうな墓地の奥にてスケルトンの上から辺りを見回し) [Wed 24 May 2006 00:09:28]
お知らせ > アルフィミィさんが入室されました。 『一体のスケルトンの肩に乗り』 [Wed 24 May 2006 00:07:22]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが帰りました。 『そして辿り着けば、アマウラに行く事を報告しようか…』 [Sat 20 May 2006 23:05:33]
フェン・メイフォン > ……… 会って、やるか(ポツリ。再度呟けば… その墓へと向けて、暗闇の中…歩を進めていくだろう。ゆっくりとゆっくりと、手探りする様にゆっくりと… ) [Sat 20 May 2006 23:05:08]
フェン・メイフォン > ――――― (去っていく彼女の後ろ姿。ソレを暫し眺めてから、再び…彼女の両親の墓へと向き直り……… 数秒だけの黙祷。その数秒に、幾らかの言葉を詰め込んで墓石へと向ければ… 一礼し、墓から離れ――…) ……会ってあげた方が良い、か(ポツリ… 彼女が口にした言葉を吐き出せば、一先ずは落ちて火が消えた蝋燭を拾い上げ… ) [Sat 20 May 2006 23:04:08]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『結局自分は両親に何も言わず』 [Sat 20 May 2006 23:01:21]
ヴァネッサ > ……引き際… (引かぬ時は自分が逃げられない時か、逃げるつもりがなく、相手を殺す時かもしれない) …会って…、あげたほうが良いよ (自分の両親の墓に向かう彼女の後姿を見ながら) …ダレでも…覚えておいて貰った方が嬉しい…と思うから… (そして、彼女に背を向けて、そう、続けた) …私は…もう、用事すませたから…さき帰るね… (そういって、ゆっくりと歩き出すだろう…。 最後にもう一回「会ってあげるんだよ。そして、覚えておいてあげるんだよ」と言って) [Sat 20 May 2006 22:59:37]
フェン・メイフォン > …… そうそう。あと――引き際はちゃんと考える事… 人生、引き際間違えたらオシマイだからね(ポツリ、視線を外した侭に言葉を吐き出せば… そのまま、足を彼女の両親の墓の前へと向けて… ) ………… ん? 未だよ。どうにも、会いづらくてね(何せ、約束も守らずに逝かれたからね…なんて、歩む途中…苦笑する様に、けれど何処か悲しげに言葉を返せば… 緩々と首を横に振るだろう。溜息と共に―――) [Sat 20 May 2006 22:52:42]
ヴァネッサ > ん…そーする… (つまりは殴りかかったり、飛び掛ったりするのをやめるわけではないということ) …母さんと父さんと知り合いに…? (知り合い…? 誰かなくなっているのだろうか…? ここに来て会う知り合いなんだからおそらく生きてはいないはず) (両親の呼び方が変わっているのに本人は気が付いていない) …知り合いの方には…もういったの? (ここに向かってきていたということは両親にはまだなのだろうと思って) [Sat 20 May 2006 22:47:05]
フェン・メイフォン > そーか、分かった―――次からは、きちんと相手見て喧嘩売る様に。(と、謝る彼女に溜息吐き出せば… ガリガリと頭を掻き毟り、チラリ…困った様な顔を向け―― ) 何の事は無いわよ。ヴァネッサの親御さん…と、知り合いに、旅行行きますって挨拶をね(それだけよ、と… 何処か物憂げに見えるような視線を逸らせば、彼女の問い掛けに言葉を返してやるだろう……) [Sat 20 May 2006 22:42:13]
ヴァネッサ > ……できれば遠慮したいな (こ、怖いよぉ。 とか言って、何とか両手でフェンの腕を掴んで押さえようとしてみる) …その…、怖い人かと思って…その…、ね (ごめん。 と最後に付け加えて)(彼女が上から降りれば、よいしょと起き上がって) …フェンは…何しにここに…? (聞いてみた。 普段、彼女がここにくることは基本的には無いと思っての言葉) [Sat 20 May 2006 22:38:50]
フェン・メイフォン > ふーん? じゃあ、あたしもハイになって…今さっき思いついた新必殺技『闘将!拉麺固め(注:キャメルクラッチ)』をヴァネッサの身体で試しちゃって良いカナ?(なんて、馬乗りになりつつ… ニッコリ笑顔で微笑み掛ければ、馬乗りになった侭…指をバキボキと鳴らしてやったりなんかして――― ) まぁ、お墓に来たのはこの際不問にしようじゃないの。で、コレは一体どういう事かな?イキナリ人に飛び掛ってくるなんて――(下手したら、あんたと気付かずに馬乗りになってボコッッボコ!にしてたわよ?なんて、じと目で見下ろしながら問いかければ… やがて、溜息と共に彼女の上から降りるだろうか) [Sat 20 May 2006 22:31:06]
ヴァネッサ > (倒れたままピクリとも動かない。 別に衝撃で動けないというわけではない。 ただ、突き出しの一撃を受けてから、気が付いた…。相手の正体を) …た、たまにはハイになりたい…時があるような…ないようなぁ… (馬乗りになられながら、ちょっと視線を逸らしながら) [Sat 20 May 2006 22:25:10]
フェン・メイフォン > ―――――― ッ…っ!?(手首に掛かる少しばかりの(常人ならばかなりの)衝撃に顔を顰めつつ… 凄い勢いで横を通り過ぎて言った物体Xに、一瞬ばかり驚いた様に硬直すれば――やがて、ギギギッと音が立ちそうな風に後ろへと振り返り―――) ヴァネッサ?それとも他の誰か?ってか、とりあえずそんな事は置いておいて大丈夫?それと―――どういう了見かな?イキナリ飛び掛ってきて(なんて早口に言葉を捲くし立てながら…地面に転がった彼女へと近寄り――とりあえず、馬乗りになろうとするだろうか。蝋燭は、その場に投げ捨てつつ――) [Sat 20 May 2006 22:18:37]
ヴァネッサ > (時に状況と気分的問題で…ハイになりたい時もある。 そして、そうなったら思考よりも身体が先に動いてしまうというのもので) …………っ! (それなりにスピードが出ていた。突然突き出された手を避けられるわけもなく)  (結果)  (向かっていた地点がやや正面からずれていたせいか…右肩に手がヒット。 きりもみしながら貴方の後ろに吹き飛んでいく。 着地もできずにそのまま地面に転がって) [Sat 20 May 2006 22:13:29]
足音 > ―――――…… あれ?ひょっとして…―――ッ!?(そう、思い当たる人物の名前を呼ぼうとした瞬間… その瞬間、不意に砲弾の様に此方へと飛んで来る人影。 流石に、不意打ち気味にやられれば驚いた様に目を剥き… 同時に―――) なっ… ちょっ!?こ、のぉぉっ!!(――― 反射的に、飛んで来るソレを弾き落とそうと?或いは、身体にぶつかるのを防ごうと、相手の着弾点を考えずに、手を前に突き出そうとする。 条件反射故に、ワリと全力で――――) [Sat 20 May 2006 22:05:51]
ヴァネッサ > (頭の中がはっきりとしていない。 いや、暗闇とこの場所のせいだろうか、気持ちが高ぶる…。 獲物がいないのがここの唯一の欠点だが…今は最高の場所のような気がする) ―――――――――― (質問には答えずに)(跳んだ。ヒトではありえない軌道で跳んだ…最低でもまだ数メートルある距離を勢いもつけずに飛んで縮めた。 目の前の人物に向かって…。 着地地点は目の前のヒトの隣あたり)(目の前のヒトからすれば突然体当たりでもされるような風にも見える) [Sat 20 May 2006 22:01:31]
足音 > ――――― ん?(視線の先で振り返ったのだろうか? 闇の中にボンヤリと輝く二つの朱色を見遣れば…… 立ち止まりながら、睨む様に凝らした視線を強め――― ) もう一度、聞くよ… 誰? その墓は誰の墓?そして、何の用?( ――例の墓は、この辺りだったのでは?と、思い返しながらに更に問い掛ける。 此方も此方で、暗闇の中… 相手の姿を捉えきれていないが―― だが、何処かで見た様な、とは思える程度だろうか?) [Sat 20 May 2006 21:53:40]
ヴァネッサ > (接近する影からきた問いかけに瞬間的に反応する)  ――――ヒュガッ―――― (そんな音でもしそうなくらいな速さで振り向いた。 振り向いた銀髪が風に少しなびかせて、紅い双眸は目の前の人物を見る。 その紅は暗闇の中で鈍く光っているようにも見えた)(何かに集中していたせいか、頭の中はまだよく冴えていなくて、相手の事を見たままで止まっている) [Sat 20 May 2006 21:47:15]
足音 > ―――……… 迷っては、無いよね? ってもなぁ、周りが暗くてあんまり自信無い、けど――(と、ぼやく様に呟く言葉は… もしかすれば、彼女の知ってる声音だと理解出来るだろうか? それとも――) ――― で、あの子の家族のお墓が終ったら… 次は――― ぁン?(―― そして、彼女が何やら心の準備をしている事に気付かぬ来訪者は… ふっと、蝋燭の灯の中に誰かが居る事に気付けば…一度、歩みを止め… じっと、闇の中へと目を凝らし――) 誰? (問い掛け、一つ) [Sat 20 May 2006 21:40:38]
ヴァネッサ > (耳に入る足音。 こっちにまっすぐ近づいてくる) ………………… (まだ、相手をしっかりと捕らえてない…。正確に言うなら、背を向けたままだから) (気持ちを切り替えた。 手を出して来ようものならすぐにでも掴みかかる準備ができている) [Sat 20 May 2006 21:36:42]
足音 > ――――― (灯は、蝋燭一本。 ソレを頼りに…彼女が佇む墓石へと近寄る足音が一つ。 其の足音に、何かを探して回る様な…と言う感じは無く、真っ直ぐに目的の方向へと向かう様な印象だろうか?) ……… たしか この辺り、だったかな (そして、その方向から聞こえるのは… 女のものらしき声。視線を向ければ、蝋燭の灯に照らされた人影が見えるかもしれない――― いや、彼女の目なら…其の姿も捉えられるかもしれない、が) [Sat 20 May 2006 21:32:25]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『カツリ コツリ カツリ コツリ』 [Sat 20 May 2006 21:25:43]
ヴァネッサ > (そして、しばらく歩いた先に目的の墓石はあった) ………………………………… (ゆっくりと、その墓石に近づき、その前に立つ。 いつもだったらすぐにでもそれに対して話しかけたりするが…今日はまだ一言も出ていない) (正直、ここにもう来てはいけないと思った。 この下に眠っている二人だって化け物なんかに墓参りにきて欲しいとは思わないと思う…)(ただちょっとだけそう思った) [Sat 20 May 2006 21:14:22]
ヴァネッサ > (ま、いっか) …誰も気にしないよ… (暗闇に向かって言った…。 誰もいないからこそ強気で言える。他人の前で同じ態度でいれる自信は無い) (独り言を漏らしながら、ゆっくりと目的の墓まで歩いていく) [Sat 20 May 2006 21:00:13]
ヴァネッサ > (来て見た…というのは冗談で、墓参り)         あー…    (共同墓地へと続く道。 唯一の光は雲が隠してしまっている。墓場を包むは暗闇。 その中をカンテラも無く、歩く。外套を羽織った銀髪の少女) …しまった… (気が付いた) …カンテラ…忘れた… (ちょっと、前に同じ場所で言われたこと…無防備だと、ぜんぜん隠しきれてないと)(暗闇でもなんの不自由が無かったせいか、すっかり忘れていた…) [Sat 20 May 2006 20:46:27]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『なんとなく』 [Sat 20 May 2006 20:40:40]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『(依頼者が来るまで其処に佇み続けた。)』 [Wed 17 May 2006 23:07:30]
デュラハン > (その人影が墓地の奥に消えた事を確認すれば、再び入り口の方へと視線を戻して。) [Wed 17 May 2006 23:07:04]
デュラハン > (灯りを持つ何者かの砂や草を踏む音が小さく墓地に響く。)(距離がある為にそれが何者なのか判断する事はできぬまま人影はデュラハンに気づいているのか気づいていないのか、デュラハンから見て少しはなれた通路を歩いていく。)・・・・・・・。(何かを呟く事も無く、視線はそれに向けたまま。「墓守だろうか?」人影の正体を予測しながら、じっと観察し続け) [Wed 17 May 2006 23:05:47]
デュラハン > (依頼者の来る気配がないと言ってもこの場を立ち去るわけには行かない。表向きではない仕事ゆえに、下手に信頼を失えばそれは後々自分に返ってくる恐れだってあるのだから。)・・・・む?(墓地の入り口に向けた視線の先、小さな光を持った何者が小さな足音と共に敷地の中へと足を進めてきたようで。)(それが依頼者かはまだ分からぬ為にこちらからは近づく事は無く、その人影らしき者の行方を目で追って。) [Wed 17 May 2006 22:56:38]
デュラハン > (と言っても、まだ推測の域を出る事は無いのだから、具体的な解決方法を出せるわけでもなく。まぁ、今のところ実害が無いので何の問題も無いのだが。)遅いですね。(と言っても、明確な時間を決めれるわけでは無いこの時代、指定した時刻に正確に来ると言うのはかなり難しい事であろう。)(時折吹く風に外套の裾をはためかせたまま、聞き屋は墓地の入り口の方をじっと眺めて。) [Wed 17 May 2006 22:46:00]
デュラハン > 暗黒街の時に似ていますね。(墓場の敷地に入ってから数分、先日からずっと自身の肌に纏わり付く様な「何か」は、その触感を強く肌に伝えていて。)空気・・・・なのでしょうかね?(そうなるとあの少女が放ったと思われる「闇」との関係性がイマイチ理解できないが、少なくとも肌に触れる「何か」は普通の人間が寄り付かない様なそういう場所に多くあるのだろう何て推測して。) [Wed 17 May 2006 22:31:44]
デュラハン > (暗闇に包まれる墓地の中、墓石を見下ろす灰色外套を纏う影が一つ。)ここですかね。(今回、聞き屋の合流場所として選ばれたのは、知らぬ名前が刻まれた小さな墓石の前。自身以外に人影らしきものを見つけることも無く、自身が依頼者よりも先に目的の場所に到着した事を知れば小さく息を吐き、その場に佇んで。) [Wed 17 May 2006 22:23:27]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『墓守らしき人影』 [Wed 17 May 2006 22:19:56]
お知らせ > エニシさんが帰りました。 『(――望んでいるから?) ……違う……。 (先日と同じ言葉を呟いて、闇に溶けていく。)』 [Wed 10 May 2006 01:31:28]
エニシ > (それはこの場所の空気のせいか。それとも――) [Wed 10 May 2006 01:30:23]
エニシ > あぁ……血が…吸いたい……。  (心の奥底にある否定できない誘惑を誰もいない今は口にすることが出来た。けれどそれは同時に口にすると恐ろしくて。普段は絶対に言わない言葉を呟いてしまった。) [Wed 10 May 2006 01:28:34]
エニシ > (墓場に響くのは小さな足音。それは小さいけれども他に音の無いこの空間ではイヤに遠くまで響いていた。)(辺りをぐるりと見回す。真紅の瞳に映るのは墓、墓、墓。そればかりだ。少年は空虚な瞳でそれを見るともなく見ている。) [Wed 10 May 2006 01:18:48]
エニシ > ――――――…………   (どうしてだろう。時々ここは凄く落ち着く。それはこの下に眠っている人達が自分と同じ死人だからか。それともこの静謐な暗闇がそのような気持ちにさせるのか。理由も何もわからないまま、その疑問の答えを得る気も無くただ歩き回るだけの徘徊は続く。) [Wed 10 May 2006 01:07:33]
エニシ > (特に何の目的も持たずに少年はその場を徘徊する。散歩というほど足取りが軽くはなくまるで夢遊病者のような足取りだ。) [Wed 10 May 2006 01:03:04]
お知らせ > エニシさんが入室されました。 『(灯りも持たずにフラフラと)』 [Wed 10 May 2006 00:58:55]
お知らせ > ノゥさんが帰りました。 『(やがて耳に触れた返答は――)』 [Tue 9 May 2006 21:56:40]
ノゥ > (逆にそこまで深刻でなければ依頼人として不適格。べらべら殺し屋に頼んだ、などと喋られたらこちらの命に関わる。暗殺者は静かに返事を待った) [Tue 9 May 2006 21:50:46]
片隅 > (沈黙が降りる。闇の向こう、男が拳を振るわせる気配を感じ取った。それは葛藤の伝播だ。怒りや憎しみに囚われている人間は馬鹿なことも平気でやるものだ。もし些細なことだったり、我慢できる程度の事情ならここで何も無かったことにするのがいい) [Tue 9 May 2006 21:49:02]
片隅 > よろしいですか?人を呪わば穴二つ、陰口叩いただけで積んだ功徳が消えるといいます。まして殺しは罪深い(陰は聖職者が諭すような事を口にし始めた)仕方なく、とか仕事だからの殺しですら地獄行きは約束されています。この仕事を頼んだら直接手を汚さなくても永遠に消えない悪業を背負うことになる(「それでもいいんですか、そこまでするほどの恨みなのですか」と。翻意を促すような文言が死人の塒に流れて) [Tue 9 May 2006 21:45:04]
片隅 > (その一隅にぽつり、と立つ石像はスートリアの神の一人。それを目印とするようにふらふらと一人の男性が覚束ない足取りで歩いていた)そこで止って背を向うに(突然の声は、その石像の後ろから。ささやくような女めいた声)―殺し依頼の方でございますね?(男はぐびり、と喉を鳴らすと「はい」とかすれ声で答える) [Tue 9 May 2006 21:40:02]
お知らせ > 片隅さんが来ました。 『(東洋人墓地)』 [Tue 9 May 2006 21:36:04]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( …そう。朝の内は、仕事時間外。基準は何処までもいい加減でも。 )』 [Sat 6 May 2006 21:08:01]
維言 > ( こけられた。 ) だって面倒臭いですよ、コップまで持ち歩くの。 ――― しかし、そうですね。仰られるのは尤もなので、奢りに期待致します。 ( 胡乱な黒は、その色の侭。口にするのも胡乱な言葉。 ――― そうして、差し出した手に重ねられる、白い指。 ダンスパーティのエスコートとは行かないが。 囀る梢が夜の闇に飲まれる前に。 ) [Sat 6 May 2006 21:07:32]
維言 > ( 主はいずれやに、汝の隣人を愛せとも、右の頬を張られたら―― とも、語るもの。 張り倒せとは、それこそガチバトル神降臨といったものだけれど。 横暴な手を、ぐっと握り。 ) セルフデコピン。言葉にしてみると、かなり駄目な響きだといいます。 ( 最初にやらかしたのは己の癖に、棚上げする。 偉そうな事は囀れど、中庸の視点などは結局存在しないのだから。 ) 誘われて旅立てる程度の稚気があるなら、上等と言いますよ。猫に殺される若さがあるくらいなら。 ( それを憧れといい、好奇心と呼ぶ。 言葉を変えれば意味が変わり、意味は同じでも音は変わる。 あくがるる―― あこがれる。 なるほど、本職の方は手厳しい。 綱渡り、糸渡りの世界の中、霧めいた何かの中につめたい輝きを見たのは、刹那事。 ) [Sat 6 May 2006 21:05:08]
お知らせ > アイシェさんが退室されました。 『( だから、夜が来る前に。 次回の為にコップを持ち歩く? …さあ。 )』 [Sat 6 May 2006 16:36:45]
アイシェ > ( ――さて。 何を以ってこの人は「同郷」ならいざ知らず「同輩」なる言葉を選んだのだろう。 外見と実年齢が一致しない街ではあれど、…本当の年齢なんか自分だって知らない。 抱く教義も一致しない。 では何なら? )   ( 斜陽の風が梢を揺らす。 日は大分長くなっても、夜は必ず訪れる。 …そう言えばいつかは、夜は良くないものだと仰ったか。 ) [Sat 6 May 2006 16:34:48]
