ヴェイトス大学 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 一切の灯りが差し込まない空間には、昼夜を問わぬ闇だけが横たわっている )』 [Wed 30 May 2007 00:47:34]
跡野末理 > ( 光球は熱波もろとも初めから存在しなかったように霧散し、肌はその感覚を覚えていて痛みすらあるのに、肌に、服に、床に… どこを触れても冷たいだけ ) [Wed 30 May 2007 00:46:43]
跡野末理 > ( 初歩の初歩。 熱も質量も持たない光を生み出して、世界の根幹を成す領域へ迫る糸口を探していた。 今捉えている情報は、『魔術の光がある』 とそれだけだ。 自分用のフィルム越しに見る世界は、現実と、フィルムからの投影を区別する。 壁紙の上に書かれた落書きを、それと見分けるように、単純に。 そのラクガキをした主や、ラクガキに使われた画材の成分は分からない。 色盲の人間が色を知ろうとするのに似た行為だという自覚はある。 ただ、異なるスタイル同士でも現実の上でせめぎ合うのが魔術なら、可能性が無いわけではないと信じて )   ( この程度の魔術でも、集中しなければ途切れ、疲労すれば乱れる。 頭上に浮かんだ光球は突如術者の魔力を現実に変換して眩い光のイメージに沿った熱を放った。 血の気の引く感覚。 実際に心拍数が落ちて、貧血に膝をつく ) [Wed 30 May 2007 00:44:22]
跡野末理 > ( 世界を構成する情報云々。 魔術とはそこにアプローチする能力とされているけれど、そもそもその次元に辿り着けていない。 せいぜいが現実の上にもう一枚、『自分の望む現実』 を描き出すフィルムのようなスペースを持っている程度。 数式化には遠く、どちらかと言えば 『電脳戦』 より 『ラクガキ』 だ。 せめて 『ガード下のアート』 にしたい。 強引なばかりの現実の上書き。 意識しているか・無意識に省いているかの違いであって、現実に作用しているという点を重視するなら、根底は同じなのかもしれないけれど。 どちらがより精細な現実を生み出せるかと言うと、比べるまでもない ) [Wed 30 May 2007 00:19:17]
跡野末理 > ( 斡旋所で請けたアルバイトはとりあえず完了。 付き合ってくれた先輩に給料の半分を渡さないといけないが、それはそのうち会える時までおいといて。 区切りがついて以来、講義を終えて、ちょっとした問題を起こしたペナルティとして課せられている教授の使い走りを終えたら、ここに篭もるのが日課になっていた。 勿論使用許可は取っていないが、盗られて困る物があるわけでなし、施設の警備は表に重点を置いている。 その他の誰かと鉢合わせる可能性は否定できないとしても、その場合は相手だって許可を取ってはいまい )   ( 役割分担とは言ってみても、エミキーやコッタに 『感覚』 を頼り切るのはやはり何となく癪だった。 あるいは、『気の迷い』 のように寄り添われても気付けない 『事象』 にこれと言って対抗手段が無いのを意識して、それらを捉えあわよくば介入する手段を模索している )   ( かと言って、超人的な感覚は無く魔術の制御は素人だ。 元々異能使いというアドバンテージはあるものの、他流派という見方をすれば余計なクセを持っているのはハンディキャップとも言える ) [Wed 30 May 2007 00:05:43]
跡野末理 > ( 灯台下暗しとはよく言ったもので。 純粋に学内で最も死者を出しているのは、この場所かもしれない。 少なくとも大学病院と張り合える程度には、毎年魔術士の卵達が自らの魔術を暴発させ命を落としているはずだ。 一般学生には知られていない、大学が独自に設けた入学枠で招かれる、素質はあるが金も身寄りも無い子ども達。 彼らを育成する、魔術研究機関【魔術師の塔】直轄の教室があるらしい事は知っていた )   ( けれどほんの数週前まで躍起になって怪談を追っていた娘がそんな場所に居るのは、何も幽霊だ何だといったものを待ち構えてのものではなく。 良い練習場所を見つけたというだけの事。 通常の訓練室では、魔術を行使すれば誰かに気付かれるかもしれないし、痕跡も残る。 どのような魔術的被害も内に止めるよう造られているこの部屋なら、その心配は無い ) [Tue 29 May 2007 23:42:08]
跡野末理 > ( 抵抗魔法を全面に施された部屋は床も壁も天井も同じ質感の素材で覆われていて、見逃してしまいそうなほど細い切れ目でそれと分かる出入り口以外は何も無い。 道場や体育館といった場所から一切の付属品を取り除いたような空間は、白い光りに照らされていた )   ( 火を用いるのとは異なる純白の光は自然には存在しない。 あっても壊されてしまうという理由で照明器具の一つも無い部屋を照らしているのは魔術の光だ。 その光のせいか白く染められたような空間に、尚黒い小柄な人影が佇んでいる。 ―――着る者もなくなった旧い型の指定制服に身を包み、かっちりと編んだ黒いお下げ髪と品の良さそうな革靴はいっそ鈍くさい印象すら与えるものの、特徴に欠しい顔は鋭く虚空を睨んでいた ) [Tue 29 May 2007 23:20:37]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 魔術科実技棟、訓練室 )』 [Tue 29 May 2007 22:55:50]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『 99:DEAD SET 』 [Tue 29 May 2007 01:14:16]
寒河江未希 > まぁ、結局――――誰かとつるむより一人で勝手にやってる方がお似合いって事。 ( 私みたいな天邪鬼でわけのわからないのが視えてるような人間と関わらない方が良いって事だ。 見え過ぎる事がそのうち悪い方に働く気がする。 期待なんかするなら尚更だ。 多分コレはそんなに良いものじゃなくて―――どちらかといえば死を呼び寄せるような代物。 日に日に鮮明に、死が近付いてくるのが分かる。 ) [Tue 29 May 2007 01:11:17]
寒河江未希 > ( 黒くて長い髪、10代後半くらいの容姿、アトノマツリが着ているような古めかしい制服。 それが「あいつ」「幽霊」の姿。 目付きの悪い無表情なヤツで、この大学の中でしか姿を現さない。 そのくせ最近じゃ、頻繁に私の前にだけ出てきてあれこれ詮索してくる。 言葉は喋れなくて、僅かな身振りとか手振り、表情なんかで―――たまにゆっくりと拙い字を机や黒板に書き始めたり。 ) 別に一人は苦じゃないし、困りもしないんだ。 ただちょっと、たまにはああいうのも良いかもしれないって思っただけ。 ( 独り言みたいに飛び飛びの言葉の断片が漏れる。 おせっかいな幽霊なのか、最近になってまた一人で歩くようになった事を突付き始めた。 ) [Tue 29 May 2007 01:03:23]
寒河江未希 > ( カーテンの裏側でゆらりと「あいつ」が笑った。 私は踵で机を鳴らしてリズムを取りながら、ゆっくりと移動する気配を目で追った。 「気配」が見えるわけじゃなし、「幽霊」が見えるわけでもなく、移動する痕跡が輪郭を作っている感じ。 ) 別に良いんじゃないかね。 平和。 私だってそれが貴重なのは分かるし、何事も無いのをわざわざ意味も無く怖そうと思う程子供じゃぁないよ。 ( 気配が笑った。 皮肉っぽい笑みを浮かべて口の端を歪めているんだろう。 そんな感じ。 ) [Tue 29 May 2007 00:50:21]
寒河江未希 > ( 世は事も無く、波風も立たず、死んだように静か。 望まれてなるべくしてそうなんだろうし、無闇にかき乱す必要も無く――――実際、かき乱そうという輩も長らく見て居ない気がする。 特別嫌な事も無く、特別良い事も無い、そんな、語るべくも無い日常の連続だ。 まぁ―――毎年この時期になると思うけれど、私は春が嫌いみたいで、この気だるい安穏とか馴れた感じの倦怠感とかも大嫌いで。 ) 無闇に反逆したくなるけど、私自身もどろどろなんだ。 [Tue 29 May 2007 00:43:37]
寒河江未希 > ( 遅い時間、校舎の隅。 普段使われていない教室に一人。 たまに何かに利用されている部屋なのか、掃除はされているしふるい机と椅子はならんでいた。 その1つ、窓際の席に深く腰掛けて行儀悪く机の上に足を乗せ、何とはなしに窓から見える景色を眺め下ろす。 空は晴れていて、灯りをつけなくてもそれなりに月明かりで明るい。 そう暑い夜でもなく、無音の教室は心地良かった。 ) [Tue 29 May 2007 00:34:04]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 [Tue 29 May 2007 00:27:11]
お知らせ > ヤルピコ@芸術科アトリエさんが退室されました。 『知らなくてもいいことを知るのは怖い事だ』 [Tue 22 May 2007 22:31:09]
ヤルピコ@芸術科アトリエ > 怪談・・・・・・ですか? いえ、知りりません。 (教員の話によると、構内をうろつく連中は怪談話の検証をしているらしい。 未知の物を解明したがるのは人間の本能なんだろうか。 知ったしまう事のリスクは何にでもある、出来ればかかわりたくはない。 )  [Tue 22 May 2007 22:28:33]
ヤルピコ@芸術科アトリエ > (死んでしまったものはとても静かだ。 昨日殺した女の子も、死ぬ間際まで泣き叫んでいたとは思えないほど静かな死に顔だった。 キャンバスの中の女の子も、記憶の中の女の子も、まるで眠っているようにしか見えない) 後30分もあれば描き上がります。 終わったら戸締りをして鍵を返却しに行きますので (同じ言葉を毎日繰り返す。 一字一句違わない決まりきったやり取りだけれど、最近回数が飛躍的に増えた。 このごろ、夜に構内をうろつく生徒が増えているらしい。 ) [Tue 22 May 2007 22:13:02]
ヤルピコ@芸術科アトリエ > (絵はいい。 中でも、正確なスケッチが最もいい。 年を取らず、腐らず、ずっとそのままの状態を残しておく事が出来る。) この絵のモデルですか? 似顔絵描きのアルバイトで知り合った女の子です。 (キャンバスを覗き込んできた見回りの教員にそう答えてやると、『犯罪は犯すなよ』といわれた。 昨日殺してしまいましたといったら、彼はどんな顔をするんだろうか。 ) [Tue 22 May 2007 21:53:50]
ヤルピコ@芸術科アトリエ > (何事にもきっかけというものがある。 僕が絵を描き始めたきっかけは、昔飼っていた犬を殺してしまった事だ。 母が、僕の7つの誕生日に貰ってきてくれた白い雑種の犬で、散歩も餌をやるのも僕がしていたから、とてもよく懐いていたと思う。 どうやって殺したかは覚えていないけれど、殺した後どうしようもなく悲しくなって、どれだけ泣いてもその犬が起き上がらないから、仕方なく絵を描いたって事だけは覚えている) [Tue 22 May 2007 21:37:33]
お知らせ > ヤルピコ@芸術科アトリエさんが来ました。 『絵』 [Tue 22 May 2007 21:23:57]
お知らせ > 真護@百鬼譚さんが退室されました。 『え…! ( 最後は泣きそうな顔で終わるバッドエンド )』 [Mon 21 May 2007 02:34:43]
真護@百鬼譚 > ( 殺人鬼?!じゃなくて名探偵…だと思う…よ!頭脳が大人な殺人鬼はある意味普通の殺人鬼より恐ろしそうが。そもそも普通の殺人鬼って居るのだろうか… 何だか一部いっそ爽やかなくらい違うジャンルで実用性抜群の杖。裏山に突き刺して放置して…三年間熟成させてから持って帰るかもしれない。 ) これは故郷・アマウラの寺子屋(の体育の授業(で先生の話を聴いてる時))で培われたものやと思っています。 ( 方法習得まで色々とややこしい条件設定が付いているが、内容が果てなくどうでもいいのがポイント。 そんなこと仰らずに★と食い下がってみるが、暫らくして力なく下がっていく両手(←しんどいから)に勝負は見えていて。 ) ちょッ…壁越しからって…。 ( そんな障害物を隔ててまで分かるほど大慌てしていたのか…。思わず傍の壁に片手をついて、首を垂れて反省ポーズ。しかも少年のとてもまろやかな満面の笑みを見ていると、ななっ…カッチーン(血管切れた音)!という感情の風船もフスゥーと急速に萎んでゆきました。 ) 案ずるな、私も全力で遠慮というか断固拒否します。 ( もったいぶって片手を挙げ、聖書風に厳かに告げてみた。が内容が…。 ) 確かに。なよっとした幽霊から、ゴリゴリのモンスターまで…同じもんはないくらいようさんある。 ( 同じ幽霊でも生まれ育った国の違いで、スートリアの経文が効いたりパプテスの聖句が効かなかったりする。本当に怪談話のもう一人の主人公…どちらかといえば加害者側の住人達は多種多様、千差万別だ。 ) ――…? ( そういえば、の言葉に軽く首を傾げ ) [Mon 21 May 2007 02:33:42]
お知らせ > セツ@百鬼譚さんが帰りました。 『――その先輩。里帰りしてから戻ってこないな―― (最後まで脅かして終わる)』 [Mon 21 May 2007 02:11:30]
セツ@百鬼譚 > ( 謎は全て解けた! 金○一とか頭脳な大人な殺人鬼(違)が指の不思議行動の意味を解いた。 マジックアイテム スティールHARISEN。 効果は主に魔力の増強とツッコミの威力アップ。 何か色々と間違ってる気がしないでもない杖(?)。 とりあえずそんなものは裏山の岩にでも突き刺して放置しておきなさい。 ) …そ、そうなのですか。 それはまた稀有な集中方法ですね。 ( 遠慮しておきます♪と折角のお誘いだけれど丁重に断る。 ) それはもう壁越しからでも伝わってくる狩矢さんの慌てぶりの様子は思わず笑い声を挙げてしまいそうでしたよ。 ( 話した側としてもそういう反応をしてくれれば十二分に満足である。 満足そうな笑顔には人当たりの良さそうな――それゆえに胡散臭くもある――微笑みで返した。 ) 僕は全力で遠慮しておきますね。 ( いつもよりも三割り増しくらいに綺麗に微笑んで一般人であることをアピールする。 ) それぞれの国や文化によって色々な物語があります。 たとえ同じ怪物でも話によっては弱点が変わったりしますし。 そのように多種多様に分かれている点もまた、怪談話が人を惹いて止まない理由の一つなのかもしれませんね。 ( と、何かを思い出したように天井を見上げた。 ) ―――そういえば――― [Mon 21 May 2007 02:08:38]
真護@百鬼譚 > ( あの妙なフィンガーアクションは、少年が姿を現すと共に沈静化への道を辿った。恐らく、逃げる為に先輩が必死に動かしていた足の代わりだったんだろう…指を高速回転させて。 確かに、大阪弁にハリセン…それは究極兵器。魔法の杖がハリセンとかだったらある意味素敵かもしれない。鉄板で各所補強とか実用性も兼ねて。 ) ―――…どないしたのですか。 ( 不意に少年が考える仕草を見せ、戸惑うように恐る恐る尋ねてみる。長い沈黙の後、謎は全て解けたけれど。 ) …いやぁ、ウチはこの姿勢やとリスニング能力がぐんと伸びるのです。 ( セッツァーさんもどうですか!と両手を掲げてウェルカム☆ポーズ。きてはいけない。 ) 最初っからビビリまくりでしたが、何か。 ( 思えば突然聴こえて来た、壁からの囁き声。あれから全てが始まったのだ。けれども怖くも面白い話を聴けた事で、満足そうに緩い笑み浮かべ。 ) …いやでもほらそういうの好きなh(※自 主 規 制) …まッ、まぁまぁ、うーむ異文化の違いかぁ。負けました。 ( 少年の笑みには少し悔しげな顔を向ける。考えてみればアマウラ系統だって全てに対処法があるとは限らないのだ。 ) [Mon 21 May 2007 01:41:30]
セツ@百鬼譚 > ( ああ…ツッコミたい。 その妙にわきわきと動かす指はなんなのかとツッコミたい。 同じくイメージはハリセン。 けれど大阪弁にハリセンは鉄板だ。 その伝説の装備は相手の方が似合う。 )( 姿を表した金糸の青年がまずしたことは悩むように額に指を当てることだった。 考え込むように眉を寄せて、けれど答えは出てこなかったから直接尋ねてみる。 ) …………あの、何故に体育座り? ( 優等生の頭脳をもってしても解けなかった難問だ。 そして少し申し訳ないように眉をハの字に。 ) いえ、ちょっと脅かしすぎましたかね。 けれどいけませんよ、そういう危険な発言。 ( その筋の危ない方ならよろk(撲殺音)) トキノミヤコ方面の都市伝説と違って、グングスニクやフェアリンなんかは必ず『対処法』があるとは限りませんからね。 残念ながら外れです。 ( 意を得たりと得意げに言い切った相手に微笑む金糸。 真顔であれ?と悩むのがおかしかったのか、それは少しばかり楽しそうな笑いかた。 ) [Mon 21 May 2007 01:21:57]
真護@百鬼譚 > やっぱりセッツァーさん! ( 淡々とした調子から普段の柔らかい口調へと戻り、姿を現した相手に、一番に浮かぶのは大きな安心感。 カンテラを足元に置き、格好悪いくらいキッチリと体育座りをしている姿が見えるだろう。 ) 長かったというか…ほんまに怖おて漏らしそうになったというか…。 ( 一応乙女としての禁句をさらりと交えながらも、告げるのは物語の素直な感想。緊張が緩んで、折り曲げた足を括りつけている手の力を少し弱めながら。 ) [Mon 21 May 2007 01:09:11]
真護@百鬼譚 > ( あ、ああ安部さーん!銀河系の遠い彼方へ飛んでいってしまわれた安部さんに思いを馳せつつ、互いを繋ぐのは姿ではなくて、言葉で紡がれる一つの物語。 ) ―――…ふおぉぉ… ( 間抜けな感嘆詞を間に挟みながら、先輩が追い縋って来る男を何とか振り切ろうと死に物狂いで走っている様子を思い浮かべる。否、思い浮かぶ。 振り返っては駄目だ。すぐ後ろに男の眼があるかもしれない。振り返らず走る先輩によし!と一先ず安堵を覚え、其の侭(引き続きわきわき指を動かしながら)どうにか逃げ切ってくれるように願う。 ) …おお! ( 朝日。其れは大抵の魔物や化け物が忌み嫌う象徴の一つだ。次いで眼の前にある自身の家。完璧だ、彼は逃げ切れたのだ。ホッと胸を撫で下ろ…せなかったのは、此の侭終わる筈のお話に続きがあったからか、「続き」を己が望んでいたからか。 ) 振り返ったらあかんやん! ( 最後の最後で何してんねん先輩!思わずハリセンで先輩の脳天に激しいツッコミ一撃を与えるイメージが炸裂する。 安穏の微温湯にとっぷり浸かっていた所、頭から突然冷水を浴びせ掛けられた感じだ。 ) ――― ( 息が止まる、物語が止まる間は、己も迂闊に呼吸してこの静寂を乱してはいけない気がして、自然と張り詰めたように息を止めていた。 ) ――………まじで。 ( 男は消えていた。「まるで最初から誰も住んでいなかった」かのように、巧妙に姿を隠す?そんな事が可能な訳がないのに…。後味の悪い恐怖が身を包み込む。…男は何処へ行った? ――そして最後は ) うわー… ( やはり、男は幻ではなかった。今度は他の村を標的にして…何が目的か正体さえ分からぬどろどろとした不気味さ。何か回避する方法は無いのか。 もしかしたら、貴方の故郷にも の言葉に思わず耳を塞ぐ ) うわわ、またそのパターンや! …あ、 ( 閃いた。ポンと膝を打って ) ことおいきおおのたぶまにうよい………? ( 反対読みしても言葉=キーワードにならなかった恥ずかしい失態。真顔で首を捻り ) [Mon 21 May 2007 01:03:43]
セツ@百鬼譚 > ―――と、いうようなお話しです。 少し長かったですね。 反省です。 ( 物語が終わりを告げたところで、語り部のような口調からいつもの話し方に戻りつつ壁から離れて相手の前に姿を表す。 ) [Mon 21 May 2007 00:40:47]
> ( おいおい。 こんな森の奥ににホイホイ着いてきちまっていいのかい? 俺は村人でも構わz(違います))( どっかの阿部さんは遠くに飛ばして、彼女は聴き手としてはとてもよいのだろう。 真剣に聞き入り、なおかつ登場人物と自分をダブらせて手に汗を握る。 語り部としてはこれほど嬉しいことも無い。 見えてないからそういう所に気付けないけど。 ) 逃げた。 必死に逃げました。 横顔でしか見えなかったけれど、それでもあの眼≠ヘ危ない。 足腰は恐怖でまともに立たなくて、地面を這いながらも必死でその場から逃げ出しました。 男が追ってくる気配はいつまでも続きます。 もしかしたらすぐ後ろにいるんじゃないか。 それを確認したくて振り返りたくなる気持ちを、先輩はどうにか押さえ込むことができました。 だってあの眼≠ヘ異常で、あれが何よりも怖かったから。 そんな泥だらけの逃げるのが続いた頃やがて朝日が昇り始めました。 森を抜けてその目の前には自分の家。 安堵する気持ちと共に、先輩ね――振り返っちゃうんですよ。 後ろを。 こうあまりにも当然のように。 そしたらね――― ( そこで一旦息を止める。 まあこの話を語った者が居る時点で、”先輩”の生死は確定しているわけだが。 ) ―――……居なかったんですよ。 そこには誰も。 確かにさっきまですぐ傍まで追って来る気配があったのに、まるで霧みたいにその男は消えちゃったんです。 先輩は我に返って、男の正体を村人に伝えました。 村人も慌てて男の家に行くと、そこには何も無い。 まるで最初から誰も居なかったように、人が住んでいたという気配すら綺麗に跡形もなく消えちゃってるんです。 それ以降、その不思議な死体が村から出ることはありませんでした。 ―――それでね、先輩が村を出ると、時々噂が耳に入るんです。 『異様に瞼の大きい男が俺の故郷にやってきた。それでこの間ソイツの家の近くで死体が見つかったんだよ。それが不思議でさ、なぜか怪我一つしてないのに死んでるんだよ――』 ―――ほら、もしかしたらね、貴女の故郷にも来るかもしれませんよ。 異様に瞼の大きい男≠ェ。 [Mon 21 May 2007 00:37:55]
真護@百鬼譚 > ( 名前は格好良いけれど、実際起きている事はちょっと粋とは言えない。治るまでが切なくもどかしい例のアレです。 ) ( 壁を回り込んで相手を見ながら聴こうとは、先程の罪悪感と羞恥心の名残で思えないまま、体育座りを続行中。この物語が終わった時、全てが明らかになる…のかもしれない! ) ―――……。 ( 見張る事を止めた。其れは物語の悲劇が一度幕を下ろしたと言う事だろうか。「其の侭終わってくれればいい」平和を願う気持ちと「もっと何かあるはずだ」波乱を求める気持ちが戦って、どちらが勝ったのかは分からない。振りをする。 心中に訪れた安堵に似た穏やかな気持ちともやもやした満たされないような気持ちは、次の言葉によって再び緊張へと変わる。 ) …うわ。 ( 行って良いのか先輩!脳内では男についていく先輩に己が同調している。其の後に待ち受けている結果が恐ろしい。自分が、否先輩が大変な目に遭う。 途中で先輩は先輩、己は己である自己認識を繰り返しながらも、手に汗握る拝聴は続いて ) あちゃー… ( やはり男は悪魔だった。男の其の異様に大きな瞳は、人を殺す力を持っていたのだ。そしてそれより何より恐ろしいのは ) ―――…うわわわわわ。 ( 先輩の存在が男に気付かれてしまったという事。逃げなければ!逃げろ先輩! 急展開に、心臓の鼓動が一気に高鳴る。両手の指はやきもきする余り、わきわき意味の分からぬ動きをし始めながら。 ) [Mon 21 May 2007 00:13:39]
> ( 一度起きるとなかなか解けない例のアレ。 いつのまにか気付けば治っているけれど。 ) ( 兎の目の青年は死角の位置にある壁に寄りかかった体勢のまま。 おかげで拝聴している方が体育座りになってるなんて気付いちゃいない……! ) ―――結局村人達は半信半疑ながらも男を見張ることを止めました。  さすがに彼は何も出来なかったのではないかと、そう思ったのです。 ――それから2,3日の時間が流れて、先輩――ああこの話を僕に教えてくれた人です――は森の奥に入っていく男を見つけました。 まあただ小用を足しにいっただけなのかもしれない、そうじゃなくてもつまらない用事の可能性だってある。 けれど半分肝試し気分でこっそり男に先輩はついていったんですね。 なんといってもいま村で噂の『悪魔』ですから。 興味津々だったんでしょうね先輩も。 どんどん森の奥に行くんです。 ( 長い話は続く。 ) ――ふと男は足を止めました。 あちゃ、これは見つかったかなと先輩は思います。 まあそれでも同じ村の知り合いですから、気軽に声を掛ければいいじゃないかと思ったんですけど、どうやら男が気付いたのは先輩じゃなくて別の人間だったみたいです。 ――そんなときね、気付いちゃったんですよ先輩。 男の横顔を見ると、あの異様に大きな瞼がしっかりと開かれていることに。 そしてその視線の先にいる人が、例の死体と同じように凍りついたように固まっていることにも。 思わず小さな悲鳴を挙げてしまってね、それで男もこちらに気付いてしまった様子で、先輩は慌ててその場から振り返り男から逃げ出しました。 [Sun 20 May 2007 23:53:36]
真護@百鬼譚 > ( 「まさか」とさえ思わない人物に限って其の「まさか」がある、かもしれない。余りまさかまさか言ってるとゲシュタルト崩壊が起きそうだけれど。 ) ( 死ぬ。その単語で物語は一気に妖しさを帯びる。今まで形成されていた穏やかな田舎町のイメージが、徐々にくすんで崩れていく。 静かに息をつめて、これから始まるであろう残酷な物語を最後まで聞き届けようという小さな覚悟を決めて吐き出して。 集中して聴こうとする余り何時の間にか体育座りになってる罠。 ) 目ェ見開いて死んどったんか…。 ( 目。瞼。 外傷なく死んだ男の唯一目立つ異変。男の死んだ場所。新しくやって来た男の小さな異形。三つの点が一つの線になる。 …新しく来た男が犯人?限りなく怪しい。続けられる言葉も、其の男をフォローするものではなく逆に其の事を決定づけるような内容で。此処までの話なら、きっと彼が犯人に違いないが、まだお話に先がある事が頭ごなしに決め付けるのを躊躇わせる。 ゴクリと唾を飲み込んで、続きを待った。) [Sun 20 May 2007 23:33:29]
> ( 悪戯心全開だ。 普段はいたって真面目なせいか、こういうのを突拍子もなく実行しても悪意を抱いていると思われない利点。 )( そして語りは続く。 ) ―――そんなある日、昔から村に住んでいる青年が、その引っ越してきた男の家の近くで死んでしまうんですよ。 それが不思議な死体でね。 まるで凍りついたように瞼を見開いて固まったまま死んでいたんです。 それも外傷はどこにもなく、どうやって死んだのかまるで見当がつかない。 ―――そんなとき誰かが言ったんです。 いやこれはあの新しく来た男のせいに違いない。 だってお前も見ただろうあの男の異様な瞼。 あれはきっと悪魔の証に違いないと。 そう思った村人たちはこっそり男の家を見張ることにしたんです。 けれど部屋の中にいる男は特に何も変わったことをしない。 ――そうですね、強いて言うならば瞼です。 あの異様に大きな瞼はたとえどんな時でも開くことはありませんでした。 ( 訥々と物語を語っていく。 ) ―――そしてまた二人目の死人が男の家の傍で出てきました。 最初の青年と同じようにその死体は凍りついたように固まっていて、外傷も何も見当たらない。 それは不思議な死体です。 そして男はその間、一歩も部屋を出ていませんでした。 [Sun 20 May 2007 23:19:45]
真護@百鬼譚 > ( 案外無二の親友になれてたかもしれない。でも其の友情が、壁の向こうの異世界へ引き摺り込む等のデンジャラスな方向へ向かっていなければの話だが。 ) ( 恥ずかしい。心身共にこの言葉を発し続けている。良い年こいた学生が突然響いてきたにしろ幽霊ではなく人の声にビビって逃げ出してしまうなんて…あまつさえ相手は驚かそうとしているのではなく(と思っている)、ただ話しかけただけなのに…。 何とかこの羞恥心と相手への罪悪感が綯い交ぜになった状況を少しでも修復したくて、混乱しきった貧弱お頭を捻り思考の限界に挑む ――…そして ) ――…。 ( 結局思い浮かばなかったのか、無言で降りてきた。とりあえず今は相手の話に集中しよう、己にそう言い聞かせて耳を研ぎ澄ます。 そうすれば、紡ぎだされる新たな物語の光景が、一人一人の登場人物が頭の中で形を取り彩られ奏でられ、其々の動きを出し始める。 ) …大きな瞼。 ( 穏やかな田舎町に突如現れた、何の変哲もない筈の男の特異な点。まるで物語全体に一滴の墨を落としたようで、少しの警戒心を抱かせる。思わずポツンと反芻するように小さく呟いた。)  [Sun 20 May 2007 23:09:45]
> ( お化けとのフランクな友情実現。 そんな貴重なチャンスを逃すとは何事か。 いや逃してなかったら今頃お亡くなりになっていたかもしれませんけれど。 ) ( うん、見事に引っ掛かった。 相手から完全に姿を隠すということは自分にも見えないということのため、こちらへ顔を向けたのかまでは知らないけれどその慌ただしい足音が止まったのでその場にいると認識し、話を続行しよう。 ) ―――その先輩は結構な田舎育ちでね。 とくに何も無い。 自給自足のできる自然の豊かな村だったんですよ。 そんなところに一人の男が引っ越してくるんです。 なになんの特徴も無い。 見るからに普通の男だ。 ただし一つだけ異様なところがあるとすれば、その瞼が異様に大きかったんですよ。 だから男はいつも目を閉じていました。 どうしたんですかそれはと聞くと、なにただの生まれもっての病気ですと答えてくれた。 [Sun 20 May 2007 22:55:26]
真護@百鬼譚 > ( 余談だが、実際遭遇した者が「真っ白い手」に向かって試しに手を振る等のコンタクトを取ってみると、驚く事にしっかり遭遇者に向けて手を振り返してくれたと言う。…彼はその後、異種族コミュニケーションを進展させる事無く逃げてしまったわけだが、そうすると其の手は人に対して友好的であるということか。…いや、違うだろう。ゆっくり首を振って ) たぶん今まで“何もしない、ただ存在してるだけ”てされてるんは、きっと誰も其の手とコンタクトを取ってないからや。実際触ってみたり、近くまで寄っても何も無かったっていう噂は聴かんし。 ( ということは、万一現れても無鉄砲に触るのは危険だ。顎に片手を添えて名探偵風考えるポーズを取りながらも、先ず調査者としてすべき事は ) ――ギャアアァアァア!! ( 発想はいとも容易く実現した。急に思いも寄らない所から囁きかけてきた声に度肝を抜かれ、わななく体を押さえつけほうほうのていで階段を駆け上り逃げようとして… やがて相手の言葉が理解できる程の思考力が戻り、しかも其の声が聞覚えのあるものだと気付けば ) ………え。 ( 中途半端な数の段上で、固まった。オバケジャ、ナカッタ…さり気なく羞恥心により紅潮した頬をカンテラの灯から隠しつつ、相手のいるだろう方向へ顔を向ける。 ) [Sun 20 May 2007 22:32:15]
> ( 声は相手の死角がわ。 覗き込まなければ見えない位置から聞こえてくるだろう。 怪奇現象でもなんでもなく、悲鳴やらなんやらを聞いて少し驚かせようか程度の発想。 ) ……はい。 驚きました。 いえこれは僕が体験したわけじゃないんですよ。 ただもう卒業してしまった先輩から聞いた話なんですけれどね。 ( 語り部のような口調で壁に隠れたまま喋る。 ) [Sun 20 May 2007 22:22:57]
お知らせ > さんが来ました。 『―――突然なんですよ、本当に』 [Sun 20 May 2007 22:19:51]
真護@百鬼譚 > ( 理解した事で、ほんの少し恐怖心は削られ ) ―――…ホアチャァッ! ( 体にくっ付ける様にして抱き込んでいた灯の高熱に今更気付き、慌てて取っ手を掴んでひっぺ剥した。色々不安要素が絶えない頭の中で、件の怪談を反芻してみる。 ) ( 校内の数ある踊り場付きの階段の中で唯一つだけに、其れは現れる。定められた時間等は無く、夜になり、其の階段を利用する者も殆ど無くなる頃になると、花の様に真っ白い手が一本壁からニョッキリ生え出でるという話。丁度傍に居た者を壁の中に引き摺り込んだりする訳でなく、ただゆらゆら揺れて存在するだけ。怪談に出てくるお化けの基本である恐ろしげな目的を持たない、不可思議な…だからこそ恐ろしい怪の一つである。漠然としたものほど恐怖を感じさせるものはない。 ) [Sun 20 May 2007 22:07:28]
真護@百鬼譚 > ( 色んな感情がごちゃまぜになって胡麻粒くらいの冷静な思考能力を邪魔している。此の侭では満足な調査等できない。一度落ち着く為、胸に手を当てて何度か深呼吸を繰り返した。 …此処は学校、建物だ。今まで調査して来た場所は、大方行く手を遮る障害物の無い場所だった。 ) …建物の中やから、怖いんか。 ( 逃げようにも手段や方向は限られ、戸締りがほぼ成された学内の空気は淀んでいる。頼りの月の光も、区切られた場所からしか差し込まない。…恐怖に直面せんとする時、ある程度の行動が制限されているのが怖いのか。 ) [Sun 20 May 2007 21:54:43]
真護@百鬼譚 > なっ…なななななんで怖いねんボケッアホッ ( 両膝が大爆笑を始めている。この込み上げて来る漠然とした恐怖感と圧迫感は何だ? …今日は「踊り場の壁から生える手」を確かめる為に此処へ来たのだった。が、密かに空いた大窓から忍び込み学内に入った時、妙な圧迫感が胸の中を駆け巡った。其れからずっとこの精神状態が続いている。理由の無い不安定な思いに暑くも無いのに汗は流れ、寒くも無いのに震えが走る。一体どうしたんだろう。 ) [Sun 20 May 2007 21:43:16]
真護@百鬼譚 > ( 学校は怪談の宝庫だ。真夜中に人知れず段数を変える階段、瞳がギョロリと動く肖像画、無人の教室で独りでに鳴るピアノ、上半身だけの少女、トイレに棲む女の子…挙げれば切りが無い。学生や教師等、学校に関する者にとっては当然ながら一日の約半分を過ごす場所だ。その分思い入れも深い。 ) ( 足を動かす度に、乾いた音が鳴る木製の階段。白昼の雑踏の中なら、小気味良く感じられた其の音も、人気も無く静まり返った暗闇の中では異様に大きく不気味に聴こえる。唯一の光源であるカンテラをこの世でたった一つきりの希望みたいに抱き締め、小さな呻き声を上げる。怖くてたまらなかった。 ) [Sun 20 May 2007 21:33:03]
お知らせ > 真護@百鬼譚さんが入室されました。 『( とある階段の踊り場にて。 )』 [Sun 20 May 2007 21:18:07]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが退室されました。 『( 何も無かったから良いけれど、その影響下に入った時になす術は無かった。 迷う事になる )』 [Sun 20 May 2007 18:03:44]
跡野末理@臨時記者 > ( 信仰の中には、人はただの駒でしかないとするものもある。 その人が何をしたとしても、それは神々がそのように動かしているだけだ、と。 …そんな考えは、実際にそうであったとしても、何とも身勝手なものだと思うけど。 そういったものとは別に 『後押し』 する何かがあるというのは、多少なり納得できる気がした。 …結局自分で決定した行動を、そのせいにするつもりはないとしても… 気の迷いは時として、『ただの』 では済まない重みを持つ事になる ) ―――もしかして、あれがどうにかして気付くことの出来る存在だっていうのは、救いなのかしら。 ( 気の迷いに負けるな、という種類の。 …考え過ぎだと笑って、落ちた紙束を拾い上げよう。 少し書き加えて、依頼主に届けに行く――― ) [Sun 20 May 2007 18:00:26]
お知らせ > 違和感さんが帰りました。 『「ただの気の迷いさ」と』 [Sun 20 May 2007 17:54:02]
違和感 > (残ったのは、バトルポイント1) (ふとした瞬間に心の中に入り込んでくる彼ら。しかし心配することは無い、気配を感じれば、その名前を口に出すだけでいいのだ) [Sun 20 May 2007 17:53:47]
跡野末理@臨時記者 > ( 『勘違い』 と口にしたのは、体にかかった重さをもたらしている者が、そこにいる 『わだかまり』 なのではないかと考えた事に対して。 状況からそう判断は下せたけれど、それが間違っているかもしれないと釘を刺してのものだった。 何にせよ、魔術をかじって多少なりそういった存在を感じられ、それが探り当てられるなら、自分自身のものではないと悟られた 『気の迷い』 に何をする力も無かったかもしれないが ) ―――ッ… ( 一瞬見せられたのは、自分の顔だった。 楽天的なわけじゃない。 ただ、主の為に使う命を無駄に費やしてはならないと教えられ、それを信じているだけだ。 …その無表情に、不覚にもぞっとする… もっとも、務めで人を殺めた時に、自分はこんな顔をしていたのだろうけど。 …ふと、今同じ顔ができるかと考えて、また能力の衰えを感じた… ) ―――へぇ。 …おっかないわね… ( 何も掴ませず掻き消えた気配に、呟く。 ―――『弱気』 や 『苛立ち』 だって、どこかの何か、自分以外の別の物のせいかもしれない。 そう思わせる現象は、『わだかまり』 にさえ気付かなければ、日常のどこにでもある感情の揺れと同じなのだから ) [Sun 20 May 2007 17:45:43]
違和感 > (理由のわからない疲労感。その不快さは、勘違いかも、という言葉で少し和らぎ、その存在に声をかけた瞬間に、跡形もなく消えた) ……。 (一瞬実態を表した、スイカくらいの黒い靄は、ゆがみ一瞬、少女の顔を模す。それは、なんのも無表情なものだが、生来楽天的なら、出来の悪い粘度細工のようなディティールのあいまいなものになってしまうだろう。 いずれにせよ、それは一瞬で消える。緒戦直接生き物をあやめる力など無い存在だ、その妖怪、名前をつけるなら”気の迷い”はそのままか聞きえ、気配も跡形もなく消えた) [Sun 20 May 2007 17:34:58]
跡野末理@臨時記者 > ( 冗談ではなく自分の感覚がどうにかなったのかと思ったが… やがて感じる、別のわだかまり。 …そこに何を見出せるわけでもないけれど、おそらく、屋上から一歩先へ誘うような性質を持つものだとは… 身を持って、知れるのだろう。 自分が、そういった誘惑は持ち難い育てられ方をしているという自負があるだけに。 ―――その必要も無いのに死にたがるような性格はしていないつもりだが、警戒しているうちに薄れて、薄れたと思って気を抜くと襲ってくる気だるさ… それが死んで消えるのなら楽になりたいと、疲労に耐え兼ねた状態の人間なら思ってしまうかもしれない ) ………勘違いかも、しれないけどね。 ( まだ、大丈夫だ。 ふと、休みたい、楽になりたいと、意識に反して浮上する思いはあるものの… それにあっさりと流されないだけの精神力は持っている。 『わだかまり』 を特定できるのなら、そちらへと歩みを進めよう。 特定できないのなら、その場で口を開く ) ―――あなた、何? [Sun 20 May 2007 17:25:06]
違和感 > (さらに意識して探ろうとすれば、その重なっている気配につながる、イトのようなものと、本体らしきわだかまりを感じるだろう。それは、イエロティアたちの言う妖怪の一種、川べりにいるとふと死にたくなる、そんな心に作用する妖怪の一種。それに気付いてしまえば、もはやおそろしい物ではないのだが……少女が警戒を強めれば、ため息も重さも薄れ、気を緩めたときにふとため息が聞こえる、そんな念質な存在)  [Sun 20 May 2007 17:12:38]
跡野末理@臨時記者 > ( ―――気のせい、と言うには重みが気にかかる… が、だからと言って何があるわけでもなく、のどかな屋上で一人緊張している自分に思わず苦笑を零して首を振った。 本当に、どうかしていると… ) ―――ッ!? ( 『本当にどうかしている』 と、思わされるのは、その直後。 耳元で繰り返された溜息を、改めて自分のものではないと自覚してから。 …声の質はよく似ているけれど… ) ―――何…? ( でも、他に人はいない。 『呪い』 でもかけられたのかと、魔術的な作用を探るが分からずに、とりあえず柵からは離れて、自分の体を見下ろした )   ( 幽体離脱、とか… するとしたらこんな感じなのだろうか。 自分と、もう一人重なっている… となると、憑依と言った方が適当なのかもしれないが――― 今の段階で、なす術は無い ) [Sun 20 May 2007 17:04:13]
違和感 > (何かもたれかかるような感覚意外はまったくの日常そのもの。そんな中のたった一つの異質は、背にのしかかる感覚で) はぁぁ……。 (ため息がまたささやくように耳元で繰り返される。感覚を探るのならば、それは人間の気配にも似たもの、しかし、その気配は、半ば少女の体に重なるようにあった。その気配はおぼろげながら、実態を持つような気配を見せつつあった)   [Sun 20 May 2007 16:56:30]
跡野末理@臨時記者 > ( そういった疲れをふと自覚する事はあるかもしれない。 何でもかんでも不思議につなげようとして神経過敏になっているなんてお笑い種だ。 けれど、そのタイミングと言うか力のかかり方は、それを感じる前と感じた後をしっかり隔てているようで… 無闇に不思議へ首を突っ込むのなら、何かあった時の対処は用心してし過ぎる事は無い。 床を転がらなければならないほど強くは蹴らなかったものの、ステップを踏むように立っていた場所から柵に沿って脇へと身をかわした。 一瞬ぶれる視界、落ちていく錯覚は、脱力感と思えなくもないが。 ―――離れない重み、誰かがいるわけではない。 人ではないと言うより、そもそも実体が無い感じ。 魔術を捉える感覚で、その正体を探ろうと試みる ) [Sun 20 May 2007 16:50:36]
違和感 > (それは、疲れがたまった時に感じる重み、その程度のもの。脇に飛ぶのなら、まるで密度の極端に薄い水飴がくっついてくる用に重みは遅れてついてくるだろう。飛ぶまでも無いと判断するのなら、視界が一瞬ぶれて、視界だけが、ぐるぐると回転しながら地面に落下していくような錯覚を覚えるだろう) [Sun 20 May 2007 16:37:18]
跡野末理@臨時記者 > ( もっと、ずっと前から鈍っていたのかもしれない。 里で将来有望とされていた頃のスペックは、怠けていた数年で死んだのだと思っていたけれど、結局 『飛燕』 に出向になるまで正式には下忍にもなっていなかった )   ( 単純に、能力が低いから見破られる。 それで未だ見ぬ世界への糸口と、過大な期待を寄せてしまっては、エミキーにも良い迷惑か。 裸の付き合いの中で、友人達が交わした会話の内容は知らない。 言われなければ自覚しそうにないけれど、嫉妬も間違いもあると、どこかでは感じているのだろう )   ( 観察者であろうとしながら、介入せずにはいられない。 不思議を解き明かしたいという思いはあれど、それは忍としての務めではなくて、より強く甘さが顔を出している。 どうしてもと言うわけでもないけれど、困っている人は可能な範囲で助けるものだとか、そんな )   ( 実は別のイメージの混入による人格の崩壊があったかもしれないなんて裏事情はおいといて。 そうだとしても、それは跡野末理が不確かな人間性をしているというだけの話。 理屈に反して、揺れていた ) ―――? ぇ。 ( 一瞬、自分自身の零した溜息かと錯覚して対処が遅れた。 何の前触れも無く、耳元でした音に身構える。 背にかかる空気圧のような実体の無い感触は、その力のほどを測り難い。 ただ、もしも強まるのなら、柵ごと宙に放り出されるなんて御免だ。 軸にしてた足で屋上を蹴って、脇に飛ぼうと試みる。 紙の束は足元に落ちた ) [Sun 20 May 2007 16:32:16]
違和感 > はぁぁ……。 (耳元で、殆ど空気の漏れる音のようなかすれたため息が聞こえるだろう。それは、ありえないことだが少女の声に限りなく似た声質で、のそりと何か重い空気が、柵に押し付けるようにのしかかるような感覚を覚えるだろう。錯覚かどうかもあやふやな、わずかな感覚) [Sun 20 May 2007 16:23:05]
お知らせ > 違和感さんが来ました。 [Sun 20 May 2007 16:09:35]
跡野末理@臨時記者 > ( 自分達アルバイトは取材するだけ、それを上手く纏めるのは本業に任せられると知っているけれど、納得できる仕事をしたかと考えるとすっきりしない。 釈然としない面持ちで風に煽られる紙束を捲り、溜息 )   ( 生活のサイクルが乱される程度では何でも無いはずの体に、疲労を感じる。 取材しておいて・首を突っ込んでおいて、それを記事にするのを躊躇うなんて矛盾かもしれないし、自らの本業を考えればあまりにも鈍っていた ) [Sun 20 May 2007 16:04:39]
跡野末理@臨時記者 > ( 怪談・不思議な話を探して来るようにというアルバイトは、今日が締め切り。 先輩は先輩で何か見つけて仕上げているかもしれないけれど、あまりアテにするのも頼り切りみたいで気持ち悪いから、取材する中で自分の聞いた話や、貯水池で会った女性の怨霊?の事を簡単に纏めておいた。 これを届ければ依頼は完了。 空回りでも日数だけはかけているし、創作でも良いのだから突っ返される事は無いだろう。 …多分 )   ( でも、気に入らない )   ( 学校の怪談なんて多くは月並みなもので、実際に経験した自分にとっては 『貯水池で出会った女性の怨霊』 こそ特別なものだけど、記事にすれば何て事は無い、文章力のある人が書いた創作の方が本に収めるにはよほどウケると思う。 そうでなければ、娯楽に提供するのは気が引ける話を、場所などの詳細を少し濁しただけで記事にはできなかったかもしれないが、実話の重みみたいなものを、今ひとつ出せなかった ) [Sun 20 May 2007 15:54:40]
跡野末理@臨時記者 > ( セーラー服を着たお下げ髪は、何かせっかちな少女が待ちぼうけを食わされているような調子で晴れた空を仰いだ。 日も長くなって、まだ日暮れには時間がある。 遠くサークル活動に精を出す学生達のざわめきが届く明るい屋上は、怪談の舞台にはなり難そうな感じがしていた ) ―――っふぁ… ( のどかな空気にらしくない欠伸を一つ。 先日 『ドッペルゲンガー』 の話を聞いた屋上へ、視界を掠めた影が気になって戻っているが、注意力も散漫になっているのか今のところ何も起きていない。 …と思っている )   ( 過ごし易い涼やかな風が吹いて、セーラー服がはためく。 手にしていた紙束が、ばさばさと音を立てた ) [Sun 20 May 2007 15:34:47]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが入室されました。 『( 屋上の柵にもたれて、コツコツと革靴の爪先で足元を叩く )』 [Sun 20 May 2007 15:24:39]
お知らせ > フィエルテさんが退室されました。 『(そして次のテストも再試決定。駄目駄目学生であった)』 [Sat 19 May 2007 17:49:01]
フィエルテ > あーあ。 ( 起き上がってだるそうに答案用紙に視線落とせば思わず溜息盛大にもう一度。幸せが逃げていくよ。 ) こんなもん、棄てちゃえーっ! ( ばっしぃ。ゴミ箱にくしゃくしゃ丸めて棄 て ち ゃ っ た ! ははは。 ) ( ぱんぱん、と手を払い ) うん、次がんばればいいんだ。あんなのしーらないっ。 ( 潔かった ) [Sat 19 May 2007 17:48:07]
フィエルテ > ( 文通は得意です!なんていうノリで、どうして自分がここに居るのかわからなかった。けど、実際今、学生謳歌しているフィエルテです。 ) ……アルバイトしてるときとかのほーがよっぽど充実してたよぉ。キレイなお姉さんーとか(ちょっと恐かったけど)キレイなオニイサンーとか(ちょっと高笑い多かったけど) あーあ。なんだかなぁ。 ( ぐーだぐーだ。机に突っ伏しながらぼそぼそ、愚痴をぼやいているダメ学生。 )  玉の輿に乗るにはどーしたらいいんだろぉ。 ( そんなこと言ってる時点で恐らく道は険しい ) [Sat 19 May 2007 17:45:37]
フィエルテ > 最近、イイコトもなにもナイもんなぁ。 ( はぁ、と盛大な溜息をついて机に突っ伏。机に広がる答案用紙に寝そべった。 ) ……すっごい点数。 ( 相変わらず。小さく呟けば憂鬱そうな溜息が零れる ) [Sat 19 May 2007 17:17:25]
お知らせ > フィエルテさんが来ました。 『あーあ。』 [Sat 19 May 2007 17:16:06]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが帰りました。 『( もう一人の私。 垣間見たダークサイドに、そんなのがいたっけ )』 [Thu 17 May 2007 03:54:19]
お知らせ > エミリアさんが退室されました。 『次々に周りの人も同じように、って言うのもB級ですね』 [Thu 17 May 2007 03:52:19]
跡野末理@臨時記者 > ―――関係者全員が死ぬまでバレない嘘は嘘じゃないわ。 おっかない話だけど、何でもかんでも疑ったってしかたないっていう風にも思えるでしょ? …そうね、私には今、私が私の味方に害のある存在に取って代わられたら気付いてくれそうな友達が居るから、そんな風に言えるのかもしれないけど――― …いや、そうか、死んだはずなのに意識とかそういったものが残るなら… 本人にとっても、『殺されたから終わり』 じゃないわね。 …ええ、嫌な話… ( 真実を知っても、やはり意識的には 『死んだらお終い』 何の後腐れも残せはしないという考えが働いてしまっている。 落ち着かなそうにお下げを弄って ) あら? 上手かったわよ。 ―――〜寮生だったのね。 奇遇じゃない、私も。 …そうだ、こんな続きはどうかしら… 家に帰った男の家族は、男の様子がおかしい事に気付いて、その時になってやっと男の言っていた事を信じるの。 そして様子がおかしな男を偽物として殺してしまう。 殺された男は、本当に偽物だったのか――― だめね、しつこいわ。 ( そんな話をしながら、寮まで ) [Thu 17 May 2007 03:48:36]
エミリア >  そうですね、周りの人には、残ったほうが本人。でもそれが、いつの間にか入れ替わっている。 それを考えたとき、わたしはちょっと背筋が凍りましたね。 (隣人が、友人が、家族が、いつの間にか『違うもの』になっていたら。あるいは、自分が、そうやって殺されて、自分じゃない何か、に成り済まされたとしたら。)  いえ、もともとが、わたしが昔読んだ本のお話なので。楽しませるには、もっと話すことがうまくならないとダメですね。 (覚えるだけじゃダメだ、とう軽くなだれて。)(お開き、には賛成。明日―いや、もう今日かの授業は眠いんじゃないかと、心配しながら屋上を後に。) わたしは女子寮に帰るけど、アトノさんは? (もし同じなら、道中おしゃべりをしながら帰りましょう、と。) [Thu 17 May 2007 03:38:52]
跡野末理@臨時記者 > ―――でも、『もう一人』 が悪さをしているのを、周りの人は見て… ぁ、二人同時にいるところは、見ていないのか… ( 確認されると、ふむ、と思案顔 ) ―――〜同じ存在だったとしたら、殺せるようなものかしらね。 『自我を殺す』 なんていう言い方はよくあるけど、それって結局妥協や和解の場合が殆どじゃない。 魂の仕組みとか、その辺りは良く分からない。 でも、善・悪に別れていたとしたら、どちらか片方を殺してもう片方が残る事はできるの? ( 返す言葉も真剣に。 結局解決には辿り着けない思考だけれど、どうもこねくり回すのが嫌いではないらしいと、最近自覚した ) ―――どっちでも、良いんじゃないかしら。 同じ存在から別れた二人だったなら、どちらにしても 『何かが欠けた男』 しか戻って来ないんだし。 真実を知っている 『もう片方』 は死んだんでしょ? 本当にその事態について気にしなきゃならない人は、もう生きてない。 周りの人間には、戻って来た 『そっち』 が本物だわ。 やり切れない話だけどね。 ―――その後家庭が崩壊したとしても、男が偽物だったなら騙され続けなくて済んだと考えれば良い。 男が本物だとしても自業自得。  幸せになれてそれまでと変わらないなら、言う事無し。 ( こんな考え方は割り切り過ぎているのか。 ぼんやりと宙を仰ぎながら続ける ) ―――困るわね。 そんな怪談の当事者になったら。 …もっとも、それを怖れるのは… 眠りから目覚めた後の自分は、眠る前の自分の記憶を持っているだけの偽者で、本物はどこかでどうにかなっているのかもしれない、なんて事を考えるのと同じような気もするけど――― ( 目の前に現れて、そう言い続けられもしないだろう。 切実だ。 遊ぶような顔に、楽しげな苦笑を向ける。 肩を竦めて、今日はお開きか ) …ありがとう。 楽しかったわ。 [Thu 17 May 2007 03:27:19]
エミリア >  ええ、主人公の男は、そのまま奥さんや子供の待つ家に帰って、話はお終いです。 (ノリノリだった口調は、元のものに戻して、さっぱりとした顔で。) めでたしめでたし、と取ることも確かに出来ますが。 アトノさんは最初に言いましたよね、心の病じゃないか、と。 (頭の中の本は閉じて。 首をかしげる相手に、確かめるように語り掛ける。) そういう風に、一人だけ、と考えてもいいですが。他にも、ドッペルゲンガーも、主人公と同じ存在、と考えることが出来ます。 例えば、善の心と悪の心に分かれてしまった、みたいに。 (物語を解きほぐしていくさまは、学者か何かか。いたって真剣に話して。) では、ここでクイズです。 同じ存在だとしたら、最後に家に帰った主人公は、どっちだったでしょう? (最後は、悪ふざけをするような顔で。) [Thu 17 May 2007 03:10:22]
跡野末理@臨時記者 > ―――めでたし、めでたし? ( 主人公=オリジナル、だろう。 何だったのか分からないけれど偽者?は殺されて、それで解決かと。 消化不良な思いを抱えて、首を傾げる ) [Thu 17 May 2007 02:58:03]
跡野末理@臨時記者 > ( それはもう、噂と言うより物語のような気もする。 けれど適度な長さは信憑性と言うか、リアリティを高めてくれて、想像で補う部分を限定されるのはあれやこれやと考え込んでしまう聞き手にとってはありがたかった ) ―――〜ん、なるほど。 ごめんなさい。 ( 口を挟んでしまって。 一言謝って、やはり聞く姿勢 ) 『気が付くと自分の背後を眺めている』 っていうのは、つまり、書き物をしている自分の背中を見ているような幻を、書き物をしたままで見るという事? それとも、意識しないうちに後ろを振り向いてしまっている、という事かしら。 ( 屋上の柵を背にしている自分は、後ろを振り返っても空間があるだけ――― でも、空間を挟んで向かい側には、隣の棟の屋上も、その下に窓も並んでいる。 …何とはなしに振り返って。 『乗せられた』 と苦笑を零す…。 屋上にも、窓の向こうにも、人影は――― …よく分からないが、いる、とも言えない… ) ―――。 ( 結末を待とう ) [Thu 17 May 2007 02:55:35]
エミリア >  そして、どうにかこうにか、主人公は、自分のドッペルゲンガーと対峙できました。 初めは簡単な口論―俺の姿で変なことをするな、とか、いや俺はお前だよ、とか。それは次第に激しくなって、いつの間にか、互いに相手を殺そうとする激しい取っ組み合いの喧嘩になって主人公は、…… (そして、続きを言うまでずいぶんと時間を溜める。) ……相手を殺しました。 (そして、ずいぶんと溜めた割には、ずいぶんとあっさりとした結末。) [Thu 17 May 2007 02:55:22]
エミリア > (端折っても長いのは、元が書物からによるためか。 話している最中で、もっと短い話を探せばよかったと思いつつも、頭の中で読み出したそれに自らはまっていく。) そうですね、そう考えるとしっくり来るかもしれませんし、それがちょっとオチに掛かってきていますので。 (続けますよ、と言って。) そして主人公は、もう一人の自分―ドッペルゲンガーがいる、と感じるんですよ。部屋で書き物をしていると、背後に気配を感じる、ところが気が付くと自分の背後を眺めている、何て経験から。 (そう言って、自分の背後を見るように振り返ったり、目の前にいる少女の背後の空間を見やったり。 ノリノリである。) で、この主人公は、そのドッペルゲンガーと戦うことを決意するんですよ。自分の姿で勝手なことはさせられない、と。 (と、ここで一息ついた。まくし立てるようにしゃべっているのに、まだ終わらない。あともう一息だ、と、一度呼吸を落ち着けて。) [Thu 17 May 2007 02:47:28]
跡野末理@臨時記者 > ―――ああ。 ( その話は、当事者と言っても良い。 今何かを言えば話の腰を折ってしまいそうで、相槌に止めるけれど… やはりその親についての噂は流れていないか ) …死なない、という事もあるの? 避け方は何だったかしら… と言うか、旧いのね。 ( ならば今は、そこから派生したらしい話を聞こう。 意味ありげな仕草に 『ノってるっじゃない』 と内心。 興味深げに頷いて聞く姿勢 ) ―――それはいわゆる心の病なんじゃないかしら… ( ドッペルゲンガーではなく当人がそれをしているのではないかと、首を傾げる ) [Thu 17 May 2007 02:34:56]
エミリア >  わたしが知っているのは、有名なものですから。変な肉達磨が教室から見つかった、とか。 (一時期は、その話で盛り上がっていた。今はもう、見る影も無い。) ええ、そうです。 二重に歩くもの ― 人間の霊的な生き写し、と言う意味ですが、これに出会ったら近いうちに死んでしまう、という言い伝えは旧いですね。 で、それの亜種というか、題材にしたお話がひとつ。(手を顔の前にもってきて、意味ありげに一本指立てて見せた。) 長くなりそうなのでちょっと端折ってしまいますが…その話の主人公は家で書き物の仕事をしていたそうです。 それが、疲れ眼か手元の文字がぶれて見えるようになったのが事の始まり。 よくあることで初めは気にしていなかったそうですが、一向に直らない。 そればかりか、集中力もなくなってしまって、自分が何をしていたかが分からなくなってしまうことまで。 その間のことを人から話を聞けば、突然暴れだして、とか物を盗んだ、とか悪い話ばかり。 (頭の中で、本のページを捲りながら。必要なところだけを抜き出して。) [Thu 17 May 2007 02:29:20]
跡野末理@臨時記者 > ―――法則性なんて、無いのかもしれないけどね。 あったら知りたい。 ( 背を向けはするけども、返す言葉は変わらない調子。 何か理由があるのかもしれないし、ただ、人通りを確認しただけかもしれない。 …とりあえず、何かに背中を押されるような事は無かった… ) ―――〜いんや。 まだまだよ。 全体の一割にも満たないんじゃないかしら。 『似た話』 っていうのはあるけどね。 ( 『あらかた調べた』 なんてとても言えないと、からから笑って振り返る ) ―――〜何でも良いのよ? 今ここで作られたりするとちょっと困るけど… まぁ、それだって切欠ではあるし――― …ドッペルゲンガー… 『もう一人の自分』 だったかしら。 ( 何となくは知っている、と… 頷くような首を振るような。 興味を抱いた目で、思い出す風にする女性をじっと見つめてる ) [Thu 17 May 2007 02:18:32]
エミリア >  ふむふむ、なるほど、そういうことですか。怪談が生まれるまでの経緯を含めて解き明かしたいわけですね。 魔術は専門外ですが、そういうこともあるかもしれませんね。 (可能性として、十分考慮できる。 根も葉もない噂なんて、ちょっと変わったこと、ちょっとの不安材料からいくらでも出来る。) そういうのは、ちょっと難しいですね。 (認める、逃げる。どうやら込み入っているような。 背を向けた相手にそれ以上かける言葉は見つけられず。) ええっと、そうですねぇ、大学にあるのはあらかた調べられたようですし…(本題に戻ったならば、ぺらぺらぺら、何かいいものは無いだろうかと頭の中のページをめくり。)…そうですね、ご期待に応えられるか分かりませんが、ドッペルゲンガーというのは知っていますか? [Thu 17 May 2007 02:10:01]
跡野末理@臨時記者 > ―――探してたのよ? でも噂される怪談の殆どは、何処かの誰かに用意されたものだわ。 多分ね。 …元になった話の有無っていうのは大きいと思うけど、人から人へ伝播する過程で、特に怪談みたいな噂話には尾ひれがつくものだから。 もっと怖く、もっと興味深く… って。 ―――そうして時間が経てば、オリジナルの話なんてどうでも良くなる。 …私は怪談そのものにも興味があるけど、その仕組みを知りたいの。 噂には現実の一端が紛れている事がある… でも噂を聞いた後で現実を確認したなら、噂される前からその現実があったのかどうかは分からないじゃない。 ―――色々な流派があるけど、『魔術』 の多くが 『術者の理想を現実にする』 物なら、根も葉もない噂が現実になる可能性だってあるわ――― ( ぺらぺらと、カンテラの火一つが寂しく灯る屋上に、言葉が流れる。 …暫く話して苦笑を零し、首を振った… ) 〜妄想だって、思われちゃうかしら。 ―――強いんじゃない。 鈍いって言うのよ。 怖いと認める事から逃げているって言われれば、否定出来ないから。 ( 尊敬の眼差しにはバツ悪そうに手をふりふり。 背を向けて、柵に寄りかかり、人通りの絶えた眼下に視線を落とした ) …怖がるなんて、無いなら無い方がいいのかもしれないけど… どうすれば怖がれるのかしら、なんて言うのはオカシイでしょ。 ―――ぁあ、そうだ。 何か、怪談知らない? 色々回ってるんだけど、どうにも空振り続きなのよ。 [Thu 17 May 2007 01:42:41]
エミリア >  突風が、なるほど、そういうことも考えられますね、確かに。 (神妙に頷いて、その仮定に納得し。ぼそりと告げられたことには、そんなことはしないですよ、と手と顔を振って否定した。)(いわゆる怪奇現象。 死んでしまったり、殺されたり、なんていうのは遠慮したいけれど、ちょっとばかりお目にかかりたい、何て思ったり。 闇の中に何かいる、と感じたら、それを確かめたくなる性格。好奇心が旺盛すぎるかもしれない。)(しかし、いろいろ考え始めたところで、制止が掛かった。) ぇ、と、用意するって、怪談を探していたんじゃないんですか? (するりと出てきた、ちょっと不気味な話に驚きながらも、あれ?と首かしげる。)わ、怖いものが無いなんて、強いんですね、アトノさんって。 (分からない、というのを、無いという意味で捉えて。尊敬こめた眼差し一つ。) [Thu 17 May 2007 01:26:35]
跡野末理@臨時記者 > そんなところじゃない? 曰く人間関係に悩んでいた、成績不振を苦にした、えとせとらえとせとら… 色々言われてるけど、誰一人、本当にここから飛び降りた人には辿り着けてないわ。 まあ、調べる時間もあまり無かったんだけど。 …もしかしたら本当かもしれない。 噂とは違っても、周りの建物や構造の都合でここに突風が吹くようになっていて、それに落とされるのかもしれない。 何か分かるんじゃないかって、ここに居る。 ( あなた、私を落としたりしないわよね? などと冗談とも本気ともつかない口調でぽそりと続け――― ぽかんとする顔に、ただ頷くだけ、質問の捕捉はしない ) ―――〜ううん。 そういう事よ、ありがと。 『何が一番怖いか』 って、そこは別に怪談でなくたって良いんだから。 …例えば、火事が怖いなら、火事に繋がるような怪談を用意すれば良い。 『ある廃屋に遊び半分で忍び込んだら、その家の奥に真っ黒く焦げた部屋がありました。 その後暫くは何も無かったのですが、ある日気付くと私の部屋の隅に煤けたようなシミができていて―――』 とかさ。 ………私は今一つ、自分が何を怖がっているのか分からない。 いくつかは、あるんだけど。 『本当に?』 って考えると、そこで止まるわ。 [Thu 17 May 2007 01:12:20]
エミリア > (いざというとき武器にもなります。いえ、使ったことなんてありませんが。) そうですね、今日も、風が吹くとちょっと。 (怪談怪談、例えば階段の段数がおかしくなったり。鏡の向こうに違う世界があったり。自分のそっくりさんを見ると数日のうちに死んでしまったり。 …頭の中からぽろぽろと零れ出てくる。) 飛び降りで、その後もと言うことは、話ではその最初に飛び降りた人が引きずり込んでいる、とかでしょうか。 真偽のほどは、少々永い先生にでも聞けば解るかもしれませんねー。 (連続飛び降りなんて、学校は隠したいだろうが、人の口に戸は立てられない。 とりあえず、自分は聞いた事がなかったから、それ以上はいえない。) え? 怖いもの、ですか? (突然で、ぽん、と浮かんだのは) 火事で家が燃えたらって考えるととても怖いですが…そういうことじゃ、無いですよね? (怪談から繋がるのなら、そっち方面で怖いものだろう、と。 家の本が燃えてしまう悪夢を打ち消して、改めて考える。) [Thu 17 May 2007 00:59:20]
跡野末理@臨時記者 > ? ( 満足気な表情に首を傾げるけれど、それだけ。 口振りも手伝って、おっとりとした印象を受ける。 話を聞けば、鞄の中身は本だろうなと当たりをつけた。 …もっとも、辞書が何冊も入っているとは思わないけども… ) なるほど、それはおつかれさま。 …一雨来そうな感じね。 もう雪は望めないかもしれないけど、油断しているとまだ冷えるわ… 気を付けて。 ( 変な影も奔ったし、とは内心 ) ―――〜そう、そっちの怪談よ。 ここから飛び降りた学生がいたんですって。 真偽のほどは不明だけど、それ以来ここから何人か落ちているっていう噂があるわ。 …もっとも、オリジナルの事件を特定できないとなると眉唾の可能性が高いけどね… ( ちょい、と今まで自分の寄りかかっていた柵を指差して、さらりと。 もう肩を竦めている辺り、本人も半信半疑なのだろう ) 〜エミリアさんね。 ええ、よろしく――― そうだ、あなた何が怖い? ( 突然だ ) [Thu 17 May 2007 00:45:00]
エミリア > (そうそう、思い出した。たしか、旧い制服の一つだったような。 思い出せれば、それにちょっと満足した顔になって。) 纏めものが終わったので、ちょっと頭を冷やそうかと思いまして。 すぐ下でやってたので、屋上のほうが涼しいかなと思ったら、ちょっと冷えすぎでした。 (照れ笑い交じりに、ここまできた経緯を簡単に説明して。) 『カイダン』って言うとー、わたしが今昇ってきた…ほうではなくて、お化けとか幽霊とかのお話ですよね? (『階段』『怪談』『会談』なんて、頭の中でぱらぱらと言葉を捜して。 なんだか面白そう、と瞳の輝きが増した、かも知れない。) 遅れましたが、人文学科のエミリアといいます。 宜しくお願いします、アトノさん。 (自己紹介されたことに、一拍おいて気が付いて、ちょっと慌てて姿勢を正して自己紹介を。) [Thu 17 May 2007 00:32:11]
跡野末理@臨時記者 > ( 自分の事にも興味は無いけれど、ランタンの灯りに映えるプラチナブロンドには彼女の愛着を感じる… ような気がする。 重そうな鞄、夜風に当たりに… そんなキーワードを拾いながら、彷徨わせていた視線を戻そう ) 〜もう下校時刻回るわよ? こんな所にまであたりに来なくたって良いでしょうに。 ( 曖昧な返事には、探るでもなくツッコミ一つ。 ふと、徘徊癖のある友人も初対面の人間にはこんな風に言うのだろうかと笑い ) ―――〜実験… 近いかしら。 体系も何も無い事だけど、『怪談』 が実話かどうか確かめたいの。 …魔術科二回生の、アトノ マツリよ。 ( セーラー服は一応、ヴェイトス大学指定制服の一種だ。 中でも特に旧いデザインで、着る者も少なく今では大学史博物館の額縁の中くらいでしか見ないもの ) [Thu 17 May 2007 00:16:15]
エミリア > (手を振られれば、僅かに安堵して。会釈を返した。 肩から掛けた鞄と、長い髪が一緒に揺れる。) ええ、まあ 気分転換というか、散歩というか、夜風にあたりに来ました。 (聞き返されれば、やっぱり、と思いつつ。教師や守衛さんには見えないので、そのまま素直に告白。目的意識があったわけではないから、ちょっと曖昧になる。) 人が引くのを… あぁ、何か実験とかするんですか? (人気がなくなって何をするのだろうか、と考え始めてすぐに、そんな結論に達した。安直ではあるが、魔術の実践、あるいは何かの観測だろうか、何て。)(見慣れない服装、でもどこかで見たことがあるような。記憶を辿る。 まじまじと見ては失礼だと、気をつけつつ、特徴を探したり。) [Thu 17 May 2007 00:03:59]
跡野末理@臨時記者 > ( 『足が無ければ怪談だ』 なんて、言われたかもしれないし、言われていなくても自覚はある。 近付いてくる女性に… まあ、現実的な思考の持ち主なのだろう、怯える様子も無ければさらりと手を振って存在をアピール ) ―――こんばんは? あなたこそ、何してるの。 …私はそうね… もうちょっと人が引くのを待っていたってところかしら。 ( 微笑んで挨拶を返し、視界を掠めた影は彼女のものではないと判断。 それとなく視線を周囲に彷徨わせている )   ( 緑の黒髪と言われるアマウラ人らしい黒髪をかっちりとした三つ編みにして、旧いデザインのセーラー服を着た娘。 ぱっと見は、やや鈍くさい印象さえ与えてしまいそうなくらい地味なものだ ) [Wed 16 May 2007 23:50:05]
エミリア > (灯りに慣れている目は、夜の闇をうまく見通せなくて。足元に気をつけるように進んで行って。) あら? どなたかいるんですかー? (屋上の端に、ぼんやりと浮かぶ人影にようやく気が付いた。 何をしているのだろう―自分と同じく風にあたりに来たのだろうかと、考えながら傍まで行こう。)(近付いていったら白く見えているところしかなかった、とかだったら怪談になるんだろうが、それでは話が逆。) こんばんはー、こんなところで何をしているんです? (はっきりと相手が見えるようになったら、エミリアは自分のことを棚に上げて、挨拶を。) [Wed 16 May 2007 23:41:54]
跡野末理@臨時記者 > ( 現実に新たな神隠しや犠牲者が出ているという話も聞かないし、『名前の無い殺人鬼』 の動向… と言って良いのかどうかは分からないが、とにかく目新しいニュースはこれと言って無く… そう言えば暗黒街にでも転がっていそうな死体が商業地区で出たとか、そんな話を聞いたけど、今自分が探しているのは 『学校の怪談』 だ。 …締め切り間近、あまりあっちにもこっちにも行っている時間は無い… )   ( 一応、もう知らせるべき話はあるのだけれど、あまり幸せとは言えなそうな恋の満足できない行く末なんて、怪談は怪談でも、『実話』 を娯楽の対象にするのは気が引けてしまう。 それこそ作り話だったら良かったのにと肩を竦めて、それでも死んでしまった彼女の意識がそれで 『お終い』 ではなかったのなら、今頃どこでどうしているのだろうと空を仰いだ )   ( 勿論、生まれる前の記憶や前世の記憶なんて、持っていない。 でも、やっぱり、本当にあるらしい ) ―――? ( 視界を掠めた影を目で追って、相手よりも一足早く、カンテラを持った女性を見つけた。 イエロティアにしては色白の脚と手と、振り向く横顔は闇に紛れようとしていない。 何をしているのだろうと黙って見つめているが、特に隠れるでもなく、手摺に両肘を預けた姿勢で屋上の縁に居る ) [Wed 16 May 2007 23:32:01]
エミリア > (何をしているのか、と聞かれたら困るような時間。夜風にあたりに来たエミリアは、言い訳を考えながら扉を開けて。) うーん、ちょっと冷えますね。 (高所を吹く風に、冬の装いの終わった身を僅かに縮こまらせて。 先客がいるとは露知らず、一瞬掠めた影にも気が付かず、小さな灯りを頼りに、闇に混じる少女のほうへと足を進める。) [Wed 16 May 2007 23:27:12]
お知らせ > 人影さんが帰りました。 『一瞬視界を掠めた影は、すぐに掻き消えた』 [Wed 16 May 2007 23:25:46]
お知らせ > 人影さんが来ました。 [Wed 16 May 2007 23:15:30]
お知らせ > エミリアさんが入室されました。 『(カンテラ下げた少女が一人)』 [Wed 16 May 2007 23:15:03]
跡野末理@臨時記者 > ( トイレの話各種に、音楽室や理科室の話。 こういった場所が舞台になる事は多いけれど、実際にちょっと覗いただけで確実に鉢合わせるような 『何か』 があるのなら、大学なり有志なりの手によって対策がなされているものなのかもしれない。 自分だって、そういった話に首を突っ込んでいるうちに出会った怨霊っぽい女性と二度は会っていないのだし、話を聞いてお終いになるような大人しいのもあるのかと思えば、『怪談』 を完全な創作とまでは言わなくても既に終わっている話だという見方は、割とすんなり受け入れられてしまっていた )   ( 銅像が走り回ったりはしないし、おかしな階段や鏡も見当たらない。 七つ知ったら何かが起こる、あるいは 『この七つ目を知ってはいけない』 のが七不思議の定番だけど、ヴェイトス大学の怪談は七つに収まらず、かと言って百は集まっていない ) [Wed 16 May 2007 23:13:03]
跡野末理@臨時記者 > ( 学内の怪談だけに取材対象を限定しようと、妙なところで意地になっている締め切り四日前。 とは言え、アプローチの仕方もそれまでとは変わらず、そうそう都合良くネタが転がり込んでくる事も無い。 知っている怪談話は粗方尽きてしまって、聞き込んでは検証の繰り返し… 今夜も成果は挙がらないまま、サークル活動などで居残っていた学生達も帰って行く )   ( そんな姿を眼下に小さく見送って、浅い溜息を一つ。 闇に溶ける色のセーラー服とお下げ髪を一雨来そうな夜風に揺らした娘は、灯りも持たず屋上に佇んでいた ) [Wed 16 May 2007 22:57:53]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが来ました。 『( こうなれば意地でも )』 [Wed 16 May 2007 22:45:06]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが退室されました。 『( また、空振り。 話し相手を付き合わせていれば、まだ気にならないけれど )』 [Sat 12 May 2007 04:20:52]
跡野末理@臨時記者 > 騒動が起きても気付けば元通りよ。 吸血鬼だ何だでちょっと殺気立ってたけど、喉元過ぎれば熱さを忘れるってこの事ね。 脆そうなくせにタフな街。 …事件とは別に、市民が決定的な行動に出るまでその事件が持続している必要があるって事かしら。 ( 感覚的なものではなく、行動に移してしまったという事実が必要なのではと考えて… そういえば、吸血鬼の時は有志の異種族狩りもあったっけと苦笑を零す ) 〜個人として持つべき意見と、市として掲げるべき意見でまた違うって事でしょ。 はっきり言っちゃえば、ハト派とタカ派がいるから面白いのよね。 ( 脳天気に見える街も、せめてもめているうちは大丈夫かと… 過激派の存在は、それはそれで問題だとしても… 先輩の微笑に 『いいんじゃない』 と頷いた ) 〜あぁ、あっさり焚きつけにされるくらいなら無害だわ。 …へぇ、喋るんじゃないのね。 今度見せてくれる? ( 今一つピンと来なかった本の悪魔だけれど、具体的な話をされるとやっぱり気になるもの。 『本名』 と言われると、先輩が使役しているような印象もある。 …死後、なんてものがあるとして、先輩の魂がそれらに囚われないよう願っておこう… ) 〜次は… そうね、そこの棟に 『段差の変わる階段』 が――― [Sat 12 May 2007 04:19:32]
お知らせ > セツ@百鬼譚さんが帰りました。 『(怪談話のように鏡の中に世界なんてある筈も無く)』 [Sat 12 May 2007 04:07:41]
セツ@百鬼譚 > ―――そろそろ行きましょうか。 それではどこに向かうとします? ( カンテラの位置を戻して話し掛ける。 深夜の校内探索はもう少し続くのだろうか。 ) [Sat 12 May 2007 03:58:45]
セツ@百鬼譚 > また去年の夏のような騒動でも起きない限りは現状のままでしょうね。 恐らくですけれど。 ( 変わらないのもまたよいこと。 この場合どちらの方がいいと答えるには些か難しいが。 ) 僕らがここで語ってもどうしようもないことですしね。 ただどういう風に相手に対応するかも自由だと思いますよ。 僕はそういう風な物の見方をするのは嫌いだ。 ただそれだけのことです。 ( 確かにそうだと何時もの如くに微笑みを。 ) それは否定できませんね。 まあ…本当に騙してるようだったら焚書にでもしましょうか。 ―――基本真っ白です。 書き込むとそれに対しての返事が返ってくるといったような形ですね。 なんでも字体やらで書いてる人の感情もある程度わかるだとか。 アントワネットという本名を言ったら怒ります。 ( どうでもいい黒書についての知識を教えつつ、遠い目を元に戻す。 ) 本当にそんなのがいたらストーカーで訴えたい気分ですね。 ――名前と顔と評判ぐらいは。 まあそういった手で臭い物に蓋な原理は間違っていませんよ。 ただこの怪談話にも通用するかどうかは知りませんけれどね。 ( 灯りを掲げて同じように窓へと視線を動かす。 そこにはお下げの少女と金髪の青年だけで、三人目の影は見えなかった。 ) [Sat 12 May 2007 03:57:48]
跡野末理@臨時記者 > ―――妬まず疎まず、この調子で上手くやっていけると良いわね。 ( 本当に良いと思っているのかどうかと言うと複雑で、肩を竦めながら ) 『平等』 な状態なんてありえないって受け入れた上で、不遇な立場にある側が耐え忍ぶ事ができれば、きっと平和よ。 優遇されているなら、どうやって耐えてもらうかを考えないといけない。 難しいけど… ま、議会に任せましょ。 私達は私達で、普通にしてれば… 現状は、クラスメートに悪魔がいたって付き合っていかなきゃならない街なんだから。 ( やや投げやりにからから笑い。 驚いたのを不思議そうにされれば、それこそ不思議そうに見つめ返す ) 『たいした事の無い奴』 って思わせるための、罠っていう可能性は? 疑ってもキリがないけど、だって悪魔って言ったら… ま、私こそ本物の悪魔を知らないんだから、案外何でもないものなんだって事なのかもしれないけどね… 〜何? 『知識と交換に手入れと虫干し』 なのに、白紙なわけ? その本は。 ( 『しょっぱい悪魔』 それでいいのかって、お下げを弄う。 『死者』 について納得されてしまうと、そう考えていたというだけの話で、『怨霊』 についてもよくは知らないと手をふりふり――― 遠い目に、はて?と首を傾げた ) ―――対処のしようも無いまま、近付いて来るのだけは分かるのね。 ロバート・クレメンス教師、知ってる? …彼は、それなら鏡を隠せば良いじゃないって言っていたけど… 引き篭もっているわけにもいかないんだから、どの鏡か指定されないと難しいか… ( そんな話をしていれば、やはり窓に視線が行く。 カンテラの灯りを反射して、映るのは二人の影。 二人きり ) [Sat 12 May 2007 03:37:25]
