大聖堂 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > インディさんが帰りました。 『 矢張りなにも起きない。 』 [Sat 17 May 2008 03:16:02]
インディ > ( 牧師の言葉に笑って頷き、小さく十字を切って返した。 今のところ実害は無いし、正直私はそんなに焦っていない。 なにせ幽霊自体が思った程恐ろしい感じがしなかったというのもあるし――――まぁ、学者としてはほっとくのも気持ちが悪いというのと、乗りかかった船みたいな感覚と、友人への土産話程度のつもり。 ) …あー、もう。 家新築するんだったわ。 墓地の仕事も途中だし。 ( 忙しいのは良い事、か。 ぼやきながら大通りへと向かい――――。 【判定】 ) [Sat 17 May 2008 03:14:01]
お知らせ > 牧師さんが帰りました。 『(Amenと牧師は十字を切った)』 [Sat 17 May 2008 03:01:53]
牧師 > どうかこの探索行が成功し、貴女が呪いを打ち破ることを祈っております。――貴女に神の御加護がありますように。 [Sat 17 May 2008 03:01:28]
インディ > ( まぁ、此処に学者と宗教家のディベートをしに来たわけでもない。 なんだかわからないパワーだけどなんだか効果はあるらしい、という曖昧な神頼みをしに来たのだ。 他に適当な場所が思い浮かばずに。 ) ま、事実は事実として受け止めつつうまい事やってくでしょうよ、ニンゲンは。 便利な脳味噌してんだから。 ( 辻褄あわせとか小難しい事はニンゲンの専売特許だ。 寿命が短い故に貪欲な私達の価値観、長命種にはわかんまい。 ) ありとあらゆるものに歴史あり、と――――それじゃ、方針も決まった事だしそろそろ御暇しようかしらん。 またお世話になりに来るかもだけど――――まぁ、来週の安息日は念入りにお祈りしに来るわ。 ( よし、と背中を伸ばして伸びを1つ、ひらりと手を振っていい加減な挨拶。 呼び止められて 「ん?」 と振り向き―――。 ) [Sat 17 May 2008 03:00:37]
牧師 > (ただの吸血鬼退治かと思ったら普通の道具が通用せず、あっちゃこっちゃ出向いた挙句、フォーワン系のお札を貼らなきゃなくなって――とか、色々とグローヴァル化する世間に、オカルト業界も対応を迫られているのであった。 大体、昔の吸血鬼って其処まで身体能力凄くなかったのに、最近になって急激に強くなった、とか何とか。 閑話休題)まあ、そうなると寂しいものですが――そんな時代でも、神様が見守っている事だけは忘れられていないと信じておりますので。(我々は神に仕えているのであって、神の威光に仕えているわけではない。例えば神の起こした数々の奇跡が、何らかの技術で再現、或いは解明できたとしても――結局、信仰それ自体には変わりないのだ。ずれ落ちた眼鏡を抑えながら、牧師はそう言って笑った)ああ、そうなのですか? 生憎と、そういった知識は無いもので……古いものではない、としかわからないのですが。でも、それでしたら事件の記録が何か残っているかもしれません。幸い、名前らしい単語もわかっていますし(ともあれ、これで此方にできる協力は一通り終わった。あとは破片を集め、聖水で清め、他の呪物と同様に丁寧に保管するのみだ。 学者先生に一礼し、ずれた眼鏡を抑える。そして十字の刻まれた手袋をはめ、破片を拾い集めようとした牧師は――ふと思い出したように顔をあげた)……ああ、インディアナ先生? [Sat 17 May 2008 02:51:21]
インディ > ( 最近の吸血鬼は各々十字架が効かなかったり銀が効かなかったり太陽光が大丈夫だったり妙な個性を出し始めているなんて噂も聞く。 なんだかあの手のオカルトって連中は――――案外、「思い込み」で弱点が変わるんじゃないか、なんて。 「俺、クリスティア系だから聖水苦手」 「私、アマウラ系だから十字架平気」みたいな具合に。 結局ところ「決まりごと」が曖昧過ぎてよく、わかんないけど。 ) そうね、多分そうやってどんどん「よくわからないもの=オカルト」が駆逐されていって、何十、何百年で不思議な事なんて殆んど無くなっちゃうんじゃないかしらん? 今のペースで行けば。 ( と、天才インディアナ教授は思うわけである。 錬金術とかクランクとか、良い例だ。 アレはきっと曖昧な魔術とか奇跡とかを駆逐していく。 教会じゃ言わないけど、そんな事ずっと先の話だろうし。 ) まぁ―――そういうんでしょうねー。 いいとこ見てんじゃない。 この椅子のデザイン様式は50年も100年も前には無いヤツだわ。 ( 自警団が確実か。 あっちこっち歩き回る上に何の得にもならない話だけど――――いちお、我が身に降りかかった事だ。 理解しておかないと気持ちが悪い。 ) [Sat 17 May 2008 02:41:28]
牧師 > そういった概念論の類でどうにかなれば、有難いのですけどね、此方も(なんて苦笑いしつつも、若い牧師は同意した。頷いた拍子に落ちた眼鏡を抑えて。 とはいえ実際、妖怪に聖水が効果無く、松脂をつけた矢が悪魔に効果無いように、現実というのは割合と厳しい)理屈と理論ではわからない辺りを解明するのが、所謂オカルトですから――……と、そうだ。 学者先生でしたら、ひょっとしたら手掛かりになるかもしれない事が一つありますよ。あまりオカルト絡みでは無い方面で(アストラルという分野を完全に解明できるのは、それこそ神や悪魔か、或いはそれすらも超越したような存在だけだろう。 人間は人間に理解できる形でしか、理解できないのだ)(ともあれ、そう言いつつも眼鏡の牧師が指摘するのは、至極現実的な事なのだけれど)まあ全部がそうだ、とは言い切れませんけど――人を恨み、呪うような類の幽霊は、事件や事故絡みのことが多いんです。 椅子自体、そう古いものではないでしょうから……図書館か自警団で、昔の殺人とか、失踪とかを調べてみるのも手かと思いますよ?(学者先生なら調べるのも苦手じゃないはずだ、という勝手な偏見に満ちた視線) [Sat 17 May 2008 02:29:29]
インディ > んー、じゃこういうのはどう? アレは「怨念に憑り着いた悪魔である」。 "Daemon"なら居るでしょ? ( 解釈なんて正直何でも良いのだ。 境界線は疑わしいし、それこそ彼が言うように―――雑多なこの街では「うちの専門じゃない」なんて考え出したらきりがない。 大雑把にアレは「悪意(Daemon)」の類で良いと思う。 ) オカルトって苦手なのよねー。 専門外っていうか、でっきれば理屈と理論で組み立てたいわ――――なんだってオカルト? 魔法だの幽霊だの奇跡だのっていうのはいつも曖昧に暈すのかしらね。 ( 究極まで行くとその概念を誰もちゃんと分からないのか、突き詰めていくと辻褄が合わなくなって破綻する事を理解しているのか、とにかく歴史が長いくせに未だに誰もちゃんとした回答を出さない。 だから私はこの手のものが嫌いなのだ。 自分で解明するにもあまりにもとっかかりが無さ過ぎる分野だし。 ) 教会に来て言うのもなんだけど、さ。 ( 一応これでもパプテス教徒の家系なんだけど。 うちはベッタベタなヴェイトス=クリスティアンだ。 ハンバーガーとポテトが欠かせないような。 ) [Sat 17 May 2008 02:22:54]
牧師 > ええと――本来、パプテスの考え方で『幽霊』は存在しないんですよ(なんて、考古学者の言葉に小さく肩を竦めて牧師は答えた。その表紙にずり落ちた眼鏡を、また指先で押し上げる)基本的に亡くなられた方は天国に行きますし、或いは地獄に落ちる、というのが普通でして――教義上、死してなお地上を彷徨う方々は……。 ただまあ、実際にこうして『悪霊』が出てくるから此方としても対応しなければならないんですけど、我々の本職は『悪魔祓い』であって『悪霊退治』ではないんですよ。 だから――いや、言い訳ですね……これは(己が未熟だという事もあり、力になれていない現状が悔しいのだろう。 明確な対応策を打ち出せない事に歯噛みしつつも、とにかく何か出きる事から協力しようと思ったようで、若い牧師は頷いて答えた)そうですね。椅子を壊せば現状、広まっている呪いを解決する事はできないかもしれませんが、拡大を防ぐことは恐らく。 ただ――……この手の悪霊、悪魔、怪物退治は、相手が何者か次第で対策も変わりますから。(妖怪退治にエクソシストを連れてきても無意味だし、悪魔祓いに坊主を連れてきても……ということだ。 ただ『呪い』を解くというのも、この他民族都市ヴェイトスではなかなか難しい。 現状、ただ幽霊というだけでは何とも言えないのが本音だ)『悪霊退散、悪霊退散、妖怪、あやかし、困った時は――』なんて歌もありますし。一度、陰陽師やお寺さんの方に行ってみるのも手かと思います。(ひょっとしたら既に彼女は行っているかもしれないが『誰が呪いを解くのか』という答えに関しては、他の宗教家も回ってみては、とアドバイスを。 そしてまたずり落ちた眼鏡を指先で抑えた) [Sat 17 May 2008 02:11:34]
インディ > ( 異変が起きる椅子の共通項を調べてみれば、それらしいものは直ぐに見つかった。 「バーズ・ビートテール」。 必ず椅子のどこかにそう刻印されているということ。 製作者の名前らしい。 流石にちょっと分からないが―――ホワイティア系、男性、くらいまでは想定できる。 偽名でなければ、だが。 ) え、だから専門施設に持って来たんじゃない。 ここでどうにもならなかったら誰が呪いなんて解くの? ( 不安そうな声を出す牧師に肩を竦める考古学教授24歳独身。 既に二言目で敬語を断念している。 ) 共通しているのは「椅子に座ったら男の霊が現れた」よ。 とりあえず座れなくしておいた方が良いんじゃない? [Sat 17 May 2008 02:04:01]
牧師 > ……いえ、不安を煽るつもりは毛頭無いのですが。果たして椅子を壊しただけで、何とかなるような代物ですかね(昨今あまり超常現象的な事件の無かったヴェイトスに、突如振って沸いた『呪いの椅子』事件。 結構な数の人間がその毒牙にかけられ、呪術者や聖職者、ギルドはその対応に追われている。 そんな中、椅子の破壊に立ち会った聖職者の一人――未だ若年の牧師は、ずり落ちる眼鏡を何度か指先で押し上げながら、そんな呟きをもらした。きっと眼鏡の大きさがあってないのだろう。何となく目を細めているような感もある)この手の産物は――器物を破壊すると、かえって悪霊、悪魔を起こらせるケースもあると聞きますので。……とりあえず、此方で呪物を封印するのと同じ手続きを踏んではみますが――効果があるかは、何とも。 [Sat 17 May 2008 01:59:33]
お知らせ > 牧師さんが来ました。 『しかし――……』 [Sat 17 May 2008 01:54:40]
インディ > ( がこん、と音を立てて木製の座椅子部分が真っ二つに割れた。 大聖堂裏手の庭、付き添いの聖職者が2人、不安そうに様子を窺っている。 私は「これでOK」とばかりに笑顔を作って二人に振り返り、薪割り用の斧を立てかける。 ) ――――えっと、ご協力感謝します? 壊すだけじゃ心許無いから後の処理、オネガイシマスね。 ( あんまり使い慣れない敬語で礼を言い、破壊した3つの椅子を纏める。 そう、3つ。 ここ数日で3つの椅子を回収してきた。 …こんなに普通に見つかるほど出回っているという事か。 ) [Sat 17 May 2008 01:47:24]
お知らせ > インディさんが来ました。 『 死招椅子/2 Barz Beethtail 』 [Sat 17 May 2008 01:37:47]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『(カバーを変えたら、石鹸と太陽の香りに負けてしまったけど… 上と下の枕、交換してしまった)』 [Fri 2 May 2008 04:11:19]
セレニア > ( 何故だかとても気持ちの安らぐ香り。 水浴びで冷えた身体の芯がぽっと温かくなって、心地良いはずなのに、胸には少し息の詰まるような感覚がある。 不快ではないけれど、心地好いばかりでないのは少し残念。 浅く枕に顔を埋めて、深い溜息を零した。 )   ( 風や日差し、お湯が心地好く感じるのと、同じものとして捉えている。 特定個人に対する感覚という自覚はあまりなく、ただ、そうすると気持ち良いという事実を認識するばかり。 ) [Fri 2 May 2008 04:08:48]
セレニア > ( ―――ベッドメイク。 別に、変なことはしない。 そういうことをするという意識そのものを持っていない。 …はずだ。 )   ( いつもは寝起きにルームメイト自身が済ませていることだけど、今日は天気が良くて、いつもより少し早くシーツを変えることになった。 太陽の香りがする、質素だけれど真っ白なシーツをしいて、几帳面に四隅を伸ばす。 ―――次いで枕も、カバーを変えようと抱き上げたら… ルームメイトの匂いがした。 ―――湯上りに使っている薔薇の香油。 自分も使っているから似ているのだけど、少し違う。 ) ―――。 ( 仕方の無いことだけど、ほとんど寝に帰るだけの部屋で、あまりお話するような時間は持てない。 日に一度ここに帰って来て、彼女もルームメイトの存在を一度は意識してくれる… それだけで十分だと思うのに、なんとなく、ごく自然な無意識の動作として、手にした枕を抱きしめた。 ) [Fri 2 May 2008 03:58:21]
セレニア > ( 最低限備えられている家具の殆どは共用で、二段ベッドがあるくらい。 そしてそれも、上下どちらをどちらが使うといったことが、決められていなかった。 一般的な感覚で言えば奇妙なことかもしれないけれど… ルームメイトには良い方を使って欲しいと考るのに、どちらが『良い』のか分からない。 そんなことを延々と悩んでしまった結果、先に寝ている方を起こさないように、後に寝る方が下ということになっている。 )   ( 小さな窓を少し開けて、天井から下がっているフックにランプを吊るす。 今日も上で寝ることになるはずなのだけど、新しいシーツや毛布を上段に放り込んだら、下段に身を乗り出した。 ) [Fri 2 May 2008 03:44:18]
セレニア > ( もちろん、ハンターの任務に復帰したいという思いもあるのだけれど、いつかのように荒れてはいなかった。 待機を命じられていてもハンターであることには変わりないからか、それとも他に理由があるのか。 本人はさして意識すらしていないことだけど、部屋が変わったという、たったそれだけのことで大分落ち着いている。 )   ( 多くの修道女は寝静まっている女子修道院。 『暖かくなったから』と湯をもらわずに水浴びを済ませ、やはり冷えてしまった身体で自室の扉をそっと開けた。 ) ―――。 ( 暗い室内に目を凝らす必要も無く、戦士の感覚はルームメイトの不在を捉えている。 VHGの上司でもある彼女の帰りは、きっと今日も朝になるのだろう。 そんな事を考えながら… 誰もいないのなら遠慮することもない。 ランプを持ったまま、狭い二人部屋に入った。 ) [Fri 2 May 2008 03:22:39]
セレニア > ( VHGからの連絡は無く、大聖堂で待機せよという指示のまま五月に入った。 あくまでも警戒待機というハンターの任務であり、完全に元に戻るわけもないけれど、それでもいつかのような修道院での生活に戻っている。 日常の務めを手伝って、聖歌隊の練習に出て。 武装も許されているのだからと、聖堂騎士団の訓練にも混ぜてもらう。 ―――肝心のヴァンパイアによる大聖堂襲撃などがあるわけもないから戦果は全く挙げられていないが、生活に慣れれば暇にすることは減り、一日一日がつつがなく過ぎていく。 ) [Fri 2 May 2008 03:11:36]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 忘れられているのではないかというくらい )』 [Fri 2 May 2008 03:02:56]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 『(普通な神父だと思ってました。この時は。)』 [Mon 14 Apr 2008 22:26:41]
シャーリー > は、はあ。 それはまた偉く具体的な例えで…… ( 確かにそれは辛いだろう。 しかし病気に何故その例え?と神父の言葉に首を傾げていたり。 )( 必死なまでに煙草を求めるその姿勢に私感動。 や、感動はしないなやっぱり。 ) はい。 それでは道すがらよろしくお願いしますね。 ( 危ない生物が出回ってるらしい最近、確かに気をつけないといけないだろう。 男らしく覚悟を決めて扉を開けた相手の後ろを着いていく。 ) [Mon 14 Apr 2008 22:26:17]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( そして、この神父の本性を少女が知る10分前 )』 [Mon 14 Apr 2008 22:21:18]
フォス > ( ぺこり、と小さく一礼を返してから。赤毛神父はにっこりと笑う。未だに手は震えてるが ) お嬢さんを夜遅くに独りで帰すわけにもいきませんし。これもなにかの縁。最近はなにかと物騒な生き物が俳諧していると聞きますし。 ( 煙草を手に入れれば後はどうとでもなれ。ええ、その後食事を奢れといわれれば奢るだろうし秘密をばらさないために金を要求されたら逃げればいい。今更始末書が怖くて神父なんてやってられるか。という激しく間違った思考の元、赤毛神父は扉へと歩き出そう ) [Mon 14 Apr 2008 22:20:34]
フォス > ええ、物凄くいつらいのです。どれくらいかと申しますれば煙草が切れたニコ中ぐらいに辛いのです ( HAHAHAHA。なんて外人笑い(というか外人だが)。 )  ええ? ( 一緒に来る、と言う相手にすばし逡巡。しかし、ここで断っては怪しまれると赤毛神父は判断。外に出てしまえば後は「知り合いの医者に」と言って煙草屋に行っちゃえばいいか。それからはまあ、どうとでもなる。可及的に速やかに必要なのは煙草である。煙草でしかない。煙草をプリーズ。 ) お心遣いありがとうございます。  [Mon 14 Apr 2008 22:11:58]
シャーリー > ええ。 天にまします我らの主はいつでも私たちの事を見守って下さると思います。 ( 焦る相手とは対照的にゆったりと柔らかく微笑んで会話中。 ) ( 体調が悪そうな相手を心配そうな視線で見つめている。 流石にタバコ切れでこんな風になってるとは思ってもいない! ) まあ。 そうだったのですか……それはまたお辛いでしょうに…… ( 疑わずに相手の発言を信じる。 騙されやすい吸血鬼。 言い訳に利用されるとは露知らず。 ) そうでしたか。 よろしかったら私もご一緒しましょうか? ( 病人(ある意味)一人で出てくのは何かあった時に不安だろうし、今の自分も用事があるわけでもないし。 そんな事を提案。 )( 確かに嘘は吐いてないな!! ) [Mon 14 Apr 2008 22:05:22]
フォス > ( う、嘘は吐いてないもんねー! ) [Mon 14 Apr 2008 21:48:56]
フォス > そうですか。もうお祈りの時間が・・・それは残n――・・・いえいえ、熱心なことはいいことだと思いますよ。きっと貴方の祈りは父上もお聞きくださっていることでしょう ( どうしよう。煙草がほしい。だが我慢だ。我慢するのだ俺! ) ぃ、ぃぇ、そういうわけでは―― ( 待てよ、といいかけた言葉を飲み込んで赤毛神父は考える。そうだ。この信者を利用して外に出てしまえばこちらのもの。そしてそのまま煙草屋に直行してしまえばいいのだ。後で外出理由は「悩める子羊を導いていました(きらーん)」とでもしておけばいいのではないのだろうか。 ) ええ、それが先ほどから胃の調子が悪くて。薬を買いに行こうかと少し考えながら硬貨を探していまして。 ( 薬=煙草。間違ってない。間違ってない ) お医者様をお呼びするほどのものではないのですが。ちょっと胃薬を、ね。あればいいので買いに行こうかと・・・ ( [Mon 14 Apr 2008 21:48:42]
シャーリー > へ?あ、はあ。 ――――そ、そうでしたか、アハハハハ。 ( 神父様は歯が命!を披露するが、少しばかり煙草の匂いが鼻に付く。 確か此処は基本禁煙だったのに?なんて思いつつも、相手の発言の意図が理解できず笑って誤魔化そうとした。 ) そんなお嬢さんだなんて……いえ、私も今日の祈りの時間は終わったころですので、その点はどうぞお気になさらないで下さい。 ( そんな風にありふれた挨拶を交わすけれど、相手の様子が先ほどから何だかおかしい。 妙に焦っていたり挙動不審だったり、今は手まで小刻みに震え始めている。 これはひょっとして―――― ) 神父様。 ひょっとして―――お加減でも優れないので? なんなら医者をお呼びしましょうか? ( 出した結論は思いっきりずれていた。 意図的でない妨害はなおも続く。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:40:34]
フォス > ――は、はははは。いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ私程度が怪しまれるぐらいでミサの邪魔にならなければ本懐であったりしなかったりしますので! ( こうなってしまっては匍匐前進している場合ではない。ゆっくりと立ち上がると法衣の埃を落としながらスマイル。白い歯がきらりーん、と思いきや少しだけヤニ臭い ) た、大した額ではないので気にせずに! それよりもお嬢さん。ミサの邪魔をして申し訳ありません! ( かくかくかく、と手が震えているのは緊張や戦慄きではない。煙草の禁断症状である。 ) どうぞ、私のことなど気にせずにお祈りを、ね? [Mon 14 Apr 2008 21:27:08]
シャーリー > ( あと一歩という所で邪魔が入るのはきっと世界のお約束。 アル中ならぬニコ中の神父が救われる道を無意識のうちに妨害するように立ちはだかる。 ) その…大変申し上げ辛いのですが、大変とても怪しいですよ神父様。 ( 少なくとも親が子供に見せたくないぐらいには。 )( 嫌な汗を流しながら視線を逸らして状況説明と言う名の言い訳をする神父。 それに対して女の返答は――― ) あら、そうだったのですか。 それはまた災難な目に……私で宜しかったら探すのをお手伝い致しましょうか? ( 神父相手にはこんな口調になる吸血鬼。 相手の必死ぶりに、一体どれくらい落としたのかと笑顔を浮かべながら問い掛けて。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:22:39]
フォス > ( あともう少しで出口である。あの大きな扉の向こうには夜空が広がっている。そして、その先には煙草屋があるはずだ。そこで目を輝かせた煙草が俺が救うのを待っている! と、赤毛神父は意気込み満点で拳を作る。礼拝堂の担当神父がなにか言いたそうな顔をしているのを視界の端に捕らえ、赤毛神父はほくそ笑む。今から声をかけても間に合うまい。俺は俺だけの買い物をする。しかし、実際には赤毛神父の奇行に「あの人大丈夫かな」という心配をしてくれたことを赤毛神父は知らない。 ) ――っ! ( しかし、しかしだ。あと扉まで数メートルという距離である。見つかってしまった! くっ、と奥歯を噛み締めるものの、どうしたらこの現状を切り抜けられるかと思案。もっとも――・・・・神父服の姿をしているので神父だということはバレバレなのだろうが。 ) い、いや・・・・まあ、えーと。お金を落としまして、ね ( だらだらだらと脂汗を掻きながらフォス神父は目を泳がせる。まさか信者に見つかるとは思わなかった。 ) 大袈裟に探すと迷惑になりますから、えーと、ほら。こうやってこっそり探しているんですよ。だから、皆さんには秘密にしてくださいね。ね? ね? ね!? ( 神父モードに丁寧口調でことを説明。誤魔化しきれるか! ) [Mon 14 Apr 2008 21:13:07]
シャーリー > ( 参拝客の一人はすn……じゃなくて妙へんちくりんな行動をしている人物を視界の中に入れてしまう。 そんな不審人物に声をかけるかどうか迷いつつも、激しく気になってしまったのでそろりと其方のほうに近づいていって声を掛けてみる事を決意。 ) あ…あのー。 一体全体何をなさっておいでなのですか? ( ロザリオを提げた女は遠慮がちにそんな質問を相手にしようとするだろう。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:09:13]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『―――どうしよう。や、本当に。』 [Mon 14 Apr 2008 21:01:37]
フォス > ( 通路を横断する時は発見されないように前転をして横断。その姿をやはり窓からみた別の神職者が十字を切って祈ったのだそうだ。「我等が父よ。あの馬鹿の頭を救ってください」と。それはもちろん本当かどうかは定かではない。 ) ――・・・ ( 我ながら素早い動きだと赤毛神父は一人笑う。こうまでうまく誰にも見つからず――現実と認識は違うものだ――礼拝堂までやってきた。この時間、礼拝堂に人が少ないことは赤毛神父はよく知っている。しかし、姿勢を低くした程度では見つかってしまう可能性がある。ならば、と赤毛はドアからこっそりと礼拝堂に侵入すると壁伝いに匍匐前進を開始。これならば誰にもばれない、となぜか赤毛神父には確信があった。途中、礼拝席のどこかから「ママー、あの神父様なにy――もがっ」という言葉が聞こえた気がするがそれは気のせいだと判断する。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:56:51]
フォス > ( しかし、無理だった。なにが無理かと言うと煙草がない状態が無理である。人間はパンと水で生きていけるが赤毛神父にはそれ+して煙草が必要である。もっとも、多くの+の果てなのだが、途中で×も登場しそうな勢いではあるのだが ) ――ならば、この俺様の力を見せてくれる。ふふふ・・・ ( くつくつと赤毛神父は肩を震わせる。故郷では悪童と名の通った悪がきである。悪がきであるのだから、当然講義から抜け出す方法などお手の物。しかし、本気をだすにはバンダナとダンボール(?)の存在が必要不可欠だが、残念ながら手元に無い。そもそも『だんぼーる』というものは一体いかなるものか。きっと遠い昔の記憶に違いない ) ―――現場で鍛えたこの技術、今活かさないでいつ活かす ( それこそ現場で活かして欲しいものなのだが、赤毛神父に言った所で無理な話である。こっそりと赤毛神父は誰にも見られないで買い物に出ることを決意。姿勢をなるべく低くして私物いれ室から中庭へと移動。角からの突然遭遇を避けるために慎重に覗き、そして移動する。――その頃、中庭に面した部屋で読み物をしていた神職者が赤毛神父に気づき、後日こう語る。「あのフォス神父がまた変なことをしてました」、と。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:49:08]
フォス > ( 禁煙の手はこの大聖堂にまでやってきたのではないのだろうか。というよりかは元々大聖堂では禁煙である。禁煙であると知りつつ煙草を吸ってきたのはこの赤毛神父に圧倒的に非がある。見かねたシスターなり上司なりが私物入れの煙草を没収したか処分したという可能性を赤毛神父は考えなかった。今、赤毛神父の脳裏には猛烈に組み立てられる予想図はこうである。 ) くそ、まだまだ寒いからと外に出ない奴の仕業だな。俺が煙草が無いからと外に出ようとした途端に「あ、ついでに〜を買って来てくださいよ(裏声)」で頼むつもりだな。狡賢い奴らめ。この俺をそうまでして戦場へと引きずり込みたいか。―――くっ、やられた ( 激しく妄想である。もっともこの「外に出たら買い物を言いつけられる」というのも赤毛神父の妄想でさえあった。しかし、赤毛神父にはこの展開が現実に起こるだろうと信じて疑わなかったし、むしろそれが当然起こりえるだろう現実であると認識していた。 ) ―――どうする。考えるんだ。伊達に長く生きているわけじゃない ( このままでは煙草が無くてショック症状を起こしてしまう。手が震えているのはニコ中(厨)の表れではない。まだ堪えられるはずだ、と自分に言い聞かせる。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:40:58]
フォス > (なにか物凄いミスをしてしまった気がする。)( だが、気にしない、なぜなら時間は戻らないからだ。というかこれはどうにかなりませんか神様。激しく土下座万歳伝説謳歌中。ごめんなさい ) [Mon 14 Apr 2008 20:34:13]
フォス > 禁煙 [Mon 14 Apr 2008 20:32:57]
フォス > ( なにが無いって煙草がない。他の私物はある。チェス盤もあれば娯楽小説もあるし聖書もある。だが煙草がない。煙草だけが無い。何度でも言おう。煙草がない。一本もない。これはおかしい。箱ごとない。影も形も痕跡もないのだ。 ) ――・・・ ( 数秒、唖然。それから気を取り直して私物入れの中身をごそごそと漁る。そして、見覚えの無い紙切れ一枚を手にしたときは唖然とした。ああ、ここまできたか喫煙者に対する圧政は。なんという禁煙ブーム。このままでは外で吸う事自体できないのではないのだろうか。やがて喫煙者と禁煙車との間に大きな軋轢が生まれ、やがて喫煙者は隔離される運命にあるのではないのだろうか。そしてさらに時を進めれば喫煙者と禁煙車との間に争いが絶えず生まれ、内戦にまで発展するのではないのだろうか。 紙にはただ二文字、こう書かれていた  ) [Mon 14 Apr 2008 20:32:47]
フォス > ( そしてうまそーに最後の一本を吸い終えた赤毛神父はにんまりと笑いつつ携帯灰皿に灰を落とす。 ) さて、と。もう一本もう一本 ( スキップしたくなるような気分であるが、その理由は他の人間が外に出るのを嫌がってるんだろうなぁ、という予想と想像の中で、自分だけが外に出ずに目的を達成しているという喜びを噛み締めているからである。なんとも俗っぽいと思われるかもしれないが、こんななんでもない日常に幸せとか喜びって転がってるんだと思う。 ) よっせ、と ( 自らの私物入れを棚から取り出し、その箱を開ける。そして今まさに二つ目の煙草を取り出そうと手を突っ込み・・・・・ ) っ! ( 無かった。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:29:13]
フォス > ( その煙草は最後の一本であると仮定しよう。これを吸っては外に再び買いに出ないといけないわけなのだが、外に出ようとするとシスターやらほかの神父やらに買い物を言いつけられるわけだ。春の桜が散って間もないとはいえ、まだまだ春先の肌寒い季節。進んで自分から外に行こうとするものはいないわけである。他の人間が外に出て行こうというならば、そこに「あ、ついでに〜をかって来てください」と頼んでしまおうという腹なのである。ああ、かくも汚い。ほれ見たことか、これが人間の本性である。・・・もっとも、それは赤毛神父も同じ事で、誰かが外に出ないかと思っていたわけなのだが。 ) しかし、俺様を舐めてもらっては困る。なんといってもサボることにかけては天下一品超高級。俺様は煙草を『箱』で買ってあるのさ! ( ふははは、と独り高笑いをする。そう、煙草が一本と言うのは全て『仮定』の話である。悠々自適に今から誰か外に出ないかな、と待っている神父シスターを眺めつつ俺は一服できるのだ。これに勝る幸せはそうそうないだろう。「嗚呼、なんという幸せ」などと呟きつつ赤毛神父は最後の一本に点火。私物入れに詰め込んだ煙草のカーボンを思い出しながら中庭の一角で煙草を吹かす。もっとも、誰かが外に出ようものなら煙草を買って来て欲しいと頼むわけだが・・・これはまあ、人によりけりで、喫煙に眉の字をハの字にする奴には頼まない。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:22:01]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『目の前に煙草が一本あるとする』 [Mon 14 Apr 2008 20:13:26]
お知らせ > サージェントさんが帰りました。 [Fri 4 Apr 2008 20:46:55]
サージェント > (パタパタと周囲を見回しながら此方に向かってくるシスター見習いの姿を見て、咥えていた煙草をそっと外套の内側に押し込んだ。 火はつけていない。 暗闇の中の灯ほど目立つものはないからだ)……では、アレッサンドラの部屋まで、これを頼む。 軍曹からだと伝えれば、わかるだろうから(簡潔に用件を告げ、ポケットから取り出した甘味――飴などの類――と共に、幾許かの駄賃を手渡す。 後は野となれ山となれ、か。 シャジャールの偽装に協力し――……)………………。(……――その後はどうするか。 背を向けて走り去っていくシスター見習いの姿を視線で追い、完全に消えてから、此方もゆっくりとその場を後にする。 ……どうするべきなのだろうか) [Fri 4 Apr 2008 20:46:54]
サージェント > (中身は『心臓部位に穴の開いたアララマ系の衣装』『古着のドレス』『看護婦の衣装』『中央病院の見取り図』『短剣』そして『灰の詰まった袋』である。 この内、ドレスと看護服、短剣は、肌を黒く塗った少女に買いに行かせた品であり、ようは擬装用だが――……正直、見抜かれる可能性が無い、とは言い切れない。 ただ、と煙草を咥えながら考える)(つまりリーチ、今はシャジャールと名乗っている娘が、これ以上の騒動を起こさず、平穏に、一市民として暮らす限りにおいては)(アレッサンドラに目を瞑らせることが出来るのではないか、という事だ)…………まあ、後は何とでもなる、か。(詳細は知らないまでもVHGではまたゴタゴタが起きているようだし、此方にまで手を回す余裕はないだろう、という思考もある。 まあ、これにしたって何処まで通じるかはわからないのだが。 ようは最悪、時間稼ぎができれば良い、という所だ) [Fri 4 Apr 2008 20:43:29]
サージェント > (だいぶほとぼりも冷めた頃。今更蒸し返すのも愚の骨頂かと考える向きもあるだろうが――だからこそ『終わらせないまま』というのは不味い。  大聖堂の裏。 いつかも修道女見習いの少女と密会を交わした其処に、今日も軍人風の男が赴いていた。 待ち人もかつてと同じ。 ――ただ今回は少しばかり、事情が違う。 彼女に協力を仰ぐという事は変わりないのだが、荷物の運搬を頼むだけだ)(荷物というのは、使い古しの安物のトランク。 傍らに置かれた其れが、今回の重要な『物』だ) [Fri 4 Apr 2008 20:36:27]
お知らせ > サージェントさんが来ました。 『――だいぶ遅れて』 [Fri 4 Apr 2008 20:33:49]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 『そうして吸血鬼の夜は更ける』 [Tue 25 Mar 2008 01:43:45]
シャーリー > ( こんな不安定な気持ちの時に踊りに出てもどうせ醜態を晒すだけ。 元々明るさぐらいしか売りの無い私だ。 少しばかり手持ちの金銭に不安が出てきてしまうが……まあ仕方ないか。 )( そうだ。 暫くはスラムの教会やここで雑用でも手伝っていようかな。 そうして体を動かしていた方が少しは気晴らしになる。 よしそうしよう。 神父様か誰かにでも早速相談しにいくとしよう――― ) [Tue 25 Mar 2008 01:37:21]
シャーリー > ( 吸血鬼はある一定の期間で成長が止まるか、もしくは転化したままの姿でずっといるか。 定説ではそれである。 ――――ならばひょっとして、精神年齢もその一定の期間で成長することを忘れてしまうのだろうか? いくら自分で年寄り染みた態度を取った所で、ふとした拍子に出てしまうのはまだまだ若い少女のような仕草。 )( ――――どれが私? それとも、その全部が僕で、そして私であるのかな? )( 数えるのも馬鹿らしくなってくるぐらいにいつも同じところで悩む。 きっと神様だって、もうすっかり耳にタコで聞き飽きてしまったに違いない。 ) [Tue 25 Mar 2008 01:23:33]
シャーリー > ( 今日も私は奴隷から血を啜ってきた。 もし本当に平和と優しさを望むのなら、他人から奪わなければ生きていけない自分がまずいなくならなくてはいけないのでは? ) けどそれは……私には無理です。 ( 自分の体も命も粗末に扱いはする。 けれど自ら命を断とうとは思わないし、意味もなく死にに行く真似もしない。 私は自分の死が怖いのだ。 )( けどそれよりも遥かに他人の死の方が怖い。 だからあの時にあの少女を守ろうとしたのは使命感とかそういうものじゃない。 ただ単純に、『私が』人を死ぬ姿を見たくないからだ。 ) ………飽きませんよね、私も。 主よ。 この自問自答、貴方の前で果たして何万回繰り返せば気が済むのでしょうね? ( それはつまり、自分は結局何一つ成長をしていないという事。 六百年も無駄な時間だけを過ごしていた。 ) [Tue 25 Mar 2008 01:07:47]
シャーリー > ( 聖書にしるされた祈りの言葉を捧げる。 そして心の中でいつものように主への願いを付け加える。 )( どうか、この世界がもっと優しくて平和な物になりますように―――― ) ( そして合わせていた掌を離すと、自虐の色に満ち満ちた微笑みを吸血鬼は浮かべる。 ) ……本当に…どこまでも私はエゴの固まりですね、主よ。 ( 本当に、性質の悪い冗談が好きな化け物だ。 ) [Tue 25 Mar 2008 00:52:44]
シャーリー > ( 今日も健やかな一日を過ごさしてくれた事への感謝の念。 いつも見守って下さる事への畏敬の念。 そういった思いを祈りの中に込めて、胸に銀のロザリオを下げた女は自分の信じる神への言葉を真摯な気持ちで口に出していく。 ) ―――国と力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり  Amen   [Tue 25 Mar 2008 00:39:07]
シャーリー > ( 一般の信徒たちにも開かれている礼拝堂の中、洒落っ気の無い格好をした女が神に祈りを捧げていた。 ) 天にまします我らの父よ――― ( 夜半であるために人気があまり多く無い大聖堂。 女の静謐な主への言葉は澄んだ響きで礼拝堂にこだましていた。 ) [Tue 25 Mar 2008 00:26:07]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『静かに、ただ祈る』 [Tue 25 Mar 2008 00:19:02]
お知らせ > ジョージさんが退室されました。 『( まあ、比較的仲の良いほう――だとは思ったとか )』 [Mon 24 Mar 2008 04:54:13]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 大聖堂を出るまでは、送ろう。 何を話すでもないけども、当然のように並んで歩き出す )』 [Mon 24 Mar 2008 04:53:20]
ジョージ > ……まあ、何とか、という所かな、ぼくは。(苦笑いしつつ頷いた。 心配する必要はないけれど、してくれることは有り難い。 大丈夫、というように頷いて、最後にもう一度クシャクシャと髪をなでてやった)ああ……そうだったね。 ジャスティスさんは復帰しているようだけれど、犯人は逃走したまま、と。 ――やれやれ。厄介はつきないね。(そう言って、ポケットに両手を突っ込み、ゆっくりと彼女から距離をとる――そろそろ戻らなければ、という意思表示) [Mon 24 Mar 2008 04:52:03]
セレニア > …そうですか。 ( 直接関わっていないと聞けば、どこかホッとした風に。 次いで、どうやら担当になっているらしい青年を、爪先から頭まで状態確認。 そういえば… ) …マクドゥガル、体調に問題はありませんか? ( 暫く伏せっていて、何度か顔を合わせはしたけどそれきりだった。 負傷に加えてアヴァタールの使用による負荷は、薬物のもの。 もう大丈夫なのかと、今更ながら。 一応気にしていたらしい ) …いいえ。 マリア様をお守りしなければなりません。 …それにヴェイトス市を離れるのでは、仕方ありませんが… シスター・ジャスティスの件も、まだ。 ( 余暇の旅行に行くわけではないのだと、肩の力が抜けない調子は変わらない ) [Mon 24 Mar 2008 04:39:17]
ジョージ > 難しいんだよ、色々ね。(あまり気にされていないまま、撫で撫でと、そのまま掌で彼女の髪を梳いてやり――彼女の問いに、うん?と小さく首を傾げた後、ああと合点したように頷いた。 アレッサンドラには、随分と懐いているようだし……心配なのは無理も無いか)んー……直接は関わってないよ。主に面倒ごとを抱えているのはぼくだけだし。意見書を提出してくれて、凄く助かったけどね。 ――ああ、クリスティアに。(VHGのイメージが実に強い女性だけれど、アレッサンドラは聖堂教会からの出向者だ。 となれば、本国に帰る用事もあるのだろうし、知り合いもいる筈だ。 成程、と頷いて)まあ羽を伸ばして、というわけにはいかないだろうけど。――すこしヴェイトスを離れてノンビリしてくると良いよ。 リリルの件が片付けば、そう厄介な事もないだろうしね。 [Mon 24 Mar 2008 04:29:33]
セレニア > わかりませんか? ( 正しいことは、正しいことだ。 私たちはそれを為し、間違いを正しいと信じている者が敵。 ただ、あまりにも敵が多過ぎる状況で、何と戦うかは選ばなければならない。 そこが難しい。 頭に手を置かれても、特に反応しない。 これがマリア様にセットしてもらった後だったりしたら、触れさせないように身をかわしたかもしれないけども ) ―――ヴェイトス市は、いつもそうです。 ( 気長に付き合ってくれる人ばかりではなくて、あまり進歩も無い少女は、それでも少しずつ受け入れざるを得ないことだけは理解していて、諦めるように呟いた ) …マリア様も、その件に煩わされていますか? いつも、お忙しいのに… ―――聖教会に招かれていて、クリスティアへの旅に、私も同行することになっています。 [Mon 24 Mar 2008 04:18:16]
ジョージ > まあ、色々と難しいんだよ。すぐに動けない程度には、ね。(多分伝わっていないのだろうなあ、と苦笑しながらも、一先ずは彼女の言葉に頷いて見せた。 セレニアという少女がここに至るまで、どういう人生を歩んできたかは知らないが――頭の固さは折り紙つきらしい。 もっとも、青年もそれは理解しているから……気長に付き合っていこうと思えるのだけれど)まあ、ひとまずは色んな考え方があって、どれが正しいかは誰にもわからないって事だけは、頭に入れておいた方が良いと思うよ。(そう言って、彼女の頭に手を伸ばし――ぽふ、と手を置いて撫でようとして見る。 こう、じっと見つめ返す仕草が、何処となく子犬のように見えるのは気のせいか。 ……だとするならば、きっと母犬はアレッサンドラなのだろうけれど)待機命令については、ぼくは良く知らないからなぁ。 一先ず、此方の問題はまだ少し時間がかかるって事だね、わかっているのは。 ――いや、話してるとだいぶ気分転換になったから。(礼を言うのは此方のほうだ、と頷いて) [Mon 24 Mar 2008 03:56:05]
セレニア > ? …はい。 ( 本当は、よく分からない。 滅ぼさなければならないから滅ぼすのだし、生かさなければならないから生かすのだ。 どちらがそれを達成するか。 短絡的な少女の思考は、簡単に実力行使に辿り着く。 協力し、話し合うことが大切であるのは理解するものの… ヴァンパイアに対する思考というのは、特に幅を持たせられなかった。 マリア様が運用を望むのなら、従うが。 やはりその理由を、直接尋ねたがるだろう ) …ハーフであるということは、証明できたのですか? …重要なのは、そのヴァンパイアが在り続けるために何が必要で、そのヴァンパイアが何の為にVHGへ名乗り出たか、ということだと思います。 ( 半分しか人でないものが人と言えるのかどうか。 …そもそも人でなくフレイバーとのハーフとなれば決定打なのだけど、それ以前の問題。 考え方があると言われれば頷くが、その顔は、どこか不思議そうにしている。 覗きこむ顔を見つめ返して… ) ―――? そうですか。 …では、私はまだ、待機が続くのですね。 ( とりあえず、何やらよく分からないことで揉めているのは理解した、と頷いた。 ヴェイトス市ではよくある事だと思う。 …そして重要なのは… それよりも、自分が務めを果たせていないということで。 さておき ) ―――もうしわけありません。 気分転換に来たのに。 ( 今更だけれど、マリア様も忙しいようであまり話ができないし、聞いておきたかった。 礼をして ) [Mon 24 Mar 2008 03:50:03]
ジョージ > まあ、色々と難しいんだよ。 正直、ぼくもさっさと片付けてはしまいたいんだけど――「延命すべきだ」という意見がある以上は、ね。 セレニアさんだって、自分の意見を無視されて、勝手に物事を進められたら嫌な気分だろう? VHG内部で揉めてる場合でも、無いしね(そんな風に噛み砕いて、彼女に状況を説明してやる。 まるで幼子に対するようだ――とは思うけれど、彼女の内面が、さほどそれと変わらない事を理解しているので、あまり躊躇いは無い。 殺すことが救いか否かという事に関してだとて、色々な考え方があるのだ)重要なのは、彼女が「ハーフ」である、という事だね。 「吸血鬼として殺す」のではなく「人として生かす」という考え方も、あるのだし……生きているからこそ償えるという意見もあるんだよ。 そういう考え方が正しいってわけじゃ、ないけどね。 でも間違っているわけじゃあないだろう?(手摺から離れ、セレニアに歩み寄り、身を屈めて顔を覗き込む。 彼女の内面の思考はとても想像がつかないが、しかし――今VHGの内部で何が起きているかは、こうやって説明する事ができる)『神の御意思は人間には想像がつかず、理解もできない』だっけ? 何が救いかっていうのは後々になってわかる事もある。 だから――皆、悩んでるんだよ。 彼女が滅びたいと言っているからといって、それが彼女の救済に繋がるわけじゃあない。(しかし……こうして語っていると、まるで自分が、リリルの救いを望んでいるかのように思えてくるから嫌になる。 滅ぼしてやりたいと、呆れと憎しみとが入り混じった感情を抱いているというのに) [Mon 24 Mar 2008 03:32:29]
セレニア > ―――? そうですか。 ( 単純な話だと、思ってしまうのだ。 想像力が乏しくて、言われてみるまで自分が考える以外のことを、思いつくことができない。 確かに生物として自ら死を望むというのは考え難いことだけど… 彼が理解できないというのは、そういう部分だろうかと、そんな具合 ) ―――それは、償いになりますか? …そのヴァンパイアも、ヴァンパイアを滅ぼすためとは言え、自ら吸血を続けることは望まないでしょう。 ヴァンパイアは、私たちが滅ぼします。 そのヴァンパイアが、これ以上苦しみを重ねることはありません。 もしも、カーンがそれを強要するのであれば… ―――。 ( そこで、黙る。 この少女の中では、そのヴァンパイアは滅びを望んでいることになっている。 そのヴァンパイアにとって一番の安息は、一刻も早い迅速な滅びであると決めてしまっている。 だから、それがそのヴァンパイアが口にしたことであっても、ハンターとして運用するなどあり得ない。 運用するのは自ら名乗り出たヴァンパイアの、人としての想いを踏みにじることだった。 運用されるのは、強要されてのことだ。 …厳重な管理下に置かれるために、そうなっては自主的であろうと強制であろうと、大差ないのはさておき… ―――だから。 仮に運用されたとしたら、その苦しみからは私が救おうと言う。 VHGに反する問題発言であるために、口にはしないけれど。 共闘するのなら、その機会もあるだろうと ) 悩むことが、ありますか? そのヴァンパイアは、名乗り出ることができました。 私たちは、その願いを叶えるべきです。 ( 滅びたい、という願いを。 勘違いだとしても、この思い込みを上手く取り除くのは難しい ) [Mon 24 Mar 2008 03:20:36]
ジョージ > まあ、彼女――件の吸血鬼ハーフの心情については、ぼくも理解していない、というか……理解できないのが、本音だけれどね。(悲壮感に酔っている、とでも言うべきかもしれない。 『他の誰にも迷惑をかけず、そしてみんなを救って死んでいく私』という存在に憧れ、出頭し、現実を見せ付けられて絶望した、と。 そんなように青年は思考しているし――「血を吸うのは仕方が無い」「鳥や牛を食べるようなもの」という発言も聞いている。 まあ、わざわざ口に出して、彼女の精神を逆撫でする必要もないだろうけれど)まあ、だからこそ慈悲深い死を、という意見もあるし――……ダンピールは君も知っているだろう? そういう意味で利用できないか、という意見もある。 まあ、そのハンターは多分……情、だろうけどね。 難しい話だよ。 蘇った死者ですらないのだし。(とはいえ、その吸血鬼ハーフの少女、リリルに同情しないと言えばウソになる。 悲惨な生い立ち、その人生に哀しみを覚えなくもない。 だが――駄目だ、と思う。 生きていて良い存在ではない、と)まあ、まだ結論は出ていないし――……これから先どうなるかはわからないけれど。  仮にVHGに協力してもらう事になったら――確実に厳重な拘束が施されるだろうけど――共同戦線って事になる可能性も、考えておかないと。(あまり考えたくないけれど、と小さく呟く。 恐らく彼女の想いとは正反対だ。 滅ぼしてあげるべきだという考え方と、滅ぼすべきだという考え方は、似ているようで真っ向から違う)……まあ、そんなわけで頭痛いのさ、ぼくは。 [Mon 24 Mar 2008 03:00:40]
セレニア > ―――詳細は何も。 ( その落ち着きは、カーンへの信頼でもある。 自警団や、その他のテンプルがヴァンパイアを押さえているとなれば… ここがヴェイトス市というのもあって、警戒したかもしれないけども。 それにしたって、人の血を啜ることでしか在り続けられないものを、まさか解放したりはしないだろう。 蚊ではあるまいし、ヴァンパイアに対する人類の砦であるVHGが、そこで情にほだされたりはしないと思っていた ) …ヴァンパイアは、生前のその者とは、別のものであると教わりました。 …ですが、自ら聖句を唱えて滅びたヴァンパイアもいたと聞いています。 ―――それが人から転向したのではないオリジナルなら、また別の話かもしれません。 それでも… ヴァンパイアも、人のため、自ら滅びを望むことができるのですね。 ( 存在し続ける限り、人の血を口にしなければならない。 マクドゥガルから全ての話を聞かないのなら、この少女は、そうしてあり続けること自体、そのヴァンパイアにとっては苦痛となるはずだと考える。 VHGに名乗り出るというのは、そういう事だ。 せめて可能な限り苦痛の少ない、一瞬での滅びを。 それを望むことができるということは、素晴らしいと思う。 …それこそ、奇跡のようなもの )   ( だから実情を知ってしまえば、幸いにして浅慮だっただけかと、落胆してしまうのだろう。 そこにある苦悩には目を向けようとせず、自身の価値観のみによって ) ―――外請けの賞金稼ぎですか? …意外です。 ( 金のためだけに狩りをする者であれば、情にほだされるようなことは少ないと思うのだけど。 『対処に困る』と言う青年には、困ることなど無いのだと首を振った ) ―――恐ろしくなってしまい、一時の迷いがそう口にさせたのでしょう。 本気にしてしまったそのハンターも、そのヴァンパイアの望みがそこには無いことを、理解するのではありませんか? 滅びを望んでいるはずです。 在り続けることこそ、最大の苦痛なら… 貴重なサンプルではありますが、やはり。 ( 訳知り顔で頷く表情に、険しさは無い。 狭量で、青年の言葉から現状を正確に想像することができず、むしろどこか寂しさすら滲ませて、青年から視線を外した。 どちらにせよ、すぐに通常の務めに戻れるのだろうと確認できた。 …それは、勘違いなのだが… ) [Mon 24 Mar 2008 02:48:44]
ジョージ > ……ん、ああ。 なんだ、セレニアさんも知ってたのか。(彼女の問いに、青年は苦笑しつつ振り返った。背中を手摺に預けて、うーん、と軽く腕を伸ばす。 ――寒いという程ではないけれど、冷たい夜気は心地よかった。 しかし……その事実を知っていても尚、こうして大聖堂で大人しくしていられるというのは、ある意味で成長ではなかろうか。 少し嬉しく思うと共に、表情が緩んだ)そう、その吸血鬼と最初に接触したのが、ぼく――と、賞金稼ぎ制のハンターでね。 正確には「ハーフ」……らしいんだけど、実際に吸血行為はしているから、何とも。 死んで償うとか、生きて償うチャンスに賭けたいとか色々言っていて――で、そのもう一人のハンターが「吸血鬼ハンターにして手伝わせるべきだ」って提案もしてて……対応に困ってるところ。(まあ、延々と泣き言を聞かされ、ついカッとなって公開処刑云々の文書も提出してしまったが、基本的に青年は処刑賛成派である。 ダンピールという存在がいる事は知っているし、吸血鬼との混血だからそく処刑、というような意見を持っているわけではないのだが。 既に吸血した上に、あまりにも、その……) [Mon 24 Mar 2008 02:20:20]
セレニア > ( ―――ただ、人に紛れるヴァンパイアが相手では、夜を光で追い払おうとも、陽光が降り注がない限り意味が無い。 むしろ夜間に人と人との接触が増えるなら、人目が増えることと、ヴァンパイアが獲物を得る機会が増えることと、どちらがより大きな意味を持つのか――― 『それでも』と続くはずの部分では、マクドゥガルのようには感じないかもしれないのだが。 口にしないことは、今はさておき、また今度 )   ( おそらく彼が頭を痛めていることを、聞きたがっているのだけれど。 息抜きに来たのだから当然か、その部分には触れられず、『あまり変わらない』と言う。 ―――重ねて尋ねてしまっても良いものかと考える、暫しの間 ) …それは、自ら名乗り出たヴァンパイアの事ですか? …私は、12日から大聖堂での警戒待機を指示されています。 カーンが留め置いているヴァンパイアの処遇と、関係があるのではと思うのですが… ―――即座に滅ぼす必要が無いのなら、その用途も理解しています。 ( 彼に言っても仕方の無いことだけど。 …例えば貴重なサンプルとして、アレやコレや試すこともあるだろう。 まさか狩人としての起用が検討されているとは思わないが… ミザリーの時と同様、滅ぼさせろと騒ぐような真似はしないと、言葉の後半はもごもごと ) [Mon 24 Mar 2008 02:10:45]
ジョージ > (彼女と入れ違うように、此方は手摺へ両腕を乗せ、寄りかかるような体勢で夜景を眺める。 考える事はおおよそ、似たようなものだ。 夜が明るくなっていくという事には違和感を感じるが、それでも吸血鬼の脅威が減っていくのは良いことなのだから。 まあ、セレニアの無表情は今に始まった事ではないし、青年は気にしない――のだが。 不意に問われた言葉に、うん?と首をかしげた)……まあ、そうだな。まあ、あまりいつもと変わらないよ。 探し出して、杭を打って、さ。 ちょっとぼくは、頭の痛い仕事を抱えているけれどね。(それにしたって別に、VHG全体に影響は出ていない……筈だが。 少し口に出してよいものかどうかは迷う。 ヴァンパイアハンターである以上、ある意味当然なのだが、セレニアは苛烈な反吸血鬼派の人物だ。 さすがに猪突猛進はしないだろうけれど……)  [Mon 24 Mar 2008 01:52:53]
セレニア > ( 自殺未遂してしまった人、犯罪者、えとせとら。 それでも信仰心から修道している人が一番多いのだろうけど、何か事情を抱えている人も居て、それぞれ事情によって待遇や環境は違いそうだ。 ―――この少女は、あまりそういった表情を向けられることがない。 親しげに笑いかけられても、別に相手を嫌っているわけでもないのに、笑い返さないからだ。 表情の乏しい顔で じっ と見つめて。 自分に用があるのでは無いと言われれば、頷き、そのまま立ち去ろうと――― いつもなら、するところなのだけど ) …カーンは、どうなっていますか? ( 気分転換に来たという相手に尋ねることではないのだが。 自然、そんな言葉が口をついた ) [Mon 24 Mar 2008 01:45:53]
ジョージ > (まあ修道女というのは、所謂『花嫁修業』として送り出された良家の令嬢なんかもいるそうであるし、そういった類の人物ではないかな、と思う。 まあ、だとしても、少々はしたない姿には苦笑を浮かべてしまうのだが特に咎めることもなく。 擦れ違おうとするなら、そのまま――)……あれ、セレニアさん?(声をかけられ、其処でようやく気がついた。 よくよく見ればウィンブルの下に見える髪は、あの特徴的な桃色のような――……。 そういえば大聖堂に一旦戻っていたのだったかと思い至り、改めて、やあ、と親しげに笑いかけた)ああ、っと……別に連絡とかじゃあ無いよ。 ぼくは休憩で、大聖堂には気分転換に来ただけだから。 [Mon 24 Mar 2008 01:36:31]
セレニア > ( 展望テラスと言うくらいで、そこはそれなりに高い場所に当たる。 そんな所で手摺の上に、脚を外に投げ出して座る修道女というのは、多少異常だ。 ―――礼拝などに訪れる一般の信徒は引く時間。 見学者も、そうは無いだろう。 ひと気の無い、暗いテラスを訪れた男性を振り返り、小さく会釈する。 修道士か司祭か… 何でも良いが、教会関係者だろうと当たりをつけて手摺を下りて。 暇にしているのを見られるのもなんだし、こちらへやってくる隣を擦れ違おうとして――― あれ ) ―――マクドゥガル? ( 何をしているのかと、確認するように名を口にしながら、首を傾げた。 何か、口頭で伝える必要のある連絡だろうか? それにしては、こちらを探していた風でも無かったが ) [Mon 24 Mar 2008 01:30:15]
ジョージ > (参っていた。 というのが、正直な話、今の青年の状態である。 未だに処遇の決まらない吸血鬼ハーフの少女、彼女の発言を逐一記録していれば――つまり、ほぼ毎日のように泣き言を聞かされていれば、ある意味当然の帰結であるのだが)…………やっぱり、そうなると大聖堂は落ち着く、かな。 そんなに真面目な信徒ってわけでも、ないんだけどさ。(そうしたわけで、一日の休暇を貰った青年はぶらぶらと大聖堂にまで繰り出していた。 何処からか聞こえる賛美歌の声や、所々に灯った蝋燭の火は、疲れた心身に心地良い。  まあ、特にこれと言った目的も無く……知り合いにでも巡り合えれば、といったような気持ちなのだが。 両手をコートのポケットに突っ込み、ぶらり、ぶらり、自然と脚は眺めの良い展望テラスへと向かって………)おや? ……先客さんがいたのか。(きっちりと修道女の格好をしているのなら、初見で彼女とは気付かずに。ひらりと掌を振って挨拶をしつつ、此方も手すりまで歩み寄ろう) [Mon 24 Mar 2008 01:18:20]
お知らせ > ジョージさんが来ました。 『( 息抜き )』 [Mon 24 Mar 2008 01:11:44]
セレニア > ( 曇天であっても、ヴェイトス市の夜景を眺めるのに支障はない。 あの灯り一つ一つが人の生活の営みだと思うと、一体何をしているのかと訝る気持ちも出てくるけれど。 未だに人の領域とは言い難い夜が駆逐されることについては、どちらかと言えば歓迎できた。 夜に行われることが、パプテス的にはあまり好ましくないものでも、人外の化け物が跳梁跋扈するよりははるかにマシだろう。  ―――こんな意識を丸くなったと言うのかどうか。 夜気もあまり堪えない夜、星空より眩い光を薄紅色の瞳に映し、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、石造りの手摺に腰を下ろして暇そうにしている )   ( 普段あまり参加していないとは言え、修道院が人手を持て余すことなどありえないのだが。 ハンターとしてVHGに出向している少女は、それでなくてもとっつき難いのに、性格にも難がある。 新入りが馴染めないのとはまた異質に孤立してしまっていては、自由な立場から自主的に仕事を探すのも難しく、ふとぼんやりしてしまう時間が増えていた ) [Mon 24 Mar 2008 01:10:37]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 展望テラス )』 [Mon 24 Mar 2008 00:40:51]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『―――待って。 ( どこぞのシスターより先に、この場で注意 )』 [Wed 19 Mar 2008 02:48:27]
セレニア > ( 大聖堂は、学ぶのにこれ以上ない場所だと思っている。 マリア様への処遇やその他では不満たらたらだし、あまり信頼していない部分もあるのだが、それだって他のどこかで学ぶよりは、良いものを身につけられると思っている。 どこがどう良いのかなど考えず、『そういうもの』として、ごく自然に。 それがおかしいと考えもしない )   ( 素直に応じるようなら何の問題も無く、少女は言いたいことばかり言って、キリバナが務めに戻るのを止めるわけもない。 ―――自分も何か手伝うことを探そうか。 それとも少し、どこかで身体を動かしておこうか。 そんなことを考えながら立ち去ろうとしたら――― 何か、大雑把な仕事が目に入って ) [Wed 19 Mar 2008 02:48:20]
お知らせ > マヤウィさんが帰りました。 『(本人は一仕事終えた気満々。後でシスター辺りに注意されたりして)』 [Wed 19 Mar 2008 02:33:45]
マヤウィ > …わかりましたわ。 ( 確か、この街ではパプテスが割と優勢だった気がする。パプテスの常識=人間の常識と思い込んでしまうと後々やっかいになりそうだが、パプテスが人間の全てではないことを頭に置いておけば問題ないだろう。そう、計算して頷く。セレニアの変化には全然気付けない。 ) 絶望的…。 ( ひどいですわね。と思って苦笑しつつも、人間から見ればそんなものなのだろうと…。それにしても、この少女本当に「マリア様」「マリア様」だ。本当に信仰しているのは何なのやら…という感想を持った。とりあえず、セレニアの前で間違ってもアレックスの悪口その他は口にしないようにしよう……。 ) 洗礼名…ああ、なるほど。 ( まだ数少ない、パプテスの知識から思い出して納得。他の人がハンターアレックスを「マリア」と呼んでいないのもどうりで。 ) あっと…そうだわ、わたくしお掃除を終わらせないと。シスターに遅いと叱られてしまいますわ。 ( 思い出して慌てながら、残っていたゴミをテラスから──箒でバッサバッサと下に落とした。これでゴミホコリは土に還るのです。 ──下の階の構造次第では、土の上に落ちていないかもしれないが。ロクに下も見ずに、キリバナは「お掃除終わりですわ〜♪」と、セレニアにちょっと手を振りテラスから室内へと戻っていく。 ) [Wed 19 Mar 2008 02:26:27]
セレニア > ( 教育する手間に値する成果を得られるのかどうか。 畑に生えてしまった予定しない草花を、鉢に移して管理して、何を実らせてくれるのか。 そんなところにばかり『得るもの』を求めてしまう。 分かり易いことしか分からない少女は、きょとんとしたキリバナの顔を冷たく見つめてる。 いい加減この少女も損得ばかり考えるようだが、それは『栽培』に対する感覚で ) ―――そう。 大聖堂で学べば、問題ない。 ( 普通、では元が取れないと思うものの、マリア様が望んだことだ。 まあがんばれ、という感じに頷く顔に、再開当初の棘はない。 どこか釈然としなさそうにしてはいるけれど、いつも表情の乏しい顔では、見慣れているか観察力が無いと分からない程度だろう ) 絶望的だと思うから、聞いただけ。 期待はしていないけど、マリア様はお前が正しく学ぶことを望んでいる。 マリア様を裏切ったら、刈るから。 ( 貴重な食材であるのなら、それも間違いではない? いやいや、マリア様を裏切らなければ、この少女は美食に興味を持っていない。 薬用となるとまた別かもしれないけども… それはさておき。 『殺してやる』なんて事をさらりと口にするこの少女の社会性もたいがい。 ある意味では彼女の方が良識もあるのかもしれない ) …教会では、洗礼名で呼ぶことが多いから。 同じ名が何人もでは大変だけど… ( 本当に、『マリア様』のようにも思っている。 神聖視という意味では、もしかしたら、さして学んでいない聖母様のことよりも――― ) [Wed 19 Mar 2008 02:10:12]
マヤウィ > ……社会に、貢献? ( キョトーンとした顔をして首を傾げる。社会に貢献…社会に…。「この社会」というくらいだから、人間社会のことなのだろうけれど。正直、「なんでわたくしが人間に貢献しないといけませんの?」という気持ちだ。が、多分それだとこの人達の意思にそぐわないのだろう。ここに数日いて、宗教と言うものは損得ばかり考える事をよしとしないように思えた。上手い答え方はないものかしら…と考えて少し沈黙。しばらくして。 ) ……普通に、人間なら誰でもできるような仕事をする程度でしたら…わたくしでも一応「貢献」するつもりはありますわ。それで生活の糧を得られるのならば、ですけど。 でも、人間社会にとって、わたくしの一番有効な使い方は── 解体(バラ)して飲食物にしてしまうこと、でしょうね。 当然、そこまでするつもりありませんし…「社会への貢献」だなんて、大層なこと期待しないで下さいな。 ( いつもはアロエのキリバナを装っていたのに、少し口がすべった事に気づいて苦い顔。でも確か、アロエも飲食物になった事を思い出してホッとする。テキーラ酒になるのはゴメンだ。 ) ? ( 凄い驚いた風なセレニアを見て、こっちが驚く。しかし、続く言葉に理解して。 ) ハンターアレックス? ああ……あの方、そんなお名前でしたの。ミドルネームまでは知りませんでしたわ。失礼。 ( 会った事はあるが、フルネームは知らなかったというところ。MはマリアのMだったのかと、背後レベルで納得していたり。 ) [Wed 19 Mar 2008 01:47:20]
セレニア > ( 理解してもらい易いのではなかろうかとそんな言い方をしたものの… 『裏切り者』と考えるのが果たして適当かどうか、よく分からない部分もある。 ヴァンパイアとして活動を開始したものが、生前と同一のものであるのかどうか、意見が分かれるところだからだ。 身体は確かに同じものであったとしても――― ともあれ、『おおよそ』でも理解できたと言ってくれるなら、それ以上の捕捉はしない。 ただでさえ概念の説明など難しい話は下手なのだから ) ―――この社会に、貢献するつもりはあるの? ( そうして掃除をしているのだって、立派に社会の一員として務めを果たすことなのだけど。 そういった意識はあるのかと、『解らない』というキリバナに問う。 目的が子孫繁栄であったとしても、その過程で、生活の為に働くのならそれで良い。 実際とんでもない形で『働こう』としたのだし、その辺りは教育すればどうにでもなるのかもしれないと思いながら、彼女自身の意識のほどは気になった。 え、マリア様? ) ―――? …何ッ!? ( 何を言っているのかと分からないと瞬かれた目が、見開かれた。 『もうとっくの昔に死んだ』って? この数日、カーンへ行かない間に何かあったのか――― 掴みかからんばかりの勢いで一歩踏み出して。 止まる。 一泊遅れて、何を言われたのか理解したらしい ) …ああ。 なんだ。 …いいえ、そのマリア様ではなくて。 …アレッサンドラ・マリア・クレメンテ様。 お前は会ったことがない? [Wed 19 Mar 2008 01:22:46]
マヤウィ > ( …なるほど。この少女は吸血鬼についてそう考えているのか。「裏切り者」 ……想像してみた。昔住んでいたキリバナたちの村で、突然誰かが仲間を捕食しだしたら。と。 ) …………。 ( 当然、私たちはその捕食者を殺そうとするだろう。自分たちが生き続ける為に。けれど。 ) …おおよそは。 ( 理解できた。と「一応」答える。──けれど、それが進化の過程だったら? その捕食者を私達が殺せなくて、食べられたら。それは、つまり…その捕食者の方が「優れた生き物」であったということ。私達は滅びる他ない。そして私たちは、その捕食者の血となり肉となり──また生き続けるのだ。だけど、こんな考えこの少女にしたら一体何を言われるか。どんな反応をするか見たい気もするけれど、私に不利な事をあの上司に報告されてもまずい。黙っておく。 ) ──ええ、わかりましたわ。 ( それで社会が何を得るのか。言われると苦笑して。 ) さあ…私にも解りませんわ。 ところで。『マリア様』って…あなた、どうして『マリア様がそんなことを望んでいる』と解るんですの? もうとっくの昔に死んだ方なんでしょう?聖母マリアって。 ( 神の声が聞けるとでも言うのだろうか…と。まさかあの包帯顔のVHの愛称?とは知らずにそんな事を口にした。 ) [Wed 19 Mar 2008 00:57:30]
セレニア > ( そうかもしれないが、ここはヒトの街だ。 ―――そう言おうとしたのだけれど、分かっているらしい。 自ら口にするようなら、重ねては言わない。 ただ ) ―――ヴァンパイアがヒトにとって害悪であるのは、『ヒトのみを糧とする』という特性だけによらない。 もちろん、それだけでも十分だけど。 …ヴァンパイアが元はヒトであったもので、同胞から寄せられる想いさえ利用し、かつての同胞を脅かす… おぞましい存在であるから。 どのような種族であっても、こんな存在は受け入れられないはず。 共同体を築く仲間を慈しむ気持ちがある種族なら、『ヴァンパイア』は普遍的な悪になる。 『ヴァンパイア』という言葉を、種の分類を表す以上に、裏切り者という『在り方』を表す言葉と思えば良い。 ―――理解できる? ( 誰が勝ったとしても、勝った種族にとっての『ヴァンパイア』はいつだって害悪となるはずだ。 そういう在り方をしている。 この言い方で伝わるだろうかと、首を傾げた ) …それで良い。 これから先、どれほど得をしそうな話を持ちかけられても。 お前がこれからここで学ぶ事に反するのなら、それは必ずお前を滅ぼす切欠になる。 話を持ちかける者は、お前の敵。 何が『支配者に逆らう』事に当たるのか、確かに学びなさい。 それで社会が何を得るのか分からないけど… マリア様も、それを望んでいる。 [Wed 19 Mar 2008 00:38:12]
マヤウィ > そうね。あなた方からすれば、わたくしは有害でしたわね。それくらいは解っておりましてよ? ( 堅物で真面目で真っ直ぐなこの少女を見ていると、何故か笑いたくなる。 ) でも── どうせお互い様でしょう。この街は人間が多いから、吸血鬼は悪で、それに協力したわたくしは有害となるけれど…所変われば、あなた方人間が有害とされる場所もあるんですのよ。問題は個体数が多いか少ないかですわ。そして、誰が勝ったのか。 ( いつか私の子どもが生まれて、もっともっとキリバナの数を増やせたら…この街は何か変わるだろうか。それでもどの道。 ) とは言え、今はこの街はあなた方のものだもの。支配者に逆らって貧乏くじを引くようなマネは、もういたしませんわ。 ( 言い終わると、またホウキを動かしてテラスのゴミを集めようとしだす。 ) [Wed 19 Mar 2008 00:06:59]
セレニア > ( この少女は、言語によって意思の疎通を図れていても、キリバナを人と思っていない。 実際キリバナなのだから人ではないのだけど、そういう話ではなくて、ともに社会を構成する仲間だと思えていない。 そういう理想の下に教えられ、ヴェイトス市で暮らしていてなお、前提となる意識が歪であるために現実を受け入れられていなかった。 ―――この少女にしれみれば、キリバナは言葉を話す植物だ。 道端に生えていたって気にしない。 無害なら、わざわざ刈り取ることもない。 誰かが大切にしている植物なら慈しむし、実際この少女も、キリバナの修道女になついていたことがある。 教会の庭園に咲いている薔薇を好いているように、教会の管理する植物を好いてもいいだろう。 ―――だから、一度有害となれば、刈り取ることに躊躇いはない。 害があるのなら、手間をかけて害の無い状態にするよりも、ばっさり刈り取ってしまえば良いと思う。 マリア様の言うことも、よく分かっていなかった ) ―――結果として失敗しただけ。 何もできなかっただけ。 しようとして、成功していた可能性があるから、お前は有害。 それは理解できている? 私は、刈ればいいのにと思う。 ( 笑みにも、表情は変わらない。 声音こそ平坦だが、内容然り、例によって話の通じない調子になってしまっている ) [Tue 18 Mar 2008 23:49:52]
マヤウィ > ( 尼僧服は、誰かのお下がりに穴を開けた物。背中に葉の生えているキリバナが着ればもうこの後誰も着れないため、渡されたのはかなり着古された代物だったが、着心地にそう不満は無い。もっとボロいのを着ていた事もあるし。 )( 現状、異性との出会いが無いのが不満だがそれはさすがに我慢している。奉仕活動とは言っても今の所は雑用程度だし、正直── こんなものでいいんだ? という感想。セレニアに睨みつけられるとクスリと笑って。 ) 「よくも」 なんですの? ──そんなに怒らないで下さいな。スパイ任務は失敗したわけですし、結局、ほとんど何もできなかったんですもの。 ( もう、正体がバレないようにと気を使う必要もないし、睨まれても怖いとか不快な感情は浮かばなかった。 ) [Tue 18 Mar 2008 23:29:30]
セレニア > ( あの時は、丁度朝日が昇るところだった。 一日の始まりを迎える街並みを前に、これがあなたの守っているものだと言われ、自分は何と返したっけ。 ―――今でもそうだから、よく、分からなかったのだと思う。 人種と宗教の坩堝であるこの街を『守る』という意識があるかどうかと言われると、難しいところだ。 ヴァンパイアの餌食になって良いわけがないと思いながら、パプテスを信仰するホワイティア以外は、当面の敵でなくとも『いずれ決着を付けなければならない仮想敵』という意識が未だに拭えない。 自分の務めはヴァンパイアを滅ぼすことで、そのために必要なら異人種、異種族、異教徒とも協力するし、この戦いにさえ終わりが見えない状況で、自分などに他の事を気にしている余裕は無いのだと思うのだが。 ―――それでもこの街を守るっているのだと口にできるかと考えると、違和感があった )   ( 最近、サンクトゥス様にはお会いしていない――― ただ、別の聖女、聖教会から来ている客人に、何のために戦うのかと問われ、引っ掛かっている )   ( ―――そんな思考をブツ切りにする声に、振り返った。 良い夜だろうかと思わなくもないものの、どうでもいい。 ただ声をかけられたから会釈くらいして。 自分もサボっていないで手伝いに戻ろうかと思うだけ。 あまり話してもいない彼女の声を覚えていないというのもあるし、マリア様とカムラが話していたのは聞いていたけれど、実際に尼僧服に納まってそこに居るというイメージも無くて、すぐには誰だか分からない。 ちょこりと会釈して、やる気が無いのか放棄を振り回しているだけにも見える横を通り過ぎようとして――― ようやく、思い出した。 やっぱり来たのか、 もう来たのか。 お世辞にも友好的とは言えない目が、敵意を剥き出しにして睨みつける ) ―――よくも… ( どの面下げて神の家に入るのかと… 口にしかけたが、そういう概念が存在せず、それをこれから学ぶのだと思えば… 何よりマリア様がそれを望んでいるのだし、口を噤んだ。 …他に何を言えば良いのか分からない。 でも、立ち去り難くてそこに立っている。 睨んでる… ) [Tue 18 Mar 2008 23:10:30]
お知らせ > マヤウィさんが入室されました。 [Tue 18 Mar 2008 23:04:21]
マヤウィ > ( 件の吸血鬼と入れ替わるようにしてVHから出、大聖堂へと移された元スパイのキリバナ。とりあえず宗教関連の仕事は与えずに、掃除洗濯などの雑用からさせられている感じの日々。今もホウキを持って、テラスの方へとゴミを掃いている所。その目的の方向に、薄紅色が特徴的なVHの少女の姿を見つけて。 ) こんばんはあセレニアさん。いい夜ですわね〜♪ (※曇天だ) ( 以前の事など忘れたかのように能天気な声をかけながら、室内から履いてきたゴミをテラスに追い出す。更にテラス内の砂埃やゴミも掃きだして。──ちなみに、掃除の腕はかなり悪い。彼女の通った後には所々ホコリやゴミが残されている。なんせ器用さ1。 ) [Tue 18 Mar 2008 22:59:52]
お知らせ > マヤウィさんが来ました。 『あらっ?』 [Tue 18 Mar 2008 22:52:09]
セレニア > ( 所属としては修道女でありながら、普段ほとんど関与していない修道院の務めを手伝って、これまたあまり参加できていない聖歌隊の練習に加わって、ハントから離れた一日を過ごしている。 今ひとつ居場所が無い状況ながら、カーンへの出向という居場所を与えられる以前も似たようなもので、今更改めて戸惑いや寂しさを感じることはなかった。 ―――罰としてそうしているわけじゃない。 カーンに留め置かれているヴァンパイアが適切に処置されたなら、あるいはどうするかが決定したのなら、すぐに通常の任務に戻されるだろう。 そう思うことができれば落ち着いたもの。 いっそこの期にマリア様のクリスティア行きがあれば丁度良いのにと思いながら、花壇の水やりに訪れたテラス。 以前サンクトゥス様… 聖女様が言っていたことを思い出して、腰を下ろしている ) [Tue 18 Mar 2008 22:47:38]
セレニア > ( 大聖堂の修道院に所属していながら『出向』している、VHGカーンからの待機指令はまだ解除されていない。 数日に渡って大聖堂に居るように… つまりカーンへ出て来ないようにとの指示が続いているのは、ヴァンパイアに対してやや過激な行動に出る傾向のある者に来られると面倒が増えそうな問題を抱えているからだろう。 それは、この少女の今までの奇行を鑑みれば当然の処置。 捕縛したわけではなく、自主的に名乗り出たヴァンパイアを留め置いているという特殊でデリケートな状況を荒らさないために、適切な対応と言える。 ―――しかし本人は、少なくとも上司に迷惑をかけるような真似はしないと思っていれば、人員にも限りがある、正直人手不足な状況で遊ばされているのは面白くない。 せめて騎士団が主催している合同訓練に参加する許可をもらえないかと思うものの、何日かまとめて拘束される訓練に参加して、クリスティアに招かれているマリア様の旅に同行できなくなるというのも避けたかった ) [Tue 18 Mar 2008 22:34:01]
セレニア > ( 大聖堂の展望テラス。 ヴェイトス市の街並みを一望できるそこは、各種セレモニーに対応できるよう広く開けた作りになっている。 いくつかの移動可能な花壇が四季咲きの花を咲かせているものの、明日何も催しの予定が入っていない夜は、空中庭園と言うには寂しい雰囲気になっていた。 屋内からの灯りで薄暗く照らされるテラスの隅、石造りの手摺の上に、尼僧服の少女が腰を下ろしている。 脚を外に出して、バランスを崩せばそれなりに危険な状況だが、姿勢には危なげが無い。 薄紅色の瞳でヴェイトス市の夜景を見つめる、その傍らには花壇に水をあげたジョウロがあった ) [Tue 18 Mar 2008 22:18:00]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( これがあなたの守っているものだと、彼女は言った )』 [Tue 18 Mar 2008 22:05:38]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『(結局、何故待機を指示されたのかも有耶無耶になり、その日VHGであった事は知らされない)』 [Sat 15 Mar 2008 06:42:53]
セレニア > ( 床に戻れない夜。 移ったばかりの相部屋は既に整理整頓掃除が行き届いており、自分も私物など皆無。 鍛錬所へ行くのも、VHGの資料室へ入るのも大聖堂で待機との指示があれば難しく、悶々としている ) [Sat 15 Mar 2008 06:39:52]
セレニア > ( マリア様に窘められることでさえ、以前同じような何かを教えられたのではないかと感じるほどだ。 改められていない。 …あるいは、改めようとしないという意識の正体に気付いていない… ) ―――。 ( 今日VHGへ出て来るなと止められたのは、ちょっとした話題になっていた投書の件があったからかもしれない。 自らの処遇をカーンに任せると名乗り出るヴァンパイアからの投書… それがどこまで本当かは分からないが、いずれにせよ自分が何か面倒を起こすのではないかと危惧されたのだろう )   ( そんなことはしないと思う。 マリア様の迷惑になってはいけないと、分かっているのだから。 軽はずみな行動は、控えられるはずだと。 …でも、確かに… 『滅ぼす以外に何がある?』 意識も、口をついて出る言葉も、そんなものかもしれない。 正しいかどうかはさておき、ヴァンパイアについても、沢山の話を聞いたのに。 愛から滅ぼすのだと言われても難しく、滅ぼすために滅ぼすのではいけないと言われてもどういうことか分からない。 分からなくなってしまう。 …とりあえず『滅ぼすな』とまではなかなか言われないものの… 仮に、万一、今回の話がそのようなものならば、伏せられ遠ざけられるのは当然か。 …そしてマリア様は、自分のそれが当然という状態を、きっと良く思わない… ) [Sat 15 Mar 2008 06:32:28]