アイシェ > ( ずっこけた。 ) 断るって、貴女…! ああもう、今日は勢いでこうなりました けど。 何処の世界に1本の瓶を回し呑む男女が居るんですかっ…! ――次こそはきちんとした店で、コップ貰って呑みましょう。 むしろコップ無しの酒盛りは、無し! ( 立ち上がる拍子にさら、と流れる白い髪。 下から現れる黒い黒い瞳―― ) …さっきは要らないと申し上げましたが。 ( 誰かの手。 ) Die Vorwahler ist nicht auch nicht schlecht =i それはそれで悪くない )――今だけなら、「御同輩」。 ( 生白い手を出して ) [Sat 6 May 2006 15:26:29]
アイシェ > …………。 ( 生憎の、或いは有り難がるべき曇り空。 それでも初夏の訪いは確かに、陽光を完全には遮断し得ないものだから。 思い返せばここ数日で何度はたかれたものやら、デコが俗に人中と呼ばれる急所でなくて良かったと。 ) そこまで自罰的では無いと思いたいな。 デコピンくらい自前でいけます、ええ。 ――… ( 心が事象にフィルタを掛けるから、めいめいに歪んだ真実がヒトの数だけ。 フラットな事実だけが、それこそ神の視点から見えるように思う辺りはやっぱり所詮は宗教を持たざる者の屁理屈だろうか。 ) 心が死んだかどうかだって、他の誰にも判別など出来ないのだし。 ――…でもね「憧る」の元々の意味は。 「魂が今在るところから何かに誘われ離れ去って行く」でもある――同じ紙の表と裏。 結局のところ、掛けるフィルタの色次第なのかも知れないね。 ( 踏み外しそうで踏み外さない、「今までそう在ったから」なんて何の保障にもならない。 けれどそこまで誰かの手を煩わせようとも思わない、今なら判る、今も項に当たる刃の冷たさ。 ) [Sat 6 May 2006 15:20:23]
維言 > ( 元より腰までは泥沼に浸かっているのだから、今更泥跳ねを厭いもしない。それだけの開き直りに等しく。 似て異なる深淵を渡ったモノは、此処に。 …されどそれは。 ) 断ります。 ( 断りやがった。 ) 面倒臭いので、その辺りの準備は貴方に委託いたしましょう。 ( 木陰の中、立ち上がる拍子にざらりと零れる白髪を首の動きで背へと流し。 瓶を。もしくはお手を拝借とばかりに掌差し出しながらに。 ) もしもよろけて定まらないようでしたら、それこそ手を引いて差し上げましょう。 隣人には優しいのですよ、御同輩。  [Sat 6 May 2006 15:09:02]
維言 > ( スタント無しのガチ勝負は浪漫。 さておき。  ――― 陽光はいつしか中天を越え、梢の囁き声も初夏に彩りを添える風情。 柔らかな灰に覆われていた景色は、気付けば鮮やかな色を取り戻していた様子。 その中で、酒盛りと言うには不躾な杯ですら無きやり取り。 ) …奈落へ堕すのを防いで下さるのは、案外痛みの楔かもしれませんと言います。 …聖印が欲しくなられましたら、いつでも仰ると宜しい。 ( 額に爪先て刻むもの。 …只の弾き痣。 ) 箱の中の猫に生死を問うようなもの。森の中、誰も知らなかった樹は、倒れている事を証明出来ないような? …さて。真実は主の御許に。されど事実はヒトの数だけ存在いたします。 ( 黒猫毛玉。妙に可愛らしい物言いに、瞬きが一度、二度。 証明されない事実の仮定法の後には、本職相手に言葉遊びの戯言をひとつ。 ) 逆に言えば、死なない限りは何とかどうにかなりますよ。 飽く事を狩れば、あくがると音は発し。転ずればそれこそ、憧れという字を成すのですから。 ですから、大畑はそれこそ、鏡に映して返しましょうか。古木の守り名。さすれば、大丈夫。死んでも生きられますよ。 ( 踏み外せば、送りますけれど。 奨励も推奨も無く。否定に届かない肯定の曖昧さを口ずさんで。 うつろいを磨耗で無く変化と呼べる内は、何とかなるとは投げっ放しの論理。 ) [Sat 6 May 2006 15:04:57]
アイシェ > ( ならば完全に死したモノは思う。 目標がある限りは、目標を見据え続ける目があれば貴女は貴女の深淵に沈みはしないと。 ――…目標が多いのは良い事なんて、今時子供だって知っているけど。 ) …次回はコップ、用意しましょうね。 ( ぼそ。 無茶な要求を突きつけながら、御先に神の血を収めた瓶。 ――…言わば血の管を受け取るのだ。 ) 御互い、帰りは真っ直ぐ歩きましょうね? ( 望みの内容も知らぬまま、乾杯。 ) [Sat 6 May 2006 14:41:30]
アイシェ > ( 封印。 CGの前にまずワイヤーから歴史は始まる。 何の話 ) ( 敬虔と云うには少々不敵で、そのくせ教義を確りと抑えて居られるような貴女にはどうにも敵いそうにない。 ――…元より優劣を競う話でもないのだろうけれど、完敗は乾杯へと変えて流してしまおう。 これも言葉遊び。 さわさわと風に揺れて形を変える梢の影を落として ) 1600年の歴史を云々しようと言う方が不遜ですか、痣が消えるくらいまでは謙虚で居ようと思います。 期間限定の聖印――…って。( びし )( 聖印、追加。 ) …でも、観測しなければ実体も掴めないでしょう? まあ――見えたとしても、それは私だけの深淵で。 例えば貴女から見たら、黒猫毛玉の背中程度にしか過ぎないのかも知れませんし。 …飽きは怖いね、心が死ぬ――まだまだ先はながい でしょう、ならば飽きが来ないように、それこそ人やヒトやそうでないモノと毎日だって接するとよろしいかと。 ( この影と同じで、外因と触れ続ける限りうつろわざるものなど存在しない。 外の世界から切り離されて、切り離したなら――その先は? …さあ。 ) [Sat 6 May 2006 14:39:14]
維言 > ( 引き込まれる素養が無いとは言わない。何せ、この身は半分が死体。それでも断言はする。それが嘘でも、真でも。 ) 絵空事と言えば同じですけれどね。 ――― 簡単で単純ですよ、私の目標は。 ( それは、聖剣に託した叶わぬ奇跡とは、また別種。 掲げる杯は無く、此処にあるのは瓶一本。 ) …義兄弟の杯より、密接なのは見ないフリで。 ならばぐいっと空けると宜しい。 ――― 此度の杯は神の一滴。雫を干すは許しましょう。 ( 赤ワイン、神の血。もしくはその模式。 …戯画じみた光景に許しを出す横暴。 ) [Sat 6 May 2006 14:25:47]
維言 > ( そんなCG抜きのガチンコアクションの世界も過激。オーパーツ乱舞につき封印。 ) しかして、観測者のいない世界は世界とは言えませんとも。我等は卑小なる一個の己。主の創り賜うた世界の中、己という境界を通してしか、世界にいられぬモノですから。 …取り合えず、1600年分のアイノカタチだったというコトで。ひとつ。 ( 瓶での打撃を加えた横暴の手の主が、しれりとすっとぼけた。 ) 深淵の真偽を問うてはいけません。覗き込めば、向こうからも見つかってしまうとはまた真理。 ( すい、と指先が上がって。 包帯に包まれた額を、先刻の指と同じく爪弾こうと。 そんな仕草を交えて )  採点外で言うならば、私的には病にはその素が在るということで。貴方が言うなれば、過ち。私が言うならば、飽きの心と申しましょう。 ( 病原体に、そんな名をつけて。  ――― 共倒れの仮定図に、く、と喉がくぐもった音。 ) ご安心を。そんな柔な心は御座いません。 [Sat 6 May 2006 14:22:11]
アイシェ > ( ギブを待たずに折れば良いのです。 それ何て「マッハ」「トムヤムクン」の世界。 ) 不確定性原理。 観測は観測者が居る時点で、既に客観的な観測ではなくなっている――さて、何処までをして「隣人」と認める懐ですやら。 さぞ広かろうと期待だけは致しますが、何せ1600年分の愛ですから。 …その足元を危うくして下さったのはどちらさまでしたっけ? ( 痛みも治まった脛の辺りをひと撫で。 明日にはきっと青痣確定。 ) …即答できる程度の縁にしか、未だ至って居ないのでしょう。 ――本当の淵が何処に在るのか、見られるものならいっそ見てみたいもの。 きっと片道切符だろうから、おいそれと覗く訳にもいかないのだろうけど。 ( 深さを問うなら、赤より黒。 光すら呑み込む深淵の色。 ) では、採点のほどはまたの機会に。 ――…イコト嬢。 差し伸べられた手を取って、一緒に堕ちてしまうのが一番いけない。 良くないモノは引き込むよ。 救いの手だろうが何だろうが。 ――その「目標」が目を閉じて見る夢と違う事を祈りますよ。 ( 目を開ければ、言葉に語れば消える夢。 そう云えば願い事とは口に出してはいけないと、そんな御呪いもあった筈。 枯尾花に託した目標の存在は知らないけれど ) …なんだか人やヒトやそうでないモノを、踏み越えて漸く叶うよう。 そうしなければ叶わぬものもありましょうが――…中々難儀な目標をお持ちだ。 ひとさまのものを頼って何ですが、なら今一度乾杯でもしましょうか。 貴女の目標の成就を祈って。 [Sat 6 May 2006 13:23:13]
維言 > ( 捻るのはきっと関節技。ギブアップまではカウント・スリー。 …触れた熱は、人に近しく。むしろ、弾いた指の方が、熱は乏しい程。 ) そんな、ノーコメントはイエスの代弁みたいな話術には引っかかりませんと言います。…とか言ってる時点て負けな辺り、卑怯ですよね。 さて、基本的に我等が隣人は愛しておりますよ。 ―― それ存じる事が、まずは客観俯瞰の一歩目。なれど、足元見ないと転ぶので要注意警報ー。 ( 繰言、言葉の操り糸。 返答の時点で定められる言葉の経路は、卑怯と言うよりは、習熟の差と知る。 …そして沈黙は、即座に返された言葉、そのものに捧ぐように。 ) ……貴方は実は哲学者か何かですかと問いますよ。こんな戯れ事、即座に返答出来る程、覗いて参られましたか、奈落。 ( 至るまでの選択肢を、それこそ踏破してきたかの如く。 胡乱な黒は、大河の真紅に据えられて。 どろりと、光を通さない色が一度瞬く。 ) …中々穿ったご意見は貴重。 私見とはまた違うかたちを見せて頂きました故、採点は困難ですけれど。 ――― 熱のある手では、足りませんか。 ( 返済の手。熱だけでは救えない、掬えない。 …真偽をなぞるような糸渡りは、問いかけに遮られて、ふむ と。 ) 無論。なるべく長生きしておかないと、目標が達成出来ませんから。 その為ならば、人もヒトもそうでなきにも、存分お手伝い頂く所存ですよ。  [Sat 6 May 2006 12:59:33]
アイシェ > ( 極めたら速攻捻る御方だと思った。 ――最早打撃技の範疇。 触れ合って弾かれるまでの刹那の間だけ、目が逃げた。 居た堪れなくなるくらいならはじめからやるなと、自戒も自嘲も逃げた先。 ) 異教と言ってしまえば、教えと認める事になりますものね 確か。 概念そのものからの否定――…敵に回したくはないものだ。 分析も何も、自我がある限り、自己の完璧な客観視など出来ない それだけで。 ( 重ねられた問いを聞く間 )( ――即答 ) 私なら過ちの連鎖と定義する。 絶望が底辺ならば、そこに至るまでには幾つかの選択肢は在った。 その悉くを誤って到達する場所――と。 裏を返せば、そうそう陥れる境地でもないのでしょうよ。 ( 笑うようにぼやかすように細められた黒を見返して、「さて採点は?」と問い返し ) 人の手を借りるも限度がありますやね、債務超過はもうたくさん。 返済の手を持ってないのです、私は。 ――…やれ、酒で唇が滑ったものやら。 何時の間にかすっかり告解のよう。 では貴女はどうだろう、辛い時に「助けて」と言う声はお持ちだろうか。 ( 背を反らせて幹に凭れ、笑う貴女に反対にそう問うてみようか。 虚空に紛れた何かを探すよう、遅れてふらりと追う単眼。 ) [Sat 6 May 2006 12:17:24]
維言 > ( 関節決めるのも悪くは無い。なれど、今は触れただけ。 伝わるものは人肌の熱。 もしくは、その模造図を確かめるように。 ) 異教など存在はしないのですと、建前を述べますよ。 ( 建前と言い切った唇が、薄紙の微笑を前に、笑みを収めて。 ) ―― さて。怜悧なまでの分析力にちょっと舌を巻きながら、では卑怯にも重ねて問いかけてみます。 ( 自己憐憫。当人の問題。 ――― 鏡越しの世界では、実像と鏡像の区別すら付けられないように。怜悧な刃から臨むものこそ、その答えであるかの如くに、切捨て切り離す言葉の群れは、まるで葬送歌。 ―― トン。 重ねた指を、鼓動の一拍を断ち切るような律で一度、弾いて。 ) 病に至るまでの因果は、いずれや? と。 ( 風邪ならば、寒さなり。病に至るまでの因果を問うて、鬱蒼と胡乱な視線が、軋むように細くなる。 見上げる隻眼は血の大河。 ――― 渡りきった先から臨む流れの色とは、知らずとも。 ) 人の手など、煩わせてナンボですよ。一人で立つ事を覚えた後には、人の手をキチンと借りる術を学習するという試練が待ち受けているのが人生と言います。知らずば百歳だろうが青二才とすら言いますとも。 ( 無論、己の足で立てもしないモノが頼りっきりであるのとは、また別の。 無体を言葉で形にした唇が、ひどく真摯な悩みの形に、薄く吊り上がる。 ――― 神の血が、飲み下されていく背徳に捧げるような、笑い声。 )     ( 言葉を空気に溶かしたのは、吐息の調べか、風の渡りか。 懐かしい響きの欠片に、視線が虚空をゆら、と眺めた。 ) [Sat 6 May 2006 11:53:59]
アイシェ > …。 ( 十字切った手とは反対、左手で瓶を受け取った。 黒いマントから白く白く、細い指が伸びる。 掴む心算にせよ指に逆関節極める心算にせよ、容易く続きはなされよう ) ――…最強の宗教ですからね、貴女が信じる教えは。 異教徒の屍血山河で綴った壮大な聖画だ。 …これもまた非礼に当たりましょうか、なれば謝罪はいかようにも。 ――… ( かの病名を問われたなら、今度こそ薄く薄く笑うツラは真似事でなく―― ) 絶望したなどと軽々しく口に出せる間は、それはまだ絶望なんかじゃない。 甘いだけの自己憐憫だ。 もっともそんなものは他人のものさしで計れるものではないから、本人が望ミ絶エと呟くのなら彼にとってはそれが真実なのでしょうけどね、貴女の中の鏡に映った貴女自身と、私が見た貴女とが必ずしも一致しないように。 ( 長く伸ばした黒髪の合間から覗く深い黒、静かではあれど静謐と形容するよりはどこか鬱蒼とした得体の知れなさを見た。 それこそ同郷の、湖ならぬ黒い森。 昼の光も飲み込むような。 酒瓶をふらりと揺らして ) …人の手を煩わせたくはありませんので、まだ結構。 いい歳して手を引かれずば歩けぬようでは、物笑いの種になりましょうよ。 ( 奥歯にものを挟んだような言葉を収めて、半ば呆然として瓶を見やった。 ――コップは無い。 難しい論文にぶち当たったような真剣な表情を浮かべ、暫く考えた後に漸くそのまま口をつけた。 何度か生白い喉が上下して ) ――… Die Vorwahler ist nicht auch nicht schlecht . (それはそれで悪くない=@中身を減らした瓶を返し、音にならない息だけで呟いた。 音になったのは熱の篭った吐息だけ。 ) [Sat 6 May 2006 11:21:56]
維言 > ( 殻は殻で、煮炊きにも使えると言えば何処までも、昨日という刻は踏み台じみる。 …豆殻で豆を煮れば、味は酷いものになろうが。 降参の仕草に、ならば罰ゲームとばかりに差し出されるのは、ワインの瓶。 ) 敬虔な神官殿やたおやかな聖女様は、拳では語られ無いでしょうと言いますよ。彼等の戦いは別の場所。もっと厳しい最前線。 …試してはならない。それは神の所業であらせられる。 ( 偽罰の代行書をつい先日まで振り翳していた手が言うには、不遜。 ) 毒を以って毒を制するのは、確かに有効ですと言います。死に至る病の名を知っておりますか? ( 言葉紡ぎの唇を指先で指し示して。打撃ダメージから回復しつつある方に、それは如何な?と問う響き。 ) 美味しいと、酔ってしまいそうですから。 …私は結構単純ですから、美学とか矛盾とかは、余り考えませんけれど。貴方の目と心がそう仰るなら、それも真の一です。 ( だらりと背を曲げた、崩れっ放しの姿勢。簾のようにざらりと伸びた髪の合間より、見上げる視線が薄く。 ) ……さあ。行きたい場所があるのならば、導きは致しますよ。後、何処にも寄る辺も無くなって、惑うしか出来ないのならば、あるべき場所に送りもしましょうけど。 ( それこそ、職務に忠実かも分からない代物。 輪郭だけが形作る笑みの前に、ずい、と頭を突き出して。 ) やめておきなさい、古木の守り名―― アルトアイシェ。 私などに映した日には、どちらかが砕けるのがオチですよ。 ( 十字を切る指先に、すい、と伸びるのは黒尽くめが伸ばした手。 ) [Sat 6 May 2006 10:57:16]
アイシェ > ( 形骸も形骸と知らなければまだ前向きなうち か。 ――自身の世界を認識できるのは自身の目と頭だけ。 言葉遊びではあるのだろう、いっそ愉快気に小さく笑う人に「降参」と諸手を挙げて ) …怖ろしく暴力的な信者さまだ。 聖堂に勤める方々の何人かに御会いした事があるが、いきなり殴りつけてきたのは貴女くらいです。 ――…己の信仰を試してはならない、でしたっけ。 ( それを裁定するのは主神と呼ぶべき方だから。 ) けれど、確かに。 痛苦に焦燥、緊迫感。 切羽詰まった状況で明日を憂う事などできません し。 ――…合わないと判っているのに、遭えてイカ。 その不条理さも矛盾の美学? … ん。 朝もはよから悪くない贅沢。 ( 目を細めて、空気に散って溶けた香を確かめて。 …そろそろ痛まなくなった脛から手を離し ) もしも私が幽霊だったら、それこそ今頃塵は塵に≠ナすか、パプテスの御方。 ――… ( ヒトの形。 その意味を噛み締めて、細めた赤が僅かに笑う真似をする。 ) …鏡。 先ほど私は「姿でも何でも自分の事など良く判らない」 そう申し上げました。 他の何かと――今朝はイコト嬢、貴女と云う鏡と向き合って、それで自分の形を思い出したのですよ。 …全く篭りきりだと人間(・・・)はろくな事を考えない。 その意味では感謝してますよ、主神の遣わした慈悲とやらに。 ( Amen, 手順だけは正確に十字を切る吸血鬼。 ) [Sat 6 May 2006 10:26:12]
維言 > それでも、先の事しか考えられない心は健全には違いないですと言いましょうか。無意味ではあるので、言葉遊びになりますけれど。 ( 形骸だけをなぞれば、無為に殺される縮図。其処にどんな戯画を当て嵌めようと、根源なんてきっと単純。 ――― 真紅の隻眼に含まれる恨み言の微粒子を、むしろ心地良さげに受け止めて。 くつり。喉が笑う。 ) 麗句も思案も吹っ飛びますでしょう?一時なれども。 ――― 私の信仰は、さて。それこそ主だけが知る事。   ……く。 ( 評論をするならば、中々美味しそうな肉だとでも、言うのだろう。霜降りよりも、味の濃い赤身を好む舌もある。 ぎち、と犬歯が干物を食いちぎって―― …肴が何かは、視線逸らして肩揺らした。 ) 魚介類は合いませんからね、ワインには。試して頂けないのは至極残念。 ( ぎゅるりとコルク栓を抜いて、ボトルの口からひとくち呷る。 空気に混じる微粒子は、醸造の過程を経た葡萄の芳醇さ。彼が口にした、神の血の。 )  …強いて言うならば、印象が。 一人でいらした時には霞に消えそうな幽霊かと思ったら、振り返る時にはヒトの形をきっちりなぞってらしたので。 ―― 中々の切り替えですねと、褒め言葉の進呈を。 ( 主題だけがぽかりと空白。 ぷは、と吐く息は酒気の欠片。 ) [Sat 6 May 2006 10:05:47]
アイシェ > 例えが良くなかったか、――では。 明日は晴れるだろうか雨だろうかと、日の半分をそれで憂うようなもの。 そんな事を考えるのはただの時間の無駄でしょう? ( 飛べない羽が天使を殺す。 世間では何ぞ意味があるのだと、聖書の云う大罪を問うて居るようだけれど。 打ち付けた――もとい、打ち付けられた脛を摩りながらの視線が少々、恨みがましいものになってしまったのは勘弁して戴きたいところ。 むしろ宗教の嗜好以前に殴打されるに値するモノではあるか。 ) 全く、信心深いのだかそうでないのだか、どちらなのやら――そんなに愉快そうに笑わずとも。 肴はそのイカじゃなくて私だと仰いはしないでしょうね! ( 果たして着痩せする性質なものやら、自分では興味が無い。 評価の程は貴女に御任せするとして、ふ と関心の色乗せた赤が、姿勢正すと言うよりはむしろ崩した体勢のそちらへ ) そのイカが評判を落としているのでは と。 チーズか何かが王道でしょうに―― …はて。 「何が」「どのように」変わったのでしょう。 自分の事など良く判らないものです、姿でも何でも。 [Sat 6 May 2006 09:29:48]