セツ@百鬼譚 > これは痛いところを突きますね。 全く持って跡野さんの言う通りです。 千年生きる種族と百年生きる種族では物の価値観が違います。 それどころか同じ人間という種族であってすらも生まれた場所が違うだけでその価値観は大幅に変わってしまう。 平等なんて言葉は夢想家が作り出した戯言ですから。 ―――ま、僕はその戯言が嫌いではないのですけれど。 ヴェイトスはそういう点では不安定ですね。 簡単なところで均衡が崩れて大事故に発展してしまうことすらある。 ………どうかしましたか? ( 驚いた声を挙げる相手に不思議そうな表情で何故かと問うた。 時々抜けているところのある青年。 ) 『本の悪魔』。 正解です。 色々と話して見たけどたいした事の無い奴でしたよ、いえ本当に。 そういうのを好む悪魔もいるけど、アレ本人はこう…しょっぱい悪魔でした。 最近は日記帳代わりです。 ( 心の内では忌避したいパプテスへの反感もあったんだろう。 だから悪魔への契約の道を踏み出したのだが――本人(?)が聞いてたら怒りそうな言葉。 ) ………あぁ…そうだったんですか。 死者はそんな思いを抱いて人の世に戻ってくる時があるんですね……… ( 何かを考えるような遠い視線をする青年。 色々な思いが胸の中によぎる。 殺された自分の家族は天国に逝けたのだろうか? それとも――― ) 「ずっとずっと傍にいる。 窓の外に、鏡の前に、それはどこにいても貴方の後ろについてくる。 やがて鏡の中に居る貴方の真後ろにそれが到着した時―――」なんてお話でしたよ。 不覚にも素直に怖いと思ってしまいましたね。 ( それは例の本に納められていた内容。 結末をぼかしたことと、その妄執じみたしつこさがどうも後味の悪いことこのうえなかった。 ) たしかにややこしいですけれどね。 けどそういう方法でないと納得できないこともたまにはあるんでしょう。 少しだけその気持ちが僕にもわかります。 ( 未知というのは恐ろしい。 だから知りたいと願う。 ――けれど好奇心は猫を殺す。 深入りのしすぎは身を滅ぼすのだろう。 ) [Sat 12 May 2007 03:21:55]
跡野末理@臨時記者 > 終わった後に心すら存在していないなら、その人の死について何かを感じるのは残された人間だけ。 当人には、本当に、関係ない… って言うか、関係を持てないって。 でも違うのね。 案外身近だった。 物語になるような下克上にあった武将なんかでなくなって、普通に化けて出る。 ( 冗談じゃない、と言いたげに… でも現実なら、苦笑一つで済ませよう。 …先輩が続けるのは 『ヴェイトスの怖い話』 に収められていた怪談か… 思い出すように宙を仰いで、次いで視線は窓の外へ )   ( 中庭兼通りを挟んで、まばらに灯りのついた隣の棟が見える ) ―――『張り付いてるだけ』 だったかしら? …ううん。 矛盾でもないでしょ? 理屈で考えれば面倒くさい事してるけど… 考えまいとした事を本当に考えずにいるのって、訓練が必要よ。 〜で、怖い事を考えてしまうから、慰めも必要になる。 道理だわ。 ( 記憶や感情をコントロールする精神制御。 魔術科でも、実技方面に進む学生は施されるかもしれないそれを、仕込まれて育っている。 …考えを否定したわけではなく、実際にそうなのだろうけど、ばかみたいだと笑っただけ… 同じかもしれないが、そんな風に言って、笑った ) [Sat 12 May 2007 02:51:39]
跡野末理@臨時記者 > そうね。 生まれや種族でその人の全てを評価する事は出来ない。 有能な人材を腐らせたり、ましてや敵に回すなんて馬鹿らしいわ。 だけど――― 『どう足掻いても変えられない生まれや種族』 で、その人の価値観の大枠が決まるのもまた事実なのよ。 ヴェイトス市は、そこに目を瞑ってないかしら? 突いても刺しても死なない上に病気にもかからず老化もしない、極端だけど、こんなのと同じ感性を持てるとは思えないわね。 この街で暮らす人外の大半が、人に近い感性を持っているっていうのも大きいでしょうけど、彼らは決して人ではないわ。 こんな状態になって今更排除しようとするのも危険だけど、油断していい相手じゃない。 ―――アングリマーラにも表通りがあってね、そこは割と静かなの。 誰だって、常に争っていたいわけじゃないでしょ。 油断さえしなければ、スリや置き引きにやられる事も無い。 隙を見せなければ滅多やたらに絡まれる事も無い。 一定の緊張を保っているという点で、ヴェイトス市よりまだマシよ。 アングリマーラは少なくとも、根本的な種族差に目を瞑っていない。 ―――ってちょっとッ!? ( 『契約』 とかあっさり言ってくれた先輩に、思わず突っ込んだ。 何をしたのかと思いきや――― 何だろう、その妖精さんとかの担当っぽいのほほんとした契約は。 傘や提灯のお化けがいるアマウラ育ちとしては、割とすんなり理解できる言葉 ) 『悪魔の書庫を管理させられている』 か 『本の姿をした悪魔』 ってところかしら。 でも不注意じゃない? 契約を果たせなかった時はどうなるの? 大病して起きられなくなるとか、本を失くすとか、どうしようもない事態っていうのはあるでしょう? その時、魂を取られるとかナントカ… それが 『悪魔』 なら、用心してし過ぎる事は無いと思うわ。 …それとも、私が間違ってる…? だけどパプテスとかが目の色変えて追うのは、それが 『どうしようもない』 存在だからじゃないのかしら。 ( 呆れ気味に肩を竦めて。 でも、目が真剣なのは冗談が通じないと言うより、心配しているのだろう ) ―――悔いが残るかどうかなんて、もう死んでる当人にとっては、大した意味なんて無いと思ってたのよ。 アマウラにも怨霊とかの概念はあるけど、私達の身近ではなかったからね。 死んだら、それで終わり。 満足のいく最後だろうと、悲惨な最後だろうと [Sat 12 May 2007 02:40:39]
セツ@百鬼譚 > 僕はよいところだと思いますよ? どう足掻いても変えられない生まれや種族のことだけで他人を判断するのは馬鹿馬鹿しいと常々思っていますから。 ―――と、アングリマーラに行ったことが? あれは同じ多種多様の種族を抱えた場所という意味でも似て非なる場所ですからね。 それほど悪くなかったという感想は少し意外です。 ―――そうそう、誘惑についつい負けて契約を交わしてしまいましたね。 相手が僕に与えてくれるのは様々な知識。 僕が相手に与えるのは―――ちゃんとした手入れと、そして定期的な虫干しです。 ( たぶん相手は言葉の意味を掴めないのだろう。 自分が契約した悪魔は悪魔と行っても見た目はただの普通の本なのだから。 灯りの描写をすっかり忘れてたことに気付いた駄目背後。 青年はマッチを擦って消えていたカンテラに灯りを点した。 暗い世界に頼りないほどの淡い光が照らされる。 一人きりで自分の足音しか響かない同じ空間の連続を歩いていた時には、少しばかり不気味だと思うのは避けられない。 ) ……そうですね。 僕はどんな状況であろうとも生きたいと願いますし、その感情を人が忘れるのは寂しいと思います。 何も悔いを残さない終わり方は理想ですけれど、現実なんて中々そうはいかないものですよ。 そうやって綺麗に終われる人生を送れた人は間違いなく幸福だと僕は思いますよ。 ………どちらでも構いませんよ。 しかしまあややこしい怪異ですね。 そういった者には意思というものが無いこともありますから、出てくる条件は法則性も何も無いただのランダムなのかもしれません。 ―――僕は…そうだな。 『窓に貼り付いた人影』なんてのが普通に怖かったですね。 つまらない怪談ですけれども。 ( それはあふれてきえそうな怪談話の一つ。 その話を他人から聞き終えたときには鳥肌なんて立ってた。 ) 確かにそれもそうだ。 即興で作り上げた意見なため矛盾めいた理論の穴がすぐに見つかってしまうのはどうかご容赦を。 ( といっても怪談話に創作が溢れてるのは事実だろう。 実体験したことでもその中に結末を後付けしたりしなければ、物語として成り立たないのも時折あってしまうから。 ) [Sat 12 May 2007 02:18:28]
跡野末理@臨時記者 > ―――共存共栄を目指すなら理想的な環境と言えるかもしれないわね。 …排他独占を基本にする人間が中心になっている街にしては、って程度だとしても… せめてアングリマーラみたいにならない事を祈るわ。 〜なんて、実はアングリマーラはアングリマーラで、そんなに悪くもなかった。 行った事あるのよ。 体調崩して、宿でじっとしてるしかなかったけどね… 勢力バランスがちょっと崩れれば、紙一重。 ―――〜悪魔、っていうのは… 人にとっての 『悪さ』 をするのが 『食事』 みたいに必須なもの、っていう種族よね? やっぱり、何か誘惑されたりしたのかしら? ( 先輩は灯りを持っているだろうか。 並んで歩きながら、話す。 長い長い廊下には二人だけ… 同じような窓、同じような扉、同じような掲示板… どこまでもいつまでも続くように錯覚させる廊下の先は、まだ闇に閉ざされていて見えない ) …死には抗っていなきゃならないとは、思うのよ。 でも… そう。 安らかに眠るべきって言うか… 後腐れなく全部終わりになってくれないと、困るのよね。 〜ぁ、いや、困るって言うより、面倒、かしら。 『名前の無い殺人鬼』 は、死者とは違うんだと思う。 どちらかと言うと妖怪――― ホワイティア圏では何て言ったら良いのかしら。 悪魔? に近いものだと思うわ。 誰かが何かに怯えた時に、それが 『何々の仕業』 と明確に指定されていなかった場合、『名前の無い殺人鬼』 発生の切欠になるのよ、多分だけど。 …『信じていれば良い』 とも思ったんだけど、そうすると… こぅ、なかなか会えないのがちょっとね――― もしかしたら、『探してる』 私達は会えないのかもしれない。 …そうなると一度見た、霧だか影だかが説明できなくなるとしても、そこは、法則性なんて無いのかもしれないし――― 意思があるのなら、忙しいとか飽きたとか。 『一つ』 しか存在しなかったとして、私達より強く何かをイメージして怯えてる人なんて、履いて棄てるほどいるでしょうから。 …先輩は、何が怖い…? ( 怪談の理由に笑いながら、隣を見る ) ―――それこそナンセンス。 怯えるのが妄想なら、それを紛らわす話を仕立てるのも妄想じゃない。 面倒くさいわね。 ( 差し引き0にはならないけれど、似たような感じなら、初めからわざわざプラスやマイナスを作る事もあるまいと――― ) [Sat 12 May 2007 01:42:11]
セツ@百鬼譚 > 本当にこの市は特殊な環境だと思いますよ。 様々な地方が有りますけれど、ここまで混沌の坩堝なんて気取った言い方をしても問題が無い場所はここぐらいです。 僕も自称悪魔に一人だけ出会ったきりです。 もっとも普通は種族を隠したがるものですからひょっとしたら出会ってるのかもしれませんが…… ―――さあ? どうなのでしょうね。 残念なことに死んだことがないためどうなるかわかりません。 ただ死者は安らかに眠るべきなんだと僕の主観では思います。 それにしても『噂の殺人鬼』は結局どんな存在なんでしょうね……… ( ――そう。 死者は大人しく棺の中で眠るべきだ。 甦って人に害をなすなんてあまりにもふざけている。 そして歩くという意見に頷くと、怪談話が多種多様に揃えられている音楽室から外に出た。 毎日付き合うわけにはいかないけれど、それなりにこれらの探索を楽しんでいる青年。 大事な用事が重なりでもしない限り付いて行くだろう。 ) 『知らない』『理解出来ない』ということは度が過ぎれば一つの恐怖の対象になります。 だから『怪談話』としてそれらを具体的な話に成り立たせて、物語の結末を持ってくることによりそれらの不安感を少しでも遠ざけようとする。 ―――ま、今即興で思いついた怪談話が出来た理由。byセッツァーです。 ( かるくおどけたような仕草をしながら夜の廊下を歩く。 夜の世界は昼間とは別物。 慣れ親しんだ学校ですらも、時には背筋に鳥肌を立たせてくる。 一般人の域を越えない青年も時折ではあるがそんな感情を抱くことがある。 ) [Sat 12 May 2007 01:16:12]
跡野末理@臨時記者 > ―――妖怪変化に天使や悪魔、その他諸々の闊歩しているらしいこの街で、『あってほしくない』 なんて無駄な願いっていう気もするけどね。 …私はどれ一つとして会った事が無いんだけど… ―――怪談が現実にあったとしたら、当事者には気の毒だと思う。 でも、『人生』 っていうのが死んで終わりじゃないとしたら… 私はそれについても気になるわ。 『噂が現実になっているかもしれない』 っていうのと、同じくらいにね。 もっとも、こっちは各テンプルでそれなりに究明されてるんでしょうけど――― まあ、それはおいといて。 …ここはダメなんじゃない? 待っていたって来るようなものじゃないわ。 体育館でも、怪談踊り場の鏡でも、静かなものだった… 歩きましょ。 ( 『怪談と出会うまでの暇潰し』 …エミキーを引っ張って来るのはちょっと気が引けると言うか、頼りっ放しも癪な状況で、コッタは面白くならなければ出て来ないだろう。 地道な探索に付き合わせられるのは彼だけかと、複雑そうな微笑を返す ) …警戒は大事よ。 でも分からないわね。 見えないからって必要以上に恐れたって、何にもならないのに。 ( 教室を出て廊下へ。 先の見えない闇の奥から 『テケテケ』 が駆けて来たりする音は今のところ聞こえない。 …自分達にとって闇を味方につけるのは、必須と言えるスキルだった。 それを恐れる心はある種豊かなものであると思うけど、まだ幼いうちに、ほぼ完全に殺されている… だから、なかなか会えないのかもしれない ) [Sat 12 May 2007 00:54:52]
セツ@百鬼譚 > そうですね。 別の言葉を使いたいならいわゆる二律背反というやつでも構わないでしょう。 『実際にあるかもしれない』 『けれどあってほしくない』。 一般の人たちは大体そのような感覚を持っているのだと思いますよ。 ( 首を傾げられればいつもの人当たりの良い微笑みを浮かべて『怪談と出会うまでの暇潰しです』 なんて答えるだろう。 ) ―――人は昔から暗闇を恐れます。 何故ならそこに何があるかわからないから。 だから火を灯し、明かりを点けて暗闇を少しでも遠ざけようとした。 だけどそれでも理解出来ない恐怖は残る。 例えば…そうですね。 誰も居ないはずなのに誰かが付いて来てる気配がする、とかそんな感じのように。 ( 仲直りできると良いのですけれど、と苦笑を零しながら怪談についての自分自身の見解を含めた講釈は続く。 暗い音楽室の中に一人ポツンと立ち尽くす影―――それに足が無ければ充分怪談話の一つとしてやっていけそうだ。 ) [Sat 12 May 2007 00:40:20]
跡野末理@臨時記者 > ―――でも、どこかでは期待してるわ。 そうでなければ… 表向き怖がっていたって、興味を持って噂される事も無い。 『皆で知っていれば怖くない』 なんていう面も、あったとしてもね。 ―――だけど、逆に心から望んでるわけでもない。 意識しては勿論、無意識下でも。 …正に 『半信半疑』 ってところなのかしら。 後押しして、現実化を促そう… なんて考えたら、エミキーは怒るでしょうね。 ( 好奇心を取るか、良心を取るか… その結果招いた事態の収拾には全力を尽くすという気ではいるものの、その辺りは口にせず。 …講釈口調に 『どうしたの?』 と首を傾げる。 互いに知らなければ、夜の音楽室に無灯火で居た、旧いデザインのセーラー服を着たお下げ髪は怪談になってしまうかもしれない ) [Sat 12 May 2007 00:28:20]
セツ@百鬼譚 > ( 足音は隠すことも理由もなくその開けっ放しの入り口から響いてくる。 音楽室の中に入って声を掛けたのは縁の無い眼鏡を掛けた一人の青年。 背丈の割には幾分か幼く見える顔立ちはいつものように微笑んでいた。 ) 元々怪談話なんてものはその大半が創作のようなものです。 筋道を立てて読み聞く人に鳥肌を立たせて、そしてその結末はしっかりと恐ろしげで不可解な最後になる。 ( まるで生徒に講釈を垂れる教授のような語り口調。 ) [Sat 12 May 2007 00:18:47]
跡野末理@臨時記者 > …子どもを助けるっていうのは大義名分よ。 神隠しにあった子は自然に帰って来る… 探して見つけ出すなんて、あんまり聞かないけど… ( 溜息一つ。 机からお尻を上げたところで、声がかかった。 不思議でも何でもない… と言うかこんな所で鉢合わせるのはある種立派な不思議とも思うけど。 聞きなれた人の良さそうな胡散臭い(失礼)声。 肩を竦めて微苦笑を零す ) [Sat 12 May 2007 00:15:13]
お知らせ > セツ@百鬼譚さんが来ました。 『―――たとえば、そうですね』 [Sat 12 May 2007 00:09:51]
跡野末理@臨時記者 > ( なかなか寝ない子どもを寝かしつけるのに 『悪い子は攫われる』 と親が脅かしたとして、誰がそれの現実化を望むだろう。 タイルの隙間から顔を出した 『3が好きな殺人鬼』 に、三人がその実在を予感させる殺され方をするなんて、誰が望んだだろう。 ろくでもない恋をして、破れて、入水自殺した人が死して尚、誰にも届かない怨み言を零し続けていたなんて、誰が――― ) …望んでいたかしら、私は… ( やはり静まり返ったままの教室に、ぽつ ぽつ と声が漏れる。 …友人を通して急に身近になった不思議に、浮き足立っていたのは確かか…。 当事者の気など知りもせず、それが現実ならば仕組みを知りたいと思うし、それは今も変わらない。 現実に起こっている事の中に、自分の知らない、手を出せない事があるというのは気持ちが悪いから… だけど… 無いなら、無い方が良いに決まってる。 ―――それでも、起きているのもまた事実で ) [Sat 12 May 2007 00:05:05]
跡野末理@臨時記者 > ( 不思議な事が起こるといいなと、そう願う事自体は珍しくもないのだと思う。 起きてくれなければ知りようもないから、今では自分もその一人だ。 …ただ… そういった人の無意識が少しずつ重なって魔術を成し、現実を変えているのではないかという仮説は、すぐに棄てられるものでもないけれど… あれもこれもさくっと具象化していない背景には、期待のもう少し先にある本音と言うかそういった部分で、拒んでいるのもあるのではないかと考えるようになっていた ) ―――〜人の不幸は蜜の味、なんて皮肉る言葉もあるけどね… ( 誰もが見ず知らずの人間の不幸を、心から望めるわけもない。 怪談の裏にあるのは、怒りであったり哀しみであったり、負の感情だ。 だから恐ろしい。 …怪談が現実ならば、誰かがそれほどの思いをしていなければならない… ) [Fri 11 May 2007 23:41:29]
跡野末理@臨時記者 > ( 真夜中になると弾く人もいないのにひとりでに鳴り出すピアノ、楽器… )   ( 目が光る、動く偉人の肖像画… )   ( これらはどこにでもある怪談だ。 おそらくはトイレのなにがしと並んでポピュラーな… けれどその音を聞いたり、見つめられたからと言って何かが変わったりはしないらしい、一言で終わってしまう怪談。 その場所で実際に何かが起きた必要は無く、もはやそういった場所が存在するというだけで語られる怪談。 ―――きっと、ちょっとした退屈しのぎなのだと思う。 『怖〜い』 と言いながら、さして恐れてはいない。 日常的に訪れている場所が、自分達の知らない所では非日常的な面を覗かせているという期待からの――― )   ( 楽譜を置き易いようにだろうか、やや天板に傾斜のある机にお尻を乗せて、耳を澄ました ) [Fri 11 May 2007 23:31:00]
跡野末理@臨時記者 > ( ピッキングツールで特に複雑でもない鍵を外して重たい防音扉を開いた先は――― 例によって何の事は無い、暗く静まり返っているというだけの、ただの音楽室だった )   ( ひとりでに鳴るピアノも無いし、開け放されたままのカーテンは、けれど窓が忘れずに閉ざされているため揺れもせず、人影と見間違えようも無い。 壁にかけられた偉大とされている音楽家達の肖像も見た感じでは止まっているし、全ての肖像画を同時に見つめる事は出来ないから断言も難しいが、これと言って視線を感じるような事も無かった )   ( 勿論、どこぞのおもてなし部が営業中なんて事も無い。 見た感じ無人の教室に、扉は開けたままで、セーラー服のお下げ髪が足を踏み入れる ) [Fri 11 May 2007 23:06:12]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが入室されました。 『( 第3音楽室 )』 [Fri 11 May 2007 22:55:39]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが退室されました。 『( 藁人形は、荼毘に伏してもらった )』 [Fri 4 May 2007 04:08:57]
跡野末理@臨時記者 > ( 翌日、早速この池の事を調べた。 ―――『怪談』 として、今請けている怪奇現象取材の依頼に使うかどうか考え… まだ締め切りまで日もあるからと、とりあえず止めておく。 好奇心で楽しまれる事を、『本人』 は良く思わないだろう。 当然 )   ( オチなんて無くても、体験すれば感じるものはある。 待ち望んでいた不思議体験。 …自分は 『楽しめる読者』 だったようだと自覚した。 それが実話と思えば、恨み辛みから起こったと思われるその現象の、重い事… )   ( はしゃぐ自分に、珍しく怒鳴るところまで声を荒げたエミキーの気持ちが、少しだけ分かったような分からないような――― )   ( でも、興味そのものは消えたりしない。 むしろその実在を目の当たりにして… 不思議な感触に触れて… 揺るぎない確信を持った事で、強まったとさえ言えるかも ) [Fri 4 May 2007 04:07:29]
お知らせ > 白い服の女さんが帰りました。 『(物語のようにオチも無い。池に潜む幽霊の話はこれで終わり)』 [Fri 4 May 2007 04:01:09]
白い服の女 > ( 本当に成仏出来たかどうか。 それすらもわからない。 元より最初から存在しなかった筈の者。 残された藁人形は何も語らず。 ) [Fri 4 May 2007 04:01:03]
跡野末理@臨時記者 > ――― ( 続けようとした言葉は、哄笑に遮られて出せなかった。 とりあえず退散しようかと考える頃、漸くその声が止まる ) ―――っはぁ… ( 『疲れた』 と言った調子で前髪を掴むような… 途中まで同じ動作。 後ろに払い除けるほど、長くはないけれど ) ―――〜騙されたあなたも騙した相手も笑うしかないかもしれない。 そこはね… そんなになるくらいだから、洒落にならない騙され方したんでしょうけど、もう起きた事なんだし… やり直し、きかないわけじゃなかったでしょ? 生きてればさ。 …でも、だから、死を笑うのはダメよ。 だからどうしたって話だけど、その相手だって善人になったかもしれないし、あなただって幸せな恋を見つけたかもしれない。 ―――〜知り合いのおばあちゃんはどんな恋愛をしたって結婚生活なんか苦行だって言ってたけどおいといて。 …あなたみたいな死に方した人がいるって聞いたら、大抵の人は痛ましく思うんだから、あなたももうちょっとね… ( ぶつぶつと、慰めなんだか小言なんだか、送る言葉としてはざっくりと… 消え行く姿に 『美人じゃない』 と微笑んだ。 ―――水死体でなくて、よかった )   …しないわ。 添い遂げられる身分でもなし――― それに、『誰かと結婚できる』 って結構重要な要素なのよ。 …こっちの話だけど… ( 消え行くのを見送って――― その姿が完全に消えてしまえば、夢でも見ていたのかという気になってくる。 …冷たい感触の残っている手を、握って開いて… ) ―――災難だったわね。 おやすみ。 ( 最後にぽつりと呟いて、藁人形を拾う。 …明日になればまたコトンコトンいっているのではないかと半眼になりながら… これ以上は本当に、追えないところに行ってしまったのではないかとも思えて――― ) [Fri 4 May 2007 03:45:22]
白い服の女 > ( 壊れたような笑い声は暫くの間続き、そしてやがてネジが止まったかのようにピタリと止んだ。 ) ―――そうね。 貴女の言うとおり恨み節にもそろそろ飽きたわ。 もう消える。 貴女も一度恋愛してみたら? 馬鹿みたいになるわよ。 たぶんね。 ( 鬱陶しく伸びた前髪を大雑把に後ろに払いのけると初めてその素顔が覗く。 それは呪詛の言葉を吐き続ける暗い瞳でもなく、不思議そうに見つめる少女でもない。 生前の本来の彼女であった理知的な雰囲気を漂わす気の強そうな顔。 )( そして現れた時と同じ。 その女性の姿は幻のように掻き消える。 規則的に響いていた小さな音も聞こえない。 時折水面に現れる水柱も無くなる。 その場に残った痕跡はただ五寸釘が埋め込まれた藁人形だけ。 ) ( もしも貴女がこの池に関して調べるのなら、恋人の後を追って入水自殺した女生徒が入るという何年か前の事件のことを耳にするだろう。 ただそれだけの話し。 彼女が本当に成仏したのかどうかもわからない。 もしかしたら質の悪い誰かに弄ばれたのかもしれない。 )( ただ一つ言えることは、もうこの池の前で五寸釘を打ち込む微かな音は響かないということ。 ただそれだけ。 ) [Fri 4 May 2007 03:29:31]
跡野末理@臨時記者 > ―――〜じゃ、『良い』 って覚えておきなさい。 迷惑がられない程度に話しかけるくらいならね。 まあ時と場合にもよるけど――― それで怒るなら、たまたま相手が不機嫌だったのよ。 ( 何だろうな… と、覚束ない思いで痒くも無い頬を掻いた。 随分どろどろした呪い方をしていると思ったら、何だか少女のような印象を持ってしまう頼り無い物言い。 詳しく聞かせてくれたことはないけど、エミキーは… 多分幽霊が見えるクラスメートは、いつもこんななのだろうかと考えて、視線を彷徨わせた ) ―――そうね。 まあ愛せる部分が欠片も見つからなかったりすると、そうするしかないのかもしれないけど… ちょっと、貧乏くじ引いてたかもしれないわね、考え方まで。 …でもまあ、やっちゃったものは仕方ないでしょ。 一度こんなになった人なら、些細な幸せでも大きく感じられるでしょうし――― 慰めにならないか。 難しいわね。 とにかく何でも良いから成仏したら? どうせ、あるんでしょ、来世。 ( 死んだ後に生前の記憶を引き摺って存在するものがあるなんて… どこまで真実か分からないにせよ実際に体験すれば、やはり認めざるを得ない。 ニンジャにとっては、軽く見られない話だ。 さておき。 …途絶えさせられた音に、少しホッとしてしまう。 威圧感など自覚していなかったけれど…   結局、怖いのかもしれない   )   ( 奇妙な手の感触は、『何である』 と言い切れるものではなく、知ろうとするけれど、初めて触れるのだから無駄か ) ―――別に、何の音だろうって思っただけよ。 あなたの為に来たわけじゃない。 …急かすつもりはないけどさ、我に返ったって言うんなら――― ( 恨み辛みも忘れられそうなのだし、もうちょっと違うものを見てはどうかと――― 言いかけたところで、狂笑が上がる ) ―――っな… 〜ぇえ!? 何、ちょっと… 私のせい? 思いださせた? でも忘れる程度のものなんだって自覚させなきゃ――― っあぁぁぁぁぁぁっもう! 煩い! 笑うな! ( 理性的な雰囲気が消えてしまえば、近付いてはいられないところだが――― 地味に内容も聞いていたその笑いに、具体的に自分は含まれていない。 木槌の手は押さえつけたまま、鬱陶しく髪の落ちている顔に叫んだ ) 〜恋愛なんて馬鹿やるから楽しいんでしょ!? 私は知らないけどッ! [Fri 4 May 2007 03:06:52]
白い服の女 > ( 傾けた首を今度は反対の方向に動かした。 どうやら相手の言葉の意味を考えているようで。 ) どうなの? 話し掛けていいのかな? 覚えてない。 そういうところ私は知らない。 ( 髪の毛や服装を整えればその仕草は年相応の普通の女性なのだろう。 いや、年相応よりは幼いかもしれない。 )――全部。 そう。 全部は大変。 全部憎むのは大変。 全部憎むのは悲しい。 私そんな忙しいことしてたんだ。 ( 前髪に隠れた瞳を軽く瞬かせて、そして藁人形を叩くタイミングで抑えられれば容易に音は鳴り止んだ。 コトンという単調で微かな音は途絶えた。 ) そう。 来てくれたんだ。 初めて。 私ここで人に会うの初めてな気がする。 ( 触れた手は体温を感じさせない。 それどころか存在自体が希薄なものだろう。 今にも儚く消えていきそうなそれ。 前髪に隠れた瞳を伏せて顔を俯かせて―― )  ―――アハハハハハハッ! 馬鹿馬鹿しい! 全部馬鹿馬鹿しいわよ。 愛してる? 何回もそう言われて騙された私も馬鹿馬鹿しい! そんな風に女で遊んでたあんたが痴情のもつれで殺されたのも馬鹿馬鹿しい! そんな馬鹿の後を追って死んだ私も馬鹿馬鹿しい!! 馬鹿ばか莫迦バカばかバカ馬鹿ばかばっかり!! もう下らない!! 全部全部馬鹿馬鹿しいのよ!! ( 突然何かの箍が外れたように幽霊の女は狂ったように笑い始める。 そして先程までの呟くような言葉ではなく、心の底から叫ぶように声を発した。 先程までの理性的な色は影も形も見えず、笑い続けるだけ。 ) [Fri 4 May 2007 02:43:13]
跡野末理@臨時記者 > ―――。 ( 首がくるくる回ったりしない、人間の範囲を超えない動作はかわいいものだ。 だからと言って油断はできないけれど… 複雑そうな笑みを返すくらいの余裕は出来る。 つくらさせる、と言うべきかもしれないが ) 私も生憎、あなたの事を知らないんだけど… 知らなきゃ話しかけちゃいけない? ( 迂闊に触れていいものかどうか。 飛び退いた数歩分をそっと縮め、その間に考える ) …全部、らしいわよ。 学校とか、恋人… と言うか片思いの相手かしらね。 ―――〜なんだ。 根が深いかと思ったら、忘れられるんじゃない。 ( 問い返されれば苦笑を返す。 ―――言葉は物騒であるものの、ただ言葉で呪うだけ… 実害のある存在ではないのかもしれないと考えて… 肩から先だけ別の生き物のように藁人形を叩き続けている、その木槌に手を伸ばそう。 藁人形を叩くタイミングで、上から押さえるように――― 音はあるのに 『触れられる』 という確信すら得られてはいないまま ) ―――私に聞き返したなら、この音が聞こえたのよ。 何かと思ったらもう、辛気臭いったらないんだから―――  [Fri 4 May 2007 02:17:40]
白い服の女 > ( 腰を突いて人形を叩き続けている幽霊は小首を傾げた。 先程までの幽鬼じみたものとは僅かに変わり、その動作はまだ人間らしくも思えるかもしれない。 ) ―――貴女誰? 私知らない。 私貴女を知らない。 ( そう訊ねる幽霊は、先程までよりはまだ人間のように見えるのだろう。 触れようとすれば今は′`があるためそれも不可能ではない。 けれどこの幽霊に襲う力も呪う力も無く、出来るのはただ言葉を漏らすだけ。 ) 何をしてるの? 私何をしてるんだろう。 何を呪ってたんだっけ? 何が憎かったんだっけ? ( 逆に問い返した。 それでもなお右手は規則的に藁人形を叩き続けている。 ) [Fri 4 May 2007 02:05:05]
跡野末理@臨時記者 > ―――あぁ、見えるだけあって干渉可能なのねお互いに… んン。 ( 見つめて来る異様な気配に気圧されそうになって… それでもこちらの言葉に対して反応があるのなら、大丈夫と言い聞かせられる。 …なんだか上擦ってしまいそうになった… 興奮しているのか、もしくは恐れているのかもしれない自分の声に咳払い一つ。 …警戒こそ解かないものの、女の言葉が終わる頃にはいくらか自然体に近付けるだろう…。   はふ、と溜息一つ   ) ―――呪われなくたっていつかは無くなるわ。 学校なんか卒業したら終わりでしょ、たかだか四年か… まぁ学部によって違うし、研究室に残ったりっていうのもあるだろうけど… そんなものよ。 知らなかった? ( 実体を持つ、肉のある身体ではないというのは感じられるものの… やはり、存在は不明瞭と言うか、掴み所が無い。 言葉まで交わしている? と言うのに… ) …ついでに、消えたって楽になれやしないなんて… そんなになった上で言っても仕方ないってのは、何となく分かるんだけど。 ( 自分がこそこそ逃げ出すような少女であったなら… 彼女は一息に襲い掛かって来たりしたのだろうかと考えて… いや、『呪うだけ』 のような気もすると、居心地の悪い思いでお下げを弄う ) ―――何してるの。 [Fri 4 May 2007 01:46:53]
白い服の女 > ( 怨嗟の呟きを絶え間なく零しつつ、叩くというよりも置く程度の強さで木槌を叩く動作を続けていく。 そして声を掛けられるに至って、そこで初めて幽霊の女は生きている少女に気が付いた。 目の前の池のように濁った暗い瞳が前髪の隙間から相手を見つめる。 ) 呪われてしまえばいいの全部全部全部全部呪われてしまえばいいのこんなのなくなってしまえばいいのこんなの全部終わってしまえばいいのあの人もこの学校も消えてしまえばいいの ( 少女の質問の意味を理解しているのかいないのか、虚ろな表情を向けてそんなことをただ呟く。 )( 左手が石を投げる。 また水面が跳ねた。 ) [Fri 4 May 2007 01:32:18]
跡野末理@臨時記者 > ―――ッ!? (   もしかしたら、幽霊というものを始めて目にしたかもしれない   )   ( 魔術的な要素を捉える感覚にも何の予兆も無く、それは目の前に。 藁人形へと進めていた歩みを止めて、次の瞬間には大きく後方に飛び退いた――― が、こちらの事などまるで意に介さない風な女 )   ( 投げ込まれる石は、女が姿を現すまで見えなかった。 石も女も木槌も霊体で、水面と藁人形は本物? ―――虚しく身構えながら、咄嗟に考えるのはそんな事。 …待ち望んでいた不思議のはずなのに… 不安感や嫌悪感に似た、得たいの知れないものに対する警戒の方がずっと強くなってしまい、楽しむ余裕は無い。 …あとは、一抹の哀れみ… )   ( ノイズのような呪詛に耳を済ませれば、状況は大方… 飲み込めるような気がする ) ………そればっかりだったって言うなら気の毒だけど。 それ、気晴らしになってる? ( 戦闘態勢からやや拍子抜けした風に力を抜いて、声を。 ―――この池の存在を知らなかったくらいだ。 マイナーな呪いか、それとも、大昔の学生か… もっとも、『死者の霊だ』 なんていう確信すら、自分には得られないのだけれど ) [Fri 4 May 2007 01:19:07]
白い服の女 > なんでなんでなんで私が報われないのなんであの人は振り向いてくれないのなんでなんでなんで何も上手くいかないのなんで――― ( 音が聞こえてきた時と同じように、突然何の前触れもなくその女は藁人形の目の前に現れた。 長すぎる前髪は表情を覆い隠して、細く筋張った右手には木の槌が握られており、それが藁人形の胸に埋め込まれた五寸釘を叩いていた。 そして左手は、時折思い出したように足元の小石をガリガリと拾って池に放り投げている。 石は緩やかな放物線を描き、小さな水柱と波紋を生み出す。 その光景が今は貴女の目にも見えるようになるだろう。 )( ブツブツブツ小声で呟いて、その単調な行動を女はただひたすらに続けている。 前髪の隙間から微かに覗くその瞳は幽鬼のように輝きを失っていた。 ) [Fri 4 May 2007 01:03:25]
跡野末理@臨時記者 > ( 暗がりになっていて見えなかったけれど、藪の先は草地で、雑草が伸び放題なのは気になるが蝮などに気をつければこれと言って脚を傷付けるようなものも無い――― 置きっ放しになる本を一度気にして… どうせそろそろ学生も引ける時間、持って行く者も無いだろうと、先に進む。 広大な学内で、珍しくもないこんな場所。 怪談の舞台にうってつけな忘れられた場所で、導かれるように裏道を進んだ )   ( この時点では、怪談だとかそういった事を考えていなかったのは何とも迂闊。 …その現象にピンと来る怪談を知らなかったし… ただそれも、貯水池に出るまでのこと ) ―――。 ( 月明かりの下で、辛うじて水柱を捉える。 …誰かが何かを投げ入れて… と当然考えるものの、誰の姿もなく。 ずっと続いている 『コトン』 という音自体は、水面から発せられているものではない )   ( 同じ音量で耳に届いているのだろうか… それとも、ここまで来れば多少は大きくなっているのか… 水面を気にしつつ、水辺に歩み寄ろう )   木に刺す、っていうのが定番じゃないかしら。   ( 怪奇現象だ。 とりあえず、そう思う。 探し回っても見つからないのに、ぼうっとしていて招かれるなんて皮肉にバツ悪そうな表情でお下げを弄い――― さて、どういった状況かと周囲を見回して… これに似た話を聞いた事が無いか、首を傾げよう )   ( 屈んで手を伸ばせば、触れられそうなくらいまで、藁人形に近付いて――― )   ( 暫く待って、その状態が続くなら、あるいは止まるなら、その藁人形を手にとって見る ) [Fri 4 May 2007 00:46:24]
> ( コトン )( 少女が音の方面に進んで行けば、お世辞にも整備されているとは言い難い裏道めいた道がその前に広がっていく。 そしてそのまま進み続けると、やがて小さく粗末な貯水池がその視界に入るだろう。 手入れもされず学内の人からも忘れられているからか、その水面には苔などが浮かび始めている。 )( ただ一つ。 その濁った池に普通とは変わったことがあるとすれば、不規則に小さく水柱が突然上がるということだろうか。 まるで小石でも投げ込まれたかのように水飛沫を上げて、濁った水面に波紋を作る。 ) ( そして音のするのはその手前。 池の傍の土の上に置かれた人型を模した藁人形。 その胸には五寸程度の大きさの釘が打ち込まれており、規則的にコトン、という軽い音を立てて小さく震えている。 )( 視界に人の影は見えない。 けれど音はその藁人形から聞こえてくる。 性格に言うのならば藁人形に刺された釘から。 ) [Fri 4 May 2007 00:28:33]
跡野末理@臨時記者 > ―――。 ( この藪の向こうに、道なんてあっただろうか。 先ずはそこから。 …とは言えどういった状態であれ… 見える範囲に発生源は無く、足音としてみるのは移動していないというだけで妙だろう。 音の聞こえ方から、小人さんの可能性も却下だ )   ( メトロノーム。 そんな印象を受けながら、膝に乗せていた本をベンチに置く。 そのままベンチの上に立ち上がって、背凭れに脚を乗せ跳躍。 すぐ後ろにある植え込みを飛び越えるなり、その上に乗るなり――― スカートでそんな事をするのは気が引けるが、その音の方へと進もう ) [Fri 4 May 2007 00:15:14]
> ( コトン。 コトン。 コトン。 ) ( 音は無機質に、そして絶えることなく響き続ける。 その音源は植え込みの更に奥の方から聞こえてきている。 決して大きくは無い音。 その音が不可思議なことといえば、音源とこの場所からの距離は少しばかり離れているはずなのに、小さく響くようなコトン、という音がしっかりと聞こえてきているということ、そして途絶えることなく同じ調子で音を響かせ続けているということだろうか。 )( コトン )( 大した音ではない。 音が聞こえてくる方面とは逆方向に歩けば、すぐにそれは聞こえてこなくなるだろう。 ) [Fri 4 May 2007 00:07:23]
跡野末理@臨時記者 > ( 例によって詮無い思考。 それにも飽きて、さてとやっぱり歩き出そうかと腰を浮かせかけた矢先。 植え込みの先から聞えてくる音に、とりあえず身体を起こした。 視界が水平に戻り。 今度は逆さまにならないよう腰を捻って振り返る。 藪の高さが低いならそれで見えるだろうし、高ければ… 回り込むか、それがこちらに来るのを待たなければならないか。 ―――足音のように聞こえるのなら、ただ接近する者に対して反応しているというだけのもので、そのまま立ち去っても気にしないだろうけれど… おかしな点はあるだろうか。 推定一般学生に対してまでそんな事を考えるのはニンジャの職業病? 微苦笑零して、ただ神経だけはそちらに向ける… と言うか、現実の音ならば嫌でも向く… ) [Thu 3 May 2007 23:54:53]
> ( コトン。 コトン。 )( それは足音か。 それともまた別の類の音なのか。 何の前触れもなく始まり、規則的に続くそれはベンチに腰掛ける学生の背後の方向。 暗がりの藪の中から響き始めている。 ) [Thu 3 May 2007 23:49:25]
跡野末理@臨時記者 > ( エミキーなら、きっと嫌でも。 コッタだって、ちょっと頑張れば多分。 先輩は自分と同じく普通人なようだけど、そんな人に対してまで、実は何かしら特異なものを捉えているのではと訝ってしまう )   ( 『何も無い』 と思えるからと言ってそう断じずに、『もしかしたら…』 と言えるようになったのは進歩かもしれないけれど… それだって、今更闇を恐れるようにはなれないし、何かが変わるわけでもない。 むしろ魔術士として見るのなら、ただ想像するのではなく、それに多少なりと揺るがされているという点で、精神制御の能力は落ちていると言える ) ―――〜そうね。 想像力で決まるって言うなら… 呼び出してみるのもアリかしら… ( その法則性に確信も無いし、成功しても呼び出すと言うより生み出す事になる。 ―――自分の支持している教室は座学での基礎に重点を置いていて、魔術士になろうという学生が魔術を扱い始めるのは今年度か来年度。 まだ飛行術くらいしか使えないものの、基礎は分かっているし、『現実を術者の理想とする現実と置き換える』 のが魔術なら、それを使えないだろうかと考えて止めた。 ―――人々の共同幻想が生み出した、などと言うなら別にして… 個人の生み出した魔術が個人の制御下を離れるなど考え辛い。 『理想とする現実』 を現実にし続けるのに必要な力… つまり魔力には限りがある )      ( ことん? ) [Thu 3 May 2007 23:46:59]
お知らせ > さんが来ました。 『―――コトン』 [Thu 3 May 2007 23:44:33]
跡野末理@臨時記者 > ( 学校の怪談はまだまだあって、検証したものなどほんの一部。 だからさっさと立ち上がって、次へ次へと片付けていけばいいのだと思うけど、腰が重たかった。 ―――何を判断するにせよ、不足しているとしか言いようの無い経験量でこんな心配をするのは馬鹿げているが… ここへ来て検証の仕方に疑問を持っている。 確かめられる部分も確かにあるけれど… それらの情報を集めるのはあくまでも自分の感覚で、その受容できる範囲を超えている変化については見逃しているのではないか。 それはつまりこちらに影響を与えない、無害という事であっても、目の前で起きている何かに気付けてもいないという想像は、気持ちの悪いものだ ) [Thu 3 May 2007 23:14:23]
跡野末理@臨時記者 > ( 学校の怪談の検証はことごとく空振りに終わり、勿論 『名前の無い殺人鬼』 についての目新しい情報も無い。 世界は概ね予想通りで、理解の及ばない出来事は… 見える範囲では起こらない ) ―――墓地にでも行くべきかしら。 ( 伸ばした身体をそのまま後ろに仰け反らせて、頭を背凭れの裏側にもってくる。 逆さまになる視界。 目の前にあるのは白い花が咲く植え込みだ )   ( 墓地にでも行けば、アンデットくらいには会えるのではないかとぽつりと呟く。 ―――何か違う気もするけれど、それはそれで怪談。 死体が動き出すなんて、確かに不思議だ。 それなのに 『アンデッド』 と言うと、不思議という思いよりただのモンスターといった認識になってしまうのは何故なのか… …散漫な思考でぼうっとしつつ、その案はやはり却下。 せっかく大学生なのだから、やはり学内の事を取材したい ) [Thu 3 May 2007 23:03:47]
跡野末理@臨時記者 > ( 闇に溶ける色のセーラー服を月明かりに浮かび上がらせ、背中にかかる程度の黒髪をかっちりとしたお下げにした娘が天を仰いでいる。 まだサークルに所属するような学生は残っている時間… そこに居て不自然という事は無いけれど、暗くなっている場所に一人、灯りも持たず連れも無くというのはやや浮いてしまうだろうか。 まず、気付く人からして少ない気はするが )   ( 四人がけのベンチの中央に陣取って、膝の上には 『ヴェイトスの怖い話』 というタイトルの硬表紙本。 傍らにはテイクアウトしたグリーンティーのカップ。 背凭れに乗せるようにしていた腕をそのまま後ろにやって、身体を伸ばす。 暗がりというのが何だけど、平穏そのものだ ) [Thu 3 May 2007 22:38:28]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが来ました。 『( 噴水広場のベンチに腰を下ろして )』 [Thu 3 May 2007 22:25:25]
お知らせ > ロバートさんが退室されました。 『――抜け駆けか(果たして依頼と『殺人鬼』どちらの意味かと考えながら、帰路へ)』 [Wed 2 May 2007 03:51:10]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが帰りました。 『( 今夜も何事も無く… 校舎を巡り、寮に戻る )』 [Wed 2 May 2007 03:49:47]
跡野末理@臨時記者 > ―――そうね。 言い方は悪いけど、ついでに人助けにもなれば恩の字ってところで… んン。 ( 気の合ってしまう者同士だと口も緩くなる。 咳払い一つ、本音にせよ照れ隠しにせよ言い過ぎな言葉を途切れさせた ) ―――ううん… だけどどちらがより強くイメージしているかって言うと、数多在る怪談の中の一つとして知っていた先生と、具体的に追いかけていた私では――― でも、先生のせいかしらね。 そういうのも含めて、頭の中… 意識が原因で起こった事を確認するなんて、難しい事だけど。 ( ある程度は精神制御の訓練を受けている自分でも、完璧になんてできるわけもなく。 肩を竦めて首を振る。 苦笑混じり ) ―――〜ありがとう。 それじゃ、今日はもう行きます。 おやすみなさい。 ( 『先生も請けてみたら?』 なんて、流石に教師を使うのは気が引けるようでそんなオススメなど――― けれど 『抜け駆け禁止よ!』 なんて、先生の意思ではどうしようもなさそうな部分には釘を刺したり ) [Wed 2 May 2007 03:49:14]
ロバート > まあ、そういう事を言われてもどうしようもないがね、私の場合。結局はやる事は変わらないのだし(照れ屋二人なら、やっぱり結局似たもの同士なのかもしれない)ああ、それなら――私が原因かもしれないな。『名前の無い殺人鬼』という何かがいるとは思っていたから――(となるとそういう事だろうか、と笑ってしまう。結局、自分の考え通りヴェイトスには『名前の無い殺人鬼』が存在していたのだから)……と、不思議体験? いや、あるにはあるが――ああ、それもあって色々調べて廻っていたのか(なるほど、と得心したような表情で頷いた。勿論、それだけでないのは重々承知しているけれど、今日鏡で色々試していたのもそれ関連かと検討がついた)ああ、私の方は構わないから――何もなければ、聞きに来ると良い。 [Wed 2 May 2007 03:36:23]
跡野末理@臨時記者 > ―――そう。 正直だわ。 ま、私も男の子を助けるより、『名前の無い殺人鬼』 の仕組みに興味を持ってる。 偉そうな事も言い難いわ。 ( 飾らない言葉に、苦笑を返す。 …ただ自分はそれでも男の子の事を忘れてはいないし、彼だってそうだろうと思えば… 照れ屋二人と言う認識でも ) ―――信じていれば良いんだって、思ってたわ。 ただ私は 『否定しない』 っていう信じ方だから、そこは弱いのかもしれないと思うけど… あれこれ考えていても現れないし、何かが足りないのか、それともやっぱり偶然みたいな要素もあるのか――― …え? そう? 十分ただの好奇心のような気がするんだけど… まあいいわ。 ―――あぁ、そうだ! 先生、他に何か不思議体験していませんか? …斡旋所で紹介してた、そういう話を取材するっていう依頼を請けたんだけど… 駄菓子屋の前であれを見たっきりで、さっぱりだから――― ( 念の為、引き出しの多そうな彼に聞いておこうかと口を開き、暫しの間 ) ―――やっぱり、やめておくわ。 まだ時間あるし、どうしても何も書けそうになかったら、お話聞かせてください。 [Wed 2 May 2007 03:29:37]
ロバート > さて、ね。その友達を見つけることよりも、犯人を見つけることの方に興味があるらしい、私は(だから、と肩を竦めた。 照れ隠しでも諦めでもなく、純粋に興味があるのは――其方なのだと、苦笑い。 だが、続く言葉にはなるほど、と頷きながら真剣な表情。 条件。 やはり条件か。)……恐怖か。いや――そうじゃない……? ………(やはり接触した人間か、或いは噂を追いかけて行くしが術がないのかもしれない。 怖がること。 恐怖は人間の最も強い感情だ。 それに影響されないということは、ない。――無いと思うのだが)……なるほどな。 ――いや。てっきり、ただの好奇心かと思っていたのでね、少し驚いたよ(何て言うのは、穏やかな笑みと共に。からかうでもなく、納得したというか、娘の理由を肯定するように頷いてみせて)良い理由だと思うよ。――自分が楽しいと思えることを追求するのは、実にね。 それに……視れなくても、感じられなくても、知る事は出来る(だから。応援するように彼女へと笑いかけた) [Wed 2 May 2007 03:17:19]
跡野末理@臨時記者 > ―――そんなものかしら。 〜ってちょっと、『友達を探し出す』 で良いじゃない。 折角格好良い理由があるのに使わないのね。 ( 照れ屋なのか、友人の事は諦めてしまっているのか… 格好つけるだけでもと冗談めかして言いながら、笑ってはいないのはもうその話がシリアスなものだから ) …ファーストコンタクトで足踏みしてたら前には進めないわ。 ―――〜そう。 やっぱり。 ( 『恐がっていない』 予想できた答えには、案の定と頷いて… さて、と考え込んでしまう。 それを詮無いとも言いながら、条件を探してばかり ) …ええ。 気まぐれで済ませたくない程度には、何か、約束のありそうな相手なんだけど… ―――? …私は、知らないのが気持ち悪いからかしら。 それに、知るのは楽しいわ。 ―――〜ついこの間まではね、平穏無事な毎日が好きだったのよ? 現実に起こる事はそれが何であれ対処できるつもりでいたんだけど、そんな風に考えちゃうと、色々な事が結構つまらなくなって… でも、違ってた。 私には感じられもしない、そのくせ現実に作用する何かがあって、そんなのを敏感に感じ取りながら暮らしてる人もいる。 …そういうのが、羨ましくなったの… ( 何の事は無い。 そのインパクトには大きな差がありそうだけど、クレメンス教師と似たような 『気付いてしまったから』 そんな理由 ) [Wed 2 May 2007 03:09:16]
ロバート > 意地悪だとは思わんさ。 知ってどうするなんてそんな事、考えもしないからな、私も。お互い難儀なものだ(――ああ、そういえば。あまり話したことはないけれど、そんな教師がいたのは憶えている。なるほど、いつか話してみよう)だが、知っていた方が身を守れる可能性もある、が――……ふむ。あの時か。……いや。オドロキはしたが――怖がっては、いない(筈だ、と思う。はっきりとはしないが、怖がっていた記憶はない。 なるほど、彼女も彼女で条件付けを探していたようだ。)少なくとも『怖がっている者の場所』へ現れるというわけではない、みたいだな。――殺人鬼は気紛れ、か(薄く笑って、頭を掻く。どうにも考え込むときの癖らしい。)恐らくは『理解しない方が良い』のだろうさ。 ……ともあれ、今度は私も聞いて良いかな。君が何故にそういったことに興味を持つのか(視線を受け止めながら、彼女へと問いを投げ返した) [Wed 2 May 2007 02:55:48]
跡野末理@臨時記者 > ―――そう。 …知って、どうするの? なんていぢわるを言うと、私だって知ってからどうしたいなんて、特に明確な目的があるわけでもないけどね。 ( 『学問』 と言ってしまうと、探求だけといった印象も強くなると感じている。 ただ、そんな問いとは別に嬉しそうにしてくれるのが何となく楽しくて。 『魔術科名物の人形先生なんかと、話合うんじゃないかしら』 と付け足しておいた ) ―――〜それは勿論。 先生もね? …気を付けてどうにかなるものでも無いのが来るのを考えなきゃならないジャンルだけど、見てもいないのにそんな心配するのはナンセンスだわ。 ―――そういえば、この間、駄菓子屋の前で 『あれ』 を見た時… 先生、恐がっていました? ( ふと思い出したように… あそこで名前の無い殺人鬼に出会えたのは何故だろうと。 やはり法則性など無いのかもしれないけれど、『怯えなければならない』 のだとしたら、遭遇できたのは先生のおかげだ。 ―――深層心理、なんて話しになると分からないが ) …これまた漠然としてるわね… そう。 その人を探す、か。 ( 自嘲気味な笑みは、そんな顔をするものじゃないとでも言うようにじっと見据える。 ―――懐かしい話だ。 前にも、そんな先生がいた。 …もっともその人は、半ばそういった世界に関わる事を断念していたようだったけれど… ) [Wed 2 May 2007 02:42:18]
ロバート > いや、私は――そうだな。『何者が』怪異を引き起こすのかを知りたかった。 だから……そうだな、そういう方向で捉えたことはあまり無かったよ。 私にとってはノウハウでしかなくて、学問だとは、ね(そういう意味で、やはり彼女の切り口は新鮮だった。 なるほど、そういう系統でいずれ論文を書いてみようか、などとも思う。 もっとも、違うことを追いかけていて、そんな時間もないだろうけれど。) だと思ったよ。 やめろというのは――説得力が無いからな、私は。 だから『気をつけて』と言っておくことにしようか(同類なのは認めるほか無い。思わず笑みを浮かべながら、頷いて認めて。それから、いや、と首を横に振った)私の見たモノをあらわした詩、らしい。――私もはっきりとは理解していないんだ、先ほども言った通りね。 ただ……『戸口に潜む者』と私は呼んでいる。 追いかけていた友人は『沸騰する混沌の泡沫』と言っていたがね。失踪してしまったが(結局は、よくわからないのだと、自嘲気味に笑って肩を竦めた。 一瞬だけ垣間見た存在の、正体を探りたい。そう思ったのが、自分の始まりなのだと言って) [Wed 2 May 2007 02:26:37]
跡野末理@臨時記者 > ―――〜約束ごとがあるとは考えていなかった? 私はてっきり、先生もそれを明かそうとしているんだと思ってたけど… それさえ見えれば学問でしょ。 ( いつか、怪奇現象が起こるのと同じ仕組みで火を起こし湯を沸かすような時代が来るのかもしれない… とまでは言わないけれど。 あれやこれやと考えるのは、あまり意識していないとしても強いて言うならそういった思いからだと。 学生としては、一方的に知っていた奇異な教師に対して認識を新たにするものはあまりない。 言葉を交わせば相手を知る事になるけれど、そこは先入観を持たない部分だから ) ―――〜説得力、無いからね。 聞きません。 ( 説得力があれば聞くかと言うと結局好きにしそうだが。 悪びれもなく肯定して、きっと同類だと笑う。 彼の方がよっぽど、現象との距離感をわきまえているとしても ) ―――〜ありがとう、あてにしておくわ。 …って、何、その詩。 …不死者かしら… 人間にも、肉体の死んだ 『後』 はあるみたいだけどね、どうも… ( …人の気配には、それなりに敏感だ。 一瞬の緊張はそれと分かる程度にはっきりしているのなら見逃さない。 それが純粋な恐怖だったかどうかまでは分からないまま、『何かがあったな』 とは察するレベル ) …言いたくなければ良いけど、答えにはなってないわね。 『何を見たの?』 になるだよ。 ―――ナイショなら良いわ。 ( 念を押すように言いながら… 突っ込むのを遠慮しないのは、逆にさほど親しくないからだろうか。 遠慮に興味が勝ってしまう )  [Wed 2 May 2007 02:14:06]
ロバート > 物理学か。――そいつは良いな。そういう方向では、考えたことがなかったが……なるほど、な(これだから、生徒相手の会話は楽しいのだ。まったく想像もしていなかった方向からの言葉がポンポン飛び出してくる。それ故、教諭はうれしそうに笑みを浮かべた。 跡野末理という生徒に対して、今まであまり意識していなかったのを今後は改めるだろう。 面白い生徒だと、そう思う)調べてみなければわからんことも多いよ。それで良い、と私は思うが――うん。言っても聞かないだろう、君は?(わかっているよと、鏡越しに彼女へ目線を向けて、肩を竦めて見せた。)こだわりというのではなく、教師の義務――ま、一応さ。 そしてその上で、今後も何か聞きたいことがあったら協力する、と言っておこうと思ってね。(別段フェミニストでも何でもないが、『何も言わないでおく』のは立場上不可能だから、と苦笑い)『永遠の憩いに安らぐを見て、死せる者と呼ぶなかれ/果て知らぬ時の後には、死もまた死ぬる定めなれば』――知ったというよりは見た、かもしれないな。理解したとは思えない。(謳うように呟いた二行詩。その瞬間だけは、柔和な顔が引きつるだろう。恐怖に。――それに娘が気付くかどうかは、わからないが)なるほどな。――明確な目撃者はいない、か。……ありがちだが、共通するのは『鏡』。鏡だけが一人歩きしているなあ(ぼり、と頭を掻いた。参った、という様子。噂が広まれば、どんどんと尾ひれがつく。そしてその分、事実の確認は困難になっていくのだ)……煽っている、かもしれないな。或いは応援している、だ。 私もね。わりと嬉しいんだよ、そういう事に興味を持っている生徒が増えるのは。――まあ、だから心配もしてしまう、のだけどね。 [Wed 2 May 2007 01:57:40]
お知らせ > ロバートさんが来ました。 [Wed 2 May 2007 01:46:52]
跡野末理@臨時記者 > ―――仕組みさえ明らかになれば、物理学みたいなものなんじゃないかしら。 世界の約束の一つよ。 魔術だって体系化に成功したのは、立派な学問になってるんだから。 …着実に、か… 下調べはしてるつもりだけど… ( 魔術科でありながら、怪談を現実として見る時に 『人の共同幻想が無意識に行う魔術』 と捉える方面への意識はあまり強くない。 何せ、本人がようやく魔術を習う段階に入ったかどうかといったところで、その辺りの感覚さえ最近得たものだから ) ―――そう思うわ。 でも、全部を見てみたい。 想像で埋めるよりも、確認したい。 ( 鏡を眺める先生を… 今度は立ち居地が逆になりその脇から、鏡越しに見つめて ) ―――案外、拘りがあるのね。 女とか男とか、子を授かろうと思えば意味もあるでしょうけど… ( 女性の元気なヴェイトス島。 これくらい(?)良いじゃないかと苦笑を返す。 案の定気にしちゃいない ) ―――何を知ったの? ( すぐに 『消えた学生』 の話へ移されても、聞き逃さないぞと言うようにその言葉を追いかけて。 胸中の疑問が聞えたわけではないが ) …靴があったらしいわ。 『ただ落ちていた』 『揃えて鏡の前に置かれていた』 色々。 ―――消えた鏡の候補も、美術室だったりダンスホールだったりよ。 ( ここはあくまでその一つでしかない。 ただ、そこには事実の一端があるのだと思っている。 …時間はあまり噂されないけれど、場所と道具が揃う由縁… ) ―――〜煽ってる? …そうね… そういうのが、あるといいわ… ( 悪戯っぽい笑みに、満更でもない風に肩を竦めさせた ) [Wed 2 May 2007 01:39:18]
ロバート > まあ、実地で調べなければならないのは殆どの学問の常、と。――まあこれを学問と読んで良いのなら、だが。 ただ、奇想天外な方法も良いが、脚元から着実にいくのも大切だということさ(鏡の前に突き出していた腕を引いて、再びコートに袖を通す。 ただ、何処と無く自信なさげな彼女に微笑みかけようか)『視えるものが全てではない』さ。 私だって、そうそう視えないのだからね。――だから知識で埋めようとする、と(しかしコレは旧いものだな、と呟きながら今度は此方がしげしげと鏡を眺める。 だから、そんな妖しげな噂の小道具になったのだろうか。 単に古いというだけでも、人は怖れたりする。そこに行方不明という実際の事件が加われば――まあ、想像するのは簡単だが)なら、止めはしないよ。注意しろ、とは言うけれどね。ただ、まあ――あまり女の子の選ぶ道として良いものではないぞ、と一応は言っておくよ(最後の言葉は癖毛を指で掻きながら、苦笑混じりの一言。セーラー服の少女は、そんな事はまったく気にしないのだろうけれど。それこそ『一応』だ)ふむ、私は――まあ、ちょっと知ってしまったからなぁ。 ふむ……しかし――『行方不明になった女の子は鏡の中に消えたのだ』か(――そう言えば。 いや、この手の噂にありがちだったが。 ――『誰が』それを見ていたんだ?)まあ、写らなければ良い、のさ。鏡の場合はね(もうコートを退けられた鏡は、相変わらずの様子で娘と男の顔を写しているだろう。 ――いやいや、と首を横に振った)木を隠すなら森の中、だよ。 『妖しげなものが多くあれば』その中に本当に恐ろしいものが混ざっていても誰も気にしない。 何処かに隠してあるんじゃないか、なんて好奇心の強い生徒が考え、忍び込み、解き放ったら――大変だろうし、ね(悪戯っぽく笑って、少女を見やろう。 だから――本当に、本物はこの大学に入り混じっているのだと。そう伝えるように) [Wed 2 May 2007 01:21:42]
跡野末理@臨時記者 > ―――机の前でうんうん唸っていたって、何も見えないでしょ? …仮定ばっかり。 猪突猛進で良いなんて言うつもりは無いけど、鼻から出て来るくらいの気でいなきゃ――― ( そこまで言って口を噤むのは… クレメンス教師と同じ事を考えたわけではなく。 …そんな気持ちがあったって、基礎になる感受性の差は埋めようが無いのではないかと、現実を意識して… )   ( いなくなった学生と、そう簡単に同じにはならないという妙な自信はあるのだけれど… どこかで気持ちが急いているのかもしれない ) ―――幸福かもしれないわね。 幻想でも何でも、幸せならそれで良いかもしれない。 ただ、私は嫌なの。 …破滅なら、破滅で良いわ。 勿論抗うけど… いつ、どんな風に死ぬのだって、死んだらそれで終わり。 当人にとって大した違いは無いんだから。 ( その恐さだけは知っているつもりだと頷く。 『説得力も無い』 正にその通りだと、それなりに有名な奇人?へ微笑もう ) 〜心配してくれるのはありがたいけど、『先生は良いの?』 聞かれた時の答えは用意しているかしら。 ―――っと、そういう事なら、もう一枚大きな鏡を借りて来て… って、それじゃ怪談の真相とは別のものが出て来そうな気もするけど… ( 鏡の説明には、噂の力だけでは足りずとも、現実の方でそれを連ねられるのだからと一応納得。 ただ、早速実現を検討する当たり忠告のし甲斐は無い ) …なるほど。 引き摺り込まれる前ならね。 ( 隠す時間のあるときなら。 鏡の前を退いて、ちょっと残念そうにコートを見上げる… ) ―――〜分かってるのよ。 本当に何かあって、それが明らかになり易いなら、これはこんな所に放っておかれていないって… ( 大学を侮ってもいない。 あちこちに色々と隠されているように――― とりあえず、マズイものを隠しはするのだから ) [Wed 2 May 2007 01:05:47]
ロバート > 考えるのを止める、のも1つの方法だが、『あれこれ考える』のもアプローチの方法さ。 特に、この手のものに関わるなら、猪突猛進は危ないからね。 例えるなら『洞窟の入り口だと思ったら、化物の開けた口だった』(突っ走った挙句、生きて戻ってこられるとは限らない。 或いは、その行方不明になった生徒というのも彼女と同じく、色々調べまわっていたのかもしれない。 そこまで考えて、思わず苦笑い。 いなくなった娘と、目の前の彼女。 重ね合わせてしまえば、いささか不吉な結果しか想像できなかったからだ)『我々は無知という名前のちっぽけな島にいる。それこそが幸福なのだ』とある恐怖作家は言ったよ。知識というのは大海だ。――乗り出せば、後悔どころか破滅するかもしれない、と。 ……まあ、私が言っても説得力は無いな(ばりばりと癖毛をかき回す男こそが、率先して調べて廻っているのだから。 いやいや、と首を横に振る)その『重ねれば像が連なる』のが恐ろしい。 さっきも述べた通り、『鏡が像を写すのは不思議な力があるからだ』という考えもある。なら、その力が無限に重なりあうと考えれば――何が起きても不思議ではない、のさ(科学的に光の反射だとわかっていても、そうとは思えない。「噂とは『呪い』」というのと同じ。 それが不思議だと多くの人間が思い込めば、「何かが起こる」のだ。)いや、もっとシンプルさ。 鏡の不思議な力から逃れれば良い(つまり、と言いながら男は足を踏み出した。 娘に歩み寄りながらコートを脱ぎ――その背後。 鏡を覆い隠すようにしてみせた) [Wed 2 May 2007 00:37:35]
跡野末理@臨時記者 > ―――そうね。 本当はもっとわけのわからない事になってるのかもしれない。 〜最近思うんだけど、そんな考えこねくりまわしても仕方ないんじゃないかって… 考えるのを止めるのって難しいけど、アプローチの仕方が定まってないからかしら。 ( 肩を竦める。 微苦笑する娘の肩越しに見える、鏡に映ったセーラー服も同じ動き ) ―――あら? 知った事を後悔するとしても、真実は知るべきよ。 手の打ちようのない絶望的なものだったとしてもね。 知らないよりは良い。 仮初の何かに誤魔化されて、諦めたり満足したり… そんなの悔しいじゃない。 〜鏡は鏡でしょ? 重ねれば像が連なるわよ。 とは言え、ミラーハウスっていうのには興味あるけど。 ( 技術レベル的に、大富豪でないと作れないかもしれない… そもそも姿見なんて存在しないかもしれないと今気付きました。 平たくなる気配はさておいてっ… 『引きずり込まれない方法』 ) …壊す? …それも何だか… 引き摺りこみにかかるような鏡を壊すのは勿体無い気がするわ。 [Wed 2 May 2007 00:27:08]
ロバート > わからないからこそ『呪い』なのさ。わからないものは怖いから、わかるものにする。 例えば――行方不明になったのは『鏡の向こうに行ってしまったからだ』なんてね。 ……まあ、それがまた恐怖を煽ることもあるが(踊り場におかれた古びた鏡。 階段を降り、娘と真正面から向き合いながら――しげしげと興味深げに眺める。 なるほど、面白い話では、確かにある)……なに、わからない方が良い事もある。 が、しかし――鏡か。 まあ大抵は、どんなモノだってそうさ。鏡は鏡。それ以外ではない、が。――例えば合わせ鏡なんかは、どうだ? あれを見ても『鏡は鏡』とは言い切れるかね?(そして対応策は。 実在の噂を元に生まれた噂。 そうか、と頷きながら、近くの壁に寄りかかって考えこむように。)大概の神隠しは帰ってきた事例が無いからな。 何年も後、あるいはとんでもなく離れた地点に突然現れることはあるそうだが。 ……とはいえ『引き摺り込まれない方法』は簡単だ。 [Wed 2 May 2007 00:12:43]
跡野末理@臨時記者 > 〜周りが噂の人を見る目を変えるのか、噂の人が変わるのか… まあ、辛く当たられて変えられてしまうっていうのもあるでしょうけど――― どっちが先かしらね。 ( 二階と三階を繋ぐ踊り場。 三階から二階へ降りる時に正面に来るように、その鏡はある。 降りて来るクレメンス教師に、やっと振り返った ) ―――私は、よく分かっていないのかもしれないわ。 異世界への入り口とか、その可能性を否定もしないけど… でも鏡は鏡でしょ、大抵の場合。 どこかで割り切って、それは拭えないのかもしれない。 ―――零時か三時か、怪談と言えば丑三つ時だけど… それまで待つ気も無いわ。 そろそろ零時? それなら待ってみても良いけど… ―――時間を指定する噂は無かったのよ。 何しろ、噂の元になったのは実在する学生の行方不明事件らしいから。 …あとは、やっぱり解決法ね。 どうすれば引き摺り込まれないか、帰って来られるか… [Wed 2 May 2007 00:05:39]
ロバート > 噂というのは、ある種の『呪い』でもある。ムラで「アイツは呪われているんだ」という風評が立てば、実際に呪われてなくとも、その人物には迫害が及び――それは『呪い』になる。 この場合は、君が「噂の女学生に似ている」かな(そういう噂が流れるのは好ましくないだろう、と娘に向かって首を傾げつつ、コツコツと靴音を立てて、彼女へと歩み寄る。 ――灯に照らし出される鏡。 そして娘の語る噂に、ふむ、と頷くとコートのポケットから懐中時計を取り出した。 時刻を確かめる。 なるほど)鏡というのは古来から神聖視されていたからね。『世界が写る』のは反射ではなく、不思議な力があるからだ、と。――まあ、そう思わなくもないし、だからこそ今でもそういう噂が流れるのだろうけれどね。 ただ――少々怪談としては不成立だ。 「場所」と「道具」だけじゃ完成しないよ、うん(ちらりと窓の外を見上げる。もう夜だ。だけど――)「夜」じゃあ駄目だ。何時からが夜なのか、わからないしね。そういう噂なら、やはり相応しい時間―――「午前零時」という妖しげな時間でなけりゃあ。 [Tue 1 May 2007 23:56:34]
跡野末理@臨時記者 > ( 背格好が同じくらいの他人だったとしても、自分の視力では判別できないが――― そんな風に考えたってそこに映るのはあくまで自分で。 勝手に動き出す事なんて勿論無いし、不審な点も見当たらず、世界は概ね自分の常識の範囲で動いているように感じられる。 …それはそれで愛せていた退屈… )   ( ただ、自分には 『見えていないだけ』 というのも、もう他人を通して知っている事。 退屈は、憂鬱なものになってしまっていた ) …あの子を助けられない。 …実体験での記事なんか書けやしない。 書くのは先輩だけど――― ( エミキーもコッタもいないとこんなものか。 『本当に何も無いのかもしれない』 なんて慰めは慰めにならない。 彼女達なら、もっと早い段階で嗅ぎ付ける。 たぶん ) ―――大丈夫よ。 逃げ出す生徒がいたら弁解するもの。 てゆか放っておくのもありだけど… 意図せず私自身が噂のタネにされるのは怖いしね。 ( 月明かりを霧散させて、鏡に反射しながら差す灯りへ声を返す。 やっぱり鏡に映り込んでいる自分の姿は、当たり前に自分のもの。 そのまま、鏡越しに視線を交わすように ) ―――夜、この鏡から 『向こう側の世界』 が見えるっていう噂があるの。 普通に入れるとか引きずり込まれるとか、色々。 知る限り試してみてもダメだったわ。 見落としが無いなんて言えないけどね。 [Tue 1 May 2007 23:45:12]
ロバート > (夜遅くまで残って調べ物をし、帰る前に見回りでもしようと校舎を歩き回っていたロバート・クレメンス教諭が目撃した光景は、鏡にぺったりと身を寄せている女学生の姿だった。 以前、一度逢ったことがあるからまだしも、見知らぬ人が目撃したら驚くに違いあるまい。苦笑いも浮かぼうというものだ)『鏡の前に佇む女生徒』なんて怪談が生まれてしまうよ、それだと。――まあ、それもそれで面白そうであるし、『学校の怖い話』の1つになりたいというのならば止めはしないけれど。お勧めはしないぞ?(くしゃくしゃの髪を掻きながら、片手にもったランプで彼女の姿を照らして。鏡に映る自分の姿が、少々はっきりと見えるようになるだろうか?) [Tue 1 May 2007 23:31:02]
お知らせ > ロバートさんが入室されました。 『――何をやっているんだい?』 [Tue 1 May 2007 23:27:22]
跡野末理@臨時記者 > ( ここ数日 『名前の無い殺人鬼』 を追って… 昨日からは、ライフワーク兼依頼を遂行すべく、主に大学関連の怪談を当たっているけれど、特に何も見つけられない。 何も起こらない。 ある程度、ただの作り話ではなく事実の一端が含まれていそうな怪談を当たっているというだけで、検証したのはごく一部だから… 未確認情報の方がずっと多く、成果が上がらないと嘆くには早いのだけども。 悪魔や天使だって闊歩しているらしいと言うヴェイトス市でなら、ちょっと頑張れば何かしら見つけられるような気になっていた。 甘かった )   ( 先日既に通過した場所を、通りかかったついでに再確認して一息。 灯りはつけておらず、月明かりが逆光になっている鏡に映った自分は黒い ) [Tue 1 May 2007 23:25:11]
跡野末理@臨時記者 > ( よく晴れた月の綺麗な夜。 下校時刻も過ぎた頃、三号講義棟の隅に位置する二階と三階を繋ぐ階段も灯りを落とされていた。 けれど青白い月明かりに照らされ、そこを奔る闇に溶ける色のセーラー服はくっきりとその輪郭を映し出されている )   ( プリーツの翻るスカートから覗く脚は、月明かりでいっそ不健康なほど。 ほっそりとしたシルエットは身軽そうではあるものの、力強い印象を与えない。 そんな見た目を裏切る脚力で跳躍したお下げ髪の前には、踊り場の壁と、巨大な姿見があった )   ( 一瞬の滞空の後、姿見の上に空いている壁面に両手をついて勢いを殺す。 衝突を防ぎながら、けれど慣性が完全に死ぬ前に… 腕立て伏せでもするように柔らかく曲げた腕の下、自分の胸から下が映っているであろう鏡へ、そっと腿をぶつけよう――― )   ( 鏡が割れる事も無いけれど、その脚が鏡の向こうへ抜ける事も無い。 ただひんやりとした鏡面を感じて、着地する ) ―――無いものね… ( ぽつり、呟いて指先をお下げに絡めた ) [Tue 1 May 2007 23:05:14]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが入室されました。 『( 階段を駆け下り、三段目から跳ぶ )』 [Tue 1 May 2007 22:45:50]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが退室されました。 『( 強度と、真実だった場合を考えて、いくつかの検証は保留。 次へ行く )』 [Tue 1 May 2007 01:18:56]
跡野末理@臨時記者 > ( 言葉と裏腹に表情は真剣で、楽しげだ。 ―――この怪談は、『名前の無い殺人鬼は 【3】 が好き』 という条件を満たすものの、メインは異世界であって、『恐ろしいもの』 についてはせいぜいそこへ引き摺り込む何かがいるかもしれないと言ったくらい。 今一つ関連付けがし難く、もう何年も前のその失踪とは別に、先日行方不明になってる少年の帰還に繋がらないのではと思えば不謹慎もいいところ。 …そう自覚しながら、『何かあるかもしれない』 という期待は持ってしまう… ) ―――救出が二の次だからかしら。 ( エミキーが怒ったのは。 ややズレた思考でそんな事を考えながら――― 鏡の周りを検めるが、特に付け替えられたような様子は無かった。 固定されて外せないので何とも言えないが… 押してみても、開店扉みたいに向こうへ抜けるなんて事も無い。 この鏡と、その先の壁を物理的に破壊したなら、そこは外だろう )   ( 警戒しながら、改めて鏡面に触れる。 …怪談を面白がって生徒たちが触るのか、お世辞にも綺麗とは言えない状態だ。 磨いてあげる義理もないけれど… ) ―――三段目から飛んでぶつかれって言うのは… 向こう側へ行かなかったら行かなかったで、怪我するわよね。 ( 試すべきかどうか。 鏡面を挟んで向かい合った一人が話す ) [Tue 1 May 2007 00:49:30]
跡野末理@臨時記者 > ( 噂されるようになった切欠は、学生の失踪。 オカルトが好きで夜の学校に度々忍び込んでいた生徒が、ある日帰らなかった。 この生徒は実在していて、実際に行方不明になっている。 その生徒の靴がこの場所で発見されたらしい。   が   )   ( 靴の状態一つ取っても 『転がされていた』 と 『鏡の前で揃えられていた』 があり… 鞄が更衣室にあった、中身の無い服一式が美術室で発見された、などなど… 誰も知らない足取りは、噂で塗り潰されて掴めない )   ( だから 『向こう側』 への入り方も、『自分に引き摺り込まれる』 『手招きされて入れる』 『怪談の三段目を飛ばして飛び降り、着地する前に鏡にぶつかると中へ入れる』 などなど。 様々だ ) ―――どれか一つでも本当なら大学が放っておかない… 気付いてない可能性もあるけど… ( どうかしらね、と否定的な事を呟きながら… 姿見の縁へ明かりを近づけて、指を滑らせる ) [Tue 1 May 2007 00:33:10]
跡野末理@臨時記者 > ( 割とよく耳にする話だ。 更衣室でも良いし、美術室でも良いし、ダンスの練習場でも… 巨大な鏡のある場所には、そんな噂がついてまわる。 実際には聞いたことの無い話でも、話題になった時に、あるいは暇潰しに、即席ででっち上げる事だって簡単だろう。 ―――構内を回る中で、何気なく立ち寄った場所のひとつ。 『夜、この鏡を見ると向こう側の世界が見える』 という事だけど今のところはこちら側との差異は無い。 三階へ登って、二階へ降りて… 見回りの灯りが近付いていない事だけを確認して、今日は持参したランプに火を入れた。 ―――『名前の無い殺人鬼』 に絡めようとしながら、それだけには拘らず… 一応、調べられる事だけは調べておこう… ) [Tue 1 May 2007 00:22:13]
跡野末理@臨時記者 > ( 『何かに対処して』 鏡が置かれたのか、もっと別の意図があって鏡が置かれたのか、それは分からない。 この娘は考えもしない事だけれど、普通に身だしなみの為に置かれた可能性は否定できず… と言うかその方が自然だし。 鏡の隅には、それが何年も前にどこぞのエライ人から贈られた物である事を示す文字も入れられている )   ( それでも何かあると思うのは、そこに怪談があるから。 これも 『3』 に纏わる噂の一つ。 『三号館二階と三階の間にある鏡は、向こう側の世界に繋がっている』 ) [Tue 1 May 2007 00:12:44]
跡野末理@臨時記者 > ( そんな弱気な時間の割き方は嫌だけれど、依頼を請けている以上仕方ない。 『名前の無い殺人鬼』 について、これ以上は何も掴めない可能性だって十分にあるのだから、先ずはそれでも不履行に終わらないように、書ける事だけは用意しておこうと思う。 ダークサイドやカタリナについてでも良いけれど、ダークサイドは垣間見ただけ、カタリナの真相はナイショだ。 カタリナの噂は広めようとしてみたが、今のところ失敗している )   ( 深夜のヴェイトス大学。 灯りの落ちた三号講義棟に侵入したセーラー服のお下げ髪は、二階と三階を繋ぐ怪談の踊り場で足を止めた ) ―――身だしなみは大事だけどね。 何もこんな所に曰くありげに置かなくたって良いじゃない。 ( つまり 『曰くありげ』 なのではなく曰くがあるのだと。 そこにある 『巨大な姿見』 に映った自分へ笑いかける ) [Mon 30 Apr 2007 23:58:30]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが入室されました。 『( 何も掴めなかった時の、保険として )』 [Mon 30 Apr 2007 23:22:02]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが退室されました。 『( 空振り )』 [Mon 30 Apr 2007 01:48:31]
跡野末理@臨時記者 > ( 『3』 という数字と、それ以外の噂を組み合わせるのは案外難しい。 『13』 ならばどうにか、といったところだけれど――― 明確なイメージが無いのが、何より問題か ) [Mon 30 Apr 2007 01:48:19]
跡野末理@臨時記者 > (* 【何より 『当人 ( きびきびと、男子トイレも―――】 → 【何より 『当人』 の意識に左右される存在みたいだし… ( きびきびと、男子トイレも―――】 すみません ) [Mon 30 Apr 2007 01:44:50]