セレニア > ( 重たい扉を肩で開けると、軋んだ音が乱暴に響いた。 ―――まだ朝課にも時間があり、疎らな灯りで薄暗く照らし出される礼拝堂にひと気は無い。 それでも灯りがあるだけで、周りを見回してここは教会だと認識できるだけで、苛まれていた恐怖心は、一人でも耐えられる程度に軽くなっている )   ( 隅の長椅子の端に腰を下ろして、うっかり裸足で出て来てしまった、冷えた脚を抱きしめた。 足と足をすり合わせるようにしながら、震える身体を小さく丸めて、膝に額を押し付ける ) ―――。 ( 気持ちが落ち着くまで、じっとそうして。 ―――ふと、こんな時、色々な人と話したのを思い出した。 …心配して声をかけてくれた、今は上司のマリア様も、それ以外の人も、色々なことを教えてくれた。 よく分からない話も多かったけど、それなりに気付き、はっとすることもあったのに… 夜毎の夢と同じく、その感触だけ残して、おぼろげになってしまっている ) [Sat 15 Mar 2008 06:02:25]
セレニア > ( 彼女はいない。 確認するまでもないことを、それでも改めて意識したのが引き金になったように、一息で狭い部屋のドアを開ける。 足早に廊下へ出る。 暗い廊下を半ば駆け足になって目指すのは、灯りの落ちない礼拝堂だ。 ―――寝床で横になって、じっとしながら対峙する夜闇が恐ろしくて、一般の修道女として夜眠る生活をしていた頃は、よくこんな発作を起こしていた。 朝焼けの中で眠るようになって、大分落ち着いていたけれど、忘れることはないらしい )   ( 眠ると必ずと言っていいほど見てしまう同じ夢、怖い夢がある。 確かに『いつも同じ』で『怖い夢』だと分かるのに、具体的な内容を何一つ覚えていられない奇妙な夢。 夜闇の中というのは、きっとその夢に繋がる状況なのだと思う。 覚えていないのだから何とも言えないけれど、夏でも底冷えするような錯覚に襲われて、そのままではいられない ) [Sat 15 Mar 2008 05:40:05]
セレニア > ( ―――もしもそこで彼女が眠っていたのなら、置物のようになって寝返り一つうとうとしなかったかもしれないけれど、ベッドの下段が使われた形跡は無い。 ついこの間同室になった上司と、どちらがどちらのベッドを使うか、具体的には決めていなかった。 彼女には条件の良い方を使って欲しいと思うものの、どっちもどっちで判断がつかず、悩んだ結果後から眠る方が先に眠った方を起こしてしまわないよう、先に眠る方が上ということで落ち着いている。 …そう頻繁に変わるわけでもない部屋で、自分のベッドというのを決めないのは奇妙に思われるかもしれないけれど… 修道院という必要最低限の質素さで規格統一された空間なら、二人ともそういったことをあまり気にする性質ではないというのもあって、自然と受け入れられていた ) [Sat 15 Mar 2008 05:23:37]
セレニア > ( つまりVHGへ出て来るなという事なのだけど、それはさておき。 夜警に合わせて調整していた身体はなかなか眠りにつけず、闇の中で目を開けた ) ………。 ( 大聖堂の女子修道院。 とある二人部屋。 二段ベッドの上段。 硬くてごわごわして重たい毛布をそっとどけて、簡素なパジャマを着た薄紅色の髪の少女が梯子を降りる。 少しずつ暖かくなっているものの夜ともなればまだ冷えて、温まっていた身体を撫でる夜気に、浅く長い息をついた ) [Sat 15 Mar 2008 05:09:03]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 突然、大聖堂で待機せよと指示のあった夜 )』 [Sat 15 Mar 2008 04:46:37]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 その辺りでようやく、拒絶されている事を漠然と理解した 』 [Sat 1 Mar 2008 04:55:17]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『友達になんか。 ( 後半の言葉は消え入るように。 いくつか呟いて、背を向けた )』 [Sat 1 Mar 2008 04:48:22]
セレニア > ―――不吉なのではないですか? ( でも、聖女だ。 自分がクルースニックであるように、不吉な色を持っていたところで、それ以上のものがあるのならそこに意味は無い。 近付く瞳を見つめ返して、さらりと返す声には何ら感慨も無く ) …ですから、聖女様だからです。 そういうものだから… ( 分からないという素直な姿勢に、どう答えて良いものか分からない。 この少女の認識も安直なものだ。 聖人や聖遺物は似たようなもので、みだりに衆目に晒してはならない、俗世と交わらせて聖性を損なわせてはならない。 そう言われたからそうなのであって、どうして聖性が損なわれるのかなど考えもしないのだから。 ―――そういえば、どうしてだろうと自分でも疑問に思うのだ。 セレスティアに対して、不理解なやつめと思わない程度には、考えることができるようになっている。 …それを邪魔するこの想いは、何だろう… 言葉の意図が聖女を慈しんでのものではなく、元々――― ) ―――とにかく、マリア様を煩わせないでください。 私たちは教会の敵の、最も近くにある者です。 聖女様とは… ( ということで、要領を得た説明はできなかった。 『どうして』という部分はどうしたって抜けたままで ) ―――。 ( だから、続いた聖女の変化に対応できない。 こんなトボけた女の子を相手に、思わずたじろいでしまう。 ―――先に立つ感情がここで話されていることとは全く関係の無いものだから、何を言われても反発に変わってしまって… ) ―――同じことです。 ( 以前と変わらないことしか、言えなかった。 本当は、そうではないと。 姿勢にも意味があるのだと思えているのに ) ―――私はヴァンパイアを滅ぼす。 聖女様がそうであるように、クルースニックはこういうものです。 そのための存在ですから。 ( それだけのための、とは言わないまでも――― そしてそう口にしてしまえば、まだ拭い去れていない擦り込みが、他の意思を塗り潰してしまう… それを、正しくない、不自然だと感じられるだけ、まだマシだとしても… ―――口をついて出る言葉は変わらない ) ―――マリア様も、私にそれを期待しています。 滅ぼせば平和になる、守れる …今はヴァンパイアだけでなく、人間もですが。 そう… マリア様のことは、お守りします。 ヴァンパイアからも、何からも…   聖教会だって…    [Sat 1 Mar 2008 04:46:52]
セレス > それだと――――私も不吉になってしまいますよ。 ( と、ころころ笑いながらずいと一歩近付き、覗き込むようにして「ほら」と瞳を大きく開いてみせる。 近付けば僅かに、茶色というよりは赤みを帯びた瞳の光彩がわかるかもしれない。 アルビノイア特有の色素の欠落したものだ。 聖女認定セレスティアにとって「悪い物」というのはそういう言葉とか風評ではなくて、近付けば直ぐにわかるものの事を指す。 ただ居るだけで感じ取れるような。 ) はい、ではそのように――――物見遊山? ( 何を指してそう言っているのかは少し分からないが、非難めいた声色に少し驚いた。 ヴェイトス市で各地を訪れるのには其々意図があるし、案内に能力的にも人格的にも信頼している人物がついてくれるのは望ましい事だ。 アレッサンドラ様にも無理強いた事は無い。 ) それはよくわかりません。 何故、親睦を深める事を弁えるのですか? ( 聖女だから、というのがもっとよく分からない。 人と人は知り合い、理解を深め合うべきなのだ。 ) ハンター・セレニア。 貴女の戦いは平和の為の戦いですか? 愛する人の幸せを護る為の戦いを、していますか? あなたは手段を目的に、「殺すこと」を目的にはしていませんか? ( ひとつ声のトーンを落とし、白い息を吐きながら聖女が表情を引き締めた。 立ち去るなら、それでも構わない。 ) 理解できないなら、アレッサンドラ様に問うてみて下さい。 それから改めて、お友達になりましょう。 ( お気をつけて、と胸の前で十字を切ってみせた。 ) [Sat 1 Mar 2008 04:15:12]
セレニア > 赤い髪、赤い瞳は不吉とされています。 ( 何故かなんて知らない。 ただ、死後ヴァンパイアになる者の特徴として――― 何だっけ… )   ( 『大丈夫』と笑う聖女を見つめる束の間、どこか呆けたような表情が覗く。 ふっと、そのまま気を失うのではないかというような表情の欠落。 …不機嫌そうにしているから、普段目立たないそんなところがよく目立つ。 もっとも、この聖女には分からないだろうけども… ) ―――不便…? ( オウム返しに呟いて、ようやく我に返ったように。 一呼吸置いたおかげで、自分の異常さも改めて自覚した。 聖女にこんな風に言われたら… どちらにせよ困ったろうけども、嬉しくないわけがないのだ。 それがこんなに癇に障るのは、マリア様が彼女の属する聖教会を警戒しているからか… それで十分敵と言えるが、他に、何かあるだろうか… ) ―――はい。 私にご用でしたら、そのような事でマリア様を煩わせる必要はありません。 私が直接伺います。 …マリア様はお忙しい身であることをご理解いただけるのなら、物見遊山への供も、他から選ぶのが適当でしょう。 …仲良く、というのは何ですか? 親密に接するということであれば、恐れ多いと言っています。 わきまえてください。 聖女様なのですから。 ( 慎め、と言って… そこまで話す頃には、元の調子だ。 不機嫌そうに、落ち着かなく――― ) …はい。 マリア様を脅かすものは、何であれ、私が排除します。 ( お前もその候補だと、ようやく察するしかないと諦めたのか、首を傾げる顔を睨んだ。 が ) ―――は? ( あちらって、何の話かと。 指差す方向へ目をやって、こちらが首を傾げて――― ) 違います。 …いえ、それは… もちろん、行きますが。 部屋で支度をして、カーンへ行きます。 ( だってこれから狩りに出るのだし、出かける前に、済ませておかないといけないじゃないか。 だけどそうじゃなくて、何だか、このタイミングでそう答えるのは。 もごもごと。 でも、どちらにせよ行かないといけない。 凄く釈然としないが、取ったウィンプルを握り締めたまま、足元に置いた荷物を抱き上げた ) [Sat 1 Mar 2008 03:53:35]
セレス > 奇異??? そうなのですか? よく、わかりません。 ( 比較例が無いのだ。 桃色の髪の毛の人種と言うのがブラティリアとかイエロティアみたいに何処かに沢山居るのを、自分が知らないだけじゃないのかという感覚。 撫で終わって引っ込めた掌をひらひらと見せてみせ、ほら大丈夫、と笑った。 ) そう、彼女を仲介してしか話せないというのはなにかと不便ですし、ほら、こうして普通にお話しできてます。 だから大丈夫ですよ。 仲良くなれると思います。 ( 駆け引きとか裏心ろいったものに疎く、思った事をそのまま口にする以外の喋り方がわからない。 欲求は素直に口にするし、出来ない事はできないと言う。 出来ると思ったから、できると言う。 ) そうですか、それでアレッサンドラ様の下についているのですね。 護衛での同行ですし、武装を見れば戦えるというのは分かります。 ( そろそろ、話している相手の様子が少しおかしい事にも気付く。 ん、と首を傾げて思い当たるのは―――――。 ) あ…すみません、気付きませんでした。 ( 廊下の前後を見渡し、どっちだったか、と――――。 ) …確か、あちらでしたよね? ( 指差す方向に、確か。 ) …どうぞ、おトイレ。 寒い所で立ち話させてしまって申し訳ありません。 [Sat 1 Mar 2008 03:33:36]
セレニア > ―――構いません。 でも、奇異なものに触れてよろしいのですか? ( ヴェイトスで暮らし、自分もそういった感覚をそれと知らずに鈍磨させているのかもしれない――― そんなことを思いながら、ウィンプルの中で結っていた髪を解く。 戦闘服でいる時には邪魔にならぬよう一房に編んでいる薄紅色の髪が、ざらりと落ちた。 …何色だって不自然であれば忌避されたろうけれど、赤系統は特に、嫌われる。 手袋越しなら大丈夫か? 聖女様の手を汚すのではないかと… これまた心配するのではなく、反発するような調子で言った )   ( 髪を撫でられるのは、嫌いじゃない。 ちょっと触ってお終い、普通そうだろうと思っていたらけっこう長くて――― 少し心地好いのだけど、何故だか彼女がマリア様にそうされて、あるいはして… あてつけとして自分にも同じようにしているのかと思えて来て落ち着かない。 気付いてないわけもないだろうに、わざとらしい明るい振る舞いも神経を逆撫でする。 …マリア様を脅かしたとしても、実質的には脅威でない彼女に対して何故ここまで苛立つのか… 感じた事の無い熱を胸の奥に感じながら ) ―――はい。 私も、マリア様とはお話していますが。 ( 彼女の言葉が、マリア様を拘束していることを強調するようなものに聞こえてしまい、自分もだと言う。 ちょっと不自然なやりとりの裏にあるのは、実はほとんど一定の感情なのだけど、そこについては自覚がないまま ) …聖女様とそのような。 畏れ多いことです。 ( ぶっちゃけ嫌だと、マリア様からも上手くやるようにと言われているし、ストレートに言うわけにもいかないが… 仲良くするつもりはない。 照れ笑いに、明らかに遠慮ではないつっけんどんな声音で返して ) 今と変わりません。 教会の、ヴァンパイアハンターでした。 …いえ、今は、人間とも戦えますが。  ( ヴァンパイアに対する特殊性は薄れたものの、利点もある。 マリア様が今回自分を同行させてくれるのも、人間相手に戦えることは絶対条件だったはずだ。 ―――教えるまでもないだろうけども、わざわざ言う必要はないこと。 暗に『侮るな』と言って、何を言っているのだろうと視線を逸らした。 ―――変に気持ちがざわついてしまう。 相手にしないで、さっさと行ってしまえば良いのに ) [Sat 1 Mar 2008 03:16:56]
セレス > あ、ええっと、私、桃色の髪の毛というの、初めて見たもので――――すみません、外に出ると知らないことばかりで驚きます。 ( あ、今すごく自然に会話してる!などとマイペースに笑ってそろそろと手を伸ばす。 聖教会式のカソックの袖から黒い皮手袋の手を出して、遠慮がちにその髪の毛に触ってみる。 手袋越しの感触でしかわからないが、感触は極普通だった。 険悪な雰囲気には気付かず、結構長いこと飽きもせず指で髪を梳いてみた。 ) あの、です、ね、こうしてアレッサンドラ様抜きでお話しする機会というの、ありませんでしたよね? 折角3人でクリスティアに向かうのですし、セレニアさんとももっとお話しとかして、私、仲良くなりたいのですけれど。 ( 全く空気を読まず、「どうでしょう?」みたいな顔をして照れ笑いしながら小さく首を傾げた。 ) セレニアさんは聖教会所属だった、のですよね? あの、向こうではどういった事を? [Sat 1 Mar 2008 02:52:11]
セレニア > ( 元々表情の乏しい顔は、ほんの少し目を眇めて口をへの字っぽく結ぶだけでかなり不機嫌そうだ。 一般的な感覚では愉快に驚く彼女の様子も、あれこれ思い違いをしている結果かまととぶっているようにしか見えない。 『あざとい』と言いたげに表情を変えず… ―――でももしかしたら本当に変な子なのかもしれないとか。 髪の毛? もう少し他に言い訳を考えられないものかと首を傾げつつ ) ―――それで、付いて来ていたのですか? 構いませんが、何故お触りになりたいのか、伺っても? ( ウィンプルに隠されて、髪はほとんど見えていない。 ―――慌てる彼女の、薄暗い闇の中でランプの灯りには明るい金に見えた髪。 銀のようでちょっと違う、白髪も、その歳では珍しかろうと思うものの… どうでもいい。 仮にも聖女であれば、安易な要請には素直に従ってやろう。 ちょっと嫌味。 ―――大荷物を下ろして、ウィンプルを取る。 そんなことのためにつけていたわけがないと言いたげに、睥睨したまま ) [Sat 1 Mar 2008 02:37:44]
セレス > ( クリスティア出身でヴァンパイアハンターで―――今現在ヴェイトス市を拠点としている? どういった所属なのだろう。 見る限り彼女の格好はハンターとしても重武装の部類だし、なんというか、こう、他に無い特徴的な人にも見える。 ) あ、髪の毛ピンクだから。 ( ああ、どおりで、と1つ気付いて納得した。 今まで全く其処が周りと違うという事実に気付いていなかったとも言う。 ああ、ああ、成る程目立つ、とひとしきり感心した後に離れ過ぎた距離を詰めるべくまた小走りに鎖の音を鳴らして廊下を進む。 あ、そうだ、髪の毛の色のこととか聞いてみようか。 あれ、でも「何故貴女の髪の毛は白いのですか?」と問われて私は答えられるだろうか? そんなどうでも良い一人問答をしながら廊下の角に差し掛かる。 ) …生まれつきとしか。 ( 角を曲がった直後、そこで待ち構える顔と真っ直ぐ目が合った。 ) … ……わんっ! あれっ!?あの、きゃみ…髪の毛触っても良いですか!  [Sat 1 Mar 2008 02:23:36]
セレニア > ( 身体が一回り大きく見える上着を引っ掛けたまま中へ入って行った少女は、入った時と同じく手ぶらで出て来て。 窓口に置きっ放しだった雪山用の道具を抱え、さっさと倉庫を出てしまう。 ごそごそしている間に、薄暗い視界の隅を金髪がかすめたような気がするが、気にしない ) ―――。 ( 何のつもりだろうと思う。 こちらを警戒して動向を探っているのかもしれないが、ちょっと… あまりにも、へたくそだ。 私がいれば安心と言ってくれたマリア様が、連中を警戒しているのは分かりきっているのだし。 護衛が少し装備を足す程度のこと、さして問題にはならないだろうに )   ( 見た目に反した膂力で大荷物を抱えて、規則的な足取りを気持ち速めにして廊下を進む。 ずんずん進む。 一度部屋に戻ったら、今夜の務めに出なければ。 どんな意図があるにせよ、あの聖女の相手をすることに意味があるとは思わなかった。 ―――思わなかったのだが。 …今、マリア様があの聖女から物見遊山への同行を強要されていないのだと確認できると、彼女の身を案じる以上に、妙な安心感がある… )   ( それを自覚したら、こちらから離れたあの聖女が、またマリア様に迷惑をかけるのではないかと気になって――― そう考え始めたら、こちらが全く気付いていないと思って、あの聖女が得意満面になっているのではないかと腹立たしく思えて来た )   ( 廊下の角を曲がって。 その場で立ち止まり、振り返っておく。 表情の乏しい顔を不機嫌そうに ) [Sat 1 Mar 2008 02:10:03]
セレス > ( 彼女はアレッサンドラ様と同じくヴァンパイアハンターだと聞く。 だからあれはこれから何処かに出る準備をしているのか、それとも今度の旅の用意をしているのかだと思う。 元々はクリスティア人だと先日聞いたし、残念ながらあれこれ教えて差し上げる事は出来なさそう。 クリスティア出身と言っても自分は自分の国の事をそんなに多く見ているわけでもなし、きっと彼女の方が詳しいだろう。 ) うっうー。 ( 何だか話しかけるきっかけが無いのである。 折角暫らくの間3人で一緒に行動するのだから彼女とももっと仲良くなりたいのだけれど、会話らしい会話を交わした印象すらなく。 どうしようどうしよう、とあれこれ考えながらとりあえず思いついたこと。 ) 先ずは、見っ。 ( 相手を知ることが大事だとか、本で読んだ事がある。 どうして? とその時は思ったけれど、まぁ確かに親しくしてくださった人達の事は色々と知っている気がする。 なるほどなー、といったところ。 あ、また歩き出した。 当然の如く少し距離を置いて物陰に潜みながら尾行続行。 ) [Sat 1 Mar 2008 01:50:36]
セレニア > ( 袖が絞られてしまうと勿論分かるけれど、そこに気をつければ薄くて細いナイフは目立たなかった。 欲張りはしない。 バネ仕掛けで飛ばすのはともかく、放り投げる気は無いから一本だけ。 腕に馴染むホルダーと一緒に選び、そのまま身に付けてしまう ) ―――。 ( 厳選しなければならないような物ではないし、そもそもこの少女は道具に対する拘りがあまり無い。 規格品を使い回すことに慣れているし、与えられた道具に不満を持つという発想も乏しかった。 カウンターの中に入り、棚が立ち並ぶ中で、自分が歩いて来た方に背を向けながらの作業は、それほど時間のかかるものでもなかっただろう。 ―――踵を返して、窓口の方へと戻る。 …何かアクセサリーでもぶら下げているのか。 ちゃりちゃりという独特の異音を放つその聖女は、その時どうしているだろう… )   ( 気付かれないようにしているらしければ、それが礼儀だと考えるわけでもなく、相手にしていない。 見られてそれほど困ることでもなし、職人には何を持ち出すか正直に言っている。 規則的な足音を刻んで――― ) [Sat 1 Mar 2008 01:39:15]
セレス > ( 物陰から。 こそこそとその姿を窺う人影1つ。 足音こそ潜めて居るものの、時折ちゃりちゃりと小さな金属同士が擦れ合うような音が微かに響いている。 それが日常である当人にとってそれは盲点であり、そして既に此処までに1回小さなクシャミをして、1回姿を見失ってぱたぱたと足音を鳴らし、3回通りがかりのシスターや神父に声をかけられている。 ) ( 尾行中である。 ターゲットはなにか、奥まった室内に入っていった。 引き続き追跡します。 ) [Sat 1 Mar 2008 01:27:38]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『A゚)』 [Sat 1 Mar 2008 01:22:24]
セレニア > ( 奥で職人が作業する音だけが響く、ひと気の無い棚の間を進んで、求める物を見つける。 大小様々な剣が並ぶ一角の端。 籠の中に、特に小振りな短剣が放り込まれていた。 ―――分類としては、短剣の更に下、投げナイフと言ったところか。 よく分からないけれど、肉を切るのに十分な鋭さがあるだけで、見るからに脆い。 それでもヴァンパイアに対して銀鍍金が施された物を用いるのであれば、それなりの効果を期待できそうだが。 ―――以前は体力の都合でナイフを使っていた少女も、これほど小振りな物を使ったことは無かった。 投げて刺すなんて器用な事、なかなかできるものではないし。 …今となっては用が無いはずの装備を手にとって、腕や足に巻くタイプのホルダーと、身に付けてみる。 尼僧服の、袖の下に… ) [Sat 1 Mar 2008 01:21:33]
セレニア > ( 体温を逃がさないようしっかりと閉まる作りになっている上着。 何秒で脱げるかとか、そんな事を気にしてモゾモゾしている少女を他所に、ざっと説明を終えた職人は質問が無いのならと奥へ引っ込む素振りを見せる ) ―――それから… ( 向けられた背中に声をかけて、あまり使わない装備の追加を、口頭で申請した。 事務からの申請許可はもらっていないけれど、手続きが面倒であったり、消耗品であったりすると、常連の中では横行している事。 それをこの少女がするのは珍しいものの、とりあえず横流しするような心配だけはない。 肯定するように顎をしゃくる横顔に礼をして、重たい上着を引っ掛けたまま、カウンターを上げて窓口の中へ入った ) [Sat 1 Mar 2008 01:05:46]
セレニア > ( 修道院に属している少女は、ヴァンパイアハンターギルドへ出向していても賃金などはもらっていない。 それはきっと、ヴァンパイアハンターギルドから大聖堂へ、事務方が適当に処理してくれているのだろう。 その代わりと言ってはなんだけど衣食住は賄われていて、ヴァンパイア狩りに必要な装備も大聖堂から支給されている。 ―――そんな都合、ここの職員ともすっかり顔馴染みで、今応対している武具職人とも愛想が無いのはお互いさまと言ったところ。 どこへ行って何をするのかという話も特に無く、淡々と2,3道具の説明を受けて、身体に当てたりしながら確認。 着てみるまでもなくこれでもかというくらい動作性は損なわれそうで、表情の乏しい顔を微かに顰めた ) [Sat 1 Mar 2008 00:50:00]
セレニア > ( と言うか倉庫。 もしくは武器庫。 何でも良いけれど、ヴァンパイアハンターギルドに出向している修道女は後者として訪れることが多い、そんな場所の一画。 受け渡し窓口 )   ( 革や油、金属に火薬などのにおいで独特な空気になっている場所で、薄暗い灯りの下、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女が受領書にサインをしている。 傍らに でん! と積まれているのは雪山用の防寒具。 ―――何も登山をしようというわけではないけれど、大雪山の麓を横切るクリスティアへの旅で必要になるだろうと申請した物だ ) [Sat 1 Mar 2008 00:34:40]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 物資保管庫 )』 [Sat 1 Mar 2008 00:27:49]
お知らせ > ハチュリーさんが退室されました。 『さて…もう帰ろう。(また明日も仕事探しだ…などと呟きながら大聖堂を後にする。)』 [Mon 25 Feb 2008 00:56:47]
ハチュリー > ――。  ( 何も考えず、ただ祈る。 本当に特に考えている事はない、あるとすれば…そうだ、皆が平和に暮らせますように…そんな感じだろうか。お祈りというよりは願い事のようになってしまうが。 )  …でも、それが一番だと思うだろ?  ( 目を開けば頭上へと向き直り、言葉を発する。 無論ここには今の所自分しかいないのだから誰か他の人間が見ていたとすれば独り言にしか聞こえないだろう。 神がいるのかいないのかまでは知らないが、いるならばそれが話しかけた相手だと言わんばかり。 ) (  ――ま、仮にも…いや偽者かもしれないが、俺だって守りたいと思うからな。 そういう平和ってのは。  ) ( 尤もまだ名すらもまともに知られていない変人にしか思われていない。 考えてみればそもそも他人を信用すら出来ない自分がよくこんな道を選んだなと感心してしまう。 だが、他人が信用できないとしても。 それでも皆が平和で暮らせる世界ならとてもいいと思う、そんな矛盾。 信頼は出来ないが、人が嫌いとかそういうわけではないのだから。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:27:06]
ハチュリー > 開いてる……、まぁ…見るだけだからな…。  ( 軽く押しただけでその扉も動く。 ならばそのまま開いてしまおうと両手で少し強めに力を入れればその扉はあっさりと開き――巨大な聖堂の内部が瞳へと映った。 中は確かに大きい、だがそれと同時に聖堂だ、造りからして間違いはない。 ) (  大きいな…昔他の街かどこかで聖堂を見た事があるが、ここのは本当に巨大だ。  ) ( いつしか足は勝手に一歩、また一歩と踏み出し入ってく。 もはや一般解放されてるや否やは関係ないかのように歩を進めて行く。 周囲を見渡せば、そこそこ――いやかなり広い空間だ。 )  やっぱりこういう所なら礼拝者も結構多かったりするのか…?  ( マスクの下で呟いている故に響きはしないが、この人物の足音は誰も居ないであろう聖堂の中には十分に響いていた。 そんなものには耳も貸さず、その歩は止った。 ) (  お祈りでもしていけ…ってか?  ) ( しばらく正面、頭上などを見上げた後に視線は正面へと戻り両手をローブから出し、両方の掌を合わせ目を瞑った。 アマウラで言う神社の時のお祈りと同じ形か…尤も、二回叩いたりとかはしない。あわせて、ただ無心に祈るだけだ。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:17:26]
ハチュリー > ( 一体何の壁だろう、建物という事は判っている。ならば何の建物なのか…その程度のもの。確認すべく、首を軽く横へ傾ける、視線を向けた先にあるのは…大きな建物、第一の感想はそれだ。 )  ……、聖堂…?  ( そういえばヴェイトスには大きな聖堂があったはず。扉の雰囲気から、後は壁の色や造りがそんな感じに思えた。神に興味はないが…一度も入った事のない建物には何故か興味が湧いた。 ) (  一般解放、されてるのか?  ) ( 中を見てみようかと思ったが、こんな格好で、しかも一般解放されてない場所で踏み入ったら御用なのは間違いないだろうなとも思う。となればだ、どうするか。 )  …、まぁ…覗くだけなら…いいか。  ( 壁から身を起こせば大聖堂を思われる建物の扉へと近付き、扉の前へ立てば、深呼吸を何故か一つ。そうしてから扉へと触れ――軽く押してみた。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:03:42]
ハチュリー > ( 溜め息を吐いた人影は白いローブを身を包み、顔をサングラスとマスクで隠した人物。一目見た限りでは少年とも少女とも取れるかもしれない。だが、今はそんな話はしてない…。 ) (  正体を偽ってる…わけじゃないけど、やっぱり隠したままじゃ仕事なんで請け負えるはずないし諦めるしか、ないのかな。  ) ( だがもし生まれを知っている人間が相手だったならと、どうしても不安になってしまう。仕事の間だけ顔を出せばいいという考えもあったが対人の仕事であればそんな事が出来るわけもない、別にばれたからと捕まる事はないだろうが…。――いや、それはどうだろうか。奴隷印を押される前に何らかの理由で解放されたというおぼろげな記憶はある、しかし…それは正式なものでなければ…?考えるだけでぞっとしてしまうものだった。 )  どう、しよう…。  ( ふらりと歩みを進めながら、通りかかった建物の壁、そこに背を預けて立ち止まった。前を向くのでもなく、俯いてまた溜め息が漏れる。…どうしたら良いのだろう、そんな問いが頭の中を過ぎるばかりだ。 ) (  ――壁、冷たいなぁ…。  ) [Sun 24 Feb 2008 23:54:43]
お知らせ > ハチュリーさんが来ました。 『はぁ…今日も駄目かぁ。(顔を隠している身で仕事探しなど、そもそも無謀だと確信した。)』 [Sun 24 Feb 2008 23:47:59]
お知らせ > サージェントさんが退室されました。 『(翌日、吸血鬼狩りの協力者として修道女見習い一名を借り受けた)』 [Wed 30 Jan 2008 00:39:31]
サージェント > (他のシスターに見つからないうちに、と言って立ち去る少女を見送り、男は静かに踵を返した。 まだ仕掛けは完成してない。 まだ狩りの時間ではない。 ――あと暫くは、動くことができない)…………キングの位置は掴んだ。クイーンも、まだ動く気配は無い。 ――考えるべきは……ポーンか。(だが――……それも、恐らくは杞憂。どのポーンも、本腰を入れて捜査している気配は無い。 ルークは暫く動けないだろう。 ……ならば今のうちに数手先まで予想して、打てる手段は打っておいた方が良さそうだ。 となれば……)(思考を続けたまま、ひっそりと男は立ち去る) [Wed 30 Jan 2008 00:38:50]
サージェント > (「あの人、あたしもちょっと……気に入らない、んですよね。悪い人じゃないんですけど――……」)(言葉を濁しながらも語る彼女に、さもありなん、と男は頷いた。 自ら率先して悪い感情を集めるように仕向けたのだろうが、それは即ち敵を作ることに他ならない。 そして経験なパプテス教徒であればあるほど、“あの所業”を快く受け入れる事はできまい。 親しい人を亡くしただけでなく、天国での再会をも奪われた――そう思う者とているのだ。 この見習い修道女は別にラットマン戦争で誰かを喪ったわけではないが、だからと言って良い感情を抱いているわけでもないらしかった)……では、明日改めて、正式に連絡しよう。 宜しく頼む(「はい」笑顔で頷く少女に、男は無表情のままうっそりと頷いた) [Wed 30 Jan 2008 00:28:20]
サージェント > (大聖堂詰め修道女達の宿舎――その裏手。 シスター見習いの少女と、長身痩躯の男が、親しげに言葉を交わしていた。 無論、見つかれば双方共に咎めを受けるだろうけれど――生憎と、そう言った心配は無い。 なぜならば今夜の見回り担当は彼女であり、男の方も簡単に見つかるような類の者ではない。)(この少女は以前、不朽体騒動の折にも接触した“糸”の一人である。 報酬は大聖堂では手に入り難い菓子の類や、幾許かの小遣い。そして代わりに彼女からは聖堂内部の噂なぞを提供してもらっているのだが――今回は少しばかり、事情が異なる)……危険が皆無、というわけにはいかん。或いは、先達て処罰されたキリバナの女同様の目にあう可能性も無いではない、が――……(それでも良いか、と男が続けるよりも前に少女は「ええ、良いですよ」と笑顔で頷いた) [Wed 30 Jan 2008 00:22:11]
お知らせ > サージェントさんが入室されました。 『――深夜の密会』 [Wed 30 Jan 2008 00:17:25]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 淡々と。 話を振られても答えはつまらなく最小限で。 きっちりお部屋まで )』 [Fri 25 Jan 2008 03:05:50]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 (客室に戻るまでの間、何かとセレニアに話を振ってみた。) 』 [Fri 25 Jan 2008 03:02:20]
お知らせ > アレックス@僧房私室さんが帰りました。 『では、そのように。ここは寒い、お体に障ります―― セレニア、送って差し上げるように。』 [Fri 25 Jan 2008 03:00:29]
セレニア > いいえ。 『聖剣』の力は有用です。 それに触れることを、私事とは… ―――はい。 ( 私事であったとしても、それはきっと世界に必要なことだろう。 そう考える少女は、ふと聖剣を持ち出せないとなった時に、奪取を期待されているのかとも思う。 達成困難で、求められても途方に暮れてしまうが… マリア様は、下手なことはしないか。 …シスター・ジャスティスを刺した犯人… それが野放しなのは気に入らないが、確かに当ても何も無い。 どう手を打ったのか気になるものの、マリア様がそう言うのならと納得。 代わりにマリア様と同道を赦されたのだ。 駄駄を捏ねてヴェイトス市で留守番など寂しいし、素直に頷いてしまう ) ―――はい…? ( 続いた言葉に、自分の事とはどういうことかと首を傾げ――― 俯いた。 胸の内に湧く落ち着かない思いは… 何も知らない自分自身に対する不安か、あるいはマリア様にそれを知られる不安か )   …ありがとうございます。   ( 言葉を選ぶような間を開けてから、ややピントのズレた風なお礼を。 湧いた思いが何であれ、気にかけてくれるのは嬉しい ) ―――頭痛と、耳鳴りは続いていますが、異常はないということです。 務めを果たすのに、支障はありません。 …睡眠も、以前よりは… 少しは… ( 支障がないわけないのだが、行動不能というわけでもない。 正直に伝えるものの、自己評価が『問題なし』となるのは当然。 働いて、評価されなければならないのだから ) ―――申請します。 ( いくらかのお金は持っているものの、支出が無い代わりに収入も無い。 防寒具は教会で用立ててもらえないかと考えながら――― そう… マリア様と二人ではなく… この、おそらくはあの時マリア様に寄り添っていた聖教会と、その連れも一緒なのだと再認識。 何故か感じるもどかしい思いに、膝の上で手を重ねる ) [Fri 25 Jan 2008 02:55:47]
セレス > ( クリスティア行きの話しをひと通り終えれば、話題はハンターズギルドの仕事やセレニアの事にシフトしはじめた。 それこそ事情を知らない事ばかりで、聞きに徹するしかない話。 この街はクリスティアに比べて賑やかで裕福そうな所ではあるが、市井の治安面に於いて酷くモラルが低い気もする。 あまりにも種族や人種に区別が無さ過ぎたり、目的不明の人材が何となく闊歩していたり、広い広い危険地帯が街中に放置されていたり。 吸血鬼がウロウロしている事など、クリスティアではそれ自体実際に見たことが無いのが普通だ。 ) では、私の帰りに合わせて出発しましょう。 この季節とても寒いですから、防寒具とか多めに用意してください。 ( 森を迂回するなら雪山側か湖畔側の二択になる。どのみちクリスティアの立地上、冬の旅は少々面倒になるという話。 ) ( 毛布を羽織った聖女が、ふるると小さく震えた。 ) [Fri 25 Jan 2008 02:42:25]
アレックス@僧房私室 > 私事ですので、この時期に不謹慎かと思いますが―― あの事件、状況証拠でのみですが大体は把握できました。すでに手も打ちましたので、結果を待つ所。ゲリラ的なテロ行為に対しての準備はできますが、犯人逮捕につながる確たる情報がない以上 打つ手がありませんわ。( 息巻いて闇雲にうろつき回るばかりが効果的とは考えないし、事前の準備こそ自分達が働く場だと考える。 予断上の犯人である「リーチ」に対し、母体である「ベルゼルガ」を恫喝し、対処を依頼するという手段がどこまで彼女の意表をつけるかが問題だ。 社会的に追い込まれれば、何かに頼らざるを得ない筈だが、国外に逃亡する恐れもある。 しかし、これは追っても追わなくても同じ事であるから、考えうる内で最善であると思う。 カウンターテロしか出来ないのが口惜しいが。 ) それに、貴方の事も調べたい。 私は、貴方の事を知らなすぎる。 出来うるならば、把握できるものは把握しておきたい。( 聖女の説明に続き、付け加えた。 頭痛や、ヴァンパイアを前にした時の狂態、精神的な不安定さの理由など、対吸血鬼用の道具として彼女を見た場合 爆弾と知らずにキャッチボールをするような事態は避けたい。 ) 体調は、まだ優れませんか?安らかに眠れて居ますか?( と、隣に座る部下の頬に手を沿え、こちらに向けつつ顔色を伺う。 一応、自分の責任で運用しているから、一通りの情報は入ってくるのだが、なかなか構えずに居て、それが引っかかっている部分もある、と ) [Fri 25 Jan 2008 02:30:19]
セレニア > ( かつて務めを果たしていた聖教会。 クリスティアには、複雑な思いがある。 少女がどう感じるかという以前の問題で、その意向を絶対とするよう条件付けられていたのは、条件付けの更新が行われなくなって綻びだらけとなっていた。 ―――以前… 彼女をマスターと呼ぶかどうかは微妙なところだけれど、慕っていた修道女とクリスティアへ行ったことがある。 何があったのかは分からないが… その中で引き離されていた僅かな時間で彼女は変わり、別人のようになってしまった。 大聖堂らしい、ヴェイトス市らしい考え方をする、人間でなかった彼女。 目の前のヴァンパイアを滅ぼすことより墓地を荒らしてしまうことを問題視した彼女は、突如ヴァンパイア狩りを促すようになり、戸惑っているうちにヴェイトス島を発ってしまっていた )   ( 聖教会を組織として大聖堂より上位のものと認識していながら、そこに『マスター』を連れて行くのは危機感がある。 正式にそれと指定された最後のマスターも、聖教会によって異端として殺されたのだから… ) ―――。 ( 『セレニアが居てくれるのなら安心』 そうか… マリア様はその危機を察して、だから私をお傍に。 招待と言っても、マリア様が求めたことのようだが… 務めはどういった状況であろうとも変わらない。 マリア様を守る、余計なことは考えなくて良い ) ―――『聖剣』。 ( 了解した矢先に、新たな情報。 …忘れかけていた、マリア様の狂笑を思い出す… ―――あの表情だけは、嫌だった。 マリア様に合わせていた視線を落とす。 自分も、ヴァンパイアを狩る時は似たような顔をしているのかもしれないけれど… 何故だか、彼女のあんな顔を見ることは… でもあれは大聖堂の聖剣で、訪ねるのは聖教会 ) ―――そうでしたか。 私はマリア様の聖剣と、マリア様が戦った相手のものしか知りません。 聖女様も… ( 自分はその戦いに居合わせたことがあるものの、当事者ではないし、入ってくる情報も一般レベルだった。 セレスが聖剣を使う能力を有しているということが、また胸をざわつかせる。 聖女なのだから、特別なのは当然だけど。 有能でもあるのかと思うと、分野が違うとしても、どうしても自分と比較して… 改めてセレスへ向けられる視線は、やはり友好的なものではなく。 警戒するような、そうすることを後ろめたく思うような、複雑そうなもの… [Fri 25 Jan 2008 02:11:26]
セレス > ( 裏心、というのをそもそもあまり理解出来ないし、自分にもそういうものがあるという自覚が無い。 少なくとも意識して他意のある行動、言動をとるという事を知らないし、アレッサンドラがそう言うのならそうなのだろう、と納得した。 セレニアはあまりお喋りではないのだ。 ) 少し長い旅になります。 私の供をしてくれている数人も帰路には同行しますし、賑やかな帰り道になりそうで嬉しいです。 帰りはいつも、寂しいばかりでしたから。 ( 16課、という存在を知らない。 聖教会に所属するとはいえ、その時間の大半は教会とは遠く離れた湖畔の修道院で過ごしているし、自分に関係のある話でなければ殆んど耳に入る事も無かった。 佇まいや雰囲気からも、一般的なクリスティア人的には見えない。 ) あの時私が使っていた“χ-O-Was(カイオヴァス)”が聖教会に納められています。 アレッサンドラ様が拝見したいというので連絡をしてみた所―――十分な功績と名声のある信徒であると判断されたようです。 ( そういう人物が自分の方からお願い事をしてくるというの、それを招くのも聖教会にとってプラスになるだろうという判断。 アレッサンドラがヴェイトス生まれのヴェイトス市民ではないというのも要因か。 聖女認定の知る所ではない、裏の話。 ) [Fri 25 Jan 2008 01:50:06]
アレックス@僧房私室 > ( 先日、墓地に言った折にも、生きた心地がしなかったものだ。彼女の体調を慮り、寒さを凌ぐ為とは言え、身を寄せ合えば拘束着の存在を感じない訳がない。無邪気に腰に回された手も邪な想像を掻き立て、床についても眠れず、その浅ましさに自分を罰した。 この聖女と時間を共有する度、私は自分がいかに穢れているかを思い知る。 ) 少し人付き合いが苦手で、硬い部分はありますけれど、そういう人材とご理解頂ければ。( かつてクリスティア聖教会で欠番となった16課。そこ運用されていた6と呼ばれる対吸血鬼用の道具であるが、恐らく、偶像として扱われているこの聖女の知る所ではないだろう、と推測しながら 苦笑気味に聖女の声に答え、何でもない、との部下の答えに一度その顔を見て、そうですか、と頷く。 ) 良かった。 こちらに来てからは従者も居らず、親しい友人も居りませんので困っていたのです。セレニアが居てくれるのならば、安心です―― クリスティアへは、個人的な用事でです。セレスティア様に無理にお願いして、聖教会に納められている聖遺物・・・ 聖剣を見せて貰えるよう取り計らってもらったのです。( 友達が居ないとは非常に寂しい話だが、紛れもない事実。人との付き合いは在るが、情の通ったものとは言いがたい。 吸血鬼狩りを一生の仕事にしているような女ではそれも致し方ない事だが―― 聖剣というキーワードには、覚えがあるだろう。 その庇護に溺れ、狂態を晒したあの聖剣だ。 ) [Fri 25 Jan 2008 01:37:57]
セレニア > ( 表情や物腰に多々難のある少女。 それでも会話そのものは、割と普通に成立する。 世間話などはできないものの、話題によっては意外とおしゃべりなくらいだ。 むっつりと黙り込むなら理由がある… あるいは、本来感激するべき『聖女』との対面で緊張してるのかもしれないけれど… ) …何でもありません。 ( 何も無ければ『何がですか?』と聞き返すところだろう。 とは言え、少女自身上手く掴めていないその感情をどう問われても、それ以外に言いようはない。 だからさておき ) ―――! ( 『本当に後始末は終わったのか』 『シスター暗殺未遂の捜査には、自分も加わらせて欲しい』 前置きに出かかった言葉は、その後に続いた内容に飲み込まれた )   ( まさか、留守を頼むとか、いい子でいるようにとか、そんな )   ( だいたい、この間もどこへ出かけていたんだ。 そういえば墓地で見かけたあの時、一緒に居たのはそこの聖女では。 ―――和らげていた表情を硬くして、咄嗟に出かかった言葉の数々は、早とちり。 でも意外な指示に面食らう。 あまり、そういった事に付き添わせてくれるような期待はできないと思っていたから ) ―――クリスティア… ( マリア様の隣に腰掛けてからは、セレスのことはあまり目に入っていない。 あの子は椅子で、私は隣。 その言葉も自分を観察する視線もスルーしてしまっていたが、補足する言葉はしっかりと聞いている ) ―――もちろんです。 ご一緒させてください。 ( 願っても無い。 どこか戸惑うような間が空いてしまったけれど、はっきりと頷いて ) …招待というのは? ( やはりどこか気にかかる風に、尋ねる。 マリア様の功績は認められて当然だし、それは良いのだが。 そこに自分を連れて行ってくれるとなると、哀しい話で我ながら適切な人選ではないような。 元々は聖教会所属だとしても ) [Fri 25 Jan 2008 01:16:57]
セレス > ( 聖域の外では長く暮らせないという体質的な問題で、ほんの僅か風邪をこじらすだけでも長く臥せってしまうような身体。 修道院では殆んど24時間体制でその安静を確認している程度に。 大聖堂も所謂聖域の1つであり、この街では特に楽な場所ではあるが、油断は禁物。 そうして優遇されている事自体、当人は気付いていないのだが。 ) アレッサンドラ様の部下の方がご一緒すると聞いてどんな方かと楽しみにしていました。 凛々しい方ですね? ( 僅かに漂う冷たい空気に気づく事もなく、マイペースにセレニアを観察する。 単純に、歳の近そうな娘に興味を示している所で―――会ったばかりの彼女に対して特別な感想は無い。 ただどんな娘なのだろうという興味と、これから3人で行動を共にする事への期待感があるだけ。 アレッサンドラの反応の意味も、分からなかった。 ) クリスティア聖教会にアレッサンドラ様をご招待する許可が下りました。 先々でどうするか、何をするか相談していた所です。  [Fri 25 Jan 2008 01:01:41]
アレックス@僧房私室 > ( 自分と、聖女以外の同席に、ほんの僅か、言葉に紛れさせて息をつく。 にこにこと無害そうな―― 実際無害というよりも、誰かを害するには虚弱すぎる方だけれど、不用意に、無遠慮に、心の弱い部分に手を差し入れてくる事があり、過去に数度、それに見舞われ取り乱した経験がこのように負荷をかける。それに、今も、いや常にこの聖女は、"あの"拘束着―― いや、聖衣、か。それを身に着けていて、それが動く度にじゃらりじゃらりとその存在を主張する。 距離が近くなればなるほど、一度見る機会のあった、聖女と呼ぶにはあまりにも相応しくない、罪深さすら感じさせるあの姿が連想されてしまう。 偏見に満ちた認識であり、己の不徳とする所なれど、総じて緊張を禁じえない。 間に誰かが居れば、それも少しは和らいだ。 ) ・・・ どうか、しましたか? ( 何だか、言いたい事が在るけれど言わない。無口な部下にそんな空気が感じられ、隣に座った部下に首をかしげる。人付き合いに難が3つつくような娘だけれど、自分との間ではさほどでもなかったと思っていたが。まあ、良いか とさておき。 ) 例の組織の後始末が終わったばかりで、シスター暗殺未遂という気がかりな事件があり、いまだ未解決という所なのですけれど―― 所用でしばらく、ヴェイトス市を離れます。 供を頼めないか、と思いまして。( セレニアの方を見て、如何?と首をかしげ。 ) [Fri 25 Jan 2008 00:49:02]
セレニア > ―――。 ( マリア様を寝台に座らせて… とりあえずそんなことを思うものの、椅子が一つしかなく彼女が客であれば、それはまあ仕方ない。 でもマリア様が、自分でさえほとんど見たことがない普段着で、火傷をさらして、くつろいだ格好をしているのは気になった。 それに、さっきの笑い声。 マリア様も笑っていたのだろうか。 その声を、私は聞いたことが無いのに ) ………。 ( 不躾な視線を正面から返して。 マリア様に紹介されてから、浅く礼をした。 …マリア様からの指示は何よりも優先される。 そうするよう指示があったわけではないけれど、かつて定められた『マスター』の定義はそういうものだ。 だから、待機中であろうと何だろうと呼び出してすまないことは無いし、むしろあなたのための待機だと言いたい。 普通に聞き逃してしまいそうなごく普通の言葉に拘るのは、白い娘がそこにいるからか… 表情の乏しい顔にそれらしい色は無いけれど、いつにも増して口数は少なく、マリア様に視線を移した。 『聖女』と続く白い娘の紹介には、形ばかりの最敬礼。 直前、セレスの笑みを瞳に映したようだけど、笑みは返らない。 尼僧服の下でしたのは、何の音? ) ―――セレニアです。 ( 修道女と言うより騎士のように膝を折って頭を垂れるが――― マリア様に隣へ座るよう促されれば、すぐに立ち上がってしまう )   ( とは言え、促されたのはマリア様の隣で。 それはとても嬉しいのだけど、恐れ多いと言うか、勿体無いと言うか… 微妙に視線を彷徨わせてから、一人分くらいスペースを空けて、隣に腰掛けた ) ―――何なりと。 ( どこかはにかむように、誇らしげに。 表情を和らげて、『お願い』に頷こう ) [Fri 25 Jan 2008 00:33:12]
セレス > ( のんびりと不躾な視線を上げて、興味深げに来訪者―――アレッサンドラの部下だという娘を観察する。 あまり多く人間を見慣れていない目からは、彼女が特別かどうか、他の公約数と比べてどうかなどまるで分からない。 ホワイティアだという事だけは想像できるし、それはそれで安心だ。 ブラティリアとイエロティアは顔の区別がつかないし、訛りが酷くて時々何を言っているのか分からないから。 ) こんばんは、セレニア。 はじめまして。 聖教会“聖女認定(Sanna recognition)”、セレスティアと申します―――あ、長くて面倒臭かったらセレスで構いませんよ? ( 毛布を肩から羽織ったまま立ち上がり、ふわりと笑って挨拶した。 こういう挨拶の機会だけは時々あるし、少しは慣れている。 もっぱら、名のある高司祭様や王族の方が多いが。 ) ( 聖女認定の姿はパッと見は普通のカソック。 露出した手の甲が黒い手袋に覆われ、立ち上がるとなにかじゃらりと音がする以外は。 ) [Fri 25 Jan 2008 00:10:46]
アレックス@僧房私室 > ( この部屋に椅子は一つしかない。よって部屋の主は、毛布のなくなった寝台に背筋を伸ばして腰掛けている。 無論、扮装めいた黒外套など着ていないし、普段火傷の痕を覆い隠す包帯すら外している。 着ているものも、何の変哲もない普段着。 聖女と向かい合って、談笑していたよう。 扉を開けた部下に、入るよう促し ) 待機中に呼び出して済みません。 まず、紹介しておきましょう。 こちらは、私の部下でセレニアと言います。( と、聖女へ向けて、薄紅色の修道女を紹介し ) こちらは、クリスティア聖教会から戦後の慰問に訪れ、こちらに滞在している【聖女認定】セレスティア様です。( と、今度は部下に向けて、聖女を紹介し ) わざわざ来てもらったのは、相談―― いえ、お願い事があるのです。 さあ、どうぞ―― ( と、促した所で座る場所がない事に気づき 一瞬考える素振りを見せて 隣に座るように促し。 この部屋は本来、人を招くように出来ていない。 愛想とは無縁の部下だが、どうなることやら、と二人の様子を伺い ) [Fri 25 Jan 2008 00:00:05]
セレニア > ―――。 ( 名乗ろうとした声を発せ無かったのは、ノックをしてからそうするまでの少しの間に、部屋の中から話し声がすることに気付いたからだろう。 そんな必要など無いと思いながら… お話の邪魔をしてしまっては失礼だとかいう感覚とは別に、思わず聞き耳を立ててしまっていた。 ―――すぐに返されたマリア様の返事。 それがいつになく軽く、澄んで聞こえるのは錯覚だろうか? ノックの音に止まった無邪気な笑い声… 女の子の声が、酷く耳に残る… ) ―――セレニアです。 失礼します。 ( 正体の知れない感覚に胸を焼くのは束の間。 抑揚の乏しいいつもの声で一声かけて、扉を開く )   ( 見知らぬ真っ白な娘。 私よりも先にマリア様の部屋にいてそこで笑っていた娘。 誰だろう )   ( 一歩入って扉を閉める少女は、もちろん戦闘服などではなく、尼僧服をかっちりと着込んで。 薄紅色の髪はウィンプルに隠されているけれど、同じ色の瞳は隠しようも無い。 少女にとってはイレギュラーな白い娘に思考を割いて、それ以上挨拶も無く、無言 ) [Thu 24 Jan 2008 23:40:08]
セレス > ( もう1つの声。 ノックの音と共に静まるその声は、今の今までその扉の向こうから漏れていた。 途切れた笑い声が、楽しい空気を邪魔されたみたいにも聞こえたかもしれない。 アレッサンドラが来訪者を招く言葉の後、扉が開くのを待つような沈黙。 実際、待っているのだが。 セレニアが扉を開けるなら、ちんまりと椅子に座って身体を冷やさないよう毛布を羽織る真っ白な娘が其方を見ているだろう。 ) [Thu 24 Jan 2008 23:28:41]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 少女のような無邪気な笑い声 』 [Thu 24 Jan 2008 23:23:16]
アレックス@僧房私室 > ( ギルドと大聖堂を行き来し、所用でそれ以外に赴く事も多い昨今 怪我や病気で臥せっている以外は空けがちな私室は、大聖堂つきの修道院の一室の角部屋。 ノックの音に返る返事。 部屋といっても「眠る場所」という以外の機能は与えられておらず、広くもない。 中には、箪笥と文机が一つになったビューローが一つと、粗末な寝台。寝姿を隠す衝立があるのみだ。 窓は手の届かない高い場所に十字にくり貫かれており、荒く塗られた壁が酷く寒々しい。 「VHGの魔女」ことアレッサンドラ・マリア・クレメンテは外国からのゲストにも関わらず、一般修道士と同じこの部屋を使っている。 普段明かりが付いていることも稀なその部屋に今宵は明かりが付いており、部屋の主以外の声も聞こえるだろうか。 ) [Thu 24 Jan 2008 23:20:18]
お知らせ > アレックス@僧房私室さんが来ました。 『 どうぞ、おはいりなさい 』 [Thu 24 Jan 2008 23:20:10]
セレニア > ( それを知ったのは少し前。 大聖堂での待機中には珍しい呼び出しに、また何かしてしまっただろうかと思わず身を硬くしたのも束の間――― これと言って華々しい成果が無い意外は …それも十分に問題ではあるのだけれど… 問題を起こした覚えは無い。 では単純に何か用があるのだろうと、足取りも軽く大聖堂の廊下を進む )   ( 相変わらず慢性化した頭痛は慣れることなくそこにあるものの、普段これと言って表情の無い少女の顔は珍しく晴れやかで、規則的な靴音がやや高く響いた )   ( 褒められるようなこともできていないのが残念。 むしろ叱られるのでも、罰して赦していただけるならその方がと思う部分が無くは無い――― とは言え無駄に呼び出すような人ではないから、自分に何かあるのだろう。 マリア様が私を見てる、気に留めてくれている。 何をしていたのか聖教会と寄り添っていたのを見かけて胸をざわつかせていたのが、バカみたいに――― )   ( 上司の私室の扉の前。 一呼吸置いてから、几帳面なノックを三度 ) [Thu 24 Jan 2008 23:02:03]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( マリア様が呼んでる )』 [Thu 24 Jan 2008 22:46:20]
お知らせ > アザリーさんが帰りました。 『 ―――兎に角、出来ること、片っ端から片付けていこう。 』 [Fri 11 Jan 2008 22:41:59]
アザリー > ( 長椅子の並ぶ聖堂の一席にどんと腰を下ろして足を組み腕を組み行儀悪い半人前シスター、探偵よろしくシンキンタイム。 ジャスティス様当人に色々と此処暫らくの動向を聞けばヒントがあるかもしれないが、話せる状態かどうかも怪しいところ。 教会に戻ってご近所に聞き込み? 効果が無くはなさそう。 チャードルとハンターハント、アララマ系のハンターハント関係者、その辺も調べておかない理由は無い。 ) あとはーあとは―――――短剣…短剣? ああ、短剣。 そうだ、自分で刻んだのかな? ( 柄に刻まれた“ハンターハントは滅びない”の文字。 んー、手掛かりとしては薄いか。 ) [Fri 11 Jan 2008 22:28:09]
アザリー > ( ああいう可能性がある、こういう可能性がある、では先に進めない。 此処は先ず、「ジャスティス様個人を狙った」という前提で考えよう。 鍵になるのは「シスター・ジャスティス」と「ハンターハント」だ。 個人に対する攻撃なら、此処に鍵がある筈。 正直な話――――ハッキリとした立場を示して敵味方を分けるジャスティス様のような立場の人は、私怨で狙われる可能性も十分高いと思う。 吸血鬼絡みの因果も多い方だし、尚更。 ) …っていうか、ジャスティスさまって時々何処で何してきたかよく分からない事ある。 ( ただでさえ住人の少ない教会。 居ない時間が長かったり、行き先をはっきり告げられなかったりすれば特に印象に残るもので。 ) [Fri 11 Jan 2008 22:18:46]
アザリー > 「ジャスティス様個人を狙った」 「シスターなら誰でもよかった」 「完全に誰でもいい通り魔」…は考え難い、か。 ( 短剣に刻まれた言葉の意味が酷く薄れてしまうし、「たまたまシスターだった」よりは「シスターを狙った」の方が動機として自然に思える。 ―――完全に理解の範疇外の思考をする狂人の類だとしたらお手上げだが、それも前者と同じ理由で薄い。 ) “ハンターハントは滅びない” だもの。 [Fri 11 Jan 2008 21:33:03]
アザリー > ( 暗黒街の教会を管理するシスター・ジャスティス暗殺未遂事件から2日。 ただでさえ他に人の居ない教会を維持する為、大聖堂を訪れて顔見知りの司祭様にあれこれと話を聞いてメモを取った。 ある程度見ていて覚えた事と、最低限やっておかなければならないこと、自分なりの解釈の多く混じったそのメモをヒップバックに仕舞ってさらに話は続いた。 ジャスティス様を刺した人物の手掛かりの話。 “狩人狩りの再起を記した短剣” “アララマ教徒の女性が着る衣服” たったそれだけ。 犯人の範囲を狭めるにはあまりに足りていない。 司祭様に見せて頂いたその、チャードルという非常に露出を嫌った衣装にしたって、「アララマ教徒の女性を装ったアララマとすら無関係な男」が着ていてたと言われてもありえない話ではなく。 司祭様と面会した個室から出て廊下を抜ける間、あれこれと考えを巡らせる。 ) [Fri 11 Jan 2008 21:28:23]
お知らせ > アザリーさんが入室されました。 『 Chdor…“チャードル”? 』 [Fri 11 Jan 2008 21:14:33]
お知らせ > オリヴィアさんが退室されました。 『祈りが終わり大聖堂を出れば、再び騎士として職務に邁進する』 [Thu 10 Jan 2008 04:10:00]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『(その傲慢な救いを、私は断固として否定できなかった。)』 [Thu 10 Jan 2008 04:06:41]
オリヴィア > そうね。だから、内緒にしてね? 騎士がそんな事言ったなんてわかっちゃったら破門されてしまうかも知れないから(それはそれはとても怖い事。信仰だけでなく生活の拠所を失ってしまうのはずっとパプテスを信仰していたものとしては耐えられないから)そう…。だから、今度こそやすらかな眠りを与えてあげるしかないと思うものね(それができる精一杯の事、と…狩られる吸血鬼にしては迷惑な事だろうが、人間の視点から見ればそれは救いだと真顔で言い切る)え゛…まぁ、その方がいいのだけどもね(いつまでも騎士のままだと疲れちゃうもの、なんて笑って…今だけは、騎士と言うよりは一人の人間として目の前の友人と笑いあって)…そうでしょうね。人って、臆病だもの。隣の人間すら信じられないくらいにね(裏を返せば弱いから警戒心と攻撃性が高くて…そうする事で人間は他の亜人すら押さえてこうして我が物顔でこの世界にいれるのだから…これは、人間のサガ)ありがとう…(しっかりと祈って…*おおっと*とか聞こえない事もついでに祈っておきましょうか) [Thu 10 Jan 2008 03:55:21]
シャーリー > 微力ですが、私も彼の者の無事をお祈りさせていただきます。 ( ロザリオを両手で握り締めて、騎士の願いが通じますようにと祈る――――しかしあれである。 ジャスティスははいになったとかいう文字が流れそうで怖い。 )
[Thu 10 Jan 2008 03:45:21]
シャーリー > 話が分かってくれて本当に助かるや。 ガッチガチに頭の固い人が聞いてたら出禁されちゃいそうだもの。 ( うん、内緒。 あの子の安らぎを祈ってくれた騎士に微笑みを返す。 ) ―――そうだね。 そういう意味で吸血鬼というのは、純粋に不憫で哀れな存在だ。 吸血鬼に救えるものはないし、救われるものも、また何一つ無い。 ―――可哀想な子。 ( それは自分の胸の内にある本音。 普段はそれを笑い飛ばして、愛と平和なんて綺麗な言葉を訴えかけているけどね。 ) 逆に言わせて貰いますと、そういう格好をしていないと騎士には見えないという事かもしれませんが。 ( クスクスと笑う。 このような志を持つ人が治安を守り――私達を滅ぼしてくれるんだろうな。 ) そうなってしまったらね。 負けるのは絶対に吸血鬼の方さ。 ( 確信を持って言い切ろう。 今の私達が変わろうとしない限り、吸血鬼という異端種の評価も嫌われ者のまま不変である。 けれど長く生きれば考え方を改められず、短ければ運命を受け入れられない―――なるほど。 これも吸血鬼のサガか。 ) [Thu 10 Jan 2008 03:42:38]
オリヴィア > 天におられる我らの父よ、御名が聖とされますように。御心が天に行われるとおり地にも行われますように。 その御心のお慈悲により、貴方の僕の命の灯火をお守りください…その者の命を、死のあぎとよりお救いください…父と子と聖霊の名の元に、祝福を…Amen…(そして、ゆっくりと神に願い、祈る。ささやき、えいしょう、いのり、ねんじろっ) [Thu 10 Jan 2008 03:23:02]
オリヴィア > 大丈夫、私とシャーリーさんの心の中だけの秘密にしますから。それに、私も共に祈ったのだから同罪(だから、二人で内緒にね?と笑って)私は、彼女を吸血鬼としたモノが許せない。彼女の罪も同じ…でも、吸血鬼として『生かされてしまった』のは、とても可哀想な事だったから…(死して主に辿りつく事無く、その吸血鬼の呪いに魂が囚われてしまったから…と、吸血鬼擁護の気持ちはない事はわかってしまう差異なのだけど)ありがとう。立派な騎士、とはまた違うかも知れないけど…寄せられる信頼には全力で応えてみせると言えるくらいには騎士でないとね(見た目も重要とか…似合ってると言われればつい嬉しそうにしてしまうけれども)…そう…、どちらかが全滅するまで、続いてしまうのかしらね…(寂しそうに笑って) [Thu 10 Jan 2008 03:22:29]
シャーリー > ま、まあ…聞かれて困る………事だけどさ。 やっぱちょっぴり困るかも。 ( 捉えようによっては吸血鬼擁護の意見なのだから。 ) ………あの子は道を間違えちゃっただけなんだよ。 人でも選択に迷う事があるように、吸血鬼だってまたそうだというだけの話、サ。 吸血鬼は、願いも歪んでしまった子達が多いから……… ―――まーそれでもあの子のやった事は決して許されちゃいけないけれどねー。 ( 瞬きの間だけ泣きそうな表情になり、瞳を伏せる。 そして再び挙げた顔に浮かべているのは、いつもの他愛も無い笑顔。 願いが歪になってしまうのは、誕生が歪んでいるからか、それともこの血を飲み干す性が歪んだものだからか。 ) そうしていると意外と似合っているのですね。 以前見かけたときとは大分印象が変わってきます。 ( 彼女の姿を見て驚いた理由の一つはそれでもある。 ) ………そう…ですか。 あれで一区切り付いたと思ったのに…終わりでは…無かったのですね。 ( 胸の中のロザリオを握り締める。 報復に報復で繰り返すのならば、終わりが来るのは果たしていつになってしまうのか。 ) [Thu 10 Jan 2008 03:13:06]
オリヴィア > 盗み聞きしたような形になって申し訳なかったのだけど、ほんのちょっとだけ…。大丈夫、吸血鬼は可哀想なんだみたいな短絡的な事を言わない限りね?(自分も思ったし哀れむ人間を声高に非難するような事もなく。ただ、彼女が起した惨劇と罪を忘れて擁護しようと言うなら、その限りにあらずと…目の前の彼女に限っては大丈夫だと思うけど、自分の信条の上でも釘を刺すとか)あ、ならば大丈夫。てっきり、私がこんな格好してるから改まってしまったのかな、なんてね(こちらは逆に神の前では一人の人間として砕けた感じに喋ってしまうから何となく判って…神の前では肩書きなんて意味もない事だから)…少し、ね。ちょっとだけトラブルがあってね…怪我した人がいるの。その人の為に…寄り道をしてお祈りを(昨日の事と言われればこくんと頷いて、誰と誰がどうなったとかはぼかして…ゆっくりと跪いて) [Thu 10 Jan 2008 02:55:42]
シャーリー > き、聞こえてもいたんだ。 アハハハ…… ……オリヴィアちゃんも共犯みたいなもんなんだから黙っててよね! お願い!! ( めっ!とされれば困ったように眉をハの字にしながら両手を合わせてお願い事。 自分のやってる事が褒められた行いでないのは重々承知の上だから。 ) ( 口調の変化を指摘されれば苦笑い。 ) ―――あ…すいません。 パプテス様の前や主に関して語る時は、大体このような口調になってしまうのです。 ちょっと変な癖…みたいなものです。 ( 出来れば気にしないで頂けると幸いです、と続ける。 それでも相手が違和感を感じるというなら、意識的に元の砕けた口調に戻そうとするだろう。 ) ( 騎士の言葉に息を呑み、表情を少し落ち込ませたものにする。 ) あの…どなたかが……大変な目に遭っている状態なのでしょうか? ( ひょっとして、昨日の出来事で何か?と心配そうに相手に尋ねる。 ) [Thu 10 Jan 2008 02:43:54]
オリヴィア > うふふ、そうでしょうね。吸血鬼の死後の安寧を神に祈ってたなんて頭の固い神父様に聞かれてしまったら怒られてたかも知れないし(なんか驚かせてしまったけれど、驚いた顔がなんかかわいくてつい笑ってしまいながら、でもちょっとだけめっ!と注意。当人はその言い方でも判るように批判するどころか共に祈ってしまっているのだから言えた義理じゃないのは明白だけど)改まらなくても大丈夫、ここでは同じ神の僕なのだからね? ええ…お祈りを。命の灯火が消えてしまわない様に…まだ、貴方様の元に向かうには早すぎて未熟ゆえ、追い返してくださいって、ね(そっと制服の下から首にかけていたロザリオを取り出して…きゅっと両手で握って) [Thu 10 Jan 2008 02:32:54]
シャーリー > ( 私もまたあの処刑の場には別の場所から見ていた。 彼女の犯した罪を許してしまう事は、人間社会が許さない。 もとより殺人は人でも許しがたい行い。 それが吸血鬼という異端が行ったのなら、あの刑罰も然るべきものであったのだろう。 けど私は、それでもただ哀しかった。 ) び、ビックリした。 うん、驚いたよ。 誰も居ないと思ってもの。 ( 以前とは違うその格好に、やはり正装をしていれば紛れも無い騎士なんだな、と思っていたり。 ) オリヴィアさんはどうなされたのですか? ここに来た…ということは、貴女もまた主に祈りを捧げに? [Thu 10 Jan 2008 02:25:44]
オリヴィア > …Amen(そっと相手の祈りの最後にあわせて小さく呟く。自分も昨日、あの処刑の場で小さく祈った事。彼女が犯した罪は許せるはずもなく吸血鬼の存在を認めるわけにもいかないが、死する時に祈りすら与えられないのはとても悲しく不幸な事だと思ったから…そして、この先客も滅びた彼女の魂の安寧を願ったのならば特にそれを咎めたり顔をしかめることもなく)…あら、こんばんは、シャーリーさん。驚かせてしまってごめんなさい(いつぞやとは違い、騎士の制服に身を包み申し訳なさそうな微笑みを浮かべながら、驚かせてしまったようで軽く会釈をして) [Thu 10 Jan 2008 02:17:55]
シャーリー > 主にとって不可能な事は何一つとしてあらせられないと記されております。 ならばどうか―――彼女の幾度目かの死は安らぎのあるものであり、その魂が安息の地へ送られる事を望みます。 天にまします我らの父よ―――Amen ( 主への長い祈りの文句をゆっくりと丁寧な口調で言葉に出す。 吸血鬼が神に祈りを捧げる時点で不敬な話だ。 ) ( そしてその簡素な祈りが終わる。 私はあの滅びた同属の事を何一つ知らない。 それなのにこうしてその冥福を祈るのもまた、自分勝手な行いに過ぎる。 そんな事を考えながら立ち上がり、踵を返した。 ) ―――――……!? ( 祈りに夢中になっていて、相手の存在に全く気付いていなかった。 少し驚いたように目を開いて相手を見つめてしまう。 ) [Thu 10 Jan 2008 02:10:24]
オリヴィア > (目の前で起きた事件のせいで自分自身にも余裕がなくなっているのが判る。落ち着きを取り戻す為にも、ヴェイトスでは慎ましやかな聖教会と比べて荘厳な大聖堂の雰囲気は同じく神に包まれている気配がして数度深呼吸をすればゆっくりではあるが心のざわめきが落ち着いていく気がする…)…あら…(誰もいないかと思っていれば、祈り頭を垂れる人影を見かけ…しばらく、前のかたの祈りが済むまで立ったまま…自分もそっと先客が鎮魂を祈るものの為に手を組んで祈ろう) [Thu 10 Jan 2008 01:57:52]
シャーリー > ( そういう意味では、あの彼女がシスターを刺した事によっていくばくかの波紋を残せたという事か。 もっともそれが何を意味するかまでは分からないが。 ) ( 夜半ということもあって、礼拝堂に自分以外の人影は殆ど見えなかった。 ―――随分と愚痴が込んでいたのだな、と自分のことながら軽い溜め息を付きたくなった。 ) ――――主よ。 どうか許したまえ。 ( 吸血鬼はステンドグラスの前に飾られた神像の前に腰を下ろすと、胸の十字架を握り締めながら瞳を閉じる。 ) どうか彼の者の魂に安らぎがあらんことを――― [Thu 10 Jan 2008 01:51:16]
オリヴィア > (仮眠明けで街中をいけばいくら緘口令じみた事をしても人の口に戸は立てられぬと言う現状。吸血鬼への裁きが話題になるのはいいがその影で人込みの中で刺されたシスターの事が口に上るのは困ったもの…暗黒街に騎士が乗りこんだら当然話に上るのは仕方ない事だけども)…夜分遅くすみません…祈りを、捧げたく思います(今はともあれ、シスターの無事を祈りにきたのだ。大きく息をついて、何事かと駆けつけた関係者に申し訳なさそうに言って…馬を預ければ礼拝堂へと向かおう) [Thu 10 Jan 2008 01:40:13]
シャーリー > ………祈るとしましょうか。 せめて、彼女の魂が安らかにあらんと。 ( 胸にあるロザリオを握り締めながら、野暮ったい服装に身を包んだ女性は礼拝堂の方へと足を向けていく。 ) …………? ( どこかから馬のいななき声が聞こえた気がする。 こんな時間に――自分もそうだが――参拝客か何かだろうか? そんなことを考えながら足を進めて行き、礼拝堂に辿り着けば吸血鬼はその扉を開けようとするだろう。 ) [Thu 10 Jan 2008 01:36:13]
オリヴィア > はいっ!(仮眠から目を醒ました騎士は騎士団の制服のまま、忙しく馬を走らせて…大聖堂にはもう報告済みだけど、今回は個人的に宗派を曲げて…本当は聖教会の人間なのだけど、大聖堂へ神の下僕たるシスターの無事を祈りに…いななく馬を押しとどめて) [Thu 10 Jan 2008 01:30:31]
お知らせ > オリヴィアさんが入室されました。 『できる事は、全てやっておく』 [Thu 10 Jan 2008 01:25:28]
シャーリー > ( 折角ここまで足を運んだのだ。 顔見知りのシスターに少し遅れた年始の挨拶でもしていくか、それとも礼拝堂で祈りでも捧げていこうか。 ) さて…どうしましょうかな? ( 冷え込んだ冬の通路を歩いていく。 ) [Thu 10 Jan 2008 01:21:29]
シャーリー > お付き合いしていただき、ありがとうございました。 これで少しは楽になってくれます。 ( ずっと胸のうちで抱え続けるのは辛い。 誰かに全てを打ち明けてしまえば、なんて楽な気持ちになれるのだろうか――― )( ―――けれどそれは、その打ち明けた相手の重荷にもなる。 だから私は、生涯それをすることをしないだろう。 するとしたのなら、冗談に混ぜて口に出すか、こういう素性も顔も知られぬ場で愚痴として零すだけ。 )( 椅子から立ち上がり、板の向こうの姿の見えぬ相手に会釈をすると、その狭い部屋から外に出る。 ) [Thu 10 Jan 2008 01:06:11]
シャーリー > きっと夢物語なんでしょうね。 異種族も人間も取るに足りないただの個性だと認識される。 そんな馬鹿馬鹿しい時代が来るのは、きっとあと千年、二千年かけても足りないのでしょう。 ( 六百年前と今は何も変わらない。 それならば、未来に果たしてどれ程の希望が持てるというのだろうか。 ) ――――ああ、これで罪が三つ目ですね。 下らない愚痴に付き合わせてしまい、神父様の時間を無駄に浪費させてしまいました。 [Thu 10 Jan 2008 00:50:47]
シャーリー > ( 奴隷ギルドに赴いた帰りの事。 いつものように安い手頃な器奴隷をレンタルして、乾いた喉を潤してきた。 ) ―――それに…もう一つ、罪があります。 私は昨日、主を疑い、恨みの言葉を心の中で呟いてしまいました。 恨む者など誰一人としていないはずなのに、そんなあさましい思いを持つのを堪える事が出来ませんでした。 [Thu 10 Jan 2008 00:38:57]
シャーリー > 私はまた一つ罪を重ねてしまいました。 ( 自分自身の罪を告白する少女。 そこに普段の軽い色は無く、ただ真摯に姿の見えない板を一枚挟んだ相手に向けて呟いている。 ) その罪を重ねる行いを、私は決して止めることが出来ないでしょう。 罪だと理解していて、罰を受けるべきだということを自覚していながらも、私はそれから逃げ続けています。 [Thu 10 Jan 2008 00:28:25]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 [Thu 10 Jan 2008 00:20:19]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『懺悔室』 [Thu 10 Jan 2008 00:19:52]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( 少し驚いた顔で、受け取る姿はまだ、年相応の子供らしさも滲んだか。)』 [Mon 31 Dec 2007 05:29:15]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 別れしな、売り物のジンジャークッキーを聖女さまへ。 )』 [Mon 31 Dec 2007 05:25:37]
ザッハトルテ > (「私の」から「私達の」。 訂正に込められた意味を、今は知らない。 いずれ知る事となるかすら、多分今は誰も知らない。 無窮見通す天上の目だけが、その先を知るのか、否か。 元々がともすれば病人まがいの風貌が、再びの心遣いを受けて、へんにゃりと笑む。 )  …宜しく御願いします、サンクトゥス嬢。 ( そして朝いちばんの出物が並ぶ、中庭へと進む白と黒。 ) [Mon 31 Dec 2007 05:25:23]
サンク > ……休憩の時間に、バザーを見て回るくらいは私にも赦されると思いますわ。ザッハトルテ様。 一人で出歩いては、心配もかけてしまいますし。我侭にお付き合い願えますかしら?( 気紛れな聖女の我侭に、その時居合わせた知り合いがたまたま付き合わされる図になりそうな。そんな言葉を返して頷いた。) [Mon 31 Dec 2007 05:18:01]
サンク > ( 触れ合い等と称するのも憚られる程に、それは一瞬の事。目を閉じて、瞬き程の呼吸を挟めば過ぎてしまう刹那の刻。今宵幾度も繰り返した、そしてまだ繰り返す諸行に特別なものを感じるのは、そのものが所業から外れてはいれど。 ――…未熟だとは、息遣いだけで微かに笑うもの。 緊張の所為か、それ以外の要因でか。殊更に象牙のような白の侭で固まる姿は、目を閉じていれば冷たく整った面立ちと相俟って彫刻のようにも見えていたから、恐る恐るの風情と大きな呼気に、いけないとは思いながらも、くすりと小さく零れる笑い声。) それ程緊張なされなくても、宜しいですのに。( 何処か楽しげな風情は、聖女よりは少女に拠った代物か。) …ええ。それが、私の――…私達の役目。迷い悩む事がありますれば、どうぞこの門を叩いて下さいませ。出来得る限りお応え出来ますよう、精進致しますわ。( 祝福を施し、告解を受け取る。知らずと構築された形はこの上無く、この場にも――…種にも相応しきもの。祈りの形に伏した眼差しが、膝折れる様に軽く見開かれ。) ……お具合が悪いのでしたら、御無理はなさらずと申し上げたい所、ではありますが――…。( 口元に指先当てる仕草は、何処か子供の無体を咎めるかのようなもの。そんな仕草を子供の顔でやっている事自体が滑稽ではあるが。) [Mon 31 Dec 2007 05:16:14]
ザッハトルテ > ( 片手を椅子の台座について身を支える。 もう一方は虚偽の為に、ただそれだけの為に動かされた器官に当てて、 は  と病躯めいた呼気の後、 )   ――…あつかましいが、今少しだけ貴女の時間を戴いてもよろしいだろうか。 大変申し訳ないのですが、願わくばー…  中庭も見て歩きたいのです。 ( 中庭、そして前広場では、善意のバザーも催されていたと思う。 表層に出さぬよう、努めに努めた痩せ我慢もそろそろ限界。 それでも見て歩きたいからと、無茶な願いを口にした ) [Mon 31 Dec 2007 05:01:57]
ザッハトルテ >  …………。 ( 腐り朽ちるすら許されなかった肺腑を覆う骨までもを砕かれる痛み。 ――けれど、それはきっと、ほんの数分の間の事。 決して長くはない言葉の連ねと共に、いっそ儚いほど小さく白い手の指先が、横と縦とに一度ずつはしる。 …それだけの、間。 )  …――――――   ( 永劫と紛うていたのは、きっと此方だけの。 ふ、 と離れてゆくすべらかな指先と共に、薄れる気配に大の男が恐る恐ると云った風情で目を開くと、咳き込まんばかりに肺の吸気を空にした。 )      …   は。 ( くたり、外套もろとも丸まる背。 …へんにゃりと滲む微苦笑も、取り繕いの偽りの。 ) 有難う、御座いました――――日頃これと信仰を持たぬ身なれど、威光の前に犯した罪も灼ける思いです。 …これからも、彼の御方の言葉を広く伝えて戴きたく。 ( 深々と垂れた頭も謝礼のようで、その実ゆきばのない謝罪。 この場に相応しく、祝福よりは告解によほど近しくも。 )( ――手短かな別れの挨拶を告げ、椅子より立ち――けれど。 情けなくも、膝がかくりと崩れた ) [Mon 31 Dec 2007 04:55:32]
サンク > ( 今宵もまた聖なる日。そうと願えば全てに祝福の齎される祈りの日。満ちた聖性は、この日の為に清めを行った神官聖女の苦心の賜物でもあれば、気配が増幅されるのも当然の事ではあるか。 指を染め彩るは聖なるかなと祈りを捧げられた灰。 仕草も、執り行う事もささやかなもの。ささやかな事。移り変わりの瀬を越える為の、小さな一押し。それを成すにも余りにもちっぽけな手であれど、助けになるようにと祝福の御手は此処に。) ――……AMEN. ( この世で最も短く、されども切な願いをこめられて唱えられ続けてきたであろう聖句を口ずさみて、夜の灯火の下にていっそ鮮やかに白く見える額へと描くは十字。神の御子の恩寵、贖罪の印。聖灰と聖水に濡れた指と、触れた額と。どちらが冷たかったか等と考えるのは、何処か歪でおかしな話。 ――…描く指の持ち主からすれば、本当にささやかな、砂時計の砂粒を両手の指数程落としたかも曖昧な数秒の事。 濡れた指先がスゥと引かれて、装束の袖へと隠れ。) ……どうか、貴方の来年が。新たに巡る年月が、よきものでありますように。( 胸元で緩やかに手を組み合わせ、粛々と口ずさむのは、聖句ならずの祈りの言葉。) [Mon 31 Dec 2007 04:23:51]
ザッハトルテ > ( 鈴を振るが如きの聖女の声音、言葉のひとつひとつが身に突き刺さる。 楚とした笑みの微粒子のひとかけら、空気をさざめかせる音のひとしずく。 それら全てが纏う聖性に、何ひとつ偽りの混ざらぬを示すこそが相容れぬ魔属の血。 卑下でも謙遜でも、上澄みだけの麗句でもなく、聖女の全てが己を容れぬ天上の主の声そのものと同化する。 芽吹きと眠りの季節の空の色した双眸も、仄淡く輝く白い頬を染めた朱の色すらも。 ――それこそを、天の御遣いと呼ぶ―― )    …・  ・    ――――――…   ( 頭を垂れた時から、裁きを待つ罪人さながらに瞳は閉じていた。 聖句の頃には血の気の乏しい肌は尚白々と、死人の色と成り果てていただろう。 聖女の目に届かないよう、項垂れた影の中で頬が強張る。 白磁の指先が触れた刹那、僅かに肩が跳ねたろう。 ――十字を記される額は灼けこそしなかったが、聖女は聖女であるが故に、男がただ信仰の敵であるが故に。 ただその一点に於いて、零れ落ちる時の砂粒ひとつごとに内側から臓腑が締め上げられて軋む。 ――表層にあらわれたものが、緊張の極致と映ったか否かは、また。 ) [Mon 31 Dec 2007 03:41:36]