維言 >  さて。本当にそうなんでしょうかね。 ――― 昨今の事件に照らし合わせると、また奇妙な符号が見えそうて可笑しな話ですけれど。 ( 飾りの羽根には、本当に意味は無いのかと。昨今の、「 天使 」が殺される事件らなぞらえれば、いっそ不謹慎な唇。 ) ――― おや。中々いい手応え。細く見える割には、中々締まった感触ですね。 ( 話の流れも何もかも彼方にぶっ飛ばす、鈍器、もとい瓶の一撃。ごりごりと押し付けた瓶の底から返る手応えで、肉付きの具合など品定めして、舌先が唇をなぞる。 くつ、と。笑みの形を模して。 ) 世界を滅ぼすような事を仰るから、天罰が下ったのだと言います。 ( 不意の攻撃、しかも鈍器。返る驚きは当然ながら、くつくつと肩を揺らすものは、天罰代行の不遜を口ずさんで笑う始末。 ) …不向きだからこそ、です。…どうにも、私の食事は周囲に評判が宜しくないので、寂しく一人でしがむ毎日ですよ。 ( 朝餉と言いながら、酒とツマミ以外が出て来ない所から、不評の理由は知れようか。 殴打の手はしれっと、胡坐に立膝、頬杖着いて。 ) ―― 随分、雰囲気が変わるものだと。  [Sat 6 May 2006 09:15:03]
アイシェ > …それも同感。 無為が永く続くと、思考そのものにしか意義を見出せなくなる。 重要なのはDo≠カゃなくってWhat≠フ方なのにね。 何処にも飛べない翼なんか、何の意味もない。 ( 目的意識も指向性もない思考。 ただ考えるだけでは、飾り羽根と同じだと。 ) パプテスの御方が墓地で、それも神の血とは――いやはや、されどそれも矛盾の美。 私は強いて言うなら無節操教、建造物としてのカテドラルもテンプルも、見るのならばどちらもきらいじゃない。 貴女がたの「御父上」が苦味走ったなかなかの美男子だt―― ( ごす ) ………!!!!   ( 強打された脛を抱えて、蹲ったよ…! と云うか、既に座り込んではいたのだから、べっしゃりと柔軟前屈の如く胡坐が潰れた。 ) …!    なに、何っ します か…!! ( 涙目は左だけ、包帯に滲むものはなし。 涙腺の位置関係は知らねど、何しろ眼球そのものが無い。 懺悔も何も、物も言えない。 見えないところでぎりぎりと歯を――犬歯を食い縛り ) ( やがて顔を上げて ) 海岸もまた、砂と潮とでものを食べるには不向きでしょうに――…朝餉を御一緒するどなたかは居られないんですか、そうと仰るなら謹んで御相伴に預かりますが。 …  面白い、ですか。 どの辺りが――御聞きしても? 余りひとから面白いなどと、言われたためしがないものですから。 [Sat 6 May 2006 08:54:22]
維言 > ( 陽射しの角度で、空に靡く紗幕の翳りで景色を変える万華鏡の底。 モノクロームが柔らかな翳りに呑み込まれて、色合いすらも曖昧になる刹那事。 今は片側だけの真紅も、もっと深く深く。 …ある筈も無い、赤い海のような錯覚。 ) まるで、春に咲く花の話ですね、それ。 ( そんな逸話を何処かで聞いたと。かじがじと干物を齧りながら口にして。 ) 思考回路というのは、無為に弱いんですよ。耐えられないらしい。 ……Yes. ( 信仰の形を肯定で示し、其方は?と問う仕草は視線でだけ。言葉で示さずば、応える道理は必ずしも無きと。分かれ道を見せるように。 ) ………ふむ。 ( 相槌のような一拍と共に、ボトルの底が彼の脛を狙って、ごすーっと打ち出される。 瓶が割れない程度の力加減ながら、鈍器の一撃を食らわさんとする無体。 ) だからこそ、日々を謳歌しやがれとすら言いますよ。 ――― それとも、したくない理由でも御座いますか? ( 懺悔ならば受け付けますと。干物をぶらさげた唇が言うのだから。 飾り人形には向かぬの風情。 ) ……いつもは、海岸で一杯やる所なんですけれどね。たまには場所を変えるのも良いかと思ったりした訳でして。一人で食べるご飯は余り美味しくないでしょう? ( 美学と言うには程遠く、日常の延長線上に似た物言いをつらつらと流しながら。 下方から見上げる視線が、く、と細く。 ) さて? 矛盾は否定致しませんけれど。 私から見たら、貴方の方が面白いですよ、その辺りは。  [Sat 6 May 2006 08:34:33]
アイシェ > ( 終焉の先は優しい錯覚。 万華鏡じみた楽園の姿は、誰も知り得ないからこそかくも人の心を惹きつけるものか。 遮られた陽光で白が薄い灰に滲むのならば、黒瞳は深さを増した湖の底。 ) 刺激が無くなるから飽きるのか、全てに飽きたから刺激をそれと感じなくなるのか。 ( 人間じゃなくとも ) いずれにせよ、ろくな事を考えない。 …同感です。 Dust thou art, and unto dust shalt thou return (汝は塵なれば塵に返るべし)=@…パプテスの方でしたか、もしや。 ( 落ちかかる髪をかき上げながら、改めてそちらを見やる。 信徒か使徒か、どちらであれこの街の主たる宗教なのだから、驚きはすまい。 ) ――…例えば私が今ここで滅んだとしても、世界が無くなる訳じゃない。 世界を認識する私が無くなって、私にとっての世界が無くなるだけ。 だからゼロになるのと、個人レベルでは大差ないと思うのですけどね。 ( 口の端から何だか良く判らない干物を見せる姿も、こう。 黙って居れば最高級のビスクドールとも見えるだろうに ) …何だろう、噛み合わない ような――気がする。 外見と口調とか、( ボトルを指差し ) 普通朝の墓地に酒瓶を持ち込んだり、そこで見かけた男に呑めとも言わないでしょう。 矛盾の美学? ( 首を捻り、むしろこちらが問うような。 薄らと漂う、血の気配の中の矛盾は未だ核心に至らないから。 ) [Sat 6 May 2006 08:14:03]
維言 > ( 薄灰に世界を沈ませる木陰から見る世界は、直射の眩しさを少し落として、優しい景色。 白亜の森も、此処から見れば包み込む優しさも錯覚させてくれる。 ――… ひとつ視線が彷徨いかけて、瞬きひとつで戻り来る。 ) 篭りきりは宜しくないと言いますよ。刺激が無くなると、人間ロクな事を考え無い。 ……灰は灰に、土は土に。迷えるものは天の御許に。終わるからといって、全てがゼロになるなんて事はありませんから。 ( 因果は巡り、糸車は回り続ける。 子供が蜻蛉を取る時のよに、指先がくるくる踊る。 ) 寝た子なんてのは、求める目覚めを待ってる我侭な子供とか言います。付き合わされる道理の方が無いものでしょう。 …切実なのは認めますけれどね。 ( それこそ、王子様が来るまでは茨の棘で全てを拒み続けた眠り姫のよう。なぞらえた御伽噺の口調は抑揚も薄く、のたくたと。 木陰にどっかりと胡坐をかいて、ぼう、と薄灰に混じる影を見上げ。 ) ジャーキーも用意してくるべきでしたか。 それはまたの機会に。 ( 同じくマントの下から取り出したイカの干物を口端に咥えながら、眼差しが帯びる問いかけの色。 ) それは何故、と問うても良い所でしょうかね? ( まるで、鏡に対する問答のように。 ) [Sat 6 May 2006 07:50:03]
アイシェ > ( 辿り着いた先は葉も茂る木陰。 髪の白も包帯の白も太陽光を反射する色、どちらも薄い影に沈んで少しばかり目には優しい加減。 座り込んだ高さから見た白亜は、林立する柱にも見えた ) 貴女は私と違って外の情報に御詳しいようだ。 …するとあれは人為的なものだったのですね、枯尾花とは良く言ったもの。 燃えた後には何も残らないのでは、なくて? ――…屍鬼の類は燃すと酷い臭いがするかも知れませんけれど。 骨なら―― ( … ) 「灰になるだけ」でしょうし。 寝た子を起こすとろくな事がない、そう私は思うけれど。 では貴女はどうお考えに。 ( 議論を求めるでもないから、問う声に強さは込めていない。 答えるも流すも貴女次第。 肩をへっしょりと落として ) 魚類は口にしないようにしてるんです、残念ながら。 肴は貴女の方でどうぞ。 …どうにもこう、不思議な御方だ。 ( それは酒と肴のアンマッチに限らず。 ) [Sat 6 May 2006 07:34:11]
維言 > ( ソレが何かまでは、分からない。朝靄の中、灰から黒を掬い上げるような心地は、何処か落ち着かない何かの欠片。 ――― 流れはしない霧の気配を払うよう、一度頭を緩く振り。 ) ええ。原因が除かれたようですからと言ってみます。 …燃えますけれど、後始末が大変ですよ。街中じゃない分、過日の「 蔓の王 」程ややこしくは無いでしょうけれど。 …さて。本当に、眠りを覚まされた事に対して起こったんですかね。 ( 人から神にならんとした古き王の逸話を持ち出されれば、博識ですこと。そんな呟き。 仰け反る様に、眼差しが鈍く、細く。 ) ――…さて、どうでしょうね?それも、証明を見せろと仰られても困る所。 …その言葉がご謙遜だと期待しましょう。ちなみにツマミならば、イカとタコ。 ( 朱鷺乃都産乾物。ワインと合わせるには、如何にもミスマッチの選択肢。 示された先に重なる影に、己も邂逅したとは知らずの符丁。 直の陽射しよりは光が柔らかく届く木陰にて、アルビノもどきが緩く、安堵の影。 ) [Sat 6 May 2006 07:19:36]
アイシェ > ( 緩やかに流れる黒瞳を追わず、引いた視線で一連の動作を見送った。 憑依とも別の、刃の気配は持ち主を削って人の贋作たらしめるから。 墓地特有の空気を吐き出す息は人の温度。 ) もう去ったと断言なさいますか。 ふむ――…ならば砦ごと火葬してやれば。 死人と云うのは良く燃えそう、もっとも彼らも「騒がなければ」目覚めないのかも知れませんけどね? 遠くピラミタ、木乃伊の王は眠りから覚まされて呪いをぶちまけたのだとも聞きますし。 ( と、良く見えるようにと突きつけられたボトル。 心持ち仰け反って「本当に無いよ」と呟いたとか。 む、と口を噤み ) 貴女こそ、本当は女顔の少年だとか仰いませんよね? ――…証明を見せろと言われても困りますから乗りましょう。 あまり強くは無いですから、呑みっぷりで男を示せとはどうか仰いませんよう。 ( 今居る場所は十字と十字の区画の間。 少し離れたところには――樹。 …以前1度きり、プライミッツ≠ニ名乗る何かが現れた、樹。 あの辺りまで移動した方が、立ちっ放しのラッパ呑みよりはマシだろう。 指で示して歩き出した ) [Sat 6 May 2006 07:08:05]
足音 > ( 目を引いたのは白。片側の目を覆うもの。 そしてもう一つ、白に近しい曖昧の気配。 ――― 緩々と降りる視線が、曲線描く刃の輪郭をなぞるように揺れて、すい、と離れた。 )  ええ。闇夜の破壊幽霊は、もう去りましたから。 ――― 幽霊と言うよりは、不死者の砦らしいですよ。春眠の季節が過ぎたら、これですから。 ( 春日の眠りが覚めた後。そんな戯言に肩を竦めながら。 手にしているのは、レッドボトル。 )  …目視の距離が結構ズレるでしょう、片目ですと。でも、見えているものはどうやら正しいようで、安心ですと言いましょう。 ( ずい。左目の視界に入るよう、突き出す手にはワインボトル。 もう一度記す。コップは無い。 )  手杯だなんて、またみみっちい。男なら潔くラッパでしょう、此処は。 それとも物凄く胸の無い麗人ですか、古木の守り名。 ( 朝早き、鳥の鳴き声響く頃。 胡乱な黒色が胸元凝視。 ) [Sat 6 May 2006 06:50:33]
アイシェ > ( 印象の違い。 貴女が黒瞳ならぬ魔を察知する血を以ってつぶさに探るのであればの話、右腕から肩 項を通って左肩に及ぶ異質を感じ取るかも知れない。 ――何れにせよ、身に隠した従魔すら具現化させなければ見る事も叶わぬモノには気づけない。 ) 幽霊騒ぎ。 …ああ、そう云えばぱったりと止んだようですね、幽霊による街の破壊。 代わりに何でしょう、「幽霊砦」――まだまだ怪談の季節でもありますまいに、気の早い事。 ( 幽霊騒ぎの当事者、幽霊砦攻略の参加者のひとりがまさか目の前の御方だとは思わないから、世間話の域。 墓地で幽霊話もある意味趣か。 注視される右目の跡の辺りを認めて ) 中々不便をしておりますよ。 細かいものが上手く掴めない――老眼を患った気分。 …で、その所為ですか、これも。 瓶しか見えないんですが――――って。 どうやって呑むんですかどうやって。 手酌ならぬ手杯ですか。 こう。 ( 片手の平を椀のように向けて。 ) [Sat 6 May 2006 06:34:36]
足音 > ( 時間帯の所為なんだろうか。前に逢った時よりは、随分とラフな格好。 …印象が違うのは、その所為か。 眇めていた視線が、緩々と胡乱な色を取り戻す。 ) 御機嫌よう、古木の守り名。 …これは、アレですよ。枯れ尾花な幽霊騒ぎの所為って事で。 ( つい先日までの、それは夜に移ろう戦争の名残。 跋扈する幽霊の姿は見られなくなっても、噂の尾くらいはまだ、残っているだろうか。 指先で髪の一房摘みながらに、のろりと上げる視線は、其処に無いものを覆い隠す包帯に。 ) ―― 其方のイメチェンは、中々過激ですね。 似合わないとは申しませんけれど。 ( 白皙に隻眼。お似合いと口ずさむには、不釣合いの言かもしれない、が。 空気の流れを踏むような一拍の後。 ) それは私も一緒の事。 では、呑みますか。 ( さらりきっぱり。澱み無く何か言った後、マントの合わせからずい、と取り出したのは――  赤ワインのボトル。 ) …生憎、コップなどという上等なものは無いですけれど。 ( 冗句のようなことを、真顔に似た淡さで。 ) [Sat 6 May 2006 06:21:47]
アイシェ > ( 遅れて振り向いた先、風に靡くは黒いマントとその上を滑る長い――白。 ) 御機嫌ようイコト嬢。 暑い季節に向けてイメージチェンジですか、髪。 染めるには少々厄介な長さだ――久々の再会を祝うのには少々色気の足りない話題で失敬。 ( 黒髪が基か、白を黒に染めていたのか。 こちらには知れねど、その長さを見たならばいずれにせよ結構な労苦と御見受けする次第。 隻眼を赤く細めて、小柄な全身を視界に収め ) 同輩では無いでしょう、そも、私は貴女が何者か未だ良く存じません。 今ここに酒でもあれば、酌み交わしつそれを探るのもそれは趣深いのでしょうが。 [Sat 6 May 2006 06:08:31]
足音 > ( 近づいてみれば、その背に流れるのは黒髪。 夜ならぬ墓地に一人佇むその姿が白の印象を纏うのは、むしろ霧に似た茫洋の風情か、印象か。 眩しさに細めた侭の視線が見上げた先、振り返ったものは――  なるほど、確かに、白い。 )  ……御機嫌よう。むしろ、そろそろおはようございますと言うべきですか。 ( モノクロームの対比は真逆。 纏うものだけ黒に染め、ざらりと伸びた髪だけが、前の邂逅とは違い白い代物が、のそりとした口調で唇開く。 )  お久しぶりもつけるべきですかね、御同輩―― ならぬ、御同郷。  [Sat 6 May 2006 05:59:16]
白い影 > ( 時折の風は鳴る か、泣く か。 遠くはない足元でかさりと弔問客が残していった花束を包んだ紙が揺れる。 弔われる人、弔う人。 …彼らにもう、憧れはない。 どうやって憧憬を抱いていたのかすら、もう忘れてしまいそう。 ――してみれば、此処にももう、訪れるべきではない か。 死者の地とは言えど、生死はどうあれ人の為の場所。 帰ろうと踵を返しかけた辺りで、背後に小さく気配と音。 ――塞がれた右の肩越しに振り返ったのは拭いきれぬ日頃の習慣。 向き直って足音の主を視認するまでに、タイムラグが生じるだろう。 1度きりの邂逅の相手を、貴女は憶えて居られるだろうか ) [Sat 6 May 2006 05:50:16]
足音 > ( 日は巡り、朝日は昇る。 今はその刹那前。 稜線が暁に漂白され、金から青へと移り変わる間際の空下。 夜から朝へ。闇から光へとその座を明け渡されていく墓地の中、地を踏みしめる足音が混じる。 ――― 眩しさを訴えて来る目を細めてみた、先。 墓碑の海に立つ影ひとつ、白影の。 …眇めた視線を向けた侭。 ざくり。足音は、向かう。 ) [Sat 6 May 2006 05:40:01]
白い影 > ( …その自覚も遅きに過ぎたのか、「間に合った」のか。 人の生命を踏み台にせずとも永らえる身になってから一年弱、その意味では間に合った。 ――…「成ってしまった」。 墓地特有の湿った土の匂いを肺に満たして、視線は爪先。 この土の下にはかつて人だった御方が深い深い眠りの中――パプテスには輪廻の概念があるのだっけか 無いのだっけか。 …ともあれ、今は。 ) 生憎世界は未だ不条理を正してはくれませんけど――… ( 居並ぶ十字の列と列の間、通路の土を爪先で線引き ) そちら(・・・)へ行こうとは、もう思いませんから。 ( 死者が送られるべき彼岸、生者が在るべき此岸。 どちらを差してのそちらだろう? ――自問するまでもない話。 ) [Sat 6 May 2006 05:35:17]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『( ――― ざく。 )』 [Sat 6 May 2006 05:34:49]
白い影 > ( 何処かの国では、潰れた眼でこそこの世ならざるモノが視えるだとか、そんな話も聞くけれど。 開いたままでも潰れたそれでも、実体無き「親類」の姿を見る事はできないらしい。 最近人の噂で良く耳にする、死せる者達の砦――そこに住まう者はどうなんだろう。 見えるモノが多いのか、視える人が赴くのか。 ――逸れる雑感。 余り外の噂に興味は無いけれど、彼らが砦から街に押し寄せたと云う話は聞いていない。 ) …眠っているモノを無理に起こしに行くこた無いのに ――…とは、言えないか。 ( 此処は人の世、なれば理も人のもの。 彼らが害悪と言えば、それは良くないモノ。 )  …   ( その自覚くらいはあるつもり。 ) [Sat 6 May 2006 05:10:53]
白い影 > ( それが境界だとでも言うような、正確に区切られた墓標の列 十字の林。 今は街中より余程歩き易く思えるのは 幾分平衡を欠く足取りの所為か、場所柄なのやら。此処は死者の地、この世の果て。 馴染む空気は錯覚でもなかろう ) ――…分類上は同じモノの筈なんですけど ね。 ( 最奥にある雑木林からやら、烏の声が聞こえただけ。 ) [Sat 6 May 2006 04:57:38]
白い影 > ( 天上の鈍色も昇る朝陽を完全に隠す事能ず、暁に染め上がる空。 …優しくない朝の訪れ。 ランプも外灯もそろそろ不要の刻限に、天上より遥か下 地底の僅か上をふらりと徘徊する白の色。 ――だらしなく着崩したシャツの裾。 ) [Sat 6 May 2006 04:43:08]
お知らせ > 白い影さんが入室されました。 『( 薄靄の刻 )』 [Sat 6 May 2006 04:39:21]
お知らせ > ラクリさんが帰りました。 『…ごちそうさまでした』 [Fri 5 May 2006 04:30:55]
ラクリ > (残った跡は、獣の噛み跡にも似る。 …食い殺されたという屍骸には、相応しい。虚ろに傷跡を見詰めていたものが、ゆらゆらと立ち上がる。)   (暗がりに溶けられない胸元の銀色が、気ビスを返す間際に硬質の煌きを闇に溶かした。)    (去り際に、紅い唇が小さく動く。)  ……… [Fri 5 May 2006 04:30:46]
ラクリ > (ぐらぐらと揺れる頭の下、穿たれた孔は、ぎざぎざの傷に変わり、変わり果て。それこそ糸と布を手繰るように小刻みに動かしていた指先を、引き抜いた。)  (ずるり―ずる――)  (ぎざぎざの歪な爪が、肉を裂いて。…爪の端に、切れ端が残った。もう色の悪い、赤黒い肉片。)     (がち。爪と一緒に、口に含む。饐えた味、鉄臭い苦味。…命の甘露。) [Fri 5 May 2006 04:29:06]
ラクリ > (口元に指先を運んで、キチリ。爪を噛んだ。キチキチと噛み締めるものは、どちらも硬くて。キチキチガリガリ、軋む音色を響かせた後。歪な爪先を、そっと穿たれた――穿った痕へと、伸ばした。)  (ぐぢ。) (爪先で、皮が捩れて肉が歪む。歪みとほつれを誤魔化して、只の傷のように、「見せかける」) (…針と糸があれば、もっと早いのに。思考も何処か虚ろに。爪だけが機械的に傷を抉り続け。) [Fri 5 May 2006 04:22:56]
ラクリ > (無灯火の闇。死体だけが群れ成す沈黙の中、口元に緋色を擦り付けた影だけが、ぼんやりと「座り込む」 茫洋とすれど、意思を持つ動き。…視線は、直ぐ其処。仮に屍骸の収められた、石の柩。今の今まで、啜り喰らっていたソレの横たわる、柩の上。) ………。(見下ろす先には昏い孔。人の形をした肉に穿たれた、牙の痕。) [Fri 5 May 2006 04:16:15]
ラクリ >  ……は。(肺腑から空気を押し出すだけの、息を零して。柩に伏せられていた上体が、ゆらりと起きた。)  ………。(錆臭い味と匂いが、口の中。ひどくひどく甘いけれど、乾いて渇いて最低の味。唇を拭うと、化粧のように紅が残る。) [Fri 5 May 2006 04:10:18]
ラクリ > (ずるり。)   (引きずる音。啜り上げる音。まだ硬直しきらない肉の塊が、石にぶつかる鈍い音。)  (灯りの無い世界に、物音だけが。そして、影だけが。) [Fri 5 May 2006 04:04:39]
ラクリ > (死んだものは動かない。死した物は、血も巡らない、只の肉。)   (ぴちゃ――)  (…水音。) [Fri 5 May 2006 04:00:42]
ラクリ > (石の柩に横たわるのは、もう動かない肉の塊。閉じた空間、閉じた箱。満ちるものは饐えた死臭。遺骸は最早動かずに、屍骸は其処に在るばかり。)    (――ぴちゃり。) [Fri 5 May 2006 03:54:32]