跡野末理@臨時記者 > ( 恐れているものは、何だろう。 お化け? 死人返り? 平気だ。 警戒はするが、恐れはしない。 死も、抗いはするけれど、恐れるものじゃない。 ―――あるとすれば… そんな事にはならないと信じてしまっている… コッタやエミキー、先輩の身に、自分が原因で何かある事か。 それぞれに、好奇心に命を懸けてしまえるような所はあると思っているけれど… 昨日のエミキーに戸惑ったように、本当のところは分からない。 思い込みかもしれないし、いざとなれば悔いるかもしれない ) ―――…一人で良い、か… ( 三階女子トイレの手前から三番目、奥から三番目をそれぞれに開けて ) ―――考えてなかったけど… 本人以外の誰かの意識によって、その人のところへ 『名前の無い殺人鬼』 が発生する可能性はあるのかしら… ( 魔術として考えれば、殆どの場合術者からの距離という制約も生まれるが ) …何より 『当人 ( きびきびと、男子トイレも確認。 勿論だ ) [Mon 30 Apr 2007 01:42:04]
跡野末理@臨時記者 > ( 薄暗い非常灯や街灯の灯りが感覚を開けて並ぶ構内は、場所によってはそれも途切れ、星明りも無しで動き回るにはやはり灯りが欲しいところだけれど… それを必要としない訓練は受けている。 地下室など無明の闇でなければ、詳細を捉える事は不可能ながら移動に支障はさほど無い )   ( さほど重要でない講義棟などは見回りにも手抜きが多く、例によって当たり前のように入り込んだ )   ( 先の見えない廊下はどこに続くのか、閉め忘れて僅かに開いている扉の先は本当に教室なのか… 人は闇の中に、見えないものに様々なものを想像して、多くの場合それを恐れる。 けれど自分にはそれが無い。 ―――その中に 『名前の無い殺人鬼』 が潜んでいる可能性を否定はしないが… いるはずだと恐れてもいない… これでは 『会えない』 のだろうかと、尽きた思考を繰り返しながら 【3】 のつく場所を回る。 …怯えてはいなくても… 商業地区では自分達の前に姿を現した。 法則性をアテにするのなら、必ずしも 『怯えている』 必要は無いと思いつつ… 確証は無く、またエミキーの事を考えて… 引き止めなかったのは間違いかと、不安にはさせられてしまう ) [Mon 30 Apr 2007 01:30:42]
跡野末理@臨時記者 > ( 身支度を整えて部屋を出る。 いつもの闇に溶ける色のセーラー服で、灯りは持たず、腕には 『臨時記者』 の腕章。 張り切って用意したのに使わなかった残り三つの腕章は部屋に置いたまま。 ―――実は部屋着以外の私服は和服しか持っていなくて、ヴェイトス市でなら着られない事も無いだろうけれど浮いてしまうだろう。 多分、セーラー服の方がまだマシだ。 腕章とかあると本当、どちらが目立つか微妙だとしても ) ―――。 ( そういえば、寮内で小物の紛失が相次ぐという地味な事件もあったっけ… 確か、誰かが自警団を呼んで――― そんな中、小物は突然見つかった。 ある寮生の部屋に 『山積み』 にされて。 あれも結局未解決 ) でも、小物は出て来たわ。 ( 『名前の無い殺人鬼』 が 『攫った』 と思われる行方不明の少年はまだ見つかっていない )   ( 歩き慣れた廊下を音も無く進み、寮生達の間でそれとなく示し合わせている窓から外に出る。 三時を回っていなくても、もう遅いらしい。 こそこそと出入りする門限破りの学生も見られなかった ) [Mon 30 Apr 2007 00:55:41]
跡野末理@臨時記者 > ( すっかり眠り込んでいて、時間の感覚もあやふやだ。 服は椅子の背にかけてあって、下着姿。 だから… と言っても中で灯りを点けているわけでもなし、外から部屋の中は見えないだろうけど… カーテンを開けるのは少しだけ。 覗いた空は曇っていて、やはり時間は分からない ) ―――三時を回ってるって事も無いでしょ。 ( 呟いて、窓を閉じ、閉ざされてから一度でも開けられたかどうかの目安にする糸を挟んで掛け金をかける。 寝覚めは良くないけれど、ゆっくり休ませればベッドから立ち上がって伸ばす体は少し軽くなっているようだった ) [Mon 30 Apr 2007 00:36:41]
跡野末理@臨時記者 > ( 疲れていたのかもしれない。 日中は学生として学業があるし、放課後には教授の手伝い、夜はライフワークにしそうな勢いの不思議探索… 最後のは暇な時でも良いのだけれど、そこに 『名前の無い殺人鬼』 の話が入って夢中になってしまった感がある )   ( 日暮れ前に、夜に備えて少し眠ったら… 珍しく熟睡してしまったらしい。 ―――やけに重たい瞼を擦って、ベッドの中の身を起こし、焦点の合った意識で真っ先に考えたのはエミキーの事だった。 別に、あのくらい初めてでもないだろうし気にしていないつもりだったけれど――― どこかで気にしているのだろうか、寝覚めが悪いなんて、本当に久し振り。 楽しくて浮かれて終いには気も緩ませたかと、少し強めに頬を叩く )   ( 僅かに開けた窓から風が入って、その隙間以外を隠すように閉ざしているカーテンのレースを揺らした。 寮の自室 ) [Mon 30 Apr 2007 00:26:33]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが来ました。 『 ―――うぅ… ん… 』 [Mon 30 Apr 2007 00:13:24]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが退室されました。 『 いいんじゃない? ( 色々気に留めながら、さらりと答え )』 [Sun 29 Apr 2007 04:22:10]
お知らせ > セツさんが退室されました。 『――まあ、それもいいか。(こういうのも、悪くない)』 [Sun 29 Apr 2007 04:18:05]
セツ > ―――そうですね。 今日はもう出そうに無いです。 残念ながら三時三十三分にも何も起こらなかったと。 ( 体に悪そうなそれをしっかりと飲み干して、疲れたように少し伸びをする。 ) ……今日は少し無駄なことまで喋りすぎたかな? ( 身の上話を語るなんて自分らしくも無い。 ) [Sun 29 Apr 2007 04:13:51]
跡野末理@臨時記者 > ―――引き止めれば良かった。 ( こんな風に話してしまうというのは、そういう事だと… 締め括りにぽつり。 …嫌なら嫌で良い、それが当たり前と考えながら… 付き合って欲しいと思っていないわけもない ) 一の裏が六っていう程度の約束は、守ってくれるサイコロであって欲しいわね。 ―――それ、コーヒー党に言わせればコーヒーじゃないわよ。 知らないけど。 …まさか、糖分摂取して食費節約とか、そんな事は考えてないわよね? ( 本人幸せそうだから別に良いのだけど。 そこまでとは思っていなくても、苦学生であるらしい事は知っている。 やや心配そうだ ) ―――野宿、繰り返してたんだ? 十分とは言えないけど… 一回でも殺し合った経験があるとないとでは大差があるわ。 実力も大事だけど、競技でどんなに腕が立とうと、その空気を知らないのは危ない。 ( なんて、偉そうに言っている自分は何様かと内心で舌を出す。 対して自分も、奇襲して人を殺める技術こそプロだけれど、正面からの取っ組み合いは専門ではない ) ―――ただの学生は銃なんて持たないわ。 …なるほど、お金に困っても売れないわけね… ( 『没落貴族』 青年の雰囲気も手伝ってそんな言葉が浮かぶ。 適当に一回りしたら、ステージのようになっている場所へ、ひょいと腰掛けよう ) ―――三時は回ったわ。 これ飲んだら、帰りましょう。 もう夜が明けちゃう。 ( そう口に出してしまうと、半ば諦めムード。 欠伸を噛み殺して ) [Sun 29 Apr 2007 04:07:15]
セツ > さあ? どうでしょう。 少なくとも僕たちがこの場でああだこうだ言って答えの出る問題では無さそうです。 ( 信頼と依存は紙一重。 この場合は果たしてどちらになっているのやら。 そんなことを心中で思いつつ、どうでしょうねと首を傾げた。 まだ付き合いは浅い。 そういう場面になった時、彼女がどう動くのかは自分は知らないことである。 ) 振ってみる前のサイコロを不安がってもどうしようもないこと。 出たとこ勝負という言葉を実感できる瞬間です。 ―――甘いです。 素敵です。 美味しいです。 ( 和みきった表情で美味しそうに中身を飲み干していく。 甘党というかなんというか。 ――ちゃんと普通の物も美味しく食べれますよ。 ) 野宿なんて繰り返してると、物取りから身を守る術を嫌でも覚えないといけませんからね。 けれど期待されると少々困るような程度の実力です。 ………シツレイナ。 僕はただの学生ですよ。 概ねその銃の評価は間違っていませんけれど…… ( 一発必殺。 それがこの時代の銃を使う者の心得。 ちらつかせての示威行為にはそれなりに向いているが、1対1の時には外したら終わりだ。 そんな状況で次弾を装填する暇なんてまずない。 ) ―――父の形見ですよ。 護身用には少々物騒ですけれど、幼い頃に身を守る術は僕にはこれぐらいでしたから。 ( そして自分が亡き貴族の嫡男であるという唯一の証。 同じように何か『殺人鬼』が出る予兆は無いかと辺りを回りながら質問に答える。 ) [Sun 29 Apr 2007 03:43:49]
跡野末理@臨時記者 > それは好意と言うか――― でもそうね。 ( あれ? と言うように可笑しそうに宙を仰いで、すとんと頷き苦笑 ) ここで話したって仕方ないわ。 また誘ってみる、今度は普通に。 どうしても必要になったら、引き摺ってでも連れて来るけどね。 〜てゆか、そうなったら来てくれるかしら。 ( エミキーの勘を当てにしていなければ、そんな無茶もしなかった。 命の危機でもあれば助けようとはしてくれるんじゃないかって、なんとなく思ってる ) ―――正体は… 正体と呼べるほどのものが無いわね、今のところ。 外部の意識で変じる何かだとは思うけど… そう、限界が分からないのよ。 ただ、強気でいってどうにかなるものでもないけど、先ずは接触しないとね。 これ以上の事は分からない。 ―――ところでそれ甘くない? ( 確認するまでもなく甘いだろうけど、甘いの好きなのか… むしろ味覚障害じゃあるまいかって、やや顔を顰めて ) ―――〜あら、言うじゃない。 優男風だから、てっきり荒事なんてした事無いって… それなら、頼れるわ。 『才能』 って、がんばれるかどうかって事よ? 大変な思いしてがんばらなきゃならない怠け者か、がんばる事を苦にしない天才か、努力の量は同じだわ、きっと。 ………もしかして結構アブない人なのかしら? 銃って、銃よね? 高いし煩いし今一つ信用できないし… ( それらの理由で自分はまず使わないけれど、敵に回したくはない武器だ。 護身用と言うには、学費も出せない青年が持つには高価だし… 躾として習う武道などとは根本的に異なっている… ) ―――何に使うの。 ( 入り込んだ体育館。 自分の事は答えないまま、鍵については 『簡単な物なら簡単よ』 とフォローにならないフォローをしつつ。 一回りするように歩きながら、何とはなしに尋ねる ) [Sun 29 Apr 2007 03:19:42]
セツ > 捻じ曲がった無理矢理な好意的な解釈をするのならああいう風に言っておいて実はやっぱり一人じゃ寂しいとか。 寒河江さんて天邪鬼ですし。 ( 我ながら言っておいてあまりにも都合の良すぎる捉え方だと思う。 呟きは青年の耳には届いておらず。 ただ『生きている死人』に対する意見はこの少女達とは違うものを持つのだろう。 ) 正体の見当の自信を持てないというのが僕の『殺人鬼』に関する正直な感想です。 得たいの知れない者に強気で行って馬鹿を見たらそれこそ泣けますから。 ( 慎重というか臆病というか。 見る人が見たら胸焼けしそうな大量の砂糖とガムシロップを入れて掻き混ぜる。 ) どちらとも不得手ですね。 場慣れは少しはしていて素人では無いですけれど、そもそもの才能に欠けています。 ただ銃の腕前ならそれなりのものですけれど。 ――跡野さんの方はどうでしょうか? ( 甘ったるいコーヒーを口元に運び、空いたもう一方の片手で懐にある拳銃を取り出した。 この時代には貴重な銃。 それも小型に成功している高性能なこれは苦学生には不釣合いな物。 『本当です』なんて普段どおりの表情のままさらっと言ってのけた。 ) 想像するに嫌な話です。 現実に起こりえたらなお嫌です。 ( そのまま着いて行って、その開錠の手さばきに感嘆しつつ目の前に広がるのは様々なスポーツを行える場所。 昼間や活動時間帯は賑わうそこも、今の時間帯は不気味な静謐さを伴っていた。 ) ………ここにまつわる話しだけで3、4個はありそうです。 ( 恐るべし、ヴェイトス大学。 ) [Sun 29 Apr 2007 03:00:36]
跡野末理@臨時記者 > ―――それはそうでしょ。 一人で夜の校舎を徘徊するくらいだもの。 …でも、一人が良かったのかもしれない… ( 賑やかになったらなったで楽しめると思っていた。 そうだとしても、そんなの物によるから… 別れ際の呟きは、エミキーと自分の、まだそこに居る死者に対する認識の差異か ) ―――望みの綱って… ちょっと、弱気ね? …法則性なんて無い、かもしれないわ… だけど 『いる』 のは確か。 私達の見たあれが 『名前の無い殺人鬼』 じゃないなんて、そこまで入り組んでいるとは思いたくないわね。 〜先輩は、格闘技とか魔術とかは? ( コーヒーに口をつけながら平静な横顔を見つめ、『本当?』 と肩を竦める。 一人で居る時に遭遇されると不安だが、一緒に居る今の状況では片方に怯えてもらうくらいで丁度良いかもしれないと、酷い事を考えながら ) ―――『見えたと思ったら消えて、窓の下を覗き込んだら後ろから突き落とされる』 …こんなところかしら。 対処法は… そうね、青いリボンをどこかに巻いておくとか――― ( 窓の内か外かで別れるが。 ちらりとそちらへ視線を走らせ、体育館へと ) ―――百でもいけるかもしれないわ。 ( 体育館の簡単な施錠を外して、第三体技室へ。 扉を開けて、だだっ広い板張りの空間へ、足を踏み出す ) [Sun 29 Apr 2007 02:38:27]
セツ > もしかしたら少しは楽しんでいるのかもしれませんよ? 本当のところがどうだかは僕にはわかりませんけれど。 ( どちらかといえば一歩引いた視点に立つことが多い自分。 といっても嫌われるときは嫌われるだろう。 なんだかんだで黄緑さんとはあまり関わりが無いため、風聞でしか言えないのがたまに瑕。 基本的に口しか出さない微妙な役立たずさも古泉っぽ(台詞の途中で古泉ファンに撲殺される背後) )( 困ったように肩を竦めた。 ) 今のところ僕の望みの綱はそれぐらいです。 話の流れを聞く限りは、好きなことを忠実な辺り苦手なこともまた忠実であるとは思うんですけど……やっぱり実際に出会ってみませんとね。 ―――……確かに今はそこまでではありませんけれど、実際に怪現象に遭えば正直ビビルと思いますよ。 それに今でもそれなりには怖がっていますし。 ( 熱いホットコーヒーを受け取りながら何時もどおりの至って平静な表情で何か言った。 失踪した男の子はどうなのだろうか? 無事であるといいのだけれど――― ) ―――ひょっとしたら、其処の窓から今でも覗いているかもしれませんよ。 ( ――なんてね。 そう簡単に出会えたら苦労はしない。 けれど自分で言っておいてなんだが気色が悪い。 趣味の悪い冗談は控えようと思いながら体育館へと向かう末理の後に続いていく。 ) この学校…七不思議なんかじゃ到底すまないぐらいありそうですからね。 そういう怪談話。 ( 取り敢えず道中聞きかじったそのエースにまつわるこわーい話しでもしておこうか。 退屈しのぎに。 ) [Sun 29 Apr 2007 02:18:32]
跡野末理@臨時記者 > 『名前の無い殺人鬼』 は、何でもアリなんじゃないかって思うけど… そう考えると、具体像って言うのがね… 色々聞き過ぎて、それが逆効果になってるかしら――― とりあえず、三号体育館へ行きましょう。 三番体技室辺りで良いかしら。 運動部と言えば、志半ばで倒れたエースの怨霊よ。 [Sun 29 Apr 2007 01:58:44]
跡野末理@臨時記者 > ―――楽しんでくれてるんだって、思い込んでたわね。 〜大丈夫よ。 先輩は嫌われないわ。 ( 引っ張り込んでいるのも騒いでいるのも主に自分だ。 コッタは騒ぎこそすれ面倒ごとは… あんまり…? どうだろう。 ―――作品そのものは知らないながらもうぃきぺでぃあで大まかな内容はとか本当に以下略。 先輩は前からそんな感じだった気がします。 突然超能力に目覚めたりはしていないから大丈夫だ! ) ―――何言ってるの、そこでリコリススティックじゃない。 試してみないと効果は分からないけど… 〜仮にイメージする中で最悪のお化けが出て来たとしてよ? 個人の想いだけで良いなら、ずっと持ってるお守りなんかでも対処できるかもしれないわ。 ―――ただ… 『怯えないとダメ』 となるとちょっとね。 先輩も、それほど本気で恐がってはいないでしょ? そんな事言っていたって。 クレメンス教師が涼しい顔して腰抜かしてた可能性も捨て切れない… そんな事はないと思いたいわ…。 先ず、知らなきゃ… 会えないと話しにならないのよ。 『神隠し』 である事を祈るしかないわね。 飢えなんかがあったら、例の男の子はアウトだわ。 ( 対して受け取るのはブラックコーヒー。 好きではないのだけれど、苦いのが飲みたい気分というのは胸の内で ) ―――私は、どんなのが 『怖い』 かよく分からない。 『名前の無い殺人鬼 [Sun 29 Apr 2007 01:56:20]
セツ > そう言えなくもないですけれど。 自分からやりたいという性格では確実に無いですしね。  ( 一応同意。 堪忍袋の緒が切れた可能性は無きにしも非ずなのではっきりとは言えないけれど。 ) 毛嫌いされないことを祈る限りです、はい。 ( もしかしたら古泉とか言われて調子乗った背後のせいというのも少しあるかm(ry ) ―― 一番困った類の輩だことですね。 全く持って鬼が出るか蛇が出るか、といった感じしかしません。 ( 具体的な話の流れを真剣な眼差しで聞く。 その教師の名は青年も耳にしたことがある。 大学内のオカルトでは少し有名な人だ。 ) ……信じる度合いの強さか……それで出現してくれるのは構わないですけれど、もし仮に相手が『信じてしまった』自分の恐れた物の姿を表してくるのなら僕にはお手上げですね。 もし僕のところに来たら全力で逃げるとしましょう。 ( かっこ悪い台詞を言いながら、同じようにコーヒーをテイクアウトで注文。 ただし違うのは砂糖とガムシロップを多め、というか多すぎる量一緒に頼んだということ。 ) [Sun 29 Apr 2007 01:40:23]
跡野末理@臨時記者 > ―――嫌よ嫌よも好きのうちって感じがしない? 何に引っ張り込んでも嫌そうにしてるし… ( それが本当に嫌でそろそろ堪忍袋の緒が… とは考えもしないようで。 不思議そうに首傾げてる ) ―――そうね。 また話せると良いけど。 ( 『はしゃぎすぎ』 と 『三人になったから』 と、どちらを違うと言うのか分からなかったけれど、両方か。 はしゃいでることについては、主に自戒が足りないみたいな意識もある。 てゆか余計なイメージの混入で人格にバグがががry ) 〜うん、任せたわ。 ―――ぁ、警戒はしても無駄よ。 多分だけど、来る時は来る。 ( そう言って話し始めるのは、先日商業地区であった事 )   ( 一部で『名前の無い殺人鬼の弱点』と噂されているリコリスキャンディを買いに行った駄菓子屋の前で、ロバート・クレメンス教師から『名前の無い殺人鬼は3が好き』という話を聞いた。 あとは怪談について話していたくらいだけれど、その間は 『信じる』 気持ちが高まっていたのかもしれない。 そして現れた名前の無い殺人鬼と思われる影は『3が好き』と肯定して… その翌日三件の類似した人死にが報じられた。 自分達が目の当たりにした殺人鬼の出現場所に入り込もうとするような、隙間に頭を押し込んだ死体 )   ( エミキーは本が『投げられた』と言っていた。 角が凹むほど強く。 本好きな少年がそれをするとは思い難く、それだけ恐れていたのだと思われる。 意識として存在を認めるだけでなく 『本気にする度合い』 がある程度高まるのが、殺人鬼出現の鍵ではないか――― )   ( そんな事を話しているうちに辿り着くミルクホール。 コーヒーをテイクアウトで注文しよう ) [Sun 29 Apr 2007 01:22:39]
セツ > 嫌、ってちゃんと雰囲気でしっかりと表していた記憶が僕にはありますけれどね。 ( いつものニコニコ笑顔でそんなツッコミを入れる。 ) ……少しそれとは違うと思います。 なんとなく…本当になんとなくそう思っただけですけれどね。 ―――はい。 それじゃ任されました。 ( 『名前の無い殺人鬼』自体にあまり興味が無い。 青年が未希に感じた感触はそれ。 そして文章の件には頷いて了解の返事をする。 ) ( 奢りませんよ、とケチい念押しをしつつミルクホールへと再び足を向ける。 ) 遺憾なことに何も。 警戒しているのがマズイのかもしれないと思って、送ってくれたリコリスキャンディーを今は置いてきていますがそれでも反応は無いですね。 そちらは例の『3』が好きというやつがあったそうですね? ( 溜め息を吐きながらかぶりを振る。 そして新聞にも載ったあの怪事件のことをもう一度確認した。 ) [Sun 29 Apr 2007 00:55:53]
跡野末理@臨時記者 > 何言ってるの――― 死んだら全部お終いってわけじゃないって、知ってるんでしょ? …私は知らなかったわ。 知ってたけど、実感なんて… ( ぼやくように追いかけた声は、届いたかどうか。 先輩の所に戻っても、さすがに多少は大人しくなっている ) ―――嫌なら嫌って言えば良いのに。 難しいわねー ( 普通に言っていたけれど。 そう言えばカタリナの時とも黒船の時とも、最近の様子は違う気がする… 目的意識が無いとだめなのかとか、つい考えてしまって――― ふと ) …はしゃぎ過ぎかしらね。 やっぱり。 …ま、エミキーだから。 『3』 人になったのを警戒したのかもしれないけど――― 〜それじゃ、文章は先輩に任せるわ。 ( 溜息一つついてさらりと戻してしまうのは、依頼の話。 本気で避けられるようになってしまったら、諦めるしかないし… そうでないなら、また今度話せば良いと… ) ―――お茶にしましょう。 『名前の無い殺人鬼』 の事、何か分かった? その話もしたかったし。 [Sun 29 Apr 2007 00:42:57]
セツ > ( もしもその一言を口に出していたのなら、敏感に反応していただろう。 『死んだ人間』というのはあの忌まわしい種族を思い出すから。 ) ―――少しばかり迷惑だったみたいですね。 すいません寒河江さん。 ( けれど今回はその言葉は聞こえない。 だから青年は申し訳無さそうに眉を寄せて謝罪の言葉を口にする。 ただだけ。 ) ( そしてもう一人の少女が戻ってくる。 ふと思案するかのように顎に手を当てた。 ) ―――ティータイムとはお世辞にも言えない時間帯ですけれど、当初の予定通りお茶にします? ( それとも帰りましょうか? と末理に聞いてみる。 ) [Sun 29 Apr 2007 00:32:33]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 ―――頭数や興味で、死んだ人間を救えるもんか。 』 [Sun 29 Apr 2007 00:21:46]
跡野末理@臨時記者 > 〜捕まえられた時だけじゃない。 集まろうとしたってまだ部室も無いんだし。 それにどうせ暇でしょ? 興味本位はそうだけど――― でもどこかで何かの役に立つわ。 エミキーは興味、無いわけ? ってアレコレ!? ( 『何、出し惜しみ?』 と身を乗り出すようにして――― ここでやっと、いつもよりきていそうな雰囲気に気がついた。 遅過ぎる。 …踵を返す背中を見つめて、どこかキョトンと目を瞬き足を止め… )   ( まんざらでもないくせにー、と追いかけていいものか… だめか… でも )   ( すぐに追いかけて、横に並ぼうとする。 多分怒ってるその顔も、覗き込んで確認する風に ) ―――なら、今回はいいわ。 だけど何人かいるっていうだけで、一人じゃ諦めるしかないような事も結構どうにかなるものよ。 何かあったら遠慮なく頼りなさい。 ―――興味本位だけどね。 ( コッタも捕まらないし、エミキーが抜けるのは痛いけど… とは言えない。 軽く言って肩を竦めて。 『それだけでもないけど』 とは胸の内 ) 〜また今度ね。 気を付けて。 ( ぽんと背中を叩いたら、先輩の方へ戻ろうか。 それとも、付いて来ているか ) [Sun 29 Apr 2007 00:19:00]
セツ > なんだったらレポートの部分は手伝いましょうか? そういった作業ならかなり慣れていますけれど。 ( 書籍系のギルドに務めていたこともあるせいか、そういった類のことは得意分野といっても差し支えない。 そんな提案をしながらも、お揃いの腕章は目立つしそういうのを付けるタイプでもないので丁重に辞退しようとすると――― ) ――――― ( 彼女の大声は、初めて聞いた気がする。 ) ( 正確に言うのならば、この青年の目的は秘密暴きでも好奇心の探究でもないのだが―――そんなことは目の前の相手にとってはどうでもいい話。 相手の事情もどんな思いを抱いているのかもわからない。 だから青年は一旦止まって、その苛立ちを隠せない背中を見送るかのようにその場に立っていよう。 ) [Sun 29 Apr 2007 00:01:20]
寒河江未希 > 小遣いは足りてるよ。 大体何度も言うけどさ、私はそういうの嫌いなんだよ。 集団行動とか興味本位とかさァ―――――…ただでさえこっちだってアレコレあるんだ、今度は巻き込むなッ! ( 苛ッときた。 私はそんな便利な道具じゃないし、好奇心で楽しく秘密暴きをして世間にばーっと広めたいなんて思わない。 もっと静かに、勝手に、やってたいんだ。 思わず声が大きくなって、ミルクホールから逆方向、正面入り口の方に足を向けて早足で歩き出す。 幽霊のこと、ツェツィのこと、死神のこと。 そういうの含めて、ワイワイなんてやりたくもない。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:49:28]
跡野末理@臨時記者 > ( だってエミキーには緊急回避能力があるんだもの、回避しないってことは好きにして良いってこt(ry) …追いかけてるのは否定しないけど、本気で嫌な時にはニンジャにだって尻尾を掴ませないに違いない。 ジェラシーやメランコリー混じりのそんな意識はさておき。 『丁度よさそうなタイミング』 ) ―――でしょ? 今正に直面している状況なら、最悪でも依頼を果たせない事は無いわ。 レポートを仕上げる手間はあるけど、宣伝とお金になるなら安いものよ! ―――いっつも夜更かしでしょエミキーだって。 これくらいで眠たいなんて言わせないわよ! 時間はいくらあっても足りないんだから、てきぱき動く! ( 『珈琲飲みに行く』 『まてまて』 それぞれの様子を見つめて… ふむ ) 〜うん、そうね。 それじゃ私もコーヒーで良いわ。 良いわよ先輩、そんなに気にしてくれなくても。 グリーンティーの方が好きだけど、色々飲めるようになったんだから。 ( 何だか先輩のフォローを別の方向に受け止めつつ… つまりエミキーを巻き込まないなんて選択肢は無いも同然のまま… 『歩きながら話しましょう』 と、先輩とエミキーを挟むようにして、並んで歩き出そう ) ―――〜もっと欲しければ皆でそれぞれに請けても良いと思うけど、依頼主が話の分かる人で手伝ってもらえるなら人数分追加報酬に上乗せしてくれるって言うのよ。 合計金額を頭割りにしてあげるから、安心しなさい。 はい腕章。 ( 『臨時記者』 と書かれたお揃いの腕章など押し付けて ) [Sat 28 Apr 2007 23:38:27]
セツ > それもそうですね。 ――呼ばれて飛び出たという訳ではありませんが。 けど跡野さんは相変わらずお元気なようで。 ( 一つの約束事が完成したあと、夜に溶けていきそうな服をした相手に向けて何時もどおり微笑を絶やさずに返事をする。 ) 忌憚の無い意見を言い合えるのは素晴らしい関係だなんてのは何処かの誰かの台詞です。 ( 慰めかそれとも本気で言ってるかはいまいちわかりにくそうな曖昧な態度。 )( 依頼の内容を聞いてみて、拒否権てのはいったいどこの国の言葉なんでしょうね。 どっちみちあったとしてもこの青年に断る気は無かったけれど。 ) へえ、つまりは話のネタになりそうな怪談探しということですか。 それはまた丁度よさそうなタイミングでの依頼ですね。 ―――まあまあ寒河江さん。 そう言わずに片手間の小遣い稼ぎだとでも思えば。 ( まてまてとでも言うように素知らぬ顔をしようとする相手に言葉を掛ける。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:29:57]
寒河江未希 > …いいよ、別に興味ない。 入れないようにしてあるのは入っちゃ駄目だからでしょ。 ( 用事も無い。本当、あの女には言っちゃ駄目だ。 ) 私が容赦されてないんだから良いんだよ。 ほら、見てみ。 あの鬱陶しい程のはしゃぎ様。 ( セツに対する返事でもあり、出てくるなり深夜帯には不必要なテンションを見せる女に対する文句でもあり。 最近どんどん悪化してる感。 ) あんた本当元気だな。 まぁ頑張れ。 ( 私は珈琲飲みに行く。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:19:50]
跡野末理@臨時記者 > ―――三時三十三分三十三秒にならないと出て来ないとか言い出すんじゃないでしょうね? もー、飽きたわ。 ここまた今度! ( ぶつらぶつらと誰にともなく。 文句を言いながら 【3】 のつく講義室から出て来たお下げ髪は、微妙に眠たそうに半眼になった目で二人を捉え。 ぱっ と輝かせた! ) ―――〜来たわねエミキー、先輩! 呼んだ覚えないけどいいわ、まだ安全そうだし、グッドタイミング。 良い話よ! ( そう言ってサムズアップする、いつものセーラー服の右腕には 【臨時記者】 の腕章だ。 左手でそれを指して続ける。 反応とかお構い無しなのはいつもの事か ) 〜斡旋所で依頼を請けたの。 ヴェイトス市の不思議な現象を纏めた本を出すんですって。 まあどうせただの怪談でしょうけど、作家に話を作らせず一般から記者を募るくらいの熱意はあるわ。 どうせ同じ事するんだからお金になった方が良いし、私達の名前も出れば宣伝になる。 やるわよ! [Sat 28 Apr 2007 23:13:29]
セツ > ―――と。 ( 出てきた姿に青年も気付く。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:11:05]
セツ > 禁止区域でも一部なら許可を貰えば入れますけどね。 もし行きたかったなら今度教授に頼んで貰ってきましょうか? ( たぶん目の前の人物にとっては凄い余計なお世話なんだろう。 クノイチな方と面と向かってこの言葉を言うと、即刻駆りだされそうなので彼女の前ではこのことは自重しておこう。 ) 僕も奢りませんよ。 ただ残念ながらその役目は僕には少しばかり荷が勝ちすぎると思いますね。 特に後者の部分。 本気ですか? というか寒河江さん跡野さんにとても容赦ないですね。 ( 部員内での壮大なラブロマンスがたぶん始まらない。 にんにんな事情なんて知らない青年は刺されるなんて大袈裟な、とか考えた。 そしてミルクホールへと向かう足取りに一歩後ろに下がって付いていく。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:10:25]
寒河江未希 > ほらきた。 ( 誰に言っているのだ。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:02:55]
お知らせ > 跡野末理@臨時記者さんが来ました。 『( カチャン と講義室の扉が開き、出てくるのは… )』 [Sat 28 Apr 2007 23:01:43]
寒河江未希 > 1年歩き回ればある程度覚えるよ。 入れない所、多いけど。 ( 物理的に、感覚的に、両方。 正確には「入らない方が良い」だけど、それ言ったら100%入る女を一人知ってるから自重しておく。 アイツもうちょっと落ち着いた方が良い。 ニンジャ↑なんだし。 ) 良いけど奢んないよ? なんかね、私と黄緑色じゃあのおさげ女は言う事聞かないから是非ともストッパーになって欲しいっていうか。 いっそ手篭めにして余計な事考えない幸せ脳にでもしてやって欲しいっていうか。 刺されないようにね。 腿になんか仕込んでそうだから。 ( 苦無を。 勝手なことを言って問題児を押し付けつつ、足はさっさとミルクホールへ向かう。 「あいつ」とはこの学校に居る限りまた何度でも遭うだろう。 ) [Sat 28 Apr 2007 23:00:20]
セツ > いえいえ、この大学馬鹿みたいに広いですよ? ( きっと出会う時が多いのは仰るとおり時間帯の問題なのだろう。 真面目くさった返答をする青年。 ) そうでしたか。 それでは僕もご一緒しても? ( 勿論君の奢りでね、とか図々しい台詞は言えません。 幽霊に奢る義理はあってもこの青年に奢る義理は(たぶん)無い。 )( テストだと0点だけどこれは日常会話。 言われた言葉に苦笑をする。 ) 何時も何時も一緒に居るというわけではありませんよ。 そもそも主な学科は別ですし。 ( 相手が振り返ればなんともなしにその方向を視線だけで見る。 けれど見えるのは暗い廊下の先だけで。 仮にまだ居たとしても、この青年には感じることは出来なかったのだろう。 ) [Sat 28 Apr 2007 22:52:06]
寒河江未希 > 狭い学校だなぁ。 ( つくづく、の後にそんな言葉が続いたのは目の前に現れた人物を見た感想。 いや、知り合い遭遇率が高いんじゃなくて同じような時間にウロウロしてるから知り合うのか。 少し考え直して髪をかきあげる。 ) あー、ども。 ミルクホールで珈琲飲んで帰ろうかなぁとか、そんなで――今日はアトノマツリと一緒じゃなくて? ( 質問に質問で返す。 どんなイメージだか。 小さく振り返ると、あいつはもう居なかった。 珈琲奢りはまた今度か。 そんな機会があったら良いけど。 ) [Sat 28 Apr 2007 22:38:43]
セツ > ( その無粋な足音は話をしていた相手にとってはきっと歓迎しないものなのだろう。 見ることも出来ないし感じることも出来ない一般人。 金の髪を後ろで纏めた童顔の青年は貴女に気付いた。 ) ああ、これは寒河江さん。 今日はお一人で? ( あいも変わらずの慇懃な態度で話し掛ける。 ) [Sat 28 Apr 2007 22:33:12]
寒河江未希 > ( 此方からの問いかけにはあまり答えない。 稀に返事のような音を立てるが、基本は沈黙だ。 いい加減名前くらい教えてくれても良さそうなものだが―――まぁ、未だにあれが私にとって害のないものかっていうと言い切れないのも事実だ。 迂闊に珈琲奢ってる場合じゃぁないのかもしれない。 ) 本当、つくづく―――。 ( 無音が崩れる音。 現実に引き戻されるような、正常に戻るような感じ。 ) [Sat 28 Apr 2007 22:25:29]
お知らせ > セツさんが入室されました。 『(足音)』 [Sat 28 Apr 2007 22:08:09]
寒河江未希 > ( 今日に限って酷く積極的に近付いてきた彼女。 その意図が分からないままこうしてさっきから訥々と口を開いている。 あいつは喋りもしないし多分出来なくて、極僅かな仕草と黒板の上を躍るチョークの短い単語で接触してきた。 ただ遠くで見ているだけだったし、大きな進歩といえばそう。 ) [Sat 28 Apr 2007 22:05:08]
寒河江未希 > ( 真っ暗な廊下を無言で歩く。 硬質の足音は私のブーツ。 薄らと曇った空は相変わらずで、窓から差し込む明かりは最小限目が見える程度。 歩き慣れた所じゃなかったら迷子になりそうだ。 ) 暗い夜だね。 ( 窓の下には静かな中庭が見下ろせた。 誰も居ない。 振り返らないけど、まだアイツは後ろに居る。 少し離れてついてきているような、真後ろに居るような。 ) [Sat 28 Apr 2007 21:46:09]
寒河江未希 > ( 1つ息を吐いておもむろに脚を机から下ろし、ギターをケースに仕舞う。 黒板の脇に立った姿は動かない。 表情も見えないし、本当に1ミリも微動だにしない。 ) ミルクホールで珈琲飲みに行くけど。 ( 教室の扉に向かって歩き出すと、彼女の眼だけがこっちをぎょろりと視た気がした。 ) アンタにしちゃ随分と近付いてくるしさ。 一杯くらい奢っても良い。 [Sat 28 Apr 2007 21:34:47]
寒河江未希 > でさ、どおりで幾らか減ったと思ったけど―――アンタはまだ行かないの? ( 沈黙 ) まだやる事あるんだ。 ( 沈黙 ) いいけどさ。 暇な時なら付き合えるかもしれない。 ( 彼女はじっとこっちを見ている。 私はいつまで経っても納得の行かないチューニングをやめてギターを置いた。 暫し、無音。 ) [Sat 28 Apr 2007 21:23:01]
寒河江未希 > ( 空は曇っている。 またゆっくりとカツカツ音が響いて、止まった。 黒板の文字が見えるギリギリくらいの暗さだ。 灯りは点けていない。 ) 色々だよ。 あんたさ、たまには外に出た方が良いよ。 服なんかアトノマツリとお揃いじゃん。 ( 4弦もおかしいのかもしれない。 だから幾ら弄っても違和感がなくならないのかも。 どうも音叉って奴、扱い辛い。 ) [Sat 28 Apr 2007 21:15:56]
寒河江未希 > ああ、それは「死神」だよ。 知り合いかもしれない。 ( 私はそう言って机の上に組んだ足をふらふらさせながらペグを巻く。 ほんの少しだけ3弦の音がズレている気がするから。 暗い芸能化の教室、カツ、カツ、と不器用な音がまた暫らく続く。 ) アンタと違って顔が広いんだよ私は。 …人間以外には。 ( びん、と弾いた弦の音、まだちょっと違和感を感じる。 ) [Sat 28 Apr 2007 21:08:43]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 『 92:とある他愛のない会話 』 [Sat 28 Apr 2007 21:02:16]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( トートの事を考えて、気もそぞろ。 今日は、『殺人鬼』 には会えないかもしれない )』 [Sat 28 Apr 2007 02:14:44]
跡野末理 > ―――それは… 何、万年眠れば冬眠状態みたいな? …怖いわ、そんなに眠る習慣ないし… ( 半眼で宙を仰いで… ああ、もしかしたらトートは眠り姫なのかなと… 短命だと聞いた気がするけれど、その分人格の成熟が早いと考えれば 『お嬢さん』 と呼びたがるのも分かるような分からないような。 ところで 『残念』 って、呼ばれたかったんですか ) ―――即興の作り話こそ、あんまり興味は無いけどね。 『怖いもの見たさ』 っていうのとは少し違うと思う。 一般的な理解の外側に何があるのか、知りたいのよ。 『怪談』 もそれに繋がる手掛かりだと思っているから、好き。 ( 確認にさらりと頷いて… 続けられる言葉に 『あら』 と目を瞬いた ) 〜そう? ありがとう。 ( ―――またね、と別れた後。 五人目に引きずり込めば良かったかと、後悔したとかしなかったとか ) [Sat 28 Apr 2007 02:13:48]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 ―― 好い夜を。 ( 死神は、徐々に受肉を解いて闇に紛れん ) 』 [Sat 28 Apr 2007 01:49:35]
トート > おや、それは残念。 はい、ではトートで。 …… そうでもないですよ?寝ることが日常化している者にとってそれは当たり前すぎて、いったい いつ、どのくらい寝ているかなんて曖昧になってくるものですよ… えぇ。 ( ふっとどこか(横丁のアタリ)に視線を遠く馳せて。『春や冬どころか一年中寝まくってるでしょう貴方』と、どこかのくしゃみを増加させん ) …それは、逆に好ましいですね。静かな空間というのは悪くありません。いうなれば、自主的にそのような空間を作り出そうとして寝るのでしょうか? ( 首を傾げる。他人事。 ) ――― おや。 これは失礼、 ”そう”でした、ね。 ( ソレは他人事でなく今は自分の事であったと。悪びれもなく ) でも、安心して眠れる相手と、気を遣って眠れない相手と。 いるのでしょうから、ある意味で寝るというコトはぞんざいにしているとも言い切れないのですよ? ( 横丁のアレはともかく、 と。唇のみ微かに動く。 )( 「無茶を言わせてくれる相手じゃなきゃ」―― 貴女の言葉は正に今言ったとおりのもので、 ) はい、そのようですから、打ち解けたトモダチなのでしょう。 ――― ふむ。 ( 貴女の言葉に耳を傾け、 ) それは、想像豊かな年ごろですから。その場で即興で作った怪談をトモダチに語る、語り合うなんていうコトも、できるんですよ子どもというのは。 ( 子どもからは童唄を耳にするだけでなく、他にも色々 )  …お好きですか? 『怪談』。 ( 何気なく、問いかけるというよりは確認のような。 )  ( 手は、頬を撫でて離れ。  体も、また ) …。 私、普段はそんなこと言わないんですよ。 ( したければすればいい。別に構わない。死神は中立だから、干渉したりなどしない ) これでも、私なりに心配しているのだと思っていただければ。 ( 貴女の友人である彼女も。 )  ( 再び手が伸び、ぽふ、と貴女の頭に軽く一度だけ手をおかんと )   ―― えぇ、では楽しみにしていましょう。 私の話は、聞かせられるようなものではありませんが。 ( 軽く、手を降り返し ) [Sat 28 Apr 2007 01:48:55]
跡野末理 > ( 手を振って 『その時にはトートの事も聞かせなさい』 と… のっぺりと影に覆われた校舎に消えて行く。 空は、結局晴れなかった ) [Sat 28 Apr 2007 01:30:08]
跡野末理 > いいわよ分かった。 私は気になるから呼ばないわ。 トートね。 ―――〜って、分からないわけないでしょ? トートが寝てるかどうかって話よ。 …ま、つまらないと眠たくなるのも分かるけど。 薄暗い場所で良い感じの音楽が流れてて、まろみのある声で延々と語られたりするとね。 ( マイペースな言葉… だけど同じような気があるようで、それも仕方ないと笑いはするが ) ―――〜トート、一緒に遊んでくれる人って、少なからずトートの事を好いてるのよ? ぞんざいに扱って一人になっても自業自得だって分かってるなら、途中で寝たりして友達に寂しい思いさせてるかもしれないっていうのもちょっとは――― …からかう、か。 まあいいわ。 冗談の通じる友達なのよね、きっと。 ―――私だって、友達にちょっと無茶言ってるかもしれない… 無茶を言わせてくれる相手でなきゃ、そうしないものね… ( 線を引くような言い方と感じられて… まるで自分の内心のようで、思わず突っ込んでしまうけど。 結局のところ、それをする相手によるという事。 やや呆れ気味に。 でも同類な気がして、可笑しそうに溜息一つ ) ―――〜そういう 『怪談』 がね、本当になるんじゃないかって思ってるのよ。 本当の事が 『怪談』 として語られる事もあるんでしょうけど、その逆に。 作られた 『怪談』 通りの事が現実に起きるようになるんじゃないかって――― まあ、妄想だけど。 魔術科の中では、大真面目に説くのもアリな考え方なのよ。 ( 『怪談』 の言葉に何を思ったのかは分からない。 ただ、興味を示すなら説明を加える… ノリは好奇心一直線だけれど、そこに意識が残るのなら現象としてだけ見てないがしろにする事も無いだろう。 もっとも、知覚能力の都合エミキーのように死神代行とはいかないが )   ( 『距離を取り間違える事のないように』 …その恐ろしさは知っていると、頷いて… 頬を撫でるくらいは、たくさん触らせてもらったし ) …分かってる。 …でも、ただの興味じゃないわよ。 …度胸は… 今更試すまでもなく据わってるつもりだし。 ―――そうさせてもらうわ。 ええ、良い意味でね。 ……ほんと、脱線はしないように気をつけないと、もう…… ( 何か思い出してぶつらぶつら。 去ると言うなら、自分は目的地に ) トートも、気をつけて。 今度話を聞かせたげるわ。 [Sat 28 Apr 2007 01:28:14]
トート > 私は構いませんよ、お嬢さん。 トートとお呼びください。 ( 名乗りには、応じよう。 ) さぁ、どうでしょう。本人はわからないものですよそういうの。観劇は、面白かったら起きてるんじゃないですか? ( 寝るというのは興味がないということなのだと、マイペースに )  …ふむ、 コレ も”怪談”ですか。 ( 他人の人生、現世に留まる理由も生ける者には単なる怪談か、と内心で思う。 声はどちらかといえば興味深そうに。貴女の身近なところでは、何か一つの事象について興味をもった時の教授の仕草にも似ているだろう。 ) 寂しい? 自業自得でしょう。自分が気をつけなかったクセに、誰かを頼るなんて。あまつさえソレを恨むなど。 ( 馬鹿げている。 そう、言いたそうに俗世に…正者と余り関わりを持たない、死神は肩を竦める。或いは、現世に籍置く身であればもう少し違う言い方をしたのだろうが。 ) では、冗談よりも私はからかうことの方が好きなのでしょう。 ( 艶っぽい雰囲気にならないのはむしろ死神が無反応なせいだろう。あんあんゆってほしいですかとかきっと真顔で言う。 ) ( でも ぺたぺたなでなで はともかく、 ぐりぐりむにむに はちょっと。イタイし、離れさせていただこう。 布団云々の言葉に、イエロティア文化圏なのかと思考しつつ )  ――― はい、では 距離を取り間違える事のないように。 ( 死と、生の ) と、いってもまぁ好奇心がわくのはわかります。そういう不思議なものに興味がわいたり度胸試ししたくなったりするオトシゴロですよね。 ( 手は、首ではなく頬を一撫でしようとし、頬に触れられても触れられなくてもそのまま離れるだろう。 掴まれているなら、掴まれたそのまま。 ) 若いうちは、はっちゃけるといいと思いますよ。良い意味で。  …さて。 私は此処から去りましょう。3号棟?へ、向かうのでしたらどうぞお気をつけて。 [Sat 28 Apr 2007 01:00:51]
跡野末理 > ―――呼び合う呼び名じゃないでしょ? お嬢さん。 アトノ マツリよ。 名前は? ( もう飽きたのか、相手が動じないようならついでに名乗っておく ) 〜他の事している時は寝ないわけ? 迷惑はかけないかもしれないけど、観劇に行って寝ちゃうとかもダメよ。 ( 見た目自分と同い年。 文化圏が違えば、育ち方が違えば、年齢と中身は必ずしも一致しないだろうし、毎日かくれんぼなんて事は無いと思いつつも ) ―――ああ、ありそうね。 そういう怪談。 でもあんまりおイタが過ぎると、本当にいなくなった時本気にされないわ。 そんなの寂しいでしょ? ( からかう気持ちは分からなくないけども ) 〜冗談ってのは、楽しく笑い合えるものを言うのよ。 ( 微妙に偉そうに語りながら、言動が一致していない感。 抵抗しないのを良い事に、触り放題だ。 それでも艶っぽい雰囲気にならないのがツンツンクオリティー。 デレ分はありません ) ―――ん〜? 何だか、何ー…? まぁコッタもそんな感じだけど、人間と同じよね。 骨や筋や、触った感じは… 長命な種族って何だったかしら… ( ぺたぺたなでなでぐりぐりむにむに ) ―――布団が出しっ放しって最初は落ち着かなかったけどね。 慣れると手間が無くて良いわ。 ―――っと。 ( さすがに嫌になったか。 離されれば、渋々離れ ) ―――お化けの仲間入り? そう簡単にはしないつもりよ。 〜てゆかそれ、当たり前じゃない。 ( 誰だっていつかは死ぬだろう。 どんなに長命でも滅びる時は来るのではないか。 その言葉に引っ掛かるものは覚えるけれど、このお嬢さんがお化けの類とは今一つ思えずに… ―――ただ、首を触れようとする手は、害意があろうが無かろうが、とりあえず阻んでおく。 相手の手を掴むなり、自分の首に手を当てるなり ) [Sat 28 Apr 2007 00:38:24]
トート > はい、別に構いませんよお嬢さん。 ( むしろ笑みさえ浮べて。 ) いやいや、そんな毎日かくれんぼしてるとかじゃないですから。 ( ぱたぱた、手を振って「続く」ことはないと否定 ) でも、時々ふっとやりたくなりません?それこそ、そのまま帰ってこなかった―― なんていうのは、困りますが。 ( ひょぃ、と肩を竦める。先程から扮っているコレは、先程いた魂たちの一つの物語。その子は今も、この学校のどこかで”見つけて”もらえることを待っている―― ) …おや、 ( 縮まった距離に貴女を見返し ) …、 ( ぴく、と僅かに体が揺らぐ。 髪に触れられたり ) …。 ( 体に触れられたり。 この頃になれば大人しいもので、少し呆れた目で )  …なんだか、 ( 以前墓場で出会った”彼女”にもぺたぺた触られた記憶。ヒトというのは皆こうなのかと淡く溜息をつき ) …さて、どうでしょう。あててみてください? ( そんなコトを、しれり。 ) ベッド。そうですか。 ( 寝るという行為も余りない死神…横丁のアレは別だけれど。そんなにイイモノなのかと、内心怠け者の好奇心が頭をもたげる。うずり。 ) かいだん。 …怪談?   …へぇ。 ( 面白がるようで、それで先程までより僅かに冷えた声 )  首を突っ込むのは結構ですけれど。 ( 可能ならば、貴女の両肩に手を添えて己の体を貴女から離そうと ) ”お仲間”にはならないでくださいね、危険ならば尚更。貴女が”死ぬ”こともあるのだということもお忘れなきよう。 ( …左手が、貴女の首辺りに触れようとしながら。 クス、と わらう ) [Sat 28 Apr 2007 00:21:23]
跡野末理 > ―――〜うん? …そう? ……じゃ、私もお嬢さんって呼ぶわね、お嬢さん。 気にならなかったら気にしない事にするわ、お嬢さん。 ( 変でしょ? と肩竦めて笑い。 その表情は次第に呆れる風に ) 〜心配する方が馬鹿を見るって言うか――― そんな事続けてると、そのうち遊びに誘ってもらえなくなるわよ? 遊ぶ時は遊ぶ、寝る時は寝る――― ( そりゃ、どうせ攫うならもっと他に健全そう(失礼)なのを選ぶと思うけど――― と、澱みない言葉にそういう問題だろうかと宙を仰ぎ。 つまらないお説教はさておき。 『そんなところ』 と同意されたら、ずずいっと距離を縮めよう ) 身近な不思議ね! エミキーはごろごろしてるみたいな事言うんだけど、私の周りって人間ばっかりで――― あなた… じゃなくてお嬢さんは何っ!? エルフじゃないわね、耳普通だし――― ( で、近付いたまま、可能ならあなたの髪を上げて耳の形を確認したり。 『学問というのも中々面白い』 とか言うのは学生でないっぽいのだけれど、そんな事は気にしなかった ) ―――失礼ね、私は眠る時はベッドと決めてるの。 ( 嘘だけど。 さっきまで寝ていたわけでもないのは本当だ。 適当に答えながら、逃げないならペタペタ触る ) ―――〜ああ、これからちょっとね、怪談の検証に。 …行きたい? どうしようかしら、ちょっと危なそうなんだけど… ( 実際ちょっとどころじゃなく危なそうなのだけど。 行きたがるものと思って考え始める辺り、部員相手の感覚から切り替えられていないらしい ) [Sat 28 Apr 2007 00:04:35]
トート > えぇ、ですからお気になさらずにお嬢さん。 賢明なのだと思いますよ、何せそのまま学校に泊まっていったなんてこともありますから。誘拐犯だって学校の校内…しかも木の上で寝こけている不審人物をわざわざ木に登ってまで攫っていこうなんて思わないでしょう。 ( 言葉は澱みなく、単なる受け答えとして口をついて出る。 久々に普通のヒトをやっている相手が、その”得体の知れないの”だったりするというのがアレだけれども。 ) 浮世離れですか。 ……あぁ、はい。そんなところです。 ( 唇を小さく笑ませ ) ヒトの学問というのも中々面白いかと思いまして。 ( そう、思うのはある意味で本心。 )  …で、そういうお嬢さんもやっぱり寝てたんですか? ( 自分と一緒にした問いかけを。クス、と笑うのは冗談交じりゆえ ) なにか、3号館がどう… とか言ってましたけれど。 ( 正確に聞き取る事は流石に出来なかった、先程の貴女の呟き ) [Fri 27 Apr 2007 23:51:35]
跡野末理 > ( え、案外普通に助けてもらえるかもしれませんよ? お困りの際には是非ー… 本当にさて措くっ ) …遠慮。 遠慮なのかしら? この戸惑いは――― 別にいいけど… 何て言うか賢明なのか白状なのか微妙なところね。 一人暮らしでちゃんと家に帰ったかどうか確認できないなら、尚更放って帰ったら危ないでしょうに。 その歳になればもう誘拐されないとか思ったら大間違いよ? 色々得体の知れないのがウロウロしてるんだから―――。 ( 腰に手を当てお説教の委員長モード。 『また、って言われるほど寝る方も寝る方だわ』 とか、何だか久し振りに普通の人をやっている気がする。 ―――『なにか?』 問われてぱたぱた首を振り ) 〜ううん。 何となくこう、浮世離れした雰囲気と言うか… 〜ああっ、あなたアレね! 人じゃないでしょ? そんななりして実は何百歳とか――― だから 『お嬢さん』 なんだわ。 ( 『見破ったり!』 て感じで ぴ と人差し指を立てた。 人に見えるけどエルフかそこらかと。 死神とは夢にも思うまい )   ( 普通の提案が何だか凄く新鮮だった。 機会がありましたら、ぜひ ) [Fri 27 Apr 2007 23:42:47]
トート > ( 死神相手に自警団に通報なんて真似にはならないので大丈夫だとかはさておき。 ) 私がお呼びしたいだけですので、どうぞご遠慮なく。 ……あぁ、なるほど。自然の灯りの方が好きだというのは私も同意します。 いいえ、友人は「きっとまた寝てるんだわ」って帰ったでしょうし、一人暮らしなんですよ。 ( 両親は故郷にいるんですなんて、飄々と。 ) あぁ、もうそんな時間でしたか。 ( 何となく空を仰いでみるけれど、月の隠れた曇り空では時ははかれずに。 …実際は、月を探しているのではなく魂たちがちゃんと散っていったかの確認だ )  …なにか? ( 顔を天から下げながら、貴女の方へちらりと視線を流す。 ) ( 一緒に選びに行きますか服。 ) [Fri 27 Apr 2007 23:30:32]
跡野末理 > ( 微妙な違和感こそ覚えるものの、怪談に出てくる得体の知れないお化けと勘違いするには、その娘さんの姿形ははっきりとし過ぎている )   ( あっちでもこっちでも暴言吐いて自警団沙汰なんて事はそう続けて起こしたくないので、そんな流れにならなくて良かったかもしれないなんて思ってない。 さておき ) ―――こんばんは。 お嬢さんに 『お嬢さん』 って呼ばれると、何だか妙な感じね? …もうすぐ晴れるんじゃないかと思って、持って来なかったのよ。 灯りがあると、灯りに照らされる範囲の外側は見え難くなるし――― って、それじゃ友達も親御さんも心配してるんじゃない? 早く帰って安心させてあげなさい。 もうすぐ、日付が変わるわよ? ( どれだけ寝こけていたんだって、肩を竦めて。 ―――興味深そうな視線がやや無遠慮に注がれるのは、あなたの言葉をあまり本気にしていないのだろう )   ( 服の好みは合いそうだ。 洋装のコーディネートは難しくって、今では誰も着ないような指定制服の一種ばっかりになってしまっているけれど、こんな服装ならたまには変えてみようかとか、そんな ) [Fri 27 Apr 2007 23:21:47]
トート > ( 己の擬態が完璧だなどと、そんなことは言えはしないが。それでも気配は辿れようし、人間に模している以上一応呼吸というものもおこなう。 ) ( ただ、後者の反応は後者の反応で面白そうだったのになんて思ってなんかいない。…。 ) どうしました、灯りも持たずに? …と、ソレは私も同じですが。かくれんぼだなんて木に登って、うっかりそのまま寝てしまいましたよ。 ( 今何時ごろかわかります?なんて、いつも感情の浮かばない表情を少しばかり緩めてみせながら。ちなみにやはりニンゲンに擬態している以上寒さなども感じるのでノースリーブなんてことはなく、上着ははおっている。やはり黒だけれど ) [Fri 27 Apr 2007 23:08:43]
跡野末理 > とりあえず、3号館3階の第3講義室辺りで良いかしら――― ( 『そこに居る』 と教えて貰って集中すればそれとなく感じられるのかもしれないが、散って行く魂達には気付けない。 花も嵐も踏み越えるような調子でぐんぐん進み、これからの行動を確認。 口に出すのは、ある事情でよりはっきりとイメージする必要があるからなのだけどそれはさておき――― 教授を手伝うと言って門限を解除してもらいつつ、手伝わずに構内をフラついている娘は何に阻まれる事も無くその下に辿り着く ) ―――? ( 霊的な感覚は決して鋭くないものの、事人間に対しての感覚であればそれなりに鍛えられていた。 気配であったり、息遣いであったり、あなたの擬態が精巧なもので、それらを備えているのなら、声をかけられる前から視線だけは向けられるだろう。 逆にそれらの特徴を有しておらず、この娘が気付けなかったなら、声をかけられると同時に ぱっ と飛び退いて 『出たわね名前の無い殺人鬼!』 なんて、かなり失礼な言葉を妙に楽しげな表情でかけられる事になるが――― ) [Fri 27 Apr 2007 22:59:43]
トート > ( 始めはちょっとつれない方が好みですとか、死神の好みはともかく―― )   …おや。 ( 気付くのは、死神が、というよりは周りの魂たちの反応で。死者でなく生ける者の在るを知る ) …あぁ、此処の学校は夜でも賑やかなんでしたっけ。 ( こんな時間にヒトがいても、そう珍しい学校でもなく。ただ、灯りを持たないでいるのには軽く首を傾げる )  ――― ふむ。 ( ちらり、と周囲を窺うのは周りに在る魂たちの動きを牽制するため。それこそ、騒ぎになるのも面倒くさい。ならば魂たちに「では」とお開きの旨を告げて散らせ―― )   …こんばんは、 お嬢さん。 ( 己は、木の上から地上へと ) [Fri 27 Apr 2007 22:49:29]
跡野末理 > ( デレ分はいつだって欠如しています。 可愛いと思ってもらえて褒められると、更に可愛くなくなるので要注意とかそんな。 さておき――― )   ( すたすたすたと早歩きで、灯りも持たずに夜の構内を突っ切る人影がある。 小柄な身体を闇に溶ける色のセーラー服で包み、かっちりとしたお下げに固めた髪も黒。 …覆面などはしていないけれど人の視覚では捉えにくそうなそれは、確かに生きた人間で、忍ぼうともしていなければ靴音も高らかに。 近付けば、特に樹上のあなたなら、見つけるのに苦労しないかもしれない。 …ところで、一応魔術的な感覚は持っているものの某不思議少女エミキーとは比較にもならないこの娘は、樹上のあなた達に気付けるだろうか…。 広い広い構内を進み、その樹の傍を偶然通りかかるのは次のターンくらい ) [Fri 27 Apr 2007 22:37:17]
トート > ( 可愛いのでアタリで。 ) [Fri 27 Apr 2007 22:28:27]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( ハズレ )』 [Fri 27 Apr 2007 22:28:03]
トート > ―― だから 程々に お願いします。 ね? ( 死神はちくちくと釘を刺す。こういうところにいるモノはけして多くはないが思いの強いモノが多いから。 ) とりついてお仲間を増やされるなんていうのは 至極面倒くさい ので。 ( イイえがお。 ) ( とはいえ校内に”在る”モノ全てが今ここにいるわけでもないし、こう釘を刺してもきかないことだってあるだろうが。見破ることはできても防衛手段は持ち合わせていないらしい彼女に僅かばかりの ) [Fri 27 Apr 2007 22:27:59]
トート > …具体的に言えば ( 死神は、そんな魂たちをちらりと流し見ながら ) ミキちゃん的な方をいぢりたおした―― …失礼? いじめたおしたいです。 ( あんまり変わっていなかった。しかも名指し ) …あぁ。でも 貴女方は”手を出して”はいけません よ? 確かに彼女は貴女方にとって とてもとても魅力的でしょう―― ( 姿が見え、声が聞こえるなんていうヒトは。 ) でも、貴女方がいぢめるとシャレになりませんから。 [Fri 27 Apr 2007 22:15:21]
トート > ――― でも なんとなく、手を出したくなりません? ( ねェ、なんて。悪戯に目を細め 首を傾げて、周囲に問う。 未だこの地を離れがたいと、己の誘いに応じずに飛び交う魂がひとつふたつ。 …見える人にはもっと。 ) なんというか日々退屈で。いいえ、貴女方と接するのはある意味であきないのですが ( 飛び交う魂は其々に違う物語を持っているから そしてだからこそ離れがたいと彼らは言う ) そろそろ こぉ。 可愛らしいオンナノコをエスコートしたいというかからかいたいというか そんな気分なんです。 ( …飛び交う光の、動きが 死神の言葉に止まったり鈍くなったりしたような、 ) [Fri 27 Apr 2007 22:06:31]
トート > ( 何気なく校舎を眺めながら ) And if I don't hurt her (私があのこに意地悪しなきゃ) She'll do me no harm... (彼女は私をひっかかない) ( 童唄を口ずさみ、くすくすと笑い声を漏らす。 そう、可愛い子猫は私をひっかいたりはしないだろう。” if I don't hurt her”――私が意地悪しなければ。 ) [Fri 27 Apr 2007 21:58:32]
トート > ( この場所で一仕事終えた死神は、休憩とばかりに太い木の枝の上に座り込み ) ―― I love little pussy, (私は可愛い子猫が大好きなの) ( ぷらぷらと、軽く足先が揺れる ) Her coat is so warm, (毛皮がとってもあたたかくって) [Fri 27 Apr 2007 21:52:03]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『( 空はいい具合に曇りで )』 [Fri 27 Apr 2007 21:46:57]
お知らせ > 跡野末理@ミルクホールさんが帰りました。 『( アタリだと、実在を確認できたら、対処を考えるのは皆で )』 [Tue 24 Apr 2007 20:02:14]
跡野末理@ミルクホール > ( ―――その前夜、夢であれ何であれ 『名前の無い殺人鬼』 は来ていたのよね。 おねしょをしてしまった事が格好悪くて、そんな事を言ったのかもしれないけど――― その時は攫われも殺されもしなかった )   ( 『来た、と嘘をつく事が呼び寄せる条件』 というのも考えておかないといけないけど――― 母親はおねしょをした夜にも 『夜遅くまで起きている悪い子はお化けが攫いに来ますよ』 と言ったらしい )   ( ―――前日は、寝れば良かった。 でも、おねしょは 『七つにもなって、もうしちゃってる』 対処のしようが無いんだわ。 ―――怪談と言って良いのかしらね… 大人は誰もがそれは嘘だと、ただの脅しだと知っている 『噂』 だけど。 子どもは真実として怯え言う事を聞く――― …何にでもなれる 『名前の無い殺人鬼』 が 『お化け』 になった、と考えれば… )   ―――そうか。 これは原文ね。 これを読んだだけじゃ、何も起こらない。   ( 『噂』 を付け足し易い作品であるのは、その曖昧さ具合を見れば。 …流布されている 『条件』 があるのだと思う。 恐らくは、何種類も… 少年にとっての、母に教えられたようなものが )   ( 自分は 『はっきりと』 は知らないし、先輩も同様なのではないか ) ―――〜となれば、先輩はもう暫く安全だわ。 ( 調べると言っていた先輩だから、そのうち 『条件』 に辿り着くかもしれない。 自分も 『条件』 を探すべきか、やはり先輩をマークするべきか… 自然な流れで考えて、笑ってしまう )   ( それでは本当に人柱だ。 おおよその見当が付けられたのなら、危険な事は自分がしよう )   ( 全くの見当外れかもしれないけれど 『名前の無い殺人鬼』 の具体的な噂を、探しに行く ) [Tue 24 Apr 2007 20:02:11]
跡野末理@ミルクホール > ( この本に何かあるのは、間違い無いと言って良いだろう。 本自体には何も無かったとしても、ここに記されている何かを読む事にはきっと意味がある。 それなりに整頓された少年の部屋で床の隅に投げ出されていた本が、一度は魔術科の研究対象になったのと同じ物で、エミキーがそれを見つけ、読むのを拒否したのだから。 …そこは、機嫌が悪かっただけというのも考えられるけど… さておき )   ( そして失踪した少年の弟は、兄が 『名前の無い殺人鬼が来た』 と話していたと言う )   ( 少年の母親は、失踪する前日 『七つにもなっておねしょをするような子はお化けが攫いに来ますよ』 と脅かしたそうだ。 この手の言葉を、よく使うらしい ) [Tue 24 Apr 2007 19:33:03]
跡野末理@ミルクホール > ―――妙ね。 ( 単純に破るのではなく、頁を抜き取った形跡が無いのを確認して、小さく呟いた。 温くなったダージリンに口をつけ、先輩はそこを出てくるであろう、向かいの建物の入り口を見つめたまま考える )   ( 怪談は、話そのものが恐ろしい事も重要だけど、ただそれだけで信じられたり、広められたりするものではないと思う。 『もしかしたら本当かもしれない』 という現実味を持たせたり、『でもこうすれば大丈夫』 といった保険をつける事で、恐がらせながらもそれを聞く人の怖いもの見たさのような部分を刺激して、『求めさせなければならない』 …そんな気がしていた… )   ( そう考えると、この話と言って良いのかどうかも分からない一節は、想像力による恐怖を掻き立てこそすれ、曖昧過ぎる )   ( 『噂が現実になっているかもしれない』 という自分の意識は一度捨てた方が良いのか――― やや残念に思いながら、失踪した少年に意識を移した ) [Tue 24 Apr 2007 19:22:56]
跡野末理@ミルクホール > ( 『ヴェイトスの怖い話、十三話』 )   ( 『そいつの事は誰も知らない。 顔も、名前も、種族も、何一つわからない。 神出鬼没、誰も知らない殺人鬼。 スラムの路地の曲がり角に、青猫のベッドの中に、大聖堂の十字架の上に――― 殺人鬼はどこにでも現れる』 ) [Tue 24 Apr 2007 19:05:24]
跡野末理@ミルクホール > ( 寝床から着の身着のままで失踪したという少年の家からこの本を借りて数日。 『調べてみる』 と言っていた先輩が気になって、こちらは本自体の調査より先輩の周囲に目を向けていたけれど… 今のところ、何も起きていなかった。 彼が例によって教授の手伝いに研究室へ行っている間、自分が罰として課せられた手伝いは一先ず措いて置いて、外の見える席で待機している )   ( ぶっちゃけ人柱を観察しているような状態。 それでも、読んですぐにどうにかなるものでもないのなら… さっきから繰り返し読んでいるのは、怪談と呼ぶには短過ぎる、歌のような一節。 問題の 『名前の無い殺人鬼』 だ ) [Tue 24 Apr 2007 19:02:39]
跡野末理@ミルクホール > ( 学内に幾つも出店している喫茶店の一つ。 モダンな雰囲気が男女問わず学生に人気の、そんな場所で。 それなりの賑やかさを他所に、隅っこの二人席を一人で使い、闇に溶ける色のセーラー服を来たお下げ髪が硬表紙本を捲っている。 タイトルは、『ヴェイトスの怖い話』 ) [Tue 24 Apr 2007 18:52:37]
お知らせ > 跡野末理@ミルクホールさんが入室されました。 『( 喫茶店、カフェテラスと言えば良いのかもしれないけれど、ミルクホール )』 [Tue 24 Apr 2007 18:46:52]
お知らせ > セツさんが退室されました。 『それじゃ、また今度。(一冊の本を借り、別れの言葉を)』 [Sat 21 Apr 2007 05:31:26]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『それじゃ、もう行くわ。 ( 微妙に照れた風に、そそくさと椅子を立つ。 また、近いうちに )』 [Sat 21 Apr 2007 05:29:35]
跡野末理 > ―――〜どっちがよ。 謝らないで。 ( むすっとするのは困っているのか。 ぐい と箱をそちらにやる ) ―――? ああ、それ。 何でか知らないけど魔術科の研究対象になったみたいね。 〜で、何も出なかったんでしょ。 返却しておくようにっていう事だったから。 返す前に一応読んでみようと思って――― 先輩、気になるなら先に読んでみる? 私は別に、後でも良いわ。 返す前で。 ( ―――ある一節を読むとえらい事になるかもしれない本。 この娘は、まだそこまで読んでいないようだ。 …おそらく、本自体に特別な力は無い。 ただの紙とインク。 けれどその内容を読者が 『知る』 事で、何かを招く条件が整うらしい… ) ―――〜そういえば二人、知り合いだったのよね。 …そっか… 私より前なんだ。 でもどうかしら。 ただ単に、そんなに強引に誘うようなのがいなかっただけなんじゃないかって思うけど… 〜まあ、だからと言って何が変るわけでもないわね。 ( 本音がどうあれ行動をともにしているのなら、と頷いて。 つべこべ言うのはらしくない。 もう止めよう )   ( 突然の話で先輩に言いたかったのは… 要するに、今の仲間を大切に思っているという事。 軽率過ぎた行動を悔いているという事。 ストレートでは言えなくて、遠回りになって… ―――どうも伝わっていない風にも見えるけれど、『おあいこ』 と言ってくれるのなら、エミキーがいたら引っ張り込んだくせにとか言われそうな予感を振り払って、頷いた ) …ごめんなさい。 ありがとう。 [Sat 21 Apr 2007 05:26:27]
セツ > ………そうですね。 そう感じてしまうと何も面白くない。 明日も今日と変わらなくて、今日は昨日の繰り返しで――― ( それは酷く退屈なことのように思えてしまう。 )( 微笑みを絶やさないまま話し掛ける。 ) ―――素敵なことじゃないですか。 気付けたなんて。 きっと僕は、寒河江さんやナンテコッタさんの世界を理解できない。 跡野さんと同じ景色を見れるかどうかもわからない。 ( きっと伝えたいことの本心はまだ理解できていない。 上っ面も怪しいぐらいだ。 )  ――少なくとも僕は、素直にこの時間を楽しんでますよ。 本当に。  ( それは正直な感想。 そして柔らかい微笑みを貴女に向けて。 ) 今回の件はお気になさらずに。 僕の方も誘っていただいた礼もまだでしたし、なんならそれの分でおあいこということで。 [Sat 21 Apr 2007 05:15:34]
セツ > 気を遣わせてしまったみたいで、すいません。 それでは失礼。 ( 一言断ってから箱の中身を覗き始める。 こういった書類整理系列の仕事は別に嫌いじゃない。 あ、この名前知ってるなんてみたいな感想を抱きながら眺めていくと、ふとそれらとは別の種類の本が一冊視界に入る。 ) ―――……これは? ( 『ヴェイトスの怖い話』 本の題名といい、今回の罰とは別件のものなのだろうか? 取り出してみたあと不思議そうに首をかしげた。 ) ご期待に沿えるような話題だとよいのですけれど。 それでは話す機会があったらその時をお楽しみに。 ( 本来は『セッツァー・シュナイデント・フォン・シュトロハイム』は存在しない人間だ。 だから出きる限り伏せておいて用心するに越したことはないのだけれど―― ) いらっしゃいませ。 お帰りなさいませ。 そんな風な丁寧にご案内してくれる『門』とはだいぶ趣が異なるんでしょうね。 ―――寒河江さん。 以前一度会ったんですけどその時とは結構印象変わったんですよ。 ( 突然話すのは別の少女のこと。 ) 少なくとも、こうした話題に入って行動するような人には僕にはあまりみえませんでした。 けど、実際寒河江さんは今ここにいる。 ―――何だかんだでみんなを信頼してるんじゃないんですか? それなら僕も信じることはちゃんとしないと。 ( 真相はどうなのか何も知らない。 ただふと思ったことを言い連ねるだけ。 ) [Sat 21 Apr 2007 05:06:25]
跡野末理 > ( 今は? )   ( やはり突然になってしまった切り出しで、何だか随分遠回りしている事に我ながらげんなりしつつ、言い難そうに口を動かす )   …何でも出来る気でいたの。 何でも知っている気でいた。 どんな事になっても対処できるなんて自信を、ある程度持つと、色々な事が今一つ面白くなくなるのよね。 …今日が昨日と同じでそこそこ暮らしていけるなら、明日もそうであればいいって、何かあっても面倒なだけだからって、そう思ってたわ。 ―――でもね。 エミキーや… 多分コッタも… 私とは根本的に違う目で世界を見てた。 私ががんばってエミキーと同じ事に気付いたとしても、その 『気付き方』 は多分違うのよ。 そしてそんな感覚でしか捉えられないものがある。 …なのに、本人があんまり喜んでいないのが、もどかしくてね。 私は一緒にいて楽しいから… 妬けるけど、そんな事より世界が楽しくなったから… できれば―――   ( とんでもない遠回り。 何を話しているのか、伝わらないだろうと思う。 そう自覚して口を噤んで… やはりやり難そうに宙を仰いで )   ―――つまり。 私一人で楽しくたって、一緒でないと楽しくないんだから、どうせなら一緒に楽しみたいのよ。 利用したいだけじゃないわ。 だから、私のせいで楽しくも何ともないただの迷惑をかけるのは嫌なの。 …ええと… だから。   つまり、私もう、謝ってたかしら?   ( 今回の事で、これまた巻き込んでいる上に事情を知っている先輩に、もう謝ってあっただろうかと。 エミキーやコッタは、事情を知りようが無いかもしれないから、どこかでこっそり返すとしても ) [Sat 21 Apr 2007 04:51:18]
跡野末理 > ええ、努力っていうのはそういうものでしょ。 ( 気楽な考えも、ある種冷たい割り切りも、過程において同じならともに行動する妨げにはならないだろう。 青年の思いは知りようもない。 それでもただ、当たり前の感覚としてその言葉に頷いた ) 〜いいわ。 興味があるなら見てもいいけど。 でも、この上手伝わせるなんていうのはちょっとね。 ( 謝られてしまって、バツ悪そうにしてしまうのを堪えるように浅く目を閉じ、ぱた と首を振り。 後半は呟くように言って、箱から手を離す。 もしも中を見るのなら、顔だけはあちこちに売れそうな承認の署名を待つ平積みの書類と、その隅っこに縦に突っ込まれた 『ヴェイトスの怖い話』 という本が見えるだろう ) 〜敵対してる相手のはったりが露呈した時なんかは良い気分だけどね。 期待外れは残念なだけ。 期待してるわ。 ( 言っても特に問題は無いだろう。 時勢を左右するかもしれない情報として記憶され、どこで使われるか分からないけれど、飛燕として関知する分野ではないような気もする。 だからと言って、同情を買うメリットがあるかどうかも怪しいものだが ) ―――そうね。 夏に開いた魔界の門は、文字通り 『門』 だったみたいだけど… そこらにあるのは、亀裂や歪とでも言うべきかしら。 自由に行き来できるのと、気付いたら踏み込んでいてどうやって帰れば良いのか分からないの。 どっちが厄介か、微妙なところね――― って、私はだめよ。 知ってるでしょ。 ( 『お三方を信じる』? 自警団まで迎えに来たのが何を言うと、思わず苦笑を零して、嘆息するように首を振った ) [Sat 21 Apr 2007 04:34:26]
セツ > ―――何とかならなかった時はその時で、出きる限り足掻いてみますけどね。 諦めて終わるなんてあまりに味気ない。 ( 家族が殺された時。 家を追放された時。 恩師が亡くなった時。 あの時に諦めていたら――今の自分はいないから。 そして自分のとった行動に気付けば申し訳無さそうに眉をハの字に。 ) すいません。 癖みたいなものでつい。 これは確かに僕が手を出す問題じゃなかったですね。 ( 手付かずや途中の物にはついつい手を出して終わらすのを早めたがる性分。 けれど今回のこれは罰なのに、それを自分が手伝っては意味が無いことになってしまうだろう。 ) 肩透かしってあんまり気分の良いものじゃないですからね。 詐欺とはこれまた手厳しい。 そうならないように善処しますよ。 ( ―――言っても特に問題は無いか? 同情を買えるかもしれなくて、そしてもしかしたら何かしらの利点が生まれるかもしれない―― ああ 打算めいた考えをしている自分が少し嫌だ。 最近はあまり触れていないから今度鍛錬所あたりで練習でもしようかななんてこっそり思ったり。 ) 気紛れなんじゃないですか? もしくは異世界人たちなりの思いやり。 しょっちゅう大袈裟な門が開いてあの夏の再現みたいなことになったら大変じゃないですか。 ( 示唆するのは紅い夏の魔界騒動。 あれも一種の『異世界騒ぎ』 ) 信じてますよ。 そういうところはお三方を。 ( 多少の危険を省みては面白いことも手から零れ落ちてしまうのだろう。 そんな相手の胸中には気付かないけど――― )  ――― それで 今は?  ( 突然の発言に何がとは聞き返さず、ただ相手の言葉の続きを促した。 ) [Sat 21 Apr 2007 04:16:30]
跡野末理 > ―――そう。 何とかならなかったとしても、そこまでの話よ。 ( 対するのは気楽と言うより何か割り切っている風なそれ。 ―――箱に手を伸ばされるなら、その端を捕まえている。 渡すまいとするように ) …手伝って欲しかったら、言うわ。 ( 余計な事しないでと言わんばかりのつっけんどん。 けれどそんな遣り取りが、先延ばしにしていた話の切欠にはなった ) ―――口だけだったらそれこそつまらないわ。 期待させておいてがっかりさせるのが楽しみだなんて、詐欺みたいなものじゃない。 〜そうね。 がんばってね。 ( おどけた態度に、それも良いと言う風に肩を竦めて見せるけど… その実、具体的に何かを掴んでいるという事は勿論無いし、彼の言葉についても半信半疑であるのは変わらない。 銃は弾込めに時間がかかるそうなので、二丁拳銃で穴一つに二発とかいかが。 ニンジャとしてはあんまり興味無さそうに、それでも一応驚きはするだろう。 多分、真相を話した方が喜ぶけれど ) ―――エミキーとかに言わせれば、割と普通に転がってるみたいよ? 異世界の入り口とか、そういうのも。 気付かないだけなんですって。 ばかにしてるわね。 ( もちろんエミキーがではなく、そんな風にあれやこれやを仕込んでいる世界が、だ。 『生き死に』 と言われ… 一度確かに首を傾げてから、納得するように頷く ) ―――ええ。 気をつける。 エミキーやコッタの勘をあてにして、大丈夫だと思うけどね。 ( あの二人が本気で嫌がったら、ダメだ。 ただちょっと嫌がるくらいなら強引に引っ張っていくくらいでないと楽しい事を逃してしまう。 そんな迷惑な認識。 ところで――― ) ―――私も… ちょっと前まで、何も無いのが好きだったのよ。 ( 突然、そんな事を ) [Sat 21 Apr 2007 03:57:13]
