大聖堂 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『------------Fama volat』 [Mon 2 Oct 2006 03:35:16]
◆ミカド > ――――………。(どうにも「これから!」という所で話を打ちきられたように感じてならない。 黒の魔王は結局どうなったのか。誰が倒したのか。どのように倒したのか。魔界の調査結果や、魔界の住人達の様子。――聞きたい事が増えたじゃないか。 己を見下ろす視線を感じて、十字架を見上げた。) ――――何かいいたげだね? (十字架の男は当然答えない。 男は暫く睨めっこを続けていたが、ふ、と唇を歪める。)――――「天界」の門が開くときはヴェイトスにいたいものだ。(と、独り言をもらすと、踵を返した。―――此処から先の話は、貴族連中でも知っている事だろう。推理小説の犯人を捜すように「英雄達」の名前を探ろうじゃないか。 カツコツと革靴を鳴らして) [Mon 2 Oct 2006 03:21:45]
◆ミカド > (修道女の足音も去り、影すらもなくなった後。 しん と、耳が痛くなるような静寂が戻った。 蝋燭の芯が爆ぜる音が時折微かに聞こえる。―――…下げた頭を戻して、背筋を伸ばした)――――。(大きく息を吸って、吐くのは無意識のうち。) [Mon 2 Oct 2006 03:12:34]
◆ミカド > (トマゴは今頃、元気に育っているよ。見たい人はどうぞトマト戦争が終わった後、斡旋所にいってみてくれ!…きっと、返却されたトマゴがいるに違いない。それかダンボール箱の中にインして、良かったら貰ってあげてくださいって書いておくよ) ―――………。(黒の魔王。赤の魔王。魔法陣。赤い雨。――成る程、ヴェイトスは自分が居ない間、盆をひっくり返すような状況だったらしい。――その場にいなかった事を少し後悔した。) ――――……あ、と。 (消灯時間と言われて、随分修道女の話に聞きいっていた事に気がついた。) いえ、有難うございました。――長々と申し訳ありません。 良い夢を。 (顔を上げ、丁寧に礼をして見送った) [Mon 2 Oct 2006 02:58:06]
お知らせ > 黒江さんが退室されました。 『( また廊下の真ん中で寝てるのを発見されたらしいよ。 )』 [Mon 2 Oct 2006 02:46:29]
◆黒江 > ――― ええと、申し訳ありません…そろそろ、眠らない、と。 ( 既に消灯時間自体は過ぎているのだから。そのような事を告げれば、もう一度頭を下げて。 ) それでは、お休みなさい、ませ。 ( 更にもう一度頭を下げた上で、聖堂の奥に消えて行くだろう。 ) [Mon 2 Oct 2006 02:46:00]
◆黒江 > ( 今商業地区で噂のトマゴだろうか。ちょっと見て見たいかも知れない。 ) ――― 黒の魔王、と呼ばれていたように記憶してます。矢張り、詳しい事は良く知りませんけれど。その魔王は、紅い悪魔の開いた門を維持する役割を担っていたそうです。 ( 維持役が潰えれば、門が閉じるのもまた必定。門が閉じれば、紅い瘴気の流入も止み ――― かくして、世は事もなし。 ) ――― その影響は、割と様々なところに出たと聞いております。でも、私が知ってるのって、このくらい、でし、て。 ( 申し訳ありません、と。頭を下げた。 ) [Mon 2 Oct 2006 02:42:49]
◆ミカド > (その時は身代わりトメィト男を写そうと思った。た。) ……なんと?では今回滅ぼされた悪魔の主と言うのは――……(別にいるのか。片眉を跳ね上げる。――どうやらまだ続きがあるらしい。修道女の薄い表情をチラと見やり――)……失敬。 (謝罪の言葉は短い。頷く事で、話の続きを促して)――――――…ああ。「赤い雨」の話は聞いています。と、言うのも…朱鷺乃都からティアン港へ船が到着する間際に、その雨の所為で朱鷺乃都へ引き返す事になったんですよ。その時に大聖堂への寄付を思い立ったんです。(聖女への手紙は、ちょいとばっかし冷たい言葉が添えてあるが――修道女は知らぬだろう。ほふりと溜息をつく横顔は、憂いを帯びて) 先を聞きましょうか。――そこで終わる物語じゃないのは、既に知っていますから [Mon 2 Oct 2006 02:33:17]
◆黒江 > ( そして新聞に掲載された似顔絵を見て【('A`)】←こんな顔をするんだろうと思ふ。 ) ――― いえ。紅い悪魔が倒されたという話は未だ聞き及んでおりません。実は、紅に与する魔がもう一人居まして。 ( 倒されたのは其方の方です、と。表情変わらぬままに言う。そう ――― 紅の魔は未だ行方知れず。その動向は、それに与するもの達にさえわかっていない徹底振り。 ) ええっと、続きですが。悪魔が攻めて来るだけなら、まだ良かったと思います。本当の問題は、魔界と此方が繋がって一週間ほど立った後にやって来ました。 ( 吶々と、続ける。 ) 魔界の空気がこちら側を侵食して ――― 雲や空は赤く、夜空は赤黒く染まってしまいまして。更に雨まで紅くなりました。そしてその紅い雨は、人の欲望を引きずり出したそうです ――― 本当にそうだったのかまでは、私には判らないのですけれど。それで、街の治安が悪化したとも聞き及んでいます。水の浄化にてんてこまいでしたから。 [Mon 2 Oct 2006 02:22:44]
◆ミカド > (むしろ微笑ましい。だが、事実――今現在寄付金の1/2以上は吸血鬼からの寄付金で成り立ってる事実。……思うと…この事実がばれたら、大聖堂の顔に泥どころの話じゃない気がした。恐ろしい。 無害な吸血鬼なんで見逃してくださいと土下座する事にした。) ――――……。(「多すぎた」その響きは、戯れに聞きに来た吸血鬼の胸にも、沈んだ余韻を残した。――表情を作る事なく視線を地面に落とす) 紅の悪魔――……その名前だけで十分です。(「ヴァイオレート」の事だろう。この吸血鬼も実際に見た事があるわけじゃない。だが、貴族の黄色い嘴は、嘘も誇張も織り交ぜた事実を語る時がある。……そして、個人的に聞いた話から察するに、その名前が浮かぶのは、そう可笑しな事ではないはずだ―たぶん)……ふむ。では、今回倒されたのはその「紅の悪魔」なのですね――……(黒の悪魔がいた…という事は聞いていない。 だから、倒されたのは「紅の悪魔」なのだろうと思った。)―――よろしければ、その悪魔を討伐した勇士達の名前をお聞きしたい。(どんな風に滅んだのだろう?どのような言葉を残したのだろう?――悪魔と吸血鬼。種族は違えど性質としては、混ぜても代わりあるまい。ヴェイトスを攻めた悪魔の最後――それは、退屈を嫌い、ともすれば「生」すら疎みそうな吸血鬼の興味を引いた) [Mon 2 Oct 2006 02:13:08]
◆黒江 > ( 吸血鬼、大聖堂に寄付した実績を盾に無害を主張。そんな記事がヴェイトス新聞に載る日が来たら笑う。 ) ――― 嘘と断じるには、犠牲者が多すぎました。 ( 埋葬やら何やらの手伝いに出たから判るのだ、けれど。その表情は聊か陰りを帯び。 ) はい ――― これもまた、人に下された天の試練だったのやも知れません。 ( それをパプテスト的且つ好意的に解釈すると、そうなるらしい。 ) 詳しい事は判りません、けれど。紅い悪魔と呼ばれていたように記憶しています。その、昔ヴェイトスを攻めようとして居たと言うのが、実は良く判りませんので ――― 判らないの、ですけれど。 ( 昔の事件と言うのは、正直に言うと良く知らない。己はその頃まだアマウラに居たのだし、本当に厳密な意味で言うならば ――― 今の 『 自分 』 は、そもそもこの世界に存在しなかったから。 ) [Mon 2 Oct 2006 01:59:42]
◆ミカド > (それはそれで地獄だぜーフハーハハハ…400万パワーで、バリアー張れるって信じてゆ)…事実なのですね。「魔界」――驚きました。(正直冗談だと思っていた。大掛かりな古代魔法の類が作動したのではないかと思っていたが、シスターの話を聞くと「魔界」と呼ばれる土地が存在し、確認されたという事だ。 素直に驚いた。)……「天界」の門は、一緒に開いてはくれなかったのですね。( 貴族の表情が曇る。――尤も表面上は、だが。真実を聞いて、受け止めきれない貴族を気取ろう。眉間に指をあて)……… なるほど。「アマウラを素通り」とは不思議な事ですね。被害が少なくなって幸いと言うべきでしょうか。そういえば…噂ではその悪魔を率いたのは、何時ぞやヴェイトスを攻めようとしていた悪魔だとか聞きましたが――事実ですか?(杖の頭を、唇に添えて不安そうに、おずおずと尋ねる。――だが、男の内心を覗けば、これは純粋な好奇心。不安さの欠片もない質問だ。 ) [Mon 2 Oct 2006 01:51:51]
◆黒江 > ( 寧ろヴァンパイアハンターとかエクソシストとかが突撃してきたりしたら笑って良いのか泣いて良いのか。やるなら如何か外で! とか微妙にずれた言葉が聞けるやも知れんが。まあ、さて置いて。 ) ――― いえ。財力も立派な力だと思います、し。そう言う意味で御力を御貸し下さったのは事実ですから。 ( それに ――― あんな非常時だからこそ、食糧やら水やらの金を吊り上げる輩も出たりするのだから。寄付金の用途までは知らないけれど、悪いようにはされていないと信じているゆえ。 ) ――― 嘘だったら、どんなに良かったかと思います。兎に角、魔界と此方側が繋がりまして。門の向こう側から 『 悪魔 』 と呼ばれるモノ達がやって来たのです。先ず、悪魔達はアマウラを素通りし、ヴェイトスの正門を執拗に攻撃して来ました。門の内側に潜り込んで、内側から門を襲撃した悪魔も居たと聞いています。撃退にこそ成功しましたが、人間側も無傷とは行きませんでした。甚大な被害が出たと聞いています。 ( 吶々と、出来るだけ平穏を保ちながら語りを続けよう。 ) [Mon 2 Oct 2006 01:39:02]
◆ミカド > (此方も、己の正体を十字架の前でばらすつもりはない。悪魔騒ぎで色々敏感になっている所に、油を注ぎ込むような真似はしたくない。――とは言えども、この場に「吸血鬼」が乗り込んでいる辺りで既に十分「油」ではあるのだが。――種族看破能力を持った人物が現れるか、或いは「同属」が現れるかのどちらが現れなければ、取り敢えずは、その心配はないのではなかろうか――予想外は何時でも斜め上から強襲してくるので、断言はできないが)……いやいや、そのように仰らずにどうか――。 ……私が悪魔どもを撃退できる程の力があれば良かったのですけどね。生憎、この二の腕に宿るのは”非力”さばかり。ならばせめて、自分に出来る事を…と行動した結果でしかない。 前線で剣を持った方々にとっては、この程度の金…「砂漠の金」…命と金を天秤にかけるのに等しいでしょう。 お役に立てたのならば幸いです。(「前置き」)―――ええ、それで結構です。お願いします。(「魔界」)………………。(噴出しそうになった。精神力で押さえ込み)…”嘘”では、なかったのですね。 [Mon 2 Oct 2006 01:27:05]
◆黒江 > ( ――― 恐らくは、背後からそれを見る形になるのだろう。故に、ただ大きな十字架を見上げているだけと認識するのが関の山。 ) ―――…… ( きょと。どこかで聞いたことがあるような気がして、きょとりとした顔を其の侭に思い出す努力。西園寺、西園寺、西園寺 ――― 思い当たる。確か400万なんて膨大な寄付を一括で支払った凄い人だ。 ) そ、その節はお世話になりました。 ( 取り合えず頭を下げておく。精神力5、窮地に大声を出さない事が出来るのが役に立った瞬間。大声出したら多分叱られるし。 ) ――― そ、それで、ええと……悪魔騒ぎ、でしたか。私に判る程度で宜しいのでしたらと、前置きさせていただきまして。 ( 取り合えず札束びしばしとかされたら色々大変なことになると思う。場が場だし。 ) ――― ええっと、先ず。アマウラの近辺に魔方陣が発見されて、それが魔界との接点である事が判った所までは省略させて戴きます。 ( ――― いきなりはしょった。 ) [Mon 2 Oct 2006 01:09:08]
◆ミカド > (十字架の主と視線を合わせて見ても、目の奥を焼かれるという事もない。――改めて自分の変化を実感しながら吸血鬼の男は、そろそろと息を吸う。――呼吸の真似事――やはり、聖堂内の空気が喉を溶かすという事もなかった。一回目は深呼吸。二回目はやや浅く。三回目は浅く――そんな確認作業を続けていると) ……。 (振り返る。眉を軽く跳ね上げて)…ふむ。なるほど。「西園寺」が来たと伝えていただければもしや…と、思ったのですが、然様ですか。ならば仕方ありますまい。――……。―――………。失礼ですがシスター。(シスターに改めて視線を合わせ) 私暫くヴェイトスを出ていたもので、最近の「悪魔騒ぎ」に詳しくないのです。 野次馬のように思われるかもしれませんが、心配性でして――「知らない」と不安でたまらない。…出来れば、詳しくお聞かせたいただきたいと思うのですが――…(聖女でなくとも、目の前のシスターが「お伽噺」をしてくれれば、此方は問題ないのだ。それこそ、札束でびしばしを此処で披露する勢い。何の話――男は、少しばかり恥ずかしそうに、顔を逸らして言った) [Mon 2 Oct 2006 00:58:21]
◆黒江 > ( 急ぎではなく、出来ればで良いと言う言葉が聞こえたなら。司祭殿は何言か彼女に告げ、奥へと引っ込んで行くだろう。ややあって、客人たる貴女の元へと歩む見習い修道女。 ) その。聖女様は何分御多忙の身ですから ――― 時間が取れるか如何かは判らないそうですが、取り合えず確認してはみるとの事です。 ( その間、君はその客人の相手でもしていてくれと頼まれた。取り合えずこの場で格好が違うだけとか言ったらちょっと周囲の視線が痛くなると思われる。処で、客人の名前とか全く確認して無いが ――― 大丈夫なんだろうか。そんな益体もない事を思ったそうな。併し今更確認してももう遅いような。 ) [Mon 2 Oct 2006 00:43:44]
◆ミカド > (朱鷺乃都人だと一目で分かる顔つきをした男は、帽子を胸に添えて、軽く頭を下げ)――火急の用というわけではありませんが、少しお尋ねしたい事がありまして――「出来れば」でかまいませんので、少しお時間頂けたらと思っております。(「少々お待ちください」)…――よろしくお願いします。(楚々とした修道女見習いの姿を見送る。……ちなみに見習いであろうと、この態度はかわらないだろう。そもそもパプテスにも詳しくない。修道士と牧師と司祭の違いすら曖昧だ。尋ねられたら、「格好が違うだけ」とか答え始める危険性が多々ある。 突付かない方が宜しい。 ――静寂満ちる聖堂内。聞き耳を立てれば、人の声も聞こえよう。――興味は湧くが、今はぐっと堪えて―― そ知らぬ顔で長椅子の合間を進んだ。祭壇へ近づきながら、帰りを待とう) [Mon 2 Oct 2006 00:37:23]
◆黒江 > ( 礼拝堂は人を拒まない。只 ――― 悪魔や吸血鬼は、その限りでは無いだろうけれど。それでも、こういう場所に上手く入り込める吸血鬼だって居ると言うことを、彼女は知らぬ。ましてその吸血鬼が大聖堂に400万ほど寄付してて、札束で人の頬を叩けるくらい潤沢な資産を持ってるとか、知るわけも無い。知ってたら寧ろ凄いと思う。だから、目の前に居る人は普通の人だ。普通の人間だ。そんな風に認識した。 ) はい、こんばんは ――― 聖女様、ですか。少々、お待ち下さい。 ( まだ見習いなんだけどなあ、とか思ったけれど。どうせ見た目じゃあ判らない物だから仕方ないのである。一々是正してても限が無い。取り合えず、とてとて歩いてそこら辺で話し込んでいる司祭様とかに問うて見た。曰く『 聖女様に会いたいと仰られました。 』 とか何とか。耳を澄ませば聞こえるやも知れぬ。 ) [Mon 2 Oct 2006 00:26:23]
◆ミカド > (礼拝堂に続く扉を、修道士が押す。 視線で目礼を交わすと、足を進めた。――此方の身分は既に伝えてある。 出来れば寄付を募った責任者などに話をつけられれば話が早いのだが――何せ、一度、二度顔を合わせた事もある。 茶にでも誘って、札束で頬を叩きながら話を聞くとかできるかもしれない※できません そして) ……………………。 (始めて見る『大聖堂』の中に、一瞬動きが止まった。 高い天井。 並べられた長椅子。 正面の十字架。 少しだけ――――――ほんの少しだけ、この場所が、自分を拒むかもしれない可能性を浮かべたが――踏み入れてしまえばなんて事はない。 ただの礼拝堂だ。 ――「礼拝堂」 スラムにある金髪の牧師が管理している教会と、然程変わらないように感じた。 装飾や広さや等は比べ物にナラないとしても、だ) ――――。 (扉を潜った所で、固まっていた男は、声をかけられ我に帰った。 やや余裕のない面を修道女の方へ向けて) ―――失礼しました。 御機嫌ようシスター。 ええ――…… お祈り、もかねて少し『聖女』様へ取次ぎ願えないかと思いまして。 [Mon 2 Oct 2006 00:17:12]
◆黒江 > ( 一般的な修道女の衣装に身を包んだ、東洋人風貌の女だ。取り合えず聖堂内に入ったら、先輩殿から 『 キリヤ。ちょっとお客様のお相手をしていらっしゃい。 』 とか何とか、そんな事を言われた。何で自分で行かないのか気になったが、未だ皆忙しく動き回っている様子から何となく察した。成程、この中では一番 『 出来る事が無い 』 からか。とても単純な理由だ。 ) ――― ええ、と。お祈りでしょうか。 ( 何となく勝手がわからず、おずおずと問い掛けたらしいよ。 ) [Mon 2 Oct 2006 00:10:32]
お知らせ > 黒江さんが入室されました。 『( 祈りを捧げに来たらしい。 )』 [Mon 2 Oct 2006 00:06:20]
◆外套姿 > (その事により、居場所がなくなった男は、トメィト男があんな状況な為に、トマト戦争に参加も出来ず――さて、今宵はどうして過ごそうかと、窓の外を眺めながら考える事少々――。 ぴん と、思いついたのが、此処だった。 ――赤い雨やら、魔族の影響で、どこか騒がしさ拭えぬ大聖堂。 自分がヴェイトスに居ない間に起こった「御伽噺」の続きを聞くのは、適度な暇潰しにはなるんじゃなかろうか。 何よりも、自分には「寄付をした貴族」として、その権利があると思う。 ――そして400万の威力はどれほどか、とも。) [Mon 2 Oct 2006 00:01:45]
◆外套姿 > (――商業地区を騒がせたトメィト男は、今頃すくすくと暗室で成長している事だろう。 植物がぐったりしたら、日陰に避難させて、療養させる事が一番だって貴族様は知っていた。 栄養源として、ミルク粥ぶっかけるけどな。※元気のない原因の一割はそれの所為だろう※ ―― なんて、尤もな事をいっているが、実は、部屋に連れ込んでそのまま頭をスライスしてサラダにしてしまおうと思ったのだが、物凄い萎れっぷりに思わず同情してしまったのだ。 振り上げたサーベルは、しおしおと鞘のなかへ収めて、 思わず水を注いでみたら、急に元気を取り戻して、睨まれたのでサラダに出来なくなったそのままそこで療養させる事にしたのだ。…どっちにしても物騒な話とか) [Sun 1 Oct 2006 23:44:58]
◆外套姿 > (今現在、自分の棺桶――と、呼んでいる日の差し込まぬ部屋の中で、土と水に浸して療養している―――ッッッッ ) [Sun 1 Oct 2006 23:38:22]
お知らせ > 外套姿さんが入室されました。 『(トメィト男は――――)』 [Sun 1 Oct 2006 23:36:54]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( ヒップバッグを拾い上げて、髪を結い。 教会の中へと… )』 [Sun 1 Oct 2006 12:33:52]
◆セレニア > ―――はい、きっと…! ( 走り去る背中に答え、手を振り返す。 ―――少しずつだけど、厨房での仕事も出来るようになって… 歌も歌えるようになった…。 『だからなんだ』 と言われてしまえば… 結局自分の価値などただ一つと認めざるを得ないのだけど… それでも、全く意味が無いとは思わない。 今のシスターティフィスにはそう思ってもらえなくても… きっと、以前の彼女なら――― ) ( やはり、もう戻れないのだろうか。 …一人になって押し寄せてくる寂寥感に立ち尽くし… 首を振った。 少なくとも彼女が前線に立つ事が無くなれば、危険から遠ざけられれば、最悪の事態は防ぐ事が出来る。 …時間さえあれば… いつか、きっと… 元の彼女に――― ) [Sun 1 Oct 2006 12:32:46]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『あわただしくかけていく』 [Sun 1 Oct 2006 12:26:10]
◆ジャスティス > ええ、それじゃあ、今度炊き出しでも手伝っていただけますかっ? (走りながら、手を振って走り去って……) [Sun 1 Oct 2006 12:24:11]
◆セレニア > ? …いいえ、そのような… ( それこそ神ならぬ身に正解を与える事など不可能。 そして神様は、どうも基本的に黙っているものらしい。 首を傾げられれば、ふるふると緩く横に振って『大丈夫です』と――― あざりー、アザリア、ラファエル。 『絞られる』 というと彼女の上司だろうか、なんて思いつつ… 素っ頓狂な声にちょっとだけ身を引いて目を瞬いた ) …はい、ありがとうございます。 お引止めして申し訳ありません。 ……ぁ…… 私にも、出来る事があれば… ( ヴァンパイヤハンターとしてでなければ満足に動かない体だけれど… それでも何もかもが全くダメという事は無い。 今、家路?を急ぐ彼女を手伝う事は難しいだろうけれど… 何かあればと口にして ) ―――お気をつけて。 ( 感謝の意とともに、改めて礼をしよう ) [Sun 1 Oct 2006 12:22:10]
◆ジャスティス > いえいえ……明確なアドバイスが出来なくてごめんね? (離れたことで凶と出るか吉と出るか解からないのだから。相手の反応をうかがいながらぎこちなく顔を傾げて) っとと!しまった!アザリーに絞られるっ!! (相手の礼に、いやそんな、と声をかけようとしたところで、跳ねるようにして、今までとは違う素っ頓狂な、おそらくは素の声で叫んだ) あのっ……そのっ…………出来ることがあれば手伝いますから、気軽に司祭様にでも伝言をしていただければ、こちらに伝わりますので……。 [Sun 1 Oct 2006 12:13:56]
◆セレニア > …はい。 ( そこに別の人の名前が入ったとしても、好感を持っている人であれば迷い無く同じ答えを返すだろうけれど… 姉か母のように慕うのは、やはり特別なのだろう。 頷いて… 自分でもどうしようもなく、ただ流される事になっている現状を多少なりと変える言葉に、目を瞬く ) ―――離れて… ( 願い出れば叶えられるかもしれない… だからこそ、考え込んでしまう。 シスターティフィスが自分のお目付けに選ばれたのは、ただ自分が一番懐いている人だから、という理由だろう。 今となっては他の意図もあるのだけれど… それは聖教会の思惑で、本来戦闘技能を持たない一般の修道女であるシスターティフィスが、現場に立つのは不自然な事だ ) ―――そう… ですね。 少なくとも、それでシスターティフィスが、他のハンターを担当する事は無いでしょう。 危険に晒す事は、無くなるかもしれません。 ( 解決にはならないけれど… 彼女の身の安全だけは、それで確保されるような気がした ) …それっきり… 接点を失ってしまうのではないかと考えると… 変わってしまったまま、彼女を放って置くのも怖いのですが… 私にも、どうすれば良いか分かりませんから…。 …司祭様に、相談してみます… ( 紅い雨が止んだとは言え、まだばたばたしている感もあるけれど… 話くらいは聞いてくれるのではないかと… それで解決になるとは思えないから硬い表情のまま、それでも変化には違いない。 提案に、自分に言い聞かせるように頷こう ) …ありがとうございます。 申し訳ありません… 御心配をおかけして。 [Sun 1 Oct 2006 12:06:23]
◆ジャスティス > シスターティフィスのことが本当にお好きなんですね。 (それにしても、どうも解決策が見つからない話だ。中身が違う……なんて想像してみれば、思いつくのは悪魔付き……まさか。司祭様たちやエクソシストが気付かないはずが無い。) ……まぁお仕事はお仕事として頑張るとして……一度、離れてみてはいかがです? 配置や、目付け役を変えてもらえるようにお願いするとか。直接の解決にはならなくても、何かのきっかけとか、最低気分転換くらいにはなるんじゃないでしょうか? [Sun 1 Oct 2006 11:47:40]
◆セレニア > ( 暗黒街やスラムの住人はタフ、という事だろうか。 元々治安の良くない場所で生きていた分、ちょっとくらい悪くなっても平気? そう考えるのなら、むしろ表通りの方が被害は大きかったのかもしれない。 なるほど、と頷いて――― 悪魔や吸血鬼が見つけ易かったと事も無げに語る修道女は、やはりとっても逞しいのだと思う。 パプテス空手の話は知らない。 でも聞いたら信じるだろう、きっと ) …紅くなる以前からの問題です。 悪化… と言って良いのか、更なる変化が無かった事を、喜ぶべきなのかもしれませんが… ( 気持ちを乱される事こそあれ、自分もまた一般的な欲望とは縁遠い。 雨の影響は深刻ではなかったと答え… 続く問いには、考えるように俯いて、そっと唇を噛んだ ) ―――分かりません。 …ヴァンパイヤを狩る事は、私の身体を最も有効に活用出来る事です。 その存在自体が罪である以上、擁護派も存在しますが、狩る事に問題があるとも思いません。 …私は、こうして務めを与えられる事を望んでいました。 …ですが、マスター… シスターティフィスは、それを望まなかったように思います。 私がそれだけを望む事をよしとせず… これは確認していませんが、人に害を為さないのであれば… その積りがあるのなら、ヴァンパイヤ擁護派でもあったかもしれません…。 矛盾していますが… 彼女に、私に同意して欲しいと思いながら… けれど嬉々として指示を下す彼女を、シスターティフィスであるとは考え難いのです…。 充実している、筈なのですが… ヴァンパイヤを狩っても、楽しくありません…。 ( 楽しいかどうか、の問題でもないとしても。 …焦りとはまた違う戸惑いが、そこにある…。 もう、それだけを唯一の神の国へ通じる道とは思えていないのだから ) [Sun 1 Oct 2006 11:37:58]
◆ジャスティス > いえいえ……確かに喧嘩や人死には増えましたけど、人がやったことですから。逆に悪魔や吸血鬼は動きが派手になって、見つけやすかったですよ。 (見捨てられるのは毎度のこと。暗黒街に住んでいる者たちは、折込積みで行動している。たくましさだけなら、市内でもぴか一だ。ケダモノなだけかもしれないし、実際そうなのだろうが) 成る程ね……空が青くなったからって、心配事は全て解決、とはいかないかぁ……。 (当然といえば当然だ。それよりも前から起きていた異変なのだから) まぁ、シスターティフスのことは不安だとしても……どうですか? 職務自体は。充実感を? (昔の、焦りにも似た不安感を抱いていた目の前のシスターの姿を思い出して) [Sun 1 Oct 2006 11:21:04]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sun 1 Oct 2006 11:10:33]
◆セレニア > ―――ちょう… ( 動物?と目を瞬いて。 あまり突っ込んではいけない気がしてか、こくこく頷こう。 彼女の信仰は、自分には未だ分からない部分も多いけれど、もうじれたっくは思わない。 どこか優しく感じて、和らいだ表情のままリセットする様子を見守った ) …そうですね。 暗黒街やスラムは、特に大変だったと聞いています。 御無事で… ( よかった、と 変わりない様子にホッとする。 非常事態宣言は、実質街の暗部を見捨てたというのに ) ―――はい。 今度の事で、審問を保留にしていた小者を狩る動きに出たようです。 探索も強化されて、私も動員されていましたが、じきに収束するでしょう。 ( 礼には礼を返す。 苦労など。 結局は、命じられるままに動くしか、出来ない ) …はい。 対象を特定出来ていない状況など、現場の判断が求められる時には、マスターが同行します。 ―――私が望んでいた事のはずなのに… 彼女も、望まぬ事をさせられているという風ではないのに… なかなか、受け入れられません。 ( 紅い雨の影響は、殆ど無かったようにも思う。 それ以前から、変わりないと頷いて ) [Sun 1 Oct 2006 11:06:50]
◆ジャスティス > いいんです、信心深い人は、6時半のミサに来てくれるから、あとは、十字の切り方も知らない人たちに聖歌の一つも歌えるように調教を施すのみっ! ……コホン、とまぁ冗談は置いておいて、夜の仕事の人も多いですからね。 (本音を吐き出した後に、いいわけじみたことをもごもご言いながら咳払いしてリセット) じゃあ、お仕事の後……ですか。ご苦労様です。 (ペコリ、と頭下げて、セレニアの言葉につられるように、町並みを眺める) お変わりなく……ですか。お仕事はご一緒に? (前聞いた話を思い出しつつ) [Sun 1 Oct 2006 10:49:23]
◆セレニア > …そう、でしたか。 ( やはり苦労の多そうな暗黒街の教会運営。 場末(失礼)の事情をあまり知らなければ、どこか戸惑うような表情をしてしまうものの、信仰に生きるその姿に、無表情なりに顔を和らげる ) ―――? 食事目当て、という事ですか? それは… ぁ、いえ、私は… ( 食事が出されなければミサに来ないって本末転倒ではないかと口を開きかけて… 相手が笑うのであれば、悪くはないのかなと首を傾げるのみ。 …何を、と問われて自分の格好に目を落とす… 尼僧服とは違う、金具やベルトの付いた黒革の戦闘服は、細い身体をぴたりと覆ってアサシンか何かのよう。 花の手入れ… このところちゃんと出来ていないなと、花壇に視線を移しつつ、首を振ろう ) …いいえ。 夜明けを待っていて、少し眠ってしまいました。 …ここから見られる朝日は、綺麗です。 それに、少し考え事を… シスターティフィスにも、変わりはありません。 ( この場合の『変わりない』は、決して良い意味ではない ) [Sun 1 Oct 2006 10:44:14]
◆ジャスティス > いえね、聖餅と、聖水を分けてもらいに来たんですよ。二回目のミサに使う分がなくなってしまって……。 (腰のスモールソードと、ロングメイスがカチカチとぶつかり音を立てる。買い物袋は風に揺れて) いぇね、うちはお昼過ぎに二回目のミサをやるもので。ミサの後は軽食付き。江でも市内と来ない人多いから……あはは。 セレニアさんはなにを?また花のお手入れですか? (少し相手の表情が硬いように思えて、やんわりと尋ねてみる) [Sun 1 Oct 2006 10:32:17]
◆セレニア > ( ヴァンパイヤを前にした時の、戒めを解かれるような感覚も、今はより明瞭になった意識で疑念を募らせるばかりになっている。 教会に間違いはないのだと、どうしようもなく肯定する一方で、その『教会』の内部で与えられたヴェイトス市版の意識が衝突を生み、極めつけは姉のように慕う修道女にもたらされた変化だ ) ( 紅い雨も止んだ、魔界への門というのは閉じたらしい… それなら務めを与えられる事も減って… ティフィスと吸血鬼狩りに出る事も無くなるだろうかと、そんな事を考えていて――― やや鈍い反応で、近付く異音に顔を上げる。 こんな格好のままでフラフラしているのもどうかと思うから、とりあえず形ばかり立ち上がって ) ぁ。 ―――シスタージャスティス。 おはようございます。 ( ちょっとキョトンと挨拶を返しつつ、視線は買い物袋?へ。 金属音はそこからだろうか… それは? と目で問いながら ) …お急ぎのようですね。 お手伝い出来ることはありますか? [Sun 1 Oct 2006 10:25:30]
◆ジャスティス > (セレニアの思考を破るようにやや騒々しい足音が建物の方から響いてくる。金具のこすれる音を引き連れて飛び出てきたのは、髪を青に染めた一人の修道女。手にはズタ袋に取っ手を縫い付けた手製の買い物袋のようなものを持っていて) あら、シスターセレニア、おはようございます。 (知った顔を見つけて挨拶をする) [Sun 1 Oct 2006 10:18:03]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sun 1 Oct 2006 10:05:52]
◆セレニア > ( 『自分が神の国へ入る』 基本的に、その為だけに戦いたいと願っていて… そんな話をする中で連れて来ていただいたこの場所は、もう少しの意味の付与。 朝を迎える街の為に、人の為に、という意識で、ごく単純な暴力を肯定してくれる ) ( …正直、そんな事は、あまり関係無いと思っていた…。 ヴァンパイヤを狩る事に、特別な理屈なんて何も要らない。 それはどこまで正しい事だと、狩り立てる事を禁じられている間、本来の務めを与えられるのは願って止まない事だった。 それなのに ) ( 今は、少しでも多く自分以外の何かに肯定してもらいたいと思っている。 勿論教会や、直属の上司であり教師に当たる人はそれを肯定してくれるのだけれど… 彼らに対する不信が、画一的だった意識を完全に乱していた ) [Sun 1 Oct 2006 09:52:53]
◆セレニア > ( 徐々に覚醒する意識で、思い出す。 与えられるようになった『本来の務め』を終えて戻ったのが夜明け前… 歳若い(ように見える)聖女様に教えていただいたお気に入りの場所で白む空を待って、そのまま眠ってしまったのだろう ) ……ん…っ…… ( ぐぐ、と軋む身体を伸ばして、曇り空の涼しい風に吹かれ、髪留めを解いた。 緩く編まれていただけの髪はすぐに広がって、風になびく ) ( 教会の朝は早い。 朝課をさぼってしまったと思いながら… 今更、別に気にするでもなく、深く息を付いて離れたばかりの石柱に背を預けた ) [Sun 1 Oct 2006 09:32:39]
◆セレニア > ( やけに明るい場所で目覚めて暫くは、自分がどうしてここに居るのか分からなかった ) ( もはや紅くない、真っ当な曇り空の下に広がる街並みを一望出来る大聖堂の中庭… テラスのようになっている場所で、背を預けていた石柱から重たい身体を起こし、力なく首を振る ) ( 奇妙な薄紅色の髪はウィンプルに隠されておらず、緩く編んだ大きな三つ編みが揺れた。 服も尼僧服ではなく、黒革の戦闘服が細い身体をピッタリと包んでいて… 傍には、無造作に転がされたヒップバッグと、ショートソード、拳銃… 教会で堂々としている格好では、あまりない ) [Sun 1 Oct 2006 09:14:45]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( すっかり夜も明けた朝の中庭で、目を覚ます )』 [Sun 1 Oct 2006 09:02:59]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『 了解です。では、その日に。 ( 手を握り返して頷いた。 )』 [Fri 29 Sep 2006 06:06:26]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 はいっ、1日ですっ…(感情を隠さず、ぎゅむぅと手を握って歩き出した。) 』 [Fri 29 Sep 2006 06:00:50]
◆維言 > ( 反応は余りにも顕著で、己のような代物にとっては何だか新鮮。 …なるほど。無事に戻れて良かったというのは、こんな実感か。 くつくつと肩が小刻みに揺れる。 ) 分かりました。私の方は休暇届を上司様に提出済みですから、問題無いと言います。 明後日…一日、でしょうか。 宜しいお時間になりましたから、迎えに参りますから。 ( ひーふーみー。指折り数えてみる。時間が夜明けな所為もあって、日付の感覚が少し曖昧。 ) ……希望されてしまったら、全然罰にならないと言います。 ( だからといって、執行取りやめるつもりも毛頭無いのだけれど。 何気無く差し出す手は、握れと言わんばかりの。 夜明けから、二度寝ナラズの所業なれど、やっぱり謝らない。 周囲を警戒しての野宿では無く。もっとあたたかな眠りが今日は貪れそうだから。 ) [Fri 29 Sep 2006 05:57:05]
◆セレス > ( 色々と迂闊な話をしてしまいそうなくらい舞い上がっている。 自分でもわけがわからない感情爆発具合で軽く小躍りしつつ。 ) あ、あの、すみません―――今日明日のうちに済ませておかなければいけない事、あるみたいです。 明後日、まで待っていただけますか? ( 即OK、という所をギリギリ踏みとどまった。 此処で仕事を放り出して出かけたら、流石に無責任過ぎる。 びーくーるセレスティア。 ) だ、抱き枕っ…是非とも受刑を希望します…! ( 全然刑罰にならないかと思いきや、眠れなくなる予感。 さて、本当にそろそろ空も白んできた。 ようやく訪れた平和なお休みなら、少し長く眠っても良いだろう。 ) [Fri 29 Sep 2006 05:46:50]
◆維言 > ( まだ朝日が眩しくなるには少し時間があるのに、此処にだけ日が射したかのよう。 こんな風にぎゅっとして、わしわしして。それだけの事で、萎れた花は艶やかに咲く。 ―― ヒトの因果を、改めて思い知らされる瞬間。 ぽふ、と一度聖女の髪に顔を埋めた。 特定の個人と交友を持った経験が乏しいのは、実の所、己も。あんまりヒトの事を言えないのは棚上げ。 ) …夜が明けて、ご飯を食べてからです。せめて。外で食べても良いのですけれど。 ―― 宜しければ今日にでも、今夜にでも? ( 今度こそ、約束は果たせそうだ。報告は終了しているし、休暇届は叩きつけてきた。大任を果たした後だし、却下されたらグレます。 もそりと顔を上げて。 ) ………てい。 ( おでこうりうり、指先で。 ) 教育的指導として、抱き枕の刑です。 借部屋は枕が堅くていけません。 ( 首こきっと鳴らして、何か言う。 ) [Fri 29 Sep 2006 05:35:17]
◆セレス > ( ぱあぁ、と表情が晴れ渡るのは気のせいでもなんでもなく。 怒られなかった。拒絶されなかった。それどころか何だかすごい撫でてくれたりする。 それだけであっというまに幸せになれる子供そのものの現金さ具合である。 よくよく考えてみれば、身の回りに居る人達はいつも自分の欲求を聞いてくれるけれど、どこか距離があって。 何か「物を喋る危険物」を取り扱うような緊張感がいつも張り付いていて。 その距離感が当たり前だったり、いつも申し訳なかったり、それで必要以上に要求するのが躊躇われたり。 「誰かと仲良くする」ということを今まで経験した事が無かったという話。 集団の中に居て、常に一人だった。 ) はいっ、今度こそ約束を…空はもう赤くありませんし、外に出られるくらい体調は良いですし、今直ぐにでもっ。 ( ぷふす、と鼻息荒く。 そしてそれは前もやった。 ) あ、う、努力します…ッ。 ( 何故に自信なさげか。 ) [Fri 29 Sep 2006 05:21:35]
◆維言 > ( 声の届かなかった時にも色々あったらしい。そんな事実が明らかになる夜明け前の事。 ) この場合オカズは私って、いやそんなスラングはさて置くとしまして。 …迷惑と言いますか、驚きましたけれど。 大丈夫、ですよ。生きてますし、死んでませんし。怪我も大した事ありませんし、無事です。 ( 聖女がどのような境遇で育ってきたかは知らない。けれど、寂しかったという言葉と繋ぎ合わせれば、心情と行動の因果は多少見えて来る。此処は彼女の生まれ育った場所ではないし、神官も聖女も優しいだろうけれど、でも。 何か変な衝動の赴く侭に、頭をわしわし。 ぼそぼそと連ねる言葉は、今は寂しくないんだって一言言えば済む気もいするのだけれど。 ) ―― 約束。果たしましょう。寂しいからイケナイ事をしてしまうと仰るのでしたら、寂しくないようにして差し上げます。 そんな事考える暇が無いくらい、引っ張り回して差し上げますから、お覚悟を。 ( だから、エロスは程々に。 嗚呼、なんかこの台詞に軽い既視感。少年少女の教育に当たる年なんだろうか、今年。 まだちいさな子供みたいな聖女に、思いっきり俗っぽい事も教えてしまおうと決心する瞬間。 目が開いてしまえば楽しい事ばかりでは無いし、辛い事の方が多いのかもしれない。でも、閉じた侭じゃきっと、寂しい侭になってしまうから。 ―― ある種物騒な決意はともかく。 ) ですから、エロスは程々に。 ( 小声でぽそり。 エロスは使用上の注意を守って正しくお使い下さい。 ※違う※ ) [Fri 29 Sep 2006 05:09:04]
◆セレス > ほ、ほ、本当にッ、すみませんっ、御免なさいっ、申し訳ありません…っ!! その、一度や二度ではなくというかその都度というかご迷惑だとは思いながらも、だって、寂しくって、オカズ? ―――あ、なるほど。 ( ちぃ、おぼえた。 余計な言葉を。 誰がちぃか。 本当にそろそろ聖教会はこの歪に育った聖女の教育方針を考え直すべきじゃなかろうか。 知られていないだけかもしれない、が。 ) 変ですよね? おかしいですよね? その、ただでさえ駄目なのにもっと駄目です。 イコトさまは女の方なのに。 ( 知識と経験のバランスの悪さが致命的なのか。実際になにかする時、妙に自制が利かない性格は。 本に載っていないことなんか全く知識の範疇外。 もふ、と頭を抱えられて(※都合、やや腰を曲げつつ。)わしゃわしゃされながらようやく少し、死んじゃいそうな緊張が解けた。 怒られなかった?とか。 犬なら勝手に尻尾を振っていそうな具合で。 ) [Fri 29 Sep 2006 04:56:15]
◆維言 > ……そんな、焦らしプレイのようなことを。 ( プレイとか言った。 示唆されて、けれど詳しくは教えて頂けない。それ自体は教会なんぞに勤めていると、日常茶飯事なのだけれど。抽象的な物言いでナンボの世界ですから。 ひみちゅとかはむちゅとか、何だか必死そうで、益々きょとんと。 色々と聖教会の明日が心配になる今日この頃、如何お過ごしでしょうか―― ) …ならば何よりだと言います。流石に、魔界からでは私も駆けつけられませんし。 ( やんわりと、冗句じみた言葉で少しだけ空気を緩ませながら。 顔を真っ赤にして、何だか泣いてしまいそうな聖女の肩に、手を置いてみる。 まさか、羞恥プレイ絶好調だなんて、それこそ天の主も異教の神とて気付くまい。 ) ―――― 。 ( 前に、部屋で? ぱたぱたと記憶のフィルムを巻き戻していく。 部屋でと言うなら、出立前の挨拶時ではないし、もっと前。 してたようなこと。してたような―― あ。 薄々感付いた所に、爆弾は落とされる。 ) ――― …… え、ええと。 アレですか、その、おかずでは無くて。 ……なーにお考えになってらっしゃいますか、このセレス様は、もう! ( オカズとかうっかり口からぽろっと漏れた辺り、ちょっと動揺気味。 なるほど。精錬に潔白に育てられた聖女にとって、アレは罪深い行いに違いない。とはいえ、生きている人間である以上、全く抜くなスルなと言う方が無理だというのも知っている。甚だ俗っぽい自覚はあるけれど。 いや、しかし予想外。寂しいと思う気持ちと不安感が混ざり合った結果だろうと考える思考とは別に、腕が伸びて。彼女の小さな頭をぎゅーっと胸の中に抱え込もうと。 身長の関係上、ちょっと無理な体勢になりそうだけれど、この瞬間はちょっと忘れた。もう、頭わしゃわしゃとかする勢いで。 ) [Fri 29 Sep 2006 04:44:33]
◆セレス > ひみちゅ(咬んだ)秘密ですッ。 ( それはもう小さく小さく申し訳なさ下に俯いて泣きそうな顔で即答した。自分から告白しておいて。 だが司祭様の言う事は確かだし、悪い事をしたという自覚はあるし、嘘偽りはいけないとおもう。 もうなんというか淫語言わされプレイである。 遥か遠隔地聖教会からの。 ) い、いえっ、とても平穏無事に大聖堂で大人しく…していましたっ。 でも、その、ええと、( ちろ、と視線を上げればやっぱり手の届く距離に不思議そうな顔。 暫しのどを掠れさせて出ない言葉を押し出そうと振り絞り―――――。 ) あ、の。 前に 私が 部屋で してたような ことを。 ですね。 ( がんばれ聖女認定。 ) してしまいました。 イコトさまのことを考えながら。 ( 頭の中、まっしろ。 ) [Fri 29 Sep 2006 04:33:35]
◆維言 > …おかげさまで、無事に魔王も倒して参りましたよ。 …仮にも、あんな事態を引き起こしていた代物の片割れと対峙しましたから。無事なだけ僥倖との向きもありますが。 ……命に関わるような怪我では無いです。私が言うのも何ですが。 ( 声の種類までは判別出来ずに、今何か? といったレベルだったのが天の慈悲かもしれない。いらん方向に。 小さくなっていく声に、首がゆらりと軽く動く。 …指先が触れた頬は柔らかくて。やっぱり少し熱く感じる。 ) ――― はい? …留守中に、何か変事でもありましたか? ( とんでも無い事。また抜け出してさらわれかけたとか? 一瞬にして巡ったのはそんな想像。 のそりと腕を解いて、些かきょとんとした視線が聖女の赤い瞳を見やる。 ) [Fri 29 Sep 2006 04:24:17]
◆セレス > ま、毎日お祈りは欠かしませんでしたか、ら―――――そう、ですかッ…お怪我、して、養生を。 ( 直立不動で次第に声をぼそぼそさせながら頭の中で10万回くらい高速詠唱懺悔中。 祈りは届かなくて余計なものは届く辺りやっぱりヴェイトス島である。 ) 赤…っ、あう、ご、御免なさいっ。 あの、あの、あの、わた、しっ、イコトさまのお留守にとんでもない事をををっ!! ( 司祭さまが言ってた。間違った事をしたら素直に謝りなさいって。 この場合言わなきゃ済む気もするけれどその辺の小器用な分別など対人経験の浅い娘19歳には分からず。 ) [Fri 29 Sep 2006 04:18:03]
◆維言 > ( 裏表どころの騒ぎでなく、隠し事塗れの代物にとっては、少し眩しくて。 そうであって欲しいような、違うような。何処か複雑な心も覚えるのだけれど。 全身で感じる温もりとやわらかさの前に、まあいいかで済ます辺りが何とも。 …近い人肌とか、随分久しぶりな感覚。きゅーっと。 ) でも、お心は届いた気が致しますよ。出先で、お声が聞こえた気もしましたし。あれが祈りの欠片だとしたら、天も中々味な采配をなさる事。 ( 実際には、祈りというか。あれでこれな事だったとかいう恐るべき事実は、知らぬ事。天の主も何やってんですか。 真っ赤になって固まる姿に、どうしたのかと首傾げながら。彼女の口から出た名前に、嗚呼、と一拍置いて。 ) …ええ。無事ですよ。向こうは怪我もありますから、元気とは一概に言えないですけれど。 ( 出島で無事は確認しているから、其処は淀みなく。 行きがけ―― 出立直前の出来事を思い出して、やや遠い目。 元々の髪色が白なのは、聖剣戦争時に見られているし、隠す事でも無い。細い指の絡む感触がくすぐったくて、くつ、と肩が小さく揺れる。 指先の器用さに関しては、此方もギリギリ人並みといった所。無問題。 ) ……顔、赤い。 ( あ。まだ硬直している。ゆるりと片腕を解いて、頬へと伸ばしてみる。熱が出たとかで無ければ良いのだけれど。 知恵熱?何か違う。 ) [Fri 29 Sep 2006 04:08:17]
◆セレス > ( 裏表が無いといえば聞こえは良いが、もう少しあった方が人生円滑かもしれない。 どうだろう。 当人に自覚が無い段階でどうにもならないか。 ) やっぱり、心配するだけは嫌です。 今度ばかりは無力感でいっぱいで――――あ、行きがけにご一緒したあの方、あ、あ、アイ…シェさま? もご無事ですか? ( ギリギリ名前が出てきた。 あの人がどういう方だかそういえば知らないが、同行したと聞いている。 少し色がまばらになりかけて白みがかった黒髪に、遠慮がちに皮手袋の指を絡める。 染毛、お手伝いしたいなぁとか目論んでいるが任せるには器用さ参照の覚悟が必要かと。 耳とか額とか黒くされることうけあい。 そして、不意に。 彼女の留守の間、部屋でしたあれこれいろいろを思い出していきなり白い顔を真っ赤にして硬直。今更。 ) [Fri 29 Sep 2006 03:55:31]
◆維言 > ( その分、熱烈さが真っ直ぐな気持ちの表れなんだろう。 機微に疎いツラした退魔にも、ヒシヒシと伝わってしまうくらい。 ) …多少はありましたが、支障ないですし。もう治りましたから問題無しです。 ―― 心配、されるのは中々新鮮な経験。 おかげさまで、かもしれませんね。今、こうして、戻って来られたのも。 ( 髪は染め色が抜けかけて褪せているし、衣服もきっちり洗濯はされているが、長旅でくたびれているのも確か。そろそろ新品を申請した方が良さげな風情だけれど、本人は常と変わらぬ調子。飛びつかれても痛そうな素振りのひとつも無かった辺りで、恐らく無事。 身体も清めてあって幸い。帰った直後とかだったら、この距離は少しアツ過ぎた。 ぽんぽんと背を叩く手が、のそりと上がって聖女の髪に触れてみる。 元気そうで良かったとは、ほつりと吐息と共に漏れた音。 ) [Fri 29 Sep 2006 03:44:16]
◆セレス > ( 今日か明日かと帰りを待っていた割りに帰ってきたらどう出迎えようかとか全く考えていなかったらしく。 聖女認定、いつでもその場でガチ勝負。 ※計画性というものが無い。 ) お怪我わ、う、あり、ない、んですね? 心配しました…心配しました…こんなに心配したの、初めてかもしれません。 ( よし決めた、と聞こうとした事を先に言われて変な具合。 色んな角度から本当に大丈夫かと確認しつつ、離れる気配なし。 近い。 身長の問題もあって顔とか近すぎる。 人肌の温かさとホンモノの匂いを堪能しているようである。 ) [Fri 29 Sep 2006 03:32:45]
◆維言 > ( いこ。えこ、えここ? 何か非常に間違った連想の浮かぶ夜の色は、もう赤色に侵される事も無く青み掛かった黒。もしくは漆黒。 その中にひっそりと混じる褪せた黒が、のたりと首を僅かに傾げる。 駆け寄って来る姿は、なんだか微笑ましいと同時に、転びそうではらはらするの図。 視線を上げてみれば、白銀の髪の聖女の顔も見えるんだろう。 ) ―― わぷっ ( 飛びつかれた。避けるとかいう発想は無かった為、全身で受け止める次第。 体格の関係上、頼もしく受け止めるという形にならないのは些か情けないけれど、華奢な聖女に飛びつかれた程度で揺らぐような代物でも無い。 細い身体に腕を回して、やんわりと抱き留めながら。 ) ……無事に戻りましたと言います。 おかげさまで、大きな怪我もありませんし。結構元気ですよ。 ( ぽむぽむ。わんこ相手なら、わしわし撫でることも出来ようが。宥めるよりは確かめるような手は、柔らかく背を叩く。 全身で訴えられる感情の発露が、少しばかりくすぐったい。 ) [Fri 29 Sep 2006 03:23:25]
◆セレス > あっ、う、いこ、ええと、あのっ! ( わけのわからない声を出してがたんと椅子から降り、ぱたぱたと尚且つ非常にどんくさく駆け出した。 おあずけの姿勢で待たされていた飼い犬の如く。 ) はぁ、はぅ、ひぅ―――――御帰りなさい…っ! ( そしてその短い短距離走に息を上げつつもう一回。 それ以外の言葉が思いつかないのか、身振り手振りばかり先行して、感極まって両手を拡げて飛びついた。 犬にしては大き過ぎである。 飛びつかれる当人より少しばかり大きめ。 ) [Fri 29 Sep 2006 03:12:01]
◆維言 > ( 灯火よりは、夜の色―― 取り戻された暗色に溶け込んでしまう黒尽くめの影。 のっそりと動いたそれが口を開く前に、掛けられたのは迎えの言葉。 少しばかり意表を突かれた風情で唇が一度、音無しでぱくりと動いて。 ) ―― ただいまと言います、セレス様。 お元気でしたか? ( 何処か色褪せた長い黒髪が、頭を下げる仕草に揺れる。 抑揚や覇気をどこかに置き去りにしたが如き語調や声も変わらずのそれは、ともあれ五体満足で其処にいた。 ) [Fri 29 Sep 2006 03:05:54]
◆セレス > ( 小さく纏って長椅子の上でTSUWARIをする白外套姿の頭が、ぴょこんと揺れる。 うじうじうだうだ悩んでいたのも、折角事態が収まったのに浮かない顔をしているのも、言ってしまえば個人的な欲求が満たされないのが原因で。 足音に振り返り、行儀悪く長椅子に膝を着いて人影を確認した。 ) お、お帰りなさいっ! ( そして確認する前にフライングした。 他人だったら何事かという具合だ。 ) [Fri 29 Sep 2006 02:57:35]
◆足音 > ( 静寂満ちた伽藍の堂に、不意に混じる音と気配。 入り口付近から響いた音は硬質。黒い影がのそりと揺れる。 ) [Fri 29 Sep 2006 02:52:44]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( ―― コッ )』 [Fri 29 Sep 2006 02:50:22]
◆セレス > ( クリスティアに引っ込んでしまって良いのだろうか、とも思う。 宗派の違いはあれ、此処にはクリスティアから訪れ、街の為、人の為に一生懸命奉仕する教徒が沢山居る。 平穏なクリスティアに比べて常になにかしらの危険が付きまとう、まるで呪われてでもいるかのような街だ。 自分が聖女として神に選ばれ、認定されたのなら、そういう時、そういう場所でこそ力を振るうべきじゃないのか。 複雑な政治的駆け引きを知らない娘は単純にそんな事を考えて、真剣に悩む。 言われたとおりにしていないと簡単にこの間のような迷惑をかけてしまうくらい無知で無防備で、とても一人で勝手な事をさせられる人間じゃないということを理解していないのだろう。 そも、これまで生きる糧と術、役割と生きる為の装具を与えてきた聖教会に反する事はどのみち娘には出来ない。 恩というものがある。 ) [Fri 29 Sep 2006 02:43:52]
◆セレス > ( 水の浄化も必要なくなり、する事が無くなれば確かに少し退屈なもので。 一応、可能な限り此処でのシスター達と同じような生活をしているが、与えられた仕事というものが無い分幾らも時間が空いてしまう。 只管祈りを捧げて過ごし、珍しい本(といっても大聖堂の蔵書、閲覧制限つき)を読み耽り、体力をつけようと室内でささやかな運動を繰り返す。 それでも不意に時間ができてしまって、今は聖堂の長椅子の端。 脚をぷらんと垂らしてステンドグラスを見上げている。 ) [Fri 29 Sep 2006 02:27:26]
◆セレス > ( 赤い水も無事収拾がつき、大聖堂は幾らか静けさを取り戻していた。 駆け回るシスターの姿もないし、家族を亡くした人の悲痛な祈り声も今は聞こえない。 伽藍とした夜の聖堂を振り返り、細く息を吐き出した。 此処も見慣れてしまって、もう部屋までの道を迷う事も無かった。 ) [Fri 29 Sep 2006 02:08:30]
◆セレス > ( いや、曇っているが。 あの赤い空を見慣れてしまった目には、ブルーグレイの曇天すら蒼に見えた。 心なしにか空気は清み、気がつけば季節は秋。 大扉の前で暫し空を見上げ、少しだけ外に出てみた。 もう以前ほど苦しくは無い。 ) ――――もう帰れますね。 帰れてしまいますね。 ( 事後調査などという名目ももう長く続かない。 クリスティアまでの長旅に耐えられるなら、直ぐにでも聖教会に呼び戻されるだろう。 2ヶ月近く滞在すれば、いい加減愛着も湧いてしまった大聖堂。 だが、それが駄目なのだ。 そんな風に思う事自体を聖教会としては阻止したかっただろう。 ) [Fri 29 Sep 2006 01:58:09]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 晴れた。 』 [Fri 29 Sep 2006 01:53:01]
お知らせ > シャリネさんが帰りました。 『――きっと、後もう少しだから・・・。』 [Thu 28 Sep 2006 17:19:44]
◆シャリネ > ( 嗚呼、だめだ。もう、行かなければ。そう、おもって彼女は、まっすぐ前を向いた。正確には・・・やや俯き加減に。右腕にかけたバスケットに聖水の小瓶を入れれば、その手で涙を拭うように、目尻に指が通る。そして、小さくひとつ頷いて、少女は歩き出すだろう。意を決したように、ひとみにはどこか強い力を宿して ) [Thu 28 Sep 2006 17:19:04]
◆シャリネ > ( ―――嗚呼、どうして私はこんなことしているんだろうか。とも、思うのだ。けれど、好きになってしまったのがあの人であるから、受け止めるべき事実だとも思っている。そして、責任を持たなければならない、とも。でも・・・ ) ―――・・・ごめんなさい。 ( もし、神様がいるのなら。そして・・・かつて愛した人が、空の上で見守っていてくれるのなら。そう・・・呟いた。泣きそうだった。青い空が、滲んでいく。ちょっとだけ、ちょっとだけなら・・・許してくれますか?そう、思いながら、目を閉じた。顔を、上げたまま。頬に一筋だけ涙が伝うけれど、これも・・・今日だけ。事件が終わるまでは、泣かないでいたい。最悪、彼と別れる時だって、笑っていたい。そこまで考える。歌を、歌いたくなる。嗚呼、弱いなぁと実感する。こんなとき、どうして私は泣いてしまうのか、と。けれど・・・心が痛いのは、事実。他人のためにつく嘘なら、貫き通すと彼女は決心していた。けれど、自分の心に嘘をつくのは、辛すぎた ) [Thu 28 Sep 2006 17:16:34]
◆シャリネ > ( 恋人に対してもわからないところが多ければ・・・否、友人の気持ちはなんとなく。いや、痛いほど理解できるかもしれなかった。もしも自分が同じ立場に立ったなら、精神的にものすごく辛い。汲み取っている自分がいる。だから・・・場合によっては、自分の入る隙間などないと考えてしまうのだ。自分さえいなければ、もしかしたら二人は幸せになれるのかもしれないと。そして、少女は考える。自分は、何処へ行けばいいのか、と。だが、そんなこといえる状況ではなかった。何せ、自分が一番冷静だと思えるからだ。なんだか、あの先日の事件も、気がかりなことが多すぎた気がする。その日はわからなかったが、今になって浮かび上がる疑問も多い。彼から話も聞いたが、何故敵同士なのか・・・何故、そこまで切らなければならなかったのかわからなかった。色々事情があるにせよ、護衛についてくれている隊長の話を聴いても、疑問符が浮かび上がるばかり。彼も彼女も、まっすぐすぎたのだろうか。そして、不器用だったからだろうか。少女は、嫌になるほど冷静になっていた。本当は、ぜんぜん平気じゃない。辛くて仕方がないし、飲み込めていないことも多かった。自分を抑え押し殺して出す結果しか、未だに考えられていない。それしか浮かび上がらない。色々頭で考えれば考えるほど、どんどん冷静になっていくと同時に、自分の心を傷つけていた。理性で精一杯、自分を押さえつける。中から、じっと。思わず聖水の小瓶を握り締める。力がこもった。俯いて、唇を噛む。我慢しなければならないのだ。これは、自分の問題でもあるのだから ) [Thu 28 Sep 2006 17:01:04]
◆シャリネ > ( ―――そして、踵を返してそっと、大聖堂から出るだろう。内心、ごめんなさい・・・と思いながら。でも、こうするしかない ) ―――・・・・・。 ( 外に出て、見上げた空は美しかった。青々として、澄んだ空。大好きな、青空だった。綺麗で、いつもなら元気の出るはずの空。なのに、なぜか今はとても切なくなる。哀しいほど、美しいからだろうか ) ―――・・・。 ( もし、二人の居所がわかって、会えることができたなら、私はどうするというのだろう。二人の話を聴いて、いったいどうできるというのだろうか。正直、わからなかった。ただ・・・訊きたかった。二人がどうしたいのか。そして、わたしはどうしたらいいのか。友人と恋人。それは、少女にとってまったく別物だった。比べられるものではないのだ。種類が違うだけであり、同じくらい大事なのだから。綺麗事だとしても、簡単に切り捨てることなど、少女にはできない。しかし、考えれば考えるほど、絶望的で、よくわからない点も多かった。 [Thu 28 Sep 2006 16:54:17]
◆シャリネ > ( ―――処置してもらえれば――― ) ありがとうございます。 ( と、丁寧に礼を言った。いつもの、ふわりとした微笑みを浮かべて ) やっぱり、紅い雨の影響で最近物騒だったみたいですね。もう少し気をつけるべきでした。 ( と、言えば困ったように笑って ) 今は、空が青くて気持ちいいですね。 ( と、本当に心地よさそうな笑みを浮かべて言う。嘘は貫き通す。これは、つかなければならない嘘だから。そして、少女に聖水の小瓶を、シスターは渡してくれた ) ―――・・・あ、ありがとうございます。 ( 左腕の負傷。右手で受け取って、礼を言った ) [Thu 28 Sep 2006 16:48:11]
◆シャリネ > ――― ( カツン、カツン・・・と、ブーツの音が鳴る。静かな、大聖堂。少女はそっと、迎え入れてくれたシスターに、話すだろう。傷を隠すように首に巻いたショールを右手ではらりととって ) ―――ちょっと・・・やられてしまいました。 ( と、苦笑し。だが、誰に・・・と驚くシスターに首を振って ) わからないんです。スラムを通っていたときに、犬に襲われて・・・。 ( こうなってしまいました。と、嘘をついた。犬が吸血鬼化されたなら、なんとなく誰にも矛先が向かないだろうと考えたからだ。そして・・・処置をしてもらうために、シスターに次いでついていく。どうやら、深く突っ込まず、嘘を本当だと認識してくれたようだった。嘘をつくのは苦手だが、友人のことを騒ぎにはしたくなかった。切実問題である ) [Thu 28 Sep 2006 16:42:32]
◆シャリネ > ( 少女はゆっくりと息を吐き出した。正直あまり眠れていない。精神的な疲れがどっと出てきている。今は自警団の隊長とは同行していない ) ―――・・・ふぅ。 ( だめだ。しっかりしなければ。心の中でふるふると首を振る。そして一息ついてから、扉を叩いた。恐る恐る、その扉を開けようとするだろうか。彼女が此処へきた理由。それは、護衛をしてくれている人の忠告の下、吸血鬼・・・正確には、友人に噛まれた傷跡を処置してもらうためだった。自分のことは、自分でしなければいけないと思ったから。聖水で一応処置したものの、念には念を、と考え、わざわざ訪れることとなった。扉を開けば、そこには神聖な空気が漂っているだろうか ) [Thu 28 Sep 2006 16:34:16]
お知らせ > シャリネさんが入室されました。 『大聖堂の、前。』 [Thu 28 Sep 2006 16:30:42]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( 欠伸をも一つ噛み殺して。もう暫くは空の下。 )』 [Thu 28 Sep 2006 02:55:59]
◆維言 > ( 白い月明かり。随分と久しぶりに見る気がする、光の色。 暫し無言で見上げた後、進路変更。 中庭に続く扉の前までやって来て、庭へと出る。 ヴェイトスがどのような状況になっていたのかは、上司様から大雑把に聞いたのみだが、この辺りは比較的影響が少なく見える。其処は腐っても聖域といった所だろうか。腐らせないのも仕事ですが。 ) ……何とか、約束は果たせそうだと言います。 ( 空は漆黒、銀砂の彩り。 その中で輝く月は小さく白く。 灯火と言うには遠けれど、清浄の光に目を細めた。 ) [Thu 28 Sep 2006 02:54:02]
◆維言 > ( ――パタン。 閉じた扉を背にして深呼吸。 報告終了。これで己の任務は一段落。後の処理は上司様の仕事だと言ってみたい。 ) ……後は。 ( のそりと廊下を歩き出しながら、思案は巡る。 任務は完了。後は私事レベルでの色々だ。 そう、まずは―― ) 御会いして、挨拶して、預かり物をお返しして、それから。 ( それから。 ふと、射し込む月明かりの色に気付いて視線を上げる。 ) [Thu 28 Sep 2006 02:50:27]
◆維言 > ( 経費はともかくとして。 ご苦労だったとの言葉に、目を鈍く細める。 ) ……いつものことでしょうに、らしくない。 ( 言葉くらい素直に受け取れとばかりに、書き損じの書類丸めたのが飛んで来ました。額に当たってあうち。 ) 給金と休暇でしたら、幾らでも素直に受け取る所だと言います。 ―― 報告と事後処理完了したら、其方に受け取って頂きますよ。休暇申請。 ( のっそりと溜息ついて、こきっと首鳴らす。 欠伸を噛み殺す仕草に、上司様の視線がちょっと苦々しいですが、私はあんまり謝らない。 簡潔な労いと退室の旨を受け取って、緩慢に頭を下げた。色褪せた黒色が視界に揺れる。 ) [Thu 28 Sep 2006 02:44:38]
◆維言 > ( 鉄拳制裁も書類束のハリセンアタックも飛んで来ない辺り、一応労われてはいるらしい。 そういえば、出立の辞令を受けたのもこの部屋だったか。懐かしいと言い切るには薄い感慨で、変わり映えのしない室内を緩く見渡してみたが、デスクの向こうから届く視線へと向き直り。 ) ……いや。式典とか心底勘弁と。いいから給料上げて下さい。むしろ、経費で落ちませんか、色々。 ( 準備とか諸々でトータル30万くらい自腹切ってるんですが。備えあれば何とやらとはいえ、思い切り良くぶっちぎり過ぎですか。 視線を逸らす上司様に、じっとりと視線を注ぐ。真っ向から突っぱねられないだけ、脈アリだと思っておきたい所ですとも。 ) [Thu 28 Sep 2006 02:35:15]
◆維言 > 報告としては、後は別紙参照といった辺りで。 ( ランプの明かりが照らす部屋の中に、人影は二つ。 扉付近に佇む小柄な方が、何処か淡々として覇気に欠けた語調での報告を一区切り。 別紙、もとい報告書は、部屋の主の手元にある。 ) ご意見、ご質問に関しましては、後程纏めて承る次第と言います。 ( この場で聞く気は無いとばかりに胸を張る。 基本的にこの辺りで一発くらいはしばかれるのが通例なのだけれど。 ) [Thu 28 Sep 2006 02:27:13]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『 ―― 以上。 』 [Thu 28 Sep 2006 02:24:29]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『―― とりあえずバナナか…。』 [Wed 27 Sep 2006 04:22:21]
◆艶子 > ( 最後に別れた時はお互い辛い思いをしたのだけれど、今思い返してみるとそんなのはクソ喰らえだと思う。 私は彼女が好きだ。彼女もきっと私の事が好きだ、いや大好きだ。だからどっちかが怪我をしたら心配しなくっちゃいけない、労わらなくちゃいけない。それが正しい形。 あの美しい姿、もう一度見たい。そして、前と違って背筋伸ばしてしゃんとしてる私はその隣に並んでみたい。 ) 問題は、だ。私、あの人が好きな果物って知らないんだよね。何を見舞いに持っていけば良いんだ? ( がしがしと頭を掻いた。 ) [Wed 27 Sep 2006 04:18:50]
◆艶子 > ( ショックである。そんなこと、全然知らなかったから。もう病院に見舞いに行くには時間は遅く、礼拝堂の椅子に座り込んでぼんやりと天井を見上げる。 ステンドグラスから差し込む月明かりはまだ紅の色が混ざり、この光を見て彼女は何を思っただろうと思う。それに照らされる十字架を見て彼女は何を考えただろう。戦いに至る彼女の決意はどんなものだったのだろう。 ――見たかった。それを掲げたあの人がどれだけ美しいか誰も知るまい。 ) [Wed 27 Sep 2006 04:00:06]
◆艶子 > ( 認めなおして欲しいだとか、そういうんじゃない。褒め称えて欲しいとか、そういうのでもない。ただ、無事に帰ってきたこの私を見て欲しかった。足の豆を潰すという名誉の負傷以外は傷一つ付いていないこの私を見て欲しかった。 私は走った。家に戻り白夜を安心させて、ギルドへの報告を済ませて。それから私は走った。大聖堂に向かって走った。旅の疲れの癒えぬ身体に鞭打って、人気の無い聖堂の廊下を急く気持ちを抑えながら早歩きして。 ) ”アレッサンドラは悪魔と戦い、怪我を負って入院しました” ( 修道女の言葉はまるで冷たい宣告のよう。彼女はここには居なかった。 ) [Wed 27 Sep 2006 03:40:52]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『この勝利を真っ先に伝えたい人が居た。』 [Wed 27 Sep 2006 03:21:37]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 10ℓくらい行きましょうかっ、浄化! 』 [Fri 22 Sep 2006 02:10:57]
◆セレス > ( ぺたちんっ、と両手で頬を叩いた。常時装備の皮手袋越しなのでいまいち痛くなく。 ) 兎に角頑張らないと。 此処に居る間に出来ること、ちゃんと出来るように。 ( 遣り残した事など無いよう。 恥じる事無く精一杯やったと言えるよう。 心持ち大きな歩幅で廊下を歩き、気合を入れた。 それこそ聖教会からすれば、大聖堂に貸しを作って帰ってくるばかりでは困るだろうし、此処で頑張っても良い筈。 ) [Fri 22 Sep 2006 02:00:12]
◆セレス > ( 平和になって落ち着いたら、迎えが来るだろう。 それこそ、大聖堂を出て街を案内してもらうくらいの余力が出れば直ぐにでも帰還を命じられる筈。 随分と長居しているし、体力の問題で帰れないのと「調査」の名目だけが此処に留まっている理由だ。 本来聖教会の所有する聖女がいつまでも大聖堂の世話になっているわけにも行くまい。 帰ったらそれこそ、何をしていたか、誰とどんな事を話したか、おかしな事を吹き込まれて居ないか、根掘り葉掘りだ。 ) ―――…間に合うか、微妙。 ( 彼女の帰還が遅れたら。 帰ってきた彼女が怪我をしていたら。 外を歩けないくらい疲れていたら、それこそ今度は此方がつきっきりで介抱しようと思う。 ) [Fri 22 Sep 2006 01:49:38]
◆セレス > ええ、空を見る限りまだ解決したとは言い切れませんけれど――――そう長くはありませんよ。 もう少しだけ頑張りましょう。 ( 珍しく聖女っぽく振る舞い、それでは、とその場を後にする。 長い長い凶事も、遠からず終わる気がする。 そうすればこの赤い空も晴れ渡り、静かで何事も無い秋が一足遅れで訪れるだろう。 穏やかな日常が戻ったら、今度こそ彼女との約束を果たせると良い。 ) こぅ…なんというんでしたっけ。 確か前に本で読んで―――ええと。 そう、逢引…デート、ですね。 ( どっちも微妙である。 限りなく不審な独り言を呟いて幾らか元気に歩き出し――――少しして、その歩幅を緩めて窓の外を見た。 ) [Fri 22 Sep 2006 01:42:10]
◆セレス > ( 象徴的で途切れ途切れの夢。 それでも飛び起きたくなる程ハッキリと、それは良い予兆だった。 ※血圧低くて飛び起きれず。 ) 確証はありませんけれど、良い流れです。 そう遠からず吉報が届くかと――――。 ( 聖堂の端、誰かに伝えようと部屋を出て最初に出くわしたシスターの一団にそう告げて、柔らかく微笑んだ。 明確な予知夢能力などないが、首の後ろから垂れた4本の――――本来5本ある金色の鎖がその予感を肯定していた。 遠からず帰ってくると。 ) [Fri 22 Sep 2006 01:29:38]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 ――――夢を見た。 』 [Fri 22 Sep 2006 01:23:11]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( 小さく手を振り返して、次の準備に取り掛かろう。)』 [Wed 20 Sep 2006 02:51:09]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『お返しに十字を切る事は出来ないけれど。ばいばい、と手を振った。』 [Wed 20 Sep 2006 02:44:03]
◆サンク > どうぞ、何時でも。 …私も、ヒルダ様のお部屋にお邪魔させて頂いちゃいましたし、前に。 ( 赤裸々に、とか言って頬を赤らめだしたら、一発くらいドツいてもいい気はする。擽り攻撃もドンと受け止める…! かしして、それも平穏の未来図の希望か。ひとまずは。) 困難は必要の母とも申しますわ。 …きっかけが必要だというのなら。苦境すら、それに変える。きっと、それが人の強さですもの。 ( 歴史の間に積もった澱。全てを流すにはまだ困難でも。こうして触れる事が出来るのは嘘じゃない。今、それが必要なのも。) …む。それは盲点でしたわ。其方にも回しておかなくては。 ( 研究用の代物を放出してくれるかは分からないが、その線もアリか。ふむむー、と頷き。 効果の部分に惚れそうですが、その魔法…!ゆんゆんと飛び交う電波は蹴っ飛ばし。) 負けませんわー。私だって本気で参ります。 ――…お礼は、私の口からも。有難う御座います、ヒルダ様。 どうか互いの行く道に、苦難を越えた光がありますように。 ( 出口へと向かう女性に、送りの句を述べて。胸元で十字を切った。) [Wed 20 Sep 2006 02:41:52]
◆ヒルダ > ええ…。また寄らせてもらうわ。魔女が聖堂に通うなんて、何だか可笑しな話だけど。 ( ぱっと明るい笑顔に、思わずこおやり返してやりたい気分になった。例えば脇腹を擽るとか―― 魔女の眼鏡が怪しく光った。 …でも手は握ったままだ。 ) 容易に手を取り合えない間柄かもしれないけど、こういう時ぐらいはね。 勿論、個人的にはこれからも末永く手を繋ぎたいわ。 ( かつてはこの大聖堂を襲撃した魔女もギルドには居るのだ。魔女狩りだってあった。それらを全部水に流すには膨大な時間が必要になるけれど、中には私たちみたいな聖女と魔女も居ることを覚えておく必要があるだろう。 ) あと纏まった数をストックしてるところと言えば、思いつくのはヴェイトス大学ぐらいかしら――。 ( 私の魔法もジェムに篭めれば役立てる事が出来るだろうか。「魔法:一日の間生えます 効果:気持ちE」 ……駄目だ、もっとこう、ましなのを…。 ) ええ。絶対に負けられない戦いですものね。私、本気出しちゃうわ。 ( 此方も席を立ち、軽く礼を返した。 ) …今日は色々有難う。来てよかったわ、サンクさん。 それじゃ、用意できたらすぐ連絡するわね。 ( そういい残し、出口へと向かおう。 ) [Wed 20 Sep 2006 02:30:12]
◆サンク > 立つ事ばかりにお疲れになったら、いらして下されば良いのですわ。腰を下ろして休む間、天が見守って下さいます。 ( 驚き孕んだ顔に、悪戯成功した子供の笑顔がぱーっと広がる。口調は敬虔さを保つ癖に酷いアンバランスで、指先ぴこりと振り。) ふふ。悪い気がしないと仰って下さるのでしたら、手を取り合うのだって簡単。私も、望むところですもの。 ( きゅ、と一度握って。この場は離すとしても。魔と聖を互いに冠する者が協力し合う幻想も、この街でならある程度叶えられるだろう。そういう場所、なのだから。 綺麗なおねーさんは好きですか?大好きだ!でも今はパプテス様が見てゆ。) はい。カードで足りないなら、ジェムを使えばいいじゃない作戦です。 助かりますわ。聖堂のツテだけでは限界がありますもの。…それこそ、市内全域にご協力願いたいくらい。 ( 既に公布は通達してある。彼女が魔女ギルドに戻れば、その旨も聞けるだろう。詳しい内容はもう少しお待ち下さいとか、誰かの土下座はさて置け。) 宜しくお願い致します。 ――頑張りましょう。私たちが此処から届ける事の出来る、術を。 ( 攻撃魔法を詰める手も大いに越した事は無い。聖術優先で行くにしろ、限度はあるし。連日の儀式で疲弊しているのも確か。 トン、と礼拝席から降りると、改めて一礼を向ける。) [Wed 20 Sep 2006 02:15:56]
◆ヒルダ > なるほどね…。いえ、判りやすい例えだわ。 ( 自分の場合正しくそれだろう。どっちか片方が長すぎる、或いは短すぎるのだ。 鼻の頭ずぬーってされて、思わず目を白黒させた。だって不意打ちだったんだもの。 ) ん…… な、何だか照れくさいわね。でも悪い気はしないかも…。 ( 幾分か自分より小さなてを重ねられれば、その暖かさと柔らかさ、そして向けられる笑顔に戸惑いがちに視線が揺れる。けれど、口元には笑顔だ。 多分願望を現実のものにしても魔女は嫌がるどころか喜ぶかもしれない。でも神様の前でそれは流石に不味い!? ) ―― 成る程。あんな高価なものぽんと使えるほど裕福な術者は少ないから考えもしなかったけど―― 大聖堂でそれをやろうってことね。 魔女ギルドがそれに協力できるなら願ったり叶ったりだわ。 ( 只でさえ風当たりが強くなっているのだ。ここらで一つ名誉を取り戻すために一働きしようじゃないか。 ) どれくらいあるかは確認してみないと何ともいえないけど、そこそこな数はあったと思う。足りなければすぐに追加で用意しても良いし―― 急ぎよね。早速ギルド長に掛け合ってみるわ。 ( 魔女ギルドなら攻撃魔法を篭める作業も手伝えるだろう。この場合は大聖堂の浄化魔法を中心に篭めたほうが良いかもしれないが。 それにしても一発百万かかる魔法攻撃か。想像しただけで恐ろしいと言うか、ある意味楽しみというか。 ) [Wed 20 Sep 2006 02:04:17]
◆サンク > 心の両脚みたいなものですもの。片方が短過ぎれば、立っていられない。でも、片方が長過ぎても、やっぱり同じ。 …変な例えですけど。 ( 片足だけでは疲労も溜まって、バランスも益々崩れてしまう。ヘンテコな例えを口ずさみながら、ぽむぽむ。 現状において聖堂がある程度の支えになるのは、聖域の空気のおかげもある。それを特権だとか言って暴れる輩もいるから、善し悪しなのだが。) …もう、ヒルダ様ってば。 ( 鼻の頭ずぬーってしちゃいます。そんな茶目ッ気はさて置き。) …あら、それは素敵なお言葉ですわ。なら、こうして。 …繋ぐ手が、暖かくても。冷たくても。篭められた思いがあれば、握る手に力を込める事だって、きっと容易い。 ( それこそ、想いを篭めるように。彼女の両手に己の手を重ねるように、合わせたら。にぱ、と笑みを広げてみせる。 実験の手段についての否定意見があったのは否定しない。それでも、事例を下敷きにした対応は、効果を挙げているのが事実。うるさがたが黙るくらいには。 ――…嗚呼。その瘴気の中にるっぺんだいV 願望はさて置き!) ……えへ。そのー。…浄化術とか、聖術とか、攻撃魔術とか。ありったけ詰めて、既に出てらっしゃる討伐隊の方に渡したりー。正門の防衛に役立てたりー? ( 100エンを取る為に100万エンのワンドを使う。それを知ったら聖女もきっと慄いた。うっかり折れたらたいへんなことに! ぽ、と頬を赤くして、もじもじ胸元で指先うにうにさせながら囁く言葉は、ノリだけなら初恋相談室っぽいが、実際口にしている事は凶悪。一発100万、200万爆撃計画。何より迅速を尊ぶ計画であるが故、在庫があると聞けば目が輝いた。きゅぴーん。) [Wed 20 Sep 2006 01:48:22]
