墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > MJさんが帰りました。 『 ソレじゃお休みなさいオヂサン。 ( 良い夢見ろよ? 墓場を後に。 )』 [Wed 11 Apr 2007 03:06:32]
MJ >  まッ――良いか、向こうの事情もあるのよネ。 ( あっさりとその思考を手放す。 シスターはシスターの思惑あっての事だろう。 自分はコレから仇討ちに出るなんて程には情に溢れてるワケでもない。 つまりはコレでお終い、あの少女の事以外は。 ) [Wed 11 Apr 2007 03:05:52]
MJ > ( 兎も角、少女との約束は果たせるだろう。 後は、あの少女に此の場所を伝えればお終い―――だけども ) シスターマサヨシも、なァんかスッキリしませんネ。 ご飯が胃の辺りでもたれてる感じがしますヨ。 ( 迄少女を送り届け教会の前で別れたのでシスターには逢ってないが。 妙に鋭い、と言うか此方の意図なんて余り汲んでくれない真っ直ぐなシスターの事。 事件は兎も角、抜け出した事位は直ぐに見抜くだろう。 ) [Wed 11 Apr 2007 02:59:30]
MJ > ( 遺体を漁ったが、出て来たのは薄汚れた財布代わりの革袋だとか 手入れのされていないナイフだとか。 結局――身元に繋がりそうな物は一切無し。 淫売窟のハナシが出ていたから、聞き込みでもすれば或いはだけども……。 ) 恐らくだけど家族とか居ないだろうしネェ。 ( 遺品も迷った挙げ句、遺体と共に埋めた。 死体漁りに抵抗の無い貧民窟育ちだけど今回だけはそんな気分にはなれない。 しゃがみ込んだ姿勢から立ち上がり大きく伸びを一つ。 随分と長い時間土弄りしていたので、身体の彼方此方が痛い。 ) [Wed 11 Apr 2007 02:49:19]
MJ > ( 昼間は人目に付くと、闇に紛れ死体を運び込み場所を決め土を掘り返し―――などとしていたらこんな時間。 浅く埋めると野犬に掘り返されたり、雨で遺体が出て来てしまう。 だから、死体を埋めるなら深く埋めろってのは良く連んでいた冒険者の言葉だったか。 ) 全く……、一人で格好付けるんだから。 ちゃんと、謝礼を渡してからとか勝ち逃げじゃないのサ。 ( 祈りの言葉なんて知らない。 神も信じない、だからそんなボヤキが祈りの代わり。 餞別の本。 ) [Wed 11 Apr 2007 02:32:35]
MJ > ( その上に立つ木製の小汚い十字架。 出来たばかりの名も無い男―――もとい勇敢なるロリコンさんの墓標。。 ) おぢさん。 これ、今月号の『 園○ェル 』だよ。 ( 墓前に供えるのは、一冊の本。 その筋では大人気の御本。 よゐこは買っちゃイケナイ本。 ) [Wed 11 Apr 2007 02:24:43]
お知らせ > MJさんが入室されました。 『 墓地を見下ろす小高い丘の上。 』 [Wed 11 Apr 2007 02:12:15]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(ヒット&アフェイ+蹴り。墓守が仕事で傷を追うことも、珍しくはないという話。)』 [Sun 8 Apr 2007 03:31:56]
ルーア・リシア > ( 腕はしびれて上がらない。それどころか、段々と付け根のほうまで焼け付く感じが広がってきている。逃げるか? 馬鹿な。グールをほったらかしておけば人が襲われる。 ) まだ、足は――動く。 ( 己は墓守だ。それも荒事に耐えうる、数少ない墓守だ。同時に死神でもある。ここで退く理由はない。キッと力強い目で不死者を睨みつけ、地を蹴った。短時間でけりをつける。そのために。 ) [Sun 8 Apr 2007 03:30:12]
ルーア・リシア > ( グールの両肘から先がちぎれ、ルーアの腕を握ったまま、二つに断ち割られた体だけが宙を舞う。一瞬の後、どさりと地に落ちたまま、ようやく動きを止めた。 ) ――っ!? ( まだ一匹残っている。立ち上がろうとして、両腕に力が入らなくなっているのに気付いた。じりじりと焼けるように、掴まれた部分が熱い。意識が乱れ、呼吸が荒くなっていく。実体化させた死神の大鎌も、いつの間にか形を保てず消えてしまった。腕の残骸を引き剥がしながら、ふらふらと立ち上がる。先ほど後ろ足で蹴り飛ばしたグールは、もう起き上がってこちらに向かってきていた。動きは遅いが、どうする―― ) [Sun 8 Apr 2007 03:21:13]
ルーア・リシア > ( 必死にもがき、何とかこの状態から脱しようとするが、腕を振りほどけないまま後ろから迫る足音と腐臭に余計集中をかき乱される。 ) 邪魔――を、するな! ( 片足を大きく上げて、そのまま振り子のように反動つけて後ろに蹴りこんだ。ぐちゃり、と嫌な音がして、確かな手ごたえが伝わってくる。後ろから迫るグールを蹴り倒し、今度は腕を掴んでいるグールの膝辺りを、思い切り踏み抜いた。衝撃で腐りきった片足は崩れ去り、バランスを失う。 ) ――ああぁぁっ!! ( ルーアはそのまま、体を捻ってグールと共に地面を転がる。そして仰向けに寝転ぶと、足の裏を相手の腹に当てて――思い切り蹴った。 ) [Sun 8 Apr 2007 03:08:25]
ルーア・リシア > ( 大鎌の一撃は、グールの体を二つに切り裂く――前に、刃は胸の辺りまで食い込んで止まった。着地したまま、ルーアの動きが一瞬とまる。グールは体を二つに切られながらも、両の腕で少女の腕をがっちりとつかんできたのである。 ) ――くっ、このっ! ( これは予想外だった。強い力で腕を握られ、動けない。変化の少ない表情に、僅かに焦りの色が浮かぶ。そうしている間に、少女は背後に迫るもうひとつの気配を感じていた。3体目のグールだ。――数が多い。短く舌打ちをするが、つかまれた腕を振りほどけない。 ) [Sun 8 Apr 2007 02:49:47]
ルーア・リシア > ( グールは死体ゆえ、首を切り飛ばしてもまだ動く。生きている者の急所は、彼らには当てはまらないのだ。だから狙う場所は―― ) ハッ! ( 勢いをつけて、姿勢を低く保ち、すれ違うようにグールの足をなぎ払う。腐りかけた肉と骨は、実体化させた死神の鎌によって、あっけなく斬り飛ばされた。片足を失い、バランスを崩した骸の体が、どうと倒れる。ルーア・リシアはその頭を踏み砕くように、グールを蹴って飛んだ。 ) 墓地の静寂を乱すものは、私が斬り捨てる―― ( 空中で大上段に獲物を構え、二匹目のグールの脳天に狙いを定めると、そのまま力を込めて振り下ろした。 ) [Sun 8 Apr 2007 02:39:16]
ルーア・リシア > ( 生と死、二つの断りが交わるこの場所では、死者が生者のごとく黄泉帰ったり、反対に生者が死者に足を引っ張られ、亡者となることもある。今まさに、彼らはこちらに襲い掛からんとしているのだ。幸いにしてその動きは緩慢である。ルーアはまず左のグールに狙いを定めると、勢いよく地を蹴って駆け出した。 ) [Sun 8 Apr 2007 02:30:22]
ルーア・リシア > ( 墓地とは、つまるところそういう場所。二つの存在が入り混じる場所。矛盾と、必然の場所。 ) ――そんな姿になってまで、なぜ常世をあがく、の? 死んだ者が還る場所は、あの世であってこの世ではない。 ( 黄色いツインテールの少女は、周囲を囲む亡者たちを見渡し、淡々とした声で問いかけた。右にひとつ、左にひとつ、正面にひとつ。朽ちた体を細い両足でかろうじて支えるようにして、彼らは底に立っている。ぽっかりと顔に空いた二つの空洞は常闇を称え、にごった怨念の光をともしている。ルーア・リシアはじりじりと後ろに下がりながら、身の丈サイズの大鎌を構えなおした。 ) [Sun 8 Apr 2007 02:18:58]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(生と死の境界――)』 [Sun 8 Apr 2007 02:12:42]
お知らせ > シャリネさんが帰りました。 『ありがとう、幽霊さん。( ふわり、と )』 [Sat 7 Apr 2007 05:00:04]
シャリネ > ( 凍りそうになった貴方の顔。それには、気づけなかった。けど、もしかしたらレティが引き合わせてくれた出会いだったのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。少女にはわかりえぬこと。何も知らないけれど、彼がどんな名前なのか、どういう種族なのか、知らないけれど。素敵な人だとわかったから、それでいい。笑みが浮かべば少女も微笑む。嬉しそうに、親友の墓まで駆けていき、囁くように ) [Sat 7 Apr 2007 04:59:31]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『喜んで。 (吸血鬼は、笑う)』 [Sat 7 Apr 2007 04:55:45]
ミカド > (OK.素直に騙されてくれた…! 内心でガッツポーズする男は、少女に続いて立ち上がる。外套を腕に引っ掛けて)  ―――。  (そして指差された墓を見て)  ――――。  (足を止めそうになった。顔が凍りそうになった。  ああ、何たる偶然か。 今日の、この出会いは――君の手引きだったのかい?クレストラ君。)   ………。 (   ――最後の最後。 彼女の手紙を受け取り、同族の手引きをした吸血鬼は、哂った    心の中で。   舞台の幕間に、ひょコリと顔を出す道化師の如く。)      ……。  (インバネスを夜風に翻して羽織る。 頭の上に、トップハットをのせて、帽子のツバを下げた。  ――雲の多い夜だ。 帽子を目深に被れば、影が、男の顔を隠してしまうことだろう)    …。  (白い面に、赤い唇が歪んで「笑み」を作る。   今宵は本当に楽しめた。 だから、最後までお付き合いしましょう  Charine Eleria―――  ?) [Sat 7 Apr 2007 04:55:04]
シャリネ >  ――― ほんと? よかった。 ( 「思い残しが減りそう」そう言われれば、心底嬉しそうにほっと安堵の息吐いて、ふわり、嬉しそうに微笑み深めた。 「透けて見えるだろう??」 ) うわぁ、うん、少し?あれ?どうなんだろう。 ( きょとん、としつつも演技にはまんまと だ ま さ れ る 。  ) ……ええ、楽しみます。――― よかった。少しでも、何かお手伝いができたなら――― ( 「少しだけ安らかになれそう」それにはふわり、ふわり、淡く微笑む姿。 ) え?あ―――忘れてた。 ( ごめんね、といわんばかりの視線が花束へ。俯き加減に淡く、淋しそうに微笑む姿。さわやかスマイルには、顔上げて、やんわり微笑んで。子犬をバスケットに入れる。 ) ――― これ。 ( そっと、花束を貴方に見せるように、手に持った。 ) 親友にお墓参りをしようと思って。 ―――あそこ、かな。 ( 指差されたのは、恐らく知っているのではないだろうか。「レティシア・フォノ・クレストラ」のお墓。そっと立ち上がり、白を翻す。子犬を見下ろして。「ねんねしてていいよ?」とくすり。微笑みながら。振り返る ) お付き合い、願えますか?レティもきっと喜びます。  [Sat 7 Apr 2007 04:47:05]
ミカド > (悩みに悩んだ結果)  ――――…。   君のおかげで、少しだけ恋愛に対する「思い残し」が減りそうだよ!!! (この辺、透けて見えるだろう?と、左手をひらひら揺らして、デタラメぶっこいた。  ええ、  幽 霊 演 技 続 け ま す 。) 君も僕のようにナラないように、精一杯今を楽しむといい。 うん。 ――とは言え、成仏する気はこれっぽっちもないんだけどね! さてさて。今宵は少しだけ安らかになれそうだ。 …と。 そう言えば――君、元々は此処に何しにきたんだい? もし宜しければ、お付き合いするよ。 何。墓場が住まいだからね!案内ならば得意中の得意さ!(親指をぎゅ!っと付きたて、爽やかスマイル★) [Sat 7 Apr 2007 04:41:18]
シャリネ > ( 外気で冷えていたとしても、精気がなかったとしても。まさか、ま さ か 吸血鬼だなんて思ってもいない。「ユーレイ」だと思ってる。まじめに。なので不思議に思わない不思議。 )  ( 「ご愁傷様」には、苦笑するけどその後の貴方の語りに思わずくすくす、と小さく肩揺らした。 ) 山あり谷あり、かぁ……―――逢引、って ( 思わず、ちょっと恥ずかしそうに頬赤らめ。 ) うん、時間が解決してくれるっていうのは、なんとなくわかるんですけど――― ( 「しあわせにおなりなさい」 ) ( 思わずその単語に、瞳瞬いて、頭なでられようとしようが固まっていた。貴方の間の間。 ) なれたらいいな…… ( と、はにかむような微笑に俯き加減、そっと呟くも束の間。不思議そうにその間に首傾げ、きょとんとした。なんで、とまってるんだろう、と。ぱしぱし。シンクロしたように、此方も瞳、ぱしぱし。犬が飛びつけようが気づかなかったんです。だってあんまりにも最初のインパクトが強すぎて!! ) ( 「なるほど」 )……え。なるほど? ( 「そういうことか」 ) え? ( きょとん、としっぱなし。真剣になった彼をきょとんと見つめるまま、少女は斜めに首小さく傾げた。 ) どうかしました………??幽霊さん。 ( ?マーク全開。そして相変わらず、「幽霊」だと思ってる。 子犬も彼を見上げてじぃぃっと見つめては、きょとんと首を傾げた。問いかける表情も声色も不思議そうに。 ) [Sat 7 Apr 2007 04:35:28]
ミカド > (頬に触れようとする掌を、避けるようなことはしない。 寧ろ、女性から触れられるのは好きだ。 ――娘にならもっと好きだ。 友人君なら、天にものぼる。 吸血鬼のくせにね! 頬は外気で冷えたのか、はたまた精気が無い故に冷たいのか――どちらに受け取るかは貴方次第。 ) なるほど―― では、全て本当の話なのだね? いやぁ……(こっくりと首を傾げ) なんというか。「 ご愁傷様」と言う言葉は、とっても失礼だけど、その言葉しか浮かんでこないね。 何。でも―― ほら。 人生山あり谷ありッて言うじゃないか。 悪い事が起こった次には、良い事が起こるというのが、この世の慣わしなんだよ。 …最近、其れを僕も実感していてね。 まぁ――悪い事ばかりが起きる…なんてことは、絶対無いから安心したまへ。現にこうして、今日は僕のように美しい男の隣で、逢引できているわけだしね!(最上級の幸せだろう!とでも言うような笑顔を向ける)  ”君ら”には「時間」という強い味方が居る。 全ては時間に任せて、しあわせにおなりなさい。 (頬を撫でられたお返しに、頭を撫でんと――)        (「幽霊さん」)            (頭を撫でようとした掌が止まる)      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。    (しぱしぱ瞬く石榴の双眸)  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ふむ。   なるほど。 そう云うことか――――。  (この娘、物凄い勘違いをしているらしい。 犬が飛びついて、そのまま張り付いてるあたりとかで気がついてなかったらしい。  正体をばらそうか、ばらすまいか。 ――これは、とっても、とっても美味しい状況だ。 今、このネタを捥ぐべきではないかもしれない。もっと熟れるまで、育つまで、収穫するのを待つべきか――!!!!  不意に真剣な面を見せた男は、裏側でこんなことを真剣に考えています)  [Sat 7 Apr 2007 04:25:11]
シャリネ > 泣かせてくれる人がいたから、今こうしてお話できているんだと思います。貴方にお話できたのも、そのおかげ。 ( 問い、ふと、思い出すように。付け足される言の葉はやんわり紡がれ。微笑み深め、石榴の色を空が見つめ。 ) [Sat 7 Apr 2007 04:13:56]
シャリネ > ( 視える事のない花。彼が見ているものは、少女には見えないけれど、やんわり見遣れば「何かを視ている」のは感じた。が、深いところまではわかれない。そしてきっと、少女はまだ「絶望」も知らない。吸血鬼が人を同属にするときの悩みは、どうしても、亜人だからわかれないけれど―――それでも、恐怖というものを考えて、娘を同属にしないのは、やはり優しいのだろう。とても。 )  ――― 全部、ほんとですよ。嘘の話なんて、聞きたくないでしょうし……お話作るの、苦手なんです。 ( 淡く微笑んだ。「傭兵」にはくすくす、笑って首を振った。 )   ――― だって、あんまりにも、聞きたいって言う顔をしていたから――― 今の私にできることはこれくらいなのかなって思ったんです。 ( ふわり、微笑む姿相変わらず。でも、少し、思い出せば寂しいものだった。 ) ……月が綺麗な……去年の十六夜の出来事でした。 ( そう、さらり。肩竦めた彼が「楽しめた」といえば、微笑み深め ) よかった。此方こそ。 ( ふわり、そっと、貴方の頬に軽く、手が触れようと。やんわりとだから、避けようと思えば避けられるだろう ) ――― ねえ、幽霊さん ( 冷たくても驚かないだろう。だって死んでいる幽霊さんだと思っているから。声かける音、そっと響いた。 ) 今度、私に見えなくなっていても……歌、聴きに来てくれたら、嬉しいです。 ( ふわり。微笑んで、やんわり首斜めに。するり。その手が貴方の頬に触れているなら、少女の膝元に降りるだろう。 ) [Sat 7 Apr 2007 04:11:21]
ミカド > (途中で相槌を打つのも止めて、最後の方は、ただ黙って聞いていた。  空に飛ばした双眸が懐かしい話を聞くかのように細められる。 視界には赤い桜が揺れていた。  ――「ずっと一緒にいたかった」 吸血鬼と人が「共に」と願うなら、「その」方法は、とっても簡単だ。悩むことも無いし、罪悪感もないだろう。  ―― その後に訪れる絶望を知らぬまま。  )( 過去に似たような話を何度も聞いた。その話の結末の殆どがバットエンドで彩られている。自分が聞かされた限りでは、だが。  ……同属にされた人間は、大抵「絶望」するのだ。 血を啜り、陽を嫌い、十字架を恐れ、聖水で身を焼かれる”恐怖”に。  其れを「親」から教えてもらっているからこそ、この男は娘を「同属」にはしない。 最初こそ「戯れ」だった頃は――考えていたことが無いとは言わないけれど? ) ………。 ( なるほど。    それでも。 なんとなく理解できたように思う。 悪魔の友人の感情を。 ふ、と一つ吐息を零して) なかなか如何して―――びっくりしたよ。作り話じゃないよね?  そのうえ、恋話じゃないところで、親友まで死んでるッて――君、そんな見掛けしているけど、本当は傭兵かなにかじゃあるまいね?(傭兵ならば、人死にモ当たり前だろうと思っての言葉) ……全て事実だとしたら――。   ……話の内容はともかくだ。君、お人よしだね。 断ればいいのに。――それとも、かなり昔の話だったのかな?ざっくり割り切ってるから話せたのかな? (誰かに話すには重い話だと思ったから) ―――― だけど、「楽しめた」ね。 第三者の感想としては…だけど。  (肩を竦めて)   んんー。十分さ。ありがとう。 [Sat 7 Apr 2007 03:58:24]
シャリネ > ―― さよなら、しました。( 間 )  友達のこととは関係なく。 ……奴隷で、吸血鬼で、しかも、逃亡奴隷で…… そんな彼女を「友達だ」といって助けた彼に、私は必要ない。何より……私はやっていけなかった。罪悪感と背徳感でいっぱいになる。私はそんなに強くないし、仕事だってできる。彼女よりはずっと、(社会的に)「一人で生きていける」 だから――― 離れました。 ( そんな言葉も穏やかに、淡々と詩読むように告げられて、最後は微笑んだ。ふわり。ふわり。 ) そんな、お話でしたとさ。 ( お し ま い。と、子どもの紙芝居終えるように、囁いた。 )  なんて、お話です。 ( 茶化すように付け加えて、子犬なでながら ) こんなお話で、よかった、ですか? ( 「楽しんでいただけました?」と。ちょっと心配そうにやんわり問う ) [Sat 7 Apr 2007 03:28:07]
シャリネ > そう!それです。優柔不断。 ( 否定しなかったよ。ふわり、微笑んで。 ) 優しかったから、彼。 ――― そうですよ。 ( 子犬なでながら。彼が吸血鬼だなんて、まさか思わない。表情曇ってまずかったかなと思いつつも、明るく済ませようと内心思いつつ。それでも嘘をつく気にはならなかった。「殺そうと思ったのかな」 やんわり、首を振った ) ――― 違うと思います。きっと、ずっと一緒にいたかったんだろうなぁ。彼は短命で、彼女は長命。だからだと思います。 ――― え?私?……そんな恋ができたらいいんですけどね。どうにも親友は死んじゃうは、なんだかんだで、うまくいかないみたいです。 ( 厄年かしらといわんばかり。くすくす、と微苦笑浮かべながら。真剣に頷く様に、やんわり、頷いて。 ) ……ええ。そのときはとっても怒ってて恐かったけど、本当はものすごく一途で優しい子なんです。 ( 拉致をしてしまうほど。純粋というか、なんというか。 人とは、一つになりたいと願い、なりきれない、そんな生き物かもしれない。話のつながりが別のところでできた彼の胸中も知らず。「ハッピーエンド」 ) ――― 。 ( くすり。穏やかに笑った。 ) ……友達は、死にたいって言いました。……ショックだった。彼は悩むばかりで何も。どうすることもできなかったのかな……。だから ( ほ、と。息を吐いて。子犬の頭、なでる手を止め )  [Sat 7 Apr 2007 03:26:57]
ミカド > (人としての生を終えた鬼は、無限に続く時間の潰し方に困っている。 だから、興味があることには、心が向くまま素直に従う。 外見に似合わず、幼い子供のようにコクコク頷き) それからそれから?(曖昧)…なんだ、なかなかどうして――所謂アレダネ?「優柔不断」君ってやつかな? (にこ!)(「助けにいった」) …… なかなかにドラマティックだね。それから?既に死んでたと              か      …。 (VH) …君の恋人を攫ったやつは吸血鬼だったのかい?(素直に目を丸くする。―― 吸血鬼に縁の在る少女と会えようとは。 …まぁ、少女も、目の前に居る自分が吸血鬼だなんて思うまい。) ―――――。 (吸血。僅かに男の表情が曇る) ――― なるほど。 殺そうと思ったのかな。或いは――吸い殺して仲間にしようとしたとかかな?うぅん。――随分と過激な「三角関係」だね? 吸血鬼の彼女も、恋人の居る相手を奪うなんて。 君の恋愛話だから、さぞやふわふわテラウフフな乙女チックラブストーリーが聞けると思っていたのに。 (ふーふーふーなんて、茶化す貴方をみて、真剣に頷いて)……… それでも、話し合うことは出来たんだね。 ……。  ……。 (――吸血鬼が仔を作ろうとした? 或いは…吸い殺して一つになろうとした? …それは、友人の悪魔の行動によく似ていた。 …そして、悪魔の従者たる奴隷の考え方にも。 意外なところで繋がるものだと、男は同じように空へ視線をふらつかせて) ………む。またもや意地の悪いところで切るね。   …僕としてはハッピーエンドを望みたいね。 [Sat 7 Apr 2007 03:15:14]
シャリネ > ( 流されるまま、彼の話は今度聞いてみたいな、と思いつつ。外套敷いてくれれば驚いたように瞳瞬かせた。それからふわり、微笑んで。―――ありがとう。紳士なんですね。と、礼言えば、腰を下ろす。 ) ――― あ、えと……そう、それです。曖昧だったみたいなんですよね。詳しいことはわからないんですけど…… その友人はちょっとした、まあ、なんていうか……犯罪者というか。 ( ぽつりぽつり話をしつつ、興味津々な彼の様子にくすり、微苦笑さえ浮かべ )  ――― あ、え。……えと。 ( 「意地悪」といわれてしまっては、そして促されてしまっては、素直に話そう、と、思いながら。 ) ……助けに行きました。うーん、最初はどうしようか悩んだんです。自警団に行く、とか、VHに行く、とか……でも、友達だったから。できなかった。 ( 内緒だよ?と言いたげに、口元に人差し指当てて、やんわり首傾げる。見知らぬ人だ。彼を未だまじめに「幽霊」だと思っている少女は語る ) 結果、どうしてこうなったのか話し合おうと思って、護衛を頼んで内密に、拉致された場所を調べて向かったんです。 ―――そして。 ………会うことができました。血を抜かれかけた彼と…… 恐い、怒った彼女が…… ! ( ちょっと脅かすように、まじめに話すのもなんだと思い、興味津々に聞いてくれる彼をおどかすように、ふーふーふー。とにゃり、笑ってやってみる。が、くすっ、と笑って。 )  まあ、話し合いは平行線で、私とは会いたくない!の、一点張りだったんですけどね。そりゃそうかなって。 ( てへへ、と肩竦めてちゃっかり微笑んだ。昔のことは、もう引きずっていないから。ほんの、昔話のように。ちりばめる宝石のような星空見上げるように、視線が静かに上に。 ) その続き、どうなったでしょう? ( まるで子どもに紙芝居聞かせるかのごとく、いたずらにふわり、微笑むまま。 尋ねてみる。 ) [Sat 7 Apr 2007 02:54:28]
ミカド > (顔から犬が剥がされるまで、そのままだ。 もごもご何か言ってるが、犬の毛玉に邪魔されて聞こえないだろう。) (べりりー)  良いとも?僕と、僕の思い人の心温まるエピソード満載でお聞かせしよう?どうやって拳が顎にヒットするのか、とかね!(←?)――まぁ、今はともかく、君の話だ。さささ。 遠慮なく話すといい。この僕が聞いているうちにね! ( 自分の外套を隣に敷いて、その上に貴方を座らせようとしながら)   ふむふむ。 (「好きになった人が〜」) ……それからそれから? (「昔恋愛関係が〜」)……三角関係!!!昔の関係の精算が終わっていなかったという奴かな? いやいや、何々。それからそれから?(「拉致」)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 (思わず身を乗り出す。 紙芝居の続きを待つ子供のような面で、だ。) (「だめだな」)ちょ……! いやいyらいyらいyらいyらいyら 寧ろ其処で止めるのは、意地悪だと思うね! 確かにちょっぴり、僕の悩み事もやもや解決には繋がらないかもしれないが、其れは其れで興味深いしね!それで?拉致されて? [Sat 7 Apr 2007 02:41:58]
シャリネ > ってあれ……こんな暗い話しても、だめだな。うーん。 ( 小さく我に返り唸ってから。 ) ……そのときの、るんるんな気持ちとか、話したほうがいいんですか? ( 真剣に考えた末、きょとんと首をかしげて問うた。 ) [Sat 7 Apr 2007 02:15:54]
シャリネ > ( なんだか、かわいらしく笑う人だ。「八割方は両思いな片思い」 ) ――― 友達以上恋人未満? ( ぽつり、呟きつつ。ツン……デレ。ツンが強いのか。うんうん、と思いながら「ほぉほぉ」とこくこく、まじめに聞きつつ――― 却下。 ) え。却下って……じゃあ、今度お聞きしても? ( 今度会うのかわからないけれど、思わず微笑ましくてふわり、微笑んでやんわり尋ねる。両手広げた貴方に子犬が飛び掛ったのを見れば、申し訳なさそうに「ごめんなさい」と、苦笑浮かべ、ちょっと慌てた。 ) こら、シフォン、だめでしょう?――― あ、ありがとうございます。 ( 顔面に仲良しこよししている素敵貴族様。墓場の友人たちは見えないけれど、隣叩かれたところにやんわり腰下ろさんと。 ) ――― ヴェイトスに来て、ちょっとしたときの、お話です。 ( 少し、静かな微笑。ふわり浮かべれば彼を見遣る。空色は色の白さに見とれるように一瞬固まったが、そのまま、視線を前へ向けた。シフォン、おいで。と、促しながら、子犬を胸へ呼び戻そうと。 )  ――― 大した話じゃないんです。 好きになった人が、私を好きになってくれて、でも。その人がたまたま出先で友達になった人と、昔恋愛関係があって――― ( 「逃亡奴隷で」そのことばを飲み込んで、から ) それがわかった時は、その恋人が拉致されたときでした。 ( 明らかに素っ頓狂な話だろう。驚かれても申し訳ないと思ったが、なんだか遠慮なく話せと言われているのに、まともに話さないのも悪い気がして正直に話した。もちろん、まずい部分は伏せて。……伏せ切れているのかどうか危ういけど! ) [Sat 7 Apr 2007 02:12:20]
ミカド > (困っている貴方の様子をみても、貴族は引かぬ!!退かぬ!!!――にこにこにこにこ笑顔の脅迫を続ける。 ) まぁ、片思いと言っても八割方は両思いな片思いと言うか――? 何せ僕の恋する相手はツンデレ……(間) 訂正しよう。 ツンデレさんなんで、いまいち汲み取れない部分があるんだよね! まぁ、時間はたっぷりあるのだから、じわじわと周りから攻めるが如く、距離を縮めていければとは常々思っているよ。――って、僕のほうが先にストロベリッてしまったじゃないか。 なんだい?僕の惚気話は108まであるよ?――聞きたいというなら、このまま108全てを語るけど――それじゃぁ、僕のもやもやは解消されないんで、”今日は”却下だ。 ――― ささ。遠慮する事無くといっただろう。傍に来て、つらつらつらつら語るといい。 合いの手の準備は既に出来ているからね! (得意げに両手を広げた所で)   わっぷ!!   (黙れこの野郎と犬が言ったか、言わないかは知らないが――飛びつかれて顔に毛玉がダイレクトアタックだ。 張り付かせたまま)  ―――。  (まぁ、座れと。自分の隣を、パフパフ叩く。   墓場の友人達を追い払いながら。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:59:18]
シャリネ > ( それよりも子犬は貴方に飛びつくように駆け出すだろう。恐らく「悪い人じゃない」判定をしたらしい。ひょこっと貴方にじゃれるように飛び掛ろうと。 ) あ、シフォン……! ――― ( 手で制そうとするが結局ごめんなさい、と小さく謝ることになるんだろう。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:52:27]
シャリネ > そっか。妖精よりも、紳士様かな……。 ( 呟きつつ。こ、このヒトのマシンガントーク凄い。凄い。それに圧倒されたように少女は震えから最早感心の域に達したらしく、瞳くるくる瞬いた。とりあえず聞く。なんでそわそわ落ち着かないんだろう。と、この紳士様が「ネクロマンサー」だなんて知らぬ故。お墓守りじゃないんですね――― と、小さく呟きつつ。間が空けば此方も黙ったまま。きょとんとして。「片思い中」しかも、大絶賛ときた。  ) そ、そ、そうなんですか………。 ( 指突きつけられれば成程、とこく、こく、こくり。頷いて。 ) ラズベリストロベリッタ……?? ( 名前??と最初思ったが、違うらしい。「恋愛話」を、話せばいいのか。と、戸惑う様子。通訳は通じた模様です。 ) あ、え、と……… ( 明るく笑われればちょっと困ったように。口元に指がいく。俯き加減に視線は泳いで。―――そして困ったように貴方を見た。 ) ……えと。 ( 間 ) ……… ( 超恥ずかしそうに俯いた! ) ―――っ、えーっと……… ( 困ったように、悩ましげ。 ) ………昔の話で、よければ。 ( いいですか?と、きょとんと、首傾げ。貴方の元へ、子犬と足を進める。 ) そちらに行っても、いいですか? ( やんわり問いかければ、返事を待とう。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:47:34]
ミカド > んんんんん。「妖精」――妖精か。確かに、妖精の中には、美しい容姿を持つ者がいると聞くが、僕の美しさは、森の妖精エコーが恋したナルキッソスの方かな。――よって、妖精説は、ハズレだ。  僕のような男が墓守をしていたら、お父さんもお母さんもおねえちゃんもおじいちゃんも幽霊もゾンビも、僕を見てそわそわ落ち着かないので、墓守もハズレ―――。(「失恋」)(間が空く)    大絶賛 片 思 い 中 なので、其れも はずれ だっ   !(最後に力が入った)(幽鬼の様に白い面した、朱鷺乃都人らしき男は、相手のビビリップりを気にする事無く――寧ろ、気がついちゃいねぇ――くらいの勢いで、再び指を突きつけ)  僕の正体は、君のラズベリった話の後に語ろうじゃないか。 ささ、邪魔だなんて思わないので、遠慮なくズバンとルララ赤裸々にラズベリストロベリッた恋愛話を語りたまへ。 それらを聞けば、このもやもやの欠片が、少しくらいは楽になるかもしれないからね! (にこ!)(通訳:俺がすっきりする為に、恋愛話聞かせろ) (漂う甘い薫りは、彼女のものらしい。 浮かび上がるような白い姿を、真っ直ぐに眺める吸血鬼は、場違いなほどに明るく笑う) [Sat 7 Apr 2007 01:35:58]
> あ…… ( ぽつり、呟いた。瞳瞬かせ ) 恋愛話が好きな妖精さんですか?! そうなんですか?それともお墓守りさんですか?? ( もうあるがままの疑問をぶつける。動揺したように肩だけが震え。悪びれなく、きょとん、と尋ねる様は純粋に問いかけるもの ) [Sat 7 Apr 2007 01:22:12]
> ( な、なんだろう。「泣くだけじゃすまない」「彼女はか弱い」――― 何の話だろう!! 何も見えない木、そして延々と喋り続ける貴族のような男性。――― 一体何の恨みで死んだんだろうか。成仏できてないのかな?!※考えすぎてた。 ) ( そろり、そろり。……逃げるが勝ちだ。だって、私、私―――成仏とかできないもの!と、真剣に考える泣きそうな少女はビビりながらそろり、そろーり。 ) ――――っ! ( み つ か っ た ! ! ) ( びっくーっと肩震わせ、恐る恐る振り返る。思わず子犬もびくっとした。子犬足元にそっと下ろせば―――ランタン恐る恐る、そちらへ。 ) ご、ごめんなさいっ!!あ、あの、お邪魔して……えと―――  ( 思わず謝った。なんか見ちゃいけなかった気がして。咄嗟に謝ったはいいものの、おどおどして。 )  ……こ、こんばん、わ?? ( 震える声色。少し様子窺うように。 ) あ、あの。恋愛話??え、えと…… ( 考えこむように指の甲口元に。困った表情。 )   ――― 失恋でも、されたのです、か……? ( やんわり貴方見れば、恐る恐る尋ね、それでも。きょとん、と首を傾げる。戸惑っている模様。さく、り。小さな一歩、少しだけ。貴方のほうへ、足進め。長い白がひらり、甘い香と揺れて漂う。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:18:24]
ミカド > (――枯れ木に背を預けて、曇り空の夜空を見上げて、ぶつぶつぶつぶつ言ってるように見える筈だ。多分。 男からしてみれば、そこには、墓場の友人(幽霊DEATHがなにか)と、赤い桜があるわけだが――普通の人には見えない。 )(赤い花弁を掬うために差し出した掌を、緩く握って) ―――例えば。   (石榴の双眸が揺れた)僕の娘を、僕が壊すとする。 僕はきっと、「泣く」だけじゃすまない。 ただでさえ――彼女はか弱いのに。僕と比べて儚いのに。 それをわざわざ壊すなんて。  恐ろしい。 悲しいじゃない、「恐ろしい」だ。 (掌の中に握った赤い花弁を解き放つ。――蛍のように空へ舞うように――見えるわけだが、当然普通の人にはみえn(略)) 例えば―― 僕の友人の頸を飛ばしたとしよう。僕は自分の胸を、非力な腕で貫くね。   どれもこれも、考えたくもないことだ。 考えるだけで泣きたくなるよ――?  なのに――あの男ときたら。 ( 理解できない。 理屈は理解した。だけど、感情が悪魔の行動の全てを否定する) ―――。 (其れも一つの「形」なんだろうとは、思う。 思うが――) ………………………。(眉間の間に皺が寄る。 ) ――――という事で。 (感覚9  フ ル ス ロ ッ ト ル)  其処で犬毛玉と一緒にこそこそしているそこの君は、隠れる事無く!!! 臆する事無く!!! 君の恋愛話を聞かせた間へ!!!(夜に生きる鬼から見れば、丸見えだったらしいよ。指までさした) [Sat 7 Apr 2007 01:08:17]
> ( その声、言葉聞き、少女は首傾げて控えめにランタンを持ち上げる。手には花束。オレンジの百合。白の衣に淡い桃のショール姿。甘いバニラの香ふわり、と。空色がきょとんと首を傾げ ) ―――? ( 見ちゃった。けど、なんか喋ってる。聞いてしまったはいいものの、なんか、真剣な話なのか、それとも独り言なのかわからないので見守ることにした。そぉーーっと、ばれないうちに引き返そうと衣翻す。子犬抱くまま、そろり、そろりと逃げるように。きっと幽霊でも見ちゃったんだ………!そんな、怯える様子で。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:53:04]
お知らせ > さんが入室されました。 『 唯一の桜?』 [Sat 7 Apr 2007 00:48:20]
ミカド > [唯一』 良い言葉だと思うよ。 僕は好きだ。 「たったひとつ」「かけがえのないもの」―― 僕は、[唯一]は守らなければならないと思っている。失いたくないとも思うね。 この世界に一つきり なんて。代えもないしさ。  ( 墓場の友人が、死霊術士の言葉を聞いてか、或いは――最近賑やかな墓場の雰囲気に騒いでか――…ざわざわとノイズを発しているように見えた。 それらを見回して) まぁ、僕の美しさは、間違いなく「唯一」であり「地上最高」(ここで、ふぁっさー髪の毛を背中へ跳ね上げ) なのは間違いないのはともかくとしてだね――     その唯一を、自分の手で壊すことを納得する   というのは、どういう気持ちなんだろう。 [Sat 7 Apr 2007 00:47:44]
ミカド > (――既に赤い桜は、死霊術士の目にも見えなくなってきていた。 今年はもう終わりと言うことなのだろう。 ) ――早いな。 どうせなら、夏まで咲き続けると面白いのに。 (コツン、と乾いた幹を拳で叩く。 扉でもノックするように 。 勿論返事は聞こえない。 この樹は、此処に在るだけ の物なのだから) ―― 後は川辺の「本物の桜」を見るしかなくなってしまうね。 いや、あれはあれで綺麗で好きだよ? だけどね。何処でも見れる桜と、此処でしか見れない桜なら、僕は断然後者を取る。  「唯一の桜」 なんて、僕にもぴったりじゃないか。 [Sat 7 Apr 2007 00:27:50]
ミカド > (墓地を見渡せる、少しばかり小高い丘の上。 ――十字架林を見下ろす枯れ木に背を預けて、 くらり、のらり と、石榴色の双眸を空へ飛ばす男が一人。 黒い外套に、白い手袋――胡坐をかいた膝の上には、シルクハットが鎮座している。  墓参客のようにも見えるが――ココに座り込んだっきり動かないのをみれば、そうではないと判るだろう。  …「みていれば」だが。 墓場に座り込む男を、好き好んで観察しようと思う輩が居るかどうかは謎である) [Sat 7 Apr 2007 00:15:14]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(今宵も――)』 [Sat 7 Apr 2007 00:06:34]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(分かっているから、そうしているのだろう。ただ、受け入れる心がないだけで――)』 [Wed 4 Apr 2007 21:45:09]
ルーア・リシア > ( 事実、ルーア・リシアはこれまでにも、何人か生前教徒だった者たちを門へ導いてきた。彼らはみな、死してなおすがすがしく、死出の門の先にこそ神の国はあるのだと信じてやまなかった。死んだ事を、心底悔いては居なかった。今、この場で無意味に時の流れに置き去りにされた彼らと違うものは、なんなのだろうか―― ) そうしていても、神様は迎えにはきてくれない。待っているだけで手を差し伸べてくれるものなどいない――わかっている、はずでしょう? [Wed 4 Apr 2007 21:44:10]
ルーア・リシア > なんで、だろう――パプテス教徒だって熱心な信仰を持つものは、死出の門の向こうに神の国を見るという――そんな話も、聞くのに。 ( 今夜の説得も、効果はなし。彼らの多くは自らの死さえ受け入れず、ひたすらに神の国への扉が開かれるのを待っている。それがなぜなのか、ルーア・リシアにはわからない。同じ神を信仰し、同じ行く先を描いてきたはずなのに、死んだとたん、先へ進むものと留まるものに分かれてしまう。 ) [Wed 4 Apr 2007 21:40:39]
ルーア・リシア > ( 死は全てのものに等しくやってくる。遅いか早いかを除けば、あとは場所や方法が多少異なるだけ。けれども人というものは、その知恵ゆえに、悩み、迷い、救いを求める。――神の国、と彼らが口々にいう光の道は、死後自然と開かれるものだと思っているようだ。 ) 死出の門で、判決をうけなさい。私は扉の向こう側を知らない、けれど――神の国というのは、多分その向こう側、に、ある―― ( 風が吹いて、前髪をなで上げる。春先にしては、やけに冷たい強い風。生前の信仰心の度合いによっても、死後に取る行動が変わってくるのだと、なんとなく理解できたのは最近。 ) [Wed 4 Apr 2007 21:37:55]
ルーア・リシア > ( 少女が声を投げかけても、そこに無数に浮かぶ魂たちは答えない。ある者はぼ〜っと虚空を見上げていたり、ある者はうずくまってブツブツと何かつぶやいていたり。 ) あなたたちは信じてきた、のでしょう? 神を――死後行くべき道を。ならばいかなくては――いけない。ここに留まっていても、意味はない。 ( ぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。青白い影たちに向けて。最近始まった事ではないのだ。ずっと、ずっと前から――ルーア・リシアがここに赴任してくる前から、ずっと。聞く耳持たぬとわかってはいても、そこは仕事だから、なんとか彼らには死出の門にいってもらいたい。 ) [Wed 4 Apr 2007 21:32:34]
ルーア・リシア > ( この辺りの区域には、ホワイティア――とりわけパプテスを信仰していた者の墓が立ち並んでいる。白い十字の群れの中に、黄色い髪の少女は一人、たたずんでいた。 ) ――なぜ、あなたたちは動こうとしない? 死は終わりであって消滅ではない。始まりであって行き止まりではないという、のに―― ( 辺りを見渡しながら、そっと言葉を紡ぐ。表情は淡々としたもので、感情の色は薄い。 ) [Wed 4 Apr 2007 21:27:09]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(地面に突き刺さった十字架の墓標たち)』 [Wed 4 Apr 2007 21:23:05]
お知らせ > ジルさんが退室されました。 『(聞かれたことには全てを答えた。日常も――終末も。)』 [Wed 4 Apr 2007 05:13:12]
ジル > ( 粗末な墓の前に花を置いた。 風が吹いて綺麗な金髪は揺れる。 )   死者は語らぬよ。 ―――だが、それでいいのだ。 ( ジルドレ・シュナイド・アルベル・フォーレント・ヴァイアス・カッツェ―――ルー=Eズェピアは祈りを捧げる。 来世というものがもしあるのなら、全てを捧げた彼女に幸あらんことを願って。 ) [Wed 4 Apr 2007 05:12:29]
お知らせ > ミカドさんが退室されました。 『(鬼は墓標と悪魔を残して墓地を去った)』 [Wed 4 Apr 2007 05:06:49]
ミカド > なぁに。下心あっての誘いだ。だから、遠慮なく、無防備かつ、大胆に僕の誘いに乗るといい。(下心ありと申した) ――酒を呑んだ分だけ、僕に君の話をしてもらう。  そのアイシーとやらの話や、ラフィス?ルフシュ? それらの話も。  (IF は 後悔と同じ。 全てが終わってから提示される選択肢だ。 ”もしかしたら”を考えている時には、既に全てが終わっている。 ――ただ、願うなら)  ――― 。 (悪魔の手――添えられた掌 その指先を軽く握って、口付けの真似をして)  ――― 先に墓地を出て、馬車を捕まえておく。 ――願いを叶えられた奴隷と、思う存分話すと良い。   待っていてさしあげる。 (――願うなら 次は「寂しい」が無い選択肢を、この悪魔が選ぶ事を祈ろう。 ) [Wed 4 Apr 2007 05:06:08]
ジル > ( 鮮やかな紅い花はそこには存在しない。 悪魔の瞳にはその残滓すら残さず消え果てた。 ) ―――だが、これはこれで。 ( 悪くない。 ) 主なんてものはな、ただの都合のいい奉仕者だ。 真似をするような羽目にならずにいて損は無いぞ。 ( だから、お話はもう続かない。 自らの手で舞台の幕を降ろしてしまったから。 ) ―――――……… ( 以前と同じく再びの誘い。 )( 零れたのは楽しそうな溜め息。 ) まったく、ラフィスといいルフシュといいサイオンジといい、私の周りには随分とまあ人の好い者達が揃ったものだ。 ( 無論、あの少女も。 ) 魔界の片隅を治める悪魔はお言葉に甘えて酒宴の歓待を受けるとしよう。 ただし、花を墓前に供えてからな。 ( 差し伸べられた手を取り、もう片方の手に持っていた可憐な花を示した。 )   ( ―――もしも、もしもこの悪魔が吸血鬼の家を思い出していて、そして無理矢理に押し掛けていたのなら結末は違ったのかもしれなかったけど―――そうはならなかった(・・・・・・・・)。 IF≠語るのは意味の無い話。 ) [Wed 4 Apr 2007 04:56:22]
ミカド > (鬼の掌が、一度幹を撫でて離れる。 其処には枯れ枝を空に伸ばす桜の老木があるだけだ) ―― 其れが君の考え方ならば、僕には真似できないけれど――納得はしたよ。 (随分不器用な領主様もいたものだとは――心のうち。 だが、これも一つの形であることは認めよう。 「自分の全て」を捧げた奴隷と、悪魔の話し。)  ――――では、君の友人として――…すこしだけ。 君の「寂しい」は、聞いていて余り心地良いものじゃぁない。 だから、小さな島国の貴族として申し上げる。 ……君に出来ることはなんだろう? 友人として、君の寂しいを少しだけ、僕が貰ってあげよう。 (その気持ちは、痛いほど理解できるから。 ジルドレと呼ばれる人――のような悪魔へ手を差し伸べる) ――果実酒が残ってるんだ。 僕一人じゃ飲みきれん。 [Wed 4 Apr 2007 04:38:14]
ジル > 簡単な理由だ。 それはとても簡単な理由。 ( あまりにももっともな疑問を鬼は悪魔に改めて問い掛けてくる。 ) 私はな、ただ私に仕えてくれる者達の願いを叶えるために存在する。 民のために存在しない領主に何の価値がある? アレは身も心も命すらも私に捧げたいと願った=@ならばそれを叶えるのは主たる私の務めだ。 ( その言葉は余人には理解し難いのだろう。 たった一つを消し去っても、二度と会えなくなっても、相手がそれを願ったのならこの悪魔は全力で叶えようとする。 ) さて、な。 あれが愛情だというのなら、随分と歪んでいるようにも思える。 そしてあのような気持ちには二度と陥ることは無いのだろう。 ( マゾヒストか。 辛辣だな。 そしてそれをはっきりと否定できない。 ) ( 紅い世界は幹に触れるとともに終わりを告げた。 舞台から降りるような道化師の礼。 )  一炊の夢、堪能させてもらった。 実に、よい夜だ。 [Wed 4 Apr 2007 04:22:34]
ミカド > (悪魔の口調に怒りが滲んだ。それに気がついていても、鬼はさらに言葉を続ける) ―― おや。意外な言葉だ。だとしたら僕には、君の行動が疑問だ。  つまり、君にとって、その「アイシー」とやらは、 唯一 だった。 たった 一つ だ。この広い世界で、たった一人を――― 寂しくなるのを堪えてまで  この世から消す意味はなんだろう? 僕にはさっぱり理解できない。  其れも愛情だったのかな?  アイシーという奴隷に「殺せ」と願われ、其れを拒否できないほどの、愛情。  だとしたら、君はとってもマゾヒストだね。 ……僕には堪えられないから。 (桜の幹に再度掌を触れる。 爆ぜるようにして消える赤い桜――文字通り、一夜の夢と散る) [Wed 4 Apr 2007 04:05:09]
ジル > なるほどな。 それはまた面白い怪奇だ。 ふふ、それでは私も少しばかりの未練がまだ胸中にあるようだな。 ( たおやかな指先で少女への手向けのために持ってきた花をいじりつつ、悪魔は決して微笑みを絶やさなかった。 ) 「燃えている」、か。 私にはむしろ血色のように見えるがね。 ―――恋慕の情。 その感覚を理解する道は、私には決してたどり着けぬな。 ( 静かに断言した。 領主とは常に万民に平等な存在であらなければならないから。  ―――両性でもなくどちらともれっきとした女性×女性。 それなのに子供が出来る不思議。 ヴェイトスって素敵だ! ) ( 軽く胸の前で十字を切った。 聖性は忌むべき物の悪魔にとって、それは僅かばかりの苦痛を生む行い。 )  ―――後悔は、無いぞ。  ( 彼女は最後に、笑っていた。 ) それはあの美しさの全てを無に帰す。 私よりも美しかった、アイシーのあの微笑みをな。 ( それはこの悪魔にとって最上級の賛辞。 )( 『殺しても甦る奴隷』 )  ―――戯れるなよ、サイオンジ。 何一つとしてアイシー・ルーの変わりはいない。 それは、私にとって何の意味も無い無価値な行いだ。  ( その他大勢だなんて、そんなことは有り得ない。 ほんの僅かばかりの怒気がその言葉には交じった。 )  ―――私は死者であるアイシーに哀悼の念を捧げることしか出来ない。 [Wed 4 Apr 2007 03:56:16]
ミカド > (寧ろ増えるんですよ。 ――なんという悪夢。) (凪の夜――赤い桜は、それでも揺れる。 小指の先程の花弁を散らしながら。) ―――汁君には、”そう”見えるんだね。 ならば、其れが正解だ。 この桜をみて、どう感じるかは――人それぞれ違うらしいよ。 不思議なもんだね。 ――ただ、一つ言えることは…「そのように見える理由」が、「見る者」にあるという事。 嘗て、僕と一緒にこの桜を見た巫女は、「燃えているようだ」と答えた。 …その後、僕は嫉妬の炎やら、恋愛ごとの炎で盛大にバーニンされたわけだが。 (其れも、もう一年前の事だ。――まかさ、子供まで生まれてるとは思わないね。女同士なのにね。 ――あれ?これなんて七不思議?)(ジルドレが空へ放った花弁は、黒い空へ吸い込まれるように消えてゆく) ………… 。 (「寂しい」)(ジルドレの顔から、墓標へと視線を移す。 今この瞬間の悪魔の顔を 見てはいけない と、思うから 。 暫く無言で、同じ墓標を見詰めよう。 人ならざる者ども二人が、人の死を前にして沈黙す) …… 。―――― 「アイシー」という奴隷を――「アイシー」という個人を殺めた事に 一つの後悔もないのなら     今度は殺しても甦る奴隷を探すんだね。(代わりなら、沢山いるから。 もしアイシーという奴隷が、悪魔にとってその他大勢でしかないのならば、其れは容易な事だろう。 死なない奴隷がいるかは、謎だが) [Wed 4 Apr 2007 03:29:44]
ジル > ( 報われない男の子たちに愛の手を。 けれどそう願ってもヴェイトス七不思議は終わりそうになし。 ) ( ―――紅い世界だ。 目の前に広がった光景にそんな感想を抱く。 先程まで枯れていた桜は今は思う存分に赤く咲き乱れている。 ) ―――成る程な。 この桜にとって、枯れるのは不本意だったのだろうて。 まだ早い。 まだ咲かせることを終わらせたくない。 故にこうして未練を残し、想いだけで咲き乱れる。 ( 真実は知らぬ。 ただこの悪魔はそんな感想を抱く。 ) ( 導かれるままに舞い落ちる紅い花びを掌の上に乗せた。 ) ――あぁ、そういうことか。 ( 貴人の言わんとしていることをなんとなく理解。 ) 人の願いか、はたまた想いか、それとも死者の想念か。 それを養分に、この愛しい紅い花は舞い乱れるのだな。 ( 摘んだ一枚に軽く口付けを交わす。 それは手を離すと夜の空へと舞い上がり溶けた。 ) ( 咎められることは一つ。 それはこれが悪魔という害悪種だということ。 )( 少女は悪魔の願いを叶えるために行動を起こし、悪魔はその少女の願いを叶えた。 人を喰った少女と人の世に訪れた悪魔の物語は、それでお終い。 )  ――― 愚問、 だな。 西園寺帝。  ( 流れるように綺麗な発音で相手のフルネームを呼ぶと、血色の桜から目を離し、アイシー・ルーとすら刻まれていない墓標を見つめた。 そこには、死霊術士の目をもってしても何も視えなかった。 )( 優しく微笑んだ。 )   寂しいぞ。 とても。   ( 人のような姿をして人のようなことを悪魔は言う。 ) [Wed 4 Apr 2007 03:06:38]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(ちょっと眩暈がしたらしい)』 [Wed 4 Apr 2007 02:56:59]
ミカド > (そして僕が買ったのも、女の子の奴隷でしたが何か!!!)(”精神体に形を与える。” その為に必要なのは、術士の精神力や、体力。当然この鬼も疲労するが―――少しの間ならば、どうということはない。 同じ物をみて、感想を聞くことこそが、大切なのだから。 ) ふむ。 ――細部が再現できていないが、色が見えるなら――及第点。 これが、この枯れ桜の声だよ。 汁君。 なかなかに艶やかだろう。 ――死しても尚花を咲かせる桜よ。 ほら、花弁を握ってみたまへ。  ――花弁が「何」なのか、少しだけわかるかもしれん。(血を流す指先を咥えて見上げる。 ) …… 。 (奴隷を食ったという悪魔が傍に居る。 夜会の話しが飛んだ。 ―― この悪魔。本質を考えれば、その行動は当たり前のように思える。 一般人を喰らったのではなく、奴隷を喰らったのだから、誰にも咎められはすまい。  だが――― …「安らかであれ」と願う彼の表情は、悪魔の本質に従っただけとは――ジルドレ本人からしてみれば、不本意?なことかもしれないが――見えなかった。 赤い桜から、悪魔へと視線を移し)   ――― 汁君。 悪魔の君に聞いてみたい事がある。いいかな?――答えたくなければ、答えなくともかまわない。  ただ、僕から、今の君をみるとね。 なんだか―――…… 。(己の顎に手を沿え、首を傾げ――ジルドレと呼ばれる悪魔の面を見詰め)  ひとり は さびしくないか  [Wed 4 Apr 2007 02:39:23]
ジル > ―――これは……… ( 初めて覗く世界に目を見開いた。 吸血鬼の術と共に紅い桜が咲き始め、周囲の感覚が変わる。 ) [Wed 4 Apr 2007 02:13:07]
ジル > ( たぶん本人達は観賞用だと言い切る。 むしろこの悪魔はそれ以外は決して認めぬぞ! とか奴隷の癖に言い出しそう。 ………すぐ処分されそうだ。 ―――逆に考えるんだ。 ヴェイトス市の奴隷は女性の方が圧倒的に多いから女が買われるんだと考えるんだ! ん、私? 買ったの女の子でしたよ。 ) おやおや、それはまた随分と失礼な相手たちだ。 美しさが私と双璧を為すサイオンジならば心に刻んで忘れることなどまず有り得ぬはずであろうに。 ( ゾンビをうじゃうじゃと召還してバイオハザードが一般人の死霊術に対する認識だと思うんだ。 たぶん。 きっと。 ) ――ああ、だろうな。 死は美徳でもなんでもない。 ただそれだけだ。 ならば死人が理想の存在に代わることなどあるはずが無い。 ( たとえそれがどんな存在であろうと己の本質は死してなお変わらない。 それがこの悪魔の確固とした考え。 ) ―――ただ、願わくば安らかであれとは思いはするがな。 ( 料理が得意で平凡な少女が脳裏に掠めた。 )( 悪魔の微笑みに後悔の感情はない。 )  そのどれもが正解だ。 私はアイシー「で」楽しみ、アイシー「が」楽しく、アイシー「と」楽しんだ。 ―――最後のは、私の思い込みかもしれぬがな。 ( 口を閉ざした相手とは違い、悪魔の口は更に言葉を続ける。 ) アイシーの願いを叶え、私の手で首を斬り、アイシーを喰らう最後の時まで、私はその全てを楽しんだ。 ( 「食人」の事実をまるで日常の出来事のように伝える。 )  まったく、同感だ。 生者の世界が辛く、死者の世界にそのようなものが存在するのならば誰もが生きることを止めたがるだろう。 ( 発動 )( ―――そうして世界は色を変え、吸血鬼の視界と同等になった。 ) [Wed 4 Apr 2007 02:11:34]
ミカド > (死霊術-FakeShadow-発動)(途端、枯れ木に赤い花弁が咲き始めることだろう) [Wed 4 Apr 2007 01:48:10]
ミカド > (何奴隷に分類されるんでしょうね。 この二人。 ……年結構イッチャッテマス。しかも男。――しってるかい?ヴェイトスの奴隷って、女しか買われないんだぜ――ヴェイトスの七不思議)(使えるんだ、と頷く) ――あんまり愉快なんで、夢中になってしまってね。 おかげで、夜会仲間に顔を忘れられてしまったよ。(コネクションが「趣味」になってしまったのは、そう云う理由。―― 素直に?驚く悪魔をみて、心地良さそうに目を細める。 死霊術――世間一般では「陰気臭い」とか「死体臭い」とか、まぁ、色々もてない魔術ですが、それなりに楽しんでいるようで―― 悪魔の男が、「見たい」と 言ったのを聞いてから――指先を咥えて、手袋を外す。 白く細い掌が、月光に晒された。) … …期待しないほうが良いよ。 人は死んでもあんまり変わらない。 ――僕にはそう見える。だから、きっと… 死後の世界も、死者の世界も、ヴェイトスと変わらないんじゃないかとすら思うね。 ――――。 ( 死霊術士は、己の力を精神体に分け与える為に――おもむろに指先に乱杭歯をつきたてた。黒い血が直ぐに指先に浮いて) ―――………。 (石榴の双眸が、桜の幹に指先を触れさせながらも――悪魔が指差した墓を見る。 どうやら彼の奴隷は死んだらしいという事は、よくわかった。 ) ………奴隷「で」楽しんだのか。 奴隷「が」楽しかったのか。 奴隷「と」楽しんだのか。 どちらだろうね。――君の言い方では、まるで――そう、汁君、君が――………(そこまで言いかけて、口を閉ざす。)   言っておくが。  ―― この世に都合の良い事はない。ナイものは無い。 君が見たい『ゴースト』はでないと思ってくれて間違いないからね。 僕が見せられるのは――僕の目(世界)から見たモノだけだから――( 其処に彼の奴隷の精身体が居るならばともかく) [Wed 4 Apr 2007 01:47:16]
ジル > ( ………なんて恐ろしい想像を………! そんな奴隷になるなんて有り得ないと言い切れないのがとても悲しい。 ) それは初耳で、実に興味深いことだ。 ―――と、死霊術? サイオンジにそのような芸当が出来たのか? ( まさか目の前の相手がそんな特技を持っているなんて思ってもいなかった悪魔はかなり驚いている。 )( 死者の世界へのお誘いに枯れた桜を見上げて ) ―――そうだな。 ( 今の自分の目に映るのは、かつては美しかったであろう木。 赤色なんて欠片も見えない。 ) 一度見たいと思っていたのだ。 ゴースト≠ニやらをな。 ( 是非にと。 )  …………そうだな。 今は退屈だ。 至極退屈な気分だ。 ( 朧に擦れる月の空が碧眼に映る。 ) 奴隷を買ってな。 本当に、本当に愉快だった。 ―――この花の手向けの相手だ。 ( 細い指先は端っこにポツンとある、粗末というのもおこがましい自作の墓標を指して。 ) 愉快だったな。 本当に。 ( 語るのは全て過去形。 ) [Wed 4 Apr 2007 01:26:28]
ミカド > (…思うと”襲ってください。金目のものはタップリ持ってます。” と、力説している二人か…!!! 片方の経済状況はさておいたとしても。 …捕まって奴隷にでもなったらお笑い物である。)―――― 桜も語るのさ。 墓場の桜は特に。 僕も最近――と言っても去年の今頃知ったのだけどね。 この時期になると、色々楽しいよ。 いやぁ、最初は趣味程度だった死霊術も、今では有意義なものになった。 効率の良い時間つぶし、退屈しのぎになってくれる。  何せ、ヴェイトスにいる限り、話し相手には事欠かないよ?(『羨ましい』の言葉に、胸を張る。 座ったままだが。 ぽん、と幹を叩き) ―― 見た目は余り宜しくないが。 「見える」ようにしてやろうか? ――僕の目からは、この桜は「赤く」見える。 ―――…?(考え込む仕草に首を傾げ) ふむ? ―――いや、「過去形」で言い切っていたから―― ――― 今は「暇」で「楽しんでいる」と言うよりは、「退屈」に見えたと言う話さ。 …「忙しい」のが「楽しかった」のは、よくわかったよ。 … 何があったか聞いても? [Wed 4 Apr 2007 01:09:57]
ジル > ( 綺麗な顔立ちをした貴人が二人、従者も連れずに枯れた桜の木の下でのんびりと語らう。 ――傍から見れば奇妙以外の何物にも見えない光景。  ―――以前は敗北を認めたこの悪魔だが、様々な出会いと別れを経て悪魔流の美しさは更なる高みに達したぁぁ!! ………ごめん。 嘘。 ) おや? 既に先客でも? 何はともあれ、私も再会の時を得れたことに喜びの言葉を言っておこう。 ( 枯れた桜から視線を外した。 ) ―――ほぉ、それはそれは真に良かったではないか。 ( 整った表情を柔らかい笑みへと変える。 教えてくれた貴人の現状は、素直に喜ばしいと思えたから。 )( 以前の邂逅のときに疑問を覚えたからといって、特に追求するようなことはせず。 別に種族なんて自分にとってはあまりにも些事なこと。 特に問い詰めるようなことでもない。 )  ―――……桜と話か。 それは少しばかり羨ましいな。 中々に退屈するようなことがなさそうだ。 ( 時々暇な時に話し掛けたりするけど、ネクロマンシーも木の意思を知るすべも無い悪魔には叶わぬことである。 ) ―――エクソシスト……… ( その単語に暫し考え込むように顎に手を当てる。 ) ………しまったな…その可能性を失念していた……… ( かつて居候をしていた家は敬虔なパプテス教徒。 自分が悪魔だと家主の娘が知っている今、それを少しばかりは考慮すべきだったかもしれない。 ) ( 驚いた。 そんなことを言われるとは思ってもみなかった。 ) ―――何を言うか、サイオンジ。 私は心の底からこれ以上ないと断言できるほどに楽しん だ ぞ。 ( ―――微笑んだ。 ) [Wed 4 Apr 2007 00:54:50]
ミカド > (ヴェイトスは、エクソシストよりもヴァンパイアハンターの方が活発らしい。 ―― とはいえ、赤い河を一つ越え、始祖に近づいた吸血鬼にとって、対面しなければどうという話でもない。 人に近づき、人の傍で生きなければならない吸血鬼――その程度の覚悟は出来ている。)(金の髪をかきあげる仕草が、イヤミに見えないのは、その容姿ゆえ――手にした花が、此処まで似合うの男は、夜会の婦人の中にも、早々おるまい。   …とはいえ、口説く気にはならないのは    性質おなじだからね  …!!!  かくして吸血鬼と悪魔は、半年以上ぶりの邂逅となった。) 今日は、懐かしい友人似合う日らしい。(桜も含め) …ああ。此方は相変らずさ。 リコリスも元気で――僕の大切な友人と、三人で暮らしているよ。「平和」にね。(赤い唇を、猫のように細めた。  ヴェイトスの「吸血鬼騒ぎ」など、何処ゆく風――そんな笑み 。   尤も、この悪魔に己の正体を、未だにばらしちゃいないけど。   勘付かれているのは、ともかく?) ――そう云う話をね。一年ぶりに再会した、この桜君と話していたところだよ。 ――其方は…(「忙しかった」)  なんだ。 エクソシストに追われでもしていたのかな? …不用意に空を飛んでいるところでも見られた?  (口元に指を添えて、くすくすと笑った) 暇と平和は、限りなくイコールで結べると思うけど――(悪魔の顔を見上げ)……余り「楽しんでいる」ようには見えないね。 [Wed 4 Apr 2007 00:33:51]
ジル > ( 彼が何を見ているのか、それは生者しか見ることが出来ない悪魔には知りえぬことで。 ) ( 夏頃は物語の主役。 しかし今の時は相手の種族ほど人々の話題には昇らない「悪魔」は楽な体勢で座った相手の隣へと歩いていく。 ) 久方振りとの言葉にまったくもって同意だと返そう。 して、兎耳少女は元気か? ( もうとっくの遥か昔に消えてることなんて知らないよ。 )( 彼が眺めている枯木に悪魔風情も視線を向ける。 彼らの種族のように夜中を真昼のように歩けはしないが、それでも夜道を歩くのに灯りを必要としないほど夜目は利く。 その悪魔の眼差しに映ったのは、何の変哲も無いように見えるただの枯れた桜の木。 ) ―――なに、忙しかったのはつい先日までの話だ。 今はもう特にやることも何も無く暇を持て余しているよ。 ―――それに、墓場に訪れる賓客は墓参りと相場が決まっている。 ( 花のことを言われれば絹糸のように細く磨かれた金糸をかきあげつつ、そんなことを言った。 ) ………なんだろう。 なぜかは知らないがサイオンジに名を呼ばれると、こう言いもしれぬ違和感がたちこめるのだが……… ( 文字上のことだから悪魔様気付けず。 ) [Wed 4 Apr 2007 00:16:03]