セツ > そういうことでしょうね。 けど今はなんとかなっている。 それならきっとこの後もなんとかなるんだと思いますよ。 ( こういう点は気楽な考え方をする青年。 そしてお仕置きとの言葉とその内容に得心がいって。 ) それはまた面倒な仕事を押し付けられましたね。 けど罰は罰。 しっかり頑張ってくださいな。 ( そんなことを言いつつ、ごく自然な動作で当たり前のように箱に手を伸ばそうとする。 もしも手に取ることが出来たのなら手慣れた動作で当然のように書類を眺め始めるだろう。 さっき『罰は罰』とか言ってたくせにもう相手の作業の手伝いをしようとしている。 ) いやいや、それじゃああんまり面白くないでしょう。 もしかしたら何にも無いのにそんな口だけのこと言ってるのかも――と、怖い怖い。 これはその日までに何か驚くネタを仕込んでおきませんとね。 ( 態度はどこかおどけていて、それが本心かどうかできる限り相手に見せないようにしている。 ―――銃技とかで驚いてくれないかな? 例えば同じ穴に二連続で通してみたり銃声が1発なのに実は3発撃ってたとかいう早撃ちの芸当とかで――いやそもそもそんなこと出来ないか。 特に後者の方。 ) 今の時期は僕も結構楽に動けますからね。 やっぱりそう簡単に不思議なんて転がってるものじゃないんでしょ。 いくらかの有名なヴェイトス大学といえども。 ( 七不思議なんて少なく思えるぐらいに色々な謎が転がっているこの大学。 しかしそれは簡単に解けるものではないから今も『謎』であり続けるのだろう。 ) …生き死にの話にまでなってくると少しばかり困りますね。 できる限りそこまで危ないのに首突っ込まないで下さいよ? ( 未だに未希の鋭さを肌で実感したことが無い青年はそんな言葉で一応釘を刺しておく。 といってもこんなので簡単に止まってくれる相手とは思えないけれど。 ) [Sat 21 Apr 2007 03:42:11]
跡野末理 > 『そうかもしれない』 と思うなら、強がりでしょ。 でも強がっていられるうちは十分平気なものよ。 〜ん… そうね、今回はだめだけど… ( 普通に困った時は、体よく押し付けるかもしれない。 けれど今回はもう十分に迷惑をかけたはずで、だめだ。 箱が何かと問われると暫く口を噤んで ) ―――〜この間の、お仕置き。 年単位で溜め込んだ未処理書類の消化よ。 ばからしい。 …まあたまには面白そうな話もあるし、良いんだけどね… てゆか罰じゃ仕方ないわ。 ( そしてまた考えるように… 視線は合わせないままで、あさっての方を睨んで… とりあえず先に、話の続きをしよう ) ―――それってつまり 『何かありますよ』 って白状してるんだけど、違うかしら? 〜そんなに勿体付けて 『実は本当に何もありませんでした』 とか承知しないから。 何も無ければ話す時までに作っておきなさい。 超能力とか。 ( 魔術科学生は、魔術では驚かない。 身につけようとして身につけられるものか定かではないけれど、要求はより以上のものになる。 …ただ、この場でそれ以上の追求はしなかった… ) ―――〜もっと使いたいんだけどネタが無いのが正直なところよ。 とりあえず身近な不思議を探して、ダメなら一般公募ね。 その前にエミキーのぼやいてた死人が気になるけど… 切羽詰った感じはしなかったし、『エミキーがそうなら』 何かあったって死にはしないでしょ。 ( 楽しい、と感じてくれているのをどこかで感じているのかもしれない。 だから、安心して引き摺っていけるみたいな。 そもそも、適性ありと判断しなければ巻き込まないし… この青年、実は本当にしたくない事については、イエスマンでもないような気がしている ) [Sat 21 Apr 2007 03:20:14]
セツ > もう慣れました――そう言うと、少しだけ強がりになるのかな? まあ雑務の類でお困りの際は気軽に声を掛けてくださいな。 ―――とそういえばその箱は一体? ( 危険な仕事を回されることもあるけれど、基本的には雑用というか都合のいい駒扱い。 正直それは気分のいいものではない。 そして先程から少し気になっていた箱は一体何なのだろうと問い掛ける。 ) さて、どうでしょうね。 ご想像にお任せしますし、気が向いたら嘘かホントか話すかもしれません。 ( 答えを今コノ場で言うことはせずにはぐらかす。 一応戸籍上は死んだ身になっている貴族の嫡男。 簡単に正体を晒すわけにはいかず。 相手の探るような視線には敏感に感づいたが、それだけ。 特に何の反応も返さない。 ) 人使いが荒いですね。 まあ正直僕自身も楽しんでるので、そこまで大きく文句は言いませんけれど。 ( 悪魔の笑みに返すのは困ったような苦笑い。 ただ自分自身も楽しいと思ってるから強く否定する気はおきない。 そして溜まる場所か…と考え込むように顎に手を当てた。 何か言い考えはないかと思案顔。 )  ―――探すぶんには情報が足りなくてこれ以上は手詰まりです。 これ以上続けるのなら寒河江さんに話を聞かないと厳しいですね…… ( あくまでも自分の行っている行動は興味本位。 それが相手の気分を害するようならそれ以上は深追いしないのがこの青年にとっての最低限のマナー。 ) [Sat 21 Apr 2007 03:03:57]
跡野末理 > ( 三人寄ればかしましい女子は背景百合になる気配なんて微塵も無いし、その気があるなら是非頑張って… さておきっ ) …そう。 苦労人なんだ。 ―――大変よね。 どんな事させられてるのか知らないけど、私は二度とご免だわ。 ( 罰で与えられた仕事とアルバイトを一緒にするのは失礼だけど、やや気まずげに ぽん と傍らの箱を叩いて、これでちょっとは本題に入れるか… いやでもどうしようかな… ) 〜言ってくれるの? 信じてあげるわよ。 そっちの方が面白いし、回りで何かが起こりそうな身の上じゃない。 …と言っても、権力絡みの何やかやに出てくる何かは、不思議と言うより野暮ったいばっかりでしょうけどね――― ( 冗談交じりに返されるのなら、半信半疑と言った調子で… つまり半分は信じるように、肩を竦めてみせる。 …控え目だった視線が一瞬探るようなそれに変わるのは、職業的なものか… ) 〜おつかれさま。 これでますます不思議探しに励めるわね――― って、溜まる場所でもないとやり難くって仕方ないけど… ( その折角できた余暇を、捧げさせようとする悪魔の微笑み。 もちろん強制力なんて無いし、暫く会えなくたってそれなりに気にしつつ、何かが無ければ無理に引っ張り出そうともしないが、一難去ってまた一難って、こういう状況を言うのかもしれないとか ) ―――失踪もね。 魔術科なら事故死なんかも… やっぱり、も一度エミキーから話を聞いた方が良いわね。 具体的な収穫が無いのは癪だけど… 先輩は、何か掴んでいるみたいだし? …でも、とりあえず男か女か、あと年代くらいはどうにか… ( もっとも、話せないと言うのなら… 思い詰めた雰囲気でも無い限り、これまた無理に聞き出そうともしないけど ) [Sat 21 Apr 2007 02:41:23]
セツ > ( 美しきかな耽美な空間。 背景薔薇にするように頑張りますよ。 たぶんそっちの展開無理だけど。 ) 概ねそのような形で考えてもらって問題ないですね。 ――入る時は大学の恩師の援助があったのですけれど、その方も僕が一回生の終わりごろに亡くなってしまいまして。 金を払う当てがないけれど、このまま退学にするのは忍びないと言われてこのような形で大学に残れました。 ―――本当は没落した王子様。 そう言ったら、信じます? ( 結構特殊な立場にいる青年。 それだから教授たちには逆らえないのだ。 的を射た相手の言葉に返すのは冗談交じり。 実際はホントのようなことなのだけれど。 ) いえいえお気遣い無く。 ただ苦労が減ったのはやっぱり素直に嬉しいですね。 ( 単位の面でもバイトの面でも今年は大分余裕がある。 こういった時間はいままで少なかったため、それは結構嬉しかったりする。 )  ―――教授関連を当たってみましたけど少し難しいですね。 印象的な亡くなり方で無い限りそこまで記憶に残っていないでしょうし、失礼な言い方ですけど自殺事態は稀有な出来事とは言い難いですから。 一応候補の人物は何名か挙がりましたけど、それがあの『幽霊』かどうかは僕には判断しがたいです。 ( 伝手を頼って調査した結果はあまり思わしくなくて。 )  [Sat 21 Apr 2007 02:21:20]
跡野末理 > ( ただ一つ問題があるとすれば、先輩がボーイズラブってくれないと男性が一人になるであろう事くらい。 別に下限こそあれ上限があるわけではないし、それこそサークルの体は成さなくても問題無いとも言えるけど、さておき ) 個人的に取り付けた奨学金制度みたいなものかしら… それともただのアルバイト? 特例みたいに聞えるけど、コネでもあったの? ―――少し意外だけど、本当に苦学生なのよね。 良い所のお坊ちゃんって感じもするわ。 ( 頬を掻く顔をちらりと見つめて。 『品が良い』 とかそういった褒め言葉はあまり言えないタイプ。 悪気無く、そういえば知らない先輩の話を続けよう。 …何かを言い出せずに、前置きを長引かせるような調子で… ) 〜あら。 よく分からないけど、それはおめでとう? 打ち上げでもしましょうか。 ( また少し余裕が増えるのは、歓迎すべき事。 軽く言う ) …コッタの場合基準からして違うでしょうからね。 隠すでもなく話さないって言うか… ―――そう言えば、どんな 『死人』 を探せば良いのかまだ聞いてなかったわ。 この間のエミキーの話、覚えてる? …覚えなきゃならないほど何も言われて無いけど… 新聞部の方は、正攻法じゃイニシャルまでしか引き出せないわ。 [Sat 21 Apr 2007 02:04:57]
セツ > ( これで万事解決。 みんな幸せ。 よし、それじゃさっそくこの青年にオレンジをくれた子を探すぞ!(貴方の目の前です) ) 学費の一部負担の代わりとして色んな種類のお仕事です。 マトモにいったら全然お金足りないですから。 ( 苦笑いを浮かべて頬をかきながら一言で説明。 ) はい。 一区切りです。 キリの好い所まで手伝ったのであの先生からの頼まれ仕事はもう終わりですから。 ( それでもまだ何人かは残っているのだけれど、一人減っただけでも充分なほど忙しさは大分違ってくる。 ) ―――出し惜しみ。 そうですね。 寒河江さんあたりはそれも有り得るのかも。 ナンテコッタさんは――あんまりそんなことしそうに無い愉快な性格の方だと思いますけどね。 ( 相手から返事が帰ってこないことに困ったような苦笑を零しながら、ゆったりとした椅子に座る。 まだあまり深くは関わっていないが、そんな印象を二人には抱いていた。 )( 兎の目はいつもの表情をしながら視線を逸らし気味にする相手を素直に見ている。 ) [Sat 21 Apr 2007 01:49:40]
跡野末理 > ( 嘘から出た真とも言う。 勘違いから始まる恋、そしてその相手はなし崩し的に五人目になるわけで、そうなれば私手間いらずじゃない!なんて、サムズアップしてGOサインを出すお下げの電波も受信するべきではないか ) ―――〜おつかれさま。 教授の手伝い、だったわね。 アルバイトとして使われてるの? ( 学費がどうとか聞いた気もする。 『一区切り』? と首を傾げて。 …でも、あまり目を合わせないようにしているのはなんとなく分かるだろう… ) 〜そう簡単に経験できたら、それって多分不思議じゃないわ。 コッタは言わずもがなだけど、エミキーなんかもその辺りの感覚は麻痺してるんじゃないかしら… ―――出し惜しみしてるんじゃないでしょうね、あの二人。 ( 『そう言えば』 と言うように話しながら半眼になって。 『座っても?』 という問いには、答えなんて決まり切っているとばかりに返事も返さない。 座らなければ、むしろ何してるのと聞いただろう ) [Sat 21 Apr 2007 01:35:20]
セツ > ( 次回、ドキドキ☆あのオレンジの子を探せ!〜そう 運命の相手はきっと貴方のすぐ傍に〜 君は 刻の涙を見る。  ―――――ごめん。 大嘘。 アホ予告も大概にしておかないと脳を心配されるので打ち切ろう。 ) ( 入り口の間際まで近付くと、おや、といったような表情が浮かび上がる。 その特徴的な夜色のセーラー服を見て相手が誰だかすぐにわかって。 ) いえ、いつものお仕事です。 やっと今日で一区切りつきましたよ。 ( 最初に相手に浮かんだのはいつもの表情。 けれどそれはすぐに鳴りを潜めて、つっけんどんな態度に取って代わる。 )  生憎僕はまだあまり不思議体験は経験していないですからね。 非常に遺憾なことに。 ( 青年はいつもの柔らかく人当たりのいい微笑み。 そして座っても? と対面の椅子に腰掛けようと。 ) [Sat 21 Apr 2007 01:22:21]
跡野末理 > ( ―――しまった! 勘付かれてた!? 何かさらりと流してしまっていてどこかの気配は悶えつつっ… イベントキャラクターに接触できなかったし、当日会いに行く口実にしようとしただけだから、差出人不詳の思わせ振りな贈り物?から始まる恋もきっとあるとかそんな。 どんな。 わざわざ名前を書く可愛げはないということでひとつ――― ごめんなさいっ )   ( 近付く音は聞こえてた。 けれどエミキーではあるまいし、そこから誰かまでは判別できない。 ぱら ぱら と紙を捲る音を静かに響かせて。 闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪がソファーに腰掛け、紙束に目を落とし難しい顔をしている。 足音の主が見える範囲に来るまでは無視。 入り口にでも立ったなら、やっとそちらへ顔を上げて ぱっ と顔を輝かせるだろう。 ちょうど良いところにちょうど良い人が来た! て感じで。 …けれどその視線が一瞬宙を泳ぎ、そそくさと紙束は傍らに置かれていた箱に戻された… ) ―――不思議探し? 下校時刻、過ぎてないかしら。 ( 居心地の悪そうな、ぶっきらぼう ) [Sat 21 Apr 2007 01:10:56]
セツ > ( ―――結局誰がオレンジの差出人かはわからないまま。 2月には義理チョコ祭りで本命は皆無だったし、特に懇意にしている相手が居るわけでもないから相手は一体誰だろうかと首を傾げて。 ―――え? さっきと言ってることちょっと違うって? キニスンナ。 (←オイコラ) )  ( そして歩きの先にまだ光が残っていることに気付く。 こんな時間まで残るのは珍しいと思い、少し興味を覚えた青年はその部屋にカンテラを掲げながら近付いていこうか。 ) [Sat 21 Apr 2007 00:57:29]
跡野末理 > ( オレンジは下駄箱やロッカーの中だとかよく座る机の上あるいは中なんかに、宛名も差出人も無く無愛想に置いてあっただろう。 鍵がかかっているような場所にも割と普通に置いてあれば候補者は絞られるかもしれないけれど、その他の女生徒からかもしれないとワクテカするのもありだ。 さておき )   ( 青年が今どこに居るにせよ校舎の中ならば、喫煙所や休憩室と待合室を兼ねる場所が各階のどこかにはあるだろう。 進む廊下の先で、その一つから灯りが漏れている ) [Sat 21 Apr 2007 00:50:21]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( そうそう、信用って大事よ。 とか、この娘が言うと切実か )』 [Sat 21 Apr 2007 00:44:18]
セツ > あれから出会う機会が無いけれど、少しばかり心配かな? ( 僅かにずれた眼鏡の位置を指で直す。 あの自警団の一件以来、自分もいつもの手伝いで忙しくなり例の集まりには参加できず、あのセーラー服の少女とも出会っていない。 あの件で結局使わなかった賄賂はきっちりその旨を報告して返しておいた。 目の前の小金よりも信頼。 細かくて地道なその積み重ねがいずれ役に立つ。―――かもしれない。 ) [Sat 21 Apr 2007 00:34:16]
セツ > これはまた随分と遅くなったかな。 ( 夜の廊下を歩くのはカンテラを片手にした金髪の青年。 背丈の割にはやや幼い印象を持たせそうな童顔と兎のような鮮やかな赤い色の瞳が人の目をひく。 ) それにしても、律儀な人だな。 2月に3月にも僕は何かをした覚えはないというのに。 ( オレンジデーの贈り物は無事青年の手に渡った模様。 そのことを思い出すと苦笑しながら独り言を呟いた。 ) [Sat 21 Apr 2007 00:18:31]
お知らせ > セツさんが来ました。 『(コツコツ)』 [Sat 21 Apr 2007 00:13:23]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『90:Symmetry』 [Thu 19 Apr 2007 21:47:04]
寒河江未希 > ( 深追いしたって良い事なんて何も無いだろう。 アトノマツリが求めるような楽しい事も凄い事もないし、出来る事もしてあげられる事も無い。 興味本位で死者を追うなんて、ただでさえ既に一件抱えてるのにまだ足りないのか、私は。 後味の悪い思いをするばかりだろう。 ) 墓地、かな。 「死神」は元気にしてると良いけど――――。 ( 元気な死神なんて想像できないが。 以前墓地で自称「死神」と出会った。 思ったより恐ろしくも無かったし、あそこに行けばまた会うこともあるだろうか。 それとも次に会うのは死に際か。 死神、死人、幽霊に天使(自称)だって知り合いに居る。 ニンジャも居るしエルフを自称するなんだかわからないのだって居る。 今更だ。 ) [Thu 19 Apr 2007 21:15:13]
寒河江未希 > 土の匂い。 水の匂い。 ( 泥遊びをしたばかりの子供みたいな匂い。 あれは何の匂いだったんだろう? 土を洗い流した(・・・・・・・)と考えるのが一番自然。 血は凝固して首筋にこびり付いていたけど、そんなに濃密な匂いはしなかった。 だから血を洗ったんじゃない。 人を襲った気配も無かったし、僅かな時間話した印象、彼女はまだ自分の事を理解していなかった。 若しくは理解することを拒絶していた。 ) [Thu 19 Apr 2007 21:07:17]
寒河江未希 > ( あの娘はどうしているだろうか。 自力で事実に辿り着き、受け入れるだろうか。 居住区に家があると言っていたから、ホワイティア居住区辺りを探せば彼女の家は見つかるかもしれない。 見つけて、尋ねて、どうする? 多分そこには彼女の帰る場所は無くて、それでも帰っていたとしたらそれは不幸なことで、これはもう既に救われようの無い、終わってしまった話だ。 自分に出来る事なんてあまりないし、そもそも如何する事が正解なのかも分からなかった。 ) [Thu 19 Apr 2007 21:00:51]
寒河江未希 > ( 白が光で黒が闇。 光が生で闇が死。 生が正で死が不。 連想するのは昨日部屋から出て行った少女のこと。 ゆっくり話すタイミングを逃したら、書置きを残して消えてしまった。 『Tsetsi』 それが彼女の名前らしい。 結局此方が名乗る事さえ出来なかった。 ) [Thu 19 Apr 2007 20:56:07]
寒河江未希 > ( クッキリと切取られた白と黒が長い廊下に続いている。 窓から煌々と差し込む月明かりが四角く「白」、下地にあるのは塗り潰されたアクリルがッシュみたいな闇の「黒」。 遠くまで延々と続いているその光景は無音。 私以外誰も居ない廊下の真ん中、振り返っても同じ光景が続いていた。 広い大学だ、こういう廊下もある。 私は前に向き直り、気を取り直してまた歩き出した。 景色は死んだように静止していて、見下ろす中庭にも人の姿は無い。 もう暫らくこんな景色を見ているのも良い。 ) [Thu 19 Apr 2007 20:49:56]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 [Thu 19 Apr 2007 20:44:46]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 署名をもらう待ち時間にでも、読み進めよう )』 [Wed 18 Apr 2007 01:54:46]
跡野末理 > ( 平積みされた紙を分類していく中――― ふと、妙に分厚い封筒に突き当たった )   ( サイズにして硬表紙本一冊分くらい。 実際、封筒から取り出したのは書類と本が一冊… タイトルには、『ヴェイトスの怖い話』 とある )   ( 研究報告まで添付されているわけではないので、この本がどういった経緯で研究対象になったのかは分からない。 ただ、何にせよ調べた限りではこの本に異常は見出せなかったのだろう。 書類の内容は珍しく署名を集めるものではなく、必要なのはヴェイトス大学図書館の受領印。 つまり、普通に返却して来いという事だ ) ―――〜作り話に興味はないわ。 そんなのじゃなくて、本物の不思議よ… ( ぼやきつつ、ぱらぱらぱらと読むでもなく頁を捲る。 何人もの手に渡った風情こそあるものの、破り取られている頁があったり、赤黒いシミがあったりはしない、普通の本 )   ( でも )   ( 火の無い所に煙は立たないと言うが、先に煙を確認したなら煙が火をつけているかもしれないというのが、例え話だけれど、今抱いているテーマ。 現実が噂されるのではなく、噂が現実になっているのかもしれない ) ―――〜おっと。 ( ぱらり、と栞が落ちて… それがどこに挟まれていたのかは分からなくなってしまった… )   ( それを拾い上げ、先頭に挟んで。 せっかくだから返す前に読んでおこうと、書類の分類とはまた別に避けておく。 どんな曰くがあったのか知らないが… 研究者が見落として、実は本当に何かある本なのかもしれないし――― ) [Wed 18 Apr 2007 01:53:14]
跡野末理 > ( 中でも厄介なのは、大ホールや考古学協会、貴族、テンプルなど外部からの借り物をどうにかしてしまった場合だ。 一学生でしかない自分が罰として手伝わされているのはあくまでサインを集めるだけで、対処するのは渉外担当の部署なのだから、別に気にする事も無いのだが… 最終的にどこへ提出すれば良いのかよく分からず、中にはやはり面倒くさいのか、ここしか無いと思えるのにたらい回しにして受け取らない部署もある。 最後にしようと、それらを分けるのは目に前に広げた書類の分類の中でも、一番隅っこだ。 ―――ちなみに、各階にある休憩室の一つへ書類箱を持ち出して、テーブルとソファー一式を丸々占領して作業に当たっている。 使う人もない時間だから良いが、帰るまでには途中でも一度片付けなければならない ) [Wed 18 Apr 2007 01:35:53]
跡野末理 > ―――つまりいつだって良いんだわ。 『勝手に動く剣』 が窓から飛び出して行ったとか地味に怖いのもあるけど、この書類が作られる前に警備部が探して、見つからなかったから書類になってるんだし――― どうせ肝心の自警団やなんかには、これ回っていかないんだもの… ( 無駄よねー と暢気にぼやきつつ。 ………こんなもの見てしまって良いのだろうかと、くノ一をしてあくまで学生気分なら、不安にさせられるものもある。 とりあえず、大問題に発展しそうな物は関係者やキーワードを抜き出して記憶しておくが。 …特に個人的な興味をそそられる物が少ないのは、不思議は不思議でも一度人間の手に渡って研究対象となっているからか… 時折顔を輝かせながら、概ね物足りなさそうに退屈そうに、関係部署に分けて書類を細分していく )   ( 似たような流れになる書類は、纏めて渡して一度に署名を貰えばいい ) [Wed 18 Apr 2007 01:22:08]
跡野末理 > ( 気付かないだけで周りに不思議はごろごろしていると言うのに、よほど暇だったのか… 勢い余ってしまった感のある非行(未遂)娘が罰を与えられて数日。 『その一』 すらもまだ終わっておらず… どこかから集まってくるのか、うず高く積まれた紙の束は、それを押し付けられた当初より厚くなっている気がする )   ( 始めのうちは一枚一枚処理していたのだけれど… 暫く続けていると、ここで滞っている書類の種類については何となく見えてきていた。 まず、ほとんどが大学の管理物の中でも魔術科に関わる物の、紛失や損壊・盗難・状態変化(?)などに関する書類。 そして、そこに錬金術や考古学までが絡んで来て、あちこちの部署を何十往復もさせらせられるものが、誰も捌きたがらずに放っておかれていたのだ ) [Wed 18 Apr 2007 01:14:01]
跡野末理 > ( 特に師事する者も先輩もなく、独学となると… 失敗に学んで、少しずつやり方を工夫していくしかない ) ―――けど、別にこんな事上手くならなくたって良いって言うか…   でも、早く終わらせるには、必要な事よね…   ( 深夜のヴェイトス大学。 各学部の教室棟の灯りは殆どが落とされるけれど、自治権を有する大学構内には警備部に始まって様々なセクションが存在し、夜間であっても機能を停止しないそれらの部署が収まる棟では、夜尚ぽつぽつと灯りがともされてひと気が完全に絶える事もない。 そんな中の一つ、教授棟で。 寮の門限はとうに過ぎた時間だけれど、教授の 『手伝い』 という事で正式に届出を出しているセーラー服のお下げ髪が、脈絡もなくポツリと呟いた ) [Wed 18 Apr 2007 00:53:09]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 始めから上手く出来る事なんて、そうそう無い )』 [Wed 18 Apr 2007 00:40:13]
お知らせ > ???さんが帰りました。 『アンタの上着のポケットから奴が見てるんだ』 [Tue 17 Apr 2007 22:55:53]
??? > (職員は、無我夢中で逃げ出した。 どこをどう走ったのか解らないが、気がつくと自宅のベッドで布団をかぶって震えていた。) (その日の内に職員は辞職届を出し、二度と大学には近づかなかった。) (何とか宥めて引きとめようとする大学関係者に、職員はこう言い残したそうだ) [Tue 17 Apr 2007 22:55:19]
??? > た…助けてくれッ!! だれかッ!? (職員は思わず本を床に投げ捨てると、思わず床にへたり込んでしまった。 恐ろしさで腰が抜けたのか、足に力が入らず立ち上がることさえできない。 ) (投げ出された本はばさりと音を立てて床に落ち、その拍子に、あるページが開かれた。 小さな栞の挟んである、見覚えのあるページだった。) 本 ハ 大 切 ニ シ ロ ヨ (声の主は其処にいた。 ページとページの間、栞と紙の隙間から紅い瞳が睨んでいた) [Tue 17 Apr 2007 22:48:59]
??? > (職員は恐ろしさにその場にへたり込んでしまった。 いる。 間違いなく、此処に誰かがいて、自分に話しかけている。 姿の見えない誰かが・・・・・・) だ、だれだ!? (職員は大声で叫んだ。 ふと頭に浮かんだ馬鹿馬鹿しい想像を振り払おうと…)(姿の見えない何かと、先程読んだ話。 誰も知らない、見た事のない殺人鬼の話。) 名 前 ノ 無 イ 殺 人 鬼。  今 ソ ウ 考 エ タ ダ ロ ウ ? (どこからか声が響いた。 手に持っていた本が、独りでに音も無く開いてゆく) [Tue 17 Apr 2007 22:33:14]
??? > (職員は思わず叫び声を上げて後ろを振り返った。 誰もいない。 灯りの落ちた図書室にいるのは職員一人だ。 空耳? いや、そんなはずはない。 耳に吐息のかかる生々しい感触がまだ残っているのだから。) だれかいるのか!? (溜まった唾を飲み下しながら、職員はあたりを見渡した。 最初にテーブルの下を、次に書架の後ろを、最後に部屋全体をぐるりと。) 誰もいない・・・・・・ (テーブルの下にも、書架の後ろにも、天井にも、窓の外にも人影はない。 なのに………) コ コ ニ イ ル ヨ (この声はどこから聞こえてくるのか?) [Tue 17 Apr 2007 22:18:55]
??? > (話の大体の筋は、オカルト好きの学生が嬉々として話しているのを聞くと話に聞いていた。 神出鬼没、どこにでも、どこからでも現れる恐ろしい殺人鬼で、顔も名前も種族も誰も知らない、見た事がないのだという) くだらない……… (職員は、思わずそう漏らして本を閉じた。 この本は預かっておいて、明日にでも落し物として司書に渡せばいい。 そう考えて、職員はテーブルのランタンに手を)  ソ ウ カ ネ ? (誰かが、職員に耳打ちした) [Tue 17 Apr 2007 22:04:57]
??? > (ああ、この話まだあるのか。 そんな事を考えながら読み進めていくと、職員はあるページに栞が挟んであるのを見つけた。 そのページに書かれている怪談のタイトルは―――) 名前の無い殺人鬼・・・? (それは、最近時々耳にするようになった殺人鬼の話だった。 曰く、このヴェイトスの何処かに世にも恐ろしい殺人鬼が潜んでいるとか―――) [Tue 17 Apr 2007 21:54:45]
??? > (構内の見回りをしていた男性職員が見つけた本は、そんな題名だった。) (図書室の隅のテーブルにポツンと置かれた小さな本。 職員は、ランタンをテーブルの上に置き、本を開いてみた。) (スラムに潜む謎の吸血生物の話。 ヴェイトスの街の至る所に隠された異世界の入り口の話。 人間に紛れ潜む血に飢えた吸血鬼の話。 どうやら、他愛のない怪談話を集めた本のようだ) [Tue 17 Apr 2007 21:32:06]
お知らせ > ???さんが入室されました。 『ヴェイトスの怖い話』 [Tue 17 Apr 2007 21:18:26]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( もちろん、書類がこれだけであるはずがない )』 [Mon 16 Apr 2007 00:47:34]
跡野末理 > ( ぶっちゃけどうでも良い品物であるにも関わらず、上層部の署名を十人分以上集めなければならない上に提出先がよく分からない。 おまけに、提出したところで何がどう変わるものでもない。 書類上の権利がどうあれ、既に現物は失われているのだから。 ―――『罰』 に何を期待したわけでもないけれど、命じた教授を補佐する助教授から紹介された事務員に、『こちらを参考にしてください』 と説明も無く事務職のマニュアルを渡された時点で嫌な予感はしていた ) ―――あ。 お手数おかけします。 ( 書類を手に戻って来る、対応してくれた秘書の姿を認めて立ち上がる。 さて、あと何人だっけ――― )   ( 『お待たせしました。 こちらの署名は、ここではなく… 二年前に退職された―――(略)―――〜の自宅を訪ねてみてください』 ) [Mon 16 Apr 2007 00:47:05]
跡野末理 > ―――地底人の遺産かしらね。 『どんな熱湯も瞬時に冷ますポット』 って。 ( 一筆サインするだけでかれこれ半時は待たされている状況に、苛立ちを紛らわせるような辟易した声を漏らす。 それが、更に苛立ちを募らせる。 ―――言葉の内容はそのまんま。 書類に添付されている 【紛失物】 の情報だ )   ( どこぞの貴族からヴェイトス大学が研究のために借り受けた品を紛失した事に関する、蒸発本決まりの書類。 ―――借り受けたのは十年以上前で、それを研究者が壊してしまったのが四年前。 もとは貴族の管理物であったために責任者が認定を渋って三年。 その間に返還期限は過ぎてしまったのだけど、忘れていたのか貴族側からの返還請求が無く、請求権が失効し正式に大学の管理物となったのが一年前。 複雑化した書類の処理を放置して一年、今、自分の手の中にある ) [Mon 16 Apr 2007 00:33:37]
跡野末理 > ( 立件はされず、自警団のお世話になった事実もどこかでブツ切りにされているような印象もあるものの、自分と直接応対している教授には罰を与えられている。 その一、未処理書類の消化 ) ―――。 ( ころん とソファーに預けた頭を傾けて、膝の上で広げていた書類を顔の高さに持って来る。 【重要】 とひどく擦れた朱のスタンプが押された書類はとても重要には見えず、一学生でしかないない娘の手に託されている事が、それを証明していた ) [Mon 16 Apr 2007 00:15:05]
跡野末理 > ( どんなに無駄に思えても、どこかで何かしら必要があるから、『仕事』 たりえる。 形式的にとりあえず何かさせておかなければいけないとか、そういう場合であったとしても、では本当に意味が無いのかと考えればそうでもないし、積極的に取り組もうと思えば働き手によってその価値が高められる事もある。 とは言え――― ) ―――滅多に無いってだけで、全く無いわけじゃないのよね。 ( 慰めるような思考に釘を刺すようにぽつりと呟いて。 深夜の大学、教授棟の休憩室兼待合室で、古びたソファーに腰掛けて書類を捲っていたセーラー服のお下げ髪は、背を反らせるように天井を仰いだ ) [Mon 16 Apr 2007 00:00:18]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 世の中に、本当になくて良い 『仕事』 なんて滅多にない )』 [Sun 15 Apr 2007 23:50:13]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 勘違いかもしれないが )』 [Sun 15 Apr 2007 04:18:09]
跡野末理 > ( ―――交換学生という立場からか、それともたまたまそういう部屋割りになったのか、あるいは全部の部屋がこうなのか。 相部屋にも出来そうなスペースのある個室に入って、自分が出てから、他人の入った形跡が無い事を確認 ) ―――コッタや私の部屋に屯しても… って、それだと先輩は困るか… ( 現状女子3:男子1の謎の団体。 サークルの体すら成していない自分達だけど… サークルになれなかったとしても、何やかや首を突っ込もうという気持ちは、割と本気だった )   ( 今回のような事は、本当、もう二度としてはいけないけども。 暴走しない程度には )   ―――よし。   ( 人の出入りの形跡だけでなく、本当に、何も、異常なし。 それを確認して、やや気の抜けた声を漏らす。 ―――『未遂』 として補導までだとしても、自警団にお世話になった自分の事を、飛燕が知らないわけは無い。 …あくまで音沙汰無しというその姿勢を貫くのなら… 自分は今のところ、素性を探ろうとしない限りどこまでもただの学生で。 その姿勢に納得するものもあるものの… いくらなんでも、かえって不安になる面もある ) ―――お小言なんて、意味は無いかしら? ( 虚空に呟き、すっかり遅くなってしまったお風呂セットを手に取った。 ―――確かに、言われなくても分かってる。 罰は、まあ、受け取っていない俸禄を減らされてるくらいは覚悟しておこう ) ―――それとも。 ( セツさんがあそこに来た事が、罰だったとしたら? )   ( 想像の域を出ないことだけど。 そんな遠回りをして… ようやく、飛燕の存在を多少身近に感じた… ) [Sun 15 Apr 2007 04:17:57]
跡野末理 > ( 『届けば良いや』 → 『届かなくても良いや』 すみません。 さておき。 ―――こんな感じでは意味も薄いけど… それに、自分にはそんな感覚欠しいけれど… 言い難い話をする後押しになるのなら、何かしら社会の認める記念日があるのは助かるかもしれないと、微苦笑を溢した。 ガラじゃない ) ―――。 ( 暫く、忙しくなってしまうのだろう。 聞いた感じでは、罰なだけあってそれなりに厄介な事をさせられるようだし… 見ようによっては、大学内部の事を多少なりと知る機会にもなるかもしれない。 イヤガラセみたいに、誰にも忘れられてしまったような倉庫の整理を命じられるなら… それこそ占拠してしまっても誰も気にしないかもしれないし… )   ( …飛燕からの処罰を案じる気持ちは、考えても仕方のない事だから無理にでも締め出して、少し歩いた先。 自室のドアの鍵を開ける… ) [Sun 15 Apr 2007 03:57:24]
跡野末理 > ( 飛燕からの連絡は未だ無く。 暗殺者がやって来る事も無い。 ―――成績上位者だったのが幸いしたのかと、大学の対応をそんな風に考えながら… 何より重く圧し掛かってくるのは、迎えに来た先輩は、一般には知られていないこの事実を知っているという事… )   ( 合わせる顔が無くて、何か言わないとと思いながら、訪ねられていない )   ―――っと、ここね。   ( 『ホームルーム』 があるかどうか微妙で、専用の靴箱やロッカーも同様。 だから、ある程度送り先を特定出来そうな場所に、一つずつオレンジを届けていく。 三つが二つ、二つが一つ、最後に無くなって――― どうせ手渡しなんてしないし、名前が書いてあるわけでもない。 届けば良いやと、その程度。 最後に辿り着いた、寮のクラスメートの部屋の前で音をさせずに手をはたき、踵を返す ) [Sun 15 Apr 2007 03:43:26]
跡野末理 > ( あまりと言えばあんまりな問題を起こして数日。 贖罪は大学でという事になり… とりあえず、反省文を提出させられた。 基本的にクラス担任といったものの存在しない大学で、身元引受人になるとすれば学部の長になるのかもしれないけれど、今回の場合はゼミの教授。 そこが提出先 )   ( ―――あの日、自警団までその教授の代理として来てくれたセツ先輩が、何をしたのかは知らない。 だから、教授が何をさせたのかも知らない。 …付いて来て欲しく無さそうに早歩きで立ち去った自分を、気遣ってくれたのかと思うだけ…。 ―――退学や本国へ送還という話も無く、処罰が内々に処理されているような気もするものの… 少なくとも反省文を提出に行った教授はそれを感じさせなかった )   ( 『法学部にでも転科するつもりかね。 これは反省文なのか?』 斜め読みして、二度は読まなそうな感じでレポートのようなそれを乱雑な机の隅に放った教授の開口一番がそれ。 『もちろん、反省しています。 恐喝の方が重いし、ああいったケースは対処も難しいみたいで… 何にせよ、軽率でした』 対する非行娘の言葉もやっぱり何かズレており、補導後の雰囲気は今一つ薄いまま。 次いで罰を下された。 ―――ありがちな、誰にでもできるけど面倒くさい、何十人ものサインを貰わないといけないような書類の処理だとか、二度と引っ張り出す予定は無いけど捨てるわけにもあげるわけにもいかない物が放り込んである倉庫の整理だとか、そんな事を言いつけられた ) [Sun 15 Apr 2007 03:23:11]
跡野末理 > ( 蛍光カラーのオレンジおめめがグルグルしているとかそういうのではなく、楕円を描くのはお手玉のように回された果物のオレンジ。 多分ヴァレンシア ) ―――次はグリーンでも来るのかしらね。 ホワイトも分からなかったけどオレンジって――― 果物屋の陰謀って気がするわ。 ( とか言いつつ乗せられて、でも渡しそびれて。 三つのオレンジを弄びながら、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪が、微妙に気だるそうに深夜の校舎を歩いている ) [Sun 15 Apr 2007 03:03:29]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 闇の中、オレンジが回る )』 [Sun 15 Apr 2007 02:56:43]
お知らせ > フィエルテさんが退室されました。 『(売り上げはそこそこ。そんな、3日目。最後の日だけど、オレンジデーに幸あれっ!)』 [Sat 14 Apr 2007 02:58:48]
フィエルテ > ( 愛とは、とか。語れるよなニンゲンではないけど。それでも自分だって愛はほしい。お金もほしい。そして何よりも、オレンジデーがヴェイトスに広まったら4月14日はもっといい日になるんじゃないかと思うから。だからこそ頑張るぞ、広めようオレンジデー! ) オレンジを二人で。喜びも悲しみも分け合うように、嗚呼!オレンジデー!愛を囁きあう幸せな日!この日を大事にすごしてみませんか?! ( 文芸部能力、ちょっとだけ発揮できたかも!とフレーズに自分で感激する辺りどうしようもないバカだがぐ、っとこぶし握りながら力強く売り出すよ。オレンジというよりも高らかにオレンジデーを嫌、というほど伝え叫ばん。[判定] ) [Sat 14 Apr 2007 02:57:21]
お知らせ > フィエルテさんが来ました。 『 あんまりにも叫ぶから白い目で見られた。 』 [Sat 14 Apr 2007 02:50:06]
フィエルテ > あ、ねえトムくんっ!( 呼んでは無視され逃げられそうに ) ………ちょっと泣き虫トムっ! ( 見逃さないっ!と言わんばかりにぐいっと手を引っ張らん。困った笑顔の友人に「オレンジ買って、買って」とせがむ。一個、と。 ) ……あ。オレンジキライ?いやだ?でもさぁ……オレンジの皮とかもびよーにいいし。………何、俺男だからって?そんなの関係ないよっ。香りだけでも十分楽しめるし。ど?ど? ( ちょっと強引。でも、すぐ手を引いて ) なーんちゃって。ゴメンネ。だいじょぶだいじょぶ。ムリ言っちゃって悪かったわ。 ( 舌をちろっと出して、ちゃっかりした表情で謝った。けらり、へろり、笑って。「じゃあねー」と。ひらひら手を振って彼とは別れ )  あーあ、困っちゃったなぁ。オレンジデー。結構いい日だと思うんだよ?あたし。 ( 小さくぽつん。 ) ……… 愛を囁いて、愛を誓い合う、素敵なコイビトがいるあなた! 助けてくれた友がいる、あなた! 今までココまで支えてくれた語両親や家族、恩人がいる方!ぜひぜひぜひっ!愛を囁く、愛を分け合うオレンジデーに、オレンジを渡して愛と感謝を伝えてみませんかぁーー?! ( こうなったら自力で精一杯やるしかない。大声張り上げて、懲りずに演説の如くオレンジを語り始めた。オレンジというよりも、オレンジデーを、か。 ) [Sat 14 Apr 2007 02:40:58]
フィエルテ > あーローラちゃん( 友人 )買ってってよぉ!ね、あ、ちょっとーサニーちゃんっ!( これも友人。声かけかけかけ。 ) 愛を囁くオレンジデー!愛を分け合うオレンジデー!家族にプレゼントもいいし、お風呂にオレンジの皮入れるのもいいんだよぉーー! ( 大宣伝。高らかに叫びながらぱんぱん、丸めて両手に収めるは大学の教本写す薄いノート。すっかりスローガンも板についてしまった。 ) あとはぁーー香りの知識なんか勉強してるヒトには香水作りにも役立つんじゃないかなー?カナー? ( ね、だから買って?といわんばかりに大学徘徊中。大学で「オレンジ配ってる子ね」と、言われがちなのはこんなことしてるからだ。 ) [Sat 14 Apr 2007 02:30:50]
フィエルテ > 今日何の日か知ってる?!知ってるよね?!そう!オレンジデーだよーー!お れ ん じ で ー ! ( いぇい、っとVサイン。オレンジボールのように投げてキャッチ、投げてキャッチ繰り返しながらひったすら生徒いそうなところへ。 ) [Sat 14 Apr 2007 02:24:31]
お知らせ > フィエルテさんが来ました。 『 いらっしゃーいっ!!』 [Sat 14 Apr 2007 02:23:08]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『ごめんなさい!ホントにごめんなさい! ( 慌てて介抱した。 )』 [Thu 12 Apr 2007 23:46:43]
ヒルダ > …? どうしたの、貴方? ( 手伝ってあげた生徒が何やら股間を抑えてぶるぶると震えてる。あらやだこの子ったらちょっと胸当てただけで元気になっちゃったの?最近の子は初心ねえうふふ。 とか笑ってたら、青ざめた顔でゆっくりと振り返り。 「い、今の反動で… こ、股間にめり込んで…。」 )    ……えええええええええッ! [Thu 12 Apr 2007 23:45:47]
ヒルダ > …はーい、中々上手く行かないようね。 ( 浮けずに居る生徒にものッッ凄く嬉しそうな顔して近寄る。教え甲斐があるというか、私の凄さを見せ付けられるというか、ほら。 ) じゃあ、先生がお手伝いしてあげる。うふふ、ほら、もうちょっと前に詰めて? ( その生徒の箒の後ろに跨り、後ろから手を回し箒の柄を握る。 「せッ、先生!胸が当たってるんですけd」 ) あててんのよ。 ( とか、何やらある意味お約束?みたいなやりとりをしつつ。あんまりやり過ぎると大学側からクレームきちゃうからね、程ほどに。 自らの魔力を注ぎ、生徒の箒は少し跳ね上がるようにぶわりと浮いた。補助的な事をするようだが、こうして「浮く」という感覚を身体に覚えさせる事は大事だ。 ) [Thu 12 Apr 2007 23:40:01]
ヒルダ > マナ・ウェーブに乗って滑空するっていうのが最近流行りの乗り方なのかしら? まあ何はともあれ、早速練習してみましょうか。はい、みんな箒に乗ってー。 ( 各々が箒に跨り、集中を始める。 ) まずは宙に浮いた状態の維持。これが基本だからね。 ああ、マナを滑空する人は滑りながらで良いわよ。 ( ふわりと軽やかに浮いてみせる者。浮きはするけどすぐに沈んでしまう者。浮きそうで浮かない者。浮けない者、など。まあ、私だって飛べるようになるまで随分と時間を要したのだ。才能もあるだろうけど、一筋縄では行くまい。 ) [Thu 12 Apr 2007 23:26:30]
ヒルダ > 皆さんもご存知の通りー。魔法を行使するには大よそに分けて二つの方法がありまーす。一つは大気中に存在するマナの力を利用すること。もう一つは術者の体内にあるオドの力を利用することでーす。 ( まあここら辺は魔術科の人だし知ってるとは思うけど、念のため。 ) マナを利用するのは少ーし難しいですがー、何せほぼ無尽蔵に渦巻いているので消耗が少ないという大きな利点がありまーす。…えー、ごめんなさい。先生ちょっとこの喋り方疲れてきたのでー。ふつーにしゃべりまーす。 …反面、オドを利用するのはそれ程難しいとはいえないけど、ゴリゴリ消耗するからすぐに息切れしちゃうわ。また、疲れてたり精神的に参ってたりするとその影響を強く受けてしまうし、余程丹念に修行を続けてないと年齢と共にオドは減っていってしまうの。一番良いのはマナとオドをバランス良く使うことだけどね。 ちなみに先生はバリバリにオドに頼ってます。馬と競争して良い勝負できるわ! [Thu 12 Apr 2007 23:13:08]
ヒルダ > まず、こんな夜遅くから練習を始めるのは訳がありまーす。月光はー魔法にとっても良いんでーす。 ( 「ヒルダ先生。今日曇りですよ?」 ) …はーい、確かに今日は雲が出て月は見えませんがー、それでも多少は月明かりが降り注いでいるので大丈夫でーす。 ( 突っ込みにも負けません。ファイトよヒルダ、マジックユーザーとしてはお前の方がずっと先輩なんだから! ) …はーい、では練習に入る前にー、幾つか注意事項を確認しますー。まずー、空を飛ぶと言っても余り調子にのってはいけませーん。うっかり落ちたりしたらー、大怪我じゃすまない事もありますしー、暗いので障害物にぶつかる恐れもありますー。必ずカンテラを箒の先にぶら下げて、あまり高く上がらないようにして下さーい。いいですねー? [Thu 12 Apr 2007 23:02:30]
ヒルダ > ( 既に授業は終わり、校舎内には殆ど人が残って居ない時間帯。数名の魔術科の生徒の前に、やや緊張気味なスマイルを振りまく魔女の姿があった。 ) えっとー、私の名前はヒルデガルド・グレーテって言いますー。今日の皆さんの箒の訓練を補助する為にー、魔女ギルドから派遣されてきましたー。 みんなー、宜しくねー宜しくねー。 ( うっわ私ってば超微妙なテンション。でも誰かを指導するなんて事は初めてだから、これでも緊張してるんだ。 魔術科の中でも箒に乗って飛ぶ技術を身につけようと思う人は多いのか少ないのか。少なくとも、こうして個別に時間を設けて習おうとする人は全体で見れば少ないのだろう。生徒達はそれぞれ箒を片手にし、宜しくお願いしますとお行儀の良い一礼。 ) [Thu 12 Apr 2007 22:57:19]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『魔術科の皆さん、こんばんはーはじめましてー。』 [Thu 12 Apr 2007 22:48:43]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( でも部室は欲しい )』 [Sun 8 Apr 2007 23:44:45]
跡野末理 > ( 『サークル』 の体を成していなくても、活動することはいくらでもできる。 むしろそれはオマケだ。 サークルがあるからするのではなく、したいから、し易いようにする為にサークルを作るのだし――― ) [Sun 8 Apr 2007 23:44:37]
跡野末理 > ( ―――否定したり、恐れたりはしていない。 同じように世界を見られれば言う事はないが、とりあえず共感するための最低条件さえ備えていると思えるならそれで十分。 だからこそ、楽しめるのだから ) ―――。 ( エミキーは探しものを見つけただろうか。 学内の 『幽霊』 について気掛かりがあるのだとは察しているものの、具体的な事はさっぱり。 とんでもない学校と考えれば、死者や行方不明者の数はまだ少ないと言えるのかもしれないが… 学生たちにそう認識されるような表沙汰になるものだけでも年に数件はあるようだし、秘密裏に処理されたものを含めればいくつあるか知れたものではなかった。 …独り占めしないで、もうちょっと詳しい話を聞かせてもらえればと思いつつ… ゴシップ壁新聞のバックナンバーからイニシャルや失踪・死亡時の状況を拾い集めただけでは何だか芸が無い。 聞きに行く前に、何かもうちょっとないものかと考えて、思案顔 )   ( 遠目に見れば、夜の学校を灯りも持たずうろついている、古臭いデザインの誰も着ない指定制服を着たお下げ髪は十分幽霊かもしれない。 それはそれで面白いから、気にしない ) [Sun 8 Apr 2007 23:40:59]
跡野末理 > ( ―――ト。 足を止めて。 歩いて来た廊下を振り返る )   ( 自分の目にはなんてことない、ただの学校。 そんなに長く歩いて来ただろうかと、闇の中に消えてしまう見つめる先に首を傾げても、味方にする闇を恐れるような感覚は物心ついた時には既に無かったような気がする。 ―――エミキーには、違うのだろう。 コッタも、魔術を齧り魔力を感じられるようになったばかりの自分よりは、多くの情報を得ているに違いない )   ( …目的地を設定して、そこへ辿り着くために外壁を伝う・飛び降りる・屋根に登るなどの手段を含めた最短ルートを取る事はできても、その途中どこかに異界の口が開いていたって自分には気付けない。 気配、とかそういったものは捉えられるけれど、それが幽霊だ何だといったものにまで通用するとは思えないし… 確認した限りでは、今までお化けを見た事は無い。 …化け物なら見たが… ―――でも、彼女達なら )   ( 途中怠けたりもしていたけれど、忍の隠れ里に生まれてその技術を叩き込まれ、一時は優秀で… 大抵の事なら何が起きたって対処できるような気になっていて、見える範囲に感じようもない何かが潜んでいるなんていうのは新鮮な感覚だった。 …それに火をつけてくれた彼女… 我ながららしくもないご執心なんじゃないかって、微苦笑零して、首を振る ) [Sun 8 Apr 2007 23:06:20]
跡野末理 > ( ―――百歩譲って同じ学部なら… 転科させちゃおうかしら… ダメね。 コッタとカリキュラム全然違うじゃない。 昼休みに話すにはちょっとアレな内容だし… やっぱり部室よ部室。 部室。 これだけあるんだからどこかに使ってない教室くらい――― )   ( 転科させるのがダメな理由が 『どうせ無駄だから』 なのはきっと何かの冗談。 食事中に害虫やカビの話をするべきではないと考える良識はあるのにどこかでズレてるアンバランス。 ちょっとくらい目立っても良いじゃないと開き直ってからは、一般の学生に対しても本性を表しつつある。 ―――芸能学科棟、政治学科棟、教授棟と校舎を渡り歩き。 空振りに終わればつまらなそうに溜息一つ。 昼休みで良いやと諦めた。 …学部の違うエミキーだけど、先に終わると何故か魔術学科棟の前で待っていてくれたりする。 自分やコッタが先に終わった時は、言わずもがな… 最近半ば強引に混ざらされた感のある先輩は、やっぱり忙しいようでその時々か ) [Sun 8 Apr 2007 22:21:30]
跡野末理 > ( 同じドア、同じ窓、表札からそれぞれの部屋が違うらしいとは分かるのだけど、どこまでも続くのではないかと錯覚させるような廊下で目を落としているのは、学生の短期アルバイト紹介としても重宝がられている斡旋所の求人広告。 ―――どこぞの不精な錬金術士が、大抵の家庭で忌み嫌われるアレやソレを始末する掃除婦を探しているというものだ )   ( ただの掃除であったなら、今のところお小遣いに困っているわけでもないし受ける理由は無いのだが――― 何年も閉ざされていた迷宮のような地下室、と言えば不思議の一つや二つも転がっていそうな印象。 それも錬金術士邸とくれば決まりだろう。 鼠や【くろいあくま】を恐がっていて忍はやっていられない。 例によって自分は平気なのだから皆だってがんばれば平気なはずと決め付け、捕まえるべく夜の大学を彷徨っている。 これがまた、それで捕まりそうな部員達なんだ。 *逃げた方が ) [Sun 8 Apr 2007 21:58:10]
跡野末理 > ( ―――とか上機嫌で、満面の笑顔で、部員を何やかやに巻き込みたいわけではないけれど。 あれをしようこれをしようと言っても、集まる場所が無ければ一人一人に声をかける事になるし、メモを残すにしても一人一人に送らなければならない ) 〜せめて全員寮生とかなら楽なのに、エミキーは親元でしょ? 先輩は下宿。 …別に部活として承認してもらなくても良いから部室は欲しいわねー… ( それを部室と言うのかはさておき。 どこかから剥がして来たらしい求人広告をひらひらさせながら、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪が夜の校舎を歩いている。 神がかった感覚でエミキーには見破られた?ものの、別にその必要が無ければ足音を消したりしないし、かっちりとした革靴でコツコツと廊下を叩き ) [Sun 8 Apr 2007 21:40:16]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 駆除!するわや〜ぅ! )』 [Sun 8 Apr 2007 21:29:55]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 『衛生兵ー! ( 人形教師再び動揺。 )』 [Sat 7 Apr 2007 04:02:59]
お知らせ > ドリィさんが帰りました。 『「あぅぅっ!」 そしてやがて、気が抜ければ額の痛みがぶり返して呻きを一つ。』 [Sat 7 Apr 2007 04:01:54]
ドリィ > (例え幽霊でも…先生は、私を必要としてくれる。 私を好きでいてくれる。 だから、私はそれに応えないといけない。 それに―― そう言う風に思われるのは…何故だか、とても心地が良い。 服従の完成形とも言える、そんな思いを胸に抱きながら… 自ら縛られる事を望んだであろう少女は… 上着を着る事もせず、月が見守る中… 抱き締めあい、そして――)  『愛して下さい、せんせい』 (―― 思いは言葉の代わりに… 口付けと言う行為で以って彼女へと伝えようとするだろう。) [Sat 7 Apr 2007 03:55:39]
水蓮 > ( まるで婚約の契りのようなその願いは、誰にも知られぬまま、胸の中だけに響いた。 小指からすっと、真っ赤な鎖ががんじがらめに縛るような。 )( そんな二人を見ているのは、ただただお月様だけ。 誰も知らない、闇の中の出来事。 )( 水蓮は、きっと言葉に出すことがないだろう思いを、そっと心に響かせた。 ) 『―――愛しています』 [Sat 7 Apr 2007 03:51:20]
ドリィ > せんせい……… (口付けを交わし合いながら… 次第に消えていく恐怖の代わりに芽生えていくのは―― 依存にも似た感情。 彼女は私の秘密を知り… 私は彼女の秘密を知る。 だから、私は彼女から離れてはいけないんだろう… 離れてしまえば、二人分の秘密の重さに、どちらかが壊れてしまうんだろう… そんな感情を抱きながらも… それでも、それを受け入れる様にそっと目を閉ざせば… 体から、力を抜き――)(―― 私の所為で…先生が壊れるような事が、おきませんように… )(願う言葉は、互いに互いのための…それ?) [Sat 7 Apr 2007 03:46:25]
水蓮 >  ドリィ……………。 ( ああ、口付けを受けながら水蓮は嘆く。 いまこの瞬間、自分は一人の人間を縛りつけたのだと、そう嘆く。 それを望んだのは自分自身で、それを為したのも自分自身で、なれば嘆くことなど許されようもないのに。 ただひたすらに申し訳なく思いながら、そっと目を閉じた。 )( ―――願わくば、少女に幸あらんことを。 ) [Sat 7 Apr 2007 03:40:10]
ドリィ > はい… 先生…… (幽霊は怖い。 けれども、もっと怖いものを知っている―― ダークサイド。 きっと、あれに比べれば… 先生は、全然怖くない。 自分に言い聞かせる様に怯えた心に囁き掛け…そして、抱き締める様に腕に力を込めれば… 耳に入る「ありがとう」 の言葉に、返す様に――) わたしからも、ありがとうございます… せんせい… (―― そう、返せば… また、もう一度口付けをしようとするだろう。 まるで、契約を交わす様な… そんな、風に――) [Sat 7 Apr 2007 03:36:27]
水蓮 >  ………………ありがとう、ドリィ。 ( 漏れ出るしおらしい声に、我ながら怖気が走る。 秘密の共有はより絆を強くし、離れがたくする。 それがために彼女は自分を受け入れる。 それがとても申し訳なかった。 ) ……………ありがとう……ドリィ。 ( 正しい対応は、その恐怖をもって考え直させることだろう。 怖いのならばいいのだよと。 止めておきなさいと。 そういうのが正しい態度なのだろう。 だが、できない。 今更、だ。 抱きしめる腕に、ただすがる。 )( 死色のそれは、やがて消えた。 魔力によってイメージを与えられたそれは、魔力をカットすれば、人の目にはもう見えない。 ) ………………ありがとう……。 [Sat 7 Apr 2007 03:30:15]
ドリィ > (必死に、涙を押し留めて… 彼女の告白を待つ中―― 次第に消されていく部屋の灯。 それに、少しだけ不思議そうな顔をしながら… それでも、きっと今から先生がする告白は大切な事なんだろう…と、そう思えば… ぐっと胸の前で手を握り、身構える様に…して――) …… え?(そして… 不意に投げられる、奇妙な言葉。 日光が良くないってどういう事なんだろう? けれどもその疑問は、直ぐに… ) ぁ―――― …… (解消されてしまえば… 思わず、浮べるのは唖然とした表情。 つまり、目の前の人形先生は… 幽霊? 頭の中グルグルと回る困惑と… 恐怖…  それが、思わず足を後ろに下げ――) だ、めっ… っ!(――   させなかった。 それを堪える様に… そして頭の中で渦巻く困惑と恐怖を打ち払う様に… 『受け入れよう』 と言う思いを強めれば、後ろに下がりかけた足を… 前に。 震えそうな体を… 前に。 今にも破裂しそうな心臓を、前に… 押し進め――) わたしも… 先生を、受け入れ…ます… だって―― (―― 思い返すのは、口付けした時に感じた…温もりの様な感触。 もし、彼女が幽霊だとしても… けれども、此処で確かに生きているのだから… そして――) わたしを… 受け入れて、くれたから―― (黒い何かを滲ませた彼女の体を… 抱き締めよう。 その黒がとても冷たい…凍える様な温度の色でも、構わない…から) [Sat 7 Apr 2007 03:22:48]
水蓮 > ( 言わなくてもよかった。 自分の心のなかにしまっておいてもよかった。 ずっと秘密にし続けてよかった。 それをあえて伝えてくれたこと。 それは、とてもとても辛かったろうに。 ) ドリィ。 ……………私は………。 ( 深呼吸するような動作は、単なる物まね。 心を落ち着かせるための。 ゆっくりと身を離し、水蓮は室内の照明を消していく。 蝋燭の一本も残さず消して―――月明かりが僅かに差し込む中で、ようやく水蓮は口を開く。 ) ごめんね、暗くして。 ………日光ほどではないけど、あまりよくないから。 ( そう呟いた水蓮の人形の体―――その節々から、どろり、と黒い気体のような粘度の高い液体のような、奇妙な何かがじわりと染み出る。 それは、 ) これは、魔力でイメージを持たせた、「私」。 …………人形先生なんていうけれど、この人形は動くようになんかできてない。 私が入っているから、動くだけ。 …………ドリィ。 私は………………既に死んでいる。 ( どろり。 あふれ出た黒いそれは、死色をしていた。 ) [Sat 7 Apr 2007 03:11:33]
ドリィ > (上半身を裸にして彼女の前に晒しながら…目を瞑り、じっと言葉を待つ。 その、閉ざした瞳の中で巡るのは… 拒絶された時の言葉。 その一つ一つが不安を煽り、そのか細い体を揺らしてしまうだろう―― けれども……) ぇ… ぁ… … あぁ… せ、んせ…い っ! あり、が… と…ござ、いま―― (その全てを振り払う様な…彼女の言葉。 吐き出そうとした歓喜の言葉は、同様にあふれ出た歓喜の涙で最後まで言葉にならず… 微笑みながら涙をボロボロ溢れさせるだろう。 受け入れてくれた。 この人は、私が穢れている事を知っても…それでも受け入れてくれた… だから――) (――先生の告白を、私も受け入れようと… 心に、決めて…  彼女の告白の言葉を待つだろう ) [Sat 7 Apr 2007 03:04:26]
水蓮 > ( はっきり言ってしまえば―――言葉が出なかった。 目の前でさらされるその事実に、まず、動きが止まった。 そんな余裕はなかった。 ひどい…………その教授は、こんなことを、強要したのか。 何かあったのかもしれない、どころではない。 水蓮は、見つけ出せなかっただけでなく、守れなかった。 ) ……………………好きだよ。 私は、好きだ。 嫌いになんて、ならないよ。 それにドリィは汚くなんかない。 とても、キレイだ。 私なんかに―――君は。 ( 表情を作ることができない。 その教授への例えようのない感情が吹き上がる。 この非力な体でもいまの気分ならば、168時間以内に想像し得る最大の苦痛を与えてやれそうだ。 ) ……………私は、受け入れるよ。 ドリィは、私に教えてくれた。 告白してくれた。 ―――だから、私も私のことを教えるよ。 君だけでは、フェアじゃない。 [Sat 7 Apr 2007 02:55:00]
ドリィ > ありがとう、ございます―― (『嫌いになんてならない』 その言葉に、小さく呟き漏らせば… 手を掛けるのは、自分の服。 一瞬の躊躇の後で、それを脱ぎ捨てれば―― まず、口にしたは… ついさっき、彼女が尋ねた教授の名前。 そして――) せんせいは…黒ミサって… 知ってます、よね… (―― パサリと、お古の上着を床へと脱ぎ落とし… 言葉と共に…次に手に掛けるのは、簡素な肌着。 ソレのボタンを外しながら… 何度も、泣きそうな深呼吸を繰り返し…) わたし… その教授に、それに連れていかれて… それで… (パサリ… 上着に続いて落ちる肌着… その下から、露になる貧相な上半身に付けられたのは… 一つや二つでは済まない程の大量の性交の後。 それを、彼女の前に晒しながら… 今にも泣きそうな顔と、声で… ) 沢山、沢山… 汚されて、わたしも… それに飲み込まれて…めちゃくちゃになって… 怖いものにも穢されて… 多分、わたしの体はすごく…汚い体だと…思います―― それでも… (逃げ出しそうになる気持ちを… 気絶してしまいたくなる思いを… 先生から貰った卑怯(ユウキ)で捻じ伏せながら… ) それでも… 私を… 好きで、いてくれます…か? わたしを… 受け入れて、くれます…か? (負け犬少女は… 一世一代の、そして最初で最後の大博打に 出るだろう。 それも失敗すればお互い壊れてしまいそうな、危険な大博打…に) [Sat 7 Apr 2007 02:44:05]
水蓮 > ( 涙。 零れてくるそれが、この罪を許してくれるような錯覚に陥る。 慈雨の雨のようで―――ココロが震えた。 ) おね、がい…………? ( 君のお願いなら何でも聞こう。 君が望むのならば何でもしよう。 永劫に償おう。 腕の中、潤んだ瞳を見上げて。 ) 勿論………嫌いになんて、ならないよ…………。 ( 嫌いになんてなれるわけがない。 嫌いになんてなってやるものか。 例え君がどれだけ私のことを嫌いになっても。 ) [Sat 7 Apr 2007 02:34:33]
ドリィ > (冷たいはずの人形の体から感じる、妙な暖かさ――  それが、妙に心地好くて… この穢れてしまった体を洗い清めてくれる様で…  だから、瞳からは涙が溢れ出して止まらなくて――) せんせい… すいれん、せんせい… っ   ありがとう… ござい、ます… (だから、泣きそうな声でアリガトウとはっきりと言葉伝えれば… 自分の心を奪ってしまった卑怯な侵略者の体を… 弱々しい力で、それでも一生懸命抱き締め… そして――)  せんせい… お願いが、あります… ( 侵略者から受け取った… ちょっとの卑怯さ。 それを胸にギュッと抱きしめれば… 今にも泣きそうな瞳で見詰め、そして――) わたしの…全てを見ても… 嫌いに、ならないで下さい (卑怯(ユウキ)を胸に… 声を、絞り出すだろう―― ) [Sat 7 Apr 2007 02:27:14]
水蓮 > ( 抱きしめてくれる腕に、感覚的なものを受け取ることはできない。 この身には痛みも何もない。 同じように、ぬくもりも感じられない。 けれど、魂が、喜ぶ。 魂が、あたたまる。 ―――癒される。 ) ドリィ……ドリィっ………! ( ごめんなさい。 ごめんなさい。 ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。あふれそうになる謝罪を押さえつける。 謝罪する資格などなかった。 卑怯な手段で領地を奪い取った側に、謝る資格など、ない。 だからただひたすら、言葉に出せないそれを魂に刻む。 ) ………………………ドリィ。 ( なんたる醜さ! 脅迫のように奪い取れたのはここまで。 きっと彼女は自分を愛してはくれないだろう。 けれど。 )( すれ違う、ように。 ) [Sat 7 Apr 2007 02:17:41]
ドリィ > (何でもする。 確かに、少女はそう言った―― 壊れて欲しくない。 彼女に壊れて欲しくないから… その為には何でもする、と。 けれども、既に自分の所為で壊れてしまっていたなら… 多分、きっと…壊してしまった償いは、何でもするって言う程度じゃ駄目なんだろう――  だから、ドリュートレス・ローザス・ディフィートは決めたのだ。 自分と言う領地を、水蓮と言う軍隊に差し出そう、と―― 一時の感情の昂ぶりに任せる侭に ) …… んっ… ぅっ… … っ… ………(その思いに身を任せる侭に、優しく人形の体を… その中の魂を… 包んで癒そうとする様に抱き締めるだろう。  こんな、穢れ切ってしまった体では、きっと先生は愛してくれないだろうけど… それでも―― それでも、思いには応えたいと…  生まれて初めて、わがままをしたくなった、から。 だから、言葉に出来ない思いを、行為に変えて… それで示した  ) [Sat 7 Apr 2007 02:10:01]
水蓮 > ( 何でもするという言葉に、じゃあ、と。 卑怯なのはわかっている。 感情の高ぶった相手にそんなことをいうのは卑怯だとわかっている。 でも、水蓮は、決めたのだ。 恋と戦争には、戦略は問わないことを。 ) ごめん…………私、ドリィのことが、すきなんだ…………あっ。 ( 返される唇。 魂が、揺れた。 それができるのならば、泣いてしまったかもしれない揺れ。 こらえきれず、水蓮は抱きつこうとした。 キスして、ハグして、水蓮は長いときの中で蓄えた百万の言葉よりも、衝動的なそれを咄嗟に選択した。 嗚呼―――これを、このあまやかな響きを嬉しいというのか。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:59:46]
ドリィ > (嗚咽を漏らしながら、耳にし続ける彼女の言葉。 カタカタと、体震えさせる姿に… 次の瞬間にでも彼女が崩れてしまうのではないだろうか? なんて不安に襲われながらも… それでも約束した 『逃げない』 と言う言葉。 それで、じっと臆病な足を縛り付ければ… 拳、ぎゅっと握り締め… その場で、言葉聞き続けるだろう。  上手く紡げない言葉… それが吐き出される度に、安堵と緊張の吐息吐き出しながら… そして――) な…んで、す―――― ぁ  (―― 要求の後で触れ合うのは、彼女の…唇。 それに、一瞬…キョトンとした様な顔をすれば… すぐ様、顔を真っ赤にして―― そして…――――) ぁ… せ、せんせ… い…  (震える声と共に… ボロボロと、ボロボロと、まるで自分が壊れてしまった様に涙溢れさせれば… 今度は、此方から…   黒ミサの時の様な、欲望をぶつけるだけのソレとは違う… 思いを伝える様な、その口付けを返そうと、するだろう。) [Sat 7 Apr 2007 01:53:21]
水蓮 >  ………………うん……………頑張って、みるよ。 ( いままで逃げたことは一度もない。 けれどそれは、逃げる場所も、逃げた果てもなかったというただそれだけ。 そしてそれ自体が既に逃げ。 視線を受け止め、噛み締めるように。 ) ………………努力だけじゃ、駄目なんだ。 …………私は、だって、私は………君が…………。 ( かたかたと体を震わせて、水蓮はうまく言葉をつむげない。 好きだから。 だから、自分を許せない。 ) ………………………そんなことは、( ないとは言えなくて。 ) …………ん………確かに。 壊れそう、かも知れない。 君のせいで。 私はどこまでも墜落していって、壊れてしまうかもしれない。 だから………私は、君に要求したい。 ( 卑怯者。 自分をののしる言葉が聞こえた。 だけれども、そんなもの、知らない。 卑怯でいい。 ただ、思いっきり背伸びをして、人形の唇を、少女のそれに寄せた。 ―――触れるだけのフレンチキスを。 ) ―――すきです。 ( と。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:45:34]
ドリィ > ―――― はい、逃げません… だから、その…… 先生も、逃げないで… くれます、か?(それは、ドリィにしか分からない言葉。 それを投げ掛けて、真剣な瞳で見詰めれば… ぎゅっと、彼女の手を弱々しい力で握り締め――) …… でも、先生は私を探してくれたんです、よね…? それだけでも、私は… 嬉しい、ですから… だって、きっと先生以外は誰も… 探してくれなかったと…思います、し―― (自らを責める様な、思いに対し少女の口から溢れるのは、何処かはにかんだ様な言葉。 それに、微笑む様な表情を加えて向ければ… そっと、小さな声でありがとう… と、囁くだろう―― けれども) ぇ… ぁ…せ、せんせい… あの、わ、わたしの…所為で…? やっぱり、私の所為で…先生、壊れ… いや、そんなの… いや、で…す… 先生…わた、し、なんでもします…から、壊れちゃ…壊れちゃ、いやぁ… っ(『大丈夫じゃない』 その言葉を聞いてしまえば… ダムが決壊したようにボロボロと涙零しながら、嗚咽混じりの言葉吐き出し… 招かれた部屋の中に、その嗚咽が広がっていく…だろうか) [Sat 7 Apr 2007 01:36:29]
水蓮 >  ……………逃げ、ない………? ( 場に合わない言葉。 けれど多分、最適な言葉。 水蓮にはわからなくて、ドリィにはよくわかる。 ) でも、私は…………………見つけられなかった。 探したのに。 結局…………。 ( 自分の非力を言い訳に、無意識に努力を怠ったのではないか。 水蓮はずっとそう考えていた。 ) 本当に大丈夫? ………辛かったら、言って? 苦しかったら、教えて? 私は頼りにならないかもしれないけれど……………言って欲しい。 私は本当は大丈夫じゃないよ。 全然、大丈夫じゃない。 いまも、全然。 ( 表情はなく、人形として正しい形としての無感情。 でもそれは、表に出す余裕がないから。 あてがわれた部屋に着けば、ドアを体重をかけて押し開け、招いて。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:27:51]
ドリィ > もっと、ゆっくりで… 良いです、私は―― (一瞬の、迷い けれども) ―― 私は、多分…逃げません、から (そう、はっきりと口に出せば… じっと、凄く動揺している彼女を見詰めるだろう。 私の所為でこの人が…こんな素敵な人が壊れてしまうのは…死んでしまうのは、嫌だ。 だから、私がしっかりしないと―― ふっと、一瞬そんな思いが芽生え…?) …… 先生は、駄目じゃない…です、から… あっ、私は… その、大丈夫…なんで(動揺する彼女の姿… それを慌てて手を振りながらも… 痛みをギュっと堪えて浮べるのは、涙目の笑顔。 まだ、額はジンジンと痛むけど… これを我慢すれば先生は壊れたりしない。 そんなオマジナイ胸に込めて、安心させる様な笑顔と共に… その後を着いていくだろう。) [Sat 7 Apr 2007 01:22:31]
水蓮 > ( 磨耗しきった魂には多くの感動は残されていないけれど、だが少なくとも、自分を心配してくれることを嬉しいと思える気持ちは、あったようだ。 ) え、あ、ごめん! その、気が急いちゃって……………ごめん。 私は、駄目だね………。 ( 歩調を緩めながら、水蓮は苦笑いを作った。 保健室より近い自分の部屋に行くことに決め、ルートを思い出す。 すぐにもつくだろう。 数分程度だ。 呻く姿に、大丈夫!? 大げさなまでに水蓮は動揺した。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:15:25]
ドリィ > (それが… 彼女の、なにがあっても変えられない性分なんだろうか。よほど怖い相手でも無い限り、自分より凄い人だと思ったり…何かあれば心配してしまう。ある意味、負け犬根性の一端にも見えるだろう。 そんな少女は、先導される侭に後を着いていけば… 耳に入って来るキィキィと言う音に不安げな顔を向けて――) 先生、あの… 早歩きじゃなくっても…もうちょっと、ゆっくりで大丈夫… ですから。(と―― 此方も一生懸命走らないと人並みの速度にならない事も相まってか、そんな風に。 そして、大丈夫の問には… コクンと頷くも―― ズキンと走った痛みに、また顔を顰めて呻くだろう) [Sat 7 Apr 2007 01:10:32]
水蓮 > ( なんていう顔をするんだろう。 水蓮は動揺する。 人形相手に、好奇を持つならばともかく、そんなに心配するなんて。 ) 大丈夫。 私も歩けないわけじゃないよ。 走ったりはまだできないけれど。 ( 助手はいない。 時間になるまでこないことになっている。 あくまで仕事の上での関係だから、そこら辺はきっちりしてる。 水蓮は先導するように歩き出した。 ぎいぎいと体中を鳴らして、全速力で体を動かす。 それでやっと、人波の歩行速度になるのだ。 ) ああ………保健室より私の部屋のほうが近いかも………大丈夫? ( 絶対大丈夫ではないでしょう? そう含ませた確認だった。 ) [Sat 7 Apr 2007 01:02:13]
ドリィ > ―――――――― (じっと、見詰める泣きそうな顔。 もし、水蓮先生が壊れたら自分の所為なんだ…と、そんな事を思ってしまいながら、何処か縋る様に見詰めれば… やがて、彼女から掛けられる声に… 心配げな顔を向け続けながら――) わかり、ました… その、歩け…ます、か?(――私は大丈夫ですけど… と、彼女の手を取り…実は少しフラフラするのを堪えながら言葉掛ければ―― 噂の黒子さんの姿を探す様に視線巡らせるだろう。) [Sat 7 Apr 2007 00:56:55]
水蓮 >  む………それは……………。 ( 動揺していたとはいえ、聞かせるべき言葉ではなかった。 水蓮はすこし後悔した。 多少嘘になるが、直せるからとでも言っておくべきだったか。 泣きそうな顔に弱いのは、仕方がないだろう。 ) 大丈夫、大丈夫だよ私は。 転んだくらいじゃ壊れないよ。 どこもなんともないから。 ( 両手をパタパタと振って大丈夫であることをアピールする水蓮。 さすがに場所が場所名だけに視線が集まる。 とにかく、出よう、と手を取ろうとして。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:53:08]
ドリィ > 壊れるだけって… そんなの、死んじゃうのと一緒だから…駄目、です…っ!(壊れるだけ… その言葉に此方も動揺を露にすれば… 痛みも吹っ飛んでしまったのか思わず泣きそうな顔で見上げて… ちょっとだけ、声を荒げるだろう。 その後で、少し…何度も深呼吸を繰り返せば… じっと、水蓮を見詰めて――) …… 先生の方が、先です… 先生が、大丈夫だって分かるまで… わたし、保健室… 行きません、よ。 それに、わたし…全然、大丈夫…ですから (… 少しだけ… ほんの少しだけ、わがまま言う様な… それでも、やっぱり泣きそうな顔を向けて… よろよろと立ち上がるだろう。 その拍子にまた額にズキンと痛みが走って顔を歪めるが ) [Sat 7 Apr 2007 00:48:27]
水蓮 >  私はいいんだよ、壊れるだけなんだから! ああ、安静にして! 頭打ったんだから! すぐに保健室へー! ( すさまじい動揺っぷりである。 今までの心配が全部、風船のようにここで破裂したのだから当然だ。 水蓮の体も、人形のそれとはいえかなり高価であるし、そうでなくとも、器が崩れれば今度こそこの磨耗した精神が消滅するだろうことはわかりきっているのだが、気にしたふうもなく、ぎいぎいとすぐ傍までくれば、おろおろとして。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:42:42]
ドリィ > うっ… うぅ… あうぅ… (机の角へとモロにぶつけた額。ソレを抑えて呻いていれば… そんな自分に投げられる水蓮の声。 その声に―― 一瞬、自分が彼女に近寄って良いのか? なんて思いが生まれる…も、けれども――) せ、先生は…大丈夫、なんですか… !?(―― 口から、吐き出せたのは…彼女を気遣う言葉。 彼女だって、自分と同様に転んだのだし… 自分よりも小さいんだし―― 頭の中を彼女に対する心配で渦巻かせながらも、勢い良く顔を上げれば―― ズキンッ) あうぅぅっ… (角の形に赤い痕が付いた額を押さえて、また俯くだろう ) [Sat 7 Apr 2007 00:38:08]
水蓮 > ( 結果的に、双方倒れこむという本当にドリフみたいなことになってしまったわけだが、水蓮の心中は穏やかではない。 すぐに起き上がって、汚れを払うことも、破損していないか確認することもなく、慌てて全身をギイギイ言わせながら歩み寄った。 走れないからだが忌々しい。 ) ドリィ!? 大丈夫ドリィ!? だ、だ、誰か! 衛生兵ー! 衛生兵ー! ( 史上初の、取り乱した人形教師。 そのとき食堂にいた学生は、実に珍しい光景を見ることになった。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:33:50]
小柄な人影 > (見つかった! 視線を向けられた瞬間、そう思ってしまえば、思わず逃げ出そうと回れ右をしようとするだろう。 けれども――背を向けた直後に響く、人形先生の奇妙な声と、酷い物音。 それに、慌てて振り返れば… そこには――) す、水連せんせ―― あうっ!(―― 床に倒れた彼女の姿。 それに、慌てて駆け寄ろうとするも―― 踏み出した足は、入り口に引っ掛かり… ) きゃっ あっ  ぁ―――――――― (よろける体。 ノロノロながらも勢いが付いていた体は、チョットだけ宙に浮けば… 其の侭慣性に導かれる侭に前にダイブするだろう。  そして、そこにあったのは食堂の机の角。      盛大な音が、もう一つ響くだろう) [Sat 7 Apr 2007 00:30:16]
