ヴェイトス大学 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 現場を検め始めてすぐに… 例の異臭が立ちこめた。 )』 [Thu 3 Jul 2008 01:17:31]
◆跡野末理@深淵 > ( 研究室のある棟を出たその足で、昨日片方だけの靴を拾った水飲み場に向かった。 自警団に届けたわけではないし、落とし主が見つかってもわざわざ教えてはもらえないのだけど――― まだ見つかっていないだろう。 おそらく、これからも。 【判定】 ) [Thu 3 Jul 2008 01:15:58]
◆跡野末理@深淵 > ( ノブに手をかける。 案の定と言うか、鍵がかかっていて、どうしようか逡巡――― あまり重要なものが保管されているのではなさそうな鍵は、どうにか破れそうな気もするのだけど… ) ( やはりここも、スキナー教授には脈なしとはっきりしてからにしよう。 もしかしたらまた会ってもらえるかもしれないが、どちらにせよ鍵を破るような強引な手段はその後だ。 発覚させるつもりはないが、万一ということもある。 自分の仕業と特定されずに済んだとして、中を荒らすような事になったら迷惑をかけるには違いない。 ) ―――。 ( 荒れるような事になると感じているのか。 自分の意識を再確認して――― どこか高揚を滲ませた微笑と、溜息。 肩をすくめる。 ) [Thu 3 Jul 2008 01:12:50]
◆跡野末理@深淵 > ( 仮にも学生で抜け難い講義というのもある。 靴を見つけた水飲み場も、時間は経ってしまっているけれど改めて見てみたい。 スキナー教授が空振りだった時のために、遺物のレプリカについて魔術科にも当たってみたい。 あっちにもこっちにもしたいことがあって、身体が一つでは足りないなんて思ってしまう。 ―――ピアナ達の方は、進展あっただろうか。 もしかしたら先輩も、何か見つけているかもしれない。 コッタは何をしているのだか。 エミキーは… 一応付き合ってくれそうだけど、一人で何かしたりはしないか? ―――避けようとしなければ、嫌でも事件の方から近付いて自動的に手掛かりを手に入れてしまいそうな印象もあるのだけど… そんな風に考えていると、また怒らせてしまいそうで止めておく。 ) ( もう遅いし、とりあえず水飲み場へ――― 行こうと思うのだけど、その前に。 『第五の隣』 スキナー教授がそう言っていた、今は倉庫として使われているらしい、かつての遺物研究室の前で足を止めた。 ) [Thu 3 Jul 2008 00:38:39]
◆跡野末理@深淵 > ( 妙な場所に一足だけ転がっていた靴。 何かの拍子に膠で汚れたのが気に入らなかったとしても、あんな場所で脱ぎ捨てるものだろうか。 ―――拡大する膠被害。 見かけなくなった腹を失くした動物の死骸。 20年前に殺されたアストナージとスティングラードは内臓を喪っていたという 『設定』 で、おそらくはランディも。 ) ………。 ( 靴の持ち主は? 嫌でも考えてしまう。 何故20年も経った今更という思いは今もしこりとして残るのだけど、否定する方がよほど非現実的な気がする、そんな状態だ。 ) ( 三度目の正直はノックだけ。 ―――やはり反応は無く、諦めて研究室の前を離れた。 ) [Thu 3 Jul 2008 00:13:52]
◆跡野末理@深淵 > ( 先ずは、あの 『遺物のレプリカ』 の使い方を知らなければならない。 手掛かりさえ無い状態であれば、とりあえず事件を追うことに集中するけれど、得体の知れない何かに対処する具体的な方法についてその一辺でも知ったなら、それは確立しておきたかった。 ―――もっとも、使い方を知ったところで満足に機能するかは怪しいところ。 偏見かもしれないけれど、見栄を張りそうな印象があるクリスティアの研究機関をして 『保証できない』 と言わせる対処法は、当てにし過ぎるのも危険だと思っている。 ) ―――出張土産について、お伺いしたいことが。 少しお時間をいただけませんか? ( 無音の扉に、重ねてノック。 実際にいるか、いないかは問題じゃない。 相手にしてもらえなければそれまでだ。 使い方を知っていようと、そうでなかろうと、答える気がないことを無理に聞き出すのは不可能。 仕事でもあるまいし、そこまではできない。 ) [Wed 2 Jul 2008 23:56:05]
◆跡野末理@深淵 > ( 眠たかったのか――― 少なくとも自覚はしていなかったし、いずれにしても目を覚まして活動している最中に注意力を欠くなんて許されない。 そういう風にできているはずなのだけど。 本人としてはそれこそ神や悪魔の仕業にしてしまいたいミス。 世界の裏事情で、先輩の下宿先から戻った帰りに拾い上げるまで、片方だけ転がっていた靴に付着していた膠を見落としていた。 さておき。 おくなって感じだけどさておき――― ) ( 拾った靴はそ知らぬ顔で警備員に届けた翌日。 アポイントもないまま、リドリー・スキナー教授の研究室を訪ねていた。 急だし、会えればラッキー程度。 別れ際の感触では望み薄という気もするけれど、だめだったら最後面会をお願いしてみよう。 ゆっくりと、やや強めにはっきり叩くノックを三度。 ) ―――教授、アトノ マツリです。 夜分遅くに申し訳ありません。 [Wed 2 Jul 2008 23:37:43]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:10 )』 [Wed 2 Jul 2008 23:24:14]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 帰りにまだあったら、落し物として届けようか。 とりあえず、先輩の下宿先に向かう。 )』 [Wed 2 Jul 2008 01:32:59]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――構内の外れにある、日中でもあまり人通りが無い遊歩道沿いの水飲み場を通りかかって、ふと、周囲の配色とは異質なものに目を止めた。 闇の中、あまり手入れをされていない芝の向こう、生い茂る生垣の根元。 そんなところに転がっている物は、危うく見過ごしてしまいそうになるけれど――― 確かに、人工的な光沢のある紫色が覗いている。 ) ( 何だろう。 単純にそれだけの興味で進路を逸れて… すぐに確認、首を傾げた。 ―――派手好きそうな、女物の靴が片方だけ。 壊れているようには見えないし、どこかの学生が嫌がらせにあったのかとも思うけど、隠すにも嫌がらせをアピールするにも中途半端な場所だ。 カラスが運ぶにはちょっと重たそうだが、動物が持って来た? 今、構内には動物が少なそうだけど。 ) [Wed 2 Jul 2008 01:30:44]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( ―――その前に。 )』 [Wed 2 Jul 2008 01:05:38]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 先輩の下宿先にも、手紙を残す。 )』 [Wed 2 Jul 2008 01:05:09]
◆跡野末理@深淵 > ( ただ――― 林立する建物を抜けて敷地外へ向かうにつれ、ほんの少し、自分でも特に意識していなかった緊張が解けたのを感じた。 …大学は平常運転で、エミキーのように事件を理由に休学している者もそれほど多くはないと思う。 自分だって当初は危機感など持っていなかったけれど… ここまで来れば、さすがに。 ) ( 事態が決定的に変化するのに、そう時間はかからないかもしれない。 決定的に変化するかどうかも分からないけれど、その可能性は感じている。 ―――見られなくなった死骸。 増えたような気がするにかわ。 にかわが老廃物か何かとして、腹を抜くのが面倒になって全部食べているだけかもしれないけども――― あるいはここ数日の話でしかないのだから、ただの下痢かもしれない。 変なものを食べてしまったけど、もう何日かすればまた鼠や猫の死骸が出るのかもしれない。 ) ―――。 ( 下痢か。 自分の発想に失笑してしまう。 生き物にあてはめて考えられるものなのか… スキナー教授に言わせれば、否だろう。 ) ( スキナー教授は遺物のレプリカの使い方を知っているのではないかと思うけど、まだ訪ねられていなかった。 改めて考えてみると、それを自分達に托したくらいなのだから、知っていればあらかじめ教えてくれそうな気もする。 …いや、教授は、こちらがあれを 『黒い球体が納められていた遺物のレプリカだ』 と認識できるかどうかを知らないのか――― 【判定】 ) [Wed 2 Jul 2008 01:00:01]
◆跡野末理@深淵 > ( すっかり人の引いた構内を、今日は探索するつもりもないので手ぶらで歩く。 闇に溶ける色のセーラー服は姿を隠して、薄明かりに白い顔と手足を映しながら、するする進む。 ―――特に、臭いとは感じない。 嗅覚に意識を集中してみても、ランディの部屋でピアナと確認したようなものは感じられなかった。 ) …口は鈍感みたいだけどね。 ( 敏感だったらコーヒーなど… それもあんな苦いのなんか飲めるものかと、どこか楽しげな口振りでぽつりと零す。 そこだけ音にしても、意味不明だが。 ) [Wed 2 Jul 2008 00:41:11]
◆跡野末理@深淵 > ( にかわ被害は相変わらず続いているけれど、ここ何日か大学は静かなものだった。 にかわ被害だって紙のある所などを汚されてしまうと深刻だし、それでなくたって十分に異常、気味の悪いことだけど… 日常的に、それもそれなりの量、腹を抜かれた動物の死骸が見つかるよりは、ぱっと見た印象としていくらかマシだと思う。 ) ( 特別な身体能力など無くても使える、寮生の間では一般的な出入り口。 もちろん落ちれば危ないけれど今のところ事故はない、おあつらえ向きな壁面の出っ張りとパイプなどを伝って、危なげなく外に出た。 …ここを使わなくても、どこからだって出られるが、不必要に肩肘張ることもない。 夜遊び、していない学生の方が珍しいのだから。 ) [Wed 2 Jul 2008 00:28:14]
◆跡野末理@深淵 > ( コッタは何も。 先輩も、エミキーが見つけた一枚目の日記と、リドリー・スキナーの名を出したピアナのことしか知らなかったと思う。 ―――その後二枚目の日記が見つかり、ピアナの誘いに乗ってスキナー教授と会った。 そこではさして具体的な情報を得られなかったけれど、エドワード・ランディが住んでいた寮の鍵をもらい、不思議と荒れていなかったその部屋で、教授の 『出張土産』 と、ランディの調査ノート(のプロット?)、それに汚れた白衣のポケットに入っていたシャーレとペンダント、おまけに三名目の日記も得ている。 使用法が不明な 『出張土産』 もとい 『遺物のレプリカ』 の使い方を調べることが当面の目標で、その他の品は実は自警団員だったピアナが保管。 今後も自警団… と言うかピアナ達潜入とは協力していくつもりだから仲良くしなさい、などなど――― 伝えておきたいことが、溜まっていた。 ) ―――…生きてるでしょうね? ( 殺したって死にゃしないくらいに思っている節もあるけども、今回の失踪はちょっと長い気がする。 ―――ドアの前で腕を組みしばらく向こう側を睨んでいるけれど、それで何が変わるわけもない。 …やがて肩を竦めて、向こう側がどうなっているかも知れない部屋に、ドアの隙間から便箋を差し込んだ。 せっかく書いたのだし、エミキーのパンツみたいに行方不明になってしまうかもしれないけども、一応。 ) ( 暗い廊下を引き返して、無断外出御用達の窓を開けた。 ) [Wed 2 Jul 2008 00:10:34]
◆跡野末理@深淵 > ( 二部の便箋を持って寮の自室を出た。 一枚は同じ寮に住んでいるのになかなか会えないコッタに、もう一枚は他所で下宿している先輩に。 メモのように取り留めも無くだけど、今大学を騒がせている事件について、自分の知り得た事が記されている。 ―――たまたま会えたエミキーにはある程度口頭で伝えられたものの、学部も違えば行動範囲も広い友人達とは、連絡をつけるのが一苦労だった。 いくらでも約束のしようはあるけれど、例えばその他大勢の学生も利用する掲示板を使うことにするとして、一々大量の張り紙の中から無いかもしれない連絡を探すなんて面倒くさいし、見聞きされるのはともかく誰の目に触れるとも分からない場所に自分の行動記録を残しておくというのも落ち着かない。 ―――ああだこうだ考えてもたもたしているうちに先輩もスキナー教授を訪ねてしまった。 まだその事実は知らないけれど、質問に対して違う答えが返って来る可能性を考えるとしても、情報の共有だけは常に行えるようにしておくべきだっただろう。 自分が動き回っていたのもあって後回しになってしまった連絡を、ようやく直接的な方法で済ませることにした。 …手紙と言うほどきちんとしていないが、掲示板とどちらが面倒かと言うと良い勝負。 やっぱり部室が欲しい。 自分達専用の掲示板が欲しいと思いながら、先ずはコッタの部屋に辿り付く。 ) ―――コッター? ( 一応ドアを叩いた。 ずっと留守にしているようだから、あまり期待はしないまま。 ) [Tue 1 Jul 2008 23:46:30]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:9 )』 [Tue 1 Jul 2008 23:24:00]
お知らせ > セツ@深淵さんが帰りました。 『またにかわ……か。(湿っている。すぐには読めそうに無いな)』 [Mon 30 Jun 2008 23:29:43]
◆セツ@深淵 > ――――― ( あれは、なんだ? ふと視界の中に違和感に気付いて其方の方へと視線を向けて。 ) [Mon 30 Jun 2008 23:25:10]
◆セツ@深淵 > ( ―――なんだ、彼女も結局ここに尋ねに来ていたのか。 まあ別に構わないか。 聞いた事が同じだという訳でもないだろうし、彼が返した答えが同じだという事も限らない。 )( 二、三残った疑問の問いを重ねる。 しかし彼はその後何も返事を返す事はなく。 ) ――――お時間を取らせて申し訳ありませんでした。 質問に答えて頂きありがとうございます、リドリー教授。 ( 入った時と同じような慇懃な態度で頭を下げると、その部屋から出ていき扉を閉める。 )( 収穫は―――まあこんな所か。 )【判定】 [Mon 30 Jun 2008 23:22:55]
お知らせ > さんが帰りました。 [Mon 30 Jun 2008 23:12:41]
◆ > (キミはこの後、彼に対して再び問いを発しても良いが、答えが返ってくることは無い。 また、部屋を立ち去っても構わない。 どちらにせよ、この部屋で手に入りうるものは、もう無いだろう。 ただし一つ忘れてはならない。 部屋を出た後、キミが何らかの『事件』に遭遇する可能性はまだ残されているのだから) [Mon 30 Jun 2008 23:12:39]
◆リドリー・スキナー > ……………私はこれ以上関わりたくは無い。ピアナ君やマツリ君達にもそう告げたし、キミにも言っておこう。(関わりたくは無いのだと、重ねて告げ――教授は何度目かになる溜息を吐いた。 外見相応の――くたびれた老人のような仕草で。 そしてゆっくりと回転椅子を動かし、キミに背を向けた。 果たして自分の行動が正しかったのかどうか、迷うような口振りで)訪ねてくれば拒まん。だが、一度だけだ。 二度は無い。――私にできる事は、もう無いのだ(そしてそのまま、再び何らかの作業を再開した) [Mon 30 Jun 2008 23:12:27]
◆セツ@深淵 > 及第にすら至らない答えでしたか。 残念です。 ( この辺りの意見は千差万別だと思っている。 彼のように確固たる自信を持つに至るには、今の自分は若すぎる上に無知極まりない。 しかし彼は確信している。 神は居ないと。 ) 真にお恥ずかしい事ですが、どちらも詳細は知り得ません。 ( 十年前―――自分は初めて耳にした単語だ。 二十年前というのは恐らくエドワード・ランディの事であるのだろうけども。 るりえー、くるうるう、そして古き者ども――――クトゥルフの神話だったろうか? いけないな…どうにも自信がない。 )( 豹変したように熱く語り続ける教授。 ――――冷静では無い。 何かがあった、というのは間違いがないが、詳しい事を聞けそうに無い予感がする。 ) 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』の751ページですね。 了解しました。 早速図書館で探してみたいと思います。 ( そらであんじる教授の前で、彼が告げた本の名前とページを確認のように復唱する学生。 ―――一体これは何の話だ? 怪奇と何か関係があるのか? それともただの戯言か何かなのか。 ) [Mon 30 Jun 2008 22:59:01]
◆リドリー・スキナー > 現象、か。或いは天変地異。自然災害。自然、自然か。ふん、あながち間違ってはいない。及第点――では無いにしろ。(そう言って、教授は満足げに頷いた。 神や悪魔など存在しない。それは歴史ではなく事実なのだと言わんばかりの様子で。 少なくとも「神は死んだ」と語った哲学者といえど、これほどに確信を持った表情は浮かべていなかっただろう)『神』などこの世にはいない。 だがね、キミ。 我々には『理解できない存在』がいる事は確かなのだよ。 20年前の事件を知っているかね? 或いは10年前の海難事故は? 今回もそれと同類だと私は思っているのだよ、セッツァー君。 怪異が何か? わかる筈もない。 るりえー、くるうるう、古き者ども! 私が何かを知っている? ありえん話だ。 あんな存在について、知っている者、理解できている者など存在するはずが無いのだから!(穏やかだった様相が一転し、まるで狂人のような口調で主張をまくし立てると、教授は大きく息を吐いた。 そして、歌うように口ずさむ)其は黒風の如し。地は震裂し、森林は屈折し、村は砕かれん。然れども、襲いかかる手を見ることなし――――。 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』を読みたまえ。751Pだ。 [Mon 30 Jun 2008 22:36:24]
◆セツ@深淵 > ですね。 旧くはそれらを神の怒りと恐れ、祟りだと脅え、その何物か分からぬ対象に生贄や供物を捧げている。 それは想像でも予測でもない。 歴史だ。 ( そもそも人は何を理解しているのだろうか? ………哲学でも語る気だろうか。 なるほど。 確かに今のところの会話では、具体的な手掛かりは僕には見えない。 気づいてないだけかもしれないが。 ) ――――今大学を騒がせている怪異は『何』だ? それはエドワード・ランディを食い散らかしたもので、彼が閉じ込めていたものだったのか? ( 単刀直入に行こう。 推理は苦手だ。 大きく的を外れた事を言ってそう。 )( ―――嫌いな言葉だ。 神を信じていて、それに裏切られた者としては。 ) パプテス教的な意味で言うならば、神とはパプテス。 悪魔とは惑わす邪悪なる存在。 ( 教科書に載っていそうなテンプレートの答えを口にして。 ) ―――――学術的な意味で言うならば、人という存在は計り知れない物に出会った時にそれを神や悪魔、もしくは奇跡なんて言葉を使ってそれを取り敢えずの形に落ち着けようとする。 神も悪魔も理屈は同じです。 ただその現象のベクトルが、正か負かによって呼ばれ方の差はありますけれども。 ( それが人々の為になったのなら神の奇跡。 類稀なる害を及ぼしたのならば悪魔の所業と呼ばれる。 あくまでも個人的な意見だ。 ) [Mon 30 Jun 2008 22:22:09]
◆リドリー・スキナー > 然り。知る事も、理解する事も出来ない事柄、存在はこの世にある。 キミの言った『どういう類か』という言葉にしても、そうだ。――果たしてそうやって分類する事すら、我々に可能なのかどうか。 人間が蟻を踏み潰した時、その蟻には踏み潰した人間が、黒人なのか白人なのか、わかると思うかね?(そう言って教授は笑った。諧謔を滲ませた口調。 遠回し――と受け取るかどうかはキミの自由だが――悪意を抱いているような様子はない。少なくともキミに対しての言葉には。 もしそう言った感情を抱いているとすれば、それは、ここには存在しない何かに対してであろう)あんな代物が果たして本当に役立つかどうか、私には確証が持てないのだよ。 ――キミ、セッツァー君。 神や悪魔という存在に対して、キミはどのように考えているのかね? [Mon 30 Jun 2008 22:03:02]
◆セツ@深淵 > ――――金言痛み入ります。 その言葉は全くもって同意したい事柄ですね。 ( 迂遠な言い回しを好む方だ。 青年が目の前の教授に抱いた第一印象はそれ。 年齢不詳なんてこの大学内では良くあること。 他の教授たちとの面識も多いため、彼の容姿に関して特に気にとめることはなかった。 ) ―――――そうですね。 確かに『知る』などという言葉は些か傲慢さがある。 ですが貴方は私よりも今回の事件がどういう類の物なのかをご存じなのでは? ( 一理だ。 知るという言葉が持つ意味は人が使うにはおこがましい。 ) ――――有る筈も無い物をどうやって処分いたしたので? ( 分からない。 リドリー教授は何を知っている? それとも本当に何一つ今回の事件を知っていないのか? )( 遅かったとはどういう意味? いけないな。 どうにも質問ばかりを繰り返してしまいそうになる。 ) [Mon 30 Jun 2008 21:54:36]
◆リドリー・スキナー > ――まあ、予想はついていたがね。キミ、セッツァー君と言ったか。行動するならば早いほうが良い。時というのは死すら死に絶えても存在するが、我らに与えられる分は限られているのだから。(大儀そうに溜息を吐くと、彼は回転椅子を回して、ゆっくりとキミのほうへと顔を向けた。鷲のような鼻と、黒い色眼鏡が特徴的な――実年齢よりも随分と老いた顔の人物が、リドリー・スキナーである。もっとも、その見かけよりも細かい仕草は若々しく、一言でいうならば年齢不詳と言ったところか。 彼は腹の上で手を組むと、皮肉げに唇の端をゆがめた)知っているか否かという問いに関してならば、答えはNOだ。我々、人間が真に『知っている』と答えられる事柄なぞ、この世には極僅かしか存在せず、そして私はこの事件について果たして『知っている』と答えられるほど傲慢でもない。 だが認識しているかという問いに関して言えばYESだ。 だがね、セッツァー君。キミの求めているだろう『手掛かり』だとか『情報』だとかいう奴は――元よりそんな物がある筈もないのだが――私はすっかり処分してしまったのだよ(そして――彼はゆっくりと首を左右に振った。)遅かったのだ、キミは。 [Mon 30 Jun 2008 21:37:21]
◆セツ@深淵 > ( ただ乱雑に散らかしているだけではなく、簡素な整理はしているのだろう。 他人に散らかり様を指摘されたとしても、きっと何処にあるかは分かってるから問題ない、なんてお決まりのセリフが返ってきそうな予感を胸中に浮かべながら、視線を殆ど動かさずに部屋の様子を観察する。 ) はい。 椅子をお借りしてもよろしいでしょうか? ( ―――この人がリドリー教授か。 彼の講義は受けた記憶は無いので、恐らく出会った事があるにしても廊下で擦れ違ったとかその程度だろう。 ) いえ、今回教授に尋ねたいのは学術に関する質問ではありません。 ( 彼の言葉に緩やかに首を振ると、質問を口に出す。 ) リドリー教授は近頃大学内で起きている妙な事件の事はご存知でしょうか? [Mon 30 Jun 2008 21:27:52]
◆リドリー・スキナー > (室内は――さて、前述の通り、と言ってしまえば早いのだが――整理されているとはいえ、棚から溢れかえった古書や遺物で埋もれてしまっている。幸いな事に、左右に山と積まれた品の間に「谷」に相当する部位ができており、其処の床を通って進めば、ランプの灯りの洩れる、部屋の最奥へと至る事が出来る。 其処には戸口――つまりキミに背を向ける形で机に向かっている人物と、そして隅の方に小さな椅子が二つばかり、存在していた)――さて、狭い場所だが楽にしたまえ。 もっとも、政治と私とは生憎と無縁の存在だ。何を聞きに来たとしても、恐らくは無駄だと思うがね。(低い落ち着いた声音で、其方に顔を見せることもなく、その人物は呟いた。 キミが彼の講義を受けるか、或いは見知っていればすぐにわかるだろうし、そうでなくとも想像はつくだろう。 リドリー・スキナー教授だ) [Mon 30 Jun 2008 21:14:37]
◆セツ@深淵 > ( リドリー・スキナー教授の研究室の前。 その扉を叩くのは、この部屋の中にいるであろう人物とは縁も縁も無い学生。 ) リドリー教授。 政治科のセッツァー・シュナイデントです。 ( 慇懃な面持ちで扉の中に声を掛ける。 そして中から返事が返ってくれば、静かな動作でその扉を開けようとする。 ) 失礼します。 [Mon 30 Jun 2008 21:09:49]
お知らせ > リドリー・スキナーさんが入室されました。 『どうぞ』 [Mon 30 Jun 2008 21:07:46]
お知らせ > セツ@深淵さんが来ました。 『(ノック)』 [Mon 30 Jun 2008 21:03:37]
お知らせ > オスカル@深淵さんが帰りました。 『( やがて、歩みは疾走と化す。 )』 [Mon 30 Jun 2008 00:49:31]
◆オスカル@深淵 > (最初、それは地面に落ちた影の一部だと思った。) (だが、灯りが青年の腕が上がるにつれて、照らす範疇を広めた時、不意にその黒く染まったものの正体が分かった。地面に広がっていたのは、大量の粘着質な半液体。もちろん、先ほどまで自分が歩いていたその場所で、そんなものは踏まなかった。) (思考が凍て付く。昔――、教授の誰かが言っていた。人間にとって一番の恐怖は、面妖なものや暴力的なものではなく、理解できないものである、と。 その言葉の意味が、唐突に悟れた。灯りを掲げていた腕がゆっくりと下がる。) (違和感。自分の肩へと、指を伸ばした。先ほど、この肩に触れた軽い感触を、てっきり伸びてきた髪の先によるものだとばかり思っていた。べったりと、指先に何かがついた。逆光で観るそれは、黒ずんで、血液に良く似る。 ――刺激臭が、鼻を突いた。) (麻痺しかかった頭脳が、その刺激に鮮明さを取り戻す。青年はきびすを返し、無言のまま早歩きで、床のにかわに背を向けて歩き出す。 何かが起こっている。これはもはや、噂の領域ではあるまい。 何かが 何かが 何かが 何かが 何かが ) ( 何 か が ) [Mon 30 Jun 2008 00:49:00]
◆オスカル@深淵 > (振り返った。) (足音を聞いた、わけではない。否、足音など無かった。何者かの呼吸を感じた、わけではない。呼吸音などなかった。何者かの姿を見た、わけではない。其処には誰もいなかった。ただ窓枠や教室の扉に、己の影が明かりに照らし出されて、不気味に浮かぶだけだった。) (なのに――、其処には 確かに 何かがいた。言葉では説明できないが、確かに、何者かが、己の後を――…。 戦慄は一瞬遅れてやってくる。懐疑が確信に変わるまでに費やした時間は、ほんの数秒だったのだろう。青年の喉が、動いた。僅かに震える指で、明かりを掲げあげた。周りをよく照らせるように。己のように、帰りが遅くなった誰かが、いるのかもしれない。理知的そう思おうとしたが、本能が叛逆するのだ。) (アレは――…、あの有耶無耶な気配は、人ならざるものだったのだと。) [Mon 30 Jun 2008 00:37:31]
◆オスカル@深淵 > (あせっている、と思う。自分は果たして何歳になったのだろうか。薄暗い照明の下、青年はぼんやりと血が流れる指に目を据えた。今日、何時間眠ったのだろうか。思い出せない。真夏も近いというのに、妙に寒い。ランプを携えて、部屋を出る。戸締りを確認しては、廊下を歩き始めた。一人でいると、近頃はやたらと思考がナイーブになって困る。) はぁ。 (溜息が増えた。揺らめく明かりが立ち並ぶ研究室の窓を照らしては通り過ぎ、階段へと向かう。) (―――母は、二十八で死んだ。短命の種族だからやむをえないのだ、と語ってくれた父の涙を覚えていた。自分は――、二十八まで、あと幾年あるのだろうか。どれだけの時間が、残されているというのだろうか。 残された時間は、人より少ないのだろう。それはもう、間違いもなく。だというのに、まだこんな場所で、足踏みをしている。日々のせわしなさに流されているふりをして、現実から目をそらしている。) (廊下の端が、近づく。【判定】) [Mon 30 Jun 2008 00:18:13]
◆オスカル@深淵 > (途中、出てきた古いレポートなどに目を通したりしていると、あっという間に時間が過ぎた。掃除のときに出会う文章は、ついつい読みふけってしまうというのは人間の性だろうか。乱雑につまれていた各種書物を種類別に分けて、なんとか人が障害物に当たらなくとも部屋の入り口から一番奥までいけるだけのスペースを確保した。) また、夜か…。 (近頃、独り言が多いと思う。本部学生時代の友人とは、ほとんど卒業時に切れてしまって、一人取り残されているからだろうか。日中は気にならない孤独も、夜になれば深く影を落としてくる。おとなしく目立たないとはめっきりの評判ではあるが、友人が極端に少ないほうでは、断じて無かった。 ――…だが、一度生活のリズムが食い違ってしまうと、あきれるほど簡単に切れる。) っぅ…! (物思いにふけていたからだろう。手にしていた紙の束が、指先を傷つけた。あまり鋭くない刃物で切られたときのような、嫌な鋭い痛みが走る。指をくわえると、微かに血の味がした。) …帰ろ。 (一日で終わらせようだなんで考えていない。それでなくとも、眠りののろいで人より短い一日なのだ。) [Sun 29 Jun 2008 23:52:26]
◆オスカル@深淵 > (教授に準備室という名の物置を掃除しておくように命じられた青年は、文句が絶えない。気づけば時刻はまたもや真夜中。) まいった、なぁ。 (近頃何かと良い噂を聞かないというのに。校舎北に位置する研究室の、そのさらにはずれにある未使用の小部屋。研究室成立の際に一応の振り分けをうけたものの、別段使用する折もなく、そのまま古びた書籍や幾年も前の学生のレポートなどが放置されて、埃を被っている。ところがどうしたことか、先日になって、老教授は突如として、既に数年間整頓などされていなかったその部屋の掃除を、青年に言いつけた。文句は言いつつも、恩ある相手の頼み、無下には断れない。――そんなわけで、一つランプの淡い灯を頼りに、日暮れより数時間この部屋にて労働に励んでいた。) [Sun 29 Jun 2008 23:32:56]
お知らせ > オスカル@深淵さんが来ました。 『 こんな日に限って…。 』 [Sun 29 Jun 2008 23:22:43]
お知らせ > さんが帰りました。 『――特段、変わったことのない一日だった。』 [Sun 29 Jun 2008 15:35:57]
◆ > (だからまあ、結局は何も変わっていないのだろう。 例えば動物の死骸が見つかることが無くなったり、教室や廊下や壁を汚す「にかわ」の量が増えていたり、或いは生徒がいなくなったりしても、誰かが騒ぐという事は無い。気付いていないから。気付いていないから、何も変わらない。 事態が深刻な方向へ進んでいるとしても、だ。 つまり結局のところ、今日一日を示す言葉はこうなる) [Sun 29 Jun 2008 15:35:48]
◆ > (さて、そういった事が彼女にとって幸運だったか不幸だったかはわからない。 ちょっと水を飲んでくると言って教室を去った彼女が戻ってこなくても、気紛れで授業をサボったんだろうとしか思われなかったし、翌日や翌々日の授業を欠席しても無断欠席はいつもの事だった。両親にしても二、三日帰ってこないなんて事はザラだったから心配はしないし、自警団にも捜索願を出したりはしなかった。今後も出さないだろう。 恐らく、ついに家を出て、大学も辞めて、好き勝手やる事にしたに違いないと、そう思い込んで) [Sun 29 Jun 2008 15:35:36]
◆ > (彼女は放蕩癖のある娘だった。少なくとも素行が良いというわけではないし、小遣い稼ぎに淫売窟にある逢引を斡旋する――ようは売春宿だ――施設も時々利用していたりもした。両親との仲はあまり良くなく、仕事熱心な父親は元より家庭に関心を持っておらず、母親からは見放されている感もある。 まあ、別に良いじゃないか、と娘は思っていた。 どうせいつかは親から離れるのだし、対して愛着もないし、ある程度は自分で食ってもいける。なら、鬱陶しい干渉がないのはかえって喜ばしい) [Sun 29 Jun 2008 15:35:15]
◆ > (その少女にとっては、少なくとも、そういった一日だった。学内で発生している奇妙な出来事も、毎日を楽しく過ごすことの前には霞んでしまうし、何よりも自分には関わりの無い事なのだから。幸運か不幸かはわからないが、彼女は今のところまったく、そういった事態に遭遇したことは無い。これからも遭遇しないだろうと思っていた。勿論、それは何の理由もない確信なのだが、少なくとも今日までは当たっていたのだ。これからも外れることは無いに違いない) [Sun 29 Jun 2008 15:35:06]
お知らせ > さんが来ました。 『――特段、変わったことのない一日だった。』 [Sun 29 Jun 2008 15:34:57]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 先輩とエミキー、コッタにも、現状を伝えておかないと。 )』 [Sun 29 Jun 2008 05:24:12]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ああ、いや、ううん、何でも。 これからでしょ? ( これから伸びるだろうと、誤魔化すように笑って手を振った。 小さなうちから働くのだって珍しくない。 荒事になると小さな身体が不利そうで、大変だと思うものの、その程度だ。 『大人しくさえしてれば大丈夫って感じでも』 ) それなら学校を出ていれば良いって言うでしょうね。 ああ、ピアナをエミキーに会わせたい。 説得して欲しい。 …てゆか自警団とか、しっかりした組織にお願いされたりするのは、まんざらでもないんじゃないかしら。 それでも嫌がるかしらね… ( ふむ、と顎に指を沿え思案顔。 まあ、今はおいておこう。 説得とか、ほとんど冗談だ。 ) スキナー教授曰く、何が真実かなんて分からないってことだけどね。 …どうかしら? 私は 『脚本』 の噂を軽く流してた。 リドリー・スキナーにも辿り着けなかった。 肝心なところが抜けてるわ。 ( 一人ではだめだ。 先輩は協力してくれるけど、コッタは行方不明で、エミキーは乗り気じゃない。 ―――あんまり当てにしないで。 そう言おうとして、またエミキーのことがちらついた。 黙ってしまう。 『使い方』 ) とりあえず、教授に聞いてみるわ。 ―――〜印が有効かどうかは、確認してみなければ分からないじゃない? 白衣を脱いだ時には、知らなかったのかもしれない。 もしくはうっかりしてたとか。 同じ印を塗りたくった部屋で死んでいたわけだから、あまり期待もできないかもしれないけど――― 何とも言えない。 一応、肌身離さず持っていてみたら? ( 泊まらない? 残念。 てゆか報告見に行こうかな。 そんな話をしていたら、日記が見つかり、そして――― ) …何かあるかもしれないって期待しなきゃこんな事しないけど、でもこれは――― 出てないわよね、にかわ。 どうして湿ってるのかしら… そもそもこの日記、どうしてこんなバラバラに… 溶けたにかわに20年前の紙なんか、ずっと浸かっていられるわけないと思うんだけど… ―――ッ…! ( 突然立ち込めた異臭に、遺物のレプリカその他を抱えて、部屋を出る。 あらかた調べ終わった後だし、もう戻る気はしない。 鍵をかけなおして、別の棟の自室に向かおう――― ) にかわのニオイっていうのとは、違うわよね。 …気持ち悪… っ ピアナ、大丈夫? [Sun 29 Jun 2008 05:22:57]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『マツリさんの部屋にお邪魔した後、本部に報告に戻った』 [Sun 29 Jun 2008 04:51:11]
◆ピアナ@深淵 > ああ、なるほど。絵は割と好きだから、美術科、くらいは考えてたんだけど…正直、こんな深入りすることになるような事件とは思ってなかったのもあって。 ( 自警団本部の方だってそうだろう。 ) 私も、潜入は向かないなーって実感しました。 ……なんですか? ( 何となく察して、むっとする。言いたい事は解ってるんだから! ) そう言いたい部分もありますけど… 今回の場合、大人しくさえしてれば大丈夫って感じでもありませんし。 ( ニカワの意味はまだ解らないが、関連していることは確か。それがこれだけ所構わずあるのだから…大学の中のは危険度はどこも大差なさそうに思える。 ) それに、マツリさんが一番…なんていうのかな…真実に近づけそうな気がするから。 ( 日記を何枚も手に入れられる運や勘の良さ、探究心、洞察力…。どれも自分にはない。心配な気持ちもあるが、それよりは協力しあって早期解決を図る方が結果的に良いと思うのだ。 ) 使い方、ちゃんと解るといいですね…。 ──それ以外の対策も考えないと…。って、正体不明の物の対策って…。 ( むずかしすぎる。 ) 今の所、「遭遇したら逃げる」が一番ですねきっと。 ( 逃げ足には自信がある。 )( 部屋まで来てくれる? ) ええ。ありがとう。 んー…確かにこんな時間だけど、一度報告に戻らなきゃ。 ( 泊まるのは遠慮しておく。 ) これが有効な印なら、エドワードが持ち歩くはずですよね…。 …そういえば、白骨が出た部屋に描かれていたのってこの印でしたっけ。 ( やっぱり、ある程度は有効なのか? ) ──え? ( 日記。 ) ちょっ…! マツリさん、超能力とかあります? ( 凄い。思わず変なこと口走った。 ) ……いえ、ニカワは別に…… ( すん、すんと鼻を鳴らして。 ) なにこれ、変なにおい…マツリさん、部屋、出ましょう。 ( 異臭というのは、このような事件の最中でなくとも危険信号だ。持つ物は持ってから部屋を出て。 ) [Sun 29 Jun 2008 04:46:36]
◆跡野末理@深淵 > …多分、例の日記じゃないから。 見つけたんだけど… 妙ね、湿ってる… ( 部屋に、液状のにかわは見当たらないのに。 ) [Sun 29 Jun 2008 04:15:45]
◆跡野末理@深淵 > ―――先に何が本当か決めておくのよ。 アドリブはどうしたって必要だけど、嘘ついてますって意識しながら続けるのは、苦しそうだわ。 正直なのね? なんだってそんな人を潜入に――― あ、そうか。 ( 好感は持てるけど、人選を誤っているような気もする。 人事は何を考えていたのだろうと改めてピアナを見て、すぐに納得した。 おじいちゃんおばあちゃんの学生もいるけど、なるほどこれなら目立たない。 きょとんとして、次いで気付いちゃったことにバツの悪さを感じて、痒くも無い頬を掻いた。 ) ―――〜あー、嬉しい。 被害者一号になるから大人しくしているように、とか言わないのね。 …いや、どっちかって言うとそんな風に言われちゃう方が多い気がして。 …ううん、歓迎よ。 大学の、学生だしね。 自警団に協力するっていうわけにはいかないけど、今まで通り。 ピアナとその友達に、協力するわ。 そっちもよろしく。 ―――そう言えば、来なかったわね。 ( 合流するかもしれないと言っていた友達。 もう同僚と言った方が良いだろうか? 学生の組織でないとなると、その興味も薄れてしまうけど、気にはなる。 『特攻しないで』 ) …分かってる。 これだけを担保にはできないみたいだし――― ( そこまで言って、ふと口を噤んだ。 やはり、何か対策は必要な相手か。 スキナー教授は、戦いを生業にしているようには見えないし、その基準で判断したのだろうから、分からないけれど。 話を聞く限り、叩いたり斬ったりでは、どうにかできそうもない。 ―――エミキーの言う通り。 遭遇のタイミングがちょっとずれれば、終わりかもしれない。 だからと言って止められないのは、以前からそう考えることだし、良いのだけど。 …目の前に突きつけられると、少し印象が違ってくるものだ。 ) ―――おっかないわね。 まあ、とりあえず、調べてみる。 それじゃ、部屋まで来てくれる? お茶くらい出せるわよ、泊まっていってもいいし。 ( メモさせてもらったら、帳面は預けよう。 シャーレも首飾りも、こちらには使う当てがない。 ) ―――〜愛をこめて、か… エドワード達の間では、一般的な印だったのかしら。 ( 話しながらもがたごと… 机を移動して、裏を検めて――― 落ちている紙に、気がついた。 濡れている? 触れて、粘性を感じて、顔を顰める。 ) ―――〜にかわとか、出てる? [Sun 29 Jun 2008 04:15:29]
◆ピアナ@深淵 > もー、無理です。嘘を重ねても色んな意味で苦しいだけですし。 ( まいったと言う感じに首を振り。 ) 「何とかするから引っ込んでなさい」なんて言えるようなら、初めから潜入捜査なんてしませんよ。最初は白骨事件の真相究明が目的でしたけど…被害を出さずにこの事件が解決するならそれが一番です。だから、マツリさんの邪魔はしませんし…むしろこれからも協力して、事件の真相究明に当たれたらと思っています。…ダメですか? ( 相手にとって、不利益ということも無いと思うんだけど…。断られたら困るなあ。 ) ──ええ。自治権とか色々ややこしくて…。 何かあっても、例えばこれはどっかの学科が実験してただけ、なんて言われたら引き下がるしかないですし。 ( 遺物について。 ) いえ、自警団より魔術科の方が専門分野だと思います。でもホント、使い方が分かってもそれ持って特攻したりしないでくださいね。 ( 魔術科とはいえ、普通の学生だと思ってるからそんなことを。 ) ──帳面。ええ、できれば。 ( ニカワで染まった白衣は、異常性を示すのに良いかもしれないが…持ち運んでる間に大部分が剥がれてしまいそうだ。止めておこう。とりあえず、首飾りとシャーレを持ったまま部屋の捜索を続ける。 【判定】) [Sun 29 Jun 2008 03:42:08]
◆跡野末理@深淵 > ―――え。 え、何、自警…? ………。 〜なんだ、学生ですらなかったのね。 良いの? 言っちゃって。 自警団が何とかするから引っ込んでいなさい、なんてつまらないし、大学に――― あれ、大学には話を通した上での、秘匿捜査かしら? ( 実はちょっとお世話になったことがあって、気まずい団体だ。 複雑そうに口元への字にしつつ、謝らなくてもいいとヒラヒラ手を振った。 ) 〜大変ね。 街中で腹を抜かれた動物の死骸が大量に放置されているのが見つかったりしたら、問答無用で捜査対象になりそうなのに。 大学じゃ 『その程度』 にしないといけない。 ( 学生もタフだし、大学の利益最優先だけど保安部もあるし、問題は無いが。 それでも捜査しに来ないといけないとなったら、相手にとって面倒この上ない場所だと思う。 『仕事』 と言ったのと、今までの言動と、全部すっきりして、悲鳴を上げる様子に苦笑を零した。 ) 〜それで良いなら預かるけど、良いの? ピアナ仕事でしょ。 使い方分からないし、そっちできちんと調べられるなら渡しとく。 ―――あ、そうか。 遺物のレプリカは持っていて良いから、帳面は預かるって言う気ね? 良いけど、その前にちょっとメモ取らせてよ。 ―――ん… 何かあった? ( 嫌そうな顔に、『仕事だから』 かと改めて笑ってしまう。 首飾りとシャーレを覗き込もう。 目につく物は、それくらいか。 ―――パッキング材も引っ張り出して、木箱の中も本当に空かどうか確認。 引き出し、家具の裏、天井までごそごそと検め、満足したら引き上げよう。 ごそごそしつつ、【判定】 ) [Sun 29 Jun 2008 03:18:11]
◆ピアナ@深淵 > そうですね。教授しかないですかね…。 ( “私が預かろうかと思ってたけど” ) …………ここまでの事件とは思っていませんでしたし、捜査の都合上隠しておいた方が良いと考えていましたが…。ごめんなさいマツリさん。私、ここの学生じゃないんです。白骨事件の調査に来た、自警団員なんです…すみません。 ( 遺物を指さし ) こんな封印アイテムのようなものも出てきましたし、事態を説明すれば自警団から応援を呼べるかもしれません。今のところ犠牲になっているのは鼠や犬くらいなので、難しいとは思いますが…。 マツリさん。その遺物を持つのは構いませんが、くれぐれも一人で危険に飛び込むようなことはしないでくださいね。お願いしま……って、これ白衣ですかあああああ!? ( パッと見でコートと思いこんでいた。摘んでいた手を慌てて離すと、乾いたニカワらしきものがパラパラ落ちた。 ) うわあ、気持ち悪…。どうやったらこんなことに…。 ( 嫌そうな顔をしつつ、白衣のポケットを探る。五芒星の首飾りと…シャーレに入ったニカワだ。 ) [Sun 29 Jun 2008 02:58:00]
お知らせ > さんが帰りました。 [Sun 29 Jun 2008 02:38:36]
◆ > (キミ達はこの後しばらく部屋を探しても良いし、もう立ち去っても良い。 もしキミ達が部屋を探してみたとしても、これ以上は目ぼしい物は見つからないだろう。 また、キミ達は部屋を立ち去る時に、幾つかの物品を持ち帰っても構わない。勿論、常識の許す範囲内での話ではあるが。 そして勿論、失念してはいけない事が一つある。――キミ達が、また『事件』を目撃する可能性は、残されているのだ) [Sun 29 Jun 2008 02:38:32]
◆ > (よく見ればわかる通り、それは――黒い何かで染められた白衣らしかった。手に取ればパリパリと乾いた音を立てて、黒い欠片が剥がれ落ちる。――膠だ。 完全に乾いたそれが、びっしりと白衣を覆っているらしい。 特段、それ以外は何か変わった点は無いのだが――十分に変わっているとも言えるが――ポケットに何かしらの物品が入っている事が、重さから感じ取れる。 中を探れば、古びた硝子のシャーレに入った膠と、そして金細工で出来た鎖と、それにぶら下がった五芒星――『旧き印』の首飾りが出てくる。 『旧き印』の裏側には「ジャネットより。愛を込めて」と飾り文字で刻まれていた) [Sun 29 Jun 2008 02:36:06]
◆跡野末理@深淵 > 最初はほんの一滴。 だけど広がって――― なんて、違うわね。 それなら部屋も無事で済まなかったでしょうし。 『膠のような物は膠であった事が判明』 こっちにも書いてあるわ。 ( どうしてそんな状態になるのだろう。 直に浴びせられたのか… 首を傾げながら、それにしたって自然増殖は無さそうで、肩を竦める。 ) [Sun 29 Jun 2008 02:33:29]
◆跡野末理@深淵 > ええ、何にせよまずは使い方ね。 だけど一から調べるなんてそれこそ研究者でもないと難しいでしょうし、スキナー教授に聞きに行きましょうか? くれたのは教授なんだし、それくらいは教えてくれるかも。 ―――へぇ、人材豊富… と言うか顔が広いのかしら、何者よ? 『どうする』 って、何が… ああ、当てがある? 魔術科だし、私が預かろうかと思ってたけど。 ( 危険性はそれなりにはっきりしていると思うのだけど、どこか知らないところで解決されてしまうのを惜しく思う娘に、助けを呼ぶという発想は無いようだった。 そもそも大学に他組織が介入するのは難しく、隠蔽の可能性があるとピアナも言った通り。 数人の友人と、あとはピアナのような縁があれば、協力するが。 ただ解決を望むだけなら、傍観していれば良かったのだから。 ピアナの心配はよそに、何言ってるの?と笑ってる。 ―――とりあえず、帳面だ。 中からいくつかキーワードを拾って口にした。 ) ―――〜んン… 一応、書いてある。 脈絡無いけど。 でもこれは多分 『調査ノート』 じゃないわよね。 大事にされてたみたいだし、微妙だけど… この辺のプロットをまとめた物が、どこかにあるんじゃないかしら? ( 室内にはないだろうか。 『部屋のどこに置いたか』 引き出しなどがあれば端から検めて、他に何も無いようなら、研究室に行ってみよう。 ) それが、白衣じゃない? …どうしてそうなるのか、分からないけど――― もしかして 『増える』 のかしら? [Sun 29 Jun 2008 02:29:51]
◆ピアナ@深淵 > それもそうですけど…。 ( 頼りにならない ) 確かに…。 最後の切り札として使うにしても不安すぎますね。「使えたらラッキー」くらいの物と思っておいた方がよさそうです。 ( しかし、これはちょっと困った。使い方が解らないということよりも──実際問題「誰が使うのか」という点だ。 ) …もっとこう、危険性がハッキリしていれば応援を呼んで、適した人物に託す事ができるんですけど…。大学の保安部だと隠蔽される可能性もあるし、スキナー教授の立場も危うくなるかもしれませんよね。どうしましょうそれ…。 ( マツリさんはしっかりした人だけど、それでも一学生に過ぎないし…。うーん。しかも、使えるどうか自体が微妙と…。 ) ……この白いの、なんでしょう。黒いのはニカワかしら。 ( やはり白衣は研究室だろうか。いや、まって。「白衣をしまっておくのは自室か研究室」と書かれた日記は、「ニカワで汚れた白衣を脱ぐ」前の事じゃない。研究室にすら無いかも…。まあ、行ってみなきゃ解らないか。 ) [Sun 29 Jun 2008 02:12:07]
◆ > (そんな文章が、走り書きで記されていた。 別に慌てていたとかそういった理由ではなく、単にメモ程度にしか使っていなかったのだろう) [Sun 29 Jun 2008 02:03:23]
◆エドワード・ランディ > 「シンボルが気になる。五芒星?」「レリーフは文字らしい。未知の言語?」「膠のような物は膠であった事が判明」「混ざっていた体毛は古生物のもの? 生物学科に回す」「海沿いに暮らす、ネイティブヴェイティアンの少数部族の言語に類似。解読開始」「地位の高い、地位の低いもの。意味不明」「地位の低いものの中で、地位が高い?」「捕らえる」「捕らえたもの」「檻?」「カースト下位者の象徴=派手な装飾は使わない=ありえない」「つまり『地位の高い者の為の、地位の低い者の中で地位の高い者の象徴』ということか?」「770年代におきた第三次奴隷反乱戦争の記念碑との類似を指摘される」「つまり戦勝記念碑?」「叛乱首謀者を捕らえたことを示している?」「矛盾」「文脈からすると『捕らえた』のではなく現在進行形」「記念碑ではない?」「スキナーから『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』を借りる」「『古き者』?」 [Sun 29 Jun 2008 02:00:31]
◆ > (洋服ダンスの中身は、実際問題、あまり衣服に気を使わない性質であったらしい。あえて表現するならば野暮ったいといった所か。飾り気の無い、地味な、そんな色合いのシャツやコート、ズボンなどが並んでいる。 そしてベッドの下には、特に何も無い。 しかしながら――キミがベッドに近づいたなら、すぐに理解できる筈だ。その上に放り出されている黒いコートに、所々、白い模様が見えることに。 そればかりではない。ベッドのシーツの上にも転々と、黒い染みが散らばっているのだ)(そして、帳面の中身だが――) [Sun 29 Jun 2008 01:59:42]
◆跡野末理@深淵 > ああ、なるほど… だけどそうすると、私達に鍵を渡したり、二十六日まで誰も来なかったから処分しようと思っていた、なんて言うのが――― ( そこまで勝手ができるものだろうかと言いながら、戻って来る前にクナイは仕舞ってしまおう。 ) クリスティア王立考古学研究所? ( 差出人だけ口に出して… ピアナにも見えるよう封書に目を通し、理解する。 スキナー教授はクリスティアに友人がいるのだろうか。 大学が外に助けを求めたとなると、この貸しは高くつきそうな気がするけれど――― そんなニンジャ的興味はさておこう。 それにしても… ) …頼りにならないわね。 せめて一回なら大丈夫っていう太鼓判押せるくらいの… まあ、適当な見栄張られるより良いかしら? ( 封印のための? ) そうでしょうね。 私達が全く知らない何かがあるかもしれないのは措いといて、この… このレプリカの元になった 『遺物』 に入っていたものが、今も大学で色々とやらかしてる。 不確かだけど、これなら動きを止められるかもしれないと。 ―――〜使い方、分かんないわよ。 エミキーじゃないけど、保安部に渡してあげた方が良いんじゃないかしら――― スキナー教授にも、後ろ暗いところがあるのかしらね。 ( 目をきらきらさせて、自然と頬が緩んでしまうような、さも楽しげな笑みの形にした口元に、ちょっと苦いものを混ぜた。 では保安部に届けるかって? そんな勿体無いこと、しない。 遺物のレプリカはとりあえずそこに置いといて、帳面に戻ろうか。 『第五研究室から調査要請された遺物』 について。 これの事ならいいのだけど。 ) ―――。 ( 五月の末と言えば… どうだろう、気候にもよるけど、コートは暑いのではないか。 ベッドの下を覗くピアナを横目に… 自然と視線は、その上の――― ) [Sun 29 Jun 2008 01:54:38]
◆ピアナ@深淵 > 逆にスキナー教授が大学側で、この部屋の管理を任されていた…なんてことはありませんかね? ( 部屋の状態から、そっちを考えてみた。 ) いえ。 ( 窓を開けてから、マツリの元に戻る。木箱を開けるところは見ていなかった。 ) 本当だ。ちゃんと保存されてたんですね。不思議な形……。 …あ、でもこれが教授の仰っていた「お土産」…? エドワードが調べていた物と同一なのか、似ている別物なのか…。そういえば、日記にあった「黒い物体」が入ってないですね。 ( しかし、封書の中身を読めば、その疑問には何となく検討がついた。 ) ………… 封印のための、装置…? ( それしか思い浮かばない。今は、内臓を抜かれているのは鼠や犬くらいだが…スキナー教授の警告から考えても、その程度の「危険」なわけがない。教授の言っていた事が正しいと仮定しての話だが…。 ) ロイヤルは、この中に入っていた「黒い物体」を出してしまった…ということですかね。 ──白衣、探します。 ( そこまで言うと振り返って、部屋の中を捜索にかかる。洋服ダンスの中とかベッドの下とか──。 ) [Sun 29 Jun 2008 01:37:33]
◆ > (もしもキミ達が何らかの目的を持ってして、この遺物を起動するならば、その発言秒数が8,9,0だった場合、この遺物は起動することなく破損してしまう。 またこの遺物を起動する為には――当然だが――何らかの呪文の類が必要らしいが、少なくともそれに関する記述はこの封書には存在せず、起動するつもりなら、その呪文を探さなければならないだろう) [Sun 29 Jun 2008 01:30:14]
◆封書 > 『この度は当研究所へのご依頼、誠にありがとうございます。要望にありました件の遺物の修復との事ですが、可能な限りの努力を致しましたが、我々の技術では外殻に相当する透明材質が何なのか、まったく検討もつきません。よって此方に関しては硝子で代用致しました。また、金属板内部に組み込まれている魔術に関しても、年月が経ち過ぎている為、修復は困難を極めました。辛うじてある程度の段階までは持っていけたものの、実際に魔術を行使できるのは一度が限界でしょう。それも発動するかどうかは……。 ヴェイトス大学からの要望という事もあり、我々も全力をもってあたりましたが、ご期待に沿える結果に出来ず、まことに申し訳ありません』 [Sun 29 Jun 2008 01:28:17]
◆ > (そう、それは確かにエドワード・ランディの日記の記述に一致する、そんな構造をしていた。とはいえ、ランディが『硝子のように』と記した部位は間違いなく『硝子』であったし、中に収まっているはずの『黒い球体』や『膠』は影も形も無く、そして傷一つ無かった。 封書を開いたのなら、それが『上等そうな』ではなく『上等な』紙とインクを用いて作られた手紙である事がわかる。 差出人は「クリスティア王立考古学研究所」となっていた。 封書の中身に関していえば――――こうだ) [Sun 29 Jun 2008 01:26:52]
◆跡野末理@深淵 > 日記には出て来てないけど、最後に関わりがあったのかしら? ただの同僚と言うには、突っ込んでいた気がする。 当事者達と同じ研究していて、その研究こそが事件の大元なら、当然かもしれないけど… でも、個人的な付き合いは殆ど無かったみたいなこと、言ってたわよね。 ( 一度木箱に触れて、重さを確かめるように傾けてから、そっとスカートをたくし上げた。 次の瞬間その手には、艶は消してあるけれど、明らかに刃物と分かる金属が握られている。 先端を慎重に木箱の継ぎ目に押し当てて、丁寧に、けれど手早く捻じ込んだ。 ) ―――〜ああ、気付かなかったわ。 ありがと。 ( 湿った風でも、入ったばかりの部屋を閉め切っておくよりはいい。 箱に何か危険があるとは考えないからそんな反応。 木が軋んで、釘が抜ける。 そして、それが姿を現した。 ) ―――日記にあった 『遺物』 じゃない? 『古き印』 が上下にある、透明な―――… ( でも、『にかわのようなもの』 もこびり付いておらず、『黒い球体』 も見当たらないか。 ) ―――ん、何かしら。 ( 引っ張り出して、封書に気付いた。 勿論開けよう。 ) [Sun 29 Jun 2008 01:18:05]
◆ピアナ@深淵 > そうですよね…。スキナー教授が何故この部屋の鍵を持っていたのかも分かりませんし…。 ( 鍵が無くたって、扉くらいどうにでも壊せるだろう。そう考えると、この部屋がこうして無事に残っているのがかえって不気味に思えてきた。 ) …はい、お願いします。 ( 木箱をマツリに任せて、窓を探しだす。何だか無性に逃げ道を確保したくなったのだ。窓が無ければ、もしくは簡単に開くような状態でなければドアを開いた状態で固定しに行こう。 ピアナが木箱の中身を見るのはそれが済んでからだ。 ) [Sun 29 Jun 2008 01:01:59]
◆ > (木箱の梱包は釘などを使った厳重な物だったが、開封されることも予期していたのだろう。さすがに素手で開けるのは困難だろうが、クナイ等を用いて開けるならば、割合にあっさりと蓋を外すことができる。 蓋を取り除いてまず見えるのは、一見すると金のような金属で出来た円盤、だろうか。丸い形状のそれには浮き彫りで五芒星――もしもキミがその存在を知っているならば『旧き印』だと一目で理解できる――また、分厚い横側には、奇怪な文様がビッシリと刻み込まれていた。 四方につめられた布でしっかりと固定されたそれを引き摺りだせば、上下にその金属板が取り付けられた硝子製の円筒である事がわかるだろう。 そして、これは円筒を引っ張り出したならわかる事だが、箱の底には上等そうな紙で作られた封書が一通置かれていた) [Sun 29 Jun 2008 00:57:19]
◆跡野末理@深淵 > ―――当時、荒らされたりしなかったのかしらね。 エドワードが行方不明になって、大学はそれを… 多分だけど、隠したがっていて。 真相を知ろうとしたのは、脚本を書いた劇作家だけでもなかったでしょうし… ( エドワードの身に何があったのか、その殆どはここに居る今も謎に包まれている。 持ち込んだランプの灯りで帳面の装丁などを検めて、これは偽装可能な状態だろうか? リアルに古びた印象のそれを開いた。 ) 断言はできないけど、字はエドワードと似てるかな。 一応研究のメモ書きみたいね――― 原住民関係の調査をしてたのかしら? …あ 『第五研究所』 ってある。 ―――〜開けてみたら? ちょっと貸して。 ( 音がしない? 箱を揺するピアナを横目に、パラパラとページを捲った帳面を机に置いた。 後半にさしかかったところ。 気にはなるけど、木箱が釘でがっちり固められたりしていたら、素手では開けるの大変かもしれないし… 隙間にクナイでも差し込んでどうにかならないかと思う。 バトンタッチ? 簡単に開きそうなら、そのままピアナに任せよう。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:51:21]
◆ピアナ@深淵 > あはは。ちょっと解ります、それ。でも楽だからいいじゃないですか。 ( 主夫なスキナー教授 ) ……。教授のキャラクターがますます分からなくなってきました…。 「人の住まない家は荒れる」と言いますし、やっぱり随分キレイだと思いますよ、この部屋は。 ( ぶっちゃけ、書類だらけの自警団本部より片付いてr……げふんげふん。 ) …やっぱりこれ、ですかね。 ( 帳面はマツリさんが持っているので、箱を持ち上げてみたが… ) わ、重…! 何入ってるんでしょう、これ。 ( そう非力でもないので何とか揺さぶることはできた。しかし「ガサガサ」も「ゴトゴト」も何もない。 ) 何が書いてあります? ( とりあえず木箱はそのままにして、帳面を横から覗き込むことに。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:41:51]
◆ > (木箱はまた、随分と大きい代物であった。部屋の中にある物品の中で、唯一真新しい。 縦横高さが50cmの立方体であり、手に取ってみればわかるだろうが、随分と重たい。もしキミ達が木箱を揺さぶったとしても、中から音は聞こえてこない)(帳面に関して言えば、これも古びてはいるものの、誰かが丁寧に読み返していたような痕跡が残っている。キミが帳面を開いたなら、明らかに読む際に触れただろう箇所のインクが、汗か何かで滲んでいるのがわかるだろう。とはいえ既に乾いているし、文字が読めない程でもないのだが。 その文章の癖はエドワード・ランディのそれと類似しているように思えた。 内容に関して言えば、その殆どがネイティブヴェイティアンの遺跡から発掘された、土器や石器、または装飾品などについての研究――というか走り書きに費やされているが、その後半になってから『第五研究室から調査要請された遺物』に関しての記述が登場する) [Sun 29 Jun 2008 00:36:49]
◆跡野末理@深淵 > ( 大丈夫、大丈夫。 自分の知らないところで面白そうなことをしている大学の組織があって、ピアナはそこのメンバーなのではないかと考えている程度。 いや、ちんまいし、まさか自警団員だとは思わない。 さておき、部屋が開いた。 ) んー―――… 微妙ね! 嬉しいけど嬉しくない! 埃まみれになって家捜ししなきゃならないのは嫌だけど、こう奇麗だと赴きに欠けるって言うか… まあ、スキナー教授は 『お土産』 を置きに入ったわけだけど… それにしたって奇麗過ぎない? あれでけっこう、いい主夫だったりするのかしら。 もしくは、全く人の出入りが無ければこんなものなのかしらね。 ( 20年放置された場所というのは、あまり身近でないから分からない。 ついー っとお姑さんっぽく、手近な家具の縁に指を滑らせる。 教授、本当に、ついでに掃除をして行ったのではないか。 とてもとてもイメージし難いが。 ) ―――〜ま、いいわ。 さてとー… ( 特に汚れてもいない指先をふっと吹いて、机に向かった。 帳面と箱。 先ず帳面を手に取ろう。 ) これが調査ノートだと良いんだけど。 こんな所に置いてあるのを、どこに置いたか忘れたとは言わないわよね。 …で、こっちの箱が教授の 『お土産』 かしら? [Sun 29 Jun 2008 00:28:28]
◆ピアナ@深淵 > ……。 ( 一つ嘘をつくと、その嘘を隠すためにもっと嘘をつかなければならないってばっちゃが言ってた。 ……マツリさんには後々謝るとしても…なんか嘘ついてるのはバレバレっぽい。せんぱーい、私、潜入捜査全然向いてないです…。 ) あ、「つける」ってそっちの意味ですか。すみません。追跡の方かと。 どうなんでしょう、ニカワを着ける方法…。マーキング説自体が微妙ですかねやっぱり。でも、日記の記述を読む限り「着いてたらマズイ」って感じがしたんですよね…。 ( 促されるのに頷いて、鍵を回す。 ) 二十年ほぼ放置状態の部屋ですか…。ゴキブリ程度だったらいいんですけどね。 ( そして、206号室の扉を開ける。 ) ──あれ。意外とキレイ…。 ( ランプをかざしながら、そろりそろりと部屋の中へと入る。 ) …でも、部屋の「物」自体は放置されてるみたいですから、誰かがこっそり暮らしてた…って感じなさそうですね。 ( しゃがみこむと、床に落ちている本を観察して。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:19:01]
◆ > (室内は――――何と言えば良いのだろうか。最も適切に表現するならば『掃除はされているけれど、散らかっている』というべきか。 机の上こそ一冊の帳面と、木箱が置かれている程度で片付けられているが、ベッドの上には黒いコートのような物が放ってあり、床には本や雑多な品、その他の生活用品が辺りに散らばってはいた。 だが、埃は積もっていない。 散らかっているにしたって誰かが家捜しをしたというわけではなく、生活している人間がズボラだったような状態である。 しかしながら、その品々も殆どが古くなり、変色している為、恐らくはエドワード・ランディの私物だったろう事は容易にわかるだろう。) [Sun 29 Jun 2008 00:15:32]
◆跡野末理@深淵 > (* 人手間 → 一手間。 すみません。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:06:51]
◆跡野末理@深淵 > あら意外。 ふぅん… そっか。 で――― ( ぶっちゃけ失礼な感想に続いて、問いを重ねようとする。 何ていうところよ? 秘密サークル? …でも、止めておいた。 ここまでくれば特にピアナを警戒していなくたって隠したいのだと分かる。 今突っ込む事に、何か意味があるとは思わない。 後にしよう。 『疑ってるぞ』 と言いたげな、悪戯っぽい笑みだけ残して。 ) …マーキングして追う、ということ? ニオイをつける人手間の意味は… ああ、そうか。 撒き散らされているにかわは、あらかじめ広げられていた罠だと考えるのね。 そこでニオイがついてしまうと、追われることになる――― でも、私の部屋にももうけっこう置きっぱなしよ? にかわが付いちゃったランプ。 ( そうこう話しているうちに、誰と会うでもなく部屋の前に着いてしまった。 どうぞどうぞ。 開けちゃってと促そう。 ) ―――二十年… 私達が生まれる前、エドワードが死んでから、ほったらかしなのかしら。 …ああ、いや、ついこの間教授が入ったのよね… [Sun 29 Jun 2008 00:06:14]
◆ピアナ@深淵 > ( 所属についてツッコまれて、ちょっと焦る。もう喋っちゃってもいいかなあ〜とも思うんだけど、うーん。うーん。 ) いえ、その…専門よりむしろ身体能力を買われまして…。でも、ちょっと身軽なだけで特に何も…ホント下っ端ですし! ( う、後ろめたい。 ) ──…つけてくるのは…なんでしょう。ロイヤルが逃がしてしまった危ないもの、とか? ( 単なる想像だけれど。日記の状況的にそういうのが浮かんで。 ) さあ…あの教授の考えておられる事はよく解らないです。 ( 鍵についていた番号を頼りに、206号室の前まで来た。──普通だ。板で封鎖されてるとかもない。 ) ……じゃあ、開けます、ね? ( 一応確認して。OKが出たら鍵を差し込もう。 ) [Sat 28 Jun 2008 23:57:29]
◆ > (ヴェイトス大学に多く存在する怪しげな噂―――というほどでもない。単なる「皆が知っているけれど、特に気にしていない」事柄の一つ、といった所だ。 鍵が無くなって開かなくなっただとか、まあ、そういった理由で放置されていると誰もが思っていた部屋が、寮の二階の廊下の突き当たりにある、206号室だった。 つまり、その付近の廊下や部屋も特に変わりもなく、近くの窓からは木や芝生が見える、何の変哲も無い部屋。 少なくとも扉を前にしても、特段変わった点は見当たらないだろう) [Sat 28 Jun 2008 23:49:50]
お知らせ > さんが来ました。 『( 206号室 )』 [Sat 28 Jun 2008 23:46:58]