ミカド > (手の中で揺れる蛍火を、そっと空へ解き放つ――その向こう。)  おや? (ヴェイトスを賑やかせている「吸血鬼」が一人――東洋の鬼たる男の瞳は、夜を苦にしない。 声の方へ振り向けば―― …)  ――おや。これはこれは――…… 久しいね。 (立ち上がる事なく、胡坐をかいたまま、近づいてくる悪魔の友人に、軽く手を上げた) 其方は「人の墓場」に花なぞもって、随分と急がしそうだ。   ――名前を覚えていてくれたようで嬉しいよ 。  君。 (←変換間違えたままです。先生。) [Wed 4 Apr 2007 00:01:08]
足音 > ( それは体重というものを感じさせないような軽やかな音。 その音の主は枯れ木に話し掛ける酔狂な人影を見つけて。 ) ―――これはこれは、久方振りの出会いの影はまた懐かしいものだったようだ。 ( 常人よりも随分と整った顔立ちをした貴族もどきの姿をした悪魔が一匹。 そのたおやかな手には灯りの代わりに可憐な花が用意されていて。 気安く話しかけながら徐々に近付いていく。 ) ふむ、独りぼっちで墓参りもせず枯れ果てた樹木に話し掛けるとは、随分と暇人だなサイオンジ。 [Tue 3 Apr 2007 23:53:55]
ミカド > (掌を閉じて開くと、赤い花弁は、既に其処に無く――空へ登る蛍火に変わったように見えた。 思わず目を軽く見開く。) …… 変わってるのは、僕や娘や友人君。 其れにヴェイトスだけじゃないという事かな?  (物言わぬ桜は答えない。 見上げる赤い桜は、相変らず「さらさら」と揺れるだけ)  ………………暫くは、僕の話し相手になってくれると嬉しいよ? 赤い桜君。 [Tue 3 Apr 2007 23:48:03]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『――――とん。』 [Tue 3 Apr 2007 23:47:53]
ミカド > ―――おかげで身体は丈夫になったよ。 一度折れた骨が、完治すると、以前よりも丈夫になるが如く。  …そういえば首も折らなくなったね…!!! いやいや、あれはとっても痛いんで、出来れば二度と味わいたくはないけれど。 (白い手袋の上に降る、赤い花弁を一枚掌で転がした。 )  …  僕の娘もスリーサイズがささやかに育っているようだし。 (目視結果である。本当に育っているかはご本人さましか知らない事だ。) ……… この街の速さに、僕も少しだけ流されているらしい。 (朱鷺乃都にいた時は、時間など感じた事もなかったのに)  [Tue 3 Apr 2007 23:39:21]
ミカド > (外から見れば、枯れ木に話しかける可笑しな男にしか見えないわけだが。) 一年前より落ち着いて見えるだろう、僕は。 (幹に背を預けて、無造作に座り込む。地面の冷たさが、外套越しに伝わるも――…嫌いな冷たさじゃないんだ。 落ち着くから) 容姿的な美しさにも磨きがかかり、其れはもう――ヴェイトスの頂点に立つと言っても過言ではない。  判っている。 ああ、君が例え頷いたり喋ったりしなくとも、僕には聞こえているとも…!!!    … まぁ、最近は。  (咳払い。 黒い十字架林を見下ろしながら)僕の友人君の艶っぽさにメロメロデね。 正直ノックダウン気味の上に、アッパーカットをくらった上で、窓から投げ捨てられる――って、これは一昨日覗きに行ったらくらった行動だが。 [Tue 3 Apr 2007 23:32:53]
ミカド > ( ”枯れ桜の花弁は、赤い” ――  何故赤いかと、この男が見ている「桜の姿」を尋ねられたら、こう答える。   「花弁の一つ一つに、人の顔が見える」  と。 尤も――このビジョンはどうやら、人それぞれ違うらしい。  僕以外にも、この桜の赤い花弁をみた女は、「燃えているようだ」と答えた。  …他の誰かがこの桜を見たら、もしかしたら赤ではなく「黒く」見えるのかもしれないし、「虹色」に見えるのかもしれない。 だが、それは男には「見えない世界」の話し。 )(―― 死霊術士として墓場に通いつめた事があった。 死人の声を聞き、戯れに声をかけ、気まぐれに姿を与えては消してみたり。 ――ああ、此処で拾った死霊”嬢”に、縫いぐるみの身体を与えた事もあったか。 ――桜の根元、見上げながら、細く笑う) [Tue 3 Apr 2007 23:25:21]
ミカド > ――― しぶといね君。 (枯れても尚、大地に確りと食い込んだ根っこは倒れそうにない。 自分のような非力なものが、多少叩いたくらいでは揺れもしなかった。 墓場を見下ろせる緩やかな丘の上で、普通の人には見えぬ花弁を、ザワザワと揺らすのみだ) ―――人の事はいえないけどさ。  [Tue 3 Apr 2007 23:16:54]
ミカド > (墓地の片隅で、黒のインバネスに、ボウラーハットを被った男は、陽気に” 枯 れ た 桜 ”に話しかける。) ――君と出会ってから一年。 あの時は、一年後に君の姿を無事に――しかも、その! 真っ赤な花弁をめいっぱい咲かせているとは思わなかったな! 本当にあれっきりだと思ったんだけどね!!! 再び見れるとは思わなかったよ?     (杖をくるりと一回り――舞台役者のような仕草で脇に挟んで)   …これでも、それなりに喜んではいる。 「それなりに」(勿論。枯れた桜は無言だ) [Tue 3 Apr 2007 23:07:59]
ミカド > やぁ。気色の悪い桜君。――今年も枯れる事無く、思う存分人の魂を吸い上げているようだね!(第一声は、非情に物騒なものだった) [Tue 3 Apr 2007 23:02:11]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(一年が経つのは早いものだ)』 [Tue 3 Apr 2007 23:00:08]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『 …私も逃がさないように注意しよう。 』 [Sat 31 Mar 2007 22:38:21]
ヒルダ > ( ともあれ、これで大婆様の大目玉だけは避けられそうだ。最初に逃がしてしまった魔女はガミガミと怒られるだろうが、無事捕まえられたということで怒られるだけで済むだろう。 ) …… さ、て。早く帰って寝よっと。 ( ふわり。魔女の箒は浮かび上がり、墓場の入り口の方へ。 ) [Sat 31 Mar 2007 22:37:16]
ヒルダ > ( 網を逃げ惑う精霊の頭の上に構える。今度は下から掬い上げるのではなく、退路を塞いでそのまま捕まえてしまおうという魂胆。後ろを振り返る暇も無く逃げ惑う相手には、その状況が見えない。そして――。 ) はーい、捕まえたー。 ( ばっ、と網を被せれば、その網の中でじたばたと暴れる哀れな精霊の姿。網の口を手で握って逃げられないようにすると、持ち上げて満足そうな笑みを浮かべる。 ) 手こずらせてくれたわね。今日私非番だったのよ?全く…これだから寮住まいは嫌ンなっちゃうわよね。急に呼び出されて「逃げた精霊を捕まえに行け!」だもの。 ( ぺしん、と指で精霊を弾く。 ) [Sat 31 Mar 2007 22:29:26]
ヒルダ > ( 虫取り網を持ち、放棄に跨るその姿はさながらランスを構える騎兵のよう。両者の距離は縮まって行き、もう手を伸ばせばすぐ届きそうなくらいに。 ) えいッ!! ( 掬いあげるように網を振る。しかし間一髪、精霊は横に飛んでそれを紙一重でかわした。 ) もう、ちょこまかと…! ( 前方に迫った墓石を蹴って方向転換、精霊の後を追う。墓石には御免遊ばせと投げキッス一つ送っておこう。 ) ほーらほらほら、いい加減観念なさい。こんな所ウロウロしてると、こわーいヴァンパイアに食べられちゃうわよ? ( それは魔女も同じ事。余り長居したくはないのだ。 ) [Sat 31 Mar 2007 22:20:24]
ヒルダ > …!! ( 魔女は唐突にぐるッ、と後ろを振り返る。 …居た!墓石の影から怯えた表情でこちらを見つめる、石の瓦礫に小さな手足が生えたような小人の姿が。目が合った瞬間、精霊は慌てて後ろを向き、一目散に駆け出した。 ) はっはーん。この私から逃げようっての? 折角後輩も出来て炊事洗濯の雑務から解放されたってのに、あんたを捕まえて帰らなくちゃまた私に押し付けられるのよ。逃がさないんだから! ( ぱァん、と火薬が弾けるような音が鳴ると、魔女の箒は急加速し精霊を追う。 ) [Sat 31 Mar 2007 22:11:17]
ヒルダ > 墓場の霊ならどこに居るか知ってるかもしれない。死霊語りネクロマンサーの娘を連れてくるべきだったわね。 …こう暗くっちゃ見つかるかどうか……。 ( 箒に跨ったまま、ぐるりと周囲を見回す。夜の墓場は相変わらず不気味だが、本職の魔女がその空気に怯えていては話にならない。 ふす、と吐息とを一つ吐くと両手を耳に当て瞳を閉じて、周囲の気配に気を巡らせる。普段は研ぎ澄まされて居ない感覚だが、こうして集中すれば―――…。 ) …………。 ( 風の音。マナの流れ。たった今この場から飛び去っていった魔女達が残した魔力の欠片。 それを捉え、辿っていく。 ) [Sat 31 Mar 2007 22:05:10]
ヒルダ > 捕まえられなかったら大婆様にこっぴどく叱られるわよ。あの人、ヘマをやらかした魔女の若さを吸い取ってるって噂なんだから。 ( その大婆様の推定年齢は100とも200とも言われているらしいが、真偽の程は定かではない。もしそれが作り話だとしても、厳しい事には変わりなく―― 一ヶ月はギルドの炊事洗濯をやらされる事になるのは間違いない。 『手分けして探しましょう。私はこっち。』 『じゃあ、私は反対側。』 ) 私はもう少しこの辺りを探すわ。一時間後に墓場の入り口に集合、良いわね? ( OK、と魔女達は頷くと散開していった。 ) [Sat 31 Mar 2007 21:56:40]
ヒルダ > ( 『居た!?』 『だめ、こっちには居ない!』 『ちょっと、もう少し静かに探しなさいよ。大聖堂の狩人に見つかったら面倒よ。』 …闇夜に暮れた墓場に、そんな女たちの声と宙を飛ぶ魔女の姿が浮かび上がる。魔女達は片手に虫取り網を持ち、箒の先に括りつけたカンテラの灯りはまるでウィルオー・ザ・ウィスプのよう。 ) ……全く、とんだヘマをしてくれたわね。精霊を逃がすだなんて。 ( そのうちの一人、ヒルデガルド・グレーテはそう呟いた。数刻前、ギルドで捕獲してあった精霊がギルド員の不手際で逃がしてしまい、そいつがこの墓場に逃げ込んだ。自分達より上位の魔女の命令でそれを捕獲しにやってきたのだ。 ) [Sat 31 Mar 2007 21:52:01]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『闇夜の墓場に飛来する幾つかの影。』 [Sat 31 Mar 2007 21:44:19]
お知らせ > ジルさんが退室されました。 『( そして 粗末過ぎる墓だけがその場に残された )』 [Thu 29 Mar 2007 00:57:28]
ジル > フフッ、涙――か。 ( 微笑んだ ) 初めてだぞ。 初めてだったのだぞ。 あのようなことは――― ( 泣くということなんて、数百年生きてきて一度もしたことが無かった。 そして生涯することの無い経験だと確信していた。 けれども――― ) ―――嫌いではなかった。 何を愚かなことを私はアイシーに言ったのやら。 (むしろ自身の心は)     ―――  好き  だったの かもしれない(・・・・・・)  な。     ( その答えは もう決して得られない。 ) [Thu 29 Mar 2007 00:51:21]
ジル > ( そしてやがて、土は全てを覆い隠した。 スコップを地面に置き、見繕ってきた木の棒を十字の形に固定するためにロープで縛り始める。 )( そうして、やがて少女の墓標は完成する。 墓碑銘もなく、棺桶すらなく、ただ簡素な木の十字架だけで完成したそれはもはや粗末という言葉すらおこがましい出来。 ) ――――……… ( その木の十字架に両手を乗せて体重を預け、悪魔は無言で俯いた。 ただ俯いた。 ) [Thu 29 Mar 2007 00:36:46]
ジル > ( スコップを手に取り、土をかけて埋め始めようとした。 その前に、ふと埋葬し忘れた物を思いだす。 ) ―――あぁそうだ。 これを忘れてはいけないな。 ( 給仕服。 あの少女には良く似合っていた。 ――いや、それも当然か。 かつて彼女がまだ誰からも$lとして見られていた時は、あの少女は似たような職に就いていたのだから。 ) ( 丁寧に畳まれたそれをゆっくりと置くと、再び土をかける作業を再開し始める。 徐々に徐々に、アイシーという名の少女の遺品は土に覆われていった。 ) [Thu 29 Mar 2007 00:25:09]
ジル > ( 悪魔は少女を余すことなく食った=@彼女のレシピ通りに作り、彼女の望んだようにその全てを喰らい尽くした。 ) 見事だったぞ。 アイシー・ルー。 素晴らしかった。 美味だった。 文句の着けようも無かった。 だが――― ( 悪魔は何も言わない骨の束と赤色の付着したワンピースに向けて困ったような儚い笑みを浮かべる。 ) ―――お前ともう話すことが無いのが、ただ寂しい。 ( これは、未練だ。 自分で選んだ結末に対する心に残った気持ち。 ) [Thu 29 Mar 2007 00:08:57]
ジル > こう見えてもな、お前の亡骸を何処に埋めるのかは心の底から迷ったのだ。 世話になったラフィスやルフシュの傍に埋めるか、初めて出会った奴隷ギルドの場所か、『あの時』全てを暴いた公園にするか、それとも再会することが出来た桜の木の下か、共に暮らし、最後は私がお前を手にかけたあの月の宿屋にするか――― ( 月と星の明かりだけが悪魔の絹糸のような鮮やかな金髪と、常人とは比べるべくも無く綺麗に整った顔を照らしていた。 ―――その表情にあるのは、殺した少女への純粋な慈しみと優しさだった。 ) ―――結局、この場所にすることにした。 異論は認めぬぞ? なんといってもこの私の最終的な決定なのだからな。 [Wed 28 Mar 2007 23:53:29]
ジル > ( 目の前には自らの手で掘った穴。 その中に、ゆっくりと、丁重に血に汚れたワンピースと白くて細い棒のような物が入った袋を入れていく。 ) ( それは 丸々一人分の骨だった。 ) 私はな、心より嬉しいぞ。 お前に出会えたことは、今のところ此方の世界に辿りついてからの一番の楽しみだったのは間違いない。 本当だ。 本当だぞアイシー。 ( それは、誰に語りかけているのか。 口調に哀しみの色は無く、後悔の表情は見えない。 けれど、喜びもまたその顔には無かった。 ) [Wed 28 Mar 2007 23:39:59]
ジル > ( 普段どおりの貴族のような格好をした綺麗な顔立ちをした一匹の悪魔は、その両手を土と泥の茶色に汚していた。 悪魔の横には(無断で)拝借してきた穴を掘るためのスコップ。 そして、血の付いたワンピースと――よくわからない白くて細い棒のような物が沢山入った袋が置いてあった。 ) ―――本当に、本当に素敵だった。 心より素敵だった。 [Wed 28 Mar 2007 23:26:45]
お知らせ > ジルさんが来ました。 『美味だった、ぞ』 [Wed 28 Mar 2007 23:18:38]
お知らせ > ロイさんが帰りました。 『(ある夜の話)』 [Wed 28 Mar 2007 23:13:58]
ロイ > (春は様々なものが活発になる時期だ。人も動物も、そして死体も。似たような理由で呼び出されることもあるだろう) (土をかぶせる音を聞きながら、今度は狩人が墓守の背中を見つめる) (再び土の中に返される棺桶に対して十字は切れなかった) [Wed 28 Mar 2007 23:13:30]
ロイ > ( 落ちているそれを 拾いたくなる から ) (一日に一粒しか実を拾えぬヴァンパイアは、長い時をかけて片手では持ちきれぬ芥子の実を集めることだろう) (無言のままに棺桶の蓋を閉め、後は釘を打つようにと墓守に言い置く) [Wed 28 Mar 2007 23:06:53]
ロイ > (この身体を犬が跨いでしまった可能性がある。猫や犬がまたいだ死体は吸血鬼になる可能性がある。とかく死人が吸血鬼になる理由と言うものは多い) (それと比例するように吸血鬼の嫌うもの、退治の方法もまた多いのだが) (狩人は立ち上がり、まず少女の身体を仰向けからうつ伏せの体勢にする。これだけでも吸血鬼には効果があるのだという) 用意していたものを (背後の墓守を振り返る。布袋の中にたくさんの芥子の実が入った袋を渡された) …、 (中身を棺桶の中に撒き散らす) (――この瞬間は本当に、嫌いだ。何故って) [Wed 28 Mar 2007 23:03:55]
ロイ > (墓守は己から離れた場所で己の背中を見ているのだろうか。視線だけが墓守の存在を物語る) ……、 (嘆息する) …食われてる (幼子の身体は人間の形を保ってはいたが、所々蹂躙された痕があった。幾度か牙を立て、しかし野犬はそのまま少女の身体を捨て置いたのだろう) …犬が掘り返したんだろう (釘も打ち付けていなかった棺桶の蓋は偶然少女の姿を覆い隠したというところか) (金の無い貧しい者の墓は時々こういう憂き目を見る。だが、その確認を終えても吸血鬼は棺桶にふたをすることはない) [Wed 28 Mar 2007 22:49:47]
ロイ > (狩人は今しがた墓守が掘り起こした小さな棺桶と対面する。大きさでそれが子供のものであると知れた) (不自然に土の柔らかい、明らかに掘り起こされたような墓があるから見て欲しいのだと、そう墓守に言われて狩人はやってきたのだが) …… (墓の状態はいいとは言えず、棺桶も釘さえ打ち付けられていない簡素なものだった。目を細めた己に墓を見舞う者がいないのだと、墓守がそう言った) (埋葬されてそう時の経たない棺桶は汚れていたが、古びた雰囲気はない。棺桶の前にしゃがみ、その軽い蓋を開けた) [Wed 28 Mar 2007 22:39:36]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『(粗末な墓の前)』 [Wed 28 Mar 2007 22:28:28]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(そして辺りには静寂が戻る)』 [Mon 26 Mar 2007 00:42:54]
ルーア・リシア > ――安らかに、眠る、ことを―― ( 目を閉じて、祈りをささげる。魂はすでに肉体から遠く離れているらしく、感じ取れなかった。だから、亡骸だけを丁重に葬る。二度と、目覚めることのないように祈って。それらが終わると、死神はスコップを荷台に戻して、荷車を引き、歩き出した。まだまだ見回りを兼ねて、墓地の掃除をしなければならない。休憩時間まではずいぶん間がある。 ) [Mon 26 Mar 2007 00:42:25]
ルーア・リシア > ( 冬はなだらかな丘を冷たい風が吹き抜けていったが、今は春の穏やかな夜風に変わっている。黒いローブが僅かにはためき、ルーア・リシアは手早く土を元通りにした。一息ついて、汗をぬぐう。死体を葬った後は、荷台から木材を取り出して、ロープで十字に括った。それを先ほどの土の上に突き刺して、木槌を使い打ち込んでゆく。簡素な墓標だが、この下に死者が眠るという確かな証。 ) [Mon 26 Mar 2007 00:26:26]
ルーア・リシア > ( やがて腰くらいまで土をかき出すと、スコップをおいてその穴に死体を入れた。今の季節はまだ死体の腐敗も遅いが、これ以上温かくなってくると、それこそ近寄りがたい悪臭を放つもとになる。そうなってしまうと墓地全体の空気も悪くなるから、墓守も掃除に忙しくなるだろう。死体を入れた穴に、またスコップで土を戻してゆく。 ) [Mon 26 Mar 2007 00:11:38]
ルーア・リシア > ( そんな墓地の片隅で、黄色いツインテールの少女は一人、土に穴を掘っていた。傍らに置かれた荷台には、さっき近くに捨てられていた死体が乗せられている。スコップを両手で持って、先端を土に深く突き刺す。土の塊を抉り取り、脇へのけて、また突き刺す。その繰り返し。深く力強い息遣いと共に、死神兼墓守はもくもくと作業をこなしていく。 ) [Sun 25 Mar 2007 23:57:18]
ルーア・リシア > ( 冬から春へ。季節の変わり目。その変化は、殺風景なこの墓地にも確実に現れていた。冬の間ずっと土の中で溜め込んだ生命力を解き放つように、地面から緑が顔を出してきた。今はまだ足首にも届かないくらいの雑草だが、夏前になるころにはもっと伸びていることだろう。あんまり伸びすぎると墓参りにジャマなので、その前に草抜きすることになるだろうが。 ) [Sun 25 Mar 2007 23:48:39]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(お仕事――)』 [Sun 25 Mar 2007 23:44:44]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Sat 24 Mar 2007 21:13:49]
リゼル > また、ね――…、 ( ひらり、小さく手を振って。… そのまま、出口へと。 ) [Sat 24 Mar 2007 21:13:48]
リゼル > まァ、良いや――… また宜しく 。 ( 少しだけ古い、新しい墓に隠れてしまった十字架に、 僅かに唇寄せて。 ) ……また、楽しめると良いなァ。 ( くすくす、くすくす――… 抑えた様な笑い声。…流石にこの時間帯は 参拝者など居ない。 ゆるりと足を出口の方に向ければ、 ) ――お腹 空いた。 ( くゥ、と一回鳴る腹の虫。 ) [Sat 24 Mar 2007 21:13:27]
リゼル > ( その墓、もう一撫でして、足先は元の場所。 懐かしい匂い、懐かしい空気。――ほンの少しだけ離れていた場所。 イヤに、懐かしく感じる。 ) ……向こうに居る間、ホームシックには ならなかった、…けどなァ。 ( 指先頬へと寄席、小首傾げた。 )  [Sat 24 Mar 2007 21:11:37]
リゼル > ―――人間は、脆い、なァ…――。 ( ぽつン、と零す独り言。すぐ風に乗り、消えた。 ―頬を掠った風は、仄かに温かく。 ) …春。また、春が来る ンだね。 ( 言葉、零しながら ゆるりと、奥の方へ 進もうか。 ― …   少し奥の、古い墓。何年前だったかは、覚えていないけれど。 その十字架なぞり、 眼を伏せる。 ) ……、  ( はふ、と小さな溜息を。 ) [Sat 24 Mar 2007 21:09:16]
リゼル > ( ぼンやりと、一歩踏み込ンだ。 ) ……変わらない。――ン、 いや、お墓、…増えたかな。 ( 真新しい墓が増えて、古い墓は既に奥。―つゥ、と一つの十字架なぞれば 、クス...、口許が歪む。 ) [Sat 24 Mar 2007 21:07:06]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Sat 24 Mar 2007 21:04:57]
お知らせ > アーク=フォースさんが退室されました。 『己を罰する事は生きる事、許せば、その後が怖い…そう思った…』 [Fri 23 Mar 2007 23:16:18]
アーク=フォース > (結局、答えを出すのは自分、許すも許さないも自分なのだから) やっぱり…まだ、許せないな (許してしまったら、自分がどうかなる気がする、今まで自分を多少動かしてきた部分、己を罰して生きる、それがあるから、今の自分がある気もする) …戻るかな… (許す事も、幸せ望む事も、怖い気がする、どうしたら良いのかわからない、だから歩きながら考えよう…そう思って、歩く早さを早めるか) [Fri 23 Mar 2007 23:13:58]
アーク=フォース > (自分みたいな罪人が幸せになるのは、最後で良い、他の人が幸せであれば良い、そう思う自分がいて) 自分の幸せも、少しは考えろって…言われそうだな (神父さんにも、いろんな人にも言われそうだ、そう思えば、歩きながらも苦笑いがこぼれるか) 自分の幸せ……少し望んでも良いかな? (自分を許しても良いか、あの時の自分のやった事、いまだに一寸も許したことが無い、それを少し許しても良いか、それを己の中に問うように空を仰いで、歩きながら呟いて) [Fri 23 Mar 2007 23:04:21]
アーク=フォース > (土を踏んで、時々、周りの墓を見やりながら、歩いていて) 夜中に来ると、やっぱり怖いな… (一人で歩いて改めて思う、別に心底怖いというわけではないけれど、多少怖いとは思う) 考えちゃうよな、こういうところにいると…やっぱり (自分がもし、死んでしまったら…それを少なからず考えてしまう) そんな事より…自分は… (自分は幸せでなくてもかまわない、誰かが自分の力で幸せになれれば、自分の事を忘れないでいてくれるなら良いと思う) わがまま…だな (自分の事を、誰かがずっとおぼえてなんていてくれるわけが無い、そんなこと思えばため息一つついて) [Fri 23 Mar 2007 22:57:12]
アーク=フォース > (花束は置けど、色々と何時も何か引っかかりを残す、墓参りは……) 自分は、歩いてるから、ゆっくりだけど (そんな事言いつつ、小さな笑顔浮かべて、共同墓地の方から少しずつ、離れていこうか) 自分は、大切な人、守れるようになる…絶対 (自分で決めた事、大切な人、守れるくらい強くなる、心も体も、墓地を歩きながら、そんなことを考えて歩いていた)  [Fri 23 Mar 2007 22:47:52]
アーク=フォース > (黒い膝丈までのコートを着込んで、紅い瞳を、墓地の石碑に向けていて) 夜中に墓参りで…ごめんなさい (謝罪一つ、言って、また石碑を見ていて) ……両親の事、たいして覚えてないのに、墓参り…か (墓参りに来る理由があるわけで無し、ただ、死者に礼を尽くすのは悪い事ではないと、自分は思いながら、息を吐く) 墓、か (家族の墓は無い、神父さんにはそういわれていたから、この共同墓地に来ていた) 自分が死んだら…いや、そんな事、考えなくても良いか (考えすぎれば、それは現実になる気がする、だから、考えないようにしていて) [Fri 23 Mar 2007 22:34:52]
お知らせ > アーク=フォースさんが来ました。 『共同墓地に立つ、一人の影、花束はすでに置かれていて』 [Fri 23 Mar 2007 22:26:05]
お知らせ > バロゥさんが帰りました。 『(誘惑の多い季節だなあ、と一人ごちりながら。のこのことスコップを返しに。)』 [Thu 22 Mar 2007 22:12:08]
バロゥ > しっかり身体拭いてンだけどなあ。…そう云う事じゃあ無え、ッか。 (スコップを引っこ抜き、カンテラを手に。) 春は変な奴も増えるし、ああ、ガキどm…おガキ様たちにも注意してやらンと。 [Thu 22 Mar 2007 22:07:27]
バロゥ > (盛った土を見下ろす。棺の中身は無くなってしまったから、もうこの墓が暴かれる事はないだろう。) ヒトにはどれだけの土地が必要か。 さてな、…。 (墓場には独特のにおいがある。“センコー”とか云う香は鼻がむず痒くなるな、と男は思った。まだ、枯れた花の匂いの方がマシだぜ。)     (ぷしッ。小さなくしゃみを一つ。 春はどうも、彼方此方が疼いていけない。) [Thu 22 Mar 2007 21:58:36]
バロゥ > 気分は、宜しくねえ、な。 (ざこッ、とスコップを突き立てて、男は盛大に溜息を付いた。傍らの墓標に乗っけたカンテラの灯りがぼんやりと周りを照らしている。) (暴かれた墓の修復手伝い、やっとこひと段落だ。肩を回したらどちらも グキ と鳴った。 左は使って無いのにな。) [Thu 22 Mar 2007 21:51:32]
お知らせ > バロゥさんが来ました。 [Thu 22 Mar 2007 21:47:36]
お知らせ > シャリネさんが帰りました。 『気のせいだろうか…。後ろ背に、親友が泣いている気がした。』 [Tue 20 Mar 2007 02:25:38]
シャリネ > ( 掘り起こされていたとしたら? ) [Tue 20 Mar 2007 02:24:43]
シャリネ > ( ―――嫌だよ、レティ。そんな……。 ) ―――っ。 ( 息苦しい。嫌な予感が募る。どうしよう。眉を寄せた。頭痛さえ。額に手をあて、ゆっくり息を吐いた。VHだったら。……中は、きっと灰なんだ。吸血鬼なんだもの。そうしたら?振り切るように視線逸らした。―――嫌。だめ。考えたくない。 ) ( 立ち上がった。両手を軽く叩いて土埃を払う。白い色がふわ、と広がって、銀の巻き髪が風に揺れた。 ) ……おいで、シフォン。 ( 澄んだ声が、小さき命呼んで、足元に。そっとショールに包んで抱き上げて。バスケットとランタンを持った。 ) ( 墓守りに一人、知り合いが居た。聞きに行こう。とにかく、このままもやもやするのは耐えられない。少女は墓場から一定の距離。 ) また、来るね。レティ。また、すぐ。 ( 心配だった。きっと、淋しそうな顔してるんじゃないかって。淋しそうに微笑む彼女の顔思い出して、胸が痛くなって。淡く微笑む表情さえ、少し辛そうになってしまうけど……そんなこと、彼女の望むことじゃないって分かってるから、微笑み直す。ふわり、笑み深めて。足を、進めようと一歩、二歩。 ) ―――。 ( でも。 ) [Tue 20 Mar 2007 02:23:47]
シャリネ > ( 空色の双眸は考え込むように、食い入るようにその場だけを見詰めていた。左手のランタンをそっと置いて、ドレスの裾を裁いた。やっぱり、可笑しい。思い切って身を深く屈め、土を手に取ろうと……。 ) ……気のせいだよね? ( 嫌な予感がした。背筋が凍る。小さく呟く声は闇に掻き消えて。―――さらさら…… ) ( 指先から零れていく、湿った土。 ) レティ……。 ( 思わず、呟いた。戸惑いの声音。VHの手?墓荒らし?……どっちも嫌だけど……もしも。 ) 何があったの……? ( 前者だったら……。―――不安げに問いかけても、返してくれる声など、居なくて。誰か、教えてほしい。何があったのか。考え込む姿に、傍らに寄り添う仔犬。でも、子犬に手を伸ばしてやれる余裕もない。――此れは一体、なんだろう。 ) [Tue 20 Mar 2007 02:02:07]
シャリネ >  ( ちょっと、盛り上がってる? ) ………いい子ね、シフォン。 ( 思わず、手を伸ばして頭を撫でる。ドレス汚さないように、裾を少しだけ持ち上げ、身を屈め。土に手を伸ばす。 なんだろう、違和感がある。―――奇妙な。 ) [Tue 20 Mar 2007 01:57:00]
シャリネ > ( そっと、視線は仔犬へ。何か。足で示している? ) ……… どうしたの、しふぉ…… ( ランタンの光で照らした先。思わず言葉が止まった。動きも。 ) ……何、これ。 ( ちょっと、可笑しい。 ) [Tue 20 Mar 2007 01:53:21]
シャリネ > ( そっと、語りかける、墓の前。お菓子色が「きゅぅん」と、夜の闇の中で小さく鳴いた。――ランタンの灯りは片手に。腕に子犬抱くまま、少し大変だけれど……この時間にしか、なかなか忙しくて来られなかった。 ) ごめんね、なかなか来られなくて。 ( 少し申し訳なさそうに、子犬を下ろそう。墓の前に、子犬が。 ) この子ね、川辺で拾ったの。レティそっくりだと思わない? ( 少し、語りかけるように。小さく微笑みかけた。子犬は大人しく、匂いかいで、其処に居る。 ) ………これ。 ( バスケットから、小さな花束。ブーケにした其れは、貴女の墓へ。 ) 大きいのよりも、ずっと似合うなって。商業地区で売ってたの。もうすっかり春だなって。 ( 柔らかい声に反応する声はない。返ってこない。でも、それでいい。貴女はきっと、笑って聴いていてくれるって、信じているから。それで、十分。微笑み深めるけれど…… )( 「きゅぅ、ワンっ!」 ) ―――え? ( 我に返って、瞳瞬く。この子が吼えるのを、初めて聞いたから。 ) ……何?どうしたの?シフォン。 ( 首を傾げて近寄ろうと。ランタンを持った手のまま、僅か進んだ。 )  [Tue 20 Mar 2007 01:48:53]
シャリネ > ( 白いドレス。足元まで延びる其れは、ふわり、ひらり、風に舞うように広がったり、揺れたり。子犬をショールに包み、桃色のショールを羽織る少女は少し気味の悪いこの場所には浮世離れ。バスケットには、小さな花束。あの子らしいなと思って選んだ色と、花。橙の百合。 )  (  最近、少しも来られなかったから。 ) ……レティ。  [Tue 20 Mar 2007 01:47:05]
シャリネ > ( 何かを懐かしむように。何かを愛しむように。ただ、静かに。其処に居た。 ) [Tue 20 Mar 2007 01:46:09]
シャリネ > ( 辿り着いた先で、少女は暫く立ちすくんでいた。 ) [Tue 20 Mar 2007 01:45:36]
お知らせ > シャリネさんが来ました。 『 夜の闇に、浮世離れの、白。 』 [Tue 20 Mar 2007 01:37:37]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『私も素敵な夢が見れそう。(違う意味で。別れ際に一言つぶやいたとか。)』 [Mon 19 Mar 2007 02:13:09]
ルーア・リシア > ……なんで、私の知り合いってこんなのばっかりなんだろう……。 ( ものすっごく小さい声でポツリと。切実な本音が漏れたりした。 都合の悪いことを都合よく変換する耳、ある意味とてもうらやましいスキルである。 ) 思うに、ユダはお調子者を超えた超お調子者、なんだとおもう―― ( どこか疲れた調子で、彼女の人柄と性格をそう結論付けた。 ) 別に私に会いに来なくていいから、明かりは持ってきたほうが良い。 ( 彼女は中立。ゆえに相手から明確に敵意を示さない限り攻撃もしないし、言葉の端々にさり気無い忠告も混ぜる。それを聞くも聞かぬも相手次第。死神はただ、語るのみ。 ) じゃあ、いきましょうか。 ( 静かにそういって、歩き出す。 ) [Mon 19 Mar 2007 02:12:36]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 『今日はなんだか素敵な夢が見れそうよ。(別れ際に一言そう言ったのだとか)』 [Mon 19 Mar 2007 02:10:31]
ユダ > ×ヴァンパイア→○吸血鬼 [Mon 19 Mar 2007 02:07:20]
ユダ > そうだったかしら? ( からりと笑い声を上げる、お気楽女。続いた言葉には「あら、あら」と目を瞬かせ ) ルーアの仕事に貢献出来たようで、嬉しいわ。 ( どこまでも我が道をゆくよう。都合の悪いことは都合よく変換しましょー機能付きの耳 ) ま、ルーアってば優しい! ( 出口まで送っていってくれるという言葉に嬉しそうに微笑むと、握ってもらった手をまた嬉しそうに見詰めてぎゅっと握り返した ) ……あっはは、じゃあ、次からはルーアに会いに来るついでにカンテラも持ってくるー。や、今日はうっかり持ってくるの忘れたから視界が悪くて悪くて…。 ( ヴァンパイアという言葉にぴくりと肩を揺らすと乾いた笑い声を漏らして、誤魔化すように言葉を継いだ。忠告はしっかりと胸に刻み付け ) [Mon 19 Mar 2007 02:06:04]
ルーア・リシア > ……だから、最初に墓守って言った・・・…。 ( げんなりしたように肩を落とす。なんだかんだでペースに巻き込まれているのかもしれない。 ) わかった。じゃあ、私の仕事を増やしてくるステキなレディ。 ( なにか言葉の戦闘に付け足されたよ、ルーア・リシアの本音が。 ) 帰るなら、ちゃんと墓地の出口まで送っていく。それも墓守の務め。 ( 必死な形相で差し出された手と、ユダの顔を交互に見つめて、困ったように眉を寄せた。カンテラをもって、手を握った。 ) そうそう、この辺は最近VHGが調査に来てたから。せめてカンテラくらいもってこないと、吸血鬼と誤解される。 ( よくよく見れば、明かりになりそうなものを持っている様子のないユダに、そっと忠告その2 ) [Mon 19 Mar 2007 01:57:58]
ユダ > ふーん、つまるところの墓守さんね。なるほど、なるほど。お勤めご苦労さま! ( 腕組をして説明を一通り聞くと、労いの言葉をかけてみたり。まさか自分が少女の仕事を増やしてしまっているとは微塵も気がつかない奴 ) 珍客? せめて、素敵なレディーと言ってもらいたいのだけれど? ( 珍客、が誰を指すのかは理解した様子。ぷりぷりと拗ねたように頬を膨らませてみせながらも、疲れたように吐き出された言葉には思わず閉口した。再び周囲をきょろきょろ ) あっあのね、ルーア?私、そろそろ帰らないといけないの。でもね、ほらっさっきも言った通り私ってばうさぎちゃんみたいなピュアハートを持つ女だから、寂しいと倒れちゃうかもしれないのよ。 ( そう言うと、ずいっと無言で手を差し出した ) 帰る途中で、倒れちゃったら大変でしょ?だから、そこまで、あそこの木のところまで一緒に来て! ( 最後は顔が必死の形相 ) [Mon 19 Mar 2007 01:49:29]
ルーア・リシア > ――ウサギは寂しくなると死ぬんじゃ―― ( 割とどうでもいい部分にぼそっと突っ込んだり。ぶんぶんされて離された手を、しばらく見てから。 ) お墓を見回ったり掃除したり怪しい人たちへの対応をしたり。他にも墓荒しや野犬を追い払ったり色々と。 ( 聞かれれば答える、それが墓守のスタンス。それにしてもこのユダという女性、言動があからさま過ぎる。わざとこっちに分かりやすくやってるんじゃないんだろうかと思えてくるほどである。 ) えぇ、一杯いる。今日は珍客がいるから。 ( 誰とは言わない。あえて。背後に回ろうとするユダの魂胆にはなんとなく嫌な予感を覚えるが、肩をすくめて疲れたような息を吐いた。 ) ……一応、忠告はしたから。 ( なにが、とは言わない、あえて。 ) [Mon 19 Mar 2007 01:36:12]
ユダ > ( そう尋ねた矢先、お化けはそこらにいる、という物騒な呟きを聞いて「えっ」と呟いて固まると、周囲をきょろきょろ。心なしか、少女の背後に回ろうかとにじりにじり ) [Mon 19 Mar 2007 01:32:09]
ユダ > ルーア・リシア?素敵な名前ね!私はユダ・ライエル。ぴちぴちの23歳。 ( 握ったままの手をぶんぶんと振り、よろしくー、とへらへらと笑みを浮かべた ) あら、やだ何もしないわよー。ほら、手を握ってると安心するでしょ?私ってば、基本的にうさぎちゃんみたいにピュアなハートの持ち主だから、寂しくなると病気になっちゃうのよね。 ( ふざけているのかそうでないのか、ぺらぺらと言葉を紡ぐ ) 営業妨害…?んー…。はい。 ( あっさりと手を離した。それから、小首を傾げると顎に手を添えて少女を見て ) ちなみに、ルーアのお仕事は? [Mon 19 Mar 2007 01:30:19]
ルーア・リシア > ( じーっと女性を観察するように見つめる。胡散臭いし何を考えているのかさっぱり分からないが、墓荒しなどとは微妙に違って見える。 ) 私は墓守、ルーア・リシア。 ( まだ手を握ったままの彼女に、眉を寄せて抗議のまなざし。 ) 何をするつもりか知らないけど、離さないのなら業務妨害で対処する。 ( 静かに、淡々と告げる。半眼を解いて、女性の言葉にあたりを見渡し。 ) オバケならそこらにいるけど―― ( しれっとなんか言った。 ) [Mon 19 Mar 2007 01:20:15]
ユダ > ( 疑惑の眼差しは完全スルーな大根役者魂。相変わらず少女の手を握ったまま、ジト目を向けられると片手を頬にあてて、いかにも白々しく ) あら、まだ手を握ったままだったわね!私ってば、今の今まで気がつかなかったわ。 ( ぺチリと己の額を叩き、うっかり者演出か。そこでぱっ、と手を――離すわけでもなくしぶとく握ったまま ) だって、お化けがでそうで怖いじゃないのー。 ( つい先刻まで墓石に腰掛けていたくせに、この台詞 )  [Mon 19 Mar 2007 01:11:39]
ルーア・リシア > ――そう。 ( 対してこっちは、胡散臭い者を見る目で、半眼になっていた。 ) どういたしまして―― ( 握られたままの手を見てから、彼女へと視線を戻す。 ) はじめましての握手にしては、長すぎるんだけど。 ( 何を考えている、と言いたげなジト目。脳内で警戒警報発令中。 ) [Mon 19 Mar 2007 01:02:36]
ユダ > ちょっとしたお茶目よ、我がままじゃないもーん。 ( 可愛く語尾を延ばしてみる痛い23歳。伸ばされた手をしっかり掴むと、立ち上がり「うぅっ、足が!」なんて一通り胡散臭い演技を繰り広げた後 ) 有り難う。 ( 手をかしてもらったお礼に軽く頭を下げた。しかし、未だ手は掴んだまま離そうとしない ) [Mon 19 Mar 2007 01:00:02]
ルーア・リシア > ( 残念ながらレディへの気遣いなどかけらも持ち合わせちゃ居ないこの少女。だって死神だもの。あの程度の高さから落ちて、動けないほど痛いものかと、いぶかしんでいる。 ) こんな夜中に一人で危ない場所に来て、わがまま言われても困る。 ( さらっと女性の訴えを押し流すと、カンテラを地面において、鈴をしまい、倒れている彼女の手を取って。 ) まって、今起こす。 ( そのまま起きる手助けを。 ) [Mon 19 Mar 2007 00:51:03]
ユダ > だって…だって…。 ( 俯いたままいじけたように、地面と睨めっこしていたが、どうにも助け起こしてもらえる気配がないと、顔を上げて手を少女へと伸ばし ) 体の節々が痛くて立てないっ、膝すりむいた…お腹すいた! ( 立たせてプリーズとばかり指先をひらひら。最後に飛び出した言葉、若干欲望が口から飛び出した感じか ) [Mon 19 Mar 2007 00:44:35]
ルーア・リシア > ――お、り、て、と言っている―― ( 相手のしぐさに大しても、相変わらず声音に怒りも苛立ちの色も混ざらない。ただ静かに降りて、というばかり。そのうち、女性がバランスを崩して落下すると、肩をすくめて息を吐いた。 ) ――自業自得。 ( 動かない相手に、もうちょっと近づいて、そんな言葉をひとつ。女性を見下ろしたまま、彼女の反応を待った。 ) [Mon 19 Mar 2007 00:38:10]
ユダ > ( はっきりと顔を識別できる距離となり、思わずまじまじとカンテラの持ち主である少女を観察すれば、淡々とした物言いに唇を尖らせて ) えー。 ( いい年した女が、やだやだと駄々をこねるような仕草をしてみせ、中々降りようとしない。が、駄々をこね、足をばたばた揺らしたせいで足がワンピースの裾にからまって、バランスを崩した ) きゃーっ!! ( ゴスッという鈍い音をたてて、女は地面に落下。恥ずかしさからか、悲劇のヒロインよろしくなポーズで倒れ伏したまま動かない ) [Mon 19 Mar 2007 00:32:28]
ルーア・リシア > ( ゆっくりとさらに歩みを進め、女性の姿を視界に捉える。静かに視線を彼女から下へと向けて――乗っている墓石を見つめ――また戻した。 ) そこから、降りて。墓標は腰掛では、ない。 ( 淡々とした声音で、事務的に喋る。黄色いツインテールを風になびかせ、カンテラを掲げた腕を下ろした。 ) [Mon 19 Mar 2007 00:22:42]
ユダ > ( ゆらゆらと揺れるカンテラの明かりに照らされて、ぼんやりと見えた輪郭を見て小首を傾げた。投げかけられた問いには、少し迷うように間を置いてから ) えぇ、いるわよ。 ( 馬鹿正直にそう返した。相変わらず墓石に座ったまま動こうとはせずに、そちらに顔を向けたまま ) [Mon 19 Mar 2007 00:18:58]
ルーア・リシア > ( ヴァンパイアハンターが持つ鈴の音とはまた違う、墓守の鈴の音色。ただ狩人を警戒する吸血鬼なんかは聞き間違えたりするかもしれない。 ) ――キュビエめ。まったく。 ( 半眼になって、ぼそっとつぶやく。おかげで朝まで足腰立たなかった。とはいえ、マッサージの腕は確かであり、こうして疲労もすっかり取れたわけだが。 ) ――ん? ( カンテラが照らす闇。その向こうに、うっすらと人の気配を感じて。変化の少ない表情で行く先を見つめる。 ) ――だれか、いる――の? [Mon 19 Mar 2007 00:14:28]
ユダ > ( 空気を振るわせる静やかな音に反応して、空を見上げていた顔を地上へと向けた。耳に心地よい、静かな鈴の音。すっと双眸を細めると、少し先に見えたカンテラの明かりを見詰めた。何かが、来る。それが何か、までは分からなかったが本能的に背筋がぴしりと伸びた ) [Mon 19 Mar 2007 00:10:59]
ルーア・リシア > ( 透き通ったその音色は、風に乗って墓地ヘと広がる。墓守の存在を聞くものに伝える鈴の値は、やかましさよりは心地よさを与えるように。カンテラを揺らしながら、黒いローブをまとったツインテールの娘は、ゆっくりと夜の墓地を見回っていた。 ) [Mon 19 Mar 2007 00:05:50]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(チリィ――ン――チリリィ――ン。乾いた鈴の根が鳴り響く。)』 [Mon 19 Mar 2007 00:04:18]
ユダ > ( 宙に浮いた足をふらふらと揺らしながら、ぼんやりと空を見上げる。病的に白い月がぽかりと浮かんで見えたが、こう見慣れてしまうと「美しい」だとか「綺麗」だとかいう感情も浮かばない ) なんてまぁ美しい月なのかしら。 ( それでも、一応言ってみる。なんとなく、月を素直に綺麗だと思えない自分が寂しく思えたからか ) [Mon 19 Mar 2007 00:02:13]
ユダ > でも、棺って結構良い値するのよねー…。日除け対策に、ひとつ欲しいといえば欲しいのだけれど…。 ( 墓石の丸みを帯びたラインを、つーっと指でなぞり、アンニュイなため息を吐き出した ) あぁ…お肌の調子が心配…。 ( ヴァンパイアゆえの劣点、太陽の日によって起こされた朝はどうにも肌の調子が悪い。きっちりとカーテンをひいて眠るようにしているが、やはりここは1つ棺がせ欲しいものだ ) 中古販売は、していないのかしら。 [Sun 18 Mar 2007 23:53:42]
ユダ > ( 夜の墓地は、薄暗くオカルティックで中々面白い。生前ならば、こんな時間にこんな場所を1人でうろつくことなど、決してなかったろう。柔らかな土を踏め締めながら、一歩一歩足を進める ) なんでかしらねー…不思議と落ち着くわ。 ( 黒いドレスの裾を引き摺るようにして歩きながら、漏らされた小さな声 ) ここに引っ越そうかしら。 ( すとん、と無礼にも目にとまった墓石に腰掛けると、冗談とも本気ともつかない戯言を漏らした ) [Sun 18 Mar 2007 23:47:58]
お知らせ > ユダさんが入室されました。 『月明かりの下』 [Sun 18 Mar 2007 23:46:41]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『不安の種はすぐに真っ黒な花を咲かせ、傭兵の心を蝕んだ。』 [Sun 18 Mar 2007 14:54:43]
艶子 > ( 狩人が暴いていったという可能性は否定できるものではない。しかし、しかし―― そこまでやるのか。 ぐるぐると渦巻くのは、アレッサンドラが墓を暴く光景。否、狩人と一口に言っても大勢居る。彼女がやったかどうか何て判らないじゃないか。あの人はそんな事しない、吸血鬼の影から怯えて逃げ帰った私を、優しく抱きしめてくれたあの人は。死地に赴く私の無事を祈ってくれたあの人は。ヴァンパイアに対して少なからずのやり切れなさと哀れみを感じていたあの人は。 同時に思い返すのは、醜く焼け爛れた彼女の姿が歪に険しくなるあの表情。身体だけでなく、心まで焼かれてしまったのではないかという不安。 ) [Sun 18 Mar 2007 14:53:36]
艶子 > 土が――……。 ( しゃがみこんで、そっとその土に触れた。掘り返したような跡がある、それもごく最近。 ―― 一体これはどうした事か。背筋に寒いものを感じた。何故死者の墓を暴く必要があるのか。一体誰が暴いたのか。 貴族の墓と知って目ぼしい物を奪おうとしたか?或いは死霊使いや魔女どもがその遺体を役立てようとしたのか。それとも……。 ) それとも。 …まさか。 ( ヴァンパイアの死体は残らない。全て灰と化すのだという。 ) [Sun 18 Mar 2007 14:42:58]
艶子 > ( エルザファームがこれから先一体どうなるのか、私には判らない。このまま少しずつ持ち直していくのか、或いは何もかも潰れてしまうのか。いっそ無くなってしまった方が、全ての重圧から解放されるのでは無いか。エルザファームに残った人達も、何処かに旅立ってしまったミレイユも。けれど少なくともシャリネはそれを望まないのだろう。 …奇妙な事件だった。地方村で起きた一家惨殺事件、それを追って私はMJと共にやってきた。そしてステアの存在を知り、エルザファームの秘密を知る。私があの時海岸でステアを仕留めていれば、その秘密も洩れる事は無かったかもしれない。 ) 今更悔いても仕方ないけどさ。…貴方も、愚痴を言いに来たのかとうんざりしてしまうでしょうし。 ( 肩を落とし、小さく笑った。 ……ふと、その時だが。何かこの墓に違和感を覚えた。他の墓と比べて何かがおかしい。 ) [Sun 18 Mar 2007 14:28:31]
艶子 > レティシア。お久しぶりです。 …ヴェイトスじゃ、お線香ってあんまり使わないんですね。相変わらずどの花を手向ければ良いのか判らないし、貴方が好きな花も知らないから…。適当で、申し訳ないんだけど。 ( 墓石の前に花束を添えて。手を合わせる事もしないんだっけ?考えてみたら、私はまだまだこっちの様式や作法に詳しくない。色んな種族が入り乱れるヴェイトス市じゃ仕方の無い事なのかもしれないけど。 ) 早いものです。もう、館が焼け落ちてから四ヶ月になりますか。 シャリネは立派にやってるみたい。ミレイユは…もう、ここには居ないみたいだけど。 ( もう関わるべきではない、そう判断したこの事件はまだ終わっていない。いや、終わりなどあるのだろうか。 ) [Sun 18 Mar 2007 14:05:14]
艶子 > ( 騎士団員達の墓参りに行った事はあるが、個人的な知り合いの墓参りはこれが初めてになる。しかし私の知り合いというのは大体が死線を潜らなければならない立場にある人ばかりで、その内こうして墓参りをする機会が増えていくのだろう。いや、その前に私がここに埋まるのかもしれない。 ) 今更、とも思ったのだけど。ずっと来れなかったから。 ( そうして私は、目的の墓の前に辿り着いた。 ) [Sun 18 Mar 2007 13:49:44]
艶子 > ( 着物ってのは、裾を捲くらずにいると歩きにくいものなんだなと今更ながらに思った。走ったり転んだり戦ったりが日常なので、いっつも捲くりっぱなしだったから、いざちゃんと着てみると大股を開けないので動きにくい。 では、どうしてちゃんと着物を着ているのかと言えば、今日は警邏しに来た訳じゃあないからだ。その手には刀では無く花束が握られていた。 ) [Sun 18 Mar 2007 13:38:53]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『ここに来るのは久しぶりだ。』 [Sun 18 Mar 2007 13:32:54]
お知らせ > アレックスさんが退室されました。 『以上が、墓暴きの結果である。』 [Fri 16 Mar 2007 01:33:51]
アレックス > ・・・ こちらへ。 此処へ中身をひっくり返しなさい( 敷かれたシートの上を剣で指し、指示する。 棺に納められた物が、灰。 屋敷ごと燃え尽きたとは言えこれは明らかに異常だ。 火葬と言えど、骨くらいは残る。 それは魔術による火葬だとしても、だ。 パプテス視点でみれば復活の際の器である肉体を燃やす事は禁忌であり、天に全てを返し完全に復活を封じる手段だが―― 火葬とは骨を摘出する事に他ならない。 ましてや、単なる焼死であれば肉を焼ききるに至らず、外側だけが焼け焦げた所謂生焼けの状態であり、灰だけが残るという事は在り得ない。 好んで火刑を見続けた私が言うのだから間違いはない。 ざ、とシートの上にひっくり返された其れを、剣の先で分けても何の抵抗も感じられない。 其れが何の物かは知れないが、灰だ。 十字に切り分けられた灰を眺め、暫し思考。 )・・・・・・ ご苦労様でした、元通りにして置いてください。( そう言えば、ひっくり返された灰を少量掬い取り瓶に収めて栓をし ) 墓守には私から連絡しておきます。埋め戻したら撤収してください。 [Fri 16 Mar 2007 01:31:26]
アレックス > ―― こじ開けなさい。中身が遺体であれ、それは唯の箱です。( 現れた棺に部下に無慈悲に告げる。腐乱死体程度に臆し確認できぬのであれば、吸血鬼狩りなど勤まらぬ。早々に転職を考えた方が良かろう。 待機させた一名に目配せし、黄泉還りの際の準備をさせる。 用心が過ぎる程、万が一の事を考えての事ではあるが―― 己も剣を抜く。 そうしている間にも、釘で打ち付けられた棺桶にバールが差し込まれ、木製の其れがぎしぎしと軋む。 やがて、蓋が外され、作業員が引くとともにその中身が灯りの元に晒され―― )  ( しん、と静まり返った沈黙の中、棺の中収められていたのは麻袋一つきり。 包帯の下引き攣った皮膚が顰められる。 これは、何だ。 遺品か何かだろうか?棺桶の中身としては、これだけで異常だと想うが )――・・・・・・ 中身を検めなさい( 剣を収めながらの指示。 腐りかけた棺を崩さぬように持ち上げられる袋、見た限りでは形ある物が収められているとも思えない。 そして、ヒト一人がその中に納まるとも思えない。 縛られた口が開かれる。 )・・・・・・ 灰?( 墓暴きの結果が、それ。 ) [Fri 16 Mar 2007 01:15:23]
アレックス > ( 理由など後からいくらでも付いてくるものだ。 後から幾らでも捏造できる物であり、思い込める物であり、如何とでも言える。 此処において唯一つ必要な事は見て取れ、手に触れる事のできる事実であり、それを受けて何を成すか―― 己は目を瞑る事を良しとはせず、己の理に従い、己の思う事を成すまで。 私は死者を葬る事に何か理由が必要だとも思わない。 そうあるべきであるからそうするのであり、他に何の理由も必要とはしない。 かつて抱いていた死後の安息への想いや、綺麗事染みた理想を今は必要とは想わない。 各々の想いとは別たれた場所で秩序は保たれる。 あるべき指針を失った時、ヒトは一体何を頼れば良いのか―― 例え其れが嘘であったとしても、嘘を付かずにありのままの世界を受け入れられるヒトなど此の世には居ない。 ましてや、嘘と嘘を対立させ、どちらがより間違っているかを測る事に意味を感じない。 所詮、どちらも嘘である。 要は、其れを知った者がどの嘘を指針として採用するかの問題であろう。 そんなもの、此処が己に都合の良いものを選び取るより他無い。 そういう意味では、決して安息は訪れない。 嘘を真としようとするかは別の話として―― ) ( 暇に任せ、痕に手を触れ物思いに耽る現場指揮官である死神風貌が手を貸さぬまま作業は進み やがて、ガツ、とシャベルは棺を掘り当てる。 )―― 気をつけて。 1名は待機。 他は作業を続行。( 声に従い、墓を暴く抵抗感と反感を僅かに覗かせながらのろのろと作業は進む。 掘り当てられた棺は丁寧に土が払われ やがて全貌を現した。 ) [Fri 16 Mar 2007 00:57:20]
アレックス > ( 何やら、暫く市を離れている間に穏健派とそれ以外の間で対立があった模様。その煽りを受け、自分の提出した報告書に上司は眉間の皺を深くし、影で火傷顔と称され、恐れと陰口の的である貌を見上げた。 言わんとする事は理解できる。 大方、吸血鬼狩りの組織でありながら、魔女狩りの轍を踏まぬと積極的な弾圧のできぬ世相との板挟みという所だろうが―― 実に、下らない。 我々は吸血鬼を葬る。 その一点のみで機能していれば良い。 其れができぬのであれば、ギルドの看板を下ろすが良い。 世相を察さぬ原理主義のタカ派として活動を続ける私を批難する視線を無視し、計画書を提出し、すぐさま次の行動に移った。 手緩さにも程がある。 この立証すら 遅いくらいだ。 ) ( 揺れる炎を見ていると、とても凶暴な気持ちになる。 邪魔するものは全て燃やしてしまえと。 その思想の危険さが判らぬ訳でもなく、焚かれた灯火から目を逸らし 掘り返される土と、墓を見る―― 何故、この墓がこの場所にあるのか。 それがまず疑問ではあるが、意図は知れぬ。 ) [Fri 16 Mar 2007 00:17:25]
アレックス > ( 吸血鬼容疑がかけられているレティシア・フォノ・クレストラの墓を暴く事。 管理された墓地故に、無縁仏以外の墓碑の発見自体は簡単な事、吸血鬼容疑者レティシアが死んだと言うのなら、死体を改めるのが一番手っ取り早い方法ではある。 既に死した吸血鬼の墓を暴く事に何の意味があるのかと問われるのならば、確認の一言に尽きる。 暴いた結果、吸血鬼ではないと証明されればそれで良し。では、そうでないのなら?吸血鬼として滅びたのであれば、地方村に巣食う吸血鬼は滅びた、という事実を得る為。 掘り出された棺が空、もしくは異常があるのであれば―― その時は追求せねばならぬ。 これはどういう事だ、と。 「地方村に吸血鬼は居ない」という事実を立証する為の消去法。 尤も、関係者の話を聞く限りでは疑いは濃厚だが―― ) ( アレッサンドラ・クレメンテがそんな事を考えながら、その貌を無残に覆う包帯から覗く碧眼で揺れる炎を見詰める合間にも、 ざっ、ざっ、と土を掘り返す音は静まり返る墓地にやけに大きく聞こえる。 ) [Thu 15 Mar 2007 23:58:53]
アレックス > ( ざす、ざす、とシャベルが土に突き立てられる お上公認の「吸血鬼狩り」による墓暴き。暴いた結果、無事遺体が収まっているのならば其れで良し。さもなければ―― 屋敷を全焼する惨事だったと言う。であるならば遺体の損壊も激しかろう、それ自体がすでに忌まわしき、痛ましき事なれど 必ずしもパプテスの流儀に従わぬヴェイトス市。そもそも、異教徒は【復活】する事など在り得ないからどうなろうと構う必要は無し。 調査の為に事件現場であり、また吸血鬼が存在すると思われる地方村へ出向いていた狩人は確かめる事も出来ずに推定吸血鬼が逃げた事を確認した後、ファームの家畜達や村人達が吸血鬼である可能性を検証・調査し 「ミレイユ」の詳細な情報を村人から聞きだした後、ヴェイトス市に帰還した。 長きに渡る調査の報告の後、手をつけたのがコレだ。 ) [Thu 15 Mar 2007 23:49:48]
死神風貌 > ( 墓地の一角に煌々と焚かれた灯り。それはランタンや松明に留まらず、土を掘り支柱を立てた篝火 それは魔の住む闇を駆逐し、人の理を知らしめるように周囲を照らす。 その灯りに照らされた墓碑に刻まれた名は―― ) 墓守に挨拶は済みましたか? では―― 始めましょう。 ( その灯りの周り、灯りが揺れるに従い揺れる、数人の人影。 頭の先から足首までをすっぽりと覆い隠す修道士のような、死神のような 腐臭を放つ地面から生えた棒ような人影が声を発する。 その声を合図にして、湿った土にシャベルが突き立てられた。 ) [Thu 15 Mar 2007 23:33:35]
お知らせ > 死神風貌さんが入室されました。 『 篝火 』 [Thu 15 Mar 2007 23:33:17]
お知らせ > リオーネさんが退室されました。 『お嬢様――(喉奥から搾り出すようなつぶやきは、夜の風に溶けて。)』 [Thu 15 Mar 2007 01:37:05]
リオーネ > で、ですからそれとこれとは話が別で――ちょっ、お嬢様〜!! ( 叫ぶ声も、伸ばす手もむなしく、アイメルの姿はどんどん小さくなっていく。やがて視界から完全に消えると、がっくりとその場に膝を落とした。 ) お、お嬢様――そんな、せっかく、せっかくお会いできたというのに。 ( ぽろぽろ、大粒の涙がこぼれた。土を引っかくように、拳を握る。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:36:40]
お知らせ > アイメルさんが帰りました。 『墓場を出ては馬車捕まえて「出せやコラ!」とやったとか。』 [Thu 15 Mar 2007 01:33:03]
アイメル > ( ずんだだだだだだっ! ) 私強いから一人でも平気よ!リオーネにいつまでも頼ってちゃ私だって貴族としていけませんわ! ( どんどん趣旨がズレていく。走りながら叫ぶ。もう必死に叫ぶ。全力疾走で―――そのままっ ) [Thu 15 Mar 2007 01:32:31]
リオーネ > はいっ、はいっ! 生きておりますとも。お嬢様を探しつづけて三千里――わぁ!? ( 突き飛ばされた。何がおきたか分からず、目を白黒させていると。「なんであったかいのよ!」 ) で、ですから、リオーネが生きているからでございま――え、ぇ? お、お嬢様?! どちらへー!! ( ここで見失っては、大変だ。急いで身を起こすと、ランタンを拾うのも忘れて明かりを追いかけるように走り出す。 ) いけませんお嬢様! この場所はとても危険で――お一人では――! [Thu 15 Mar 2007 01:28:13]
アイメル > ( ぎゅーされて、「ご安心くださいませ」とんとん。 ) うぅぅぅぅ―――………あ。 ( ぴた、と ) 生きてる?! ( 一気に立ち上がり貴女を突き飛ばさんと。だって家出中だものっ生きてるリオーネなんかに会っちゃまずいわ!!と、いう思考※酷すぎる※ ) なんであったかいのよ! ( ものっそい酷いことゆった。ずびし、っと指差し。そして近くに落としたランタン持ってリオーネから離れずだだだだだっと走り抜けん―――!でも、走る素早さなんてたかが知れてて、リオーネさんも追いかけられる素早さ。いや、勝てるかも。いや、追いつけないかも……っ?! ) [Thu 15 Mar 2007 01:22:17]
リオーネ > あぁぁ、ほ、本当にお嬢様なんですよね? よかった、ほんとうに、あぁ――やっとあえ――ってお嬢様!? ( 近づいたらすごい勢いで逃げられたので、結構傷ついたらしい。 ) ひ、ひどいですよぉ、なんでにげるんですか? ――はい、リオーネでございます。お嬢様――ずっと、ずっと探しておりました。 ( 瞳うるうるとか、そんなレベルじゃない。滝のように目から涙をどばどば流して、胸の前で手を組みながら。 ) ――お嬢様ぁ。 ( 座り込んでおお泣きするアイメルにそっと近づいて、抱きしめるために手をその背へと回す。 ) ――ご安心くださいませ。リオーネは、お嬢様をおいて死んだりしません。ほら――温かいでしょう? 死んだら冷たくなるんですよ? ( だから泣かないでください、と。言ってる本人がおお泣きしているんじゃ説得力も薄いか。お嬢様の背中を、あやすようにぽんぽん叩いて。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:18:13]
アイメル > ああ、そろそろお迎えね……わたく、し……調子に乗りすぎたかしら?(多分そうでしょう)も、お空がまっくらね、なんだかしかもリオーネの声がするのよ、気のせい―――( 「アイメルお嬢様〜〜〜っ?!」 ) ( がばりっ起き上がったよ ) リオーネぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜っ?! ( 朦朧とする頭で、何とか後ずさりずさささっ!指差して叫ぶよ ) ど、ど、どうして??なんで、なんでこんなところにいるのよ!! ( 叫んで目を丸く )あ……っ!まさか…… ( 口許押さえて眉寄せ ) とうとうリオーネ笑いすぎて死んじゃったとか?!( 一気に泣きそうな顔までし始めた ) やだ、リオーネ、亡霊になんかなっちゃヤよ?死んじゃったの??せめて私がクリスティアに帰るまでは生きててほしかったわだって一人じゃ帰りにくいもの!!( なんかある意味酷い。 ) そんな、いやいやっ。リオーネが死んじゃったなんて、私どうしたらよくて??これから聖書の読み聞かせがないなんて私耐えられなくってよ?! ( 思いこみすぎたお嬢様は、座り込んでビービー大泣きし始めました。貴女の叫びより遥かに状況えすかれーてぃんぐ ) [Thu 15 Mar 2007 01:11:42]
リオーネ > アイメルお嬢様〜っ!? ( 叫んで四つんばいのまま近づいた。ものすごい勢いで。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:04:56]