サンク > 天なる御方は、地に在る愛し子達を信じておられますから。――…御手から離れた子らが艱難辛苦の道の果て、自ずから正しき道を選び取る事を。( 高き御心にあれば、それは大局的なもので。だからこそ、泡沫の一欠片たる人々には、時にその手が無情に見えてしまう事すらある。――…だからこそ、其処に手を差し伸べるのは、地に在って代行の傲慢を語る聖職の身が負うべき使命なのだと。 理想であり綺麗事であり、祈りであり真実の欠片。だから、語る声も何処か祈るように響く。) …其処までは傲慢にはなれませんわ。私の手などちっぽけなもの。けれど、泣き崩れる身を支える事や、溢れる涙を拭う事くらいは出来たでしょう。 ――…出来た筈の事を成せなかった事を悔しく思うのですわ。 だから、刻まれた爪跡をも越えて、前に進んで行く方々に、一抹の手助けになれますように、此処におりますの。( 踏み越え進む為に。痛みを抱えても、涙の痕で道を濡らすとしても。 語られる言葉に微か浮かぶ困ったような風合いは、色違いの青閉ざす瞬きの合間に押し隠し。 沈黙の中に受け取る平穏への希望を、願いと名付けた祈りとして、一度胸元で十字を切る。) …ふふ。久方ぶりにお逢いします方の前では、どうにも舌の滑りが良過ぎるものですわね。( 恥じらいめいて薄く頬に紅乗せて、侘びのように軽く頭を下げ。 ――…上げた時には、粛々と聖職果たす聖女の顔。 手元の壷には、聖別された灰を聖水にて溶いたものがある。灰色の顔料めいたそれを一掬い手に取り、指に乗せ。) ――過ぎ去りし歳月と、新たなる日々に、祝福を。( 聖句を唇へと乗せて、夜色の黒髪さりと掻き分け、それが赦されれば、黒より出でた白夜めいた額へと、祝福の十字を記そうと。) [Mon 31 Dec 2007 03:19:11]
ザッハトルテ > …盲目の羊であってはならぬと、されどその手で子の目を開かず。 ――…転んだ子を助け起こす、それ自体はとても容易い事でしょうけども。 ( 神は敢えてそうしない。 彼の子等が自らの力で起き上がる、その日をただ待つと云うのだろう。 …神の慈悲を理解しないし、出来ないけれど、粛々と紡がれる聖女の言葉を手助けに、その意思の片鱗を知る。 柔かく弾けた笑う声が、意識を此方側へ。 …嵐の如く過ぎ去った、この年の災禍へと引き戻す ) 貴女ひとりが負うものではなかったのでしょう。 …彼の子等全てに、分けて担えと。 送られた者を弔い、汚れた水を清め、荒れた街を再び興せと。 ――…人の尽力で、もう市街に災禍の爪跡は見えません。 忘却は時に愚かの証ではありますが、けれどそれすらも踏み越えて行かずばなりますまい。 ( 人の道を説こうにも、人でないものが語る以上は。 理屈だけの、中身の伴わない、伴えない言葉はどこか虚ろに響く。 ――口を結び、沈黙を以て生まれ来る年こそは平穏たれと繋げようか。 )  …話の井戸は尽きねども。 ( 緩やかに笑む色違いの蒼色を直視し得ず、頭を垂れた。 ――祝福を呪詛として受け止める賭け事、もしくは戯言。) [Mon 31 Dec 2007 02:51:17]
サンク > ( 室内を照らす灯火は抑えられたものなれど、今宵は心なしか蝋燭も焔も明るく映る。聖堂に満ちる活気が此処まで届いてそう見せるものかもしれず。子供の顔をした聖女の聖性は秘められたもの。聖堂に在る者故、違和感無く紛れ込むもの。 悪戯めいた微笑を湛えた侭、仕草ばかりは子供らしく小首傾げ。) 父君は全てを御覧になられている――…されど、それに気付くは地に満ちる子供等の意思であり、意識。省みる事を、いと高きにおはします父は喜びましょう。( 気遣いと聞こえれば、ほんの少しきょとんとした顔を見せた後、楽しげに笑った。さざめく笑みは空気を揺らすというには足りぬも、満ちる清浄が漣のように揺れるのは、聖ならぬ魔の視であるからこそ、見えてしまうのだろうか。)  ――…ええ。肝心な時に、動く事も出来ず。何かと歯痒くはありましたわ。( 色違いの青を伏せ、睫の影落とす仕草に連れて、声音も薄く憂いを帯びる。されど、顔を上げた時にはそれも吹っ切ったかのように、微笑は柔らかく。) それでも、この地が平穏を取り戻し、新たな年を重ねられます事を、天に地に――…全ての人々に、感謝を。 ( 去年の今頃――…蔓の悪魔。あの災厄にも被害なれば匹敵する鼠獣の侵攻もあった。犠牲者は数多、苦しむ人々の声に応える事の出来なかった身を沈鬱に憂う気配すら、今はこの区切りに置いて。 果たせなかった想い事抱いて、新たな年を進むのだと――…笑みは静やかに。) [Mon 31 Dec 2007 02:27:41]
ザッハトルテ > ( ばれてしまったと、俗な言葉で悪戯っぽく微笑する仕草。 明度を低く抑えた空間に、ほわりと白光の幻想が満ちる。 …否、幻想でも錯覚でもないのだろう。 ヴェールが上げられ、繋がった空間に聖性の奔流が流れ込む。 魔属はそれを察知「させられる」。 ――とは言え、秘された聖性の真の出どころには到底思い至れず、少女の信仰の篤さとしか認識できないのだが。 ) …そこは、天にまします貴女方の父君なれば、全て御覧になっている と。 そう仰るべきところでしょうに――…  御気遣い、痛み入ります。 ( あまりに此方が緊張しているものだから、気を使わせてしまったのだと思った。 緊張を超過し、声帯までもが緊縛されたように重いのもまた、満ちる清らの空気によるものだ。 ――背筋を這い上がる拒絶感を押さえつけ、耳を傾ける )( 臥せっていた ) …暫く。   ――生憎私も時事には明るくないのですが――…  「色々」あった年だったと思います。 鼠が市街に溢れ、こちらの巡回牧師が亡くなり、…吸血鬼が暴れて火災が起きたり、とか。 その意味では、年最後のこの日が何事もなく過ぎそうなのが、救いのひとつかもしれません。 …もし去年の今頃が繰り返されていたら――(蔓の悪魔) そう思うと。  [Mon 31 Dec 2007 02:06:13]
> ( Holy Ash Day ―― 流れ行く歳月の中、一つの区切りを示す日。祝福を欲して訪れるのは、普段から聖堂に訪れるような顔ぶればかりでは無く。日々の中でパプテスの信仰を抱えはしても、日頃は聖堂にまで足を運ばぬ者も多い。今宵や聖誕祭のミサに限れば、そのような顔の方がより多く聖堂を締めるのやもしれず。 ――…それは取りも直さず、このヴェイトスという街では、信仰と共にある祭事も娯楽や普遍の祭りと見做されている、その一端を垣間見もするが。 それでも、語る声音は何処か楽しげな色を孕む。) ――…あら。バレてしまいました。( 少しの間は驚きを含めた沈黙。やがて、くすりと小さな笑みを零して、視界を隔てるヴェールを上げる。其処に座しているのは、青味掛かった銀髪に、色味違えた青瞳のちっぽけな娘。子供とすらまだ呼べそうな見目ながら、纏うは司祭印の入った聖女装束。) ふふ。折角の祝福の宵ですもの。…正直な所、暫く臥せっておりましたから、こうして出て参りますのも久方ぶりなのですけれど。( 声音の変化は、概ね隔てたヴェールの賜物だったか。薄白い面差しも、見目も余り変わったとは言えぬものなれど、湛えた笑みは穏やかに。) お久しゅう御座います、ザッハトルテ様。( 激動の季節を一つ越え、赤い雨が地から引いた所が、元より病弱な身の一つの限界だったか。それから長らく臥せっていた身は、此処半年程は聖堂に出る事も出来ず仕舞い。 だから、今此処にいるのも、人手足らずに付け込んだ我侭の賜物。) [Mon 31 Dec 2007 01:46:36]
ザッハトルテ > ( 無駄に長い前髪を除けて、指先に乗せた灰で十字を描く。 ――言葉にしてしまえばそれだけの事。 それだけの事だ。 神罰ならぬ祝福の灰が身を灼きこの動く骸を灰燼と帰す確率は、そうでない確率よりは低かろう。 傲慢な血吸いの徒はそう踏んでいたし、戯言、賭け事、幾つかの約定をもってして尚拭いきれない自棄。 よしんば裏目を引いても構わなかった。 ) ――…………… ( しかして、壁の向こうより来たる声には憶えがある。 開くまいと思っていた目を、思わず開いて、瞠目。 )  …貴女も、此方に。 ( 借り出された。 有り体で俗な言葉を掛けるにも憚られて、語尾を濁した ) 息災なようで何よりです、 …サンクトゥス嬢。 御姿を拝見できぬのは誠に残念ですが、以前御会いした時よりいくらか声がおとなびたようだ。 ――今宵は――ええ。 信仰を持たぬ身が好奇心にかられて、聖灰の祝福を受けに参りました。 ( 声音に変化があったものか、本音を言えば断言はできないのけれど。 一年前の夏、そして激動の年月を経て、大聖堂の重要人物はさぞ多忙を極めたろうと。 ) [Mon 31 Dec 2007 01:29:10]
> ( 声は沈黙と瞑目に重ねるよう、ヴェールの向こう側から緩やかに響く。) 歓心を抱いて頂けるのも、有難い事。その心に、御心が一欠片御宿りになられた事でもありましょう。( 発端が好奇心であれ、実際に足を運ぶというのには大なり小なりのエネルギーが必要なもの。それらを労して足を運んだというのなら、きっと其処に意味はあると。訥々と言葉連ねる響きは、幼さも残した少女の声色。) [Mon 31 Dec 2007 01:16:30]
お知らせ > さんが入室されました。 『 ――…拙い事等、ありませんわ?』 [Mon 31 Dec 2007 01:12:34]
礼拝客 >  ……………。 ( 寛大であれと思い直したのかもしれないし、己のような異教徒も他に何人か居たのかもしれない。 )( 椅子に座り直し、背筋を正して頭を垂れた。 ――瞑目 ) [Mon 31 Dec 2007 01:08:44]
礼拝客 > ( 先に、信者ではない旨は伝えてある )  今年はとても此方の活動が活発だと思ったものですから、どうしても拝見したくなったのです。 …好奇心 では――拙かったでしょうか。 ( 未だヴェールは取り払われず、壁の向こうの顔は見えない。 ――背の低い椅子に掛けた時点で腹を括ったように思えて、今更繰言を重ねてみる。 かと云って異教徒は帰れと言われれば、惜しいと思ってしまうのだろう。 この辺り、我ながら度し難い。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:57:25]
礼拝客 >  …………。 ( 狭い。 …それが、最初の感想。 人に言えないあやまちの告解、本来の目的を考えたなら、然るべき狭さなのだろうけど。 椅子がひとつと、顔の高さに小さく小窓を設けた壁。 その向こうに関係者が控えているものと思われた。 ) ……………。 ( 思いの他長い事固まっていたらしい )   初めて拝見した、ものですから。 ( 小窓には目の細かい網が張られていて、平素の告解の場合これで互いの顔を隠すのだろう。 けれど今宵は、それも外れる仕様のようだった。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:42:44]
礼拝客 > ( 俯きがちに、己の爪先と前をゆく人の靴の踵だけを見て歩いているのは、頭を上げられないからだ。 見えざる手が首を掴んで、それを強制しているよう。 やがて堂内のそれぞれの見所を見る為に人の列はばらけてゆき、招かれざる客もまた、目的の場所に着き至った。 ) ――――――。 ( あらかじめ信者ではない事を伝えたのち、辿り着いたのは。 ――懺悔室、と呼ばれる小部屋。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:32:45]
礼拝客 > ( 市中にある時計台の鐘の音が長く長く尾を引いて、やがて夜気に溶けていった。 日付変更を伝える音。 12月31日、この年最後の一日の産声。 そして時計の単身が後二度廻れば、それも過去のものとなる。 市街地の聖誕祭を祝う空気は流石に薄れつつあったが、ここにはそれがまだ色濃く残っていた。 横目に眺めた堂内の随所には質素でささやかな灯りがともされ、蜜蝋の香りが薄くここまで漂っている。 )( 衣擦れの音すら密やかに、粛々と歩く礼拝客に混じって、ひとり。 喪服まがいの黒服黒外套の男が混じっていた。 変化に乏しい表情が、それでも微妙に強張っている。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:24:24]
お知らせ > 礼拝客さんが入室されました。 『( 響く鐘の音 )』 [Mon 31 Dec 2007 00:17:36]
お知らせ > ジンバルトさんが帰りました。 『――ほんと、御疲れ。(曖昧に笑って首を振り振り、手紙と名刺を破り捨てた。)』 [Tue 11 Dec 2007 00:02:23]
ジンバルト >     そう言うモノ、なんでしょうかねェ…、…、   (――長耳は、婦人に別れを告げて葬儀の場を後にして。聖堂の玄関口で一度立ち止まる。見上げると、今にも風花が舞い降りそうな曇天は、恰も長耳の内心宜しく、どんよりめいて景気が悪い。末端冷え性のせいで、早速かじかんでくる両手を、礼服のポケットに突ッ込んで。長耳は、片眉を持ち上げ振り返らん。パプテス教の象徴である十字架が、胡乱気質に目障りに映る。左のポケットからシガレットケースを取り出して、久しぶりに一本咥えて火を付ける。) ――人間は、面倒臭いよねェ。寂しいとか、痛いとか、苦しいとか、むつかしいことばかりに気ィ取られてさァ。(こだわッて見ても、どうせ、ほら。100年もせず死んで行く。上ッ張りの反応だけで、何とか数十年をやって行ければ、面倒ごとも起こらぬのに。) (――かさり、乾いた紙の感触に右ポケットから取り出せば、婦人から預かった手紙が一通。直ぐに死に行く奴隷如きに、子爵が感謝と親愛の想いを込めたしろもの。抓みだしてみれば、白い封筒は、夜の中で存在感を主張する。) (ふーッと長い吐息を紫煙と吐き出して、ついでに懐の名刺入れから、子爵の名刺を抜き取ろう。) [Tue 11 Dec 2007 00:00:33]
ジンバルト > (婦人は薄く、酷く寂しげに微笑んで――あぁ、それは、当たり前なのだろう、か?――言葉を連ねた。) (「購入してしまっては、お金で買った子と言う印象を与えてしまうでしょう?」) はァ、まァ――、(「奴隷ですから」、の当然の台詞を、取り合えず嚥下する。その言葉を言ってはいけない空気と言うのは、何とは無しと察知出来るけれど、どうして言ってはいけない空気にならねばいけないのか、長耳には理由が解らぬ。どうしてそんなに寂しそうに笑うのか、まるでせかいが一つ終わったように無気力で静謐な安堵感さえ漂わせるのか。人間は面倒臭くて良く解らない。良く解らぬ表情を湛えたまま、婦人は静かに言葉を続ける。とても、遠いまなざしを、している。) (「私達には、子供が居なかったんですよ。――…ですからでしょうねぇ、あの子を借り受ける時だけね。あの子が、あのギルドの暗い檻の奥で、私達の姿を見付けて笑ってくれるのを見る時がねぇ。とても嬉しかったのよ。そう、本当の孫に会うみたいに――」) (黒いレースの向こうで、婦人の皺深い頬に光る物が流れ出て、ステンドグラスの灯りを映す。長耳には推し量れない感情を湛えて、婦人は何処か遠い、遠い場所を見詰めて、じっと屹然と佇んでいる。) [Mon 10 Dec 2007 23:39:55]
ジンバルト > ( かわいそうに ) (欺瞞に呟くことばは、長耳の本音に他ならぬ。毎月売れ残っていたと言う件の三級奴隷は、つまり長に置かれていても購入される様子が無いと言うこと。出掛けの直前、チェック半分に確認した書類には、処分まで残り5日を切った「期限切れ」の『商品』の中に、彼女の名前が連ねてあった。程無くヴァルハラの園で再開するだろう仮初の主人と奴隷は、どんな思いで顔を合わせるものか。いや、そもそも。)(こつり、長靴の踵を廻して、婦人へ斜めに向き直らんと。重苦しい空気に内心辟易している長耳は、浮かび上がった疑問をそのまま、何気に尋ね聞いてみる算段。こくん――、重力のしわざで片側へ流れる纏め髪。乙女宛ら小首を傾げて、婦人の顔を覗き込まん。) ――しかし、奥様ァ。何で御子爵様はァ、当『商品』を御購入されなかッたのでしょうねェ……、 あァ、いいえェ――、御聞き難いことでしたらァ、御無理にとはァ言いませんけどォ。――その、ねェ? 当ギルドの『商品』にィ、購入に踏み切るほどのォ価値が無かったのかなァ、なんてェ。ほら、今後の参考までに、知れたらなァ――、とかァ…、 [Mon 10 Dec 2007 23:20:18]
ジンバルト > (最も、長耳の記憶に残る彼の情報は、『商品』を購入はせず何故かいつも同じ奴隷をレンタルで済ます、何処かの何だかえらい身分の、変わった御得意さんと言う認識しか無い。借りては返し、返してはまた借りると言うルーチンワークは、利益概念第一主義の長耳に取って滑稽な金のガチョウに見えていたものだし、ギルド側に取っても拒む理由も無かったよう。毎月定日に表れて、売れ残っている「お気に入り」を見る彼の眼の不思議な穏やかさが、長耳には最後まで理解出来なかった。こうして職員代表として最後のときに赴いても、未だ感傷的になれずに困る。こんな時、睫涙のひとつでも流せば、面倒臭い挨拶を端折ッても納得して貰えるのだろうに。婦人が打ち沈む様子を――あぁ、それは、当たり前なのだろう、か?――隠さぬから、長耳も、せいぜい習って俯くふり。痛ましげに見えるように睫を伏せて、棺へ向かって流し目を送る。) えェ、御子爵様にはァ、当ギルドを大変にご贔屓にして頂きましたしねェ――、ほら彼女――、(――名前、何だッけ?) いつも可愛がってくれた「ご主人様」の訃報を聞いてェ、それはそれは嘆いていましたよォ。もォ、ねェ――、ほんと可哀想でェ、見てられませんでしたよォ。 [Mon 10 Dec 2007 22:58:28]
ジンバルト > (新たに黄泉路へ発つ旅人の名は、オーギュスト=ブレンゼン子爵。クリスティア出身の名士である。享年57歳だそうだが、人間にしちゃまずまず永らえた方では無いだろうか。長生きしたとてたかが250年前後と言う寿命の短い自分らより、更に儚いいのちの彼らである。人間族の葬儀に出るつど、長耳は彼等のせっかちぶりを、しみじみ驚嘆せずには居られない。)  ――あァ、どうもォ。(近付く気配に振り返って、礼服姿の長耳は、棺の前で御辞儀をひとつ。漆黒のヴェールをすっぽり被った喪服の婦人が佇んでいる。) ――今晩は、『プロスパンダ』から参りましたァ。この度は御愁傷さまですゥ。あァ、これ、ギルドから――、御納め下さい。(上司が用意した百合の花束と弔慰金の袋を手渡し、こればかりは自前品の御悔やみを口にせん。) [Mon 10 Dec 2007 22:37:00]
お知らせ > ジンバルトさんが来ました。 『(鎮魂の鐘が鳴る――、)』 [Mon 10 Dec 2007 22:18:12]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『――まあ、俺がサンタやることなんてないだろうしな(関係ないだろう、と嘆息一つ)』 [Sun 9 Dec 2007 23:30:52]
フォス > ( さてはて、と煙草を取り出す。 ) ――・・・・ ( 煙草に火を点け、一服する。――今は礼拝堂に礼拝客もシスターの目も無い。 ) そろそろクリスマスねぇ。しかしまあ、クリスマスっても仕事はなぁ ( 飾り付けであったりなんだったり。たまに子供達相手にサンタさんを誰がやるかなど様々であるが――まあ、当面の準備として飾り付けだろうか。そろそろ始まっていてもおかしくないし、ちらりほらりとこの礼拝堂でもクリスマスの香りを匂わせる様相に変わりつつあるような気がする。気のせいだろうか? )  [Sun 9 Dec 2007 23:25:48]
フォス > ――――そんなことが。いいえ、神は全てをお許しくださるでしょう。 ( 懺悔人はゆっくりと息を吐き出した。ああ、こうも人に話すのは気分が楽になるのだろうか、という気持ちなのだろう。うんうん、悩みを抱えちゃいけないよ。『だからもっと高値で売れそうな情報を!』 ―――なんて冗談ですよ冗談 ) ――いえ、また来てください。神も私達も――お待ちしています ( 最後は常套句を並べておしまいである。こうして改心した人間が教会にやってくる。それが住民の安堵と平穏な生活に繋がるのならば――と考えている人間が一体どれだけいるだろうか。結局目当ては献金とお布施だろう。 ) ――さて、今日のお勤めは――終わりか ( 懺悔室から出てきた赤毛の神父はん、と伸びをして大聖堂礼拝室へと出てくる。広いほうが落ち着くのと煙草の匂いが誤魔化せるので人がいない時間の此処は好きだ。ゆっくりと息を吐き、 ) ―――中々面白い情報ってのは聞けないものだよな。 ( たまに面白い話を聞けると楽しいだが、と思いつつ頭を描いた。まあ、それだけ世の中が平和、ということなのか。それとも大聖堂がそこまで信用されていないかのどちらかだが ) [Sun 9 Dec 2007 23:19:16]
フォス > ( ――無論、そんなことはしない。全てを冗談の中で済ませる神父である。問題があるのは言動だけであるのが己も自覚していること。 ) [Sun 9 Dec 2007 23:07:53]
フォス > 私達の悪行善行全てを細かく米粒一つ見逃さない勢いで見まくっているのです。つまり神様の前に隠し事は――してはいけません ( 一人の神父が自らの胸に手をあてて、語る ) ですからの貴方の罪も全て見ていられるのです。恥じることはありません ( そこは仄暗い一室 ) 神は待っています。貴方の告白を ( 細い格子で仕切られた壁と蝋燭の燃える音 ) ―――ここで聞いたことは神と私しか知りません。口外もしません。ええ、絶対に ( そういって格子の向こう側でにっこりと微笑んだ神父は心中。こう思っていた。『懺悔室で聞いた情報を情報屋で売ったら幾らになるのかなー』 ) [Sun 9 Dec 2007 23:07:41]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『神は全てをみておられます』 [Sun 9 Dec 2007 22:59:41]
お知らせ > ブランケンハイムさんが帰りました。 『 次第に音楽は物悲しいものになっていく。 イメージは、そう…「埋葬」だろうか。 』 [Sun 2 Dec 2007 02:48:28]
ブランケンハイム > ( 今聞こえてきているのは「壮大な音楽」と「祈り訴える複数の声」。 恐らく皆、天を仰ぐようにしてパプテスの神に訴え掛けているのだろう。 何をかは分からない。 乱れる事の無い複数の声は幾つかの種類があって、それが上と下に分かれているようだ。 太い、細い? 重い、軽い、かもしれない。 生憎音楽の用語は学んだ事が無い。 感覚的に「上」と「下」だと思った。 大聖堂というのはアピールなのだな、とその辺りで理解をする。 住居や施設にこういう形状や大きさ、音楽や歌は要らない。 彼らの着る共通の衣装をも含めて、パフォーマンスなのだ。 誰に対してだろう? 人々か、神か、悪魔か。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:36:35]
ブランケンハイム > ( 何処かから微かに聞こえてくるパイプオルガンの音が耳に心地良い。 音楽は好きだ。 ヴェイトス市街まで足を運んで暫し、知らない、理解できない事と、難し過ぎて出来ない事、煩わしいと思う事ばかりだったが、音楽は良い。 街のあちこちで耳にする意味を持った音の列はその意味や由来は分からなくても、「感情」が動いた。 壮大さ、華やかさ、物悲しさ、訴え掛けるイデオロギー。 そういうものが音楽を通じて理解できた。 「音楽」は「感情」だ。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:29:20]
ブランケンハイム > ( パプテス教徒、ではない自分に此処で出来る仕事は無い。 ただ偶然歩いた先に見えたものに近付いてみただけで、そういう期待もしていない。 此処まで来たのだからどうせなら中の様子も見てみたかったが、残念ながらそれも赦されないようだ。 守衛が拒むわけではない。 大扉はこんな遅い時間でも開いている。 赦さないのは「中を見学してみたい」と思う欲求よりも先に来る、警告とか本能とか、若しくは最初からそうである存在定義とか、この身体自身。 だから大通りの馬車道を挟んだ反対側の暗い所から、じっと見ていた。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:17:57]
ブランケンハイム > ( 壮大で、荘厳で、力強い威厳に満ちた建物だ。 大きな篝火を焚いて斜め下からライトアップされた白い建物の事を、髪ラ・イズベルガ・ブランケンハイムは知っている。 この建物は100年以上前からあったし、書庫にある本の多くに挿絵つきで確認できた。 その現物を前にして、1時間程感慨深げに見上げていた。 風に煽られてキャプリーヌがはためき、我に返る。 さて――――今日も仕事は見つからず、一日が過ぎた。 都会に出れば何かしらの仕事があるだろうという単純な考えだったが――――。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:09:20]
お知らせ > ブランケンハイムさんが入室されました。 『 大きな建物を見上げる 』 [Sun 2 Dec 2007 01:54:43]
お知らせ > 黒い翼さんが帰りました。 『…大聖堂…これからもお世話になるかもしれません。(夜空で振り返りその建物を見つめる…』 [Sat 1 Dec 2007 21:38:39]
黒い翼 > (…私は何も知らなかった―「策略」により私が無実の罪で「堕天」させられた事を―急な話で私は全く理解出来ずに…地上に落とされてしまったから…その理由が、「嫉妬」だなんて知る術も無い…)…思い出しても仕方ない…私は勘当されてしまった…両親に「娘ではない」と言われて…もう帰る場所は…「ご主人様」の元以外ないのですし…はぁ…(今度は、悲しみにくれる溜め息…これから先の見えない不安。そんな事を抱えていた…)…頑張らなくちゃ…私、「天使」だもの…(「堕天」していても心は変わらない…私の心は変わらないままだった―それが少しでも人に光を差し伸べる事が出来るなら…それが例えどんな形であったとしても…喜ばせる存在で居たい―そして、今は「御主人様」の為に…そう思いながら聖画を見つめる。)…今日は「懺悔」をしに着たみたいです…これは偶然なのでしょうか…それとも…(私は、「聖画」に向かい深くお辞儀をしてそこから離れます。)…さっ、帰ってご主人様の為に、暖かい食べ物をお作りしなくては。…何時も「美味しい」と食べてくれる御主人様の為にも!(入り口まで戻れば漆黒の翼を闇に広げ聖堂から飛び出します…) [Sat 1 Dec 2007 21:36:37]
黒い翼 > (中はまた凄い作りだった。天井までは高く声はまるで「音響」を掛けた様に響きその細工された柱はまた素晴らしい…)…人の手もこんな物が作れるのですね…(私は感心しながらゆっくりと歩みを進める…そこに目の前に入ってきた一枚の大きな絵。金の額縁…そして中に描かれた天使や女神と思われる絵。その鮮やかな色彩…今にも動き出しそうな絵を食い入る様に見上げ…感心の溜め息をつく―)はぁ…これはまた凄い…これが地上で言われる「聖画」という物なのですね…(私は息を飲み込みながら絵を見上げる…)天界はでは今頃、何をして居るのでしょう…お父様…お母様…(額縁に手を触れながら両親を思い出し涙が込み上げる…)…天界に帰りたい…お父様…お母様…(しかし―私の黒い翼は…天界に帰る方法を知らない…天使の輪…「エンジェルリング」もないー私はどちらにせよ…この「地上」という監獄に投獄されてしまった…そして最も低い身分…「奴隷」として…生きていく他、道が無かったのです…私の地上に対する知識では…一人では生きていけないから―)…神は、どうしてこの様な「罰」を…私に与えたのでしょうか…(私は、その「聖画」の前で自問自答を繰り返す…) [Sat 1 Dec 2007 21:20:17]
黒い翼 > (建物の周囲を回っていれば、天使の像を発見します。それを見て微笑みながら、像に声を掛ける―)「あなた」は「誰」を真似て作られたのでしょうか?良く出来ていますね。(嬉しそうに微笑みながら像に触れる―私は良く物に触れる癖がある…なんに対しても手を伸ばし触れる。私はそうやって相手の何かを見ているのかも知れない…それは私にも解らない…自然にしている事だから。きっと天使の頃に何かそう言う力を手に入れていたのかもしれない。今は「歌」以外全て忘れてしまっているけど…)建物の中に入っても大丈夫なのでしょうか?(私はまた建物の周りを周り大きな入り口の前に立つ…辺りは真っ暗で「灯り」は無く―私はただその目で周りを見ていた。)…悪い事しなければ、大丈夫ですよね。失礼します。(大聖堂の中に足を踏み入れる―中は「荘厳」とした冷たい空気が覆っている…私は特に怖いという感じは全くしなかった―むしろ嬉しくて仕方がなかった。地上でもこういう「場所」がある―天界から追放はされてしまったけど…少し天界に戻って来たような…そんな感じが身体を包んだから―) [Sat 1 Dec 2007 21:01:54]
黒い翼 > (「勉強」や「家事」の合間に出来た時間、私は町の「散策」に良く出かけます。色々な事を見て学んで覚える事が楽しいから、何時も「ワクワク」させながら空から地上を見ている―)…此処は?(その建物には「聖なる力」を感じる…それもそのはず…此処は「大聖堂」元々天使だった私が「聖」の力を感じる事は「簡単な事」でした。私は興味を示し地上に降り立つ。)…此処が「大聖堂」という場所なのですね…(建物を見上げ、その美しい外観を見て目を輝かせる。)…凄い建物ですね…天界にあるって物と全く見劣りしませんね…(私はそっと建物に手を触れ、壁伝いに歩き始める。) [Sat 1 Dec 2007 20:47:59]
お知らせ > 黒い翼さんが入室されました。 『此処が地上での「神聖」な場所なのですね…。』 [Sat 1 Dec 2007 20:39:48]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『( 彼女が戻るまでは、その光の下に )』 [Fri 30 Nov 2007 02:24:45]
トート > ――― ( けれど、死神はその先を紡がずに。紡げずに。 )  …、 ( 祈る少女の気持ちも、この場所へと訪れたがった今宵の彼女の気持ちも理解することは出来ずに ) …まぁ、 ( タマシイが安らかであるというのは、己としてもサポートしやすくていいのだけれど と、思う程度。 )  ( 見上げた先、晴れた空に浮かぶつきは白く ) [Fri 30 Nov 2007 02:23:49]
トート > ( けれど出来れば早くもどってきてほしいと思うくらいには、 )  … ( 根元に腰をおろし、座りなおす。聖堂の方には、あまり目を向けていられない。目がどうにかなるわけではないが、気分的なものだ ) …。  ―― And if I die before I wake... (もし目覚める前に死ぬのなら、)   ( それは、以前、居住区で少女が眠る前に口にしていたライム。 祈りのうた ) [Fri 30 Nov 2007 02:10:16]
トート > … ( ちろ、と視線を流した先。 扉を通り抜けてタマシイが戻ってくる様子は、まだない。 息をついて、樹に背中を預けたままずるりとその場にしゃがみこもうか )  … ( あんまり遅ければ、誰か、他の者に導かれでもしただろうかと思うけれど。此処は、そういう者の多く在る場所だから。 けれど、それはそれで構わない。仕事が一つ、減るだけ。快くゆけるなら、その方が彼女にも良いのだろうし ) [Fri 30 Nov 2007 01:59:50]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( 少し、よろけたようで )』 [Fri 30 Nov 2007 01:53:10]
トート > ( 今宵出会ったタマシイは、あろうことかこの場所に行きたいと所望した。 ) …何をなさっているのかは、知りませんが。 ( ここに訪れて何をしたいのかまではきいてはいない。以前墓場で出会ったタマシイのように、祈りを捧げに来たのかもしれない。或いは、此処にいる誰かを眺めにでも行ったか。…彼女の身を思えば会いに、とは言えぬけれど。 ただ、悪意がないからだろうか、死霊たる彼女は生前のようこの場所に訪れることを許された。 ) …。 ( まぁ、教会に幽霊が、なんていう噂話も時折あるようだし。 ) ( 少し辛そうに 小さく、息をつき。 ) [Fri 30 Nov 2007 01:35:38]
トート > ( この死神にとって、暗黒街とこの場所――大聖堂とは、同一であった。 余り足を運ばない理由に関しては、だが。 ) ( もちろん、この場所に訪れない理由はもう一つ在る。 聖を弱点とする死神は、大聖堂の中に入ることはかなわず、入り口から少し離れた場所に佇んでいた。 )  …、 ( 息をつき、手近な樹の幹に寄りかかる。 ) …よりによって、 ( ―― この場所、とは。 ) [Fri 30 Nov 2007 01:18:59]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( ――― つまるところ、 )』 [Fri 30 Nov 2007 01:09:02]
お知らせ > カルカスさんが帰りました。 『(自宅に戻ればこっぴどく叱られる彼がいて・・・)』 [Wed 28 Nov 2007 01:28:08]
カルカス > ・・・ふむ。なるほど。・・・私には不敬とは考えられませんけどね。むしろ面白く思いますよ。(それぞれに、それぞれの神がいる。・・・もしかしたらそれが皆を幸福に導く糸口だったりするかもしれない。)ほんの少し帰るだけで大分違うと思いますよ。・・・天罰がくだらないうちにしてくださいね。(くすくす微笑は変わらずにそう答えておいた。・・・自分は、主ではないが、奴隷に叱られる。「働きすぎだ」と。)ええ。また、いずれ・・・。(ぺこ、と頭を下げればかばんを取り、そのまま出入り口へと向かう。・・・早く帰らないと。) [Wed 28 Nov 2007 01:27:51]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『(ロザリオは揺れ、少女はその場から去っていった)』 [Wed 28 Nov 2007 01:25:32]
シャーリー > ま、こういう言葉遊びみたいなのは好きなほうだし。 専門家じゃないから主の御心について語ってはいけないという決まりもなし。 十人いれば、そこには十人の神様がいるのさ。 これを誰かに言うと、不敬な考えと怒られる時もあるけどね。 ( ん、私は愛と平和を信じ続けますよ。 ずっとね。 ) うぅん…ちょっと生活態度改めた方が良さそうな気がしてきた。 いまに天罰とか下るんじゃないかな…… ( 敬虔な信者ではあるものの、そういう所でちょっと駄目駄目な自分。 ) ( んーと、とりあえず9割ぐらい寄付しよう。 そんで残りの1割は生活費に。 よし!妄想終了!! ) ありゃ、もうこんな時間か。 ちょっといつもよりお祈りしている時間長かったかな……? 私は早速神父様を探して、ちょっと聞いてみることにするさー。 またねーカルカス。 ( 手を振り彼と別れよう。 まあ元々奉仕とかの仕事はわりかし受けているほうだが。 けど最近はやっていなかったため、久しぶりに丁度いいなと思ったわけで。 ) [Wed 28 Nov 2007 01:22:19]
カルカス > 色欲、そして怠惰、ですか・・・。二つも大罪を犯すなんて・・・悪い人ですね。(くすくす笑いを浮かべてそう答える。きっと大聖堂の人たちに聞かれれば怒られる。でも自分も身に覚えがあるので、そういったことを注意できる立場ではない。苦笑して、受け止めておこう。)いえいえ・・・お役に立てれば光栄、というやつですよ。(そういうと聖書をカバンにしまって、立ち上がる。)それは貴方のお気持ち次第、ですよ。・・・さて、私はそろそろ戻らなければ・・・心配する人もいますし、ね。(帰ればおそらく軽い説教を食らうだろう。・・・まぁ、仕方の無いことだが。)シャーリーはいかがします?(まだここに残るのだろうか?) [Wed 28 Nov 2007 01:09:03]
カルカス > ・・・まぁ、専門家でもない我々がこうして話していても無意味というものですが。(このような問題はきっと神学者さんたちが解決するべき問題なのだろう。なら自分たちは自分達で何かやることを見つけなければならないのでは?とも思う。) [Wed 28 Nov 2007 01:05:03]
シャーリー > 世界はこんなにも愛で満ち満ちているというのにね。 泣けるさ。 ( しかしよくよく真顔で愛だのなんだの恥ずかしげも無く語れるものだ。 そしてその謎を解いてくれるのもまた、きっと神様だけなのかな。 ) ――――………いや、そのー。 実はマジメに毎日働けばなんとかなるんだけどね。 それがちょっぴりめんどくさくてさー。 正直言って一番楽にお金稼げるからな………まあそんなに多くはやってないけどね。 ( 特に美人さんとかスタイルが際立って良いわけでもなし。 娼婦としての価値は雑多のような物。 ) ………それもそっか。 ん、今度神父様に相談してみよっと。 いやー中々役に立つアドバイスしてくれるじゃないのさ! ( 一番の背信行為は吸血であり自分の存在そのものなのだが。 ) オッケー! 今年もボクは買っちまうよー!! 当たるといいなあ…当たったら幾らぐらい寄付しよっかなあ……… ( もう既に当たったところに思いを馳せている。 そして微妙にお金の使い方が変だったりもしていた。 ) [Wed 28 Nov 2007 00:56:45]
カルカス > 当たる確率は少ないですけど、買わなければ当たりませんよ・・・。と、いうわけで信じて買い続けましょう♪(ダメ人間的な理論のような気もするが・・・。) [Wed 28 Nov 2007 00:44:38]
カルカス > 人々は神の愛に気付かないのか・・・。いや、分かるはずなどないのだろうけど。)生活上のことで、ですか・・・。それはとても難しい問題ですね・・・。背信とはいえ・・・やめれば死んでしまうわけですし・・・。(一介の医師が考えたところで答えが出るはずもないのだが・・・それでもまるで自分のことのように深く考え込んでしまう。男の性でもあるのだろう。)では、何か罰を与えて貰うとよいでしょう。・・・例えば、奉仕活動とか・・・。その辺りの裁量は神父様がお決めになるのでしょうが。(自分が決めることではないが、とにもかくにも専門家に尋ねてみるとよいのでは?との提案。) [Wed 28 Nov 2007 00:43:48]
カルカス > まだまだ、この世の中に愛に気付く人が少ない、とでもしておきましょう。(原因は・・・分からない。なぜ自分は甘い夢を見続けてしまうのか、なぜ [Wed 28 Nov 2007 00:40:42]
シャーリー > それなのに時々人はその道が不幸だと知っているのにも構わず飛び込んでいく………まるで灯りに群がる蛾のように。 悲しい事です。 ( 幸せだけに満ちた世界は御伽噺の中だけの空想の物。 だけどそれでも私は彼と同じくとろけるように甘い甘い夢物語を語り続ける。 ) んー……難しいのよね。 ほら、お金ないから体売っちゃう時あんのさ。 それがもう完膚なきまでにアウトー!なんだよね。 ( と、少し口調が祈りを捧げた時の様にマジメに戻る。 ) 優しい主は確かにそんな私に憐れみを下さいますが、無条件で教義に反したものを許しては他の者に示しが付きません。 ( 神について語るときは敬意を払っているようで。 けどそれが終わればまた砕けた口調に。 ) どっかに一千万エンぐらい落ちてたり、年末の富くじの一等賞が当たったりしないかなあ? [Wed 28 Nov 2007 00:32:41]
カルカス > 同意です。幸せは・・・この世に生まれ出たもの全てが求めるものだと、そう思いますから。(きれいごとだろう。・・・実際幸せを望んで死んでいく人たちも職場で幾人もいるのだから。・・・それでも、やっぱり皆幸せになれればと・・・そんな事を思ってしまう。自分は甘いのだろう。いろいろと。)よろしく。シャーリー。・・・自覚があるのでしたら、真っ暗闇、というわけでもありませんから、大丈夫でしょう。主の懐は大きいですから、ね?(微笑んで、問いかけるように首をかしげて同意を求めた。・・・少し、口調が砕けているだろうか。) [Wed 28 Nov 2007 00:23:22]
シャーリー > いつか―――いつかの話です。 けれどそのいつかが来るとも信じています。 ( 十年、二十年、それともあと百年? それじゃまだまだ足りないのかもしれない。 六百年経っても自分は何も変わっていないから。 ) この世界はこんなにも優しくて暖かいんですよ? だから心地良いのは当然の話です。 幸せを望まない者などこの世にはいません。 ( それは自分が幸せだから言えること。 きっと受け入れない人にこの言葉を言ってもそういう風に返されるんだろうな。 ) アハハ。 修道女さまみたいになれればよかったんだけどね。 たださっき言ったとおり、ちょっと教義に反してる事してるから、それはちょっと難しいかな。 ――――ボクは横丁とかお酒飲むとこで愛と平和の伝道師兼踊り子やってるシャーリーと言いまーす。 よろしくね、カルカス。 ( それはおどけたような喋り方。 青い髪の少女は笑顔、笑顔だ。 ) [Wed 28 Nov 2007 00:11:43]
カルカス > 来ると信じて行動を起こせば・・・いずれその日はやってきますよ。遠からず、ね。(いざ許されればそれまでの時間などチリにしか感じられなくなる。・・・そう信じていたりする。)気付ければ、とても心地よいものになるのでしょうけど・・・。私自身、救われていることも多いですから。(否定するものも多いが、自分は救われている。故に信じる。ある意味、当然の帰結なのだろう。この男にすれば、だが。)いいえ。ヴェイトス病院で医師をしている者で、名をカルカスと申します。・・・貴方は・・・修道女さま、には見えませんね。(口調が崩れれば自分は顔がほころび、微笑を浮かべるだろう。) [Tue 27 Nov 2007 23:59:26]
シャーリー > その日が来るのは少し遠いんでしょうね。 ですが、いつかその日が来ればいいと私も願っております。 ( ただ年を重ねているだけの下等な吸血鬼。 しかしそれゆえに特性もまた少ないから、不老という点以外では人と大差ない能力。 ) そうですね。 主の愛は万能ですから。 ただ悲しい事に、受け取る人がその気持ちに気付けないだけだと私は思っております。 ( 立ち上がりながら自分の神という存在についての見方を語る。 ) ( それなりの時間同じ体勢を続けていた体をほぐすように、軽く伸びをして。 ) ――――ボクと同じ参拝者の方? それとも此処の神父様かな? ( 口調が少し砕けたようなものに変わる ) [Tue 27 Nov 2007 23:50:32]
カルカス > (この教会の神は唯一の、とは言えないが、人を救ってくれる存在である。自分の信じる救いはこの教えで、そんな神に祈りを捧げるのもまた当然だろう。)では、克服したときにこそ、許しを得るとよいでしょう。・・・卑しいものも、貧しいものも、全て救ってくださるはずですから。むしろ、そのような人たちこそ、主は真っ先にお救いになられるのです。(聖書からの受け売り。自分は神学者ではないので細かいところを突っ込まれれば小さくなるしかないが・・・。とにかく、許されないことなどないから、いずれ許しを得るといい。と告げておく。) [Tue 27 Nov 2007 23:40:31]
シャーリー > ( 今日の祈りが終わっても、私はまた何時もどおりの生活を繰り返していく。 踊り、笑い、楽しみ、祈り、血を啜る。 そんな日常。 これからも続いていたそれは、きっとまだまだ続いていくんだろう。 )( 主よ。 この世界は優しいです。 そしてあなたの優しさがもう少しこの世界に広がりますように。 ) 許しを求める時は二度とその行いをしないと誓っている時です。 しかし私は卑しい者ですから、再びそれをしてしまうでしょう。 それゆえに、今の私は主にお許しを請えないのです。 ( 掌を組んで祈っていた少女は、声の聞こえた方向に振り返ると柔らかに微笑んでそれに答えた。 ) [Tue 27 Nov 2007 23:31:06]
カルカス > (仕事でイラついたり、ストレスを感じたりしたときなど、負の心が芽生えた時にはここへ来て、聖書を読んだり、祈ったりして気持ちを静めている。家でもできるが、今日はこっちのほうへ来る用があったのでこちらにいる、ということだろう。)・・・許しを請うても、よろしいのでは?・・・主は許しを求める者を拒んだりはいたしませんよ?(哀れむだけでなく、ちゃんと許してくださる。・・・我々の信じている神とは、そういうものだ。相手の事情も何も分からないが、少なくとも自分はどのような者でも主がお許しにならないはずがない、と考えていた。) [Tue 27 Nov 2007 23:25:40]
お知らせ > カルカスさんが入室されました。 『(礼拝堂の長いすの隅のほうに男はいる。)』 [Tue 27 Nov 2007 23:21:41]
シャーリー > ( 吸血鬼としての性を否定する気は無い。 喉が渇けば水を飲む。 腹が減ればパンを食べる。 私の場合は、それらの行動の中に血を飲む事が含まれているというだけのこと。 )( そしてそれは、だけのことという次元では済まない問題。 それは私が祈りを捧げる相手は許さない行為。 吸血鬼は文明社会にとっての問題であり、そしてパプテスとは決して相容れぬ敵。 ) ――――憐れみ給え。 主よ。 ( けれど私はそれでもなお祈る。 たとえ彼らが私という存在を嫌おうとも、私はこのパプテスの教えに感銘しているから。 ) [Tue 27 Nov 2007 23:07:38]
シャーリー > ( 飾られた巨大な十字架の前でその行いを続けている。 夜半の礼拝堂に人の気配はそれ程多くはなく、祈りの声は静かに響いていた。 )( 少女からはほんの微かに血の匂いが漂っている。 私は今日、奴隷ギルドで人の命を吸ってきた。 そしてその後に此処に訪れるのは、いつのまにか知らず知らずのうちに習慣となっていき、自分にとってはこの行いがあまりにも自然な事になっている。 ) [Tue 27 Nov 2007 22:53:52]
シャーリー > 私はまた一つ罪を重ねました。 慈悲深き主よ。 あなたに許しは請うことはいたしません。 ただ愚かな私を憐れんでください。 主よ―――憐れみ給え。 ( 胸から銀のロザリオを下げた青い髪の少女は祈りを捧げていた。 祈りの言葉を唱えて、ただただ真摯に祈りを捧げる。 ) [Tue 27 Nov 2007 22:41:59]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『主よ。憐れみ給え』 [Tue 27 Nov 2007 22:33:25]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 動けないほどではないが、しばらくは背中の痛みに苛まれる )』 [Tue 13 Nov 2007 02:51:29]
セレニア > ( ―――差し込まれた手紙に気付くのは、翌朝のこと。 打撲などはあれど、ほぼ無傷だった自分に対して、瀕死だったのではないかと思える相手からの気遣う言葉。 さすがに妙な気がして、首を傾げた。 …気遣われることそれ自体は自然だとおもうのだけど… できれば、こう、自分の方が先に気遣うべきと言うか。 …何にせよ、わざわざ大聖堂まで訪ねて来られるくらいには回復しているのなら、一安心… )   ( 内容を確認したら、手紙は念入りに燃やして廃棄。 ―――男性が訪ねて来たのをからかわれる? 『それが何か?』 と一言だ ) [Tue 13 Nov 2007 02:50:16]
セレニア > ( ―――無能なんだ。 クルースニックの特殊性が無ければ… いや、それが無ければ戦えないのなら、あったとしても無能なんだ… 無くたって戦えるつもりでいたのかもしれないけれど、戦えやしない。 誓ったって、能力が無いんだから。 高めようとしない限り、同じ過ちを繰り返さないわけがない。 今のスペックで、戦い続けられると思うな。 戦い続ける限り、高めるのを怠るな。 所詮人間。 一対一ではヴァンパイアに敵わず、有能な天敵を含む二体一でさえ敵わなかった。 その身体能力を過信しているのか、こちらを侮っているのか、誘い込んでおきながら策らしい策は練らないような獣相手でさえ負けたんだ。 エルダーであったらどうなる )   !!!   ―――〜っふくッ… っ… マ リア… ( ―――これ以上は、本当に、行動に支障が出るだろう。 震える腕を止めて、痛む背中に耐え寝台にしがみついた。 身体の痛みが、少しだけやり場の無い気持ちを鎮めてくれる。 ―――マスターを想うと、また期待を裏切った、もう期待などしてもらえないかもしれない… そんな恐怖が湧いて来て、どうにかなりそうだけど… ただ、同時に、その手で鞭打たれた時に感じた暖かいものも、胸の内に確かめることができた。 …罰してくれたあの痛み… 赦し、望みを叶えてくれたあの痛みが… まだ、大丈夫かもしれないと思わせてくれて )   ( 鞭を手に天を仰いだ、彼女の姿が蘇る。 私のために。 ―――これは自分で止められる罰だから、苦しければ、すぐに止められる。 だから、まだ、この程度で行動に支障が出ることは、ないのではないか。 きっと、甘いだけだ。 だからせめて、あと一回。 がんばって、鞭を振れ )   ―――〜っひァあッ…! [Tue 13 Nov 2007 02:44:47]
セレニア > ( 一度引き戻された意識は、いくらか我に返っている。 …取り返しのつかない失敗だから… どんなに悔いたところで。 ―――この失敗を恐ろしいと思うなら、今度こそ、繰り返すな… そう、肝に銘じるしかない。 ―――でも、だけど、こんな、こんなのは――― ) ―――ッ…! ( ―――ついこの間、同じように考えたばかりじゃないか! それも、それも、それもマリア様に赦されたのに、その上更に罰をと請うて、手ずから鞭打っていただいて―――! )   ( もう、意識などしていないが。 この時には、修道女は立ち去っている。 寝台に転がるナインテイルを握り締めた。 まだ、この程度で、行動に支障が出るものか。 甘いんだ。 もっと、もっと、もっと、もっと、罰を )   ( 焼け爛れた右手で握ったそれを、左肩に打ち付ける。 鋭くしなった鞭が、回り込んで背中を打った ) ―――ぃぎッ! ( 既に十分打った後。 鋭い痛みに身体を仰け反らせ、押し殺した声が漏れる。 歯を食い縛って、もう一回 ) ―――ヒぐッ… ( まだ、まだ、まだ、まだ、まだ… ) ―――ッはァっ! ( ―――どうして分からない。 どうして分かったつもりにしかなれなかった。 慈しんでくれるマリア様に罰を請うて… 『罰させる』 罪まで負って… けれどそうしなければ赦されないと思い、そうまでしてもう繰り返さないと誓ったのに、どうして――― ) ―――ッッッ!! …ッふ   ぅ… [Tue 13 Nov 2007 02:19:48]
お知らせ > 修道女さんが帰りました。 『(末尾にはGeorgeのサイン)』 [Tue 13 Nov 2007 01:54:39]
修道女 > (手紙には『計画』のことと、他言無用のこと。 そして彼女の負傷を気遣う旨が、丁寧な筆跡で綴られ――) [Tue 13 Nov 2007 01:50:40]
修道女 > (やれやれ、と修道女は溜息を吐いた。 せっかく殿方――といってもカーンの同僚らしいが――が尋ねてきたというのに。)では、手紙を預かっておりますので、入れておきますね。――おやすみなさい。長き夜と快適な昼を、シスター・セレニア(すッとドアの下の隙間に放り込まれたのは蝋燭で封がされた手紙が一通。 それだけを残し、シスターは靴音を立てることも、修道服の裾を翻す事もなく、その場を立ち去っていった。セレニアが室内で何をしていたかなんて、彼女は気付きもしない)(ただ――閉鎖された空間で暮らす彼女らにとって、噂は貴重な娯楽の一つ。 きっと明日には色々聞かれ、からかわれるに違いないが――それは別のお話だ) [Tue 13 Nov 2007 01:47:41]
セレニア > ( …取り返しのつかない失敗だ。 ヴァンパイアを捕捉しておきながら滅ぼせないというのは、即ち被害の拡大を意味するから、その部分では今までと変わらないのかもしれないけれど… リシェは殺され、VHGカーンのハンターが一人減った。 あの練度のハンターを補充するのにどれだけの時間がかかるか。 そして補充できたとしても、一減ったという事実は永遠に変わらない。 埋めようがない ) ―――どうすればいいかなんてわかってたのに――― ( 狙われているから、囮にしたのだ。 それを… それを、それをそれをそれを――― )   ( 聖水を浴びせた? 胸を斬った? 腕一本を皮一枚まで断ち切って、背中を刺した? ―――何の意味も無い。 どうせ回復するだろう。 何事も無かったように動き回るだろう。 灰にできなければ時間稼ぎにもなりはしない徒労だと、そう思う )   ( そして、ヴァンパイアにそんな損傷を与えたということを証明できる者はいない。 ただ、自分が証言しているだけだ。 …ヴァンパイアに対する 【人影】 を目安にした感知能力についても、並んで歩き、それを示すことができたリシェはもういない… ) ―――。 ( 細く荒い息の合間に呪詛のような声を漏らすものの、その音は大きくなく、もう鞭も打っていないから、外から中の様子は分からないだろう。 ―――始めは、ノックの音にも気付かなかった。 続いて声がかけられて、ようやく意識を戻される。 …けれど… マリア様でもなければ、とてもではないけど会う気がしない。 こんな時間だから、ギルドから緊急の連絡かとも思うと、答えなければならないのだが――― )   ( その気力もなく、判断力は混濁していて、黙っていた。 …眠っている、ともとれるだろうか… ) [Tue 13 Nov 2007 01:33:48]
修道女 > (ノックの音と共にドアの外から聞こえるのは、年配の修道女の声。大聖堂でも古株で、深夜の見回りを任される程度には信頼されているが、ただそれだけの人物。 彼女は常通りきっちりと修道服を纏い、燭台を片手に持ってドアの外に立っている。)あなたにお客様です。待ってもらっていますが――もう遅いですし、断っても構いませんが……(どうしますか、と問いを含んだ声だったが、こめられた感情は好奇心のそれ。彼女をわざわざ訪ねてくるような人物は、そう多くないだろうから) [Tue 13 Nov 2007 01:18:40]
お知らせ > 修道女さんが来ました。 『――シスター・セレニア? 起きていますか?』 [Tue 13 Nov 2007 01:14:24]
セレニア > ( …また、失敗だ。 狙われていると分かっていた仲間を囮にしての捜査。 見え透いた罠に、乗ってやる必要など無いと思いながらむざむざ流され、後続の到着を待つべきだと考えたにも関わらず、結局は独断専攻。 策も何もなく無駄に突撃して、守るはずだった仲間を殺された )   ( 誘い出しに来たヴァンパイアを追って、先に到着した三名で決めた事。 だから 『独断』 では無いと思う。 リシェはあの通りの性格だし、マクドゥガルだって止めなかった。 連帯責任だ。 でも――― 具体的な策… とても策とは言えないが、配置を提案したのは自分で… リシェから早期の決着に同意を求められ、マクドゥガルが一拍遅れて追いついたあの状況。 指揮権など無いが、自分の提案が流れを左右した可能性は十分にある )   ( また 『自分のせいだ』 などと言ったら、マリア様はそれを驕りだと言ってくれるのだろうけど… ミスはミスだ。 ―――もう起きてしまった事に 『もしも』 なんてありえないから、他の選択をしていたとしても、何が起こるかなんて分からない。 どう転ぼうと失敗したかもしれないけれど… )   ( せめて後続と合流できていれば。 被害が拡大していた可能性と、返り討ちにできていた可能性、どちらが高いだろう。 …焦る要素などどこにも無かったというのに、少し急かされて、諌められなかったというだけで… ) ―――どうすればいいかなんてわかってたのに――― ( …汚名返上などという下らない欲に負けた。 名誉を取り戻すにはどうすべきか、それだって、もう分かっていたというのに… ) [Tue 13 Nov 2007 01:09:39]
セレニア > ( ヴァンパイアハンターギルドへ出向になって、一般の修道女とは生活のサイクルが変わり、本来ならそんな身分でもないけれど、僧房に個室を与えられている。 成人男性なら足を伸ばして眠れなさそうな寝台と、小さな書き物机、それにクローゼットを置けば一杯になる、窓も小さな部屋。 狭い床スペースに膝をついて、露にした背中を赤く腫らした少女は、寝台に上半身を預け細く荒い息をついた )   ( それ以上は行動に支障が出そうだから止めた、自らを鞭打っていた手から、ナインテイルが落ちる。 ―――気密性はそこそこだけど、暖房器具など無い部屋。 上半身裸ではすっかり冷える季節になったというのに、白い肌には冷や汗だか油汗だかがじっとりと噴き出していた ) [Tue 13 Nov 2007 00:14:23]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( …また、だ… )』 [Mon 12 Nov 2007 23:52:21]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( これは罰で、罪を負っているのだと言い聞かせながら )』 [Sun 4 Nov 2007 08:34:14]
セレニア > ( 鞭に打たれ、意識が飛べば飛ぶほど、残るのはそんな部分 ) [Sun 4 Nov 2007 08:33:48]
セレニア > ( 目を瞑って、思い描くのは目を逸らす直前のマリア様。 鞭を握り、天を仰ぐのは何を思うのか… )   ( ―――私のためにしたくないと思ってくれる。 でも、私の願いだからしてくれる。 …そう思うと、満ち足りてしまって… ) [Sun 4 Nov 2007 08:32:38]
お知らせ > アレックス@僧房さんが帰りました。 『高鳴る胸・・・ 乾いた唇を舌で濡らし、鞭を振り上げ―― 嗚呼、主よ 私をお許しください。』 [Sun 4 Nov 2007 08:26:17]
セレニア > ( 罰をと望むことが、それ自体罪になり、そこで罪を感じることも罰になる。 罪は罰で抗わなければならない、罰は赦しでもあるとするのなら、罪から逃れられないそれは、複雑で残酷な処罰。 ―――そしてその中で、少女は歪んだ悦びを見出してしまい、身を震わせる。 喜んでしまうのなら、罰も罰ではなくなるだろう。 …そこで罰をと望むのは、果たして罪の意識の強さなのか、それとも… ―――では、罰はいらないのか。 もう十分に受けているのかと問えば、否だから。 それ以外の決定はありえないまま、それでも納得できないしこりは残る。 これも罰なのだと言い聞かせ、歪んだ想いには目を瞑り――― 願いを取り下げるような事はなく、握り返された手を離した ) ―――。 ( マリア様の言うとおり、彼女が赦してくれるのなら、もう十分と… 頷けなかったことを、少し悔やむ。 罰を提示されなければ、頷けたかもしれないのに。 でも、今更だ。 やはり、これ以外を選びようもないのだから )   ( ウィンプルを取って、薄紅色の髪は身体の前に。 胸が高鳴るのは、罪の意識と痛みに対する緊張のせい。 ―――慣れていたことだけど、最近は、久し振り。 多少の古い傷跡が散見される、白い背中をさらして… 差し出されたハンカチを受け取る手は、少しためらいがちになった。 …自分の、あったと思うけど… 薔薇の香油に、治療に使う油の匂いがするそれを、ふくむように咥えた――― )   ( もう一度ゆるく頭を振って髪を前に。 ほんの少し名残惜しげに視線を外して、背を向ける ) [Sun 4 Nov 2007 08:17:58]
アレックス@僧房 > ( 我ながら、サディスティックな罰を口にしたものだ。 マスターという存在を価値観の最上に位置付ける娘に対して鞭打たれる痛みの上に、さらに鞭"打たせる"辛さまで背負わせようというのだから―― 推し量るのは、罪の意識。 どれだけの罪を犯した、と思い、どれだけの罰を望んでいるのか。 吸血鬼を狩る事を存在意義とする者が吸血鬼を前に戦う事が出来ずに立ち竦んでしまったのだ、存在意義を揺るがす失態だったのだと思う。 罰せられる事で、その罪の意識から逃れることが出来るのであれば・・・ 罰の内容に衝撃を受け、逡巡する部下を推し量るように見詰め )  ( やがて、手の甲への口付けと共に述べられる感謝、そして返答は 「罰を」。 強く握られる掌に、吐息を漏らし その姿を見詰める。 なんと、愚かで、哀れで、愛しいのか―― 胸が痛むが、そう望むのであれば覚悟を決めなくては。 )・・・・・・ 判りました。 罰を与えましょう。( 一度手を握り返して手を解き、席を立ち ゆっくりとビューローへと向かう。 引き出しの中から自らを罰するための短鞭を両手で手に取り。 一度天を仰ぐ ) ・・・上着を脱ぎなさい。 あと、舌を噛まぬ様、これを―― ( 気が進まず、胃の辺りが重い。 それとは裏腹に、じわりと滲み出るような期待―― この娘の肌を打ち、赤く染まるそれを目にした時に得るであろう悦び・・・ その背徳に目を逸らしながら、折りたたまれた白いハンカチを差出し、銜えるように言いつけ―― ) [Sun 4 Nov 2007 07:52:12]
セレニア > ( 剣を取って戦えるだけ動くのなら、今の生き方で、傷によって生き辛くなりはしない。 あるいは、マリア様のそれを奇跡の体現と思うのなら… それに少しずつ近付けるのは、福音とも ) ―――。 ( 十分なのだろうか。 分からない。 与えられた罰がそれで足りるものかどうか、罰せられる者が決めることではないと思う。 …確かに怯え・苦しみはしたが… そのほとんどは自分のためだ。 マリア様を失望させてしまう… 守れなかった… 誰かに与えた影響を悔いたとしても、自分で 『それも自分のための悔い』 と感じられる部分を拭えないのだから、理屈ではどうしようもない )   ( 『足りぬというのなら』 ―――続いた言葉に、震えた。 …恐れではなく、悦びだったと思う… )   ( こんなにも自分のことを慈しんでくれるマリア様が、自分を鞭打つのは望まないことだろう。 彼女は 『罰は十分に受けた』 と言ってくれるのだから。 …でも、それなのに… 望めば、それをしてくれると言う。 愛されていると思う )   ( そこに喜びを感じるのなら、罰ではありえない。 歪んだ思いにマリア様を利用するなど、とんでもない。 けれど――― 罰が足りないと思うのも確かで… 痛みと引き換えに手にする充足と、隠しようも無い喜びに後ろめたさを感じるものの… 提示される罰を・赦しをいらないと言えるほど、今負っている罪が軽いとも思えない ) ―――。 ( させてしまうのは嫌だけれど… また、罪を重ねることだけど――― だから罰にもなる。 …それが決して、自信の欲望のため、誘惑に屈するのではありませんようにと願いながら… 取った手の甲に唇をつけた。 尊敬と、感謝と――― ) …ありがとうございます。 ( 長い長い逡巡の後に、『お願いします』 と手を握る )   ( きつく握る前、少し震えたのは… きっと、身に余る慈愛に対して ) [Sun 4 Nov 2007 07:23:09]
アレックス@僧房 > ( 体の半分に負った火傷は見た目だけでなく、機能にまで障害を与え ただでさえ余り余裕の無い体力に支障を与えている。辛うじて生き延びた事を奇跡とするか、生き恥とするかは見方次第だが まだ、自分は戦う事ができる事を喜ばしく思う。 願わくば、彼女の負った傷が彼女を生き辛くさせませぬように―― まるで、神を前に搾り出すような言葉と共に手が握られ、命ある限り戦う事を誓う娘に頷く。 大げさな話だが、殉教の誓いは伊達ではないという事だ。 ) 罰は―― 十分に受けたでしょう。( 司祭への反抗に始まった懲罰や奉仕活動。ヴァンパイアハントに参加できなかった事、そして、救いを与えられず思い悩み 思いの内を吐き出すことができずに罪の意識に押し潰されかけていた事。十分に罰を受けたように思う―― しかし ) 未だ、足りぬというのならば この手で鞭打ちましょう。 貴女を打つ事は自身を打つよりも辛い事、鞭打たれる事よりも、それを私にさせる事がより重い罰。 ( 罰と、その先の許しを望むのならば、と問う。 ) [Sun 4 Nov 2007 06:52:03]
セレニア > ( それだけの傷を負い、命を落とさなかった奇跡をマリア様は持っている。 自分の手と同列にできることでは決してないけども… 元より容姿への興味など失われ、着飾ることも知らない少女であれば、醜く爛れたそれを嘆かずちょっとした喜びを見出すのは難しいことではなかった。 歪んでいると、自覚することはない ) ―――ぁ… ありがとうございます。 ( そう、実績が必要だ。 完膚なきまでに損なわれた信頼を取り戻さなくてはならない。 ギルドの人間に、ともに戦う仲間以上の意味はないけれど… 今はそれが必要だ。 一人ではヴァンパイアと戦えない。 …マリア様の信頼と、期待に応えるために、どうすれば良いかを考える… 自分が褒められることを第一に考えるよりも、結果としては、それが一番なのだと言い聞かせて ) ―――例え、クルースニックでなくなったとしても… ( それは、それだけでマリア様への裏切りになると思ってしまうものだったけど… だから、まだ信じられることに戸惑い、安堵するけれど… さして重要視されていないとは、知らない事。 身を切る思いで口にして、続けよう。 例えそうなったとしても――― ) ―――…戦います。 最後まで… ( 死は恐ろしい。 でも… 忘れるな… マリア様に、教会に、お前は不要と処断される恐怖に比べたら――― …何故、それを恐ろしく思うのか… 『神の国へ入れない』 という以外の理由は思い出せぬまま、その手を取った。 慈しむように、両手で包むようにして ) …あの… ( まだ立ち上がらず… 赦されると思えて、安堵して、忘れていた自分を恥ずかしく思う… ) ―――罰は…  [Sun 4 Nov 2007 06:32:39]
アレックス@僧房 > ( そんな共通点を見つけて、小さな喜びを感じている事など露知らず 目に留めた火傷を見て痛ましく思う。自分より歳若い者が負う傷に慣れる事はきっとないだろう。 要約した内容に肯定を得、嗜めた事柄に不服が無いようであれば頷き、続けられる人影に対する判断に同意を示す。 )――・・・ 私には吸血鬼を感知する事はできないし、吸血鬼の存在を知らせるような【人影】の存在を見る事もできない。けれど、貴女がそうだと言うのであれば、信じましょう。 貴女が、貴女の言う事を証明するには実績が必要です。 私は貴女が期待に応えてくれると信じています。 ( 事実、自分もこの娘がクルースニックであるという事に半信半疑のまま前線に送り込んだ。どうした所で真偽は知れぬし、結果が証明するであろう、と。 自分にとってはクルースニックだろうが、ズドゥハチだろうが、ただの人間であろうが 何だって良いのだ。 吸血鬼に立ち向かう勇気を持ち、その存在を許さず、対抗する戦術を駆使できる者であれば。 極論すれば、吸血鬼を滅ぼせさえすれば、それで良い。 ) さあ、セレニア。 もう、戦えますね? ( 戦えるのであれば、この手を取れ、と跪いたセレニアへと手を伸ばす。 ) [Sun 4 Nov 2007 06:08:08]
セレニア > ( 頭を垂れて、言葉を待った。 ―――折った膝の上で重ねられた手。 右手の火傷は、隠されるでもなく晒されている。 ステアに負わされたこの傷は忌まわしいものだけど、火傷という点でマリア様とお揃いなのが… 救いと言うか、気に入っていた ) ―――…はい。 …それが、モビィディックではないのではないかと… ( 自分でそうではないかと気付き、相手が肯定した事。 それを疑うなどどうかしているけれど、あの時は、目の前が真っ暗になって動けなかった。 マリア様に戸惑いを感じた気もするけれど… もちろん嘘ではないし、そうとしか言いようが無い ) マクドゥガル様の能力は、モビィディックに対し有効に働きました。 ズドゥハチが顕現している間に私も動けていれば…――― ( もしもの話しに意味なんて無いけれど、滅ぼせたという確信がある。 しかしいい加減自らの思い上がりに気付いている今… 言われてしまうと、その自信もどれほどのものか。 動けていたとしても、仕留められはしなかったかもしれない… そう考えるには十分で、口を噤む ) ―――はい。 もうしわけありません。 ( 有能でありたいと願うけど、だからこそ、自らの無力は知らなければ。 数を頼んで道具を揃え、人とヴァンパイアの戦いはそうして初めて成り立つ ) ―――それが何であるのかは、不明ですが。 …はい。 ヴァンパイアを示して現れるのではないかとも、考えられます。 幻と言い切ってしまうのは奇妙な感覚ですが、そうでなければ、説明できない部分も… ( だからそれを当てにして、ヴァンパイアを探した。 辿ってヴァンパイアに接敵できるのであれば… そう、もう 『妨害』 とは言えないだろう ) ―――。 ( ただ、信じてくれるのだろうかと、そっと顔を上げる。 …つまり、自分にしか分からないことなのだ。 【人影】 の存在をでっち上げることで… 不確かになったけれどまだ感知能力を有しているのだと主張する。 無意味なことではあるものの、そう疑われても仕方ない。 実際ギルドは、この報告に対し半信半疑といったところだろう ) ―――…もうしわけ、ありませんでした。 ( 自然に見上げたマリア様を正視して… もう一度、深く頭を垂れた ) [Sun 4 Nov 2007 05:50:28]
アレックス@僧房 > ・・・・・・ ふむ。私にはその【人影】は、貴女の探知能力を阻害しているとは思えませんけれど・・・( 責任転嫁・・・ といえば聞こえが悪いが、人影のせいで探知できない、そういう風に考えている所がある。しかし、【人影】が現れ、吸血鬼に遭遇したのであれば―― ) そう都合よく現れる【人影】が実在の者とは考えにくい。 【人影】を追う事で吸血鬼に遭遇したのであれば、【人影】は吸血鬼の存在を教えている、そうは考えられませんか?( 一先ず、モビィディックとの戦闘に関する事はさて置く。 むしろ、探知能力の喪失によって戦う事ができなくなった事の方が問題だろう。 ) [Sun 4 Nov 2007 05:23:00]
アレックス@僧房 > ( 寝台に腰掛けた自分の前で膝を折り、頭を垂れて―― これではまるで告解だ。 いや、彼女にとってはそのものなのだろう。己の罪を告白し、許しを得ることで再び顔を上げて目的に向かうことが出来る。 居心地は余り良くないが、「マスター」としてそういう対象と見られているのは判っているし したい様にさせるのが良いだろう、と特に咎める事をしなかった。 そろえた足の上に手を置いて、背筋を伸ばしたままその姿を見下ろし―― ) つまり、貴女は確実に吸血鬼であるモビィディックと相対した時、それを吸血鬼だと感じる事が出来ず、能力の喪失を感じ、それに戸惑ってしまった、という事ですか。( クルースニックでもズドゥハチでもない、ただの人間でしかない自分には理解しがたい・・・ というよりも共感しがたい話だが、そういうものなのだろう、と頷く。自分も、聖剣を失った時は取り乱し、神に見放されてしまったと嘆くばかりであったし。 しかし、自分のせいで、という言葉には眉を寄せ 首を横に振る。 ) セレニア、思い上がってはいけません。 貴女は確かに吸血鬼に対抗できる人員です。 けれど、貴女一人の力でどうにかできるほど、吸血鬼は甘くない。 自分のせいで、などと言う思い上がりは捨てなさい。( 人一人に出来る事など、たかが知れている。 マクドゥガルが降霊の為に行動不能に陥っていた以上、セレニアが行動できていればモビィディックを滅ぼすことが出来たかどうかは、判らないのだから。 ) [Sun 4 Nov 2007 05:22:50]
セレニア > ―――…ですから、【人影】 が現れたら、それを追うように努めていました。 【人影】 の出現方向が指向性を失ったら、その場で鐘を鳴らし続け… そうすることで、また 【人影】 は移動を再開します。 …何度かは、それでも見失ってしまいましたが… そうして繰り返すうちに、再度モビィディックと接敵しました…――― ( そして敗れ、武器を奪われた。 殺されていたかもしれない状況で、『見逃された』 )   ( 蘇る屈辱に、拳を握る。 …その恐怖の中で蘇った、『本当の恐怖』 は… 胸の中に淀んだものを残すばかりで、忘れてしまっていた ) [Sun 4 Nov 2007 04:56:46]
セレニア > ( 薦められるままに椅子へ腰を下ろそうとして… ちょこりと礼をして、それは止める。 寝台に腰掛けたマリア様の傍らで、膝を折った。 祈るような、告解するような、そんな姿勢。 相手の居心地とかは、やっぱり考えられないのかもしれない。 決して悪気は無いのだけれど ) ―――…ずっと、感知できないまま… ですが、『感知できない』 と、ヴァンパイアを前にして確認したわけではありませんので、報告できなくて… ( …したくなくて… ) …視界を掠めるように現れる 【人影】 は以前から確認していましたが… 私は、それがヴァンパイアに対する知覚を妨害していると考えていました。 ( …そう、思いたかった。 少し考えれば、驚異的な移動能力を備えているそれが、わざわざ姿を現して感知能力を妨害する必要など無いと分かるのに。 ひたすら、能力の消失を認めたくなくて… ) ―――…それを確認したのが、先日、マクドゥガル様とモビィディックに接敵した時です。 …半年… この街で半年ヴァンパイアを狩れなかったのだから、感知能力は、どうにかったのだと分かるのに。 目の前にいるのが、モビィディックであると分かるのに。 …私はそれが、信じられませんでした。 ヴァンパイアだとは思えなくて… 攻撃してきたのだから敵なのに… 分からなくて、分からなくなって、戦えませんでした… ( その時なら、確かに滅ぼせたのに。 どうしようもない失態に、語調が少し乱れる。 せめてあの時を、やり直せるのなら ) ―――…私のせいで仕留め損なったのだから、モビィディックは、私が滅ぼさなければと… モビィディックでなくとも、一体はヴァンパイアを滅ぼさなくてはならないと… ( …そうしなければ気がすまなくて、罰せられるのが怖くて… ) …無断で通常任務を離れ、暗黒街を… ―――…当ても無く、ただ歩き回っていたわけではありません。 …一度目にモビィディックと接敵した時も、【人影】 が現れていました。 【人影】 の出現には、規則性があります。 始めは一方向に指向性を持って現れ、私がそちらに向け移動を開始してしばらく経つと、私の周囲を回りはじめます。 例え妨害されているのだとしても、妨害する必要がある時に現れるのであれば、それは周囲にヴァンパイアがいる可能性を示唆します。 [Sun 4 Nov 2007 04:56:31]
お知らせ > アレックス@僧房さんが入室されました。 [Sun 4 Nov 2007 04:37:54]
アレックス@僧房 > ( ”吸血鬼を狩る為の道具” そんな位置付けで教育され、運用されてきたとしても、まだ十台半ば辺りの娘だ。教義と使命感と、そして刷り込まれた条件付けでそんな意識は押し潰されていようが、こんな状態になるのも無理はないと思う。 クルースニックと言うのも半信半疑であったが、その能力の喪失にまで言及された文面を見るに、「出来た」ものが「出来ない」のでは不安定になっても仕方があるまい。 暫く、胸に頭を預けさせ労わる様に背中を撫で 落ち着くのを待つ。 何時から、こうして泣くのを我慢して居たのだろうか―― やがて、意地を張るように顔を上げた無表情にうなづいて、身を離す 立ったままというのも何だろう セレニアに椅子を薦め 自分は固く薄い寝台の上へと腰掛ける。 自分にはヴァンパイアの感知能力というものが如何いうものなのか、判らないから途切れがちな言葉の先を促し、頷きながら話を聞いていく事にした。 )  [Sun 4 Nov 2007 04:33:04]
セレニア > ( 例によって、復興事業への参加は不満に思っていた。 単純な肉体労働などヴァンパイアハンターの務めではないと。 …けれどそんな風に考えていながら、どこかでホッとするものも感じていた。 ここに居る間は、ヴァンパイアを狩れなくてもいいのだと。 ―――尊い労働というその言葉に、責められるようで… それでも、最後まで務めを果たして帰って来たのなら、誇らしく思われることをできたのだと、嬉しく思う… ) ―――っ…は、い… ( 表情の乏しい歪な泣き顔は、やがて幼子のようなものになる。 負傷は軽かったらしいから、身を寄せるくらいは大丈夫か。 大事無いかという問いには、腕の中で頷くのみ。 その香を吸い込んで、胸元を濡らして。 …背中に手を回し、どうにか泣き止むのには、少しの時間が要った… ) ――――――。 ( しゃくり上げて乱れた息を整えて… バツ悪そうに、ちょっと名残惜しそうに、泣き腫らした顔を上げる。 涙が止まれば、その顔はいつものように表情の乏しいもの。 けれど目なんか真赤だと、何か意地を張るようにしか見えないか。 優しく包まれたこの中で、張る意地など無いのに ) ―――アニー・ウィルクスとの交戦で、負傷した後… 通常任務に復帰してからでした… ( ヴァンパイアの存在を感知できなくなったのは。 …そうして、ぽつぽつと話し出す… ) [Sun 4 Nov 2007 04:19:32]
アレックス@僧房 > ええ、話は聞いています。復興に派遣された経緯は兎も角、尊い労働をして来ましたね・・・ 私も貴女を誇らしく思います。( 言いたい事がうまく言葉にならないようなたどたどしい報告を聞きながら、目を細める。真の信仰を得るためには吸血鬼を追い回す以外の事も経験した方が良いと思うし、罰とはいえ良い経験だった。 吸血鬼を滅ぼす事は利己であっても構わないが、その成果は他利であって悪い事ではない。 少しでも吸血鬼を滅ぼす事によって守られる誰かの事を感じることができれば、と思う。 伝ってきた涙を指で拭い、苦笑する。 ) あまり人に言えた負傷ではなく不甲斐ないのですけれど・・・ 心配には及びません。貴女よりは軽い。( と、心配するようにセレニアの腹部へと視線を落とし、大事無いか尋ね 泣き崩れるように俯き、ぽろぽろと毀れたしずくで床を濡らす部下に困ったように息を吸い、自分よりも背の低い彼女を薄い胸に押し当てるように軽く抱擁す。 薔薇の香油と治療に使われる油の匂いが混ざり合った匂いがするだろう。 ) 落ち着いてからで構いません。 何があったのか、聞かせてもらえますか? [Sun 4 Nov 2007 03:54:49]
セレニア > ―――…ぁ、奉仕活動で… ラットマン戦争で壊滅した村の、復興に… ( そんな事、知っているだろう。 こんなことが言いたいわけではにのに、条件反射のような言葉を返してしまう。 …相手の変化を口にするなんて、ごく当たり前の何でもないことが、胸に暖かかった。 ―――頬に触れる優しい手は希望。 それこそこの少女にしてみれば、生きるか死ぬかの瀬戸際で差し伸べられる慈悲。 安堵で挫けそうになる膝を堪えて、正視できなかったマリア様の顔を見つめよう。 すぐに視界が滲んで、涙が伝う ) …はい。 …マリア様は? 負傷、されたと…――― ( 右腕が完全に本調子ではないものの、あとは薬と自然治癒に任せられる程度。 あと何日かは離乳食のような食事を続けなければならないけれど、怪我のうちにも入るまい。 声が詰まってしまうから、その辺りは省いて… だけど、言わなければならないこともある ) ―――…もうしわけ… ありません…っ ( 上げさせられた顔を俯かせるように、緩くそらす。 これでは何に対してか分からないのに、もう、多過ぎて、後が続けられない ) [Sun 4 Nov 2007 03:36:04]
アレックス@僧房 > ( 入室を促したものの、なかなか扉は開かれない。 思っている事を溜め込みがちで思い詰める性質である事は把握しているが、吸血鬼を前に戦うことが出来なかったという存在意義を揺るがす失態をした事は重いか―― 開かれない扉を眺めたまま、そんな風に考える。 やがて、扉は開かれて緊張感に包まれた部下の姿が現れる。 思えば、この娘の姿を目にする時は元気の無い時が多い様に思う。 )・・・ しばらく顔を見ない間に、すこし日に焼けましたね。セレニア。( 席を立ち、何かを口にしたいが口に出来ずに目を伏せ、なかなか部屋に踏み入ってこない部下の前まで足を進め 顔を上げさせるように頬に手を沿え ) 酷い顔色をしています。 健康状態に問題はありませんか? ( こちらは相変わらずの包帯まみれ、どこを怪我をしたかなど、判りようもないだろう。 背中の腫れは収まり、捻挫した足ももう歩くのに支障は無い。 ) [Sun 4 Nov 2007 03:18:04]
セレニア > ( マリア様が何日も前に怪我をしたと、それを聞いたのは昨日。 ―――公開鞭打ちの事は未だに知らないままだけど… 『その身に何が起きていても自分は知らずにいたのだ』 と自覚することはできる。 通常任務で行動をともにするわけでなければ、それはある意味当然でもあるのだけれど。 常に行動を共にしリアルタイムで指示を仰ぐよう設定されている 『マスター』 として彼女を認識してれば、それもやはり失態だった )   ( ―――もう、何一つ無駄なことはしない。 それが赦されるような状況ではないのだから。 そう考え、恐怖を締め出せても、いざ処断されるとなると、足が竦む。 なかなかノックができなくて、声も出ない。 許可をもらって手を置いたノブは、やけに重たかった ) ―――…失礼します。 ( 扉を開けて現れるのは、かっちりと尼僧服を着込んだ少女。 戦災復興事業への参加で少し日焼けした顔は蒼白で、薄暗い部屋の中ではぱっと見変化は見られない ) ―――。 ( 何か、言おうとしたのだと思う。 薄く口が開かれるけど、言葉は出て来なかった。 何から、どう謝れば。 面会は待ち望んだことのはずなのに、真っ白になってしまう。 …礼をして、扉を閉めた… ) [Sun 4 Nov 2007 03:05:57]