◆跡野末理@深淵 > サガエ ミキっていうの。 芸能科。 ―――〜ああ、やっぱり? 何ていうところよ? 珍しいわね、美術科でそういうのに当たるのって… 偏見かしら? 何か、できるの? 呪術みたいなの。 ( 魔術士、魔法使い、超能力者… 何でも良いが、事件が事件だけに何かできそうだと勝手な当たりをつけて。 興味津々な顔が覗き込む。 ) ―――何でもかんでも隠したがる節があるから、大学の対応自体はあんまり当てにできないけど。 ちょっと上手く隠れ過ぎな気もするわね。 にかわ… にかわ、か… そのニオイを辿って得物を追う? と言うか、まあ、そんな感じだとして… 付けてるのは誰よ? ( ピアナは直球でいっていた。 けれどこちらは、日記の内容を知っていながら機会を逃してしまっている。 スキナー教授の様子では、美術科を装う必要など無かったし、学業とは何ら関係ない、事件そのものへの好奇心をむき出しにしても問題無かったろうに――― 惜しかった。 そんな話をしながら、やがて寮。 ) ええ、先ずはノート… うん? …そういえば、どうしてスキナー教授はお土産をここに置きに来たのかしら? ええ、もちろん。 ( 研究室にも行こう。 頷いて、まだ人の出入りがある寮に入る。 研究者達専用の棟だろうか? 見咎められそうなら、裏口でも探すところだが――― ) 二階かしらね。 [Sat 28 Jun 2008 23:45:54]
◆ピアナ@深淵 > ふう、ん…? そうなんですか。 ( やはり会った事がないからよくわからない。 )( 学生自治会とか ) …まあ、そんな感じです。下っ端ですけど。同じ組織にいるので。 ( ずっと嘘をついているのも心苦しいが、もうちょっと事件が落ち着くまでは内緒にさせてもらおう。 ) ああ、そうか…そうですね。大学が……もしそうなら、20年前の事件について詳細がほとんど出ないのも納得です。 ( スキナー教授 ) 私としては、割と直球でいったつもりだったんですけど…もっとこう、強く出た方がよかったのかなあ。 ( ふう、と溜息をついて。 ) でも、とりあえずはエドワードの部屋を調べないとですね! この日記に書いてある「調査ノートを置いてある部屋」がエドワードの寮の部屋のことならいいんですけど。あと、白衣もですね。時間に余裕があったら研究室も後で行きませんか。 ( さて、そろそろ大学の寮の辺りか。 ) [Sat 28 Jun 2008 23:30:57]
◆跡野末理@深淵 > 『普通は』 ね。 でも、普通じゃないのよ。 本人はそれで何ができるわけもないって言うんだけどさ… 観察力と言うか認識力と言うか――― まあいいわ。 …ああ、友達と会えるかもしれないのね。 いいわねー、ちゃんと連絡ついて。 そういえば 『仕事』 とか言ってたけどさ、どういう関係よ? 学生自治会とか、そっちの方の委員? ( 主用メンバーは押さえているつもりだけれど、全てを把握しているわけじゃない。 歩き出すピアナと並んで、見知った人が通りかからないか辺りを見回しながら、足を進める。 ) ―――そうね、気になる。 私は、エドワードも何かやらかしたんじゃないかって思ったの。 『逃げることは出来ない、私も』 って書いてたでしょ? これって、結果的にエドワードを殺した何かから逃げられないって事かしら? どちらかと言うと、大学の保安部か何かが敷地を閉鎖して、エドワードも見つかったらただでは出してもらえない… そんな気がしない? ただの被害者にしては、理解してもらえるのはジャネットだけ、だったみたいだし。 …今更だけど、スキナー教授のお喋りに付き合わないで、直球で行って吐かせれば良かったかしらね。 微妙に話したがってたような気もするのよ――― 今更もう一度訪ねて、会ってもらえるとも思えないけど。 [Sat 28 Jun 2008 23:14:05]
◆ピアナ@深淵 > ああ、日記を見つけたご友人ですか? うーん…そうですね、普通は怖がるんじゃないかなあ…。 ( そう言って苦笑する。マツリさんが度胸ありすぎだと思うんだ。 ) ええ。用事が終わったら来られるかも、とは仰ってたので…もしかしたら途中で合流できるかもしれません。 ( ある意味では宝探し ) 考えようによっては、確かにそうですね。 ( 鍵を受け取って。「とりあえず向かいましょうか」と言って歩き出す。大学の寮の場所は既に調べて、合流が可能なよう本部に同僚宛のメモも残しておいた。 ) そうですね……「実はエドワードこそが殺人鬼だったのではないか」という噂も耳にしましたが、その日記を読んでるとやはり違うな、と。何に追われていたのかはよく解りませんが、気になったのが…「膠で汚れた白衣を脱げただけで良しとすべきか」という部分ですね。 単に汚れて嫌だとか…そんな意味ではなさそうですから。とりあえず思いついたのは、その「追ってくるもの」が「膠の匂いを辿ってくる」という説です。 [Sat 28 Jun 2008 23:00:52]
◆跡野末理@深淵 > …鼻の効く子でね。 こういう時には欲しいんだけど、どうも。 別に堅実ってわけでもないのに、怖がっちゃってさ。 …そっちは? 今日も一人なの? ( と言うか、『私が』 避けられているのかもしれないと思うけど、そんな話をピアナにしたってしょうがない。 屈めていた上体を起こして雑踏を眺める様子は、それでも何人かの友人を探しているようだけど、今のところ見当たらないらしい。 苦笑を零して、肩を竦める。 ) 〜ある意味では、宝探しじゃない? 例の遺物が一人歩きしているのかもしれないし――― それに、何であれにかわ撒き散らしたり、動物の腹を抜いたりしているのをどうにかできてその証拠があれば、大学からしてみればお手柄でしょうし。 …まあ一緒に消されちゃうかもしれないけど、そこはさておき――― うん。 ( その場で話しながら、とりあえず、日記を受け取ろう。 ) …これも何だかね。 にかわなんかの中にあって、紙がいつまでも持つのかどうか分からないけど、変なところで、濡れた状態で見つかる。 しっくり来ないわ。 ―――〜どう思った? エドワード、何か逃げていたみたいだけど。 [Sat 28 Jun 2008 22:48:22]
◆ピアナ@深淵 > あ、マツリさん。 ( 彼女に気付くと、持っていた紙片を鞄にしまい。いえいえ、と笑顔で首を振る。 ) 私もさっき来たところですから。 ──あ、そうだったんですか。 …いえ、別にそういう心配はあまり…。お宝探しでもないですし。 ( 人によっては「謎」自体がお宝のようなものなのかもしれないが、ピアナはそういうタイプでもないので、マツリが念を押すように言うのが逆に変に思えた。 ) あ、日記お返ししますね。ありがとうございました。 ( 鍵を見ると、鞄から板に挟んでいた日記を二枚取り出して。それを彼女に渡して、鍵を受け取ろうか。 ) [Sat 28 Jun 2008 22:34:17]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ごめんごめん! お待たせー ( 引き上げていく学生達の雑踏。 その中から、黒いセーラー服を着た娘がお下げ髪を跳ねさせながら駆けてくる。 人の間を縫うように進まなければならないのに、軸はぶれず足取りも軽かった。 ) いや参ったわ。 友達引っ張って来ようと思ったんだけど、捕まらなくて――― 心配させたわね? スキナー教授に辿り着いたのはそっちのお手柄、横取りなんかしないわよ。 ( ほら、と昨日預かった鍵を摘んで見せる。 差し出しているようにも見えるけど、微妙な距離。 受け取るなら渡すし、そうでなければ、持っていよう。 ―――前屈みで膝に片手をついて、疲れた風に詫びるけれど、さほど呼吸は乱れていない。 すぐにも動けそうだ。 ) [Sat 28 Jun 2008 22:22:00]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:8 )』 [Sat 28 Jun 2008 22:13:38]
◆ピアナ@深淵 > ( 前の日待ち合わせた掲示板の前で、また立っている小柄な娘。日記の写しを読みながら色々考えている様子。 ) [Sat 28 Jun 2008 22:08:51]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 [Sat 28 Jun 2008 22:04:07]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 [Sat 28 Jun 2008 14:34:09]
◆サヤ@深淵 > …そういえば。 ( ふと ) ( 自分と『先輩』の学内に於ける間柄はどーしたらいいんだろ。 ええと―― )( ←『友人』と紹介されているの、知らなかった模様 ) 異父腹違い兄妹とか大嘘ぶっこくか? ( それ既に他人。 ) [Sat 28 Jun 2008 14:33:47]
◆サヤ@深淵 > ( 今更9引けても。 orz → 構内を出る途中、廊下を抜けて玄関に向かう途中で、ぼたりと。 誰かが差し掛かるのを計っていたとしか思えないタイミングで、足元に内臓の抜けた鼠の死骸が落ちてきた ) ( ――そして、勿論。 実行した者も仕掛けらしきも、見つけられはしなかった ) [Sat 28 Jun 2008 14:30:26]
◆サヤ@深淵 > ( ――ともあれ、今は ) 一度ココから出て獣使い系ギルドに照会。 最近になって小動物を大量に買っていった奴はいねェか。 もしそんな奴が居たら、ソイツが大学関係者じゃないか―― ( さしあたっての方針を口に出して確認してはみるが、そのどれもが空振りに終わるような予感がした。 ただ、それでも―― 容疑者が5人浮かべばその全員を洗うのが自警団の捜査方法、だろう。 あり得る可能性の一つ一つを潰していけば最後に真相が残る。 ――その、筈だ―― 何度言い聞かせてみても、漠然とした暗雲は依然拭えないのだが ) 【判定】 [Sat 28 Jun 2008 14:26:49]
◆サヤ@深淵 > ( 今日くらい、今くらいはいいだろう。 人目のないのをいい事に、よれた紙巻煙草に火を点ける ) …完全に足が止まっちまったか。 20年前の事件の調査は進展ナシ、『先輩』は何か掴めたらしいが――… ( 本部報告を聞くに、己は時間の都合がつかなかったが同僚は首尾よくリドリー・スキナーと面会が叶ったらしい。 そして次の捜査の糸口を掴んだ、とも。 ) 夜中――日付変更する辺りに顔が出せるといいんだが。 ( 何せ本業の合間なので、自由になる時間が中々作れないという話。 どこかの背後がおーあーるぜっと。 ) [Sat 28 Jun 2008 14:19:41]
◆サヤ@深淵 > その次が内臓を抜かれた小動物の死骸だろ。 ( 学内の随所で見られるようになった遺留物。 それは学生の間で噂として広まり、己も何度かそれらを目にしていた ) ――…どっちも『材料』は一緒ではあるんだよな。 そして一応、材料の入手経路も安易。 ( 特に鼠くらいであれば、獣使い系列のギルドに行けば安価で大量に買えるだろう。 この時代医療技術研究用のモルモットは流石になさそうだが、膏薬の材料に――とか何とか言えば、例えば魔術学科の肩書き辺りを見せでもすれば。 売る方とて何も不思議に思わないのではないか。 ――目に見えないモノの実在を信じる事は難しいが、少なくとも不自然なニカワや小動物の死骸は現実としてそこにある。 だから今は『遺留品』に関しては、『20年前の事件の浮上に便乗した愉快犯の可能性』を捨て去ることができずにいた。 20年前の事件とそれらが別件と判明すれば、追わなければならない事件は一つ減る。 ――そのように考えている ) [Sat 28 Jun 2008 14:08:45]
◆サヤ@深淵 > ( 再び背後へと向き直り、手すりに両肘を乗せては眩しいばかりの空を眺めた ) ――ニカワ。 天井から滴るニカワ、床に溜まりを作っていたニカワ。 ――( それは )『動物の皮や骨等を水と共に加熱したもの』――( 接着剤や墨汁に使われるもので、物凄く珍しいものというわけじゃない。 どこかの学部で大量に購入なり消費なりしているところがあってもおかしくないものだが。 ) [Sat 28 Jun 2008 13:55:37]
◆サヤ@深淵 > ( 雨季の合間なのか、大学の屋上には惜しみなく日差しが降り注いでいる。 けれど今の時期は湿度が高く、直射日光がかえって不快な蒸し暑さを醸し出すだけだった。 そのせいかどうか、屋上の片隅から背後を振り返ってみても、今のところ学生達の姿は見えない。 ――もっとも己もしても、その方が何かと都合がいいのだが。 ) [Sat 28 Jun 2008 13:48:32]
◆サヤ@深淵 > ( 20年前の事件に関する物じゃない。 今起きている『何か』が残していったものについて。 ) [Sat 28 Jun 2008 13:43:42]
お知らせ > サヤ@深淵さんが来ました。 『( 遺留品 )』 [Sat 28 Jun 2008 13:42:33]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 犠牲者の家族? いや、拘るには若過ぎる… とか、色々と。 )』 [Sat 28 Jun 2008 05:06:52]
◆跡野末理@深淵 > ( 手を振り見送って、手の中の鍵を検める。 まず本物だろう。 現物を知らずにダミーを用意するなんて、出来ないし。 ) ―――生徒会… じゃないわよね、あんな子いなかったし、だいたい迷子だったじゃない。 仕事だけど、名声なんかが欲しいわけじゃなくて…? ―――ああ、遺物狙いかしら? ( こちらも、事件を解決したなんていう名声はむしろ邪魔になる。 それはそれで使い道もあるだろうけども、あまり目立ち過ぎるのは上手くない。 だから仕事なら、何かを発見するような功績があったとして、それはピアナに持って行ってもらうつもりだったのだけど――― はて。 ) 〜で、あんなに怯えてるのに私の心配ね? ( 何だかなあ、と苦笑を零した。 嫌いじゃないけど、本当、何者だろう。 ) [Sat 28 Jun 2008 05:06:09]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『教授の話、鍵、日記…報告する事がいっぱいだ』 [Sat 28 Jun 2008 04:58:50]
◆ピアナ@深淵 > それで、マツリさんがこの一連の事件の謎を解いてくださるのでしたら別に構いませんよ。あと、それで危ない目に遭わないのなら。 ( 苦笑した。たとえ自警団員が解決したって、こっそり潜り込んでいた事がバレたら色々ややこしい事になるに決まっている。それに自警団員による手柄よりも、事件解決の方が大事だ。 ) ええ。 ありがとう。 ( 日記を受け取って礼を。 ) ──そうですね、心がけます。 ( 得体がしれないからって、確かに怖い想像ばかりしていたかも。気をつけよう。 ) ? ではまた。 ( マツリが、自分の発言の何を変と思ったのか気付かず、手を振り去っていく。 ) [Sat 28 Jun 2008 04:58:13]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜あらあっさり? 助かるけどさ、私がこの足でその部屋に行かないって、どうして信じられるのよ。 ( どうも躊躇いなく承諾されたような。 こちらはピアナに対して、『仕事』 だからこそ自分の自由にならない部分もあるのではないかと考えられる。 ピアナは約束してくれても、どこかで部屋の中身は独占しようなんて事になるかもしれない。 鍵を預けておいて大丈夫かと警戒するけれど… でも、それはこちらに対しても同じはずだ。 もう目を通した日記。 明日返してもらう必要なんて、無いのだが。 ) ―――ん。 まあ、正解なんだけど。 こっちは仕事じゃないし、興味があるだけだから、恥ずかしいことはしないわ。 安心して、また明日ね。 ( 手帳の間から、同じような紙片をもう一枚。 五月二十八日のも手渡そう。 代わりに鍵を受け取っておく。 ) ―――どんな殺され方であれ、死ぬのには違いないわ。 腹を抜かれるから怖いんじゃない。 想像逞しくして、怯え過ぎないこと。 ………? ( 何だろう、ピアナには何か、義務感のようなものを背負っている印象がある。 こちらは調べないといけないわけじゃない、やっぱり趣味だ。 でもピアナは、仕事と言うだけあって――― ) ―――変なの? ん、また明日ね。 [Sat 28 Jun 2008 04:41:15]
◆ピアナ@深淵 > ああ、なるほど…そういうのもありそうですね。 ( 肩を叩かれると、ありがとう。と返し。 ) 猫の鳴き声…。ええ。 ──あ、そうだ。日記…! ( ちょっと忘れてた感。ダメダメだ。 ) あれ、増えたんですか? ( 二枚目って…。 ) ……是非、貸してください。 ( 怖いのは怖いけれど、虎穴に入らずんば虎子を得ず。というもの。腹を決めたようで、マツリに鍵を差し出した。 ) ──それにしても…ジャネットとロイヤルの死因が解れば良かったんですけど。本当に脚本の通り、内臓を抜かれて殺されたのだとしたら怖すぎます。 …それでも…いえ、むしろそれならば余計に真相を調べなくてはいけませんけれど…ね。 それでは…また明日。 ( 話が終われば、そう言って手を振りこの場から去ろう。 ) [Sat 28 Jun 2008 04:25:05]
◆跡野末理@深淵 > ( ニュアンスは不明だけども 『仕事』 と答えた彼女をある意味では信用している。 約束したら嘘はつかないだろうな、とか、分からないけれど、そのくらいの感覚で。 そうでなければ、そんな大事そうな鍵を渡したままにしておかな――― ああ、いや、そうだ。 ) …もしくは、種明かしに一役買うけど、その実何かの役に立つわけじゃないものとか。 ( 並んで窓の外側を見回しながら、さあ?と首を傾げる。 動く物もなし、いつまでもそうしていても仕方ない。 廊下に引っ込んだら、そう深刻になりなさんなとピアナの肩を叩いた。 ) 鳴き声にご用心って言ってたじゃない? 多分猫のだけど、それが聞こえるまでは大丈夫よ。 鳴けるってことは口があるんでしょ。 にかわ撒き散らすには身体がいるじゃない。 食べるなら飢えるし、生き物っぽいっじゃない、どうにかなるわ。 ―――〜で。 これが一枚目ね。 二枚目あるんだけど、どうする? ( ポケットから引っ張り出す手帳、挟んであるのは蝋でコートされたような紙片だ。 礼のにかわっぽい何かが乾いたものなのだけど… 五月一日の日記。 ) 二十八日の。 そっちにロイヤルの名前が出てた。 鍵と交換で、明日まで貸してあげる。 ―――おっかないから手を引くって言うならそれでもいいし。 [Sat 28 Jun 2008 04:09:38]
◆ピアナ@深淵 > ( とりあえず受け止めたのは私だったが、独り占めする気など毛頭ない。むしろ、一人で行くのは怖い。自警団員としてどうかと自分でも思うが、マツリさんの強さを見ていると何だか構わないんじゃないかとか。そんな気が。 ) え、えー…。良い物、かしら。そうだったら本当にいいんですけど…。 ( 十分危ない。 ) ……。 ( 本部に応援を要請…いや、証拠なんて何にもないんだもの。ただ怖い出来事が多くあるというだけで、実害は今の所無い。サヤさんにはもちろん今日の事は伝えるつもりだが…ああ、やっぱり明日一緒には無理かしら。勤務時間の都合とか色々…。 )( またもやニカワらしきものがあるし、本気で頭を抱えて。 ) …え、外も? ( 恐々と窓から外を覗こうとしたが──あれ、ちょっと、背が足りな…。 ──なんとか窓から身を乗り出し、窓枠を掴みながらマツリさんの視線の先、外壁を見てから廊下に下りる。 ) ……どうなってるんでしょう、本当に…。 [Sat 28 Jun 2008 03:49:40]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜うわっ!? 掃除どうするのよこれ! ( 躊躇いなく窓を開けて、外がどうなっているかと身を乗り出す。 滴り落ちてくるにかわを避けて一度引っ込み、姿勢を変えてもう一度――― 外から見ると、壁面までぬらぬらとにかわで黒く濡れていた。 …いや、にかわのような何か、か… ) [Sat 28 Jun 2008 03:38:23]
◆跡野末理@深淵 > ( 『脚本』 を知らず、主題でない方の話しに乗りがちだったから、鍵を受け取ったのはきっとピアナ。 それを覗き込む風にしながら。 ) ―――〜うん? お土産って、今回の出張の、お土産でしょ? ということは、今大学で色々とやらかしている何かをどうにかできる物じゃないの? …そう都合よく、そんなのが手に入るとは思えないんだけど… 発掘して来たんじゃなくて、どこかにあるのを持って来たのなら――― まあ、行けば分かるわ。 大丈夫よ。 駄目押しに害になるような物押し付けなくたって、関わろうとしてる私達は、教授的に十分危ないみたいだし。 ( 明日? だらしないわねー とか。 腰に手を当て不服そうに隣を歩く。 ) それじゃ、日記も明日にす――― ん? ( つられて、窓を見た。 何か、濡れて――― いや、にかわか。 続いて 【判定】 ) んン、こんな所まで… どうやって付けてるのかしらね。 考えてもしょうがないような気はするけど… [Sat 28 Jun 2008 03:34:45]
◆ピアナ@深淵 > ( その時。ふと廊下の窓を見て。 ) ひっ…!! ( 廊下の窓に、大量の「にかわ」が付着していた。嫌なタイミング。というか、さっき研究室を出た時に見た窓には何も…! ) さ、さっきまで何も無かったはずなのに…。 ( ──人間が、犯人よね? サヤさんが言っていたように、20年前の事件を模倣した愉快犯ってこともあるじゃない。ニカワだって、きっと、きっと…。 ) [Sat 28 Jun 2008 03:27:33]
◆ピアナ@深淵 > ( 鍵は、私が受け止めていた。エドワード・ランディがいた研究室…自宅。この鍵を使ってその中を調べれば、更に情報を得られる可能性が高い。だけど…なんだか、怖い。自分は一体どんな犯人を探し出そうとしているんだろう。得体のしれないものを相手にしているかもしれない恐怖。…人間が、犯人でありますように。 )( “実に些細な問題” ) …………どうも、ありがとうございまし、た……。 ( ぺこり、と頭を下げて。驚いたしちょっと怖かったけれど、有益な情報を得られた。そしてもう、これ以上ここにいても仕方がないだろう。また本の間を縫うようにして研究室を出よう。 ) ──見えてましたよね…。ああ、考えたくもないです。 ( 正直、すっごく怖かったんだもの! ぽっかり空いた目が! ) E.R…あ、そっか。彼のイニシャルね。 ( 同じ事を思い浮かべていたらしい。鍵を見つめて。 ) お土産…。あの教授が出張で持ち帰る「何か」って、遺物の可能性がすっごく高いですよね。多分。ああ、害のない物だといいんですけど…。 ( ピアナの方は入室前に比べて大分テンションが低い。 ) 今日はもう遅いですから…明日にしません? ( 廊下を歩き出しながら、そう言って力なく笑った。【判定】 ) [Sat 28 Jun 2008 03:20:35]
◆跡野末理@深淵 > ―――はい。 ( 重ねて言われて、大人しく頷いた。 これ以上関わりたくないと言うスキナー教授は、なぜ、ここまでなら良いとしたのだろう。 二十六日までは鍵を捨てずにおこうと考えたのは、どうしてだろう。 それを知ろうとする者に何か期待してるのか――― 豹変する前の、ある種の表情を思い出す。 ジャネットか? 別に、そういう話が好きなわけでもないけれど。 ) E.R… ( 緊急救命室… なわけがない。 研究室、自宅ともに残っていることは残っていたか。 そこらじゅうに撒き散らされているのだから当然と言えば当然だけど、にかわ自体はそれほど危険ではないと思っていいのだろうか。 ) ―――あれ、見えてるわよ。 どうなってるのかしらね? 眼鏡がマジックアイテムとか、そんなところかしら。 だけどあんな簡単に付け外しできて… 〜と、そんな事よりお土産って何かしら! それ寮の鍵でしょ? 早速行ってみる? ( 諦めて部屋を出て、口を開くなり元気だった。 表向き、入室前と特に変わることはない。 ) [Sat 28 Jun 2008 03:08:34]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sat 28 Jun 2008 02:53:49]
◆ > (キミ達はこの後、部屋に残っていても良いし、立ち去っても構わない。 また、今後の事について相談するのも良いだろう。 ただしリドリー・スキナーはこれ以上、質問に答えることはないから、部屋に残っても時間の無駄となるのは間違いないだろうが。 そして――勿論、当然の話だが――キミ達に、更に何らかの『事件』が降りかかる可能性も、無くなったわけではない) [Sat 28 Jun 2008 02:53:39]
◆リドリー・スキナー > ――それと、一つだけ。『鳴き声』に気をつけたまえ(やれやれ、と再度の溜息を吐いて、教授は回転椅子を回し、机の方に向かった。 もう話すことは無い、という態度であろう。 これ以上会話を続けても、彼が答えることはない) [Sat 28 Jun 2008 02:52:05]
◆リドリー・スキナー > ――――私が関われる事は、ここまで。後はどうしようと、どうなろうと、キミ達の勝手だ。 少なくとも、私の手札は全て切ったのだから(会話をして興奮したせいだろう。何処か疲れたような表情で呟いた教授は、再び黒眼鏡をかけた。 彼の一連の言葉が狂人の戯言なのか、或いは真実を語っているのか。キミ達はそれをどのように受け取っても構わないし、別に全く無視しても構わない)研究室は――第五の隣だ。今は倉庫になっている。 彼の自宅に関して言えば――鍵を見ればわかる(苦笑しつつ指摘するのは、それが大学の寮の鍵だという事だ。どちらも探せばすぐに見つかるだろう。 特に複雑な場所にあるというわけでもないのだから)――作家が何故死んだのか、というのは実に些細な問題だよ、ピアナ君。アリにとってみれば、自分を踏んだのが白人だろうが、黒人だろうが、さして変わりは無いのだから。 そして今、現状、我々が関わってしまった件についても同様なのだから。 [Sat 28 Jun 2008 02:51:31]
◆ピアナ@深淵 > ──。 ( あ、あれ? 真剣に答えたつもりだったのに、なんだかバッサリ否定された。 ) え? あ、あのう…。 ( 話がどんどん逸れていっている。教授が話す様子になんだか、非常に頑固だった祖父を思い出した。度合いは違うが…。 ) ( “26日を過ぎても面会者が無いようなら” 危なかった、と思うと同時に、やはり事件関係の面会者が来ると考えていたのだ。とも思った。 ) ──ッ!! ( 黒眼鏡の下から現れた二つの空洞に、ギョッと目を剥く。そして、何か悲鳴でも漏らしかねない口にパッと手で蓋をした。しかし続いた言葉に、手を外して立ち上がり。 ) では…ではあの脚本を書いた人物は、アレを書いたせいで死んだと仰るのですか!? ( 関わりたくなくて目まで抉るとは……。すなわち、関わっていると危険だったということか? 単に狂人の奇行ともとれる。しかし──。 ) ……すみません。 ( 少し興奮してしまった。落ち着かなくては…。額に手を当て呼吸を整えながら、マツリさんが質問しているのを聞く。 ) [Sat 28 Jun 2008 02:42:10]
◆跡野末理@深淵 > ―――ええ、蛙には海を知るのがせいぜい。 空の広がりは、意識すらできないかもしれません。 それに自分の外にある何を知ったところで、最後には、自分が自分でしかないという限界があります。 …目の前に出て来てくれれば、神や悪魔にも対処できると言いたかったのではなくて。 それについて何かを感じられるとすれば、それはもう神や悪魔ではないと思っています。 ようするに、いないと言い切れないからいると思うけど、いないのと同じ。 だから、おぞましいかどうかすら、分からない。 ( ―――ただ、意外な縁や、運や、そうとしか言えないものを感じた時、それは神だか悪魔だか、何かがそうさせたような気がする。 だからそう 『感じている』 時点で、神や悪魔の仕業ではないのかもしれないけども… 例えば、捨てようと思っていたけれど、一日遅れたがために私達の手に 『鍵』 が渡ることとか。 豹変した教授には多少なりと驚くものの、まだ微笑む余裕はあった。 ―――安心させようとするような、なだめるような頷き一つ。 小娘が、齢を重ねた男性に生意気なことだけど、何かを恐れているようだから。 そう、それら理解できないものであれ、確かに認識し表現出来るなら、神でも悪魔でもない。 ) 『怖い』 と、理解できたのでしょう? 目を通して焼きつけられたものなら、絵にすることも、できるのではありませんか? …ありがとうございました。 ( ―――きっと会話の全ては、鍵を手放すことを彼が決心するのに必要な時間だったのだと思う。 その恐怖を広めることへの抵抗感か、それとも。 …椅子を立って、礼。 でも、最後に、あまり重要ではないかもしれないが――― ) ―――ランディさんがいた研究室と、彼の自宅がどちらかご存知ありません? それから… 『猫』 って、何ですか? [Sat 28 Jun 2008 02:36:34]
◆リドリー・スキナー > ……ピアナとか言ったな、キミは。随分と幸運だったぞ? 恐らくキミ達二人は、私の言った言葉を殆ど理解してはいまい。当然だ。私も理解できているとは思えない。 だが――少なくとも『私にたどり着いた』。 26日が過ぎても面会者が無いようならば、処分しようと思っていたのだからな(そう言って、教授は衣服のポケットから、随分と古びた鍵を取り出した。紐で括られた札が下がっており、其処には『E.R 206』と記されている。 それをおもむろに、キミ達へと放った)私が関われるのはココまでだ。これ以上は――正直、嫌だと言わざるを得ない(そういって教授は笑い、その黒眼鏡を外した。 其の両方の眼窩には何もない。空洞、暗闇。 如何なる手法によるものか、その状態で尚、彼は物を見る術を知っているらしかった)キミ達と同じ台詞を、あの作家は言っていたよ。―――そして海の底に沈んだがね。 もう関わりたくないと思った私は、両目を抉った。記憶の底にまで染み付いていて、まったくの無駄だったが。 ――それでも構わないと言うなら、その部屋に行くと良い。 私が出張で持ち帰った『土産』も、其処にある。 [Sat 28 Jun 2008 02:03:32]
◆リドリー・スキナー > ――――いる筈があるまい。神や悪魔など。 いたとしても、それはそんな言葉で語れるような存在じゃあない。もっと、おぞましい何かだ。 我々の言語では形容できない何か(キミ達の返答を聞くと、教授は忌々しい、或いは冒涜的な何かを耳にした、という様子で吐き捨てた。 口元は歪み、釣り上がり、自嘲しているのか、キミ達――或いは誰かを嘲るような笑みを浮かべて。)あらゆる物に宿っていたり、人を堕落させたり、或いは駒のように操ったり。そのような、我々に理解できるような存在である筈が無い。 そんな尋常な存在ではないのだ。 神や悪魔、天使を語るような存在が地上を闊歩しているとも聞くが、愚劣極まりない。 神や悪魔、或いはそう言った超越的存在の行動が、我々に理解できる筈がないのだから。 喩えるならばアリにとっての人類と同じ。突然、自分達を踏み潰す存在。或いは巣穴を壊す存在。それは一体、どのような現象なのだろうな? 我々にとっての『るりえー』『くるうるう』非ユークリット幾何学的に歪んだ建築物、宇宙の中心で沸騰する泡沫、盲目にして白痴――理解できる存在である筈がない(対面した時の動作が嘘のような振る舞い。或いは彼は狂人なのかもしれないが、少なくとも自分の話した言葉を心の底から信じているような口振りであるのは間違いない) [Sat 28 Jun 2008 02:03:18]
◆ピアナ@深淵 > ( 教授の視線につられて背後をチラリと見るが、特に誰かがいるわけでもない。教授に向き直り。 ) エドワード・ランディは調査を…。 ( マツリさんが言っていた日記の記述と合っている。 ) ……。 神や悪魔…ですか? ( まただ。もったいつける人なのか、話を逸らされているのか…。解らないが、とにかく答えよう。腕を組んでうーんと考えて。 ) 神は、あらゆるものに宿っていると思います。自然、動物、大地…色々なものに。例えば天災は人にはどうにもできない…けれど雨や太陽といったふうに恵みも与えてくれる。神もそんな存在だと私は考えます。 悪魔は……人を堕落に誘う者、です。実際の悪魔ではなくとも、同じ働きをする者は人間界にもいると…。 ( 紅い雨が降った頃の事を思い出す。実際の悪魔も、見た。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:46:37]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( 和らげられる表情に、微笑みを返す。 それが絶望的なもので、知らずに生きるか知って死ぬかという問題だとしても。 考え方次第だけれど、知らないというのは、まるで騙されているみたいで嫌いだ。 もっとも、死ぬ間際にそう思えるかどうかは分からないが。 ) …そうですか。 ( 背後に向けられた視線? それとなく気配を探るけど、分からない。 ) ( 遺物について聞いてみたいけれど、まずは 『脚本』 だ。 話の主導はピアナに返す。 ) ―――いると、思っています。 それが何を指すのかにもよりますが、人なんかそっちのけで、もしくは駒にしながら、別次元で動いているものがいるだろうと。 でも、もしそれが人の前に姿を現すのなら… 人がいくらかの具体性を持って知ることができる存在なら… 人も、翻弄されるままでは終わらないでしょう。 [Sat 28 Jun 2008 01:36:35]
◆リドリー・スキナー > ……恥じる程度で済めば良いがね。(小さな呟きが、二人の耳に届いたかどうかは定かではない。――が、教授は溜息を吐くと、ゆっくりと表情を和らげた。 キミ達に対して悪意は持っていないという事を示すアピールかもしれないが、少なくとも、そこで口を閉ざすという行為をする事はなかったようだ)そうだな、そうかもしれん。同僚ではあったが、私はあまり関わっていないんだ。ジャネットも同じ。――少なくとも、遠くから眺める分で満足していたのだよ、我々は。(ついと黒眼鏡を指で押し上げると、不意に教授はキミ達の背後――戸口の方へと視線を向けた。 或いは、其処にいる誰か、かもしれないが。 もっとも、仮にキミ達が背後を向いたとしても、其処に誰かがいるわけもない。 もう皆、帰り支度を始めたのだろう。立て付けの悪い扉の向こうから、漏れてくる灯りは無かった)研究は、今も昔も変わらん。遺跡で見つかった物品に関しての調査――まあ、主に此方は発掘をやっているがね。 調べるのは、そう。エドワード・ランディのいる部屋の担当だった。 ……20年前も変わらずに。 そして、どんな人か、か(そう言って教授は顎髭を撫でた。 思案している、のか――或いは値踏みしているのか。 黒眼鏡越しに視線を向けると、不意にこんな問い掛けを発した)キミ達は、神や悪魔がいると思うかね? いるとしたら、どういった存在だと思う? [Sat 28 Jun 2008 01:17:41]
◆ピアナ@深淵 > ( さっきは遠まわしなのが好きなのかと思ったが、そうではなくあまり話したくなかったようだ。それでも口を開いてくれた教授の話に耳を傾ける。ちなみに、哲学的な話はマツリさんに任せた!という気持ち。普通の議論ならともかく、そういうの苦手だもの。 )( ロイヤル、ジャネット…。死因ではなく人柄からきたか。 ) マドンナ…そうですね、あまり使わないですね。「アイドル」とか、今マツリさんが仰ったように「高嶺の花」辺りならたまに耳にしますけれど。 ( 「例外」「エドワード・ランディ」 来た!と思った。その通り、それが一番知りたい。 ) エドワード・ランディが、例の脚本で「行方不明」とされていたのは、当時実際に彼が行方不明だったからですよね? 「他の二人」も脚本通り…だったのでしょうか。 もちろん、エドワード氏がどんな方だったのかも非常に知りたいです。 ( 思わず自分の拳を握った。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:09:50]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――エドワード・ランディ。 そう、それが聞きたかった。 彼も 『脚本』 に出演する予定だったのだろうか。 それとも、登場人物からは省かれているか。 その名には何も言わず、ピアナの方を見た。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:06:37]
◆跡野末理@深淵 > …そうですね。 でも私は、海を知った蛙は、知らない蛙よりも、本当に幸福になれる機会に恵まれたのだと思います。 蛙にとっての海では例えが上手くいきませんけど、そこに海があるのは揺るぎない事実なら、知らずに得意になっていた自分を恥じることくらい、できるようになるのですから。 孤島から漕ぎ出す勇気を持てたなら、海の藻屑と消えても幸せではありません? ( おっと、話し過ぎているか。 脚本について知っているのはピアナだけだ。 その内容はそれほど多くなく、もう全部出してしまっているのかもしれないけれど… ) ―――〜出自を鼻にかけていた? そういう人って、おまけにズルかったりしますよね。 ( 虫が好かないアストナージ? 印象を改めるべきか、それとも… ちょっと、かまをかけてみよう。 単純に印象の違いということも考えられるが。 ) よく知らないのに、高嶺の花にしてしまったのですか? もったいない。 …当時は、どんな研究を? スキナー教授の第五研究室に、お二人もいたということですが。 今も、共通する研究をなさっているのですか? ( 当時は彼の研究室ではなかったかもしれないが、そこはこう、持ち上げて。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:04:05]
◆リドリー・スキナー > ふむ。確か東洋では『井戸の中の蛙は海を見たことが無い』とかいうのだったかね? 少なくともこれは、大言を吐いてはいけないという意味だと思ったが――そうとは限らん。 海を見る、海を知ることが、果たして幸福かどうかは誰にもわからんのだから。(溜息混じりに、教授はそう呟いた。 恐らくはキミ達に対して何を言っても無駄だと理解したのだろう。 少なくとも、自分の言葉では説得することは不可能だと。 つまりはこの時点で、キミ達は教授から情報を引き出すことには成功しているといえる。 最も、それが幸福かどうかはわからない。 彼の言葉通りの意味だ)いかにも、その通りだが――彼ら二人について、私はさして情報を持っているわけではない。 ロイヤル・アストナージ――虫の好かん男だった。鼻抓み者でな。貴族だか有力商人だかの子息らしいが、詳しいことは知らない。自慢げに話していたが、聞きたくも無かった。そして一生涯、聞かずに済んだがね(そう言って教授は唇の端を歪めてみせた。どうやら笑っているらしい。皮肉の入り混じった表情であったが、しかし続く言葉を語る時は、一転して懐かしそうなものになる)そしてジャネット……彼女についても、私が知る事はあまり無い。 そうだな――生憎と私は、いまどきの言葉については詳しくない。なので随分と古めかしい言い回しかもしれんが、そうだな、一言で説明するならばマドンナ、と言ったところか。君たちはまだ使うのかね、この言葉を。 手の届かない存在。詳しいことを知りたいと思っていたが、知らず仕舞いだった女性だ。 私に限らず、誰もが。(そうして、小さく溜息を吐いた。 最後の一言は――そう、喩えて言うならば、宝物を自慢する子供のような口調。これが見たかったんだろ、とでもい痛げな台詞)例外は、エドワード・ランディだけだ。 [Sat 28 Jun 2008 00:41:17]
◆ピアナ@深淵 > …………。 ( 何だか哲学的で難しい話になってきた。無性に「ただ知ってる事を喋っていただければ結構ですので!」とか言いたくなったが、ここは自警団本部の取調室ではないし、私は学生としてこの教授の前にいるのだ。え〜っと…学生ならこの場合…? どう言えば角が立たないかしら…? )( あ、マツリさんが言ってくれた。「私もそれが知りたいです」という風にコクコクと頷いてみせる。 ) [Sat 28 Jun 2008 00:28:36]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( そんな話があったのか。 そういえば何だか聞いたような気がするけれど… 迂闊。 迂闊だ。 ピアナの話を聞きながら、内心でちょこっとショック。 それを表には出さないし、さも自分も美術科であるという風を装っていることについても、諜報員は何も感じはしないけど。 ただ、とりあえずこれからも大学生を続ける都合、決定的な嘘はつかない。 もっとも 『話をしていただけないと思ったんです』 とか、後で謝れば済むことか。 ) 遺産を相続したいのなら、その負債も。 道理です。 ( 諧謔味を滲ませるなら可笑しそうに笑う。 それだけ口にして、後はしばらく話を聞こう。 ―――教授にはものが見えている。 では眼鏡は、目元を隠さなければならない理由があるのだろうか。 ) 人類みな兄弟ですか? 私は本当に私の母から産まれたのか、そんな覚えはありませんが、今更違うと言われても、私の母は、私が母だと思うその人だけです。 ただ、それで何かが変わるわけではないとしても、何か別の可能性が事実である可能性があるのなら、一応知っておきたい。 興味って、そういうものではありませんか? ―――教授のおっしゃった通り、教授がご存知なことだけで十分です。 無知なりに、多少なりと順序立てて知っていると思えることだけで。 アストナージさんと、スティングラードさんとはお知り合いだったのですよね? 同僚だったとか。 [Sat 28 Jun 2008 00:24:53]
◆リドリー・スキナー > (机の上には本が広げられている。随分と古い帳面のようだ。随分と細かい文字で記述されているらしく、普通に見る分には、この距離で文章まで読み取ることはできないだろう。 少なくとも、その立ち振る舞いからは目が悪いという印象は見られない)文化は受け継がれてきたものの結果、か。 成程。 それは事実だ、アトノマツリ君。 ふん、文化だけならば良いのだがね。 我々は色々と、様々なものを引き継いでいる――引き継がされた、というべきかもしれん。(キミの言葉に、半ば諧謔味を滲ませた口調で教授は言葉を発すると、深く椅子に寄りかかり、手を組んで虚空へと視線を投じた。 色眼鏡越しであっても、視線の方向性は容易にわかる仕草である)ふむ、20年前の脚本が関係あるか、真実かどうか、か。 決して言葉遊びをするつもりは無いと先んじて言っておくがね。 この世の中に関係の無い物は一切存在しないが、それは容易に理解できない。 そして真実などというのは誰にもわかる筈がない。(低さは変わらず、何処かに諦観の混ざった声で教授は告げた。老人が昔話をするように、或いは幼子を諭すような口調であった)喩えて言うならば――我々は無知という名の孤島に住んでいるようなものだ。 その外に広がる大海に何が潜んでいるかを知る事も無く、故に流れ着く漂着物に関連性があるのかどうかなぞ理解できる筈もない。 [Sat 28 Jun 2008 00:09:15]
◆ピアナ@深淵 > ( 実年齢より随分と年上に見える。教授という職には何となく自由人という印象があったが…苦労してるんだろうか。 ) ありがとうございます。 ( そう言って、示された椅子に座り。 ) ──ですよね。それでもこうしてお会いしてくださって、感謝しています。 ( 軽く頭を下げて。マツリさんがフォローしてくれているが、本物の美術科生ではないだけに気まずい。とりあえず、それについては触れず。 ) ……。 ( 答えられない事も、か。気にはなったが、今は「答えられる範囲」でも十分ありがたい。なんせ20年前の事件について、確かな事を聞けそうなのは現在この人くらいだ。 ) もちろん、それで十分構いません。よろしくお願いします。 ( そう言った後、ひとつ息を吐いてから話し出す。 ) ──20年前に起こった、エドワード・ランディの関係すると思われる殺人事件。それを題材にした脚本、の情報を手に入れたのですが…それによると、「ロイヤル・アストナージ」と「ジャネット・スティングラード」が『内臓を喪って』死んでいた…とありました。公演は中止になったようですし、現存する脚本は一枚目のみ。これが創作なのかノンフィクション劇なのか… 私には判断がつきませんでした。教授のご意見を伺いたいです。 [Sat 28 Jun 2008 00:00:29]
◆跡野末理@深淵 > ( 黒い色付眼鏡… 夜の、室内で? 椅子を勧められるままに腰掛ける間際。 振り返った教授の向こう、机の上へそれとなく目を向ける。 これだけの読み物があるのだから、目が不自由ということはなさそうだけど。 ) 考古学ともなると、いきすぎかもしれませんけど… 今の美術であれ何であれ、文化は受け継がれてきたものの結果だと思っています。 ( だから何だとは言わない。 ただ、舞台装置なり何なり、美術にも通じそうなことを口にしておく。 印象から、興味本位で脚本のことが知りたいのだとストレートに言っても支障はないかもしれないけども、一応。 ) 今の時期、というのは――― 今、学校で噂されていることと… と言うか起きていることと、その脚本は、やはり関係があるのでしょうか? ( ピアナさんの言うとおり? ) [Fri 27 Jun 2008 23:51:39]
◆リドリー・スキナー > ――――ふむ。二人か。狭いところだが、楽にしたまえ(そういいながら、谷の奥――其処に据え付けられた机に向かっていた教授は、キミ達に対して回転椅子を回して振り返った。 禿頭の男。鷲のように尖った鼻と、その下に蓄えた白い髭。 少なくとも資料によれば当年42歳である筈なのに、その容貌は50を過ぎていると言われてもおかしくないほどに老け込んでいる。しかしながら声の張りや、こうしてキミ達に、部屋の隅に置かれている椅子を示す仕草などは、何処かしら若さを感じさせるものだった。 とはいえ、その仕草よりも目に入るのは、黒く大きな色付眼鏡だろうが)まあ、美術課の生徒が、私に用件があるという時点で気になってはいた。 私に印象画についての意見を聞きに来る筈もないだろうからね。 それに、今の時期だ。 ――――先に言っておくが、私にも答えられること、答えられないことがある。そして未だ知らぬ事も。 故に「答えられる範囲ならば」(そういって、教授は深く頷いた) [Fri 27 Jun 2008 23:38:53]
◆ピアナ@深淵 > はい、失礼します。 ( 見回す以前に、とにかく「本」だった。う、うわあ〜…と、思わず感嘆しつつ奥に進もう。本の山を崩さないよう気を着けなくちゃ…! その間に、資料か何かにプロフェッサーの肩書きがついたリドリーの名前を見つけて、こっそりホッと。 ) 初めまして教授。 ピアナ=フライトです。 ( マツリさんが必要な挨拶を言ってくれたので、それに合わせてお辞儀を。そして雰囲気を見てから切り出す。 ) あの…今日お伺いしたのは、昔書かれた、ある「脚本」についてなんですけれども。教授なら、その内容が真実かどうかご存知かもしれないと思いまして。 ( とりあえずそこまで話して、教授の様子を伺った。 ) [Fri 27 Jun 2008 23:30:30]
◆跡野末理@深淵 > ―――おっと、名簿だけか… 知り合いには違いないけど、どの程度関わっていたのかは分からないのね。 ( 日記が二枚になって大部分を隠していることになる。 そうでなければ、白衣のサンプルなどはちょっとしたことだったかもしれないから、丁度いいくらいだが――― 一度話してから訪ねれば良かったかもしれない。 でも、これで十分かもしれない。 ) 任せるわ。 ( 魔術科なんて言うとややこしくなりそうだし、ピアナの切り口がはっきりするまでは、引っ込み思案な友達でも装っていよう。 黙ってそれらしい表情をしていれば、容姿だけはしとやかだ。 ) ―――失礼します。 夜分遅くに申し訳ありません、スキナー教授。 ( 第五研究室の教授でいいはず。 共同研究でなければ室長だろうか? ピアナと興味の対象は異なるけども、こちらもざっと空間を把握する。 研究者の部屋というのは、どこもこんなものだろうか。 先輩とか片付けたがりそうだと思って、自分の持っている勝手なイメージに苦笑した。 ) はじめまして、お時間を割いていただき、ありがとうございます。 アトノ マツリともうします。 ( ピアナを先頭に、谷間を進む。 対面しても会釈とか、挨拶とか、今のところ行動の中身はあまりない。 ) [Fri 27 Jun 2008 23:21:54]
◆リドリー・スキナー > ああ、来たか。鍵は掛かっていない――どうぞ(落ち着いた低い声が扉の向こうから聞こえてくる。 少なくとも教授陣にありがちな高圧的な声音ではないが、キミ達がそれに対してどう感想を抱くかは別だ。 ともかく、教授の言葉に従って室内に入ったならば、其処ら中に山と積まれた資料や、書籍、或いは遺物などが目に入ることだろう。 本や何かは結構な貴重品である事を鑑みると、少なくとも専門分野に関してならば、ひょっとすると図書館などを上回る蔵書量かもしれない。 勿論のこと、こういった貴重な資料は棚に保管するのが当然なのだが、そこから溢れ出してしまっているようだ。 しかしながら、どれも埃は被っておらず、多少乱雑ではあっても系統立てて区分されていることから、恐らく整理整頓はきっちりと行われているらしい。 その左右に聳え立つ蒐集品の山間――つまり『谷』にあたる部分は辛うじて床が見えており、その奥からランプの灯りが届いていた。 どうやら、スキナー教授は其方にいるらしい。 少なくとも、人を招くに足るだけのスペースと共に) [Fri 27 Jun 2008 23:14:18]
◆ピアナ@深淵 > 何かの古い名簿…だったと聞いてます。 ( 日記については、終わってから見せてもらおうと思っている。マツリが情報の一部を隠しているとは考えていないから、それで十分だと。 ) ──ここ、ですね。 ( 研究室の扉をコンコンとノックして。 ) こんばんは、遅くなって申し訳ありません。ピアナ=フライトです。 ( ところで…自分が見落としている可能性大だけれども、リドリー・スキナー先生って……教授でいいのかしら? それとも講師? 助教授? 助手とか、歳のいった研究生ってことも…! )( こうして訪問しているのに今更そんなことは聞けない。研究室の中に入れてもらえれば、何かそれが判明するものはないかと、素早く室内を見回すだろう。 ) [Fri 27 Jun 2008 23:06:07]
◆跡野末理@深淵 > ―――脚本? お芝居の? …知らないわ。 ( ―――実は知っていてもおかしくなかったのだけど、『自警団調査資料』 はどこかで知らないものと処理されてしまったらしい。 うっかり。 ごめんなさい。 『脚本』 というキーワードから、噂を題材にした創作として軽視していたということで… ) ん、聞いてる。 ( 噂そのものはそれとなく耳にしているだろうし、ピアナと教授の話を聞けば補完できるだろう。 頷いて――― 仕事? 苦笑に、首を傾げた。 ) ―――ジャネットとロイヤルの同僚か。 死んでも面倒を残す真面目な馬鹿と、協力を頼めるかもしれない理解者の同僚。 でも名前は出てこない。 …二人の同僚だったっていう話は、どこから? ( 適当に好奇心だと答えればいいところ、ピアナは仕事と言う。 どういうニュアンスか興味はあるものの、訪ねる時間はなく、ただ正直者と捉えよう。 ) ( もう、研究室に着いてしまう。 まだ先輩も来る予定だし、付き添いのような位置にいようと決めた。 結局、日記の確認はさせられない。 後でもいいか。 ピアナから切り出すのなら、足を止めるけど。 ) [Fri 27 Jun 2008 22:57:49]
◆ > (ややあって、キミ達は何事も無く研究室に到着した。 今現在、つまり多少は遅い時間帯であっても、この付近の通路は職員や講師が通っているし、人の気配は多分にある。 重ねて、あまり立て付けの良くないらしい扉の下からはランプの物らしい灯りが漏れていた。 ドアそれ自体には特にこれといった装飾は無い物の、丁寧な文字で『R.スキナー』と記された札が一枚張られており、その下には『在室中』と書かれた、更に小さな札が吊るされていた。少なくともこの表記と、ランプの灯りを信じるのであれば、スキナー氏は約定どおり、中で待っているのだろう) [Fri 27 Jun 2008 22:46:57]
◆ピアナ@深淵 > ( 今からしようとしていることは単なる聞き込みだが、自警団員という身分を隠して行わなければならないというのは少々緊張する。ちなみに武器はこっそり所持しているが、ただ仕事中故の標準装備。まさかマツリさんまで武器を所持してるなんて思いもしないけれど。 ) ええ。嘘は苦手なので…。 ……あ、例の脚本のことはご存知なかったですか。すみません。 …そうですね、特にその辺りの事について先生にお聞きしてみる予定なので、その時に。 ( もう、自分が知ってる情報はかなり話してしまった気がしてたけど、まだまだ情報交換できる事があったみたいだ。時間設定を失敗したわ…と、どこかの影と共に反省しつつ。 ) …ん〜。 まあ…あえて言うなら、仕事みたいなもんです。 ( そう言って苦笑した。あえてどころか、まんま仕事なんだけれど。 ) [Fri 27 Jun 2008 22:42:16]
◆跡野末理@深淵 > なるほど、上手いわね。 嘘はつかなかったんだ。 自分のところまで話が来るとは思っていないのかしら。 確かに、その辺で上がる名前じゃないけど――― ああ、ロイヤルも知ってるんだ? そもそも、20年前の事件って何なの? 殺人鬼がどうとか、そんな噂は聞こえてくるんだけど… 元になった話っていうのがさっぱりで――― ( 話してから向かおうとも思うのだけど… それでは遅くなるかもしれない。 先に教授と会って、互いに聞きたいことを聞いて… いや、非効率か。 ) …ピアナ、どうしてこんなことに探りを入れてるの? 別に好奇心で良いんだけどさ、特に理由ある? ( 隣を見ながら、突然そんな質問を。 その間にも、足は動かす。 一応武器は持っているけども、それは日常的な装備。 教授と会うのにわざわざ何かをしたためることはなかった。 ) [Fri 27 Jun 2008 22:31:42]
◆ > (さて。 キミ達はこれからリドリー・スキナーの研究室へ赴くわけだが、別に緊張する必要は無い。 ここは大学構内であって遺跡などの類ではなく、ある程度以上に大学の地理に詳しければ地図を必要とする事もあるまい。 もっとも、キミ達が何らかの怪物と遭遇することに対して警戒しているのであれば、好きに装備を整えていても構わない。 リドリー・スキナーの研究室は、キミ達の待ち合わせた場所から数分ほど歩いた、教授や助教授、講師達の部屋が集まった棟にある) [Fri 27 Jun 2008 22:26:52]
お知らせ > さんが来ました。 『( リドリー・スキナーの研究室 )』 [Fri 27 Jun 2008 22:21:32]
◆ピアナ@深淵 > あ、マツリさん。 ( 気付いて、小さく手を振り返す。 ) ええ。ただ普通に「アドバイス頂きたい事がある」という感じに…。人数が二人だとは伝えてあります。意図に気付いてらっしゃるかは解りませんけど、お返事は丁寧な感じでしたよ。 ( とりあえず向かいましょうか。と、研究室の方向へと歩きだす。 ) ──はい。先日言わなかったのはその辺りで…。20年前の被害者、ジャネットとロイヤルと同じ研究室だったらしいです。リドリー先生。 [Fri 27 Jun 2008 22:20:56]
◆跡野末理@深淵 > ―――ピアナ。 ( 下校時刻を前に一方向へ流れて行く学生達の向こうから、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪の娘が手を振っている。 エドワードの立場が微妙なものでありそうだったり、ロイヤルという知らない名前も出て来た五月二十八日の日記は気になるけれど、これからスキナー教授に会うとなってはあまり時間が無い。 伏せておくか、もう全部伝えてしまうか、ちょっと抜け駆けも心配な二度目の対面。 ポーカーフェイスで微笑んでおこう。 ) お待たせ? 教授、会ってくれるんだって? てっきり渦中の人になるのを避けて逃げたのかと思ってたけど、そうでもないのかしら。 帰って来たしね。 何て言って会ってもらうことにしたの? 〜てゆか、教授ってエドワードとどう繋がるのかしら? てっきり同僚かと思ったんだけど、部署、微妙に違わない? [Fri 27 Jun 2008 22:14:56]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:7 )』 [Fri 27 Jun 2008 22:01:41]
◆ピアナ@深淵 > ( 学生達の様々な伝言やメッセージが貼り付けられた掲示板の前で、突っ立っている小柄な娘が一人。今日も白シャツにパンツスタイル。…そういえば、スカートなんて何年くらい履いてないだろう。掲示板の前を通り過ぎた女学生の姿を視線で追いつつ、ふとそんな事を思った。 ) ちょっと早く着いちゃったかな…。 ( 何となく呟いて。 ) [Fri 27 Jun 2008 21:58:48]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 『( 掲示板前 )』 [Fri 27 Jun 2008 21:53:08]
お知らせ > ラサートさんが退室されました。 『引き取れ、引き取らないの押し問答が続いた…』 [Thu 26 Jun 2008 22:04:43]
◆ラサート > …ってなワケで俺はそっちを当たってきますんで。(と、足早にその場から立ち去ろうとすれば、ぐいと襟首を掴まれる。)何っ!?…だからウチではひきとらねーって!大学でおいといてくださいってっっ!!(誰も水死体なんぞ保管しておきたくは無い。無縁仏ならさっさと灰にするが、今しがた身元が分かるといった太鼓判を押されてしまったのだから。) [Thu 26 Jun 2008 22:02:45]
◆ラサート > ほら、ここ…刺青があるでしょう?(変色した皮膚にもただ一点、くっきりとマークが浮かび上がっている。単純な線を組み合わせただけの刺青…)…漁師ってのはいつ海で死んでも身元が分かるようにこういった刺青をしとくんですよ。だって、こうなっちまうのは明白でしょ?(だから間違いない、と得意げに語る海兵。)だから、この刺青に心当たりありそうな漁師仲間を当たれば簡単に身元は割れるでしょう。 [Thu 26 Jun 2008 21:59:03]
◆ラサート > あ、はいはい、身元ね、身元。(こちらを向く白衣の男…検死官の目線に気付き、その死体に視線を戻す。無論、人相どころか性別すらも分からなくなっているが…)…あぁ、こいつぁ漁師だな。あらかた前の時化で船が転覆でもしたんじゃないですかい??(ある一点で目を止める海兵の言葉に検死官は首を傾げた。) [Thu 26 Jun 2008 21:56:08]
◆ラサート > ………うぇぇ…こりゃまた、美味しそうな牡蠣がついてなさって…(ぶくぶくと人間の肉をベースに膨らんだそれにげんなりする。まぁ、海の生物にとってはそんなものでも立派なエサなのだろうが…。そういえば、この大学を騒然とさせている事件で見つかったのは白骨死体とか言ってたっけ…。そっちの方が100倍マシだ…そう断言できる。) [Thu 26 Jun 2008 21:53:05]
◆ラサート > (何か、いやーな染みが滲んだシーツで覆われた物体に近づいてゆく。無論、強烈な臭気も次第に強くなり…)…シーツ、取ってもらえます?(既にその盛り上がりが人の形を成していない。水死体なのだから中身は推してはかるべしだ) [Thu 26 Jun 2008 21:49:55]
◆ラサート > (自称臨時自警団員の海兵ラサート。他の自警団員が件の事件の捜査でこの大学に忙しく出入りしているさなか、珍しく自分にお呼びがかかったのには理由があった。物理学の講義等に忍び込んでたりしたのもあるが、何よりも…自分が呼ばれるのは水に関係する事件が起こったからに他ならない。ぶっちゃけて言えば…ドザエモンが上がった。)先に言っときますけど?ぜってー引き取りませんからね!身元調べて、引渡し先見つけるだけですからねっ!(ヴェイトス市で身元不明の遺体が見つかったときに検死にかけられる事は少なくないが、どこで検死が行われるかは一定ではない。主な場所は3箇所だろう。自警団本部、ヴェイトス中央病院、そしてヴェイトス大学医学部だ。今回は偶々大学が貧乏くじを引いたのだろう。) [Thu 26 Jun 2008 21:39:24]
◆ラサート > (石畳張りの妙にじめじめした部屋に一歩踏み入れれば、つんとした防腐剤の臭いと吐き気を催すような腐敗臭がダブルパンチで襲い掛かってきた。ここで夕食を壁にリバースしてしまうほどヤワでは無いが、物凄くステキな気分になってしまうのは否めない。)あぁー、もう見たらさっさと帰りますからね!(部屋の更に奥に進むために上着と制帽を脱ぎ、専用のブーツに履き替えながら先導する白衣の男に投げやりに言う。) [Thu 26 Jun 2008 21:19:17]
お知らせ > ラサートさんが入室されました。 『医学部医学科解剖学実習室』 [Thu 26 Jun 2008 21:13:47]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 『魔術科だか魔女科の誰かのペットが逃げたっていうならいつものことなんだがなァ』 [Thu 26 Jun 2008 19:07:18]
◆キリル > ( ――― そう、これはきっと 知りすぎては、いけない ) ( 自分には関係の無い事だ。 そんなコトより課題の方が大切。昨日もレポートを一つ片付けたばかりだ。ラッキーなコトに先生が出張中だったので25日のギリギリまで――もしくは今日先生が登校してくるまで――提出期限に余裕があったので、章を一つ増やしたくらいだ。長すぎたかもしれない。まぁ、規定枚数には収まっているから平気だろう。 ) ( 青年は、例のマークについては今後何か文学で出てきた時の為にと本に目を通したが、名簿の方には目を通していない。 青年にとって”リドリー・スキナー”は単なる考古学の先生でしかない。 古典文学に携わる者の常として、民俗学や考古学にも感心があるし知識が要るので授業を取っているだけだ ) 嗚呼、 [Thu 26 Jun 2008 19:05:57]
◆キリル > ( 白骨化してたというのも気になる。あんな、土も何も無い場所で。 ミイラ化じゃなく、白骨化。 ) ―――― … ( ”旧き印を刻んだ灰色のムナール石や、魔術的な効力によって生み出した旧き印は、確かに怪異を退ける。これを応用して四方を旧き印で囲み、怪異を閉じ込めることも可能だという。しかしながらそれは、例えるなら道路を通行止めにするようなものであり、術者自身を護ることはなく、旧き印のある箇所を回りこんで、怪異は襲ってくるのだ。” ―― 例の本の、引用だ。 )( そして例の死体が見つかった――閉鎖空間が壊された――途端、校内で起こる怪異 ) …、 ( 息をついて、青年はその件について思考するコトを止めた )( マーク一つ取っても思考はどんどん波及していく。 だから、駄目なのだ。 ) [Thu 26 Jun 2008 18:56:32]
◆キリル > ( アノ噂は、そんなに気になるもンだろうか。 人間は考える葦だと昔のヒトが言ったらしいが、確かに自分のような研究者は材料があればつい分析、思考してしまう生き物だ。 ) …… ( だからこそ、噂という材料は余り耳に届かない方がいい。何でもかんでも思考してしまうのは己の悪癖だ。大体、コワいのは平気だがグロいのはダメだし。 ) ( 例えばそう、あのマーク )( アレは確かに魔除けだった。けれど形からして単なるペンタクルではない。イコール、単なる魔除けではない。ナニか特定のモノに作用するモノだ。 特定のモノがナニかは解らなくても、アレが魔除けだと思うなら其処までは考えられるだろう。 ――― 本には、その特定のナニカは”古来より存在していた怪異、怪物の類”と記されていた ) ( さて、次にその魔除けは部屋の壁いっぱいに掛かれていた。閉鎖された空間に沢山の魔除け。 けれど中の者は朽ちていた。 つまり魔除けに効果が無かったのだろうか。それとも長い間閉じこもっているうちに死んでしまった?それとも、魔除けは外側のモノではなく内側のモノに作用していたのだろうか。 ) [Thu 26 Jun 2008 18:35:36]
◆キリル > ( 訂正:終業時間→就業時間 ) [Thu 26 Jun 2008 18:15:12]
◆キリル > ( もちろんそーいう利用者ばっかじゃないってことはわかっている。わかっているが、図書館を良く理解してくれている利用者なら職員側の気持ちもわかってくれるだろう。 今もほら、机の隅で本読んでる同じ学部のオンナノコが、目が合った途端肩を竦めたものだから一緒になって肩を竦めた。「大変ね」「お互いにな」そんなジェスチャァでのやりとり。バイトはバイトでうんざりだが、良く来る利用者は利用者で他の利用者のマナーの悪さにうんざりするものだ。自分が見たい書架がごちゃごちゃになっていると特に、己なんか終業時間外でも違う図書館でもうっかり整架してしまう。職業病だ。 ) ( なんかもうあんまり多いからウザったくて、一々此方から声を掛けてレファレンスしてやる気にならない。 ナニかお探しですかも何も、ヤツラが探してるのは例の噂関係のコトだ。図書館の何処で本探してるか見ればわかる。配置は全部頭に入ってンだから。 青年がその件でレファレンスを行ったのは今まで一度きり。今のところアレが最初で最後。 ) ――― ( まぁ、あの時はなんか 好奇心で、 って感じじゃなかったから此方もそれなりにしっかり応対させてもらったのだが。 ) …… ( 本人は野次馬だと言っていたが、そういう風には見えなかった。 ) [Thu 26 Jun 2008 18:11:47]
◆キリル > ( 噂の所為で此処、大学図書館も普段とは違う有様。 ) …勝手にその辺つっこむのホントやめてほしいンだけど。 ( 文句を言うというよりそれは嘆きや懇願のような微かな言葉。 )( あのヤロォ、本を手にして暫くぱらぱらと捲っていたかと思えば、出した所と違う場所に突っ込みやがった。 大抵の学生なんてそんなもんだが、ワケ解らない場所か手近な所に突っ込むよりか、そのへんに点在している返却カートにでも入れといて欲しい。其の方が自分のような返却場所を熟知している者が配架するから書棚が乱れることはない。 配架するより整架の方が大変だってわかってンのかよヤツラ。 ) 行方不明本とか、探すのホント大変なんだぞー… ( はあぁぁ。 ) [Thu 26 Jun 2008 17:47:42]
◆キリル > ( こんなに賑やかなのは普段、テスト期間くらいなのに。 思いながら、青年は慣れた調子で書架を整理していた。 )( むしろ今頃から七月中にかけてレポート提出とか増えてくる時期じゃないだろうか。いいのか、噂にばっか感けてて? ) … ( 考えながらちらり、大学史の並ぶ書棚に向かうヤツラを見る。 )( 整理したくても、その場所に利用者がいれば、臨時とはいえ職員は場を譲るものだ。 その場を整理している最中に利用者が来れば、青年とて軽く会釈して別の場を整理しに行く。 ―――つまり好奇心に駆られて普段こんな所に足を運ばないヤツラが図書館内を無闇に引っ掻き回すものだから整理もしにくいしほんと溜まったもんじゃない。 ) [Thu 26 Jun 2008 17:38:33]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( ――― 嗚呼、賑やかだなぁ )』 [Thu 26 Jun 2008 17:27:52]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『 ―――〜ビンゴ! ( ランプの灯りを映してらてら光る、濡れた紙があった。 )』 [Thu 26 Jun 2008 07:42:39]
◆跡野末理@深淵 > ( 自分だって務めてそうすることはできると思うけど、ナチュラルに人当たりの良さそうな先輩に、事件と関係があるかもしれないスキナー教授との面会は頼んである。 施設についてはそちらで分かりそうなものだから、それ以上は調べず、なんとなく自分の担当な気がする体力勝負に移っていた。 腹を抜かれた死骸の見つかった場所。 ニカワで汚されていた場所を訪ねて、そこが片付けられてしまっていても、見落とされていそうな場所を覗く。 その繰り返し。 【判定】 ) [Thu 26 Jun 2008 07:38:10]