◆ヒルダ > それもバランスが大事って所かしら。 ( 肩を叩かれ、言われるままに聖堂の空気を大きく吸い込んだ。そういえばここの空気には淀みが無い。前に来たときは”綺麗過ぎて好きじゃない”とまで思ったけれど、今は身体の中に溜まった穢れを洗い流してくれるようで。 優しい手にも幾分か気が軽くなるのを感じられた。 ) そこで天になった積もりになっちゃうから私は失敗が多いのかしら…?でも、良い言葉だわ。 魔女と聖女、相反する存在だけど手を繋ぐ事は出来るからね。知ってる?人の右手がこういう形をしているのは、誰かの左手を握りやすくするためなんですって。 ( そう言って両手を見せた。師匠の受け売りだが。 批判を浴びることを恐れて匿名で送った報告書、役に立ったと知れば魔女は喜んだだろう。 …胸の谷間にも瘴気が渦巻いている。紅の瘴気とはまた別の! ) …魔法の媒体ね。うちの在庫にあった筈だけど… 何に使うの? ( 昔、魔女ギルドに入りたてだったころ。高価なものだと知らなくてベットの下に落とした100エンを取るのにワンドを使って先輩に滅茶苦茶怒られた苦い記憶がある。 その笑顔に一瞬魔女の中のリビドーがむらっと来たのもきっと瘴気の影響。きっと! ) [Wed 20 Sep 2006 01:33:33]
◆サンク > 自分の為、誰かの為。案外、近しい所にある気持ちですもの。 …はい、深呼吸ー。 ( 思いの深さは、献身の方向性が違えば聖女にだってなれる、誰だって。でも、全員がそうである必要は無いと言えば、聖堂の存在として正しいのかは分からないが。 微笑みくれる女性に向かって、ぽんっと、楽にしてと語る代わりに肩を軽く叩く。瘴気は精神を侵す。精神は肉体に依存する。此処の空気は、外よりは健やかであろうから。一応聖域だし。) 最善を知るは、天のみぞ。なれば我らは、この手の届く範囲で成すべき事を。一人の手は短くとも、繋ぎ合わせていく限りは、鎖の橋は世界の果て。魔界にだって届きます。 ( 聖堂にも届いた赤い水の報告書。おかげで、対応が改善された部分もある。彼女が出所とは知らないから、それを語る事は出来ないが。 ――…嗚呼。胸の谷間はこの世に残された絶対聖域。埋まりたい気持ちに、そっと目を伏せた。これもきっと瘴気の影響。※違う。) …ね。ヒルダ様。魔女ギルド経由で、スティックとかワンドとかジェムって、手に入りませんかしらー?あ、勿論正式な線でお頼みしますけど。 ( きゃるりんっとした笑顔。子供が大人にオネダリするようなツラで口にしたブツは、一発200万からとかいうベラボウなマジックアイテム。正確には、魔法を篭める為の媒介。だって普通には売ってないんですもの! とか唇尖らせそうな勢いで、首かっくん。) [Wed 20 Sep 2006 01:16:48]
◆ヒルダ > 立派ね、偉いわ。 私はそういう気持ちには逆立ちしたってなれないわ。 ( 或いは、特定の相手に対してならそういう思いも抱けるが、それだと想いの密度が濃すぎて逆に引かれるパターンが多いような。 相手が自分から滲み出る瘴気の気配を感じ取っているとは知らぬ魔女は、心配そうな顔つきの少女に微笑を一つ向けて。 ) ……そうね。気持ちだけ空回りって感じ。私も出来る範囲で頑張ってはみたけれど。 ( 出来る範囲?あの奴隷の人体実験のことか。確かに普通の人間には出来ないことではあったが。 にじりよる聖女には基本的にノーガード。寧ろ胸元の大きく開いたドレスでサービス。何のサービス? ) え? ええ、そうよ。相変わらず下っ端だけど……。 ( そう、この笑みだ。先ほどまでの丁寧な物腰の彼女と交差する別のイメージは。…あれだ、良い女は表の顔と裏の顔を使い分けるっていうし…。 ) [Wed 20 Sep 2006 01:05:01]
◆サンク > …不安も大きいでしょうから。少しでもこの場所が。私が助けになれるのでしたら、それに勝る事は御座いませんの。 ( 彼女が魔女だという事は知っているが、僅かに感じる気配は――そう。あの雨に近い。それが瘴気に侵されている故だと辿り着くのは、そんなものばかり連日見ている目には容易いから、心配そうに眉も下がるのだが。) いえ、私は…大した事が出来る訳でもありませんもの。でも、出来る事があれば、逆に楽なものですわ。 ( 先日会った聖女も、それで苦しんでいたのだと思う。だから、出来る事がある、思いつく内はむしろ幸福か。戦時のソレではあるが。彼女の隣に腰を下ろすと、にじにじと傍に寄って行く。そんな仕草だけ、いつぞやの悪ガキじみて。) ……時にヒルダ様。そういえば、魔女ギルドにお勤めでしたわよね? ( きゃるん。そんな擬音がつきそうな笑顔は、先程までの聖女の笑みからは何処か遠い。声は勿論ひそひそ話。この為に接近したのであって、決してスタイル良さそうなおねーさんに密着とか考えてない。考えてませんよ。今は。※今は。) [Wed 20 Sep 2006 00:51:03]
◆ヒルダ > 有難う、サンクさん。 ( 瘴気にどっぷりと侵された身である。心の平穏は何よりも欲しいところだが、私の願いなんて神様は聞いてくれないんじゃないかと。でも「私の祈りが届きますように」っていう彼女の祈りは届くんじゃないかって、そんなちょっと身勝手な考え。 ) こんなご時世だから、きっと教会に訪れる人は多いんでしょうね。貴女も大変だろうけど―― ええ、どうぞ。 ( と、隣の席を勧める。 間違っても魔女の所に救いを求めに来る人なんて居ない。来られても困るけど、その点に置いては信頼されている大聖堂がちょっぴり羨ましく感じたりした――。 昔の事だから記憶が曖昧でも仕方ない! ) [Wed 20 Sep 2006 00:37:45]
◆サンク > ( 魔女ギルドの中にある彼女の部屋に行ったのだから、その辺りは無論知った上。むしろ、あの時はこっちが身分些少とかいう説も。 お祈りと聞いても、驚きは無い。この状況下、珍しい事では無いのだと。) 貴方の祈りが届きますように。そして、心に平穏が訪れますように。 ( 胸前で両手を組み、短い祈りの言葉。欲するを求む。それは魔女も変わるまいと。そう、魔女も――ぱち、と双眸が開く。) サンクトゥスと申しますわ。洗礼名ですけれど。サンクとお呼び下さいませ。 ( お隣、宜しいです?と小首傾げながら名乗った。前に口にしたのは、多分略称か偽名か。ぶっちゃけこっちも記憶が曖昧とか流石に言えない駄目スキル!) [Wed 20 Sep 2006 00:30:38]
◆ヒルダ > ( 参った。魔女だってこと隠そうと思ったのにバレバレじゃあないか。まあ、この子なら魔女だと触れ回ったりはしないだろうけれど。 …流石にその物腰丁寧な態度には違和感を覚えざるを得ない。お姉さんか何かだろうかと一瞬思ったが、相手の口からハッキリ自分の名前と以前部屋に遊びに来てくれた事を告げられれば、やはり本人であると認識。 ) ええ、お久しぶりね。今日はまあ…そうね、お祈りってトコかしら。 ( 魔女がお祈りなんて色々問題なような気もするが。 ) で、えっと………失礼、お名前は何だったかしら。 ( 相手の方は自分の名前を覚えていてくれているのに申し訳なさ炸裂である。だが、やはりイメージが錯綜し魔女の記憶の中で定まらないのだ…! ) [Wed 20 Sep 2006 00:23:58]
◆サンク > ( 目前にいる女性は、前に会った時とイメージは変わらない。いや、少しやつれただろうか。 以前に部屋を訪れた時には私服だったし、それこそ只のガラの悪い子供だった気も。それ以前の出会いは、此方からは認識出来ていないが。 傍らまでやって来ると立ち止まって、ぺりと頭を小さく下げる。) …御機嫌よう。お久しぶりです、ヒルダ様。以前に、お部屋に遊びに行かせて頂きました者ですわ。 今宵はお祈りですか?( 今の服装は聖女の装束。お部屋に行った時と比べれば、別人風味はやむなし。言葉遣いとかも色々。) [Wed 20 Sep 2006 00:16:49]
◆ヒルダ > ( …あはっ、何て調子が良いのかしら。私ったら。思わず苦笑いが毀れた。大人しく占い師の生活を続けているのが一番良かったんだ。以前の自分なら例えこの瘴気に侵されてもちょっとイライラしたり、自棄酒を飲んだり、その程度で済んだだろう。少なくともこんな風にはならなかった筈だ。 ) …? ( ふとその時、近づいてきた小柄な姿に俯いていた顔を上げた。 どこかで見たことのある顔だというのは判ったが、思い出すのには少し時間を要した。 …やがて。 ) …… 貴女、確か――。 ( 確か、以前私の部屋にマギーと一緒に来た事のある子だ。 何故か腰が痛くなるような錯覚を覚えたが気のせいだろう。 ) [Wed 20 Sep 2006 00:08:10]
◆サンク > ( ほんの少し驚きの色を孕んだ声は、礼拝堂の扉付近から。礼拝席の中、ふと目を惹いた黒尽くめの女性は――そうだ。前に会った事がある。でも、彼女がどうして此処に?と思ってしまうのは、その前に会った場所というのが彼女の自室で。魔女ギルドの一室だったという経緯から。思案は数秒。とと、と小走りに彼女の傍へと近付いていく。) [Wed 20 Sep 2006 00:03:16]
お知らせ > サンクさんが入室されました。 『 ――…あら?』 [Wed 20 Sep 2006 00:00:17]
◆ヒルダ > ( けれど、最初から悪意を持って人々や社会に不幸を齎そうとしていたわけではない。負の感情はコントロールすべき対象であり、それの象徴たる悪魔を従える事は、即ち己の中に内在する負の感情を従え害の無い程度に抑える事。 ) …傲慢を自信に、嫉妬を愛に、怒りは敵に、怠惰は心と身体を休ませること、強欲によって人は目的へ力強く進み、暴食と色欲はちょっとした人生のスパイス。 ( 先生の口癖だった。七つの大罪は人生を謳歌する無くてはならないものであり、だからこそそれを制御しなくてはならない。 ……しかし制御しきれなかった私は、今更ながら神様に助けを求めてこんなところにやってきていた。 ) [Tue 19 Sep 2006 23:35:50]
◆ヒルダ > ( 魔女が今更何を神に願うというのだろう。 生まれてから数える程しか見たことの無い礼拝堂に赴き、並べられた長椅子に座り十字架を見上げていた。ここに来ればもしかしたら少しは自分の気持ちも落ち着くんじゃないかって思ったから、自分の欲求も抑えられるんじゃないかって思ったから。 私たち魔女は必要とあらば神や天使の名を利用する背徳者、神の愛を受けて生まれ落ちておきながら闇と語らう反逆者。そうではない正統の”ウィッカ”も居るけれど、少なくとも私は悪魔のシンボルをその胸に刻んだ悪意ある”魔女”だ。 ) [Tue 19 Sep 2006 23:22:14]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『溺れるものは神をも掴む。』 [Tue 19 Sep 2006 23:15:53]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( 各組織へ、市井へと助力を請う文面も考えなくては。)』 [Mon 18 Sep 2006 05:47:34]
◆サンク > ( やはり、無理をしているのだと思う。そしてもう少し、その無理を強いる事になるのかもしれない。 身を案ずる心は本物でも、優先しきれない事情は――。 耳を澄ませば聞こえてきそうな雨音を振り切るように一度目を閉じ。 聖女とシスターの去っていった方に向けて一度、小さく十字を切る。 祈りは、叶わぬと思う事を現実に引き寄せる為の誓いの形。そんな事を賢しげに告げたのは、誰にだったか。口にした以上は、実行せねばなるまいて。 背筋を伸ばして、気合一発。) [Mon 18 Sep 2006 05:46:26]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 空腹を訴えるものを鎮めながら、シスターの肩を借りて歩き―――。 』 [Mon 18 Sep 2006 05:37:18]
◆サンク > ( 元々、魔性に対しては過敏な質だというのは知っている。だから単純に、降り出した雨が身体に障ったのかもしれないとは予測出来た。余りに急な事だったから驚きはしたが。動揺を聖女の意識の下に押し込めて。抱きしめる腕も、背をさする手も頼りがいがあるとは言えないが。) ……分かりました。何か必要なものが御座いましたら、御遠慮無く。 ( 無理をしないでとは、重ねない。ハンカチを取り出して、そっと差し出しながら頷いた。) 私は大丈夫です。元々、サボリ魔だとか怒られていたくらいですもの。 おやすみなさい、セレス様。 ( どうか、御加護を。目前の聖女と、此処にはいない人達に向ける祈りの形。 ぺこりと頭を下げて、手近にいるシスターを呼ぶ。出来るなら部屋まで付き添っていって貰おうと。) [Mon 18 Sep 2006 05:31:56]
◆セレス > ( 雨の所為か。 あの赤い雨が降ると決まって具合が悪くなる。 出切る筈も無いのに身体が欲求する感じ。 “片端から摂り込んでしまえ”と。 違う、今はソレをすべき時ではないし、そんな事をして身体が持つ筈がない。 目を閉じ、かたかた勝手に震える指に力を込めて否定する。 深呼吸が上手く出来なくて噎せ、涙と唾液がぽたぽたと毀れた。 ) ――――かッ…ア……は……は………大丈夫……だいじょうぶです。 少し休めば、雨が止めば、すぐ収まります。 ( ようやく大きく深呼吸をして手で制し、目元を拭いながら立ち上がった。 こんなものに負けるわけにはいかない。 戦う人たちの為、聖教会の為、自分の為にも。 ) ――――…申し訳ありません。お言葉に甘えて今日はゆっくりと休ませて頂きます。 サンクさまも無理をなさらぬよう――――。 ( 早めに部屋に戻ろう。これ以上醜態を晒す前に引っ込んで眠ってしまった方が良い。 下手糞な笑みを作って強引に眉間の皺を掻き消した。 ) [Mon 18 Sep 2006 05:25:33]
◆サンク > 何でも無い日々こそが、心を試される時と言います。 …ツケとか申してしまうと情けないですけれど、でも。今の私達にも最低限、乗り切るだけのものは御座いますわ。一人では御座いませんもの。 ( 頑張れ聖女認定。地道な努力はきっと報われる。そんな電波なエールはさて置き。自分?夏場なら薄着のおねーさんが多くてランニングも目の保養が。思考分割の勢いで置いておけ煩悩。) …やっぱり驚かれましたわー。いえ、御気になさらないで下さいな。私も勘違いしておりましたし。 ( 一体何をお考えに! 此方は此方で、まだ若いのに凄いなぁ、とか色々。げふごふ。) …今はご自愛願いますわ。なるべく早く、手は回したい所ですけど。 ――セレス様っ!? ( 不意にうずくまってしまった聖女の姿に、双眸を大きく見開き。苦しげな身体を支えるように腕を回さんと。名を呼ぶのは気付け的な意味もある。) [Mon 18 Sep 2006 05:10:44]
◆セレス > …と考えるとどうしても今度の騒動の後になってしまいますけれど―――今はあるもので乗り切るしかありませんね。 ( 日課のメニューにランニング追加を陳情すること決定。 クリスティアフリーのソロネタも増えて一石二鳥也。なんのこと。 ) じゅうご…! いえ、ええと、初耳です! 色々様々失礼しました…っ! ( そんな色々は失礼していないが脳内ではかなり失礼であったと暴露。 ちいさいのにがんばってるなぁとか。そんな。 ) そう、ですか――――それなら、水の浄化も少しペースを落とさなければいけません…流石にあれもこれも、と―――――…ッは。 ( こう雨が降っては休みたくは無いが、流石に水の浄化も儀式も同時に出来るほど器用でもない。 仕方ない、と割り切った瞬間、ズキンと胸からお腹にかけて衝撃が走って膝がかくんと折れた。 “喰い足りない”と訴えかけるような何か、衝動的なものが自己主張をしている。 暫し口元を抑えて呼吸を整えようと大きく深呼吸を意識して――――。 ) [Mon 18 Sep 2006 05:04:42]
◆サンク > …私もちょっと考えましたわ。騒動の渦中で昏倒とか、中々洒落になりませんし。 ( 気合を入れる様は、何と言うか微笑ましい。思わず、ぱーっと笑顔で拳を握ってしまう程。地味なトレーニングが続くと、裸足で逃げ出しそうな辺り、何処に行った精神15。 見目の弱々しさが、互いの体力値に見誤りを起こさせるトラップ発動中。 ――…背負うものを支えきる気合と体力は、結構に課題か。洒落抜きで。) あ。申しておりませんでしたっけ?もう私、15になりますのよ。( 此方の精神年齢はチンピラ+オヤジ÷2ってな所だが。聖女の皮被った駄目人間爆誕。) 弱い魔法を篭めておけるカードなら、入手も容易なのですけど。大規模な物になると、然るべき店なり組織を通しませんと行けませんので、一両日中には…とは厳しそうですが。 いざその時となったら不眠不休も辞さぬ事になりましょうから、その時に備えてパワーを蓄えておいて下されば、と思いますの。( この後、各組織から一般にまで通達を出す予定。結構本気で。目標額200万。勿論言いだしっぺは自腹も切る覚悟。集えヴェイトスの富裕層とかは、後として。) …エクソシストの…方ですわね。確か。討伐に向かってらっしゃる。 叶えば、きっと助けになる筈です。( そういえば、行方不明になった聖女を連れ帰ったのが、確か――。 そんな記憶を掘り起こしつつ、瞬きぱちぱち。なるほど、気合を込める理由はこの聖女にもばっちりと存在するのだと。にぱー、と笑み広げて、ぐっと拳握ってみせる。 オッケー女王様…!いいのか。いいんですとも。) [Mon 18 Sep 2006 04:50:57]
◆セレス > 私、決めました。 これからは積極的にこぅ、ですね。 体力づくりに励んでみようかと。 せめてこんな時に聖域から外に出られるくらいにはならないと、いつまで経ってもこんな調子です。 サンクさまも如何ですか? ( ふんっ、と気合を入れてぷすふと鼻息も荒く。迫力なく。 マラソンとか格闘技指導とか凡そ二人に縁の無い、かつインドア派には苦痛以外のなにものでもない地味なトレーニングが待っているが。 実際の所“聖女認定”の体力は人並み程度にはあるのだが、重い枷に耐えられるようになるにはそれ以上でなければ持ちそうも無い。 ) む…よく子供扱いはされますけれど―――流石に、その、サンクさまと同年代というのは、ええと。 ( 当人的には10こくらい若く見られている感覚であり。 知識は兎も角、精神年齢はそんなものかもしれないが。 ) ああ、そういうものがあるとは本で読んだことがあります。 …そうですね、具体的な役に立てるのなら是非とも私の方こそ。 その、イコトさまが無事にお戻りになられるのなら不眠不休でも、なんでも…っ。 ( お金のこととか組織間のやりとりとかには疎く。 そいうものがあるのならどんどん使うべきだと素直に賛同する。 カードが駄目ならジェムを使えばいいじゃない(。 ) [Mon 18 Sep 2006 04:36:50]
◆サンク > ( 雨が降る度に被害は拡大し、深刻になっていく。天から来るから天罰とは誰が言ったか。尤も、こんなモノを天来の御罰とは認めもしないが。 聖女よりは実利的、ヴェイトスらしい俗っぽさで懸念するちびっ子も軽く眉を寄せて、沈痛の意。 何かあったらドンと来い超常現象。それ違う。傍目奇妙な光景が展開されるかもな未来図はまだ未定として。) …そのお気持ちは、恐らく私も同じですわ。もう少し旅慣れておりましたら、それこそ古城なり魔界に天罰ぶち落としに参る所ですのに――と。( 先日、正門防衛戦で実際にやらかしている分、幾ら沈痛な声音に隠した所で本音。 張り詰めたような横顔を見上げて、己の無力を悔やむような言葉の後。一転して、くるりと表情が変わる。悪戯めいた、でも真剣な。) ……失礼しました。てっきり、同い年くらいかと思っておりましたの。( 見た目幼女が何かゆった。) ……魔術の力を込めて、保存しておく道具、御存知ですか? アレに浄化なり攻撃なり――…術を込めて、此方から前線に送れないかと思いまして。 聖術儀式の際には、一人でも多くの協力を願いたい所ですから、その際にはお手伝い頂きたいのです。是非に。( おぺれーしょん:まねー・いず・ぱわー。何その暴力。カードでは威力が足りないが故、いっそ寄付でも募ってジェムに手を出そうかと。その為に魔女ギルドや錬金術ギルドへの渡りのつけ方を企み中の聖女が一人。これもまた、人という集団の恐ろしさだとか酷い話。) [Mon 18 Sep 2006 04:21:22]
◆セレス > ( 窓の外はまた雨。 このまま染み付いて永く痕を遺してしまいそうな、赤い雨だ。 街が赤く染め上げられるその都度、街中の痛みを感じ取ってしまう。 雑然とした少し怖い街だけれど、愛着も湧くくらいには慣れていた。 人生相談コイバナに関しては先ず自分の感情をもう少し自覚してからでないと何を如何したいのかすら説明できない罠。 機会があれば熱く語るやも。幼女に。 ※幼女いうな。 ) いいえ、今度ほど我が身の無力を痛感したことはありません―――――せめて一人で出歩ける体力があれば、古城にだって赴きますのに。 ( 全然満足できる出来ではない。 窓の外を睨む顔は不満と疲労が重なって、余裕の無いものかもしれない。 こういう時のセルフコントロールは経験が少なく、ただただどうにかしなければ、と先走るばかりだ。 ) こ、子守り歌…あ、の、サンクさま? 私、その…一応これでも今年で19になります。 むしろ私の方こそ歌って差し上げる側であり―――(※なにげに失礼である。)―――あ…なにか私に出来ることがあるのなら何なりと! [Mon 18 Sep 2006 04:09:09]
◆サンク > ( 大聖堂の風潮のみならず、ヴェイトスという風土も大きいのだろう。ミもフタも無く言うと、クリスティアの数倍俗っぽい。それを乱れと言う声もあろうが。 聖女の抱く疑問、疑念に答える術はこの手には余れど、何かあれば相談は何時でもとは、極自然に。聖女としても、一人の人間としても。人生相談からコイバナまで。何か違うがさて置き。) 今だって、結構に無理を強いているとは自覚は御座いますもの。――…また、雨が降ってきたようですし。お願いする事になってしまいそうですから。その節はどうぞ、よしなに。( ――雨。井戸はしっかりと封じてあるが、土壌からの侵食が怖い。ジリ貧ではあるが、やらない訳にも行かない。申し訳無さそうに聖女に頭を下げて。) もしも眠れない夜が御座いましたら、子守唄の出張くらいなら参れますわ? ――…近日、ご協力願う事があるやもしれませんから、どうか無理はなさらず。 …上手くいけば、前線の支援にー…。( 顔色が余り良くない様に見えた。元々色白な肌が透けそうな。 ――…通りすがりのシスターが聞いた声の真相は謎としても。※謎にしない其処。 思案げに眉を下げての言葉は、後半は独白じみた。まだ思索中の事。) [Mon 18 Sep 2006 03:56:23]
◆セレス > ( 実際問題、既に“聖女認定”は十分過ぎるほど外界の影響を受けていた。 一人で歩き、考え、多くの人と接し、大きな疑問にぶつかり。 自分のこと、正しいと言われてきたこと、聖教会のこと、それらに疑問を持つ余地など今まで一度も無かったが、ここしばらく考え事ばかりするようになった。 ようやく自我というものを意識しだした19歳の秋である。 ) 御機嫌よう、サンクさま。 他にも手伝えることがあればどんどんお申し付け下さい。 ご迷惑ばかりおかけしていましたし―――何もしていないよりは気持ちも収まります。 魘されて…ですか? いいえ、その、多分、寝言かなにかか、と。 ( 嘘。 無理をしている。 罪の意識に苛まれるように過剰な責務を自らに課し、自傷することで許しを求める。 そんな子供みたいな自己満足だ。 自分が護られて護られて手を汚さずに居るんじゃないかという不安で眠れもしない。 それで、限界を少し超えて無理をして、夜な夜な苦痛の声を上げている。 ) ( 若しくは自慰中だったか二択。 ) [Mon 18 Sep 2006 03:42:22]
◆サンク > ( 仰ぐ旗を同じくしながらも、微妙な対立関係にある聖域二つ。クリスティアの秘蔵子である聖女に対して、いらぬ根回しを図る輩も常ならもう少し多かったかもしれないが、権謀術数の暇が無いとか言うと皮肉な話。 控えめな声に、ちっこい方が報告書から顔を上げて視線を向ける。) あら。( 少し遠くから此方を窺う白銀は、見覚えのあるもの。意外そうにぱちりと瞳を瞬かせると、ととっと其方に向けて歩み寄る。フットワーク軽め。) 御機嫌よう、セレス様。ご助力の程有難う御座います。…でも、無理はなさらないで下さいませ。魘されるお声を聞いたという者も御座いますし――…。( 聖女の申し出は有難い。数名がかりの儀式で何とか浄化しているものを、この聖女は一人でやってのける。瘴気が「人に沁み込み易い」という性質を持つが故の綱渡り的手法とは知らぬが、体調の程が気になるのは事実。かく、と首傾げ気味に見上げる視線に宿る心配の色に嘘は無い。 だから、口にした言葉は純粋に身を案じるものであって、他意はないと此処に記す。※何の話なのかと。) [Mon 18 Sep 2006 03:29:32]
◆セレス > ( いい加減滞在期間も延び延びで、その間1度しか大聖堂を出ていないともなると迷わず歩けるようになって来た昨今。 聖教会には調査の名目で滞在を伸ばしてもらっているが、こんなに長くクリスティアを離れたのは初めてだ。聖剣戦争の時よりも長い。 対立する大聖堂に長居して、疑う事を知らぬ聖女が妙な風に被れはしないかとそろそろ懸念の声が上がる頃。 ) ――――あの、浄化する水、もう少しだけなら出来ますけれど――――。 ( とりあえず誰かに声をかけてみよう作戦で最初に目に付いたのは、小さな司祭様と彼女と話す神官。 現状ほかに役に立てる事も無いし、ここしばらくは赤く汚染された水の浄化ばかりをしていた。 おずおずと遠間から声をかけ、歩み寄る。 大事な話なら間を置こうか。 ) [Mon 18 Sep 2006 03:20:58]
お知らせ > セレスさんが来ました。 [Mon 18 Sep 2006 03:14:49]
◆サンク > ( 来客と言うのも、何かおかしな話。参拝客。また違う。 時間的にも遅い頃合。聖水や聖別を求める人の数も、今は一段落、小休止といった所か。 神官の姿を探して、視線がくるりと巡る。見つけたら、近くまで歩み寄って軽く交わす挨拶と一礼。) 御苦労様です。――…昨夜の襲撃についての報告、上がっておりますでしょうか…?( 急かす事になっては逆効果でも、向こうの出方の目安になれば幸い。 ――…不覚にも始動は数日遅れたが、思案している事はある。実現するかは別だが。こればかりは、己の独断とは行かない。 ――…暫くして、歳若い神官が持ってきた報告書に目を通す。 歳若いとか言ってもお前より下じゃないだろうとか聞こえない。) [Mon 18 Sep 2006 03:12:30]
◆サンク > ( それが、無意識の内に食いしばった歯が鳴る音と気付くのは、奥歯の付け根が熱を持った頃。こういう時、顎の辺りに触れると筋肉が強張っているのが良く分かる。四方山はさて置き。奥扉を開くと、聖女や神官数名のざわめきが流れ込んで来る。扉に手を掛けた侭、くるりと礼拝堂を見渡した。一般の来客の姿はまだあるだろうか。) [Mon 18 Sep 2006 02:56:03]
◆サンク > ( 数日稼動して一日ぶっ倒れるのサイクルは、日常的なもの。それが日常なのもどうよ?と我ながら思わなくも無いが、休暇とかを挟んで平素は誤魔化している。 ――…こうして詰めるようになると、それも通じなくて困ったもの。私的な思考を軽く振り払って、視線を手の中の筒に向ける。) 返答も大分遅れてしまいましたし。今、向こうがどんな動きに出ているかは――…分かりませんけど。( 人の気配が近付くに連れて、意識を切り替える。昨夜も襲撃があったとの事。大まかに聞いた話だけでも、眉を顰めたくなるような逸話を聞いた。 曰く、翼の生えた、まるで天使のような存在が襲ってきたと。 ――…ぎり、と何かが軋む音が近くで聞こえる。) [Mon 18 Sep 2006 02:46:19]
◆サンク > ( 中庭に通じる扉に向けて、ちらりと視線を向ける。今日は雨も降っていないし、また井戸の傍で憩いの一時――…とか言ってられないのが、非常に嘆かわしい。未練を振り切るように溜息を吐くと、朱塗りの筒を片手に礼拝堂の方へと歩みを向ける。 正門付近の警護に、連日の儀式。寝る暇が無かったとまで言えば大袈裟になるから黙るとしても、元々リミットの限界が低い身体には、中々難儀な日々だった。 ぶっちゃけちょっと臥せってましたと言うと、どうにも情けないんだが。 頭痛は名残か、それともまだ終わらない事態に対する懊悩か。) [Mon 18 Sep 2006 02:36:08]
◆サンク > ( 精神的にも、物理的にも。ぐしぐしとこめかみを押さえながら、聖堂の廊下を歩く。 先日もまた紅い雨が降った所為か、礼拝堂の方はまだ煌々と明かりが灯されて、人の気配もまだ感じる。 礼拝堂に向かうか、中庭に出るか。廊下の分岐で暫し悩み。) [Mon 18 Sep 2006 02:30:02]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( 頭が痛い。 )』 [Mon 18 Sep 2006 02:28:00]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 そして、思い出したように懺悔の祈りを捧げ始めた。 』 [Thu 14 Sep 2006 03:03:47]
◆セレス > ( 暫らく続いた荒い息遣いも収まり、湿った室内に静寂が訪れた。聖女認定は枕に押し付けていた顔を持ち上げてベッドに座り、暫しぼんやり天井を眺めていた。 ) ――――――……最低。 ( とんでもない事を口走った。 とんでもない妄想をした。 酷い罪悪感だ。 命を懸けて戦う全ての人たちに申し訳ないと思う。 水を、水を浄化する為に必要だったなんて言い訳だ。 ) [Thu 14 Sep 2006 03:00:38]
◆セレス > ( 総じて言える事は、化けの皮を剥いでしまえば“聖女認定”という肩書きからは程遠い存在だということ。 外形上の肩書きを与えられ、呈よく職を与えられたパプテスの道具に過ぎない。 本人がそれにまだ気付いていないのだけが救いか。 違和感は大きくなるばかりだが―――――。 ) ッく ふぅン…!! ( 大きな「波」が押し寄せるのを感じて唇を噛んで耐える。 枕に押し付けた顔が耳まで真っ赤に紅潮して、口の端からだらしなく涎が毀れている。 二度、三度、身体を震わせた後――――ようやくベッドの軋みが納まった。 ) [Thu 14 Sep 2006 02:52:47]
◆セレス > ( 枕に顔を埋めて声を抑え、息が苦しくなって口を開けば艶っぽい吐息が漏れる。 人との距離を測る機会も少なく、根本的に隠れてコソコソというのが苦手なのだ。 ベッドをぎしぎし軋ませながら徐々に指の動きは具体的になり、痛みと快楽が混ざり合って思考をどろどろに鈍らせていく。 その間に終わってくれれば良い。 ずっと続く痛みではないのだから、乗り切りさえすれば良い。 身体の中にあるのが何だって今はどうでも良い。 ううぅ、と低く唸ってベッドの上でゴロリと転がると、首の後ろから背中に掛けて垂れる金色の鎖がじゃらりと音を立てた。 本来5本あるべき聖縛鎖は今、4本しかない。 ) あ、ひぅ…イコトさま…ァ♪ ( 甘く洩れた言葉は思考を手放して無意識に吐いたもの。 アタマの中で思い浮かべるビジョンなど、とても此処で描写できる範疇ではなく。 正直ごめんなさい届けテレパシーto廃教会。 ) [Thu 14 Sep 2006 02:36:32]
◆セレス > ……ン…ふ、ぅ…――――( ベッドに頬を押し付け、腰を高く突き上げるような淫靡な姿勢で甘い吐息を1つ。 黒い皮手袋に包まれた両手の指先が自分の胸と股の間に伸び、中指を逸らせてそろそろと這っていく。 独り暗い地下室で痛みを堪えて過ごす年頃の娘が、誰に教わったでもなく見つけた現実逃避方。 それがいけない事だと咎められてからも、コソコソと人目を忍んで続けていた。 世話係達はとっくに気づいていたが、それで苦痛から逃れるのなら、と黙認するようになり――――。 ) ……ぅはう…んっ、ン…ふン…。 ( 悪癖として完全に染み付いていた。 ) [Thu 14 Sep 2006 02:27:00]
◆セレス > ( 場所が悪い。大した事は無いと油断していた。 聖性の濃い聖域の中で浄化するべきだった。 此処もまかりなりにも大聖堂の中ではあるが、空から落ちる赤がその力を弱めている。 此処では大きな声を上げても粗相をしてもどうしようもない。 一応、自分の能力は聖教会の秘密だという自覚はあった。 何か気を紛らわさないと駄目だ。 そう、少しの間だけ痛みから逃避できるような―――。 ) [Thu 14 Sep 2006 02:15:27]
◆セレス > ( 「負の力を自身に封じ込める」「封じ込めた力を浄化する」そういう祝福されるべき力だと思っていた。 だから自分は“聖女認定”なのだし、聖教会の高司祭様はこの聖衣は「体内の悪性を暴走させない為に必要」だと言った。 ) ――――そう、そういうことですか。 司祭様…!! ( ずっと「吸収して封印したものを暴走させない為」だと思っていた。 言い方を暈してそう思わされていたのかもしれない。 そうか、「悪性」というのは、つまり。 ) く、あッ…ひゥ!!! ( 一際大きく痛みが襲う。 思考は分断され、意識が遠退きかける。 あの程度の呪いでここまで痛む事はそうそう無い筈なのに。 ) [Thu 14 Sep 2006 02:09:39]
◆セレス > ( 「これ」は赤い水に含まれる瘴気ではない。 だって「これ」は常に底に沈んで待っていて、この身体を蝕むモノだから。 最近分かってきた。 このぎしぎしは、何かを咀嚼する感覚だ。 この身体の中で次の贄を待つなにかが、歓喜の声を上げて貪り喰う動き。 その都度痛むこちらの身にもなって欲しい所だが、いまだもってコミュニケーションをとれた例の無い同居人。 一方的に空腹感を訴える事はあっても。 ) ――― ―― ―…嗚呼、けふッ…早く終わって、下さいな――――。 [Thu 14 Sep 2006 02:02:41]
◆セレス > ( それでもまだ大した事の無い部類だ。 少し横になって我慢していれば終わるような―――実際もうすぐ収まると思うし、あと少しだけ耐えることだ。 宛がわれた一室、ベッドに横になって痛みを遣り過ごす。 赤い水の浄化を引き受けた時からこうなる事は決まっていたし、そう考えれば覚悟も我慢も出来るというものだ。 黒い革の拘束衣の下、お腹の奥で内側からじくじくじくじく、ソレは蠢いている。 ) [Thu 14 Sep 2006 01:53:33]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 ぎしぎしと、身体の底で蠢くものがある。 』 [Thu 14 Sep 2006 01:50:51]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『 …募ってみるか、意見。( 前線援護の形について。 其処まで思索纏めて、立ち上がった。)』 [Tue 12 Sep 2006 04:29:19]
◆サンク > 術詰めた媒体って、それが出来るなら、そもそー…も? ( 不意に黙った。蝋燭の明かりだけがうっすら照らす空間と無言で暫し睨めっこ。) ……いや、カードがちょっと弱いだろ。カード以上の、媒体ー……? ( それこそ、儀式レベルの術を詰め込めるような、媒体。余り気軽に手に入るものじゃない上、そっち関係に詳しいのは、それこそ――…魔女ギルドか。 このご時勢、風当たりが強くなっているであろう彼女達に、こんな時ばかり頼るのかと謗られそうな気もするが。しかし。) ……考えるだけなら、まだタダだよな。 ( だけなら。実行に移す時に幾ら掛かるのかとか、あんまり考えない。今はまだ。) [Tue 12 Sep 2006 04:28:13]
◆サンク > ( 手の中で筒を弄ぼうとして、カランと床に落ちた。手先の器用さは押して知るべし。煩い黙れ。) ……こっちから何か援護出来る事、あるかね…? ( 運ぶのは梟だとかいう話。あんまり重いものを詰め込んでも、スピードが落ちるなり墜落するなりがオチだと思う訳で。 清めの塩か、それこそ――…術そのものを詰めた媒体とか。今の己の思考ではその辺りだが。 だが、此方も戦線が削られていっているのは事実だが、打開を任せた前線に大して援助が出来るなら、出来るだけの事はしておきたい。) [Tue 12 Sep 2006 04:24:07]
◆サンク > ( 不浄空間の存在は知らずとも、悪魔の拠点、悪名高き魔の城。それなりの瘴気なりが溜まっているのでは無いかと推測するのは、むしろ道理。とはいえ。) ……浄化中に紅いのとご対面とか、シャレになンねぇぞ、ヲイ。 ( 玉座の間と言えば、やはり王の拠点という考え方が強い。其処で始終寝泊りしている訳でもなかろうから、隙を突くのは不可能では無かろうが。 ――…既にこの時点で、数名が玉座の間に踏み入ってるとは知らぬが故の、些か的外れな思案。) 浄化、ねぇ……。 ( 一口に言っても、手法は様々。 己の場合は聖域結界で瘴気なりの負属性を「打ち消す」方向性。実は結構力任せ風味。) [Tue 12 Sep 2006 03:59:12]
◆サンク > ……うぉぃ。 ( 人目が無いのをいいことに、殆どチンピラ丸出しな眼光で紙面と睨めっこ。) ……古城で浄化式って。いや、いいんだけどさァ!? ( いいのか。いいんです。しかも、紙面によると推測拠点の玉座にやらかそうとしているとか。 其処にある「不浄化」の存在こそ、其処に乗り込んだ事がある者しか分からずとも、いい度胸だくらいは言いたくなる夜明け前。) [Tue 12 Sep 2006 03:51:10]
◆サンク > ( ――…そんな訳で、再び儀式の準備中な訳だ、今は。 準備段階ではぶっちゃけ猫の手以下なものだから、そっとその場を抜け出して来たのには理由がある。決してサボる目算にアラズ。) ……無いんだってば。 ( 誰に言い訳してるのやら。 人気の乏しい小礼拝堂の片隅によっこらせと座り込むと、再び扉の傍に転がっていた朱塗りの筒を取り出す。 蓋を開けて、中に目を通していくと、自然と眉が寄って行った。) [Tue 12 Sep 2006 03:44:11]
◆サンク > ( 浄化儀式で水をある程度清浄化する事は可能だが、やはり焼け石に水。 神官聖女を数名集った儀式でもって、漸くといった具合。 逗留中の聖女認定は、驚くべき事に一人でやって退ける事。その手法を知れば、絶句するには違いないのだから、これはこれで知らぬがスートリアか。異教だが。) ……蓋はすれど、土壌から沁み込む分はどうしようも無いのが。 …嗚呼、もう。 ( 浄化儀式が一段落して、ある程度水が確保出来たかと思った矢先にこの雨。天に向かって中指でも立てたくなる瞬間だ。見られると色々面倒なのでやらないが。見られなかったらやるんかいとか聞こえない。) [Tue 12 Sep 2006 03:36:35]
◆サンク > ( もしくは片隅の光景。 夜半も過ぎて、人々の下に静寂と眠りが平等に訪れんとする頃を狙ったかの如く、降り出した雨。 井戸には厳重に蓋がされているし、この一帯は仮にも聖域。比較的汚染が軽度で済んでいる気もするが、それも時間の問題。幾度も重ねられれば、汚染は進む。) [Tue 12 Sep 2006 03:32:42]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( 慌しさを増した、真夜中過ぎの。)』 [Tue 12 Sep 2006 03:30:02]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 彼女は必ず帰ってくると、何度も心の中で繰り返して。 』 [Sun 10 Sep 2006 14:54:46]
◆セレス > ( ぴりぴりと痛みを伴う不快感が、うっすらと可視の赤になって水瓶の中身から聖女の身体に吸い込まれていく。 それは浄化の儀式というよりはただ、毒を全て吸い上げて蓄積するような、そんな危険な光景。 暫し眩暈に襲われて目を瞑ったまま俯き、薄い呼吸を繰り返して不快感が収まるのを待つ。 この規模なら大丈夫。 もう少しだけ持ってきてもらっても大丈夫だ。 あちこち痛みを訴える身体を律して唇を結んだ。 こうしている今も、彼女は、黒衣のエクソシストは様々な痛みと戦っているだろう。 それに比べればこんなものは、痛みの限界を自分で決められるだけ生温いくらいだ。 首から背中にかけて垂れる4本の鎖―――本来5本のそれが少しアンバランスに感じる度、彼女の無事を祈った。 ) [Sun 10 Sep 2006 14:51:13]
◆セレス > ( 皆で協力する事だ。 各々が出来る事を分担して、戦うことだ。 戦士は武器を手に戦い、医師は傷付いた者を助ける。 身軽な者が情報や物資を運び、商人が供給を促し、農夫はただ耕し育てる。 何も出来ないと嘆く者は日々正しく生き、目に付いた事に手を貸せば良い。 誰かの変わりに些細な手伝いをするだけでも良い、困っている人に手を貸すだけでも良い。 良い方へ良い方へと皆で導けば良いのだ。 それが人間の結び繋がっていく、団結するという力のはず。 ) [Sun 10 Sep 2006 14:39:30]
◆セレス > ( 「儀式」に特殊な詠唱や道具は要らない。 というより、この“聖女認定”と呼ばれる器、アルビノイアの娘と拘束衣とがワンセットで詠唱であり道具であり、そういう聖教会の高価な備品。 そういうものだ。 ) ( 瓶に手を添えて跪き、目を瞑って意識を集中する。 水自体に含まれる不浄そのものは大したものではない。 瓶1つ分くらいなら少々気分が悪くなる程度で一日もすれば治ってしまうだろう。 ただ、問題はその量だ。 雨雲に乗ってその全ての範囲に降り注ぎ浸透する凶悪な規模の祟り。 しかも自動的に回転する儀式機構のように、ただ雨が降るだけで何度でも何度でも上塗りされるというたちの悪さがこの被害の本当の恐ろしさ。 その前では、一介の聖女など無力に等しく。 ) [Sun 10 Sep 2006 14:30:33]
◆セレス > ( この異常気象を受けて、恐らく輸入食品の物価は跳ね上がるだろう。 果物や野菜は特にそうだ。 そもそも、この空を見て島の外からの交易船はどう思うだろうか? ああ、それから「公衆浴場」だったか。あの施設、大丈夫だろうか? お湯が全てうっすらと赤く染まっていたら流石に誰もが嫌な顔をするだろうに。 昨晩も雨は降っていた。 ) ………いけない。 集中、しないと。 ( 水瓶の前、ぼんやりと憂鬱な考え事をしていた。 膝を折って瓶の縁に手を添えて一呼吸。 気を取り直して。 ) [Sun 10 Sep 2006 14:21:37]
◆セレス > ( 結論から言えば、焼け石に水だ。 大聖堂及びヴェイトス市内で手の空いていて、尚且つ水の浄化が出来る術師に率先して儀式に当たって貰っても精々その日の大聖堂で消費される飲食用に費やされ、極僅かが残りとしてストックされる程度。 連日の儀式に術者の疲労も激しい。 それでもやらないよりはマシ、といった所か。 結局の所、古城や魔方陣に向けて出発した攻勢隊の首尾に全てがかかっていると言っても過言ではなく。 じりじりと消耗していくのを少しでも遅らせているだけに過ぎなかった。 ) [Sun 10 Sep 2006 14:14:16]
◆セレス > ( 可能な限りの飲料水、調理に使う水を確保しなければ。 じりじりと持久戦が続く情勢が見てて来て、誰かがそう言い出した。 門の襲撃とこの異常な空が長く続けば、有害な瘴気を帯びた水を飲み続ける事は必ず後々大きな被害に結びつくと。 それで、浄化の儀式が出来る者は出来る限りのストックを作ろうと交代で作業に取り組んでいる。 聖教会からのゲストである“聖女認定”もその中の一人。 その儀式様式は他の誰とも違った奇妙なもので、結果として誰も手伝う事は出来なかった。 運びこまれる水瓶の前に座り、聖女は宛がわれた客室に篭る。 ) [Sun 10 Sep 2006 14:08:04]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 Purification 』 [Sun 10 Sep 2006 13:58:27]
お知らせ > エリシャさんが帰りました。 『 ―――雨、止まないな。 』 [Sun 10 Sep 2006 02:46:52]
◆エリシャ > ……っていうか、宿探さなきゃ。 ( 街道でも思ったことだが。ヴェイトス市を出る時、世話になっていた屋敷から完全に出払っているし、当の家主もこの街にはもう居ない。 とりあえず今日は適当な宿でもとって寝る、か。 それから先は分からないけど、まぁ収入は結構あったしのんびり構えるとしようか。 ) [Sun 10 Sep 2006 02:42:14]
◆エリシャ > ( 本当、どうしたものか。 数ヶ月ぶりに戻ってきたヴェイトス市だが、楽しく遊べる状況じゃなさそうだし、むしろ魔方陣に近かったアマウラより雰囲気が暗いってのはどういうことか。 直接狙われているっていう話だし、相当旗色悪いらしいが。 ) ……防衛、ね。 今回は本当パス。 私十分働いたし。 市内でなんかあったらその限りじゃないけど――――。 ( もう一段階事態が動いたらその時考えよう。 出来ればその前に片付く方が望ましいけれど。 聖堂の木のベンチに座ってステンドグラスを見上げ、んー、と1つ唸った。 ) [Sun 10 Sep 2006 02:32:00]
◆エリシャ > だうー。 まぁ、そんなわけで。 頼まれた仕事はしたよ。 イコトさんも元気でしたー、と。 ( まったく、どうしたもんかね。 そんな風に呟いて司祭と別れる。 ちょっとした強行軍で疲れたし、雨は酷いし、しばらく聖堂で休ませてもらおうか。 あの雨、どうも嫌なものみたいだし。 パプテス教徒じゃないけど、異教徒でもない。 まぁ、雨宿りくらい許してもらえるでしょう。 ) [Sun 10 Sep 2006 02:24:47]
◆エリシャ > ―――ってもう、ネタ無いよ! 全部情報遅過ぎ? 肩赤過ぎ? 無駄足っぽくもあり5万エン上乗せが申し訳なくもありでも言われたとおりしただけ! ( 対応に当たった司祭も困り顔だ。 目の前でしゃがみ込んで喚く子供にどうしたものかと。 エクソシスト、イコトに頼まれてアマウラ側での情報を持って来れば、殆んどが既に知れている事ばかりで。 なんでも梟が手紙を届けてくれたとか。 なにそのファンタジー。 ※ファンタジーだ。 ) [Sun 10 Sep 2006 02:16:52]
お知らせ > エリシャさんが入室されました。 『 うへ、私格好悪! 』 [Sun 10 Sep 2006 02:13:47]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( どちらにせよ、眠る暇の無さそうな夜の話。)』 [Fri 8 Sep 2006 03:31:54]
◆サンク > ( ――この後は、襲撃の知らせとその対処、対応に忙殺される事暫し。 今宵、正門で起こった事まで書簡にぶち込むならば、朱塗りの筒が新たな書状を詰め込まれて大聖堂の大扉前に転がされるのは、夜明けに至る少し前辺りか。) [Fri 8 Sep 2006 03:30:59]
◆サンク > ( ヴァイオレートの襲撃、此方に襲い掛かってきた敵の情報。紅い雨が齎す混乱、各地の大まかな被害状況――これに関しては、箇条書きか。殊更に訴えた所で、焦らせるだけにしかなるまい。 頭の中で、返信として筒に詰める内容をまとめていた時、聖堂の側が騒がしいのに気付いた。 よっと掛け声一つで立ち上がると、パンッ!と片手で頬を張る。意識的な切り替え。顔を上げた時には、其処に浮かんでいる表情は大聖堂の聖女としてのもの。 猫を被ったとかいう説もあるが、気にしたら負けだ。歩調を速めて聖堂の方に飛び込んだ。) [Fri 8 Sep 2006 03:24:42]
◆サンク > ……朗報なんだか、逆なんだか。 ( 行き着いた結論は、どうにも愉快な香りがしない。ヴァイオレートは見せ付けるかのように古城に向けて飛び去ったが、右腕とやらも古城に逗留しているのだろうか。それとも、魔界にて確認された城に留まっているのだろうか。) ……て、その辺りはこっちの方に頑張って頂くしか無いって事な訳だ。 …つか、市街の状況、なー…何処までバラしたもンやら。 ( 一服してェとか言いださんばかりの半眼っツラでげふーと息を吐き出すと、頭をわしわし掻き回す。 窮状を殊更に訴えるのも何だが、此方に余裕が無いのもまた事実な訳だ。) [Fri 8 Sep 2006 03:15:07]
◆サンク > ………。 ( 渋面。どうしても過ぎるものを、今はシャットアウト。 一応候補として残ったローブ姿についての思索。結論としては呆気無い。もしも、アレがヴァイオレートに匹敵する力の持ち主というのであれば、あんな行動こそが不自然だ。) 片腕とか参謀とかボスとか言うものは、きっと威張り散らしてて尊大で無駄に偉そうで、でもって部下を引き連れてヒューホホホホで…!! ( そんな方向の偏見もまた、酷いモノだが。 そんなものは置くとして、アレには其処までの力は感じなかった隠蔽しているのであれば別だが、恐らく違うだろう。 つまり。長々と考えた結論としては。) ……クロウァーテは、今だ、姿を此方には現していない。 [Fri 8 Sep 2006 03:04:49]
◆サンク > ( 赤い甲冑の男。アレは確か「ゾゥリズ」と名乗っていたし、既に滅びている。除外。 ゾンビ犬を連れていたローブの影は?かように強大な力を持つものであれば、もっと違う従者を連れていたように思える。それはそれで偏見だが、保留。 ヴァイオレート襲撃時に現れた白い堕天使も違うだろう。アマウラから流れてきた情報の中にあった、「ルシア」という悪魔である可能性が高い。除外。 正門内側であったという騒ぎの源は、赤いスーツを纏った大柄な紳士と、給仕姿の二人連れだったというが、この二人も既に倒れたとの報告が入っている。門の一部を爆破していったらしき話といい、被害は中々に無視出来ないものだったようだが――。) ……それと。昨夜の、襲撃。 ( 自然と声が渋くなるのは、被害の甚大さが脳裏に浮かんだ所為だ。 一度振り払って、報告書にあった敵の特徴のみを思い出す。 ドラゴンと、溶岩のような身体をもった巨人。 ――…しかし、どちらも滅びいている。百人長は重症を負って入院し、大聖堂の術師にも少なくない被害が出たが。) [Fri 8 Sep 2006 02:28:08]
◆サンク > ……えーと。つまる所。 どっちを倒しても魔法陣は消えると。 ( 記されている事は、簡潔にそういう事。其処については、むしろあっち側――既に外に出ている方――の領分でもあるから、参考程度ではある。尤も、その紅い悪魔の右腕とやらがこっちに来た場合には、対処もまた変わろうが。 ――…して。本題はその先か。) ……ヴァイオレートの右腕らしき、姿? ( 記憶を掘り返す。直に己が見たものと、報告に上がっていたものと。) [Fri 8 Sep 2006 02:20:10]
◆サンク > ( アマウラから手紙が届いたのと、この筒が届いたのとは、殆ど同時。二つを組み合わせて、漸く意味の通った書簡達。 大聖堂所属のエクソシストの署名が成された書簡には、梟で書簡を送る術が出来たとか。このタイミングでこんな代物が来たものだから、一応結びつけて考えてしまっているが、此処で迷っても仕方ない。筒の中身を取り出すと、中に丸めて収められていたよう菱にざっと目を通す――内容としては簡易なものだ。) ……欧州隊の報告にあった名前が、コレか。( クロウァーテと記された部分を指先でなぞる。ヴァイオレートとは違い、これまで聞いた事は無い名前だが、そも、魔界の住人と考えればそれも道理か。) [Fri 8 Sep 2006 01:51:14]
◆サンク > ( 一応自覚はあるから、こんな所にいる訳で。誰が呼んだか別名サボリスポット。本当に誰だ。多分、主に自分と今はばいんばいんになってしまわれた某エクソシスト氏(嬢?) 色々な意味で後で謝れってなモノだが、まあ置くとする。) ……いや、知らせは来てたけど、な?つか、コレかー…確かに、伝書鳩ー…梟?に、ヒトの見分けしろってのが無理なンだろうけど。 ( 聖堂の大扉の脇にに、これは安置されていたと言う話。一応宛名が己だった為、危険物で無いのを確認された上で手元まで渡ってきた訳だ。事前状況について詳しくはFS1参照とか。何の話だ。) [Fri 8 Sep 2006 01:44:15]
◆サンク > ( そして場所は大聖堂の裏庭。しっかりと蓋のされた井戸の傍らで、朱塗りの筒を片手にヤンキィ座りの聖女が一人。はっきり言って信徒の皆々様方には、見せられない姿だ。色々な意味で。) [Fri 8 Sep 2006 01:37:04]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( 手元には朱塗りの筒。)』 [Fri 8 Sep 2006 01:31:59]
お知らせ > シャリネさんが帰りました。 『(愛しいものは、もう失くしたくない。どんなに、小さなものでも。決心が、彼女の中に芽生えた)』 [Mon 4 Sep 2006 23:34:52]
◆シャリネ > (二つの小瓶、それは、球状で香水瓶のようなものだった。ギリギリ小瓶というその大きさの小瓶を、少女は大切そうに抱きしめる。暫くすると、きちんとお礼をいい。踵を返して、その場を後にした) [Mon 4 Sep 2006 23:33:53]
◆シャリネ > (やがてシスターは、口を開いた。聖水についての説明だった。)・・・それは・・・ちょっとでも、頂くことができますか・・・?(これから何が怒るかわからない不安と恐怖、そして、どうにも力になれない自分。彼女の頬に涙が伝った。震える声で、静香にシスターに尋ねると・・・本当に少しだけ、聖水を分け与えてくれた)・・・みんな、欲しがっているんですね。(贅沢は言わない。それでも、小瓶いっぱいに、その聖水が入ったものを渡してもらえたから。其れは確かに透明だった。彼女に感謝するように、少女は微笑んだ。)ありがとう・・・ございます。(そう、礼を言うと・・・シスターは、もう一つ、そっと少女の手に、小瓶を握らせた。それは、紛れもない、先程渡されたものと同じだった)え・・・?(どうして?という顔で、彼女は質問した。シスターは、「貴女の分よ」と、微笑んだ。)・・・っ。・・・ありがとう・・・本当に・・・(少し、安堵したのだろうか。少しは手段を見つけられた。可能性を、見つけられた。少女は、涙を頬に伝わせながら、ふんわり微笑んだ。何度も何度も、ありがとうと繰り返した) [Mon 4 Sep 2006 23:25:06]
◆シャリネ > (急ぎ足で、此処まで向かってきた。走って走って走ったせいか、息切れをしていた。息を整えるように、胸元の服を手で緩く掴んだ。自分は、バプテス信者ではない。しかし、今はもう、その知識に頼るしかなかった。忙しなく、賑やかな大聖堂。人が集まっていた。)・・・あの・・・牧場で仕事をしている者なんですが、動物たちが紅い雨にやられてからおかしくて・・・どうしたら、助かりますか・・・?普通の水・・・赤くない水を飲ませれば、治るんでしょうか・・・?(もう、パニックだった。落ち着かなければいけない。頭ではわかっているのに、牧場での動物たちの様子が痛々しすぎて、少女は泣きそうだった。必死で、神に縋る思いで、少女はシスターに尋ねた。どうしたらいいのかわからない。でも、助けたい。そんな一心だった。だから、余裕などなかった。その目は必死さを訴えて・・・シスターは、微笑んだ。落ち着かせようとしたのか、何も言わない。少女は益々、不安げな顔をして・・・) [Mon 4 Sep 2006 23:10:36]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( 礼拝堂の奥で起こっていたヒトコマの事。)』 [Mon 4 Sep 2006 23:00:57]
◆サンク > ――紅い水対策に取り組みます。 神官の方々を集めて下さいませ。 ( 通りすがりのシスターを廊下で捕まえ、告げた。) [Mon 4 Sep 2006 23:00:29]
◆サンク > ( 今はまだ汚染されていない、もしくは汚染度の低い水は手に入るだろうが、それはそれで争いの素になりえるのが頭の痛い所。水源を巡る争いは、いっそ人の歴史と二人三脚。だからといって、こんな所で再現されても全くもって嬉しく無いから、対処を練るに越した事は無い。 水源確保を別の場所に任せる分、此方は此方でしか出来ない事をするべきだ。) 試しに、浄化域などで清浄化出来るか試してみると致しましょうか――。 ( 雨が降る前にも需要は増大していた為、幸い聖水用の水はまだ幾らか余裕がある。騎士団に卸す、カタパルト用の聖水樽とかも含めて。 ――…とはいえ、それも持久戦。いずれ足りなくなるのが分かっているのなら、少しでも増やせないかどうか、試みてみるのはきっと、無駄じゃない。膝をパンッと叩いて気合を込めると、立ち上がり。) [Mon 4 Sep 2006 22:59:22]
お知らせ > シャリネさんが入室されました。 『(切羽詰った表情で、此処まで来ていた)』 [Mon 4 Sep 2006 22:53:23]
◆サンク > …なんで予告状やら出して来るのかは、どうにも謎なのですけど。 何か意図があるのかしら……? ( 主の御心は測ってはならぬものであり、悪魔の心情は理解し得ないものである。 後者においては絶対の真理かはともかく、大体こんな感じ。深淵は覗き込み過ぎてはいけないというと、むしろ退魔機関の注意事項だが、日常も大して変わらない。日常そのものが乱され始めたら、尚更。 ――…その一端、むしろ原因に等しくもある気がする紅い雨、紅い水。一度、雨に降られただけで、この混乱だ。) 汚染されていない、もしくは汚染の程度の低い水源に関しては、恐らく騎士団なり、自警団なりが確保で動いて下さるでしょうから――…私達の成すべき事は、この赤色が払拭出来るか否か、ですわね。 ……聖水飲めってのも、乱暴な話ですし。 ( 止めないが。むしろ、今の現状では、対処療法的にはアリなのかもしれないが。 ――…雨の影響で取り乱した方がいらしたら、聖水飲ませてみようかしらー?とか脳裏に過ぎったのは、紅い雨の影響じゃないと思いたい。何願望形。) [Mon 4 Sep 2006 22:49:45]
◆サンク > ( リアルタイムとしては、ある意味一番の難関がコレだ。床にしゃがみ込むと、硝子瓶に詰められた紅い水をじっとりと見やる。あんまり近付きたくも無い故、凝視と言うには距離が微妙。具体的に言うと、1メートルくらい離れている。) ……空の色。紅の悪魔――…ヴァイオレートの仕業なのか。それとも、例の魔法陣の仕業なのやらって、考えてみたらどっちにしろヴァイオレートが原因ですわね。 ( 魔法陣の製作者はヴァイオレートだという話。それに、ヴァイオレート自身も、自分を倒せば魔法陣は消える――といったような事を口にしていた気がする。 相手は悪魔。アマウラの情報源も、己が聞いた事も、どちらも悪魔が口にする言葉ではあるが。これが嘘だとしても、誰に得があるというのか?) ……紅の悪魔を囮にして、他の何者かが動いて――…て、無理か。 ( 可能性を考えかけて、直ぐ様却下した。 あの時、正門前で目にした悪魔が、何者かの思惑で踊らされるような事に甘んじるような性質かと問われれば、迷わずNo.と言ってみたい。あの悪魔の性質に詳しい訳では無いが、ヴァイオレートに全くそれを知らせず、水面下で何ぞ画策するならばともかく、無理だろう。) [Mon 4 Sep 2006 22:37:08]
◆サンク > ( 次。何かで砕かれたような白い残骸。 歪な天使じみた姿を模していた存在の欠片。本体は残念ながら紅の悪魔に持ち帰られてしまったが、残った残骸が幾らか回収されている。変に質量が詰まっているとかで、結構重たかったという話。先程爪先で蹴っ飛ばしてみたが、なる程。硬い。) ――…えーと。何か色々喚いてらっしゃいましたけど。…変身能力、白い姿。その辺りを総合すると…「ルシア」とかいう悪魔かしら。 ( 仮定だが。アマウラの欧州隊から齎された情報と照合すると、その名前が浮かび上がって来る。 この耳が聞いた証拠もある。確か、アレは静かになる前に何か喚いていた筈。) ――…成り代わって信頼を堕とすとか、何とか。つまり、変身出来るっていうカミングアウトですわね。うん。( ファイナルアンサー?イエス。 んー?と中空を暫く見上げ。) ……変な言動をする私とかがいたら、遠慮せず聖水ぶっかけろとでも指示しておきましょう。 ( 尤も、あれだけ雷撃ぶちかました後。早々動けるようにはならないだろうが。用心用心。さて、次。) [Mon 4 Sep 2006 22:27:05]
◆サンク > ( 椅子を一時的に退かした床上には白い布が敷かれ、その上に並べられているのは、一見すると訳の分からない代物。 ルーンを刻まれたと思しき大斧、焦げたような跡を各所に残す白い残骸、そして。赤い水の詰められた硝子瓶。 正門に対する襲撃の後残された幾つかの物品にプラスして、只今絶好調に世間様を騒がせている例の、「赤い雨」の現品。) 確か、この斧が…ええと、「ゾゥリズ」と名乗った赤い男の遺品。……こういう訳の分からない文字の解読は、魔女ギルドとかがお得意かしら…? ( 訳の分からない文字=ルーン文字。神聖文字の類なら、読めずとも系統くらいは分かったかもしれないが、清々しく専門外。 これを手にしていた男は屍人を連れて襲撃に来ていた。恐らく、パプテスの概念には弱かったのだろう。屍人は浄化結界の中では動けなかったし、甲冑の男も、聖域結界ではダメージを受けていたように見えた。動かなくなった後も聖域を張り続けていた結果、黒焦げにしてしまった訳だが。 ――…用心が過ぎたかと、視線が泳ぐのはさて置き。次。) [Mon 4 Sep 2006 22:19:26]
◆サンク > ( また、何かと騒がしくなった。聖別や聖水を求める声のみならず、紅く染まる空に対する不安、込み上げる欲望に疑念を抱いた人々の礼拝が増えているとの事。 信心深い人間が増えたとか言ってる場合で無いのが現状ながら、礼拝堂は様々な理由で賑わっている訳で。 ――…しかして。今、奇妙な物体達を前に小柄な姿が難しい顔で腕組みするのは、それらとは違う小礼拝堂。 人々の主要な流れからは外れた場所。) ――…戦利品とか言うと、やたらと生々しい訳ですが。まあ、よし。 [Mon 4 Sep 2006 22:12:40]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( 硝子瓶、斧、砕けた何か。その他諸々。)』 [Mon 4 Sep 2006 22:09:02]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 対して問題の多い訳あり修道女の話を聞く者は、少ない )』 [Mon 4 Sep 2006 00:08:37]
◆セレニア > ―――。 ( どうして、誰も彼女の変調に気付かない。 …戻って行く背中を見送って、硬く手を握り締め… 自室…という事になってしまった反省室へと、とぼとぼ歩き出す… ) [Mon 4 Sep 2006 00:08:02]
◆セレニア > …はい。 ( 吸血鬼が害悪であるという認識は変わらない。 そうであれば、もはやその命令は背けるものでなく… ただ、力無く頷くばかり ) …ですが… ( それでも、言いたい事はたくさんある。 どうしてそうも変わってしまったのか… 自分が正しいと感じている彼女の意識の、どこが間違っていたのか… 聞きたいと思うけれど、会話は中断されて ) [Mon 4 Sep 2006 00:06:15]
お知らせ > ティフィスさんが退室されました。 『(セレニアに同意を促せば、己も聖堂の仕事へ加わろう。慌しさの中に、その身を溶け込ませて)』 [Mon 4 Sep 2006 00:00:46]
◆ティフィス > そう、私たちの所属は大聖堂。――形式上はね。けれど、ヴァンパイアを狩るという目的においては、私たちは聖教会のご意向に従います。いいわね、セレニア。これは”命令”よ。 ( 全ては聖教会の謀。人為的にゆがめられた運命に弄ばれる格好のシスター二人は、もう決して昔へは戻れない。 ) えぇ、だけど今はこういっているわ――過去に縛られてはダメよ。見るべきは今。これからなのだから……。わかった? [Mon 4 Sep 2006 00:00:05]
◆セレニア > ―――ッ… ( 『だから?』 …そうだ。 多少マシになったとは言え… ヴァンパイヤを前にして初めて機能するこの身体が、一般の修道女平均に足りるスペックを持つ事は無い。 大聖堂に戦闘を禁じられている状態であれば、それらの進歩にもまだ意味があったけど… もう… ) …私達の現在の所属は、大聖堂です…。 ( 抵抗の声は、あるいは抵抗ですら無かったように、弱い。 役に立てなければ… ヴァンパイヤを狩れなければ、その時は… ) ( 大丈夫、ほんの少し、数ヶ月だけ以前の状態に、戻るだけだ。 神の国へ入る為に、どうすれば良いのかを、正しく導いてもらえる。 ただ、従えばいい。 …そうあれるよう、望みすらした事じゃないか… でも ) ……以前は…… そうは、言いませんでした… ( 頬に触れた手を、握り締めて…。 助けてと… 初めて、心から神に願う。 与えられる条件を満たす事にのみ執心し… ただの条件でしか無かった存在に、初めて…。 届きはしないとどこかで知っていながら、他に縋るべきものを持たず… 一見穏やかな二人を他所に、大聖堂は今もどこか慌しい ) [Sun 3 Sep 2006 23:56:18]
◆ティフィス > 私は聖教会の指示で動いているのよ、セレニア。吸血鬼はこの世に存在してはいけないの。髪の毛一本残さずに灰にしないと……。それが神のご意思でもあるのよ。 ( 狂気に彩られた微笑みは、不気味な温かさを伴って。もうティフィスは以前のティフィスではないのだ。変わってしまった。 ) ――だから? ( やんわりと、けれどにっこり笑ったまま、はっきりとセレニアの言葉を否定した。 ) 貴女が歌えるようになって、お皿も割らなくなって……それで? 何もかわりはしないわ。あなたはヴァンパイアを見つければ、またあのときのように興奮して牙をむき出しにするでしょう。そのとき、貴女が身に着けたそれらのことが、何かひとつでも役に立つの? 実戦で使うつもりなの? ( クスクスクス。笑う。そう――どうあがいたってセレニアが道具以上の価値を身につけることなど意味がないと、知っているのだ。だから笑う。全てを見透かしたように、穏やかに……。 ) 私の命令に従いなさい、セレニア。貴女に使命をあげる。貴女の望みをかなえてあげる。貴女の存在価値を示してあげる。――それが貴女の望みなのでしょう? うふふふ……っ。 [Sun 3 Sep 2006 23:42:20]
◆セレニア > …大聖堂の方針は、人に紛れて生きようとする者まで狩り出す必要はない、というものだったのではありませんか…? ( 以前のままの微笑み。 深みのある聖歌を紡ぐその声が『話す』のを聞くのは、夢にまで見た事だけど… 言動は以前と大きく異なって、破綻しているようにすら感じるものだった ) …いえ。 …それは…。 ……はい…… ( 見つめられると、訳も分からず目頭が熱くなって… 唇を噛んで俯いた。 …彼女の言う事は、間違っていない… この身体に為せる事はたった一つで、その為だけに存在している…。 それ以外の価値など、無いのだ…。 …自分でそう思い続けていた。 目の前の彼女が何と言おうと、そう思い続けていた。 …肯定されて始めて否定したくなるなんて、虫が良過ぎる… だけど ) ……マスター…… それでも… 私は… …以前よりは、ちゃんと、歌えるようになりました。 …お皿を洗うのも、以前よりは、割らなくなりました。 …仕事は遅いですが、掃除をするのに、何の問題もありません。 お料理だって、時間をかければ… まだ、包丁は持たせてもらえませんが… ( 何が言いたいのか、自分でも分からぬままに… 縋るような眼をで、笑顔を見据える… ) [Sun 3 Sep 2006 23:33:57]
◆ティフィス > ( 振り向けば、セレニアに近づき、にっこりと微笑む。 ) 危険だから外に出ない。一般市民はそれでいいけれど、私たち聖職者がそんな調子では、住民たちへの示しが付かないわね。 ( うふふふふっ、と笑いながら、そっとセレニアの頬にふれようと片手を伸ばす。 ) セレニア、貴女は吸血鬼を狩りたくないの? 貴女は何のために生きているの? 彼らのハラワタをズタズタに引き裂いて火であぶり、五体を刻んで肺に返すことこそ、あなたの存在意義。存在する理由なのよ? これはまたとない、絶好の機会じゃないの。ねぇ? ( くすっと小さく笑って、桃色の瞳を見つめた。 ) [Sun 3 Sep 2006 23:23:25]
◆セレニア > ( いよいよ『非常事態』の様相を呈して来て、『とにかく何でもいいから魔性を狩れ』という風潮にすらなりつつある。 このような時だからこそ、人に紛れて生きようとする者まで狩り出そうとして、無闇に刺激すべきではないのではと思うけど… 自分には何の発言権も無い。 修道院の奥に押し込められているか、狩りを命じられるか… 必要と判断すればどうにか背く事が出来るようになったとは言え、それは屁理屈をこねるようなもの。 ストレートな指示には、まだ弱い ) …マスター、今市街へ出るのは危険です。 私はヴァンパイヤ以外に対しての対抗手段を持ちません… [Sun 3 Sep 2006 23:19:02]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( そんな姿を見つめる薄紅色の瞳は、どこか痛ましげに… )』 [Sun 3 Sep 2006 23:12:57]
◆ティフィス > ( 悪魔たちによる正門の襲撃から一夜あけてみればこれだ。午前中は得体の知れない紅い雨が降り続き、午後になってからは紅色が空を覆い続けている。 ) 大変だわ……。もし、この騒ぎに乗じて吸血鬼たちが暴れだしたら……。 ( 紅い雨の影響か、すでに街では傷害事件が何件か報告されていた。ティフィスは頬に手を当て、うっとりしたように。 ) ヴァンパイアを狩らないといけないわね。あぁ、楽しみだわ……。 [Sun 3 Sep 2006 23:11:07]
お知らせ > ティフィスさんが来ました。 『(夜空が、赤い――)』 [Sun 3 Sep 2006 23:08:31]
お知らせ > シェバトさんが退室されました。 『 …………いいえ。大丈夫です。 』 [Sun 3 Sep 2006 22:22:49]
◆シェバト > (呟きを耳に留めたか、背中に誰かの声がかかる。何だかどうしようもない表情の自分の顔を自覚しながら―――…) [Sun 3 Sep 2006 22:22:36]
◆シェバト > (……今回は、前線には、立てない。血に酔って何をしでかすか解らない。ただでさえ『悪魔』だの『吸血鬼』だのに敏感になった風潮だ、下手な事をすれば村八分よろしく釣り上げられて殺されても文句が言えない。『紅い雨』に触れてより、それらの対応に騒ぐ同僚らに、まともに挨拶も出来ない。これが、原罪か。罰せられるべきは自分だと気付いて尚、それと向き合う恐怖から逃げ出した、これが。) ……… ………駄目、 [Sun 3 Sep 2006 22:16:55]
◆シェバト > (刃を持てる者が持てぬ者の代わりになるのは当然だ、ならば今の己は怠慢だ。元を正せば、戦えるとそう思う事こそ傲慢か。 この闘争心が、本当に、信仰から来るものであるならば、そうか。) ――――― 、 (なあ、)(大義名分の元暴れ回れるなんて素敵じゃないか。)(闘おう。)(殺そう。)(それが好きなくせに。) ………ち、がう!!………ッ私を、呼ぶな!! (それは四分の一の本能に語り掛ける、甘い甘い悪夢。) [Sun 3 Sep 2006 22:03:35]
◆シェバト > (戦争。…そう、戦争だ。ならば先んじて神の刃たり、盾となってくたばるのが己の道理。そうあれかしと叫んで斬れば、それで己の世界は片付き申す。だのに何だ。) (この、倦怠感。) (この、虚脱感。) (そしてそれと対称的、身の内から湧き上がるような―――ぞっとする程のこの恍惚感で。 紅い光を目の当たりにした時よりずっと感じていた。一方的なシンパシーであり、また、どうしようもない程の嫌悪。) ………素敵だ。とても素晴らしい。誂えられたような、この戦場。 (それはまるで、) …………このために生きてきたかのような錯覚すら覚えます、よ。 (刃であれ盾であれと教えられた二十八年、だのに、正門へ向かう気にもなれず警邏に街中をうろつく気にもなれず。) [Sun 3 Sep 2006 21:54:46]
◆シェバト > (窓から差し込む眩いひかり。ざっくばらんに伸ばした髪の合間から覗けば、はっきりと見える北東よりの禍々しい空気。) (大聖堂は今、尻に火が付いたような慌ただしさだ。同僚のエクソシストや神官殿らが先んじて古城へ赴くと言う。聖堂騎士やエクソシストらの隊を組むべきか否か、バックアップに回るべきか否か――― 依然、何処も彼処も揺れている。そんな中、裏庭の井戸に通じる廊下で、ぼんやりと立ち尽くす神父服の女が居た。この猫の手も借りたい事態に何をと咎められそうなので、人気の無い所を狙って訪れたあざとさから、どうやらサボりらしかった。) [Sun 3 Sep 2006 21:44:43]
お知らせ > シェバトさんが入室されました。 『 夜尚 煌々と紅い空。 』 [Sun 3 Sep 2006 21:38:15]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( 握った手を、ぶんぶんと上下に振りたくる。 そんな仕草が、返事になった。 )』 [Fri 1 Sep 2006 06:10:42]
◆維言 > ( あんまり熱の高くならない筈の指先まで、熱いような。奇妙な心地。 ちゃんと向き合うと、少し彼女より低い視点。 …ちゃんと顔を見ようと思ったから、己の顔も晒している。 懸命に隠そうとしていた顔色も、バレてしまったら仕方ない。 開き直り気味に胸を張る。 ) ……嗚呼、そうか。 ( 何かをひとつ、噛み締めるように。 絡めた指にほんの少し、力を込めて。 ) その為に、私は此処にいます。 誰かの為の剣。誰かの為の盾―― でも。 其処に私も。私達も、今回は含めていこうと思います。 ( いつもの仕事。規模さえ考えなければ、慣れたもの。 だから、ぼんやりと遠ざかっていた理由をひとつ、引き寄せて。 確かめる先には、華のようにほころぶ聖女の笑顔。 彼女の齎す救いの形を、未だ知らないけれど。 私にはこれで充分だと思うから。 ) ―― それは、勿論。 [Fri 1 Sep 2006 06:09:57]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 なれませんか? 友達に。 』 [Fri 1 Sep 2006 05:59:17]
◆セレス > ( 伏せられ、黒く染められた前髪に隠れて見えなかった貌が上げられて視線が合う。 少し顔が赤い気が、とか珍しいものでも見るようにまじまじと観察しながら握られた手の指を絡めて遊ぶ。 ) 約束ですよ。 私達だけでなく、皆がそうして休日を大好きな人と過ごせるよう――――ああ、ちゃんとお見送りが出来て良かった。 ちゃんと会えて良かった。 ( ずっと気になっていた事が解決したみたいにスッキリと、案外平静な気持ちで微笑む。 そして、続く言葉に眼を丸くして首を傾げ、もう一度華のように微笑んだ。 ) みたい、じゃなくて―――――。 [Fri 1 Sep 2006 05:58:55]
◆維言 > ( つられた訳じゃないって主張したいけれど、取り乱しているのはむしろ、今となっては私の方か。 …革の感触と共に何度か握った小さな手。 包むように握り締めたら、ちゃんと顔を上げよう。 ) …きっと、紙一重のいつかに、その祈りが私を助けてくれるんだと思います。 …その、ですね。有難う御座います。 ―― ええ。 あの、 ( 突っ伏してしまったのは、驚いたからだけじゃない。 きっとその瞬間、とてもじゃないけれど見せられないような顔をしていたと思うから。 紅玉の視線へと、そろりと目を合わせたら。 ) ……私が帰ってきたら、お約束。ちゃんと、果たします。 …お約束じゃなくてもいいですから、ちょっと遊びにいったりも、してみましょうとか、言いたくて。 ほら―― 何だかそういうのって。 お友達みたいで、いいじゃ、ないですか。 と、言います、から。 ( なんでもないような事を、それこそ今から魔界特攻してきますみたいな気合で言い切って。 ぜーはーと肩が上下した。 ) [Fri 1 Sep 2006 05:47:32]
◆セレス > ( 言葉が出なくなるまで言いたい事を言い切って、ようやく少し冷静になった。 安心して出発して欲しいのに何を取り乱しているのかと、少し反省。 1つ息を吸って深呼吸すれば、革の手袋越しに伝わる体温。 顔を上げた。 ) 待ってます。 お待ちしてます。 私に出来ることなんて殆んどありませんけれど、絶やさず祈り続けますから――――。 ( 不意に言葉を途切れさせるのは、「だから、ですね。その。」の先を促すような態度。 察しが悪くても世間知らずでも、言いよどむその先が何か言い難い事なのくらいは分かるわけで。 ) [Fri 1 Sep 2006 05:36:49]
◆維言 > ( ごっすりと台の端に突っ伏した黒髪が、ざらざらと流れ落ちる合間に頭上から聞こえたのは、雪だとか、桜だとか。 …そんな、四月に降る雪の話でもあるまいし。ついでに、声が何処か楽しげに聞こえてしまったのは、私の被害妄想ですか。 ―― ぐるぐると回る思考が僅かに溜飲を下げたのは、木箱に何ぞ突っ込む勢いの音で。 …尤も。その頃には、自分が真正面からクリティカルヒットを喰らっていたのだけれど。 ) ………。 私も、出島の方に用がありますから、数日、滞在の用向きです。 ……覚えてなさい。いやむしろ忘れろと言います。言いましたからね…っ ( ぜーはーはー。息が乱れるのは、此方も同じで。半ば支離滅裂な台詞を、よれる背中へと投げつけながら。 …取り合えず。煙とか上がっていなかった事に安堵する。 彼が何を考えて此処に来たのか。その辺りは、後で聞けば良い事。 息を整えて顔を上げる頃には、大分挙動もマシになったと信じたい。 ) ……そう、ですか。無理はなさらないで下さいと言います。同じもので無くとも、代わりの何か―― 聖具の調達は、此処でなら可能だと思いますし。 …ですから、これで。ズガンとやってきます。 ( じゃらり。鎖を握り締めて、軽く持ち上げて。気合を入れるに似た仕草。 ) ―― セレス様。 ( 床の方へと落ちてしまう四川を追いかけるように、彼女の名前を唇に乗せて。 先刻、鎖を渡す為に差し出された手へと、今度は己が手を伸ばす。 ) ――― あの、ですね。 ちゃんと、果たします。 ですから、セレス様が、御無事でいて下さい。 本当にヴェイトスが危なくなったら、クリスティアに脱出したって良いんですから。 ……いえ。その前に、なるべく止められるように、やってきます。 ……だから、ですね。その。 ( わきわきと、弄るように手を握ってしまったら、先日の仕草を逆にしたみたいな。 …この辺りは、もう去っていった背の持ち主が悪いんだって、心の中で責任転嫁。 意識させられてしまうと、どうにも口が動かない。 ) [Fri 1 Sep 2006 05:25:57]