アレックス@僧房 > ( 役割は異なるが、気にしている人材であるエリエッタ・嘉村の状況報告も目を通している。直接的な鎮圧や、存在感をアピールすることでの抑止力を担当する自分達とは異なる形での捜査や検証が必要なことは十分理解している。 それでも、彼女の活動を制するような口出しをしたのは、「灰色の吸血鬼」アニー・ウィルクス捜査任務中に突出し、吸血鬼に囚われた事に起因する。 単なる失敗なら仕方の無い事だ、しかし、吸血鬼被害者としてのエリエッタ・嘉村を見れば、その危うさが気にかかる。 彼女は優秀だが、どこか、冷静さを失う所があるのではないか、と―― 危惧というよりも、心配していると言った方が良い。 当の本人にしてみれば、名指しで仕事を阻害され不服なようだが―― ) ( 燭台の上で揺れる蝋燭の炎を眺めながら、そんな物思いをしていれば、ノックの音。 しばしの沈黙の後、蚊の鳴くような声が聞こえる。 大聖堂の中でも「魔女」と呼ばれる事のある自分を訪ねる人間はそう多くは無い。 ) どうぞ、お入りなさい。 ( 書類を引き出しの中に落とし、扉の方へと向き直る。 ) [Sun 4 Nov 2007 02:56:00]
セレニア > ( ―――それ以前からモビィディックとの交戦報告はあるけれど、問題は最近の二回 )   ( 一度は一つの身体に二つの吸血痕がある遺体を暗黒街まで引き取りに行った、正規の任務中。 自称クルースニックのセレニアと、ズドゥハチのマクドゥガルが接敵。 ズドゥハチの能力は有効で、あと一歩で滅ぼせるというところまで追い詰めながら、セレニアが始めから戦闘を放棄しており取り逃がす )   ( 二度目は通常任務から無断で外れていたセレニアが、やはり暗黒街において単独で接敵。 モビィディックの左腕を一時的に使用不能にしたということだが、自身も右腕・腹部に重度の打撲を負い、ハンター仕様のショートソードとナイフを奪われ取り逃がす )   ( それらの行動を当人は、クルースニックの 【感知能力】 【覚醒】 が消失したことから、確認の必要があったのだとしている。 ヴァンパイアに対して指向性を持つ 【人影】 の出現を主張するが、能力の消失も含めて真偽のほどは不明。 ―――ただしハントの成績は、一応能力の消失についてのみ、裏付けられるものがある ) ―――…失礼します。 …マリア様… セレニアです。 ( 扉一枚隔てて、その声はほとんど聞き取れない ) [Sun 4 Nov 2007 02:50:22]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 規則的に三度、小さく戸が叩かれる )』 [Sun 4 Nov 2007 02:35:34]
アレックス@僧房 > ( ラットマン戦争への出向、その後には禁固され、鞭打ちによって療養を余儀なくされ、さらには不朽体絡みの騒動。しかも罠と分かり切った呼び出しに応じ、不注意からさらに怪我をして長期休養を余儀なくされ、本来の仕事であるヴァンパイアハンターとしての活動に支障をきたしている。 呼び出された廃教会の弱った床を踏み抜き、階下に転落した際に負った怪我―― 捻挫や打撲程度のものだが、単なる人の身ではそれだけで戦闘不能に陥ってしまう。 血も涙も無い冷血な処刑人のように渾名されるヴァンパイアハンターも、肉体的には虚弱な人間でしかない。 ) ・・・ あまり、芳しくありませんわね。( ため息をつき、羊皮紙の束を机に投げ出す。 数回に渡って害悪吸血鬼モヴィディックとの交戦が記録されているが、成果は出ていない。 無用な戦闘は被害を広める事にも繋がりかねないし、その内容こそが問題だ。 ) [Sun 4 Nov 2007 02:32:29]
お知らせ > アレックス@僧房さんが入室されました。 『 ギルドから届いた書状に目を通す 』 [Sun 4 Nov 2007 02:32:17]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 貴方が望むのなら――、この体躯からにじみ出る温度で、猫の存在を証明しよう。 )』 [Tue 30 Oct 2007 04:00:16]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『 …こうして居ても、良いですか 。 ( 言葉無き「返事」に目を閉じる )』 [Tue 30 Oct 2007 03:58:44]
ナイト > (白と対する夜色の毛並み。光と対成す闇の眷属。同じ祝福を受けたからこそ、此処で出会うことが叶ったであろう。この出会いを導いたのが、神の見えざる手でないことを祈ろう。超自然的な語彙をフィルターに通した途端、確かに触れ合っているこの感覚が曖昧になってしまうから。)    (この出会いは偶然で、それゆえに必然。異なる視界に移る領域の端が重なりあったところから、物語りがいつも始まるのだから。色違いの双眸が水面ならば、そこに映る赤い瞳の男性の姿を、水底にしまいこもう。小さなこの頭が忘れてしまわぬように。)    (その問いかけに対する返事は、行動で示された。いくばくもない体重を緩く貴方へと預けて、猫は楽な姿勢に。 ―― この無作為な居心地の良さが、気に入った模様。) [Tue 30 Oct 2007 03:54:03]
ザッハトルテ > ( ふと思う。 神の膝元、清浄の気の満ちたこの場所で見かけた彼が、もし――白い毛玉だったら。 白とは言わずとも、夜の帳の色でなければ、こうは考えなかったかも知れぬ。 白は清らなる色、黒は穢れの色という。 どこの誰が言い出したものかは判らねど、色が齎すイメージが、殊更異質感を際立たせる夜。 ――…だからと言って、漆黒の毛並みを持つ彼を悪魔の使いだとは思わないけれど。 ) ……本当に、  ( 返事だ。 ――きっと彼と己が見ている世界は同じものではないけれど、それが重なる瞬間はある。 例えば、「有難う」に「どう致しまして」。 貴方が上げる小さな声を、返事なのだと今こそ認識する。 鏡のようでもあり、星と空とを映した静謐な湖面を思わせる瞳へと、緩く細めた血色を落として ) ―――― ( ここにおわす神ではなく、温かな命そのものたる貴方へと乞おう )  …今だけ。 もう少しだけ、 [Tue 30 Oct 2007 03:46:13]
ナイト > (猫を生かすのは、少しの栄養と、生態機能を停止しない程度の温もりと、好奇を刺激してくれる相手。なるほどそれは人間でなくとも良い。猫たちには恐らく、与えられているという自覚は無い。 ―― それでも、何故かしらこの猫は、その目に映る世界から、人間という種を選んだ。それにはきっと、意味が宿っているであろう。時折しじまを揺らす動作、小さな音。彼の躊躇いの理由は悟れないが、その原因が己であることは、なんとなしに分かった。異質な構成員を厭うのは、人間という脆い種が幾千年もの進化の中で育み続けてきた本能。 ―― その心情に紡ぎだされる幻の病。だが、残念なことに、猫は迷信などというものを知らない。猫はその目で見たものしか知らない。その目で見たものしか真実と認めない。)     (だから、それはつまり、彼の予想通り、ただの気まぐれなのだ。触れれば何か、この黙しがちで控えな命から、引き出せるような気がした。かつて縄張りとして陣とっていた猫の場所は、とうに他の猫の乱入により失われた。興味のあてを二本足へと向けた猫もまた、四足の異端。離れたあの地上30センチの世界には、帰れない。) ミィ ャァ。 (今度は明瞭に、返事であった。ありがとうに対する、返事。この生き物は存外付き合いやすい、と猫は思う。自ら進んで猫に触らないのは、その行為が嫌いな猫にはありがたいこと。 ―― それなのに、猫が擦り寄れば反応を返してくれる。しかもそれが好意的な言葉だ。彼が言う命あるものとないものとの距離がどれほどかは知らないが、今触れ合う二つの体の間に、距離などない。)    (その腕を辿って、色違いの瞳が上がる。彼の瞳の中に、命を見ようと試みる。 ―― 体は相変わらず冷たいままであったが、呼吸音が、二つの存在を、闇の中に鮮明に示しだす。) [Tue 30 Oct 2007 03:29:34]
ザッハトルテ > ( 猫と直接言葉を交わす事は叶わずとも、「恐らく」と思う事は、ある。 ――それは彼らが自立したいきものである、という事。 人間の手がなくとも、人が存在しなくとも、彼らは彼らの力で行き抜いていけるだろう。 接し易い隣人、暖かい棒。 もしそのように告げられていれば寂寥はなく、ああやっぱりと思うに違いない。 禁じて尚時折手を浮かせかけては思い留まり、彼らのそれと似たように長く鋭く伸びた爪が小さく板を掻く。 ――それは人間の買い被り、己等にそこまでの力はないと知っていても、時に黒死の病と称されるモノの手を生きている貴方へ伸ばすのは躊躇われてならなかった ) ――…   ? ( 黒の上にわだかまっていた艶のある黒が、すい と浮く。 立ち上がる。 人間世界の勝手な理屈で、彼らは気紛れである――そうとも認識しているものだから、自分を含んだ宵の眷属がそうであるように気紛れにここを離れてゆくのだと思った。 ) …縄張りを見張りに行かないとね。 ( それは、猫の習性と呼ばれるもの ) そういうのが大事だというのは、知っているつもりだから―― ( 残念だけれど、そう言いかけた唇が開きかけたまま止まる ) ………………  ( まるで全て判っている、そう示したような仕草――寄せられる体 )  …有難う。 ( 謝りたがりの人でないモノは、半ば口癖と化したごめんなさい≠フ代わりに。 自分でも何故だか判らないまま、今は謝罪ではなく感謝をするところだと思った ) [Tue 30 Oct 2007 03:12:34]
ナイト > (人間が所有しているつもりでも、多くの場合猫にはその自覚は無いのだ。猫たちにとって、人などというのはよくって接しやすい隣人か、身が冷える時に寄せる暖かい棒に過ぎない。夜を揺らす彼の感情の端を、探り当てんと感覚のアンテナを張る。 ―― 夜はきっと猫に繋がっているから。夜が知れることは、猫にも知れる。)   (見上げる彼は、感情を表情に示した。猫は些か、安心を覚える。感情があるということは、思想を持っているということだ。思想があるということは、自我があるということだ。 自我があるものとは、たとえ幾ら大きな回り道をしようと、やがて分かり合えることを猫は信じている。困ったような彼の笑みは、思いのほか人間らしい。鼓動を持たない生き物を、猫は沢山知っている。魔術師によって命を与えられた人形、古い道具が人の思いを吸って形になった九十九神、それは世界に溢れているもので、怯えるに値しない。)     (身じろぎから伝わる振動。それが命ではないと、猫には理解できない。猫の瞳に映る男性の姿は、自我を持ち、感情を持ち、言葉を持っている。さらに、見下ろす視線から読み取れる複雑な思い。それらを持ち合わせた概念の名を、猫は命としか知らない。)    (猫は再び立ち上がる。根拠は全く無いけど、たぶん彼は猫に危害を加えない。否、猫がそう信じるのが根拠だ。 ―― 猫は一歩ずつ、外套を伝わって彼へと歩む。そして、貴方が死者であると称するその体の腿に、沿うように体を傾けよう。闇夜に好意的な人間を見出し時のように、擦り寄る。) [Tue 30 Oct 2007 02:53:03]
ザッハトルテ > ( 飼い主という表現は、彼にとっては非礼に当たるかも知れぬ。 飼う、は所有の証。 上に立つという意味。 猫が人より下位に位置するという発想自体が、人という種にしか通用しない理屈。 表情の変化に乏しいヒトデナシの眉が済まさそうに下がるのは、貴方に対する詫びであり、その小さな毛並みに降ろす事も出来ずやり場を失った手のこころもとなさの表れでもあり。 微細な変化を悟られているとは思いもよらず、波間に浮かぶ極小の泡のひとつぶは、今宵確かに猫殿の足に捉われて、在る。 ) …困ったなあ。 君の御仲間――野良毛玉を眺めに、それなりに足を運んでいるのだけれど。 こんなに君達が聞き上手だと思ったのは初めてだ。 口に出すべきではない事――…口にしてはいけない事まで、全て零してしまいそうになる。 ( やがて、ぱたり。 手を冷ややかな席の上に降ろして、情けない下がり眉のままの困り笑い。 そう、例えば、いきものに触れない事が、触れたくないを意味するのではない事 とか。 ――近しくなった距離の分、感じ取るのは小さな体に宿る生命の気配。 命あるものととうに死んでいるモノとの間には絶対の壁、その僅かな隙間から伝わる温かさに身じろぎした。 正しく生きている貴方の温かさは、死者が無理矢理捻り出した偽りの温度よりはるかに穏やかで柔かい。 ――憧憬と狼狽と禁忌のない混ざった視線が、見上げる猫の瞳を躊躇いがちに見下ろして ) [Tue 30 Oct 2007 02:38:10]
ナイト > (限りなく思いを乗せて、様々な形で信号が宙を飛び交うのが世界。猫は、僅かに人より聡い感覚を使って、それに手を伸ばしているだけ。それでも不器用な前足をすり抜けていくことのほうが多い。 ―― だから、彼とやっと繋げたこのシグナルは、逃しはしまい。) ニャ ゥ …。 (聖堂に反響する声を今一度。挨拶ではない、返事ではない、これもまた信号だ。此処にいる――、猫は此処にいる。貴方が見ているのは猫だ。世界に沢山いて、その実一匹しかいない猫だ。 軽口の気配を悟れば、幾分か残っていた緊迫も雲散した。人の感情の移り変わりには、とにかく鋭い。なぜなら猫は、人が顔で笑っていても心で泣くことが出来る生き物だと知っているから。)    (うみ、ウミ、海。聞き覚えがあるような言葉。でも、明確なヴィジョンには出来なかった。思いはきっと、すれ違うときのほうが多いから、ぶつかりあったとき嬉しいのだろう。それは漁師が、漁の豊作、或いは船の無事を願って、よく行なうおまじない。 ―― 猫だって、カミサマの贋物になれるときがあるという、見本。)    (嗚呼、冷たい。夜気に染め抜かれた外套には、温もりは残念ながら宿っていなかった。伸ばされる手が止まる。猫は怪訝に、その指先へと視線を変えた。 ―― 彼が手を浮かせたとき、てっきり撫ぜられると思うた。心の準備もした。)  ……。 (猫は無言。猫は言葉を持たない。その代わり、概念の幾つかをヴィジョンとして記憶にとどめるのだ。 なるほど貴方はそういう生き物だと。猫に触れたがり無い、人に似るものなのだと。)    (しばらく、静止した猫は、やがて貴方の外套の上に屈みこもう。ちいぽけなその夜色には、温度が宿っている。それはほんの僅かで、冷たい風の一つに消えてしまいそうなほど淡いものだけど。 ―― 冷たいのなら、暖めれば良い。この無機質な礼拝席だって、猫の温度で温まった。有機質を元にする外套が温まらないなんて、信じない。)      (近くなれば、鼓動は伝わるだろうか。  此処にいる猫を、貴方は感じることが出来るだろうか。揃えた前足の上に首を載せた猫は、伺うように貴方を見上げた。) [Tue 30 Oct 2007 02:16:07]
ザッハトルテ >  ――――。 ( 今度はこちらが、ゆっくりと大きく瞬く事2回。 「了解した」と言いたげに瞬いた色の異なる双眸に短い鳴き声。 それはまるで、 ) ……不思議だね。 何だか君は、こちらの言葉が理解できているよう。 ――…ほんとうはライカニア――人の仲間だったりはしないだろうね? ( 自嘲混じりの微笑をそうでない笑みに変え、口調を幾らか軽いものへと変えて。 その可能性はなかろうと思っているのが伝われば幸い。 ――貴方と同じように乏しい灯りでも、無明すら苦にしない目が、近づいてきた毛玉の毛並みを捉えると ) 良い飼い主に恵まれているようだ。 海――砂浜を見た事はあるのかな。 ( 軽く手を挙げると、南の方角をそっと指差して ) そこにね、君の仲間が居るんだよ。 海を渡り役目を終えた船があって、そこにぞろぞろ住んでいる。 けど彼らは( 人の手が、入っていないから )君のようなきれいな毛並みは―― ( していない、と結びかけて固まった。 宙に浮かせた手もそのまま、小さな小さな前足の行方を凝視する ) ―――― ( 固まって )( 固まって―― ) ……… ( 神像を見上げ ) …こういうのは、欺瞞には含まれませんか 神様=[…   ( ひとでないモノは貴方の背を撫でる事ができない。 ――が、外套、或いは足の上に乗るならばその制止もしない。 手で触れなければまだ大丈夫、そんな欺瞞。 死者がいきものに触れるなど、とても良くないこと故に。 ) [Tue 30 Oct 2007 01:58:24]
ナイト > (猫の顔の筋肉は、人間のそれのように器用に出来ていないのだ。ただ―…、しつこくかまわれたり尻尾とかに触れられたりすると眉間にものすんごい速度で皺が寄ることはある。重みが増える振動が、冷たい礼拝席の板から伝わって、闇の中の呼吸音は二つになった。)   (ぱちぱちと、瞬きが二回、すばやく続いた。ありがとうが礼の言葉であることを、猫は知っている。かつての経験から覚えた、数少ない人間の言葉の一つ。無闇に放たれる世界を飛び交う無数のシグナル、そのうちの一つが、漸く二つの命を繋げた。 ―― 不思議なことに、目の前の彼から感じられる温度の変化は少ない。それでも、そこに温もりがあるかもしれないから、と。) ―…。 (声にならない程度に喉を鳴らして、猫は自らの体温で温まった礼拝席から名残惜しそうに立ち上がって、彼へと歩む。外套の裾を軽く足の先で突っついて、それから首を擦り付けようと。温もりを求める時に行なう、本能に近い行動。) ミィア。 (甘える声が出せるほど器用ではない。ぶっきらぼうな鳴き声。神が統べる社会は清潔だ。そして社会が清潔であればあるほど、其処の構成員は無意識のうちに異形なるものを徹底的に排除しようとする。 ――… 例えば猫。例えばヴァンパイア。)    (猫には首輪が無い。手入れが整った毛並から、少なくとも人間の保護の下にいることくらいは、知れようか。)    (そして、両の瞳はまた、紅を見つめる。その輝きの中に、人と異なる部分を見出そうとするかのように。) [Tue 30 Oct 2007 01:41:13]
ザッハトルテ > ( 猫は表情に出ないのが良い。 何を考えているか、物思いの深さの想像が全くつかないのが良い。 真逆をゆく犬毛玉も、それはそれで好きなのだけれど。 ) ――…有難う。 ( 毛玉の言葉を知らないものだから、声の意味するところは理解できないけれど。 彼の尾のように長く伸びた声が、仮に「好きにしろ」程度のものであったとしても、素っ気無さもまた猫らしい。 小さく礼を述べて遠慮なく、人ひとり分の距離を空けた隣に腰を下ろす。 席の上を外套の裾が覆い ) 君はここの誰かの家族――…では、なさそうだね。 今はそんな事もないようだが、かつてここの神様は君の御先祖を悪魔の使いと嫌ったそうだ。 ( 教会関係者が彼の飼い主なら、家族を奇禍に遭わせぬ為にもその辺りは躾けるのだろうと。 「躾ける」とはまた、人間の理屈もいいところだが――神より他に聞く者もなし、ふらりと笑って小さく付け足す ) …我々と同じようにね。 [Tue 30 Oct 2007 01:29:15]
ナイト > (静寂は一層に猫を敏感にする。元来、逃げ足と気配を知る聡さだけで生かされているが故に、脆弱で矮小なイキモノ。近づく貴方の姿を、無遠慮とも思えるほどにまっすぐ見つめて、その輪郭を網膜に焼き付けるのだ。 ―― 彼のその瞳の色を、ひとならなんと例えるか。夕暮れか、朝焼けか、それとも鮮血か。礼拝席の真ん中に陣取る毛玉の横には、人の形をしたものなら、もう一つは余裕ではいるであろうスペース。) ミィ ァ―… ゥ。 (間伸びた、気だるそうな声。猫なりの挨拶ともいうべきか、少なくとも警戒の声ではない。細長い尻尾が、ピンと立ち上がり、軽く左右へと揺らいだ。まるで手招くかのように。ぴくんぴくんと耳を動かす仕草は、猫が人に興味を抱いたときの癖。 ―― 猫という生き物はそうなのだ。人間よりも低い場所を生きているから、人間が見えないものが沢山見える。人より高くおわする神が、人が見えないものを見るように。) [Tue 30 Oct 2007 01:17:49]
ザッハトルテ > ( 靴音すら吸い取る静寂の中、呟きは囁きに近いものだったけれど、毛玉の耳はそれを拾い――逃げるどころか。 毛並が夜なら、宿るひかりは星の色と空の色。 暮れる空に、明ける空。 彩りの異なる双眸に惹き寄せられるように近づくと、改めて小さな姿を見下ろした。 横長の席、貴方の隣のそこは空いているだろうか ) そうしていると哲学者みたいだ。 神学者、ではなく――… 神様のように上からじゃなく、遠くて近い横の位置から何かを眺めているような。 ( それがねこと呼ばれるいきもの全般に対する印象、いわば挨拶のような。 ) [Tue 30 Oct 2007 01:09:29]
ナイト > (神について詳しくない猫は、神の効果に関しても同様に無知であった。それでも、聖なる空気とやらが、外のそれとは異なることをそれとなく知れる。 ――そして、今聖域と呼ばれるこの区画に踏み入る者が引き連れる異質な気配に関しても、同じく。)   (その呼びかけに、応じるように。猫は緩慢に首を彼のほうへと向ける。色違いの双眸が、闇の中光を放つ。人によく似る彼と等しく、夜によく似る毛玉。数秒に一度の割合で瞬きを繰り返して、猫は逃げる様子もなく、近づき来るヒトガタのイキモノを迎える。警戒に生かされるよりは、好奇に殺められたい。) [Tue 30 Oct 2007 00:59:08]
ザッハトルテ > ( パプテスの神と教会と、敬虔なる信徒が定めるアンチクリストに属する身には、ここの空気は少々きつい。 ――きついからこそ足が向くのだと、そんな破綻も珍しくない事。 長らく外気に晒されて来た為か、幾分白く呼気をこごらせながら、暫し正面の偶像を仰ぎ見ていた人でないモノは ) ……――ねこ。 ( 見つけた色は夜そのものの、夜そのものより柔かい――――毛玉。 瞬きすら止めてその柔らかな毛並みを凝視し ) ………。 ( このいきものは、概ね警戒心が強いと思っているものだから。 足音を殺し、亀並みの歩みで、そっとその席に近づいてみる ) [Tue 30 Oct 2007 00:54:19]
ナイト > (ぴくり、小さな耳が動いて、ほぼ真後ろを向く。微かに伝わるのは、イキモノによく似る気配。されど猫は動かない。気だるげに横に付して、人間一個分の席を陣取るまま。 ―― 猫は夜の人を恐れない。夜は猫に無条件な自信を与える。夜は猫の時間。夜は猫に祝福を注ぐ刻。) [Tue 30 Oct 2007 00:44:45]
> ( 両開きの大扉が僅かに軋んで開きかける。 遅い時間の訪いは、元来招かれざる者の。 日々深まりを増す秋晩は――…その、人でないものにも寒かった訳で。 窺うような伺いはひっそりと、やがて扉は細く開かれて、滑り込むような黒い影。 ) [Tue 30 Oct 2007 00:41:03]
ナイト > (無益な時間を碌々と過ごすだけの日々。人間ならどう思うのだろうか。退屈は人を殺せると、遥か昔の哲人は言った。ならば、好奇心に殺されるのが、猫だ。猫は時間の有益な過ごし方など知らない。有益な時間と無益な時間を分けることも出来ない。 ―― 出来ないはず、だった。)    (がさり、長い尻尾が垂れて、礼拝席の脇を擦った。) [Tue 30 Oct 2007 00:36:47]
お知らせ > さんが来ました。 『( 僅かに、軋む )』 [Tue 30 Oct 2007 00:36:16]
ナイト > (どうやら毛替えの季節も、そろそろ終わりらしい。舌先に絡む毛の数が少なくなってきた。ふわふわした冬毛を身に纏い、猫は完熟状態。今から約四ヶ月が触りごろ。 ――… 何を想像したのか、ちょっと額に皺が寄った。よってたかって手垢をべたべたつけまくるのはどうにも勘弁してもらいたい。しまいには――、しまいには――、) ………。 (攻撃する?爪で?牙で? …人間相手に、そんな暴力的な手段に出たことは無い。それは昨日の猫に出来なかったことで、今日の猫にも多分出来なくって、明日の猫にもきっとできないことだろう。) [Tue 30 Oct 2007 00:31:34]
ナイト > (所在なさげに、小さな舌は黒色の毛皮を這う。これが、猫が知るうちで一番効率の良い時間の潰し方。湯を厭うて、滅多に洗われる機会もないのに、猫の毛並みはちょっとしたものだ。滑らかできめ細かい手触りは、子供らに大人気で―…、ちょっと困りもの。)     (正面の黙す神像には、目もくれない。神という概念は知れど、それを目前の無機質な物体と結びつける術を、猫は持たない。) [Tue 30 Oct 2007 00:23:08]
ナイト > (わしゃわしゃとしつこくかまわれることは嫌いだが、何もしなければ、暖かな人間の膝は割りと好きだった。そんなことに今更気づく。されど、そんな温もりを望めない夜は、せめて屋根のあるところに身を潜める。からんとうな聖堂、静寂の狭間、天窓を透けて照らす白い月光。そんな中に浮かび上がる礼拝席に、縮こまる夜色一点。) [Tue 30 Oct 2007 00:19:14]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( つまりはその、寒かったわけで。 )』 [Tue 30 Oct 2007 00:15:43]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『「止まない雨はないんだから・・・」』 [Thu 25 Oct 2007 19:44:43]
ルジェ > (ずっとその間、大聖堂の前に立っていた。とても、長い間・・・。だんだんと生身の体が、寒くなってきた)(かじかんできた手を、息で温める) [Thu 25 Oct 2007 19:14:17]
ルジェ > すべてが、始めての経験で、すべてが、現実で、それはとてもショックで、衝撃が強くて、哀しかった)「本当ニ寒クナッテキチャッタ・・・」(手のひらに息をふきながら少しでも暖をとろうとする。) [Thu 25 Oct 2007 19:07:28]
ルジェ > (月明かりが、雲間から見える。ルジェははぁーっと息を吐くと、空気の中で白くなって、消えた)(考えこむ癖はよくないな、と普段からルジェは思っていた。この地へきてから、 [Thu 25 Oct 2007 19:06:10]
ルジェ > 「寒イネ、チャーム」(リュックの中ですやすやと眠っているチャームにそう話しかけて。)「ここへくれば、いつでもエレンシアに会える。会えるよ、エレンシア。」(それは、あまりの辛い出来事に、エレンシアにすぐに会うことを躊躇しているルジェの本心・・・)(それでも気がかりだから。ルジェは忘れないように、この場所に来る。そう決意していた) [Thu 25 Oct 2007 19:00:51]
ルジェ > (ローブとともに、ブロンドの髪も強い秋風に吹かれて、空を舞う。髪を押さえながら、)「ルジェ、強クナリタイ」「・・・ウウン、強クナル」(自分に言い聞かせるように、そう呟くルジェ。天使の像は曇天の空を見ている。)「ダカラ、ダカラエレンシア。マタ、会イニイクカラ。泣カナイデ・・・・」(白い瞳をもつ天使の像が、哀しげな表情に写った。ルジェは、舞うローブを右手でおさえながら・・・その場に立ち尽くしていた。・・・今日は曇り空。ルジェの心をあらわすかのように・・・。昨晩眩しかった月でさえ、その姿を見せていない) [Thu 25 Oct 2007 18:40:49]
ルジェ > (エレンシアの哀しい瞳がまぶたから忘れられなくて。でも。ルジェにはエレンシアにできることが、本当の意味で助けてあげることができないことに、唇をぎゅっと噛んだ)「翼ハ黒クナッテモ、声ハルジェガイママデ聞イタコトノナイクライ、綺麗ナ声ダッタヨ・・・」(秋風でルジェのローブが、ひらひらと舞う。ルジェは、少し涙目になりながら、)「ダカラ、ダカラ。諦メナイデ、ルジェモ諦メナイカラ。イツカ、コノ、オ月様一緒ニ見ルコトガデキルヨウニ・・・」(胸に手をあてて、そう呟いた) [Thu 25 Oct 2007 18:29:39]
ルジェ > (大聖堂の前に立つルジェ。辺りはすっかり暗くなってしまって。あまり建物自体はよく見えなかったのだけれども)「・・・似てるよ、エレンシア」(装飾で彫られている天使の像を見て、そう呟く。少し胸がちくんと痛くなって・・・) [Thu 25 Oct 2007 18:25:46]
お知らせ > ルジェさんが来ました。 [Thu 25 Oct 2007 18:24:13]
お知らせ > ソレディーさんが退室されました。 『( おみやげに原色使い倒しの駄菓子を残して。 また来ると帰って行った )』 [Fri 19 Oct 2007 01:39:25]
ソレディー > …宿かなー…? ( 一人で二人部屋を取ることも無いだろうけれど、イメージは二人で取っていた部屋に一人で戻る感じ。 …父がいなくなってしまって一人になった家を思い出し、ちょっと肩が落ちる… ) 〜うん、ありがとー… ぁ、ございますー ( がくーんとテンションの落ちた娘に、付き合っていた事務の人は 『きっと見つかるさ』 と元気付けてくれる。 良い人だった ) [Fri 19 Oct 2007 01:37:19]
ソレディー > ―――〜でも、教えてもらったんだよー ( 槍の取り回しを。 開催が早まってしまったけれど、基本の持ち方くらいは騎士団の先輩方に教えてもらえた。 『こうやってねー?』 と槍を横にしようとして、天井の燭代にぶつけないよう気をつけても、下を見ていないから槍のお尻がカウンターに当たってしまう。 ゴツン。 そんな音聞くまでもなく止めようとしていた事務の人に止められて、狭いかなーと残念そうに。 ―――そうこうしているうちに、リヒャルトのことも分かる ) ―――えーっ!? いないのー? どこ行ったの〜? ( ベルゼルガはもうつきまとっていないようで、心配はそれほどでもないけども。 森に帰ってしまったら本当になかなか会えないし、慌ててしまう。 どこに行ったかまでは、誰かには伝えているかもしれないけれど、すぐには分からなそうだった ) [Fri 19 Oct 2007 01:31:53]
ソレディー > ( しゅん、とするのも束の間。 リヒャルトがどうしているかを確認してくれる間、黙って待っていたりはしない。 とても楽しそうに、騎士団での生活なんかを話している。 ―――まだ慣らしといったところか、それとも外で依頼を請けたからか、いきなり足腰立たなくなるまでしごかれたりはしていなくて、仲間も露骨に拒絶するような人達でなければ、幸せいっぱいらしい ) ―――〜あ、これー? 槍ー! 折るのー ( どう見ても服装とミスマッチな 『布で包まれた棒』 に話題が及んでそんな答え。 間違っている。 自分のを折るのではなく、他の武器を壊すのだけど、鍛冶ギルドが出した依頼を大聖堂の事務員さんは知らず、通じないだろう。 困惑気に苦笑する相手に 『勿体無いよねー』 としみじみ相槌を打った。 昨日今日初めて手にした武器の耐久テストに参加しているなんて、鍛冶職人七兄弟の次男さんこと槍の製作者には聞かせられない ) [Fri 19 Oct 2007 01:15:32]
ソレディー > ―――アレッサンドラいるー? ぁ、じゃなくて、いますかー? リヒャルトどこー? あたし、アイリーンの仲間になれたんだよ〜! ( えへーとそれはもう嬉しそうに。 事情を知っている人に対して話しかけるように声をかけた事務の人は、初対面だった。 ヴェイティアンが大聖堂に来ているという噂、それが時の人 『包帯さん』 に縁のものらしいという噂くらいは聞いていたかもしれないけれど、当然話は通じない。 近況報告やお礼に訪ねて来たのだと、一言二言話せば伝わりそうな内容を事務の人が理解する頃には、何故か、ラットマン戦争で包帯さんと知り合って竜騎士になるにはどうすればいいかを教えてもらいに来て紅鱗騎士団への紹介状をもらった――― というところまで伝わっている。 で ) ―――〜えー、いないのー…? ( もしくは会えないか。 客分とは言え大聖堂で生活して長いアレッサンドラのことはすぐに分かって、がっかり。 あとは一緒に匿ってもらったリヒャルトのことだ ) [Fri 19 Oct 2007 00:59:44]
ソレディー > ( 社会全体があまり長生きできないから結婚適齢も早いそんな時代。 身奇麗にした娘は、その人種はさておき、静かに座って微笑んでいれば大人として扱われてもおかしくなかっただろう。 でも、立っているともうダメだ。 安定感ばっちりの仁王立ちとか、さもなければ不安定さを楽しむようなアクロバティックな姿勢が目立つ。 もう受け入れてもらえたと思っているから、礼拝堂から奥に続く扉を開ける声は元気よく、事務のカウンターまで進む足取りはスカートを翻らせる大股だった。 何がそんなに楽しいのか屈託のない笑顔で、とどめ。 大きな子どもにしか見えない ) [Fri 19 Oct 2007 00:37:08]
ソレディー > ( でも、ぱっと見た限りでは化けている。 初めてここを訪れた時はハンドメイドっぽい革の狩り装束だったし、厄介ごとから匿ってもらっている間に着ていたのは質素さが寝間着みたいな修道院からの借り物だった。 それが今は、伸び放題だった髪はセットされ、直毛っぽくなるまでブラッシングされて、大雑把だったポニーテールも綺麗に結われたものに変わっている。 着ているクリスティア系のショートドレスは見るからに上等なもので、一般市民の普段着とは一線を画している。 中身が赤銅色の肌であるために、良い所の奴隷か何かに見えてしまうのはご愛嬌として、いかにも山人といった格好よりも場に馴染んでいた )   ( その手に、どう見ても槍っぽい布で包まれた棒を持っていなければ ) [Fri 19 Oct 2007 00:24:53]
ソレディー > ( 新聞を読まない娘は、何がどうなったのか、自分が巻き込まれた事の顛末を知らないけれど、ここでしばらくの間お世話になるきっかけになった事件の渦中から外れたのだということは、つきまとっていた視線を感じなくなったからなんとなく分かっている。 『もしかして迷惑かけてる?』 一応そんな遠慮もあったのか、この夜の挨拶はここで生活していた時よりもハイテンションだった。 場違いだった ) [Fri 19 Oct 2007 00:07:10]
お知らせ > ソレディーさんが入室されました。 『 こんばんはー! 』 [Fri 19 Oct 2007 00:01:58]
お知らせ > リヒャルトさんが退室されました。 [Wed 17 Oct 2007 03:43:46]
リヒャルト > ……結論は出ない、か。――やっぱ素直に、斡旋所に行くか(義足、異国の民、兵役経験者、狩人および野伏としての実績あり、と……――随分偏った経歴と技能だが、まあ致し方あるまい。 そう呟くと、銃を支えにゆっくりと立ち上がった。 冷えてきたせいだろうか、義足が軋み、僅かに痛みを覚える。 ……明日か明後日にでも、大聖堂を出よう。部外者が、あまり長くいるわけにもいくまい。 その前にミス・アレッサンドラへ一言礼でも述べられれば良いのだが――) [Wed 17 Oct 2007 03:43:41]
リヒャルト > ……あとは――……あそこはさすがに、ちょっとなあ(殺人を糧とするのならば暗黒街にでも行き、殺しを引き受けるのが手っ取り早い。暗殺者の類ならば、需要もあるだろう。……もっとも、大聖堂で考えることではないだろうし――”兵隊”としては戦えても”人殺し”として戦えるかは、甚だ疑問だった。  人の命を奪うことには変わりないのだろう。 だが、決定的に何かが違う。 ……どうしたものかな、と……思考は結局其処にいきつく。いっその事、あの娘の従者になってしまうか、なんて。ロクでもないことすら思いつく程度には切羽詰っているのだった) [Wed 17 Oct 2007 02:48:13]
リヒャルト > (事態が解決し、そして娘が騎士団へと向かった今、青年がここに残る理由は無い。 だが――――まだ、彼はここにいた。  大聖堂の中庭。 冷たい夜気が周囲を覆いつくし、最早秋ではなく冬が近づいているのだと主張していた。)……やれやれ、格好がつかんなあ、結局は(ごつ、と額をぶつけるのは抱え込んだ長銃だった。 あの娘は竜騎士を目指して頑張っているというのに、此方は――……なんと無様なのか。片足を失っては兵士や傭兵なんてとても無理だ。冒険者も不可能に近い。――狩人としても中途半端。 ……やれやれ、と溜息を吐きたくなるのも当然だったが、それを堪える。  狙撃手としての生活で染み付いた、習慣というより本能に近い行動。 襟巻に口元を埋め、布地を噛み締める。 吐いた息が白くなるのを防ぐため、だ) [Wed 17 Oct 2007 02:31:35]
お知らせ > リヒャルトさんが来ました。 『――あの娘は頑張っているのだろうか』 [Wed 17 Oct 2007 02:26:16]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが帰りました。 『( 自分が寂しい、というのは… 普通にどうしようもない )』 [Fri 5 Oct 2007 00:13:49]
ソレディー@不朽 > ( 自分が街で生きるという目標を持って気付く。 …リヒャルトは、どうするのだろう。 ずっと、狩人を続けるのだろうか… )   ( 自分と会う以前から一人で狩人をしていたようだし、街で仕事を請けることもある彼は、家族とだけ暮らしていた自分とは違うと思う。 でも、一人でいるのがどういうことかを知れば、心配されて助けられているのはこちらだと言うのに、相手のことも気になった。 『もう会えないかもしれない』 なんてきっと杞憂。 珍しくナイーブになっているだけ。 …そうだとしても… ) [Fri 5 Oct 2007 00:13:21]
ソレディー@不朽 > ( 『(巻き込んで)ごめんね。 大丈夫?(ベルゼルガに襲われたりしなかった?) 騎士団へいってきます』 ―――その話をアレッサンドラから聞いていると知らないにしては、あまりにも簡潔なメッセージを残して。 娘は一先ず大聖堂を離れる。 帰されてすぐに戻って来るかもしれないし、逃げてくるかもしれない。 軍隊に入るということで寮生活になるかもしれないし、そこで休暇が与えられるとしてもそう動けるものではないかもしれない。 何も分からないけれど――― ) [Fri 5 Oct 2007 00:00:03]
ソレディー@不朽 > ( 進んだ方向が何か違ったのか、不思議と誰とも擦れ違わなかった。 頭の上の天井に載っている岩の重量を思うと、それが人工物というのもあって不安だったり息が詰まったりしてしまう廊下。 気が済むまで迷ったら、そのうちどうにかして部屋へ――― 戻れるだろうか ) [Thu 4 Oct 2007 23:48:48]
ソレディー@不朽 > ( いつでも会えると思っていて、特に急ぐ用事もなければわざわざ訪ねたりはしなかった。 元々そう簡単には会えない距離の 『お隣さん』 で、娘の感覚はそれを遠いと感じることが無い。 会いに行っても狩人という職業柄、留守である可能性は十分にあって、それで一日潰れてしまっても気にしないのだから、そんなもの )   ( 宿での相部屋生活は、短かったけど自宅にリヒャルトが泊まっていた時の延長だ。 父親の存在の有無が関係に影響しない辺り、健全過ぎて不健全かもしれないがそれはさておき。 …はっきりとそう意識するでもなく、『大聖堂』 という巨大な共同体には不思議な感覚をもっている。 村や街ではないけれど、家族と言うには大き過ぎる。 仲間と言うのが適当な気はするが、それは街で暮らす者なら皆仲間になると思っている娘にとって小さな評価で、適当な表現が思いつかない )   ( パプテスという宗教の名は、団体ではなく考え方を表す言葉という認識だし、根本的な概念の違いからくる戸惑いは慣れる以外にないものだろう )   ( どこかで危惧された通り。 一見そこそこ話が通じているようで、妙なところにぽっかり穴が空いていたりする ) [Thu 4 Oct 2007 23:39:27]
ソレディー@不朽 > ( 暫く闇の中で悶々として、これだけは失くすわけにいかないと枕の下に入れていた封書を持って、ベッドを抜け出す。 修道院の寝静まる夜中に出歩いたりしないようにとは釘を刺されただろうけど――― まだリヒャルトに会っていなくて… 分からないけど、分からないけど、これっきり会い難くなるのではないかという予感が、大聖堂を出る前に一度と、急に気持ちを焦らせる )   ( 彼のことは、大聖堂が守ってくれると思いながら… 同じ場所にいられないというのは、それだけでいくらか心配だ )   ( 付き纏う視線はまだ離れていない。 それでもそんな状態が続けば多少慣れてしまうのもあるのか、何か変化があるまで構えているしかないと覚悟すれば、負担は重くなるよりも、むしろ少しずつ軽くなっている )   ( ドアを開けて、廊下に出た。 静まり返った空間に、蝶番のきしむ音や床を踏む音はやけに響く。 風の音も草木のそよぎも虫の声も遠い場所。 不気味に思いながらもそれを壊さないように、そろりそろり。 ―――彼がどこに泊まっているか、はっきりした事は分からないのだけど。 とりあえず誰かに会えたらその人に聞けばいいかと、足を進める ) [Thu 4 Oct 2007 23:20:39]
ソレディー@不朽 > ( 親切を割とすんなり受け取ってしまう方で、そんなに深刻にもならないけども。 それとなく、苦労と言うか困惑させてしまったのを感じ取ったのかもしれない。 あるいは、自分が持ち込んだ厄介事の種を彼女が所持させられていることを )   ( 嫌々などではないと思いながら、漠然とした不安は消えなかった。 …たまたまアレッサンドラと結び付けているだけで、単純にこれからの生活が一変するであろう予感に、今更ながら心細くなっているだけかもしれないけれど… )   ( もう眠ろうと、灯りを落としてベッドに入る。 宿のよりも質素なそれは、けれど娘にとってはかえって寝易いものだった。 あんまりふわふわでも、気持ちが良いのはもちろんだけど、落ち着かない気持ちにさせられてしまう。 どちらが身体を休められるかは別にして、気が休まるのは今も湖畔の家。 それもじきに変わるかもしれないと思うと少し寂しくて、やっぱり寝付けなかった ) [Thu 4 Oct 2007 23:03:34]
ソレディー@不朽 > ( 騎士団への紹介状を持たせてくれるというだけで、どうなるかは分からないと思っていたけれど… ざっとこれからのことを説明された限りでは、なんとなく話は通してあるような印象を受けた。 ―――大聖堂からは馬車で送ってくれということで、そうしたら、もうここへは戻らないのかもしれない。 荷物を纏めて行くように言われて、それでなくてもそんなに量の無い荷物は、貸し与えられた部屋の隅で一つになっている )   ( 開けてはだめと念を押されながら封書を渡された時、ちゃんとお礼は言えただろうか。 まさか忘れたりはしなかったと思うけど、浮かれていてよく覚えていない。 何日か泊めてもらった部屋を片付けて、借りていた本も返してしまって、いくらか興奮も引いて我に返った夜中。 後ろ盾なんて言うと大袈裟かもしれないけれど、一度助けて 『もらった』 だけの自分を信用して、その身元を保証してくれるというのがどういうことか。 分かるような分からないような… ただ、軽くはないと感じて、しっかり封のされたそれを神妙に見つめる ) [Thu 4 Oct 2007 22:49:57]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが入室されました。 『( しっかりと、段取をしてくれたらしい )』 [Thu 4 Oct 2007 22:31:04]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが退室されました。 『( 道がはっきりとした感じに、にこにこと。 リヒャルトにも、話したい )』 [Sun 30 Sep 2007 09:30:56]
ソレディー@不朽 > ( その様を目の当たりにすれば、竜に対する評価も変わったかもしれない。 けれど竜の恐ろしさを説いたとして、それが竜騎士であったなら、その中には友とすることができる、あるいは使役できる可能性が含まれる。 まだ、そこまでの実感は無い ) ―――〜次に会えたら名前を教えてくれるって、約束したんだけどー ( 見つからないんだよねー と残念そうに。 その大きさと言えば乗って乗れなくは無いとしてもまだ子どものように見えて、ともに竜騎士にという発想は出て来ないけど ) ―――〜あ、そうなんだー… そういえば、ろんこうこうしょー?の時にそんなこと話してたけど〜 ( 色々ななり方があるのかと、納得。 ただ 『貴族』 と聞くと知らないなりに戦う印象が無くて、そこは意外だ )   ( 信用、身元の保証、自分にそれらが無いのは分かっている。 だから、紹介状を書いてくれるというアレッサンドラがそれを負ってくれるというのも。 ―――当たり前のことだけど、その信用を軽んじてはならないと思う。 不朽体は 『返した』 のであって、それを当たり前と思えばこれが対価にはなりえない。 感謝して 『ありがとう』 とかちょっと神妙な調子 ) 〜はーい。 ( 神様って何だろう、という段階だけど、イメージはあるし。 噛み砕いてくれたくれた言葉に、頷く。 褒めてもらいたい、というのは何となく分かるし、それに感謝されるのも気持ち良い。 そんなものかと ) 〜はーい… ( 続く同意はちょっと不満そうだった。 ちゃんと従うけれど、重厚な建物の中は息が詰まる気がしてしまう ) …ありがとう、待ってる〜 ( だから早くねって。 しばらくは、借りた本と格闘していよう ) [Sun 30 Sep 2007 09:29:12]
お知らせ > アレックスさんが退室されました。 『さて、そうなれば先方とも会見せねば―― なんだかんだと忙しいものだ。』 [Sun 30 Sep 2007 08:58:16]
アレックス > 誤解があるようですけれど、必ずしもそうである必要ははありませんよ。 戦時であれば傭兵などの無頼の身でも騎士に取り立てられる事も少なくは無い。 それに、貴族というのも元はといえば戦争で勲を立てた者。 騎士称号は世襲するものではありませんし… ただ、築いてきた信用があり、身元が保証されている、という事は強みではありますが――( その信用や責任の部分を、自分が負おう、という話。 自分を信用し、不朽体を返還してくれた事への対価。 ) 汝、神を愛するように隣人を愛せよ。 神様はちゃんと見ているから人には親切にしなさい、という事です。( 多少意味は変わってしまうが、噛み砕いた方がこの娘には通じやすいだろう、と、そんな風に言う。 ) ええ、やはり証拠というのは必要なものですから――… では、紹介状を書かせて頂く事に致します。 それまで、退屈でしょうけれど大人しくしていてくださいね?( とか念を押した。男性の宿舎になど入り込まぬように。 めー。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:56:43]
アレックス > ( 赤い雨に代表される悪魔襲撃事件 あれで、自分は竜の恐ろしさに身震いした。 自分の数倍はあろうという生き物がカタパルトの砲弾を掻い潜って飛びまわり、その息で歴戦の兵隊を焼き殺し、撃ち落されてもなお、それに立ち向かった多くの命を奪った。 かの竜殺しの部隊は壊滅状態に陥り、その名高き騎士も死んだ竜の口内から半死半生で発見されたという。 あれは恐ろしい記憶だ 思い出すだけで腹に冷たい物が押し込まれ、産毛が逆撫でられるよう――。 今は鎮圧された不死者の砦においても、腐竜と戦闘したという記録もある。 ) そう、それは幸運でした。 そう思えば貴方には竜に関わる縁があるのかもしれません。( 元々そう多い種ではなく、討ち取られる事も多いから得がたい幸運であろう。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:55:21]
ソレディー@不朽 > ―――…うん〜? ( 竜騎士に飛竜と地竜があるように、そういう種別かと思うけど、どうも違う。 もっとその成り立ちのような部分であれば、弟子と師のような関係をイメージするのがせいぜいで、よくは分からない。 『うん、街で暮らすのって、お金かかるねー』 なんて。 やや切実な相槌を打って、『それは望めない』 に頷いた。 あれ、教えて貰う代わりにお金を払うんじゃないんだ。 ―――ああ、そうか。 教えて貰っている途中でも、戦争があったら戦うのか。 …そう契約したのだけどよく理解していなくて、びっくりするほどのお金を受け取った終戦を思い出す… ) ―――〜あ、そうなんだー… リヒャルトは、騎士の子どもじゃないといけないってー ( ぽん、と騎士になるのではなく、順を追う。 何も分からない娘には、かえってその方が安心だ。 彼女の危惧や気遣いは知らず… でも、騎士団に入ることができれば、そのうち理解するだろう ) ―――え、アレッサンドラのためー? ( 何がー? と、首を傾げよう。 …そして、持って来る必要は無かったかと残念に思ったけれど、どうやら父の長剣は必要になる様子。 『あるよー』 と頷く仕草は、ちょっと得意気だ。 ―――宿を引き払って、そこに置いてあった荷物が持ち込まれているのなら… ここか、あるいは物騒な物を保管してくれる場所にそれはあるだろう ) 〜父さんの剣と、それー ( 手記が証になるかどうかは分からないけれど、フライトレコードと表題のついている手帳は、元々飛行記録をつけるものだったらしい。 最後は日記のようになっているが、その記録を照合すれば、事実と一致するはずだ ) ―――〜あ、うん! ありがとー、アレッサンドラにも、神様のご加護がありますように〜 ( 祈ると言うより、彼女を拝んでしまうような感じになるのはその意味が分かっているのかどうか。 とても嬉しそうな、幸せそうな笑顔で仕草を真似た ) [Sun 30 Sep 2007 08:36:57]
ソレディー@不朽 > ( この娘は一見ヴェイティアン。 ホワイティアとのハーフだとは、ヴェイティアンが見て始めて違和感を感じる程度だろうか。 母親そのままの色素が、あまりにも強い第一印象になってしまう。 もしかしたら今の彼女の眼には、確かに半分ホワイティアなのだという情報が表示されているかもしれないが ) ―――〜うんー? ( 困ったような笑顔。 どうしたの?とキョトンと首を傾げ、乗り出した身を引いた ) 〜うん、一度だけ、小さいのには会ったことあるよー 人の言葉を喋ってた〜 ( たった一度森で会い、次に会えたら名前を教えてくれると約束したドラゴン。 探してみても結局会えず、それっきりだけど… その個体から感じた印象は、危険なものではなかったと思う。 ―――けれど、アレッサンドラの話は頷けるもの。 信仰の対象や邪悪の象徴と言われてもピンと来ないが、その力は父に聞かされたこともある。 強い力と硬い鱗、空を飛び炎や冷気を吐き魔法を使う… 話してみなければ、そして友好的でなければ、全く怖くないとは言えない ) 〜ん… そうだねー… 襲ってくるなら〜… ( 仕方ない。 …言葉が通じても… その死体を無駄にせず使えるという点では、やはりいくらかマシに思えてしまって。 そんな狩人意識が少し嫌でもあるけれど、竜だけ特別なんてことはない ) [Sun 30 Sep 2007 08:22:59]
アレックス > ( 脱線した話を、現実的な話に戻す。こほん、と咳払いをして ) 騎士にも種類があるのです。 お金で騎士という身分を買い、準備を整えるのも一つの方法でしょう。 ですが、それは貴方には望めないでしょう。 ですから、騎士見習い… いえ、それ以前の段階から一つづつ課題をクリアしていこう、という方法ですわね。 末端とはいえ軍属になるのですから給金も支給されるでしょう。 それで準備を整えてゆけばよい。 よく、家柄や実力が、と言われますが多くのものはそうして段階を踏んで騎士になるのですよ。( とはいえ、既に10代の半ばほどの娘が訓練を始めるには少々遅いのは事実。 かの竜鱗の騎士の下に置こうというのは徹底した教育でそれを取り戻そうという狙いもある。 生温い覚悟では圧し折れてしまうかもしれないが、それで折れてしまうのであれば、それまでという話。 自分にできるのはこの程度の事で、内容自体もそう甘い話でもない。 ) いえ、貴方を助ける事が私の為でもあります。 つきましては、お父上が竜騎士であった事を証明できる物を用意して下さい。紋章入りの物があればそれに越した事はないのですが――… 願わくば、貴方の行く先に神のご加護がありますよう。( そういって十字を切る。 騎士団に放り込んでしまえば、ベルゼルガも容易に手は出せなくなるだろう、そういう意図もある。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:10:46]
アレックス > ( 結果論から言えばそう言う見方もできると言う話。国への忠誠心を優先するならば家族を捨ててでも帰れた筈だ。 けれど、それは人間性に欠く行為であり、騎士としてもできなかったのだろうと思う。 もはや本人の手記でしか語られることは無く、過去の物語ではあるのだけれど―― こうして向かい合っていても、金髪碧眼の典型的な白人である自分と、赤人混じりの彼女とでは肌の色も目の色も違う。 クリスティアでは生き辛いであろうが、こればかりはどうしようもなく、目的の為とがんばってもらうしかない。 概ね納得してもらえたようで一息ついた所に、ぐっと身を乗り出され 思わず驚いて体を引いた。 何というか、その、直球な娘だ。 すこし困ったような笑みを浮かべて、どうどう、と。 ) ええと… 竜というのは、高い知性と強靭な肉体をもった最強の動物というある種の信仰の対象となるとともに、邪悪の象徴という側面も持っているのです。 彼らは強力な生き物には違いありませんし、必ずしも人間に飼い慣らされる生き物ではない。 むしろ、野生の竜は危険な生き物なのです。 人に害を及ぼす恐れのあるそれらは駆逐される対象でもあるのです。( 赤人の娘にとっては、言葉の上だけでも慣れ親しみ、愛着すら感じているのであろうが、これもまた一つの事実だ。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:01:15]
ソレディー@不朽 > ―――ち、違うよー… ( 言ってから、あ、違わないかと口を噤んで… でも 『国を捨てた』 と言うと、国を思って帰れなかったという面もある気がする。 それは言い訳や不安を受け入れてしまう、家族の贔屓目だったとしても ) …うん。 ( 違うと言っておいて、続く言葉に頷いた。 『ヴェイティアンであること』 その意味は、両親からも教えられていて、仲間だと言いながら自分で線を引いてしまう程度には、無意識であれ意識もしている事なのだから ) ―――〜うん、それも、そうー ( 魂を連れ帰る、という言い方はよく分からないけども、魂を気持ちや想いに変えれば分かる。 突っ込んで言わなければ良い、それも本当だと、分かってくれて、分かり易く話してくれるアレッサンドラに微笑んだ。 『ありがとう』 ) ―――うん、なりたい! ( ぐっと身を乗り出して、首を大きく縦に振った。 やっぱりお金かな、どれくらいいるのかな… そんな風に思っていたら ) ―――〜ドラゴンスレイヤー? 竜… 殺し〜? 竜、嫌いなのかなー? ( 竜騎士になりたいって言って大丈夫かな、とか。 どこかで聞いたような気もするのだけど、それが通称ラットマン戦争だとは思い出せず。 首を傾げる――― いやいやいや、そんなことより ) ―――え、って、それでいいのー? …竜騎士になるのはお金がたくさんいるってー… ( いかがも何も。 どこかへ行けば良いなんてすぐにでも出来ること。 そんなに簡単ではないし、何にせよ面接からだとしても、直接関係のあるところへ進めるというのは大きい ) ―――〜ん、もちろんー! ありがとう、アレッサンドラ! ( 言われて覚悟の足りる世界じゃない。 実感して、耐えられるかどうか。 それは知らず、今は道を具体的に示してもらえたことを、ただ喜ぼう ) [Sun 30 Sep 2007 07:39:47]
アレックス > ( 娘と話した感想としては「意思は強いが、良く判っていない」そんな所か。 都市にもヴェイティアンの村落にも依存せずに山野で暮していては致し方ない事ではあるが―― 意味を変えれば野外生活に慣れている、というのは強みでもある。 行軍の為には野営も必要とされるし、その技術に長けている事は長所と言えなくもない。 それを差し引いても、ヴェイティアンハーフ、都市生活に不慣れ、独特な価値観を持っている、というのは大きなハンデ。 美談だが、賛否は両論であろう。 ) 貴方のお父上が、母上を選び、国を捨てたという事は口にしない方が良いでしょう。 貴方に取ってはとても大切な事でしょうけれど、ヴェイティアンであるという事がどういう事であるか、貴方も体験している筈です。 クリスティアではヴェイトスよりもより問題視される事でしょう。 貴方はお父上の魂をクリスティアへ連れ帰り、その不名誉を晴らす為に竜騎士を目指す、それで良い。( 建前は必要、というお話。批判には目を瞑れ、と。 ) さて、その上でのお話ですが、貴方が本当に竜騎士になりたいというのであれば、クリスティアの騎士に知り合いが居ります。 私はクリスティアでの発言力はありませんが、ドラゴンスレイヤーと名高いその方ならば、或いは。 その方に貴方を紹介し、騎士としての教育を授けて頂き、足掛かりを得られるよう、お願いしてみようと思うのですが―― 如何?( 騎士の何たるかは、自分が語るよりも質実剛健なその人物に骨の髄まで叩き込んでもらうが良かろう。言葉だけでは通じない物もある。泣きくまで走って胃の中の物を吐き出しながら身に刻むものもあるだろう。 相当に覚悟の居ることではあるが。 ) [Sun 30 Sep 2007 07:20:33]
ソレディー@不朽 > うん、父さんの国だねー ( クリスティア。 それは手記にも出て来てそうなるだろうと思っていることだけど… 国に属するということがどこまで分かっているか。 おそらくまだ分かっていない。 具体的な話にこくこく頷きながら、その動きの軽さは意識を表すように ) ―――〜う… うんー ( 難しそうだ。 戦争を教えられるというのは分かる気もするけれど、セイジ? )   ( 死に体とすら言えるかもしれなくても、職務放棄か逃亡か、何か、問題にしようと思えばきっと容易。 殉死したことになっていそうなそれを娘が覆せば、あるいは不名誉なばかりかもしれない。 娘はそこまで意識していないけれど、見ず知らずの人に預かった物を巡って命のやりとりをしてしまうくらいだ。 その上で、父と母が非難されるものではなかったのだと、証を立てることを望むだろう ) ―――うん。 父さんは仲間よりも母さんを選んで、母さんは仲間よりも父さんを選んだんだから。 仲間に入れる人を選んだんだよ、許してもらえなくてもー… ( 敵ではなかったはずだ。 許されるべきだった。 ( 納得してもらえたようで、嬉しそうに。 でも、まだ問題があるだろうか ) [Sun 30 Sep 2007 07:03:45]
ソレディー@不朽 > ―――〜うん。 ( 確認はするけれど、明言していなかったからだ。 『大丈夫』 と返されればそれを信じる。 ―――仮に彼女が預かっていると知ったら、『危ないから一緒にいる』 とでも言い出したのだろうけど、それは語られなければ分からない話。 ベルゼルガがどう見るかというところでもあるが、これでこの娘は当事者でなくなってしまうかもしれない。 ―――竜騎士とは? ) ―――〜ううん。 ( よくは知らない。 でも ) 人を守って、戦う人だよねー? ( 厳密に言えば 『クリスティアを守って、それ以外と』 かもしれないけれど、とにかくその程度の認識。 戦争を経験してはいるが、相手は人外だった ) ―――〜あ、ううんー? それは、別に、飛べなくてもー… うーん… 飛んでもみたいけど〜 ( 竜に乗るのはそれが条件だからで、興味が無いと言えば嘘になるが、竜騎士を志す直接の理由にはならない。 複雑な口元に、やや不安そうにしながら… 飼い馴らすだけではダメだと首を振る。 それは、父とは違う ) [Sun 30 Sep 2007 06:44:35]
アレックス > 騎士として、竜に乗りたいのであればまず、騎士になる事が必要だと思います。彼らの本拠地である竜洞はクリスティアの領分―― つまり、クリスティアの騎士になるのが近道かと。( そうして、王より竜を与えられ漸く、ドラゴンナイトと呼ばれるだろう。 ヴェイトスでは竜騎士という話を聞かない。 むしろ、箒で空を飛ぶ魔女連中の方が空挺部隊と活躍し、それなりの戦果を残しているぐらいだ。 ) 正規の騎士になる為には専門の教育を受ける必要があります。 戦争のプロフェッショナルとしては勿論、専門では在りませんが騎士団が国に属する軍事組織である以上、政治的な部分も学ばねばなりません。( 渡される手記を手に取り ぱらぱらと流し読みながら話を聞く。 国家への反逆と見られるかも知れないが、戻るに戻れなかった父親の気持ちも判らぬではない。 結婚、それに出産は教会では奇跡に位置づけされるものでもある。 ) ふむ――… お父上の代わりに、という事ですか。確かに、そうする事でお父上の無念、そして逃亡の汚名も晴らされる事になりましょう。( 事情は了解した。 大義名分としては十分に思う。 しかし、ここで問題となるのは娘の素行… いや、素質か。 迫る外敵に対し自ら志願して戦争に出て、それなりに戦果を挙げた。 能力や意思には問題がないと思う。 残る問題は騎士にふさわしい素養があるかとなるが、こちらは首をかしげる。 教育が必要だ。 ) [Sun 30 Sep 2007 06:36:52]
アレックス > ( 影響が残ってないか確かめるよな素振りとともに「おっかない」と飾り気のない言葉を聴けば、頷き、同意する。身をもって体験したが、あれは恐ろしいものだ。 どういう法則に従っているのかは知らないが、ぽん、と貸し与えられる力に容易く溺れてしまいそう。 一度依存してしまえばなかなか抜け出すのは難しいだろう。 そういう意味では恐るべき魔具であると思う。 ) ええ、もう心配しなくても大丈夫。( 調子を合わせたような返事。何が如何大丈夫なのかまでは言及しない。 子供騙しと言えばそうだが、いまだ封印されておらず、自分が管理を任されて居るというのは自分でも何とも不安な話。 真意は測りかねるが、「餌」として泳がされているのだろうか―― この娘を騙しているようで気が引けるが、口に出せば深入りさせる事になる。 止しておこう。 ) ( さておく ) まず、竜騎士というものが、どういうものか、ご存知ですか? 彼らは竜を駈り、空を翔る騎士。 あらゆる騎士の中でも極めて特殊な任務を負う者の事です。 どうしたらなれるか… ( 夢を見る様に目を輝かせる少女の様子に、口元が微妙な複雑さを刻む。 ) ただ、竜に乗りたいだけであれば、自力で竜を捕らえ飼いならす事でしょう。 これは竜騎士、とは言いがたいかもしれませんが。( それでは単なるドラゴンライダー、あるいはドラゴンテイマーだ。騎士に在らず。 ) [Sun 30 Sep 2007 06:27:29]
ソレディー@不朽 > ( ちらりと向けられた視線に、いそいそと開きっ放しだった本を閉じた。 …そういえば、聖職者の中でも選ばれた者しか手にできないシロモノであったか… もしかしたら、他の何か、別の本かもしれない。 宗教関係であることは間違い無さそうだけど ) ―――〜うん… あたしの父さんが… 死んじゃったんだけど、竜騎士だったみたいなんだ〜 ( 普段の娘の話し方なら、それだけで終わりそうな答え。 だけど、足りないというのは分かるらしい… ちょっと間を開けて ) 〜えっとね… 父さんがホワイティアで、母さんがヴェイティアンなんだけど〜 ( ―――そうして語られる。 常世の森に堕ちて竜を失った竜騎士の話。 それを助けた隠れ里と、そこで暮らしていた女性の話。 …それが綴られている父の手記を引っ張り出して、アレッサンドラに渡そう… 内容は覚えてる )   ( 竜を失っても騎士として帰還しなければならないクリスティアに、ヴェイティアンの女性を伴っては戻れない。 女性に惹かれる気持ちと、竜を失ってしまったという失意の言い訳、それにクリスティアの同胞にしてみればヴェイティアンを伴侶に選ぶなど裏切りかもしれないという不安。 竜を得ることは容易ではなく、自らも負傷した騎士が騎士を続けられるとも限らない。 そんな思いの中で、父は母を選び、帰還しないことを決めた。 ヴェイティアンの隠れ里にも受け入れられず二人きりになってしまったところで、それでも幸せだと手記は締め括られる。 ―――娘が生を受けたのは、その後だ ) ―――〜でも… 父さん、いけないことしてないよね? 帰っても、良かったよね〜? 大変かもしれないけど、悪いことじゃないもの。 だから、竜騎士になりたいの。 父さんの帰れなかった場所に帰りたい。 …それにあたしは… もう、森で狩りをしても誰も喜んでくれない、一人だからー… 人の仲間に、入りたいんだー ( 自分が生きるためだけに死ぬまで生きる。 …突き詰めれば誰でもそうかもしれないけれど、そうはっきりと意識した時に、それでは寂しいと感じて… ) [Sun 30 Sep 2007 06:14:23]
ソレディー@不朽 > ―――〜おっかないよねえ… ( ぺたり、と自分の目元に手を当てて。 怖いと言うのは 『特別な力』 について。 だから 『争いの原因になる価値』 は否定したいとでも言いたげに。 人の死体というのがまずその人に可愛そうな感じだし、その力がどこから来るのか分からないのだから。 どんなに便利だとしても ) ―――うん。 〜もう、大丈夫ー? ( 大聖堂が外に出さない。 それで、そんな物を巡る争いは無くなる。 同意して… で、もう外に出る事はないよね? と確認するのは、きっと彼女の口から封印されたと聞かされていないからだ。 どうとでも答えられる質問な辺り、別に特に意識して尋ねたわけではないだろうけど ) ―――〜うん、ごめんねー… ( 『貴女が無事で』 そう言ってくれるのが嬉しくて、だからやっぱり大事なことを忘れていたのは申し訳なくて。 …何より返すのが当たり前と思っていれば、小瓶を預かっていると言った彼に、大聖堂が持ち主だと教えてあげたいというのが大きい… もちろん、また会えたなら伝えるだろう。 アレッサンドラから伝えられたままを )   ( そして不朽体の話が終わるなら、追うこともない。 アレッサンドラのことを信用していれば、ピエールは悪くない。 ピエールが殺されたのも、ヴァイオリンを殺してしまったのも、それが全てだ ) ―――ぁ、うんっ! 竜騎士、どうすればなれるかなー ( 『それはさておき』 そう、本当はそれで訪ねていたのだと、一転目を輝かせて頷いた ) [Sun 30 Sep 2007 05:49:24]
アレックス > ( 不朽体についての話はもういいだろう。あまりこの争いに関わらせるのも不憫だ。 ) それはさておき―― 貴方の今後の事なのですけれど。( このままずっと大聖堂に置いておく、というのは現実的ではない。まず、この娘は宗教の枠組みには収まりきるまい。可能・不可能よりも本人の興味や関心の部分で。 ちらりとベッドの上に投げ出された唯一の経典を見やる。 あれは誰でも読めるものではないが、パプテス的な価値観に疎いこの娘にとっては荒唐無稽な物語の一つでしかあるまい。 ) それを定める為に、貴方の望み… 竜騎士になりたい、という事について、お話を聞かせてもらえますか?( この娘の知人であるリヒャルトという青年からも頼まれた事だが、お膳立てをしても本人がどこまで真摯に望んでいるかが問われる問題。まずは本人の意思を確認しようという話。 なろうと思ってパッとなれる物でもなし ) まず、そうですね。 どうして、「竜騎士」なのでしょうか。( 目指す目標としては高い場所にあり、好ましいがそう一般的な物ではない。ただの騎士ではなく、竜騎士である理由を問うた。 父親が、とはリヒャルトという青年から聞き及んだが、本人の口からはまだ聞いていない。 ) [Sun 30 Sep 2007 05:35:00]
アレックス > ( 明け方だもの、汝に罪なしと主も仰られる事でしょう。そんな不遜。 )( 火傷については、もう長い期間治療した上でこの状態である為、元通りになる事は望めまい。命が在るだけでも良いと思わなくては―― こうした視線にももう慣れた。 ) ええ、それが何であれ 古い物、縁のある物というのは価値がある物です。 貴方も経験済みなように、あれには特別な力が在ります。 宗教的な意味を差し引いても、争いの原因になる価値はあるのでしょう。( どこか釈然としない、複雑そうな顔を見ればそう付け加える。だから、余人の手の届かぬ場所に安置すべきなのだ、と言うように。 )――… そうなのですか。( 他にもある、と聞けば少し考えるような顔、その情報は知らなかった。 いったい、どれだけあるのか―― 聖人の遺骸と言うからには人一人できあがるだけの部位があるのだろうが、どの程度に腑分けられているかなど想像もつかない。 ) それについて貴方が責任を感じる必要はありません。 貴方はピエール牧師との約束を果たしたのでしょう?貴方が無事でよかった。( そう言って、肩を落とす少女に頷いて見せる。残りの不朽体の回収は大聖堂の仕事になるだろう。止むを得なかったとはいえ、不特定多数にばら撒いたピエール牧師が恨めしいが。 ) しかし、その人物にもう一度会うことができたのなら、大聖堂へ返還するよう薦めて欲しい。あれは人の手に余ります。 [Sun 30 Sep 2007 05:32:59]
ソレディー@不朽 > ( あ゛ー!? ごめんなさいボケていましたと平たくなるどこかの気配。 ピエールは小さくない、会ったから知ってる。 『その人小さいねー』 だ。 何にせよ流してくれた! ありがとう! ) ―――。 ( 包帯の顔。 もう慣れたけれど、見ればやっぱり痛そうだ。 痛くはないという事だったけど、いつ治るのだろうと思ってしまう残酷。 心配なだけで、見た目は気にしないけど ) ―――うんー… 宗教… ( よく分からないが、同じ性能の物でも見た目が違えば値段も違うというのは分かる話。 何か価値を見出せるのだろうと頷き返す。 殺し合うほどの価値観には、共感できないまま。 だから複雑そうな表情で ) ―――ぁ、そうか! あれ目玉なんだ〜 ( それを所持することで与えられた透視能力は、容器の中身を干した果物のような何かと見て取った。 自分もアレッサンドラも影響を受けたのは目で、感覚的になるほどと頷ける。 原理はさっぱりだが ) ………うん。 ( 『お礼を』 …これで良かったのだと、そう信じさせてくれる言葉。 命を賭すという点に共感できないから、やっぱり釈然としない思いは残るものの、慰めには十分… こくん、ともう一度頷いて ) …よかったー ( 明るくはない。 小さな声でしみじみと零す ) ―――〜でも、一部… 他にも、あるんだよねー? まだ、届いてない〜? あたし、ピエールから瓶に入った何かの欠片を預かったっていう人に、会ったんだけどー… 名前とか、聞かなかったんだ〜… ベルゼルガがそう言ってるのかもしれないって、ちょっと思っちゃってー… ( 今更ながら、悔やまれる。 …その所有者にとって大聖堂が鬼門だとは知らない話… ) [Sun 30 Sep 2007 05:19:18]
アレックス > ( 顔の大部分、いや体の大部分は包帯に覆われ わずかに目元と口元が露出しているような状態。その上火傷によって表皮が引き攣り気味でうまく表情を作れないのだから、表情を読めなくとも致し方ない所。 むしろ包帯を外した方が誰か判るまい。 第一印象はミイラかそこらへんか。 )―――― ( 状況説明をする合間、ベッドの腰掛けた神妙な様子が少し可笑しい。リヒャルトという男性が無垢と形容するのも頷ける。まるで子供だ。 ) …宗教的に意味や価値がある物、という事です。( 目が泳いでいる事を見て取り、話が通じていない、と多少噛み砕き、死体、と言うのに頷いた。 一般人から見ればただの干物だが。 いや、ピエールは小さくないし!突っ込みたいのは山々だが流す。Coolに流す。 ) ええ、そういう事になります。 ピエール牧師はそれを発見し、奪還し、大聖堂へ戻る途中ベルゼルガの襲撃を受け、苦肉の策として貴方に預けたのでしょう。 その後、ピエール牧師は殺害されたのでしょう。 しかし、こうして彼の使命の一部は果たされた、改めてお礼を言わせて欲しい。 神の手に委ねられた彼の魂も救われる事でしょう。( 喜ぶ様子に開示する情報はこの程度で十分かと思う。物を疑わぬ娘で何よりだ ) [Sun 30 Sep 2007 05:03:00]
ソレディー@不朽 > ( 包帯で顔色は覗い辛く、まだ数度の面識でしかなければ寝不足も分からない。 頑張る人は、そう表に出さないだろうし。 だから気楽に笑って、後ろ歩きで中に戻ったら、ベッドの縁に腰掛けた ) …うん。 ( その居住まいを少し正して… と言っても姿勢を伸ばして膝に手を、といった程度だけど… 神妙に聞く。 目が宙を泳いでる。 多分、いまひとつ意味が通じていない ) ―――〜イガイー? フキュー… せいいぶつ〜? ………え、死体〜!? ( 『ピエール小さいねー』 とか、多分、冗談じゃない。 でもそれはさておき ) ―――〜そっか、取られちゃった物を、取り返したんだねー ピエール、悪くなかったんだね〜 ( その結果ピエールは殺され… ピエールも誰かを殺したかもしれない。 単純ではなく、喜んでなどいられない話だけども… それでも、先に取ったのがベルゼルガ… いや、彼らはただの協力者か――― 先に取ったのが相手なら、悪いのは相手だ。 語られる内容そのものには疑念を挟まず、ほっとしたように微笑んだ ) [Sun 30 Sep 2007 04:48:46]
アレックス > ( 言葉を言い終えるよりも先に、軽やかに駆け下りるような足音とともに開かれた扉に面食らったように硬直した。 音から推測するに行儀が悪い事この上ないが、別に修道女という訳でもなし、不問にしよう。 んん、と咳払いを一つして気を取り直し、部屋に足を踏み入れた。 ) おはようございます。 ええ、いくつか。( あれこれに気をとられて寝ていないが、まあ気にすまい。 もう朝課も始まっている時間だ。 誰にでも聞かれて良いという話しでもなく、ぱたりと扉を閉め―― さて、何から話したものか。 とりあえず、ピエール・ホーキンス牧師の照会は済んでいる事は確認した。 )まず、あなたがピエール・ホーキンス牧師より預けられたものは、ある聖人の遺骸―― 不朽体という聖遺物である、という事が判りました。 ( まず、「あれ」が何であるか。 ) これは過去にパプテス教会から奪われて居たものだそうです。 [Sun 30 Sep 2007 04:36:50]
ソレディー@不朽 > ( おまけに内容について深く考えることが無く、物語を読み進めるという新しい喜びを知りつつも、慣れないことに気もそぞろだ。 ノックには、すぐに反応。 その一文を読み終えるのも待たずに顔を上げて ) ―――〜はーい? ( 相手が名乗り終えるよりも早いか遅いか。 待たずに扉ががちゃりと開く。 大聖堂から借りた白の上下を着た娘は、仮にも保護されている身で嬉しそうに笑った ) いるよー、おはよ〜 ( 相手の苦労など露知らず。 でも… ) ―――〜何か、分かったー? ( やっぱりそれは気になるようで、真っ先に… そしてその話をするのなら、笑顔も引っ込んだ ) [Sun 30 Sep 2007 04:16:35]
アレックス > ( こんこん、と灯りのついた部屋の扉をノックする。 不朽体と呼ばれる聖人のミイラ... 人に超常の力を与える聖異物を巡る宗教間のトラブルに巻き込まれた娘とその知人を保護し、その手続きや事態の把握などに追われ、その上職務へ復帰するためにギルドと連絡を取り合う合間 その容貌と行いから様々な代名詞や形容詞のつく包帯女は彼女の部屋を訪ねた。 ) アレッサンドラです。 ソレディーさん、居られますでしょうか? ( 忙しさにかまけ、あまり様子を見られていないが 聞くところによれば保護した娘はよく部屋を空けているようだ。 大聖堂の敷地の外には出ていないようだが、あちこち歩き回ってたしなめられている模様―― 成り行きとは言え、はっきりした目的がなければ静かで退屈な場所である事に違いはなく、報告を聞いては頭を下げて回っている次第。 ) [Sun 30 Sep 2007 04:07:20]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 knock 』 [Sun 30 Sep 2007 03:54:53]
ソレディー@不朽 > ( 当たり前と言えば当たり前。 でもあっちこっちに入り込んでしまう娘は、いっそ外出してしまっても驚かれないかもしれない。 どういう場所だったのか分からないけれど、急に男性しかいなくなった場所からつまみ出されたり… 色々しているうちに、分厚い本を貸してもらった )   ( これでも読んで大人しくしていなさいという事か。 一応、使う機会もそんなに無いから得意ではないにせよ、標準語の読み書きはできる。 大事に扱うようにと念を押されたそれを、貸し与えられた部屋のベッドで広げて。 夜更かししているのではなく早起きしたヴェイティアン風の娘が宿泊している経屋には、ポツンと明かりが灯っている )   ( 『聖書』 というらしいその本は、パプテスのことが書いてあるということだけど、中身は物語だ。 意外に思いながら、項を捲る指は軽い。 …分からないところはさくっと読み飛ばしているのもあって… ) [Sun 30 Sep 2007 03:47:39]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが入室されました。 『( じっとしてはいないけど、大聖堂から出ることはない )』 [Sun 30 Sep 2007 03:24:35]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが帰りました。 『( 入ってはいけない所に入ってしまったようで、そのうち摘み出される )』 [Sat 29 Sep 2007 03:52:49]
ソレディー@不朽 > ( 圧倒されて、息が詰まるような感覚も持ってしまいながら、人にこんなものが造れることを誇らしく思う。 一人ではとても無理だけど、街の仲間とがんばって、親の仕事を子が継げばいつかは。 そうして出来上がったのだろう。 …人里で暮らしたことがないヴェイティアン風の娘には、感心することができても遠い話。 奇異の眼を向ける人と、そして自分自身で無意識に境界線を引いてしまって、その中の一員にと願ってもどこかで違和感を覚えてしまう… )   ( 父のように、あるいは母がそうできなかったように… 父が母を選んだことは間違いではないのだと、そこに加わりたいと思うのは本心だけど 『そうしたいと願うのだからもう仲間』 と思いながら、その実 『どうすればいいか』 を探している節もある。 ―――竜騎士になりたいのは、父親がそうだったからという、それだけの理由だ。 けれど父のいた場所に帰りたいと、見ていたものを見たいと思えば、それ以外は在り得なかった ) [Sat 29 Sep 2007 03:49:47]
ソレディー@不朽 > ( 広い敷地に大きな建物がいくつも。 舗装された道にさえ感心してしまう娘なら、もしかしたらヴェイトス市最大級の建築物には驚かされっ放しだ。 常世の森の大樹よりも高いかもしれない塔は、風が吹いたくらいではびくともしない。 その上では自分の身体よりも大きな鐘が、空を見上げなくてもちゃんと時間を教えてくれる。 その辺の村の広場より広そうな部屋では、壁に色ガラスで描かれた綺麗な窓?が何枚もはめ込まれているにも関わらず、大きな大きな天井をしっかりと支えて崩れ落ちてくる気配はまるでない )   ( 石一つをきちんと積めるように削り出すだけで、どれほどの苦労があるか。 それを思うとあまりにも途方もなくて、暮らしていればなんでもなくなってしまうのかもしれないけれど、そこかしこで足を止めて感嘆の溜息を零している ) [Sat 29 Sep 2007 03:11:39]
ソレディー@不朽 > ( ―――それなのに、付き纏う気配は相変わらず離れない。 アレッサンドラ個人に渡したのではなく、大聖堂に渡したのだから大丈夫と思いつつも… もしかしたら彼女も巻き込んでしまったのではないかと、一抹の不安が過ぎった。 …関わったもの全てに付き纏うなんてそれこそ不可能だろうと思いながら、部外者が付け回すのは困難な屋内にもついてくる気配は異常… 『もしかしたら』 とは意識させられてしまう。 もっとも仮に襲われたとして、奪われる物が手元に無いのだからいくらかは気楽だ。 アレッサンドラもそう簡単に襲われたりはしないだろうし、リヒャルトも大聖堂に入っている。 あまり気にしても仕方が無いと、アプローチが無い限り無視し続けるしかないのだが )   ( 大聖堂がそれを封印せず、当面アレッサンドラが保管するよう命じたのは知らない話。 今日は彼女とも、まだ会っていない ) [Sat 29 Sep 2007 02:50:26]
ソレディー@不朽 > ( 伸び放題の赤毛を大雑把なポニーテールにした赤銅色の肌の娘は、いつものハンドメイドっぽい革の服や狩り装束ではなく、簡素な布の上下を着ている。 質素でも破れていたりはしない、清潔さを表すような白い長袖長ズボンは、それで一見ヴェイティアンな容貌がどうなるわけでもないけれど、いかにも山人といった服装よりは場に馴染んでいた。 持っていないと少し心細いけど、弓も矢も、もちろん短剣も貸し与えられた部屋に置いてある。 預かり物はアレッサンドラに渡して、大聖堂に返してもらったから、持っていない。 服の下に何かを隠し持つことが不可能ではなかったとしても、あちこち覗いて回る姿はいかにも手ぶらだ ) [Sat 29 Sep 2007 02:33:59]