◆跡野末理@深淵 > ( 天井裏など無い場所にもニカワ被害は出ているし、ニカワが自然発生したのではなく何かの分泌物であるなら、その移動方法は物理法則の外側に位置するような気もするが。 目に付く場所はすぐに片付けられてしまうけれど、そうでない場所は放置されているだろう。 ) ( いつの間にか付着しているニカワが、天井裏から垂れているとは限らない。 でも、天井裏にニカワ被害が無いとも限らず、それなら、何かあるかもしれない。 新たなパターンの動物の死骸でも良いし、他の何かでも良い。 それを撒き散らしている 『何か』 に繋がる痕跡が。 ) ( 五月一日の日記から受ける印象では、エドワードがサンプルとして採取した 『ニカワのようなもの』 が、最初に発生源から分離され、外部に持ち出された 『遺物の副産物』 だ。 発生源かどうか、副産物かどうかも分からないけれど、そう仮定するのなら。 ―――そのサンプルの保管場所である、エドワードの自宅や研究室で何かあったのではないか。 そう考え少し調べてみたものの、それらがどこにあるのかすらよく分からない。 ) [Thu 26 Jun 2008 07:32:45]
◆跡野末理@深淵 > ( 白む空を窓一杯に映して、棟の最上階に位置する講義室はもう明るい。 他の講義室より奇麗なくらいに掃除の行き届いているこの場所は、先日、大学を賑わわせている 『にかわ被害』 にあった教室だ。 ―――天井に黒く開いた裏側への入り口が戻されれば、すぐに何の異常もない無人の静けさが戻って来る。 ) …さてと。 ( 狭い天井裏で身を低くして、セーラー服を着たお下げ髪の娘はランプを掲げた。 それだけでは先を見通せない闇の中、梁や筋交いといった構造物が広がっている。 ) [Thu 26 Jun 2008 07:16:54]
◆跡野末理@深淵 > ( 20年間噂でしかなかった話が、ここへ来て現実味を帯びた。 ある時ふと異界への口が開くこともあれば、そこからの侵入者が事件を起こすこともある。 それらはいつだって突然で、内容も様々。 どんなに用意周到にしていたとしても、それが通用するかどうかは分からない。 ある程度の目安はあっても、共通する対処法というのは得られそうもない。 だから、興味と危険を秤にかけて、興味が勝ってしまうなら、全力で喰らい付き逃がさないことだと思う。 用意よりも、その時々でどれだけ多くのことを知るかが決めてだ。 ) ―――〜って言ったって 『信じられない』 って顔されるだけでしょうけどー… ( 突然耳にしたところで何を言っているのか分からない呟きを残して、闇に溶ける色のプリーツスカートから下が、教室の天井へ消えた。 ) [Thu 26 Jun 2008 07:07:01]
◆跡野末理@深淵 > ( それでお前に何ができるのか。 そんなものと対峙したところで手も足も出ないだろう。 だったら大人しく、関わらずにいることだと… 言われそうだし、自分でもそう思う。 せめて理解の及ばない怪異に対しても、『もしかしたら通じるかもしれない』 程度で良いから、切れる手札は用意しておくべきだ。 現実的な知力・体力でカバーできない部分を補えなければ、いざという時手詰まりになるのだから。 ) ( でも、二つとないであろう今起きている怪異は、それに興味を持つ者に用意する時間を与えてはくれない。 ) [Thu 26 Jun 2008 06:55:53]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――まったく、気味の悪い話だ。 腹を抜かれた死骸については、まあいい。 常に新鮮なものが高頻度で見かけられるとなると異常には違いないけれど、どこかでそういう状態にして放り出すということもできるのだから。 けれど一般的に常温では溶けたりしないニカワがさっきまで無かったところに付着していたり、教室内で確かに物音がしてそこがニカワまみれにされているにも関わらず、それをした者が見当たらない・そもそも誰かが出入りした痕跡もないとなると、理解の範囲を超えている。 ) [Thu 26 Jun 2008 06:46:05]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:6 )』 [Thu 26 Jun 2008 06:41:23]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 [Thu 26 Jun 2008 03:21:32]
◆テレサ@深淵 > (「若し、其れを見ても理解できなくて、それでも継続している何らかの怪現象に出会ったら。」 ギルドの仕事でお世話になった先輩魔女の言葉を思い出した。「絶対触れるな。近付くな。」だ。) ”先生”の時と同じ風くらいに思ってた自分がムカつくったら――ホント、プロでも雇ってとっとと消しちゃえば良いんだよ。 こんなのっ。 (現状帰り道がべたべたな以外は変化がないようだし、取り敢えずは落ち着けるか。 幸い図書室の出口は一つじゃない。 My箒もある。別の扉慎重に押し開けて、文字通り飛んで帰るとするか。) [Thu 26 Jun 2008 03:21:21]
◆テレサ@深淵 > (べとついた泥道と化した入り口までの道程を前に、止まらざる得なかったのだ。) 今までで散々判ってたことじゃんよ・・・・ ナニやってんだ私は! ( この件が始まって以来、悪趣味な奴の悪戯だとか、実験動物が逃げ出したとか、勝手な噂も偶に聞く。 ――でも、さっきまで此処には自分が一人で、他に何かは無かった筈じゃないか。) ――。(カウンターに立てかけてあった箒を掻っ攫いつつ、あたりを確認する。 やはり何も無い。それは幸運か不運か判らぬが。) [Thu 26 Jun 2008 03:13:54]
◆テレサ@深淵 > ( ―― 今後?) ……そもそも授業さえフツーに出来りゃ私らがナニする必要も無いじゃんよ。 何やってんだ私は。(あれだけ色々のめにあって置きながら自分から事件に首突っ込むような姿勢になってるの大分変だし、其処に違和感が無かったのも考えてみりゃ奇妙だ。 先ずは落ち着け自分。 左手の刺青箇所をぎぅ、と握る。 ) 星の巡りが悪いっかな。 良し出直す―― (くるりと入り口に向き直り、退出の構え。 其処でふと止まった。 止まらざる得なかった。) [Thu 26 Jun 2008 03:06:08]
◆テレサ@深淵 > (自分の持つ技能では真実を推し量れないし、”先生”も知らないといっている。 流れる噂を軽く採取してあの躯の名前と周辺あたりは手に入れたものの、現状とそいつの関連性には――具体的なレベルではまだ思い至らない。) ……先に見に来た奴居るなら話聞いた方が早いか。(何科の誰が、何人くらい興味を持ってるのか――とか全然わからないが、この状態の大学を彷徨ってる奴とか居たら大抵そうなんじゃないか。 資料を基に戻して、ふむ、とこお今後を考える。 【判定】) [Thu 26 Jun 2008 03:02:05]
◆テレサ@深淵 > (一部の資料に限って使用する人が増加した挙句、図書委員(あるばいと)の連中が怖がって整頓をおざなりにやってるからだと思われる。 大学史みたいなのが収められたコーナーはもうけっこうなカオスだ。) こりゃ探すだけ無駄かもなー・・・金貰ってるんだからナイゾー抜かれてでも仕事しろっつの。(書架に近付いて適当な資料を何枚か引っ張り出すも、急激に意欲が萎えていく。 引っ張り出したら片さなきゃ成らないんだし。) [Thu 26 Jun 2008 02:56:13]
◆テレサ@深淵 > (此処を利用するのは取り立てて珍しいことじゃないが、今の大学の空気からするとソロでうろつくのは避けたいスポットNo1なのではないか――噂の出る前に来て余りの雰囲気の悪さにビビッた事もあったりするし。) ……大学の事件は大学に聞け、って簡単にいうけど・・・ どーなんよこれ。(でも今は別の理由、図書室の機能低下、っていう現状に直面して室内に呆然と立ちすくむね。) [Thu 26 Jun 2008 02:52:18]
お知らせ > テレサ@深淵さんが来ました。 『図書室に一人。』 [Thu 26 Jun 2008 02:50:54]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 [Wed 25 Jun 2008 07:37:41]
◆サヤ@深淵 > …天井から落ちてきたニカワ。 床にへばり付くニカワ、内臓のない骸――…… ( 少しずつ、されど確実に学内を侵食するそれらは果たして全て愉快犯の仕業か。 それとも―― 不審ではあれど、未だ実体を持つには至らないそれらを逡巡しながら ) [Wed 25 Jun 2008 07:37:10]
◆サヤ@深淵 > ( 通りすがった無人の教室の床一面に、大量のニカワが張り付いているのを見つけた ) [Wed 25 Jun 2008 07:35:02]
◆サヤ@深淵 > ( 未だ学生が少ない間に構内をひと廻りするすがら ) 【判定】 [Wed 25 Jun 2008 07:33:32]
◆サヤ@深淵 > ( ――本部に顔を出す理由は、もう一つあった ) …あの人小っせェからな。 ( 学生にすんなりと溶け込める、『先輩』の小柄な佇まいを脳裏に描く。 元来子供程度の体格なのが自然な種族――ピグミアだと聞いているので、それはとても失礼な発言だったが ) 北風と太陽、だっけか――… 同じ情報にしろ、『太陽』の方が余程上手く活かせそうだ。 ( だから、聞きかじった情報や考えてみた推測を、同僚にして先輩の自警団員に出し惜しみはすまい。 ――この後も本部に戻ったなら、走り書きを彼女の机に残すつもりだ ) [Wed 25 Jun 2008 07:31:48]
◆サヤ@深淵 > …ん。 そろそろ朝イチの学生が登校する頃、か。 一度本部に顔出して、人数が間に合ってるか聞いて――… 不要なようなら風呂でも寄ッか。 ( 凝り固まった腕を回すと、肩甲骨がごきりと鳴った。 目立とうなどとは思わないが、目立たないよう立ち振る舞うのもこれはこれでしんどいものだ。 ――なんせ、学生を偽るには少々トウが立ちすぎている ) [Wed 25 Jun 2008 07:25:55]
◆サヤ@深淵 > ( ――門扉に止まっていたらしい雀が一斉に羽ばたくのを見た ) [Wed 25 Jun 2008 07:22:19]
◆サヤ@深淵 > ( ――男は依然、内臓が刳り抜かれた骸の数々が実は『何者かによる捕食の跡』とは考えていないし、増してや『20年前の【事の発端と思われるモノ】』が現存して何ぞ蠢いている、などという発想からは遠く埒外にある。 その辺りで事件の真相とはかけ離れているし、同様に学内で真相究明に乗り出している学生諸氏の推理ともまた遠いところにあるのかもしれない ) [Wed 25 Jun 2008 07:21:29]
◆サヤ@深淵 > ( ゆえに )( 頻発する小動物の奇禍は、噂好きの大学関係者もしくは己のような潜り込みの部外者による愉快犯かもしれないと、自警団の男は思う ) [Wed 25 Jun 2008 07:14:04]
◆サヤ@深淵 > ( 内臓だけがきれいに刳り抜かれている骸の数々が、( ナントカという劇の脚本がノンフィクションであるならば )ロイヤル・アストナージ及びジャネット・スティングラードの死に様を模したものなのかは依然定かではない。 同様に、肉の一片すら残さなかった エドワード・ランディもまた、実は内臓を抜き取られたのが死因である――――などと言う話も聞いていない。 もっとも、20年前の白骨死体の死因など特定しようがないのだろうが ) [Wed 25 Jun 2008 07:09:23]
◆サヤ@深淵 > ( 泊りがけで研究に精を出す学生及び研究員くらいしかいなさそうな構内の外れ、焼却炉の傍らに佇んでいる。 熱に晒され黒く焦げた焼却炉の扉をいちいち開けて確かめはしないが、ここ数日でいくつの小動物の亡骸を灰へと帰したか―― 自警団員の男には知る由もない。 ) [Wed 25 Jun 2008 07:04:35]
お知らせ > サヤ@深淵さんが入室されました。 『( 失念 )』 [Wed 25 Jun 2008 07:01:29]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 [Wed 25 Jun 2008 03:35:34]
◆テレサ@深淵 > (瘴気とも違う感じだったし―― とか色々と思い巡らすが、似たような匂いってあまり思いつかなかった。) ・・・結局収穫ゼロ と。 私程度で判ることなら魔女科の方でみんなやってそーだけど。(そして、この手の儀式は低技能ナものが行えばその現象自体を招き入れてしまうことがある、っていう危険性も、わかってないのだった。) ……後は時間に任せて、か。 早くフツーに授業できるように成って欲しいンよね。(大学側でも駆除とかしないのかしら――とか、日に日に過激になって行く噂に思い馳せつつ。 後片付けを始めるか。) [Wed 25 Jun 2008 03:33:09]
◆テレサ@深淵 > (部屋の中にはなにもない。 何もいないし、術が途切れてあの奇妙な感覚も消えた。 匂いだけだ。) はー・・・・ッ。(たっぷり一秒の間をもって、教室にくてーっと座り込んだ。) ヘンなもの見えるのは在るけどあの匂いはお初だったなー……マジ後ろかと思ったよ。 ったく。(あと少しだったのに――とかそのままの姿勢で虚空に悪態ぐちり。 やっぱり、わかってない。) [Wed 25 Jun 2008 03:27:04]
◆テレサ@深淵 > ・・・・・。( その 中、 に 何 かが 見え――― ) ・・・ ン。 ぅぷ。 臭ッ?! (その段階で集中が途切れてしまったのは、急に漂ってきた奇妙な匂いのせいだ。 意識の方向が鏡から現実に戻る。 戻れば、術の開始時には絶対に存在しなかったその匂いの異質さを訝しむって判断もできる。) ・・・ッ。 まさかよ?(反射的に引っつかんだ箒。 ある種の覚悟を半端に持って、其れを振るってカーテンを払う―― ) [Wed 25 Jun 2008 03:22:34]
◆テレサ@深淵 > 『答え給え。 我が背後に在った者は誰か。』( あの時に出会った異質な存在感を克明に思い出した。 質問に追記。 鏡の闇は微妙にゆらめく ――【判定】) [Wed 25 Jun 2008 03:07:08]
◆テレサ@深淵 > (黒い鏡の中に、質問の回答――自分の姿がなんとなく。 白黒の輪郭だけレベル、判別ギリギリの所だが、浮かぶ様に見える か。)『続けて答え給え。 彼は誰か。』(あまり具体的でない、且つ情報が少ない質問では、見えてくるものは殆んど無いが――)・・・・。(鏡を見詰めながら、自分の質問を引き金に、今まで自分が遭遇したモノを思い起こしていく。 白骨の噂。 垂れていた滑るもの。 廃教室に描かれた印。 内臓のない動物。 そして――) [Wed 25 Jun 2008 03:02:05]
◆テレサ@深淵 > (君も経験は無いだろうか――何度か続いたジャンケンの最中、唐突にグーが出したくなり、その欲望に忠実に従ったがゆえの勝利を。 この手の術で未来や未知情報が見える時は、”無意識の情報収集と予測”とか そんな現象を、経験則的な方法で誘発させてる訳だ。 当人を含め、カラクリを知らぬ者にとっては魔法そのものだが。)『答え給え。 我は誰か。』 (星明りすら否定して、視界を闇にして、蝋燭の揺らめきだけの世界で鏡に語る。 鏡の中の闇へと語る。 ――質問は、先ずは簡単な事から。) [Wed 25 Jun 2008 02:48:32]
◆テレサ@深淵 > (教室内と心の準備が整えば再び机の前、蝋燭の隣に、黒地に硝子を嵌めただけの簡素な手鏡を設置する。 準備だの儀式だのといっても、ぶっちゃけた所ではそこ等の占いやらこっくりさんと似たようなものだ。他の雑多な情報を意図的にゼロにして、自分の純粋な感覚を無地の画面に投影する、尤も原始的な”召喚”。) さて……あ。 火、借りてくりゃ良かった。(単なる遊びと括れない”術”であるとされる理由は、それによって思いもしない――自分ですら気付いてない情報を得られる為。 其れが得て良いモノであるかどうかは、わかってないのだが。) [Wed 25 Jun 2008 02:27:12]
◆テレサ@深淵 > (室内は理想的に片付けられていたが、物を置く台になるものだけ無かったので隣の教室から失敬してきた。 部屋の真ん中に置いて、 何時も使ってるタイプの蝋燭が一つ。 道具小箱は必要な時に使えるよう、既に取り寄せて在る。 ……あとはカーテンを閉めればOKなのだが、身の安全に配慮して愛用の箒も持ってきた。 柄を握れば手に馴染み、括りつけた蝙蝠羽根のアクセがきらりと光る。)・・・いざアタリを引いた時は、ってか・・・・ナニが出るか知らないけど。( ――が、そんなものが何かの役に立つとか考えている時点で、わかっていない。) [Wed 25 Jun 2008 02:11:25]
◆テレサ@深淵 > (先ず事件の全容も最新の情報もわかっていない。 噂と実体験だけでこの怪異を知覚し、其れを基準に物事を考えている。 故に、いかに対応するべきかを判っていない。) 準備は、と。 ……こんなもんでいいっかなー?(埃を払った、使われていない教室。 件の発見があった場所からは遠いが、環境は似たようなもの。 そんな所でがさごそと準備をしている時点でわかっていない。) [Wed 25 Jun 2008 02:05:53]
お知らせ > テレサ@深淵さんが入室されました。 『まじかるテレサはわかっていない。』 [Wed 25 Jun 2008 02:00:16]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( ―――更に、また、無人のはずの教室から気配。 そして、大量のにかわ。 )』 [Tue 24 Jun 2008 04:35:25]
お知らせ > セツ@深淵さんが退室されました。 『(帰る前に何処かに埋めてやろう。野晒しは不憫だ。)』 [Tue 24 Jun 2008 04:35:05]
◆セツ@深淵 > ( さて、と。 いまだ途中ではあるが、そろそろ時間でもあるし、レポートは明日にしよう。 )( そうして手早く片づけて図書館を出ようとしたとき、ふと足元に何かが打ち捨てられている事に気づく。 それは猫だった物の死体であって。 ) ―――本当にこれは気味が悪いと思わない? ( 冗談にも怪談にするにも、今回の事件は向いていない。 本当に早く解決してしまいたいものだ。 ) [Tue 24 Jun 2008 04:31:58]
◆跡野末理@深淵 > ―――変に期待されるのも嫌だって。 言われてたのにね。 うっかりしてたわ。 ( それで、ちょっとあったのだろう。 結局話してしまったけれど、まあいいや。 区切りをつけるように、伸びをして――― ) …骨が持ってた手記だけど、なんとなく、死ぬのは覚悟している感じよね。 原文が読みたいな… ま、あんまり意味はないかもしれないけど。 …責任取らされて、そうなったとか。 学報ちょっと見てみても、エドワードの名前は出てこないし、事件のこともさっぱりだし。 隠されたのだとしたら… とりあえず、スキナー教授か。 それじゃあ、教授の方は先輩にお願いできる? そういうの、得意そうだし。 ( そうと決まればと、席を立つ。 ちなみに気にしているのは、サンプルが放置されているかどうかでなくて――― ) 〜自宅なり研究所なりで、何かあったかもしれないって思ったの。 容器の外にこびり付いていたわけでしょ? それが容器が機能する上での副産物とかでない限り、中にあった黒い球体の影響じゃないかしら? 黒いにかわ… 推定にかわと、黒い球体。 どういう関係のものか、まだ分からないけどね。 ( とりあえず、おやすみなさい。 ) [Tue 24 Jun 2008 04:30:08]
◆セツ@深淵 > ―――なるほど。 もしかしたらそれ故に、危険にはやや過敏になる性格なのかもしれませんね。 ……けれど仰る通り、それが勿体ないという気は分からないでもない。 ( 面識は確かに会ったけれども、その時は言葉を少し交わしただけに過ぎない。 本当に面識があった、という程度の事である。 ) 個人的には偶然の説を押したい。 しかしそれだと疑問になるのは、やはり二十年間もエドワード一人分だけで生き延びられたという事実になってくるか…… ( ―――もしくは旧き印に閉じ込められている間は、食欲などが大幅に減衰する体質なのかもしれない。 ―――どれも机上の空論にしかならない説か。 決定的な物には欠ける。 ) おや、そうでしたか。 しかし二十年前の話……サンプル付きの白衣が放置されている可能性は五分五分ですね。 ――――僕としてはどちらでも。 件の教授に話を聞きに行くのが僕でも貴女でも構いませんが。 ( 勿論白衣の方の探索に当たってもいい。 彼女と自分は情報も共有できるわけだし、それなら一緒に行くより別々に行動した方が効率的だろう。 ) [Tue 24 Jun 2008 04:15:07]
◆跡野末理@深淵 > ―――異常な観察力と言うか。 ちょっと目や耳が良いっていう程度の話じゃないような気がするんだけど、とにかく、エミキーは勘が良いわ。 より多くを認識できるっていうのは、同じことするにもそれだけ得られる経験が多いってことじゃない。 もう少し積極的に使っても良いと思うんだけど――― こういうのは、嫌みたい。 危ないし。 それも分かるんだけどね… ( 自分と知り合う前から、二人は面識があったと思ったのだけど… 付き合いは、そんなでもないか。 学部も違うし。 気にしないで、と首をふりふり。 ) ―――ああ… ( やがて先輩の零した呟きに、考え込むような間を開けた。 ) …身を挺して閉じ込めたのか、偶然そうなっちゃったのか… 密閉が完璧だったとしたら、ありそうね。 ―――って、でも20年よ? 何か食べなきゃならないようなのが、それだけの間、何も食べずにいられるものかしら… 何か化け物の類だとして、こっちの常識なんか通用しないかもしれないけど――― 動物の死骸が出ても、人はまだだし… ううん。 ( ただ、動物の被害も、少しずつ大きくなっている印象がある。 胃が縮んで、たくさんは食べられなくなった? ―――常識なんか通用しないという前提でも、胃とか考えてしまう辺りどうしようもない。 難しい顔で一つ唸って。 ) ―――あ、ピアナには、サンプルをしまった白衣の話はしていないのよ。 どちらにしてもエドワードの職場について聞くかもしれないけど… 会って無駄にはならないかしら。 行ってみる? ( 大勢で押しかけるのも大変だし、行ってもらってもいい。 先輩と面識が無いのは残念。 でも、とりあえずこちらからも一人は話を聞きに行った方が良いだろうと思う。 協力できなかった時のこともあるし――― ) [Tue 24 Jun 2008 03:57:00]
◆セツ@深淵 > ―――そうですか。 ( それが言いたくない事ならば深くは追及しない。 そこでこの話は終わりだ。 ) なる、ほど。 なるほど。 そういう考えはした事が無かったな……―――まあ確かに今はその話は横に置いときますか。 ( 手を抜いたりしたら普通に駄目だしをされるレベルの課題なので、その表情は真剣そのもの。 けれどもそれが重要な手がかりであるのなら、そちらの方に思考を割かなくてはいけない。 ) ―――謙虚なのか、分相応なのか、僕は貴女程寒河江さんの事を知らないから、彼女が自分を低く見てるのか、貴女が彼女を過大評価してるのかは分からないな。 ( こういった類の事で色々と付き合ったりはしているけれども、それでも相手ほど彼女を知っているとはとてもじゃないけど言えない。 もったいない、か。 )( どうぞお気になさらずとかなんとか。 ) ――――― ( 部屋中を埋め尽くしていたという旧き印。 完全なる密室で見つかった白骨死体。 それが噂されるようになってから出てきたにかわと皮と骨だけの死体。 ) ――――中に入れさせないためじゃない。 アレは外に出させない為だった………? ( 独り言のようにふと脳裏を掠めた思考を呟く。 『殺人鬼』は二十年間あの部屋にずっと居た。 居続けなければならなかった。 ) ―――施設改修の件ですか……当てが無い事もないですけれど、具体的に聞けるかどうか自信は無い。 ―――いえ、面識はありません。 そっちの方は…彼女達に任せるのが無難なのかな? もしも話を聞けなかったら、その時に改めて自分たちで聞きに行くのもありかと。 ( 手堅く行くのなら、教授に直接話を聞いた方が色々と確実であろうとは思っているが。 ) [Tue 24 Jun 2008 03:37:26]
◆跡野末理@深淵 > ―――別に。 ( 言い争い、なのだろうか。 分からない。 声を荒げさせてしまったけど、争ったかと言うと――― 何にせよあまり話したくないことで、微妙にむっつりしたまま、そこは短く打ち切った。 ) 〜あ、先輩には言ってなかったかしら。 魔法の話よ。 一言で言っちゃえば人の理想を現実にするのが魔術でしょ? だから、もしかしたら魔術士とかでなくっても、数が揃えば無意識に魔術を使うんじゃないかって思うのよ。 ―――で、広まる噂ね? 噂になるからには、興味を持っているじゃない? それがどんなにとんでもない事で、現実には起きて欲しくない事でも、そこに期待する気持ちってあるはずだから。 現実の解釈を捻じ曲げるとかそういう次元じゃなくて、事象そのものを大幅に書き換えることもあるんじゃないかって… 〜ま、今は置いときましょうか。 ( 自分の考えは、今は割とどうでもいい。 ひらひら手を振って… さすが、慣れていると言うか何と言うか、話しながらも作業の手は休めない姿を見つめてる。 あ、止まった。 ) ―――そ。 エミキーが。 あそこにあったら私だってそのうち見つけたと思うけど、でも、早いのよね。 …凄いのにね。 自信が無いみたい。 私が過信してるのかもしれないけど… 本当、もったいないなって思っちゃう。 ( ―――パラレルすみません。 今更などこかを流れる意識はさておき。 話は続き、そのうち混ざる。 ) ―――そこなんだけど、どうかしら? 20年前から噂されるようになった 『殺人鬼』 と、今動物の腹を抜いているのが同じ何かだとして、20年間何してたの? 確かに繋がるような感じはするんだけど… ―――先輩、施設改修の話とかって尋ねられる当てはない? あ、スキナー教授ともお知り合い? でも、そっちはピアナ達が当たるかもしれないか。 協力しないかもだし、あまり当てにできないけど… ( 不在は知らず、とりあえず、これからどうしようかと。 いや、研究室や自宅の所在を調べたいのだけど… それも、スキナー教授と繋がればすぐという気がして。 そろそろ【判定】 ) [Tue 24 Jun 2008 03:12:52]
◆セツ@深淵 > ( ――――『にかわ』。 やはり無関係ということは有り得ない。 ) 『旧き印』か……けれどあれはあくまでも侵入を拒むための物。 祓う力は無い筈。 ( まだ分からない所は数多い。 けれど一つだけ、個人的に確信を持った事がある。 ) ………恐らく。 二十年前にエドワードを食い散らかした『何か』と、今現在手当たり次第に小動物の内臓を食べ続けている『何か』は同じ存在だろうね。 エドワードの死体が二十年間見つからなかった理由は、今いる動物達のように内臓を綺麗に食べられてしまったから。 ( そしてこの仮説が成り立つのならば、自動的にその『何か』は『人も喰う』という結論に行き当たる。 ――――物騒な話な事だ。 いや、しかしこれも今更過ぎる分かり切った結論だったか? ) そうだね。 情報の共有は出来る限りした方がいい。 今は分からない事があまりにも多すぎて困る。 ( ピアナという美術学科の子と情報交換をするのに賛成の意思表示をする青年。 ) ……研究室か。 確かに調べてみる価値は大いにある。 それに確かにリドリー先生の話は聞いておきたい…… ( どれ程の情報が得られるかは不明だが、動かなければ情報を得られる事は殆ど無い。 けれど彼はたしかもう暫くの間不在だったハズで―――まったく間の悪い。 ) [Tue 24 Jun 2008 03:00:01]
◆セツ@深淵 > まあ人生前向きに考えなければ色々とやってけないですからね。 けれどもポジティブシンキングと危機感が無いのは別次元の話ですのでご注意を。 ―――何か言い争いでも? ( これもまた不可思議な現象をしれる一端だと考えれば良し。 ただし火の粉が火傷にならなければの話だが。 寒河江さん達の話になれば、少しばかりテンションの下がった相手にそんな質問を。 ) 確かに二十年前の事件が掘り起こされて、その後にこんな不可解な現象が続けば皆も興味を惹かれるでしょうね。 …………噂が現実。 それは肥大化し続けていく噂話が、いずれ現実ととって代わってしまうという事で? ( そういえば動物の腸を抜いているのが何者かという予測は殆どされていない。 人……ではないだろう。 わざと見つかるように放置してるようにも思えない。 それには見つかる場所が中途半端だし、かといって隠す気があるようにも思えない。 ) エドワード・ランディの? ( 資料を参考に書き進めていた腕が一瞬止まった。 今のところメジャーに広がっているのは、猫が印象付けられた狂った日記の内容であったが、彼女から伝えられた日記の内容はそれとはまったく別のもの。 ) 寒河江さんが――ですか。 ( 感心したような風に呟いた。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:47:42]
◆跡野末理@深淵 > ( 伝えられる内容は、今まででこの娘が知り得たことの全てだ。 当然、仲間に対して出し惜しみはしない。 ―――学内のあちこちで迷惑がられている 『にかわ』 が、骨の発見された部屋中にこびり付いていたこと。 拾った 『五月一日の日記』 の内容(掲示板参照)。 そして、昨夜ピアナと名乗った自称美術科学生が話していたことと、彼女の友人が許可すれば、情報交換だけでも協力することになるかもしれないということ。 ) ―――遺物研究室、エドワードはそこにいたみたいね。 で、ピアナはリドリー・スキナーの名前を出していたんだけど、彼は考古学科第五研究室の人間で、どれくらい近しいのか分からないんだけど別部署なのよ。 …まあ、それは向こうが何か知っているんでしょうから、これから話を聞くとして。 とりあえず、エドワードの研究室と自宅がどうにかなっていないか、調べてみようと思ったの。 [Tue 24 Jun 2008 02:40:57]
◆跡野末理@深淵 > そうそう! いいわねー、先輩は前向きで。 エミキーはどうしてああなのかしら。 今回もコッタはつかまらないし。 ( 『回避するために』 それもまたエミキーなら、できる人間に任せろと言うのだろうけども。 その意気やよし!と笑いながら、直後にちょこっとテンションダウン。 微妙にむっつりした顔で、ひとりごちた。 またやっちゃったらしい。 ) ―――〜やっぱり興味はあるんでしょ。 他に楽しいこともあって、わざわざ調べたりしないだけで。 …短期間でも、噂が現実になることはあるのかしらね… 何が動物の腹を抜いているのか、とか、具体的な噂は聞こえてこないし、まだ大丈夫だと思うけど――― ああ、うん。 今は、骨が見つかった部屋が、20年前は何に使われていたのか調べてたの。 あと、考古学科の施設で、それくらいの時期に改築されたところはないかとか。 エドワードの日記を見つけたのよ。 例によってエミキーが、一枚だけなんだけどね。 五月一日の。 ( そうして話し始める、こちらの収穫。 先輩には、作業を続けるように促そう。 再び冊子を抱えて、隣に立ちながらぺらぺら喋る。 司書さんに見つかったら注意されそうだけども、一応声は潜めて。 利用者も殆どなくなる時間、さして迷惑にもならず、聞かれる心配もないのではないか。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:28:49]
◆セツ@深淵 > ( なんとかなる、という言葉は恐ろしい。 もし実際に直面したらどうしようもない状況だとしても、それが現実に起こりえるまでは大丈夫だと過信してしまうのだから。 ――――危機感はこの青年も足りない。 『薄気味が悪い』というあやふやな感覚で終わってしまっている。 ) それは確かに一理。 というよりも今回は僕は、危険から回避する為に真相を知りたいですね。 ……全くスッキリとした気分になりたいものですね。 どちらかといえば、実在する脅威の可能性の方が高い気がしてならない。 ( 対策法があれば万事解決。 もしくはその正体を暴いてしかるべき所に処置を依頼したいなんていう考えで。 ) 今の所は真新しい情報は見当たらずというか。 随分とみんなこの事件の事を知っているのか、学内にいる大半の人たちが似たような噂話をご存じのようだ。 そちらは何かありましたか? ちょうど何か調べていたようですけれども。 ( まあいつも通りです、なんて返す青年の態度は、殆ど以前と変わらない落ち着いたものである。 ) ――――――おお! 随分前の。 しまった…本気で忘れてた。 ( 面白い仕事であったために金銭を貰えるというのを素で忘れてた。 押し付けられるように渡される9000エンを受け取りながらも、予期せぬ所で得られた収支に内心喜ぶ苦学生。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:17:49]
◆跡野末理@深淵 > ( 彼を待ち受けているものとの対峙をほんの少し先延ばしにしてしまったという自覚も無く、良いお返事に満足気に頷いた。 もしもエミキーがいたなら 『不用意に突っ込みすぎると、本当に手酷く噛まれてしまいそう』 という部分を強調しにかかるのだろうけど――― この娘は、それでもやるという覚悟の程として受け止める。 ) 〜用心は大事だわ。 でもそれと動かないのは違うでしょ。 …実在する脅威かもしれない、でも、だからこそ雲を掴むような話では終わらないかもしれない。 謎が謎を呼ぶのもいいけど、たまにはすっきりするのもいいじゃない。 ―――何か分かった? てゆか、何してるの。 …あー、また手伝い… って、そうだ。 この前のアルバイト代。 半分渡すって言ったの忘れてた? ( 相手の様子に変わりは無いか、それとなく見つめながら距離を縮めた。 そして思い出す、いつか手伝ってもらった怪談集めのアルバイト。 彼もいくらか受け取っていたようだけど、大半は自分が受け取ってそれっきりだ。 ああ! と本当に忘れかけていた顔で、書架の空きスペースに冊子を押し込み、財布を引っ張り出す。 ほら、と差し出される… と言うか、押し付けられる9.000エン。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:00:53]
◆セツ@深淵 > ( 旧き印で部屋を固めようとしたけれど、実は書き忘れてた所があって中に侵入されちゃったとか。 ドジっ子だなおい。 ) ―――いいえ。 完全に傍観者を決め込むつもりなんてありませんよ。 けれどまあ、今回の出来事は不用意に突っ込みすぎると、本当に手酷く噛まれてしまいそうな雰囲気がするのもまた事実でして。 ( 出た。 好奇心の塊のような人。 自分もそういうのを知りたがる欲求は強い方ではあると自覚はしているが、それでも彼女には劣る自信がある。 見慣れてきたセーラー服に金髪の青年は振り向きながら返事をした。 ) [Tue 24 Jun 2008 01:46:38]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜他人事ね。 まさか先輩まで傍観決め込むつもり? 興味湧かない? 好奇心を無くしちゃおしまいよ? ( ―――見方を変えてもう一度引っ張り出した、古い学報の束を抱えて。 艶の無い黒いセーラー服を着たお下げ髪の娘が、書架の陰からひょっこりと顔を出す。 耳は良い。 もう遅いしショートカットなんていう世界の裏事情はさておき、終わりの方を耳に止めて、ご無沙汰な顔に楽しげな笑みを向けた。 ) [Tue 24 Jun 2008 01:35:12]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:5 )』 [Tue 24 Jun 2008 01:29:48]
◆セツ@深淵 > さて……怪談ならば事件が解決せずに終わる事もざらではないけれど、これは恐らくそれとはまた異質の事件。 どんな収束を見せる事やら。 ( ―――近付かない方が身のためではありそうだ。 けれどそれが危険であるのなら、せめて対処法だけは知っておきたい。 )( ―――あるのならばだけど。 それが見つからなかったからエドワード・ランディは骨になってしまったのかな。 ) もしくはあれは耳無し芳一だったのかな。 ( さて、その真相やいかに。 )【判定】 [Tue 24 Jun 2008 01:29:14]
◆セツ@深淵 > ( 眼鏡を指で押し上げながら、深夜の図書館で一人片付けをしていく。 一大学生として、怪奇現象を追い続けている訳にもいかない。 今日のこれは提出しなくてはいけない課題だ。 自分の分と、いつもの通りに友人に頼まれた分。 期限は今週中までとはいえ、こういったものは早く終わらせて損は無い。 ) しかし少しばかし気味が悪い事で。 大した噂になりながらも、大抵の人たちは気に留めている事が無い。 ただいつも通りの変わらぬ学生生活。 ( 対岸の火事のように思われているような気がしてならない。 ………内臓を抜かれた動物達が捨て散らかされているなんて、いつも通りの大学の不思議現象としてはやはり度が過ぎる。 ) [Tue 24 Jun 2008 01:08:25]
◆セツ@深淵 > ( 怪談が怪談として成立するには、いくつかの条件があってこそである。 その中の一つは、『犠牲者のあやふやさ』。 ) 現実の世界に何らかの被害を被ってしまった場合、それはもはや夏の夜に相応しい話ではなく、『誰か』、もしくは『何か』が引き起こした事件と見るのが妥当になってくる。 ( 今回の件で度が過ぎているのはその点だ。 気づけばどこかに出てくるにかわ。 内臓を抜かれた動物たちの死骸。 これはもう怪談話の域を超えている。 ) [Tue 24 Jun 2008 00:53:28]
◆セツ@深淵 > ( セッツァー・シュナイデント・フォン・シュトロハイムは考える。 最初はとるに足りない好奇心であった。 犠牲になった二十年前の人間には不謹慎な事ではあるが、調べようと考えた理由は興味本位の野次馬根性。 こういう類の話を調べるのは、十個調べて十個空振りが常識なんて事を思いながら調べていた。 ) けどこれはもはや、『怪談』なんて物と呼べる代物なんかじゃ決してない。 [Tue 24 Jun 2008 00:41:15]
お知らせ > セツ@深淵さんが来ました。 『度が過ぎる。』 [Tue 24 Jun 2008 00:37:17]
お知らせ > サヤ@深淵さんが帰りました。 [Mon 23 Jun 2008 15:00:56]
◆サヤ@深淵 > ( 学生を標榜するには無理のある面を顰めた後。 その場を立ち去る事にした ) [Mon 23 Jun 2008 15:00:49]
◆サヤ@深淵 > ( 苛立ちのままに床を蹴りつけようとした靴の爪先に、ぐにゃりとした柔かいものが触れた。 訝しげに視線を落とし―― そこで学内に新たに広まりつつある噂を漸く思い出す。 曰く、内臓の抜かれた小動物の亡骸が見つかったという噂。 そして今は鳥の死骸がいくつか、偏食家の猫の食い残しのように ) [Mon 23 Jun 2008 14:59:19]
◆サヤ@深淵 > ( だが、その仮説に基づくなら ) ………………。 ( 苦々しげに舌打ちして )【判定】 [Mon 23 Jun 2008 14:52:27]
◆サヤ@深淵 > ( 本には何と書いてあったか。 ――パプテスの唱える宗教的見地だとか、ホワイティアの根拠不明な選民意識なんぞはこの際どうでもいい。 パプテス十字は悪魔除けにこそなれども、パプテス神の使いたる天使に対しては何ら効果を発揮しないと、宗教嫌いの己にはよう分からんが例えとしてはそんなところだったろうか。 )( 言葉に出すことで頭の中を整理するように、呟く ) この場合『旧き印』が霊験あらたかな魔除けかどうかなんざこの際関係ねェんだな。 苦しい時の神頼み――ッは。 事実はどうあれエドワードがソレを信じていたなら、強迫観念のままに部屋に閉じ篭り、救いを求めて部屋一帯に魔除けの印を書き散らした可能性もある――…つじつまだけは合わない事もねェ。 ( 唯一遺された手記の文面からも、エドワードが何かに追い詰められていた節が伺える。 もっとも『双頭の猫』とは何なのか、依然として問題は残るのだが ) [Mon 23 Jun 2008 14:49:50]
◆サヤ@深淵 > ( まあ、突き詰めていけば宗教学やら人類学だって関係してくるんだろう。 何時如何なる文化下にあった人物が何の目的を持って遺したものなのか、を論ずることにもなろうから ) 遺物。 遺物――エドワード・ランディが研究していたもの。 …遺物。 何処かの誰かが何らかの目的を持って遺した、古い 旧いもの―― ( ――『旧き印』)( 図書館でキリルという青年が探し出してきてくれた本によれば、『それ』は五芒星と目玉を組み合わせた図柄であり、白骨が見つかった密室の扉や壁一面に描かれていたものでもある ) …………。 [Mon 23 Jun 2008 14:20:45]
◆サヤ@深淵 > ( 目下の指標であるリドリー・スキナーを訪ねるも空振りに終わった。 出迎えの貼り紙を見た足だ ) 考古学ってこた今頃遺跡にでも潜ってんのかね。 ――…潜った先が天岩戸じゃなけりゃいいんだが。 ( ジャネット・スティングラード及びロイヤル・アストナージに繋がる数少ない手がかりである彼にとって、にわかに浮上した20年前の事件の噂で持ち切りになった今の学内はさぞや居心地悪かろう ) それにしても考古学研究やら遺物研究ってなどんな学問なんだか。 由来の分からん古い物を解明するってえ意味では似通ったイメージなんだがなー… ( 採光窓の向こうの空を睨む ) ――ああ、ひょっとして両者は連動してんのか……? [Mon 23 Jun 2008 14:10:38]
◆サヤ@深淵 > ( そこが喫煙の為に設けられたスペースなのか、実際の所は知る由もないが。 上下に伸びた階段の踊り場に広く空間が設けられており、いかにもここで一服しろと言いたげな場所に思えたのでそのように看做した。 午後一番の講義が始まる時間帯な為か、辺りに学生の姿が見えないのをいいことに設置された椅子の一つに掛けている。 ) [Mon 23 Jun 2008 13:53:15]
お知らせ > サヤ@深淵さんが入室されました。 『( 研究棟の喫煙スペース )』 [Mon 23 Jun 2008 13:48:06]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『( …この場合、サヤさんも美術科設定になっちゃうのかなもしかして? )』 [Mon 23 Jun 2008 03:06:40]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 手を上げて返し、改めて教室を見回したら、また別の場所へ。 )』 [Mon 23 Jun 2008 03:03:41]
◆ピアナ@深淵 > 頭が二つの猫が本当にいて、それがエドワードを殺したのだとしたら…怪物の域ですよね。 ( 怪物なら…二十年もの間例の密室で生き延びる事も可能…? いや、でもそれならばそれらしき動物の目撃証言くらいあっても…。 ) なるほど…。 そうですね。それに、悪用する人だっていそう。 ( 今の時代には無いもの。遺物。エドワードが調べていたモノはどのような効果のあるものだったんだろう。 ) いえ…食べられた動物の方が溶けたんじゃあとか… でも、量的に計算が合いませんよね。やっぱり気のせいだわ。 ( 良かった、了解してもらえた。 ) ええ、わかりました。 ( 「芸術家って」 ) ……まあ、そうですね。 ( すいません芸術家じゃないんです。心の中で謝りつつ曖昧に答えて。 ) あ、いいですか。ありがとうございます。 ……あの現場にも、ニカワが。 ( ますます繋がりが濃厚になってきた。今日知ったこと全部報告して、サヤさんと相談しなくちゃ。 ) ──…色々ありがとうございました。私、そろそろ帰りますね。 友達の都合がついたら、構内の掲示板にでも伝言を貼っておくんで。よろしくお願いします。 ( そう言うと、じゃあ、と手を上げてその場から立ち去ろうと。 ) [Mon 23 Jun 2008 02:58:37]
◆跡野末理@深淵 > …なるほど、正常な認識っていう気がするわ。 私は何だか、そういうの色々ありかなって思っちゃって。 頭が二つの猫っていうのが何を意味するのか、考えてたわ。 その猫がエドワードを殺したのか、とかね。 繋がりとかちゃんと考えたわけじゃないけど、ほら、最初に聞こえてきた 『腹のない死骸』 も鼠のだったから、なんとなく。 ( 一般的な感覚から離れてしまうのは危険だ。 魔術科というカモフラージュが大いに役立ってくれているけど、一応諜報員なのだし。 内心でしっかりしろと思いながら、疑うでもなく所属と名前を覚えよう。 一々確かめたりはしない。 そんなことするほど疑っていないと言うか… ぶっちゃけ知っていることを教えてもらえれば、何でも良いと言うか。 ) 魔術… より魔法の領域かしら。 『我こそは』 ってあっちこっちで声が上がって、収集つかなくなりそうね。 ( 術は技術。 法は、ルールそのもの。 そんな呼び分けさえいくつもに別れる世界。 分からないと肩を竦めて、もしかしたら機構士辺りの出番なのかもしれないとさえ考える。 ) ―――できたてって… そういう化け物の分泌物とか? どうかしら… 分かり易いけど、エドワードが死んだのは20年前。 それから20年間は、こんなことなかったわけだし… 〜まあ、エドワードと、にかわと、腹のない動物の死骸はどこかで繋がると思うんだけどね。 ―――んン? 何、友達と一緒に探ってるとか? まあいいけど、良ければ紹介してよ。 こっちもこういうのが好きそうなところで四人、集まってるの。 美術科はノーマークだったわ。 でも、こういう状況と言うか世界に、インスピレーションを求めるのかしら、芸術家って。 ( 友達の集まりにしてはちょっと堅いような気もするけれど、そういう付き合いもあるか。 と言うか、自分達がアバウトなのか。 まあ、サークルでもないし… ) 良いわよ、見せてあげる。 あとお土産。 エドワードの骨が見つかった部屋ね、彼の血で描かれたみたいな印のせいで分かり難いんだけど、そこらじゅうに 『これ』 の乾いたのがこびり付いてるわ。 持って入ったランプの傘も、いつの間にか汚れてた。 液状になったやつでね。 ( 真剣な表情に、気負わない明るさのある顔が頷いた。 ) [Mon 23 Jun 2008 02:37:46]
◆ピアナ@深淵 > …いえ、私も直接は。それでもなんだか…ちょっと。 ( そう、それこそ猫のこととか。 ) 頭が二つの猫のことは、私は何かの隠語か、恐怖にかられた被害者の妄想かと…。 ( 自己紹介されて、少し、迷った。嘘をつくのは好きではない。しかし、万が一この学生が大学に報告してしまったら捜査ができなくなるということも。これ以上捜査情報を明かすのもよくない。しかも、私が手に入れてきた情報じゃないんだもの。 …もう少し様子を見よう。 ) ──美術科の、ピアナです。 ( 昔ちょっと絵をかじっていた事があるから、名乗るなら美術科と決めていた。ただ、名前だけは嘘をつけず。調べれば、そんな名前の美術科学生がいないことが解るかもしれない。 ) 生きている遺物…ますます不思議な感じ。そんなものが本当に存在するのかしら…。 …扱う技術、だと何科になるんでしょう。 ( ちょっと気になった。魔法かな? ) …………そうですよね、簡単には溶けないはず…ですよね。 ( …。 ) できたてホヤホヤだったり、して……。 あは、は。 ( 動物の皮や、骨を溶かして作る接着剤。固めたのを溶かしたのではなく、この場所で作られた、というのを想像してしまった。ニカワを実際に作った事はないから、それが可能かどうかは解らないけど。ひとりでに溶ける動物を想像したら怖かった。青ざめて。 ) ……知ってます。 でも、私の一存じゃあ話せません。その情報を教えてくれた人に聞かないと……。 ( 既に結構喋っておいて、今更だが。目的は違う。 ) もし、その人がいいよって言ってくれたら話しますから…その代わり、マツリさんが持ってらっしゃる…んでしたっけ? エドワードの日記、見せてくれませんか。 ( 真剣な表情で。彼女は、まだ情報を持っていそう。繋がりを持った方が事件解決のためには良いのではないかと…他の学生とは興味の持ち方も違うし。 ) [Mon 23 Jun 2008 02:12:56]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜あ、ちゃんと読んだの? 私、原文は知らないのよ。 …そうか、頭が二つはえた猫は実在しなかったかもしれない… そこまでいくと何を信じるかっていうところだし、変質者ならもちょっとマシなこと書きそうだけどね? ( 謝ることじゃないと手を振って、面白そうな目で相手を見よう。 何者だろう。 ただの噂好きかと思いきや、意外に突っ込んでいる。 言うまでもなく、自分で調べることを知っている気がする。 ) 〜魔術科のアトノ マツリよ。 あなたは? ( 唐突だけれど、相手に興味を持ったなら、話を進めるにも名前くらい。 少なからずショッキングな光景ではあるし、気を紛らわせるような自己紹介。 ) ―――さあ、どうかしら? ( にかわと事件の関係についても、言えることはあるのだけど――― わざとらしく肩を竦めた。 ) 考古学科で扱うには、ちょっと荷が重かったのかもしれないわね。 そっちで分かることもあるんでしょうけど、まだ生きている、機能している遺物だったら、そういうのを扱う技術は別に必要だわ。 協力すればいいのに、しなかったのかしら。 よくある話だわ。 ―――そうね、ぐつぐつぐつぐつ、煮込んで煮込んで。 そう簡単に溶けないものだって聞いてたけど、ものによるのかしら――― 工作とかするところでは、結構使うんじゃない? …やったの、いないわね。 ( ちょっと嫌だけど、比較的にかわの薄いところを踏んで窓辺まで。 外と、室内と、周囲を改めて見回して、首を傾げる。 ) ―――他には? 皆が知っているのと大差あること、もう知らない? ( 噂には、耳を立てている。 彼女が口にしたのは、その辺で集めるだけで簡単に入ってくるものではないと感じていた。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:44:02]
◆ピアナ@深淵 > ( と思ったら、エドワードの日記にもニカワの記述があったらしい。ますます怪奇的だ。 ) じゃあ…ニカワと例の事件にはやっぱり関係が…? 透明の…円筒形の宝箱…? そんなもの一体どうやって作っ…あ、そうか。だから『遺物』なんですよね。 五芒星…。 ( 一瞬、恐ろしい考えが浮かんだ。その五芒星は、封印だったのではないかと。遺物の中に封印されていたモノが── その、モノが──…。いや、まさか。でも── ) ニカワって……動物の骨や皮から作るんですよね…確か。この大学って、そんなにニカワ使ってる人が…いたり、しましたっけ? ( するんですか? と聞きかけてしまった。危ない危ない。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:30:24]
◆ピアナ@深淵 > ええ。だって…言っちゃあ悪いかもしれませんけど、ちょっと狂った感じの文章という印象を持っちゃって…。まあ、死の恐怖にさらされていたのだとしたら当然かもしれませんけど。 実はエドワードがジャネットをストーカーしていた、なんて可能性も…って、さすがに斜めに考えすぎですね。 ( すみません、と。もちろん娘も、二人は恋人同士だった可能性が一番高いと思っている。ただ、思い込みの激しいストーカーによる事件の例なども見た事があるのでつい思っただけ。 ) ええ。 ──私も人づてに聞いただけなんでちょっと曖昧ですけど…。そうらしいですよ? ( 自分ではなくサヤさんの功績なので、やるじゃないと言われても笑顔で誤魔化した。 ) ええ、助手さんもいなくて。 あ、そっか。教務部…。 ( その手もあった、と思って。 )( そして、教室に蠢く気配。大量に落ちているニカワに近づくと、鼠の死骸まであった。内臓が──。 ) ニカワと、内臓の抜かれた鼠……。 ( 何故ニカワ? 学生や彼女の話からも、これが最近起こり始めた事であることが知れる。白骨事件との関係はともかくとして、これだけでも普通に怪奇的だ。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:23:03]
◆跡野末理@深淵 > ( おまけに、鼠の死骸だ。 例によって腹を抜かれ、内臓が奇麗に失われている――― 無言のまま、にかわの中に転がっているそれを指差しながら。 ) ―――エドワードが五月一日に扱っていた 『遺物』 の外側にも 『にかわみたいな』 ものが付いていたんですって。 そう書いてあった。 遺物っていうのは 『中に黒い球体が浮いているように見える透明な箱』 ですって。 『円筒形の宝箱』 って感じで、上部に五芒星があったとか。 ( まだ、全部はあげない。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:18:51]
◆跡野末理@深淵 > ( 今は殆ど全くと言っていいほど着られない、かつての指定制服。 だからこれが学生服だという認識をヴェイトス市民は持っていないかもしれないけれど… 世界の裏で交わされるイメージとしてはとても分かり易い記号になるのに、残念。 もっとも、そんなの無くても学生に見えてしまうか。 ) ―――ああ、そっか… てっきりそうだと思ってたけど、恋人なんかじゃなかったかもしれないのよね。 ( 最後に逢いたいだなんて、まるで恋人のようだと思うけど、それは分からないこと。 そもそもどういった人間関係にあるかがあまり重要でない気もするが、さっきまで少し感傷的になっていたのがあって、バツ悪そうに痒くもない頬をかいた。 ) ―――あら、初耳。 どこの研究室か特定できてるの? そんな話聞かなかったわ… やるじゃない? ( あ、まだ何か隠してるかな? 意外な答えと、ちょっと補足が少ない気がする言葉とに、微笑んだ。 出し惜しみはお互いさま。 ) リドリー? スキナー… 誰だったかしら… ああ! なるほどそっちだったのね! 考古学科! ( ぱん と手を打って、それだ!と明るい声を上げた。 ) もう尋ねたの? 助手とかいなかった? 教務部に当たってみるとか――― ( それじゃあこちらも、話せることはいくつかある。 そう思い、口を開こうとして――― 教室の気配に、中断された。 ちょっと待って。 ) ―――ええ。 ( 言葉数は少なく、同意だけ示して、後に続く。 先に立とうかと思ったけど、面白そうだし、そのままにしておいた。 ) ―――ん? ってうわ… 酷いわねー… ( 教室を見回しながら――― 【判定】 ) [Mon 23 Jun 2008 01:05:51]
◆ピアナ@深淵 > ( その時、すぐ近くの空き教室で何かが蠢いている気配がした。 ) ……今…何かが動いてるような音、しませんでした…? ほら、あの教室…。 ( その教室を指差すと、娘は空き教室の扉を開こうとソロリソロリと近づいていく。そして扉を開けると、教室の中を明りで照らして。 ) うわっ。なにこれ…。 ( 思わず後ずさる。教室の床には、大量のニカワらしきものが落ちていた。 ) [Mon 23 Jun 2008 00:51:02]
◆ピアナ@深淵 > ( 相手の服装を見ていて、捜査が始まる前に「どうせ学生のフリをするのなら制服っぽいのを(ry」みたいな事を職場で言われた事を思い出した。ちなみに却下したので、今の娘の服装は白いシャツに黒いズボンとごくシンプルなもの。 ) 5月1日…。 死体が握っていたのと違って、普通に日記って感じですね。ジャネットさんとはやっぱり恋人関係だったのかしら。 ( 白骨死体が握っていた日記の方の文章を思い出してそんなことを。 ) ……この大学の、遺物研究室に所属していたらしいですよ。被害者。 ( もっと情報を聞き出したいけれど、捜査情報はあまり漏らしたくない。その間で揺れつつ口を開いた。 ) ──…あの、リドリー・スキナーって教授ご存知ですか? 研究室を尋ねていっても不在で…いつ頃いらっしゃるのかなって。お話聞きたいんですけどね…。 ( そして、その場所に来て、言われる場所を眺める。【判定】 ) [Mon 23 Jun 2008 00:44:12]
◆跡野末理@深淵 > ―――ねえ? ( 全くだ、と頷きながらどこか問うようなイントネーション。 ほらエミキー、こういうのが普通なのよ。 仕事らしいけど、知らない。 ) 〜ええ、五月一日の。 一枚だけね? エドワードが関わっていた遺物についてちょこっとと、明日はジャネットと約束があるとかどうとか。 多分本物だと思うんだけど、どうかしら。 エドワード本人についての噂って、何か聞いてる? 具体的に何をしていた人間なのかも、分からないのよね。 噂の元になった事件も、実際に何があったのか分かってないし。 …遺物って言ったって、研究してるところは色々あるわ。 隠されると、なかなか出てこないでしょうね… ( 先に立って歩き、一度後ろを振り返りながら問う。 あまり期待はしていないようだ。 でも、得意気にする割に、自分が知った内容については詳しく話していない。 ) ―――ここ、なんだけど。 やっぱり奇麗になっちゃってるわね。 学内のあちこちで変な汚れが出てるって話あるじゃない。 そんな感じの、黒いのが、ここにも広がってたんだけど。 友達が日記を拾ったのがそっち。 黒いので汚れてたわ。 ( ランプを持って、暗がりを進む。 窓から差す外の光も、遮られる一画だ。 天井に異常は無いか? 汚れは、雨漏りのように上からという印象があるのだけど。 ) [Mon 23 Jun 2008 00:17:04]
◆ピアナ@深淵 > ( 何となくだけど、きっと自分は年下に見られているんだろうなーと思った。とはいえいつもの事だし、今はそう思われている方が都合がいい。 ) ええまあ。だって大学内で白骨死体とか、ねえ。 ( 興味というか仕事だから、とは言いにくいし曖昧に笑って。 ) ……ああ、なるほど。確かにそうですね! ( 目からウロコ。だが、次の言葉を聞くと目を丸くした。 ) …って、エドワードの日記!? あの、ねこがにゃーにゃー以外の!? ( 内容によっては凄い手がかりじゃない…! ) も、門は…うん、うん。解りましたありがとう。 ( 何というか、今はもう門より日記である。道順も一応覚えたと思うが、それよりも彼女の後についていって。 ) [Mon 23 Jun 2008 00:00:50]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――おや? ) ( ランプの灯りの中にその少女を収めて、内心で首を傾げた。 小さな身体、ちょっと男の子のような、未分化な幼さも感じる容姿。 でも、顔つきと言うか表情と言うか、そういった造形によらない部分は、ひとり立ちしているものを感じさせる。 ちょっと間を置いてしまったら、何をしていたのか、聞く前に答えてくれた。 ) ―――〜興味、あるんだ? それで、噂を聞いて回って、収穫無かったら帰っちゃうの? どうして知っている事に大差が無いか知ってる? 誰かから聞いただけだからよ。 自分で調べていないから。 行く当てないならいらっしゃい。 昨日エドワードの日記を拾ったの、まだ落ちてるかもしれないわよ。 ―――〜門が正門のことなら、そこ真っ直ぐ行って右に曲がって、最初の通用口から外に出て、ぞろぞろ歩いてる学生について行けばいいわ。 ( 誤魔化し笑いに笑い返して、さっさと歩き出した。 ついて来ると思っているけれど、来なければ来ないでしょうがない――― 今のところ、彼女は学生で、その辺の学生が噂していることを集めている程度と思っている。 自分が知らないことを知っている可能性は低いと判断してしまっていた。 ) [Sun 22 Jun 2008 23:39:03]
◆ピアナ@深淵 > ( キョロキョロしていると、灯りが近づいてくるのが見えた。こちらから道を尋ねる前に教えてくれたのは、大人しそうな外見の女学生で。聞こえたよ、と言われれば娘は「あ」と口を押さえて少し顔を赤くした。 ) あ、ありがとうございます。 じゃあすみませんが、門までの道を教えて頂けますか? ( そこまで言うとフウッと溜息をついて。 ) 考え事をしながら歩くのはやっぱりよくなかったですね。…例の白骨事件について色々噂とか聞いて回ってたんですけど、皆知ってる事に大差なくて。 今日はもう、情報整理しつつ帰るつもりで歩いてたんですけど…あはは。 ( 考えながら歩いていたら道を間違ったよう。自分のドジを笑いで誤魔化す。 ) [Sun 22 Jun 2008 23:24:45]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――ん? ) ( 学生達の雑踏が少し遠くなる場所。 似たようなことを考えていたのもあって、その独り言はすぐ耳についた。 …何だ、新入生か。 勤続ウン十年の用務員さんでさえ迷わせるのがこの大学だけど。 ) ―――〜芸能科の4号館と文学科の3号館の間。 って言って分かるくらいなら迷わないわね。 どこ行くところ? ( 『聞こえたよ』 なんて、耳を指しながらちょっとからかう風な微笑。 その前から灯りは近付いていた、廊下の角からひょっこり顔を出して、闇に溶ける黒のセーラー服を着たお下げ髪の娘が、どこかお姉さんっぽいイントネーションで声をかける。 ―――そんな独り言を零しながら、どこへ行くつもりなのか。 興味ある。 ほら、楽しんでいる学生もいるじゃないか。 エミキーにも見習って欲しいところだ。 ) [Sun 22 Jun 2008 23:06:38]
◆ピアナ@深淵 > ( 結構大きな独り言をブツブツやりながら歩いている小柄な娘は、考えていた。 )( 現在解っている情報を整理してみよう。 まず、被害者はエドワード=ランディ。これはとりあえず確定。発見現場が完全に密室だったのかどうか…は、何か常人には思いつかないトリックがあるのかもしれないから保留と。そして、自殺とも他殺ともまだ断定できない。現在の謎としては、腐臭よね。腐臭がしなかったからこそ誰にも発見されなかった。……腐り落ちる肉が無ければ腐臭はしない…しかし、それってどうなんだろう…。 ) もし、仮に、被害者が動物か何かに食われたのだとして…いや、でも動物の死骸も何もなかったのよね…。 ( …………。 ) でも、第一発見者の清掃業者は…現場の扉を開けた後、確か明りを取りに戻ったって……。 ( もし、これが魔物や怪物などの仕業だった場合。 ) その、第一発見者が戻ってくる前に現場から逃げ、た…とか? ( お化けとかの話は苦手なのだ。想像するとなんだかゾッとして立ち止まった。 ) ……あれ? ていうかここどこー? ( 迷子になった! ) [Sun 22 Jun 2008 22:50:54]
◆跡野末理@深淵 > ( 次第に人が減っていく構内を横切って、エミキーが日記の一枚を見つけた棟の、あの廊下を目指す。 ) ( ―――遺物にかかりきり。 透明な容器の中で浮いている黒い物体。 容器にこびりついていた膠のようなもの。 サンプルは白衣のポケットに。 白衣は自室か研究室。 ) …遺失文明なり何なりの調査・研究をしている部署か。 それだって色々あるけど… ―――残念ね。 日記の見所は 『明日はジャネットと約束』 になるはずだったのに。 ( いや、そんなこともないかもしれないけども。 エドワード的には、そこが一番どうでもいい箇所になってしまうような未来は願い下げだったと思う。 …実情なんて分からないのに、そんな埒も無いことを考えるのはらしくない。 またエミキーが声を荒げてしまって、そうさせてしまって、揺れているのか。 それとも鼠の死骸があって、今は会えないあいつが作った毒団子の効果が云々なんてことを、無意識にでも引き摺っているのか。 ―――考えながら、ぽつりと呟いて、足は休めない。 ) [Sun 22 Jun 2008 22:42:15]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが入室されました。 『(迷い込んだ小柄な人影)』 [Sun 22 Jun 2008 22:40:35]
◆跡野末理@深淵 > ( エミキーを校門まで送って別れた後、学生寮の棟を結ぶ廊下で、天井から腹のない鼠が降ってきた。 ただの鼠なら驚かない。 せいぜい、レッドの毒団子が効果を失くしたのかと仄かな感傷に浸るくらいだ。 けれど渡り廊下の屋根から落ちて来たそれには、腹が無かった。 ごっそり抉り取られたようになっていて、当然息もない。 屋根に飛び上がってみても周りに動くものは見当たらず、自然に落ちて来たのかもしれないけれど、物陰にぽんと置いてあるのとは、印象が違った。 エミキーにそう言われたからか… それとも、ただ単にそういった事件が続いたからか… エドワード・ランディの骨と、黒い粘性の液体、それに腹のない死骸が繋がりを持つものとして重なって――― 何か、異様なものがいると感じてしまう。 ) ( 鼠はどんな状態だったろう。 腹部が抉られていただけだったろうか。 仕方ないけれど、とっておくのもちょっと気が引けて処分してしまったのが惜しまれる。 ―――まだ門限までは間があるけれど、もう遅い。 無断外出御用達、廊下の角にある窓を出て、外壁にある出っ張りやテラス、パイプを伝い下に降りた。 ) [Sun 22 Jun 2008 22:24:55]
◆跡野末理@深淵 > ( 例のにかわ(と思われる何か)に濡れていた紙は、それでなくても状態が悪いけれど、昨日今日書かれたものという感じはしない。 芸能科辺りでこういった小道具を作る勉強しているようなのが、遊び心でこしらえた悪戯かもしれないけども、何よりあのエミキーが突き出してきたのだから、それら 『関係の無い何か』 である可能性は否定しておくことにする。 でも、何故あんなところにあったのかが分からない。 見つかるとすれば、骨があったあの部屋ではないのだろうか? ) ―――〜んー… よし。 ( 考えていても始まらない。 がぴがぴに固まっている日記の一枚はそーっと紙入れで閉じて、部屋を出た。 戸締り確認。 廊下でまた、天井を仰ぐ。 ) [Sun 22 Jun 2008 22:01:24]
◆跡野末理@深淵 > ( そのままくっつかれてしまってはかなわない。 そっと広げて干しておいた紙は、その時点では読めなかったけれど、ねばつく黒い液体が乾くと、どうにか文字を判別できるようになっていた。 ) 『ジャネット』 って… それじゃあこれは、エドワードの日記? 何であんな… んン… ( 荷物を置きに戻って来た女子寮自室。 エミキーからよこされた紙はどうなったかと目をやって、ランプの灯りに角度を変えてかざしながら、その内容をどうにか判読。 聞き覚えのある名前や、思い当たる節がなくはないキーワードに首を傾げて、艶の無い黒いセーラー服を着たお下げ髪の娘は天井を仰いだ。 ) [Sun 22 Jun 2008 21:50:17]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:4 )』 [Sun 22 Jun 2008 21:41:33]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( そんなことを考えていた寮への帰り道。 天井から腹のない鼠が降ってきた。 )』 [Sat 21 Jun 2008 02:26:01]
◆跡野末理@深淵 > ( 気をつけて。 そう言って別れることは多いけど、あまり本気で使ったことはない。 エミキーは危機を回避する。 対峙することになったとしても、どうにかして乗り越えられる。 カタリナの時も、墓地で憑かれた時も、それなりに危なかったかもしれないが、一人でもどうにかしたのではないかと思わずにはいられない。 特殊技能職にあっておまけに異能持ち、それでも力の程は自覚していれば、より根本的な部分で力関係を覆す能力というのは、恐ろしくも魅力的な幻想だった。 ああして声を荒げるのがどうしてか分からなくて… そんな風にさせたいわけではないから、しまったなと思いながらも、口惜しさや歯痒さを拭えない。 ) [Sat 21 Jun 2008 02:22:06]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが退室されました。 『 分かれるまでの間、殆んど口を開かなかった。 』 [Sat 21 Jun 2008 02:06:15]