◆セレス > えっ?あれっ。 ( なにこのコント風景。 何か間違った事でもしただろうか、という顔で二人のリアクションに慄き、あれ?とかもう一度呟いた。 何か間違ったりするとよく周りの人がこんな感じのリアクションを返してくる気がする。 ) ええと…あ、は、はいっ。 アイシェさまにもどうかご加護がありますように――――――。 ( 大丈夫だろうかとその背中を見送り、なんだか見た事の無いような挙動が続くイコトに振り返る。 ほんとう、だいじょうぶだろうか。 ) ……今は安定していますから1本くらい無くても多分大丈夫です。 是非ともそれで悪魔をズガンと退けて下さい。 それで、無事に帰ってきて、アマウラのお話しとか古城のお話しとか聞かせてください。 それから改めてヴェイトス市を案内して頂いて、それから、それから――――。 ( 止め処なく楽しい予定ばかりが口に出てくる割に、なんだか酷く寂しい。 人を見送るなんて事、今まで何度あっただろうか。 口は回り続けるけれど、自然と視線は床に向けて落ちていく。 いっそアマウラまでついていければ良いのに。 ) [Fri 1 Sep 2006 05:04:15]
お知らせ > アイシェさんが退室されました。 『( パプテス様が見てる。 ※きっと違う※ )』 [Fri 1 Sep 2006 04:53:48]
◆アイシェ > ( 世間を席巻する禍々しい魔法陣。 それが何だか判らない頃見に行った際は調査メンバーの名前も知らずに後手を引いた部分があるからと、今度は事前に調べてみて――そこで彼女の名を見つけていたものだから。 銀糸の御方も「出発」と補強する通り、短い間同郷ならぬ同業となるのだろう。 とすると、出立する彼女へと武運と武勲を祈りにおいでになったものと思われる。 …信徒として、友人として。 ヒトデナシの目から見ても、それは微笑ましい光景で。 ) この際時は貴重だと思います、ええと…セレスティア嬢? 聞き違えて居たら申し訳ない。 ――…アイシェと申します。 こちらの維言嬢とは同郷にあたる。 …ああ、雪だ。 雪が降って桜が咲くね、…ねえ、セレスティア嬢。 維言嬢とは何度か話させて戴いているけれど、こんな御姿を見るのは初めt―――― ( がっしゃん。 上擦った悲鳴はまだ兎も角、そこから繰り出される遊戯OH――別名:ジョーノウチクンダイスキダー!――も真っ青な大告白(?)やら、じゃらりと長い有難い筈の鎖でしばくとか叩くとか、疑いを知らぬが故の無垢全開なトンデモ発言に思わず顔面突っ込んだ。 →ごーとぅー木箱。 ) …………………… ( 大丈夫切れてない…! 無事白煙を上げるでもなく、木箱の縁にめしめしと爪を立てながらやがてのっそりとツラを上げた吸血鬼の手には先日聖別を依頼した一本のナイフがあったとか。 狼狽しまくる退魔師殿の見立て通り、それは真新しい。 ) きっ……奇遇です、ね…! 出島に、宿でも取ろうかと 思っていた処、です――… 是非セレスティア嬢との麗しい友誼の御話を聞きたく存じます ので、…こちらも御待ち申し上げる っ。 ( やっぱり聖別武器の中に顔突っ込むとかダメージでかかったですぜはー。 酸素が必要なモノでもあるまいに、何とか呼吸を整えて今宵の別れの挨拶を。 今更スカしても何かと手遅れだけど。 ) …では御先に。 おふたりの再会を――祈ります。 ( どっかよれよれと踵を返して ) [Fri 1 Sep 2006 04:50:40]
◆維言 > ( 奇しくも、礼拝堂に集うのは表向きアルビノイアっぽい者達。 …本物は一人だけ。 にわかの陳列場と化した布張りの台の傍ら。蓋は適当に端に寄せて、箱の中身を検分。上の方に積まれているのは、短剣類が多い。それこそ、一般信徒が護身用にと求めたものなのだろう。やけに真新しい物が多く見えるのも、きっとその類。 ) ……そんな形で気を使われてしまいますと、余計に何か言い辛いでは無いですか…と言います。 ( 半ば髪の陰に隠れた顔が、口元だけでぼそぼそと。 ずい、と掌で木箱を彼の方へと押しやって。 ) ……私を何だと思ってますか、貴方 ―― 、 ぁ うぐ、ぐぐ 。 ぶ、無粋とか言いながら、仰ってるじゃないですか…っ と、言います、よ。言います。 ( ふるふる。木箱に当てていた掌が、めしりと音を立てるくらいに無駄に力を込めて。 …問いかけでなくとも聞こえているのに、更に追い討ちをかけてくれるのは、件の聖女その人だ。 ) ――――――。 ( ごす。 状況的に、非常に間の抜けた音を立てて、矮躯の頭が台の端に突っ伏した。 ) ……あ。 ( じゃらり―― 音色と声に誘われて、漸く上げる顔を、ばさばさと明らかに意図的に髪で隠して隠して。 簾の合間から望む視線が、小さな手の差し出す鎖へと向けられる。 ) ……それは、頼もしい。殴るのとか、結構得意だと言います。 ……お預かりさせて頂いて、宜しいですか? ( 金色の鎖。のそのそと立ち上がって、手を差し出しながら。 …御同業。そんな風に言う長身の姿に向かい。 視線をちらりと投げかけて。 ) ……色々とお聞きしたい事がある気がしたので、出島辺りで首を洗って待ってて下さいと言いたいです。 …御同業。 ( 言葉に秘められた意味は、恐らく正しく理解したからこそ。 ) [Fri 1 Sep 2006 04:39:35]
◆セレス > ( 幸いというかなんというか、聖女は箱に特に注意を払ってはいなかったようで。 気付いたところでちゃんと怒れるかどうかも怪しいところ。 血圧低めである。 ) あ……そう、ですね。 もう出発しているものとすら思っていましたから。 あの、ええと。 用というほど特別何という事でもないんですけれど、ですから―――――ええと。 ( 話したい事が沢山ある筈なのに。 どれも上手く言葉にならず、そもそもこんな忙しい時に何を、と呆れられてしまうそうな気がして口籠り、視線を泳がせる。 ) あああああいえっ!(奇声?)別に、聞かれて困るお話をする、わけ、では。 ( 控えめな声で丁寧に喋る奥の男性の言葉に思わず声が上ずった。 信じていれば拘束衣も聖衣なんですヨ多分。 …そう、疚しい事があるでもなし。 それじゃ、堂々と口を開けば良いのだ。 さん、はい。 ) あのっ、ですね。 件の古城の方に行かれるとの事で、その前にお顔を見ておきたかったとか、無事をお祈りしたかったとか、約束が延び延びでちょっと悲しいとか…もっともっとイコトさまとお話ししたいとか、仲良くなりたいとか、つまりええと…わ、私はイコトさまが大好きだというお話しで! ( *セレスティアは はげしくこんらんしている!⇒コマンド ) そう、そうだ。 これを――――相手が悪魔なら何かの役に立つかもしれません。 ( と、外套の中でごそごそとまさぐること暫し。 けっこう長く。 手こずって中途半端に長く。 ようやく差し出したのは、1m程の長さの金色の鎖一本。 いつもじゃらじゃらと音を立てているアレである。 ) 聖縛鎖と呼ばれるものだそうです。 繋いでよし、縛ってよし、叩いてよし、あと、ぐるぐるに拳に巻いてパンチして良し、とかそんな! ( いい加減な受け売り文句であるが。 ) [Fri 1 Sep 2006 04:22:00]
◆アイシェ > ( 余り世慣れていなさそうな声は小柄な御姿の背後より、寄り添うように礼拝堂を覗き込む淡やかな銀髪は正しくアルビノイアの色彩の。 楚々とした所作から連想するのは敬虔な信徒の御方そのもの、もし修道衣の下に纏う異相を目にしていたなら思わずずっこけていたかも知れない。 ――真の信仰心は形状には左右されないものなんですか。 ) あ――…こちらこそ、ええと。 すぐに済ませます から。 …なるべく聞かないようにしますので、御話どうぞ…。 ( 結果的に先を譲って戴く始末。 「失礼します」と断った後、置かれた木箱へと些か乱暴に手を突っ込みかけて――思い留まり、そろりと中を確認する。 おふたりめの御方にはこちらが既知と知れただろうから、ここで種族COとか誰の為にもならない罠。 ) …維言嬢が口篭るなど珍しい。 今日は雪でも降りますか――… ( 「まだ」が何処にかかるものやら考えて、ぽつりと零す口調は問いになれない独り語散。 ) …これから友達になるところ。 それなら益々口を挟むのも無粋、( 顔を上げて ) アマウラ方面へ。 もし見かける事あらばその時は宜しく御同業=B [Fri 1 Sep 2006 04:06:32]
◆維言 > ( 厳格な信徒がいないと確認した上での行動な辺り、確信犯。 …聖女に見られていないのを祈る。怒られそうですし。 よっこらせと抱えた木箱自体は、確かに重いが。のてくてとなら運べない程じゃあない。走れと言われたらボイコットするけれど。 ) ………。 ( 今のご時勢において、いっそ極普通な言葉に挟む、不自然な沈黙。 そうですか とは、唇で呟くような響き。 ) ……聖別武具ですから、うっかり手とか切らないで下さいと言います。 気をつけて下さるなら、どうぞ。 ( 此処で指先切って、煙しゅわしゅわとか―― 別の意味で大変な事になる。 のそのそと礼拝堂に設えられた、聖水の瓶などの並ぶ台に、木箱を乗せて。 ) ………… それは、まだ。 …いえ、それは違うのですが。違わなくてもいいのですが、嗚呼、もう。 ……どこか、お出かけにでもなるんですか。脱出ですか、街の。 ( …彼の口にした言葉のひとつに、木箱の蓋を開ける指先が、ぎしり 錆び付いたように停止する。ざらりと流れる髪に顔色かくして、しどろもどろのかけらは、問いかけで何とか持ち直したけれど。 ) ……いえ。 ( のそ、と。髪の陰から視線を、扉から中を覗き込む聖女へと向けて。 ) 後は、暫く御座いませんから。この後、出発致しますので。 ……御用があるならば、どうぞ。今のうちにと言います。 ( ぼんやりとした灯りの燈る中、黒い影に黒い影。 怪しいとか聞こえない。 かくりと首を傾げる仕草で、彼女の方へと水を向け。 ) [Fri 1 Sep 2006 03:54:40]
◆セレス > あ、あ、えっ、いえ、お取り込み中でしたら後ででも――――…( 妙なタイミングで声をかけてしまった事に戸惑い、なんとなくそのまま少し離れた所であたふたと手を振った。 少し違和感を覚えたのは気のせいか、普段のイコトさまだ。 普段の、と言える程よく知っているとは言い難いけれど。 ささ、どうぞ、とばかりに促してなんとなく室内が見えそうな所まで歩み寄り、さりげなく(しているつもりで)室内を覗き込む。 薄暗い室内には人影がぼんやりと1つ、声は男の人のものだった。 なんとなく教会の関係者ではないんじゃないかと思う。 ) [Fri 1 Sep 2006 03:32:01]
◆アイシェ > ( 厳格な信徒の御方が見たら目を剥くかも知れない、正しく足蹴にされる扉に軽い瞠目。 ――ぱち、と鳴るのは懐中時計の蓋であり、瞼ではないのだけれど。 懐にしまい込みつつ、その手で木箱を示し ) 先日こちらに預けたものがある。 その中に混じっているのかも知れません――「御守り」と呼ぶには少々無骨ですけれど。 効率化の一貫として自力で探させて戴いても? ( 触れ合う重い金属の音、ここ数日の情勢を考えれば中身の見当もつこうもの。 ) …貴女には貴女で、御友達がいらしているようだし。 こちらは御気になさらず――馬車を待たせているものですから、残念ながら余り時間が取れないのです。 ( 廊下の向こうより、彼女の名を呼ぶ細い声が慌しさの中にひと際高く一滴混じるのを聞いた。 人ごみの中、探し人を漸く探し当てたような。 こちらからは未だ姿が見えないが、場所が場所なだけに修道女か聖女かのいずれかだろうと考えた ) [Fri 1 Sep 2006 03:24:26]
◆維言 > ( 開いた扉に己の身体を割り込ませて、足元に置いてあった木箱を持ち上げる。 ガシャンと響く音は、重たげで。中に金属の何やらが入っているのは、音色の知らせる事。 …中に他の人影がいないと見てか、さっきまでの用心は何処に行ったやら。足で扉を押さえながら、のそりと中に踏み入って。 ) …ならば、私はどのような御用でしょう?と聞きます。 お久しぶりと言葉を交わすには、其方も忙しそうですから。 ( 時計を確認する仕草に、そんな揶揄を向けただけ。特に他意があるでなし。 ) …力仕事は、それ程苦手でも無いと言います。 人手の足りない時期ですから、一人で出来る事は、一人で。 効率的で涙が出ると言います。おのれ。 ( 納得出来てないんじゃないか―― そんな言葉は戯言に近しく。 扉を閉じる刹那、耳に届いた響きが手を止めさせた。 のそりと振り返った先には、淡い光の元でも輝くような白い髪の聖女。 足を止める姿に、不思議そうに瞬く仕草は、常の胡乱と変わりないか。 ) ―― セレスティア様。 どうかなさいましたか? ( ――常と変わりなく声をかけてから。何かを忘れているような。そんな気分で軽く、眉を寄せた。 …礼拝堂の中にいる人物の色々とかを思い出すまで五秒程。 ) [Fri 1 Sep 2006 03:13:25]
◆セレス > ( ただ闇雲に歩き回っていたわけでもない。 探しもの―――否、探し人、か。 もう出発してしまったかと思っていたその人がまだ大聖堂に居ると聞いてウロウロ迷走すること暫し、特徴的な出で立ちの(※ヒトの事を言う立場ではなが。)彼女の姿が視界にちらりと入れば、懐いた子犬の如く表情を輝かせて駆け出した。 早歩きくらいの速度だが駆け出しているつもりである。 ) イコトさ――――…ま。 ( そして扉を潜る前に足を止め、室内の誰かに声をかける目的の人物に近付く前に、足を止めた。 普段から表情の薄い方だけれど、なんだか今話しかけて良いかどうか、少し普段とは違う雰囲気に見えた。 ) [Fri 1 Sep 2006 02:59:27]
◆人影 > ( 何処かの誰かが土下座しつつ。 ) ――…おや。 ( 返す言葉は同じもの。 ) 御機嫌よう維言嬢。 連日おつかれさまです――語らう暇も惜しいでしょうから、用が済めばすぐ立ち去ります。 元来長居すべきではないでしょう、し。 ( 神像より目を離し、懐中から取り出した時計の文字盤を一度見下ろした。 僅かずつ、けれど着実に夜明けの遠退く夏の終わり、こちらとしても残された時間は驚くほど少ない。 足元に置かれた木箱をちらと見て ) せめてもうおひとり、一緒に運ぶ方が居られれば今少し楽だったでしょうに。 [Fri 1 Sep 2006 02:50:39]
◆維言 > ( れつごーどんまい。慄いた誰かさんのエールはさておき。 有事とはいえ―― 否。だからこそ、足で蹴り開けるとかの暴挙の許されぬ頃。 うっかりと敬虔な信徒に見られてしまった日には、大聖堂の権威とかが色々と大変な事に。 それ故、足元に木箱を一度置いて、両手で扉を押し開こうとするのは、身体をすっぽりと黒いマントで覆い尽くした季節外れの矮躯。 廊下の向こうからやって来た聖女が見るとするならば、扉を開いた辺りの姿か。 そして、やんわりとした灯火の照らす礼拝堂の中に のそり、視線を這わせて―― ) ……おや。 ( 意外なものを見つけたように双眸を見開きながらも、声音は平生の胡乱な響き。 扉を押し開いた姿勢の侭で、ゆらりと頭が傾いて。 ) ……御機嫌よう。 ( ―― 礼拝堂の中には、他に人影も見あたらないか。 されど、近付く足音のひとつに気遣うように、まずは平素の挨拶だけ。 ) [Fri 1 Sep 2006 02:43:37]
◆セレス > ( ヒィ、被ってる…! ) ( 正門で本格的な戦闘が始まって以来、大聖堂の忙しなさも目に見えて激しくなっている。 同じパプテス教会の人間とはいえ所属が大きく異なる「客人」は、雑用を任されるでもなく露骨に疎まれるでもなくただ、手持ち無沙汰で。 だからと言って勝手な事をしてまた手間を増やすわけにもいかず、毎日ただ只管に祈りに時間を費やしていた。 体調は悪くない。 大聖堂全体の聖性が高まっているのか、少なくとも此処に居る限りは日常生活に支障は無かった。 礼拝堂を目指して歩けば、なんだか倉庫整理でもしているかのような騒がしさが其方から聞こえてくる。 蔓の悪魔の事件を直接知らない聖教会の聖女はその異様な光景の中、二人の人物の居る方向へと進んでいる。 ) [Fri 1 Sep 2006 02:33:55]
◆人影 > ( 控えめながらも灯りの絶やされぬ礼拝堂にて、影とはなりきれぬ黒が神像を見上げ対峙する形。 一抹の灯火すら無い無明ならば、そも影も存在し得ないのだけれど。 礼拝堂の中央、やや後方。 黒尽くめの人型を形作る影が、ひとつ。 静謐の場にそぐわない、重い何かが打ち合う異音に視線がそちらを向いて ) ( 同時…! ) [Fri 1 Sep 2006 02:28:05]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 ( 彷徨い出た先は―――。 ) 』 [Fri 1 Sep 2006 02:26:15]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 『( 佇む影 )』 [Fri 1 Sep 2006 02:24:14]
◆維言 > …あの頃は、外回りばっかりでしたと言います。 ( 否。今も変わり無いか。装備品の確認が完了したら、そろそろ出発時期。 出島で地図を売ってくれるという傭兵の都合もあろうから、余り遅くなる訳にも行かない。 ―― だからといって、此処で急いてもどうしようも無いのも事実。 ガシャンガシャンと金属音を鳴らして進む歩みは、のたくる亀。 走って転ぶのも何かと情けないので、これで良しと自己欺瞞。 ―― 時折すれ違う神官、シスターに目礼を向けて、やがて辿り着く礼拝堂前。 木箱を足元に下ろして、肩をこきり。 ) 失礼します―― ( 一声かけて、扉を開く。 ) [Fri 1 Sep 2006 02:23:05]
◆維言 > ( 歩き出そうとした背に、かけられた言葉に、動きかけた爪先を止めて。 ) ……分かりました。発掘しておきます。 ( ―― どうやら、己が頼んだ装備やらも、この中に入っているとの事。 混ぜないで下さいという言葉をかろうじて呑み込んで、のっそりと頭を下げた。 …まだ、儀式の手伝いやら色々と用事があるのだろう。直ぐに身を翻して去って言ったシスターを軽く見送ると、のてくたと礼拝堂に向かって歩き出す。 元々、収容人数の多い場所。前に蔓悪魔の騒動があった時にも、あの辺りを開放して対応していたんだったか―― その辺りは忘れたけれど。 ) [Fri 1 Sep 2006 02:06:57]
◆維言 > ―― はぁ。 礼拝堂で宜しいんでしょうか? ( 奥まった場所へと伸びていく、聖堂の廊下に響く、囁くような話し声。 常の静謐よりは何処か忙しない気配を帯びれど、奥の院にまで至ればまだ、静寂は残されている。 此処は入り口、もしくはその端。 そう大柄な人ではないが、それでも己よりは背の高いシスターが、神妙な顔で頷く。 ずっしりとした重みを湛えたこれは、どうやら―― 何処ぞから依頼のあった武具らしい。 …無論、武器の製造販売業では無いのだから、聖別の依頼を請けた物なんだろう。 奥から出て来たという事は、丸書いて済。 とつける方。 ) [Fri 1 Sep 2006 01:59:50]
お知らせ > 維言さんが来ました。 『( 木箱を抱えて。 )』 [Fri 1 Sep 2006 01:53:44]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 精神が過負荷でブラックアウトするその時まで )』 [Tue 29 Aug 2006 03:29:38]
◆セレニア > ああああああ… ( ジ ジ … ウィンプルを落として、薄紅色の髪を掻き毟る。 その頭上では天使の光輪のようなものが、ノイズ混じりに現れては消えていた ) [Tue 29 Aug 2006 03:26:33]
◆セレニア > ( それこそが、それだけが、自分の存在意義の全てだ。 ヴァンパイヤを狩る為に生かされている。 狩れない時は――― ) ( すがるように顔を上げた先には、数枚の画用紙が貼り付けられていた。 絵も何も無い、スケッチブックから切り離したそれには、いくつかの言葉が書いてある。 そのうちの一つを見つめる。 『汝生き急ぐこと無かれ。死に急ぐこと無かれ』 ) ―――ッ [Tue 29 Aug 2006 03:24:04]
◆セレニア > ―――ァあ…っ… ( まるで相反する、けれど確実に存在する二つの意識…。 かつては人によってもたらされていた疑問を抱く苦しみは、いつしか自分だけのものとなっている。 元より惹かれていたのもあるけれど、『マスター』となったティフィスの笑顔を思う。 …彼女が笑うとホッとして、哀しそうにされると辛かった…。 今は、笑っていても辛い。 『わたしのセレニア』 …どこか破綻しているようにあの笑顔を、そのままにしておくのか。 『いけない子ね』 …彼女を哀しませるのか。 〜歌しか知らない彼女の声は、その立場もあって、語り掛けてくる声の拘束力… 魅力は、とても大きくて… それもまた、拙い思考を乱す原因となっていた。 …どうすればいい… 誰かに問いたいけれど、今は一人、丸くなって ) ( 聖教会から沙汰があったのか、ティフィスが進言したのか、あるいは独自の判断か… 返されたヴァンパイヤハンターとしての道具を納めた鞄を手繰り寄せ、抱き締める。 …捨てられてしまったかと思っていたけれど… 手放した時のまま、一応保管だけはされていたようだった。 ―――このままでは、彼女の言うとおり、彼女の指示で戦う事になる ) [Tue 29 Aug 2006 03:11:13]
◆セレニア > ( 『神託』を受けて以来、ティフィスは確かに変わってしまった。 もっとも言葉を話せるようになって、それが『神託』であるのなら『変わる』のは当然かもしれないけれど…。 教会を絶対と考えながらも疑問を抱いてしまう、この街で出会った人々との対話を通して信仰のありようを考えるようになった意識には、その変化が父なる主によってもたらされたとは考え難い。 『かつての自分のようだ』と… そんな事までは、まだ考えられぬまま。 まるで大切なものを汚されたようで… どうにか、彼女に元に戻ってもらいたいと考えている。 以前の彼女の意識を、自分の知る限りでだけれど今の彼女にぶつけて… それで彼女は苦しんだのだから。 きっと、望まずしてああなったのだと… そう、思いたい ) ―――ッ。 ( ヴァンパイヤハンターとしての自分を肯定してくれる… 戦いへと赴く事を祝福してもらえるのは、勿論嬉しい…。 絶対者として下される指示も、待ち望んでいたものだ…。 『このままで良い』 全てが元通り。 彼女に従っていれば、自分は神の国へと入る事が出来る。 …何も恐れる事は無い…。 尚も根強く心からそう訴える意識には、酷く説得力が欠けていた ) [Tue 29 Aug 2006 02:51:33]
◆セレニア > ( サンクトゥス様や、教会で話を聞いてもらえそうな人達は皆一様に忙しく… それは結果としてティフィスの言いつけを守る事になるのだけれど、胸の中で燻り始めた教会への疑念は行き場を無くし、ただただ教会に施された条件付けとの衝突に苦しんでいた ) ( いつの間にか『自室』と言われるようになっていた『反省室』で、未だ癒えない鞭打ちの痕が残る背を丸め、ベッドの上で膝を抱えている ) [Tue 29 Aug 2006 02:36:14]
◆セレニア > ( 呪われてでもいるかのようにヴェイトス市は再び試練に見舞われ、今度もまた教会の出番とあって、静謐を重んじる筈の大聖堂には深夜まで人の行き来が絶えない。 クリスティアに召還されていた修道女と、それに無断で同行した修道女が帰還してすぐにそんな状態になっていれば… 無断外出に対する処罰は『祈って、あとは自室で謹慎するように』という投げやりなものになり、そして、聖教会で起きた事については聞いてももらえていない… ) [Tue 29 Aug 2006 02:30:06]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 帰還したはいいものの )』 [Tue 29 Aug 2006 02:21:07]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 (この騒動が終わったら直ぐ、本国に戻されるとしてもだ。) 』 [Mon 28 Aug 2006 23:33:31]
◆セレス > ......Benedictus qui venit in nomine Domini Hosanna, in excelsis. ( せめて聖女らしく祈り続けよう。 時間の許す限り、身体の動く限り。 誰かが祈らなければ誰も祈らないのだ。 誰かが剣を取らなければ誰も剣を取らないのだ。 その「誰か」は他人ではなく、そう思った者が率先してなるべきだ。 そうすればきっと、同じ思いを持つ沢山の「誰か」がより良く導く為に立ち上がる。 人間の力は数の多さだというが、だったらその数を1つでも良き力に変えて行こう。 聖女認定の名に相応しく。 ) ...Kyrie eleison Christe eleison. Kyrie eleison. [Mon 28 Aug 2006 23:27:19]
◆セレス > ( 聖教会の印が刺繍された白い外套を羽織り、扉を開けた。 いつまで経っても覚え切れなかった大聖堂も、部屋から聖堂までの道のりだけは一人で迷わず歩ける。 暗い通路を一人雨の音を聞きながら進み、やがて直ぐに聖堂へ辿り着く。 皆が極力静けさを保とうと声を潜めるが、幾らか慌しく動き回っているように見えた。 先ずは祭壇の十字の前に膝を折り、両手を組んで祈りの言葉を囁く――――。 ) Sanctus, Sanctus, Sanctus...Dominus, Deus Sabaoth Pleni sunt cæli et terra gloria tua Hosanna, in excelsis...... [Mon 28 Aug 2006 23:19:25]
◆セレス > ( 誰かが行かなければならないけれど、自分の知らない誰かが代わりに行けば良いという問題でもない。 その為に腕を磨いてきた、その為の力を持つ、それがたまたま彼女、イコトの仕事だったというだけの話。 誰を恨むものでもないし―――あえて言うなら件の悪魔がこの地から永久に去るよう、元居た世界に返るよう、祈るのが自分の仕事か。 そう、こんな所でいじけて居ては笑われてしまう。 顔を上げ、ベッドから降りると背中の後ろでじゃらりと金色の鎖が音を立てた。 ) [Mon 28 Aug 2006 23:05:27]
◆セレス > ( 彼女が危険な所に赴く事自体にそれほど異論は無い。 そういう仕事だし、自分だって決して安全な仕事ばかりをしてこなかった。 そもそもの出会いが聖剣戦争なんていう代理戦争の代表者としてだったし、信じて良いと思う。 むしろ自分も共に其処に立てない事の方が余程悔しい事だ。 長旅に耐えるだけの体力も無い。自衛しきれる保障も無い。 聖剣のないこの身は足手まといだ。 弱い弱い無力な、“聖女認定”の肩書きばかりが酷く浮いている。 何度目かの溜息を吐いて膝を抱え、ベッドの脇で壁に寄りかかった。 ) [Mon 28 Aug 2006 22:56:55]
◆セレス > ( 延び延びになってしまった約束がある。 とても楽しみにしているし、その事を考えるだけでベッドの中でごろごろと物思いに耽って眠れなくなる。 そして、今度もまたその約束は先送りになった。 その報せを受け、薄く囁くように返事を返して息を吐いた。 幾ら物を知らない自分でも今がどういう時かくらい分かっているし、それが彼女の仕事なのも理解していた。 それでも項垂れるのは、本心だ。 宛がわれた自室に一人取り残され、未だ降り続く雨をぼんやりと眺めている。 ) この天気じゃ、どのみち出かけられませんよね。 …だから、まだ先で良いです。 ( 言い聞かせるように独り呟く。 先の事を想像して愉しむ、そんな時間が延びただけのことだ。 ) [Mon 28 Aug 2006 22:47:37]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 そう、ですか……。 』 [Mon 28 Aug 2006 22:40:57]
お知らせ > シャリネさんが帰りました。 『(扉を開け、不安そうに去っていった少女。桃色のショールで、顔を覆った)』 [Mon 28 Aug 2006 17:49:08]
◆シャリネ > (恐い。自分には闘う力がない。じゃあ、どうすればいいんだろう…?)うーん。。。(澄んだ瞳を曇らせると、少し危機感を感じたようなこわばった表情で、真剣に考え始め)――………。(「家にこもってるのが安全なわけでもないし、出なければならないときもあるわ。でも、やっぱり闘えなければ…。」静かに立ち上がると、そっと扉を振り返った。誰もいない此の空間が、安心感と恐怖感という相反した感情を自分の中に生み出していた) [Mon 28 Aug 2006 17:48:29]
◆シャリネ > (カツン...カツン...響く足音。大聖堂の静寂で神聖な雰囲気に、足音は鋭く響く)最近、町中がざわついているし、やっぱり、あの魔物がたくさん入ってきたって言うせいなのかな…(噂が持ちきりの街中で聞いたことを思い出し、ため息混じりにそういうと、近くのいすに腰を下ろして)下手すると、殺されちゃうんだよね(戦う能力がなければ、自分を守る術がなければ、きっと生きては行けない。今まで以上に、もっともっと――) [Mon 28 Aug 2006 17:44:44]
お知らせ > シャリネさんが来ました。 [Mon 28 Aug 2006 17:39:50]
◆シャリネ > はぁ。。。はぁ。。。(桃色のショールを頭にかぶせ、両手で顔が見えるように手の甲で上げ。さっとソレをとると、ぽたぽたとウェーブのかかる銀髪から水が零れ落ちて。豪雨の中走ったせいか疲れた顔でため息をつき、バタンっと勢いよく扉が閉まるのを後ろに聞くと、水浸しのまま、大聖堂の中を歩いて)――…最近、ずっと雨、雨、雨続きだな。。。(思わずポツリ、呟いて) [Mon 28 Aug 2006 17:35:33]
お知らせ > シャリネさんが来ました。 『(豪雨の中、キィィ。。。と響いた扉の音)』 [Mon 28 Aug 2006 17:28:11]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( 奥の院へと踵を返す。 手にしたのは情報の幾許か。憶測の欠片。)』 [Mon 28 Aug 2006 15:12:27]
◆サンク > ( 量は如何程に?と尋ねるのは、あくまで目安。 遠からずまたいずれ、と仰る方に、緩く目礼向ける。 ――…そろそろ、次の準備がと止まった頃か。人の訪れも増える頃。気合を入れ直すように、す、と背筋を伸ばして。) ――…現地で幾許か、見て来た御方の言葉。与太と笑い飛ばせるものならば、今の状況が一番…ですわ。( 置かれた紙片を手にし、感謝の言葉を唇に乗せる。 情報源については、問う事はあれど返された答え以上の追求はするまい。この際、果実をもぎ取った場所よりも、その収穫自体が大切なのだから。下手な例えだが。) …御機嫌よう、ザッハトルテ様。其方も、どうかご養生なさって下さいませ。( そう仰る方とて、見れば満身創痍といった具合。それこそ、件のアマウラ行で何ぞあったのかと、いらぬ邪推をさせる程には。 去り往く姿に一礼向けて。) [Mon 28 Aug 2006 15:11:53]
◆サンク > ( 大海原の中、行き先を示す指針である事には違いない。さながら霧に覆われて、まだ行く先も見えぬ旅路のようなものであっても。 何処か自責にも似た仕草、制する様にふらりと指が揺れて。) ――…これを言ってしまってはおしまいではありますけど。個体差が激しい…といった所では無いかと。されど、一般論だけで言うならばこうも言えます。悪を為す魔であるからこそ「悪魔」と称されるのであれば。それこそが意義となるのだと。( その為の自己顕示。それこそ個体差でレベルは違うのであろうが。 ――…事態が進めば、いずれやわかる事か。尚早の判断を一度、意識の片隅に置いて。) ――…耳に痛いお話、ですわ。のんびり構えている暇も御座いませんわ、ね……。( 天候も些か崩れて、雨の気配。雨音は遠くとも、窓から覗けば直ぐに見える。 ――…それが目覚ましの歌という訳でもないが。文字通り、水でもぶっ掛けられたように目覚ましの硬貨はあった。こうして語られる話の方が。) …それは喜んで。では、此方が済み次第、お渡し致しますわ。 [Mon 28 Aug 2006 15:07:26]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 降りしきる雨の中へと消える黒い羽織。 )』 [Mon 28 Aug 2006 12:36:44]
◆ザッハトルテ > ――…預けた物を引き取りに、遠からずの内また来ます。 ( 使う事になるのかどうか、まだ決めかねているのだから。 聖堂の奥、野戦病院もかくやの慌しさを微かに耳に捉えて ) …アマウラで拾い聞いた噂の幾つかが此処にあります。 警戒は最大限にと御考えになりますのなら、与太であったとしても容れるべき点はある―― かも知れません。 ( 言って、手帳から数枚の紙片を千切り取った。 先日アマウラに派遣された調査隊が得てきた情報を纏めたそれを手近な椅子の上に置き――もし後日ソースを問われる日が来たなら、出島で居合わせたハンターズギルドの誰か、或いは調査員を標榜する誰かから聞き出したとでも何とでも言うのだろう。 ) では御機嫌よう、サンクトゥス嬢。 如何か充分に休息は取られますように。 ( 良く良く見れば疲労の翳の濃い御方へとそう残して ) [Mon 28 Aug 2006 12:34:28]
◆ザッハトルテ > ( だからこそ、内心歯噛みする思いが胸中あるのだが。 ――紅の悪魔≠フ真名を知り損ねた事。 手櫛にて数度髪を梳きながら、一度頭皮に爪を立て ) …一般に悪魔と呼ばれる者の、虚栄心とは如何なものなのでしょう。 勿論、人に紛れ――失敬、全能の神の信徒たる貴女の前で言うべきではないのかも知れませんが――…潜む個体は兎も角。 ( 早々に自ら姿を現す可能性の示唆は、それこそ本人にしか判らない益体の無さ。 回答は不要と首を振り ) これも「聞いた話」、くだんの紅≠ニ同等――そう考えて良いだろう存在も「確認されているそうです」。 ( 気がつけば明け方の晴れ間はどこへやら、聖堂のステンドグラスを落ちる雨滴。 雨宿りを乞う人、街の異変に只管祈りを捧げる人の姿もちらほらと見え始める頃合。 ) …雨とは時に天の恵み、命の水とも例えられますが。 貴女方の水≠幾らか、分けて戴いても宜しいでしょうか。 ( 言いながら、今ほど滑稽な瞬間もなかろうと思う。 大聖堂に赴き清めの水を乞う吸血種――自宅でそのまま、腐れ水になるまで捨て置かれる可能性も未だある。 決めかねている部分もあるにはあるが。 ) [Mon 28 Aug 2006 11:29:23]
◆サンク > 本当に、厄介なお話ですわ。 ――…だからといって、違うと断じるのもそれはそれで、面倒な事。( 己もその辺りは聞き伝えで知る程度。報告された資料に記されたものが全て。 ――…しかし。これだけの騒ぎを起こすだけの力を持った何者かが別途に存在する可能性は、それはそれで面倒なもの。どちらがマシと問われれば、何処までも堂々巡りだが。 ――…これまでに知られているものとはその桁だけを大きく違えたことになっているとは、露知らず。) ――…備えあれば何とやらとは、トキノミヤコ辺りの言葉でしたか。 ……大聖堂からも、「外」に対する派遣は行われますわ。市街の方にも――…近々。 [Mon 28 Aug 2006 11:12:24]
◆ザッハトルテ > ( 頷き返し ) 仰る通り。 今の説はヴェイトスを目指す異形≠ニ紅い悪魔≠ニを最もシンプルに結び付けただけ――空白だらけのパズルの盤に偶々ふたつ繋がりそうなピースがあったからと、安易に重ねてみただけでしかない。 ( …もっと言ってしまえば、憤怒の魔王が持つ力を知らない。 嘗て教会を襲撃したと云う頃、此方の意識はほぼ同時期に姿を現した鮮血の淑女の方ばかりに向いていたのだから。 ましてや部下の生命を我が物として、更にその格を高めた等とは知る由も無い。 ) …警戒レベルの基準足り得るかどうかすら怪しい仮定、前提を間違えているならこれも無意味と成り果てますが――… ( 言うか言わざるかの逡巡の間 ) その倍、3倍。 そのくらいの戦力が必要だと思います。 ( 押し寄せる異形を迎え撃つ戦力、正体はどうあれ「紅の悪魔」を打ち破る戦力。 そして今ひとつに割く戦力、それで3倍。 ) [Mon 28 Aug 2006 10:29:16]
◆サンク > ――…不穏さは伝わってしまっているでしょうけれど。護りの裏返しですから、皮肉なものですわ。 …大袈裟と言われておりました、のに。( ――…内部。既にいないとは限らない。されど、誰もがその可能性を考えに含みながら、口にしない。 ――…既に非難民は出てはいるだろうが、まだ看過し得る数。それに。土地を離れられる人物ばかりでもないのだから。 様々に絡む要素に馳せた思考を一度振り切って、眼差しだけに微か、苦い色を。) ――…あくまで私見のみ。仮定の想像だけで朽ちにさせて頂ければ。 「動きの不自然さに対する理由にはなり得る」とだけ。( ――…想像図だ。妙に線がと負っているように見えても、まだまだ可能性の一に過ぎないもの。バラハラ゛のピースを継ぎ合わせて作り上げた都合のいい構図に一喜一憂するのは、危険だと分かった上で、相手の口にする論に信憑性があるのが否めないのが、いっそ腹立たしい。 は、と息を軽く吐いて。) [Mon 28 Aug 2006 10:21:39]
◆ザッハトルテ > 一種の情報統制なのだと思います――…戻り際、厳重に警戒された正門を見ました。 内部に敵を抱えては敵わないのでしょう、城塞都市が抱えるデメリットと考えればそれも皮肉な話ですが。( 今全ての情報を詳らかにすれば、クリスティアやアングリマーラへと避難しようと群衆が「中から」騒ぎを起こしかねない。 暫しの沈黙を挟んでの後、やがて意を決するように ) こんな話を聞いた事はありますか、サンクトゥス嬢。 人は逆三角形に浮かんだ染みを見ただけでそれを「顔だ」と認識しがち と。 ――…それに等しい話でもあります、先入観に思い込みを上塗る危険な想像だとくれぐれも留意願いたい。 ( それこそまだるっこしい前置きは、今のところ演繹の域を出ないから。 根拠のない逆転の発想 ) もし紅の悪魔が憤怒の名の彼を差すなら=\―アマウラを素通りして此処を目指す動機には充分にあるのではないのですか。 ( 「充分に」とは言葉のあやだ。 可能性の一程度に留めておくべきではあるだろう ) [Mon 28 Aug 2006 10:04:01]
◆サンク > ( 事前の行動や居場所を知っていた訳では無いのだから、それこそ無用の詮索の類だろうから。 知った名前と知らぬ名前の生み出す僅かな齟齬は正されない侭、今聞く事は語られる範疇での事。) …アマウラから伝わった報告に、それだけの重みがあったという事なのでしょう。…一般にまで流布しないのは、今の時点では幸いだと思いますわ。( 情報レベルに格差はあれど、上層の部分はより確かな証拠なりを手にしているのだとは、半ば確信に近しい。市長が公式にこの類の声明を出したのは、かの戦役以来だというのだから、尚の事。 ――…前に見かけた時よりも、何処か浮世離れして淡々と見えた面差しに浮かぶ、僅かな何かに軽く瞳を細め。) ――…ご想像として、受け取っておきますわ。もしも「その糸」が繋がるのなら……。( 一度言葉を切り、色違いの青を伏せる。脳裏に浮かぶ幾許かを振り切るように頭を軽く振って。) ――…首謀が「紅い悪魔」なのだと。アマウラでは…噂、でも? [Mon 28 Aug 2006 09:47:01]
◆ザッハトルテ > ( 「何故アマウラに行ったのか」、聞かれなかったのは恐らく彼女の気遣いなんだろう。 無闇な詮索をよしとせん嗜みをわきまえて居られる方だと思うから、魔法陣を見てきたのは騙り名であるところのアイシェ≠ネのだからと、消極的に嘘を吐く。 真相の全てを語らない嘘。 この目で見て来たのだと言えれば、今少し話も早いのだろうけれど。 ) …ひとりやふたりの噂如きでこうまでも市街の守りを固めたりはしないと思うのです。 それなりの信憑性が在ると判断したからこその対応だと、そう――「私は」考える。 ( あくまで私見に過ぎないのだと、補強せざるを得ないのももどかしい。 ――これは事実だ。 人らしい表情を作れない、淡とした能面の表層に僅かなりとも浮かぶものがあるか否か。 と ) … あ。 ( 目を逸らして押さえる口元、何かに思い到ったかと言わんばかりが、やがて慎重に色の異なる碧眼を見返して ) ………それこそ、これは連想に次ぐ連想に過ぎないと、先に前置いて――… ( 「紅の悪魔」が何者か、その確証は兎も角。 ) 至近のアマウラを無視してヴェイトスを目指す理由、なら。 [Mon 28 Aug 2006 09:26:50]
◆サンク > ( 確かにと、短い言葉を添えてナイフを胸に抱いた。 戦闘用に適しているとは余り思えない造りでも、昨今は別段不思議では無い。御守りと言えば御幣はあるが、心の拠所を求めて来る手はあるものだから。――…物腰の柔らかさ等から、アクティブに外に出て行くタイプとも思えなかった所為か。逆にすんなりと受け入れられる事。 だからこそ、「アマウラ」という単語にぴく、と眉が動いた。) ――…事態発生の地に程近い場所ですし、お聞かせ願います。( 生憎、此処に在るのは聖なるかなの名を持つ者。高い位置にある視線を合わせようと、く、と顔を上向かせて。) ――……。危惧は致しておりましたけど、やはり…なのですね。( 魔物の襲来。人づてとはいえ、「現地」――この場合はあくまでアマウラ領内という意味でだが――を見聞きしてきた者の言葉は重い。それを戯言と流すには、流れて来る情報も気配も異常過ぎるのだ。 ――…そして。アマウラを通り過ぎて来る可能性の示唆に、軽く目が見開かれ。) アマウラを無視して…?まさか。いえ、それで此方に来るのだとしたら、一体何故…何か理由、が――……。( 半ば独白じみた思考の欠片が、相手の口にした単語にぴくり、と震え。止まる。 ――…ざわりと蠢いた聖性は本能の領域。もしも不穏さを気取るとすれば、それこそが血の証明にもなるか。 されど、それも一瞬の事。) ……嫌なものを連想させる響き、ですわ。 [Mon 28 Aug 2006 09:09:05]
◆ザッハトルテ > ( 細く深く、小柄な御姿が取り込む大気。 天上の清らに一番近い場所の空気の受け止め方は己ときっと異なるもの。 人の中に紛れる為に、言葉を音にする為に満たしたそれが肺腑を灼く感覚は、ただの錯覚だとしても。 止まった手にそっと、鞘のままの刃を乗せて ) ――…故あってアマウラまで出かけておりました。 そこで耳にした話、与太の可能性もありますが――取捨は貴女に委ねようと思います。 ( もし今目の前に居られるのが神罰の代行者、最期の言の葉の名を持つ御方であれば包み隠さず言えた話を。 ) 地獄に住まう者は煉獄を抜け、この街へと向かっているらしいのです―― ( 出島で集めた調査メンバーの情報を総合するならば ) それも多種多様のものが。 明らかに人型でないもの、人を模したもの、高い知性を持ち人語を解するもの。 交戦記録がヴェイトスにも遠からず届くと思います……付け加えるなら今のところ、アマウラが戦火に包まれたと言う話は聞きません。 ( それは魔族が目の前のアマウラを無視している可能性。 局地的な遭遇戦こそ、皆無ではないのだが。 そこまでは此方も知らない話 ) そして――…繰言になりますが、取捨は貴女に御任せする。 「紅の悪魔」の通り名に聞き憶えは? ( 言って祈りの手にも似た、組まれた両手の辺りを見下ろす。 天上の御遣いたる貴女が此処に居る、その理由に気付けもしないけれど、穏やかな笑みの下で僅か強張る気配を感じながら。 ) [Mon 28 Aug 2006 08:50:45]
◆サンク > ( ぶっちゃけまくりは、休憩時間のつもりで箍が緩んでいた所為か。 人目を意識して、より堅牢に意識を引き締めんとそっと、深呼吸。 祈りや願いの形について問答するには、今は時間が少し足りない。) その辺りのお話も、いずれ出来ます事を心より願っております、わ? ――…承知しました。お預かり致します。( ぱっと見た感じ、まだ真新しく見えるナイフ。使用頻度の低さがそう思わせるか。大振りの剣と違い、このくらいなら己でも預かれるから、気軽に手を差し出して。――…その動きが、相手の申し出に一度、止まる。) ……アマウラの方から、些少なりと情報は届いておりますが――…正直、まだ足りないとは思っております。 看過は致しませんわ。今はその為に、此処におりますもの。( 此処にいる。比喩であり、直喩。両手を胸の前で組むと、やんわりと浮かべた笑みはその侭で、気配だけが僅かに緊迫を帯びたか。 どうぞ、と促すように水を向け。) [Mon 28 Aug 2006 08:30:04]
◆ザッハトルテ > ( 信徒の鑑と思われた御方から飛び出た、ぶっちゃけすぎな発言に思わず瞬きした。 した。 ――それだけ疲労の色が濃いのだろうと言い聞かせてそれに乗る。 穏やかな口調で祈りの形≠言われたなら、一年前の秋を想起して翳るものもあるのだけれど。 一度目を閉じ、振り切って ) 見るからに御多忙のようですし、まどろっこしい話は。 …申し訳ない、その「儀式」の中にこいつも混ぜてやって戴けませんか。 そのつもりでやって来ました。 ( 羽織の内より取り出されるのはやや大振りながらも雑多用の域を出ないナイフ。 以前散策の用があって購入したものではあるけれど、鞘から出された形跡は無い。 ) それと――…今少し時間を戴いても宜しいだろうか、サンクトゥス嬢。 その件でひとつ、御話ししたい事がある。 アマウラ近辺で発見された魔法陣と、そこから沸いて来た異形の事で。 先に御聞きしておきます、看過なさるおつもりは無いのでしょう…? ( これからやろうとしている事は無茶で無謀で、愚かしい事。 短い逡巡の後、重い扉を押し開けるにも似た口ぶりが続く ) [Mon 28 Aug 2006 08:17:34]
◆サンク > ( バタバタと人の出入りが激しい場所は、もう少し奥。それでも、もう少しすると早朝組がやってくるであろう、一種のエアポケットじみた時間帯。 儀式の場を離れてこうしてやってきたのも、半ばは気分転換と名付けた行動。 ――…振り返った顔が見知ったものだと、かけられた声と合わせて気付いて。失敬ながら、意外なものを見るかのようにぱちりと瞳が瞬いて。) …あら。御機嫌よう、ザッハトルテ様。 ――…ふふ。其処はそれ。祈りの形はいずれや主に届く願いの強さ。 ――…まあ、まどろっこしい事は、今は置いておきましょう。( まどろっこしいとかぶっちゃけてる辺り、微妙に色々剥がれてるとか気にしたら負け。喉元を押さえると、絵かベル笑みに困ったような色が僅かに混じり。) ええ。少し、儀式の数が多くて。 ――…それは、良いのですけど。 其方様は…何か御用、でも?( 市長の宣言を受けて、臨戦態勢に突入しつつある組織の一つが此処でもある。故、普段は教会に訪れないような方が顔を出すのも、今は珍しいことではない。それこそ、昨年末の蔓事件でもあった構図だが。 用向きを問いかけるように促しながら、小首を傾げ。) [Mon 28 Aug 2006 08:01:53]
◆ザッハトルテ > ( だから、これからやろうとしている事だって実行に移されるかなんか自分だって判らない。 ) ( 火傷の跡を傍目に晒さぬ為の、包帯巻きの手で羽織の上から触れる硬さは収めてきた雑多ナイフの感触。 …こっち≠ヘ無理だろうし――応える気配は右腕より。 抗議するよう、ぎしりと軋んで袖の上からそこを押さえ―― ) … ? ( 鼓膜に滑り込む、周囲を憚るような声。 内容ではなく時間帯を気にしての、内緒話に似た音量に奥間の方へと顔を向けた先には見憶えのある御方の姿。 ) …御機嫌ようサンクトゥス嬢。 祈祷とはまた違うのですけど、…残念ながら私は「信徒」ではありませんし。 ある意味信仰無き者の神頼み、ではありますが――…? ( 姿に似合わぬ、疲弊を宿した声に気付いた ) 聖句の紡ぎ過ぎですか、御声が随分痛んで――ああ。 「非常宣言」の…? ( 考えてみたら聞くまでもない話、戻ってみれば市長権限にてヴェイトスは臨戦態勢を整えつつあったのだから。 ) [Mon 28 Aug 2006 07:46:38]
◆サンク > ( いや、それこそ分かっちゃ駄目だろうとかツッコミ喰らいそうだが。 来訪者の予想を裏切って、一夜にして不夜城と化した大聖堂の奥の方からは、幾許か人の気配。流石に時間的なものもあってか喧騒とまでは行かないが。耳を澄ませてみれば、人の話し声らしきものも僅かに届くか。) ――…では、聖別の完了した分は、これで。 …次は――……。( 年嵩のシスターと話す声は、少女という括りを下に突き抜けて、只の子供の声。 程なくして、ぱたぱたと軽い足音を響かせて近付いて来るのは、その子供の方。 僅かに開いた扉を見咎めたか、中をひょこりと覗いた視線が、あら?と驚いたように見開かれる。) 御機嫌よう――…お祈り、ですか?( 聖像を見上げる様は、一種祈りの様にも似て。敬虔という言葉よりは、何処か現実離れした光景を早朝、モノクロームの景色に見たか。 問いかける響きは悪戯っぽいというには、多少掠れてはいたが。) [Mon 28 Aug 2006 07:35:22]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( しかして、その気持ちだけは分かる気もする。)』 [Mon 28 Aug 2006 07:25:06]
◆ザッハトルテ > ( ――思うに、もう。 何処かで何かを投げたんだろう。 行動理念にその根拠、何もかもが整合性を欠いてでたらめ。 蝙蝠が空に描く軌道より曖昧で不確か。 そも、こんな時間に人が居るとも思えないし――乗馬で早駆けとか出来る気がしなかったので已むを得ずとは言え、アマウラからヴェイトスまで約150km。 梟の形を借りてもそれはそれは遠かった。 …流石にこの場でGod damn≠ニか言わないが。 いや場を変えてもいい大人として言っちゃだめだと思う。 がっでむ。 ) [Mon 28 Aug 2006 07:18:07]
◆ザッハトルテ > ( そんなだから、墓廟もかくやの静寂の中で零す言葉はいっそ軽い。 正面上方、諸人の罪過を一身に受けて赦しを乞うた何方かの白い貌を見上げ ) ――…また来ちゃいました、 。 ( ――…素性を知られて尚足を運んだと、嘗て二度と行くなと止めた何方かが知ったら今度は拳が飛ぶだろうか。 益体も無い想像を浮かべて消せる程度に危機感は遠い、頭に靄がかかったような現実感の無さ。 高を括っているのとはまた違うのだけれど。 ) [Mon 28 Aug 2006 06:59:54]
◆ザッハトルテ > ( 両開きの扉に手を掛け、音を立てないようにそっと開く。 内部から流れ出した清浄の空気、その僅かな気圧の差に革靴の爪先を引いていた。 赤毛の何方かの前では否定したけれど、こんな時――きらいではないのだな、と改めて思う。 清められた空気の膜は悪しき者よ去れと云う、体内の血は拒絶する。 みしみしと臓腑を圧迫する聖性に締め上げられながら、それでもこの場所をきらいではないのだとこんな時つくづく思う。 忌避しながら曳かれて居る、五芒星の彼方の世界との相似の形。 ) [Mon 28 Aug 2006 06:48:35]
お知らせ > ザッハトルテさんが来ました。 『( 相克の相似形 )』 [Mon 28 Aug 2006 06:40:21]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『( ならば。その為の準備を進めるとしよう。 )』 [Mon 28 Aug 2006 02:41:47]
◆維言 > ( ―― どの道、それどころでは無い。それは間違い無い。魔物は異界より大量にヴェイトス島へと流入し、魔法陣から吹き上がる瘴気は日に日に勢力を広めているとかいう、全くもって嬉しくない噂も存在する。 魔法陣の存在が公に確認される以前から、うっすらとよくない気配を感じ取っていたという聖女の事。 原因が取り除かれなくては、落ち着いて外出という事態でも無いのでは無いかと思う。 ―― と、なると。 ) ……結局、真面目にお仕事するのが一番の近道って訳ですか。 ( ―― 短い息に、口元が軽く歪む。 動機と言うには上等の部類だ。 ) [Mon 28 Aug 2006 02:41:15]
◆維言 > ( 暫く前からうっすらと漂っていた 「 嫌な予感 」 は、この上無い程に的中してくれた訳だ。それも恐らく考え得る限り、最悪の部類―― 否。 ) 対処法があるものを、最悪とは言わない―― と言います。 ( 極端に傾きかけた思考を自律訂正。 クールダウンするように肺から空気を追い出すと、歩みはその侭、奥の院へと向かっていく。 ―― 不死者砦に続いて、外の仕事。 装備は出来る限り揃えて行かなくてはいけない。むしろ揃えさせて下さいと心を込めて申請する。 頭の中で装備品、消耗品とリストアップしていく途中―― 浮かんだものは。 ) ……セレスティア様に、ヴェイトス観光は暫し延期とお伝えしないと―― ですね。 ( ぼんやりと視線が掌に落ちる。 スラムで、体温を確かめるように握った手。目隠しプレイを目撃された時に触れた掌。 …眉が寄る。 ) [Mon 28 Aug 2006 02:30:24]
◆維言 > ( それはそれで日常茶飯事。大聖堂の知られざる実態とか言い出すと、本気でガチバトルになるので流石に黙る所存。 季節外れのマント姿がのっそりと歩いていく途中、何処か足取りの慌しいシスターや神官達と幾度かすれ違う。 普段なら、廊下は走らないと言い聞かせる側の面子。 流石に今は拙速の方が尊ばれる状況。其処をとやかく言う輩もいない訳だ。 だからといって、率先して走り回ろうとは思わないのだけれど。 しかし―― ) ……大騒動には違いない。 ( アマウラに出された調査隊の持ち帰ってきた情報と、次いで知らされた状況のめちゃくちゃな事。 ―― 魔界。それだけ単独で聞くと、どんな御伽噺かと。 ) ……現実だからタチが悪い。 [Mon 28 Aug 2006 02:10:40]
◆維言 > ( ちらりと扉を振り返って、直ぐに視線を外した。 この中にいらした上司様の声も態度も顔も口調も、いつもと何も変わらなかった。 それ即ち、仕事しろ。 ) ……我ながら、物凄く真面目だと思うと言います。 ( カツ―― 廊下を歩き出しながら呟くのは、上司様に向けて言うと確実にしばかれる一言。 真面目ぶってる奴が長期休暇一ヶ月とか平気な顔で取るなと怒られる構図。 いやあれはその前までが激務だったじゃないですか不死者砦とか聖剣とか! そんな風に言い返してリアルバウト。 そんな光景。いつもの構図。 …思い返すだに、結構ロクでもない。 ) [Mon 28 Aug 2006 01:41:35]
◆維言 > …律儀に一難を齎し過ぎだと言います。むしろ、言わせて下さいと。 ( 平穏と混乱のサンドウィッチとか。どなたかが世界を揶揄して仰った言葉。 戦乱だけ、平穏だけとは続かず、常々世界は九十九織。 やれやれ―― そんな風に溜息漏らす元凶は、今しがた上司様から下された命。 いつもの事。いつもの話。 つまる所、仕事しろって事。 ) [Mon 28 Aug 2006 01:29:25]
◆維言 > ( 静謐を以ってして聖と為すとは、一体誰の戯言だったか。 そんな風に呟いてみた時期が私にもありました。速攻で上司様からどつかれましたけれど。 何とはなし、そんな遠い回想が浮かんでしまうのは、廊下に出た途端に伝わってくる、何処か慌しい気配の所為か。 ) ……確か、トキノミヤコの言葉だったとは思います。一難去ってまた一難―― だとか。 ( 今しがた出て来た扉に背を預けて、ぼそりと呟く声は低く。 ) [Mon 28 Aug 2006 01:18:16]
お知らせ > 維言さんが来ました。 『 ―――――。 』 [Mon 28 Aug 2006 01:15:38]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『しかもそれが二人分必要なのだ。』 [Mon 28 Aug 2006 00:23:33]
◆艶子 > ( 後に支えている他の傭兵の睨む視線を感じながら、一度一呼吸置いて傭兵は口を開いた。 ) アレックスに。 …そう、アレッサンドラ・クレメンテに。 終わったら、アマウラのお土産に何か買ってくるよって伝えてくれますか。私、艶子って言います。 友達なんです、私の。 ( 何か他にもっと伝えておいた方が良いような事があるような気がしたが―― 判りましたと応えて歩き出した司祭をもう一度引き止める事は無かった。 軽く溜め息を吐いて踵を返す。まだ用意しなければならないものは沢山あるんだ。この非常事態宣言下で包帯やら何やらが売り切れてなければ良いが――。 ) [Mon 28 Aug 2006 00:22:00]
◆艶子 > ( やがて私の番が回ってきた。立掛けた剣を手に取り、目の前にやってきた疲れた顔の司祭にその刀を渡す。 もう「剣なんて見たくない」って感じの面だ。…今まで何本の武器を聖別してきたのだろう?そしてその作業はこの事件が終わるまで続くに違いない。……早めに解決してやらなくちゃな、と覇気の無いその司祭の声を聞いて思った。 『お預かりします』そう言って背を向ける司祭を呼び止めた。勿論、聖別に時間が掛かるのは知っているから、剣を持っていかれる事に対して何か言おうって言うんじゃない。 ) …… あの、えっと。 ( 相手も忙しい身なのだから、手短に用件を伝えなければならないのだが。上手く言葉が出てこない。 ) [Mon 28 Aug 2006 00:14:20]
◆艶子 > ( ふとその時荒々しい声(それほど大声では無かったが)が耳に届き、見遣れば、傭兵の一人が修道女に対して詰め寄っているところが見えた。『いつまで待たせるんだ』と。修道女はやや怯えたような表情を傭兵に向け、それの間に入って宥めているのは温和そうな顔をした司祭だ。 ――何となく居心地の悪さを感じた。私も傭兵だから。 ) [Sun 27 Aug 2006 23:46:52]
◆艶子 > ( この緊張を孕んだ空気とは裏腹に、今日は雲ひとつ無い晴れ空が広がる。魔界の空も雨が降るのだろうか?調査隊の中には実際に魔界まで足を踏み入れた者が居るらしいが――。 ) ……チャレンジャーだな。だが、そんな彼らがいつも時代を切り開いてきた。 ( 果たして危険なものか調査しに行ったのか、単に好奇心に狩られて足を踏み入れたのか判らないが。私がもし魔界に行くとしたら、きっと後者が大きいだろう。 ――魔界か古城か、あの紅い光を生み出す要因はどちらにあるのか。さぁて、どっちだろう。両方行ってみるべきか? 古城なら今まで何度も冒険者達が入り込んで内情に詳しいものも居るだろうし。確か城の地図を売るっていう人が居たはずだ。 ) [Sun 27 Aug 2006 23:36:19]
◆艶子 > ( 礼拝堂の隅で→居るのは聖堂の廊下だ。げふん。 ) ( 用意しなければならないものは沢山有る。遠出するのだから食料も必要だし、不死者の砦に赴いた時程とは言わないがそれなりの装備を整えて行く必要があるだろう。つまり、急いでいるのだ。 ……かといって『早くしろ』とシスターに詰め寄るの、先客に割り込むのも気が進まない。 ) [Sun 27 Aug 2006 23:25:58]
◆艶子 > ( その空気を感じ取るように礼拝堂の隅で腕を組んで待っていた。何を?と聞かれれば、勿論自分の武器を聖別してもらうのをだ。しかし私より先に来た騎士や傭兵達の聖別が終わらないと―― どうも来る時間を誤ったらしい。 ) ………。 ( 鎧は身に着けて居ない身軽な格好で、いつも腰に差している愛刀は布に包んで私の隣に立掛けてある。 今居る場所は聖堂の廊下だ。ここに来るのも久しぶり―― 最後に来たのは確か親友に会いに来たときだったか。忙しく行きかう修道女や司祭の姿を目で追いながら、その姿を探してみた。 ) [Sun 27 Aug 2006 23:21:54]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『( 慌しい。 )』 [Sun 27 Aug 2006 23:14:47]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( 名を呼ぶ声に思考を戻す。儀式の場へと、歩みを向けた。)』 [Sun 27 Aug 2006 04:17:49]
◆サンク > ――…防衛と、後…もう一つの方にも。どなたか、行って頂かなくてはならないでしょう、し。( 市街戦だけでは不利になる。篭城戦は戦術的には有利な面が多数あれど、それだけでは成り立たない。其処から事態をひっくり返すピースがあるからこそ、戦法として通用する事。 ――…一打逆転なんて無茶な言葉は使えずとも、削りあうゲーム盤をひっくり返す一手は必要になるのだ。それがこの場合は、遊撃部隊の性質を持つ者達。件の「魔界」やら「門」、「古城」への探索部隊。 ――…探索と言っていいのかも、分からないが。) [Sun 27 Aug 2006 04:04:56]
◆サンク > ――……。( 無意識の狭間から零れかけた溜息を、噛み殺す。嘆息にはまだ早い。疲れるにも早過ぎる。ぺし、と軽く額を叩いて意識を切り替える。 やるべき事はまだたんまりと存在するのだ――非情に忌々しい事に。忌々しいとか言う。) 騎士団、雷電、自警団――…団体として聖別や聖水の要請が来るのは、この辺りかしら…? いらしたら、直ぐに承って下さいな。調査隊の方とも並んで、即時に。( 優先順位をつけるような事はしたくないが、この場合は仕方ない。実際に防衛を担当する実戦部隊と、原因の調査に行くという遊撃部隊への支援。内容と手順は至極単純に纏めて、羊皮紙にペンを走らせる。 聖水の瓶を届け終えて、手隙になったシスターを捕まえて、お願いしますと手渡し。) [Sun 27 Aug 2006 03:59:09]
◆サンク > ……そのような目で見なくても、いきなり前線に突っ込んだりは致しませんわ。只、術式展開には――…術者が必要になりますし。( それが儀式を伴うものであれば尚更に、起点となり基点となるものが必要になる。それが己しか出来ない等と自惚れるつもりは毛頭無いが、可能な一人である事には違いない。) 護衛は連れて行きますし。現地に至れば騎士団の方々と合流出来る目算も御座いますから。 それについては、その時に。 ――…嗚呼。結界基点になる聖具の手配をお願いします。( 聖具と言っても特別な代物では無い。地を穿つ杭であったり、聖別された剣であったりする。 小声で詳細を伝えると、身を翻して去って行く神官の背を見やり。) [Sun 27 Aug 2006 03:46:47]
◆サンク > ――…全域に、という訳にも行かないのが歯痒い所ではありますけど。( 蔓悪魔騒動の事例を思い返す。居住区の数割が倒壊する大惨事になった事件。アレの正体が悪魔の一種だと分かってからは、それこそ寝る間も無いような事になったっけ――懐かしむような事では無いが、教訓や手段は記憶の中に潜んでいる。) 正門周辺が防衛線になるには変わり無いでしょうし。結界基点の作成、及び聖別。 ――…可能かどうかは、現地にて確認致します。明日にでも。( 傍らの神官が向けてくる視線に、驚きと猜疑の色が宿った気がした。眼差しが何を言いたいのかは、一応分かる。だから、苦笑い。) ――…参りますわ、よ?( 「直接赴く気か?」と、今にも問いかけんばかりの視線に、かくりと小首傾げて返答。 ――…己が前線に出るような代物じゃない自覚はあるから、軽く肩を竦めて。) [Sun 27 Aug 2006 03:40:07]
◆サンク > ( 何処にいるかと言えば、礼拝堂の一つ。暫く埃を被っていた聖具を持ち出す神官、聖水を詰める瓶を抱えて早足で歩いていくシスター。静謐を尊ぶとはいえ、時と場合に拠ると言う事か。 ――…嗚呼、何か最近にも似たような光景を見たと気付いて、一人得心。アレだ、蔓の王騒動の時の。祭壇の傍らで羊皮紙を捲っていたちびっこ――司祭の衣を身に着けた代物が、傍らに佇む神官へと視線を戻し。) 騎士団からの協力要請、了解致しましたと。使いの方がいらっしゃるなら、お伝えになって下さいな。( そうでなければ文を一つ。 外部からの侵攻を相手取るとなれば、まず戦場となるのは正門か。紙面を指先で叩きながら、巡る思案。) [Sun 27 Aug 2006 03:32:59]
◆サンク > ( アマウラ近辺で発生した異常は、既に看過出来ない状況になっているという話。正門は閉ざされ、市長から正式に布告が出された。 エイシュン戦役以来となる、非常事態宣言。つまりこれが、実質戦争なのだと市のトップが認めたに等しい状況下、深夜を数刻回っても大聖堂の灯火は落とされず、活気が消える事は無い。 ――…この修羅場状態を活気と称していいのかは、非常に悩ましい所だが、さて置け。) [Sun 27 Aug 2006 03:18:42]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( ――非常事態宣言。)』 [Sun 27 Aug 2006 03:03:43]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( 安堵ついでに、お返しみたいに、掌うにうに とか。 )』 [Wed 23 Aug 2006 06:33:48]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 何だか色々な意味でようやく、安堵。 』 [Wed 23 Aug 2006 06:32:41]
◆維言 > ( その辺りを聞いた日には、お小遣い帳とか意味に渡してみたくなる衝動。無意味に。 別の意味で、特殊性を裏付ける事になるのかもしれないけれど、その辺りのお金の動きも。 ) もっと酷い時もありましたから。 …責任と言われますと、ついそんな連想で。 お世話されて悠々自適ライフとかも、激しく憧れますがと言います。 ( 内縁関係?同棲? 何もかも間違い気味で、上司様とかに聞かれたら間違いなく拳が飛んでくる予感。 家事の法則を伝えてみたら、カルチャーショックなんだろうか。仮定未来図。 ) ……此方こそ。半ば私の羽伸ばしに付き合って頂く感じになってしまいそうですが―― ( 目隠しから解放された目が、暫し焦点甘く彷徨う。 薄く朱金掛かる奇妙な虹彩は瞬きの合間に消えて、後には常の胡乱な黒色が在るだけ。 …漸く戻って来始めた正常色彩の世界に安堵の息を零すと。 繋いだ手を、軽く握り締め。 ) ……ええ。改めて考えるとかなり。なので、後程。 では、参りましょう。 ( 露わになった視線も泳いで、口調はぼそりと。 …まだ軽くぼやける視覚の中、涙を拭いた聖女の笑顔を確認したら、歩き出そう。 ) [Wed 23 Aug 2006 06:28:45]
◆セレス > ( お給料?なにそれ。 みたいな生活をしているからこんななのかと。 聖女認定の活動資金全ては聖教会の予算から捻り出されています。 良くも悪くも。 ) 本当ですか? 何かあったら直ぐになんなりと――――ああ、それはそうでした。 いえ、そうではなく。 婚姻届けはしなくてもお世話くらいは。 ( 突込みどころの焦点が怪しくなって来た。 お世話なんてされた事はあってもしたこと皆無です。 料理も洗濯もしたことない19歳。 自分が食べているものが何処でどう取れるものなのかも知らない。 ) あ、そ、そうですね…それじゃ後日にでも改めて、是非とも。 ( 無駄にテンション上がり気味の心と裏腹に此方もずっと動かして居なかった身体は本調子から遠く。 部屋に戻るのなら、目隠しを外しても捕まえたままの手を引いて。 ) 恥ずかしい、ことですか? ちょっと楽しみにしておきますね。 ( 割と表情の変わらない彼女の口からそういう言葉が出てきたのは少し意外だった。 ぐし、と涙を拭いて笑ってみせ―――。 ) [Wed 23 Aug 2006 06:11:50]
◆維言 > ( 何かあると責任取らされて、減俸されたりします。 とっても世知辛い。 人生何事も経験だとか。 ) ……いや、大丈夫ですよ。初めての事でもないですし、それに―― ( 最近は減っていたけれど、昔は日常茶飯事でした―― 訥々とそんな事を口にした後、暫し悩むような沈黙を挟み。 ) 一応、性別的には私も女性ですから、責任を取って頂くのは困難かと。 ( 真顔で。 責任の意味が真正面から大間違い。 …涙声になっていく聖女を前にしての、冗句だったのか否かは、天より他に知るものも無く。 ) 今からは私が多分、障害物にオール激突競争で大変な事に。 先日、公園まで出歩いてみて懲りましたと言います。 ( 木にぶつかるは、藪に突っ込むはで大変でした。 軽くひらひらと手を振ると。 ) 取り合えず、部屋の方に戻るとしましょうか。もうひとつの我侭は―― ちょっと恥ずかしいので、また後日。ご案内の折にでも。 ( 目隠しに手を掛けながら、そんな風に。 ) [Wed 23 Aug 2006 06:00:00]
◆セレス > ( 反省しました。初めて心の底から反省しました。護衛捲いちゃ駄目。 人はこうして賢くなっていくんですね。 ) うぁ…やっぱり…だから、私ッ、どうしよう…何か後遺症とか残ったりしたら―――ちゃんと責任、とりますから……っ! ( やはり何事もなし、では済まなかったのだと知って酷く重たく責任を感じた。 も治っている筈、と聞いても本当に大丈夫か分からないし、その間ずっとこうしていたのかと思うと思わずぼろぼろと涙が毀れてしまった。 ) ……その、ゆっくり休みましたから――――え、えっ? でもそれは、私からのお願い、です、し。 あのっ、体調なら今直ぐにでも―――――! ( そろそろ寝るべき。 ) [Wed 23 Aug 2006 05:47:36]
◆維言 > ( 捲かないで下さいって、きっと真顔で言う。だって主に護衛する側。 ツッコミ所は其処じゃないのだけれど。 ) ………… ( 「視線」が彷徨う沈黙が、半ば肯定に等しいのだとは、分かっているのだけれど。 むぅ と寄る眉は、困ったように。 ) 間接的には。直接的には、私の体質が原因のようなものだと言います。 …簡潔に言ってしまえば、見えないものを見ようとし過ぎて、見えないモノしか見えなくなってると言いますか。 そろそろ治ってる筈なんですけれど。 ( 感覚を無理矢理に手繰ろうとして、オーバーヒートを起こしたと言えばミもフタも無い。 今の視覚は気配や聖気、生気に霊気―― そんな類のもの「 だけ 」を拾う無差別レーダー。 但し、可視光線は把握できないので、無機物には激突しまくり、どっとはらい。 ―― だから、体質の一言で片付ける始末。 ) …あ、やっぱり。上司様からも言われました。騒がせては良くなるものもならないと。 ( 実際に対面出来ていたら、目隠しプレイ同士だったとか。 四方山はさて置き。 ) では、まず一つ目。 体調が良い時でも見計らって、街の案内をさせて下さいと言います。 あんまり詳しくないガイド役で、申し訳ない所ですが、其処は「 我侭 」ですので、ご了承を。 [Wed 23 Aug 2006 05:38:03]
◆セレス > ( あんな場所に居た理由。 悪い気配が滞っている場所があるのに気付いてしまったから。 それでスラムまで(※護衛を捲いて)足を伸ばしてみれば、見事に拉致されたと言う話。 聞かれて困る事ではないが、苦々しい経験でもあった。 ) 目を…――――ええと、私、ですか? ( 自分が関係あるのかと。 つまらないことだけ妙に勘を働かせて少し声を震わせ。 あの直後何かあったとしても分からない場所に居たし、確証は持てないけれど。 ) あ、いえ、多分お会いできなかったと思いますし、お気持ちが嬉しいですから――――はい? ( 我儘? 急な話。 あれだけ迷惑をかけたのだから聞けることなら出来る限りの事はしたい。 自由の利かない身の上だけに、どうにもならないことも多々あるけれど――――。 ) [Wed 23 Aug 2006 05:22:38]
◆維言 > ( そういえば、何であんな場所にいたのかとか、さっぱり聞いていなかったと沈黙の間に思い出す。でも、聞いていいのかどうか、色々悩む間に、聖女認定の 先制 攻撃! …隠されている筈の視線が、明確に明後日を向いて。黒い目隠しに覆われた横顔を晒す。 ) …ちょっと、目の調子が良くなくて。応急処置中だと言います。そろそろ外しても大丈夫だとは思いますけれど。 ( 微妙に歯切れが悪くなるのは、因果とタイミングを辿ってしまうと理由が速攻バレそうな所為。 口にしていることは、別段嘘ではないのだけれど。 ) お見舞いに行こうかとも思っていたのですが、私もこんな有様でしたから。ご容赦を。 ……セレス様。 ( ご迷惑を―― 何度も彼女が口にした言葉を閉じるように、にぎにぎされているのとは逆の手を差し出して、人差し指を立てる。 うにうにされる手が、わきわき。くすぐったいです、何気に。 ) …二つ程、我侭聞いて頂けますか、セレス様? [Wed 23 Aug 2006 05:13:44]
◆セレス > ――――――――。 ( 手をとったまま暫しの沈黙。 色々思うところがあったり、話したい事があったり、ツッコミたいところがあったり。 何で目隠し。 何で目隠し。 何で目隠し。 ) ところで何故に目隠しとか。 ( 聞いた。 好奇心聖女を殺す。 ) ――…あ、その。 その件ではご迷惑をお掛けして―――身体の方はもう大丈夫、です。 ( おずおずと盗み見るように横目でちらちらと表情を覗き込めば、案外優しげな表情が見て取れる。 訥々と途切れがちに口を開きながら、握ったままの手をうにうにと手慰みに弄る。 ひとさまの手を。 ) [Wed 23 Aug 2006 05:04:23]
◆維言 > ( 「 お見舞いとか駄目ですか? 」 「 そのツラでか。 」 目隠し装備中のエクソシストと上司様の会話、一部抜粋。上司様は恐らく知った上で仰っているので、性格悪いですが知らぬが花。 まか、数時間迷子の果てに辿り着いたとは知らず、眩暈を堪える仕草の合間に、はふ と吐息がひとつ漏れ。 ) ……良かった。 ( 革手袋に包まれた、小さな手。 大きさは然程変わらずとも、前線にも立つ分硬い掌が探るように触れて、握り締め。 確かめるように一言呟いた後 ) …お元気になられたなら、良かった。大分身体も冷えてらっしゃいましたし。臥せってらっしゃるとも聞いてましたし。 ( 事実、額がばっちり赤くなっているのは、さっき祭壇にごっつりぶつけた所為な辺り、そのコツはきっと正しい。 躊躇うような沈黙の後に示された肯定に、やんわりとした安堵が漏れる。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:56:08]
◆セレス > ( ごく一部の責任職以外にはだいたいそう伝えられているのだろう。 半分くらいは間違いではないし、出歩けるようになったのも確かに今さっき。 今さっき部屋に戻ろうとしてかれこれ数時間。 ある意味器用かもしれない。 ) あ…大丈夫ですか? 目隠し中はあんまり歩き回らないのがコツじゃないかって思うんですけれど―――――あ、で、すから。 私はその……あの、セレスティアです。 ( あんまり動くと危ないです、と手をとってエスコートしようと革の手袋に包まれた手を差し伸べ、何故かセレスティアであることを否定しようとして口ごもり、無理、と結論が出て俯いた。 最初から無理。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:44:07]
◆維言 > ( 聖女を連れて帰った後、ばったり力尽きた下っ端エクソシストの耳には、「 聖女認定は疲労で伏せている 」 とだけ知らされていた訳で。 今、こうして声が聞こえるなら、出歩ける程度には回復したのかと、表情の乏しい面相が、僅かに緩み かけて ) ………… ( 違うって言われて。眩暈の所為で無く、軽く足元がよろめいた。 ) ……セレスティア様。セレス様。落ち着いて、落ち着いて。 ……物凄い今更聞きますけど、セレス様であっていらっしゃいますよね? ( 本当に今更だった。 一応視覚以外の情報は全て、イコールで聖女認定を示しているけれど。 あの日、雨の中でも聞いた鎖の音が近づいて来るのを感じて、確かめるようにふらふらと、手を差し出し。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:36:05]
◆セレス > ( ものすごい勢いでキョドっていた。 なにせ何時間か前に「嫌われたんじゃ」とか「怒っているんじゃ」とか余計な事を沢山考えた相手が其処に居るわけで。 現実逃避するかのように「目隠しの事は触れないのがマナーだろうか」とか明らかに間違った余計な気配りについて考えた。 そして。 ) ち、ちが、違いますッ…御免なさい、私、沢山イコトさまにご迷惑おかけして……でもイコトさまが助けに来て下さった時凄く嬉しかったり、いえ、でもそれでご迷惑をおかけした、わけ、で。 ( 否定だか肯定だかお礼だか謝罪だかわからない事を纏めて口走った。 じゃらじゃら音を立てて心配げに歩み寄りつつ。 とりあえずこの時間にこんな場所にモーニングスターを持って潜む人物が現れたら逃げて下さい。不審者です。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:27:19]
◆維言 > ( 一通りの八つ当たりを終えた拳も、だらりと垂らし。 身体ごと振り返れば、紛う事無き目隠し姿。 その癖、視線だけは確実に聖女の隠れている場所付近を彷徨って。 よろけた拍子、さっきまでガチで殴っていた祭壇に軽くも垂れるような姿勢になると、閉じられた「視線」が虚空を彷徨い。 ) ……セレス様? ( 微かに耳に届いた鎖の音と、伝わる気配で推測する名前。 聖性は場所柄珍しくは無くても、鎖の音色は、モーニング・スターが常備品とかいう、一部上司様くらいのものです。いるのかどうかはノーコメント。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:19:58]
◆セレス > ( いまいち状況が分からないけれど、兎に角ゴキゲンナナメなのはよく分かる。 何故か口元を両手で覆って呼吸すら隠すようにしてそのばで硬直すれば、続けてごんごんとその痛そうな行為は続いている。 ああ、やっぱり怒っているのだろうか? それで目隠ししてヤツアタリ中。 「それで」が全然繋がりません。 ) ――――――ぁ。 ( 不意に視線が此方に向けられた気がしてドキリ。 続いてよろけるような挙動に声がまた少し洩れた。 どうしよう、と此方まで挙動不審にふらふらしていると、当たり前といえば当たり前の事。 首の後ろから垂れた5本の鎖が擦れてちゃり、と音を立てた。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:12:49]
◆維言 > ( 恨みがましい響きの上に、祭壇に向かって拳食らわせている最中。無論、手の方が痛いんですが。 しかも、黒髪に混じるように存在する結び目と、其処から長く垂れる布の存在。絶賛目隠しプレイ中。 ※プレイ言うな ) ……それにしても、我ながら進歩が無いと言いますか、大体幾ら聖物だからって、これ自体に聖性がどうとか無いんですから、見分け辛いんだと言います。 ( ごんごん、ごん。 懲りずに祭壇に八つ当たりしながら、ずりずりとその場に立ち上がる。 恨み言に紛れて声は耳に届かなかったか、人目があるとは到底思っていないような、だらりと両腕垂らした姿勢。 ) ……あれ。 ( ―― が。 視線がゆらりと彷徨い、眉が顰められる。 聖布の奥で宥められていた感覚が、もう一度繋がるような―― 軽い眩暈に、足元がふらついた。 ) [Wed 23 Aug 2006 04:05:39]