リオーネ > あいっ――いたたたぁ〜……。ヒ、ヒヨコが3,4ひ、き〜。 ( こっちも頭の上でぴよぴよくるくる回っています。ヒヨコさん。目を回しながらしばし体を横たえて空を見上げる格好に。 ) う、うあぁぁ〜……な、なにごとでしょうか。ついにお迎えが? 死神さんの鎌でずばーっと……? ( 頭を片手で押さえながら、上半身を起こす。いまだ定まらない焦点を合わせるように、ぼ〜っとあたりを見渡して。 ) あ、れ――? ( 目の前で倒れている、この、おかた、は―― ) あ……あ、あぁ―― ( ぱくぱく、と口だけが動いて。呆然としながら。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:04:10]
アイメル > ( 目つきもサイズも可愛いけど、がりがりしちゃうところは可愛くないの、かもっ )( 延々と語り続ける彼女と同じく此方も喋り続けるね ) 大体足元にはもっと立派なものがあるべきだわ、私の枕元には聖書足元にはクッションって最初から決まってるのよわかってらして?!全く失礼な鼠だわさすがドブネズミよ(いや、鼠其処までわかんないって)そして欠かせないのはサイドテーブルに紅茶と甘いお菓子と楽しいゲームよこれがなくっちゃあ始まらないわ( ずかずかずか ) よーく、よーく覚えてらっしゃい全く大体天下のアイメル様になんたる無礼かしら。もうちょっと礼儀を弁えていただきたいものね、これが屋敷だったら即殺してるw―――( がっつん  ) ――――――-っっっっ!!! ( ごーーーーん、という音とともに頭上でピヨピヨチャンが鳴いてます。ぐるぐるぐるぐるしながら倒れるフラグ。気絶仕掛けで大の字に ) [Thu 15 Mar 2007 00:59:53]
リオーネ > ( 可哀想なネズミさん。あぁ見えて目つきだけは可愛いんです。目つき”だけ”は。 ) その日お嬢様は私たちがこっそり用意してあった料理の出し物が気になったらしく、調理場に忍び込まれたようで――えぇ、そこでドブネズミのドブチューさんとご対面いたしましてね、よりにもよってそういう日に限って人が出払っておりまして。 ( 誰に話しているんでしょうか。きっとあの世のお父さんお母さんに。いい加減幻聴だけでなく幻覚もみえてきそうなほどげっそりしている。 ) たしかにドブチューさんにも悪気はなかったんですよ、通りすがっただけですもの。ですが――あぁ、ですが悲しいことに、お嬢様はそういった小動物に慣れておらず―― ( ずかずかずかずか。前方から聞こえてくる足音。ぼ〜っとした目でそちらを見つめて。 ) あぁ、そうそうこんな感じ。私のところにずかずかずかやってきまして、”ちょっとリオーネ! 私はあんな従者を雇った覚えはないわよ、すぐ追い出しなさいってすごいかおであべしっ!!? ( 思いっきり正面衝突しましたとさ。 ) [Thu 15 Mar 2007 00:53:26]
アイメル > ( 探してくれている従者さんなど露知らず、この勝手なお嬢様はただひたすら、今は足元の鼠に叫ぶばかり。パニックパニックです ) ちょっと、やめっ、どきなさいよっ!! ( ていやーっと鼠を蹴ったよこの子!お嬢様も勇ましいんです。 ) ふぅ、ふぅ…… ( 息切らして振り返る ) もういやっこんなところ!早く抜け出したいわ帰るのよ!宿に返るの!! ( 誰にいってるのか分かりません。が、帰りたい、らしい。振り返ればあなたに気づかずにずんずんずんと大またで歩こうと。表情は至極不機嫌極まりない。 ) 全くなんなのよ。鼠が私の足元になんて百年、いいえ、二百年、いえいえ、千年早いわ!? 全くなんなのよ。ちょっと足を踏み入れたからってがりがりがりがり……――― ( ぶつぶつのたまいながらずかずかずか。貴女の方向へ。このまま歩いてくれば視線は足元なので貴女を見ていません。ぶつかるか、横切るか。 ) [Thu 15 Mar 2007 00:46:49]
リオーネ > あ〜、愛しのアイメルお嬢様〜。今頃どこで何をしておいででしょうか……。 ( 一人でバタバタと街を走り回り、日夜お嬢様を探し続けたリオーネは、すっかりやつれていた。カンテラを下げて、一歩一歩重い足取りで進む。 ) ――ごはん、いいかげんたべ、ないと―― ( 『ド、ド、ドブネズミぃぃぃぃっ!!!』 ) あ〜、いまお嬢様の声が聞こえたような……お懐かしゅうございます。あれはたしかお嬢様が10と4の誕生日を迎えた日のことでした―― ( 遠い目をしながら、ぶつぶつと。でも声のほうに足は向かっており。 ) [Thu 15 Mar 2007 00:39:19]
お知らせ > リオーネさんが来ました。 『(ふ〜らふら、おぼつかない足取りで墓地を行く。)』 [Thu 15 Mar 2007 00:35:21]
アイメル > ( がり。 ) ヒッ! ( 足元で音が。思わず声上げて目を剥く。下を見れば、 ) い、いやぁぁぁぁぁぁあっ!!! ( 絶叫。近所迷惑墓地迷惑。幽霊迷惑してるだろうに。 ) ド、ド、ドブネズミぃぃぃぃっ!!! ( うわぁぁぁぁん、と大泣きしながらパニック状態。手足ばたばたわたわた、ランタン放り投げて逃げ出す寸前 )  [Thu 15 Mar 2007 00:34:21]
アイメル > ( そろ、そろ。歩く姿は、ランタンの灯りに見えては消え。 がさ、 ごそ。   )  ――――っ。( ごく。 と 息を呑んで、墓標を見る。 別に死者が眠ってるくらいで本当は恐くない。起こさなきゃいい。眠ってるんだろうし。なんて。でも、この少女にとっては未知のもの。恐くて仕方がない。恐る恐る、ランタン照らす先―――その先に、抜け道はないかと足進めるけれども。 )( がさり。 ) (    大きな音がした。  ) [Thu 15 Mar 2007 00:31:53]
アイメル > ……っ ( がさがさ、という音にさえ、ビクつく少女。肩縮めて、歩く。 ) こ、 こわく、ないわよ……! ( 虚勢を張って、するーり、するり。暗闇の中、芝生の音さえ、耳に障る。―――なんでこんなところに来たかって?訊くまでもない ) ……此処、ドコよ……! ( 小さく、呟いた。口をへの字に曲げて、肩はぶるぶる震えてる。寒さじゃない。悪寒に近い感じの、恐怖。だって夜だもの。 ) [Thu 15 Mar 2007 00:24:32]
お知らせ > アイメルさんが来ました。 『 ( ランタン持って、迷い込む。 )』 [Thu 15 Mar 2007 00:22:33]
お知らせ > 炎涼さんが退室されました。 『命は、生と死を、平等に与える。』 [Wed 14 Mar 2007 00:40:35]
炎涼 > (愛しい者達の墓は無い。故郷の朱鷺都だ。今は、事件に巻き込まれ、死に至った者達の、墓。) ―――、  分かったのは卑しい。 (愛しい者達が生きていれば、何度言っていたか、今となり鮮明に思い出せない。都合が良い程まで記憶を改竄している可能性もあるのだから信用は出来ない。何をしたいのだろう。馬鹿馬鹿らしい。其れでも優しい奴を守り抜いて、真の悪を壊し続ける。絶対的で強大な力を手に入れたい。身を滅ぶ道でも構わない。何時か破滅を呼ぶ程、危険だと言う事も知った。言われたか、曖昧な事も確か。ずっと立ち上がってランタンを手に持ち構えてから静かに消え去ろう。) [Wed 14 Mar 2007 00:39:37]
炎涼 > (穢れて、穢れて、穢れ続けた。愛しい者達と人種が違う自身を笑い掛けてくれた。其れが何より嬉しかった。護る価値があるから護ろうとした。) ―――。 (短命と長寿の壁を気にせず、若々しい姿が、護る必要も無い立派な姿が、心身を衰えて亡くなる姿を見た。痛くて辛い、熱くて悲しい、自分より先に死んでしまう人達を見た。) ―――、 死んでしまうのは辛かった?それとも生の苦しみから開放された? (何も聞こえない。何も言わない。何も苦しまず、逝ってくれたなら幸いだ。理由は分からないが、まだ死にたくない。死ねない。其の為に地に足を踏み続ける。絶対的な力が必要だ。護る為にも。壊す為にも。) [Wed 14 Mar 2007 00:27:06]
炎涼 > (片手の指先にランタンを引っ掛けて、少し置くにある見ぬ墓まで歩き出した。目的の墓まで歩き出すと、立ち尽くしてはしゃがんで手を合わせる真似をした。片腕は無くした。) ―――― 。 (自身に決め付けた約束も果たした。)(自己満足。偽善者。と言ってしまえば其れまでだ。少し思い出した。朱鷺都で愛しい主を。共通した時間を守る為に剣を振舞い続けた。血と言う生々しい記憶。其れでも笑い掛けてくれた笑顔は眩しい。悪を斬り捨て、主を笑い掛け、愛しい者達に幸せを得るなら、血塗れになっても構わなかった。) [Wed 14 Mar 2007 00:17:17]
炎涼 > (少し関わった人達、関われず名だけを知る者達、事件の被害者となり亡くなった者達。花を出来る限り添えた。) ―――。 (青い団服を身に包んだ青年は、足音を立てずに崩さない顔立ちを保ち続けた。地に置いてあったランタンを隻腕の指先に引っ掛ける。そして持ち運んでは、また見ていない墓にも行こう。出来る事は無い。肉体を滅んだ先は、霊となり、魂となり、地獄か天国の場所に行くとされる。朱鷺都では少々と違った形なのかも知れない。) [Wed 14 Mar 2007 00:10:38]
炎涼 > (朝は目が覚め、昼は体を動かし、夜は体を休める。其れが人間達が言う日常。夜の闇を深くなり、多くの人々は眠りに落ちるだろう。人が眠りに落ちれば、動けなかった者達は目が覚める。自警団の青い団服を赤い服の上に羽織った青年が一列に並べた墓石を多数に存在した。) ――――。 (誰も居ない場所で言葉など出さない。肉体を滅ぼし、魂だけ眠っているのかも知れないのだから。知っている人の友達が亡くなった。また最近に亡くなられた人達が眠る。) [Wed 14 Mar 2007 00:06:00]
お知らせ > 炎涼さんが来ました。 『夜中。深夜。』 [Tue 13 Mar 2007 23:59:42]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『そうして、明かりと共に墓地を去る』 [Mon 12 Mar 2007 22:29:57]
ヴァネッサ > ――よし ( 墓石の表面を照らすのを止めて、墓石を背にし、来た道を戻ろうとする。ここにもあまり足を運ばない方がいいのかな、と思いながら ) [Mon 12 Mar 2007 22:29:51]
ヴァネッサ > ( カンテラを一度墓石の隣に置いた。ただ、何となく ) あぁー、機嫌…悪くなるかな… ( カンテラを置いてから、ちょっと遠慮したように言った。本来一緒に逝くはずだったのがこうしてその身体を未だに使っているものが目の前にいるのだから ) ――もうしばらくは、使わせてもらいます ( そう、一言墓石に向かって告げた。そうして、隣に置いたランタンを手にとって、もう一度墓石の表面を明かりで照らして、しばらくそれを眺める ) [Mon 12 Mar 2007 22:13:03]
ヴァネッサ > ( 考え事をしているうちに目的の墓石の前についていた。片手に持ったランタンは持ったまま、見下ろす形で墓石を見つめる。明かりが無くても見えるが、ランタンの光で墓石の表面を照らす ) ――― ( 男の名前と女の名前が一つずつ。あとその下に何かを削った後が一つ ) そっちに私はいる? ( 傍から聞けば訳のわからない言葉を墓石に向かって投げかけた ) ―――― ( 返事は返ってくるわけも無い。そして、返事を求めているわけでもなかった ) [Mon 12 Mar 2007 21:57:26]
ヴァネッサ > ( 墓地に来るのも久しぶりだ ) 花くらい、必要だったかな… ( ぶつくさと独り言を漏らし続けながら、目的の共同墓地へと足を進めていく。 一応、自分の中では家族としてのつながりはもう無いと思っているけど。たまに気になって見に来てしまう。悲しいのはかけてあげられる言葉が無いことか ) [Mon 12 Mar 2007 21:47:14]
ヴァネッサ > ( 暗闇に包まれ、場所ゆえの薄気味悪さに包まれた空間に一つの光が浮かんでいた。ボォッと浮かぶその光は人魂に見間違えてしまう位に薄気味悪かった ) ―――― ( しかし、それは人工の光で、その光を持っている人物もちゃんといた。その人物は白い単の着物のようなものの上に外套を羽織って、フードをしっかりと被っていた ) 結構使えるものだ… ( 外套姿の人物はそんな独り言を呟きながら墓地の中を奥へ奥へと進んでいく。 自分の住処に会った埃まみれのランタンだったが使えることに本人が驚いていたり。 本人自身ランタンの明かりは必要ないが、昔持っておけと言われた事を思い出して掃除ついでに出てきたランタンを持ってきてみたといったところで ) [Mon 12 Mar 2007 21:37:49]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『暗闇に浮かぶ光』 [Mon 12 Mar 2007 21:32:38]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 (久しぶりにお母さんとお父さんの墓に寄った。姉の墓はまだ、無い。) 』 [Sun 11 Mar 2007 03:29:53]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(吸血鬼――その言葉は、すでに少女にとって、他人事ではない。)』 [Sun 11 Mar 2007 03:27:11]
ルーア・リシア > ( 残念ながら、この場で得られる情報はもうないだろう。こちらはただ、相手の仕事が上手くいくことを祈るだけ。墓守としてできること以外は、してあげられないのだから。 ) 分かりました。遺体を運ぶのに必要な道具は、こちらで用意しましょう。 ( カンテラを地面に置き、鈴をしまうと、こちらも作業に取り掛かる。さっさと終わらせて、のんびりお風呂にでも入ろう。 ) [Sun 11 Mar 2007 03:26:24]
エリー > ―――なるほど。 そういうもの、ですか。 ( 完全な把握は矢張り無理か。 吸血鬼が死体を隠す為にわざわざ此処を選んだとして、花束を添えに来るという行動には正直――――不快感以外何も感じなかったが。 ) 可能性がある限りの調査を続けます。 それじゃ、すみませんけれど此処埋めるの手伝って頂けますか? それと、帰りに少し墓参りを。 ( さて、と気持ちを切り替えてスコップを手に取る。 二人の遺体は何か遺体を収める袋を借りて、荷車で運ぶ事になるか。 ) [Sun 11 Mar 2007 03:21:28]
ルーア・リシア > えぇ、墓石を用意する場合は、全てこちらで手続きを行います――ただ、何らかの事情があってか、人目を盗んで「勝手に埋葬する」やからも少なからず―― ( ただ、人知れずこっそりと埋める場合は、埋めるだけで墓石などわざわざ用意はしない。花束を添えるという行為から推測するに、やはり何らかの思い入れがあるのだろう。だからわざわざこうして、手作りの簡素な墓標まで立ててみたり――それも、人知れず当人がやったこと。 ) 残念ながら、ちゃんとした家や身元がはっきりしている遺族がいれば、連絡先も調べられますが――吸血鬼が殺して人知れず埋めたものであれば、まず無理でしょうね。 ( 役に立てなくて申し訳ありません、と。これもあくまで事務的に、淡々と。 ) 自警団などを当たってみるのが良いかと。2人同時に行方が分からなくなれば、だいたい関係者が捜索願を出してくるはずです。――この二人にちゃんとした家と家族があれば、の話ですが。 ( できるだけのフォローをして、エリーのことばにうなずく。 ) [Sun 11 Mar 2007 03:15:43]
エリー > でしょう、ね…ああ、そうそう。 「勝手に墓石を用意して」「勝手に埋葬する」わけではないですよね? 記録とか、無いんでしょうか。 亡骸を運んできた人とか、そういうの。 無縁仏じゃ難しい話しだとは思いますけれど。 ( 少女の方には吸血痕が見当たらない。 腐敗してその部分が腐り落ちてしまったか、此方は血を吸われてはいないのか。 ) 男女二人一組の死体…「身内」が居れば嫌でも目立つ筈。 身元が分からないまま運び込まれたのだから、「二人いっぺんに行方不明になった」少年少女。 特徴的でよかった。 ( 屍を再び棺に横たえ、途中からは独り言のように名探偵の推理よろしくウロウロと。 収穫といえるものはあったかもしれない。 あとはセレニアと合って、地道に聞き込みをする事だ。 ) …あ、どうもありがとうございました。 これで終わりです。 申し訳ありませんけれど、此方の遺体、事件関連の物証として一時預からせて頂きます。 後で戻しますから。 [Sun 11 Mar 2007 02:56:09]
ルーア・リシア > ( 難しい質問である。第一、葬られてから時間がたちすぎている。完全に白骨化こそしていないものの、個人を特定できるようなものは―― ) それこそ、専門の医者か誰かに鑑定してもらうほうが、確実かと。 ( 墓守である己には、それ以上詳しいことはわからない。墓守は墓を守るものであって、死体の専門家とは違う。 ) [Sun 11 Mar 2007 02:46:41]
エリー > ( 少年と少女、10代半ばかそれくらい。 腐臭に息を止め、二体の首筋を調べれば、少年の方の首筋に吸血痕。 ) 被害者、みたいです。 どうにかこの子達の身元、わからないでしょうか―――――。 ( 衣類、年恰好、他の特徴はどうだ。 一般居住区の生活者なら関連者を当たっていける。 スラムや暗黒街の住人ならかなりお手上げではあるが。 ) [Sun 11 Mar 2007 02:35:13]
ルーア・リシア > 遺体の大きさ、特徴から、少年と、少女――二つの遺体である可能性が高いでしょう。 ( そっと、遺体を見下ろして、付け足した。その顔には、感慨も苦心もない。それら二人の魂は、すでに送り出した後だから。 ) [Sun 11 Mar 2007 02:22:27]
ルーア・リシア > ( こちらも、それとなく彼女の様子を観察していた。なるほど、いい目をしているというのが、第一印象。それに思慮深そうな言動であった。 ) えぇ、そのようですね―― この当たりには名が刻まれていない墓標がいくつもあります。それでも――墓参りにくる人は、それとなく墓標の位置や僅かな特徴を覚えておいて、名を書かずとも目印にしていることもあります。 ( 一つ一つ、丁寧に、ゆっくりと、エリーの質問に答えてゆく。 ) 私の推論でよければ。――わざわざ花束を添えに来るくらいですから、恐らくそれなりに思い入れがあったか――関係者だったか――それほど新しいものでは、ありません。少なくとも1ヶ月以上は前でしょう。 ( 遺体の腐敗具合や、墓の状態から、それとなく大まかな経過時間を推測する。 ) [Sun 11 Mar 2007 02:18:16]
エリー > それじゃ、失礼して――――。 ( 了解を得て早速作業に戻る事にする。 改めて棺の中の屍を覗き込めば、矢張り気持ち悪いことは気持ち悪い。 頭髪の僅かに残る白骨化しかけの頭に手を添えて、引き起こしてみた。 肉が幾らか残っていれば、痕跡があるかもしれない。 吸血痕が。 ) このお墓、無縁仏でしょうか? 吸血鬼が花束を添えていったと言いますけれど―――この子供達、誰なんでしょう。 あ、そうだ。 新しいものですか? [Sun 11 Mar 2007 02:07:11]
ルーア・リシア > ( 死神も、肉の身をまとっている限りは人間とそう変わらない。彼女に対して後ろめたいこともないし、いたって普通の態度。ヴェルにも手紙は出したから、安心している。 ) 分かりました。どちらも墓守の仕事のうちですから、気になさらず―― ( VHGの彼女は、いってみれば客と同じようなもの、きちんと応対して、必要な手伝いをして、無事にここから帰す。墓守の役目には、墓地内で起きた危険から訪れた人を守るというのも含まれている。 ) ――はい。墓荒しや野犬の類が出ることも考えられます。不死者の相手は、あなた方のほうがずっと手馴れていると思いますが、念のため警護もかねて。質問には、答えられる範囲で―― ( 事務的に、つらつらと言葉を並べる。彼女が遺体を調べ終えるまでの間、傍らで従者のように黙って佇む。時折、周囲を見渡して警戒をおこなう。 ) [Sun 11 Mar 2007 01:49:34]
エリー > ( 随分と若そうな女性だ。 少女のようだと言ってもいい。 口調はしっかりしているし、必ずしも外見どおりとは限らないが――――人間観察癖のある狩人は墓守の言動、挙動に特に今のところおかしな部分は無いと判断する。 ) あとはこの遺体を調べて終わりです…と、元に戻すのも仕事ですね。 その辺りを少し手伝っていただけると助かります。 その、思った以上に重労働だったもので。 ( 軽く苦笑しながら首を傾げ、再び汚れた手袋を嵌める。 少し喋って幾らか落ち着いたし、今なら仕事と割り切って遺体を調べる事が出来そうだ。 ) あの、それと―――終わるまで其処に居て頂けますか? 質問する事もあるかもしれませんし。 [Sun 11 Mar 2007 01:41:42]
ルーア・リシア > えぇ、私はルーア・リシア。今しがた西側の見回りをしてきたところです。 ( 小さくお辞儀をすると、エリーの側に近づいていって。 ) お一人で、平気ですか? 手伝いが必要であれば、そのようにと指示を受けていますが。 ( 見たところ、彼女のほかに人の姿はない。こういう作業は単独でするには力も体力も要るものである。 ) かまいません。お仕事上必要なことであれば、わたしたちは協力を惜しむことはありません。 ( 微笑には、変化の少ない表情で、けれどほんの僅か、小さな笑みを浮かべて見せた。 ) ――まだ、しばらくかかりそうですか? [Sun 11 Mar 2007 01:35:56]
エリー > ( 有難い事だ。墓守でも誰でも良かったが、其処に他人が居るというのが助かる。 みっともなく吐いた所を見られなかったのならなお良い。 人の目があればそれこそ、当然の仕事のように振舞える。 背筋を伸ばして襟を正し、小さく会釈をした。 ) こんばんは、墓守の方ですか? さっき挨拶に行ったんですけれど、詰め所にはいらっしゃらなかったみたいで――――すみません、勝手に始めていました。 ( 汚れた手袋を外して、鞄の中から令状と身分証を取り出す。 エリエッタ・カムラとサインされた身分証の持ち主は、若そうにも見え、ベテランにも見え、印象の特定し辛い雰囲気の女。 澄ました顔で小さく微笑み、既に開かれた棺の横に佇む。 ) [Sun 11 Mar 2007 01:25:04]
ルーア・リシア > ( VHGの関係者が、仕事で墓を開けることは聞いている。だから墓守としては、彼らの仕事が終わるまでの間、その他の問題が彼らに降りかからないようにすること。たとえばそれは野犬やら墓荒しを近づけないことであったり、つまるところ、いつもどおりの仕事をしていればそれでいいわけだ。 ) ――あれ、か? ( 前方に見えてきたのは、誰かが作業している様子だった。 ) こんばんは――VHGの方? ( 感情の変化の少ない声音で、そっと声をかけてみた。 ) [Sun 11 Mar 2007 01:19:04]
エリー > ( 死体なんて何回見ても見慣れるもんじゃない。 暗黒街住人が死体を見ても眉1つ動かさないなんていうけれど、あれはきっと嘘だ。 目を逸らして細部まで見ないようにして、遠回りして歩けばっていう条件が足りない。 こんな風に、子供の腐乱死体なんか見て心の欠片も動かないなんて、在り得ない。 ) 〜〜〜〜…ううッ…けほッ…けふッ…はぁ…ぁ…は…ちゃんと調べなきゃ。 ( 吐き出すものをひとしきり吐き出してまた目元を拭い、口も拭い、よろよろと立ち上がる。 墓に変化は無い。 死体が起き上がっている事も無いし、なくなっている事も無い。 依然、二人の子供は棺の中から眼球の無いくぼんだ瞳孔を空に向けている。 ) …墓守? ( 何処かで鈴の音がした。 ハンターが使うハンドベルとはまた違う音。 遠くにカンテラの灯りが見える。 ) [Sun 11 Mar 2007 01:07:22]
ルーア・リシア > ( 乾いた鈴の音が、夜の墓地に響く。それは墓守の存在を周囲に示す音であった。広大な区域を時間ごとに分けて見回る墓守――その一人に、黄色いツインテール姿の歳若い娘がいる。名は、ルーア・リシア。黒いローブをまとい、片手にカンテラを下げて、あたりを見渡しながらゆっくりと歩いてくる。 ) [Sun 11 Mar 2007 01:00:13]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(チリィ――ン。チリリィ――ン)』 [Sun 11 Mar 2007 00:57:33]
エリー > ……吸血鬼…捕まえなきゃ。 仕留めなきゃ。 また誰か襲われる…!! ( 此処で私が怯えた所為で誰かが命を落とすのだ。 極端な喩えだけどそういう事。 自分で、狩人になるって、決めたんだもの。 ) ( 酷い悪臭が当たり一帯に発ち込める。 酷い腐臭。 腐った血と肉と土と蟲の、混ざり合った悪臭。 こみ上げる物を抑えて袖で口元を覆い、滲む涙を拭う。 闇の中を覗き込めば、其処に小さなヒトガタ。 恐らく私よりも小柄な、子供みたいな―――ぐづぐづと腐って爛れて変色した、2人の死体が横たわっていた。 ) ( 目が慣れるまで5秒くらい凝視して、駆け出す。 近場の茂みの中に、嘔吐した。 ) [Sun 11 Mar 2007 00:57:28]
エリー > ( 都市の喧騒から遠く離れた墓地に、ゴリ、ぎぎ、がたん、と一際大き目の作業音だけが響く。 息を荒げていっきに作業を終わらせ、棺の蓋を開けられる状態。 矢張り少し小さく感じる。 ) ―――――…駄目、開けなきゃ…! ( 一瞬の思考の間が想像力を刺激して、此処までやっておきながら今更蓋を開けるのが怖くなった。 死体が入っているんだよ? 貴女は今独りきりだよ? こんな暗くて晩い夜に独りきりだよ? そんな他人事みたいな言い訳に足が竦み―――本当に怖くなって逃げ出す前に、飛びつくようにして乱暴に、蓋を開けた。 ) [Sun 11 Mar 2007 00:46:57]
エリー > ( 何度かの休憩を挟んで作業を繰り返し、やがて土の中から板のようなものが覗く。 見覚えのある木板。 棺の蓋。 二年前に見たものと同じような、だが少し小さめのもの。 蓋が全部露出するまで土を掻き出し、体を動かして頭と身体が熱っぽくなっている内にバールを取り出す。 間を空けて冷静になってしまったら多分、この先の作業は私には出来ない。 ハイになっている内に済ませてしまうべきだ。 終わってしまえば「ああ、気持ちが悪かった、もうやりたくない」なんて過去形で言うんだろう。 そういう状況になるよう、頭が麻痺している内にやってしまえ。 ) [Sun 11 Mar 2007 00:25:06]
エリー > ( ざくりざくりと単調な音が繰り返す。 そんなどうでもいい事に意識を逸らさないと誤魔化し切れない不快感だ。 お墓を、暴いている。 その下にある物を確認すべく。 墓碑銘さえちゃんと刻まれていればこんな事にはならないのだろうけれど、文句は吸血鬼に言えば良いのだろうか。 だが、刻まれなかった理由、吸血鬼が花を添えにきた理由、其処に眠る誰か。 それが分かるだけで捜査は格段に進む。 「花束」だ。 市民に紛れて活動しているタイプである可能性が高い。 ) ――――ッ、ふんっ…固い…。 ( 小さな呟きに意味は無い。 ざくりざくりと掘り進める単純作業に没頭し、その意味やその先にある陰惨な光景について考えないよう、只管、土を掘り返した。 ) [Sun 11 Mar 2007 00:14:55]
エリー > ――――――…さて。 ( 考え事は此処までだ。 今日の仕事はそのセレニアの証言から引っ張り出せた、数少ない有効な情報の確認だ。 はっきり言って―――――想像しただけで指の力が抜けて、足は竦む。 誰かに代わって欲しくても、それでは自分の存在意義を否定するようなものだ。 1つ、2つ、3つ深呼吸をしてその場所に向かった。 花束は萎れ、しかし依然その場に残されている。 私は土木作業用の重いスコップを荷物から解き、その墓碑銘も何も無い墓石の前に――――ざくりと突き立てた。 ) [Sun 11 Mar 2007 00:02:48]
エリー > ( 兎に角吸血鬼に関する情報が不足している。 被害者がハンターで、肩だか腕だかを負傷したもののしっかり喋れるのようだから、是非とも詳しく聞きたい。 現状分かっているのは、「吸血鬼は女である」「ハンターと対面してかなりの手傷を負っている」「深夜帯にこの墓地を訪れた」程度。 こんなものでは無い筈だ。 暗闇の急な戦闘だったとはいえ、セレニアからはもっと情報を引き出せる。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:54:15]
エリー > ( 暫し待って返事は無く、もう1度だけ声をかけてみたが矢張り反応は無かった。 ドアノブを引いてみると、鍵はかかっている。 出歩いているのか、中で熟睡しているのか、まさかとは思うが返事の出来ない状況だったりするのか。 少し迷ったが、3回目の呼びかけに答えなかった段階で踵を返し、作業に取り掛かる事にする。 仕事は色々あるし、時間も勿体無い。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:46:44]
エリー > ( 片隅、それらしき小屋を見つけて扉をノックする。 灯りは点いているようだ。 これから行う作業について一応、誤解の無いよう一言断っておかないと。 ギルド権限、吸血鬼事件特例として許可は貰ってある。 ) こんばんは、夜分遅くすみません―――VHGの調査員です。 先日の現場の調査に窺いました。 ( 返事が無くてもかまわない。 ちゃんと断りに行ったという事実が必要なだけ。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:38:13]
エリー > ( 冷たい空に月が煌々と輝いている。 長い階段を登り終えて一息吐いて、暫し真上を見上げながら立ち並ぶ墓石の間を歩いた。 肩から提げた大掛かりな荷物が重い。 もう少し運動して体力をつけないと、ハンターとしては不味いのかもしれない。 ) ( 鞄の中から数枚のレポートを取り出し、実際の現場の位置を確認する。 状況はそのままになっている筈だ。 ) …と、その前に。 ( 墓の管理をしている墓守の小屋とかがある筈だ。 ある程度常駐していないと意味は無いし、夜だからこそ居るべきであり。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:27:52]
エリー > ( 少し調査に来るのが遅れてしまった。 他の仕事が忙しかったのもあるし、既に1度簡単な調査が終わっているのもあって優先順位は低く―――襲われたハンター、「セレニア」はもう退院しただろうか? 彼女が幾らか証言した内容を元に今日は訪れたが、ちゃんと話して聞きたい事は沢山ある。 当分忙しくなりそうだ。 ) ―――――ふぅ。 気持ちのいい仕事じゃないな。 ( 今日の仕事は現場の調査。 浮かない顔をして馬車のエントランスを抜け、石の階段を登る。 遠く見下ろす位置にヴェイトス市が見えた。 少し小高い丘になっている墓地だ。 ) ( 私の両親も此処に埋葬された。 母は灰しか残っていなかった。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:19:32]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 保存された事件現場 』 [Sat 10 Mar 2007 23:12:51]
お知らせ > エニシさんが退室されました。 『―― それ、男の子の役目。 (頬を膨らまして、けどどこか嬉しそうに)』 [Wed 7 Mar 2007 00:52:24]
エニシ > そ、そっか! 男の子は中身だよね! うん!  ( 女性の言葉をまるで天啓の如くに受け止める吸血鬼。 これで女の子の格好でも僕しっかりと男の子なんだ、なんて脳内で思っています。 便利という言葉に隠された意味に気付くなんてまたまたご冗談を。 その真意には毛ほども気付かない。 )  お昼に来ると眠いの……  ( 日光は露骨な弱点では無いが、それでもあまり好きじゃない。 昼夜逆転は夜の種族の運命。 きっと周りの人たちの誰が聞いても暗黒街の件は烈火の如く怒ると思う。 それをわかっているのに止めないのは、やはり自分の手で両親を殺したという負い目ゆえか。 ) ( 女性のその雰囲気の変化には気付かない。 今現在、もし青猫に何かしらの事件やら被害がもたらされる可能性を最も抱えているのはこの少年。 本当に姉たちを何にも巻き込みたくないのなら、出て行くのが一番なのだろうけど。 それでもあの場に居続けて、迂闊な行動を取り続けるこの吸血鬼は間違いなく愚かな存在だ。 )  ―――ホント? ……それじゃ…今度お願いしよっかな。  ( いつかの約束を取り付けて。 それまで白髪の少年は一人でここに訪れることは無いだろう。 ) ( 一輪の花を捧げ、両手を組んでパプテス式の祈りの仕草を。 死人の祈りは天に届くかどうかは神のみぞ知る。 ) [Wed 7 Mar 2007 00:51:38]
お知らせ > リアさんが帰りました。 『 ―― 青猫までお送りしましょう。 ( 手を、ひいたまま ) 』 [Wed 7 Mar 2007 00:33:19]
リア > …。 …別に格好が男の人みたいじゃなくてもエニシさんの意識がオトコノコならオトコノコじゃないですか? 便利ですしね、女性服って。 ( 便利。その意図を貴方は、はかれるかどうか。 武器隠したりなんだり。ズボンだとどうにも足にベルトでナイフを仕込むと取り出しにくかったり目立ったりするから。便利ですよスカート。…。 )  えぇ、特に夜は。 ( この場所自体が危険な事は変わりないから。誰かと一緒に来るとしても注意は必要。VHに対してなら、誤魔化すくらいにはなるかもしれないけれど。 暗黒街は、聞いていたならもっと怒っていただろう。貴方が心配だから )  … ( こわい。 ) ( 少し居心地悪げな、その様を誤魔化すように視線は月を仰ぐだろう。己も、彼も、そう、 大差ない。 そのコワいひとたちと。  ――― 周囲に危害を広げたくないのなら、もう少し貴方の行動には注意が必要。 )  ――― どういたしまして。 ( 微笑んで、伸ばされた手をやわらかく握ろうか。 ) 別に、私を誘っていただいても良いですし。 ( また次に貴方がこの場所に来る時の話。 ) ( 共同墓地に着いたなら、己も祈りを捧げ。もし機会があれば次は花でも持ってこようと思ったことだろう ) [Wed 7 Mar 2007 00:30:16]
エニシ > ……もう男の子を貫くのは諦めよっかな……  ( 哀愁を漂わせる吐息。 VHに手配されてることは変わらないし、こうなったら覚悟を決めるべきなのだろうか。 中級になったら趣味2を女装にしてしまうのか。 少年の明日はどっちだ。 ) ( しょぼんと残念そうに肩を落とした。 この雰囲気の場所に誰かを連れてきたくはなかったし、意味の無い我が侭な行動だとわかってるから余計に付き合わせたくなかった。 )  ………うん。 今度から一人で来るのは止めます。  ( けどみんなを心配させたくない。 今度はお姉ちゃんと一緒にでも来ようかなんて思いつつ、けど両親を殺した現場である暗黒街にもたまーに行ってることは伏せました。 その場所には流石に誰か連れてけない。 )  見つからないと…いいな。 あの人たちは………怖い。  ( おぼろげに狩人のことを示唆する。 最も恐ろしいのは身近な人が不幸になること。 それが自分のせいだというのなら尚更だ。 今の生活が続くよりも――白髪は周りの人に危害が及ばないことを何より願う。 )  ――……ありがとうございます。  ( 差し出された暖かい手を冷えた手で恥ずかしげに受け取って、ふわりと優しい桃色の香りが流れた気がした。 )( そして嬉しそうに吸血鬼は女性の隣を歩いていく。 ) [Wed 7 Mar 2007 00:12:03]
お知らせ > エニシさんが来ました。 [Tue 6 Mar 2007 23:54:38]
リア > えぇ。 エニシさん、綺麗な顔立ちをしてらっしゃいますからよくお似合いです。 ( 否定の反応が無かったから、淡く微笑を浮べてそう言葉を重ねようか。 女装と同じく化粧もそのうち慣れるでしょう、とか )  … ( 白い髪の小さく揺れる。 頷きが、視界の中。けれど今はその動作を意識に留めておくだけにして、 ) 駄目です。貴方に何かあればマリィも青猫の方々も―― 。  …私も心配ですし。 ( 心配だから、叱るのだ。 屈んだ姿勢のまま、困ったよに揺れる大きな真紅を 覗き込むよに、みつめ ) …そして貴方が何か騒ぎを起こせば、貴方に繋がる人たちも困ることになるのをお忘れなく。 ( 狩人の手が伸びるのは貴方一人だけではない。 )  ――― それでは。 いきましょうか、共同墓地の方へ。 ( ご案内します、と。 頬に触れた手を、今度は差し出そうか。いつかの夜のように、貴方の手を握るため ) [Tue 6 Mar 2007 23:44:51]
エニシ > ………そう?  ( そのように言われれば悪い気はしなくて。 ただでさえ性別どっちかわかりづらいのに化粧なんてしたらもう完全に女の子。 女装という手段は似合っていれば姿を隠すための変装には便利だった。 ただし、本人の心が傷つくが。 ) ( こくり ) ( 女性の言葉に吸血鬼は首を縦に振った。 まったくもってその通り。 亡骸があるか無いかは些細なこと。 少年にとっては罪悪感という縛めを確認するための行動なのかもしれない。 )  ……あ、あぅぅ……やっぱり……駄目?  ( ぺちんと触れられて警告の言葉を投げられたことに、白髪の少年は困ったような呻き声を漏らした。 そういった意味での”危ない”は自身でも自覚していたり。 ) [Tue 6 Mar 2007 23:33:00]
リア > …。 貴方がソレを着ていても服に見劣りはしませんよ。 ( 直接的に言ったらまた困らせてしまいそうで、遠まわしな褒め言葉。 モンタージュの話を聞いていたらぜひとも 化粧 を勧めていたのに、惜しいこと? …着飾れというのではなしに、目を誤魔化すには調度良かろう。職業的にも。印象が違えば、判断はし難かろうから ) …実際にいるかどうかはともかく、貴方にとって重要なのはそれこそ”おはかまいり”なのでしょうね。 ( 紅がこちらを向くのならその色へと微笑を浮かべ。手は、尚も数度貴方の頭を撫でんとし、 )  … でも ( 頭から離れて ) この場所に一人できてはいけませんよ。 危険 ですから。 ( 右手は、貴方の左頬へ指先だけで軽く ぺち。 と。叩いているのか触れているのかという程度にあてようと、 ) ( 狩人が、というだけでなく。アンデットが、というだけでなく。 貴方たちにとってこの地はきっと 引き摺られ易い 土地、だろうから ) [Tue 6 Mar 2007 23:11:46]
エニシ > ( 信頼しているということと思考を停止させるということは違うのだろう。 所詮木っ端吸血鬼なためモンタージュといってもそれを知っている人間は少ないだろうが。 ともあれ詳しく言及されないのは少年にとってありがたいこと。 )  服事態は僕も可愛くて好きなんですけどね……  ( 少しずつではあるがこの格好に慣れてきている自分が怖い。 知り合いにそれを見られたり女装してるんですと告白するのは顔を赤くするのを止められないが、ただ着るだけならもうなんともなかったり。 )  共同墓地。 ……けどお父さんたちがどこにあるか…ホントは、僕もわからないんです。  ( 身元のわからない死体を葬った場所が目的地だと告げたあと、憂いの影を貼り付けて紅い瞳は地べたを向いた。 )  ………ただ…亡骸はここに来るかもしれない、って聞いて……だから……―――  ( 最後は自分で手をかけたことへの悔恨か。 小さな声は終わりに近付くにつれて震えていく。 そして、言葉に詰まったところで伸ばされる暖かい掌。 )  ―――――っ  ( 地べたに向けていた真紅の眼差しを姉娼婦とは違う青色へと移そう。 少年の瞳の色には驚愕が交じっているか。 ) [Tue 6 Mar 2007 22:56:40]
リア > ( どれだけ”吸血鬼”と呼ばれる者たちと親しんでも己は警戒を怠らない。信頼していないという事とはまた別で、いつも色々な状況を考えそれに対する対処法を考えるのは処世術じみた己の思考癖。 何より、警戒を忘れないというのは狩人であり吸血鬼でも在る”彼”との約束であるし。 …モンタージュの話を、知っていたなら少し複雑そうな顔をしたかもしれぬ。 イロの点らぬ冷たいランタンは、偽装か何かだろうと特に言及するでもなく。 ) キモノ。 …あぁ、そうなんですか。どおりで装飾が可愛らしいと…、 …。 ( 「よくお似合いです」という言葉を声に乗せかけて、留まるのは目の前の少年の顔がまるで無いはずの鼓動が聞こえるかのごとく赤かったから。 …貴方を照らし出すランタンのせいだけでなく。 だから、それ以上その姿への言を重ねるのをやめる。貴方の仕事場が同居人と同じである事を知っているから尚更 )  ―――― ( おはかまいり。 ) ( 儚げな貴方の周囲の墓石に、ちらと視線むける )  … お墓はどちらに? お花も何も無くて手ぶらですみませんが、お祈りくらいはさせていただけますか。 ( 貴方もその所在を知らぬとは、解らぬゆえに ) ( 右手を伸ばすのは柔らかな貴方の白、撫でるため ) [Tue 6 Mar 2007 22:35:19]
お知らせ > エニシさんが入室されました。 『(月は無言でただそこにあり)』 [Tue 6 Mar 2007 22:27:37]
エニシ > ( 警戒するに越したことは無い。 この吸血鬼だって理性を失った一時は獲物を求めてこの場を徘徊したことがあったのだから。 もっとも、それが原因でVHにモンタージュが晒されることになったのだけれど。 )( 橙色に照らされながらゆっくりと近付いてくる人影。 擬装のために持っておいた方がいいと同族にアドバイスされてから持参するようになったその灯り。 といっても少年のソレは油の差されていない形骸だ。 )  着物、っていうんですけど……実は今僕が着てるの…ホントは女の子が着る種類なんです。  ( 少年は俯きながら耳まで真っ赤にする。 けどまだこの格好で良かった。 スカートを履いてる姿を男だって知ってる人に見られたら死ねる。 もう死んでるけど死ねる。 )  ――――――  ( 何をやっていた、か。 真っ直ぐ見つめてくる吸い込まれそうな青を赤色で見つめ返しながら、少年は儚く笑った。 )  ―――お墓参り、です。  ( 答えるのは一文。 浮かべたのは寂しそうな微笑み。 ) [Tue 6 Mar 2007 22:17:19]
リア > …嗚呼。 ( 声に、安堵の響きが混じる。人違いでなくて良かったと、 それから、貴方が貴方のままで良かった と。 …この場所は、悪い思い出ばかりでもないのだけれど。身構えるのは何時かの記憶ゆえかはたまた用心か。 ) ( 貴方たちには必要の無い、ランタンのオレンジ色の光を伴って。ゆっくり、歩み寄る。月明かりに、己の灯りに浮かび上がる柔らかそうな白の髪は美しいというより、少年の雰囲気と相俟って 可愛らしい色、という認識。白磁の肌に薄く乗った紅に、微笑を向けよう ) こんばんは、エニシさん。 …その姿? とても可愛らしいですよ。朱鷺の都の民族衣装でしたっけ? ( 馴染みが無い衣装だから、恥ずかしがる貴方に己は笑ってそんな風。 視線はちら、と貴方の手に持つ灯りのついていないランタンへ。 ) … さて、 ( 己のランタンを地面の上に置き、貴方の前で軽く中腰に体を屈めようか ) ―――― 何をやっていたんですか? ( 深紅の色に。 真紅のイロ に、よく見れば色違いと知れる マリィの碧とも違う、青を真っ直ぐに向けよう ) [Tue 6 Mar 2007 21:58:19]
エニシ > 弔いの花は自分のため…か…  ( 墓の下に埋まっている人たちには花だろうと涙だろうと恨み言だろうと関係ない。 そんなことを言っていたのは誰だったろう。 ただその言葉が嫌に記憶に残っている。 )  やっぱり…やだな。  ( その言葉を否定したい。 だってそれじゃあまりにも救いが無いから。 )( 空からではない人工の灯りに女装少年も気付いた。 その方角に視線を向ければ、そこには自分の恩人と親しい女性の姿が。 )  ―――……あ……リアさん。 え、えっと……こ、こんばんは。  ( 夜でも目立つ白髪をお辞儀させながら、白い頬を赤色にしつつ夜の挨拶を返す。 )  うぅ…この姿見つかっちゃって…恥ずかしい……です……  ( 顔が赤い理由は羞恥のため。 帯が太い栗色の着物を着た吸血鬼は口元に右手を当てながら恥ずかしそうに呟く。 ) [Tue 6 Mar 2007 21:44:22]
リア > ( 知り合いの墓守さんの元を訪れた帰り道。貴方の呟きが墓地に澄み渡ったというのなら、己は墓地の出口へと向けていた足をふと留め ) … ( 灯りを掲げてしばし、見知らぬ姿 と、見知った白の色 と。 以前聞いた幼い声を、眺めて 聞いて、己の記憶を辿る。 ――― 呼び起こされるは、いつかの”夜会” ) ( けれど、纏うモノがどうにも馴染み無くて。ソレが女物とはわからぬけれど随分と愛らしい姿だと、思った ) … こんばんは? ( 白の少年であるにしろ、ないにしろ。こんな時間に子どもがいるというのは心配だ。さくり、墓地の土を踏みゆっくりと歩み寄りながら声をかけようか ) [Tue 6 Mar 2007 21:31:26]
お知らせ > リアさんが来ました。 『 ( 月とは別の光が、夜闇に混じる ) 』 [Tue 6 Mar 2007 21:23:37]
エニシ > ( 謝りっておきますってなんだ自分。 連続のミスにそろそろ自分が心配になってきた。 )  ( 無縁仏などが葬られている共同墓地の方へと歩みを進めていく。 この場所を訪れる理由は当然墓参り。 ) ( ほぅ ) ( 小さく整った幼い顔から重い溜め息が零れ落ちる。 墓参りなんていっても、本当に両親の亡骸がそこにあるかなんてわからない。 むしろ暗黒街で死んだ――いや殺した――両親だ。 死体がここに葬られた可能性も低い。 )  ……僕…馬鹿じゃないか…………  ( 幼稚な頭でも理解できている現実。 それなのに懲りずにこうして何度も何度も訪れている自分。 そんな馬鹿さ加減に嫌気がさしてきたのか、自虐の呟きが夜の墓地に澄み渡った。 ) [Tue 6 Mar 2007 21:16:48]
エニシ > ………そんな訳ないか。 気のせい…だよね。  ( そう言う台詞が出る時は大抵気のせいでは無いのがお約束。 面識のある二人が殺し合いを繰り広げていたことなんて知らない少年は、不安そうに左右を見回したあと墓地の中へと入っていった。 )  うぅ……けど…夜にこっそりこんな所に来てるなんてマリィさんが知ったら……  ( こと吸血鬼の類に関しては厳しい恩人の姿を思い出す。 )  ―――……怒るんだろうな……やっぱり………  ( 危ない行動してごめんなさいお姉ちゃんマリィさん。 心の中だけで謝りっておきます。 ) [Tue 6 Mar 2007 21:01:39]
エニシ > ( 激しく色を間違えて遠い所にいる誰かが項垂れた。 男の格好ではなく絶賛女装中な吸血鬼。 )  ………なんか…変?  ( 左手にカモフラージュ用の火の点いていないランタン。 右手に粗末な一輪の花を手にした吸血鬼は、墓場の入り口で躊躇するようにあたりを見回す。 先日の狩人との戦いの名残か、そこには自分にとって嫌な気配。 いわゆる聖性が漂っているように感じ取った。 ) [Tue 6 Mar 2007 20:51:21]
お知らせ > エニシさんが来ました。 『―――――?』 [Tue 6 Mar 2007 20:45:16]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『やっぱり、病んでる。(こんなことを悩む時点で、答えなんて出たも同じなのに。)』 [Mon 5 Mar 2007 21:17:32]
ルーア・リシア > ( さえぎるもののほとんどない、殺風景でなだらかな丘を、風が断続的に駆け抜けてゆく。今宵は寒さよりも、風鳴りのほうがすごかった。耳の上できゅっと束ねた二つの髪が、後ろに流されてはためく。僅かにまぶたを下ろし、風に抵抗して。 ) ――もし。 ( もしも、ヴェルセリオスが吸血鬼として狩られることになったら。自分は、どうする? 助けるのか、庇うのか、見守るのか、見捨てるのか―― ) [Mon 5 Mar 2007 21:16:59]
ルーア・リシア > 私は、死神なのに。死神の理に、逆らっている。 ( チリリィン……。乾いた鈴の音色が、墓地に響く。しばし虚空を見つめ、一般人には何もないようにしか見えない空間へ向けて手を伸ばし、何かをなだめるように指先を動かす。それから、また、ほぅっと息を吐いた。 ) あぁ、病んでる、って――こういうこと、なのか―― ( ”やんでれ” 言われたときには、ただから買われているのだと思ったけれど、こうしてよくよく考えてみると分かる。今までどこにはめるのか、どうしても分からなかったパズルのピースが、収まる場所をひとりでに見つけたときのような気持ち。そこに驚きも嬉しさもない。ただ、漫然と漂っていた邪魔なモノが、あるべき場所に収まって、返ってすがすがしかった。 ) [Mon 5 Mar 2007 21:09:58]
ルーア・リシア > ( ともあれ、ここにいたって自分のすべきことは、早急に仕事を終えて手紙を書き、それを月の滴に届けること。内容はこうだ。狩人と吸血鬼が争い、墓地が騒がしくなった。しばらくこちらへは近づくな。手紙を渡す相手は―― ) ――ヴェル。 ( つぶやきは、かぜに解けて消える。息が白くなることも、最近は少なくなった。春はもうすぐそこだ。 ) まぁ、抜け目ないから――大丈夫だと、思う――けど。 ( 己は中立、の、はずなのに。吸血鬼だと分かっている者を、庇おうというのだ。死神の役割を忘れたわけではないのに、最近はその二つの葛藤も、ずいぶんとあっさりした勢いで、ヴェルセリオスへの想いが勝ってしまう。 ) [Mon 5 Mar 2007 21:04:17]
ルーア・リシア > ( 墓守のやる後始末は、ほとんど残っていなかった。現場に残った血の痕も、戦いの痕跡も、VHGが証拠になるからと、現場検証が終わるまではそのままにされることとなり――つまるところ、ルーア・リシアの仕事はいつもの通り、墓地の見回りということであった。 ) ――まったく、派手にやる―― ( カーンの役目は吸血鬼の排除。そのためには手段などそうそう選んではいられないのだろう。分かる話だ。けれど、それによって墓地の魂たちは不安定になる。肉体を失った魂は、その場に漂う”想い”に強く影響され、時にその念を悪霊へと変えるのだ。 ) [Mon 5 Mar 2007 20:58:15]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(騒ぎのあとで――)』 [Mon 5 Mar 2007 20:53:00]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『(混乱しているのだと、どこかで思う。反面、それはとてもクリアーに感じられる、思いの欠片)』 [Mon 5 Mar 2007 06:24:38]
セレニア > ( ―――まただ――― ふっと、その存在を感じられなくなるのと同時、全身から力が抜けた。 ヴァンパイアに対する執念も、ずっと軽いものになり… )   ( 薄れ行く意識の中で、夢と現が混ざり合う。 …戯れに全てを壊すヴァンパイア… 憎い。 戯れにヴァンパイアに変えられた人… かわいそう。 皆かわいそう。 姉さんは好き。 ヴァンパイアになっても好き。 でもヴァンパイアは殺さなきゃ。 私は殺されなきゃ。 殺してあげなきゃ。 ヴァンパイアは殺してあげなきゃ。 でも嫌。 死ぬのは嫌。 死ぬのは怖いから殺して欲しい。 でも殺すのは嫌。 殺す人は嫌い。   だから教会も嫌い   ) [Mon 5 Mar 2007 06:21:17]
セレニア > ―――ヴァン… パィ… ァあ… ( 悔しい。 ここでコイツを逃がしたら、コイツは回復を図って人を襲うのだろう。 まただ。 また… ) 殺し… る… 殺 て… や… 殺して… やる… ( 瞳を、牙を睨み返す。 最低限の呼吸に混じるくらい、自然な声を漏らして。 ―――吸血鬼の反応が、遠ざかる。 例え五感を封じられても一度知覚すれば逃すことの無い領域の外へと、ヴァンパイアが向かう。 身体など構うな、追え、殺せ。 本能と、教会に命じられるまま… それだけでなく、本当に正しいと思える、自分で判断したことの為に… 肩口から溢れる血を地面に引き摺りながら、ヴァンパイアを追う。 追い着けるわけなどなくても、その反応を見失うまでは――― ) [Mon 5 Mar 2007 06:05:36]
お知らせ > アニーさんが退室されました。 『( 人通りが多くなる前に向かう先は己の住まい。片付けねばならぬ事が山ほど出来た。 )』 [Mon 5 Mar 2007 05:58:38]
アニー > ( 許せない。今の暮らしを手に入れるのに何十年も掛かった。貴様が寝小便垂れていた頃から私は…ッ! 己の迂闊さが招いた事態とはいえ、同属の匂いを散らす狩人なんぞに台無しにされてしまったのが腹立たしかった。 ) 狩人……。貴様だけは、絶対に……! ( 追撃を確かめる為に振り返る刹那、狩人は地面に這いつくばっていた。しかしそれを嘲笑う余裕は無い。追い詰められているのは己の方なのだから。 赤く光る瞳と牙が狩人に向けられ、吸血鬼は痛む体と左腕を抱えながら走る。その速度は全速力に比べて遅いものの、狩人が到着する前に行方を晦ますことは出来るか。 ) ( アニー・ウィルクスは只管走った。 ) [Mon 5 Mar 2007 05:52:23]
セレニア > ( 悲鳴も枯れた。 ひゅぅ ひゅっ と早く浅い呼吸で喉を鳴らし。 ―――抉られたのは左肩。 当分は上がらないだろう。 そして右手は… 物を掴めこそすれ、撃鉄に噛ませたウッドチップを取り外してトリガーを引くような複雑な動作は出来ない。 この棒は、銃を使う為でなく、それ自体を武器にする為だ。 再度向かってくるのなら、超接近戦になるとそれでも大振りなショートソードを引き抜く意味も薄く思えたから )   ( ヴァンパイアの判断は、適切だった。 どんなに弱そうに見えてもハンターを襲った事以外は。 その後に諦めずこのハンターの口を封じようとしたのも含めて、生き延びるのに必要なこと。 でも ) ―――この… ッ! っごほ… ぐッ ごふっ… こほっ…!   ヴぁん パィア…   ッ! ( 力量は伯仲して、互いに決定打を欠いている。 ―――その存在を知覚し覚醒したのなら、闇の中でも顔は見た。 とは言え、互いに静かな顔は見ていない。 モンタージュはあまり正確なものにならないだろう。 追撃は不可能。 立ち上がれないからだ。 狩人達が駆けつければ、何人かは後を追う事になるのだろうけれど… まだ、距離はある )   ( ごろ、と身体を転がして… 痛みに呻きながらも、這ってでも殺してやると棒(と言うか凄く太い針)を片手に地を掻く少女があるだけ。 追撃はまだ無い ) [Mon 5 Mar 2007 05:44:59]
アニー > ( 外したッ!振り下ろした杭は致命傷には到らず、相手の左の肩肉を抉るだけ。引き抜いてもう一度、と思うとした刹那。強烈に蹴りだされ、吸血鬼の身体は派手に転がるように後ろへ。 ) ぐ………ッ! ( だんッ、と背を打つ。お互いを支えているのは怒り、信仰、執念、殺意。限界まで燃やしあい、勝つのはどちらか一方。しかし―― 時間切れ、だ。急いで立ち上がろうとした時に見たのは、弾を篭めようとする狩人と、その背後に見たランタンの明かり。恐らく、コイツの仲間だろう。そろそろ異変に気付いてもおかしくない頃だ。逃げなくてはならない。逃げる?どこへ?愛人の所か? ) ――この…… 狩人、が……ッ! ( もう、この街の明るい場所に私の居場所はなくなったのだ。暗中の戦いとはいえ、顔は見られたかもしれないし。いや、それ以前に顔半分に火傷を負った長身の女を捜すのはそれほど難しくはあるまい。だからと言って、狩人数人を同時に相手になど出来るわけが無い。つまり…… ほぼ、詰んチェックメイトだ。 ) ……………。 ( 立ち上がり、ざッ と背を向け走り出す。左手に刺さった十字架を右手で掴み、ぶすぶすと煙を上げながら引き抜いて――。相手は追跡してくるか、それとも銃弾を篭めて撃ってくるか。その両方か…! ) [Mon 5 Mar 2007 05:30:18]
セレニア > ―――その口…ッ 灰にしてやる…! ( 呻くように零す言葉に、あまり意味は無い。 全てを灰に。 とりあえず片腕は無力化しただろうか。 確かな手応えを感じても押し込めるだけ押し込んで、今度こそ身体を離させるように蹴りつk――― 吸血鬼の執念も、凄まじい。 痛む身体を起こす間もなく、杭が迫る。 転がって避けようとすれば、甘い狙いもあって貫通こそしないものの… 戦闘服の上から深く肉を抉るようにして、地面に )   ( 狙われたのは、左肩か右肩か… 押し退けようと相手に向けていた足に、痛みもあって今度こそ渾身の力を籠めて蹴っ飛ばそうと。 どちらか、肩をやられていない方の手で、銃に弾を込める為の棒を脇から引き抜いた。 ショートソードも銃も、この身体で扱うのは難しいが… この棒、やはり銀メッキで先端が針のようになっている ) [Mon 5 Mar 2007 05:05:55]
アニー > ぐ、ウゥッ!?ぐああぁ…! ( 相手の顔を殴りつけようとした腕に深く十字架が突き刺さった。聖水を浴びせた時と同じように、ぶすぶすと煙を立てて行く。浴びせただけの聖水とは違い、このまま突き刺されたままならやがて燃え上がり灰と化すだろう。だがしかし―― 舐められて溜まるかッ!私はヴァンパイアだ!誇り高き闇の貴族だ!何者にも屈しない、何者にも強制されない!ましてや同属の匂いを漂わせながらニンゲンに尻尾を振るこんな小娘に…! ) くだばるのは貴様だァァアアアアア―――ッ!!! ( 無事なほうの手で、さっき狩人が落とした杭に手を伸ばし、振り上げ――。狙ったのは首だったが、不安定な体制から僅かに反れ―― 迫る先はセレニアの肩だ。 ) [Mon 5 Mar 2007 04:51:47]
セレニア > ( 意識が飛びかける。 痛みで身体が動かない。 内臓をやられたか、と冷静な部分で考えた。 ―――逆上した攻撃に、身体を丸めて辛うじて耐えるものの、一方的な展開に先は無い――― が。 『神様』 相手のその一言が、全てを繋ぎ止めた ) ―――っじゃあ死ねぇえぇえぁあアアアアアアッ!! ( 神の名をどの口で語る。 血を啜る罪を重ねなければ存在し得ない吸血鬼。 神が人に与え給うた地上に、その居場所は無い筈だ。 咆哮。 丸めていた体、手に触れるのは掌に余る大振りのロザリオ。 それを短刀のように握り締めて――― 手か? 足か? 振り下ろされるものを抉ろうと突き出す! )   ( これだけ騒いでいれば、静寂に包まれた墓地。 同行していたハンター達も先行していた仲間が消えているのに気付く頃だろうか ) [Mon 5 Mar 2007 04:40:59]
アニー > ( ぶすぶすと煙が上がり、肌が焼けるのが判る。嗚呼、何故だ。何故、神様。貴方は私たちを愛してはくれないのです。十字架で、聖画で、そして聖水で。貴方は私たちを遠ざける。 ――どうして同属の匂いを漂わせるコイツが愛されて、どうして私が愛されないのです。 ) 嗚呼、神様!! ( 異様な光景といえば、そうであろう。ヴァンパイアが神の名を叫ぶなどと。自分と殆ど同じセリフを返され、苛立ちは頂点に達する。 ) 黙れ、黙れッ 黙れ!黙れ! 黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れッ! ( 左手は争ううちに殆ど外れかかっているか。もつれ合うように死者が眠る大地の上に倒れ、相手が上になった。聖水の次に相手が取り出したのは、杭だ。直接的な弱点では無いが、心臓に突きたてられたら一溜まりもあるまい。しかし、それを取り落としたのを見れば―― 更にその顔を殴りつけようと。 …こいつは、ここでは喰らわない。連れ帰ってからじわりじわりと嬲ってやる――ッ!! ) [Mon 5 Mar 2007 04:29:46]
セレニア > ―――っかは…ッ! ( 受け身も取れずに叩き付けられ、肺から空気を搾り出される。 その瞬間、次の動作には移れない。 けれど――― 嗚呼、その叫び声に、早く完全に黙らせろと募る苛立ち。 それに反して叫ばせる事で得られる充足感。 先天型ヴァンパイアハンターの抑え難い衝動から来る葛藤に、胸を振るわせる。 動く屍、主の御心に反する者を滅ぼすのなら、自分は神の国に入れるだろうという思いも ) 〜あら、知らないの? 狩人に関わるヴァンパイアはそれだけでマヌ ―――ッがは…っ!? ( 左手はどうなった? ともあれ。 横に転がった体勢から相手の上に乗るように身体を回しつつ――― またも右手に握られているのは、鞄にぶら下がっていた杭だ。 素手で突き通す。 それだけの力が、今の自分になら――― けれど。 あまりにも攻撃を優先する戦闘は、時として隙を作る。 勢いをつけて捻られる上体に、その足が綺麗に入った )   ( 声が詰まる。 杭を取り落として、反射的に丸めてしまう体 ) [Mon 5 Mar 2007 04:18:37]
アニー > あら、知らないの?ヴァンパイアの貴重な吸血源上位三位。 一位、知人。二位、通りすがりの哀れな犠牲者。 三位は――― お前のようなマヌケな狩人さッ! ( 身体を捻り、バランスを崩した狩人を引き倒す結果となった。相手が鞄から取り出したのは触れなくても判る、聖水だ。おまけに取り出した際に栓が抜ける仕掛けになってるとは小癪な。 だがそれが災いしたな、左手はこうして掴んでいる。倒れた拍子に右手で受身を取ろうとして、そのまま地面にぶちまけてしま――。 ) ………! ( しかし、あいては受身を取らず小瓶を振った。聖水がばしゃッ、とアニーの顔左半分から真っ直ぐ腹にかけて降りかかる。接近している事が災いとなってしまった。水の飛沫を避けるのは難しい、いや不可能に近い。 ) GYAOOOOOOOOOOOOOッッッ!!!! ( 熱い、熱い、あつい、アツイ、アツイ。今まで負ったどんな傷よりも痛い。し…しかも、この私の、顔に向かって。身体に向かって。 これだ、これだからパプテス教徒の狩人は厄介なのだ。その執念はとてつもなく―― 恐ろしい。 ) ウ ウ ウゥゥゥ ウッ! コノ…… ニンゲンガァァァッ!! ( その腹目掛け、蹴りを繰り出す! ) [Mon 5 Mar 2007 03:59:30]
セレニア > 無理よ。 だってアンタ、ヴァンパイアじゃない。 ( ハン と地に叩き付けた吸血鬼に哂いかけ。 ―――離れていない左手に、ひくり 即座に極めて不機嫌そうな表情へ早変わり。 鞄の中に突っ込んだままだった手を引き抜けば、握られているのは聖水の小瓶。 鞄から引き抜くと同時に鞄に括りつけられている栓が抜けるような仕組みにはなっているけれど、上手く動かない右手では握り締めているのがせいぜいなようだ ) 離しなs――― ( 無造作に、顔を蹴りつけようとする。 吼えるヴァンパイア。 左手が振られ――― 片足立ちになっていればバランスは崩れて、今度は自分がヴァンパイアの横へ引き倒される形に――― だが。 自分の身体を支えるのなんてお構い無しの動作で、右手で握った聖水の小瓶を、ヴァンパイア目掛けて振り下ろした! その分、身体は強かに地面に打つ事になるが――― ) [Mon 5 Mar 2007 03:46:14]
アニー > ホホホホ、そう。じゃあお望み通り――― 殺してあげるッ! ( 押し倒そうとする力に抗う娘。それどころか、その勢いを利用してそのまま背負うように投げようとされ。左腕を前に引っ張られ、更に前へと体重を掛けていたアニーに、それを防ぐことは出来ず――。 ) ……! ( ぶわりと足が浮いて、地面に腰から叩きつけられた。しかし、離すまいと狩人の左手だけは強く握り締めようと。 ) この……小便臭い、ガキがァッ!! ( そしてその状態のまま身体をセレニアから見て左に捻り、離れてしまった右手を突いて立ち上がろうとする。 密着している状態から離れようと相手が考えるのと同じく、距離を取っては不味いと吸血鬼もまた考える。 ) [Mon 5 Mar 2007 03:34:27]
セレニア > ―――なんないわねっ! だって――― 死んだ方がマシでしょ? ねえ!? ヴァンパイアッ! ( 半ばほど振り返る顔には愉悦に歪んだ顔。 それ以前とのギャップもあればもはや別人だ。 引き攣った口元に笑う形で見開かれた目。 ヴァンパイアの脅しにはコンマ数秒も躊躇いを見せず、より以上の身体能力で押し倒そうとする身体を投げにかかる! ケープと戦闘服の襟に邪魔されて、さぞ噛み辛いだろうけれど… 渾身の力で噛まれれば当然ダメージにはなるとしても――― まるで意に介さない風に。 圧し掛かってくる体の下へ潜り込むように身体を丸め、繋がった左手は前に突っ張り。 鞄の中に突っ込んだ手を鞄の中から抜く暇もあらばこそ。 鞄ごとヴァンパイアの身体に腕を押し付けて、あわよくば股の下へ潜り込ませようとする――― 背負い投げの亜種? プロレス技? とにかく、そんな。 とりあえず投げて、密接している状態からは逃れようという考え ) [Mon 5 Mar 2007 03:23:18]