◆跡野末理@深淵 > 体力があるだけじゃ死ぬわ。 走れるだけじゃ死ぬ。 怯えないだけじゃ死ぬ。 私にあるのはそれだけなのよ。 小手先の魔法は便利だけどね。 どうしようもないことってあるの。 『死なない』 ために必要な条件はそこじゃない。 エミキーなら死なないかもしれないっていうのは勘違いかもしれない、まだ分からないけど、でも… 結構がんばってるのにまだ死んじゃう気がする私には、あとはエミキーくらいしか、どうしようもないことをどうにかする可能性が無いんだわ。 ―――知ってる。 そう聞いた。 そう 『見える』 のが… ( ―――続けようとして、口を噤んだ。 分からない。 エミキーが全力でものを見てからそう言っているのか、何かがそこで止めてしまっているのか。 例えば自分が同じ目を持っていたらと考えると惜しくて、それで買い被っているだけかもしれない。 実際にその目を持っていたら、改めてどうしようもないことがあると知るだけかもしれない。 でも、分からないから期待してしまう。 なんだか月並みと言うか、安っぽい言い方になってしまうようだけど、人類最強なのではないかと。 ) ―――〜ごめん、って前も言ったっけ。 期待されるとさ、一丁やってやるかーみたいな気にならない? カタリナ、一人では難しかったかもしれないけど、でもどうにかしたじゃない? …ああ。 ( ただ、殺し合いなんて、一生縁が無いかもしれない生まれか。 …バツの悪そうな顔で謝って。 でも、声を荒げるのがどうしてかも分かってはいないだろう。 何故誇れない、それとも本当にそんなものなのかと、揺れている。 …ややあって、微苦笑と溜息。 肩を竦めて――― 紙切れを受け取った。 ) 何? 落し物? 〜うわ、ねば… ―――あ、ちょっと… ( 骨が発見された部屋に――― 連れて行かれるようなタイミングじゃないか。 ) 〜じゃあ、私も帰ろうかな。 ( 背中を追って歩き出す。 ―――とりあえず、大学を出るまでは。 …平気だろうと思いながら、過信かもしれないと考えて… ) [Sat 21 Jun 2008 02:01:11]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『 どうかしら? 』 [Sat 21 Jun 2008 01:34:32]
◆寒河江未希@深淵 > ( だからそんな直感が働くかどうかは、今現在知った事じゃない。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:32:20]
◆寒河江未希@深淵 > ( 当面そんな部屋に行く予定は無いし、行った事も無い。 エドなんちゃらなんて名前も聞き流しているし、「白骨が見つかった」「魔除けを描いてた」くらいしか覚えていないだろう。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:31:59]
◆寒河江未希@深淵 > 詭弁だ。 ( もういい、と遮るように強い口調で言った。 ) 死ぬんだよ。 体力無いヤツは。 走れないヤツは。 わけの分からない物に出くわしてビビるヤツは。 それがわかんないからアンタは「そういう視点」で見てるっていうんじゃないか。 上からさぁ。 もう、それやめろ! 神憑りとか重たいんだよ! 運でもないし勘でもないし、ただ、こう、見えたまま見えたことを口で言ってるだけだッてんだろ! 嫌なんだよそういう、勝手に変な期待されたり持ち上げられたりッ。 ( そんな便利なものなら何で私はもっと上手くやれないんだ。 不快感が積み重なって吐き捨てるように声を荒げた。 この話になるといつもこうだ。 アトノマツリが私を特別な人間にしたがるのが私は、凄く嫌いだ。 ) ( 興味なんかあるわけがない。 ただ無言で暗い通路の先に足を向け、目に付いたものを拾ってまた早足でアトノマツリに突き出す。 何か、ニカワで固まって広げられない紙切れ。 …関わりたくも無いって言ってるのに。 ) 帰る。 ( そして受け取ろうと受け取るまいと、背を向けて今度こそ歩き出した。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:30:39]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sat 21 Jun 2008 01:24:13]
◆ > (キミはこの印象を友人に告げても構わないし、別に黙っていても構わない) [Sat 21 Jun 2008 01:24:11]
◆ > (『エドワード・ランディが何者かを閉じ込めた』) [Sat 21 Jun 2008 01:23:44]
◆ > (世間一般に広まっている噂では、この室内に関する推測は二つに大別されている。 即ち『エドワード・ランディは何者かによって閉じ込められた』。もしくは『エドワード・ランディは何者かから逃れる為に閉じ篭った』。 だが、キミの抱いた印象は、その二つのどちらとも違った。 即ち――――) [Sat 21 Jun 2008 01:23:34]
◆ > (さて、たった今、友人から事件現場――より正確に言えば死体発見現場だが――の情報を聞いた君は、果たして直感や感覚が優れているだろうか? 洞察力や推理力でも構わない。 もしもそうであったなら、その不気味な空教室に関して、おぞましい第一印象を抱くことになる。 もしもキミがこの先、事件現場を訪れたなら、よりその印象は強くなるだろう。或いは以前に訪れた事があるのなら、その時に抱いた印象がより強烈になる事だろう) [Sat 21 Jun 2008 01:23:26]
お知らせ > さんが来ました。 『( ある直感的認識 )』 [Sat 21 Jun 2008 01:19:24]
◆跡野末理@深淵 > ( てらてらと光りを映す黒い液体が広がっていて――― ) ―――〜さすが、鼻が利くわね。 ( 上から垂れてきた? 天井を見上げながら、その傍に歩み寄った。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:16:23]
◆跡野末理@深淵 > …そうね。 なんだか事情を知っていそうな人も口が堅いし、当事者だってまだ――― ( もう終わったこと、ただの噂にされてしまったこと。 今更できるのは、その時そこで何が起きたのかを知るくらい… 出て来たのが20年前の骨という部分に、そんな印象を持っていた。 だけど――― 頷いて。 でも、それならそれで良いと思う。 ) ―――何がでてくるのか分からないんだから、可能性としては似たようなものじゃない? それを引っくり返すのに必要なのは、現実的な体力とか、知力とか、慣れじゃないと思う。 もちろんそういうのがあるのとないのとでは多少違ってくるでしょうけど… 結局どうにかする気があるかどうかじゃないかしら。 でも、それだけでも足りなくて。 …運とか、閃きとか、勘とか、そういう神がかり的なものが要るのよ。 私には、エミキーが気付いていないだけに見えるわ。 何かから逃げるのに、走る必要が無い。 だからそうして 『避ける』 のかもしれないけど。 …その特技、もちょっと積極的に使ったらどうなるのか、見てみたい。 誰でも持てるものじゃないもの。 ( 前にもこんな話、したような気がするけれど。 何度でも言おう、惜しいなー。 ) うん、一応にかわみたいね。 獣の皮とか骨とか煮込んで作る接着剤よ、よくは知らないけど。 …ただ、ちょっと調べてもらったんだけど、今のところ特別なものかどうかは分からないわね。 おかしな場所にこびり付いてたりするのはおいといて、成分的には。 ―――ああ、やっぱりにかわと死体は関係あるのかな。 でも、そう、初めはエドワードがやられてるのよね。 骨の彼、そういう名前みたい。 自分の血で部屋一面に魔除けの印を描いて、案外それで死んじゃったのかもしれないって言われてるわ。 骨の周りが割と奇麗で、腐り易い内臓が、自然に朽ちるより早く取り除かれていたのかもしれない、なんて話もあるけど――― ( 勝手に歩き出す隣に並んで、知っていることをつらつら話す。 魔除けと言っても通せんぼできるだけなんだけど。 ) ―――惜しいなあ… 興味ない? 全然? ( ランプの灯りを揺らしながら廊下を進み――― ふと、足を止める。 実際にこの場所を歩いたことがあるかどうかはさておき、見慣れた廊下が続いている。 何か零したように汚れているのも、そう意外なものじゃない。 てらてらと光りを映す黒い液体が広がっ [Sat 21 Jun 2008 01:14:19]
◆寒河江未希@深淵 > 知性のあんまり高くないニンゲンの常識と無縁の「にかわ」と関係のある「何か」じゃないかね。 詳しい話なんか興味ないから知らないけど。 ( ああ、こういう話すると薮蛇だな、と思いながら勝手に歩き出す。 校舎から、出たい。 ) ( 【判定】 ) [Sat 21 Jun 2008 00:43:29]
◆寒河江未希@深淵 > 1つ、「天井から滴り落ちてくる」のは「誰か」がニンゲンだとしてどうか。 2つ、マトモに隠れる気があるなら「死体」も「にかわ」も残さない。 3つ、「ニンゲンをターゲットにしない」のは何でか。 順番かもしれない。 手に余るのかもしれない。 興味が無いのかもしれない。 [Sat 21 Jun 2008 00:41:14]
◆寒河江未希@深淵 > 昔のガイコツの話なんか知らんよ。 でも関係あるんなら――――それって全然済んでないって事じゃない? ( 白骨化したから、20年経ったから、「もう済んだ」なんていうのがそもそもアトノマツリ主観でしかない。 何処かの誰かにとって20年経とう100年経とうが終わっていないのかもしれない、し―――。 ) アンタはそれでいいだろうさ。 わけもわからず誰か、何かに襲われても避けられるかもしれないし、退治とかできるのかもしれない。 でも同じ状況で私とか、他の連中は多分出くわした段階で死ぬ可能性が高いんだよ。 ( この危機感の差はなんだ。 溜息が止まらない。 ) あんたはちょっとそういう視点で見てるんだ。 いつも言ってるけど、私はそういうんじゃない。 とろとろ100m走ったら立てなくなるただのヒト。 ( 事件を解明して解決、なんて。 軽々しく言えるわけがない。 期待されたくもない。 それこそ、さっさと自警団なり大学なりが解決してくれるのを望む側だ。 ) …知らん。 調べてまわってないし。 あれ、なんていうの。 「にかわ」? アレの意味がわかれば正体掴めるんじゃない? [Sat 21 Jun 2008 00:39:06]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( おおっと )』 [Sat 21 Jun 2008 00:36:21]
◆跡野末理@深淵 > ―――もう済んでる不幸。 …とは、言い切れないのかしら? 〜ん。 そいえば前にも、こんな話したわね。 私だって、誰かの不幸そのものを喜ぶわけじゃないわよ? でも妙なことが起こってるみたいなら興味あるし、探るのは楽しいわ、悪いけど。 …ただ、取り繕わせてもらうなら、ついでに続く不幸を終わらせられたりすれば、気分も良くなれてもっと楽しいじゃない。 …うん? ( 呼吸を整えて、立ち上がり、話すのを見つめてる。 『あんたかも』 言われて微苦笑、溜息一つ。 なるほど、やりかねないか。 ) 周りの反応見て笑ってるかどうか、分からないわよ? 『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』 なんて、何か事情があって止むに止まれず自分でやったことを、悔いてるかもしれない。 病気のお兄さんを助けるには 『腹をくりぬいた動物の死体を多くの人に見せないといけない』 魔術とか。 ―――良い方に考えたって意味ないけど、動物が殺されているだけで、自分が殺されるところまで考えるものかしら? 『まさか人間までは。』 『まさか私が被害者になることは。』 そう思えれば、案外ニコニコしていられるものよ。 …私の感覚もその辺り怪しいかもしれないけど、エミキーは 『そのうち人間がやられる』 って気付いてるのかもしれないわね。 ―――で、どう? 人間がやっていると思う? ( 窓を背に、同じ姿勢。 楽しそうな笑顔は引っ込めたけど、表情は涼しげだ。 【判定】 ) [Sat 21 Jun 2008 00:24:19]
◆寒河江未希@深淵 > ―――面白いわけあるか。 誰かの不幸の匂いしかしない。 ( 退屈は嫌いだ。 変わり映えの無い毎日なんか別に無くても同じだと思う。 でもこういうのは違う。 こんなのを面白いとか興味深いとか思わない。 どっかで必ず誰かの不幸に繋がってるみたいな不快感。 笑えない。 ) あのさ。 ( 普通に喋れる程度に呼吸が回復して、ようやく立ち上がった。 ) 毎日小動物の腹刳り抜いてそこら辺に捨てて、周りの反応見て笑ってるヤツが隣に座ってるかもしれないんだよ。 それは私かもしれないし、いつもへらへら笑ってるキミドリかもしれない。 あんたかもしれない。 「アタリ」って言って次の瞬間私の腹が裂かれてるかもしれない。 そういう話してんだよ。 ( 可能性は0じゃないな、と改めて思う。 私はアトノマツリが実は最悪の異常者で、「なにか起きないかな」なんて言いながら涼しい顔して自作自演をしているという可能性が0だとは言い切れない。 他の誰に対してもそう。 ) そんなんでニコニコ毎日学校なんか来れるかっての。 ( 吐き捨てた。 ) ( 今度のは特に胸糞悪い話だ。 なんちゃらっていう昔のニンゲンがなんかしてどーのこーのなんて全く興味無いけど、現状は本当に気分が悪い。 ただ、それだけ。 ) [Sat 21 Jun 2008 00:03:32]
◆跡野末理@深淵 > ( 読んであげてるんじゃない、とか胸張りそうな読まなさ加減。 けれど、あながち冗談でもなくて、エミキーはこんなやり取りも含めて、まんざらでもない部分もあるのではないかと思っている。 ぶっちゃけ体力尽きただけなのだろうけど、逃げられれば本気で逃げ切るのだろうけど、こうして粘れば割と付き合いは良い方だから。 『本物の』 危機を感覚えているにしては。 ) 言っちゃえば良いのよ。 面白いものが見られれば楽しいし、後学のためにってのもあるじゃない? よしんば解決できれば世のため人のため。 ( しゃがんでしまった金髪を見下ろして 『ね?』 とか首を傾げてる。 まくし立てるのも自分に言われているという自覚が無いのかどこ吹く風で――― ) 〜動物の、死体だからじゃない? 都会っ子にしてはたくましい気もするけど、人ほどショックは受けないでしょ? 皆それぞれ何かが起こっているのは感じつつ、それでも日常送れちゃう程度と言うか――― 一つ出てる死体も、20年前の骨。 それにそう、関係も分からないし。 人の腹がくりぬかれたら、当たり前に大騒ぎじゃないかしら? でも、そこまでいくかどうかは分からない。 …いつでもどこでも、いるものよ。 目立って知れ渡るかどうか、本物の異常者になっちゃうか、予備軍で済むかは大きな違いだけど、多感な時期に人知れず毛糸を切り刻んで喜ぶくらい、割と普通なことじゃない? ( 軽い調子で話しながらランプを足元に、廊下の手近な窓枠にお尻を預けて… やがて腕組み、思案顔。 ) ―――でも… そうか、エミキーはそれが、人までいくと思うのね? 鼠、猫、犬… ちょっとずつ大きくなってるのは確かか。 [Fri 20 Jun 2008 23:51:40]
◆寒河江未希@深淵 > ハラワタ刳り抜いてるヤツがさ、そこへん歩いてんだよ? 毎日学校の中をさ。 しかも誰も誰だかわかんないの。 隠れてんじゃん。 なんか「意図」があるじゃん。 悪意がさぁ。 ( まくし立てた。 アトノマツリの危機感が足りないのはいつもの事だし、コイツはそれでもヒトより上手くやれるからいい。 ただ、他の一般生徒はなんなんだ? 皆そんなに凄いのか。 腹くりぬかれない自信があるのか。 考えたらちょっと苛ついた。 ) [Fri 20 Jun 2008 23:34:29]
◆寒河江未希@深淵 > ( 力2、素早さ2、タフネス3、嫌いなものは運動全般。 現実って時々残酷である。 このジャンルでアトノマツリと勝負する事自体失策である。 空気読まないし。 ) よくっ―――欲望に―――忠実なの――は――――――素直って言わなッ…けふっ、えふっ、ぜひッ…! ( 100mと走らないうちにへたり込んでその場で暫らく呼吸を整える。 既に脚はぱんぱん。 立ち上がると痛いだろうなぁ、とか虚弱っぷりを再確認中。 ああ、このデジャビューはなんだ、アトノマツリがカタリナと重なって見える。 ) 何か無いわけないでしょこれで…ちょっとおかしいんじゃないのかあんた達ッ。 ( がー、と痛んだ金髪を掻き毟った。 しゃがんだまま。 ) 死体が出てンだろぉ? いっぱいさぁ。 内蔵無いヤツ。 それって日常? 20年前とか関係ないっしょ。 普通にさ、異常者が居なきゃこんな事起きるわけ無いでしょや? なんか誰か居るんだよ! 白骨とかそんなん関係ねー! [Fri 20 Jun 2008 23:32:20]
◆跡野末理@深淵 > ―――っく…! どうせそんな反応だろうって分かっていてもちょっとショックね―――… まぁいいわ! 素直になんなさいって言ってあげるわよ何度でも! ( ババとか。 くぅ! と可愛くなくて可愛いあんちくちょうに拳を握り――― 無駄な努力を微笑ましそうに見守ってあげる。 スキップするように、数歩前に飛んで振り返りながら びしり と指差したり。 逃がさない。 ) 何も無きゃ逃げないわよね? いい加減ここの学生がタフなのもあるけど、やっぱり危ない感じとかしてるのかしら? 〜大丈夫。 20年前よ? 何かやらかしたのがいたとして、とっくにどこかに行っちゃってる――― …とまで思い込むのも難しいところだとしても。 20年じっとしていた理由も分からないじゃない? ―――んン… もう疲れてきた? 煙草止めたのよね? 速く走りたいならね、手ぶらぶらさせないで、ほら、腿上げる。 [Fri 20 Jun 2008 23:21:08]
◆寒河江未希@深淵 > くそ、ババ引いた!! ( 今現在校内で二番目に遭遇したくなかったヤツにばっちり出くわした。 言うなり相手の言葉も聞かずに全力マジダッシュで踵を返す。 聞かない聞かない。 聞きたくも無い。 あの嬉しそうな顔だけでお腹一杯だ。 何が楽しくてこんな陰湿なイベントにまでクビ突っ込んでるのかって―――ああ、アトノマツリだからだよ。 そうだよ。 知ってるよ。 ) 知らんっ! なにもない! 興味も無いし関わりたいとも思わないッ!! 気分は結構悪い! ( 余計な事を言えば言う程息が切れる気がする。 暗い廊下に不器用にしょっぱいスピードでぺたんぺたんと全力ダッシュする足音が響き渡った。 ) ( 全力疾走って久しぶりだなぁ、とか現実逃避もしてみた。 ) [Fri 20 Jun 2008 23:08:57]
◆跡野末理@深淵 > ( お化けや幽霊といった怪談の主役は、そういったものを認識できる人間に言わせるとそう特別なものでもないらしい。 実感はできないけどとりあえず、その変にごろごろしていると聞いた気がする。 実害があればまだしも、そういったものの気配には普通に疎かった。 見つめていたいのに傍らに居ても素通りしてしまうだろう。 ―――ただ、人間となれば別。 ) ―――あ。 ( 露骨なシミなどであればまだしも、周囲の汚れに紛れてしまう程度では気付き難い。 どんな状態か知りもせず踏み入った廊下で、けれど見通せる範囲はぱっと確認。 廊下の先で、光りに躊躇うような怪しい動きをする人影を認めた。 後ろめたいところでもあるのではないか――― ぶっちゃけ自分も寮の門限破りとか下校時刻違反とか、褒められた状況でないかもしれないのはさておき。 興味を持たないわけがない。 それに、何より予感もある。 手を振るように灯りが一度大きく揺れて、競歩のような勢いでそれが近付いてきた。 艶の無い黒い服。 かっちり編まれたお下げ髪。 そちらの顔を確認して、さも嬉しそうに、ちょっと意地悪そうに笑ってる。 してやったり的な。 偶然だけど。 何もしていないけど。 ) ―――来るなら来るって言えば良いのにみずくさい。 何か見つけた? せめて噂の元になった事件くらい洗ってから声かけようと思ってたんだけど――― どうもよく分からないのよね。 何かマズイ事があって隠蔽なんて、よくあることなんでしょうけど。 ―――どうしたのよ、気分悪い? ( 相手がどんな反応をしても、話しかける内容はさして変わらない。 逃げても横に並びながらだ。 ) [Fri 20 Jun 2008 23:00:11]
◆寒河江未希@深淵 > ( だいたい一回や二回じゃなく動物の変死体が見つかる時点でどうかと思うのだ。 誰かが居るんだろう? 人為が働いているんだろう? 何で皆普通に学校に来れるのかって神経がわからない。 大学も大学で、自警団を入れたくないなら入れたくないでやる事ある筈だ。 折角最近は平和に芸能芸術に身を入れてものづくりが出来てるってのに面倒臭い話――――いっそ班の連中に提案して、外で活動しようか。 喫茶店でも芸能横丁でも出来る事はある筈だ。 ) ( なんて考えながら早歩きで長い廊下を通り抜ける。 絶対的に嫌な予感とまでは言わないが、正直歩きにくくてかなわない。 廊下の向こうまで点々となにかいつもと違う痕跡が続いていたりしたら迂回せざるを得ないじゃないか。 ) ん……まぶし。 ( 角を曲がった所で遠くに灯かりを見つけた。 誰だか知らないが、この時間に残ってる人間なんてロクなもんじゃなさそうだ。 関わりたくないし、此処引き返そうか、なんて―――ああ、くそ、何処行っても嫌な匂いがする。 ) [Fri 20 Jun 2008 22:44:08]
◆跡野末理@深淵 > ( 20年間閉ざされていたと思われる部屋から骨が発見されるのと前後して、学内のあちこちで 『腹部をごっそり失くしている』 という共通の特徴を持った動物の死骸が発見されるようになった。 最初は鼠だったか、次いで猫、そして犬。 それ以外の動物についても色々と聞こえて来たような気はするのだけど、印象的なのはその辺り。 白骨化して発見された人物が遺したと思われる手記に 『頭が二つはえた猫』 という言葉があったのもあって、なるほど鼠かと思っていた。 何がなるほどなのか分からないが、何となく、繋がりそうな気もする。 でも当の猫も腹を失くし、犬までも――― やはり骨とは全く別口の、ストレス貯めた学生による猟奇的犯行だろうか。 ) ―――けど、奇麗過ぎるのよね、そう… 二十年ほったらかしにされた死体なんて拝んだことないけど… ( ただ、骨の検死にまつわる噂を聞くと 『はらわた』 というのがキーワードになりそうで無視できない。 …でもどういうことだろう。 ) …ま、ここに居ても仕方ないわね。 最初に鼠が見つかったのってどこだったかしら… ( 死骸は片付けられてしまう。 せっかく見つけた鼠をもっと観察しておくべきだったと思うのだけどあとのまつり。 虫が知らせたのか、さっさとその場を後にして構内に入った。 窓は閉ざされ、少し蒸し暑い。 水や土埃、草木のにおいを季節感程度に認識するだけで、それ以上の特異な変化は知覚できていない。 ) ( 暗くても平気だけど、よく見ようと思ったら灯りは欲しい。 珍しく手にしているランプは遠くからでもこちらの存在を伝えてしまうけど、それが誰かは――― いや、誤魔化されてくれないか。 ) [Fri 20 Jun 2008 22:35:28]
◆寒河江未希@深淵 > ( 班を作って作成する課題の舞台劇の打ち合わせが酷く延び延びになってしまってこんな時間。 此処暫らく構内に遅くまで長居しないように心掛けていたのに、もう真っ暗だ。 露骨に様変わりする風景。 異臭漂うのは廊下も教室も何処もかしこも。 普段居ないヤツが徘徊している痕跡が目に入る。 これだけ露骨なのに何で休校にして学内の調査を始めないのかって―――ようするに、露骨じゃ、ないんだろう。 皆の目から見ればまだ。 言葉で説明できる自信も無いし、信用を得るだけの発言力も無い私は、自分に被害が及ばないようにさっさと帰るだけだ。 なんせ興味も無ければ身の安全を確保できる気もしない。 せっせと首を突っ込む連中の足を引っ張るか、ニンゲンの第一被害者になるのがオチってもんだ。 ) どうせアレが徘徊してるんだろうし、見つかる前に逃げなきゃ――――。 [Fri 20 Jun 2008 22:21:01]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが入室されました。 『 115:Abyss/U 構内廊下、夜 』 [Fri 20 Jun 2008 22:15:30]
◆跡野末理@深淵 > ( 何かちょっとこう、普通とは違う物なのではないかと考えた 『黒いニカワ』 だけれど、今のところこれと言って特別なことは分かっていない。 さして水気もなく、ましてや高温でもない場所で液状になっていたのは謎だけど、それだけだ。 乾けば当たり前のように固まって、それっきり溶け出すこともなかった。 今のところは。 ) ―――今度は犬か… ( 手にしたランプの灯り一つがポツンと浮かぶ闇の中で、照らし出される領域を侵食するような黒いセーラー服を着たお下げ髪の娘が一人。 学内の、これと言って特徴のない場所を見回しながら、何事か思案するような呟きを零す。 ) [Fri 20 Jun 2008 22:11:43]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:3 )』 [Fri 20 Jun 2008 22:00:51]
お知らせ > テレサ@深淵さんが退室されました。 [Fri 20 Jun 2008 03:10:28]
◆テレサ@深淵 > (お守り=気休めが必要だったのは確かに自分かも知れぬ、前日の一件で過敏になっていたのかー―― とかこお考えつつ。 呼吸整えて顔ぴしゃり気分返還。) うっわ・・・。 (前髪かき上げると、外で走ってきたんじゃないかって位酷く湿っていた。 恐らく服の下も冷や汗だくだくなのだろうナ。) ……お風呂寄って帰るか―― でも寄り道したくないなぁ今日は。(恐らくは汗臭い自分と真新しい恐怖を測りにかけて、 はふ と溜息一つ。) [Fri 20 Jun 2008 03:09:41]
◆テレサ@深淵 > (暫く移動していると、不意に気配が消えて――恐らくそいつは居なくなった。 唐突なくらいに。) ――― は。 ・・・・えっと?(漸く振り返ってみることができるが、やっぱり何も無い。 胸に氷が刺さったみたいな緊迫感も、そこですぱっと消えた。) ・・・・・。 餓鬼かっつの――何にほっとしてるんよ私は。(いざ冷静になってみると自分の対応は酷いくらいに滑稽だが――言葉と裏腹、正直安堵感の方が強かった。壁にもたれてプチ動けない。) [Fri 20 Jun 2008 03:02:14]
◆テレサ@深淵 > (気を抜くとその瞬間に歩速を上げてきて追いつかれそうな――でも早足になっても距離なんて変わらないし、走り出すとか急激な事をするとその瞬間に―――その瞬間に、どうなるんだろう? しらない。) ―――神さま ・・・いや、いまのなし。(務めて普通に普通に、あるいていくしかない気がする。 途中何人か擦れ違う。 「私の後ろ指差して腰抜かして悲鳴でも上げてくれれば、いっそ楽になるのに」 なんて思いながら―― ) [Fri 20 Jun 2008 02:54:07]
◆テレサ@深淵 > ―――― ッ!!(持ち前の忍耐強さ・・・というより異常事態への慣れが、辛うじて声を止めてくれた。 あれだ。 3歩後ろの真背中に、見詰められてるような感じ。 それが行き成り後ろに湧いたようだ。 すでに二度ほど反射的にやらかしたが――振り向いて確認とかはもうしたくない。 とてもじゃないがしたくない。 人通り多そうな所に向けてそっと移動してみるが、歩いても止まってても同じ距離にいるようで――) [Fri 20 Jun 2008 02:41:18]
◆テレサ@深淵 > (うしろにだれかいる。) [Fri 20 Jun 2008 02:27:39]
◆テレサ@深淵 > (だれもいない。 っていうか人はいるがこちらを見てる人は居ない、だ。 最初の方こそ奇抜で通っていたファッションも、大分慣れてもらえてるし。) ……気のせいか。(溜息一つ。 くるりと再度ターン。 荷物片手に帰路に着くが―――) 私がナーバスかよ。 こまったもんだナ。 (なんか自分の歩調に合わせて後ろに誰か付いてきてる気がして、再度振り返った。 無論、だれもいない。) [Fri 20 Jun 2008 02:26:33]
◆テレサ@深淵 > (気持悪いものが垂れてきただの垂れてただの、後は焼却炉や廊下に動物の死骸があっただの。 冷静に一歩引いて考えれば、誰でも出来る悪戯なのだろうが――規模も規模だし、なんだか唯事で無くなってる気がする。大学側でも沈静化のための何かしら手とかは打たないのだろうか。とか考えてしまう。) 願わくば平穏に授業うけたいよ? 全く―― 。(帽子の鍔くいと引いて、今日は早上がり。 うけたい授業も無いし、バイト探しと自習に精を出すか、と―― ) ・・・・?(不意に呼ばれた気がして、くるん、と振り返る。) [Fri 20 Jun 2008 02:15:36]
◆テレサ@深淵 > てめーで施術しろっつのー。 …… 然し、なんだかなぁ。(噂に踊らされる感じか―― 一部の生徒は先程のように縁起担いだり夜は早上がりしたりしてる様子。 金銭的にはほくほくだが、まるで何か不吉な事が事前告知されてるみたいで嫌な感じだ。言い方は悪いがたかが白骨一個のはずだったのが情報は情報を呼び静かなカオス状態。 沈静の気配はまだ無いし――) ・・・・踏んじゃったしなぁ。(出始めた自称”被害者”&噂の一つの出所は自分だったりもするし。 帽子の上から頭掻きつつちと【判定】。) [Fri 20 Jun 2008 02:00:13]
◆テレサ@深淵 > 本職の魔女科の連中に頼めば良いのに―― お昼分は嬉しいっけどねー。(質素な飯代と引き換えにそれを売ったりしていた。 個々の所色々と噂があるからか、通学・弁当召喚以外でも魔女の技を振るう機会が多い。) ん? 自分の分はいーよこれ作ったの誰? そゆことさ。 まいどー? (此方は上がりだが彼女は別教室での授業だとかで――代金受け取って二言三言会話を交せば、ひらら、と手振ってそのクラスメイトと別れた。 深呼吸してひとやすみ。) [Fri 20 Jun 2008 01:48:43]
◆テレサ@深淵 > (所属が魔女科でないのは、ぶっちゃけすでに魔女だからなのだ。 技量こそ低いが、一般的な魔女の技ならなんとかこなす事が出来る。 簡単なポーションの作成、箒での飛行――そして、魔除け。 魔除けと言っても酷く簡単なモノなので、効果の程はといえば) ……幸運のお守り、って言った方が近いよ? 其れでよければ。(両手にちゃらちゃら石と紐の細工物、廊下を歩きつつ知り合いに説明したり。) [Fri 20 Jun 2008 01:37:42]
お知らせ > テレサ@深淵さんが入室されました。 『ヴェイトス大学魔術科学生テレサは、実は魔女である。』 [Fri 20 Jun 2008 01:32:48]
お知らせ > さんが帰りました。 『残されるのは黒い粘液と、腹に空洞のできた犬の死骸であった』 [Fri 20 Jun 2008 00:28:14]
◆ > (大分、身体も元の大きさに戻ってきた。そろそろ、食糧をもう少し違うものに変更するのも可能かもしれない。何にしたってあの食糧は腹持ちが良いのだから。 だが、己の欲望に忠実に動くのは宜しくない事を、彼は学習していた。 その知性の囁きに耳を貸した彼は、方針の変更を少し先延ばしにする。――――時間はあるのだ、たっぷりと。 奇妙に甲高い声を一度あげると――それは或いは笑い声だったのかもしれないが――彼はのんびりとした様子で、その場を後にした) [Fri 20 Jun 2008 00:28:00]
◆ > (幸いであったのは、彼がいる場所に、非常に多くの食糧が存在するという事であった。 小さい物から大きい物まで様々な種類の食糧。 恐らく、これを食い尽くすのには割りと時間がかかるに違いないと彼は見て取っていた。 減る端から増えているようでもあるし、そうであるならば、この場所を拠点とするのも悪くは無いだろう。この構造物に適応し、其処に存在する大量の食糧を少しずつ捕食していけば、この飢餓も収まるに違いない。 いずれにせよ、もう少々の時間は必要であるが) [Fri 20 Jun 2008 00:27:45]
◆ > (当然の話である。多少の食事で何とかするには、この飢餓の度合いは大きすぎた。 途方も無いほど遥か昔から、彼は殆どと言って良いほど物を口にしていない。 すこし前にちょっとだけ食事をしたのがいけなかった。しばらくしてみると、余計に空腹感が強くなってしまったのだ。 ――これは良くない、非常に良くない。 勿論、食事をしない程度で死ぬほど軟弱かつ単純な身体構造をしてはいないのだが、彼と言えど好き好んで空腹でいる趣味は無い。精神が不安定になるのだ。 それは、あまり良い事態ではない) [Fri 20 Jun 2008 00:27:35]
◆ > (それが何時生まれたのか、知る者は最早いない。 かつて暗い音の無い世界で細胞が増殖し、一つの生命が生まれた。勿論、それは人間ではない。動物でもない。 しかし今、こうして薄暗い構造物の中庭を這いずりまわっているそれには、知性があった。 故に名前の無いそれに対しては彼、或いは彼女といった呼び名こそが相応しいように思われる。 今食事に没頭している彼は、それでも尚、飢えに苛まれていた) [Fri 20 Jun 2008 00:26:44]
お知らせ > さんが来ました。 『酷く乾き、痩せ、そして飢えていた。』 [Fri 20 Jun 2008 00:26:34]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 [Thu 19 Jun 2008 06:53:17]
◆サヤ@深淵 > ( ――大分後になってから。 校舎内への階段を下りるすがらのどこから落ちてきたものか、シャツの袖がニカワで溶けているのに気がついた ) [Thu 19 Jun 2008 06:52:22]
◆サヤ@深淵 > ……。 ( 安くて苦い煙草の葉を噛み締め、踵を返す途中で ) 【判定】 [Thu 19 Jun 2008 06:48:56]
◆サヤ@深淵 > ( 検証を要するものも含め、現時点で指標たり得るのはこのくらいだろうか。 )( 腕を組む。 眉間に深く皺を刻み、空を睨みつけながら ) ――魔術だの悪魔だの何だのって話になってくると、俺にゃお手上げ――だな。 ソッチは間違いなく、寧ろ学内の領域だろう――し。 ( 何せここの大学では魔術が系統立てた正式な学問として確立されているのだから。 一介の自警団員でしかない己に、――否。 自警団云々以前に、自分に悪魔祓いの真似事ができるなどと考えちゃいない。 そこまで有能とも、ましてや万能などという幻想も抱いちゃいない。 20年以上も生きていれば自分の限界くらい把握しているつもりだ ) [Thu 19 Jun 2008 06:47:04]
◆サヤ@深淵 > ( ふと ) ――…取材に応じたのがリドリーだったのか、ひょっとしたら。 ( だとすれば、そしてリドリーが真実を語っていたならば、脚本の内容も事実だと看做すに足りる。 更に、ランディのメモにはジャネットの名が出ていた事を考えると、両者の間柄についても知っている可能性もあった。 どうにかしてリドリーと会って話す必要があるだろう。) 『殺人鬼の可能性をも示唆されている』ランディの人柄、それから研究内容についても知っていると話が早えんだがな。 ――案外『エルダー・サイン』( 旧き印。 先日図書館の青年に集めて貰った魔術シンボルの本によると、あの五芒星はどうやらそう呼ぶようだった。 魔術や呪術に縁のない男には、それ以上は理解できなかったが )とやらの研究に没頭していた、とか。 [Thu 19 Jun 2008 06:37:12]
◆サヤ@深淵 > 『白骨はランディである』『ランディのメモの中にあったジャネット、そしてロイヤルはヴェイトス大学考古学科第五研究室に所属していた実在する人物である』。 とするとー… 20年前の脚本の取材内容も、事実だったと看做して構わねェのか? ( 個々の事象は中心に串でも通したようにきれいに同じ方向を向いている。 それ故に信憑性は高いが、あまりに揃いすぎて逆に作為を感じてしまうのは多分己の癖だ。 だが、今回ばかりは予断を嫌うばかりでは何も判明しないのではないか。 ――そう、思うようになっている ) …………。 ( 煩わしげに短髪を掻き毟る。 頭皮を痛めんばかりに暫く繰り返し、それを合図に吹っ切るように。 ――疑り深い性分とすれば不本意は残るが、『脚本に記されていた出来事も事実と看做す事にする』 ――つまり、ロイヤル・アストナージとジャネット・スティングラードの両名は内臓を抜かれて死んだのだ、と。 そして、導入だけが残された脚本の文面が全て事実であれば、その場にランディも居合わせたという事になる。 ) [Thu 19 Jun 2008 06:22:50]
◆サヤ@深淵 > ( 安い紙巻の端を行儀悪く噛み荒らし、険のある目つきを更に険しくして考える。 耳にした『検死報告』についてだ ) ――骨に外傷はなく、人骨を『遺物研究室研究員・エドワード・ランディのものと断定する』――死因はどうあれソコは疑う余地がないってか。 ( 根拠は白骨が手にしていた日記の切れ端の筆跡だという。 他人の死体にランディのメモを握らせる事も可能だろうが、そこまで疑い出すとキリがないという話なんだろう。 何もかもが不可解な出来事に、一つ前提が定められた ) [Thu 19 Jun 2008 06:09:23]
◆サヤ@深淵 > ( 今の所、『遺物研究室』『考古学科第五研究室』のどちらにも顔を出せていない。 自治権を有する大学敷地内では元よりおおっぴらに動くワケにもいかなかったし、商業地区や居住区で騒ぎが起これば本業に戻る必要があったからだ。 嵯矢 片那という人間の個性より自警団員という属性こそが重要だとばかり考えていた己にとって、今回はその属性が枷になっている。 ――事実はどうあれそんな印象がある。 )( 屋上の隅で強い風に吹かれ、太陽が昇る方角を見ている。 敷地内では拙かろうと銜えた煙草に火は点いていなかった ) [Thu 19 Jun 2008 06:02:34]
お知らせ > サヤ@深淵さんが来ました。 『( 6月19日の時点で )』 [Thu 19 Jun 2008 05:51:58]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 『 その道は大抵行き止まり、だろ? 』 [Wed 18 Jun 2008 22:54:57]
◆キリル > ( 会話を続けながら、青年たちは階段を下りていく。 かつ、こつ、かつ。一定のリズムが複数 ) ――― あんまり知りすぎるの、良く無い気がする。 ( だから俺はノータッチだと、ひらりと手を振ってみせた。 研究者の多い大学だと、どうもなんにしても真実を追い求めたくなるようなヤツが多いンだろーけど。其処はある意味職業病っていうか、仕方ないのかもしれない。 ) ……真実という名の女性はとても魅惑的で、追いかけたくなるのは良くわかるが――― 漸く彼女の手をとった時、 [Wed 18 Jun 2008 22:52:59]
◆キリル > …だからって、 ( コツ、と無意味に窓を叩き ) 真相を暴いてやろう ってーのも止めた方がいいと思うぞ。 ( 今、このままついでに噂の現場を見て帰ろう、などと先程友人たちが話の合間に言っていたのを気に留めて、釘を刺す。冗談だったかもしれないが、一応だ。 ) ( いつもより一層カバンが重くなった気がして、肩に掛かる紐をくい、と掛けなおした ) だって俺ら別に魔術科生徒ってンじゃないしー…… 良く、あるだろ。オマエが今研究している作家なんか、典型的じゃねーか [Wed 18 Jun 2008 22:35:10]
◆キリル > ( 友人らが夢中になっていたのは、件の噂話だ。 耳に入ってはいた。答えようと思えば幾らか部分的に告げて聞いていたと証明することは可能だろう。しかし、 ) …… あんまり、噂しないほうがいいんじゃないかなー ( へろ、と困ったように笑みを浮べてそう告げる )( 当然友人は――特に一番好奇心旺盛で積極的に噂話を口にしたがる友人は――なんでだよ、と訝しげに問い質してきた ) んー… なんとなく。 てか、コレ以上ヘンな事件起きたらホント困るって。大学閉鎖なんてなったらどうする? ( 友人たちも自分も、休みになってほしい、なんて口癖のように言うものの、実際閉鎖なんかになったらホントどうしようもない。他の大学に編入する?一体何処へ。 ) [Wed 18 Jun 2008 22:22:14]
◆キリル > ( ガラス越しに見る闇が、まだ其れほど濃い色をしていないように見えるのは大学に灯る明かりのせいか、其れとも見下ろす先に広がる街の灯りのせいか ) ( 既に戸締り済みらしい廊下は、四角い空間。 ――― 窓を開けたいな、と金髪の青年はぼんやりと思う。なんだか、湿気が篭っているような気がしたから。早く、外にでて外気に触れたい ) …、 ( なぁ ) …うん? ( 話聞いてたかよキリル ) ( 青年たちの視線が全部自身に向けられている事に気付いて居心地の悪さを感じながら、あー、とどちらとも付かないただの音を口から漏らした。思わず足が止まりそうなほど、歩調がゆっくりになる ) [Wed 18 Jun 2008 22:09:35]
◆キリル > ( あの白骨死体と焼却炉の周りにあったっていう動物の死体は、絶対なんか関係あるって! )( ――灯りの落ちた教室の多い、大学の研究棟の廊下。響き渡るのは、数人の青年たちの声。 空いている小さな演習室を借り切って、其処に本や資料を持ち込んで課題に取り組んでいたのだが、流石に時間が時間なのでそろそろ帰ろうと、皆で部屋から引き上げてきたところだ ) ――― ( 青年たちの塊から2歩ほど遅れて、長い金髪の青年が窓の外を見ながら歩いていた ) [Wed 18 Jun 2008 21:59:19]
お知らせ > キリルさんが入室されました。 『( だからさ ) ―――― 』 [Wed 18 Jun 2008 21:45:29]
お知らせ > ドリィさんが退室されました。 『甘さ控えめには、絶対にならない。そんな桃色空間』 [Wed 18 Jun 2008 01:43:22]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 [Wed 18 Jun 2008 01:41:56]
◆水蓮 > ( お互い、クールダウンしたときには思うさま悶絶しそうなやり取りであった。 でもきっと繰り返す。 砂糖吐きそうな展開を。 先生喜びのあまり、10センチほど体から離れかけたそうな。 ) [Wed 18 Jun 2008 01:40:30]
◆ドリィ > え、えっと… も、もう少し考えさせて…下さい… その、先生にはどっちが似合うかも…考えないと、いけないから…(頭の中は桃色パニック。 後で冷静になったら、きっと恥ずかしさでのた打ち回る事間違いなしな言葉ばかり吐き出す此方は此方で、妄想が暴走状態か。 本当に、冷静になった後が楽しみである) って、せ、先生成仏しちゃ駄目ぇ…っ!(ある意味、罰当たりな) [Wed 18 Jun 2008 01:37:00]
◆水蓮 > え、ええと…………ドリィは、私にお嫁さんて呼ばれたい? それとも、旦那様? ( 計画ばかりが着々と進んでいく今日この頃。 最終的に子供は何人欲しいかとかそういう話題に移ってきたらメルトダウン。 なまじ思考だけの存在だけに、人形先生、もうショートしかけていた。 ) ……………もう、成仏してもいいくらい………。 [Wed 18 Jun 2008 01:31:25]
◆ドリィ > えっと… その、どっちがドレスで、どっちがタキシードで… えーっと… えぇーっと…(何とかドツボから抜けようとするも、逆にどんどんハマって行く… それが蟻地獄の恐ろしい所。 頭の中で思い浮かべれば思い浮かべる程、恥ずかしさが加速していき… 心臓なんて、もうとっくの昔に破裂しちゃってるんじゃないか、なんて思う程。) … うん、私も…凄く恥ずかしい… (けど、凄く嬉しい そこまでは口に出す余裕は無いけど) [Wed 18 Jun 2008 01:26:16]
◆水蓮 > そ、その、ね? ドリィが望むなら、その…………ここでも、ええと、その、ドレスくらいは、用意、するから………。 ( 真っ白なドレスを。 ブーケトスは、うん、まあいいかな。 幸せのおすそ分けなんてしてやらない。 ) …………あー、駄目だ、すごく恥ずかしくなってきたー。 [Wed 18 Jun 2008 01:21:45]
◆ドリィ > (此処は桃色の蟻地獄。 もがけばもがく程、ドツボにハマってさぁ大変。 空気を読めないドジョウが出て来ないのが唯一の救いだろうか) …う、うん… 教会は、無理だよね… けど、その…此処で、でも…うん… (そして再び、少女の脳内でめくるめくウェディングな妄想。 ちょっと夢見てただけなのに、あれ?現実になりつつあるんじゃ… なんて―――) ……そ、その… ゆ、指輪渡す時に…だよね…言うとしたら… うん… 大体は、察して… る… [Wed 18 Jun 2008 01:17:39]
◆水蓮 > ( 抜け出すどころかどつぼにはまる。 もしここで誰か部屋に入ってきたら、その瞬間KYの烙印を押されそうな領域であったとさ。 ) う、うん、薬指…………教会には、いけないけど、その、欲しいかなぁ、なんて……。 ( 挙動不審に意味もなく手を動かしながら、なんとなく顔が見れないまま。 ) は、はっきり、言ったほうが、いいのかな、こういうのって……? さ、察して、くれてるから、いいよね……? [Wed 18 Jun 2008 01:12:03]
◆ドリィ > (言葉が続かない。何か言うべき言葉がある筈だけど、見つからない… そんな時に、ふと今度は先生が口を開く。 それに、まだ恥ずかしげながら、顔を上げれば… 静かに、その言葉を耳にし、て――― また、キョトン。 ) ――――――……… 指の、サイズ… えっと、それって…… (そして、理解して… 自分の薬指を見詰める。 桃色も桃色。 空間どころか領域レベルにまで発展しそうな桃色っぷりな中… 返す返事を探す様に、自分の薬指を摩り、そして――) え、えっと…じゃあ、先生も…私の、指のサイズ… ……ゆ、指のサイズって、どう測るだろう… えーっと、その… こう言う時って、薬指で良いんだよ…ね?(ある意味プロポーズにもとれなくない言葉、思わず口走りながら何度も頷き繰り返す) [Wed 18 Jun 2008 01:06:10]
◆水蓮 > ( きっと、傍から見たら桃色空間が形成されているのだろう、なんだか暑くなってきたようにすら感じる、そんな温度のわからないはずの人形先生。 なんだこの青春。 百戦錬磨の人形先生なんだぞ! ―――でも駄目だぁ。 ) う、あ、の、ドリィ…………。 ( 口をパクパクさせてから、しばらく。 こういう空気を抜け出すために、先生はひとつしか手段を知らない。 つまり、冗談交じりに切り出すのである。 ) あのさ、あの、私の指のサイズ教えるから、よかったらでいいから、安くてもいいから、いまの言葉、形にしてきて……? ( 俗に、給料三か月分といわれる、あれを。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:58:52]
◆ドリィ > (言って暫く経ってから、今更ながらに凄い事を言ってしまった事を自覚すれば… もう先生の顔を見るのも恥ずかしくなり、視線を膝の上。 手は胸の上に置いて、心臓の鼓動を抑える様に… けれど、鼓動は止まらず、ドキドキと鳴り響き続ける。 言葉を吐き出すのも、恥ずかしくて… だから、恥ずかしそうな顔で俯いた侭、沈黙し続け――) …………………… そ、その先生… (それから、暫くして… 口を開き…) ……………… (また、沈黙。 もう、何と言って場を繋げば良いかなんて分からない。 けど、何だか… ちょっと、今この瞬間が幸せな…気が、した) [Wed 18 Jun 2008 00:52:28]
◆水蓮 > そ、そう、なんだ…………うあー……。 ( 心からの言葉なのであろうそれを聞き終えて、水蓮は顔を腕で覆ってしまった。 そして悶えるように、身を縮めて。 ) うあー……………なんだかわかんないけど、すごい恥ずかしい………なんか、すごい思われてる、私…………。 ( 生身だったら、顔が、真っ赤になっていたかもしれない。 見られるのがものすごく恥ずかしい。 というより、照れくさい。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:48:06]
◆ドリィ > う、うん… 先生と、一緒になりたいって…思ってる… 今はまだ、ちょっと不安とかあって…無理だけど… 一つになって、身体全体で先生に私を感じて、貰いたいって… 私も、先生を全身で感じたいって… うん、先生を求めてるんだと…思う (それが、欲情なのかは、ちょっと分からない…けど。 少し俯きながら、ぼそぼそと吐き出される言葉。 今度は質問じゃなくて素直な自分の気持ちを言葉にして吐き出し終え… そして、やや顔を俯かせた格好で、上目で先生を見詰めながら…沈黙。 心臓の鼓動は、もう酷い勢いで鳴り響いて、今にも破裂しそう) [Wed 18 Jun 2008 00:42:59]
◆水蓮 > うー……………や、やっぱり私、不安なんだよ。 普通の人間の感覚なんてもう忘れちゃったし、体が反応するってこともないし………欲情って言い方があれなら、したいと思ってくれる、っていうのでもいいけど、私、脱いでも人形だよ? 本物の女の子みたいにやわらかくないし、球体関節だし。 なのにドリィ、その、さっき、生唾飲み込んだり、そういうのって、あー、その、すっごく、私を求めてるって、ことでしょ? ( テストでは0点かもしれないが、人形先生の講義では質問する子はいい子です。 わからないのに質問しない子は減点です。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:33:32]
◆ドリィ > (戸惑い気味な先生の姿に、少女はちょっと冷静になって自分を思いっきり振り返る。 振り返った。 どりぃ すごい とばしすぎ 真っ赤になった顔が更に慌てた様な表情に彩られ、そわそわとしたり――) え? (そんな時に投げられた、先生の言葉 『欲情』 それに、暫しキョトンとした顔を浮かべれば… 視線を自分の胸へと落とし、そこに自分の手を当てて、目を閉じ深呼吸を一度、二度、三度、四度。 もっと沢山繰り返し――…) そ、その… 先生… …好きな人と、その…えぇっと…キスとか、そのそれ以上を望んじゃうって、やっぱり… 欲情って、言うのかな…?(先生… ドリィは質問に質問を返す悪い子です) [Wed 18 Jun 2008 00:24:24]
◆水蓮 > う、うん、がんばろう……? ( なにやら張り切った宣言に、戸惑うように頷いた。 人形先生は割と想像力に欠けるから、少女の脳内などわかる由もなかった。 わかったらわかったで困るのかもしれないが。 ) え、あ、うん、いや、いいんだ。 ( 謝罪の言葉。 真っ赤になる少女。 いつもならからかえるのだろうけれど、人形先生、ちょっと動揺していた。 だからこんなことを言ったのだろう。 ) あ、あー、その、なんていうか…………私みたいので、その、あー……「欲情」、したりするのかい? [Wed 18 Jun 2008 00:17:17]
◆ドリィ > きょ、共同… 作業… う、うん、先生…私、頑張る…!(今、少女の頭の中にあるのは貴方と私が夢の国。森の小さな…ならぬ、この部屋を飾り立てた即席の教会で以下略なシーン。 健全ではあるが、ケーキ入刀の数歩先行く想像――否、妄想か。) ……うん、色々試したり… して… え? あっ… そ、その…先生、ごめんなさい…っ (そして、生々しいとか言われてしまえば、慌てた様な表情で思わず謝罪の言葉。 吐き出した後で、段々とさっきまで自分が思っていた事や感情を思い返し… ボン!と、火を噴く様に、顔の赤みが一気に増した) [Wed 18 Jun 2008 00:11:55]
◆水蓮 > ( どちらを想像したかでタイプが決まります。 ) うん、二人でいろいろ試した……り…………あのう、ドリィさん? ものすごく生々しいんだけど。 ( 生唾飲み込む姿に、ちょっとびっくり。 いま自分はそーゆー目で見られているのだろうかと考えると、柄にもなく恥ずかしくなって、自分の体を抱きしめてみたり。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:05:45]
◆水蓮 > うん、一緒にがんばって………いつか、「ふたりの共同作業です」みたいなこともしようねえ。 ( 二人の共同作業。 まあ、健全な面で言えばケーキ入刀。 健全でないほうはご想像にお任せしよう。 まあいろいろにゃんにゃんだったり。 どちらを創造したかで [Wed 18 Jun 2008 00:04:04]
◆ドリィ > (依存しあう。 互いに必要とし必要とされる―― なんて素敵に聞こえる響きなんだろう。) うん、一緒に…一緒に頑張ろう、先生(だから、先生が頑張ると言うから自分も頑張れる気がする。 これもある意味、共依存なんだろうか? 違うとしても、きっと素敵な事だとは思う) …うん、二人で一緒に色々と試したり、して………… それで… その… うん…一緒に、頑張って…… (段々と赤く、湯気まで立ちそうになる顔。 その視線は、先生の顔から身に着けている服へと降ろされ――… ごくり、思わず生唾飲んだ) [Wed 18 Jun 2008 00:00:56]
◆水蓮 > ( 互いに依存しあう関係。 それを共依存というらしいが、それに少し似ているのかもしれない。 それが恋愛というものなのかもしれないけれど。 ) 大、丈夫………うん、私、がんばれるよ。 ( その言葉だけで先生救われるよ、なんて。 とくとくとくとく、流れる血を感じるように。 ) ………えへへへぇ、じゃあ二人して、ハウトゥーからだね。 ためしに、服を脱がすところからはじめてみる? ( くすくすくす。 冗談交じりに、赤面した顔を楽しげに眺めたのだった。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:54:20]
◆ドリィ > (期待だけではない、意地悪されると言う事は先生が其処にいると言う証明。 だから、拒絶できないししたくない―― 拒絶すると言う事は、先生が傍に居る事を拒絶してしまうんじゃないかって不安もあるから。 ちょっとした依存みたいな、もの) うぅん… 私も、たまに不安になるから… だから、うん… 大丈夫だよ、先生(押し付けた手を包む先生の手。 それを、先生をもっと強く感じようとする様に目を閉ざして、深呼吸を一つ二つ… ふと…自分の鼓動が反響したのか、まるで先生の鼓動みたいに鳴り響く気がする) うん…私も、その… えぇっと、あんまり得意じゃない、から…(だから、一緒に頑張ってくれると、嬉しいかも… 目を開けて、赤面しながら…少しだけ、申し訳なさそうに微笑んだ) [Tue 17 Jun 2008 23:48:07]
◆水蓮 > ( 少しだけ。 免罪符のようなものだ。 もしも本当に拒絶されたらどうしようという、そういうスリルもそこにはあるのかもしれない。 お互い、いろいろと期待を味わっているようで。 ) …………………ありがとう、ドリィ。 ごめんね、なんだか試すようなこと言っちゃって。 ( 心臓どころか歯車だってないこの体。 ただの空っぽなお人形。 そこにちゃんと居るんだと、そういってくれるのが嬉しくて、押し付けられた手のひらをそっと握って。 ) でも私―――経験ないからリードしてね? ( 雰囲気を改めるため、そんな風にからかい混じりに。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:40:00]
◆ドリィ > あうぅ… 先生、ほんとに意地悪だよぉ… その、本当に…ほんとに、少しだけ、だよ?(また、曖昧な言葉。 けどそれは、本当はもっと好きの証を欲しいから… 困った顔を浮かべるのは、元々が気弱だからだけど… 内心はちょっとだけドキドキとする様な期待感。) …… けど、そこに確かに先生は居るから。 私と先生にとっては、そうじゃないって… そう思うから… (言えば、少しだけ身体を離して…自分の手を、先生の胸元へ。 きっと、心臓の鼓動なんて聞こえない人形の身体。けれど、その奥にあるものを感じようとする様に、掌を押し付けようとすれば… まっすぐに、その意地悪か顔を見詰め… 微笑む。 意識的か無意識かは分からないけれど、その先生の不安を受け止める様に… ) [Tue 17 Jun 2008 23:32:34]
◆水蓮 > 少しだけ? もちろん少しだけ。 私は拡大解釈って言う言葉が大好きだけどね。 ( 少しだけなんてあいまいな言葉なら、とまた意地悪げに笑うのだ。 こればっかりはしかたがない。 なにせ最初に彼女に見ほれたのは、その困ったような顔だから。 ) でも、私はお人形さんだよ? お人形とするなんて、そんなの傍から見たら自慰でしかないよ? それでも? ねえ。 ( 酷いことを言うのは、不安、だから。 種族が違うくらいならともかく、この身は人形、無機物、非生命。 変わらないもの。 その不変が、つまらなく思われてしまうのではないか、飽きられてしまうのではないか、そう、思うこともある。 意地悪い顔を、つくれたと思う。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:21:02]
◆ドリィ > うぅ… 調子にって… お手柔らかにお願いしてくれる、なら… 少しだけ、なら…(とは言いつつも、表情はまた変わり…今度は少し恥ずかしげ。 苛められるのは苦手だけど、先生からの意地悪はそれとは別物だから… だって、それは先生なりの好きの証だと思うから―― なんて、自惚れてるかも。 恋は、きっと不安と隣あわせ) …………… (『それ以上』 その単語に、顔が一気に赤らめられれば… 暫し先生の顔を見詰めながら、沈黙。 口からは深呼吸をする様に何度も呼吸を繰り返し、そして――) うん、きっと…先生となら…大好きになれる (赤面しながらも、真剣な顔。 その顔で見詰め返しながら、言葉を返した) [Tue 17 Jun 2008 23:15:06]
◆水蓮 > そういうこというと……調子に乗っちゃうよ? ( くつくつ笑って、ほっぺたつついて。 意識しないと動かせないこの体では、自然な笑顔は見せて上げられないけれど、自分の前だけで見せてくれる表情、それのためなら最高の笑顔を作ってあげられると思う。 ) 嬉しいなあ、うん………ね、じゃあ、それ以上は? ( キス以上のこと、先生とするのは。 上目遣いで、からかい半分にちょっと聞いてみた。 いつだったか、擬似性交という単語に赤面した姿を思い出して。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:06:25]
◆ドリィ > 私は…こんな意地悪なら、好きになれるかな… (けど、あんまりいじめられるのはイヤだなぁ… なんて、少しおかしそうに言う。 それは、親にも級友達にも見せた事の無い、人形先生にだけ見せる恋する少女の百面相。 普段の色ボケ顔とは一味も二味も違う、先生の為だけの…恋と共に手に入れた少女の表情。 だから、きっとその心配は杞憂) うん… 先生とのキスは、大好きです…(抱き締める腕は、弱弱しいながらも…しっかりと先生の身体を感じようとする様に。 そして、返す返事も、小さいながらも…しっかりと、先生へと伝える様に) [Tue 17 Jun 2008 23:01:21]
◆水蓮 > そう、先生は意地悪なんだよ。 ドリィのかわいい顔を見たいから、つい、ね。 ( 自分の言葉で表情を変えていく少女、それはなんというか………とても愛おしく、そしてまた嬉しい。 できることならばそれを自分にだけ見せてくれればいいのにと、そう思うことがたまにある。 ) ドリィ………ん…………ねえ、ドリィ……キス、好き? ( 私はとても好き、なんて、言ってみたり。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:56:11]
◆ドリィ > その…例えば… えぇっと… んぅ、先生のいじわる…(にやにやと笑う先生に対して、少女は少しむくれた様な顔を浮かべて返す。 けれども、その表情もすぐに綻べば… 多分、今思ってる様な事かな…なんて―― その点は、きっと人生経験と… それと、恋愛経験の差なのだろう。) んっ… せんせぇ… (冷たい、人形の唇の感触。 けれど、その向こう側にある『感触』に嬉しさを感じながら、先生がする様に此方も腕を伸ばして抱き返し… もう一度、唇にキスをしようとするだろう) [Tue 17 Jun 2008 22:50:45]
◆水蓮 > もっと嬉しいこと? それは例えば―――どんなことかな? ( にやにやと意地の悪い笑みを浮かべて、水蓮はたずねた。 少なくとも人形先生は講義中に呆けることものろけることもない。 仕事と私事は分ける。 ―――その分、助手にのろける。 そして冷めた目で見られる。 ) んっ…………えへへへぇ。 ( ふれる感触はわからないけれど、この戯れるようなぬくもりが心地よい。 そっと腕を伸ばして、抱きついて。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:44:34]
◆ドリィ > うん… けど、どうせならもっと嬉しい事を同じ様に思いたい、な…(積極的…には、確かになっているのだろう。 事実、『女の子は恋をして変わる』を地で行っているこの少女。 ただし、色ボケまで加味されているのか、講義中にボンヤリとしてたり… 課題を仕上げてる最中に、気を抜くと人形先生を描いちゃいそうになったり… 級友曰く「負け犬が馬鹿犬になった」とか言われたり言われなかったり…?) んっ… (そんな色ボケ少女は、互いに頬にキスをした後で…指差された先生の唇に、少し恥ずかしそうにはにかめば… 目を閉じ、そっとその唇に自分の唇を降ろして… 触れる程度のキスを降ろそうと) [Tue 17 Jun 2008 22:40:36]
◆水蓮 > んふふー、同じように思っててくれたなら、嬉しいなぁ。 ( 全然迷惑などではなかった。 忙しくしているということは、日々が充実しているということ。 苦労しているんじゃないかと心配していたけれど、積極的になってきたようで安心していた。 そんな中で、会いにきてくれるのだ。 これほど嬉しいことはない。 )( 頬へのキス。 水蓮も同じようにキスを返して、それから、ねだるように自分の唇を指差した。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:30:21]
◆ドリィ > (顔を覗かせた途端、時計を放り投げる先生の姿に思わず小さく笑ってしまいながら―― 最近、課題とか掃除のボランティアとかばっかりだったからなぁ、なんて少し申し訳なさげな思い一つ。思うも、だったら今日は会えなかった分も…と、思い直せば、先生の笑みに此方も満面の笑みを浮かべて返し) うん、私も先生不足で…ちょっと切なかった、から…(だから、手紙を出したんだけど迷惑じゃなかっただろうか?なんて…ドアを潜る前まで思っていた不安。 けれど、そんな不安も目の前の人形先生の笑顔に吹き飛ばされてしまえば、一先ずはその傍で目線を合わせる様に屈みこみ… 少し、顔を赤らめながら、頬へと軽く…挨拶のキスをしようと…) [Tue 17 Jun 2008 22:26:29]
◆水蓮 > ( ドアが開き、少女の顔が見えれば、人形先生、ぽーいと時計を部屋の隅へと投げ捨てた。 もうじっと眺めている必要はない。 がしゃりと他のガラクタに混ざってしまった。 ) やあドリィ! 先生ドリィ不足で切ない日々を送ってたよー! ( 鬱陶しい噂に戸惑わされていたところだ、水蓮にとっては砂漠でオアシスを見つけたようなものだ。 にっこり笑って出迎えた。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:16:47]
◆ドリィ > (静かに開かれるドアを潜り、その部屋に足を踏み入れるのは…一見すれば魔術とは何の関わりも無い様な… けれど、その手の事に何度か関わった事のある芸術科の少女。 ドアを開けて中を覗き込む少女は、普段の妙に気弱そうな… 悪く言えばオドオドした感じの様子は微塵も見せず、むしろ嬉しそうに―― 或いは、恋する乙女の様な感じに顔を綻ばせ…) 先生… こんばんは (見詰めて言葉を投げる先は、古びた椅子に腰掛ける人形先生。ドアを潜って、そちらへと近寄り… 高鳴る胸を押さえる様に、胸に手を置いて) [Tue 17 Jun 2008 22:13:12]
◆水蓮 > ( 魔術師はそれぞれ、己の工房を持っている。 研究のためのものであるからして、基本的に他人には理解しがたいものばかりである。 人形先生の部屋は工房ではなかったが、それに似た不可解さはあった。 例えば、砂が下から上へ流れる砂時計、日もないのに正しい時間を指す日時計、風もないのに回転し続ける風車―――そんな奇妙なアイテムが所狭しとおいてあった。 そして現在その部屋で一番の珍品は、古びた椅子にちょこんと腰掛けて時計を眺めていた。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:05:55]
お知らせ > ドリィさんが入室されました。 『密会 …?』 [Tue 17 Jun 2008 22:03:05]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Tue 17 Jun 2008 22:01:00]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 帰り際、物陰に鼠の死骸を見つけた。 噂のあれだ。 片付け漏らしたのか、それとも… )』 [Tue 17 Jun 2008 20:05:40]
◆跡野末理@深淵 > ( 汚れたランプの傘は、不精してしまってそのままになっていた。 焼却炉にこびり付いていた汚れを少しこそぎ落として、ハンカチに包む。 ―――二つが同じものか、そもそも何なのか。 ただのにかわか、そうでないか。 理工学部にでも当たってみよう。 もしくは、魔術科の鑑定技能持ちに頼んでみても良い。 【判定】 ) [Tue 17 Jun 2008 20:03:01]
◆跡野末理@深淵 > ―――あの接着剤よね…? ( 木切れを拾って、すっかり乾いている黒い汚れを擦る。 ―――壁一面を血で描かれた 『印』 が埋め尽くしていて分かり難かったけれど、骨が見つかった部屋にもこれと似たものがそこら中に付着していた。 そして、その部屋に持ち込んだランプの傘にもいつの間にか――― ) …にかわって、そんな簡単に溶けるものだったかしら。 てゆかこういう色だったかしらね。 松脂じゃあるまいし、垂れてくるっていうのも… ( 20年前に閉ざされたきり開かれなかったのだから、当時からして新築でもないだろう。 どうして気付かなかった。 ―――噂は噂。 元になった話も知りたいところだけれど、現実に起きていることを追って行くという線もある。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:57:52]
◆跡野末理@深淵 > ―――焼却炉か… ( 食事前にスップラッターな小動物の死骸? 見ても平気だけど、もう残ってはいないだろう。 それでも見に行くかどうかと考えて――― 何だか気分も冴えないし、一人だし、無駄足になってもちょっと足を伸ばしてみようと、大通りを外れて歩き出す。 ) ( 夜気の涼やかさもだんだんと蒸し暑さに取って代わられてくる季節。 虫の音が懐かしい気持ちにさせる枝道をしばらく進み、目指す場所に辿り着いた。 石畳の上に、年季の入った焼却炉。 焚きつけに使う木材などが詰まれる周りを回ってみても、動物の死骸は見当たらない。 地面が汚れているような気もするが、それが何による汚れかは分からなかった。 ―――いや。 ) …? あれ、これ… ( 焼却炉の正面まで戻り、汚れた扉に首を傾げる。 他のニオイと混ざってしまっているが――― そこにこびり付いているのは。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:48:32]
◆跡野末理@深淵 > ( それに、足りなければ補えるのを連れて来ればいいと思う。 何でも一人でこなしたいと思う部分もあるけれど、どうしたって辿り着けないのではないかと感じる素材が近くにあると、口惜しさ半分、認めるしかないと言うか。 同じ寮住まいの手近なコッタは相変わらず不在で、だからというわけでもないけど、エミキーも先輩も… こういうことに付き合ってくれそうな、付き合わせたい、むしろ好きなくせに?といった感じの仲間には、まだ声をかけていなかった。 基礎情報くらい一通り集めてからと思ったのだけど、あの部屋にエミキーを連れて行きたいし、教授の使い走りをしていてコネがありそうな先輩なら噂の元になった事件も探せるのではないか。 ) ( 当たり障りの無い事しか記されていなかった学報を戻して、歩き、歩き、歩き、図書館を出る。 長くなった日ももう落ちて、各棟を繋ぐ大学の並木道には夜はこれからと言った学生が溢れていた。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:37:34]