ソレディー@不朽 > ( 自分を探して宿を開けていた相部屋の彼、リヒャルトに、大聖堂の人に托した手紙は届かなかったようだけど、あまりきちんとした文章でもなし、かえって混乱させたり心配を煽るようなことにならなかったのは良かったかもしれない。 彼はそのまま保護を求めただろうか? と言うか、二人の保護を求めた自分に、あるいはアレッサンドラに同意しただろうか。 もちろん拒否もできること、する理由が思いつかないけれど、今どうしているかは分からない )   ( 自分も手続きにそれなりの時間がかかったし、大聖堂にいるのならじきに会える。 大聖堂に残らなかったとしても自分に会わずに帰ってしまうことはないだろうと、とりあえず一安心なら気楽に構え、気を紛らわせるように大聖堂の中を見て回っていた ) [Sat 29 Sep 2007 02:19:14]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが入室されました。 『( 朝、彼が大聖堂に着いたと聞かされた )』 [Sat 29 Sep 2007 02:08:49]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『さりとて、そうも言っていられない。文書にてVHGとのやり取りも始めなければ。』 [Fri 28 Sep 2007 05:46:44]
アレックス > ・・・ まあ、それも命あっての事。 悪いようには致しません 貴方もしばらくこの大聖堂に身を寄せ、保護を受けるのが良いと思います。 今現在彼女が抱えている問題、それを解決してからに致しましょう。 さあ、もう日が昇ってしまいますわ。 彼女も休んでいる事でしょうし、面会は休んでからにすると良いでしょう。( 流石に、こんな時間に女性の部屋に入れる訳にもいかず、別の部屋で休んでもらう事になるだろう。 さて、また厄介事を背負い込んでしまった。 本業に専念できるのはもう少し先のことのようだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 05:45:25]
お知らせ > リヒャルトさんが退室されました。 『(この出会いに感謝を。 ……ほどなくして、青年が大聖堂を訪れたことは娘の耳にも届くだろう)』 [Fri 28 Sep 2007 05:42:49]
リヒャルト > (実際、これから先、ソレディー・カモシレーヌという娘が龍騎士になれるかどうかは、青年には想像もつかない。なって欲しいとも思うし、その為に手伝う気は無論ある。……それ故に、アレッサンドラという女性が『協力できるかもしれない』と答えてくれた事は、とても喜ばしい事だ。 ありがとう。そう言って、心底からの感謝の表情を貴女に向けた。 どれほどの道のりがあるかはわからないが、それでもあの娘はまた一歩、前に進む事ができそうだから――) [Fri 28 Sep 2007 05:42:23]
アレックス > ええ――・・・ けれど、貴方が責任を感じることはありませんわ。( 冷たい言い方になるが、彼女の抱えるものは彼女だけの問題だ。それを抱えて彼が苦しむことを彼女は望むまい。 僅か、顔を横に振る。 ) そうですわね。 この街で暮らすには無防備すぎるかもしれない。( 同感とばかりに頷いた。鼠戦争の際も自分が止めに入っていなかったらどうなっていた事か。流されては居なかったが、やはり真っ直ぐなだけでは通用しない場面もある。 ) ええ、そうして頂けると気持ちが救われます―― 竜騎士。ええ、以前から何度か尋ねて来てくださっていたようですが、用件はそのことだったようです。( 触り程度でまだ、詳しくは聞いていないが・・・ ) そう、お父様が――・・・ 騎士と言うのは、世襲するものではなく当代限りの称号。家柄が問われる部分というのは信用が置けるかどうか、という事ですわ。 正規の騎士というのは王国の剣であり、盾。 そういう意味では、ただの騎士になる事でさえ、ヴェイティアンの混血である彼女には難しいでしょう。 加えて、竜騎士となれば――・・・ ( 竜騎士は単なるドラゴンライダーではない。能力と実績を兼ね備えた騎士の中の騎士。 しかも、あれはクリスティアの領分。 そういう意味では、ヴェイティアンの混血というハンデはあまりにも大きい。 ) けれど、彼女が騎士になる事、そしてクリスティアへの足掛かりを得る事には協力できるかもしれません。それから先は彼女の素質と、努力と運次第ですが・・・ ( クリスティア騎士に伝手がない訳でもない。が、それだけでなれるほど甘いものではない、と。 ) [Fri 28 Sep 2007 05:38:03]
リヒャルト > ……そう、らしい。――その際、傍にはいてやれなかったんだが(そして追いかけてヴェイトス市へ向かい、暫くして落ち着いたかと思ったらこの事態。――侮っていると言われればそうかもしれない。)……真っ直ぐな子なんだ。純真というか、無垢というか――正直、ハラハラするよ(困ったように笑いながらも、大丈夫なのだろうかと、そう思ってしまうのだ。 こんなにも多くの困難を抱えてしまうような歳の娘ではない、と思う。 ……強いからこそ、不安なのだが)……む。それは――そうかもしれないな、ううむ。……わかった、じゃあ、我慢する事にしよう(喋り方がやや砕けたものになり、何処か純朴そうな表情も垣間見える、これが青年の”素”なのだと、『眼』は伝達するかもしれない。 そして少なくとも、彼女の微笑に対して、戸惑うような様子は無かった)ああ、いや……ひょっとしたら、聞いているかもしれないけれど――ソレディーは龍騎士になりたがっているんだ。(そう言って困ったように肩を竦めて見せた。龍を捕まえれば良いという話も聞くが、それだけで為れるものでもないだろう)……その、あの子の父親が、龍騎士だったらしくて。だから家柄とかが重要視されるなら問題は無い、と思うんだが――それ以外は、……どうすれば良いのか、俺には皆目見当もつかない(だから、と表情を改める。真剣な顔。……今度は、此方が頭を下げる番だ)……どうか、あの娘を手伝ってやっては貰えないだろうか。 [Fri 28 Sep 2007 05:18:45]
アレックス > お父様を――・・・ そう、先の鼠騒動ですか。( 痛ましげに眼を伏せる。仇討ちは果たされただろうか その心は安らかだろうか。 ) 狩人だからこそ、死を受け入れている部分もあるのではないでしょうか。 彼女の感覚は独特・・・ いや、アンバランスです。余人にはその比重は推し量れないでしょう。( 心配からなのだろうが、ただの娘と侮っているように思え、首を横に振る。それほど、弱くはないだろう。少なくとも、目標の在る内は。 竜騎士とは、高い望みだが。 ) ええ、ですから私達が貴方がたに謝罪する意味はあるという事――・・・ リヒャルト様。謝る事も許してくれなくては、私達に立つ瀬がありませんわ。( 苦笑する不器用さに僅かに微笑んで見せる。包帯顔の女に微笑まれても困るだけだろうが。 ) ええ、恐らくは。私のような者が二人も三人も居ては、何事かと疑われてしまいますわ。( 少し困ったように笑い、頷く。 ) 何でしょう?私に出来る事であれば協力させていただきますけれど。 [Fri 28 Sep 2007 05:10:46]
リヒャルト > (その気遣いに感謝を。もしも手を差し伸ばされていれば、自分は目の前の女性に対して、何かしらの悪い印象を抱いていたかもしれない。身勝手な話だ。迷惑をかけているのは此方で――そして他人の善意を跳ね除ける者こそ、最も性質が悪いのだから。 遅々とした歩みではあったが、しかし確実に廊下を進む)とはいえ、あの娘は――ただの狩人だ。……それに先日、父親を亡くしている。 少々、背負い込むものが多すぎるように思う(何処か苦渋のにじんだ声。娘に対して何もできないからか、この状況を自ら解決しようと背負い込んでしまうことに対してか。恐らくは、両方。 青年の危惧するところは、アレッサンドラと同じなのだろう)……む。いや、其処までは知らなかったが――……そうだったのか。(となると宗教絡みなのだろう。門外漢の自分よりは、目前の彼女や、多くの神父や修道女たちに託してしまうほうが良いのかもしれない。――そうして、改めて一礼されれば、苦笑い)……謝られるのは慣れていないんだ。返って、こっちも困ってしまう(そして、義足へと視線が向けられているのに気付く。 ……何てことはない。『狙われるのに慣れている』ではなく『慣れていた』だ。 こんな脚になり、ヴェイトスの森の奥へ引きこもっている間に、随分とそんな感覚も薄れてしまった。)……そういえば、ソレディーの言っていた『包帯さん』というのは貴女の事だろうか? もしもそうなら、一つ頼みたいことがあるのだが――……。 [Fri 28 Sep 2007 04:58:00]
アレックス > ( 足を引きずるように歩く男のペースにあわせ、ややゆっくりと廊下を進む。手を貸そうかとも考えたが、自立しているのだ、手を貸されるほうが迷惑だろう、と歩調を合わせるに留める。 視線の先、一瞬だけ過ぎる苦々しさに視線を逸らす。 こういう物は見ないほうが良い。 知る事は、不幸だ。 )――・・・ ええ、殺生を生業とし、戦争を経験しているからこそ、表面上は健気に振舞えるのでしょうね。 それに、あの娘なりに決着をつけようとしています。 とても逞しい。 けれど、まだ若い。 あの素直さや律儀さが仇にならなければ良いのですが。( 美徳なのだけれど、純粋過ぎて、危険に思う。あの性質は彼女自身を苦しめるだろう。 ) ふむ――・・・ ( ある程度の情報は把握しているようだ。 ) 彼女が狙われる原因になった物を彼女に預けた人物も大聖堂ゆかりの者だったのです。 貴方の言うとおりですけれど、あなた達には申し訳ない事をした。 謝罪くらいはさせて欲しい。( 慣れている、そういう男の言葉が気になるも、足を止め 向き直って胸に手を当て、一礼した。 眼に入るのは彼の義足。 彼に比べればなんと私の受けた傷の軽い事か。 ) [Fri 28 Sep 2007 04:47:18]
リヒャルト > (廊下を歩き出した彼女――アレッサンドラを、義足を引きずるようにして歩きながら、追いかけて行く。――……何とも奇妙な話だ。あの当時、この大聖堂の内部といった重要拠点を目指して侵攻し、結局果たせなかったというのに……今、自分はこうしてここにいる。 もしも、あの侵略が成功していたら――との思いが一瞬脳裏を掠めたが、それを退ける。 アレックスの心中を知らない男にとって、ヴェイトスの住民であろうとするには不必要な感情だった。 右足が痛む。)……。初めて喋る者を殺せば、誰だってそうでしょう。恐慌状態にならなかっただけ、マシかもしれない(芯の強い娘だから、と呟く。だからこそ危なっかしいのだが、とも。 その進歩した銃も、今、この瞬間は単なる杖以上の役割を果たさない。 そして、それ以外の時も精々が狩りの道具だ。 ――人を撃つことは無いだろう……少なくとも、もうしばらくは)……いえ。何でも見ず知らずの人に奇妙なモノを預けられたとかで。大聖堂側の――貴女の手落ちではないかと。 それに……狙われているのは、慣れています(奇妙な気安さ。ソレディーには言えないことも、彼女には言える。……いや、ソレディーには知られたくないから、か)(戦場帰りの青年にしてみれば、その包帯に隠された顔も、痛々しいとこそ思うも、奇異なものには映らない。その容貌で気後れすることはないだろう) [Fri 28 Sep 2007 04:30:14]
アレックス > ( 読み取ったエイシェンというキーワード。 自分がそれについて知る事はそう多くはない。 ヴェイトス東部から上陸し、侵略戦争を仕掛けてきたという工業技術に優れた小国という程度だ。優れた技術を持ちながら指揮系統の混乱でその軍事力は発揮されなかったようだが―― どちらにせよ、島外の人間である自分にとってはこの島の歴史程度の認識でしかなく、敗残兵が帰化していても特に問題は感じない。 負傷の事もあり、さぞ生き辛かろう、と思う程度。 ) ええ、敵勢勢力と交戦し、相手を殺害してしまった事で多少不安定さが見られますが、外傷という程の物はなく元気です。 ただ、やはり心理的には不安が付き纏っているようですわ。 きっと、知り合いの顔を見れば彼女も安心することでしょう。( ご案内いたします、と廊下を示し、歩き出す。 進歩した機構と、優れた精度を持つ銃が少し気になる。 これからは鎧を着て槍を持って駆け回るよりも、銃の時代だと感じている。 しばらくの間国家間戦争のないヴェイトスでは進歩が遅れているようだが――。 いや、そうではなく。 ) ええ、成り行きとは言え彼女を巻き込んでしまって申し訳ない。 彼女が狙われる原因は大聖堂の手に委ねられましたが、もう安心、という訳にもいきません。貴方も十分注意して欲しい。 [Fri 28 Sep 2007 04:21:15]
リヒャルト > (――見られている)(まるで敵の狙撃手のスコープに納められてしまったような感覚。奇妙な違和感。……まさか、と小さく首を横に振って、それを追い払う。 一見しただけで素性がバレるようなモノは身に着けていない。ましてや、自分がエイシェン――侵略者の国の兵士だなんて。)(しかし、此方を見やる彼女に、全てを見透かされているような錯覚。違和感は残る)……これは、どうも。そうか――……無事でしたか、良かった(その言葉を聴いて、ホッとしたように息を吐く。見るからに安心した様子の青年は、その用意されていたかのような返答に疑問を感じることはない。 義足は――ブーツに押し込まれている。だが、貴女の”眼”ならば、その右足が義足であり、粗雑な木製であるということも見て取れる筈だ。 そして銃が、ヴェイトスのソレよりも優れた精度を持つことも)ええ、それは此方も。……ソレディーと一緒にいると『見られている』ような気がして。……それで、心配していたんですが――本当、無事で良かった。 [Fri 28 Sep 2007 04:04:07]
アレックス > ( 言葉よりも速く視界に納めた聖堂に似つかわしくない狩人風の装いの男から次々と情報が読み出される。 人間、男性、義足、精霊の森、ハンター、エイシェン・・・ そしてソレディー ―― 既に記憶されている事が呼び起こされるように、全く知らない事が頭の中に駆け巡る。 振り向いた包帯顔の女は、一触即発の張り詰めた緊張を緩める。 )・・・ あなたが、リヒャルト。 はじめまして、私はアレッサンドラ・クレメンテです。 諸事情があって貴方のお知り合いのソレディー・カモシレーヌを保護させて頂いております。 彼女は今、こちらの宿舎に滞在しています。( 挨拶もそこそこ、事情の説明をしてやるのが親切だろう、と言葉を重ねる。 男にとっては用意が良すぎて違和感を感じるかもしれないが―― そうして視線は義足へ移り、そして銃へと移って男の顔へと戻された。 ) 彼女はある事件に巻き込まれています。 貴方にも累が及ぶかもしれない事を心配していました。 ( 視界に納めるだけで読み取れる情報群 まるで開かれた本のようだ、と思う。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:55:45]
野伏風の男 > (どうやら、以前に大聖堂で娘と親しげに話しているのを覚えていた人物がいたらしい。 それならば『包帯を巻いたシスターに聞けば良い』と伝えられ、中に招かれたのだが……向けられているのは敵意、だろうか。何と無く居心地が悪く、義足が軋むような錯覚を覚えた) [Fri 28 Sep 2007 03:44:36]
野伏風の男 > (廊下で佇む貴女に、何処か躊躇いがちな声が呼びかけてくる。背嚢を背負い、長銃を片手に持った……狩人か、或いは野伏風の風体をした青年である。ある意味においては不朽体を持ち込んだ娘と何処か似た雰囲気かもしれないが、彼女がハンドメイド、お手製の革の装束なのに対し、青年はより西洋的な衣服を纏っていた。そういった知識があれば、何処かの軍服だと気付くことができるかもしれないが)……すみません。知り合いを探しているのですが、赤毛の……ヴェイティアンの娘を見かけませんでしたか? 宿に戻っていないので、恐らくは此方に出向いていると思うのですが――(断片的であれ事情を知る青年にしてみれば、こうして連絡が途絶えてしまった現状は心配せざるを得ないのだろう。 ひょっとしたら娘から宿のほうへ連絡がいったのかもしれないが、擦れ違ってしまったようで、未だ彼は彼女がここにいることを知らない、というわけだ) [Fri 28 Sep 2007 03:41:55]
アレックス > ( 確かに、このような力を与えるのであれば聖遺物としても申し分ない。 が、やはりこれは人の手には余る物だと思う。 秩序に従い、自制して良き事だけに使うのであれば良い。 しかし、あの娘にも顕現していた事を考えれば正しき義人のみに力を貸し与えるとは言いがたい。 無差別に力を貸し与えるのならば、それは害悪の種ですらある。 神を模したとは言え、土を捏ねて造られた者が創造主に近づく事のなんと罪深い事か――・・・ 力を持てば使わずには居られない。 それも人が背負う原罪の内。 )・・・   ( そして、これを預けられてからたびたび視線を感じるようになった。 火傷を負って意味は変わってしまったが、元より目立つ容姿をしている為、人の目を引く事は多かったが・・・ 人気のない場所ですら感じるのは異質。 この大聖堂の中でも「見られて」いるのか。 上に報告しておく必要もあるかもしれぬ。 ) ( と、今回は見ているだけではなかった様だ。 さり気なく短剣の感触を確かめながら、声の主に振り向こう。 )―― なにか?( 此処は大聖堂の内部、一般人の入り込まぬ長廊下に居るものは誰だ。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:41:55]
お知らせ > 野伏風の男さんが来ました。 『――あのー。』 [Fri 28 Sep 2007 03:32:45]
アレックス > ( さらに、この遺物の持つ厄介さは、これが持ち主に超常の力を与える、という特性。 かくいう自分も、これを手にしてから視覚に変化が起きている。 あの娘は眼が良くなった、物が透けて見えたなどと言っていたが、自分の場合はそうではないよう。 視覚に捕らえているものの、視覚で得られる以外の情報がイメージとして頭の中に刻まれてゆく。 例えば廊下に据えられた柱など、その材質や耐久性などの情報が読み取れる。 人に至ってはもっと複雑な情報が浮かび上がる。 最初は単なる違和感であったが、徐々に具体化した。 最初は戸惑い、短いながら時が経過した今も慣れない。 他人の秘密を覗き見しているようで、居心地が悪いものだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:27:49]
アレックス > ( フラットな見方をすれば、どちらにも正しさは無い。 あるとすれば、どっち在った方がマシか、程度の物だ。 それは勿論、味方側に在った方が良い。 だが、そんなものは容易に揺らぐ。 あの娘とて、私が助けたから大聖堂を頼ってきたのだ。 そうでなければ「あちら側」に回っていた可能性もある。 物の見方など様々だ。 奪われていた聖遺物と言うが、それも何処まで本当か―― 全ては主の持ち物であるから、本当ではあるのだが、見方が変わればそれも戯言。 )・・・ 厄介な物に関わりましたね。( 人の良い、純粋な娘であるのが痛ましい。 私ができる事は、例え欺瞞であっても彼女の行いを正当化してやる事だろう。 真実は人を傷付けるものだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:07:23]
アレックス > ( 懐に手をあてれば、円筒の感触―― その聖遺物は未だ自分の手元にある。 事態が収集するまでの間、管理するように、と命ぜられた。 自分が知り得た情報は其処までだが、期限付きで預けられるという事はこの事態に対して対処する用意があるという事だろう。 巡回牧師の死に感じた虫の知らせのような予感はそう外れたものでもなかったようだ。 ) 一つ肩の荷が下りましたが――・・・ どう説明した物か。( そのままでも別に構わないが、あの娘は街に疎く、宗教にも疎いようであった。 それが聖遺物をめぐる宗教間の争いに巻き込まて人一人を殺害してしまい それをあの娘なりに決着をつけようとしているように見える。 ) ・・・・・・ 何も知らぬほうが、幸せでしょうね。( 期待には応えたいが、知る事で苦しむ事もある。 例えば、これなどは正にそれだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 02:56:35]
アレックス > ( 両開きの扉を閉め ひとつ、溜息をつく。 そのまま足を止めてしばし眼を閉じる。 ぢん・・・ と眼が痛い。 やがて、少し緩めた気を引き締めるように息を吸い 扉の前から離れた。 )――・・・   ( つい先ほど、ある司祭からソレディー・カモシレーヌから預かった筒について説明を受けてきた所だ。 この掌ほどの筒の中に収まっているのは異教徒によって奪われた聖遺物・・・ ある聖人の遺体の一部であるという。 それを巡回牧師であるピエール・ホーキンスが奪回し、聖遺物を奪われた異教徒側は傭兵を雇ってこれを殺害し、取りかえそうとしているとの事―― ) それが、ベルゼルガ、という事ですか。( 聞くところによれば金を積めば何でも遂行する武力集団。詳しい事は調べてみなければ判らないが、こちらは大聖堂よりもVHGの方が精度の高い情報が得られそうだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 02:42:11]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『―― 失礼します。』 [Fri 28 Sep 2007 02:42:03]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが帰りました。 『( 何だかんだでアレッサンドラともあれっきり。 竜騎士の話はできていない )』 [Fri 28 Sep 2007 01:03:47]
ソレディー@不朽 > ( 一息入れて建物の中に入っても、気配は離れない。 気付いていないのか、知った上でのことなのか。 大聖堂内という環境もあるのかもしれないが、その沈黙は預かり物を返した今、余計に気味悪さを増していた――― ) [Fri 28 Sep 2007 00:55:39]
ソレディー@不朽 > ( 彼が持っていると言ったのは、何かの欠片が入った瓶だったか。 自分の預けられたそれと同じようなマジックアイテムだとすれば、手放すのが惜しいと言うのも分かるのだけど――― 娘にとって束の間体験した超視力は、便利なものであると同時に恐ろしいものだった。 便利な力に頼らずにいるほど自分は強くない。 そして頼ってしまったら、何故与えられたのかも分からない能力が、与えられた時のように急に消えてしまった時、それは視力を失うのと同じことになると判断している。 慣れ親しんだ、それなりに信頼できる、自分自身の感覚が一番だ )   ( モンタージュを作ってもらって、大聖堂の人に任せるべきかとも思う。 …けれど見つければ分かりそうなものの、その顔をよく覚えていなくって… ) ―――ん〜 ( でも、街に出るのはまずいよね。 宙を仰いで首を傾げる )   ( 大聖堂の中、知らないものを見て回るのは面白い。 でも、それでいいのかと ) [Fri 28 Sep 2007 00:44:17]
ソレディー@不朽 > ( ピエール・ホーキンズはアレッサンドラの仲間。 街の仲間。 それならきっと自分の仲間。 『盗人だ』 というベルゼルガの話にも真実はあるのかもしれないけれど、悪いことはしないと思う。 …思いたい。 でも、本当のところは分からない )   ( アレッサンドラは何か分かったら教えてくれると言ってくれたけれど、既に大聖堂が事態を把握しているとは知らなければ、昨日の今日で何か分かったかと聞くのも乱暴な気がした。 …大聖堂を出ないようにと言われて、あとは何ができるだろうとぼんやり考える… 考えたって、どうしようもないことだけど。 ―――ふと、街で会った同じくピエールから何かを托されたらしい人のことを思い出した )   ( ピエールが牧師であることを教えてくれた彼。 彼はもう、大聖堂に来たのだろうか? …ちょっと怪しい感じがして、それに自分のことで手一杯で… 連絡先どころか名前すら聞かなかったのが悔やまれる ) [Fri 28 Sep 2007 00:21:32]
ソレディー@不朽 > ( ただ――― いつまでも守ってもらうわけにもいかない。 迷惑になりそうだし、何よりこんな状態がいつまでも続くのは嫌だ。 …どうすれば 『終わり』 にできるのだろう… もう通常の視力しかない眼で周囲を見回しても、やはり視線の主がどこにいるのかは分からなかった )   ( 同時に、『終わりにできるわけもない』 とも思う。 ―――理由はどうあれ人一人殺してしまい、それは決して望むものではなかったのだから。 『仕方が無い』 という意識も持ってしまいながら、自ら真相を確かめることを諦めたのが、どうしても胸の中にしこりを残していた )   ( これで良かったのだろうか――― 眺めの良い街の夜景に目を奪われるのが落ち着いたら、意識はそんなことばかりに向いて。 どこも間違っていないと思いながら、珍しく難しい顔でバルコニーの手すりに身を預ける ) [Thu 27 Sep 2007 23:57:31]
ソレディー@不朽 > ( 地上数階にあるその場所は、空中庭園といった趣き。 何かのセレモニーで使う都合か空間が広くとってあり、スペースに対して控え目な花壇が物足りない印象もあるけれど、人工物の中で 『息が詰まる』 と感じてしまう娘には居心地の良い場所。 あまり星が見えない夜なお明るい空を見上げて、深く息を吸い身体を伸ばす )   ( 同じ宿に部屋を取っている同居人には、大まかな事情を説明した手紙を大聖堂の人に托した。 もちろん彼が同意すればの話だけれど、もう保護されているかもしれない。 ―――大聖堂の中で男女相部屋というわけにはいかないだろうけど、少し寂しく思うものの特にそれを望むこともないし、より安心できる状況に身を置けるのならそれで良いと思う ) [Thu 27 Sep 2007 23:44:20]
ソレディー@不朽 > ( ピエール・ホーキンズのモンタージュを作成してもらい、照合。 娘の見た彼は満身創痍で必死の形相をしていた。 死に顔だって決して穏やかなものではなかったろうけども、やはり二枚の絵は微妙に印象の異なるものになる。 それでも大まかな特徴が一致すれば、状況の異常性もあって本人と納得。 彼から預かった掌に収まる円筒形の容器は、アレッサンドラの手で大聖堂に封じられた。 …はずだ )   ( それなのに、纏わりつく視線は離れない。 大聖堂の中までどうやって追って来ているのか分からないが、自身で超視力を経験していれば 『そういうこともあるか』 と納得できる話。 ―――大きな声で 『もう持ってないよー』 と叫んだところで、信じないかなーなどと考えつつ… 大聖堂内を探検していたヴェイティアン風の娘は、廊下から繋がるバルコニーへ出た ) [Thu 27 Sep 2007 23:31:21]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが来ました。 『( 大聖堂を出ないようにと言われて戸惑うけれど、退屈するにはまだまだ早い )』 [Thu 27 Sep 2007 23:22:13]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが退室されました。 『 あ、そう! それで会いたかったのー! 竜騎士になりたいんだけど、どうすればいいかなー? 』 [Wed 26 Sep 2007 05:25:25]
ソレディー@不朽 > ( もう、これを巡って人が死ぬことは… 分からないけれど、簡単に殺し殺されといった状況になることは、少ないだろう。 …それが確信できれば… どうにも責任を果たし切れず折り合いを付けてしまった感があるものの、ピエールもヴァイオリンも許してくれそうな気がした。 密室の応接室をうかがう能力が、ベルゼルガの監視者にあっただろうか? 娘は聖遺物を手放したが、纏わりつく気配は消えるだろうか? )   ( 守ってくれるとは言うけれど、それがどんな生活になるかは知る由もなく――― 月の滴へ手紙を書こう。 リヒャルトに、例によってあった事は包み隠さず ) [Wed 26 Sep 2007 05:24:24]
ソレディー@不朽 > ( そのうちアレッサかサンドラか、どちらかに縮めそうな感じだが。 今はまだ… と言うか、本名を覚えておくなんていう意味もあるのかもしれない。 名前を覚えるのは下手だ ) ―――〜ベルゼルガは盗まれた物だって言ってる。 それは気になるけど… でも、ベルゼルガは 『返してくれないと殺す』 っていう返してもらい方しかできなくて… だから… ( それはきっと、自分を納得させるための言葉。 『もしかしたら』 という予感を押し込めて、リヒャルトには累が及ばないようにするために )   ( ピエールがどうしたか分からないと言い切る彼女には、一抹の不安も覚えるけれど… 正直な言葉は 『嘘はつかないな』 という必須の安心を与えてくれる。 …もしもピエールが 『盗み出した』 物なら、同じように大聖堂から盗まれることもあるかもしれないけれど… それが難しいのは、まあ、見れば分かると言うか ) ―――うん。 ありがとー ( 『戦争で戦った彼女は正しいことをしていた』 というのとは別に、こちらの話はこれで完全にすっきりするわけもないけれど… 何か分かれば教えてくれると約束してくれるなら、ちょっと肩の荷が下りたような顔で微笑んだ ) [Wed 26 Sep 2007 05:13:55]
お知らせ > アレックスさんが退室されました。 『それで――・・・ 竜騎士、とは?( かくり、首をかしげ。いや、意味は分っているけれど )』 [Wed 26 Sep 2007 05:11:29]
アレックス > ご理解頂き、光栄です。 私が考え付く範囲では、それが一番良い方法のように思います。 貴方にも、そしてこの街にも。 ( 最悪の場合、修道女に混ぜて疎開でもさせるのが良いかもしれぬ。 皆一様に修道服というのは個人の特定を難しくする。 助けを求めて自分を尋ねてきたのだ、期待に応えたい。 漸くすっきりした、とばかりににっこり笑う様に、釣られて笑みを見せ。 ) では、照会の準備が出来るまで此処でお休みください。 横になりたいのであれば部屋を用意していただきましょう。 その間に私はコレが何であるのかを調べ、安置してもらう事に致します。 リヒャルトという方と連絡が取れるのなら、しておくとよいでしょう。( 手紙を出す手順などを教える事になるか。 さて、どうなることやら―― ) [Wed 26 Sep 2007 05:09:46]
アレックス > ええ、お好きなように呼んでくれて構いません。( 愛称で呼べと言うほどに親しい仲でもないし、姓で呼ばれるよりは名で呼ばれた方が良い。 ) ・・・ こんな事を言うのは罪深い事で、また貴方を悩ませる事かもしれない。ですが、価値観と言う物は環境によって容易に変わってしまう物。そして善悪は、それほど確かで、明確な物では・・・ ありません。 ただ、確かなことはピエール牧師は貴方にこれを託し、それを取り返そうとする者が居て、これは、これを巡って人が死ぬ程度の価値があるもの、という事です。 それをどう解釈するかは、人それぞれという事になるでしょう。 私はこれが何なのか、分からない。 だから、ピエール牧師が私と同じ答えを出したかは判らない。( つまり、確かなことはこれが世にあればこれを巡って人々は争い、人が死んだ、という事。これからもないとは言いきれない。 そして、その判断はケースバイケースだ。全容を知ったのであれば、信用された訳ではなく、ただ無作為に選ばれただけの彼女の律儀さを哀れむけれど。 ) なるべく期待には応えたいのですけれど、私もこの場所で位が高い訳でもありません。 召し上げられてそれっきりになる可能性もある。 もし、これが何なのか、何故このような事態になっているか、お教えする事を約束致しましょう。( 大聖堂には幾つか貸しがあるが、その発言力も何処まで有効かは判らない所。 少し難しい顔でテーブルの上の筒を見詰め ) [Wed 26 Sep 2007 04:58:47]
ソレディー@不朽 > ―――分かった… ( やがて、悩みに悩んで頷くだろう。 それは、大聖堂に返されるべきものだと。 ―――宗教の戦いであるとは知らないままに。 ただ、念のため、渡すのはピエールの顔を確認してからだ。 …人の顔を覚えるのは下手だから、似ていればよしといった感じでも… 信じて預けてくれた、迷惑なその人を本人と特定する努力はしなければ ) ―――。 ( だだをこねてそう言わせてしまった感もあるが。 彼女が 『私も正しかった』 と言ってくれればすっきりにっこり。 本当は何をしていたのかもよく知らないが、街を守って戦った仲間が、本当に悪い事をしていたとは思えない。 …自分に絡んで来たようなものが、いたとしても… ) [Wed 26 Sep 2007 04:51:45]
ソレディー@不朽 > ―――アレッサンドラ… マリア… アレックス…? ええとー… アレッサンドラが名前なんだよね〜 ( あれ、どれにしようって感じで。 男性名詞を明確にそれと意識するわけではないのだけども、響きで選ぶと元の名前そのままで呼びそうだ ) ―――…うん… ( 生憎と信仰は無いが、感覚的にそれが多少なりと気持ちを楽にしてくれるのは分かる。 …楽になって、それでいいものでもないと思うけど… そう感じていればこそだ。 『誓い』 と言われてちょっと考え込んでしまうけど… 人と殺し合うことなどそう考えられない生活。 なるべくなら殺したくないのが本当だし、それも大丈夫 ) ―――だって、それでピエールが殺されて、あたしはヴァイオリンを殺したもの。 どうしてそんな事になったのか知らないといけないじゃない。 アレッサンドラの仲間だから、ピエールは悪い事してないと思う。 でもヴァイオリンだって悪い事していたわけじゃないかもしれないんだから… ( ヴァイオリンというのが、殺した相手の名前だ。 好奇心と言うか、責任の問題。 あとは、善悪の判断。 …人殺しがそれ自体いけない事というのは、分かるつもりだけれど… それでも、その中で良し悪しはあると思っている ) …ピエールは、どうすると思う? …アレッサンドラが言うようにした? ( それなら、そこが返されるべき場所かもしれない。 だけど――― それでは真相が分からないかもしれないとなると、躊躇ってしまう ) ―――。 ( 分からない。 自分と一緒にいない時でもリヒャルトが危険かどうか。 生憎他に親しい人はいないけど、無差別に殺すというのだって十分な脅しだ。 必要となれば殺しを厭わないベルゼルガが、それをしないとは言い切れない ) ―――どうしても、教えてくれない? 誰にも言わないって約束してもー? ( 彼女の言葉は、彼女達?が事態の真相に迫る可能性を示している。 ピエールという仲間が殺されていて、その手掛かりがあるのだから当然という印象だけど、話せない内容とはどういったものなのか。 よく分からず、まるで子どもなおねだりだ )   ( ベルゼルガが本当の本当に 『悪い』 のかどうか、分からない状態でしっかりと預かり物を 『守って』 もらえるのは、心強いような不安なような――― それも、リヒャルトの身の安全や、ベルゼルガの行動に対する不安よりは軽い ) [Wed 26 Sep 2007 04:40:28]
アレックス > 貴方の言った「今も見ている」という事が監視されている、という事であれば 貴方が住んでいる場所、親兄弟から交友関係まで把握されていると思った方が良い。 例えば、リヒャルトという貴方の友人。 「ベルゼルガ」が手段を選ばない組織であるのならばそれらにも累が及ぶ可能性があります。 仮に、大聖堂に預けたとしても、それらを盾に貴方を脅し 取り返して来るように言うかもしれない。 いいえ、別に関わりが無くとも良い。 取り返してこなければ無差別に誰かを殺していくという事も考えられる。 その場合でも、我々は神秘を文字通り秘する事を優先いたします。 無論、貴方がたを見捨てるという訳ではありません。 パプテス教会は助けを求める人々を保護する事ができないような組織ではない。 ですが、保護される側も協力してくれなければ保護する事ができないという事。 そして、我々の力にも限りがあるという事。 ( 職業柄、最悪のケースから考える事にしている。 吸血鬼による立てこもり事件であれば、人質は全員死んでいると覚悟して事に当たる。 助ける努力を怠るという意味ではないが、それが可能かどうかは別の問題だ。 厳しい話だが、事実を伝えよう。 ) ・・・ そうだと、良いです。 ごめんなさい、惑わせてしまって。 きっと、貴方は正しい。 私も正しかったのでしょう。 ありがとう、救われます。( 良いことを頑張った、そんな、幼稚とも取れる言葉が真っ直ぐすぎてくすぐったい。 ) [Wed 26 Sep 2007 04:16:41]
アレックス > そう・・・ 申し遅れましたね。 私はアレッサンドラ・クレメンテ。 教会内ではマリアとも呼ばれますが、アレックスとでもおよび下さい。( そう、男性名詞を口にする。本来ならば、サンドラと自己紹介をする所だが なかなか拭い去れない物だ。 たら、ればを言えばキリがない事はわかっていても。 ) ええ、そういう事だと思って頂いて構いません。 すべては父なる神から与えられた物であり、いずれはその御許に帰る物。 貴方の贖罪は届けられましょう。 神の前で罪を告白し、悔い改めるのです。 そして再び罪を犯さぬ事を心に誓えば、いずれ許しは与えられましょう。( たとえ死んでいても、全ては唯一の神に集約されるのだから届けられるのだ、と そう告げた。 ) 関わったからには、気になりますか――・・・ 好奇心は猫をも殺すと言いますが、そうでなければよいのですけれど。( 手に取った瞬間にこれほどの違和感を与える遺物だ、解析が行われればある程度の事は判りそうだが・・・ それも今すぐにとはいかない話。 ) ソレディーさん。 正直に申し上げますと、大聖堂はこういう物が出回る事を良く思っていません。 神秘は秘されるべきだと考えます。 これは然るべき所に安置されるべき物でしょう。 そして・・・ 貴方の希望を全てかなえられるとは、限らない。 貴方に話せる内容の物であれば、それは幸い。けれど、そうでなかった場合――・・・ 貴方の希望は叶えられない。( 分って欲しい、と視線を伏せる。 命が助かる事、知的欲求を叶える事、それを両方満足させる事は出来ないかもしれない、という話。 ) [Wed 26 Sep 2007 04:11:08]
ソレディー@不朽 > ( 前後してしまってごめんなさい。 ―――大丈夫としか言わない彼女から、何があったのか知ることはできない。 でも続いた言葉には何を言うのかと、いっそ怪訝そうな表情になる ) それは… だけど、良い事をがんばったでしょー? 鼠から街を守ったんだからー… ? ??? ( 殺人はいけないこと。 悪事は、悪事なんだからもちろんだ。 それをがんばったって、良い事になったりしない。 でもあなたががんばったのは良い事なのではないのかと。 寂しそうにも見える笑みに、難しそうにした顔で答えよう。 彼女の見方は未知なもの。 ピンと伸びた姿勢からそれは良い物なのだと思えるけれど、でも、何だか遠くにいるようで寂しい ) [Wed 26 Sep 2007 04:03:05]
ソレディー@不朽 > ん、大丈夫ー… ( ちょっと大事になる気配に緊張するような表情を見せるものの、確認するのは大切なことだ。 変なところ頑固に、相手の迷惑はあまり考えず、自分がどういったことになるかも熟慮しないで頷いてしまう。 勧められるまま、ちょこんと腰を下ろし ) ―――〜うん、森で近くに住んでた狩人さん、一緒に街に来てるのー …ぁ、そうだ、名前ー! ( 他人の名前が出てようやく思い出した。 『ソレディー・カモシレーヌ』 と名乗り――― 続く懺悔の説明は殆ど理解できなかったけれど ) …んー… ごめんなさいするのと同じ〜…? ( それを言うべき相手がもういなかったとしても? それを届けてくれるということか? 首を傾げながら… 『どうするの?』 と問う ) ―――〜どうしたいって… 返さないといけないんだけど〜 ( 返すべき人が死んでしまっていると、どうなるのか ) ピエールの家族とか、友達に、返せばいいのかなー… でも… ベルゼルガの人はそれが盗まれたものだって言ってた… それが何で、どうして盗んだのかは知りたいな〜… ( 娘の認識としては、あっさり手渡すくらいで呪術的な効力を副作用含めて軽視しているものの、二人死ぬだけの何かはあるのだろうという意味で危険視している )   ( 『手放す』 のには賛成だ。 俯きがちに頷きながら、それが手掛かりであるのも変わらない。 どうするべきかと ) ―――手放すって、どうするのー? ピエールはあたしを信用してくれたんだから、あたしは、ちゃんとした人に返さないとだめー… ( 大聖堂に保護? ) 守ってくれるの〜? …でも、ここにいてもそれが何かは分からないよねー…? ( 大聖堂が保護してくれるというのは、意外そうに。 …仲間と認められたような気がすれば、ちょっとはにかむ風にもするけれど… 明るく微笑むには深刻な話 ) [Wed 26 Sep 2007 03:54:47]
アレックス > ( 人を疑うような事を知らないようなこの娘は鞭打ち刑の事など知らないよう。 だから、大丈夫 と微笑んで見せるだけで済ませる事にする。 刑によって知らしめた魔女という偶像は大いに利用するつもりだが、ひけらかすには相手が違いすぎる。 ) 頑張った事が常に最良だとは限りませんわ。 それでは、悪事を頑張った、殺人を頑張った、そんな風にも言えてしまいますもの―― けれど、そう考えられる貴方が羨ましい。 私もそんな風に世界を感じてみたい。( 罪深い事かもしれないけれど、この娘のように 草原を通り抜ける風のように世界を感じることができたなら きっと素晴らしい。 しかし、そう思う事は自分には無理だ、という事と同意。 浮かべる微笑みはやはりほろ苦い。 ) [Wed 26 Sep 2007 03:39:30]
アレックス > それには少し時間が掛かります。日が昇ってからになりますけど、それでも宜しい?( まず、照合するには彼女のほかに似顔絵を描く人間とブラザー・ピエールの事を知っている人間が必要だ。そろそろ朝課の為に起きだす時間だが、今すぐにとは行かない話。 しかし、物が物だけに多少迷惑はかけてしまうかも知れないが―― 彼女に椅子を勧めながら、そんな事を考える。 ) リヒャルト?お知り合いですか? ・・・・・・ 懺悔とは、神の前で自らの罪を告白する奇跡。罪を認め、悔い改める為の儀式の事ですわ。( 即罪の許しが得られるとは限らないが、罪の意識から開放し、道を改める為の神秘。単なる人生相談ではなく、れっきとした教会の奇跡だ。 ) ・・・ 見ただけでは詳しい事は判りませんけれど、みだりに触れてはならない物のようですね。 貴方は・・・ これをどうしたいとお考えに?( こと、とテーブルの上にそれを置いて、娘の顔を見る。 眼が良くなる、信じられないくらい遠くが見える、暗くても平気、壁とか透ける―― 持ち主に何かしらの影響を与える物のよう。 この手の品物は、普通の人間が手にとって良い物ではないと思う。 力を持てば使いたがるのが罪、分を超え、過ぎたる力は人間には必要は無い。 それが神の手によって与えられた物であったとしても、だ。 ) 私は、手放す事が賢明かと思われます。 けれど、何かしらの秘密があるのであればそれを知ってしまった貴方が無事で居られる保証はない。 現に、人一人殺してしまうような事態になっているのでしょう? この大聖堂に保護してもらう事も可能でしょうけれど・・・ ( いかが?と首をかしげ ) [Wed 26 Sep 2007 03:30:26]
ソレディー@不朽 > ( 『あぁあ、ごめんー!? やっぱり、怪我してる〜?』 叩いたら痛むようで、ではこの血はやはり彼女のものではないかと心配そうにしつつ。 ミスマッチな雰囲気二つが廊下を進む。 『分からないなら、がんばったんだって思っちゃえばいいのにー』 だめー? とか。 彼女の胸中は知らず、つい気楽に言ってしまう。 単純にしか考えられないままに。 ―――涙は痛みと苦悩、どちらからくるものか… 応接室に入っても、すまなそうに。 格式は低くて当然、と言うか高低が分からない ) [Wed 26 Sep 2007 03:14:29]
ソレディー@不朽 > ( 木と漆喰の家ならばさして気にならないけれど、街で生活したことの無い娘にこういった建物は異様だ。 洞窟の中みたいと感じるには整然としていて、それよりも硬質な ) ―――〜ぁ、うん、見たいー ( 大変なことかもしれないと思いながら、話してくれるなら是非にと思う。 きっと同じ人だろうけど、違ったら大変だし… 同じ人なら同じ人で、確認できれば一つ迷わなくて済むようになる。 『盗人』 と言われてしまうけど、大聖堂の人なら包帯さんの仲間。 悪い人ではないと思えてしまうから ) ―――〜うん、危ないって、リヒャルトも言ってたー… ザンゲ〜? ( 何それ? と首を傾げつつ、包帯さんの痛ましそうな様子に俯く。 仕方が無いと、言い聞かせている状態だ。 …だから、真相を知りたいと言うのは、仕方が無かったのだと確認したいということでもある… 『仕方が無ければいいのだ』 と、そう思っている ) ―――あっ、大丈夫ー? ( 目を覆った相手の、腕をとる。 自分の視力も、やはりこれのせいか ) ―――〜あたしも、それを渡されて目が良くなったみたい。 信じられないくらい遠くのものがはっきり見えたり、暗くても大丈夫だったりー… あ、じーっと見てると、壁とか透けるの。 それで中身も分かったんだ〜 ( で 『何』 なのかはさっぱりだが。 開けられない容器の中身を、『干した果物みたいな』 と言える由縁 ) [Wed 26 Sep 2007 03:06:45]
アレックス > ・・・ ええ、恐らく。         ひッ ! ( 何処までも自己嫌悪に陥りそうな間に、相変わらずな朗らかな娘の調子が救い。 空気が抜けるように少し肩を落とすような、複雑な苦笑いを浮かべ。 それも、ぽんと背中を押すように叩かれる背中に走る痛みに息を呑むように引き攣ってしまうのだが。 痛みを堪えるように足を止め、身体を強張らせてぷるぷると震え ) ふ、ふふ・・・ そうだと、良いのですけれど 私には良く判らないのです。( 少し眼の端に涙を浮かべ、歩みを再開する。 そう、私には良く判らないのだ。 正しさとは何だろう? 罪を償う為に罪を重ねる生き方の行く末は? 幸福とは? そも、私達は贖罪の為に生き、審判を受けるために生きているのではないのか―― 死ぬ為に生きている。 そう言ってしまえば、この世は煉獄に違いない。 それでも、正しさを追い求めていれば――・・・ 神は、私を見放さないと思ってきたのに。 痛みに滲み出た涙を拭いながら、小さく鼻をすする。 ) さあ、どうぞお入りになって ( 通すのは、応接間―― 数ある中でも格式の低い物だ。 VIPを迎える場所は別にある。 ) [Wed 26 Sep 2007 03:02:45]
アレックス > ええ。どうしても、と仰るのであれば場所柄、似顔絵を作る所もありますが――・・・ ( 人間種の存在が自然と反する事を表すような硬い廊下に靴音を響かせながら歩く。 自警団とは別に、警察機構を持っているという話―― 人物像の照合は自分達やエクソシスト達の仕事にも必要なこと。 ) ベルゼルガ 私も良く存じませんけれど、あまり性質の良い組織ではないようですね――・・・ 懺悔は必要ですか?( 殺しちゃった、と言う娘の顔を一度振り返り、痛ましそうに十字を切る。 何も感じないという訳でもないが、仕方がなかったと思っている印象がある。 罪深い事だが、これも人の負った罪の現れであろう。 この娘が悪いのではなく、罪が悪いのだ。 )( 「今も見ている」。つまり、このパプテスの聖地にも入り込んでいる、という事か―― それを聞けば忌々しげに目を細め、差し出された容器を手に取り―― 瞬間、自分の視界、感覚に訪れる違和感に顔を歪め、眼を覆う。 まるで眼鏡をかけたように、視界の上に重なった白と黒の世界。 それも、直ぐに収まり )――・・・ これは・・・ ――・・・ ( 娘の顔を見て、名前を呼ぼうとしてまだ知らない事に気付く。 ) これは、何らかのマジック・アイテムのようですね・・・。何か、身に覚えは? [Wed 26 Sep 2007 02:51:43]
ソレディー@不朽 > ―――? ううん〜? 後悔、してるのー? ( いけなくはないよ。 でもどうして? 足りないと思うところがあったのだろうかと、ほんの一時目にしただけでも、少なくともそんじょそこらの民兵よりはずっと頑張っていたように見えた彼女の言葉に不思議そうにしてしまう ) …え? …え、恥ー? ( どうして? とおろおろ視線を彷徨わせ――― 食って掛かるような言葉と、それが尻すぼみになる調子を心配そうに。 やがて ぽん と肩を叩く。 背中が痛いとか、知らない ) ―――〜よく分からないけど… どうすればよかったか分かるなら、また、頑張ればいいよ〜 頑張りやだねー ( 凄く真面目なのはよく分かる。 何だか苦しそうに見えるのをかわいそうと思ってしまうけど、それは好ましいものに見えて、笑う。 促されるまま、後に続こう )   ( 一度だけ、礼拝堂を振り返った )   ( あの中にもベルゼルガはいるのだろうか? ) [Wed 26 Sep 2007 02:50:00]
アレックス > もっと上手くできなかったのか。もっと努力できなかったのか。いえ、一人の人間に出来る事などそう多くは無い事は判っています。けれど、今よりもっと良い結果を望むの は―― いけないことでしょうか…     済みません。 私は・・・ 恥知らずです。( 何を?と問われ、顔を上げ 食って掛かるように言葉が漏れた。 けれど、そんな勢いも尻すぼみ。ただ、自分の事を認めて欲しいだけだと恥じ、俯いて唇を噛む。 聖女と言葉を交わした夜から、どうも不安定―― 私は、正しいのだろうか? そんな想いが、誰かに認めてもらいたがる。 何て貪欲で薄汚い、恥知らずな女。 だから主は罰を与えるのだろう。 ずきりと背中が痛む。 )・・・ では、おいでください。ご案内いたします。( 礼拝堂で話すには込み入った内容。折角尋ねてきてくれた相手に告解室で聞くのも憚られる。 教会の中と外を分つ扉を指し示し、先導するように足を進め。 ) [Wed 26 Sep 2007 02:34:45]
ソレディー@不朽 > ( 互いの事情を知らないどころか、やっと会えたのにまだ名乗り合ってもいない仲。 包帯さんの苦労は知らず、面倒を持ち込んでいるという意識があるのかといったところだ。 危険な物というのは分かる。 だから、相部屋の青年とも別行動なのだけど… 『これ』 と一緒にいなければ大丈夫という意識もどこかにあって ) ―――〜なんとかって、何をー…? ( それは、たくさん人が死んだ。 あんな事にはならない方が良いに決まっている。 でも火葬をそれはそれとして受け入れている娘にとって、何が問題だったのかはよく分からない。 苦笑を見つめて首を傾げる。 苦手でも、嫌がってないなら気にせずに ) 吸血鬼ー? …ぁ、うん… どうしよう〜? ( 名前くらい聞いた事があっても、ピンと来ないモンスターだ。 ようやく会えた尋ね人、つい口も軽くなったが――― 静謐な空気を感じれば、そのまま立ち話をするのも憚られるような気もする。 相手の血を気にしているわけではないのだけど、話の内容も牧師殺しについてなら、中に入った方が良いだろうか? 『血は平気ー』 と言いつつ、周りを気にするような素振りを見せた ) ―――〜顔は、分からないんだー… ( まさか暴いてとも言い難い。 どうして風葬ではないのかと的外れなことを考えながら、把握が下手なりに人相を伝え一致するなら納得しよう。 …彼女のことは、信用している… ) 『奴ら』 …ベルゼルガっていう、お金をもらって人も殺す人達みたい。 …返してって言ってきた人もそう言ってたよ… 渡しちゃいけないと思って、一人、殺しちゃった。 自警団に言いに行ってる間に、死体は無くなっちゃったけど… 今も、見てるよ。 ( 今の自分のように壁が障害にならない感覚器を持っている相手の可能性もこうなると否定できないが。 付き纏う気配は健在。 …懺悔のような神妙な調子で、けれどさらりと事実を伝える。 これだけでは、やはり要領を得ないかもしれないが… )   ( うん、と頷いて… 差し出された手に円筒形の容器を渡した。 自分にとってはきっかけが訪れるまで気付かなかった変化。 けれどもこの聖遺物によってもたらされる特殊能力は、所有者によって異なる。 彼女がどういった影響を受けるのかは、分からない ) [Wed 26 Sep 2007 02:23:05]
アレックス > 私は、吸血鬼狩りなのです。 今日は捕り物があって―― 気になるようでしたら、少し待っていただければ。( 着替えてまいります、と。 込み入った話になるようなら奥へ通した方が良さそうだが、さて。 どうしましょう?と首をかしげ。 ) その特徴から言えば、間違いないでしょう、けれど残念ながら、すでに埋葬は済んでいる事でしょう。( 首を横に振る。 写真など無い時代、既に埋葬された者の顔は記憶に残るだけ。 )奴ら―・・・? たしかに、奇妙な預かり物ですわね。見せていただけますか?( 預かった経緯など、詳しく聞きながら手を差し出してみよう。 宗教的な装飾の筒に入った干物、どこか呪術的な印象がある。下手に触れない方が良さそうだが、この娘も困っているのだし、力になってやりたいところ。 ) [Wed 26 Sep 2007 02:02:00]
アレックス > ( 他宗教による諜報活動への報復行為では?という意見が多い中、何やら大聖堂の中にも不穏な空気が漂っている気はする。大聖堂に血塗れの行き倒れと言う時点で大事件ではあるのだが、彼の死は"予期されていた"印象がある。 とはいえ、自分も長い事仕事を空けてしまい、現場への復帰の為に、虫の知らせのようなこの予感にそう関わっても居れずにいる。 立て続けに起きるヴァンパイア・ハンターの不審な死と、それから導き出されたハンターが狙われているのではないか、という警鐘。そして、あるハンターを襲った覆面の襲撃者。 そして、悪戯に"増やされた"と思われる未熟な吸血鬼達の討伐報告。 それが始末された場所で棺桶を担いだ女度々目撃されているよう。 次から次へと悩ましい事だ。 ) ええ、けれど・・・ もう少しなんとかできなかったのか。そんな詮無い事を考えてしまいます。あの場ではアレで最善だったのはわかっているつもりなのですけれど( 照れる娘を前に、そう苦笑を零す。どうしても堅苦しくなってしまって、こういうのはニガテだ。 何時からだろう。 ) [Wed 26 Sep 2007 02:01:52]
お知らせ > 人影さんが退室されました。 『―――』 [Wed 26 Sep 2007 01:41:19]
人影 > (――幸いにも、まだ怪しむどころか、意識にすら上っていないよう。 はたと周囲をうかがえば、熱心な信徒から浮浪者まがいまで、幅広く散在している。 ……そうか、このままここに居てもそうそう怪しまれることもない、のか。 ……では、遠慮なく様子をうかがわせてもらおう。最終的にそれがどちらの手に渡ろうとも、情報としてそれを知って置く価値はあるし、なにより自分はそのための役柄を背負っている。 ―――目立たぬよう、静かに姿勢を崩すと、手近な椅子に腰をかけ…――様子を伺いながら、そのまま背景の一部に溶け込んだ。) [Wed 26 Sep 2007 01:40:46]
ソレディー@不朽 > ( 『牧師』 という情報を得た時点で、持ち主?に返そうとしている娘の取る行動は限られる。 その足取りを追うよりも、知っていそうな人に尋ねるのがいいと。 知恵は足りないかもしれないが、そこは相部屋の相談相手から入れ知恵があったりもするのだろう。 娘も一応、人並みではあるのだし。 ―――ただ、やはり一般人から持ち込まれたそれを、どう受け取るかというのは大聖堂にとっても難しい問題かもしれない。 教会関係者が回収するのならともかく、公式発表では聖遺物の件に触れていないのだから。 それを聞く彼女も事態を把握していないとなると、どうなるか ) ―――〜うんー…? 皆でがんばったんじゃない〜 ( 謙虚さが何だかくすぐったい。 『仲間』 な感じのする話ができるのが嬉しいのもあって、てれてれ ) ………うんー? ( 『私のものではありません』 …なら、返り血? 獣でも捌いたかと思うけど、それは何だか違うような気がして… では戦いかと思えば、やっぱり心配だ。 大丈夫なら、良いのだけども。 『それならよかったー』 と微笑む顔は、頭を下げられたことに困った風に ) ―――〜ぶらざーぴえーる? …街でぶつかって、預かり物をしただけだから、名前分からないんだけどー… 顔、見られないー? ( さてどうしたものかと天井を仰ぐ。 …その人は、殺されたのか… 『殺した』 と言っていたから、やはりそうなのか ) …あのね、『奴ら』 に渡さないでって、薬入れみたいなのを預かったのー… 茶葉とか入れるみたいな… 開けられなくて、中身が分からないんだけどー 干した果物みたいのが入ってるんだ〜 ( 狩り装束の一部として密着しているポーチから、それを取り出す。 宗教的な装飾の施された、掌に収まる円筒形の容器。 【不朽体:眼】 ) …これ、何か分からないかなー? …どうすればいいのかな〜… ( 作法は知らないけども、人が二人は死んでいると思われる物。 見つめる顔は難しく、間延びした声でも笑みは無い ) [Wed 26 Sep 2007 01:37:56]
アレックス > ( 監視者の事など知る由も無く、特に意識には入っては居ない。 夜中まで祈りを捧ぐような熱心な信徒も少なくは無いし、雨風を凌ごうと入り込んでくる住所不定の者も多い。 どんな者にも、大聖堂の扉は開かれている。 夜中故、大きな声で喋る訳ではないが特に声を潜めもしない。 静かな空間故に聞き耳を立てようと思えば立てられよう。 ) ええ、貴方がたの活躍のお陰で五体無事で居られました。 ありがたいことです。( 表情を隠さない娘の躊躇い、そしてこちらを伺う視線にやや俯く。 ) 匂いますか。 これは、私の物ではありません。 大丈夫。 元気ですよ。( 肩を落としてしょげる娘に苦笑を浮かべながら、すみません、と軽く頭を下げる。 血で穢れたままこの場に留まり、来客に対応するのは憚られるが 着替えるまで待てというのも不躾、我慢して頂こう。 ) 竜騎士――・・・? ぁ、ええ。 血塗れの・・・?( てんで場違いな言葉に眼を丸め、続く言葉に眉を寄せる。 最近の出来事で血塗れの牧師と言えば・・・ ) ブラザー・ピエールの事でしょうか? 彼は一週間ほど前、この大聖堂の前で遺体で発見されました。 彼の御霊はもうすでに神の手に委ねられている事でしょう。 ( 大聖堂に身を寄せていると言っても、その活動全てを把握しているわけではなく、むしろ専門的な分野を活動の場にしている為、表向きの事しか耳にしていない。 痛ましそうに眼を伏せ、十字を切った。 ) [Wed 26 Sep 2007 01:23:11]
人影 > (――やはり、そうか。少し頭がよければ、大聖堂に直接問い合わせるというのが真っ先に思いつくべき手段だ。事情や思想、立場などでそうしないものも多いだろうが―――…内心の舌打ちを無言で心に呑み、小さく溜息をついた。 …この後の転がり方にもよるが、あと少し、様子を伺ったら撤退を考えなくてはならないだろう。) [Wed 26 Sep 2007 01:11:14]
ソレディー@不朽 > こんばんは〜 うん、包帯さんも大丈夫だったねー ( 拘束も鞭打ちも知らない娘は、『良かったよー』 とのん気な笑みを浮かべて――― けれどその距離が縮まると、表情が曇った。 これから話そうとしている事もそうだけど… このニオイは? それに、包帯さん何だかやつれてやしないか? ) ―――…怪我、したー? …大丈夫〜? あ、お腹空いてないー? ( 野宿していた時、全財産を持ち歩いていた時なら保存食なんかも持っていたが… 言ってから、今はそれらを宿に置いていることを思い出す。 軽い鞄に、『ごめんね、今持ってないや』 とか、しょんぼり ) ―――〜あ、ええとねー… うん、竜騎士になるのって、どうすればいいのかな〜? …って聞きたかったんだけど… それよりー… ( 何か妙なことを口走りつつ、それは脇に置く気配だ。 そう、それより、今は ) ―――〜ね、傷だらけで血まみれの牧師さん、知らない〜…? 預かり物したのに、取りに来なくってー… ( 娘の声は、子どもみたいな感じでそれなりに大きい。 身体はもう大きくても、中身の問題で、静謐な礼拝堂では色々と問題だけども、とりあえずここまでは監視者の耳にも届くのではないか ) [Wed 26 Sep 2007 01:07:20]
アレックス > ( それは監視者にとっては不幸な出来事だ。 立ち上がったのは先の鼠戦争で敵味方の区別なく火葬に処した"炎の魔女"。 公開の鞭打ち刑に処された日から二十日あまり、傷が癒えるか癒えないかの間に職務に復帰し、吸血鬼に杭を打ち込み、葬ってきた所―― 「貴方の行いの先に幸福はあるのか?」そう問うた聖女の声に答えられる言葉は未だ持ち合わせては居ないが、吸血鬼というバケモノは血を啜り 感染を広げてゆく。 鼠戦争でも誰かが言っていただろう。 これは生存競争だと。 ) ( さておき、地下に拘束されていた間、そして治療の間に何度も尋ねてきていたという山人風の娘。そう何度も尋ねられれば、無作為に行った行為で、意識もしていなかった印象も鮮明になるというもの。 そうだ、困ったことがあったら此処を尋ねろと言ったのは私。 ) ごきげんよう。 まずは貴方の無事を主に感謝致しましょう ようこそ、大聖堂へ。( 手を振り、にこやかに歩み寄ってくる娘に祈るように両手を組んで見せた。 この出会いは単なる偶然。 何度も尋ねてきていた事は把握しているが、彼女の負ったものまで知る由もない。 何か困ったことでもあったのだろう、と僅か、口元に微笑を浮かべ ) [Wed 26 Sep 2007 00:56:44]
人影 > (―――状況は最悪へと転がった。 あれは、確か聖堂騎士…――悪魔襲撃事件やら、鼠事件やらで功名を挙げている女だったはず。その特異な容貌で覚えてはいた。――不審と疑われれば、良くて両断、悪くて捕縛…どちらによせ楽しい未来は迎えまい。 …近づくのは諦め、ただの信徒、として祈りを捧げるふりに没頭する。 ――もともと監視役、視力に自信はあるが聴力は一般並みだ。 聞き耳を立てたところで、どこまで伺えるかは疑問であるが… タイミングが悪すぎた。仕方ない。) [Wed 26 Sep 2007 00:46:41]
ソレディー@不朽 > ( 娘の質問は単刀直入で、順を追わない。 神職であればそんな相手も慣れているかもしれないけれど、やり取りにはそれなりの時間がかかった。 付き纏う視線は建物の中でさえ感じているものの、それは宿で床につく時だって離れない。 ぱっと見た範囲にその子ども?しかいなかったとしても、今更その子が視線の主であるという意識は持てなかった。 ただ、この時間であればあまり人がおらず、自分が訪ねても教会の迷惑になり難いとは知っている。 遅くに珍しいな、と思うだけ ) ―――〜えー? ( いつもは一応取り次いでくれようとするものの、何だかんだで会えずに帰される。 そのうちいつかと思いつつ、今日もだめかなとも思っていたら指される背後 )   ( 伸び放題の赤毛を大雑把なポニーテールにした赤銅色の肌の娘は、礼拝堂に向き直る。 もう一人のローブさんが、尋ね人その人だった ) 〜あ、ありがとー! そう、あの人ー ( やっと会えた、と嬉しそうに笑って、修道士にお礼を。 魔女とさえ言われてしまう彼女にヴェイティアンが何の用かと視線を往復させる彼からさくっと離れて、手をふりふり 『包帯さん』 名前を知らない彼女のもとへ足を進める )   ( ベルゼルガとしてはのっぴきならない状況かもしれないけども――― 大聖堂の公式発表に、聖遺物の件は含まれていない。 外部からもたらされたそれにどう対処するかは、展開次第か ) [Wed 26 Sep 2007 00:43:01]
アレックス > ( 墓標じみた長椅子が規則正しく並ぶ礼拝堂の中央、海を裂いた奇跡のように敷かれた絨毯の先、跪いて祈りを捧ぐ闇に沈むような黒い長衣。 下ろされたフードの背中には二つに編まれた金の髪が絨毯についている。 開かれた扉、忍び寄る足音―― どちらもこの静謐な空間では容易に聞き取ることが出来る。 包帯さん、と緊張感のない声―― 声を掛けられた修道士は、祭壇の前で跪いたその人物を指し示す。 )――・・・ どうか、心弱き彼らを許し給え。 許されざる罪を犯した彼らの魂であっても、どうか暖かなその手に委ねられん事を。( Amen―― 十字を切る。 蹲った人物から漂うのは、聖堂に似合わぬ血の匂い。 黒い長衣を揺らしてその人物は立ち上がり、振り返る。 露出部分を殆ど包帯に覆われたその姿は、魔女アレッサンドラ・クレメンテ )・・・・・・ あら。( 視線の先の、山人風。見覚えのあるその姿に、視線を止めた。 ) [Wed 26 Sep 2007 00:29:55]
お知らせ > アレックスさんが入室されました。 『 祈りを捧ぐ 』 [Wed 26 Sep 2007 00:29:45]
人影 > (――その姿は小柄で、ぱっと見、子供のように見える。ただ、頭からすっぽりと被ったフードと、足元まで隠す大きめのローブが体型はおろか顔まで隠し、結局のところその人影がどういう人物であるかは解らなかった。 そんな怪しい人影が目立たなかった理由は、それが携えた十字を両手で握り締め、静かに祈りをささげていたからである。――恐らく、何かしら顔を見せたくない事情があるのだろう。 …異端には辛辣であっても、同胞には優しい。それがパプテス教徒の長所であり、また短所でもあった。 ――聖堂騎士なり審問官なりがいればまた違ったのだろうが。) ………。(その実、その人影は祈るふりをして、じっと一人のネイティヴの様子を伺っていた。 ――ベルゼルガ。 それが人影の所属する組織の名前で、普段は監視役であるはずの身でこれだけの接近をしている理由といえば、ひとえに焦っていたからだ。 …いくらなんでもネイティヴの女が持っているモノの正体が知れれば大聖堂は回収しようとするだろうし、ひとたび大聖堂に収容されてしまえば奪還の可能性はゼロに等しくなる。 ――さしあたり、女と会話している信徒らしき男が離れるまでは、じっと様子を伺おう。) [Wed 26 Sep 2007 00:20:43]
お知らせ > 人影さんが来ました。 『―――ひた、ひた』 [Wed 26 Sep 2007 00:16:09]
ソレディー@不朽 > ( ―――とりあえず、大聖堂だ。 他にもたくさん教会というのがあるのは知っているけれど、それらが子どもとすれば大聖堂はお父さん・お母さんというイメージ。 単純に大きいし、何より何度も通っていて、偶然にせよ知り合いが在籍しているというのも訪ね易く、ここへ来た。 もっともその知り合いのことは今回の件に巻き込まれる以前から訪ねていて、何だかんだで面会は叶っていないのだけど。 …戦地で 『困ったことがあったらパプテスを』 と言ってくれた彼女のぴんと伸びた姿勢が、その言葉がおざなりではないと思わせてくれている )   ( 『よく訪ねて来るヴェイティアンの狩人がいる』 という話は、ちょっとした騒動になってしまったという経緯もあってそれなりに有名だろう。 もう、弓矢を携えて入って行っても 『また来た』 と言った感じ。 ―――でも今日は別件で… 身軽な方が良いという割と緊迫した状態であれば、元々の要件だった 『竜騎士になるにはどうすればいいか』 という話で必要になる(かもしれない?)父の長剣は持っていない )   ( 人一人殺してしまう原因になった預かり物… 円筒形の容器の中身は、透視してみても成分分析ができるわけではなく分からなかった。 押し付けて来た牧師さんも殺されたと言うし、それが何かを知りたいと思う。 …盗品、とも聞いたが… どういった経緯で自分の手に渡り、自分のした事は何だったのかを、知りたいと思う。 ―――今まさに開こうとしている礼拝堂の扉。 その足元でその人が死んでいたというそれなりに有名なニュースは、確信に至らないまでもリヒャルトから聞くことができただろうか。 …少なくともこの娘よりは、新聞とか読むだろう… )   ( 手入れされた扉は、重たい感触に反して蝶番が鳴ったりしない。 夜でも灯りの落ちない礼拝堂にそろそろと足を踏み入れて――― 相変わらず慣れない威容に圧倒されながら、船を引っくり返したような屋根の下を祈るでもなく奥へと進む。 やがて見つけた教会関係者と思しき男性に、すぐに声をかけることはできなかった。 ―――言われるまで思い出せなかったけど、殺されてしまったらしい彼と、同じ服装 )   …ん、こんばんはー…   ( 一拍遅れて元気なく微笑んで、『包帯さんいるー?』 『傷だらけの牧師さん知らないー?』 と、例によって要領を得ない要件を伝えよう ) [Wed 26 Sep 2007 00:13:26]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが来ました。 『( パプテスと言えば )』 [Tue 25 Sep 2007 23:42:06]
お知らせ > 九栄@不朽さんが退室されました。 『 棄てられた吸殻だけが、ちりちりと。 』 [Thu 20 Sep 2007 00:09:53]
九栄@不朽 > …っていっても、目撃例もほんと、ただ見ただけっぽいし―――おいそれと詳細に聞き込むワケにもいかないし。(首筋をぽりぽりと掻いて、ふぁ、と欠伸をひとつ。ちびた煙草をぽいと投げ捨て。) ………今日は店仕舞にしましょうか。(まだ、調べ始めたばっかりだ。そのうち何らかのヒントだって転がり込んでくるだろう。) [Thu 20 Sep 2007 00:09:29]
九栄@不朽 > ……まぁ、ね。 実際、そこらへんは解けなくってもいい謎なんだけど。(問題は、誰が、どうして殺したか――であって。 どのように死んだのか、はあまり重要ではない。 …今は、まだ。) …………こうなってくると、もうちょこっとヒントが欲しくなってくるところ、なんだけどね。(夜も更け、人通りのない裏路地へと入り。聞こえよがしの独り言を繰り返しながら、煙草をふかす。)   ――――んーぅ。 ちょっとばかり、あからさますぎたかしら。(…ここのところの視線も、感じるような感じないような。…まぁ、こんな見え見えの誘いに乗ってくれるようなら、何の苦労もいらないか。) [Thu 20 Sep 2007 00:05:21]
九栄@不朽 > ……発見場所っていえば、あれも不自然よね。 …ほら、手形の位置。 ――息も絶え絶え、絶命寸前で辿り着いたわりに…妙に位置が高かったのよね。(立っている余裕があるのだったら――逃げ込んだのなら――うん、ドアは開けるはず。)……でも、ドアは開けなかった。 …それとも、開けなかった?(んふん、と鼻を鳴らして小首を傾げる。――とん、と唇から外した先端から灰を叩くと、またぶらりと…――歩く。 人気のない方へ。) [Thu 20 Sep 2007 00:02:32]
九栄@不朽 > (ぶらぶらと緩い歩調のまま、独り言で愚痴り――とすん、と背を壁に預ける。…さて。)――それじゃあ、問題のその犯人は誰だったのか。 …機密にしろ、モノにしろ、命のやりとりがあって結局最後には大聖堂に縋った。 …仮にもパプテスの神父がそうするっていうなら…――やっぱり、悪魔だの魔女だの絡みかしらね。(そういった、所謂”異端”が絡んだときの彼らは、それこそ鬼や悪魔もかくや、だ。――それさえなければ、人道的で優しい、いいひとたちばっかりなのに。)それさえなければねぇ…――――――あぁ、さっきのシスターちゃんも可愛かったわぁ。(第一発見者の、哀れなシスターを思い返して溜息をつく。あんな可憐なシスターでも、ぱんつくれっていったら誰かみたいに殴られるんだろうか。…いやシスターじゃなくても殴るか。) ――いやいや、そうじゃなくって。 [Wed 19 Sep 2007 23:58:22]
九栄@不朽 > 追っ手を撒くにしたって、生きるの死ぬのの間際でやって意味のあることじゃあないし…――。(死体も、見た。放っておけば、確実に死に至る深手だった。それなのに男は誰かに追い立てられるように傷ついた体を引き摺っていたし、それはつまり追われていたということで――死に体の男を、わざわざ追う理由。) 仮説その1、何らかの機密を誰かに喋られたくなかった。 仮説その2、確実に殺害することに何らかの意味があった。 仮説その3、 …――その命のほかに、何らかの目的があった。(…3、くさいなあ。ポケットに突っ込んだ手で、その中にある小さく干からびた物体を弄ぶ。――これを押し付けられてから、身に覚えのない現象は発生するわ、得体の知れない何かに見張られるわ。さんざんだ。) ……あぁ、失敗したなぁ。(とっとと捨てておけばよかった、と口の中で呟きながら、ふぅ、と煙を噴き上げる。) [Wed 19 Sep 2007 23:51:37]
九栄@不朽 > …大聖堂といえば、聖堂騎士なんて抱えてる、聞こえは悪いけどいわば武力派閥の一派―――懐に飛び込んじゃいさえすれば、安全だっていうのは誰だってわかる。(なのに、ピエール某は態々、街中を巡り歩いた、らしい。…試しに聞き込んでみたら、ちらほらとそれらしき目撃者の話が聞けた。――実際、自分もすれ違ってるわけだし。…ごそり、と懐から煙草を引っ張り出し、咥えてかちんと火打石を打つ。――夜道の暗さに、ぽっと小さな火が灯った。 [Wed 19 Sep 2007 23:44:20]
九栄@不朽 > (全身に負うた傷は深く、必死の思いで辿り着いたが手遅れだった――物取りにでも襲われたのだろう。 …この話を振ってきた同僚はそう解釈し、なるほどその説は確かにありそうだ。似た話なら日常的にそのへんに転がっている。) ――でも、ねえ。(釈然としない。というより、明らかに有り得ない――話だろうと、思う。…つい今しがた辞したばかりの聖堂の内、発見現場とやらを思い返しながら、誰にともなく呟いた。) [Wed 19 Sep 2007 23:39:46]
九栄@不朽 > (―――大聖堂。 静謐に佇むその敷地の内側で、ひとりの男が死んだらしい。) [Wed 19 Sep 2007 23:35:42]
お知らせ > 九栄@不朽さんが入室されました。 『――外周。』 [Wed 19 Sep 2007 23:34:59]
お知らせ > 巡回牧師さんが帰りました。 『――そして数分後、修道女の悲鳴が響く』 [Wed 19 Sep 2007 16:55:30]
巡回牧師 > (男の首が項垂れる。 いつ首に糸が巻きついたのか。 そんな疑問を抱くも、もう遅い。 気絶している間に、彼の身体からは致命的な量の血液が流れ出るだろう)(そして蜘蛛も姿を消す。 あまりにも細く、しかし強靭であった糸は巻き取られ、男の首に後は残らず、そして自警団も最後に何者かが介入したことには気付かない。 『何処かで襲われ、ここまで逃げてきた』 そう解釈するだろう。) [Wed 19 Sep 2007 16:55:17]
巡回牧師 > 『だから人間は馬鹿だというんだ』(顔を上げる。 そんな、馬鹿な。 だって俺は、帰ってきて。 ここに。 ここは教会で。 こんな化け物なぞ)『待ち伏せするのも楽だったぞ。 お前の拠点は此処だ、というのは明白だったからな。……まあ、もっとも小細工はしてくれたようだが』(男の上。聖堂の尖塔からぶら下がっていたのは、巨大な蜘蛛。――男はまるで陸に上げられた魚のように口を開けたり閉めたりするが、まったく声が出てこない。 何故だ。 がぼがぼと、酷く嫌な音が喉から聞こえてくる。 息ができない。 何故だ)『……俺の糸は細すぎてな。巣を作るのには向いてないが――』(そして気付く。 首に絡みついた、一本の銀の糸。)  (これだ。 これが、俺の。 俺の首を、絞めて)『安心しろ。窒息死は糞尿が流れ出て見苦しいからな。気絶するだけだ。――もっとも、その間に手遅れになるだろうが、それまでに人が来ないとも限らん』(一転、男の顔が絶望に彩られた。――助かると思っていたのに。なんで。どうして) [Wed 19 Sep 2007 16:53:14]
巡回牧師 > (奴らのお目当ての品はバラバラにして町中にばら撒いてやった。もうこれで何もできまい。 たとえ俺を殺したとて、奴らが全ての部位を回収するのは不可能だ。 は、はは、どうだ、見たか化け物どもめ。 これが人間様の底力だ)(げらげらと笑いながら、男が戸口に手を伸ばす。 手当てしなければ助からない。 だが――ここは教会だ。魔法を扱えるものもいるだろう。だから大丈夫。 長くないかもしれないが、きっと助かる。 助かるはず)……ッ!? な、何故だ……ッ! 鍵が――鍵が、ドアに……?!(開かない。扉が開かない。 普段は解放されているはずの戸口が、何故か。 力なく血塗れの拳を叩きつける。 ノックしたつもりでも、それはべしゃり、と聖堂のドアを赤く汚しただけだった) [Wed 19 Sep 2007 16:48:26]
巡回牧師 > は、はは、げほッ……ぜぇ、はぁ、は……ははッ!(その男は、笑っていた。 身に纏った黒衣は血を吸ってじっとりと重くなり、まるで鉛のよう。視界は霞み、耳の奥ではゴウゴウと風が吹いているような気もする。 もう長くない。 自分でもはっきりとわかる。 だが)は、はっは……や、やった……して、やったり、……だ……ッ!(血反吐をはき、大聖堂の戸口へと這いずるように進みながら、男は笑っていた。 勝ち誇ったように、げらげらと。 まるで狂気に取り付かれたかのように) [Wed 19 Sep 2007 16:45:25]
お知らせ > 巡回牧師さんが来ました。 『――その男は、笑っていた。』 [Wed 19 Sep 2007 16:43:08]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『単純な話、私はこぅ、彼女が普通に笑って眠ってそれが得難い事だと感じで欲しいのだ。』 [Sun 9 Sep 2007 04:30:00]
お知らせ > アレックス@僧房さんが帰りました。 『最後にお叱りを受け、しおらしく頷いた。目的があるのなら、休むのも怠惰には当たるまい。』 [Sun 9 Sep 2007 04:26:07]
セレス > ( 根本まで遡れば、願う事は同じ筈。 清浄な世界の為に身を尽すという行為も同じ。 ただ其処に至る経緯とか、生まれ育ちと人格の差がこうも大きな差を両者に与えて居る。 どうしたって話は噛み合わなくなると言うこと、聖女認定にも分からない。 ) 扱ったのは私ですけれど、所有権は私にはありません。 色々と手を尽しても駄目かもしれませんけれど、それでも良いのでしたらクリスティアに案内しましょう。 貴女は大聖堂の人ではないのだし、若しかしたらどうにか―――うぅん、まぁ、見るだけならどう、にか。 ( 少し歯切れが悪いのは、本気で自分が「聖女」という地位を押し通して何処まで罷り通るかも分からないから。 実質上の権力というものは多分無い。 聖女の頼みを教会が拒否できない、という風になってくれれば良いのだけれど。 ) それには先ずしっかりと休息をとって怪我を治す事です。 それと、クリスティアは寒くて自然の厳しい国です。 体調も整えてからでないと駄目ですよ? ( 連れて行ってあげませんから、と小さく笑った。 丁度そんなタイミングで忍ばせるような足音が響いて、迎えが来たのに気付く。 ) 今日はこれで帰ります。 …此方でそういう風にお話しは通しておきますから、準備が出来たら聖教会管轄の教会にお越し下さいな。 [Sun 9 Sep 2007 04:20:08]
アレックス@僧房 > ( 元々そういった事に罪悪感や拒否感を感じる性質で、火傷を負ってからはよりその傾向が強い。吸血鬼を絶滅させようと、何で思ったのかも普段の思考からは除外されている。 正しさ、に取り憑かれて、方位を定めて後はひたすら真っ直ぐに走ってきた。 障害を乗り越え、弱点を克服し、甘さを切り捨て、不要を切り捨て、それでもまだ届かない。 とっくに息切れして悲鳴を上げてるのに、気付かない。 うぅん、と考え込むような聖女を前に肩を落とし、駄目、といわれなければ生気を取り戻したように眼を輝かせ ) ええ、それです。 一度拝見する機会がありましたが、もう一度、この眼で見て見たいのです。 見ることが出来たら、きっと 私は大丈夫。( 兆しはある。 足りないのは具体的で、確かなイメージ。 実在するものであれば、それは大きな裏づけだ。 ) あれでは、駄目なのです。 ( 【偽罰誓願】、と名を聞いて首を横に振る。あれは穢れも内包するもの。 あんなものはいらない。 あんなものは聖剣と認めない。 ) 聖教会で保管されている以上、私はセレスティア様を頼るしかないのです。どうか――・・・ ええ、持ち出す事は出来ませんでしょうから。( 跳ね上がった聖女の声のトーンに眼を丸くし、首を傾げるも、頷く。 どうなされたのだろう?とか、そんな顔だ。 ) [Sun 9 Sep 2007 04:04:21]
セレス > ( 彼女は極端なのかもしれない。 戦うために休むとか、何かを成す為に人を頼るとか、一番簡単で一番大事なことだ。 駆け抜けようとするからそれが見えなくて、そういう事を軽視しがちなんじゃなかろうか。 真っ直ぐで曲がらない人だし、こんな風に言葉だけ連ねても届かないかもしれない。 ) むぅ、う? お願い、ですか? ( どう言えばもっと肩の力を抜いてくれるのか、と行き詰った所。 ふと。 ) 聖剣…聖典概念“χ -O Was”ですか? ああ、此方では“LOST ONE”でしたっけ。 ( 擬似聖典“LOST ONE”と呼ばれている筈。 あれは聖教会が神代の聖典を模倣して作った一番新しい聖典概念。 過去ヴェイトス市の裏で行われた「聖剣戦争」の中で壊れずに残った2つ、大聖堂の【偽罰誓願】エクスキューターと聖教会の【聖典概念】カイオヴァスは各々の教会が厳重に封印管理している。 勿論、当時聖教会代表として手にした私も、それ以来目にしていない。 ) む、ふぅ、【偽罰誓願】では駄目なのですか? 聖教会にかけあってみる事は出来ますけれど、見せることが出来るかどうかまでは――――あ…そう、そうだ、それなら先ず、当然クリスティアまで来て頂く事になりますよね? ( あ、良い事おもいついた! という閃き&喜び満面の顔と声色で問うた。 問うまでもなく聖剣を聖教会から動かせるわけもなく、そういう事なのだが。 ) ( これにかこつけて慰安旅行、してもらえば良い。 私もお友達が国を訪ねてくれるのは嬉しいし、良い事だらけだ。 ) [Sun 9 Sep 2007 03:49:27]