アニー > ………!! ( 何ていう力!こいつの左腕が、動かないッ! トロくさい餓鬼だと思っていたが、腐っても狩人という事か。ギロリと睨み返され、嘲笑うような態度。対するヴァンパイアは忌々しそうに牙を剥いた。 ) ( 狩人の鞄の中にはきっと夢が一杯。聖水、銀、なんでも出てくる素敵な鞄。私の両手は塞がっていて、それを手では止められない。 ) 抵抗するな。抵抗すれば―― 貴様の肩口に噛み付くッ!そうなれば今度はお前が狩人に追われる番になるぞッ! ( こんな脅しが通用するかどうか判らないが――。 力はほぼ互角だが、体格はこちらの方が有利だ。ならば、そのまま後ろから押し倒そうとしよう。吸血鬼はうつ伏せの状態なら例え鞄から荷物を取り出せても、余り自由には扱えないのではと考えたのだ。 ) [Mon 5 Mar 2007 03:10:29]
セレニア > ( 何も知らない無防備な背中。 まだ肩で息をしていて、今なら抗う力も弱いように見える。 …そして実際、そこに迫るのが吸血鬼でさえなかったら、本当に危険な状態だったろうけれど――― )   ( 失敗だったのは本能の警告を軽んじた事か、害意を抱いた事か。 せめて戯れの一言さえなければ、捻り上げるくらいは成功したかもしれない。 ただ、それも捻り上げた瞬間には猛烈な抵抗に合うのだから、同じ事かもしれないが。 ―――右手の動作性が低下している状態で左腕を捻り上げられ、口は塞がれそうになる。 その腕の中で、さっきまで向けられていたものと同じ纏わり付くようだった気配が膨れ上がり、ギロリとあなたを睨み付けた。 『見ぃつけた』 とでも返すように ) ―――ハッ! ( 嘲笑うような軽快な吐息を零し… 捻り上げられかけていた腕が拮抗する力で抗い。 口元まで手を触れられていた頭が猛烈な勢いで後方へと振られる。 生憎身長さもあって鼻を潰すとはいかないけれど、口にでも。 自由の利かない右手は、同時にウェストバッグへと無造作に突っ込まれていた ) [Mon 5 Mar 2007 02:58:42]
アニー > ( 狩人は立ち上がる。吸血鬼はそれに近づく。 ――その背中を見てまだ少女だと感じた。顔つきまではまだ良く見ていないが、背丈の低さやこの”そそる感触”は。 ) ………。 ( 同時に、アニー・ウィルクスも知らない。目の前にしている狩人が害意に対して反応し、今以上の能力を発揮するという事を。 背後に回った女吸血鬼は、ぐにゃりと異様なまでに口元を歪ませ牙をむき出しにし、その冷たい両手を伸ばした。 ) ―― You find me....? ( そっと囁くのは、嘗て暗黒街で流行った悪魔たちのゲームの中で問われた言葉。”俺を見つけたか?” 問いかけられ、見てしまった奴らは殺されてしまった。何故なら「見つけた奴を殺す」というルールだったから。 …右手は相手の口を塞ごうと、左手は相手の左腕を掴んで、捻り上げようと。 ) [Mon 5 Mar 2007 02:42:20]
セレニア > ( とうに見失ってしまったものと思っている。 纏わりつくようだったプレッシャーはもはや積極的なものでなく、あなたがこの少女に注意を向けた時にだけ、本能から 『それは危険だ』 というシグナルが返る程度。 色白の肌には赤みが差して、もう少し寒ければ吐息は白く煙っただろう )   ( 耐え切れずにそうなったけれど、生真面目そうに、すぐに立ち上がろうとしている。 後ろに回り込む気配には気付きもせず。 膝立ちになって、お尻を叩いて。 ケープの汚れを少しだけ気にして… )   ( ―――仲間は鐘を鳴らして、変わらぬペースで移動中。 けれど駆けて離れた為に、その進行方向と二人の現在位置は重ならないようだった。 とは言え… 警笛が鳴ろうものなら、一目散に殺到してくるわけだけど )   ( ほんの微かな地を踏む音とか、衣すれとか、気配とか、そういったものを感じ取る能力は無い。 さしあたって無防備な背中――― けれど… 理性と精神力で以って、ハンターの感覚と集中力から逃れていた彼女も、もし背後に回るそれが敵対行動であったなら… 一撃を加えるのに前後して、倍増した先天型ハンターの感覚がハンター自身の意思によらず否応無くその存在を察知する事になる――― ) [Mon 5 Mar 2007 02:29:58]
アニー > ………。 ( 息を切らし、体制を崩すその様子をアニーは再び墓石の影から見ていた。 お前のその熱の篭った吐息は何だ。服の下でじっとりと下着に吸い取られているであろう汗は何だ。同属の匂いを漂わせながら、お前が背負う十字架は何だ。 ……そっと気配を殺し、墓石の影と闇に隠れながらゆっくりとセレニアの背後に回ろうとする。ちらりと一瞬自分が逃げてきた方向を見遣り、こいつの仲間が追ってきて居ないか確認しながら。 ) ……………。 ( そっと、そっと。ゆっくりと、ゆっくりと。吐息の音も心臓の音も鳴らないヴァンパイアが、そっと狩人の背後に近づこうと――。 ) [Mon 5 Mar 2007 02:16:31]
セレニア > ( 世界の裏事情で同行してもらえる同僚の能力はどうしたって低いので、案外可能かもしれないのが恐ろしいところだけれどさておき――― 一瞬見られた程度では、やはりフードも邪魔をして人相を確認するには至らない。 …馬鹿げた脚力どころか市民水準で見ても遅い足の運びは、戦闘職にあってはもはや異常だ。 人に紛れ狩人を煙に巻く知力や精神力の為か、まだ人の域をはみ出してはいないかもしれないあなたでも、このままであれば容易に逃げ切る事が出来るだろう… ) ―――はっ…! は… ( 早くも息の切れる身体がじれったい。 ヴィエドゴニャとしての覚醒状態を知っていれば尚更… けれどどうしようもなく、懸命に後を追う。 せめて顔だけでも確認できれば――― ) ―――っふ… ッく… ( 警笛を吹いたとしても遅かったろうけど、判断を誤ったと悔いる一人の墓地。 女性の姿は完全に見失って。 それでも暫く走っていたけれど、やがて限界がきたように手近な墓標に手をついて――― 家の人から触ってはいけないと言われた… 例えば高価な飾り皿か何かを触ってしまったような調子で手を離す。 とすん と体勢を崩して尻餅。 緋色のケープも剣も銃も、もはやコスプレだ ) [Mon 5 Mar 2007 02:07:50]
アニー > ( 答えてあげましょう。2つ3つぐらいなら―― 但し、代価としてこの場に居る狩人全員の命を貰いますが。 く、と心の奥底で微笑んだ。そんな事自分には無理だとしても。 …ちらりと一瞬後ろを見る。どうやら、馬鹿げた脚力の持ち主というわけでは無さそうだ。自分は普通の女にしては早いほうなのだけれど。 さて、どうするか。僅かだが顔を見られた可能性は否定できない。この暗闇だし、フードは被っているし、灯りは消していたけれど。 灯りを消していたという点とこの女の逃げ方は、只の市民では無い事を意味している。 ) …………。 ( 暫く走った後、相手の姿が見えなくなったのなら…一度側にあった墓石の影に身を潜め、狩人が来るのを待とう。かなりリスクが高いが、もし今の狩人だけが追ってきていたら確かめたい事がある。 …全く、我ながらどうかしているとも思うが。狩人如きに逃げ惑うというのも腹立たしい話なのだ。 ) [Mon 5 Mar 2007 01:55:26]
セレニア > ( 鐘を鳴らすのは疑わしい者をみとめた合図。 けれどそれは警笛未満で、まだ仲間が駆けつける事は無い。 ―――彼女の情報は、例えばこのハンターや、多くのハンターには知らされず、知らされたとしてもゴシップとして扱われるものだろう。 真実は知らない。 彼らに対抗するには同等の能力を以ってしなければ難しく、それを多くの人は持ちえないなど、認めたくない事だから。 …同胞というだけは、明らかに異なる気配。 近いものも確かにあるのに、吸血鬼としてまともな感覚であれば、本能が消すか消されるかだと告げる種類の… ) ………。 ( その反応では弱い。 身を固くしたようにも見えたけれど、平衡感覚を失うわけでもなく、駆け出している。 鐘の効果はさして認められず… けれど彼女は逃げ出した ) ―――お待ち下さい。 こちらは、ヴァンパイアハンターギルド『カーン』。 2、3お聞きしたいことが… ミズ! お待ち下さい。 ( 戦闘職や、過激派に対する市民の怯えとどこが違うのかと問われれば、返答に窮するが… グレーはグレー。 後を追おうと駆け出すけれど、盾を手放したって自分の脚力は2とかその程度。 差はあっという間に開くだろう。 攻撃は仕掛けない。 市民に手を出してはならないのは当然だ。 そして出来れば、お墓を荒らさないのも。 声だけが、暫くの間背中を追う…! )   ( ただその逃げ方は、気になった。 銃も持っていた自分に対し発砲を警戒したのなら有効でも。 ただの市民が逃げるのに、そんな走り方をするものか―――? ) [Mon 5 Mar 2007 01:43:31]
アニー > ( 背中側にじわりと感じる同属の気配。吸血鬼でありながら吸血鬼狩りを生業とする者も居ると聞いたことがある。 ――それの類だろうか?だがこのざらざらした感触、不快だ。 ) ……ッ! ( 不意に背後から聞こえてきた新しい鐘の音にびくりと身体を震えさせた。只の鐘の音ではない、人ならざる者を暴く不愉快な音だ。どうにかそれに対して悲鳴は上げずにすんだが、それ以上に不味い事が起きた。今の音で周囲を警戒している仲間が気付いただろう。 何とかして逸れさせてこいつだけ始末したかったが、止むを得ない。 ) ( 女は駆け出した。真っ直ぐではなく、時折墓石を盾にするようにジグサグに折れながら。 これによって相手の疑いを限りなく確信に近づけてしまっただろうか。 しかし、逃げ切れるか!? ) [Mon 5 Mar 2007 01:25:21]
セレニア > ( ヴァンパイアの存在を感じていないヴィエドゴニャは人として鈍い。 その感覚も集中力もせいぜい2止まりだ。 これはヴァンパイアの存在を感じる時、7相当に跳ね上がる。 【吸血鬼感知】 に用いる能力は、中間の感覚・集中力5相当。 ―――狡猾な吸血鬼。 ハンターの存在を知った上で、対処し、街に潜む術を心得ている者に対してはそれでも足りないかもしれないが… 纏わりつくようなプレッシャーを放って、狩人はあなたを探っている。 もしあなたに同族を同族として感知する能力があれば、そこにクルースニックではあり得ない同族の気配を感じるか ) ―――。 ( 堂々とした背中を見つめて。 今の今まで鳴らしていなかったハンドベルを掲げる。 教会によって鋳造された魔性を暴く音が、寒空の下、あなたのすぐ後ろで高く響いた )   ( …す、と歩き出す。 声はかけない。 ただ後を追うだけ。 もう一度、ベルを振る。 更にもう一度――― )   ( 一般人だったとしても多少なり怯えて当然な?シチュエーションなのはさておき。 嫌悪を示されるだけでは 【無条件看破】 にはなり得ない。 その音を以上に煩く感じて悲鳴を上げるだとか、そこまでの反応を見るための行動だ ) [Mon 5 Mar 2007 01:14:24]
アニー > ( 女は舌打ちを一つ漏らした。どう見ても墓守でも墓参り客でも無い。あの怯えるまでもなく睨むような視線は”狩人”だ。 しかも単なる傭兵崩れでは無い、パプテスの―― 生粋の狩人だ。傭兵は己の命以上の代価を支払いたがらないが、パプテスは己の命より重い信仰の為に戦うことを選ぶ。故に、非常にやっかいである。 ――しかも、どうやら一人では無いようだ。 ) ………。 ( す、と女は墓石の影に身を引き、背を向けて歩き出した。すぐに駆け出しては「吸血鬼と思ってくれ」と言っているようなものだ。灰色のローブの女の歩き方は堂々としていた。まるで自分には非がありません、とでも言いたげな。勿論非はあるのだ、どうにかして逃げ切らなければならない。会話を交わすことも避けねばならない。 ) [Mon 5 Mar 2007 00:59:52]
セレニア > ( 反面、ヴァンパイア以外の脅威に対しては弱い… と言うか、その存在を感じていない時はいっそ脆弱過ぎるのが、先天型ハンターとしての自分の個性。 『バケモノ』相手にも実用に耐える頑丈な盾は重く… それでなくても剣と銃、聖水などが詰まった鞄は動きを邪魔して足取りを重くさせていた。 鍛えても鍛えても。 並みの努力では、力仕事などしたこともないような貴族にすら及ばない。 何かあった時には、警笛を吹けば数ターンで駆けつけてくれるであろう総勢で☆2〜3の同僚が頼りだった。 その動きには疲労が滲むけれど、表情を失っている顔はそれを感じさせず。 そこに仲間がいてくれるなら、これが自分の務めなら、そこに置かれるだけで恐ろしく感じる闇にも怯えることはない ) ………。 ( 灰色の人影が浮かぶ。 少女の表情に変化はなく… 無いのだけれど、睨んでいるかのように錯覚させるような視線が不躾にそちらへと向けられた。 身体にフィットした黒皮の戦闘服の上に、殉教を表す緋色のケープを羽織り。 その下に覗くのは剣と銃。 背負っている盾の十字架の意匠はあなたからは見えないだろうけれど、その胸には大振りなロザリオが下げられていた。 奇妙な薄紅色の髪が風に揺れて、同じ色の瞳は微動だにしない。 まだ相手の素性を特定してはいないけれど、それに関わらず発せられるのはヴァンパイアの天敵の気配。 少女の背後からは、まだ距離があるけれど教会によって鋳造された鐘の音がゆっくりとしたペースで追って来ている ) [Mon 5 Mar 2007 00:52:09]
> ( 灰色のローブと目深に被ったフードで姿を隠したすらりとした細身の女が、響いてきた鐘の音に顔を上げ、立ち上がり―― 近づいてくるランタンの明かりを墓石の影から見詰めた。女の右手には火の灯って居ないランタン。墓の前には真新しい花束が。 ) ………。 ( 距離はそれ程離れている訳ではない。注意深く闇を観察すれば、月明かりに浮かぶローブの灰色が浮かぶだろう。 女は、貴女が何者か見定めようとしている。狩人か、墓守か、それとも単なる墓参りに来た者か。 ) [Mon 5 Mar 2007 00:44:25]
お知らせ > さんが入室されました。 『墓石の影から。』 [Mon 5 Mar 2007 00:39:45]
セレニア > ( 市街の明りも届くものの、街灯の一つも無い墓地は暗く、林立する墓標に遮られて視界は悪い。 ランタンを気持ち高めに掲げながら、五感にだけ頼るのではない知覚を走らせた。 …勿論五感でも捉えられていれば尚良いし、疑うに足る要素を相手に見出せない場合や、相手の種族隠蔽能力がより以上のものであれば、敵対行動を取られない限り看破は難しい。 場合によっては、敵対されても見抜けないこともある。 けれどそれでも、特殊な感知能力を持たない人間よりは遥かに有利。 周囲に向けてソナーのように発散する気配は、少し勘の良いヴァンパイアにとっては天敵と否応無く認識させプレッシャーを与える、忌むべきものだろう。 …与えられた役割に忠実に、鐘の音とは縮む距離を開けるように間隔を置いて、歩き出した ) [Mon 5 Mar 2007 00:36:36]
セレニア > ( 十字架の意匠を施された盾を背負った戦闘服の少女が、墓地の片隅にポツンと佇んでいる。 夜ともなればアンデッドさえ現れるかもしれないこの場所は、自然発生するケースでヴァンパイアの目覚める場所でもあり、ハンターの主な仕事場の一つ。 例によって周囲には間隔を開けてハンドベルの音が響き、場所柄それは正に葬送の鐘の音のようだった。 墓守には騒ぐなと言われるかもしれないけれど、彼らは特にヴァンパイアを狩る能力を有するわけではなく、『なるべく騒がない』 と約束して納得してもらうしかない。 ヴァンパイアハンターギルドには教会との繋がりもあるだろうし、教会ならば墓場の運用に対して介入も効くだろう。 どうも直轄地ではないようだから、こんな行動はギルドの中でも強引な者達による独断かもしれないが… 何も意に介さないような表情の少女は、ただ配備された通りに動くだけ。 ハンドベルを手にしてこそいるものの、それに頼らない感知能力があれば鳴らさずに。 距離を縮めてくる鐘の音を見渡すように、暗い墓地に目をやっている ) [Mon 5 Mar 2007 00:17:43]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 緋色のケープを風にはためかせて )』 [Mon 5 Mar 2007 00:02:49]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『三つの影が消えるのは数刻後のこと。』 [Sat 24 Feb 2007 00:43:03]
デュラハン > (黒紫から了承の意を受ければ首筋に触れる事なく感情を奪う力を発動させ)思っていたよりも、良い成果かもしれませんね?(そんな言葉を呟きながら実験を続ける。) [Sat 24 Feb 2007 00:42:41]
お知らせ > 黒紫さんが退室されました。 [Sat 24 Feb 2007 00:35:36]
黒紫 > ( 起ち上がりが悪いとこんなものか…!とか、何処ぞの大尉がのたまいます。さておき、そんな空気を天邪鬼も感じ取ってしまったのか――貴方に指摘されれば漸くといった様子で。 )  そういえば、―― 云われてみれば。 ( なるほどといったように、頷いて。首筋をかすめるくらいの貴方の手には未だ知らぬ『実験』を受け入れるべく。承諾の肯定を、 一つ。 ) [Sat 24 Feb 2007 00:33:42]
お知らせ > 黒紫さんが来ました。 [Sat 24 Feb 2007 00:27:53]
お知らせ > 黒紫さんが入室されました。 [Sat 24 Feb 2007 00:05:22]
デュラハン > PL:追記(そのまま実験を始めるが構わないかどうか確認する旨を告げて。) [Sat 24 Feb 2007 00:01:18]
デュラハン > (やはり表情が見えない分だけこの男の沈黙と言うのは普通の人間のソレよりもかなり怖い物。と言っても、固まった当人は貴方のそんな恐怖心なんて知る由も無い為に、貴方に合わせてそのまま歩いていくのだが。)(貴方の墓参りという言葉に対して軽く首を横に振り)気づきませんか?この辺りの空気が入ってきた時よりも心地よい気がすることに。(この場所に訪れた意味をイマイチ理解していないように見えた貴方に対してそう告げれば外套には不釣合いな腕を伸ばして。)このくらいでしょうかね?(貴方の首筋に触れるか触れないかの位置で手を止めれば、そのまま実験を始めるが。) [Sat 24 Feb 2007 00:00:15]
黒紫 > ――… ( 一瞬固まられた、貴方に黒紫も刹那の恐怖を実感したとか。自身の失言により、貴方に昏倒寸前まで吸情された挙句、墓地にポイされるなんて光景がリアルに過ぎったがゆえの恐怖…それも束の間。新しい墓石にくわわる危険回避出来たことを察すれば、 ) …  墓参り、なワケ無いよね。だったら、―――  ぁれ? ( 暫しの散策後、立ち止まる墓石の前。ふと挙げた視線は黒い孔雀鳩を捉える。内心、首を傾げた。 ) [Fri 23 Feb 2007 23:41:27]
デュラハン > (普段から人の目を欺く為にやっている老人の歩き方だが、ソレに対して貴方が言葉を合わせてくれるとは思ってもおらず)・・・・・あ、ありがとうよ。(貴方の予想外の行動に対して一瞬固まってしまったが、合わせてくれるならば自身もソレっぽくした方が良いかなと思った為にこちらもソレっぽいおじいちゃん口調で喋ってみる事にして。)(部下の意外な行動に対して外套内の孔雀鳩が爆笑したとか言うのはどこぞからの電波。)それじゃ・・・・行こうか。(普段よりも僅かにトーンを落とした声色で再び告げれば、貴方を横に従える様な形で歩き出すだろうか?)(それから暫く墓場を散策すればある墓石の前に足を止めて。もし、貴方がその墓石の上に視線をやったのであれば、どこかで見た事のある黒い孔雀鳩が寝息を立てながら船をこいでいるのが見えるだろう。) [Fri 23 Feb 2007 23:28:28]
黒紫 > ( 自身の先を行く、老人をよそおった貴方の声に黒紫は―― タタッ…小走りに駆け寄ることだろう。そうして貴方に応えるのは、 ) … ん、 分かってる。おじぃちゃんこそ、気張って転ばない様にね? ( 何か云った、何か云ったよこの天邪鬼。貴方に合わせるためとはいえ、この後帰宅後、黒紫の第一行動はまず貴方に平謝りすることだろう。 ) [Fri 23 Feb 2007 23:16:07]
デュラハン > (墓地に足を踏み入れた天邪鬼の少年の先、灰色の外套を纏うソレは不可視の瞳を後ろに居る貴方の方へと向け)ちゃんと私の後ろに付いて来てくださいね?(貴方にとっては始めてかも知れない夜の墓地。普段とは勝手の違うであろうその場所で互いが逸れ迷わぬようにする為に貴方に注意の言葉を告げれば、老人の様に腰を曲げ貴方が楽に追える様なゆっくりとした足取りで墓地の奥へと進んでいこうとするだろう。) [Fri 23 Feb 2007 23:09:08]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『天邪鬼の先を歩く灰色外套』 [Fri 23 Feb 2007 23:04:04]
黒紫 > ( 静寂の夜、そして 墓地――普通だったら足を踏み入れるだけで相当な勇気を強いられる此の地にさえ、 )( ――さく。 いとも容易く踏み入れた天邪鬼。今は外套なるものを纏っている。 ) [Fri 23 Feb 2007 23:04:00]
お知らせ > 黒紫さんが来ました。 [Fri 23 Feb 2007 22:54:22]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(帰りに背後からぎう―っ、としようとしたら、裏拳飛びました。どっとはらい。)』 [Wed 21 Feb 2007 02:01:28]
ミカド > (空を飛んでいるとき思ったんだ――― あ、少女漫画のキラキラって、こうやって出すんだなって。 ) [Wed 21 Feb 2007 01:59:23]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( どんだけ殴り飛ばされても、次週では回復するのも御約束。 どっとはらい。 )』 [Wed 21 Feb 2007 01:55:46]
ミカド > そのアドバイス、色々な意味でつっこんでいいかな!!!って、目の前で幸せオーラ――…?!(何その百合爛漫)君達そういう仲なのか?!密やかに僕をからかいに来たんだな?!君、中立とか言ってたのに、思いっきり傾いてるじゃないか!!!(禁句言った。後々きっと首を飛ばされるフラグ を 手に入れた! )それに君も! 幼女に手を出して同性愛って、何処に突っ込めばいいのか!!あらゆる意味で!(穴とか。――あな言うな)(静寂が――墓地に漂う闇よりも深い静寂が訪れた。 バックグラウンドに「ゴ  ゴ ゴゴ  ゴ  ゴ ゴゴゴゴ」と、矢鱈重そうな、迫力在る書き文字が見える―― 握り締めた杖が、カタカタと震える。空に舞い上がる彼の使い魔で、このあと何が起こるかを知り――)――――――――……(固めた拳にオゥラが見えた。真下の同属とは似て異なるこの雰囲気――) あ、あっあははっ★デ、出歩けるほど回復してよかったと思う、よ!君はやっぱり夜空の下が 似 合う   ね! その、でも、同時に思うんだ――力だけは回復しなくて良かったんじゃないかなって…!そろそろ、ちょっと、うん力の使い方を、学んで、くれると、うれし、い―――(例えストレートだろうが、ボディだろうが、飛ぶ方向は決まっている。アカシックレコードに記されし――OYAKUSOKU――)   チョコアジ――――ィイィ!!!    (本を開いて左上隅に、顎を仰け反らせてぶっ飛んでいく男が見えたことだろう) [Wed 21 Feb 2007 01:52:14]
ザッハトルテ > ( もぬすごく表現が重複してる自分に今頃気づいた。 どっかの誰かが墓守少女の勘の良さにめたくた慄いたらしいDEATH ) ……………………………… ここで一体何言ったのかな西園寺。 いや今のおふたりの言が何より雄弁な証拠なのはね、もう判っているのだけどね? ( だって元々彼が叫ぶ愛だか哀 ※もういい※ の余りの声の大きさに気づいて来たんだし。 ――さて、固めた拳、使役者の気配に慌てて梟が上空へ退避して―― )    阿 呆 か 貴 様 は ――――!!    ( アフォ・カ・キサマワ って書くとちょっとどっかの女神の聖闘士とか、十聖剣とかカイザーナックルの保持者が叫ぶ技っぽいよね! 画像ではあくまでも拳がストレートに飛んでいるのがポイント。 ) [Wed 21 Feb 2007 01:38:13]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『墓場は意外とエキサイティング、と。』 [Wed 21 Feb 2007 01:29:57]
ヴェルセリオス > ・・・・・・よく解りませんが、なにやら普通恋人として伝わるべきものが余り伝わらず、違うものはばりばり伝わっているような――――でも満足そうですね。ミカド様(やっと名前を思い出した。背中越しに後で打撃音が聞こえるかもしれないけど気にしないことにした。恋人同時の邪魔をするのはヤボってものである。余計なお世話であるが。あとあれか。私あれか。イヤだ――――(何)さて、それでは失礼しますお二方。ごゆっくり拳経由でも、唇経由でも愛を紡いでください。勘違いでしたら御免遊ばせ。それでは(二人羽降りっぽく退場。えっちらおっちら) [Wed 21 Feb 2007 01:29:47]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(そんなこんなで、お邪魔蟲は退散。あとは二人の世界だ!)』 [Wed 21 Feb 2007 01:27:56]
ルーア・リシア > ( 後ろからぎうーっ、とされると、暗がりの中で頬を赤らめた。人前で堂々と、というのはものすごく恥ずかしい。加えて、このサイオンジという人物のネタにされそうだから。したら首ちょんぱだけど。 ) ――こいせよ、おとめ。 ( 青ざめるミカドに、見もフタもないアドバイスを駆けて、こちらはそそくさと退散。仕事が終わったら、そのあとは二人だけの秘密、である。 ) それじゃあ、おやすみなさい。 ( なぜかこういうときだけバカに勘が良くなる死神であった。ヴェルセリオスと既成事実が出来る前なら、こうはいかなかっただろう。キャラの代わりに背後が悪ノリを謝罪します。 ) ――あぁ、拳で語り合うのが、男の証? ( 胸もまれて顔真っ赤なんだけど。それでもヴェルセリオスの体は温かくて、そっと身を寄せた。 ) [Wed 21 Feb 2007 01:27:34]
お知らせ > ミカドさんが入室されました。 『(ガタプル震えすぎて躓きそうになった)』 [Wed 21 Feb 2007 01:21:43]
ミカド > (頭を丸めるんですね。※和服違い ――キスの相手が誰だかは一言も口にして居ないわけだが!!! 推測できたとか言われたら、もぢもぢします―― ただ、今はそのモヂモヂ出来る余裕が一切ないわけですが。)き、 君たち二人はアレか。世界で一番有名な歌謡「ママンと一緒」にでてくる「一度あったら友達で、毎日あったら兄弟さ〜♪」という有名な歌を知らんのか!(具体的に言うと芸能横丁の教育番組というグループだが。有名な歌には、団子三兄弟がある※捏造 )――ちょっ………!! この状況で残されると、いろいろな意味で困る――わけではないが、そのッ――(墓守とメイドの後姿に、情けなく手が伸びるも、背後から聞こえる友人の声に、びっくー身体を竦めて固まった。 杖を両手でぎゅぅ★と握り締めながら、恐る恐る振り返り)……そ それは、も   ぅ   …僕と君の仲じゃないか…… ……ッ!  だから、できれば、僕の言いたい事――主に弁解的なものも、察して、くれると、うれしい、か、な?(元々蒼い面を、更に蒼くして) [Wed 21 Feb 2007 01:18:55]
ザッハトルテ > 外敵が正門から礼儀正しく来てくれるとは限らないケドナ。 ( こっちも棒読みだ ) わざわざ宣戦布告の上真正面から襲来など古い戦の作法か――ヴェイトスを愛してやまない、かの罪魔殿くらいだろう。 備えあれば憂いなしとも言うし、それには同意するけども――…ああ、夜も更けたと云うのに就業中でしたか。 御多忙のところを引き止めてしまい申し訳ない事を。 ( 墓地でイチャイチャ★パラダイスのおふたり。 様子を拝見して違う意味でこの後御多忙にナリマスカー? とかPLNGが想像出来るはずもなく、俄かに咲き初めた百合ムードも「仲が良いんだな」と素で思う始末。 貴族は相手を特定して居ないにも関わらず、相手を特定できるほどの察しの良い墓守少女とは天地の差というやつで。 ――さて、踵を返すおふたりを頭を下げて見送りながら ) 言いたい事。 ――…言葉がなければ通じないような間柄では、 我々は 無 い よ な 西園寺? ( 利き手で拳を作りながら―― ) [Wed 21 Feb 2007 01:13:33]
ヴェルセリオス > (じゃあ私は和服を着てこないといけないか。それはさておき)・・・・・・・・・・どうやらお相手とやらが何方かはなんとなく推測できましたが――――なぜ誤魔化すのかよく解りませんわね。お互い正直に言うとショックで身体を壊すような繊細なお体なのかしら(今度は熱く防衛論を語りだしたミカドを眺めつつ。しかしどうみても焦って急造でイッテマース感満載ゆえ相変わらず生暖かいアイ。目)いえあんまり嬉しくないです。でもお金持ちっぽいのでコネを作っておくと良いかもしれません。(なんかまた酷いこと言ってる)・・・・・・さて墓守殿、いかがしましょうか。どうやら亡くなった方への配慮もご存知のようですし(なんかもうすっかり緊張状態が消え去ったので、後ろからぎぅーと抱きつきながらリシアに問いかけてみた。油断すると乳を揉んだ。油断も隙も無い)・・・・・・足元に気をつければ、意外とロマンチックでデートにも向いていると思いますよ。この墓地は。それではお二人とも、ごゆっくり――――どうぞ?(まあお暑いこと、みたいな視線を向けて、去り行く墓守の少女と共に) [Wed 21 Feb 2007 01:05:51]
ルーア・リシア > ごめんなさい。つまらないと良く人に言われるの。でももうなれた。 ( しれっとした顔でミカドに言葉を返す少女。彼を擁護する気も、話を合わせる気も毛頭ないらしい。病んでれと呼ばれたことで、それは確定したのでありました、まる。 ) ――ヴェル、よかったわね。ステキな紳士さんに友人認定されたみたい。 ( すごく棒読みに近い。まぁ、ここまでやれば、あとはこの長身の男性が上手く処理してくれるだろう。 ) ――私は、ここで死者とその墓を守っているだけ。話し上手でも、ないし――それより、あとを任せても、いい? ( そろそろ別の区画の見回りにいかなければ、時間が足りなくなってしまう。 ) いきましょうか、ヴェル。それではお二人とも、野犬やアンデッドの襲撃には、くれぐれもご注意を。 ( 接吻するほどの仲ならば、あんずることもなかろうと。踵を返す。 ) [Wed 21 Feb 2007 01:01:50]
ミカド > (藁人形の紐は解いていません――ともあれ。男は真顔で、冷や汗を流しそうな強張った表情で続ける)先の襲撃で正門が傷ついたのは夜会で話題になることもある。それを聞くたびに、ヴェイトスの正門を今よりも頑強にするべきだと僕は思うんだ――様々なギルドに人種の集うヴェイトスならば、ヴェイトスオリジナルの防衛術が完成しても可笑しくないと思う。それに必要なのが金だというのならば、ヴェイトス市民を守るはこの貴族の役目と思って、惜しみない援助をしようと――(   二人は、自分に話をあわせる気がさっぱり無いらしい!  真顔で語っていた声が途切れ、つるつると視線が滑り)―― ノリが悪いナッ…! 此処で僕の友人(※勝手に認定)だったらさり気無く僕の話にあわせるくらいのボブカット(ボキャブラリィと言いたいらしい)を求めたいところだッッ…!!!(ぼそぼそと小声で抗議しつつも、笑顔の影にスタンドの姿がチラチラしそうな、愛しい友人の方へと向き直り――) や、やっややや、  やー 。ざっはとるてくん(棒読み。 杖先に顎を当てて、カックリ傾げ) こんなところで会うとは奇遇だね! さては僕を追いかけてきたのかな――!(にっこり笑って)(笑って)(   間   )   その。 な、なんだろうな!その視線は! 何か言いたい事があるなら言葉にしていいたまへ! (ひっ。 まともに顔を引き攣らせて指差した) [Wed 21 Feb 2007 00:51:07]
足音 > ( 男声に従い視線が一度30センチ斜め下に流れて、おふたりのうちから「墓守殿」を特定。 ) …病んデレ墓守殿+メイド嬢。 ( ←まんま額面通りに憶える図 )  ( 白手袋の手をメイド嬢に伸ばし、「有難う」を連呼する姿がどっかの政治家のように見えたものだから ) こちらの死せる住人に吹き込まれて市議会選挙に出馬する気にでもなったのかな西園寺。 スピーチのメインをヴェイトス市の治安維持の向上及びローゼン●生ばりに変わり者の社会的地位向上にするなら、極一部から絶大な評価を得られるだろうね―― ( それこそローゼン麻●ばりにな。 誰だよローゼン。 誰だよ太郎。 ――墓守殿の言葉を受けてそちらへと、世間話程度の気軽さで ) 「黒魔術には」明るくない、と。 死者を宥める話術に長けておられますか、墓守殿。 ( 次いで女性が背に持った長いもの、を視線で示して。 それが何かまでは判らないが、長さに見合う重量はあるだろうと ) 墓荒らしにはそちらの御方が対応なさるようですし――…御丁寧に痛み入る。 こちらのハタ迷惑な紳士殿の知り合い、程度ではありますが――? ……………………………………… ( リシアと呼ばれた少女の簡潔な説明に紳士をじぃ、と眺めた。 うんうんと相槌を打ちはするが、目が笑っていないが見えるだろう ) [Wed 21 Feb 2007 00:36:41]
ヴェルセリオス > (切れた。)(四人目の背の高い人2、ザッハトルテのほうへと向き直り、ぺこりと一礼。種族柄お墓は落ち着くけど、サロンにするには向かないだろう) [Wed 21 Feb 2007 00:30:52]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・はぁ・・・よほど嬉しかったのですね。特に嬉しくも無いですが、かといって喜ばない理由も御座いません。この先破局しないとよいですね、という言葉を持ちましてお祝いに代えさせていただきます(手をぶんぶん上下に振られた。なんかもう、余りの嬉しさオーラに抵抗する気力がわかない2007ウィンター。)・・・・・・・・・・・・リシアさん。今何月でしたっけ。急にあたりがとても暖かくぽかぽかと陽気に包まれた様な気がしてきましたよ。あと煮ても焼いても食えないものは捨てましょう(なんか酷いこと言った。そして四人目は――――かの紳士の知り合いらしい)・・・・・・・・・最近は墓地にペアで来るのが流行りですか?こんばんは(四人目の、背の高い人2(名前書きなさい) [Wed 21 Feb 2007 00:29:59]
ルーア・リシア > ( 病んデレ。怖がりのエルフさんに続いて2人目の公認となりました。 ) ――いっぺん死んで見る? ( すごく冷たい目で見つめ返しました。死神本来の表情とでも言うべきか。冗談は通じにくいのか通じてるのか。それにしてもこの少女、ノリノリである。 ) 害はないけど、なんていったらいいのか――煮ても焼いても、どうやっても食えない人物っぽい。 ( つまり対処できない、と。墓守もお手上げ状態。よほど嬉しかったのだろう、接吻が。それこそ、この貴族の紳士の世界を変えてしまうほどに。ちらり、とヴェルセリオスを見て、なんだか気恥ずかしくなって、目をそらした。既成事実もあるし、あんまり人事にも思えないから。 ) ――危険がないなら、このまま放置してもいいけど――こんばんは。 ( 話の途中で、なにやら場の空気ががらりと変わった。近づいてくるもう一人の影。その姿が明らかになると、ミカドと長身の男性を、交互に見つめて。 ) ――なるほど。 ( 何か納得するようにうなずいた。 ) あいにく、黒魔術には詳しくない。――それより、あなた。この想い人とキスしちゃった喜びを周囲に振りまくはた迷惑な人の知り合い? ( 念のため、確認するように問いかける。もしそうなら、引き取ってもらおうという気まんまんで。 ) [Wed 21 Feb 2007 00:27:04]
ミカド > ――――――と言うことで、この近辺の治安悪化には、この西園寺も心を痛めているということだよ。(きりっ   )(真顔で、何事もなかったように、前後の繋がらない台詞を言ってのけた) [Wed 21 Feb 2007 00:16:57]
ミカド > (この吸血鬼、死霊術を得意としている。精神体と意思疎通するのは大得意だ。話し相手にすらする始末。もし、影響を受けやすいというのなら、凄い事に)面白い冗談を言う墓守さんだね★ツインテール姿のプリティな格好をしているくせに、地味なローブでチラリズム演出している病んデレさん(ヤンデレ)だけはある! 僕が幸せな恋を爆走中で、羨ましいのは分かるが、落ち着きたまへ! (月光を背に突き上げた杖先をくるりと回し) 文字数に例えると図書館の司書の日記(※文字数多そうな人イメージ)6冊分程度に纏めたい出来事を、七文字切りで解読するなら、そう云う事になるかもしれないね! (「おめでとうございますー」)(唐突に振り返り、メイドの手を固く握りしめんと手を伸ばし)ありがとうっ!ありがとう!ありがとう!もっと祝ってくれて良い!さぁ、今から即興で祝いの詩を作ってくれても構わないよ! 僕が聞き届けよう!ああ、でも必ず「チョコレート味」の言葉を入れるように! (「キスで〜」)…… なっ――― メイド君。君はこのチョコレート味のキスの感動を知らないから、そんな淡々としてられるのだよ。 僕の幸福に満ち満ちた感情の一欠片を分けてあげたいね!(吸血鬼がなんかいう) このキスがどれほど素晴らしいものだったか――!! 「気持ち悪い」とか照れ隠しの言葉で、身体の中心が燃え滾るような幸せに包まれ―具体的にいうと下半身g(言葉が唐突に途切れる。 近づく足音が、余りにも聞きなれたものだったから聞き逃したとでも言おうか――「サバト」――と囁かれた辺りで漸く「誰」が近づいてきたのかに気がついたらしい。ぴたりと動きも呼吸も言葉も止まる) [Wed 21 Feb 2007 00:15:18]
足音 >  ( 墓標の間を抜け緩々とそちらに向かう合間、耳に届くやりとりから三名の間柄を想像する。 ――ひとりは言うまでもなし、聞き憶えのある声云々の前に発言内容で人物ガン特定。 ヴェイトスに「ああいう」人柄の人物が何人も何人も居るとは思えないし思いたくない。 カンテラを手にした背の高い女性――服装からそのように判断した――とナンダッテーの声の主(酷い)は行動を共にするくらいの近しい仲で、三名相互に顔見知り程度の面識はある――そんなところだろうか ) あちらは千客万来だなフライングフィッシュ=\― ( 墓守が灯りだと思ったものは、肩に止めた梟の金目が女性が持つカンテラの光を反射しただけの。 かつん、革靴の踵が石畳を打ち ) 死者の地に賑やかな晩もあったものですね。 ――墓守殿公認で三人で仲良くサバトの実験? ( 黒い外套に片目を塞ぎ、梟を連れた男がそのように問う ) [Wed 21 Feb 2007 00:06:29]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・キスでそんなに喜ぶとは・・・・・・・・随分と緩やかな旅路で御座いますね(そんなことを呟きながら、隣の墓守少女へと視線を向けた。向けたと言うか嘗め回すようにこう、視線を(こら)かく言う自分のスピードは暴走機関車以外の何物でもないといわざるを得ないが) [Wed 21 Feb 2007 00:01:35]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・・・・害はなさそうですね(激しいアクションアンドトーキングの数々を目にして一言。なんだかちょっと視線が生暖かいのは気のせいです。)・・・・・・いえ。墓守の方の只の付き添いで不審者発見ゆえ参っただけです。そしてよく解りませんがおめでとうございますおめでとうございます(わー、と大変心の篭ってない様子で拍手した。ぱちぱち。)・・・・・・ある意味、私達も集まってきたものですしね。さて、何方でしょうか(ふむ、と第四の人影へと視線を向けた。見覚えは――――ない) [Wed 21 Feb 2007 00:00:05]
ルーア・リシア > ( そんなミカドの立ち振る舞いに、青白い墓地の住人たちも、やんややんやと大騒ぎ。霊は周りの気に影響を受けやすいのである。 ) ――そう。なら死出の門に出向いてあっちの人たちにも聞かせてあげるといい。片道切符なら3割引で提供中。 ( 真顔で淡々と返す。呆れたように肩をすくめて。ルーア必殺のボケ殺し。 ) ――話をかいつまむと、想い人とやっとキスできたよウワァイ。であってる? ( ものすごく縮めました。黄色いツインテールを風に揺らして、今度はヴェルセリオスを見る。 ) ――おめでとう。ヴェルも何か祝ってあげたら? ( テンションについていけない死神は、はてさてどうやってこの騒音物体を墓地から撤去すべきかと思案中。遠くから接近する明かりに気付き、そちらに顔を向けたのは、そんなとき。 ) ――ほら、騒ぐと集まってくるんだ、墓地は。生者死者問わず。 [Tue 20 Feb 2007 23:58:29]
ミカド > (白い手袋を嵌めた長い指先が、ひらりと夜空に舞う。ネクロマンシーを駆使して少女漫画によくある光の粒子※成分人魂※を、生みたい気分だ。月光の下でサンスマイル浮かべて) やぁ! 良い夜だね!墓守さん!(一回転。きらきらテラウフフする男のインバネスが、まーるく広がる)―――あんまりにも嬉しい出来事があったんで、僕のママとパパとお爺さんお婆さん曾婆様曾爺様はたまたママの愛人とパパの愛人と、愛人の息子と娘と、娘が好きなパン屋のお爺さんに報告をして回っていたところだよ!!!(カッ―ターンエンド。綺麗に一回転して見せた男は、お約束のずっこけもなく、杖先を天に向かって高々と突き上げ)きっと、天国と、ちょっぴり地獄と、そのまた彷徨ってる誰かさんも僕のこの素敵な報告を聞いて喜んでいると思うんだ――!!!( 熊扱いされてるなんて知らない――と言うよりも気がつけない。背後に佇むメイド?姿の女性が、顔見知りと言うことに気がつくのは)――……やぁ!なんだかお久し振りのお嬢さんのお顔が!君も僕のこの報告を聞いて祝いに来てくれたのかい?さぁ、思う存分祝っておくれ! 今日は、山羊だって霊魂だって飛び跳ねDAYだ!――あーッはっはっはっはっはっはっはっはっは!(墓場に響く笑い声は、さぞかし煩かろう。――件の「愛しい人」が、この独り言を聞いているかは、まだ気がついていない。感覚9は、こういう時に役に立ちません) [Tue 20 Feb 2007 23:50:24]
ヴェルセリオス > ・・・・・・まあ、熊と同じで、ある程度こちらを知らせたほうが良いこともあるでしょう。多分(カモフラージュ用のカンテラを掲げつつ、墓守少女と共に愉快な紳士の元へ)・・・・・・ん?以前どこかでお会いしたような気が――――・・・・・・(はて?と首を傾げた。見たことのない顔ではないのだけど、さっと出てこないお久しぶりの人。トキノミヤコ方面の名前だったような――――と)・・・・そういうあなたもご存知ですか(舞台俳優?あれ違うような気がとか。うろ覚え選手権) [Tue 20 Feb 2007 23:40:52]
足音 > ( 冬の深夜の事、叫ばれた愛だか哀だかはそれはそれは墓地に良く響いた。 後に続くツッコミもまた、声の質次第ではそれ以上に高く虚空を裂いた事だろう。 残念ながら御三方目の声はここからでは聞こえなかったが――足音は墓地の奥まった方角、雑木林の方からそちらへと接近しており、カンテラを翳せば黒尽くめの姿が灯りの中に浮かぶ距離。 夜目の効く眷族であれば言うまでもなし。 ) [Tue 20 Feb 2007 23:39:17]
ルーア・リシア > ――気付かれた。 ( 感覚9+夜目が効くヴァンパイアだし、それ以前にこっちはカンテラ持ってるし、ばれるばれる。気付いちゃったらもう諦めるしかない。 ) ――とりあえず、不審者1名確保。 ( 隣にいるヴェルセリオスに、目配せで合図を送ると、劇団ミュージカルのようなしぐさで大々的にアピールする紳士のもとへ。 ) ――ヴェル、知ってる人、なの? ( 変人つながりで。いや、あえてその部分は声には出さないけど。 ) こんばんは、いつぞやの人。今日は舞台喜劇の、練習? [Tue 20 Feb 2007 23:37:12]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『…ふーん。』 [Tue 20 Feb 2007 23:34:57]
ミカド > (舞台役者の「ぶたい」が誤字ってて、やけに面白そうな事になっているが、ミカドは謝らないで土下座すゆ)しかもチョコレート味の接吻だよ。チョコレート―――。 甘いんだ。 ビターじゃないんだ――。(自分の)血の味もしないんだよ(うっとりと視線が斜め45度にフライング――夜空のお星様の間に、愛しい誰かの姿を思い描いて、吸血鬼(男)は頬をほんのり赤らめる。 sound offにすると、墓場でインモラルな表情を見せる美青年に も し か し た ら 見えるかもしれないが、発言と仕草が全てをぶっ壊している。)―――レモン味でもなくチョコレート味と言うところに注目して欲しいね…!!! これはもう、勢いに乗りのりナイトの勢いっぽく押し倒して、息が続くかなくなるほど接吻したっていいんじゃないかな?(呼吸してない吸血鬼がなんかいった) だってこれは、もう受け入れているという証拠だろうそこの君ぃぃぃぃ!!!(突然立ち上がって指差すは、墓守と顔見知りのアナタ!!! 感覚9なめんなああああ!!) [Tue 20 Feb 2007 23:32:31]
ヴェルセリオス > 何か変なのが居ても、私が居るから大丈夫ですよ。いざとなったら逃げましょう(戦いますとか、遮りますとか言わないティキン発言。今日は墓守さんのお手伝いで一緒していたという。背中には長い棒状のもの、右手にはカンテラの明かり) [Tue 20 Feb 2007 23:29:03]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『・・・・・・・・・まあ』 [Tue 20 Feb 2007 23:27:13]
ルーア・リシア > ( 心の中で叫びました。肩びっくー! ってさせて。闇の中でも声は良く届くんです。ここ墓地だし。 ) ――。 ( あえて無言。たまたま見回りで近くを通りかかったんだけど、これ、見に行かなきゃダメなのかなぁとかすごく葛藤中の死神娘。イヤ、一応不審者かもしれないし、散歩しにきた一般人でも、応対せず見過ごすのは職務放棄だし――散々悩んだ挙句、声のしたほうにいくことにした。鈴は鳴らさずに。 ) [Tue 20 Feb 2007 23:26:18]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(な、なんだってー!?)』 [Tue 20 Feb 2007 23:23:55]
ミカド > そうだね、報告するべきことがあるとしたら―――(朱鷺乃都人らしき黒髪の男は、得意げに顎を上げて、足を大袈裟に組み換え、肩に零れた黒髪を跳ね上げて)  ……人間として生を受けて25年。ヴァンパイアになってから三桁越え―― 美しき東洋の宝石 黒薔薇の貴公子たるこの――(部隊役者が舞台に登場する時の大袈裟な仕草によく似た仕草――大きく両手を広げ、天を仰ぎ) が、思いを寄せ続けてそろそろ二年――。 殴られた数は両手の指の数は越えたが、未だに一緒に寝たことはあっても、裸の接触を一切許してくれない僕の思い人。ツンデレどころかツンデレな愛しい人と、    接  吻  ッしたよ!(墓場の中心でアイを叫ぶ吸血鬼(えるだー)爆誕) [Tue 20 Feb 2007 23:22:55]
黒外套 > (視線の先に蛍火でも見ているかのように、ふらり、ふらりと男の視線は揺れる。 杖先を顎に寄せて) ――年が明けてからなかなか忙しかったんだよ。 腰を痛めたり、チョコを選んだり、殴り飛ばされたり、友人の相談にのったり。 …途中幾つか僕に似つかわしくない事柄が混じったかもしれないが、まぁ、聞き流してくれると嬉しいね?んん――……(頭を傾けると、黒髪が肩から零れ落ちた) [Tue 20 Feb 2007 23:10:17]
黒外套 > ―――久しいな。 (墓場の友人達は変わらず此処で漂うていた。 友人と呼ぶには淡く儚い者どもだが――少なくとも問いかけに答えてくれるヤツは、そう呼んでいる。 何人か見なくなった「友人」は居るが――) …… 最近は賑やかだと聞くけど? (黒いインバネス姿を羽織った墓参客らしき男は、石畳の終着点にぽつりとおいてある長椅子に座って、虚空へ語り掛ける) [Tue 20 Feb 2007 23:05:09]
お知らせ > 黒外套さんが入室されました。 『(視るは蒼き炎――揺らぐ影)』 [Tue 20 Feb 2007 22:58:38]
お知らせ > フォウルさんが帰りました。 『ジャマダハルとカタールって紛らわしくね?(――そんな、話。)』 [Tue 20 Feb 2007 01:42:22]
フォウル > ( あ、成る程。 ミスター禿頭を表す隠語としてのアルパチ。 非常に気になるのでぐーぐる先生に聞いてみようと思います。 さておき、くだんの宿屋は1Fが酒場になっていて食事のみでもokらしい。 傭兵は体が資本であると盛んに勧めるんだろう ) うっわ女性不審キタコレ――…でもちみっと言いたいこと分かるわ。 女って口は達者だしすぐはたくし、何考えてっか全然ワカンネ。 もぬすげェ怪力とか身の軽い知り合いがいるンだけどさ、おまけにそろいも揃って強えーの。 ( 話す間に何となく思うのは、彼はどうやらあんまり素直じゃないみたいだってそんな結論。 それが性格なのか難しい年頃ってヤツか、これまでの半生で築いたものかは分からないが、うん。 そういうタイプと話すのも大好きだ。 ――だって時々見せる素の部分が新鮮だから。 ) 話が合うネ、胃袋様がメインなのは俺も同じヨ。 んじゃ貰うモン貰ってれっつごー… ( 得物を玩具と言われ、途端に首を90度に曲げ。 ) お、言うね? シンプルだけど奥は深く、取り扱いは剣より断然楽。 刃こぼれしないってなこれはこれで立派なアドバンテージだヨ。 ( リーチの短さには泣けちゃうけどね、なんて付け足して。 ) [Tue 20 Feb 2007 01:40:43]
お知らせ > ラリーさんが退室されました。 『(とりとめもない話が、墓地から見える地平に消え行く。)』 [Tue 20 Feb 2007 01:29:58]
ラリー > (帰れば、灯りを点す間もなくベッドに寝転がるだけだ。) …ま、お言葉に甘えとこう。ご主人様が糖分を寄越せって、さっきから五月蝿いんでね… (ググゥと腹に住む支配階級が命令を下した。) ところでお前…トンファーなんてオモチャだろ?ナイフに変えろ、ナイフに! そういえば最近、ヘンルーダにジャダマハルが入ったとかー… [Tue 20 Feb 2007 01:29:15]
ラリー > 薄汚れたブンジョージュータクの方が、性に合ってんだ。 …ま、考えとくけど。 (やや押しに弱いタイプ。) ケッ、マッピラだね!女は打算で生きてる。連中の愛なんざ、いくら吹っかけられるか分かったモンじゃない。 (フォウルは悪かないのだが、とりあえず彼を睨んでおいた。趣味は八つ当たり。 アル・パチーノはどっかの言葉で剥き卵を表すのだとか、そんなのは記憶違いだったのかもしれない…(声を小さくしつつ。) そっぽを向いて。) …フン、物は言い様、ってヤツだな!そりゃ俺もか。 (言えば、肩を竦めた。) [Tue 20 Feb 2007 01:25:27]
フォウル > なぁんでサ。 懐具合なんてきっと俺も大差ないよ? ――あ、そっか。 月の滴って飯も安くて美味いンだ、来てみるといいヨほんと。 ( 軋む歯の音にちょっと顔を顰め、すぐに笑って、先程彼が見せた凄惨なまでの翳った表情と頭の中で比べて、うん。 ) そっちの顔のが断然いいよラリー。 その顔なら来年は女かららぶーの篭もったチョコ貰える、俺保証しちゃう★ ( 言う間にも行列は――特に先頭を行くアル・パチーノ(そんな大物だったんだ…!)は粛々と墓地を離れつつあり、もう普通の声で喋ったって大丈夫だろう。 今度こそ憚ることなく笑い声を立てて ) だから前見て歩きたいンだよ、ラリー。 足元眺めて歩いてたんじゃ「敵」の姿も見えやしね。 ワケも分からないうちに殺されるのは俺だってゴメンだ。 ( 戦う為に前を見るのだと。 背後がすっかりお留守な思考は確かに傭兵には向かないかもしれない、以前優しい牧師にそのように思われたことがある。 ――小僧本人は知らぬこと。 ) おっけーおっけー、いつ来てもいいし何なら今から来る? 冬の夜ってな長いもんだし徹夜でチョコパーティだって大歓迎ヨ。 ( 家族の有無も知らないけど、お泊りNGって年じゃなし。 お気楽傭兵はこうやって気軽にお泊りの誘いすらかけちゃうんだ。 ――自分のものとは違う得物の話も、聞けるものなら聞いてみたいし――ともあれ、無事に任務を終えたならば列に遅れ、墓地を後にする歩く傭兵ふたりの姿があるのだろう ) [Tue 20 Feb 2007 01:16:17]
ラリー > …なるほどな。なるべく、現場を離れたかないんだけど…腹の虫にゃ逆らえない。 (カチ、見下ろす懐で得物が鳴いた。) 上等だ、覚悟しとけ。全部食い散らかしてやるからな。 (歯を剥き出して笑う白い顔は、やや蜥蜴にも似る。) こっから後は、俺らの仕事じゃない、と。墓守とエラい聖職者さんにお任せするか。 (肩を竦めて、歩き出し。) 怒ってっかなー、アル・パチーノ。どーも悪口とかが聞こえてた気がする。 [Tue 20 Feb 2007 01:06:55]
ラリー > (三食パンが友達なのサ★ …。) 俺にケンカ売ってんのか、フォウル… (←三食パン。アンパン食パンカレーパンってどこの★5レストラン?いや食パンは食ってるが。ギリギリギリと、恨み言代わりの歯軋りを。 その言葉を聞けば、びっくりしたようにぱちと瞬き。破顔した。) 三文小説の勇者じゃないんだ。いつかおっ死ぬぜ、お前。 俺らは痩せた犬ころみたいに、地面に鼻擦り付けて生きるモンだ。傭兵、向いてないんじゃねぇのォ。 (彼には似合わないと思う。手柄の為に他人をも蹴落とす、この稼業は。…なんでアイツの心配なんて。関係ない関係ない!) [Tue 20 Feb 2007 01:02:01]
フォウル > ( 声を立てず笑ったまま、二度頷いて ) ダロ。 貰える時はカッツリ貰わにゃ。 「金の分は働く」傭兵の不文律だしそれが出来なきゃずっと三食パンが友達なのサ★ だ。 ( 愛と勇気が友達の、子供たちのヒーローを讃えるどっかの歌っぽく。 アンパンって傭兵には高級品かもしんない――線の細い顎のラインに対し、突き出した下唇はよく目立つ。 その表情に拗ねさせちゃったかな、などと考えて ) 気楽なのは間違いないネ。 でも、まー…いつかきっとものすげェヘビーな状況に陥るんだろうなって予感はあんのさ。 ただ、そんなドコに空いてるかもわかんない落とし穴に怯えて下見て歩くの、俺はヤなの。 ( 彼の洞察を補強するように答え。 ) ラリーだって体力に自信あんべ? あんまし傭兵っぽくなくなっちゃうけど、荷下ろしなんかのバイトで店屋に縁作っとくと残り物が貰えたりしてちょっとお得だよ。 チョコもそれでちょっとオマケしてもらったし――ああ、そうだ。 いつまでも取ってはおけないから良かったら食いにカモン。 俺、「月の滴亭」に部屋借りてそこで住んでるからサ。 ( 差し出された手に「流石に今は持ってない」と返しながら――不穏な呟きは聖句の終わりに掻き消され、小僧の耳には届かなかった。 それだけ式の終わりを心待ちにしていた証だ ) 終わったか。 バケモンの類が出なくて良かったなホント――ほいじゃ離れて着いてこ。 ( 葬列の真後ろにつくことは許されていないから。 ) [Tue 20 Feb 2007 00:53:08]
ラリー > (…エイメン! そんな声が聞こえた気がして、視線を向けた。クソありがたい聖句が、残念ながら終わりを迎えたのだろうか。) [Tue 20 Feb 2007 00:47:12]
ラリー > バレンタインの売れ残り… っかー、それか。出遅れた…ッ。 (悔恨に視線を落とし…!) 少し分けろ。 (てっ、横柄に右手を差し出した。 …ち、ち。人差し指を振る。) 宣言さ。お前の首が、高く売り飛ばせればの話だけれど。 (飛んで火にいる夏の虫。火に入ったら死ぬのであれば、火を消してしまえばいいんじゃないのか。 そんな思考を、冗談に隠して。) [Tue 20 Feb 2007 00:44:06]
ラリー > それはそれで面白れーんだけど、報酬の目減りにゃ釣り合わねーな。 (そっと人差し指と親指で輪を作る。音量設定。 少し、下唇を突き出し。) …難しくも無いだろ。当たり前だ。お前がお気楽過ぎるんだよ。 … (奥歯に何かが挟まったかのようなフォウルの言い方に、顔を顰めた。 彼はきっと、思いやりのある人に育てられたに違いない。愛をあげれば愛を返してくれますよと教えられたかのような。それは大袈裟だが、きっと善人に育てられた善人だと思う。) [Tue 20 Feb 2007 00:39:24]
フォウル > あのオッサンがここで飛んできたら、それこそ真剣に葬儀に取り組んでないって自分でバラすようなもんだけどね。 ( もし難癖をつけるとしても全てが終わってからだろう、だから人差し指を立てて見せた。 「今後はこの音量でいこう」と )  …………  ( ぱちぱちと瞬きながら、不思議そうな表情を浮かべ。 ) ラリー、随分難しいこと考えてるんだなぁ…何つかこう、サ。 ――…んや、いいや。 俺らの生活って基本的にシビアだもんな、そう―― ( 彼の年に似合わぬ厳しい言葉はこの世の負の部分を知り尽くしたようだ。 騙し騙され、奪われ尽くした後のような。 例えば近しい誰かを恨んででもいる? 流石にそうは問いかねて曖昧に誤魔化し、その代わりに。 ) バレンタインデーだっけ、店の方からしこたま貰ったチョコで三食過ごしてンよ。 ( へらりと笑い、手をぴこぴこ上下に振った。 食べ物を長くは保存できない時代、売れ残りの投売り品で凌いでるってこと。 急に口をへの字に結んで ) おいおい勘弁してくれや、墓場でキョウシとかシャレになんね。 それ予言? ( 冗談めかして、彼の妬みを知りもしない小僧は屈託なく笑い ) [Tue 20 Feb 2007 00:30:27]
ラリー > まったくだ。お前なんてまるでキョンシーだからな。フォーウンのゾンビ。 (黄人+フォーウン着だと、どうもそのビジョンがあるようで。にやにやしながらそう冷やかす。 きゅ、ネクタイを僅かに緩めた。) 「ボチボチデンナ」 って言いたいトコだが、そうでもない。ロクな依頼が無いモンだから、三食パンのみ… …そっちは? (細い顎をしゃくり。) [Tue 20 Feb 2007 00:19:18]
ラリー > …難癖つけようと、耳そばだててるってかぁ? … (それから、少年はやや声のトーンを落とした。 因縁付けて幾らゴロツキ紛いどもの給金をカットしようが、連中の良心は痛みやしないんだろう。良心なんてものをアテにした事は無いけれど。) 俺の遺品ね。質にでも流れて、人殺しにでも使われるんだろ。今と変わりゃしないな。ハハ。 …ダサいモンだぜ。死んじまって、自分の親族に死体を食われてるなんて。金が無けりゃ、何でもむしり取るだろうさ。あいつ等は。 (地面に吐き散らかされた反吐でも見るかのような、目。 フォウルの視線に気付けば、はたと我に返った。) … (彼は、少年らしい。自分が陰ならば、彼は陽。 自ら望んで闇に足を踏み入れようと努力しているのに、何故彼が、ねたましいんだろう。) [Tue 20 Feb 2007 00:14:45]
フォウル > 余計な出費を削る方に必死だと思うな。 最たるものは俺らへの賃金。( 何もなければ金の無駄だし、人の血を舐めて日々を暮らす賎職と蔑む者も皆無じゃないのは頭の緩いこの傭兵も知っている。 ) 上手いこと言うね。 その通り、俺らが残せるのは思い出と金にもならない遺品くらいなんだろうなー…まァ、子孫の争いの種にしかならない金なんて残したいとも思わないけど。 ( 雷電の中で何度か見かけたことがある同僚は、改めて見ると背格好も年頃も自分と大差ないようだった。 それでも彼の方がほんの少し大人びて見えるのは人種のせいか、傭兵として流してきた血の量の分か。 ただ言えることは――黒服を摘んで ) それにしてもお互い似合わねーな、こういうの。 ( 肌の白い彼に黒い服はよく映えて見えるけど、喪服なんて着慣れるモンじゃない年頃。 横目でちらりと ) 最近どうよ。 アマウラ風に言うと「儲かってまっか」? [Tue 20 Feb 2007 00:04:49]
ラリー > よく踏ん張った方だろ。結局死んじまった訳だけど。 (意味ねーし、と肩を竦めた。 報酬と聞けば、その肩をびくりと跳ねさせる。) うっ…! いや、でも大丈夫だろ?連中、ドタマん中のソロバン弾くのに必死なのさ。 (ハン、と。) 人は死んだら、何を残すと思う?悲しみ?思い出?いいや違うね。遺産だ。 …金持ち限定だけど。 (わざとらしく震える、剥げた頭を睨みつける。剥き卵に似ていると思った。) そーいう商売しかできねーんだろ。無能だぜっ。 (せせら笑った。) [Mon 19 Feb 2007 23:56:52]
フォウル >  亡くなったの、じいさんだって言ってたなぁ… ( 享年65。 時代からしたら長寿の部類かもしれない。 子はおらず、男ばかりの孫が3人。 ――あぁ、今土をかけているのが確か、雇い主であり喪主であり長子だった、はず。 カンテラの灯りを反射して光る禿頭に見覚えがあった。 ) ( ――って、うお。 何か欠伸したよ、この同僚! ) しッ、聞こえたらどーすんだよラリー。 こういう時に限って地獄耳っているんだって…! ――報酬削られンぞ。 ( ぼそーり。 と、同僚にもかけられた十字架を見て ) あ、これメッキなんだ――ちぇ。 「失くしでもしたら弁償させるぞ!」とか俺のこと脅かしたよ、あのオッサン。 ( 禿頭の辺りを指差した ) [Mon 19 Feb 2007 23:50:39]
ラリー > (は慣れてない。離れているのだ。) [Mon 19 Feb 2007 23:43:48]
ラリー > (大欠伸ぶちまけたが、ややは慣れた場所でというお陰で勘付かれていない。そりゃ近けりゃやらかさないぞと。 むにゃむにゃと口を閉じ。) 茶番だぜ。なあフォウル。 (黒の喪服に、きらりと輝く銀の十字架。) …そう、さながらこの、メッキのロザリオだ。 [Mon 19 Feb 2007 23:43:22]
お知らせ > ラリーさんが来ました。 『ふあっ…!』 [Mon 19 Feb 2007 23:40:27]
フォウル > ( あちこち日本誤だな…!orz ) ( 今行われているのは商人か何か、名前も知らないどこかの小金持ちの葬儀だ。 喪主だか参列者の多くがよほど忙しいんだか、日中時間が取れないからといって夜中に回された儀式。 夜間の埋葬で恐れると言えば墓荒らしに物盗り、稀にアンデッド? そんな連中の来襲に備えて、安上がりで済む傭兵辺りを見張りにつけようって話になったらしい。 全てギルド経由で聞いた話だから実際の所は不明。 ともあれそんな事情で十字架だの大聖堂印の聖水だのを持たされている。 式が始まる前に依頼主から聖水は武器にかけておけと言われたけども、相手の多忙にかこつけてそっちはまだやってない。 木製の得物はそれなりの撥水加工済みだが、所詮それなり。 出番がなければ――勿論それに越したことはないけど、得物がただ傷むだけってのは参るから。 傭兵の事情など、雇い主には別世界の話だろう。 湿った空気の中に白い、多分百合の花の香りが混じった。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:37:27]
フォウル > ( 目に映るのは等間隔に灯るカンテラの光、耳に届くのは耐えない嗚咽。 形だけでも喪服らしくと命じられて袖を通した着慣れぬ黒いフォーウン服の首には借り物の銀の十字架がかけられて自分でも似合わないったらない。 湿っぽいのは苦手だ。 ――陰鬱な葬列から少し離れた所から粛々と唱えられる難しい聖句を聞きながら、だけど。 ) 気楽っちゃ気楽なんだよな。 ( 何故って知っているやつの葬儀じゃないから ) [Mon 19 Feb 2007 23:22:46]
フォウル > ( 水樽の中に大量に灰をぶちまけて作ったような濃い灰色の空の下にいる。 いつ降り出してもおかしくないと思える湿っぽい空気の原因は、雨の気配じゃなくて周囲の湿っぽさのせいかもしれなかった。 諸所の事情なんだろう、夜間に執り行われることになった埋葬に立ち会っている。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:15:03]
お知らせ > フォウルさんが入室されました。 『 ( 「空も泣く」とはこういうことか。 )』 [Mon 19 Feb 2007 23:09:21]