◆跡野末理@深淵 > ( 焼却炉で――― 件の骨が見つかった部屋を20年封印していた扉を処理した焼却炉で、はらわたを抜き取られた小動物の死骸が大量に見つかったらしい。 扉を処分したがためにそんな事になったのか、それとも全く別件で、どこかの実験動物を不精して燃やさなかったのか。 微妙なところだと思うものの、学内ではらわたの無い鼠が見つかったと聞いたような気がする。 関連性が見出せずに聞き流していたけれど、それもこの一件と関係あるのだろうか。 謎だらけ。 でも、確かに不思議のニオイ。 ―――不条理を想像して恐ろしくなる気持ちも無くはない。 でも、日常や常識が根底から覆るのではないか、意外な、面白いものが見られるのではないか、そんな予感に胸が躍った。 魔術士としての自分の世界は再構築の真っ最中。 何かあったとしても魔術で対抗するのは難しく、怪現象の相手など荷が重いかもしれない。 相変わらずの状態で首を突っ込むのは、エミキーやトート、おまけにコッタにまで呆れられそうな気もする。 ―――だけど、やっぱり今を逃したらこれっきり。 現実に対処する能力そのものに不安があるわけではないから、止める気にはなれなかった。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:24:17]
◆跡野末理@深淵 > ( 運が悪かったのか、ちょっと冴えない日だったのか、あれやこれやと調べてみるものの、その成果は芳しくない。 20年前と言えば自分が生まれてもいない頃の話。 そう考えると長いような気もするのだけど、何か後々まで噂されるような事件があって、その情報が消えてしまうほどの過去だとは思えない。 当事者の名前、事件が起きた年代まで分かっているのだから、さして詳細を知るのは難しくないと思っていた。 それなのに――― ) …これは隠されてるわね。 『エドワードランディ』 とか 『頭が二つはえた猫』 とか 『ジャネット』 とか… 名前で結びついたなら、根も葉もない噂だとは思えない。 …でも 『印』 とか、そこで繋がるならまだしも… 最悪 『白骨化して見つかったから二十年前のアレでいいやー』 なんて、言いだしっぺがその程度の感覚で吹聴したものだったら――― ああ、だめね。 それじゃ広まらない。 ( 考えを整理するように口に出してみても、手詰まりな現状が変わるわけじゃない。 このままがんばって図書館に篭もるか、それとも古株の教授達にでも当たってみるか――― 一応、ちょっと問題起こした都合で、あとはアマウラの諜報員として、研究室に出入りしているような教授もいるのだけれど、特に近しいかと言うとそうでもなく、これが話し難いものだとしたら口を開いてもらえるかどうか分からない。 何より自分では魔術科に偏っているし――― ) ―――〜よし、ご飯にしよう。 …てゆかコッタとか知らないかしらね。 20年くらい普通に在籍していそうなんだけど… ( 気持ちを切り替えた。 学報の束を抱えて、席を立つ。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:10:11]
◆跡野末理@深淵 > ( 今大学で起きていることも気になるけれど、まずは 『20年前の事件』 というそもそもの噂を知らなければ始まらないと思う。 元々そうであったのか、それとも年月がそうさせたのか、詳細はおぼろげだ。 当事者達が具体的に何をしていて、何故死ななければならなかったのか… 『噂』 が広まる条件と言える、肝心の部分が見えてこない。 ) エドワード・ランディ… ジャネット… 奇形の猫、魔除けの印――― 双頭の猫っていうのは、何かの予兆なのかしら。 魔除けって言うかあの印で防ぎたかったのは、猫そのもの? そもそもその猫っていうのがただの飼い猫か、たまたま見かけた野良猫か、実験動物の類か――― ああっ! ( もうだめー! と言った調子で両腕を振り上げバンザイ。 何かに耐えかねた風にぽつぽつと独り言を零していたセーラー服のお下げ髪は、投げ出すような声を上げて椅子の背もたれに体重を預けた。 勢い余って後ろに倒れようとする椅子を、座ったまま後ろ足二本でピタリと止める。 仰ぐ高い天井は船底をひっくり返したようなアーチ型。 大学図書館の中でも古びた一画で、数人で使用する長い机を占領した上には20年前の学報が広げられていた。 ) [Tue 17 Jun 2008 18:51:41]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:2 )』 [Tue 17 Jun 2008 18:30:28]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 『噂にまた一つ、嫌な色彩が加わることになるだろう。 今度は体験談として。』 [Tue 17 Jun 2008 03:27:17]
◆テレサ@深淵 > (本能しか活動野が無い、とも取れるが――婚姻は女子最後の砦であるのでな。 口数少なく寄り添うように歩く姿は遠目には連れ込み宿で一発決めンとするかぽーの様、されど燃え上がるどころか凍りつかんばかりにその肝は冷えているわけで。 当人らにとって日常の象徴たる学び舎の中を、おっかなびっくり警戒しつつ。別の出口探して帰路に着く事になるだろうか―― ) [Tue 17 Jun 2008 03:24:33]
お知らせ > オスカル@深淵さんが帰りました。 『( これから始まる怪奇の、ほの暗い予感がしていた。 )』 [Tue 17 Jun 2008 03:23:12]
◆オスカル@深淵 > (女の子の本能甘く見てた。こんなときでもちゃんと其処には気がつくんだ。もうあれだ、若い娘子の太ももすら反応出来ないシチエーションが恨めしい。ぼとり、すんごい濁った、嫌な音がしました。掃除の人に知らせようかと二秒間考えて、却下した。一秒でも早く離れたい。) うん、帰ろうっか。 …多分、誰かが片付けてくれるよ。 (ご都合主義もいいところだが、そんなところにこだわる場合でもないのかと思う。引っ張られるままに素直に帰路に着こう。変異の初めは、そんな感じで。) [Tue 17 Jun 2008 03:13:49]
◆テレサ@深淵 > (怖いもの見たさの極地だと思う。 ファッションの店とかも最近は多いらしいが特色出てそうだナ。)・・・・・ミスに訂正、あるいは様を着けよー? (その部分にだけ的確?に反応するあたり何というか女性の意地である。 かくかく頷きつつ、ゆっくりと脚を上げた。 極ミニに改造されたスカートから健康的な太股そのたが覗くが、誘惑的な雰囲気は皆無だ。) にゃー・・・。 (そのまま軽く脚を振るとぺとり、と床に死骸が落ちた。) かえろーよー・・・・(其れを見ないように上を見上げるのだが、天井に点々と付着→落下する謎粘液の痕をみるわけで。 ある意味落ち着いているから評価されてるかもだが、思考力が落ちているからだめかもしんない。) 此処は通行止めだと思うよ――。(オスカルさんの服摘んでくいくい引っ張りつつな。 何か切欠があれば悲鳴を上げて逃げる極限の緊張みたいな。) [Tue 17 Jun 2008 03:08:48]
◆オスカル@深淵 > (もはや目的は何だと突っ込みたくなるようなお方が一杯な観光スポットだ。暗黒街で突っ込むなら命がけだが。) どうし…… (どうした、と呼びかける声が途中で止まった。自分に襲い掛かった災難より更にハイレベルな代物に出会っていらっしゃった。視線を落としてそれを見た途端、背筋に冷たいものが走った。かける言葉が見つからない。) …いいかいミセス。そっと足を引くんだ。そっとね。大丈夫、死んでるからそれ。 (どう見てもな。妙な敬語が出てるほど今の僕は動揺している。間違ってもあれだ、悲鳴を上げて足を振り回すことだけはやめてください。最悪の構図が脳に浮かびます。なんとか自分を落ち着かせながらなんとか相手を落ち着かせようとしてる。僕の人生でベストスリーに入る健闘を評価してください。) [Tue 17 Jun 2008 02:55:21]
◆テレサ@深淵 > (踏んづけた拍子にカラになったおなかに、足がこぉずぶっとな―― ) [Tue 17 Jun 2008 02:49:48]
◆テレサ@深淵 > でしょー? よし、私のセンスは都会に通用する!(ぐぐと拳を握る元イナカモノ。大分喜んでいるようだ。 ちなみに高レベルを見たければ横丁、バイクツ、暗黒街あたりへGOだ。) さてねー・・・噂が全部ホントなら、いつかは起こる事だったのかもだけどさ。 まぁ普段寄り刺激があって楽しいッちゃ楽しいのかも―― (其処で会話は留まった。 評価への自惚れも悲鳴への反応もない。 会話というか)―――。(反応というか、もうぶっちゃけ思考停止状態であるのは振り向けば明らかだろう。 こぉ見た目は何の被害もなくて、落下した何かも被った様子はない、が―― 上キヲツケロっていわれて尚逆を見てる、俯くように下げられた視線の先。) ・・・・ うぅ―――。(意味不明の呟きというか呻きと言うか。 背徳的でファッショナブルな皮の靴が、かたっぽだけ鼠の動物スリッパみたいになっていた。 100%生皮の。) [Tue 17 Jun 2008 02:46:21]
◆オスカル@深淵 > いいえとてもにあってるよ。 (こういうときほめとくと女の子喜ぶって先輩言ってた。棒読みだがね!仕事着なら全然へんじゃない、とでもうなずいておこう。この町には目立つファッションがたくさんあるから、これくらいはレベル三。ちなみにレベル100まではありそうだ。) いつからそんな物騒なところになったのかなぁ、大学って。 (ため息。こんな事件がなければ穏やかな良い学園なのだが。) いやいや褒めてるよ、本当だよ。 (とか言いながら曲がり角へと踏み出したとき。ぽたり、と肩に落ちたものがあった。) …え? (指に触れてみる、ツーんと嫌なにおいがした。) う…うわぁ!何これ?! (気づけば服に穴が空いていた。指先がほのかにひりひり痛むので、慌ててそれを服で拭う。) 気をつけて、此処、天井から何かが…。 (と視線を彼女のほうへ。) [Tue 17 Jun 2008 02:36:25]
◆テレサ@深淵 > 私はほら、魔女上がりの魔術科学生だから――ごめん半分くらいは趣味。 良いんだよ目立たないよりは!!(魔女系の仕事でバイトもしてるし、ある意味仕事着と言えなくもないが。 ヘンじゃないよね? とか確認される。) ……もっと別方面で発揮すべきだと思うよ。ボランティアとか少し前にチラシ出てたし。 服ダイナシで凄い迷惑だったし―― でもアレだけ大々的にやって犯人捕まらないのって別の怪奇現象だよねー・・・(自警団でも置いたら良いや、とかこお。) お褒めに預かり光栄であります――其れ褒めてるの?(喜んだと思いきやジト目で確認される。 寧ろ大学内でも殆んど居ないのでは無いか。) ―――寮部屋借りてるから近くよ? そっちより先に着くかも――(はたして無事に曲がりきれるやら―― 此方も【判定】ッ。) [Tue 17 Jun 2008 02:26:41]
◆オスカル@深淵 > 次からは是非そうするよってええっ!! (思いっきり驚いた、失礼。) えーと、そのファッションは趣味? (いやだってどう見てもほら。でもまぁ世間には色々なファッションがあるから別にいいと思うよおにいさんは。) 手の込んだ悪戯だって仕掛けたくなる、っか。なんとなく気持ちは分からなくもないけどなぁ。 (若者のパワーは有り余っていて、常に発散する場所を探している。それが何らかのきっかけで歪んでしまうのは珍しくない。 …ってそんな怪奇現象既に経験してた。僕はごめんだとか一応首は振っておく。) …ちょーしいいな君。 (独り言のつもり。今まであんまし回りにいなかったタイプだ。萌えイントネーション効果高し。) ありがとうよ。 (武士の情けは確かに受け取ったぜ。) 家は此処から、近い? (と尋ねながら曲がり角を一つ、曲がる。【判定】) [Tue 17 Jun 2008 02:16:56]
◆テレサ@深淵 > 夜目っていっても真っ暗じゃやっぱダメなわけね――学校中に松明かランタンでも置いておけば・・・・専攻? ああ、魔術科よ?(予測を裏切った! えへらと胸張る姿は如何見ても魔女です。本当にありがとうございました。) 正直マユツバものだとは思う―― 悪戯にしては手が込んでるっちゅーか、気合入ってるけどさ。(現場を見てないこちらは噂とたまに見る怪現象で事件を知るのみか。 にかわ踏んだ、とか被害経験を暴露しておく。) ありがたいよー。 それじゃタメる。 容赦なくタメるね。 ヨロシクせーんぱいっ♪(調子に乗ってせーんぱいっ とこお萌えイントネーション演出とか。 二人になると途端に不安とかが消えるのがニンゲン。群れて生きる性だ。) イ`。 ……まぁ、分野的に大成すれば引く手数多なんじゃないかなぁ。(成功すればだけど、とは突っ込まない。 情けを知ってる。) [Tue 17 Jun 2008 02:10:12]
◆オスカル@深淵 > いや、僕も今光の魔法でも学んどけばよかったなんて思っていたところだよ。 (見た目で八割予測が付くけど一応聞いておくか。) 君、専攻は? (そんなまじめな学生さんもいるというお話。そんな折に振られたのはやはり例の話題。) …アレって、本当かな。二十年前のやつ。現に死体が見つかってるからなんとも言えないけど。 (本当に噂どおりなほどぶっ飛んだ話があの死体の死因を作ったのだろうか、未だに疑っていた。) あんなの、ただの悪戯じゃないかな?この事件に便乗した誰かの。 (ねずみや猫の惨い死体が見つかっているのも知っているが、まだお目にかかったことはない。) それじゃ是非一緒に…。 (ちょっと気になる変換があったけどね!憑いてきて下るのなら万々歳。) え?うーんと、一応そうかな。年もそう違わなさそうだしそんなに気にしなくっていいからさ。 (と青年は照れたように微笑んで見せた。この大学の学生の年齢なんてピンきりだ。年下の先輩だって何人もいる。) …今はあれです。研究生という名のプーです。 (就職浪人。あまり突っ込んだら泣くぞ。) [Tue 17 Jun 2008 01:59:26]
◆テレサ@深淵 > ――羨ましいなぁ。 こっちは大袈裟に灯りとか持ってないと何にも見えないよ。(態々家からあかりを召喚するほどに出歩きたくなかったという。 其処までするなら残らなきゃいいのだが、学生ってのは知識面でひじょーに業が深いもんだ。 ぷち羨望の視線向けつつ、灯りを小さく振った。) んー、帰りなら喜んで家まででも憑いてくね扉前で帰るが! 今一人で居たら中身抜かれっちゃいそうだよ。(ネズミネコ次は何? みたいな―― と、昼の間に仕入れた噂話とか垂らしつつ、並んで歩き出すか。) あ、私のことはテレサ・・・・・・・・ちょっとまった。 研究生―― ? もしか先輩に当たる?(新入生は名乗り返すのも中断してビックリだ! 完 全にタメ口だった――) [Tue 17 Jun 2008 01:50:56]
◆オスカル@深淵 > (やっと見えた姿はなんとも前衛的なファッションをした女の子。何度か校内ですれ違ったことこそあれど、言葉を交わしたことなど無く。) が、ガイコツ…?!僕はあれだ、夜目が聞くほうでね。 (吐息のリズムから悟る、お互いこの噂にビビッていたらしい。夜の学校はなんだか奇妙な雰囲気を湛えている。それとなくとも怖いというのに。) 同じようなもんさ。ええと、一緒に帰るかい? (誘いかけてから、慌てたように付け加える。) いいおくれたね、僕はオスカル・カフカ。戦闘支援研究室で研究生をしている。 (軽く会釈して、あごで廊下の進行方向を示した。シャイな自分にしてはよくしゃべったほうだと思う。) [Tue 17 Jun 2008 01:41:36]
◆テレサ@深淵 > (そんなひもあるさっ)(徐々に近付けば、そのシルエットやら年恰好も判る か。 ピンクの小物とか入れてちょっとパンクに改造した魔女服に、女性な輪郭。 声をかけられれば、挨拶返すより先に安堵っぽい吐息が聞こえた。) ――OK、どうやらニンゲンかー。 ンな時間に無灯火でうろついてるからてっきり件のガイコツかと思ったね!(直後、堰を切ったように喋り出す―― どうやら此方は上を行くチキンだったっぽい。) はいほー。 そんでもって驚かせてゴメンか。 居残りよ?(帽子の鍔くいと上げて、思い出したみたいに挨拶返す―― 職員&知り合いでは無いかもだが、後輩にあたるのか。 ギリギリ残念賞だ。) [Tue 17 Jun 2008 01:34:00]
◆オスカル@深淵 > (なんか猛烈に間違ってた名前を修正。寝てたのか俺そうか寝てただな寝ぼけてただな。) [Tue 17 Jun 2008 01:27:18]
◆オスカル@深遠 > (二十五未満は基本的に夜行性。どんなに疲れても一晩寝れば翌朝にはすっかり元気になってる特殊技能勇者は、多分世間のおじさまから一番羨ましがられる若者の特性。不意に現れた眩しい明かりに、片手を目蓋にかざして、そのふもとにいる人影を見る。闇夜に溶けるその姿が、おぼろげながら見えてきた。) こんばんわ? (とりあえず声をかけてみた。まだ顔は見えない。徐々に距離を縮めながら、内心では知り合いか、学校の職員であることを願う。…ほら自然に一緒に帰れるじゃないか。チキンすぎるよこの子。) [Tue 17 Jun 2008 01:22:20]
◆テレサ@深淵 > (大学の居残り生徒は少ないようで結構多い。 研究に明け暮れる奴、知り合いと話し込む奴、或いはその他の用途で施設を使う奴―― 儀式用の小部屋を無断で借り受けてたこの問題児もそのなかま。 分類的には最後者。 何時もどおりの魔女の格好は闇に溶ける漆黒のもので、遠目には手に持つランタンの灯りだけが、ゆらゆらと揺れて見えるだろうか。) ・・・・・? (こんな時間に誰かが――?と、扉から出てきた所で聞き取った小さな声。 気配の方に――オスカルの居る方に光がくるりと進路を変える。) [Tue 17 Jun 2008 01:17:34]
◆オスカル@深遠 > (二十年前といえば、自分はまだうまれてもいない。ただ、古株の教授に冗談半分でその噂話の話題を振った時、いつもは象のように優しい老教授の瞳に、刹那禍々しいほど強い色彩が過ったのを、青年は見た。かつん、かつんと、足音ばかりが響く。友人に一声かけて、一緒に帰るまで待ってもらえればよかった。後悔ばかりが後を絶たない。) ただのうわさか、それとも…。 (呟いてみる。青年は断じて推理が得意なほうではない。ミステリーの書物も、めったに手に取らない。) …? (ゆらめく光に、たち止まる。) [Tue 17 Jun 2008 01:11:52]
お知らせ > テレサ@深淵さんが来ました。 『先の暗がりから灯りがひとつ、ゆらり。』 [Tue 17 Jun 2008 01:09:30]
◆オスカル@深遠 > (この呪いのおかげで、四年分の修学に六年かかった。それだけでも、自分の生まれを厭うのに十分な理由になる。) 光の魔法でも学んでおけばよかった。 (水の魔法との二択で、後者を選んだ。よくよく考えてみればきっとそっちのほうが日常生活で役に立っただろうに。足元の闇に目を凝らして歩く。やたらと独り言が多いのは、やはり怖いため。ぼんやりと、ゼミ生の噂話を思い出す。) [Tue 17 Jun 2008 01:01:08]
◆オスカル@深遠 > 日付変わってるよ…。 (ため息。すっかり暗くなった二階の廊下を一人歩く。研究室で本を読んでいた。中々、切り上げるところがわからなかった。青年は昔からその手のタイミングをつかむのが苦手だった。) あーもう、腹へった…。 (途中で居眠りを八時間ばかりした。ホープの血の呪いが、しっかり生きている。夜の学校はうす気味悪い。特に近頃は――いろいろと芳しくないうわさも、聞く。) [Tue 17 Jun 2008 00:50:22]
お知らせ > オスカル@深遠さんが入室されました。 『( 遅くなるにもほどがある。 )』 [Tue 17 Jun 2008 00:43:25]
お知らせ > 清掃職員さんが帰りました。 [Mon 16 Jun 2008 00:13:40]
◆清掃職員 > (―――――翌日、焼却炉の周囲で内臓の喪われた小動物の死骸が大量に発見され、ちょっとした騒動になった。) [Mon 16 Jun 2008 00:13:38]
◆清掃職員 > 文明の利器って奴だよな。いつでも何処でも簡単に火がつけられる、っと(ちょっとした熱でも火がついてしまうのは悩みどころで、これからもっと暑くなっていく季節には使い辛い感もあるが、高価な着火装置よりは遥かに安価なのだし。適当に石壁で擦って、後はそれを焼却炉に放り込むだけ。 たちまち炎が燃え上がった。 それを満足げに眺めると、ビリーは炉の扉を閉め、鼻歌を歌いながら意気揚々とその場を後にする。 懸命な判断だった、と言わざるを得ないだろう。 焼却炉の周囲を調べていたりすれば、彼は再び腰を抜かす羽目になっただろうから) [Mon 16 Jun 2008 00:12:48]
◆清掃職員 > …………やれやれ、ツイてねぇよなあ、本当。あんなモン見つけちまうなんて(先輩は殺人現場の掃除もしたことがあるとかで平気な顔をしていたが、自分もいつかアレぐらいタフになるのだろうか。 それは少し憧れる面もあるが、正直言って遠慮したいのが本音だった。 慣れるくらい、あんな不気味なものを見たいとは思わない)(やれやれと溜息を吐いて、焼却炉に扉を放り込んだビリーは、不意にある事実に気がついた。 先程は無かったのに、何故か焼却炉に大量のニカワがこびり付いている。 うん?と首を傾げながらビリーは作業着のポケットからマッチを取り出した。 今日の業務はゴミを燃やすことで終わるのだから、それ以上の関心を持たなかった) [Mon 16 Jun 2008 00:12:38]
◆清掃職員 > (星の――ビリーにはヒトデにしか見えない――落書きの施された扉をえっちらおっちら、肩に担いで焼却場へと向かう。 さすがに事件の直後だから、あの付近の解体は先延ばしになっているとはいえ、清掃自体は継続して行われていた。誰かが大学中をニカワで汚して回っているので、毎日の作業量はむしろ増えている感もある。 そして今日はと言えば――他の大きなゴミとあわせて、この扉も焼いてしまおう、という事だった。既に他のゴミは運び終わり、後はこの扉だけ。 後回しにしていたのは偏に、この扉を見ると白骨の事を思い出してしまうからだった) [Mon 16 Jun 2008 00:11:44]
◆清掃職員 > (――――――『ヘイストン清掃事務所』の新米従業員ビリーは、後にそう述懐している。 ともかく、今現在の彼は暑さに対してブツブツと愚痴を繰り返しながら、先日取っ払ったばかりの不気味な扉を焼却場へと運んでいた。 いくら白骨死体を見つけて気分が悪くなったからといったって、彼の仕事なのだ、コレは。 サボれば給料がなくなるし、それは困る。 来月の自分の誕生日に、頑張っている自分へのお祝いとして作業着を新調しようと思っているのだ。それには今月分の給料が必要不可欠なのだった) [Mon 16 Jun 2008 00:11:02]
お知らせ > 清掃職員さんが入室されました。 『その日は、ひどく暑かったことを覚えている。』 [Mon 16 Jun 2008 00:10:43]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 『( ――幸か不幸か、目的の人物には会えなかった。 )』 [Sun 15 Jun 2008 19:01:52]
◆サヤ@深淵 > ( ――と ) ( シャツの肩の辺りに何かがぼたりと落ちた。 何も考えずに手をやると、指先には――粘り気のあるニカワが、べったりと ) ――何だこりゃ。 ( 怪訝げに天井を見上げるが、何も発見できずに首を捻る。 或いは開いた窓から飛び込んできたのかと外を見ても、それらしい源はナシ ) ――…何だってンだ。 ……まあいい、考古学科第五研究室とやらをちょいと覗いて来ッか―― [Sun 15 Jun 2008 19:00:29]
◆サヤ@深淵 > ――…魔術。 五芒星・魔除け・召喚・使役――…? ――は。 ソレだと『何でもアリ』になっちまうじゃねェか。 ( 被害者しか存在しない密室に突然『何か』が現れて、また五芒星の中へ戻って行ったのだとしたら。 ――予断も先入観も持ち過ぎれば目を曇らせるだけ、それは分かっているのだが、それでもまだ男は信用していない。 ――まだ、人間による犯罪だと思いたいようだ。 だからこそ、意識は殺人鬼『かもしれない』遺物研究員エドワード・ランディや考古学科第五研究室なるセクションに所属していたジャネットやロイヤルへと向けられる。 青年から話を聞く前までは下手をするとフィクションの存在の可能性もあった彼らだが、20年前には実在していたと看做していいだろう。 となると、次はリドリー・スコットなる人物を探すのが急務か。 さて、仮に面会できたとしていかにして話を聞きだしたものか―― )( 乱暴に頭を掻いて ) その辺、纏めて本部に提出しておくか。 『先輩』の方が余程上手く聞き出せる、ような気がする。 【判定】 [Sun 15 Jun 2008 18:50:58]
◆サヤ@深淵 > ( ぶっきらぼうに頭を下げ、言葉でなく名札によってその名が判明した青年を見送る。 口振りからするにどうやら青年の専門は魔術いうワケではなさそうだった。 ――裏を返せば、専門外の分野にまで幅広い知識があるという証でもあるか。 ) ――…。 ( 生温い空気に顔を上げると、鈍色の雲に映えた茜色が今日に限って酷く不気味なものに見えた ) [Sun 15 Jun 2008 18:37:50]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 [Sun 15 Jun 2008 18:32:00]
◆キリル > ( 小さな答えに学生は、さんきゅ、と短に答え ) …え?あぁ、まァそういうのにも使われたりする「らしい」ってこと。 ( ひょいと肩を竦めて学生は答える。文学研究をしている身では、色んな知識が無いと作品を読み解く事が難しい為魔術の本を手に取る事も少なくない。最も広く浅い知識では、知っている事は少ないが ) ペンタクル――五芒星も噂じゃないけど結構ドコにでもあるマァクだよな。一般的なのは魔除けなンかね?トキノミヤコの古い民俗説話なんかに出てくる術者も、使ってなかったッけ。オンミョージとかってヤツ。 ( 何処の出かは解らなかったが、とりあえずイエロティアのようだったので東洋のハナシを持ち出してみた。 ) オッケ、じゃぁ残ってるシンボル系の本ごそっと持ってくる。 ( 開架に無ければ此方も書庫の本を当たろう ) ―――― ふゥン、やさしーン だ? ( イマイチ信用しきれない感はあったが、だからどうする訳でもない。 返された言葉に学生はそんな感想を漏らした。自分なら見ず知らずの骨の為にそンな真剣になれないから。 ) じゃ、取りにいってくるから申し訳ないですが此処でお待ちくださいねェ―――― ( そう告げて、図書室の学生アルバイターは書庫へと足を向ける。歩くのに合わせて揺れる、首からさげた名札には学生の名が記されていた ) [Sun 15 Jun 2008 18:31:57]
◆サヤ@深淵 > ( 正否を競うものでもないのだろう。 いい歳して愛想笑いが作れない男は笑う青年とは対称的に仏頂面のまま、気にしない、と小さく答える )( ――が、聞き慣れない概念の羅列に思わず目を剥いて ) ちょ、ちょっと待て、ちょ―― つまり、この五芒星は召喚術? の、道具ー…? ――ああ、いや。 そうだな、シンボルについて説明した本でいい。 ( 額に手を当てて考え込んだ後、漸くそれだけ言った。 魔術の存在を信じて居ないワケじゃない。 事実、この大学にもれっきとした魔術学科があるようだし、ここヴェイトス以上に故郷のアングリマーラには人外もいた。 だから、理解できないワケじゃないのだが―― 寧ろ、己は『理解したくない』のだろう。 魔術とは縁遠いところに自分はいる。 )(『ランディの関係者か』)――残念ながらそんなんじゃねェ。 ――どんな理由であれ死んでから20年間も放置されていい人間なんざ、そうはいねぇだろう? 真相を知りたいただの野次馬、そんなところだ。 ( 頷く事で問いに返す。 ――青年が持ってきてくれた資料のおかげで、その後『リドリー・スキナー』なる新たなる人物の名を知る事ができたろう ) [Sun 15 Jun 2008 18:17:21]
◆キリル > 元々の一人がわからなくっても、自分が誰に聞いたかくらいはわかるじゃん? ドコの誰が言い出したかわかんないようなのは、面白いから幾らでも広まるケド信じるかってーとビミョーな感じ。信じないからこそもっと話を面白くしてやろうと作り話が増えて尾ひれ背びれがついてく… のかなーと、俺が思ってるだけ。あんま気にしないでくださいなー? ( 喋ってるうちに学生自身も自分の考えが混濁してきたのか、はは、と笑って誤魔化すように ) ンー、なんか前に読んだナンカの魔法書で、ペンタクルは書く方向によって呼ぶか帰すか機能が違ってくるみたいな説明があったような気が… だから、其の真ん中のマークが何かの象徴だったらソレを呼び出すか帰すかしようとしてた、のかと思ったンだけど。 一筆で書けるような線の重なり方じゃないみたいだから、どっちかっつーとこのホシみたいのも合わせて一つのマァクなのかもな。 ( まぁそのへんは専門外の学生の聞きかじりより、実際に本を見た方が確かであろう。頼む、との言葉に了解、と言葉を返し ) 魔術的シンボルについての本、とかでイイ? 俺が書庫行ってる間自分で書架見て探すってンなら魔術系の書架に案内しますけどー。 ( 魔術系の本は、宗教系や神話民話系の本に程近いところにある。 ) 手がかり? おにーサン、ランディの関係者かなにか…? ( 好奇心で、というには些か言葉や表情に真剣味を帯びているような気がして眉を寄せ乍何気無く問う。答えられなくとも、言及する気は更々ない ) じゃァ20年前の論文集作品集っぽいのと、名簿と。持ってくればいいですかー? ( 要るモノと違った資料を持って来ては困るから、確認に問う ) [Sun 15 Jun 2008 17:56:02]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sun 15 Jun 2008 17:28:49]
◆ > (尚、キミ達はまだしばらく図書館に残って調査をする事も可能だし、すぐに立ち去っても構わない。 ただしその前に、事件が起こる可能性はあるのだが) [Sun 15 Jun 2008 17:28:46]
◆ > (名簿を調べれば、エドワード・ランディは遺物研究室、ジャネットとロイヤルの二人は考古学科第五研究室に所属していたことがわかるだろう。 また調査を上手く進めたならば、20年前に第五研究室に所属していたリドリー・スキナーという男が、現在も第五研究室の教授として大学に残っていることもわかるだろう。少なくとも、現在のところ、この図書室で手に入る情報はここまでだ。 既に全ての情報を得てしまったか、或いは今の段階ではこれ以上わからないのかは、不明だが) [Sun 15 Jun 2008 17:28:08]
◆サヤ@深淵 > ――ふぅん。 誰が言い出したか不明だからこその噂とは限らないって話かー… てっきり何処の誰が言い出しっぺか分からねェからまことしやかに話されるモンだとばかり思ってたが。 ( 男が言うのは都市伝説と呼ばれる噂の伝播パターンなんだろう。 閉鎖された学校では噂の育ち方もまた事情が変わってくるらしい、変に納得して頷く。 ――話を聞きすがら、何とはなしに手元の五芒星(?)を繰り返し鉛筆でなぞっていた手を止めて ) 『呼び出す』に『帰す』? なんだそりゃ――…ああ、じゃあそれも頼む。 読んだところで俺に理解できるか怪しいモンだが、『20年前、エドワード・ランディが何故密室で死んでいたか』 それを知るにはまだまだ手がかりが少なすぎるんでな。 ( 表立った聞き込みは難しいが、ソレを種に新たな話が聞けるかもしれない。 その役目は己でなくともいいだろうと考えて、資料探しを頼む事にする。 そこで唐突に飛び込んできた、『エドワード・ランディこそが殺人鬼の可能性』に三白眼をより険しくし、虚空へと視線を投げた ) [Sun 15 Jun 2008 17:22:26]
◆キリル > ( 学生はへらっとしまりのない笑みを浮べて挙げられた手に応える ) いや、噂話って一回聞いてオワリじゃなくって、違うヤツから同じ話をされたりするンだけど…ワリと元は同じヤツから聞いたってのが多いのな、結局ホラ、仲間内だから。 なのに今回は色んなトコから、ソレこそそのへんでひそひそやってたりするのが聞えてきたりするからホント実在しない友達になってる感じ。 …あぁ、なんかいっぱい描かれてたっていうマークかー。ソレ、ペンタクルっぽいけど呼びたかったのか帰したかったのか、方向がよくわかんねーよな。ソレ関連の本も持ってこようか?魔術科あるくらいだし、ソレ系の資料は豊富ですよー ( マークを少し覗き込んで、段々地の口調が露になりながらそんな事を。 ) ( ”大事大事に取って置かれてる本も勿論あるわけで。”そういうのは勿論閉架書庫に収められているもンだ。禁帯出のマァク付きで ) 歴史ある大学、名のある大学ってーのはそれこそ歴史を残したがるモノですからねー。 卒業生や在校生の研究論文だったり作品(芸能科のような学科の脚本なり楽譜なり絵の写しなり)だったりってーのは、題名に大学のナマエつきで卒業時や年度ごと、月ごとに編纂されてたりするし―― 後はフツーに名簿なんかも残ってるかもー? 必要なのはドレも、20年前の、でOK? ( 名簿、というのは図書館としては馴染が薄いが。どちらかというと大学事務室とかの方が保管されていそうな。もし書庫に無かったら、そっちも当たってみるか。 ) … ン? いや、ソレについては両方のヴァージョンがあるな。一つはその、犠牲者だったってーのと、もう一つはソイツ自身が殺人鬼だったんじゃないかってー噂。 ( 学生は、友人に聞いたその噂を軽い調子で男に伝えた ) [Sun 15 Jun 2008 17:09:48]
◆ > (また、魔術関連の――それもやや特殊な――書物を調べれば、件のヒトデ、或いは五芒星とも言われるシンボルが『旧き印』と呼ばれる魔除けの一種である事がわかるだろう。 或いは自警団員であるキミが、荒唐無稽にも「何かの怪物が関わっているのでは」と考えているのなら、それに関しての本を探すことも可能だ。 勿論、どんな怪物なのかもわからないのだから、何の成果も上がらないが)(そして噂について聞かれた図書館員のキミ。 キミはその質問に対して『エドワード・ランディこそが殺人鬼ではなかったのか』という噂を聞いたことがある、と思い出すことができる。 それを伝えるか、伝えないかは、キミの自由だが) [Sun 15 Jun 2008 17:02:30]
◆サヤ@深淵 > ――悪ィ、エドワード・ランディは『殺人鬼の犠牲者』かと噂されてるんだ――よな? ( だから、『大学には殺人鬼が潜んでいる』という噂が立った――のだろう。 どうやら混乱したようだ、と舌打ちし ) [Sun 15 Jun 2008 17:00:32]
◆サヤ@深淵 > ( 窓が開けられるに従って風が流れ込む。 季節柄温いことは温いが、密閉された室内ではそれすらも新鮮なものだろう。 青年を労う立場ではないのだが、謝意に変えて軽く手を挙げた ) FOAF。 Friend of a Friend、噂話にゃ付き物の実在しない友達の友達、ってヤツか――… だが、今回の場合は謂われのない話じゃない。 目に見えるブツが上がっちまったんだぜ? 今更話を誇張する必要もなかったんじゃねえかと、俺は思うんだが。 ――んん。 だが、おかしなサインが見つかったとも言うよな。 (手帳の余白に、現場に残されていたという五芒星のようなマークを走り書く) 一体ソレは何なのかとか、新たな噂が生まれても不思議じゃねェのにな。 『エドワード・ランディ』が殺人鬼でもおかしくなかった、とかいう後付け極まりないエピソードとか――。 ( 最後の方はぶつぶつと、殆ど独り言のように呟いた。 ――どうやら開放されていない書架も青年なら調べる事が出来るらしいと見て、顔を上げる ) [Sun 15 Jun 2008 16:49:34]
◆ > (もちろんの事、単に大学内部の噂に関して記した本、というものは存在しない。 或いは数年前に、生徒が学園祭か何かの企画で作った『ヴェイトス大学 七つの七不思議』だとかいう名前の、粗雑な紙で作られた本とも呼べぬ冊子が残っているかもしれないが、それにした所で参考になる筈もない。 ところで、図書館で働いているキミは、どれほど蔵書に関しての知識を持っているだろうか? もしもある程度以上の知識があれば、20年前の在学生名簿を見れば、何らかの手掛かりがあるかもしれないという事を思い出す。 むろん、キミはそれを自警団員に伝えても良いし、別に伝えなくとも良い。 或いは、もっと違う資料の名前を伝えても構わない) [Sun 15 Jun 2008 16:33:35]
◆キリル > それでもねー、大体噂ッてーのは誰々から聞いたンだけどーみたいな枕詞がつくンですよ。そうでないと聞く側も信じないデショ? ( 窓を半分ずつ開けていき乍、学生は事も無げに ) 噂の当事者に近い者に聞いた話程、耳を傾けてもらえるだろうし。そうでなければそれこそ単なる「噂話」として聞き流されるのが関の山じゃないかなー…… と、俺は思うンで――― ( 窓を開け終え、何気無く館内を見回し乍――まだ他に開けてない窓がないか確かめているようだが、其方は別のアルバイトがやってくれているみたいだ――貴方の机近くまで戻ってくる ) …今の噂はなんつーか、あンま尾ひれ背ひれもなくこんだけ広まってるってーのは逆に異常に思えてしまいますねー。出所がちっとも掴めない。 ( 肩を竦めて ) ま、確かに。でも、大事大事に取って置かれてる本も勿論あるわけで。 ――― ソレは買いかぶりだと思いますがねー、 そうだなァ…… でも、開架…あ、ふつーに本棚に並んでる本のコトですけど。そういうのはホラ、粗方学生が借りてしまってますから―― ( 噂が広まっている以上、学生とて気になるだろう。此処は大学の図書室だから尚更 ) あるとしたら閉架の方、かな [Sun 15 Jun 2008 16:31:34]
お知らせ > さんが来ました。 『(噂に関する本)』 [Sun 15 Jun 2008 16:28:26]
◆サヤ@深淵 > それもそうか。 元々学校てな閉鎖空間だからな、それも刺激的な内容なら尚の事、噂に生えた足は田舎のムラに負けず劣らず速い――か。 ( 聞き飽きた、と言った風情の表情を見せた青年に向けて首肯する。 学内に詳しくない男は、少しの間眉を寄せて『人形先生』とは何だろうかと考えていたが、今は流す事にした。 ――もし事件に関与していると思ったら、改めて聞けばいいだろう ) まァ、本は読まれる為にあるんだもんな。 大事大事で取っておくだけじゃあ本としての意味がねェ。 ( ――さて、青年の碧眼に何やら愉快そうな色が宿った。 元来目つきのきつい男はしばし無言でそれを見返して ) ――本だな。 見たトコあんた、噂なぞより本に関して詳しそうだし、噂『だけ』ならそこらで耳を澄ましてりゃ幾らだって聞けンだろう。 ( それこそ、多忙な手を止めて話しかけてきた青年の時間を割かなくとも。 ) [Sun 15 Jun 2008 16:16:08]
◆キリル > ―― ( 近付くうちに呟きは幾らか耳に入ってきたが、そういう利用者のプライバシー的なものには受け答えは返さない。書架なんかをうろついて明らかに何か本を探している風なら、お節介に首を挟んだりもするが。そういう時も呟きに答えるのではなく向ける言葉は例えばそう、先程のよう「何かお探しですか」なんてそんな感じの言葉で ) ああ… ( 問いかけに、学生は少々げんなりした顔をした ) もちろん知ってます、学校中に広まってますよー聞きたくなくっても教室で必ず誰かがひそひそやってンじゃないかって位。 ちょっと前まで人形センセイがどうの、なんて噂も広まってましたが―― ( おかしなコトに、誰もその先生の噂と白骨死体の噂を結び付けない。死霊と死体だなんて面白半分に両者を絡めた話が出てきそうなもんだが前者は今回の噂に風化してしまっているようだ。 まるで始めから 二つの噂は別物だ と解っているみたいに。 まァ実際別モノなのだがそれはこの学生の知るところではない。だから、今回の件に関係ないその噂の話もぽつりと口をついて出た ) 本がぶくぶくに太って醜い姿になるのはあんまり見たくないンですがねー。何のための図書館なのかってなってくると本ばかり可愛がってあげるわけにもいかないので ( 口煩い先生なんかは逆になんで開けてるんだ本が傷むじゃないかと怒ってくるし。一応其処此処に防腐石は置かれているが ) 噂に関する本をお探し?それとも噂をお探しデスカ? ( 少しにやりと笑い乍 ) [Sun 15 Jun 2008 16:06:02]
◆サヤ@深淵 > ( 資料にあった二つの名前が、偶々今回挙がった名前と一致しただけの可能性もある。 百余年前船と共に深海に沈んだ劇作家某が書いた脚本と白骨事件はきれいなほど一本の線で繋がるが、果たして同一の件と看做していいものかどうか―――― 同一のものと断定するには、予断や先入観が勝ち過ぎるようにも思える。 疑りすぎ、だろうか ) この世に二つとない珍姓奇名てワケじゃなし、今の時点で同一人物と決め付けて、追った先は袋小路とか。 それは出来れば避けたいところ――… ( ――と、声をかけられた。 一見したところ、学生と同世代のアルバイトのようだ ) ああ、別に。 しかし今窓開けっと湿気でかえって本がやられちまわねえか―― …大変だな、あんた。 ( とは言え、メインの利用者である学生に乞われればノーとは言えない立場なんだろう。 頷いて、通り易いよう座っている椅子を引く ) 調べ物っちゃ調べ物だな。 学内で見つかった白骨の噂を聞いた事は? [Sun 15 Jun 2008 15:48:32]
◆キリル > ( 思考中の貴方に声を掛けたのは髪をポニーに纏め、エプロンをつけた学生。首から垂らした紐の先に揺れる名札が、どうもその学生が大学図書館のアルバイト員らしいことを示していた ) 窓、開けてもヨロシイですか? 締め切ったままだと暑いって、文句言ってきた学生がいたもんで――― ( 開けたら開けたで湿気交じりの熱風が入ってきそうだが気分的なものなんだろう。開けたい窓の近くにいた貴方に、学生は申し訳なさそうに肩を竦めて一応許可を問う ) 何か調べ物ですかーァ? ( 机の上にちらと視線を向けるが、其処に本はあるだろうか ) [Sun 15 Jun 2008 15:42:34]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『 ―― すみませーん 』 [Sun 15 Jun 2008 15:35:04]
◆サヤ@深淵 > 『ロイヤル』に『ジャネット』――… そして『エドワード・ランディ』。 ( 机の上の手帳を睨み、ぶつぶつと小声で繰り返す。 開かれたページにはそれらの名の他に『アラート号事件』を始めとした幾つかの単語が荒い文字で書き散らかしてあった。 もしも白骨の主が20年来の行方不明者だったとしたら、家族の方で捜索願いを出してはいないかと、本部の資料の洗い直しに思い至ったのが昨日の事。 幸いにして同僚の一人がエドワード・ランディの名を記憶しており、その名を登場人物に使った脚本のごく一部のみが資料として自警団に保管されている事を思い出してくれた。 それもまたいわくつきの資料で、当時もまた今のように大学は自治権を理由に――それは市によって保障された、大学側の正当な権利であるのだが――自警団や騎士団の介入を拒んだそうだ ) 『ジャネット』に『エドワード・ランディ』。 偶然の一致、の可能性もないワケじゃあないが。 ( 呟く ) [Sun 15 Jun 2008 15:29:31]
◆サヤ@深淵 > ( ――ということで、学内に人の気配は少ない。 自治権を有する敷地内では表立った行動が取り辛い為、その意味では動き易くもあるのだが―― 人気がなければないで耳を傾けるべき噂話もないワケで、平日と大差なく身動きの取り難い状況ではある。 調べ物で来校しているのか、ぽつぽつと利用者の姿が見受けられる図書室の隅の机に、学生と看做すには少々トウの立った目つきのきつい男が陣取っている。 ) [Sun 15 Jun 2008 15:13:44]
お知らせ > サヤ@深淵さんが来ました。 『( 安息日の昼下がり )』 [Sun 15 Jun 2008 15:08:22]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが退室されました。 『私は床のシミに気づかないフリをして、窓の外を眺めた。』 [Sun 15 Jun 2008 11:38:45]
◆寒河江未希@深淵 > (【判定】) [Sun 15 Jun 2008 11:37:32]
◆寒河江未希@深淵 > ( 机と椅子の他に、芸能科らしい広いスペースのある教室。 演劇や歌の為のステージに使ったりするスペースでは今、今度の課題の演劇の練習が行われている。 私は役者じゃなくてシナリオ書きグループ兼楽器演奏係だから今は端っこの席でそれを眺めているだけ。 いつもだいたいこんな位置だ。 私みたいな無愛想はどうせ役者には向いてない。 机でカリカリ物書きしてる方が性にあっているんじゃないかと、思う。 ) [Sun 15 Jun 2008 11:36:51]
◆寒河江未希@深淵 > ( 「幽霊」―――名前も素性も知らないから「幽霊」としか呼べないんだけど。 私のかなり特殊な知り合いの1人にソイツが居る。 この大学の構内に夜の間だけ姿を現す、古い制服を着た髪の長い女の幽霊。 多分居るんだろうけど、昼間は見えない。 案外今も此処に居るのかもしれないけど、感知できないなら居ないのと同じだ。 今度の白骨がいつ頃の人だっけ――――? いつごろの人物かは分からないけど、「幽霊」の制服は結構古い。 あいつは大学の中のことなら結構詳しいけど、何か知っているだろうか? ) ( まぁ、話す機会があったら聞いてみるか。 答えたくないのか答えられないのか、時々質問に対して沈黙する事があるのが難点だけど。 ) ( だから私はあいつの名前も素性も知らないのだ。 ) [Sun 15 Jun 2008 11:31:17]
◆寒河江未希@深淵 > ( 「幽霊」とは暫らく会っていない。 夜の校内は多分いつもより幾らか危ないし、関わりたくないから早めに帰る事にしている(横丁とかをぶらつくけど)。 だいたい、どうせ高確率でアトノマツリが徘徊しているのだ。 嫌でもそのうち捕まる予感はあるが、わかってて出くわしてやる理由は無い。 ―――今はまだそんなに危なくは無いし。 余程拙そうだったらとっ捉まえて止めさせれば――――。 ) …基本的に言う事聞かないんだけど。 ( もっともらしく嘘情報でも語ってみせて大学から引き離すとかどうか。 ) …めんどくせぇ―――なんつう厄介な人間だ。 ( 人外魔境的な知り合いの中で一番面倒臭いのは人間だという罠。 あいつがはしっこのほうの特殊な人間だと信じたい。 ) [Sun 15 Jun 2008 11:22:00]
◆寒河江未希@深淵 > ( 今日も相変わらずくさい。 ) ( 一見いつもと変わらない―――ように見えているらしい教室。 私はただでさえ愛想の足りないと言われる顔を顰めて窓際で深呼吸をした。 昼間はまだマシなほうだけど、ここ暫らくの校内は居辛い事この上ない。 なんだかわからない異臭、そこかしこに見えるなにかねばつく油みたいなもの、誰かの気配、忙しなく歩き回る人たち。 原因は分かっているけれど、私は積極的に調べ物なんかする心算は無い。 どうせ他の興味深々な人達が勝手にやる事だし、今の所関わってよい事も無ければ極端に危険な感じもしない。 最低限気に掛けておいて、自衛できる程度の準備をしておけば十分だ。 ) ( 小さな鞄の中、筆記具の中に埋もれている15p程の金属定規を取り出して上着のポケットに移し変える。 ) ( 今動き回っているものが何なのかしらないけれど、肉と骨と血でできているものなら多少は効果があるはずだ。 ナイフなんて持っても扱える自信が無い。 角の尖った鉄の定規で十分だ。 私には。 ) [Sun 15 Jun 2008 11:14:34]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが来ました。 『114:Abyss/T 芸能科教室、昼 』 [Sun 15 Jun 2008 10:59:29]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 『( 傍観者を、気取る。 )』 [Sun 15 Jun 2008 00:20:43]
◆水蓮 > まあ―――そういう訳でここは「彼女」に任せるとしようかな。 別に、結果を知るのはいつだって構わないんだし、事件終了後に彼女に聞いてみるのも悪くはない。 ( きゅ、と指で枠を作るようにして、それ越しになにかを、見やる。 そして心底悪質な笑みを浮かべるのだ。 ) 私を顧問に、なんて考えるような奴が、首を突っ込まないわけがない―――ねえ? アトノマツリ……。 [Sun 15 Jun 2008 00:20:36]
◆水蓮 > もちろんのこと、ドリィに任せるわけもない。 むしろドリィには、こーゆーのには近づいてほしくないねえ。 「なにやら」―――経験もあるんじゃないかなーって感じだし。 私が知りたがっているというのも、知られたくないねえ。 彼女が行動に移してしまったら、それこそ本末転倒、私ゃお先真っ暗だよ。 ( 危険にさらすくらいなら、閉じ込めて枷をはめて鎖でつないで、自分だけを見て自分だけが見られる、そんな風にしてやりたいくらいだ。 そんなことを棒読みで心中言ってみたりもする。 誰に対する戯言なのだか。 ) [Sun 15 Jun 2008 00:10:53]
◆水蓮 > 助手君に調査を頼もうにも、そーゆーのは彼の仕事じゃあない。 とてもじゃないが引き受けてくれないね。 私の調査についてきてもらうというのも、ナンセンス。 彼は引き受けないだろうなー。 むしろ止めるよね。 私の高価なボディの保護も、仕事のうちだもん。 ( 賠償責任はないけれど、職務不遂行はクビに関わる。 助手と人形先生の間にある絆は信頼や友情なんていうものじゃあない。 あるのは金銭と契約だ。 仕事であれば嫌なこともするが、でなければなにもしない。 ) [Sun 15 Jun 2008 00:00:18]
◆水蓮 > ( 好奇心。 それは磨耗した魂が、それでもまだ保持し続けるキャラクター。 見たい、聞きたい、知りたいと、―――思わないか? ) とはいえ………まだあんまり目立ちたくはないんだよねー。 それに何かに巻き込まれて、解決するには私じゃいささか力不足だ。 好奇心はあれど、この体じゃバイタリティーに欠けるというものさ。 ―――だが知りたい。 気になる。 これはどうしようもないねえ。 ( にやにやと人形らしからぬ笑みを浮かべて、人形先生は地上を見下ろす。 ) [Sat 14 Jun 2008 23:50:16]
◆水蓮 > ( にやにやと人の悪い笑みを浮かべた人形先生の現在の興味は、いまこの大学に広まっているひとつの噂―――そして噂だったはずのもの。 未使用教室のひとつから発見された白骨死体。 二十年前の人殺の過去が、沈みきる前に吐き出した、黒い泡沫。 人形先生の正体という噂を一つ前の過去にしてしまった、新鮮な、話題。 なんでも奇怪な事件も起こっているとか、いないとか。 ) んっふっふー、興味と好奇がムンムンわいてくるじゃーないか。 [Sat 14 Jun 2008 23:40:06]
◆水蓮 > さあてさて………なにやら面白そうなことが起こってるみたいだけど、どーしよーかなー、気になるなー。 気になるけどなー。 ( ヴェイトス大学某棟屋上。 フェンス越しに夜の下界を見下ろして、人形先生なにやらにやにやとしていた。 助手の姿は今のところそばにはない。 運搬用のカートが置いたままにしてあるということは、きっと定時に迎えに来るのだろう。 その間、助手がどのような仕事をしているのかは―――謎です。 ) [Sat 14 Jun 2008 23:30:57]
お知らせ > 水蓮さんが入室されました。 [Sat 14 Jun 2008 23:21:24]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『収穫は特に無し。一応、本部で気配の事については報告するだろう』 [Sat 14 Jun 2008 23:06:40]
◆ピアナ@深淵 > …………。 ( シー……ンとしている。さっきは確かに感じたはずの気配が、もうない。首を傾げていると、背後から声がかかった。 ) あ。いえ…別に何も。 …あ、やっぱりここって、使われてない教室なんですか? ( 答えはそのとおり。何だか、妙な感じだと思いつつ…娘はその場を後にした。 ) [Sat 14 Jun 2008 23:05:24]
◆ピアナ@深淵 > ( その生徒と別れて、次の聞き込み相手を探しに構内を歩き出した。 ) ──…あれ? ( 明りがついていないし、いかにも空き教室っぽい雰囲気なのに…中に誰かがいる気がした。こんな暗い中で、何かやましい事でもしてるなら御用ー!だし、単に「明り消えちゃったよおー油、油どこぅ〜」だったら、白骨死体事件について何か聞かせてもらおう。そう思って、扉を開いた。 ) [Sat 14 Jun 2008 22:59:30]
◆ピアナ@深淵 > ( 幸い、気さくな性格の生徒だったようで特に動じる事もなく答えてくれた。しかし、私が知っている事以上の情報は持ち合わせていないらしく結果は空振り。 ) そっかあー。ごめんねありがとう。 うーん、こういうの詳しい人って、やっぱり教授とかになるのかしら。 ( 生徒は、「いやー、案外生徒の方がよく知ってたりするもんですよ。噂の正否はともかくね」と言った。…そうよね、やっぱそういうもんよね…。「ところで、何でそんなに知りたいの?」と尋ねられたが。 ) ただの好奇心ってやつよ。皆そうじゃないの? ( 噂の広がり具合といい、学内で興味を持っている人間は多そうだと思う。 【判定】) [Sat 14 Jun 2008 22:53:05]
◆ピアナ@深淵 > ( 日記の話は既に知っているけれど他にもまだ、生徒達が知っていて私達が知らない噂や情報があるかもしれない。とりあえず、その辺にいた学生に声をかけてみる。 ) ねえねえ、ちょっと今時間いい? 例の白骨死体の事について調べてるんだけど、何か新しい情報知らない? ( 直球。 しかも初対面の人相手に図々しい感じだが、自警団と言う立場以外で捜査などしたことがないからどういう振る舞いをすれば自然なのか感覚がつかめない。 ) [Sat 14 Jun 2008 22:39:05]
◆ピアナ@深淵 > 何からすべきかなー。 ( そう呟いた小柄な自警団員はいつもの制服ではなく、黒いズボンに白いシャツ。ちょっとした首飾りなんかも下げていかにも学生風──……に、見えているだろうか? オプションにでっかいカバンなんかも持ってみた。 とりあえずその辺の学生を見た感じ、そうおかしな格好はしていないはずだ。うん。 ) …………。 ( あれ。なんか今、すごい奇抜な格好した生徒がいたような…。こ、こっちが普通よね? 大丈夫大丈夫。ていうか、実際は生徒の年齢だってバラバラなんだし。 )( とりあえず、サヤさんと同じ事をしていたら効率が悪いから気をつけないと。やっぱり、生徒みたいな顔して色んな情報を集めるのがいいかしら。 ) [Sat 14 Jun 2008 22:29:45]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 『さて、と』 [Sat 14 Jun 2008 22:19:10]
お知らせ > サヤ@深淵さんが帰りました。 [Sat 14 Jun 2008 03:01:26]
◆サヤ@深淵 > ( 虚無がぽかりと口を開けたような暗い暗い教室の中には教壇や机や椅子が無機質に並ぶばかりで、そこには誰もいなかった ) [Sat 14 Jun 2008 03:01:16]
◆サヤ@深淵 > ( 廊下を行き過ぎる途中、ふと。 視線を感じたワケでもなければ物音を聞いたワケでもない。 ただ『何か居る』気がして、喉を鳴らし人気のない教室の扉に手を掛けた ) ……………。 ( 腹を決めて扉を、開く ) [Sat 14 Jun 2008 03:00:12]
◆サヤ@深淵 > ( 腕を組み直し、やがて解いて窓枠に預けていたカンテラを引き取る。 一度現場を見に行ってもいいだろうと思い直し、暗い廊下を歩き出す ) Who killed Cock Robin? Who saw him die? ――だっけかー…――『ジャネット』だっけか。 ( 日記の中で被害者が呼びかけていた名だ ) それがどこのジャネットで、今は何をしているのか、当時の話を聞ければいいんだが―― 【判定】 [Sat 14 Jun 2008 02:57:15]
◆サヤ@深淵 > ( 使われていない教室から見つかった20年前の人骨――死因は不明。 第一発見者である清掃業者曰く、『中から鍵でも掛けてるんだろうと思った』 ――外からは開けず、やむを得ず扉の破壊に至ったらしい ) ――未使用教室内で殺害、何らかの方法を用いて中から施錠したように見せかけた。 ( 可能性の一 ) 未使用教室の外で殺害、死体もしくは白骨を教室の中に運び込み室内からの施錠を偽装、( その亜流 ) 外で致命傷を負った被害者が教室へ逃げ込み、施錠して中で力尽きる―― ( 可能性のニ ) それから、自殺の線か。 ( とは言え、残されていたという日記の文面を見る限りその可能性は低そうだが。 何かに追われていた節こそあれ、遺書のようには思えなかった ) [Sat 14 Jun 2008 02:46:08]
◆サヤ@深淵 > ( 向かいの廊下の壁に凭れ、腕を組む。 カンテラは窓枠の桟に置いた ) 現場と遺物の検証。 それから学生、教員――当座のうちは自主的に協力してくれる関係者の出現を待つか、…( 学内の噂を盗み聞きするとか。 ――身も蓋もない表現を口に出す気になれず、唇を引き結ぶ )―― ( 現時点で分かっていることは、何か ) [Sat 14 Jun 2008 02:31:34]
◆サヤ@深淵 > (『いつものように』とは即ち、手近な関係者をつかまえて捜査協力を仰ぎ――要するに天の岩戸をお開きあれと些か強めに頼む事だ。 マフィアの根城と違いホイホイ人の死体が見つかっていい場所ではないとしても、自治権を有する大学の敷地内で公権力を振りかざすわけにもいかない。 それを反映してか、男は自警団の制服は鞄に押し込み黒シャツとグレーのスラックス、と至って地味な私服姿。 ――勿論許可が下りれば制服姿に戻るところだが ) ここからじゃあ外傷の類は見えねェか。 ぱかんと大きく殴られた跡でも見つけられれば――… ( それならそれで報告があるか。 ――結びの言葉を飲み込む。 しんと静まりかえった長い廊下には他に人の姿も見えない ) [Sat 14 Jun 2008 02:22:35]
◆サヤ@深淵 > ( 安置室の外から問題の白骨を遠目に観察している。 訪れたタイミングが悪かったのだろう、偶々医学部の責任者も学生も不在で20年前のシロモノだと言うくだんの白骨を間近に見る事は叶わなかった。 カンテラを掲げいくら目を凝らしてみても所詮人間の、それも凡人の目だ。 この状態で新たな発見は難しかろう ) 来る時間を間違ったかー… ――いつものようにはやれねェのが、こう。 ( がり、と乱暴に髪を掻く ) [Sat 14 Jun 2008 02:12:59]
お知らせ > サヤ@深淵さんが入室されました。 『( 安置室の外 )』 [Sat 14 Jun 2008 02:05:37]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 天井から垂れてきた? それにしては、壁にも乾いたのがついているというのは――― )』 [Sat 14 Jun 2008 01:50:45]
◆跡野末理@深淵 > ( 部屋を出ようと踵を返し――― 手にしていたランプの傘に、黒いものが付着しているのが目に付いた。 いつのまに? 風化した雰囲気のある室内でついたとすると違和感がある、てらてらと光りを映すそれは… 油? 触れてみる。 接着剤? ニカワか。 ) [Sat 14 Jun 2008 01:47:46]
◆跡野末理@深淵 > ( 人が弾けて死んだとか、そういった状況であれば肉片か何かの名残かと思ったかもしれない。 遺体は骨だったのだから何とも言えないところだけれど… 諜報員としての勘、観察力も一応ある。 とりあえず、異質なものとしてその黒い液体は捉えられた。 触れてみるものの、ニカワかどうかまでは、乾いているから分からないのだけど。 ) ―――〜死体まで見せてもらえるかしらね… あとは、扉か、捨てたって言う。 ( 燃されてしまったかもしれないが。 外へ通じる空洞と、周りの弾けた木切れに目をやって… 折っていた膝を伸ばし、立ち上がった。 また来るとしてもとびきり鋭い友達を連れて来るくらいで… とりあえず、こんなものか。 見るべきところも思いつかない。 ―――20年前の事件。 今更それに纏わるものが発見されたのは、偶然だろうか? 差し当たって脅威があるとは思っておらず… もっとも、今何かあるとしても、それはただの不注意と思えるものなのだろうけど――― 【判定】 ) [Sat 14 Jun 2008 01:41:26]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sat 14 Jun 2008 01:37:00]
◆ > (尚、今のところはこれ以上調査を行っても、何も見つかる事は無い。 この室内で得られるものは全て得てしまったか、或いは今の段階では理解できない情報があるかはわからないが。 キミはまだしばらく部屋を調べても良いし、すぐに立ち去っても構わない。 いずれにせよ、何らかの事件が降りかかる可能性はまだ残っているのだが) [Sat 14 Jun 2008 01:31:34]
◆ > (床の白線をザッと簡単に眺めるだけでは何もわからないが、注意深く観察すれば其処に血液以外の痕跡がある事にキミは気がつくだろう。 乾ききってしまい、一見してそうとはわからないが、これは黒いニカワのようだ。 更に室内を調べれば、その黒い液体は、部屋中のありとあらゆる場所に存在している事がわかる。 赤茶色に――半ば黒くなってもいる――変色した血液と混ざり、更に薄暗い室内という事もあって今まで誰も気付かなかったのだろう。 現時点で、この情報を持っているのはキミだけになる。 無論、キミが『黒い染み』に気付いていなければ、何もわからないままなのだが) [Sat 14 Jun 2008 01:30:21]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――エドワード・ランディの血。 そう判断して、20年前そこにあった感情を思うと、背筋を冷たいものが伝うけど。 …人殺しは、その辺りの感覚がドライだ。 失血死しかねない量と理解して、では失血死だったのか、それとも他に死因があるのかと考える。 それも骨を見なければ分からないか、もしくは見ても骨になってしまっているから分からないかもしれないが。 白線の引かれた床を中心に、周りに傷などはどうだろう。 日記には 『二つの頭の猫』 がどうとか書かれていたのだっけ。 彼は、何の研究をしていたのだろう。 ) ―――自分で死んだのか、殺されたのか… ( 自分で死んだとしても、そうでなければ殺されていたのかもしれない。 殺されたとして、魔除けは全くの勘違いであったのか、効かない相手であったのか――― 確かなのは、彼自身は魔除けによって護られるかもしれないと考えていたことか。 …実は、魔除けかどうかも怪しいところなのはさておき。 今は一人の室内。 手持ち無沙汰と言うように、ぽつ ぽつ と独り言がもれた。 ) [Sat 14 Jun 2008 01:23:41]
◆ > (骨の状態を知るのは、少なくとも、この教室にいる限り不可能だろう。確かめるには第一発見者や医者などに話を聞くかか、或いは医学部の安置室に行って直に確認するよりあるまい)(キミが塗料に顔を近づけると、僅かに鉄の臭いがした。 少なくとも現場保存されているだろう室内には、塗料の缶に類するようなものは見当たらない。 となればキミはある恐るべき結論を導き出す事ができるかもしれないし、別に導き出さなくても良い。 この絵は『血液』で描かれている。仮に一人の血液を用いたのだとすれば、失血死しかねないほどの量だ。 もっとも、血液の量に関して言えば医療的知識がキミに無いかぎりわからないだろうが) [Sat 14 Jun 2008 01:07:36]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( 話しに聞くのと見るのとでは、やはり違うものだと思う。 『赤』 という第一印象があまりにも強烈で、それが下地なのではないか、あるいはランプの灯りか目がおかしいのではと錯覚してしまい、件の 『ヒトデ』 を見出すまでに時間がかかった。 ―――何人か声をかけようと思っているものの捕まえられていない友人の中には、こんなのを一目で見破るようなのがいる。 一緒でないのを惜しく思いながら… そんな思いは自覚しないまま、怖気づくでもなく 『白線』 まで足を進めた。 骨の状態は、どうだったのだろう。 肉が落ちてしまっては受けた傷などよく分からなそうだけど、奇麗なものだったのか――― ) ( 暗黒魔法、召喚魔法、多岐に渡る魔法の中でそれらの分野に詳しいということはない。 それでも概論などで触りは学んでいるものもあるし、そう専門的でなければいくらかは分かるつもりでいる。 とりあえず、ヒトデではないという程度には。 ) ―――…魔除け、だったかしらね? ( 人間なんかそっちのけで何やかやとやり合っているような、神様だか悪魔だかのシンボルだったような気がする。 部屋を見回して… 塗料は何だろうと、手近なところに顔を近づけた。 20年前のものでは、すっかり変質しているかもしれないが――― ) [Sat 14 Jun 2008 00:59:31]
◆ > (さて、ところで――キミは果たして魔術の知識があるだろうか? あるのならば、その『絵』が何らかの魔術的シンボルではないかと思う。 もしも無ければ、単なるヒトデか何かの絵にしか見えないだろう)(http://minamo.sakura.ne.jp/cgi/m_upl_oad/img/334.jpg) [Sat 14 Jun 2008 00:48:23]
◆ > (赤)(赤)(赤)(■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■) (ランプの灯りに照らされて露になったのは、一面が赤茶色に塗りたくられた室内であった。 其処に存在するのは間違いなく狂気以外の何者でもなく、板によって執拗なまでに出入り口を封鎖した上で、とにかく全ての場所に其れを塗りたくったのだろう事が一目でキミにはわかった。 更に注意深く観察すれば、それが何らかの『絵』を大量に重ねて描いたものだという事がわかる。 既に白骨死体は片付けられてしまったらしく――あるとすれば医学部あたりだろう――その名残である白線の囲いのみが、この部屋にあって唯一、赤以外の色彩を主張していた) [Sat 14 Jun 2008 00:47:53]
お知らせ > さんが来ました。 『赤色』 [Sat 14 Jun 2008 00:41:02]
◆跡野末理@深淵 > ( 許可が下りなくても勝手に忍び込むつもりなのはさておき、今回も一応、話は通しておいた。 ただ人骨が見つかっただけでは見せてもらえたかどうか怪しいけれど、魔術などが絡むと魔術科その他 『魔法使い系』 の学科には、教授陣にもカバーし切れない分野に特化している学生がいる。 跡野末理がどうかはさておき、その身分が交換学生で、多少なり優秀な成績を修めていれば、見学に立ち入るのにそれほどの障害は無かった。 ―――もっとも、今更荒らされる心配も無く、骨をはじめ目ぼしい物は持ち去られた後だろうけど。 ) ( 暗い廊下、いかにも古びていますという音を立てる床を軋ませながら、扉の部分がぽっかり空洞になっている部屋へと進む。 固定されていたドアというのがどう固定されていたのかも気になるけれど、とりあえずそれは後回し。 ランプを手に、星明かりも差し込まない闇の中へ足を踏み入れた。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:39:37]
◆跡野末理@深淵 > ( 見方によっては万魔殿なヴェイトス大学。 白骨化した遺体が発見された 『だけ』 とも言えるけれど、それが不審死であれば片付けて終わりというわけにもいかない。 基本的には平和な大学構内で人死にがあったとなれば、自治権を有しているからと言って外からの干渉を完全に断てるものでもなさそうだけど、だからと言って他所に任せきりにするわけにはいかず、保安部なり何なりが動いていると思う。 ) ( ―――それにしては静かな気もするが。 大学の動きを探るより基本的な情報収集を優先してしまって、その辺りは分からない。 にも関わらず、集中した方の成果も芳しくない。 今一つ冴えない様子でお下げ髪を弄いながら、闇に溶ける色のセーラー服を着た娘は 『立ち入り禁止』 のテープを潜った。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:25:51]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:1 )』 [Sat 14 Jun 2008 00:05:45]