水蓮 > ( 丁度集中が途切れたところに、物音。 視線を向ければ、そこには今丁度考えていた相手ではないか。 ) ―――ッ! ドリふっ―――ッ!? ( 何も妙な呼び方をしたわけではない。 ただ、見つけた瞬間最大速度でそちらへ向かおうとして、椅子に足を引っ掛けて顔面から盛大に床にダイブしたのだ。 受身も取れず、より一層大きな物音が広がるのだった。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:25:16]
小柄な人影 > ―――― (何処か、オドオドした様な様子で中を窺うのは… 小さな少女の様な人影だろうか。 入り口のドアの所に顔だけを出す様な感じで中を窺えば… じっと、食堂内の隅に居る人を見詰める様な様子で――) ……… あっ… (―― その最中、不意に自分が見詰めていた相手が体を起こせば… 思わず驚いてしまった様な声を上げて後ろに数歩よろけ… その拍子に、ガタンとドアが大きく音を立ててしまう…か?) [Sat 7 Apr 2007 00:22:10]
水蓮 > ( 嗚呼、それにしても何故こんなにも悩むのだろうか。 ) …………ふふふ…………マツリ、だったかな…………なるほど、彼女の言葉もあながち間違いではないのかもしれない……。 ( ゆっくりと体を起こして、水蓮は呟いた。 ) 恋に落ちるというならば、なるほど私はいま、墜落でもしているように不安だ。 [Sat 7 Apr 2007 00:19:25]
お知らせ > 小柄な人影さんが入室されました。 『食堂の入り口で小さな物音… 其処には、中を窺う様な小さな人影がある…か?』 [Sat 7 Apr 2007 00:17:17]
水蓮 >  …………………なにかあったとして……どうしたらいいんだろう。 私はどうすればいいんだろう。 このいやな状況を、どうやったら……。 ( かつてワシントンと呼ばれた頃の自分ならばどうしただろうか―――いや、そんな問いは無為か。 知識量や単純な演算速度はそれなりにあるが、水蓮ははっきり言って、なんらかのスキル持ちではない。 打開する策も持ち合わせていない。 魔術にしても、研究に没頭するタイプではないが、間違いなく理論派。 実践派魔術師、武闘派魔術師と違い自ら行うことはあまり得意ではない。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:14:18]
水蓮 >  ドリィについてなんか知ってそうなのになぁ……………くそう、確認のしようがないよ………。 ( 頭を抱えて、水蓮ははあ、と重くため息をついた。 そういう人間臭い動作は、大抵意識的に物まねしているだけなので、参ってはいるものの多少の余裕はあるということでもある。 ) くっそう…………くっそう…………………………結局ドリィも見つからないし、あの教授も冷たいし。 なんかしやがったんじゃないだろうなあの教授………。 ( ここ最近、ずっとこうしているものだから、軽い気持ちの学生はあまり近寄らなくなった。 そのためエアポケットのようになってしまっているのだが水蓮は気づいていない。 ) [Sat 7 Apr 2007 00:00:14]
水蓮 >  ……………くっそー………まさかあそこまで相手にされないとはなぁ……。 ( 食堂の隅で、飲みもしない珈琲を前に人形教師は唸っていた。 先日話を聞きに行った教授に何度かアプローチをかけてみたのだが、ことごとく否定され、相手にしてもらえなかったことに関してである。 ) [Fri 6 Apr 2007 23:50:09]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Fri 6 Apr 2007 23:48:20]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 [Thu 5 Apr 2007 00:02:21]
水蓮 >  …………………ん、や、ありがとう。 気にしなくていいよ。 …………? ああ………そういうことになってたら…か………わかんないよ。 何するか、自分でも。 ( 会話は終わったようで、学生は何度か頭を下げながら、そそくさと去っていった。 喋るだけ喋って、満足した様子である。 ) ……………その教授、会いに行ってみようかな。 ( ―――だが結局、軽くあしらわれまともに相手はしてもらえなかった、という結果になるのを、まだ知らない。 ) [Thu 5 Apr 2007 00:02:19]
水蓮 >  ………………どこに行くんだろうね? ………そう。 それくらい、わかるとよかったんだけど………。 どういう人、その教授。 ( 廊下の向こうから足音が響き、会話が中断する。 通り過ぎる学生を会釈とともに見送り、その背が見えなくなったところでひそひそと会話が続けられる。 ) …………よく、わかんないよそれ。 ……少なくとも、私みたいな変り種タイプではない、と。 [Wed 4 Apr 2007 23:52:09]
水蓮 > ( 密やかな会話は、続く。 ) ………ドリィと? …………………ううん、聞いてない。 会えてもいないし……え? あ、ああ、気にしないで。 ( パタパタと手を振って、人形教師は、すこし考えるようにした。 表情には感情は浮かんでおらず、人形ゆえにそれは生気などない。 ) ……………仲いいのかな? ……………………実際どうだかは、わからない、か。 まあ、そういうものかもしれないね、見てただけなんだから。  [Wed 4 Apr 2007 23:42:30]
水蓮 >  …………え、誰それ? …………教授? ごめん、よくわからない。 ………うぅん………………ちょっと、見たことない……その人が? ( ひそひそひそひそひそ。 単に、秘密話をしているという雰囲気を求めてのものなのか、それとも本当に秘密として扱っているのか、学生は囁くように喋る。 ) 何科の人? …………あ、ん、知らない、か………有名な人? ……でもない、と。 [Wed 4 Apr 2007 23:32:17]
水蓮 >  それだけじゃ、なく………? 悩んでた、みたいのかな? ( 相手の学生の声は小さく、聞き取れない。 人形教師は、大声というわけではなかったが、普段の大仰なそれではない、しかしそれ以上に感情的な声音だった。 ) ………………………なにそれ。 わからないって…………君は、悩んでいそうだと思ったのになにもっ、………ん、いや、ごめん。 ( 遠くを、足音が響いていた。 人形教師は腕を組みながら、ぎいぎいと体を揺らした。 ) [Wed 4 Apr 2007 23:22:11]
水蓮 >  …………………………ええと、どういうこと、かな、それは。 ( それは、廊下でのこと。 人影はあまり見えず、むしろひっそりとした中で、人形教師は学生と話をしていた。 というよりは、人形教師が話を聞いている、という形かもしれない。 ) ええと……………いじめられっこみたい、なもの、かな、ドリィ。 ( それは個人的に贔屓している学生についての話だった。 ) [Wed 4 Apr 2007 23:12:30]
お知らせ > 水蓮さんが入室されました。 [Wed 4 Apr 2007 23:10:38]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 [Tue 3 Apr 2007 20:05:52]
水蓮 > ( 考えてみれば結構はちゃめちゃな大学である。 ) まあどっちかっつーとアサシン系の人だからね。 ( 目立たないほうがいいんだよ、と目立つやつがいう。 どのくらいかは、人形先生も実は知らない。 ) 恋、恋かぁ…………人間らしい感情なんて、もう沢山落としてきちゃったからなぁ、ちょっとよくわからないかなー。 でも、うん、欲しいとは感じるかな。 ( 禁断どころか成立しない気もするが。 ) へぇ、オカルトサークル…………ああ、君が、アトノマツリ。 君だよ、噂の人。 ―――そうだね、私でよければいつでも協力するよ。 それじゃあ、またね。 ( ひらひら手を振って見送る人形先生。 ドリィについては、一度否定されたからか、特に気にしたふうもない。 ただ一言別れの言葉を残して、ぎっちょりぎっちょり帰っていった―――途中回収されて。 ) [Tue 3 Apr 2007 20:05:49]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( なかなか捕まらなかった人形先生。 送ってあげた方が良かったかと思うのは、もう少し後 )』 [Tue 3 Apr 2007 20:01:25]
跡野末理 > ( インパクト的には子ども先生とどっこいだ。 幼女になったりしている巨乳先生もいるけど他学部だし ) ―――ああ、そうなの? 今一つうだつの上がらなそうな印象なのに、意外ね。 ( 『どれくらい』 強いのだろうと考える。 そんなもの、表には出ないが ) ―――ふぅん… それは… 何かしら、恋、みたいな? 教師と学生、同性、異種族どころか方や生き物ですらないって、凄い禁断さだけど… ( ゴシップね、良かったじゃない? と部員さんに首傾げたり。 気楽なものだ。 部員さんもそんな調子に流されて、さして大事とは捉えていなさそう ) ―――マスコットにしようとしてる方は知りませんけど。 オカルトサークルみたいなものを作ろうと思っているんです。 〜非常勤で発言力無さそうなのはたまにきず、でもインパクトとしては十分だし、『理論魔術』 でしたっけ。 そっちの方にも興味があって。 ―――〜だけどまだ。 部員も集まっていないから、お願いしません。 後日改めて――― サークルとは関係無しにでも、お話聞かせてください。 …と、それじゃあ、これからちょっと用事があるから。 ありがとう。 また来るわ。 ( 部員と先生にお別れを。 お下げ髪は、さっさと闇へ消えていく。 ―――もし先生が尚も気にするようなら、『ドリィ』 について最前は出てこなかった事を部員さんが思い出すかもしれない? ) [Tue 3 Apr 2007 19:58:32]
水蓮 > ( 名物扱いなのか、早くも。 むしろ珍獣かもしれない。 餌とか貰っても食べないよ! ) あははははー、まあそうなんだけどね。 そういうときのために助手がいるんだよね。 ああ見えて、武闘派魔術師だから、あの助手。 黒子って言うより護衛かもね。 ( ちなみに五分くらいの距離を一時間できた。 途中休憩入れて。 なにせ全力でやっと人並み速度。 ) ダークサイド? ああ、だからびびられたんだねー。 別に魔術関係じゃなくてさ、前にあったとき再開を約束したんだけど(ほぼ一方的に)、なかなか会えなくてねー。 かわいこちゃんだから誰かに取られないうちにと思ってねー。 ( 知らないならいいや、と。 微妙な差に気付いた様子もなく、人形先生はがっかりしたようにオーバーに肩をすくめた。 ) 掛け持ち? どことどこ? ( くりん。 小首をかしげる人形先生。 回転速度は常時速いわけではない。 ) [Tue 3 Apr 2007 19:43:03]
跡野末理 > ―――〜ああ、心配しないで。 魔術科名物の人形先生よ。 知らない? ( 大丈夫ーと部員にも手招き。 珍しいもの見られるわよ! とかそんなノリ ) ―――自分で自分を守れない。 連れ去ればお金になる。 その面では子どもと違わないわ。 物を書けるくらいだからある程度は動けると思ってたけど… だったら黒子先生はいらないわよね。 むしろ想像以上に非力なくらいかしら。 ( ここまで一時間。 …それ自体は、この大学でならあるかもしれないと思いつつ… ドアも開けられないというのは新発見。 好き勝手言うのも用件を切り出されるまでだけど。 …聞いた事のある名前だ… ) …ダークサイド事件の時行方不明になってた子? …魔術科じゃなかったと思うけど、やっぱりそういう素養があったのかしら? 転科するんですか? ( 『…ああ、“あの”… いいえ? 彼女については…』 二人とも、今正に大変な事になっているのは知らない様子。 …『負け犬ドリィ』を意識する部員と、ダークサイドに重点を置くお下げ髪の態度に微妙な差があるだけで… ) ―――? そんなサークルもあるのね。 ライバルか。 顧問って掛け持ちできました? ( 考える風に顎に手を添えつつ、そんな問い ) [Tue 3 Apr 2007 19:36:11]
水蓮 >  子供じゃないんだから、わたしだって。 まあ盗まれたらまずいけど……って君は私が喋るだけだと思っていたのかい? ちゃんと歩けるさ。 ここまでくるのに一時間弱かかったけど。 ( 人形先生と黒子先生。 …………それはそれで面白いか、と快く了承してしまった。 ) あーっと、そうだそうだ、人探ししてたんだよねー。 ドリュートレス・ローザス・ディフィート、「ドリィ」って子知らない? あと私をマスコットにしてあんなことやこんなことしようとしてるサークルがあるとか聞いたんだけど知らない? [Tue 3 Apr 2007 19:24:46]
跡野末理 > 一人歩きしちゃダメじゃない… ってゆかできたのね。 本名で立場が決まるわけじゃなし、黒子さんでも良いでしょ? それっぽいじゃないですか、人形先生と黒子先生って。 ( ホクロみたいだけど漢字で書かなきゃいけない理由があるのよ。 水面世界の 『クロコさん』 と被っちゃうんですものー… 立ち上がるのを助けようとしつつ。 で、何やってるのと改めて。 自分もお客なのだけれど、まるで主のように。 乗っ取られないよう要注意? 部員が最後の一人になっている文芸部でもあるまいし、そこは大丈夫だ ) [Tue 3 Apr 2007 19:20:30]
水蓮 > ( orzと脱力していた人形先生は、まさになにしてるの、だった。 ) あ、やあはろろーん。 っつーかあれ黒子じゃなくて助手、だってばさ。 本名がジョッシュだもん。 ところでどうでもいいけどクロコってカンジで書くと、ホクロみたいだよねー。 ( 本当にどうでもいいことを言いながらよいしょと立ち上がって。 ) [Tue 3 Apr 2007 19:14:01]
跡野末理 > ―――でもちょっとこれはねー… イニシャルばっかり。 もうちょっと絞り込む条件が無いと、追いかけるのは無謀だわ。 ( 『仕方ないのよ。 実在する人に関わる事で、当の本人の許可は取れない状況になっているんですもの。 よっぽどの特例を除いて実名は出せないわ』 ) …ねえ、当時の取材資料とか見られない? ( 『ごめんなさい。 それは部員以外には見せられないし、うちの記者は部員にもなかなか…。 それに、打ち切った取材の資料は年度毎に封印してしまうから―――』 ―――ランプの灯りが暖かく室内を照らす。 あんまり長居しても何だし、これはも一度エミキーと話す方が先っぽいし、そろそろお暇しようかと思いながら話していたら… ノックも無く鳴る戸。 それが途中で止まって、顔を見合わせる部員一名と読者一名。 『はーい?』 と、やや気味悪そうに返事をする部員を手で制し、椅子を立って戸に近付いた )   どなた?   ( 足音も無く近付いて、ガラッ!と開かれるドアの向こうには警戒の色を浮かべた仏頂面のお下げ髪。 ―――が、相手を確認したらきょとんと目を瞬くだろう ) ―――何してるの先生。 黒子さんは? ( 黒子さん=助手か。 まるであっちが本体みたいな。 そんなあだ名が付いてるらしい。 今付けた! ) [Tue 3 Apr 2007 19:10:33]
水蓮 > ( 薄暗くなった頃は、悪魔の出る時間。 ―――まあ、なんてのは子供くらいしか信じていないが、そんな時間に、不意に部室の戸ががたがた揺れた。 力弱く、かたかたとゆっくりと開こうとしていた。 ) ……………っく……。 ( そして力尽きた。 ) [Tue 3 Apr 2007 18:59:47]
水蓮 > ( [Tue 3 Apr 2007 18:58:12]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Tue 3 Apr 2007 18:55:15]
跡野末理 > ( 次第に長くなりつつある日の沈む頃。 押しかけている熱心な読者(?)と、構成に頭を悩ませる部員のテンションはもうずっと一定だったが、いい加減影の落ちた室内に灯りをつけようと部員が立ち上がり、読者も溜息混じりに冊子に閉じられた壁新聞から顔を上げた。 『見つからない?』 ) ―――いいえ。 いるわよ。 〜と言うか 『いたという事になっている』 かしら。 ( 以前もこうして押しかけて、その時はかつて行方不明者を出して解散になったオカルト研究会の事を追っていたのだけれど… 今回は、人探し。 この大学で死亡したり… 死亡したと断定できなくても、例えば 『行方不明』 になっている人の情報を探している。 エミキー… 何かと勘の鋭い、心霊研究同好会(仮)のキーパーソンが言う事には、ここ数年で起きた事件… 事故なり自殺なり、何でも良いが死亡者が出ている事件が気になるらしい。 何を気にしているのかも教えてくれないし、もしかしたら一人で調べたいのかと思いながら、助けが必要でも言いそうにない子だからお構い無し。 …とは言え、成果は上がっていない… ) [Tue 3 Apr 2007 18:53:49]
跡野末理 > ―――そもそも何を探せば良いのかはっきりしないのよね。 言いたくないのか、言えないのか… 〜まあ、大方幽霊か何かでも見てるんでしょうけど、そんなのエミキーには珍しい事でも無いでしょうに。 ( ヴェイトス大学にいくつか存在している壁新聞部。 中でも特にゴシップ度の高い記事を扱うサークルの部室でバックナンバーを読み漁りながら、セーラー服のお下げ髪が話しかけるでもなくぼやく。 …長机を幾つかくっつけて大テーブルのようにした作業台の向かいでレイアウトを練っていた部員は顔を上げ 『そうね』 と何に対してか同意を示す… ) [Tue 3 Apr 2007 18:29:09]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 探し物は何ですか、見つけにくいものですか )』 [Tue 3 Apr 2007 18:18:19]
お知らせ > セツさんが退室されました。 『(その歩みの先は居候している友人宅へと)』 [Tue 3 Apr 2007 01:04:54]
セツ > ………さて、それにしてもいったい探し物は何なのかな? ( まだ青年は未希が異常に感の鋭く、既に肉体を持たない人たちすらも時折見ることが出来るいうことを知らない。 だから今のところはただの興味本位で情報を集めている。 ) まったく僕も随分とまた無責任なことだ。 ( 僅かにずれた眼鏡の位置を直しながら独り言を呟いて。 ) [Tue 3 Apr 2007 01:03:46]
セツ > ( こういった他愛の無い噂話めいたものは玉石混淆。 望む情報が手に入るかどうかは取捨選択する受け手次第だ。 ) わざわざ不躾な質問に答えて頂きありがとうございます。 ( 人当たりの好い笑顔を浮かべながら、丁寧に感謝の言葉を講師に述べる。 ―――今回は収穫無しか、と心の中だけで舌打ちを零して。 ) はい。 それでは失礼します。 お疲れ様でした。 ( 教員室を辞して夜の廊下へと出る。 ) [Tue 3 Apr 2007 00:57:00]
セツ > ( 眼鏡の奥の兎の目を細めた。 ) ここ数年の間、校内で何かしら特徴的な事故に心当たりはありませんか? もしくは自殺かなにかといった類に。 ( 突然といえばあまりに突然なその質問。 少しばかり驚いたように考え込んだ後、初老の講師は苦笑いしながらその質問の答えを返してくれる。 ) [Tue 3 Apr 2007 00:48:54]
セツ > ( 心霊研究同好会(仮)に入ったからといって、教授らの手伝いの手を休めるわけではない。 むしろこの青年にとっての大学生活はこれが本命。 ヴェイトス大学という名高い名門の場の教職となれば、それなりの地位の相手だ。 そういう者達の味方を少しでも作っていくことは目標のためにはやらなければいけないこと。 ) ああ、先生。 少しばかりお聞きしたいことがあるのですがよろしいでしょうか? ( ひとしきり相談を終え、あとは礼をしてこの場も去るという頃合。 ふと顔を上げて質問の言葉を投げ掛ける。 ) [Tue 3 Apr 2007 00:39:34]
セツ > 入学の前準備は大体このような感じといったところで。 ( 教員室の一角で細かい雑務を任せられた金髪の生徒は、傍にいた講師に改めて確認を取っておく。 聞き漏らしはないだろうが、相手が大切なことを言い忘れているという可能性が無いわけではない。 ならば失敗をする危険を限り無く零に近づけるのは当然のことであって。 ) [Tue 3 Apr 2007 00:26:18]
お知らせ > セツさんが入室されました。 『ええ、それでは了解しました』 [Tue 3 Apr 2007 00:18:46]
お知らせ > 真護さんが退室されました。 『( まずはパフェ! )』 [Sat 31 Mar 2007 23:49:07]
真護 > ( 無事進学も出来たことだし、明日はべたべたにでも行って、豪勢なディナーを取る事にしようか。月の滴亭のご飯も捨てがたいけれど、種類も豊富さには負ける。 先月木箱いっぱいの板チョコレートが仕送られたばかりで、食には困っていないし無駄遣いできる余裕はあまりないのだが… ) 食費に無駄遣いはないッ! ( 断言した。べたべたのメニューを一つ一つ思い浮かべる度、瞳に光が宿り頬が薔薇色に染まっていく。 嗚呼、楽しみだ…!こみ上げてくる嬉しさを堪えきれず、時折スキップなどしながら大学門へ向かうチョコレート臭漂う少女を、人々はさりげなく避けていく。 ) [Sat 31 Mar 2007 23:48:16]
真護 > ( 何の変哲も無い近況報告と…その、なんだ、成績結果発表を書きつけて送った手紙に対し、返ってきたものだ。封を切ってはあるが、まだ中身に手を付けていない。…きっと説教を超越した罵詈雑言の数々が並べ立てられているに違いない。嫌な事は今日中に済まそう、と思い切って中身を引き出し素早く広げ、見た。 ) …………。 ( 思ったより、いや予想外に優しい気遣い溢れる文章だった。「ご飯はちゃんと食べてるの」だの「一人で頑張って本当に偉い」だの、歯の浮くようなフレーズばかりで構成されている… が、書き方に問題があった。恐らく怒りの余りペン先が折れたりインクを零したり紙を噛み千切ろうとしたのだろう、ひたすら読みにくく、所々はねてにじんだインクの滴は血のように思えた。特に酷いのは「早く帰ってきなさいね」の一文で、激しくはねたりペン先で空けたであろう穴がない箇所はなく…もし帰ったら…。 ――怒ってる。絶対怒ってる。 ) 帰らんとこ…。 ( 蚊の泣くような小声で呟いた。無用心に文字に触れると呪いに掛かりそうなので、細心の注意を払って封筒に収める。 …さて。 ) [Sat 31 Mar 2007 23:39:34]
真護 > ( せんせい いない ) ( …不意に風が吹いて、己の余り短くないスカートを揺らめかせたような気がした。心なしか枯れ葉も混じっている…ような気がした。 ) べっ、ベタやなぁ〜…。 ( 自分が。ははは、と乾いた笑い声を立ててみるが、余計寂しい風が吹き抜けるような気がするだけだった。…寂しい。可笑しいな、今も時刻は遅いにしろ、沢山の夜勤講師や生徒が己の周囲を横切っているのに…。大衆の中の孤独?思春期に感じる孤独感?もう齢百歳は過ぎているのに? 一人下らない思考に悶々と浸りながら、上着のポケットから引き出すのは実家からの手紙。 ) [Sat 31 Mar 2007 23:23:46]
真護 > ( 何とかこの事態を収拾しなければと、24時間満足に働かせない脳をフル回転させる。 …ここで「うっそぷ〜」とおどけた調子で言えば、…いや駄目だ、一旦私も沈黙してしまっている。この方法では言葉を額面通りに受け取るのが使命の彼の事だから、@先生を本気で好きだが家族もちである為冗談に見せかけ流した(心の中では泣いている)。A先生をおちょくってからかって遊んだプレイガール。と思われるだろう。困った…。冗談にすぐ「大好きや先生!なーんつって」「でも教師として尊敬の念を抱いているのであって恋愛的な要素は含んでおりません」など、フォローを入れるべきだったのだ。 誰か、誰か魔法で数分前に戻してください…ありえない事を願いつつ、少女の頭は下へ下へ。 ) あのっ… ( もうどうしていいか分からないほどに混乱していた。兎にも角にも、眼の前にいるであろう教師を見上げようと、意を決して頭を上げ―― ) [Sat 31 Mar 2007 23:12:00]
真護 > ( その筈だった…のだが。不意に教師の笑顔(苦笑混じりではあるものの)が途切れ、やおら考え込むような真剣な表情へと変わる。――そして ) 「…悪いが、私には妻と子供と孫が…」 ( 冗談の“じ”の字すら含まれていないような完膚無きまでに真剣で重々しい声音で、ポツリと教師はそう告げた。…余りにもベタな展開だった。ベタ過ぎる展開は、時に現実のものとなるとフォローが非常に困難になることがある。 少女の顔も、凍った。 しもた…この先生冗談通じひんのや…。数刻遅れて、冗談が一切通じない事で有名な真面目一本である彼のパーソナルデータが脳内に届いた。だが、もう遅い。 ) [Sat 31 Mar 2007 22:56:34]
真護 > (人気のない教職員室の入り口前で、歓声を上げる少女がいた。 おめでとう私!今年も無事進学できるそうだ。…数受けた追試の中でも最悪に出来が悪く、再追試、再々追試まで持ち込まれたある授業の結果が、今担当職員の口で直に発表されたのだった。 「ギリギリ合格」の言葉と共に、差し出された試験紙を受け取って ) ほんまにおおきに!ありがとうございますッ 先生大好きや! ( 涙さえ流さん勢いで、眼の前で苦笑いを浮かべている初老の男性教師に、一頻り感謝の言葉を並べ立てる。 …最後に出た言葉も、そんな進級できた嬉しさと感謝の余り出たものの一つだった。) [Sat 31 Mar 2007 22:45:41]
お知らせ > 真護さんが来ました。 『やったー!』 [Sat 31 Mar 2007 22:34:08]
お知らせ > 千尋さんが退室されました。 『( 気付けば、) ( 宿題ノートが、楽譜にはやがわり )』 [Sat 31 Mar 2007 22:22:14]
千尋 > ( そしてそのうち、 )  ――― …♪ ( 空気をにぶく震わせる、おと。 途切れ途切れのはなうた。こくこくとゆるやかに、一定のリズムで首をゆるやかに動かして。ときどき、 ) うーん、違う……。 ( ひとりごとで途切れ、また、うた。いつもみたいに張り上げて歌うそれ ではなくて、今の季節のそよ風に似た ) [Sat 31 Mar 2007 22:10:05]
千尋 > ( とうぜん、見回した辺りにはひとかげのひとつもない。中途半端な席に、自分ひとり。月のかわり、ちょっとたよりない電気が、こうこうと黒髪をてらしている )( のろのろと、放り出されていたペンをひろった )  終わらせな…、( 終わらせなきゃいけない。わかっちゃいるけど、ねぼけた頭がそうそう上手に動いてくれるはずもない。 ミミズみたいな字が、一行のたくらないうちに、視線はノートから窓のそとへそらされた )( 薄暗いきょうしつで。 ぼんやりと、なんでもない景色をみつめるくろい学生は、なんだかまるで ) (  幽霊のような) [Sat 31 Mar 2007 21:48:36]
千尋 > ( つめたい机から顔をはなして、前髪の奥のまぶたを擦る。窓のそとは当然、まっくら。 つきあかりひとつ、ない ) ( 眠気ざましに抓った頬には、黒いインクのあと。 代わりに、枕にしていたノートの文字が、ずいぶんと薄かった。ああそうだ宿題の途中だった、はじめたのは夕方だったはず。なぜこんなに暗い? 顎に白いあと。拭き取る、 ) あー、寝ちゃった、んか…。 まだ半分も終わってへんの、にー。 ( それでも慌てた風情のない、まだまろやかなひかりを帯びた視線は、簡素なノートをみおろした ) [Sat 31 Mar 2007 21:42:08]
千尋 > ( ――もったりと開けて ) …暗い……。 ( すっとぼけた独り言が響いたのは、ひそかな灯りで薄暗さを保つ 芸能科のきょうしつ ) [Sat 31 Mar 2007 21:37:29]
お知らせ > 千尋さんが来ました。 『( 重たいまぶた、)』 [Sat 31 Mar 2007 21:36:12]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『(ツァーシュ、デントフォン… ううん… ハイム? セツで良いかしら。 一頻り首を傾げて)』 [Sat 31 Mar 2007 03:41:45]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 86:セッツァー・シュナイデント・フォン・シュトロハイム 』 [Sat 31 Mar 2007 03:32:51]
お知らせ > セツさんが帰りました。 『セツで構いませんよ。長いですし。(月明かりを背に、微笑みは変わらず)』 [Sat 31 Mar 2007 03:31:14]
跡野末理 > ―――そうよ。 でなきゃ教授達の使い走りなんて出来ないわ。 ちょっとくらい明け透けにものを言われても動じない人格者と思わなければ言わないもの。 ( 困ったような苦笑を他所に、胸を張る。 褒めているのだと思いねえ、みたいな。 ―――そして本当に全くこれっぽちも噂になっていないのだから気にする事は! むしろ正解! と慌てる気配はさておいて ) ―――それを踏まえた上でもう一度現れるとしたら、どこからかしら。 それが色んなものを生んでいるのかもしれない。 …なんて、これこそね。 私の考える事じゃ本当に妄想っていう可能性も捨てきれないか… 〜と言うわけで頼りにしてるから。 よろしく、エミキー。 ありがとう、先輩。 ( ぽん、と改めて入部に同意してくれた先輩の背を押して、エミキーに追いつけたらその背も叩こう ) ―――む。 良いじゃない、猫とか犬とか。 マスコットキャラクターが足りないのよ。 エミキーでも良いけど。 ( なる? マスコット。 牽制にはやや不満そうに。 ただ釘を刺されれば仕方ない。 ちゃんと探そう。 …別に急ぐものでもなし、サークルにできなかったからと言って、動かないなんてありえないし… ) 幽霊部員はダメでも、幽霊の部員ならOK? 死んでるってだけで人間よね。 あれも。 ( そう言えば幽霊の実物って見たこと無い気がするが。 エミキーもそれっぽいのを探しているなら、話でも聞かれれば。   どう―――?   なんて、虚空に呟いて ) ―――って、ちょ、長いわよ! 何? セッツァー……… ( 突然のフルネームには、そういえば知らなかった! と難しい顔で復唱を試みる。 すぐに諦めて、あだ名を考えようとするわけだが ) [Sat 31 Mar 2007 03:25:56]
寒河江未希 > 別に、それで、普通じゃない。 ( だいたい得意な人とかってなんなんだ。 苦手な人居なくて多いに結構。 ふん、と顔を背けて一番前を歩く。 別に今から行く所なんて無いし、このまま校外に出ようか。 そんで、自然に解散だ。 ) アレはもう出てこないよ。 終わり。 妙な事考えんな。 ( 放り込んだ本人が言うんだから間違いない。 「カタリナ」はもう帰ってこない。 偽物が噂なんて不確かなものから生まれるなら、消すのだって容易いと思う。 真相を知ってる私らなら、なおのこと。 ) ――――犬猫、その他わけのわかんないもの連れてきても認めないからね。 幽霊部員も却下。 ( 前もって言っておかないとマジでやりかねない。 幽霊部員、と自分で言っておいて――――ふと、黒くて長い髪のあの幽霊を連想した。 アイツが5人目? 笑えないジョーク。 ) ( 暫しして校舎の中を出る。 曇っていた空はいつの間にか雲が途切れ、月明かりが差し込んでいた。 ) [Sat 31 Mar 2007 03:13:22]
セツ > それはまた随分酷い扱いだ。 なんだか噂通りの人みたいですね。 ( その言葉に笑いが零れるのを隠せなかった。 相手の黄緑色に対する心情は察することは叶わぬ話で。 ) 慣れてますよ。 こういう扱い。 あまり気にしないで下さい。 ( 眉をハの字にしながら困ったような笑いをしつつ、オブラートに包むことの無い発言は気にしてないと。 ) ( ………ログを見落としてた背後が吊ってきます。 ) ………解体したあの肉塊。 変死した教授。 それと関わりがあるのがその『カタリナ』? ( 噂に詳しいとはいえ、何でもかんでも流れている全ての話しを知っている訳ではない。 そういうことにしておいて下さいと平伏。 ) ( 入ることを快諾された青年はにこやかな微笑みを絶やさない。 こうして正式にサークルとして成り立つまであと一名。 その最後の枠が男性どころか動物やら幽霊部員やらの可能性が高いのは見ない振りしておく。 ) ええ、それでは微力ながらお手伝いさせていただきますね。 ( そうして二人を見回し ) 改めて、よろしくお願いしますね。 跡野さん、寒河江さん。 セッツァー・シュナイデント・フォン・シュトロハイムです。 ( フルネームで改めて自己紹介。 ) [Sat 31 Mar 2007 02:58:32]
跡野末理 > ―――エミキーの得意な人ってあんまりいないんでしょうけど。 どうしても苦手な人っていうのも案外少ないみたいよ。 ( ねえ? って、からかうような笑みをエミキーに。 『不可侵』? ) ―――それは、『どっちでも良い』 んだわ。 どこかの誰かの作為的な隠蔽であったとしても、その裏に何かある。 する事は同じよ。 …? そう、カタリナ。 …あら、知らない? ( 小声 ) 名前や容姿は広めてみたつもりだったんだけど… やっぱりやり方が足りなかったみたいね… ( 小声終了。 不思議そうに繰り返された名前には、どこか当てが外れた風にお下げを弄って ) …構内で発見された謎の肉塊、それと関係があると思われる怪物の動き回った痕跡、殺された教授の話は知ってるでしょ? それをした怪物は 『カタリナ』 。 頭と股間が逆の位置にある怪物だっていう  があるの。 今一つにならなかったみたいだけどね。 ( 『馬鹿』 エミキーの呟きには肩を竦めるのみ。 彼にもまだ 『肝心なところ』 は話していない、それはこの娘も誰にも話さない事だけど、仲間なら彼に話しても問題は無いだろう )   ( 真実を知るのは三人。 限られた情報から 『噂』 になった 『噂のカタリナ』 が現実になるとすれば、元との比較ができると思っていた )   ( 『勝手にすれば良い』 そうする、と 『ふふん』 って感じで妙に不敵な笑み ) 〜あと一人ね☆ 名前、どんなのが良いか考えておいてね。 ( バランスを考えるなら、先輩一人だけ男性も大変かもしれないから、男性で。 顧問は当てがあるけれど… あと一人は当てが無い。 もしかしたら本当に難しいかもしれないが、一人居ればいいのならそれこそ、穴埋めで猫を連れて来ても良いし、どうせ何人かはいるのだろう行方不明者の名前を借りるのもアリだ )   ( 先輩の申し出とエミキーの様子を見守るようにしてから ) ―――大丈夫よ。 調べても分からない可能性はあっても、『何も無い』 可能性は無いわ。  [Sat 31 Mar 2007 02:38:33]
寒河江未希 > いや、凄い苦…そう、アイツ馬鹿だから適当に叩いて良い。 ( アトノマツリの前で「苦手」を公言するとロクな事にならなさそうな予感。 あの黄緑色は五月蝿いとかそういうの以前に――――時々マトモな事を言うから困るんだ。 返事に詰まるような。 ) …っていうかあんた、身も蓋も無いレベルが今日は特に酷い。 ( 本人を前にして先輩に随分無茶苦茶言ってる気がするのは絶対気のせいじゃないと思う。 勢いつくとコイツも大変なのだ。 ) 馬鹿。 ( カタリナとかダークサイドとか。 あの夜を含めた一件は誰にも話さなかった。 色々と校内で無茶もしたし、黙っていた方が良い気もしたから。 未解決事件になってしまったけど―――「カタリナ」なんて名前は三人しか知らないもの。 ) 好き嫌いとかでもなくてさ――――もう、なんだよ、どうせ5人も集まんないから勝手にすれば良い。 ( 好奇心。 腹立たしい事にそれが無いとは言い切れず、むしろ毎夜ごとにこうして大学だの町の中だのを徘徊してる自分に言える事は無く。 勝手にしろ、とそっぽを向くのが精一杯。 ) ――――個人的な興味の範疇だから。 迷惑って事は無いけど――――まぁ、何か聞いたら教えてもらえれば助かるかも、程度、かな。 ( 何処まで話して良いかは分からない。 自分の妄想の一部だったら本当にたちの悪い話で―――そうじゃないとも言い切れない気持ちの悪さだ。 )  [Sat 31 Mar 2007 02:25:12]
セツ > ―――意外ですね。 ああいう賑やかな方は苦手なんだろうなと勝手ながら思わせていただきましたけれど。 ( 胡散臭い程に人当たりの好い微笑みをしながら未希に一言。 ヴェイトス大学には不思議が一杯。 ナンテコッタ・ワカラネーヤもその内の一つに認定されてしまいました。 もしくはブラウン管。 叩けば治る。 ) ―――ある意味、この大学構内の不可思議は意図された不可侵≠セと認識していましたけれどね。 ( ヴェイトス市において完全な自治権を有し、政府すらも容易には手出しできないここはある種の脅威。 それを手助けしている何らかの神秘がひっそりと眠っている―――夢のある話じゃないか。 その真偽は宝の地図並に胡散臭いけれども。 ) ――……かた…りな…? ( 不思議そうにその言葉を繰り返す。 なんだろうそれは? ダークサイドは有名な噂話≠セけれど、それは初めて聞く名前だ。 ) えっと…この状況では僕はどうすれば? ( 入らないでくれという意見と入れーという意見。 相反する二つに囲まれて、微笑みを崩さないまま少し困ったような言葉を返した。 ) ―――『知りたい』、ですか。 ( 切れ長の瞳がセーラー服の少女を見つめる。 ) それには同意しておきましょう。 好奇心は猫を殺す。 けれど、好奇心がなければあまり面白くないと僕は考えていますから。 ( 興味が、涌いてきた。 ) ―――寒河江さん、僕はその調べていることに手を貸したほうがいいのですか? それとも余計なお世話でしたでしょうか? ( 慇懃な物腰は変えずに未希へと質問。 自分としては無理に手伝いをしようとは思わない。 ) ――――― ( この夜に溶けていきそうな黒い瞳を兎の目は見返す。 やや経って、フッと柔らかに微笑んだ。 ) ―――僕でよろしければお付き合いさせて頂きたいと思います。 もっとも、そちらにご迷惑が掛からなければの話ですけれど。 ( チラリと未希の方を見る。 ) [Sat 31 Mar 2007 02:10:58]
跡野末理 > 大丈夫よ? 煩い時は適当に叩いて静かにさせても壊れないし。 ( 『騒がしい人』 だけど対処法のあるそれは仲間になる上での問題になるまいと… 成績の話なのにそちらに繋げてしまうのは、やっぱり入って欲しいのがあるのか。 いや拒否されてもちょっとやそっとの抵抗なら入れるけど。 暇らしいし ) そうね。 端的に身も蓋も無く言えばそうなるわ。 ようするにオカルト研究同好会よ。 どこにでもある。 どこにでもはない人材の。 この大学の中にだって何気なく見逃されている不思議がごろごろしてる。 マッピングの完成しない構内然り、ダークサイドやカタリナみたいにそれが顔を出す事もある。 私の入学前ならブラッディメアリーとか、とにかく色々。 『何か起こったねー』 『そうね不思議ねー』 だけじゃなくて、もっと突っ込んだ所を知りたいと思うでしょ? 思うならしない理由は無いわ。 ―――って何、どうしたのよエミキー? 先輩嫌い? 良い人よ? 基本的に悪意無いお願いにはNOと言えない男ね。 〜好奇心を多少なり満足させられるのって得難い利益じゃない。 ( 五人目。 最悪の場合それも考えるけど、野良猫に赤いチョッキを着せておくフォローは忘れないから大丈夫。 抵抗なんて無駄だから、これが抵抗なのだとすら思わずに。 どうしたの? と目を瞬く始末 ) ―――な、何よ。 皆で決める前に個性的なの付けちゃったら後から変え難いと思って普通のにしてるんだから。 ―――。 ( ふと、エミキーに向けていた顔を満足気に先輩へ戻す。 誰でも良いって訳じゃない。 むしろ一般公募なんて絶対しない。 そういった事に興味を持って、その為なら無茶が出来るかもしれない人を選んでいるつもりだ。 それが付き合いでそうさせるにしろ、望んでそうするにしろ ) [Sat 31 Mar 2007 01:48:32]
寒河江未希 > そうあの五月蝿いの。 やっぱ駄目か―――っていうか卒業とか別に興味なさそうだし。 ( おおよその人間社会のお約束ごとから逸脱した生物だ。 多分趣味だか興味だかの為だけに学校に居るんだろうし、普通にアイツが一番のミステリー存在だと確信している。 言わないけど。 ヤバめの真理の扉が開きかねん。 そして御免やっぱり胡散臭い身振り手振りとスマイルを想像しちゃう感。 ) いや入らなくて良いよ。 本当全く全然。 時間とか色々勿体無いし、先ず何にも益が無いっていうか。 ( 5人なんか揃われてたまるものか。まぁ5人目なんて見つかりゃしないと思うけど、この女、行き詰ったら野良猫とか連れてきて「これで5人ね!」とか言いかねん。 此処で強く強く、抵抗させて頂く。 ) …だいたいネーミングセンスも微ッ妙だし―――――別に。 ちょっとね。 ( 幽霊。 多分幽霊だし、此処に居る二人よりも先に、私はあいつに出会っている。 そして、全く話題に上がらないあいつは多分私にしか見えていないのか、私の前にしか姿を現さないのか。 妄想って線も捨てないで置こう。 ) ( あとは、知られたくないって線も。 )  [Sat 31 Mar 2007 01:29:03]
セツ > ( 絶望した! ハル○のキャラと物凄く被ったことに今更気付いたことに絶望した!! そしてたぶん最後の五人目はずっと本名がわからず渾名で呼ばれ続けるのだろう。 それなんてS○S団?(←伏字になっていない)) コッタ………ああ、あの騒がしい人ですか。 あの人は駄目でしょうね。 ( 風評しか知らないくせに超失礼な断言。 一瞬誰のことかわからなかったが、キミドリと聞いてようやく思い至った。 いやだって遠目でも目に痛いし。 ) そうですね、端的に身も蓋も無く言ってしまえばそうなるのでしょうか。 ( 肩を竦めつつも同意。 こうやってゆったりと大学生活を送れるのは久し振りだ。 入学当初のパトロンが居た時期以来だろうか? ) ( この場から去る雰囲気を感じ取り、目的の書物を迷い無く取り出すと手際よく貸し出しの受付を済ませた。 夜半の殆ど人が居ないとはいえ場所が場所だ。 速やかに出て行くとしよう。 ) えーと…つまり、僕にその『心霊研究同好会』に籍を預けろということでしょうか? というよりも一体何をする目的なのですかそれは? ( 名前から察するにオカルト系のサークルだろうかなんて思いつつ訊ねる。 聞き方が本当に古泉だ……! 適切なフォローには涙を禁じえない。 おかげであの時出会った割烹着探偵の経営するカフェを教えてもらったけど、なんとなく敷居が高くてまだ一度も行けてません。 ) 数年前の事故や自殺……校内の事件でしたら意外と知っている人間も多いのでは? ……いや、自殺も話題性が無いとそこまで皆の記憶に残らないか……? ( 一人呟いて考え込む。 なんだかんだ言いつつもこの話題に大分興味は持っている様子。 ) [Sat 31 Mar 2007 01:18:34]
跡野末理 > 〜そうね、生憎人間には寿命の都合もあるし――― え? コッタはダメだったでしょ? ( さも当然のように言ってしまう。 それが当たり前っぽいからもう気にもしていないみたいな。 進級出来たの? と目を瞬きつつ、エミキーに首を傾げた。 次いで 『引っ掛かる』 と言う先輩に ) ―――あぁ、ようするに 『実は暇でしょ?』 って。 忙しいなら無理は言えないけど、良かったわ。 ( 『よろしくね』 なんて笑って、うんうん頷こう。 『課外活動で忙しい』 も、教授達の手伝いより優先事情だろうと ) 揃ったら入るって言ったじゃない? どうせ揃うんだから諦めなさい。 〜てゆか本当、照れ屋ね。 ( ふす、と呆れるように溜息一つ。 仕方なさそうに肩を竦めて… とりあえず皆、出ても構わないような雰囲気なら… 他に人が居なかったとしても、図書館からは出ておこうか ) 〜『心霊研究同好会』 とか… まあ、名前はそのうち皆で決めましょう。 そんな感じのを作るから。 私とコッタ… 例のキミドリちゃんと、エミキーと先輩で四人。 あと一人と、顧問が必要ね。 ―――誰か、当てある? ( その更に後では 『でもその時は極度の寝不足だったらしいから、偏見は持っちゃいけないわ』 って付け足してある! 大丈夫。 でも、『あの事バラすよ』 が有効かもしれないなら、遠慮なく使わせてもらおうか。 いや、本気で嫌がる人を引っ張り込むものでもないけど、他学部の講義にまで首を突っ込むような人なら、少なからず何にだって興味を持つには違いないと思うから。 『事故』 『自殺』 ) ―――幽霊でも見た? 〜誰も困らなくたってそこに気になる物があるなら調べてみる価値はあるわ。  [Sat 31 Mar 2007 00:58:00]
寒河江未希 > ( 非常にメタな視点で言うと何処の古泉君かと。 古泉って誰? 気にしない方向で。 物腰といい喋り方といい。 ともあれ。 ) 進級―――黄緑色は出来たんだろか。 ( ふとこの場に居ない(※多分寮で臍出して寝てるか淫行中。)ヤツの身の上を案じた。 全然気にしなさそうだが。 ) ああ…これが4人目・・・いや、4とか。4とか。 私は関係ないって言ってるだろう…! ( そろそろ図書室を出た方が良いんじゃないかと。 聞く限りなんだか不安しか覚えない人物像だ。 公園?割烹着タン偵、元気です。 忘れてもいないだろう。 ) …いや、私も話の流れについていけてないんだけど。 まぁ、ちょっと…ここ数年の校内の事件っていうか…事故? 自殺、かもしれない。 別に分からなくても良い事。 多分放っておいても誰も困ることは無いと―――思う。 ( そう、放っておいても多分大丈夫。 あれにはそんなに悪意みたいなものは感じられない。 ただ、私を視ているだけ。 ) [Sat 31 Mar 2007 00:40:49]
セツ > ( 終始落ち着いた雰囲気には元々が良いとこの出だという理由もあるのだろう。 けれどそれは過去の話。 今ではすっかり下働きに終始するただの苦学生。 ) 珍しいことでは無いですけれど、僕はその状況に陥るのは是非勘弁願いたいですね。 それじゃあ少しばかり遅すぎる。 ( 元来の目的である『叔父への復讐』は忘れたわけじゃない。 合法的に済ませるのならば、大学を出て地位のある職業に就き何らかの方法で失脚させるのが目標。 叶うかどうかは知らないけれど。 ) 少しばかり引っ掛かる言い回しですけれど、まあ概ね今年度はゆとりのある年かと。 最近は専門外の学部に顔を出す余裕もありますし。 ( 無理矢理今年度中に進級しようとすると、それこそあの公園の時のようなハイテンションが再来するぐらい忙しさで死ねる。 だから一年待って余裕の状態で最終学年に上がろうという予定。 ) ――――…… ( 何だか勝手に数に入れられた挙句、この青年の特徴をわかりやすく端的に表してくれた紹介文を言ってくれた。 きっと黒歴史ノートなんてものがあったら、あの公園での出来事はこの青年の中でトップ3に入るのだろう。 本気で忙しい時にはたまにあの状態になるけど 忘れてくれ! ) ………えっと…あの…これはどのような話の流れなのでしょうか、寒河江さん? 少しばかり僕の察しが悪いせいか話が見えないのですが。 ( しばし悩んだような仕草をしたあと、別に探し物を手伝うことに異論は無いですけど、と一言付け加えて未希に聞いてみる。 ) [Sat 31 Mar 2007 00:31:19]
跡野末理 > 良いじゃない、焦る事ないわ。 友達にウン十年留年してる子がいるけど、元気よ。 ―――〜つまり、穏やかな睡眠時間を優先できる状態ではあるわけね。 余裕があれば忙殺されるけど、余裕が無いのなら教授達の事は無視しても良いと。 ( 『黒船行くわよー』 とかやっていた割には成績上位で二回生になっているのはさておいて。 相手の様子が冗談めかしているのなら… あるいはそうでなくても、軽く笑って手を振ろう。 ―――会いたかったから、探していた。 きっとそれで問題ない。 もっとも、偶然会えれば良いや程度の意識だけれど、少し間を空けるように青年をじっと見つめよう ) 〜何のってそりゃあ… ぁあ、この人が前に話した四人目 『何だか押しが弱くて教授陣の使い走りさせられてる政治だか経済だかの先輩』 よ。 ( そう彼女に話した時は、その後に 『公園でアンケートと称して通行人に妙なテンションで迫り勝手に気絶する人』 と付け加えているのだけれど。 今は言わないよ! 物腰柔らかいトークが台無しだし! 可哀想だし! ) …だからちょっとやそっと妙な探し物でも大丈夫。 むしろあっちこっちの講義へ顔出してるみたいだし、事情通かもしれないわ。 ( 青年に何か大事な事を言い忘れているっぽいが、何事も無かった風に ) [Sat 31 Mar 2007 00:16:42]
寒河江未希 > ( なんか、なんだ、随分と物腰柔らかい喋りだなぁとか―――全然悪くは無いんだけどムズムズするっていうか、なんだ。 目を逸らして頭を掻いた。 ) 探し物はまぁ…行き詰った所だったし。 ゴシップ…っていうか、なんだろう――――( 適当な言葉を捜して考えようと思えば、最近割と聞きなれた声。 お前、此処図書室。 そんないつもの調子でぺらぺらと――――。 ) 何のやる気だよ。 ちょっと、個人的な、探し物っていうか。 なに、知り合い? ( 新聞部のバックナンバー。 見せて貰えるなら或いは―――どうだろう、結構不謹慎な調べ物だ。 それでさっきから具体的には言えないんだけど。 ) [Sat 31 Mar 2007 00:05:31]
セツ > (ミス……orz 探している?→会いたいと思ってた? に訂正を。 目が腐ってたのか自分……!) [Sat 31 Mar 2007 00:01:08]
セツ > ( クスッ ) それは失礼いたしました。 ただの行きずりにもならない出会いで名前を問い掛けるのも、少しばかり礼儀を欠いていたみたいですね。 ( 無礼にならない程度の微笑みを浮かべて、その捻た言葉を真正面から素直に受け取る。 ) ―――ああ、ひょっとして探し物をしている時に話しかけたのは迷惑でしたか。 ( 芸能科の一個人の噂話ならば流石に知りえることは出来ない。 一人の方がよいという貴女に、声を掛けたのは邪魔だったのだろうかと思う。 ) ゴシップ、ですか。 ( そういう類の話題ならばそこそこ力になれるだろうか。 口の軽い教授や話題性に優れた友人を当たって情報を収集する。 そんなことを考えていると、聞き覚えのある声が耳に入ってきた。 ) そうですね、ここ最近はなんとか。 ただし穏やかな睡眠時間を優先したせいで、今年の進級は駄目になってしまいましたけど。 この調子で行くと来年度には同輩になっていそうで末恐ろしい。 ( 軽い冗談を言った後、探している? と相手の言葉を反芻した。 ) [Fri 30 Mar 2007 23:55:24]
跡野末理 > ―――新聞部でバックナンバーとか。 根も葉もなさそうな噂もあるけど、面白いわよ。 ( 静まり返った図書館では、細かな音も結構通る。 それなりに耳が良ければ尚更か。 そんな風に突然話に割り込んで、一階へ戻って来るのは闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪。 『こんばんは』 と手を振って ) 〜やる気まんまんじゃない、エミキー。 それとも別口かしら? 何調べてるの? ―――と、久し振りね先輩。 二人、知り合い? 丁度良かったわ、会いたいと思ってたところ。 睡眠時間は足りてるみたいだけど、教授のお手伝い忙しい? ( 『邪魔してるかしら?』 と観察するような目を向けながら、二人の方へ ) [Fri 30 Mar 2007 23:49:42]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 地下への階段を登る靴音 ) ゴシップなら――― 』 [Fri 30 Mar 2007 23:37:45]
寒河江未希 > 何となく。 知らない人だったし。 ( ごめん、とかそういう言葉の代わりに出てくる妙に素っ気無い言葉。 初対面で偶然居合わせただけの人に名前教えるのが嫌だったんだっけ? いや、本当どんだけ捻くれてたんだ当時の私。 今もか。 ) ―――別に、ただ夜型っていうか…昼、嫌いだし。 ヒトが居ないほうが落ち着くし。 ( 特別目立つような華々しい話は学内には広まっていないだろう。 あったとしても余りよくない、芸能科に限っての「付き合いが悪い」とか「目付きが悪い」とかそんな。 件の二人とよくつるんでいるように見られる事はあるかもしれないが、基本的に一人で居るのが一番落ち着く。 ) 此処じゃ駄目っぽい。 もっとこう―――ゴシップみたいなものかも。  [Fri 30 Mar 2007 23:34:54]
セツ > ――――あれ? そうだったんですか? ( 偽名だったとの発言に金髪の青年は驚いたように目を丸くする。 まさか学内で適当な名前を名乗られるとは思っていなかったようだ。 ) それでは、改めて初めましてと言っておきますね、寒河江さん。 ( そちらの名前の方は聞き覚えがあるのだろうか? 大学内の噂や風評にはかなり精通しているこの青年。 あの色々な意味での有名人のエルフや密かに人気の高い留学少女との腐れ縁が周りの皆に知られているのなら、この金髪の男も貴女のことを聞いたことがありそうだけれど。 ) なるほど、いつもこの時間帯までわざわざ残ってるのは本当に珍しいですね。 けれどそれでも成果はあまり望んだものでは無いと。 ( 不機嫌そうな表情を見せて、肩を竦める相手にずいぶん直接的な発言を投げる。 ) [Fri 30 Mar 2007 23:25:06]
寒河江未希 > ( ああ、思い出した。 “カシマレイコ”だ。 ひっどい偽名。 思わず自分の馬鹿、アホ、天邪鬼、と意味の無い偽名を名乗った過去の自分を呪いつつ苦々しい顔をした。 ) 寒河江未希。 あの名前、嘘だから。 ( バツが悪そうに名乗りなおしつつ、謝るタイミングを逃して妙に不機嫌そうな顔になる。 別に機嫌が悪いわけでもなく。 ) ん…ちょっと調べ物。 割といつもこんな時間に居るから。 ( 「ヴェイトス市大学史」の表紙を見せ、肩を竦める。 調べ物は芳しくない。 ) [Fri 30 Mar 2007 23:13:21]
セツ > ( 屋上の。 その言葉で大分前の記憶が掘り起こされる。 確かあれは、夏も過ぎて秋の香りを漂わせ始めた頃。 ) ――――ああ、カシマ≠ウん。 お久しぶりです。 こんな時間に会うなんて随分と奇遇ですね。 ( 人当たりの好い笑顔を浮かべて、天邪鬼へと話し掛ける。 それが偽名だとはまだ気付いていないようだ。 ) こんな夜更けに、わざわざ探し物かなにかですか? ( 相手の目的なんて全く知らない青年は、世間話でもするかのように訊ねてみた。 ) [Fri 30 Mar 2007 23:08:25]
寒河江未希 > ( 流石に――――流石に、校内の自殺者について書かれているものなんて無いのは分かっていたけれど。 名簿があっても名前は分からないし、やっぱり此処で「あいつ」が何者なのかを調べるのは無理があったか。 せめて「あいつ」が死んだ原因らしきものでも間接的に見つかれば良いかと、一応この本には目を通しておこう。 他に目ぼしい本も見つからず本棚の間から出ようとした時、まん前から灯りが向けられた。 さっきの入室者か。 ) ……ん。 ( 別に知り合いでもないだろうと直ぐに通り抜けようとして、何となく見覚えのある顔のような気がして一瞬視線が合った。 ) ――――ああ。 屋上の。 ( 随分と前の記憶。 1つだけ引っかかった。 特に何をするでもなく屋上でだらだらしてた時だ。 確かそこで幾らか話をした記憶がある。 名前、覚えてないけど―――むしろこっちがいい加減な名前を名乗った記憶がある。 ) [Fri 30 Mar 2007 23:00:18]
セツ > ( 顔馴染みの司書と一言二言談笑を交わし、灯りを借り受けると目的の本がある奥の方の書棚へと足を進めていく。 暫く歩き目的の場所へと到着した所で、この時間帯にも先客が居ることに気付いた。 ) ………――――― ( その姿をどこかで見掛けた様な気がして、灯りをかるくかざし失礼にならない程度に相手を見つめる。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:52:17]
寒河江未希 > ( 誰かが入室した音に小さく顔を上げて、視線を戻せばもう其処に「あいつ」は居ない。 いつもの事といえばいつもの事。 書棚に隠れて入室者の姿は見えないが、男の声がしたのは確かだ。 此処からだと司書の姿も見えない。 無難で面白みの無い「ヴェイトス市大学史」を一応小脇に抱えて暫らく黙り込んだ。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:44:43]
足音 > ―――ええ、そうですね。 それでは大体そのような形で進めます。 ( 図書館のドアが開かれ、生徒と教師の話すあまり大きくない声が静謐な夜の館内に響く。 ) それでは僕はここに用事がありますので。 もう夜も遅いですし、詳しく煮詰める部分はまた後日にさせていただきます。 ( 丁寧な口調で会釈し、教師はその言葉に頷くと図書館を去っていく。 残った金髪の男子学生は受付で借りていた書物の返還を申し出ていた。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:39:26]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『(それは話し声と共に)』 [Fri 30 Mar 2007 22:32:26]
寒河江未希 > ( 接触を図ってきた事は無い。 此方から声をかけて返事をした事も無い。 過去何回か幽霊とかそれらしいものと関わった事があるけれど、あいつは特別無口なのか、意思の疎通が出来ないのか。 だから本当に目の端に映るだけで―――――実害は何も無かった。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:29:47]
寒河江未希 > ( あいつが大学の外に現れることは無い。 廊下や中庭、物陰なんかに立って居る事が多く、時間帯は関係ない。 真昼のうすぼけた晴れの日でも見かけることはある。 暗い時間に比べて昼間はぼんやりしていて、未だにどんな顔をしているのかは分からない。 黒くて長い髪の、私と同じくらいの年恰好の女。 多分、昔の生徒。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:27:38]
寒河江未希 > ( 知覚× 近く○ ) [Fri 30 Mar 2007 22:23:37]
寒河江未希 > ―――――――。 ( 視てる。 書棚の向こう、本と本の隙間。 二つか三つ棚を挟んだ反対側にあいつが立っている。 ずっと居たのか、今さっき来たのか。 私は気付かないフリをしてテキトウな本を引っこ抜き、灯りで照らしながら立ち読みを始める。 ) ( 「あいつ」は幽霊だ。 ずっと前からこの大学に居て、時々私の視界の隅に映る。 髪の長い女の幽霊。 今のところ害は無いけれど、最近はしっかりと私を見ていたり、前より知覚に出てくるようになった。 今くらいの中途半端な距離に居る事が多い。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:22:58]
寒河江未希 > ( 学内の記録みたいなものは無いだろうかと、あまり生徒達の近付かないような奥のほう、乾いた紙の匂いの濃い方へとゆっくり進む。 棚の影になって司書の姿は見えなくなった。 日焼けを防止するためか、窓の数は少ない。 特に書棚の辺りは真っ暗で、手元に小さな灯りがないと流石になにも見えなかった。 ) [Fri 30 Mar 2007 22:11:39]
寒河江未希 > ( 図書室。 窓の外の空は薄曇りで、控えめなランプの照明は室内をあまり照らしてはくれない。 市立図書館程ではないがそれなりに広く、カウンターに一人司書が居る。 暗いし遠くて顔はよくわからないが、じっと座って俯き、何かしているようだ。 私と司書、二人だけ。 気を使うように足音を忍ばせ、書棚に並ぶ本の背表紙に目を通していく。 ) [Fri 30 Mar 2007 21:53:12]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 [Fri 30 Mar 2007 21:48:09]
お知らせ > フィエルテさんが帰りました。 『(あてつけにあった新入生。……掃除が終わったのは深夜だってさ。とほほん。)』 [Fri 30 Mar 2007 18:58:41]
フィエルテ > ( その姿見送れば、笑顔残るまま元気に手を振って。―――でも、その転げる音に目を瞬かせた ) だいじょぶかなぁあの子。なんか危なっかしぃなぁ。 ( それでも、微笑ましい視線で。可笑しそうに笑う ) ―――さて、とぉ。早くやっちゃわないとまーた説教だぁー。……大体なんであたしが「大学入学したてだから、御掃除しながら学校見学でもしてみて」なんて、地図渡されておそうじー、なんだろー…… 絶対、ついで、だよねぇ。 ( そんな、オチ。うんざりだぁー、ととほほん眉寄せてどっぷり憂鬱そうな溜息。手をかける其れは箒とバケツ。中には水と雑巾。 ) もうひとっぱし、頑張るか!花嫁修業だと思って……っ!! ( えいえいおーと言わんばかりに箒を持った手高らかに上げ、うんしょ、っと―――まずは、箒で一生懸命掃く!ひたすら掃く! ) [Fri 30 Mar 2007 18:58:09]
お知らせ > ドリィさんが帰りました。 『少ししてから曲がり角の向こうで、ころんと誰かが転げる音がした?』 [Fri 30 Mar 2007 18:53:02]
ドリィ > ありがと、ございま、す… (頭に置かれた手に…少し、擽った気に身体震わせてからコクンと頷き一つ。 そんな仕草と共に、ちょっとだけ安心した様な表情を向ければ離れていく指先に名残惜しげに吐息吐き出し――) は、い… あの―― 頑張って、みます… (覗き込む仕草に… 恥ずかしげに俯き、コクン。 頷いてから立ち上がり…――) は、い… その、覚悟…され、ます――(くすくすと笑う彼女へと、困った様な笑みを返しながら… 階段から立ち去るだろう。 ふらふらと、のろのろとした早歩きで  ) [Fri 30 Mar 2007 18:52:00]
フィエルテ > ( 最初会った時の様子よりも、幾分か安心したような吐息が聞こえて、内心ほっとする。それが表情に出るように、綻ぶような笑顔がこぼれた。 ) ん。 がんばっ。 ( 申し訳そうな顔に、くす、と笑ってもう片方の空いた手、ぽんと頭に手を置かんと。離れた指は自然に――― ) ……なーんもしてないよぉ。 ( 深く下げる頭にそんなにかしこまっちゃやーよ、と言うように手をぱたぱたさせて。 ) ……また会えるといいね。そしたらもっと、ドリィちゃんが笑ってればいいけどなぁ。 ( にっこり笑ってつらそうな顔に、ね?と覗き込むような仕草。片目瞑って ) じゃっ、またね?あたし新入生だから此処のコトよくわかんなかったりするんだケド……教えてもらいに行くかもしれないから ( 悪戯に微笑みかけて立ち上がり貴女の前に、人差し指出し、「覚悟しろー」と軽いノリ。それからくすくす笑って手をひらひらさせた )  [Fri 30 Mar 2007 18:46:34]
ドリィ > (絡めた指を握られれば、少しだけ安心した様な吐息吐き出し―― コクンと小さな頷き一つ。 してみせるも―― ) は、い……… 頑張って、みま、す… (返せる言葉は、酷く弱々しいもの。 吐き出して、また申し訳なさそうに俯けば… 絡めた指をゆっくりと離そうと、し――) …… あ、の… フィエルテさん… ありがと、う… ございま、した… (彼女の言葉には、答えられず―― ただ、その言葉を吐き出して… 深く頭を下げる。 まだ少し辛そうな顔で――けれども、幾らか楽になった様な吐息を吐き出しながら  ) [Fri 30 Mar 2007 18:40:46]
フィエルテ > ちゃんと「やだ」ってゆわなきゃ。……ハッキリ断らないと、傷つくのはドリィちゃんだよ? ( その声は咎めるわけでもなく、ただの意見。相変わらずの笑顔浮かべて、握った指をちょっとだけ強く。「自分を護る為には、ノーって言うことも大切だ」と ) ……それとも、アレ?……ものすっごい恐い人に絡まれて断れない状況とか?!( 広がる妄想。それじゃー無理だよねぇ、と眉を寄せて唸った。「ひぇぇ」と言わんばかりに ) [Fri 30 Mar 2007 18:32:33]
フィエルテ > ( 俯く彼女にううん、と首を振った。気にしてない、と言った態度と表情。沈黙には、彼女が何か言葉を発するまで何も言わなかった。ぎこちない笑み見れば、微笑み返し「うん」と頷くだけ。絡んだ小指に ) ありがと。 ( と、礼を言った。嬉しそうに笑う。「全部は話せないんですけど」 ) うん。 ( いいよ、と。その後は黙って。 ) ――― 。 ( 俯きながら小さくなっていく彼女を見ていた。きっととてもマジメなんだろう。だからこうやって「ワルイコト」とか罪悪感に埋もれたようになるんだ。沈黙に沈黙。少女はただ、彼女の言葉を頭の中で繰り返すように思いめぐらせ―――その後 ) やりたくないし、イヤなんだ?……でも、飲み込まれちゃう、かぁ。 ( うぅん、と唸る。なるほどぉ、と。つながれたままの指、やんわり握るまま。 ) それって、世間的なワルイコト? ( 不意に軽く聞いてから ) ……ワルイコトってさぁ、 周りから見るワルイコト、と、明らかにワルイコト、ってゆーのがあると思うのねーあたし。……うーん。 ( 上手い言葉が見つからない、と間。 ) ……ドリィちゃんはそれがつらいんだね? ( やんわり問いかけ ) だったら―――  [Fri 30 Mar 2007 18:30:44]
ドリィ > ぇっと… わたし、こそ… 何か、心配させちゃって… (呟いてしまえば、申し訳なさに相手の顔を見詰める事が出来なくなって俯いてしまう。 そんな状態で暫し沈黙すれば―― 投げられた彼女の言葉に、沈黙を続けた侭… 暫し思案をはじめて――……) ……… わかり、ました… (顔を上げれば… 少しだけ、まだぎこちない笑み。 浮べれば、差し出した指に… 自分の指を絡め――) あの … 全部は話せないんです、けど―― 私、悪い事… してる、んです。 本当はやりたくないし… 凄くイヤな筈なのに… 気が着いたら… 飲み込まれちゃったみたい、で――…… (指を繋いだ侭… 呟く言葉。 けれども、其れは途中で小さくすぼまれば…段々と顔も俯いていき―― そして再度訪れた沈黙に飲まれて消える、だろうか ) [Fri 30 Mar 2007 18:23:53]
フィエルテ > ( 泣きそうな顔を見た。「マズイこと言っちゃったかな」と、慌てた直後謝られ、 ) え、いや、ううん。こっちこそ、軽薄なこと言っちゃってゴメンね? ( 申し訳なさそうに謝ってみるけど、顔見ればぎこちない、笑み。なんだかまた罪悪感が。胸がちくちくする。心配そうに、息を吐く。 ) ――― んー……。 ( 「相談したほうが」 不安げな顔。じ、っと見られ、固まった。真剣な瞳に視線逸らせない。……真剣な顔、貴女に向け。それから、先程の様な明るい様子で微笑んだ )  ドリィちゃんが相談したければ、かなぁ。言いたくなかったり、言えなかったりするなら言わなきゃいいと思うし。話してスッキリするなら、聞くよ? ( 顔覗き込むように、そして。 ) あ。勿論、聞くなら他言無用ね。 ( 不安げな顔をする少女だから、なんとなく言ってしまった当たり前のこと。そっと小指差し出して、ゆびきりげんまんを促そう。にっこり笑って ) [Fri 30 Mar 2007 18:18:08]
ドリィ > (『悪イコトシテナインデショ』 その言葉に、ビクンと身体震えれば… 一瞬だけ怯えた様な表情。 思わず思い出してしまった黒ミサでの 『悪イ事』 に、今にも泣きそうな顔になりつつも… それを堪えれば、また深呼吸吐き出し――) すいま、せ…ん、それと… ありがと、ござい…ます(ぺこりと、頭下げて… ゆっくり、笑みを浮べてみようとするだろう。 多分、凄くぎこちないものになってしまうだろうけど―― そして …) あ、の… やっぱり… そう言うコトって、相談とか… した方が良いの… か、な?(体勢を前に直して座り直す彼女へと、投げ掛けるのは… そんな問い掛け。 震えた瞳と、真剣な表情で問いかければ… 不安げな顔をじっと向けてくるだろう、か ) [Fri 30 Mar 2007 18:12:19]
フィエルテ > ( 「ごめんなさい」 小さな言葉。震える声色、溜息。涙。つらそうな表情。口篭る少女に、此方は眉を寄せる。 ) ……んもう。謝っちゃだめ。なんも悪いことしてないでしょドリィちゃん。 ( めっ、と人差し指で貴方の顔の前。 ) ……何があったかわかんないけど、とりあえずあたしはこんなんだから、そんなに気使わないで?ってゆーか、硬くなんないで?? ( ね?とお願いするように。にこ、と笑って。両手合わせて顔覗き込んだ。 ) とりあえず…… ( よっこいせ、と体勢を前に。座りなおして ) なんか、イロイロあったんだね。つらいこととか、さ。 ( 大事な部分には触れないように、ちょっと真剣な表情で、呟いた。無理に語ってもらいたいわけじゃなく、自分に気を使ってほしくなかっただけ。 )  [Fri 30 Mar 2007 18:07:36]
ドリィ > ――――――……… ん、ぅ… ごめ、んなさい… (此方の言葉に、あえて必要以上に踏み込もうとしない彼女へと… 視線合わさずに申し訳無さそうに言葉呟けば、小さな溜息一つ。 けれども、申し訳なさ以上に恐怖と  もう一つの感情  が自分を支配してしまえば、一瞬だけ辛そうな表情を浮かべ、て――) …… ぁ、は… い。 その、絵… 描いてて、えぇっと… (そんな事も相まってか… 返す言葉はボソボソと小さく情けないモノ。 吐き出していく度に申し訳なさそうな表情は更に深まり――  ポツリ。小さく ごめんなさい なんて呟くか) [Fri 30 Mar 2007 18:03:09]
フィエルテ > ( 儚い微笑、とん、と、隣に近づくように、一段、二段。許されれば貴女の隣に腰かけようと。 ) ……変じゃないよぉ。それくらいツラいこととかあったのかなぁって。 ( にこっと笑って首振った。でも、貴女が話さないようならばそれ以上踏み入ろうとすることもなく。 ) そっか……。 ん?ドリィちゃん?芸術科なの?! ( ぽそぽそとゆっくり喋る其れに、此方は相変わらず大きく驚いた。 ) うわぁ、凄いなぁー。芸術かぁ。えと、音楽とか?絵?それとも御芝居? ( 興味津々、というように、ニコニコ笑って尋ね。っていうかドリィって名前可愛いねーと、すっかり勝手に友達感覚。 ) [Fri 30 Mar 2007 17:57:52]
ドリィ > ―――― (持っている道具や、来ている服から掃除中だろうか? なんて、ぼんやりと思いながら彼女の姿を見詰めれば… 指摘された言葉に慌てた様に、けれどもゆっくりと腕で目元を拭い…) ほんと、ですね… 何で泣いてるんだろう。 変…ですよ、ね?(なんて、曖昧で儚げな微笑。 浮べながら、階段へと座り直せば―― 深呼吸、一つ… 二つ… 三つ――) …… 多分、そんなたいした事じゃ… んんっ… 私はドリィ…です。芸術科の…… (吐き出す言葉は、矢張り曖昧なソレ。 ボソボソと呟いてから、また目の下拭い去り―― それから、此方からも名前を名乗り返すだろう。 ゆっくり、ボソボソと) [Fri 30 Mar 2007 17:53:14]
フィエルテ > ( 顔もドレスも埃だらけ。誇り(フィエルテ)を持って埃を誇りに思え!……なんちゃって。すみません。 ) ( そんな調子でぱたぱたとドレスの埃はたきながら「ああ、いやんなっちゃうわぁもぉ」と嘆く姿は眉下げて。震える声音にそっと見える泣き顔に、にっこり笑って ) だって、泣いてるじゃない。 ( 指差して、軽い調子。大丈夫ぅ?と、首傾げてバケツを床に置いた。箒も立てかけて ) ……あれ。もしかして、自覚してなかった?? ( 口許に手当て、瞬き何度も。思わず目を丸くして。見遣る貴女にちょっと近寄ろう。 ) ……そんなにツラいことでもあったの?? ( 腕を後ろに回して、覗き込もうと。私でよかったら聞くよー?と、軽いノリ。 ) ……あ。あたしね、フィエルテ。文学部の生徒だよ。はじめまして、だよね。 ( 片手まで握手を求めて差し伸べて、にっこり笑った ) [Fri 30 Mar 2007 17:45:49]
ドリィ > ―――― ふぇ?(ビクン… と、閉ざした視界の中…不意に耳に入った言葉に身体震わせてしまえば… 恐る恐ると、瞳開き――) …… あ、の… 私泣いて…たんです、か?(―― 吐き出すのは、いつも通りの… 下手をすれば、何時も以上に怯えた様子の声音。 吐き出して、体を起こせば… その少女の姿をマジマジと見遣ろうとするだろうか ) [Fri 30 Mar 2007 17:38:56]
フィエルテ > ( 手にはバケツと、箒を持っている。水色のワンピースの少女。腰には確りエプロンまでつけて。 ) [Fri 30 Mar 2007 17:34:17]
フィエルテ > あーつっかれたぁ。なんでこんなトコの掃除なんかしなきゃいけないかなぁ。魔女さんたちの箒に任せちゃえばいいのにぃ。 ( そんな御気楽な声音とともに、たまたま足を運んだ其処へと。つらそうな溜息を耳にして首を傾げる。―――誰か居るのかな。 ) ( 「こわい、なぁ」その言葉、耳に届けば―――誰かが居ることを確信したように、足進め。 ) ………泣いてるの? ( そぉーっと、声をかけてみる。覗き込むように、適度な距離をとって。軽い、声かけ。 ) [Fri 30 Mar 2007 17:32:01]
ドリィ > ―――――――― (その溜息を吐けば… 暫し、沈黙。 頭の中では、グルグルと最近上手く描けない絵の事や、心配している母親の事。 不審気な目を向ける級友の事が頭を巡っていく。 巡っていけば、その全てが辛く感じ―― 誰かに…全てを吐き出してしまえれば楽になれるんだろうか? なんて、思うも――) …… こわい、なぁ (―― 露見への恐怖。 その最後の一線が…それを押し留めてしまえば… 揺れる瞳から涙溢れさせながら―― また溜息…一つ。) [Fri 30 Mar 2007 17:28:41]
お知らせ > フィエルテさんが入室されました。 『(その溜息を耳にした少女は)』 [Fri 30 Mar 2007 17:27:46]
ドリィ > ―――― まほう… 魔法… マホウ… マ・ホ・ウ… まほう、かぁ… (怪談の角で、少し痛い背中。 それをさして気にする事も無く… ブツブツと同じ単語を呟けば、ふっと―― 魔法なら、誰かが解いてくれるんじゃないだろうか? なんて―― 縋る様な思いを、其れに向ければ… 天井へと向けて手を伸ばし…) 水蓮先生とか… 詳しいのかな? 魔術科の人に頼れば… 何とかなるのかな? けど―― (その手の先へと投げるのは、縋る様な言葉。 けれども、その先にある―― 事態が露見する事への恐怖と、嫌われる事への恐怖。 そして、露見した事で教師から報復されないだろうか? そんな考えが頭を過ぎってしまえば… 揺ら揺らと揺れる瞳、そっと伏せて―― 辛そうに溜息、吐くだろう。 ) [Fri 30 Mar 2007 17:23:26]
ドリィ >  やだ、なぁ… いやだ、なぁ…(望んで連れてこられた訳じゃない。 この大学の教師の一人に無理矢理連れてこられて来た場所。 あれも自分が望んでいる行為ではない―― だと、言うのに… 今では、あの場に訪れてしまえば熱を求めて乱れてしまう。 まるで、自分の体を誰かに乗っ取られてしまった様な錯覚―― そんな錯覚を思い返せば、天井を見上げる瞳を揺ら揺らと揺らして… 切なげな吐息吐き出し…) ………… わるい、まほうでもかけられちゃったの、かな… (漏らすのは、何処か… ナニカに縋ろうとする様な呟き。 吐き出して、腰掛けていた体を後ろへと倒せば… 怪談の上で、ぐったりと力を抜き去って――…) [Fri 30 Mar 2007 17:18:00]
ドリィ > ―――――――― (少し前までは、酷く恐れていた場所。 あのダークサイドの入り口のあった場所へと腰掛けた少女は… ぼんやりと、天井を見詰めながら… ふっと、吐息吐き出し――) ―――――― あれが、ほんとうのわたし、なのかな… (―― 吐き出し、思い返したのは… 昨夜の乱れ切った自分の姿。 幾人もの男に玩ばれていると言うのに、それを望んで受け入れている自分自身。 目が覚めてから、何度も否定して…けれども、体中に残る痕がソレを許さない―― そんな、姿 ) [Fri 30 Mar 2007 17:14:29]
お知らせ > ドリィさんが来ました。 『何時かの屋上怪談。腰掛けて天井を見遣る。』 [Fri 30 Mar 2007 17:10:57]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 『( 魂は、落ち着かなかった。 )』 [Thu 29 Mar 2007 23:46:35]
水蓮 > ( 揺らぐ魂を誤魔化すために、歩きながら水蓮は思考する。 ) …………そういえば………顧問を探しているとか……そんな噂を聞いたな…………魔術科の学生だったかなあれは。 なんといったか………トキノミヤコ系だと思ったんだがな。 なんだったかな、まあ、いいか。 しかし顧問ね………私も何か、そういうのもやってみたいものだな。 ………そういえば彼女は。 ( 彼女は、ドリィの姿は最近見ていない。 というか、数ヶ月。 あの日の邂逅以来、ずっと会いたいと思っていたけれど、なかなか機会がつくれなかった。 いまはどうしているのだろうか。 そう思うと、なんだか無性に逢いたくなって来てしまった。 このぐらぐら揺れるかすれた魂も、癒してくれるのではないかと――――もはや、儚い希望を。 ) [Thu 29 Mar 2007 23:46:16]
水蓮 > ( 背筋を伸ばし、深呼吸をする。 それは生前の記憶ではなく、単なる人まね。 生前の癖や仕種など、もう覚えていない。 魂がかすれてしまった。 ) ………………………クールになれ、水蓮。 お前には高鳴る心臓もない。 沸騰する脳もない。 息切れする肺もない。 お前にあるのはかすれた魂だけだ。 ………クールになれ。 ( 心を落ち着けることはそれほど難しくはない。 だが、あえてそれをしなければならないくらいには乱れていた。 ここ数日、いや下手をすればもっとずっと前から、乱れっぱなしだ。 ) [Thu 29 Mar 2007 23:36:38]
水蓮 > ( 考えてみれば不思議な話だ。 こうして活動するようになってからも、このうまく動かせない体にもどかしさを感じたことはない。 きっとそれは、生きるための行為をしなくてよく、移動も助手に任せているから。 ) …………………そんな、人間をとうの昔にやめてしまったような私が、なんでまたこんな、訳のわからない焦燥なんて感じなきゃいけないんだか………。 ( 虫の報せ、だなんて。 それは身体機能が存在するからこそ発生する、身体不調による気の迷いでしかない。 そんなものはこの人形の体には存在しないはずなのに。 その不可解な事実が更に苛立たしく感じられて、思わず壁を叩いた。 いや―――力ないそれは撫でた程度にもならないけれど。 ) [Thu 29 Mar 2007 23:26:12]
水蓮 >  ………………………苛立つね。 無性に腹が立つ。 おぞましいまでに魂が煮えくり返る。 だが単純な怒りじゃない。 なんというのだったかなこういう感情を。 そんなもの忘れて久しいよ、まったく。 ( 部屋の扉をくぐることはなく、結局、水蓮はその足で廊下を歩き始めた。 「ジンクスと無意識下の魔力発露」の関係…………、 ) はん、下らない。 不機嫌のあまり魔力が吹き出たってことさ。 ( なにに不機嫌なのか、どうして不機嫌なのか、その複雑な感情がなにで構成されているか、なにもわからないまま水蓮は廊下を歩く。 ぎこちなく、人形の体を無理矢理に動かして。 ) [Thu 29 Mar 2007 23:16:31]