お知らせ > ラクリさんが入室されました。 『(死体置き場)』 [Fri 5 May 2006 03:53:10]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『( そして、墓地に響くベルのオト )』 [Fri 5 May 2006 02:03:59]
トート > ( 今宵、はじめて崩れた 淡、とした表情は )  ――― 無様だこと。 ( クツ、と。 口の端を上げて、自嘲の色を呈す。 ) ( 見下ろしていた手のひら、ぎうと強く握りこんで )  ―― … A Grim Reaper of words and not of deeds ...  Is like a garden full of weeds ――  ( man が Grim Reaper に、なっただけの替え歌。 ) [Fri 5 May 2006 02:02:49]
トート > ( 死神であるというのに、このていたらく。 …気にならないといえば、嘘になろう。 ) うつしよ に、在る者でさえ死霊を操れるモノはいると聞くのに。 ( このていたらく。 )  … 。 ( 伸ばし、おろした手を 胸の辺りまで上げ、じっと見つめた ) [Fri 5 May 2006 01:45:04]
トート > ( 9…! …物凄く駄目駄目だったというオハナシ。 )   … つれないこと。 ( 溜息混じりにそんな言葉を吐きながら、漂いゆくタマシイを眺めて手を下ろした ) [Fri 5 May 2006 01:32:57]
トート > ……… おい で 。 ( 手を伸べて、 )  ( …秒数の下一桁が 感覚(2)以下なら、成功。タマシイは、伸べた手へと近寄ってきてくれよう。 3以上ならば失敗。 ふよ り。 どこかへ漂いゆく ) [Fri 5 May 2006 01:31:19]
トート > ( その動きを目で追って、淡い息をそっと吐き出す。 ) さて。 ( 己の種族の真偽はどうでもいい。けれど、 ) ―― … 雑草ばかりの庭に、なるつもりはないのですけれど … ? ( けれど、 )  …… ふむ。 ( 一番、近くを漂うタマシイを、見つめ ) [Fri 5 May 2006 01:29:07]
トート > … まぁ、どうでもいいですけれど。 ( さらり、そんな言葉でふと浮かんだ考えを打ち消した。 ) どちらであろうと、在ることと為すことに変化があるとは思えませんし。 ( 例えば上司に『私実は死神ではなかったみたいなのですが』と言ってみたところで『あぁそう、ところでタマシイはちゃんと集めてきた?』なんて返されるが事実。 ) ( ねェ? などと、近くを漂うヒカリに視線を向けてみるけれども。 ヒカリは、ふよりと通過していくだけで留まる事はない ) [Fri 5 May 2006 01:18:40]
トート > 私は死神なのでしょうか。 ( 思わず、思った事が口から漏れ出た。坦々とした声が。ぽつり、と。 ) ( 墓場に、惑うタマシイを 墓地の端に生えた木の陰に立ち、見渡しながら。 )  …… 。 ( 呟いたとて、悲しい顔をするでも、悩ましげな顔をするでもなく、声の響きと同じく坦々とした表情。 ) [Fri 5 May 2006 01:10:17]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『 …… 。 ( 本当に、 ) 』 [Fri 5 May 2006 01:01:28]
お知らせ > 那湖さんが退室されました。 『(後は風の鳴く声ばかり)』 [Wed 3 May 2006 02:31:23]
那湖 > (気をつけない?気をつけなさい。一文字治外で、えらい違い。気をつけたから、駆け出して。灯火狐火、それも夜闇に消えたら遠く。とおくの事よ。) [Wed 3 May 2006 02:31:06]
那湖 > ……(すこぅし、黙る。何言っても笑っとぅよなヒトぉには、気をつけないって、母様狐は言うていた。) ……皮剥がれるん。(ぽそ。小声で、内心ちょっと漏れた。花拾う合間に、じりじり摺り足、距離開けて。) なら、言葉が下手なん。他に聞こえんかったもの。……や。(ひょうひょうと、びょうびょうと。風が渡るに充分なだけの距離開けて。警戒に膨らんだ尾を、はたりと揺らし。) 呼ばれんで、ええもん。(たたっ。踵返して、駆け出した。) [Wed 3 May 2006 02:30:22]
ディシュク > 確かに、変な人、ですね…(それは認めましょう。と笑みを浮かべ。そのまま、落ちた花、ゆっくりと拾い上げればくるりと手の中でまわし)貴方がのっぺらぼうだ、とは言ってませんよ。できれば名前を教えていただければ呼びやすいのですがね…?(言いつつ白い狐が離れるのを見やり) [Wed 3 May 2006 02:23:46]
那湖 > じゃ、へんなひとぉ。(ぱちぱち。瞬き二つと、思案顔。ぴ、と指を一本立てて、言い直す。これなら、もんだいなし。) …一応とか、ひどいおはなし、ねぇ。ふん、 だー。(唇をむうっと尖らせて見せる先、放った花は一顧だにされずに、ぽとり。地面に落っこちた。つまらなそうに、それを見て。) 私、のっぺらぼう違うもん。(べ。赤い舌先覗かせて、花篭抱えた白狐。ぴょん。墓碑から跳び離れ。) [Wed 3 May 2006 02:20:18]
ディシュク > 変な子…と呼ばれるほど、若くは無いつもりなのですがね…?生きていることもちゃんとお話はしますよ。一応貴方も生きているのでしょう(クスリ、と口元に笑みが浮かぶ。思いを伝える手段は一つではないということはあるかも知れず)のっぺらぼう…たしか顔無しのアヤカシでしたか?これがそのアヤカシの提灯なのでしょうかね…?(意地悪いものはやさしい、どこかなぞなぞめいたことばは楽しげに受け止めたようで) [Wed 3 May 2006 02:14:51]
那湖 > へんなこぉね?生きてるんだから、生きてる子ぉとお話すれば、いいんねぇ。(からからころころ、笑い声。おかしな戯曲でも、見たように。) 死んだ子ぉばかり相手にしとぅと、生きてる子ぉから、「さみしいこ」見られるん。だって、生きてる子ぉと死んだ子ぉは、別やもんなぁ。(花は華。手向けの思いが花だとすれば、それを売るのもまた術よ。引きずられたら、意味が無い。だから、ころころ笑い声。口元で、着物の袖がくつくつ揺れる。) のっぺらぼうに脅かされて、お帰りなぁ。でも、おそばの味は、きっと美味しいんよ。意地悪いもんは、優しいもんよ。(謎書けみたいに、言葉はふわり。先にオチだけ言うてから、籠の中から、一輪花を、相手に放った。) [Wed 3 May 2006 02:07:18]
ディシュク > いえいえ、私自身は死んだ人にはなりたくはありませんが…迷子の人とお話が出来ればよろしいと思いましてね(寂しいからこそ、話し相手がほしくなるものも居るのではないか。と…。そんなキレイゴトは仮面だけれど)そうですね。明かりがたくさんあっても怖いものは怖いですからね。一つだけの明かりでも安心する…まっくらな夜道で蕎麦屋をみつける…そんな感じでしたでしょうか…(トキノミヤコの話にそんな情景があったような。実は怪談話では会ったけれど) [Wed 3 May 2006 02:03:27]
那湖 > …おかしな人ぉね。死んだ人になりたいん?(此処はとてもさみしい場所。だって、土と石と骨しかない。他のものは、全部、覆い隠す為の偽装だって、白狐は思うのよ。おかしなものを見るよな目ぇで、ぱちくり。) 花があっても、迷う子ぉは迷うけどねぇ。灯りがあれば、夜の道も怖くない、なんてことが無いんと一緒ぉ。でも。(ひょっこり顔上げ、耳をぱたりと小さく揺らし。手の中、灯火ゆらゆら残像。) ひとぉつ燈しただけでも、さみしくはなくなるんねぇ。そゆもの。 [Wed 3 May 2006 01:56:30]
ディシュク > それは、私も似たようなものですね…ここと似たような場所をふらふらと移動させていただいておりまして(トキノミヤコ式の霊の送り方は知識の範囲外。説明を聞けばその白い花をみやり)あいにく、私はその風習を知りませんので。なるほど。道を迷わないようにとこの花を供えるのですか…(勉強になる、と今はおとなしい仮面をかぶっているつもりで。ともし火をゆれている様子を見て) [Wed 3 May 2006 01:52:24]
那湖 > 此処にって、別に括る必要も無いんねー…うん。此処が、多いってだけねぇー。(言葉に言葉を返しながら、ひょいと籠仮取り出したのは、白い色。灯火ではなく、白い花。一輪、枯れた花束、その代わり。其処に置いたら、目を閉じ南無り。) (ぱちん。目を開け、その場に立ち上がる。片手に花篭、片手に灯火。意味問う人に、不思議そに。) 知らんの?白い花は、送り火なん。長い道、坂の未知、川の向こまで、迷わんように、こやって花で燈してやるんが、生きとぅ子らの、真心ねぇ。(当たり前を語るよに、ひらひら、灯火揺らして見せた。) [Wed 3 May 2006 01:46:20]
ディシュク > (白い狐の姿。和風の様相をみれば)そうですか…。それでは、此処にこうやってくるのが習慣、ということですか…(クスと笑み浮かべればもう少し近づいて相手の様子を見よう)これはどういう意味があってしているのでしょうか…?トキノミヤコの習慣ですよね…?(死者に対する行動を興味深そうにたずね) [Wed 3 May 2006 01:37:33]
那湖 > (花は、切り取られたらおしまいで。あるのは、死体をながぁく生かす活かす?術だけよ。墓前で花の遺骸達、払い除けたらからから、からり。砕け砕けて、後は粉。ざらざら、風に混じっていった。) (闇夜に蒼く灯火は、ゆらりゆぅらり、白い花。何変哲も無い墓前、ちょこりと座り込むのは着物姿の白狐。聞こえた足音、聞こえた声に、くるぅり。) ん、んー?参るよな相手ぇは、どうだろ、ねぇー? そこまで、深く考えないんよ。こういうのはー…何言うたかな。うん、習慣、ね。(指先に、からから崩れた花のあと。ふうっと息を吹きかけたらば、砂にさらさら、混じっていった。) [Wed 3 May 2006 01:34:13]
ディシュク > (死霊を求める男は今日も墓場を巡っていた。そして足を踏み入れれば珍しい、といわんばかりに目を細め、灯された明かりに引かれる蛾のように近づいていく。気配を隠すすべなど無く。相手にも自分の存在がわかるようにと)お墓参りなのですか…? [Wed 3 May 2006 01:27:38]
お知らせ > ディシュクさんが来ました。 『ざく、と踏みしめる音』 [Wed 3 May 2006 01:25:32]
那湖 > (白い花は、黄泉路送りの灯火一つ。花の分だけ、迷わず咲きに進めるそうな。母様狐の教え事。狐火燈した、花をふりふり。藁草履の歩みは、道草がてらに、あちこちふぅらり。) 枯れた子ぉばかりじゃ、さみし、でしょ?(ちょん。佇む先には、石の碑ひとつ。濡れた黒曜、沈黙の御影。墓前に捧ぐはいつかの花束。からからかさかさ、乾いた花。) [Wed 3 May 2006 01:23:59]
那湖 > (――ぽう。) (白花に提灯、ゆうらゆら。燈した青は、狐火の。熱を落とせば今宵の灯り。さて、中へと参りましょうか。) しろは、しろぉー。黄泉路ともしの、ともしび、ひとぉーつぅー。(灯火一輪、手に携えて。草履がかさかさ、地を滑る。踏み込む先には、土と石。石の群れが、此処にはいっぱい。) [Wed 3 May 2006 01:14:43]
那湖 > (虚空は真っ黒、漆塗り。散らした銀砂が星の粒。光の砂子を撒いたのは、今日もきれいなお月様。いつもと同じ、同じ夜。ちりちりするのも、また同じ。柔く毛も逆立つ尻尾を、ふなりと振って。視線音かは抱え籠。紫一輪、青に赤。後はばらばら、白い花。) いなくなった子ぉらは、白いのがすき、だっけ?(一輪。手にする白花、月夜にゆらり。) [Wed 3 May 2006 01:08:11]
那湖 > (この辺りに差し掛かると、いつも何かがちりちり、ちくちく。きれいなきれいな月の夜、耳と尻尾が、ぱた、ぱたり。) 今日も、何か、ちくちくしとぅー…ねー?(かくん。花篭抱えた子供が一人。もしくは、一匹。墓地の入り口差し掛かる辺りで、虚空眺めて、首かくん。) [Wed 3 May 2006 01:00:30]
お知らせ > 那湖さんが来ました。 『(はたり)』 [Wed 3 May 2006 00:58:26]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( 目も見えなくなりそうだから、乱暴に拭った景色は。やっぱり何処か、歪んだ侭で。 )』 [Mon 1 May 2006 23:53:59]
維言 > ( でも、おかしな話。髪も服も全然濡れやしないんだから、一体何処から降ってきたんだか―――? ) [Mon 1 May 2006 23:52:00]
維言 > ( カチン。 錠を下ろす音に似て、手元で留め金の掛かる音がした。 書物は閉じ、影は無く。声はもう聞こえない。 送り出した魂は、いずれの先に戻って来るとしても、別人だから。 ――― 友達とのお別れは、これでおしまいだ。 …消えた虚空を眺めていた視線を、緩々と下ろす。影は見えず、残滓は無い。 ならば、ちゃんと送れたのだろう。 見慣れない字体で墓碑に刻まれた、彼女の名前を見下ろしていると )  ――… おや。 ( 足元にぽつ、と雨垂れの一滴。 良い月夜だと思ったのに、天気は意外に気紛れな事。 )  ……貴方があんな顔をなさるから、雨雲を呼んでしまったじゃないですか、なんて言いましょう。 ( もう届かないのは知った上で、続きみたいな軽口残して、踵を返す。 ――… 墓碑の群れ。夜の闇。全てが雨の紗幕の向こう。 ちょっと油断しただけで景色が歪むなんて、酷い雨。 ) [Mon 1 May 2006 23:51:22]
維言 > ( 在るべき場所に。いずれやの罪の形が許されるまでは、続く煉獄への門。 魂を純化する為の、試練の道。 辿る先は過酷でも、その先にいつかがあるのなら。  ――― 緩やかな歩みと共に消えていく後姿が、最後に残した言葉は。 空気を震わせずとも、此処にちゃんと届いたから。 )  ――― ええ。またいずれです。Dear freind. ( 彼女の姿を飲み込んで、門が閉じる。  ――― 詠唱句の終わりと共に、光が消える。 ) [Mon 1 May 2006 23:46:20]
維言 > ( 事実、こうして会えた事は無くならない。 一度此処で糸が途切れたとしても、ちゃんとあった事だから。 時にはロマンチシズムも悪くないとか言ってみましょう。 ) …なるほど。それを携えた貴方には、勝てる気がしない。 ありえなかった過去は、未来で捏造致しましょうとか、言いますとも。 ( 未来でも捏造なのか。否々、それは作り上げるものですから。 こんな風に軽口めいたやり取りは、心地良い。 そう覚えたから、大丈夫。 ) ええ。世界の平和も紛争も、全てその一言で片付けられる最終兵器ですよ、らぶえんどぴーす。 ( 愛が終わって平和が訪れるとか、発音間違えると、もう、酷い話だった。 残らない傷跡が、魂を縛る枷をひとつ外してくれるなら、それで僥倖。 ) では、お送り致します。 どうか、お元気で―― と言うのも、おかしな話ですけれど。 ( 分かっていたのに、そんな顔で笑うものだから。鳩が豆鉄砲食らったような顔を見せてしまったような。最後の最後で、締まらない話。 でも、約束したのだから。 紡句の合間に、笑みを返した。 旋律のブレで示す光がゆがみかけて、懸命に息を継いで、整えたら。 ) [Mon 1 May 2006 23:43:40]
お知らせ > ゆうれいさんが帰りました。 『何時かまた、会える日を願って。』 ( 最後に、そう言い残して。娘は門の中へと消えた。 )』 [Mon 1 May 2006 23:28:04]
ゆうれい > ( 傍らに、魂の形として残った鞄を引きずって。娘はゆっくりと門へ足を進める。ゆっくりと、確実に。走るなんて見苦しいから。最後くらいこう、格好良くきちっと締めたいのさ ――― ) [Mon 1 May 2006 23:26:38]
ゆうれい > ( 赤い糸。小指に絡まってると言う其れは、何ともロマンチックな話だった。運命の糸で結ばれてると言うのなら、会えない道理も無しと言う、話であるよとか。 ) 『 はは、聖剣がノミと木槌だったら自分が勝ってたよとか ――― ありえぬ過去を捏造してみよう。 』 ( もう一度、真似てみる。嗚呼否、此の喋り方も好ましいなぁと思えたんだけれど ――― 人生ってのは、ままならない物である。 ) 『 腹も貫通らぶびーむ。嗚呼、確かに恐ろしい。愛ってのは恐ろしいねぇ。 』 ( なんて、中身の伴わない軽口が続いた。傷跡の一つも残らないのは、ちょっとだけ幸せだったかも知れない。何せ ――― これで誰かに傷付けたまま逝ってしまったら、それこそ後悔したかも知れないから。 ) 『 うむ、これでよし。これでまぁ、取り合えずは後腐れなく逝けるよ。 』 ( 最後に振り向いて、にへらと笑う。実体の無いそれは、矢張り実体の無い涙でぐしゃぐしゃだったけれど。それでも、娘は笑って見せた。そして改めて、向き直る。さあ、先ずは地獄の責め苦に耐える心の準備だ、と ――― 両の頬に平手を当て、気合を入れる。空気を震わす音は、出ないけれど。 ) [Mon 1 May 2006 23:25:20]
維言 > ( 留め金の拓いた書物、【聖歌式典】片手に構えて、もう片方の手が虚空を指し示す。 旋律に送りて、旅立ちの先を。巡るべき行き先を示すように。  ――― 開かれたものが見えるのだとしたら。それが、行き先。待ち受ける門の形。 ) [Mon 1 May 2006 23:19:27]
維言 > ( 刹那だけすれちがった運命。 まるで赤い糸の物語みたいだ なんて、戯言戯言。 後悔しないなら、それでいい。きっと。 ) 聖剣も、もうありませんしね。尤も、アレが無くても戦の種は何処にでも。 貴方がソレに巻き込まれないよう、祈りましょう。 ( そんな一撃はきっと強烈。 だってそれは、何かを壊す為じゃなく、創る為の一撃。 壊す手じゃ、中々敵わない と。そんな風に。 )  痛すぎますよ、首もげますよ愛の鞭。それを言ったら、私のなんて、どんなときめきらぶびーむ。 ( そろそろオーパーツまで発言に混じってきた。 死ぬ程痛かった癖に、傷跡の一つも残らない戦いが、今だけちょっと恨めしい。 傷で思い出すなんて、これもセンチメンタルジャーニー。違うか。 ) では、貴方が是までに御逢いしました方々の中、不遜ながらも代表、もとくは代理として。 どう致しましてと申しましょう。 ( 腹式。送りの歌は、旋律を乱してはいけない。 こんなのは、何度もやって来た事なんだから、乱れたりしない。 …笑ってと約束したんだから、聞こえる声の響きなんて、気付かないことにしなきゃ。 )  Kyrie eleison. Christe eleison―――   [Mon 1 May 2006 23:17:53]
ゆうれい > ( そして、其処からは何も発さない。ただ静かに耳を傾けるだけだ。 ) [Mon 1 May 2006 23:05:27]
ゆうれい > ( なるほど、似た物同士でどつき合えば確かに友情も育まれようと言う話だ。思えば、もし運命なんて物が存在してるのなら ――― 此の出会いも運命だったんじゃないかとか、メンタリズムを語ってみる。 ) 『 はは、そりゃ御勘弁。聖剣無しで切った張ったとか、本気で勘弁願いたいよ。 』 ( 人を殴るよりはノミの後ろを木槌で殴る方が、性に合ってるんだから ――― なんて、軽口の一つも叩いたよ。 ) 『 そっか。痛かったかー ――― 鞭だけに、愛の鞭とか如何だろう。 』 ( 愛は痛いのです、なんて冗談じゃあない ――― けれど、あの時振るった鞭に憎悪しかなかったなんて思いたくないから。だからこんな軽口だって許される、だろう。 ) 『 ハハ、師匠に感謝って奴だね ――― 否。自分を育ててくれたもの、自分と出会った全ての人々と事象に感謝を。今の自分は、皆様方のお陰で成り立ってるんだから。だから、取り合えず目先の人物に言っておく。有難う。 』 ( 背を向けたままという非礼は許してくれ、なんて ――― 少しだけ震える声で、笑いながら。嗚呼もう、こんな顔見せられるものか、なんて。無理矢理に声を整えたもんだから、少しばかり変な声になったのは御愛嬌である。 ) [Mon 1 May 2006 23:04:58]
維言 >   ――― 詠唱式 【 Kyrie 】  ( 私が一番最初に覚えた歌。 貴方と同じ名前の響きを、送りの旋律に。 ) [Mon 1 May 2006 22:58:20]