お知らせ > セツ@深淵さんが帰りました。 『(得体の知れない何かを感じつつも、今は掃除しなけりゃいけない理不尽に憤る)』 [Fri 13 Jun 2008 23:01:19]
◆セツ@深淵 > ――――ん? な!? ( ふと掌に違和感を感じる。 その正体が何かと思えば、掌に嫌な感覚でくっついているのはべったりとしたにかわだった。 )( 先程まではそんな物はなかったはずの机の上。 見落としてた? 馬鹿な。 そんな所で広げてたら紙が無事な訳ないだろう。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:58:55]
◆セツ@深淵 > (……下一桁6の場合の結果が抜けてるのはミスなのだろうか。仕様なのだろうか。)(何はともあれ手際よく片づけていき―――) [Fri 13 Jun 2008 22:55:43]
◆セツ@深淵 > ( 溜息を零す。 ) まあ、そんな考えを凝らした所で解らないものは解らない。 それこそ小説の世界の主人公でもない限り、絶対に無理な話だ。 ( それが二十年も昔の事なら尚更。 そもそも推理小説のように答えがあると決まったわけじゃない。 あくまでもただの七不思議。 この大学の中でいくつあるのか分かっていない噂話の一つなだけかもしれないんだ。 ) 気になった人の所にその不思議が訪れるとも限らず―――こうして探していても、蚊帳の外で終わる可能性だって大いにあり得る。 ( むしろそっちの可能性の方が高いかな。 そんな事を考えながら資料を片づけていく。 )【判定】 [Fri 13 Jun 2008 22:52:16]
◆セツ@深淵 > 猫の象徴するもの。 黒い毛並みの者は不吉。 一部の地域では神格化。 僕達のような一般人にとっては小生意気で愛おしい愛玩動物。 ………受け取り方もそれぞれ多数ある。 それなのに何故この人はこうも猫に拘る? ( ただ錯乱していただけとも取れる。 人の眼は薬によって異常な幻覚を見る事もある。 それならば「何か」に追い詰められていたらしいこの研究員が見聞きしたというものは、その言葉通りに信じられるかといえば、首を簡単に縦に振るわけにはいかない。 ) これ。 本当に猫の鳴き声だったのか? ( 死の淵に立ってイカレタ人間の手記なんて、信用する方が難しい。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:42:50]
◆セツ@深淵 > ( 調べた、といってもそう大層な事はしていない。 噂話の収集。 それからその裏付け。 白骨死体が二十年ぶりに発掘された事以外にはまだ何も起こっていない事件だ。 大した事を調べられるはずもない。 ) しかし猫……ね。 随分とまあこの方は気にかけていらした事で。 ( 件の白骨死体が握りしめていたらしい紙片の全文を出来る限り正確に記した書き物を見直す。 恐らく日記らしいそれには随分と猫を気にかけている内容であった。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:31:37]
◆セツ@深淵 > ( 夜間の資料室で机の上に幾つかの紙片を並べているのは、金色の髪と兎の眼をもった一人の大学生。 ) エドワード・ランディ。 恐らくは二十年前の犠牲者で、その素性は研究員………しかし殺人鬼、か。 ある意味此処では耳にタコが出来そうになってくる噂話なのかもしれないな。 ( 夏の空というよりもまだ梅雨の季節。 今現在広まっている噂の中心である殺人鬼について調べている青年は、今のところ調べることの出来た資料を簡易にまとめながらひとりごちる。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:15:55]
お知らせ > セツさんが入室されました。 『ぱらり』 [Fri 13 Jun 2008 22:09:39]
お知らせ > さんが帰りました。 『――――エドワード・ランディが、そう記したように。』 [Fri 13 Jun 2008 21:43:14]
◆ > (それだけの話だ。誰かが何かに気付いたわけでもない。今日もまた、大学の日常は動いていく。 誰も気付かない。 誰も知らない。 誰も理解できないままに。 人々は無知なのだ。 其処こそが唯一絶対の安息の場所だと、無意識下で理解しているが故に。 その外側に――或いは内側に――潜むものが何か、誰も知らないのだ) [Fri 13 Jun 2008 21:43:03]
◆女生徒達 > 「かしらかしら、ご存知かしら」「今日もまた魔女科の使い魔がいなくなったんですって」「ネズミちゃんったらかわいそう、トムくんに食べられちゃったのね」「おなかの中身をぺロリ」「小食なのね」「いいえ、お腹は減っているわよ、きっと」「トムくんはダイエット中なのかしら」「違うわ、おなかの中しか食べないの」「美食家なのかしら」「雑食家なのかしら」「かしらかしら、ご存知かしら」 [Fri 13 Jun 2008 21:42:47]
◆ > (ただ、少しずつ、若干だが……誰も気付いていないが――……何かが変わりはじめているのも、事実だった。 それは大学中、其処彼処にこびり付いた黒い粘液――ニカワのような何か――であったり、或いは時折ツンと鼻を刺すような刺激臭であったり、様々な姿かたちを取って現れだしている。 つまり具体的に言うなら、大学の纏う「雰囲気」が変わりつつあったのだ、という所か。 そして今、廊下を歩いている二人の生徒――彼女達の会話もまた、その変化した雰囲気の一つ、である) [Fri 13 Jun 2008 21:42:26]
◆ > (当たり前の話だ。 ヴェイトス大学――――数日前に白骨死体が見つかったとはいえ、其処に集う若者達の生活が、劇的に変化するわけがない。 彼らは特に気に留める事もなく、いつものように学校に通い、勉強に励み、友達と遊び、騒ぎ、そして帰路につく――――其処だけを見てとれば、特段、何の問題も無い。誰もがそう思うだろうし、それは実際に事実ではあった。 少なくとも傍目に見て、あの白骨事件は何の影響も及ぼしているとは誰も思わなかっただろう) [Fri 13 Jun 2008 21:42:15]
お知らせ > さんが入室されました。 『変化は無い』 [Fri 13 Jun 2008 21:41:46]
お知らせ > テレサ@深淵さんが退室されました。 『(其処だけ見ればとても些細な出来事。 だけどこれが、事件のはじまり か。)』 [Fri 13 Jun 2008 01:26:43]
◆テレサ@深淵 > (最初に振り返って見渡した時とか、上ばかり見続けてたわけじゃないのだ。 ぬるぬるが在る事に良く気がつかなかったものかね――と、溜息漏らした。 自分のことながら不可思議なくらいのポカだ、と。 それが唯の注意不足でない事を知る事になるか否か、今の時点では分からぬが。) [Fri 13 Jun 2008 01:25:42]
◆テレサ@深淵 > (無論壁や床は余計汚れるが、魔術師にその善性を期待するほど愚かしい事は無い。 一段落したら深呼吸、落ち着いて、こんどこそ踏まないように立ち上がる。) うわ、もっと下見てりゃ良かった…! ……なんでこんな物こびりついてるっかなー。(改めて廊下を見ると何箇所かありましたぬるぬる地帯。 文句言いつつ、今度は良く見て避けて通るので二度目の転倒は無いが。) それにしても―― [Fri 13 Jun 2008 01:16:33]
◆テレサ@深淵 > ってうわ、なんだこりゃ・・・ キモッ。(痛みが引けば、起き上がるべく床についた掌と、衣装の意匠により露出してる太股のあたり、何かがぬるっとべちゃっと付着しているのに気がついた。 とりあえず反射的にぶんかぶんか振ってみるが、おちない。 スカートで拭い・・たくない。) うーっ。 散々。 今日は何の日よ? (もう涙目だ。 魔女のばーさんの呪いか?なんて悪態を魔女自身が吐いても仕方ないのだが―― 服以外に拭くものも無いし、ゲルっぽいねちょねちょ感をなんとか我慢して手で拭って、床なり壁に擦り付けて取る事とする。か。) [Fri 13 Jun 2008 01:05:19]
◆テレサ@深淵 > (だが今は好奇心よりも優先すべき授業がある。 幸い休み時間はまだ少し残ってるが、行き先不明のままなのだから道草食ってる場合でもない。 かくして元来た道を戻るべく、踏み出した途端――まるで靴底が突然その摩擦を失ったように、強烈にスリップした。) にゃっッ?!(むなしい さけび! 箒の柄で支える事も叶わず横倒しに、肩を床に思い切りぶっつけた。) ったァー・・・ 泣きっ面にハチだよ。(目尻に涙滲ませて被害箇所押さえる。幸い怪我っていうほどのレベルではないが。) [Fri 13 Jun 2008 00:54:53]
◆テレサ@深淵 > ……完っ全に棟違いだなこりゃ。(自嘲の独り言が壁に乱反射。 図書室の時も感じたが、あまり視界の気かない巨大な建物の中って突然孤立するとなんだか不気味に感じる―― 然しこのテレサは本物の魔女。雰囲気程度じゃたまにしかびびったりはしない。たまにするが。) ・・・・そいやアレってこっちのほーだったっけか。(使われない教室――てのを見て、昼飯時に聞いた噂なんかを思い出したりも。 最寄の表札を見上げれば、現場はまだ大分先だと分かる。 授業前じゃなきゃ見に行く位は出来たかな? なんて思いつつ――【判定】) [Fri 13 Jun 2008 00:40:20]
◆テレサ@深淵 > う゛ぇーいとす大学ちょっと魔法少女が通りますよっ――― と…… っかしいなー。(表札の位置、左ナナメ上に視線固定しながら移動を続けるもののー……時たま覗き込む教室内は人ッ気がなくて、明らかに授業前の感じとは異なるというか。) っていうか誰も居ないってどうよ。(講義予定のメモを間違えたか……或いはもしかして棟が違ったりする? とか、困惑気味。 普段頻繁に使ってる区画を通り過ぎて、空き教室の多い辺りに迷い込んだようだ。 振り返ってみると、先程まで聞こえてた声やら生活音が少し遠いような。) [Fri 13 Jun 2008 00:29:29]
◆テレサ > (なんたって経済とか体育とか医科とかそういう区分がなくて、ひっくるめて”大学”なのだ。 まだ学術があまり再分化してないことを差っぴいても、中々のサイズと部屋数があるわけで――新入生のテレサさんなんか初見の折には「下手打てば此処に篭城くらいできんじゃないっかなー。」などと表現したもんだ。城扱いだ。) さておき、α-3、α-3・・・っと。(そんなだから入って間もない子はたまに教室探しに苦戦したりする――長い廊下をひたひたと、部屋毎に掲げてある札を確認しながら歩く歩く。) [Fri 13 Jun 2008 00:17:02]
お知らせ > テレサさんが来ました。 『大学は広い。』 [Fri 13 Jun 2008 00:15:03]
お知らせ > 調書さんが帰りました。 『以上』 [Wed 11 Jun 2008 19:07:21]
◆調書 > 証言にもあった「ヒトデのような落書き」の模写を添付しておく。調査の参考にされたし。 http://minamo.sakura.ne.jp/cgi/m_upl_oad/img/334.jpg [Wed 11 Jun 2008 19:07:13]
お知らせ > 深遠EMさんが来ました。 『追記』 [Wed 11 Jun 2008 19:06:11]
お知らせ > 清掃業者さんが退室されました。 『ったく、昨日綺麗にしたばっかだってのに、ニカワなんぞ廊下に垂らしやがって……。』 [Wed 11 Jun 2008 18:47:38]
◆清掃業者 > とまあ、そんな所だ。あわてて大学の警備員を呼んで、自警団が来て、事情聴取を受けて――今開放されたってとこだ。二十年前の事件? さあ、知らないね――俺はその頃、まだ鼻水垂らしたガキだったからな。ビリーも知らないんじゃねえか? なんせお袋の腹の中にもいなかった頃だろうし。 じゃ、俺は帰らせてもらうぜ。もうクタクタなんだ。――――ああ、そうだ、忘れてた。この大学の生徒にさぁ、廊下を汚すなって言ってくれねぇか? 掃除すんのは俺たちなんだぜ。 [Wed 11 Jun 2008 18:47:27]
◆清掃業者 > そして教室に戻って、後は、ご想像の通り。ランタンの灯りに照らされた骸骨とご対面、ってわけだ。俺は前に殺人現場の掃除とかもした事があったから――なんだよ、悪いことじゃないだろ? 血塗れの道路を誰が拭いてると思ってるんだ――俺は驚くだけで済んだが、ビリーは新米だったもんでゲロ吐いてパニックになっちまってな。 まあ、無理もないとは思うがね。 なにせ部屋中、壁やら窓に打ち付けた板やら、ありとあらゆる場所にびっしり、さっき言ったヒトデの絵が赤絵の具で描いてあって――真ん中に骸骨だ。素人にゃお勧めできないね。そういや、妙な匂いもしたな。酸っぱい――まあ、奴のゲロの匂いかもしれんが。 [Wed 11 Jun 2008 18:47:10]
◆清掃業者 > で、ドアを叩き壊したら――中は真っ暗だった。ありゃカーテンや暗幕なんてチャチなもんじゃねえな。窓から何から全部塞いでやがったんだ。もう日も暮れちまってたし、灯り無しで作業するのは無理だったから、ドアを運ぶついでにランタンを取りに行った。――そうそうドアと言えば、あれも不気味だったね。裏側――内側か?――に赤い絵の具か何かで、大きなヒトデみたいな絵が描いてあってさ。……ドア? もちろん捨てた、大学のゴミ捨て場に。 回収業者が来るんだか、大学で燃やすかは知らないが、まだあるんじゃねぇか? [Wed 11 Jun 2008 18:45:12]
◆清掃業者 > まったく今考えてみりゃ、入る前からおかしかったんだ、畜生。何がって? ドアが開かねぇんだ。なぜか。 まあ、未使用の教室ってのは、どんな学校にしたって生徒が入り込んで悪戯したりするからな――ああ、この大学に来たのは初めてだよ。学校なんざヴェイトスに幾らあると思ってるんだ?――大方、中から鍵でも掛けてるんだろうと思ったさ。貸して貰ってた合鍵の束にも、その部屋の鍵は無かったしな。で、面倒臭かったが一旦戻って大学の偉い人に報告したんだ。「ドアをぶっ壊して良いか?」ってな。もちろんOKだった。どうせ何ヶ月かあとにはぶっ壊すんだからな。 [Wed 11 Jun 2008 18:44:43]
◆清掃業者 > でだ、俺と相棒のビリーは昨日、この大学に来て――何をしにって?馬鹿なこと聞くなよ、決まってるだろ、掃除だよ掃除――まあ、古い校舎を改築するから、その前に未使用教室を綺麗にしてくれって依頼さ。ま、それが俺たちの仕事だ、文句は無い。いつもどおり、モップと箒とバケツを持ってあっち行ったりこっち行ったり。 それで――夕方なのは間違いないんだが、時間は覚えて無ぇな――ともかく、今日は最後にこの部屋を掃除しようってんで向かったのが『あの部屋』だ。 [Wed 11 Jun 2008 18:44:30]
◆清掃業者 > 大学の警備員にも自警団の連中にも、散々話したんだけどねぇ………え、管轄が違うって? ったく、仕方ねぇなあ――良い迷惑だよ、まったく。 俺は『ヘイストン清掃事務所』の従業員さ。清掃業については、別に説明しなくたって良いだろ? そう、掃除だよ掃除。あちこち拭いたり、片付けたり。 まあ、給料はさして良くないがね。俺みたいに学の無い人間でもできるし、色んな場所に行けるから退屈しねぇってんで続けてる。 おいおい、俺についてはもう良いだろ? この大学に来たのは今回が初めてだし、あんな骸骨の知り合いはいねェんだから。俺はまったく関係ねぇ。 [Wed 11 Jun 2008 18:44:12]
お知らせ > 清掃業者さんが来ました。 『――事情聴取つったってねぇ』 [Wed 11 Jun 2008 18:44:01]
お知らせ > ドリィ@掃除さんが帰りました。 『ごちーん 「あうぅ…!」』 [Wed 11 Jun 2008 00:36:06]
◆ドリィ@掃除 > せんせー (そして気付けば目の前に立ちはだかる曲がり角。 前方不注意な少女は、まるで吸い込まれる様に壁に向かって突っ込んでいくのでした―― まる) [Wed 11 Jun 2008 00:35:45]
◆ドリィ@掃除 > それに、もっと体力とかあれば… (色々と損しないで済むし、それに―― それに、先生をお姫様だっこしたりとか出来そうだし… 其処に思考領域が及んだ途端、先程までの沈み具合から一転して急激に緩む顔。 嗚呼そう言えば最近は先生に会えてないなやっぱり仕事が終わったら課題を終わらせて先生とデートしよう多分デートって言っても先生の部屋に言ってお話するぐらいになっちゃうだろうけどそれでも十分に楽しいだろうなだって先生と一緒に居られるんだもの楽しくない訳ないよそうに決まってるうんだからこの仕事を終わらせて課題もさっさと終わらせて先生にデートしようって声を掛けようそうしようそうと決まれば急いでこれを置いていって教室のお掃除を再開しなきゃ) えへへ… (不気味に緩む顔で、少し軽くなった足取りで、廊下を進む人影一つ。 目は既にせんせいと一緒な未来予想図を描いている為、前を見ていない。 モロに前方不注意な様子。 最近、ドリィって時折不気味よね―― たまに、こんなこといわれるけど どりぃはげんきです ――) [Wed 11 Jun 2008 00:34:35]
◆ドリィ@掃除 > (ふと、立ち止まって廊下の窓から再び夜空を見上げる。 生憎の曇天模様で月も見えない真っ暗な空。 もっと、体力があって要領も良くなれば、もっと早くに終わらせられて… 空いた時間で―― 恨めしく思うのは、自分の非力さと要領の悪さ。 肩を落として溜息落とせば、抱えた塵袋を見下ろしながら、足前に再び進め) きっと、みんなはこんなの二つぐらい軽く持っちゃうんだろうな…(けど、自分は一個で精一杯。 そして、その所為で単純に見積もっても二倍の手間… やっぱり、恨めしい) [Wed 11 Jun 2008 00:25:05]
◆ドリィ@掃除 > (そんな訳で、少し小さめの塵袋を両手でしっかりと抱えた少女が廊下を歩く。 静寂の中に自分の足音を反響させて、その音に少しだけびくついた様子を見せつつ… 足取りはふらいてはいないが、傍から見れば若干ゆっくりめ。 本人は、急いでるつもりなんだろうが――) うぅん…あの教室が終わったら… それで切り上げ、なのかな…(まだ、掃除出来ていない場所は多いが… 流石に時間も時間な上、そもそも大学全部を一人で掃除なんて不可能。 出来る範囲で頑張ったんだから良いじゃないか…と思う一方で、なんだか上手く掃除が出来なかった気がして、少し申し訳ない気持ち… 廊下を歩きながら、ふっと溜息吐き出して…) [Wed 11 Jun 2008 00:10:04]
◆ドリィ@掃除 > (頼めば…案外誰かが手伝ってくれたかもしれないが、元々が苛められっこな性分か、人に頼るのを遠慮したり… 自分が請けた仕事なのだから…と言うものもあったり… そんなこんなで、一人箒片手に掃除を行う。 集めた塵を袋の中に収めれば、またふーっと吐息吐き出しながら額拭い…) さてと、次はこれを…持っていって…(箒を壁に立て掛けて、そこそこ溜まった塵袋を抱えて教室を出る。 向かう先は、塵袋を集めて置いてある場所。 今回は、あまり(ドリィ基準で)重過ぎない程度に集めてあるので、ふらつく事は無いが―― 結果、必然的に量は少なめになり、往復回数も増えて… これもまたこんな時間になってしまった要因の一つだろう) [Wed 11 Jun 2008 00:00:50]
◆ドリィ@掃除 > (教室の窓からボンヤリ見上げるのは夜空。 額には汗。 それを腕で拭えば、足元…集めた塵を見下ろし) うーん… 大分、時間掛かっちゃったなぁ… (少し、苦笑い。 先日の一件の後、自分の体力に見合わない事はしない方が良いと悟り、箒や雑巾片手に出来る範囲で…と、掃除を始めたは良いが… 元々の要領の悪さに加えて、手伝ってくれる人の不在も相まってか…ご覧の状況。 一人ぽつんと無人の教室に佇み、溜息を一つ) [Tue 10 Jun 2008 23:51:14]
お知らせ > ドリィ@掃除さんが来ました。 『手には 一本の箒』 [Tue 10 Jun 2008 23:44:17]
お知らせ > ドリィ@掃除さんが退室されました。 『「わ、わたし…このお仕事が終わったら…せんせいと…」 ガクッ!』 [Mon 9 Jun 2008 00:30:56]
◆ドリィ@掃除 > (具体的には、ゴミ袋を持ち上げようとして、腕を攣ったらしい。 原理は不明だが、事実彼女の身にはそれが起こり、電流火花が体を走る――) あーーーーーーーーーーーーーーーーーー っ!!(ゴミ袋を持ち上げようとした格好のまま、情けない泣き顔で上げる声。 深夜の校舎に響くのは、それはそれは見事な絶叫だったそーな。) [Mon 9 Jun 2008 00:29:02]
◆ドリィ@掃除 > (ぴきゅーん その時、肘間接に電流走る) [Mon 9 Jun 2008 00:18:47]
◆ドリィ@掃除 > (持ち上げようにも、非力さと要領の悪さのツープラトンで持ち上がらないゴミ袋。さっき持ち上げようとした時は、どうしたんだっけ?あぁ、そうだ机の上に置いてあったのを抱えたんだっけ。 ふるふると体震わせ、ぐるぐると頭の中で持ち上げた時の事を思い返しながら、ふぬーっと!気合入れるドリィ少女。 しかし、袋は一向に持ち上がらない。 伊達に、絵筆以外を持てないと称され――称されているのかは、不明) わ、わたし…このお仕事終わったら…先生をデートに…デートに誘うんです…!(さておき、若干死亡フラグ的なセリフを吐き出して、ゴミを持ち上げ様とするも、ゴミはまるで持ち上がらない。 何度も言うが、ゴミが重いのではない。力の無さと、要領の悪さが原因なのだ―― それでも、一度屈んで腰で持ち上げるという事に思い当たらない彼女は、顔を真っ赤にして… ふぬーっと、また声を上げ――― 昨日の事が、若干デジャブした、その時) [Mon 9 Jun 2008 00:18:10]
◆ドリィ@掃除 > (じたばたじたばたじたばたじたばたと、起き上がろうと床の上でもがき続ける事数分。 両手に荷物を抱えた侭なのがいけないんだ! と、漸く気付き…一度荷物を置いて起き上がれば、深呼吸を一つ二つ。) うん、それじゃ、しっかり運ばないと…!(よっこいしょっと、一度置いたゴミの袋を両手で持ち上げ―― られない。 別段、ゴミが重い訳じゃない、彼女が貧弱で要領が悪いだけ。 具体的には、腕力も無いのに腕の力だけで持ち上げようとしているとか―― 腰を使え、立派な腰を) [Mon 9 Jun 2008 00:06:51]
◆ドリィ@掃除 > はやく、終わらせないと… ああもう、凄く遅い時間だぁー…(ゴミを運ぶ途中、窓から外を見れば其処は既に真っ暗闇。 始めたのは、まだ明るい内なのになー…なんて、口引きつらせれば、ガクリと肩落とし――― た拍子に崩れるバランス。わたたと前のめりになりかけながら、何とかバランスを持ち直そうとし――) あうぅっ!(結局、廊下に軟着陸。 ゴミ袋をクッションに貧弱な身体が廊下に倒れれば、あううと呻き漏らし… 暫し、起き上がろうとシタバタと。ステンと倒れて、少し慌てているのかもしれない) [Sun 8 Jun 2008 23:58:12]
◆ドリィ@掃除 > うんしょ…っと!(と、腕にちょっと重そうなゴミの袋を抱えて廊下を歩くのは貧弱少女ドリィ。 今度は前回の失敗(大部分が人為的なモノだが)を教訓に自分の持てる範囲のゴミを持って運ぼうと言う算段。 尚、先日のものは教員に土下座して一緒に運んで貰いました) よっこらしょ…! うん、しょっと!(自分の持てる範囲、ではあるが…それでも何処かふらふらよたよたした様子で廊下を歩く。 一般人なら軽々と持てる物でも、彼女にとっては大質量。 おぼつかない足取りで前に進みながら… 時折、足を止めて呼吸をふーっと一つ、とか) [Sun 8 Jun 2008 23:49:30]
お知らせ > ドリィ@掃除さんが入室されました。 『りべんじ・おぶ・おそうじ』 [Sun 8 Jun 2008 23:46:10]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 [Sat 7 Jun 2008 21:38:49]
◆水蓮 > 或いは…………私は、この私というゴーストは、すでに死んだワシントン博士の、遺書のようなものなのかもしれない。 ( 叶えたい願いがあったわけでもなく、得たい何かがあったわけでもなく、ただ書き残しておきたかったのかもしれない。 誰かに知ってほしかったのかもしれない。 自分という存在があったことを。 もはやその明確な答えは磨耗した記憶の中にはない。 しかし。 ) それはそれで……面白い考え方だよねー。 ( 人形は一人思考にふけるのだった。 ) [Sat 7 Jun 2008 21:38:46]
◆水蓮 > ( 霊は、未練があるから残るのだろう。 ないのならば、消えてしまえばいいだけだ。 なぜ、自分は、ワシントンという名を持っていたものは死後にその霊を残したのか。 鮮明な記憶として残る最古は、大学のぬいぐるみに憑いて座り続ける闇の中。 引き篭もりの人形師に拾われるまで、自分は何をしていたか。 それは、来訪者を待っていたのだ。 ) 新たな知識を求めるため? 確かに私はあの時そう思っていたけれど………違うのかもしれない。 ( もっと知識を得られる場所はあったはずだ。 ならばなんだったのだろう。 知識を得るためではなく、知識を残すため? それこそ何のために………いや。 そこで思い至る。 )ono [Sat 7 Jun 2008 21:28:08]
◆水蓮 > 恐ろしいのは、約束を破ること、だよね。 死は怖くはないが、それはどうなってもいいということじゃあない。 ( 残された彼女が、泣いてしまうだろう? それが、怖い。 未練というのならば、確かにそれは未練だ。 幽霊として残り続ける理由としては、立派な。 ) ……………あれ。 ( そこで、疑問が浮かんだ。 ) なら、ドリィに出会う前の私の、未練って何だろう? [Sat 7 Jun 2008 21:18:26]
◆水蓮 > マツリ、だっけ。 あの娘のトコの顧問の話も、いまは控えておかないとねー。 ( 「不思議」として、彼女らの好奇心の餌食になってしまっては困る。 何が困るって、彼女らのほうも困るだろう。 ) …………突然私が停止しちゃったりしたら、ねえ。 ( もちろん私のほうも困るけれど、と危機感乏しい調子で。 実際、危機感乏しいのだ。 すでに死んだこの身、死は恐ろしいものではない。 ) ………恐ろしいのは。 ( そう、死ではない。 ) [Sat 7 Jun 2008 21:08:49]
◆水蓮 > ( 本日の来客。 塩を持参した学生一名。 聖水を持参した学生二名。 十字架を持参した学生一名。 助手君が適当にあしらってお帰りいただいた。 もともとジョーク半分、それに高価な人形を痛ませるわけにもいかないということで、強く出られることもなく、幸い危険は回避できている。 ) アグレッシブだなー、うちの学生たちは。 好奇心豊かなのはいいことだよ。 まあ、心構えだけならね。 ( 実害が出てはたまったものではない。 ) [Sat 7 Jun 2008 20:59:58]
◆水蓮 > ( 例の噂は、むしろ一層浸透しているようだった。 ) まあ、どうにかできるとは思ってなかったけどね。 ( 専門の魔術師でもない。 噂の操作は得手ではない。 オールラウンダーの知識は広く浅い。 スペシャリストのそれとは違うのだ。 薄暗い自室の椅子に腰掛けて、人形先生かくりと脱力した。 ) [Sat 7 Jun 2008 20:48:44]
お知らせ > 水蓮さんが入室されました。 [Sat 7 Jun 2008 20:44:46]
お知らせ > ドリィ@掃除さんが退室されました。 『二人掛かりで運ばれるカンバスの図。暫しして教員に土下座で何かを頼む少女の姿があったとか』 [Sat 7 Jun 2008 20:08:33]
◆ドリィ@掃除 > んぅっ! (力入れて持ち上げようとする。 持ち上がらない。 一度力抜き、数度呼吸し、再挑戦。 やっぱり持ち上がらない。 呼吸回数増やし、再々挑戦。 やっぱりやっぱり持ち上がらない―――) ――――― (そのまま、カンバスを持ち上げようとする格好の侭、呆然とソレを見詰めれば… ふっと、思い出すのは一つの光景。それは――) [Sat 7 Jun 2008 20:07:36]
◆ドリィ@掃除 > あ、あう… 目がちかちかって… ちかちかって… (ぐるぐると回るお目目とお星様。 額抑えながら体起こそうとするも、余程衝撃が強かったのか…はたまた、生来のどんくささか、起き上がろうとするも、まるで生まれたばかりの子馬の様にカンバスの上をよろよろバタン。 口からはあうあうなんて言う呻き漏らしてカンバスの上でびっちびっちと跳ねる姿は、傍から見ようと近くで見ようと、お世辞にも掃除している様には見えないが―― これでも、本人一生懸命) うっ… うぅ… お掃除、しなきゃ… あうっ… (一生懸命だから、何とかなけなしの気合と気力振り絞って体起こせば… 回る目の焦点を戻す様に、被り振り――… そして、大分落ち着いて来た辺りで、カンバスに手を伸ばし、て… ) [Sat 7 Jun 2008 20:03:37]
◆ドリィ@掃除 > あぅっ…あううぅっ… (ふらふらと、カンバスの上から起き上がろうとするも…お星様に彩られながら揺れる頭では当然の様に足元はおぼつかず… ふらふらと揺れる身体を支えようと焦点の定まらない状態で手をふらふら。 机か何かに掴まれば、そうすれば… 思って、何かガシリと掴み―― がらり) ふ、え? あっ あああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!?(また、悲鳴。 今度は、詰まれたゴミに手を掛け…ガラリと取れる、壊れた箒の柄。 バランス崩せば、おかえりなさいとばかりに再び壊れたカンバスの上に顔面から落ちて――― ごちん! と痛そうな音が一つ。 ただいま、頭を彩るお星様の数が二倍に増量中である) [Sat 7 Jun 2008 19:55:24]
◆ドリィ@掃除 > けど、教室に置いて置く訳にもいかないし… (それに、自分が請け負った仕事なんだから、きちんとやらないと… 半ば無理やり押し付けられた様な、ゴミ(主に成分は重くて嵩張りそうなモノ)を前に、挫けそうな心を奮い立たせる様に自分に言い聞かせれば… 既にどっぷり日も落ちた教室の中で気合入れる様に深呼吸をひとーつふたーつみーっつ。 そして、溜め込んだ空気をしっかりと腹に溜める様にぐっと表情引き締めれば…詰まれたゴミ―― 何かやたら重そうな割れたカンバスに手を伸ばし ) よっこら…あ…あぇ?あああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!(抱えようとして、力足りずにバランス崩してすってんころりん。 前のめりなので、下敷きになる事は免れたものの…倒れた拍子にゴチンとカンバスに頭ぶつけたのか、ぐるぐると目を回したりなんかして) [Sat 7 Jun 2008 19:47:26]
◆ドリィ@掃除 > ―――――― (「例のそのボランティア、やるんだって?」 講義が終わった頃にクラスメートから投げられた何気ない言葉。 それに頷いた直後に集められたのは、大量のゴミ ごみ 塵 芥。 机の前にうず高く詰まれる様に置かれたのは、壊れた画材やら古びた何かやら、良く分からないのやら。 あれよあれよと集まっていくソレを唖然と眺めて、それからたっぷり数時間――) ――――― あうぅ… ちょ、ちょっと多すぎるよぉ… (既にゴミ捨て場と教室を往復する程数度。 非力な腕では大して運ぶ事も出来ず、その為か一向に減った様に見えないゴミの山。 ガクリとその前で肩を落とせば、汚れの移った手で額拭い…溜息一つ) [Sat 7 Jun 2008 19:39:37]
お知らせ > ドリィ@掃除さんが来ました。 『がっこう の おそうじ』 [Sat 7 Jun 2008 19:34:46]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『 コッタって、最近どうしてるか知ってる? 』 [Sat 31 May 2008 04:58:35]
◆跡野末理 > 怖いのよ、消えてしまうのが。 ―――〜私も死んで、でも自分を認識できたら、もう一度殺されるのは嫌がるかもしれない。 と言うか、二度目こそ本当の死で、今はまだ死んでないみたいに感じそうだわ。 ( そう単純なものでもないと言っていたのがエミキーだ。 エミキーに憑いたようなのは、確かにと納得できる。 でも先生は――― だから、逝かなければならないのか。 あれが死だ、死はあんなものだと、誤解されないように。 ) ―――あれ? それじゃどちらかと言うと、死霊だっていう噂を流すより、ゴーレムか何かだって言っちゃった方が… 真実とは違うから、嗅ぎ回るのがいると色々面倒かしら。 〜ま、とにかく行きましょ。 …横丁に行ってるって、トート何か出し物してるわけ? お客…? ( 客として行くイメージはあまり無いが。 でも出し物というのも、何をしているのか。 首を傾げながら――― 『借りは返す』 と言ったのは、自分に何かあった時の事だ。 『自分で対処』 できるようにがんばるけれど、助けられるなら助けてよ、と。 もっとも、自分で首を突っ込んでおいてそれもみっともない気がする。 あんまり真剣な言葉ではないから、ちょっと強引にお茶に誘ったのだと思ってもらって問題なし。 そもそも事情を話してくれたのだから、この貸しはほとんど無いものだと思っている。 だからこそ、痛さも気遣えず軽く口にしてしまえる。 ) ―――味がわからないわけじゃ、ないでしょ? あんまりこっちに染まっても困るのかもしれないけど、ほら、よりリアルな擬態のためとでも思えば。 [Sat 31 May 2008 04:57:33]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『 113:Ordinary talkie night. 』 [Sat 31 May 2008 03:48:18]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 わかり、まし た。 ( 行きましょう、と ) 』 [Sat 31 May 2008 03:41:53]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 わかり、まし た。 ( 行きましょう、と ) 』 [Sat 31 May 2008 03:41:53]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 わかり、まし た。 ( 行きましょう、と ) 』 [Sat 31 May 2008 03:41:53]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 わかり、まし た。 ( 行きましょう、と ) 』 [Sat 31 May 2008 03:41:53]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 わかり、まし た。 ( 行きましょう、と ) 』 [Sat 31 May 2008 03:41:53]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 わかり、まし た。 ( 行きましょう、と ) 』 [Sat 31 May 2008 03:41:52]
◆トート > 実害、ですか。 生者の方というのは、害が無ければ構わないと。…趣を求められても困りますけれど、 …感染? ソレほどの能力を持つモノは早々いないと思いますが…? ( 人間の血を吸って使徒化できるなんてのは、マスタークラスレベルではなかっただろうか。「使徒化」でなく「感染」ならマスター以下でも起こりうるということなのか、その辺りもよくわからない。最近は吸血鬼も多様化している。 死神も、結局死神の目でしか語れない。生者の事はイマイチ理解できないのだ。 ) カミサマがサービスしてくださるなら、死んでから、じゃなく生きていた時に、でいいでしょうに。 ( わざわざ死者にする必要はないだろう。生者のうちにサービスすればいいのに。 ) 無害そうに見えても、私のようなのが少しつつくと皆さん反発なさるもので。 ( 困ったものです、と首を緩く左右に。 ) 横丁といっても、華やかな場所には余り行きませんが。 ( もっと静かで、細い路地ですよ、と肩を竦め。死神も賑やかな場所は合わないと自覚している ) ――― いえ、お金の問題ではなく、ですね ……あー… ( 正直、「飲む」という行為自体遠慮したい感じで。 借りは返す云々というのは、現在その言葉を告げた相手に借りを作っている身としては、相手にそんなつもりがなくともイタイ言葉。来い、ってことなんだろうかと。 )( そういえば未希ちゃんへの貸しを返してもらう、と言いながらそのままだが、今は死神にそれに気付く余裕もなく ) …… ( 鎌をぐ、と持ち直して、 ) [Sat 31 May 2008 03:40:49]
◆跡野末理 > んー… どういうこと? 確かに、凄く当たり前に何の問題もなくそこに居て、怪談みたいな趣きはないけど… ( 周りが 『当たり前』 と認識してしまうと、死霊ですらなくなるのだろうか。 集団の無意識が現実を変えるというのは、そうなのかもしれないと考えることだけど。 その重要性を認識していないようで、どこか通じているらしいエミキーと二人に、首を傾げている。 ) あれは、何だか人生の続きって感じよね。 エミキーが相手にしてたようなのとは、違う。 …でも、気にしなきゃだめなのかな。 よく分からないけどさ、運の良い人・悪い人がいるみたいに、神様みたいなのがサービスしてるだけなんじゃないかって――― 本当に無害かどうかなんて、分からないんだけどね? ( 肩を竦める。 吸血鬼となるとまた別。 けれど異能者集団の中で育っていれば、妖怪などに対しても大らかになってしまった。 さておき… 何? 気持ち悪いって言ったか。 ) ―――む。 何よ失礼ね。 数少ない一般人の友達として、ごく普通にお誕生日祝ってあげようと思ったんじゃない。 まあちょっと… こう、パンチの効いたことをしたいなーとか思って? 遅れちゃったけどさ… ( ぶつぶつ。 エミキーには信用ないしトートは冷たい。 アウェーだわ、と拗ねたフリなどしつつ。 ) 〜でもトートは、借りは返す人だって信じてるわ。 …っと、こんな事言ったら帰っちゃいそうだけど… 〜そうね、エミキーに奢ってもらえば良いじゃない? ( 行きましょ。 机を立って、ちょっとスカート直して。 ) [Sat 31 May 2008 03:26:06]
◆寒河江未希 > 実害が見て取れない限りこんなもんじゃないかね。 吸血鬼に血をあげちゃう人とかは――――感染しないって自信か根拠でもあるのか、浅はかなのか。 ( 人間の視点はとても低い位置にある。 大局だとか先の事とか可能性とか、そういうのの存在は眼に映らないから―――パっと見無害、無害を主張する、それだけで許容してしまうんだろう。 まぁ―――私も人の事は言えないけど。 死神なんていうのと楽しくお話している今現在だ。 ) 気持ち悪いな。 正体不明のプレゼントとか後でなに言われるかわかったもんじゃない――――。 ( 今直ぐ上がる欲しいものの名前なんかも別に無いし、なんだ、何でそんな曖昧な理由なんだ跡野末理。 まさか今更誕生日とか夢にも思ってない。 ) 横丁似合わないな――――いいよ、お茶一杯奢る程度じゃちょっと足りないくらいは世話になってるし。 ( 脱色してやや痛み気味の金髪を大人しく弄られながら。 アトノマツリとえらい対応が違う? 憑り着かれた時のこととか、返してないケープのこととか、まぁ色々ある。 人間以外に対してのほうが優しいとかでは…きっとない! ) [Sat 31 May 2008 03:10:41]
◆トート > 遅かれ早かれ? 行ってくれるならラクでいいんですけれど。 無害どうこう、とかよりも――― あのお人形さんの生者との関わりや、「外身」の方が気になるんですよ。出来の素晴らしさは、私も認めるところですので。 ( 恋人がいるようだし、跡野さんが顧問がどうこう言ってたように。死者を生者のように扱われると、困るのだ。吸血鬼なんかもそうだけれど。 何の為に生死の区別があり、己らが存在するのかわからない。死は、そんなにどうでもいい些細な事だろうか?幽霊で会えるから平気? あのお人形さんは死を恐れていない様な事を言っていたが、未だ生にしがみついているあたり、単に「死」という概念が曖昧なだけじゃなかろうかと死神は思う ) 死霊だ、と告げなければ…いいえ、告げたところで気になさらないのでしょう? ( ひょい、と軽く肩を竦め。責めるような ) 探すのは結構ですが、私は首も鎌も突っ込みませんので何かあった時はご自分で対処なさってくださいね。 …そんなところに私が足を運ぶとでも? 横丁は――― たまに、行きますけれど。 ( 髪の感触、楽しむように。撫でたり、髪を軽く摘んでいじってみたり。 必要だ、と言ったわりに死神はにこりともしなかったが、指の動きは丁寧だ ) …… いいえ、私は遠慮しておきます。 ( 死神は、撫でていた手を下ろしながら 目を、逸らした。 ほら、今日は霊体だったから、現世の通貨なんて持っていない し―― …。 ) [Sat 31 May 2008 02:54:52]
◆跡野末理 > ―――〜遅かれ早かれ、行くところに行くんじゃないの? 留めようとできる時間なんて、そっちから見れば大したことないでしょ? オマケしてよ。 …っと、そうね。 拝み屋とかエクソシストとは、違うか。 ( 即狩るというわけでは無さそうで、『心配』 と… さして心配していなさそうに肩を竦める。 成仏できるのなら、それはそれでと思っているし。 …成仏で良いのかな、言い方… ―――エミキーが腰掛けるなら、自分も手近な机にお尻を。 ) ―――んン… そうね。 だけど確かにある… と言うかないわけがない 『理由』 を、気にしたところで見つけられるかどうか。 …見つけられないのが私か。 せめて違和感くらい持てると良いんだけど… ―――〜っと、ええ。 そうだわ。 『だから』 何かあってからしか興味を持てない。 動いていたものが止まって初めて、動いていたことに気付くのね。 まあ、そこまで鈍くはないつもりだけど。 ( 人によっては人の生き死にでさえ、その程度の認識になる。 首を傾げるトートに、どこか自嘲気味な溜息零して深く頷いた。 ) ―――ええ、椅子は… こんなに広く脅威と認識されちゃったら、後が無いわ。 根絶できるのかどうかは知らないけど、犠牲者は減るでしょ。 ―――うん? もっと細かく。 どこの服、どんなアクセサリー、何て題の本とかさ。 違うわよ。 興味の対象チェック。 ( エミキーの頭を撫でるトート。 素直に撫でられることにちょっと意外そうな顔をしながら、くくくと笑う。 ) うん? 首を突っ込むにしても、何かあった時に対処できなきゃどうしようもないじゃない? もうちょっとがんばって落ち着いたら、また面白いこと探すわよ。 ( 大人しい? 充電中。 だからもちょっと寂しいの我慢してね、とか。 軽口。 私が寂しいのかな、なんて自覚するのは複雑だ。 ) ―――〜こういうところで会えるのが一番多いでしょうが? 幽霊とお話して座り込んでたくせに。 じゃあ、場所変えましょうか。 トートが飲んだことないもの飲めるところが良いわね――― [Sat 31 May 2008 02:37:44]
◆寒河江未希 > ( ユーレイと椅子の話でもして帰るか、と思って残ってたら何やら賑やかな話―――ずっと手に持ったままだった黒板消しを置いて、そこいらへンの机に腰掛ける。 まぁ、別に、良いけど。 ) 結構根本的な所からっていうか――――「いつもより甕の水が少ない」とか「一本だけ短いポールがある」とか「何処に続いてるのか知らない道がある」とか「一人足りないのに誰も説明しない」とか、うーん、こう、大抵の事にはちゃんと理由があるんだけど、まぁ大抵の人は「自分には関係ない」か「些細な事」で終わらせるでしょ。 まぁ、そういう話。 ( 何を根拠に「関係ない」のか「些細」なのか。 今ただ眼球に映ってるものを見ているだけで、その来歴とか理由とかを見ないから、異変を異変と感じないのだ。 まぁその本当に「些細な事」の中に稀に妙なものが埋もれているって事なんだろうけど。 ) まぁ、椅子の方は遠からずフェードアウトしてくみたいだから気にしなくて良さそうだけど――――先生のことはよくわかんないや。 死人が死人の世界に行かないのは多分、歪だけど。 ( まともなコミュニケーションがとれて今の所無害、っていうのが曲者か。 線引きの曖昧な存在かもしれない。 ) 欲しいもの、ねぇ…細かいのは色々あるけどさぁ。 服とか本とかアクセサリとか―――つうかナニ。 俗物度チェック? ( 嫌なチェックだ。 ) も、なんなんだよオマエラ――――集まって話すなら芸能横丁でもカフェでもこぅ、気の利いた所ってもんがあるじゃんか。 ( 知り合い⇒吸血鬼、幽霊、死神、天使も居たっけね。 あと宇ちゅ…エルフ。 ニンジャ。 眩暈がする。 芸能横丁いけ本当お前等。 そんなタイミングで何故か撫でられて項垂れた。 ) [Sat 31 May 2008 02:20:36]
◆トート > ( 欲しい物のハナシ、ふと耳に留め。そういえば何時だったか誕生日がどうのと言っていたが、…まだそのハナシなんだろうか。 ) ――― そうやって、生者が死者を留めようとするのは良く無いと私は思いますが。 生者に影響を及ぼすから狩るのではなく、死者が死者で在ることが問題です。急いで結論を出す性質ではありませんし、今はなんとも言えません。 ( 簡単に職務放棄は出来ないと、死神は首を緩く左右に ) こんな街です。普通に生活してるうちは意識されないものですよ。興味が向くのは「何か」あってから。そうでしょう? ( 跡野さんに視線を向け、首を傾げる。呪いの椅子だって、単なる椅子だった時は誰しもスルーしていた。 ) ( これは何の集まりなのか。 ) さぁ、お二人の姿が在りましたのでつい此方のほうへ。 ( お邪魔でしたら申し訳ありません、立ち去りましょうか、と口にしかけたところに、 )( 必要? ) ――― … ( 逆に問われて、死神は何事か考えながら。貴女の方へと近付けば、頭を撫でようと手を伸ばし。 ) 必要です。 久方振りにお会いできて、嬉しいですよ。 ――― 跡野末理さんは、何があったのか知りませんが最近は以前に比べれば大人しいような。 ( 改造された体のせいか、それとも他に興味があるせいか。色々食べさせられたり、己に構いすぎている感が在るのは生者としては少々問題か? ) [Sat 31 May 2008 02:02:29]
◆跡野末理 > 〜もちろん。 信用無くしてそういう話してもらえなくなっちゃったら、つまらないじゃない。 ( 任せなさいと胸を張りつつ、次第に形を成す闇にこんばんは。 ) ―――…うん? ありふれちゃっているからかしらね? あって当たり前ならスルー… まあ、気付いてなくて、一歩間違えれば大惨事だったりするんでしょうけど。 …いいなあ。 私もスルーしちゃってるんだろうなあ… ―――うん、欲しいもの。 何かない? あ、平穏とかはナシで。 物で。 ( ああ、やっぱり未来人、宇宙人、超能力者ばっかりなのか。 内心で一人ごちながら、突っ込まないでおいてあげる。 人型になったトートに目を向けて。 ) …切り捨てるっていうのは、放置ということ? 先生連れて行かれちゃうのは、ちょっと寂しいな。 まあ… 成仏する方が、先生のためかもしれないけどさ。 別に害があるわけじゃないじゃない? 現世に留まる死霊なんて、恨み辛みがなきゃ務まらないと思ってたけど… そういう雰囲気無いし、違うんでしょ? ―――〜って何よ、私? 首を突っ込むなら動いているうちからそうするわ。 何だか普通に講義してるしスルーしちゃってたけど… だいたい、『死霊だ』 なんてところで落ち着かれても興味を失くす理由にはならないって言うか――― エミキーらしい集まりになったじゃないの? …大人しくなったらつまんないくせに。 ( まるで問題児のような扱いに、微妙にぶーたれるような調子。 半ば演技だろうけれど拗ねたような表情で、最後の方ぽそっと、このツンデレめみたいなイントネーション。 ) [Sat 31 May 2008 01:50:57]
◆寒河江未希 > ありふれてるけど気付かないのが殆んどなんじゃないかね―――私に言わせりゃ、何でそんなにスルーできるのかっていう。 ( 見える、見えない、とかではなくて。 私の自意識過剰でなければ、大半のニンゲンはすごく「着眼点が大雑把」で「ちゃんと見れば分かる事を軽視する」。 なんか魔法っぽいものがどうとか幽霊がどうとかじゃなくて、目がちゃんと見えてりゃ気付けるような事をいちいち気にしないのだ。 ある意味羨ましいが。 ) う…人間関係っていうか人間自体――――――は? 欲しいもの? ( なんで。 人間の知り合いとその他諸々の知り合い、どっちが多いかとか数えない方が精神衛生上良さそうなのでその後の話題に乗ることにす。 抽象的だけど。 ) で――――これなんの集まり。 私必要? ( 幽霊先生のオハナシとか別に私が居なくてもどうにでもなりそうな―――「跡野さんのような方」が問題なわけで。 ) とりあえず言ってやって欲しい。 跡野さんのような方にもっと厳しく。 もうちょっと大人しくなれと。 [Sat 31 May 2008 01:36:30]
◆トート > ( ―― 耳に入る、「椅子」という言葉。例の呪いのハナシだろうか。そちらは言及せず、ただ聞くだけに。わざわざ己から口を挟むような話ではない )( 視線が此方に向けられたなら、跡野さんにも「こんばんは」と告げただろう ) …そうですか。まぁ、未希ちゃんなら構いません。他は、気をつけてくださいね。 ( 構わないというのは、彼女には以前どうすれば地上の通貨が手に入るのか尋ねた事があったから。その時、奴隷の話にも少し触れたはずだ ) すみません。極力気をつけてはいるのですが。 ( 答えながらもゆっくりと、闇が形を帯びていくだろう。朧だった声も、徐々にしっかりしたものになりゆく ) 別に大変ではありませんよ、ただ面倒なだけで―――……どちらも切り捨ててもいいかなと、思っていますから。 ( しれり、と死神は答える。本気で言っているのか、冗談なのか掴み難い口調。 ) お人形さんで言えば、彼女が動かなくなった後、跡野さんのような方に面白半分に首を突っ込まれると面倒なので先に。 奴隷の方は、まだ大人しく奴隷やってるくらいですから実力行使したところで「死神」として復帰できるのか不安です。墓場の住人たちに聞く分には、本人気楽そうですからもうほっといていいんじゃないかとさえ。 ( 淡とした声が、消える頃には死神は何時もの姿で窓際に立っているだろう。 ) [Sat 31 May 2008 01:27:32]
◆跡野末理 > ―――〜なんとなく、現象も人を選ぶんじゃないかって思うのよね。 それに気付くっていうのも最低条件でしょうけど、そういうのが無い人は、気付かないだけじゃなくて本当に何も起こってないのかもしれない――― で、エミキーよ。 私の見立てでは間違いなく 『見込まれてる』 わね。 人間関係とかさ、友達も特殊なの多いでしょ? ―――〜っと、そうだ! 忘れてたわ… 何か欲しいものある? ( 友達付き合いに理由をつけたがっているだけかもしれない。 それがないと、一緒にいられないから。 自覚も無い意識はさておき。 ―――突然だけど、聞いてみた。 意表をつくプレゼントとか、悩み過ぎて煮詰まっちゃったと言うか。 もう二ヶ月経ってるし、何の話かも分からないかもしれないけれど。 ) ―――〜そういう話? ああ、椅子… 大学もちょっと動いたわね。 何脚押さえたのか知らないけど。 ( 自分の内側と黒板に意識が逸れて、気付かない振りをされたことにも気付けない。 『まあ来年』 まだ遊べるというニュアンスに受け止めて、『そうね』 先送りの気楽な笑みを零した。 楽しそうに。 ) ―――ん? 何? え? ( 『殺気』 でもあればまた別かもしれないけども、声をかけられても気付けない。 エミキーの反応があって初めて、窓の方を見て――― おおっと、見つかっちゃった。 ) ―――〜エミキーだけよ。 誰にでも話したりしないわ。 [Sat 31 May 2008 01:19:00]
◆寒河江未希 > なんがなんでもフシギ現象に首突っ込みたいのか―――私ゃ別に率先して関わりたいわけじゃないんだけど。 ( 自分と他人を客観的に比較してみるに――― 一般平均的な感覚の持ち主と私とでは、認識している範疇が違うようだ。 気付かなければ何も起きていないのと同じ。 気にしなければ存在しないのと同じ。 私は、嫌でも気になってしまうのだ。 無視する方が不自然な距離感っていうの。 ) ん――――…ああ。 だから、そういう話してたんだよ。 ( 暗闇の中、一瞬の間にちらりと振り返れば、アトノマツリは何か別の事を考えているようだった。 気付かないフリをした。 こういうときかける言葉とか、わかんないから。 「跡野末理」「椅子」そんな散発的な文字の羅列はすぐに消えてなくなった。 ) 来年ー? まぁ来年だよ。 テキトーに芸能科らしい作品仕上げて色々持ってくつもりだけど――― ( 具体的には舞台劇のシナリオとか、長編小説とか、少し外れた所では作詞作曲とか。 まぁ、この手のもの全般に興味があるわけ、だし。 自分が舞台に上がるってのは――――そりゃ、考えないわけじゃないけど、私の性格じゃ無理じゃないかって思う。 特別麗しいわけでもなし。 ) っと――――だってさ、怒られてんの。 いつも言ってるけどさぁ、夜中にその格好で登場するのやめようよ。 ( 普通に怖いから、と窓の外に突っ込みを入れる声色は全然怖がってない、が。 ) まぁ丁度良いや…人形先生とか奴隷ギルドとか色々大変みたいで。 …どっちも実力行使でよくね? [Sat 31 May 2008 01:05:08]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( ちょっと集中が途切れたようだ。やり直し )』 [Sat 31 May 2008 01:00:10]
◆声 > ( その声は、窓の方から。 けれど、名前を呼んだ本人に聞えたかどうかは怪しい。 何故なら、死神はまだ、肉の衣を纏っていなかった。 ) ――― こんばんは。 ( 子どもが目にしたら泣くだろうその姿は、鎌を携え。 窓や壁などまるで無いもののように教室の中へ入り込みながら、此方の姿でも見ることが出来るだろう人物の方へ、落ち窪んだ暗い二つの穴を向ける。 ) ( そうしながらも、受肉のための集中を始めようか ) [Sat 31 May 2008 00:58:44]
お知らせ > 声さんが入室されました。 『 ―― 口が軽すぎませんか、跡野末理さん 』 [Sat 31 May 2008 00:54:41]
◆跡野末理 > 明るくない? …そう? ( 何か引っ掛かるのか。 分からない、といった顔で考えるように首傾げ… まあいいか。 ) 〜勝手に来るだろうと思って当てにしてると、うっかりしちゃうかもしれないじゃない。 気付くのはエミキーのが早いだろうし、抜け駆けはナシ。 いいわね。 …ッ! 煮ても焼いても食えないわよあんな奴! だいたい私にだって――― ぁ… ( 『私にだって』 何だろう。 気になる人くらい? 好きな人くらい? だからコッタと寝たりはしないって、そう言おうとしたのだろうか。 いないいない。 そんなの… いない… ―――もごもごと口を噤んで、エミキーの隣について黒板へ。 ) …あれ、私の名前? 何の話? …こっちは本気でやきもちかしら… ( 『彼女』 が書いたのだろうけど… 顎に指添え首を傾げる。 すぐに消されてしまうか。 ) 騒ぎになるよりは、って思うんじゃない? あっちの領域について、変に話題になるのも好ましくないんじゃないかしら。 意識すらされないのが一番って言うか。 …でもま、こんな風に噂になるのと、どっちがより意識されるかは微妙なところだと思うけど… ―――〜約束でしょ? あと一人揃ったらエミキーも頭数よ。 …あと二年になっちゃったけどね。 エミキーは、やっぱり来年忙しい? てゆか、もう、かな…? ( ―――あれ、何だ… 遊べなくて寂しいのは、私の方か… いやいや。 ………。 ) 進路とか、決めてるの? ―――〜ん? ああ、トートは生活に一切お金かからないらしいけど。 何かね、奴隷ギルドにお仲間が捕まってるらしいのよ。 死神の。 で、実力行使ってわけにもいかないのかしら? 買い戻すのにお金がいるんですって。 [Sat 31 May 2008 00:47:15]
◆寒河江未希 > アイツ明るく見えるか。 まぁ―――見えるっちゃそうだけど。 ( 私には歪なヒトガタをした意図的にコミュニケーション可能にデザインされたもの、に見える。 それが悪いとか怖いとかではなくて。 ) 死ぬほど危ない所にわざわざ首突っ込むのはアンタの専売特許だろうに――――「私はコッタが大好物」? ( そりゃまた。 そんなワザトラシイ聞き間違いをしながら机から足を下ろし、ギターをケースに仕舞った。 此処に座ってる理由ももう無いし、歩きながらでも話せる。 その前に黒板消しか。 ) ニンゲンの平穏なんか気に掛けるヤツかね――――まぁ、よく知らないんだけどあの先生。うち学科関係ないし。 まだ顧問とか言ってるのかー。 ( 何で焼き餅。 まぁ、そういや、冬場寒い時ケープとか借りちゃってそのままだったなぁ、なんて内心。 ) …お金困ってんの、あの死神? ( そりゃぁちょっとイメージ外だが。 ) [Sat 31 May 2008 00:31:13]
◆跡野末理 > 偏見よ? コッタ明るいでしょ。 ( 見た目にも明るい。 色素とか。 ) 確かに屋内でもフード目深に被ってるようなのもいるけどさ。 はっちゃけてる子もいるんだし――― うん? 幽霊が魔法って言うとちょっと違いそうだけど、エーテルは誤魔化せないって言うか。 魔法への感受性みたいなもので、幽霊も捉えられるわよ。 形は変わっちゃうかもしれないけど、多分ね。 …あ、誤魔化した。 ( 軽い口調。 じゃんじゃか。 『分かり易いって』 捉えられるのがエミキーだけで、当人がどうにかしようと思わないならしょうがないけれど。 ) 〜ちょっとは助けになれるかもしれないし、死ぬほど危なくなったら流石に頼りなさいよ? 遠慮なんかいらないわ。 私もコッタもそういうの大好物―――… あー… 何? 一服盛られたっていうだけで… それで体質がちょっと変わっただけで―――… こ、こら目を逸らすな! ねえ、誤解してない? してないわよね? 普段異様に鋭いくせにそんなところばっかり鈍いとか無しよ? ( 胸を張って 『死ぬほど危なくなったら』 とか言いながら。 続いた言葉にトーンダウン。 視覚的には夜闇で分からないだろうけど、微妙に頬染めつつ否定。 それらの証言には事実も含まれるけれど、私とコッタは何も無い! 間接的には、中身が入れ替わっていた時に 『私の身体を使って』 色々されたらしいけど、そんなの自慰と変わらないと言い聞かせる。 ) ―――〜さあ? 死神的に、生者の平穏なんてものを気にかけてくれたのかもしれないと思ってる。 あの先生の中身は死霊だから、突然消えても学生達が驚かないようにって。 …狩るつもりなのかしらね… 人形先生、顧問になってくれそうだったんだけど――― あ、やきもち? ( お金も貸す仲よ、なんて ) [Sat 31 May 2008 00:20:25]
◆寒河江未希 > 魔女科だか魔術科だかのヤツに言われてもな――――。 ( 勝手なイメージ、魔女科なんて教室の灯かり蝋燭一本とかじゃね?とかそんな。 勿論入ったことは無い。 ) 芸能科でーすーかーらー。 …魔法ってよくわからんけどアレと関係あるのかね。 幽霊?って魔法? よくワカンネ。 ( 軽い口調でじゃんじゃかとギターを鳴らし、「危なくない」の部分をはぐらかした。 まぁどうとも言い切れない。 グレーだ。 ) あー…なに、うん、弄られちゃったんだっけね。 それは、こぅ、なんだ――――おめでとう? ( 未だ誤解アリ。 女子寮で結構噂になったらしい黄緑色とアトノマツリの怪しい関係。 エロ声延々聞かされたとか周辺住民の証言あり。 言い難そうにこぅ、目を逸らした。 ) んー、不自然で今更で出所が胡散臭い噂が1つだけ浮いてたからさ。 なにあれ? あの先生と死神、なんか関係あんの? っていうかお前らなに普通に仲良くなってんの? [Sat 31 May 2008 00:03:32]
◆跡野末理 > ( 比べることもできないから、理解できない。 どちらも同じ水で、良い悪いが無いのは幸せなことかもしれないけれど、そんな幸せ、騙されているみたいで面白くないと思ってしまう。 ―――もっとも、ただ一人の人として気になって、能力への着目はついでかもしれないのだけど。 自分の気持ちでも、認識しないのなら同じこと。 友達を持ったことも、あまりなかった。 ) 真っ暗な深夜の教室で一人椅子に腰掛けている少女。 お化けでもなけりゃ、何か思い詰めてるように見えちゃうのが普通でしょ? 『大丈夫?』 って。 ―――〜ギター弾けるんだっけ。 あ、もしかしてこっそり横丁に出てたりして? ( 『聞きたいなー』 と笑いつつ、傍まで。 手近な机に腰掛けよう。 ) ―――ああ、やっぱり 『彼女』 ? …分からなかった。 掴もうと思えばどうにかなるのかしら… コッタがやらかしてくれたおかげで、少しは使えるようになったんだけどね。 …相変わらずの関係? 進展なし? 危なくは、ないんでしょうね? ( 視線は自分の来た、教室の後ろへ。 ―――何も、分からない。 ) …魔術。 魔術。 魔術。 あ、遊べなくて寂しかった? ごめんねー コッタに弄られちゃったから、整えるの大変で。 ( どうせ静で良いあんばいだったとか、そんな感じに答えるだろうから、からから笑う。 ) 〜噂? ああ、ちょっとはそんな事も… てゆかどうして分かるのよ。 話したっけ? まあ――― 前ほどじゃないけどね。 今は、ほら、トートに頼まれたのをちょっとだけ。 [Fri 30 May 2008 23:52:39]
◆寒河江未希 > ( 持ってれば良いってもんでもない。 他人に説明できない感覚なんて妄想みたいなもので――――そう、例えば、「こっちの水のほうが美味しい!」って言い張ったって他の誰も区別出来なかったらそりゃ、ただの思い込みって扱いになるわけで。 理解されない発見なんて、損した気分だ。 ) なにがよ。 別に何もしてないし。 ( 入ってくるなり挨拶くらい無いもんかとか思いつつ、自分も挨拶しない人間だなぁと思い直した。 ちょっとだけ顔を向けながらギターのペグを巻き、少し奏でる。 まぁ、こんなもんかと。 ) 明るいと見えないし―――今擦れ違わなかった? ( 帰ったけど、と主語を抜かして続ける。 多分入れ違いだと思うが、ほんっとうに人見知り激しいヤツ。 ) っていうかさ。 アンタこそ最近なにしてんの? 変な噂とか流してね? [Fri 30 May 2008 23:35:31]
◆跡野末理 > ( ―――結局、その友人の感覚は分からない。 誰の感覚だってそうなのかもしれないけれど、そこにある種の劣等感を抱いてしまう。 あって当たり前の得手不得手でも、『辿り着けない』 という感触は――― ) ―――なんだ、続けてるんじゃない。 ( それでも物音には敏感。 中でも話し声というのは分かり易い。 声は、一つしか聞こえないが。 …一人呟いて、窓際からその教室のドアに足を向ける。 まだ顔を合わせたことはないけれど、ちょっと探ろうとした事もある、憑いているらしい彼女とデートかな。 ) ―――〜まあ今更驚きやしないけど、暗いわねー… ちょっと久し振り。 何してるの? 邪魔したかしら。 ( 闇の中で一人。 教室の後ろから顔を出して、その背中に声をかける。 ) [Fri 30 May 2008 23:27:03]
◆寒河江未希 > ――――――ん、誰か来る、かな。 ( 教室の真ん中辺りから黒板へ、それなりの距離に対して言葉を届かせていたのだから―――これだけ静かな夜、声は微かにでも廊下に洩れているだろう。 廊下を歩く足音でおおよその体重とか歩幅が想像できる感覚も、病的だけれど。 ) じゃあね、機嫌直してよ。 ( 当然のように黒板を離れて闇に紛れていく朧な姿にそれだけ声をかけ、恐らくこの教室に来るだろう来訪者を待つ事にした。 パターン的に、足音の感じ的に、まぁ、アイツだろう。 ) …黒板消すのいつも私なんだよなぁ。 [Fri 30 May 2008 23:15:00]
◆跡野末理 > ( どこかに面白いものはないか、何か起きてやしないかと、友人を真似て深夜の校舎を徘徊していたこともあったけど、最近は篭もりがちだった。 魔術にどっぷりと浸かって煮詰まった夜、気温のせいばかりでなく火照る身体を引き摺って、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪が散歩のような足取りで廊下を進む。 ) ( 久し振りに足を踏み入れたある種の異界だけど、もう慣れてしまってこれといった感慨は無かった。 人で溢れる場所という認識があるから、それが引くとギャップに戸惑うだけ。 五感の外側にあるものを捉える感覚が意識しなければ働かない人間にとっては、その変化はただ時間の差でしかない。 ) ( 自然な靴音を立てて――― 教室の中での独り言は、拾えるだろうか。 ) [Fri 30 May 2008 23:09:12]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 月明かりの廊下を歩く )』 [Fri 30 May 2008 22:55:51]
◆寒河江未希 > ( そいつが誰で、本当は何なのか私は知らない。 「怨み辛み」で其処に居るのかもしれないし、なにせ気まぐれに現れて気紛れに去っていくから意思の疎通は曖昧。 最近こそこうして、はっきりと言葉と文字でコミュニケーションを取れるようにはなってきているけれど。 ) 失言だったら謝るけどさ。 ( 髪の長い女で、古臭い制服みたいなものを着ている。 現れるのは夜だけ。 昼間も居るのかもしれないけど、ちょっと分からない。 大抵視界の隅とか廊下の真っ黒な闇の向こうとか、微妙な距離を取ってこっちを見ている。 妙に姿勢が良くて、気位は高そうだ。 ) 都合が悪くなると黙るんだもんなー。 ( 私以外の前には積極的に現れない。 むしろ誰か来るとどこかに行ってしまうようだ。 目的は不明。 具体的に何がしたいのか、何者なのかって話になるとこんな具合にだんまりを決め込む。 ) ( 有害なのか無害なのか、私の中でも限りなくグレー。 ) ( なにせこの手の連中(幽霊?)にはあんまり良い記憶が無い。 普段は極力無視する程度には。 ) [Fri 30 May 2008 22:48:24]
◆寒河江未希 > 首突っ込みたがりがつまんない事考える前に収まるならそれに越した事は無いわな。 ( 「跡野末理」と黒板に薄く書かれている。 そう、それ、と私が頷いて少しだけ笑うと、灯り1つ灯さない真っ暗な教室に私の声が妙に響く。 そう大きな声を出しているつもりはないけど、他に誰も居ない教室というのは案外声が通るものだと最近知った。 テキトウな席に深く腰掛けて行儀悪く机の上で足を組み、抱えたギターの弦を軽く爪弾いてはペグを巻いて微妙な調整をする。 灯かりは灯さない。 じめる暗闇の片隅にじっと立つ人影はただでさえ視辛くて、暗ければ暗いほど輪郭が確認できるから。 ) 結局さ、呪いだったわけ? 椅子。 ( 小さく擦れる音を立てて、“So perhaps.”と文字が黒板にゆっくりと薄く薄く、書き込まれた。 ) 多分ってなにさ。 どうせあんたの同類かなんかでしょ? 死んでまで怨み辛みとかさぁ―――。 ( 返答は無い。 ) ( 感情の読み取れない闇と沈黙が暫らく続いた。 ) [Fri 30 May 2008 22:38:00]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 『 大丈夫そう? なら良いんだけど。 』 [Fri 30 May 2008 22:24:50]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( ―――いや、そもそも噂が意味を持つのは 『事後』 においてのみか。 )』 [Wed 21 May 2008 22:38:46]