水蓮 >  …………………今日はここまで。 次回までにジンクスと無意識下の魔力発露に関するレポートまとめてきなさい。 ( 行くよ。 唐突な終了宣言に呆然とする中、助手は比較的早く覚醒し、慌てて荷物をまとめると、仏頂面の人形講師の乗った荷台を転がして、講義室を出て行った。 助手には拒否権はなかったし、発言権もなかった。 ただしたがい、指示されるまま水蓮にあてがわれた部屋まで運び、そして逃げさるように「資料整理」に行った。 官僚の使う言い訳のようである。 ) ………………ふん。 [Thu 29 Mar 2007 23:06:29]
水蓮 >  トキノミヤコにある面白いジンクスでね。 お茶の表面にこう、縦にお茶の茎が立つと、いいことがあるというジンクスでね、面白いだろう。 ( 急な話の展開に、講義室はざわめくこともできずぽかん、としている。 すっかり、人形講師のなにかに、当てられてしまったかのように。 ) ジンクスってのはいろんな国にある。 お国柄というのもある。 でもまあ、どこでも大体似てるのが、カップや皿が、何もしてないのに欠ける、とかね、そういうの。 ( 学生の視線が思わず、助手の手にある真っ二つに折れたチョークに向かう。 助手自身も、自分の手の中のそれを一瞥した。 だが人形講師はまるっきり気にした様子もない。 ) 言うまでもなく嫌な事がありそうってやつだ。 それプラス、いま私は物凄く不愉快な虫の報せを感じてる。 今日だけじゃないってのが困った話だが………ああ、はっきり言おう。 ―――私はいまものすごく不機嫌だ。 ( ぱちん、と人形の指が鳴らされ、風船が割れたかのように室内が「はっ」とした。 ) [Thu 29 Mar 2007 22:56:16]
水蓮 > ( なにせ、それはもう三度目だった。 真新しいチョークが、講義開始早々に、連続で三本も圧し折れている。 原因が助手でないのはだれもがわかっていた。 誰より困惑しているのは助手であったし、普段以心伝心の働きを見せる助手が、謝罪と言い訳を述べるくらいだったのだから。 ) …………………………ふん……………。 ( 助手の申し訳なさそうに歪んだ珍しい表情を一瞥して、水蓮は再度つまらなそうに鼻を鳴らした。 いくら人形だからといって、その実人形らしからぬくるくると忙しない中身を見せてきただけあって、そうやって本来の人形のように動きをなくすと、不気味さは相乗である。 そして睥睨するように講義室を見回し、 ) ―――茶柱って知ってるかい? ( と唐突にのたまった。 ) [Thu 29 Mar 2007 22:46:21]
水蓮 > ( 助手が黒板になにやら文字を書き続けていたチョークが、圧し折れた。 ) …………………ふん。 ( そしてその音に、水蓮は、人形先生は珍しいことに、というよりは普段からして陽気な雰囲気を振りまくだけに初めてといってもいいだろう、思う様不機嫌そうなオーラを、周囲の空間に侵食させていた。 表情などまるでなく、感情など何も伺えない。 ただひたすらに不機嫌そうだった。 ) [Thu 29 Mar 2007 22:36:25]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 『( ―――ぱきん。 )』 [Thu 29 Mar 2007 22:33:50]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( もう、二回生か )』 [Wed 28 Mar 2007 19:54:38]
跡野末理 > ( 『心霊研究同好会(仮)』 を興せば、学内での活動制限が減る。 例えば寮の門限破りや立ち入り禁止区画への侵入が万一発覚した場合でも誤魔化し易いし、始めから許可を取っておく事も出来るだろう。 大学が保有する情報の閲覧や、機材の貸し出し、部費としての資金援助に、他学部他学科の学生と集まり易い部室も手に入る。 …部費と部室については限りがあり絶対とは言えないが、手に入れる…! )   ( そんな風にでしゃばっても不自然でないくらいの成績には、なっているだろうか。 とりあえず、部員をあと二人と顧問を確保しなければ、申請できない ) [Wed 28 Mar 2007 19:54:18]
跡野末理 > ( 入学してからの指示も全く無かったため、開き直るのに時間はかかったが… 飛燕… おそらく 『裏飛燕』 になるのだろう自分の属する組織の意図は、大学という魔術研究機関の内偵にあると当たりをつけて、行動の指針も定めている )   ( もしかしたら、興味深い学生二人と出会った事の方が踏ん切りを付ける助けになっているのかもしれないと思いつつ… どちらでも同じこと。 研究機関に残るような成績を修めようと言うのなら目立たなければしょうがないし、それなら、それにも関わる事で妙なサークルを立ち上げるのに問題は無い。 『現実が噂されるのではなく、噂が現実になっているのではないか』 【ダークサイド事件】 で抱いたそんな意識と、彼女達に対する興味… どちらが強いのかよく分からないが、【カタリナ事件】 や 【黒船事件】 の中で彼女達を見ているのは楽しかった。 …もっとも本人にそんな意識は無く、事件に対する興味の為に一緒にいるのだと思っているけれど… ) [Wed 28 Mar 2007 19:43:17]
跡野末理 > ( 生まれ育った忍の隠れ里から、表立ったアマウラの諜報機関 『忍者団体・飛燕』 へ厄介払いのように出向を命じられて… 特に具体的な指示も与えられぬままヴェイトス大学へ届けるよう托された書類は、自分の入学願書だった。 …ちょっとしんみりとした気分で別れを済ませた後の一応恩人と、一月と空けずに再開したのは気まずかったっけと思い出し、微苦笑を零す。 機構士のあいつは、まあ元気にはしているのだろうけど、どうしているだろう。 ペンや煙草に偽装した爆弾でも作ってもらいに行ってみようか… 大学の交友関係の都合それもあまりうまくないのは、さておき ) [Wed 28 Mar 2007 19:20:20]
跡野末理 > ( 年度の終わりに発表されたそれを眺めて、セーラー服のお下げ髪は不満そうな顔をしている。 交換学生である都合 『スランプ』 という事にしていながら、実は魔術体系に触れるのが初めてと言っても良いような状態であれば、概ね満足する結果かもしれないけれど…。 怠けていれば能力は衰えるという自覚が今一つ甘い元エリートにとって、『頑張ってもそこそこ』 という結果はショック ) ―――付け焼刃だものね。 こんなものでしょ。 ( 一言言い聞かせるように呟いて、さっさとその場を後にした。 …もう結果が出ているものに対して、それを踏まえた今後を考える事はあっても、それ自体をいつまでも気にはしない… ) [Wed 28 Mar 2007 19:04:56]
跡野末理 > ( ―――微妙にツマラナイのはおいといて。 頑張ればそれなりの成績にはなるものだけど、逆に言えば運や才能と呼ばれる部分で頑張ってもそれなり以上の… 例えば年間首席をとるのは、そう簡単な事ではない。 ヴェイトス島の最高学府であるヴェイトス大学で、それを用いるには素養が大切とされる魔術科であれば尚更。 …それは異能に対しての順応性といったものは持っていても、ここへ来て初めて魔術を学んだくノ一も例外ではなく、上位に喰い込んでいるものの、トップ10などには届かなかった… ) [Wed 28 Mar 2007 18:55:07]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 【成績順位判定:0に近いほど高く、9とか追試すら】 )』 [Wed 28 Mar 2007 18:44:51]
お知らせ > シーサ=センザキさんが退室されました。 『(背後が誤爆入室。 お目汚しログ、大変失礼しました……orz)』 [Mon 26 Mar 2007 23:53:59]
お知らせ > シーサ=センザキさんが入室されました。 『ふーん。』 [Mon 26 Mar 2007 23:52:35]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 そう、本当に、どうしたいんだろう。 』 [Wed 21 Mar 2007 22:32:13]
寒河江未希 > ( 何か人とは違う凄い能力だとかそういう実感は無い。 だって見えるものは見えてしまうんだし、見えてない人の感覚なんか分からない。 それにただそれだけの事で、だから何が出来るって別に。 冗談で死神に言った言葉、是非ともなんて笑いながら返されたけど。 「死神代行」なんて肩書き、将来何処で役に立つ事やら。 私は別にそんな、誰かの役に立ちたいとかじゃぁなくって――――。 ) [Wed 21 Mar 2007 22:31:46]
寒河江未希 > ( 「怪物」“カタリナ”はもう居ない。 死んだわけではないけれど、この世の何処を探してもアレは何処にも居ないだろう。 アレはソウイウコトだ。 私も一歩間違えたらそうなっていたし、実際あの時はそれも視野に入れて居た。 妙な義務感に熱でも出てたんだろう。 それとも帰ってこれる確証でもあったのか。 行き当たりばったり気味ぶっつけ本番の最中に考えた事だ。 もう覚えていない。 ) ( 夜の校舎の中、灯りの消えた廊下を一人歩きながら、漠然と「幽霊」がまた何処かで私を見ているんじゃないかって窓から向かい側の校舎を眺めながら歩く。 ) [Wed 21 Mar 2007 22:28:09]
寒河江未希 > ( 私には幽霊が見えてるみたいだ。 ソレらしいものをこの学校で初めて見てから随分と経つし、そうらしいって話を吸血鬼と死神とあとはなんだっけ、そうだ、天使(自称)から聞いた。 たまになんだかよく分からない物が視界の隅に写ったりするのはどうも気のせいばっかりじゃないみたいで――――怪物退治なんかやってのけてからこっち、一部に過大評価されてる感もある。 ) …まったく、なんだよ「心霊研究同好会(仮)」って。 ( 反動をつけて起き上がり、中古ギターを肩に掛けて立ち上がった。 汚れた背中とお尻を軽く払って、屋上から校内に戻る扉へ向かう。 其処が「怪物」と戦ったって場所。 私とあと二人以外誰も知らない話だ。 ) [Wed 21 Mar 2007 22:22:03]
寒河江未希 > ( 変化はしているんだろう。 私自信それなりに変わったり成長したりしたと思うし、私の身の回りは1年前、2年前とは全然違う。 それでいて結果としてはそう悪くは無く――――むしろ幾らかぼんやりとしていた視界が晴れたような、吐き気が収まったような、ああ、そうだ。 煙草の吸う数が減った。 目の前で吸うと嫌がる連中が居るからだ。 「やめなさいよ」とか「やめたほうがイイヨー」とかいちいちうるさいこと。 ) [Wed 21 Mar 2007 22:14:01]
寒河江未希 > ( 毎年こんな事を言っている気がする。 そんな自分も嫌いだし、それだけ世界に変化は無くて、それだけ私に進歩は無くて、だったら何の為に生きてるんだなんて話になったりして。 こんなのはそう、分かってる、ただのこの季節特有の気だるさだ。 無闇に目が乾いて眠いからこんな風に毎日が不毛に見えて、それ以外の事だってあるのにそれしか見えてないってだけの事で。 そんな暇があるんだったらやる事なんて幾らでもあるだろうに。 )  [Wed 21 Mar 2007 22:05:51]
寒河江未希 > ( [Wed 21 Mar 2007 22:02:06]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 [Wed 21 Mar 2007 22:00:42]
寒河江未希 > ( 私は春が嫌いだ。 生温い空気、薄ら暈けた色をした空、雨が降り出しそうな匂い。 窓から差すじわじわと気だるい陽光が巻き上がるチョークの粉を浮かび上がらせ、コツコツとボードを叩く音と誰か講師の大きな声が右から左へ通り抜ける。 浮き足立った空気がそこかしこに流れているようで、その実誰もがぼんやりとして気だるい顔。 原因不明の嫌悪感に苛つく私はそうして今日も教室を抜け出した。 講義はとっくに終わって夜。 屋上で一人寝そべり、ぼんやりと過ごす。 ) ( 毎年の事だ。 ) ( この間、私は17になった。 ) ( 進歩のないこと。 ) [Wed 21 Mar 2007 21:58:29]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 『 85:Lukewarm wind Dim sky Smell of rain.』 [Wed 21 Mar 2007 21:52:01]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( とりあえずは、魔術の練習。 暴発が危険な、そんな段階に入る頃か )』 [Sun 11 Mar 2007 08:12:42]
跡野末理 > ( あちこちに顔を出しているとは聞いていたけれど、魔術科にもか。 となると、これは本当に脈ありなのではないかと思う。 ―――学内での活動範囲を公明正大に広げるため、大学から予算を得るため、あると何かと便利な部室を持つために、立ち上げようかと考えている心霊研究同好会(仮)の話。 部員は今のところ三名。 立ち上げるにはあと2名の部員と、顧問が必要だった ) ―――あと一人ね。 ドリュートレスだっけ… ダークサイドの… 正気保ってるかしら。 懲りちゃってなければ… ( 別件で大変な事になってるとは露知らず、そんな事を。 …顧問? 機会があったら、まず人形先生に当たってみるつもりだ。 『理論魔術科』 彼女(?)の開講しようとした講義について、情報を得ることはできるだろうか… それでなくても興味深い、不思議の塊みたいな人だし、脈はあるのではないかと思う ) ―――さて。 [Sun 11 Mar 2007 08:11:59]
跡野末理 > ―――〜やっぱり魔術かしら。 ( 人気の無い食道。 椅子の足を片側二つ浮かせて、ふらふら。 頭の上で腕を組んだ。 …取っ掛かりは掴んだ。 元々、魔術とは異なる大系だけれど根源は同じくするのかもしれない異能の使い手という事もあって、魔力といったものを捉えられるようにはなっている。 使いこなすのはまた別の問題としても、入り口には立てたのだろう。 飛行術は未だに上手くいかないものの、それだって飛ぶことは出来るし、概論から各論へとカリキュラムが移れば、また理解も深まると思っている。 とりあえず注目は、人形先生と子ども先生の講義か… )   ( そういえば昨日、人形先生の講義で珍しく質問者が出た。 誰だと思ったら睡眠不足で挙動不審になる先輩だった。 *そろそろ忘れてあげるべき ) [Sun 11 Mar 2007 07:59:40]
跡野末理 > ( 延期になって明日から、と予定していたものが無くなって… どうせ、いつもだって用事で詰まっているわけでもないのに、ちょっと手持ち無沙汰な感。 伸びをするように背凭れに背を押し付けて、足をふらふらさせている。 …エミキーは、アマウラは知っているだろうか。 コッタとか… 妙なものに誘ってばかりでもナンだし、それこそ今度こそ、割と手近な自分の故郷を見に来ないか誘ってみようかと思うけど、帰る場所は無く… 温泉旅行については、締め切りになっていた。 …他には、細工物の材料を集める、という冒険者向けの仕事がある…。 機構士なんだけど、海賊だか旅人だかよく分からないような元貴族?を誘って請けてみようかと考えて… これもダメ。 元気にしているかは気になるものの、ツンデレにあらずデレ不足な感覚は、顔を合わせ難いと思う…。 『会いに来なさいよ』 なんて、考えもしない。 しないったらしない ) [Sun 11 Mar 2007 07:49:29]
跡野末理 > ( 『ちょっと拘束時間の長い推理ゲームに参加する』 それだけの仕事。 今回は気絶させられるという条件が付いて、更に報酬も減ってしまっていたけれど… それだけでお給料が出ると言う信じられない仕事は、以前にも請けたことのあるもので、その時に貰った百万はまだ殆ど手付かずのまま残っている ) 〜話が上手過ぎて、『気絶』 とかその辺の条件を警戒されちゃったのかしらね――― ( 案外それが正解だったのかもしれないが。 参加者が集まらずに実施不可能となればその確認も出来ず、惜しいと思ってしまうばかりだ ) 〜まぁ、この時期皆忙しいって事なんでしょうけど。 ―――暇だわ。 ( 平日であればきちんと朝食をとる派の学生で賑やかな食道も、休日とあっては静か。 …それでなくてもこの時期は休講になるカリキュラムも多く、暇になった学生は旅行に出たり帰郷したりと、寮を空けている者もいる… )   ( 自分も魔術科のカリキュラムのいくつかが残っているだけで、飛行魔術の実技試験が終われば、他をちょっとサボタージュしてアルバイトに数日を費やすことも出来る状態だった ) [Sun 11 Mar 2007 07:32:55]
跡野末理 > ( 魔術科女子寮の食堂で早めの朝食をとりながら、曇り空を見上げ、セーラー服のお下げ髪が気の抜けた溜息を零している )   ( とは言え、テーブルに置かれたトレイの上、アマウラ定食は焼き魚の骨だけを残して綺麗に平らげられており… バレンタインは船の上で、一応恩も感じてる知り合いの機構士に義理の一つも渡せなかったけれど、恋煩いということもない様子。 ―――よくつるんでいる(と見られている)二人とは、やれ同衾していたの、脱いでいただの、脱がし合っていただのと噂されているものの、その実浮いた話は特に無い )   ( 請ける事になっていたアルバイトが、お流れになった ) [Sun 11 Mar 2007 07:21:28]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 残念 )』 [Sun 11 Mar 2007 07:10:13]
お知らせ > セツさんが退室されました。 『……タイトルの意味が解らない…! (何時ものことだけど真面目に悩む。考えるだけ損なこと。)』 [Sun 11 Mar 2007 01:01:51]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 『( 講義室はざわざわと私語に包まれて。 )』 [Sun 11 Mar 2007 01:00:29]
水蓮 >  それでは諸君、次回の講義は「茶色茶色って言うけど本当に茶色のお茶ってあんまり見ないよね」ってことで、ごきげんよう! ( がらがらがらがらがら。 助手が台車を押していく。 講師は台車の上で手をふる。 そしてその姿勢のまま講義室を去っていった。 ―――シュールである。 ) [Sun 11 Mar 2007 01:00:13]
セツ > (吸血鬼など死んでしまえ。 それだけは純粋な思い。 全てを奪う根源となったあれだけは決して許すことが出来ない。) わかりました。 もし機会があれば訊ねたいと思います。 (人当たりの良い笑顔でありがたくその言葉を受け取る。 そして授業の終わりを告げる講師の声。 青年は折れた羽ペンや要点を書き記したノートなどを鞄の中にしまいはじめるとしようか。) [Sun 11 Mar 2007 00:58:14]
水蓮 > ( 羽ペンの折れる音に視線を向けたが、しかし何も言うことはない。 魔術を扱うものたちの話で、反応するものは少なくない。 魔術とはどう使おうが、多大なる影響を及ぼすのだから。 ) いやいやどうも。 なにかまたわからないこと、知りたいことがあったら私のところにきなさい。 私は頭はよくないが知識量は自身がある。 ………いささか古い情報ならね。 ( さて、講義に戻ろうか、どこまでやったかなと記憶を探る最中、助手が耳打ち。 ) おっと―――時間のようだ。 諸君、今日はここまで。 ( よいしょ、と台座に乗る人形。 助手が道具を片付けるのを待つ。 ) [Sun 11 Mar 2007 00:46:43]
セツ > 知識という名の泉は無限というわけですか……――― (納得したように呟いて、話の流れが一瞬だけ吸血鬼におよんだ瞬間。)(ベキッ)(持っていた羽ペンが真っ二つにへし折れた音がする。) ―――なるほど。 真理を到達するために寿命を伸ばす術は手段を選ばなければそれこそ数多く存在すると。 ( そんな自分の行動を何事もなかったかのように流しながら金髪の青年は人形へと向けて笑顔を作る。 ) わかりやすく様々な例を提示していただきありがとうございます。 これで僅かながらですが理解することが出来ました。 (覚えた疑問は氷解した。もう質問は無い。) [Sun 11 Mar 2007 00:41:38]
水蓮 >  その通り。 少なくとも、探求において積み重ねがないということはありえない。 時間があればあるだけ、真理への道が確かなものになる、のかもしれない。 例えば、吸血鬼のなかには魔術の探求の末にそうなったものもいる。 無機物に自らの命を移したものもいる。 私のような生きた人形と言うのもまた、魔術師であればなかなかに便利な形態の一つだ。 ( 助手がふたつ目の項目を書き記した。 ) 大きく分ければと言うわけで、細かく分ければこれらは数限りない。 真理への道はいまだ誰も確定していないからだ。 ………お分かりかな? [Sun 11 Mar 2007 00:30:57]
セツ > (魔術のような他者に大きく影響を与える神秘は本来隠されるべきものなのだろう。広く知れ渡った不思議はもはや不思議とは言い難くなってしまうのか。)(水蓮の言葉をノートにつらつらと書き記していく。この分野を学ぶのははっきり言って自分の趣味だ。趣味は真剣にやらねば面白くもない。) ――つまり100年で到達できぬのなら更に100年を重ねよう。 それでも足りないのならもう100年。 それを繰り返し続ければいつかは辿り着く事が出来ると? (魔術書に刻む術法。ふと自分が契約した黒い悪魔の書物の存在を思い出した。あれもその類なのであろうか。) [Sun 11 Mar 2007 00:24:46]
水蓮 >  ふむ、一応は正解だ。 「他者との協力」、それがパターン1。 君の言うように組織的なものに属したり、意見を交換し合ったり、分野ごとに分担したりと、効率を上げる。 また子孫へと魔術を継がせていくことで一代では成し遂げられぬ真理への道を開拓する。 そのための刻印技術もある。 基本的には、前者は近代的な発想、後者は古典的なものだ。 理由としては先ほど説明したように、それぞれの流派・家で魔術を秘匿するからだね。 ( 助手が項目の一つに「他者との協力」と書き記した。 ) 魔道書にしても、その知識を後世に伝える目的のものもある――――もっと直接的なものもね。 この話は別の機会に詳しく話すが、魔道書の中には魔術師のパーソナルデータを刻み付けたタイプのものもあり、これにより読者に強制的に真理への探求をさせるものや、術者自身を憑依させるものもある、と。 そう、もう一つは、魔術師自身の寿命を延ばしていくことだ。 [Sun 11 Mar 2007 00:13:02]
セツ > 世の中間違っていますね。 (一般的な性趣向の持ち主には理解できぬ領域である。なんだかぴったりなあだ名をつけられた気がしないでもない。) (道は二つ。考え込むような仕草で顎に手を当ててその答えを見つけようとする。一人の力ではどうあがいても踏破することが不可能な道程。 それなら他の手は――) ――他者に協力を仰ぐためになんらかの組織的なものに属して研究を続ける。 または己の子孫へと願いを託していつか到達することを待ち望む――ですか? (金髪眼鏡の生徒の回答はそれ。) [Sun 11 Mar 2007 00:06:23]
水蓮 >  ありゃりゃ、割と需要はあるのにねえ。 人形だけど。 ( 密かに「真面目君」などとあだ名をつけながら、疑問を聞いてふむふむ頷いて。 ) なるほど、君の言うことはもっともだ。 確かに、個人の身で真理に到達することなど不可能極まりない。 いままで真理に到達したものの話を私は聞かないが、個人で目指すのであればなるほど聞かないわけだ。 だが、それは別にさしたる問題でもないな。 それを解決する手段を最低でもふたつ、魔術師はすでに得ている。 ( お分かり? 壇上から人形は笑いかける。 真面目で優秀な生徒は、歓迎するところだ。 エスプリのきく生徒はもっと。 助手が黒板に点をふたつ打った。 項目がふたつ、と言うことだろう。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:49:00]
セツ > (ただの真面目で優秀な一生徒。 自分は所詮その程度。 授業に出ている程度では覚えられていないのも仕方の無い話で。) いいえ。申し訳ありませんが先生のような幼い少女に対しての個人的な興味はさしてありません。 (言葉だけは冗談めいたそれに真面目くさった返答をして。) ―――お話を聞く限りでは、100年も生きることが出来ず、精神的にも未熟な人の身で真理に到達することは出来そうに思えません。 つまり真の魔術使いになるためには、届かないと解っているものを追い続けなければならないということなのですか? (ふと胸中に去来した疑問。それではまるでピエロのようではないかと。) [Sat 10 Mar 2007 23:44:22]
水蓮 > ( 挙手&発言。 くりん、とそちらへ視線を向けて、脳内検索。 とはいえ、さすがに覚えてはいない。 ) ん、ベネ。 質問は私のわかる範囲なら聞こうかな。 スリーサイズ? 体重? 好みのタイプ? ( 茶化すように言うわけだが、人形の瞳はそんな色は見せない。 ) [Sat 10 Mar 2007 23:36:04]
セツ > (青よりもなお青い左目。 その矛盾を抱えた目と青年の紅い瞳の視線が一瞬交錯する。 あの瞳は何を映しているのだろうか。 人と同じ景色? それともどこかずれたもの? なんともなしにそんな考えが脳裏を巡る。)(助手が黒板に白墨を刻んでいく。人形先生の話した内容を脳内で吟味し、要約された黒板の文字を自分なりに纏める。根源。世界。魔術とは途方も無い世界だ。その深さは深遠よりもなお深く、その暗さは漆黒よりもなお暗い。) ―――先生。 質問、よろしいでしょうか? (気付けばそんなことを口に出してしまっていた。前の方にある席に座った金髪の青年は、片手を軽く挙げて発言をする。) [Sat 10 Mar 2007 23:32:49]
水蓮 > ( ぐるり。 人形先生の人形の瞳が講義室を見回す。 それと眼が合うというのは、無機質なのに生きていると言う矛盾を見ることかもしれない。 ) 真理―――或いはそれは根源とも呼ばれ、本質とも呼ばれ、世界とも呼ばれる。 例えるならばそれは―――この世の、全て。 なにをどうすればどうなるのか。 なにができてできないのか。 単純にして膨大なる情報全てを内包する一個の事実、真理。 魔術師とはそれを得るために、己の生涯をかけて、或いはその死後を捧げてでも知識を求めるもののことをいう。 ( 要約された内容が助手によって黒板に記されていく。 それが落ち着くのを待って、水蓮はため息のように言う。 ) 故に、魔術と言う、知識の結果としての技術のみを得意とするものたちは、魔術使い、とでも言うべきなのだろう。 [Sat 10 Mar 2007 23:20:01]
セツ > (こうやって魔術を、力を求める理由は己の復讐のため。そのために必要な能力を身につけるためにこれを受講している。だからこの青年の目的は講師が言う『初心者』と大差無い。)(真理の探求。その言葉に淀みなく動いていたペンがふと動きを止めた。) [Sat 10 Mar 2007 23:13:45]
水蓮 >  本当に魔術師が危惧したのは、もっと本質的な価値観の崩壊についてだった。 ………君たちは、魔術は先ほど言ったような攻撃のための手段と考えているのだろう。 或いは回復のための白魔術。 或いはこまごまとしたことごとを他の技術に代わって成し遂げるもの。 ………そんなもの、魔術と言うものの本来からすればまったく、ナンセンスだ。 ( 水蓮はちっちっちっ、と指をふって言う。 それから助手に、黒板に大きく単語を書かせた。 それは、『真理』。 ) 魔術とは、技術以前に知識だ。 真理を求めるための知識の積み重ね。 魔術とは結果に過ぎない。 人が真理を目指して方々を駆け回り、そして得た知識の結果だ。 [Sat 10 Mar 2007 23:07:03]
セツ > (ゲームオーバーで眼鏡と聞いてそんな単語を思い浮かべた遠くの誰か。 ――それはともかく、講義を受ける生徒の中に交じる一人の少年――いや青年か?――は真面目な態度で講師の話を聞きながら黙々とノートを取っている。) [Sat 10 Mar 2007 23:04:46]
お知らせ > セツさんが来ました。 『(教えて 人形先生)』 [Sat 10 Mar 2007 23:00:14]
水蓮 >  そうやって厳重に管理されていたのは、他者に対して魔術という優位性、アドバンテージを持ち続けるためだけが理由ではない。 魔術初心者などが勘違いして事故ることが多いので改めて言っておこう、魔術が危険だからだ。 ( 言葉の意味を学生が理解するのを待つように少し間をおいてから、水蓮は続ける。 ) 君たちが魔術を得ようとするのは何故だい? 強力な炎を放ち、魔物を召喚し、どかーんばきゅーんずがーんとやりたいが故にかね? それが制御を誤れば危険につながることくらいはわかっているだろう。 ( 過去の有名な事件については前回レポートを書かせたからわかるだろう、なんて見えざる空白の時間を話したり。 ) ま、もっともそれは単純な意味での危険だがね。 [Sat 10 Mar 2007 22:57:28]
水蓮 >  例えば魔術ギルド。 あの類の組織は、比較的近代に発足する。 何故ならばそれ以前は組織立って行動するだけの人数がいなかったからだ。 それに魔術知識と言うものは本来秘匿するべきものだからね。 君たちが図書館で見つけたりする魔術関連の本なんかあるだろう。 あの手のは親切に判りやすくかいているのであって、本来の研究書なんかは本人しかわからない暗号で書いてあるのが一般的だった。 現在も、秘術・禁術等は厳重に管理されているし、あまたある流派の奥義とされるものも他流に漏れないようにされている。 ( くい、と伊達眼鏡なんかかけているわけだが、眼鏡をかけるだけでそれっぽく見えると言うのは、いやまったく便利なアイテムである。 ゲームオーバー時にも見れるかもしれない。 ) [Sat 10 Mar 2007 22:52:32]
水蓮 > ( 「人形先生」などとあだ名されたそのまんまな人形の講師が、なんだかやたら久しぶりな気もするが教鞭を振るっていたわけ。 ) ええと、はい、ま、そんなわけでね、魔術だのなんだのとはいっているけれど、別にそれは特別なものではないわけだ。 単なる一技術。 まだ魔法・魔術が未熟だった頃は、それこそ限られた知識者たちのみが強大な力を振るう時代があったわけだけれど、マナの減少や、魔術使用者の増大などによって結局は現在のように、魔術は落ち着いてきているわけだ。 ( 年表じみたものを黒板に助手に書かせながら、水蓮は語る。 質問などが普段まったくゼロ(聞いてるのかねえ)なので、独壇場である。 ) [Sat 10 Mar 2007 22:47:20]
水蓮 > ( 〜講義室にて〜 ) [Sat 10 Mar 2007 22:40:47]
お知らせ > 水蓮さんが入室されました。 [Sat 10 Mar 2007 22:40:34]
お知らせ > キヨ@らぶ☆ボランティアさんが退室されました。 『( しばしの膠着状態の後、受け取ってもらえたならば安堵。 )』 [Wed 28 Feb 2007 00:10:48]
キヨ@らぶ☆ボランティア > ( …が、相手から手は伸びずに ) あ、あれ ( まずったかな?と思いつつちろりと見上げ。 差し出したままの状態維持。 ) あ、あの、受け取ってくれるととっても嬉しいんですけれども―― その、えーっと…、 ( おろおろ。こういう場合なんていったらいいんだろう。ちらちら、相手の反応も窺いつつ ) …、 ( 結局は、一歩だけ距離を詰めて ) …どうぞ、うけとってください。 ( なんて、さっきの言葉の繰り返しなワケですが。じーっと相手を見つめつつ、 ) [Wed 28 Feb 2007 00:10:06]
キヨ@らぶ☆ボランティア > え、とっ。 すみませんちょっと入りづらかったので門の方で待たせてもらってたんですが、…わかりにくかったですかね? ( あはは、と少々申し訳なく思いつつ。 ) でも、えぇと、その…日にち的にものすごく遅くなっちゃって、それも申し訳ないんです、がー。 ( あぁ、なんだか慣れない場所への緊張で微妙に自分で自分がなに言ってるのかあやふやになる。 ) えと、その。 … 良かったら、受け取ってください。 ヴァレンタインのチョコレートです。 ( ずぃ。包みの一つを一番近くにいたひとへ差し出す ) [Wed 28 Feb 2007 00:03:05]
キヨ@らぶ☆ボランティア > … それっぽい。 ( かな?とか。少し首を捻りつつ。 ) …、 よし。 ( ぐ。と籠を握りなおしましたらば、少し躊躇いつつもわたしから近づいていきましょう。 )  あ、あのーっ ( …男性ばかりの集団。そして、なんだかこちらを警戒してるっぽい。 ビンゴかなと思いつつ ) [Tue 27 Feb 2007 23:54:01]
キヨ@らぶ☆ボランティア > …、 …多分足りますよね。 ( うむ。これまでも大丈夫だったし、今回も大丈夫だと思います。ひょっとしたら青年団の方で調整とかしてくれているのかもしれない。 ) んん、なんというかなんだか慣れない場所だとこう、無駄に緊張しますね…!  … あ、 っと。 ( そわそわ、動いていた体が止まる。 大学の中から門の方へといくつかの人影。 ) [Tue 27 Feb 2007 23:47:44]
キヨ@らぶ☆ボランティア > ( あんまりうろうろしたら不審かなぁと思いつつも、ちゃんと来てくれるのかどうか心配だったりするワケで。背中を門に預けても、すぐにまた離れてしまうのでした。そわそわ。 ) でも、帰るならここを通るはずですしー… ( ここの大学は、わりと遅くまで学生がいるみたいですし。籠を握りこんだり、なんとなくチョコが足りるかどうか数をかぞえてみたり。 そんなみなさんを待っている間。 ) [Tue 27 Feb 2007 23:38:17]
キヨ@らぶ☆ボランティア > まぁ、そんな諸々は置いておいてですね。 どうしましょう、中まで入った方がいいんでしょうか… ( 門の影からひょい、と中を覗き込みつつ。大学ってところはわりと一般にもひらかれているものだけれど入りづらいといえば入り辛い。 結構ここに通っている知り合いもいたりするものだから、うっかり目撃されるんじゃないだろうかとか。 目撃といえば先日のジスは、目で色々語ったりせずにチョコを渡して青年団認定して差し上げれば良かったとか思ってませんよ。よ。 いや、明らかに一人集団から外れていたので違うのだろうとわかったわけですが。 ) [Tue 27 Feb 2007 23:27:35]
キヨ@らぶ☆ボランティア > ( まだかなーとかって先輩を待っているんだってそういう設定なんだと思います今回は。…。 ともあれ! ) …見つけてくれるといいんですけれど。 ( ぽつり。 うぅん、とちょっと悩み顔のまま、門に寄りかかったり、少し歩いて中を覗き込んでみたり。ちなみに今日は私服ですよ場所と設定柄。げふ。 ) [Tue 27 Feb 2007 23:19:29]
お知らせ > キヨ@らぶ☆ボランティアさんが入室されました。 『( 門の前でうろうろと )』 [Tue 27 Feb 2007 23:12:29]
お知らせ > もてない男どもさんが退室されました。 『そして収穫のなかった男達は再び学業に戻り…』 [Sun 25 Feb 2007 01:53:13]
お知らせ > キュビエ@チョコ配りさんが帰りました。 『やっぱりボクが作ったチョコの方が美味しいな、なんて思ったり…またしばらく大学見物してよー』 [Sun 25 Feb 2007 01:52:18]
もてない男ども > (その後…チョコを貰った某男の姿を見たものは…誰もいなかった、という話) [Sun 25 Feb 2007 01:51:28]
もてない男ども > 「は、はい……ど、どうも…」(そらしたままだった目をちらっとキュビエ嬢のほうへ向けると…滅多に自分には向けられない類の表情…・つまり笑顔が見えて…それだけで一瞬でも幸せがハートに訪れるのだけど)「…ちょっと…話がある(がしっ)」(ずるずるずる〜〜〜〜と大学の校舎裏の方へ引きづられていって…) [Sun 25 Feb 2007 01:44:25]
キュビエ@チョコ配り > ボクからのお礼…♪ 大切に食べてね♪(にこっと笑顔を残して、水飲み場へとっとこ移動っ! これから彼に起こる阿鼻叫喚にはとりあえず目をつぶる方向で・・・って、あれー?本来の目的と真反対になっちゃってるっぽい…。ま、いっか) [Sun 25 Feb 2007 01:41:35]
もてない男ども > (多分何かの罠だ、という疑いを持っていた男……女性が急に近づいてくる!!!どうする!?挙動不審に避けようとするとまた不審者扱いされて自警団とかの取調べがぁぁぁl?とか悲鳴をあげそうになっていると)「…え?」(何か…可愛くラッピングされた…いいものを渡された…まさかチョコ?!と男がお嬢さんに尋ねようとした瞬間、背筋に冷たいものが…というか心臓が鷲掴みにされるような殺気を感じた!!!)「チョコだね…」「ふーん…あいつは1年の…」「覚えておこう…」「き、教授?い、いつのまに?!」(背後でされる会話……チョコを渡された男の顔が青くなっていく) [Sun 25 Feb 2007 01:35:52]
キュビエ@チョコ配り > (なんか一言当たり前の言葉だけで動揺する様子にちょっとその目をぱちくりさせちゃうけども、すぐに気を取りなおして…)あ、あっち?(だーめ、逃がさない。水飲み場の確認もそこそこに…たたたっと、その男の子に近づいて強引にチョコを握らせてあげよー。力と器用には自信あるさーっ)ありがと♪(そんな一言も添えつつ) [Sun 25 Feb 2007 01:30:51]
もてない男ども > (ついに直接話しかけられた男達……!!!)「ば、馬鹿な……女性が…俺たちに話しかけてきた!?」「…あ、ありえん…最近はお店の店員さんだって金額以外は一切言わないのに…っ!?」「ど、どういうことなんだ、これは…?!」(とかこんな具合に「ざわざわ」と動揺している男達(というかどういう人生送ってきたんだ、と涙が出てきそうだが)) (とりあえず一番近くにいた男が…目は一切あわせず、顔もそむけたまま…指だけ水のみ場の方向を指して…直ぐに素敵なステップで距離を取っていった) [Sun 25 Feb 2007 01:23:30]
キュビエ@チョコ配り > (こー当人的には「どうして来てくれないのかな?」と言わんばかりの寂しげ視線をみみみーと飛ばしつつも…実際ある意味罠なのも否定できないのが悲しいところ)・・・ねー、ごめーん。水飲み場ってどこかなー?教えてくれる?(なんか、焦がした匂いのする微妙チョコで喉が渇いたのも事実だし、せっかくだから案内してもらおー、それくらいはしてくれると信じてるっ) [Sun 25 Feb 2007 01:19:31]
もてない男ども > (まさに犯罪予備軍的眼力!!!恐るべき魔性の男達(何) 寂しげに呼びかける貴方の言葉に少し動揺したのか…じわじわと…包囲網を狭めてきていて…(怖)) 「チョコ…欲しい、といったら貰えるみたいな事をいってない…か?」「そんな馬鹿な……試食コーナーの女性からすら避けられる俺達だぞっ」「やはり…罠なのか…だが…」(なにやら葛藤してるらしく…甘いチョコの香りが漂う中、悶々とした空気が男達から漂う…まるで伝説の男雲を生みださんばかりに!) [Sun 25 Feb 2007 01:14:19]
キュビエ@チョコ配り > (スラムだったらもー、路地裏に引っ張り込まれてあーんなことやこーんなことされかねないよーな視線にびびりつつも…むむ、返事がない…ちょっとこれは手強いかもとか思いつつ、でも負けないっ)疲れちゃた・・んっ(歩き回っていて疲れたのも事実だし、ちょっとベンチに座って…一個くらい食べてもだいじょーぶだよねと一個味見、役得役得) [Sun 25 Feb 2007 01:09:17]
もてない男ども > (何れも劣らぬ邪悪なる・・・ギラギラと形容すればいいのか、とにかく怖い目の男達。 寂しそうに相手が呟く言葉に軽く視線で相談)「…ぉぃ…チョコ…っていったぜ?」「………まさか…あんな可愛い子が俺達に…?」「………おかしい…何かひっかかるぞ…」「これは…孔○の罠か?」(何か何処かで聞いたような会話をしつつも警戒中らしい) [Sun 25 Feb 2007 01:03:57]
キュビエ@チョコ配り > (他の学生からはすこーし離れたところまでいけば、うん、これで配る人間もわかるし向こうも気がねする事はなかろーと言う配慮?ともあれ・・・振りかえって見れば…かなりの人数に内心ちょっとびっくり。と言うか一言も言わないですごい視線で見られっぱなしなのが二重にびっくり)ねぇ…、ボクが作ったチョコ…、もらってくれないの?(誰も声かけてくれないんだ、なんてそんなちょっと寂しそうな振りをしつつ…) [Sun 25 Feb 2007 00:58:34]
もてない男ども > (何れも劣らぬ・・・・・・・もてない風貌を持つ男たち。 それが全員、顔はまったく別方向を見つつも・・・) じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいい言いいぃぃっぃぃぃぃいぃぃぃぃ!!!!!(とばかりに、目だけは…邪悪なる瞳のように輝かせつつもキュビエ嬢を見つめていた) [Sun 25 Feb 2007 00:56:55]
もてない男ども > (まさに現代のハーメルンの笛吹き状態・・・後ろの人影は全部ストーカー予備軍という感じ(最悪だ))(流石に中庭の方に出られると隠れる事は出来ず・・・ ひとり、またひとり・・・と数人の男達がわらわらと姿を現す・・・その数は10人以上・・・) [Sun 25 Feb 2007 00:55:49]
キュビエ@チョコ配り > (すっかり大学見物に気を取られている間にそんなチェックまでされているとは露知らず、ふらふら大学には似つかわしくない浮いた格好の女(そりゃ娼婦だし)がうろつきまくってたわけで)・・・ショーを見にくるお客さんよりしっかり見られてるかも(ぽそ、と小さく呟きつつ、中庭の方へ移動中〜、ひょっとしたらハーメルンの笛吹き状態になっちゃうかもだけど) [Sun 25 Feb 2007 00:52:08]
もてない男ども > 「ちょこ・・・」「ちょこ・・・」「ちょこ・・・」「ちょこ・・・」「ちょこ・・・」(不気味に呟きつつも・・・自分からチョコに群がる事ができない!なぜなら男達はそれぞれ暗黒の歴史を持つ・・・勇者たちだからだ・・・)「誰が・・・貰うんだ・・・あの可愛い子・・・から・・・?」(まさにそれが男達の頭の中にある最重要テーマであった(血の粛清のために)) [Sun 25 Feb 2007 00:52:08]
もてない男ども > (故に・・・男達に今日1日限定で邪眼の力が備わっていても疑問はまったくない!ということである) [Sun 25 Feb 2007 00:49:41]
もてない男ども > (今日という日を密かに期待していたのだ・・・) [Sun 25 Feb 2007 00:49:11]
もてない男ども > (チョコレートを渡してくれる女性が来るかもしれないぜ・・・? とある先輩はそう言った日・・・それが今日だった。 まさか、そんなことはないさ、俺達の年齢=女性から相手されない歴だぜ とか自虐的になった大学に通う男達であったが) [Sun 25 Feb 2007 00:49:04]
もてない男ども > (その視線は・・・実は彼女が大学に入ってきた瞬間からチェックしていたのだった・・・) [Sun 25 Feb 2007 00:47:42]
キュビエ@チョコ配り > (大々的にぱーっと配ったりできないから、人目につきにくいとこを移動して小人数ごとに各個撃破(えー)していこう…と、思ったら…あ、なんかすっごい良くわかる気配がっ!?) [Sun 25 Feb 2007 00:41:54]
お知らせ > ☆_☆)視線さんが来ました。 『じぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいぃぃぃぃぃい!!!!!』 [Sun 25 Feb 2007 00:41:12]
キュビエ@チョコ配り > やあっほー♪(とりあえず、振りかえってにっこり笑って手を振ってみる…)よーし、じゃ、頑張っちゃおうかな♪(ゆっくりと、人目が少し遮られるような木のそばだったり建物の裏に歩いていって…ささ、頑張って追いかけてきてね) [Sun 25 Feb 2007 00:33:34]
キュビエ@チョコ配り > 苦手なんだよなー…恥じらいとか(なんぞダメな事を小さく呟きつつ。でも、おしごとおしごとと気を取りなおしてっ)・・・お・・・?(そうこうしているうちに、遠巻きにこっちの様子を覗ってそーな感じがちらほら、警戒してるのか大学に見なれない娘がいる事を不審がってるのかわからないけども、もーちょっと感覚が高ければわかるかも知れないけど) [Sun 25 Feb 2007 00:29:12]
キュビエ@チョコ配り > (あ、言い忘れていた…時間は夕方くらいのイメージをしてもらえれば幸いっ。さすがに夜配るのって無理があると思うからっ) [Sun 25 Feb 2007 00:24:40]
キュビエ@チョコ配り > えーと・・・あんまり大っぴらに配っちゃだめなんだよね…あと、下駄箱?靴の中にいれるの?(色々大学の中を見て周りながら、アンチョコを見つつ…てか、あるのだろうか、下駄箱)ま、いっか・・・そのうち気付いてくれるかも知れないしさ(今は普段中々入れない大学の中を楽しみつつ、向こうから見つけてもらおうと全力投球で他力本願) [Sun 25 Feb 2007 00:20:40]
キュビエ@チョコ配り > (とーぜん、隠してあるタコ足にはお菓子の入った袋を持ってるから結構な人数が来ても残弾はばっちり(えー))でも、のんびりしてたら結構ピンチかも。なんで2月は短いんだろ(てっきり30日まであるつもりだったタコ娘が一人) [Sun 25 Feb 2007 00:14:37]
キュビエ@チョコ配り > (とゆーわけで、やってきましたヴェイトスにおける象牙の塔ヴェイトス大学っ! 近くの『由乃屋』に立ち寄ったりする事はあっても部外者がはいるには難しそーなオーラばっちりのここには入ったことがなくて)大手を振って見てまわれるのはちょっと良いかも♪(冬の格好に少し長めのマント状のストールで防寒&蛸足隠ししたタコ娘は籠を一つ下げてうろうろと) [Sun 25 Feb 2007 00:12:52]
お知らせ > キュビエ@チョコ配りさんが入室されました。 『一度来てみたかったんだよねー、ここ♪』 [Sun 25 Feb 2007 00:09:53]
お知らせ > セツさんが退室されました。 『苦いな。 ( ビターなチョコレートは舌に纏わりつく。 )』 [Sat 24 Feb 2007 23:16:39]
セツ > ………ソレは嫌…かな。 ( 自分で言ったことを即座に否定。 過去を忘れることが出来ないからそれに捕らえられる。 がんじがらめに縛られたまま歩み続ける道。 ) ―――みんなそんなもんなんだろうね。 ( いや、自由に歩き続けることが出来る人間なんている筈が無い。 居るとしたらそれは何処か一つネジを落としてしまった人間だ。 大なり小なり人は何かに縛られて歩き続けるものなのだから。 )  [Sat 24 Feb 2007 23:11:45]
セツ > ………まったく平和だね。 ( 板チョコが音を立てて折られる。 結局冬頃に起きた怪奇現象は謎のまま幕を閉じ。 かつての吸血鬼騒ぎも今現在進行中の黒船襲来もこの場所では対岸の火事だ。 ) いいことではあるんだけどね。 こうしてこのまま何の平凡も無い苦学生をやり続けてシュトロハイムの名を遠くに捨てる――― ( そういう選択肢もありだ。 復讐なんてしたってどうにもならない、そんな使い古された陳腐な言葉が頭の中に浮かんでくる。 ) [Sat 24 Feb 2007 23:00:47]
セツ > あー…僕が悪かった。 悪かったからもう少し時間と場所と常識とを考慮してくれ。 頼むからそうしてくれないと僕までお前と同類に見られる。 ( ヴェイトス憂国連合青年団とはまるで関係の無い青年はげんなりと疲れ切った溜め息を吐く。 せっかくの計画性のある学生たちにとって猶予の持てるこの時期に、酔っ払いみたいな常人を逸した高いテンションの相手と付き合っていては疲労が増すばかりだ。 ) ほら、それよりいいのか? そろそろ約束の時間に遅れるぞ。 それじゃ相手にも失礼だぞ。 ( その言葉にハッと一言漏らすと友人は慌てて待ち合わせの場所へ駆け出して行く。 それに軽く手を振る青年。 追い出し成功。 ) [Sat 24 Feb 2007 22:49:11]
セツ > 人の夕食にケチをつけるな。 これだってただの礼儀で貰ったものだぞ? ( 夜食ではなく夕食。 別段女の人に人気があるというわけではなく、ただ人当たりの良さと色々な所に顔を出して手伝っているということから、義理チョコという名の施しを受け取る機会は今年も多かった。 おかげで食料事情は暫く安泰だ。 これで外に出ている時の食費を節約出来る。 ) ( ―――わかってねぇ! わかってねぇんだよお前は! この時期の俺たちの苦しみをぉぉぉ!! )( けれどそんなことはお構いなしに机を叩いて激しく主張する。 もてない友人にとっては義理だの本命だのではなくこの時期と話題事態が鬼門だったようだ。 ) [Sat 24 Feb 2007 22:34:30]
セツ > ( やっと…やっと俺もチョコが貰えるんだぁぁ!! ) ( 遅くまで残っていた学生が食事を取るために用意された食堂。 そこには感動の絶叫を挙げる友人と疲れた様子でそれに付き合う金髪の青年がいた。 ) あーそりゃよかったな。 うんよかった。 もうバレンタイン当日を十日過ぎてるなんてきっと気のせいなんだろうな。 ( 食堂にて板チョコを食べながら適当に話を聞く青年を友人はキッと睨み付ける。 )( これ見よがしに見せ付けて食うな! さては貰えないヤツへの宣戦布告か!! ) [Sat 24 Feb 2007 22:21:04]
お知らせ > セツさんが来ました。 『へーそーなんだー(棒読み)』 [Sat 24 Feb 2007 22:15:18]
お知らせ > ラフィス@チョコ配布さんが帰りました。 『( きっと、後から思い返せば青臭いんじゃないかな? )』 [Fri 23 Feb 2007 14:11:45]
ラフィス@チョコ配布 > ( 如何やら本当らしい、と言う事がやっと伝わったらしく ――― やがて一人、二人と勇者の後に続くもてない男集団。その一人一人に一言二言添えつつ、用意されたチョコレートを配布して行く。出来るだけ、心を込めて。演技とか抜きで。 ) ……ほら、きちんと味わって食えよ? 嗚呼、でも、アレだな。虫歯には気をつけろ、とも言わせて貰うが。 ( ――― 青臭い、青春の一コマだと思う。多分。きっと。絵的に如何かとかは知らんが。 ) [Fri 23 Feb 2007 14:11:32]
ラフィス@チョコ配布 > ( ――― え? 俺? と言う顔をする、男。お前だよ、と言う本の微か紅潮した顔で返す。 ) ………夜中まで掛かったんだ。これで食べるのが自分等となると、正直惨めさで死にたくなるわけなのだが、如何か。 ( 軽く、人差し指で頬掻きながら。『 手作り 』と言う設定も最大限利用しつつ、一定以上差し出されない代わりに引っ込められもしない手。やがて、おずおずと何処か逃げ腰に伸ばされる男の手。嗚呼、その、何だ。演技とか以前に、そうじろじろと遠巻きに観察されると素で恥ずかしいわけなんだが、如何か。 ) [Fri 23 Feb 2007 14:07:01]
ラフィス@チョコ配布 > ( ――― 先日、やって見て判ったのだが。矢張り義理(設定上は本命だが)とは言え、面と向かって渡すと矢張り照れる物だと思う。昨日は暗くて良く判らなかったが、今回は明るい昼日中だ。 ) ……ええと、だな。とりあえず、その、何だ。受け取ってくれると嬉しい。 ( バスケットの中から、妙に可愛らしいラッピングが施された箱状の物体を一つ取り出して差し出した。 ) ……時節を九日ほど無視しては、居るがな。ほら、ええと、その、何だ。受け取ってもらえないと、その、困る。色々。 ( 割と恥ずかしいんだぞ、とか呟いて見せた。 ) [Fri 23 Feb 2007 13:59:04]
ラフィス@チョコ配布 > ( ――― 何やら相談している。内容までは聞き取れないが、どうやら間違いないと思って良いらしい。ややあって、集団の中から一人 ――― 聊か緊張した面持ちの男が、此方に近付いて来た。 ) ……その、何だな。もう少し、肩の力を抜いてくれ。別に取って食おうと言うわけじゃあないんだから、な? ( 苦笑いしつつ、その肩に前から手を伸ばし、軽く、それこそ当たった事が判る程度の力で軽く叩く。どうも女性と言う生物(一説によれば、彼らの一部にとっては空想上の生き物らしい)と会話した経験が殆ど無いのだろう、と思った。 ) [Fri 23 Feb 2007 13:52:44]
ラフィス@チョコ配布 > ( 先ずこの仕事を請けるに当たって考えた事は、如何にしてもてない野郎共に夢と希望を与えるか、と言う事。演技とかそう言う類の技能には余り自信が無い故、せめてシチュエーションだけでもそれらしくして誤魔化そうと言う話になったわけだ。 ) ……おや。 ( と、そんな事を考えていれば ――― 視界の端に一つの集団。なにやら此方の様子を伺っているようだ。取り合えず、当り障り無く微笑みと会釈を一つずつ投げかけてみる。 ) [Fri 23 Feb 2007 13:40:44]
ラフィス@チョコ配布 > ( 昼間でも大手を振って学校に居られると言う身分を最大限利用するべきであると思う次第である。と、言う訳で ――― 今回も学校だ。うむ。で、学校の何処だと言えば。 ) ………矢張り、少しばかり在り来り過ぎるな、と思う次第ではあるのだが。 ( ――― 校舎裏。告白とかそういう関係の聖地の一つ(※個人的見解)だ。 ) [Fri 23 Feb 2007 13:35:44]
お知らせ > ラフィス@チョコ配布さんが入室されました。 『( やはり学生と言う身分を活かすには、だ。 )』 [Fri 23 Feb 2007 13:26:56]
お知らせ > エレオノーラ@チョコ配りさんが帰りました。 『(奥様のラブ・ボランティア。これにて終了)』 [Fri 23 Feb 2007 01:22:56]
エレオノーラ@チョコ配り > ( その彼も嬉しそうに去っていくと、残ったのは木の下に佇むエレオノーラだけになった。ふと校舎のほうを見れば、ぽつぽつと付いていた窓の明かりも、もう片手で数えられる程度にまで減っている。 ) ――ふぅ、そろそろかしら。たまったお仕事もあることだし。 ( 厚い雲に覆われた灰色の空を見上げて、ポツリとつぶやく。心地よい達成感に包まれて、冷たい夜風も不思議と心地よく感じた。 ) ――楽しかった――やっぱり人と関わるのは、やめられないわね。 ( 誰に言うわけでもなく、一人言葉を紡ぐ。一度息を吐くと、踵を返し、その足で終了報告にいくことにした。感謝の気持ちと、言葉を添えて。 ) [Fri 23 Feb 2007 01:22:12]
エレオノーラ@チョコ配り > はい、どうぞ――はい、貴方にも――ほらほら、そんなに押さないで。順番よ。 ( いつしか、青年たちの目も、純粋にチョコレートを喜ぶ子供らしいものになっているように思えて、それがとても嬉しかった。子供をなだめる母親のように、彼らを諌める。そうして、一人、また一人とチョコを果たしてゆき――バスケットの中は、あっという間に空になってしまった。チョコを貰いにきた青年団、最後の一人にチョコを渡して―― ) 貴方でおしまい。ありがとう――きてくれて。 ( 両手でしっかりと包み込むようにして差し出したチョコが、ごこ地ない手つきの青年へと渡り――その腕にしっかりと収まった。彼は確かめるように、何度も何度もチョコを見下ろし――そして同じくらい、何度もエレオノーラにお礼を言ってくれた。 ) 気をつけて帰るのよ。――おやすみなさい。 [Fri 23 Feb 2007 01:12:06]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 仲間たちの下へ戻っていくと、青年はアッという今にもみくちゃにされた。彼らは、まるで自分たちのことのように喜び、茶化し、チョコをもらったその青年を褒め称えた。傷の舐めあいと呼ぶには、エレオノーラにとって、その後継はとても温かく微笑ましいもので―― ) さぁ、それじゃあ、次にチョコを貰いたい人はだぁれ? ( 片手に持ったチョコを顔の横に持ってくると、ラッピングされたそれを、軽くふって見せた。すると、先ほどの青年を皮切りにして、我先にとエレオノーラの前に歩み出る。 ) [Fri 23 Feb 2007 00:53:20]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 周りを囲んで見守る青年団の彼らも、固唾を呑むように――どこかじれったさと祈りにも似た気持ちがうかがえる顔をしている。風が吹き抜ける中で、保たれた静寂。それが破られたのは、ずっと戸惑いあがってしまっていた青年が、勢い良く頭を下げたときだった。『――ありがとうございますっ!』裏声気味なその返事に、思わず苦笑して――でも、勢い良く、元気良く、思い切り良く――震える手で、しっかりとチョコを受け取ってくれた。 ) いいえ、どういたしまして。 ( 胸のつかえが取れたような心地で、エレオノーラは静かにうなずいた。重ねられた手の冷たさは、この夜の寒さゆえ冷えたものだと、思ってもらえるだろう。 ) [Fri 23 Feb 2007 00:34:51]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 学び屋――大勢の人間が共に学び、遊ぶこの中で、彼ら青年団のようにチョコ――いや、愛を求めてさ迷う者もいれば、チョコを貰うことなど当たり前という人も居るだろう。後者にとっては、文字通り、こうしたボランティア自体がお遊びであり、意味が理解しがたいものなのかもしれない。そうした周囲の目線に気付いているからこそ、今目の前で視線をさ迷わせる彼も、ドギマギしてどうしたらいいのか分からないのだろう。 ) いいのよ、落ち着いてからで――皆も、少し――待ってあげてちょうだいね。 ( 周りでチョコの配布を待つ同じ青年団の皆に、そっと語りかけて――目の前の彼を、落ち着かせる時間を作ろうとする。大丈夫、きっと、周りの子も分かってくれる。気持ちは、皆同じはずだから。 ) [Fri 23 Feb 2007 00:18:23]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 四角い校舎の側面に、規則正しく並べられた窓。そこに灯る明かりは、卒業――あるいは進級のために夜遅くまでがんばる学生たちの姿を見せてくれる。 ) はい、どうぞ。寒い中きてくれて、ありがとう。 ( ボランティアとはいえ、感謝の気持ちと、心を込めて。チョコを渡すとき、受け取る相手の手に、そっと己の手を重ねるのも忘れない。そうすると、ほとんどの場合、恋愛以前に女性への面識がない男子諸君は、大いに驚き、戸惑う。けれどもその感情を柔らかく包み込むように、じッと相手を見つめて、そしてやんわり微笑むのだ。 ) そんなに緊張しなくてもいいのよ。大丈夫、だから―― [Thu 22 Feb 2007 23:56:42]
エレオノーラ@チョコ配り > 昨日はすごかったわね。もう、これぞラブ! ボランティアって感じで―― ( 頬に片手を当てて、鵜歩歩、と楽しげに笑う。昨日の居住区での騒動もあってか、エレオノーラの下にはさっそく青年団の人たちが集まってきていた。ここはヴェイトス大学の敷地内にある一本の大きな木の下。大学卒業時にここで好きな女性に告白し、見事両想いとなれば、その関係は永遠に続くといわれている。今宵はケープ付きのふんわりとしたコートを着て、チョコ配りに勤しんでいた。時折強く吹く風に靡く髪を片手で押さえるしぐさをしつつ、チョコレートを待ち望む彼らに、一つ一つ手渡してゆく。 ) はいはい、慌てないで。チョコはまだあるから、ね? [Thu 22 Feb 2007 23:27:55]
お知らせ > エレオノーラ@チョコ配りさんが来ました。 『(ラブ・ボランティア5日目)』 [Thu 22 Feb 2007 23:14:02]
お知らせ > ラフィス@チョコ配布さんが退室されました。 『( 寄り道は、無しだ。真っ直ぐに帰途に付く。 )』 [Mon 19 Feb 2007 23:43:24]
ラフィス@チョコ配布 > さて ――― それでは、失礼させて頂くよ。努々ご自愛召されるよう。 ( 配布できた量は、そうそう多くないけれど。一度にそんな沢山の人間に渡すのも味気ない、と思う。折角のイベントなのだから、せめてムードとかシチュエーションくらいは大事にしてあげたいと思う程度には、人間出来てる心算だ。一つ会釈した後、やや硬い足音を立てながら階段を下りて行く。居候らはもう帰って来ているだろうか、なんて事を思いながら。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:42:20]
ラフィス@チョコ配布 > ( ぶるり。肩が一瞬震えた。どうやら、身体を少々冷やしてしまったようだ ――― 気遣いの言葉を投げ掛けてくれた影が、あった。 ) ん? ああ、大丈夫だ。心配無用 ――― と言いたい所ではあるが、素直に感謝しておくよ。有難う。 ( 微笑をそのままに、感謝の意を述べる。 ) ……もうすぐ冬も終わるとは言え、未だ風は聊か冷たい。体調管理には気を付けるべきだと進言するが ――― どうにも説得力に欠けるのは否めない、な。 ( 苦笑い、もうひとつ。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:33:24]
ラフィス@チョコ配布 > ( 彼らと私は、縁も所縁も無い赤の他人である。強いて言うならば、廊下ですれ違うことが過去に数度あったくらいか? 兎も角、その程度の関係しか無かった人間である。また、突如一目惚れした、と言う訳でもない。もしそうなら、私は余程恋多き女って奴だろうから。 ) ――― どういたしまして。きちんと味わって食えよ、とでも言っておくぞ。 ( だから、彼らとの関係はこれでお終い。彼らも私も、承知の上でこのような茶番 ――― 言ってしまえば、あまりに無粋ではあるが ――― を演じている。反応は矢張り三者三様ではあるものの、気分を害した様子が無いのは救いと言って良いだろう。同じように、後に控える一人一人に二言三言添えてチョコレェトを手渡して行く。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:22:52]
ラフィス@チョコ配布 > ( 暫くして、屋上の入り口から数名の男が現れる。船を扱ぐ女に、声を掛けるべきか否か悩む男達。 ) ――― む? あ、ああ。来ていたのか。 ( 恥ずかしい所を見られたな、とか苦笑い。バスケットを掴んで立ち上がり ――― 膝から落下した本に気付いて拾い上げる。 ) まあ、その、何だ。態々御足労感謝する。用件と言うのは、その、何だ。少しばかり手を出してくれると有難い。 ( す、と。男達の中で最も手近に居る人物が手を差し出した処で、チョコレートを取り出し ――― ) ……バレンタインは聊か過ぎ去ってしまったが、な。食べたらきちんと歯を磨くのだぞ? 虫歯になるからな。 ( ――― 微笑浮かべながら、手渡した。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:15:40]
ラフィス@チョコ配布 > ( 船を扱ぐ、と言うのは所謂比喩表現。うとうとしている人間の首が上下する様が、あたかも船を扱いでいるかのようであるからと言う理由から生まれた表現だと聞いた。正しいのかは知らぬ。膝の上には、読み掛けの本一冊。傍らにはチョコレェトの満載されたバスケット。夜風は冷たく、顔を撫ぜる。刺す、と言う程では無い。 ) [Mon 19 Feb 2007 23:05:34]
お知らせ > ラフィス@チョコ配布さんが入室されました。 『( ――― 夜も遅く、大学の屋上にて船を扱ぐ影ひとつ。 )』 [Mon 19 Feb 2007 23:02:00]
お知らせ > エレオノーラ@チョコ配りさんが帰りました。 『(真心命のボランティアは、バスケットの中身が空になるまで続いた。)』 [Sun 18 Feb 2007 22:33:43]
エレオノーラ@チョコ配り > はい、どうぞ。風引かないようにね〜。 ( 開始から1時間と少し。チョコは瞬く間になくなってゆく。それほどに、バレンタインの愛を欲する男子諸君が多いということか。ヴェイトスは女性が強い街なので、どうしても男性のほうがおくてになってしまうのかもしれない。 ) いつもご苦労様。チョコレート、受け取ってもらえるかしら。 ( やんわり微笑みながら、チョコを一つ一つ手渡し。外の夜風は冷たいが、心は温かい。――そう、たとえ体は死んでいても、心は生きている。それが、吸血鬼―― ) [Sun 18 Feb 2007 22:33:11]
エレオノーラ@チョコ配り > ( ちなみに、がぁー君は今回屋敷でお留守番。一応ここは独自の自治権を持つ場所だし、ペットの持ち込みは控えておいた。”ヤラセ! ヤラセ!”とか声高に連呼されても困るし。チョコを受け取った男子生徒たちは、皆それぞれ違った反応を見せる。本当に受け取ってもいいのだろうか、というような顔で、おずおずと手に取るもの。満面の笑みを浮かべて、手ごと包み込むように受け取ろうとする者。感謝にむせび泣く者。ぶっきらぼうに、意地を張って受け取る者。色々だ。彼らの未来に、幸多きことを願って。 ) ――あぁ、いいわねぇ。若さって。青春って感じがするわ。 ( 今頃屋敷では従者たちが奥様を探しているだろうが、そんなことはころっと忘れて、ノリ良く思いを展開させてゆく。 ) [Sun 18 Feb 2007 22:23:38]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 日が落ちてからだいぶ立つが、校舎にはところどころ、明かりが灯っていた。大学には寮もあるし、卒業を控えて研究や課題に勤しむ学生も多いと聞く。いつかは己も、熱意溢れる彼らに、長いときの中で培った知識を伝えて生きたいと思う。 ) あ、こんばんは――あのぅ――よかったらこれ、受け取ってもらえますか? ( 次々と校舎から出てくる男子生徒たちに、笑顔でチョコを配っていく。 ) [Sun 18 Feb 2007 22:17:50]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 相手の男子2人組は、驚いたような、戸惑うような表情を浮かべていたが、やがて――『あ、ありがとうございます!』快く、受け取ってくれた。たとえ予定調和のものであったとしても、心を込めること――このシチュエーションを味わうことは、別物なのだろう。それを確信して、エレオノーラは温かい笑みを浮かべた。 ) よかった、喜んでもらえて――気をつけて帰るのよ。 ( にこやかに手を振って、何度もこちらを振り返り、嬉しそうにお礼をいう男子たちを見送った。 ) うんうん、いい感じね。手ごたえばっちり。 ( 学生の青春の一コマは、こうでなくちゃ。とか一人盛り上がる。 ) [Sun 18 Feb 2007 22:06:02]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 仰げば尊し、若き日の思い出。いまでこそこんな感じだが、エレオノーラもこんな感じの、格式のある学び屋に通っていた。当時を思い出し、ノリのよい彼女は、ワンピースドレスを着て、カーディガンを羽織り、校舎の出口でスタンバイ。普段あんまり部外者が入りにくいヴェイトス大学であるが、今回は事情を説明して入れてもらった。 ) あっ、――きたみたいね。 ( 校内から近づいてくる人の気配、足音。『疲れたよなぁ〜』『べたべた寄ってくか?』そんな男子たちの声が聞こえる。エレオノーラは、そっと彼らの前に姿を見せた。 ) ――こんばんは。 ( ふわり、と柔らかな笑みを浮かべて、ご挨拶。やらせ企画であるとはいえ、これを受け取る彼らの気持ちはホンモノ、と心にもう一度言い聞かせる。 ) 遅くまでお疲れ様。――あの、これ―― ( バスケットの中から、チョコを取り出し、団員と思われる彼らに差し出す。 ) ちょっと遅れちゃったけど――これ、チョコレート。受け取ってもらえるかしら? [Sun 18 Feb 2007 21:46:11]
エレオノーラ@チョコ配り > ( 学校といえば恋愛! 恋愛といえばバレンタイン――さてさて、校内でチョコを渡す定番の場所といえばどこ? それはねー。それはねー。 ) ――やっぱり、校舎の入り口で決まりね。日が暮れるまで研究、部活に明け暮れて、疲れを肩に感じながら帰る学生。校舎を出ようとしたとき、不意に現れる女の子。その手には――うんうん、とってもらぶーなシチュエーションね。 ( 我ながらカンペキ、とか笑顔でうなずく奥様。その手に提げたバスケットのなかには、今回の依頼で配るべきチョコがたっぷりと入っている。ちなみに、伝説の木の下で待つパターンとか色々考えた結果、こうなりました。 ) [Sun 18 Feb 2007 21:31:27]
お知らせ > エレオノーラ@チョコ配りさんが来ました。 『(はりきって初日――)』 [Sun 18 Feb 2007 21:24:04]
お知らせ > 跡野末理@女子寮さんが帰りました。 『( 流石に、潜り込むような真似はしない。 豪勢で無骨な花火を、楽しもう )』 [Mon 5 Feb 2007 22:47:29]
跡野末理@女子寮 > ( 生活の気配そのままに船員の姿が消えた『黒船』は、主を失った?今もヴェイトス市を目指して航行を続けていると言う。 …『何故』… という思いは、誰もが持つものだろう。 ―――このままでは港に突っ込み、市は甚大な被害を被る。 操舵も何も無視した航行を続けるのであれば、確実なのはそうなる前に破壊する事であり、攻撃するのだから中へ人を向かわせるわけにもいかない… それは分かるが… 船体とともに真相も海の藻屑と消えるのかと思うと、ほんの少し惜しくも思ってしまった。 『幽霊船』の話なんてよく聞くものだけど、それが目の前に現れるとなれば話は別。 …黒船は何故、どうやってヴェイトス市を目指しているのか… どこから何を乗せて来たのか… あるいは、どこで何に取って代わられたのか… 先を捲れば真相が書いてあるとは限らないことが、気になって仕方ない。 ―――原因不明は『原因が分からない』のであって『原因が無い』と認めるものにはなりはしないけど… もしかして、何もないところから『そのように』して現れたのかもしれないと思えば、それはヴェイトス大学の一分の学生が過去に提唱した世界の理の一つと重なるのではないか。 …時間が無い事が、惜しまれる… ) [Mon 5 Feb 2007 22:45:49]
跡野末理@女子寮 > ( 学期末に入り、受講している講義の試験が全て終了した学生の中には、早々に帰省したり旅行へ行ったりする学生も珍しくない。 それでなくたって小さな荷物が一つきりでは、特に誰に呼び止められる事も無く、顔見知りと適当に言葉を交わして寮を出た ) ―――っふ… ( もうじき暖かくなるのだろうけれど、まだ寒い。 夜気に肩を竦めて、マフラーを口元に寄せる。 …楽しみだけど、海上ではもっと冷えるのだろうと思えば、少しだけ憂鬱だ… ) [Mon 5 Feb 2007 22:22:40]
跡野末理@女子寮 > ( とは言え、自分がここへ送り込まれた理由が大学の内偵であるのなら、何より先ず中枢へ喰い込む為に多少目立つのは止むをえないのだし、もう気にしない事にする。 どうも期を逃しているけれど、近いうちにサークルを起こそうというのもあるし、ネームバリューがあって困ることもないだろう。 さておき ) ………いないわね。 〜ったくどうでもいい時ばっかり生えてくるんだから… ( 早速荷物を纏めて、寮を出る前に同じく魔術科で飛行術の特異な(誤字にあらず)級友を訪ねてみたけれど、留守な様子。 どうせなら一緒にアルバイト出来ればと思ったが、あのキミドリなら興味を持てば向こうから現れるだろう。 しん と静まるドアの向こうを暫し見つめて… 踵を返す ) [Mon 5 Feb 2007 22:15:22]
跡野末理@女子寮 > ( 許可が下りたなら善は急げ。 タダで本物の爆弾を使って爆撃練習が出来るなんて、実際に爆撃する機会以上に滅多に無い事だろう。 …事故にあったとしても保証はしない、なんて不安な条件もあるものの… まあ当然と言えば当然だし、それよりも遠慮なく爆薬を使えるという条件や、同時に目標へ向けて攻撃する仲間があるという環境も魅力的だ。 …『練習』に危険が付き纏うなんて、街で生活する娘には本来受け入れ難い感覚なのかもしれないけれど… 学生に紛れ込んだくノ一は、何の抵抗も覚えない。 …人の目には、ちょっと取っ付き難い印象のアマウラ人が、心臓弱いらしいのに実は胆が据わっていたとでも映るのだろうか… そんな話が知れるのは、知れるとしてもまだ後の事だろうし、本人が口にしないなら広まるものでもないかもしれないけれど。 ―――そういったところまで気にかけて、より完璧にただの女学生である跡野末理を演じられない辺り、まだまだ未熟だった ) [Mon 5 Feb 2007 21:28:22]
跡野末理@女子寮 > 黒船行くわよー! 黒船! いないのー? ( コンコンと友人の部屋の扉を叩き、『いくわよー』とか普通に言っているけれど約束も何も無い! ―――レポートの資料探しに訪れた魔女ギルドで、黒船爆撃(?)に志願したという知り合い魔女の話を聞いて、ならば自分もと名乗り出てみれば案外あっさり受理されてしまった。 学生はダメとか言われるかもしれないと覚悟していたのに、そこは流石のヴェイトス市、懐も深かったらしい )  [Mon 5 Feb 2007 21:12:35]
お知らせ > 跡野末理@女子寮さんが来ました。 『 コッター? 』 [Mon 5 Feb 2007 21:06:08]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 81:夜警/W 』 [Sat 20 Jan 2007 02:56:20]
寒河江未希 > そう来たか――――。 ( そう明確な理由があって屋上に上がりたいと思ったわけじゃないし、まぁある意味これ、カタリナの時あったら私死んでたなあって感じではあるが。 暫し金網の前で腕組して立ち止まり、やがて廊下の寒さに1つ身震いした。 此処に居ても意味が無い、というか―――――。 ) …ああ、此処は「駄目」なのか。 無理しない方がいいってこと。 ( 1人そんな風に納得して、階段を降りることにした。 今日はもう帰ろうか。 風邪引きそうだ。 ) [Sat 20 Jan 2007 02:49:02]
寒河江未希 > ―――――あれ。 ( 足音を消すような爪先立ちで階段を登り、最上階。 このもうひとつ上の階段から屋上への扉が続いている。 ) ( 筈だった。 ) なんだこれ。 ( 大きな金網が設置されている。 馬鹿みたいに高く、天井ギリギリまで聳え立つ大人気ないのが。 一応、入り口みたいな金網の扉がついているけれど、備え付けの鍵の上に鎖のついた錠までぐるぐる巻きにしてあった。 駄目だ、上がれない。 ) …なんだこれ。 ( 何時の間にこんな処置を、誰が。 大学側が取り付けたと考えるのが普通だけれど、直接の理由は何だったのか。 まさか、カタリナの件が何処かから洩れている、とか。 ) [Sat 20 Jan 2007 02:39:29]
寒河江未希 > ( 屋上、登ってみようか。 ふと思い立ってそんな事を考える。 以前は昼間から入り浸っていたサボリスポットだったけど、此処最近はなにかと因縁のある場所になってあんまり寄り付かなくなった。 足挫いて異世界に飛ばされたりしたら馬鹿みたいだし。 ) …そこまでドン臭くないっつうの。 ( アホか、と自分の内心にツッコミを入れてゆっくり歩き出す。 屋上入り口側に向けて中庭を出て、あとは階段をぐるぐると登るだけ。 そんなに大した手間じゃないだろう。 ) [Sat 20 Jan 2007 02:29:19]
寒河江未希 > …本当に跳び下りたのかな。 ( 白い息がうっすらと上がって直ぐ消えた。 もう1度、屋上を見上げる。 ) ( 簡単な話だ。 私はただこうしてぼんやりと過ごす時間が平和で幸せでかけがえの無いものと知りながら、その退屈で緩慢で冗長な時間の流れを憎んでいるからだ。 息苦しくて、窒息しそう。 この先もずっとこんな風につづいていて、未来は大して面白くも無くて、ぼんやりと鈍磨しながら下っていくのか。 可能性なんて無限でもなんでもなくて、与えられたしょぼくれた選択肢の中から一番マシそうなのを選んでいくのか。 なんだか考えるだけで立っているのも嫌になりそう。 それに何の意味があるのかって。 ) それであんたは跳んだって事? ( 何処かで見ている気がして、彼女に聞いてみた。 そうかもしれない。違うのかもしれない。 何となくだけど、名前すら忘れられた黒髪の彼女が、自分に似ている気がした。 ) [Sat 20 Jan 2007 02:09:11]
寒河江未希 > ( それでなんで今日改まって此処かっていうと。 少し、小耳に挟んだから。 何年か前に此処で、屋上から飛び降りて死んだ娘が居たって話。 長い黒髪のイエロティアで、私と同じくらいの歳だったっていう。 彼女の事を覚えている人は不自然なくらい少なくて、名前も、学部も、跳び下りた理由も、何もかもわからない。 私みたいに夜の内校内に残り、屋上に上がって跳び下りたという。 その夜は生温い五月の雨が降りはじめていて、降る前に跳んだのか、落ちてから降り始めたのか、翌朝発見された彼女の赤い血は、モザイク張りのタイルじゅうにうっすらと広がって居たという。 多分跳び下りるならあの辺りで、落ちるなら此処で、なんて冷静に考えながらもそれなりに足は竦んでいる。 なんだってこんな怖い事をいちいちするのか自分でも理解に苦しむ。 ) [Sat 20 Jan 2007 02:02:15]
寒河江未希 > ( 長い黒髪の幽霊。 少し古めかしい黒いドレスを着た、多分私と同じくらいの歳の娘だった。 遠すぎて顔まではわからなかったけれど、それを見たのは二度目だった。 私はこの中庭で二度、あの幽霊を見ている。 三度目、正体を見極めようと夜の校舎を徘徊しはじめたのが、思えば今の私の深夜徘徊癖のはじまりで。 いろいろなものに出くわして、色んなものを見て、ヤバイ目にも遭った。 でも、未だに幽霊との遭遇は適わない。 今ではあの姿も記憶の中でおぼろげになって来ている。 発端は発端でしかなくて、既に用をなくしてしまっているのだろうか。 アレが何なのかわからないままで居るのが少しだけ気持ちが悪かった。 ) [Sat 20 Jan 2007 01:54:47]
寒河江未希 > ( はじまりはここ。 ぐるぐると空回りする私の世界が不意に歯車をかみ合わせ、回り始めた場所だ。 ぼんやりと生温い春先の陽光の中、私は幽霊を見た。 退屈な講義から目を逸らして窓の下、中庭の隅。 種類も知らない細長い木の下、長い黒髪の女はぼんやりと立っていて。 十分経っても二十分経っても微動だにしないソレを見て、私は幽霊だと思ったんだ。 ) [Sat 20 Jan 2007 01:50:09]