アレックス@僧房 > ――・・・・・・ はい。( では、誰が為すのか。そう口にしかけるも、口を閉ざす。この聖女は私を責めている訳ではなく、私を心配し、私のせいではないと、そう言ってくれているのだ。 己を救わんとするあまりに肯定してくれる相手に爪を立てるような事に恥じ、俯き、肩を落として頷く。 じり、と火傷の痕が疼くような気がして、ぎゅ、と己の腕を抱き 密かに爪を立てた。 ) ・・・ 努力、します。 ( ああ、でも―― 首を横に振る。 ) 私には、どうしたら良いのか――・・・ ( 休む事に罪悪感を感じてしまう。 いつも、何かをやり忘れているような気がする。 眠る前、怠惰に眠る事の許しが欲しくて己を鞭打つ。 そんな私は、清くも、正しくないのだろうか。 嗚呼―― 嗚呼! じりじりと、焦がされてゆく。 ) あの――・・・ セレスティア様。 お願いがございます。 ( 己をきつく抱いたまま、顔を上げる。 縋るような視線を向け )・・・ 剣が、見たいのです。 セレスティア様が、手にしていた。 あの、聖剣。 聖教会に保管されていると聞きました。 見せては、もらえないでしょうか。( あの光り輝く剣を、もう一度眼にしたい。 あの輝きは、きっとこの闇を照らす光になってくれる。私に正しさを与えてくれる。 だから、だから―― ) どうか、お願いいたします。( 知らずぬ間に、聖女の手を握っていた。 ) [Sun 9 Sep 2007 03:26:20]
セレス > あなた1人に出来る事はそう多くは無いでしょう。 だから結果の出来不出来があるのは仕方の無い事だと思います。 貴女が病を蒔いたわけでなし、貴女が鼠を解き放ったわけでなし、とった行動自体は間違いではなかったと思います。 ( 見舞いに来た筈がかえって疲れさせている気もする。 でもこのまま突き進ませるのもいけない気がする。 確証の無い、気がする、気がする、で口を利くのは良くないけれど。 ) 自身をもっと労わって下さいな。 志半ばにして死んでしまうくらいなら、少しでも生きて生きている内に何かした方が良いです。 アレックス様はお休みの過ごし方が上手くなさそうです。  [Sun 9 Sep 2007 03:07:08]
アレックス@僧房 > ドルーチ―― ああ、あの 蔦の・・・。 噂を聞き及んだ模倣犯、という線もあるやもしれません。ともあれ、大した実行力を見せていない以上、そう恐れる必要があるものとは思えません。( 首を横に振る。市民のショックに漬け込もうとしたが、消化不良、そんな印象。このヴェイトス市にパプテス信者がどれだけいるだろう?小波は立てど、津波になる程を揺るがし得るとは思えない。 ) 私の目的は・・・ 吸血鬼という呪われた病を根絶する事で・・・ その為に、必要な事をしているつもりです。 そう見えてしまうのは・・・ きっと、私の力が及ばないから・・・。 もっと、上手くやれていれば。 ( 聖女の言葉が重く圧し掛かり、視線が己の膝へと降りてゆく。 そうだ、私の力が及ばないから。 もっと上手くやれていれば、こんな非情な手段をとる事も無かったし、こんな、呪いも受けなかった。 公衆の面前で鞭打たれる事も無かった。 もっと、もっと努力していれば―― ざわざわと足元から不安が這い上がり、落ち着かない。 私はただ、清く、正しくありたいだけなのに。 それなのに、世界は、こんなにも穢れていて。 それを綺麗にしようと思ったら自分も穢れるしか。 ああ、こんなにも、穢れて―― 膝に落ちた視線が滑らかさを失った焼け爛れた両手に落ち、食い入るように見つめた後、聖女を伺うように視線を上げて。 ) 私は――・・・・・・ 間違っているのでしょうか。 [Sun 9 Sep 2007 02:50:26]
セレス > 悪魔崇拝者とかが妥当な所、でしょうか―――此方ではドルーチは盛んではないと聞きますけれど。 ( “ドルーチ派”と呼ばれる悪魔崇拝団体がある。 クリスティアを活動拠点として、アングリマーラにも資金的な繋がりがあるようだ。 二年前にはヴェイトス市でも大きな被害を出したが、それでかえって活動を弱めた、とか。 あの手の団体は他にもありそうなものだが。 ) 貴女が一生懸命なのは分かります。 尊敬できるとも思います。 ただ、そう、「使命」は「目的」の為の通過点で――――貴女の目的は何でしょうか。 私には貴女が、戦うために戦い、死ぬために生きているようにも見えます。 ( 私、聖女認定セレスティアの目的は、平和な世界を少しでも大きく広げて一生を終える事だ。 その為にこの身が起こす奇跡を可能な限り駆使するし、痛みにも耐える。 此処で個人個人の思惑の違いをぶつけ合っても仕方が無いが、彼女が何処へ行こうとしているのかが気懸かりでもある。 真面目で潔癖な人だとは思うけれど、それ故に。 ) [Sun 9 Sep 2007 02:34:06]
アレックス@僧房 > ええ・・・ タイミングは悪くは無かったようですが この無信心なヴェイトス市で大聖堂を槍玉に挙げても共感は得られないでしょう。あれはアララマでもラエでもなく・・・ パプテスの匂いがします。それも、邪悪な。( 私ならば―― 他宗教を騙るだろう。そうすれば勘違いであっても撒いた火種は労無くして勝手に大きくなる。 その間に自分達の都合のいいように活動すればよい。 何とも素直な事だ。 ) ええ、そのように受け取ってもらって結構です。 疫病を防いだ功労者として、そして目的の為に手段を選ばぬ魔女として。 そしてスケープゴートになる事で火葬による反感も抑える要因になった。 大聖堂に貸しができました。( 所詮、私は外国の客分。 本来発言力を持たない私がこの地で目的達成の為によりよい立場を求めるのならば、強い影響力が必要だ。 それを得る為の努力は惜しまない。 得るためには犠牲も必要だと思う。 が―― ) え・・・? え、ええと・・・ ( ああ、まただ。 この聖女は不用意に、無遠慮に内側の柔らかい所に触れてくる。 罪に追われるような生き方と、求める正しさの裏の不安に。 正直な所、わからない。 どうなんだろう? 私の求めるものの先に、は――? 一瞬、酷く恐ろしいものを見るように眼を見開き、言葉を濁し、やがて答えを出せずに俯いた。 )・・・・・・ わかりません。 ( 「お前に何が残る」 声が蘇る。 ) け、けれど・・・ 私の使命は――・・・  [Sun 9 Sep 2007 02:17:47]
セレス > ああ、張り紙の。 あれはなにか、こう、誘導する思惑を感じました。 一つ一つ結びつきの弱い悪口雑言を無理に1つに束ねて―――とても昔の話だとか、露骨に悪い面だけを押し出す感じとか。 ( それほど大掛かりな活動ではないようだし、彼女の言うようにそのうち沈静化していきそうな小事だが。 冷静に読めば誰かの悪意とか作為ばかりが目に付く一方的な文章だった。 読んで直ぐに気付く市民の方が多いだろう。 ) ええっと…それは、ようするに、一連の話で貴女の名前が敵味方共に通用するようにした、とかそういう? ( ゆっくりと噛み砕いて話を整理する。 政治的な考え方は難しい。 教会が根源的な悪を見つければ派遣されて足を運んで、実地でそれを鎮める、という職人仕事をしている身の上。 政とは縁遠い。 聖女という肩書き上敬われはするが、その実態は聖教会管理の便利な道具に過ぎない。 宣伝効果もある。 ) 会う度に思うのですけれど。 ( 問いかけに対して少しズレた回答。 ) 私は貴女が心配です。 ちゃんと食べていますか? ちゃんと休んでいますか? ちゃんと綺麗なものを眺めていますか? …貴女の目指す先に平穏はありますか?  [Sun 9 Sep 2007 01:52:17]
アレックス@僧房 > この一件で、私の名前は知れ渡った事でしょう。 良き人にも、それ以外にも。( すべては売名行為、といえば酷い話。私は名誉を売って、実利を買ったのだ。 ) 「炎の魔女」としての畏怖も、鞭打ちで得られた同情も、私にとっては・・・、私の使命には、在り難いものなのです。( もっと、恐れられれば良いとすら思っている。その後ろ暗い囁き声が抑止力となる。 そして、情け深い人々は私の活動を容認するだろう。 必要な事だと。 ) 人の情けも、利用しようとしている私を軽蔑しますか? [Sun 9 Sep 2007 01:31:15]
アレックス@僧房 > ( "ハーメルンの笛吹き男"事件の慰問に訪れているこの聖女と、顔を合わせている時間はそう多くはない。数度立ち話をし、聖剣戦争で審判役を務めた程度―― けれど、私はこの聖女を尊敬している。 法衣の下に身に着けた、衣服として用を足さない拘束着も、悪魔をその身に宿して鎮める為のものだという。 聖女は教会の暗い地下室に幽閉されるように篭り、日々、そうしてこの世の悪と戦っている。 世にはびこる邪悪に染まらず、その勤めを義務として果たす彼女をとても誇らしく、尊いものだと思うのだ。 ) ありがとうございます。 筋を通した以上、これ以上責任を負う必要はないでしょう。 各地で奉仕活動も進んでいると聞きます。 アンチクルストのアジテーターの活動も耳にしますが、やがて落ち着くことでしょう・・・。 ですが、私の事でどうか、お心を痛ませませぬように―― 。 あれは全て、私が言い出し、お膳立てをしてもらった物なのですから。( 処罰も、自ら進んで受けた物だと言う。 必要だと思った事を施す事に躊躇いは無く、むしろこうして苦しみを負う事はクルストに近づく事だと考えている。 それよりも、何よりも―― ) [Sun 9 Sep 2007 01:30:34]
セレス > ( 彼女―――アレックスとは聖教会の職務で会いに来ているわけではない。 実際、聖女認定が直接口を利く相手というのは殆んどが司教、大司祭など高位の聖職者か、身の回りの世話をする修道女くらいのもので。 個人的な「お友達」と話をするのに見張り役みたいな修道女には席を外してもらいたいと思った。 実際彼女は何処へ行くにも何をするにもとても口煩いし。 ) …先ず何と言えば良いのでしょう。 ご苦労さま、でしょうか? ( 適当な言葉が思い当たらない。 何だか不当な罰を与えられているようにも思えるし、彼女はそれを納得しているようにも見える。 こういう難しい状況を今まで経験した事が無い。 本の知識に頼らず、自分で考えて言葉を捜さなければ。 ) これで鼠とか火葬とかの一連の事は終わりなのですね? これ以上この件で貴女にあれこれさせるなら私、怒ります。 ( 迫力の無い顔で眉間に皺を寄せて言った。 怒った所で何ができるでもないが、割って入ってやめさせるくらいの事はするかもしれない。 火傷の痕と痩せた身体を見て余計にそう思う。 ) [Sun 9 Sep 2007 01:12:21]
アレックス@僧房 > ( こちらを気遣い、慌てる様子に表情がほころぶ。 傷は痛むが、我慢できないほどではないし、慣れているといえば慣れている。 程度の差はあれ、日課だ。 ) どうぞ、お気遣い無く。 もう起きてしまいましたし、セレスティア様もどうか楽になさってください。 とはいえ―― この形ではそれも叶いません。 仕方の無い事とはいえ、悩ましいものです。 ( 世慣れしていない様子の微笑ましさにほころんだ表情は、苦笑にへと移り変わる。 呪いのような火傷痕はもう治り様の無いもので、娑婆っ気を断つにはちょうど良いとすら考えるが、やはり見苦しさに変わりはない。 退室してゆく案内役の修道女を見送り、聖女に首を傾げる。 どうしました?と 先んずるのは易いが、尋ねて来たのであれば用があるのであろう。 まずは、聞いてからにしよう、と ) [Sun 9 Sep 2007 00:55:49]
セレス > ( 鞭打ちというの、本で読んでその存在を知っている程度だった。 大抵「そういう刑がある」以上の事は書かれて居ないし、具体的にそれであんな風に痛々しい事になるなんて想像できて居なかった。 ただ単純に、「痛い罰を与えられて許して貰える」以上の想像は出来ず。 ) あ、あ、起きないで…そのままで良いです…! 苦しくない格好で良いですから! ( やっぱり来るのが早かったか。 鞭の所為ばかりではなく、火傷跡も残り酷く痩せた身体を隠すようにアレックスは身を正した。 酷く申し訳ない気持ちになる。 勧められた椅子に座って、先ず何をどう言ったら良いかと俯いた。 ) あの…そう、席を外して貰えますか? ゆっくりとお話ししたいです。 ( 思い立って付き添いに修道女にお願いして、少ししたら迎えに来てくれるよう計らった。 30分程したらお迎えに上がります、と残して修道女は出て行く。 ) [Sun 9 Sep 2007 00:42:37]
アレックス@僧房 > ( 動くと薄く再生した皮膚が裂け、よく睡眠も取れていない ノックの音と小声で交わされる言葉に僅か、顔を上げれば”聖女認定”の姿。 普段三つ編みに長く垂らされる髪も解かれて1本に束ねられ、真っ赤に腫れ上がり、蚯蚓ののたうったような痕の残る背 痩せぎすで肋骨の浮いた上半身も裸のまま―― 醜い火傷痕を覆う包帯も巻いていない。 はっ、と顔を背けて背中を庇いながら体を起こし、掛けられていた上着を羽織り、前を合わせて俯きがちに会釈した。 動作や表情には憔悴が現れている事だろう。 ) 御機嫌よう、セレスティア様・・・ お見苦しいものをお見せしました。どうか、お許しを―― ( 施療を担当した修道女は訪れた二人を招き、聖女に椅子を勧めて 治療に使った道具を手に入れ替わりに退出してゆく。 ) [Sun 9 Sep 2007 00:29:36]
セレス > ( まだ来るのが早過ぎただろうか? いつまでヴェイトス市に滞在できるか分からないし、件の公開刑の話を聞いてなるべく早く駆けつけたのだが。 ヴェイトス市内に点在するクリスティア聖教会管理の教会を巡り、話を聞いて廻ってきた。 アレックスがした事を避難する人も居れば、仕方のない柔軟な対応だと言う人も居る。 個人的には、生きている人間を優先するというのは感覚的に正しいと思う。 生き物というのは生きる事を目的に産まれてくるものだ。 ) ―――お邪魔しても宜しいのですか? ( 案内の修道女と治療をしていた修道女が一言二言言葉を交わし、頷いた。 丁度一段落ついた所のようだ。 それはそれで見舞いなどよりも1人で眠らせてあげるべきかもしれないが。 室内を隙間から覗き込むと、湿った室内に簡素な家具。 うつ伏せて肩を上下させる姿が見えた。 ) [Sun 9 Sep 2007 00:15:41]
アレックス@僧房 > ( 寝台に横たわり、噛まされた布に唾液を染み込ませているのは 数日前に鞭打ち刑に処されたアレッサンドラ・クレメンテ 刑の執行を持って罪の許しを得、禁錮からも開放されて療養中の身。 30回に及ぶ鞭打ちで背は歪に腫れ上がり、弾け裂けた皮膚は生々しく傷痕を残している。 しかし、多くのものが「病院」と認識している中央病院での施療を断固として拒み、この大聖堂で治療を受けている。 『外科手術』を行うような所で治療を受けるくらいならば、苦しみに耐えて居た方がマシだ、と―― いわゆる、宗教上の理由。 よって、旧態依然とした塗油と、癒しの奇跡による治療を受けている。 しかし、内部からですら「やりすぎ」という声もあった刑罰の結果、負った負傷の経過は余り良くはない。 ) ッ・・・  ふ――  ッ ふ・・・  ふッ  く   ふッ ( きり、と布を噛み締め、祈りの句を聞きながら塗油の処置が終わるのに耐え、お疲れさまでした、と手を離されるとともに、硬い寝台の上、ぐったりと脱力する。 ちゃぷちゃぷと修道女が手を洗う音が聞こえるだろう。) ありがとう・・・ ございます。 ( 唾液の伝う布を口から落とし、蚊の鳴くような声で告げる。 普段傷痕を隠す包帯も外されたまま。 ) [Sun 9 Sep 2007 00:05:34]
セレス > ( 何処も同じようなものだ。 聖教会の僧房も確かこんな具合だったし、湖畔の修道院も似たようなもの。 清貧を旨としてホワイティア文化を基盤にすればそう差は出ないと言うことだろう。 普段はあちこちに興味を示し勝手に歩き回る聖教会“聖女認定”だったが、今日は大人しいものだ。 大聖堂を訪れる事自体既に何度目かになるし、この僧房にも世話になった事がある。 用件は見舞いと言う事もあって、黙って修道女の後をついて歩く。 そう広くもなし、直ぐにその角部屋に辿り着いた。 ) ―――――…! ( 直ぐに部屋の外にまで苦悶の声が聞こえてくる。 タイミングを計らって案内の修道女が扉をノックして、返事を待った。 治療中のようだ。 ) [Sun 9 Sep 2007 00:03:14]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 修道女の案内を受けて廊下を進む 』 [Sat 8 Sep 2007 23:56:46]
アレックス@僧房 > ( 相互の監視の為にプライバシーという言葉からは縁は遠く、相互の監視の為に相部屋である事が多いが、その部屋は一人部屋。 そういう意味では、他の修道士に比べて特殊なのだろう。 そこに住まうのは、海を越えた、パプテスの本拠地である国から訪れた貴族の娘。 普段は空けて居る事が多い部屋だが、ここ数日は絶えず明かりがともされていた。 ) ン・・・ っ く――・・・  ぅ   ン ( 部屋から漏れるのは押し殺した声。 悩ましく、切なげというよりも、苦しみ悶えるもの。 燭台に立てられた蝋燭の明かりに照らされる部屋は四方を壁に囲まれた窓のない部屋。 辛うじて、手が届かないような高い場所に十字の格子のついた明り取りがある。 そう広くもない部屋の中に置かれた家具といえば、物書き用の机と衣装棚が合わさったビューロー、胸ほどの高さの衝立。その奥にある簡素な寝台だけ。 その寝台の上、うつ伏せに横たわった女性の背中に、修道女が薬草を浸した油を垂らし、塗りこんでいる。 ) [Sat 8 Sep 2007 23:48:36]
アレックス@僧房 > ( 修道士達の生活の場である僧房の角部屋に、アレッサンドラ・クレメンテの部屋はある。僧房といえば特殊なイメージがあるが、俗世から切り離された居住空間―― 寮のようなものだ。 ただ、修道生活というスタイルに合わせ、寝て起きる以外の一切の余分を省き、起床と就寝の時間が厳格に定められ、当直の神官が見回りに回る。 ただそれだけの施設。 中には寝台すら不要と石の床の上で寝るものも居る。) [Sat 8 Sep 2007 23:36:26]
お知らせ > アレックス@僧房さんが入室されました。 『 そこは生活空間というには、牢獄のような―― 』 [Sat 8 Sep 2007 23:36:13]
お知らせ > アレックス@くらいへやさんが帰りました。 『―― しかしイメージは揺らぎ、淡い光は消える。』 [Sat 1 Sep 2007 23:23:46]
アレックス@くらいへや > ( 懲罰の為に使われる、一片の光も差さぬ暗い部屋にぼんやりと緑がかった光が生まれる。 この手に光を、この手に剣を。 そう強く願う私の生み出す奇跡。 光は掌を中心に、強く輝きを増しながら、しかし形が定まらぬまま広がってゆく。 ) ( イメージと現実が交錯する半トランス状態で私はそれを見つめる。 剣を、剣を、剣を、剣を。 何度も繰り返し、無意識に唇で無音を刻みながら。 一部では"魔女"と囁かれ、懲罰と保護の為に禁固を申し付けられ、牢獄と変わらぬ部屋で過ごすアレッサンドラ・クレメンテは まるで鍛冶屋が槌を振るうように、自らの求める聖剣を練成している。 此処には槌も金床も炉も無い。 だから槌は己、金床は己、炉ですら己。 完全に外界と断絶したこの部屋で、己の聖剣のイメージと向き合い、其れを生み出さんと。 ) [Sat 1 Sep 2007 23:20:33]
アレックス@くらいへや > ( 私はイメージする。 光り輝く剣を手に、害悪を打ち倒す自らの姿を。 強く、何度も、克明に。 穢れを払い落とすその刃を。 そのイメージは、実在したある聖剣と結びつく。 )( 【聖典概念】カイオヴァス 聖教会から選出された聖女が振るい、大聖堂では【擬似聖典】ロストワンと呼ばれた実体なき光の剣。 聖剣戦争を生き延びた三振りの聖剣の内の一つであり、現在は聖教会で封印されているという。 実際にこの目で聖女の戦いをこの目で見守る機会に恵まれ、振られる度に描かれた光の軌跡が眼に焼きついている。 そうだ、あれが良い。 あれであれば、私は十二分に扱えよう。 不遜なれど、【聖女認定】セレスティア様よりも、もっと巧く、速く―― ) ( 私はイメージする。 光り輝く剣を手にする自分の姿を。 ) [Sat 1 Sep 2007 23:10:37]
アレックス@くらいへや > ( "ハーメルンの笛吹き男"事件を経て、私は自分の無力さを思い知った。 あの物量と眼に見えぬ脅威の渦中で一人の人間が出来る事は一体どれ程の物か。 自分で能力の限界は把握しているつもりで、過大評価するつもりは無い。 無理を押して前線に出ていれば、容易くその顎に喰い殺されていたに違いない。 醜く、薄汚い鼠共に喰い千切られ、慰み者にされるイメージに眉間に力が篭る。 そんなのは嫌だ。 そんなのは許せない。 )( もっと力を )( 私はそう切望する。 私を、私達を害するものを葬り去る為の強い力を。 そう思った時に、無意識に求めたのが、強烈なイメージとして息衝いていた『聖剣』。 それは光り輝く、魔を払い、悪を断つ剣。 ) [Sat 1 Sep 2007 22:55:09]
アレックス@くらいへや > ( 私はイメージする。 一度は手にし、それが齎す万能感に酔いしれ、正体を見失うほどに焦がれた『聖剣』を―― 今でもあの、神の手に守られているような感覚を思えば、じり、と胸を焦がすものがある。 貸し与えられたそれを手にしている間、他の聖剣を砕く度、刃を合わせる度、まるで熱に浮かされるように寝具の中、主の御前でも口に出来ないような行為に耽っていた。 そんな事は今まで一度もなかったのに、昂りを押さえ切れなかった。 後になって酷く後悔し、自らの薄汚さを幾度呪ったか知れないが、それほどに甘美な毒を、この闇の中で、私はもう一度欲している。 ) [Sat 1 Sep 2007 22:42:26]
お知らせ > アレックス@くらいへやさんが来ました。 『 聖剣幻想 』 [Sat 1 Sep 2007 22:42:12]
お知らせ > リヒャルトさんが帰りました。 [Sat 1 Sep 2007 07:51:47]
お知らせ > ソレディーさんが帰りました。 『ううん、いいのー ( へらりと笑って、もう一度頷く。 一緒に帰ろう )』 [Sat 1 Sep 2007 07:51:00]
リヒャルト > ……まあ、そういうわけ、だからさ。 やっぱり、一緒に行きたいんだが――(まあ、準備云々は道中説明すれば良いのだし、結果がどうなるかは、まあ別問題だ。 彼女に並んで立ち上がった青年は、迷惑だろうか、と首をかしげた。 ……まあ実際、騎士になるのに、どれくらいの期間がかかるのかは青年にもわからないから、それ故に準備をしておいた方が良いというのだけれど。 挨拶を終えていないのは――やはり、どうかと思ったから)……ちょっと、我侭かもしれない、けれど、ね。 ……良いかな、ソレディー? [Sat 1 Sep 2007 07:47:18]
ソレディー > ( 敵国の人間と知れれば… それはもはや娘の問題ではなく、青年自身の大問題になりはしないか。 青年の過去を知らない娘には、そんな心配できないのだが ) うん、伝えてくれるってー ( ここで言う 『伝えてくれる』 は訪ねて来た事を伝えてくれるのであって本題ではないが、多分今伝えてもしかたないだろう ) ―――え? ううん、剣を取って来るだけだよ〜 ( 二人必要なほど荷物は増えない。 その為に付き合せるのは悪いと手を振った。 ―――それに、彼は片足が義足だ。 一人旅が危険としても娘には今更慣れたこと。 行って帰って来るだけならば、一人の方が早いだろう ) ―――支度? ( 何がどうなるかは分からない。 支度も、何をしたものかと首を傾げる。 宿が必要かというところからの話になってしまいそう ) ―――。 ( 要領を得ず不思議そうにして… ただ、親父さんに挨拶と言われると、小さく頷いた。 もうそこに父はいない、身体が土に返るばかりだけども、その感覚は知っている ) [Sat 1 Sep 2007 07:40:33]
リヒャルト > (重要なのは、難しいかもしれないが、不可能ではないという点だ。 なんとなれば、自分が証人として名乗り出ても良い。――敵国の人間の言葉なんて、尚のこと信用されそうにはないのだけれど。 だがまあ、とにかく、可能性が0と1とじゃ大違いだ。 0じゃないのだから、努力次第によっては――叶うだろう)……そうか。 なら、あとで言伝でも頼んでおくと良いかもしれないな(うん、と頷いて――そして彼女は家まで戻る、という。 そうか、と言って……そこで別れても、良かったのだけれど。……付き合うよ、と言って青年は立ち上がった)荷物も増えるだろうし、手伝いがいたほうが良いだろう? 騎士を目指すなら、街で暮らす支度をした方が良いだろうし……(それなら、何処かで宿をとるべきだろう。なんたらの雫だか涙だかいう、冒険者用の宿があった筈だし、何となれば此方も滞在するのだし、節約の為に相部屋なんてのも良いかもしれない。まあ、とにかく準備は必要だし、なら荷物持ちがいるだろう、と言ったようなことを彼女にも伝えて――最後に小さく付け足す)……まだ、親父さんにきちんと挨拶もしてなかったし、な。 [Sat 1 Sep 2007 07:19:31]
ソレディー > ( 紋付の剣があって、手記があって、それらがドゥダッティー・カモシレーヌの物であると確認されても、この一見ヴェイティアンにしか見えない娘がその子かとなると証明は難しい。 確かに手記にはヴェイティアンの女性とその集落を出るところまで… つまり、父と母が一緒になって、もう国には戻らないと父が決めたところまでが記されているのだけれど、子を授かったのはその後なのだから )   ( 前途多難。 けれど見守られながら緊張して前に出て、既に誤解は解けていたと知って嬉しそうにしている娘は、がんばるだろう )   ( ほっとしたような表情で 『今日はだめだってー』 などと言いながら戻って来る。 ―――話してみれば、住む所は無かった。 川辺や公園や… 水と土と草と木のあるところで適当に寝ているらしい。 ―――娘は家まで父の剣を取りに戻ると言う。 今日は、どこかで朝食でもとってお別れだろうか。 …もっとも青年も、街に家は無いようだけれど… ) [Sat 1 Sep 2007 07:09:28]
リヒャルト > (……弓を返してもらう様子を見ながら、それを青年は楽しそうに見やっている。 ……嬉しいのは。楽しいのは。――少女が元気に、目標に向かって歩き出したからだろう。 本当に良かった、なんて。 そう思う) [Sat 1 Sep 2007 06:57:22]
リヒャルト > (……どうやら彼女の選んだ道は、険しいけれども、進めないというほどでもないらしい。 なら。 ……その手伝いをするというのは、当然のことだろう。 敗残兵で、ただの野伏にどれほどのことができるかはわからないけれども。 剣に印があったということを聞いて、青年は本当に嬉しそうに微笑んだ)なら、大丈夫だ。 ……うん。 ソレディーが、龍騎士の親父さんの娘だってことがハッキリすれば『なれない』って事はない筈だよ(つまり、後は彼女の頑張りしだい、というわけだ。 心配そうな様子も、彼は笑って、大丈夫だと言った。 うん、騎士を目指す少女の手伝いをするのだ。 それに比べれば大変なものか)大丈夫。……何とかするさ。 ソレディーのほうこそ、住むところは――(大丈夫なのかと言い切る前に、彼女はシスターの方へと駆け出してしまった。 やれやれ、と呟き、何処か微笑ましげにその様子を見ながら、青年は長椅子の背もたれに寄りかかる。 ――うん。難しいかもしれないけれど、不可能じゃないのだ。 その事実。 それがまるで自分のことのように嬉しいのは――……悪い気分じゃあ、ない) [Sat 1 Sep 2007 06:54:47]
ソレディー > ( 『包帯さん』 とは今は会えないということだけど。 誤解なのー! と訴えるまでもなく、それは解けていたようで。 一応事情は知られているらしい、見ず知らずのシスターは 『ごめんなさいね』 と弓を返してくれた ) [Sat 1 Sep 2007 06:45:51]
ソレディー > うん、長い剣があったけどー… ( それで戦って、死んだ。 そう言えば、戦争で借りた弓に施されていた模様とは別に、いくつか――― ) あー… 置いて来ちゃったー… ( あんな重い物自分には使えないし荷物になるだろうと、持って来なかった。 取りに帰るの大変だと肩を落とすけど… でも、それがあれば大丈夫かもしれないというのは大きい ) 〜でも、あったと思う! それでいいんだねー ( まだ分からないことだけど。 慎重な様子は、その上で言うのだから大丈夫だと思わせてくれた。 それが何かも知らない 『ホウド』 もすぐに必要ではないらしい ) ―――でも… ( 少しずつ開ける道にいても立ってもいられないと言った調子でそわそわしつつ、『残る』 という青年には少し心配そうに ) ―――ここ、狩り大変だよー? ( 街の近場で狩りをしない娘には、獲物が少なくてやっていられない印象だ。 大丈夫だろうかと首を傾げて… 笑ってくれるなら、笑い返そう ) ―――〜うんっ、ありがとー ( 気恥ずかしさが伝染したか、それとも親しい人がいるということがそれだけで幸せいっぱいにしてくれるからか、体の前で両手を重ね、もじもじと肩を竦める。 それなら、心細くない ) ―――それじゃ、聞いてくるねー ( そうして、行き来するシスターの一人に声をかけに行く ) [Sat 1 Sep 2007 06:42:39]
リヒャルト > (……そろそろ、信徒の人も来るかもしれない。 であるならば、これ以上騒ぐのも迷惑というものだろうか。 うん、と立ち上がった娘に頷きを返す。 証明。 手記――はどうなのだろう。実際の記録と照らし合わせて正確であれば……いや)……ええと、親父さんの剣とかは、残ってなかったか? 俺も良くは知らないが、剣じゃなくても……紋章とか、家紋とか。それでも証明はできるんじゃない、だろうか(……そして、封土。 確か、国王から貰った土地、だったろうか? うーん、と難しい顔をして唸る)……んー、お金がいるのは本当だけど。……多分、封土に関しては、騎士になってから貰うんじゃなかったかな(騎士になるというのは、王様を護るということで、その褒美として土地と騎士の称号がもらえるんじゃなかったか。 曖昧な知識。 平民出身の一兵卒の認識なんて、こんなものだ)……俺は――……いや、まだ街に残っているよ。 応援する、って言ったじゃないか(そう言って笑いかける。 ……それに、と。 其処から先を続けるのは、少々気恥ずかしいというのも、あったけれど)……その、何だ。 ……お隣さん、じゃあないか(家族じゃあないけれど。それでも。――力に為るには、傍にいるには、十分な理由だろう? そう問うように、首を傾げて) [Sat 1 Sep 2007 06:27:24]
ソレディー > ―――? ( 驚かれるのも笑われるのも分からない。 でも、嫌な笑い方じゃない。 可笑しくなって、一緒に笑って。 信徒席でおしゃべりしてしまっている二人を、そろそろ咎める人も出てくるだろうか。 一般の信徒が訪れるには早いけど、教会の朝課はそろそろ ) …証明? ( そこで難しい顔になって、眉根を寄せた。 手記はあるけれど、それでいいのかどうか分からない ) ―――〜うん… あと、お金も要るんだよねー。 ホウドが無いとダメだって〜 ( そして青年も詳しくないとなると、また少し分かったけれど、やっぱりどうすれば竜騎士になれるのかは分からない。 すまなそうにするものだから、笑って首を振って。 それでも手伝うと言ってくれるのが心強い ) ありがと〜。 …あ、リヒャルトは、これからどうするのー…? ( 『聞いてくるね』 とぽつぽつ礼拝堂を行き来するようになった教会関係者を見て腰を上げ――― リヒャルトは街で、これからどうするのかと首を傾げる。 まだ、森に戻るのだろうか。 それとも ) [Sat 1 Sep 2007 06:21:24]
リヒャルト > ……ああ。……そうか、そうだったか(……一瞬、驚いたような顔をしたのは――彼女の『なら大丈夫だね』という言葉。 思わず笑ってしまう。 なんてこった。 ……自分が今こうして、肩を抱いて話している相手は、騎士様の御令嬢なのだから。 ……まったく。 思わず、本当に、笑ってしまった。 声をあげて、久々に)うん、なら其処は、大丈夫だ。……ああ、でも、親父さんが騎士だった、って証明できるものが無いと、な。そうやって騙そうとする人も、いるから(……特に彼女はヴェイティアンだ。やはり家柄や何かについて、色々と疑われることは、騎士を目指すのであれば多くなるだろうし。 ……身分を証明することが必要なのはハッキリと伝えておかないと。 そして少女の問いに、いや、と首を横に振って返答する。 少し、すまなさそうに)……生憎と、あまり詳しくはないんだ。ただ……そうだな。さっき言っていた、その包帯の女の人に、ソレディーの親父さんが騎士だったことを伝えた方が良い。(パプテス教徒で、そして戦場にいて、火傷を負っていたのなら……少なくとも部屋に篭って祈るだけのタイプではないだろう。 そして、表面的にはヴェイティアンに差別意識を持っているようにも思えない。 なら……恐らくは)……多分、力になってくれると思うよ。 俺も、手伝えることがあったら、手伝うから(そういって青年は笑いかける。 十割がた無理だろうと思っていた少女の望みだが、それが不可能ではないと青年は理解したから。 ……だったら、全力で応援するのが、筋だろう?) [Sat 1 Sep 2007 06:08:41]
ソレディー > ( 分かっていない。 …どうすればなれるかはおろか、何をするのかさえ、厳密には… )   ( 青年の様子を見て、気のせいかもしれないけれど、何か言い淀むような調子に首を傾げる。 ―――直接言われなければ、分からない ) 〜あ、そうなんだー ( 家柄が大事とは聞いた気がする、けれどその言葉はこんなに分かり易くなかった。 『なるほど』 と手を打って――― ) なら、大丈夫だねー ( どこか嬉しそうにさえして、頷く。 だって父さんは竜騎士だったんだもの ) …リヒャルト、どうすればなれるか知ってるのー? ( あれ? 詳しい? と首を傾げつつ。 『大変』 なのは分かっている。 分かっていないけど、分かっているつもりでいる。 『うん、がんばる』 と… 言い淀む調子にすっきりしない思いで、笑う ) [Sat 1 Sep 2007 05:59:08]
リヒャルト > ………………龍騎士、か(……彼女は、多分。本当になろうと決意し、覚悟しているのだろうけれど――それが如何に困難な道かは、きっとわかっていないに違いない。 平民が『騎士になりたい!』と願うのすら笑い飛ばされてしまうのが普通だというのに。……いや、平民ならまだマシか。 戦で武勲をあげれば、あるいはということもある。 だが――ヴェイティアンの、それも少女が……龍騎士に。 青年は、まず無理だと思った。 ……それを直接言うことはできなかったけれど。 ……かわりに、彼女の肩を抱く腕に、少し力を入れて、引き寄せた)難しい、とは思う。凄く大変、だとも。……騎士、ってのは……簡単に言えば、王様に『貴方は騎士です』って認められた家に、生まれた人にしか、なれないんだ。 ……あとは、それこそ頑張って、偉い人に『貴方は騎士です』って認めてもらうか……(……無責任に、頑張ってと言ったり、きっと成れるさ、と言える程、彼女との付き合いは浅くない。 ……だから自分に知る限りでの知識を、伝えよう)……その上で、龍騎士だから――……もっと大変かもしれない。 [Sat 1 Sep 2007 05:50:07]
ソレディー > ―――〜ん、そうだねー ( 当分、帰らないと思っている。 『待っていてくれる』 という言葉にほっと暖かいものを感じながら、頷いた。 自分の容姿について、分かってはいるけれど今一つ理解の及んでいないところもある。 事実聞き込みをすれば適当に張り込むだけで簡単に見つけられるだろう )   ( 肩を抱かれて少し窮屈そうにするものの、暖かくて身を寄せる )   ( 話す間、彼の考えていることは分からない。 敵として戦ったことがあるとは夢にも思わない。 何より、人と殺し合うかもしれないということを、しっかりとは考えていない。 それが人間であったとしても、見ず知らずの敵に対して戦うことを躊躇いはしないし、自分が属するのであれば父のクリスティアという事もはっきりしているけれど――― 今となってはごく僅かな可能性とは言え、敵がヴェイティアンであったならどうするか ) ―――〜うん。 なる。 ( ふん、と微妙に力んではっきりと頷いた ) [Sat 1 Sep 2007 05:41:02]
リヒャルト > ……まあ、それでも、森で待っているよりは早く逢えるだろうと思っていたからな(苦笑いしつつも、そう応えて。それに……言葉には出さないが――ヴェイティアンの少女は、それなりに目立つだろう。 彼女が、それこそスラムや暗黒街にでも行かない限り、そう探すのは困難ではない、と思っていた。 ……まあ、ヴェイトス市について詳しくないのは自分も同じである為、彼女の危惧もあながち的を外れたものではないのだが。)……ん。 龍騎士に……?(並んで長椅子に腰を下ろして、話を聞いて行く。 時折相槌を打ちながらも、彼女が今まで経験しただろうことを全て。 ――少女の肩を抱くように腕を伸ばすのは、たぶんその方が安心すると思ったから)(そして、納得する。彼女の父の来歴を知れば、あの態度も。 理解できたなんて軽率なことは思わないけれど、それでも想像はできた。 ……軍人上がりなら、警戒もするか、なんて。そんな納得)……しかし、そうか。龍騎士、か。(ドラグーン。当時は単に『龍騎兵』と呼んでいたヴェイトスの航空兵力。 ……厄介な相手だった、と認識している。幸いにも数が少なかったから良かったが……)……それに、ソレディーは。……為りたい? [Sat 1 Sep 2007 05:30:21]
ソレディー > ―――〜うんー ( 珍しく、はにかむような笑みを向ける。 他人から慰められるのは、あまりない事で )   ( 頷きながら、話を聞く。 家は大丈夫だったのかと思えば、一安心。 ラットマンは何であれ口にした。 家さえも ) …どこにいるかなんて、分からないのに〜 ( 町を端から端まで横断しようと思うと、一日で足りるかどうか。 『追いかけてきた』 と言われると、その難しさに苦笑してしまう。 もちろん嬉しい、照れ隠しもあるだろうか ) ありがとー… あたし、あのね〜… 竜騎士になりたいんだー ( そうして話し出す、今までのこと。 父を殺されて、ラットマンとの戦争に加わった。 戻った家で、父の手記を見つけた。 ―――父は竜騎士で、竜騎士が何かはよく分からないものの、街を守って戦う人だった。 竜を失い母と出会って、母と一緒になるのなら騎士には戻れないと、どうせ竜も失っていたから帰還しなかった )   ( 立っていてはなんとなく話し難くて、信徒席の長椅子に腰掛けて、訥々と ) ―――でも、帰りたかったんだと思うんだ〜… 本当は、母さんと一緒に。 ( 色々考えて帰らなかったのは分かるけど、何も悪い事はしていない。 帰ったって良かったはずだから、二人の娘の自分が竜騎士になるのだと言う )   ( できるなら自分も街に受け入れられたいし。 ―――そしてここに来たのは、戦場で(味方に乱暴されそうになったのを)助けてくれた人が、困ったらパプテスを訪ねるようにと言っていたから。 竜騎士になるにはどうすれば良いかを、教えてもらうために ) [Sat 1 Sep 2007 05:22:45]
リヒャルト > (彼女にはまだ詳しく話していないけれど、青年は元々兵士だった。 だから……前線から長く離れているとはいえ、死というのは割と近くにあった。 それでも、未だに慣れないのだから――……だから、彼女は、好きなだけ泣いても良いのだと思う。 家族という意味では、彼女は本当に、たった一人になってしまったのだから)…………ん。 落ち着いたか、ソレディー? (まだ気遣うように、彼女の体に腕を廻したまま、静かに問いかけよう。 意識されてようがいまいが、少なくともこんな時に顔のことを気にするような人間ではなかったし。)いや。……狩りから帰って、村に卸しに行ったらラットマンの襲撃があった、って聞いてね。 ソレディーの家に向かったら、書置きがあって、あ――……(彼女の父が亡くなった……という事を理解し……そして――)……ソレディーが、心配だったから、な。 ……追いかけてきたんだが。 [Sat 1 Sep 2007 05:02:12]
ソレディー > ( 哀しみを忘れていたわけじゃない。 けれど娘にとって死は特別なものではなかったし、一人になったと思っていれば誰かと分かち合うものでもなかった。 母の時は父と、父の時は自分だけで受け止めて、それだけ。 …でも彼は父を知っていて、しばらく一緒に暮らしたこともあって… )   ( それを思い出したら、満面の喜色もどこへやら。 腕の中で肩を震わせ、嗚咽が漏れた )   ( どれくらい経ったか、きっと気の済むまで泣いて、ようやく落ち着いたら、そっと痺れかけた腕を放す。 泣き腫らした顔はひどいものだけど、メイクなんてないし、そういう面では相手を意識していないから、顔を隠すでもなく ) ―――リヒャルト、家はー…? ここで何してるの〜? ( ラットマンに喰われてしまわなかったか、また仕事に行くのかと ) [Sat 1 Sep 2007 04:55:02]
リヒャルト > あー……そうか、そうだったな。――まあ、こっちは大丈夫だよ。……なんせ気づかなかったぐらいだから(苦笑いを浮かべて、冗談のような本当の事を告げる。なんとも間抜けな話だ。 気付いていても何もできなかったかもしれないが――……変わったかもしれない、その可能性が残ってしまった分、自分が情けなくも思える。 ……もっとも、そういった感情は表に出さないよう気をつけてはいるのだが)……………ん。(ぽんぽん、と。子供をあやすように背中を叩いてやりながら、そのまま彼女を抱きしめてやる。 ……実際、誰かが死ぬのは辛いものだと、自分も知っているから。 少なくとも少女が落ち着くまでは、そのまま。 黙って抱きしめ続けている、が) [Sat 1 Sep 2007 04:44:14]
ソレディー > ( 受け止められた。 ぐらついたのを感じても、今は気にしない。 ぽんぽんと背中に回した手で確かめるように体を叩いて ) ―――うんっ、うん、あたしリヒャルトの家知らなかったからー… ( 喜色満面の顔で、元気そうなのにぎこちなくしか微笑まない顔を見上げる。 どうしたのだろうと目を瞬いて… 腕を回されてぎゅっとされれば、もう顔は見えないけども ) ………。 ( 気持ちは伝わって、黙った。 革細工や骨細工のギルドに知り合いはいるけれど、親しいと言える人はいない。 父を亡くして一人になって、彼はそんな中で、数少ない親しいと言える人だ )   ( 抱きしめ返して、ぐすんと鼻を鳴らす。 額を肩に押し当てて、暫くそのままだ――― ) [Sat 1 Sep 2007 04:38:09]
リヒャルト > (というかむしろ、叫ぶのは女の子であって、叫ばせるのはちょっと違う気がする、とか何とか。 ……まあ、そんなところも変わっていなくて、やっぱり安心するところなのだけども)あー、っと……。 ……久しぶり、だな?(……そして、感情のままに喜んで、此方へと向かってくる姿。 その姿に思わず慌てて受け止める体勢をとるけれど、ぼふ、なんて勢いがついてたせいもあり、義足では支えきれずによろめいてしまって。 ……それでも、何とかしっかりと抱きとめるのだが)うん。……山に篭ってたから、俺の方は大丈夫。……生きてるよ、俺は。 ソレディーも、無事で良かったよ(ぎこちなく微笑むのは、彼女の事情を――おおよそであれ、察しているから。 それでも、この少女が生きていたことは嬉しいのだけれど……。ぎゅ、と腕を廻すことくらいでしか、表現できなくて) [Sat 1 Sep 2007 04:27:13]
ソレディー > ( やった、叫ばれなかった! 妙なハードルなのはさておき。 でも暗がりの男の人は 『シスター』 ではないかもしれない。 すぐには返されない答えに、続けたものかどうしようかと逡巡して――― ) ―――〜あれ? ( 発せられた柔らかい声音に、きょとんとした表情でかくんと首を傾げた。 知っている声だ、だけどあまりにも突然で、いるなんて思わなくて、これまた空白の時間――― ) リヒャルトーっ!? ( 静謐な礼拝堂の空気を吹き飛ばして、素っ頓狂な声が上がる ) 〜え、えっ、なんでー!? ああ、ううん! よかった! よかった!! 生きてたーっ!? ( やっほー! と諸手を上げて喜ぶのは、見た目より幼い行動でもあるけれど状況を考えれば割と普通かもしれない。 信徒席をひょいひょいと斜めに飛び越えて、そちらに駆ける。 飛ぶ。 ぼふんと抱きつこうと! 義足だとか遠慮しない ) [Sat 1 Sep 2007 04:18:50]
気配 > (         )(一瞬の空白は戸惑いや呆れなどではなく――……何と言えば良いのやら。 少なくとも、ふッと、どこか雰囲気が柔らかくなったのを娘は感じるだろうか。 立ち振る舞いも、その仕草も、声も、少なくとも青年の疲れや心配を取り去るには十分であったし……それが仮に、自分が赤の他人であっても同じだったろう、とは思う。 ……だから、わかった、というように頷いてみせた。 口の端に浮かんだのは笑み。 ……変わっていないなあ、と何処かホッとしたような仕草)……大丈夫。 別に、何かしよう、というつもりは無い(……けれど、すぐに名乗るには、少しばかり間が開きすぎてしまったようにも思えて。素直に挨拶やらもできなくて。 ……結局、こんな風なことを言うしかなかったのだが――) [Sat 1 Sep 2007 04:06:37]
ソレディー > ( 赤い髪、褐色の肌。 ちょっと考えてからそーっとそーっと扉を閉めるのは、ハンドメイドっぽい革の服が山人風な娘。 色々あって 『邪魔しないように』 という気遣いを覚えたのだけど、警戒されてしまわないように矢筒まで詰めて不恰好に膨らんだ荷物はもはや不穏だ )   ( けれど、独特な容貌はそこにある気配にとって見知ったものだろう。 ―――遠慮がちに首を回して、人を探して。 そこに佇んでいる人を見つけた ) あ、あのね、誤解なのー! この前はあたし、包帯さんに会いに来ただけでー ( いきなり意味不明だが。 いつも持っていた弓は無い。 素手の両手をそれと知らせるように突き出して、『落ち着いてー?』 と声をかける娘もあまり落ち着いていない感じだ ) [Sat 1 Sep 2007 04:01:13]
気配 > (……影の中に潜んでいる、と言えども幽霊に非ず。 ”彼”は旅人であり、無宿人であり、つまるところ聖堂に宿を求めるような輩の1人だった。  簡素なパン、スープ、毛布を与えられて眠りについた彼だったが……習慣は抜けないものなのか。或いは、久々に人の中で眠ったからか。 何者かが入ってきた気配に、浅い眠りから呼び覚まされたのだが……) [Sat 1 Sep 2007 03:48:25]
お知らせ > 気配さんが来ました。 『(――蝋燭の明かりの影に)』 [Sat 1 Sep 2007 03:45:25]
ソレディー > ( 森の入り口に当たる場所でしかなかったとしても、常世の森で狩りをして生計を立てていた娘に、それはさして難しい事じゃない。 遮蔽物の影から影へ、不恰好に膨らんだ鞄と伸び放題の髪を大雑把にまとめたポニーテールを揺らして、重厚な扉に張り付いた。 この間会ったおじいちゃんは、今日はいない。 寝床を貸してもらえたのだろうかと微笑んで、重たい扉をそっと開ける。 ノブの回る音だけがやけに大きく響き、あとは静かに、手入れされている蝶番が鳴ることはなく、人一人が潜り抜けられる隙間が開いた。 控え目にはなっているけれど完全には落とされない灯りに照らされて、闇に慣れた娘の目にも優しく荘厳な礼拝堂が浮かび上がる。 人影が見当たらないのをざっと確認して――― でも、あれ、シスターはいてくれないと要件を伝えられないんじゃないかと首を傾げつつ、柔らかな光の中に滑り込んだ ) [Sat 1 Sep 2007 03:44:21]
ソレディー > ( すっきりと誤解を解いて包帯さんに会うのだと、そしてどうすれば竜騎士になれるかを教えてもらうのだと――― 例によって並々ならぬ怪しさ全開で、けれども本人はそれが作法と信じて疑わず、人目を避けて礼拝堂に接近する ) [Sat 1 Sep 2007 03:26:24]
お知らせ > ソレディーさんが来ました。 『( 今日こそは )』 [Sat 1 Sep 2007 03:24:38]
お知らせ > ソレディーさんが帰りました。 『( また来よう )』 [Sat 25 Aug 2007 02:14:26]
ソレディー > ( なんだか気恥ずかしくて、手を振ってその場を立ち去った。 正門を出てから、訪ねた用件を忘れていたのを思い出す。 『おしまい』 なのは貸してくれる寝床の話だけではないか。 戻ろうかと振り返るけど、まだおじいちゃんがいたら格好悪いように思ってしまって、止めておく ) [Sat 25 Aug 2007 02:13:58]
ソレディー > ( 『硬いのう、辛いのう』 とぶちぶち言いつつ、おじいちゃんは教えてくれる。 大聖堂がおじいちゃんのような家の無い人に、無料で一晩の食事と寝床を与えてくれること ) へ〜、優しいねえー ( ただしその数にも限りがあって、困っている人全てを受け入れたりはできないということ ) …うんー? ( 横に座って干物を齧りながら、にこにこしたりしゅんとしたり。 お世辞にも立派ななりをしているとは言えない足りなそうな娘を、おじいちゃんは自分と同じ家無しと思ったらしい。 街に家は無いから、ある意味正解かもしれないけれど ) …川とか、行かないのー? ( 魚いるよー、水もあるし、土柔らかいよー。 ここでじっとしているよりは良いんじゃないかって、自分の感覚で言ってしまう。 もちろん自分も、獲物の乏しい街中での暮らしをそうは続けられない。 お金が尽きたら市壁の外で狩りをしなければならず、おじいちゃんではそれも難しいかもしれない。 それでもここにいるよりは… )   ( おじいちゃんはきょとんとした表情のまま首を振る。 本当に人目の無い所は、危ないのだそうだ。 『街で暮らすには金が要るんじゃ』 その言葉には、悪いことは言わないから森へお帰りと、そんな風に言われた気がして、切ない思いで荷物を抱く ) あたし、竜騎士になりたいのー ( だから森には帰れない。 ちょっと困った風に笑って、お金の袋を引っ張り出した。 二十枚以上あるんだから、一枚くらい良いよね ) 一枚だけだけどー ( 『あげる』 と照れくさそうにしながら、おじいちゃんに一万エン硬貨を渡す。 ―――もしかしたら、ピンと伸びた背中が昔の父さんみたいだった 『包帯さん』 の真似をしたかったのかもしれない。 あの人はパプテスで、パプテスはおじいちゃんを助けたい、でも限りがあって助けられない、だけどお金があれば助かる。 ―――『困った時はお互い様』 じゃなくて、何だっけ… そうだ、『当然の事をしたまでですわ』 ) ―――ぁ、あのねー ( 言ってみたいんだけど、なんか難しい。 背景にキラキラ輝く薔薇を背負う雰囲気で(*ソレディーイメージ)、けれどもさり気なく… もごもごしていたら、呆気に取られていたおじいちゃんが 『ありがとう』 と呟いた ) ―――ぅ、うん。 いいのー ( えへーと締まりなく笑って、それしか言えない ) [Sat 25 Aug 2007 02:07:51]
ソレディー > …もう、だめなの〜? 灯り、ついてるのにー。 おじいさん、何してるの〜? ( てゆか脅かさないでと肩を落としつつ、きょとんとした表情が子どもみたいなおじいちゃんに声をかけた。 夏だというのにもこもこと厚着して、薄くなった頭髪も髭も伸び放題。 変なにおいもしている彼は、いわゆる浮浪者なのだと都市生活者なら分かるだろうけれど、娘はそれは知らない。 ちょっと様子が違うなと思うだけ )   ( 『うん、ここは受け付けが始まる時にはもう一杯になる。 早めに並ばないとな。 それにしても、この時間でも部屋の開いてる所をわしは知らんよ』 ) いっぱい? 部屋? なにー? ( 『食べるかい』 と危険なにおいのするパンを差し出して 『若いのだから行動は機敏にせんと…』 何やら続けようとしたおじいちゃんは、首を傾げる娘に首を傾げ返す。 『なんじゃ、宿を求めて来たんじゃないのか』 ) 宿ってー? ぁ、いらないよー。 それ、食べちゃ危ないもの〜… 食べるー? ( パンは断って。 荷物から保存食を引っ張り出した ) [Sat 25 Aug 2007 01:28:31]
ソレディー > ( それにしても、ここは何をしている所なのだろう。 常世の森の大樹にも負けないのではないかと、聳え立つ鐘楼に圧倒されながら、夜じゅう灯りの落ちない礼拝堂を見上げて不思議に思う。 昨日はその灯りを見つめたまま、人通りが絶えるのを待っていて眠ってしまった。 石畳で舗装された道なんかに寝たせいか、身体がまだぎしぎししてる。 土と草ならこんなことにならないのに、どうして石を敷くのだろう。 さておき )   ( 植え込みの影を中腰で駆け抜ければ、もう礼拝堂は目の前だ。 他にもたくさん建物はあるけれど、騒ぎを起こしてしまったのはここだし、入り口から一番近いのもここだから、ここにする。 そろりそろりと植え込みから抜け出して、馬車も寄せられるようになっている広い道を横切り、両開きの重厚な扉の前、ポーチのようになっている数段の段差を飛び越えた )   ( 『今日はおしまいじゃよ』 ) ―――えぇ〜っ!? ( さあ中へ! と意気込んだ矢先。 太い柱の影に置物のように腰かけていた老人が声をかける。 見つかった! という思いと、落胆の入り混じった悲鳴が上がった ) [Sat 25 Aug 2007 01:07:40]
ソレディー > ( ―――はずだったのだけどもたついてしまう裏事情はさておき。 てゆかごめんなさいっ )   ( 日もとっぷりと暮れて一日の締め括りに大聖堂へ訪れる人も減った頃。 物陰に身を潜めて通りを伺っていた、大雑把なポニーテールのシルエットが動き出す。 不恰好に膨らんだ鞄を揺らして、ハンドメイドっぽい半袖のかわのふくから伸びる細っこい手足をはしっこく動かして、忍ぶように塀沿いを駆け大聖堂の正門に潜り込んだ )   ( 今までになく深刻な不審者になりつつある娘だけれど、本人的には完璧だった。 事前に荷物は整えて、物騒に見えるかもしれない短剣や矢筒は鞄にむりやり隠してある。 物陰に入ってからごそごそしなかったから、道行く人に見咎められることも少なかった。 少なかったということは多少はあったのだけど、自警団が来なかったのだから良しとする。 そしてちゃんと人通りが途切れるまで待って、今も誰にも見つからなかっただろう )   ( 誰に見られてもおかしくないし、報せを受けた自警団員が駆けつけているところかもしれないが。 礼拝堂へ続く道を進む今、呼び止める声は無い ) [Sat 25 Aug 2007 00:35:29]
お知らせ > ソレディーさんが入室されました。 『( 今日はもたつかない )』 [Fri 24 Aug 2007 23:52:20]
お知らせ > ソレディーさんが退室されました。 『( また来よう )』 [Wed 22 Aug 2007 23:09:55]
ソレディー > ( 『―――ちょっと君』 もうすぐで大聖堂の正門という所で、何度か声をかけられていた事に気がついた。 振り向けば、小走りに駆けて来た自警団員が肩に手をかけようとしていたところ――― 職務質問は珍しくない。 やや居心地の悪そうな笑みを零して、『こんばんはー?』 と首を傾げる )   ( こんな所で何をしているのか、その荷物は何か、これからどこへ行って何をするのか。 聞かれることはだいたい決まっていて、仲間は? と問われても、多分お約束の住所などを聞かれることはあまりない。 ―――簡単に話した事情が伝わったかどうか。 『竜騎士になりたい』 と言われてぽかんとしていた自警団員は、それはともかく今は礼拝に来る人も多いだろうから、時間をずらした方が良いかもしれないと教えてくれた。 『面倒を起こすなよ』 と釘を刺して去っていく背中に、『ありがとうー』 とへらへら笑って手を振って )   ( 気付けば周りで立ち止まっている人が何人か。 その視線に押されるようにして、名残惜しそうに大聖堂の前を後にする――― ) [Wed 22 Aug 2007 23:08:49]
ソレディー > ( 暫くして。 ぎっちぎちで怪しい膨らみ方をしている鞄をぽんぽん叩き、これでよしとやり遂げた笑みを浮かべた。 さて、今度こそ行こうかと振り返ると、何事かと路地を覗き込んでいた人と眼が合う。 ちょっと気恥ずかしい思いで微笑んだら、あ、逃げた ) ―――う〜んー… ( 顔が怖いのかな、とそんなわけもないユルい表情をむにむに解して。 路地を出る )   ( 弓、返してもらえるだろうか。 てゆか残っているだろうか。 『包帯の人』 には会えるだろうか。 一線を越えた状況になれば強く意識せざるを得ない、槍を向けられる感覚を紛らわすように荷物を抱いて、通りを進む ) [Wed 22 Aug 2007 22:59:02]
ソレディー > ( 父は竜騎士だった。 それがどんなものかはよく分からなくても、『騎士』 と言うからには街の味方なのだということは分かる。 それなら自分もそうなれるはずと、思ってはいるのだけど )   ( 『街は危ない』 と口を酸っぱくして教えられて、過剰な警戒こそしないまでも 『よそ者』 としての用心を忘れたことはなければ、一度明らかな敵対行動を取った相手のところに、それが誤解であったとしても無防備に出て行くのは心許ない )   ( ―――どうせ、追われたら逃げるだけだ。 立ち向かうつもりなど無いし、武器などあってもしかたない。 わざわざそう言い聞かせなければ外せないことにしんみりして、ベルトから外した短剣を鞄にしまう。 ―――物陰で、そのままだと目立つから忍ばせたのだと言われてしまいそうな雰囲気なのはさておき。 どうせなら矢筒もしまってしまおうかと――― サイズと中身的にかなり無理のある収納開始。 路地裏でもぞもぞしてる ) [Wed 22 Aug 2007 22:40:36]
ソレディー > ( 森の中で草や木、虫から身を守り、獣も牙も多少は防いでくれる狩り装束は脱いで、今日は半袖の上着に膝丈のズボンと軽装だ。 けれど褐色の肌を晒すと、余計に目立つ。 そして弓は持っていないが短剣と矢筒を吊るしたベルトはそのままで、あまり解決になっていない )   ( 矢筒はしょうがないとしても、短剣は荷物にしまえる。 どうすればより警戒心を抱かせないかは分かる。 ただ、弓を持っていない状態で身を守る術を手放すのは不安で、なるべく警戒させたくないと思いながら、そもそも自分が抱く警戒を解けていなかった ) [Wed 22 Aug 2007 22:07:37]
ソレディー > ( まだ人通りのある時間。 物陰でこそこそしているヴェイティアン風の娘に注がれる視線は優しくない。 訝しむように通り過ぎて行く人達に小さくなりながら、出していた頭を引っ込め路地に戻った )   ( 逃げてはいけない… と言うか、誤解をそのままにしてはいけないと、ちょっとした騒動を起こさせてしまったその場所をもう一度訪ねようとしているものの、一度槍を向けられ追われているのは大きく、なかなか踏ん切りがつかない ) [Wed 22 Aug 2007 21:56:25]
お知らせ > ソレディーさんが入室されました。 『( 正門に面した通りを、路地からひょっこりと覗く )』 [Wed 22 Aug 2007 21:49:52]
お知らせ > アレックス@くらいへやさんが退室されました。 『 それもまた、察する事のできなかった浅はかな己の責任であろう。 主よ、憐れみ給え 』 [Sun 19 Aug 2007 21:13:01]
アレックス@くらいへや > ( そして、「包帯の人」を訪ねてきたと言う山人風の娘の事も耳に入った――・・・ 悲しいすれ違いの結果、大騒ぎになった挙句に追い出してしまったような形になってしまったようだが。 つらつらと述べ上げられた特徴には覚えがある。 何より、「ヴェイティアン」の知り合いはそう多くは無い。 流石に、これを聞いたときには気が遠くなったものだ。 この大聖堂で、救いを求めて尋ねてきた者を追い返す事態が起こる等―― 。 内外ともに過敏にな時期とは言え、嘆かわしい。 有色人種に対する差別、特に先住民であり、元々の土地の所有者であるヴェイティアンに対する民意が微妙なものである事は理解できるが、何も槍を突きつけて追い返す事はあるまいに。 問題とするなら私の処遇などより、こちらの方が問題のように思う。 蛮族から神の土地を奪回し、法を敷く時代はとうの昔に終わったというのに。 ) [Sun 19 Aug 2007 21:07:56]
アレックス@くらいへや > ( 任務を与え、安定した様子であったがしばらく様子を見てなかった為か、随分不安定な状態にあるようだ。 対ヴァンパイアの兵器として運用されていたあの娘は、円滑な運用の為マスターと認めた者に対して過度の依存が認められる事から、マスターによる精神的なケアが必要である事を失念していた。 毒をもって毒を制す、そんな考えから考案されたシステムなのであろう。 恐らく薬物か、其れとも魔術的な洗脳か・・・ 娘が所属し、運用されていた組織は、母体であったクリスティア聖教会に問題視され、"無かった物"にされた筈。 一端様子を見て、聞き出す必要があるか―― 今現在、反省を促す意味で奉仕活動に借り出されているようだが・・・ 承服しかねる、と憮然とした顔が思い浮かぶ。 面会の機会を設ける事も必要だろう。 ) [Sun 19 Aug 2007 20:46:13]
アレックス@くらいへや > ( この三日、俗世と切れてこの部屋でじっと過ごしていても耳に入ってくることはある。 自分をマスターと呼ぶ娘が、自分に対して下された処罰に対し不当であると訴え、司祭に食って掛かり拘束された事や、火葬を論い、大聖堂に対する反感を煽る姿なき扇動者(アジテーター)の存在など―― 同じ宗教者であっても触らぬ神に祟り無しといった反応が多い中、両極端な事だ。 扇動者については宗教界における最大派閥である故に付いて回る問題である。むしろ、名指しである事はそれだけの影響力を得ているという証明ですらあるから、そう大した問題ではない。 所詮、パプテスに成り代わりてお前達に何が出来る、と問うた時に満足に答えられぬ者達による浮世の泡のようなものだ。 膨らむだけ膨らめばいずれ弾けて消えてゆく運命にあるのだから、我々は我々の為すべきを為せばよい。 )( それよりも、気懸かりなのは部下の事だ。 "アレ"は私の責任で運用している。 つまり、アレのした事は私のした事と同じという事。 ) [Sun 19 Aug 2007 20:34:53]
アレックス@くらいへや > ( しかし、貴族であるが故、大聖堂の下した判断も止む無しと理解できる。責任の所在は兎角問題視される。 であるならば、部隊の指揮を務めた私が負うのが自然であろう。 それに、罰を下されるという事は幸運な事だと思う――― 罰と引き換えに齎されるのは罪の許し。 罰を下されないまま罪の意識に苦しむ方がよほど恐ろしい事だと思う。 そして、主の嘆きと失望を知らぬまま、まるで神に愛されているように振舞う愚かさに比べれば、この程度の罰が何だというのだろう。 処罰を告げられた際にいっそ民衆の前で鞭打ちに処しては如何か?と提案した所「いくらなんでも其処までは――。」と苦笑を返された。 その程度で怯むのであれば易いものであるのに。 自主的に日々行う勤めと何ら変わらない。 ) ( 閉じていた目を開く、目を閉じても開いても見渡す事の出来ない暗い闇があるばかり―― この禁固を終えても庶民意識の反感の根は消えることはあるまい。 彼らは絶えず自分が負うべき責任を転嫁したがっているのだから。 ) [Sun 19 Aug 2007 20:12:00]
アレックス@くらいへや > ( 私物を持ち込むことは規則で禁じられておるから、身一つ。 また、灯りを持ち込む事も許されないから、聖書を読むことも許されないし、このくらい部屋で果たすべき勤めが果たせ無い事にじっと耐えなければならない。 誰かと顔を合わせる必要もない為、火傷の痕を覆い隠す包帯も外している。 出来る事といえば、祈りを欠かさない事程度だ。 )( 自分の行いが間違いだったとは思っては居ない。 貴族に産まれた故に有事に際し財産を使う事は当然だと考えるし、邪悪と戦う戦士として可能な限り疫病に対抗し、一人の修道士として為すべき事を為した。 その事に後悔はしていないし、また恥ずべき事もない。 自分は自分の正しいと思う事をしたと考えている。 ) [Sun 19 Aug 2007 20:01:15]
アレックス@くらいへや > ( しかし、その実態は大聖堂によるアレッサンドラ・クレメンテの保護である。 全てが手の届かない場所で終わってしまった戦争で、一方的な被害者になった市民が怒りに震える拳の振り下ろす先を探す中、何かしらの対策を打つ事が要され、大聖堂に拘留するのであれば功績に対する不当な中傷に晒される事を免れる。 そんな打算の結果が、責任と功績を相殺しての禁固刑。 それは表向きであり、本来ならば謹慎程度の処分であったがアレッサンドラ・クレメンテ当人の希望で「不正な行いのないように」と懲罰房の最下層、一切光の入り込まぬ暗い部屋に拘留された。 )――・・・     ( 拘留されてより3日余り、アレッサンドラ・クレメンテは四方を石の壁に覆われた真っ暗な部屋の中、背筋を伸ばし座っている。 ) [Sun 19 Aug 2007 19:52:25]
アレックス@くらいへや > ( 遺体を焼却し、前線で戦う者達と市民へ不安と動揺、そして絶望を与えた責を負い、アレッサンドラ・クレメンテは大聖堂内にて禁固刑に処された。 無論、それは予想される疫病の蔓延に対しての出来うる限りの抵抗であり、爆発的感染を防いだという功績と相殺された結果である。 それが表向きの情報―― 敵味方を問わず、遺体の焼却を指揮したパプテスのシンボルを身につけた包帯女の事は、その目立つ容貌と、ストレスに晒され続ける人々のモラルの低下を憂い、見回りをして社会的弱者に対する強姦事件を防ぐなど、正義の味方ぶった「生意気な」振る舞いなどから伝播し、市井の者の言の葉に上るまでとなった。 それに対しての反応はそれぞれではあるが、火葬そのものが教義に反する事を踏まえ、内外に対する示しとして先手を打って処分は下され、公開された。 ) [Sun 19 Aug 2007 19:47:56]
お知らせ > アレックス@くらいへやさんが来ました。 『 禁固刑 』 [Sun 19 Aug 2007 19:46:35]
お知らせ > ソレディーさんが退室されました。 『( 無抵抗に、自分で置いた手製の弓を残して、逃走――― )』 [Sun 19 Aug 2007 06:44:40]
ソレディー > ( ―――そんなこんなで話かけた修道女は、耳ざとく張り紙の噂を聞いていた。 正にこのヴェイティアンが誹謗中傷の犯人かと、慌てて声を上げる。 『助けて、ヴェイティアンよ』 ) ―――え、え〜!? や、違うよー? あたし半分は父さんだからー、あ、父さんはホワイティアで… あの、ねえ? 聞いてー? 『包帯の人』 に会いたいの、助けてくれた人ー ( おろおろと弁明するものの、聞いてないし、話し方も下手で通じない。 『何もしないよー』 と弓を置いてみるも、すぐに武装した警備兵が駆けつける ) ―――こ、困ったことがあったらパプテスに来てって言ってくれたからっ…! ねえ、包帯の人はー!? ( 槍を構えられてしまうと、それ以上は頑張れない。 じりじりと後退りして、外へ向かって駆け出した。 何かの間違いだ、自分が何か勘違いさせてしまったのだとは思うものの、どうすれば良いのか分からないし、そのまま捕まるのも怖いし――― ) [Sun 19 Aug 2007 06:43:31]
ソレディー > ( お爺ちゃんは、張り紙の事を知らなかっただろう。 それでもヴェイティアンを見れば、それがどういった存在かを思い出す。 復讐の可能性を考えて、身構える。 どうにか叫ぶ前に 『ここで何をしておる』 と言えたのは年の功か。 街中をうろついているだけならまだ良いが、場所との相性は悪かった ) ―――あ、あのねー 『包帯の人』 に会いたいの〜… 名前は知らないんだけど 『困ったことがあったら、パプテスを訪ねてー』 って言ってくれてー… ( 声を潜めるのが何かしら脅しているようにも見えてしまうのはご愛嬌。 ただ、正面から娘の顔を見ているお爺ちゃんには、娘がちょっと足りなそうな感情豊かな困り顔をしているのが見える。 何を言っているのかは分からないけれど、害意は無いのかもしれないと判断してもらえたようで。 気味悪そうにしながら 『わしは知らん。 何を言っとる。 シスターに聞けばよかろう』 逃げるように帰って行った ) ―――あー… ( 悪い事をしてしまったみたいで、何だか寂しくて、ぼんやりとそれを見送ってから、また最短距離で辿り着ける次の信徒に声をかける ) ―――ね、あなたシスター? ( 何の冗談だと顔を上げる大柄なお兄さんとも似たようなやりとり。 シスターをつかまえるまでに、そんな調子で何人かを驚かせてしまう――― ) [Sun 19 Aug 2007 06:27:19]
ソレディー > ( いかにも山人風の狩り装束で、騎士団から借りていた弓は返してしまったから手製の弓を持って。 赤毛を大雑把なポニーテールにした褐色の肌の娘は、一番後ろに腰かけていた隠居老人風のお爺ちゃんに声をかける ) ―――ね、包帯の人に会いたいんだけど〜… ( 小声であっても礼拝中、眼を閉じている人に話しかけるなんて非常識だ。 突然何を言っているのかも分からないし、『まったく近頃の若い者は』 と顔を顰めて、お爺ちゃんは眼を開けた。 今日も一日を始められることに感謝して、家族や友人が平穏無事に過ごせますようにと、祈ることはそんなものだっただろう。 祈るが早いが却下されてしまったような顔で、『おはよー』 とユルい笑みを浮かべるヴェイティアン風の娘を凝視。 ―――例によって様子がおかしい事を察して、娘も困った風に眉根を寄せる ) [Sun 19 Aug 2007 06:12:21]
ソレディー > ( 一般の信徒を対象にしたミサが始まるのはもう少し後のようで、人影と言えばその準備に静々と動き回る聖職者と、信徒席に入っている数人が見えるだけ。 ―――けれど、圧倒された。 教会建築、立派な祭壇、ずらりと並んだ長椅子など、どれをとっても馴染みの無いものだが、それだけではなく。 その静謐な空気に、本当に入っても良いのだろうかと戸惑ってしまう ) ―――お邪魔しまーす? ( それでも記憶の隅の方から使い慣れない挨拶など引っ張り出しつつ、小さな声で言って足を踏み入れたのは、『何か困った事があれば、パプテスを尋ねると良いですわ』 と言ってくれた人がいたからだ。 そろりそろり、静寂を乱してしまわないように注意しながら、中へ。 手を離した扉が少し遅れて閉まる音を響かせて、肩を跳ねさせる ) [Sun 19 Aug 2007 05:58:21]
ソレディー > ( ―――そんな風に教会を糾弾する文句の書かれた紙が、どこかに貼り出された朝。 そうとは知らないヴェイティアン風の娘が、これまた道行く人に聞いて回って大聖堂に辿り着く。 『パプテスってどこー?』 という妙な質問でも、騎士団を訪ねた時よりは辿り着き易かった。 どの騎士団を教えるかは人によって違いそうだけど、パプテスと言えばヴェイトス市における本拠はここになる )   ( まだ訪れる人も少ない、けれど大聖堂関係者の朝課は終わっている早朝。 重厚な扉をおそるおそる開けて、頭だけ中に入れて様子を伺う。 …特別パプテスを意識しているわけではなく、偶然かそういうものなのか門の前に衛視を見かけず、ノックをしても返事をもらえなかったから、入っていいものかどうか分からないのだ ) [Sun 19 Aug 2007 05:36:16]
お知らせ > ソレディーさんが来ました。 『(彼らは先住民族であるネイティブヴェイティアンの大量虐殺も行っていた事を思い出して欲しい)』 [Sun 19 Aug 2007 05:20:52]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『 マリア様は、正しい。 ( 『だから、今もそうしているのよ』 )』 [Fri 17 Aug 2007 21:06:22]
セレニア > ―――。 ( ふと、彼女を助け出すべきなのではないかと考える。 大聖堂の手の内から、クリスティアへ。 聖教会であれば、ペストの蔓延を予防するために死者を焼いたことを、人心に不安を与えたからと罪とは言わないだろう )   ( そんなことを考えていたと、悟ったわけではないだろうけど。 修道女はたしなめるように 『彼女を守るためでもあるのよ』 と続けた。 大聖堂が自主的に処罰しておけば、不当な糾弾から逃れられる ) ―――それが不当な糾弾であるのに、何故逃れなければならないのですか。 マリア様を罰するのは敵に屈するのと同じことです。 ( 何故彼女が不名誉に甘んじなければならないのか。 教会は彼女の正義を肯定し、必要であるなら戦わなければならないはずだ。 ―――純粋に罰するのではなく、政治的な配慮なのだと考えれば幾分わだかまりは和らぐものの、納得などできるわけもない。 大切なものを汚されるようで、きつく握った拳が震える )   ( 『今度、彼女に聞いてごらんなさい』 ) [Fri 17 Aug 2007 20:54:38]
セレニア > ―――マリア様はその決定に同意しているのですか? ( いかにも不服そうに、呟くような声で問う。 彼女に命じられるのであれば、ヴァンパイアを狩るという本来の務めを果たせなくても多少は気楽だ。 クルースニックに生まれた自分はヴァンパイアを狩れなければ神の国へ入れないと思っているが… それと同時に、今のヴァンパイアを狩れる立場、カーンに所属させてくれたのがマリア様だから。 ただ、今回また問題を起こしたことを彼女に知られたくないという思いもある。 更に教会が彼女に下した罰を不満に思うのも変わらないから、命令に従うのは当然なのに、憮然とした様子には拒否しかねないものがあった )   ( 『それは分からないけど―――』 そう決定されたのだと、言い聞かせるように修道女は頷く。 『彼女も、きっとそうしなさいと言うでしょう』 ) ―――面会を希望します。 ( 『どうかしら。 伝えておくけど―――』 謹慎中に会うには相応の理由が必要だろうと、修道女は首を振った ) [Fri 17 Aug 2007 20:28:02]
セレニア > ( 『何をしているの』 額から流れた血にか、慌てたように叫ぶその声は望んだ人のものではなく。 ランプが脇に置かれて見えるようになった修道女が、心配そうに覗き込む。 大した傷ではないと知って彼女が微笑むまで、焦点の合わない眼はその後ろを見つめてる )   ( 垂れた血を拭ってくれて、『後で手当てしましょうね』 と言ってから、一拍置いて少し厳しい顔で本題に入った )   ( 本来なら厳罰が下るところかもしれないけれど、大聖堂の上層部は少女の状態を多少なり把握しているのかもしれない。 16課が何をしていたのかを知らずとも、色々されていた本人がここに居て、何かと問題を起こし病院で検査も受けているのだから。 ―――罰として、今はいくら人手があっても足りない奉仕活動に参加するよう命じられる。 その間カーンの通常シフトからは外され、何らかの理由で召集されなければヴァンパイアハンターとしての活動はできない。 この少女にとって何が罰になるかも、心得たものだ ) [Fri 17 Aug 2007 20:13:05]
セレニア > ( 日が暮れて、部屋は闇に包まれる。 しばらくぼんやりと見つめていた指先の赤も見えなくなって、残る感触と臭いに、神経質に指先を拭った。 口に入りでもしたらどうするんだ )   ( 夜は務めに出るようになって、闇の中で眠らなくてもよくなったのが気楽だった。 暗闇は怖い。 ヴァンパイアと戦う時にこそ、それを感じずに済んでいたけれど… 床についてただ見上げる闇は恐ろしい。 何かを忘れていたようなもやもやした感覚が胸を一杯にして、漠然とした恐怖がじわじわと押し寄せてくる。 頭痛が増して、蒸し暑いくらいのはずなのに、酷く冷たい感触に抱きしめられていると錯覚してしまう。 ―――気のせいだ、気のせいだ、気のせいだ… 言い聞かせても去ってくれない感覚は )   ( がちゃり )   ( 鍵を回す音がして、誰かの持つランプの明かりが部屋の中を照らすと、余韻を残して去っていく。 ―――闇に慣れた目に光が眩しい ) ―――。 ( 誰かの名を呼ぼうとして口を開くのだけど、誰の名を呼ぼうとしたのか分からなくなって一度閉じる。 次いで ) …マスター… ( 背格好くらいしか分からない影に、そう呟いた ) [Fri 17 Aug 2007 19:38:59]
セレニア > ( 頭が痛い。 紛らわせるように額を石の壁にぶつけても、紛らわされるのはぶつけた痛みの方だ。 それが分かっていても、時々はぶつけずにいられない。 自分の言動でマリア様の立場をより悪くしてしまったかもしれないという自責の念も半分 )   ( ごつっ )   ( 暴れた時にウィンプルはどこかへいってしまったようで、薄紅色の髪が揺れる。 鈍い衝撃の後に、眉間を伝うものがあった。 指を這わせると、額が割れてしまったのか、赤い ) [Fri 17 Aug 2007 19:18:06]
セレニア > ( 『今夜こそは』 という思いは、次第に 『どうせ今夜も』 といったものへ変わってしまった。 でもそう思うのはふてくされているからで、務めを果たしたいという想いに変わりは無い )   ( 身体の拘束は解いてもらえたけれど、中から開けられない鍵つきの部屋に留め置かれたまま。 高い位置にある格子のはめられた窓が夕焼けに染まるのを見上げて、尼僧服の少女は何かに耐えるように、苛立たしそうに目を閉じた ) [Fri 17 Aug 2007 19:05:38]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 日が暮れる、務めの時間だ――― )』 [Fri 17 Aug 2007 18:57:30]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( マリア様に迷惑をかけたかもしれない、そんな思いに震える )』 [Thu 16 Aug 2007 20:42:40]
セレニア > ( ―――半狂乱で取り押さえられ、目覚めたら鍵つきの部屋で拘束されていた。 完全に取り乱してから後の事は、何を言ったのか、何をしたのか、覚えていない。 変わらない頭痛だけが重く圧し掛かったまま ) [Thu 16 Aug 2007 20:41:46]
セレニア > ( 頭が痛い。 もうずいぶんこの痛みから解放されていない。 夜毎の悪夢にうなされた後の感覚を、ずっと引きずるような痛み。 更新されない条件付けがいよいよ解けてしまいそうになっているのだとは知らず、やはりヴァンパイアハンターとしては成果を挙げられないまま鼠狩りなどさせられては苛立ちも募る一方で、そこにマリア様の処罰が止めを刺した。 何もかも最悪だ )   ( 頭が痛くて、殺される鼠が人間に見えた。 錯覚だとは分かっているけれど、『知っている気がする人』 に見えて仕方ない。 そしてそれを殺す人間が、笑っているように見えてしまう。 皆が一様に狂笑を浮かべているわけもないのに、なぜかそう見える。 頭が痛い )   ( 司祭が何か喚いて、扉が開いて数人が駆け込んできた。 姿勢としてはただ突っ立っていただけなのだが、取り押さえるように手がかけられる――― ) ―――触るな! ( 一人を突き飛ばして、二人が飛びついてくる。 抵抗も瞬間的な一撃以外は本気でなく、すぐに引きずり出されるだろう ) ―――焼かなければどうなるか、見せてやればいい! 鼠に喰われた死体を返したって連中が黙ってるわけないんだから! 戦死者が何のために戦って死んだか、それを焼くのが何のためか、何も考えないで八つ当たりする相手を探してるだけよ! 死者を裏切って信仰を忘れて――― そんなやつ死ねばいい! どうして、どうしてマリア様が! マリア様が――― [Thu 16 Aug 2007 20:33:05]
セレニア > 裏切り者。 ( ぽつりと零した呟きが、たしなめる風に接していた司祭を凍らせた ) ―――大聖堂の客分であるマリア様に全権を委任されたのは、大聖堂が批判から逃れるためですか。 不理解な背信者へ生贄を捧げると、そういうのですか。 ( 苛立ちから少し早口に、顔を下ろして視線を司祭へ戻す。 殺気さえ孕んでいそうな眼は、ただの一歩も踏み出してはいないのに、非戦闘員の司祭が危機感を覚えるには十分だった。 『ぶ、無礼な! 不敬罪だぞ! もう話すことはない出て行―――』 ) ―――マリア様を処罰するのなら聖戦を… 遺体を焼く邪教は地上から消し去るべきです… 異教に迎合し背信者に迎合し、神の子を生贄に捧げて何の教会ですか… ( 教会には絶対服従、下位聖職者よりも上位聖職者の命令を優先。 それは分かっているのに、口をついて出る言葉が止まらない――― ) [Thu 16 Aug 2007 20:02:55]
セレニア > ( ラットマンとの戦争に防疫のエキスパートとして参戦していたヴァンパイアハンターギルドの上司、マリア様が帰還した。 その報せを聞いて、凱旋を出迎えようと待っていたのに、彼女はなかなか姿を現さない。 まさか感染したのか、あるいは負傷したのか、方々に聞いて回ってどうやら無事らしいことに安堵したのも束の間、彼女は謹慎… 否、禁固に処されたという。 正しく教会の務めを果たした者になんという仕打ちか。 面会を求めても軽くあしらわれ、それでも静かに喰らいついたまま離さずにいるうちに、手に負えないと司祭まで通されていた ) ―――他に確かな方法は無いはずです。 もしもあるのなら、マリア様にそう指示されなかったのは何故ですか。 少なくとも焼却が有効な手段であることを認識していたのなら、それを禁ずることもできたはずです。 何故、処罰されなければならないのですか。 ( 『話した通りだ。 状況は―――』 そう、あちこちで何度も聞かされた話。 それに納得がいかないから、こうしている。 『我々も悪いようには―――』 ) [Thu 16 Aug 2007 19:39:47]