維言 > ( たった一つの何かの為に作り上げた手。もしくは、作り上げられた身体。 ――… そんな意味では、少しだけ似ていたのかもしれない。 だから友達になりましょう なんて言ったのか。 …それも知らぬ物語。知る事の無いお話。 ) そんな理由で諦めたとか仰ったら、今からでもしばき倒してさしあげますよ。そういうどつき合いは、自慢じゃないけど得意です。 ( 古い退魔の業。実体の無いモノ相手に概念削りの戦いを挑む方が本懐の一つ。 そんな冗句は言葉の中に。だって、終わってしまったものは叶わない。届かなかった夢を断ち切る為に、この身はあるのだから。 そんな皮肉は、今は思い出さず。 ) 貴方の鞭も結構痛かったですよ。 …ええ。無茶で無体で呆れたお祭りでしたけれど。 ( 右手には、彼女の遺した温もりと。携えた書の重み。 強張る気配なんか、見ないフリ。見てしまったら――― 考えない。 )  その根性と気合と意思があるのならば、心配は致しませんと言います。 ( 煉獄は罪の許しの為に。その罪を許さないのが誰なのか―― それは、分からない事なのだから。 祈りは天に向かいて、地より伸びるもの。 なれば今は、奇跡には届かずとも、至る為の階を。 )  ――― 起動句、一式。 ( 息を吸い、呼吸は腹式。 …言葉を音にする間際に、思い出した。 ) [Mon 1 May 2006 22:56:18]
ゆうれい > ( 物心ついた時より、只一つのことだけを教えられて育った身。同年代の子供達が遊ぶのを窓から見ながら、一人老人の指南の下人形を彫り続けた幼少時代。それらが無駄でなかった事を証明するのが、人形作りの場じゃ無かったのが悲しいと言えば悲しいか。なんて ――― 思ったらしい。 ) 『 諦めるのには、慣れてたからね。でもそんな理由で命まで諦めた訳じゃないから安心してくれとは亡者の談。 』 ( 背を向けたまま、笑う。笑いながら、肩を竦める。実際、生きてたらもう少し色々出来たんだろうと思った。でも、それはきっぱり切り捨てる事に。だってそうだろう。叶わぬのなら、せめてきっぱり諦めるしか術が無いではないか ――― ) 『 殴り合いでビームまで持ち出されると、そうも言ってられないけれど。アレはアレで、結構楽しかったからよしとしよう。 』 ( 辛気臭い歌で、なんて言われると表情も強張ろう。嗚呼、後ろ向いてて良かった ――― なんて、苦笑に変える。 ) 『 オーケー、了解した。出来るだけさっさと逝けるよう努力するよ。 』 ( 仮令此の魂が穢れていようと、己の行動が間違った物で無いと信じられるのなら。きっと、自分は自分を許せるだろう。そう ――― あの戦いも、あの約束も、あの願いも、あの思いも。全て、間違っては居ないと思えるから。だから、私は私を許すだろう。神が、それを許さなくても。 ) [Mon 1 May 2006 22:41:57]
維言 > ( 嗚呼。訓練を受けた訳でも無い身が、今こうして会話が可能なくらいの理性を残しているのだから。でも、感服するのは次の機会。 だから、また御逢いしましょう。 ) 潔さは好きですよ。 …いずれやの次を果たす為に、魂は煉獄を経て天の国へ。そしてまた―――  ですから。 ( これでお別れ。貴方と私はこれでおしまい。 でも、またいつか――― 約定は、キチンと持っていきましょう。 この世に無きモノを見る目も、なるほど。 今だけは感謝出来る。 だから、猫背気味の背筋をちゃんと伸ばして。 ) 絶対の保障なんて胡散臭いものは信じませんから、丁度宜しいと言います。 ( 前例的には存在するらしいけれど、気付かないのはまた同じ。 ――― 運がよければ、近いうちに。 悪かったらば、遠い果てに。 ) おや、インスタントに友情を構築するには最適らしいのに。でも、そうですね。 …今度は、日常の中で御逢い致しましょう。 ( どつき合い上等の世界に生きる黒尽くめは、手厳しいと肩を竦めながら。 向けられた背に向かいて。 )  ……それじゃ、嫌がらせのように辛気臭い歌で送って差し上げる。 聞こえる間は、明るい方に行ってみて下されば、迷子にはならないと言いましょう。 ( マントの中から取り出すのは、聖剣とは違う書物。留め金で封印されたソレを手にした。 罪の形を煉獄で焼き尽くされて、いつか貴方が貴方を許せたら。その時には、天の国も門戸を開いてくれるといい。 ――― 魔剣に呑み込まれなかった心を携えていくなら、貴方はまだ、人なのだから。 ) [Mon 1 May 2006 22:32:24]
ゆうれい > ( その時は、きっと笑い合える。何、根性だけなら多分こっちがチャラにするだろう。職人の根性を舐めてはいけない ――― とか、魔剣に飲まれながら何とか正気を保ってた職人として言ってみた。 ) 『 さて、それじゃそろそろお別れと洒落込もうか。何、未練があろうが諦めるさ。そのくらいは、しょうがない。 』 ( 空々と、娘は最後に一笑い。そうして、最後に一礼する。これで、『多々良霧江』の存在は終わりを告げるだろう。最後に会えて良かったと思えれば、それはそれで幸せだ。 ) 『 オーケー、きっと行くよ。絶対と保障出来ないのが悲しいところではあるけれど。 』 ( 其処ばっかりは容赦してくれると有難いかな、なんて笑いながら。何、運が良ければ近い内にと言う奴だ。魂が、記憶を失って ――― 死にかけた人間に宿って蘇生するとか、どうだろうとか何処かで誰かが言ったとか。 ) 『 次はどつき合いにならない事を祈るよ、自分は。 』 ( もうどつき合いなんてこりごりだ ――― なんて、笑いながら。娘はゆるゆると背を向けた。 ) [Mon 1 May 2006 22:20:34]
維言 > ( 確信の出来ない希望の欠片に気付いて、思い出せないいつかの約束をそっとちらつかせて、笑ってみようかその時は。 …根性が宜しくないのは、許して欲しい所。 待ち続ける時間は、その一瞬だけできっと、チャラに出来るから。 ) 反則気味なのは承知の上で、いつか。また、いつか。 ――― ちょっと新鮮だと申しますよ。こんなのは。 ( ぽろぽろと。そんなに泣いたら、枯れて消えてしまうんじゃないかって。馬鹿なことを考えた。 ――― これは終わりの前の、刹那事。 向かい合う黒色は泣かない侭、笑みの形をとどめよう。出来る限りは。 )  …あるって言ってるようなものですと指摘しながら、聞かなかった事にして差し上げます。 …アレですよ。またね、と言って再会する為には、お別れは必要なんです。 ( 物凄い詭弁とは分かっているのだけれど、言う。 握った拳。お互い素手のどつき合いは専門外ですけれど、中々良いパンチだったので忘れませんよ。 ) そうですね、感謝しておきましょう。…いつか大聖堂にも参ると宜しい。私はきっと、其処におりますから。 ( そんな先など保証が無いのを承知の上で、己の居場所の目算を一つ、預ける。 スラムや暗黒街の夜に飛び込んで来いというのは、また無茶なお話ですから。 …今度こそ平穏に。そんな願いは、当人を前に言えるこっちゃないので、空を仰ぐ。 …今宵は良く晴れている。涙雨で見送らずに済むのも、思し召しと感謝しておこう。 ) [Mon 1 May 2006 22:11:30]
ゆうれい > ( きっと、全て変わる。何もかも、全て。でも、本質だけが変わらないなら、何時か気付くかも知れないよとか、希望を投げてみる。勿論、気の遠くなるほど長い時間を掛けることになるだろうけれど。 ) 『 ああ。そうしてくれると有難い。さよならなんて辛気臭い言葉じゃ、どうも合わないから。 』 ( だから、また何時かと。笑いながら分かたれよう。枯れたと思っていた涙が、また一筋。嗚呼、だから地下水じゃあるまいし、そうそう容易く湧くもんじゃない。地下水の方がまだ節度があるくらいだ ――― ) 『 そうだね。それじゃ、これで心残りは ――― 無いともいえないけど、誤魔化す。無いって事にしておく。 』 ( 形だけ。仕草だけの物だけれど。きっと、どこかで結ばれたから。その手の温度も、感触も。どつき合った時に覚えたから。 ) 『 ――― ああ。自分も、逢えてよかったと返すよ。神様に感謝、かな? 』 ( 生まれ変わったらパプテスになっても良いくらいだ ――― なんて、割と無謀な事を言ったとか。生まれ変わった後の宗教なんて、そもそも変わる前に決められるはずも無かろうに。 ) [Mon 1 May 2006 21:52:12]
維言 > ( 気付く事は無いのだろう。年齢も性別も人種も環境も変わる。何もかもが変わる。 ――― それでも、辿り着くのだとしたら、関係無い。 こんな時だけは、死に損ないの命だって、便利なモノだ。存在自体が冒涜だとしても。 ) ええ。だから、またいつかと申しましょう。 …内緒ですけれどね。 ( 大丈夫。きっと、話しかけられたこっちにだって、分からない。何も分からず白紙の所から、始められるならそれでいい。 笑うのは苦手で、嘘っぱちは得意で。 でも、今は少しは笑えているだろうか。 ) 折角だから数えておきましょう。勿体無い。 ( 差し出された手を、握り返す。温もりは伝わらず、其処にあるという感触も無い。けれど、握った。だからこれは握手としてカウント・ワンで構わない。正確に言えば、カウント・ツー。 …なるほど。トモダチとかいうのは、ちょっと暴れ出したいくらいくすぐったいんですか。 変な心地を学習した。 )  ……後から言うのはアレですから、今言っておきますけど。 ( 視線はちょっと、斜めに逸らしながら。 )  お逢い出来て、良かったと申しましょう。 ( 積み重ねることは出来なかったとしても、悔やむまい。 その形と誓いを。 ) [Mon 1 May 2006 21:44:21]
ゆうれい > ( 全て、真っ白になる。全て。何もかも。空っぽになる。死とはつまり消失である。だから ――― 仮に転生したとして、それが本人だと気付くか如何かは、定かならず。それでもきっと、辿り着くだろう。何しろ、時間ならまだまだあるんだから ――― ) 『 それは良い。また何時か会おうって、言っても許されそうだ。 』 ( こっちは初対面の心算で話しかけるかも知れないけれど、なんてクスクスと笑ったよ。でもそれでも、気付けたのならば。そのときこそ改めて友達になろうと。言葉にするのは難しいから、かなり遠回しに述べたとか。 ) 『 ――― 嗚呼。思えば、握手の一つもしてなかったっけ。死に掛けのあれを数えるってんなら話も別になるけれど。 』 ( す、と幽霊は手を差し出した。仮令触れられぬとしても、形くらいはまともに握手しておきたいのだよ。友達だもん。流石に恥ずかしくて口には出せないが。 ) [Mon 1 May 2006 21:29:19]
維言 > ( 門を潜れば全ては漂白され、ゼロと白紙に戻される。この手に出来るのは、其処まで送り届ける事くらい。 ――― いつかを願う言葉の代わり、唇で笑ってみせる。 )  そうですね――― これは内緒ですけれど、私は寿命が結構長いんです。だから、根性入れて頂ければ、「 私 」に間に合いますとか申しましょう。 ( 戯言。それに、寿命は長くても、結構にギリギリの生活。 …下手したら、己の方がこうして参られる立場だったのを承知の上で、可能性の一だけを口にして。 いつかの可能性に託す夢だけ、願いのように。 )  ……ならば、問題ありません。友情とは、見返りを求めないもの、らしいですよ? ( 真似っこされた語尾に、胡乱な色を除いた黒が、きょとんと見開かれて。 ならばと。くつくつと肩を揺らして、笑い出した。 ) [Mon 1 May 2006 21:23:57]
ゆうれい > ( 嗚呼、きっと生まれ変わっても人形作ってるに違いない。一切合財記憶をなくそうと、本質だけは変わらないだろう。今おきている事だって、次にヒトとして生を受ける時は忘れてしまっているだろう。だから ――― 記憶をなくして、体まで変わっても。また会い、友達と呼ぶ事が出来るのなら。 ) 『 ――― はは、違いない。でもそれは又の機会に伸ばそうじゃないか。縁があれば、また会えるから。 』 ( そのときは、初対面となってしまうけれど。それでもきっと、きっと分かり合えると思えるから。だから ――― ) 『 いやいや、そんなんじゃあ代金にもならないよ。だって ――― 自分、既にアンタさんとは友達である心算だから。そんなのは代償を伴う行為じゃ無いだろう、なんて言って見る。 』 ( こちとらあの段階で友達の心算だったんだ、とか笑ってやったよ。許す許される以前の問題だよ、なんて ――― こっそりと、相手の口調を真似て見せた。 ) [Mon 1 May 2006 21:13:15]
維言 > ( ひとつの技を極めんとして積み重ねられた時。それらを刻んだ手は、誇らしいもの。 彼女が至ろうとしたのとは別の修練で、やっぱり硬くなった指先が、ちゃんと覚えている。 殺し合いの果て、可能性の帰結としては、ありえないとは言い切れなかった。それが今此処にある現実。 …でも。 ) 何を仰る。酒なんてモノは、飲んで呑まれて泥吐いて覚えるものですよ。それを許して下さってたなんて、優しいにもほどがあるといいますよ、その師匠様は。 ( 願いはもう、叶っていたのだと。そう思ってみてもいいだろうか。 彼女が一度目の終わりを迎える前に、ほんの少しでも思い出してくれたのなら。 空気を震わせない声は、心に響く音色。 からからと、湿っぽさを塗り潰すような響きに、一度瞼を落として。 ) 特別料金ですから、破格です。 …事、此処に及んで。友達とか呼ぶのを許して下されば、それで宜しいですよ。 ( 死者には何も願わない。それが、未練を断ち切り、送る為の手に科せられたもの。 …だから、こんな言葉は最初からルール違反。 他に望みませんからと、嘘をついたら。 ――― それで、笑えるから。 ) [Mon 1 May 2006 21:05:52]
ゆうれい > ( 豆が潰れ、固まってまた豆が出来て。それを繰り返して出来上がった、硬い手だったけれど。それでも、覚えて居てくれたのなら。己も思い出そう ――― お互い全力で殺し合って、生き残れたら友達になろう。あの約束は、結局果たされたんだろうか ――― 嗚呼、死んでから果たされるなんて救いの無い事は言わないで欲しい。 ) 『 いやいや、君ね。若造に無理矢理飲ませるもんじゃないよ。師匠でさえそんな事はしなかった。 』 ( 何時しか、仮初の涙も枯れ果てて。本当に、笑った。空々と、笑った。何かを誤魔化すように、笑った。 ) 『 んー、ちなみにその御代、如何程と見積る? 』 ( そうして、中身の伴わない軽口を叩いた。 ) [Mon 1 May 2006 20:56:02]
維言 > ( 触れられない頬の代わりに、思い出す。 最初で最後の邂逅の時、握った彼女の手の温もり。 繊細な指の、職人の手。お互い、気絶間際に握り合った、弱々しい。けれど、確かに其処にあった力を。 ) そこで極上の神の血の味、教えてみるのも一興でした。 …持ってくれば良かったとか言います。 ( 承知の上で、からかうように。それこそ、果たせなかった日常の続きのように。 果たしきれない未練の輪郭をなぞりながら。 ) ――― また、難しい事を仰る。 ( 消える涙には触れられない。緩々と輪郭を撫でる動きを模しながら、白髪の下、困ったような顔が、少しだけ口元を引き攣らせて。 )  ……けれど、それを望むのならば、請けましょう。 今なら、特別料金で。 ( どう致します? 問いかける為、傾げた面差しが ざらりと零れた白髪に、半ば隠れた。 ) [Mon 1 May 2006 20:49:10]
ゆうれい > ( 抵抗はしないし出来ない。実体を持たぬ涙に触れる事は叶わない。ただ ――― 気分だけなら、楽になれた。 ) 『 はは。自分、酒は飲めないからねぇ。無理矢理飲まされたら死んじゃうかも。 』 ( 死者の言う事じゃないか、なんて苦笑のままに応えるよ。嗚呼、本当に。ひょっとしたら生きてまた会えたかも知れなかったのだけれど。コレもまた、未練の内だ。未練なんてものは早々に叩き切って措かないとならない。そうしないと、逝くに逝けないから。 ) 『 ――― あえて希望するなら、だ。笑いながら送って欲しいかな。湿っぽい別離って、嫌なんだよ。 』 ( そんな風に、笑いながら涙を流す、ちょっと歪な表情の娘はそれでも表情を崩さない。辛うじて、だけれど。 ) [Mon 1 May 2006 20:37:23]
維言 > ( 零れる涙は、消えるだけ。儚さだけを論じるなら、それこそ人の命に似る。 ――― ならば、綺麗だと思うくらいは許されるだろう。 そっと、手を差し出した。触れる事は出来ない彼女の頬に、涙を拭うような素振りで。 ) 何ですかその物言いは。私が酒に弱いと思っておりますね、いい度胸です、返り討ちにして差し上げる。そして指さして笑いますよ。 ( …彼女が死出の戦いに赴く前。それこそ、最初の出会いの日に告げられていたら、何かが変わったんだろうか。全ては繰言、これこそ未練。 ) ……撤回はせずとも宜しいですよ。 ( 笑うには届かない、困ったような顔で。触れる事の出来ない頬に手を差し出した侭 )  言ったではないですか。望む終わりを探して差し上げる――― と。 …貴方の望む形で、送って差し上げますよ。 ( 真っ直ぐは無理かもしれませんけれどね? そんな風に肩を竦めて。 視線だけ、逸らさずに。 ) [Mon 1 May 2006 20:31:00]
ゆうれい > ( それでも、表情だけは苦笑する。逝くんなら笑いながら逝ってやるのだと決めているのだから ――― 泣くくらいなら、笑いながら涙を流そう。だって、勿体無いから。 ) 『 ――― 嗚呼、そりゃ残念だ。アンタさんが酔う様を見て大笑いできるチャンスだったのに。 』 ( だから、聞いてたら死んで無かったよなんて ――― ぽろぽろ涙を零しながら、軽口。嗚呼、ちょっと緩過ぎやしないかね我が涙腺よ。もう少し節度を持ちやがれとか言ってやる ――― 心の中で。 ) 『 はは。死んだら死んだで師匠の説教が待ってるんだから許してくれると嬉しい ――― 否、多分師匠と一緒のところには行けないか。前言は残念ながら撤回しとこう。 』 ( ぽろぽろ、ぽろぽろ。実体の無い涙が落ちる。流れて落ちて虚空で消える。顔だけは何とか笑っている物の、言葉の端々は震えている。 ) [Mon 1 May 2006 20:17:07]
維言 >  …我ながら、無粋なのは分かっているんですけれどね。 ( 崩れて消えそうな背が、最後に残した言葉に 溜息は短く。 慟哭の粒子はまだ色濃く残り、息苦しいくらい。 軽く、いつかの再会を帰すような言葉は。 今だけは知らん振り。 )  そうですね、私はプライベートな友人というものが非常に少なかったりするので、残念ですと言いますよ。…奇跡には届きませんでしたけれど、勝ち残ったんですよ、私。祝勝会とかいう名義で、ますば飲みにでも連れ出して差し上げようとか思ってましたのに。残念。 ( 嘘だ。戦争が終わった時点で、己は彼女の死を知っていたのだから。でも、理由はともあれ、ソレもきっとやりたかった事の一つ。 …実体の無い涙は、地に吸い込まれる事も出来ない。知っているから涙の先を追わずに、彼女の顔を見やる。 ) ……本当。生き残って下さったら、全力で根性叩き直して差し上げたのに。 ( 退魔の業が口にすべきでは無い、未練の話。 …死因の一端を知るからこその無茶な我侭。 ) [Mon 1 May 2006 20:07:51]
ゆうれい > ( 訂正 : こんな風にでも言わないと、 → こんな風にでも言わないと、どこかが折れてしまいそうだったから。 ) [Mon 1 May 2006 19:57:33]
ゆうれい > 『 また縁があったら ――― とか言っても聞こえないか。 』 ( なんて、最後の最後に軽口を叩くゆうれい。こんな風にでも言わないと、本当に言わなきゃならない事は、言えたと思う。少なくとも、今彼女に言わなくちゃならない事は言ったはず、だから。だから、きっと今はコレで良いと思う。勝手に死んだのは自分なのであるし ――― そして、ゆっくりと頭を上げる。 ) 『 アンタさんにも謝っとかないとならない。結局の所、友達らしい事は何一つ出来なかったから。 』 ( 一緒に茶でも飲んで、世間話に花を咲かせる機会くらい欲しかったってのも未練と言えば未練だよ ――― なんて、肩を竦めて見せる。照れ隠しなのか、何なのか。兎に角、ゆうれいは笑いながら、一筋だけ涙を流した。地面を濡らす事も無く、虚空で消える物だけれど。 ) [Mon 1 May 2006 19:56:48]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが帰りました。 『「覚えて、おく…よ。」 今にも崩れそうな言葉と足取り。揺れる背は、闇の中へと消え去って――』 [Mon 1 May 2006 19:48:32]
維言 > ( 頭を下げる幽霊の姿と、項垂れて嗚咽を零す少女の姿と。双方を見る目は暫し、沈黙した侭。 少女が聞いた謝罪の言葉が、現実ならぬ現実だと知るからこそ、何も言いはしない。 ――― 告げるべき言葉が終わったのなら。 ) ……心意気は汲みましょう。ただ、ひとつだけ口幅ったい事を言わせて頂ければ―――  名前をつけるのは自由でしょう。思い出話をして差し上げるのも、良い事。 けれど、貴方の夢、彼女の夢。子供に無理に持たせるのはお薦め致しかねます。 …その子は彼女でも、ましてや貴方でも無いのだから。 ( 二重に冒涜です。 淡とした響きは、背中を向けた彼女に向けて、それだけを。 さよならの言葉が聞こえたら、まだ其処にいる彼女に向き直る。 ) [Mon 1 May 2006 19:45:01]