お知らせ > エニシさんが帰りました。 『願わくば、皆との時間が永遠に続かんことを。』 [Mon 19 Feb 2007 00:54:36]
お知らせ > アニーさんが退室されました。 『少年と共に祈りを捧げよう。私達の明日と、死者の為に。』 [Mon 19 Feb 2007 00:53:06]
アニー > ( アニーは思う、残酷であると。まるで身分の差から決して結ばれる事のない恋人のように、ヴァンパイアとヒトの思いは相容れない。どんなに両者が近づき触れ合っても、待っているのはいつだって破滅。だから私はヒトを愛でるけれど、愛さない。 ) ………。 ( 真っ白なハンカチを取り出して、その唇から零れ落ちる血を拭おうと。 ……こちら側に来れないのなら、これ以上誘うのは止めよう。自分がどういう存在なのか、この子は一番良く知っているのだから。残念だけど―― 仕方ない。いや、時期が来れば或いは。 ) …… 一つだけ忠告しておきます。もし狩人に嗅ぎつけられたら、きっとその人たちは貴方を庇おうとするでしょう。もしかしたら武器を手に取るかもしれない。ニンゲンは愚かですから。 …そうなった時、悲しい結末が待っている事を覚えておいて下さい。 ( この子が愛したニンゲン達と、この子自身が傷つかない事を願おう。願う神は居ないけれど。 …そして二人のヴァンパイアは、共同墓地へと。 ) [Mon 19 Feb 2007 00:48:45]
エニシ > ( 全部頭の中では理解している。 血を飲まなければ簡単に正気を保てなくなるし、夏頃なんて魔界の瘴気に当てられただけで理性を無くした。 だから、自分は危険なのだ。 聖職者や狩人が声を高らかに排除を宣言するように、自分たちのような存在は人にとって害悪。 )   ………ち…―――   ( 違う、そんなの僕じゃない。 そのたった一言が言えなかった。 昔はどうであれ、今の自分はただの化け物なのだから。 思い知らされたその現実に、噛み締めた牙が唇を突き破り一筋の紅い糸を伝わせる。 ) ( 拒絶を示す両の掌。 そして小さな小さな呟きがその口から零れる。 それはまるで自分自身に強く言い聞かせているようだった。 )   ………少しでも…いいんです…… ……ほんのちょっとだけの……時間でも…みんなと……あのみんなと……僕は居たいんです。   ( 温もりを知らなければ救われたかもしれない。 けれど知らなければ救われなかった。 )   ――――ハイ。 わかりました…アニーさん。   ( ”先輩”のアドバイスに頷き、その後ろに着いて行く。 死者は死者に鎮魂の祈りを捧げるために、両親の亡骸があるかもしれない共同墓地へと向かおう。 ) [Mon 19 Feb 2007 00:32:00]
アニー > ( 女と少年を隔てる小さな拒絶の手。その時に、彼の脳裏に過ぎったのは何だったのか…同じヴァンパイアだから何となく判る気がした。 嗚呼、ヒトの温もりに触れてしまったんだと。何て残酷な事を。 ) …………。 ( アニーの手がゆっくりと頬から離れた。そして地面に置いたランタンと花束を手に取り、静かに立ち上がる。 ) ……こんな時間に灯りも点けずに歩いていたら、”夜目”の効く化け物で無いのかと疑われますよ。 油の切れたランタンを持ち歩きなさい。そして「うっかり油を切らしてしまったんです」と答えなさい。そうすれば闇夜に紛れる事は出来るし、見つかっても言い訳出来ますから。 …行きましょう。確か、共同墓地の方でしたね。 ( そして静かに歩き出す。 ) [Mon 19 Feb 2007 00:16:19]
アニー > ( ああ、良かった。この子はちゃんと”判ってる”。 ただほんの少し迷いがあっただけ。 ) いいえ、その瞬間こそが本来の貴方なのですよ。貴方が恐れているものは、とても普通で…… とても当たり前の事なのです。 ( それを禁忌として遠ざける。けれども、渇きは血を欲する。その狭間で苦悩する姿がニンゲンには哀れに見えるのだろう。だからこそ化け物である吸血鬼に対して、この街は寛容な面を持つ。その危険性を必死に訴え続ける狩人達の声は、正しい。 ) ………良い子ね。 ( 怯えから、絶望へ。その表情を彩る涙を拭ってやれるのは、この私たちの冷たい指だけだ。ニンゲンとの共存という果て無き夢を追う姿は、まるでニンゲンのようで嫌いでは無いのだけど。 ……寄りかかろうとする子供の身体を、優しく受け止めようとした…刹那。 ) [Mon 19 Feb 2007 00:14:40]
エニシ > ( ――――けど、その時名前を付けてくれた姉の姿が脳裏に浮かんできて。 こんな血を吸う鬼を『弟』だと言ってくれる存在を思い出して。 )( 倒れこむ寸前、相手を優しく突き放すように両手を前に出そう。 それは小さいけれど明確な拒否の意思。 ) [Sun 18 Feb 2007 23:59:51]
エニシ > ( 血を啜るという行為の喜びを女性は語る。 知っている。 知ってしまっている。 この狂おしい渇きを癒すのはただ赤い血潮のみ。 彼女の言葉を否定する術を少年は何一つ持たなかった。 )   …何も…何も……違わないです。 だから…それが怖いんです。 僕が…僕じゃいられなくなるあの瞬間が……一番一番怖いんです。   ( 少年が此の世で何よりも恐れて嫌いなのは自分という存在。 だからどうしてもそれと同じ種族にも似たような感情を抱いてしまう。 ) ( 俯いていた死人の頬に死人の手が触れ跳ね上がったように正面に居る黒い女性の方を向く。 その真紅の瞳はただ恐怖に濡れていた。 )   ――――――っ……!   ( そして怯えの顔は今にも泣き出しそうな表情へと変化する。 自分が追われているという存在。 生きているだけで罪とされる亡者。 墓から甦った死人は亡者の列にいればいい。 人の世界なんて所詮鬼には叶わない夢の場所だ。 ) ( 現実を突き付けられた白髪の少年は倒れこむように目の前の女性に寄り掛かろうとする。 ) [Sun 18 Feb 2007 23:57:37]
アニー > ( その上級ヴァンパイアの血を引くとまでは見切る事は出来ないが、他とは何かが違う事をアニーは感じ取った。漠然とした何かだ。 ) あら、どうして?私と貴方で何が違うのかしら。 命の通わぬ身体を持ち、渇きを知り、それを潤す手段を知り、それが喜びだと知り、その為の牙を持ち。私たちは同じ、私たちは仲間なのよ。 ( その冷たい手がエニシの頬に触れようと伸びる。とってもそそる子だけど、吸血鬼の血を啜っても糧には出来ない。 ) うふふふ、うっかりさん。私はただ尋ねただけですよ。 …まあ、ヴァンパイアなんて一度や二度は狩人に追われた経験を持っているものですよ。それ故、人目を避けようとする。 ……それで判るでしょう、エニシ。お前は大手を振ってヒトの間で生きられない存在なのよ。お前は望む望まないに関わらず、ヴァンパイアの側に身を寄せるしかないのよ。さあ、怖がらずに私の腕の中においで。 [Sun 18 Feb 2007 23:39:59]
エニシ > ( 白髪の少年の血族は名高き一族―――いわば上級の吸血鬼である。 しかし本人に適正がなかったため、その能力は一般の吸血鬼とまるで変わらない。 抑える術も知らないくせに眷族の血が色濃いというのは悲劇だ。 欲求を抑えることは難しく、自分の存在を隠すことも出来ない未熟者。 ) ( その紅い瞳に映った人では有り得ぬ長さの牙に吸血鬼の心は慄く。 吸血鬼は嫌いだ。 大嫌いだ。 心の底から恐怖の対象。 )   ――怖がらないなんて…無理です。   ( 震える小さな体を自らの両手で抱きしめて首を横に振った。 ヴァンパイアの知人を恐れていないのは、相手がそれだと知る前に懐いていたから。 それでも無いものは恐怖の対象。 )   ど、どうして知ってるんですか!?   ( 狩人に追われると聞けば目を見開いて驚愕の言葉を挙げよう。 それは相手の予想をある意味で裏付ける言葉。 ) [Sun 18 Feb 2007 23:30:12]
アニー > ( この子はまだ幼い。そしてこの不慣れな感じは後天的なヴァンパイアで、しかも成り立てではなかろうか。そう感じ取った。勿論、そうだと言い切れはしないが。しかしそれと同時に……これもまたはっきりと確証は得られないが、何か高貴な匂いがするような気がする。 ……ランタンと花束を地面に置き、アニーは屈んで相手と視線の高さを合わせた。まだ確証を得られぬその様子に、再び笑みが戻る。そして口を―― 大口を開けるのは少々はしたないので、牙がちらりと覗く程度に開ける。 ) 怖がらなくても良いのですよ、エニシ。こんな風に人目を避けて、可愛そうに……。狩人に追われるような事があったのかしら? ( 子供がこんな時間を選んで出歩く理由を考えれば、恐らく警戒していたのだろうと思い。 ) [Sun 18 Feb 2007 23:05:24]
エニシ > ( 相手が一体何を考えているのか、人としても吸血鬼としても未熟な少年には一片たりとも理解することが出来なかった。 それが余計にこの女性への恐怖心をじわりと煽っていく。 )   そういうもの…なんですか?   ( まるで初めて聞かされる単語を耳にしたときのように不思議そうに首を傾げる。 そのような種類の危険とは無縁だったため、彼女の言葉を実感として理解することが出来なかった。 )   ――――…あ……   ( 唇が乾く。 喉が 渇く。 呆然とした表情で、まるで件の「怖い者」と出会ってしまったかのようにその場で硬直する。 )   ………あな…たは……ひょっとして――――   ( その先の言葉は、口にすることが出来なかった。 大きな瞳を瞬かせ、ただ相手の口元を凝視している。 ――アレが、見えないかと。 自分と同じ、あの喰らう為だけのものが。 ) [Sun 18 Feb 2007 22:55:17]
アニー > ( そう、それは人が浮かべる笑みとはかけ離れていた。かといって狂喜に満ちている訳でもない。嬉しくも喜んでもいないのに、単に口元を上げただけの不自然な微笑みとでも言おうか。強いて言えば―― 愉しいから笑ったのだ。 ) ……ふふふ。本当に危ない人は、危ないと悟られないようにするものですよ。 私の名前は、アニー。宜しくね、エニシ。 ( エニシ―― 変わった名前である。アマウラの方の名前だろうか。幼さを残すその笑顔を見ている内に、黒い衝動が己の中で蠢き、増して行くのを自覚する。 ) ………。 ( 伸ばした手は一瞬だけ触れて、すぐに振り払われた。アニーの口元笑みが消え、光の無い瞳だけがじっと相手を見つめる。 ) 酷い。振り払う、 なんて。 ………仲良くしましょう? ねえ。 ―― エニシ。 [Sun 18 Feb 2007 22:41:09]
エニシ > ( その笑いを見たとき、何故だか寒気を感じてしまった。 始めて見る類の笑み。 自分の周りで皆が浮かべるものとはかけ離れているそれ。 )   その…ホンとに危ない人だったら…逃げ…ますけど……   ( 相手に失礼かなと思ったのか、それは遠慮がちな小さな呟きとなる。 そして冷たい印象を否が応にも感じさせてしまう女性を何と呼べばよいのか暫し少年は迷う。 )   ……あ、そうなんですか。 その…お名前…何て言うんですか? 僕はエニシっていいます。   ( おどおどとした調子で尋ねるが、自分の名前を言う時はとても嬉しそうな年相応の幼い笑顔を浮かべる。 )( そして差し出された手を受け取ってよいのか逡巡。 自分の体は死人と同意義だからそれを知られたくないが――― )   ―――…………   ( 差し出された相手の手を取ろうとそっと小さな手を伸ばす。 温もりが欲しかったから。 自分とは違う人の暖かさが何よりも好きだから。 )   ―――――!?  ( だから、取ったその手が自分と同じ種類の物だと気付いたとき、繋いだ手を思わず全力で振り払おうとしてしまった。 ) [Sun 18 Feb 2007 22:32:09]
アニー > ( 子供らしい、こちらの言葉を真っ直ぐ受け止めた時の反応に、女は始めて笑った。微笑とは程遠い温かみの無い笑いを。 ) だとしたら、どうします? …冗談ですけれども。 ( いや、危ない思考の持ち主ではあるので冗談では無いかもしれない。 迷う素振りを尚も見詰め、反応を待つ。断ったら断ったで、理由をつけて強引にでも行動を共にするつもりだったが。返って来た言葉に小さく頷いた。 ) 構いませんわ。私も共同墓地の方ですから。 ( こちらがその気配を嗅ぎ取ったのなら、相手の方も私の気配を感じ取った可能性がある。女は――少し持ちにくいけれど、カンテラを持つ手で花束を持ち、空いた手で子供の手を取ろうと伸ばした。冷たい、温もりの無い手を。――それはお互いの意思疎通の手段としてとられたものだ。お互いの正体を知るために。 これで子供の手が暖かかったら、最悪始末してしまえばいい。 ) [Sun 18 Feb 2007 22:15:42]
エニシ > ( 何故だろうか。 このような人は知っている気がする。 とても嗅ぎ慣れた――慣れてしまった雰囲気を、この黒い女性は醸し出しているような気がする。 )   ……え…お姉さんも……危ない人なの?   ( その違和感を気のせいだと断じると、純粋ゆえに相手の言葉を真正面から受け止めてしまう。 少し脅えた風に近寄る足の速度を緩めていく。 )   ――…え…と………   ( 女性のその申し出に迷うような素振りを見せる。 自分のことを「怖い人」だと言っているし、それに今の自分の姿は夏頃に手配された格好のままだ。 出来れば誰かと係わり合いになるのは避けたいけれど――― )   ―――僕は…その…共同墓地の方ですけど……そっちにいっても構わないんだったら……… [Sun 18 Feb 2007 22:04:12]
アニー > ( 本当に―― まるで、おいたをした子のような反応だ。そんな素振りを見せられると、ついつい弄ってしまいたくなるのだけど。 アニーの眼がすぅ、と細まり、まるで品定めでもするかのように歩み寄ってきた子供をみつめる。元気の良い返事や丁寧な態度に対して、微笑みもせず。 ) まぁ、そうなのですか。一体どんな人なのかしら。 ……でも案外、私がその「怖い人」かも…しれませんわ? ( 相手が言う怖い人というのがどんな相手なのかは知る由も無いが。しかしその時、すんと女は鼻を鳴らす。…この子供から嗅ぎ慣れた匂いがする。それは血の匂いとも、或いは死の匂いとも呼ぶものだ。 ちらりと片手に持った一輪の花を見て。 ) お墓参りかしら。 ここが危ない場所なら、二人で歩いた方が良さそうですね。ご一緒しませんか? [Sun 18 Feb 2007 21:44:25]
白髪の少年 > ( 過去の記憶が皆無なら、そこに喜びは有りはしない。 与えられるのは忌み嫌われる種族という烙印と絶望のみ。 )   ―――……え…えと……その………   ( おいたをしたという表現はあまりに的を射ている。 このように時々こっそりと墓場を訪れることは親しい誰かにも知られないようにしているから。 )   ―――……あ!? こ、こんばんは!   ( 挨拶の言葉を聞いた白髪は慌てて丁寧な御辞儀と挨拶を返す。 )   えっと…けど…お姉さんも危ないですよ? ――ここには時々、怖い人がきますから。   ( 少年にとってのそれは墓荒らしではなくVHであるけれど。 言われた言葉に首を傾げて吸血鬼は女性の方へと歩みを進めていく。 ) [Sun 18 Feb 2007 21:34:55]
アニー > ( そしてその抜け殻に、仮初の命を与えられる絶望と喜びも。 ) ………。 ……。 …。 ( 不意に聞こえてきた声に、アニーは顔をあげそちらを向いた。灯りを持たぬ小柄な影、声を聞く限りではきっとそれは… 子供だろうか。 その声はまるで何か”おいた”をしたのがバレそうになった時のものに聞こえた。似たような反応を学校でいつも見聞きしているからそう感じたのだろう。) …… こんばんは。 ( ゆっくりと、静かに、女は夜の挨拶を。女は普段通りの黒のドレスを身につけ、片手には灯りを、逆の手には花束を持っている。 ) …こんな夜更けに、珍しいですね。ですがこの時間の墓場は少々危ないですよ。 [Sun 18 Feb 2007 21:22:38]
白髪の少年 > ( その少年の手には灯りも何も無い。 あるのはたった一つ。 墓参りにしてはあまりにも淋しい一輪の地味な花。 それだけを携えて、幼い少年は墓地を訪れていた。 )   ――――………あっ……!   ( そうして進行方向に自分以外の人影が居ることに気付く。 こんな夜も更けてきたような時間帯に誰かが居るとは思っていなかった白髪の少年は小さな驚きの声を口にする。 ) [Sun 18 Feb 2007 21:15:02]
お知らせ > 白髪の少年さんが入室されました。 『(粗雑な一輪の花を手に)』 [Sun 18 Feb 2007 21:09:44]
アニー > 墓守が片付けるか、ネクロマンサーの実験台にされるか。 ( それともこのまま誰にも気付かれず、腐り果てて行くのか。恐らくこの死体の末路はそんなものだろう。 何とも脆い種族である。寿命も短く、病に弱く、身体も脆く。しかし、それは生きている事の証なのだ。生きているからこそ、弱いのだ。 ――何故私はこうして墓参りをする?死体である私が、何故死んだニンゲンを弔う?私は墓の前で何を祈る? かつて暗黒街を恐怖に陥れたヴァンパイア、ミレディに対するものとは違う。 ) ……羨ましいのかもしれません。 ( 命を失うという事、それ自体が。先天的なヴァンパイアは、その瞬間から既に死んでいた。命などというものは元から無かった。だからそれを失う悲しみは、決して感じることの出来ないものなのだ。 ) [Sun 18 Feb 2007 21:01:53]
アニー > ( ――以前、私が首を絞めて殺してしまった少女が居る。その少女の墓の前にも偶にはこうして花束を届けてあげているのだ。少女は同じく私が殺した少年と共に埋められていおり、その墓石には名前は刻まれておらず、少年と少女の両親は未練がましく捜索を自警団やら探偵やらに依頼している。奴隷にされたのではないかと、奴隷ギルドの方にも頻繁に様子を見に行っているようだ。 …その光景を見るたびに、心の底で笑う。表面上は彼らを気遣う素振りを見せながら。 ) ( さて、今見つけたのはその二人とはまた別の死体だ。ボロを纏った少女の死体―― 身形からして奴隷か何かだろう。殺されて捨てられたか、単なる息倒れか。死体自体はまだ新しく、腐敗はそれほど酷くないようだ。 ) [Sun 18 Feb 2007 20:44:19]
お知らせ > アニーさんが来ました。 『そこに、死体が捨てられていた。』 [Sun 18 Feb 2007 20:36:07]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(それを見送ることもまた、己が役目――)』 [Sun 18 Feb 2007 02:35:26]
ルーア・リシア > ( 今宵はあいにくの曇り空。旅の方位を示す月も、星も見えない。だからこそ、魂たちが道に迷わぬよう、死神である己が彼らを死出の門まで送り届ける手助けをするのだ。 ) 心穏やかに――逝きなさい―― ( その言葉に答えるように、籠の中から金色の光が粒をまきながら、いくつも空へと上がっていく。 ) [Sun 18 Feb 2007 02:31:27]
ルーア・リシア > ( 昼間は主に墓地の掃除、草むしり、墓参りに来た人たちへの応対。夜は夜で、寒い中明かりひとつで広大な墓地を歩き回る。墓荒らしや野犬の相手。死体が無造作に置き捨てられるのも、夜中が圧倒的に多い。それらひとつひとつが、ルーア・リシアにとってやりがいのある仕事であった。 ) それじゃあ、墓守の仕事は、今日はここまで。 ( カンテラを地面に置くと、鉄の鳥かごを取り出し、それを空に向けて掲げた。ここからは、死神としての仕事である。 ) ――安らぎの中に漂う魂たち――死出の旅路の時は来たれり―― ( 感情の薄い声音で呪文のように言葉を紡ぐ。それに答えるように、籠の中で無数の明かりが、ちらちらと輝きだした。 ) [Sun 18 Feb 2007 02:20:35]
ルーア・リシア > ( 冷たい風に身を縮めながら、カンテラを片手に、道なりに墓地を見回る。最近では墓参りに来てくれる一般人にも、少しずつだが顔を覚えてもらえるようになって来た。 ) 春になったら、ここも、もっとずっと賑やかになる。そうしたら―― ( また仕事が増えるだろうな、とつぶやいて。 ) [Sun 18 Feb 2007 02:09:30]
ルーア・リシア > ――今日も、異常なし―― ( 足を止めると、少女は空を仰ぐようにして息を吐く。このところの墓地は静かなもので、野ざらしになった死体を埋めたり、墓地の掃除をしたりすることのほうが、圧倒的に多い。良い傾向だと思う。ここに住まう青白い住人たちも、おとなしくしてくれているようだし。 ) [Sun 18 Feb 2007 02:03:06]
ルーア・リシア > ( 墓荒死による被害も落ち着いてきたので、見回りの時間も以前の長さに戻した。それに伴い、幾分か楽になった足で、今宵も真っ暗な夜の墓地を見回る。鈴を鳴らし、透き通った音色をあたりに散らしながら、黄色いツインテールの少女はゆっくりと歩を進める。 ) [Sun 18 Feb 2007 01:55:42]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(本日のお仕事)』 [Sun 18 Feb 2007 01:53:30]
お知らせ > バロゥさんが帰りました。 『(墓守の姿を見て立ち上がる。「草むしり、手伝うぜー」)』 [Thu 15 Feb 2007 14:41:36]
バロゥ > 雑草生えてきてンなあ。たくましいねえ。 (下に養分があるから一杯生えてくンのかな。なんて思う。若々しい緑は鮮やかだった。) …。 (生まれ変わり?)       (まさかね。) [Thu 15 Feb 2007 14:38:02]
バロゥ > (男の顔には哀愁とかそう云うものは無い。本屋に来て 買う予定も無い本を眺めている、というような感じだ。 …合わせた手(なんてのは気持ちの問題で、実際は右手しかないのだが)をそっと下ろす。) …はあ。 (目を凝らしたって、石に死者の名前が彫ってある訳でもなし。) [Thu 15 Feb 2007 14:25:47]
バロゥ > (広い墓場の隅っこの方だ、無縁仏ばかり肩を寄せ合っている区画。) (風が強い。青い空を、雲が大急ぎで何処かへ駆けて行く。)      (男は、膨らんだ墓土の傍に坐っている石の足元にしゃがみ込んで手を合わせた。) [Thu 15 Feb 2007 14:18:18]
お知らせ > バロゥさんが来ました。 『( 名も無き者達の墓前。 )』 [Thu 15 Feb 2007 14:10:16]
お知らせ > バズルさんが退室されました。 『老騎士は静かに立ち去った。』 [Sat 10 Feb 2007 15:31:07]
バズル > ( …そも、この街自体そういった犠牲に無関心のように感じる。まだヴェイトス市に来たばかりなのでそう判断するのは早いのかもしれないが。 ) 何にせよ、一度はお会いしておかねばのぅ。アイリーン=アルベント―― 如何程の者か。 ( 今は慰安旅行に行っているらしい。…アマウラの温泉は、この老体にとても良く効くので少しだけ羨ましかったりするのは、別の話。 ) [Sat 10 Feb 2007 15:30:45]
バズル > ( この騎士達の上司は、確か若干15歳の少女だとか。子供が粋がって戦場に出るからこういう犠牲が出るのだという声を本国で聞いた。一理ある。時として若者はその力を過信し、己が何でも出来ると思い込み、それが過ちだと気付いた時には手痛いしっぺ返しを喰らった後なのだ。それが一兵卒ならば失われるのはたった一人の命だが、それが多くを統べる者であれば沢山の命が危険に晒される。 ――ましてや、女。この街では女が強く、女の手によって守られているらしい。小耳に挟んだ豪の者の名前は、皆女の名前だった。嘆かわしい、男は何をしているのだ男は。 ) しかし、その少女の隊は見事街を守り抜いた。被害は甚大だったが、それは騎士隊だけの話。街の方は街頭一つ壊れはしなかった。 ( 非難の声に隠れがちだが、それは大きな功績ではないのか。 ) [Sat 10 Feb 2007 15:26:01]
バズル > ( 実力か幸運か、戦で果てる事無く生きながらえたこの細い肩にはそんな沢山の思いが背負われている。そして自分はこうしてもう一度騎士としての任務に就いているのだ。この地に眠る彼らとは共に戦った訳では無いが、その思いを拾っていく義務が自分にはある。だからここ来た。だからこの街に来た。 バズルは、若い頃に心の中に潜めていた熱い情熱を取り戻そうとしているのだ。守るべきものと倒すべきものを強烈に意識し、その思いに迷いは無く。何も不安を抱く事は無い、そして全ては神の御心のままに。 ) ……精々、私の孫の心配をするぐらいか。 ( それは自分にとって重要な事だが、全体から見ればちっぽけな事だ。だからこそ安心して自分の問題に取り組むことが出来るとも言えよう。 ) [Sat 10 Feb 2007 15:09:01]
バズル > ( 悪魔との戦争で多くの騎士が命を落とした。彼らの活躍によって街は無事に守られ、騎士達は本望だったに違いない。老騎士は春が近づく空の下で、一人墓石の前で佇んでいた。 ) ―― 仲間が死んでいく度に思ったものよ。お前の死を無駄にはしないと。 ( 使い古された言葉ではあるが、その意味は思い。死んでしまった者の思いや願いはもうどこにも行く宛が無いのである。胸に抱いたまま土に帰るしか無いのである。だからこそ、共に戦った仲間がそれを拾い上げ、背負って歩かねばならない。自分が同じように戦場の露と消えた時、誰かに託すことが出来るように。 ) [Sat 10 Feb 2007 14:55:07]
お知らせ > バズルさんが来ました。 『散って行った騎士達の冥福を祈る。』 [Sat 10 Feb 2007 14:47:03]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 『(男の居た場所に墓守の鈴の音が届くのはそれから間も無くの事)』 [Sat 10 Feb 2007 02:17:27]
デュラハン > (それからゆっくりと視線を彷徨わせる事数分。男はその場所が物理的にも以前と比べ大きな変化が無い様に思えば、視線を再び傍の墓石の上に佇む孔雀鳩に向け)・・・・貴方の役目はもうしばらく必要ですので、私が回収する時までまたよろしく頼みますよ?(改めての命令を告げると同時、白手袋同様に不似合いなその腕を伸ばし温もりを持たぬ人差し指で鳩の額を軽く撫でれば、外套の外に出た不釣合いな全ての物を外套の内に隠しその場から静かに立ち去ろうとして。) [Sat 10 Feb 2007 02:16:18]
デュラハン > (今回この場所に訪れたのは実験の為・・・ではなく、一ヶ月前と同様にこの場所が実験に適しているかを確認する為であって。)気配が僅かに薄くなっている様な気もしますが、これくらいならば問題はなさそうでしょうかね?(男は纏っている外套には些か不釣合いな白手袋に包まれた手でフードの端を少し上げ、無描の仮面に開いた不可視の瞳で周囲をじっくりと観察し始める。)(一ヶ月程のインターバルと件の事があった為にこの場所の状態も変わっているのでは?と思っていたが、自身の予想に反しこの場所には相変わらず魔の者が好む空気が漂っていて。) [Sat 10 Feb 2007 02:07:37]
デュラハン > (星明りと月明かりに照らされる墓地の片隅。周囲よりも若干空気が重く冷たく感じれるであろうその場所で、一人の男が墓石を拝むように腰を曲げていた。)今までご苦労様でした。(灰色の外套で全身を覆い騙す男は、自身の視線の先に居る墓石の上に乗っかっている一羽の孔雀鳩に対して労いの言葉を一つ掛ければ、ゆっくりと頭を上げる。) [Sat 10 Feb 2007 01:56:52]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『寒風が吹く墓地の中』 [Sat 10 Feb 2007 01:49:57]
お知らせ > ブスシさんが退室されました。 『スラムかぁ。空き家が多いとは、都合が良い。』 [Fri 9 Feb 2007 00:53:28]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『――クシュン!!(――冬の風は、薄着の身には寒かった。)』 [Fri 9 Feb 2007 00:52:44]
ルーア・リシア > ――墓地を出たら、人通りの多い地区に出るまで道なりに進むといい。それで裏路地をいくらか曲がれば、そこがスラム。雰囲気が変わるから、すぐにわかる。 ( スラムを知らない――この街の住人ではないのだろう。もっとも、それで何がどうだというわけではないが。願わくば、戦うことのないように――願って。 ) おやすみなさい、ブスシ。 [Fri 9 Feb 2007 00:52:05]
ブスシ > はぁ、どうもすみませんで……。 (ぺこぺことお辞儀をしながら、ローブをかぶる。二重に布をまとった男は、もはや顔色をうかがうことは出来ないだろう) じゃあ、あっしはこれで……あぁ、スラムに行くには近い道は? (荘尋ねた後、去っていくだろう) [Fri 9 Feb 2007 00:48:13]
ルーア・リシア > 別に――墓守は私だけじゃないし――こうして応対するのも、仕事のうち。 ( 肩をすくめて、あっさりと言葉を返す。そうして、相手の名を聞けば、うなずいて己のまとうローブに手をかける。カンテラを地面に下ろし、ローブの結び目を緩めると、一気に外してブスシのほうへと投げた。 ) ――貴方にはちょっと小さいと思うけど、猫背なら――それほど問題はない、と思う。 ( ちゃんと背筋を伸ばせば、己よりも頭二つ分くらいは高いように思える男。黒いローブは風に乗って、ブスシの足元に落ちる。ローブを脱いだ死神は、白の長袖ブラウスに黒のミニスカート、そして黒いニーソックスという格好。いささか寒いが、一度自宅に戻ろうと思っていたし、ちょうどいい。 ) ブスシ――お礼はいらないから、上手く生きること。ナワバリというなら、ここは私たち墓守の縄張りとも言える場所。もし次に同じコトをしたら――そのときは容赦はしない、から―― ( 早くいきなさい、と静かな声音で、そっと告げて――あくまでも淡々とした口調で、死神兼墓守の娘は語る。それから、ブスシを見送ろうか。 ) [Fri 9 Feb 2007 00:39:18]
ブスシ > ありがとうございます。忙しいでしょうに、ねぇ。 (ゴーストやゾンビとか、出るんじゃねぇんですか?なんて一寸だけからかうように。そして名前を尋ねられればあっさりと名前を告げる。もとより、名前に深い意味などもってはいない) ブスシ、といいやす。フォーウンの言葉の使い方、ですな。 [Fri 9 Feb 2007 00:29:59]
ルーア・リシア > ――そういうものがあったか、考えてみる。 ( 男の申し出には、深く思案して――確かにローブの代えなら自宅に数着あるが――わざわざ不審者を家まで案内する必要もないだろう。そのへんは、ヴェリセリオスが身をもって己に分からせてくれた。しばらく間をおいてから、ルーア・リシアはこくん、とうなずいた。 ) ――わかった。ただし、貴方の名を教えてくれるのなら。 ( 簡単な交換条件を提示する。偽名を名乗られることもあるだろうが、少なくとも彼の呼び名を知っていたほうが便利だろう、と。そして、己が与えたローブであれば、顔を知らずとも彼を見分ける目印にはなるか、とも考えた。 ) [Fri 9 Feb 2007 00:20:40]
ブスシ > いや、本当にありがとうございます……へへ、更にずうずうしいんですが、なにか、墓守小屋にもう少し厚手の外套なり襟巻きなり、いらないものは眠ってませんか?それさえあれば、普段どおりにやり過ごせると思うんです、こんなこともしねぇですむし。 (実際、体を隠すものが彼女にもらえるのなら、こんな不毛な宝探しはせずにすむ、とわずか言葉に期待がこもる) [Fri 9 Feb 2007 00:10:47]
ルーア・リシア > そのあたりは、自己責任で――見つからないように上手く立ち回るのも、生きるための術の、ひとつ―― ( そこらへんは同情とかしないのが死神。あくまでも中立。そして、やけにあっさり自白してくれた相手に、小さく息を吐いて。 ) それも自己責任。こうして見つかった以上、おとなしく帰ること―― ( 幸い、まだ何も掘り起こせていないようだし、未遂で終わるなら厳重注意で事足りる。お互い面倒がなくて済むだろう。と考えて。 ) 今回は注意するだけだけど――次に見つけたら、それなりの措置をするから―― ( 2度目はない、ということ。 ) [Fri 9 Feb 2007 00:04:17]
ブスシ > ほ、ほら、縄張り、とか。 (実際にいったことは無いので、適当に理由を作って。事実、魔界では縄張りというものは非常に重要なものだった) へぇ、申しましたとおり、宿代欲しさに、埋葬品を一つ二ついただこうかと……。 (更に背中を折るようにして、相手に後頭部を見せるように頭を下げる) [Thu 8 Feb 2007 23:56:18]
お知らせ > ブスシさんが来ました。 [Thu 8 Feb 2007 23:54:51]
ルーア・リシア > ( 振り返った男の顔は、フードに隠れてはっきりとは見えない。少女は小首をかしげて、彼の言葉を聴いていた。 ) それなら、スラムにいけばいい。あのあたりには、捨てられた家屋がそのまま残っていることが、多いから――屋根も壁もある。雨風くらいは、しのげるはず―― ( 変だな、とは思った。けれど、疑わしきは罰せず。相手が不審な動きをしないのであれば、あくまでも質問をするにとどめる。 ) ここは風当たりの強い場所で、雨でも降ればひとたまりもない。野犬や墓荒らし、アンデッドもでる。ここで寝泊りするのは、危険すぎる。 ( ここまでは、墓守としての忠告。そして、改めてたずね返す。淡々と、静かな声音で。 ) ――それで、貴方は穴を掘って、何をしようとしていたの? [Thu 8 Feb 2007 23:50:46]
ブスシ > へ、へい……その……正直なところ、ですね。 (ゆっくりと、ルーア・リシアに振り返る。猫背のせいでうつむき加減で、フードの中は陰になっている) 見ての通りのルンペンで、風邪引いちまって、冬を越せるか心配だったモンで……宿に泊まりたくて……。 (いえ、ほんのちょっと、屋根のあるところに泊まれればよかったんです、とうつむいたまま不明瞭に呟いて) [Thu 8 Feb 2007 23:41:12]
ルーア・リシア > ――ま、だ――? ( 相手の言葉に、距離を置いて立ち止まる。カンテラをかざした腕を下ろし、眉を僅かに寄せた。 ) ――私はただ、何をしているのかと、きいただけ―― ( 後ろを向いたまま両手を挙げるその様子を、いぶかしげに見つけて――しかし声音はあくまで淡々と、事務的に。 ) 私は墓守――ルーア・リシア。不審者がいないか、こうして見回っている。いきなり襲い掛かったりは、しない。 ( まだ、相手がどんな目的で土を掘り返しているのか、定まっていないから。距離を保ったまま、ゆっくりと返答をした。 ) ――なぜ、土を掘っているの? [Thu 8 Feb 2007 23:34:28]
ブスシ > …………。 (がたり。浮浪者のようなローブをまとった男は、木の板で穴を掘り返す手をとめると、相手に背を向けたまま、ゆっくりと両手を上げる) あ、あぁ〜……へへへ、まだ何もしてませんよ、あまり手荒なことは、ね? (猫背の男は、機嫌を伺うように告げて動かない) [Thu 8 Feb 2007 23:26:27]
ルーア・リシア > ( 今宵は晴天。街中と違って明かりのないこの墓地では、星の瞬きもよく見える。月が綺麗だ――ひと時の休息。不信な人影を見つけたのは、そんなときだった。 ) あれは――? ( 眉をひそめる。暗くてよく見えないが、人影の動きで、何をしているのかは大体分かる。少女はカンテラを片手に立ち上がると、そちらへとゆっくり歩を進めた。 ) ――あなた、そこで――なにをしている、の? ( 淡白な声音で、そっと呼びかけてみる。 ) [Thu 8 Feb 2007 23:17:26]
ブスシ > (丘からなら見つけることが出来るであろう一つの人影。先ほど食い散らかされた肢体が見つかった場所とは違い、一般的な墓が並ぶ区画。墓泥棒でござい、とばかりに、なにやら地面を掘り起こしている) [Thu 8 Feb 2007 23:12:39]
お知らせ > ブスシさんが入室されました。 [Thu 8 Feb 2007 23:01:08]
ルーア・リシア > ( さすがに、一日のほとんどをかけて拾い墓地を歩き回っているから、足が痛い。小高い丘のところに差し掛かると、傾斜を利用して腰を下ろす。黄色いツインテールの少女は、黒いローブに身を包んだ格好で、そっと空を見上げた。 ) [Thu 8 Feb 2007 22:58:07]
ルーア・リシア > ( 静かな墓地に、透き通った鈴の音が鳴り響く。冷たい風を感じながら、首を縮める。温かかったり寒かったり、昼夜の気温差は相変わらず激しい。見回りの時間を増やしたことで、それが身にしみる。 ) 今日も異常――なし、と。 [Thu 8 Feb 2007 22:47:23]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(チリィ――ン。チリリ――ィン――)』 [Thu 8 Feb 2007 22:41:33]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(少女はひとつ息を吐き、闇の中へと消えてゆく。)』 [Tue 6 Feb 2007 21:13:20]
ルーア・リシア > ( 墓守の多くは戦闘に不向きだから、ルーア・リシアがその分見回りの時間を多くシフトした。その上で、同僚たちには墓参りにやってくる人たちに、注意を呼びかけてもらっている。 ) さて――早く終わらせて、死体を片付けないと―― ( ここだけ聞くと、殺人犯っぽい。 ) [Tue 6 Feb 2007 21:13:03]
ルーア・リシア > ( 結局、作ったチョコもそのままに、ヴェルセリオスの行方も分からないから放置してある。仕事中は問題ないのだが、家に帰るとそればかりが気にかかってイヤだ。冷たい風も、最近は少し、和らいだ気がする。チョコが外気で溶けてしまうような季節が来る前には、何とか渡したいと思う。 ) [Tue 6 Feb 2007 21:01:02]
ルーア・リシア > ( この少女は墓守をすることで対価をもらい、それを生活の糧とする。墓荒しは死体を使って、生きる糧とする。そこに善悪の概念はない。それを見つけるか、見つかないようにするか、それだけのこと。 ) ――だいたい、墓荒らしだけにかまってられない。 ( 半眼でつぶやく。それもまた、本音のひとつ。墓荒しは埋まっている死体も掘り出すが、それ以外にも、野犬の類などは野ざらしになっている死体を食べることが多い。それらを見つけて、きちんと埋めなおす。こっちの作業のほうが、頻度は圧倒的に多いのだ。 ) ――でも、見つけたら斬る。 ( それが墓守の仕事だから。 ) [Tue 6 Feb 2007 20:52:23]
ルーア・リシア > ( 広い墓地である。見回りをしたってそう簡単に墓荒らしになど会えないし、鈴の音を聴けば、大体こちらの姿が見える前に逃げる。だが、ルーア・リシアはそれで十分だと思っている。墓守の仕事は墓を守ることであり、墓荒らしは墓を荒らすのが仕事だ。どちらも生きるために行うこと。墓荒らしを見つけようと意気勇んでだだっぴろい墓地を探し回ったり、過敏に反応する理由もない。 ) [Tue 6 Feb 2007 20:47:01]
ルーア・リシア > ( 黄色いツインテールを揺らしながら、夜の墓地をカンテラ片手にゆっくりと歩く。もう片方の手で鈴を鳴らしながら、墓守の存在を周囲に示しつつ。 ) ――見つからなければ、罪も罪にはならない。それがこの世の理。 ( つぶやくように、詩を読むように、淡白な声音で言の葉を紡ぐ。 ) ――でも、死した後には――魂はアルエ様の前で、生前の全ての行いが白日の下に晒され、裁きの沙汰を待つ。それがあの世の理。 ( ぴたり、と足を止めて、あたりを見渡す。きょうも墓地は静かだ。 ) [Tue 6 Feb 2007 20:36:21]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(今夜も見回り)』 [Tue 6 Feb 2007 20:32:39]
お知らせ > ブスシさんが退室されました。 『(掘り出すかぁ、棺の埋まっているはずの地面を見つめ)』 [Tue 6 Feb 2007 02:34:46]
ブスシ > (移動した先は、先ほどまでいた、土饅頭ばかりの場所とは違い、墓碑がきちんと立っている。暗闇の中よくよく探せば、花束が置かれているところも多い。しかし、それ以上のものは中々無くて……) ふむぅ……。 [Tue 6 Feb 2007 02:30:33]
ブスシ > しっかしこのローブはもったいねぇなぁ……。 (どうしたもんかね。それよりも、他に布などを見つけて顔でも隠すか……) くけ。 (よし、なにか役に立つものでも探してみよう、整った区画なら、何かあるだろう。その分見つかる可能性も高いだろうが……。ボロ布姿は、墓場に立ったままそう考えて小さく頷いた) [Tue 6 Feb 2007 02:21:29]
ブスシ > ひとのかたちじゃぁ、かえって不都合か、ね。 (いっその事、スライムか何かのように、排水路などを伝って移動しようか) その辺りが無難かね。市内に入るときもそうして入り込んだんだし…… (まぁ、今しばらくは国庫に潜んだまま力を蓄えるのもいいだろう。しかし……あまり長居するのはまずい。人間どもにかぎつけられ、集まってきたら厄介なことこの上ない) [Tue 6 Feb 2007 02:03:05]
ブスシ > (ぞんざいに穴に土をかけながら、どうするかねぃ、と一人ごちる) (墓地の外れにある森を見るが、あまり上って周囲を見渡すのに適した木は見当たらない) かといって……このままで歩くのも、ね。 (あまり人通りが多いところを歩くのもまずいだろう、うめた穴の上を踏み固めながら、ぐるり、と周囲をもう一度見渡す。何か役に立ちそうなものは無いものか、と。しかし、無縁仏ばかりの区域なので、供物なども見つからない)  [Tue 6 Feb 2007 01:50:22]
ブスシ > (今夜も、宴は行われる。何せ、多少鮮度は落ちるとしても食料が豊富にあるのだ。しかも人肉。こんなに楽しいことは無い。場所は、機能のイチとは違うにせよ、近い、無縁仏が粗末に埋葬される地域で……) んげぇぷ。 (何せ喰うくらいしかやることが無い、さすがに自身も虫たちも満腹になり、体内から残った骨を取り出すと、ぷぅ、と掘り出した穴に吐き捨てる) [Tue 6 Feb 2007 01:42:12]
お知らせ > ブスシさんが入室されました。 [Tue 6 Feb 2007 01:39:50]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『( 私が、斬り捨てる。 )』 [Mon 5 Feb 2007 17:47:26]
ルーア・リシア > ( 死ねばそれは一人、二人ではなく、一体、二体と数えられる。人は死したその瞬間から死体という物として扱われる。また、不特定多数の人間が出入りする墓地においては、敷地の広さも合わさって、墓荒しの発見は困難である。現場を押さえなければどうしようもない。だからこそ、ここではとてもシンプルな答えが要求される。 ) 見つからなければ――墓を荒らすのも、死者の肉体を辱めるのも自由、だ。でも――見つかったら――そのときは―― [Mon 5 Feb 2007 17:46:48]
ルーア・リシア > ( ヴェイトス墓地の墓森たちは、そのほとんどが荒事には向いていない。というのも、共同墓地に金をかける者などほとんどおらず、たとえ貴族の墓であっても、よほどのことがない限り専属の墓守が用意されることはない。このあたりから、混沌の街と呼ばれるヴェイトス市においての、死んだ者のその後の扱いがよく見て取れる。だから、同僚の墓守たちにも、あくまで注意を促すだけだ。そういうものを見かけたら、危険だから逃げろ、と。 ) [Mon 5 Feb 2007 17:42:18]
ルーア・リシア > ( 分からない、が――ひとつ確かなことがある。見回りを強化しなければならない、ということだ。こうやって死体を掘り出すということは、またそいつが同じ事をしにここへやってくる可能性も高いということ。そう考えてから、ルーア・リシアは立ち上がった。 ) まったく――最近ようやく静かになったと、おもったら―― ( 相手の事情にもよるが、墓荒しであれば、たいていの場合戦闘になることは避けられない。静かに息を吐き、気を引き締めた。 ) [Mon 5 Feb 2007 17:28:24]
ルーア・リシア > ネクロマンサー、か? 何にしろ、墓荒しの可能性は、ある。 ( 変化の少ない表情。僅かに眉を寄せて、そっと地面に指先を触れさせる。墓地から時折死体を盗み出しては、怪しげな実験やネクロマンシーの道具に使うという術士。それがネクロマンサー。あるいは、それに連なる死体売りという職業も、闇の世界にはあると聞く。だが、これは―― ) ――まきちらした、のか――? ( 飛び散った死肉の残骸を、じっと見つめながら、静かにつぶやく。普通に死体を掘り出して持ち出すなら、もう少し綺麗にやれるはずだ。では、なぜこんなふうに――? 考えても、分からない。 ) [Mon 5 Feb 2007 17:20:10]
ルーア・リシア > ( 死神兼墓守の少女がそれを見つけたのは、日が沈む少し前のこと。いつものように、だだっぴろい墓地の見回りをしていたときのことだった。黒いローブをまとった黄色いツインテールの娘は、片膝を落としてそっとしゃがみこむ。 ) 掘り返された後、だ――しかも、まだ新しい。 ( 意味もなくここで土を掘る者などいない。その証拠に、腐敗した死体の残骸とおぼしきものが、細かく辺りの土に付着していた。 ) [Mon 5 Feb 2007 17:14:30]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『これは――』 [Mon 5 Feb 2007 17:10:56]
お知らせ > ブスシさんが帰りました。 [Sun 4 Feb 2007 23:25:55]
ブスシ > ま、何か良い手を考えるさ。獣と違っておつむが良いんだから。ひひ。 (紅い、一つの瞳を光らせながら自分の即頭部を叩き……怪物は愉快そうに墓地の奥へと歩みを進めて……) [Sun 4 Feb 2007 23:25:48]
ブスシ > さぁて……どうするかねぇ……。 (獣としての数ヶ月。言葉を忘れる、とまではいかないが、完全に浮世とは離れた生活をしていた。もちろんこの街でステアがしでかした所業のことなど知らない) とりあえず、ここで死体を食って生きる分には、特に問題も無いんだろうが……どうするかねぇ。 (たまには、生きた人間も食いたい。顔が倍の永さになるほどに大きく口を開き、赤ん坊の残骸を飲み込む) [Sun 4 Feb 2007 23:17:06]
ブスシ > ぐげ、あ、げ、ぐぎぇ……。 (長いこと声を出したことなど無かった。感覚を取り戻すまで、奇怪な鳥の断末魔のような声を上げて) ヴぇヴぇ、あ、ひひ……ひ。 (ややかん高い、男性の声になれば、周囲をゆっくりと見まわす) いいね、ここは実に良い。こんな良い塩梅に腐りかけの食いモンがいくらでもあるし、何より故郷に空気が似てる (腐れ竜はもう一度周囲を見渡すと、足元に落ちている、既に腐れ落ちかけた赤ん坊の四肢を、持ち上げると、くるくると振り回し、中身をぶちまける) [Sun 4 Feb 2007 23:07:39]
ブスシ > (白と黒の塊から、湧き上がるように血の色の球体が姿を現す。きょろり、と周囲を見渡しやがて虫の固まりはさざなみの様にうごめき湧き上がり、吹き上がるように形を変え、そこにはフードをまとった人影の様なもの、が現れる) [Sun 4 Feb 2007 23:03:54]
ブスシ > (トキノミヤコ人ならば、それを蛆の沸いた羊羹、と例えるかもしれない。粘液で蟲を固めたような物体は、粗末な土饅頭を掘り返し、埋められたばかりの幼児の肢体を咀嚼し、消化していった。この魔界の生き物は、長いことただの動物のように過ごしてきたが……何かに誘われるように、この混沌の街に忍び込んだ)  [Sun 4 Feb 2007 22:55:51]
ブスシ > (それが何か、と問われて、正解を口に出来るものはまずいないだろう。それは、一つの生き物のようにも見えるし、また、ただの蟲の群れにも見える。ぐちゅぐちゅとうごめく、ボロ布をまとったそれは、汚らしい音を立てながら何かを貪っていた) [Sun 4 Feb 2007 22:52:05]
お知らせ > ブスシさんが入室されました。 『うごめく影』 [Sun 4 Feb 2007 22:47:34]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『静かに踵を返した』 [Fri 2 Feb 2007 03:34:50]
ヴェルセリオス > (何だかんだ言って、自分も迷っているのではないか、という結論に達した。とても褒められた性格、立ち振る舞いではないけど、どうにもこうにも)・・・・・・・・・・・・もし、チョコレートが来たら・・・・・・たまには意地悪をしないのも、良いかもしれませんわね [Fri 2 Feb 2007 03:34:42]
ヴェルセリオス > [Fri 2 Feb 2007 03:29:48]
ヴェルセリオス > ・・・・・・・(正直、悪いことをしてしまったかもしれない、という思いもある。勝手気ままに振り回し、それでいて顧みる事の無い仕打ちを続けている己を。しかし、もっとひどいことをしたいと言う自分がいるのも確かだった) [Fri 2 Feb 2007 03:23:36]
ヴェルセリオス > (右手に掲げたカンテラが、歩くたびに揺れてあたりの影も揺れた。墓地を横切り、見慣れた小屋を遠巻きに眺める。訪れたのは確か三度であったと記憶しているが、そのたびに印象的なことをしたのでよく覚えていた) [Fri 2 Feb 2007 03:21:56]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが入室されました。 『揺れる、カンテラの光』 [Fri 2 Feb 2007 03:20:02]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(さぁ、戯言はここまで――己の仕事をこなすのだ。)』 [Thu 1 Feb 2007 22:11:53]
ルーア・リシア > ( 己には、トートのように美しく舞うことも、K.Tのように楽器をもちいて旋律を奏でる技能もない。いわばそれは死神の個性であり、違いがあることが当たり前なのである。だから、他者のそれを羨む必要も、理由もない――なかったはずなのに―― ) 好きになった誰かのために、自分には、ないものを望む――死神のすることじゃ、ない―― ( こつん、と拳を握り、自分の頭にかるくあてて。”貴女は、たとえ余暇時間を手淫に耽るほど欲望に溺れても、職務には持ち込まない心を失わないように見えますが” ) ――うるさいよ、ばか―― ( 頭の中で聞こえた魔乳メイドの言葉に、ぶっきらぼうに言い返す。 ) [Thu 1 Feb 2007 22:11:27]
ルーア・リシア > ( だから、仕事が満足に出来れば己はそれでよかったし、それ以外を望むこともなかった。なのに――いつからだろう、好きな人に、なんとかして喜んでもらい、そのために何かできることはないか、などと考えるようになってしまったのは―― ) [Thu 1 Feb 2007 22:04:17]
ルーア・リシア > ( 黒いローブをはためかせながら、ゆっくりと見晴らしの良いなだらかな丘を下る。今宵は青白い墓地の住人たちの姿も少ない。 ) ――この仕事以外に、私が没頭するようなことなんて、ないと思っていた――のに。 ( 元々、墓地に派遣されたのも、少女が死神としては極めてスタンダードな技能しかもっていなかったからである。死者の魂を導き、かつ荒事にも耐えうる。死神と墓地という面白みのない組み合わせが、これほどしっくりくるのも珍しい。 ) [Thu 1 Feb 2007 22:02:00]
ルーア・リシア > ( 死神が、恋をした。言葉にすればただそれだけで事足りるような大問題である。今のところ、幸いにして同属にはばれていない。上司への定期報告も、問題なく通った。あやしまれてはいない――はず。ややうつむいて、けれど今は仕事を、と。再び当たりの様子を伺う。 ) [Thu 1 Feb 2007 21:47:51]
ルーア・リシア > 迷っているのは――私も、同じ―― ( 結局、ヴェルセリオスに渡すチョコは、買うことにした。渡したところで何がどうにかなるわけでもないが、なにかひとつくらい、あのメイドと会う口実が欲しかったのかもしれない。ため息にもにた吐息が、白く夜の闇に解けてゆく。 ) [Thu 1 Feb 2007 21:40:22]
ルーア・リシア > ( 先日のように、真っ暗な海を見つめて波のうねる音を聞くわけでもなく――黄色いツインテールの少女は、カンテラを片手に墓地を歩く。 ) アーク……心に闇を抱いた者……か。 ( 先日海岸で話をした青年のことを、思い返す。彼もまた、現世にあって道を探し、迷う者の一人であろう。チリリィ――ン――鈴を、ひと鳴らし。 ) [Thu 1 Feb 2007 21:33:02]
ルーア・リシア > ( 寒い――久しぶりに、そう思えるほど冷え込んだ夜。今日は晴天。天を覆い隠す者は何もない。透き通った空気は、銀月の光を遮ることなくそのままに、墓地へととどけてくれる。 ) [Thu 1 Feb 2007 21:28:01]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(見回り)』 [Thu 1 Feb 2007 21:25:25]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(冬の冷たい夜の中にあって、その光は、どこまでも温かみを佩びて――)』 [Sun 28 Jan 2007 21:38:38]
ルーア・リシア > ( 一人、また一人、と――霊たちはルーア・リシアの導きに従い、その身を金色の光へと変えて、空へ溶けてゆく。ある者は恐る恐る、あるものは力強く、少女の光に触れて―― ) [Sun 28 Jan 2007 21:38:01]
ルーア・リシア > ( 幽霊の一人が滑るように少女に近づき、そっとその光に触れる。すると光は瞬く間に青白い体へと広がってゆき――やがて幽霊の体を金色の光の塊へと変えた。それは空気に溶けるように金色の砂粒を振りまきながら、空へと上ってゆく。 ) [Sun 28 Jan 2007 21:29:22]
ルーア・リシア > みんな、心の準備は――できてる? ( 一度目を開けて、あたりを見渡す。霊たちは、それぞれ、思い思いの表情を浮かべた。 ) ――大丈夫、心を安らかに保てば、すぐに死出の門へたどり着く。 ( そういうと、少女はゆっくりと意識を集めだした。かざした両手に、淡く青い光が宿る。 ) [Sun 28 Jan 2007 21:13:29]
ルーア・リシア > ( ここに集まったのは、いずれもこの世での滞在期限を過ぎた魂たちである。これから彼らは、死神ルーア・リシアによって死出の門へと導かれるのだ。少女は手のひらを上に向けて、胸の高さまで掲げる。それから、静かに目を閉じた。 ) 現世に留まるものたちよ――これから、あなたたちを向こう側へと、送る―― [Sun 28 Jan 2007 20:59:56]
ルーア・リシア > ( 夜の墓地、静けさが広がる闇の中に、青白い人影がいくつも浮かぶ。その中心には、黄色いツインテールの少女の姿があった。 ) [Sun 28 Jan 2007 20:51:32]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(墓地の片隅にて)』 [Sun 28 Jan 2007 20:50:26]
お知らせ > シャリネさんが退室されました。 『( そして、バニラの残り香を残して去る少女は、帰路へと――― )』 [Sat 27 Jan 2007 03:45:30]
シャリネ > ( それにしても、最近は以前よりも気を張ることが多くなった。別段、性格的に何かが変わったわけではないけれど、責任感というものが強くなってきたのだと思う。その分、とても後に来る疲労感は大きなものだった。眠気と軽い頭痛が襲って、少女は額をこつん、と手で軽く叩いて小さく微笑む。明日も頑張ろうね、と。レティにも、自分にも、言い聞かせるかの如く。 ) [Sat 27 Jan 2007 03:45:09]
シャリネ > ( 暫くその墓石を撫でながら……例え入っているのが灰だとしても、少女は今度、墓石を掃除しに来ようと思った。そっと……細い指が、墓石からするりと離れて。少女はふわり微笑んで。―――今度はもっと早い時間に来て、子守唄、歌ってあげようかな、と。小さく思いながら…… ) またね、レティ。おやすみなさい。 ( そんな風に挨拶の言葉一つ。片手を小さく耳元で振れば、微笑んでもう一度、墓石を一撫でして、そっと……彼女の墓場から、離れんと ) [Sat 27 Jan 2007 03:41:42]
シャリネ > ( そっと、祈り終えれば少女は墓石に手を伸ばして……生きていた彼女にそうするかの如く、頭を撫でるように墓石を撫でた。柔らかく微笑む眼差しは、どうしても何処か淋しげで。 ) ―――………おやすみなさい、レティ。また、花が枯れる頃に……来るからね。 ( そういって、少女はそっと手を離した。―――けれど、すぐにまた、手を伸ばして、もう一度撫でた。頭から手を離したとき、いつも淋しそうな表情を浮かべて微笑んだレティの顔を思い出したから。 )  [Sat 27 Jan 2007 03:27:45]
シャリネ > ( 祈るように、語りかけるように。「元気にやってるよ」とか、「ミリィのことは心配だけど、ちょくちょく牧場には行ってるよ」とか、「そういえば、貴族の人に短期間援助してもらうことになって、楽師さんたちと歌を歌ってるよ。」とか。―――レティなら、知ってるのかな?なんて、ふと思いつつ、笑み零れて。穏やかに祈る姿は、死者たちの邪魔にならぬよう、静かに佇んだままで。風に髪が靡いても、白いロングコートが揺れても。そのままで ) [Sat 27 Jan 2007 03:14:38]
シャリネ > ( 少女は、そっと墓場に訪れた。オレンジの百合と、黄色の小花が溢れる、明るい花束を。レティに似合う色を集めて作ってもらった花束を、帰りに商業地区の花売りから買って、両腕に抱えていた。そっと、墓石の前。立ったのは……レティシア・フォノ・クレストラと、綴られた、墓の前へ。少女は、夜の闇に少し怖く感じる墓場も、失礼のないようにと、静かに足音を顰めながら、控えめに。そこで立ち止まれば、微笑んで小さく呟いた ) レティ、起きてる……?寝てたらごめんね。眠かったら、寝ててもいいから…… ( そう、囁くように、高い声音が小さく消える。柔らかく微笑んだ中の眼差しは、何処か慈しむようで。愛すべき妹のような存在を、かけがえのない親友を、訪れた。―――そっと、墓石の前に腰を折って、花束を置いた。美しいオレンジと黄色。レティに良く似合う。一つ一つ悩んで選んだ花だ。よかった、とほっとするように息を吐いて、微笑んだ。そして……彼女を見たように、少女は墓石を見詰めて、両手を組んだ ) [Sat 27 Jan 2007 03:10:00]
お知らせ > シャリネさんが入室されました。 『 ―――仕事帰りの、ちょっとした時間。 』 [Sat 27 Jan 2007 03:03:24]
お知らせ > アンブローシアさんが帰りました。 『 おやすみ―――……』 [Sat 27 Jan 2007 01:35:52]
アンブローシア >  リーア・リシア。 そなたは美しい。 気高く、妾の届かぬ境地にある。 ( 背を見送り、ぼそり。 恨みも、憎しみも、風化してしまったかのように、風化してしまったのだろう、もはや怠惰に過ごすばかりの自分は………。 ふるり、首をふり、小さな魔女は来た道を戻っていく。 ) ……………しかし………今宵の運命はよい出会いを運んだようだ……。 [Sat 27 Jan 2007 01:35:42]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『おやすみなさい――(その挨拶も、やがて鈴の音とともに風に溶けて消えた。)』 [Sat 27 Jan 2007 01:33:09]
ルーア・リシア > ( ルーア・リシアが発した言葉の真意は、本人にしか分からない。ただ一瞬だけ、寂しげな表情を見せたことに、アンブローシアが気付いたかどうかの話だ。 ) ……うつ、くしい? 私、が――? ( 美しいといわれ、少女は僅かに、驚きの表情を見せた。未だかつて、己をそんなふうにいった者はいなかったからだ。 ) アンブローシア――夜の墓地を訪れるときは、好奇心だけでなく、覚悟もあわせて、持ってくること――ここは生と死の境界――運命のきまぐれで、どちらかにたやすく引っ張り込まれる場所だから―― ( そういうと、ルーア・リシアは踵を返し、カンテラを片手に鈴を鳴らし、再び見回りへと戻ってゆく。 ) [Sat 27 Jan 2007 01:32:34]
アンブローシア >  左様ならば………妾は何も言わぬ。 ( 慣れることのできることなのか。 門外漢が口を出せることではない。 ) ……………………受け取り、返すものか………。 …………………………そなたは美しいな。 ( ぼそりと呟いて。 ) む、妾か。 妾は………アンブローシアとでも呼ぶがいい。 ( この少女には、様付けを強制することも、また己が忌々しい真名を明かすことも、とてもではないが出来なそうであった。 ) [Sat 27 Jan 2007 01:23:40]
ルーア・リシア > ――平気。もう慣れた。 ( ぽつり、と漏らす言葉は、静かに――淡々と。 ) 想いのたけを相手にぶつけるだけなら、簡単なこと――だけど――それだけでは、決して本人の心が晴れることは、ない。それが怒りであれ、憎しみであれ、悲しみであれ、愛情であれ――受け取って返してくれるものがいなければ、決して―― ( だから、あらぶる霊をそのままにはしておけない。何とかするのが、墓守であり、死神の役目、だ。 ) ところで――貴女の、お名前、は? [Sat 27 Jan 2007 01:19:46]
アンブローシア >  …………………すまんな。 …………………………。 ( 辛かろう、悲しかろう。 そういう言葉を吐くのは簡単だった。 だが魔女はそんなことを言える立場ではない。 だから。 ) ……………そう思ってくれるそなたに消されるのならば、妾ならば諦めもつくだろうな。 ( あまりにも強い未練を残して人を捨てた身なれば、気高きその職は眩しすぎる。 ) [Sat 27 Jan 2007 01:12:13]
ルーア・リシア > 楽しんでもらえたのなら、何より。聞かれれば答える、それだけのこと―― ( 相変わらず、変化の少ない表情で答える。吐く息は白く、風に流れて夜の闇に解けて消えた。 ) ――何度か、ある。けど、本当はしたくない。魂の消滅とは――すなわち存在の消滅、だから―― [Sat 27 Jan 2007 01:08:12]
アンブローシア >  はあ………………………これはまた、変わった場所でいい話を聞いたものだ。 妾は自分に関すること以外いままで学んでこなかったが、いや、実に興味深い話であった。 ( 無数の異界。 ここではない別の場所。 その言葉を聞いて魔女が思い浮かべたのは、理想郷。 よりにもよって悪魔が、理想郷を夢想に求めた。 ) 消滅、か。 魂すらも消える、か。 ……………………そなたは、消滅させたことはあるのか? ………いや、下らぬことを聞いたな。  [Sat 27 Jan 2007 01:01:56]
ルーア・リシア > それは、人間たちが天使の住んでいる場所を天国、悪魔の住んでいる場所を地獄、と呼んでいることが多いから――広義的にそう広まっているだけの、こと。厳密には、天界、魔界――それらに区分されない、異界が無数に存在する。天使も、悪魔も――化け物と呼ばれる存在も、そうした”ここではない別の場所”から来て、この世界に根付いた者たち。 ( 聞かれれば答える。それが墓守のスタンス。信じるも信じないも、相手次第だ。 ) どうしても聞き分けのない魂は、――残念だけど、消滅させるしかないときもある。でも――大抵はおとなしくなってくれるから。然る後に、正しき場所へと、導く。 [Sat 27 Jan 2007 00:56:33]
アンブローシア > ( 小さな魔女にしては珍しく、口を挟むこともなくじっと聞き入っていた。 人の話を真面目に聞くのは(本人曰く「聞いてやる」のは)、よほど興味があるときぐらいだ。 ) ほう……………天国だの地獄だのというのは嘘なのだな、それでは。 ( 三つの説明にそんなふうに頷いた。 もとより神も仏も信じていないのだ。 天国も地獄も肯定していない。 ) …………スマートだな。 妾はそういうタイプは好ましい。 細かいのは好かんのだ。 ( ふふん、と微笑んで。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:52:20]