◆セレス > ( アリエナイ、と言われても仕方ない事ですが――――そろそろ歩き疲れて家で少女のように道端に座り込んでしまおうかと思った頃。 ふと見た事ある気がする一角に抜けて足を進めれば、其処はよくよく覚えのある礼拝堂だった。 ぱぁぁ、と表情が晴れたのは束の間。 こんな時間に誰かの声(しかも恨みがましい声)を耳にして思わず肩を跳ねさせて辺りを窺った。 ) ( そして ) ……イコ―――。 ( トさま。 の直前で口を噤んだ。 なんというか。 何のプレイかと目隠し、だろうか? 何故に? 思わずコソコソ隠れてそっと様子を見守ることに。 ) [Wed 23 Aug 2006 03:55:15]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 *まだまよっている。 』 [Wed 23 Aug 2006 03:50:08]
◆維言 > ……ぶつかって転がりやがりましたね、我ながらこんちくしょう。 ( ごっ! 固めた拳が、祭壇の胴っ腹に直撃。 …はっきり言って、こっちの手が痛いだけです。 ジィンと伝わる痺れめいた衝撃をやり過ごしながら、だらりと俯き。 ) ……おのれ祭壇。 ( 正確には、祭壇前の段差に蹴躓く→祭壇にデコ直撃。 こんなコンボ。 ) [Wed 23 Aug 2006 03:22:53]
◆維言 > ( 祭壇の真正面の床に座り込み、仰ぎ見るような姿勢で止まる。 仰ぎ見る、ような―― 実際に見ている訳じゃない。相変わらず視覚は目隠しに閉じられて、真っ黒で真っ暗。 緩々と上がる指先が、つるりと滑らかなその布地に触れて。 嗚呼、と声が薄く漏れる。 ) ……意識、記憶の寸断。額に感じる覚えの無い痛み。 ( 目隠しに触れていた指先が、何かの気配を手繰るようにして前方へと伸びる。 酷く緩慢なそれは、やがて祭壇へと触れて、止まる。 硬質の感触を手繰りながら、得心いったとばかりに首肯の仕草。 ) [Wed 23 Aug 2006 03:10:43]
◆維言 > …………… ( 沈黙の長さは、如何程だったか。 不意に前触れ無く死体が起き上がる。 額を押さえて緩慢に頭を数度、左右に振ると―― …眩暈がぶり返したのか、再びべしゃっとその場に伏せた。 ) ……あいたたた……何だか、額がずくずく痛い…… ( 突っ伏した侭、うめき声。 声が発せられる程度には、生命体として復活。 ) [Wed 23 Aug 2006 02:58:00]
◆維言 > ( 長い髪を広げて、突っ伏す黒い影がある。 祭壇の前に、五体倒置。 礼拝方法としては、宗教が違うと上司様からしばかれる所。 ―― ぴくりとも動かぬ様相は、一歩間違えると死体じみて。 ) [Wed 23 Aug 2006 02:51:32]
お知らせ > 維言さんが来ました。 『( 礼拝堂、祭壇の前。 )』 [Wed 23 Aug 2006 02:50:07]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 *とほうにくれている。 』 [Wed 23 Aug 2006 00:44:30]
◆セレス > ( 世間一般の皆様はどうやってこういう状況を乗り切るのだろうか。 未だにその辺、分からず。 道を覚えるとか地図を見るとか、そもそも外に出て一人で歩くという事自体が稀な生活をしている所為か、特に縁が無かった。 どこかに行く目的があれば誰かが案内してくれるし、馬車だって用意される。 外出といっても大抵は聖教会かクリスティア国内のごく一部の施設ばかりで。 其処でも矢張りだれかの後ろについて歩いていれば目的地に辿り着くのが常。 聖教会の聖女管理上、地味に失敗してしまった部分である。 矢張り人としてその生活は歪過ぎるのだろう。 ) ――――――――。 ( *かべのまえにいる。 ) [Wed 23 Aug 2006 00:40:11]
◆セレス > ( 廊下は静まり返っている。 覚束無い足元を意識しながらゆっくりと絨毯を踏みしめて歩き、窓の外を眺めながら歩く。 まだあちこち動かすと痛い所はあるが、しばらくしたら治るだろう。 さて、そんな事より。 ) ――――――此処、何処でしょう。 ( 例によって例の如く、道に迷っていた。 辺りを見渡してもいまいち見覚えが無いところ。 宛がわれた個室を目指しているつもりだが、はっきり言って勘である。 そろそろ知っている辺りに出ても良いかな?程度の。 ) ……言い訳をするならですね。 ( 独り言が始まった。 ) 朦朧としたまま担ぎ込まれてそのままこう、さっきの知らない部屋を用意されていたわけですよ。 ( ゼスチュアを交えつつ。 ) それから1度も部屋から出ませんでしたし。 ( 正直此処がどの辺りだか見当もつかない。 ) [Wed 23 Aug 2006 00:30:14]
◆セレス@隔離された個室 > ――――この部屋を片付けておいて下さい。 一端部屋に戻って報告書を纏めます。 それと…責任職の方に無事浄化が終わったと伝えて下さい。 ( 隅々まで身体を拭いてもらって軽く香水を振ってもらい、念入りに脚のマッサージを受けながら腕や肩を解す。 御休みになられませんか?と問われれば、今の今まで横になっていましたと笑った。 さて…一先ず此処を出ようか。 あまり音がしないし多分外は夜だろう。 ) [Wed 23 Aug 2006 00:15:53]
◆セレス@隔離された個室 > ( 不意にお腹の辺りにあった呪いの残り火がふっと消えたのを感じた。 自分が吸収した「それ」が何処に行くのか知らない。 浄化されて消えてしまうのだろう。 部屋の外で待機する聖教会派遣の修道女に声をかけて浄化が終わった事を告げると、扉が開かれた。 床に転がった半裸のままの姿も彼女らには見られ慣れたもので、手枷足枷が外されるのを待った。 肩を借りて立ち上がり、いったん全ての装具を脱がしてもらう。 聖域の中で呪いが体内に残っていない時しか脱ぐことができないもので、いつもこういうタイミングでついでに身体を拭いてもらっている。 長らく自分の足で立っていなかった所為で、足があまり動かなかった。 ) [Wed 23 Aug 2006 00:07:03]
◆セレス@隔離された個室 > ( この部屋を出たら先ず、事の次第を説明しなければならないだろう。 何処から話して良いかなかなか複雑な経緯だが――――…一番迷惑をかけたエクソシストの彼女にも直ぐに謝りたい。 おぼろげな記憶ではあるが、あの雨の中相当無理をさせてしまった筈。 そのうえ、多分今此処でしている事は隠匿され、事情の説明も後回しで姿も現さず――――。 ) ……怒っている、でしょうか。 ( 嫌われたかもしれない。 迷惑だ、と遠まわしに距離を置かれるかもしれない。 嫌な想像ばかり働いて俯き、あまり考えない事にした。 こうして延々閉じ篭っているしかない事は日常茶飯事で、その間延々と悪い方向に想像を膨らますのは不毛だということを嫌というほど知っている。 ) [Tue 22 Aug 2006 23:46:46]
◆セレス@隔離された個室 > Chorus Angelorum te suscipiat, et cum Lazaro quondam paupere, æternam habeas requiem. ...Kyrie eleison. Christe eleison. Kyrie eleison. ( 大聖堂関係者以外立ち入り禁止の区画奥。 さらに立ち入りを制限された暗い一角にか細く祈りの声が響く。 天国があなたを迎えますように。 永遠の安息を得られますように。 そんな内容の短い言葉。 本来なら出棺の時に唱えられるようなものだが、彼の母親がまともに葬儀をしてもらえたとは思えない。 今此処で祈ってどうなるとも思えないが、誰にも祈ってもらえない死は、悲しいものだ。 ) [Tue 22 Aug 2006 23:33:53]
◆セレス@隔離された個室 > ( いつ頃からああしていたのだろう。 本当の母親はどうしたのだろう。 彼はこれからどうしていくのだろう。 怨まれているだろうか?憎まれているだろうか? それでも、彼とその母親の悼みの為に祈らずには居られなかった。 ) ......In Paradisum deducant te Angeli in tuo adventu suscipiant te martyres...et perducant te in civitatem sanctam Jerusalem. [Tue 22 Aug 2006 23:27:13]
◆セレス@隔離された個室 > ( アクシデントは多々あったけれど、どうにか呪いの浄化は終わりそうだ。 大聖堂という聖域がこの身を護り、十分な休息を得る事が出来れば体力は回復し、意識も長時間保っていられるようになる。 相変わらず鎖で壁に繋がれ、手足を拘束されてはいるものの、口枷と目隠しはもう外しても大丈夫なようだ。 楽に呼吸出来るようになった分、ものを考える余裕も出てくるというもの。 それで、先ず最初に思ったのは――――――。 ) あの方、その後どうしているでしょう――――。 ( スラムで自分を監禁した人物。 名前も知らない男性。 母親だと信じていたものが悪魔の成り代わったものだという悲劇。 薄々気付いていたのではないだろうか? 今思えば彼の行動もあの部屋も、そんな匂いがした。 「母は病気だ」と言う反面、パプテスの関係者に「診てくれ」というのだ。 ) [Tue 22 Aug 2006 23:14:02]
お知らせ > セレス@隔離された個室さんが来ました。 『 峠を越えた、という感じ。 』 [Tue 22 Aug 2006 23:04:55]
お知らせ > クロスさんが帰りました。 『―――掃除は長い夜になる。』 [Sat 19 Aug 2006 22:00:20]
◆クロス > (此れだけ丁寧に作られているのだから掃除する際にそれに相応するくらい丁寧に遣ろうとする。幾つか単純な手順を繰り返してから壁や装飾を少しずつ綺麗にはなってきたのだろう。けれど大聖堂は広すぎるのだから数百人くらいは呼ばなければ終わらないんじゃないのだろうかなんで思った。そして高い天井に見上げてみれば天使の形態に開放をしなければ掃除できないんじゃないか、と苦笑を混ぜて呟いていた。) 広すぎるって凄いね・・・、 (また微笑を浮かべていた。それだけ心が清らかな人間が多く居るって言うことの証にも見えてしまうから余計に嬉しく感じてしまう。埃などで汚れてしまった雑巾は水入りバケツに静かに沈めて行く。それからモップの毛糸の先っぽだけ濡らしてから床の掃除を始めようとする。それと掃除に飛んでやった方が速そうだなんで思った人が此処に居る。人じゃなくて天使だろ、は勘弁してください。) [Sat 19 Aug 2006 21:54:23]
◆クロス > (精巧な装飾を取り付けられた壁を改めて見直せば綺麗な形をしていて目に捉われそうな感覚が煽われる。) ――凄いですよね、此れだけ作れるんだし (口元には微かな笑みを浮かべた。無意識に綺麗な装飾に手を伸ばして優しく撫でる様にしていた。見惚れてしまっている自分に自覚をすれば慌てて濡れた雑巾を手にして傷一つ付けてしまわないように気を遣いながら掃除を繰り返そうとせん。湿ってしまわないように乾いた雑巾で二度拭き直していた。) [Sat 19 Aug 2006 21:45:02]
◆クロス > えーと、この辺で始めましょうか (人の気配が少ない上に通る人もすく無さそうな殺風景に近い廊下まで到着すれば立ち止まってから確認をするように周囲を見渡って一言を呟いた。それと同時に水の入ったバケツを揺らさないように丁寧に降ろして、モップを適当に床に置き遣れば雑巾を手にして水に突っ込んでから引きずり込んでか弱き力で搾り出す。) ここまで広すぎると寂しいですねー・・ (本音を呟いた。実際に人の気配をする以前に空間が広すぎて寂しいのが現実であった。拗ねたように口を小さく尖らせていながら明後日の方向に見遣っていた。搾り出した雑巾を確認するように伸ばしてビシビシっとさせてから立ち上がっており、精巧に作り出された装飾だらけの壁に立ち向かおうとせん。) [Sat 19 Aug 2006 21:36:30]
◆クロス > (大聖堂に寄って用事を済ませてから仕事と義務の為に外出をしてみようと扉を開いてみれば先ほどまで快晴だった筈なのに見事なまで豪雨だったのだ。無理して外出をして風邪でも引いて次の仕事に支障が出てしまえばそれこそ取り使えしがなくなる恐れがあった。だからって何もせずにいる自分が腹立たしく思える為にシスターにお願いを申し込んでみれば掃除の手伝いくらいは遣らせてもらえた。汚れてしまわないように気を遣われてかエプロンまで貸してもらえた。女性が着るフリフリのそれに絶句を下側がままはいえないし寧ろ感謝しなければならない立場なのだ。頭を下げてから感謝の言葉を心を込めて送り込める。) ――――、ついていないな (エプロンを掛けた銀髪の人が水の入ったバケツを手にして雑巾やモップを抱えていた。誰に問い掛けるわけでも切実に独り言を呟きかけていたのだった。大きな窓を通して雨を降り注ぎ続ける夜空を見眺めていた。) [Sat 19 Aug 2006 21:27:28]
お知らせ > クロスさんが来ました。 『――大廊下を掃除する人物。』 [Sat 19 Aug 2006 21:19:23]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( 止まない雨。子守唄にはまだ煩い。 )』 [Sat 19 Aug 2006 03:30:56]
◆維言 > ……そんな。落雷で倒れた木の話じゃないんだから……と言います。 ( 観測されないものは、存在しているのか否か。 小難しい命題は余り好きじゃない。だから、聞いても直ぐに忘れてしまったんだろう。 身体の中に溜まる自然な熱気を追い出すように大きく息を吐いたら、視覚と一緒に意識も閉じよう。 …どうせ休養代わり。壮健に戻ればまた、何か仕事は入るのだから。 今わずらうのは、勿体無いだけ。 ) [Sat 19 Aug 2006 03:30:34]
◆維言 > ( 頭を枕から持ち上げて、結び目に手探りで触れる。これを解いてみればいい。解けば―― ) ……ぬぅ。 ( …また、サイケデリックな世界にご招待される危険性。視覚を閉じざるを得ない現状はもどかしいが、あれも嫌だ。これまで認識していたものと違う世界は眩暈がする上、最大公約数に乗らないのだから―― 視覚の意義もまた微妙。 ) 見えないものだけが見える目でも、意味は無い。難しいと言うよりは、面倒臭いと言います。 ( 公約数。 最大多数の最大幸福とは、何処の誰かの言葉だったか、忘れたけれど。 目隠しから手を離すと、寝台の上に腕を投げ出す。 …感覚としては仰向けになっているから、本来ならこうして眺めているのは天井なのだろう。 否、見えないだけで存在はしているのだから、変わりは無いのか。 ) [Sat 19 Aug 2006 03:05:47]
◆維言 > …寝る時くらい外した方がいいんじゃないかと言いたい所ですよ、我ながら。 ( ぐたりと力を抜くと、手足が重い。湿気に纏わり着かれているかのように。 開いていても布の裏地しか見えない視界を、瞼で閉ざし。唇に触れる嘆息が熱い。 ) …無理ですね。覚醒はどうしても目を開けてしまいがち―― 念には念をですか、がっでむ。 ( 暗い虚空に吸い込まれていく呟きは、納得しているのやら、いないのやら。 双眸を覆う目隠しに触れると、その奥。眼球の奥が鈍い痛みを訴えてきて、呻きが漏れる。 …でも、それ程酷い訳じゃない。その気になれば、そろそろ見るくらいは出来る、筈。 ) [Sat 19 Aug 2006 02:58:24]
◆維言 > ( 目を覚ますと、真っ暗だった。 目の前にある得体の知れ無い圧迫感に反射的に手を伸ばし―― …触れる布の感触に、これが何かを思い出す。 夏の熱気の所為とも違う嫌な汗が、首筋を伝うのが分かって。寝台の上で脱力した。 ) ……は。 ( 寝台―― そうだ。此処は大聖堂。臨時で借り受けている僧房の一角。 意識の覚醒から呼吸数回分の間を置いて、緩々と認識が戻ってくる。 ) [Sat 19 Aug 2006 02:53:54]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『( 雨音。 )』 [Sat 19 Aug 2006 02:51:42]
お知らせ > クロスさんが退室されました。 『――手伝えることを手伝わせてください。』 [Fri 18 Aug 2006 21:48:31]
◆クロス > ―――・・ (傘を持ってくるの忘れたらしく真面目に困っていた。大聖堂に居座り過ぎなければよかったのだと軽く後悔した。後悔をしたからといって何も変わるわけでもなく次の失敗をしないように傘を持ち歩くようにしなければと内心で誓う。そうして遣るべきことを思い描きながら出来ることは無いのだろうか、と呟きながら立ち上がった途端。大聖堂の内部へ立ち入らんとするように立ち向かってから扉に手を掛けた。) [Fri 18 Aug 2006 21:48:15]
◆クロス > それでも来る人は絶えない (大聖堂に訪れ続けている人々が減るにしろ増えるにしろ救いを求めてか来る事には変わりが無い。訪れる人達と視線が重なってしまえば微笑を浮かべずに頭を多少下げていた。) 天気が最悪のままだったらどうしよかな―・・ (無理して仕事をしていても失敗をしてしまう恐れがある。無理をせずに引き返すということも重要でありある意味では勇気ともいえる。この場合はどちらにも考えが当て嵌まらないだろう。眉間を寄せて困り果てたように軽い苦笑を零して見せていた。) [Fri 18 Aug 2006 21:42:39]
◆クロス > (天使にとっては聖域である大聖堂の付近にいた。正確に言うと大聖堂に入るために必要な扉の間近に黒い装束を着た男らしかぬ女らしかぬ人が長椅子に腰を降ろしていた。大きく息を吸えば聞こえてしまいそうなほど大きい溜息を零していた。) ――・・災難ですね、天気は気紛れですねー・・ (腰を降ろしていた人、疲れを溜めてしまわないように楽を求めてか後ろにある白い壁に凭れ掛かる。そして手を祈るように合わせて組んでから膝の上に置いていた。) [Fri 18 Aug 2006 21:34:42]
お知らせ > クロスさんが入室されました。 『聖なる大聖堂の付近に―――』 [Fri 18 Aug 2006 21:28:42]
お知らせ > クロスさんが帰りました。 『―――見えぬ闇に立ち向かおう』 [Thu 17 Aug 2006 21:37:32]
◆クロス > そろそろ――・・行きましょう。 (夜空に輝き続ける月から視線を逸らせば唐突に足腰を立ち上がった。腰後ろに纏い覆われたスカートに付いた汚れを叩き落とすようにした。叩いている途中で黒い装束のあちこちに汚れが目立っていることに気付いてから叩き落とそうと繰り返していた。) 汚れていたら、・・―――なんというか。 (とにかく清潔にしていた方が良いだろう。と自問自答をして納得をして見せよう。シスターもミスターも毎日が大変で頑張っておられるのだから人間は尊敬が出来る。そこで微笑を唇に浮かべ上げていた。) [Thu 17 Aug 2006 21:30:57]
◆クロス > 紅い柱なんか行くより――・・ (安全が優先ですし、実際に暗黒街で魔人が死に至った同時に多くの悪魔が見かけるようになった。魔界から来た下種な魔物が暗黒街で群れているのだろうか分からない。手を解けば顎を添えるように静かに手を伸ばさんとしてから続いて言葉を放つ。) 団体より単独の方が多いですし・・、 (一斉に一掃出来ないかな、と偉い物騒な閑雅を浮かべていた。持ち前の速さを持っているから余計に自信を持ってしまっているのだろう。真面目に困り果てた顔を浮かべながら月に問い続けていた。問われる月の身にもなれ、と言われても仕方あるまい。) [Thu 17 Aug 2006 21:12:45]
◆クロス > まだ明る過ぎますね (もう少しかな、と付け足す。首を傾げて見せながら夜空に輝き続ける月へ問う。ロマンとかそういうのは考えていない相手が居ないだけなのだからしょうがない。 そして大聖堂の噴水に訪れたのも気分が爽快になってくるし疲れが癒されてくるような感じ。本来は人間では無くて天使なのだから聖なる力が満ちた大聖堂は天使にとって聖域だと思っても良いかもしれない。) ――ずっと、このまま居たいな (冗談を雑じりに微笑を浮かべて漏らした。が、それもすぐに闇の中に消え去ってしまう。手を重ね合わせながらも夜空にある月へ語り続けよう。) [Thu 17 Aug 2006 21:01:04]
◆クロス > (大聖堂に立ち入るのに不可欠である扉から、少し遠い場所に離れたところにある噴水にて座っている人間が一人いた。暑苦しそうな黒い装束を着こなして隠すところを隠していた。未だに新しく取り替えた様子が無くて少し擦り切れとやら汚れがあるだろうか気にしてない。) ――― 良い天気ですねぇ (噴水の縁に腰を降ろして、すっ呆けたような表情を浮かべて夜空に見上げていた。気が抜けたかのような一言をポツリと零して見せていた。) [Thu 17 Aug 2006 20:50:33]
お知らせ > クロスさんが来ました。 『―――少し離れた噴水』 [Thu 17 Aug 2006 20:45:37]
お知らせ > セレス@隔離された個室さんが退室されました。 『 ...to be continued 3rd night. 』 [Thu 17 Aug 2006 03:23:12]
◆セレス@隔離された個室 > ( 其処から先はただひたすら自罰の時間だ。 考えまい考えまいとすればするほど欲求を思い描き、否定しても否定してもそれが酷く魅力的なことに思えてしまう。 楽な方へ、楽しい方へ、気持ちの良い方へ。 何故それがいけないのかと一瞬でも思えば、呼応するように体内のドス黒いものが暴れだす。 呻き声を嘲笑うみたいだ。 廊下にまで響きそうな嬌声が一際大きくなると、明り取りの窓が外側から閉じられる音がした。 あとは、またじりじりと時間が過ぎるのを待つだけ――――――。 ) [Thu 17 Aug 2006 03:19:12]
◆セレス@隔離された個室 > ――――――っウ…ウウふッ…!!! ( 不意に襲う内側からの痛みに悶え、額を石畳に押し付ける。 口枷の端から毀れる涎がつぅ、と糸を引いた。 この街に来るといつもそうだ。 泥泥と浅ましく欲を抱き、際限なく欲しがるようになる。 与えられた環境に対して不満を抱き、もっと、もっと、と欲しがるようになる。 クリスティア人の一部がヴェイトス市の話をする時、あの街は欲望塗れの醜い街だと唾棄するが、それに感染するのもあっという間ということか。 呼吸を整えようと意識して、戒めるように心の中で何度も主の名を呼び、這い蹲った。 ) [Thu 17 Aug 2006 03:11:32]
◆セレス@隔離された個室 > ( 特定の誰かと仲良くなる、という事がそもそも今まで無かったからか。 いつも世話をしてくれている修道院の世話係も、修道院の院長も、何か自分達とは別のものを敬うような態度で接してくるし、最小限の接触しかない。 聖教会の司祭さまは滅多にお会いする機会もなく、やはり「親しい」というよりはどこか事務的。 招かれて聖教会まで赴けば、仕事の話に終始するのが殆んどだ。 だから―――彼ら彼女らの前でどんな姿を晒そうと、それをさせているのは貴方達だ、という感覚があったのかもしれない。 彼らによって糧と使命を与えられる身の上、感謝こそすれ、怒りも怨みもしない。 ただ、やっぱり彼らにとって自分は“セレス”ではなく“聖女認定”なのだろうと、思う。 ) [Thu 17 Aug 2006 03:03:48]
◆セレス@隔離された個室 > ( 今は夜だろうか? 比較的涼しく、人の足音と声がしない。 かなり遅い時間かもしれない。 うっすらと記憶している限り、ごく一部を除いて此処は立ち入りを禁止されているというのもあるかもしれないが。 高位の司祭様や管理職クラスの一部以外はこの部屋で何が行われているかも知らないし、行方不明になっていた聖教会の聖女認定に関しては「前もよくいなくなっていたし」程度の認識かもしれない。 ) ――――――……ン…くふゥ。 ( 口枷が少し息苦しくて声が洩れた。 正直――――この姿をあまり見られたくないと思った。 自分にとって当然の姿であり、そういう仕事だと認識していたものが、この数日で急に浮世離れして思えて。 特に此処で仲良くなった人達に見られるのは、恥ずかしいとすら思う。 疚しい事をしているわけでもないのに。 ) [Thu 17 Aug 2006 02:55:04]
◆セレス@隔離された個室 > ( 闇の中、不意に眼を覚ます。 どれくらい眠っていたのか分からないが、どのみちこうして手足を拘束されて眼と口を塞がれているという事は、浄化は終わっていないということ。 お腹の底に残る残留を融かすように、ただじりじりと待った。 もともと吸収した呪い自体は大きなものではなかったし、今日は比較的苦痛は無い。 床に投げ出されたこんな状況であっても、少しは体力も回復してきているようだ。 大聖堂、というだけのことはある。 負担は少ない。 ) [Thu 17 Aug 2006 02:45:53]
お知らせ > セレス@隔離された個室さんが入室されました。 『 Alternative scape/Purification 2nd night. 』 [Thu 17 Aug 2006 02:41:27]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『 だからって後悔ばっかりも癪なんですのよね…。( 遠ざかる足音と、呟き声。)』 [Wed 16 Aug 2006 04:43:12]
◆サンク > ( 聖女からはまだ事情は語られていない。今は室内に閉じこもっているとの話――…休ませたいと思うのが私情で、説明を欲するのが公。 矛盾のようで、結局どちらも己。 ぐしゃぐしゃともう一度髪をかき回すと、蝋燭の元へと歩み寄って、吹き消した。) ……一つずつ。順番、に。( 焦っても仕方ない。 聖教会関連の何事かも、吸血鬼の情報も、アマウラからの噂も。 ――…嗚呼。聖堂からも誰かに調査に出て貰えればよかったのかもしれないが。) ……今からでは、少し遅いですか。( ならば、どう備えるか。 ――…予感ばかりを理由にしてはいけない。それは分かっているが。) [Wed 16 Aug 2006 04:42:54]
◆サンク > ――…御無事だったから、良かった…もの、の。( 礼拝席の上で膝を抱え込み、きり、と指先を噛み締める。多少行儀の悪い格好だが、取り合えず見ているものが無いから良し。いいのか。 脳裏に過ぎるのは、クリスティアからやって来た聖女認定。行方不明と聞いた時には、正直背筋が冷えた。 前の滞在の時にもあったとは聞いていたが――聖堂のエクソシストに連れ帰られたとの事で一安心ではあったが。しかし。) ―――――。( クリスティアの聖女とは顔見知り。彼女自身は至極素直な可愛らしい女の子だと思うし、好ましくもある。 私の部分が覚える純粋な安堵と、聖教会に対する致命的な隙を作らずに済んだ打算とが両立するものだから、我ながら頭が痛い。) ……我ながら属っぽいとかいうのは、置くとしまして。 [Wed 16 Aug 2006 03:18:06]
◆サンク > ――…クリスティア。聖教会。( 件のシスターとその教育者に任じられたシスターの二名が、クリスティアに向かっているとの事は聞いている。正確には、任意同行だったのかはわからないのだが。喋れない――否。喋らない聖歌隊所属のシスターは、最初一人で旅立ったそうだから。彼女の性格からして、最初から同行する予定だったのなら、バラバラに動く事は考え辛い。面倒見のいい女性という話。 ――…無事に二名ともクリスティアに到着したのなら、此方にもその旨報告して貰えるように、聖教会宛てに一筆したためるか。 ――…それに。) [Wed 16 Aug 2006 02:42:08]
◆サンク > ( 此処数日、奇妙な出来事が立て続けに発生している。 聖堂所属のシスターが報告した吸血鬼の話。その時のシスターの行動。 アマウラの方から伝わった「赤い柱」の噂、それに関する調査隊の依頼。 クリスティア聖教会から予定外の聖女の訪問。そして、行方不明――。 事前にざわつく奇妙な予感を感じていたかなんて、所詮個人的な予感に過ぎないが。偶然も此処まで重なれば大したもの。否―――。) 因果があると考えた方が、妥当? ――…馬鹿ですか私は。嗚呼、何か、去年もこんな事を考えていた気がする。( ぐしゃりと前髪を掻き上げる。 昨年にもあった吸血鬼発見の詳細報告。 吸血鬼も夏の暑さに惑って尻尾を出し易くなる? 考えかけて、己の思考の瞑想っぷりに頭を振る。) [Wed 16 Aug 2006 02:34:28]
◆サンク > ( 人気の無い礼拝堂。本来ならばもう灯りも落とされて然るべき時間帯ながら、まだ灯火は途絶えずに。 人気の無い伽藍の中、礼拝席の最前列に陣取って、腕組みする影が一つ。 まだ子供らしさの残る――…と言うよりは、子供そのものに違いない顔に浮かべるのは、不似合いな苦渋のそれ。) [Wed 16 Aug 2006 02:29:05]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( 渋面。)』 [Wed 16 Aug 2006 02:27:10]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 助けて欲しいと、初めて心の底から思った。 』 [Wed 16 Aug 2006 00:56:32]
◆セレス > ( 知らないことが多すぎる。 分からないことが多すぎる。 出来ないことが多すぎる。 多くを望むわけではないが、あまりに――――自分は、なにか色々なものを欠落させているんじゃないかと気付いた。 ただ生きている間になるべく多く不幸の種を取り除きたいだけなのに。 1つでも多く悲しいことを地上から消してしまいたいだけなのに。 結果はどうだ。 今度の事で誰か一人でも微笑んだだろうか? 聖教会の命に忠実であれば良いのに、無知なくせに勝手に動き回って周囲を困らせただけ。 こうすれば良い、なんて勝手に判断して他人に痛みを与えただけ。 そんな気がしてならない。 ) [Wed 16 Aug 2006 00:52:23]
◆セレス > ( 行方不明の事情はまだ話していない。 感情を整理するのに時間が欲しくて半ば無理矢理先送りにしたのだ。 押しの弱い聖女にしては少し強引に、そうした。 雨の中自分を抱えて運んでくれた彼女にも申し訳ないけれど、結局、自分は、なんなのかと、酷く落ち込んでいるのが実情だ。 昨晩までの痛みに比べれば余程大した事の無い呪いの残骸を相手に床の上に転がり、頭の中は相変わらずごちゃごちゃと混乱していた。 ) [Wed 16 Aug 2006 00:38:30]
◆セレス > ( 一晩行方を晦ました聖女が真夜中、エクソシストに抱えられて帰ってくると、既に「一仕事」した後だった。 酷く消耗しているのとはまた別件で、食事と水を与えて暫らく休ませ、聖域である大聖堂で痛みを和らげた後、本人の意思で直ぐに儀式に入った。 疲労は抜けきっては居ないが、なにより浄化を終わらせない事には復調もままならない。 最優先事項。 「幾らか休みましたし、ここでならだいぶ楽ですから」と力なく笑って暗い個室に入った。 ) [Wed 16 Aug 2006 00:30:23]
◆セレス > ( 娘――――聖教会認定聖女セレスティアは特殊な存在である。 「呪い」「祟り」に分類される現象を察知し、自らの体内に吸収、消滅させてしまう奇跡のような力があった。 それは聖女にとっても苦痛を伴う事だったが、その身が役に立てられるのならと自ら望んでそれを続けている。 淫猥な拘束衣は吸収したものを暴走させないための聖衣。 呪いの浄化には時間がかかり、その間聖女の肉体を補強し、支えるもの。 自らの意思で脱ぐ事もままならない。 手足の拘束や眼と口の封印も同様の効果があった。 「中に封じ込めておく」という精神的な意味合いが強いものかもしれない。 ) [Wed 16 Aug 2006 00:25:29]
◆セレス > ( 奥まった一室は、予定外の来訪以来ここに滞在している聖教会の使者に見張られ、用の無い者を遠ざける。 室内で行われている事は聖教会でも隠匿されている特別な儀式であり、誰にでも見せることの出来る事ではなかった。 ) ( 黒い革の拘束衣を着せられた娘が一人、金色の5本の鎖で壁に繋がれている。 右手首と左足首、左手首と右足首を交差するように後ろで繋がれ、目隠しと口枷をつけられて床に転がっていた。 それが「儀式」だ。 ) [Wed 16 Aug 2006 00:18:11]
◆セレス > ( 聖堂から離れ、教会関係者以外の立ち入りを禁止された区画の一室。 貸し与えられた部屋の中、人の気配が1つ。 壁に掛けられた灯りは消され、がらんとした室内には家具の類も無く。 時折ちゃり、と音が立ってはくぐもった吐息が洩れ、また沈黙する。 そんな時間が何時間も続いていた。 幸か不幸か室内の人物はどれくらいの時間が経過しているのかもわからず、ただずっと其処に、一人。 ただそれが終わるのを待つばかり。 ) [Wed 16 Aug 2006 00:11:38]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 浄化結界 』 [Wed 16 Aug 2006 00:04:43]
お知らせ > 黒江さんが退室されました。 『( 真実を知ったら、卒倒すると思う。 )』 [Mon 14 Aug 2006 19:13:44]
◆黒江 > ( 真逆、そんな大量の聖水を持ち出した相手が目の前に居るとは露知らず。もう一度礼をして見送ろう ――― さて、金であるが。仮令微量とは言え寄付は寄付である。そんな、ポケットマネーにしようなんて大それた考えを抱く訳等無いが ――― 取り合えずポケットに仕舞い、壁に立てかけたままの箒に手を伸ばした。で、掃除が終わる頃に忘れていなければ ――― 戻る道中に出会った神父様にでも渡すのであろう。『寄付だそうです』と言う言葉と共に。 ) [Mon 14 Aug 2006 19:13:34]
お知らせ > ナナオさんが帰りました。 『(再び豪雨の中へと消えていく)』 [Mon 14 Aug 2006 19:09:12]
◆ナナオ > (その2枚が、シスターの手に渡ると、幾らか女の顔は軽いものになろう。 「呼吸を思い出した」そんな顔で、ゆるく細い深呼吸を一回) …… では。(目礼) 行ってまいります。 (過去に何リットルかはさておき、タプンタプンに持っていた事がある赤毛は、そのシスターに会ったら、微笑もうと思う。 今は知らない物語―― 一度十字を見上げると、踵を返し) [Mon 14 Aug 2006 19:09:00]
◆黒江 > ( 仮令1エンだろうが寄付は寄付だ。少しでも恵まれない人のためになろうと思う心にケチを付けるなんて聖職者として失格である。何か違うとか言う突っ込みは承っておりません。おりません。 ) ――― 略式ですが、受理させて戴きます。有難う御座います ( 銀貨を二枚受け取った後、ぺこりと頭を下げた。ちなみに此の見習い自身は、2ℓばかり持って行った猛者との面識など無い。ただそういうトンデモ話は、何処でも直ぐ噂になるものである。仮令それが大聖堂だろうと。と言うか極最近持ってったシスターが居るとか言っても信じてもらえないと思う。否、知り合いなら信じられたりするんだろうか。さて置き。 ) [Mon 14 Aug 2006 19:04:13]
◆ナナオ > ………喜捨、寄付――…お金でいいんですかね。(やはりそういう物になるのかと思った。聖水一本はどれくらいだろう?――でも、それを置いて行けば、貸し借り無しになるのなら、幾らか気分が楽になる。 一方的に貰うだけでは無い。 右手を懐の中にいれると、銀貨二枚を取り出し) ―――。 (「代金です」とは言わないが、まるで、そのように差し出した。二gも持っていった猛者がいるのか! だれのことかはしらないけれど!(棒読み)もしそれを聞いたら、ちょっぴり過去を思い出して、銀貨が四枚になっていたかもしれない。) ナナオ=サムイールは、銀貨二枚を協会に寄付します。 (寄付とも呼べぬような些細な金額。――銀貨1000エン合計2000エン。) [Mon 14 Aug 2006 18:57:34]
◆黒江 > ( そんな言葉が聞こえたら、悪魔憑き以前に狂人の方向性を考慮した方が良いと思う。って言うか、彼女なら間違い無く悪魔憑きより狂人の線を推す。あれ? ――― さて置き。疲れたのは主に掃除が終わっていなかった事に対する説教とか問答とかその辺から来た物である。が ――― 全部舞台裏の事であったゆえ、判らないのも仕方あるまい。取り合えず聖水って祝福されてる以外は普通の水だと思う。取り合えず放心していたとか何とか、別に疑問を抱かないのが見習いくおりてぃ。そんな物は棄ててしまえ。 ) ――― はい? ( で、本の少しぐったりした声を返す頃には次の言葉が飛んできた。シスター は こうちょくした! ) ………え、えっと、ですね。別にそう言うのは必要ないとは、思いますが ――― 教会への寄付、寄進等は随時承っているはずです。はい。 ( ――― 何か見当違いの言葉を返しているように聞こえなくも無い。って言うかバリバリ間違っている気がする。そも、聖水渡したから何かよこせとか言うほど大聖堂はケチケチして無いと思う。前に2ℓばかり持って行った猛者も居たはずだし。 ) [Mon 14 Aug 2006 18:45:44]
◆ナナオ > ―――……(【クイックレスポンス発動中】)(その間、此方は濡れた外套のおかげで長椅子の上に座ることも出来ず、この協会の中心にある剣――十字を見上げていた。何が起こるわけでもない。試しに呼びかけて見たが、当然返事も無い。尤も此処で「へ、へ、へんじがきこえたぞ!」なんて言い出したら間違いなく悪魔つきとか言われそうだ。 何て、物騒でけしからん想像をしていたが) ――…。 (頭の悪い頭の中身はともあれ、十字を見上げて、ぼんやりと放心しているように見えることだろう。 今度は足音では気づかず、声で漸く気が付いた。振り向いて) あ。 あー…(聖水をどうやって作るか知らないが、なんだかとっても疲れている。 聖水を『作る』という作業は思いのほか疲れるものらしい――なんて考えている。まさか、問答で疲れたなんて思って無いね! しすたー が ぐったりするほど がんばるから せいすい は すごいんだな! くらい思ってる。る。) 有難うございます。これで、心置きなく旅立つことが出来ます。 (幾らか重くなった皮袋を両手で受け取り――) ―――。 ――。―。 シスター。(不意に顔を上げて、視線を合わせようとする) 聖水を「借りた」代わり――代金や、花か何か…私は捧げるべきなんでしょうか。(素っ頓狂な問いを飛ばした) [Mon 14 Aug 2006 18:36:29]
◆黒江 > ( 術名でも技名でもない。が、そんな風に聞こえるのもまた事実だ。嘘、大袈裟、紛らわしいはこの世から消えてなくなるべきであるが、今のは軽い不可抗力と言う奴である。笑って許してくれるととても嬉しい。と、言うわけで舞台裏。掃除は終わったのですかとか問答とか軽い説教とか色々あって ――― 十と数分後。戻って来たシスター見習いは、少々やつれたようにも見えなくも無い。受け取った時よりも重くなった袋を、相手に向けて差し出すであろうか。 ) ――― 此方で、宜しいかと存じます。 ( シスター(?) は せいすいをさしだした! とか言う文字が見えても気にしてはいけないのである。 ) [Mon 14 Aug 2006 18:28:48]
◆ナナオ > あぁ……いえ。何も調べずに、自分の予定だけで飛び込んだのは此方です。どうぞお気になさらず――では、宜しくお願いします。(六角の掌程度の小瓶を皮袋の中へと再びいれると、袋ごと手渡した。) (▷ シスター の クイックレスポンス 発動)(何て文字が見えたのは秘密だ。 だって、術名みたいだったから――) [Mon 14 Aug 2006 18:21:42]
◆黒江 > ――― 申し訳、ありません。何分見習いの身の上、出来る事にも聊かの制約が御座いまして……… ( 祝福、聖別の類の行為が出来るのであれば確かに話も変わったろう。相手も困らずに済んだやも知れぬ。が ――― 現実をそう容易く変える事は出来ないのである。合掌。[>シスター は ちょっとへこんだ! ) 判りました。少々お待ち頂けますか? ( 取り合えず、先ずは相手の近くに近付いて ――― その後、瓶を受け取ろうと手を伸ばすであろうか。若し受け取れたなら、クイックレスポンスで直ちに奥へと引っ込む所存。 ) [Mon 14 Aug 2006 18:17:21]
◆ナナオ > ああ――……それは…(「困った」とは言葉には出さないが、表情に出ていた。眉を寄せる。だが、武器を此処においていくなんて事は出来ない。なんせ今夜出発だ。『▶それを あずけるなんて とんでもない!』と、言われてしまう。※誰に※ ) 仕方ありません。祝福を受けるに値するほどの縁が無かったんだろうと諦めることにします。 では、聖水だけでもお願いします。 ( と、皮袋の紐を解いて、入っていたガラスの小瓶を二つ見せながら差し出した。) [Mon 14 Aug 2006 18:12:23]
◆黒江 > ( 傭兵、ゴロツキ、犯罪者。誰だろうと取り合えず迎え入れてしまうのが教会である。実際には、犯罪者だったりしたら通報されると思うが ――― 多分目の前の人物は犯罪者ではあるまい。多分。きっと。そうだといいなぁと言う希望的観測。 ) ――― 聖水の方でしたら、私でも準備は可能ですが……その、祝福の方が。司祭様でもいらっしゃいましたら頼む事も出来るかと思いますが……… ( 少しばかり困ったような、バツの悪そうな表情を浮かべながら言葉を返す。ちなみにそんなこと言われたら『格好と雰囲気は兎も角、頭のハゲは偏見です』とでも返すのだろう。言われて無いから言わないけど。 ) [Mon 14 Aug 2006 18:06:38]
◆ナナオ > お忙しいところ申し訳ありません。 (頭を軽く下げる。赤毛の女――声で女と分かる程度だが――は、腰に大小二本の剣をぶら下げ、傭兵のような出で立ちをしていた) 祝福と――聖水を二瓶ほど譲っていただきたく参りました。 既に色々お聞きだと思いますが、アマウラ方面の調査隊として今夜、ヴェイトスを立つので、出来れば今頂きたいのですが、できますでしょうか。(尚、パプテスの様式にはさっぱりだ。 司祭と神官とシスターの違いを述べよと言われたら、遠慮無く「格好」「頭のはげ」「雰囲気?」とか答える) [Mon 14 Aug 2006 18:01:13]
◆黒江 > ( 呼び止められるまで、存在に気付かなかったのであろう。声の発生源と思しき方向に視線を遣り ――― 箒は壁に立て掛け、塵取は床に置き。其の後挨拶と一礼を。 ) はい ――― こんにちは。 ( 取り合えず、シスターと呼ばれたことには未だ突っ込まないで置くとしよう。恐らく話が在らぬ方向に拗れる。取り合えず、実際の教会には『教会内脱帽』とか注意書きが書かれてたりするのだが ――― 此の世界の大聖堂が如何なのかは定かならぬ。別に被ってても文句は言われないような気もしないでも無い。 ) [Mon 14 Aug 2006 17:52:56]
◆ナナオ > (足音の方へ視線を向ける。 雨に濡れた訪問者は、一瞬目を丸くして) ―――シスター。(呼び止めようと声をかけた。フードもまだ被ったままだという事に気が付いて、片手で背中へと落としながら) [Mon 14 Aug 2006 17:47:19]
◆黒江 > ( 服装だけ見れば、見習いかどうかなんて判るまいが ――― 兎に角、服装はシスターである。箒と塵取持ってるのは御愛嬌。 ) [Mon 14 Aug 2006 17:45:21]
お知らせ > 黒江さんが来ました。 『( …見習いだけどね。 )』 [Mon 14 Aug 2006 17:43:43]
◆ナナオ > (――自分には、ここで十字架を崇めるような気持ちはない。そんな奴でも聖水を手にいれる事は出来るし、祝福された武器は、それなりに?魔を退ける力があるらしい。 いいじゃないか、それで十分だ。『必要だからそうしている』だけだ ――切り離そう。) ……。 (なんて、思っても簡単に「そう」思えたら、思い悩むことなど無くなるだろう。 苦笑いを浮かべるのは、気まずいから。一方的に利用して、返すものがないと云うのはなんだか…良くない。 崇める気持ちも、称える気持ちも無いが――むしろ罵倒してやろうと思う時の方が、自分には多いが――それでも「借りた」なら何時か返さなければいけないと、そんな事と思う。 ) ―――…・・・・・・。 (何を返すべきなんだろうか、ぼんやり考えていたら、右の通路から足音が聞こえた。 シスターだ。 ) [Mon 14 Aug 2006 17:43:12]
◆ナナオ > (外と中の空気が、僅かな隙間から混じって絡んでいくような幻影が見える気がした。――なんとも言えない気分だ。 自分の中の禁忌を犯しているような心地悪さ。誰かを裏切っているような気不味さに、自然と表情は消えていく。 余り、余計なことを考えないようにしよう、と思った。最近ネガティブな事ばかり考える。 もう少しこー…気楽にやっても罰は当たるまい。 きれいに掃除されたタイルを踏みながら頭をゆるく振る。 気を取り直して礼拝堂内を見回した。誰かがいるなら声をかけよう。誰もいないなら、誰かが来るまで待つだけだ。――誰も来ないという事はないだろう。 ) [Mon 14 Aug 2006 17:30:13]
◆ナナオ > (目的は―― 聖水を分けていただく事と、武器の祝福。 アマウラ――古城近くの探索だとしたら、出来る限りのことはやっておいた方が良いだろうと思ったがゆえ。 だけど。 だけど――) ……………。 (塗れた鞣革のフードから水滴が落ちる。足元に溜まった水を爪先で伸ばして) らしくねぇな。 (自分へと。 瞼の裏に浮かぶ色々な「枷」を無視して扉を押した) [Mon 14 Aug 2006 17:23:37]
◆ナナオ > ( 掌に汗が浮いていたから )( 大聖堂の入り口――控えめながらも見事な細工の握り手に、手をかけたまま固まっていたらしい。 夕立の薄暗さが立ち込める廊下――轟々と地面を叩く雨の音に顔を上げる。 ) [Mon 14 Aug 2006 17:10:37]
お知らせ > ナナオさんが入室されました。 『(入る事を躊躇っているのだと気が付いたのは――)』 [Mon 14 Aug 2006 17:07:03]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( かくして急遽、無断外泊まですることになった )』 [Mon 14 Aug 2006 05:11:14]
◆セレニア > ( 突然のクリスティアからの呼び出しは、自分の今回の行動と関係しているのではないかと思う。 …こうした部屋があてがわれたのもそれが原因だし、シスターティフィスにも、司祭様にも怒られた…。 〜大聖堂に比べて柔軟でない聖教会は、ティフィスを呼び出して何か罰を下すつもりかもしれない…。 …彼女の体調は今、万全ではないと言うのに… 自分のした事のために、呼び出されたのかもしれない ) ………。 ( 鞄一つで十分に足りる身の回りの物を、詰め始めた ) ………。 ( 数分とかからずに用意を終えて… 大聖堂に派遣される時、何かの時の為にと審問会が持たせてくれたお金… それに、シスタージャスティスの暗黒街教会に寄付しようと思っていた二万エンを、しっかりとポケットに押し込む ) ( ヴァンパイヤハンターとしての道具は没収されたままで… 中には旅に役立つ物もあるけれど… こんな外出許可が下りるとは思えないから、許可は求めない。 …無断外出とは訳が違うと分かっているけれど… 『シスターティフィスに同行します』 簡単な書置きを残して、朝課の始まった人気の無い大聖堂を抜け出した ) [Mon 14 Aug 2006 05:09:59]
◆セレニア > ( 覚醒状態の、興奮した意識では反発こそするけれど… 無視しないのであれば、それはセレニアなりの慕い方。 扱いにくくとも脈はある。 教育係…精神安定剤代わり… 教会の意図は色々とあったとしても、偶然にせよ間違った人選では無かっただろう。 …【厄介なものに、とりあえず『責任者』を用意しておく】… 面倒を起こさないかと、それを最も心配していた大聖堂が、そう考えてシスターティフィスに自分を担当させたのではと考え… そっと、大事そうに手紙を畳んだ ) [Mon 14 Aug 2006 04:57:47]
◆セレニア > ( 先日辞令の下りたサプライズ人事で、手紙の差出人… シスターティフィスは、自分のマスターとなっている。 …審問官ではない聖女の彼女は教育係であって、自分がクリスティアに居た頃担当した『マスター』とは性質が異なる… クルースニックの運用とは縁の無さそうな人だけれど… それでも、直属の上司である事は変わらない。 …個人的に指示を受けるのであれば、それは審問官でなくとも認識として、『マスター』となる…。 …夜間に無断外出さえするようになった自分では、ただ単にそうありたいと考えるだけかもしれないけれど… とりあえず、基本的には付き従っているべきだ ) ( 『いい子でいるように』 …曖昧な指示を、何度も何度も読み返して…。 勿論『待っていろ』という事なのだと理解しつつ… 厳密に書かない事に何か意図があるのではと思ってみる ) [Mon 14 Aug 2006 04:48:54]
◆セレニア > ( 修道院の奥まった場所にあるこの一室は、個室。 …元は大部屋に詰め込まれていた修道女にとっては、待遇改善か何かに見えるかもしれないけれど… その実は、懲罰房と言うには優しい、反省室的な意味合いの処置。 〜もっとも多少特殊な状態の修道女であれば、このまま、この部屋を宛がわれる事になるのかもしれない。 …スプリングなんて入っていない小さなベッドと、テーブル代わりのサイドテーブル、小さな丸椅子、やはり小さな物入れが一つ… 大部屋よりも個人が占有できるスペースとしてはかえって狭くなったような場所で… 誰にも声をかけられなかったのもあって、暫く考え込むように立ち尽くす ) [Mon 14 Aug 2006 04:01:51]
◆セレニア > ( 朝課を前に起き出した、奇妙な薄紅色の髪と目をした少女は、夜のうちに届けられていた手紙に驚いた ) ………。 ( 普段は無表情なその顔で、緩く目を見張って… その短い一文を、食い入るように見つめてる ) [Mon 14 Aug 2006 03:54:40]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 大聖堂の女子修道院。 奥まった場所にある部屋で )』 [Mon 14 Aug 2006 03:48:28]
お知らせ > ティフィスさんが帰りました。 『(かくして急遽クリスティアにきかんすることになった。)』 [Sun 13 Aug 2006 19:58:29]
◆ティフィス > ( 着替えとお金、寝巻き、それから聖書も忘れずに、ものの十数分で荷物をまとめると、セレニアに当てて手紙を書くことにした。 ) 『しばらくクリスティアにいってくるので、お姉ちゃんがいない間いい子でいるように。』 ( もうなんか簡潔どころじゃない一文でまとめて、あとは聖堂のみんなに挨拶をしておこう。 ) [Sun 13 Aug 2006 19:51:58]
◆ティフィス > ( 考えても仕方がないので、手紙をしまって身支度を始めることにした。とはいえ、クリスティアまでは数日かかる。そのわりに、まとめるほどたいそうな荷物もなくって……こじんまりした簡素な自室を見渡した。 ) [Sun 13 Aug 2006 19:42:42]
◆ティフィス > (ウィンプルで金髪を覆ったシスターは、イスに座って一人机に向かっていた。読んでいるのは、先日聖教会からもたらされた文である。 ) ( そこには様々なことが書かれていたが、要約してしまえば、一度クリスティアまで戻って来い、という内容だった。 ) ( ナゼ今に成って急に――とは思うけれど、以前セレニアのことを報告したことも考えれば、何か理由があるのだろう。 ) [Sun 13 Aug 2006 19:35:44]
お知らせ > ティフィスさんが入室されました。 『(自室にて――)』 [Sun 13 Aug 2006 19:33:18]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『彼女が命じたのは、ジャガイモの皮むきだった……無残』 [Fri 11 Aug 2006 02:30:30]
◆ジャスティス > あぁ……。 (あいにく火は落としてしまっていたので、冷たいというかぬるいスープだが、お腹を満たすのになんら不都合は無くて、簡単に平らげてしまう) ご馳走様。あの、荒いものとか、雑用とかのこってませんか?是非お礼に…… (そういえば、先輩シスターは何かきょろきょろ周囲を探してみて……仕事を見つけたようだ) 「そうね、それじゃあ……」 [Fri 11 Aug 2006 02:30:11]
◆ジャスティス > (決して後輩の修道女には見せられない、おねだりする姿を晒した後、うれしそうに席に付く) !! (なんと皿に盛られていたのは、薄いながらも、れっきとしたコーンポタージュ。びっくりしたように目を見開くが、どうみてもコーンポタージュだし、鼻腔をくすぐる臭いも本物だ……いや、大好きなのだ、コーンポタージュスープが) …………。 (主に日々のパンが、そしてこのコーンスープが飲めることを感謝して……スプーンを口に運ぶ……) [Fri 11 Aug 2006 02:22:14]
◆ジャスティス > (恐る恐る厨房の中を覗いてみれば、そこには、やや太目の年配のシスターがいた) すみません……もしよろしかったら、食事を分けてもらえませんか? 色々と仕事を片付けていたら、こんな時間になってしまって……。 (おずおずと、自分より身長の低い修道女に向かって上目遣いに見上げるという芸当をやってのけ、恐る恐るおねだりしてみれば、気前よく修道女はスープを注いでくれた) [Fri 11 Aug 2006 02:17:56]
◆ジャスティス > 恐る恐る厨房の中を覗いてみれば、そのきは、やや太目の新米シスターの背中だった。あぁ、あれば船の出した煙でしたか……。 (こっそりと仕事を押し付けつつも、何も知らないふいをしてみて) [Fri 11 Aug 2006 00:55:01]
◆ジャスティス > お腹がすいた。 (胸をはり、大またで、堂々と、視線は少し遠くを見据えて、明瞭な声音で言い放つ。迷い無く一対の足は進む。ベーコンと乾燥豆のスープか、はたまたオニオンスープか。もしかしたら、お肉とかのかけらが有ったり無かったりするかもしれない。あぁ、誰もいないように、もしくは怖くない先輩でありますように、と心の中で願って) [Fri 11 Aug 2006 00:00:09]
◆ジャスティス > (昨日、異変を知った、と上司にいったら怒られた、というかあきれられた。具体的なものはともかく、エクソシストの中には、気配のようなものは感じていたらしい。) うぅ……そういうのはさっぱりなのよぉ……。 (まぁ、暗黒街の空気は正直あまり変わらなかったのかも知れない、と勝手に納得して) さて……、まぁ、しばらくは通常業務、ね。 (ミサして、布教して、清掃して、奉仕活動して……あ〜、あとはお勉強) さて……せっかくだし (向かうは……厨房) [Thu 10 Aug 2006 23:53:50]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『失礼します』 [Thu 10 Aug 2006 23:46:35]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 al fine 』 [Thu 10 Aug 2006 01:57:00]
◆セレス > ( そんな上のほうで画策されるような話とは無縁の、直に顔をあわせ言葉を交わす彼ら彼女らは優しいのだ。 本に読むような、哀れで心の貧しい人達、誤った道を進む人達。 それは酷く偏ったものの観かたで。 彼らの皆が各々の都合や想いの為に日々を真剣に生きていた。 ) ―――――――。 ( 気がつけばまた演奏は頭の部分に戻っている。 もう何十回繰り返しただろう。 ) [Thu 10 Aug 2006 01:39:27]
◆セレス > ( 今日は比較的安定してきている。 自らコンディションを整える余裕が出来たのもそうだし、不慣れとはいえ此処は今年に入ってから何かと縁のある聖域だ。 身体が幾らか慣れてきたのだろう。 大聖堂と聖教会。 元は同じところから発祥したとはいえ、国が離れてしまえば思想の差異や権威を巡る睨み合いは日増しに増えるばかり。 本来なら此処で歓迎されるべき身の上ではないのだろう。 聖教会にしたって「大聖堂に貸しを作る」という不本意な話。 それは良く分かっているのだが――――――。 ) [Thu 10 Aug 2006 01:27:07]
◆セレス > ( 不調の原因は明らか。 自分の身体の事は矢張り誰よりも自分が一番理解しているもので、世話になりっ放しというのも聖教会とクリスティアの名に恥じる。 自ら心を鎮め、意識を安定させる事だ。 はっきりとした自分の立ち居地を見定め、何者かに奪われないよう。 痛みを試練とし、挫けて堕ちぬよう。 繰り返す演奏は不安と雑念を押し留め、神聖な場を安定させる。 音を奏でることが静寂を呼ぶということがあると、また1つ学んだ。 繰り返し同じメロディを奏で続ける指は半ば無意識に動作を繰り返し、頭の中は限りなく無の状態。 今日はこのまま、疲れて手が止まるまでこうしていようか。 ) [Thu 10 Aug 2006 01:12:00]
◆セレス > ( ここ数日の休養のうちに教わった、単調だが繰り返し延々と流していても耳障りのではない曲。 聖堂の隅に置かれた立派なパイプオルガンに座り、細い指をゆっくりと鍵盤の上に滑らせていく。 右手の指と左手の指が重厚な音を重ねあわせ、広い聖堂に終わらない演奏を流し続けた。 1000の蝋燭を挿す巨大なシャンデリアが橙色に室内を染め、幻想的な金細工の装飾やステンドグラス、落ち着いた濃い赤の絨毯を照らす。 半ばその非日常的な空間に身を委ね、聖女は精神をトランスしていた。 ) [Thu 10 Aug 2006 01:03:45]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 低く深く、厳かにパイプオルガンは響く。 』 [Thu 10 Aug 2006 00:55:29]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 安らかな眠りを求めて目を閉じて――彼女と会う度にさっきの痴態を思い出すのかと落ち込んだ 』 [Tue 8 Aug 2006 05:16:12]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( おやすみの祈りと言葉を残して、扉は閉じ。足音は遠ざかる。 )』 [Tue 8 Aug 2006 05:13:17]
◆維言 > ( 御見それしました。ある意味尊敬しそうです。ある意味。ある意味。あるいm 。※三度言った 表向きの権威は等しい、二つの聖域。噂に上る事すら許されずに秘されていた聖女。こうして交流を持てるのは、良い事だと思うのだ。 私情が主なのは、毎度の事。 ) 今からでも遅くは無いでしょう。聖教会と交流が出来るならば、大聖堂としてもプラスだといいなぁ、と私は思います。 人とお話するのは面白いですよ。言うなれば、ページを捲れどキリの無い書物のようなモノですから。 ( 人と言う存在そのものが。 人と触れ合う事も少ない環境で、本だけを相手にして。 ―― それを寂しいというのは感傷だろう。教会が、かくあるべしと定めたのなら。 ――とはいえ、私は不真面目な聖職者ですからよし、問題なし。 果物の味に驚くような表情に、視線が細くなる。何処か微笑ましげに。笑みめいて。 ) ―― そうですね。まずは健やかな眠りを貪らせて頂くとしましょう。 では、セレス様もごゆっくりおやすみになって下さいと言います。 また、お邪魔させて頂くかもしれませんが。それは後程―― ( 籠はその侭。 食器類はサイドボードに置くなりしておいて下されば、片付けますので。 そんな事を最後に付け加えて、一礼し。 ) [Tue 8 Aug 2006 05:12:24]
◆セレス > ( とても素晴らしい高司祭さまが直々にこう言いますね。「…趣味だ!」と。 なんで尊敬されてるんでしょう。 徐々にその素性を表に見せ始めた聖教会の聖女認定。何れどこかでその素性を知る事もあるかも、ないかも。 ) ヴェイトス市を訪れるまで、私は出会いを逃し過ぎましたね。 皆様から学ぶことの多さ、この数ヶ月で実感しています。 これからは出られる限りは外を歩けるよう、聖教会にもお願いしてみることにしますね。 ( 本ばかり読んで過ごしてきました、と断片的な話―――聖女本人が語っても支障は無いと判断する話をしながら、味わったことの無い甘い甘いフルーツに目を丸くした。 基本的には質素そのものの修道院暮らしであり、目下シスター・ティフィスに教わった「イチゴダイフク」を広め中。 田舎者の修道女達の中ではかたって聞かされるばかりのイチゴダイフク活躍想像図が渦巻いている所である。 ) …と、少し長くなってしまいましたね。 イコトさまも明日に備えてそろそろ御休みになって下さい。 面倒臭いことはとりあえず―――明日考えましょう。 ( やんわりとした口調でそう言って微笑み、ベッドの上でもぞもぞと布団を拡げ始めた。 かなり恥ずかしいイレギュラーはあったものの、お話できて良かったと思う。 ぐっすり眠れそうだ。 ) [Tue 8 Aug 2006 04:54:32]
◆維言 > ( その辺りの成り立ちをいずれ聞いてみたい気もした。だって昨夜は抱き上げたし、今は見たし。 触れれば、其処に聖性が込められている事くらいは分かってしまうエクソシストの端くれ。 触れた感触だけなら聖女の装束に相応しいのに、何でボンテージなのか小一時間お話し合いましょうクリスティアの神官殿。 ) 人と人の出会いは主に天と偶然の定めしものだとか言います。 少なくとも、私はこうして今お話出来ていますし。そのうち、聖堂を訪れる方ともお話の機会はありますでしょうから。 ( ストレート過ぎる伝言は、とりあえずまだ胸に秘めておいた。一度に興奮させすぎてはいけないと配慮。別にやましい意味とかありません。ありません。二度言った。 ) お気持ちは察しますと言います。私も田舎出身ですから―― 夜でも灯火の溢れた町並みは。本来眠りの時間たる夜に灯りをみだりに燈すは奨励は出来ないのですけれど、何だか安堵したのを覚えてます。 ( 一皮剥けば、差別される側に回るしかない半吸血鬼。その特性は大分歪んだ形でしか残ってないとはいえ――だ。 知らないことは決して幸いではない。 ほろ苦さは唇だけが描くもの。 ) 嗚呼―― お手伝い頂けるなら、ありがたいです。大体、この類の調査は結構しち面倒臭―― ごほ。 では、宜しくお願いします。 ( 至極自然な仕草。それに、装束。 …なるほど。文字通りの箱入り。早々表に出す気の無い存在なのだとは、やる気の無いエクソシストの頭でも何とはなしに理解出来た。 フォークに果実を突き刺して、甘いさわやかな香りを漂わせるそれを聖女の口元に差し出した。 お近づきの印や報酬というにはささやかな。だからキモチだけ。 ) [Tue 8 Aug 2006 04:42:09]
◆セレス > ( 檻―――否、地下の自室の中とか大聖堂くらいの聖域なら脱いでも一応の問題は無いけれど、着ていた方が楽といえば楽。 肌、弱そうなのはなにかこぅ…ありがたい聖衣のすごい性能ということで。 ) 他にもお会いしたい方とか、まだまだいらっしゃるんですけれど――――贅沢はいけませんね。 元々来る予定の無かったんですから。 ( それに大半は大聖堂の中でも会える聖職者。 いつものように、大きな期待はしないでめぐり合わせに任せるのが良い。 イコトのよくわからない呟きに小さく首を傾げつつ。 聖女の中であの老婆はとてもストレートで素直な方だ。 ) 料理の味付けとか。 街並とか。 色々確かに大雑把な感じは…賑やかといえばそうですけれど。 どんな時間でも人が溢れていますし、目が回りますね。 ( 見当違いな返答になる。 世間を知らなさ過ぎる聖女は、差別というものの恐ろしさ、根源の深さを知らない。 するべきではないのだから皆でやめれば良いなどと思う程度に。 ) どの道クリスティアまで帰るまで体力も持ちませんし、聖教会には「異変の調査」という名目もつけて此方のお手伝いをさせて頂こうかと思います。 よろしく良しなにお願いしますね。 ( 小さく十字を切って簡単に祈り、そして、差し出されたフルーツを前に、極自然に「あーん」と口を差し出した。 ) [Tue 8 Aug 2006 04:22:14]
◆維言 > ( ボンテージ――もとい聖衣が外出用では無く、常の装いなのだと聞いたなら。肌が被れないようにと心配したかもしれないなんて、閑話休題。 ) 私も休暇中でしたので、人づてに聞いただけですが。大聖堂に訪れた際に、無事にお渡し出来たそうですよ。 確かその時―― ( フレア・ロンドからの伝言は、「こんな大荷物送ってくるんじゃないよ、馬鹿娘。お陰でギックリ腰になるところだったじゃないサ。 ――まあ、アタシは病気以外なら何でも貰う性質だから貰っといてやるけどね。」 以上、原文ママ。 記憶と照合して諳んじてから、く、と微かにわらった。あの時対峙した老婆なら、なるほど、と。 ) …素直じゃないようで、素直だと言います。本当。 ( くつりと喉を鳴らして笑みを収める。 そして秘め事は大丈夫。秘密にしておきますから。倒れる音を聞かれなかった木は倒れていないんだとか。※間違い ) ――ええ。ヴェイトスは比較的おおらかと言う名の大雑把が蔓延していますが、それでも。 差別の心と言うものは、元来私達の中に根深く在る悪徳の名。知らないから平等になれる訳ではないのが面倒な所ですね。本当。 ( 差別区別の始まりは、そも、理屈ではなくて本能に累する所から始まるのだから。 聖女の中のある種極端な価値観はまだ知らないから。一般論で十字を切った。かくあれかしとは、どうあるか。 …戯言。 ) ……聖なるものは、自ら焼かれる事で祝福たる事もある。 その辺りは、信用致しましょう。……実際、おかしな空気を感じなくも無いのです。 ( それはも鬼、何処かピリピリしている誰かの気配なのかもしれないけれど。上司様から請けた奇妙な命令といい、おかしな符号が多すぎる。 …白い手が手にした果物。確かマンゴスチンとかいったか。へんななまえ。 掌に収まる程度のそれを受け取って、くるんと外皮をむいて、白い果肉を取り分ける。南国では果実の女王と呼ばれることもあるらしいとか。 ) …浄化や結界の類は、サンクトゥス様の方が得意だとは思いますけれど。私でも大丈夫なようでしたら、お供は致しますよ。 私も聖句くらいは扱えますから。 ( 血を媒介にする魔術の方は、ともすれば異端故に詳しく説明は出来ないけれど。 半分は死人という無茶苦茶な出自のものが、籠の中から皿とフォーク取り出して、一口サイズに切り分けた果実を差し出す。 ) [Tue 8 Aug 2006 04:08:17]
◆セレス > ( 湿気の多い土地柄の人達は頻繁に湯浴みをすると聞く。 ああ、なるほど納得。 こんなにベタつく時はさぞ気持ちが良いだろう。 年中ほぼ無休で真っ黒な皮製の聖衣に身を包んだ身の上では尚更そう思った。 ) あ…良かった、彼女の連絡先が知れないと聞いてどうなったのかと気にしていました。 沢山の人と武器を交えましたけれど、何故か思ったより後味の悪くない出会いばかりで――――是非、皆さんに御礼がしたくって。 喜んでいただけで何よりです。 ( 少しずつ調子を取り戻し、口調がまともになってきた。セレスファイトっ。 過去の過ちは消せないけれど。 今度からもっとコッソリします。 ※やめない。 ) あまり外の事は分かりませんけれど―――――差別、というのは本当に未だにあるんですね。 随分となくなったと本には書いてありました。 ( ブラティリア差別とか。ネイティブ差別とか。 そういうのは今は禁止されていて無いものだ、と。 本気で信じているし、未だ露骨なそれを見た事も無い。 奴隷、というものの扱いは「数に含めない」と教わっている。彼らはそういうものだと。 ) クリスティアよりもヴェイトス市の近くだと思います。 遠からず災いが降り注ぐ予感―――というより、実際に私の身体に負荷がかかっているのが根拠です。 ( やや説明不足な根拠であるが。 この聖女の特性は世間には公表されていない、ゆえ。 見た事の無いフルーツの中から、本当に正体不明っぽい南国のフルーツを「これ、何ですか?」と取り出してみる。 寝る前だし少しだけにしようと思うけれど。 ) イコトさまやサンクさまのような方がご一緒なら、少しは出られるでしょうか――――原因の半分はどうも私の中にあるようですし。 傍に居て下さったら、案外平気かもしれません。 ( 聖域とか神聖なものによって護られさえすれば、と。 極自然に大聖堂に居る、黒尽くめの彼女の種族とかには流石に気付けない。 ) [Tue 8 Aug 2006 03:45:18]
◆維言 > ( 開いた窓から流れ込む空気は、夜という時間に冷やされていても、やっぱり何処か生温い。季節柄でもあるし、土地柄でもあるんだろう。 遠い目はきっと月の所為。 ―― かつて同じ戦いの最中にあった聖女と、そのもにょもにょと。 …脳裏に軽くひらめいたもの。 ) 何だか、あの戦いの折に出遭った人を思い出しました。 フレアという老婆ですが―― 嗚呼。ちゃんと、贈り物は彼女の手に届いたらしいですよ。持ち帰っていったそうです。 私も、ご馳走になりました。 ( その辺りの話が耳に入ったのは、贈られたワインをラッパ飲みしようとして上司様にドツキ倒された時と言うのは、余談。 軽く目を細めて、笑みめいたものを浮かべ。 ) …少し規範から外れたものは、排斥されがちなところもあるんですよ。それも防衛本能なんでしょうから、別にどうってこっちゃ無いのですけれど。面倒―― ですし。 ( 文字通り面倒臭そうに、いっそ胸すら張る勢いで。 ぞろりと伸びた髪を指先でくるくる弄り。 ) ……何か異変の兆候でもありますか、やはり。 …妙な気配―― ですか。お体に障る様な。 ( 果物に注がれる視線に気付いて、もそりと取り出すのは果物ナイフ。聖職者は刃物云々なんて戒律、見ないフリがエクソシストのジャスティス。 ごめんなさい冗談です。 何か食べます?と問いながら。 ) …本当は、街中ご案内出来れば良かったのですけれど、残念。 でも、お話は出来ると思います。……勤務時間内にいっそ組み込めれば。 ( 何か不真面目な事呟いた。 ) [Tue 8 Aug 2006 03:28:31]
◆セレス > ( あまりにあんまりな痴態を晒してすっかり小さくなり、もうバレバレだし申し訳なさげに掛け布団を受け取り、その下でもぞもぞとベルトを締めなおした。 気まずい沈黙。 もういっそ死んじゃったらどうですか自分。 ああ果物美味しそう。 ※現実逃避。 ) あ…そう、なんですか。 そんなに特別変だなんて思いませんでしたけれど―――…あ、でも黒髪もお似合いです。 ( 半ば開き直って顔を上げ、窓の外の空気で少しは冷めた頬をぺたぺた。 寝るときまでつけっぱなしの手袋が湿っているのが悲しい。 あまり多く、いわゆる「これが普通」という人間像を見て生きてこなかった所為か、髪の毛が白くても黒くてもそれはそれで、くらいの感覚。 ) ヴェイトス市は来る度に知らないことだらけで驚かされます。 今度の来訪はちょっと、予定外というか……急なことで。 未だ教会から出ると妙な気配に中てられてしまいそうで、暫らくご厄介になると思います。 ( 訥々と語りながら、見た事の無い色とりどりの果物を興味深げに篭ごと胸の前に置き。 そして再会を喜ぶ言葉にぱぁっと表情を輝かせた。 ) はい、私もです。 思ったよりも早い再会になりましたね。 ゆっくりお話が出来ると良いのですけれど―――。 [Tue 8 Aug 2006 03:13:06]
◆維言 > ( 気付いた。でもわざわざ気付いたと示すことは無かった。ぷちっと反省している。※ぷち ――俯いてしまった聖女の傍ら、ベッドサイドまでやってくると、サイドボードにのしー と籠を置いた。お見舞いの定番、果物籠。メロンが入ると豪華版。 ) …髪ですか? 元々はあっちの色なんですけれど、目だって仕方ないので。 アルビノイアの方ならともかく、私は目もこうですし。不釣合いになってしまいますから。 ……それに。あの色はあんまり好きじゃないんです。 ( ――人の色で見るのは、そうでもないんですが。 そう付け加えて視線注ぐのは、聖女の髪色。実際、肌も直ぐに薄桃色に染まってしまいそうな、色素の無い白。 あ、今実際紅潮してる とか、余計な事を考える視線の先―― 頭も隠してないけれど、おしりも隠れてませんとか。 ) ええ。この辺りは結構湿度が高いらしくて。クリスティアに比べると少々過ごし辛いでしょう。 …嗚呼。氷でも持ってくればよかったですね。 ( さりげなく、掛け布団進呈しつつ。 かくりと頭が斜めに傾ぎ。 ) それは大丈夫です。上司様達はその辺り奔走したりするのも仕事の内、給料のうち。 …私個人としては、またお目にかかれて嬉しく思いますから問題なし。 [Tue 8 Aug 2006 03:01:49]
◆セレス > ( さりげなくさりげなくベルト留めようかとか。 気付かれた?と視線を上げればぽんと手を打つリアクション。 気付かれた!泣きそうなくらい戦慄いてまた俯いた。 色々あわただしい思考の中で、ようやくそういえば以前とは髪の色が違うということに気付き、よし話題発見! とばかりに気合を入れた。 ) あ、あのっ、髪っ、その、黒く? 元から? あの、前は確か――――。 ( と、視線の先を辿れば何故か窓のほう。 ガターンと音を立てて窓を全開にして、肩で息をした。 お尻丸出しで。 ) そう。そういえばちょっと蒸し暑いですね…! ヴぇ、ヴェイトスの夏はこんなに蒸すなんて全っ然……でも皆様よくして下さって、本当、急に押しかけてしまって此方こそ申し訳なく――――。 [Tue 8 Aug 2006 02:45:44]
◆維言 > ( みえないところで、とてもたいへんなことに。 ―― 扉の中を覗き込んでみると、何か甘いような。微妙に鼻腔を擽る匂いに視線が室内を泳ぐ。 直ぐにピンと来ないのは、これでも一応聖職者だからと言うと、何処までも胡散臭い。 風体は変わらず、髪色だけが重たい黒色に変わった代物が、肯定の意を込めて頷きを。 ) はい。維言で合っております。昨夜はどうにもバタバタしてしまいましたから―― 改めまして、お久しぶりですと言います。 ( やんわりと室内を照らす照明の下、濡れた光の指。 此処で手をぽんと叩いた辺りが、無神経とか以前に把握が遅い。 ――照れともまた違う、微妙な間は暫し。 ) …それならば何より。熱っぽいとか苦しいとか。そのような事があれば、どうぞ遠慮なく。客人に粗相があったとなれば、上層部とかが冷や汗をかくので、きっと尽力して下さると信じてみる次第です。 ( 下っ端は責任とか投げっ放しジャーマン。 泳ぐ視線が窓の方に向く辺り、換気すべきか版権に悩むような横顔。 ) [Tue 8 Aug 2006 02:38:06]
◆セレス > ( 驚いた拍子に思ったより深々と指が以下略。 ) あ、いえ、いえ、いえいえいえ、全然御休みじゃなかったです、からっ。 あ、い、い、い、イコトさま? お久し…( ぶんぶんと振った手。指先がぬらぬらと濡れているのに気付いて無言で引っ込めた。 そして布団で隠した股間部のベルトを外して顕にしている事に気付いてものすごい汗をかいて真っ赤になった。 もぞもぞと布団で隠す所存。 ) ―――――ぶりです。 具合は…かなり、楽、かもしれないです。 ( ナンにせよ部屋に充満するオンナの匂いで台無しである。 ) [Tue 8 Aug 2006 02:25:50]
◆ノック > ( ―― なんかきこえた。 ) 夜分遅く申し訳ありません。失礼致します――と言います。 ( 何せ時間が時間。驚かせてしまったのは確かだろうと、扉の向こう側も判断した模様。 声音自体は申し訳なさげと言うよりは、何処か覇気の欠けた代物。 中からのいらえを確かめて、扉がゆっくりと開く。 ) ……お休みの所、お邪魔してしまいましたか。お加減の程は如何かと、お見舞いと言うのもおかしな話ですが―― ( 開いた扉からまず覗くのは、ざらりと伸びた黒髪。前にかの聖女と出遭った時とは真逆の色。 この季節にやっぱりマント姿の矮躯が、籠を片手にぺこりと一礼。 ) [Tue 8 Aug 2006 02:19:07]
◆セレス > ン…んぅ…あン、は―――――あひぃっ!!? ( 掛け布団を抱き枕にしてゴロゴロしながら、かなり夢中でもぞもぞ痴態に耽っていれば、こんな時間に唐突なノック音。 飛び上がるほど驚いて奇声を上げ、あわあわと周囲を見渡した。 見渡したって何も無いが、見渡した。 せれす は こんらんしている! というやつである。 ) あ、あ、あ、は、ひゃ、いっ…どうぞっ…!! 挿れ…お入りくださいっ。 ( 鍵は掛けられていない。 いつ昏倒するかわからない病人故に開けっ放しになっていた。 簀巻きみたいに丸められた布団を抱いたまま、ベッドの上で硬直して必要以上に大きな声で返事を返す。 ) [Tue 8 Aug 2006 02:11:58]
◆ノック > ( 外からは中の様子は窺い知れない。だから、こんなタイミングも偶然の産物ではあるのだろう。 それが御心と言うには、どうにも皮肉なのは世の習い―― と言うのも、また微妙な話。 深夜の訪問を告げる硬質の響きは二度。 ) [Tue 8 Aug 2006 02:05:11]
お知らせ > ノックさんが入室されました。 『( コン、コン。 )』 [Tue 8 Aug 2006 02:03:38]
◆セレス > ( もぞもぞもぞもぞ じゃらじゃらじゃらじゃら ぎしぎしぎしぎし。 そんな音に混じって押し殺した吐息を漏らし、枕に顔を埋める。 一年の殆んどを窓の無い地下室に閉じこもって鍵をかけられて、読み飽きた本を繰り返し読むのとひたすら祈りを捧げるだけの生活。 食事とストレッチなんて直ぐに終わってしまうし、歪な生活を無意識にストレスと感じるのだろう。 誰に教わったでもなく、自然に身についた現実逃避だった。 恐らく修道院の世話係達も気づいていて黙認していること。 ) [Tue 8 Aug 2006 02:00:54]
◆セレス > ( 昨日の自分はどんな具合だったのだろう? かなり不安定に乱れていたし、半ば寝惚けていたし、ヒトが居ない時間だろうとおもって油断もしていた。 「人前に出るときはしゃんと背筋を伸ばして毅然として振舞って下さいね」と日頃から言い聞かされているし、「これから人に会う」という覚悟が出来ていればそれなりにちゃんとできるのだ。 普段からもっと人と話す機会があった方が良いんじゃないかなんて今更ながら思う。 ) ほんとう、今更。 ( 周りの人が何を考えてるかなんて考えた事も無かったし、自分がどう見られているかなんてわからない。 無理、と小さく呟いてベッドにころんと転がりなおし、何とはなしに火照る身体を慰めだした。 もう殆んど癖である。 ) [Tue 8 Aug 2006 01:50:50]