フェン・メイフォン > (暫し、墓石の前で鳴り響くのは… 声を殺した嗚咽。肩に触れる手を拒む事も…それに身を委ねる事もせずに身体を震わせる。 亡霊の声なんて聞こえないし、亡霊の姿も見えやしない。 ただ、耳の傍を流れる風に 「ゴメンナサイ」 の言葉が聞こえる様な気がするだけ。 きっと、其れが本人の声だと理解すれば―― 目の前の墓石で、誰かの疑問は解消されるかもしれない。 それだけ、悲しくて、哀しくて、それでもって腹立たしくて……) ―――――……… ハハッ… 一度…テメェのヘマで色々と無くしたからね。怖い、ね…慣れなんて、さ。慣れ、って言うのも変かもしれない、けどね。 ん、あたしにも―― なんで、謝ったか分からなくって、ね( やがて、嗚咽が収まれば… 肩に手を置いた黒尽くめへと、引き攣り笑い向ける。 向けて、肩を抱く手にも構わずに… フラリと、墓から背を向けようとすれば、その最中…肩越しに視線を向け、て――) あたし、決めた。 誰も何も亡くさないし、零さないし…失わないヤツになってやる。 頭じゃ無理だって分かってるけど、なってやる… やっぱりさ… もう、こんな思いするのなんて嫌だからさ――― (肩越しに吐き出す、静かな…言葉。 其の言葉を投げ捨てて、墓の前を立ち去ろうとするだろう。 去り際、その場に残っているであろう黒尽くめへと 「悪いね、見苦しいトコ見せちゃって、さ」 なんて、静かに…けれども、震えた声を向けながら、に――…) じゃあね。サヨナラ…キリエ ―――  [Mon 1 May 2006 19:38:09]
ゆうれい > ( ――― 多々良霧江は馬鹿である。正真正銘、誰の前に出しても恥ずかしくない馬鹿である。少なくとも今は。 ) 『 ――― 今頃は子供らの手で遊び道具になってると思うけど。少なくとも、衆目に晒して恥ずかしくないようなのは、出来ました。それなりに満足してます。でも ――― 約束を果たせなかったのは、純粋に己の所為です。ごめんなさい。本当にごめんなさい。生きてさえ居れば、決して守れない約束じゃあなかったはずなのに。守れなくて、ごめんなさい。馬鹿で、ごめんなさい。本当に、本当に本当にごめんなさい ――― 立派な職人になって見せることも出来なくって本当にごめんなさい。 』 ( ゆうれいは、頭を下げます。深く、深く頭を下げます。他に、何も出来ないから。あのヒトには見えないし聞こえない。けれど、此方からは見えるし聞こえる。コレが、馬鹿な奴への罰なんだろう。きっと、そうに違いない ――― なんて、考えた。胸のどこかに、ちくりと棘が刺さったような。ところで、多分殴り倒されたら原型も残らないだろうな ――― とか、どこかで誰かがぽつりと零したとか。 ) 『 正直、此処まで期待されてるってのだけは予想外だったけれど。だけど、彼女に言った言葉に嘘はなかった。それだけは絶対に、間違いない。まぁ ――― 結果、最後まで果たされる事は無くって。自分はそれを果たす前に、あっさりと心臓一突きで死んじゃって。だから、今彼女が泣いてるのが自分の所為だとか。そんなのは、わかるんだ。 』 ( 嗚呼、全くそうである。少なくとも、自分はとても悪い事をした。言える言葉なんて、ごめんなさい位しか思い付かないほどに悪い事をした。コレばっかりは、謝っても謝りきれない。どうやって償えばいいのかも、ワカラナイ。 ) [Mon 1 May 2006 19:19:49]
維言 >  二、三日後は、今ではありませんから。 ――― 尤も、それこそが人の強さではあるとも言いますが。 ( 生きているモノは、先に進むしかない。哀切を抱えて、置き去りにして。 崩れそうな塀兵を纏おうとも、溢れる感情を隠しきれない少女の傍らから、視線投げかける先は墓碑に。 …もしくは、其処にまだ、留まっている影に。 )  ……死者は、其処までだ。だから、湿っぽくても当たり前。全く、謝るくらいなら、なんてのは繰言ですけれどね。 …私にだって、未練くらいはあるなんてのは、秘密ですよ。 ( 囁くような声は、傍らの慟哭に掻き消されそうな程微かに。独白と言うには、少しおかしな言葉回しなのは否定せず。  謝罪の素振りを目にし、悲鳴のような嗚咽を聞きながら。 )  ――… 私に謝る事ありませんよ。 ( 彼女達の関係性は分からない。只、それは未来に希望を望むような出会いだったのだろうと、推測は出来る。 …ただ。ぼんやりとした面差しの中、微かに眉が寄ったのは、刹那ごと。 震える少女の肩にやんわりと手を置こうとしながら、ちろりと流した視線の先に、実体無き姿を見やって。 ) 罪作りですね、タタラ・キリエ。 ( 許さないと慟哭した少女の傍らで。 軽く肩を竦めて見せた。笑えないから、代わりに困ったような仕草で。 ) [Mon 1 May 2006 19:12:51]
フェン・メイフォン > ……… ソレは、墓の下に居るヤツに言ってやってよ。 あたしは―― 多分、三日か四日もすれば…落ち着くだろうし… こう見えても、生き汚さは人並み以上だって思う、からね(と、視線を傍らの黒尽くめへと向ければ… ハッ と笑う様に言葉を一つ。隣に居るのは男の格好にも見えるが――男だろうと、男装の女だろうと、そんな事関係ない。今の心境はソレだろう。 そして、言葉を投げ終えれば… 黒尽くめの言った『届くかもしれない』との言葉を思い返し… 暫し、空を見上げて――……) 約束破ってんじゃないわよッ! それにあんた、あたしがアドバイスしてやった事やれてから死んだ訳!?風の噂にでも、その話聞いたら、会いにでも行こうと思ってたのに… そんでもって、その出来た人形見てやろうと思ってたのに…  死ぬくらいなら、約束するな!死ぬくらいなら、何であの時あたしに出会ったッ! あたしはね、意地汚いのよ!意地汚いから、何か零れるのがすごく嫌なのよ! だから… だから、謝っても絶対に許してやらない。 許すもんか―― 今更、面出してきやがったら… 地面に引き摺り倒して、ブン殴ってやるッ! それから―― ぅッ…… ( やがて、空へと向けて吐き出すのは… 悲鳴染みた、慟哭染みた、叫び。 目の前に、その相手が居て謝罪してる事も気付けないから、だから… 遠慮も無しに声を張り上げ、ぎゅっと拳を握り締め――    其の言葉を堰き止めるのは、呻き。 もし、其の顔を見れば… 少しばかり溢れた涙で濡れてる事が分かるだろう。 ) ガキ…ッ 生むかッ 生ませる、か… 拾うか、分からないけど… 出来たら… 絶対、あんたの名前… つけて、虐めて、やるッ! そんで、もって… そいつに、約束…果たさせて、やる… ッ! ( もし、墓の下でソレ見て謝っても、許さないっ  なんて、吐き出した声は最早涙声で… その言葉の後で、傍らの黒尽くめに向ける 「ごめん」 って言葉も、涙声。 後は、口元を押さえて身体を震わせ、て) [Mon 1 May 2006 18:58:00]
ゆうれい > ( 嗚呼、仰る通りで御座います。急に勝手な理由で死んだのは偏に己の責任で御座います。だからどんな悪口雑言だろうと甘んじて受けましょう。恐らくは、そのために此処に留まったのだから。罪滅ぼしになるとも、思えないけれど。 ) 『 ――― そっか。聞こえないのか。そりゃそうだよねぇ…もう、此処に在って無いような物なんだから。 』 ( 見える人にしか姿は見えないし、聞こえないヒトには本当に囁くような声が辛うじて聞こえるくらい。今の己はそんな存在である。まぁ、それでも見える上に聞こえる人が居る訳だから、まぁ救いと言えば救い、か。 ) 『 いや、悪い。どうも人間、死ぬと妙に湿っぽくなるらしい。 』 ( いやいや、経験者だからこそって奴ですよ ――― なんて、視線を返そう。 ) 『 ――― さて、言いたい事は幾つかあるんだけれど。先ずはごめんなさい、と。 』 ( 謝罪。それはそうである。色々放置して死んでしまったのだ。立派な職人になると言う約束も、生き残ったら友達になろうって約束も ――― それが、最大の心残り。だから、先ずは謝らないと。ゆるり、頭を下げる。 ) [Mon 1 May 2006 18:43:57]
維言 > ( 想念に引きずられてが全てでは無い。悲しみ、怒り、憤り。様々なもので人は押し潰されるもの。常態を知らぬ身は沈黙するが、死者の声を聞く耳は、幽霊の言葉も良く聞こえたものだから、視線だけが陰も落ちない場所に流れて、半眼。 「 あなたがそれを言いますかー 」 とでも、言いたげな眼差し。 ) …私も、聞いた時には驚きましたよ。 ( 花を捧げる彼女の姿を見下ろしながら、告げた事場は嘘では無い。源となった因果を知る身であっても、驚かされたのは同じなのだから。 ) ――― 思う事あらば、片っ端から言って差し上げると宜しい。 「 今なら 」 まだ、届くかもしれませんよ? ( ぐらぐらと、崩れる寸前の虚構。もしくは平静。見下ろす眼差しは、ぼんやりと昏い色。 こんな台詞も嘘じゃない。だって、彼女は、まだ其処にいる。 ) ……間違ったとか軽々しく仰るとハリセンで張り飛ばしますよ――  、嗚呼。 …いえ、私は別に。…心配されてるんじゃないでしょうか。眠る方の前にいらっしゃるには、少々貴方もお疲れ気味だ。 ( …その対象が、大人しく眠っちゃいないのも承知の上ではあるのだけれど。 もういない、けれど、今此処にいる彼女の言葉を少しだけ。 ) 逝き急ぐのは、宜しくないですよ。とか、ね。  [Mon 1 May 2006 18:37:31]
フェン・メイフォン > あぁ、そ… それじゃ、あんたもソイツの墓参り? 全く、迷惑な話よね… 急に、わけもわからずに死んでさ(知り合いに違い無い。 そう、言葉を返されれば… 吐き出すのは、何処か誰かを嘲笑う様な声音。ソレを吐き出して、ヨロヨロと墓の前へと足を進めれば… 手にした野花を墓の前に置き――) …… 改めて…文句の一つでも言ってやろうと思って、来てやったんだけどさ… 何言や良いか分からないね、正直さ(――そして、次に声を投げる相手は… 傍らの黒尽くめか、それとも墓の下に眠る相手か。 昨晩、普段は呑まない癖に浴びる程呑んで泣いた所為か、涙は急に溢れないが… その代わりか、口元に浮かぶのは引き攣った…今にも崩れそうな、笑み―― っと) …… ん?今さ、何か言った?(… 不意に耳に入った、風が掠める様な音。其の音が 『イキイソグ』 と、そう聞こえた様に思えば、辺りを見回し―― それから、傍らの黒尽くめに問い掛ける、か) [Mon 1 May 2006 18:24:59]
ゆうれい > ( ちなみに知り合いだけでなく、本人も目の前に居たりする。とは言え、見えないヒトには全く見えないから仕方無いといえば仕方無いのだけれど ――― 視線をずらしておどろいた。何に驚いたかって、かつて出会ったときとの変わり様にである。まぁそもそも体までなくしちゃった此方に比べれば、健全な変化であるけれど。兎角、何処がどうして此処まで変わったのか ――― と言う、現在までの過程がわからない。 ) 『 んー、死人が言うのも何だけど逝き急ぐのは良くないよー? 』 ( なんて、聞こえる人にしか聞こえない声で苦笑した、とか。 ) 『 嗚呼、確かに良い事だ。死んでからこの方、どうやって謝ろうとか人生間違ってたよなーとかずっと考えてたもんでね。 』 ( 未練が無いといえば嘘である。さっさと成仏したいとか言った日には嘘付くなとか雷が落ちて来るだろう。何処からとは、言わないが。 ) [Mon 1 May 2006 18:16:31]
維言 > ( 仮にも神職。携わる系統は専門職。そも、その類のモノが見える目があるからこそに、引っ張られた退魔の業。 肩を竦める素振りも、まるで生前の映し図の如く見えるのだから、嘆息は重なるもの。 ) 冬は終わって春過ぎて、そろそろ空気は温い頃合ですよ。多少ゆっくりしても、風邪を引きそうに無いのは僥倖。 ( ざらりと、長い白髪揺らした黒尽くめは、仕草を真似るように肩を竦めて見せ。 次の言葉を唇に載せる前、びりびりと空気を揺らす声が鼓膜を震わせた。 …挟まる沈黙は、驚きの色が収まるまでの一拍。 )  …そいつ―― タタラ・キリエの事でしたら、知り合いには違いないと肯定致しましょう。 ( 響いた声は少女のもので、振り返った先の姿も、かようなもの。 されど、見事なまでにズタボロな様子は、この類の事をしていると―― 見覚えないとは言い切れない。それが原因とも言い切れないから、返答自体は淡としたもの。 ) [Mon 1 May 2006 18:12:10]
もう一つの足音 > ――――― (手にするのは、道端で摘んだ花。顔色は、今にも嘔吐しそうな程に悪く… 足取りは、矢張り今にも倒れそうなソレ。  そんな姿で歩いてくるのは、一人のフォーウン服の少女風貌。 時折、バランスを崩せば近くの墓石へと寄りかかり…――) ――――― くそ、ったれぇ… (―― そんな状態で吐き出すのは、嘔吐しそうな声音での悪態。ソレを吐き出して視線を上げれば――じっと、見詰めるのはとある墓石と、その前に立つ黒ずくめ)  あんたさ!そいつの知り合い!?(―― 其の姿を確認すれば、遠慮も何もなしに叫ぶ。 その叫ぶ吐息は、酒臭く… 吐瀉物臭く… 実に酷い有様、で) [Mon 1 May 2006 18:04:32]
ゆうれい > ( 嗚呼、彼の人物は矢張り不機嫌な御様子。さっさと成仏しやがれとか、そういう言葉くらいは覚悟しよう。何しろ今の己は、此の世界にとって異物に近い物だから。だからと言うか何と言うか、聞こえてきた呟き声にゆうれいは肩を竦めるのであった。 ) 『 ――― お久し振り。茶も座布団も出せないような場所だけど、ごゆっくり…してくのもそれはそれで問題か。 』 ( まぁ積もる話を消化しに来たって訳でも無さそうだけど、と苦笑するゆうれい。生前は、落ち着いて話す暇も無く死んでしまった物だから ――― ゆっくり話す機会くらいほしかったってのは、未練の内。 ) [Mon 1 May 2006 18:01:37]
足音 > ( お祭り騒ぎの四月は過ぎて、魔女の踊る日曜日も過ぎた後には、まるで微温湯のような明るい日差しが待っていた。 ――― どうにも、今日の空気は生温い。春過ぎて、緑葉輝く初夏に差し掛かった頃合にも、全身黒で覆った人影が、目的の墓碑もそろそろかと顔を上げて――― )  ………… ( 其処に佇む無く肉体無き影、されど見覚えのある姿に、白髪の陰で胡乱な視線がごっつい細くなった。 ) ……案の定とか言いますよ、全く――― ( ざくざくざく。足音が加速した。程なくして、墓碑の前に到着し。 )  ……御機嫌よう。 ( そんな風に。あの夜に、最初に出会った時のような一言を。 ) [Mon 1 May 2006 17:48:54]
お知らせ > もう一つの足音さんが来ました。 『―――ぐらり。 そんな、今にも倒れてしまいそうな足音、一つ。』 [Mon 1 May 2006 17:47:08]
ゆうれい > ( うーむ、考えても考えても判らない。あそこで戦い続けた方が良かったのか? それとも死んで正解だったのか? 今の自分には判らない。少なくとも、後味が悪いって事は ――― 少なくとも今の選択が良い選択じゃ無いって事なんだろうと、思った。そうして、思考する中で響く足音。ゆうれいは立ち上がる。最も、肉体の無い己にとって見れば単なる気分の問題に過ぎないが。 ) 『 おや、お客さんとは珍しい ――― 』 ( 立ち上がりながら、かすかに呟くゆうれい。聞こえないヒトには全く聞こえない声。 ) [Mon 1 May 2006 17:42:53]
足音 > ( 夕暮れ前の墓地に、小さく響いた足音ひとつ。 人の思い、成れの果て。様々を内包した碑の群れの中を泳ぐように。 足音自体は澱み無く、墓碑の一つに近づいていく。 ) [Mon 1 May 2006 17:40:12]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『( ざくり。 )』 [Mon 1 May 2006 17:38:04]
ゆうれい > ( どうせなら、武器が壊れるまで足掻いても良かったんじゃなかろうか ――― とか考えた事もあった。悪くない話だとは思う。でも、あの時表出していたのは悪魔じゃあない。アレは、私だ。私の中で眠っていた闘争本能って奴だ。出る機会が無くて眠っていた、普通なら一生出番の無いであろう物を無理に引き出した物だ。だから ――― 結局、こうでもしないと収拾が付かなかったんだろうさ。後味は割と悪いが、あの時の自分にはああする他思いつかなかった訳であるし。うーむ、ゆうれいになると人間はどうも湿っぽくなるらしい。 ) [Mon 1 May 2006 17:36:17]
ゆうれい > ( 兎に角、何処を如何間違ってか知らないが ――― 多々良霧江は聖剣の戦士として選ばれ、戦って死んだ。そこら辺は途中から己もノリノリだったと認めよう。うん。剣に引っ張られたとか、そこら辺を抜きにしてもだ。だから ――― コレでよかったんだ、きっと。あのまま生き残ってたとして、己は二度と元の己には戻れなかっただろうから。だから、コレでよかったんだ。コレで。 ) 『 とか言っても、自分が約束破った事に変わりは無いわけで。結局言い訳してるにすぎなくて。 』 ( 幽霊は独白する。詰る所、生きてても死んでても如何しようも無かった。あんな姿を、自分を期待してくれたヒトに晒したくなかったと言うのはエゴだろうか。 ) [Mon 1 May 2006 17:31:43]
ゆうれい > ( そもそも身寄りが無かった物だから、死んだ理由を詮索する奴も居るまい。と楽観していたんだが ――― 世の中はどうもままならない。ゆうれいは自分の墓の前に座り込む。名と共に刻まれるのは、呪詛にも似た聖句。 ) 『 ――― 約束、忘れた事なんて無かったんだけどなぁ。 』 ( 思えば、何処で間違ったのか。あの時、あの棒を大人しく騎士団に届けていれば、また違った結末を迎えたんだろうか。あの時、そもそもあの棒を拾わなかったらどうなっていたんだろうか。そんな事を、思った。 ) [Mon 1 May 2006 17:27:27]
ゆうれい > ( 約束を果たさずして潰えた人生。未練が無いと言えば嘘になろう。娘の魂は、未だ成仏する事を拒んでいた。せめて言い訳の一つ位考えておかないとなぁ、とか嘆息する。戦争は終わり、少しは此の街も平和になろう。そうなると、残された人間が思うのは死人の事。恐らくどうやって死んだ、とかは伝えられまい。何しろ、コレは世界の裏側の話。屍骸が綺麗だったのは、軌跡という他無いのだが ――― 通り魔にでも殺された事になったんだろうか? ) [Mon 1 May 2006 17:22:46]
お知らせ > ゆうれいさんが入室されました。 『( 小さな墓の目の前に、ゆうれいが居た。 )』 [Mon 1 May 2006 17:15:52]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『( 一瞬の後、   墓地に静寂が戻る …。 )』 [Mon 1 May 2006 15:43:35]
リゼル > ( ――― 其の人影へ ゆっくりと死人肌の手を伸ばし  ―――、 ) [Mon 1 May 2006 15:43:00]
リゼル > ( 赤い、紅い雫が唇の端から零れ落ちて ――… 不意に、其れに気付き拭う。 死人色の肌に 擦り付いた 鮮やかな赤を 吸い込まれる様な視線で 見遣った、 後に、 )    喉、 渇いたな――― …、 ( ぼンやりと零す。 其の言葉が洩れれば、 喉を焼く様な 強烈な 乾き。餓え。 ―― … は、 と吐息零す。 )  …… 、 ( 身を起こした。 見遣る墓場の前方に ―― 黒い 真直ぐな 影。 こくン 、 喉を鳴らす。 ) [Mon 1 May 2006 15:39:56]
リゼル > ( 1輪、1輪―― 供える墓は違う。 ゆるり、緩慢とした動作で 小柄な影は動く 。)  ―― …… さて、 ( 言葉零して、 )  … 今度は食べ物の方が良いのかな … 良く判らないな、人間の墓、ッて云うのは――、 ( 膝抱える様に  或る古い墓の前座り込んだ。 ”snow” ―― 『雪』 そンな 文字が綺麗に綴られた 墓 。)  ……―― 、 ( 声も、言葉も、 ―― 顔すらも ぼンやりと朧気で。 … 彼女に云える事など 何も無い。 己は 既に彼女がどンな人間だったのか 覚えてはいないのだから ―― … きり、と唇の端噛ンだ。 ) [Mon 1 May 2006 15:35:47]
リゼル > ( 太陽の光浮かばぬ 曇り空 ―― 一番心地良い、 けれど何処か物寂しくなる 空の 色。 )  ――――…私が墓参りに来る日は、 何時も、 こう だね――…、 ( 口許に僅かに苦笑を浮かべ。 ―両手いッぱいに手にした赤と黄色と白。 穏やかな春の、色 ――。 ) [Mon 1 May 2006 15:26:16]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Mon 1 May 2006 15:24:32]
お知らせ > ロザリオさんが帰りました。 『 …まずは先立つものって、世知辛いな…!( 思案ごともやがては闇に溶けて幕。)』 [Mon 1 May 2006 04:21:05]