ルーア・リシア > ――死者の魂が、朽ちた肉体を借りて黄泉帰る理由は、大きく分けて3つ。 ( 指を三本立てて、説明してみせる。 ) ひとつは、自分の死に納得できず、死後も怒りや悲しみといった負の感情で満たされた者。――二つ目は、静かに過ごしていた魂が、外部からきた人間たちの心無いいたずらや嫌がらせで墓地をあらされて、怒ったとき――3つ目は、ネクロマンサーや悪魔など死者を呼び覚ます術をもった術者によって、呼び起こされた場合。 ( そこまで説明してから、改めて少女の問いかけに答える。 ) あらぶる魂を沈めるには、一度叩きのめして、おとなしくさせるしかない。霊を沈める術を使う者もいるそうだけど――あいにく、私にそんな力はないから――荒療治。 [Sat 27 Jan 2007 00:47:31]
アンブローシア > ( もしも相手が何ものであるかということをこのとき小さな魔女が知っていたならば、力の殆どを失ってしまっていることを実に悔しく思ったろう。 その程度には、欲しいとは思える素材だ。 ) それはご苦労なことだ。 そなたらがおらなんだら秩序はない、か。 …………いやまて。 おとなしく寝ているだけの死者だけでもないのだろう? そういった輩はどうするのだ。 ( 自分の知らない分野に関しての好奇心は魔女にもある。 この場合相手そのものに対してもだが。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:36:47]
ルーア・リシア > ( 死神とは、高位の天使や悪魔などに仕えるものが多い。ルーア・リシアは今のところ高位の死神に仕えているが、いずれにせよ彼らはなんらかの存在の下につくのが普通である。もしアンブローシアが高位の悪魔で今もその力を保っていたなら、下僕にできただろう。 ) えぇ、ここは死んだ者の体が眠る場所。そこが荒されれば、たちどころに不死者たちの巣窟になってしまう。だから――死者の眠りを妨げてはいけない。 ( 捨てられた死体を野ざらしにせず、きちんと弔い、埋葬するのは、そういう理由。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:33:00]
アンブローシア > ( …………下僕として扱えそうな人間ではないな。 魔女は相手をそう行った基準で考えていたりした。 なにせ以前、同族の気配すらわからなかったのだから、そこら辺はすっぱり諦めている。 ) 墓守ルーア・リシア、か。 死後は生前よりもしっかりした警備がいるのだな。 妾であれば落ち着いて寝れもせん。 ( 死体を捨てていくとの言葉に、世も末だな、と眉をひそめて。 名乗ることは、なかった。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:23:48]
ルーア・リシア > ( 死神とはいえ、肉の身をまとっていれば、見た目人間の少女と変わらないだろう。ルーア・リシアが、目の前の少女を見た目人間と見ているのと同じように。 ) 穏やかなのは、墓守たちが墓地を管理しているから――私はルーア・リシア。そんな墓守の、一人。 ( 静かに、自己紹介をする。 ) ほかにも酔っ払いとか、死体を捨てて帰る人もいるから――こうして一日に何度か見回っている。  [Sat 27 Jan 2007 00:18:55]
アンブローシア > ( じろり。 じろじろ。 小さな魔女は相手の観察するような視線に対して、それ以上にじろじろと、上から下まで品定めするかのように眺めた。 ) ………ほう? 野犬や墓荒し程度は妾も考えておったが、そのような化物も出るとはな。 意外と物騒なのだな、こんなにも穏やかに見えるというのに。 ( 身長が低いくせに上から見るような態度と口調という、器用なことをやってのける魔女。 アンデッドに関しては魔眼が効かないので、危ないところであった。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:10:52]
ルーア・リシア > ( 相手の姿が目視できる距離まで来ると、足を止めてカンテラを掲げる腕を下げた。 ) ――そう。散歩、ね。 ( じっと目の前の少女を観察するように見つめてから。 ) でも、夜の墓地は、色々と危ない。野犬とか、墓荒しとか――時々、アンデッドもでる。気をつけたほうがいい。 ( 墓守として、淡々とした声音でそっと忠告をする。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:06:01]
アンブローシア > ( ―――カンテラ。 闇に慣れた目はまばゆいそれに細められた。 誰かは知らないが、こんな時間に、こんな場所に、あえて来るのは………そうだな、不審者か、墓守か。 恐らく墓守だろう―――前者が自分だということを割と認識していない魔女だった。 ) …………………ん、いや…………。 ( さてなんと答えたものか。 みれば若い女―――いや少女のようだったが、散歩と答えても怪しいだけだ。 ) …………散歩だ。 ( が、結局少し考えてそう答えた。 ) [Sat 27 Jan 2007 00:00:41]
ルーア・リシア > ( 透き通った鈴の音は、墓地に佇む生者と死者に、墓守の存在を示す。相変わらず、冬の夜風は冷たい。寒さに身を縮めながら、あたりを見渡し、不審者がいないか、異常はないかを確かめながら歩く。 ) ――ん? ( ふと――暗闇の中に人影を見つけた。確かめるように、そちらに歩み寄っていく。 ) ――あなた、そこで何を――しているの? [Fri 26 Jan 2007 23:56:13]
アンブローシア > ( しばしいくつかの対抗策を試行錯誤し、細く息を吐きながら、ふと。 ) …………いや、そも妾がいままでどおりにしておればそんな輩と争うような事態にはならぬな。 争い自体ないように極力街中におるし。 ( しばらくは考えないでよさそうだ。 まあ今後の課題として頭に止めておいてもいいが――――と、音。 静謐な墓地に響く清涼な音。 何かと思い立ちあがれば、音の出所を探すように見回して。 ) [Fri 26 Jan 2007 23:51:03]
ルーア・リシア > ( 墓地に鈴の音が鳴り響く。仮眠を終えた死神兼は守りの少女は、プライベートから仕事モードに気持ちを切り替え、いつものごとく淡白な表情で墓地を見回る。黒いローブをまとい、カンテラを片手に、黄色いツインテールを夜風に揺らしながら。 ) [Fri 26 Jan 2007 23:50:57]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(チリリィ――ン。チリリ――ィン――)』 [Fri 26 Jan 2007 23:49:45]
アンブローシア > ( 悪魔といえど、霊体としての姿を持たないだけに、感覚としてすらそういう手合いは理解できない。 人の身から変じた、というのは面倒である。 ) ………………しかし、考えればそれは攻め手に欠くだけでなく、防ぐこともできぬということか。 魔力で強引にどうこうというのが通じる相手だけとは限らぬしな…………。 ( ぺたん。 墓石に背を預けるようにして地面に腰かけるちいさな魔女。 罰当たりだとかそう行った思考はもとより持ち合わせていない。 ) [Fri 26 Jan 2007 23:45:22]
アンブローシア > ( ある程度歩いたところで、足を止める。 それからぐるりと周囲を見回した。 ) ……………………ふう…………別段、意味もない、ただの散歩になってしまったな。 ( 少なくとも、その幼い容姿でこんな場所を散歩しているというのは怪しい以上に異常だが、小さな魔女はさして気にも留めない。 ) 怪しげな、といえば墓場かとも思ったが…………ネクロマンサーでもあるまいし、妾にはただの墓場以外の何ものでもない、か。 [Fri 26 Jan 2007 23:35:24]
アンブローシア >  …………ふん………瘴気が濃いかとも思ったが、魔界のそれとはまるで違うものだな。 例えるならば幽界………あるとすればだが。 ( 墓地はいっそ穏やかであった。 或いはそれは魔女にとってはというだけで、実際にはそこかしこにこの世ならざる住人が彷徨っていたのかもしれない。 しかし今の魔女にそれを認識する術はないし、もとより魔女はその手の類を感知する力は乏しい。 ) [Fri 26 Jan 2007 23:25:43]
アンブローシア > ( ゆらり。 墓地を行くのは小さな魔女。 月はない。 雲にさえぎられて光は差さない。 ただ冷ややかな風が吹くだけの闇色の墓地を、魔女は歩いていく。 灯はない。 そう行った類のものを魔女は持っていなかった。 闇を見通す目はないが、それでも薄くぼやける墓石を頼りに歩くことはできた。 ) [Fri 26 Jan 2007 23:15:17]
お知らせ > アンブローシアさんが入室されました。 [Fri 26 Jan 2007 23:13:29]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(ここからは、死神としての仕事だ――)』 [Tue 23 Jan 2007 22:51:01]
ルーア・リシア > ( 目を凝らせば、月明かりに照らされて、青白い墓地の住人たちの姿がぽつぽつと見える。彼らの中でこの世での滞在期間を過ぎた者たちは、死神として死出の門へと送り出さねばならない。 ) ――始めるか。 ( 足を止めると、少女は鈴を取り出し、軽く振って透き通った音色を墓地に響かせる。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:50:49]
ルーア・リシア > ( 不特定多数の人間が出入りする墓地だからこそ、墓守の役目は重要だ。広大な敷地に、代わり映えしない無機質な墓標の群れ。出口がわからず、迷う者もいる。酒によって勢いで入り込み、自宅と勘違いして木の下で眠りこける人もいた。荒事を抜きにしても、墓守の仕事は尽きることが無い。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:41:51]
ルーア・リシア > ( 快楽を受け入れ、己の性体質を自覚しても、やはり戸惑いが完全に消えたわけではない。その感情も、行為を重ねるたびに薄れていくのかと思えば、それもやはり、怖いと感じてしまう。 ) ――今のところ、異常なし―― ( あたりを見渡し、白い息を吐く。今宵、墓地は静寂に包まれていた。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:30:07]
ルーア・リシア > ( ヴェルセリオスが言ったとおり、一度仕事に入ってしまえばプライベートは忘れられるし、体が疼きだすようなことは無い。少なくとも、今の段階では。この冷たい夜風と凍るような墓地の空気のおかげで、他ごとを考えている暇も無いというのが正解か。ただ、仕事を終えて、この緊張から解き放たれると―― ) また、あんなふうになってしまうのかな――やっぱり、まだ――少し怖い。 [Tue 23 Jan 2007 22:17:54]
ルーア・リシア > ( この前のような怪しい影などの例もあって、墓地の見回りの回数を少し増やした。前回はたまたましゃべるだけの相手だったが、墓荒しのほかにも凶暴な野犬や怪鳥などが、死肉目当てにやってくることも多い。黄色いツインテールを揺らしながら、ルーア・リシアはカンテラを片手に墓地を見回る。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:04:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(夜の見回り)』 [Tue 23 Jan 2007 22:01:39]
お知らせ > アシムさんが帰りました。 『( 吹き付ける寒風が嘲笑めいて聞こえるのも、また。 )』 [Tue 23 Jan 2007 01:25:52]
アシム > ( 未だにヴェイトスの言葉も危ういままなら、人の言葉もわかっていないんじゃないかと ) [Tue 23 Jan 2007 01:24:48]
アシム > 虫と鳥、言葉――…わからなくて よかった。 ( それなら落ちこぼれのままでいい。 もし鷹の方も同じように考えていたら? )  ( ――確証がなければ想像の域を出ない、そう逃げられる。 早く帰って冬用に買った暖かい毛布に包まって早く寝てしまおう。 考えないふり、気づかないふり。 言葉がわからなくてよかった――と、ふと ) [Tue 23 Jan 2007 01:23:48]
アシム > 落ちこぼれー…  ( 集団の中で技術水準を下回る、足手纏い。 ――それだけに放っておけなかった。 シンパシーと言い換えてもいい。 かといって己が足手纏いの座から脱却したいかと考えたら答えはNo。 *す のは――嫌だ。 それなら落ちこぼれのままでいい。 ) ( もそもそと蠢く袋の中身の「命」が、そのくせ自分を犠牲にするのかと抗議しているように見える。 それは矛盾していないかと ) [Tue 23 Jan 2007 01:14:11]
アシム > ( 傍らに置いた小型の麻袋の中に幼虫を放り込み、袋の中でもぞもぞ動くさまを見て僅かに上機嫌にもなる。 貴重な弱い活餌――世話を任されている鷹の若鳥の中、いっかな狩りのできない落ちこぼれが一羽いたりもするものだから。 兄弟達がそろそろ小型の鼠くらいは狩れるところを未だに動く物に怯える始末で、より弱く小さく無害なものから慣れさせようと考えた。 ようやく見つけたそれはお宝とすら呼べそうだ。 ) 生肉とー…虫。 少しずつ、虫 ミミズ 大型に――慣れ させ る?? ( 後は徐々に活餌に慣れさせていけば、いずれはモノになってくれると思いたい。 そこまで育てきるのが最低限の仕事で、逆に言えばそこまで持っていけなければ淘汰されるだけだから。 落ちこぼれの鷹の命運を握っているのは間違いなくこの手だ。 ) [Tue 23 Jan 2007 01:03:43]
アシム > ( 手を止めて土の中を覗き込む。 ) … あった。 ( 長いこと屈み込んでいた膝と腰と背中を一気に伸ばして立ち上がり、銀光放つ細い月へと高々と掲げたのは親指と人差し指で摘める程度の白く小さい何か。 土くれをところどころに付着させながらもどこかぬらりと濡れて光を反射するそれは、――冬眠から叩き起こされて不満げな何かの幼虫。 もそもそ。 ) [Tue 23 Jan 2007 00:50:00]
アシム > ( 夜半に墓地の奥地で土掘り返す。 これだけ聞くとどう見てもただの不審者です本当に(略)風情の男に後ろめたさの気色はない。 揃えた指先を軽く、遺跡の発掘作業に使われるブラシのように払って払って、ごく浅く土を掘り進め。 爪の間に黒土が入り込むのもお構いなしに作業は続いて ) [Tue 23 Jan 2007 00:42:50]
アシム > ここ、に――…「を」? いない。 ( 白っぽい何かがたどたどしい共通語で呟いた。 白っぽいもの=落ち葉に覆われた地表に屈み込んだ男が羽織った風除けの外套。 ふと手を止め、かさこそと鳴っていた枯れ葉は黙り。 辺りに静寂が訪れる ) 「を」ー… じゃない。 ここに「は」――だ。 「ココニハ イナイ」 それで正しい か。 ( やがて作業を再開したか、再びカサカサと枯れ葉の音。 ) [Tue 23 Jan 2007 00:37:49]
アシム > ( 白っぽいものがもそもそしている。 ) [Tue 23 Jan 2007 00:29:54]
お知らせ > アシムさんが入室されました。 『( 墓地の奥手、雑木林で )』 [Tue 23 Jan 2007 00:28:01]
お知らせ > 名状しがたきものさんが帰りました。 『試しに土に中に潜ってみたとか見ないとか』 [Mon 22 Jan 2007 00:33:19]
名状しがたきもの > ―――――暗がりから、飛び出す。 土の中から這い出て足首を掴む (グネグネと蠢きながら、墓守の言葉を復唱する。 失敗にくじけず、学んだ事を次に生かそうという辺り、中々ポジティブではある。) [Mon 22 Jan 2007 00:31:34]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(そんな墓地の片隅での一コマ。)』 [Mon 22 Jan 2007 00:26:42]
ルーア・リシア > ――そうだ。 ( 去り行く途中、何か思い出したように足を止める。彼女の脇をかためる髑髏たちを、再び消して引っ込めてから、肩越しに振り返る。 ) ――ひとつ、アドバイスして、おく。 ( 相変わらず、淡々とした声音で。 ) 人を怖がらせたいなら、暗がりから飛び出してくるか、土の中から這いでて足首で掴んでやればいい。 ( 突っ立ったまま殺人鬼がくるぞー、こわいぞーといわれても、普段から霊やアンデッドを相手に仕事をしている死神には、文字通り「だからなに?」なのである。 ) ――さようなら、名も分からぬ影―― ( そういい残し、あとはもう振り返ることもなく、荷車を引いて夜の闇に消えていった。 ) [Mon 22 Jan 2007 00:26:19]
名状しがたきもの >              (『だから、なに?』)          (墓守の言い放った冷淡な言葉は、他人をびびらせて何ぼというドSな存在にとって存在意義を根幹から揺るがす一言だったらしい。 もはやかける言葉すらないらしく、ぐねぐねと伸び縮みしながら去っていく墓守の姿を見送るだろう) [Mon 22 Jan 2007 00:20:37]
ルーア・リシア > ――だから、なに? ( 渦巻きながらつぶやく影に対して、冷たく言い放つ。 ) 言葉が通じないのか――こちらの話を聞く気がないのか―― ( とはいえ、しゃべっているだけなら特に警戒するような害意もみうけられない。ならば。 ) ――ほっとこう。うん。 ( 一人納得したようにうなずくと、そのまま髑髏2体を伴って、荷車のほうへと移動する。相手をするだけ時間の無駄、と判断したらしい。 ) [Mon 22 Jan 2007 00:10:47]
名状しがたきもの > 逃げられない。 どこに逃げても逃げられない。 いつだって見ている。 いつだって狙っている。 (黒い影は蠢きながら、恐怖を煽るように呟き続ける。靄のような体をぐるぐると渦巻きながら、墓守の様子を覗う) [Mon 22 Jan 2007 00:02:45]
ルーア・リシア > 私を――狙う? 殺人鬼に顔見知りはいない。恨みを買った憶えもない――それよりも――墓守の質問に答えず、好き勝手なことを言う――あなたを、不審者と認定する。 ( 知らない、といったとたん、それまで静かだった影が蠢き出した。警戒レベルをさらに引き上げる。 ) 忠告は、一応――うけとって、おく。言いたいことは、それだけ? ( ぱちん、と指をはじくと、ルーア・リシアの周りに、宙に浮かぶ2つの青白い炎が産まれる。それは、燃え盛る髑髏だった。 ) これ以上怪しい行動をとるのであれば、墓守として、あなたを排除する。最終勧告は一度だけと、認識せよ―― ( 感情の薄い声音で、継げた。 ) [Sun 21 Jan 2007 23:45:33]
名状しがたきもの > 知らない? 知らない? 知らない? シラナイ?(知らない。 その言葉に対するリアクションは中々に劇的だった。 悶えるようにうねうねと蠢きながら言葉を続ける) ――――ヴェイトスのどこかにいるんだ。 いるんだ。 どこかに隠れているんだ。 狙っているんだ。 獲物を。 貴女を。 (それが始めて墓守に対して話しかけた。 ) [Sun 21 Jan 2007 23:32:50]
ルーア・リシア > 目標――物質である確立5%未満 霊体である確立95%以上 ――不死者である確立――30%未満。 ( いずれにしても、視覚から得られる情報が少なすぎる。それでも死神は、一つ一つ、消去法で選択肢を潰していく。そして――ようやく相手からの返答? があった。しかしそれも、己の質問とはまるで異なる答え――少女は、いぶかしげに口を開いた。 ) ――知らない。 ( それはもっとも手短、かつもっとも分かりやすい答えだった。 ) [Sun 21 Jan 2007 23:21:01]
名状しがたきもの >               (歌が止まった) (影はゆらゆらと揺らぎながら、渦巻いたり、伸び縮みしたりを繰り返し) 『名前の無い殺人鬼』の話を………知っていますか? (そして、誰にとも無く、独り言のように尋ねた [Sun 21 Jan 2007 23:13:48]
ルーア・リシア > ――良い子の墓守マニュアルその2――対象者が事を起こすまで、こちらから手を下すべからず。怪しいとおぼしき者は、それが確信に変わるまで、静観すべし―― ( 変わらず、紡がれるのは感情の起伏の薄い声。目がないのにこちらと視線が合うことがあるのかと首を傾げるが――たぶん、いまは止まった墓石をみているのだろう、きっと。 ) ――なん、だ――不死者、とも――ちがう―― ( 眉を寄せながらも、ある一定の距離を保ったまま、少女はじっとその影を見つめる。 ) [Sun 21 Jan 2007 23:00:32]
名状しがたきもの > Five, six, grab your crucifix5つ 6つ 十字架握り締め (黒い影は、揺らぎ、歌い、進む。 墓守の呼びかけなど聞こえぬかのように。) (人間の気配ではない。 その指摘は実に正しいといえる。  歌と共に吐き出す息が白く濁る事はない―――なぜなら、それには口などないのだから。  足音一つ立てる事は無い―――なぜなら、それは足などないのだから   闇の中灯り一つ持たない―――なぜなら、それには瞳など無いのだから ) (それは、つまる所黒い何かとしか言いようの無い物だ。  靄の如く漂う黒い影は、やがてとある墓石の前で止まった) [Sun 21 Jan 2007 22:53:26]
ルーア・リシア > 良い子の墓守マニュアルその1――墓守の呼びかけに応じぬ者に対し、警戒レベルを1段階引き上げること。 ( 感情の色の薄い声音が、冷たい風に乗って墓地に響く。謎のうたを口ずさむ正体不明のそれは、正しく不審者と呼べる者に見える。 ) あなたはだれ? 墓参りか、散歩でここまでやってきたもの好きか――あるいは―― ( そこまで告げて、ルーア・リシアの目つきが、僅かに鋭くなる。 ) ――人間、の――気配では、ない――? ( 少なくとも、足音らしき者は聞こえてこない。 ) [Sun 21 Jan 2007 22:35:12]
名状しがたきもの > Three, four, better lock your door3つ 4つ ドアに鍵かけて (それは答えない。 黒い影は、揺らぎながら、歌いながら、夜の墓地をフラフラと進んでいく。) [Sun 21 Jan 2007 22:27:36]
ルーア・リシア > ――ん? ( 初めは、ただの風鳴りかとおもった。それが”声”のような者であると気付いたとき、少女は眉を寄せ、荷車を止める。取っ手を握っていた手を緩めると、ごとん、と荷車が傾いた。 ) なん、だ――うた――? ( 荷車からカンテラを引っ張り出すと、そちらにむけて。 ) ――だれ? [Sun 21 Jan 2007 22:21:57]
??? > (1つ 2つ あいつが来るよ。 風に乗って流れる歌は、嘆くよう。 不吉を孕んだその声は、男のようであり、女のようでもあり。 ) (目を凝らせば見えるか、揺らぎ漂う黒い影。 墓地の入り口よりゆらゆらと) [Sun 21 Jan 2007 22:17:56]
お知らせ > ???さんが来ました。 『One,Two,he coming for you1 2 』 [Sun 21 Jan 2007 22:07:20]
ルーア・リシア > ( 夜の墓地は、風が強い。小高い丘のようななだらかな地形が連なるばかりで、風をさえぎるような木々や建物がないからだ。 ) ――いつか、あのエルフの魂を送る日がきたら、そのときに聞いてみよう。 ( マジメに悩んで出した答えがそれ。死神が言うとかなり怖い。 ) [Sun 21 Jan 2007 22:05:56]
ルーア・リシア > 病んデレ――病んデレ――どこの国の言葉、だろう―― ( むぅ、とまじめな顔して思案がお。先日、エルフの少年に言われた言葉。一瞬エルフ語だろうかとも思ったが――変化の少ない表情で、思案がお。 ) [Sun 21 Jan 2007 21:54:32]
ルーア・リシア > ( ゴトゴト、ゴトゴト、車輪が回る。荷車を引いているのは、黄色いツインテールの少女であった。黒いローブをまとい、マフラーと手袋をしている。彼女が荷車を引くたびに、横に取り付けられた鈴が、透き通った音色を奏でる。それは、墓守の存在を墓地のものたちに伝える合図。 ) [Sun 21 Jan 2007 21:44:36]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(墓地の片隅で)』 [Sun 21 Jan 2007 21:43:08]
お知らせ > バロゥさんが帰りました。 『(墓守手伝いをする助祭の姿が暫く見られた。)』 [Sat 20 Jan 2007 13:07:09]
バロゥ > (言葉には天使が宿るッて聞いた。…罵詈雑言に乗っかる天使と、聖句を運ぶ天使に違いッてあるのかな。 思ったけれど、疑問は口にしなかった。)       (スコップと云うよりは鋤に近いような代物で何とかするのはひどく骨の折れる作業だと思う。けれども、) ( ざくッ。 ) (始めなければ終わりはすまい。) [Sat 20 Jan 2007 13:06:36]
バロゥ > (口を開けば北風をもっと呼びそうな気がして、男はムッと口を一文字に引き結んだ。余計な事しかしゃべれないらしい、) …。 (悪い癖だ。)     (地中の死者は黙して語らず、昼は特に深い眠いについている。) (酷く荒らされた墓場の傍へ、スコップを携えて来た。…酷く寝相の悪い死者も居たものだ。 男はスコップを傍に突き立てると、) ――…。 (聖句を唱えながら小瓶の聖水を墓へと振り掛けた。) [Sat 20 Jan 2007 12:48:05]
バロゥ > (見渡せるだけでも キリがある と思うべきか。) ッはー…あ。 (街路樹の落ち葉掃きとかそう云うのに似ている気分だ。) (曇天の下の奉仕活動。墓標を掃除したり、崩れた盛り土を直したりする作業をずっと続けていた。) …ンまあ、今日中に墓場全部をカバー出来るとか、そンな事は思わんよ。私は。 聡明だから。…おおお寒。 (鼻先がもがれそうだ。) [Sat 20 Jan 2007 12:33:32]
お知らせ > バロゥさんが来ました。 『(キリがない。)』 [Sat 20 Jan 2007 12:24:17]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(そうして終えた一仕事。白い吐息は、夜闇に溶けて。)』 [Thu 18 Jan 2007 23:34:32]
ルーア・リシア > ( 彼らを見送って、光の溶けた空を見上げる。横たわる雲は厚く、月も星も見えない。けれども彼らの魂は、死神の導きによって、ちゃんと死出の門へたどり着ける。 ) そう、これが、わたしの――仕事。 [Thu 18 Jan 2007 23:29:07]
ルーア・リシア > ( それから少女は、鳥かごにおでこをくっつけて、目を閉じた。死者の旅路を祈り、彼らの想いを、空へと解き放つように、願う。すると鳥かごの中で光が生まれ、それらはきらめく帯を残し、空へと舞い上がる。少女の周りを2〜3度飛び交うと、そのまま光の粒になって、風に溶けていった。 ) いってらっしゃい――そしてまた、いつか―― [Thu 18 Jan 2007 23:12:51]
ルーア・リシア > ( 鳥かごのなかの霊魂たちは、とても穏やかだった。この鳥かごは、中に入った魂に、かりそめの楽園を見せる。そこであらぶる心を落ち着け、期限が訪れるまで、死出の旅路へ向けて心の準備を進める。ルーア・リシアは一度鳥かごを撫でると、それを目の高さまで持ち上げてかざした。 ) [Thu 18 Jan 2007 22:32:10]
ルーア・リシア > ( 冷たい風にあおられながら、少女はじっとたたずむ。静かに籠の中の霊魂を見下ろし、そしてつぶやいた。 ) そろそろ、時間――今から貴方たちを、死出の門へ、おくる―― [Thu 18 Jan 2007 22:22:59]
ルーア・リシア > ( だれもいない夜の墓地――けれど、見える人にはわかるだろう。ここには昼夜を問わず、青白い半透明の住人たちが住んでいることを。そしていま、墓地の片隅で、黄色いツインテールの少女が鳥かごを抱くようにして立っている。籠の中には、何も入っていない――霊が見えない者には、そうみえるだろう。 ) [Thu 18 Jan 2007 22:12:55]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(魂送り――)』 [Thu 18 Jan 2007 22:10:11]
お知らせ > 五郎丸さんが帰りました。 『戻ったら令嬢に祈りの一つでも捧げようか、そう思いながら巡回を続ける 』 [Thu 18 Jan 2007 21:20:25]
五郎丸 > ( 何事も無ければ明日葬儀で令嬢は土へと還るのだろう。 未だ人として死ねる事を親は願ったのか―――何れにしろ遣り切れない話。 気が付けば眉間に皺が寄り、己が険しい貌をしているのが解る。 再度の溜息を吐けば眉間を指で揉みほぐす。 どうにも被らせてしまう、世話になっているあの朱鷺ノ京の一家と。 ) 私情を挟むなどと未だ未熟。 ( 気を取り直し墓地の奧へと脚を向け。 ) [Thu 18 Jan 2007 21:18:41]
五郎丸 > ( 流行病と思えば、腑に落ちぬ点も幾分かは氷解する。 止ん事無き貴族は御令嬢からの感染を恐れ、また病気自体が恥であると人目を忍びこんな小屋へと押し遣ったのであろう。 とすると、壁に立て掛けられた数々の品は治療と予防を兼ね備えた道具だと解る。 其処に恐怖も憤りも無い、ただ哀れに思うだけだ親も子も。 ) 不憫な話で御座いますが致し方ありませぬ。 ( しっかりと小屋に鍵を掛け、十字架が吊り下がっているかを確認する。 死体の警護だけでなく、葬儀の執り行われる墓地も見て欲しいと頼まれた。 勿論、正式な墓守がいるのだから個人的なお願いという事になるのだろうが。 外は風が肌が切れんばかりの寒さを感じる。 月は雲に隠れたせいか酷く足元が覚束無い、小屋にあったカンテラを掲げるも煤で薄汚れた光は一寸先ほどしか照らせない。 ) [Thu 18 Jan 2007 21:04:56]
五郎丸 > ( 朱鷺ノ京には吸血鬼なる概念が無い。 確かに人間の生き血を啜る妖怪もいるには居るが…吸血鬼なるモノとは程遠い。 ヴェイトス市に出る吸血鬼は生き血を啜り、人を同じ鬼へと転じさせてしまうらしい。 随分と自分の知っている鬼とはかけ離れた存在であるようだ。 ) …時間となりましたか。 ( であるからして、侍には吸血鬼は流行病の患者程度にしかどうしても思えない。 壁に立て掛けてあった弓を背負う、窓から見える月を見上げればそろそろ墓地の見回りの時間である。 ) [Thu 18 Jan 2007 20:53:24]
お知らせ > 五郎丸さんが来ました。 『椅子からズリ落ちそうになったらしい。』 [Thu 18 Jan 2007 20:45:00]
五郎丸 > ( 依頼主の代理、と名乗る男は侍にこう告げた ” 依頼の間何が起こっても他言無用 ” 依頼主との信頼に応えるべく胸を張り約束したのだが。 ) 矢張り、吸血鬼なる事件の被害者で御座ろうか。 ( 其れならば納得がいく。自分は朱鷺ノ京の人間でアマウラの出である。 迷信を信じる信じない以前に吸血鬼だと云われてもイマイチ納得がいかないのだ。 いや、収まりがつかないとも言っても良い。 ) [Thu 18 Jan 2007 20:36:28]
五郎丸 > ( 応じた依頼に疑問は無い。 ただ、与えられた仕事を忠実にこなすだけである―――だけな筈であるが。幾ら世間を知らずとも貴族の令嬢なる程の娘が……掘っ建て小屋で葬儀を待つと言うのは些か首を捻りたくなる。 ) して、此は矢張り………。 ( 壁に掛けられた絵画、扉には十字が打ち付けられて窓硝子には大蒜がぶら下がっている。 他にも馬蹄やら何やら、机の上には真新しい聖典までもが置いてある。 朽ちていくだけの掘っ建て小屋の中で其れ等だけが全て真新しく景色から”浮いて”しまっている。 ) [Thu 18 Jan 2007 20:30:56]
五郎丸 > ( 暖炉に火は焚いていない、それも依頼主との約束事の一つであった。 何せ同席しているのが死体とくれば此は仕方のない話。 室内はひんやりとした空気が漂う。 布を掛けられているが、あの暗がりには紛れもなく死体が置かれているのだ。 意識の外に追いやろうとすればする程のあの暗がりが大きくなっていく。 ) ……。 ( とあるホワイティアの止ん事無き御令嬢の死体の警護、それが今回の依頼の内容。 丁度懐具合も冬の厳しさと同じ位に木枯らしが吹いていたモノだから素直に首を縦に振ってしまったのだが。 何故か指定された場所は墓地の一角にある小さな掘っ建て小屋。 ) [Thu 18 Jan 2007 20:23:10]
五郎丸 >  ( そんな謳い文句で紹介された此度の依頼。 ) ……ハァ。 ( 此処は墓地の一角にある小さな掘っ建て小屋。 頼りない灯りが隙間風に揺れ、壁に映る影法師がゆらゆらと水の中を彷徨っているかのよう。 部屋には小さな暖炉が一つと粗末な机と椅子。 侍は今日何度目か数えたくなる溜息を吐いた。 ) [Thu 18 Jan 2007 20:18:52]
お知らせ > 五郎丸さんが入室されました。 『 侍にうってつけの仕事。 』 [Thu 18 Jan 2007 20:10:23]
お知らせ > クレェインさんが帰りました。 『・・・・何年掛かっても、成れないものと諦めたら、終わりなんだよな (独白のように呟いた)』 [Mon 15 Jan 2007 23:40:11]
クレェイン > ――――。それでも、まだ先を見たいんじゃない? ( プロだから、と満足してしまってはそれ以上の技術の向上も望まれない。と彼は考える。人はどこまで貪欲でなければならない。この少女の場合、当てはまらないのかもしれないが ) ――――そうだね ( ふっ、と吐いた息は白く、 ) [Mon 15 Jan 2007 23:39:21]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(そうして、夜は更けてゆく)』 [Mon 15 Jan 2007 23:36:53]
ルーア・リシア > 残念、これでももうプロよ――だから一人で墓守を任されている。 ( クレェインの言葉には、同じように返して――けれど今度は、僅かに口元に笑みを浮かべて。 ) 成れるなら、本当になりたいのなら、何年かかってもかまわない――違う? ( スコップの手を止めて、たずねる。炎に照らされて、黄色いツインテールが揺れた。 ) [Mon 15 Jan 2007 23:36:41]
クレェイン > 残念。最初に載ってる ( 一ページ目の最初の最初。騎士のなんたる、ということである ) ―――――ん。ありがとう ( そう小さく言って、青年は尻を石から浮かせよう ) はははは。何年後の話だろうね ( 困った笑みを浮かべるように、眉尻の下がった顔は少しだけ苦笑いを含む ) まあ、俺が立派な騎士になれるなら。ルーアは立派な死神になれると思うよ ( 小さく笑う ) [Mon 15 Jan 2007 23:17:12]
ルーア・リシア > 素敵ね、教科書の13ページあたりに乗っていそう。 ( 模範的な返答。 ) ――わかれば、いい。騎士になるなら、手を差し伸べるべき相手と状況を、見極めれるようにならないと――だめ。 ( 誰もが手伝って欲しいわけじゃない。時には、思いやりが相手を傷つけることも、邪魔になることもあるから。少女はクレェインに、そうしたことを学んで欲しかった。 ) がんばれ――気休めでしかないけれど、諦めなければ、いつかは立派な騎士になれる。 [Mon 15 Jan 2007 23:08:35]
クレェイン > ―――騎士道を重んじ、弱きものを助け、己の信じる事を成す ( 模範的な回答 ) ――――わかった ( 疲れているなら代わろうと思ったが、『死神として魂を狩る』という仕事以外、『墓守』としての仕事のほうにも譲れないプライドがあるのだと、彼は少女のことを一つ知った気がした ) ―――ごめん。君を侮辱した ( 彼は浮かせかけていた腰を落ち着かせ、その姿を眺めることしかできないのだな、と思う。火の温かみを憶えながらも ) ―――― ( 手伝おうか、という言葉が喉から出かけた。それすらも少女にとって侮辱になるかはわからないけれど。火に油。藪に蛇は避けたかったので彼は黙って、少女の仕事が終わるのを待つことにした ) [Mon 15 Jan 2007 23:01:44]
ルーア・リシア > じゃあきくけれど――あなたが思う立派な騎士とは、なに? ( 淡々とした声音で聞き返す。 ) 必要ない。これは、私の仕事だ―― ( スコップを持つ手を動かしつつ、クレェインを諭すように。 ) あなたは、貴方の仕事を誰かに代わってもらうことがうれしいのか? 同僚ならいざ知れず、職種も違う者に、だ。 [Mon 15 Jan 2007 22:56:09]
クレェイン > なにをって―――立派な騎士になることとか? ( 礼節を重んじる騎士であるにして、それとなく『見習い』である。そこに甘んじるつもりはないし、もしそれを口にしたら彼は怒るだろうか。過程の話をしたところでしょうがないのだけど )  ありがとう ( 彼は小さく礼を言う。少女が先ほどまで座っていた石に腰掛けると、夜風で冷えた石の体温が尻から背筋を這い登るのを感じる ) ルーアはさ、座らないの? ( 座ってから、スコップでゴミをすくってから火に放り込んでいく少女の姿を見て、彼は腰を浮かせかける ) そんなの。俺がやるよ? [Mon 15 Jan 2007 22:50:06]
ルーア・リシア > 何を期待するのやら。 ( 肩をすくめて、息を吐く。相手が帰属だとは知らないが、知ればずいぶん甘やかされて育ったのだと思うだろう。今までの言動を見るに、この男性が立派な騎士に向いているとはどうしても思えない。 ) ――そこ、空いてるからすわって。 ( 先ほどまで、自分が座っていた大きな石を指差す。それから、スコップでゴミをすくい、火にほおりこんで行く。 ) [Mon 15 Jan 2007 22:45:25]
クレェイン > ――――――畏まりました ( 怒らせないようにしよう、なんて心の中で決めますた。 ) ――――ん〜。そればっかりはちゃんと騎士にならないと。これからに期待しておいてよ。 ( それとも、と付け足してから ) そういう風な接し方のほうがルーアはいいかな? ( 教養がある、とは言わないが。これでも見習い騎士。基貴族の次男坊。本物には遠く及ばずとも、マネごとぐらいならできるが。さて ) ――――えと、自然に出たというか。 ( なんだ、と言われて一歩下がられれば、彼は少しだけ困ったような顔をする。なんで己は距離を詰めようとしたのだろうか ) ―――たぶん。寒いからだと思う。火にあたってもいいかな? ( そう、結論付けた。自分でも解らないものを他人にどうこう説明できるとは思えなかったからだ ) [Mon 15 Jan 2007 22:33:18]
ルーア・リシア > えぇ、こっちの世界で、力もだいぶつけた。振り回すくらいなら、もんだいない。 ( 人差し指を鼻先に突きつけられても、微動だにしない。相変わらず、変化の少ない表情で言葉を返す。 ) ――やっぱり、未満が見習いに、なっただけ――精神が、まったく成長していない。騎士の道は、精神を磨く道、でもあると――知らないと。 ( 呆れるというかなんかかわいそうな者でもみるような目で。 ) ――なんだ。 ( 一歩不自然に近づけば、こちらは一歩下がる。 ) [Mon 15 Jan 2007 22:26:31]
クレェイン > ―――――あくまで興味本位で聞くけど、ルーアは使いこなせるの? ( 目を瞬かせる少女。ふふーんと得意げに鼻を鳴らした青年は ) そこ! 見習いはあえて小さな声で言ったんだから取らないの! ( ずぃっ、と大股に一歩踏み出して少女に人差し指を突き出そう。とはいえ『証拠隠滅』という独り言すら聞こえる静かな夜なのだから、聞こえて当然なのだが ) わぁーいルーアがおめでとうって言ってくれたぞー ( 超棒読み )(それから少しだけ一息挟んでから、彼は眉尻の下がった苦笑にも見える顔で ) それでにっこりとか笑ったりしないのかなぁ、ルーアは。まあ、そこがルーアらしいっちゃルーアらしんだけどね ( そういえば少女の方へと歩み寄ろうと一歩踏み出すだろう。まあ、なんとなく ) [Mon 15 Jan 2007 22:18:00]
ルーア・リシア > 実体化させれば、肉を切り裂く武器にもなる。もっとも、重くて現世で使いこなせる死神は少ないけど。 ( そうして、何を見せてくれるのかと、目を瞬かせながら。 ) ――見習い。 ( 騎士勲章ではなく、見習いの部分に注目した。そして、ぽんぽんと両手を叩いて軽い拍手を送る。 ) おめでとう、見習い騎士クレェイン。 [Mon 15 Jan 2007 22:12:49]
クレェイン > ―――――つまり、生きている人間は殺せないと? ( そろぉりとノーのポーズを解いて、少女が息を吐くと同時に息を吐いた。此方は安堵のため息だが ) ん〜。こう、あれだ。見せたいものがあってね ( ごそごそとコートの懐を探る仕草の後、青年は一枚の証明章を突き出すだろう ) じゃーん! 見習い騎士章 ( 自慢げに鼻から息を吐いてどうだ、と言わんばかりに胸を張る ) [Mon 15 Jan 2007 22:07:11]
ルーア・リシア > ――これは死神の武器。死者の魂を刈り取る刃。 ( とりあえず必至にノーのポーズを取るクレェインを、じーっと半眼で見つめて……しばらくしてから、息を吐いて鎌の実体化をといた。 ) ――それで? 人を暇人呼ばわりするあなたは、こんなところで何をしている? [Mon 15 Jan 2007 22:03:00]
クレェイン > ――――――相変わらず色々と嘘っぽいことするよね。ルーアって。どこから出したのさ、その大鎌。 それと不穏な発言は控えようね!!? ( 静かに立ち上がり鎌を構える姿を見れば両手を突き出してクロス! ノーのポーズ ) ・・・・・・・・・・おーけーおーけー俺はなにも聞かなかった聞かなかったし燃えカスがちらりと目に入ったとか『なにが』は知らないけど『ばれたら』大変だと言うのも知らないちなみに立ち聞きじゃありません聞こえただけです後半だけ!語尾だけ!それでいいなっ!? ( 青年は恐らく汚水よりも濃い脂汗を掻きながら物凄く長い口上を息継ぎなしで言った! ) [Mon 15 Jan 2007 21:55:11]
ルーア・リシア > ( 聞こえてきた声に、ぴくっと体が動いた。ゆっくり振り向くと、暗がりからクレェインが現れる。 ) ――証拠は、隠滅。 ( すっく、と立ち上がり、おもむろに両手に大鎌を実体化させる。 ) こんばんは、クレェイン。――あいにく仕事中。墓地で拾い集めたゴミを燃やしている。 ( じりじりと間合いをつめながら、淡々と言葉を紡ぐ。 ) [Mon 15 Jan 2007 21:48:36]
クレェイン > なんか物凄く犯罪の匂いがしそうな言葉の列が聞こえた気がするんだけど? ( 貴女から数歩離れた場所。そこに一人の青年が立っている。ランタンの明かりを弱めているのはたった今『証拠隠滅』の道具として使われただろう焔の明かりがあるからだろう ) ――っと、こんばんわ。ルーア。相変わらず暇そうだね? ( ゆらり、と遅れて手をあげて挨拶 ) [Mon 15 Jan 2007 21:45:28]
お知らせ > さんが来ました。 『なにが? ( それは貴女から少し離れたところから )』 [Mon 15 Jan 2007 21:43:05]
ルーア・リシア > ( 俗世に毒されているな、と自分でも思う。以前ならカタチだけであっても、人間の娯楽に手を出そうなどとは考えもしなかった。もう、自分で思っている以上に、己は中立ではないのかもしれない。ある程度火の勢いが弱まってくると、ゴミを入れた麻生袋をひっくり返し、スコップですくって炎の中にほうり込む。 ) [Mon 15 Jan 2007 21:41:20]
ルーア・リシア > ( こうして火の番をする傍ら、冷えた体を温めてもいる。その手には、締め切りギリギリになって買った馬券があった。1万エン分なくなったが、もともと興味本位で買ったもの。当たっても外れても、それ以上の感慨もなく。 ) ――同僚や、上司にばれたら――たいへん、だ。 ( 日本の指で挟んだ馬券を、ピッとはじいて炎の中に入れる。馬券はあっという間に黒く燃えて、灰になって空に上っていった。 ) ――よし、証拠隠滅。 ( 変化の少ない表情で、それを見上げてつぶやいた。 ) [Mon 15 Jan 2007 21:31:13]
ルーア・リシア > ( 手ごろな大きさの石を椅子代わりにして、墓守の娘は淡白な声音でつぶやいた。夜の墓地。その広大な敷地の一角に、ゴミを焼却する擂り鉢状の場所がある。ここでは、墓地の見回りで拾い集めたゴミを燃やしていた。今も紅い炎が空に向かって燃えている。 ) [Mon 15 Jan 2007 21:24:56]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『はずれた――か』 [Mon 15 Jan 2007 21:21:13]
お知らせ > 夢霧さんが帰りました。 『(さて…どこに行こうか?思案を始めて)』 [Sat 13 Jan 2007 21:38:25]
夢霧 > …そういえば肉体を持ったのは最近だったね。(それなら知らないかと納得して)嬉しかった、か…。(その言葉が少し嬉しかったのか小さく笑んでその場を去って) [Sat 13 Jan 2007 21:38:00]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(そんな夜の墓地の一コマ)』 [Sat 13 Jan 2007 21:35:55]
ルーア・リシア > ――そう、なのか――私には、よくわからない。家族、という者を、知らないから。 ( 知識で知っていても、己が持たない者は、よくわからない。息を吐いて、うなずいた。 ) えぇ、こちらこそ。話せて嬉しかった――またね、夢霧。 ( 小さく手を振ると、踵を返し、またカンテラをかざして歩き出す。 ) [Sat 13 Jan 2007 21:35:36]
夢霧 > わがまま言っちゃうと全員で行きたいかな。「家族」ってそういうものだと思うんだよね。(暫く沈黙して)でもまあ、現実には厳しいから、一人ずつにするよ。(提案に頷いて)ん…付き合ってくれてありがと。(小さくお礼をいって) [Sat 13 Jan 2007 21:33:46]
ルーア・リシア > いっしょに住んでいて仲がいいのなら、そう呼んでもいいと、思う。――一度に全員は無理でも、一人ずつ、時間の合うときに連れて行ってあげるだけでも、いいんじゃないの? ( そんなふうに提案して。 ) それじゃあ、私――そろそろ仕事に戻らないと。 [Sat 13 Jan 2007 21:30:28]
夢霧 > 成る程ね…良く分からないけど。(とりあえずそう返して)それでもいいか。けど家族と言っても本当の家族じゃなくて僕が家にいる人たちを勝手に家族と思っているだけだからね…(全員は来れないかも…と残念そうに呟いて) [Sat 13 Jan 2007 21:25:14]
ルーア・リシア > 自分のペースで、仕事が出来る。それに――ここは生と死が交わる場所。その両方を見つめることが出来る。 ( 退屈しないことが、この娘にとっては何よりの報酬なのである。仕事疲れを癒す風呂もあるし。 ) ヴェイトスには、観光に適した場所が多いと、聞く。そういうのをみて回るのも、いいと思う。 [Sat 13 Jan 2007 21:17:52]
夢霧 > 気に入っているんだ。どの辺が気に入ったの?(前に仕事のないよう聞く限りじゃ気に入る要素はなさそうと思っていたので気になって)特技と趣味を組み合わせた仕事、かな。旅行か…そういえば一度もしたこないね。(家出してここに来てそれっきりまったくここから出ていない事を思い出して) [Sat 13 Jan 2007 21:10:24]
ルーア・リシア > 別に気にしてない。仕事はやりがいもあるし、気に入っている。 ( 夢霧の話に耳を傾けて、相槌をうつ。 ) 占い――か。家族がいるのなら、余暇を使っていっしょにどこかに出かけるとか、そういうのでも、いいと思う。 [Sat 13 Jan 2007 21:03:11]
夢霧 > それはお気の毒だね。(嘘だと分かるはずも無くそう返して)そのアイデアはいいかもしれないね…けど何やろう?(困ったように首をかしげて)陰陽師…金持ちとかに占いしてる。的中率はどうなのかは知らない。(結果なんてどうでもいいらしく)家族は…(聞かれれば口ごもって)いる、かな。一応。(そう答えて) [Sat 13 Jan 2007 20:59:02]
ルーア・リシア > もてあますほど暇があるなら、趣味を作ればいい。私は――自由に使える時間のほうが少ないから。 ( ここだけ、嘘をついた。 ) そういえば、夢霧はどんな仕事をしているの? ――家族、とか、いる――? [Sat 13 Jan 2007 20:52:18]
夢霧 > まあ、騒がしかったらそれはそれで嫌だけどね。(辺りを見回して小さく笑って)相変わらず大変そうなことで―僕のほうは普通かな、いつものように仕事して帰って暇を持て余す…そんな感じ。(少しつまらなさそうに話して) [Sat 13 Jan 2007 20:48:01]
ルーア・リシア > そう――といっても、こっちは相変わらず、静かなものよ。 ( カンテラを掲げる腕を下げて、静かに答える。 ) たまに不死者がでてくるけど――問題なく対処できる規模だから。――あなたのほうは? [Sat 13 Jan 2007 20:45:01]
夢霧 > こんばんは。(挨拶を返して)なんというか暇潰しに来たというかおしゃべりに来たというか…そんな感じ。(しばらく考えればそう答えて) [Sat 13 Jan 2007 20:39:56]
ルーア・リシア > ( 黄色いマフラーを巻きなおし、吹き付ける風に身を縮める。 ) ――夢霧? ( ふと、知り合いの声が聞こえた気がして――あたりを見渡した。そして、それらしき人影を見つけると、歩み寄り。 ) こんばんは――また、お散歩? ( いつもの淡々とした声音。 ) [Sat 13 Jan 2007 20:38:08]
夢霧 > (墓地へとやってくれば目的の人物はいないかどうか確認、カンテラの光を見つければ其方へと向かって歩き出して)…ルーア、いる?(呼びかけてみて) [Sat 13 Jan 2007 20:35:49]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 [Sat 13 Jan 2007 20:35:34]
お知らせ > 夢霧さんが来ました。 『(暇潰し)』 [Sat 13 Jan 2007 20:33:19]
ルーア・リシア > ( いつものように面白みのない顔で、平然としていればいいのだ。いまルーア・リシアが怖いと感じること。それは、自分のもうひとつの浅ましい姿を他人に知られることだった。黄色いツインテールを揺らして、カンテラを片手に墓地を歩く。 ) [Sat 13 Jan 2007 20:31:00]
ルーア・リシア > ( それは何も変わることはない。いつもの時間に自宅を出て、墓地を見回り、その途中途中で壊れた墓標を修復し、野ざらしになった死体を埋める。そう、何も変わらない――体の疼きさえ収まれば、こんなふうに何事もなく仕事が出来る。 ) [Sat 13 Jan 2007 20:22:07]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(いつもどおりの、仕事。)』 [Sat 13 Jan 2007 20:18:16]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(次なる迷い子は、誰か――)』 [Wed 10 Jan 2007 21:47:00]
ルーア・リシア > ( ヴェイトス市で中立を保つということが、これほどむずかしいと感じるのは、己が死神として未熟なのか、それとも――答えを出すまでもなく、首を横に振った。ひとつの事件の終わりは、次なる騒動の始まり。ステアが街を去っても、またすぐに次の事件が起こるだろう。墓標の数は、そのときまた増える。再びゆっくりと歩き始める少女は、吹き付ける風に首を縮めた。 ) [Wed 10 Jan 2007 21:46:37]
ルーア・リシア > ( 迷って、悩んで、苦しんで、時に道を見失い、自棄になり、他者へとその感情をぶつける。ヴェイトス市を騒がせたステアという吸血鬼も、そんな迷い子の一人なのかもしれない。 ) 私は――私も、迷っている、のか――? ( ふと足を止めて、カンテラの明かりを下げる。誰に問うわけでもなく、少女は自問した。 ) [Wed 10 Jan 2007 21:38:33]
ルーア・リシア > ( 日々繰り返される生と死の営み。その狭間で自らの道に迷う子羊たち。迷っているのは、生者も死者も、同じだろう。 ) この街はめまぐるしく変わりすぎる――人も、物も――社会も、事件も―― ( だから迷いやすいのかもしれない。そんなことを、ふと考えて。 ) [Wed 10 Jan 2007 21:22:49]
ルーア・リシア > ( こうして冷たい風に当たっていると、思い出す。シャリネは、きちんと自分を取り戻せただろうか。ヴェルセリオスは、またそのうちこっちにくるのだろうか。クレェインは――まだ騎士未満を続けているのか、などなど。吐く息は白く、寒さで痛く感じる耳を軽く抑えて、肩をすくめた。 ) [Wed 10 Jan 2007 21:05:23]
ルーア・リシア > ( 吸血鬼事件の影響か、夜に墓参りをしようという者もずいぶん減った。そのぶん、変わり者だとか物好きだとか、そういう類の来訪者が目立つようになったので、彼らに対する警告と対応も増えた。今日も、つい先ほど酔っ払いが自宅と間違えて枯れ木の下で眠りこけていたので、たたき起こして敷地の外まで歩かせた。黄色いツインテールを揺らしながら、ルーア・リシアはまた見回りを続ける。 ) [Wed 10 Jan 2007 20:52:16]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(今宵も冷たい風が吹く)』 [Wed 10 Jan 2007 20:44:26]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(まとう肉は違えど、魂の本質は同じ。誰であっても、そうだ――)』 [Sun 7 Jan 2007 22:32:12]
ルーア・リシア > ( こんな寒い日には、不死者も温かい土の下で眠ってくれれば幸いだが――実際には、彼らは寒さを感じない。元はルーアも同じ霊体なのだが、宿る肉体が死んだものか、生きたものかの違い――であろう。また息を吐き、肩をすくめた。 ) そう、言ってしまえば、それだけの違い――行くか。 ( 一度目を閉じてから、また歩き出す。 ) [Sun 7 Jan 2007 22:31:32]
ルーア・リシア > ( 黄色いツインテールを風になびかせて、一歩一歩、踏み締めるように歩を進める。今日は珍しく、そこらに捨てられた死体をまだ見ていない。もっとも、壊れた墓の修復は、一向にはかどっていなかった。 ) [Sun 7 Jan 2007 22:22:51]
ルーア・リシア > ( 首を縮めて、少しでも服の隙間から入ってくる風をしのごうとする。格好の悪いことだが、背筋も曲がってしまって、情けない。 ) ――はぁ。 ( 息を吐くと、それが白く変わって、あっという間に風に溶けていく。見上げても月はなく、代わりに分厚い雲が広がるばかりであった。 ) [Sun 7 Jan 2007 22:20:15]
ルーア・リシア > ( 今日は特に風が強かった。マフラーをいつもよりも口に近く巻いて、マスクのようにしっかりと顔の下半分を覆う。手袋越しにもはっきりと伝わる強い寒波は、指先が冷えて痛く感じるほどだ。カンテラを片手に、鈴を鳴らしながら、墓守は墓地を歩く。 ) [Sun 7 Jan 2007 22:17:54]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(今日も今日とて、鈴を鳴らしながらのみまわり)』 [Sun 7 Jan 2007 22:16:08]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 ( 死神は、一人と一匹をつれてゆく。 ) 』 [Sun 7 Jan 2007 04:11:03]
トート > ( 猫の魂を連れて、呼びかけは墓石の主。 ――猫の飼い主に ) [Sun 7 Jan 2007 04:10:20]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『 ( 受肉を解いた姿に驚いた猫に引っかかれたのかもしれない。 ) 』 [Sun 7 Jan 2007 04:08:27]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 …さ、いきましょう。( 猫の魂を連れて ) 』 [Sun 7 Jan 2007 04:06:43]
トート > ( けれど猫がその意を解すはずもなく。なーぅと、鳴いてみせるだけ。猫が首を傾げれば、その首の鈴がころりと冷えた空気を助長する涼やかさで ) ―― Hey diddle diddle, The cat and the fiddle, The cow jumped over the moon; The little dog laughed, To see such sport, And dish ran away with the spoon...  ( そンな、ありえないことばかりのナンセンスな歌。 ) ( 口ずさみながら、屈んで猫を抱き上げようと。無論、唄ってみたところで猫が解るとは思わないけれど ) [Sun 7 Jan 2007 04:03:30]
トート > ( 新しく掘り返された地面には、猫の骨が埋められているのだろう。墓石の主である飼い主と共。 ) …誰かを呼ぶことはできても、さすがにヴァイオリンは弾けませんか。 ( The cat and the fiddle, ) ( 霊体の猫に、思わずぽつりとそんな言。 ) [Sun 7 Jan 2007 03:54:48]
トート > …まぁ、お助けマンばかりでは私がだらけてしまいますからね、 ( ある意味釣り合いはとれているのだろうか。人の世にしてみれば多分に迷惑であろうが ) ( なぁう。 猫の声が足元から。 声に誘われて、死神は視線を落とす。 ) 良かったですね。お優しい人…、いえ、物…? …チェスト? に、見つけていただいて。 [Sun 7 Jan 2007 03:45:49]
トート > ( 顔を上げれば此処に墓があるのだと示す十字の墓石。屈んだ姿勢のまま、向かい合って目を細めた ) … ( けれど、掘り返された地面の範囲は人間一人分には足らない。子どもだとしても、尚足りない。 ) この街はひとだけでなくモノもお優しいみたいですね。 もちろん、逆に私たちの仕事を増やしてくれるような方もいるようですけれど。 ( 指先から土を払えば立ち上がり、ひょぃ、と肩をすくめようか。 ) [Sun 7 Jan 2007 03:38:19]
トート > ( 視線の先には新しく掘り返されたばかりとわかる地面。 ) 随分と、また…… ( 思わず、屈んで指先で触れる。掘り返された事で、まだ幾分柔らかな土の感触 ) … 珍しい事。 [Sun 7 Jan 2007 03:30:52]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 ――― おやおや。 』 [Sun 7 Jan 2007 03:25:19]
お知らせ > ヴィーダァ@警邏さんが帰りました。 『(ダイアが消える前に踵を返して、別な区画へ。)』 [Sun 7 Jan 2007 00:58:11]
ヴィーダァ@警邏 > (何もないような空間を睨みつけて、それだけで気分が晴れるわけでもない。) ――あたり一面に、これでもばら撒きたい気分だ。 (そう言って、開いた右手で、ポケットから小瓶を取り出す。 そして、半ば衝動的に。それを地面へと投げつけた。 墓と墓の間。枯れた草と、砂利が敷き詰められた場所へと、それは叩きつけられて。パリンと、高い音を立てて、砕け散った。)(暗闇の中、白い小さな粒が、僅かに舞う。月光を浴びたそれは、闇に輝くダイアモンドダスト。) [Sun 7 Jan 2007 00:51:21]
ヴィーダァ@警邏 >  ――…そうか、あのときの。 (幾度と出てきた、今最も恐ろしいとされるヴァンパイアの名。引っかかっていたものが、記憶を引きずり出せばそれなりに鮮明に思い出せる。) ――呑まれたか? 赤い空に。 (気が狂うような空と結びつけたのは、ほんの浅はかな推測。それを支持するつもりもない。 真意などわからぬ。屠殺を繰り返した同属の内など、知りたくもない。) ――気分が悪い。 (苦虫を潰したような顔を少し伏せて。 帽子の陰から覗く目は、細く中空を睨んでいた。) [Sun 7 Jan 2007 00:43:31]
ヴィーダァ@警邏 >  ――これで、終わりというわけにはいかんだろう? (語りかけるような口調になったのはなぜか。 視線は、朽ち気味の墓標へと向けられていた。)(一つ、巨大な力を示したものが居なくなったのだ。次に、何が出てくるか、わかったものでない。) ――しかし、何か。 『ステア』 (その名前に、聞き覚えがあった。こうも騒ぎが起きる前のことではなかったか…。 気がかりなことを思い起こすために、一度立ち止まり)【判定】 [Sun 7 Jan 2007 00:31:53]
ヴィーダァ@警邏 >  ――ああ、せめて、妙なノイズが混じらぬことを。 (昨夜は大丈夫だった。ここしばらくは落ち着いているようだった。だが明日は、いや、今この瞬間より先がわからない。 戦いが起きたときに、いらぬ幻影が見えては分が悪い。 ノイズの切欠が何か。それは探ろうにも探れぬもの。) ――集中、せんとな。 (雑念が多すぎる。そう戒めても、次から次へと浮かぶものは仕方がない。 終いには、いつからこうも移り気になったのか、などとの疑問まで浮かんでくる。)(軽く頭を振って、余計な考えを振り落とそうと。今いる場所を、確かめるように見回して、止まるほどに遅くなっていた足を元の速度に戻し、十字以外の墓標も増えてきた区画へと足を踏み入れていく。) [Sun 7 Jan 2007 00:21:31]
ヴィーダァ@警邏 > (昨夜の件を報告しておこうと立ち寄った先は、以前に輪をかけ慌しかった。 何があったのか、飛び交う言葉からもぼろぼろ零れてくる。『吸血鬼』『ステア』『海』『逃げた』)(ためしに一人捕まえて事情を聞けば案の定。それを聞いて、早々に、報告など後回しに踵を返した。)(ここまで足早に、ざわつく人だかりを横目に、道を進んだ。たまに見かけたざわめきは、件のことが、いくらか街の人間に広がっているからだろうか。) ――うかうかしては居られない。 (出来ることなら、依頼を早く済ませて、何処かへ紛れ込みたいものだ。 十字の並ぶ、柵の内側。冷たい空気と、澄んだ空。しんと静まった空気の中に、男の足音と、匣のゆれる音が小さく響く。 ナイフは胸に。小瓶は脇のポケットに。) [Sun 7 Jan 2007 00:09:49]
お知らせ > ヴィーダァ@警邏さんが来ました。 『(『ステア』が逃げた。)』 [Sat 6 Jan 2007 23:52:14]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(炎が治まったら、改めて死体を埋めなおそう。)』 [Thu 4 Jan 2007 22:54:40]
ルーア・リシア > ( 炎は穢れた体を焦がし、その魂を焼き清めてゆく。ルーア・リシアは鉄の鳥かごを出すと、それを穴に向けてかざした。 ) ――死者の魂よ。この中で、一時の安息に抱かれ漂え―― ( 燃える死体の中から、魂が飛び出して、かごの中に吸い込まれていく。ひと段落すると、ルーア・リシアはほぅ、と息を吐いた。 ) [Thu 4 Jan 2007 22:53:57]