◆セレス > ( 昨晩、水を飲みに部屋の外に出歩いて、誰かに出会った気がする。 気がつけば部屋に戻っていて、ベッドで眠っていた。 そのベッドから身体を起こした深夜。 汗ばんだシーツが張り付いて寝苦しく、ヴェイトスの夏がこんなに過酷なものだと初めて知ったところだ。 ) ………ふ、ぅ。 まだ続いてる………。 ( サンク様の手当てを受け、苦痛は幾らか和らいでいる。 独りで歩けない事も無いし、久しぶりにちゃんとした食事も摂った。 体力を消耗して体調が悪化するのは当面防げそうだけれど、その根底にある原因が取り除かれない限り、無理は禁物だった。 折角ヴェイトス市に寄る事ができたけれど、やっぱりここでも外出は禁止、ということだ。 地下室ではなく、外が見えるガラス窓のある部屋なのがせめてもの慰めか。 ) [Tue 8 Aug 2006 01:38:59]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 不安定 』 [Tue 8 Aug 2006 01:32:23]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『 お礼の言葉は、次の機会にでも。 ( そんな呟きは小声でぽそりと。 )』 [Mon 7 Aug 2006 07:33:34]
◆維言 > 久方ぶりの事。何かとお話したい気持ちは十重にありますが―― まずはお部屋にお連れしますと言います。 積もる話や諸々は、また後ほどにお聞かせ下さると嬉しかったりします。 ( 失礼と一声かけて、へたり込んだ彼女の身体を抱き上げる。体格は然程変わりもしないが、これでも前線に出る身。少女一人を抱えられる程度の腕力の持ち合わせはある。 体格の関係上安定して抱えられるという訳には行かなかったけれど、足取りは危なげなく。 確か―― と。記憶を辿って、僧房の方に足を向け。 ) [Mon 7 Aug 2006 07:33:15]
◆維言 > ……あ。 ( まるで糸が切れたかのように座り込んでしまった姿に、両の目を見張る。律動的に音を刻んでいた足音がその律を早めて傍らにまで進んで。 ) ええ。維言です。お久しぶりですと言います、セレス様。 ……お加減、大丈夫でしょうかと問います。大分、苦しそうだ。 ( 呼吸は乱れ、見目にも彼女は熱っぽい。 白面の中できゅ、と眉が寄り。熱に乏しい掌を彼女の額へと当てようとし。 ) [Mon 7 Aug 2006 07:02:05]
◆セレス > ( よろける聖女認定は俯きながらのそのそと歩き、幼児の如くぷすーぷすーと鼻で息をしながらぼんやりとしている。 前方から聞こえる筈の声にも姿にも反応を示さず、名を呼ばれてようやく顔を上げた。 それでも一瞬理解が追いつかず、ぼんやりしたまままた一歩二歩進み――――。 ) ……あ、確か、い、い、い、か…イコトさま。 御久し振りで――――( そこでふにゃりと腰が砕けたみたいに座り込んでしまった。 いっせいに音を立てる鎖。 しゃがみ込んだまま立ち上がらず、暫し荒い呼吸を繰り返している。 ) [Mon 7 Aug 2006 04:31:05]
◆維言 > ( ばったり。擬音だとすると、いきなり前のめりにずっしゃり潰れていそうで、それはそれで要注意事項。 体調が芳しくないとは、先程上司様より少し聞いた話。 ) ……あれ。 ( 灯りの落とされた闇から溶け出るように、浮かび上がるように。まず見えたのは長く伸ばされた白い髪。 そして、いつかにも聞いた―― 鎖の音色。 それを訝しく思うより、答えは視覚にて告げられる。 ) ―― Sanna・セレスティア。 お久しぶりとまずは申すところですが―― ( 言葉が中途半端な所で切れる。 夜目にも鮮やかに染まった白い肌に、なるほど。噂話で体調不良を囁かれている訳では無いとは知れた。 ) [Mon 7 Aug 2006 04:22:45]
お知らせ > 維言さんが来ました。 [Mon 7 Aug 2006 04:19:22]
◆セレス > ( もしくはばったり。 そんな擬音でいきなり通路の闇から姿を現すのは件の聖女それそのもの。 ばったりって擬音?知らない。 ) ―――――… ――――…―――んんぅ―――…――――。 ( ふらふらよたよた。 なんとも頼りない足取りで歩きながら時折外套の中でじゃらりじゃらりと音を立て、牧師服の彼女の眼前まで迫っても寝惚けたような声を出して鼻で息をしている。 熱っぽいのか、もともとピンク味がかっている頬が真っ赤に紅潮していた。 ) [Mon 7 Aug 2006 04:15:15]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 ひょこ。 』 [Mon 7 Aug 2006 04:10:51]
◆維言 > ……異変、異変ー…何ですか、異変。それだけで何が分かるっていうんですか。何かに気付いたら即刻報告しろって、だから何かって何なのかと問いますよ、本当に。 ( つまり、何か確証があるという訳ではないのだろう。虫の知らせと言うには確実な――不安を煽る要因が発生してはいるんだろう。 それは、例えば ) ……しかし。意外ですね。このたびはどうなさったんでしょうか。 ( 歩みを止める事は無く、脳裏に浮かべたのはアルビノイアの聖女。クリスティアの聖教会所属だという彼女が、どうしてヴェイトスに訪れているのか。 何か用があっての来訪という訳でも無いらしいし。 ) [Mon 7 Aug 2006 03:42:39]
◆維言 > …上司様も、無茶苦茶な事を仰る。 ( 下された命令自体は、いつもと変わらない。魔性の痕跡の調査と浄化。適宜、魔物が発生した場合の戦闘行為。そして、報告。 蓄積された悪魔への対処法、知識こそがエクソシスト最大の武器ともいえるのだから、地味でも最後の責務は欠かしてはいけない。一人のサボリが、後々に百人を殺す事になりかねないのだから。 先達ての不死者砦の分も、己が対応した分は分かる限りの報告を纏めて提出している。 屍竜については、どう描写するか迷ったものだけれど――閑話休題。 そう。そんなめいれは変わらない。問題は、ふとした折に上司様が漏らした一言。 ) [Mon 7 Aug 2006 03:31:32]
◆維言 > ( 激務に文句を垂れる割に、いざ長い休みとなると何をして良いのか分からなかった。 それが酷く腹立たしくもある。 ) まるで、真面目な勤労戦士のようではないですかと言います。言いますとも。 ( 灯火の落とされた通路は、廃し切れない闇の色。溶け込む色のマント姿が、硬質の音色響かせて、足早に通路を行く。 ) [Mon 7 Aug 2006 03:12:04]
お知らせ > 維言さんが来ました。 『( 休暇は終わりぬ。 )』 [Mon 7 Aug 2006 03:09:11]
お知らせ > ホリィさんが退室されました。 [Sun 6 Aug 2006 02:08:24]
◆ホリィ > シャンフェイ、異国の香りがするね、くひひっ。 ま、よしなに、うひひひっ。 ( 笑顔としっしょに、去る。 ) [Sun 6 Aug 2006 02:08:22]
お知らせ > シャンフェイさんが退室されました。 [Sun 6 Aug 2006 02:07:50]
◆シャンフェイ > ( 自分も立ち上がって )(彼女の隣をペースを合わせるように、ゆっくりと歩を進めながら ) ホリィさん か。 俺はシャンフェイだよ。 また何処かであったときは、よろしくお願いします。 ( にこり、柔らかく微笑んで。 彼女と共に、大聖堂を後にしようか ) [Sun 6 Aug 2006 02:06:37]
◆ホリィ > ん? 名前? あたしはホリィ、ホリィってみんなは呼んでる、うひひっ。 おにーさんは? ( こつ、ず、こつ、ず。 ゆっくりと歩きながら、ホリィはたずねて。 ) [Sun 6 Aug 2006 02:03:04]
◆シャンフェイ > ( ふぃと気付くと、カテドラルに響く雨音が小さくなっている。 ) ん、なんだか随分長居しちゃったな。 俺もそろそろ帰ります。 …最後に、お名前の方 伺っていいですか? [Sun 6 Aug 2006 02:01:43]
◆ホリィ > まーねー、うひひひっ。 みんなお人よしだからね、くひっ。 ( よいしょ、長椅子から立ち上がって、ホリィは、ひとつ伸びをした。 ) さあて、それじゃみんな心配するし、そろそろ帰ろっかな。 [Sun 6 Aug 2006 01:59:54]
◆シャンフェイ > くひひひー ( 痙攣するような愉快そうな笑いに、つられたようにこちらも笑いがこみ上げた 。なんかゆかーい。 ) ああ、受け入れられているなら いいことじゃないですか。 ( 小さく笑いながら。 ) [Sun 6 Aug 2006 01:57:23]
◆ホリィ > そのミステリーさがミリキを呼ぶのだよ、くひひひひっ。 ( まねされたことが可笑しかったらしくて、痙攣するように笑って。 ) まー同居って訳でもないけど……ジモッティーズと近所づきあいというか、ま、野良犬の群みたいなもんだけどね、うひひっ。 [Sun 6 Aug 2006 01:48:57]
◆シャンフェイ > ミステリーなヒトですねぇ、 うひひひっ 。 ( 真似してみた。なかなか愉快な気持ちになれるものです。 ) そうですかー 、 …あ、同居人さんやお仲間さんがいるんですか? ( 少し身を乗り出すように。 ) [Sun 6 Aug 2006 01:45:24]
◆ホリィ > うひひひっ、いいかもね。 でもあたしはそんなんじゃないからなー。 ( 詳しくは言わないけどね。 ぺろりと舌を出して、ホリィはまたうひひひっ、と笑った。 ) やらなきゃ家がぶっ倒れるからねー。 結構がむしゃらかな。 うひひひっ。 それに独りでもなし。 [Sun 6 Aug 2006 01:41:15]
◆シャンフェイ > んん、 男に頼らず自分一人でたくましく生きるんだー ってオンナのヒトも魅力的ですよ? ( 誰しもが、男にしなだれかかる貞淑な女性に惹かれるわけじゃない。オリジナリティ溢れる個性的な女性が好みな男性もたくさんいる ) 自分で大工仕事できるなんてすごいですねぇ ( 感心と尊敬を含めた声だして。世の中に大工作業ができる女性は多くないもの ) [Sun 6 Aug 2006 01:38:36]
◆ホリィ > うひひひひっ、お世辞でないよ、ま、問題はあたしが男に興味がないってところだけどね、きひひっ。 ( なんにせよ、恋愛の対象にするにはすこしばかりおつむの中身が気になるところだ。 うひひ、とか笑う女性はあまり魅力的ではなかろう。 ) そう、そう、うひっ、だーから壁の補修は必死だねー、うひひっ。 [Sun 6 Aug 2006 01:28:55]
◆シャンフェイ > やだなぁ、お世辞言っても、何も返せませんよー。 ( 可笑しそうに笑い返し。 雨の降る深夜の教会で、粋のいいお姉さんが優男を口説くなんて、ロマンチック…、かもしれないが。 そのロマンチックが 自分にはあてはまらない気がするワケで。 ) あは、そんな家だったら着替えがストリップショーになっちゃうよ ( サービス満点だなぁ、なんて。 ) [Sun 6 Aug 2006 01:25:20]
◆ホリィ > ん? いやー、ハンサムだね、うひひひっ。 ( なんでもないよと小さく首を振って、ホリィは笑った。 目を真ん丸くする様子が可笑しかったのもあるけれど。 ) いやー、割といいほうかな。 家よりはいいかもしれないね、きひひひっ。 ( 壁と天井があるからね、と冗談めいたふうに。 ) [Sun 6 Aug 2006 01:09:09]
◆シャンフェイ > ある意味、精霊の類でいそうな気がしますけどねー ……? ( ずずずずぃっ、と効果音が付きそうな程 顔を接近されて目をまんまるくして。 ) 俺、何か ついてます? ( 疑問符浮かべながら、彼女の鳶色の双眸見返して。暗がりでは、彼女の目の動きに違和感があることまでは分からなく。 自分の顔、ぺふり触ろう。 )( 腰かければ、その隣にワンスペース置いて座ろうか。 ) それにしても、あんなところで寝てたなんて 身体痛くないですか? ( うかがうように、下から覗いて 尋ねん。 ) [Sun 6 Aug 2006 01:04:38]
◆ホリィ > うひひひっ、いいね、幽霊シスター。 でもシスターだと本当に死んでそうだね、きひひっ。 ( 見下ろす双眸を、ホリィはまじまじと眺めた。 本当に。 本気と書いてマジで。 なにせもともと明るくても輪郭程度しか見えないのだから、ずずいっと顔を寄せて、顔を確認した。 ) うひひっ、そうなのよう、ありがとう。 ( 促されるままに、よいしょと長椅子に腰掛けて。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:56:03]
◆シャンフェイ > 「幽霊部員」いわく、「幽霊シスター」? ( 軽い冗句で返して。 とす、と肩と肩がぶつかったところで、ようやく彼女にも自分の姿が分かるだろうか。宵闇の髪と、漆黒の双眸が優しく見下ろそう ) 足が悪いんですね…。 どうぞ、無理せず 椅子に座ってください ( 手を支えるように伸ばし、近くの長椅子に彼女をゆっくり 促がそう。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:53:07]
◆ホリィ > んー、や、昔はお世話になったけど、ね………あたしはほら、肩書きがあるくらいだからね、いまは。 ( 差し出された手に気づかずに接近して、こつん、と肩がぶつかった頃にようやく気づくか。 ) え? ああ、大丈夫。 慣れてるからね。 ( そういうホリィは左足を引きずって歩く。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:46:15]
◆シャンフェイ > ( 暗がりの中で聞いた声。イメージした<品性のいい女性>は、一気に<粋のいい女性>に早がわりした。 ) 実はよくお世話になってる とか ( 噛み合わないレコードのような、奇妙なテンポの足音。 距離を縮めようとしてるのなら、そちらに手を差し出そう ) だいじょうぶですか?粋のいい女性>品性のいい女性> [Sun 6 Aug 2006 00:43:17]
◆ホリィ > ああ…………そっか、うん、雨なのか……すっかり寝こけてたから気づかなかったよ、うひひっ。 ( その、品のいい声音と言葉遣い、とやらには似合わない笑い声が最後についていたがともかく。 ) うん? ええと、まあ、そういうことになるのかな。 特に仕事はないけど。 ( こつ、ず、こつ、ず、こつ、ず。 奇妙な足音を立てて、奇妙な歩き方をして、声のするほうへホリィは向かう。 転ぶと危ないので、長椅子につかまりながら。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:36:49]
◆シャンフェイ > ( すみません、不法侵入者です。 いえ、民間人も自由に入っていい筈ですがっ。 ) ん、と…。 ( 少し躊躇したように ) 雨宿りを、させていただいているんですけれど…。 ( 暗がりのせいで、自分も彼女の姿はしっかり見えない。 けれど、品のいい声音と言葉遣いは、人柄や地位を表しているようで。 ) 教会関係者の方 ですか ? ( もしそうなら、こんな夜分遅くの来訪を一言謝ろうと ) [Sun 6 Aug 2006 00:33:21]
◆ホリィ > ( 声に、ホリィもまた驚いた。 てっきり、神官か修道女かと思ったのに、それは少年の声だったものだから。 ) あら、ら? ………こんな時間にお祈り、ってわけでも、ないよね。 ( 目を細めるようにしてホリィは声のしたほうを見やる。 影の中、ホリィの目では輪郭だって見えづらいのだ。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:26:44]
◆シャンフェイ > ( この時間は教会に住んでる神官や修道女たちは寝てる時間。ティフィスさんやセレニアさんもベッドで寝ていることだろうか…。 とふと思った時点で。 はた、ともう一人 ココで出会った彼女のことも思い出す。 ) …エリアルはまだ起きて頑張ってそう ( クスリと苦笑して。元気にしてるかなぁ…なんて。なんだか、暑さでバテてる気が。 そんな姿が想像できて、不謹慎だが笑ってしまった。 ) っ! ( 足音! 誰かいたことに、びくりと肩跳ねさせて。 音した方に身体を向けよう。 ) すみません、誰か いるんですか ? ( 驚きと、独り言を聞かれた恥ずかしさが混じったような 声音。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:24:06]
◆ホリィ > ( こつん。 後ろからではない、つまり他人の足音が響いた。 正確に言うならばそれは、立ち上がった音だった。 奥のほうの長椅子に独り、腰掛けていたらしい。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:20:53]
◆ホリィ > ( [Sun 6 Aug 2006 00:19:26]
お知らせ > ホリィさんが入室されました。 [Sun 6 Aug 2006 00:17:16]
◆シャンフェイ > ( 誰も近場にはいないみたいで。 それなら、もう少し 雨宿りさせてくださいな。 )( 服についた水滴を、ペシペシ濡れた手で叩いて。 ) …っくし! ( 思わず出たクシャミ。 上着を脱いでおこう。 夏風邪ひいたらしんどい。なにせ夏風邪はタチが悪いからね。 ) それにしても…、 やっぱりヒトが溢れているときと 全くいないときじゃ 全然雰囲気違うなー 。 ( カテドラルを見上げながら、少し前に進み。 そんなに煩くない筈なのに、いやに自分の足音が後からひびく…。 ) [Sun 6 Aug 2006 00:06:37]
◆シャンフェイ > お邪魔 します … ? ( 暗がりに、誰にともなく。 いくら民衆が集まる教会、といっても。 夜に訪れるとなると、流石に堂々と入れない。 ) ( 暗がりに、目が慣れてくると。 奥に 十字架に貼り付けにされたキリスト像が。 整然と並べられた長椅子の羅列や、所々に飾られている木のレリーフ等から、荘厳な雰囲気がうかがえる 。 肝試しに丁度いい場所だな、なんて思ったのは内緒で。 ) [Sat 5 Aug 2006 23:53:34]
◆シャンフェイ > ( 背後の雨音を切るように。閉じられた扉。 ふるり、と人影は頭を振る。 髪先についた雫が零れ。 濡れた前髪を掻きあげた。 ) ああ…、失敗。通り雨だと思ってたら、全然やまないんだものなぁ…。 ( 家まで一直線に帰ろう…、と思っていたけど。ちょっと、休憩 だ。 ) [Sat 5 Aug 2006 23:45:32]
お知らせ > シャンフェイさんが入室されました。 『( 深く響く、開扉の音。 それから、砂漠に舞う砂のような、静かなノイズ。 )』 [Sat 5 Aug 2006 23:41:19]
お知らせ > エフローナさんが帰りました。 『( やがて雨の中に消えていく。 )』 [Fri 4 Aug 2006 01:50:38]
◆エフローナ > ( ――それでも。 ) それも御心か、天なる父よ。 ( 敬虔と言うには何処までも苦く。呟き声は夜の静寂に呑み込ませるのが最早前提。胸のロザリオを軽く握り締めると、祈りの単音聖句と共に十字を切った。 今此処にある事も、また御心の内であるならば。 ) ……今度は不信心の所以で不幸が訪れた――等と。言わせはしないんだから。 ( …先刻まで祈りを捧げてきた聖堂のある方を一度振り返ると、背筋を伸ばして歩みを再開する。律動的な音を取り戻した歩みは、やがて出口の方へと向かい。 ) [Fri 4 Aug 2006 01:50:19]
◆エフローナ > ( 雑念と一言で振り切るには、感傷が勝ち過ぎている。自覚はあるから、意識しないようにしている部分。本来ならば、此処にいる筈だったのは己ですら無い。命運と言うには皮肉で数奇なものに踊らされている。それが、神の御心だというのならば、皮肉な話だ。 ) ……覚悟を決めた者に役割を果たさせず。甘い意識しかなかったものに責務背負わせるのですから、確かに――平等には違いない。 ( 赤くなった手を引くも、その程度で壊れる程に柔な拳ではない。年頃の少女の手にしては、掌も堅く、その大きさに比すれば指も節が立っている。 家督を継ぐ予定は無くとも、剣術の鍛錬は受けて来た。嗜みでもあり、それだけが己の覚悟だったのだけれど。 ) ……守れるのは、たった一人でよかったというのに。( 呟きは、まだ苦い。 …騎士は人民の盾であり、国家の剣。視野を広げられないから、甘いと言われるのだ。分かってはいる。嘆息が緩く、唇を染めて。 ) [Fri 4 Aug 2006 01:44:58]
◆エフローナ > ( 雨の音は余り好きでは無い。大抵、悪い知らせは星の綺麗に見える夜には訪れず。こんな雨の――凶夜ばかりが印象深い。 此処からは遠く離れた王都クリスティアで兄の悲報を知らされた時も、こんな天気ではなかったか。 ) ……嗚呼、もう。 ( …不意に立ち止まって、辺りに視線を滑らせる。人の視線が無いのを大雑把に確認すると、固めた拳を廊下の壁にごっ、と打ち付けた。 …手の甲に、ジィンと鈍い痛みと痺れが走る。 ) 益体も無い。これだから、甘いと言われるのに。 [Fri 4 Aug 2006 01:35:22]
◆エフローナ > ( 自主的に祈りに訪れた事等、数度あるか否か。 クリスティアの標準程度に祈りの言葉も諳んじてはいたけれど、熱心な教徒だったかと問われれば、首を傾げざるを得ない所。そのツケと言うには――余りに苛烈な形で、既に報いは受けている。 …思い出せば、何かと苦い思いは胸中に過ぎる。雨音も此処からは遠く、まるで外の世界から隔絶された聖域のよう。息苦しさと言うには淡い、締め付けられるような感覚に。廊下を行く歩みが少し早くなる。 ) [Fri 4 Aug 2006 01:28:54]
◆エフローナ > かように、雨の多い地域なのでしょうか。 ( 夜も更け、子供等の瞼にはとうに眠りの砂も撒かれた頃。時刻外れの礼拝に訪れた娘が、応対してくれたシスターへとそんな事を問いかける。 頭布を被った穏やかそうな面持ちの年配のシスターは、そんな事は無いと緩やかに首を振って見せた。 その仕草を受けて、頷きを。 ) そうでしたか。勘違い、失礼しました。 …まだ、雨季を抜けていないのですね。 ( 礼を述べて頭を下げ、シスターとすれ違う。見知らぬ土地の、見知らぬ教会――大聖堂。権威だけで言うならば、故郷のパプテスを統べる聖教会と、同等の地位にあるのだったか。 ) [Fri 4 Aug 2006 01:24:36]
お知らせ > エフローナさんが入室されました。 『 ヴェイトスとは―― 』 [Fri 4 Aug 2006 01:21:36]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( そして、彼は本当のトイレに行き、そこで煙草を吸った。どこかの不良みたいに! )』 [Thu 3 Aug 2006 23:57:13]
◆フォス > ( 頭の中でかなりの割合で煙草を吸いたいと言う意思が雪崩のように飛び込んできている。仕事をしなければならないと言う意思が作り上げた堤防は決壊寸前だ。駄目だ。崩れる。踏ん張れ。でも駄目だ。ヒビが入った。板を打ち付けろ。まだまだだ。まだいける。もう無理だ。新たな堤防を作り出している時間は無い。がんばれ。それでどうにかなるものじゃない。崩れた。堤防が壊れた。水が入ってくる。ヤニ臭い意識が雪崩れ込んでくる。踏ん張れ。まだ立て直すのだ。無理だった。 ) ――――――――・・・・・・・・・・・・・ ( フォスは無言で、すたっと立ち上がった。 右を見て、左を見る。 大丈夫、問題ない。この数なら気づかれないでいけるだろうか。 いやいける、行くしかない。雪崩に飲み込まれた犠牲※脳内イメージ のためにもさっさと行かなくてはならない ) ――― ( しかし、無言で行ってはただのサボりに見えないだろうか? 彼は考える。 コンマ0.1秒で答えが出た ) ―――お手洗いに行ってくる ( そう、短く告げてそそくさと図書室から出ようとする ) [Thu 3 Aug 2006 23:52:40]
◆フォス > ( ――――――――――――――――――――――― )( 無理だ ) [Thu 3 Aug 2006 23:51:18]
◆フォス > ( それはさておき、続きをせねばならない。確かにめんどくさがり屋でサボり魔ではあるが、これでも一度引き受けたのならやり遂げなければならないと言うような使命感のようなものがある。鈍い頭痛がなんだと言うのだ )( 彼は一冊一冊手に取り、押し込んでいく。 今度はどこか鈍く鈍痛が残っているので、声に出して題名を呼ぶことは無かった ) ―――― ( ああ、煙草が吸いたい、と彼は何十冊目にかなる本を手にしながら思った )( 煙草が吸いたい。しかしここは図書室だ。火気厳禁である。流石にそれは無理である。それに大聖堂の中で煙草を吸ったのだとしたら、よく思われないのは当然だ )( だが、煙草が吸いたい ) ―――― ( 彼は辺りを見回した。 時間が時間なだけに少ない。これならそっと裏に回って一服してから戻ってきてもばれないのではないだろうか? ) ――――無理、か? ( しかし、頭にまだ残る鈍痛を思うとそれだけの元気があるか微妙だった。 彼は頭を横に振り、我慢することにした )( 我慢だ我慢。死ぬことはない ) [Thu 3 Aug 2006 23:46:13]
◆フォス > ( 彼は知らない。大聖堂にいるその手に敏感な幾人かが感じているものと近いようでそれと比べて鈍い感触であること。 )( 彼はその手の感覚に鈍い。かといって、人間並みではない。理由は言わずともわかるだろう。しかし、 )( 彼に、その自覚は無い )( 慣れない事をしたからなのだと彼は結論づける。問題は無い。サボるのだって仕事が終わった後に頼まれたときだ。特に、特にめんどくさそうな今回のようなものばかりの時だ )( 深呼吸 )( どこか断続的な鈍い痛みは残るが、それは慣れない事をしているからではなく、最近の天候の変化に体が反応したからだと彼は思う )( 今日は、身体によさそうな果物を食べてから寝よう、と彼は思った ) [Thu 3 Aug 2006 23:39:15]
◆フォス > ( 彼はふらっとよろめいた。倒れそうになったところを本棚に手を突いて何とか転倒は免れた ) ――――――――? ( 唐突な頭痛。それに彼は当惑していた。 )( 周りを見てもなにも異常はない。 彼は自分の額に手をやってみる。熱は無い ) ―――――疲れか? ( そんなわけないでしょう )( なぜかまた他の神父に突っ込まれたが都合のいい彼の耳には入らない ) ――――風邪か? ( しかし、熱は無かった。だからといって頭痛がでないということもある )( 最近は色々と平和だったので彼は大聖堂で書類関係の仕事などをすることが多くなった。 元々、力仕事に向いていなかったからだ。 )( 慣れない事をして頭でも痛めたのだろうか。これは知恵熱ではないのだろうか。むしろそうに違いない、と彼は思う ) ――― ( 人間、慣れない事をすると具合を悪くするらしい。 なんだなんだ。そうなのか、と彼は一つ頷いた ) [Thu 3 Aug 2006 23:32:52]
◆フォス > ――――ヨハネの福音・・・・・ ( ぴしっ、という頭痛がきた ) ――――? [Thu 3 Aug 2006 23:29:25]
◆フォス > ( マタイの福音書が二度続いたが気にするなっ!!orz ) [Thu 3 Aug 2006 23:21:23]
◆フォス > ( フォスは二個目の箱を空にした。 三つ目へと手を伸ばす。 なんだやればできるじゃないですか、兄弟。と同期の神父に言われてもフォスは無言だった ) ――――ヨハネの手紙 ( とすん ) ―――創世記 ( とすんとすん ) ―――マタイの福音書 ( とすんとすんとすん ) ――ルカの福音書 ( とすんとすんとすんとすんとすん ) ―――ヤコブの手紙 ( とすんとすんとすんとすんとすんとすんとすん ) ―――マタイの福音書 ( 一冊一冊、彼は丁寧に書棚に押し込んだ )( これでも彼は一介の神父である。 聖書や聖遺物や聖道具を大切にする心はあるのだ。 )( 神父服はボロボロだけど ) [Thu 3 Aug 2006 23:20:31]
◆フォス > ( 彼はとうとう捕まったのだ。それでも彼は逃げようとはした。その成果として未だ、彼の頭には何枚かの葉っぱが引っ掛かっているが、本人は気づいていない。 ) ――――ヨハネの福音書だな ( 彼は箱詰めされた本から一冊抜き出し、それを書棚へと仏頂面で押し込んだ )( 彼は黙々と作業を続けていた。 手際が悪いわけではない。ただやる気が起きないだけなのだと、フォスは心の中でぼやいた ) ―――エノク書 ( 押し込んだ ) [Thu 3 Aug 2006 23:12:43]
◆フォス > ( 赤髪は聖書を手にして、それを本棚に押し込んでいた。 図書室の中には幾人かの助祭やらシスターやら神父やらが居て、雨漏りや湿気に弱い本の整理をしていたりした ) ―――― ( その中で、先日から逃げ回っていた神父の姿があった )( 名を、フォス・シュレティンガーという ) [Thu 3 Aug 2006 23:02:33]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『( 雨漏りした古い図書室から他の図書室や保管庫に本を移す )』 [Thu 3 Aug 2006 22:59:25]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 これはですね、さる高名なクリスティアの司祭様が1から考案した――(誇らしげ&上機嫌) 』 [Thu 3 Aug 2006 03:34:11]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『 そういえば、そのお洋服のデザインは、どなたが?( 案内の道すがら、何か聞いた。※私情。)』 [Thu 3 Aug 2006 03:31:43]
◆サンク > …それは、お望みとあらば。寝物語のネタは余り、持ち合わせは御座いませんけれど。( ぐっ、とか下の方で握られている拳は多分気のせいだと思いたい。何願望形。明日の朝くらいまでは、部屋の方を外しても大丈夫だろうし。――…いや。ヨコシマな色々は抜きで。げふん。) …そうなりますと、益々――…嫌な予感ばかり膨らんでしまって、困ったものですわ。何か手がかりがあると宜しいのですけれど。( 対処というより、境遇に慣れた雰囲気を漂わせる言葉に、軽く眉が寄った。悪性を閉じ込めて離さない。これではまるで一方通行の檻のような――人の肉体には負担の掛かるであろう色々に、心配で曇る表情は嘘ではないのだから。) いえ。結構、このくらいの時間まで起きてたりしますわ、私。おかげで、朝は遅くなってしまうのですけれど。 ――…セレス様、こっちこっち。( 今はもう、只の子供の小さな手が、聖女の手を握り締めて、宿舎の方へと足を向ける。 ――…伝わるもの。体温、柔らかさ、湛える聖性――そして。 不可解な予感と、不可解な存在。軋む違和感を暴けと命じる本能を押し殺して、今は明るく笑み浮かべて。) [Thu 3 Aug 2006 03:30:54]
◆セレス > ―――あ、添い寝、ですか?( 寝惚けて、から猛烈な勢いで思考が飛躍した。 寝相は悪いが毛布を咬む癖は無かった筈、とか。 抱き枕くらいにはしそうだけれど。 ) 多分今度の不調の原因もそういうものじゃないかと思いますし――――解決すればクリスティアに帰るまでもつくらい良くはなると思うんですけれど…( 多分教会から出ればまた、長時間はもたないだろう。 道端でああいう状況に陥る可能性、大。 困った顔で苦笑した。 ) あ、随分と遅くなってしまって――――何から何まで本当にすみません…謝りっ放しですね私。 ( 全然大聖堂の構造を覚えられず、未だよく迷う。 送ってもらえるのならそれこそ大助かりであり―――それじゃ、と宿舎とは反対側の通路の方に向き直った。 ) ( 聖女認定の中に渦巻く「なにか」は低く静かに、底に佇んでいた。 ) [Thu 3 Aug 2006 03:22:49]
◆サンク > 寝惚けて齧らないで下さるならば、問題ありませんわ?( 悪戯っぽい笑み浮かべての言葉は、半ば冗句。――…事実、齧られたかもしれないとか。知らぬが仏と言うのだが。※異教。 恥らう姿は基本的に大好物なので、ある意味眼福。いや格好でなく。げふげふ。) 嗚呼――…ならば、良かった。セレス様は、瘴気や…そういう、「よくないもの」の気配に敏感でいらっしゃるようですから。その辺りを取り払えれば、楽になるのではないかと思いましたの。( 聖性と魔性が激烈な反応を起こしたのには、正直肝が冷えたが。 ――…手応え的にも、悪性を滅せた訳では無いとは分かっている。追撃で消してしまえばいいじゃないかと囁くのは、本能の声。しかし、今しがたの反応から見て、無理矢理に滅せようとした時に、彼女の心身が持つかが分からない。 それでも良しとする声と、それでは意味が無いと留める理性は、後者の方が何とか勝る。ほぅ、と吐息を零した先――…ひらひら翻る外套の下、黒い革に包まれた白い肢体が覗いて。手で顔を覆ってちょっと蹲った。くーるになれ、さんくとぅす。) ……で、では、お部屋まで、お送りいたしますわ。( ちょっと色々ツボにはいりそうになったのは、気合で抑えろ精神力15!※無駄遣い。) [Thu 3 Aug 2006 03:12:07]
◆セレス > ほ、本当にすみませんっ……ちょっと頭がぼぅっとして――――( さっき美味しそう、とか思ったのは気の迷いとして。 すっかり萎縮して、頬に当てられた小さな手をうにうに弄りながら俯いた。 格好が恥ずかしいのではない。不甲斐無い姿を晒したのが恥ずかしいのだ! ) あ、いえ、とても楽になりました――――今夜は久しぶりにちゃんと眠れそうです。 本当に有難う御座います…ッ。 ( 相変わらず黒いものはお腹の辺りで燻っている。 それは「いつものこと」であり、当人からすれば常にこれくらいは痛いもので。 すっきり快適、といってよかった。 いつものとても失礼な指摘も無いので一安心、火照った身体を冷ますように外套を広げてぱたぱたと扇いで立ち上がる。 いろいろ丸見え。 ) [Thu 3 Aug 2006 03:03:43]
◆サンク > ( 浄化の力は緩々と光の粒子になって、散っていく。淡い光をまだ僅かに残す手で触れても、もう大丈夫だろうか。 ぺたぺたと、触れる頬が少し熱い気がして。 ――…こっちの頬まで熱くなりそうな。いや、やましい意味じゃなくて。) ……私は食べられませんわ、よ?( カルボナーラ。食べたくなる。いやそれはともかく。こほん、と咳払い。声の調子は何とか戻った。) …いえ。大聖堂からお出になったら体調を崩されると仰られておりましたので、些少なりお力になれるかと思ったのですが――…申し訳ありません。いきなり、やってしまって。( 今のような事例を目前で見た経験は乏しい。でも、何と言うかは知っている。――…『悪魔憑き』 現象としては、いっそ、そんな言葉が通じてしまうような姿は。今こうして、恥じらいながら謝罪する聖女からは想像し難い。 申し訳なさと心配の色を称えた色違いの青が、かくりと小首傾げる仕草に揺れて。) …御身体の調子の方は、如何…です?( 唇が紡いだ言葉は、扇情的というか何かといやその手のは大好きですが正直今はそうじゃなくて!眼のやり儀に困る装束についてでは無く、聖女の体調の如何を問う言葉。 悪化させたとなっては、様々に申し訳ない事。) [Thu 3 Aug 2006 02:52:33]
◆セレス > ( 思考が混濁していた。 話している途中で眠ってしまったような、痛くて痛くてそれどころじゃなくなったような――――誰と話していたんだっけ? という疑問から思考は一変に広がっていく。 夢から覚める時みたいに。 此処は何処だっけ? 何をしていたんだっけ? 晩御飯はなんだったっけ? ああ、なんだか柔らかくて気持ちいい感触。 ) ――――…カルボナーラ…あ、サンクさま。 ( ※晩御飯。 ) あ、の、申し訳ありません――――その、こういうこと、たまに、ある、っていうか……その、お恥ずかしい限りです。 ( いっぺんに話していた相手と内容と場所と晩御飯を思い出して飛び上がり、聖堂の床にぺたんと腰を落とす。 外套の中のとてもありがたい聖衣(と聖教会の司祭さまは言ってました。)に向けられた視線に気付き、ヴェイトス市で過去向けられた様々なリアクションを思い出して眉の根を寄せた。 曰く「変態趣味」曰く「露出趣味」曰く「なんですかそれは!」。 ありがたい聖衣です。 真剣な顔をして今度は何を言われるかと身構えた。 ) [Thu 3 Aug 2006 02:41:09]
◆サンク > ( こうしていても、その特異性を全て感じ取れる訳では無い。只、聖なる気配の中に閉じ込められた魔性――悪性の気配を察する事は出来る。 聖女の中に宿る悪性。それが彼女自身のものであるのか、もしくは―ー それこそ、外部から呑み込んだものであるのか。確信はどれも薄く、仮定の域を出ず。故に、一度意識下に疑問は押し込められて。 ――…いっそ、それは嬌声。艶かしい悲鳴と共に、黒い気配が蠢動を弱めたのを察して、聖句ならざる息を、唇が大きく吐き出す。 ぜぇぜぇと鳴る喉は、余り健常とは言えない。酷使に跳ねる鼓動を無理矢理に押さえつけて、ゆっくりと膝を着き。) ――……え。( 聖性の解放、反動にぼやけた視界が一気に鮮明になる。黒色と肌色――…やきつく程に鮮やかな対比に、一瞬絶句。そろりと指を伸ばして、気付けめいて、艶かしく桜に染まる頬に、触れて。) ――…申し訳御座いません、急に。 ……あの、セレス様。大丈夫――…です、か?( ぜぃ、と鳴る喉から搾り出す声は、余り聞きやすいとは言えないもの。けほ、と喉を整えて、目前に広がる光景、あられもない聖女の姿に、視線が泳ぐ。何がタチが悪いかって――…その、ボンテージもとい、拘束具にしか見えない装束から、確かに聖性を感じ取れるのが、どうしたものか。) [Thu 3 Aug 2006 02:31:12]
◆セレス > ( この娘がいつ何処で何処から連れてこられたのか、誰も知らない。否、誰か知っているのかもしれないが、少なくとも聖女自身は何も話さないし、世話をする修道院の誰もがただ「聖教会に認められた事情のある娘である」としか知らなかった。 その「何だか分からない娘」は何にせよ呪いや祟りの類を全て飲み込んで、消滅させてしまうというありがたい存在であり――――それ以上は誰も言及しないまま、今に至る。 ) ンぁ…あ、あ、は、ぅ――――――――…! ( 外套から差し出された腕は肘上まで黒い革で覆われ。 はだけて覗くのは同色の拘束衣。 じゃらじゃらと音を立てていた金色の鎖が床に広がり、聖句が強まると共に聖女は床に崩れ落ちる。 びく、びく、と身体を震わせて頬を染め、身体を丸めて荒い呼吸を繰り返し―――――どす黒い悪性の何かは、消滅こそしないものの一先ず静まり返った。 ) [Thu 3 Aug 2006 02:12:25]
◆サンク > …その時のように先遣隊を派遣して――…と言うにも、規模が分かりませんし。そも、見て分かるような「何か」があるのかも分からないのが、痛い所ですわね――…セレス様…大丈夫、です…か?( あの砦は先遣隊の調査が十分だった事と、ダンテと名乗った謎の女が姿を消した事で、滞りなく殲滅されたというが――…細かな取りこぼし程度は、まだ残っているのだろう。全域浄化にはまだ及ばない。思い出せば溜息が零れそうな記憶は、今、目の前にある光景で思考の片隅へと追いやられる。 ――…もう、間違いは無い。彼女が動くたびに鎖の音。でも、何故。僅かに垣間見える黒い手袋やブーツ、羽織る聖色たる白とは裏腹の漆黒から鑑みるには、聖女という肩書きが邪魔はするが。 苦痛と恍惚、相反する響きを訴える聖女の姿に、きりり、と尖る感覚は――…人ならぬ属の。) 大丈夫。此処は聖なる場所。聖なる地。恩恵、威光の降り注ぐ場。 ――…侵食は許しませんが故に、直ぐに――…、( 聖堂にて木霊するには、余りにも隠微な響きが、背筋をぞくりと震わせるが。細めた色違いの青は、焦燥を押し込めて。) ――Sanctus. Dominus, Deus Sabaoth ! ( 浄化に呪に、聖性付与の――聖別の力を重ねやる。 ぞろりと、白い光の中に押し込められた黒の点を見据えるように瞳を眇め。 弓手が一点を貫くような声で高らかに謳う聖なる句。 もしも抵抗を試みるものが「悪性」そのものであるならば、その存在を押し込めるように。弱めるように。浄化の句は発される。) [Thu 3 Aug 2006 02:00:58]
◆セレス > ――――そう、どうにか、根源を見付けられれば…先だっての砦がどうとかの時、みたいに――――( 小耳に挟んだアンデット砦の話。 恍惚として少し汗ばんだ顔でぼんやりとそんな事を思い出した。 大聖堂の術師と騎士団を派遣して殲滅したそうな。 とてもホワイティア的行使だと、残念ながら世間知らずの聖女には分からなかったが。 今度もあんなふうにすれば良い、という風には思った。 それよりも、それよりも、今は目の前の小さな掌に視線が釘付けになっている。 皮手袋で触れても駄目だ。 直に触れたい。 触れてみたい。 その手を捕まえて己が頬に触れさせようと緩慢な動作で、ずり、と一歩また前に出て頬を近づける。 じゃらりと鎖が鳴った。 ) ん、う……ぁ…サンクさま…痛い…ッあ、は! ( 聖句に苦しんでいるのか、抵抗を試みる何かが内側から痛みを訴えるのか、酷く淫猥な声を上げて舌を出し、息を荒げる。 聖女、とは言い難い痴態。 日頃地下深くに隠された事実の一端を垣間見せる。 ) [Thu 3 Aug 2006 01:46:10]
◆サンク > ( まだ子供と侮られているのか、敬されているのか、大聖堂の聖女の耳に届くその類の情報も、決して数多くは無い。見目よりは年も経ている上に本性はアレなものだから、「知らされている」以上に知ってはいるが。 ――…しかし。屈託無く微笑む聖女の前で、何がしかを持ち出すのも無粋。それを望む者は今、此処にはいないのだから。 緩やかに返した笑みが、話の――感覚の最中に立ち入ると、思案めいた曇りを帯びて。) ――…島の何処か、ヴェイトスの近くで何かが起こっているのかもしれませんね。 何処と確定出来れば、動きようもあるのですが……。( 聖女の為す奇跡の形を知りはしない。只、「そういう能力」があるのだと察する事は出来た。聖なるかなと称えられる根幹が紡がせたのであろう言葉も、己の曖昧な感覚も、何か事を起こすにはまだ足りない。じり、と微かな焦燥に軽く唇噛んで。) ――…セレス、様。( 此処は聖域。聖堂の最中。ヴェイトスに広がる曖昧な悪意――その予兆は鮮明に感じ取れずとも、目の前の聖女から発せられる、確かな「聖性」に混じる微かな違和感に、仕草を押し留める為と言うよりは、彼女の意識を呼び覚ますように、しっかりとした音で名を呼んで。) 聖なるかな、聖なるかな――…いと高き場所より主は見やる。故に此処は今、全て聖なるものと謳われた―――。( 翳された掌から零れ広がるのは、異端や魔を容れる事無き浄化の光。祈りによって人に齎される恩寵では無く、尖兵としての属が持つ聖なる力。) [Thu 3 Aug 2006 01:30:16]
◆セレス > ( そして当の聖教会側の聖女は、“聖女認定”などという仰々しい肩書きとは裏腹に、そういう裏事情や権力の話とは遠く切り離された地面の下に隔離された存在。 正直、大聖堂と仲が悪いとか言われてもあまり区別すらついていないような現状である。 裏心無く微笑む顔は心底友好の意を込めて。 ) 根源はクリスティアよりもヴェイトス市に近いと感じました。 それが何処なのかは分かりませんけれど―――――「呪い」や「祟り」の類だとしても、私一人で抑えられる規模ではないと思います。 ( 感じたこと、思ったことをそのまま口にしている。 説明しろと言われても出来ない、勘みたいな――――それこそ、「聖女がそう感じている」以外のなんでもなく。 ) ――――…あ。 ( 不意に翳された掌。 大人しく従い、頭を垂れて待とう、か、と、思った、けれど。 翳された小さな手が酷く暖かく、柔らかく―――美味しそう、に思えて。 自然と黒い皮手袋の手がその小さな手を包み込もうと伸びる。 小さな司祭には、違和感を感じる事が出来るだろうか? “聖女認定”の中には聖性と悪性が同居している。 厳密には、こびり付いたドス黒い悪性を、外付けの聖性が無理矢理押しとどめている。 その中にある黒いものが、呼応するように暴れ出していた。 それが不調の正体だ。 ) [Thu 3 Aug 2006 01:14:35]
◆サンク > ( 今の所は、互い主流は穏健派。だからこそ、表立って穏やかな甲理由めいたものも存在する現状。――…あくまで、現在は、という所が危うさの所以ではあるが、今此処で角付き合う必要も無い。その意図も無いのだし。 生まれつきという言葉に、あやふやな噂の一端が真実を捕まえていた事を知り。同じくある種の生来ではあっても、恐らく根源を異とするものは、興味深そうに一度瞬きをして。) …災いの予感。( その眼差しが、まだ曖昧な。それでいて拭いようも無い不吉さを湛えた言葉に曇りを帯びる。逡巡めいた間は、己の中にも燻るある種の感覚を認める為の儀式めいて。 は、と大きく息を吐き出すと、真紅の眼差しに視線を合わせ。) はっきりとしたものは分からないのですが、曖昧に――…おかしな感じは、私も。…曖昧過ぎて、それを根拠に何かを起こせるという程のものでもないのですが――…ですが。今、セレス様の言葉を聞いて。あながち、錯覚ではないのだと。 ……少し、失礼致します、ね。( 憂いと言うには苦味の勝る声音を紡ぎながら、す、と聖女の前に手を翳す。 ――…確認と言えば聞こえは悪いが。) ……聖なるかな、御心の世界は恩寵の下に。( 小声で唱えるのは、浄化の式。 此処は大聖堂。ヴェイトス市の中でも屈指の聖域には違いないが。それでも、何か変化は訪れるのかと。) [Thu 3 Aug 2006 00:58:48]
◆セレス > ( 確か彼女は大聖堂の「聖女」だと聞く。 小さくて可愛らしいし、良い子っぽいし(※疑う気配すらなし)、何だか自分と同じ肩書きを持つ彼女に親近感が湧いた。 その実、大聖堂に認定された聖女と聖教会に認定された聖女となると、どちらかが異典の偽聖女呼ばわりされかねない危うい関係ではあるが。 ) 生まれつきこういうことはよくあるんですけれど――――今回はちょっと、違うみたいです。 「聖域」から出るとそれなりに苦しいものですけれど、今は立っていられるかどうか。 ……――日ごとに強くなります。 災いの予感が。 ( 自然な流れのように話はかみ合う。気だるげに椅子に腰を下ろし、視線の高さを合わせた。 ) [Thu 3 Aug 2006 00:44:54]
◆サンク > ( 先達ての「聖剣戦争」のようなイレギュラーとは違う。――…ある意味、今回の訪問こそがイレギュラーかもしれないが。 あの時は、奇跡こそ顕現しなかったが、聖教会と大聖堂の代表者がそれぞれ残った事で面子的には痛み分けだったとか。 線の細いアルビノイアの少女――聖女を目前にして浮かび上がった情報を、緩く頭を振って整理して。) ええ。まだまだ至らぬ身に御座います。 では、セレス様と。( 謙遜のつもりでも無く、軽く苦笑い。改めて一礼を向け。) ならば良かったですわ。一度御挨拶を――と思っていたのですけれど、御身体に障っては元も子もありませんし。 ……聖堂から、出たら?( じゃらりと、今度こそ確かに聞こえた鎖の音に視線を上げれば、其処には、聖女の姿。奇妙に背徳を誘う二つの因子に眉を寄せたのは一瞬の事。怪訝そうな色は、その言葉の方へと観点を移し。むう、と暫し考え込む。 聖教会の“聖女認定”については、隠匿されて、己も詳しい何かを知る訳では無い。生来の聖なるものだと――下まで届かぬ噂程度の話。だから、) ……やはり、何か――…おかしな事が、起きているのでしょうか…。( 脈絡を繋げるというには薄弱な、予感の欠片は。意図とは別の所で、ぽつりと零れ落ち。) [Thu 3 Aug 2006 00:33:03]
◆セレス > ( 小さな仕事を終えた帰り道でのことだった。 聖教会としても無闇に大聖堂に出入りすることを好しとしないし、その上での再訪となるとかなり異例の話である。 ) 確か、司祭様になられたばっかりだとかで…はい、ではサンク様。 私も長くて面倒臭いのでセレスとお呼び下さい。 ( そうサンク様。 頭の中でそうそう、と頷きながらマイペースに言葉を返した。 人様と接する機会が少なく、どうも名前を覚えるのは苦手だ。 道を覚えるのも苦手だしお金を数えるのも苦手だしヴェイトス市の味付けの濃い料理も苦手だけれど。 ) あ、いえ――――丁度終わった所でした。 身体が火照って眠れなかったもので……具合は、正直あまり良くはありません。 多分、大聖堂から出ればまたぶり返すと思います。 ( 小さな司祭さまに歩み寄れば、また微かに鳴る鎖の音。 首の後ろから背中にかけて垂れ下がる4本の長い鎖。 拘束具の一部。 どこか他人事みたいな口調で本当の所の話しをして、雨の降る聖堂の外を見遣る。 ) [Thu 3 Aug 2006 00:18:52]
◆サンク > ( クリスティアから訪れたという、聖女認定――元々訪問の予定では無く、酷く急な話だったという事と。体調を崩されているらしいという事が気になって訪れてみた部屋は空。通りすがりのシスターから、「聖堂の方に向かわれたようです」と話を聞いて、訪れてみた先で見たものは――祈りを捧げる敬虔な姿。 大扉を両手で押さえ、ともすれば扉の付属品じみた子供が、振り返る姿に笑み向けて。) ――…その呼ばれ方は、まだ慣れなくて。どうぞ、サンクトゥス――サンクとお呼び下さいませ。セレスティア様。( 司祭さま――その呼ばれ方に、一瞬天を仰いだ。誰の事なのかと問いたくなるが、己だ。虚ろな遠い目は、視線を戻す頃にはがっちりと着込んだ猫の下。 よいしょ、と扉を退けて、聖堂の中に足を踏み入れる途中。金属が軋むような、鉄の輪、鎖の響きに似た音色に、きょろきょろと視線を数度惑わせた。――…該当するものは見当たらず、軽く小首を傾げながら。) …お祈りの邪魔をしてしまったならば、申し訳御座いません。お加減の程、如何でしょうか…?何かご入用の物等御座いましたらば、用意致しますので。( 立ち上がる姿は、まだ覚束無いように見えたから、少し小走りに駆け寄って。 ――…仄かに染まった柔らかな頬が可愛らしいとか考えて累場合じゃないので、雑念は押し込めて。よし。 声音に混じるのは、心配めいた微粒子。) [Thu 3 Aug 2006 00:06:17]
◆セレス > ( 何が起きているのかも分からないし、何も出来る事が無い。 酷い結論。 ようするに原因が分からないから我慢しているしかない、というのが現状だ。 もともと丈夫ではないけれど、治る見込みの無い病にかかったみたいで気が重い。 大聖堂から出る事すら可能かどうか怪しいところ。 ) ……折角、お別れを言い忘れた何人かと再会できたかもしれないのに。 ( 全然お祈りになってないな、と小さな溜息を吐いて目を開ける。 丁度そんなタイミングで背後からかかる声に顔を挙げ、振り返った。 声の主は小柄な、女の子、といっても良いくらい。 ただその姿は何度かみかけた覚えがあって、大聖堂の司祭様だと聞いた。 確か―――― ) さ さ さ ―――――司祭さま。 ( 名前を 忘れた。 ) ( おずおずよろりと立ち上がった聖教会の“聖女認定”は聖教会所属を意味する青い刺繍の入った白外套に身を包み、もともとピンク味がかっている頬を赤く染めている。 外套から覗く手足は黒い革の手袋とブーツで包まれ、じゃらじゃらと何か鎖を鳴らすような音が聞こえるかもしれない。 ) [Wed 2 Aug 2006 23:56:40]
◆足音 > ( 夜の空気に混じるのは微かな硬質の響き、軽い足音。それは聖堂の扉の前にて止まり、小さくきしむ音色と共に、扉が細く開いていく。) ――…セレスティア様?( 視線巡らせた先には、膝折りて祈り捧げる聖女の姿。微かな逡巡の後、まだ子供じみて高い声が、遠慮がちに名を口に。) [Wed 2 Aug 2006 23:48:12]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( ――…コツ。)』 [Wed 2 Aug 2006 23:42:17]
◆セレス > ( イメージは堰を切った濁流。 その大量の塞き止められていたものが遠からず押し寄せ、飲み込み、台無しにしてしまう。 そうなる前にどうにかしなければいけないけれど、何処が決壊したのかが分からないのが現状だ。 そんな曖昧なイメージを持つ当人ですら、具体的になにがどうなのかを理解していないし、間違いない事なのかも分からない。 起きるかもしれないし起こらないかもしれない。 ただ、とにかくそれが理由で自分が体調を崩しているのは確かで、全然よくない事なのも確かで。 ) [Wed 2 Aug 2006 23:39:54]
◆セレス > ( 今日も具合はよくならない。 まるで日ごと命が消耗されていくかのような酷い発熱と疲労。 鈍痛。 生温い夏の空気はめいっぱい吸い込んでも肺の中を冷やさず、食事も咽喉を通らない。 ただ毎晩のように悶え、魘され、遅い時間に眼を覚ましてこうして歩き回っていた。 聖堂に足を踏み入れれば、十字架に掛けられた主の前に膝を折り、静かに祈りを捧げる事にした。 いっそ朝までこうしているのも良い。 眠れやしないのだから。 ) [Wed 2 Aug 2006 23:30:47]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『 聖堂の中、膝を折って祈り。 』 [Wed 2 Aug 2006 23:25:19]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『――…熱でも、出そう。( べしゃれ。頬杖崩して、机の上に突っ伏した。)』 [Wed 2 Aug 2006 03:16:17]
◆サンク > ( 実際、何がどう、という訳では無い。それなりに平穏で、所々きな臭い。それを日常と呼んでしまえばいっそ陳腐なのかもしれないが、日々の流れは滞りなく続いている筈。 ――…筈、なのだが。 そ、と胸元に指先を宛がってみる。伝わる鼓動が、少し早い。まるで熱でもあるかのように。) …何か、落ち着かないんですのよね……。おかしな気分。( 身体は心に。心は身体に引きずられるもの。ならば、この鼓動の速さはどちらが導いたものなのだろう。人としての肉体か。それとも。 ――…もしも、だとすれば。それは、決して良い事とは言い難い。漠然とした不安感はくすぶるばかりで、何一つ形になってはくれない。 ざわつく感覚だけは、途切れないというのに。) [Wed 2 Aug 2006 03:11:10]
◆サンク > 何かお力になれる事があれば、とも思いますし。…長旅でお疲れの部分もあるのでしょうから、ご入用のものが此処にあれば――…とも。( 何か特別に御用でも?とでも問いたげな視線を向けられて、かくりと小首を傾げて子供じみた笑みと言葉ではぐらかす。神官の手から書物を受け取ると、有難うと礼の言葉を述べて。 ――…神官が退室し、扉の閉まる音が消える頃。持って来て貰った書物を開く事も無く、机の上に頬杖を着いて。) ――…お聞きしたい事は、うん。御座いますのよね。一応。( 別段、企み事があって隠した訳じゃない。胸中にあるものは、いざ言葉にしようとすると途端に輪郭を曖昧にしてしまって、自分でもどう説明するべきか分からなかったというのが真相。) [Wed 2 Aug 2006 02:54:59]
◆サンク > お倒れになっていらした…と。まだ、具合が余り宜しくないのかしら――…。( 執務室と言えば、何処か堅苦しい。聖堂の中、任を果たす為に与えられた一室で、書物を運んできた神官から聞いたのは、昨夜大聖堂に訪れたクリスティアの聖女の話。 体調が優れないという事で、先程も廊下で倒れていらしたとか――。) …今度、伺ってみて…大丈夫、でしょうか。お加減が優れない所、騒がしてしまうのも申し訳ないのですけれど…。 [Wed 2 Aug 2006 02:49:14]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『 ――…あら。』 [Wed 2 Aug 2006 02:45:17]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 そして力尽きて廊下に転がっているのをまた、担ぎ上げられるのだ。 』 [Wed 2 Aug 2006 00:26:31]
◆セレス > ――――――あれ。 ( ぼんやりと霞む思考の中で、「ああ、美味しそうな匂い」とか間の抜けた感想が先に頭を過った。 食堂? あれ、こっちは書庫が在るほうで、その先に進むと確か聖堂に向かう廊下が長く長く続いていて、とか頭の中で組み立てていたやわらか地図が跡形も無く消え去った。 ) あれ。 ( もう一度。 食堂が此処ということは階段を下ると大浴場…があるのは青猫で。 頭の中でもう一度「あれ」と呟く。 とりあえず誰も居ないようなので、闇雲に歩き回ってみる事にした。 ) [Wed 2 Aug 2006 00:23:49]
◆セレス > ( *道に迷ったようだ。 ) [Wed 2 Aug 2006 00:18:15]
◆セレス > ( 酷い風邪をこじらせた患者が起き上がるように、緩慢に気だるげに身体を起こし、暫しベッドに座ったまま目を閉じる。 もうほとんど丸一日ベッドに横になっているし、こうしていても仕方ない。 別に立ち上がれないわけでもないのだから、とあまり無い気合を入れて意を決した。 聖教会の紋章が青い刺繍で施された白外套を羽織り、よろめくように扉を開ける。 確か聖堂は―――――。 ) [Wed 2 Aug 2006 00:13:33]
◆セレス > ( そもそもこの苦痛、此処でじっとしていれば治まる類のものだろうか? 「聖域」に分類される此処から外に出れば間違いなくもっと酷い状態になるが、何らかの方法で解決しない限りきりがない気もする。 薄いかけ布団に包まってもぞもぞギシギシ音を立てながら卑猥な声を上げる女が何を出来るかも怪しい規模だが。 ) 【聖典概念】でもあれば―――――。 ( 聖教会に返還された聖剣は当然手元には無い。 そもそも特定の用途の為に作られたあの聖典は、今現在あの時ほどの力を持っていない。 あんなに身体が軽かったことが今になって惜しいと感じた。 ) [Wed 2 Aug 2006 00:04:42]
◆セレス > ( 日がな一日地下室――――地下牢のような所に閉じ篭って一人過ごす娘だ。 本を読む、少し運動する、祈りを捧げる、日記を書く、食事を取る。 それ以外の時間の使い方を知らないし、人目が無い事も手伝っている。 コソコソと自慰に耽ることなど珍しくは無いし、なにより「発作」が起きている間は軽い興奮状態にある。 頭はぼぅっとするし、身体は鎖で繋がれてそれこそ本当に全ての自由を奪われる。 石床に転がったまま身体を捩って、痛みから逃避するように快楽を求めるのは自然な流れだった。 あれこれ頭の中で言い訳しながら、指先は拘束衣で固められた股の間にも伸びる。 ) [Tue 1 Aug 2006 23:47:42]
◆セレス > ( 痛みから逃れる為に別の事を考えようと目を開ける。 外では相変わらず雨が降っているようで、それが余計に空を遠くして加護を薄れさせるのかもしれないなどと想像する。 いや、でもそれだと雨も雪も降らない砂漠こそ恵まれた地だって話になる。 いや違うな、と取りとめも無い空想に逃げ込んだ。 それでも頭の片隅にイタイ、イタイ、アツイ、アツイ、という短い言葉が繰り返しているのだけはどうしようもなく。 個室なのを良い事に、拘束衣から露出した胸の辺りを皮手袋で包まれた指先で弄り始める。 案外こんな事をしているから神様のご加護が遠退くのだろうか。 ) [Tue 1 Aug 2006 23:33:42]
◆セレス > ――――――…ッううう、ぁ…くぅ…! ( 少し油断するとこれだ。 上下幅の激しい波が身体を襲い、呼吸は荒れ、身体は火照り、手足がひくひくと痙攣するのを押さえようと丸くなってシーツを乱す。 犬みたいに舌を出して呼吸しないと、身体の中から焼け爛れてしまいそうだ。 多分全て幻痛というやつで、身体の中に何があるわけでもないのだけれど。 ) [Tue 1 Aug 2006 23:22:35]
◆セレス > ( 未だ頭ががんがんする。 意識はあっても痛みに邪魔されて、あまりまともに思考することは出来ないかもしれない。 大聖堂に担ぎ込まれたという事自体は理解していたし、此処に来てこれでもだいぶ楽になった方だ。 神官に抱えられて此処に辿り着いた時の自分は、見るに耐えない姿をしていただろうな、なんて他人事のように考えながら瞳を開いた。 前に泊まった事のある部屋だ。 3ヶ月――…くらい前になるのか。 時間の感覚は元々鈍くて、懐かしいようなつい先日のような。 ) ――――また来ちゃったんですね。 ( 聖教会は良い顔をしないだろう。 所属の手駒がこう年に何回も大聖堂を訪れて寝泊りしていくというのは。 大聖堂寄りに染まったのかと勘繰られても仕方が無い話。 ) [Tue 1 Aug 2006 23:16:34]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 ―――宛がわれた個室で眼を覚ます。 』 [Tue 1 Aug 2006 23:11:46]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( 脱兎のごとく逃げ出したっ!! )』 [Tue 1 Aug 2006 00:16:14]
◆フォス > ( ――――――ばっちり熱心に仕事をしていたシスターと視線がぶつかった )( にはっははは。苦笑い ) [Tue 1 Aug 2006 00:14:57]
◆フォス > ( どうせ今頃雨漏りがしてそうな場所から本を避け、別の場所に保存していることだろう。もしかしたら雨漏りの修復なんてことをしているかもしれない。とてもめんどくさい。 ) ――― ( 一服 )( あんなのは熱心なシスターや神父がやっているものである。 ) ――――ご苦労様なこって ( あまりにも熱心ではないと自覚している。このままではやばいとも自覚している。それでも行く気が起きないのだからしょうがない。 )( 彼はふぃー、と煙を吐き出した ) ・・・・・・流石にそろそろ終わっただろうな ( すでに時刻は明日になっている。 あとは朝を待つだけで新しい一日が始まる )( 彼は煙草を指に挟んだまま、茂みの中から顔を出す。 そろそろと起き上がり、書庫の中を窓から覗いてみる ) [Tue 1 Aug 2006 00:08:54]
◆フォス > ( 一本を吸い終れば彼は恐る恐る周りを確認する。 茂みの中から顔だけをひょっこり出して、右を見る )( 左を見る )( そして後頭部の先は壁だから確認しない。前方を確認して人気が無いことを確認すると彼は茂みの中に顔を引っ込めた。 ) ―――よしっ ( これならば二本目に火を点けたとしてもばれないだろう。 )( 彼は懐から煙草を取り出して火を点ける。 ゆっくりと大きく紫煙を吸い込み、吐き出す。 細長い紫煙がゆっくりと夜空へと昇る。 )( ふいーっと吐き出す。茂みの上には書庫の屋根。 ぼたぼたと雨粒が落ちてきている。 彼は慌てて煙草を引っ込めた。 火が消えてしまっては意味が無いではないか ) ――これだったら、書庫は大変だな ( 逃げて正解だったな、と彼は思う。 終わって人気が無かったころを見計らって書類を閲覧して帰ればいい。 それでいい ) [Tue 1 Aug 2006 00:05:01]
◆フォス > ( そもそも彼は居たから手伝いを頼まれたのだ。 居たのが悪かったのだ。 )( たまたま雨季なのに雨漏りをしていたらしい古い書庫。そこに近づかなければよかったのである。 )( だが、報告書や仕事に使う資料を求めて入ってしまったのが不味かったのだ。 )( 我らが偉大なる父上はひどいと彼は思う )( なんで雨季を作ったのか、書庫になんで雨漏りなんかを作ったのか、なんで自分をそこに向かわせるよう仕向けたのか ) ――――・・・・・・・。いや、それはないな ( 彼はしばらくの黙考の後、そう結論付けた。 これは偉大なる父上殿仕業ではない )( あるとすれば、それは天使の仕業だ。 ええい、人――天使だけど――を人間界に落としたのにも飽き足らず、こんなことをしてまで更生させようとするとは! あの上司め ) ・・・・・・仕事熱心なことで ( ふん、と彼は鼻を鳴らした。 )( しかし、これは神様でも天使の仕業でもない。 ただの偶然であった ) [Mon 31 Jul 2006 23:59:25]
◆フォス > ( しかもばれないように、である )( 中庭の端っこの端っこ。 茂みの中に隠れるように煙草を吸っていた。 ) ―――― ( 彼はこういうときの煙草が一番美味いのだと、しみじみと思う )( 大聖堂に用があってやってきて、用事を済ませて帰ろうかと思ったら手伝いを頼まれた。 なんでも、書庫の整理とかそういうのである。非常にめんどくさい。だから彼は逃げ出した。しかし何処に行ってもすぐに見つかる。だから中庭に逃げた。中庭に逃げるしかなかった。 )( そして、 ) ・・・・・・ ( 茂みの中で休憩がてら煙草を吸っていたのだ。 時刻はすでに日にちが変わろうかと言う深夜。それでも途方も無い聖書やそれらに纏わる話や報告書をまとめたものの整理は終わらないらしい。 )( いまだ、積極的に探す気配を感じないだけで、人の行き交う音や書庫の明かりは消えていない。 )( ちなみに、彼が隠れているのは中庭に面した書庫の壁を背にした茂みの中である ) [Mon 31 Jul 2006 23:53:47]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『彼は煙草を吸っていた』 [Mon 31 Jul 2006 23:48:24]
お知らせ > ユリアさんが帰りました。 [Sun 30 Jul 2006 17:55:31]
◆ユリア > さ、て。 ( もう帰らないと――。 杖を手に、ゆっくり立ち上がる。此処で体制崩したりしたら顔面血だらけになりかねないから。ベンチに突っ込んで… ) 今日はご飯作って、待っててくれるって 言ってたものね。 ( メイドさん、というよりは付き人と言った方がしっくりくる40半ばの女性を思い出し、動作に気合を入れる。少しでも早く帰って、休息して、そして今日の報告だ! 歩みも心なしか速くなる ) [Sun 30 Jul 2006 17:55:11]
◆ユリア > ( 絞った唸り声。微かにだけれどあげてみて…やっと息を吸う。結構長く止めてたものだから肺が一気に膨らんだ。それと同時に項垂れた頭も起こして、改めて眺める庭園。一度落ち着いてしまうと中々動けない悪い一面が覗く。 疲れるから、仕方ないかも知れないんだけど。 …それにしても、手が痛い… ) 家に帰ったら、冷やさないとね。 ( 嗚呼、そういえば。この手で杖を使うんだ。 ) ( ぞわっと背筋を走る冷たい感覚。もっと考えて行動しましょう。何度勉強しても駄目な鳥頭。日常生活に弱い弱い ) [Sun 30 Jul 2006 17:48:39]
◆ユリア > ( こんな時に自在に癒しの力とかを操れたら最高だと切に思うのだ。足を怪我した時から何かとドジも増えたから… ) ( 勉強や修行をして、立派にならなくちゃね ) ( それは養父母の為でもあり自分の為でもあり。 呪いを解いて、聖女と呼ばれたあの日からの、人の役に立つという夢。 徐に赤くなりジンジン痛む両手をぶんぶん振って、遠心力で誤魔化そうとしてみる。 そんなに誤魔化されず、涙を呑んで項垂れた。 ) [Sun 30 Jul 2006 17:47:22]
◆ユリア > ( 少しその場で探してみて、ここからだと見えにくいけれどベンチのような物を発見。思わず笑顔。 ) やった! ( 小さく拳を握って呟いた。人の歩く速度の半分くらい、それくらいの遅さで向かうはベンチ… ) ん〜〜〜 っぅ ! ( やっとの思いで腰を落ち着けると、脇に杖を立て掛け、声が人に聞こえようが気にしない風に思う存分伸びをした。脚は綺麗に合わせて ) ( ぱたり… 両手を重力に任せて落とすと、鈍い音と鈍痛――… ) い” !!! ( たー… まで出ず、喉に詰まる。呼吸も止まる。ベンチにぶつけたその手は、結構な痛みを訴えているそう ) [Sun 30 Jul 2006 17:42:05]
◆ユリア > はぁー… ( 挨拶も済ませ、一息つこうとやってきたのは、聖堂脇の庭園。綺麗に手入れされたその場所で大きく深呼吸をする。とはいっても、左手では杖をしっかりとついているのだけれど。 ) ここ、一般にも開放されているのかな。 ( 見た感じではそうらしい。 それはそうと、そろそろ腕も足も疲れてきたところ…疲れを表情に滲ませつつ探すのは座る場所。流石にこの服で地べたなんて座れない。 ) [Sun 30 Jul 2006 17:36:43]
お知らせ > ユリアさんが来ました。 『( 聖堂脇の庭園 )』 [Sun 30 Jul 2006 17:32:55]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『 …因果は結構横暴ですわよね。( 応報?横暴。…自業自得と言えばそれまでか。)』 [Thu 27 Jul 2006 00:28:43]
◆サンク > ( 若輩、未熟の身には違いないのだから、それ程気負う必要は無いのだが。多少発言権が増えて、関与する力が大きくなって。そして、雑用がごっそりと増えるだけだ。) ――…うああ、ロクな事じゃない…!( 思わず頭抱えて、小声で悶絶。無理は禁物。無理は禁物。呪文のように唱えてぜーはー。 ――…明日には通達が回るのだから、ある意味今は気楽な時間。はふー、と溜息一つ零して。) [Thu 27 Jul 2006 00:28:04]
◆サンク > ( それを囚われたと感じてしまうのも、堕落には違いないのだろう。在るべきもの、天の御使い。そんなたいそうな代物であった事は、今も昔も無いのだが。 ――…目を閉じると脳裏に蘇る声。遠い記憶の何か。そして、つい先刻賜った言葉。天ならぬ、人の声。) ……司祭位、か。( 実際に祭壇に立って説教なりをする機会は少なそうなのが救いか。やれと言われたらむしろ逃げたい。そういえば、昔は聖歌隊の練習からも逃亡したっけなぁ、と今はシスターげふごふならぬ、少女姿に変じている某エクソシスト氏との逃避行※間違い。 なぞ、記憶から掘り起こしてみる。現実逃避?否定はしない。) [Thu 27 Jul 2006 00:08:27]
◆サンク > ( 事実、今でも奉仕活動に人手として携わってはいない気がする。いや、掃除とか炊事とかの方面に関して、徹底的に適正が無いだけという説もあるが。やかましい。 非力な筈の手が掃除洗濯に携わった途端に見事なダストロイヤーになるのは、いっそ七不思議の領域だと思うが、もうさて置け。 ――…だから、別の方面に携わる事にしたのが、そもそもの分岐点。もしくは間違い。) 手段が目的になって、目的を忘れてたんですのね、いつの間にか。 ――…それでいいんじゃないかとすら思っているのだから、酷い堕落。( 実家に説明した理由はどうであれ、変容した自我を悟られない為に家族と距離を置いて。内在する聖性に不信を抱かれないように聖女としての立場を確立して。手段であった筈のそれらがいつの間にか目的そのものに変わっているのは、結局。人の身に受肉しようと逃れ得ない性といった所か。沈黙に溜息を溶かして、膝に額を押し当てる。) [Wed 26 Jul 2006 23:48:51]
◆サンク > ( 届かないもの、手を伸ばせないもの。想定すらしなかったものは、どれだけ硬く手を握っても零れ落ちていく水か砂か。 人の手に紡がれた模式の図を模倣と断ずるには、己で記憶も資格も足りない訳で。それでも感じる僅かな齟齬は、記憶ですら無い本能か。雑多の思考を意識下だけに任せて、上げた視線はぼんやりと。) 本来と申しますか。むしろ本末転倒と申しますか。 ――…そも、何の為に此処にいるのやらって事ですわね、我ながら。( この身は異国の貴族。良家の息女が行儀見習いめいて修道院する事も多いもので、その一員として数えられていたのは事実。 ――…実情はともあれ。その認識とて然程事実から離れていた訳では無かったのだが。) [Wed 26 Jul 2006 23:01:00]
◆サンク > ――…何と言いますか。( 呟きは小声でも、周囲の沈黙は響きを喧騒の中に隠してくれないから、やけに響くように感じてしまう。それも、この耳が聞いているだけだとしても。――…否。此処が祈りを捧げ、届ける為の場ならば。聞き届ける可能性は、もう一つ。頬杖はその侭、視線だけが緩々と上向いて。その先にはステンドグラス。壮麗の色彩で描かれた、聖画の模式図。聖人が差し伸べる手は、それもまた天の模式。) [Wed 26 Jul 2006 22:45:06]
◆サンク > ( ミサも終わり、訪れる人の途絶えた礼拝堂の内部は、敬虔な信徒が祈りを捧げる厳粛とも、高司祭が教義を説く荘厳とも掛け離れて、只沈黙のみが満ちている。壁に掲げられたランプの明かりのみがやんわりと闇を照らし出す空間の中、礼拝席の最前列にて、膝抱えて頬杖着くのは小柄な影。) [Wed 26 Jul 2006 22:38:36]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( 礼拝堂の中。)』 [Wed 26 Jul 2006 22:36:18]
お知らせ > アザリーさんが退室されました。 『 シスター・アザリア(重装型)誕生。二段パワーアップの一段目みたいな。 』 [Wed 26 Jul 2006 01:48:19]
お知らせ > ティフィスさんが退室されました。 『(第32話:新たなる力――完(何)』 [Wed 26 Jul 2006 01:46:28]
◆ティフィス > ( まぁ、所詮仕事にできない程度の趣味ですし。(ひどいこといった)遠ざかるパプテス呪術に笑顔で手を振って、礼を言うアザリーに、軽く首を横に振って見せた。 ) 『お礼でしたら、父なる神に。貴女とその武器がめぐり合ったのも、きっと何か意味があるのでしょう。その歩む道の先に、天の祝福があらんことを。』 ( もう一度胸の前で十字を切ると、にっこりとうなずいた。 ) 『私もそろそろ部屋に戻ります。お気をつけて、シスター・アザリー。』 ( 軽く会釈をすると、きびすを返し、聖堂の中に入っていった。 ) [Wed 26 Jul 2006 01:45:16]
◆アザリー > ( だって言う事聞かないんだもの。 ※真顔。 ) うーん、ホントですね。 投げる以外の使い方はあんまり考えてませんでしたし――――ちょっと鍛えなおしかもです。 ( 小型のメイスくらいと考えればある程度振り回すことは出来るが、流石の重量。 使いこなすとなるともうちょっと鍛錬が必要なような――――趣味2:パプテス呪術が遠ざかる…! ) 本当になにからなにまで有難う御座います――――凄く長いことあれこれ引っ張りまわしちゃいましたね。 そろそろお暇しないと…今度改めてお礼しますね! ( 気がつけば遅い時間。 また今度お土産でも持って来ようと心に決め、そろそろ帰るという意思表示を。 ) [Wed 26 Jul 2006 01:39:39]
◆ティフィス > ( 最後の悲鳴! それ悲鳴! ともあれ、あいきゃんふらーい&ゆーきゃんふらーいな世界とは縁遠いティフィス。話を聞けば利くほど微妙な顔をするだろう。 ) 『でも片手でひとつを支えないといけないので、女性の腕力では――シスター・ジャスティスなら、あるいは。』 ( 双檄のように、自由自在に振るうことができるかもしれない。投げてよし、殴ってよしの武器らしい。 ) 『でも、それはもともと鍛え抜かれた神官兵が使うはずだったものですから。くれぐれも無理はならさないでくださいね。』 ( 両手でひとつずつ振り回せるようになればかっこいいのかもしれないが、現時点では確かに微妙。アザリア・ヘミングウェイの伝説は、ここから始まる? ) [Wed 26 Jul 2006 01:32:37]
◆アザリー > ( 個人的に投げ飛ばしてただけである。 酷い誤解。 畑とか湖とかでふざけながらあははうふふウギャーとか和やかにやってたんですよ…! ) えー!? これ武器だったんですか…!? しかも2つひと組…!! ( どこのあくましんかんですか。 若しくは清めの音とか出す鬼。 活躍想像図がえらい具体的になってきたもので――――。 ) …いちお、投げて良いんですね。 とりあえず、お借りしているって形で使わせて頂きますね―――――。 ( 両手にずっしり重い鉄の十字架を握るシスターの図。 非常に微妙な生物がここの爆誕しました。 ) [Wed 26 Jul 2006 01:21:50]
◆ティフィス > ( 何とも恐ろしい風習のある村だ。少なくとも故郷のクリスティアではそんなことはなかった。話を利けば聞くほど、世界は広いと実感するティフィスであった。 ) ( 倉庫に入ると、さっそく記憶を頼りにものあさり。やがて、アザリーが見せてくれたのとよく似た大きさの十字架を見つけて、手に取った。いぞギ彼女の元に戻ると、それを見せてあげる。 ) 『ありました。これです。』 ( 差し出して、それから紙に文字を書く。 ) 『本で読んだとおりなら、それは本来二つで一組のメイスのようなものらしいのです。お言葉通り投げてもつかえるようですが、扱いが相当難しいらしく、当の昔に主要な武器からははずされていたそうです。』 ( 自分の知る限りの説明をアザリーにして、どうぞ、と差し出した。元々だれも使わずに捨てられていたもの。勝手に持ち出したとて、お咎めはあるまいと。 ) [Wed 26 Jul 2006 01:16:09]
◆アザリー > 故郷の村じゃ言う事聞かない子なんか片っ端から投げてましたからねー。 ( 投擲、の方の投げるは空飛ぶ敵を想定しているうちに至った試行錯誤の結果。 最近は上手い止まっている的には命中するようになってきた。 昔読んだ娯楽小説で、十字架を投げる吸血鬼狩人の主人公が居たとかそんな過去からコレを飛び道具と認識している。 まぁ、飛んで来たら大変な質量と重量なのは確か。 ) 2個3個ならあんまり気になりませんよ? 両手に一本ずつ持てばいい感じに手持ち武器にもなるような―――あ、本当ですかッ? ( おお、言ってみるものだと跳ねるように立ち上がって待ち。 ) [Wed 26 Jul 2006 01:07:46]
◆ティフィス > 『――ほとんど投げていらっしゃるのですね。』 ( どうやら冗談ではないらしい。どう反応を返していいものか。汗をたらして苦笑い。次いで、見せられるでかい十字架には、ますます微妙な表情を見せた。十字架って、投げるものだったのだろうか。ティフィスの顔に困惑の色が浮かぶ。 ) 『私はそこまで詳しく存じませんが、そもそもそんな大きさのものをたくさん持っていては、何かと動きにくくありませんか? 見たところなかなかの重さのようですし。』 ( しかし、どこかで見たことがあるようなないような――たしか聖堂にあった本の中に、そんな大きさの十字架が―― ) 『シスター・アザリー。少々お待ちいただけますか? ちょっとした心当たりを思い出しました。』 ( ぽむ、と手を合わせて、立ち上がる。やや小走りに向かう先は、庭の端っこにある倉庫。 ) [Wed 26 Jul 2006 01:02:01]