セレニア > ( まだ幼さを残していながら妙に硬質な声で、ウィンプルまで一分の隙も無く尼僧服を着込んだ少女が静かに問う。 大聖堂のとある執務室、この部屋の主である上等な僧衣を纏った司祭は 『それが教会の決定だ』 と繰り返した ) ―――では、どうすれば良かったのですか。 死体を焼却せず、疫病の蔓延を防ぐにはどうすれば良かったのですか。 ( 小さな身体から押されても動きそうに無い頑なな雰囲気を放つ少女は、話しかけている司祭を見ていない。 およそ表情に乏しい顔で、何かに耐えるように天井を睨んでいる。 一触即発、司祭は少女のそんな様子に及び腰になりながら、それでも辟易した風にため息をついて 『教会のためだ』 と言い方を変える ) [Thu 16 Aug 2007 18:55:09]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『 何故ですか。 』 [Thu 16 Aug 2007 18:34:41]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『はい、判ってますよ( 何度も繰り返す聖女に僅か、微笑んで。 )』 [Sun 12 Aug 2007 03:04:49]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『お腹は空いてないんですよ?(後に続き、その後もあれこれと質問を続けた)』 [Sun 12 Aug 2007 03:01:06]
アレックス > ああ、色んな所を見ておこうと そういう事ですか――・・・ 判りました。ご案内いたしますわ。( 慌てぶりにやっぱりお腹が減ってたんだろうかと疑いは尽きないが、間食など教会では許されない訳で我慢して頂く事にした。必死な抵抗が功を為したか台無しか、案内役をかってでてみるとする。 厨房以外ならなんだ、次は雪隠にでもいくのk ) ええ、私は大陸の生まれですから、ヴェイトスでの活動の間は此処にお世話になっているのです。聖剣戦争では――・・・ いえ、過ぎた事は言いますまい。( 建前の上では大聖堂に寄宿する貴族の娘、という所。ヴェイトス島を訪れた切欠は、ミレディという害悪吸血鬼の足跡を追って―― ついた頃には既にヴェイトス市で滅びて居た訳だが。 ) ええ、邪悪な連鎖を断ち切るべく吸血鬼を殲滅する事も私の使命ですが、そのように吸血鬼に惑わされた被害者達の目を覚まさせてやる事も必要な事と考えています。しかし、なかなか難しいものです。特に、このような土地では――・・・ 魔女狩りの二の轍を踏まぬように、と活動も制限されていますし。( ほう、と悩ましげに溜息をつく。本国であれば、処刑されても当然の事が当たり前のようにまかり通っている。彼らの害悪は我慢でどうこうできるものでもあるまいに――・・・ ) とりあえず、礼拝堂から参りましょうか?どこか行きたい場所があればご案内いたしますわ さ、こちらへ――( と、先導していこう ) [Sun 12 Aug 2007 02:55:19]
セレス > ひぇ!? 別におにゃ、お腹は空いてませんよ!? ちょっと、懐かしいというか、10ヶ月ぶり、くらいでしょうか。 今回はそう長く大聖堂に滞在できないと思いますし今の内に、というか。 ( 頑なに迷子宣言を避けてみる。 うん、あそこが厨房と言うことは少なくともあそこ以外は厨房ではないわけです。 ) ぅ、自重します…あ、それは初耳です。 確か以前お会いした時は大聖堂にご厄介になっている、というくらいしか―――それで聖剣戦争にも。 ( シスターではなく何処ぞの貴族のお嬢さんだったと記憶している。 なるほど、納得の印象。 血生臭い話ではあるが、自分とは全く違う都合の「修道院の外の人」の話はやっぱり興味深い。 そういう立場の人が何を考えどう過ごしているのかとか。 ) それこそ吸血鬼の狙い通りなのでしょうね。 あれは墓から起き上がって先ず最初に、身内や近しい人の元を尋ねると本に書いてありました。 吸血鬼と言うのはそうなのでしょう。 同情を誘ったり人を惑わせたりするのが常なのでは。 何を口にしようと取り繕おうと、太陽を恐れ聖水に爛れるような悪いものですから。 ( そんなものが人間の隣人であるわけがない。 それはハッキリとそう思う。 死者の肉体と記憶を悪用する、なにか悪魔的なものなのだと。 ) [Sun 12 Aug 2007 02:31:33]
アレックス > ・・・ お腹がすいたのですか?朝食までは何も食べられませんわ。( 思い切って聞いてみた。ほら、迷子になってるなんて思わない訳で。 ) ご自重ください。( 反論を許さない勢いで言い切った。要約するのなら、「つべこべ抜かすな」ってな所か。「一人で出歩くなっつの」的な。 ) なむぅ? 日々思う事――・・・ 何故、吸血鬼に味方をする者が居るのか、何故味方をするのか、などでしょうか?それも止むを得ず、ではなく好き好んで味方をするものも居るよう。理解に苦しみます。 実践している事といえば、合同訓練の際にご指導頂いた騎士団流の訓練を続けている事です。おかげで暑気あたりで伏せるような事はなくなり、喜んでいます。( 聞いて楽しい話とも思えないが、奇妙な身振り手振りで説明する聖女に、問われるままに答えてみた。何とも夢も希望も無い内容だと思うが、市井の娘のように過ごせた記憶は乏しい。 ) あ、私、大聖堂で信仰のあり方を学ぶ傍ら、吸血鬼を根絶すべく活動をしております。( 今更だが、言った覚えがない気がする。 ) [Sun 12 Aug 2007 02:17:27]
セレス > ( お腹は別に空いてない。 先頃、歓迎を受けてなんだか教会らしからぬ会食があったし、元々食事の量は少ない方。 久しぶりに食べたヴェイトス市の食べ物はやっぱり味付けが濃かった。 …とりあえずふらふらと廊下を歩いてみる。 反対側へ。 ) わ、わかってます。 1人では出かけません――――夜とか、危ない所とかには。 ( 昼間の安全そうな所でも余裕で遭難するという自覚は無い。 青猫に保護されて数日過ごした前科持ちである。 ) ううぅん…こぅ、なむぅ、なんでしょう、ありませんか? 日々思う事とか、感じる事とか、ええっと。 最近こんな事を考えてるぞ! こんな事を実践しているぞ! とか、とか、とか。 その、私、自分以外の人が日頃どうしているのか、何をしているのか、何を考えているのかっていうのがよく、わからないというか。 興味がある、というか。 ( いまいち説明しきれずあれこれ身振り手振りを添えるが、前衛的なダンスか何かのような。 ) 知りたいんですよ、貴女の事とか。 [Sun 12 Aug 2007 01:57:16]
アレックス > ( なんだか調理場のほうに向かっている気がする。お腹でも減ったのだろうか、と思いつつ後ろを付いてゆく。 まさか、聖女様に対してお腹減ったんですか?とは聞けない訳で。 ) それでも、危険が伴います。せめて付き人の一人もつけなくては―― ( なんだか口うるさい教育係にでもなった気分だ。 聖女にとって体力が付いた事はすごく革命的な事であっても、教会の外にある危険とはあんまり関係ない。全力疾走で大聖堂まで逃げ帰れる無限の体力とかあればそれは別の話だけど。 ) 私個人、ですか・・・?残念ながら「普通の」話は出来かねるかもしれませんが――・・・ 例えば、どんな事でしょう? ( うぅん、と言いよどむ。自分自身を省みて、普通とは言い難い事は自覚している。遊びの一つも覚えず、日々血生臭い仕事に追われて2度の戦争に参加し、友人と呼べる知り合いも無い。唯一、友と呼べた人間とも決別し、吸血鬼を狩る事に特化する昨今。何を話したものかと悩んでいれば、厨房の扉が開かれる。当然、中は火が落とされ、真っ暗だ。 眠らないヴェイトス市であっても、大聖堂の中は規則正しく一日を刻んでいる。 ) [Sun 12 Aug 2007 01:45:18]
セレス > ( まだ1年は経っていないか。 確か去年の10月頃まで滞在していたと記憶する大聖堂。 この廊下、何度も通ったし少し懐かしい。 スラムでの誘拐事件もあって、滞在中の殆んどをこの大聖堂敷地内で過ごしたものだ。 確かあっちが書庫で、向こうが調理場で、いや向こうが書庫であっちは礼拝堂??? ええと。 ) これでも少しは体力をつけて歩けるようにはなったんですよ? 流石に森の中までは入れませんけれど。 ( 去年の夏の事で色々考えたのだ。 悪魔と戦う為に古城まで赴けなくてなんの聖女かと。 この弱い身体がもう少しでも動けば、と。 帰国後は率先して運動するようになって、マシ、程度にはなったという話。 ) それはそれとして、貴女個人はその後どうですか? 長らく篭っていた所為か、兎に角人と話す機会が少なくて。 大局の話は良いんです。 皆教えてくれますから。 もっと、こぅ、なんでしょう。 「普通の」話が聞きたいというか。 ( と、おもむろに空けた扉は厨房だった。 何事も無かったかのように閉めた。 ) [Sun 12 Aug 2007 01:22:22]
アレックス > ( それだけ辛そうに見えた、という事だろう。確かに、心身ともに疲れている事は確か。 元々暑さに強い性質ではないのに加え、広範囲の火傷による体温調節の不調、それに加え、包帯で体を覆った上で湯の炊かれる中、感染者の方術による浄化や応急処置、遺体の焼却などに当たってきた。 肉体的な疲労もさる事ながら、精神的な疲労も大きい。何せ、この戦争は―― あ、咎められた。 ) あ、申し訳ありません・・・ どうにも、いけませんね。つい、眉間に皺が寄ってしまって――・・・( 今更のように笑おうとしても、上手くいかずに苦笑どまり。マイペースに歩き出した聖女のやや後方、連れ添うように歩き出す。クリスティアからの大事な来客だ、一人で歩かせる訳にも行くまい。 ) いえ、司祭様が前線に慰問に訪れて下さった事もございます。訪れて下さるだけで支えになるものです。 その命を持って戦いに挑む者にとって、見放されていないという事は、それだけで安心できるものですわ。 いえ、ご理解頂ければ宜しいのですけれど――・・・ "外"は教会の中とは違いますから。不便をさせて申し訳ありません。( 頭を下げられ、俯く。本当であれば、何の心配も無く外を出歩ける世であればよいのに、そんな世は遠く この街には利害が渦巻き、権利の奪い合いが続いている。 それは私のせいではないが、この天真爛漫な聖女に不便をさせる事は心苦しく、そんな風に謝罪した ) [Sun 12 Aug 2007 01:04:58]
セレス > そういうものです。 ( 言い切った。 聖女聖女と言われても、それほど聖書に忠実な信徒というわけではなく。 自分がなにかする事で少しでも世界が平和になるのならそれは凄く良いな、と思い、事実それだけは出来るというただの世間知らずだ。 世俗に汚れていないといえば聞こえは良いかもしれないが。 ) また難しい顔をしていますよ? ( と、漠然と宿舎の廊下を歩き出す。 部屋に入るでもなし、どこかに行くでもない状態がなんだかおかしいと思ったから。 ) 教会を回って皆の前で紹介して頂いて、ひらひら手を振っていただけです。 今度の事はあまり私に出来る事はありませんでしたし―――本当はもっと早くに来て何かお手伝いしたかったんですけれど。 ああ、あのっ、その件ではご迷惑おかけしました…っ! 一人歩きは危ないというの、理解しましたからっ。 ( もうしません、とへこへこ謝る。 当時は1人でスラムまで出向く事自体危ないと理解できていなかったという話。 スラムなんていう場所そのものも。 ) [Sun 12 Aug 2007 00:45:47]
アレックス > ――・・・ そうやもしれません。 ( クルストは生涯一度も笑わなかったという。笑うとき人は神を忘れてしまう。だから声高らかに笑う事は異端への道筋―― ふと、そんな事を思い返す。 それが支配の為の方便と判っていても習慣として身に付いてしまっている。修道の為と苦しみを負う事ばかりに目が向いて、楽しみを追求する事に酷く鈍感だ。何時から、こうなってしまったのか良く判らないけれど、罪に追い立てられるようにしか生きていられない。 追求する生き方の傍にある息苦しさに気付かないではなかったけれど、こうして指摘されるのは初めてだ。 ・・・ ああ、二度目かもしれない。 「お前に何が残る」と耳障りな声がする ) はい、予期される疫病の蔓延に対抗する人員として聖堂騎士に招かれ、前線に参加いたしました。この度の慰問、感謝の言葉もありません――・・・ ですが、敵は未だ市中に侵入しています。掃討戦が沈静化するまでどうか、ご自重ください。( 一度大聖堂を抜け出し、貧民窟で拉致され、死に掛けた経緯を思い出し、釘をさす。大聖堂内とはいえ、護衛や案内役もつけずに出歩くなど持っての他だ。 ) [Sun 12 Aug 2007 00:33:41]
セレス > どうして? …どうしてでしょう――――…ああ、だって、そう。 再会を喜ぶなら笑うべきでしょうに。 笑い方を忘れてしまいましたか? ( 泣いている人間の言うことでもなし、目元をぐしぐしと拭って改めて微笑んでみせる。 彼女の変わり果てた風貌、何があったのかは分からない。 苦しかったかもしれないし、悲しかったかもしれない。 でも、それはそれとして笑ってはいけないという事はない筈だ。 生きている限り。 ) はい、御久し振りです。 聖剣の時以来ですね。 今度の戦いに大聖堂からも人を派遣したと聞きましたが――――貴女も? ( 胸の前で小さく十字を切る。 火傷の跡はもっと古いもののように見えるが、彼女からは何処か殺気立ったものを感じる。 まだ戦中にあるような、終わったという実感の無いような。 ) [Sun 12 Aug 2007 00:14:23]
アレックス > んっ・・・   ぅ・・・    うぅ  ( 聖女の指先が包帯に覆われた頬に触れる。包帯の下には醜く焼け爛れた癒える事の無い疵が討ち果たした悪魔の呪いのように息衝いている。 それは我が身へ降りかかった罰であり、疵を受けてからあの炎に負われる様にしか過ごせなくなった。 潔癖な性もあり、それに触れられる事は耐え難いが、相手は身を挺して魔を封じ、呪いを滅する聖女。売り払う事も出来ず、只立ち竦む―― 決して手荒ではなく、むしろか弱い指先なれど、まるで心臓を掴れたような気持ちで。 そして聖女の口から零れた言葉は。 ) え――・・・・・・ どう、して・・・ ( 何故、そんな事を。予想外な言葉に目が見開かれる。 此度の戦争でも情を捨て、実利を取って多くの死者達から来るべき日の復活の救いを燃やし尽くし、灰にした。 結果として疫病の爆発的流行は防ぐ事が出来たが、多くの恨みと恐れを買う事となった。 パプテスの徒として、人々に救いを与えるべき身にありながら、罪深く、冷酷と言って差し支えない判断だが、それをしてでも守るべきものがあると信じて行った。 この身に圧し掛かる罪の重さも耐えるつもりであったのに。 何故、一目見ただけで―― 頬を触れた指は心にまで届いたか。震える手で、触れる手をそっと制し、息をついて一礼する )―― お久しゅうございます。セレスティア様 [Sun 12 Aug 2007 00:01:25]
セレス > ( 決して頭の悪い娘ではないが、偏った本ばかりで実用的な知識の足りない娘。 手を伸ばした聖女認定はあれこれ考えるでもなく、それらしい言葉を繕うでもなく、なんだか酷く悲しくなってぽろぽろ泣いた。 火傷の痕が痛ましかったというのもある。 少し怖かったのもある。 ただそれ以上に、 ) あの、上手く、言えないのですけれど、 ( 伸ばした両手はそろそろと女性の頬に触れ、じんわりと体温を伝える。 なんだかそんな事でまたずきんと胸が痛んで鼻を鳴らした。 ) ええと、だから…そう、御苦労様です。 貴女のこと、神様が見守っています。 だから少しだけ、自分を褒めてあげて下さい。 少しだけ笑って、力を抜いて。 ( 自分の言っている事なのに少し意味が分からない。 ただ、彼女はもう少し力を抜くべきだとか、誰かに理解してもらわなければ疲れてしまうとか思ったんだろう。 我ながら言葉が拙い。 ) ああ、そうか。 アレッサンドラ・クレメンテ。 ( その硬質なイメージ、思い出した。 面影もある。 ) [Sat 11 Aug 2007 23:33:50]
アレックス > ( 元凶であった首謀者を討ち取った事でラットマン戦争は終結した。前線部隊の奮戦空しく市内へ侵入したラットマンの残党狩りも順調に進んでいる―― 疫病のエキスパートとして大聖堂よりの部隊に参加したアレッサンドラ・クレメンテも前線キャンプの解体と共に市へと戻る事になった。 激しい戦いの末、多数の負傷者・戦死者を出し、大量の傭兵・義勇兵の雇用により膨大な戦費を消費し、疫病による憂いを残し、得るものは一つも無いという消耗するだけの最悪の戦争であった。 特に終盤の総攻撃では大量の負傷者と、感染者が出 キャンプは地獄絵図の体を見せていたように思う。 勝利の喜びに騒ぐもの、仲間の死を嘆くもの、疫病に冒され死に行くもの・・・ それらを見届け、無情に焼き捨てて、アレッサンドラ・クレメンテは市へ戻ってきた。 ) 申し訳ありません。驚かすつもりは無かったのですけれど――・・・      ぁ ( 素っ頓狂な声に謝罪をすれば、当然の反応か、身を竦ませ眉を寄せて見つめる視線―― この聖女のこんな顔を見る事になるのなら、矢張り会おうなどと思わなければ良かったのかも知れない。 湧いて出た後悔に表情を曇らせ、一礼してこの場を辞そうとすれば、聖女の目より零れる涙と、伸ばされる手。 無論、振り払う事などできず、怯んだ様に触れられる事となるか。 ) [Sat 11 Aug 2007 23:13:41]
セレス > ひぅ? ( 扉を開いて先ずどっちに向かおうか、レベルの行き当たりばったりさ具合で先の事を考えていれば、いきなり目の前で上がる声。 反射的に変な声が出た。 薄闇に落ち着いた静かな挨拶が響き、相手の姿を確認して思わず身が竦む。 包帯まみれの女性。 隙間から覗く肌は爛れ、眉を寄せまじまじと見詰める態度が露骨に顔に出ただろう。 人と接する機会が少なく、感情を隠すということが酷く苦手。 目の前の女性が誰だったか、知っている人物かを確認する前に、ぼろぼろと涙が毀れた。 聖教会のカソックの袖から出た黒い皮手袋の手が、そろそろと包帯の女性の頬へ伸びる。 ) [Sat 11 Aug 2007 22:54:52]
アレックス > ( ばったり、と表現するのが的確。戦後の慰問に訪れ、主席司教カテドラル・アレオパギタを始めとする上層部との挨拶を終えて客間で休んでいる、という聖女を訪ねれば、ノックをするよりも先に開く扉―― 紺色の僧衣を身に着けた包帯女は少々驚いたように目を丸めて足を止た後、居住まいを正し、会釈を。 ) これは、失礼を―― ご機嫌麗しゅう、聖女認定セレスティアさま。ようこそ、ヴェイトス市へ。( このアルビノイアの聖女にお目にかかるのはこれで二度目になろうか。 聖剣戦争の参加者としてヴェイトス市へと訪れた折に、話す機会があった。 「何でも願いが叶う」という戦いに私も同じ参加者として参戦していたが、彼女と戦う事なく私の聖剣は破れ、見届け役として一度彼女の戦いを見守る機会にも恵まれたが、祭儀は勝者の無いままに終わってしまった。 見た所、少々やんちゃな所などもお変わりないようだ。 覚えておられるか、様子の変わってしまった私の事が判別できるかはわからないが―― ) [Sat 11 Aug 2007 22:43:14]
お知らせ > アレックスさんが入室されました。 『 あ―― 』 [Sat 11 Aug 2007 22:43:04]
セレス > ( クリスティア聖教会認定聖女セレスティア。 それが私の肩書きだ。 ありとあらゆる呪い祟りを浄化する奇跡を起こすとされ、実際にそれらしい事が出来る。 というよりそれ以外何も出来ないと言っても言い過ぎではないかもしれない。 生まれつき身体が弱く悪い気配に敏感で、一年の大半を辺境の修道院の地下に閉じ篭って過ごす世間知らずだ。 部屋には外側から鍵がかけられ、聖域化された暗い部屋で毎日祈りを捧げ、本を読み、その身に請けた呪いの浄化に努める。 それだけの為に存在し、人が持つあらゆる他の義務―――営むこと、を免じられている。 聖教会はこの身一つでは生きる事も出来なかった私に衣食住を与え、できる限りの要望にも応えてくれる。 感謝こそすれ、不自由と嘆く事は無い。 私は、恵まれている。 ) [Sat 11 Aug 2007 22:39:08]
セレス > ――――そう自由になる時間も多くは無いか。 ( 暫らくそうしてうつ伏せに横たわって考え事をしていたが、生憎あまり自由の利かない身の上だ。 身体的なものもあるし、身分的なものもある。 聖性の強い所に居た方が具合も良くなるという言い訳は出来ても、何日も大聖堂にばかり居座る事はできないだろう。 ようするにこうしている時間が惜しい、という話。 流石に大聖堂を1人で抜け出して酷い目にも遭っているし、それは自重しようと思うけれど、部屋に閉じこもって早々に眠る以外にやることくらいあるだろう。 なにせヴェイトス市だ。 クリスティアではとっくに眠る時間でも、誰も彼も起きているような街。 勢いをつけて立ち上がると、じゃらりと聖縛鎖が音を立てた。 ) よしっ…なにか、しようっ。 ( 漠然とした目標を立てて、部屋を出た。 ) [Sat 11 Aug 2007 22:10:50]
セレス > ( そう言う程仰々しい話でもないのだが、流石に大聖堂側の面子というものもあるらしく。 夜遅い時間にようやく到着して、食事をしながらそうそうたる面々との挨拶を済ませればようやく一息。 元々無い体力を余計に消耗して、客室のベッドに突っ伏した。 ) …今日はこっちにお泊り、かな。 ( 元々ホワイティアの支配力の強いヴェイトス市にはクリスティア聖教会に属するパプテス教会も少なくは無い。 先の鼠獣人騒動が鎮静化した頃合を見計らっての慰安訪問で、そういった教会を訪れて回る為のヴェイトス市来訪だったのだけれど。 派閥が違うとはいえ、表向きは穏便な関係を結んでいるパプテス大聖堂に挨拶をしておいて悪い事は無い。 先の二度の訪問の時も世話になっているし、なにより此処には知り合いも幾らか居る。 久しぶりに会えたら良いな、というのもあって。 ) [Sat 11 Aug 2007 22:04:08]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 聖教会“聖女認定”3度目の来訪 』 [Sat 11 Aug 2007 21:53:26]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Mon 16 Jul 2007 00:46:09]
ジャスティス > すわって、連絡員との顔合わせは……今できるわけは無いか、となれば、迷わず帰るとしますか。 (信者に挨拶をしながら、しずしずと礼拝堂を抜けて外に出て。守衛に挨拶をして通りに出る。うん、風邪はいい感じだ) [Mon 16 Jul 2007 00:37:22]
ジャスティス > (一般の礼拝者もちらほら残る、礼拝堂。ぼんやりと壁画を眺めながら、今頃皆はがんばってるんだろうなぁ、とぼんやり考えて) ん、頑張れ。 (知り合いの顔を思い浮かべながら、拳を握り締めて) [Mon 16 Jul 2007 00:19:20]
ジャスティス > むふふ、けど、大聖堂に詰めろ、といわれなかったのは大進歩よね。 (つまりは、暗黒外での活動が本職だと認めてくれているわけだから、とうれしそうにほくそえむ、ようやく調子が戻ってきた、足取りも、力強く大またになっていって) [Mon 16 Jul 2007 00:08:46]
ジャスティス > (まぁ、何はともあれ、このい辛い雰囲気の会議も終わった。他の出席者と比べると、名ばかりの管理者である自分は肩身が狭かった。どう見ても浮いていたから。まぁ、正式なエクソシストでもなければもちろん騎士でも無いのだから、直接出席するハメになったのだろう。一番最後に部屋を出れば、ふはぁ、とため息一つ。人影が散った頃に、ようやく礼拝堂に向けて歩き出す) [Mon 16 Jul 2007 00:06:30]
ジャスティス > (避難経路の確認も終われば、後ろ向きナ話だけでは体裁が悪いと感じたのだろうか、前線への慰問の案件に移った。適当の地位の人間を前線に慰問に向かわせるという話だ。ある程度戦線が落ち着いているという前提のため、大聖堂の防衛用の戦力から、十分な数を護衛に割り振る。コレにも組み込まれそうだなぁ、なんて思っているうちに、会議は終了する。まぁ、柔軟に細やかな計画や方針も変わるのだろうけれど。) [Sun 15 Jul 2007 23:58:38]
ジャスティス > (市民の避難については、明確に分担が決められていく。これは、自分には一切かかわりの無いことらしい、まぁ私は暗黒街の方を守るんだけどね、なんてのは内心の呟き) 「次は……」 (そして、司祭たちの避難についての話に移る。市街戦に突入する際、司祭の護衛に割り振られる戦力は、かなりのものだった。そしてそのリストの末尾に、青髪の修道女の名前もあった) 『シスター、ジャスティス』 はいっ!! (驚いて大きく返事をすれば一瞬視線が集まる。聖堂騎士の偉い人の話では、自分は担当地区が離れているので、連絡要員を二人つける、だそうだ。形ばかりの神官兵のようなものらしい) はっ! (背筋を伸ばして応える姿に、司祭の一人が、どちらかというと、前線向きだな、と笑う) [Sun 15 Jul 2007 23:52:33]
ジャスティス > (その部屋には、高位の司祭や聖堂騎士、エクソシスト等の要職に突いた者たちが並んでいた。その末席に加えられているのは一人の修道女。ウィンプルをまとったその姿は、普段よりも落ち着いて見える。ラットマンの大繁殖と進軍、万が一、市街戦に突入した際の市民の誘導、避難場所の設定、そして、大聖堂の中核をなす人物たちの避難のマニュアル作成、もうこの時点では概ね決定しているらしく、淡々と話は進んでいく) [Sun 15 Jul 2007 23:44:51]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Sun 15 Jul 2007 23:40:26]
お知らせ > フォウ・リーさんが帰りました。 [Thu 14 Jun 2007 00:30:39]
フォウ・リー > ( あめちゃん なめながら、にたにた。 今夜はここできっと 妄想してすごすことになりそうだ。 ) [Thu 14 Jun 2007 00:30:35]
フォウ・リー > ( 背景には月で照らされたステンドグラス。 そして十字架。 なんかもってこいのシチュエーションじゃないの。 ) そして、あれだー。恋人たちはここで愛を誓い合って 僕がそのとき、その場に立ち会えば その人たちは一生幸せになるんだ ( わけのわからないことを。 半分以上思考回路が、オンナノコでできていますので。夢見がち。 ) ・・・・・ 恋をするってどんな気持ちなんでしょうねん。 ( 並んである椅子の上。 疲れたので座ってみた。 ) 僕には一生わかんないことっぽそー ( 近所のおばちゃんがくれた飴ちゃん。ポケットに忍ばせておいたのを思い出して取り出した。 ) [Thu 14 Jun 2007 00:23:58]
フォウ・リー > ( 田舎者丸出し天使っこはキョロキョロ。辺りを見渡しながらまっすぐまっすぐ 祭壇に向かいます。 ) ――― うわぁ。 綺麗な十字架。 ( 罪を背負ってやってきた彼のシンボルマークとも言える。 地上の罪を何も一人で背負わなくても良かったのに・・・。と、自分は思っていた。秘密だけど。 ) こんなのがお部屋にあったら、毎日快適無敵じゃん。 ( いいなぁ・・・と。 立ち止まり惚れ惚れするのでした。 ) ――― やっぱ、僕は天使なんだなぁ。 ( 実感すると、なんかニヤニヤした。 ) [Thu 14 Jun 2007 00:16:28]
フォウ・リー > ( 神聖な空気は何処にでもある訳じゃなく。 毎日ここにきて祈ってくれる方々のおかげで保たれる清浄なる空間 ) 僕たちだけじゃ、何もできないわけだ ( 静かに扉を閉めれば そそっと中に入り込む。 ステンドグラスに映った月がまぶしくって眼を細めた ) ああ・・・・いつか僕も、こんなところで祭られるのかなぁ。 ( なんてゆうのは遠い遠いお話。 むしろ、万が一にもない話なのでした。がっくし ) に、しても。 毎日みんなが綺麗にしてるんだなぁ。 ( ここでなら一生暮らしても良いー なんて 思うけど、口に出したら本当にそうなっちゃうから黙っておこう。 ) [Thu 14 Jun 2007 00:09:53]
フォウ・リー >  よっこらせっとぉ・・・ ( 先日、超お世話をしてくれたフジサキ自警団さんのおかげで 綺麗になったNT天使は ひょっこりと顔をのぞかせた。 ) ふむ。 ここがうわさに聞くヴェイトス大聖堂・・・ ( 誰もいないのかな? 静かだ。 ) [Thu 14 Jun 2007 00:05:53]
お知らせ > フォウ・リーさんが来ました。 『――― 重たい扉を開けた ―――』 [Thu 14 Jun 2007 00:03:54]
お知らせ > ナナリーさんが退室されました。 『(――気がついたら、その姿勢のまま眠っていて)』 [Wed 13 Jun 2007 02:36:32]
ナナリー > ―――……。 (前の長椅子の背に、額を乗せて沈黙)  ―――………。 (やることは、いっぱいある。 ゴシップ誌れべるだろうと、この情報の真偽を調べなければいけないし――…仕事は仕事で別にたまってるし。 )  ――――……。うー。 [Wed 13 Jun 2007 02:34:58]
ナナリー > (これ以上のものを求めるのならば、エクソシストとしての信頼を得るしかないだろう。  ) ……真面目にお仕事して、真面目に生活して、信頼していただく。 (紙束を纏めて、肩を落とす) …… … 。 一番難しいかもー…。 ( 自分の性質からいっても、エクソシストとして成果を上げれるかどうか。) …普通にシスターやった方がいいかもしれないわぁー…。 [Wed 13 Jun 2007 02:27:01]
ナナリー > ―――「悪魔の実は実在した」(どこかの切り抜きの一部だった。)「インセクティアの悪霊が、フライヤーのグールの肉体を得て、吸血鬼に血を与えられた」(どっかの誰かの走り書きみたいな内容だった) ……………… は。 (短い溜息。)(自分が探している相手に繋がりそうな情報は0) [Wed 13 Jun 2007 02:09:45]
ナナリー > (程よく疲れた体が、このまま横たわりたいと囁くが、瞼に力を入れて堪える。 書き写した資料を引き寄せ、一枚一枚目を通す。 正直に言おう。―――得たものは少ない。  エクソシストといえども、自分は大聖堂付きのエクソシストではない。フリーランスに近い。 それどころか、厳密に言えば聖職者でもないのだ。 ―― 「エクソシスト」という職業でしか繋がっていない相手に快く全ての資料を見せるほど、大聖堂は甘くないだろう。)  …………。 (ゴシップ誌並だ) [Wed 13 Jun 2007 02:02:41]
ナナリー > (傍らには、大聖堂にある悪魔関係の資料をまとめたもの。 尤も、見せていただける範囲でのものなので、情報内容はかなり限られている。 ) …それでも、見せていただけただけ在り難いと思わなければー…なりませんねー。 (資料室に突っ込んだので、修道服が埃っぽかった) [Wed 13 Jun 2007 01:43:22]
ナナリー > (礼拝堂の長椅子に、膝を揃えて腰掛けた) [Wed 13 Jun 2007 01:36:22]
お知らせ > ナナリーさんが入室されました。 『(大きな溜息をついた)』 [Wed 13 Jun 2007 01:35:16]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 [Fri 25 May 2007 16:26:27]
ユダ > あー…もう、ほーんと嫌な体質。 ( 弱弱しくも小さく悪態をついて、ゆっくりと立ち上がる。大聖堂は、まるで何事もなかったようにそこに建っている。それがなんだか悔しくなって、項垂れるとマントの裾についた土を手で払い落した ) まったく。神のくせに、人間しか愛さないなんて間違っているわ。 ( フードをぐいっと引っ張って深く被り直すと、不審そうにこちらを見る老夫婦に軽く頭を垂れて、ゆっくりとその場を後にした ) [Fri 25 May 2007 16:26:09]
ユダ > ( 頭の中で反響していた音が止んだことに気がついたのは、それからしばらく経ってからだった。相変わらずしっかりと両耳を手で覆ったまま目をしっかりと閉じる。まるで馬車酔いした時のように、気分が悪い。鐘の音がこれほどまでの威力を持とうととは ) ……。 [Fri 25 May 2007 16:15:37]
ユダ > ( 暫くの間、魂を抜かれたのように教会を見ていたが、突如鳴り出した鐘の音に大きく肩が跳ねた。頭を鈍い痛みが走る ) ―…っ。 ( 咄嗟に両手で耳を塞ぎ、後ずさる。ふらりふらりと足を縺れさせながら後退すれば、その場にしゃがみこんだ。鐘の音は、まるで女を拒絶するように一面に響く ) [Fri 25 May 2007 16:09:30]
ユダ > ( 大聖堂から数メートルほど離れた場所に突っ立つ一人の女の姿。頭からすっぽりとフード付きのマントを被っている。腕を組み、ぼんやりと大聖堂を眺めては微かに眉間に皺をよせた ) …ここまでが、限度ね。 ( これ以上近づけば、間違いなく倒れるだろう。大聖堂。そこは、吸血鬼にとっては禁忌の地だ ) あんなに美しい建物に入れないなんて…。 ( 大きく溜息を吐き出すと、肩をすくめて未練がましく教会を見つめる ) [Fri 25 May 2007 16:04:28]
お知らせ > ユダさんが来ました。 [Fri 25 May 2007 15:59:38]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『――それから数十分、赤毛は『妄想』を聖堂内でしていた』 [Mon 14 May 2007 23:21:16]
フォス > ( 大聖堂への大扉を肩で押し開け、フォスは一度十字架を見上げる。―――しばし無言で見上げた後、フォスは懐からタバコを取り出す。――マッチを使うなどの摩擦音はしない。練り上げたテレズマを小規模に使い、タバコに火を点ける。ただそれだけである。 ) ・・・・・嗚呼 ( フォスは小さく息を吐くのと同時に紫煙を吐き出した。 ) ―――思い出すと指が痛くなる ( すでに完治した指を擦る。あの時は痛かったなぁ、とか。ていうか俺って外に居ても中に居ても怪我するよなーとか色々考えていたりする。――、一見すればタバコを咥えた神父がぼにゃりと十字架を見上げて物思いにふけっているのだが、その頭の中では「そういえば最近色町いってねぇーなー」である ) [Mon 14 May 2007 23:20:29]
フォス > ――――んぐっ ( やっとこさ飲み込んだフォスはこれでも真面目に書類整理を終わらせた後の遅い夕食である。後は家に帰って奴隷が去った汚い家でぐーたらに寝るだけである。 ) ―――それで。私が見回りを、ですか? ( 上司は水で唇を湿らせた後、一つ頷く。それを少しだけ考えた後、フォスは小さく再び頷く ) わかりました ( 元々はエクソシストである。というか元々ていうかエクソシストである。そのはずである。たしかそうだったと思う。・・・・そうだったと思うなぁ。・・・・・そうだったよね? ぐらいにあやふやなものであるが、フォスは一つ頷いた。正確には見回りではなく、『布教』である。人員の減少なのか、それともただ単に最近平和だからよくね? とかそういうノリなのかはわからない。 ) ―――我らが父よ、今日も生きる糧をありがとうございます。 ( 小さく十字を切る。上司は用件だけ伝えるとすでに出て行っている。 食器を片付けた後、フォスは立ち上がり、食堂から渡り廊下へと歩き出す ) [Mon 14 May 2007 23:09:13]
フォス > ( そこは信心深い者が利用する食堂である。大聖堂、神職者用食堂。そこでパンとシチューの皿を目の前に並べ、パンを口いっぱいに詰め込んだ赤毛神父は目の前に座った上司を睨んだ。――正確には怪訝そうに見ただけなのだがリスのように頬を膨らませ、さらにはもぐもぐと租借しながら見上げ、生まれ持っての目つきの悪さと髪の色のせいか、「フォスさん。怒ってます?」なんて聞かれるのは当たり前であるし、「なんだ貴様! その目は!」なんて貴族に怒鳴られることもしばしばである。――その辺は理解して欲しい、と上司に思うのだが、上司はやはり普段の行いからか、フォスのその目を「反骨」と捉えたが皮膚の厚さ=出世街道であるこの道において、やはり上司の皮膚の暑さは相当なものだった ) ―――ふぇへで ? ( もぐもぐと口を動かしながらフォスは喋った。本人は早いところ租借して飲み込みちゃんと話を聞こうと久しぶりに真面目に思ったのだが、それは逆に「物を食べながらしゃべるんじゃねぇ!」という状況になっていた。いつの間にか隣に居たはずの修道女(ナンパ対象の予定であった)はどこかへと去っていた。 ) [Mon 14 May 2007 22:57:15]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『・・・・・・・・・・? ふぁに?』 [Mon 14 May 2007 22:50:50]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『ZZZZZZzzzzzz・・・・・・』 [Mon 30 Apr 2007 22:01:36]
フォス > ―――でも、負けない ( ぐっ、と天井に突き出した拳一つ。ぱたん、と力尽きて落ちた ) [Mon 30 Apr 2007 21:58:53]
フォス > ・・・・・・・・ ( のそのそ、と ) ・・・・・・・・・・痛い ( 長椅子の群から赤髪がひょっこり顔出した。 ) ・・・・・・ ( ぼりぼり ) ぁ〜 ( 赤髪は痛そうに頭を押さえ、 ) ―――天罰か? ( ぽつり、と呟いた ) [Mon 30 Apr 2007 21:56:16]
フォス > ―――――ズドンッ ( なんか痛い音がした ) [Mon 30 Apr 2007 21:51:44]
フォス > ( ああ神よお許しください。私は神の、父の家で寝ているのです。しかしです、しかしですよ!? 神の家=父の家→自分の家=リラックスしても問題なくね? という図式が成り立つわけですよ。いかがですかいかがなものですか? ええ。適当です。適当ですとも。 問題なしというわけでございますのよ! ) ・・・・・・・・ ( ゆえに、故に、ユエに! フォス・シュレティンガーはこの礼拝堂で眠ることに罪悪感は耳かき程度にしか感じない! なぜなら! なぜなら! 一神教であるんだからちゃんとした礼拝堂のほうに神様が今居るわけだから、今は使われてない礼拝堂に居たって神様だって信者が居なければ寂しいだろうし! ・・・・・。だから、お仕事さぼって寝るの問題・・・・ないよね? ) [Mon 30 Apr 2007 21:44:11]
フォス > ( 礼拝堂に林立する長椅子の群。その中の一つで、フォス・シュレティンガーは現在進行形の『ing』睡眠中であった。神父服の上から腹をぼりぼりと掻いてさも幸せそうに。ぱちん! と鼻ちょうちんが割られる音がしたって起きない。なぜなら眠っているから。ずっと誰もお越しにこない。なぜならここは『現在は一時的に使われていない小さな礼拝堂』だから。 ) [Mon 30 Apr 2007 21:34:15]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『ZZZZZZzzzzzz・・・・・・』 [Mon 30 Apr 2007 21:31:45]
お知らせ > ナナリーさんが退室されました。 『あっ――…。(初日から-2万エンの出費)』 [Wed 18 Apr 2007 22:46:04]
ナナリー > (  パキッ )  [Wed 18 Apr 2007 22:45:39]
ナナリー > (音のみでお伝えいたします) (ぺたぱた)(ぱたぱた) あ、あれ。 (ぱたた) あ、こ、こんばんは。え、いや、その、落し物をしてしまって。――あ、ああ。私 ナナリー・エヴァンシェリンと言います。 その、今日ヴェイトスに付きまして、正式に大聖堂にご挨拶を――  … [Wed 18 Apr 2007 22:45:19]
ナナリー > (- 十分後 -) [Wed 18 Apr 2007 22:44:02]
ナナリー > (肉の器とは不便なものだ。こういう時、本当にしみじみ思う。 床の上に膝を付いて、ペタパたと掌で探り始めた) …… そもそも、油が高いのがいけないんですよ。 高いのが。ケチって使った結果が視力低下なんて。  明るいうちに文字を読め!なんて――…冬はどうするんですか。 (ぶつくさ独り言を呟きながら、眼鏡を探し) [Wed 18 Apr 2007 22:41:44]
ナナリー > ヴェイトスで、捕まえられればいいんですけど ー…。せめて柊の葉っぱ一枚分くらいの情報でもいいから、欲しいところですー…と。 と。  と。 (膝の上に置いた眼鏡が転がった。からりからりと床の上を転がる音がする。)   ――ぁ、 えー…?  えー…。 (蝋燭の明かりしかない礼拝堂内。 当然薄暗い。 転がった方を眺めるも――)   …う。  (見えない) [Wed 18 Apr 2007 22:35:31]
ナナリー > (冴えない面に、眠たそうなブルーの瞳が瞬いた。 ) 後は、同じエクソシストさんへのご挨拶とーぉ……。 暫くは資料整理になるのかなぁー…。 (明日から始まる「新しい生活」という奴に、肩が下がった。 ) ティアンは完璧に空振りでしたもんねぇー…。 紅門のゴタゴタで向うに飛んでると思ったのにぃー…。 ( 十字架を見上げて溜息を零した。 アングリマーラで”ド派手”にミスって慌てたのは十年前の話である。 自分の怨敵は未だに見つからない。 ――もしかしたら紅門の騒ぎのどさくさに滅ぼされてしまったかもしれないなんて、慌てていた去年を思い出して、さらに溜息を追加した) [Wed 18 Apr 2007 22:22:37]
ナナリー > 住居の手配も終わりましたしー…(ずり落ちそうになった眼鏡のフレームを、指先で摘んで外す。金髪が数束つられて頬に落ちた。) エクソシストとしての登録も終わってー…( 疲れの滲んだ顔を、ごしごしと手の甲で無造作に拭う) [Wed 18 Apr 2007 22:10:21]
ナナリー > (修道服の上に、やや草臥れたインバネスを羽織った小柄な女は、静まり返った礼拝堂で、脱力していた。) やっと、ついたぁー…あー。 あーあー  (傍らには小さな四角い革鞄転がっていた。 ) [Wed 18 Apr 2007 22:06:32]
お知らせ > ナナリーさんが来ました。 『(長椅子の上に座って、ぼんやりと十字を見上げる)』 [Wed 18 Apr 2007 22:01:38]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 [Tue 17 Apr 2007 19:32:03]
セレニア > ( カーンへ出向になって新たに与えられた一人部屋。 質素な木のドアを開けた時仄かに香る薔薇の匂い以外に特徴は欠しく、持て余すスペースには私物の一つも無い。 …せいぜいが、ドライフラワーにしようとしているのか、白薔薇がベッドサイドに吊るされているくらい。 いつも枕元に貼っていたスケッチブックの紙は、今は机の中にある… )   ( 引き出し開けて、その画用紙を取り出した。 四つ折りにされたそこには 『汝、生き急ぐことなかれ、死に急ぐことなかれ』 と速記されている )   ( 今はもういない、慕っていた修道女… 改め、聖女の言葉… 話せなかった彼女は、声を得て、その人格を失ったようになり、全てが有耶無耶のまま島を出て行ってしまった…。 ―――ヴァンパイアを狩ることよりも、死者への思いを説いて… 分かれる頃には、嬉々として、マスターとしての能力には乏しいまま積極的な狩りを命じてきた彼女… )   ( ―――前線には戻れない空白の時間に何を思うのか… 薄紅色の瞳は、感情の浮かばない瞳を半ば閉ざして、そこを見つめている ) [Tue 17 Apr 2007 19:30:20]
セレニア > ( コンディションの異常は報告すべき事だけど、それは悪くなっている場合であって、『妙に良くなっているから』 というのは何か違う気がする。 …とりあえずは経過を見守るしかないかと、左腕を解すように右手で動かす、回復訓練。 やり過ぎも良くないのかもしれないけれど、一度取り逃したヴァンパイアを自らの手で滅ぼせなかった事を後ろめたく思っているのもあって、気は急いてしまう。 来た廊下を戻り、一般の信徒も立ち入り可能な区画に入ったら、動かすのは止めよう。 手伝う事は無いかと暫くうろうろして… 一回りしたら、自室へ戻る。 …少し前までの自分は、歩くのも遅かったのかと… 歩き慣れた場所には、そんな事も感じた ) [Tue 17 Apr 2007 19:09:21]
セレニア > ( バランスを崩す事も無く、辿り着く倉庫。 あちこちから集められているらしい、似たような木箱の積み重ねられている一角に、置いておく。 ―――息はほんの僅かに上がるだけ、腕にちょっと痺れるような感覚はあるけれど、疲労感はほとんど無い ) ………。 ( 尼僧服に包まれて、今は手袋をしていない手を、握って開いて。 …状況だけを見れば喜ばしい事なのかもしれないけれど、そうなる理由が分からないのでは気味が悪いばかりだ。 不審気に首を傾げ… でも、ここで何が分かるわけでもない ) [Tue 17 Apr 2007 18:50:06]
セレニア > ( 心配そうについてくる少女に、『大丈夫です』 と支援を断って。 思い出したように 『リハビリを兼ねていますので』 と安心させるように付け足した。 …箱の中身は、今年も無事に役目を終えたイースターの飾りつけだろう。 小柄な身体に反した膂力で木箱を抱え、中庭に面した渡り廊下を危なげなく進む。 吸血鬼を感知している時の、覚醒状態には及ばないものの… 強迫観念に近い攻撃衝動に突き動かされていない分、自らの状態を振り返る感覚はクリアーだった ) [Tue 17 Apr 2007 18:43:20]
セレニア > ( カーンへ出向となり、大聖堂には部屋を与えられているだけと言った状況。 修道女としての通常勤務は免除されていて、聖歌隊には残っているものの、ハンターになった少女は修道院と疎遠になっていた。 だから、戦闘職に配置換えになった少女の体力が、久し振りに手伝っている修道院の仕事で上がっているように見えたとしても、それは訓練の賜物と思われたかもしれない )   ( だが、体質的にヴァンパイアの存在を知覚していない状況では人並み以下の体力しかないこの身体が、妙に軽くなったのはここ数日の事だった )   ( 『お手伝いします』 祭具の詰まった箱をうんうん唸りながら引っ張っていた同い年くらいの修道女に声をかけ、どちらも万全とは言えない両手でしっかりと持ち上げる。 持てるわけの無い物が、軽い ) [Tue 17 Apr 2007 18:27:07]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( やはり、おかしい )』 [Tue 17 Apr 2007 18:16:48]
お知らせ > バロゥさんが退室されました。 『(これから戦いに行くみたいで、――のんびり帰るだけだけどな。)』 [Fri 13 Apr 2007 00:36:40]
バロゥ > (吸血鬼か。積極的に狩りに行こうなんて思わないが、)     (祈る背中をチラと見て、男は席を立った。「よっこらしょー、」 ――奥から出てきた神父が重そうに得物を抱えている。やっと出来たみたいだ、) ありがとう、 (何か、ホラ、得物を受け取るこの感じ。) [Fri 13 Apr 2007 00:35:55]
バロゥ > 遅えなあ、…文句は云えねえけどさ。大聖堂でも人手不足的なもんはあるものかねえ。 (何人勤めているのだか知らないが、少なくは無いと思うのに。…最も、それぞれに決まった仕事があるのだから、) 暇じゃァねー、ッて、事かな…。 (カリカリと顎を掻く。)     (何とはなしに視線を持ち上げると、傭兵みたいな背中が丸まっているのが見えた。祈っているのだろうか。) (ハンターとか、かな。) [Fri 13 Apr 2007 00:26:25]
バロゥ > (ただの金属塊に気休め程度なんじゃ、…とは思わない。パプテスのカミサマは見た事ないが、しかし恩恵はちゃんと存在するし天使だって居るらしい。 少なくとも自分の眼で確認したものは、信じていた。)     (「ふが、」と間抜けに寝言、男は自分の声を聞いて眼を覚ました。) …ああ、 (辺りを見回す。人気の疎らなでっかい神の家。) 未だか…。 [Fri 13 Apr 2007 00:20:34]
バロゥ > (こんな時間の礼拝堂は、静かに祈りを捧げるか、涎垂らして寝るかの二択しか無いンじゃないかって思う。…半分夢の中で。) (男は入り口に一番近い(つまりは最後尾の)席に腰掛けていた。硬い木の椅子だが、慣れれば眠りに落ちるのは早い。)     (メイスを聖別してもらっているところだ。夜中に押しかけて申し訳無いとは思ったが。) [Fri 13 Apr 2007 00:13:17]
お知らせ > バロゥさんが入室されました。 『( 舟を漕ぐ。 )』 [Fri 13 Apr 2007 00:07:44]
お知らせ > カロンさんが退室されました。 『(今、一つある目的の為。)』 [Tue 27 Mar 2007 22:00:16]
カロン > (応えもしない彼の背中に暖かいものを感じるのは、勝手な自分の妄想なのか。でも、感じるのは事実。 ゆっくり遠ざかっている彼に背を向けて、聖水を握り、スラムへ走った。) [Tue 27 Mar 2007 21:59:59]
カロン > (ひょい、と投げ落とされた物に。) おう、おわ! (わたわたとお手玉し、しっかと両手で掴み取る。それは、一瓶の聖水。 口をへの字に結んだ老人が、一言残して包帯男に背を向けた。) ありがとな、ジーサン! (教会に入ると怪しまれる自分の代わりに、聖水を貰ってくれた彼に大きく手を振り、礼を叫んだ。) [Tue 27 Mar 2007 21:56:01]
カロン > (ギ… 視界の中の重厚な扉が、身動ぎする。開かれ行く。 包帯男は、僅かに身を硬くした。) [Tue 27 Mar 2007 21:51:04]
カロン > (スン、と鼻を鳴らした。振り向き見遣る、見上げる扉。) なんつーか…イコトと同じ匂いがするな。 (聖たる者の雰囲気、魔力。聖なる魔の力とは如何なものかという話だが、それはともかく。) …みんなイコトみたいだったらいいのにな。俺も追っ掛けられずに済むし… (アンデッドダー、とか言って。) つっても、全員黒服で仏頂面じゃなー。毎日葬式みてーだ。 (けらけら。ボボ、応ずるように炎が燃えて。) [Tue 27 Mar 2007 21:42:19]
カロン > もーすぐつくしんぼが顔出す頃だってのに、今日はえらく冷えやがる。北風のヤローが、忘れ物でもしやがったのか… (南へと、白く闇に生える帽子の羽根が靡く。 はー、と手袋に包まれた手に息を吐きかけるが、それが白く煙る事は無かった。 ぐい、首元を隠すようにボタンを留めたマントを上げる。) [Tue 27 Mar 2007 21:34:28]
カロン > (人通りも途絶えて、石の冷気が満ちる大通り。道に面した、子羊達を迎え入れる扉に寄りかかり、地べたに座る痩せ男。 その風体は異様で、正気を疑うほどに赤いマントに赤い鍔広羽根付き帽子。どんなヤツだと帽子の下を除いてみれば、その顔をびっしりと覆う白い包帯。 ランタン一つを共にして、大聖堂前で座り込む。) [Tue 27 Mar 2007 21:25:14]
お知らせ > カロンさんが来ました。 『(大聖堂の扉。 の、隣。赤帽子。)』 [Tue 27 Mar 2007 21:19:39]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『―――ねむい(むそぉ)』 [Fri 16 Mar 2007 02:12:24]
フォス > ・・・・・・んで、今日も待ち番かぁ ( はふ、とため息を落として長椅子の背凭れに顎を乗せる ) ・・・・・・眠いっす我らが父上様 ( むすぅ、と溶けたアイスのようにダレる。しょぼしょぼと瞬きを繰り返した後、フォスは大きな欠伸を全開にしつつ礼拝堂の出入り口であるドアを眺める ) [Fri 16 Mar 2007 02:05:16]
フォス > ・・・・・わーった、わーった ( ひらひらと手を振って一歩下がる。 ) 片手でできる仕事をするから。な? それで簡便。だめ? ( それでも仕事が楽なのには変わらない。はふ、とため息を落として仕方が無い、という風に首を振ってシスターは礼拝堂から出て行った ) [Fri 16 Mar 2007 01:57:00]
フォス > ( フォスはふりふりと片手を振る ) まだ痛い気がする ( じぃ、と見つめてくるシスターに視線を逸らし、 ) ――――痛い、気がする ( あげた片手。包帯巻かれた指は痛々しい・・・・・・・・・ようには見えない ) [Fri 16 Mar 2007 01:49:29]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『いやさ。指がちょこーっと痛い気がするのよ』 [Fri 16 Mar 2007 01:41:49]
お知らせ > エースさんが退室されました。 『その時、白い目でこちらを見る修道女と目が合って。…そそくさと退散した。』 [Thu 15 Mar 2007 01:45:13]
エース > へっ…人間は皆大なり小なり変態なんだよ。王道あってこその邪道、逆もまた然り。つまり、変態が居るから健全な人間は自分が健全であると認識できるんだよ!感謝しろてめーら! ( 夜の教会で人影が見えないのをいい事に好き勝手言った。別に清らかな修道女をナンパしに来たら時間帯のせいで誰も居なかった腹いせとかそんなんじゃないんですお、ええ。 ) 兎に角、俺はその妹のデートを邪魔するぜ!男は獣だからな、絶対夜はインバイクツコースだげへへとか考えてるに決まってる!だって俺がそうだったもの! 許さないぜ…許さないぜ! 神様ッ、俺の勝利を祈っててくれよな! ( 背中を向けてびし、とサムズアップした。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:43:10]
エース > 妹はそりゃちょっと冷たい所もあるけれど、本当は兄であるこの俺の事を大好きなんです。ただちょっと反抗期と言うか、きっと今度のデートもそんな俺の気を惹くためのものだと思うんだ! い、いやっ。俺は別にシスコンじゃねーよ?でもよ、兄としての責務というか使命というかさ…! ( 「エース。お前、変態だな…。」 そんな神様の声が響いたような気がした。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:34:18]
エース > 今度、妹がデートする事になりました。兄としては非常に心配なので、どうにかしてそのデートを邪魔しようと思います。 …昔は「お兄ちゃん」と慕ってくれた妹も、今では何か汚いものを見るような目で俺を見ます。一昨年ぐらいからバレンタインのチョコすらくれないようになりました。ホワイトデーに俺の大事な本「はう・とぅ・えろす」をプレゼントしたのが間違いだったのでしょうか?しかしそれはちょっとしたクリスティアンジョークと言うか、何というか。 兎に角、そこら辺の馬の骨に大事な妹をくれてやる訳には行かないんです。いやホント。なので神様、俺の作戦が上手く行くように見守っててください。えいめん! [Thu 15 Mar 2007 01:31:48]
エース > 神様。 ( 男の声が礼拝堂に静かに響いた。俺は無宗教だと、ある男は言う。しかし宗教という拠り所が無くては人は生きてはいけない。それだけこの世には不幸が満ち溢れている。 例えそれが神でなくとも、悪魔であったり暴力であったり、恋であったり金であったりする。その何かしらが人には必要なのだ。 そう。この男、エース・ハイランダーも例外では無く。 ) …神様。 ( もう一度男は神の名を呼ぶ。男は迷い、救いを求めてここに来た。…十字架を見上げる。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:27:34]
エース > ( 薄汚れたシャツに使い込んだ革のズボンを穿き、男は十字架の前に跪く。胸の前で手を組み、瞳を閉じて男は祈る。 ) [Thu 15 Mar 2007 01:24:12]
お知らせ > エースさんが入室されました。 『神に祈る。』 [Thu 15 Mar 2007 01:16:57]
お知らせ > バロゥさんが退室されました。 『(信じてねえ訳じゃ、無いンだけどな。)』 [Sat 10 Mar 2007 21:38:01]
バロゥ > (すれ違ったシスターが訝しげな視線を寄越してくるから、ニコッと眼だけで笑って会釈した。…誤魔化せたかな。 ま、いいか。)      (男はチラと後ろを振り返る。皆が一心に祈る先は蝋燭の灯りで赤く明く。 火刑に処されてるみたいだと思って、直ぐに ふるふる と首を振った。) やれやれ、そろそろ怒られそうだ。 (剃り残ってた顎鬚を プチン と引き抜いて、大きな扉へと向かう。) [Sat 10 Mar 2007 21:37:18]
バロゥ > 世界が違う感じ。…同ンなじ教会なのになあ。 (自分の勤める教会は貧民窟のちっちゃいそれだ。比べるまでも無いのだがさておく。) 何ッか、カミサマも… ――…おおっと。 (慌てて口を閉じ、右手で塞いだ。) ン、ンン。 (下手糞な風邪の真似。) [Sat 10 Mar 2007 21:29:50]
バロゥ > (ちょっとした言付けを預かってきて、――その帰りだ。 ずらりと並んだ長椅子、山を内側から見上げたような天井、見ていると思わず間抜け面になってしまう。) 外から眺めてもでっけえが、…うーん、 (来るのは初めてでは無いけれど、毎度同じ事を呟いている自分が居た。) (隅っこの回廊をのろのろと歩きながら、描かれた軌跡に視線を遣る。) [Sat 10 Mar 2007 21:21:53]
お知らせ > バロゥさんが来ました。 『 …でけェ…。 』 [Sat 10 Mar 2007 21:16:40]
お知らせ > アーク=フォースさんが帰りました。 『封筒の中身は……今はまだ……封を開けず……』 [Wed 7 Mar 2007 21:20:34]
アーク=フォース > (中途半端、自分について知っている事も……) 色々やってみないと……解らない……か (自分の中、運動後のざわめき……あの後、無理してやっていたらどうなる? そんなこと考えていた) 何もしないでいるよりは……断然良いか…… ん? (常駐の神父に受付にいた人がなにやら話している……そして、受付の人に、書類の入った封筒を渡せられた……そして、一言「此処では見ないで下さい」との事で、軽く頷いた自分、貰った封筒をキョトンとしながら見ていた……) 戻ってから読むか…… (そんな事……ポツリと呟いて……自分は歩いていく、とりあえず…外へ…) [Wed 7 Mar 2007 21:18:40]
アーク=フォース > (話して呼び出されて、ハリセン以上の物が飛びそうで怖い気もした、でも、それ以上ってなんだろう…とか考えていた) ……聖職者…か (常駐の神父に目を移しながら、そんな事ポツリと呟いた、なれる筈がないもの、そして、神父さんに「その職業だけは、やめておけ」と言われた) まぁ、なれるとは思わないし…其処まで、信仰心があるわけでなし… (でも憧れる、なれる訳でもないのに、憧れる……悪魔の血も混じっている、それでも、光に、闇に憧れる部分が少しばかりかある……) 自分が中途半端だから…かな (礼拝堂の椅子に座りつつ、そんな事考える……それでも、人ならば、光も闇も持っている…けれど、闇は恐ろしい…それでも、欲しいと思うときがある…何処かで) [Wed 7 Mar 2007 21:07:40]
アーク=フォース > (今日、聖堂に来て見たら、神父さんと会った、今の今まで話をしていたのだが、神父さんは帰ってしまった) ……気まず… (「話せない理由なら、話さなくてもいい」そう言ってくれる神父さんに、自分は何も言えずに見送る形になった……「その内、帰るから」なんて、言ったが、実際どうだろう……自分の事は、未だに聖堂から返答無し、忙しいから先送りにされてるのか、はたまた、ものすごい立て込んでいるのか……) 考えてても仕方ないか…… (夜は、常駐の神父位しか居ない、受付から、こっちに戻ってきて、待つ、結局、一度会った事のある司祭さんに手紙を出そうと思っても…出せずじまい、友人には出せて、大事な事であるのにそういう事に関する手紙は出せない) [Wed 7 Mar 2007 20:55:48]
お知らせ > アーク=フォースさんが入室されました。 『礼拝堂に立っている、青年一人』 [Wed 7 Mar 2007 20:47:56]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『去っていった』 [Thu 1 Mar 2007 01:44:01]
ジャスティス > ええ、では怪我、無理をなさらずにー。 (そういって……) [Thu 1 Mar 2007 01:43:58]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( こうして、フォスは仕事をサボる理由がまた一つ、できたのだった。まる )』 [Thu 1 Mar 2007 01:43:46]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Thu 1 Mar 2007 01:42:57]
フォス > ( やめてください。という言葉には「はいはい」と軽く手を振って、今ダメならきっともっと前にダメになってるな、という言葉は胸中 ) ―――シスター? ひどいことを言うな。俺を殺す気? ――あ〜。はいはい。それじゃあ菓子でも楽しみにしてるから仕事がんばれよー ( 手を振られれば、無事な手で振り返す ) [Thu 1 Mar 2007 01:42:12]
ジャスティス > やっ、やめてくださいっ!! (なんだか不安になってきたのか噛み付くような顔で)  ……おとりとか。 (しばし考えた後、フォスの目見ながらポツリと呟いた) はい……次はありませんからね。……とりあえず、今度菓子折りもってお見舞いに伺いますね。 (それでは、と手を振って) [Thu 1 Mar 2007 01:38:34]
フォス > ―――とはいえ、あの可愛い後輩シスターが頼もしくー? なんだか俺は今頃暗黒街で教会がひどい目にあってるシーンしか頭に浮かばないのだが ( その自信がどこから来るのかがフォスにはわからない。人は見かけで判断してはいけないのだ。うん ) ―――――俺、あまり戦力にならないと思うんだけどなぁ ( 役に立ってないしなぁ、と冗談半分でしみじみと呟き、笑う。 ) んじゃあ。ここらまでありがとうなぁ。く れ ぐ れ も! ( ずびしっ! と無事な手で人差し指を立てよう。長くなったタバコの灰が落ちるのを無視しつつ、 ) 極秘事項でよろしくな! [Thu 1 Mar 2007 01:36:43]
ジャスティス > ま、ボディーガードの奴隷も雇ってるし、後輩もかなり頼もしくなってきたし、大丈夫でしょう (うんうん、と自信に満ちた感じで頷き) いやぁ……今回は転がり込んできたって感じね。  頬ってもおけないし。 フォス神父さまは、今のうちに休んでいてください。有事にはフォス神父様を応援によこしてもらえるように申請しておきましょう。 (そういいつつも、そろそろ休憩室が見えてきて) [Thu 1 Mar 2007 01:33:53]
フォス > ―――歩いてない。引っ張られてるだけだ ( なんていう子供の理論を上げて、大きく紫煙を吐き出す。 ) ―――? まあ。俺には関係ないことだからなぁ。別に無理に聞こうとは思わないのだが・・・。しかし、まあ。最近も物騒だからな。暗黒街の教会を空けて大丈夫なのかな、と ( 余計なお世話、といえばそれまでだけど。フォスは小さく笑って、 ) しかしまあ、熱心に色々しているみたいだな、と思ってなぁ。最近は大きな事件も一つ『離れた』のだから休めるうちにゆっくりすればいいのに [Thu 1 Mar 2007 01:27:57]
ジャスティス > (無言で視線をそらしたあたり罪の意識はあるらしい) 歩き煙草はおやめなさい。 (とジト目で注意しつつ) あぁ……それは、ですね、まぁなんといいますか、ちょっと軽々しく人にいえない案件がありまして……。 (こうして通っているのです、とどこか申し訳なさそうに) [Thu 1 Mar 2007 01:24:29]
フォス > ――――そんなサディスティックな方だっけか!? ――って、なにげ「これで良し」とか完結してないか? をーい ( 手当てを、と肩を貸してくれるといわれても指が折れただけなのでそんな慎重にしなくても、と思う。が、そのまま奥へと連れて行かれながら、密かに簡易術式でタバコに火を点け、 ) ―――んで。ジャスティスシスター。(直訳・正義シスター。わざとです)普段暗黒街の教会に居る貴女が最近大聖堂に居るとは珍しい。なにかあったのか? ( 肩を借りながら大聖堂の中を歩く。かつん、かつん、と鳴る足音に目を細めながら、赤髪神父は言う ) [Thu 1 Mar 2007 01:07:32]
ジャスティス > ……多分オブライエン様はほめてくれると思う……まぁ、今回はこれでよしとしましょうか……とっ、とりあえず、手当てを。 (直るかなぁ?と内心思いつつ、献金箱を元の位置に戻せば、フォスに肩を貸し、奥へと連れて行くだろう) [Thu 1 Mar 2007 01:02:52]
フォス > ―――、一つ提案があるんだが ( 指が数本折れた手を無視しつつ、痛みに眉根を寄せながら ) この事オブライエン神父とか上司とか皆に黙っててもらいたいんだが? ( 震える無事な指先は床に落ちたタバコを拾い上げ、唇に挟もうとするだろう ) ほら。お互いのために? ( ぴくぴくと眉が跳ねたり、汗が噴出しているのは怒っているのではない。やせ我慢してるのだ ) [Thu 1 Mar 2007 00:58:46]
ジャスティス > ………………………………。 (長い沈黙。いやな手ごたえと、不気味に伸びてぶら下がる指にさすが臭いざめて……) ごめんなさい。 (相手見上げて謝った) [Thu 1 Mar 2007 00:55:52]
フォス > ――スラムの壁とかに大穴空けそうなシスターに殴られたら視界が永遠に横になると思うんだが ( ぼきぼき、と鳴らすシスター。慌てて「もう少し女の子っぽくなりましょ?」などと余計なお世話 ) ―――せーっ、の? ( 引っ張るその瞬間、フォスの頭の中に去来する不幸な感覚。やばい。このシスターの馬鹿力を舐めてはいけn――― ) ボォギィイ!! ( なんかすっごい音がして献金箱がすぽーんと抜け、フォスの指数本がだらん、とぶら下がる。 )( 結論。折れた☆ ) [Thu 1 Mar 2007 00:53:55]
ジャスティス > とりあえず個人的に一発殴らせてください。 (サボリ、とまぁ九分九厘謡った神父の前でこぶしをボキボキと鳴らして) ま、それじゃあ行きますよ?せーのっ!! (なるたけひねらないように引っ張って……【ここで、判定。発言病数下一桁が大きいほどダメージ大。0は10】) [Thu 1 Mar 2007 00:50:15]
フォス > ―――嘘!? それだけは勘弁してもらいたいなぁ ( くしゃり、と髪を掻く。「待て、報告待て」と小さく言って、 ) 謹慎処分とか嫌だからな。こちとらスローライフに事件が起こらないのをいいことにのんびりと仕事をサボ――させてもらってるんだから! ( 書類整理、サボり、サボり、サボり、書類整理。みたいな割合で ) ・・・・・。いや、これはきっと歯を抜くのと同じだ。一思いにやってもらっていいか? ( 引っ張ってみます、と言われればこれ幸い、と献金箱がくっついた手を差し出すだろう。相手があの暗黒街のシスターなら適任だ ) [Thu 1 Mar 2007 00:43:29]
ジャスティス > そうですね……修道女長に鍵開けてもらいましょうか……あ、だめか……。 まぁたぶんこれ、謹慎処分物ですよ? (とりあえず、上に報告してから、ナイフか何かでこじ開けてみましょうか?と提案して) とりあえず、思いっきり引っ張ってみます? [Thu 1 Mar 2007 00:39:41]
フォス > ―――いや。こればっかりは中々・・・・。やめられない止められない! というかなぁ。 ( ぼりっ、と赤い髪を掻いてジト目から逃げる。 ) ――――。なんかこう、偶然と必然と奇遇とかが重なって? ( それはやめて?と脅しには指の挟まっていない手をふりふり ) ―――。我らが父は見られていた、ということかぁ ( しぶしぶ、と献金箱を視線の高さに持ってきて眺める。はふ、と溜息を落としたと同時、持ち上がっていた『献金箱をなんとなしにひっくり返したら』硬貨と一緒にタバコがぽとりと落ちた ) ・・・・・・・・・。本当に天罰だなぁ ( なんかしみじみと呟いた。それから一呼吸をおいて、 ) 壊していいかこの献金箱! もうぶち壊していいか!? 燃すか!? 燃やしますか!? 消し炭にしてやってもいいか!? ( なんか叫んだ ) [Thu 1 Mar 2007 00:34:39]
ジャスティス > ……また煙草を吸おうとしていたんですね。 (ジト目は変わらない、ただ理由が変わっただけで) 第一、何をやってたら献金箱に煙草が落ちるんですか。 (オブライエン神父呼びますよ?とある種の脅しをかけて) とりあえず、その手が天罰の結果です。 (ほら、よーく御覧なさい、なんて意地の悪いことを言って) [Thu 1 Mar 2007 00:29:36]
フォス > タバコがな、献金箱の中に入ってしまったのだ! 俺がタバコ大好きなのは皆々様知ってらっしゃることだろう!? だからこう、俺はタバコがないと残ってる仕事ができない! だからこうしてタバコを献金箱から取り返そうと四苦八苦しているんだ! ( 彼らしくない、狼狽ぶりというか慌てっぷりである。 ) しかしタバコを取り出そうとがんばってみてもタバコが取り出せない。しかし鍵を取りに戻っては時間が掛かる。全ては俺の横着が招いたことなのだ。まる。泣ける話だと思わないか? ( よよよよ、とどこぞから取り出したハンカチで目元を拭う仕草を一つ ) [Thu 1 Mar 2007 00:26:18]
ジャスティス > ……そうですね、それでは、神父様。 その海よりも深い事情を教えていただけますか? (まぁお座りなさいと長いすを叩いて。まだ手がはまって抜けないことには気づいていないようだ) [Thu 1 Mar 2007 00:25:21]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Thu 1 Mar 2007 00:23:52]
フォス > ええと待った! とにかく待った! シスターちょっと待ったぁ!! ( がちゃがちゃと鳴る金属音に物凄く慌てる。あたふたと両手を振り回しながら叫ぶだろう ) そんな目で見ないでくれシスター! これには山より高く海よりも深い事情があるのだ! せめて理由だけでも聞いてくれ! そしてそれを聞いてから査問会でも懺悔室でも準備してくれ! ( 柄の悪いジト目に再び再発するHAHAHAHA症候群。 ) [Thu 1 Mar 2007 00:06:37]
ジャスティス > ええと、とりあえず……事情を聞きましょうか。 そして、査問会の準備を。 (重武装のシスターはカチャカチャと金属音をさせながら、近づいていって) 神父様? (柄の悪いジト目でじーと見詰め合って) [Thu 1 Mar 2007 00:03:43]
フォス > HAHAHAHAHAHAhahahahahahahaha・・・・・・・( 笑いが消えていけば、フォスは小さく問いかけるだろう ) 見た?  [Thu 1 Mar 2007 00:01:54]
フォス > ( びくぅ! と肩が跳ね上がった。恐る恐る顔を上げた。視界に入った青い髪のシスタァ。だらだらと嫌な汗が背中を伝う ) 今日はいい夜だと思いませんかシスタァア! ( とげのある口調にずりずりと慌てて床を這いながら献金箱を背中に隠そうとするだろう ) こんばんわ! むしろこんばんわ! こんな夜遅く忙しそうですなぁ! HAHAHAHAHAHAHA [Thu 1 Mar 2007 00:00:46]
ジャスティス > (羊皮紙の書類を手に、礼拝堂に入ってきたのは、青い髪の修道女。入ったとたんに聞こえた悲鳴に驚いて脚を止めて) ん?…… (みてみれば、献金箱に手を入れている……神父様、だろうか?) ……あの。 (どことなくとげのある口調で声をかけて) [Wed 28 Feb 2007 23:57:39]
フォス > ―――俺からタバコを奪ったらなにが残るというのだ ( タバコを吸うために生きていると言っても過言ではない、などと小さくとんでもないことを呟いてからフォスは首を振る。頭の中では『今日の夕飯代を借りる』から『本日最後のタバコを献金箱から取り返す』に目的がシフトチェンジ。 ) ―――しょうがない。ここは鍵を取ってきて開けてもらうしか無いか・・・・・ ( 大きな溜息とともに立ち上がり、指を献金箱から抜こうと手を引っ張り・・・・、献金箱も一緒にきた。フォスの目が点になる。思考の高速化。シュミレーション。献金箱を持って大聖堂の中を歩き回ったら非常に怪しく、怪しく、怪しすぎる。変な噂が広がるだろうことは想像できた。変な噂=真実なのだけど ) ・・・・・ぬぐぐぐぐぐぐぐぐ―――いててててっ! ( 献金箱の両端に両足を引っ掛けて外そうと足に力を込め、逆に腕を引く。しかし指の関節が外れそうなぐらいに痛い。目端が少しだけ濡れた ) [Wed 28 Feb 2007 23:56:17]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Wed 28 Feb 2007 23:55:12]
フォス > ( しかしここで葛藤がフォスの中で生まれる。「ダメです。貴方は天使で神父でしょ?泥棒をしていいと思ってるのですか!?」しかしそれに反論するかのようにもう一人のフォスが机を叩いて立ち上がる「これは盗むのではない」一息「借りるのだ!後で返せば問題ないではないか!」「しかしそんなことをしていいわけが・・・・」しかし良心の反論を許さない「返せば問題ないんだぜ。返せば」話はまとまった ) ―――まあ。明日家からお金を持ってくればいいか ( しかし、厳重に鍵が掛けられた献金箱を揺らそうと叩こうと鍵が外れるわけが無い。だからこう、無理やり献金箱の入り口に指を突っ込んでみる。 ) ―――の、後、もう少し、 ( 金貨か銀貨か銅貨か。指先が触れるか触れないかというところで―― ) ・・・・・・ ( 指をさらに入れようと屈んだところで胸ポケットに入れていた本日最後のタバコがぽろりと献金箱の中に落ちてしまった ) やめろぉぉおおおおおおおおお! ( 思わず叫んでところで礼拝堂に響くのは声のみ。献金箱の中にタバコが落ち、フォスはぐったりと献金箱の中に指を突っ込んだままがっくりと床に崩れ落ちた ) [Wed 28 Feb 2007 23:47:32]
フォス > ・・・・・・・・・。 ( がらんごろ、と彼は献金箱を揺すってみた。毎日確認しているわけではないのだが、なぜかお金がいつもより多いような・・・・気がしたのだ。少ない、ということは絶対に無いだろうと思いつつ、 ) ・・・・・ふむ ( 片手に持った献金箱。がらんごろん、ともう一度献金箱を揺らす。それから右見て左見て、誰も居ないことを確認する ) ―――パクッてもばれないよな。これ ( と、献金箱を真顔で見つめながらなにか言う神父一匹 ) [Wed 28 Feb 2007 23:40:10]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『―――ん?』 [Wed 28 Feb 2007 23:37:00]
お知らせ > さんが退室されました。 [Tue 27 Feb 2007 20:26:32]
> 聖遺物……なんかは見れるわけ無いですよね。 (自分が小声で発した台詞に、何を言っているんだと言うように苦笑して。 ) ありがとうございます。 あなたにも主のご加護がありますように。 (微笑み、 静かに聖堂を去っていった) [Tue 27 Feb 2007 20:26:29]
> (だが、この島より危険な土地というのも中々少ないだろう。 そう考えれば多少は安心できる。 ) フゥ (息を吐き、娘は円らな目を開ける。 手を解き、信仰者を妨げないようにと静かに席を立って) 邪魔をしてすみませんでした。 [Tue 27 Feb 2007 20:22:58]
> (パプテスの神を信仰しているわけではない。 だが、彼の無事を祈るのならば、彼の神であろう。 正しく司祭から教えられたものではないが、ぎこちなく手を組み、顔を伏せる) [Tue 27 Feb 2007 20:18:25]
> (本当は。 そう、本来ならば。 言葉にはせずに娘は語る。 礼をしたかったのだ。) 失礼、宜しいですか? (聖人を写した彫像の前、 幾つか並んだベンチに腰を降ろそう) (墓場には名を見かけずにすんだ。 おそらくは、布教のためにと余所へ向かったのだろう恩人を思い、口の端を微かに上げた。 ) [Tue 27 Feb 2007 20:14:54]
> (カツン。 ブーツの足音は小さく、人がまばらな大聖堂でも目立つものではないだろう。 くたびれた旅装の娘は巡礼者がそうするように、入り口で黙礼を―― 巡礼者かと問われれば、そのようなものと応じ、幾許かの硬貨を献金箱に入れて) [Tue 27 Feb 2007 20:08:13]
お知らせ > さんが入室されました。 [Tue 27 Feb 2007 20:07:53]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『さみぃ ( 呟いた )』 [Mon 26 Feb 2007 01:32:08]
フォス > ( 箱の底を叩いてタバコを取り出し、咥える。蝋燭の明かりで火を点ければ大きく紫煙を吸ってから、吐き出す ) ―――ほーら。誰も来ないじゃねぇか ( ふへ、と吐息と一緒に紫煙を吐き出す。昇る煙を見上げ、目を細め、 ) [Mon 26 Feb 2007 01:32:01]
フォス > ( カツッ、カツッ、カツッ、という硬質な音が鳴る。踵を打つ音をなんとなしに聞きながら、フォスは礼拝堂のドアを開ける。油の足りない音がして、迷わず歩を進める。近場においてある蝋燭に明かりを点し、大きく息を吐いて塊を消す ) こんな時間に人がくるかっつーの ( ふへ、というめんどくさそうな顔をして両手を法衣のポケットに突っ込む ) ――寒いっていうの ( バリボリと頭を掻く。くぁ、と大きな欠伸を一つして長椅子に腰を落ち着かせた ) [Mon 26 Feb 2007 01:18:06]
フォス > ( 最低一人は懺悔室や礼拝堂に居なくてはならない。なんてそんな罰ゲームみたいのを言い出したのは誰だろうか。しかしまったくもって寒い。寒すぎる ) ――― ( 両手を組むようにして指を絡めれば、ぼん、と音を立てて火の塊を作り出す。ゆらゆらと揺れるそれは破壊力よりも明かりや暖を取るものとして使う。そもそもこんな場所で破壊力なんてものは取り入れても仕方が無い。 ) ―――しかしまあ、ここ最近。人が少ないな ( 忙しい、というのも事実だろうか。もしかしたら街中を警戒して歩いているのかもしれない。どちらにせよ、大聖堂内で知人を見かけることが少なくなったな、とフォスは溜息と一緒に零した ) [Mon 26 Feb 2007 01:10:35]
フォス > こんな寒い中に礼拝堂に? ( ぇ〜、という不満が洩れる。毛布引被って両手を暖炉に突き出していたフォスは恨めしげに視線をあげる ) 寒い。暖炉が一つも無くて寒いじy―― ( どげし、と背中をにんまり笑顔で上司に蹴られて外に転がりだされる。 ) ちょっ! 毛布ぐら―― ( ぼふ、と顔面に毛布が投げつけられる。しぶしぶと肩に毛布を引っ掛けて、礼拝堂へと向けて歩き出した ) [Mon 26 Feb 2007 00:54:30]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『ぇ〜』 [Mon 26 Feb 2007 00:47:49]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Tue 20 Feb 2007 22:13:21]
ジャスティス > ま、当面預かりで状況を判断するのが無難なところかな? (さ、これを提出して、強はもう帰ろう。ソファから立ち上がれば、大きく伸びを一つして……) [Tue 20 Feb 2007 22:11:16]
ジャスティス > (ちょっとボケッとしすぎた。バランスを崩して背もたれで後頭部を強打する) っ……ててて、これは、上のリアクションを待つしか無いか。まぁとりあえずは……そうね、アークフォース君の、心のケアからかしらね。今の様子じゃ、どっちに転んでもおかしくない危ない状態に見えるしね [Tue 20 Feb 2007 22:00:26]
ジャスティス > 私だけじゃどうにも判断のつけようが無いけど……厳しいわね。 (いわゆるタカ派の人間ならおそらく言うであろう。その存在自体が許されるものではない、と。パプテスの威光への影響を考えれば非常によくわかるのだが、一方で、特にまだ何もしていない、天使の血を引く存在を手にかけるようなことは心情的に抵抗もある) んむ。 (眉間に皺を寄せて天井を見上げて) [Tue 20 Feb 2007 21:27:22]
ジャスティス > (奥の応接室の一つを借りて、修道女は、現在保護下においている少年についての報告書の最終チェックをしていた) ふぅ……。 (やばい。これはかなりやばい事案である。初め報告した際も、司祭にため息をつかれた。悪魔と天使の子供。これが事実であろうと無かろうと、そんな噂が外に漏れるのだけはなんとしても防がなくてはならない) わよ、ね。 (ソファーの背もたれに背中を預けてため息を一つ) [Tue 20 Feb 2007 21:16:43]