◆跡野末理 > ( ―――暇潰し兼、理論の実践サークルを作るという話は、最後の部員がこれと定められずすっかり頓挫してしまっているけれど、同じような理論を持っていて酔狂にも顧問になってくれそうだったのが人形先生だ。 〜何を迷っているのか知らないが、死んでしまってなお迷っているより、成仏出来るに越したことはない、来世があったらまた会いましょうくらいに思うけど… いささか、寂しくもある。 ) ―――〜え…? ( 適当なデマを 『口コミ』 として投げて、上の空になろうとしたところ。 テーブルを囲んでいた行きずりの食事友達が 『私が聞いたのは…』 と口を開いた。 ―――自分が流した数種類の 『噂』 とは本筋で同じでも細かなところに差異が見られる、どこかの誰かが改変したパターンだ。 予想以上に伝播が早い。 ) ( いくつかの話を流して、一つを提供した席、あるいは偶然その話しになった席で別の話も上った時には、それを知らないフリをする。 一部学生の交友関係、興味の方向性などを大雑把でも個人レベルに把握して、無数に存在する 『友達の友達』 の最小単位に埋没しながら 『噂』 を誘導していれば、勿論だけれど既に流してしまった噂に対する主導権と言うか、優位性は無い。 ―――広まる噂と広まらない噂の違いは簡単だ。 面白いか、面白くないか。 例え現実になったら迷惑千万な、いっそ恐ろしくさえある噂でも、どこかで 『面白い』 と思わせることができれば広まる。 それを無かった事にするのは、なかなか難しい。 ) ( ―――場合によっては修正も。 そんな事を考えるものの、死神の真意は不明だし、何より、覆せるかどうか… ) [Wed 21 May 2008 22:35:49]
◆跡野末理 > ( ―――突然いなくなるかもしれない、というのは… つまり 『狩る』 と。 他でもない死神が示唆したのだから、それは当然のような気もする。 普通に話して… ちょっと普通じゃないけど講義して… 大学の一部としてすっかり一般にも慣れ親しまれている人形先生だから、うっかりしていたが。 それでも死霊なら、いわゆる迷える魂で、そういうのを輪廻の輪に乗せる?もとい、成仏させる? …何にせよ、自然のサイクルに乗せるのが 『死神』 という現象だろう。 ) ―――そう言えば… 壁新聞のゴシップだったかしら? ミーシャから聞いたんだったかな… ほら、魔女科の色恋沙汰大好きな。 人形先生が展示されてた頃だったと思う。 とにかく大分前だから、怪しいんだけど――― ( そう前置きして話すのは、人形先生の作者の噂。 ―――その作者がまるで生きているかのような人形を作り上げたのは、ありがちだけど女の子が好きそうな悲劇の果てに死んでしまった友人を悼んでのことだった。 人形先生の正体は分からないけど、霊魂であったとしてもそれを隠さなければならない理由が 『悲劇』 にあるのかもしれない。 とかなんとか。 ―――全部でっち上げなのだけど 『人形先生にその友達の魂が宿っているのだとしたら、素敵ね。』 そんなトーンで話す。 ) [Wed 21 May 2008 22:15:08]
◆跡野末理 > ( どうしてもこうしてもない。 ゴーストが人形を操って現世に留まっているという状況は、一般的な認識ではアンデッド。 モンスターだ。 ―――けれど悪魔と関わりを持ち、必ずしも人間が 『主』 ではない契約を結ぶような魔女科や魔女ギルドも看板を掲げて社会から存在を容認されているご時世。 ヴェイトス島の最高学府であるヴェイトス大学に 『講師』 の職を持つ者なら、正体が何であれ胸を張れそうな気もする。 噂を積極的に肯定してやる義理もないから、とりあえずの否定は当たり前とも取れるのだけど… 自分が何かをしたいわけではなく、死神からの頼みで誘導した噂であれば、死神にはどんな意図があったのだろうと気になった。 勿論、理由は初めに聞いている。 『霊魂だけに、突然いなくなるかもしれない。その時、大学関係者があまり驚かないように。』 そういう話だと思っていたけれど… ) [Wed 21 May 2008 21:32:00]
◆跡野末理 > ( 変わり者も多い魔術科講師の中でも、特に異彩を放つ人形先生。 そのあだ名は比喩などでなく、その人は本当に人形だった。 普通に教壇に立って講義しているのだから怪談とまではいかないが、その正体と言うか、在り方が話題になるのは当然と言えば当然。 ゴーレムだとか、人形に宿った精だとか妖怪だとか、霊魂が乗り移っているのだとか、噂はレパートリーに富んでいる。 ―――その噂に方向性を持たせて 『霊魂説』 を優勢にした娘は、そ知らぬ顔で会話に混ざりながら、内心で首を傾げていた。 …どうして、否定するんだろう…? ) [Wed 21 May 2008 21:19:33]
◆跡野末理 > 人形先生は否定したのね。 中身人魂説。 〜で、ゴーレムか。 製作者って、なんか働く気無さそうな名前の人でしょ? 何だったか、物作りを活性化させようっていう催しで、一時期どこかに展示されてたって聞いたことある。 でもその時は動かなかったのよね? ( 実はその時から、既に人形先生の中身は 『人形先生』 その人で、人形のフリをしていただけなのだけど、そこまでは知らない。 ―――夕食をとりに集まった学生で活気に溢れるヴェイトス大学学生食堂。 それなりに読まれている学生発行の大学新聞をテーブルの真ん中に広げて、どこにでもいそうな女学生の一団が内容の話題に花を咲かせている。 ありがちな風景。 セーラー服のお下げ髪も、とりあえず外見はごくごく地味にその場に溶け込んでいた。 ) [Wed 21 May 2008 21:07:43]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『 ―――ふぅん… 』 [Wed 21 May 2008 20:51:48]
お知らせ > アーノルド@惨劇さんが帰りました。 『( 特に記すべき事も無く、帰路につく。 )』 [Wed 21 May 2008 00:33:11]
◆アーノルド@惨劇 > ( 取り合えず廊下に出る。夜の校内は闇の底。足元もまともに見えぬ程に真っ暗で、やや硬質な足音だけが嫌に良く響く。偶に校舎内で見かける幽霊等と鉢合わせる事も無く、出来るだけ静かに ―― 無論、殆ど意味を成していないが ―― 足を進める。 ) [Wed 21 May 2008 00:31:26]
◆アーノルド@惨劇 > ( 要するに、これらの不幸な事象が積み重なって行き、最後には死に至るのだろう。全く良く出来た呪詛だ。人間の恐怖を煽るツボを的確に突いている。 ) ( そんな事を思いながら、鞄を掴んで立ち上がる。【判定】 ) [Wed 21 May 2008 00:27:09]
◆アーノルド@惨劇 > ( 診断結果は軽い脳震盪。暫く安静にするように言われるついでに、血の滴る鼻孔内に詰め物を突っ込まれて包帯で封印されたのが約三日程前の事。“選ばれし人間”であると宣告されたのはさらにもう少し前の事。 ) ―― 迷惑な話もあった物だ、全く。 ( 両者の因果関係を証明する物は無いけれど。他に体調の悪化などが見受けられる訳でも無い以上、先の不幸 ―― 図書館で鈍器代わりに出来そうな辞書が降って来た事故 ―― は、件の呪いによって引き起こされた物であろうと推測しておいた方が良いのだろう。 ) [Wed 21 May 2008 00:15:26]
◆アーノルド@惨劇 > ( 人の気配が失せた頃合を見計らい、帰宅の準備を始める。準備と言っても荷物を全部鞄に押し込むだけなので、大した時間を取られる訳ではない。 ) ( 包帯で隠れた鼻の孔には詰め物。息苦しい事この上ない。睡眠中に呼吸困難で死ぬのではないかと思う。割と冗談抜きで。 ) [Wed 21 May 2008 00:02:52]
お知らせ > アーノルド@惨劇さんが来ました。 『( 顔に仰々しい包帯。 )』 [Tue 20 May 2008 23:55:40]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 それではそろそろ、失礼します。 ( 呼応するよう、鏡面が一度だけ揺れた ) 』 [Sun 18 May 2008 03:27:12]
◆トート > …どうするのか、って? さぁ。 どうしましょう。 ( ひょい、と小さく肩を竦めて。 やたらと鎌を振り回せばいいってものでもないし。その行為は魂を傷つけることになるから、できれば余りしたくない。なるべく綺麗なままで、輪廻の輪へと戻してやりたいのだ。 ) 今のところはまだ様子見、 ですね。 ( 急いでコトを進める必要はない ) ――― さて。 [Sun 18 May 2008 03:23:00]
◆トート > お人形サンの方、順調なようですね。 ( 良いことです、と小さく頷く。 どういうわけか、噂を広めてくれるよう頼んだ彼女はこういったことが得手であるようだ。 )( こちらの噂は、広まったところで不利に働くことはない。 なにせ、この死神自身が広めるよう頼んだのだから。 ただし、今のところは、であって、広まるうちにどう転ぶかわからないのが噂話のコワいところだけれど。 ちなみに、新聞部のインタビューの件は死神はまだ知らない。もうその記事は生徒の目に触れているのだろうか。 ) [Sun 18 May 2008 03:08:35]
◆トート > ( 何のハナシかといえば、 椅子 のハナシだ。 マフェットお嬢ちゃんではないけれど、椅子に座った途端出てきたモノに驚いて逃げ出した者も少なくないだろう ) ( この件は、己らの管轄内である。 とはいえ、もし例の男が悪魔と契約している云々、となれば話は別なのだが。今のところそういった話は聞かない。 ) 噂も広まっているようですし、厄介ですね。 貴女の噂も、早く下火になってくれるともう少しは手が出しやすくなるのでしょうけれど… ( とはいえ、それでも己の手には余るが。 ふ、と息をつき ) …… あぁ、 噂 と、いえば。 [Sun 18 May 2008 02:55:52]
◆トート > ( 誰かに目撃されれば、コレもまた一つの怪談とされるのだろうか。 まぁ―― 誰かが近づいてくるというのなら、足音や灯りで気付けるだろうけれど。 ) There came a big spider, (大きな蜘蛛がやってきて) Who sat down beside her (隣に座ったものだから) And frightened Miss Muffet away... (マフェット嬢ちゃん、驚いて逃げた) ( ―― 最後のオトが消えれば、後に残るのは無音だけ。 ) ( こつ、と鎌の柄の先が踊場の床を突いた。そのまま鎌を杖代わりに、その上に腕を組んで少し体重をかける ) …残念ながら、この件は私の手には余るのですよ。 貴女と同じように [Sun 18 May 2008 02:43:50]
◆トート > ――― Little Miss Muffet Sat on a tuffet, (マフェット嬢ちゃん椅子に座って) Eating her curds and whey; (ヨーグルトを食べていた) ( 階段の踊場 大きな姿見の前。 小さな歌声は、そこから聞えてくるだろう ) ( 人気も少なくなり灯りも落ちた校舎内で 黒を纏った少女は、大鎌を手に 鏡の前に立ち。 しばらくすればただそうしていることに疲れたのか、鏡の横の壁に背を預けた ) [Sun 18 May 2008 02:33:03]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 ―――――― 』 [Sun 18 May 2008 02:21:51]
お知らせ > 春祈代さんが帰りました。 『忙しい一日はやっと終える』 [Sun 18 May 2008 00:05:02]
◆春祈代 > (朝を明ける前に、レポートを書き終えてはそのまま寄り道などせずに帰宅しよう。) [Sun 18 May 2008 00:04:34]
◆春祈代 > (今回も課題のレポートを片付けなければならない。図書室は椅子だらけで怖くて座れない小心者な学生なのだった。) ……あー、幽霊やら亡霊よりも担当の方が怖いか。 (胸に手を当てたまま、昔やら誰かを思い出すような素振りをする。そして小さな嘆息を漏らしてから苦笑をしてしまった。貸出厳禁の本を開いてから、他の本も同じように広げていった。) これでよしっ! (生徒や教師に発見をされればただ事で済まされない。今は今で仕方が無いのだ、と割り切りながらレポート洋紙を膝に置いてから幾つかの広げた本を参考にしたり、幾つかの文章を書き写していった。) [Sat 17 May 2008 23:38:45]
◆春祈代 > (ヴェイトス大学という場所で噂や怪談など、不穏な気配があったとしても自警団や騎士団は勝手に介入することは出来ない。何故ならばヴェイトス大学には独自の自治権を保有しているからだ。問題をどう片付けるかはヴェイトス大学に選択する権利がある。当然、自警団や騎士団、専門職の人を招きいれようとせずに、専門の道を極めた教師や生徒に任せるだろう。) 分かっちゃいたけど、なんだか怖ぇーよなぁ… (小言を呟くなりに方を落としてしまい、傍らのランタンの火を強めよう。照らす周りには持ち出し禁止の本ばかりだった。) [Sat 17 May 2008 23:29:37]
◆春祈代 > (屋上で大声を張り上げた。理不尽さを訴えるような気持ちをぶっちゃけよう。) そんな話を聞いちゃ、怖くなるに決まってるわ――!! (また大声を張り上げた。学園内では噂や怪談の一部となっている「それ」に対しての不満だ。「それ」は商店街やあちこちで噂になっている「椅子」だった。座れば何でも死が降ってくるとか。) 不幸になる、とかも聞いたっけ? (ぺたん、と屋上の真ん中で座り込んだ学生は思い出すように首を傾げる。) [Sat 17 May 2008 23:22:26]
お知らせ > 春祈代さんが来ました。 『バッキャロー…!!』 [Sat 17 May 2008 23:18:09]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 [Fri 16 May 2008 23:02:12]
◆水蓮 > ……………誰かが流してる、ってのはあるかもしれないなー。 でも新聞部の言うことにゃ、大抵は友達の友達から聞いたとか言う類だからなぁ。 明確な出所が『ない』のか、うまくやってるか、かなあ。 でも私の正体知ってるのって少ないんだよね。 精々かーさまたちと、……ドリィ。 ( ――彼女では有り得ない。 論理的ではない思考を持って、水蓮は否定した。 ) それに問題は―――例え知ったとして、噂を流す理由が、わからない。 ( 正体がばれれば、失脚は間違いない。 消滅も有り得ない話ではない。 ばれなくとも、噂の真贋の確認のため、大学からは詰問されるだろう。 だが、それで喜ぶ輩を―――水蓮は知らない。 誰かと対立した覚えはない。 )( そうしてぐるぐる、水蓮は答えの出ない思考にふけるのだった。 ) [Fri 16 May 2008 23:02:07]
◆水蓮 > 私は当初から自分のことははぐらかす方針できた………このキャラクターと人形の体というのはそこそこ有効だったはずだよ。 んー………でもなんでだろ。 いろいろな仮説を立てて楽しむ程度だったのに―――ここに来て幽霊説が強まってるってのは。 ( ブーム、なのだろうか。 世間を知らぬ水蓮には判断しかねた。 すでに日光に弱いことや宗教関連に近づかないことは割と知れている。 日焼けして色落ちしないためだとか、宗教が大嫌いだとか、そういう理由をつけてみているが、いぶかしむものはいるだろう。 それで幽霊説――― ) というだけでは、自然な噂としては説得力ができないと思うんだけど…………。 [Fri 16 May 2008 22:52:24]
◆水蓮 > まあ―――だからちょっと助手君に頼んで購読率の高い新聞部にインタビュー『させた』んだけど………噂の抑止になるかなあ、ならないかなあ。 あおるのは簡単でも、消すのは困難だね、こりゃ。 ほっときゃ消える、一時的なブーム、って考えちゃえば楽なんだけど……。 ( 手を回して逆に悪化させても怖い。 はっきり証明できればいいのだが、噂は『本当』なのだからどうしようもない。 やはり放置すべきなのか。 水蓮は迷う。 何故ならすこし、混乱していたのだ。 ) 考えすぎ、とは思うけど…………なんで、『幽霊』なんだろねー? ( ほかでもない、『幽霊』というピンポイントな噂であることが、気になるのである。 ) [Fri 16 May 2008 22:42:17]
◆水蓮 > ( 資料であったり趣味であったり、必要なものではあるのだ。 だが整理してこなかったのは不味いなとすこしは思っているのだ。 その不気味さや不思議さが、本来全然関係ないにもかかわらず幽霊だという噂に説得力をもたらすのだ。 ) 『本当』だから問題がないっていう簡単な問題じゃあ、ない。 んー………どうしたもんかな。 『確かめ』に来るのがいないとも限らない。 すでに私の『もともとの怪談』が噂の一部に組み込まれてるのもある。 ( 真相にたどり着かれるということだけを懸念しているのではない。 噂が大きくなるということ自体すでに問題なのだ。 何故なら、噂は怪談となり、怪談は真実を『乗っ取る』。 魔術のひとつのやりかただ。 要するに集団に共通の認識、法則を刷り込むことで、現実に作用させるという―――もの。 例えばそれはアラヤで、例えばそれは世界。 ) [Fri 16 May 2008 22:32:16]
◆水蓮 > ( 以上―――数時間前に行われた壁新聞部のひとつによるインタビューより一部抜粋。 ) ……………やれやれ参ったなあ。 勘ぐる噂があるのは知ってたけど、割かし核心に近いバージョンもあるみたいだなー。 ( 人形先生と呼ばれる水蓮は、自室の椅子にだらんと腰掛けて困ったように言った。 尤も、誰もいない部屋で表情を作る気は起こらないようで、まさに人形の無表情。 常に分厚いカーテンで覆われ、日の光を通さないその部屋は、それだけでもすこし不気味なのに、風もないのにはためき続ける旗だとか、刃のない鋏だとか、砂の入っていない砂時計とか、日光に当たっていないのに正確な時刻を指し示す日時計だとか、そういう用途やからくりのよくわからないものが乱立しているのだから、水蓮もその一部に紛れ込んでしまっている。 ) [Fri 16 May 2008 22:22:09]
◆水蓮 > ( Q.人形先生が本当は亡霊だって言うのは本当ですか? ) A.あっははー、そんなわけないじゃんかー。 なにその都市伝説? ( Q.いま噂になってるんですがご存じないですか? ) A.知らないねー。 往々にして噂される側ってのは全然気づいてないってーけどホントだね。 ちなみにどれくらいその噂、広がってるんだい? ( 我々が調査に乗り出す程度に、です。 ) なるほど、君たちの勉学の合間のお茶請けのひとつに選ばれたわけだ。 けど、答えはノーだよ。 製作者に聞けばわかるけど、立派なゴーレムの一種らしいよ? ( そうですか。 ありがとうございました。 ) [Fri 16 May 2008 22:12:08]
お知らせ > 水蓮さんが入室されました。 [Fri 16 May 2008 22:07:57]
お知らせ > テレサさんが退室されました。 『「カウンターに置いとけば先生が返すさっ☆」(逃げた。)』 [Fri 16 May 2008 00:59:26]
◆テレサ > (カウンター上に残ったエーテルなんとかの本は持って帰れないので返さねばならぬ。 抱えて振り返れば、窓から月灯りの微妙な差込で揺らめく影の図書室内。人ッ気ゼロ。 あまりに静かでこお耳鳴りがしそうな。 高い書架のせいで奥が見えなかったりとかの。) ―――よっし。 こーなりゃしゃーないっ☆(ほっぺぱちり。 ちと気合入れた。 借りるほうの本抱えつつ。) [Fri 16 May 2008 00:58:30]
◆テレサ > うえっ……エーテルの方貸し禁? ダメじゃん―― こっちはOKか。(先ずは備え付けのノートで貸せるモノかどうかをチェックして、そしてボードっぽいもので貸し出し予定チェック。流石にこれは紙を使ってなくて、何度も消された後が汚い。見辛い。 貸し出しはほぼ学内に限り、無断で家に持ち帰ったりとかは罰則対称になるが・・・貴重な”本”をほぼ無料で読めるって学生の特権だと思う。)もっとイイモノが揃ってる裏の図書室――なんて噂もあったっけか? M-7の・・・8。日付・・・ テレサ と。(ボードの最下部に自分の名前書き込んで、一応一冊分の手続き終了。) あっ・・・・これどうしよ。 [Fri 16 May 2008 00:52:31]
◆テレサ > しっかし・・・・こう遅いと何か出る空気だねここは。 変なもの憑いた魔道書とかフツーに転がってそうだし。(自分の愚痴が反響する以外何も聞こえない夜の図書室って、改めてみるとぶっちゃけ怖い。例え魔術の徒で悪魔やら亡霊やらとはご挨拶の仲でも、こお生理的に不安になる空気って奴はあるのだ。 自分以外に人の気配だけでもあればまだマシだろうが―― 否、それも怖いか。) 何気なく手に取った本のページ開いてふんぐるいなんたら→キシャー・・・ ってか。 ……決めた。引き上げよっと――(そして生まれてこのかた小心者であった。 カバーも分厚い本二冊抱えなおして、出口に向かうとするか―― ) [Fri 16 May 2008 00:41:54]
◆テレサ > タイトルタイトル。 マ行は此処で・・・あってるじゃん―― ( もしかしてレンタ済みかよ? とかこお棚の横にある整理用の記号とか見て絶望してみたりもする。 品の悪い生徒が居ると間違えた棚に返しやがって返却を待つのも不確実。 貸せる書物かどうかも調べないと判らないのだが。) 参ったナ―― これ全部見て回るとか司書じゃないっつーの。(虱潰しは時間と手間を喰うし、使用できる門限もある。 一応今までの収穫が2冊あるので、今日は諦めこちらを先に読み出すという手もあり・・・・ねばるかどうだか逡巡中。) [Fri 16 May 2008 00:25:58]
◆テレサ > (今宵の探し物は都合3冊あと一冊、腕に抱えた二つの書物には”交霊術における空洞共鳴論のなんたら”とか ”卑金属におけるエーテル振の伝d(ry”とかとか、大凡一般知識と乖離し過ぎたタイトルが並ぶ。こういうのを探すなら此処は最適だ。 大学>図書館になる例外とは―――”深くて狭い専門分野の書物を漁る時” だと思う。) ・・・っ♪ と ―― あれ。エンド? 棚間違えたっかなー?(ただ図書館と違って整理とかされてない事もある。 素人がモノ探すのは中々大変だ。 書架1列の端っこまで歩いて見つからず、ちょっと小休止。) [Fri 16 May 2008 00:11:19]
◆テレサ > (大学とは研究機関であり、要は今この場で研究が進んでいるのだから本など書いたり貯めている暇はないのが道理ってことらしい。 よって、大学内の図書室で調べ物するくらいなら図書館にでも繰り出した方が情報量的にはマシだったりする。 ー――無論、何事にも例外って奴はあるが。 ) ――〜〜…♪ (小さく鼻歌漏らしつつ、その少ない蔵書を漁るはやや派手色の魔女っ子姿。 あまり図書室の使用経験がないのか、やや早足で動きつつも、たまに同じ場所を往復したりと足運びには大分迷いがある。) [Fri 16 May 2008 00:00:50]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『大学の蔵書は意外と少なめである。』 [Thu 15 May 2008 23:55:33]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( エミキーの誕生日、どうする? 二月過ぎてしまうと、来年でいい気もしてしまう。 )』 [Thu 15 May 2008 03:40:50]
◆跡野末理 > ( 『あんまりやりすぎると、世界に消される』 そんな警告を口にしていたこともあったっけ。 その時は多分、何を言っているのかくらいに思ってしまっていた。 それっきり今まで、気にすることがなかったくらい。 ―――理論の実践なんて言うと大袈裟だけど、魔術士でも何でもない 『人』 でも、数が集まり 『噂』 という願いを抱き信じることで無意識に魔術を発動するのではないか。 そんなことを考えて、あれこれこっそりと大学社会に働きかけていた頃に言われたことだ。 今も当時の勢いはないものの、怪談などを流布させては様子を見ている。 『人形先生の中身の噂』 はまた別にして。 ) ―――。 ( そのコッタの部屋の前を通りかかって。 一度躊躇ってから、ノックした。 別に用があるわけではなかったけれど、起きているなら話でも。 でも、留守だろうか。 『ナンテコッタ研究所』 プレートのついたドアは、静かなものだ。 中がどうなっているのかは知らないが。 ) [Thu 15 May 2008 03:38:56]
◆跡野末理 > ( 魔術を弄繰り回していると特に、あんちくしょうことコッタのことを考える。 自称エルフのキミドリ色。 エルフというのはああいうものなのかもしれないけれど、現実離れした何か。 よく考えてみたら、身近にあるかなりの不思議かもしれない。 ―――今もそうしたように、自分は 『コッタだから』 で済ませてしまう傾向にある。 実際それで間違っているとも思わない。 干渉し過ぎずしなさ過ぎず、何かしているところや、するように仕向けたところを見守っている節のあるコッタは、観察者という印象だ。 それで何をするわけでもなく、ただ知るだけ。 本当にそうなのかは分からないのに、何故かそう信じられるものがあった。 でも――― ) ( 寮の自室を、自分専用の異空間に変えてしまう。 あれほどの魔術も 『コッタだから』 で済ませてしまっていたのは何なのか。 魔術に対する認識が少しずつ確かになってきているというだけかもしれないけれど、感覚そのものにジャミングが仕掛けられている可能性も否めない。 エミキーが突っ込んでいたから、時々一緒になって冗談言ったりしていたけど、もしかしたら、あいつが何なのか、本気で気にしたことは一度もないのではないか。 ) [Thu 15 May 2008 03:29:12]
◆跡野末理 > ( 熱いお風呂で鎮めても、身体の芯… 胸の奥だとか、下腹部だとか、妙な火照りはなかなか消えなかった。 くノ一として艶事を学ぶべき時期に訓練を疎かにしていれば、それは、忍としても一人の人間としても一番の苦手分野。 とにかくノータッチでいたいのに意識せざるを得ないのはそれなりに堪え、無視しようと務めてもかえって悪化しているような気がしないでもない。 ―――これが人体改造の副作用でなく、ここまで意図してアレンジされているのだとしたら? …改造してくれたあんちくしょうはどこまでこの身体の事を読んでいたのか… 本能的に探られるのを拒む忍の感覚がざわついて、だからどうしたと苦笑を零した。 ) ( しばらく涼んで窓を閉じる。 いつものお下げ髪でない顔が窓ガラスに映って、少し雰囲気が変わっただろうかと首を傾げた。 ) [Thu 15 May 2008 03:15:35]
◆跡野末理 > ( 一時はその奇行が目立っていたのもどこへやら。 相変わらず、真面目な学生よろしく自分の魔術にかかりきりな日々を送っている。 試行錯誤を繰り返した結果、種々雑多な概論を学んでしまった意識を一度リセット。 と言うかそれら全てを認識した上で 『私はこうする』 というスタイルを固める事にした。 それでなくても個人差が激しい、同じものなど無いのが魔術とも言えるけど、真似ではないという意識を確立させるのは魔術に本腰を入れる上で大切な一歩。 容易には引き返せない一歩だ。 ) ( 少し前までの自分がそのまま通常の鍛練を重ねただけなら、今もそんな能力は無かっただろう。 座学はどうにでもなるけれど実技が振るわなかったのが、飛躍的に伸びたのは人体改造のせいだ。 ―――釈然としないけど、一応感謝するべきなのかもしれない。 魔力と呼ばれる領域の力を行使しようとすると興奮してしまうという、嫌なおまけつきだが。 それでも使いようによっては得難いものを得られたことに変わりない。 ) [Thu 15 May 2008 03:04:52]
◆跡野末理 > ( コミカルな猫がプリントされたパジャマを着て、頭からバスタオルをかぶった湯上り娘が大きな窓を開ける。 けっこう重たいはずなのだけど動きはそれを感じさせず、あまり頻繁に油をさされているわけでもない蝶番も不思議と音を立てなかった。 ) ―――。 ( 日中暑いくらいになってきたと思いきや、少し曇ると冷たくなる気候。 曇天の下を吹く今夜の風も冬の名残を仄かに感じさせ、熱いお風呂で火照った身体をきりりと撫でる。 頭にかぶっていたタオルを肩に落としたら、まだ湿った髪が風になびいた。 ) [Thu 15 May 2008 02:49:10]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 魔術科女子寮、窓のある廊下で。 )』 [Thu 15 May 2008 02:37:48]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 身体の火照りは、慰めたりしない。 したら負けだと、ひたすら我慢する。 )』 [Mon 5 May 2008 02:34:29]
◆跡野末理 > ( 無くしてみるまで 『無いと寂しい』 なんてことを理解できないよりは、ずっといい。 分かっていれば、今度は、悔いを残さないようにできるだろうか。 ) ( コッタはまあ、永遠の大学生かもしれないとして。 エミキーなんか、来年は普通に就職活動とかするのかもしれない。 てゆか、既にしているのかもしれない。 そういえば、進路どうするのだろう。 ―――会うとトンデモ話ばっかりだ。 ) [Mon 5 May 2008 02:33:22]
◆跡野末理 > ( まだ涼しい夜気が心地好い。 これから暑くなると思うと憂鬱だけど、里のような湿度が無いヴェイトス市の気候はまだ過ごし易かった。 ―――三度目の夏。 来年はどうしているだろう、なんて… そんな先のことを考えるようになったのはつい最近。 アマウラの草として大学にいながら、何をせよという指示も無く進路を決めかねている。 大学の魔術研究機関、『魔術師の塔』に残るのが当面の目標だが、それで良いのかどうか。 …本国に帰るのはつまらないと思いながら、何にせよそれなりの技術を持って卒業すれば、さすがに、いい加減、何かしら指示もあるだろうと当たりをつけている。 どんな風に出るのかが、問題で… ) ―――あと二年か。 ( 大学の敷地を貫く大きな並木道。 遠く上空に舞い上がる箒星を振り返って、呟いた。 エミキーやコッタとも、あと二年だろう。 特に一緒にいるあの二人とは、興味こそあれ、忍としての意図を持って付き合っているわけじゃない。 隠し事も多いけど、友達と言っても良いと思う。 だからこそ、いつまでもは付き合えない。 そこに居てくれればちょかいを出すこともできる。 でも、生活の場が変わっても押しかけて行かれるほど、安定した身の上ではないのだから。 ) ( それを寂しく思うのが、可笑しかった。 そんな風に情を移すことなんて、無いと思っていたのに。 ―――鈍っているのだろう。 忍としては、心も身体も。 …情けないと思いながら、そんなに悪い気もしなかった。 どうしようもない割りきりが根底にあって、いつか自分の素性を知った部外者が 『つまんねー』 と表した状態は変わっていないのだろうけど。 少なくとも、その感想に共感くらい、できるようになった気がしてる… ) [Mon 5 May 2008 02:24:28]
◆跡野末理 > ―――さてと、それじゃ… ( ―――暫く話して、腰を上げた。 コッタも来ていないし、今日はもう帰ろうか。 ) ―――。 ( エミキーは今夜も徘徊しているのだろうか。 部屋の灯りも大部分が落ちている講義棟を振り返り、寄って行こうかと思う。 でも――― ) !…ったく… ( 無意識に びくん と身体が縦に震えた。 火照った身体を抱くように両肘を抱いて溜息一つ。 …事故で魂と身体が入れ代わっている間にコッタに一服盛られてからは、なんであれ魔術を使い回路を開くと、こんな反作用に襲われるようになっている。 痛みなどに対してはそれなりに我慢強い方だと思うけど、艶事に関する訓練を受ける時期に、あらゆる訓練を怠っていて、こういった方面への耐性はあまり無かった。 勘の良いエミキーだ。 会ったら何を言われるか。 それどころか――― ) ―――行かない! 私はそういうの行かないから! じゃあね! 面倒くさいことになっても知らないわよ…! ( あまりマークしていない一般の学生からでさえ、断り続けてほとんど来なくなっていた黒ミサのお誘いがあった。 魔術科と魔女科では違うけど、ようは乱交パーティー。 普通に考えて異常なことでも、学術的に必要という免罪符もあって、ここではそんな感覚も麻痺してしまう。 そんなに表には出ていないと思うのだけれど、ちょっとショック。 ) ―――コッタって、行くの? ( 別に関係ないけども、行っているなら止めようかと何気なく聞いたこと。 げんなりした表情にありありと出ているものの、変な誤解を呼ばなくも無い。 ) [Mon 5 May 2008 01:41:54]
◆跡野末理 > ( 『ああ、それ―――』 言葉を次いで、別の学生がちょっと得意気な顔で口を開く。 『死んじゃった人の魂が入ってるんだって。元々ここの教授で―――』 ) ( ふうん、と頷きながら。 微妙に尾ひれがついているものの、概ね期待した通りの噂が流れていることを確認。 元々諸説あった、魔術科名物 『人形先生の正体』 は特定方向に誘導されつつある。 ―――死神から、突然消えても大きな騒ぎにはならないようにと?流布するよう頼まれた噂。 つまりその死神が刈り取って行くということなのだろうかと考えながら、そこに事実を改変しようといった他意はない。 噂が現実になる、そんな種類の魔術を集団無意識が起こすのではないかと考えているのとは、また別の行動だ。 ―――もちろん、実は精巧な擬似人格を積んだゴーレムが、この噂で変えられてしまうのではないかと思わなくはない。 ただ、そこは信用と、死神が隠蔽する領分ではないだろうと当たりをつけている。 ) [Mon 5 May 2008 01:08:48]
◆跡野末理 > ―――『記録紙』なんて形を取るのがもう胡散臭いけど、純粋情報を固定化して残せるのは事実でしょ? 人間を本に変えるくらいだし… そのものが見られなくても、『記録紙』がどんなものなのか分からないかしら。 ( 自習の合間、手頃な段差に腰を下ろして、クラスメートと取り留めのない言葉を交わす。 あまりそういう付き合いはしない方だけれど、たまにはある、そんな夜。 ―――目の前のトラックではまだ元気な魔術科学生の箒が光の尾を引いて飛び上がり、くるくる回る。 去年一昨年と比べればその技術は段違いで、魔術科以外のカップルと思しき暇な学生も遠巻きに見物に来ているくらいだ。 何気なくされる話の内容も、卒業制作など具体的な課題を控えて、割と危ないものになってくる。 本人達にその自覚が無いまま、一分の学生は禁忌に触れることを口にして、それもすぐに流された。 ) ―――そうそう、記録って言えばさ。 人形先生どうなってるか知ってる? クランクっていう次元じゃないし、でもカバリストだってあんな精巧なゴーレム滅多に造れないでしょ? 製作者は腕の良い人形師だって話だけど、魂宿るにも程があるじゃない。 さらりと流してたけど、技術的にはそうとうイっちゃってるんじゃないかって――― [Mon 5 May 2008 00:48:29]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 箒星の飛び交うトラック。 その隅で。 )』 [Mon 5 May 2008 00:26:19]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『I want to see the magnificent woooorld―――』 [Wed 30 Apr 2008 03:21:21]
◆寒河江未希 > I'm impulsive embarrassed because,,,あー、指痛ぇ――――。 ( 集中力がズバッと途切れる瞬間。 元々集中力が無い方だし、それにしても結構長続きしたくらい。 ただでさえ手が小さくて指も短くて、弦を抑えにくいんだ。 今更ながら、ギター向いてないのかもしれない。 まぁ、指の所為にするのも格好悪いけれど。 ) …終わりかね。 珈琲飲みたい。 [Wed 30 Apr 2008 03:05:13]
◆寒河江未希 > I can't,,,be ...quiet. ...It's likely to be ...able to hold. ( 標準語は使わない。 あんまり歌詞を具体的な感じにすると直球過ぎて自分で恥ずかしいし、言葉なんてのは暈すくらいで丁度良い。 音と声で大まかな所が伝わりさえすれば良いんだ。 ) You know,...You know.....んぅ。 You Know ... I'm even selfish...every time every day. ( 手を止めて歌詞を読み直し、頭から演奏してみる。 ああ、ここちょっとクドイ、とか何度も手直ししているとだんだん原型が崩れてきて、やっぱり最初のがよかったんじゃないかとかループし始めたり。 ) [Wed 30 Apr 2008 02:43:53]
◆寒河江未希 > I...I thinks so... from a child why,,, ( 楽曲に歌詞もつける。 もともと音楽とかより舞台演出とかシナリオ書き志望だったし、言葉を選ぶのはそう苦でもない。 先に歌詞を書いてから曲を合わせ、不都合があったらニュアンスを変えない範囲で言葉を選びなおす作業がさっきから続いている。 とりあえず今年一発目はこれを完成させて提出するつもり。 折角ギターとか触り始めたんだし、こういうのもやってみるのも良い。 ) [Wed 30 Apr 2008 02:34:43]
◆寒河江未希 > ( 芸能科、練習用ホール。 踊り、演劇、楽器、なにかと音を鳴らし声を張り上げる学科の為に用意された、防音設備つきだがそう大きくない練習場にて。 遅い時間だけにひと気は無く、室内には私一人。 灯りは最低限自分の手元を照らす程度の照明1つだけで、狭いとは言っても2、30人は並んで踊れるホールは真っ暗。 誰も居なくなる時間を選んで一人残ったんだし、それで良い。 申し訳程度に置いてある机に作曲ノートとペンを置いて少しずつ少しずつ音を出しては書き込んでいく。 ) ( 別に日頃から夜の校舎を徘徊したり幽霊みたいなのとお喋りしているわけじゃない。 たまには芸能科らしい活動も見せとかなきゃ、って話。 ) [Wed 30 Apr 2008 02:20:39]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 『 112:a guiter nocturne. 』 [Wed 30 Apr 2008 02:14:01]
お知らせ > テレサ@ぼんぼりさんが退室されました。 [Mon 14 Apr 2008 03:51:28]
◆テレサ@ぼんぼり > 公害品が二つに増えたよ・・・♪ どうなのさこれ・・・やっぱり性格・・・とかなのか・・・そうか。(心の中にどろどろした情念とかあるのだろうか――なんて反省するが、ない。 まったく無いッたらナイ。 とりあえずは同じ桶に突っ込んで、最後の一個に汚名挽回名誉返上をかけよう。)最初のは巧くイってたのに―― ま、ラスは性格的に遠そうな奴を使ってみる・・・べきかナ?(これで三つもそうだと自分の個性に疑問を持ちそうであるし。 矢張り生贄は他人の方が良い、のである。) [Mon 14 Apr 2008 03:50:20]
◆テレサ@ぼんぼり > (それでもまあ仕事である以上、熱心にこなしておく必要はある。 個性=心構え的なものもあるし、心新たに前回に囚われず―― )最早迂闊に人様に頼るのも失礼っていうか友情関係を破か・・・・みゃあぁぁァァ―――ッ?!(またやった。) [Mon 14 Apr 2008 03:41:11]
◆テレサ@ぼんぼり > こりゃ軽い性格診断テストだよ? 量産したら流行らないっかなー・・・(依頼人の口調からしてあまりコスト描けずに増やしてるみたいだし、対人関係において信用にたるかどうか火をつけさせてみるとかどうだ? 等と。 運要素がある時点でダメではあるのだが。 ――さておき、あれです。 火をつけるたびに何か自分の/他人のどろどろした一面が覗けてしまいそうなのは意識過剰なのか―― 完成寸前のぼんぼりを見て火種持つ手が震えます―― 【判定】) [Mon 14 Apr 2008 03:38:04]
◆テレサ@ぼんぼり > (持ち運びも面倒だし何より無造作に置いておくと自警団からお呼びが掛かりそうな雰囲気の品なので、とても所持にこまります。自治ってすばらしい! ちなみに生徒はその場で逃げました。当然ながら以降会ってくれません。)個性と運次第って聞いちゃいるが――トンでもないぼんぼり=とんでもない性格とかだったら泣くね! 後二つもあるっちゅーの。(その場でぼっぼぼっぼと火を点してしまえば依頼は完了ですが、そのなんというか―――) [Mon 14 Apr 2008 03:32:22]
◆テレサ@ぼんぼり > (そりゃもうだらだらと滴り落ちます。 あかいあかい。)・・・・なんでよ?(時を遡る事数日前、大学内で強引に手伝わせた生徒Aの協力の下点した炎は、内包物の不純なのか術式のミスなのか、訳のワカラナイ産業廃棄物を垂れ流す不良ぼんぼりになりました。) なんでよ。(重要な事なので二度言いました。 シチュはこの前と同じベンチなのですが、血色だらけの桶に入った謎のぼんぼりが昼の大学庭を異空間にしています。) [Mon 14 Apr 2008 03:23:25]
お知らせ > テレサ@ぼんぼりさんが入室されました。 『4 ぼんぼりから、なぜか赤い液体が滴り落ちます。』 [Mon 14 Apr 2008 03:20:07]
お知らせ > テレサ@ぼんぼりさんが退室されました。 『どうなるかはそれこそ運次第! ――という訳で【判定】』 [Thu 10 Apr 2008 02:50:04]
◆テレサ@ぼんぼり > (10秒経って目を開けた時目の前に居る奴、無差別でいこう。 などという結論に達する。 大事なのが個性や運っていうなら、気に入った奴・フィーリングの会う奴ばかりではダメだろうし、声かけられる相手の事を考えないならなるほど名案だ。) 行き成り日を付けてくれっていわれりゃ不気味っちゃ不気味だがね! さて・・・・・(3.2.1ゼロ。 なんてなんとなくの感覚でカウントしてからー) 其処の君ッちょっと手伝ってもらえるっかなー?(そんな台詞を吐いてみてから目を開けてみた。 誰も居なかったら割腹モノの恥ではあるが。) [Thu 10 Apr 2008 02:48:47]
◆テレサ@ぼんぼり > こんな時に限ってカインの奴も居ないし・・・・こうなったら見ず知らずを引っ張り込むか――あるいは先生でも拉致って謎色に染めてみっかナ?(この学校自体が色々な人種・文化圏の宝庫であるわけだし、魔術科でなくとも大学で学ぼうという人間自体が文字通りの十人十色だろう。・・・先生なんかだと極稀に人間以外にしか見えないのとかも見かける辺りヴェイトスらしいというかなんというか。 急場凌ぎの案を吟味しつつ目を閉じて――) [Thu 10 Apr 2008 02:43:19]
◆テレサ@ぼんぼり > (学友多い大学ならば―― と持ってきては見たものの、此処の所のいくつかの実験失敗と授業中のミスのお陰で皆様妙に警戒してしまい――作ってはあるが灯の点ってないぼんぼりが増えていたりする。)突然欲情するとかそういう素敵ぼんぼりだとでも思ってるよ・・・? 真相を隠して依頼するべきだったか。(中に可燃物が入ってないと奇妙な作りの紙風船の如し、転がして遊ぶのも其のうち飽きるか。 腐っても本職製、自分が一から真似をするには少しばかり――複雑な品だったようだし。) [Thu 10 Apr 2008 02:34:04]
◆テレサ@ぼんぼり > なんで皆倦厭するっかなー。 単に火ィ点けて貰うだけだっちゅーの。(喜怒哀楽の激しい派手な性格を自認するものの、普段から楽しさいっぱいの人生を歩んでいるため本格的にぶー垂れる場面は珍しい。 大学は中庭ベンチ、内職で内職して作った少数個のぼんぼりと共に佇む休憩時間。 膝の上に乗っけて突付いては内部の魔力構成を読んでみようとしたりしつつ。 ) [Thu 10 Apr 2008 02:26:02]
お知らせ > テレサ@ぼんぼりさんが入室されました。 『ちくしょー。』 [Thu 10 Apr 2008 02:25:51]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『111:邪ツ夜/X』 [Thu 3 Apr 2008 23:58:32]
◆寒河江未希 > ( 間近で見る幽霊の顔は白く艶かしく陰影をつくり、感情を読み取りにくいやぶ睨みの上目遣いで私の顔を覗き込む。 少し背が高く、私の童顔を差し引いても少し年上くらいの顔に見える。 未だ素性のわからない幽霊――――こうも具体的に意思表示のようなものを見せることは珍しい。 ) 分かったよ。 正直、もう気持ち悪くて無理そうだったから――――昼間でも駄目そう? ( 気持ちが悪くて吐き気がするのは本当。 制止されるならそれを言い訳にしても良い。 長居は、しない方が良さそうだ。 これ以上居ると本当にヤバそう。 冗談めかして付け加えた言葉に、幽霊の反応は無かった。 ただ無表情に其処に立ち尽くしている。 私が立ち去るまでそうしているつもりだろう。 ) ( 無理にでも通ろうとしたら、どうしただろう? ) [Thu 3 Apr 2008 23:56:43]
◆寒河江未希 > ―――――…止めるんだ、珍しい。 ( 薄闇の中に女が立っている。 私はそいつを知っている。 黒くて長い髪の女。 古風な制服を着た、夜しか姿を現さない学校の住人。 いや、大学から外に出られないのかもしれない。 「幽霊」としか呼んだ事は無いが、何度かコミュニケーションをとったことがあった。 常に距離を離して、傍観者のような位置で、極稀に私の前にだけ現れる言葉なき幽霊。 その女の幽霊が視線と視線がかちあう程近く、目の前に居た。 階段の前を遮るみたいに。 ) [Thu 3 Apr 2008 23:47:19]
◆寒河江未希 > ( 誰も足を踏み入れた形跡が無いというのは、ようするに―――講師も管理者も清掃業者も入っていないということで。 階段全体に埃がこびり付いて剥がれなくなる程の時間、あの屋上は封鎖されっぱなしなんだろうか。 誰もその上を見ていないんだろうか。 何故? 封鎖された理由が必ずある筈だ。 封鎖だけならまだしも、こんな普通に講師も生徒も通る所が清掃もされずに放置されている理由が。 ) [Thu 3 Apr 2008 23:38:57]
◆寒河江未希 > 普通はさ、こんだけヒトが居れば誰か掃除とかするだろ――――( この状態がごく普通に容認されれいる違和感。 異質感。 誰もが「誰かがやるだろう」と考えているだけだろうか? 2年在学しているが、誰の口からも此処の階段の話を聞いた事が無い。 その2年間ずっと気にしていた私も、この柵を乗り越えたことが無い。 ) ( 絶対駄目だ! ) ( すでに此処まで未に来ている事すら咎められているような、そんな異常な不安。 帰った方が良い。 帰った方が良い。 帰った方が良い。 そう何度も促す自分と、「今日は違う。」 「正体を見極めないと。」 「知ってしまえばなんてことない事だ」 と上手い言葉で脚を留めさせる自分が居る。 この上って、なんだっけ? 外から見たこの真上の部分。 他の屋上は開放されているんだし、そっちから見えないだろうか? ) [Thu 3 Apr 2008 23:29:34]
◆寒河江未希 > ( 階段は四階からもう1つ渦を巻き、上に続いている。 ) ( 小さな、誰でも跨ぎ越せる程度の意味を成さない柵が其処にあって、階段は弧を描いて一番上――――月の光を四角く切り取って見せる、小さな扉に続いていた。 柵のラインを境目にして其処から先の階段にはびっしりと綿埃が積もっていて、多分10年以上はそのままなんだろう。 べっとりと固形化してこびり付いている。 足跡らしきものは無く、清掃された形跡は無く、私がはじめて見た時からずっとそのままだ。 誰もなにも言わないのだろうか? 誰か掃除をしないのだろうか? 誰も気にしていないのだろうか? そも、この上の扉は屋上の何処に出るのだろうか? 柵と埃を見れば想像もつくけれど、多分あの扉は封鎖されているだろう。 ) [Thu 3 Apr 2008 23:18:45]
◆寒河江未希 > ( 二階、異常なし。 三階、異常なし。 一階と同じようなよくわからないエントランスがあって、細いベンチが並んでいる。 窓も中庭側と校舎裏側についていて、廊下は此処を基点に3方向に伸びている。 職員棟、教室棟、特殊教室棟、と大雑把に分類される感じ。 階段は四階エントランスに続き、いつもどおりのその光景を見る前に1つ大きく息を吸ってみたけれど、ただ気持ちが悪いだけだった。 ) [Thu 3 Apr 2008 23:11:20]
◆寒河江未希 > ( 鉄の螺旋階段を登っていく。 何の事は無いただの階段だ。 それ自体は。 三階までならたまに利用するし、何箇所かに階段のある広い大学の中でもこの中庭脇の螺旋階段はそれなりに利用者も多いと思う。 少なくとも、誰の目にも入らなくなったうらぶれた場所ではない。 真上を見上げれば、当たり前の如くその渦巻きは一番上のフロアーまで続いていて無音。 ひきかえせひきかえせ、と異常に敏感な視覚情報が何度も私の頭を駆け巡る。 いつもどおり。 なにも変わりない。 だから異常。 ) [Thu 3 Apr 2008 22:57:51]
◆寒河江未希 > ( 中庭を挟んだ校舎の対角の扉を開けると、そこに少し拓けたスペースがある。 ヒトが1学科分くらい集まって並べるくらいのフロアーと、壁際に細長いベンチ。 中庭を見ることのできる窓と、反対側にも窓。 そっち側の窓から見られるのは面白みの無い裏の敷地と学校の脇を流れる川くらいのものだ。 廊下は暗くひと気も無く、静まり返っている。 ) ( そして、その脇に螺旋階段。 むきだしの鉄の螺旋階段が、一番上までずっと渦を巻いて続いている。 ) [Thu 3 Apr 2008 22:46:33]
◆寒河江未希 > ( こういうときの私の直感はよくあたる。 基本的に嫌な感じがしたら回避して進めば、大抵のトラブルは避けられる程度には。 それでも時々それをしないのは、多分望んでその先を覗きにいこうとしているからだろう。 あんまり退屈な時間ばかり続くとキツイ。 あと何十年生きなきゃいけないかわからないのに、途中で息が詰まって窒息しそうだ。 ) ( これもそんなうちの1つなんだろう。 私は1人中庭を抜けて歩き、ぼんやりと鈍い月明かりを確かめた。 校舎の重たい陰が視界に覆い被さり、無機質な窓の群れが私を見下ろしている。 ) ( きっとあそこは近づかない方が良いところだ。 ) [Thu 3 Apr 2008 22:37:15]
◆寒河江未希 > ( 私はそこを避けるようにしていた。 ほとんど無意識に、だけど。 よくわからないのだ。 何故そうなのか、何故誰もどうにもしないのか、そもそもなんなのか、其処の異質さは異常。 特別目立たない場所でなし、誰もがそこを通れば気付きそうなのに、もう何年もずっと放置されている。 私はその階段が嫌いだった。 ) [Thu 3 Apr 2008 22:28:23]
お知らせ > 寒河江未希さんが入室されました。 『 ずっと、気になっていることがある。 』 [Thu 3 Apr 2008 22:24:17]
お知らせ > クリスティーナさんが帰りました。 『 暫し1人座って頭の体操に勤しむ 』 [Tue 25 Mar 2008 21:38:18]
◆クリスティーナ > ( 小さないざこざはあっても街は基本的に安静を保っている。 人一人死んだ消えた程度で揺るぐ程ヴェイトス市って街はキレイでもなければ優しくも無いんだろう。 麻痺しているのは時折起きる大きな争いごとの所為か、人間が増えすぎて隣人の顔も把握できないからか。 都市の、病気ってヤツだ。 せめてこの鈍磨を自覚していないと本当の馬鹿になってしまいそうな。 ) ( 薄暗い構内食堂に人気は無い。 シャッターの下りた厨房には誰も居ないだろうし、勝手に座って勝手にぼーっとしている分には誰も困らないだろうけれど。 どっかでお湯沸かして勝手にお茶を用意とかしたいところ――――でも寮の友達のところに押しかけたら結局この静寂を1人で愉しめないだろう。 ) [Tue 25 Mar 2008 21:29:45]
◆クリスティーナ > ( 何でも何処ぞの構成員が「赤マントの男」に殺されたとか何とか――――それだけの情報でよくまぁ、とも思うが。 人相も身元もまるっきり分からないのなら、犯人は逃げおおせるだろう。 着替えさえすれば真横を擦れ違ったって分からないんだし。 まぁうちは――――被害に遭わない限り関係なし、と。 悪いけど、暗黒街でよくあるいざこざのひとつだ。 ) それはそうと「都市伝説」の方のあかマントが頭から離れないんですけれど―――――。 ( 廊下を歩きながら一人首を捻る。 道端で遭遇するだとかトイレの特定の個室に出没するとか質問をしてくるけど結局どっちにしても殺されるとか、昼間聞いたごちゃまぜの話がぐるぐるまわる。 まぁ、どれも荒唐無稽で子供向けのオハナシといえばそれで終わりだけど。 ) [Tue 25 Mar 2008 20:58:37]
◆クリスティーナ > ( 少々遅い時間―――講義は終わり、人も疎らになった構内を何となく何となく徘徊してみる。 今日は重要な仕事も無かった筈だし――――。 ) まぁ帰りに各店に顔出して近況を聞いて回るとしますか、ね。 ( それまでちょっと何かして時間を潰したいところ。 暗黒街の行きつけに顔出しても良いけど、大学の方も最近疎かだったし、バランスは取りたいところ。 ) [Tue 25 Mar 2008 20:38:55]
◆クリスティーナ > ( 友人達とのお茶の席で何となく口に出してみたら、一同変人でも見るような目を此方に向けた。 本当に良く知らないから訪ねてみただけでこの仕打ち。 結局その後、皆にあれこれ聞いたものの、諸説入り混じって混沌。 ティータイムの間に正確な話は聞けなかった。 別に、大した意味のある話でもないけれど。 ) ま…怪異にしては少々胡散臭いというか人間臭い話。 ( 最近ちょっと「御近所」が騒がしい。 放っておいても赤マント赤マトン聞こえてくるんだから。 ) [Tue 25 Mar 2008 20:33:50]
お知らせ > クリスティーナさんが来ました。 『 怪人赤マントってどんな話でしたっけ? 』 [Tue 25 Mar 2008 20:28:06]
お知らせ > テレサさんが退室されました。 『良いように利用した と、言って!(捕獲しつつ最悪に終わる。)』 [Wed 19 Mar 2008 04:42:46]
◆テレサ > 観客置いてけぼりじゃね?(なんだか芸能産業の仕組みがつかめてきた。 商売が巧いとしか言いようが無い。) 素で返されても凹むしビミョー。 話題を振った私が反省するべき。 ――ハムみたいになって泣いてた奴いたっけなぁ。 まあバイトの方は就職先?とかから回してもらえる分があるし良いよ。 弁当と鉄球だけじゃ困るよ?(”使える” ってレベルじゃないのは自覚してはいるらしい。 魔術を小使い稼ぎに使う輩は少ないが――理由があるとすれば、魔術でやるより人の手でやった方が安上がり=魔術師の報酬が安い、だからでないかね。) 裏切るなんて人聞きが悪いなぁ。 此処は一つ―― [Wed 19 Mar 2008 04:41:50]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『オンドゥルラギッタンディスカー!(本当に裏切ったんですか!)(素で叫んだという)』 [Wed 19 Mar 2008 04:31:49]
◆カイン > んー。脚本に翻訳書いたりはするけど、観客に対しては無いんじゃないかなあ。(あるとすればパンフレットとか、ファン用のアイテムでだけだ。 ゼミ・ザギバス・ゲゲル)ん、冗談で返して欲しかった? もっと大きくなるぞー、とか……いや、冗談だけどね。 あー……まあ、確かに。 好きで着てるものが着れなくなるのは、ね。(まあセンス云々については諸説あるだろうけど、その奇妙な魔女服は、破天荒な性格のテレサには似合っているように思う。 自分に似合わない、しかも派手な服を着ている芸能学科の生徒とか見ている眼は半分以上マヒしている気もするけど)こっちは実地研修みたいなもんだからねー……。 まあ、何か本当に困ったら何処か紹介できるよ。 別に服じゃなくても、見た目派手な魔法が使えるってのは需要あるんだよ、結構?(なんせわざわざ舞台演劇の特殊効果に魔術を使おう、なんて思う魔女や魔法使いは多くないだろうし。 プライドなのか何なのか、理由まではわからないけど)……む。 なんかいやな予感がー(ぺちぺちと叩かれるのは甘んじて受ける。 最初に叩いたのは此方だし。 ただ、続く言葉に――) [Wed 19 Mar 2008 04:31:12]
◆テレサ > ―――うわ、どこの原住民語だそれ。 やっぱ芝居の都合で謎言語話す時って通訳とかつけんのかね。(判りませんでした!アウア!) 素で返されたよ? ――たんなるお約束だっちゅの。 極端にアレんなる気はないがねー。 この服が着れなくなったらショックっしょ。(ファッションにお金を掛けたりするとそれに体型縛られる――とかそんな。 芸能科顔負けの着飾リストだった。 センスずれてる上にローブ系はデヴでも平気だが。) 私じゃ呼び出せても着付けまでは出来ないかなー。 バイトは無理だ。 それに往々にして予め用意して他方が安上がりなんだとサ。(魔術は等価以下の交換だからねー。 とかこぉ。 硝子の靴だけ最初から用意してあれば消えない!) そうかー受けてくか。 さすが男の子。 気合たっぷりだね!(おおやるじゃん偉い! とかこお目の高さに下がった頭ぺしぺし叩いてやろう。そして。)皆ー。 こいつが今日の実験台立候補するとよー?(→生贄にささげる。) [Wed 19 Mar 2008 04:22:51]
◆カイン > オンドゥルラギッタンディスカーとか?(無意味に対抗して飛び出したのは、演劇界隈で有名な謎言語。 数年前の舞台で飛び出した言語だが、主役がオンドゥル族という謎の部族出身だったからとか実しやかに囁かれているらしい)誰もそんなところについて突っ込んだりはしてないと思うけどなあ。 というか、其処までして痩せたいと思うのかなぁ……俺には良くわからないけど(正直、ガリッガリに痩せた女の人とかは、あんまりお近づきになりたくないのが本音。 べちゃー、と机に突っ伏しつつ、目の前の彼女と目線を合わせる感じで)例えば……そうだなあ。一瞬で着替えとかができるんなら、結構色んな劇が出来るけどね。ほら、お姫様が魔法をかけてもらって舞踏会へ行く話とか。(襤褸の衣服からドレスへ、ドレスから襤褸服へ。 しかしアレ、なんで硝子の靴だけ消えなかったんだろうとか)んー……実践は寝て誤魔化す、ってわけにもいかないだろうけど。 受けるだけは受けてくよ。 単位欲しいし、ね。 [Wed 19 Mar 2008 04:09:33]
◆テレサ > 魔術科の授業に出るんだから謎言語くらい聞けるようにならないとダメじゃんよ。(軽く無理言った。色々と目立つ存在故に同学科には知り合いも増えるが、この芸能科は科の枠を飛び越えた奇妙な知り合いだ。 よく覚えてるのは奇妙な所での遭遇が多いからか。) うっさし。 このくらいが丁度いいのさこのテレサさまのばすとは。 (反発した。 何だかんだいって量喰ったら太らないかとか 気にしだす年頃では、ある。)普通のとちょっと違うらしいけどー・・・まぁ、ね。 見た目が派手ってのはあんまり関係ないっていうか―― あー・・・方向性の違いか。 演出目当てだろーし。 (見た目より効果が良いのを重視するべきなのさー なんて魔術師っぽい解説とかも聞けるが。) ・・・授業フルで受けてくの? 実践とかあるよ? [Wed 19 Mar 2008 04:04:05]
◆カイン > 人間の言葉で喋っても良いんだよ?(まあ、さして仲の良い同級生は多くないし、その中でも女生徒となると稀少な存在ではあるけれど。 何度か話していくうちに、彼女に関してはあんまり、こう、なんだ、気にしなくても良いようになった。 後頭部を軽く叩くなんて、以前は考えられなかったわけだしね)つまり成長性も皆無ってわけだ。 使った分よりちょっと多く食べるぐらいが調度良いとか昔聞いたけど。 あと女子の弁当をたかるほど飢えてないよ、俺。(まあ隣近所の料理好きの子には作ってもらうことがあるけども。 さすがに此方から寄越せという事はないわけで)しかし初めて見たけど、今のが召還とか転送とかいう魔術? 結構、見た目も派手で、良さそうだったけど。(でまあ、魔術分野は完全に門外漢なので、芸能科らしい感想を言ってみたり) [Wed 19 Mar 2008 03:50:52]
◆テレサ > (磨耗もせず特別な研鑽もいらないバランスの狂った力。 ―――魔術の深奥を探るうちに、いつかその意味に気が付く日が来るのかもしれない。 が――― 今はまだ、便利で希少な、道具であり続けている。 パンを食う程度の用途に使える&それで強化できるそれはもう至極便利な。) ―――もあっ? はむおふるひはまわ。(口に頬張ったまま抗議の声。 今日もまた、その仕組みに気が付くチャンスを騒がしい友人がもってった。 意識が魔術→日常へ超シフト。 ぐるんと椅子ごと振り返る。) ――喰った分使ってるから無問題よ? つまり女の後頭部を殴打する男にくれてやる飯ァないということさー。 [Wed 19 Mar 2008 03:45:44]
◆カイン > (今日の講義は魔術学科というか魔女学科というかと同じもの。 演劇をやるなら、演出に役立つ魔術の勉強も必須ということらしいが――まあ才能の無い自分にはさっぱりなわけで。 だもんだから目の前で『弁当の取り寄せ』なんてことをやらかしてる友人に、後ろの席からバックアタックを仕掛けてみた次第)まあ、太ったりする心配はなさそうだけどねー(つまり、後頭部をぺちぺちと軽く叩いたわけだ) [Wed 19 Mar 2008 03:40:33]
お知らせ > カインさんが来ました。 『てい』 [Wed 19 Mar 2008 03:38:01]
◆テレサ > まー疲れるし、体力補給できてんだか出てってんだかわからないのがビミョーな所だね! 使えねー☆ あ、カーテンもぉいいよ? てんきぅ。(昼飯の調達という用途では確かに使えないが、応用は幾らでも利くものだ。 そして何より―― ) ・・・・。 っし。(隣に座る講義仲間と談笑しつつ、そっと机の下で腕を捲ってみる。 ・・・そして何時もの通りの結果に満足した。 僅かに、ほんの僅かではあるが―― 剣の刺青は長さ複雑さを、増した気がする。 そう、使うたびに。慣れるほどに。 特別な経緯で手に入れたその刺青は、強壮になっていく―― ような。) [Wed 19 Mar 2008 03:33:49]
◆テレサ > (空間に溜まっていた力は消失し、その代価を持って手も届かぬ物体を手元に引き寄せる――引き寄せる、というよりは空間ごと切り取ったように、出し抜けに出現させるってのが正解か。 予め引き寄せる物を登録して置かねばならないし、只管地味な力だが、学生 という身分においては使いやすいことこの上ない、生活に根ざした魔術なのだ。) ざっとこんなもんさ。 ……朝っぱらの授業が多い日も安心よ?(呼び出した箱から弁当を取り出し、早速その恩恵に与ることにする。 凍ったみたいに冷えていた腕を擦りつつ、軽く甘い味のパンを頬張ってまぐまぐ。) [Wed 19 Mar 2008 03:31:17]
◆テレサ > (印と同じ形の図形が腕から浮き上がり、其処に添って吸い上げられた何かが光として走る――それは行使に際してテレサの受ける幻視であるが、最早想像の域を超え、辺りが十分暗ければうっすらとだが常人の目にさえ留まる現象だ。 本体と独立して体外にある魔術回路という出鱈目は、焼け付くほど酷使しようが本体に何ら害を齎さず――ただ轟々と力を増幅し続ける。) ――Elohim. Essaim. Frugativi et appelavi 。(ついに現象を起せるほどになれば、感覚的にその時が判る優れものだ。 後はちょっとした呪文で発動を宣言するだけで良い。) [Wed 19 Mar 2008 03:27:03]
◆テレサ > (突き出した白い下腕には、手の甲に向かう形で彫られた剣の切っ先のような刺青が施されている……此方の世界に触れない人間には刺青だ、と言い張っているが、これこそがテレサの魔術の秘訣――部屋が暗いとやり易いのは、この部分にこそ本質があるからだ。) ・・・う。 んん・・・ (体の隅々から集められ凝縮された何か輝くものを、腕を通して其処に流し込むようなイメージ。 それでこの”刻印”は起動する。全身を襲う強めの脱力感と、熱い日はいっそ心地良い程度の腕の冷たさが当面の代価となる―――らしい。詳しい事は、実は行使者本人にもわからない。) [Wed 19 Mar 2008 03:19:32]
◆テレサ > (その数少ない輩の一人の数少ない技が、これだ。 新入生の”魔女”テレサの”物体召喚”。 まだ技法も魔力量も未熟な駆け出しの技故、その行使には相応の手順が必要だが、魔女術にあるような使い魔や精霊の召喚とは全くプロセスが異なる。 奇妙に洗練されていて、実用一点張りなのだ。) ――― 。(袖を捲って左腕を露出させる。 薄目にするか視界を帽子で隠し、左腕の感触と存在だけに意識を集中させる。 条件としては心理的な妨害が少ない事、加えて辺りが暗いと望ましい。 教室のカーテンを閉めていただいているのは其の為――他の好条件は目下模索中である。) [Wed 19 Mar 2008 03:15:36]
◆テレサ > (呪文を沢山知っている奴、一つの法則の応用で器用に何でもこなす奴は居ても、それは単一の技能が複数の効果を持っているだけ。 純粋な意味で二種類使える奴・・・・”系統”の違う魔法を複数習得した者は知りあいの中では――ほぼ皆無だ。 幾多の流派が集るこの大学魔術科でも数えるくらいしか居ないのではないかと思う。 原因は――洗練の為に魔術回路を特化する必要があったり、行使に膨大な知識が必要だったり――兎に角一系統を使い物になるようにするのが難しいからだってせんせーがいってた。) [Wed 19 Mar 2008 03:12:19]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『世の中に魔術師は多く居れど、”二種類の魔術”を使いこなせるものは少ない。』 [Wed 19 Mar 2008 03:09:45]
お知らせ > テレサさんが帰りました。 『(ざぱー →「みゃああァァ冷てェェ?!」→濡れ透けのまま猛授業の刑。) 』 [Tue 26 Feb 2008 03:58:31]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 [Tue 26 Feb 2008 03:58:21]
◆テレサ > ていうかたべたらみんないいっていうから。 みんないいっていうから!(重要な事なので二度言いました。 儀式とかの最中なら兎も角、平常心の最中でトんでる人を見るとこんななんだなー、って一般的な生徒達に教訓を残しつつ。 「どうしよう先生来るよ」「ただのよっぱらいだ。」「みずぶっかけろ」)先生にもぷれぜんつすれば大学中に行き渡るよ? 幸せが!(魔術科の一部教室には消火用に水桶があります。 次の授業が実験に寛容な実践Aで本当によかったね!) [Tue 26 Feb 2008 03:57:34]
◆テレサ > (もっとも「何か笑ってたり大泣きして絡んでたり机に突っ伏してる奴が多い教室を背中越しに見つつ、あまり知らない子にギリ☆チョコを押し付けられる」経験をする方はたまったものであるまい。 いや、いい。 とかテンプレ的な回答を返す人多数。 )えー? 大丈夫だって!何かダメそうなのは見た目だけ大丈夫っぽいけどやぱりだめだったら!(そも喰えるの? という質問への解凍が左のようである時点で、最初の方に渡された子たち以外はあまり被弾しないのだが。) [Tue 26 Feb 2008 03:54:24]
◆テレサ > (相対的に見て、挙動不審度が何時にも増していたりするから困り者此処に極まった。 教室の人口の3割は引いていて、残り4割くらいは原因がわかっている。え、三割足りないって? それは同じ症状の被害者を省いてるからだよ。) チョコうm・・・あ、やっほー――ええと誰だっけ。 いいや。季節外れのギリチョコ作ったンだけど食うよ?(教室にはいって来た奴に端から渡してくこの無差別配布こそが諸悪の根源であることは疑うべくも無い。 ちなみに本人は知り合いだけに渡している心算だ。つもりだけ。) [Tue 26 Feb 2008 03:51:22]