◆アザリー > そうそれ。 ( セオドア。あれだけ大っぴらに殺人を繰り返せばいい加減人相も手札も知れ渡っているが、未だに元気ハツラツらしく――――。 ) ジャスティスさまの教会でお世話になってるんですよー。 え、ああ、私なんかまだまだ全然ッですよー? 掴んで投げたり放り投げたりとかなんかそんなのばっかりで―――あ、そうそう。 ( ふと、草を毟る手を止めて、腰の後ろに提げた鞄から取り出すのは何だか携帯するには異常な大きさの―――小型メイスくらいはある鉄椋の十字架。 ) これ、前に大聖堂で見つけていただいた物なんですけど、もっと沢山ありませんか? 一回投げると戻ってこないし困っちゃうんですよね。 ( 投げるもの、という発想が正解なのかは未だ不明。 実際の用途は何なのか、兎に角倉庫の片隅に転がっていた物である。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:53:27]
◆ティフィス > 『――話には聞いています。魔人、と自称する男――セオドア、と名乗っているそうですね。』 ( 魔人のうわさは、いまや暗黒街にとどまらず、表のほうまではっきりと流れてきている。続くアザリーの言葉には、口元に手を当てて、小さく笑って見せた。 ) 『シスター・ジャスティスのお知り合いでしたか。メイスで戦うそうですね。実際に見たことはありませんが。――もしや、シスター・アザリーも同じように? ( 草を抜く手を止めて、文字を書いてみせる。それが終わればまた草を引っこ抜く。そのくりかえし。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:46:17]
◆アザリー > え、ああ、言ってませんでしたっけ。 最近ちょっと暗黒がで物騒なヒト…なんだっけ、マジン…マ人…セオドン? なんかそんな感じの人が暴れまわってるんで、ちょっと頭から そおぃ!! って感じでぐばしゃーっと行こうかなって。 ( 掛け声と共に見せた手つきが明らかにラーメン丼かなんか持ってる手つきである。 絵面的にはかなり面白いが当然冗談である。 目的は本当な辺りこの娘が言うと非常に本気と区別し難いが。 ) なんだかジャスティス様も困ってるみたいですし、私もイザって時足手まといにならないようにしないと。 ( ぶち、とまた一房草を毟った。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:39:52]
◆ティフィス > ( それから、己も草むしりのお手伝い。これはみんながやる仕事。さすがに押し付けっぱなしにするようなことはしない。アザリーは明るく、素朴で元気が溢れている。セレニアも彼女の半分くらい笑ってくれたらなぁ、となんとなくそんなことを思いつつ。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:36:04]
◆ティフィス > 『あの――差し支えなければ、その聖水を何に使おうとされているのか、聞かせていただけますか?』 ( こん、とぶつかった部分を軽くさすってから、不思議そうな顔でたずねてみる。膝をかがめて、目線を彼女と同じ高さにした。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:34:16]
◆アザリー > よるーのスラムでもガオー♪ おおうッ…とと、あ、どうもどうもーっ。 これだけあれば結構行けるんじゃないかとー。 ( 一心不乱に草の根引っこ抜きながら歌えば、無言で近付くシスター・ティフィスに暫らく気付かず、軽くこん、とぶつかってからようやく顔を上げた。 綺麗な装飾の瓶をわっしと片手で掴み上げ、どの辺が「聖」水なのかさっぱりわからないなぁ、というのが内心の感想。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:30:32]
◆ティフィス > ( なにその世紀末絵図。長引いた梅雨のせいもあって、草も伸びる伸びる。毎日手入れをしているとはいえ、それでもきりがない。 ) ( 庭に出ると、耳に届く謎のテーマソング。珍しい歌だな、と思いつつ、作業をするアザリーに近寄って、そっと傍らにビンを下ろす。 ) 『お待たせいたしました、シスター・アザリー。聖水2ℓ、ご用意いたしましたよ。』 ( 微笑を浮かべて、紙に書いた文字を見せる。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:25:18]
◆アザリー > ( ぐちゃり ぼとり ドサリ。 それは地獄絵図のようだった。草は枯れ地は腐り、生命という生命が枯渇していた。 ) ( などということは無く。 言動は兎も角いちおう身体能力とかは普通の普通。 まぁ手馴れた感じで伸び始めた草を引っこ抜いては麻袋に放り込み、綺麗に纏め。 ) よるーの暗黒街にガオー♪ ジャスティス♪ジャスティス♪ シスター・ジャスティース♪ ( とりあえず楽しげではある。 自作のテーマ曲など歌いつつ。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:21:15]
◆ティフィス > ( 草むしりをアザリーにおしつけて任せて、2ℓぶんしっかりと入れ物に入れる。青銅色の透き通ったビンが、聖水で満たされた。フタをして、それからやや重たいそれを両手で抱える。のたのた向かう先は、アザリーがでていった庭のほう。次のターンにはつくだろう。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:15:12]
◆アザリー > まぁ、此処の草毟りなら前にもやったことありますし任せちゃってくださいなー。 根絶やしにしてくれるわー! ( 不毛の地にするつもりか。 アッサリやる気になって腕まくりしつつ肩をぶんぶん回し。 仕事しますって言って仕事を貰えたんだから、そりゃぁ気合を入れてやりますとも。 多少は見慣れた裏口方面からシスター寮の庭の方に出て、早速作業開始。 シスター・ティフィスのさりげなく最適な人事は遺憾なく発揮されるだろう。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:10:04]
◆ティフィス > 『すみません、なにぶん私も一介のシスターですから。人様にお任せできる仕事といったらそのくらいしか。』 ( 分かりやすいアピールをしてくれるアザリーに、申し訳なさそうな顔で文字を見せた。もうちょっと地位が高ければそれなりに責任ももてるのだけれど。今はこれで精一杯。またゆったりした足取りで奥へ引っ込むと、入れ物探し。残念ながらペットボトルという便利なものはオーパーツなので、それっぽい装飾の施されたビンに、聖水を注ぐ。 ) [Wed 26 Jul 2006 00:04:25]
◆アザリー > そうですか? 多分パーッと使っちゃいますけど…うぅん、さすが大聖堂――――それじゃ、お任せしちゃいますね! ( 花壇にパーっと撒いてしまいそうな具合で「ぱーっと」の身振りをしつつにこやかに。 何でも良いが筆談vsエキセントリック会話の組み合わせはいい塩梅に注目の的のような気もする。 気にしない。 ) 最近は色々お勉強して出来る事も増えてきて、こぅ、お仕事も任せられるようになって――――――あう、草毟り、ですか……わかりましたッ。 ( 自信満々に胸を張って手を広げて見せ、ティラティラ視界の隅の懺悔BOXの方なんかを見つつ。見つつ。 あれ、1度やってみたいんですよねぇ、みたいなアッピール虚しく肉体労働斡旋! ええ、それならものすごい慣れ親しんでますから…! ) [Wed 26 Jul 2006 00:00:07]
◆ティフィス > 『――適当に、といわれましても。一応聖水ですし、それなりの器にいれたほうが……。』 ( 後頭部に大きな汗をひとつたらして、苦笑する。さすがに神聖な効力をこめた水を、便利な液体としては扱えないようである。ますます怪訝な顔をし始める周りのシスターをそれとなくなだめて、さて、それらしい入れ物をさがさなくては。 ) 『あ、ではせっかくですから庭の草むしりをお願いします。』 (やんわりと微笑んで、信仰とはおよそかけ離れた雑用押し付けました。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:53:40]
◆アザリー > ( 考えれば考えるほど迷走し出す脳の作り故、案外これでいいのだーなのかもしれない。 一部ものすごい黒いシスターだという噂もあるが如何なものか。 とりあえず、周囲のざわめきを他所に、会心の妙案だと満足げに胸を張って返事待ち。 ) あ、入れ物も持ってきてないんですよー。 なんか適当にアレで良いですよ? 麦茶入れるヤツとかで。 ( 根本的に「便利な液体」くらいにしか考えていないようである。 もともとが精霊信仰の田舎者。 信仰2年目…というか、パプテス教を知ってから2年目という知識量と異文化っぷりは未だ直らず。 ) 時間は問題ありませんし、待ってる間何かお仕事とか手伝いましょうかー? ( 暗黒街式で。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:47:14]
◆ティフィス > ( シンプル・イズ・ザ・ベストを久々に垣間見た気がするそんな聖堂の夜。相手の自己紹介に、柔らかな笑みを返した。しかし、2ℓという数字にはかなり驚いたようで、周囲のシスターたちからもかすかなざわめきが聞こえる。ティフィスもこれには目を瞬かせて、思案する。 ) 『えぇっと――かまいませんが、少し量が――』 ( おおいなぁ、とかそういう感想。しばし他のシスターたちと顔を見合わせる。 ) 『シスター・アザリー。何か入れ物になるようなものはお持ちでしょうか。なければこちらで用意いたしますが、少し時間をいただくことになるかと思います。』 ( サラサラと紙にペンを走らせて、彼女に文字を見せる。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:40:35]
◆アザリー > ええっと…――。 ( 暫し(3秒くらい。)思案の後、いまいち状況がよく分からないが「まぁ、良いか。」というシンプルな結論が出た。 時々酷く雑なものの考え方をするシスターである。 ) てぃふぃふ…てぃ・ふぃ・す・さんですね? あ、私は暗黒街教会シスター2号、シスター・アザリアですッ。 あ、えっと…それでですね。 ちょっと色々話すのがめんどくさい事情がありまして、聖水とか聖油とかそんなのを分けて欲しいんですけれど。 2ℓくらい。 ( えらい具体的な量が示されると途端にありがたみが失せる気もする。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:34:48]
◆ティフィス > (普通に大学に通えます。たぶんティフィスより数段賢いのでしょう。周囲の視線は、”この子いつもこうだから”という何とも微妙なまなざし。でもティフィスは気にしない。 ) 『――あの、耳は聞こえますので、普通にお話していただければ……。』 ( むしろ身振り手振りのほうが分かりにくかったというオチ。頭の上に大きなハテナマークを浮かべて、困り顔。 ) 『申し送れました。わたくし、シスター・ティフィスと申します。以後よしなに。』 ( にっこり微笑んで、うなずいた。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:28:38]
◆アザリー > ――――はぇ? ( あたまわるそうなシスターは奇跡的に識字能力があった。 知力5とかあるのである。 ただ、唐突に紙に書いて差し出された筆談対応に何事かと周囲を見渡した。 喋っちゃいけなかったのか、とか。 慌ててあっちこっち自分のカソックを探るも、当然筆記具など持ち歩いているわけがなく。 ) …… ………! ………? ( とりあえずめいっぱい身体を使ってボディランゲージを試みた。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:24:21]
お知らせ > ティフィスさんが来ました。 『(助けを求められて出てきたのは下っ端シスターでした。)』 [Tue 25 Jul 2006 23:24:07]
◆ティフィス > ( ほんわかした空気を無意味に周囲にばらまいて、のてのて歩み出る。アザリーの前で小さく十字を切ると、軽く会釈をした。 ) 『こんばんは、シスター。大聖堂へようこそ。――どのようなものが入用でしょうか?』 ( しゃべれないので、紙に書いた字を見せる。どことなく惚けた顔で、ウィンプルをかぶった娘は小首をかしげた。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:20:52]
お知らせ > ティフィスさんが入室されました。 『(助けを求められて出てきたのは下っ端シスターでした。)』 [Tue 25 Jul 2006 23:18:14]
◆アザリー > あ、こんばんはー! ちょっと良いですかーっ? 暗黒街のほうから来たんですけど――――( とりあえず目に入ったらしい幸薄いシスターが声をかけられ、「ヒィ」と短い悲鳴を上げる。 ただでさえ暗黒街とか堂々と口にする上に先程の登場シーン。 加えて以前このシスターが大聖堂に宿を借りていた時の素行の悪さを記憶しているらしく、既に泣きそうな顔で周囲に助けを求める視線を向けていた。 ) あのですね、ちょっと分けて欲しい物があるんですけれど――――。 [Tue 25 Jul 2006 23:10:15]
◆アザリー > ( ばばーんと大扉を開け放って声を張り上げれば、一斉に視線が集中した。 あんまり気にしない事にして一人一人に挨拶しながらずかずかと聖堂を進む。 ちょっと思いついちゃった的な発想で地元暗黒街を飛び出し、とりあえず探し物が手に入りそうな所といったら此処しかないと真っ直ぐ目指してきた次第。 さて誰に声をかけるべきかと其処に来てようやく脚を止め、周囲を見渡した。 相変わらず大聖堂は広くて、とりあえずこの聖堂そのもので手に入れるものじゃない気がするのだがどうしたものかと――――。 ) [Tue 25 Jul 2006 23:01:24]
お知らせ > アザリーさんが来ました。 『 くださいなー♪(※非常に場違い) 』 [Tue 25 Jul 2006 22:56:16]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Tue 25 Jul 2006 05:15:12]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( 別れ際には、健やかなる夜を願って、おやすみなさいの言葉を。)』 [Tue 25 Jul 2006 03:03:06]
◆サンク > ( 主鳥? 否、お戻り。 何はともあれ――。) [Tue 25 Jul 2006 03:02:35]
◆サンク > どのような形にしろ、悪戯に無念を残すのは――…いえ。余り、言うことでは御座いませんわね。( 本来、迷える魂など存在してはならぬと律するのは、思考ならぬ本能の領域での事。 人を模する思考に知らず混じるその囁きを振り払うように頭を一度振ると、顔を上げて、笑み浮かべ。) シスターも、主鳥になられるのでしたら気をつけて下さいませね。 ――…それこそ、悪戯好きな幽霊に驚かされて、ひっくり返ってしまいませんように?( 爪先を聖堂の方へと向けながら、口にした言葉は半ば冗談めかしたもの。 実際に対峙したとして、そう簡単にひっくり返るとは思わないからこそ、言える言葉でもあるが。 くすりと、小さく笑みを夜気に混じらせて。) [Tue 25 Jul 2006 03:01:55]
◆ジャスティス > ? (サンクの助言でにいちいちゆっくりと頷いて相手の意見を肯定しながら、もしかしたら、被害者の霊とかじゃなくて、ただ驚くのが好きな悪霊の類かもしれない、なんてぼやきつつ、戻ろうかという言葉に頷いて) [Tue 25 Jul 2006 02:51:08]
◆ジャスティス > いやぁ、初めは、無念のうちに、無くなった人の霊の仕業かもと思ったのですが、よくよく甘味料を持ってこなくなるのは日本にとってかなりのマイナスだったはずで……) やっぱり、その話はただの切れ味の問題かな [Tue 25 Jul 2006 02:49:38]
◆サンク > 疑わしきは罰せず――…信じることが報われる世界であるように祈りたいものです。( 理想論なのは、口にしている時点でも既に分かっていることではあるのだが。突き出した拳は、掌にしっかりと受け止められて。後退するシスターを見上げて、むん、と拳を引いてみせる。 大体、子供との殴り合いでも負ける拳ではあるのだが。脆弱さは今に始まったことでもない。手の甲をさすりながら、固唾を呑んでシスターの話に耳を傾け。) …うあ。目前でバラバラ事件ならぬー…ですか。疑いはしません、わ?…そのように亡くなり方をしたどなたかの未練が残った形、なのかもしれませんし。 ――…季節柄、というのでは御座いませんけれど。何か、そのようなケースにも対処できるような策を考えるべきでしょうか。…いえ、その辺りは私より、専門職の方が詳しいのやもしれませんが。( それこそ、不死者砦でシスターと行動を共にしたエクソシスト達とか。軽く眉を寄せて考え込む顔は真剣な色合い帯びて。) ――…何か、此方で対処出来る事が御座いましたら、仰って下さいませ。微力ながら、お手伝いはさせて頂きますわ。( それが個人としてか、聖女としてかはその時次第としても。 温い空気を胸に吸い込んで、背筋を伸ばす。) …では、そろそろ戻りましょうか? [Tue 25 Jul 2006 02:30:20]
◆ジャスティス > そうですね、まったく持ってその通りです。そのあたりは、怪しきは罰さないと、という私たちの心構えというものの大きさを感じてもらいたいあなぁ、と自然に呟いて。掌に走る軽い衝動を覚えながら後退して さあ……とにかく私は驚いたんですよ……慌ててナイフを振るったんですけど、手が届くギリギリ手前で、男駆け寄ってくる女はばらばらになり、足元に各パーツが散らばる。そのままばらばらになった頭部が、高笑いを続けて いえ……本当なんですよ? (相手を覗き込むようにして進言する) [Tue 25 Jul 2006 02:14:52]
◆サンク > 表面化しているか、地下に潜っているか、という違いはあるのでしょうけれど…逆に、見えない所までは中々、手も届き辛いと申しますか。( 混在都市には違いない。かの妖魔都市との違いは、それを表面上も認めているか、いないか。 ――…そういう意味では、昨今の暗黒街も大分怪しかったのかもしれない。む、と唇噤んだが。) ええ。敬虔な信徒の方が、ひっくり返ってしまいそうですもの?( しー、と人差し指を唇に当てて、内緒話のように上目遣いで。) ……私の手でも、届くのかしら。本当に――…いつぞやの蔓の時にも、もう少し暇が、あれ、ばッッ!( ぐっ、と握り締めた拳を、シスターの掌に向かって叩き付けようと! 受け止められた拳と掌の間で鳴り響く音は、打撃音とも言えないような代物だが。衝撃も、殆ど発生しないのだから。) ――…と、都市伝説…!?もしかして、それってー…です、の?( 幽霊。霊魂、幽体。 その類の無念はあの界隈には多数染み付いていても可笑しくは無い、が。思わず首を竦めて、言葉を濁して問いかけ。) [Tue 25 Jul 2006 01:41:54]
◆ジャスティス > そ……それは凄いですね。なんだかアングリーラマを馬鹿に出来ませんね、それ。 (妖魔の混在する街、ヴェイトス市、困った、違和感が無い) あらあら、そうですか?ごめんなさい。この言葉は他でも慎むことにします。 (慌てて手で口を塞いで謝って) ふふふ、そんな時は遠慮なくパンチですよ。 (両掌さしだして、的にしようと) いえね……路地裏で悲鳴が上がったもので、慌てて駆けつけてみたら、額から血を流した若い女の人が、髪を振り乱して此方にかけて来たんですよ……必死に走ってくるものですから、襲われたのかと思って私も駆け寄ったんですが…………5メートル程の距離になると、いきなり、目をむいてけたたましく笑い出して、加速してきたんですよ。 (こう、両手を目一杯広げて、と慎重さのある聖女を覆い隠すように再現して見せて) [Tue 25 Jul 2006 01:27:54]
◆サンク > …街中に通っている水路の方にも、何か怪しいイキモノが住み着いているという噂も御座いますし…難しいですわね。( いつぞやの黄金鰻とか、触手物体とか。ヴェイトスにはまだまだ不思議がいっぱい。 四方山はさておき、少し難しい顔で。 そんな表情も、シスターの口にした兵隊やくざという言葉に、思わず両目を見開いたが。だって物凄い言葉のインパクト。) …シスター…また物凄いことを仰っておりますし。 …でも、ええ。もどかしさに負けて、勤めをおろそかにするような事は致しませんから、大丈夫ですわ。今でも、拳で殴ってみたい気持ちはあるのですけれど。( ぐっ、と握り固めた拳は、見目の年齢相応に貧弱。見た目の同世代からしても、力なんかさっぱり無い。むー、と唇引き結ぶ様は、少しだけ悔しげに。) ――…え?( 早速とか。思わずぎょっと目を見開いて。妙に確信ありげな言葉に、たらりと額に汗。) それは重々承知しておりますわ…シスター、一体何が…。( 恐る恐る聞いてみた。) [Tue 25 Jul 2006 01:12:12]
◆ジャスティス > 確かに。そのあたりの整備はこの人口、中々進まないのでしょうね。 (きちんとした水路を整備するには、市が動かなければならないだろうし、全てを補う余裕はある舞いア。中々大変な話だ) あら、そんな。サンク様たちのような方たちがいるからこそ、私たちもおもいっきり前線で働けるわけですし……というか、私なんかただの兵隊やくざですから、指示してもらえないと何も出来ませんよぅ。 (こまります、といって) えぇ……この夏は早速味わいました。 (お聞きします?となぜか不適に笑う) ふふ、サンク様も、お腹出して寝てしまったら、大変なことになりますよ? (と同じく人差し指突き立てて) [Tue 25 Jul 2006 01:01:32]
◆サンク > 地方村等では、うれしい悲鳴かもしれませんわね。 …それも過ぎれば水害になってしまうのですから、難しい所ではありますけれど。( シスターが土地と家を寄付した方にとっても、恵みの雨となれば幸いと。頷く仕草で同意を示し。 暴れただけ、と口にする姿に、くすりと唇が笑みの色を深くして。) あのお二人も、ご活躍だったそうですね。――…そういうお話を聞いてしまいますと、前線に出られぬ身が少々恨めしくはありますけれど。( お姉さま。その響きにちょっと身悶えしたくなるのは、鉄の意志で堪えた。精神力の無駄な使い方の図。 胸元を軽く押さえて、感嘆符に紛れさせた吐息。 ――…核心。「ダンテ」と面会を果たしたのは、騎士団の若き百人長と聞いた。そして、ヴェイティアンの「呪い」と対峙した中には、確か――…エクソシストの名もあった筈。思案の合間だけ、笑みの色は薄く。) あら。風物詩…でしたっけ、夏の。これからは、熱気に引きずられる季節ですもの。シスターも、暑気あたりなどにはお気をつけ下さいな? …私が言えた事ではございませんけど。( 毎年、一週間程度は体調崩してぶっ倒れる身が言うのも、本当に説得力が無い。あは、と少し苦笑いに変えながらも、びし、と人差し指を立て。) [Tue 25 Jul 2006 00:44:48]
◆ジャスティス > まぁ、もしかしたらこれからゴースト退治が忙しくなるかもしれませんが。 (ちょっとおどけたように、夏の風物詩に言及して) [Tue 25 Jul 2006 00:35:30]
◆ジャスティス > 干ばつの被害を考えれば、仕方ありませんよ。 (農民達にはうれしい雨でしょう、なんて同意して) いえいえ……今回は、ただ暴れただけですし、それにしたって維言さんと、ほら、お姉さまのおかげですし……。 (核心に迫っていくことは出来なかった、と苦笑いして) しかも、帰ってきてからはどうも気が緩みがちで……。 [Tue 25 Jul 2006 00:34:39]
◆サンク > お久しぶりです。…本当、せめてもう少し晴れてくれれば、この息苦しい湿気も渇いてくれるのでしょうけれど。中々、上手くはいきませんわね。 天候も天の恵みですもの。( ゆるりと広げた笑みが、少し困ったような色合い帯びて。苦笑いにはまだ届かず。 手紙という言葉に、ぱちりと瞬き。) まあ、それは――…シスターのお心が、良き方々に届きますように。( 語られた言葉は真っ直ぐな奉仕の形。緩やかに笑みが綻んで、祈りの言葉を口にして。) それは何よりです。私の方は、先達ての不死者砦の報告処理等も、一段落致しましたし。 ――…あ。その節は、お疲れ様でした。シスターも尽力なさったと、勇名は届いておりますわ。( 暗黒街の方からきな臭い噂が漂ってくることもあるが、それも日常茶飯事といったら、無茶な話。 ――…意識を軽く切り替えて、先日まで手がけていた事務処理の内容を思い出して、其処の先遣隊にこのシスターも参加していたのを思いだし。あ、と目を見張ると、ぺこりと頭を下げ。ょ [Tue 25 Jul 2006 00:21:48]
◆ジャスティス > こう、蒸し暑いと気がめいってしまいますものね。お久しぶりです、サンク様。 (に、と口を笑みの形に伸ばしながら、サンクと同じく祈りのポーズ) はい、手紙を頼もうと思いまして。 (土地と粗末な家を寄付した家族からの礼状、そのお返しの手紙を、と手短に説明して) ……ここしばらくは、事務と奉仕活動に専念できています。 サンク様はお変わりなく? [Tue 25 Jul 2006 00:10:21]
◆サンク > ( あくまで先遣隊に「自主志願」した者達。――…名目としてはそうなっているが、所属団体の意向を請けての者も皆無ではないだろう。むしろ、そちらが主流という可能性もある。大聖堂からも、幾人かの猛者が――…緩々と巡る思考を途切れさせたのは、生温い夜気に混じる微かな金属音と、規律正しい足音。音の主の性質を体現したような軽快な響きにゆるりと振り返ると、月光の下に青く染められた髪が見えた。) ええ。少し、気分転換をしたくて。――…御機嫌よう、シスター・ジャスティス。今宵は、此方に御用事でしたか?( ことん、と首を斜めに傾げながら笑みを浮かべ、腕組みを程して、両手を胸前で組み合わせ。) [Tue 25 Jul 2006 00:04:33]
◆影 > (やや大また、軽快なテンポの足音がわたり廊下に響く。夜の帳、湿った思い空気を掻き分けながら進む人影は、中庭の人影を認め、足を止めた) 今晩は、お散歩ですか? (かちゃりかちゃりとかすかな金属音を引き連れて、湿った大地を踏みしめ近づいていって) [Mon 24 Jul 2006 23:59:45]
お知らせ > 影さんが来ました。 『かつん』 [Mon 24 Jul 2006 23:48:35]
◆サンク > ( 不死の王に屍竜。そして、永劫――…永続を名乗った女の姿が在ったという場所。脈々と受け継がれた呪詛と、それを利用しようとした幾つかの思惑。それらが絡み合った結果として生まれたという不死者達の砦。 それを放置していたのも人の都合ならば、殲滅作戦を取るのもまた同じ事。正義や道理を殊更声高に語りはしない。 ――…そう。それはもう、一月以上も前に終わった事。) 先遣隊の成果が大きかった、という事ですね。あの件は。( 事前の調査で内部地図がある程度網羅されていた事。事の裏で糸を引いていたと思われる存在の撤退。不死者の製造か制御を司っていたと思われる装置の事前破壊――様々な要因が絡んだ末の撃破。数多の組織が力を合わせる形になったのも、要因としては大きいか。 佇んだまま腕組みの姿勢で、思案は巡る。) [Mon 24 Jul 2006 23:36:52]
◆サンク > …外の空気でも吸って気分転換といきたかったのですけれど。 何か、逆に窒息しそうな予感ですわ、これじゃ。( 深呼吸しようにも、ぬるま湯の海を泳いでいるような感覚。夏とはいえ、かっちりと長袖着込んだ聖女装束が、汗で重たくなりそうな感覚に、がくりと肩落とす。人目のある時には平気な顔も出来るが、それ以外の時にまで繕うと疲労も倍。 無論、必要な時にはそれも手段だが。 のたくたと引きずるような歩みで中庭の土を踏みしめながら、ぽつぽつと銀砂の撒かれ始めた空を見やり。) ――…夏の前に一段落してくれたのは、僥倖でしたけど。( つ、と視線を細くする。此処からの方角は分からないが、遠く思うは常世の名を冠された森か。もしくは――不死の名を呼ばれた砦。) [Mon 24 Jul 2006 23:23:45]
◆サンク > ( 大聖堂の中庭に一歩踏み出して気付いたのは、足元に落ちる影。 空は梅雨空。厚く垂れ込めていた雲が薄らいで、見上げた空に月の影。ずいぶん久方ぶりに見る気のする光に、眼差しを軽く眇め。) ――…蒸し暑。( ぼそり。視線は眇めたというよりは、半眼。ねっとりと纏わり付くような湿気の立ち込める空気の中、溜息を一つ混じらせて。) そろそろ八月も近い頃だから、仕方ないといえばそれまでなんですけど――…はふ。( 人目の乏しさに、言葉遣いは対外的なものと、素の微妙な境目。額に張り付こうとする前髪を払い除けて、夜の庭へとぶらり、歩みだし。) [Mon 24 Jul 2006 23:12:28]
お知らせ > サンクさんが入室されました。 『( 見上げた空に月光一筋。)』 [Mon 24 Jul 2006 23:07:09]
お知らせ > クレハさんが退室されました。 『(結果:失敗)』 [Fri 21 Jul 2006 01:54:08]
◆クレハ > (訂正:先ほど仕事掲示板を見直しまして、カビ根絶ロールは失敗していることに気づきましたので、ここで訂正させていただきます。 つじつまが合わなく疑問に思われた方、及びベノムPLさまにお詫び申し上げます) [Fri 21 Jul 2006 01:53:42]
お知らせ > クレハさんが入室されました。 [Fri 21 Jul 2006 01:50:54]
お知らせ > クレハ@カビさんが退室されました。 『(大聖堂:厨房 カビ根絶!)』 [Fri 21 Jul 2006 01:48:56]
◆クレハ@カビ > (嬉しそうにそう言うと、あとはのこった泡を綺麗に流して。 そしてバケツとブラシを持つと、帰路へとつくのでした) [Fri 21 Jul 2006 01:48:29]
◆クレハ@カビ > (結果: 9+5+5+5=24) (バケツで水を床に撒いて、もはや真っ黒に様変わりした泡を洗い流すと、そこにはしっかりと床の色が見える綺麗な流し台の下が現れました。) みっしょんこんぷりーとで御座います♪ [Fri 21 Jul 2006 01:46:36]
◆クレハ@カビ > (流石はベノム印のカビ取り石鹸。どんどんとカビが落ちてゆきます) この調子だと、根絶も出来そうですね♪ うまく根絶できたなら、きっと明日の朝シスターさんたちは綺麗な厨房にビックリなさって、私が掃除したことを知り、ベノムの名も売れることでしょうね〜♪ (う〜んなんとも計画的で、グレイとな作戦! よりいっそう力を込めブラシでカビを落とす)【判定】 [Fri 21 Jul 2006 01:43:25]
◆クレハ@カビ > (5、まずまず。 しかしまぁ随分と頑固なカビですこと。流石梅雨の時期。敵ながら天晴れ) ですが、負けませんよォ♪ 私に勝とうなんて10年早いんですから! (ブラシが煌く。 泡が踊る。 深夜の厨房は私のオンステージ!(何))【判定】 [Fri 21 Jul 2006 01:38:45]
◆クレハ@カビ > (9、随分と落ちたようだ。 床の端からお次は流し台の下へと・・・流し台の下こそカビの群生地、ちょっと覗いてみれば) カビフィーバーですね〜 (真っ黒である。石鹸をと駆使しつつ、その群生地へとブラシを叩き込んで)【判定】 [Fri 21 Jul 2006 01:36:05]
◆クレハ@カビ > (こんな時間に厨房を使う人もいないし、逆に掃除がやりやすい。 もう三回目と言うこともあってなれた手つきで掃除の準備。 バケツに水を張り、石鹸を床に転がして) れっつ、カビキラ〜! (そんな掛け声と共に床をこすり始める)【判定】 [Fri 21 Jul 2006 01:33:09]
◆クレハ@カビ > 一種のボランティアだと思っていただければ結構です〜♪ (お決まりのセールススマイルを振りまきつつ、エプロン姿のメイドは掃除道具一式を持ち大聖堂へと現れる。 大聖堂での水周りと言うと、シスター達の食べ物を作る厨房あたりが狙い目。早速、その厨房とやらに足を運んで・・・) [Fri 21 Jul 2006 01:30:47]
お知らせ > クレハ@カビさんが来ました。 『参上いたしました〜』 [Fri 21 Jul 2006 01:27:45]
お知らせ > カタキバさんが帰りました。 『(――雨が上がった後、彼女のコートを被ったまま、狼は街に消えた)』 [Fri 21 Jul 2006 00:26:26]
お知らせ > エリアルさんが退室されました。 『(外はまだ雨。こうやって濡れて帰るのも悪くはない。ただあの獣だけが、心配だった―)』 [Fri 21 Jul 2006 00:25:39]
◆エリアル > (寝転がった動物を見れば、優しく頭を撫でてやろう)‥‥今度から君みたいな動物の為に食べ物、持ち歩くかな‥‥(と、呟いて懐中時計を見ればこんな時間―‥‥)ごめん、そろそろ戻らないと‥‥コートは貸しておくから、今ぐらいは暖かくしてて?(優しく声をかけて、出口へと歩き出す。早く終わらせてあの動物みたいにゆっくりしたいものだ―‥‥)なんか、羨ましい‥‥(最後の、呟きだった) [Fri 21 Jul 2006 00:24:59]
◆カタキバ > (片側しか牙のない狼は、数度彼女の頬に擦り寄って、それから身を引いた された事には感謝しなければならない――獣なりの思考だけれども、それが彼らの誇りでもあったのだが……)……――?(狼の場合、寝床は橋の下だ――少なくとも、あまり良い場所ではないのは、拭かれるまで身体に残っていた汚れでわかるだろうか)……―――……(鼻を動かせば、食べ物の香りがしないのはわかる――もとより、暖かい場所を求めて来たのだから、こうして拭いてもらったことだけでも感謝しなければならないだろう コートを身体に被ったまま、ごろりとその場に横になり、首だけ起こして彼女の方へと視線を向けた) [Fri 21 Jul 2006 00:21:03]
◆エリアル > わ‥‥(頬に擦り寄られて少しびっくりした。ただ体を拭いてあげただけなのに。それでも、嬉しかった。何だか、心がホッとした気がした)くすぐったい‥‥でも君、捨てられたんだとしたら寝床とか大丈夫、なのか?(色々と心配出来る項目はあったけれど、あえて口にせず。もしかすると、好きで野良をしているかも知れないから)‥‥何か食べ物でも持ち歩いておけばよかったかな‥‥そうすれば、わけてあげられたのだけれど(こういうときに後悔する事が多い。濡れてきた動物に、分けてやれるものすらないから。きっと空腹なんだろうなぁ‥‥そう心で呟きながら) [Fri 21 Jul 2006 00:15:13]
◆カタキバ > グルゥ……ッ(もう終わったのだろうか? 手の止まった彼女の様子を伺うように、金の瞳を細めて、視線を送った と、被せられたのは先ほどまで自分の身体を拭いていたコートのようで……言葉はわからず、そして意図もわからなかったけれど、そのままにしておいた)――……(ほんの少しだけ身を乗り出して、彼女の頬に擦りよって見ようか ――獣にしたって、ここまでされれば、暖かくしてくれようとしたことは、わかるから) [Fri 21 Jul 2006 00:10:54]
お知らせ > カタキバさんが来ました。 [Fri 21 Jul 2006 00:08:10]
◆エリアル > (綺麗になっていくその動物の体をひとしきり拭き終えると、手がピタリと止まる。‥‥この動物の首を見たから。何もないから‥‥)捨てられた、のかな‥‥?だとしたら私と同じなんだけどなぁ(なんて言いながら苦笑を浮かべるだろう)これで、寒くはないかな‥‥?(拭き終えたけれど、寒くないか、少し心配だったから自分のコートを背中に被せてやって)それ、着ててもいいよ(‥‥でも、動けばきっと地面にすぐ落ちるだろう) [Thu 20 Jul 2006 23:49:34]
◆カタキバ > (毛皮をごしごしと擦っていけば、身体の汚れと湿りがとれ、それなりに上質な毛皮の感触が戻ってくるだろうか――最初は戸惑っていたものの次第になれてきたのか、彼女にされるがまま獣は座っていて―)……――?(首をかしげる狼の首元に、首輪も、鑑札も、存在しないのがわかるだろう 身体が汚れていたのもあわせれば、どんな事情なのか、想像するのは難しくないだろう) [Thu 20 Jul 2006 23:46:40]
◆エリアル > (目の前で座ったのを見れば少し嬉しかった。理解して貰えたかどうかは分からないけれど、目の前にいてくれるのだから。またそっと手をのばして、コートで拭いてやろうと―‥‥)しかし、こんな雨の中で散歩?こんなに濡れてたら、飼い主に怒られない?(事情を知らないから、聞ける事。答えれるわけもない、動物なのに。語りかけるかのように) [Thu 20 Jul 2006 23:41:49]
◆カタキバ > ……――?(そして、つい、と鼻先を向けて示すのは、彼女がまだ手に持っているだろうコート 何をするつもりだったのか、獣なりの好奇心ではあるが、気になるようで) [Thu 20 Jul 2006 23:40:43]
◆カタキバ > ……グゥ……(悩むような素振り――目線が同じ高さとなった彼女を、金の瞳でじっと見やる ――女の言葉が理解できるほどに知能は高くない……が、敵意は無いのだろう そう決心し、狼はゆっくりと彼女の傍へと近付いて、その目の前で座ってみせた) [Thu 20 Jul 2006 23:39:37]
◆エリアル > (その様子を見ればきょとんとするだろうが、すぐに笑って見せた。敵意はない、そう教える為に―‥‥)ごめん、驚いた‥‥?大丈夫、私は君に‥‥危害なんてくわえたりはしないから‥‥(座っていた場所から立ち上がり、しゃがみこんで目線を同じにしよう。そうすれば、多分だけれど。怖がる事はないだろうから。‥‥野生は、どうだか分からないけれども‥‥) [Thu 20 Jul 2006 23:33:31]
◆カタキバ > ……ッ!?(彼女の行動に、獣は目を見開いて飛びずさる 突然、コートをかけられて驚いたのだろう――野生で生きていれば『拭かれた』ことなど、殆ど一度も無いのだから)……グルゥゥッ(静かな唸り声――威嚇というより、問うような声音 彼女の行動に敵意は無い、と思うのだが――敵なのか、そうでないのか、判断をつけられない そういった様子で) [Thu 20 Jul 2006 23:31:01]
◆エリアル > (警戒しながら来るその動物は、近くで見てもずぶ濡れのまま。‥‥なんか見てると以前の自分を思い出すかのようだったから、ロングコートを脱ぐと近づいて来た動物にかけてやろうと。かけれたなら、それで優しくふいてやろう、と)‥‥外は随分な雨だ、君も降られてここに来たみたいだし‥‥風邪、ひかないようにだけしとこうな(それでも、何時外の雨が止むかなんて分からない。もしかすればやるだけ無駄なのかも知れないけれど、ずぶ濡れのままよりかはマシだろう、と) [Thu 20 Jul 2006 23:28:21]
◆カタキバ > (獣には、ここが何の建物なのかは、わからない――ただ、以前訪れた時に食事を少しもらえたのを覚えていただけであった まあ、屋根があればよいだろう、とだけ思っていたのだが)……――?(小さく首をかしげて見やるのは、声を発した何者か 威嚇や怯えのような気配は無い……となれば、少々警戒しつつも、とっとっと、と其方へ向かって歩き出した ぴたぴたと、石の床に落ちる水滴) [Thu 20 Jul 2006 23:25:27]
◆エリアル > (扉の音。視線を少しだけやれば、ずぶ濡れになった犬が一匹、此方を見ていた)(‥‥風邪、ひかないかね‥‥?)(なんで心配したのかは自分でも分からない。ただ、そのままではあまりにも‥‥と思ったのか―‥‥)こっち、来る?(声をかけてみた) [Thu 20 Jul 2006 23:22:00]
◆カタキバ > (迂闊だった、と狼は自身を呪いながら、その建物の中へと潜り込んだ 調子に乗って、寝床にしている橋から遠出しすぎたら――この結果 雨に降られ、毛皮はびっしょりと濡れてしまい……おまけに、その状態でゴミ箱をあさっていたら、手ひどく追い払われてしまった そして、たどり着いたのが、この建物だったのだが……さて、先客は、受け入れてくれるのだろうか) [Thu 20 Jul 2006 23:19:08]
お知らせ > カタキバさんが来ました。 『……ぎぃ、と扉が軋む音と共に』 [Thu 20 Jul 2006 23:16:51]
◆エリアル > (どうにでもなれというのはこの事か)(そう考えられれば少しは気が楽になったのかも知れない。けれどソレは無理がある)‥‥元々は神が与えた名。なら、ここで少し頭冷やしてれば何が足りないのか分かるかと思ったけど‥‥(分からない。結果が全てである研究だから、何が足りないとか考えた事がなかった。もしかしたら、ソレが欠点なのかも知れないが―‥‥)色々忘れられるような出来事があればいいのに―(なんて事も考えてた。忘れたくはないけれど忘れたい出来事。いっぱいありすぎて、何度でも溜息がつけそーだ) [Thu 20 Jul 2006 23:11:53]
◆エリアル > はぁ‥‥(溜息ばかり出る。前髪を少しかきあげれば俯いて―‥‥)結構上手くいかないもんだね‥‥片方では失敗して、片方は試せない。こんなんじゃ話にならないな(研究の事。愚痴。そんなことをぼやきながら自分の手を見て)腕が悪いのは理解してるんだけどな(プライドがそれを認めたくないのか、それとも何か焦りがあるのか)はふ‥‥とにかく息抜き。またどうせ徹夜しなきゃならないしさ(もう殆ど徹夜の日が続いている。目の下のクマさえ消えちゃいない。悩みと研究がぐっちゃぐちゃになって)私、そのうち死にそうだな‥‥(なんて冗談を言いながら―‥‥雨音に耳を傾けていた) [Thu 20 Jul 2006 23:03:59]
◆エリアル > (最近よくこの場所に足を運ぶ。ここは落ち着くから、考え事も出来るから)(でも―‥‥ここばかりにすがってはいられない)(手に持つ紙をクシャリと握りつぶして懐へ。また研究の途中だったのだけれど、息抜き程度に、と足を運んだ。天井を、ただぼーっと見上げるだけ‥‥だけれども) [Thu 20 Jul 2006 22:58:55]
お知らせ > エリアルさんが来ました。 『(雨音響くその中に―私はただ座っているだけだった)』 [Thu 20 Jul 2006 22:57:27]
お知らせ > シャンフェイさんが帰りました。 『( そんな、夜の出会い。 )』 [Mon 17 Jul 2006 01:25:58]
◆シャンフェイ > ん。 ( 彼女に相槌を返し。踵を返しつつも、雰囲気から気恥ずかしそうに告げるのが分かる。 ) よろしく、エリアル。 ( 会釈する彼女に、自分は手を振ってその背を見送ろう。 扉へと向かう彼女が紡いだ言葉は、はっきりと聞き取れるほどではなかったけれど。心地よい、呟きだったのは確かだと思う…。 ) [Mon 17 Jul 2006 01:25:39]
お知らせ > エリアルさんが退室されました。 『兄、か。悪くない‥‥よね(呟かれた言葉は届かないかも知れない)』 [Mon 17 Jul 2006 01:18:53]
◆エリアル > (なんか、すっごく恥ずかしい。だから、思わず立ち上がって背を向けよう。どうせ、そろそろ帰って研究しないとイケナイ時間)ま、まぁ‥‥隠してるわけでもないし、そ、そのうち分かる!(苦笑してそう言えば名前を聞いた。しっかりと、記憶に残した)‥‥エリアル。よろしくね、シャンフェイ―‥‥(そう言ってしまえば、後は恥ずかしいから出口へと向かうだけ。最後に、彼に会釈をしてから出て行くだろう) [Mon 17 Jul 2006 01:18:15]
◆シャンフェイ > (失敗;失礼しました) ( 茹蛸さんのよーに紅くなっているさまを、微笑ましげに柔らかく見つめよう。 ) そんなに? ( 小首傾けて。 ) んー、一体どんな悪事を隠しているやらー? 次会うときは、覚悟シナサイネ。 ( 手を離して、少しおどけた柔和な笑み向けよう。 ) …なまえ? ああ、次約束するとき、名前知らなかったら困るからね。 俺の名前は 香緋(シャンフェイ)。 貴女の名前は ? [Mon 17 Jul 2006 01:15:09]
◆シャンフェイ > ( まだまだ自分も子供。自分も教えてもらっても、すぐに自分のものになんかならない。普段の日常の中で、心がけていくもので。たまーに、めんどーくさくなって、放棄することもある けれど…。 浮いたり沈んだりして、いいと思う。 ) ( もごもごと狼狽するさまから、ふんぎりをつけるように剥がされるソレ 。 目に入るのは、柘榴石と虎目のコントラスト。 ) わ、綺麗…。 ( ぽろり、驚きとともに零れる呟き。 困惑しながらも 手のひらに載せられた手は、確かな歩み寄りのようで。軽く、握りかえして受け止め。深い漆黒の双眸を細めた ) …よろしく。 ( 真顔の提案には、思わず可笑しくなって軽い笑い声をあげてしまった ) あっははは、悪いことしたらちゃーんと「めっ」てしてあげるからね。 ( 冗談めいたように、人差し指たてた。 ) [Mon 17 Jul 2006 01:14:31]
◆エリアル > き、きれ‥‥ッ!?(思わず頬が熱くなるのを感じた。見れば頬は真っ赤になっている事だろう)よ、よろし、く‥‥(内心の嬉しさが表に出た。うん、この人となら楽しくやれそうだ、と)‥‥『めっ』する事、絶対に多いと思う‥‥(恥ずかしそうに赤くなった顔を伏せて、ふるふると首を横に振った)‥‥そうだ、仲間なら‥‥名前、聞いていい?(約束もあるし、とつけたして。必死に話題を逸らしていこう) [Mon 17 Jul 2006 01:07:18]
◆シャンフェイ > ( まだまだ自分も子供。自分も教えてもらっても、すぐに自分のものになんかならない。普段の日常の中で、心がけていくもので。たまーに、めんどーくさくなって、放棄することもある けれど…。 浮いたり沈んだりして、いいと思う。 ) ( もごもごと狼狽するさまから、ふんぎりをつけるように剥がされるソレ 。 目に入るのは、柘榴石と虎目のコントラスト。 ) わ、綺麗…。 ( ぽろり、驚きとともに零れる呟き。 困惑しながらも 手のひらに載せられた手は、確かな歩み寄りのようで。軽く、握りかえして受け止め。深い漆黒の双眸を細めた ) …よろしく。 ( 真顔の提案には、思わず可笑しくなって軽い笑い声をあげてしまった ) あっははは、悪いことしたらちゃーんと「めっ」てしてあげるからね。 ( 冗談めいたように、人差し指たてた。 ) [Mon 17 Jul 2006 01:04:01]
◆エリアル > ‥‥(ちょっと、唖然とした。嗚呼―‥‥なんか大人だな、とも思った。自分は師が教えてくれた事なんて、うっすらとしか覚えて居ない。‥‥まだまだ足りないかな、色々と。そう思える程、彼が大きく見えた)‥‥悩みながら、か‥‥そっか、そう‥‥なんだ(何度も、何度も頷いた。気持ちも幾分楽になってきた。もう下手に悩むのはよそう、とも)いや‥‥その‥‥(暫くは口をもごもごしていたが言えず、結果布眼帯を一気に引っぺがし、金色の瞳を見せるように見上げて)此れがあるから‥‥今私が君に触れれば傍から見れば、その‥‥(もう悩まないって決めたのに―‥‥)なるようになれって、こういう時に‥‥言うのかな?(軽く、自分の手が彼に触れた)お、おにーさん‥‥?私なんか妹にしてもどうしようもない悪だから止めたほうがいいと思う(真顔で答えたり‥‥) [Mon 17 Jul 2006 00:47:45]
◆シャンフェイ > ( 安堵の笑みを浮かべる彼女に、もう一言。穏やかに ) ん、俺も生来は「気にしぃ」な方で、同じところをよくグルグルする 。 これは… 俺の老師(ラオシー)…―先生―が教えてくれたことだけど、悩むってのは<無責任じゃない>ことだから って。 みんな抜け穴だらけで、 悩みながら その都度穴を埋めていくんだって。 俺はこの言葉でかなり楽になったかなー。 ( 相手が同じように感じるとは思わないけれど、是非知っておいてほしい気持ち。 ) ( 空中で躊躇する、手 。 困ったような表情の内面は読み取れず、おん?と不思議な表情をした ) 「お仲間」がいやなら、「同士」でも「友達」でも 「おにーさん、といもーと」でもいいけど ? ( 本心から。 過去に彼女に何があっても、青年が<今>嫌う理由なんて何ひとつない。 未だ、青年の手は空中で彼女の手を受ける形のままだろう。)今>無責任じゃない> [Mon 17 Jul 2006 00:41:51]
◆エリアル > それで悩んでいる自分がバカらしくなってね。気がついたら此処にいた。よかった‥‥私と同じ人が、いてくれて(目を細めて、笑った。そしてその笑顔は彼に向けたまま)お仲間‥‥仲間‥‥?(反芻した。私に仲間?そんなものがいても、平気?過去の記憶が、迫害されていた記憶が脳裏をよぎり、伸ばしかけた手を止めた。そして少し困った表情を彼に向けた。どうすればいい?と)嘘、じゃない。ウソじゃない、けれど―‥‥(目が泳ぎ始めただろうか。戸惑いがあった。優しくされるという事に慣れていないから。どう言えばいいのか分からない。自分だって話相手さえいれば、と言おうとするのだが口がパクパク動くだけ‥‥) [Mon 17 Jul 2006 00:20:16]
◆シャンフェイ > ( 疲れ果てこちこちになってた顔が、少し崩れた様に気付き嬉しく感じた けれど。続く言葉に 思い切り同感だと 激しく頷く反応の方が早かった。 ) 分かる分かる。 自分って何だったっけー ? て、訳分からなくなるよね。 ( くすくすと可笑しそうに。その時は真剣に悩むものなんだけど、後から思い返してみれば 「なぁんだ…」って事が多い。 )( 言葉静かに聴いて…。 ぽそぽそ喋りが、急速に輝きを持って、言葉を紡ぐ。それでも遠慮があるのか、狼狽えた様子には どこか初々しさが感じられて 可愛らしい 。小さな不安を拭うように、目を細めて ) 俺もダイスキ。 お仲間だねー。 ( 思わず握手を求めよう。 ) 俺的には、楽しい話題っていうよりも、甘いモノで語れる友達がいるなら それで幸せなんだけど な ? ( 少し悪戯っぽく ) それとも、貴女が言った 「スキ」って言葉は、嘘 ? ( 反語のように問いかけよう ) [Mon 17 Jul 2006 00:15:06]
◆エリアル > (笑い声。見上げれば、笑っている彼。嗚呼―‥‥なんか、少し気が楽になった気がした)何でかね。自分らくしあろうとすると、自分らしくなれなくて。自分らしくない事をしようとすれば自分らしい事をしてしまって。結局どっちが本当の私なのか、分からなくなって(微かに笑って、そう答えればそして首を傾げた。気分転換‥‥?)‥‥まぁ、夜遊びとかは一応気分転換の‥‥『つもり』だったけれど(そして耳がピクリと動いた。アマイモノ?甘いもの?目が、きっと輝いていたかも知れない)‥‥あ、あまいもの‥‥(甘いものに興味がある?そんな程度ではない―)甘いもの‥‥好き。けれど、私と行っても楽しい話題は‥‥(話題を作るのは少し苦手。だから、賑やかな場所では多少無口になる。‥‥そんな自分でもいいの?とつけくわえて尋ねよう) [Sun 16 Jul 2006 23:57:35]
◆シャンフェイ > もし、貴方が 甘いモノに興味があるなら … べたべたに誘いたいなー ? ( 少年のように、冗談めいて。にこーっと笑った。 ) [Sun 16 Jul 2006 23:51:59]
◆シャンフェイ > ( くすくす と、鈴のような 軽やかな笑いが漏れる。決して、卑下してるわけでもなく 柔和に微笑んで ) そっかぁ 、 でも分かるな。 俺も行き詰ってる時って 普段の自分らしさとか忘れて 右往左往すること 多いもの。 ( 小さな微苦笑は、少し恥ずかしげで。 クマがくっきりと見える姿には、真剣に悩んで 行き詰ってる姿が伺えた。 ) ンン…、くだるくだらないは 他人が決めるものじゃないよ。 他人がくだらないって決めても、やっぱり 「自分は気になっちゃう」しさ? 考えるのは良いことだと思うよ? ただまぁ… 、 やっぱり考えすぎると 自分がしんどいだけだからね。 ( 小さく苦笑して。 ) 何か、気分転換になるようなこと、してみたらどうかな ? ( 緩やかに 小首傾けて。 )( 簡単に気持ちの方向を変えるのは難しい。けど、それでも 「敢えて」 するのは いいと思う。 ) [Sun 16 Jul 2006 23:51:23]
◆エリアル > 嗚呼―‥‥研究が少し行き詰っていたり、とか。夜遊びを少々、とか。寝たくない、とか(つらつらと並べて見れば、なんてくだらない事で徹夜をしているのだ、自分は?‥‥なんだが本当にバカだ、自分)(顔を覗けば疲れきった緋色の瞳が見える事だろう。更にはクマがはっきりと見えるかも知れない)は、はは―‥‥思い詰めた気持ちなんてイイものじゃないかも知れない。くだらない事かも知れない、し?(苦笑してそう言えばぐったりとしようか。半分思考が止まってる‥‥いっその事思考なんて全て止まってしまえばいいのにとか、またくだらない事考える。自虐しすぎも他人に迷惑かけるっていうのに)まぁ、寝てないだけ、だから‥‥。 [Sun 16 Jul 2006 23:36:43]
◆シャンフェイ > ( きょとん、と目が丸く。 ) さん… よんにち、 寝てなぃ ? ( 普段の自分からじゃ到底難しい連続徹夜に。思わず驚きの声がもれる。制作時間が足りないとか、そんなことじゃなければ芸大生の自分には難しい話だろう。 ) それは、ツライですね。 なにか、今張り詰めた作業でもしてるトコロですか … ? ( 徹夜しすぎると、思考能力も落ちるし、身体がだるくなったり力が入らなかったり負担が大きい。 ) 暗い顔 … というより、 「疲れた顔」 かな ? 此処にいるってことは、それなりに思い詰めた気持ちがあると思いますけど … 。 とても 疲弊してるように見えます よ ? ( 少し眉を下げて、 もう一度 大丈夫ですか ? と心配そうに顔を覗こうと。 ) [Sun 16 Jul 2006 23:32:33]
◆エリアル > (切れましたorz) そんなに暗い顔に、見えたかな?(そう尋ねて答えを待つ。もし見えましたと言われれば、自分の心持を考えなきゃならないワケだ) [Sun 16 Jul 2006 23:23:09]
◆エリアル > え?(声をかけられた。深刻そうな顔とか、しているつもりはなかった。自然とそうなっているという事にも気付かなかった)いや―‥‥3、4日‥‥寝てないだけだから(苦笑を浮かべ、悪いと思いながらそう答えた。きっと心配して声をかけてくれたのだろう。そう考えるとイラナイ手間をかけさせてしまった?) [Sun 16 Jul 2006 23:22:10]
◆シャンフェイ > ( 天井高い、カテドラルに響く扉の音。 新たな参拝者を、聖堂内にいた幾人かも気付いただろう。思い思いに祈りをささげている人々の邪魔にならぬよう、静かに歩き。 )( 周囲を見渡し、聖職者の顔ぶれを、失礼にならぬ程度に見るものの。 知り合いの顔は、残念ながらいないようだ。 )( 司教座の近くまで、歩いてくれば そこで薄暗い中 、こちらに寄せられる視線に気付く。 ) ( 無意識な、心が詰まったような 表情。 )( ペコリと、漆黒の双眸細めて、会釈を。 ) こんばんわ 、 …顔色が悪いようですが、大丈夫ですか… ? ( ひそり、小さくたずねよう。 ) [Sun 16 Jul 2006 23:19:09]
◆エリアル > (扉の開く音が聞こえた気がした。頭をおさえていた手をゆっくりと降ろして、少し視線を向けようか、と)‥‥(嗚呼―‥‥人か。人が来たんだ)(問題は何処にもなかった。今は誰でもいい、話相手が欲しいから。ただ、今の自分の顔は多分酷い。クマとかある事が分かるぐらいだから。不健康、自分) [Sun 16 Jul 2006 23:09:14]
お知らせ > シャンフェイさんが来ました。 『 キィ… 。 ( 貴方の背後で、両扉の開く音。 )』 [Sun 16 Jul 2006 23:06:29]
◆エリアル > (今まで気にもしなかった事を気にし始めた。と、いう事は自分が変わり始めているという事。ソレは分かる。が、対処法が分からない)―ぶちまければいいのか、抱いておけばいいのか―(いい加減にしろよ、自分。そう言ってやりたいのだが言えるわけもなく。立ち上がれば、その像を見据えて、思いだせる事を思い出しながらも)‥‥阿呆(自分を罵る事しか出来ないというバカな状態。研究すらもあまり進んでおらず、後ろ向きになってる暇はないというのに)あー‥‥いっそ研究結果を神にすがりたいね(苦笑してそんな事を言って見せれば周りは苦笑を浮かべていようか) [Sun 16 Jul 2006 23:01:17]
◆エリアル > 神よ―‥‥(微かに声を出せば、少し反響したかも知れない。錯覚かも知れない)私は―‥‥このままがいいのでしょうか―‥‥(初めて、神にすがったかも知れない。初めて神を頼ったかも知れない。自分の気の迷いが、完全にうっとおしくなったからかも知れない。本当の答えは、自分でも分からない。故に誰にも分からない)―‥‥バカかい、私は(その場で頭を抱え込もうか。変な人に見られる事は確実ではあるものの) [Sun 16 Jul 2006 22:55:35]
◆エリアル > (靴音を響かせて、歩く。音が反響しているのが少し気になるものの、仕方ない)(嗚呼―‥‥やはりここはあまり馴染めない)(自分でも分かっていた。ここは自分が来るような場所ではない事。それでも―‥‥来たかったから。擦れ違う人がいれば会釈をしよう) [Sun 16 Jul 2006 22:52:39]
お知らせ > エリアルさんが来ました。 『(カツン―‥‥音がすれば其処には一人の人影が‥‥)』 [Sun 16 Jul 2006 22:50:58]
お知らせ > ティフィスさんが退室されました。 『(雨音はまだまだ、やむ気配はなく――)』 [Thu 6 Jul 2006 23:17:25]
◆ティフィス > 『はい。きっと――いつか――また。』 ( 元気に駆けていくアルの背中を見送って、ティフィスはもう一度聖母像を見上げた。 ) 『主よ――幼くも熱意と優しさに溢れる幼子の行く末を、どうか見守ってくださいませ――』 ( そうして、一人、静かに祈りをささげるのだ。 ) [Thu 6 Jul 2006 23:17:01]
お知らせ > アルさんが帰りました。 『(外に出れば雨。それでもかの子は元気よく飛び出した。今は幸せな気分だからっ!)』 [Thu 6 Jul 2006 23:13:53]
◆アル > (うふふっと喜んでくれたであろう彼女の表情や口の様子を見て上機嫌になった。自分の力は、言葉紡ぎ。言葉を一定のペースと口調で紡げば一時的その効果が出る。思いの強さなくして実現はありえないモノ)うん、そろそろ帰るね?ケーキの材料とか、今度仕入れなきゃ(作る気満々なかの子は帽子を被りなおして、コートを着なおすと)お姉ちゃん、また会おうね?約束!(そう小指を立てて見せてにこりと笑む。そうして踵を返すと扉へと走っていくだろう。元気よく、スッキリした表情で) [Thu 6 Jul 2006 23:13:05]
◆ティフィス > ( それなんて化学実験? とかきっと気づくことはない。気づいても目を丸くして驚くだけだろう、この能天気は。ティフィスとはそういうやつである。アルが取り出して見せた白い花をまじまじとみつめて、何をするのだろうかと目をしばたかせる。――と。 ) ――!!? ( 思わず、手のひらを天に向けてきょとん、と立ち尽くす。アルが見せてくれた一瞬の幻は、とっても綺麗な七色で。見るものをやさしく、暖かく包んでくれた。一時の幻想に酔いしれて、それが終われば、ありがとう、と口の動きだけで彼女に伝えた。 ) 『さぁ、今日はもう遅いですから、お帰りなさい。また今度、ゆっくりお話をしましょう、アル――』 ( もう一度腰をかがめて目線を合わせると、スケッチブックを見せてやさしく微笑んだ。 ) 『素敵なケーキを楽しみにしていますよ。』 [Thu 6 Jul 2006 23:10:01]
◆アル > だいじょーぶいっ!まっかせてよ☆私ね、お菓子作りは得意なんだよー♪(ぶいさいんを作って見せよう。だが彼女がそれを作るにあたって犠牲は結構出る。例えば…調合失敗でドカンとかいう音とか、出来事とか。モクモクとか。そんな事をきっと相手は知る事ないだろうなぁ)言葉は…思いの強さで何でも出来るんだよ♪(少し寒いかも知れないけれど。でも私の二番目に大好きナものを見せてあげようと、一輪の白い花を取り出して)『静かに風の中佇む宝石 風吹かば 夢となり、舞い降りて――』(そう呟けば突然相手の真上から綺麗な虹色の花びらが舞おうか。其れはとても綺麗に、優しく相手を包み込んで…暫しすれば、幻のように消えるだろう。これで少しはお礼出来たと思いたい。ケーキは今度、必ず作ってもってきてやる!と心の中) [Thu 6 Jul 2006 23:03:57]
◆ティフィス > ( 不思議と、子供や赤ん坊が好きだった。クリスティアでは孤児院の手伝いも進んでやったし、なにより年下の子と話すのは楽しかったのだ。それは、ティフィスの魂そのものが、かつて母親という立場だったからなのだが――そのことはこれから先も、決して知ることはない。 ) 『あらあら、そんなに張り切っちゃって――楽しみに期待しちゃいますよ?』 ( クスクスと笑って、愛しげなまなざしを向ける。ティフィスが時折見せる、年に似合わぬ母親の顔は、こうした部分に現れるのだ。それから、続く問いには、大きくうなずいて。 ) 『えぇ、もちろん。コトダマ……と東方では伝えられているようですね。言葉の力は、人を幸せにも不幸にもすることができる、不思議な力です。』 [Thu 6 Jul 2006 22:58:25]
◆アル > (抱き締められて、不思議に目を閉じて身を任せよう。何年ぶりだろう?想い人以外の人から抱きしめられたのは。満面の笑みを浮かべ見上げよう)ケーキ…じゃあ、じゃあ…!私がケーキ作る!これでも私、錬金術師だしそれくらいならっ!(ぐぐっと握り拳を作って立ち上がれば笑って見やり)お姉ちゃんは、言葉に力があるって分かるよね?(ふと尋ねた。あれぐらい素晴らしい言葉を紡げる手段を、持つのだから) [Thu 6 Jul 2006 22:53:21]
◆ティフィス > 『えぇ、いつでもどうぞ』 ( 歌い終われば、ティフィスが本当の意味でティフィスでいられた短い時間は終わり、また物言えぬシスターへと戻る。スケッチブックに再び字を書いてから、そっと――アルの体を抱きしめようとする。母が子をあやすように、優しく。それから、お礼といわれれば、また小首をかしげる。見返りなんて元々求めていないし、少女に何かをよこせ、なんていう気もなくて。しばらく頭を右へ左へ傾けてから、ぽむ、と手をたたいた。 ) 『ケーキ……。お暇なときに、甘いものでも食べに行きませんか?』 ( お礼というのなら、アルも楽しめるものがよいだろうと考えたのだ。柔らかな笑みを浮かべて、スケッチブックを見せた。 ) [Thu 6 Jul 2006 22:47:45]
◆アル > (終わった…唄も終われば自分も目を開けよう。撫でられるならば受け入れて、大人しく撫でられよう。ぶかぶか帽子がぐらりぐらりと揺れて)ありがとう、お姉ちゃん。…また来てもいい?お姉ちゃんの歌を聞きに。(お姉ちゃんの唄ならば、何時か母の顔を思いだせるかもしれないから、と小声で呟いてまた像を見る)お姉ちゃんの唄、凄く好き。綺麗だし…懐かしいし。お母さんみたい、だから(本当は母のぬくもりが欲しかったのかも知れない。12歳なんてそういうものだから。更には小さい頃にいなくなった母だから尚更…)こりゃお礼しなくちゃ、だよね…(ふぅむ、と考えて尋ねよう)おねえちゃんは好きなものとか、ある?(――と) [Thu 6 Jul 2006 22:41:35]
◆ティフィス > Sancta Maria, sancta Maria, Maria, ( ティフィスにとっての幸せは、何よりも聖堂を訪れてくれた人たちが、ほんの少しでもいいから、あぁここにきてよかった。また来たい。そんなふうに思ってくれること。そのために、歌うのだ。今、ここで。 ) ora pro nobis, nobis peccatoribus nunc et in hora, ( 聞くものに安らぎと、ぬくもりを――ティフィスの歌は特殊なもので、歌い手の感情を聞くものに伝える効果がある。本来、歌とはそういうものなのだが、彼女の歌声は、それが顕著に現れる。 ) in hora mortis nostrae. ( 歌の終わり。それまで広げた旋律、調律、感情のすべてが、綺麗に収束していく。 ) ――Amen. ( 歌い終わると、そっと、アルの頭を撫でるために手を伸ばす。最後まで聞いてくれてありがとう、という意味をこめて。 ) [Thu 6 Jul 2006 22:37:30]
◆アル > (すぅっと目を閉じれば、様々な事が思い出される。母の手、母の笑顔、母の背。でもどれも不確かで、はっきりとは思い出せない。けれど、その歌声は…)綺麗…好き…(呟いて、うっとりとしていようか。暫くはこの唄に浸っていたい。この唄を求めて、またここへ来てしまうかも知れないけれど、その時はまたこの人に会おう。絶対に。そう誓いながらずっと唄を聴いていた。ゆらゆらっと体は小さく揺れているが倒れる気配はない。ただ心地よさそうにしているのだけは確かで…) [Thu 6 Jul 2006 22:30:12]
◆ティフィス > ( ティフィスにとって調律を持たないただの言葉は、己が発しても不愉快な怪音波に拡散してしまい、聞くものを苦しめる。だが、歌のようなものであれば――規則正しい調律は、はっきりとした声となって、あなたの耳に届くだろう。母親が子に向けるような、慈愛の歌声が。 ) benedicta tu in mulieribus et bene dictus fructus ventris tui Jesus ( ソプラノの音域の中でも、特に高いその歌声。喉もとのコアによって増幅された声は、一種の魔法的要素も含んで、聞くものを引き込んでいく。己の一時を、聖堂を訪れてくれたこの子にむけて――なにより母の思い出を届けたいという願いをこめて、一心に歌う。 ) [Thu 6 Jul 2006 22:23:26]
◆アル > (スケッチブックに書かれた言葉。嬉しかったなぁ…歌ってくれると、言ってくれて…)ありがとう、ティフィスおねえちゃん(やんわりと笑ってそう御礼を言おう。そして、聞こえた歌に耳を傾けよう)…母さんの…思い出…(聞けば、もしかしたら思い出せる?そんな甘い考えを持ちながらも、その唄に聞き惚れよう。だって、大好きナ唄なんだもん。私が一番愛する歌なんだもん) [Thu 6 Jul 2006 22:15:58]
◆ティフィス > Ave Maria, gratia plena, ( 青い宝石が淡い光を放ち、ティフィスの透き通るような歌声が、風のそよめきのように聖堂に流れ始めた。 ) Dominus tecum, [Thu 6 Jul 2006 22:13:03]
◆ティフィス > 『お母様を、愛しておられたのですね。』 ( 母の思い出を語る少女を、ほほえましげに見つめる。アル――そう名乗った彼女が見せた書類を、目をしばたかせてポーっとみつめて。なるほど、それならば己がとやかく言うことは何もない。アルを労う様に、小さく笑った。 ) 『えぇ――きっと、そうでしょう。』 ( サラサラとペンを走らせてから、己も聖母の像を見つめる。毎日のように、ここで聖歌の練習を行い、歌っているときだけは、己の思いのままに声が出せる。 ) 『それならば、アルさん。差し出がましいようですが、私がAve Mariaを歌いましょう。』 ( 己の喉――青い宝石のついた首輪飾りに手を当てて、アルにスケッチブックを見せた。 ) 『もし急ぎでないのなら、ここで一時、私がお母様の思い出に貴女を近づけましょう。』 ( アルの大好きなお母さん。己の歌声が、それをそっくりそのまま再現できるわけもないが――彼女に聞かせてあげたかった。そこまで好きだといってくれる、この歌を。 ) [Thu 6 Jul 2006 22:11:46]
◆アル > (スケッチブックを見て、ちょっと苦笑しよう。確かにヴェイトス…この島では別なのだから)こっちの賛美歌も好きだけど…私はこっちが好き。母さんの思い出があるんだもん(スケッチブックを見れば名前が書かれて…多分この人の名前なんだろうなぁ)私は、アル(まずは名前を名乗って、彼女の目を見よう)ここには、錬金術師のお仕事で来てたの。中和剤(と、先程サインして貰った書類を見せる。見れば依頼完遂書と書かれており、きっちりサインもされているだろう)そうしたらね、あの像が見えて…ずーっと見てたの。母さんも、ああいう人みたいになったんだろうなって(かの子の中では「聖母は自分の母親だ」という認識。決して他でいうマリアではない、と考えているようで。そんな考えもその一言で悟れるだろうか) [Thu 6 Jul 2006 22:02:20]
◆ティフィス > 『えぇ、讃美歌の代名詞のような歌です。ヴェイトスではまた別の賛美歌が主流ですけれど。』 ( 知っています、というように、こくりとうなずいた。ヴェイトスでは、このくらいの年の子が働く様も、そう珍しいことではない。ただそうか、とうなずいて、普通には話せない身の上も、特に語らずに。 ) 『私はティフィス。大聖堂に勤めるシスターです。』 ( 頭ひとつ分ほど身長差のあるふたり。少し腰をかがめて、目線を合わせた。 ) 『お仕事とは、聖堂に何か御用でしょうか?』 ( やんわりと微笑んで、問うた。 ) [Thu 6 Jul 2006 21:55:16]
◆アル > (差し出されたスケッチブック。其れを見て小首を傾げた。横をふと見れば其処にはシスターのような綺麗な女性が。また差し出されたスケッチブックと彼女を交互にみて、何かを悟ったのか小さく頷いて見せた)ここに来たのは、お仕事でだけど。知ってるんだ、この唄?母さんが、何時も歌ってくれた歌なの(そう言ってにこりと笑みを向けよう。彼女は悪い人ではない。そう直感したのだからねっ) [Thu 6 Jul 2006 21:49:16]
◆ティフィス > ( ウィンプルで金髪を覆った一人のシスターであった。年のころ18〜20前後。ほわほわした雰囲気を漂わせるその娘は、静寂の中でかすかに聞こえた歌声に誘われて。コツ、コツ、とゆっくり歩きながら、声の主と思しき少女をみつけると、静かに歩み寄った。 ) 『Ave Maria ――そんな名前のお歌でしたね。』 ( 手に持ったスケッチブックに文字を書いてみせる。それから、『ようこそ、大聖堂へ……』と綴って微笑んだ。 ) [Thu 6 Jul 2006 21:46:02]
お知らせ > ティフィスさんが入室されました。 『(そんな聖堂に姿を見せたのは――)』 [Thu 6 Jul 2006 21:41:52]
◆アル > ructus venris tui Jesus Christus Sancta Maria Mater Dei Sancta Maria Mater Dei…(其処まで歌えばやめようか。なんかバカらしくなってきちゃったって気がしたから。そして、暫しの沈黙の後言葉を綴ろうかね)神は、とても優しくて。神は、とても残酷(そうして言えば少しは気が休まると思ったからね。別に神を信じていないわけではないけどさ)しっかし、ここって静かだよねー(ハリセンの音とかよく響きそうー♪) [Thu 6 Jul 2006 21:40:42]
◆アル > (ふっ、と思い出した。小さい頃によく母が歌ってくれていた歌を。これしか知らない歌を)Ave Maria gratia plena,gratia plena. Dominus tecum, Dominus te-cum…(それはこの国で日頃使う言葉ではないけど、小さく口ずさめばいいよね、と。別に聞かせる為に歌っているわけではないんだからさ。…ただ唯一知っている歌。この前、公園で歌った唄もこれだったネ…) [Thu 6 Jul 2006 21:36:23]
◆アル > (椅子に座り、ただ自分の真正面に見えるその石像を見つめていた。服は少し濡れているが、別に滴り落ちる程のものではない。コートは脱いで腕にかけて、持っている)……(無言のままだった。何を発するわけでもないんだよ。別にヒトリゴトに飽きたわけでもない。ただ、見ていたかったの。瞳に焼き付けておきたかったの)…そう、あの人をね(小さく呟こうその声は、ちょっとエコーして自分の耳に入ってきた。ちょっとキーンとした) [Thu 6 Jul 2006 21:31:35]
お知らせ > アルさんが入室されました。 『(此方では既に受け渡しが終わった後。子供は一人、ただ聖堂の中を見つめていようか)』 [Thu 6 Jul 2006 21:29:14]
お知らせ > リュンメルさんが退室されました。 『(入って来た時と同じ様に、バッと扉を開けて出て行った。9』 [Wed 5 Jul 2006 23:59:24]
◆リュンメル > ……と。(一つの名案を思い付いた。この街には、羅馬気取りか、公共浴場があった筈である。祖国にも、一応温泉があったが、入った事は無かった。どうせ濡れてるのならば、別に構うまい。) 折角だしな。(そうと決まればこの様な場所にもう用は無く。さっと長物を掴むと、) [Wed 5 Jul 2006 23:55:24]
◆リュンメル > (それと口に出した瞬間、どんどん『居た堪れなさ』が沸いて来た。一時、とは言え、自分の様なものが居ていい場所では無いのだ。元より、積極的に居たいとも思わない。) まだ雨は……(窓から外を眺め、どの様な感じか伺って見る。大分酷い様であるが、来た時と同じ様に濡れ鼠と貸せば大丈夫であろう。しかし、それはそれで、癪である。さて、どうしたものかと一人ごちに。) [Wed 5 Jul 2006 23:17:22]
◆リュンメル > (そうしている内に、”彼”が見えた。本来なら真っ先に見るべきだろう存在だが、或いは意図的に避けていたのか。ともあれ、男は”彼”を視線に入れてしまい、)…………ケッ(心の底からの侮蔑を込めて、端的に一言そう告げた。) [Wed 5 Jul 2006 23:08:14]
◆リュンメル > (それも、眼が闇になれていく事で徐々に鮮明となって行く。建物の作り方にも名前があって、この大聖堂の作りにも何たら調とか言う名前があったのを本で読んだな、等と思いながら、つぅっと隅々まで見ていく。) [Wed 5 Jul 2006 23:02:19]
◆リュンメル > (落ち着いて見れば、人が感じるのは退屈である。男の目は自然と上下左右に動き、聖堂内の装飾を眺めて行く。尤も、色眼鏡越しの上に、明かりも点さない、雨の夜ともなれば、細部等殆ど見えていなかったりするけれども。) [Wed 5 Jul 2006 22:55:30]
◆リュンメル > (拭う行為を一通り済ませた。黒い色眼鏡の位置を鼻先に直しながら、右手に持っていた、布で包んだ長い得物を壁に立て掛け。適当な出っ張りを見つめると、時で服を乾かせ、体を休め、雨が過ぎるのを待つ為に背中をふぅ、っと凭れさせた。) [Wed 5 Jul 2006 22:50:52]
◆リュンメル > 雨具無し、って言うのはちと無謀だったな(そう言いながら、濡れて透けて引っ付いて、その本来の役割を成していない、黒乃至黒に近しい紫の服を体から剥がす様に襟を引っ張り。滴る水を拭く様に素手で腕や髪の毛をガシガシと撫でる。どうやら、一種の雨宿りらしい。) [Wed 5 Jul 2006 22:42:58]
お知らせ > リュンメルさんが来ました。 『(バンッ、と扉が開かれ、入って来たのは一匹の濡れ鼠)』 [Wed 5 Jul 2006 22:40:06]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( サプライズを期待する心なんて、それが他人のものであっても、理解出来ないだろうに )』 [Sat 1 Jul 2006 00:08:48]
◆セレニア > ( 歌を教材に使うのは、難しかった。 …同じ聖歌隊に所属していて、けれど『話せない』彼女の口元を見つめていても… ただでさえ難しいのに、リズムの加わったその形はより複雑になって、混乱してしまう ) ―――… ―――… ――――… ―――… ――――… ( 練習相手でも居れば良いのかもしれないけれど… 聖職と関連のある事柄ではないし、助けを請うのは適当でないと思う。 …当の本人に付き合わせるのは、まるで話せない事へのあてつけのように取られてしまうのではと、不安に思ってしまって…。 彼女はそんな風に捉えはしないと理解出来ても… 何か、どこかで、引っ掛かってしまっていた ) [Sat 1 Jul 2006 00:08:03]
◆セレニア > ( 勿論声は出さないけれど… ゆっくりと読み上げるように口を動かして、正面に立てかけた、借り物の手鏡を見つめる。 形を意識して… 時折反芻するように、焼き付けるように、じっと目を閉じて。 …障害があれば簡単に途切れてしまう集中力で… それでも環境と性格に助けられながら、地道に、唇を読む練習を重ねていく ) ―――… ―――… ――… ――… ――――… ―――――… ( ―――〜一音一音をはっきりと感じ取るなんて、無理な話。 最終的にはそこが目標となるのかもしれないけれど… まずは、よく使う言葉の形を一まとめにして覚えて、前後の繋がりで言葉の内容を『推測』出来るようになるしか無い ) [Fri 30 Jun 2006 23:39:50]
◆セレニア > ( 暗黒街の教会を訪ねる事が出来ず、一万エン金貨二枚はまだ手元に置いたまま。 けれど何に使うこともなく… 平穏無事だけれど、それなりに目まぐるしく、大聖堂での生活は続いている ) ………。 ( 大聖堂図書館の最も浅い階層。 夜も遅くなれば訪れる人は少ないけれど、一般の信徒にも解放されている場所で… ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女が、机に広げた装丁の良い聖書を捲っていた ) [Fri 30 Jun 2006 23:24:59]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 色々と機会を逃しっ放しで )』 [Fri 30 Jun 2006 23:18:12]
お知らせ > フレアさんが帰りました。 『何かお返ししなくちゃねェ、借りっぱなしは気持ち悪いからね――』 [Fri 30 Jun 2006 01:22:27]
◆フレア > ったく、全く…… どいつも、こいつも――! ( 背中に担いでウンウン唸りながら、老婆はスラムまでの家路を行く。その表情は少しだけ生き生きとしていた。それが何故だかなんて考えると、顔が火照るので考えないようにしながら。 必死に荷物を担ぐ老婆の姿は滑稽だろうし、笑われるかもしれない。スラムでの道のりでチンピラどもが何か目ぼしいものでも入ってるんじゃないかと思ってちょっかい出してきても、老婆は鬼の如く声を張り上げ怒りをあらわにして箱には指一本触れさせまいとするのだ。 ) [Fri 30 Jun 2006 01:21:05]
◆フレア > 全く……。折角久しぶりに神様に懺悔しに来てやったって言うのにサ。めそめそしながら罪を告白しろっていうのかい? ババァの涙なんて全く見れたモンじゃないのにサ……。 ( 木箱は少々重いが、腰に気をつけながら持って帰るとしよう。 ) あの変態がまたここに来たら伝えておいておくれよ。 ”こんな大荷物送ってくるんじゃないよ、馬鹿娘。お陰でギックリ腰になるところだったじゃないサ。 ――まあ、アタシは病気以外なら何でも貰う性質だから貰っといてやるけどね。” ってね。 ( よっこらせと荷物を持ち上げる。老体を気遣い「お持ちしましょうか」と気遣ってきたシスターを一喝した。 ) 馬鹿にするんじゃァないよっ、年寄り扱いはよしとくれ! [Fri 30 Jun 2006 01:16:22]