ロザリオ > ( ―――さて。) ちょっとばかり痛い自覚をした所で、そろそろ色々考えないとですよね、ホント。( こめかみをぐりっと押さえながら、生前の癖で溜息吐息。肩竦める。身体に染み付いた癖は中々抜け無いものらしい。流石に、息しないと言葉は喋れないらしいし。髪にくっついた葉っぱを払い落としながら、のたくたと墓碑の合間を歩き出す。) その日暮らしは上等ですけど、人様に借りっぱなしは道義的に駄目ってコトですよ。うん。 [Mon 1 May 2006 04:18:35]
ロザリオ > ( 苦手っぽいのは自覚していた癖に、こうして時々向かい合って、吐き気と共に思い知る。十字架なんて、棒切れ二本組み合わせただけの、それこそアクセサリィにだってなる程度の意味すらなかったモノにこれだけ傷め付けられるンだから、大したモノ。餌付きながら、ヘンな感心。暫くして、むっくり起き上がった。) ……直視すると、目まで痛くなるってのが、また。( ぐしぐしと目を擦る。痛いンだけど、涙はそんなに出てこない。滲むくらいだ。コレも生前との違いか。) [Mon 1 May 2006 04:08:44]
ロザリオ > ( ごろんごろん地面を転がって、隣接した区域に逃げて来る。この辺りは墓碑に名前が刻まれている程度で、特に確固たる宗教観を持たない人たちが葬られる場所らしい。パプテス区域と隣接してるのは、多分土地の関係。湿っぽくて土臭い匂いに塗れながら、げっそりうつ伏せ。あ、髪の毛に葉っぱ。) 久々見てなかったから忘れてましたけど、やーっぱ駄目なんですね。よし、自覚……!( ちょっと涙目になりそうな勢いで、情け無い事を自戒する。 私は吸血鬼としては大概新米。むしろソレって何御伽噺?レベル。故郷にはそれなりの伝承があったけれど、だからって自分がなるって考えもしなかった、訳で。) [Mon 1 May 2006 04:00:50]
ロザリオ > ……あ、だめ。もう駄目。( この身体がどんな仕組みになっているのか未だにイマイチ理解はしていないのだけど、コレは駄目だって身体が心が本能が魂が訴えてきた。頭の中がぐらんぐらん、鐘楼で暴れてるみたいな音がして、ぐっしゃりその場に転がった。転がった侭、退却。) ――…うぇ。きもちわる……ッ( 臓腑をひっくり返されてるような感覚に、バカなコトしてるなー、とか乾いた自覚。地面に突っ伏してぜーはー言ってる姿なんて、みっともないったらありゃしない。) [Mon 1 May 2006 03:55:02]
ロザリオ > ( 睨めっこしましょうっていうのは、古典的な遊び。小さい頃は随分と笑わされたものだ。道中一緒になった人たちの中には、妙にそういうタイミングを突くのが上手い人が多くて、子供だった自分なぞ、それこそ赤子の手を捻るように笑い転がされた思い出。) いや、そんなのはともかく。( 口に出して、頭を振って思考を中断。そんな睨めっこの視線の先には、墓碑がある。宗教観とか良く分からないから、一番メジャーっぽい、パプテス十字の墓碑の前。) [Mon 1 May 2006 03:52:54]
お知らせ > ロザリオさんが入室されました。 『( 思わず腕組み。)』 [Mon 1 May 2006 03:49:38]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( そして、世界は隔絶されて。幽霊の宴が今宵も始まる。 )』 [Fri 28 Apr 2006 23:47:34]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 [Fri 28 Apr 2006 23:47:27]
デュラハン > (計画通りに事を運んでも横槍から逃げる術は無いらしい。)(何の因果か、墓地で行われる筈であった聞き屋の仕事は、依頼者の到着と同時に訪れた話し声で中断を余儀なくされ)そうですね・・・後日、改めて行いましょう。(予定外の参拝者?の存在を嫌った依頼者からの予定変更の旨を聞けば、話し声の方に視線を送りながら依頼者を先に帰して。)珍しい事は続く物なのでしょうかね?(先日、ここで依頼を請けたときも似た様なことが起きたな?何て考えれば、二人の方へと足を進めて。)(微弱な圧迫感を感じたが、それが聖剣の共鳴が原因だとは気づくわけも無く。決闘空間が生まれれば少し離れた場所から様子を伺うことにするだろう。) [Fri 28 Apr 2006 23:46:38]
お知らせ > フレアさんが退室されました。 『そしてディエルフィールドが森を包んでいった。』 [Fri 28 Apr 2006 23:45:43]
維言 > ( 神と悪魔の盤上遊戯。ならば、願いに届く為には精々派手に踊らなくては、偏屈な神様も、気のいい悪魔もヘソを曲げてしまい兼ねない――― そんなバチアタリを語ったのは、誰だったか。 それとも、聖剣の記憶だろうか。 終焉に続く砂時計は、加速していく。 今、この時も。 )  …それは僥倖。褒め言葉、有難く受け取りましょう。 了解ですよ、Empress―― いえ。フレア・ロンド。 いずれや、互い命が御座いましたらば。遠い貴方の終焉を、私が―― 維言が送って差し上げましょう。 ( 負ける気は御座いませんと、言外に浸し。 ざあざあと、強く吹く風が宴の始まりを。何かの終わりを告げに来る。 呪いを謳うならば、甘んじて受けましょう。 右手に抱えていた大判の書物を、眼前に掲げ。 )  それこそふにゃちんやろうって奴ですね――― ( 無体さを言葉で形にしながら。 す、と指先を喉元に宛がい。一文字に引く。  動脈までは届かずとも、溢れた赤を、緋文字が 「 啜った。 」 ( 素早さ一点献上→聖剣耐久11→13 ) ) [Fri 28 Apr 2006 23:38:25]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『二人の使い手から離れた位置』 [Fri 28 Apr 2006 23:35:11]
フレア > ( 己の意思で駒を進めているのか、或いは誰かの手に寄って進められているのか。そして誰が一番先に詰みに入るのか。 ゲームオーバーが訪れない限りそれは判らない。 ) ―― いいや、やれば出来るじゃないかィ。中々上出来だったよ。 なら、アタシが死んだらこう刻みな。”この世で最も偉大なる女、フレア・ロンドここに眠る。” ま、アタシは死なないし負けないけどサ。 ( 自己紹介も孕んだそんな会話のやり取り。けれどもそれもすぐに爆ぜるだろう。 ここは既に戦場として選ばれてしまったのだ。上げられる悲鳴は、こんな所に根を下ろしてしまった己の愚かさを呪う木々の砕ける音と、どちらかの声。 ) はははっ、そりゃ難儀だったね。言っても差し支えないような相手を探しな。 さて―― ( そして右手に杯を持ち、それを掲げた。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:29:23]
維言 > ( ええ。 肯定は短く。 足音と風の音だけが、空隙の沈黙を彩る音色。 今はひとつとひとつの、駒と駒。盤上遊戯で踊るモノ。 ――― 其処に意味を見出そうとして。帰結は、背にしてきた建物の中。 ままならないもの、です。 呟きは、沈黙の端に引っ掛けるように、小さく。 )  …それは中々上等な文句ですね。覚えておきます。 ならば、Empress 此処が貴方の墓地になりますから、墓碑銘の準備は宜しいですか―――   …いまいち、文句にキレが足りない。 ( 響きだけは淡々と紡ぐ途中で、頭を捻った。 人生経験の区域差か。唇の切れ味では負けそうだ。御教授願いたいモノ。 )  …………。 昔、上司様に言ってみて、ちょっとたいへんなことに。 ( 顔の形が変わるくらい、ステゴロ大会でした。負けました。 沈黙が重い。  ――― ざあ。 風が梢を渡る。木々が、今宵が己の最後と謳うように。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:20:08]
フレア > ふぅん。そうかィ。 ( 老婆は多くは聞かなかった。 不思議な気分だ、沢山の愛を否定し拒絶してきた自分が、今は少しでも相手に触れてしまうとそれに溶かされてしまいそうになる。そんな予感がする。 だから不用意に踏み込んではならない、今は必要の無い事だ。 ) 今のはババァなりの侮辱だよ。だから怒ったり、「お前からは死臭がするぞ、いつ墓に入るんだ?」ってやりかえすのが正解。 ( 面白い奴だね、なんて思いながら。 ) ……それ、今度男に向かって言ってみな。どういう反応返すのか興味ある。 ( それは自然の森。開拓の手がぎりぎり伸びなかった森。 きっとこの二人が好き勝手遣らかした後には新しい墓が立つのだろう。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:09:10]
維言 >  まだ、お墓じゃないんですけれどね。それは余談。 ―― 息子さんですか。ならば、やはり遠ざかりましょう。安寧は破られるべきではないでしょうから。 ( ざ。 踵を返して、森の方へと歩き出す。 参る先は、まだ其処の安置所にいらっしゃるから、肩を竦めて。返す言葉だけが、無闇に真顔の。 )  老眼とは視力の事ならず、月日の培った慧眼の名ですか。それも上等。 ……一応沐浴はしてきたんですけれどね。ああ、別に事後って意味じゃあないですよとか、付け足しますが。 ( 侮辱か長髪じみた言葉に、思わず真剣に考え込んだ。否定もしたけれど。 )  分かり易く言えば、そんなとこです。滾る血が足らずば、芯も通りませんでしょうとか、言います。 ( 否定どころか肯定重ねて、昏い森の中へと足を進める。 今宵は月の光も遠く、星の欠片も届くまい。 森林伐採だけは、確定事項の予感。 ) [Fri 28 Apr 2006 23:02:45]
フレア > おっと―― 墓参りの途中だったのかい?そいつは邪魔したねェ。 終わってから済ませな、アタシも久しぶりに息子に挨拶していきたいしね。 ( 労いの言葉を鼻で笑う。悪いジョークか挑発にしか老婆は聞こえなかったようだ。 ) ババァは眼が良いんだよ。尤も、アタシみたいに長く生きていると人を見る眼ってのが養われるからね。中性とか両性ってのも居るが。 それに雌の臭いがするからねェ。いやらしい淫売女の臭いがサ。 ( 無論、鼻が利いたわけではない。そういう女が放つ独特の臭いというのは確かに有るが。 ) 判りやすくいえばフニャチンばーっかってことかィ。 ( そう言いながら老婆は指し示された森へと足を向けた。今までに体験した事が無い足場が不安定で視界も遮られるフィールドだ。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:54:22]
維言 > ( 闇の先、夜の中。 射抜くような眼光は、何も夜見通す目だけが見せたものでは、あるまいて。 近づけば焼かれそうな程に、滾る眼差しの前に。胡乱な黒を真っ直ぐ据えて。 ) ええ。御参りの途中で、こうして御逢いするとは少々予想外でしたけれど、問題無し。 ―― まずは、お疲れ様でしたと申しましょう。 御足労願いました―― Empress? ( 身の丈は、己とも然して変わらぬ小柄な老婆。なれど、背負う力は、意思は、尋常で無きと。手にしたモノが知らせてくれる。 故に、敬意は一礼の形を。 )  ……むしろ、性別をがっつり把握して下さる眼力に、私が感嘆。 しかして、男性は見果てぬ夢を追うのは好きでも、いざ参るの度胸は足りないとか、暴言を差し出してみます。 ( これだから、女傑都市とか呼ばれるヴェイトス。 白面が、唇を三日月に。 )  ―――。 少し場所を移しましょうか。安眠されている所を起こすと、ヒトで無くとも立腹するモノです。 ( す、と指し示したのは、建物の裏手に広がる黒い森。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:45:48]
フレア > ―― はン。 ( 老婆の目が、細い眼が。ぎらりと光り建物の入り口に居た影を見る。 獲物を見るような貪欲な眼だ。 ) その様子じゃアンタも相手を探してうろついてたみたいだねェ。 全く、歩いたよ。歩きすぎて腰が痛いぐらいだ。 ( かつ、かつ。地面を突付く杖の音と共に老婆はその建物の方角へと近づいていく。やがて相手の姿が良く見える距離まで来れば、一度立ち止まろう。 ) なんだィ、また女かい。こういうのは野郎の方が好きそうなイメージがあったんだけど、そうでもないのかねェ? ( アタシだって女だからね、と笑って見せた。 ) で、どうする。此処でやるのかい? アタシは構わないケドさ。 ( 息子の墓はまた別の場所だ。それ以外の死者の眠りを妨げる事になろうと知ったことではない。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:37:17]
維言 > ( 昨夜―― むしろ明け方にも、足を運んだ場所。本日二度目なのか、連日なのか。日付の括りは何処か曖昧。 砂時計が止まる訳では無いけれど。 湿った土の匂いと、緑の匂いに紛れて。 色濃く深く染み付いているのは、死臭。 ――― 墓碑の下より、地上に近く。 此処には、まだ形を残したモノも収められているが故。 緩く、空気に溶かそうとした吐息が――  不意に響いた激烈な共振に、胸郭ごと圧迫されて、かは 圧縮された音だけが、漏れた。 )  ――― これは、また。極上品の予感って奴ですか。 全く。 ( マントの下から大判の書物を取り出す。黒革に記された緋色の文字が、歓喜の声を上げ、それよりもっと引き連れた声で謡う。 喜びに似て、悦びのようで。それよりずっと深く――  おびえる、ような? ぎりぎりと締め付けられる頭蓋が、夜の中、高らかに響き渡る声を聞いた。 )  …… 隠れやしませんから、どうぞご安心をと、お応えしましょう。 ( 頭痛に眉を顰めながら、夜闇に飛ばす発声は、腹式。 夜の帳を貫くように。  建物の中ではなく、夜闇に紛れた黒尽くめは、その扉の前。 門番のよな居住まいを崩し、 ざり  足音ひとつ、近づけた。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:29:54]
フレア > ( 姿はまだ見えぬ、けれど手にした聖剣がその存在を教えてくれた。 海岸から出て手の中の杯が反応を示すまで歩く事凡そ一時間、漸くその相手にめぐり合えたようで、老婆は笑った。 ) 出ておいで!どこに隠れて居るンだい! アンタのもキンキン鳴いてるンだろう!? ( 老婆は墓場で吠える。丁度視界に建物のシルエットが眼に入ったが、あれの中だろうか。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:24:13]
お知らせ > フレアさんが入室されました。 『居た居たァ――。』 [Fri 28 Apr 2006 22:22:48]
維言 > ( 此処からでは、見上げる空もまだ遠い。 月は雲陰、星翳り。 月の終わりは直ぐ近く。かちかちと、秒針は刻まれて。 さらさらと、砂時計の粒は落ちていく。 ) ……御参りは、終わってから――… でしょうか。 合わせる顔がどうのってのは、私の問題じゃないとか言いますけれど。 ( 墓地の奥、奥深く。 鬱蒼と広がる森を背にした、建物が一つ。 其処の扉に凭れるように、黒尽くめは佇んでいた。 ) [Fri 28 Apr 2006 22:11:22]
お知らせ > 維言さんが来ました。 『( 曇り夜。 )』 [Fri 28 Apr 2006 22:09:03]
お知らせ > セクスさんが退室されました。 『( 神騙りの少女の言葉と、マリア様の言葉… 二人の戦いを思い返して )』 [Fri 28 Apr 2006 00:32:33]
セクス >  肯定します。 …私に為せる事は、ただ一つを除いて他にありません…。 私の生は教会の道具として在る事以外に価値を持ちません。 ……それなのに…… 大聖堂は… ( 楽なものかと… じっと声の方… 虚空を見つめる眼に、険を差した。 …矛盾した指示と… 与えられない神命… 絶対者として君臨してくれない大聖堂を、歯痒く思う ) ………? ( 言葉を借りるのであれば、『神の正義』は当然の事。 …それを疑うなどあり得ないし、そうであれば証明は必要無い…。 『神』は『神』だ。 全能の主、父なる神。 全てのパプテス教徒は、そこへ還る為に生きて死ぬ。 …ただ… それを問うこと自体罪だけれど… 問われれば、思わず的確に返す事が出来ずに戸惑ってしまう事…。 新たに落とされた疑問の一滴に、首を傾げて。 ……ふと、ここへ来る事になったきっかけ…… 折角の機会を活かせてはいないけれど、シスタージャスティスに『ヴェイトス市を見る』事を勧められたのを思い出す。 …どうして、私は、その通りにしようと思ったんだろう… )   ( 教会の意思は神の意思… 教会は正義で… けれど一枚岩ではなくて… 矛盾していて… けれどその中で折り合いを付けて、こんな気持ちが楽になれるのならと… 少なくとも暗黒街という土地で己の命を賭しているシスターの話を、聞いてみようと思ったのではなかったか――― …でも、ダメだ… ) ……教会の……意思は、神の……。 ッ… 考えません! そんな事知らないッ! 私は――― 私はっ、私は…ッ 私は神の国へ入りたい、入らないといけない…! 人のままで死んだら――― ( 大して…と言うかぜんぜん声量の無い、聖歌隊の練習で少し掠れた声を響かせて…。 …使い魔はただのネズミに戻り… 聞く者の無い空間で、虚空に首を振る。 ―――死んだら、どうなるんだっけ――― ) ………? ………神の、国へ… 入らなければ、いけないのだから…。 ( それっきり、返されない言葉を待つように佇む暫しの間の後… …まるで夢でも見たような感覚を抱えながら、来た道を引き返す… ) [Fri 28 Apr 2006 00:31:03]
お知らせ > さんが帰りました。 『(ネズミはただのネズミに戻り、墓地に静寂が訪れる――)』 [Thu 27 Apr 2006 23:55:55]
> 次に会うときまでには、良い答えを期待するよ。ごきげんよう。 ( そうして、声は小さくなっていく。それにあわせて、気配も消えてゆくだろう。主が使い的の接続を切ったのだ。 ) [Thu 27 Apr 2006 23:55:15]
> 私に言わせれば、君たちが絶対だとあがめる神の保障を君たち自身がするなどと、それこそ神様への侮辱だと思うけれどね。 [Thu 27 Apr 2006 23:53:57]
> なるほど、君はただ信じるだけだ、と。それは自分ひとりでは何も出来ないもののすることだ。何かを盲目的に信じ、与えられる命令と情報を鵜呑みにしてその通りに行動すれば良い。他には何も考えなくてもすむからね。楽な生き方だ。 ( そうして、やっぱり姿は見せない。その必要も、その意味も無いから。 ) では問おう。君たちは神の意思に従い、正義の名の下に悪を断罪する。だけどね――君たちが祈りをささげる神の正義は、一体誰が証明してくれるのかな。そして、君は神が【何】であるかを知っているのか? ( 問いかけには問いかけを。したしそれはただのことば遊びではなく、少しずつ話の核心に近づけていく。彼女がそれに気づくかは知らないが。 ) 今一度問おう。神の教えに従えば、君たちは幸福になれるという。自分たちは正しいという。ならば、なぜ”神がそれを保障してくれると言い切れる?” 君の上司がそういったからか? それが教会の総意だからか? 周囲がみなそう言うから? 一度考えてみるといい。もっとも―― [Thu 27 Apr 2006 23:52:56]
セクス > ( …それは、『あなたも滅ぼされたいのか』という脅しなのだろうか… そんな事は意識せず、口をついて出た言葉だったけど ) …あなたが問うからです。 …私はあなたが【何】であるかを知る術を持ちません。 そうであれば、最低限必要な対処でしょう。 ( 大聖堂の指示はハンターとしての戦闘禁止であり、その姿勢は、あそこに居れば嫌でも分かってくる。 …執行官と共にあったなら、二の句も告げさせず断罪するところだと、ランタンを握る手に力を籠めて… ) …私は主の言葉を聞く術を持ちません。 …ですが教会の意思は神の意思です…。 私が御心に沿うよう努めるのであれば、何を疑う事もありません… それは、罪です。 ( …その問いは、つまり『姿を見せろ』という事であり… 『見せられぬ理由があるのなら立ち去れ』という事… 結局謎掛けのように返され、揶揄されるのを感じれば、足を止めて ) …【何】であるかを知ろうとするのは当然の事です。 ……私はそれを許可されていませんが、あなたは異端なのですから…… 人形で構いません。 …そう、ありたいと願う… ( 盲目的? 愚か? 違う。 …主の御心に沿って在る事の出来る道具となる事が、人の義務であり幸福… それこそが、神の国へ入る事に通ずる ) [Thu 27 Apr 2006 23:37:56]