寒河江未希 > ( 人の姿の見当たらない深夜の中庭に1人、真上を見上げれば、外観を損なわない程度の低い柵に覆われた屋上が見える。 ここのところ空は曇り気味で、厚い雲が足音を潜める私の影を遊び隠した。 四方を校舎に囲まれたモザイク敷きの中庭には申し訳程度の植物と小さな日時計、雰囲気を損なわないようにデザインされた、モザイクタイルのベンチが四方に配置されている。 中央がちょっとした広さの円形になっていて、そこでなにかステージのようなものをやれば四方のベンチと校舎の窓から視線を集められるような形だ。 私はその真ん中に立って屋上を暫らく見上げ、何も無いと判断して視線を下ろした。 ) [Sat 20 Jan 2007 01:44:27]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 『 深夜1:30/中庭 』 [Sat 20 Jan 2007 01:37:17]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( S○S団?特別課外活○部? 『私達』にも、名前はまだない )』 [Thu 18 Jan 2007 18:48:53]
跡野末理 > ( ―――レッド? 温泉になんて誘ったらキミドリちゃんより色々と大変そうだし。 どこかで元気にしてるだろう。 お土産にもらった小瓶は部屋の窓辺に。 突然割れたりはしていないから大丈夫だ )   ( そういえば。 ―――先日の吸血鬼騒動ではシルバーアクセサリーやアップテンポにした賛美歌が流行ったが… その吸血鬼がアングリマーラへ逃れたと知れるや… いや、元々か? 大学は平常運転。 学生達の様子も平和なもの。 ―――カタリナの噂は、一度広まった後で休息に話題に上らなくなっていた。 …失敗した、その原因は何となく分かる気がする…。 …吸血鬼騒動に飲まれてしまったというのもあるが、何より… 継続的に、関連付ける新たな話題を提供し続けることが出来なかったのだ )   ( 七不思議のように意識下に沈んで、普段は話題に上らないものの潜伏し続ける要素はあるだろうけれど… 現状、ちょっとやそっとの工作では『カタリナの噂』再燃は難しいように思える――― しくじった ) ―――でも、まあ。 『次』でしょ。 ( 自分の飛行術を恥じるようにそんな呟きを零して、そっと微笑んだ。 …臭う話が聞えてきている… 『名前のない殺人鬼』 ) [Thu 18 Jan 2007 18:37:03]
跡野末理 > ( 『魔術』という危険な技術を、大学は他の干渉を受け付けずに研究している。 …自分はその内側に探りを入れられるように、という備えの駒なのだろう。 精々優秀な成績を修められるよう務めて、指示を待とう…。 開口一番未払い分の俸禄を請求してやる )   ( さておき。 クリスマスに友達二人へお揃いの制服でも贈ろうかと思っていたのも、何だかんだで時期を逸してしまったし、お金には余裕があった。 …馬券に注ぎ込もうと思っても肝心のエミキーが捉まらなかったし。 普段は異人禁制っぽいアマウラ温泉にキミドリちゃんを連れて行ってあげようにも試験間近…。 あのキミドリは今更、今年度の単位を全て落としたって気にしやしなさそうだけど! こっちは困る ) [Thu 18 Jan 2007 18:21:21]
跡野末理 > ( 方向転換どころか減速もできないロケット。 あるいは鉄砲玉。 減速はしようと思えば出来ない事も無いが、僅かでも減速するとあっという間に風に煽られキリモミ回転で墜落してしまう。 常人であれば良くて重態、最悪死んでしまっていたかもしれない ) ………やっぱり……… ( そろそろマイ箒をしたためる時期なのだろうか。 振っていた魔術科備品の箒を見つめて、ふと思う。 …ちゃんと飛べるようになって、箒の使い心地をみて買えるようになってからにしようと思っていたけれど… 相性の問題もあるんじゃないかって――― 別に、箒のせいにしてるわけじゃないわよ? ) …でないと、貯めてたって意味無いしね…! ( 宵越の銭は持たねェ! なんてトキノミヤっ子なことは言わないけれど。 冗談みたいなアルバイトで舞い込んで来た大金はまだ手付かずだ。 何故か定収入が途切れていても食と住が大学寮で保証されていれば、いざとなったら学生よろしくアルバイトをするまでだし――― もうどこがくノ一なんだって感じだけど知らない。 当面は普通に学業に勤しむことが仕事だと思ってる ) [Thu 18 Jan 2007 18:10:13]
跡野末理 > ( 『交換学生』 であれば、それなりの技術を持っていて当たり前。 学びに来ているとは言え、各国の代表同士、腕比べをするような空気も少しはある。 ―――『病に伏せていた為にブランクのある術士』。 異能は扱うけれど体系としての『魔術』には触れた事がなければ、ずぶの素人である事を隠すのにそんな言い訳をしている。 …〜それだって素質が無ければ難しいのかもしれないけれど、ようやく飛べるようになれたと思ったら、今度は『大気中のマナを利用する』という、鳥で言うなら『風に乗る』事が難しかった。 宙に浮かぶまでは良いけれど、揉まれてしまってまともに飛べやしない。 それでも何とか飛ぼうとして、先ず勢いを付けるようになって、すっかり変な癖が付いてしまっている。 ―――つまり風に乗らなくても飛べるように、むしろ風に左右されないように、高速で飛び抜けるなら『飛び上がる』だけは何とか出来る… という状態。 もちろん周りには勘が戻らないとか適当言っておいて、内心はそれなりに深刻だ ) [Thu 18 Jan 2007 17:46:09]
跡野末理 > ( 年が明けてみれば年度の終わりももうじきで、学生は少しずつ試験の準備に追われるようになる。 草として学生生活を送るくノ一にも当然それは例外でなく、ようやく『飛び上がれる』ようになった飛行術の修得に四苦八苦していた。 ―――『少し遅れて編入して来た、体の弱い、アマウラからの交換学生』。 ダウト! とか数名からは突っ込まれそうだけど、跡野末理についての一般的な認識はそんなものであれば、あまりアクロバティックな事をするのはよろしくない。 しっかりと両足で、靴底をがりがり減らしながら着地したのを、途中で転んで誤魔化すことは忘れなかった。 受け身は取ったけどちょっとは痛い。 それに黒いセーラー服は土埃がよく目立つ。 パタパタと服を叩いていたら、マナウェーブのいくつかが機動を変えてこちらに向かって来た。 『大丈夫ー?』 届く声に、箒を振って応える ) [Thu 18 Jan 2007 17:33:53]
跡野末理 > ( 広大な敷地を三度お願いする間もない速度で横切った流れ星は、ようやく止まった ) ―――ぅうっぷ… ぁあ〜 も〜 温泉行きたい…っ! ( 日も沈んで冷えてきた冬の風がゆっくりと砂塵を運び去る中から、大学史博物館にでも行かなければお目にかかれないようなセーラー服を纏ったお下げ髪が『箒』を片手に現れる。 ―――飛び抜けた遥か後方では、薄闇の中にいくつものマナウェーブが細かな軌跡を描きながら明滅している、そんな魔術科:飛行術課程の練習風景 ) [Thu 18 Jan 2007 17:21:22]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( トラックで盛大に砂埃を巻き上げて――― )』 [Thu 18 Jan 2007 17:11:08]
お知らせ > リッカさんが退室されました。 『ま、他人なんてどーでもイイケド。(ふん、なんて鼻を鳴らして、遠くの夜空を見上げ乍、帰り道)』 [Sun 14 Jan 2007 01:12:03]
リッカ > ―――アイツはどんな気分なンだろう、って偶にゃー心配になるーっつゥか …。(ぺふ、と廊下の終わり。校舎の外へ出る一歩を踏み出して) [Sun 14 Jan 2007 01:10:51]
リッカ > (随分と会ってない お知り合い の白い肌と、白い髪、赤い眼が脳裏に過ぎる) [Sun 14 Jan 2007 01:09:58]
リッカ > ―――…ただ、    さぁ。  [Sun 14 Jan 2007 01:09:30]
リッカ > ―――…絶対多数が正義だなんて、共産主義じゃなーいーけーどーォ。 (バッグの肩紐を額にかけて、両手をポケット。ぺたぺたと歩く視界の先に、もう直ぐ廊下の終わりが見える頃。)      …其れでも、黒の中に赤が落ちたンならー…、其の赤は黒くなるもんなんだって。 (近頃世間をにぎわす吸血鬼とやら。―――余りにその話ばかり聞くもんだから、最初はスリルとサスペンスー?なんて、他人事のよにへらへら聞いてられたけれど。 今はもう飽き飽きだ。 違う、 異色 がほしくなる。)   なんてーの? 世の中今真っ赤よねー。 赤い雨は止んだっつーのにィ。 嗚呼、うぜ。 (スリルとサスペンスは非日常だから愉快なのであって、―――いつなんどき、己に降りかかるかも知れない、なんて可能性にまで至り出せば鬱陶しくもなる。 其れでも、)    まっ。 あたしにはカンケーないけっどォ。 ( なんて思うのは、誰も同じだろう。 話題だけ、盛り上がるだけ盛り上がれば面白い。 それだけのこと。 ―――ただ。) [Sun 14 Jan 2007 01:08:46]
リッカ > (何処かで大誤認が巻き起こっているのは電波をシャットアウトして知らないフリを決め込むと、して。) ―――バケモンはバケモンらしく人間様に諂ってろってーの。 おとなしくしてる他の吸血鬼…が、           (そこで言葉は途切れる)       ―――…(ぺったぺったと響く足音だけが暫く続いて)………、   他の大人しく人間と共存してるかもしンねー吸血鬼とか、バケモノさん達に迷惑だっつーのォ。 (脳裏に友人の顔が一瞬過ぎったものだから。―――確かめたこともなければ、微塵も      思ってないのに。)(視覚的に受け止めるイメージは恐ろしい。誤魔化すように、も一度欠伸を。) [Sun 14 Jan 2007 01:02:17]
リッカ > (さて)      ……何か眠いし、つまんねーしイ。 どーしたーあたしー? 最近毎日( ふぁぅ )たーいーくーつーよー? (生欠伸は一度出れば何度も。目の端にためた涙が、頬を伝うくらいには。)(さて、さて。)   なんっか、退屈。なんっか、ヤル気でねェエー。 進路とか考える気しねェー。 大体、吸血鬼がぶらぶら人間様のルール無視して、人を喰って回ってるみてェな世の中に夢も希望も持てますかッつーゥのオ? (さて。―――ぼやいているが、思わず冒頭の一言が言いたいだけの為に出てきたんだろう!なんて突っ込みは禁止だ。) [Sun 14 Jan 2007 00:58:21]
リッカ > ―――……(さて、何時だったか、随分と真面目に学校に通っていると自負していたのは。確かもう、去年の話。ぺったりぺったらぺっこりと廊下に響く足音は、厭に大きい。厭に響く。踵を踏んだ靴の底。)    居眠りしていいのは、居残りする覚悟のある奴だけだー? って感じィ? (ふぁぅあ。 漏れる生欠伸を噛み殺して、漸く帰路に着いた学生役一名。―――何やら大学に可笑しな生き物が現れるらしいって噂を随分前に聞いたよーな、聞かないよーな気がするけれど。其れも随分昔の話。今更の話。)    …… っていうか、マジ、眠い。 居残りする覚悟は全然あるけど、居眠りじゃ寝たりないーってーェ。マジでエ。 つか、なんでこんな眠いんだろー? 春ー?(真冬です。) [Sun 14 Jan 2007 00:53:02]
リッカ > (言い切るね!)(右斜め上方へ何か電波を発信みみみー。    さておき、久々に出回る場所が大学しかなかったなんて、寂しい哀しい呟きは誰のもの。ぺったらぺったらと歩く足音が廊下に響く。)     ねむ。 (因みに今時白のルーズソックスだといっておく。決してガーターベルトなんてつけてない) [Sun 14 Jan 2007 00:48:09]
お知らせ > リッカさんが来ました。 『(―――覚悟する気なんてない)』 [Sun 14 Jan 2007 00:46:18]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( マークされるのは、脈があるかもしれないと言う事。 今年をどう迎えるか、整理しよう )』 [Tue 2 Jan 2007 17:22:43]
跡野末理 > ( これからどうなるかは分からない。 そもそも前提が間違えているかもしれないし、もっと何か複雑な条件が必要なのかもしれない。 それに【噂のカタリナ】が現れたとして、今度はそれが『本物』として見られてしまうかも――― )   ( …屋上の柵に手を乗せて、目を閉じる。 【憑眼】 …溶け出すように視力が失われ、別のものに取って代わった…。 熱を感じるように、周囲にある『人の目』を感じ取って――― そんなもの、この時期のこの場所には殆ど無いのだけれど… 比較的近く。 屋上の入り口手前に誰か居た。 …その場所にある『目』へ、溶け出したものを集めるように… 自分の目を重ねる。 ―――それは、開けたままの隙間から、セーラー服を着たお下げ髪を見つめていた )   ………。   ( 大学の保安部か、全く関係ない何かということもあるけれど… 知っていて泳がされている可能性を思って、笑う ) [Tue 2 Jan 2007 17:20:47]
跡野末理 > ( 曇り空は、ちゃんと灰色。 赤かったりはしない、自分の知る世界のもの。 ―――学内へ入り込んだ【カタリナ】はこの扉を通って異世界【ダークサイド】へと送られた。 …一時学内でその存在が噂され、実在した世界の扉…。 …ほんの少しだけ関わったその事件で、ふと『噂』が現実を生んだのではないかと考えたのが始まり… ―――かつて医科の学生が同じような事を考えてサークルを起こし… 異世界へ渡るも未帰還者を出して解散した事を知り、その活動を継げないだろうかと思っている ) …でも、足りないわ…。 ( 未帰還者と言えば柔らかいが、要するに戻って来ない限り死亡したという事だ。 …そんな結果を招いて解散したサークルの理論をそのままに、課外活動の申請をしたとして、受理はされないような気がしていた。 …そのサークルの生き残り… 自警団から医科に来ていた非常勤講師が居れば良いのだけれど、彼女も多忙なようであれば自分でどうにかするしかない。 問題は危険性でなく、危険を冒すだけの価値がある理論かどうか。 机上のものではない、確かな後押し )   ( だから )   ( 『カタリナは消えた』 という話が広まっていないのを良い事に、事実とはほんの少し違う【カタリナ】の噂を流している。 …自分を含めて三人、真相を知る者はいるのだけれど… 人死にまで出た表向き未解決の事件に対する学生の関心は高く、正月に入る前までは、その『噂』は波紋を広げていた ) [Tue 2 Jan 2007 17:00:27]
跡野末理 > ( 米都州幕府の大名に忍軍として仕える里の忍びであった娘は、そうした所属を取り払った忍者団体「飛燕」への出向を命じられここに居る。 諸外国に対する備えをその主たる任務にする機関は、『魔術』という危険な技術が大学という他の干渉を寄せ付けない環境で研究される事を危ぶんだのかもしれない。 ―――肝心のその指令を受けておらず、届け物の積りで持って来た書類が覚えの無い試験で合格したらしい自分の入学願書だったというだけで、想像の域を出ないのだけれど。 …それなら、先ずは優秀な成績を修める事だ…。 卒業後も研究室に残るような、中枢に食い込むことを求められているのだろう。 …とりあえず在籍させるだけさせておいて、放って置かれた上に、俸禄も与えられなければ文句の一つも言ってやりたいところだけれど… 忍びはそれで務まるものでもない ) ―――目立っても良いのよね。 ( 肝心な一点さえ隠し通せれば。 …サークルを作ったり、あれやこれやと首を突っ込む事もありなのではないか…。 そんなことを考えながら、突き当たった階段を上り… 屋上への扉を開けた ) [Tue 2 Jan 2007 16:34:59]
跡野末理 > ( 単調な歩みは、けれど自分がどこに居るのかはっきりと意識させてくれるし… 窓の外の景色は流れ、プレートに記された部屋番号も規則的に進んで行く… こんな所でさえも何かしらの法則が生まれれば異界の口となるのだろうかなんて、妄想もいいところだけれど知ってしまった現実の一端。 事実は事実として受け入れて原因を探り、対処法を編み出せ… 不思議を拒まない忍び… あるいはただの跡野末理はそれに興味を持って、それら不思議の発生源について、務めとは別に知りたいと思っている )   ( そしてそれは、務めの一端でもあるのだろう ) [Tue 2 Jan 2007 16:12:50]
跡野末理 > ( こんな時こそ普段は人目をはばかって出来ない鍛錬に精を出すとか、飛べるようになったと言ってもロケットでしかない飛行術の練習をするとか、座学の復習予習をしておくべきかもしれないと思いつつ、それも何だか寂しい気がするジレンマ ) ―――寂しい、か… ( 忍びが随分と人間らしいと苦笑を零し… いや、別に何も感じないと首を振る。 足は自然、【カタリナ】の消えた屋上を目指して… 部屋番号のプレートを取っ払って窓を覆えばループしているような錯覚に陥りそうな廊下を歩く ) [Tue 2 Jan 2007 16:04:01]
跡野末理 > ( 新年を家族や友人、恋人と迎える寮生達は部屋を空けて… 普段は姦しいヴェイトス大学の女子寮も正月らしい静けさに包まれている。 仮にも草となって学生に紛れ込む忍びは、それが普通と言っても帰るに帰れず。 一人部屋でごろごろしているのもなんだから学生食堂へ行ったら閉まっていたりして。 ―――暇を持て余し、ひと気の無い構内をぶらついていた ) [Tue 2 Jan 2007 15:58:06]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 忘年会は終わり、新年会はまだ少し先 )』 [Tue 2 Jan 2007 15:48:25]
お知らせ > インディさんが帰りました。 『 …ほら、仕事が恋人だから!(自分を落ち着かせる魔法の言葉。) 』 [Sat 23 Dec 2006 14:04:24]
インディ > ま、まぁなによ、突っ込んだ話はまた今度っていうか恒久的に無しっていうか――――ささ、冗談はこの辺にしてそろそろ講義始めるわよ? いや、25日生まれはマジで。 ( プレゼントよろ!とか誤魔化しつつそそくさと準備を始める。 未だがやがやと五月蝿い学生達に背を向けつつ、内心ベッコリ凹んだ感。 うおお、あたし深刻なレベルで男ッ気Neeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!! みたいな、そんな年末。 嫌な汗だくだく。 ) [Sat 23 Dec 2006 14:01:11]
インディ > ( 「どんな人ー?」 即座に注ぐ声はあからさまに馬鹿にしたような、嘘吐けコノヤロウみたいな響き交じりのもの。 簡単に伝染していくその質問コールで冗談抜きに講義どころじゃなくなって来た。 此処で誤魔化したり逃げたりすると見栄っ張りの嘘確定である。 ※そのとおりである。 ) ――――…ええー…いやぁ、うん。 お、同い年くらいでー? なんだ、ちょっと、ワイルドな感じの逞しいヤツで――――ええと、遺跡とか行く時仕事手伝ってもらったり、とか、こぅ…赤毛の、剣士、みたいな―――――。 ( すごい身近な人間をモデルにでっち上げた所で、自分でもビックリするくらい異性の知人が居ない事に密かに愕然とした。 うわぁ、こういう時彼氏のフリとかして貰えそうな男の知り合い一人も居ない―――――――――ううっそ。 ) [Sat 23 Dec 2006 13:57:19]
インディ > ( 途端、降り注ぐ野次の数々。 「うるせー行き遅れ24歳!」「フられる相手見つけてから言え!」「寮の部屋1つ占領してる荷物取りに来てください!」「朝から酒臭い講師とか最悪だ!」 散々な言われ様だが全部事実であり反論の余地無し。 思わず一歩二歩と後退り唸った。 ) ……ちょ、なんだよもうっ!人の誕生日くらい普通に祝え馬鹿ー! 大体っ…誰が男居ないっていった!? そんなん、ほら、いちいち報告しないっつーの…! ( 胸を張って「ハッ」とか肩を揺すり笑い飛ばし。 見栄で嘘を吐く始末。 ) [Sat 23 Dec 2006 13:48:35]
インディ > なによ、何か悪い? 清しこの夜に生誕なさって悪いですかー? ( あまりの反応の冷たさに一番手前の生徒の机をだんだんたたき始める始末だ。 こんな人間が何だってよりによってそんな日に生まれるのかと、珍獣を見るような視線が降り注ぐ。 ある日突然幼女になって講義しに来たり衝動的に行方を晦まして遺跡の土産を持って帰ってきたり忘れた頃にまた幼女になって講義したりとかそんな人間だ。 ) ムカつくわね…! 聖誕祭に浮かれて踊って酔っ払って翌朝気がついたら彼女にフられてて寂しん坊新年でも迎えれば良いのよあんた達! 女子も同上! ( 本当に最悪だ。 ) [Sat 23 Dec 2006 13:41:18]
インディ > ( 場所はとある教室。 昼食を終えた学生達は実際十分ダレ気味で、特に山場を越えたテストだのレポートだのの無い上に今年もあと僅か。 パプテス教徒と一部無節操なお祭り好きにとってはその前にもう一個大きめのイベントが控えているってもので。 ) で、なんだっけ…今日23日よね? んじゃぁあと2日ね。 明後日、あたしの誕生日だから盛大に祝って良しって話よ――――!!                                                         ( それはもう盛大な沈黙が訪れた。 学生達全員の目が死んでいる。 ドン引きだ。 ) …いやほんとうに。 ( インディアナ・ラルフォーレン、12月25日生まれ。 ) [Sat 23 Dec 2006 13:34:13]
インディ > 講義なんて後々、どうッせこの時期皆浮かれてるかダレてるかでロクに聞きゃしないんだから! ( 最悪の本音をぶちまけた。 考古学科講義に集まった学生達は各々席に着き、到着した若い講師のいつもより酷めのテンションにまた、今日は何だと訝しげな顔をした。 ) [Sat 23 Dec 2006 13:27:22]
お知らせ > インディさんが来ました。 『 はぁいあんた達静聴ー!注目ー! 』 [Sat 23 Dec 2006 13:23:32]
お知らせ > マモルさんが退室されました。 『…あ。インク出ん。 (アホな事に気付いた。)』 [Sun 17 Dec 2006 20:19:48]
マモル > …いよし。 ( 取り合えず気合を入れてみる。視線を書いては消し、書いては消した跡の残るノートへ戻し、幾分しっかりとペンを握った。心持ち羽根もピンと立った…様な気がする。) ( 自習室では静か過ぎて眠ってしまう。寮の談話室では暖か過ぎて眠ってしまう。そんな日は、いつも食堂やこのロビーが一番落ち着くのだった。人に溢れて、賑やかで、適度な緊張感を保てる場所。) …うん。 ( 構想を練り終えたのか、満足げに一人頷く。 …其れからはひたすら真剣な表情で、ノートという四角い円盤にペンという踊子を鮮やかに舞わせようとして―― ) [Sun 17 Dec 2006 20:16:42]
マモル > ( ああ、やりたい事が沢山あるのに。もうすぐ友人の誕生日だから、何か少しでも良いものを商業地区で見繕いたい。寮の自室には読みかけの冒険小説がある。雪の夜を箒に乗って思う存分飛び回りたい。…あれ、そんなに無かった。) ( 兎に角、今やるべき事の順番は決まっている。まずは課題。ネタの範囲は限られているのだから、その中で何か適当なものを選んで、後は文章創造力と水増し能力を駆使して、それなりの枚数に仕上げて提出すればいい話ではないか。 先生が待ってくれているのだから、早く書き上げねば。 …そうは思っているのだが、体が…特にペンを握っている方の手が動いてくれなかった。) [Sun 17 Dec 2006 20:02:41]
マモル > ( コツン コツン、と一定のペースで何とはなしにペンをテーブルに打ちリズムを取りながら、視線をクリスマスツリーから明るく賑わう前方の生徒達へずらす。…ロビーへ入室する時もざっと眺めてみたのだが、顔見知りの学生は見つけられない。あの噂を恐れて、早めに授業を切り上げて日の明るいうちに家や寮へ帰る友人が殆どだったから。 ) …大学の怪談。 ( 顔を少し顰めて、こつん。ペンの先を顎に軽く当てた。 其れを念頭に置いてみると、周りで楽しそうに騒いでいる彼らも、何だか無意識に集っているように見える。そういえば連れトイレも増えた。…いや、それは関係ないか。軽く頭を振って追いやる。) [Sun 17 Dec 2006 19:51:16]
マモル > ( もうクリスマスも近いからだろうか。広々とした大部屋に、適度な間隔を保ちつつギッシリ並べられた机と椅子達の森を彩る花の様に、可愛らしく飾り付けられたリトルクリスマスツリーが点々と散りばめられている。 …先程まで教科書に齧り付いていた視線をボンヤリ上げて、綺麗だな、と呟いた。) (数えるのが面倒くさくなる程沢山ある席の半分は埋まっている。一人で勉学に励む者、友人たちと賑やかに…或いは真剣に語り合う者たち。前者は少ない方だが、マモルは其方の方だった。 …また、課題を出し忘れたのだ。) [Sun 17 Dec 2006 19:29:47]
お知らせ > マモルさんが入室されました。 『( 休憩所(ロビー)にて )』 [Sun 17 Dec 2006 19:13:26]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『それはね――― ( まだそこに居るのかもしれない、カタリナの話。 …噂… )』 [Sat 16 Dec 2006 23:03:41]
跡野末理 > ( コッタとエミキーと私で三人。 あと二人… 足りなければ先輩(セツ)を引っ張り込んであと一人…。 顧問はクルーザム先生が居れば良かったのだけれど、忙しいようで最近は顔も見なくなってしまった…。 魔術科の子ども先生辺りは狙い目かもしれないが、初対面ですっかり子ども扱いしてしまったのが気になっていて、ちょっと頼み難い。 あ、人形先生はどうだろう。 子どもも人形も発言権低くて、予算をもぎ取るには向かなそうな気もするけれど――― 残念。 丁度迎えに来た助手さんと一緒に出て行く所だった )   ( 見送っていたら、後ろから声がかかる。 ノートからはみ出してたスケッチに目を留めた顔見知りの学生が、気味悪そうにそれを引っ張り出して――― 『コワカワイイ?』 などとその他数人と話し始めたところで、言い難そうに口を開いた ) [Sat 16 Dec 2006 23:02:55]
跡野末理 > ( サークルの発足には五名の部員と、一人の教員顧問が必要とされている。 部室を得るには文化部、運動部などの連合に所属して折衝や抽選、または教務部から直接、使用状況の著しく低い部屋を借り受ける事も可能。 もっともそれを見つける事が出来ればの話しだけれど、誰も全体像を把握できていないと『噂』されるヴェイトス大学ならではか。 そして、ここからがわざわざサークルにしようと言う最大のミソ。 立ち入り制限区画への進入許可、閲覧制限情報の開示、課外活動振興予算からの部費の提供など、個人で求めても相手にされないような要求を、団体として教員を通す事で正式に取り合ってもらえるようになる。 非合法に忍び込んだりする回数を減らせるし、規則に違反せず堂々と居残り出来るようにもなるだろう。 一般的なサークルではダメでも、魔術科中心のオカルト研ならば。 ―――自分に提示された条件がそれと言うだけで、学部やコネの有無、サークルの種類などなどが関与して人によって違うそうで、詳しくは分からないけれど ) [Sat 16 Dec 2006 22:50:45]
跡野末理 > ( 食事中に下品だけれど、そっと大判のノートを広げる。 中に挟まれているのは、サークル活動に関する大学の規則などの資料と… 寒河江未希の走り書きした『カタリナ』のスケッチ。 目の当たりにする前に、状況分析だけで描かれたそれは、驚くほどに正確だった。 さり気なく、その絵が半分くらい見えるようにノートを閉じて、お膳の隣に置いておく。 サークル活動に関する資料に目を落とすのはポーズ。 もう頭に入っているものだ。 …食事時で、周りには寮生の顔見知りも多い。 誰かがスケッチに気を止めるのを待つように、良く噛んで食事を続ける… ) [Sat 16 Dec 2006 22:25:53]
跡野末理 > ( 結局『カタリナ』が何であったのかは分からず終い…? いや、まだか…? 分からないけれど、今の時点で詳細は一切不明。 その辺りの回答は、いずれカタリナの子を回収した大学が出すのかもしれない。 …ただ、そんな状況でも得られた情報が一つ… 『カタリナ』の出現には、事前にそれを示唆するような話が無かった )   ( 『ブラッディメアリー』も『ダークサイド』も、それ以前に怪談のような形で流布していた噂話と、符合する点の多いもの。 魔術科女子寮で多発した私物の紛失と発見は、状況的にそれが不可能であるにも関わらず、失せ物が見つかった部屋の住人に関して『盗癖がある』というような陰口が水面下でかなり広まっていた。 かつてヴェイトス大学に存在した不思議研究会的なサークル… 異界へ渡り未帰還者を出して解散した『秘封倶楽部』が追っていたのは、初めはヴェイトス大学の七不思議。 火の無い所に煙は立たずと言うけれど、煙を見てから火を見つけているのなら、煙の前に必ず火が存在していたと言えるのか ) [Sat 16 Dec 2006 22:14:07]
跡野末理 > ( ―――新たな犠牲者は出ていないけれど、こうしていると『怪物』の話が聞こえてくる。 『カタリナ』と名乗ったそれは、寒河江未希とナンテコッタワカラネーヤの手で異界『ダークサイド』へ送られたものの… エミキーも自分も、正式な報告は勿論話しの種にもしておらず、一般学生の認識としては、そこらの闇の向こうにまだその怪物が潜んでいるようだった )   ( …ちなみにクエスチョンマークには大爆笑でしたよ? なるほどそれでナンテコッタワカラネーヤ!なのかって。 謎は全て解けたー! くらいの勢いで… 〜もしかしたら本気で傷付けちゃったかもしれないって心配しつつ。 隠すこと無いのにとも思う。 案外急所だったりするのだろうか、アホ毛が ) [Sat 16 Dec 2006 21:52:45]
跡野末理 > ( というわけでもないけれど。 その他大勢の学生に混じっているセーラー服のお下げ髪は、その他大勢と大差なくちょくちょくとエアポケット展開中の人形先生を見つめてる。 興味はあって話しかけようかと思うものの、美術館の展示品に混じるのは気が引ける微妙な一線。 何をぶつぶつ言っているのか気にしながら、アマウラ定食をつついてる途中であれば移動する事もなかった。 やがて黒子ならぬ助手さんが迎えに来るまで観察を続けよう。 お互い大学の魔術科にいるのなら、そのうちいつか、お話する事もあるだろうし ) [Sat 16 Dec 2006 21:42:34]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 陰から(・ω|見マモル )』 [Sat 16 Dec 2006 21:35:04]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 [Sat 16 Dec 2006 21:31:24]
水蓮 > ( その現状は正しく美術館のそれと大差なかった。 視線は相変わらずちょくちょくと向けられるし、それほど積極的な行動もできないため友達はなかなかできないし、ついでに言うといまのところ誰一人として講義に関する質問に来る学生はいない。 わかっているんならともかく、わかっていなかったら君ら危ないよ? とか思うのだがそれは本人たちの責任であって、まあこちらが罪悪感を覚えることはない。 責任感もだ。 ) ………………実際、それほど面白い講義はしてないからなあ。 次はなんか実験も入れてみようかな。 助手あたり実験体にして。 ( そうして結局、助手が迎えにくるまで独り言は続くのであった。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:31:22]
水蓮 > ( そんな素敵な助手のために水蓮はいつも講師としての態度でのみ臨み、決して彼のために何か素晴らしいアイディアを生み出すなんてことのためには一ナノセコンドたりとも思考に費やしたりしたことはなかった。 まあ逆に悪戯と嫌がらせのためには例え一日中であったとしても思考し続けるのだろうが。 ) まあ反応が薄いからそれほど面白くないというかまあ出番そのものの回数が少ないからねえ。 必ずいるんだけど決して本編にはからまない、みたいな。 殆どアレは名誉職に近いよね。 座布団運びみたいな。 ( そしてこっちはこっちで独り言だけで充実しているようだから何の問題もない。 もちろん、誰かとの交流はもっと喜ぶのだが、生憎といまのところ、人形風情にあえて話しかけるためにご登場してくださる方々はいない。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:21:38]
水蓮 > ( 因みに食堂までは、助手が例の台車で運んできてくれた。 助手には助手ながら助手としての助手ならではの助手的な助手仕事があるので、既定の時間が来るまで助手は迎えには来ない。 そこら辺は異常なまでにかっきりと線を引く人物で水蓮としてはそこそこ好意的に思っているが別段懇意にしているわけではない。 ) というか、向こうとしても何かの付属品としての自身にこそ充実を感じているというか、自身だけで何事かを成立させるという自体を好まないというか、まあある意味では助手の鑑みたいな。 ( なんて。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:11:24]
水蓮 >  やー、しかしあーゆーかわいい子がわんさかいるといいんだけど、現実ってそーも甘くないんだよねぇ。 きっと美って言うのは世界的に見ると割合が少ないものなんだね。 等価交換の原則で、いるところにいたりすると他には全然いないわけだねえ。 ( そんな意味不明の独り言を続けたりするのがまた怪しさを増大させるわけだが本人形はあまり気にしていない。 いや、もしかすると独り言はデフォルト設定で変更できないとか、もしくはわかっていてやっているのか。 ) [Sat 16 Dec 2006 21:01:37]
水蓮 >  …………………しっかし、事件ったって私自身が奇々怪々っつーか……オンナノコ脅かしてたしなあ。 ( 周囲数席から人が消えたあたりで、そんなことを呟く。 ) ええと……………ドリュートレス・ディフィート。 うん、ドリィだったね。 まあ私の講義にはこないだろうけど、そのうちあえるといいねえ。 ( などといいながら、意味もなく砂糖をコーヒーに投入し、かちゃかちゃと混ぜる。 違和感ない仕種だが、恐らくそれは生前の動作なのだろう。 ) [Sat 16 Dec 2006 20:51:19]
水蓮 > ( 多少好奇をくすぐられるが、しかし、という程度の反応を返す人形。 ―――実際問題、反応を返す人形というものそれ自体が奇妙でしかないのだが、最近は割と見かけられるようで、「さほど」騒がれたりはしない。 ) いやあ、私も来たばっかりだからね、そういう噂には疎いんだよね。 ( 場所は食堂。 かの人形の前には人間のふりをするためだけの不毛な冷めたコーヒーが置かれており、一種エアポケットの用に周囲の席が少し空いている。 時折こうして小さな話題を持ってきてくれることもあるが、「きゃー、喋った!」とかで満足して失せる輩ばかりである。 ) [Sat 16 Dec 2006 20:41:12]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 『―――ふぅん?』 [Sat 16 Dec 2006 20:36:43]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 [Sat 9 Dec 2006 21:15:04]
寒河江未希 > ……ま、こんなとこか。 ( あとは特に書く事もなし、と日記帳を閉じて鞄に仕舞った。 席を立ち、久しぶりにギターを肩に掛けて――――1回だけ教室を見渡して、廊下に出た。 問題ない。 静かで、穏やかな夜だ。 ) [Sat 9 Dec 2006 21:14:58]
寒河江未希 > ( そして。 事件は上手い事説明をつけるには少々面倒臭い感じで――――学生三人だけでなにしてたのかとか、ダークサイドって何だとか、私だってちょっと説明しきらない。 個人的に突っ込んだ話を聞きたい人でも来ない限り、永久封印ものか。 世間的には未解決って事になっちゃうんだろうけど。 別に他の二人に口止めする気も無い。 ) 本当、なんだったんだろうな――――。 ( 箒二本、窓ガラス二枚、あとなんだ…床に散らばった七味唐辛子とか、痕跡は色々残ったが。 ) …あ、やべ。 デザインナイフ返しとかないと。 ( おとなり芸術科教室から無断で拝借していた、やたら鋭利なアレ。 結局使わずに済んでなによりだ。 刃物で生物刺すなんてとてもじゃないけど無理。 ) [Sat 9 Dec 2006 21:02:46]
寒河江未希 > ( まぁ覚悟していた事だけど、案の定家に帰ったら猛烈に怒られた。 普段結構テキトウで緩めの両親だが、大学での事件は耳に届いていたようで――――勿論、その渦中に突撃していたなんてのは口にしなかったけど。 黙ってロクに言い訳もしないで、「シシュンキの気紛れな迷走」とかそんな感じに勝手に思ってもらう事とす。 一応何処で何をしていたかと聞かれれば件の二人の名前を出して口裏合わせる事だって出来る。 ) ( 家族が好きだ。両親は穏やかで誠実で、適度にユルく。 兄貴とは仲も良いし、時々大した用事も無くダラダラとお互いの近況を話したりする感じ。 私は時々無茶苦茶をして後先考えなくなるけど、できるだけ、あの人達を悲しませる事はしたくないなあなんて、一応、思ったりも、している。 ) [Sat 9 Dec 2006 20:52:04]
寒河江未希 > ―――まぁ。 ( 正直あの二人が居なかったら死んでいた私が此処に居るわけで。 私のことだ、どっちにしろ首を突っ込んだだろうし、今回ばっかりは感謝しても良いかと思う。 由乃屋で一食奢りくらいは。 あんまり大袈裟にすると調子に乗りそうな連中だしそれくらいで丁度いい。 ) ( 部屋の内装とパンツの行方は兎も角、連日の寮での泊まりも悪くは無かった。 たまになら。 ) [Sat 9 Dec 2006 20:44:23]
寒河江未希 > ( 結局の所―――「カタリナ」が何だったのかは分からず終い。 一言で言えば怪物。悪魔のような、妖怪のような、残念ながらそういう専門的な知識はあの事件に関わった3人が3人とも持ち合わせてなくて。 しっかりしろよ、魔女科。魔術科。 ) …っていうかあいつら分類上魔女とかじゃなかろ。 ( むしろ今更ながら「それ偽名?」とか聞いてもいいような連中だ。 「ナンテコッタ・ワカラネーヤ」と「アトノマツリ」。 私ターゲットのドッキリじゃないことを願う。 ) [Sat 9 Dec 2006 20:39:54]
寒河江未希 > ( そして早速ミス。Vじゃない。Uだ。 ) [Sat 9 Dec 2006 20:35:13]
寒河江未希 > ( 薄暗い教室。一連の事件の影響で、すっかり遅くまで残る生徒が減って誰も居ない芸能科の教室に独り。 きっとあれはもう現れはしないし、肩にかかるようなプレッシャーも今は感じない。 比較的穏やかで静かな夜。 久しぶりに空が晴れたような気がして窓辺に座り、月明かりの下でノートを開いた。 少し、後日を回想しながら整理を兼ねて日記を書こうか。 此処暫らく家にも帰れなくてそんな暇は無かった。 ) [Sat 9 Dec 2006 20:34:53]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 『 78:寒河江未希の日記/V 』 [Sat 9 Dec 2006 20:31:16]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『 77:Samon in the Dark./2 』 [Thu 7 Dec 2006 03:05:44]
寒河江未希 > ( 悲しいときー。 ) ( ちょっと笑いの種にしようと思ったら案外居た堪れない結果が待っていたときー。ときー。 ときー。 ) …マジ御免。 ( いっそ笑ってあげて―――。 ) [Thu 7 Dec 2006 03:05:36]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( 見 ち ゃ っ た )』 [Thu 7 Dec 2006 03:01:42]
跡野末理 > うん――― ( ほんともう何て言うか。 急くな。 忍耐力を付けようと拳を握る冬の空。 〜そんな話しをしたら、やっぱりお節介言ってしまうのだと思う。 一線は皆で越えれば怖くないとか、どうせなら戻って来られた方が良いじゃないとかー ………微妙に情けない苦笑を零しつつ、おや?と視線はエミキーの手。 コッタの帽子――― ) [Thu 7 Dec 2006 03:01:17]
お知らせ > ナンテコッタさんが帰りました。 『おぎゃ―――――――ッッ!?( 絶叫 )』 [Thu 7 Dec 2006 02:55:07]
ナンテコッタ > ( 耳に注意が行っておりました―― すぽん。 帽子が取れる。 ) あ。 ( 帽子被ってたせいで、ぺったりと癖になった髪の毛。 別になんとも無い が―― ぐぐぐぐ、と新芽が生える映像を早送りしたみたいに立ち上がる髪一房。 それはもう力強く しゅるん、と蛍光色の髪が立ち上がり―― 帽子の下に隠されていたのは、しなやかにクェスチョンマークのカタチを描くアフォ毛。 長さは20cmほど。 もはや、触角。 ) [Thu 7 Dec 2006 02:54:43]
寒河江未希 > 私ももう疲れたよ本当―――家、帰りたいけど今日も寮泊まりだ。 ( 詰まんない話になる前に踵を返す。 別に自殺したかったわけじゃない。 ただ、ちょっと一線越えた向こう側を覗いてみたかったっていうか、それはそれであり、っていうか――――そんな話すると御節介言われそうだし、大きく煙を吸い込んで吐き出した。 ) お風呂入ってゆっくりして寝よう。 細かい話は、それからで良いんじゃない? ( と、不意に。 耳だったのか…とか思いながら見下ろした頭に視線の矢印-------→ ) ( なんとなく ) ( 帽子に ) ( 手をかけんとした。 ) ( いい加減中身気になるっていうかさぁ。 ) [Thu 7 Dec 2006 02:45:09]
跡野末理 > いないから。 クマは歴史の先生してるエルフのスカートの中だから。 ( キノセイダ!即答 ) 〜そうそう、そうでなくちゃ。 学園の平和は、エミキーに守られたのよ。 守れたじゃない。 ( 『分かるだけ』 なんて事はないとうんうん頷いて。 差し出される煙草に、火をつける ) …ええ。 当分は帰って来ないでしょ。 私には良く分からないけど… ( あるいは、もう二度と? …存在していた事が嘘のように掻き消えた怪物には、死体を検めないと安心出来ない忍の性か… タイミング謝りましたごめんなさいと平たくなる気配に気付く事も無く、虚空を見つめる ) …でも、狙い通りにいったとしても、ちょっと無謀じゃない? コッタがいなかったら… ( どうなっていたか。 組み付かれてもトウガラシで脱したかもしれないけれど… 最後のは、まるで心中するみたいだとも思う。 見てたなら助けろって話だけれど――― 見ていたかったのだろう ) …友達は頼れない? 仲間なら――― っと… そうね。 ごめん。 ( 疲れてる? そりゃそうだ。 生きるか死ぬかなんて、そう経験しないだろうし――― そっとしとけば良かったかとバツ悪そうに宙を仰いで、おぶる?とか ) ―――こんな場所がごろごろしてるみたいにさ。 こんな話もごろごろしてるんでしょうね。 知らないところで… ( それとも、それも知ってる? 首を傾げて ) [Thu 7 Dec 2006 02:37:38]
ナンテコッタ > ( アクシデントはつき物、行き当たりばったりだったけど思惑通りにいった結果となり一安心―― 「一回行って帰ってきてんだ」「また戻る」そんな未希の言葉が気になるが、今はとても疲れた。ずっとふらふら出かけてった怖いもの知らずを追っかけてた上に、立て続けに沢山魔法も使った。ぐったりと階段の上突っ伏して ) クマー ( 居た居たクマ居た、と見下ろす視線に頷き返し。しかし、ぐったりして上がらないテンション。ぬがすこともかなわじ・・・! ) 終わりよければ死んで屍拾うものナシー そんなこんなでナンテコッタはお疲れディス。おねむでぃすよ? ( にゃむ、と両手合わせてすーとりあ。混ざってるが気にしない。おねむって毎度毎度な気がするが―― むんず ) 耳っ、耳――ッ!?( 摘み上げられつつ半泣きだ!煙草は拒否しる。信じられない顔してみるね! ) [Thu 7 Dec 2006 02:29:05]
寒河江未希 > ( 大学の屋上は今まで此処で死ぬか生きるかの攻防があったとは思えないほど静か。 結構走ったし今は熱いけど、すぐに冷え込んでしまうだろう。 あー、なんか、終わったかな、なんて感慨も湧かないよく分からない状態でようやく腰を上げ ) クマ。 ( た。 ) ( 今くま居なかった?的な視線を下の黄緑色に向け。 ) ―――…まぁ、出来ると思ったからやっただけ。 万事上手く行ったんだから良し、じゃない? ( むんず、と黄緑色のエルフモドキを掴み上げながらポケットの中の火種を探し―――ん、いる、と煙草の先を差し出した。 ) [Thu 7 Dec 2006 02:20:38]
跡野末理 > ―――ごめん。 正面は無かったわね。 ( 屋上出口の屋根の上とかにしておくべきでした、なんてアトノマツリ。 エミキーにかくんと頭を垂れるのは割りと素直。 暗いし見えないだろうと割り切る立ち方で迎え… (クマー) 指摘されれば、パッと膝を折るっ ) 〜つ、つくずくごめんって感じだけど後のは謝らないわ! ( 微妙に赤くなりつつ、こほんと咳払い。 ……ふと、カタリナの消えた、今はただの空間を見つめてから…… それとなく状態を確認しよう ) ―――〜二人とも無事ね。 ほんと、良かった。 そこまで積極的とは思ってなくて、正直焦ったわよ。 …煙草、身体に悪いんだから。 いざって時、走れなくなる… ( でも、火、いる? なんて矛盾した事を聞きながら。 微笑 ) [Thu 7 Dec 2006 02:13:30]
ナンテコッタ > ( ぐにゃりと世界が歪んで、強烈な圧迫感が襲う。 あちら側は別の世界、死も病もない終わりの無い世界(ネバーランド) だけど、異質な物だ。 この世界とも、私の世界とも。 すごく、気持ちが悪い。 時間にしてみればほんの一瞬の事だったんだろう。 けれど、魔力の放出と腕にかかった猛烈な負荷に正直へたばった。 )――・・・ なんか一番美味しい所もっていかれた気がするディス。ナンテコッタがカッコよく活躍するお話だった筈なのに――・・・ ( ぐんにゃり、未希に半ば敷かれるよな形で見上げればニンジャぱんちゅ丸見え。 ) わお、ステキなアングルー?( へらー、とニヤケつつ、穿いてるね、などと耳打ちしたよ! ) [Thu 7 Dec 2006 02:04:07]
寒河江未希 > ッつ――――………いや、余裕。 ( 転がったままポケットから煙草を取り出して咥えた。どんだけ意地っ張りだか。 ヤバかった。 一瞬垣間見えたダークサイドは以前とは全くの別物だった。 「虚空」とでも言うべきか、きっと誰かが壊してしまったんだろう。 きっとあそこにはもう、何も無い。 戻ってくる可能性すら無いのかもしれない。 うん、マジ、ヤバかった。 今更「死ぬ」って言葉がリアリティを帯びる感じ。 ) ――――空気嫁、アトノマツリ。 ( 相変わらず空は曇っていて、星明かりすら見えない。 大の字になって咥えた煙草をひこひこさせながら、とりあえずニンジャのスカートの中が逆さまで見える感。 穿いてる。 ) [Thu 7 Dec 2006 01:57:05]
跡野末理 > ( こんぐらっちゅれーしょーん! とか、そんな。 緊張に満ちた沈黙の一瞬を破るのはある意味ダークサイド。 …うぇるかむとぅだぁくさいど… どこかで聞いたような意思だか声だかを背景に… ぺちぺちと拍手をしてる。 …咄嗟に掴んだキミドリちゃんの意思か、あるいは逆噴射が効いたのか… 全てが歪むような感覚の後には、けれど怪物の姿だけが無い元のままの階段。 屋上出口――― 転がった二人を、しゃがんで覗き込もうと ) [Thu 7 Dec 2006 01:51:49]
お知らせ > カタリナさんが帰りました。 『―― ダークサイドへようこそ。』 [Thu 7 Dec 2006 01:45:54]
カタリナ > ( 掴まれた足のその先から、まるで水面に突っ込んだかのように消えていく。カタリナはそれに何かしらのリアクションをとる前に、ダークサイドの向こうに消えた。飛び掛った化け物が着地する音は響かない。その化け物の声も、匂いも、何もかも―― その場には残っていなかった。まるで、存在していたという事実すら消えてしまったかのように。 ) [Thu 7 Dec 2006 01:44:34]
ナンテコッタ > 一回ってッ・・・ そりゃ、戻れるかもしンないディスけど――ッ( ぐ、と未希の手首を握り、しっかりとホールド。逆の手は階段の手すりを握って円盤の上思いっきり踏ん張って逆噴射――ッ 普段の波に乗るような省エネ飛行法とは違って、自分の魔力を使い未希の手を引張って―― ちらりと視線をやるのは、彼女の逆の手側のさかさまオバケ。 コイツと一緒に飛ぶって事は「向こう側」でも一緒になるんじゃないか? その時に、武器も何も持っちゃおらず、ちょっと走っただけで息を切らしてるこの娘が逃げ切れるか?そんな都合の良い事信じられなくて。 踊り場の扉が開き、「門」が開く。 向こうに見えるのは暗い屋上の風景ではなくて、真っ赤な色の空―― ごう、と吸い込む力に逆らって ) [Thu 7 Dec 2006 01:43:35]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『 おめでとー! ( 晴れやかな笑顔でセーラー服のお下げ髪が待っていた! )』 [Thu 7 Dec 2006 01:42:23]
寒河江未希 > ( ごん、と暗い踊場に転がり、屋上の扉が開いた。片方の手から感触が消え、もう片方の腕にまだ感触が残る。 きぃ、と開いた扉の向こうには――――。 ) [Thu 7 Dec 2006 01:36:00]
寒河江未希 > 一回行って帰ってきてんだ! また戻るッ!! ( その為にゃ、向こうでコイツから逃げ切って尚且つまた面倒な出口探しをしなきゃならないが。 自殺行為みたいなソレを、今だけならなんとか出来るんじゃないかなんて都合よく考えた。 ) …馬鹿、離せ! ( 浮遊感。そして歪む感触。 とりあえず成功?なんて一息吐こうと思った時―――空いている方の腕を捉まえる手が。 どうなるか分からない。 こういう状態は予想していなかったし、ただでさえ妙な反則を使ってるってのに――――。 ) ( この発言の秒数1の桁が 0〜2なら寒河江未希とカタリナだけが姿を消す。 3〜5なら3人ともダークサイドへ。 6〜8ならカタリナのみがダークサイドへ。 9ならば失敗。ダークサイド行きの歪みは消滅してしまう。 ) ( 【判定】 ) [Thu 7 Dec 2006 01:33:28]
カタリナ > ( 二人は眼前に迫っていた。腫れて痛む舌は使わず、両足で掴みかかって踏み倒し喰らい付く手段を選んだカタリナ。しかし、痛みを堪えてでも舌で突き刺して殺すべきだったのかもしれない。 ) ……………!? ( 此方からも掴みかかろうと伸ばした手―― 性格には足だが。それが寒河江未希の手に捕まれる。寒河江未希はキミドリの円盤から飛び降りて、まるで呪文のような言葉を紡いだ。 こいつらは一体何をしようとしているのか。カタリナは漸く二人がここに逃げてきたのではなく、自分がここに誘い込まれたのだと知った。 ぐにゃりと風景が歪む―――。 ) [Thu 7 Dec 2006 01:24:05]
ナンテコッタ > ―― わッ!?ちょ エミキー ッ!?( た、と軽い音がして 急に後ろが軽くなって、つんのめるようにバランスを崩しかける。 ここはヴェイトス大学の中に幾つもある時空の歪み。「ダークサイド」の入り口。 それを使おうと言い出したのは自分だし、噂話の内容も知ってる。尚且つ、本当に行方不明者が出た事も。 自分が入った訳ではないから調査不足にも程があるが―― 未希が叫ぶキーワード。 ども、それは、そしたら―― 12段目が、蹴られる。 ) 手ぇー ッッ!! ( あたまがぐるぐるする。 けれど、これは確信だ。 「門」が開けば、カタリナもろとも未希も「向こう側」へ飛んでいく。 戻ってくる保障はない。 それどころか、戻ってこない可能性のほうが高い分の悪すぎる賭け。 飛んでゆくその手を掴もうと、手を伸ばす―― ) [Thu 7 Dec 2006 01:20:32]
寒河江未希 > ( 一人出来たのには訳があった。 ) ―――11――― ( 結局、上手い事やる方法が今の今に至っても思いつかなかったのはやっぱりキツイところだが。 ) ―――12――― ( 「ダークサイド」のに入るには決まったやり方がある。 例えば此処なら、真夜中に階段の数を数えて「13段目」があったら、それを踏まないで上りきること。 ) ―――13――― ( 怪物にそれをやらせる、というのにはやっぱり無理があって。 ) …ありがと、此処までで良いや。 ( 誰かがその儀式をちゃんと踏襲しなきゃいけないってこと。 確かに13段目を確認して円盤から滑るように跳び下りた。 そして。 ) 『ダークサイドへようこそ!!』 ( 「カタリナ」の何処でも良い、どこかを掴もうと手を伸ばし、12段目から一段飛ばしで駆け上がるッ!! ) [Thu 7 Dec 2006 01:10:14]
カタリナ > ぎげ、グアァァ――ッ!! ギ、ギ、フ、二人ドモグイゴロヂデやう!やる! ( やや不安定に空を飛ぶそれを追い、カタリナは階段に足を掛けた。 上り続ければいずれ屋上に追い詰められると思っていたが、このキミドリのせいでそのまま空に飛んで逃げられるのではと思ったカタリナは更に階段を昇ろうとする。壁や天井に貼り付く事の出来るカタリナだが、空を飛ぶことは出来ない。つまり―― このまま逃がしてしまうのではと焦っていたのだ。どうにかして此処で仕留めねばならない。 ) [Thu 7 Dec 2006 01:01:38]
ナンテコッタ > 舌はおかしくなったみたいネー?( 唐辛子攻撃も、舌を封じる、という意味で意味があった様だ。 加重にバランスを崩してぐらり、とゆれる円盤の反対側をぐっ、と踏み込んで何とか建て直し、捕まるように促して―― 流石に一人用のものに二人はバランスが悪い 少々ぐらぐらしながら円盤は階段の上を滑り―― カウント ダウン―― ) [Thu 7 Dec 2006 00:57:22]
寒河江未希 > 舌がおかしいのはアンタの方だよ…これ乗るの怖いから嫌いなんだよ――――( とはいえまだ距離はある。 起き上がったのは良いけど足はぱんぱんだし、安定感の悪い円盤に足を引っ掛けて――案の定思いっきりバランスを崩して大きく揺れた。 ) …ったく、掴まり易い取っ手とかさぁ――――! ( 速度的に間に合うだろうか? 視界の中に階段が確かに入ると、その階段の段数を確かめる。 ) 1…2…3…4…5… ( 獣のような咽喉のかれた叫び声が近付く。 ) 6、7、8、9、10…  [Thu 7 Dec 2006 00:52:44]
カタリナ > ウウゥゥ……ッ に、人間はこんなモノ食ってるのかァァ――ッ!!舌がドウカシテルんじゃネェ―― のかアァ――ッ!! ( 自慢の舌がヒリヒリと腫れて、喉が焼ける感覚がいつまで経っても収まらない。水、水だ。水が欲しい。しかし、それを探しに行っている暇は無さそうだ。こいつ等の血でそれを満たすとしよう。 ) う、 ウガガガッ! ( ふらふらと立ち上がると、四足のまま必死にその後を追う。 ) [Thu 7 Dec 2006 00:45:36]
ナンテコッタ > うーん、舌が出る前に上から叩く、とかー?( 舌が千切れ飛ぶ>流血>窒息死って寸法。かなりシビアなタイミングになるのが問題。思いつきだった。咄嗟に出来る事なんて、何度も何度も繰り返して体に染み込んだことだけ。 今だ自分は”空飛ぶ円盤”の上、手を引かれればすいー、と空中を滑りだし―― ) ちょい待っち、あそこ 行くんでしょ?乗って ( 向かう先は、上り階段―― だとしたら・・・ ぐ、と手を引っ張って 乗れ、と 息も切れているし足元もふらふら。 マナの流れは悪いが、滑っていったほうが早い ちら、と後ろを振り返り―― 早いトコ、射程圏外に逃れねば ) [Thu 7 Dec 2006 00:42:12]
寒河江未希 > 不本意ながら完璧な連携――――えげつない言うなッ…考えたんだから――――で、なんか策ある? 無きゃ考えるけど。 ( ぜはぜは呼吸を整えながら起き上がり、足でカタリナを引っぺがして離れる。 やっぱりコイツ、頭はよくない。 喋れるけど、その程度――――やたら光りまくる偽エルフの手を引いて、向かう先は廊下の向こうの登り階段。 時間的にも、良い頃合―――。 ) [Thu 7 Dec 2006 00:35:08]
カタリナ > ( キミドリはどうやらコイツの仲間らしい。助けに来た、と言うわけか?己の目の前でキミドリは折角追い詰めた獲物に手を差し伸べ、奪おうとしている。 がぱッ、と口を開け、宙にいるキミドリ目掛けて舌を突き出そうとしたその刹那。 ) …………… ? ( もが、と何かが口に放り込まれた。それはざらざらした何か。何だろうと思った瞬間、じわりじわりと味覚を刺激するその感覚。 ) …………ッ!! ( 思わず身体を仰け反った。熱い、熱い、熱い、熱い、熱い!熱い!熱いッ!熱いッ!!! 魔界に調味料などあるだろうか。少なくとも自分が住んでいた環境には無かった。 ) もげッ、ギアァァアァァ――ッ!! アヒイィ――! ( 加えて、キミドリから放たれる眩い光。視覚を塞がれ口の中に変なものを突っ込まれ、カタリナはごろんと少女の上から転がり落ちるとバタバタと悶絶した。 ) [Thu 7 Dec 2006 00:29:56]
ナンテコッタ > ワオ!すンごい丈夫―― ( 体重と勢いを乗せた激突の衝撃は木製バットで思いっきりブン殴った位の威力はある筈だが、死ななかった。 それどころか意識もあり、こちらを見てしっかりと認識している。 見た目は正に逆さまオバケだが、相当に頑丈らしい。 でも、こっちを見てるのならば―― ) ナンテコッタ・フラーッシュ! ( ひらひらと空中泳がせた両手にピースサイン2つ、それを目の横にぴし、と当てて―― 目からビゴーっと光放った! 単に光るだけでビームとかそんなモンじゃないが、直視すれば目晦ましくらいにはなるだろう。超眩しい。 ) うわぁ・・・ エミキーえげつなーい・・・ッ!( びくっ、傍から見てもまっかっか過ぎるその粉に戦慄したッ。 ) そんなのいいから、早く早く――ッ [Thu 7 Dec 2006 00:24:00]
寒河江未希 > ( 光と音だけで何が起きたか理解できるのは何だか自分でも馴らされてるみたいで凄く嫌だが。 突然の事態にそう驚く事無く状況を理解できたのは良しとしよう。 一人で勝手に寮を抜けてこんな所をウロウロしていた手前、どうにもバツが悪げに伸ばした手を捉まえて立ち上がろうと…いや、その前に。 ) …おい、カタリナ。 ( ポケットの中で掴んでいたそれ。 指で封を切り、おもむろに――――。 ) ―――…アンタ晩御飯まだでしょ。 ( その大きな口目掛けて、小さな袋の中に入った真っ赤な粉を放り込んだ。 たっぷりスプーン3杯分くらいはある、食堂の七味唐辛子。 ) [Thu 7 Dec 2006 00:14:37]
カタリナ > ……… アギ。 ( 頭の中がぐわんぐわん揺れて、カタリナは寒河江未希の上でビクビクと痙攣した。どうやら軽い脳震盪を起こしているようだ。その姿勢は図らずも寒河江未希をガラスのシャワーから庇う形になり、細かな傷が化け物に付く。 ――やがて意識を取り戻しても、すぐに立ち直れるわけでは無い。 ) が、ハ……ッ!  う、ウゥッ!? ( 滲む視界の中に映るのは黄緑色の異様な何かだ。カタリナには羽も無いのに空を飛び、眼に痛い程の輝きを放つソレは異様以外の何者でもなかった。 )  [Thu 7 Dec 2006 00:07:07]
ナンテコッタ > ( ごッ 硬い木材に重く響く音。ずっこけて、腰を抜かしたよに横たわる少女の直ぐ真上 空中でエッジを立ててブレーキをかけるように円盤―― 木製のマジックシールドだが ――を踏み込んで怪人の頭に、重さとスピード、飛行に関わる運動エネルギーが全て乗った分厚い底面をモロにブチ当てた。 きっと、鼻血どこじゃ済まない ) ワオ!すンごい音したぞぅー☆ ( 光が収まる中、出てきたのはキミドリ色のアレ 膝を曲げ更に踏み込み、怪人の頭を蹴り離し そのまま体を捻ってバウンドするよにターンして―― ぶわっ、っと黄緑色の光が舞う。 ) アナタのピンチにズバッと参上!ナンテコッタでぃすよー! かァ―― こイイ!!( 勢いを殺すよにぎゅるん、と一度縦回転し、その円盤の上でぴし、と水兵風に米神に二本指を当て はい、と悪態を突く金髪に手を差し伸べ ) [Thu 7 Dec 2006 00:02:53]
寒河江未希 > ( 「武器」はまだ幾らかある。 もうちょい頑張ればこぅ、なんとか、死ななくて済むんじゃないのかって程度にはまだ希望もあるってもんで――――ジャケットのポケットの中を確かめ、勝ち誇るバケモノにどう反撃するかって一人で考えてれば、だ。 ) ――――うぉっ、まぶしっ!! ( お決まりの台詞が不覚にも毀れ、次の瞬間ヒステリックに響く轟音、及び奇声。 助かったっちゃぁ助かったけどそれ、モロに硝子のシャワーが降り注ぐんですけど…! とりあえず両手で顔を庇って丸まって遣り過ごそう。 ) …ッとに…ばかっ! ( 死にかけて言うもんじゃないなんて分かってるけどさ。 ) [Wed 6 Dec 2006 23:53:50]
カタリナ > ヒ ヒ ヒ。 お前ノ目玉、トッテモ綺麗ダ――。 まるで宝石ミテーに綺麗。くり貫いて、飾っておきたイ…。 ( 勝者の余韻とでも言うのだろうか、すぐに殺して食うような真似はしない。舌をだらりと垂らし、生暖かいそれで寒河江未希の首筋を撫でる。熱い吐息を吹きかけるその様はまるで情婦のよう。もう少し知識のあるものだったら懐を弄るその手に注視し、掴んで止めさせるぐらいの事はしただろうが、完全に勝利を確信した化け物はそれもせず。 ――視界の外、具体的には窓の外からの眩い光に視線を横へずらしたのは正にその瞬間だ。 ) ………も、モウ朝になっちまッたのカーッ!!!? ( そんな間抜けな叫びと窓が割れるのはほぼ同時だろうか。謎の飛行物体がこっちに突っ込んできて、衝撃と共に視界が歪んだ。 ……円盤の硬い面が、思い切りカタリナの頭にブチ当たったのだ。 ) [Wed 6 Dec 2006 23:47:21]
> ( 四角く切り取られた窓枠から夜闇を切り裂き、目も眩む様な―― 光源は窓の外 至近。 空中を滑り 窓を、突き破る。 ) ヤ―――ッ ッハ―――――ッ! ( 固い物がぶつかる音と共に砕け散り、キラキラと光を反射する硝子の中から躍り出たのは、マナの光を撒き散らして跳ぶ円盤とその上に乗る光り輝くヒトガタ。それは斜めに窓を突き破り、四角に切り取られた廊下の空間をうねりながら滑り 廊下を一度 ゴッ、と擦ってから危なっかしく軌道を立て直せば――  その勢いのまま少女に飛び掛る怪人へと向かって宙を滑り円盤の底をぶつけるよに突き進むッ ) [Wed 6 Dec 2006 23:43:38]
寒河江未希 > ( 息が上がって苦しい。 こうしている1秒2秒が不味いっていうのに、身体の方が言う事を聞いてくれないんじゃどうしようもなく―――膝立ちになった所であっという間に追いつかれ、あっという間に直ぐ其処。 力の差は歴然、飛び掛って蹴飛ばすように踏みつけられれば、余計に呼吸が出来ず声にならない唸りを上げ、けほけほと咳き込んで咽せた。 ヤバイ。絶体絶命。この距離じゃ―――いや、まて。 咄嗟に探るのはポケットの中。 さっき拾った棒キレはとっくに投げ捨てていた。 ) [Wed 6 Dec 2006 23:30:33]
お知らせ > さんが入室されました。 『窓の外 強烈な光――』 [Wed 6 Dec 2006 23:26:38]
カタリナ > ( 獲物の走る先に目的がある事をカタリナは知らない。知っていればもう少し警戒ぐらいはしただろうが――。目の前にぶら下げられた人参を追いかけ続けるロバのように、逃げ続ける背中を追いかける、そして。 ) ギャハハハ―――ッ!! ( 聞くが良い。意味不明の言葉を羅列する魔界の化け物でも、笑い声だけは共通らしい。思い切り転ぶ相手を見て、いよいよ追い詰めたと歓喜の笑みを浮かべる。床を蹴り飛び掛り、左足で寒河江未希の身体を押さえつけようとする。 ) うひひひひ!うひーっ! ひひひひひひ! ( 廊下中に愉快そうなカタリナの笑い声が轟いた。 ) [Wed 6 Dec 2006 23:25:07]
寒河江未希 > ( もうとっくに普段自分が限界だと思っている以上の距離を全力で走っている。 本当に加減抜きで走るとどうなるかって、やっぱり身体の方が先に強制ストップをかける、みたいで。 ) ――――ッう――――…!!! ( もうちょっと頑張れよ、身体。 他人事みたいな悪態を吐きながら廊下の真ん中に思いっきりずッこけた。 決定的に空気が足りない。 1度倒れればもう足はがたがた言ってて立ち上がる暇も無い。 目的の場所はもう、直ぐ其処なのに。 )  [Wed 6 Dec 2006 23:18:03]
カタリナ > シャアアァアァ―――ッ!! ( 思った以上に追いつけず、怒りにも満ちた化け物の声が廊下に響く。階段を上りきって、床を滑り正面の壁に激突しながらも廊下を右へ。 ) アアアアアルィィィィィィイイッ! イギィィイイイッ! ヘ、ヒギギ!ヒギ! ( 意味不明の奇声を羅列し、少しずつ少しずつその差を詰めようとする。 ) ニ、ニ、ニ、ニゲ   キレル トッ!    オボッデンのが! あひっ!ギヒヒッ! [Wed 6 Dec 2006 23:11:22]
寒河江未希 > ……ッ!! ( 背後で何か大きな音が響いてぱらぱらと背中に飛礫が当たった。 何処も痛くない。 まだ、大丈夫だ。 振り向かないでそのまま階段を駆け上がり、4階へ。 さっそく苦しくなって来た呼吸に日頃の運動不足なんかを祟りつつ―――――。 ) …くそ、此処からじゃ駄目だ。 ( 目指す場所はここじゃない。 階段は4階で途切れ、廊下は左右に続く。 迷っている暇は無く、咄嗟に右を選んだ。 まだ追いついてくる気配は無く―――案外、思った程の怪物じゃないんじゃないかって余裕も出てきた。 もうちょっとだけ持て、呼吸。 ) [Wed 6 Dec 2006 23:05:25]
カタリナ > ( 追う側から見てもう少しで手(舌)が届くと見たのか、或いは威嚇の為か―― まだ距離があるにも関わらずカタリナは不意に舌をその背中目掛けて発射した。舌は逃げる背中には届かず、床に突き刺さり床が割れる音が響く。ガンッという音と共に。 ) ハアアァァ―――……… ッ ( 階段を昇るのを見上げ、カタリナはそれを追う。 ――しかし、こういう連続的に続く段差に慣れていないのか、その追いかけるスピードはやや鈍化した。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:58:32]
寒河江未希 > ( あれこれ考えていた策だとか小技なんてそう上手い事ぽんと出てくるわけも無く。 振り向いたって良い事なんて何も無いから前を向いたまま兎に角全力で走った。 階段に辿り着けば迷わず上に行く方を選び、1段飛ばしで駆け上がる。 まだ大丈夫か? 時間が経てば経つほど距離は近付き、「舌」の射程範囲に入ってしまうだろう。 人体を貫通するような、大の大人を持ち上げるようなヤツだ。 アレだけは貰っちゃいけない。 )  [Wed 6 Dec 2006 22:51:04]
カタリナ > ( 後方から聞こえた声に、ぐるりと顔を向ける。犬や熊は背を向けて逃げる相手を見ると、追いかける習性があるらしい。カタリナはどうか知らないが―― 逃げるものを弱いもの、捕食対象と見るのは自然である。その暗闇の中を駆ける髪の色には見覚えがあるのだし。 ぺたん、と背を倒して四足の体制を取ると、寒河江未希の後方よりひたひたと素足で駆ける音が追いかける。カタリナは声を発しない、獣染みた吐息すら吐かない。ただ、ひたひたひたひたひたひたひたひたひたと。 ) ( しかし、最初から開いていた距離。踵を返し駆け出すまでの時間。そして怪我を負ったカタリナの足は、追いつくまでに有る程度の時間を必要とする。此方の方が早いが、だからと言って圧倒的な差があるわけでは無い。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:44:59]
寒河江未希 > ( 近くの窓ガラスが割れている。 まったく、どおりで寒いと思った、なんて心の中で悪態を吐きながら足音を忍ばせ、2歩、3歩―――。 ) ッわ…!! ( 思わず。 反応した。 不快な響きの混じる、辛うじて女の声帯から洩れる音に反射的に踵を返し、全力で駆け出す。 はっきり言って走るのは遅い。 徒競走なんて大ッ嫌いだ。 ) …カ タ リ ナ ッ!!! ( 何故だか分からないまま、その名前(と思われるもの)を呼び付けた。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:37:45]
カタリナ > ( 寒河江未希の予想通り、カタリナは余所で巣を作り此処と往復している。移動する時間は決まって夜、侵入の方法は至ってシンプルで―― 近くにブチ破られた窓ガラスの破片が散らばっているのが見えるだろう。 カタリナの目的は当然マジュツカノアトノマツリとあの金髪――寒河江未希だが、どちらかと言えば復讐を果たすという意味でアトノマツリの方を追っている。が、どちらにせよ目の前に現れた人間はとりあえず襲う積もりだが。 ) …………ア――ッ! ( 寒河江未希がゆっくりと後退を始めた時、突然奇声を上げる化け物。気付いたか?化け物は貴女の気配に気付いたのか? 否、何をするかと思えば背中をボリボリと掻き毟り始めた。 ……単に背中が痒かっただけのようだ。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:30:41]
寒河江未希 > ―――――――。 ( 居るんだもんな。 思わず妙な笑いすら洩れる、あっけない遭遇。 ) ( 笑っているけど腕がびりびりと痺れている。 目元から耳までがじんわり熱くて思考を散漫にさせる。 ) ( 今更ビビるな、なんて無茶を言う自分と、案外やる気満々な自分。 その割について来ない冷え切った足。膝が震えている。 ) ( 先ずは距離だ。 気付かれる前に出来るだけ後ろ向きに後退をはじめ、階段の所まで戻ろうと――――。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:24:01]
カタリナ > ( 女の、  背中。 ) ( ゆらり、ゆらりと廊下の中央を陣取って。けれど、顔は反対側を向いている。まだ未希の気配には気付いていないようだ。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:18:38]
お知らせ > カタリナさんが来ました。 『闇の中に浮ぶ色白の――』 [Wed 6 Dec 2006 22:16:30]
寒河江未希 > ( 廊下に戻ってゆっくりと歩きながら考える。 アレはもう此処には居ないかもしれない。 予感は外れて、とっくにスラム辺りに逃げ込んでいるとか。 どうも最近向こうは物騒な事件も多いと聞くし、案外アレが暴れているっていう事もありえる。 動物的な本能の話をするなら、まだアレがこの辺りに潜伏しているメリットなんて無いし、若し居るとしたらもっと被害者が続出しているんじゃないかって。 ) …巣を他所に作ってたまに此処を見に来ている? ( 引っかかるのはアトノマツリの二度目の遭遇。 正確にはそれを含めて3度姿を現していると言う事。 ) ( 思考を1度放り出して、1つ大きく息を吸った。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:13:08]
寒河江未希 > ――――度々悪いとは思うんだけどね。 ( 階段脇の清掃用具庫の一つを開き、また箒を一本拝借する。 房の部分は要らないから、ちょっと時間をかけてゴリゴリと壊した。 即席クォータースタッフの出来上がりだ。 武器としては脆すぎるけど、私の腕力で振り回せる重さってのもある。 無いよりずっとマシだ。 あんまやると問題になって用具庫に鍵がつきそうだが。 ) [Wed 6 Dec 2006 22:02:58]
寒河江未希 > ( アトノマツリなら喜んで茶化すだろうか。「やっぱり」とか言って。 自分でも説明しきれないけれど、この馬鹿げた徘徊には意味があると思う。 繰り返し歩くのは多分何かの準備で、それが大抵この大学なのは此処がその舞台だから。 根拠よりも先に結論が来てしまうんだからこんな話は馬鹿げている。 誰かに説明しようと思うのはとっくにやめてしまった。 ) [Wed 6 Dec 2006 21:48:33]
寒河江未希 > ( これは「夜警」だ。誰に頼まれたでもなく、何の義務があるでもなく、自然と身に付いた週間みたいなもの。 自分でも何のためにやっているのか分からないし、確か最初はそう、中庭に立っている幽霊を見つけてからだ。 もうずっと見て居ないけれど、あの髪の長い女はまだこの広い構内の何処かに居るんだろうか? ) ( 白い息を吐き出して窓の外を見下ろす。 あの時みたいに3階の窓から眺めても、幽霊の姿は無かった。 ) [Wed 6 Dec 2006 21:36:37]
寒河江未希 > ( かつ、こつ、と革のブーツが廊下に音を立てる。 一人、灯りは点けないで長い廊下を歩いている。 空は隙間無い曇り空で、窓を閉め切っていても酷く冷え込む。 寒いのは嫌いだし、冬なんか無くなってしまえば良いのに。 去年もそんな事を言いながら夜の廊下を歩いたっけか。 ) [Wed 6 Dec 2006 21:30:50]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 [Wed 6 Dec 2006 21:24:32]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 [Sat 2 Dec 2006 23:02:23]
水蓮 >  …………っとと、そろそろ時間みたいだね。 それじゃあ、今日の講義はこれにて終了。 ( 散ッ! とか忍っぽい合図をかけてから、行きと同じように台車に乗って帰ったそうな。 ) [Sat 2 Dec 2006 23:02:21]
水蓮 >  まつまるところはだね。 ( そこで人形は、外人のようなオーバーリアクションで肩をすくめて見せた。 ) 全然なんにもわからんっつーのが、現在の学説ね。 ( 黒板に大きな「不明」が書かれた。 ) 勿論、大学としても最も効率的な手段を用いて知覚能力を高めようとはしているけど、それも経験則でしかないし必ずしも万人に通用するものではないために、君たちは日々苦しんだりしているわけだ。 だが悲観することはない。 いまのところ、なにをやってもどうやっても欠片ほども上達しない魔力不通人間というのは公的に確認された記録はない。 ( 恐らくこの場にいるもので、得手不得手はともかくとして欠片ほどの才能も見出せない人間などいるまい、と室内を見回して。 ) [Sat 2 Dec 2006 22:52:12]
水蓮 >  修行や鍛錬において魔力の知覚力を高めることができる………とは言うけれど、その方法は流派などによって異なる。 古くから続く魔術師の血脈などにおいてはそこ独自のものもあり、まあぶっちゃけると方法なんてゴマンとあるわけだよ。 ただ、一部の方法を除けばそれらの全ては精神修養などによるものだと推測される。 肉体的感覚で魔力を捉えるというのはどうも人間には困難らしい。 魔術を行使する野生動物・植物には嗅覚などで魔力がわかるらしいのもいるけれど、それがイメージ的なものなのか実際に物理的に嗅ぎ取っているかは不明。 ( 黒板には不明の文字がいくつか書かれていた。 学生たちの反応はさまざまで一律には言えないが、おおむね真面目な様子でよかったというか。 ) [Sat 2 Dec 2006 22:42:12]
水蓮 >  技術としては確立されている…………けれど、魔術の行使において、人は先天的に可能なものと不可能なもの、とまではいかないけれど、才能のあるものと困難なものの二種類に分けられてしまう。 そのハードルの第一段階が、魔力を知覚できるか、ということにあるね。 技術者が魔力を知覚せずとも印や陣などで術を発生させるものもあるけれど、これは一般魔術師などが自分の意思で魔力を操れることとは大きな差があるね。 ( 人形の言葉が進むと同時に、助手は要点をまとめて黒板へと記入していく。 恐らくあらかじめかくことは決まっているのだろう。 よどみない。 ) [Sat 2 Dec 2006 22:32:18]
水蓮 >  まず魔力、というものについてだが…………いまだにこれがなんであるかは明確な存在の確認はできていない。 それがなんであるかというのは定説こそあれ確定していないって事だね。 魔術・魔法と呼称される技術は、古くからの経験則から魔力というものの存在を肯定し、前提としているわけ。 まあこういうのはみんなもう知っているかもしれないけどね。 前回の講義でも言ったけど覚えているかな、と。 ( 助手が黒板にかつかつと「魔力」と大きく書き込んだ。 ―――なんだか、学級会議の議長とか、そんな感じではあった。 ) [Sat 2 Dec 2006 22:22:16]
水蓮 >  ええとじゃあね、今日は前回に引き続き「魔力」に関して底上げするとしようかね。 ( まあ変なのは最初だけで後は時々怪しいだけだからいいか、と適応性の高い学生諸君。 一部はろろーん、と汚染された挨拶を返す学生がでてしまっているのは問題だが、あまりにも穏やかな洗脳である。 ) [Sat 2 Dec 2006 22:12:42]
水蓮 >  はろろーん、第二回夜間講義ということで今回のテーマは「肉じゃがのメインは肉かジャガイモか」っつーところ、なわけないから、本気にして料理の本持ってきた人はしまうよーに! ( 助手に台車に乗せられ講義室に入って早々、叫んだ人形。 手にはメガホンだが二度目ともなると既に誰も奇異の目で見ないむしろ冷たい視線の大学クオリティ。 ) [Sat 2 Dec 2006 22:02:58]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Sat 2 Dec 2006 22:00:38]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( 合掌! ははたしてどちらにか――― )』 [Sat 2 Dec 2006 02:09:00]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『 75:転回 』 [Sat 2 Dec 2006 02:07:40]
寒河江未希 > ( 脱がされるまで気付かない⇒朝っぱらから裸で全力殴打⇒忍者(?)裸にすると強い説確証。 そんなコンボが明日の朝、私の身に降りかかるという事をまだ、知らないわけで――――食い下がるアトノマツリの言葉に気の無い返事をしながら偽エルフを背負って寮へ。 久しぶりにまともに休める、とか思いながら。 ) [Sat 2 Dec 2006 02:07:37]
跡野末理 > ―――あんな怪物から何がでるとも思えない… むしろ『出た』形があんな怪物なんでしょうけど。 面白いじゃない? …不安なのにこんな所まで、一人で来ちゃうエミキーの言葉じゃないわ…。 いつかは誰かに退治されるけど、多分、一番早く退治出来るのが私達だからそうするのよ。 分かってるんじゃない? 〜なんて。 私が『違う』かもしれないんだけどね。 ……私はさ、目の前で一人やられたのも気分悪いし…… それで逃げるしかなかったのも、もっと癪だから……。 エミキーはどうして、そんな事言いながら乗ってくれるのよ? ( エミキーが一人で運ぶのに疲れ切ったら、半分だけ手伝ってあげる。 ―――そしておめでとう。 偶数におめでとう ) [Sat 2 Dec 2006 02:03:08]