◆フレア > ………。 ( 箱の中にはワイン、葡萄ジュース、大きなチーズ、そしてオリーブがあった。それも沢山。 箱の中にはご丁寧にも”お世話になりました”と手紙まで。 ) ………………。 ( 老婆は手紙と、箱の中身と、微笑むシスターの顔を交互に見遣る。一瞬涙腺が緩くなって、慌てて目を指で押さえた。 ) ッたく、アタシも歳かね。こんな下らないこと仕出かしてくれちゃってさ?あの露出女、頭が可笑しいんじゃないのかねェ? ( ガサガサと手紙を大事に仕舞い、木箱の蓋を閉めた。 ) [Fri 30 Jun 2006 01:10:46]
◆フレア > ( シスターに渡された木箱には”Sanna Celestial”の名があった。この自分にパプテスの知り合いなんて―― 居たには居たが、皆私より一足先に神様の所に行ってしまった。 否、最近パプテスの知り合いが増えたじゃないか。あの小生意気な金髪の娘と、露出癖のある変態の娘。 これは変態の娘の方からだろう。こう何度も変態変態と言うと少し可哀相な気がするが。 ) ハハ、空けた瞬間”BON!”とか洒落にならないねえ。 ( 不吉な事を口走りながら、老婆は蓋を開けた。シスターは微笑みながら数歩後ろに下がる。 ……冗談なのに。 ) [Fri 30 Jun 2006 01:06:03]
◆フレア > このアタシに届け物だって?人間違いじゃあないのかイ。 ( 懺悔の為か、それとも何となくか。フレアは久しぶりに神様の御許へとやってきた。最後にここを訪れたのは病気で苦しむ息子を救って欲しいと祈りを捧げに来た時だったか―― その願いは果たされず、自分は結局十字架に向かって唾を吐きつける存在になったのだが。 訪れた老婆に、シスターの一人が声を掛ける。 「フレア・ロンド様ですね?貴女にお届け者ですよ。」 と。 老婆は誰かから贈り物をされるのも久しぶりだったものだから、思わず細い目が丸くなった。 ) [Fri 30 Jun 2006 01:01:14]
お知らせ > フレアさんが入室されました。 『え……?』 [Fri 30 Jun 2006 00:56:09]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが帰りました。 『( …何故倒れるのっ…!? 人を呼びに走った )』 [Tue 20 Jun 2006 02:39:21]
◆セレニア@雨色の種 > ―――奇跡は起こるべくして起こるものです。 ( 判り合う、という人の行動とは根本的に違うもの… と言うけれど、パプテス呪術やその他魔法の類だって、『奇跡』と呼んで差し支えない気もする。 自分で言っておいて、あれ?と眼を瞬く暫しの間。 ―――〜それはさておき。 『分かり合うこと』が果たして正しい行いなのかどうかは分からないのだけれど… 意思の疎通が計れるのなら脈はあると思う。 勿論存在自体が罪である吸血鬼などはさておき、こくり 頷いて ) ………。 ( 優しい微笑み… こんな表情で、自分にたくさんのものを与えてくれる人達に… では、自分は何を返せるのだろうと… 頷くように、曖昧に視線を落とした ) …ありがとうございます。 ………。 ( 『私も』 と口にするのに少しの間を空けてしまったら… 立ち上がる彼女。 全てを言いそびれて、それでも一緒に戻ろうと、修道院へと歩き出す ) [Tue 20 Jun 2006 02:38:39]
お知らせ > 黒江さんが退室されました。 『( 運は良か(ドサッ。) ――― 悪かったらしい。 )』 [Tue 20 Jun 2006 02:26:06]
◆黒江 > ――― 奇跡だって現実に起きているくらいですから、判り合う位出来ますよ、きっと。 ( 意思の疎通が出来るなら、それは判り合えると言う事だから。不可能なわけではないはずだから。思考の根本が違うのなら、如何しても相容れぬのならば仕方ないかも知れないけれど。 ) 礼には及びません。これも相互協力の内、と言う奴ですよ。また何かありましたらお教えください。私にできることでしたら出来うる限り協力いたしますので。 ( なんて告げる語調は変わらねど、その表情は確かに笑みを浮かべていた。柔和に。それでいてあくまでも控えめに。 ) ――― それでは、そろそろ休ませて戴きます。長々と申し訳ありませんでした。 ( 品の良いベンチから立ち上がれば、また一礼。そしてゆるりゆるりと宿舎へと戻ってゆくだろう。運が悪ければ、廊下で倒れている彼女が発見されるかも知れないけれど。 ) [Tue 20 Jun 2006 02:25:32]
◆セレニア@雨色の種 > …そうですね。 ( 物語だと、頷いた。 …拘るような事では無いと… けれど、現実に起こり得る、とどこかで夢想してしまう。 …自分の知らないところで… そんな事が起こっていないとは、言えない。 ―――ふと、『戦わせて欲しい』と… この身体の、本来の用途に沿った使い方をして欲しいと願う中で… こんな事を考える自分は、まだ、以前のように戦う事が出来るか疑問に思うけど… それはまだ、今は… ) …はい。 醜いだけであり、その存在だけで害悪とはならないのなら… 人は、その鬼を受け入れられるのかもしれません…。 ( ライカニアは、『醜い』というのとは少し違う気もするけれど… この街など、その発展した形なのではないかと思う。 …半ば無意識にではあるけれど… 鬼にも救いを求めていた ) …いいえ。 こちらこそ、突然の要請を請けて頂き、ありがとうございました。 ( 物語の余韻に浸る中で、忘れてしまいそうになっていた。 ハッとしたようにベンチを立って、深めに頭を下げる。 各々の務めに支障を来さない範囲で、相互協力の義務を負うとは言うけれど… これは、個人的な事でもあるから ) ―――では、クロエ様。 ありがとうございました。 ( 研究生、といった種類の人も居れば… そんなものかと疑問には思わずに、そういえばミドルネームが無かったかな?と思うけど、それこそこれから洗礼を受けるのだろうかと思えば… 無表情の中にも、仄かに穏やかに見つめよう ) [Tue 20 Jun 2006 02:18:20]
◆黒江 > ――― あ、それから。私、実は未だシスターではなく見習いなのであると言い忘れておりました。 ( ふと、そんな事を。 ) [Tue 20 Jun 2006 02:08:23]
◆黒江 > ――― 結末は人の数だけ。誰かの聞いた赤鬼は村を襲ったかも知れないし、誰かの聞いた赤鬼は人とともに一生を幸せに暮らしたかも知れません。 ( そう、可能性は無限にある。ひょっとしたら青鬼を捜しに旅立ったかも知れない。村人の方に不審を抱くものが現れるかも知れない。それでも、怒りに任せて暴れまわる青鬼の助成をしなかった赤鬼なら。幸せに暮らせるだろうと思ったのだ。 ) 私は、赤鬼は幸せに暮らせたと思っておりますけれども。 ( だって、そうでもなければ余りにも ――― 余りにも、救いが無さ過ぎるから。 ) 有難う御座います。拙い語り口では御座いましたが、最後までお聞きくださり有難う御座いました。 ( 聞かせていたのは植物だけでは無い事。聞いていたのは植物だけでは無い事。この娘はちゃんと気付いていたとも。だからこそ、疑念には解答を。そして、最後まで聞いてくれたことに感謝を。 ) [Tue 20 Jun 2006 02:02:49]
◆セレニア@雨色の種 > …大切な事です。 …結局鬼は鬼だと知って… それが代償であるかのように同胞を失った事に耐え切れず、愚かな夢を見た罪滅ぼしとして、今度こそ村を襲う可能性は否定出来ません。 ( 青鬼の想いを無駄にしないように、と考えられれば良いのかもしれないけれど… 赤鬼という存在にやるせなさこそ覚えるものの、自分は人で、鬼は異端という見方は捨て難い。 …物語なのに、どこか真剣… ) ―――はい。 ( 感じ入るところでも… 聞かれて応えるのは自分の返事。 だけどすぐに、それが花の事を指しているのだと気付いて、ややバツ悪そうに視線を泳がせる ) ―――そうですね。 私の話では、眼に見える変化は無かったのですが…。 …シスタークロエの語り口には、引き込まれるものがありました。 [Tue 20 Jun 2006 01:54:22]
◆黒江 > ( 取り合えず、後一秒早く! とか聞こえる様な風の囁きがひゅうひゅうと。 ) [Tue 20 Jun 2006 01:40:29]
◆黒江 > ――― でも、それで良いんだと思うのですよ。仮に何か後に足しても、なんだか不自然ですから。 ( 青鬼は、悪役を一手に引き受けた。青鬼は、村を壊した。もしかしたら人間の一人や二人は死んでいたかもしれない。きっと、青鬼は真面目で少し不器用だったのだろう。最初に打ち合わせなんてしたら、どこか白々しくなってしまう事も知っていたのだろうから。人の怨み、辛みと言うものはそう簡単に解け消える物じゃあない。赤鬼は村人のために働き、村に一度たりとも害は為さなかった。其れに対して青鬼は、確かに村に害を為したのだ。だから、青鬼は村人の前に顔を出せなかったのだろうと。そんな風に、シスター見習いは解釈した。それでも少しだけ、やるせなくはあるけれど。 ) おや、何か感じ入るところでもあったのでしょうか? ( なんて、静かに漏らすけれど。それは何処か冗談めいていたような。 ) [Tue 20 Jun 2006 01:38:40]
◆セレニア@雨色の種 > ( ランダムだから仕方ないのだけれど、もちょっとどうにかならないだろうかと何処かで地団駄っ…! 見つめる先で、確かに眼に見える早さで花は育つものの… 大当たりを知っている身としては、若干物足りない ) [Tue 20 Jun 2006 01:33:26]
◆セレニア@雨色の種 > ( 泣いた赤鬼。 ―――呆気に取られた意識の中で渦巻くのは、幼いロジックだ。 村人は赤鬼を同胞として認識した様子だけれど、そうであるのなら、青鬼もまた同胞になれた筈。 …自分達に利益をもたらす、都合の良い存在でなければ受け入れないというのは、あまりにも勝手な話だというのは感じれば… 『人間』の側が愚かしい姿で描かれていると思ってしまうその話には、教訓を感じこそすれ快くは思えない… ) ―――同胞を裏切り寝返らなければ、決して人と異端の交わることは無い… と言うのとは、違いますね。 赤鬼にも青鬼にも、双方に互いを裏切る気持ちは無いでしょう。 ……人の望んだ結末という事ですか……。 …そして… 『泣いた後』に赤鬼がどうしたかは描かれない…。 ( 一抹の寂しさと… 『語り』の余韻に感じる懐かしさに、眼を細めて… どうしたのだろうと考える。 …浅い溜息をついて、植木鉢を緩く抱いた… ) 【判定】 [Tue 20 Jun 2006 01:30:31]
◆黒江 > ――― 赤鬼は、総てを悟り、泣きました。静かに静かに泣きました。お終い。 ( なんだか尻切れトンボかも知れないけれど、兎に角この話はコレでお終い。 ) [Tue 20 Jun 2006 01:19:11]
◆黒江 > 『赤鬼へ。君に黙って消える事を許してくれたまえ。村を襲った僕が君と仲良くしていれば、君はまた村人から疑われるだろう。それでは僕が暴れた意味が無い。君を殴った意味が無い。君は村人達と生きたまえ。君が望んでいたように。君の負うはずだった悪役は、僕が総て持って行こう。遠い遠い何処かへと、僕が総て持って行こう。』 [Tue 20 Jun 2006 01:17:35]
◆黒江 > さぁ、如何でしょう。答えは多分、この先で見つかるかも知れません。 ( それは突き放すでも諭すでもなく。言葉はただ吶々と、されど時には躍動的に。 ) その日から村人の赤鬼に対する認識は変わり、赤鬼の家にも少しずつですが人間の客が来るようになりました。日が経つ毎に赤鬼の家を訪れる客人は増え、やがて赤鬼にも人間の友達が出来ました。赤鬼はとても幸せでしたが、一つ気になることがありました。何故青鬼はあんな事をしたのか、と言う事です。そういえば青鬼が暴れだしたあの日以来、赤鬼は青鬼の姿を見ていませんでした。 ( 吶々と、時には叙情豊かに。時には感情を込めて。語り聞かせる様は、子を寝かしつける母親にも似ているかもしれない。 ) ――― そして、ある日の夜。思い切って赤鬼は青鬼の家を訪ねました。すると戸は硬く鎖されており、家の前には看板が立てられておりました。 [Tue 20 Jun 2006 01:17:15]
◆セレニア@雨色の種 > ………? ( 二人して暴れて、討伐されてお仕舞いと思いきや。 仲間割れだろうか…? 無表情の中に怪訝そうな色を宿して… 〜なんだかんだで結構真剣に聞き入る様子は、子供のそれ ) ………青鬼は赤鬼に理解を示さない村人を許せなかった。 村人を許す赤鬼も許せなかった。 大切に思う同胞の願いと苦しみに、何一つ出来ない我が身を不甲斐なく思っての行動でしょうか… 軽率な… ( 間のあいだにぽつりと零すのは、やっぱり少しズレた事。 …異端の悲恋を描いたものかと、印象こそ変わっているけれど、結局間違っているとか… そんな ) [Tue 20 Jun 2006 01:13:54]
◆黒江 > 少し日にちが過ぎた、ある日のことです。青鬼が突如村に降りてきて、理不尽な理由で暴れ始めたのです。脆弱な村人には其れを止める手立てがありません。ただ青鬼が暴れるに任せるだけしかできません。 ( と、其処で一度言葉を切った。そして本の少し間をおいて、改めて言葉を紡ぎ出す。 ) ――― 驚いたのは赤鬼です。赤鬼は青鬼がどんな人…基、鬼であったかを知っていたのですから、彼の突然の豹変が何を意味するものなのか全く判りませんでした。兎に角、このままでは襲われた村が壊滅してしまいます。青鬼を止めなければなりません。赤鬼は人里に下り、青鬼を何とか話し合いで止めようと試みます。しかし青鬼は聞き入れません。仕方なく、赤鬼は青鬼と戦います。村人を庇いながら、村人への被害を抑えるように。村から山の方へと誘導し、最後には青鬼を追い返す事に成功しました。 [Tue 20 Jun 2006 01:04:49]
◆セレニア@雨色の種 > ―――。 ( 『意味』とは? …思う事は、黙っておく。 トキノミヤコ文化を教わっているわけではないし、なるべく素直に話を聞こう。 内容が内容だけに難しいけれど。 ―――御伽噺を聞くにしては硬い表情で、まず最初に思うのは、『不甲斐ない』という事だ。 …どんな文化圏の街であれ、『異端』と認定してそれを処断出来ないなど、ぞっとする…。 とは言え、丁寧な疑問の解消には感謝。 大分聞き易く、次第に話へ引き込まれて行った… ) ( 凡その察しはつく。 青鬼と結託して、理解を示さない村を襲うのだろうと… 眼を細めた ) [Tue 20 Jun 2006 01:04:09]
◆黒江 > 近い、かも知れませんね。元々の意味は全くの別物だったと聞いていますけれど、流石に其処までは。 ( なんて言葉を差し挟みつつ吶々と紡がれるのは、少し悲しい鬼の話。 ) それだけ鬼が怖かったと考えてください。ただの農村ですし、武器と言っても鍬やら何やらが精々です。鬼に立ち向かうには心もとなかったんですよ。 ( 当時、鬼はそれだけ強大なモノだったと。その点については教えておかねばならなかったなと。少しだけ失敗。何、聞いているのは植物だけではないのだ。疑問があるなら解消してしかるべきであろう。 ) さて、赤鬼はそれを嘆き、悲しみ、終いにはやり場の無い怒りすら覚えます。最後にはその立て札を引き抜いて、地面に叩き付ける始末。それを、その山に住んでいたもう一匹の鬼 ――― 青鬼が見ていました。青鬼は赤鬼の親友で、赤鬼の相談によく乗っていました。だから、赤鬼がどうして悲しんでいるのか、どうして赤鬼が怒ってしまったのか。青鬼はよく知っていました。 [Tue 20 Jun 2006 00:53:17]
◆セレニア@雨色の種 > ………なるほど。 ( と、納得したような声を発するまでにかかる暫しの時間は、その説明を飲み込めていない事の証明みたいなものだけど… ) …つまり、ライカニアのようなものですね。 ( 酷い認識。 そうでもない? とりあえず頷いて、続きを聞く ) ………。 ( その村は『クリスティアのようだ』と言いたいのだろうかと、ちょっと穿った見方。 …人と自然を愛していようが、奇形は異端だと、今でもどこかで思ってしまう… ) …村には近付けず、村人にも恐れられ、けれども所在が知られてなお、討伐はされないのですね。 ( 興味深そうに頷く視点は、どこかズレていた。 話を聞かせる必要があるのは青い花を咲かせる植物の方。 気にしないようにするといい ) [Tue 20 Jun 2006 00:48:14]
◆黒江 > 何、私の主観です。忘れてくださいな。 ( ひょっとしたら、それは赤子のようなモノかも知れないとは思ったけれど。 ) 鬼と言うのは、まぁ ――― そうですね。魔獣というよりは単純に獣と言った方が良いでしょう。悪魔や魔獣、吸血鬼と違い、存在が『悪』というわけではありませんから。 ( カタチこそ人であるものの、人より大きく剛力を持ち、醜い顔に大抵は一本か二本の角を持つ『鬼』。さて、シスターの考えている物とは微妙に趣の異なる話である事が、この段で判るだろう。 ) ――― この山には二匹の鬼が居りました。今回の主役は…そのうちの片方、赤鬼です。赤鬼は見た目こそ凶悪でありましたが、人と自然を愛する心優しい鬼でした。彼は少しでも人に近付きたい、少しでも人と仲良くしたいと思い、戸口に看板を立てました。『心の優しい鬼の家です。何方でもお気軽においで下さい。美味しいお菓子が御座います。お茶も沸かして御座います。』しかし、やはりその見た目からは悪い印象しかなく、村人達は其れを鬼の罠だと思い、近寄りませんでした。 [Tue 20 Jun 2006 00:37:48]
◆セレニア@雨色の種 > ?………いいえ、それは… ( 『花に心など』、と思ってしまうけれど… 『気持ち』の籠もらない自分の話では育たないと言われれば、なるほどと納得する節もある。 ちょっと複雑そうに、ほんの少しだけ視線を落として。 …紡がれる言葉を塞ぐまいと、頷いて話しに耳を傾ける… ) ( トキノミヤコ… 名前しか知らないが、海の向こうの島の名前だと思った。 アマウラの本国だっけと考えるけれど… 今は、そんな事はどうでもいいだろう。 …そこまで聞いただけで、そうか、鬼退治かと納得短絡思考… 『知っているか』 と問われると、吸血鬼のように目の当たりにした訳ではない。 悩むように首を傾げて ) ―――悪魔… よりは、荒野に跋扈する魔獣に近いのでしょうか…? ( 神に並ぶような普遍的存在ではなく? と、酷く曖昧な認識 ) [Tue 20 Jun 2006 00:31:19]
◆黒江 > 成る程。もしかしたら感動する心を持っているのかも知れませんね、その子は。 ( ゆるり、相手の隣に腰掛けつつ言葉を紡ごう。相変わらずの静かな声で。ちなみに何故助け舟らしき言葉を出したのかと言えば、先の言葉があったゆえ。恐らく、誰が喋っても構わないものなのだろうから。 ) ――― それでは、一つ。それは昔々のお話です。朱鷺京の山の麓に、小さな村がありました。 ( ゆっくりと、ゆっくりと。言葉は静かに紡がれて、文章と成る。文章は静かに連なって、一つとなりて物語と為す。 ) そしてその山奥には、村人が恐れる鬼が棲んで居りました ――― と、シスターは鬼を御存知ですか? ( パプテスで話される吸血鬼とは別物なのですが、とか問い掛けた。 ) [Tue 20 Jun 2006 00:22:30]
◆セレニア@雨色の種 > …はい。 思い出話でも、物語でも、即興の作り話でも、何でも良いそうなのですが… ( その割には自分の話では育たなかったと首を傾げるけれど… 確率で言えばちゃんと育った事の方が多かったし、自分の話では眼に見える成果がなかっただけだろうととりあえず納得。 じー っと相手を見つめて、個人的な事柄だけれど支援を要請しても良いだろうかと考える暫しの間。 何も言わず、無表情では伝わらないと思うけど――― 助け舟を出すように続けられた言葉に、 きょとん と眼を瞬いて ) ―――いえ、構いません。 よろしければ、シスターキリヤのお話を聞かせてください。 ( 溜息に緩く首を振ったら、促すようにベンチへ腰掛ける。 植木鉢は膝の上 ) [Tue 20 Jun 2006 00:14:33]
◆黒江 > ( 何しろ混沌都市ヴェイトスである。イエロティアが修道女になろうと問題あるまい。まぁ割と複雑な事情があったとかなかったとかは別の話だ。絵本と鉢植えを交互に見遣る。 ) ――― ふむ。話を聞いて育つ、と。何とも珍しいものですね、この子。 ( 鉢植えを見遣る視線は興味深いと言いたげに。とは言え、視線に込められた意思なんて余程の事がない限り判らないとは思うけれど。 ) 故郷の子供に聞かせるような話でよければ二、三くらいは知っていますが。 ( 残念ながらパプテスの教義と関連性が全く無い話しかないのですが、とは溜息混じり。 ) [Tue 20 Jun 2006 00:08:41]
◆セレニア@雨色の種 > ( 物静か二人のちょっとした不思議ちゃん空間? 方やそんな可愛げのあるものではないような気もするけれど… ライカニアのクルセイダー?も居るくらいだし、もう、イエロティアだって何だって、特別うろたえる事は無い。 黒瞳を見つめたまま、問われるままに… ひょいとベンチの絵本を取って ) …この話を、聞かせていました。 …『雨色の種』という、『話を聞いて育つ』植物を預かったのですが… 私には、あまり話せる事が無いものですから… ( 絵本に走る前に、大聖堂に来てからの事を話しても聞かせたけれど… どちらも、眼に見える効果は与えていない。 『これです』 と、傍らの植木鉢を指そう ) [Mon 19 Jun 2006 23:56:31]
◆黒江 > ( 名乗られた。此方も先ずは名乗りを入れよう。口調はあくまでも平静に、平穏に。かと言って無感動ではなく。静か、と形容するのが正しかろうか。 ) キリヤクロエと言います。その ――― シスター・セレニアは此処で何をなされているのかな、と思いまして。 ( 偶々通り縋ったところで眼に入ったのです、とかなんとか。取り合えず眼に入った発端はジト目神父(仮)のお陰(所為とも言う)である事は伏せておこう。取り合えず目が疲れた様子は無いのが気休め程度の救いと言う奴、だろうか。 ) [Mon 19 Jun 2006 23:50:04]
◆セレニア@雨色の種 > ( マンモス修道院であれば、口を聞いた事も無い人なんて珍しくも無い。 暫く見つめて相手が自分を目指していると知れば、そっと立ち上がる。 挨拶には ぺこん と、こちらも礼をもう一度 ) …こんばんは。 初めまして。 セレニアといいます。 ( ちょっと妙な雰囲気になってしまいそうだけど、出会い頭の自己紹介。 少し首を傾げつつ ) どうか、なさいましたか? ( 何か御用ですか?と、疲れた風でもなく見つめてる。 丁度窓の明かりが差し込んで来るとか、そんな場所だと思いねえ ) [Mon 19 Jun 2006 23:42:50]
◆黒江 > ( 世の中、絵本の愛好家だの何だのが存在するから大丈夫、だろうと思う。別にそれで誰かを馬鹿にするなんて思考を持ち合わせているわけでもなく。とりあえず思う事はひとつだけ。目、疲れないんだろうか ――― なんて、割かし如何でも良い事。 ) ――― こんばんは、シスター。それから初めまして。 ( ぺこり。もう一つ礼。とりあえず顔を直接合わせるのは初めてであるし、そんな言葉を出してみた。 ) [Mon 19 Jun 2006 23:33:49]
◆セレニア@雨色の種 > ( 礼をされれば条件反射的に会釈を返す。 膝の上には、文盲だって珍しくないご時世ではそうでもないかもしれないけれど… ちょっと歳不相応な絵本が乗っている。 脇には植木鉢。 …表情に乏しい顔で、じ と近付く彼女を見つめよう…。 ……死んだ事すら知らない人を、思い出すかどうか…… 勿論真相など知りはしないけど ) [Mon 19 Jun 2006 23:20:36]
◆黒江 > ( 擦れ違う神父には、立ち止まって一礼。次いで庭園の中に居る人影に気付けば、其方にも一礼しよう。普通なら此処でそのまま通り過ぎてしまうところであるが、何となく庭園に座る彼女が気になった。気になったら仕方ない。どうせ宿舎に戻っても寝るだけである。とてりとてりと足取りはゆっくり、品の良いベンチに腰掛ける彼女の元へと歩み寄ろう。 ) [Mon 19 Jun 2006 23:00:53]
お知らせ > 黒江さんが入室されました。 『( ジト目神父(仮)と入れ替わるように。 )』 [Mon 19 Jun 2006 22:57:35]
◆セレニア@雨色の種 > ( …仕事にかこつけて、シスターティフィスに話を聞きに行こうと思っていたけれど… よく考えたら彼女は『喋れない』。 花に耳がある訳も無く、『話を聞いて育つ』とは言っても音は関係無いのかもしれないけれど… 万一関係があったら彼女を哀しませる事になりはしないか… そんな風に考えたら、話せなかった。 そして他にあてがあるかと言うと… マリア様は加療中と聞いた気がする。 ブラザーイコトは休暇を満喫しているか、あるいは休暇を終えて再び忙殺されているか…。 シスタージャスティスは大聖堂に常駐している訳ではなく… あまりすっきり馴染めているとは言い難い身では、早々に手詰まりになってしまう。 …『必要』であればそんな事、気にもしなかったろうに… 『遠慮』するようになるというのもまた、変化の一つか ) ( 芸能横丁にでも連れ出そうかと… ちらり、周囲を伺って。 …ふと眼の合った通りすがりの司祭にジト眼で見つめられ、諦める… ) [Mon 19 Jun 2006 22:52:03]
◆セレニア@雨色の種 > ( 聖堂脇の庭園。 一般の信徒も立ち入り可能な… けれど時間も時間でヒトケは引いているそんな場所で… 質素だけれど上品な作りのベンチに、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女が腰掛けている ) ( ―――ぱたん。 細いけれどだんだんと通るようになった声で音読していた、聖書の名場面を子供向けにしたような絵本を閉じて――― 薄紅色の瞳で、傍らに置いた植木鉢に視線を落とした。 …青みがかった銀色と、力強い群青色の花を咲かせたその種は… けれどそれ以上の変化を見せず、静かに咲いている。 …読み聞かせではだめなのか… あるいは何か条件が整っていないのか… 途方に暮れたように浅い溜息一つ。 宙を仰いだ ) [Mon 19 Jun 2006 22:33:19]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが入室されました。 『( 中庭、傍らに植木鉢を置いたベンチに腰掛けて )』 [Mon 19 Jun 2006 22:26:26]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが帰りました。 『( 脱力したような仕草で手を振るけれど… それでも、見えなくなるまで見送った )』 [Sun 18 Jun 2006 02:07:27]
お知らせ > ベルベチカさんが退室されました。 『(ティフィスの言葉に二つ返事で答え、小人は夜空に飛び去っていった。)』 [Sun 18 Jun 2006 02:03:56]
◆セレニア@雨色の種 > ―――。 ( うるうるさせてたのに、花の成長を見届ければ笑顔。 …やり難い… この子は苦手だと思うけど… 人に対してそんな感想を持つのは稀で、つまり気になるという事…。 可笑しそうな微笑を、複雑そうに見つめて… 頬より手を離す。 …自然な動作だったけど… どうして、こんな事をしたんだろう。 それで解れる訳も無いのに。 『お礼はいらない』 と言われれば、そもそもお礼になるような物をあまり持っていないのだし、曖昧に頷いて… ) …ありがとうございます。 おやすみなさい。 ( 飛ぶ相手に話しかけるというのは… 30cmの相手に話しかけるというのは、やっぱり慣れない。 宙に舞う妖精を見上げて、ぎこちなく会釈する ) ―――今度は、バラ園も覗いてみてください。 ( もう笑顔だけれど… 縮こまる様子が頭から離れなくて、思いつく限りの一言を。 …水やりだけだけど、世話をしている。 お気に入りの場所の一つだ… ) [Sun 18 Jun 2006 01:59:50]
◆ベルベチカ > わ……ぁ……っ。 ( まるで花の時間が加速したかのようだった。目の前で力強く花を広げるその姿を見て、命の躍動を感じる。ベルベチカは、しばらくその光景に見とれていた。 ) お礼なんていらないですの。ベルベチカは、お花さんの成長が見れただけでじゅうぶんですの。 ( にっこり微笑み、頬を摘む貴女のしぐさに、おかしそうに微笑んだ。 ) それじゃあ、ベルベチカはそろそろ行くですの。おやすみなさいですの〜。 ( 色々話せて満足したのか、元気に笑って手を振った。2対の翅を羽ばたかせ、その小さな体を宙へと飛ばす。 ) [Sun 18 Jun 2006 01:53:17]
◆セレニア@雨色の種 > ( つぼみだった花が咲いて、また新たなつぼみが顔を出して、力強い群青色に――― 完全にランダムだけれど、そんな事を知らなければ、まるで気に入ったとでも言わんばかりに見える。 ムっとしたままでそんな様子を見守って… 『怖い人』 と言って縮こまる相手はオーバーアクションに見えるけど、これが地なのだろう。 そう言えば『最近読んだ人間の御伽噺』と言っていたし――― ) …ッ… ぁ… いえ、申し訳ありません。 ( 困惑気に視線を逸らし… 睨んでしまったらしい顔。 …確かに睨んだのだけれど… バツ悪そうに、自分の頬をむにりと摘む。 ほぐれろー ) …け…獣に『人間の信仰を』と願った男も不信心です。 おそらくこの話は、その愚かしさを描こうとしたのでしょう。 ( …うるうると見上げられるのが、酷く落ち着かない。 …残念そうにするシスターティフィスや、サンクトゥス様の顔が、少しだけちらついた… ) …ぁ、ありがとうございました。 …お礼は、どうすれば良いですか? ( 無表情、無感動、でも困ってる ) [Sun 18 Jun 2006 01:46:54]
◆ベルベチカ > あぅう……そんなに睨まれてもこまるですの。ベルベチカがお話を書いたわけじゃないですの〜。 ( 両手で頭をかばうようにして、おずおずとうずくまる。上目遣いにうるうると相手を見上げて。 ) セレニアさんは、怖い人ですの〜。 ( 縮こまったまま、そっと花の様子を見守ろう。 ) [Sun 18 Jun 2006 01:37:59]
◆セレニア@雨色の種 > ( 少し悩んで ) …ありがとう。 …おぼろげな記憶ですが、アクスもあなたのように、気を遣ってくれるヒトだったような気がします…。 ( 謝る必要性を否定するよりも、と…。 付け足すように言う。 ベルベチカが苛められていたと知らなくても、妖精の種属性とまでは思わないけれど ) ―――。 ( そして、一応最後までは黙って話を聞いて。 終わる頃には… やや険を湛えた表情で、妖精を睨むように見つめてる ) …それは誤りです。 天の父は、自身に似せて造った人に合わせて、世界を造られました。 人を恵みとして獣に与える事はありません。 ( そうしなければクマが冬を越せなかったとしても、勿論知った事ではない。 【全て<人間】 だ。 ―――けれど聞き手が頑固にそう思ったところで… そのお話の言わんとしている事を花がどう受け止めるかは別の話――― ) 【判定】 [Sun 18 Jun 2006 01:29:46]
◆ベルベチカ > ( ベルベチカはにっこりと笑ってうなずくと、さっそく花に向かってお話を始めた。 ) むかーしむかし、ある男の人が、森の中で大きなクマと鉢合わせになったですの。その人は必死になって逃げたけれど、クマはものすごい速さで追いかけてきました。このままでは食べられてしまう、けれど、熊に助けを求めても利いてもらえるはずもない。必死に助かりたいと願った男は、とっさに天に祈り、神様に訴えたですの。”おぉ、神よ。どうかこの熊に人間の信仰を授けてください。”そうすれば、クマを説得して自分は食べられずに済むと考えたですの。すると、突然天が光り、あたりに一瞬雷鳴がとどろきました。男が目を開けると、なんと! クマがひざまずき、天に祈りをささげていたですの。”私の祈りを、神様が聞き入れてくださったのだ”ところが、喜ぶ男の前で、信仰を授けられたクマはこう言いました。”おぉ、神よ。お恵みに感謝いたします” ( 花に向かって、ゆっくりと語る。故郷のおとぎ話は、また今度あなたにあったときにでも。 ) そうして、クマは男を食べて飢えをしのぎ、無事に厳しい冬を越せました。というお話ですの〜。 ( すべての恵みは人間にだけ与えられるものではなく、神は生きとし生けるものすべてを平等にみていらっしゃるのですよ、というお話。 ) [Sun 18 Jun 2006 01:21:23]
◆セレニア@雨色の種 > ( 妖精というだけで、心無い事を言ったと思う。 …それでも変わらず接してくれた彼女に会って… 謝りたいのかと考えると、少し違う気もするけれど。 …ふと、考え込むようにベルベチカを見つめたら… そのまま、二人ベンチに腰掛けて ) …危険な花ですね。 ( そして大きくなるキノコが生えてるに違いない。 楽器を弾く花とどっこいに奇妙。 踊る花はどうだろうなんて考えて、でも、もう問うことはせず――― …人間の御伽噺と聞くと、彼女の故郷の話を聞けないのを惜しくも思うけど… 何でも良いと言ったのだし。 お願いします、と会釈して――― シャンフェイ様は同じ仕事を請けた人、サンクトゥス様は大聖堂の関係者、先日会った少年には道を教えた。 …彼女には何かお礼をした方が良いだろうかと… 話の続きを待ちながら、ぼんやり考える ) [Sun 18 Jun 2006 01:07:44]
◆ベルベチカ > そう、でしたの……。 ( 会えるといいけれど、自分にはそれ以上何もすることはできない。ベンチのほうへと飛んでいき、腰掛の上に着地する。 ) ベルベチカの故郷には、楽器を弾くお花さんはいないですの。でも、魔法の力を宿したお花さんはいるですの。これをとると、一定時間火の玉が投げられるようになるですの〜。 ( 人はそれをファイアフラワーという。まる。ともあれ、どんなお話を聞かせようかと、あれこれ考える。 ) えぇっと、それじゃあベルベチカが最近読んだ人間さんの御伽噺のお話をするですの。 [Sun 18 Jun 2006 01:00:18]
◆セレニア@雨色の種 > ………。 …はい。 私はおそらく、アクスに酷い事を言いました。 ( 最適化をかけられた思考で、今の今まで会った事すら忘れていたけれど… クリスティアで目覚めてから後の事は、思い出そうと思えば思い出せる。 会いたいと言えば会いたいのだろう… その動機は、あまり良いものではないけれど… 指摘に頷いて。 でも、そうだとしたって謝ることはないから、首を振る――― あるいは、ふと感じた『引っ掛かり』の正体は、その昔持っていた人形に似ているとか、そんなオチかもしれないがっ ) …そうですか。 …どういったものなのでしょうね…。 あなた達のような種の故郷であれば、楽器を弾く草花があっても驚きませんが… ( そんなイメージを抱く場所の出身者をして不思議と言わせる。 …本当に、魔性ではなかろうなといぶかしむ僅かな間… 〜元気に同意してもらえれば、ほっとしたように少しだけ表情を和らげて ) …ありがとうございます。 目に見えて、成長しますよ。 …話すのは思い出でも、物語でも、何でも構いません。 私には、あまり話せる事がないものですから…。 ( そうと決まれば… 立ちっ放しは疲れるし、飛びっ放しもこちらが落ち着かない。 ベンチの方へと、促すように歩き出す ) [Sun 18 Jun 2006 00:49:38]
◆ベルベチカ > うぅ……ベルベチカには、セレニアさんがそのアクスって人に会いたがっているように思えましたの。人違いだって答えたとき、なんだか寂しそうなお顔に見えたですの。 ( 人形のような大きさとふりふり多めな服装も合わさって、ベルベチカは観賞用の奴隷にされかけたことがある。鳥かごの中に入れられ、あわやというところで脱出できたが、それ以来各地を放浪するばかりで、知り合いと呼べるほどつながりの深いものはいない。 ) うぅん、妖精の森にも、こんなお花は咲いてないですの。見れば見るほど、不思議なお花ですの〜。 ( 差し出された鉢植えを見つめて、お話を、と。 ) はいですの! ベルベチカのお話でお花さんが育つなら、見てみたいですの〜。 [Sun 18 Jun 2006 00:38:11]
◆セレニア@雨色の種 > …? 何故あなたが謝るのですか? ( ベルベチカ… それが彼女の名前かと、うなだれる様子に首を傾げて ) …セレニアといいます。 ここ大聖堂の、女子修道院に所属しています。 ( ごめんね、冷たいのは、地だ。 相手とは対照的に… 話す時は相手の目を見て。 じっと見つめつつ、名乗る。 …『セレニア』… そう名乗るのも、呼ばれるのも、なんだか嬉しい今日この頃 ) はい。 …人の街では珍しい花なのですが、あなたの故郷には、こういった花もありましたか? ( 『お話した』 というのが、ぶっちゃけ妄想なのか、実際にお話したのか、果たしてそれが人間にも可能なのかどうかは措いて置いて。 にっこり微笑む相手に、そっと植木鉢を差し出すように。 勿論受け取るなんて無理だろうし、見やすいようにしようとしう動き。 大して変わらないんだけど ) ―――よろしければ、あなたのお話を、この花にも聞かせて頂けませんか? [Sun 18 Jun 2006 00:30:01]
◆ベルベチカ > ( ベルベチカには僅かな表情の変化は読み取れないが、不思議と目の前の少女がそのあくす、という人に会いたがっているようにも思えた。 ) あぅ……ごめんなさいですの。ベルベチカ、お友達はあんまりいませんの。 ( しゅん、とうなだれて、故郷でいじめられていたことを思い出す。追い出すようなそぶりは見えないけれど、少女の目は冷たく、ベルベチカはまっすぐに見つめ返すことができなかった。 ) ほぇ、お話を聞いて育つ……ですの? ベルベチカも、故郷ではお花さんたちといっぱいお話したですの〜。 ( にっこり微笑んで、鉢植えの花をしげしげと見つめる。 ) [Sun 18 Jun 2006 00:21:39]
◆セレニア@雨色の種 > ―――。 ( …手を伸ばしたって届かないけど、姿を捉えるには十分な距離で、足を止め。 否定する言葉には、無表情の中に仄かにがっかりしたような… 寂しげなものを浮かべる ) …失礼しました。 知っている気が、したものですから…。 こんばんは。 ( 女子修道院の中庭であれば、男子は禁制かもしれないけれど… 『ここで何をしているの?』と、関係者かもしれないから訪ねないまでも、温もりには欠ける目で見つめつつ、追い出すようなそぶりは見せない。 …『変わったお花』… 言われて視線を落とす、自分の植木鉢 ) …『雨色の種』という種より咲いた花です。 …斡旋所の仕事でお預かりしました…。 人の話を聞いて、育つそうです。 ( …なんとなく怖がられているのは感じるけれど… それで微笑む事が出来るなら、たくさんの人に余計な心配をかけてはいない ) [Sun 18 Jun 2006 00:14:03]
◆ベルベチカ > ( 見つめる先には、表情の薄い女の子。ちょっと怖いなぁ、と雰囲気にのまれ気味な小人。 ) あくす? ベルベチカはそんな名前じゃないですの。人違いですの〜。 ( 槍も斧もいやに決まっている。光物は嫌いな妖精です。逃げようかなーと考えていると、その手に抱えた銀の花に目が止まる。珍しいものだ。不思議な感じを受ける。 ) そ、そのお花――変わったお花ですの。 ( 箒を胸に抱えた格好で、空中を移動しつつ近づいて。恐る恐る口を開く。 ) [Sun 18 Jun 2006 00:05:42]
◆セレニア@雨色の種 > ( 近付けば… 信じ難いけれどそれは、人の姿をしていると認めざるを得ない。 …ふと思い出の中に引っかかりを覚えて、緩く頭を振った…。 …また『知っている』とだけ感じる、結局は何を知っているのか思い出せない事だろうかと目を細め… いや、違うと目を瞬いた。 …研修でヴェイトス市を訪れた時… 同じように小さな人… 妖精に会った事がある。 …それほど時間も経っていない記憶なのにおぼろげなのが、もどかしいが… ) ―――アクス…? ( 別に『槍で刺されるのと斧で潰されるの、どっちがいーい?』なんて聞いてる訳じゃない。 『アクス』はその妖精の名前。 …まだ、手を振って挨拶してくる妖精?の姿はよく見えないから… コミカルに汗ダラダラさせてるのもそっちのけなクールフェイスで、すた すた すた と距離を縮めよう。 抱えた植木鉢… 胸の前で揺れる青みがかった銀の花は、花通の彼女にどう映るのか ) [Sat 17 Jun 2006 23:59:10]
◆ベルベチカ > ( ベルベチカは花が好きだ。綺麗だし、いい匂いがするし、蝶やミツバチが寄ってくる。故郷にいたときも、花畑の上を飛び回るのは、とても心地よかった。そんなわけで楽しげに一人飛び回っていると、ようやく気づいた人の気配。 ) ――はっ! ( 目が合った。空中でホバリングしたまま、硬い表情のシスターをしばらく見つめて……体中から汗がダラダラダラダラ。 ) こ、こんばんは……ですの。 ( あはは〜、とあいまいな笑みを浮かべて手を振ってみました。 ) [Sat 17 Jun 2006 23:55:04]
◆セレニア@雨色の種 > ( 人にしては小さい30cmだって、羽虫にしては大き過ぎる。 常態のヴィエドゴニャは視力もまた低いけど、少なからず修道院の灯りも差している中庭にそんなのが飛んでいたら、気付いても良いだろう。 うん、気付いた。 …開け放たれた扉の前。 ふと目に留めたそれをいぶかしむように見つめて… 廊下の先のシスターティフィスと、不審物… どちらを優先すべきか迷ってしまうのも束の間。 部屋を訪ねるには遅い時間というのもあって、さく と中庭の芝に踏み出した ) ―――。 ( 薄紅色の瞳で、温かみがあるとは言えない表情で見つめて… 両腕で植木鉢を抱えたままであれば、即危害を加える積りは無いのが分かるだろうけれど ) [Sat 17 Jun 2006 23:49:27]
◆ベルベチカ > ( いや、実際にはこっそり見学ついでにおくまで入ってきてしまっただけなのだけど。身長30cmは、夜ともなればなかなか発見されにくいらしい。 ) うわぁ、綺麗なお花さんですの〜。 ( 故郷の花畑を思い出して、ベルベチカは大喜び。翅を羽ばたかせて低く飛ぶと、花壇の上をくるくる飛び回る。 ) [Sat 17 Jun 2006 23:43:59]
お知らせ > ベルベチカさんが来ました。 『(その中庭に侵入者がいた)』 [Sat 17 Jun 2006 23:42:10]
◆セレニア@雨色の種 > ( 修道院の夜ともなれば、どこも当たり前に静まりかえるのだけれど… この辺り、『個室』の区画は… 自分の入っている大部屋の区画より、落ち着いてる気がした。 …羨んだり、移りたいと願う事はないけれど… ホッとしたような表情で、シスターティフィスの部屋を目指す。 …と言っても… ここまで足を運んでおいて、お話をねだっても良いのかどうかは、決めあぐねていた。 …決定を保留にして行動するなんて、どっちつかずな行動を取るなんて、自分の事ながら信じられない事ではあるけれど… ) ( ―――少しずつ、寝苦しい夜も訪れるようになっている。 …風通しを確保すべく、窓や扉の開け放たれている中庭を横切って… ) [Sat 17 Jun 2006 23:40:22]
◆セレニア@雨色の種 > ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女が… 寝間着でもなければ枕を抱えてるなんて事も無く… 青みがかった銀の花を咲かせる植木鉢を抱えて、個室の扉が並ぶ僧房の廊下を歩いている ) [Sat 17 Jun 2006 23:25:46]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが入室されました。 『( 修道院、僧房 )』 [Sat 17 Jun 2006 23:21:28]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( 一応僧房に部屋もある。主に執務で帰れなくなった時用に。多分、其処でばたんきゅー。)』 [Thu 15 Jun 2006 05:26:28]
◆サンク > その時は――…今度は、自分で気付く必要があるんだろうな、とは思います。落し物みたいな奇跡が、二度目を叶えてくれる保証なんて御座いませんし。 …それでも、一人じゃなければ大丈夫とか、思いたい訳ですわ。( えへらー、と。それこそ子供じみた理想論を、子供の顔で口にして。 沈みかけた雰囲気がほんの少しでも、和らぐのを見たら。 へらー、と聖女というよりは、やっぱり子供めいた笑みを崩して。) では、今日もよき一日を―――。 [Thu 15 Jun 2006 05:26:01]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが帰りました。 『( 送るように修道院へと戻る。 …けれど、彼女はここで寝泊りしているわけではないのか… )』 [Thu 15 Jun 2006 05:19:31]
◆セレニア@雨色の種 > ( 『忘れなければやっていられない事だったのではないか』とか、考えるようになっただけでも、進歩と言うべきだろうか。 …手を振られれば従順に頷くものの、無表情はどこか沈んでもいるような… ) …可能性と言うのであれば、もう一度間違える事もそうですが――― ( 『気付き、悔いる事が出来るなら、いつかはきっと…』 続けようとして… その表情に、覗うような眼を… ) ( そして笑い出されてしまうと、一緒になって笑う事も出来ず、どうしたものか… 目を瞬くばかり。 けれど、やはり表情は柔らかくなっている ) ―――そうですね。 ( どの部分に対しての同意か… ややしみじみと呟いて、白む空を見上げた。 …中庭で見る、二度目の夜明け… ) [Thu 15 Jun 2006 05:17:40]
◆サンク > それじゃ、思い出せた時に、ファイトー、ですわ。 …変な言い方ですわね。悪い事ばかり、とは限りませんもの。( 彼女の夢の内容は知らない。だから、其処に感じる不安や恐怖も。只、其処に抱いているのが肯定的な『何か』には見えなかったものだから、こんな言い方になってしまって、打ち消すように、ぱたぱたと手を振った。) ええ――猶予。足掻く為の時間が与えられた事は、僥倖の内かもしれませんわね。少なくとも――…気付く可能性は、あるのですから。( 何かに。幸せに、可能性に、それとも、別のものに。 例え話に向けるには、少しばかり哀切の混じりすぎた様子で細められた瞳が、きょとん、と見開かれた。) ……なるほど。そう、ですわね。…ええ。願っただけでは、まだ早過ぎましたわ。( ポカンとした顔が、気付かなかった、とばかりに破顔一笑。 肩が小刻みに震えて、可笑しくてたまらないといった風に、くすくすと笑みが夜明けの空気に混じって。) ――…ふふ。お役に立てたのならば、何よりですわ。 驚きましたけど、綺麗ですもの。( 淡く銀掛かった青色を見やりながら、己も膝を伸ばす。ン、と背伸びして、「戻りましょうか?」と声をかけながら、ふと。視線を空に上げ。) ……嗚呼。今日は、よく晴れた日になりそうですわ。 [Thu 15 Jun 2006 05:07:31]
◆セレニア@雨色の種 > ( 完全には無くさない… 思い出せないだけで… そう考えると、思い当たるのは夢の事。 …恐怖、哀しみ、怒り… そういった感情の余韻だけを残す毎夜の夢に自分の思い出があるのだとしたら… 少なくともそこに覚えるのは、思い出す事への躊躇いだ ) …私は今のところ、思い出せないことで事で困ってはいません…。 ………。 ( だからこそこんな仕事を請けて、困りたかったのだろうか。 …何を失くしたのか知らなければ… 失くした本人にとってはさして問題にならないという事、だけど…。 ごちゃり 錯綜する思考は… ふにゃり 広がった笑みに解される ) ―――猶予…。 ( 自分もまた、そうだと思う。 …形は違えど感じるものの多い『彼女』に、浅い溜息を零した… ) …いいえ。 『彼女』はまだ願っただけ。 叶えられるには早過ぎます。 ( ハッピーエンドはお約束。 でもそれは、もう少し先だ と思う。 …猶予の中で得るものがあれば、ハッピーエンドだろうか… 『彼女』は… 自分は… 与えられたものに、どれだけ報いる事が出来るだろう ) ―――説明は受けていましたが、奇怪ですね。 ( 何しろ【判定:0=5×10】だ。 『急に』なんていうのは例外かもしれないけれど、そういうせっかちな種だったということで。 …何事も無かったように咲いている、知らない花に、素直な感想… ) …ありがとうございました。 そのお話には、感じるものが多かったのかもしれません。 ( 改めて礼をしたら、植木鉢を抱えて立ち上がろう ) [Thu 15 Jun 2006 04:56:05]
◆サンク > ( 実際の年齢の話になってしまうと、身体はともかく、中身の方は色々と怪しい罠が此方にも。 ――…きっと、見た目だけは逆転じみた、おかしな構図だったんだろう。今のは。) ――…人は、記憶を完全に忘れる事は、無いんだそうです。思い出せない事でも、ちゃんと刻まれた上で今があるんだそうですわ。 だから、シスター・セレニアが今の日々に何か感じるものがあるのだとすれば――…きっと。消えない何かが、存在するから。なのかもしれませんわね?( それは、彼女にとっては残酷な事なのかもしれないけど。 ふにゃ、と笑みを広げて。) ――…どうなんでしょう?彼女が目を覚ます事が出来たのは、それを知る為の猶予を与えられたという事なのかもしれませんわ。 …御伽噺ですから、本当はハッピーエンドで締めくくるのが、お約束なんですけれど。こんなので宜しかったのかしら――…て、あら?( 少女は目を覚ましても、何かが変わった訳では無い。彼女の身体が虚弱なのは変わらず、日々は何事も無く続いていく。与えられた猶予の中で得るものがあれば、それを締め括りにして御伽噺を終わらせればいいのだけど。 ――…何にしろ、ソレは御伽噺。架空の物語。 ひょいと、つられるように視線を落とした先で――急激な成長を遂げた植物に、目を丸くして。) [Thu 15 Jun 2006 04:35:20]
◆セレニア@雨色の種 > ( 〜しゅるりしゅるり… 音さえ聞こえて来そうな、急速な成長で… 芽は茎を伸ばし葉をつけて、花を咲かせる。 やや青みがかった、銀に近い白 ) [Thu 15 Jun 2006 04:29:39]
◆セレニア@雨色の種 > ( 人は経験・思い出の上に『自分』を築くとするのなら、きっと相手よりも年下になってしまうと思うけど… そもそも、歳の差とかはあまり気にしない。 自分が本当は何歳なのかも、知らないし ) …はい。 …ぁ、いいえ。 難しいですが… 仰る事は、分かるような気がします。 …私はクリスティアでの事を、あまり覚えていません…。 …日々何をしていたのかは、覚えていますが… 何を感じていたのかが、思い出せない…。 何も感じていなかったのかもしれません。 …ヴェイトスに来てからは… あっという間なようで、こうして過ごす時間を、長く感じます。 ( 『どうして覚えていないのだろう』と思うのは… あるかどうかも知らない、クリスティア以前の事。 …それを思い出した時、思い出せて良かったと思うのだろうか… ) ―――。 ( …甘い考えは、土壇場で否定されるのではと思ってしまう…。 だからこそ、『ずっと幸せに暮らした』のではなく、『頑張っている最中』である事に、ホッとした。 …贖罪と赦しのバランスは、そのくらいで丁度良い気がして…。 ただ赦されるなんて、それはそれでおっかないから ) ―――『彼女』の手で、彼女の愛している人達を幸せにせよ、という事でしょうか。 …それとも、『彼女』が生きているという事こそが、彼女が愛している人達の幸せなのでしょうか。 ( 御伽噺の余韻の中に居るように… 呟くように言って。 お耳汚し? とんでもないと、 ぺこり 礼を返す ) …ありがとうございました。 【そしてふと視線を落とす鉢植え。 判定 】 [Thu 15 Jun 2006 04:24:40]
◆サンク > ン、宜しい。( きょとんとした仕草は、年相応――…より、少し幼げに見えてしまったから。だから、殊更偉そうに胸を張って、満足そうに頷いた。 ――…見た目は置くとしても、実際には同年代な訳だが。) 思い出は、良いものばかりでは無いかもしれませんけれど。悲しみも苦しみも怒りも――…喜びも。ちゃんと覚えていられれば、切なくても苦しくても、温かいものが芽生えるかもしれない。それを、『思い出』と名付けていくんですもの。 だから、貴方の心を忘れないであげて下さい。貴方自身の為に。 …ううん。どうにも、私は言葉がくどくなっていけませんわ。( もうちょっと纏められれば良いのにと、苦笑いめいた顔で。 こほん、と声を整えて、御伽噺の帰結を。) ――…その願いが、届いたのかは分かりません。只、目を覚ました時には、ずっと身体を苦しめていた熱は下がって、傍らには、目を真っ赤にした両親や、心配そうな顔の兄弟がいるのが見えました。 目を覚ましている時には、側にいなくても。眠っている彼女の横には、ずっとずっと親しい人達がいたのだと、その時初めて、彼女は知ったのです。 ―――それからも、彼女の身体が弱いのは、変わりませんでした。熱で弱ってしまった身体は動かないし、前よりは少しマシになっても、ちょっとした事で直ぐに体調が崩れてしまうのも変わりません。でも、一つだけ知る事は出来ました。 絶望の断崖は絶対のようでも、必ずしもそれが終わりではないのだと。 ――…御伽噺はこれでおしまい。締めくくるなら、彼女はそれからはずっと幸せに暮らしました――…じゃなくて。 幸せになる為に、今もきっと、頑張っている最中です。めでたし、めでたし…? くらいが、丁度良いのかも、ですわ。( 先刻までのやわらかな面差しとは違う色を見せるシスターに向けて、お耳汚し、失礼しました。 そんな風に締めくくって。ぺこりと頭を下げて見せた。) [Thu 15 Jun 2006 04:07:34]
◆セレニア@雨色の種 > ―――はい。 ( 『めー』 随分と懐かしい感じのする仕草は… けれど、誰にそうされたのか覚えていない。 やや気圧されするように… ちょっと身を引いて、目をキョトンと瞬いて…。 …その身体の内に宿すものは分からないものの、何か説得力を感じ、素直に同意。 『思い出してあげるのも』? ) …先日、思い出話を聞かせてくださった人は… 故郷と、家族の話をして、微笑んでいました。 とても暖かく… 私は、私の思い出を話しても、恐らくあんな顔は出来ません。 ( …それでも『あなただけのもの』と言われれば… 大聖堂に来てから、見聞きしたこと… 話したことは、胸の内にある…。 少しずつだけれど確実に、『セレニア』を形作っていると思う。 頷いて。 …ちょっと状況が前後してしまっているけれど、御伽噺に耳を傾けよう… ) ―――。 ( 口は挟まないけれど。 自分だってダメなくせに厳しい思考は、救われるべき時に救われず、後で悔いたとて手遅れだと… 憂うような、それでも冷たい調子で目を細める。 ―――何故だろう。 …羨ましいと… そんな事、感じるはずも無い事なのに ) ………。 ( 話を聞いていて、その光がなんであるのかは分からなかった。 …それでも『彼女』の願いを聞いた時には… それは、きっと天使だったのだろうと… 気になる続きに、聞き入って ) [Thu 15 Jun 2006 03:50:38]
◆サンク > ( それが曖昧な変化でも、僅かながら動く面差しに、子供じみた笑みは嬉しげな色。 ――…頬が赤いのは、検閲した『絵本』の所為と思うが吉。堪能させて頂きましたt …パタンと閉じて。) ――…神の国は目標では無く、最後に訪れる結果ですわ。 何も知らぬ純粋だけを尊び、盲従のみを良しとするならば、主は私達をこの地上に生み出しはしなかったのでしょうから。 ――…御心を判断してはなりませんわ。それは、主の心を計る事。( めー、とオトナが子供にするような仕草で、ぴし、と人差し指を立てて。 ――…協会の教えが唯一絶対と言い切れないのは、所詮この魂が地上のモノでは無いからと自覚はあるから、口にするのはそれ以外の事。 与えられた個で精一杯もがくのがお仕事です、と言ってしまえば、大分ミもフタも無いのだが。) 皆無で無いのなら、思い出してあげるのも良い事ですわ。シスター・セレニアの思い出は、貴方だけのものですもの。( そう。これは思い出では無く、御伽噺だから。 省みる事を勧めておきながら、酷い話だが。 『御伽噺』は、続く。) 高熱が何日も続いて、彼女の身体は日に日に弱っていきました。 我侭で、人の優しさを素直に受けられなくなってしまった彼女のお見舞いに来る人間は少なく、世話をするメイドやかかりつけの医師以外は、訪れる人も少なくなって、漸く彼女は『寂しい』という事を知りました。それまでは、ベッドからは出られなくても、ずっと誰かが彼女の側にいて、楽しいお話をしてくれたり、寝苦しい夜に手を握っていてくれたりしたからです。 ――無くしたものを知って、彼女が苦しい息のしたから涙を一粒零した時です。 目の前に、やわらかな光が広がるのが見えました。それが何かは分かりません。ただ、外の音なんかを殆ど聞こえなくなっていた彼女の耳に、声が届きました。『私は貴方の声に惹かれて来たものです。どうか、願いを口にして下さい。私に出来る限り、叶えましょう』 そして、彼女は願いました。『どうか、私が本当は愛していた人達に、幸せを返してあげてください』 ――と。 [Thu 15 Jun 2006 03:36:20]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが入室されました。 [Thu 15 Jun 2006 03:23:43]
◆セレニア@雨色の種 > ………。 ( 子供のような笑みには… 黙ったまま、微笑んだような、困るような… 僅かに動く表情。 絵本を開くのも、多分ざっと検閲しているんだろうとかそんな感想で ) …よく、言われます。 悩み、考えろと…。 …それで答えを得られるとは限らずとも、主は寛容と言われますが… 御心に沿えず、神の国へ入れないのではと考えるのは、どうしても…。 ( 迷った末に、必要と判断すれば修道院を抜け出しもするけれど… それは教会の定める服務規定に、明確に反する事。 …もう決めているにも関わらず、どうしたって揺れてしまう部分に『ままならない』と目を伏せて…。 それでも示される事で少しだけ安心すれば、また勝手が出来るかもしれない。 良いのか、悪いのか ) …私には、あまり思い出がありません。 物語りも知りません。 …書物の読み聞かせや、聖書の話になってしまうでしょう。 ( それでは… 笑顔になれない自分の話では、あまり良くないと思うから…。 鉢植えを間に挟んで座るように、自分もまた、その話に耳を傾ける。 …少しずつ軽減されてはいるけれど… まだまだ愚直な意識には、『御伽噺』と言われれば『御伽噺』。 目の前の聖女様とは、まだ重ねられない ) ―――。 ( ふと、どこかで聞いたような… と思う。 …それは、その話を知っているのではなく、自分の、見失っている記憶とのほんの些細な符合点… ) [Thu 15 Jun 2006 03:13:11]
お知らせ > サンクさんが入室されました。 [Thu 15 Jun 2006 03:07:44]
◆サンク > ( 全てを察する事は出来ない。思いを馳せる合間の沈黙を見やるのは、祈りの形を取った聖女の目。 へらー、と笑み崩す様は、見目通りの子供じみているが。) では、お預かり致しますわ。 …ちょっと刺激が強い代物っぽいですし。( 手渡された『絵本』をぺらりと捲って、セクシィショットに、よっしゃと拳――…じゃなくて、コホンと咳払い。小脇に絵本を抱えると、意外そうな面差しに、にまー、と笑って。) 悩むのも苦しむのも、人ですから。其処を見失ってしまっては、何も出来ないと。多分、そう言われたんだと思いますわ。今考えてみると、何て耳に痛い事。 …天を見上げると同時に、地を知れだなんて。( 許容や許諾とは、少し違うのだろう。 ――…僧房や修道院に住み込んでいる訳では無いが、日常レベルの色々となると、ちょっと駄目っぷりが顕著なのは秘密だが。 背を押す事も留めもせずに、ほんの少しを示してみるだけ。それすら、絶対ではないのだと。) …どんなお話をシスター・セレニアがなさるのか、ちょっと興味は御座いますけど…では、御伽噺。( 小さく芽を出した鉢に視線を落として、) ――…昔々ある所に、とても裕福で恵まれた女の子がいました。彼女は両親にも、年の離れた兄弟にも愛されて、日々を幸せに過ごしていましたが――残念ながら、とても身体が弱くて、一年のうちの殆どを、ベッドの上で過ごしていました。彼女は幸せでしたが、自分では何も出来ませんでした。恵まれていましたが、苦しさはそれだけでは減りませんでした。 ――…だから、段々と彼女は、無口で、その癖ワガママな子へと変わっていってしまいました。 そんな、ある日の事―――( 其処で、一度息継ぎ。 読み聞かせめいた韻律は、何処か遠く。) [Thu 15 Jun 2006 02:56:23]
◆セレニア@雨色の種 > ―――。 ( 『闇』はただの『暗い』という状況だ。 …『恐ろしい』としか覚えていられない、具体性の無い夢の記憶に怯える間は、闇の中に夢の続きが現れる事を恐れるけれど…。 そんな風に、胸の内へと気を取られる暫しの間。 …一歩踏み出した聖女様が祈りの形を取れば、取り留めも無い思考は拭われて… 再び穏やかな調子で頷いた ) …申し訳ありません。 お願いします。 ( より適切に処理してくれるであろう彼女が申し出てくれるのなら、否応も無い。 広がる笑みに不思議そうにしつつ… 『絵本』を渡して。 『懐かしい』と続けられた言葉には、とっても意外そうに。 純粋培養とかに見えたものだから ) …そう、ですか…。 ( いけない事と、なんとなく知った上での行動。 …だから救われようなんてないのだけれど… そう言われてしまうと、かえって戸惑う事になる。 『良いのかな』 という思いと… 『罰してはくれない』という根強い思い… ) …はい。 私には、あまり話せる事がありません。 誰の話でも良く、思い出話や作り話、御伽噺など、何でも良いそうです。 ( 承諾してくれるようであれば、ホッとしたように コクン と頷こう。 …本当は思い出話が良かったな… なんて、思わなくもないけれど。 依頼内容としては、御伽噺でも良い ) [Thu 15 Jun 2006 02:35:26]
◆サンク > 此処に仕舞いこんである疑心とか、色々なものは結構怖いですけど、ね。 ――…答えは、きっとシスターの中に御座いますわ。望むものも、違うものも、きっと。( 私は。 其処から続かなかった言葉には、むしろ相手の方が戸惑っているようにも見えたから。トン、と一歩踏み出して、両手を胸前で組んで、祈りの形を取りながら。 唇に乗せたのはそんな言葉。) 預かってしまって宜しいのなら、此方で対処致しますわ。( かく、と小首傾げて、にぱ、と笑み広げた。 ――…その方が中のチェックも出来てゲフンゲフン。顔に出さない部分は、ともかく。) でも、ちっと懐かしいですわ。私も昔、もう少し世間に触れた方がいいって、簡単な依頼なり、請けてみる事を勧められましたもの。( ほんの少しだけ遠くなった過去を振り返るように、瞳を細めて。 規律に縛られた場所なのは確かだが、それだけでは見えなくなるものがあると――…その時に、知らされたようなもの。 共犯者とは言えないが、へらり、と笑みが緩んで。) …確かに、植物とはいえ子供に聞かせるものでは…げふ。 ――…私がお話してしまって宜しいんですの?( 体位とか上とか下とか!おとーさんおかーさんに聞いちゃイケナイヨの部分はさて置き、ふむー、と暫しの思案の後、) …御伽噺みたいなものでも、宜しいです? [Thu 15 Jun 2006 02:03:02]
◆セレニア@雨色の種 > …お強いのですね。 私は… ………。 ( そこまで言っておいて『結構平気』と胸を指すようにする少女に、微笑むのとは少し違うけれど… ホッとするように、眩しそうに目を細め… …『私は』… なんだっけと、ポカンと目を見開いた。 闇を恐れる? 勿論、そんな感情は抱かない… つもりだけれど… ) ―――そうですか。 …明日図書館が開いたら、司書に伝えます。 …それとも、サンクトゥス様にお預けした方がよろしいですか? ( どこがどのように?といった質問はしない。 彼女がそう言えば、そうだ。 やや困惑するように絵本を見つめるのも束の間… 今後の処置を ) …はい、それは勿論… ( 『外泊の場合は』 頷きつつ、無断外出だって十分問題なのだけどと… 突っ込まれない自分の行動に釘を刺したり。 …ただ、それでも彼女が肯定してくれるのは、後ろめたいけれど必要に迫られるような感覚から起こしてしまう行動の罪悪感を軽くしてくれる… 軽くしてしまう、と言うべきか ) ―――いいえ。 やはり、選択を誤ったようです。 …何を話すのが適切か、判断がつかず、読み聞かせにしてしまいましたが… よろしければ、サンクトゥス様のお話を聞かせて頂けませんか? ( 『中断』とは捉えない。 むしろ停止するきっかけになったのは良かったと思うから… 『代わりに』という訳ではないのだけれど… 鉢植えと相手を、交互に見て ) [Thu 15 Jun 2006 01:50:42]
◆サンク > 夜は安息の時間。心と身体を包む安寧の一時。 恐ろしいはの訪れる闇では無く、其処に潜む何か。 ――…もしくは。其処に疑念を抱いてしまう、己の心そのもの、かもですわ。 だから、結構平気です。( トン、と胸元を軽く指先で叩いて見せて。闇そのものは、それだけならば恐れる事は無いと。 ――…そして、続けた問いかけへの答えに、一度瞑目。) ――…むう。外から持ち込まれたものが、紛れ込んでしまった可能性が御座いますわね。ちょっぴり、子供には早いかもしれませんわ。( 対象年齢高めのオトナの絵本なノリ。別にセクシーショットを独り占めしようとしている訳じゃないですよ。ええ。 ――…コホン、と咳払いで内心は誤魔化して、) …業務に差し障りが無い範囲でしたら、世俗の事を色々と見てみるのもお勉強の内だと思いますわ。泊りがけ等で時間の掛かる場合等は、申請は出して頂けた方が、ハラハラ心配せずに済みますから、良いと思いますけれど。( あくまで己の見解ではあるが。口にしながら、鉢植えを見詰めて。) ……お話、中断してしまいました、かしら? [Thu 15 Jun 2006 01:12:16]
◆セレニア@雨色の種 > …はい。 …サンクトゥス様は、夜闇が恐ろしくはありませんか…? ( それこそ大聖堂の敷地内。 修道院の中庭だって、本が読めるくらいで、『夜闇』と言うには明る過ぎるかもしれないけれど… 暗くて転んだのだろうと思えば、柔らかくそんな問いを。 『街の図書館で?』 ) ?…いいえ。 大聖堂です。 子供向けの絵本の中にありました。 特に手の込んだ挿絵だったので、これを選んだのですが… 問題がありますか? ( 受け容れやすく、分かり易くした… と、そこだけ聞けば絵本にピッタリか。 息を整える様に、逆に首を傾げ返して… 『小耳に挟んだ』と言われれば、アルバイトがバレたと思い… それは流石に、チラリと聖女様から鉢植えへと、じっと見つめていた視線を移す ) ―――申し訳ありません。 …勝手な行動とは思いましたが、通常の聖務に差し支えないと判断しましたので…。 [Thu 15 Jun 2006 00:54:44]
◆サンク > お気遣い感謝ですわ。…ええ。如何なる時も、油断大敵ですわね…。( 大聖堂の敷地内で、いきなり『性の不一致』という単語が聞けるとは思わなかった。油断大敵、いつも心にギヤマンの仮面。真意の先はズレながらも、しみじみと首肯。 ひょっこりと勢い良く起き上がる様は、怪我は無いと言葉以外で知らせるように。衣を払ってもらいながら、何処か穏やかに。つまり、先刻までの朗読にあんまり疑問もなさげな薄紅色に、かっくりと首傾げ。) ――…意図としては、どちらかというと一般に流布する戯画物語の一種だと思うのですけれど…街の図書館で見つけられましたの?( 有態に言ってしまえば、茶化す事で受け入れやすくしたり、分かり易くしたりの類。行き過ぎれば冒涜じみた笑いを目的としたものになるのだろうが。指し示された先に在る『絵本』に、その場で頭を抱えて蹲る事はしなかったが。 ちょっと息を整えて、傍らの鉢植えに視線を流し。) ――…嗚呼。ちょっと、小耳に挟んだやも、ですわ。 これがそうですのね。( たたっと小走りにベンチに駆け寄ると、ちょこんと鎮座している鉢植えを、しげしげと見やり。) [Thu 15 Jun 2006 00:38:42]
◆セレニア@雨色の種 > …こんばんは。 お気をつけ下さい… ( 何にって足元にね? 起きた先にある薄紅色の瞳は、まだ幼い(ように見える)聖女様を前にして、無表情ながらどこか穏やかに。 ぱた ぱた 転んだ彼女の衣を優しく掃いつつ… 『艶本』に首を傾げた ) …艶本…? いいえ、あれはそのような意図を持って描かれたものではありません。 …『話を聞いて育つ』という植物の種を預かったのですが… それに聞かせる為に、図書館から借りて来ました。 ( 仮にも大聖堂の図書館にそんなものがあるはず無い、のだから… ちょっとやそっとで艶本に見える事は無く、やはりあっさりと否定してのける。 どんなに滑稽であったとしても。 …そう言って指す先… 今さっきまで座っていたベンチには、例の『絵本』と… ぽつりと芽が顔を出しているだけの鉢植えが見えるだろう ) [Thu 15 Jun 2006 00:26:50]
◆気配 > ( 耳に優しい音律として流れ込んで来る分、内容のふっ飛びっぷりが倍増する罠。 ――…紡がれる物語自体は、「そういうもの」として認知されている筋からは、そう外れてもいないのだが。だが。 表現がちょっぴりストレートで剛速球。 思いっきり突っ伏した頭上から降って来るのは、名を呼ぶ声。本の閉じられたらしき気配を物音で察するも、復活するまで後数秒。) ――……ご、御機嫌よう、シスター・セレニア。( 降って来た声も、傍らにある態度も、何かマズイ所を見られたとか、そんな気配が微塵も無いものだから、臥した青銀色をのっそりと庭との接吻状態から解放して。) ……ええ。少々足が縺れてしまっただけですので、ご心配には及びませんわ――…というか、シスター。 どうかなされたんですか、その…このような時間に、艶本の朗読って。( 艶本とか言いましたが。) [Thu 15 Jun 2006 00:15:12]
◆セレニア@雨色の種 > ( 聞くのが子供でなければ、抑揚の無さは独特な雰囲気や味として捉えてもらえるだろうか? …そんな評価も、たまたま耳にしてしまった聖女様の心中も知らず、植木鉢へと語り続ける。 言っている内容を分かっていないのか、分かっていて平然としているのか――― 多分後者 ) ―――このときすでに、リリスのおなかには娘のリリムがいました。 リリムは、後に、修道女たちを夜な夜な悩ます女悪魔になりま――― ( ずべっしゃー ) ―――サンクトゥス様? ( ぱたむ、何か男女の裸体がセクシーでエネルギッシュに描かれている絵本を閉じて。 立ち上がり。 振り返った薄紅色の瞳で捉えた影の方へと、足を進めよう――― 助け起こすように傍らに屈み込んで。 気まずさの欠片も感じさせない態度。 実際、感じていないのだろうけど ) …お怪我はありませんか? ( くーるに! ) [Thu 15 Jun 2006 00:04:12]
◆気配 > ( 穏やかな夜気に混じる声音は密やかに、抑揚の乏しい分、耳には滑らかに届くよう。 紡がれる物語に、一瞬、ぎくりと歩みが止まりかけたのは、ナイショの話。そんな起源の物語に関与する程古い存在でも、高位の存在でもありはしないが、色々と複雑な心地に背中がちょっと痒くなった。) ――……て、ストレートな!?( そろりそろぉり、忍び足で近づこうとしていたのだけど、『性の不一致』とか、何らか割らぬ音律で聞こえた瞬間、ずべっしゃーとその場にスッコケたのが、ベンチまで後少し、数メートルの頃合。) [Wed 14 Jun 2006 23:51:18]
◆セレニア@雨色の種 > ―――これは、初めて会った天使と人類のお話です。 ( それは、人の罪のはじまりのお話。 発声、発音はそこそこだけれど、抑揚を欠いた声は、子供に聞かせたなら寝かし付け効果バツグンだったに違いない――― ) ―――天地創造の六日目に、初の人類アダムとエバが造られたことは誰でも知っていると思います。 でも、エバよりも前に、アダムに妻がいたことを知っている人は少ないでしょうね。 その名はリリス。 自由奔放、セクシーでエネルギッシュ。 彼女はどこから来たの?――― ( どうも雲行きの怪しい出だしだけれど、ちゃんと、大聖堂の図書館で借りて来た絵本だ。 そうであれば怖気づく事無く読み進む。 『リリスはどこから来たのか?』 かみさまは動物たちをペアでつくったけれど、アダムは一人ぼっちだった。 『仲良く番う』動物たちに嫉妬するアダムに、神様が『それでは』と造ったのだ――― ) ―――けれど二人は『性の不一致』が原因で別れてしまいます。 『今日は私が上ね』 『え、君が上、僕が下、そいつはまずいよ』 リリスはアダムでは物足りなかったのです。 リリスはウブなアダムを嘲笑い、楽園を捨てて出て行ってしましました。 ( なんの はなしを してるのか。 勿論、抜き足差し足忍び足な気配の接近には気付けない ) [Wed 14 Jun 2006 23:41:26]
◆気配 > ( 月明かりも、やや曇りがちの夜。そろりと、中庭に足踏み入れた小さな影。ふぁ、と欠伸混じりに外の空気を深呼吸し、のてのてと歩みを進める先――…ベンチに人影見つけて、ふと、足を止める。 暫しの沈黙の後、抜き足、差し足、忍び足。) [Wed 14 Jun 2006 23:33:51]
お知らせ > 気配さんが来ました。 『( ひょこり。)』 [Wed 14 Jun 2006 23:31:21]
◆セレニア@雨色の種 > ( 夜の、修道院の中庭ともなると訪れる人は少ない。 …あまり人目のあるところで『植木に話を聞かせてください』なんてお願いする事も出来ないし… 少し視線を泳がせたら、諦めたように視線を落とし、再び絵本を開く。 …基本は大事… 『信心』なんてものを持つとは考え難いけれど、『話を聞いて育つ』植物であればあるいはと… 最初のページを開く ) [Wed 14 Jun 2006 23:07:10]
◆セレニア@雨色の種 > ( ふと、故郷の、家族の話をしてくれた青年の表情を思い出す…。 シスターティフィスのそれとは違うけれど、優しい笑顔…。 自分には出来ない顔 ) ………。 ( よくは分からないけれど… 命を育むには、あんな表情で語られる『お話』を聞かせるのが、良いような気はしている。 …とは言え、自分にはそんな話が無いし… 聖書の物語を読み聞かせたところで、あんな顔は出来ないから… 一人では、分かっても仕方の無い事なのだけど。 …子供向けにまとめられている絵本を閉じて… 思案するような浅い溜息を零した。 どんな物語が良いのだろう ) [Wed 14 Jun 2006 22:49:46]
◆セレニア@雨色の種 > ( 女子修道院の中庭で。 ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、傍らに植木鉢を置いたベンチに腰掛けて、絵本を捲っていた ) ………。 ( 傍らの植木鉢… 先日仕事で預かったその中では、水を与えてもお日様の光に当てても一向に育つ気配の無い芽が、けれど先日顔を出した時と同様に瑞々しい緑色をしている。 …本当に『お話』で育つのだと聞かされれば奇妙な気はするけれど… それでも当面の問題は、『どんなお話を聞かせるか』という事だった ) [Wed 14 Jun 2006 22:40:02]
お知らせ > セレニア@雨色の種さんが入室されました。 『( 育てる、という事 )』 [Wed 14 Jun 2006 22:31:57]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( でも、まだ先の話 )』 [Sun 11 Jun 2006 00:13:37]
◆セレニア > ( ―――そうして、改めて願い出る。 自分の成し得る唯一の務め… 『ヴァンパイヤを狩らせて欲しい』 と。 …一応、事が起きた時には担当官の意識する『手駒』の一つに数えられるようになるのかもしれない。 活動の中心となる捜索には使えないが、対象を特定出来る状況下では戦力になるだろう ) [Sun 11 Jun 2006 00:13:06]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『明日がいい日でありますように。』 [Sun 11 Jun 2006 00:07:12]
◆セレニア > いいえ。 ありがとうございました。 おやすみなさい、シスタージャスティス。 ( 首を傾げられれば、何となく ふる と頭を振って。 礼をした ) [Sun 11 Jun 2006 00:01:09]
◆セレニア > ―――『正解』は、無いのでしょうか…。 ( ただ、相手を間違い、自分を正解として見ると、そのような思考は成り立たなくなる。 …そう言えば自分は、シスタージャスティスの話しに『なるほど』と思ったけれど… では彼女が正解かと言うと… 分からない ) 〜そうですね。 …それでも私は… 答えが欲しい… ―――活性化…? されているのではありませんか? ( ちょい、と羊皮紙の束を指す。 それもまた脳トレ? 力強い握手は、ホントに力強い。数字で言うと11とかそのくらい力強い。 思わず面食らったようにしつつ、そっと、弱いけれど握り返して ) [Sun 11 Jun 2006 00:00:18]
◆ジャスティス > (彼女の視線がうつむいた意味には気付かず、彼女の言葉にのみ答えて) ええ、同じ意見だったら、そうだよね、で終わりじゃないですか。やっぱり色んな意見を聞いて成る程とか、おやおや?とか考えるのが大切なことなんだと思うわけですよ。 しょっちゅう頭ぶつけたりするから、少しは活性化しないと全滅しちゃいますからね、脳! (なぜか最後の当たり強調した後に、力強い握手をすると、一歩下がる) それじゃあ、書類を提出してきます。お時間とらせちゃってごめんなさいね。 (少しだけ首をかしげるように青髪を揺らして、礼を言う) [Sat 10 Jun 2006 23:52:07]
◆セレニア > ―――。 ( 『上の人達』… やはり『主』に直結はしていないのかと… 俯いた視線は、なんとなくバラを見つめ… ) …? 私はシスタージャスティスと意識を同じくできていないと考えますが… ( それで楽しいのだろうかと。 …そう言えば『嫌な気』はしていない自分の胸元で握ったロザリオはそのままに… そんなものかな、と頷いた ) ―――はい。 …必要であれば務めを与えて頂けるよう、司祭に請願してみます。 ( それだけ付け加えて、差し出された右手に遅れること一拍… ロザリオを握っていた手を解いて、 握手 ) [Sat 10 Jun 2006 23:46:19]