お知らせ > シスターさんが入室されました。 [Tue 20 Feb 2007 21:12:14]
お知らせ > アーク=フォースさんが帰りました。 『疑問の答えを、捜し歩いていて…』 [Mon 19 Feb 2007 00:14:53]
アーク=フォース > (礼拝堂から、外への扉に向けて歩き始めて……色々考えた) ……速い所、手紙も書かなきゃな… (そんなこと言いつつ、自分の両手を見る、腕輪が無い事が妙な空白感を生んではいるが、少しずつ、その感覚にも慣れてきた) 自分は……何をするべきなんだろ (今の自分にできることで何をして、何をなすべきなのか…そして、何をしたいのか…そんな疑問浮かべたまま、外へと向かっていて) [Mon 19 Feb 2007 00:14:01]
アーク=フォース > (礼拝堂の真ん中で突っ立って、周りを見渡しても、近くには数人の神父さんが居る程度で、ほかに、礼拝しているはこの深夜ではいないらしい) こういうとき……何してればいいんだろうね… (料理もいいが、それは台所が無いと無理、結局は考えにふけることになる) 自分は…… (境目が消えていく感じが、最近少しだけ、感じる……それが少しだけ、怖いけれど…嬉しいような…そんな感じで…) [Mon 19 Feb 2007 00:03:29]
アーク=フォース > (結局、今日は受付の人に会ってから、暫く待って、礼拝堂に来ていて……) まだちゃんとした…手紙…かけてない…… (未だにかけてない手紙の事を考えると微妙に、頭がいたい……) どうなるんだろう……自分 (聖堂に、自分の混血のしだいが、ジャスティスさんに話したことでばれたであろう事、そして、その事に対して聖堂から判断が降りる事……) 神父さんにばれたら……どうなるかね… (一番それが、目前に有るかも知れぬ、聖堂の判断よりも恐ろしく見えていて) ……とりあえず…待つしかないか… (いろいろな意味で、けれど、それまで、自分に変化が無いとも言い切れない、人は常に移ろい、変わっていくものだから…) [Sun 18 Feb 2007 23:53:33]
アーク=フォース > (礼拝堂のど真ん中の道に立っている、黒髪、黒コートの紅い瞳の青年一人) ……前は、此処に来たら、眼の色…黒かったはずだけど… (鏡になるような物に眼を向ければ、紅い瞳が黒くなっていない事が目立つようで……ため息を吐いていて) ……まさかね… (そんな風に、ふと浮かんだ、一番嫌な可能性を考えて、首を横に振っていて……) [Sun 18 Feb 2007 23:44:06]
お知らせ > アーク=フォースさんが来ました。 『礼拝堂に立つ一人の青年』 [Sun 18 Feb 2007 23:39:23]
お知らせ > シスターさんが退室されました。 『そのまま扉の奥に消えて』 [Sat 17 Feb 2007 22:44:06]
シスター > ああ、色々用事で定期的に来ていますし、他のシスターに尋ねていただければ、聖堂内にいれば呼んできてくれますよ。ええ、大丈夫また会えますよ。 (そういって見送って……) さぁて、と。 (アークフォースくんの事について、色々と事務的なものを含めて、処理しなければ、とおくの扉を見て一つ息を吐く) [Sat 17 Feb 2007 22:42:36]
お知らせ > ライヤさんが帰りました。 『(いつか――自分の弟の事など相談してみよう――貴方なら、と。)(娼婦の姿は扉の奥へ)』 [Sat 17 Feb 2007 22:38:22]
ライヤ > その御心が、何れ私にも届く事を信じましょう。(――マグダラのマリアのように。 )――…シスタ―…シスタージャスティス。 ジャスティスブラウニー…(おいしそう。――甘いもの大好きな娼婦は、季節柄チョコレートの甘い香りを思い出した。 小瓶を確りと受け取ると、再び丁寧に包んで胸に抱えた)……あら、じゃあ、普段は此方にシスタージャスティスを尋ねても、いらっしゃらないのですね―…?残念――…です。 でも、そうね――(首を傾げ)シスターに会えるよう神様にお願いしに、きます、ね。(くすり。ころり。笑いながら、もう一度頭を下げて)――それでは御機嫌よう。シスタージャスティス。 [Sat 17 Feb 2007 22:37:11]
シスター > ふふふ、いつか、私たちの教えがあなたの心を打つことを信じていますから。 (未来の信者さんを死なすわけには参りません、と小声のまま不敵に笑って) それじゃあ、ちょっと待ってくださいね? (ぱたぱたとあわただしく、ふたたびドアの向こうに消えて行けば、硝子と、陶器の瓶を胸に抱えて持ってくる) はい、これ。 (気をつけて帰ってくださいね、と小瓶を渡す) え?あぁ、私は、ジャスティス、ジャスティスブラウニーといいます、ちょっと離れたところの教会を管理しています。 (相手が頭を下げれば、お気をつけて、と声をかけて) [Sat 17 Feb 2007 22:26:11]
ライヤ > ―――――………。(シスターの耳打ち。 静かな聖堂内では、その声でも十分聞こえた。娼婦は眼を丸くし)…… 。(思わず、笑ってしまう)……シスター。 それでは、神様にお譲りいただいた「聖なる水」が、そこいらのマジックアイテムのよぅです――(袖を口元にあてがい、コロコロ笑う)……でも、そこまで言われては、正直「是非」とお願いしたくなってしまいます。吸血鬼や悪魔は――怖い、ですから。(弟分の顔が過るも、それは本音。シスターの微笑みに、微笑を返す。――正直に言おう。パプテス教とは己以外の存在を許さず、他者を排除するような宗教だと思っていた。 ――特に、無能司祭カテドラルの噂は、客からこそりこそりと尾鰭背鰭で聞いていたものだから、印象もよくない。だけど――いま目の前にいるシスターの明るさに、その考えや印象が溶けていった。 少女らしくも、淡い笑みで) ……それと。 出来れば、シスター。お名前をお聞きしても宜しいかしら。 ―――私はライヤと申します。(改めて立ち上がり、頭を下げるだろう) [Sat 17 Feb 2007 22:18:16]
シスター > 。 (そっと声のトーンを落としてささやくようにして) それに……簡易聖別とはいえ、聖水ですから、実際吸血鬼などにも効果はありますし……悪魔達による犠牲は望むところではありません、お守りと思って、ね? (創意って微笑んで) [Sat 17 Feb 2007 22:06:48]
シスター > あぁ……そうだったんですか……。 (ふむ、と自分は信徒ではないとの言葉に考え込むように手を当てて) 私たちが信ずる神に敬意を払っていただければ、持つ資格はあると思いますよ?……個人的には [Sat 17 Feb 2007 22:05:06]
ライヤ > ……染めている。(青。 青空を切り抜いたかのような蒼い髪。  そう云うシスターもいるのだなァ・・・と、マンジリ思いながら見送り)――(長椅子で腰掛けていたら、直ぐにシスターは帰ってこられた。見上げて) …お手数をおかけいたします。これで姉も喜んでくれる事だと――え?(自分の顔を指差し)…聖水を持ち歩く。(考えてもいないことだった)………一つお聞きして宜しいですか? 姉はパプテスを信じているのですが、私は――生憎。(違う、と眼を伏せた)…そういった者が持ち歩いても効果があるものなのでしょうか。(神の愛は全てに注がれているとは聞くが、自分にもその愛は注がれているのだろうか――神様を、信じる事を忘れた自分にも。)効果があるのなら、一瓶――…持ち歩くのも。悪くは――ないとは思うのですが、何か申し訳ない気もしますね。(淡い苦笑と共に首を傾げた)―――……。(「よく来るのか?」と言う質問に対して、首を横に。 それは、今述べた言葉でもわかるだろう) [Sat 17 Feb 2007 21:54:52]
シスター > えぇ、確かにそうですね。もしよろしかったら、あなたもいかがですか?こんな立派な小瓶というわけには行きませんが。 (普通の陶器のものでしたら用意できますよ?とすすめて) え?あ、あー、これですか? 実は、染めてるんです。 (内緒ですよ、とでもいうように、人差し指を立てて) お待たせしましたー。もう少ししたら、持ってきてもらえると思いますので。 (此方には良く来られるんですか?なんて、待ち時間の間に尋ねて) [Sat 17 Feb 2007 21:43:51]
ライヤ > (ナイフホルダァ…!それは素敵なシスターさまだと、しみじみ思うことだろう。)ええ。そうですね――…それに、持ち歩かなくとも、枕元にあるだけでも安心して眠れる…とか。 姉も心配性な所がある人ですから――…聖水が…”神に譲っていただいたもの”が傍に在るという安心感が欲しいのでしょう。 (でも、ごめんなさい。実際は何に使うのか――自分にも見当つかないんです、シスタァ―ー…そんな懺悔をひっそりしつつ)この髪の色だけは隠せないものです。ええ、朱鷺乃都からヴェイトスへ――姉を頼って参りました。 そういうシスターは……(青。蒼い髪。 …何人だろう。分かりかねる。青く染色しているのだろうか。 悩み始めたところで踵を返す貴方)…………はい、よろしくお願いします。(シスターが戻るまで、長椅子の上で待っている事だろう) [Sat 17 Feb 2007 21:33:20]
シスター > (ナイフホルダーや、掌に巻いた細めのサラシ等、確かにシスターらしからぬ特徴は目に付くだろう。シスターに扮した泥棒と間違えられたこともある)  なるほど……その信心すばらしいですね。 (うんうん、と相手の言葉に感心したようで) あぁ……これなら、懐に入れておいても、変じゃないですしね。 (けっこういい所の人なんだろうな、と一人考える) そうですね……最近また少し増えてきましたね。ヘンな噂とか、聞いたことがあれば、教えてくれますか? (少し、表情が引き締まる)あの、トキノミヤコの方、ですか? (その服装と肌や髪の色を見て、わたしも、ドンモノ好きですよ、と笑って) と、ちょっと待ってくださいね。  (扉の奥に一度消えれば、少しお待ちください、と戻ってきて) [Sat 17 Feb 2007 21:20:43]
ライヤ > (シスター――なのだろう。 だがイメージと少し違う、元気のよい貴方の声を聞きながら、瓶を差し出し) ―――はい。 お願いします。 ――瓶。 ……。(見下ろす。高そう。 ……客に譲ってもらった工芸品のはず。中身の水は――…妖精の泉の水だとか効いたが。 さて。)  譲っていただいた瓶です―― お酒を入れて飾るのもなんだか勿体無くて。 ならば、神様に譲っていただいたものを入れて、大切にしようかと。 …………(聖水の使用用途を聞かれるとは思わなかった。 首をカクリと傾げ) ……申し訳ありません、姉の使いなもので、聖水を何に使うかまでは。ただ――最近吸血鬼やら悪魔やらと物騒ですから、縋る物が欲しかったのやもしれません [Sat 17 Feb 2007 21:05:37]
シスター > いえいえ、お気になさらず。 ご用件をお伺いしますね。 (広げられた藍色の布の中身を覗き込むようにして、その瓶を見て感心したようにため息をつく) なんだか、高そうな瓶ですね……なるほど、こちらの水を聖別すればいいんですね? それにしても、高そうな瓶ですね……どうされるんですか?これ。 [Sat 17 Feb 2007 20:55:07]
ライヤ > (朱鷺乃都の民族衣装を着込んだ黒髪の少女――風貌と付け加えよう――は、一拍の間を置いて振り返る。)  ………。 夜分遅く申し訳ありません。 (蒼い髪に一瞬目を奪われるも、頭を 下げた) 聖別していただくて、参りました……。(藍色の布を目の前で一片ずつ開いていく。 細かい細工の施された透明なギヤマンの中には水が揺れている)司祭様にお願いできたらと思うのですが―。 [Sat 17 Feb 2007 20:48:28]
シスター > どうかされましたか? (声は、入り口のほうから聞こえるだろう。何処か出先から戻ってきたのか、それとも他の教会の人間なのか、とにかく、青い髪をした修道女が、大またで近づいていく) [Sat 17 Feb 2007 20:39:09]
ライヤ > ――――― 。(返事はあるだろうか。ないなら、もう少し前のほうに出て、司祭室――或いは、近くの扉を叩くだろう) [Sat 17 Feb 2007 20:38:07]
お知らせ > シスターさんが入室されました。 [Sat 17 Feb 2007 20:27:15]
ライヤ > (だけど、用事が用事だけに、踵を返すわけにもいかない。――姉娼婦のお使いだから。 聖水を分けて欲しいらしい。 何に使うかは知らないが、あえて聞かなかった。……「それ」や「あれ」に使うのだとアッケラカンと答えられたら、流石にお使いを引き受けられなかっただろうから。) ………今日は、仕方ないけれど。(明日の為にどうしても必要なの!と、人気者の姉様に頼まれたら無碍にも出来ない。暇だったし良いか。くらいの気持ちで引き受けたのだけど――これがどうして。いざ大聖堂の中に入ると、その静謐さに気後れしてしまう。) ………直ぐ、帰ります   から。 (こっそりと呟いてから、中へと進む。)  ごめんください 。(  ギヤマンの小瓶を包んで長椅子の間を歩く。 誰か居ないか見回しながら。) [Sat 17 Feb 2007 20:24:38]
ライヤ > (大聖堂(見上げる天井は眩暈がする程に高い。 青猫のロビーの天井も高いとは思うが、此処ほどではあるまい。白い小袖に浅黄色の羽織姿の娼婦は、自分の小さな身体が押し潰されてしまう幻影をみて、醒めた瞳を滑らせる。……足元には赤い繊毛の絨毯 。 左右に長椅子。その長椅子――通路側には、今日摘んだのだろう手に捧げる白い薔薇の花が、一本ずつ飾られ、赤い通路の左右を飾る。 …促されるように顔を上げれば、正面にの色ギヤマンで作った神の姿。それを背後に貼り付けの十字架――) …………場違いね。私。( 嗅ぎなれた薔薇の香りが、更にその違和感を強くする) [Sat 17 Feb 2007 20:09:15]
ライヤ > ――――――………。 (大聖堂  朱鷺乃都人の上に、パプテス教を崇めるわけでもない。 かといって気まぐれで此処を訪れるのは、なんだか気が引けて――殆ど足を運んだことのなかった場所。だったと思う。 ) [Sat 17 Feb 2007 19:57:03]
お知らせ > ライヤさんが入室されました。 『(珍しいところに来た――)』 [Sat 17 Feb 2007 19:53:18]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『( 答えなんて最初から期待してない。心配しすぎなんだろうし )』 [Sat 17 Feb 2007 00:04:08]
フォス > 悪い吸血鬼は国外逃亡してこの街は平和になりました、と ( 大欠伸。大きな事件の後にこれといって大きなことがあるわけも無く。それなりに平穏なヴェイトス情勢。心配になれば人は神を頼るのだと考えれば吸血鬼事件の最中と比べて大聖堂を訪れる人間は少ないか ) 平和一番。閑古鳥が鳴りつつも平和だねぇ ( しみじみと呟きながら短くなったタバコを携帯灰皿に捻じ込む。 ) その前の紅の脅威も落ち着いて、それでいて平和で。今度はなにが起こるなんてことを考えてもしょうがないんだけどなぁ ( がりがりと頭を掻きながら、フォスはそのまま身を反らせて後ろを見る。長い赤髪が床に落ちる ) 我らが父よ ( 礼拝堂にある神の象徴、と言えば聖職者は怒るだろうが。その存在に目を向けず、ただ大聖堂と外を隔てる百八十度反転した扉を眺めながら、 ) 人の子に降りかかる次なる試練は? [Fri 16 Feb 2007 23:58:48]
フォス > ―――― ( 最後の参拝客。というか信者というか。お客様が帰ってがらりとした大聖堂の中、大きな欠伸を一つする。右を見て左を見て、誰も居ないことを確認すればフォスはタバコを咥えて簡易術式で火を点ける ) ふー、 ( 大きな深呼吸と一緒に紫煙を吐き出す。こう、礼拝堂で吸うタバコの味が妙な背徳感で心地よい、と言うとなんだかおかしく聞こえるかもしれないが、事実なのだ ) ―――。 ( どかりと長椅子に腰を落として両手を背凭れに広げる。短くなっていくタバコの音を聞きながら、流石に灰を礼拝堂に落としてはいけないと携帯灰皿の縁をタバコで叩く ) [Fri 16 Feb 2007 23:49:33]
フォス > ( 「え、神父様。バレンタイン知らないんですか?」 そんな呆れ顔が視界一杯に広がったが当然のごとく知るわけが無い。というより興味が無かった ) ―――ふぅ〜ん。 ( そんな日あったんだ、程度に呟いた。呆れ顔はすぐさま苦笑に変わり、「その様子じゃあ神父様は全然なんですねー。」なんて言って笑う。ちなみに笑っているのは礼拝に来た参拝客で、若いのに熱心な宗教家で―――名前は知らない男の子。 ) ほら。さっさと帰らないとご両親が心配するぞ ( ほらもう行け、と手を振れば男の子は「それじゃあ同類神父様それじゃあねぇ!」と叫んで出て行く。なにが同類なのだ? と首を傾げたがどうせ『ばれんたいん』という行事関係なのだろう。嗚呼、そういえば聖人の死んだ日が最近あったな、と思ったが結局『ばれんたいん』とは直結はしなかった。 ) [Fri 16 Feb 2007 23:38:42]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『―――なにそれ?』 [Fri 16 Feb 2007 23:29:14]
お知らせ > アーク=フォースさんが帰りました。 『結局、家の方の教会には帰れないので、暗黒街の教会に足を運ぶのだろうけど』 [Wed 14 Feb 2007 22:39:47]
アーク=フォース > (とりあえず、これ以上待っても、来そうに無いので、違う受付の人に声をかけて……) 後日……こさせていただいても…よろしいでしょうか? (そして、了承してもらえれば、名前と連絡先のメモを取ってもらうのを確認して) ……では、失礼しました (静かな聖堂の中に足音だけが響いていて) [Wed 14 Feb 2007 22:38:47]
アーク=フォース > (正確には、報告してもらって、それに従う形で、此処に来たのだが……受付の人には詳しく話すあれでもないだろうと思って、深くは言わないでいて、少し質問に受け答えして、また、姿を消した受付の人) ……後日、という手も無くは無いか… (そんなこと考えたが、やっぱり、こういう連絡無しで来るのは、まずかったか…なんて考えながら、そのまま受付前に立っていて…) [Wed 14 Feb 2007 22:34:44]
アーク=フォース > (自分はどうなる? そんなこと、考えているうちに思う……) 最悪の場合…… (それを考えていれば、いざ言われた時のショックは小さくてすむ……そんなこと考えて) やっぱり……前もって、ちゃんと連絡しないと…だめか…な? (そんな事、思いながら、受付の人が戻ってきて、言うには『シスターの紹介で、此方に伺うように言われたんですか?』 などと聞かれて返す) えぇ……そうですけど、やはり、司祭の方ともなると忙しいんでしょうね (そんなこと言いつつ、壁にもたれていた背を離して、受付にもう一度近づいて) [Wed 14 Feb 2007 22:29:02]
アーク=フォース > (今でも十分、逃げている気がする、誰かに頼って、巻き込んで、そんなこと考えながら、廊下の壁に凭れて、受付に向かい合うようにしていて) 逃げてれば、誰も巻き込まなくてもいいのかな… (全ての接触を断つ、けれど、それは生きている限り不可能) 無理だな…絶対…そんなこと (他人と関わらずに生きていくことも不可能、全部棄てたら死ぬのと同じ……) 嘘もつけない自分が憎いな…… (他人に嘘を吐いて生きていくのは辛い、そんなの当たり前で……そんなこと小さく呟きながら……受付の人の戻ってくるのを待っていて)  [Wed 14 Feb 2007 22:10:49]
アーク=フォース > (腕輪はコートのポケットに突っ込んで来た…質問で突っ込まれた時にすぐに出せるように……そして、受付のところまで来れば、立ち止まって、受付の人に声をかけるだろうか) あの…… (受付の人が『はい? どのようなご用件でしょうか?』と聞かれればそれに返すように言うだろう) アーク=フォースと申しますが、シスターのジャスティスさんに、聖堂に来るように言われたんですが、司祭の方にお会いできませんでしょうか…? (言うなり、受付の人は『少々、お待ちください』といって、受付の奥のほうに走っていく、それを見送れば、壁にもたれるようにして、立ったまま俯いて…色々考えをめぐらせているようで)  [Wed 14 Feb 2007 21:57:50]
アーク=フォース > (大聖堂の礼拝堂への、扉を開けて……黒い膝丈までのコートを着込んで、紅い瞳の青年は礼拝堂を進む……) ……まったく…自分は… (逃げればよかったかもしれない、けどそれは、自分そのものからも逃げる事、そんなことしたら、自分の負けだ、そんなこと考えながら、礼拝堂の奥の受付に続く扉をためらいも無く開けていって………) …… (無言、受付に進んでいく……正直、怖いが、神父さんには何も話さずに来た、ただ、『少し泊まりかもしれない』 とだけ、言ってきた、現状がばれたら、缶詰どころではない) [Wed 14 Feb 2007 21:47:12]
お知らせ > アーク=フォースさんが来ました。 『結局、逃げることはしなかった…』 [Wed 14 Feb 2007 21:41:22]
お知らせ > シシィ@バレンタインさんが退室されました。 『( 立ち去った。)』 [Sat 10 Feb 2007 19:34:50]
シシィ@バレンタイン > ( …視界の隅をちかちかと舞うフェアリーダスト。 まさかねと肩を竦めて、今度こそ ) [Sat 10 Feb 2007 19:34:44]
シシィ@バレンタイン > (――ふぅわ と、背に触れるあたたかな感触。) ………? (ふと、頭痛や吐き気が和らいだような錯覚。周囲を胡乱げに見渡すも、此処には自分を害するものしかない筈 だ。) [Sat 10 Feb 2007 19:34:20]
シシィ@バレンタイン > (ハッキリ言って、聖域に居る限り何処に逃れても同じだ。恐らくヴェイトス市で一番穢れと縁遠い(筈の)建築物、「場」自体が聖別されていたところで何ら不思議ではない。聖水ブッ掛けられた所で、この季節風邪が心配なくらいだが流石に疑心の目を向けられるのは キツい。自分一人の頃なら兎も角今は同居人が居るのだ。「邪悪な吸血鬼を匿っていた自警団員」など、いいゴシップの対象だろう。)  う゛――……なっさけ ね ェ。 (妖精を捜すどころではないようだ。自分の間抜けさを呪いながら、のろのろと離れ れば。) [Sat 10 Feb 2007 19:31:03]
シシィ@バレンタイン > ……………も、 もうだめ シシィしんじゃう……。 (大聖堂の扉をガヴァー開けた直後にこれである。つうかこの時期、吸血鬼だの悪魔だのの噂や風聞飛び交う中、こんな紛らわしい真似してたら俺狩られるんじゃね? ――…まあ、敵の本拠地にわざわざ乗り込む阿呆な眷属、そうそう居るまいと信じたい が。) あ゛ー、やっと立てる感じ ……。 ウプス。 (しかしまだ吐き気が。ふらふらしながら、突っ伏していた壁際から離れゆ。) [Sat 10 Feb 2007 19:26:11]
シシィ@バレンタイン > (―――られなかった。)   おぇええええええええ   (orz ←こういう姿勢で大聖堂の中庭に頽れる若造一人。見ようによっては聖堂に向かって、アマウラ式謝罪スタイルDOGEZAを敢行中の礼拝者に見えなくもないかも知れない。クルスもロザリオも下げない普段着丸出しのそれでは、とてもとてもそうは見えないだろう が。) [Sat 10 Feb 2007 19:19:40]
お知らせ > シシィ@バレンタインさんが来ました。 『 まさかまさかの大聖堂編、シシリィタ=リッパァ終に禁断の領域に、脚を踏み入れ ――― …』 [Sat 10 Feb 2007 19:17:59]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( マリア様を、ステアを、追おうかとも考える。 けれど、為すべき事を、為すべき場所で )』 [Sat 10 Feb 2007 06:13:07]
セレニア > ( 地方村の再調査に向かったマリア様は、もう戻ったのだろうか。 ―――『ステア』の残したおぞましい血文字も、もはや気に留める者は少ないのかもしれない。 続報が無いことを少しだけ不安に思い… もしも、調査に乗り出した彼女の身に何かあったらと考えるのは落ち着かなかった… ) ………。 ( もう水に浸けられるようになった右手は、機能こそ徐々に回復しつつあるものの、焼け爛れた皮膚が完全に元に戻ることはないと言われている。 …一般的な少女らしい感覚を持たない少女であれば、それを哀しいとは感じなかったが… その傷を負わせた吸血鬼がまだどこかに在るのかもしれないと思うと、表情が僅かに険しくなった… ) [Sat 10 Feb 2007 06:08:58]
セレニア > ( ギルドが看板を出すヴァンパイアハンターが殺人者集団と見られることも、まだ無いが。 自分は看破するなり狩っているが。 …もしもそれなりの財力なり地位を持つ者が訴え出れば、もしかしたら吸血鬼であるからというだけで滅ぼす自分が犯罪者とされるかもしれないのだとは、認識せざるを得なかった…。 そんな事を声高に主張して、その者がどうなるかはまた別の話だし、だからこそ滅多に出て来ないとしても… 煮え切らないものは感じてしまう )   ( 浴室を出て、冷える朝の空気に身を震わせながら、手早く髪と身体を拭いた。 服を着る前にもう少し我慢して …残り少なくなってきた、バラの香油をすりこんでいく… ―――人の吸血鬼化を抑制する効果があると言われているバラ… 贅沢など要らない性質でこれだけが手放せない理由を、考えたことは無かった ) [Sat 10 Feb 2007 06:02:39]
セレニア > ( 吸血鬼は人を変えてその数を増やし、人を喰らう。 吸血鬼を放置すれば、地上の第一種族はいずれ取って代わるだろう。 …パプテスの教理も勿論あるが… 人類存亡の危機という道理は、信仰に関わり無く認識されるものと思っている ) ………。 ( 隣人であった者を滅ぼすなどできないからと、吸血鬼も言語を同じくし人の中で在り続けようとするからと、現実に目を瞑り放置する物の気が知れなかった )   ( いや… 現実には、奴隷制度の下、吸血鬼達の存在は容認されるものなのかもしれない。 …食い扶持を得られず飢えてしまえば人を襲うしかない吸血鬼… けれどそれは、人が物盗りになるのと同じと言われれば、そうかもしれない…。 だが、奴隷は、そう呼ばれるものは実際『何』であり、どこから来ているのか )   ( 共存には、何れ無理が生ずる。 ―――それなのに、ヴェイトス市には法的にも、『害悪とならない吸血鬼』を社会の一員と認めている節があるようで、それは曖昧なものだけれど、確かな拘束力を持っている ) [Sat 10 Feb 2007 05:51:15]
セレニア > ( 巷を騒然とさせた害悪吸血鬼『ステア』だけれど… それがヴェイトス市を離れアングリマーラへ渡ったらしいと知れるや、街にあった異種族を排しようとする気風も次第に薄れ、元に戻りつつあるように見えた… ) ………。 ( それがヴェイトス市の姿勢であると、どこかで納得し、受け入れようとさえ思った事なのに…。 クリスティアでそうしていたような生活に戻れば、そこまで寛容にはなれないと、なるべきではないと断じる自分に戻る…。 …シスタージャスティスに、ブラザーイコトに、サンクトゥス様に… シスターティフィス… ここへ来て話した沢山の人達の事を思えば、複雑な気持ちになるものの… それでも、吸血鬼は根絶やしにしなければならないという考えを否定するなど、不可能だった ) [Sat 10 Feb 2007 05:28:23]
セレニア > ( 女子修道院の浴室で、朝課を前に身を清める修道女達より一足早く、お湯を貰う少女があった ) ―――。 ( 身体を拭って髪を濯いで… 一晩街の裏通りを渡って付いた、埃と『灰』を流す。 …もはや無断で行うのではない、教会公認の『狩り』に出る生活サイクルで、当たり前になったこと… ―――奇妙な薄紅色の髪を絞り、水気を切る。 …そろそろ起き出す者もあるだろうけれど、まだ静かな修道院で、浴室には自分の一挙一動だけが、水音となってよく響いた… ) [Sat 10 Feb 2007 05:16:50]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 埃と灰を落として )』 [Sat 10 Feb 2007 05:07:24]
お知らせ > 野良猫@バレンタインさんが退室されました。 『(これで後は渡すだけ。)』 [Thu 8 Feb 2007 22:10:23]
野良猫@バレンタイン > なぁ、頼みがあんだけど・・・・・・いいか?(そう言って猫はチョコレートを妖精に差し出した。)これにマホー掛けてくれよ。(差し出されたチョコに妖精は止まるとフワフワとまたどこかへ飛んでいく。)・・・・・・・・・・・・。これで、マホー掛かってんだよな?(そう一欠けらの疑惑を持ちながら猫は大聖堂を後にする。) [Thu 8 Feb 2007 22:06:47]
野良猫@バレンタイン > (妖精は猫の頭の上でひらひらと飛んでいる。その様子に猫はまったく気が付いていない。その様子に妖精が業を煮やしたのか猫の目の前を通り過ぎて猫の周りをぐるぐると回る。)ヨー、セイ・・・・・・か?(猫の声に答える様に妖精は猫の前で止まった。) [Thu 8 Feb 2007 21:42:35]
野良猫@バレンタイン > (取敢えずは目に付く怪しい場所を手当たり次第に探していく。妖精が入り込めそうなところは全て探す。それでも妖精の姿は何処にもなかった。)おっかしいなぁ・・・・・・。(言いながら猫は再び辺りを見回す。だが猫は一箇所見落としていた。 そう、自分の頭の上を・・・・・・。) [Thu 8 Feb 2007 21:26:13]
野良猫@バレンタイン > (ギィィ と音を立てて扉が開くそして入ってきたのは一匹の猫だった。)・・・・・・・・・・・・。(この場に場違いな猫は驚いたような目で辺りを見回している。)ここなら、ヨーセイも居そうだな。(一つ頷いて再び辺りを見回す。)何処から探すかな。 [Thu 8 Feb 2007 21:09:13]
お知らせ > 野良猫@バレンタインさんが入室されました。 [Thu 8 Feb 2007 20:52:39]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( そして、中庭にて上司と鉢合わせ。口元の煙草がぴくりと揺れ、』 [Wed 24 Jan 2007 23:13:09]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 [Wed 24 Jan 2007 23:12:32]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『( そして、』 [Wed 24 Jan 2007 23:12:23]
フォス > ( ゆらりと礼拝堂の中で揺れるのはタバコの煙である。ともすれば、あまり存在が許されるものではない。しかしながらまったく吸っていない人間が存在するか? と問われればそには否と応える。だけれども、時と場所を考えるということもどうしても必要になる。例えば工事現場でツイストなどをしてみたらどうだろう。思いっきり浮きまくる。では礼拝堂で神父がタバコをぷかぷか吸っていたら? ―――イメージダウンは株価暴落も真っ青なほどに影響するだろう。 )( そこまで考えて、フォス・シュレティンガーは考える ) 中庭で吸ったほうがいいか ( 問題は時と場所である。誰がなにをした、ではないのだ。えへん )( と、言うわけで。赤毛神父はめんどくさそうに腰を浮かせると、中庭に向かってる歩き出す。 すでに書類のことは頭の片隅から耳に移動して転げ落ちていた ) [Wed 24 Jan 2007 23:08:40]
フォス > ( そうだそうだ。書類である。赤毛神父は眉間の皺を解しながら歩き出す。礼拝堂に誰もいないことを再確認してから「やっとこれで書類を取りにいける」とボヤく。だが――― ) あー、めんどくせぇ ( 書類を取りに行くのもなんだかかったるい。少しだけ休憩してから行くことにする。急ぐ必要も無いだろうってあんな書類。サボってやる ) ――― ( 懐からタバコの箱を取り出す。底をとんとん、と叩いて頭を出したタバコを口に咥える ) ――― ( しゅぼっ、とマッチに火がついたような音がしたかと思うとタバコに火が勝手につく。簡易術式展開、と言えば話は早いのかもしれない。術を使う力の無駄遣いを咎めるべきか、マッチの消費を考えるべきか。それは人それぞれと言うものである ) [Wed 24 Jan 2007 22:51:17]
フォス > ですが、吸血鬼に対しての抑止力の一つとしてVHGが存在し、我々も存在するのです ( 「じゃあ、吸血鬼がまた暴れたら助けてくれるのかい? 神父さん」 ) もちろんです。私たちは全力をかけて悪魔退治などをしますよ ( にっこり営業スマイルで老体の背を押してやる。ほら寒いですから身体を壊さないように。気をつけてくださいね、と後付してからその姿を見送る ) ――――― ( ぱたん、と扉が閉まる音。それと同時に赤髪神父は身体の全身から力を抜いた ) ――――疲れる ( こんなことはガラではない。シスターに助けを求めたかったがそれもなんだか癪なのでできなかった。そもそもの原因は書類を取りに礼拝堂を突っ切ろうとしたのが間違いだった。そこには心配一色に染まった老婆がおり、なんでも心配しすぎて眠れなかったとか。 ――――いいから俺を寝かせて、と思う。ちなみに営業スマイルも疲れる。こちとらいつもニコニコと笑ってる聖女様ではないのだ。あんな風に自然に笑えるか、けっ、 )( なんかグレた ) [Wed 24 Jan 2007 22:44:54]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『おばあちゃん、確かに心配なのはわかります』 [Wed 24 Jan 2007 22:39:10]
お知らせ > エリスティア@バレンタインさんが帰りました。 『( そうして、チョコ作りは終わった。 )』 [Tue 23 Jan 2007 22:30:36]
エリスティア@バレンタイン > ( やがて、以前のようにほのかに箱を持つ手が暖かくなるような感じがした。 声はそらみみすら聞こえなかったけれど…… これで良いのだろうという気はした。 結局『人形』の私にはその姿は見えないのだろう。けれど、それでも良い―― チョコがちゃんと完成できているならそれでいいのだから。 ゆっくりと立ち上がると、早々にこの場を去る。 ――存在の認められていない自分には眩しすぎる場所だから。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:30:17]
エリスティア@バレンタイン > ( 誰も居ない物悲しい空間。けれど『人形』だからいくらでも待てた。 流石に大聖堂の内部に入るわけには行かず、この礼拝する場所でずっと待つ。 変化があるまで待ち続ける―― ) [Tue 23 Jan 2007 22:26:56]
エリスティア@バレンタイン > ( 祭壇のあるその部屋を妙にフワフワとした動きでゆっくりとまわっていたものの、やがて長椅子のひとつにちょこんと座った。 ) ここが……最終地点? ( パプテス教徒であれば知っている場所。ましてやエクソシストなら尚更。しかし、自分はココには所属していない。 ――自分は『人』ではないから。神の奇跡以外の力で動く『人形』がパプテス教徒……などとは認められないのだと世話になっている神父様が言っていた。 ) 人と私とでは…それほど違う、の……? ( ぽそりとつぶやくその声は、大聖堂の静かな空間にすら掻き消されてしまった。 ――手に持った箱を小さく握り締める。神の聖域であるこの場所に、妖精など存在するのだろうか。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:17:37]
エリスティア@バレンタイン > ( 夜も深まり始めている中、大聖堂の扉がゆっくりと開く。 そこから顔を出したのは一人の修道服に身を包む一人の女性。 辺りの光源に身体が照らされていく中、唯一目に光は映らず、深いエメラルド色の瞳を何かを探すように辺りに向ける。 ) [Tue 23 Jan 2007 22:10:31]
お知らせ > エリスティア@バレンタインさんが来ました。 『 最後にたどり着いたのは…… 』 [Tue 23 Jan 2007 22:07:56]
お知らせ > アーク=フォースさんが帰りました。 『聖水買って帰れば……夜は深まっていて』 [Mon 22 Jan 2007 22:31:36]
アーク=フォース > (いっそ、退魔師の願書でもあるのなら、貰ってしまおうかとも考えたが……何かまずい気がする…神父さんにばれたら) やっぱり……説得するしかないか… (それ以前に、自分の出生なんて、全部話したらどうなる? なんて疑問も浮かんだ……) まぁ、そういう事はあまり考えない方が良いか…悪い方にばかり考えたら…本当にそうなるから… (そんなこと考えていれば、受付の方から声が聞こえてきて……受付に向かう) [Mon 22 Jan 2007 22:30:59]
アーク=フォース > (色々思い返しながら、受付の少し離れたところに立っていて) 色々あったけど……やっぱり目標は大切な人を守れる様な仕事がいいよね…… (そんな事、ボソリと呟いて、もう少し、受付から距離を取ろうと後ろに一歩下がっていて) 神父さんが許さなくても……それは変わらないし…ね (そんな独り言、静かな事務前廊下に響いたかもしれない……) [Mon 22 Jan 2007 22:19:50]
アーク=フォース > (そして、事務受付の方まで来れば、色々思い出しつつも、誰か呼ぼうと受付の方に声でもかけようか) あの……何方かいらっしゃいますかぁ? (シンと静まり返っている受付……そういえば……司祭のサンクさんと話したときも事務室は人が少なかったような気がする…) 待ってみる……かぁ (物思いにふけるのもいいかと思い……少し受付の方から離れて待ってみようか…) [Mon 22 Jan 2007 22:08:43]
アーク=フォース > (礼拝堂奥の事務のほうに行かなければならない訳だが……やっぱり行くのは気が引ける…) 気まず…… (礼拝堂から、事務へと続く扉の数歩前で立ち止まり、肩がっくり落としながらそんな事呟いて) でも、聖水貰ってこないとな…… (苦々しげな顔しながら、事務へと続く扉を開けて進んでいく……) [Mon 22 Jan 2007 22:00:06]
アーク=フォース > (手には紙切れ一枚……両の手首に腕輪はつけておらず、左手首に代わりに布巻いていて) まだだるいのに……何もこんな時に頼むこと無いのに… (しかも、晩飯が終わってから突然に言われ、慌てて出かけたわけで……ため息漏らしていて) まぁ……帰りにあんまん買えばいいか…… (そんなことぼやきつつ、礼拝堂を進む……窓からの月明かりがとても神秘的に見える) でも……なんで神父さん……こんな時に頼んだんだろう? (いつもなら、自分で取りに行くはずの聖水を自分に取りに行かせるのに疑問を覚えながら、色々考えて歩いていて) [Mon 22 Jan 2007 21:51:38]
お知らせ > アーク=フォースさんが来ました。 『外から扉をゆっくりと開けて、礼拝堂に入っていく膝丈までの黒コートの青年一人』 [Mon 22 Jan 2007 21:42:51]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが退室されました。 『( 渡したい人に、喜んでもらえますように。 ……そんな、願いと祈りをこめて。 )』 [Sun 21 Jan 2007 03:08:37]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが入室されました。 『( 祈る言葉は……静かに心の中で )』 [Sun 21 Jan 2007 03:07:56]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが退室されました。 『(』 [Sun 21 Jan 2007 03:07:19]
シャリネ@バレンタイン > ( 静かになった大聖堂。ここに導かれたことにも意味があったのかな、と考えて。少女は扉の向こうに消え行く女性にぽつり柔らかな笑み深めて ) ありがとう ( と言った。 ) …………おいしいチョコレート、作れたらいいな…… ( 礼を言う人に、「おいしい」と気分よくさせられたら、どんなにいいだろう。渡したいと思った人に、ありがとうといいたい人に。少しでも、喜んでもらえたら……なんて考えれば、視線落とすバスケットの中に入る板チョコに、穏やかに暖かい双眸はふわり、顔を綻ばせて微笑みを。そして、少女はステンドグラスをもう一度、其方に足を向けて、見上げれば……両手を組んで穏やかに瞳を閉じ、頭を垂れる ) [Sun 21 Jan 2007 03:07:03]
シャリネ@バレンタイン > いや、そういわれるのは嬉しいです、でも断じて美人じゃないです私……!だって215歳ですし……! ( とかわけのわからない言い訳を必死に言い返す、変なところで頑固で冗談の通じない。真っ赤な顔して捲し立てた。因みに慌てふためいた様子で ) え……? ( ペースを崩されまくりだ。勝手に納得し、面白い女性と結論付けられれば少女は間の抜けた声で「へ?」ときょとん、とした表情。「わかるな?」 ――肩を叩かれ、少女は目を見開く。その言葉に、はっと、我に返ったように。 ) …………。 ( 少女は暫し振り向けず。素直な気持ちを、大事に……少女は、そんなことを思って、胸に手を当てた。揺らぐ瞳は真っ直ぐに、貴女が去ることに気付けば後ろを振り返って ) ……今度、差し入れでも持って遊びに行きます。……おやすみなさい。 ( 肩越しに振られる手に、少女はゆるゆる手を小さく振って。ふわり、微笑んだ。……そして )  [Sun 21 Jan 2007 03:02:00]
お知らせ > シャルテさんが帰りました。 『(ドアを開け――そして出て行った。)』 [Sun 21 Jan 2007 02:51:40]
シャルテ > 隠すな隠すな、照れているということは、自覚があるということだ。 ( やはり、からかうように楽しげに笑って。 ) ――おや? なんだ――ちゃんとわかっているじゃないか。なら、気付いていないだけか。面白い女性だ。 ( 肩をすくめて、それからシャリネに近づいていく。 ) たくさんの人たちに支えられている――そう、誰もがそうだ。だったら、貴女を支えてくれた人に”ありがとう”を言いに行くのをためらうのは、失礼というものだ。私の言いたいこと――わかるな? ( すれ違いざま、ぽん、とシャリネの肩にてを置いて、がんばれ、とエールを送る。 ) 何かあれば、また自警団に来るといい。濃いメンツばかりそろっているが、あれはあれでいい連中だよ。――時間が出来たら、貴女のうたを聞きにいくとしよう。お休み、シャリネ。 ( 肩越しに手を振って、シャルテは大聖堂の入り口へと。 ) [Sun 21 Jan 2007 02:51:24]
シャリネ@バレンタイン > ( 「あんな事件」胸が痛くなる言葉だ。けども、謝られればふるふると首を振った ) そんなことないです。そろそろ、立ち直らなければならないと思いますし。もう大丈b――― ( 思わず遮ってしまいそうなところ、黙った。続けられる言葉に少女は目を見開いた。けども「美人」には頬赤らめ、ふるふる、と首振って、からかうような相手に、少女は ) う、嬉しいけど、美人じゃ……――― ( と、慌てる仕草と共にわたわたと否定しかけ。あとは、手をふるふる振る。けれど、その手も口も、止まって数秒固まった。確かに、自分が出来ないことをできる人は凄く見える。納得は出来る。驚いたのはその後だった。「……え?」と。思わず不思議そうにきょとん、と。そして、はにかむように淡い微笑み一つ浮かべて小さく緩く首を振った )  …私は……沢山の人たちに支えられて、生きています。だから……凄いわけじゃなくて、聴いてくれる人がいてくれたからこそ、歌を謡えているんだと思います。 ( そう、柔らかな双眸は微笑みに深められ、温かさを感じ直すように。そして貴女を見つめ ) ……でも……嬉しいです。ありがとう。 ( 心から嬉しそうに、柔らかくふわりふわり、と微笑みは深まって一つ礼を。 ) [Sun 21 Jan 2007 02:41:33]
シャルテ > ( シャリネの顔を見つめながら、静かに時の流れを感じる。静寂と、言葉と言葉の間――その中に、少女の心境を汲み取ろうとして。 ) まぁ、あんな事件があった後だ――深く考えるなというほうが無理か。すまない。ただ、な――自警団の連中が、今の貴女の顔をみたら、きっといい思いはしないだろう。私たちも仕事でしたこととはいえ、事件を解決してそれではいさようなら、というわけではないからな。――それに、ありがとうといわれて嫌な顔をするやつなどいまい。それもこんな美人から言われるお礼なら、なおさらな。 ( 最後のほうはからかうように、肩を揺らして笑う。 ) 人はな、自分が出来ないことを相手が出来ると、それをすごいと思うものだ。だが、私に言わせれば、あんな事件があったあとも、人々に変わらぬ笑顔と安らぎをうたに込めて届けている――貴女がすごいと感じるよ。 [Sun 21 Jan 2007 02:20:53]
シャリネ@バレンタイン > ……はい。 ( 小さく笑われれば、申し訳なさそうに困ったように淡い微笑浮かべて俯き加減。次なる言葉には顔上げて、その先を聞こうとあなたを見詰め ) …………ありがとうの気持ち…… ( お世話になったし、ありがとうとお礼も言いたい。けれど、会うきっかけ……が、ない。仕事忙しいだろうし、呼び出すにも気が引けて。……どう渡そうか、というところで挫けそうになってしまうけれど。呟かれる言葉は空気に溶けて。バニラの香りと共に緩やかに。時々、会いたいと思うけれど……恋愛とかはわからない。というよりは、前回のこともあって、随分臆病になったのかもしれない。複雑な内心はあまり語らぬものの、迷うように揺れる瞳は、そっと考え込むように。恋人や、恋愛、そういうのを差し置いて、感謝や様々な気持ちを渡したい、と思うのだけれど、迷惑なのではないか、とか、嫌われやしないか、とか……きっと単に、勇気が出ないだけ……??少女は、不安の色を隠せずに、小さく唸った。そっか、うん。と貴女の言葉に何処か納得するように。けれど……相手の言葉に我に返るように )………難しそうですもん。頭が良かったり、技術がないと……… ( 出来ない仕事なのだろう、と少女は思う。小さく呟いて、凄い人なんだなぁ。と言う目で少女は貴女を見上げて。思わず ) 凄い… ( と、吐息混じりに呟いた ) [Sun 21 Jan 2007 02:10:47]
シャルテ > こんなことを言って置いてなんだが――あまりそんな顔をしてくれるな。せっかくの笑顔が台無しだ。それに―― ( ふっと小さく笑って、言葉を紡ぐ。 ) 掲示板の依頼でやっていることなんだ。そんなに深く考えなくてもいいんじゃないか? 渡すほど好きな相手が浮かばないのなら――そうだな、世話になった誰かでもいい。要するに、ありがとうという気持ちを込めることが大事なんじゃないか? ( それから、驚く相手に、またくっくっと喉を鳴らして笑う。 ) 他にやりたがるやつがいないんだ、仕方ないさ。あまり人に自慢できる仕事でもないしな。だが、死者の身元を割り出したり、事件解決につながる手がかりを探す――自警団には必要な仕事だよ。 [Sun 21 Jan 2007 01:57:09]
シャリネ@バレンタイン > ――――。 ( 固まった。何も返答できずに。 ) ………ええ……。 ( 思わず、表情が険しいものとなる。。心配する表情を読み取れば、少女は何処か戸惑う様子だけども、否定しなかった。肯定の一言。渡してみたい者はいるのだけれど……いないわけではないのだけれど……渡すのが恐いなんて。渡したいほど好き、とかそういうのではなく……ちょっと、気になる相手だからなのだけれど。なんて思いながら ) ……ありがとうございます。 ( 実に大変な年だったことを言われれば、思わず礼を。しみじみと、微笑むというよりはその笑みを矢張り苦笑いで。 ) ………シャルテさん。 ( 名前を復唱して、少し微笑をふわり浮かべるけれど ) 死体……?!た、大変なんですね…… ( 思わず目を見開いて驚いたように、口元に手を添えて。 ) ………自警団のお仕事も、色々あるんですね…… ( 少女は瞬き数回、長い睫毛を開閉させながら、目を丸くして、知らなかった領域を知り、感心を ) [Sun 21 Jan 2007 01:51:20]
シャルテ > ――それで、貴女は誰にチョコを渡すか、もう決めているのか? ( あえてそこを聞いてみたかった。 ) 失礼な言い方になってしまうが、私には貴女が、渡す相手も定めないまま、チョコレートを作ろうとしているように見えるんだよ。 ( 少し心配する表情をにじませて、そう告げた。 ) そうか――去年は、なんというか災難――いや、ひとつの転機と見るべきか。なんにせよ、お疲れ様だ。私はずっと地下に篭って仕事をしていたから、事件のことは直接は知らないが――大変だったのは分かる。名乗りが遅れてしまったな。私はシャッテンマイア。長ったらしいならシャルテとよんでくれてかまわない。自警団では、変死体や死因不明な死体を調査するのが私の仕事だ。 ( そうして、自己紹介を終えると、くっくっと肩を揺らして首を横に振った。 ) 普段から地下に篭って、死体とにらめっこしてるんだ。そういう色恋沙汰とは遠い世界にいるな、私は。 [Sun 21 Jan 2007 01:42:42]
シャリネ@バレンタイン > ( 訂正:シャルテさん→貴女 申し訳ないです orz ) [Sun 21 Jan 2007 01:35:33]
シャリネ@バレンタイン > ( 色々あったといえばあったけれども、それも人生の一つ。まだ時間が経っていないだけで様々な思いもあるけれど、昔のことはもう引きずってはいないから、少女はふるふると首を振って微笑んだまま。女は強いとよく言われるけれど、そのとおりである。 ) ……ええ、気持ちのこもらない贈り物なんて、私もするべきじゃないなって思うんです。だから……渡す人には、お礼をこめて作ろうかなって。 ( 渡す人さえ決めていないけれど、自分が一番渡したい人に渡そうと思うからこそ。少女は同意するように頷いてから、少しはにかむように微笑った。 ) ……ええ。 ( じーっと見られれば、少女はふわふわと微笑むまま。こく、と頷いて。頭の先から爪先まで上下する視線に、少し照れくさそうに肩竦めて、小さく首を斜めへ傾けて見詰めるまま ) ……そうです。歌い手のシャリネです。ばっさり切ったのに、もう伸びてきちゃったんですけどね。 ( などと言って明るい様子でくす、っと笑った。 ) 嬉しいです。覚えていてくださるのは……。 ( わからなかった、と言った様子の相手に嬉しそうに小さくはしゃぐように高らかな声色を。 ) ……シャルテさんは、チョコレート贈ったりはしないんですか? ( なんて、逆にきょとん、と聞き返して。自警団に社内恋愛とかないのかな?なんて密かに小さく思いつつ、ふわふわ微笑んだまま、普通の如く突っ込んだ ) [Sun 21 Jan 2007 01:32:54]
シャルテ > ( 急に陰るその笑顔。その瞳。眉をひそめて、今一度少女を見つめる。 ) ――わけありのようだな。軽率な言葉だったか、許して欲しい。 ( 少女にわびた後で、難しい顔はそのままに、口を開く。 ) しかし、だ――せっかく妖精の魔法がかかった素敵なチョコがあるのに、それを持つ貴女の心がそこに篭らないのは、何とも勿体無いな。 ( 本来、バレンタインに渡すチョコは、それを作った者の思いをのせて、相手に届ける。いわば、その気持ちこそが魔法の一種なのだ。そうシャリネに説明して。 ) 自警団で、せわ――に? ( 引っかかる発言に、じーっとつま先から頭のてっぺんまで、少女の姿を観察して。 ) 銀色の髪、それに背格好――貴女は、もしやシャリネさんか? 報告書に目を通したとき、貴女の記述を読んだ。そうか、髪を切ったんだな。どうりで――分からないわけだ。 [Sun 21 Jan 2007 01:24:20]
シャリネ@バレンタイン > ( 笑みがステキな大人の女性。でも、生えているのは愛らしい尻尾と耳。思わず、不釣合いだけれども、可愛らしいと微笑み深め柔らかな双眸が淡く。素敵じゃないか、と言われれば嬉しそうに同意するかのよう、笑み深める、けども……「想い人が?」尋ねられれば、少女は瞳曇る。ゆらゆらと暗闇の中、闇の色に反射しない空色は、そっと俯き加減。ふっと、微笑んで ) ……どうでしょう。別れた後、その人を引きずってはいないものの、仕事にばかり集中していたから……。 ( 少し、感傷的にも聞こえるだろう声色を穏やかに。 ……渡す人、渡せる人、渡せぬ人、様々だ。渡したいと想った人が現れたとしても、迷惑になってしまったら嫌だ。いっそのこと、自分で食べてしまおうか。なんて、思っているほどで。だが、その後の彼女の言葉に少女は目を見開いて貴女を見上げた ) ……自警団の方ですか? ( なんだかんだ言いつつ、自警団には世話になりっぱなしのこの少女。隊長さんと副隊長さんは特にだけれど、優しいお兄さんなパンを分けてくれたイエロティアさん、黒人さん、などなど……思い浮かべながら、少女はきょとん、と驚いたように瞬き数回。そして、ふわ、っと微笑み深めて嬉しそうに ) 自警団では、よく…助けて頂いたり、何かと……お世話になりました。 [Sun 21 Jan 2007 01:14:44]
シャルテ > ( 凛とした大人の面持ちに、可愛らしいリス耳と尻尾が限りなく不釣合い。女は驚く少女を見つめ、ふっと笑みを漏らす。 ) ほぅ? チョコに、魔法を――そういえば、そんな依頼を街で見た気がするな。素敵じゃないか。バレンタインは、女性が愛する人に心を込めたチョコを送る。貴女にも、想い人が? ( 目を細めて、そっとたずねてみる。 ) あぁ、この通り医者でね。今は自警団の専属だが、昔は軍医もやっていた。人の死と近い位置に立つ仕事をしている身だから、こうして月に何度かここを訪れ、祈るのさ。 [Sun 21 Jan 2007 01:04:49]
シャリネ@バレンタイン > ( 静寂が揺れる。気配……。最近、あの墓守りの少女に言われたような、感覚が冴えた気がする。10だから?なんていうのはさておいて。 ) ―――……? ( 気配と共に、静寂が声に割れ、大聖堂に響く。視線向ければ笑う白衣姿の眼鏡女性。 ) あ…… ( と声漏らして、人がいたことに驚いたように、目を見開いて。立ち上がるあなたを振り返るまま、柔らかくはにかむように微笑んだ。空色の双眸は、其方を見ては、微笑みながらも一瞬視線落として ) ………叙情的…ですか? ( ちょっと、照れた風。そんなことないですよ、と言いたげに、肩を小さく竦めて ) …チョコレートに魔法をかけてくれる妖精さんを、探しているんです。 ( 穏やかながらも本気の如く。柔らかな口調と微笑は深まるけれど、唇から紡がれるは、夜には相応しいけれど、何の包みもない事実だったりする。 ) ……貴女は、こんな遅い時間に、お祈りですか? ( 真っ暗な大聖堂の中、不思議そうに首を小さく傾げ……尋ねる言葉は世間話のようでもあるけれど、少女がふと思ったこと。数歩、歩み寄るよう、足を一、二歩ほど……進めて ) [Sun 21 Jan 2007 00:54:47]
シャルテ > ( 静寂に包まれた神聖なる空間。訪れる者たちが神への祈りをささげるその場所に、白衣を着た眼鏡の女の姿があった。両の膝を折り、頭を垂れて両手を組んでいる。――その閉じられた目が、ゆっくりと開いた。 ) ここに一人、先客がいるよ。――あいにく、妖精などと洒落たものじゃないがな。 ( 小さく笑うと、立ち上がって、声の主へと体を向けた。 ) こんばんは、こんな綺麗な月夜に、聖堂まで妖精探しとはなかなか、叙情的なお嬢さんだ。 [Sun 21 Jan 2007 00:44:55]
お知らせ > シャルテさんが来ました。 『(妖精の代わりに、尖ったリス耳が反応した。)』 [Sun 21 Jan 2007 00:39:22]
シャリネ@バレンタイン > ( どうにも今回、大聖堂と縁があるらしい。……なぜ。少女は不思議に思いつつ、最後の場所へとたどり着く。でも、二度目だ。またあの妖精さんに出会えばいいのかな……などと考えつつ、真っ暗な中の大聖堂はちょっと怖いものがある。白い外套の胸袖を、きゅっと掴んだ。夜の月に照らされるステンドグラスは美しくて、矢張り目を奪われるように、少女はその一点を見詰め。ゆっくりと足音を……カツン、カツン、と小さなもの。足を止めれば、シン――――………と、空気はバニラの香を放って。立ち止まった。音は、柔らかい澄んだ空気に、静かに発される ) ……妖精さん。 ( 小さく、高い声音が透き通るように細く……―――消えた。いますか?と聞かずに呟くだけ。最後の場所。耳を澄ませて、少女はそのステンドグラスの目の前に、ただ……佇んだ。 ) [Sun 21 Jan 2007 00:38:18]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが入室されました。 『 夜中の大聖堂。両手で片方の扉をキィー……と、開いた。 』 [Sun 21 Jan 2007 00:31:48]
お知らせ > ファーファ@バレンタインさんが帰りました。 『 かげはおそれおののいている。 』 [Thu 18 Jan 2007 23:20:25]
ファーファ@バレンタイン > ( 「 かげはおびえている。 」 何のハナシですか、判定していたら異界送り…もとい、売窟送りになってました。一応薔薇少年は酒類で昏倒はしないでしょうから、パパンを倣って「…しゅこー……ぱー…。」することもないでしょうけれど、とか。 )    ...  ファーファ。カミサマにお祈り、終わったょ 。 ( 次、何処行くの? )( 仔猫に訊いたファーファ。それを受けた仔猫は歩き出します、それを追い掛けるファーファ。次に向かうは――?  【 判定 】 ) [Thu 18 Jan 2007 23:19:27]
ファーファ@バレンタイン > ( 「 みィ―― 。 」 )( じゃじゃ丸と連呼するファーファの呼び掛け。何度目かに漸く仔猫が応えます、如何やら早々に温かい場所を捜し彷徨っていたようです。 )   じゃじゃ丸! どっか行ったらヤだょ ...  ? ( ひょイと仔猫を抱え上げ、 )   ...  ファーファ。 よーせいさんに、逢えますように。じゃじゃ丸もお祈り、して欲しいょ ... 。 ファーファ、良いコト知ってる。 『 求めるモノは与えられる。 』てね、カミサマ 云ってたんだょ 。 ( 云って。ファーファはお祈りしました、 『 よーせいさんに逢えますように。 』 ) [Thu 18 Jan 2007 23:07:06]
ファーファ@バレンタイン > ( キィ―― … ぱたむ。 聖堂の扉開閉した後、ファーファはきょとン。小首傾げます。 )      ふぇ〜… ―― 。 ( 如何やら聖堂という場所に圧倒されてしまったようです、 )    じゃじゃ丸。ほんとに良いの? ...   ファーファ。此処、 来て良かったの? じゃじゃm ----- … ( 見遣った足元。其処に仔猫はナッシング!ファーファ、早々に泣きそうです。 ) [Thu 18 Jan 2007 22:58:48]
お知らせ > ファーファ@バレンタインさんが入室されました。 [Thu 18 Jan 2007 22:55:06]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが退室されました。 『えぇっ…?! (思わず動揺のあまり声あげて目丸く。聖職者さんに視線向けられて気まずい空気)』 [Thu 18 Jan 2007 19:08:16]
シャリネ@バレンタイン > ( 眩い光を放ってあっという間に魔法はかけられ、あっという間にその姿は消えて言った、と同時に……喉が楽になった感覚を味わう。思わずほぉっと息を吐いた。一瞬の出来事に、思わず膝元に置かれたままのチョコレートに目を丸く、矢張り瞬き数回、緩く柔らかい瞳が開閉される。聞こえた言葉は……【判定】 ) [Thu 18 Jan 2007 19:06:34]
シャリネ@バレンタイン > ――――……?! ( 目の前に見えるのは、妖精……だろうか。美しい金髪に、微笑む姿は女神のように柔らかで神聖たるものを感じさせる、そんな、小さな白い羽衣を纏う麗しい妖精を見た。幻かも知れず、驚きに声上げようとしたけども、なぜか声は出なかった。妖精の魔法か? ) ………。 ( あなたは、と尋ねようとするにも声が出ず。「チョコレートに魔法をかけます」と柔和に微笑む姿が。その姿は何処か、威厳をも感じさせるけども。少女はきょとん、と瞳丸くしながら瞬き数回しつつ、呆気にとられながらも慌てて我に返っていたチョコを静かに取り出し、妖精へ。 ) [Thu 18 Jan 2007 19:01:03]
シャリネ@バレンタイン > ( 目を閉じてみる。妖精さんに会えますように……―――とか、祈ってみる。すると、何か目を瞑った先に光が見えた気がして、俯いたまま少女は思わず目をぱっと開いた。 ) [Thu 18 Jan 2007 18:55:16]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが来ました。 『……くしゅっ。 ( 風邪でも引いたか、くしゃみが小さく零れた。 )』 [Thu 18 Jan 2007 18:52:16]
シャリネ@バレンタイン > ( あまり深い会話をせずに、すぐ静寂が流れた。其れを自然に受け入れる儘、少女は辺りを静かに見回して、そっと礼拝の席に、聖職者の仕事の邪魔にならぬように、腰をかけて。 ) ――――……。 ( どうしようか。と、ふと、バスケットを見遣った。視線落とせば其処にはショールに覆われたバスケット。……中には勿論、板チョコも入っている。が ) ( ――-……義理でも、OK? ) ( なんて。今年のバレンタインは、歌い手としても皆に配ろうと思っていた。だから……普段、感謝の気持ちを表したい人に、何て、どうだろうか。―――最近別れた恋人になんて、もう渡せない。好きだったけれど、彼といてもきっと、自分は幸せになれないだろうし、彼は唯、甘えたいだけなのだろうと思うから。――……私のことを愛してくれるならば、もっと色んな形もあった。と、思うけれど、それは胸の内に秘めるまま。少女は前に進むこと、時間が経過することの意味を知っているからこそ、今……漸く歩き始めていると思う。 ) [Thu 18 Jan 2007 18:48:47]
シャリネ@バレンタイン > ( 少女は、バスケットを両手で正面にぶら下げるように持った。自分の鳴らす小さな靴音を何処か味わう様に、カツン、カツン……と、ゆっくり足を踏みしめる。神聖な空気の中を唯、味わい、大切にするように。 ) ――……。 ( そして、視線下ろす先には、気配と共に聖職者の姿が。目が合えば靴音が自然にとまった。柔らかな微笑深めて、軽い会釈を小さく丁寧に。「どうされたか」と問われれば、少女は ) ……妖精さんを探しに、今日は足を運びました。けど…… ( いないようだ。辺りを見回しながら、困ったように回答を。口調はどこまでも柔らかいもので。「聖霊でしょうか?」と問われれば、曖昧に困ったように苦笑した。バプテス教徒ではないのでどうにも、詳しいことは難しいが、昔愛した人は、騎士だった為バプテス教徒だった。知らないわけではなく知識もそれなりに有るものの、バプテス教徒ではない為に話逸らすように、聖職者に視線を。 ) ……お仕事中に、ごめんなさい。 ( と、柔らかにだが申し訳なさそうに詫びた。聖職者も、自分のことは歌い手として知っているのかもしれない。 ) [Thu 18 Jan 2007 18:34:34]
シャリネ@バレンタイン > ( 両手で大きな扉を押し開けてそっと、中に入れば其処は神聖なる空気。少女は淡い桃色のワンピースドレスに冬用の白いロングコートを羽織って、片手には桃色のショールのかかるバスケットをかけた姿で思わず、視線の先に輝いたステンドグラスに目を奪われ、空色の双眸は輝いた。思わず微笑み零れ、清らかな気分になる。此処に来ると、いつも神聖な空気に息を呑み、そして、とても不思議な気持ちになった。今も其れは変わらぬ様子で ) [Thu 18 Jan 2007 18:22:37]
お知らせ > シャリネ@バレンタインさんが来ました。 『 ――静寂を掻き割るように、静かに開かれた扉の音。 』 [Thu 18 Jan 2007 18:15:53]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( やはり、力がほしいのだと、感じた )』 [Sun 7 Jan 2007 19:44:22]
フォス > ( ごそり、と懐からタバコのケースを取り出すがいくら振っても中身が出てこない。くしゃり、とつぶしてポケットにねじ込んでしまう ) ・・・・・・・・・・ ( 多くのエクソシストが活躍し、街の治安が守られていくのはいい。己はあまり手を出すべきではない。などと傍観していられるほど実力が、彼には無い ) ――――― ( ぐっ、と右手を突き出して、甲を眺めた。その手の平の先には吊るされた十字架 ) ・・・・・・・・・・・我が父よ ( 呼びかけに応える方ではないことは、百も承知。彼はそっと伸ばした手の平を握り締め ) [Sun 7 Jan 2007 19:44:09]
フォス > ――――いや、休暇は・・・・・簡便 ( それこそ行けなかった理由があるというのに、問答無用でそれはないだろう、と。言っても無駄かもしれないが ) ・・・・・・ ( 仕事ができなければ当然として、任される仕事は少なくなっていく。ともすれば、一介の神父でしかない彼にはあまりにもって、当たり前すぎる仕事 ) ―――わかり、ました ( 下された判断はエクソシストとしての活動をする前にやる気と技術を磨け、的な話。半分以上聞き流していたが。 ) ―――暇出された、と取っていいものだろうか ( 礼拝堂を出て行く上司の背を見送りながら、彼は小さく呟けば長椅子に投げ出すように腰を落とした ) [Sun 7 Jan 2007 19:32:19]
フォス > ―――ステア、と言いましたよね ( 当主殺害。その他牧場放火・・・・かは知らないが。スラムや暗黒街にて数々の事件を巻き起こした張本人 ) ・・・アングリに? ( 変な略し方をした神父に対して、上司は一言。「君はデスクワークが似合いそうだね」と笑顔で言う ) ――――確かに、私は最初は寝ていましたがそれでも駆けつけようと起きました ( 上司の方眉が持ち上がる。「それで?」と話の先を促す仕草 ) しかし外には興奮する住民たち。それだけじゃない。なんとかしろと口々に叫びながら通行を邪魔されては・・・。どうしろと? ( 半分本当のこと、半分嘘である ) [Sun 7 Jan 2007 19:26:25]
フォス > ―――昼間、畑仕事を手伝ったら疲れて惰眠をバイキングお昼のお買い得セール級並みの勢いで貪っていました ( 大真面目で言った途端、薄い書類で頭を叩かれた ) [Sun 7 Jan 2007 19:18:38]
黒衣 > ( すでに黒衣のはずなの赤なのはすでに誰であるかばれていてもおかしくないと思うが、神父のお帰りである。 ) ―――アングリマーラだって? ( ばんっ、とそいつは人気の少ない礼拝堂の机を叩いた。 ) 国外逃亡を許したのはまあ、いいとして。俺の存在は!? ずっと地方村の教会に行ってみたら何時の間にか牧場炎上してるわ当主死んでるわ! ( 言った手前、ずいっと伸ばされた人差し指は上司の者。半笑いで一言「礼拝堂ではお静かに」そして、「他の方たちががんばってる間、何してたのかな?」的な引きつった笑顔で止めを刺された ) [Sun 7 Jan 2007 19:17:26]
お知らせ > 黒衣さんが来ました。 『そいつは大聖堂の扉を思いっきり開け放った』 [Sun 7 Jan 2007 19:12:41]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『そして、聖水をもらいに来たのを思い出し、慌てて廊下を走った』 [Sat 6 Jan 2007 22:57:05]
ジャスティス > ……お願いしたら、派遣してくれるかな? (ひとり壁に向かって首をかしげた。不謹慎にも、どことなく観光したいオーラを出している修道女にGOサインを出す上司はいないだろうが) [Sat 6 Jan 2007 22:39:15]
ジャスティス > (大聖堂に所属するものとわかるようなものを持たずにいけば問題ないのではないだろうか?そして、潜入に成功した後は……) その人は、ステアをどうするんだろう?アングリーラマまで逃がしただけなら、何とかなりそうだ、けど……もしも国がかくまうのなら…… (うむむ)  [Sat 6 Jan 2007 22:05:01]
ジャスティス > 魑魅魍魎がすんでいる国、って言うけれど、本当なのかしら? (アングリーラマに商売のために言ったことのある商人を何人か知っている。象、という巨大な怪物を飼いならしていたり、鉱石や宝石を掘るために、湖が出来そうな大穴を掘ったりしているようなところらしい。さらには、地面から油が湧くとか……) …………。 (なんだかわくわくしてきた。) 行こうと思えば、アングリーラマに行くだけなら何とかならないものか。商売と言う名目や、そのまま観光目的、そういった理由で何とかならないものかと思案して [Sat 6 Jan 2007 21:41:59]
ジャスティス > (おそらくは、たびたび行われているアングリーラマの嫌がらせの一つだろう、残念だが、私はこれ以上、あの吸血鬼の追跡は続けるべきではないと思うね。ヴェイトスの治安は守られたじゃないか、と言葉ばかりの慰めを口にして、司祭は立ち去っていった……) ………… (ぽつん、と廊下に一人残された修道女は、しばし動かない) アングリーラマ、か。 (近いのに、その実余り知らない国だ……) [Sat 6 Jan 2007 21:31:04]
ジャスティス > へぇっ!! (どこか演技がかった大げさな動作に目を見張り、のけぞってみせる。青い髪の修道女に捕まった人の良い初老の司祭は、声が大きい、とジャスティスをたしなめた。国際問題に発展しかねない、微妙な問題、間違っても軽々しく口にするのではない、と念を押してきた後、司祭は恥じいるようにしながら、慌てて周囲を見渡した。ここは、礼拝者こそ入ってはこないが、一般のシスター達も行き来する場所で)  [Sat 6 Jan 2007 21:17:57]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 『アングリーラマ!』 [Sat 6 Jan 2007 21:07:47]
お知らせ > 維言さんが退室されました。 『( プリンはきっちりひとつ頂きました。 そんなお話。 )』 [Sat 6 Jan 2007 18:32:05]
維言 > … 私は、私の出来る事を。 ( 第一、それ以上やっても給料上がりません。 其処まで口に出せば、不真面目の権化じみるけれど。 内心に留めるのは、成長なのか堕落なのか―― 己でも判別などつかないけれど。 柔らかく灯りの灯った聖堂の通路壁から背を離し、門の方へと向けて歩き出す。 ) [Sat 6 Jan 2007 18:31:32]
維言 > ( 本国への一時帰還も重なって、酷く慌しかった年末年始。その間に起こった事件は―― 何とも。 昨夜―― …否、明け方か。 入った報告によれば、件の吸血鬼は国外に逃亡を果たしたという話。 己の手の出せる領域ではなかった事が悔やまれるか。 … 否。 ) …己ひとつで、全てが何とか出来るなんて思う事自体が、思い上がりには違いないのですが。 ( 自戒のように零して、軽く吐息。 視線を落としていた手紙を畳んで懐に仕舞うと、背筋を伸ばし。 ) [Sat 6 Jan 2007 18:28:36]
維言 > ……何というか、我ながら飛び回り過ぎですか。流石に。 ( 報告に一時帰還した大聖堂で、シスターに呼び止められて手渡された手紙。 内容は至極簡潔で分かり易いもの。 ざっと目を通して―― ) ……報告は終わりましたし。見回りに出るついでに…行けますか。 [Sat 6 Jan 2007 18:25:38]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『 … ふむ。 』 [Sat 6 Jan 2007 18:23:12]
お知らせ > 黒江さんが帰りました。 『( ……結局。プリン一つ以外はどちらも先輩修道女に一任した。 )』 [Tue 2 Jan 2007 23:45:35]
黒江 > ( そんなに醤油の匂いしたっけ? なんて記憶を掘り返しては見るものの。如何にもそういった印象は無い。それを自然な事として生きていた人間は、一々そう言う事を記憶に残さない物だから、だろうか。 ) ……似合う似合わないでは、無いと思うのですけれど。 ( 居なくなってから、呟いた。否、悪い気はしないのだけれども、何となく。 ) さて、と。どうしたものでしょうか、これ。 ( 手紙と生もの。手紙は兎も角、生ものは放って置くと食中毒の温床になったりするから危ないと思う次第。 ) 毒とか、入ってません、よね。 ( 失礼な。 ) [Tue 2 Jan 2007 23:44:50]
お知らせ > カロンさんが退室されました。 『(逃げ帰るように男が退出し、扉が閉じられる。)』 [Tue 2 Jan 2007 23:38:38]
カロン > きつくはねーんだけど、なんかこう、気を抜いた瞬間に鼻に入る、っつーか?それも含めてトキノミヤコ、って感じだよなー。 おー、似合ってる似合ってる。黒髪のシスターってのも悪くねー。イコトは似合いそーにねーけどなー!(ぶはは。少年の女装みたいな雰囲気だ。カロン脳内では。)…む、ムリすんなよっ?(小さな体を更に小さくするような礼に、働かせるのが罪なような、気も。) [Tue 2 Jan 2007 23:37:40]
黒江 > え、ええと。醤油の臭いってそんなにきついです、か? ( 何か突っ込むところがずれているのは、さて置き。故郷を褒められれば、悪い気はしない物だ。 ) …………ええと。似合ってます、か。 ( きょとん。今まで考えた事も無かった、わけで。何かハトが豆鉄砲食らったような表情に、なった。 ) あ、は、はい。ええと、どうにかして渡しますから! ( 多分腐る前に本人に渡るか ――― さもなくば、修道女の集団によってぺんぺん草も生えないくらいに食い尽くされるかの二択。指差されれば、思わず条件反射的に頭下げた。 ) [Tue 2 Jan 2007 23:30:45]
カロン > (結局風邪を引いてないって事は、トレ略。)あーあー、やっぱりな。ソイソースの匂いがするけど、イコクジョーチョ、ってのか。そーいうのが良いよな!赤い雨が降ってねー時にまた行きたいモンだ。(腕を組んでは思いを馳せて。)…まあ、そんなカンジ、って事だ。うん。(アミダクジ式で届けこの思い。)ま、ンな事ぁどーでもいいか。シスターの服が似合ってりゃーなー。(ヌハハと笑い、踵を返す。)んじゃ、用事も済んだし帰るとするぜ。 土産は早めに食えよっ。イコトに渡らなくても別にいいから!(振り向き、指差し!) [Tue 2 Jan 2007 23:23:09]
黒江 > ( めでたく風邪を引きそうになりました。とか言う落ちが付くから困った物。 ) ……ええと。アマウラの出、です。 ( 知られて困る事でも無い。外見の都合上、基本的にホワイティアばかりの大聖堂にあっては、少しばかり肩身が狭いのは否めないけれど。 ) …………ええと、取り合えず。阿弥陀籤は宗教ではない、と思うのですけれど。 ( 何と間違ったのだろうか、なんて思った。 ) 別に、そう言う事も無いんじゃないかな、と思います。 ( ……多分、ですけれど。そんな言葉が、自信なさげに付け足された。 ) [Tue 2 Jan 2007 23:16:38]
カロン > 珍しいよな。アミダクジ…(南無阿弥陀仏だと思われる。)だとかなんとか、そーいう宗教しかやらねーんだと思ってたけど。 [Tue 2 Jan 2007 23:08:50]
カロン > (廊下で寝られれば外でも寝られる。トレジャーハンターの見込みがある…!)おう、ありがとな!(日時指定の手紙を手渡し、そして残り9個となったプリンのバスケットも手渡した。 …ん、と。瞬きする気配。)…トキノミヤコ人、か? [Tue 2 Jan 2007 23:05:41]
黒江 > ( 寝不足で倒れかけたわけじゃない、はずだ。 ) ……有難う、御座います。 ( また頭を下げる。まさか廊下で眠りこけるのが日常茶飯事だなんて、情けなくて言えたものじゃない。 ) あ、は、はい。そう言う事でしたら。 ( 見かけ次第、渡して置きます、とか続けよう。と言っても、自分の手で渡すにも限度とかそう言う物がある故、最終的にはその辺の修道女辺りに渡す事になったりするのであるけれども。流石に手紙を破り捨てたりするような事は無かろうから、問題はあるまいとか、思う。 )  [Tue 2 Jan 2007 23:00:27]
カロン > よーし、できた!(両手で摘んで掲げてみせては、ご満悦。三つに折ると、差出人と宛名を記す。)いや、いいぜー。勝手に家に上がられるのは嫌だよな。ココはお前ン家でもあったんだっけ。 最近冷えてきやがったからなー。プリン食って暖かくして早く寝ろよ?(とか言いつつに、ぺっと黒江に差し出す手紙。 イコトへ、カロンより、と、左手で書いたかのような大味な字が並んでいる。)今度はこういう風に力貸してくんねーかな。手紙、渡しちゃくれねーか。 [Tue 2 Jan 2007 22:50:41]
黒江 > ……あ、い、いえ。その、すいません。ちょっときつい言い方になってしまった、みたいで。 ( つい、こう、自然に口をついて出てしまいまして、とか。 ) あ、いえ。その。御力になれません、で。申し訳、ないです。 ( へちょり、とか。そんな音が似合いそうな風体に、頭を下げる。 ) あ、その、ええと。お気遣い有難う御座います。大丈夫、です。……多分。 ( 覗いた頭に、御辞儀一つ。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:44:52]
カロン > …ダイジョブかー?(背凭れから覗く、奇人の頭。) [Tue 2 Jan 2007 22:39:56]
カロン > ドシュッ、ドシュッ…!(長椅子に紙を敷き、下書きもせずに手紙を書き始めた。) [Tue 2 Jan 2007 22:39:14]
お知らせ > 黒江さんが入室されました。 『( 体制とか崩れたらしい。 )』 [Tue 2 Jan 2007 22:37:09]
カロン > …あ、と。悪り悪り。(黒江に窘められ、足を止めた。ばつの悪そうに頭を掻く。 少し気弱そうに見えて、意外とハッキリ言うタイプだ。気弱に付け込んで、という訳でもないのだけど。)…あー、なるほどな。ま、そーいう事ならしょーがねー。(うんうんと頷くと、長椅子の傍に座りこんだ。)ちっと待ってろー…(懐からペンを取り出し。) [Tue 2 Jan 2007 22:37:07]
黒江 > ( きっと卿も好い加減うんざりして居る事と推測します。 ) …そう、ですか。 ( アポなし。否、友人同士ならそういうのもありなんじゃないかなとは思う。自分自身に友人と呼べる存在が殆ど居ないから良く判らないが。 ) ……あの。せめて質問に対する返事くらいは待っていただきたく思うのですけれども。 ( 少し控え目な、苦情一つ。そも、実際に氏の友人であると言う確証も無しの状態で気安く歩き回らせるわけにも行かないと思う。 ) いえ、悪いとは言いませんけれど、も。一般に開放されていない領域まで踏み入られますと、その、ええと、困ります。 ( それでもし関係者の知り合いを騙るドロボウだったら、如何責任取った物だろうとか考えた。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:31:57]
カロン > (許可を取る前に、散歩前の犬さながら、聖堂奥へと一歩目を踏み出さんばかり。) [Tue 2 Jan 2007 22:19:54]
カロン > (たかが接客に、ヒゲオヤジ卿に助言を求めるんじゃないと。)いやー、約束ってのは無いんだけどなー。(がりがり、視線を逸らして帽子の上から頭を掻いた。)つーかアレだ。友達ン家に遊びに来るのに理由が要るのか、ってモンだぜ。 見てねーってんなら、探しに行ってもいいか? [Tue 2 Jan 2007 22:18:49]
黒江 > ( ……逆に考えるんだ。こんなにも怪しい行動を取る人間は逆に無実であるパターンが多いんだと考えるんだ。 ) べたべた、ですか。 ( そういえば行った事無いな、と思う。と言うかそんな暇は無かったし、仮にあったとしてあまり人の多い場所は得意ではない。 ) ええ、と。今日は見ておりません、けれど。何かお約束でも御座いましたか? ( 取り合えず。見た目の怪しさは一端度外視する事にした。 ) [Tue 2 Jan 2007 22:13:14]
カロン > (赤い鍔広羽付き帽子に、職人がウサ晴らしでもしたのかという位真っ赤に染め上げられたマント。落ち着いた色で塗られた聖堂という絵の中で、冗談のように良く映えた。)美味いんだぜー、それ。べたべたってトコで買ってきてなー。(聖堂訪問も友人宅感覚。ちょっと危ない事以外、骨にとって大して変わらないのだ。 カリッカリに痩せた男は、はっと。)あー、そうそう。イコトだ。あの、軽くロリっとした感じの…(背はこのぐらい、って自分の腰辺りを指した。)今、居ねーのかな。 [Tue 2 Jan 2007 22:10:09]
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