ルーア・リシア > ( スコップの先端が、ゾンビの頭を砕く。腐ったからだが砕け散る様を、静かに見つめて――けれど、まだ不死者の動きは止まらない。 ) ――炎にて、清める―― ( 足首に絡み付いていた腕の残骸をはずすと、まだ悶え動くゾンビを残し、穴から出た。ランタンを手に取ると、なかの蝋燭を取り出し、その炎を穴へと放り込む。 ) [Thu 4 Jan 2007 22:50:57]
ルーア・リシア > ( 腐りきった腕は、垂直に振り下ろしたスコップに切断されて、力を失った。同時に、土の中からゾンビが雄たけびとともに顔を出す。むき出しになった目玉は、片方が無残に崩れ落ちていた。 ) ――まったく――仕事が、増えた。 ( それ以上の感慨も感想もなく、少女は不死者を見下ろし、淡々とつぶやいた。穴の中で死神の鎌を振り回すことも出来ないので、代わりに手にしたスコップを、再度ゾンビの頭めがけて振り下ろす。 ) 少し崩すけど――ごめんなさい。 [Thu 4 Jan 2007 22:32:38]
ルーア・リシア > ( ある程度深く掘れたところで、そろそろ死体を埋めにかかろうかというときだった――突然地の中から腐った腕が飛び出し、ルーア・リシアの足首を掴んだ。 ) ――ッ! ( 眉を寄せて、足を引こうとするが、掴まれた足首から指を解けない。とっさに持っていたスコップを振り上げると、掴んでいる腕めがけて思い切り振り下ろした。 ) [Thu 4 Jan 2007 22:25:12]
ルーア・リシア > ( 死体が雨で野ざらしにならないように、できるだけ深く、穴を掘る。掘って、掘って、また掘って。その繰り返し。周りでは、今日も墓地の住人たちが、青白い顔で少女の仕事を見つめている。 ) ――静かなのは、いいこと。 ( 小さく息を吐き、土を穴の外に出す。 ) [Thu 4 Jan 2007 22:03:20]
ルーア・リシア > ( 今宵も墓地の片隅に捨てられた死体を見つけて、埋める場所まで運んできた。荷車をそばに止めると、スコップを取り出して土に穴を彫り始めた。スコップの先端を地面に突き刺し、土をすくって外に出す。 ) [Thu 4 Jan 2007 21:46:20]
ルーア・リシア > ( 静寂が広がる墓地に、透き通った鈴の音がこだまする。カンテラを片手に、黄色いツインテールを揺らしながら、少女は歩く。黒いローブをまとい、マフラーを巻いて、静かに見回りをする。 ) [Thu 4 Jan 2007 21:26:33]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(チリ――ィン。チリリィ――ン――)』 [Thu 4 Jan 2007 21:23:39]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 79:死神の話 』 [Wed 3 Jan 2007 05:48:21]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『( 貴女の姿を見送れば受肉を解き、どこぞへと漂う。 )』 [Wed 3 Jan 2007 05:41:36]
トート > じゃぁ、次にもしまた此方の姿でお会いしたら今度はもっと具体的に説明するところから。 ( イキナリは駄目だというから。 ちなみに己は本当にこれ以上成長しないので、いつか貴女に追い抜かれる日が…、 …来るといいですねとか。 ) 上司はともかく、お金とか奴隷とかはナマなひとたちがつくりだしましたから生っぽいのは仕方ありません。本当は余りそういうのに関わらないんですよ、私は。 ( 他の方は知りませんけれど、と肩を竦めて。現世に属している者たちは普通にヒトに混じって生活しているので己よりもっと生活感溢れているだろう。 ) ( バッグは己の名前の後です。貴女の名前にはハウスとかつけるべきでしたか。…。 ) はい、お気をつけて。 ―― 此処は墓守の方に注意されたり、それこそゾンビや吸血鬼が出るかもしれませんから… 気をつけてくださいね、私でしたら川辺なんかにも良くいます。 ( 最近は割りとどこにでも見回る。もしまたお会いする機会があればその時はと、会釈を返し。 死神代行、気が向いた時でも本当にしてくれたらラクで助かりますとか駄目っぽい死神は言うだろう。 ) [Wed 3 Jan 2007 05:40:33]
寒河江未希 > じわじわ予告されてもやっぱ怖いものは怖いんだけど。 いきなり顔出すの勘弁―――。 ( 緊張感の無い話だが、そりゃぁある日いきなりフランクな死神と出会ってする会話なんて、正解どうだっていうんだ。こんなもん。 そして普通に存在する人間的且つ小癪な体を確認して一安心するやら複雑な気持ちになるやら。 これから成長するんだよと言い続けてかれこれ1年。 mm単位の変化も現れないが。 ) ふぅん…上司とかお金とか奴隷とか半端に生々しいなぁ。 ( 生活感溢れる世界だ。案外。 ) まぁ今まででまだマシな方だから良いけど…バッグは兎も角。 ま、私もそろそろ行く。 帰んないと。 明るくなってから寝るの嫌だし―――――気が向いたらこの辺ウロウロするかも。しないかも。 生きてても死んでてもその時はよろしく、かな。 ( もたれかかっていた墓石から身体を起こし、そんな別れ際。 死神代行ね、なんて軽い予感を飲み込みつつ軽く手を振って、反対方向へ。 ) [Wed 3 Jan 2007 05:27:49]
トート > はい、イキナリは強引だと思うので優しく段階を踏みますからご安心を。 ( 何の話。 ) とはいえ、踏める段階はないので骸骨でお会いする事があったら骸骨ですが。 ( 受肉か骸骨かの二択。後者は泣きます子ども。ホントに近寄ってくれません。…。 ) 一応人間ぽくしてあるつもりです。 ( つねられるかと、少し覚悟して構えたけれど実際触れる手は優しいもの。どこを触られても今は特に気にするでもなく。胸?普通ですよ普通。大きくする必要も小さくする必要もないし、平均的なホワイティア16歳の体つき。つまり貴女より、 …。  …発育不審も可愛らしくてよろしいと。 ) 私が欲しているわけではありません。うるさい上司に与えられた仕事を完遂するためです。とはいえ悪いようにするつもりはありませんのでご安心を。 ( 実は迷子の死神が一人、とっつかまって奴隷になっているんですとか、ちょっと流石に言えなかった。…。 ) …ちゃん付けで固定されるとか思ったら甘いですから。 ( ぼそり。 ) 後ろにバッグ、ってつけても良いですよ。 ( 己の名前。 ) ちょっと戻るのは遠いですけれどね。霊体の姿でなら何日かふらふらしてます。 ( 小まめに報告とか魂の受け渡しに行くのとかメンドイですからとか。 ) ご招待するのは残念ながら一度きりですよ。 ( 貴女の視線をふと追いかけて。 死神は目を細める。 ) ( 掘り返した土を墓穴に入れて、シャベルの背でぺしぺしと土を固めた。一応墓とわかるよう、それっぽく大き目の石とか乗せておこうか。 ) さて、そろそろ私は此処から去ります。 ( 帰るとは言わずに。 ) [Wed 3 Jan 2007 05:16:34]
寒河江未希 > いやほら、さっき言ってたみたいなのあるじゃない。 骸骨顔の――ああいや実際見せてくれなくて結構。 怖いから。 ( 前もって知ってればまぁある程度耐性もつくかもだが、予備知識なしでいきなりだとそりゃぁ子供も泣くわな。 ハロウィンの時の娘を思い出して、ああ、無くわなぁとかしみじみと思った。 ) 殆んど人間なのかね。 まぁその方が都合は良さそうだけど―――どれ。 ( 身を乗り出して手を伸ばし、つねる代わりに真っ黒い服の上からどれどれと触ってみようと。 おっぱいおおいきさ勝負も兼ねて。 顔がヒトっぽい構造なのは見れば分かるし、こぅ。 そんな発育不審の外見年齢14歳。 ) 何の為に。 食費とかかかるよ? 服とか部屋とかもないと簡単に死んじゃうし。 ( あんまりあの制度好きじゃない。 奴隷っていうの。 目を細めてオススメシナイ顔で淡々と、少し声のトーンを落とした。 ) …今度はちゃん付けか――――まぁ…良いけどさ。 ( 安定しないな私の呼び名。未だ「未希」って呼んだヤツは1人だけ。 ) トート。憶え易くて何より…ああ。そんなちょくちょく行き来できるんだ。 そのうち招待して貰いたいね。 ( ああ、そろそろ遅い時間。 とっくに遅いがまぁ、日が昇るのも遠からずだ。 不意に顔を上げて遠くヴェイトス市の地平を見れば、ほんのりと闇の色が薄れ掛けていた。 ) [Wed 3 Jan 2007 04:59:53]
トート > ( お仕事はお仕事です。それなりにきちんとこなすけれど別に魂を狩りまくりたいとか思っていない。あくまでサポートするのが己の仕事。 ) 迫力出したら子ども ( の魂 ) に、泣かれるじゃないですか。 ( というよりは、やる気がないから迫力がないのかもしれない。…。 ) 一応実体ですよ。今は。 なんならつねっていただいても一回だけなら文句は言いません。 ( 掘った穴からよいせ、と出てきながら。シャベルを置いて、中に老女の亡骸をそっと横たえようか。  なるべくなら、貴女の魂を導くのは遠い未来であってほしい。 ) そうですね、嘆く魂が多くて厄介です。 ( へふ、と息をつき ) … ( 少し躊躇いを見せた後 ) 奴隷を買うんですよ。 ( お金の使い道。しれりと。 ) 名前ですか? サガエ… ミキ。 ( 貴女が言い直した事で、丁度良く切れたらしい。 ) ミキちゃんですか、私はトートと呼んでいただければ。 暫くいるというより、ちょこちょこ現世には来ますよ。仕事がありますので。 ( ずっと現世に留まってはいない。疲れるしおなかが減ってもお金がないし。…。 現世に属してないとはそういうこと、二束の草鞋は履きたくありません。 ) [Wed 3 Jan 2007 04:46:05]
寒河江未希 > ( そんなもんでしょ、と気の無い返事をして少しだけ見た「死神」の顔は幾らか安堵しているように見えた。 割と普通だなあ、とかそんな感想。 全然困らない。 こんな具合に普通に世間話する程度には。 ) うん、迫力無いからそういう心配は特に。 ( 微妙に失礼なはなし。 ) そうか、死神が居て幽霊が居て魂なんてものがあって。 そんな感じなのか―――――まぁ、幻覚じゃなくってなにより、か。 ( 個人的な話。 ああ、世界ってそんな感じで出来てるのか、なんて。 死後があるならもう少し真面目に生きなきゃ駄目かなぁなんて。 面倒だけど、それはそれで張り合いもあるか。 ) …なんかちょっと駄目な人みたいな響きだ。 最近あんまり良いバイト無いよ? 殺伐としてるしさ、っていうか何にお金使うのかって聞いて良いのかと。 …いや、それ以前にあれだ。 名前。 珍しいから聞いておいた方が良いかもしれない。 死神。 名前ある? お金が要るって事はさ、暫らく居るんでしょ? 私は寒河江…いや、未希でいいや。また変な区切りされたらたまらん。 [Wed 3 Jan 2007 04:32:42]
トート > ( 憑かれても鎌を振るう力のない己には対処のしようがないので気をつけてくださいとか。 寄ってくる事自体は、ベルのなければ避けられる事の多い己には羨ましい話。 ) ―― そうですか。 ( 現世に属さぬ死神は そうですね、とは言わなかった。けれど声音は幾分ほっとしたような。 死神としては別にどちらでも構わないが、魂が安らかである方がラクだとか。墓石の”主”がこの場にいなければ貴女の行動を咎めることもなく ) えぇ、死神みたいというか死神ですよ。見られたからにゃぁ生かしちゃおけねェ、とか言い出しませんからご安心を。 普段は霊体ですから骸骨ですけれど。 ( そちらでお会いしてもよろしくお願いしますなんて。 今年初めて?だろうか、新たに出来た貴女の知り合いは貴女も言っていた通りシュールかもしれない。 ) …定職につく気はないんですよ。 面倒ですし。 ( 本音。 ) ただ、少し現世の通貨が入用なので。 ( リストラされたわけじゃありませんよとか。 一年の計は元旦―― 一年の初めにあるという。  貴女の今年大丈夫ですかなんて。 ) [Wed 3 Jan 2007 04:21:20]
寒河江未希 > ( 今の所憑り付かれた事は無い、と思う。 実はやたら呼び寄せるのはなんかそういう理由があるとか言われたら真剣に困るが。 ) そんな事ァないと思うけどさ。 何にも無い人生なんてそれこそ不自然だ。 ( この歳まで生きればそれこそ。 肉食文化の人達に火葬はちょっとキツイだろか? ヴェイトス市在住が長いと流石にイエロティアだって由乃屋で牛食べるが。 行儀悪く近くの墓石に肘を着いてそんなどうでもい物思い。 ) っていうか―――――なに、本当に死神みたいな物なわけ? テキトウに言ったんだけど――――あ、はじめて見たかも。 ( いよいよもって私の知り合いバリエーションも凄くなってきた感。 しかしまあ、比較的見た目は馴染んでると思うけど。 ) 見た目はそんなにおかしくないと思うし、探せば仕事はあると思うなぁ。 墓守とか普通にやっても良いし――――正直どの辺まで人間っぽいかじゃない? ( そして死神の就職口相談だ。 なんだろうな、今年は。 ) [Wed 3 Jan 2007 04:09:53]
トート > ( 魂に懐かれて貴女から離れない、というのは困るけれど。死神としては己の仕事を乱されるような事がなければ別に何したって良いと思う。むしろ そういう年頃ですよね、どんどんはっちゃけてください とか真顔で親指立ててゴーサイン。…。 ) はい、スラムの方です。 ( 先程からの言動から、観察力に優れているのかそれともそういう事の見える能力でも持っているのだろうかと頭の片隅、何気ない思考。 答えを出すほどの事でもないと、すぐに思考は別のところに流れるけれど。 ) …どうでしょうね、彼女には本当に”何もなかった”のか。 ( 本当に、本当に。 …ゆっくりと瞬きを一度。 ) なるほど。確かに火葬の方が良いのでしょうね、場所も余りとりませんし。 ( ふむ、なんて。イエロティアとかホワイティアとか関係ない死神は少し感心したように考える。 それでも今、屍の老女を土葬にするのは単に彼女がホワイティアだからであるが。 ) 問題はそれが受け入れられるかどうかですか。 ( カルチャーショックの壁は厚い。 ) いいですね、死神代行。 たまに ( 魂を ) 見かけたときにでもしてくれると私が喜びます。此方の通貨を持ち合わせていないので、残念ながらバイト代は出せませんが―― あ、 と、いうか。 ( 話の途中、ふと何か思い当たったらしく。言葉を切る ) むしろ、私がどうやってお金を稼いだらいいのか教えていただきたいくらいです。 ( 少々事情がありまして、なんて。面倒くさそうな顔して溜息。 ) ―― いつもは、ヒト捜ししてますよ。 ( 嘘では、ない。 ) 私は現世に属してはいませんから。墓守でもありませんし、こういう事は余りしません。 ( 今宵は。なんとなくなんとなく。 キレイ事を言うならば、そのおかげで…老女のめぐり合わせで、貴女と逢えたのだとでも言おうか。しれりと。 ) [Wed 3 Jan 2007 03:57:51]
寒河江未希 > ( 退屈で代わり映えのしない日常が嫌いだ。毎日同じことの繰り返しをしていると感覚が鈍磨しそうで無闇に其処から抜け出したくなる。 それで。幽霊を連れて歩いたり。 怪物を追い出したり。 なんかそういう方向に首を突っ込んで何か期待してるんだろか。 我ながらその辺、よく分からない。 結局そんなに劇的なすごい事なんて無い気も、する。 ) スラムかなんかの人かね。 死ぬ瞬間にさ、まぁ総じて見れば良かったかなって思えればそれが一番だと思うけど。 ( 身なりからして、こんな身内も見送りも無い埋葬のされ方からして苦労して死んだんだろう。 それでも歳を取って死ねただけマシか。 想像できるのはそこまでだ。 流石に超能力者でもなし。 ) 土葬ってのね、やっぱ衛生的じゃないと思うんだけど―――死んだら焼く、っていうのもホワイティアから見たらちょっと凄いか。 ゾンビだ吸血鬼だって騒ぎにならなくて機能的だと思うんだけど。 ( 最近またそんな話になってるって言うし。 そんなドライな話。 実際有害なそういうのが出るっていうのが確認されてるんだから、焼いちゃって良いと思うんだが。 異文化難しいね。 ) バイト代出たし。 話し相手が居て楽だったし。 しょっちゅうはやりたい仕事じゃないけどさ、死神代行? ( どこの児童向け物語だ。 小さな墓石をぺたぺたと軽く叩いて振り返る。 夜中に墓地で穴を掘る黒尽くめの娘。 まじまじと見るとやっぱシュールだ。 ) いつもそんな事してんの? [Wed 3 Jan 2007 03:38:38]
トート > ( そして己もひとでなし。そういうものに惹かれられやすいのだろうか、目の前の彼女は。ともあれ ) 歌の通りの方のようで。 ( ひょぃ、と肩を竦めて見せた。貴女に対して幾分柔らかな死神の態度は、それこそ過去の貴女の行いゆえのこと。仕事を手伝ってくれた者だと、一方的に好印象を持っているせいだろう。 屍は干乾びて表情の判別は難しいだろうが、目を閉じ軽く口を開けている様くらいは窺えるだろう。少なくとも肉体的には苦しんで死んだわけではない様子。 内面は知らねど。 ) 冬場だからこそ、という人もいるでしょうけれど。 ( 静寂を好む人は特に ) …夏場は余りおススメできませんね。 臭いとか。 ( 幽霊が、とかではなく。腐臭。 ) ――― 、 ( 穴を掘る手を止めて、少し目を細めた。視線の先には少女の背しか見えないけれど。 しばし、考えのめぐる胸中。 ) …えぇ、行けましたよ。 その節はどうもありがとうございました。 ( そっと告げる、その言葉を貴女への返答としよう。 ) 穴を掘りながらですみませんが。 ( ざっくざっく。 ) [Wed 3 Jan 2007 03:22:57]
寒河江未希 > ( 「人間以外」特有の匂いというか、眼で見て、ああ、っていうのがある。 最近気づいたのはそれが誰でも見えているってわけでもなく、自分の目が少し変だということ。 どおりで幽霊なんてごろごろ見るわけで、そういうのと関わりあうわけで、人間の知り合いができないわけで。 ああ、ニンジャは居るか。ともあれ。 ) どういう人? っても墓掘ってる人が知ってるわけじゃないか。 ( そりゃ、墓地でもなければ相当怖いだろう。 イキナリ遭遇しちゃったし、返事を返す人(?)の声が思ったより若い女の人で、案外穏やかだったから平気な程度だ。 見る限り、本当にただの死体だろう。 何の気なしに1mくらい離れた所から屍の顔を覗き込む。 穏やかに死ねた人だろうか。 ) 静かな所は好きだけど、寒いね。 冬場来たのは失敗。 ( 白い息を吐いて空を見上げると、生憎の曇天。 街から離れた高い所なら、少しは星だって見れそうなものだけれど。 ) あれかな、死神? この子ちゃんと家族のとこ、行けたのかね。 ( 示された墓石の前に立ち、背を向けたまま黒尽くめの女の人に聞いてみた。 あてずっぽうだ。 夜中にこんな事してるのってその辺なのかね、とか。 死神なんて見た事も無いからよく分からないけど、吸血鬼じゃないのは見て分かった。 アレはもっとこう、硬くて、肉体寄りで、俗っぽい。 ) [Wed 3 Jan 2007 03:08:08]
トート > ( 己も余り言葉の多い方ではないが。けれど死神は、真っ向から じ、と貴女を見つめる。伏し目がちの目を咎めるでもなく。ただただ、貴女の所作を視界におさめようか ) 実際は、彼女の ( 視線で、傍らの亡骸を示した。年ごろの少女がコレを見て悲鳴一つあげないことを内心訝しみながらも ) 家の近くの子どもたちが歌っていたんですよ。 ( 無邪気で残酷な揶揄なのだと返す言葉。 ) なるほど、こういう所はお好きですか? ( ざく、と。また手を動かし始めながら。散歩と応えた貴女に、問いかけは探るというよりはむしろ何気なく。 ) お暇でしたらついでに声をかけてあげると喜ぶかもしれませんよ。 ―― 其処 とか。 ( 如何にも適当に選んだかのように。手を止めて、黒色の少女…死神の指し示すのは 貴女の導いた少女の墓。貴女のおかげで、そこに魂はもういないけれど。 ) [Wed 3 Jan 2007 02:55:12]
寒河江未希 > ( 知らない人と話すのは苦手だ。 でも否応ナシに二人きりの状態で沈黙するのはもっと苦手。 ただそれだけの理由で口を吐いた言葉だった。 途中から利いた素直な感想ではあるけれど。 何となくポケットから手を出して前髪をかき上げ、ゆっくり歩み寄る事にした。 我ながら少し危機感っていうのが麻痺してる感じ。 墓地に死体があるのは兎も角、今話してるのが人間かっていうと、どうだか。 眼は自然と探るように、でも視線を合わせるのはちょっと苦手だから伏し目がちに相手の胸元辺りに。 ) 明るいのかね、それ――――ん…別に。 散歩…かな。 顔見知りが居ないでもないけど、知らない子ばっかだ。 ( ふと墓地を見渡し、アレとアレとあと向こうにもそんな墓があったな、と思い出した。 身内の不幸は無いし、祖母はアマウラ、祖父のお墓もアマウラ。 道端で見かけた幽霊のお墓は知り合いの墓と言っていいの、やら。 御参りしたことは無かったしついでに寄っても良いか。 ) [Wed 3 Jan 2007 02:41:14]
トート > ( 歌は、そこで終わりだった。元から噤んでいた口の代わり、声に反応してぴたりと止まるのはシャベルを握る両手。 声のした方へと顔を上げながら。先程と同じく、濃く大きく吐き出される白い息は疲労の証。 ) … ( しばらく、息を整えるフリをしながら相手を見つめようか。実際、息を整える必要はあったわけだから。 見つめた先の少女は死者ではないようだ。死神は、ほんの少しだけ一方的に相手を知っていた。それはいつだったか、ジャックの代わりに 己の代わりに、貴女が導いてくれた少女の魂を知るゆえ。 ) 明るく解釈すれば世捨て人…仙人のようだとも思えなくありませんけれど。 こんばんは、お嬢さん。こんな時間に…、どなたかのお墓に? ( 御用事ですかと。何気なく ) [Wed 3 Jan 2007 02:24:07]
寒河江未希 > ( 其処に来たのはたまたま。 静かな場所を求めて歩けば決まってこっちの方に足を向ける事になるし、天邪鬼な私の性格は年明けの喧騒から逆行するみたいにしてこんな何も無い所に。 考え事をするのには丁度いい場所だし、1人になるのはいつもの事で――――物音をききつけて先客の姿を確認しに来れば、老婆の亡骸と、その傍らで歌う誰かの姿。 最近じゃこういうシュールな絵面にも随分と馴らされてきた気がする。 良くもも悪くも、だ。 厚手の革コートにマフラー姿で頬を埋めて1人、ポケットに手を突っ込んで思わず感想を述べた。 )  [Wed 3 Jan 2007 02:14:08]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 『 …救いの無い歌だなぁ。 』 [Wed 3 Jan 2007 02:09:47]
トート > ( 吐き出した白は濃く大きく。シャベルを握る手の、少し汗ばむような感覚。普段霊体を取る死神は、余りその不快感に慣れていないせいか眉を寄せて。 眉の寄る、理由はそれだけかどうかはわからねど。 ) …And when she did die (とうとう彼女が死んだ後) ( 歌いながら。視線はちらり、なんの気まぐれか此処まで連れてきた己の傍らの 干からびた老婆の亡骸へと。 向けられ、すぐにシャベルの先、地面へと戻る。 ) She'd nothing to leave ――― (残るものなどありはせぬ)   ( ざく、 り ) [Wed 3 Jan 2007 02:09:01]
トート > ( 口ずさむのは彼女の近所に住んでいた子どもたちの戯れに歌っていたナーサリーライムズ。子どもは無邪気で残酷だ。 ) She'd nothing to eat, (食うものとても何もなく) She'd nothing to wear, (着るものとても何もなく) She'd nothing to lose, (失うものとて何もなく) She'd nothing to fear, (恐れるものとて何もなく) She'd nothing to ask, (欲するものとて何もなく) And nothing to give, (与えるものとて 何もない) ( 墓地とされる地であるだけあって、土はそれほど固くもなく。ざく、とシャベルを突き刺した。 ) [Wed 3 Jan 2007 01:56:43]
トート > (一人の老婆が住んでいた)  ――― ( 彼女はスラムに住んでいた。 いた。 …過去形だ。 ) …… And nothing she had, (何にも持たない婆さんだ) And so this old woman (人の噂がいうことにゃ) Was said to be mad, (あの婆さんは狂ってる―――)  ( 夜の墓地に ざく、 ざく と。土を掘り返す音。 ) [Wed 3 Jan 2007 01:44:08]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( There was an old woman )』 [Wed 3 Jan 2007 01:36:10]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(今宵も墓地に、墓守の鈴が鳴り響く)』 [Tue 2 Jan 2007 22:46:29]
ルーア・リシア > ( 軋む音を立てて、荷車の車輪が回る。そのたびに、脇に取り付けた鈴が成る。墓守の存在を周囲に知らせながら、ルーア・リシアの仕事は、これからが本番を迎えようとしてた。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:46:26]
ルーア・リシア > ( 見上げても星空は見えず、ただ重い雲が広がるのみ。墓石の数は日に日に増えているが、それでも一時期と比べれば落ち着いている。 ) さて、ちょうどいい埋葬場所――決めないと。 ( 今はどこの区域も、増えた墓石で飽和状態だ。だから、死体を同じ穴に埋めて葬ることにしている。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:43:35]
ルーア・リシア > ( 不特定多数の人間が出入りする広大な墓地では、こんなふうに身元不明の死体が遺棄されることもめずらしくない。ルーア・リシアは慣れた手つきで死体を引きずり、荷台に乗せると、布をかけて荷車を引っ張った。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:27:26]
ルーア・リシア > ( 荷車に道具を載せると、それを引いて移動を始める。手袋をはめ直しても、かじかむ手の感覚はすぐには戻らない。 ) ――む。あれは―― ( 途中で見つけたのは、墓参りにきた人たちがおいていったゴミ――ではなく。野ざらしにされた死体だった。近寄って、カンテラの明かりをかざしてみる。 ) 魂は――近くには、ない、か―― [Tue 2 Jan 2007 22:21:24]
ルーア・リシア > ( 当然ながら、水を使う作業中は、手袋ははずさなければならない。冷たいを通り越して痛くなってきた手に息を吐きかけながら、少しずつ作業を進めていく。 ) ――よし。 ( やがて、いくつかの墓石の清掃が終わり、立ち上がる。次は、墓地の見回り――その途中でゴミひろいだ。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:07:48]
ルーア・リシア > ( 墓石を綺麗に保つことも、立派な仕事のひとつ。ひとつ綺麗にすれば、すぐ次に取り掛からなければ、夜が明けてしまう。広大な墓地の中で、一つ一つ、丹念に手入れをしていく作業は、地味以外の何者でもない。そしてそんな地味な作業の繰り返しこそ、もっとも大事だと知っている。 ) [Tue 2 Jan 2007 21:53:12]
ルーア・リシア > ( 桶を満たす水は、凍るような冷たさである。そこに浸した雑巾を掴むと、よく絞って墓石の汚れをふき取っていく。こびりついた苔などは、ヘラで丁寧におとして―― ) っ――! 冷たい。 ( 僅かに顔をしかめて、反応の鈍くなった指先を曲げ伸ばしする。 ) [Tue 2 Jan 2007 21:45:42]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(寒空の下、墓石を磨く――)』 [Tue 2 Jan 2007 21:43:31]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『こんばんは――良いお年、を――』 [Sun 31 Dec 2006 23:35:46]
ルーア・リシア > ( トキノミヤコでは、年の暮れにソバを食べて、100と8つの鐘の音を聞くらしい。それはそれとしても、できれば静かに年を越したかったが――この慌しさこそ、ヴェイトスらしさともいうべきなのか。 ) さ、この亡骸を、埋めなおさないと。 ( 踵を返し、道具の置いてある荷車へと足を向ける。その途中、ところどころから顔を出す青白い住人たちをみつけて――なにげなく、つぶやいた。 ) [Sun 31 Dec 2006 23:35:30]
ルーア・リシア > ( 静寂の戻った墓地で、しばらくたたずんだまま、じっと魂をいれた鳥かごを見つめる。このなかで魂はかりそめの安らぎを与えられ、やがて来る死出の門への旅立ちに備えて。 ) ――寒い、な――凍りそうな、くらい。 ( 吐く息が白いだけでなく、耳が痛くなるくらいに冷える。 ) [Sun 31 Dec 2006 23:27:32]
ルーア・リシア > ( 不死者が時折顔を出すこの墓地では、墓参りにきた客がアンデッドに襲われるという事件も起こる。そうでなくともいまは吸血鬼事件で街が騒がしいのだから、こうして見回りをしては、騒ぎの芽を潰していくしかない。 ) といっても――私の仕事は、むしろここから、だけど―― ( 鎌の実体化を解くと、少女は鉄の鳥かごを取り出し、動かなくなった骸にかざす。 ) さぁ、この中で、しばしあらぶる心を沈めて―― ( つぶやきとともに、ゾンビの体から魂が抜け出し、鳥かごの中に吸い込まれていった。 ) [Sun 31 Dec 2006 23:14:13]
ルーア・リシア > ( 回転の勢いを借りて、引っ掛けた切っ先をそのまま振りぬく。腐った肉はボロボロとくずれ、ゾンビがもがくほどに、その体重を支えきれず、機能を失っていく。 ) ――終わりだ。 ( ルーア・リシアはゆっくりと近づき、鎌を振りかざすと、一気にゾンビの首めがけて振り下ろした。それは頭と胴体を切り離し、完全にその動きを止めるのに、十分すぎる一撃―― ) [Sun 31 Dec 2006 23:06:15]
ルーア・リシア > ( こんな年の暮れに、寒い外にはいでてくる骸だ。それなりに強い遺恨があってのことだろう。だが、このまま野放しにはできない。墓守としても――死神としても。ルーア・リシアはもう一度鎌を掲げると、ゾンビめがけて駆け出した。 ) これで――! ( そのまま突進すると見せかけて、横に飛ぶ。そのまま体を捻り、回転しつつ、すれ違いざまに相手の体に、切っ先を引っ掛けた。 ) [Sun 31 Dec 2006 22:52:33]
ルーア・リシア > ( 大鎌による斬撃は、一撃が重い代わりに隙が大きい。幸い、相手は動きの鈍いゾンビ1匹である。 ) 眠れ――ここはあなたが帰る場所では、ない――! ( 変化の少ない表情で短く告げると、再び鎌を振り回し、間合いを詰める。ゾンビが咆哮とともに吹きかけた毒霧をどうにかかわし、、態勢を整える。 ) 情念が、深い、か――てこずる――わけには、行かない。 [Sun 31 Dec 2006 22:44:54]
ルーア・リシア > ――ハァァァッ!! ( 墓地の一角で、小さな戦闘が起きていた。相手は地面から這い出してきたゾンビ。対するは、身の丈ほどもある大きな鎌を振りかざすツインテールの少女。体全体を軸にして、大きく振りかぶり、ゾンビに切りかかる。 ) ハッ! セアアァ!! ( 鋭く風を切る音が響き、腐った腕が空を舞う。片腕を切り裂かれたゾンビは、にごった雄たけびを上げた。 ) 年くらい、ゆっくりこしたかった、な――まったく。 [Sun 31 Dec 2006 22:40:04]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(今年がもうすぐ終わろうかという頃――)』 [Sun 31 Dec 2006 22:37:19]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(なんだかんだで、相手を気にしている。そんなこと、みとめられるわけがない。)』 [Fri 29 Dec 2006 23:07:02]
ルーア・リシア > ( 異種族――それは己も同じだが、ヴェルセリオスはどうしているだろう。彼女が吸血鬼だとは知らないが、人間とは違うのも分かっているから――そこまで考えて、ふと顔を上げて。 ) なんで、ヴェルの心配を、私がしてるんだ―― ( 僅かに眉を寄せて、変化の少ない表情を変える。それから肩をすくめて、踵をかえした。 ) [Fri 29 Dec 2006 23:06:32]
ルーア・リシア > ( 小さくはいた息が、空に白く溶ける。心なしか、墓地をうろつく霊も少なめだった。墓地全体が、奇妙な静けさに包まれている。それはもしかしたら、この先起こる何かの前触れなのかもしれない。 ) むぅ、お腹――すいた。一度戻ろうか。 ( ランタンをかざして辺りを見渡しても、異常は見当たらない。 ) [Fri 29 Dec 2006 23:02:58]
ルーア・リシア > ( 結局、人間が一番多い街だ――人間の天敵となりえる吸血鬼が立て続けに起こした今回の事件で、真っ先に立ち上がったのも、当然彼ら。逆を言えば、人間以外の種族は、肩身の狭い思いを強いられるだろう。これを機会に、異種族を弾圧しようとする動きがでてもおかしくない。 ) 私も、死神だから――追い立てられる、のかな。 [Fri 29 Dec 2006 22:57:57]
ルーア・リシア > ( マフラーに、ローブ、それに手袋。防寒の用意を一通り整えても、吹き付ける風には身を縮めるしかない。ツインテールを揺らしながら、ゆっくりゆっくり、だれもいない墓地を歩く。 ) もうすぐ、年が明ける。お餅――食べれるかな。 ( 以前、一度口にしたことがある。まるくて、温かくて、やわらかい。また食べたいな、とおもったら、きゅぅぅ〜っとお腹がなった。 ) ――む、そっか、夕食、まだだった。 [Fri 29 Dec 2006 22:51:39]
ルーア・リシア > ( 街ではいま、VHGや大聖堂の関係者たちが、昼夜を問わず見回りを続けているという。全ての発端は、ステアという吸血鬼の起こした数々の事件。事態はすでに、市民たちが個人で身を守るために警備を固めるという事態にまで発展した。墓地を守る墓守りたちにも、その知らせは届き―― ) こんな場所だ。不審者も、くるだろう――けれど、いかんせん、見回るには寒すぎる。 [Fri 29 Dec 2006 22:44:35]
ルーア・リシア > ( チリィン――チリリィン――透き通るような音色が、夜の墓場に響き渡り、風の音がそれに答える。今宵は、ひときわ肌身にしみる冷気が辺りに満ちていた。 ) [Fri 29 Dec 2006 22:40:10]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(今宵も、墓地を見回る墓守の鈴が聞こえる。)』 [Fri 29 Dec 2006 22:38:33]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(その声もやがて、風にとけて――)』 [Wed 27 Dec 2006 19:11:33]
ルーア・リシア > ( 恐らく、少女の予想通り、墓地に新しい墓石と霊が増える日も近いだろう。寒さで冷えて固まった体をほぐしながら、鈴を鳴らし、今日も墓守の存在を周囲に示す。 ) せめて――墓地を夜にうろつく連中が、もう少し、減ってくれればいい、のに―― ( つぶやいたのは、そんな愚痴。 ) [Wed 27 Dec 2006 19:11:14]
ルーア・リシア > ( 寒さは日に日に強まり、今ではマフラーに手袋をしていても、寒いと感じるようになった。今日も墓地は静かで――けれどその平穏は、たやすく崩れ去ってしまうもの―― ) ステア、か―― ( くしゃくしゃに折りたたんだ手配書を取り出し、広げてみる。 ) 吸血鬼は、生まれながらに業をもっていると、いう。その業を周囲に振りまきながら、やがてその重みで自らがつぶれるまで――この女は、周囲に災いと不幸を広げる、はず―― ( 年末年始も、墓守兼死神に、休む暇はなさそうだ。 ) [Wed 27 Dec 2006 19:01:20]
ルーア・リシア > ( 一通り霊たちとの話を終えると、ツインテールの少女は鈴を鳴らして、墓地の見回りを開始する。透き通るような音色が、夜の墓地にこだまする。 ) まったく――ヴェイトスの、年末は――どうしてこうも騒がしくなる、のか―― ( 去年もおとといも、そんなかんじだった。 ) [Wed 27 Dec 2006 18:48:58]
ルーア・リシア > まだ――少し、だるいけど。――うん、これなら、大丈夫、だ。 ( 猫の顔が刺繍された手袋に包まれた手を、握ったり開いたりして感覚を確かめる。霊たちを送る傍ら、それを見送る別の霊たちと世間話をする。 ) ――吸血鬼、ステア――殺し――あぁ、それでまた、墓地に霊がふえだした、のか。 ( 悪霊も、でるだろう。復帰早々厄介な話だ。 ) [Wed 27 Dec 2006 18:37:10]
ルーア・リシア > ( 今日は久しぶりに墓地でお仕事。滞在期間の過ぎた霊たちを集めて、いつものように鉄の鳥かごをかざす。すると、魂たちはその中に吸い込まれるように消えていった。 ) さぁ――心安らかに――逝きなさい。 ( 鳥かごを抱きかかえるようにささやくと、金色の光が淡い輝きを伴って、いくつも光の筋をつくり、そらに上っていく。 ) これで、よし。 ( 彼らの旅路を見送って、ルーア・リシアはちいさくうなずいた。 ) [Wed 27 Dec 2006 18:29:00]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(具合もだいぶよくなったので)』 [Wed 27 Dec 2006 18:26:32]
お知らせ > セィナさんが帰りました。 [Sun 24 Dec 2006 23:49:01]
セィナ > ………明日が本当の、クリスマス だもの。 …お父さんに お願い、… してみようか なあ。 ( ぼンやり空見上げ。 ―仔猫の行った先 暗闇ばかり。 追いかける気にもなれなかった。 ) ……帰ろう。 ( こつン、 靴音が静寂に響いて やがて、 消えた―――。 ) [Sun 24 Dec 2006 23:49:00]
セィナ > ……、 ( にぃ、と小さな声。 ) ………じゃあ、わたしと一緒に クリスマス …過ごしましょう。 ( 誰かが、何かが居れば寂しくないもの。 と口の中で呟いて、 ) ……ほら、おいで。 暖めてあげる、から――…。 ( ゆっくりと手を伸ばした。――けども、仔猫は慌てる様に草の奥。墓地の外。 何処かへ、走り去って。 …また残されるのは黒服の 色素の薄い少女が1人。 ) ………、 ( 少し眉をハの字に下げて、 ) 怖い顔。……してた、かなあ…。 ( 少し頬っぺた 抓んでみた。 ) [Sun 24 Dec 2006 23:47:00]
セィナ > ――…寒くなってきた。 ( 立ち上がり、 ) ……ごめンなさい。…なんか、愚痴みたいになっちゃった。 ……わたし、帰ります。…今度は、何か楽しいお話、……持ってくる、ね。 ( ふにゃり、気の抜けた笑顔。 ちょっとだけ話した十字架に礼をして くるり、踵を返した。 )    ―――え、 ( 目の前。 )  …わァ、 可愛いっ………。 ( 凍える真黒な仔猫。 ) …今、あなたも1人、なの………? [Sun 24 Dec 2006 23:43:29]
セィナ > ………。 ( 膝抱える様に、視線を落とした。 ) ……いいなあ…。 わたしも、お父さんと一緒に ……クリスマスのお祝い、…したかった、なあ…。 ( 零す溜息は白の色。 何処かの童話の女の子みたいにマッチに火を付けたら色んな幸せが見えるかしら? ) ………云ってても、仕方ない、ね…――。 ( きゅ、と口許結ぶ。 ) [Sun 24 Dec 2006 23:40:27]
セィナ > ( 入り口から墓地の中央へと進む。 花の飾られている十字架から、無い墓まで色々。 )  ……お花、 持って来てあげれば ………良かった、かな。 ( 冷える指先を、己の両の手で暖める。 ) ……きっと。 死んじゃった人でも、 今日みたいな日は、……寒い、よね。 ( 墓の一つへ座り込みながら。 ふと、家の方角、見遣り。 ) お父さんも………地下から出て来れないみたいだもの…。 [Sun 24 Dec 2006 23:35:41]
セィナ > ( 薄着の黒いワンピース。 コートもマフラーも持っていないから、 少しだけ冷える。 指先と、足先。 ) ………天使さまが、…プレゼントくれるなら …マフラーが、良いな………。 ( 見上げた空は真っ暗。 )  ……。 ( はふ、ともう一度白い息。 この白から天使が生まれれば良いのに、なンてちょっと思った。 ) [Sun 24 Dec 2006 23:30:30]
セィナ > ( 零した息は、白かった。 ) ――――クリス  マス………。 ( 見上げる空。天使の羽も、輪ッかも、姿も見えない。 勿論髭を生やした赤い服を着たおじいさんすら。 ) ………他の人は、…こういう日に 家族みんなで 楽しく過ごすの、かな…――。 ( ちょっとだけ肩竦めて。 ) [Sun 24 Dec 2006 23:25:22]
お知らせ > セィナさんが来ました。 [Sun 24 Dec 2006 23:23:26]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(静かな墓地にたたずむ木が、イブの夜を彩る)』 [Sun 24 Dec 2006 20:27:22]
ルーア・リシア > よるは、しずか――星は、光り――心もほがら―― ( 決して上手くはないうた。声も小さいし、ほんとうに”口ずさむ”といったかんじのもの。それでも、静かな墓地には、風に乗ってよく響く。 ) やさしき 母の――そばによき子――やすく眠る。 [Sun 24 Dec 2006 20:25:32]
ルーア・リシア > ( 思えば、こっちにきてから、人間に毒されたというか影響されたというか。 ) ――半分以上はあの魔乳メイドのせいだ、うん。 ( そこだけははっきりとわかる。ともあれ、今日くらいは鈴の音を歌声に変えて、空に向けようとおもう。墓場の住人たちも、こんなに喜んでくれているのだから。 ) [Sun 24 Dec 2006 20:17:30]
ルーア・リシア > ( だから、自分もまねしてみようと思った。自分なりに、人間を理解しようとしてみた。その結果が、このツリーだ。 ) つくづく、おかしくなってる――私は、死神。中立な存在、なのに―― ( けれど、楽しかった。一人で見よう見まねにツリーを飾り付けるとき、今までにない喜びを感じた。 ) 上司に知られたら、大目玉間違いなし、か。 ( 口元に、ほんの僅か、笑みを浮かべて。 ) [Sun 24 Dec 2006 20:07:09]
ルーア・リシア > ( しばらく、じーっと見てから、変化の少ない表情でポツリとつぶやく。 ) ――うん、墓場にクリスマスツリーほど、似合わないものは、ない。 ( 興味本位とはいえ、自分でやっといてこれはないなとおもった。ただ、それをみた霊たちは大喜びで、みな陽気にツリーを眺めたり周りを飛び回ったり、楽しんでいた。 ) ――人間は、木を飾る、とか――よくわからないことを、する。――でも。 ( 街で見たツリーは、とても、とても綺麗だった。思わず足を止めて見入るほどに。 ) [Sun 24 Dec 2006 19:59:00]
ルーア・リシア > ( ずっと昔に誰かが植えたのだろうか。枯れ木ばかりがぽつりぽつりと目立つ墓地の中で、ここだけは冬も緑の葉が見える。そんなもみの木に、墓守の娘が飾り付けをしていた。 ) ――よし、できた。 ( 街で買ってきたキラキラする飾りや、☆とか雪だるまとか、そんな小さい細工物を取り付けて、梯子台を下りた。少し下がって、じーっと墓地にできたクリスマスツリーを見てみる。 ) [Sun 24 Dec 2006 19:54:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(墓地の一角に、もみの木が一本生えていた)』 [Sun 24 Dec 2006 19:50:18]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(聖なる夜に、人は祈りと願いを込める。私は――誰に、何を願うんだろう――)』 [Sat 23 Dec 2006 21:53:33]
ルーア・リシア > 静かな夜に、教会の鐘が鳴り響く――星は輝き、人々の心は喜びと安らぎでみたされる、か。 ( そんなうたが、街角で流れていた。いつからだろう、そういう知らないものに興味を持つようになったのは――いつからだろう。中立でいなければならない自分が、快楽に流され、求めるようになってしまったのは。 ) ――へんだ、私――だけど、いやじゃない。なんで、こんなふうに――死神は中立。変わるはずなんてないと、思っていたのに―― [Sat 23 Dec 2006 21:51:19]
ルーア・リシア > ( 今日はあいにくの曇り空。月は見えないが、もうちょっと冷えれば雪も降るだろう。墓地の住人たちも、聖夜が近づくと浮かれ出す。陽気な彼らは、少女の周りを飛び交い、喜びを表していた。 ) 特別な日、か。――けれど、そんな日でも、死んでいくものはいる。寿命で、事故で、事件で―― ( 街が喜びと安らぎにみちるその中で、誰かが命を落とす。死神は、そういう物事の全体を見なければいけない。 ) [Sat 23 Dec 2006 21:36:23]
ルーア・リシア > ( 人間の行事とかあんまり詳しくない死神は、自分ならどうするか、と考える。鈴を鳴らし、辺りを見渡しながら、ゆっくりと歩いていく。 ) ――どうせ、なら――新しい魔よけ札を買って、あの魔乳メイドに貼り付ける、とか。 ( 今度こそ仕返しをしてやろう、とか考える。 ) [Sat 23 Dec 2006 21:24:57]
ルーア・リシア > ――お酒を一気飲み、鶏を丸焼きに――木をゴミでデコレーション――公園のカップルを襲撃―― ( パラパラとメモ帳をめくって読み上げるのは、今日街で聞いてきた聖夜にやりたいとおもうことランキング。いろいろな人から意見を募ったが、微妙に死神の解釈が混ざっているので変な回答になっている。 ) 人間って、おもしろいな――聖夜を血に染めるとか――結構大それた意見が、多い。 [Sat 23 Dec 2006 21:17:07]
ルーア・リシア > ( もうじき、街は聖夜を迎える。そのときには死者も生者も、一時の幻想に酔いしれる。だが――あいにく死神にはそうした習慣がなかった。 ) 同僚の墓守が、祝い事をしようと、いっていたけれど――なにを、すればいい? ( ツインテールの娘は、立ち止まって空を見上げる。 ) [Sat 23 Dec 2006 21:06:24]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(本日も見回り)』 [Sat 23 Dec 2006 21:03:39]
お知らせ > クレェインさんが帰りました。 『( そして彼は街へと帰る )( なんだかなぁ、 )』 [Fri 22 Dec 2006 21:40:01]
クレェイン > ―――それじゃあ、元々その身体なんじゃないか ( じぃ、と観察するように見つめられれば後退り、 ) えええっ!? ( 毒舌とも聞こえる言葉で断たれれば、 ) ちょっ、送り狼って「戦場に置いて逃げる敵兵を追う追跡兵」のことじゃないの!? ( 結構嘘。 ) あ、ああ。うん。帰る、けど、って早やっ!! ( さっさと歩いていく少女に声を掛けることすら間に合わず、彼の伸ばした手は空を掴み、あちゃあ、と額に手をやった ) [Fri 22 Dec 2006 21:39:36]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(面白いヤツにであったものだ、と思案して。)』 [Fri 22 Dec 2006 21:35:33]
ルーア・リシア > なんだ、わかってるじゃないか。 ( じーっとクレェインを観察するように見つめる。そして、さっと髪を書き上げるようなしぐさの後に、心なしか歯がきらーんと光ったようにも見えた。 ) ――帰れ変態。 ( ぼそっと毒舌で一刀両断。真顔で返しました。 ) ――とにかく、貴方の帰り道はあっち、私の見回りルートはこっち、だ。また会えたら会おう、クレェイン。 ( そういうと、踵を返して歩き出す。鈴の音を鳴らしながら。 ) [Fri 22 Dec 2006 21:35:12]
クレェイン > ―――ということは、魂の形が肉体に反映される、という感じなのかな? ( なんて惚けるように言いながらも脳内ではエーテル変換率とアストラル構成率によりマナ変換式を考えようとしてやめているとかいう落ち零れ ) ―――――わっ ( 彼は驚きながらもいきなり顕現化した鎌をしげしげと見ようとして―――消えた。少しだけ残念だ ) ――――ふっ ( なぜか彼はさっと髪をかきあげるような仕草をして口餅に不敵な笑みを浮かべた。 ) 男は常として何時でも狼に変わることができる生物なんだよ ( なんか言うた ) ―――――という言葉は兄からの受け売りね?  [Fri 22 Dec 2006 21:30:19]
ルーア・リシア > ――べつに。ただ、この姿が一番安定するという、だけのこと。深い意味はない。 ( 死神で墓守、指して珍しいくみあわせでもないだろう、と息を吐いて。 ) えぇ、剣と剣なら、貴方がたぶん勝つ。でも――私の獲物は、これだ。 ( そういうと、手の中に身の丈サイズの大鎌を実体化させて見せる。それはすぐに元に戻すが。 ) ――男は、送りオオカミとかいう生き物になると、効いた。貴方はオオカミなの、か? [Fri 22 Dec 2006 21:25:23]
クレェイン > ( Σ ) あああっ! ごめんごめん、ルーア ( 早速間違えたのは背後打ち間違いにより全力ダッシュ土下座。 )( 青年は慌てて頭を下げる ) ――――へぇ、それじゃあルーアは好きなように身体つきを変えられるんだ、便利だなぁ ( いいなぁ、と言う風に呟いた後、 ) ―――――。ああ、まあ、そうだけどさ。死神で墓守って凄い組み合わせだよね ( ぽりっ、と困ったように頬を掻こうとしたら固まった ) ―――なっ! これでも師匠から「お前には飛び抜けた資質は無い」とか烙印押されたけどこれでも小さいころから剣術を学んだらきっとルーアよりは強いよ! たぶんきっと恐らく! ( なんだか後半危なげだったのは資質が無い、と烙印を押されたことであるからだ ) まあまあ、男が一緒に帰っていけばそれだけでも襲おうとする人も居ないんじゃない? 面倒ごとに巻き込まれて処理するよりは、面倒ごとに巻き込まれないようにするほうが楽じゃない?  [Fri 22 Dec 2006 21:20:41]
ルーア・リシア > ――ルーアだ。私の名前は、リーア、じゃ、ない。 ( 半眼でつぶやいてから、頬をかく。 ) ――そういうふうに受肉したんだ。しかたがない。というか、貴方のイメージする死神は、みな霊体の姿だ。受肉すれば、それぞれ個性のある顔つきになる。 ( 真顔で返した質問の答えに、肩をすくめて息を吐く。 ) さっきもいったはず。わたしは墓守。そうするのが、しごとだと。――少なくとも、貴方よりは、強い。 ( 家は近いから別にいいと、そっけなく断った。 ) [Fri 22 Dec 2006 21:14:30]
クレェイン > ――――なんだかそういわれてもパッとこないなぁ。死神って皆リーアみたいなの? ( さっそく名前を呼んでいるあたり、少しだけ失礼かもしれない ) ―――そうかな? だって怖がれと言うほうが無理だよ。どう見たって俺より背の小さい女の子にしか見えないもの。 ――( 間があってから、 )―― あ、わかった! そうだよね、死の淵にいる人間に骸骨骸骨して鎌をもったヤツがきたらびっくりして心臓麻痺で死んじゃうからか! なるほどぉ、すごいなぁ ( 感心するように頷く。死神なんだから死んでもいいと思うが ) ―――――ごめん。言わなくていいからできるだけ伸ばしてください ( 真顔で返さした言葉は真顔に引き攣った笑みつきである ) ・・・・それより、こんな夜に一人で出歩くのは大丈夫なの? 帰るんだったら家まで送るよ? ( 笑いながら、お礼だと一つ提案 ) [Fri 22 Dec 2006 21:09:42]
ルーア・リシア > そう、あの死神。 ( 小さくうなずいて、クレェインと名乗った男をしげしげと見つめる。 ) 私を怖がらないのか。やっぱりおもしろい人間だな、あなたは。 ( 少なくとも、あまり会ったことのないタイプの人間であることは分かる。 ) あぁ――なに、言ってほしいのか? 寿命。 ( 真顔で尋ね返す。 ) [Fri 22 Dec 2006 21:05:00]
クレェイン > ――――死神? ・・・・・死神って、あの死神!? ( 彼は今度は驚いた。目を剥いて一歩後じ去るように身を剃らした。脳内ヴィジョンでは骸骨が鎌を持って高笑い中 ) ―――そ、そうかな。面白かな、俺。 ・・・・・・・って、そういうことわかってるんじゃんか ( 小さく笑みを浮かべて言う冗談に返すように彼もまた笑みを浮かべる ) ・・・・・えと、俺はクレェイン・ラインベルト。 ・・・・・ただいま勘当中。というか、修行中? ( そう、名乗ってから彼は興味深そうに少女の顔を見るだろう。ただ、失礼にならない程度に ) ―――でも、死神って言われてもピンとこないよ。なんか、物凄いことができたりしないの? ほら、「お前の寿命は何歳だー!」とか ( 信じてはいるがどこか死神としての何かを見たい様子 )( その顔はどこか好奇心で輝いている! ) [Fri 22 Dec 2006 21:00:42]
ルーア・リシア > えぇ、よくいわれる。でも平気――死神とはそういうものだから。 ( そういうと、なにやら口をパクパクと動かす男性を見つめて。 ) やっぱり、おもしろい。――もしその手で私に不用意に触れば、わいせつ罪で通報、だ。 ( 小さく笑みを浮かべて、そんな冗談を。 ) ――私はルーア・リシア。さっきもいったけれど、ここの墓守で、そして死神だ。 [Fri 22 Dec 2006 20:56:46]
クレェイン > ――――戦えるように見えないんだけど? ( 見れば身長の低い。体躯ともいえる少女。とてもじゃないが戦えるようには見えない。 ) ―――――えと、待った。受肉? 霊? ・・・・・・・・・・えと、それはつまり、 ( 少しだけ考えるように彼はぱくぱくと口を動かした後、 ) ―――どういうこと? ( 答えが出なかった! ) ・・・・いや、だってこれで手が透ければ面白い! で済むかもしれないけど不用意に触られたらイヤでしょ?  [Fri 22 Dec 2006 20:53:25]
ルーア・リシア > 問題、ない。何かあれば戦えばいい。 ( 表情の変化は少ない。元々こういう性格なのだ。 ) ――正確には、受肉しているから、今は霊からだでは、ない。 ( 伸ばされた手をジーっとみつめて、引っ込められれば、また相手の顔を見る。 ) 面白いひと、だ。 [Fri 22 Dec 2006 20:50:02]
クレェイン > ということは、墓守? 君一人で大丈夫なの? ・・・・えと、ほら。結構危険な場所の人だとも聞いてるし ( 向けられた瞳に彼はたじろぐ。色の無い、と言えば失礼になるだろうがそう彼は感じたからだ。それは、もしかしたら少女の言動から連想してしまっただけなのかもしれないが ) ―――え? ( 半分正解、と言われて彼はぱちくりと瞬いて。それから、) うそっ!? 俺幽霊って始めてみたよ!? ( 怖がるのではなく喜ぶ野良騎士基冒険者。思わず少女の体から手が透けるか試そうとしてその手を慌てて引込めた。だってそれで身体に当たったら失礼じゃないか ) [Fri 22 Dec 2006 20:47:37]
ルーア・リシア > ( それはあくまでも事務的な、必要最低限の案内だった。問いかけられて、その瞳を彼に向ける。 ) 私は、墓地の見回りをしている。墓を守るのが、私の仕事。 ( 幽霊というのには、半分正解、とだけ答えた。淡々と事実だけを述べる。いつもの死神。 ) [Fri 22 Dec 2006 20:44:19]
クレェイン > はい ( 青年は一つ頷く ) ―――――あっち・・・・ ( すっと指差された方角に視線を向ける。相も変わらず暗闇に包まれた場所で、良くわかるなぁ、と感心したものだが ) ・・・・あの、君はこんなところで何をしてるの? ( それも墓場で、である。まさか墓守であろうことなど彼は想像すらしていなかった。墓守と言うのは老人などがするものだと、彼は思っていたからだ ) まさか、幽霊です。なんてこと言わないよね? ( ともすれば、こんな冗談交じりのことが口から出てもおかしくないと思いたい ) [Fri 22 Dec 2006 20:38:39]
ルーア・リシア > こんばんは。――そう、迷い人ね。 ( 男の言葉を聞くと、納得したようにうなずいて。 ) 出口なら、この道をまっすぐ。明かりがあれば、迷わずいける。 ( すっと指でその方角を指して、静かに告げる。 ) [Fri 22 Dec 2006 20:35:34]
クレェイン > ―――? ( 歩み寄る気配に鈴の音。青年はゆっくりと其方に視線を向ける ) ―――ぁ。ども、こんばんわ ( 彼は小さく頭を下げてから、少女の質問に応える ) ・・・・・・なんていうか、まあ、道に迷ったといえばそうなんですけど ( 彼は困ったような顔で笑う。事実は墓場を散歩していたら道に迷った、というのが事実。草地が多いところが好きなんだ。ともいえる。 )( 本当は、魔術師としてヴェイトスで活躍した人間の墓を探しにきたら迷ってしまった、ともいえるが ) [Fri 22 Dec 2006 20:33:30]
ルーア・リシア > ――ん? ひと、か? ( 前方に明かりを見つけて、ゆっくりとそちらに歩み寄る。鈴を鳴らせば、それは墓守の存在を示す証と成る。 ) ――どうした、の? こんな、じかんに。 [Fri 22 Dec 2006 20:28:23]
足音 > ( それはゆらゆらと揺れるカンテラの明かりと土を踏む音。 )( 貴方から見て墓場の奥へと向かう明かり。とも思えば奥に行こうとすれば迷うように右に左へと彷徨い、 ) ――――― ( その誰かが小さく溜息を落とした ) [Fri 22 Dec 2006 20:25:21]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『( 揺れる揺れるカンテラの明かり )』 [Fri 22 Dec 2006 20:23:48]
ルーア・リシア > ( マフラーを首に巻いて、猫の顔が刺繍された手袋をはめて、ゆっくりゆっくりすすむ。 ) ふぅ、今日も、異常なし――か。 ( 白い息がもれた。 ) [Fri 22 Dec 2006 20:23:37]
ルーア・リシア > ( 鈴の音を響かせながら、ローブをまとった死神は、墓地を見回る。カンテラを手に持って、黄色いツインテールを揺らしながら、冬の風に身を縮めた。 ) [Fri 22 Dec 2006 20:19:32]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(――チリィン――チリリィ――ン――)』 [Fri 22 Dec 2006 20:18:26]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( それが自分の思いを形にする作法なら、そっと十字を切って… )』 [Thu 21 Dec 2006 20:15:51]
お知らせ > マドゥーさんが帰りました。 『静かに草を踏みしめる音、残しつつ……』 [Thu 21 Dec 2006 20:13:30]
マドゥー > (すっ……少女の言葉が終わると同時…そのくらいのタイミングで横を通りすぎて歩み去る。その瞬間、わずかに目を伏せたのは、少女の言葉をかみ締める様でもあり…) [Thu 21 Dec 2006 20:12:57]
セレニア > ―――哀れ…。 ( そう口にした男性を見つめる眼が、は としたように… それでもほんのわずかな変化だけれど、見開かれる。 …哀れ… そうだ。 それを前にした時の特異な衝動を持つ自分には、抱き難い感情であるものの… ヴァンパイアを滅ぼす事は、滅ぼすだけでなく、救うこと。 …彼の口にしたニュアンスとは、これまた微妙に違うのかもしれないが… ゆっくりと頷いて ) …その発生には諸説ありますが、多くは元人間だったものとされています。 …死して尚おぞましい存在となってあり続けるのは――― ( 立ち去るのなら止めはしない。 こちらも一人ごちるような言葉… ただ、最後の言葉には… ) ―――生きる者を縛る事かもしれません。 ( 冷徹な一言か、あるいは慰めのつもりか、それとも自身の願いか。 そう言って、墓標と男性に軽く会釈する ) [Thu 21 Dec 2006 20:06:00]
マドゥー > なるほど……破壊を繰り返しつつも生きたい…さもなくば、生きたいなれど破壊せずにはおれぬ……ともあれば、真に哀れと言わざるを得んか…。(目前の少女はおそらく、その冷徹なるも鉄の如き意志でその吸血鬼を滅することに微塵の迷いも感じないのだろう。しかるに自分は?…ヴェイトスに身を置く以上、仮にその吸血鬼が目前に立ったとき、討ち取ることができるだろうか??)……世を去ったものにとって最も恐ろしいことは…忘れられること…であったな。(その言葉は、セレニアではなく、墓石に向かって語っているようであった。男はそろそろ立ち去らんと、手荷物を抱え始め) [Thu 21 Dec 2006 19:55:59]
セレニア > ―――不明ですが、少なくとも滅ぼされることは避けようとするでしょう。 ヴェイトス市に留まるには、各所で警戒が強まっています。 闘争に喜びを見出しているようにも、見受けられません。 …貴族の館を襲撃し焼くなど、不可解な点も多いのですが… ヴェイトス市に拘りが無いのであれば、逃亡も配慮すべきかと。 ( それならもっと密やかにすれば良いものを、と思うけど… 吸血鬼のする事だと思えば、不可解でも何でも、知った以上滅ぼすだけと考える ) …そうですか。 ( 見ず知らずの少女の話しに、話されない事まで聞いたりしない。 殺人者であると分かったのなら… 彼の事情も何も知らず、とりあえずこの場を離れて自警団にでも行ったのかもしれないが ) [Thu 21 Dec 2006 19:48:14]
マドゥー > ステア・・・・・・か。(エレナでは無いのだな…と頭の中で付け加えた。それは片手間に自身も調査に協力している悪魔の名…)逃れようとしておるのか?そ奴は??(悪事を至福としていたかの魔人にはあり得ない行動であった。逃げるということは、討伐されるのを恐れているということ…ならば騒がなければ良いはずなのだが・・・)………哀れな少女でな…以前は兄が良く墓参りに来ていたようなのだが…(相手の視線を見れば…自身も墓石に目を落とし、呟くように言う。最も重要なことは伏せられていた。その少女を殺めたのは自分であると…) [Thu 21 Dec 2006 19:38:09]
セレニア > ―――『ステア』と呼ばれています。 アングリマーラよりは市民の危機意識が低い人種と宗教の坩堝ですから… ヴェイトス市は、彼らに過ごし易い街なのかもしれません。 ( ちょっとくらい見てくれが変でもあまり目立たないし、迫害も他都市に比べればずっと軽いのではないだろうか。 アングリマーラは例外 ) …一般にも知れ渡るほどです。 アングリマーラか… ティアン辺りに、逃れようとするかもしれません。 ( セオドアの名は知っている。 NPCだけど、彼に大聖堂の修道女が殺されていた ) ―――。 ( 都合と言われて視線を移すのは、さっぱりとした墓標。 …あまり来られないのだろうと、下げられる頭に首を振る… ) [Thu 21 Dec 2006 19:21:47]
マドゥー > (相手の、どこかとげとげしさを感じる単調な物言いに、ずっと以前にクリスティアに立ち寄る羽目になった際の事が頭をよぎる。もっとも、アングリマーラですら少数派の教義に属する自身ゆえ、慣れっこといえばそれまでであったが…)吸血鬼…?……そういえば最近やたらと耳にするな…。名は知らぬが、セオドアの如く騒いでおる者がいるようだな……(相手に対する返答というよりはむしろ呟き。暗黒街を騒がせた魔人セオドアの名を相手が知っているかは分からなかったが、最近耳に入ってくる騒動……、滅びた魔人の名を連想させた。)……そうしたいところなのだが…まぁ、俺にも都合があってな…(苦笑浮かべつつも少女の忠告に軽く頭を下げた) [Thu 21 Dec 2006 19:13:00]