◆ジャスティス > やっぱり難しいですね、上の人たちの苦労がうかがえます。 (うんうん、やっぱり大変なんだろうなぁ、と勝手に感心して) あらあら、そうですか?同じくらいの立場の人と色々考えて話し合うのはとっても自分のためになると思いますけど。 (とりあえず、凄く楽しそうにまた人差し指が気を付けする) 成る程……まぁ、日々の勤めこそ聖職者の本懐ですし、お互い頑張りましょうね。 (そしてぐい、と右手を出して握手を求めた) [Sat 10 Jun 2006 23:38:41]
◆セレニア > ………。 ( クリスティアにはその為の土台があり、心血を注いでその維持に務め、新たな吸血鬼の侵入を防げればそれで良いと考えられていたようだけど… それだって絶対とは言えない。 …それに対してヴェイトス市は… 既に無数のクランやカヴンが根を張っているだろう。 『紛争』と言われると黙るしかなかった。 …実はミレディの事は背後単位でよく知らないのだけれど… それは措いて置いて ) …穏健派であってもヴァンパイヤの存在は御心に反しています。 交渉の余地はありません。 ……ですが…… 優先順位を履き違えてはならないというのは、理解します。 ( ジョウロを握る非力な手に、力を籠めてしまうけど… 『一斉蜂起』などされては、ヴェイトス市を制圧される可能性あるような気がしてしまって―― ……ハイトヒトノシカバネガ…… 夜に殺され、蘇り、朝に灰にされる人々の姿が脳裏を過ぎる。 …そこに覚えるのは喜びではなく哀しみ…。 朝日に銀の武具を煌かせる戦士達が、十字の旗を翻して人だったものを灰に還す。 …そこに覚えるのは喜びでなく怒り… ――何故だろう…。 思考と相反する感情に、呆けたように虚空を見つめよう ) ―――ぁ ……いえ、問題ありませんが…… 私との議論は実りあるものとなり得ません。 そういった事は上級司祭と… ( 議論したとして、方針などを変更させる力は無いのだと…。 むしろ、変更しなければならないのは自分の方なのだけど… …クリスマスには歌えるようになっているだろうか… ……『先』の事なんて、あまり考えた事が無かったと…… 胸元の大きなロザリオを握る。 『死ぬ』その時の事は、よく考えて、怖くなるけれど… 今年のクリスマスだとか、そういう事になると、ちょっと ) ……ですが、それなら、やはり私に戦闘行動の許可は下りないでしょう。 ……ヴァンパイヤを感知して戦意を堪えるのは困難です。 ( 使えないユニットだ。 …一人では、場慣れした『人間』相手には手も足も出ないという難点もある… ) [Sat 10 Jun 2006 23:30:58]
◆ジャスティス > ふむ……けれど、やはり上手くやらないと、犠牲者が増えます、もう一度二度吸血鬼との紛争をやるのはさすがにヴェイトス市と言えども疲弊してしまうでしょう。 (一年ほど前のミレディが起こした吸血鬼の反乱の話をして) しかもそれは、穏健派が協力しなかったおかげで一部地域にとどめられたんです。市内全域に死者の灰と人の屍が積もるようなことだけはあってはいけません。 (だから、出来る事だけをとりあえずは全力で当たるわけです。betterを少しずつでも選ぶしかないんじゃないかと意見を述べて……ちょっと周囲を見渡した) いやあ、久しぶりにこうなんか、議論が出来て楽しいですね。えぇと、お時間の方は? (少し居心地悪そうな様子にはちょっと楽しそうに、クリスマス楽しみにしています、と付け足して) [Sat 10 Jun 2006 23:08:17]
◆セレニア > …それは怠惰と、よく言われます。 …迷い無く居られた事を思うと… つい、求めてしまいそうにもなりますが… ( Sir! Yes,Sir! 本気で言えればきっと幸せだ。 唸るシスタージャスティスと一緒になって、視線を落として… ) ―――今はまだ成されていないだけ。 ヴァンパイヤは殲滅しなければなりません。 『命は血の中にある』 神が血を人に与えたのは、祭壇の上で私達の命の贖いの儀式をするためです。 血はその中の命によって贖いをします。 だからこれを食べてはならず、これはを食べるものは断たれます。 …人の生を断たれ、尚も留まるものを滅ぼすのに、選別する必要はありません…。 ( 存在そのものを否定しなければならない理由があるのだと。 『どうですか』 と言われても知らないと、押し殺したように呟くけれど… 言われてみれば、『こんな事を言っているから』ハンターとしての務めを与えられないのかと、黙り込む。 …『歌声もスキ』と言われたのには… 聖歌隊の中でも補欠の補欠な歌唱力で、どこか恥ずかしいばかり。 珍しく居心地悪そうにそわそわして――― ) ………。 ( 営利目的で奴隷を生み出すのであれば、そんな事をする者こそ罪人だ。 …奴隷ギルドを教会のセクションとして組み込んでしまえと思うけど… それこそ問題を生むとまでは考えない単純思考は、黙るのみ。 でも、ホワイティア以外であればどうだろう… ) [Sat 10 Jun 2006 22:58:07]
◆ジャスティス > ……なれたじぶんかぁ……怖いなぁ、少し。長いものには結構弱いからねぇ……。 (たぶんSir! Yes,Sir!になるんだろうなぁ、としみじみと唸って) ふむ……つまり、社会の枠組みの中にいる吸血鬼達と正面対決したくない……、と言うところですかね……まぁ、正直なところ、ある程度の妥協は必要と私はおもいます。完全な殲滅が出来るのなら、もうこの世にはヴァンパイアはいないでしょうから……。 (一息に絶滅させられるのならば、もう不幸になる人間は増えないのだから、いいことだろうけれど) ……とりあえず、社会の枠からはみ出して血をすすっている輩を排除するのが先。彼らだけに矛先を向けるのなら、社会の枠組みで暮らす吸血鬼は、中立を保つ。むしろこちらに協力してくれることもあるかもしれない……。 どうですか?そのあたりを考えて、吸血鬼狩りに参加を申請するというのは?……まぁ、私はシスター・セレニアの歌声もスキですよ? (とりあえず、異端宣告については自分が触れる話題ではないだろう、と考えて) それも一面ですが……商業として需要と供給の上に成り立ってしまっているのも確かです、その中でホワイティアの被害者も出る……。ま、そんなのホワイティア意外でも許せませんが。 (営利目的の犠牲者。そこに限ってはやけに自信をもって言い切って) [Sat 10 Jun 2006 22:35:26]
◆セレニア > ( 保管気? すみません切れましたー… 『他に』 選択肢の無かった自分とは違うという事を考えもせず、『大丈夫』と嫌な太鼓判を ) ………? ( 『どうして大聖堂は』 …それは自分が仮にもパプテス教徒で… ) ―――私には、教会の他に行く場所がありません。 『家族』や『故郷』と言った概念を理解しますが、それに該当する存在が思い当たりません。 …聖教会で… ( それを口にするのは、そういえば禁じられていたっけと思うけど… 『教会が絶対でなくなる』のであれば、それは聖教会に対しても大聖堂に対しても、等しく ) …聖教会で私の配備されていた部署は、異端宣告を受けました。 …聖教会派の中に、行き場は無かったのでしょう。 教皇庁を通して大聖堂に預けられた為に… 修道女としてのスペックが低くとも、追放する事は憚られるのではないかと考えます…。 ( 言っていて、流石に不甲斐ない状況分析だけれど。 淡々と。 …そしてふと、そういう事を聞いているのではないのかな?と首かしげ… ) 『戦闘を禁じられ修道院に配属されている理由』でしたら… 私は、クルースニックです。 先天型ヴァンパイヤハンター… 御存知ですか? …人に紛れるヴァンパイヤを看破する可能性を持つ身を、戦闘要員に置くことは出来ないと判断したようです。 ……私はその判断を理解しませんが…… 『人に潜伏し人として生きるヴァンパイヤを無闇に狩り立て事を荒立てる必要は無い』と… ( 話してみれば、それだけの事。 シスターティフィスに… マリア様に、ブラザーイコト… 色々な人にぽつぽつと零していたのもあって… もう、『どうして言ってはいけないのだろう』くらいの認識。 …以前の自分であれば、死守すらしようとしたのではないかと思いつつ… 何故以前はそうしようと思ったのかが分からなくて、また困ったり ) ―――ホワイティアの罪人が奴隷にされたのではありませんか? 奴隷の子は奴隷。 その罪人の子でしょう。 ( ホワイティアの奴隷が増えるのも道理、と… そこは当たり前のように ) [Sat 10 Jun 2006 22:21:23]
◆セレニア > …私は、今のところ大聖堂に順応していると言えるでしょう。 …おそらく、慣れます。 ( その学派の教会に配属されたとしても、住めば都と言うか? …そもそも自主的に従っている積りで保管気 [Sat 10 Jun 2006 22:02:48]
◆ジャスティス > むぅ……その学派の教会にはさすがに行きたくないわね。なにさせられるかわかったもんじゃないわ……。 (鎮圧、とかいう名目が三日に一度くらい跳んできそうだ。ごめんなさい偏見です) ………そこが、前から気になっていたんですよね……どうして、大聖堂はそこまでセレニアさんをつなぎとめておくんでしょうか?大陸からこられた牧師様や神父様もたくさんいらっしゃるのに、ただでさえ人手の無い荒事要員を……。 (それが不思議でならないんですよ、とずずい、尋ねてみる) 昔のなんか偉い哲学の人は、 肉体労働をするために頑強な体を持って生まれた人、有色人種と思索をするために知恵を持って生まれた人間、まぁ私たち、ホワイティアを分けて作られた、というけれども、今の世の中は実際はホワイティアの奴隷もいるでしょ?だから逆説的に考えれば、やっぱり差なんて無いんじゃないかな?と。偉い人のいうとおりなら、分業が成立しているはずですもの。……正直このあたりは、あんまり自信ないんですけどね。 (ちょっと体を小さくして最後の余計なことを付け足して) [Sat 10 Jun 2006 21:58:14]
◆セレニア > …神意を地の果ての果てまでも届け、そぐわぬものを排し、神の国を招くのが教会の務めと… そう唱える教会もあります。 …シスター・ジャスティスの仰る事は、分かりますが… ( 灯台と船の関係は… 馴染みは無いけど分かり易い。 ただ、そこで『勝手に難破するのだから放っておけ』と言うのなら納得出来るのだけれど… きっと彼女は、導こうと言うのではないだろうか。 あるいは『灯台の方へ進めば陸がある』と教えに行くか。 …聞き入ってしまって、おそるおそる周囲を見回すのが、司祭がいないのを確認しているなんて思わないっ… ) ―――無論です。 ( 次いでそう応える言葉に、『門戸を空けておかないと』という部分は含まれたかどうか… ) それがパプテスに害をなすものであれば何であれ。 …ヴァンパイヤ… アンデッド… 悪魔… その存在自体が神に背いているものにも、何を語ろうと無駄な事。 等しく滅ぼすだけです。 ( 覚悟も何も、むしろそれこそ当然だ。 …断罪と救済、どちらに重きを置くかが異なれば、どうしてぼそぼそ言う風になるのだろうと… むしろ不思議そうに ) ―――私は私の身体に適した務めを与えられていたクリスティアで、今ほど、それを感じる事はありませんでした…。 …今ではその認識自体が正しかったのかどうかも分かりませんが… ( その時ならば、恐れずに死んで神の国へ入れただろうかと… 真似る訳ではないけれど… やや眉根を寄せて。 …奴隷? 教会が後ろ盾となっている制度であれば何の問題も無い筈だけど… と、首を傾げよう ) ―――。 ( その自分の意見が間違っていたら、どうしよう。 …何度と無く口にして来た事は、もう出さず… ) [Sat 10 Jun 2006 21:39:16]
◆ジャスティス > ……これはあくまで私自身の考えなのですが……彼らを切り捨てるなんて私たちにする権利は無いんですよ。出来るのは神様だけ。けど神は皆を見守るだけ、罰が下るんじゃない、灯台の明かりを無視して船を進めるから難破してしまうんです。 ……。 (朗々と自説を謳いあげた後、おそるおそる周囲に司祭様とかいないか確認する。くわばらくわばら) だから、私たちは出来るだけ、彼らにに門戸を開けておかないといけないと思うわけですよ……しかし、その上で、パプテス教にあえて弓を引くなら、もう口は閉じます。そこの覚悟はやはり必要かと……。 (ぼそぼそと耳元でつぶやくようにしてにして……) そうですね、死ぬのは人間誰だっていやです。 だから……難しい。 (本能と理性の対決、といったところですかねぇ、と頬を掻いて額に皺を寄せる) ……あれは正直納得いけませんね。全員が奴隷になるために生まれたわけでもないし……彼らが人でないのなら、逆にホワイティアの奴隷がいることが社会の問題になると思います。 ……なに、そのうち自分の意見が出来ますよ、考えてればいやでも。 (要請することが出来ない、との言葉には了解とだけ告げて) [Sat 10 Jun 2006 21:14:55]
◆セレニア > …いえ、ですが… …はい。 ( そんな無茶な。 言おうとするけれどー 押され 押され 押されっ よく分からないけど頷いた。 何だか二人して後退る構図 ) …はい。 ( 『危ない所に』には勿論だと、従順に頷くばかり。 墓場でもスラムでも、妙な『声』にからかわれたりで、良いことは無い。 …ただ、その後に続いた言葉には… やはり、戸惑うように視線を落とす ) ―――切り捨てるべきではないと… 考えるのですね。 …私は、今でも『切り捨てるべき』と考えています。 …ですが、『信じないもの』は論外としても… 『知らない』のでは仕方ありません。 まず教えなければならないでしょう。 『生きるために忘れたもの』の場合… 神の国へ入れずとも生に執着するというその姿勢は、過ちだと思いますが…。 …死にたくない、というのは… 分かる気もします… ( 自分も、何故だかどうしても『死にたくない』… 『神の国へ入れる』と胸を張れぬ今は特に… ) ―――けれど… 『ホワイティア』 でなければ 『パプテスを信仰する』 こと自体を容認しないという教義も…。 …私には、どちらが正当であるのか判断する術がありません… ( 『護衛』の申し出には 『ありがとうございます』 と会釈するけれど… 忙しそうな彼女の手をそんな事で煩わせる方が、問題な気もして… ) ですが ……務めでもないのに、護衛を要請する事は出来ません……。 [Sat 10 Jun 2006 20:56:02]
◆ジャスティス > のんのん。言葉は力ですよ、言えば友達になれます、断言しますっ。 (一押し二に押し三に押し。下がると転ぶ) く……。 (シスターセレニアが断言すると、なんだかよほど、という気がしてついつい後ずさる) そうねぇ……まぁ致命傷にならない程度なら、いいと思いますよ?けど、あんまり危ないところには行かないように。…………ふむ、そうですね、パプテスを信じないもの、パプテスを知らないもの、生きるために忘れてしまっているもの、そういう人たちです。切り捨てるべきか、掬い上げるべきか……教会の窓から良く考えています。 (まぁ、その中に住んでいるのだから後者なのだが……) まぁ、スラムの方も、いちおう護衛に順ずる人を連れて行ったほうがいいでしょう。 (声をかけていただければご一緒しますよ、と告げて) [Sat 10 Jun 2006 20:33:21]
◆セレニア > …私は彼女に好感を持っていますが… 『友人か』という問いに独断で肯定するのは、的確でないと判断します。 ( びし!と立てられた指にはちょっと引くように… ごにょごにょーと言って ) …失礼ですがシスター・ジャスティスを『一介の』と表現するのは的確ではありません。 ( ほんとに失礼だ。 戦闘要員と『断定』してるし。 でも気にしないっ、しれっと言う ) …服務規程には反しますが、私がそれをする事は必要です。 けれど許可を求める為に司祭の手を煩わせるわけには――― ( そして、言い訳も覚えたみたい。 『向き不向き』 …では彼女は、これからは『向いている』方に専念しようと考えているのだろうか…。 …自分はどちらに向いているのだろうと考えて… やはり、そんなのは決まっていると視線を落とす、が、今はおいておこう ) ―――『切り捨てなければいけないもの』とは…? [Sat 10 Jun 2006 20:21:41]
◆ジャスティス > そういうときはきっぱりと言い切っちゃいなさいよ。言葉から始まる友情もあるんですから。 (びし、人差し指元気良く立てて) いや、まぁ一介の修道女ですので、どちらかというと神学とか、日々のお勤めに精進しないといけないのですが……やっぱり人間向き不向きがあると、最近ようやく気付きました。 (むふぅ、まいったまいったとがっしり手を組む) 成る程……色々見て回られたようですね。 (ちなみにこの修道女、たぶん素行が悪いと判断しない。なにせ、なにせ好き放題自分がやってしまっているから) そうですね……一度うちの教会……いや、スラムの教会にでも言ってみるといいと思うのですよ。切り捨てなければいけないものの量を考えるのに役に立つのではないでしょうか? [Sat 10 Jun 2006 20:12:05]
◆セレニア > ………。 ( 『友人?』 ごく自然な問いに、考えるような間が空いてしまう。 …知っているかと聞かれれば肯定するし、同僚かと聞かれてもそうだけど… 『友人』 …それは好感を持って親しく付き合う相手を指す言葉だろう…。 自分とシスター・ティフィスはどうなのか ) …『友人』と… その表現を肯定する事が的確かどうかは分かりませんが… はい。 ( 慣れなければ崩せばいいじゃない。 年下だし、こんな調子だし、誰も気にしないと思うっ ) …戦闘要員でありながら、管理職を兼任するのは… 激務ですね。 ( 『おつかれさまです』と… そんな領域では助力を申し出る事も適わない ) ―――。 ……いいえ……。 …どちらが、正しいのか… ( 市内を見てる事を知っているような口ぶりは… もしかしたら、素行の悪い修道女の話を耳にしたのかもしれない? …当事者であるこちらも勿論小声になって、ぽそぽそと… クリスティアとヴェイトス、どちらが正しいのか… 秤にかけるようになっただけ、前進か後退か… ) [Sat 10 Jun 2006 20:03:43]
◆ジャスティス > シスター……ティフス……はて? ……ごめんなさい、存じません。ご友人ですか? (なれない丁寧語にそろそろ顎が疲れてきた) えぇ、教会の運営についてのもろもろです。いい結果が出れば委員ですけど中々……。 (変わりない、という言葉には単に小さく頷いて……) ヴェイトス市にはなれました? (一歩近づいてそっとささやく) [Sat 10 Jun 2006 19:52:23]
◆セレニア > ―――はい。 …以前より綴りが問題と、修道院には名を変えるよう言われていたのですが…。 聖歌隊の、シスター・ティフィスは御存知ですか? 彼女の幼名を頂きました。 ( 話題? 綴りを問題にする理由は分かるし、特に問題のある処置とは思えないと… 噂好きな子達の心理など到底理解できそうに無い思考で小さく首を傾げて、いたずらっぽい笑いを見つめる ) ―――お元気そうで何よりです。 …それは…? ( 掲げられた羊皮紙。 事務仕事?と視線を手元へ移そう。 『そちらは』と言われると… 返答に困るような、暫しの間 ) …変わり、ありません。 ( 聖歌隊に入った事は、言ってあっただろうか。 時々大聖堂を抜け出して、フラっと市内に出たりもしてるけれど、それは報告するべき事柄では無いし――― ) [Sat 10 Jun 2006 19:43:21]
◆ジャスティス > 改名されたんですね。 (ちょっとした話題になっていますよ?と少しいたずらっぽく笑って) ただいま。いえいえ……大聖堂の救援や騎士団の方々の活躍が主ですし。 (それに私にはこっちのほうが大変です。と苦笑いを浮かべて羊皮紙を掲げる) どうですか?そちらは? (セレニアが手入れをしていたバラの茎にそっと触れて) [Sat 10 Jun 2006 19:31:43]
◆セレニア > ―――? ( 空になったジョウロを持ったまま、立ち尽くすようにしていて――― かかる声に、我に返ったように顔を上げる。 青い髪は… 元からだけど、自分の髪もこんなだから地毛だと思ってる。 彼女もまた、シスター・ティフィスのようにハーフや異種だったりするのだろうかと考えるのは内心で。 …『セレニア』と呼ばれて、知っていてくれる事に表情を柔らかく… 手を上げるのに応えるように、会釈を返した ) こんばんは。 …おかえりなさい、シスター・ジャスティス。 砦の制圧、おつかれさまでした。 ( 五体満足で帰還出来たようだと、その姿を検めて… 視線は羊皮紙へ ) [Sat 10 Jun 2006 19:22:52]
◆ジャスティス > こんばんは、シスター・セレニア。 (羊皮紙のスクロールを小脇に抱えた修道女は、青く染めた髪を揺らしながらセレニアに向けて手を上げる) お久しぶりですね、お元気でしたか? (当たり障りのない挨拶をしながら、渡り廊下からバラ園に入り込んでいく) [Sat 10 Jun 2006 19:14:48]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sat 10 Jun 2006 19:10:16]
◆セレニア > ( 聖剣戦争と、打ち捨てられた砦に巣食うアンデッドの掃討も終わり… このところ、大聖堂にも静けさが戻っていた。 …とは言え水面下で動く事態など数知れず、基本的には年中無休なのだろうけど… 前者二つの話すらよく知らない修道女には、それらは関わりの無い世界。 …急ぎでない仕事… 細々した部分の掃除などを手伝って、聖歌隊の練習に加わって… 唇を読む練習は、教会とは関係の無いことだけど… それらをしていると、一日は事も無く過ぎて… ベッドに入るまでは、何のかんのと考え込んでしまう事も無い ) ………。 ( 『宿命』とさえ言えそうな、身に宿す使命を果たせずに… 『神の国へ入れないのでは』と考えるのは怖いけれど。 …環境に慣れつつあるのを、感じてる…。 本当にそれで良いのか、決めかねたまま… 流されるように ) [Sat 10 Jun 2006 19:04:32]
◆セレニア > ( 『バラの品種改良を手伝う』という仕事は、募集枠が一杯になってしまった。 …シスター・ティフィスは『サンクトゥス様に』と言っていたのに、修道院に許可を求めたのが失敗だったか…。 許可が下りる筈も無い ) ………。 ( 『失敗』か… サンクトゥス様であれば、許可をくれたかもしれないと思えば、確かに判断ミスではあるけれど… 却下されるのもまた教会の決定。 『失敗』は無いだろうと… 自分の意識に十字を切った ) ( 日暮れの大聖堂のバラ園で、ウィンプルまでかっちりと着込んだ修道女は… その顔を見慣れた者であれば柔らかく映っても、十分に無表情な顔で水をやっている ) [Sat 10 Jun 2006 18:34:54]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( もたもたしていたら )』 [Sat 10 Jun 2006 18:27:46]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 今夜はいつもより、安らかに眠れた )』 [Tue 6 Jun 2006 01:42:15]
◆セレニア > ( 『要領を得ない』のは自分の回答っ! …『好き』では答えにならないんだ…。 人形娘らしくなく。 ごめんなさいーと平たくなるのはどこかの気配 ) ………。 ( 罪を犯すでもなく… 生まれて、ただ在るように在って、枯れて行く… そんな様を見ているのが、落ち着くのかもしれない。 穏やかは穏やかでも… 寝惚け眼より視線を外して、頷くのは少し寂しげに。 …ここに来る一番大きな理由と言えば、やはり『薔薇』園だからなのだろうけど… ) ………。 ( …続く言葉… 文字に… ふと、そこに在るだけで恩を返せるようなものになれればと思い… それもまた怠惰と首を振る。 …花については、答えてくれなかった…? …引き止めるでもなく、踵を返すのを見守ろう…。 無表情は無表情のまま… でも、さっきティフィスを握っていた手は、何か、ぬくもりを握り込むようにして手を重ねてる ) …おやすみなさい。 ( それだけ言って――― 振り返る顔に、眼を瞬いた。 …よくは見えなかったけれど… 一応『アサガオ』という花がある事を知っていれば、重ねる事は出来るだろうか…。 特に珍しい花でもないかもしれないけれど… 少なくともここ数年は花を意識するような生活を送っておらず、似たような形のと一緒になってしまってる ) ………。 ( その言葉までは知らず。 …普段も尼僧服の下、花は咲いているのかな… などと考えながら――― ) [Tue 6 Jun 2006 01:40:29]
お知らせ > ティフィスさんが帰りました。 『『ア サ ガ オ。』 (花言葉は愛情のきずな・固い約束)』 [Tue 6 Jun 2006 01:19:55]
◆ティフィス > ( そもそもこのノーテンキ娘に要領を期待するのがナンセンス。今だって、ぽあ〜っとしてながら寝ぼけ眼でセレニアを見つめている。 ) 『花は私たちの心を穏やかにし、安らぎを与えてくれます。私たちは、花を護り、育つ手助けをすることができます。』 ( 他者へとこめた想いはめぐりめぐって、自分自身に帰ってくる。それがこの世の理であると、文字に綴って。好きな花を聞かれると、しばらく頭を右へ左へ傾けて考える。そうして、きびすを返すと、建物に戻る傍ら、肩越しに振り返って唇を動かした。セレニアには読み取れるだろうか? ) [Tue 6 Jun 2006 01:19:00]
◆セレニア > ( ふと思い返して、要領を得ない回答だったと思う。 …けれど、汲んでくれて…。 …頭に触れる手に、そっと手を重ねた… ) …品種改良ともなれば『神の業』… クリスティアで私の所属していた部署は、それを禁忌としませんでしたが… ( 大聖堂で許可が下りるかは疑問。 ただ、許可が下りなかったとしても… バラ園の世話を少しだけ手伝うくらいは、続けられるだろうし。 ダメならダメで良いと頷きつつ、改めてバラ園に眼を向ける ) ……はい。 我らを祝し、聖となさしめるべく与えられた糧には、感謝と慈しみをもって…… ( 子を育む事は適わぬ身だけれど… あるいはそれだって、教理によるか。 向けられた微笑を、穏やかに見つめ返す。 …最前見せていた、恐慌一歩手前のような表情は… 今は微塵も残らない ) ……シスター・ティフィスの花は、何というのですか……? ( 『好きな花はありますか?』とも。 …ちょっとナイショ話をするように、声を小さくしたり… 人形めいた顔は、少しだけ楽しそうだ ) [Tue 6 Jun 2006 01:09:29]
◆ティフィス > 『バラが好きなら、好きなものを育てるという経験も必要だと思います。』 ( そうして薔薇園を見渡すと、その香りに目を細めた。 ) 『この子たちも、修道女たちが代わる代わる世話をして、このような美しい園を保っているのです。』 ( ティフィスを振り返って、スケッチブックをめくりながら文字を見せる。 ) 『見方を変えれば、これも命を人の自由にしていることと同じ。けれども、命をはぐくむという行為は、人であっても植物であっても、同じだと私は思います。』 ( 貴女も、それに携わってみてはどうですか? そんなことばを続けて、にっこりと微笑んだ。 ) [Tue 6 Jun 2006 00:55:50]
◆セレニア > ( それなら、教理に触れないと言うのであれば… 育ててみたいと思う。 〜提案をされなけば、自分からは絶対に言い出さないであろう事だとしても ) [Tue 6 Jun 2006 00:48:35]
◆セレニア > ………はい。 ( 笑顔を見て、ホッとする。 ただ… 色々な事を教えてくれて、与えてくれるこの人に、何を返せるだろうと思っても… 『笑顔』というのは難しい。 人は楽しい時に笑う。 嬉しい時に笑う。 …それがどういったものであるかは理解しつつ、そうするのを禁じられているように、顔は動かない…。 …ここ何日か読唇の練習で動かしていれば、多少は表情を覗わせるようになっているかもしれないけれど… とりあえず見せるのは、微妙な困り顔。 そのうち、くすぐってしまえっ ) ……私は…… ( どうなのだろう。 バラは好きだけど… やってみたいかと言われると、また難しい。 …触れられる手に、ほんの一瞬身を硬くして… まどろむように、ホッと眼を細める ) …バラは、好きです。 ( 最低限確かな部分だけ、口にする。 …多少の引っ掛かりは残るけど… 職務に影響する程の手間は無いと思われて ) [Tue 6 Jun 2006 00:46:42]
◆ティフィス > 『たまには肩の力を抜いて笑ってみたらどうかしら。神様も喜んでくださるはずですよ。』 ( にっこりと微笑み、スケッチブックを見せる。セレニアの言葉にうなずくと、さっそくサラサラと文字を書き始めた。 ) 『貴女がやってみたいと思うのであれば、一度サンクトゥス様にお話してみては?』 ( それで許可をもらえれば大生でふっていけるだろうし、セレニアだって納得するだろう、と考えて。 ) 『大切なのは、貴女がそれをやってみたいと思うかどうか、です。』 ( すっと片手を伸ばして、セレニアの頭を優しく撫でてあげる。 ) [Tue 6 Jun 2006 00:35:18]
◆セレニア > ………。 ( また、残念そうな顔。 頬を摘んだ時と、同じ。 …そうさせたのは自分なのだと思うと… では、どうすれば良かったのか… そもそも何が原因でこんな顔をさせてしまうのかも、はっきりとは意識できないまま… 聖画を汚してしまったような気分で、僅かに視線を落とす。 渡されたジョウロは、しっかりと受け取って ) …悩んで…? ぁ…。 ………斡旋所で仲介されていた仕事の募集で、『バラの品種改良を実践する』というものがあったそうです。 シスターミーシャに参加を促されたのですが、意図及び、その要請を履行する事が適正であるかを疑問に思っていました。 ………。 ( …後に続く、微妙に何かを言いたそうな間は、気まずそうな様子に代弁される…。 『夜間外出に就寝時間違反、それらもまた服務規程に反している事は、理解してますが』 Sir ) [Tue 6 Jun 2006 00:25:19]
◆ティフィス > 『軽い冗談なのに……』 ( 再び看板を見せて、ちょっと残念そうな顔をする。あまりにも思いつめた様子だったから、彼女を思っての行為であった。 じょうろを渡すと、開いた両手でスケッチブックに文字を書く。 ) 『では、シスター・セレニア。いったいなにをなやんでいたのですか?』 ( きょとんと小首を傾げて聞いてみる。 ) [Tue 6 Jun 2006 00:13:14]
◆セレニア > ( 愚かな空想だ。 …【クルースニック】のこの身は、ヴァンパイヤの対極に位置する…。 …万一【抱擁】を受けたところで、間違っても【転向】などあり得ない――― ) ……ッ… ッ…! ( 小柄な身体を掻き抱いて… 見開いた眼で虚空を見つめ… 何かの発作のように身を屈める修道女は――― けれど近付く呑気そうな足音に顔を上げて… スケッチブックと微笑を睨んで… 〜少ししたらホッとしたように、何かに疲労するように表情を落とした ) ………申し訳ありません、 もう、正常です。 こんばんは。 ( 拾われるジョウロに、頭を下げて手を伸ばして… ) …私は、セレニアです。 …シスター・ティフィスのお名前までは、頂けません。 ( 修道院には『マリア』さんとか多いし、良いのかもしれないけれど… 生真面目な調子で答える様子は、無表情ながら柔らかい。 …うっすらと浮いた冷や汗を除けば、何の名残も無く… ) [Tue 6 Jun 2006 00:09:13]
◆ティフィス > ( 地味な修道服とウィンプルで全身を覆った娘は、今日も聖歌隊の練習を終えて一息つこうと表に出てきた。そうして、じょうろからこぼれた水がつま先に触れたところで、立ち止まる。 ) 『こんばんは、シスターティフィス』 ( スケッチブックにそれだけ書いて微笑むと、落ちたじょうろを拾った。 ) 『だいじょうぶ?』 ( 片手で看板を取り出してみせる。 ) [Tue 6 Jun 2006 00:01:09]
◆セレニア > ……品種改良……。 ( また、一人になったバラ園の中。 …ポツリと呟きを零して、瑞々しく咲き誇るバラに目を向ける…。 ―――バラは好きだった。 『どうして』と問われると困るけれど… 囲まれていると、香油を塗ると、気持ちが安らぐ。 …むしろ香油の場合は切らしてしまうと落ち着かないという、修道女の身では贅沢な事… ) ―――。 ( …『ヴァンパイヤ化を防ぐとされる』… バラの持つとされている力の、最も身近な一つに思い当たって――― 気付けば条件反射のように、細い腕を抱いている ) ―――ッ… ハ…ッ … ( ばしゃり …音を立てて、まだ水の残っていたジョウロが足元に転がった… ) [Mon 5 Jun 2006 23:58:35]
お知らせ > ティフィスさんが来ました。 『(入れ替わるようにのてのて表に出てきたシスターが一名)』 [Mon 5 Jun 2006 23:57:47]
◆セレニア > …個人が報酬を受け教会外での活動に参加する事は、服務規程に反するのではありませんか? …加えて、人為的な交配というのは――― ( 生命の理、科学など… 『神の業』に手を出す事は、禁忌とされる場合もある。 【16課】の掲げていた教理では、信仰とはいずれ神となる事であり、神意の地上代行機関である教会がそれを掌握するのは当然としていたが… 【16課】が自分達、限られた教会を特別視していたように、周囲はそういった存在を異端視するのだろうと… 今は少し、分かるような気がした。 ―――けれどそんな意識は露知らず? 『良いんじゃない?』 それだけ言って首を傾げた修道女は… 『それじゃ、また後で』と踵を返し、灯りの零れる建物へと消えてしまう ) ―――。 ( 相手にとっては何気ない世間話の一環だったのかもしれない。 …けれどこの聞き手は、それを何かの要請だろうかと考えて… 回答を求めるようにきょとんと見送り。 …当の相手が立ち去ってしまえば、保留するより他に無い… ) [Mon 5 Jun 2006 23:49:16]
◆セレニア > ( 大聖堂の広大な敷地には無数に存在するであろう中庭の、薔薇園で。 非力そうな両腕でジョウロを支えるようにして水をやっていた、ウィンプルまでかっちりと着込んだ薄紅色の瞳の少女は… 最前かけられた言葉をオウム返しにして、 『理解出来ない』 と言った風に目を瞬いた ) ( 『―――そう、薔薇。あなた好きでしょ?香油、バラのだし…。最近よくここの世話してるじゃない。請けてみたら?』 対面しているのは同じ年頃の、やはり修道女。 『斡旋所』という所で募集していたと言う、バラの品種改良の仕事を請けてはどうかと勧められたのだけれど… 〜修道院の外で、教会以外の仕事を請けるなど考えた事も無く… 知る限りの聖職服務規程、教会法などなどを総動員して否定するけれど、それにしては相手はあまりにもごく自然で。 何が楽しいのか人懐っこい笑顔さえ浮かべていたりして、戸惑ってしまう ) [Mon 5 Jun 2006 23:17:20]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『 …薔薇…? 』 [Mon 5 Jun 2006 23:03:50]
お知らせ > 黒江さんが帰りました。 『( 一頻り終えれば、改めて祈りを捧げて立ち去った。 )』 [Mon 5 Jun 2006 22:19:34]
◆黒江 > ( 一段落着いたと言う事で、十字を切って手を合わせ、神に感謝を捧げる。休憩に入る前の儀式のようなもの。命を救われた事に対する感謝とか、日々の糧を与えてくださる感謝とか。そして夜半に騒がす事を今しばらくお許しくださいとか。そんな事を、胸の内で祈った。 ) 父と子と聖霊の御名によって。A'men. ( 十字を切って、締め。さぁて怠ける暇は無い。これから長椅子の雑巾がけが待っている。取り合えず箒を仕舞いに行こう ――― ) [Mon 5 Jun 2006 22:19:13]
◆黒江 > ( 一日放置するだけで、埃と言う物は結構溜まる物だ。掃除をしてみると良く判る。特に聖堂は人の出入りが激しい場所だから、当然外からやって来る埃も増えるわけだ。後で入り口に敷いてあるマットも叩いておこう。余り汚れると本来の役目を果たせなくなるし、少なくとも一日に一回か二回は叩いておくべきだ。しかしマットを叩くのには人手が居る。なので取り敢えずは後回し。先ずは箒を終わらせよう ――― と言うわけで塵取一杯に溜まった埃をくずかごに落せば、一番左の長椅子の端に腰掛けて一息吐いた。 ) [Mon 5 Jun 2006 22:12:44]
◆黒江 > ( 何ヶ月も寝た侭だったから、目覚めた当初は全身の痛みに悩まされた。が、取り敢えず今はもう落ち着いた。特別なリハビリに要した時間も殆ど無しに、私は日常生活に戻れるまでに回復したらしい。で、数日前めでたく修道女見習いになって現在に至るわけである。ちなみに何故掃除してるのかと言えば、だ。此処は神様に祈りを捧げる為の場所。そう言う神聖な場所が埃を被ってたりしてはいけないからである。と言うわけで、只今箒と塵取を借りて目下掃除に励んでいる次第。箒が終わったら、今度は長椅子の雑巾がけとか。勿論祈りを捧げるのも忘れてはならない。 ) [Mon 5 Jun 2006 22:02:10]
◆黒江 > ( いわゆる植物人間と言う奴だったらしい。で、父母は己の生活も忘れ、色々な宗教の神様に節操無く祈りを捧げていたんだとか。そして大聖堂に祈りを捧げに行った日に丁度私が眼を覚ましたんだと言う話。で、甚く感激した両親はそのままパプテスに改宗 ――― そして、私は今こうして修道女的な格好をして掃除をしているわけだった。回想終了。詰る所私は『奇跡』に救われたんだと言う。実感は余り無いけれど、現実問題として私は生きている。だからそれは多分正しいんじゃ無いだろうか。 ) [Mon 5 Jun 2006 21:52:09]
◆黒江 > ( 聖堂内に箒を掛けながら、思い返す。なんでも私は瀕死の重傷を負っていて、仮に治っても意識が戻る事は無いだろうとか言われていたらしい。 ) [Mon 5 Jun 2006 21:44:18]
お知らせ > 黒江さんが入室されました。 『( 『奇跡』だと言われた。 )』 [Mon 5 Jun 2006 21:42:55]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 要請されれば従う。 でも歌った後に、聞かせてとせがむようにもなっていた )』 [Sat 3 Jun 2006 23:37:52]
◆セレニア > ( 自分なりの基準を持つ事もまた信仰… 『自分なり』でいいなんて、ある意味恐ろしい事だけど… 万人共通にはなり得ない事は、なんとなく感じてる。 『有害か、無害かではありませんか?』なんて、流石に異端とされる可能性のある本人を前に言う事ではないけれど――― …異端宣告を受けた16課に所属していた己もまた、その一人…。 〜ふと、あやふやであってくれれば良いのにと思う。 …大聖堂でこそ異端とみなされそうな組織だけれど… きっと、彼らは仲間だったから ) …? いいえ。 ( 話題? …それを持たない自分に、変に気を使わせてしまったか… 微笑を見つめる顔はどこか寂しげに… 建物へと消える後に続く ) [Sat 3 Jun 2006 23:35:54]
お知らせ > ティフィスさんが帰りました。 『(久しぶりに、この子の歌を聞いてみようか。なんて思いながら。)』 [Sat 3 Jun 2006 23:26:04]
◆ティフィス > ( セレニアの言葉を聴いて、静かにうなずく。目を閉じて、何かを考えるように間を空けると、また目を開いて。 ) 『それは事実でしょう。ですが何を持って異端とみなすかは、教会の中でも案外あやふやなものなのです。』 ( 一歩間違えば、誰もが異端の烙印を押されることを、ティフィスは知っていた。それこそ、教会の”都合”によって。 ) 『――ごめんなさい、あまりいい話題をふれなくて。冷えてきましたね。そろそろ、中に戻りましょうか。』 ( にっこりと微笑むと、きびすを返して建物の中へと入っていく。 ) [Sat 3 Jun 2006 23:25:29]
◆セレニア > ( 床を起き出せるようになっただけでも大したものか… 広報などとは縁遠い位置に居れば、そのあたりの事情は知らないけれど…。 …記される文字を目で追って… じっと見つめて来る瞳を、見上げる。 …『常に見つめている必要がありますか?』… 問い返そうとした言葉は飲み込んで ) ―――私も、異端だとは思いません。 …ですが、聖教会が異端とみなす可能性を捨て切れないのは事実です。 …『従うばかりではいけない』と、それは理解している積りですが… どちらがより適正な判断なのか、分かりません。 [Sat 3 Jun 2006 23:16:20]
◆ティフィス > ( 仮にも、不治の病を克服した奇跡の体現者とみなされている。聖堂にとってはいい宣伝材料にもなるし、今はまだ容認され続けるだろう。 ) 『――否定するのに、なぜ目をそらすのですか?』 ( 問い詰めるわけでもなく、じっとセレニアを見つめて、もう一度聞き返した。己が聞きたかったのは、セレニアの個人的な意見である。 ) [Sat 3 Jun 2006 23:08:21]
◆セレニア > ………。 ( それだけの歌声が彼女にはあると思う。 そして修道院は彼女を守るだろう。 …不幸だとは思わないけれど… ただ、断続的であるとは言え、自分の体質などより遥かに重そうな相手に、視線を落とすような頷き方。 …とは言え、死に至るようなものではないと把握出来ていたとしても、放って置くのは適切な処置ではないと考える…。 またその時期が来たら、今度はちゃんと看病に行こう。 ―――返される問いには、スケッチブックより顔を上げず… 思案するように表情の無い顔を固めて ) ―――聖教会で異端と判断される可能性は否定出来ません。 …ですが、あなたはシスターです…。 ( 自分もまた異端だという認識を捨て切れないけれど… 大聖堂はそう見ないのだろうと、目を合わせずに否定しよう ) [Sat 3 Jun 2006 23:02:05]
◆ティフィス > 『えぇ、ですが先天的なものなので、直すことはほぼ不可能だ、と。』 ( けれど、続けてこうも書いた。 ) 『ですが、死にいたるようなものでもありませんし、数日休めばまた元通りになります。今までも、そうしてきましたから。』 ( どこか願いの混ざった声音。ティフィスはちゃんと理解していた。それからまた間を空けて、今度はこちらから問うた。 ) 『シスター・セレニア。こんな私を、”異端”として見ますか?』 ( 顔は笑ったまま、穏やかなまなざしでたずねてみる。 ) [Sat 3 Jun 2006 22:52:11]
◆セレニア > ( …どこか残念そうにする表情の意図は、読み取れなかった。 問い返すように小さく首を傾げて… また、スケッチブックを見つめよう。 昨日の今日では、まだ唇を読めるようにはなれていない。 …と言うか、いつまでかかる事やら… ) ………医療スタッフには相談されましたか? ( 持病と言われると、問題では無いと言ってしまっても良いのかどうか…。 治療中か、手の施しようが無いのだろうけど… 念の為問う声には、どこか願うような。 …やや複雑そうな表情で、続く説明を見守ろう。 〜純粋なキリバナではなく、更に色々と混ざっているのかと思うと… まだどこかで『異端だ』と考えてしまう。 …『ではどうする』という部分の欠落した思考で… それでも、分類はそう簡単には変えられない ) [Sat 3 Jun 2006 22:44:53]
◆ティフィス > ( やっぱり笑わないなぁこの子、とちょっと残念そうに眉を下げる。手を離してから、またサラサラとペンを走らせる。 ) 『あれは、私の持病です。発作的なもので、数ヶ月に一度、あぁいう状態になってしまうのです。』 ( そして次に、ティフィスは己がミックスであることを説明した。ナニとナニとナニの血が混ざっているのかまでは説明しなかったが、あのときの症状は血の影響によるものである、とセレニアに説明した。 ) [Sat 3 Jun 2006 22:32:15]
◆セレニア > ………。 ( 『大事無い』 記される文字を追う瞳も、どこか遠くを見るような、考え事をしているもの。 …それでも何と聞いたものかと黙っていたら… 頬を摘まれて、むにぃ〜 ………。 …微妙に困ったように眉根を寄せて、遊ばれる事暫し… ) …ご自身の症状を把握されているようでしたが… ああいった状態になる事は、よくあるのですか? ( 『大丈夫』と言っていた。 …あるいは無理をしていたのかもしれないけれど… 病に侵されているにしては、妙な言葉に思える ) [Sat 3 Jun 2006 22:26:08]
◆ティフィス > 『ご心配なく、大事ありません。』 ( 小さくうなずき、メッセージを書く。まだ年端も行かぬ娘の顔をぼんやり見つめて、相変わらず笑わないので、両手を伸ばしてほっぺをむにーっとしてみることにした。引っ張るのではなく、軽くつまんでふにふにしてみる感じで。特に意味はないのだけれど、しいて言えば、何か問いたげな顔をしていたから。 ) [Sat 3 Jun 2006 22:18:39]
◆セレニア > ………。 ( 目が合って… 止められてしまう歌。 中断させてしまった事にか、ただ礼を返す為にか、やや視線を落とすように頭を下げた。 近付いてくる相手に、数歩足を進めて… スケッチを読んでから、相手の顔に ) こんばんは。 シスター・ティフィス。 お体は、もう良いのですか? ( 夜でもタオルケット一枚で良いような気候になってきたとは言え… 雨が降ったり、ふとした時には意外と冷える。 相変わらずニコリともしない顔が、何かを問うように見上げてる ) [Sat 3 Jun 2006 22:15:20]
◆ティフィス > 『こんばんは、シスター・セレニア。』 ( 取り出したスケッチブックに文字を書き、それを見せて微笑む。 ) [Sat 3 Jun 2006 22:09:02]
◆ティフィス > ( 歌う最中、ふと目を開けると、そこにセレニアの姿を見つけた。歌をとめると、小さく十字を切って会釈をする。そうして立ち上がると、ゆっくり、ゆったりとした足取りで、彼女の元に歩み寄る。 ) [Sat 3 Jun 2006 22:08:21]
◆セレニア > ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ薄紅色の瞳の少女は、歌声に足を止めた。 …久し振りに聞く独唱… あれきり言葉を交わす事も無かったけれど、回復したようで、良かったと思う。 ただ部屋で見た事は… 誰に話すことも、問うこともしなかったけれど、多少なり気になっていた ) ( 歌が続くうちは声をかけるでもなく… 聞き入るように、置物のように佇もう ) [Sat 3 Jun 2006 22:02:21]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( ジョウロを片手に通りがかって… )』 [Sat 3 Jun 2006 21:57:01]
◆ティフィス > ( 胸に片手を当てて、目を閉じて歌う。歌は今の気持ちを、新鮮なまま形に表せる。時に言葉よりも鮮明に、人の心に語りかけるのだ。 ) Beyond the sunset, a hand will guide me, To God the Father, whom I adore ( 朝には元気が出るような暖かい歌を。夜には心が安らぐような静かな歌を。そのときその瞬間の気持ちを歌にこめて、娘は歌う。 ) [Sat 3 Jun 2006 21:56:45]
◆ティフィス > ( あれから数日、悪かったからだの調子も元に戻り、聖歌隊にも復帰できた。相変わらずの寝ぼけ眼で、空を見上げて―― ) Beyond the sunset, O blissful morning, When with our Saviour heaven is begun Earth's toiling ended, O glorious dawning, Beyond the sunset when day is done. ( そっと歌を口ずさむ。いい気分だ。こんな日は、たくさんたくさん歌いたい。今日も聖歌を歌ったけれど、まだまだ歌い足りなかった。 ) [Sat 3 Jun 2006 21:48:48]
◆ティフィス > ( 何度かかくん、と姿勢を崩してから、寝ぼけ眼で顔を上げる。今夜はいい天気だ。月も星も、よく見える。ウィンプルで金髪を隠した修道女は、目を細めて夏のさわやかな夜風を感じていた。 ) [Sat 3 Jun 2006 21:41:57]
お知らせ > ティフィスさんが入室されました。 『(中庭のベンチに腰掛けて、こっくりこっくり頭を揺らす。)』 [Sat 3 Jun 2006 21:40:09]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『 …歌、ですか。 ( 扉を閉じるに紛れさせ、呟き声は一つ。 )』 [Sat 3 Jun 2006 07:38:13]
◆維言 > … そんな風に黙られてしまいましたら、私が凄く無茶を言っているように聞こえてしまうではないですか――と、言います。 ( 実際に無茶を言っているのだけれど、それは心の棚の上。 詭弁じみた不平等の論理は、結局矛盾という手札で山札に戻ってしまう。 …それでも、結構本気で口走っているのは秘密だ。 ひろひろとブイサインの手を振って。 ) …送り手、ですよ。本当は、望む形で――… なんてね。 ( 正確には、己の術では歌は媒介。退魔を成すは、あくまでこの身。 …戦闘現場で歌うのが主なので、覚えずば歌にアラズってしごかれたんですよ。初期に。 ) ――…夢。 夢の話は、専門外ですけれど、それは――… ( 堪えるというには儚い哀しみの色。諦観と言うには、安らいだ眼差し。アンバランスな印象は、彼女の言葉で更に助長されて。 ―― けれど、何かが引っかかる気がした。 そう。強いて言うならば、その 「 不自然さ 」に。 きゅ、と眉をきつく寄せて。 …健康状態には問題無いという言葉に、顰めつらしく頷く。 今は、言える事は無かったから。 ) …… そうですね。きっと、その為に――… ( 私は。私達は、いるのかもしれない と。 何気なく複数形を使いそうになって、少しずつ意外な面の見え始めた彼女に、忍び笑い。 そろそろ、朝日が世界を漂白する頃―― ) ええ。有難う御座います、シスター・セレニア。 どうか、貴方にも主の御加護がありますように。 ( 右手で緩く聖印を切り。 一礼を向けた後、己もその場を辞するとしよう。 ) [Sat 3 Jun 2006 07:37:37]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 無理の利かない体だけれど、無理してしまい易い性格… このままだと )』 [Sat 3 Jun 2006 07:17:20]
◆セレニア > ぁうっ ( ちゃんと相手を見ていたって、かわせたかどうか。 微妙に情けない声を上げて、かくりっ 頭を倒した ) 〜? …な、なに… ( 『何をしますか』 と額に手を当てて。 不敬罪に問われかねないような発言だけれど… 注釈をしてくれればやっと意図を飲み込めて、とりあえずそんな意識は他所へやっておく。 …ただ飲み込めはしたけれど… 不平等という条件のみ平等なんて、詭弁だ。 だって不平等なんだから。 振り出しに戻る ) …本業…? ( 気を取り直して問うのは、『歌』の事。 …本当は歌うのが仕事だったのか、歌を以って術と成すのか… シスターティフィスの術も、まだ知らない。 歌詞は… ぇ、読んじゃダメですか? ) ( 哀しみと安堵… 諦める、と言うには安らぎ過ぎているような、そんな表情。 覗うようにされても、自分でも、沸いた思いが何によるものかは分からない… 答えようもなくて、戸惑う風に見つめ返すばかり… ) …眠ると夢を見ます。 …覚えは無いのに確かに『知っている』… そんな『何かを見た』という感覚と、それに対して抱く感情だけを残す… 奇妙な夢を…。 ( それを、恐れてる。 …なんでもなく眠れる時もあるが、そうでない時の方が多くて…。 自分でも上手く説明の出来ないこと… 混乱させてしまうばかりだろうと浅く頭を下げて…。 『ですが健康状態に異常はありません』と続けよう。 ―――ステンドグラス越しの空は、白んで来ている ) ―――はい。 …ですが『自然発生』さえするという彼等とは、恐らく… ( 戦い続ける事になる。 ブラザー・イコトの相手にするものと、自分の相手にするべきものの違いは知らないけれど。 …なんて、こんな話をしていれば、とりあえず自分が『戦闘』に携わる者という事は、いい加減察せられてしまいそう…。 ―――きょとんとした様子には、何を答えようとしたのか… 中庭への扉は開いているだろうか… 朝日を見られるだろうかと思うのも束の間… 頷いて、場を辞そうと礼をする ) ―――はい。 それでは、ブラザー・イコト… お気をつけて。 神の御加護を… ( 朝の礼拝までもうすぐだろうか… 眠れなかったけれど、大丈夫。 有給とは言え怪我人… 『お大事に』と言って、祭壇へ一礼、僧房へと歩き出した ) [Sat 3 Jun 2006 07:14:45]
◆維言 > てい。 ( 緩々と落とされる視線を追いかけて、目潰しびっしー。 …と言っても、本気の目突きでは無くて。額を小突く程度のもの、だけれど。 ) 侭なりませんね。本当、不平等と言う那のオールウェイズ。故に、平等だなんて。 試練というには、いじめっこですと言います。 ( 神は須らく不平等である事のみ、平等なのだ。故に世界には同じものは一つとして存在し得ず、同じ人間も存在しない。その歪さこそが、唯一与えられた平等の形―― そう。その命故に闘いを望もうとする少女と。 受け継いだ血無しには、何処にもいられない代物 とか。 ) お任せ下さい。 元々――… そっちが、本業だと。ひっそり自負しておりますから。 ( 歌詞が覚えられないんです―― そんな風に言ったら、ミもフタも無い。 生命に近ければ、それはその終焉にも近しいという事。 悲しみと安堵を湛えた、余り見たことの無い表情に、黒色がゆらりと瞬き。 伺うように首傾げ。 ) ――― ええ。 なるべく生き残れるように、善処致しますと言います。 シスター・セレニアは、うっかり徹夜とか睡眠不足とかで、ぶっ倒れないようにと付け足したり。 ( こうしている間に、すっかり朝日も昇ってしまった模様。 真摯な言葉には、真摯さを。まるで、冗句のように並べて。 ) ――… 連鎖は、何処かで断ち切られなければ。繰り返すだけ――… ですしね。 全く、時々雨後のタケノコみたいに増えるんですから、あの手の輩は。 ( ふつれと、あるべき続きをタ切れさせたような言葉が気になって、些かきょとんとした風情。 密やかな揺らぎは、戯言を口ずさむ頃には、朝日に溶けたように消えていく。 ――― ふむ。一拍、置いて。 ) そろそろ、戻られると宜しいと言います。すっかり、夜が明けてしまった模様ですから。 [Sat 3 Jun 2006 06:48:45]
◆セレニア > ………。 ( ぶいサインを見つめる顔は、同様に表情に乏しく… けれどやや複雑そうに、保証にはなるまいと視線を落とす。 それを言ったところで仕方無いから、黙ったままになってしまうけど ) …はい。 ( コンチクショーなんて。 聞き捨てならない筈なのに… なんだか妙に、こんもりと重くなりそうだった気持ちを軽くする…。 表情を和らげて、頷いた。 …平等とはとても言えないような不釣合いもあるように見える事はあるけれど… それもまた御心。 …どうしようもないようなそれこそ、正に…? 〜もっとも、自分は『戦え』と言われれば、喜んでそれに従うと思う。 同じとは言えないか ) …ありがとうございます。 ( 頭? 歌に知能は関係あるだろうかと首を傾げてしまいつつ… 『私が』と言われて、そっと頭を下げた。 ローティーンの少女二人が死んだ時の話を、冗談でも何でもなく交わすのは… 聖職者故か、それとも… ) ( 上げられる顔は… どこか悲しげで… けれど安堵のような色を湛えてる。 …『私が殺してあげる』… ブラザー・イコトはそんな事は言わなかったけれど… 引っかかりを覚えるフレーズが浮かび上がって、胸元に手を当てた ) …それでは、それまでは、息災で居ていただきます。 …一般の修道女の職務に携わる以上、私の死亡率は低いでしょう。 くれぐれも、お身体を大切に…。 ( 冗談か本気か… 多分本気。 ニコリともせずに… 少し和らいでる表情でそんな事を言って… ) …血を吸う者は滅ぼされます。 それが命である為に。 ……私は…… ( 神の命を啜る者を狩る… この身体はその為の物だと、最後まで言いそうになることばは伏せ… 『理解する資格』とはなんだろうといぶかしむものの、ひっそりとした雰囲気には、立ち入り難いものがあった… ) [Sat 3 Jun 2006 06:23:48]
◆維言 > ( それは残念。 とは、言わぬも華。 ) 大丈夫ですよ。今日まで無事ですから、こうしてお話出来ていたりするんです。よって、大丈夫なんですと、言います。 ( ぶい。どちらかと言うと乏しい表情で、ブイサインなどかましてみる。 口にする言葉は酷い暴論で、根拠になるものですらなかったけれど。 …嘘じゃないから、良いですかじーざす。 ) …ええ。 ですから、主は我ら全てに等しく平等ですコンチクショウー。 ( 己が聖歌隊に立てるとなったら。 …それを受けるだろうか。夢物語と信じない気もする。 淡い憧れは、いつだって心で潰すだけ。 反対側の立ち位置で、少しだけ共有する想いに。 胡乱な黒色が、和みめいた色を揺らす。 ) …其処はそれ。あんまり、頭宜しくないのでご勘弁と言います。 ――… しかし、そう仰って頂けると、少し… ぅん。安心、します。 お礼に、いずれやの彼方には、私が送って差し上げましょうとか言い出しますよ。 ( いずれやの先、その時まで、己が生き延びていれば―― だけれど。 完成の歌。 その響きに救われるのは、傲慢に違いないけれど。 口元が、淡く綻ぶ。 ) …そうですね。人生は短いですけれど。ダッシュだけでは、道端の花も見えないそうですから。 ( だから、時にはスキップ。 …ちょっと違った。 息継ぎ以外にも、周囲を見る時は必要なのだと思う。 ) ――… ええ。 ( うっかりの果ては、此処に無く。 そして、果ての因子を秘めた同士は今、此処に。 それまでとは何処か赴きも違う、厳しい響きに。 ひっそりと ) …私には、理解する資格も存在しておりませんから、大丈夫ですよ。 [Sat 3 Jun 2006 05:59:54]
◆セレニア > ( そんな笑顔見せられたらホロリとしてしまいそう? なので言わない。 さておきっ ) …どうか、御無事で…。 ( そう返すのが精一杯。 疲労の蓄積は望ましくありません〜なんて、分かっているだろうし。 上司様だって、やむなくこき使っているのだろうと思うから。 …力になれれば良いのにと… 『やれやれ』 表現する様を見つめる眼は複雑そうな色を宿す ) …ままなりませんね…。 ( 自分はと言えば、前線に立てる彼女達に 『憧れる』 …その彼女は聖歌隊に憧れるとは。 …これも務めという思いもあって、決して疎かにしようとは思わないけれど… どちらか片方選べるとしたら… 自分はまだ、ハンターに戻ろうとするのではないかと思う ) …どんな歌であれ、歌える歌唱力があるのであれば、他の歌を覚えるのはさほど難しい事ではないでしょう。 ……それに… 私は、レクイエムが好きです…… ―――私はどんな歌で送られるのだろうと… 『無事に送られる』 事を思うと、気持ちが安らいで…。 ( 慰め?励まし? そういうものであるのかどうかすら、曖昧だけど… 落ちた肩に、人生を完成させる素敵な歌だと首を振る ) …生き急ぐことなかれ、死に急ぐことなかれとも、思いますが。 ( 続いた言葉に同意するように、注釈を加えよう。 急いてしまう現実だけど、『回っても良い』と知ると、ホッとする。 勝手な変質は、案外鋭く本質を突いてるような ) …うっかり… ( 自分とは縁の無い感覚だとふと思うけど… 『友情』ってそんなので良いのかなと、苦い笑みを浮かべる相手は何を思うのか… 友達関係で苦労してる? 勘違いしつつ、首を傾げよう。 …ただ… ) ―――そのような事は、戯れにも口にするものではありません。 ( 見つめる口元に牙は無い。 また、牧師服を纏う相手が『そう』だとは考えない…。 …それでも、血を吸う者を、神に肯定されて滅ぼす者は、今回ばかりは上司様に加勢――― ) [Sat 3 Jun 2006 05:30:11]
◆維言 > ( 其処におめでとうと言われたら、かつてない晴れやかな笑顔でさーむずあっぷー とか返した予感。 働くって闘いですよね。 ) …其処は、色々任せられてしまう下っ端の宿命と申しますか。 フットワークが軽い分、押し付けられ易いんだと推察します。 ( ふーやれやれ。とか言いたげな仕草を片手で表現。 …彼女の事情を知る訳では無い。けれど、微かな共振の部分が、向けられた羨望に気付いたか。 不思議そうな視線が、幾度か瞬き。 ちなみに、上司様への直談判は、実行された場合間違いなくコッチにパチキが参ります。おのれじーざすくらいすと。 ) …憧れると言ったら、おかしな話、なんですけれどね。 聖歌隊。 ( それは個人では無く。その団体へと向けられたもの。 個人の姿を浮かべる事は出来なくとも、ミサにその歌声を響かせる聖歌隊について語る時に、柔らかな棘に触れるような響きが混じる。 ) ……問題って程じゃないんですけれどね。私のレパートリーは、鎮魂歌の類しかないんですよ。 ( 送りの歌のみ、口ずさむ事の出来る身。 …謳えない訳では無いのだけれど。 かこんと、肩が落ちる。 ) …急がば回れー とかいう言葉は大好きです。サボリの口実的に。 ( 一歩ずつ進んでいく為の金言を、また勝手に変質させる。 歌の先生。 …心当たりは、どうだろう。 ) ええ。殴り合いの果てに友情はうっかり芽生えてみたりー… …うん。するもの、でしたよ。 ( 途中で一度途切れかけた言葉は、ひっそりと、少し苦い笑み。 そうする相手は、取り合えずいないのだから。 ) …ええ、血。 今だけ吸血鬼の気持ちが分かるとか言いますと、上司様とガチンコ勝負になってしまうので、秘密でしたけれど。 ( …洒落にもならないし。 溜息をつく唇の奥、牙は存在しはしない。 ) [Sat 3 Jun 2006 05:07:34]
◆セレニア > ( 『有給げっと』 『おめでとうございます』 なんて返しそうになったのは内緒。 あんまりにも嬉しそうと言うか悔しそうと言うか、そんな風に見えたものだから… 当たり前なのにね ) ブラザー・イコトの部署は人材難ですか? ( エクソシストのような特務ユニットの場合、大聖堂でもそのような事が起こるのかと…。 過労を痛むような、微かに羨望の混じるような眼で見つめ… 『聞かせてあげて』なんて言われたら、それこそ馬鹿正直に聞かせに行きそうだけど… それは措いて置いて ) …彼女はよく、ミサでも歌っています…。 ( 『小耳に挟んだ事はある』という言葉に、そのシスター・ティフィスの体質を思って… それを口にするでもなく、頷く。 代わりに言葉にしたのは、歌う場面の事。 自分は当分、補欠の補欠 ) …問題が…? ( 『歌は…』 途切れさせられる言葉に… 『下手っぴ仲間?』 なんて不純な期待をしたとかしなかったとか。 続きを促すように首を傾げる ) …歌唱技能に、馬があれば良いのですが…。 ( 近道は無いだろう。 せいぜい、良い先生に師事するくらい? ぽつり、呟いて ) …どつきあい、ですか…? ( 他に無いのかと、思わずキョトンと眼を瞬いた。 あまり上手くいっていないように思っていた上司様との関係は、案外良好? その内心など知らず… でも、ブラザー・イコトにはそうする事の出来る人が居るのだろうと、少し遠くなる眼で見つめよう ) ―――血…。 ( それでは沢山食べさせないと? …ぁ、今は足りない訳じゃないのか… そんな事を考えてか、『血が足りない』の言葉にはやや敏感 ) [Sat 3 Jun 2006 04:43:13]
◆維言 > ( それは、互い秘められたもの。 魔を破壊する為に、内にその因子を秘めた血統の螺旋。 ――… 生真面目で真摯な少女をつついてみたくなるのは、その辺りに起因するのか。全ては可能性の一。 自主的な居残り練習とは知らず。知るは、聞こえた歌声のみ。 ) ええ。それはもう、ばっちりがっつり。有休げっとー です。 …しかし、スペック維持の為の適度な休息。是非とも上司様に聞かせて差し上げたいお言葉。 ( 前線ガチンコ担当は、いつだって修羅場風味。 自由になる右手で、ふるふる震える握り拳すら作って、あるべき権利を勝ち取った漢の微笑。 ) ……嗚呼。面識は生憎ですけれど、小耳に挟んだ事はあるかもしれませんと言ってみます。 ……私の歌、ですか。 ( 聖歌隊に、そんな修道女がいると聞いた事はあった。時に天は、奇妙な采配を下すものだと思ったもの―――。 そして、歌について問われて、む、と眉を動かす。 ) …是か否か、と問われたら、是です。 只、私の歌はー…… ( トン。喉を指先で軽く叩く。 どう言えば伝わるか、悩む素振り。 ) 嗚呼、馬でも良いのです。歩き出さなければ、馬を使おうという発想も浮かばないで立ち尽くすでしょうから。それはとても正しい。 ( 須らく、己の足で歩くことを決めた者のみが、考える事を可能とするのだと。 そんな例え話。 ) その時は、どなたかと一緒にいらっしゃればいい。 どつきあいながら行けば、千里とて100メートル程の瞬きです。 ( 何か無茶苦茶言った。 少しばかり、背を預けられる存在にありがたみを感じた所、だったので。 ) ――… いたわりの言葉が、とっても心に沁みます。 あいたた… むしろ、血が足りなくて大変でしたとか、軽く愚痴ってみました。 ( 良かった、などといわれてしまったものだから。 くつ と。少し楽しげに、そんな言葉がくっついた。 ) [Sat 3 Jun 2006 04:05:09]
◆セレニア > ( 対して、人としてあるような身体の裏側には、血と言わず全てにその因子が潜んでる。 これもある意味では『半分』… 別たれる絆かもしれないけれど、親近感も抱こうというものか。 自覚は無いが。 …きっちり着込まれた聖歌隊服は、練習後の自主居残りという話…。 まるでさっき着替えたみたいにパリッとしてるけど ) …スペックの意地に適正な休息は必要です。 ゆっくりと、休まれてください。 ( 無事に生還したのだから、それくらいは許されると思ってる。 そんな申請すら微妙にし難い空気とか、どつき愛とか、ハードな職場環境は知らないっ ) 彼女の歌声は素晴らしいです。 …代わりに…と言うのも適切ではありませんか…言葉を発する事が出来無いのですが。 ブラザー・イコトは歌われないのですか? ( 聖歌隊に入る事は無いと思うけど… 自分に勧めてくれた人。 自分ではどうなのだろうと、見つめ… 『1000km』? ) …馬を使う事を推奨します。 ( そういう問題じゃないけど。 …こんな風に返しつつ、意図は伝わっている様子…? 一つ頷いて。 ……ただ、それでも…… 自分の身体は聖歌を歌う為にあるのではないという変わらず根深い思いに、束の間眼を閉じる ) …歩かねば分からない事ですが… 1000km先で道が間違っている事に気付くかもしれない… 気の遠くなる言葉です。 ( …ありがたみ… 感じているだろうか。 …不思議な巡り合わせではあるし、感じているのかもしれない… どうだろう ) …良かった…。 ( 『大した事は無い』と聞けば… ごく自然にそう零す ) [Sat 3 Jun 2006 03:47:16]
◆維言 > ( 塩ぶつけられても成仏出来ない程度には、生身。 身体に流れる半分の血は、ともかくとして。 真夜中にも関わらず、かっちりと着込んだ隙の無い服装は、彼女の生真面目さを表しているようで。 ふむ。傾げた首は、斜め。 ) 違わないと言ってみたい所です。 …流石に、私も疲れたりする訳ですよ。 ( それはもう。そんな風に言わんばかりに、頷いた。 そも、仕事の後は上司様への報告。時と場合によってはタイマンどつきあいが常の事。 …当たり前の挨拶が新鮮だったという話。 それはそれでどうなのかって職場状況。 ) ……嗚呼、聖歌隊には、とんと顔出ししておりませんで。 けれど、なるほど。 幼名――… ならば、其処には想いが篭っているのでしょう。誠意と言ってもいいかもしれませんけれど。 ( 特徴を聞けば、嗚呼 と浮かぶ事もあったかもしれないけれど、名前だけではピンと来ず、首を捻った。 細い灯りの元、淡くはにかむような面差しに、胡乱な黒も多少なりと柔らかく。 ) どこかの国に、良い言葉がありました。 千里の道も、一歩から―― だ、そうです。 一歩を刻まないものは、1000kmの踏破は出来ないとか、適当に意訳してみました。 ( 文字通り適当だった。 何事も、一足飛びで進歩してはありがたみも無いのだから なんて。 無茶な思考は内在。 ――… そこで、だらりと垂らした左腕に注がれる視線に気付いた。 ) …嗚呼。大したことは無いんです。只、失血すると面倒なので。 ( ぽん、と左腕を軽く叩いて見せて――― …無言。 ちょっといたかった。 ) [Sat 3 Jun 2006 03:24:53]
◆セレニア > ( アンデッド(幽霊)だったとして、それは流石に異端で良いよね?なんて考える程度。 自分に対処する力は無いし、人を呼びに行こうか。 手を振り替えしたりしない当たり愛想は無いけれど、勿論無視するなんて事はなく、月光に青白く映える白髪を見つめる ) ………違うのですか? ( にべもなく問い返す。 気分も何も勤労して来たのだろうと。 そして『おかえりなさい』なんて、自分ですら当たり前な挨拶が新鮮と言う相手に、ちょっと親近感ぽいものを感じたり感じなかったり ) …ありがとうございます。 シスター・ティフィスを御存知ですか? 私と同じ聖歌隊なのですが… 彼女の幼名を与えられました。 ( 嬉しかったのだろう。 少し、この娘にしては、問われてもいない余計な説明が多い。 …微笑むでもなく、それでも表情をほんの少し和らげて… ) …いいえ。 私にはまだ、長く歌い続ける事は出来ませんから。 …自らその評価を下すのは困難ですが… 最後まで練習に加わっている事は、出来るようになりました。 ( とってもハードルの低い進歩だけれど… 途中で声を嗄らしたり完全に息を切らせたりして脱落する事は無くなった、と。 …鈍いけれど、扉などの扱いもあって左腕に目を止める… 戦士の負傷は当然だが、回復の見込みはどうなのだろう… なんて、また、少し珍しい思考。 …『心配』って言うんだと思う… ) ………。 [Sat 3 Jun 2006 03:09:04]
◆維言 > ( 月夜を背負って と言えば聞こえは良いけれど。半分夜に溶け込むように、のっそりと立つ姿は、むしろ柳か、枯れ尾花。 ひらりと、右の手を振って見せた。 ) 活躍とか仰られると、何だかとっても勤労してきた気分で良い感じです。 …お帰りなさいというのも、また新鮮だと言いますから。 ( 情感の揺らぎは少なくとも、僅かな濃淡、そして発音の基礎がしっかりとしてきているから、なのか。 おや、と軽く眉を上げると、口元だけで軽く、笑みめいたものを作り。 ) ……おや。それは、おめでとう御座いますと言いましょう。 では、改めてましてシスター・セレニア。 歌唱の邪魔になっておりましたら、ご勘弁。 調子、如何ですか? ( こつ。 礼拝堂の内部へと歩みだすと、身体で押さえていた扉が緩々と閉じて、月明かりが細く、消えていく。 左腕はだらりと垂らした侭、かっこりと白色が傾いだ。 ) [Sat 3 Jun 2006 02:55:52]
◆セレニア > ―――。 ( 鋭くは無いどころか鈍い感覚でも、それは捉えられる。 自分の周りでは、天は眩い陽光を伴って描かれる事が多いけど… 青白い月光の帯もまた、この場所では何らかの福音のようにも見えた ) ………こんばんは。 アンデッドの討伐で活躍されたとか… おめでとうございます。 おかえりなさい、ブラザー・イコト。 ( 感情の起伏を感じさせないような声音は… 少し、聴き取りやすくなっているかもしれない。 静かに、届けるには十分な声を返して… ゆるく礼をする ) ―――“6(セクス)”では、綴りに問題があると… 先日、名前をいただきました。 今は、セレニアです。 ( 『と、呼ばれています』とは名乗らない。 まだあまり呼ばれていないし… それに、これは自分の名前だから ) [Sat 3 Jun 2006 02:44:40]
◆音 > ( 踏み入る一歩は、忍び足。 身体で扉を押さえて、彼女の歌が一段落するまで、沈黙を隣に置いて佇む次第。 やがて目を開ければ、礼拝堂の床に細く、月と夜の帯が這っているのが見えるだろうか。 ) ――― 御機嫌よう、そして今晩はもセットでつけましょう。 シスター・セクス。 ( ゆるりと、声は密やかに。 まだ、彼女の新たな名を知らないものだから、口にするのは知った方の名。 扉の傍には、ざらりと白髪を背に流した黒マントの矮躯。 ) [Sat 3 Jun 2006 02:34:22]
◆セレニア > ( 色々考えているようだけれど、基本は自分の声と、口の形に集中してる。 眼は閉じっ放し。 先日自分が開いた時は鳴った… 今日は油を注してある扉が開くのにも気付かずに、歌は続くだろう。 特にこれと言ってアプローチをしなければ、それこそ最後まで。 ―――ルチャと言ったか… 彼女はどうしているだろう… 巡回するような事を言っていたけれど、無事だろうか… そんな事を考えながら、眼を開けた。 …熱唱していた訳でもないのに、息は少し上がってる… ) [Sat 3 Jun 2006 02:25:10]
◆音 > ( 礼拝堂の前、真夜中には人の出入りも無いような、其処の入り口。 止まったのは足音、佇むのは影。 何気なく扉を開こうとしたらば、微かに聞こえたのは――― 歌の響き。 聞き入るような間は、数拍。 やがて、なるべく静かに扉を開き――… 細く、月明かりと夜闇が礼拝堂の中、帯を描く。 ) [Sat 3 Jun 2006 02:19:16]
お知らせ > 音さんが入室されました。 『( コツ リ 。 )』 [Sat 3 Jun 2006 02:16:48]
◆セレニア > ――― Casting down their golden crowns around the glassy sea ――― ( 初めの頃と比べると… と言っても、さほど経験は無いけれど。 …あっという間に喉を嗄らせてしまう事も少なくなった…。 シスタージャスティスや、ブラザー?ファーザー?牧師服のイコト様… 『歌』を勧めてくれた彼等と、マリア様も、件のアンデッドの巣窟へ乗り込んでいたらしい。 噂に無事に帰還したと聞いて、ホッとしたような気がした。 …神の御加護を、と祈りはするけれど… ユニットの無事に、こんな感覚を抱くのは新鮮で――― ) ――― Cherubim and Saraphim falling down before thee ――― [Sat 3 Jun 2006 02:09:48]
◆セレニア > ――― God in three persons, blessed trinity ――― ( 礼拝堂の隅、備え付けの燭台の下で… ここに鏡は無いけれど、浅く眼を閉じて、口の形を意識する。 歌ではあるものの、なるべく一音一音をしっかりと音にするように… 人の想い、願いを、追って行く。 …『父と子と精霊に栄光あれ』… そう勧められたのをきっかけに、さして関心は無かったけれど参加を願い出た聖歌隊。 …そこでシスターティフィスと縁があって… その歌声と引き換えに、日常の会話を口にする事の出来ない彼女の唇を読めるようになれればと… また、歌う頻度は増えている。 滑舌を意識して、少しだけまともに歌えるようになる… 不思議な巡り合わせ ) ――― Holy, holy, holy, All the saints adore thee ――― [Sat 3 Jun 2006 02:00:11]
◆セレニア > ――― Lord God almighty ――― ( 大聖堂の敷地内でも隅っこの方にある礼拝堂で… 響く、と言う程大きくはなく… けれどはっきりと、賛美歌が紡がれる ) ――― Early in the morning our song shall rise to thee ――― ( 歌うのに慣れていなさそうな声は、澄んでいるとも通るとも言い難く… 重要な式典からはまず間違いなく外されるような質のものだけど… その歌い手の少し前を知る者であれば、随分マシになったという感想を持ってもらえるかもしれない。 一分の隙も無くかっちりと聖歌隊服を着込んだ薄紅色の少女は… 無表情は相変わらずだけど、少し大きく口を開けて、それでちゃんと声が出るようになっていた ) ――― Holy, holy, holy, merciful and mighty ――― [Sat 3 Jun 2006 01:42:38]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( ――― Holy, Holy, Holy ――― )』 [Sat 3 Jun 2006 01:33:11]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『 とっとと染め直さないとですね。 ( 真っ白い髪を摘んで、呟いた。 )』 [Fri 2 Jun 2006 02:37:01]
◆維言 > ……見過ぎましたかね。 ( 聖剣戦争、不死者砦。 少々、超常、人外、魔力に瘴気、様々なものに当てられ過ぎたか。 視る事に研ぎ澄ました感覚が、軋む感覚。 眇めた視線の先に見るのは、夜の闇。静まり返った聖堂の。 ―…聖なるかなの気配、神域のたゆたいは、まだ薄い。 ) ……養生しながら考えますか。 ( とりあえず、貴重な休暇は確保したのだし。 何をしようか。 聖剣絡みで知り合ったクリスティアの聖女に、手紙と一緒に送る本を買いに行こうか。 御同行願った方々の御無事な顔を確かめるのでもいい。 ――― しかし、何はともあれ。 ) [Fri 2 Jun 2006 02:36:41]
◆維言 > 無事に戻れた時点で、御の字ではありますけれど。 ( 結構洒落にならない激戦区だったと回想モード、遠い目セット。 のそのそと廊下を歩き出すと、乾いた靴音が深夜に響く。 幾許か、夜の政務に就いている人々以外は、眠りの中に在る頃。 暗がりを見通す目が、廊下の先をぼんやりと見やり―― つきん。微かに、目の奥感じる違和感に、視線を細めた。 ) [Fri 2 Jun 2006 02:28:25]
◆維言 > ( 実際には、傷そのものよりは、失血の方が問題だった訳だけれど。 確か、貧血ぶっ倒れ回数は二度だったか。何の自慢にもなりはしないけれど。 まだ貧血気味で白い―― 否。常々血色の悪いツラを、聊か渋面にて上司様は見やっていてくれましたが。 言葉少なく、了承は頂けた。 よっしゃ。ガッツポーズはマントの下で。 ) …では、一週間程、休暇頂きます。 何かの際には、常の連絡先に一報頂ければと言います。 ( 一礼残して踵を返し、礼拝堂を後にする。 ――― これで、一応事後報告は完了。 また詳しい話があるという場合には、呼び出しが掛かるだろうけれど。それまでは気楽な事だ。 ) …多少なりと、命の洗濯させて頂きませんと、干からびますよ。それこそ。 ( 閉じた扉を背にして、ぼそーり。 呟きが廊下に流れた。 ) [Fri 2 Jun 2006 02:14:58]
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