> おやおや、戯言に付き合いたくないというのなら、なぜ最初から黙してさっさとこの場を後にしない? 本当に聞きたくないのなら耳をふさげば良い、立ち去れば良い。なんだかんだいいながらも、君も会話をしているのはどういうわけだろう。くっくっく……。 ( この娘と話すのは面白い。何を聞いても、何を答えても、返ってくる言葉はまるで本に書いてあることをそのまま繰り返すようなものばかり。それは、”駒”によくありがちな光景だった。フェイロンを己の駒とするなら、さしずめこの娘はパプテスの駒だろう。 ) ――君は面白いね。実際にパプテス教徒が不死者になったところを見たことが無いのだろうが、なぜそこまで胸を張って言い切れるのかな? その自信はどこからくる? それが教えだからか? その教えが正しいという証明は、一体誰がしてくれる? ( ゆっくりと立ち去ろうとする娘に、静かに問いかける。 ) さて、なんだろう。人は私を「Unseen」と呼ぶけれど、結局のところ名前なんてたいした意味は無い。戯言に付き合うつもりは無いといっておきながら、私に何者か、と問う。君はまったく持って面白く、盲目的で、そして愚かな”人形”だ。ふふふふっ……。 [Thu 27 Apr 2006 23:20:31]
セクス > ………。 ( 頼まれたのだと、返そうとするけれど… ) 戯言に付き合うつもりはありません。 ( 不機嫌そうにはなっているものの、怒るでもなく言い放ち… 歩き出した ) …それがパプテスの信仰を許された者であり、主の御心に適う者であるのなら… そのような事は起こりません。 …目覚めるのであれば、教会は何度でもそれを滅ぼします… ( 足早に、歩き去ろうとするものの… そうはいかない身体。 重たそうに引き摺って ) ―――〜あなたは何者ですか。 異端である事に疑う余地はありませんが。 [Thu 27 Apr 2006 23:09:30]
> 知らぬものの墓を訪れるのが聖職者の職務、か。それは大いに結構なことで。 ( やはり変わらぬ声音は、人の神経を逆なでするように甲高い。 ) ほぅ、ではパプテスに帰依する者は不死者にならない、と。実にすばらしいことだね。けれど、ここでそんな風に言うのはよしたほうがいい。土の下で眠っている者たちが目覚めてしまうかも。 ( くつくつ、と楽しげに笑う。 ) [Thu 27 Apr 2006 22:59:59]
セクス > …私はここに眠る方の事を知りません。 ( 墓参り、と言うには… 勿論そう言って良いのだろうけれど、距離があり過ぎると。 あくまで職務と言って。 …同じ方向から声がかかり続けるのであれば、向き直る… 鈍い感覚に確証は得られないものの… そこにはやはり人の姿が無ければ… スラムで聞いたあの声だろうと、若干の警戒を見せて ) ……私はこの場所の情報を持ちません。 ですがパプテスに拠らぬ埋葬がまかり通るこの場所では、【死人返り】になったとして驚く事は無いでしょう…… ( 嘲るような声に、侮蔑を込めて ) [Thu 27 Apr 2006 22:52:56]
> ( 使い魔を介して伝わる声は、ひどく中性的で所々ノイズのようなものが入る。 ) 聖務? ただ墓参りといえばいいだろう。それとも、このあたりにはゾンビがでるのかな? ( 嘲るような声は、なおも続く。墓石の影に隠れたネズミは、闇の中から貴方を見つめていた。 ) [Thu 27 Apr 2006 22:45:12]
セクス > ( 答えつつ。 立ち上がる。 …顔は若干後ろに向ける風だけれど… 完全には向き直らずに ) [Thu 27 Apr 2006 22:44:57]
セクス > ( ほんの少し前までは… 同僚の死など珍しくもない組織に身を置いていて… そこには、感傷など無かったと言うのに。 …膝を折って手を重ねた先にあるそれに、ふと、別の物を重ねて見て…。 ……神命に従って命を落とした仲間の死は、哀しむべきものでは無いはずなのに…… 日常の延長で壊滅したあの夜に別れたきり、別れも言えずに居る事を思うと… 胸が詰まる ) ―――。 ( 定型の祈りの言葉を口にし終えて。 ―――かかる声に、薄く眼を開けた。 …印象深い声だ。 そしてその声は、嫌悪感と共にある… ) …聖務です。 [Thu 27 Apr 2006 22:41:14]
> ( 突如として聞こえてきた声は、貴方の後ろ側。記憶をたどれば、もしかしたら以前聞いたことのある声だと気づけるかもしれない。 ) [Thu 27 Apr 2006 22:36:11]
お知らせ > さんが来ました。 『ここで何をしている――』 [Thu 27 Apr 2006 22:34:55]
セクス > ( ―――顔も知らない… あるいは見た事があったかもしれないけれど、名前と顔の一致しない、真新しい墓標の前で足を止めた… ) ……(大聖堂より参りました)……(シスター)……。 ( …本当は… 『お願い』なんてしないで、友人だと言う本人が来るべきだったと思うから… その裏にあった善意など知らず、一拍躊躇いがちにそこを見つめて… 幾つかの花が手向けられている隅に、持って来た花束を置いて。 膝を折った ) [Thu 27 Apr 2006 22:27:33]
セクス > ( …死の静寂に包まれたそこは、そのイメージからか、市内にあっても危険の無くはない場所とされていて… 実際にその危険性は、先日また新たな亡骸によって証明されたばかりだったけれど… )   ( 今一つ覚束ない足取りで十字架の林を進む小柄な修道女には、若干の緊張こそあれ、恐怖の表情は浮かんでいない ) ………。 ( 人種と宗教の坩堝ヴェイトス市では、埋葬のスタイルの様々だ。 …ようやく『パプテスの勢力圏』に辿り着いた事に、少しだけ安堵しながら… 歩調を更に緩めつつ、墓標を確認して ) [Thu 27 Apr 2006 22:18:10]
セクス > ( …最近は、話しかけられれば少しは答えられるようになった『取り留めの無い話』で… 『ヴェイトス市を見てみたい』と零したら、話し相手の先輩修道女は笑って、『それなら用事をお願いしたい』と言ってきた。 …その悪戯っぽい笑いは、一般的な感覚では、この『お願い』など外に出る口実に過ぎないのだと語っていたし… その後に続いた『死んだ人をダシにするなんて申し訳ないけれど。でも、きっと許してくれるわよ。』なんて言葉もあれば、外出許可を欲しがっていた世慣れしていない風な新米修道女にだって、ニュアンスは伝わる筈だった… )   ( 筈だったのだけど… 『先日墓地で殺されたシスターに花を手向けて来て』 と言われた修道女は… 馬鹿正直に、先日同僚の殺された其処に居る ) [Thu 27 Apr 2006 22:02:07]
セクス > ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ修道女が、夜の墓地をのろのろと進む ) ………。 ( 一度願い出ようとしたものの、口にする機を逸して求める事すら出来なかった外出許可は… けれど、思わぬところから出される事になった ) [Thu 27 Apr 2006 21:51:54]
お知らせ > セクスさんが入室されました。 『( ランタンを提げて、花束を携えて )』 [Thu 27 Apr 2006 21:46:35]
お知らせ > ディシュクさんが帰りました。 『そして、しばらくそのまま、遠くをみていたが、やがてその足は墓地を去っていく』 [Wed 26 Apr 2006 01:02:12]
ディシュク > (しばらくはその場で、気まぐれな死霊でも現れぬかと様子を見ていた。早々、都合よく事は運ぶはずが無い。墓場にあるのは静寂。めがねをかけ治すように姿勢を正せば)期限はあまりよくないのでしょうかね…。まあ仕方がありません。私に協力することの意義を見出せぬとは損な方々です(捨て台詞、吐く) [Wed 26 Apr 2006 00:50:08]
ディシュク > (当然のことながら、未熟な死霊にただ、話し掛けただけでは返答があるわけも無く。ふむ。と少々残念そうに手を元に戻した。奴隷がこちらに向かったのであればそのうちに姿を見せるのかもしれない。また、後で死霊には呼びかければよいと) [Wed 26 Apr 2006 00:34:19]
ディシュク > (奴隷というのはこまったもので、手に入れることは出来るが、その分金がかかる。その点、死霊は良い。維持に力は必要であるが、お金がかからぬことが多い。死霊の気配を感じ。どこか楽しげに笑みを浮かべたまま。手を差し出しては死霊へと呼びかける。此処に…と) [Wed 26 Apr 2006 00:27:05]
ディシュク > (うかつに力を使っていれば、だれかにうわさされるかもしれないという危険もあるが、そんなことを気にしないほどに男は興奮していた)フフ…(瞳に力をこめて辺りを見回す。手ごろそうな死霊は…視界の中には無い) [Wed 26 Apr 2006 00:21:11]
ディシュク > (墓地。死霊使い御用達のこの場所へと少々の緊張と喜びを持ちながら、足を踏み入れる)ふふ…この場所は楽しみですね…(奴隷の少女は自由にするようにと言い含めてある。気が向いたらこちらにくるかもしれないが興味の無いことだ) [Wed 26 Apr 2006 00:15:13]
お知らせ > ディシュクさんが入室されました。 『(ゆっくりと足を踏み入れるめがね)』 [Wed 26 Apr 2006 00:13:03]
お知らせ > 利光さんが帰りました。 『(止めを刺さなかったことを今度は相手に後悔させてやる。そう決意を新たにするのは後回し)』 [Sat 22 Apr 2006 02:00:30]
利光 > (決して討てなかった奴ではない。逃した上、この手傷を負ったのは己の未熟)くそっ・・・(腹の底に激情を押し込めて、手当てに入る。それが済んだら、まず聖職者の所属団体―恐らく大聖堂に通報して身元を確認してもらい。ついで自警団に報告しなければ。どの程度対応してくれるかはわからないが) [Sat 22 Apr 2006 01:58:56]
お知らせ > セオドアさんが退室されました。 『ハハ。ハハハハハ。(女の死体を気にも留めず、男は暗黒街の方向へと機嫌よく歩いていった。)』 [Sat 22 Apr 2006 01:55:58]
セオドア > 斬られて斬れ。肉を切らせて骨を絶つ!好きだなー俺、そういうの。やられた奴ぁ、まさか、って顔で死んでくんだ。(振り返り、笑んだ。)ありがとよ。覚えとくぜ。 剣は抜かずに包帯できつく縛るんだぜー。脇の下に手を挟むと尚良し。血は流し過ぎるなよ。(に。)俺の目の前で、あうあう言いながら流す血なんだ。 [Sat 22 Apr 2006 01:55:09]
利光 > ・・・・・・(どっと体が崩れ落ちる。膝をついて前のめりにならなかったのは最後の意地。疲労と痛みと無念さでごった煮の胸中を表す視線を去り行く相手の背に突き立てることしかできない)・・・(次は必ず討つ、と口にしたかったが。今言ってもただの繰言。ただ小さな歯噛みの鳴り音だけが魔人の耳に届くか) [Sat 22 Apr 2006 01:51:34]
セオドア > (腹を蹴る足をバネに後退、ごろりと後転した。胸の違和感に僅かに抉れた傷をほじくり、ふむと唸る。)治りが遅ぇな。パプテスみてーな芸ができんのか。いや、立派立派。(ちゅぱ、とほじった指をしゃぶる。)次もこんなヤツで来いよ。待ってるぜー。サムライー。(すっくと立ち上がると、ゆっくりと踵を返す。) [Sat 22 Apr 2006 01:47:16]
利光 > 先刻のお返しに・・・剣の教えを一つ・・・(ギリっと音が漏れるほど噛みあわせた歯の隙間から声を押し出す。足を出されても猪と評された突進のまま迫る。ドカっとカウンター気味に入るのにもかまわず、脇差が鞘走った)斬られて、斬れだ!(喩え妨害物が刃でも止まらなかっただろう。その覚悟で打ち込まれるのは、逆手抜刀からの胸中央を狙う直突き。そして刀身には普通ではありえない光―霊力が篭められていて。しかし覚悟に物理的に止められた体がついてこない。その剣威は決して鋭くもなくて) [Sat 22 Apr 2006 01:41:14]
セオドア > 猪サムライ。視界が、(にたぁ。黒い両目が、いやらしく歪められる。)狭くなってやしねーかい。(利光を十分に引き付けて、す、とブーツを腹の位置まで振り上げた。蹴る訳では無い。突進を足で阻むのみ。) [Sat 22 Apr 2006 01:35:46]
利光 > 今度出会う前に(唇を舌先で湿らせる動きも鈍い。が、先ほどの相手のように目の光は逆に獣性を帯びていた)また殺すだろう、貴様は(だからここで倒す、と。視線に載せた殺気を放つや否や)――!!(肩から血飛沫を後に残しつつ、だっと地を蹴りつけ間合いを詰めた。武器は収めた脇差のみ、それを逆手に握り締めて。最後の交錯、その決意を全身に漲らせて) [Sat 22 Apr 2006 01:31:44]
セオドア > あらら、マジんなっちゃって。ちょっとじゃれあっただけじゃぁねーの。それとも俺が好みだったとか。(軽薄な笑みでけらけら笑う。地面に転がる曲刀をコンと踏み付け、回転して宙を舞う剣を容易く手にした。)でも今日はお預けと行こうじゃねーか。普通の人間は、傷治すのに時間が掛かる。治った頃に、よう。(慣れた様子で、剣を収めた。) [Sat 22 Apr 2006 01:28:01]
利光 > ――(脇腹に再び一撃を入れ、なんとか体を解放したものの先ほどの例からすれば大した痛手ではあるまい。向き直る肩から、短刀は抜かない。今抜いたら出血が却って酷くなるからだ)・・・魔人か。なるほど(敵の手強さと己の甘さ。肩の傷は授業料としては安すぎる)――どうやら死を決死なければ貴様を討てないな(チラっと聖職者の無残な遺骸を見やり、気力を奮い立たせれば―大事に扱ってきた太刀を右手から落とし、地面に深々と突き刺さらせる。そして左の脇差も鞘に戻せば。そのまま棒立ちとなり、同時に霊力を体内で練りはじめる。武器を拾うなら拾え、襲うなら襲って来い、とばかりに) [Sat 22 Apr 2006 01:21:40]
セオドア > 違うな。俺は、スゲー人間だ。魔人セオドア。ヨロシクー?(対照的に余裕綽々。100を越える自分の材料が、腹の中で蠢いている。)ま、そんなカンジ。やりたかねーけど、寂しがり屋のお前が離してくれねーと来ちゃぁ…お?(不意に解放された左手は、短刀を手放した。 セップクさながらの利光の突きに、再び脇腹に傷が刻まれる。)あーあーあーあー。(よた、よた。コーヒーでも零したかのように、後退。曲刀の方向へ。) [Sat 22 Apr 2006 01:17:39]
利光 > ただの・・・人間だ・・・オマエと違って・・・な(ようようそれだけ返し。奇妙な姿勢で密着しあいながら、その実満身の力比べ。こちらは刃を指されながらでもあるから、その風景は鬼気を帯びているか)・・・その素振りだと、自由に切り離せるか、ちぎってもまた再生すると?(はー、はーという呼気の間から紡がれる言葉。と、不意に力尽きたように左腕を掴んでいた侍の左手がだらん、と落ち―ながら落下速度を利用しつつ脇差まで達せば、それを引き抜いてほとんど自身の脇を突き通すように、背後の相手に切先突き出さんと!) [Sat 22 Apr 2006 01:09:42]
セオドア > …へぇ。人間たぁ思えねぇなー。獣人?(筋肉の硬度と質は、猪を思わせるほどに強い。 と、感心するも束の間。間合いを詰め、腰を押し付けてくる利光の動き。 崩しが無ければ、対応もし易い。腰を落として、腰で体を跳ね上げられるのを防いだ。利光の背中に密着。)…俺が、お前の腕を振りほどけないと…そう、思ってるだろう。(耳元で、笑みの形の口が囁く。) [Sat 22 Apr 2006 01:03:29]
利光 > (人間ではなかった。亜人としてもこの再生力は異常だ。もう超常に足を踏み入れた存在としか―)ふ・・・んっ!(みしみしと刃を喰らったままの肩の筋肉が盛り上がる。肉の束が刀身に巻きつき、切り裂かれる代わりに動かすのすら阻害しよう。そして)――!(右肩犠牲にして押さえ込んだ相手の左腕を巻き込むように体を捻った。太刀や打撃狙いではなく、投げ技のような振り解き。相手が立ち位置を変えたためにそれは一本背負いの変形のような形になろうか) [Sat 22 Apr 2006 00:54:38]
セオドア > (左腕を握り締める利光の拘束は、手負いだというのに離れそうも無い。) [Sat 22 Apr 2006 00:47:35]
セオドア > チ、チ。(右手、指を振る。)油断すんなよ、って事さ。ボウヤ。次からは気を付けな。(視線を下げれば、既に脇腹からの出血が止まり、破れた服の下に新しい皮膚ができているのが見られよう。)…おお?ハハ、無理すんなよ。スジが切れっちまうぞぉ。(嬉しそうに、ぐり、突き立てた短刀を捻った。)…(自分の耐久力を分かった上での反撃。す、と移動し、利光の右手と自分の間に利光の胴を置いた。これで右手も剣も、胸や頭に届くまい。) [Sat 22 Apr 2006 00:46:55]
利光 > 何ッ!?(「擬態かっ!」という続きの声を上げる間もない。目の前に大写しになる相手の容貌、そして犠牲者の血痕未だ新しい短刀。激痛が右肩に炸裂し深々と突き刺さって刀身が新たな血を浴びるか)ま・・・まさかそんな言葉を知ってるとはな(今度は此方の唇が震える番だったが。その攻撃は、一旦収まった攻撃性に再び火をつけた。未だ曲刀拾わない空いた手―左手が閃いて、相手の短刀持った腕を掴もうとする。そして掴めれば―さらに傷が深まるのを承知で自身の体に押し付けるように締め付けんと) [Sat 22 Apr 2006 00:39:39]
セオドア > 基本を怠るなアアアアァァァァ!残心ンンンンン!(耳を澄まさせて置いて、そこに大音声を叩き込んだ。)ははっ。(左脇腹の手は左腰への滑り込み、女を殺した血塗れのナイフを抜いた。バネのように飛び付いて、利光の右肩に短刀を突き刺さんと。) [Sat 22 Apr 2006 00:35:39]
利光 > む・・・基本?(まさか力尽きて遺言か。上体を屈しかけた不自然な姿勢のまま顔だけそちらに向ける)・・・(こちらから言葉かけず、相手の唇から漏れる言葉を拾おうと注意を集中させて待ち) [Sat 22 Apr 2006 00:30:52]
セオドア > き…(眼を伏せた。)…基本を…(薄い唇をなんとか動かし、言葉を紡ぐ。虫の様に小さな声は、屈んだ利光にならば辛うじて聞こえよう。) [Sat 22 Apr 2006 00:28:08]
利光 > 殺人、特に聖職者殺しは大罪だからな・・・それともここで果てたいか?(近づこうとした足がふと、止まる。顔色は一気に悪化し武器も離した。にもかかわらず目は気力を尚失っていない。だがあの傷では何かしたくてももう出来まい、と思い直せばまずは相手の曲刀を拾わんと、身をかがめて) [Sat 22 Apr 2006 00:25:21]
セオドア > (ばさりと顔に掛かった黒髪から垣間見えるのは、脂汗の滲んだ蒼白の顔。傷を負った獣のような、ぎらぎらした眼。剣を手放した右手は地に付き、左手は左手の傷を抑えていた。)…俺が、死罪… 死ぬ…? ゼ、ハ。(上げた視線は、手当てと言い近付くであろう利光を見る。) [Sat 22 Apr 2006 00:22:08]
利光 > ・・・(手応えあり。そして手にする太刀は、使い手次第では鉄をも断ち砕く―実例を体験済みで死にかけた―古刀。崩れ落ちようとするかのような相手の体より刃を抜き放てば)勝負あり、だな。せめてもの情けだ。手当てはしてやる・・・その後は自警団行きでどうせ死罪かもしれんがな(今の一撃が致命になればそれまで、と冷たい言葉かける。が、これは第三者から見れば油断の極みであるかもしれない。相手が『ただの』人間ではないという傍証はいくつかあったのに―) [Sat 22 Apr 2006 00:18:13]
セオドア > (恐らく利光が何度も経験したであろう、使い手にも満たない者への一撃。然るべき隙に、然るべき技を叩き込む定石。その通りに、男の脇腹は切り裂かれた。)…ガッ…!(かわそうとし、くの字に折れ曲がる体。しかし傷は深い。ど、と膝を付いた。) [Sat 22 Apr 2006 00:14:19]
利光 > 貴様は・・・!(退き続けるセオドアに対して、再び負う侍。霊の観客を意識までできぬ黒い目は、相手に殺意を篭めて注がれたままで)―斬られる苦しみ、思い知れっ!(外された武器同士、空いた脇腹の隙。誘いか、という疑問が一瞬にも満たない間脳裏をよぎるも。罠ごと噛み破るまでと強く踏み込み。倒した刀身を跳ね戻すような水平胴薙ぎを送り込まんと) [Sat 22 Apr 2006 00:10:27]
セオドア > (力の渦から無理矢理引っこ抜いた剣。脇腹に、ぽっかりと隙が見えようか。) [Sat 22 Apr 2006 00:06:12]
セオドア > 誉めるなよ。照れるだろ。(笑む。墓石の合間を縫って交差する影。見る者といえば、うすぼんやりとした眼の霊どもばかり。張り合いが無い。)ッ。(手首を捻って押さえ込まれる。力では勝てないと察し、剣を引いて身構える。) [Sat 22 Apr 2006 00:04:38]
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