セレニア > ( 『異教徒に何を謝罪するのか』 と… 未だにそんな事を思う部分はあっても、同時に彼らも大切にしているものがあるのだとは考えるようになっていた。 勿論、パプテスに帰依すべきだけれど… 改宗も認めないとは言い難いものを感じてる。 …振り返る驚いたような表情から、そっと視線を逸らすのは… 無表情であっても、気まずさの表れか。 もっとも、そのまま歩き出そうものなら ぷい とソッポを向くのと大差ない仕草だが ) …それもありますが… 私の追っている者は、暫くここへは寄り付かないのではないかと思います。 ( ケープの下、腰に覗くのは剣と銃。 『下手人』 と言う言葉には、やや不服だったのか愉快そうな顔をじっと見つめよう ) 手配中のヴァンパイアを発見し、仕掛けました。 …お気をつけ下さい。 日が暮れれば、ここは安全な場所ではありません。 ( お墓参りなら日中に、と。 …相手を見る目は無いようだった… ) [Thu 21 Dec 2006 19:01:15]
マドゥー > (ぱちゃ・・・・・・桶が空になったようだ。ぶんぶんっと中の水滴を切るように桶を振るしぐさが、男を知る人間にとっては妙に俗っぽくも見えたかもしれないが・・・)・・・・・・・・・(相手の返答に背を正し、顔を向ける。ターバンの下の浅黒い肌にわずかに驚いたような表情を浮かべ)・・・・・・てっきり、墓地の見回りでもやっておるのかと思っただけなのだがな?なるほど、お主が下手人であったか・・・(相手の、自分にとっては予想外であった謝罪の返答に、愉快そうに頬を緩めれば言い)酔狂で乱痴気騒ぎをした…などということではあるまい? [Thu 21 Dec 2006 18:50:48]
セレニア > ( 気付かれないからと言って、あんまり不躾に見つめているのも失礼だ。 そう思い直して歩き出そうとした矢先――― 唐突に発せられた声には、それが自分へ向けられたものだと理解するのに暫しの間。 周りに他の人がいない事を確認してから… その言葉に、僅かに目を伏せる… ) ―――そう、ですね。 …なるべくなら… ですが、止むを得ない場合もあります。 ( 平坦な声が返す。 振り返れば、そこにあるのは無表情。 けれど、迷うような間を開けた後に ) ………申し訳ありませんでした。 ( 相手がそれを知っているのかは知らないけれど、そう言った ) [Thu 21 Dec 2006 18:44:01]
マドゥー > (冬場であれば作業はすぐに終わる。遠目から見ても墓石が地面に在る様子がはっきりと分かるほどになれば、男は桶に汲んできたであろう水を墓石にかけて行き……)……墓地で荒事を起こすなど不届き千万…そうは思わぬか?(ぱしゃぱしゃっと水音が響く中、唐突に背を向けたまま男は語りかけてくる。静寂に支配されたこの場所で、自分以外の相手が動けば、見ずともその存在を何とはなしに察知することは比較的容易であった。) [Thu 21 Dec 2006 18:37:46]
セレニア > …シスターティフィス… ( その人を思う度、色々な事が分からなくなる。 ―――そう言えば、彼女は変わってしまったけれど、元々彼女がお目付けに指名されたのはとびきりのハト派だったからではないか? …だとすれば、マリア様はどうだろう… ) ………。 ( 枯れ木を離れて歩き出し… 思考は、すぐにそこで草を毟る男性の姿に中断された。 …綺麗にしているのだと言うのは分かるし、別に気にする事も無いと思うのだけど… 東洋風の外套が気になったのか、それとも先日この付近を騒がせてしまったのが気になったのか… 何とは無しに、見つめてしまっていた ) [Thu 21 Dec 2006 18:29:58]
マドゥー > (ざしゅ・・・・・・息も白くなる季節と言うに、夏とは比べるべくも無いものの、名も知らぬ草草に覆われてしまっている小さな墓石があった。男はターバンにドルマンといった丈の長い東洋風の外套を纏った姿でその草を引き抜いていた。墓地に居るもう一人の女性の存在を機に止めた風も無く、ただ黙々と・・・) [Thu 21 Dec 2006 18:22:59]
お知らせ > マドゥーさんが来ました。 『墓地の隅…雑草に覆われて…』 [Thu 21 Dec 2006 18:18:58]
セレニア > ( 大聖堂の寄宿生である彼女は、強く真っ直ぐな信仰を持っているようだった。 甘さは無く、けれど、だからこそ正しいと思える姿勢。 懐かしいもの。 …教会に対して疑念を抱くようにさえなった今でも、パプテス教徒として修道にあろうとするのなら、彼女のようにあることが出来ればと思う…。 …『使ってください』… もしかしたら奇妙かもしれない願いは聞きいれられて、本人が承諾してくれた事は担当司祭に伝えてある。 『お目付けになってください』 と言ったわけではないし、寄宿生である彼女にその権限があるのかどうかは分からないけれど… 無くても司祭が与えれば問題ないだろう。 当の司祭は煩わされる悩み事の種を誰かに押し付けられるのなら願ったりと考えるなんて知らない話でも、疎まれているのは雰囲気で感じているし、シスターティフィスよりは人選に無理もないと思う ) [Thu 21 Dec 2006 18:06:39]
セレニア > ( 御国の来るその時まで、どうか安らかにと… 異教徒であっても、贖罪の気持ちが伝われば、今はそれで良い。 …無表情、無感動なその様子は、形式に則るだけのようにも見えるかもしれないけれど、見た目ほどおざなりではない思いで立ち上がり… 何気なくステアの逃走した方を見つめていた ) ―――。 ( 『撃つべきだった』 …盾にされた女性に構わずに、当たるかもしれないのだから、撃つべきだった…。 言い聞かせるようにもなってしまうのだけど、今はそう思う。 狙いは付けられていたのだから、盾にされた女性かステアの、どちらかには当たっただろう。 それで止められたのかもしれないのだから、迷うべきではなかった。 ―――最悪の事態も大事の前の小事だ。 …それは、間違っていない… そう思う ) ―――。 ( 胸に残る、何故だか納得し切れない思いに、掌に余るサイズのロザリオを握り締めた。 何を迷うと言うのか。 正しい事は分かっているのに、悩んでしまう ) [Thu 21 Dec 2006 17:57:38]
セレニア > ( 相手は『ステア』だ。 それこそ、今度こそ本当に、場所や周りを気にしている余裕は無かった。 …ならば手を出すなと、シスターティフィスなら言ったかもしれないけれど… 止むを得ないとも思う。 ただ、だからと言って『止むを得ない』で終わりにしない事を教わった。 …花束を置いたまま膝をついて、目胸の前で手を重ねる… ) [Thu 21 Dec 2006 17:37:29]
セレニア > ( 冬も深まり日は短い。 夜の帳が下りる頃、先日戦闘のあったその場所に、花束を手にして訪れる人影がある )   ( 薄紅色の髪を編み目が少ないゆったりとした大きな三つ編みにした少女は… まだ未熟な細い身体を、フィットする黒革の戦闘服で包んで。 そのラインを隠すように銀糸で十字の施された白地に青い縁取りのケープを羽織っていた。 本当は赤を羽織るべきみたいだけれど、そんなに持っていないのでとりあえずはこのまんま )   ( 爆ぜた氷槍に耕された地面も、ステアが逃走の際に踏み倒して行った墓標もすっかり元のまま… 教会の職員が直したのか、あるいは墓守が直したのか… と言うか墓守も一応教会の職員か? よく分からないけれど、静けさを取り戻した一帯を見回して、枯れ木の下に花束を置いた ) [Thu 21 Dec 2006 17:33:03]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 花束を手にして、墓地の外れの枯れ木の下 )』 [Thu 21 Dec 2006 17:18:16]
お知らせ > アーシュラさんが退室されました。 『帰宅したのは夜も随分と深けた頃』 [Wed 20 Dec 2006 22:43:43]
アーシュラ > まぁ…ここも永遠に広がる墓地というわけでもないし…。 ( 歩いていれば、どうにかなるだろう的な呑気な独り言。とりあえず、今向いている方向とは逆に歩いていけばいい。踵を返すと、枯葉をしっかりと踏みしめて元来た方向へと歩きだした ) [Wed 20 Dec 2006 22:43:21]
アーシュラ > うむ…今度にするか。 ( 白い花の収められた瓶をきゅっと握り締めて、ゆっくりと立ち上がると月を見上げた。怖いものはどう足掻いたって仕方ない。そんなふうに己に言い聞かせると、瓶をベルトについた袋に戻した ) 寒い…。 ( 気温とはまた違う悪寒。ぱたぱたとドレスについた汚れをはたくと、周囲を見渡して腕組み ) ………。 ( どの道を通って来ただろうか、と首を傾げて道という道もあやふやな墓地内に視線をめぐらせた ) [Wed 20 Dec 2006 22:36:02]
アーシュラ > ( 千切り取った花に顔を近づけてまじまじと見る。図鑑で見た花で間違いはないかと確認するための行動であったが、月明かりだけでは花をしっかりと確認することが出来ず項垂れた ) …こういうとき、人間は不便だ。 ( ぶつぶつと文句を並べながら、腰に巻かれたベルトから小瓶を取り出した。コルクに器用に指をひっかけて、蓋をあけると手にしていた花を瓶の中へと滑り込ませる。特に意味もなく、それを空へとかざして眺めてからコルクをしめた ) …在庫ようにもう少し欲しいところだが。 ( そこで言葉を区切ると、先の見えない暗闇に視線を這わせた。恐怖心に比例して、独り言の数は増す ) [Wed 20 Dec 2006 22:15:10]
アーシュラ > こればっかりは家では栽培できないからな…。 ( ふと足を止めると、墓石に寄り添うようにして咲いた花の前にしゃがみ込んだ。小さな白い花が、風に首を揺らす。手招くようなその仕草が奇妙で、躊躇するように伸ばした手を寸前で止めた ) 屍の上にしか咲かない花…か。悪趣味な花だ。 ( 口元に微かな笑みを浮かべると、花の茎を出来る限り根元の部分で千切りとった )  [Wed 20 Dec 2006 22:03:48]
アーシュラ > ( 空に浮かんだ白い月には、素直に綺麗だとは思えない薄気味悪さがあった。極力月を見ないように足元に視線を伏せて、さくさくと枯葉を踏み歩く。場所が場所であるだけに、どうにも神経が張り詰めた ) ……嫌な空気だ。 ( 小さく呟いて、息を吐き出した。風がなるたびに、踏みつけた枝が音を鳴らすたびに、いちいち足をとめる )  [Wed 20 Dec 2006 21:55:47]
お知らせ > アーシュラさんが入室されました。 『薬草採集』 [Wed 20 Dec 2006 21:53:26]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(やがて踵を返し、カンテラを片手に闇の中へ。)』 [Tue 19 Dec 2006 22:56:04]
ルーア・リシア > そう、めんどくさい。でもそれが私の仕事。 ( 短く答えて、それから去っていく夢霧の姿を見送った。 ) [Tue 19 Dec 2006 22:55:22]
お知らせ > 夢霧さんが退室されました。 『子ども・・・。(小さく呟けばためいきをついて)』 [Tue 19 Dec 2006 22:54:25]
夢霧 > ・・・・・めんどくさそう。(聞けば大きくため息をついて)仕事の邪魔して悪かったね、暇だったらまた来るかもしれないから・・・・じゃあね(そう言うと歩き出して) [Tue 19 Dec 2006 22:53:53]
ルーア・リシア > 朝と昼と晩に、それぞれ見回りがある。広い墓地だから、1度や2度では全てみて回れない。不審者がいれば対応するし、壊れた墓石を見つければ直しもする。死体が捨てられていたら埋める。さらに墓地の掃除。アンデッドがでたら排除。ならびに墓地にきた人の安全確保。――他にもあるけど。 ( 指折り数えて、つらつらと。 ) ――えぇ、わたしもそろそろ見回りに、もどる。またね、ムームー。 [Tue 19 Dec 2006 22:50:27]
夢霧 > ・・・・例えば?(気になったのかたずねて)そうなんだ・・・・迷惑な話だね。復讐したところで何になるんだか。(やれやれと言って)僕はそろそろ帰ろうかな・・・・。(ぐっと伸びをして) [Tue 19 Dec 2006 22:44:45]
ルーア・リシア > やってみると、わかる。墓守の仕事も死神の仕事も、ムームーが今いったようなことだけではないことが。 ( 特に気にする様子もなく、淡々と事実だけを告げて。 ) それなら、彼らが時に生者への復讐を始めることも、わかる、はず。この墓地でも、稀にアンデッドが現れる。 [Tue 19 Dec 2006 22:42:23]
夢霧 > そんなに忙しいとは思わないけどね・・・墓が荒れてないかどうか確認して定期的に死者を送るだけでしょ?(首をかしげて)会話も出来るし見えるよ・・・天使の特権なのか、生まれもった体質なのかは知らないけど。 [Tue 19 Dec 2006 22:38:30]
ルーア・リシア > そうでもない。墓守の仕事と、死神の仕事、二つをこなすから――退屈しているヒマがない。 ( 淡々と答えを返して、浦山氏王にする夢霧を見つめて。 ) あなたはどうなの? さっきの話だと、霊とかいわできるみたい、だけど。 [Tue 19 Dec 2006 22:35:59]
夢霧 > あ、それもそうだね。仕事中も退屈しなくて良さそうだね、それは。(少し羨ましそうに)だーかーらー・・・・もういい。(言っても無駄と思ったのか抗議するのを止めて) [Tue 19 Dec 2006 22:33:30]
ルーア・リシア > 一応……見えたり話せたりは、できる。――できないとかれらを向こうに送れないし。 ( そう答えて、頬をかいた。 ) ――反応するところが、こどもっぽい。そんなに怒らないで、ムームー。 ( あだ名にかんしてはもう決定らしい。真顔で返す。 ) [Tue 19 Dec 2006 22:31:29]
夢霧 > まあ当然そうなるね。(納得して)・・・人間ってわかるって事は霊と話せたりとか出来るの?(首をかしげ)・・・・かわいいとか言うな、子ども扱いされているみたいだ。(少し顔を赤くして抗議して) [Tue 19 Dec 2006 22:26:23]
ルーア・リシア > ここに居るのは、ほとんどが人間の霊――ヴェイトスには人間が一番多くて――だから死ぬ比率も人間が多い。 ( 少年から名を聞くと、小さくうなずいて。 ) ムームー。鳴き声みたいで、かわいい……。 ( 真顔で納得したようにくりかえす。命名したようです。 ) [Tue 19 Dec 2006 22:22:54]
夢霧 > そうなんだ。・・・・ここって他にもたくさんいるかと思ったけどそうでもないのかな。(少し意外そうに)夢に霧って書いてユメキリでもムムでも・・呼びやすいほうを使っていいよ。(名乗って) [Tue 19 Dec 2006 22:17:45]
ルーア・リシア > えぇ……かすかに、だけど。久しぶりだ。羽のあるヒトをみたのは。 ( 懐かしそうに眼を細める。 ) ――ルーア・リシア。あなたの、名は? [Tue 19 Dec 2006 22:14:33]
夢霧 > 堕天使のなりそこないだよ・・・感じるの?(証明とばかりに灰色の羽を出して)・・・・そっか。まあ長生きだし・・・会える事もあるかもしれないね、それはそれで楽しめる、かな。説明ありがと。(軽く礼を言って)・・・名前、何て言うの?(少し考えてからたずねて) [Tue 19 Dec 2006 22:12:58]
ルーア・リシア > そういうあなたも、人間ではなさそうだけど。 ( こちらは特に興味なさそうな眼で見る。ただ思ったことを口にする。 ) いつかまた、魂は転生を果たす。あなたが長く生きていれば、会えるかもしれない。もっとも、お互いその出会いに気付ける可能性は、低い。 [Tue 19 Dec 2006 22:09:16]
夢霧 > ・・・・・死神ね。(少し興味深そうな目で見て)・・・・そっか、じゃあ。もういないね。・・・・もう少し構ってやればよかったかな。(少し残念そうに) [Tue 19 Dec 2006 22:05:44]
ルーア・リシア > 正確には、墓守で――死神。 ( マフラーを巻きなおして、淡々と答える。不思議な感じを受ける少年だ。人間のそれとは、伝わってくる波動が違う。 ) 幽霊なら一杯いるから、どの人を言っているのか、わからないけれど。2ヶ月以上前なら、たぶん、いない。私が定期的に死出の門へ送っているから。 [Tue 19 Dec 2006 22:00:20]
夢霧 > 墓守ってやつ・・・かな?(首をかしげて)それは悪かったね・・・・こんばんは。(少し遅めの挨拶をして)前に話していた幽霊がいてね・・・・今もいるのかなって。きまぐれの確認、かな。(いないみたいだけど、と付け加えて) [Tue 19 Dec 2006 21:56:46]
ルーア・リシア > む――? ( 声が聞こえれば、そちらに注意を向けて。 ) 見回り。最近、墓がよくあらされる、から。 ( 黄色いツインテールの娘は、マフラーを弄りながらそう答えた。 ) とりあえずは、こんばんはの、あいさつから。あなたこそ、こんな時間になにを? [Tue 19 Dec 2006 21:52:23]
夢霧 > ・・・鈴の音?(そちらと眼を向ければカンテラの光が見えてそちらへと赴いて)・・・・何してるの?(そこまで来れば首をかしげて声を掛けてみて) [Tue 19 Dec 2006 21:49:36]
ルーア・リシア > ( 霊たちと他愛ない世間話を交わしてから、少女は鈴を鳴らし、再び見回りを始める。チリリィン――チリィ――ン―― カンテラをかざしながらゆっくり進む。 ) [Tue 19 Dec 2006 21:47:22]
お知らせ > 夢霧さんが入室されました。 [Tue 19 Dec 2006 21:46:56]
夢霧 > (やってきたのはきまぐれ・・・付け加えるならかなり前に気になる霊がいたから今もいるだろうかという確認)・・・もういないかな。流石に。(墓地につけばとりあえず誰か居ないかと歩き始めて) [Tue 19 Dec 2006 21:45:01]
お知らせ > 夢霧さんが来ました。 『きまぐれ。』 [Tue 19 Dec 2006 21:41:11]
ルーア・リシア > ん……よかったね、貴方たち。ちゃんと、直ったよ……。 ( 虚空を見つめて、小さく微笑む。そこには、青白い半透明な住人たちの姿があった。一時は墓石を倒され、悲しみと怒りを強めていた霊たちも、だいぶ落ち着きを取り戻してくれた。 ) それにしても――こう墓地が広いと、見回りが行き届かない……。 ( また、こういうことはあるだろう。そうなる前に、できるだけ発見したいところだが。 ) [Tue 19 Dec 2006 21:34:42]
ルーア・リシア > 結局、夜までかかってしまった―― ( 大きく伸びをして、体をほぐす。同僚の墓守に頼み、朝から数人係で修復を開始した。その後、幾度かの休憩を挟み、新しく運んできた墓石に死者の名前を刻んで、全てが終わったのがついさっきのこと。同僚たちと別れた少女は、一人夜の墓地にたたずんでいた。 ) [Tue 19 Dec 2006 21:28:16]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(壊された墓石の修復を終えて――)』 [Tue 19 Dec 2006 21:25:31]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(少女は、小走りにかけてゆく。)』 [Mon 18 Dec 2006 21:21:43]
ルーア・リシア > ( しばらく鈴の音を鳴り響かせていると、だんだんとざわついていた霊たちも落ち着きを取り戻し始めた。この機を逃す手はないと、ルーア・リシアは墓守の同僚たちを呼びにいく。これだけの量の仕事、一人でやっていたら朝になってしまいそうだ。なにより、材料や道具が足りない。 ) ――まったく、タダでさえ死人が増えて大所帯だと、いうのに―― ( それが一気に悪霊化でもしたら、たまったものではない。後で滞在期限を過ぎた霊たちを向こうへ送らなくてはいけないから、大忙しだ。 ) [Mon 18 Dec 2006 21:20:24]
ルーア・リシア > ( 鈴の音には心を安らげ、魂を安定させる効果がある。それは生きている者も、死んでいる者のおなじ。鈴の音というものは、そういう独特の波長をもっているのである。 ) 大丈夫――壊れたお墓も、荒れた地面も、私たちが元に戻す。ちゃんと綺麗に直して、花を添えてあげる。だから――静まって―― [Mon 18 Dec 2006 21:12:41]
ルーア・リシア > ( 墓守の同僚を呼んでくるべきか、霊たちの憤りを静めるべきか。――ルーア・リシアは後者を優先した。 ) あなたたちの気持ちはわかる。けれど、その感情を強くしては――悪霊になってしまう。心安らかに――あらぶる魂たちよ―― ( チリィ……ン。チリリ……ィン。鈴を鳴らし、その音色を霊たちに聞かせる。透き通るような音が、墓地にこだました。 ) [Mon 18 Dec 2006 21:02:24]
ルーア・リシア > ( 霊たちが怒っている。当然だ。自分たちの寝床でどたばたされた上に、墓標をこんな風にされたのだから。調べてみると、辺りの地面などにも争った痕がある。それも、複数。 ) ――とにかく、修復を、しないと―― ( 立ち上がって、息を吐く。マフラーをあげて、口元を隠すと、もう一度辺りを見渡した。 ) ――といっても、どれから、手をつける? [Mon 18 Dec 2006 20:54:33]
ルーア・リシア > ひどい、ことを―― ( 夜の墓地で、黄色いツインテールの少女がぽつりとつぶやく。広い墓地をいつものように見て周り、これらを発見したのは、ついさっきのこと。 ) ――あなたたちも、おちつかない――でしょうね。 ( 宙に視線を向けて、辺りを見渡し、つぶやいた。 ) [Mon 18 Dec 2006 20:48:15]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(踏み倒された墓石を手で撫でて――)』 [Mon 18 Dec 2006 20:44:52]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 無断外出だけれど交戦は勿論報告。【ステア】の弱点に聖水がある事も、資料に追加される )』 [Mon 18 Dec 2006 04:47:17]
セレニア > ―――あ。 いえ。 問題、ありません。 自分で… あの… ( ひょい、と肩を貸されてしまうと、戸惑うように視線が泳ぐ。 彼は教会関係者で無いのだし、このような支援を受けてもいいものかどうか… それでも 『イコティーお姉サマ』 がブラザー改めシスターイコトの事であるようなら、それ以上は拒まない。 謝礼というのは、ヴァンパイアを討った時に教会が善意の市民に授与するであろう事を言ったもの。 個人的には… 少しはお金はあるものの傭兵雇おうかとか考えているし、無い袖は触れない感じ。 現物支給… 何が欲しいのですか? と首を傾げて ) ―――MJ様。 ( 素直に呼んだ。 様付けはナチュラル。 『セレニアといいます』 とニコリともせずに続けて――― 大聖堂まで、一緒に行こう ) [Mon 18 Dec 2006 04:43:00]
お知らせ > MJさんが退室されました。 『 ―――で、お姉さんの名前は何てーの? ( 肩を貸しながら屈託無い顔で )』 [Mon 18 Dec 2006 04:35:57]
MJ >  それだけ元気なら大丈夫ダネ―――。 名乗る程のモノじゃ無いけども、どうしてもお名前を知り合たそうなお姉サンには特別に 『 MJ 』 後ろに「ちゃん」でも「様」でもお好きな様にお呼び下さいマセ。 言ったデショ? プチ豪華な馬の骨デス。 ( 片脚を引きずるVH、何処か打ち所が悪かったらしいのか。 ) ええ、地方村での事件からステアを追ってますヨ。 何なら大聖堂のイコティーお姉サマにでも下さいな。 ( 大聖堂を訊けば、渡りに船とばかりにニンマリと口の端を歪めVHへと手を伸ばす。 ) 謝礼よりも現物支給で。 ( 「だからこれは前払いのサァビス」 盾になった女性は平気そうだ彼女にも挨拶を。 そして半ば強引に感情の乏しいVHさんの肩を持つを大聖堂まで運ばんと。 ) [Mon 18 Dec 2006 04:35:03]
セレニア > ―――申し訳… ありませんッ…。 助力に、感謝… いたします。 ………ステアを逃がしてしまっては… 謝礼は、お渡し出来ないと思いますけど… 手当ては、教会で。 ( ―――別人のような、平坦な口振りが答える。 装備を収めて、ゆっくりと立ち上がった ) ―――ステアの、知り合いと言いましたか? ( 状況が状況で大人びて見えるかもしれないが、見た目、同年代か、それ以下か。 『あなたは何?』 と感情の欠しい薄紅色の瞳で少年を見つめよう ) [Mon 18 Dec 2006 04:29:12]
MJ > ( 剣の切っ先が僅かに吸血鬼の身体を捉えた。 だが手応えを感じてる暇も無く、退路を塞いだ女性の手を取りあまつさえ肉の盾にせんと吸血鬼は女性を突き飛ばした。 ) ―――。 ( 流石にそれを悠長に眺めている事もなく、射線が女性に被されば忌々しそうに剣を降ろす。 同士討ちは避けられたが追撃の機会も失った。 ) ―――お姉さん、興奮し過ぎ。 ステア取り逃がしたのは誰のせいでも無いでショ、怒ると顔に皺出来ちゃうヨ。 ( 矢張り厄介な吸血鬼だ。 魔法だけでなく、それでVHと斬り合った上に退却時に見せた軽業。 落胆の色を浮かべたまま、背に剣を吊し―――苦悶に呻くVHを横目に。 ) [Mon 18 Dec 2006 04:22:49]
セレニア > ( 傷む身体に鞭打って、狙いを定める。 ステアの背後に控える女性とステアが対峙した時、動きを止めるその一瞬を待って――― しかし。 狼狽したような声が上がり、ステアへと突進する女性。 戦えないのなら逃げろと言ったのにと内心で舌打ちしつつ、それでも善意の市民という認識だ。 キッチンシザーで戦おうとする、ちょっとどころでなく無謀な。 ―――以前の自分であれば、迷わずに撃っただろう。 市民を巻き込む事を考えもせず、取り逃がして犠牲者が増えるのならここで滅ぼせる可能性に賭けるべきだと主張して。 けれど、墓標を壊して哀しませたシスターティフィスの事が意識を過ぎる。 教会で、ヴェイトス市で話したたくさんの人達の事が――― ) ―――ッ! ( ダメだ。 …発砲出来る状態で、けれど銃口は火を吹かない…。 少年の、節を持ち伸びる奇妙な剣はどうか――― どちらにしても前へ転がり出た女性の背中越しに、去って行く吸血鬼を忌々しげに見送る事になる。 …追おうにも、打ち所が良くなかったらしい… 脚がやけに傷む… 治療を受ければすぐに回復するだろうけれど、教会まではびっこを引く事になりそうだった ) ―――戦えないのなら逃げろと言ったでしょっ! 邪魔よ! 邪魔したのよ!? 怪我は? 立てるの立てないの! じゃあ行きなさいッ…! 目障りよ消えなさい! 消えろっ! ( 善意の市民に、そう思いながらもヴァンパイアの存在に刺激されて凶暴性を増している気性は、声を荒げてしまう。 にべも無く追い払ってしまうような剣幕で。 ―――すっかりステアが見えなくなって、更に少しの時が流れ、知覚領域外に出た頃――― 忌々しげな表情がすぅ… と引いて。 無表情になる。 変わりに、今更傷みに耐えかねたように苦痛に顔を歪めた ) ―――ッう゛… っく…! …ふ…ぅッ…  [Mon 18 Dec 2006 04:17:55]
お知らせ > 鋏を持った女性さんが退室されました。 『残念ながらPLレベルでそれを見届けることはできないのだった。どっとはらい。』 [Mon 18 Dec 2006 04:07:38]
鋏を持った女性 > …う…あっ? (引っ張られてつんのめるように、前へ── ) (構わず銃の引き金を引けば、剣を振ったならば。 その侭斃されることだろう。 攻撃を止めるなり、中断する事ができたなら…二、三、言葉を交わしてその場を後にする──。 が。 ) [Mon 18 Dec 2006 04:07:20]
お知らせ > ステアさんが帰りました。 『(右手、聖水火傷。 またエロィ格好で徘徊する羽目に。)』 [Mon 18 Dec 2006 04:03:40]
ステア > ッ――!! (間近で爆ぜた槍はさながらショットガンのように術者にも襲い掛かる。 ドドドッ!頭や太腿を氷礫が当たったり掠めたり・・・痛いし冷たい!!だけど尼僧の追撃は何とか凌げたらし・・・銃を構えているが距離を離せば命中率も落ちる筈と考え・・・とにかく貌を腕で遮り目への直撃だけは避けつつバックダッシュ・・・鋏の女性に一直線。) ・・・・ッ?! ―――い゛っ!? (視界を遮る為に投げた外套も大した意味を成さなかったのか・・・ものともせず向かってくる傭兵。 右にバックダッシュしているので左側に位置していた傭兵からは背後は取れなくともその差は徐々に詰まってくる!更にその持っていた剣の切っ先が伸び・・・迫ってくる!! そこで、ドスン、と背後に「何か」ぶつかり、脇に微かな痛み。視線を落とすと同時に、鋏を持った少女の手を掴み、反転!(妙に少女の腕が冷たかった気がするが・・・それ所ではない。)) ―同士討ちでもッ してなさいっ!! (傭兵の伸びる剣の切っ先と、尼僧の拳銃、両方のタ盾するように・・・・・・ドン!、と少女を突き飛ばす。そして墓石を踏み倒したりしながら逃走。 経験値★3 贈呈。 [Mon 18 Dec 2006 04:02:43]
MJ > ( そのまま吸血鬼の腕を寸断せんと剣を振るうが、空を切った。 変わりに視界に飛び込んでくるのは無数の氷塊。 ) っと―――。 ( とっさに顔を、腕甲で庇いながら。 手にしたカンテラがオイルをぶちまけながら派手な音を立て破壊され。 ) っと、逃がさないっての。 ( 餓鬼の身体にも無数の疵が出来る。 それに構わずに、飛んだ吸血鬼の背目掛けて文字通りの意味で剣が延びる ) [Mon 18 Dec 2006 03:43:22]
鋏を持った女性 > (他称吸血鬼。えっちぃ衣装の女のコの魔力を受け、弾ける氷の槍。 魔法の心得は無いが、なかなかすげェと感心すること頻り。) ─と、とッ。 (慌てて目を覆う。) (どういう見間違いかはわからないが、此方のエモノはナイフ程度のキッチンシザーだ。前述したとおり刃渡り6.5cm。巨大とは言いかねる。) (爆ぜる冷気が収まれば、腕の間から垣間見る。矢張り、此方へ向かってきた、様子──判断力はまだ生きているようで何よりだ。アタマは生きているうちに使えとこの体の女も生前口を酸っぱくして言っていた、らしい。 良く判らんが。)──わわ、わ──(狼狽したように、鋏を相手へ向ける。切っ先をその侭突き出すが──初めから、狙いは脇の下を掠めるように。杭、大蒜、聖水、パプテス十字。メジャーな弱点の一つである杭がそうであるように“突き立てる”行為は吸血鬼には有効な筈だ。鋏で斬りつけるのでなく、突きを行っても、動機的には不自然は──ない。多分。) [Mon 18 Dec 2006 03:13:31]
セレニア > ( 競り合っている今こそ追い打ちをかける時。 それをしない女性に、やはり味方と思っていればじれったいものも感じるけれど、誰とも知れない市民?に過剰な期待はしていない。 目まぐるしく推移する状況の中で、それでもとりあえず囲む位置に移動する女性を視界の隅に捉える。 男性… 少年の方は、女性よりも場慣れしているらしい。 ステアへと斬りかかるのを見とめれば、ふっ と氷の槍と切り結ぶ力を緩めた ) ―――…ハッ… ( 勝負あった、そう確信して… 侮蔑するような嘲るような吐息を零したのも束の間…   『爆砕』   …魔法で生み出された槍だ、何かあると思わないのが甘かった… ) ―――っア゛ッ…―――! ( 銃口を向けるのと、氷の槍が術者本人をも巻き込んで爆ぜるのが同時。 引き鉄を引く事は適わずに、競り合っていた少女は全身を氷の礫で強打された――― ステア本人が逃げおおせるのであれば、それ程の威力は無いのかもしれないけれど。 刺す、切る等の攻撃による出血を防ぐ意味合いの強い戦闘服は、衝撃には弱い。 軽めの身体は緩く後方に吹き飛ばされて、尻餅を付く。 ―――そのまま倒れ伏したいのを、剣を手放した右手で支えて――― 上体を起こしたまま、銃の撃鉄を上げた。 火打ちが触れないように噛ませていた木片が落ちて ガチン と重たい音がする。   …照準…   ステアの背後にはあの女性が居るのなら、多少の足止めは出来るだろう。 そこへ、撃とうと――― 発砲は次のターン。 性能の都合、近接距離でなければ当たり難い ) [Mon 18 Dec 2006 03:10:26]
ステア > ―――グギッ! (強烈な痛みを伴いながらもその感覚は非常に鮮明だった。 新たに加勢して来る2人・・・視界は尼僧に遮られてるけど聞こえた声で大体の方向はわかる・・・その内一つ、左側から聞こえた声には聞き覚えがある・・・あの地方村で魔女と一緒にいた奴、いつ戻ってきた。) ―――ッ!・・・『爆砕』!! (今度ははっきりと舌打ち・・・強引に外套を引き千切ればソレを傭兵に対し目隠しのように振り放り・・・体を尼僧のショートソードの切っ先から逃げる様に右後に飛んだ。 同時にショートソードと切り結んでいた氷槍は術者魔力を受け爆砕。砕けた氷はほぼ全方位に氷の礫を撒き散らす。切り結んでいた尼僧、槍を持っていたステアをも巻き込んでッ) (ステアが飛んだ先、囲まれて退路を遮断する形なら鋏を持った女がいるだろう・・・が、ステアには背後に気を配っている余裕がなかった。 [Mon 18 Dec 2006 02:53:11]
MJ > ( 近くの茂みから頭に葉を乗せ飛び出して来た人影。 事態を把握せんと辺りに目を凝らせば ) ちょっと―――。 ( 人数は三人、前方に人影を確認すれば顔色が変わる。 火の粉舞い散る、あの場所で見た顔を苦悶を浮かべたフードの下に見えた。 ) 謝礼は貰うけどもねッ! お知り合いなのさその吸血鬼のお姉サンとは、えーっと何処の誰だか知らないけども骨は骨でもプチ豪華な馬の骨が助太刀する也よ。 ( 巨大な挟みを持つ女性に続き、吸血鬼の脇へと回り込み、VHが動きを止め、挟みを持った人影が退路を塞ぐようならば自分は吸血鬼の杖を持つ腕を寸断せんと斬りかからん。 VHが援護を期待し隙間が空いたのならばソコに剣撃を叩き込まん。 ) [Mon 18 Dec 2006 02:25:25]
鋏を持った女性 > ……そういッたって──せいぜい退路を塞ぐ、くらいさ。  (いろいろぶちまけた、様子。 獲物の長さを考えれば、勇ましい教会の尼さんの加勢するにしても、難しい。 次に何が来るともしれない今、背中を刺すにもリスクが高い──ええい、忌々しい。 自分を棚上げに、こんな時間にふらついている相手に理不尽な怒りを覚えた。) ──あーらら。 (聖水か、あれは。 焼け焦げる様子に目を丸くした。 ここでおッ死ぬのも気の毒だが、どう立ち回るべきか──思案しつつ) ──っし、囲む、さね。 (退路の一方を塞ぐように、ポジションを取った。 無論、いざ突っ切って向かってきたら、あっさり倒される心算だが) [Mon 18 Dec 2006 02:23:02]
セレニア > ( 物騒な場に寄ってくるような人間だ。 この街に溢れている冒険者か傭兵か、何にせよ、女性の落ち着いている態度にも、まだ何かを不審に思う事は無く――― あるとすれば、眺めていないで手伝え! と言ったところか。 もう一人、近付いて来るのを目に留めて――― 三対一と認識。 正直ステア相手に一対一は分が悪いとも思っていれば、『天使』なんて事をふと考えた ) ―――『これ』はヴァンパイアッ! 教会が謝礼を出す! 戦えるのなら手伝ってッ! ( 効果を上げた聖水によって出来た余裕で、また声を張り上げる! 緩んだ力にはそのまま押し切らんばかりの勢いで踏み出しつつ、援護を期待できる状況なら完全に密接してしまうのは避けた。 外套を脱ごうとするのを阻むように槍にプレッシャーをかけながらも… 左手を、銃に伸ばす――― ) [Mon 18 Dec 2006 02:11:28]
ステア > (薙ぎ払った氷槍と尼僧のショートソードがぶつかり甲高い剣戟が鳴り響く! 此処からリーチを利用して氷槍を甘そうに突き刺すことが出来れば行動を制限できもう一人現われたものに集中できると思っていたのだが・・・尼僧の切り結んだ刹那の行動にその思惑通りに運ばなくなる―――。) ――――ッ!?ヒッ・・・ギッ! ギャァァァァァアアアア!! (バシャリ、と黒い外套にかかる聖水。 今身につけている外套はスラムの訳の判らない男から奪ったもので冒険者用でも何でもない唯の外套だ。前回まで愛用していた冒険者用の物ならば防水効果で項はならなかっただろうが・・・唯の布は、みるみる聖水を染み込み、下の素肌へと聖水を伝わらせる事となり・・・結果、焼けるような痛みが襲い掛かる。幸い、間近で浴びなかったので全身に降り注ぐことは免れたが・・・・槍を持つために突き出した手に盛大に降りかかり、切り結んでいた手の力が一時的に抜ける。相手が更に剣を押し込もうとするなら、その距離は更に縮むだろう。杖を持った手で、外套を脱ぎ捨てようとするも杖を持ちながらの作業・・・あと1ターンはかかる。因みに塩やら大蒜は平気だ。 [Mon 18 Dec 2006 02:02:19]
MJ > ( 墓石を踏み越え、飛び越し―――、一直線に走る。 近付けば聞こえて来るのは聞き慣れた闘いを告げる剣戟の音。 ) お――、ホントに何かやってんのねェ。 ( 足音を隠しても無ければランタンも消してないその場にいる全員が餓鬼の接近気付けるだろう。 空いてる手で、背に吊した抜き身の剣、その柄を掴む。 【次ターン到着】 ) [Mon 18 Dec 2006 01:45:11]
鋏を持った女性 > (茂みをつっ切って、走る。 何者か知らないが、もう一つ近づいてくる気配がある。 こんな時間に墓参りも無いだろうし、まっとうな人間では無い、と思うが。墓守りや、聖職者であれば厄介な所だ。 ) …おー。 (出てきたところに、激しい剣戟) ──やってるねぇ。  (あらあらまぁまぁ。 そう続きそうな口調。) …なるほど、そっちが吸血鬼なワケね? (ふむふむ。 普通の市民にしては、落ち着きすぎているきらいはある。 あるが──其処まで気を廻す余裕も無かろう。) (巻き添え喰うのも面倒だ。 が──これをウツワに出来れば、中々、いい感じかもしれない。 不意を、隙を衝いておいしい所を掠め取りたい所だ。) [Mon 18 Dec 2006 01:40:35]
セレニア > ( 吸血鬼の存在を知覚している間であれば、吸血鬼に対するのと同等の力でそれ以外の者と戦う事も出来るけれど、感知能力は対象外だ。 吸血鬼が人類の敵であるのなら、既知の仲でもなくそれに味方する者はあるまいという判断。 近付く女性に、さして警戒心は抱いていない… と言うか殆ど丸っきり無視してヴァンパイアに襲いかかっている ) ―――っるァあぁああああああッ!! ( 自分の身長ほどもあるかと言う槍の間合いはショートソードよりも長い。 けれど… 既に振り被っているのなら、双方の斬撃は互いの身体に触れる前に衝突する事になる。 金属と、氷の、強い音が響き――― もう一方の左手を振り払えば、顆粒状の大蒜と聖別された塩、聖水が吸血鬼に降りかかる――― このまま鍔迫り合いとなれば押し切られて地面に転がる事になるだろうけれど、これらの中に弱点があるか、どうか――― ) [Mon 18 Dec 2006 01:32:20]
ステア > cum obscurationi flet of aquilonis !! 『AQUILONIS of JAVELIN』(氷神の投槍)――!! (術式完成――具現化! 杖を持つ反対の手を振るう様に振り被り・・・振るうのと同時にその手に氷の槍が握られる。 槍の長さは1.4m程度だが、それでもショートソードよりは間合いは広い筈、と力一杯薙ぎ払う!) ―――余計なことをッ!! (尼僧の叫んだ言葉とソレに応える女の言葉。 クソ・・・返ってくる声の様子にどうやら声の主は逃げる気どころか此方に来るみたいだ・・・・・・冗談じゃない!!) [Mon 18 Dec 2006 01:23:11]
MJ >  成仏しなっせ。 ( 建てられたばかりなのだろう綺麗な墓石は、故人の人柄を思わせる立派なモノだ。その墓前で手を合わせてた餓鬼。 怒鳴り声や笛の音がここまで響いて来れば―――顔を上げる。 ) 訊かなかった事にするのが良いんだろうけど―――。  行きますかネ。 ( 餓鬼の脳裏に浮かぶのは幾人かの人物。 傭兵であったり魔女であったり、今どこにいるか知れない冒険者だったり。 ゆっくりと立ち上がると、声のする方向へカンテラの灯りを頼りに駆け出すだろう。 残り【2T後】にセレニアの後方より到着。 ) [Mon 18 Dec 2006 01:23:01]
お知らせ > MJさんが入室されました。 『―――遠くで聞こえる声。』 [Mon 18 Dec 2006 01:21:29]
人影 > 吸血鬼? 本当? (声の感じからするに、酔った挙句の戯言というわけでは無さそうだ。 自分の首から下を見下ろした。 見た目に、わりと力もありそうな、肉付きのいい感。 飛び出して行っても然程違和感は無かろう、と考える。) とりあえず待ってなっ! 今行くよ。 (教会のもンか。と、微苦笑浮かべれば 鋏をぎぅ、と強く握り締めた。 キッチンツールではあるが、刃渡りは6.5cm程もある。ちょっとしたナイフ程度には扱えよう。) (次ターンには、セレニアの傍へ現れるだろう) [Mon 18 Dec 2006 01:11:27]
セレニア > ( このヴァンパイアハンターは、金も名誉も欲していない。 ただ、ヴァンパイアを滅ぼす為に、出来る事を全てする。 …警笛を聞きつけて駆け付けるのは、とりあえず『吸血鬼の味方』ではないだろうとアタリをつけて…。 鋭敏になっている聴覚で、その声を捉える事は難しくない。 蓮っ葉な感じの声に対して、その姿を確認しないまま声を上げた! ) ―――『これ』はヴァンパイアッ! 戦えるなら手伝いなさい! 謝礼は教会が! 戦えないのなら逃げて! ( 声こそ発するものの、文字通り喰らい付くかのように肉迫する勢いは弱めない。 抜き放った銀のショートソードを構え、ゆっくりとした速度で下がる吸血鬼に容赦無く追い縋る。 空いた左手はウェストバッグに伸びて、そこに留めてある顆粒状大蒜と、聖水、聖別浄化塩の小瓶をそれぞれ指の間に挟んで引き抜いた。 詠唱完了間近の吸血鬼に、それだけを目の仇にしたようなショートソードを振り被る―――! 小瓶の中身が襲うのは、次のターンになるだろう ) [Mon 18 Dec 2006 01:03:24]
ステア > ――veniant spiritus glaciales obsscurantes,―――!! (詠唱をしながら舌打ちしたい気分だ。 聞こえた警笛の音・・・そんなものを吹かれたら人が寄って来るじゃないか・・・と。 しかも相手の行動の方が詠唱が終わるより少し速いかもしれない・・・!) ・・・・・・・・・・! (詠唱を続けながら、ジリジリとゆっくりした速度で下がっていく。距離を近づけさせるな! 近づけさせても術式だけはとぎらせない! 術式が完成すればまだ幾分手はあるはず。) (詠唱中なので回りこんでくる尼僧に視線だけ向け、詠唱を伽ら背ない程度の速度で後退していく・・・当然、詠唱中なので尼僧の言葉にも新たに現われたモノの言葉にも返す言葉は無く・・・ただ新たな声に貌を顰めるだけ。 『氷神の投槍 残り1ターン 次ターン発動』 [Mon 18 Dec 2006 00:46:44]
人影 > ( 夜も更けた、墓地。 何故かこの辺り近所に居た人影は、怪訝そうに緩く首を傾げた。 足元には、掘り返した様な土の跡。 持参したバスケットケースを小脇に抱えれば、右手にを握り締めて── ) だれ? 何を騒いでるんだい? (蓮っ葉な感じのする、女の声だった) [Mon 18 Dec 2006 00:40:46]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 『警笛の音を聞きつけて』 [Mon 18 Dec 2006 00:38:08]
セレニア > ―――随分と開き直ったじゃないッ!? どういう心境の変化かしらヴァンパイアッ!! ( 暗黒街では頑なに人である事を曲げなかった調子の狂う吸血鬼。 それが手配されてみればとんだ大物。 滅ぼす事に変わりは無いが、愚問に答える代わりにそんな問いを投げて――― ランタンを土の柔らかそうな地面に落とす。 枯れ木に回り込むのなら、枯れ木ごと蹴り倒したいところだけれどそこまでの力は無い。 迷い無く回り込もうとするのは、枯れ木に向かって左側。 右手で銀のショートソードを引き抜くが――― 木に阻まれて、斬り付けるには至らない。 変わりに左手で、ホイッスルを吹いた。 標準的な警笛――― 耳にする者があれば、その音の方で何かがあった事は察する事が出来るだろうか。 ―――カウンターを警戒しつつも、相手が強力な術士なら、余計な時間は与えられない。 殆ど木との間を開けず、後方へと駆け込んで行く―――! ) [Mon 18 Dec 2006 00:31:03]
ステア > (枯れ木に隠れたなら呪文の詠唱を開始しよう・・・『氷神の投槍 詠唱残り2ターン』 [Mon 18 Dec 2006 00:19:46]
ステア > ・・・・・・やはり、あの時の・・・! (闇の向こうに見えるランタンの光。 徐々に近付いてくる相手の姿が闇目の効く目で捉えられ・・・相手にも私が確認できたのか、聞こえた声に確信した。 あの暗黒街で対峙したシスターだ、と。) ――――貴女もしつこいですねッ・・・今度はなんの用です・・・。 (愚問だ。 相手が何をするために此処に来て私を捜しているかなんて判っている・・・・・・ソレが二度目の接触なら尚更!) ――veniant spiritus glaciales obsscurantes,cum obscurationi! (自分が今まで背を預けていた枯れ木を盾にするかのように移動し・・・相手との直線状に枯れ木を重ねる。 此方は術士・・・向こうは接近戦タイプ・・・近付かれるのはなんとも避けたい・・・・・・常に逃げ道を確保出来るようにするべきだろう。 [Mon 18 Dec 2006 00:17:08]
セレニア > ( 曇天の暗い墓地に、人の領域を切り開くように揺れるランタンの灯りが疾駆する。  霊廟の合間を縫って墓標を飛び越えて、ほぼ一直線に獲物へと向かうなら、じきに吸血鬼がその姿を捉える事も出来るだろう ) ―――ステア…ッ! ( 普段無表情な顔に、前回のような喜色は無く。 苛立ちとも怒りともつかない色を浮かべて… もはや遊ばない、そんな余裕は無いと分かっている… ただ滅ぼす為だけに突き進むハンターが喰らいつくのは、動かないのなら次のターン。 まだ、逃げようと思えば逃げられるかもしれない ) [Mon 18 Dec 2006 00:04:21]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 勢い余って転んだ挙句に結構重症なんて目も当てられない――― )』 [Mon 18 Dec 2006 00:03:59]
ステア > 「――ピリッ」 ・・・・・・ッ! (跳ね上がる瞼。 半分眠りかけていた意識と感覚が一瞬で鮮明になる。夜の冷たい空気が更に張り詰める様な感覚・・・・。) ・・・・・・この・・・感覚ッ。 (この畏怖にも似たような感覚は身に覚えがあった・・・あの、暗黒街の夜・・・あのクルースニックとか言う感覚だけで私を吸血鬼と看破した女から感じた感覚と、同じ。) ・・・・・・・・・ッ。 (背を預けていた枯れ木から離れて立ち上がれば・・・辺りを伺う。 どの方向にいるのかは分からないけど・・・確かに、居る・・・。 [Sun 17 Dec 2006 23:16:48]
ヴァンパイアハンターの気配 > ( 偶発的に、移動する点と点の距離が近くなる事はある ) ―――みつけた。 ( ただ移動する為だけにのたのたと動かしていた足を止めて、次の瞬間。 薄紅色の髪を一房の緩い三つ編みにした少女は、銀糸で十字を刺繍された白いケープを翻し、別人のような足取りで猛然と駆け出した。 一度それと知覚したヴァンパイアに、先天型ヴァンパイアハンターの血を覚醒させられて… 見る間に距離は縮まっていく。 枯れ木に凭れる吸血鬼が同族を同族と感知する程度の能力を持つのなら、時を同じくして『天敵』の接近を察知する事も出来るだろう ) [Sun 17 Dec 2006 22:59:16]
ステア > ・・・・・・誰にも悟られず、見つからず、痕跡を残さない。のが理想的。 行き先を特定されるようなことがあったらまた面倒ですからね・・・・・・。 (墓場の隅、枯れ木に凭れ掛かり暗い空を仰ぎながらそんな事を呟く。 空でも飛べれば楽に国外逃亡できるのだが無理なことを言っても仕方が無い。残された手段といえば陸路と海路って事に成るのだけど・・・・・・海を泳げない吸血鬼は海路は論外。現実的には唯一の手段は一つと言う事になるんだけど・・・) それが、難しいんですよねぇ・・・・・・・ (ハァァ・・・と深い溜め息。いや、呼吸は無いけど。 [Sun 17 Dec 2006 22:54:51]
お知らせ > ヴァンパイアハンターの気配さんが来ました。 『( …ある範囲の中で場所を変えても、そこが既にマークされているのなら… )』 [Sun 17 Dec 2006 22:50:23]
ステア > 今夜は曇り・・・・・・よい闇夜ですね・・・・。 (月のない空を見上げて、そんな一言。 結局、国外逃亡のいい案は浮かばずズルズルと色んなところで野宿する生活。さて、どうしたものか・・・・) [Sun 17 Dec 2006 22:44:44]
お知らせ > ステアさんが入室されました。 『(野宿――――何日目だっけ。)』 [Sun 17 Dec 2006 22:36:21]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 広い墓場、一晩で全ては周れないと言うのも、やり難い )』 [Sun 17 Dec 2006 02:38:56]
セレニア > ( 悩んでしまっても、分からないからと悩むことを諦めたりはしない。 ―――そうだ。 パプテス教徒の傭兵なら、何の問題も無いのではないか。 散漫な… けれど活発な思考で、そこに思い至り… 四万六千エンで何が出来るかは分からないけれど、出来るだけの事をしてみてはどうかと思う。 ―――ステアは人のフリをしていた。 そこに、放置できないと思いながらも追っていた自分が抱いていた一抹の不安… 本当に狩り立てても良い相手なのかどうか、という疑問を抱いた事を、拭い去るように… ) [Sun 17 Dec 2006 02:19:17]
セレニア > ( ステアは、人に紛れようとするフリをしていた。 狡猾な者ほど、当然のようにそうするだろう。 それを報告したのが自分であったのもあり、教会は受理する前段階で保留にしたけれど… 結果、ステアは何をしていた。 多くの人を貪るように殺すただの殺人者、紛れも無い吸血鬼だったと言うのに。 発覚さえしなければ、それも『狩り立ててはならない者』なのか )   ( どこで線を引くべきなのか、分からない。 やはり全て滅ぼさなければならないのだとも思う。 それでもその意思に共感するのは、変わってしまったシスターティフィスの存在があるのだろう。 吸血鬼を取り逃がす事よりも、墓標を粗末に扱った事に怒った彼女が… 嬉々として吸血鬼狩りを促すようになった時に感じた反発…。 …信仰とは杓子定規なものでなく、考え悩む事だと言ったマリア様、シスタージャスティス、ブラザー?イコト… 色々な人と、話した事… )   ( 教会に逆らいながらも、未だ決定的な部分では従順であるように… 彼らを哀しませては、いけないと思う…。 そんな事は、したくないと。   教会への恭順の根底が条件付けにあるのとは違う。 考えて出した、答えとして   ) [Sun 17 Dec 2006 02:13:46]
セレニア > ( もっともヴェイトス市にすらいないかもしれないが… スラムや暗黒街の方が身近で手軽。 自らの手で探る事が出来ればと、思う。 手配されている以上、ハンターが方々探し回っているのだと分かっていても… ある種、教会への反発。 自分の報告を受理していないなら、自分にとっての暗黒街で取り逃したヴァンパイアはステアではないのだと、意地を張って。 …そしてそれが存在意義なら… 明確な害悪となった存在に対して、教会の保有する戦力を遊ばせずに運用するのは必要な事だと信じている )   ( 『人に紛れようとする彼らを狩り立てるな』 ある部分では理解できる指示には忠実に。 吸血鬼を探る感覚は解放せず… ただ、吸血鬼として既知の存在を否応無く捉えるのを待って… 霊廟や小屋の間、木立へと割って入って行く ) [Sun 17 Dec 2006 01:59:02]
セレニア > ( 常態においては人並みの力も持ち得ない先天型ヴァンパイアハンターにとって、行動を供にする者の存在は重要だった。 何にせよ、吸血鬼以外が相手では戦闘に耐えないのだから… 治安の悪い場所にこそ害悪となる者が潜み易いのであれば、単独行動では捜索に行かれる場所を制限される。 ―――いっそ傭兵でも雇おうか。 そんな事を考えて、それが正しい事かどうか、悩んでいた。 奴隷を買い継続的に運用するようなお金は無い。 必要経費の請求なんて、修道院の規則を犯して独断で動いているのなら無理な話だ。 それでも傭兵なら… 四万六千エン、万一の時の為にと、聖教会から大聖堂へ向かう時に持たせてもらえたお金の残りがあれば、数日は雇えるのではないかとも思う )   ( 奴隷ギルドで張り込んでいても、墓地を周っても、ステアを捉える事は今のところ出来ていないから… これは、もうそれらの場所に立ち寄らなくなったのではないかとも思っていた ) [Sun 17 Dec 2006 01:21:03]
セレニア > ( 『ステア』ではなく、自身の取り逃がした『暗黒街で遭遇したヴァンパイア』を追って、修道院を出た )   ( 事務局で配備してもらえなければ、それ以上自分に働きかけられる事は無い。 シスタージャスティスは暗黒街の教会があると思うと、マスターならぬお目付けになって欲しいとは言い難い。 マリア様やブラザー?イコトはつかまえられず、サンクトゥス様は聖女だ。 他に無理を言えそうな人は、知らない )   ( 白地に青いライン、銀糸で十字の刺繍が施されたケープを揺らして、薄紅色の瞳と目をした戦闘服の少女が頼り無い足取りで深夜の墓地を進む ) [Sun 17 Dec 2006 01:09:24]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 『ステア』追討への参加は、お目付けの不在を理由に受理されず )』 [Sun 17 Dec 2006 00:58:15]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(さぁ、ここからは死神としての仕事だ。)』 [Sat 16 Dec 2006 22:20:28]
ルーア・リシア > ( 墓標に刻まれた名をよく見てから、静かに立ち上がり、辺りを見渡す。この墓地の主は、もうあの世へいった後だろうか。もしかしたら、この近くに家族の墓があるかもしれない。関係者の霊にあって話せば、どうすればいいか方針も固まるだろう。 ) [Sat 16 Dec 2006 22:20:05]
ルーア・リシア > ( あまりにも痛み具合が激しい場合は、職人でもなければ修復は出来ない。今回の場合は―― ) ん、これは……無理だ。 ( 眉を寄せて唸る。このまま放置すれば、近いうちに壊れてしまうだろう。いっそ墓石ごとかえてしまうべきか――だが、それを死者とその関係者たちが認めるか、聞く必要がある。 ) [Sat 16 Dec 2006 22:07:55]
ルーア・リシア > ――あ、あった。 ( しばらく荷車を引いて移動していると、雨風にさらされて形を崩しかけた墓石を見つけることが出来た。さっそく近寄って、状態を確かめる。 ) 痛み方がひどい――直せる、か? ( 指でひび割れた部分をなぞると、それは墓石の橋から端まで届きそうだった。深さもある。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:55:07]
ルーア・リシア > ( ただ、問題なのは――回復したのが日が落ちてからだということ。だから、本来は昼間のうちに痛んでいる墓石を見つけておかなければいけないものが、今回は探して回らなければならない。 ) ――う、さむい。まだ、風邪――なおって、ない? ( 眉を寄せてうなだれる。こんなにも自分の体は脆かったのかと。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:51:21]
ルーア・リシア > ( いつものように首にマフラーを巻いて、両手に猫の顔が刺繍された手袋をはめている。 ) 薬――こんどは、いくらか用意しておこう……。 ( 死神が病気で他界などと、笑うに笑えないから。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:39:18]
ルーア・リシア > ( ひとまず熱も下がったので、また仕事に出てきたツインテールの娘。多少だるい感じは残るが、咳もおさまってきていた。 ) ――見回りは、まだ、やめて――今日は、墓石の手入れを―― ( 荷車にスコップや布巾、桶などを乗せて、引いていく。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:30:09]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(病み上がり――)』 [Sat 16 Dec 2006 21:27:49]
お知らせ > ステアさんが退室されました。 『(思考を巡らせながら、眠りへと・・・。)』 [Sat 16 Dec 2006 02:22:25]
ステア > ・・・・・・変装・・・? (外見の特徴を変え名も変えて別人に成りすます。私の外見的特長といえば・・・この長い髪と、黒外套・・・後は、そう・・この長い魔杖だが。髪とか服装はどうにか出来てもこのヴァレリアをどうするかが問題だ。ちょっと長すぎる・・・・・・何かの筒に入れても・・・目立つか。二つに折る・・・論外。) 強行突破・・・リスクが高すぎますし・・・。 (国外に出たのがばれてしまっては元も子もない。選択肢は拡がるが・・・出来れば人知れず街を出たい・・・。) そういえば、アトレーは・・・どうやって・・・あぁ、影潜りがありましたね。 (うぅん、と頭を捻り考えを巡らせるも中々纏まらない。やはり、ヴァレリアと後日相談するべきだろう。 [Sat 16 Dec 2006 02:21:53]
ステア > ・・・うーん・・・・・・。 (旅支度はそんなにしなくて良い、たりない物やお金は街を出てから適当に人を喰った時に身包み剥げば事足りる。 やはり、逃亡の点での最大の難題はこの街を出ることだろう。 さて、どうするべきか。) ・・・・・・こういうとき、人脈が少ないのは・・・苦労しますね。 (ディーフィールは・・・国外逃亡という点では余り使えそうな人脈は無さそうな気もするが・・・今度会った時にでもそれとなく聞いてみるべきか、今のところの唯一の人脈だ。 そういう人脈に頼らずに街を出るとするなら・・・適当な貨物馬車の荷に潜む・・・いや、関所で荷のチェックもするだろう、確実性にはやや欠ける。 [Sat 16 Dec 2006 02:11:59]
ステア > ・・・・・・・・・。 (ソレは、ヴェイトス市正門だ。魔界戦争時に魔族が突破目標として集中的に攻められ大打撃を受けた門だが・・・・・・内側からも攻められたらしくアレ以来、門の関所としての警備は強くなっている気がした。 まだ一連の吸血事件の犯人として扱われていなかった時ならすんなり抜けられたかもしれないが・・・今は顔も名前も割れている身、堂々と出て行くのは難しいか。 [Sat 16 Dec 2006 02:03:18]
ステア > ・・・・・・国外逃亡、するにしても・・・。 (先日の吸血で完治した足に視線を落としながらボソリと呟くのは今後の事。 国外逃亡をする上で足が完治したのはいい・・・けど、問題があった。 [Sat 16 Dec 2006 01:56:59]
ステア > ・・・・・・・・・。 (月明かり差す夜。 綺麗とは言いがたい外套に身を包み、長い杖を抱えて枯れ木に凭れ掛かる影。 外套の頭の影から紅い瞳が二つ、月光照らす墓場を眺めていた。 [Sat 16 Dec 2006 01:52:07]
お知らせ > ステアさんが来ました。 『(もそり。)』 [Sat 16 Dec 2006 01:49:36]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(帰ったらベッドにバタンキュー。)』 [Thu 14 Dec 2006 23:31:01]
ルーア・リシア > ( 死神といえども、受肉してしまえば人間と同じ。お腹も減るし、病気にもなるというもの。改めて肉の体の不便さを実感しつつも、仕事が終わるまでは帰れない悲しさ。 ) 今月のノルマは、あと少し――少しくらい、お休みしても、たぶん――平気。 ( ノルマを抱えた身としては、軽々しく仕事を休めないのも辛いところである。 ) [Thu 14 Dec 2006 23:30:41]
ルーア・リシア > ( 重たい死体を引きずって、それを荷車に載せる段階で、微妙に足元がふらつく。今はやりのノロウイルスだろうか、とか考える。 ) 不覚――体調管理には、自身があった、のに――くしゅんっ! ( なんかもうボロボロである。 ) [Thu 14 Dec 2006 23:25:12]
ルーア・リシア > ( でてくる鼻水をすすりながら、鬱陶しい思いで麻袋をとってくる。口紐を解き、死体を中に詰めてまた結ぶ。後はそれを引きずっていき、荷車に載せる、という手順だ。 ) ――うん、きめた。明日は、やすもう。 ( 頭がボーっとするものだから、考えも短絡的になりがち。 ) [Thu 14 Dec 2006 23:20:05]
ルーア・リシア > ( 今日は早めに見回りを切り上げて、温かい鍋でも食べて眠ろうか。そんなことを考えていると、カンテラの明かりが墓地に捨てられた死体を照らし出した。 ) ――やっぱり、すぐに変えるのは、むり――か。 ( 肩をすくめて、荷車のところまで歩いていく。死体を見つけたからには、野ざらしには出来ない。 ) [Thu 14 Dec 2006 23:17:16]
ルーア・リシア > ――くしゅんっ! ( 本日何度目かのくしゃみがでた。マフラーを手であげて、口元を覆い隠す。 ) ――風邪、ひいた、かな? ( 半眼になって、機嫌悪そうに鈴を鳴らしつつあるく。そういえば微妙に熱っぽいような。 ) [Thu 14 Dec 2006 23:14:09]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(今日も今日とて墓地の見回り。)』 [Thu 14 Dec 2006 23:12:22]
お知らせ > ライティさんが帰りました。 『(そのまま、墓場を後にし)』 [Wed 13 Dec 2006 23:32:59]
ライティ > (相手が完全に闇に溶けると、リュートを抱えなおして辺りを見回し)…さて、俺も帰るかな。(口元に笑みを浮かべて、ゆっくりと歩き出す) [Wed 13 Dec 2006 23:32:15]
ライティ > ぷ…(噎せる様子に小さく吹き出した。)ん? ああ、よろしくな……また(去っていく背中へと、声をかけて軽く手を振り) [Wed 13 Dec 2006 23:29:00]
お知らせ > バロゥさんが退室されました。 『(「気を付けて帰るンだぞ」と一言残して、男は貧民窟の方へ帰って行った。)』 [Wed 13 Dec 2006 23:27:39]
バロゥ > (ゲホ。) 「べたべた」も目じゃねえくらいな! (力みすぎて咽た。) ――ライティ。よし、芸能横丁に行く事があったら探しに行くぜ。 (そうして、辺りを見回した。) さて、うっかり長居しちまった、楽しい時間ッてのは過ぎるのが早えなあ。 (彼を見、) そろそろ戻るわ。またな。 (会いに行くから。) [Wed 13 Dec 2006 23:26:56]
バロゥ > ああ、そりゃもう。べたべた [Wed 13 Dec 2006 23:25:15]
ライティ > でも、教会のお菓子は美味しいって聞くしな。(歳相応に笑いながら答え。名のる様子に、自分はまだ名乗っていないことに気が付く)あ。俺はライティだ。教会に行った時はよろしく(もう既に行く気満々。) [Wed 13 Dec 2006 23:23:36]
バロゥ > (シスター特製の甘い焼き菓子が自慢。) スラムの教会だからな、茶の質はあンまし期待しねえでくれ、な。 (へへ、と眉を垂れた。) そうそう、私はバロゥだ。 (教会の位置を教えるついでに、思い出したように名乗った。) 云ってくれりゃ解ってもらえると思うから。 [Wed 13 Dec 2006 23:20:18]
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