お知らせ > ナンテコッタさんが帰りました。 『ぐー・・・。( 病数末尾偶数で手を出す。奇数で出さない とか。 )』 [Sat 2 Dec 2006 01:54:04]
寒河江未希 > 淫行働いたら血が出るまで殴る。 ( 本気だ。 部屋を訪ねたら真っ最中だった事とかもあるし。 泊まるのもかなり勇気のいる選択肢だが――――部屋の隅で何か適当に被って寝るか。 ) 忍者でも落ち武者でも良いよ…なんだってそんなやる気満々なのかね…どうせあんな化け物いつかは誰かに退治され…ッと、ちょ、馬鹿寝るな…ッ! 寮、遠いんだから…!! ( 人一人担いで何百mも歩く体力は絶対無い、ぞ。 階段とかもあるんだから…!! ) [Sat 2 Dec 2006 01:46:41]
跡野末理 > エミキーは私より興味深い素材よ? 天然だもの。 ……(裸足のほうが…素手&裸は…)……。 あー、はいはい。 そうね? で、そんな事知ってるエミキーは実は忍者なのよ。 ( 思わず半眼になるのも束の間。 からから笑ってひらひら手を振ろう ) ―――そうかしら? 最後まで覗いてたら、期待し過ぎかどうか分かるかしらね。 ( 気付かれていたとは言え、出て来るのが早かったかと苦笑を零す。 期待し過ぎ… そうかもしれない。 でも、どこまで出来るかには興味があって、諦めている節があるように思えるエミキーが、少しじれったい ) 覚え易いでしょ? 遺跡の野に末期の理、と書く。 でも落ち武者じゃないわ――― …ほらコッタ、忍者さんが泊まってくれるって。 色々試すと良いわ。 ……作戦? 良かった。 呼び出したはいいけどそこまで考えていなかったの。 …それじゃ、二人ともカタリナをどうにかしようって気はあるって事でいいわね。 このまま解決に時間をかけて、犠牲者を増やす前に。 ………ありがと。 ( 満足気に微笑み、おねむなナンテコッタには微苦笑。 今夜は寝かせてもらえないかもしれない? エミキーの肩をぽむ、と叩き… 寮へ帰ろうか。 ―――気を失ってる? 大丈夫よどうせ起きるから ) [Sat 2 Dec 2006 01:38:27]
ナンテコッタ > くわしー相談はー・・・   またー  コンドー・・・・・・ ( がっくり、糸が切れたようにスリープモードに入りました。ほれ、頭強打とかしてるしナ。今更失神とか。 ) [Sat 2 Dec 2006 01:31:22]
ナンテコッタ > わっふー?なるほど納得ー。マトゥリちゃんもけっこうおちゃめ?それはともかく、ナンテコッタはわざわざ白状してくれるマトゥリちゃんが大好きでぃすヨ?( 噛み付かん勢いにもナンテコッタめげません。にへらー、と緩い笑みを浮かべ らヴー、とか。 ) んでもって、ナンテコッタはー、迷子の迷子のサガエミキーを探してたのでありまシター? わォ!マジデー?アマウラニンジャはファンタスティクなイキモノでぃすね!今度試してみるます( ノッリノリで付け加えたね!今度実証する。お布団に侵入するだけじゃすまさないWA! ) オゥイエス、その件につきましてナンテコッタに作戦があるのディスがー サガエミキー捜索ミッションの成功条件を達成したナンテコッタはおねむでぃすよ? リセットボタンを押しつつ以下略なのディス。( ふあー、と欠伸をすれば、おやすみなさーいとオレンジ色のお目目を閉じて。 ※襟首捕まれたまま。 ) むにゃー・・・ 暫くおうち帰ってないみたいだし、木を隠すには森のナカー もとよりそうしよーと思ってー・・・ ナンテコッタ研究所にヨーソロー☆( かくかくと操り人形ちっくなゼスチャアとともにやっぱりカクカク頷き。研究所=自分の寮室だが。それぞれ自分の好き好きに空間を改造する魔術科寮の奇想天外っぷりに驚くと良い! 時々無重力だったり、ジャングルだったりするが。 ) [Sat 2 Dec 2006 01:27:47]
寒河江未希 > あんな所までホイホイ追って来るのはあんたくらいでしょ。 そういうのだったらあんたにも見張りついてると思うし――――まぁいいや。 そう、ニンジャは裸足のほうが強いんだよ。素手&裸はもっと強い。 これ常識。テストに出るよ。 ( 心底どうでも良い事を真面目に(?)メモる生物に助言など。書いとけ書いとけ。 ) つっかえ棒でアイツの口開けてる間にアンタが首を撥ねてくれるの待ち。 期待し過ぎなんだよだいたい――――後の祭りなんて最初からあだ名みないなもんじゃない。 ( ああ、緊張感無くなって来たし――――今日は出ない気がしてきた。 肩を竦めて歩き出し、適当な屑入を見つけて棒を放り込む。 ) 偽エルフ。 今日…っていうか暫らく泊めてくれない? 宿泊費は1日1由乃屋。味噌汁、御深厚つき。  [Sat 2 Dec 2006 01:16:13]
跡野末理 > ( 別口も別口。 正直夜の校舎をうろつくとは思っていなかったエミキーを捉えたのもついさっき、全部偶然だ ) 大学関係者っていう線は? 学術調査で。 ( 視線が邪魔となるとどんなボディーガードにも荷が重いと思うけど、そういえば盲目のボディーガードとか格好良い。 いちいち確認しなかったと答えられながらも、しれっとそんな事を聞きながら ) …役に立つと思って手に取ったんでしょ? 信じられないの? …逃げ回るのが精一杯と本気で思ってたら、一人で現場周辺をうろうろしないわ。 分かってるんじゃない? 近くに、アレがいる… ―――〜ぁ、大丈夫よ? サガエ・ミキだとは覚えたから。 その上での、あだ名。 あだ名は嫌い? ―――ってだからっ! エミキーを脅かそうと思ってカタリナのフリしてたのよ煩いわねっ! いいでしょどうでも! ( 靴の事突っ込まれると、ちょっと赤くなったり。 むきー ) カタリナに殺されるかもしれないわ。 大袈裟でもなんでもなく。 一人殺して、喰ってるんだから。 ―――で、そう。 二人に話があるって言ったのは、その事。 カタカタリナリナだか、そんな風に言ってたからカタリナって呼んでるんだけどね… 『怪物』でいいか。 …教授が殺された時、あそこに私も居たの… エミキーの予想通りね。 多分、私とエミキーを狙ってる。 一度は逃げた私に、今度は襲い掛かって来たから。 ―――で、ここからが相談。 あの怪物は、大学保安部や自警団に自分から挑まないだけの頭は持ってるわ。 囮を使うっていう手もあるかもしれないけど、引っ張り出してどうにかするのは、多分私達にしか出来ない。 ( 傷の恨みも教授の弔いもある。 『マジュツカノアトノマツリ』 とか連呼されるのも困る。 色々な都合はあるが ) [Sat 2 Dec 2006 01:05:09]
ナンテコッタ > あるぇ?マトゥリちゃん どーして今頃お靴はいてるディスカー それってアマウラ文化ー?ワビサビワサビー?( おめめキラキラさせてナンテコッタ秘密メモを懐からズバっと。「アマウラ人は普段裸足で歩き、人に会ってから靴を履く習慣がある」とか。 ) ちゃんと見るますたよぅ。ヒューマンは直ぐ死ぬとか殺すとかゆいますので、あてくしナンテコッタは命の大切さについてどう説明したものかとウムムと考えてたのでぃすよぅ!( 20分ばかりああでもないこうでもないとやってる内に忘れたが。 ) かたりーなー?マトゥリちゃん命名?( 襟首釣られたまま首かっくり ) 察するに、例の逆さまオバケのお話みたいディスかっ さっつじんじけーん。( ”食い散らかされた”死体が発見されたのは数日前。現場は今でも立ち入り禁止だけど―― ) [Sat 2 Dec 2006 00:51:18]
寒河江未希 > ( というかこいつらセットで嫌がらせ(?)しに来たんじゃなかったのか、とか今更全然別の勘違いに気付いた。 別口、らしい。 ) 知らない。 いちいち確認しなかったし、でも他に心当たりはないし。 コイツだったら隠れないし。 ( まぁアトノマツリが見てる事自体に実害は無いし、むしろ安全という理由で放置していた。 ある種無料ボディーガード。 やや視線が邪魔だが。 ) こんな棒役に立つもんか。 これ以上重いのはどうせ振り回せないし――――逃げ回って自分守るのが精一杯…っていうかお前ら、エミキーって言うなっ!!! ( がっ、と何も無い空間を蜘蛛の子を散らすように蹴っ飛ばした。 定着されてたまるか本当…!! ) 「カタリナ」? 名前? [Sat 2 Dec 2006 00:42:52]
跡野末理 > ―――ま、本物だー!って思い込まれちゃうよりはいいか… それにしても参ったわね。 見られてたとは思わなかった… でも、それ全部私だった? ( 靴を履いて。 バツ悪そうにお下げをいじりながら、ふむ と首を傾げよう。 復活してくるまでコッタはスルーだ! ) 〜あら? あの怪物をどうにかしようと思ってしたためたんじゃないの? 棒とか色々。 〜エミキーは気付く事が出来るんだから、探せばあるわよいくらでも。 出来ること。 ( 『私に出来る事なんか?』 またそういう事を言う、と肩をすくめた ) ―――コッタにも伝言残したじゃない。 …まだ見てない? 命が惜しくなければ〜なんて書いたから、やっぱり止めたのかと思ってたわよ。 ( エミキーをマークしていたのかそれとも偶然か… どちらにしろ夜の校舎に居るのなら、それも勘違いだったのだろうと笑おう。 …さて… ) ―――殺された教授の話は聞いてるわね。 あれをしたのは私とエミキーの知ってる怪物、カタリナよ。 [Sat 2 Dec 2006 00:36:03]
ナンテコッタ > ( 出てくる度にドメスティックな愛を頂戴している次第、ゼンジェン兄さん。ヒューマンは暴力的なイキモノデスッ! 指輪パンチされたりしてきましたけど棒で叩かれたのははぢめてです。ハムスター風味に頬腫らしながらでろんと脱力したままねっくはんぎんぐー。 ) う、ううー・・・ 帽子がなければ即死だったデス。何でこう、ナンテコッタのお友達は恥かしがり屋さんばっかりなんでショウー・・・ ( 指輪パンチとかされてきましたけどさすがに堪えたらしいよ!目減りって何かと!タフネス3ディスヨ! ) しかも、何だかマトゥリちゃんとエミキーとの間に漂うただならぬ親密な空気にナンテコッタはどーよーを隠せませんっ ちょ、ちょっと羨ましいぞぅー( 混ぜて混ぜてーとひょろひょろした手足ちたぱたしつつ、ナンテコッタが仲間になりたそうに見ている! ) [Sat 2 Dec 2006 00:29:03]
寒河江未希 > この馬鹿ッ…棒折れちゃったじゃない――――( 酷い言い分だが。 半ばで圧し折れて嫌な感じで繊維の見えた木の棒を放り出した。 後で塵箱でも見つけて捨てとこう。 ※襟首掴みっぱなし。 ) 胡散臭い忍者にはカタカナ表記語尾上げが基本でしょ。 忍魔女。 あんなヒトが来ないような所に言っても視界の隅にちらちらなんか見えれば気付くでしょ。 ( 溝川から上流に向けて、スラムに入るぎりぎり、自分以外の人間がそうそう視界に入らないような所でも常に誰かが距離を離して其処に居るのに気付いた。 それ以降も何度か、ちらほら。 落ち込む姿には残念ながら適当な言葉も思いつかないけど。 ) …別に。 やる気も何も、私に出来る事なんかないでしょ。 話があるっていうから返事はしたけど。 ( ぱ、と偽エルフから手を離して視線を逸らし、窓の外へ。 空は曇ってない。動く影は見逃さなくて済みそうだ。 ) [Sat 2 Dec 2006 00:20:18]
跡野末理 > ( やー、元気ねー、とか微笑ましそうにそんな様子を見守る。 キミドリちゃんのは自業自得だし私でもそうするし助けないよ。 あれくらいじゃ目減りしないって知ってる! ) ちょっとエミキー、アマウラ人でしょ? 語尾上げないで、別にいいけど。 ―――って何ッ…!? ずっと分かってたの!? いつから気付いてたっ! バレてないと思ったのに! ( 陰からマモってる積りだったのに色々と打ち砕かれたっぽく。 ドライな台詞には 『私はもうダメだわ…良い相方見つけなさいね… orz』 とかそんな感じで縦線背負った落ち込み方――― とりあえず、床冷たいし靴下を履こう。 左足には包帯が巻かれてる ) ―――エミキーもやる気になったみたいだしね。 ホントはもうちょっと隠れていたいところなんだけど、呼んだでしょ? 今日会う予定じゃなかったけど、話せるなら丁度良いと思って。 ( お返事ありがとう、とポケットから引っ張り出した走り書きをヒラヒラ振った ) [Sat 2 Dec 2006 00:09:50]
ナンテコッタ > もしもしもしもし家出娘は何処でs―― ( かー☆ とか、ほっぺに丸が浮かびそなイイ笑顔ではぐはぐー、と飛び掛ろうとしましたら―― このナンテコッタ、打ち合わせ無しの愛と友情の連携プレーとかそんな気の利いた協調性は一切持ち合わせておらぬッ!!(偶然だったヨ?)) uk――  !!!??!!?!!( 遠慮の欠片も無く大上段に振りかぶられた棒っきれが―― ゴッシャアッ!! 圧し折れ砕け散る木の棒も華やかに、クビがもげそな勢いで廊下に直角に叩き付けられましたッ。 ) はぶっ、ひぶッ・・・!?え、えみ―― ぱぶっ!?ちょ・・・ 激し―― ぺぎょッ!? ( パンパンパンパンといっそ景気の良い音と共に繰り出される激しすぎる愛情表現(ナンテコッタ視点)に二の句も告げませんッ うはwwwwwおkwwwwww ) [Sat 2 Dec 2006 00:02:16]
寒河江未希 > ( 「ひァ…ッ!!」と短く声を漏らして数秒。びりびりと爪先から頭まで痺れるような感じ。思ったより大きな声は、出なかった。そして。 ) ( 棒を ) ( 大上段に構えて↑ ) ( 振り下ろした↓ ) 久しぶりに出てきたと思ったらこの馬鹿ッ…馬鹿! 偽!! ニンジャ↑の涙ぐましい努力とか台無しだろう……!! ( 声を殺して黄緑色の生物の襟首掴み上げ、頬をぱんぱん張りつつだ。 ※確定ロルいくない。 ) …で、なに。 コソコソ見張るの、やめたわけ? [Fri 1 Dec 2006 23:49:14]
足音? > ( 足音はだんだんペースを上げている。 ぺたぺたぺたと闇の中、『ただの聴覚』にも音が捉えられる頃には駆け足になって――― すぐ手前の闇の向こうで、姿を見せぬままぴたりと止まる。 補足した獲物を射程内に捉えて、飛び掛るタイミングを計るように――― ってコッタヒドイ! せっかく脅かしてやろうと思ったのに! 寒い廊下をわざわざ裸足で走って頑張ったのに! いや、むしろこれは連携プレイ? こちらで注意をひきつけておいて本命はキミドリっていう愛と友情のなんとか!? 何でもいいか。 ちょっと居心地悪そうに、丸めたソックスを中に突っ込んだ革靴を手に、裸足のセーラー服が闇の向こうから現れた ) ―――まぁ、どうせバレてたかしら? 四つん這いでなんて走れないしねー ( 笑う。 コッタがどんな目に遭っても笑ってる! ) [Fri 1 Dec 2006 23:43:07]
ナンテコッタ >  ばぁー☆寝ない子 だぁーれだ っ ( 空気読まないのが横からにょろっと出てきましたヨ!黒かったのは暗かった事に。 棒っきれ片手に廊下を振り返る少女の視界を埋め尽くすのはやたらとビビッドなキミドリと、オレンジ色のおめめ。 ハーイ!ナンテコッタでーす☆ アイムターゲッティング サガ エミ キィ ) [Fri 1 Dec 2006 23:39:26]
お知らせ > ナンテコッタさんが来ました。 『 貴方の視界に突然ミドリイロが! 』 [Fri 1 Dec 2006 23:34:14]
寒河江未希 > ―――――馬鹿みたい。 寒いっつの。 ( 何も起きない、何も現れないまま闇雲に広い構内を歩き回って1時間。それくらいかけて歩き回れるくらい広いというのもあるけど、結局こんな事をする意味もなければ義務も無い。 本当、寒いの嫌いなのに馬鹿みたいだ。 関わる義務もないなら、暫らく家で閉じ篭って書き物でもしていれば良い。 そんな事を考え出して息を吐き、棒っきれをどこかに置いて帰ろうかなんて。 家には「寮の友達の所に暫らく泊まる」とか書き置きをして来たけど、その実寮にも行っていない。 公衆浴場で寝てる感。 ) ……ん。 ( ふと、物音がした気がして振り返る。 暫しそのまま沈黙―――。 ) [Fri 1 Dec 2006 23:31:55]
足音? > ( ぺた ぺた と、裸足で廊下を歩く音がする。 もっとも『音がする』とは言っても、常人では響きもしないそんな音を、まだ捉えられはしないだろうけれど――― それはいつの間にか少しずつ、寒河江未希との距離を縮めていた。 ひたり―― ひたり―― ) [Fri 1 Dec 2006 23:25:22]
お知らせ > 足音?さんが来ました。 『( ひたり――― ひたり――― )』 [Fri 1 Dec 2006 23:22:45]
寒河江未希 > ( アトノマツリは未だ動き回っているみたいだ。 暫らく黙っていたけど、先日名指しで伝言があった。 それに件の怪物がまた来た時、一人警備の人が死んだというけれど――――拭き取られてもかすかに残る血の海の中、足跡は「三つ」。 無抵抗に途絶えた「犠牲者」、壁や天井にまで残る「裸足」、それから小刻みに場所を移動して不自然に飛び飛びになっている「もう1つの小さ目の靴跡」。 アトノマツリが怪我をしていたら多分、3人目はあいつ。 他にあの怪物とやりあった上で名乗りを上げない誰かが居る可能性がないわけじゃないけれど。 ) [Fri 1 Dec 2006 23:19:31]
寒河江未希 > ( 芸能科の私物ロッカーにギターを置いて、このまえ調達しておいた壊れた箒の柄と、食堂で分けてもらった粉の入った小さな包み袋を取り出す。 袋を上着のポケットに入れて軽い棒を何度か振り回し、いつもと変わらない顔で直ぐに教室を出た。 幸い、知り合いに出くわす事もなく、廊下は相変わらず教室より一段階寒く。 ) [Fri 1 Dec 2006 22:56:59]
寒河江未希 > ( 個人的な印象、この大学の警備は案外すかすかな気がする。 深夜まで研究やらなにやらで学生が時々歩き回る都合、深夜に一人歩いていても、遠くで足音が聞こえても、それほど不審がられる事もなし。 ここしばらくの事件のせいで流石にぴりぴりしている感じはするけれど、表面上はいつもと変わらない風を装っている感じだ。 ) …でも数は多いかな。 ( 見かける警備の数は少し多めのようだ。 ) [Fri 1 Dec 2006 22:46:00]
寒河江未希 > ( そして私は結局また此処に居る。 ) ……寒ィー。 ( 暗い廊下、灯りは目立ってしまうから要らない。 足音を忍ばせるように爪先で歩き、白い息を吐いて指先を温める。 寒いのは、嫌いだ。 あれこれと心の中で文句を言いながらこうして夜の構内をウロウロしてるのは――――まぁ、ちょっとした、若気の至りって事にしておく。 やんちゃなお年頃なんだろう。 多分。 それなりに準備だってしてあるし。 ) [Fri 1 Dec 2006 22:39:54]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 [Fri 1 Dec 2006 22:27:21]
お知らせ > ヴェルセリオス@屋根の上さんが帰りました。 『虚ろなる、我が家へ』 [Fri 1 Dec 2006 02:03:24]
ヴェルセリオス@屋根の上 > ・・・・・・・・・・・・(魔族が攻めて来たあの戦乱も、赤い雨も、今ではもう思い出話。そんな風に言えるまで街は平穏を取り戻した。これが人間の強さなのだろう。そんな事を考えつつ、翼をばさりと広げて――――) [Fri 1 Dec 2006 02:03:10]
ヴェルセリオス@屋根の上 > (最近大学を騒がせている、這い回る女の事は知らない。残念ながら普段の交友範囲や、接するような相手に学生は居ないからだ。流石に大学に通うような学生はぎるがめっしゅにはまず来ない)・・・・・・流石に静かなものですね。とはいえ、全く明かりが無いとう事でも無いようですが・・・・まあ、色々と取り込む事もあるのでしょう。大学生というものも(記憶を掘り起こせば、大学生の知り合いが居ないわけでもない。一度しか逢ってないゆえ、知り合いというにも苦しいが――――) [Fri 1 Dec 2006 01:55:10]
ヴェルセリオス@屋根の上 > (微かな音を立てて着地する大学の屋根の上。学校の屋根なのか寮の屋根なのかは知らない。気にもして無い。ただ、以前何度か来た事があるのでここが大学の敷地なのはわかる)・・・・・・・・・・・・いい、季節・・・・夜は長いし、寒いと空が綺麗で――――(両手を空へと伸ばし、月をうっとりと眺めた。何故此処にいるかというと、只の通り道だ。建物が大きければ、当然舌から見られる確立は減る。いくら月が綺麗でも、普通の人間には飛んでいるところを見られる事は無いとは思うが――――念には念を、だ) [Fri 1 Dec 2006 01:46:18]
ヴェルセリオス@屋根の上 > [Fri 1 Dec 2006 01:41:06]
お知らせ > ヴェルセリオス@屋根の上さんが来ました。 『―――― トン 』 [Fri 1 Dec 2006 01:39:33]
お知らせ > エミリア@女子寮さんが帰りました。 『結局、お茶に使うお湯が冷え切るまで続いた』 [Thu 30 Nov 2006 21:36:16]
エミリア@女子寮 > (『そうそう、何だっけ、あの怪物…うーんと、総だった、何か変なもののこしてったとか言う噂よ。』そうしてめぐりめぐって。怪物の噂話に行き着いた。『ぇー、なにそれ? 私知らなーい』こんなところでそんな話をして、件の怪物が現れたらどうするのだろう。そうは、思ってもこの雰囲気では、中に戻ろうと言い出すことも難しい。) 確か、最初?の時に、蠢く肉の塊が残っていたとかいうのですか? (『私も詳しくは聞いて…そう、それそれ!』わたしの助け舟のような言葉に、話は更に盛り上がって行く。『最初の犠牲者は何でも…』話は、根も葉もないような噂話だらけ。) [Thu 30 Nov 2006 21:29:41]
エミリア@女子寮 >  あぁ、ごめんなさい、遅れてしまって。 (結局わたしは、数分の遅刻。とはいっても、先に居たのは一人だけで、遅刻の罰を受けることはなかったけれど。)(結局、二人ほどはそのまま寝るそうで。名人の入れた紅茶と、各自持ち寄ったお菓子で、少し肌寒い夜のお茶会が始まった。魔術科に人形の先生が来ただとか、誰彼の色恋沙汰だとか、どれそれの授業でテストがあるだとか。後、ついでのように、風が冷たくなってね、とか。) [Thu 30 Nov 2006 21:10:39]
エミリア@女子寮 > (『それじゃ、十分後ねー』そう言って彼女は扉の向こうに消えて、他の友達―そしてわたしも、各自急いで部屋に戻った。食べたいもの、飲みたいものを探し出して、テラスへもっていくために。) それにしても、また、物騒な話ばかり聞きますね。 ええっと、確かビスケットがこのあたりに… (事件に事欠かないヴェイトス市、とでも言おうか。 そんなことを呟きながらも、わたしは数日前に買ってきたビスケットを探していた。 確か、紅茶を入れるのがうまい子がいたから、彼女に頼めばいいお茶会になるかもしれない―会話内容は兎も角。) んー、着替えは…上着だけ替えていこうかしら。 (白のカーディガンをとりだして、後はかばんの中身も入れ替えて…。) [Thu 30 Nov 2006 20:55:21]
エミリア@女子寮 > (『そう、ざんねんねー。私がいったときは、ほら、なんていうの。鉄臭いにおいが充満してて、闇の中でゆらりと動く…』例えば、今回の事件の場合、現に数名が行方不明―死亡している。『あれ? レミってその日風邪で寝込んでたじゃないの。昨日だって…』そして、現場を調べたら、人の仕業でなかったとも。『ちえ、ばれたかぁ。』) ふふ、レミさんらしいですね。 (『ああ、そうそう。そういえば、魔術科に…って、あーあ、もうついちゃったか。』今まで話を引っ張ってきた女学生―レミが新たな話を持ち出そうとしたときに、噂話に興じていた一団は、丁度彼女の部屋の前についた。落胆するのもつかの間、彼女は顔を上げて他の学生を見やる。『そだ、今からお茶会しない? テラスにでも、お菓子とか持ち寄ってさ、ねね?』) [Thu 30 Nov 2006 20:38:17]
エミリア@女子寮 > (『ねえ、きいたぁ?』ここはヴェイトス大学女子寮の廊下。おしゃべりをしながら、どこにでもいそうな女学生が数名集まって歩いている。『聞いた聞いた、また出たんだって?』立て続けに起こった、大学での怪事件は、大学中に噂として広まっていった。『気味悪いわぁ、あなたもそう思うでしょ?』でも、それらは所詮噂で。) ええ、怖いですね。 何でしたっけ? 『逆立ちして歩く化け物』? (噂の元をたどれば、又聞きの又聞き。発生場所さえつかめない。『そうそう、なんでも夜な夜な教室に居る人間を食べて回ってるんだって』とはいえ、それらの噂の全てが、嘘であるわけではない。『そういえば、あなたはあの事件現場見た?』) わたしは、用事もあって。行った時には、野次馬を見に行ったようなものでした。 [Thu 30 Nov 2006 20:23:05]
お知らせ > エミリア@女子寮さんが来ました。 『噂―その真実と嘘の比率』 [Thu 30 Nov 2006 20:11:15]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( ………ちくしょう……… )』 [Wed 29 Nov 2006 02:43:10]
お知らせ > カタリナさんが帰りました。 『翌朝。綺麗に腸を食い荒らされた男の死体が見つかるだろう。』 [Wed 29 Nov 2006 02:41:39]
カタリナ > ……………。 ( ぎし、と歯軋りを一つ。既に暗闇に塗れて相手の姿を見る事は出来ない。 だが―― カタリナは諦めない。必ずあの黒髪と金髪を喰らう。 今回は人が死んだ。もしかしたら大学内の警備は一層厳しくなるかもしれない。が、カタリナはそれを予想出来る頭は無いし、あったとしても諦めないだろう――。 ) マジュツカ ノ アトノマツリ………。 ( そしてもう一人。 ぐるりと振り向くと、喉を突かれた男の死体がある。 まあ……どうやら馳走にもありつけた。今晩は良しとしよう。相手とて、このままでは済まないというぐらい判っているだろうし…。 ) イヒ…そういえば、お腹ペコペコダッタ。 ( ひたり、ずるり。男の死体に覆いかぶさるようにして、遅めのディナーと行こうか。 ) [Wed 29 Nov 2006 02:37:58]
跡野末理 > ( 悔しさを露にする声を少し遠くに聞いて、抱くのは不安と後悔と、彼女と同じ、悔しさだけだ――― ) ―――ッそ。 …っくそ! ( 十分に距離を開けて、どん!と建物の壁を叩く。 ―――見回りの教師は仕方なかった。 カタリナが潜んでいたなら、自分が居なくとも餌食だっただろう。 本当に? ―――片付けられるものなら片付けようとした。 本気だった。 でもしくじったのは、相手が常識の範疇に無い強敵だったからだ。 本当に? ―――傷を負ったのは…   もし、エミキーなら…   彼女は戦えない?   その気になれば、私よりも上手くやるだろう――― )   ( 思いはそれぞれに… けれどこの夜、忍も『魔術科の学生として、事の重大さを理解した』。 エミキーの危惧を信じつつもどこかで本気にしていない節があったのだ…。 カタリナは、私『達』を狙って… ついでに、そこに居合わせた人にも手を出す――― 本当に。 )   ( そして、張り込んでいるのは大学。 肝心の保安部は学生の要請では動かないのではないか。 もっとも、大学が怪物を放置するとは考え難いが… では、何故、あそこにカタリナが居た…? …自治権を主張されて、自警団は手を出せない… ) ―――。 ( 左足の傷を見下ろして… せいぜい怯えた学生を演じ、どこか人の居る所へ駆け込もう…。 その通報が大学にとって、どういった意味のあるものなのかも考えながら ) [Wed 29 Nov 2006 02:29:44]
カタリナ > ―――ッッ!! ( さあて、後はどう料理してやろうか。そう思った時だ。 マジュツカノアトノマツリは殺意の篭った目で睨むと、割れた窓から身を躍らせ、窓枠の外に消えた。丁度、先日自分がそうした時のように。 慌てて床に降り立ち痛む右足を引きずって窓の下を覗き込めば、暗闇で良く見えないが―― どうやら木に捕まったらしい。そういえば、降りた先に木が一本あった。 ) グ!  ググッ!! ( 逃がすものかと身を乗り出したが―― 思いとどまった。あの素早い動き、この足じゃあ追いつけないだろう。いや、本調子でも捉える事が出来るかどうか疑問である。 ) アァァガ―――ッ!! ウゲゲゲゲゲッ!ギギッ!! ( 化け物の声は逃走者を嘲笑うものではない。目の前に追い詰めたご馳走が逃げたときの、悔しそうな叫びだ。追いつけぬと判っているだけに更にそれが悔しさを増大させる。 どんどんと駄々を捏ねる子供のように両手で壁を叩く。その悔しさを表した音が跡野末理にも届くだろうか? ) [Wed 29 Nov 2006 02:12:06]
跡野末理 > ( ようやく回復した視界で展開されるのは、バカにし切った舌占い! 咄嗟に引き摺り下ろして殺してしまいたい衝動に駆られるけれど――― しないのではなくて、出来ないのだ。 視界が回復したと思ったら足に傷を負った。 戦闘水準で言えば深い傷ではないし駆け回ってもみせるけど、痛いものは痛い。 ちょっとした時に踏ん張れないようなことにもなるだろう。 相手は舌のリーチで攻撃しつつ天井に居る。 攻めに出て確実に倒せるとは思えない――― どうしても倒さなければならない相手ではないから、となれば、逃げるのみだ! ―――『地獄!』 余裕しゃくしゃくのその宣言と重なって、窓際まで後退する。 もう、後は無い感じ。 げらげら笑いにクナイを投じようかと考えて、ぐっと堪える! もう、良く頑張った私って情け無い結果そっちのけにして一時は褒められるくらいぐっと堪える。 ―――万に一つも、この場所にそんな物、残すわけにはいかないんだ ) ―――『大地獄』でしょ? ばか。 でも、どうでもいいわ。 …一人で言ってなさいッ…! ( ゲラゲラ笑う。 余裕の現れか。 きっと後悔させてやるッッッ! と一睨み。 あとは『気にも留めてない』と言った態度で、数歩横に飛び――― カタリナの割った窓から、宙に身を躍らせた! 下の木に取り付いて――― と言うにはちょっとぶつかったような音を立てて ) [Wed 29 Nov 2006 02:03:52]
カタリナ > ( 舌の攻撃は直撃とまでは行かなくとも、相手の体に当てる事は出来た。直撃を避けた分の衝撃は、そのまま跡野末理の側にあった机にブチ当たり、更に他の机も巻き込んで―― ドコォ ンッ!! という音と共に弾き飛ばされる。その音は大きく、周辺に響いただろう。 ) ゲッゲッゲッゲッゲ、ゲッゲッゲッゲッゲッゲ。 ( 暗闇の中に充満する、男のとはまた別の血の臭いに再び上機嫌そうな笑い声が響く。しゅるりと舌を巻き戻すと、不意にカタリナは左手を離し掌を広げる。その間はバランスが悪く、ただ張り付いているだけで移動は出来ないが。 ) マ・ジュ・ツ・カ・ノ・ア・ト・ノ・マ・ツ・リ。 ( 舌先で器用に指と指の間を指していく。ご存知、指占いだ。さあ!この場を見つめる幾つかの瞳ROMの皆様もご一緒にッ! ) 『天国』ッ、『地獄』ッ、『大地獄』ッ! 『天国』ッ、『地獄』ッ、『大地獄』ッ! 『天国』ッ、『地獄』ッ、『大地獄』ッ! 『天国』ッ、『地獄』ッ! 『地獄』ッ!! アッヒャァァ――!ザンネ―――んッ! マジュツカノアトノマツリは地獄行き――ッ!! ( 窓へと後退する相手を追うことも無く、ゲラゲラと笑った。 ) [Wed 29 Nov 2006 01:46:34]
跡野末理 > ―――ッァ゛あっ! ( 舌とは思えぬ一撃が、左ふくらはぎを掠めてその先にあった机を弾き飛ばす。 飛ばされた机が別の机にぶつかり、けたたましい音がした! …足は、歩けなくなるほどではないけれど。 皮膚は割かれダラリと血が溢れ、今時三つ折りにした靴下が、赤く染まっていく… じりじりと、徐々に見えてくる視界に相手のシルエットを捉えながら、窓へと後退――― ) [Wed 29 Nov 2006 01:35:16]
跡野末理 > ―――ッ! ( 意味の無いただの威嚇に怯えるなどあってはならない事だけど… この訳の分からない相手からは、行動の一つ一つがプレッシャーになって圧し掛かる。   余裕しゃくしゃく知らないうちだけか… もっと知れば、エミキーみたいに腰抜かす? この私が!   身悶える様を見ないで済んだのは幸いか。 否、見えないなんて不利なばかり。 直線の突きが来ると思いきや、耳が捉えるのは鞭のような音――― 正確でない狙いに対して、回避も正確ではなかった。 見えてさえいればかわせるものであったとしても、今は分からない。 勿論棒立ちになどならないが――― この発言秒数下一桁が 0.8 なら一応命中、 4 で直撃。 【判定】 ) ―――。 ( 対する忍びに、余計な声は無い。 同じ高さからの攻撃を凌ぐのに机は有効だけど、上を取られたのではどうしようもない。 開けた場所… 最前立っていた、教室の後ろ側へと再び飛んだ――― ) [Wed 29 Nov 2006 01:28:48]
カタリナ > ………… カ タ リ ナ。 ヒヒヒッ! カタリナ!ヒヒッ!カタリナ!カタリナ!カタカタカタカタカタカリナリナリナリナリナリナ!カカカタタタリリリナナナァァァァ―― ッ ヒャッハァ――ッ!! ( 意味不明の奇声の中に、女の名前らしきものを混ぜよう。天井に張り付いたまま身体をくねらせ喜びに身悶える。 ぐ、と首を傾けそれを振るようにしたかと思うと、長い舌がまるで鞭のようにしなり跡野末理に迫るッ!!しかし狙いはそれほど正確ではない。当たれば机一つ弾き飛ばせるぐらいの威力だが、先程の初老の男の首を一撃で貫いた時のような威力は無い。 ) [Wed 29 Nov 2006 01:19:27]
跡野末理 > ( 忍びとしては甘くとも、もう死体になっているものにまでかける情けは無い。 敵に利用されるなら尚更だ。 …それでも、その説明を後でどうするのかなんて事すら、この化け物を相手にしている今は頭に無く… ぼやける目を無理矢理開けた。 涙で正常に戻るのは、次の次のターン ) ―――聞いてばっかりっていうのはどうかしら? 名乗ったら? バケモノ。 口、利けるんでしょう? ( そんな声をかけるのは時間稼ぎ。 ただでさえ暗い教室に視界がぼやけているとあっては、健康的なものすら気味悪く見える艶やかな肌もはっきりとは捉えられない。 笑い声や物音で、相手がこちらへ迫らずに壁を登っているであろう事は察した。   舌が来るわね…。 あの速さに避けながらの攻撃は、目が見えても、もうちょっと明るくないと辛い…。 刺されて止めれば何とかなるかしら? 舌が致命傷になるかも分からないのに、冗談じゃないって――― )   ………ッ!   ( 苛立ちに歯噛みして、落ち着けと深呼吸。 このターンは余計な事をせず全神経を相手に集中させて身構えるのみ。 引くにしても、身を隠すために飛び込んだのは机の散乱している場所。 万一躓きでもしたら命取りだ ) [Wed 29 Nov 2006 01:09:49]
カタリナ > ( 哀れ男の死体は盾にされたり蹴飛ばされたり。己の身体に寄り掛かってきた死体を払いのけると、その間に相手は机の影に滑り込んだようだ。 ) ………ヒヒ…。 ( それを即座に追うことはしない。何故なら、今の自分はそれほど素早く動けるわけではないからだ。怪我をした右足はまだ痛み、その痛みが自分に怒りを与えてくれる。 ) ヒヒ、ヒ、 ヒヒッ!イヒヒヒヒッ!! ( がし、と両手が入り口の枠を掴む。続いて、左足が壁に張り付く。そのまま蜘蛛のように壁を伝い天井にしがみ付くと、上方から相手を見下ろした。けれど、入り口の辺りから離れる事は無い。 あ、と開かれた口から再び血で汚れた舌先が跡野末理の方に向けられる。天井に張り付いたまま、カタリナは上からの攻撃を執拗に続けるつもりなのだ。 ) [Wed 29 Nov 2006 00:58:45]
跡野末理 > ( 舌で男一人吊り下げてどうやって喋ってるのよコイツ! てゆかオウムじゃあるまいしッ… 不味いわね、どこかで連呼されようものなら――― ) ―――光栄ね、末期の言葉が私の名前だなんて。 ( そんな危惧もこの一突きで終わりだ。 …終わりに出来るか怪しいものでもあるけれど、人と似た構造なら舌を切られて――― …こんな舌の人間がどこに居る。 絶対無事だわ、絶対。 でも、とにかく―――!   ズン、と男性の身体に身体を押し当てて突進を止め。 その喉にクナイを突き立てる瞬間、そんな言葉をかけ、舌を切り裂いた後の事を考える。 だが――― ) ―――ッあっ…!? 〜こっ…の…! ( びしゃぶちゅべちゃっ! 一足先に抜かれた舌をクナイが貫く事は適わず。 姿勢を低くして、密接した男性の喉下を見上げいた顔に、舌が引き抜かれた傷口から再度溢れた血が降りかかった! 咄嗟に目元を拭うが、少し目に入った。 変な病気持ってないと良いな―――。 視界を失いつつも男性の身体を怪物の方へと蹴っ飛ばし… 記憶を頼りに、前々回怪物が訪れた時のまま、散乱している机の影に転がり込むように飛ぶ――― ) [Wed 29 Nov 2006 00:50:14]
カタリナ > ヒギッヒ!ヒギッヒ! マジュツカノアトノマツリ!マジュツカノアトノマツリ! ヒギッヒ! ( どうやら、”魔術科の”も含めて貴女の名前だと思ったようだ。今のカタリナは格下の獲物ばかりを追い回す獣では無い。人間如きにコケにされ、怒り狂う一人の悪魔だった。 ) ………ッ!! ( 跡野末理の小さな体が男の影に隠れ、同時にぶら下げた死体に掛かる圧力。カタリナは咄嗟に舌を引き抜いて、末理から距離を取ろうとした。コイツは遠くから攻撃してくる、故に男を盾にしたが。カタリナは前回接近を許した相手に腹を切り裂かれている。本能的に警戒し、離れようとしたのだ。 ――結果、盾となりうる男の死体を捨てる事になるだろうが。 ) [Wed 29 Nov 2006 00:34:11]
跡野末理 > ( 頭と股が逆になってて、今更舌が伸びるくらいでは驚かないつもりだけれど、目の当たりにすると勝手が違う。 瞬間的に貫くだけでなく、舌のみで成人男性を支え続けるというのも侮れない。 ―――彼には悪いが、犠牲になってくれて助かった ) …まぁ、何体も居ちゃたまんないわ。 こんな… ―――ッ! 逃げたにしては随分と積極的じゃないっ!? ( 見つからなければそれで構わないが、刺したクナイも処分したい。 逃げるにしても相手は入り口側から迫っているのだし、先に教師を避ける事になるのなら追い打ちは御免だった ) ―――。 ( 裂帛の声は無い。 怪物の動きも分からないが、姿勢を低くして自らも吊るされた男性に隠れるように、男性に向かって力強く踏み出す。 今のところ男性を支えているのが舌だけなら、それほどの圧力は無いだろうと踏んで、男性の身体に重心を低くした体当たりを! 成功したなら、喉から生えている怪物の舌目掛けてクナイを突き入れようとするが――― ) [Wed 29 Nov 2006 00:26:03]
カタリナ > ( ――ちなみにカタリナは、二本の足で立っている状態だ。舌の先に重し・・を付けているのも重なって、その動きはそれほど早く無い。 ) [Wed 29 Nov 2006 00:17:32]
カタリナ > ( 延髄を後ろから一突きされ、男はその一撃で絶命している。痙攣も只の筋肉の収縮、苦しそうな呼吸も言葉の途中で吐き出されようとしていた肺の空気がそのまま流れ出ているだけだ。 ぐぐ、と舌に力が入り、男の宙に浮いたままの体が横にずれる。その奥にあるのは健康的なまでに艶やかな女の肌。けれど首があるべきところには何も無く、あってはならぬ所に顔がついていた。 ) ………… ア ふゥ――……。 ……Gooooooooooood―――― evening―――……。 ( 舌が不自由でも喋る事は出来るらしい。しかし、話は通じないという点に間違いは無い。何故ならこうして行儀良く夜の挨拶を言う事は出来るけれど、話し合う積もりはこの時点ではカタリナには無いのだから。カタリナはにんまりと微笑む。以前と同じ、問いかけには答える事無く―― ) ―――HAAAAAAAAッ!! ( 男を盾にしたまま、カタリナは前に迫ってきたッ!! )  [Wed 29 Nov 2006 00:15:13]
跡野末理 > 魔術科の、アトノ マツリ です。 ( 訪ねられた事には答え、あとは口を挟まない。 長くなりそうなら自分にはその資格があるのだとでも主張して、適当かつ多少強引に切り上げてもいいけれど… 暫くはしおらしいフリをして聞いていよう。 バレない程度の溜息混じりに、視線を彷徨わせようとしたその時――― ) ―――ッ! ( 『先生!』 警告を発しようとした声は、飲み込まれた。 もう遅過ぎる。 気を抜き過ぎたか…? いや、相手の実力か――― 後から来た教師が背後から貫かれたなら、位置関係は自分が奥。 …やられた… 自嘲気味な笑みを零して、数歩飛び退きつつスカートをたくし上げる。 次の瞬間には、やはりクナイが一本握られていた )   ( 残念だけれど、教師は助かるまい。 その後ろに目を凝らす。 曇り空、灯りは持っていない。 構内各所の僅かな灯りだけが便りでは、動きの予測できない相手には分も悪いか ) ―――〜一応聞いておくわ。 本人? お仲間? 人違いだったらごめんなさい。 ( 話は通じないって、エミキーは言ってたけどね ) [Wed 29 Nov 2006 00:07:29]
> ( ぞぶッ ) ( ――突如、そんな音と共に赤く、棒状のものが真っ直ぐ男の口から生えた。それは丁度男が長い舌を伸ばしたかのようにも見えるだろうか?ぐりんッ、と白目を剥いてビクビクと痙攣する男の足は宙に付いておらず、ごぽごぽと血と共に声にならない叫び、そして苦しげな息を吐き出す。 ) [Tue 28 Nov 2006 23:54:00]
> 何科の生徒だね?大方野次馬でここに来たんだろうけど、見回りさせられることになったワタシの身にもなってくれたまえヨ!? ( 全く、と腰に手を当てて不機嫌そうな顔を向けた。口うるさい性格をしている男は何かもっと落ち度を探るように彼女の頭の天辺から足の爪先までじろりと睨む。 ) フン、事件の調査って言ったってもう知ってることは喋ったんだろう?君の役目はそれで終わりだヨ。余計な心配なんかせずに学業に専念したまえヨ学業に! ( こんな気味の悪い事件が起きた後で専念しろというのも難しい話かもしれないが。 ) 大体ネ――ー…… ( 男の小言が更に続くかと思われた、その時だ。 ) [Tue 28 Nov 2006 23:53:12]
跡野末理 > ( 己の未熟を認めたくないというのもあるのかもしれないけれど… エミキーは自分を『何か』だと見抜いたし、それ相応の訓練を受けた自分よりも早く、薄闇の中で怪物の痕跡を探り出し、そこから怪物の具体像を掴んで見せた。 コッタに聞いていた限りでは、『ふぅん』で済んでいた事だけど、目の当たりにすると驚き、僅かに嫉妬さえしている ) ………。 ( 跡野末理は、忍だ。 影に生きて影に死ぬ。 草としてヴェイトス大学で魔術科学生をする『跡野末理』とは、別人でなくてはならない。 ―――レッドの事はおいておこう。 彼もとい彼女は、いい。 …でも一目会っただけの学生に… 恐らくは本当に持って生まれたか、無意識の積み重ねで身に付けた能力によって見破られ、作り物の表層としては見られない自分自身の感情が、僅かに揺らいでいる。 ―――『忍者が好きでがんばった』 …それでもエミキーは跡野末理が具体的に何であるかは分からないだろうからそう答えたものの… 何て言い訳だと思い出しても苦笑が漏れた。 『羨ましい?』 ちゃぶ台の上、落とした視線に下から覗き込んで来たコッタに、私は何て答えたっけ――― ) ―――。 ( 余計な事を考えていた。 かかる声に は、と顔を上げて… 後ろを振り返る。 教授なら、それと知っていても大丈夫だろうか? ちなみに勿論、自分の学科に人形先生が来たと言う話も聞いている。 残念ながらその初講義には出席出来なかったが ) ―――〜一度、事件調査の時に呼ばれて見せていただいたんです。 もう、関係者という事ではいけませんか? …何だか、また、何かあるんじゃないかって心配になってしまって… ( と言いつつ好奇心です、という感情を隠せないような悪戯っぽい微苦笑を零し、男性に会釈する ) [Tue 28 Nov 2006 23:47:53]
> ( 不意に男の声が教室内に響いた。声の方を振り向くなら、教室の入り口から覗き込んでいる初老の男が立っているだろう。男は眼鏡を掛け、脇に本を何冊か持っている。この歳の生徒も珍しくは無いが―― 男は大学の教授だった。 ) ここは立ち入り禁止だよ、一体何をやっとるのかねこんな夜遅くに? [Tue 28 Nov 2006 23:40:05]
お知らせ > さんが来ました。 『ちょっと、君ィ――』 [Tue 28 Nov 2006 23:38:05]
跡野末理 > ( 窓が二箇所割れたままの教室には、曇り空の冷たい風がサラサラと吹き込んでいる。 一箇所は『怪物』が侵入する時に開けたもの。 もう一箇所は再び訪れた怪物が、中に居た学生に驚いて自ら『踏み抜いた』ものだ。 …隅に寄せられた束ねられていないカーテンが、ふわふわと広がっていた。 ―――自分の感覚には、先日最後に訪れた時から、変化があるようには見られない。 一時見据えていた『怪物』の瞳に獣のようなものを感じていれば、自分達を… と言うか、エミキーを狙うのなら… ここを中心に探るのではと思ったが、そう単純でもないか。 あるいは、傷を癒すなり何なりして動かないか… やはり狙われているということ自体、エミキーの勘違いの可能性も――― ) ―――それは無いわね。 ( 自らの考えを否定して、呟きを零す ) [Tue 28 Nov 2006 23:32:43]
跡野末理 > ( 一応大学指定の制服の一種として、扱っている店には残されているものの… 今では着る者も殆ど無い。 そんな衣装を纏った人影が、灯りも持たずに白いカラーを翻させる。 ―――それはそれで別の噂を生みそうだけれど、近付いてみれば怪奇現象でも何でもない。 カッチリとしたお下げ髪がややどんくさい印象の、女学生がいるだけだ )   ( 夜間講義はまだやっているかもしれないし、サークルなり何なりで残る者もあるだろうけれど、日中に比べれば一気に人気の引くそんな時間。 寮の門限なんて当然のようにスルーして、件の肉塊が残された教室へとやって来る。 …現場保存の意味は、こんな学生が居るくらいで今や殆ど無いけれど… まだ張られているテープを潜り、教室内へ ) [Tue 28 Nov 2006 23:22:06]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 深夜の構内に、闇に溶ける色のセーラー服 )』 [Tue 28 Nov 2006 23:12:39]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 『次回、『肉じゃがのメインってどっちだよ!』お楽しみに!』 [Sat 25 Nov 2006 22:46:46]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 『次回、『肉じゃがのメインってどっちだよ!』お楽しみに!』 [Sat 25 Nov 2006 22:46:43]
水蓮 > ( さて、そうした痛々しい挨拶を終えて講義は始まるのだったが、第一回講義は割愛させていただく。 何故って、その日は以降も寒々しく痛々しい空気の中で時折寒々しく痛々しいネタが飛び出るだけだったからさ。 新しい風よふけ! ) [Sat 25 Nov 2006 22:46:12]
水蓮 > ( メガホンが置かれ、人形はやさぐれた感じだった。 ) はい、ね……まあ、期待はしてなかったけどさ…………痛々しい沈黙をどうも。 ( うわあ。 空間に縦線が入っていそうだった。 「先生、拗ねないでください、キモイから」。 そんな慰めの言葉も学生からではなく助手からだ。 て言うか慰めてない。 ) や、まーどーでもいーんだけど、はい。 今日からこの夜間講義を受け持つことになった水蓮だー。 美術館で視姦してたやつとかもいるだろうけれど、改めてはじめましてコンチクショウ。 気軽に人形先生とか呼んでくれたらね、うん、先生喜んで差別だって訴えるからな! 訴えて勝つよ! ( 人形なりのユーモアであるらしいが…………寒かった。 ) [Sat 25 Nov 2006 22:36:02]
水蓮 > ( 沈黙に、ぼそぼそと助手と講師間でささやかな会話が行われ。 ) ――――はい、じゃあみんなお姉さんと一緒に! はい、ふぁーすとやっぴー! ( ―――しぃん。 五秒が過ぎ、十秒が過ぎ、二十秒が過ぎ、三十秒が過ぎ、一分が過ぎようとしていた。 勿論、その間に恥ずかしながらも返事をするものだとかそういうのはいない。 決して嬉しい意味ではなく、圧倒されていた。 場違い感がひどい。 ) [Sat 25 Nov 2006 22:27:34]
魔術科講義室内 > ( 助手らしき人物が、拡声魔法のかけられているらしい、小さなかわいらしいどピンクのメガホンを人形に向けると、人形の手が勝手に動いてそれを握った。 ―――ざわ、と一瞬ざわめく。 そして、 ) ―――ふぁーすとやっぴー! みんな元気にしてたかなっ? ( そんなイカレた挨拶をかましやがった。 )( 今度こそ、しぃん。 ) [Sat 25 Nov 2006 22:21:39]
魔術科講義室内 > ( 「そこの講師、人形らしいぜ?(。。。。。。。)」 )( との向こうから「それ」を抱いた助手らしき男が教壇へと向かい、「それ」をその上に座らせた。 ――――その頃になるともう、ざわめきは消えていた。 だが、しぃん、という典型的なそれではない。 )( 曰く―――ぽかん。 )( 教壇の上に座らされたそれは、まごうことなく人形だった。 ) [Sat 25 Nov 2006 22:13:55]
魔術科講義室内 > ( そして魔術科の講義室であるそこには、専攻でないものだけでなく、今まで姿を見せたことのないものもちらほらといた。 それは、ある噂を聞いてのことらしい。 )( 「おい、聞いたか?」 「ああ、新しい講師がくるらしいな」 「や、それだけじゃねえって、なんでもよ、その講師、……らしいぜ」 「なに? なんだって?」 「あ、それ俺も聞いたんだけどさ、マジなのか?」 「美術館に飾ってあったのみたヤツがいるらしい」 「だから、何の話だ?」 「いや、だからな、」 )( そこでがらっ、と戸が開いた。 ) [Sat 25 Nov 2006 22:07:49]
魔術科講義室内 > ( 夜間講義室内は、ざわめいていた。 ) [Sat 25 Nov 2006 22:04:45]
お知らせ > 魔術科講義室内さんが来ました。 『( ―――ざわざわざわ。 )』 [Sat 25 Nov 2006 22:04:20]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 74:思索 』 [Sat 25 Nov 2006 13:43:50]
寒河江未希 > …お腹空いて来た。ついでだし次行くか。 ( 次、食堂。 目的、唐辛子一山譲ってもらう。 ついでに遅めの昼ごはん。 とりあえずポケットに入れて携帯できるように小袋1つ満タンくらいもらえれば良いけど――――食堂のおばちゃんに頼み込んでみよう。 場合によっちゃお金出したって良いし。 ) [Sat 25 Nov 2006 13:39:24]
寒河江未希 > ――――開いちゃうし。 ( きぃ、と音を立てて開いた扉の中は暗く、馴染みの無い匂いがする。 病院の匂いのような、ハーブの匂いのような、土の匂いのような。 それ以外のなんとも言えない未知の匂いも混じって、締め切った部屋に充満している感じ。 ずっと中に居る人間は麻痺しちゃっているんだろう。 誰も居ないのを確認して足を踏み入れ、やっぱ迂闊に薬とかは持ってっちゃ不味いかね、と肩を竦める。 此処は「場所」として覚えておこう。 どんなものが置いてあるか、広さ、配置、利用できそうなもの。 いざ使おうと思った時に鍵なんかかかってたら目も当てられないが。 ) …鍵か。 そっちも押さえとこうか。 ( 前に勝手に拝借した事がある。 教員室とか警備員室とかにかかってた筈だ。 兎に角この場所を少しでも有利に使えるようにしておかないと。 ) ( 魔女科教室を出た。 ) [Sat 25 Nov 2006 13:29:56]
寒河江未希 > ――――…土曜日半ドン? ( そういや昼過ぎてるし、と反応の無い扉の前で一人頭を掻いた。 黙ってはいるのも、なぁ…なんて言ってる場合じゃないか。 ) ( この発言の秒数下の桁が1〜3なら運良く扉に鍵はかかっていない。 さて。 ) [Sat 25 Nov 2006 13:21:22]
寒河江未希 > ( 魔女科教室前 ) ………なんだか、ね。 ( 此処の胡散臭さときたら。 凡その一般学生からしたらまるっきり何をしているのかわからない、偏見に満ちたクラスである。 魔女って何してるの?と問われて想像できるのは「とりあえず箒で飛んでみる」「怪しげな薬を釜で掻き混ぜてる」そんなイメージが一般的で。 多分。 流石に躊躇するものの、立ちんぼしててもしょうがないからとりあえずノックしてみた。 ) …実際は円盤で空飛んで手裏剣投げてるんだけどね。 ( 知る限りの魔女のイメージ。 ) [Sat 25 Nov 2006 13:01:13]
寒河江未希 > で、そういうの扱ってるっていったら――――。 ( 唐辛子とかいいなぁ、とか結構残虐な事を思いついたが。 食堂にあるだろうか? もう1つの候補はなんか適当な劇薬類。 そっちは―――魔女科? 何でも良いけどあんまりあれこれ勝手に持ち出しすぎるのも問題っぽい。 ) 魔女科、魔術科…アトノマツリと偽エルフんとこか…んん。 ( ま、顔出すくらい構わないだろうと。 ちょっと見学を口実になんか分けてもらえれば吉か。 ) [Sat 25 Nov 2006 12:38:03]
寒河江未希 > ―――――液体か粉だな。 ( 酷い事を考え付いた。 実際使ってみて上手く行くかは兎も角、備えがあって悪い事は無い。 なにより自分のアドバンテージを高めて置いた方が精神的に良い。 ) 「口」だ。 アイツ、多分―――。 ( 腕力もあるだろう。あの大きさであのスピードなら、力と体力は人間並みじゃ済まない。 でももっと何か、決定的な攻撃手段を持っているとしたら多分「口」だ。 隙を突いて其処に何か放り込んでやれればなにかしら効果があるかもしれない。 それだけ接近している状況が有利かどうかは別として。 ) [Sat 25 Nov 2006 12:31:55]
寒河江未希 > ( このあいだのデザインナイフはまだポケットの中にある。 それから木で出来た1mくらいの、壊れた箒の柄、なるべく細くて丈夫な麻紐が2mちょっと。 まだ足りない。 重くて邪魔になるからギターはどこかに置いていかないと。 私はどちらかというと非力でドンくさい運動音痴だし、ヘンルーダに駆け込んですごい武器を買えばいいってもんじゃない。 市販の戦闘用ナイフだって重くてちゃんと扱えないだろう。 護身具の取捨選択は重要だ。 幸い敵は一種類に絞られている。 ) …あとはなんだろう。 ( 考えることだ。 怪物の特性、特徴を思い出して、最適な準備をする事だ。 ) [Sat 25 Nov 2006 11:54:45]
寒河江未希 > ( 校内の廊下を練り歩きながら、有用なものは無いかと注意深く見て周る。 廊下にはまだ学生が残っていて、この時間帯の危険性は少ないだろう。 何となく、だが―――アレはまた此処に来るかもしれないと思った。 理由は幾らかある。 あの身体能力があれば潜伏場所としては申し分ないし、夜になれば広くて静かで雨風も凌げる。 その上、遅くまで残っている人間が所々、構内の色んな所に居る。 余程大事になって狩り出されるまでは居座るんじゃないだろうか。 私やアトノマツリを覚えていれば尚の事なにかあるかもしれない。 ) [Sat 25 Nov 2006 11:45:08]
寒河江未希 > ( 閉じ篭らない方がいい。 なるべく人気の多い所を通り、逃げ回れるような十分な広さを確保する。 あの怪物は多分、人の多い所で無闇に暴れる程無謀ではないし、狭い所で動き回るのは得意だ。 それから多分、人喰い。 こうして一見何事も無く過ぎている数日の間にも、どこかで誰かが食われているのかもしれない。 それが家族や身内に及ぶのが嫌で家に帰っていない。 日中を普通に大学で過ごし、人が沢山居るうちに睡眠を取る。 日が暮れたら商業地区や芸能横丁の人込みに紛れてあれこれと対策を練り、公衆浴場で身体を温めながら休む。 そんなサイクルで暫らく続いていた。 ) [Sat 25 Nov 2006 11:39:23]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 [Sat 25 Nov 2006 11:31:12]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 『( その様子をまたからかったり、するのだろうか。 )』 [Fri 24 Nov 2006 02:03:22]
お知らせ > ドリィさんが退室されました。 『「はい!」 珍しく、元気の良い返事。 した拍子に、抱えた絵筆とデザインナイフをまた落として』 [Fri 24 Nov 2006 02:02:37]
水蓮 >  でも美術は専門じゃないから………できるだけ面白そうな講義やるから、良かったら見に来てね? ( なんというか………今日来てよかった。 まだ少し迷っていたのだが、それも消えて。 ) うん、よろしく。 またね? ( そのときは泣かせないように頑張るよ、とそもそも泣かせないのが当たり前なのだけれども。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:58:18]
ドリィ > そう、なんですか… えっと、じゃあ―― きっと、近い内に会えます…よね?(水蓮のその言葉を聞けば、嬉しそうに顔を綻ばせて… 小さく頷きを一つ。 人形の先生なら、きっと…就職すれば話題になるから直ぐに見つかる、とまだ就職した訳でもないのに、そんな事を思い――) えっと… じゃあ、また… その時になったら、よろしく…です、ね(そんな、嬉しそうな顔で言葉投げ掛ければ… よろしくおねがいします、と言わんばかりにお辞儀一つし、それから… いそいそと床に置いたデザインナイフや絵筆を拾い上げていく、だろうか) [Fri 24 Nov 2006 01:54:47]
水蓮 >  ドリィ……うん、キレイな名前。 勿論、また会うよ。 …………実はここに就職しようと思っていてね? 今日来たのも下見でもあるんだ。 ( ずっと、迷っていたのだけれども、と。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:51:20]
ドリィ > 水蓮、さん… (そう、ポツリと相手の名前を復唱すれば… コクンと頷き、そして水蓮の顔を見詰め――) あ、の… 私は、ドリィ…ドリュートレス・ディフィート…です。 その、また… 会ってくれます、よね?(そう言葉投げ掛けてから… 少し、不安げな視線を送るだろう、か) [Fri 24 Nov 2006 01:49:22]
水蓮 >  夜しか出られないからね、出不精だし。 ( まあ善処するよ、と軽く返せば、よいしょ、立ち上がって。 ) 人形さん、だけどね………水蓮、って呼んでくれるといいかな。 前の名前はただの怪談でしかないし………ま、私も帰るよ。 一応、家はあるしね。 きっとまた会えるから、心配しなくていいよ。 [Fri 24 Nov 2006 01:46:31]
ドリィ > ん… ぅ…(と、一度強く抱き締められれば… 大分久しぶりに感じるような感覚に少し、嬉しそうに目を細め… それから、身体を離せば…吐息、一つ。 そして) たまには… 外とか出ないと、駄目…ですよ?(なんて、ちょっとした… 慣れない軽口を一つ。投げ掛ければ、ちょっとまだ少しヨロヨロとしながらも立ち上がり――) えっと、じゃあ… 私、そろそろこれを片付けて…家に帰ります、けど… その、人形さん、は?(と、少し心配げに声を投げ掛ける、だろうか ) [Fri 24 Nov 2006 01:43:39]
水蓮 >  うー………………ずっと引きこもってたからわからないよ。 ( 最低限、2、3世代ほど違う歴史のものだが、あえてそんなことを説明することはなく。 ただ、恥ずかしげな様子に。 ) あーもう…………かわいいなぁ。 ( しみじみとそんなことを。 体を離そうとするならば、一度ぎゅうと抱きしめてから離して。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:40:56]
ドリィ > けど… そんな意地悪されたら、誰だって… 怒ると、思います… から… (まだ、何処か涙混じりな… そんな声音で、胸に顔を埋めた侭ボソボソと言葉吐き出せば…  やがて、少し疲れた様に吐息一つ―― 漏らせば、体から力を抜き… )  けど… その、ありがとう… ございます… (お父さんとお母さん以外に、かわいいって言ってくれた人… 初めてだから、と恥ずかしげに… 呟き、身体を離そうとする、だろうか―― ) [Fri 24 Nov 2006 01:38:34]
水蓮 >  ごめんってば。 かわいい子をからかうのは、私に残った本能みたいなものなんだから仕方がないんだよう。 ( なんていい訳を。 ポカポカ叩かれれば困ったように甘んじてそれを受け――――抱きしめられて硬直した。 ちょっと……驚いた。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:33:58]
ドリィ > (暫しの間、ぼーっとした顔で相手の言葉を聞き続け… そして、相手の困った様な微笑みを見遣れば、やがて… 漸く事態を理解したのか… あっ と言う様な声漏らし、そして―― ) うー… うぅー… 酷いよ… ホントに、不安で、訳分からなくって… 大変、だったの、に… (泣き腫らした顔を膨れさせて… 相手の胸に抱かれた侭、弱々しくポカポカと叩こうとする、だろう。 そしてその後で、少し安心した様に…ぎゅっと人形の身体を抱き締めようとする、だろうか) [Fri 24 Nov 2006 01:30:14]
水蓮 > ( 人間としての感覚だってもう忘れて久しいのだから、かなりぎこちない。 ) あーうー…………冗談だよ、冗談。 あんまりかわいいからからかいたくなっただけだから…………ね? そりゃ、別に押し倒されても嬉しいけど………じゃなくて、とにかくなんも悪いことないし、私だって責めてたんじゃないから! ( べらべらと弁解を重ねて重ねて重ねて重ねる。 なみだ目で見上げるきょとんとした顔に、困ったように微笑んで。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:26:23]
ドリィ > ふ、ぇ… ?う、そ…?(ボロボロと涙零しながら、顔上げて相手の姿を見遣れば…キョトンとした様子で言葉ポツリ。吐き出せば、何処かボンヤリとした様子の瞳で相手を見遣り… そして――) あぅっ… ? ぁ… えっと…… そ、その… (そのまま、抵抗も出来ずに人形の胸に頭を掻き抱かれれば… 涙の溜まった侭の、きょとんとした瞳で、相手の顔を見遣ろうと…する、だろうか) [Fri 24 Nov 2006 01:21:07]
水蓮 > ( ……………………やばい。 大抵のことには動揺しない自信があるが……オンナノコに泣かれるという状況は、恐らく生前にまでさかのぼらないとないし、それだって一度あるかないかだ。 あわてて上体を起こして。 ) あわわわわ、うそうそうそっ! 冗談だから! 君はちゃんとかわいいから! ね!? 泣かないで! 泣かないでってば! ( 思うに、図太い女性ばかり相手にしてきたからか、人形にしては珍しい動揺を。 あわあわと慰めの言葉を無駄に吐き出しながら、けれど決定的なものは思いつかない。 そして最終的には、) ――――ああもう、泣かないのっ! ( 起き上がって、ちいさいくせに、相手の頭を胸にかき抱こうと。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:17:32]
ドリィ > かわいいって、そんな急に言われても… 良く、わからない…です、から… ひっぐっ… だって、わたしなんて… ちびで、えぐっ… やせっぽっちで… ちっとも可愛くない、から… ひっぐ… そんな事、言われて…も(と、相手の言葉に対して返すのは、若干涙混じりの声音。 あんまりな事が続きに続いて、そろそろ限界が来たのか…また、床にへたり込めば… 混乱の余りどうして良いのか分からずに、ボロボロと涙零しながら言葉吐き出し――) …… ひっぐ… うぇぐ…っ… あぅ… うぅ…っ …… わたし、押し倒して、なんか… そう言う積りじゃ… ひっぐっ… ごめ、ごめんなさ… ふえぇ…っ (で… 訳も分からずに、また謝りだす訳…で―― 多分、自分でも何を言ってるのか、何が言いたいのか、分からない状況…なのだろう、か) [Fri 24 Nov 2006 01:12:58]
水蓮 > ( あー、やべ、やりすぎた? 近年まれに見る純な反応に少々動揺してしまうが、そこはそこ、図太い上に愉快犯な人形はそこで止められないのが弱点といえば弱点だった。 ) ………………じゃあ、かわいいかなあ? ちゃんとかわいいかなぁ……? ………押し倒しちゃうくらいにはかわいいかなぁ……? ( 顔を隠したままそんなこと。 相手がまた反応すればうっそぴょーんとかやるつもりらしいが、実際、泣き顔になりかけているのを見ていればとてもそんなことはできなかったろう。 ) [Fri 24 Nov 2006 01:05:47]
ドリィ > あ、あの… べ、別にそう言う訳じゃ…なくて、その… えぇっと――――(と、すっかり混乱気味な様子で言葉吐き出し、顔を真っ赤にして手をわたわたと振り回したりしながら、ぼしょぼしょと きもちわるいとか言う訳じゃなくって… だの、そう言うわけじゃとか… ボソボソと呟き… そして――) あ、あの… その、ごめんな、さい… っ わたし、そんな積もり…じゃ、なくって… (相手が泣いた様子を浮べれば、その様子に混乱と困惑の極みに達したのか―― 若干泣き顔で、しどろもどろに言葉吐き出し、頭を下げるだろう、か―― 狙ったは良いが、必要以上に効き過ぎてるかもしれない、か?) [Fri 24 Nov 2006 01:00:01]
水蓮 >  や、ひどいなー……………人形でもオンナノコだよう? 魅力がないのはわかってるけどさー……………飛びのくほど気持ち悪がらないでほしぃなあ……。 ( くすん、くすん。 顔を覆ってそんなこと。 相手の反応を狙ってやっているだろうことは明らかであった。 あえてなよなよとした態度をとって。 ) [Fri 24 Nov 2006 00:55:36]
ドリィ > 大丈夫・・・です、か。 良かった…… ぇ?あの… (大丈夫と口にするも、何故か視線を逸らす相手の様子に疑問符を頭に浮べれば… 何か、まずい事でもしちゃったのだろうか?と、不安一つ。 浮べつつ、どうしたんですか? と問い掛け様とした時に――――) ――――――――――――― (相手の口にした言葉に、キョトンとした) …………………………………… (続いて、状況を把握しようと、自分と人形の様子を交互に見遣ろうとした) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!!?(で、結果…状況を理解すれば、顔を真っ赤にして、人形の上から飛び退こうとするだろうか。 先程まで腰を抜かしていたのも忘れるくらいの勢いで―― けど、素早さ1) [Fri 24 Nov 2006 00:51:17]
水蓮 >  あー………………うん、まあ、大丈夫だけどさ。 ( と、なんとも歯切れの悪い返事を返して、つい、と視線をそらして。 ) …………………オンナノコに押し倒されるのははじめてだーぁ。 ( なんとも困ったような照れたような奇妙な声で。 狙っているのかどうかは本人以外しらない。 ) [Fri 24 Nov 2006 00:46:34]
ドリィ > きゃうっ!? あ… ぅ…(二人纏めて床に倒れ込む様に、体が前へと傾けば… 地面へと落ちる衝撃に怯える様に目を瞑り―― 直後、小さな悲鳴一つ上げ、それから――……) うぅ… えっと、あの… 大丈夫、で… す、か?(―― ゆっくりと、ふらふらと上半身を起こしながら、恐る恐ると言葉投げ掛け、相手の無事を確かめようと、するだろうか。 自分達の体勢がどうなってるか、今だ気付かずに) [Fri 24 Nov 2006 00:44:04]
水蓮 >  まあ、あんまり気にしないで? 実際問題、本当に優しい人間なんてどこにもいないんだから。 ( 自分で言ったくせにそれをあっさりと否定。 優しさと甘さの区別をつけたりするほど優しくはないし、臆病さをそれに含めたりもするんだもの。 さて。 自分がぐらりと倒れこむのを自覚したと同時に警告の声と―――そして自分めがけて倒れこむ姿、だろうか。 ) …………………ええと。 ( 押し倒された形、になるのだろうか。 ぱっと見。 ) [Fri 24 Nov 2006 00:35:30]
ドリィ > そう、です…か? えっと… そんな、あんまり自覚とか… はぁ… (と、何やら真顔でしみじみと言う人形に、神妙な面持ちで返せば… 優しいって、どう言う事なんだろう?と、ふっと頭の片隅でポツリ。 そんな事を思いつつ…相手の引く力に合わせて、立ちあがろうとすれば… やがて、ゆっくりと腰が浮き始め…  その直後、相手がグラリと後ろに倒れこもうとするのを見遣ってしまえば――) 危な っ  ぁ(―― 思わず、その体を引き起こそうと…倒れ込む体へと手を伸ばす、だろうか。 多分、自分も前に倒れ込みながら  ) [Fri 24 Nov 2006 00:31:23]
水蓮 >  ふぅん…………君は優しいなあ。 ( なんて真顔で言った。 しみじみと、なにやら前にも似たようなことを誰かにいった気もするけれど。 ) ん……っ…や……ふっ……くっ……! ( そして人形ゆえの軽さ。 さすがに腕がもげるもげるもげるッ! とかはなかったが、必死で引っ張って、恐らくは相手が立ち上がったときには勢いで後ろ向きに倒れることうけあい。 ) [Fri 24 Nov 2006 00:25:50]
ドリィ > あ、あの… えっと、その… わたしにも、良く…分かりません… はぁ… (自分の事を堂々とポンコツと言う相手に、若干気圧されつつも… 素直に分からないと言葉返せば、しっかりと握った相手の手に縋る様に立ちあがろうと、し――) ん… ぅ…  くぅ… ぅんっ (此方も此方で、力入れて立ちあがろうとするも… 悲しいかな…力の無さは同程度、だったりする訳、で――) [Fri 24 Nov 2006 00:22:06]
水蓮 >  んー? なんで謝るのさー。 自分が悪くなくて、相手が明らかに悪い状況なんだから、てめえのせいだろうがこのポンコツ! ぐらいは言わないと。 ( 146万と2000エンをかけてつくられて人形は自分をポンコツと称してそんなことを。 製作者にはあとで土下座。 ) そうそう、ありがとうございますっていい響きだよねー。 ( そんな軽口を叩きながら、両手でしっかりと握られればふぬっ、と立ち上がらせようとするのだが――――だが――――――………改めて今度は両手で立ち上がらせようとするけれど、ふぬぬぬぬぅっ………あまりにもしょぼいパワーだった。 ) [Fri 24 Nov 2006 00:18:37]
ドリィ > は、ぁ… す、すいません… はい(なんて、俯き気味に言葉返せば… 頭の片隅で、何で謝ってるんだろう、なんて事思ったりするだろうか。 普段、苛められてる時でもこんな事は思った事無いのに…なんて、若干不思議な感覚に襲われつつ… ふっと、差し出された手をじっと見詰めれば――) …… あ、えっと… ありがとう、ござい…ます(取り合えず、絵筆とデザインナイフを床に置いてから… その手を両手でしっかりと取ろうとする、だろうか。 やっぱり、何処か俯き気味な侭…で) [Fri 24 Nov 2006 00:14:39]
水蓮 >  あー、そうなんだー。 まあ頭イタイ人と話してたらそれは仕方がないよねー。 ( お大事にね? などと原因がほざいた。 ちなみに一般的なおしゃべりな人種は都合の悪いツッコミを入れられると黙るらしいが、人形はどうなんだろうそこんとこ。 ともあれ、立ち上がれない様子の相手に手をさし伸ばして。 ) ありゃりゃ、大丈夫? 体弱いんだったら無理しちゃ駄目だよー。 ( 原因が(以下略)) [Fri 24 Nov 2006 00:11:28]
ドリィ > あ、あの… えっと、何て言うか… ちょっと、頭痛く…て (怪物が出るかもしれない中で居残り掃除やらされてる最中、急に正体不明の人形が出てきて一方的に話しかけられれば、誰だってそうなるんじゃ――と、何処かの誰かが思いつつ… へたり込んだ侭の少女は人形を神妙な面持ちで見遣りながらコクンコクン。 頷き、それから立ち上がろうと、して―― ) そ、それじゃあ…その、えぇっと…  ぁ… ぅ … (しかし、立ち上がれない。 腰は見事に抜けた侭なのか、ペタンと床に座り込んだ姿勢の侭… 困った様に辺りを見回し―― 泣きそうな溜息一つ、吐き出すだろうか) [Fri 24 Nov 2006 00:07:57]
水蓮 >  まーナンパってわけじゃないけど年取ると若いコと話すのが楽しくてねー……………え、帰るの? ( 脱力した相手に更に無駄なおしゃべりを浴びせかけるクソ人形。 帰るとの言葉には、残念そうに頷いて。 ) それじゃあ残念だけれど、今日はこれでお別れだね。 また会うかもしれないからそのときはよろしくー。 ( まるでストーカーのような宣言であるが、本人はそれを軽い挨拶とかんがえているから厄介だった。 ) [Fri 24 Nov 2006 00:02:22]
ドリィ > ―――――――――――――………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・                は?(勇気を振り絞った問い掛け。 それに対して返されたのは 「用は無い」 の一言。 それに更に何か少し不穏(に聞こえる様)な言葉も追加されれば、思わずポカーンとした顔を浮べれば… その侭、凄い勢いで沈黙と言うか呆然と言うか唖然と言うか呆けると言うか、そんな阿呆な面を晒し、て――………… ) …………………      あ、あの… 帰って、良い、ですか?( 取り合えず、もう一度勇気を振り絞って そう言って見た。 余りにも、全てが全てであんまり過ぎた、から――) [Thu 23 Nov 2006 23:58:16]
水蓮 >  私は要らないと思うけれどね。 ( なんてことをさらっと言ってのけて。 ) [Thu 23 Nov 2006 23:52:57]
水蓮 > ( 勇気を振り絞った問いかけ。 それはもう他の何よりも物語の進展に貢献するものだろう。 だろうが、なあ。 ) ―――――や、特に用はないよ? ( 最悪だ。 最悪だった。 くけけけけけけけけけ、なんて笑いながら。 ) でもさ、かわいい子に話しかけるのに理由なんて要るのかなー? くけけけけ、私は [Thu 23 Nov 2006 23:52:41]
ドリィ > あ、えっと… いえ、その… は、ぁ… そ、そうです、けど――(と、怪談っぽい相手に怪談っぽいと自覚されてるなんて言われれば、本当に如何し様…と言う様な顔で、相手の様子をじーっと。 若干逃げたいけど、腰はまだ抜けっぱなしだったりするから、立ち上がるのもちょっと辛い状態だったりする) ……… は、ぁ…そ、う…なんですか。 えぇっと、えぇーっと……… わ、わたしは…どうすれば、いいん、です、か?(で、逃げる事も出来ずに相手の言葉を聞き続ければ… 最後に相手が口に出したのは「迷子」だの「ちょっかい出した」だの。 それに、いよいよ困った様な顔を浮べれば… 相手が黙った後…たっぷり数秒の間を置いてから、自分に何を所望なのか… 勇気を振り絞り、問い掛けてみた) [Thu 23 Nov 2006 23:49:15]
水蓮 >  え? あーごめんごめん、なんか一人で喋っちゃって。 ひたすら聞きもしないこと喋り続ける人形って怪談だよねそりゃー、まあ怪談っぽいのは自覚してるけどさ。 ( 自覚しているならば黙れ! などといってみるといい。 多分喜ぶ。 人形のくせにやけに人間臭くぐりぐりとかたなどまわして。 ) や、別に邪魔しようとかそんなこと考えていたんじゃないんだけどさ。 ぶっちゃけ迷子になりかけ? みたいな。 でさ、それで君がなんか面白いぐらい物を落とすからちょっかい出してただけなんだけど。 ( 呼吸する必要がないからかブレスもなくひたすら喋って―――で、黙った。 喋りすぎだね、とか。 ) [Thu 23 Nov 2006 23:41:06]
ドリィ > い、いえ… あの、その… そう言う事じゃ、なくって… えぇっと(と、取り合えず差し出されたデッサンナイフやらを受け取るも… 今だ困惑気味な様子で相手を見詰め続ければ、如何し様…と頭の中でグルグルグルグル。 取り合えず、今…頭の中は 何で自分は人形に絡まれてるのだろう? やっぱり、此処はダークサイドなのかな? ああ、そう言えば家に置いてある人形もいつかしゃべりだすのかな? とか言う具合。 若干現実逃避気味なのは気にするな。) ……… は、はぁ… そう、何ですか… えぇっと… その、それ、で――(で、相手は相手でゴウイングマイウェイとばかりにべらべらと言葉吐き出し続け… こっちも何か言おうとするも、声は若干尻すぼみ気味、だろうか――) [Thu 23 Nov 2006 23:37:23]
水蓮 >  うぉーい、元気ないなー。 …………あ、男言葉だから違和感あるのかな。 最近女言葉あまり使ってないから慣れないんだよねー、あーあーあー、まあいいや。 ( かちゃかちゃと並べた筆とデザインナイフを拾い上げて、ゆらゆらひたひた歩み寄れば、はい、と差し出して。 ) やー、ごめんねー、そーりー。 別に驚かすつもりは6割くらいしかなかったんだけどさー、古巣だからちょっと調子こいたっつっても一部屋から動いたことなかったけどさー。 ( なんというか、聞いてもいないことをべらべら喋る水蓮は、おしゃべり好きのようで。 ) [Thu 23 Nov 2006 23:33:51]
ドリィ > ―――――― は、ぁ…( 暫し、呆然と床に並べられた筆とデザインナイフを見詰めれば… 頭に浮かぶのは、何だろう…この状況、と言う疑問。 確か、自分はみんなに後片付けを押し付けられて、それで… と、色々と思い返すも… この、突然出てきた奇妙な人形。これが出てきた辺りで見事なまでに混乱し――) …… は、ぁ… えぇっと… こん、ばん…わ(そんな中で、挨拶なんてされてしまえば… 如何し様、と言う様な、酷く混乱し、酷く困惑した表情で、遠慮気味に挨拶を返すだろう。) [Thu 23 Nov 2006 23:30:34]
水蓮 >  あー、ちょっと待って、幾何学って専門じゃないからさー……………………うん、おっけ。 で、なんだっけ? ( 奇妙な形で美しく並べられた筆たちを眺めてなにやら満足げに頷いて、それから思い出したようにくりん、振り向いて。 ) ええと、なんだっけ……………ああ、そうそう、改めてはろろーん。 ( ぶらりと軽く手を上げて、そんな挨拶をかました。 ) [Thu 23 Nov 2006 23:27:51]
ドリィ > ――――――――……………・・・・・・・・・・・・    え っと… ?(暫しの間、頭抱えて蹲っているも… 何も起きない事に疑問を抱けば、恐る恐ると顔を上げ… じっと見詰める視線の先にあるのは、何やらデッサンナイフと筆を綺麗な形に並べている人形の姿。 それに、キョトンとした顔を浮べて暫し困惑する様子を見せ、て――) あ… あ、の… えぇっと… (―― 其処で、漸く落ち着いたのか… 或いは、混乱の度が過ぎて一周したのか、何処か困った様な表情で… 漸く此方から声を投げる、だろうか。 まだ若干指先が震え気味なのは、恐怖が残っている所為か) [Thu 23 Nov 2006 23:23:59]
Reload : off Line : 1000
TeaChat 1.8.3b
<noscript><noscript><noscript><noscript>