◆テレサ > (緊急の出費を前述の手段で補うため、三日ほど昼飯を抜く事になった今――バレンタイン時にチョコ作成のための素材を余らせていた自分は勝ち組といって過言ではないと思う。 作り過ぎたのが玉に瑕だが、元よりギリチョコ仕様。よく昼休み前の講義を御一緒するみんなが喜んで食べてくれた。)ナマごみを減らして食糧難も解決。 これ市長になれる器よ? あむあむあまあむまうあむ。 (こお両手で保持したチョコをハムスターの夜食みたいにちまちまちまちまと削り喰いつつ、うむ、と一人納得していたりする。 一言で言えば挙動不審なのだが――) [Tue 26 Feb 2008 03:48:30]
◆テレサ > (大学で学ぼうとする輩は元から金持ち、出資者がいる、苦学生、の3パターンに分類できるような気がする。 前二つは結構優雅に勉強できそうな響きだが、実際の所三者の経済状態は実は似たり寄ったりだ。 激しくバイトする=勉強時間が減るし、仕送りだって有限じゃない。 無駄に出来る金があるくらいなら節約して以下略――ってのは良くある話。 有意義な生き様には金が掛かる。) ――で先ずは食費から削ってくのが通のやり方だよね・・・考えることは皆同じかぁ。 うわチョコ甘ッ。(机に腰掛けて椅子に教書並べつつ、魔女にして学徒である自分はご飯を食べていた。) [Tue 26 Feb 2008 03:46:32]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『らりらりらんち。』 [Tue 26 Feb 2008 03:46:23]
お知らせ > ヒイロさんが退室されました。 [Mon 25 Feb 2008 23:15:40]
◆ヒイロ > ( 最初のころはもっと短いルートでしかこの鍛錬もできなかったものだが、この調子でがんばれば、いつかは大学一周もできるかもしれない。 そんな希望的観測をして、ヒイロは一人、むずむず頬を動かした。 素直に喜びを顔に出すことはしない。 すると、自分では押さえがきかなくなって、きっと緩みきった顔になってしまうから。 だからなんだか気難しそうな顔になってしまっているヒイロは、そうして今夜も歩き回るのだった。 ) [Mon 25 Feb 2008 23:15:36]
◆ヒイロ > ( 明かりに照らされる頬は少し火照っていた。 火の熱のせいではない。 熱といえば熱だが、それは内からくるもの。 魔術回路を走る魔力。 それによって生じるもの。 臓腑の奥に居座る熾火のような熱。 微かにやけどのような痛みを伴う、僅かな熱。 弱い魔力には弱い熱だ。 それは気にかけるほどのことではなく、同時に完全に気にしないこともできない、そんなうっとうしい熱だ。 ) ふう…………次の階段を、下……。 ( 毎夜歩くうちに、ルートも決まってくる。 今日のルートを思い浮かべながら、進路を下へ。 ) [Mon 25 Feb 2008 23:05:28]
◆ヒイロ > ( ヒイロは気づいていなかったが、夜毎現れるその火は、一部では怪談として噂されているそうであった。 救われぬ魂が、どこにもいけずふらふらとさ迷い歩いているのだと。 まさかその噂の正体が自分だなどとは思いもしないヒイロは、 ) お、おばけとか………出ないよね……? ( とそんなことを言っていた。 不安になれば火もゆれる。 ゆらゆら、ゆらゆら。 その不安定さがより一層、魂の苦悶なのだとか何とかオカルトなサークルに噂される悪循環。 ) [Mon 25 Feb 2008 22:55:17]
◆ヒイロ > ( そう、それはヒイロの魔術による火なのだ。 その小さな火を、一定の明るさで、長く長く持たせる。 そういう、ひとつの鍛錬法であった。 それは魔術の制御能力を高めることになり、また魔力量を、そして耐久力を高めることにもなる。 それは養父が教えてくれた方法。 やがては補助としてのランプをなくし、炎単体で同じことができるようになるのだという。 ) 少しの時間だったら……できないでもないんになあ。 ( ランプという制限があるから、ある程度炎が安定するのだ。 それを取ると、火はあまり安定しない。 まだまだ未熟ということだ。 ウィル・オ・ウィスプのように、ゆらゆらと揺らめく火。 ) [Mon 25 Feb 2008 22:45:14]
◆ヒイロ > ( 「探々究々」。 そう書かれたバレッタで髪を束ねたヒイロは、その夜の大学を、ひたひたと歩いていた。 真っ暗な廊下。 遠くまで続く洞穴のような印象さえ持たせる闇。 その中を、ランプを持って歩いていく。 目的地はなく、ただひたひたと、歩き続けている。 その目的は、ひとつは探索。 姿を変えた「眠っている」部分を歩いて回って、それ自体が目的。 もうひとつは、このランプ。 そこにある火は、燃料なしに燃えている。 正しくは、魔力という燃料を使って。 ) [Mon 25 Feb 2008 22:35:10]
◆ヒイロ > ( 夜の大学はどこか不気味だ。 明かりの消えた廊下。 昼とは違う姿。 そのすぐ隣には、夜でも光を絶やさぬ研究の学徒。 伸び行く影。 庭先を照らす照明は、不思議な影が躍る。 不揃いな光と闇。 もう眠りについた棟と、まだ起きている棟。 まるで夢遊病者のように、この建物は完全に眠りきることがない。 昼学ぶもの、夜験すもの、どちらも問わず漁るもの。 蠢く知への探求。 ヴェイトス大学。 ) [Mon 25 Feb 2008 22:25:09]
お知らせ > ヒイロさんが入室されました。 [Mon 25 Feb 2008 22:20:55]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『(しばらく外に目をやって、灯りを落とした。 来るかもしれない客はドアを使わないと思ってる)』 [Mon 25 Feb 2008 02:52:32]
◆跡野末理 > ( 妄想でなければ優秀な魔術士だったのだろう。 著者はその超知覚の中にあって、実は存在しないかのような自我を見失わず、自身を構成する純粋情報を抽出し、それを書にしたためた。 一応禁書の類で、オリジナルはどこにあるとも知れない。 が、その写本というこれも、配列を誤り無く写したのなら原本と同じ意味を持つはずだ。 ―――紙とインクで記したところで、『これ』が著者本人ではないのは、当然だが。 あるいはその配列を構築する術があれば、人は神にもなれるのかもしれない ) ―――。 ( 神様はさておき。 体系を持たない自分の血にまつわる能力を知るヒントが得られればそれでいい ) [Mon 25 Feb 2008 02:49:32]
◆跡野末理 > ( これは、ある魔術士が記した本。 『これは私である』という一語から始まる一章では、著者が悟ったという世界の本質について、延々と綴られている。 抽象的で難解なのだが、あらゆる物は純粋情報と名付けられる最小単位を基礎にして築かれているということだ。 どんな生き物であれ朽ちて地に返るように、生き物が皮と肉と骨でできていると理解し、それで納得してはいけないと言う。 皮を形作るものがある。 肉も、骨も、血も。 摂取したものから作られ、老いていく変化が示すように、より小さなものの群体として存在している。 一見定まっているように見える全てのものは、時の流れとともに移り行く。 生き物だけでなく、全てのものが。 ―――目には見えないところで絶えず動いているそれらも、突き詰めればたった二種の記号で表すことができるらしい。 確かに文字を暗号化するのにも、二種の記号があれば解読が面倒なだけでどうにかなるのだが。 ここにこうして存在していると『思っている』自分が、周囲の全てと違いない物から、配列の違いだけで区別されていると考えるのはさすがに突飛だ。 ―――ただ、それは知覚系の魔術を使い、この娘が感じたことと同じもの。 自身を霧散させてしまいかねないあの感覚を味わって、この考えを突飛だと笑うことはできない ) [Mon 25 Feb 2008 02:27:11]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 瞼が重たくなって、本を閉じた )』 [Mon 25 Feb 2008 02:17:34]
◆跡野末理 > ( 例によって寝間着の、すっかり眠れる状態で。 ベッドの縁に背を預け、脚を伸ばして座布団に座った膝の上、広げているのはやけに大判な硬表紙本。 人名らしい題が箔押しされたその本はいやに頑丈な装丁で、耐水どころか耐火性能もあるらしい、もはや箱。 同名のシリーズが章で区切られ何百冊と続くのだが、人語で記されているのは最初の一章のみ。 あとは全て、たった二種類の記号の羅列で記されているという珍本だ。 大学図書館から借りて来た一章と二章がこの部屋にあり、二章はちゃぶ台の上で広げられている。 たった二種類の記号の羅列が隙間無く埋め尽くされている文面は異様で、ぶっちゃけ読む気がしない。 暗号の解読には、サンプルが必要だ ) ―――そう言えばこれって、あなたをバラしちゃってるのかしら? 装丁で区切られている時点で、もう切断済みなんだと思うけど。 どう? 他の部位と一緒じゃないのは落ち着かない? ( もちろん返事は無く、部屋には沈黙が落ちている。 さして大きくない、普通に話す声を聞く者もなさそうだが、割と怪しい状態かもしれない ) [Mon 25 Feb 2008 01:08:21]
◆跡野末理 > ( 流派の異なる忍軍から出向のような形で提供される人材によって構成されるこの組織において、相互互助のために手を組んでおきながら矛盾だが、以前所属していた組織については語られない。 場合によってはかつての仲間同士が敵になる可能性を考慮して、出向する者は実質的に縁を絶たれる。 連絡を取ることは勿論、里に帰ることはない。 どこかで仲間に会ったとして、それが家族でももはや他人だ ) ―――分かるけど。 も少し上手くできないかしらね? だいたい――― ( 草として大学に居る。 何も知らされず特定の務めを意識しなければ、それは自然になるだろうけども。 ぽんと大学に放り込まれて二年、俸禄も何も無く放置されているのはどういうわけか。 飛燕の中の、更に裏ということなのだと思うものの、自分の利益などというものも少しは考えるようになった世代なら、タダ働きというのには多少複雑な思いがあった。 死の任務であれ否はないとしても、雑に扱われるというのが屈辱で。 ―――とは言え。 仕事なんてしていない。 割と楽しくやらせてもらっていると思えば頷ける。 本当にアルバイトでも始めようかと思いながら口を開くのは、どこか、目の前で開いている本に語りかけるように ) [Mon 25 Feb 2008 00:43:22]
◆跡野末理 > ( 生まれ育った里は、老若男女ひっくるめて里一つで特定の主に仕える忍軍だ。 相原家直属であればともかく、六大名の一つに仕えていると、その主な敵は米都州幕府の身内になる。 だから征服から統治へと時勢が変わり、内乱などしている場合ではなくなれば、私兵の、それも異能者集団は、主達にとって何かと持て余すものとなってしまった。 汚れ仕事を請け負わせている存在自体が公然の秘密であるため統合など叶わず、中には切り捨てられるものも出てくる。 そんな中で、本来あり得ない話だが、忍が自衛するための一団が忍者団体『飛燕』の内部に組織された。 あるいはそれこそが、飛燕そのものかもしれないが。 ―――何にせよ、表通りに看板を掲げる『忍者』団体は、アマウラこと米都州幕府の諜報機関として一般に認知されている ) [Mon 25 Feb 2008 00:30:40]
◆跡野末理 > ( 実際には日用品の買い物にも、大学の図書館にも行ったから、こもっているわけではないのだけれど。 寮の自室は寝に帰る程度の場所で門限が過ぎても居るフリして居ないのが常だったのだから、比べてみると立派な引きこもり ) ( 学部によってはそろそろ学年末試験も終わり、里帰りや遊行で部屋を空ける学生も出始めて、いつもより心持ち静かな女子寮。 まばらに灯りがついている部屋の一つを与えられているアマウラからの交換学生は、その身分にしては珍しく、今度の休みもどこかへ行く予定は無いようだった ) ( 様々な事情の学生がいて、別に珍しくはないかもしれないが。 故郷から文の一通も届かないのは、やはり疎遠と言うしかない ) [Sun 24 Feb 2008 23:24:44]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 今日も、部屋にこもっている )』 [Sun 24 Feb 2008 23:10:29]
お知らせ > アリシア@ビラ配りさんが帰りました。 『(ビラ配りの評判としては普通……結局一枚しか配ってないのに!)』 [Sun 24 Feb 2008 04:59:43]
◆アリシア@ビラ配り > ( ――――あ、そうだ、いけない。 ちゃんとビラも持って帰らないと。 けれど家に帰る前にもに汚れてしまったから、どこか水浴びが出来る場所にでも寄って―――ああ、本当に最悪の初仕事。 )【判定】 [Sun 24 Feb 2008 04:58:44]
◆アリシア@ビラ配り > ( 絶対にもうこんな所にくるもんか―――そう思いつつも服と財布はきっちりと受け取って、その場をよろよろと歩いて去っていく。 )( 相手が見えなくなってからイーッ!と舌を出す。 いる時にやらないのはもちろん怖いから。 ) [Sun 24 Feb 2008 04:57:32]
お知らせ > シェルさんが退室されました。 [Sun 24 Feb 2008 04:56:09]
◆シェル > (怯えた眼差しで此方を見上げる相手に満足そうで… 犬のようにマーキングまでさせれば鞭で打つのをようやく止めてやり) ちゃんと縄張りの主張も出来た事だし、ビラ配り…此処で遠慮なくやり給え?(門に向かって足を上げていた相手の背に、脱がせた服と、財布から幾らかの銀貨(1万エン相当)を置き) さて、そろそろ戻らねば…(気が付けば自分の後ろに立っていた剣を持った護衛らしい少年に目配せをし… 傷ついた様子の相手に軽く一礼して)それでは、アリシア嬢…いずれまた。(楽しげに言い…その場を去っていき) [Sun 24 Feb 2008 04:53:06]
◆アリシア@ビラ配り > ( 打たれる度に痛々しい悲鳴を挙げる。 既に十分な傷は残り、奴隷は怯えの色を相手に見せ始めていた。 ) う……うぅ……! わ…わかり…ました……… ( 股間が激しい痛みを訴えているが、相手の表情が自分に拒否の選択肢を選ばせることを許さない。 緩慢な動作なため、何回か背中を鞭で打たれつつ、まるで犬のような体勢で片足を上げて、大学の門に向って失禁の残りがを弱々しい勢いで出す。 ) ( 本当に、まるで家畜のよう。 何人もの人間に見られながらこんな姿を見られるという現実が、少女の心を抉るように傷つけていく。 ) [Sun 24 Feb 2008 04:43:18]
◆シェル > (何人か同級生らしい者が少年に何から声をかけたりしていて…「何、軽いしつけだよ」と笑顔で答えていたりで) (先程と打って変って弱弱しい言葉の奴隷に満足げに微笑んで――― 敏感な部分に一撃与えた少年、少し今まで感じたこと無い快感と、僅かな罪悪感を感じつつ…失禁する相手を見下し)足を挙げて…門にしてくれ給え?(凄くいい笑顔を浮かべながら悲鳴をあげる相手に更に鞭で尻や背を皮のベルトで打ってやり……もしもしなければどうなるのか、という風に相手に感じさせるかもしれない) [Sun 24 Feb 2008 04:34:42]
◆アリシア@ビラ配り > ……………! ( 昔は似たようなもの、否、もしかしたら自分の方が家柄では上だったのかもしれない。 けれど今の自分はただの『物』 ――――首輪を付けた奴隷の痴態に好奇の視線が集まる。 ) 悦んでなんてない……! こんなの…ちがうもの……… ( ぐちょぐちょに濡らしながら、まるで説得力の無い言葉。 ) 痛いの…ホントに痛いの………! もうや……やだ……!! 許して…お願いします…… ( 痛みに弱い奴隷の抵抗は弱々しい。 先ほどまでとは随分変わったしおらしい態度。 ) ( 無理か、との言葉に頷いた。 ――――よかった…これで…終わるんだ…… ) …………え? ( 手伝うという言葉の意味を理解するよりも、鞭で鋭く一番敏感な部分を打たれる方が遥かに早かった。 ) ひぎぃぃぃぃぃぃぃ!! ( 今までとは比べ物にならないその痛みに、背中を仰け反らせながら痛ましい悲鳴を挙げる。 あまりの痛みに失禁し、先程までとは別の黄色い液体が少女の太腿と地面を濡らしてゆく。 ) [Sun 24 Feb 2008 04:24:57]
◆シェル > むっ?(特に意識してないで、そういう視線をしていたらしい少年… 否、お互いに同じような貴族である為に気づかれたのかもしれない。 ともかく叫んだせいで人目を一層引いたようで)(割れ目から出てくる卑しい液で太腿がヌラリと光るように濡れた家畜…もとい、奴隷を門の傍に座らせて…抵抗と懇願をする相手に何度か鞭で打ち) 駄目だよ…打たれながら悦びつつ拒否しても…?(流石に元貴族の相手にとって凄まじい程の羞恥故、命令しても中々できないだろう、と判断し) 無理…か。(鞭に打たれより一層身体が反応している相手の大事な処…濡れて敏感になった割れ目に狙いを付けて)では、手伝ってあげよう?(そう宣告すると、鞭がヒュゥゥン!と風を切って…濡れた割れ目の敏感な突起の辺りを強かに打ちつけて…) [Sun 24 Feb 2008 04:10:18]
◆アリシア@ビラ配り > ………そんな目で…見るなあ! ( そこには絶対的な壁が広がっている。 それは奴隷に堕ちた自分が埋めることは絶対に叶わない物。 それを認めるのが悔しくて、私は大声で叫んだ。 ) ふぁ…! だ…ダメ……! お願い…もう止めて……… ( 鞭で打たれてはしたないまでに股を濡らす変態。 強気な口調は徐々に影をひそめていき、落ちぶれた奴隷は弱々しく懇願し始める。 ) あぐぅ…… ( 首輪を引っ張られて無理やりに門の前へと連れて行かれる。 そして少年が言った言葉。 一瞬その意味が分からなくて、呆然と瞳を瞬かせた。 ) ―――――で、出来るわけないじゃ……アァン!? や、い、痛い! 痛いの…! もう…止めて…下さい……! ( その意味がやっと分かった時に、青ざめさせて首を振る。 そしてその結果何度も何度も白い体に鞭が振るわれて、少女の体に幾筋もの赤い線を刻んでいく。 ) [Sun 24 Feb 2008 04:00:11]
◆シェル > うむ、人生何事も経験というからね。(鋭い相手の視線に楽しげな…しかし相手を見下す…支配者的な表情で応え) 冗談…?これだけ…濡らしてまで冗談とは……ふふ…っ(指を濡れた割れ目の中に侵入させ、軽く曲げながら動かすと淫らな水音がしてきて此方の心を刺激してきて)(何回か尻を叩かれ、全裸になった相手…羞恥心なりで涙するも身体はすっかり反応しきってる身体を眺め)…さて、鞭で打たれて興奮するアリシア嬢…折角、当校の門に来られたことですし、マーキングをして頂きましょうか。(にこやかに笑いながら…犬を無理やり引っ張るように相手の首輪を引いて門の前に移動させ… 犬が縄張りを示すようにどうぞ、と丁寧に指示をして…抵抗するようなら再び皮のベルト…が鞭のように今度は尻だけでなく背や胸、腿や胸までも…平手で弾く様に打ってきて) [Sun 24 Feb 2008 03:44:25]
◆アリシア@ビラ配り > それはまた…滅多に無い経験が出来て……よろしゅうございまですわね……! ( 視線で殺してやろうとばかりの勢いで相手に視線を送る。 こういう行為は嫌い。 ) ―――――ふ…ふざけた冗談を…これ以上重ねると許しませんよ!! ( 真実は自分が一番良く分かっている。 けれど認めたくない。 こんな風に痛い思いをして、それなのに気持ち良くなっているだなんて―――奴隷が口にすると実に滑稽なセリフだ。 ) やめ…そんな……動かしちゃ…イヤァ……ッ! ( 冷たい掌にゾクゾクする感触を覚えながら、相手のその指先が動いて行くたびに、少女の恥部から恥ずかしい液体はより量を増していく。 ) ―――――!? な、何を…? こ、こ、こんな所で何を考えていますの!? ヤダ! ヤメナサイ! ヤァッ!! ( 相手のセリフと行動に寒気を覚えて、必死に嫌がるように身をよじらせる。 けれどそれは結果的に相手に叩く機会を与えただけ。 叩かれる度に少女は悲鳴をあげて、そして少女の大事なところはもう十分な程に濡れてしまっている。 ) …………う…うぅ…………! ( 首輪だけを残して全裸になる奴隷。 その青い目からはハラハラと涙がこぼれおちていく。 ) [Sun 24 Feb 2008 03:29:25]
◆シェル > (貴族と言うものを形作っているものは…恐らく矜持の高さであろう…それが元の身分が高ければ高いほどそうなのかもしれない)…最低、と来たか…ふむぅ……中々経験にない罵倒だよ…(少し感心した様子で…家畜のような姿勢をする相手を見下ろし…その秘部が湿っていることに気がついたようで)…お仕置きのつもりだったが…悦んでいたのかね、レイカートご令嬢…?(掌が臀部を撫でながら、指先は濡れた割れ目を広げ徐々に侵入するように刺激を開始し。…同時にスカートを捲くっていた手は更に上に…服を脱がせようとしてきて)…家畜に…服は不要…だろうし。(にこ、と笑みながら…抵抗するようなら平手が再び尻に打ちつけてきて) [Sun 24 Feb 2008 03:15:21]
◆アリシア@ビラ配り > ( 成り立ての頃はふざけるなとでも怒鳴りつけていただろうが、流石にそろそろ立場の違いぐらいは理解出来る。 元々頭は悪くはないのだ。 ただそれを認めたくないだけ。 ) ―――ッ…ハァ……さ…最低な……お子様…ですわね………! ( 家畜のように無様な体勢を取ることを強制された奴隷は、それでも震える声で憎まれ口を叩く。 ) ―――――………! ( 答える代りにキッと相手を睨みつけてやる。 ――――赤く腫れ上がった尻の傍にある奴隷の割れ目は、少しではあるが濡れてきていた。 主によってこうした痛みで感じるように開発されてきてしまったせい。 ) ………ふ…あ…や…やめ……――― ( 熱を持った臀部に外気によって冷えた相手の細い指先が触れられる。 その感触に背筋を粟立たせながら、悩ましげな声でその行為を止めるように言う。 ) [Sun 24 Feb 2008 03:04:25]
◆シェル > (続き)(ようやく折檻を止め…鞭で打ったせいか、布がぼろぼろになっている相手の下着を脱がし、赤く腫れたそれを晒し)…ほほー…真っ赤、になったが…少しは反省できた、かね?(赤く腫れた相手のお尻を掌で撫で、割れ目等に指を這わせながら楽しげに尋ね) [Sun 24 Feb 2008 02:52:40]
◆シェル > (言い返せなくなった相手……貴族とはいえ落ち潰れればこうなるのか、と人生勉強を密かにしつつ… 犬のようにお仕置きをされる事へ抵抗を感じてるらしい相手の尻を何度か打ち、ようやく [Sun 24 Feb 2008 02:49:38]
◆シェル > (言い返せなくなった相手……貴族とはいえ落ち潰れればこうなるのか、と人生勉強を密かにしつつ… 犬のようにお仕置きをされる事へ抵抗を感じてるらしい相手の尻を何度か打ち、ようやく [Sun 24 Feb 2008 02:49:38]
◆アリシア@ビラ配り > ――――クッ……! ………うぅ! ( 結局そう言われてしまえば何も言葉を返せなくなってしまう。 それに相手はさっき自分の事を貴族だと言った。 奴隷の自分と子供の貴族。 どちらが偉いかなんて議論する価値も無い。 ) ふ、ふざけないで下さいまし!! ( ―――夜とはいえ人通りはまだ多い。 そもそもそういう場所だから仕事の場所として選んだのだ。 それなのにこの少年は、公衆の面前でそんな無様な真似を晒せと命令する。 ) ――――ッ! アゥ!? ( そしてその無礼の代償に折檻を奴隷は受ける。 晒された下着の上から何度も叩かれて、奴隷の尻は赤く腫れていく。 ) [Sun 24 Feb 2008 02:45:11]
◆シェル > (恐らく此方の少年も同じように貴族な性格なのだろう… 相手の言葉に「たまにそう言われる」と謙遜気味に頷いていて) …子供の癖に?…ふ、君こそ…”奴隷の癖に”なのでは…?(言い返す相手に楽しそうに笑い…しっかりお仕置きをせねばだね、と呟きながら腰のベルト…スルスルと外し…それを鞭のように撓らせ)…犬のように…四つん這いになってくれ給え…?(楽しそうな笑顔でそう言うとピシッピシッと相手の尻を皮のベルトで何度か打ちつけてやり) [Sun 24 Feb 2008 02:35:20]
◆アリシア@ビラ配り > ……どうにも掴み辛い方ですわね。 ( 元々勝手気ままに振り回すほうだから、この少年のような性格の人と付き合ったことが殆ど無い。 )( ギルドの檻の中にいたのは三日間。 今の主人に買われてからそれなりに躾は受けたが、今でもこうして前のような態度をしてしまう事は少なくない。 ) そうですわよ。 私はレイカートの娘ですもの。 ( 今は何の価値もないその名前。 ) ――――こ、子供の癖に……―――キャン!? ( 思わず文句を口に出して相手を突き飛ばそうとするけれど、そうする前に自分の尻が平手で打たれる。 脇に抱えていた数枚のビラが少女から離れて、ハラハラと地面に落ちていく。 ―――そういえば前、主人にこんなお仕置きをされた覚えがある。 ) [Sun 24 Feb 2008 02:24:54]
◆シェル > おや?(心底不思議そうな顔をしてみたり…本気なんか冗談なんかいまいち分かりにくい表情をしている少年だったりで)(恐らく政争なりで堕ち潰れたのだろうか…しかし此処まで昔と同じ感覚の奴隷も珍しい気がしつつ)レイカート……?(何処かで聞いた気がした名に少しだけ眉が動く…が気楽な旗本三男坊…思い出す事はなく…相手の言葉は余計に不況を買うだけだったようで)…悪い子へのお仕置きは…お尻たたきと言う事だしね……?(スカートを捲くり上げ、下着を露出させた相手のお尻へ軽くパンッと掌で打つ) [Sun 24 Feb 2008 02:10:48]
◆アリシア@ビラ配り > 褒めてないですわよ。 ( まあ要は背伸びをしたいお年頃の子どもなんだろう。 お子様はそんな事を考える。 )( 今の状況にはそれこそ数えきれないぐらいの不満がある。 けれどそれらが改善される事は、この奴隷には多分もう無い―――― ) ――――……ッ…! けれど! 私はそれでもアリシア・レイカートですわよ!! ( 首輪の鎖が擦れて乾いた金属音が鳴る。 そしてその貴族の言葉に不満をぶつけよう。 ) ―――――な……!? ( 子供相手だと高をくくっていたため、相手のその行動が予想だに出来ず、声を詰まらせてその場で驚いたように奴隷は立ち尽くす。 ) [Sun 24 Feb 2008 01:59:42]
◆シェル > (言われた通りのませたお子様…経験も豊富だったり、口調も大人びていたりなので、特に気にした様子もなく) いやぁ…それほどでもないが、ね…(少し照れて見せて。 堂々と啖呵を切るように言い切った相手…なるほど、それなりの貴族のお嬢様だったのだろう、と幾らかの哀れみを感じながらすぐ近くにある…何処となく気品…それに矜持を持つ顔立ちの相手を見つめて) そう、今の君は…奴隷…さ。(首輪を持った指を軽く捻り)…そういうわけで…少しお仕置きを、してあげよう。(相手のスカートを空いた手の方で捲りあげつつ、と楽しげに笑いかけた) [Sun 24 Feb 2008 01:48:53]
◆アリシア@ビラ配り > ( 最近は主人も口調に関しては優しくなってきたので、その小生意気な口調に改善の兆しは見えない。 ) それはまた随分とマセているのですわね。 ( 見た目通りの子供だと侮りまくりの奴隷。 しかし実際は間違いなくこの奴隷よりもそっちの道での知識も経験も格上であると言い切れる。 ) ここに書いてある以上の事は全く知りませんですわ! ( それがさも当然であるかのように言い切った。 こうして調子に乗りやすいのは、いまだに貴族気分が抜け切らない所もあるからか。 ) ―――――!? ( 首輪を引っ張られて寄せられた相手の整った顔立ち。 そして囁かれた言葉に自分の立場を思い出して少し言葉を詰まらせるが、そっぽを向いてすぐに言い返す。 ) わ、わたくしだって貴族ですわよ! ……それはまあ…元ですけれども…… ( 最後の方は視線を逸らしながら小声になってしまう。 ) [Sun 24 Feb 2008 01:34:59]
◆シェル > ( どうも口調からすると奴隷になってばかりなのだろうか…と自分の家に居る奴隷たちを思い出しつつそう感じたようで) ふふ、見た目は子供、中身は大人、というのが男の夢と言うからねっ(言いません) ふ…む?どんな人を募集してるのか…それも分からないのかね…? (少し呆れた様子で、開き直った相手を見て。 もしかしなくても実は大学生だったりで… きっぱりと…何というか仕事をしてるという自覚が薄い様子の相手に思わず噴出しそうになって…しかし少しだけ瞳が細く、真顔を作り、手を相手の喉下へ…首輪を軽く指先で引っ張ろうとしてきて) 一応、僕は貴族なのだが…分かっているのかね?(少し驚かしてみよう、と悪戯心でも出たのか…ぽそ、と相手に囁いてみようと) [Sun 24 Feb 2008 01:17:58]
◆アリシア@ビラ配り > ( 元貴族の出は伊達じゃない。 こう見えても教養はちゃんとあるのだ。 主に奴隷としては役に立たない方向ばかりで。 ) ………見た目にそぐわず随分とふしだらな方なのですわねえ。 ( 見た目まだまだ子供だけど―――ひょっとしてこの子も大学生なのだろうか?なんて考え中。 ) ですわよねー。 ―――さあ? そのお店を一度も拝見したことが無いので、私のように可愛らしいメイドでなくてはいけないのかなど、全く存じえないですわ。 ( きっぱりと言い切る。 だってお金無いからお店になんて行ったことないもん。 知らなくても仕方がないじゃないですのよ! ) [Sun 24 Feb 2008 01:08:39]
◆シェル > (慌てた様子の相手…どうやら文字がちゃんと読めるらしい所を見ると、奴隷だとしてもそれなりの知識がある者なのだろう、と観察しつつ)ふふ、そうであったら良かった、とつい妄想を言ってみてしまったのだよ。(楽しそうに笑いながら、ビラをちゃんと読み直し…どうやらアルバイトの募集の広告で。 胸を張って頷く相手に此方も笑いながら頷いて)うむ、君は確かに可愛いな。…もしやこの募集しているアルバイトも…やはり可愛いメイドになれる人材ではないとならないのかね…?(首を軽く傾げていて) [Sun 24 Feb 2008 00:57:50]
◆アリシア@ビラ配り > ( わーい、初めて出会った人に貰っていただけるだなんて幸先いいですわー♪と、機嫌を良くするお嬢様。 ) えっ!? そんな内容でしたかしら!? ( 相手の言葉に慌てて自分も確認してみるけれど、そういった類の文字は一言も書かれていません。 ) ………一瞬信じてしまいそうになったですことよ。 ( 力強く断言されたものだから、こう思わず。 ) けれど私が可愛いだなんて、そんな当然の事ですわー。 ( 照れているのか嬉しいのか、それとも当然のように思っているのか。 首輪で奴隷という事があからさまに晒しているというのに、偉そうに胸を張って相手の言葉に頷く。 ) [Sun 24 Feb 2008 00:46:16]
◆シェル > (ビラを配るのは首輪を付けた可愛いメイドさん…じーっと見つめて何か心の中でよいものを感じたようでうんうん、と頷いて) ああ、ビラを配っていたのかね(貰おう、と嬉しそうな様子が顔に出ている相手からビラを貰ってそれを口に出して読み…否)…何々、『おさわりメイドカフェ・鉛の炉OPEN!金髪の可愛いメイドさんが濃厚なご奉仕!』…っ!(力いっぱい内容を出鱈目な事を言って)…とか…そういうビラではないのだね…(凄く残念そうに呟いた) [Sun 24 Feb 2008 00:40:32]
◆アリシア@ビラ配り > ( 首輪を付けた不審者紛いの可愛いメイドです事よ。 ) どうかビラを受け取ってくださいー、という私からのお願いごとですわ! ( やったー!無視されなかった―!と内心密かに喜んでいる奴隷。 けれどそれが素直に表情に出て嬉しそうにしているあたり、全然密かではないのかもしれない。 ) [Sun 24 Feb 2008 00:32:52]
◆シェル > (挙動不審なメイドさんが大学の前に居る!しかも首輪つきの可愛い子が!という素敵な噂を聞いてやってきた大学の生徒である少年…挙動不審者は何処だ、と失礼な事を思いつつ歩いていると急にビラが差し出されて) む…… 何をお願いされたのだろうか…?(ビラと…それを配る相手…金の髪…のメイドさんを見上げて首かしげ) [Sun 24 Feb 2008 00:28:02]
お知らせ > シェルさんが入室されました。 『通りがかった人影…』 [Sun 24 Feb 2008 00:23:43]
◆アリシア@ビラ配り > ( これはさすがにまずいのではないのだろうか。 今更ながらに背中を冷汗が伝わる。 ) ……え、えーと。 取り敢えず挨拶は「おねがいしまーす!」でよかったのでしたよね。 ( 少しだけ心を落ち着かせようと息を深く吸い込む。 ) おねがいしまーす! ( そしてちょうど都合よく通りかかった人影に向けて声を掛けながら、愛想笑いを浮かべてビラを一枚差し出す。 ) [Sun 24 Feb 2008 00:23:16]
◆アリシア@ビラ配り > ( ――――と、ふと気づいた。 ) ………私、ひょっとしてまだ一枚もビラ配ってない………? [Sun 24 Feb 2008 00:12:38]
◆アリシア@ビラ配り > 考えてみればそもそも何故私が働かなきゃいけないのか非常に不満ですわ……! そもそもバレンタインのプレゼントにも時期外れだし……どこか適当な場所からきれいなお花でも見繕って、これが私の精一杯のプレゼントですわ!って言ってみれば良い気もしますし……そもそもやっぱりふしだらな方だし…… ( ここぞとばかりに不満を口に出す奴隷。 奴隷云々というよりも、もはや人としてまずい気がしないでもない。 ) [Sun 24 Feb 2008 00:08:23]
◆アリシア@ビラ配り > それから他には愛想良くとか、迷惑が掛からないようにとか、けれど出来るだけ積極的に声を掛けていけとか、それから…えっと……… ( 出来る限りこうするように、と言われた幾つかの要点を自分自身で確認するようにブツブツ口にしていく。 ) ――――やっぱりめんどくさいですわー!! ( 思わず持ってるビラを全部空にぶちまけたくなった。 めんどくさい事はとっても嫌いな元お嬢様。 ) [Sat 23 Feb 2008 23:56:05]
◆アリシア@ビラ配り > ( ちなみにこの場所を選んだ理由は、こういう所なら自分が奴隷だからって襲われたり御無体な事はされないだろう、なんて思ったから。 だって大学ですわよ。 ヴェイトスが誇る最高学府(らしい)なのに、こーんな往来で襲われる事あるわけないじゃないです事よ。 ) えーと…明日のためのその1。 笑顔でビラを配れ! ………でしたかしら。 ( 取り敢えず一番最初に教わった事を反復しなおす。 考えてみれば主人宅での雑用を除いて庶民の仕事初体験中。 ) [Sat 23 Feb 2008 23:42:06]
◆アリシア@ビラ配り > ( 正確に言えば校内ではなく、大学周辺の人通りが多い地域。 そんな場所で首輪にメイド服という、ここには不釣り合いな格好をした奴隷が堂々と立っていた。 ) けれど私、こういったお仕事は初めてだからまるで勝手が分かりません事よ!! ( 何か間違った自信を持っているのか、奴隷の割には随分と尊大な態度でビラを脇に抱えて独り言。 ) [Sat 23 Feb 2008 23:28:42]
お知らせ > アリシアさんが入室されました。 『お仕事ですわ!』 [Sat 23 Feb 2008 23:25:12]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( やがて灯りが落ちる。 寝入るまで、もう暫く悶々としそうだけれど )』 [Thu 21 Feb 2008 02:26:28]
◆跡野末理 > ( 集中力の限界。 膨大な情報を遮断して、我に返る。 無理矢理開通した回路の痛みは、繰り返し魔術を使っているうちに慣れ、消えたけど――― ) ―――〜アっ…! ( 変な癖がついてしまったのか、条件反射的に身体が火照った ) [Thu 21 Feb 2008 02:24:46]
◆跡野末理 > ( 待つでもなく目を瞑りじっとして、何をしているのかといえば他人の視界の盗み見だ。 魔術科で学んだものではなく、そもそも魔術や何々呪術という体系を持つ技術ですらないこの能力の、本態を探ろうと躍起になっていた。 今は視界を盗むことに意味があるのではなく、それをしている自分の状態に意味がある ) ( 夜更かししている寮生も中にはあって、見てはイケナイところを見てしまったりすると結構気まずい思いもするのだけれど。 大半が眠っていれば、本人すら意識していないであろう瞼の内側の視界を覗くことに罪悪感は無い。 要人の子などは別にして、必要も無いのに身近な人間のプライベートを探るのは悪趣味だと思いつつ、今だけは ) ( 他人の視界を行き来しながら、平行して霊的な感知能力を開く。 自然にこなせる者もある中で、意識しなければ感知できないのだからその能力は高くないが、強引に開通された魔術回路の影響から、感知しようとすれば相当な領域まで掘り下げることができるようになっていた。 ―――と言っても肝心の幽霊などが見えるようになるのとは違って、それら全てをひっくるめた周囲の事象をありとあらゆる方面から数式のように味気ない純粋情報として拾ってしまうのだから、取捨選択ができなければどうしようもないし、希薄なものはやはり拾い難い。 更にいくところまでいくと自我の領域さえ曖昧になるために非常に危険だ。 無いものを在ることにしてしまうのが魔術なら、その逆も起こり得る ) [Thu 21 Feb 2008 02:19:17]
◆跡野末理 > ( 頼めば厨房を貸してもらえるけれど、各部屋に満足な台所があるわけではなく、自炊している寮生は少ない。 例に漏れず食堂でお世話になっていた娘が、その分の代金を納めていながら自炊を始めたのも今年に入ってからだ。 主に朝食。 前夜からきちんとだしを取っているのは一緒に食べる相手がいるからだという噂だけれど、部屋から漏れ聞こえていた嬌声?から推測されるその相手が食堂に出てくることがあるので、戸惑わせている ) ( 実は正月に雑煮を食べさせると約束した死神がいつ来ても良いようにということなのだけど。 それはさておき。 ―――実は一度訪ねて来ていたのだけど、こちらが不在だったのもさておき ) [Thu 21 Feb 2008 01:07:14]
◆跡野末理 > ( 年頃の娘にしては物が少ない、こざっぱりとした部屋だ。 火鉢の中では時折炭が微かに爆ぜて、小さな台所には明日のためにダシをとっている鍋がある。 メモの貼り付けられたコルクボード、ちょこちょこと書き込みのあるカレンダー、生活感が無いわけではないものの、個性には欠しい。 強いて挙げるのなら、それらの品にデフォルメされた動物のデザインが用いられていることが多いくらいか。 寝間着… パジャマも、コミカルなお澄まし顔の黒猫がプリントされている ) [Thu 21 Feb 2008 00:53:20]
◆跡野末理 > ( 今夜はもう出かけるつもりもないから寝間着になって、背にかかる髪を中ほどで結ったこの部屋の主は、脚を伸ばして座布団に座りベッドの縁に背を預けている。 ちゃぶ台の上にはもう湯気の立たない湯飲みときゅうす、それに魔術科らしいアヤシゲな本。 目を閉じてじっとしている娘は眠っているようにも見えるけれど、背筋は伸びて、支えの無い頭が傾いたりもしていなかった ) [Thu 21 Feb 2008 00:45:14]
◆跡野末理 > ( 女子寮の一室、時折友人との奇行が噂される魔術科のアトノマツリの部屋は、このところ深夜になっても灯りがついている。 今まで灯りが落ちていたのは寮を抜け出して部屋にいなかったからであって、別にいまさら夜更かしを心配されることはないのだけれど。 ちょっと魔術をかじって、ちょっと霊的なアレやソレが知覚できるようになって、おかしな友人に影響されて深夜の徘徊が日常になっていれば、珍しいには違いない ) [Thu 21 Feb 2008 00:31:18]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 女子寮自室 )』 [Thu 21 Feb 2008 00:31:12]
お知らせ > クリスティーナさんが帰りました。 『 ――久しぶりに溜まり場にでも行きますかね。 』 [Sun 17 Feb 2008 23:37:53]
◆クリスティーナ > あ―――――…忘れ物。 教室戻んなきゃ。 ( 独り言のように何処かに潜んでいるエミリーに告げておく。 実際は忘れ物など無く、教室の方向に一旦戻って別ルートから大学を出るという宣言のようなものだが。 表で待ってる馬車を巻いて遊びに行くって話。 何かあった時の為に彼女にも引き続き同行して貰おう。 馬車巻くと同時にボディーガードまで巻いちゃうし。 ) [Sun 17 Feb 2008 23:36:46]
◆クリスティーナ > ( 大学も大学でいたって平穏――――まぁ、此処が平穏じゃないなら街の何処が平穏なのかって具合だが。 たまに聞く怪談系の話もまぁ、学校だとか病院だとか昼間人間がうじゃうじゃ居て、ネガティブな若者だとか病人だとかがあれこれ妄想してればそりゃ出るでしょうって。 出たと思うでしょうって話。 私は見た事無いですけど。 夜の校舎を1人で歩くのなんて鬱陶しくなくて気持ちが良いくらいだ。 ) [Sun 17 Feb 2008 23:18:44]
◆クリスティーナ > ま、今の所は良いでしょ。 どちらも大きな動きは無さそうだし―――利益になる話でもなし。 報告、御苦労様ですね。 ( どちらも東区で事を起こしたとか、うちの構成員や関連施設に手を出したってわけでもなし。 一応知っておいて損にならない程度の話だ。 人より多く情報を把握するに越した事は無い。 些細な事でも。 ) さて…今日はもう帰りましょ。 皆寮に戻っちゃってする事も無し――――。 ( そう言って先に部屋を出る。 こういう場所で一緒に出る事は先ず無い。 彼女はあくまで客観的な位置から私を見ていなければならないポジションだ。 ) [Sun 17 Feb 2008 23:04:07]
◆クリスティーナ > ( 夜の大学。 寮生が多いクラスメイト一同と分かれて一人廊下を歩き――――目立たない小さな教材室に入る。 鍵は持っている。 便利に使える部屋として1つ、「ちょっと用意してもらった」から。 机に腰掛けてふむと1つ頷き、真っ暗な部屋の奥に潜む影に続きを促す。 商業地区で惨事を起こした骸骨男が暗黒街でその姿を見せたという話と、もう1つ。 ) 爺さんの所に出入りしてるんですか? ―――…まぁ、あの爺さんは良くも悪くも実利主義者ですからねぇ…っていうか、怖いものとか無いんですよ多分あれ。 作り笑いじゃないですし。 ( 影は小さく笑った。 有能ではあるし、人畜無害そうな外見と性格がいい。 マークされにくいということ。 私のクラスメイトを装って学内での警護を担当する娘、エミリー。 友人の輪の中では殆んど口を利かないし、私との接点に気付いているヤツは居ないだろう。 ) [Sun 17 Feb 2008 22:52:51]
お知らせ > クリスティーナさんが来ました。 『 骸骨男にタバフ教徒、ね…。 』 [Sun 17 Feb 2008 22:42:47]
お知らせ > テレサさんが帰りました。 『一番ノリが教室にきたれば、大大変の予感に気付くかもナ――』 [Thu 14 Feb 2008 02:47:12]
◆テレサ > (開き直った!まぁいちばんYABEEEのは配る気満々である事だろう、が。 ・・・・包装くらいしてやった法がいいかー なんて呟きつつ。 [Thu 14 Feb 2008 02:42:41]
◆テレサ > ・・・・・・YABEEEEE・・・!食べた途端に平衡感覚がぐら付くってどんなのよ。 白睡蓮は失敗だったね!(おなかこわすくさだ。 適正な容量でなら興奮作用もあるとかとか――どっちに転んでもYABEEEE。) まあいっかなー・・・ギリチョコって言われてるくらいだから――ギリギリチョコでも。[ [Thu 14 Feb 2008 02:38:24]
◆テレサ > カカオ粉に少し酒に―― 隠し味が色々と。 全部食べられないって程でも無いし・・・経験上美味しく仕上がってる筈なんだよね?(徐々に固形化してたのを指先でちと掬ってみる。 まだちょっと熱いが――舌の上に乗せられない温度では――) ・・・・・?!( くらっときた。) [Thu 14 Feb 2008 02:37:25]
◆テレサ > (液体の粘性や色からしてもおどろおどろしさは隠しようもなく、見た目は普通に辺境の魔女である―― 無論こんな大量を一人に渡すものでもなく、所謂ところの義理チョコだ。)こんなもんでいいっかなー・・・・直ぐ味見できないのが辛い所だねこりゃ。(ちょっと位不味くても義理なんだし許してくれるさ。 とか自己弁護しつつ、殆どの調合が終わって後は冷やすだけ。 釜を熱し続けてた火を止めて、一段落はふり。) [Thu 14 Feb 2008 02:35:58]
◆テレサ > (授業にも使う大釜で。 巨大な掻き混ぜ棒で。いつものかっこうで。) [Thu 14 Feb 2008 02:34:20]
◆テレサ > やっれんっのか♪ やっれんっのか♪ はてさて不明〜♪(謎のBGMが掛かる大学の一室の有様を解説する前に、状況を確認せねばならない。 都会にゃバレンタインデーという日があるらしく、それはチョコを渡しては貪り食う祭典らしい。) 矢張りアレだね! 自分でつくれてこそよ!(都会人の一人として参加すべきだと思ったので、現在そのチョコという奴を練成している最中だ。) [Thu 14 Feb 2008 02:33:06]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『チョコっとLOVE』 [Thu 14 Feb 2008 02:31:33]
お知らせ > 真護さんが帰りました。 『(考えるのは、ミルクかビターか。) 』 [Tue 12 Feb 2008 23:11:31]
◆真護 > (年に一度、女の子が想いを寄せる意中の人、ならびに大切な人々に渡す特別なチョコレート。 幸い其れそのものを糧にしている己には、様々な種類の材料となりうるチョコレート製品が沢山部屋の貯蔵庫にある。其の中で一番よいものを選ぶ事にしよう。) 最初は変なイベントや思うてたけど、うちにとっては年に一度のグルメ祭りやし。今年こそ、買いまくるで…! (お買い得ポイントはバレンタインディの翌日…! 違う方向へ情熱を燃やしながら、扉へ向かう道すがら。) [Tue 12 Feb 2008 23:09:07]
◆真護 > (―じゃあ明日の講義でまた。 枚持ってきてね、約束よ― そう言い置いて、友人はぎゅっとハットのつばをより深く下げ、室外へ通じる扉へと駆け出して行った。其の姿を暫し、呆けた様に見送り。) …――ちゃんもえらい乙女になってしもうたな…。確か去年はバレンタインのバの字でも出したら無言でどつかれよったのに。 (性懲りも無く本人に告げれば冥土行きにされそうな言葉を呟きながら。 机に広げられた手帳に、インク壷に浸した羽ペンで明日の日付けの箇所にチョコ何枚、●ちゃんに と書き込む。うっすらと滲む様に浮かぶ笑み。) ええのん選らばなな。 [Tue 12 Feb 2008 23:00:28]
◆真護 > (うつ伏せた顔を上げ級友を見やれば、恥らう乙女を絵に描いたかの様に頬を薔薇色に染め、両手の指を複雑に絡めこうべを僅かに俯かせている。…おお、正しくこれは。) 鬼のかくら……いやいやちょっと!嘘やって! (不貞な発言に再び拳を固めた彼女に、慌てて両手を振り振り全身で否定のポーズ。) バレンタインのチョコやんな!よっおんなのこ! 何枚いッ (「声が大きすぎる」との恥じらいを篭めたご指摘の声と、ぐーパンチぱーと2。 そ、そんな理不尽な…とかどうせ殴られるやん…とかいうトホホな言葉は何とか発声直前で飲み込んだよ。) [Tue 12 Feb 2008 22:50:33]
◆真護 > (先ず視界に入るのは、何故かいつでもどこでも古びたウィッチハットを被っている同科の見慣れた級友の姿。と、彼女の手に握られた、恐らく其れで叩いたのだろう、くるっと丸められ中心を赤いリボンで結ばれた羊皮紙一巻き。――考えるより先に、身体が動いた。) もーらい"―――!! (真っ先に手を伸ばし目的の羊皮紙を奪い取らんとした時、音の速さで繰り出された級友のぐーパンチが本気120%で無防備な自身の顔面の真ん中に突き刺さり。) ――ユー…ウィナー… (…ドサ。鼻から惜しげなく舞い飛ぶ真っ赤な血(※イメージ)と共に、投げ出される身体。の上に餞の如く放られた羊皮紙をしっかりと受け止めながらも、紡がれる級友の声に耳を傾け。) [Tue 12 Feb 2008 22:35:17]
◆真護 > (暫し呆然と、まだ覚醒しきっていない瞳が賑やかにお喋りを楽しむ学生達を見、助手を伴い教室を出てゆく老年の教授の姿を見。 …次の瞬間には、眉根を下げ溜息を零して、再び机に突っ伏した。) …あー……またやってもーたー… (組んだ腕の間に埋もれて、くぐもった情けない声が漏れ出る。 夜間に開かれるこの講義は、教授の説明が分かりやすく実践的な魔術を学ぶ上でとても勉強になると聴き、毎回休む事無く出席しているのだが…毎回例外なく開始15分で眠ってしまう。そして助手が授業の終わりに鳴らす鐘の音で起きるのだ。嗚呼。) なんでや、なんでなんやー…!先生の声が一定の緩やかーで穏やかーなテンポ刻んどる極上のバリトンボイスやからあかんのか…? (実際は集中力の問題だが。何はともあれ、また誰かから板書を写させて貰わなければならない事は確かだ。泣きそうな声でぶつぶつ呟いていると、「違うでしょ」という級友の呆れたような声と共にポンと軽く頭を叩かれた。…ちょっと待て、この軽く頭を叩いた異物の感触…この感触はもしや…! 級友の声よりも先に推理したのは。思わずばっと頭上を振り仰ぐと。) [Tue 12 Feb 2008 22:19:59]
◆真護 > (―――軽やかで澄み切って、とても爽やかな音が、眠気にまどろんでいた意識に突如響き渡った。) ―――…。 (其れは理想的な覚醒法であったかもしれない。 徐々にゆっくりと覚醒していく意識。同時に研ぎ澄まされていく聴覚が、教授からの講義の終了を告げる落ち着いた声と、ざわめき始める周囲の生徒らの声や動作に伴う雑音を拾っていく… …) ……ッッ!!!! (――つまり、寝過ごした!!という事で。 急速に有ってはならない答えに辿り着いた思考と共に、慌てて伏せていた頭を起こす者が一人。) [Tue 12 Feb 2008 22:04:11]
お知らせ > 真護さんが来ました。 『(鐘の音。)』 [Tue 12 Feb 2008 21:51:22]
お知らせ > 春祈代さんが退室されました。 『人類に幸福あれー。(洒落た言葉を呟いた。)』 [Fri 8 Feb 2008 23:19:52]
◆春祈代 > (煙草の限界に辿り着くと、咥えたまま携帯皿を取り出して放り込んだ。そして丁寧な足取りを取りながら立ち去った。) [Fri 8 Feb 2008 23:19:31]
◆春祈代 > (肺の隅から隅まで有害な煙に蝕んでいった。酷い感触を覚えるもの、慣れ次第では快感の方が勝っていった。小さく咽るもの、苦しげな表情は見られない。寧ろ生き生きとした表情を浮かべている。) ぷっはァー・・・ (これだから煙草は止められない。開いた腕を落下防止用の鉄柵に乗せたまま、顔を空に向けながら魔術の流れや爆発音、リズムなどを感じ取りながら笑みを浮かべていった。本当に愉快だ。) そうだなぁ… 『神にならぬ身にして、神の領域に、辿り着くもの――』 …。 (言葉にしたのは魔術を執行するのに不可欠な詠唱の一部である。叶えられなかった願いをありったけの想いとして魔術のすべてに注ぎ込んだのだから。この想いだけは誰にも知られたくない。) [Fri 8 Feb 2008 23:18:02]
◆春祈代 > まあー 学校側が損するような事態が起きない範囲内であれば問題はないってこと。 (シンプルな答えを口にする。片手をポケットに突っ込んでから中身を漁り続けた。) んー?確かこの辺に入れといたはずなんだがなー (どれだけ漁ろうとも見つからなかった。怪訝そうな表情を浮かべながらも、別のポケットに手を突っ込んでみると慣れた感触が指先に伝わって感じる。) おっ、見っけ (白い天使の羽を象った柄をする煙草を目の前に持ってきた。指先で軽く叩きながら突き出た一本を咥えると、同じ穴からマッチの棒が飛び出る。それを手にすると、地面の床に擦り上げた。燃え上がらせた小さい火を咥えた煙草の先端に宛がう。) [Fri 8 Feb 2008 22:54:22]
◆春祈代 > (魔術科の生徒は何故にヴェイトス大学のあらゆる場所で魔術の実践をするのか?名答がないもの、ヴェイトス大学は魔術執行許可のスペースがあるか、ヴェイトス一の鍛錬場なら魔術のトレーニングを行えるスペースもあるだろう。それだけでは説明が足りない気がする。) 魔力なんで何処にでもあるとは限らねぇーし。魔術が使いやすくて、人の目に付きにくい場所といったらヴェイトス大学しかないだろーなぁ? (推測を続けながら、軽い笑みを浮かべ続ける。空っぽの水泳場には少量の水を満たして行った。見たのは水流系統の魔術を行う学生。名前は知らないし、覚えるつもりもない。覚えたから、なんだ。俺の名前を呼び、覚えてくれるわけでもない。) [Fri 8 Feb 2008 22:42:31]
◆春祈代 > (週末を迎えようとしている中に、放課後に関わらず講演会に参加したり魔術の実践などを行う生徒だって居る。その生徒は中庭だったりグラウンドだったり水の張っていない水泳場だったりする。) あいつ、放電系統の魔術を使うのなー。 (春祈代は屋上から見下ろすような形で全体を身渡らせる。この屋上に居るのもまた春祈代1人だけだった。花火みたいに打ち上げる発火系統の魔術もある。魔術よりも実際の花火の方が綺麗な場合が多い。) そりゃー・・・、人為的に生み出すのって難しいだろーし。 (花火は古くからある歴史。それに大して花火の魔術はまだまだ浅いのだ。今は、だがこれから伸びる可能性もあるのだろう。春祈代は薄らと笑みを浮かべながら鑑賞をしていた。) [Fri 8 Feb 2008 22:35:12]
お知らせ > 春祈代さんが入室されました。 『熱心なもんだなぁー?』 [Fri 8 Feb 2008 22:27:57]
お知らせ > 学生Bさんが退室されました。 『備えあれば憂いなし、だよ。』 [Wed 6 Feb 2008 23:20:18]
◆学生B > (もしかしたら実験室の方での魔法か何かで焦げたような匂いがもれただけかもしれない、と納得したようで)まあ不審火などで無いのでよしとしよう。(やはり火は怖いからね、と一人呟きつつ回れ右。自分が先程まで使っていた研究室の火の元を一応チェックしておこう、と思ったようで…) [Wed 6 Feb 2008 23:20:10]
◆学生B > (続き)火がつけば何か危険な気がして…ぽてぽてと歩いてみるも…)ふーむ…?気のせいかな…(誰か人の気配がしたような、と思いつつ辺りを見渡すも…火の気配も特に無く…また焦げた様な香りも風に飛ばされたのか感じられず) [Wed 6 Feb 2008 23:15:35]
◆学生B > (割と遅い時間まで自分の調べ物をしていたその学生、一区切りついたのでそろそろ戻ろうか、と歩いていたら何やら焦げ臭い香りが僅かに届き…更に一瞬、火のような輝きがあった気がして…)ふむ……気がついた以上は一応見なくては、かな。(多少の耐火性はあるだろうが [Wed 6 Feb 2008 23:14:15]
お知らせ > 学生Bさんが入室されました。 『こげた匂いに気がついて「火事?」』 [Wed 6 Feb 2008 23:11:21]
お知らせ > ヒイロさんが帰りました。 『( ―――失敗。 )』 [Wed 6 Feb 2008 23:10:25]
◆ヒイロ > ――――炎よ。 ( ぼっ。 月影さえも覆うかのように、大輪の花が咲いた。 炎でできた一瞬の花が。 指先を焦がすこともなく、広がるように霧散する。 火の粉をちらちら飛ばしながら、エーテルにかえる。 後には空気のこげた匂いが漂うだけ。 ) [Wed 6 Feb 2008 23:10:17]
◆ヒイロ > ( 数少ない自身の内にあるそれ、小源、オドでさえそれだ。 こと個人が使役する場合においてほぼ無尽蔵にあるといえる世界の魔力、大源、マナを、大量に流せばどうなるか。 柔な魔術回路であれば、崩壊するだけだ。 一大巨頭、魔術科なんていいはするが、魔道に入ったものの多少は、そうして終わる。 限りなく、シビアな世界だ。 ) ――――はっ……! ( だが思えばヒイロは、その世界にこそリアルを感じる。 ミュージックボックスの本質がその技巧の美しさではなく、音色を奏でる様にあるように、ヒイロはその魔術師という一個の機械の本質を奏でるように、気分が高揚する。 ぱりぱりぱりぱり、もれ出た魔力が、放電に似た反応を起こして爆ぜる。 落ち着け、落ち着いて束ねろ。 指先のただ一点、それだけのことだ。 こらえろ。 喉下まででかかるコードをこらえる。 喉下を過ぎれば意識もつられて吐き出すだろう。 落ち着け、もう少しだ。 指先の【そうではない光】を睨む。 ) [Wed 6 Feb 2008 23:00:08]
◆ヒイロ > ( やがて背筋をなにかがずるずると穏やかに通り抜けていく感覚を覚えると同時に、指先にほんのりとしたぬくもりを覚える。 軽く指を振ると、【そうでない光】が指先について回る。 ランタンからはなし、夜の虚空に指先を向ける―――光は消えていない。 それこそが魔力がうちから出ている証拠。 それを取っ掛かりに、ヒイロは魔術回路を起動させる。 恐ろしく慎重な彼女は、独りでいるときには絶対に、時間をかけてこのように魔術回路を開く。 自分に自信がないからだ。 それは、先述の「できるという確信こそ云々」に反するのだが、それゆえ、ヒイロはあまり大げさなことはできないでいる。 ) ――――んっ……! ( 閑話休題。 魔術回路を開く、というのはどういうことだろうか。 魔力、それは本来、肉体とは相容れぬもの。 肉体からそれを精製するということは自ら毒をつくるようなもの。 魔術回路に魔力を通すということは、全身に燃え滾る毒を通じること。 故に魔術行使は常に苦痛を伴う。 しかしその痛みが自己を現実に留める。 その苦痛はヒイロにとっては、馴染み深い苦痛だ。 例えるならばそれは、そう―――臓腑から脊髄へ、内から焼き焦がす炎の痛みだ。 ) [Wed 6 Feb 2008 22:50:57]
◆ヒイロ > ( 火は育つ。 燃え盛る。 自身では制御できないそのたけりを、余すところなく使って。 魔術師は炎ではない。 それを内に秘めるだけだ。 故に制御できなければ自らもまた焼かれ、糧にされるだけだ。 よしんばされなかったとして、制御を離れた炎は、他の何かを焼くだけだ。 その恐れが―――ヒイロを尋常でなく慎重にさせる。 す、と立てた人差し指。 ランタンの明かりに重ねて、指先の燃えるように、そう見えるように、角度を調整する。 ゆら、ゆら、ゆら。 燃える明かり。 じっと明かりを見つめていると、光が焼きついて、目を話しても残像が残ることがある。 【そうでない光】を指先に残すことを心がけて、じっと。 ) [Wed 6 Feb 2008 22:40:06]
◆ヒイロ > ( ゆらり。 揺れるランタンの明かり。 じっとそれを眺めて、ヒイロは意識を集中する。 安っぽい表現を用いるのならばそう、感覚の目で、見る。 炎のエレメント。 そのありようを、視る。 自己の内面に秘められたありようは、どうやらそれに近しいものらしい。 ならば最も親和性があろうというものだ。 それに火は最も軽いもの。 比較的容易に操作しうると、そういうものもいる。 ―――動かすだけならば。 ) [Wed 6 Feb 2008 22:30:14]
◆ヒイロ > ( まあ広く複雑な大学だ。 どこの中庭かというのは特に言及しない。 強いて言うなれば、あまり目立たず、いまのところ人影は先述のヒイロ以外になく、そして―――そして、綺麗に月影の差す場所であった。 ) ……………月光は魔を帯びる、っちゅうけんどね。 わがっかいそんなもん。 ( 人知れずそんなことを―――まあ誰かの前ではろくすっぽ喋れやしないのだが―――呟きながら、ランタンの明かりで書物を照らして、ヒイロはゆるゆると読み進めた。 魔術は実践。 できるという確信こそ理想を現実に引き摺り下ろす。 大事なことだ。 故にヒイロは夜中、こうしてひっそりと、呪を唱えるのだ。 ) [Wed 6 Feb 2008 22:20:13]
◆ヒイロ > ( そう、バレッタには刻まれていた。 尤も、トキノミヤコ語であるので、わからないもののほうが多い。 ので結局は何のアピールにもなっていないという無意味さを露呈しているわけだが、その本体たる学生ヒイロ・ゲールは、そんなことはまるで気にしたふうもなく、大学構内の中庭にて、分厚い書物を抱いてぽつねんと地面に座っていた。 ) [Wed 6 Feb 2008 22:10:20]
お知らせ > ヒイロさんが来ました。 『平々凡々』 [Wed 6 Feb 2008 22:07:38]
お知らせ > テレサさんが退室されました。 『一人前の魔術師への道は<s>恥かs</s>険しい。』 [Wed 6 Feb 2008 04:25:34]
◆テレサ > (「構成成分である毒セリや白スイレンには催淫効果もあるというが――ここではそれに付随する”ふわりと浮いたような”感覚が重要だ。 適度な知覚の麻痺が集中を助け、また飛翔状態のイメージ形成に役立つことが体験的に知られている。 確たる理論はまだだが。」とは教師の弁。)確かにトべそうだけどお嫁に行っちゃう前に助けてプリーズ・・・!(救難要請も大分支離滅裂になってきたところで今回の講義は終了、被害者は放置。 薬品は投棄。 ――要約。 力ある魔女は軟膏の力で空を飛ぶが、力ない魔女も精神的に飛んでいた事は確かである。 あまり後学のためにならない。) [Wed 6 Feb 2008 04:17:18]
◆テレサ > (2分後にはすっかり組み伏せられていました。 メガネっ子は鮮やかなお手並みでした。) くっそ放せ―― もやしっ子なら大丈夫だと思ってたら私の方がもやしっ子ってどうなんだ・・・・んにゃぁ っ?! ちょ、何してるのー か な?(ぬるぬるのからだのままぎうーと体重かけられた。 すべすべ柔らかい感触が密着して何かY A B A I ――) ええと・・・・ほら、 見てるから!皆見てるってー! オイ教師! 精神の変調ってこれよ――?!(そしてじたばたして何とかなる力2ではない。 「そうだよ。」とさも平然と答える先生に殺意が沸いた。後で鉄球を頭上に召喚してやりたい。) [Wed 6 Feb 2008 04:09:17]
◆テレサ > あと生贄が少ないと悪m――もとい私が寂しいね。 あれだ。 お前来いー――☆(最前列で見てた適当な女っ子一人を巻き込んだ。 引っ張った手にぬちゃー☆ ほっぺにべちゃー☆ 悲鳴ぎゃー☆) ってうわこらちょ! 服汚したらダメdみゃァァ――!!(メガネタイプの大人しそうな子だったからとかっさらったが、思わぬ反撃が来た! 身体に塗る用法とかは確かに聞いたがいきなり背中とかに流し込むものでない!) ふふ・・・いい度胸だ鳴かせてやる――!!(大乱闘! 先生は笑ってみています。) [Wed 6 Feb 2008 03:57:33]
◆テレサ > うェ、マジですか。 ってこの授業やってんの実質私じゃんよ!仕事しろ教師ー!(頼むから講義の皆、がんばーれって顔で見るな。 観察対象を見る目で見るな。 全ての抗議が黙殺される中、仕方ないので適度に冷えた液体を手で掬ってみた。) ・・・あとさ。ティーチャーの理論だとサ。箒と素肌が密着して無いと飛行補佐の効果ないってことだ。 それって何かエッチだよね――うわ、ヌルっとした! 鰻の生魚みたいだ―― (ねとー っと糸引く謎の液体をこお両掌にこすってみたりするが。 触感はある種最悪だ。) [Wed 6 Feb 2008 03:48:50]
◆テレサ > あとは塗ればOK。 こんなのなくても飛べる気がするけど、飛び易くはなるんじゃないっかなー・・・シラネ。(出来上がった謎液体は通称が「魔女の軟膏」という。飛び軟膏とも呼ばれることがあり、伝統的な魔女はこれを塗った箒で空を飛ぶとされるが―― ) 学術的に言えば、構成成分による精神の変調が飛行術を成功させる上での利点として働く・・・だっけ。(先生も頷いてるし正解っぽい。 おおー。 と感嘆の声を貰えばまぁ、悪い気はしないが――) でもティーチャー、ぶっちゃけ私こんなの使ったこと全ッ然無いよ? 精神の変調ってどんななのさ。(お前が使ってみりゃ良い、身体で覚えろ。 ってそっけなくも何かを狙ったような含みのある声で言われた。) [Wed 6 Feb 2008 03:40:38]
◆テレサ > (ぶっちゃけ駆け出しには苦しいレベルの製薬を教科書頼りにやらされてる段階であり、手元も生成過程も危なっかしい事この上ない。 微笑みつつみているだけの先生は学生の間じゃサディストで通ってたりする――命に関わる時だけは止めてくれるが。 内容の紹介の時だけは美味しく感じる地雷じみた講義は、何所の学校にもあるものだ。) ……くっそ明日から魔女帽子なんて止めたるよ。 あとは触れる位まで冷やせばいいんじゃないっかなー・・・(テレサさんは外見が魔女っぽいってことで作成の役目を押し付けられたという状態だったり。適材適所ながら、自信ねェー。 とか呟く当人よりも揃って使わされる取り巻きたちの方が不安そうだが。) [Wed 6 Feb 2008 03:25:55]
◆テレサ > (魔術も技術であり、結果が全ての行為。 いかな立派な術式を組み上げても発動しなければ意味がない――というある意味現実的な思想を掲げ、「習うより慣れる」「やってみる」「身体で覚える」等の大凡学問らしくない言葉が飛び交うこの講義こそ、”魔術実践A”。 目の前で神秘を確認してもらい、その空気・雰囲気に触れると共に体験を通していくつかの魔術理論の方向性を知ってもらうという問題講義だ。) そりゃ一応魔女畑の出だけどさ。 普通先生がやるっちゅーの――(・・・私だよ?間違えて変な薬作ったら如何するのよ? なんてぶつくさ言いつつ謎色の液体が入った釜をぐりぐりしてるのは、錬金術や魔女術における所謂”霊薬”の類の生成過程らしいのだが――) [Wed 6 Feb 2008 03:13:57]
◆テレサ > (そうした入門講義は、わかりやすく、具体的で、知識に偏らない”体験”を含む奴ほど楽しくてモチベーションが上がる、っていうのが世の常だが―― そこはほれ魔術科のこと、常識に頼って判断すると偉い目に会う事も多い。)でっきるっかなー でっきるっかなー。 寧ろコレいいのッかなー?! ・・・・マジ私でいいのん?(大きな釜の前でぐつぐつと何か作ってる魔女風の周囲に人だかり。 そんな光景が展開する教室の札には、実践A と書いてある。) [Wed 6 Feb 2008 03:06:19]
◆テレサ > (なんたって魔術の流派からして100を超えんばかり、魔術師が一人生まれる度に概念が一つ生まれるといっても過言ではないのだからソレは仕方ない。 ただし奔放に気の向くままを受講していればいいかというとそうでもなく――そもそも入って日の浅い学生には、講義の大半は理解不能の呪文詠唱を聞くに等しいものだ。 金と時間に限りがある若き(そして貧しき)魔術志願者は、まずはいくつかの選択肢の中からとっかかりになりそうなものを選んで、そこから派生する感じで知識を増やしていく事が多い。) [Wed 6 Feb 2008 03:00:57]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『一括りに魔術科の授業といっても、講義の種類は無数にある.』 [Wed 6 Feb 2008 02:57:17]
お知らせ > 春祈代さんが退室されました。 『あー一度でいいから、女教師に飛びつきたいわ(※犯罪)』 [Mon 4 Feb 2008 22:50:04]
◆春祈代 > ホント、運がねぇーのな (ランタンを力一杯に下げると、肩も一緒に落としてしまった。ぐったりしながら日常を過ごそう。) [Mon 4 Feb 2008 22:48:25]
◆春祈代 > (作者は…「■■■■」。何者かに塗り潰されたのだろう。描いた張本人の線は先ずありえねぇー。塗り潰すんだったら、初めから書かなきゃいい。それよりも。) …『歌う幽鬼』…か。 幽霊とか亡霊、悪霊にも涙と歌… 感情があるんだって描写してんのか? (線は儚いイメージを抱く。男よりも女が描いたようなイメージがずっと強かった。こんな人から避けられそうな絵を書くなんて。) …どんな思いで描いたんだろーな。 (瞳を細めると、物寂しげな雰囲気を漂わせる。どこか同感を覚えるような感触があったのだから。そして何時、描かれたのか油絵の裏地を覗いた) ん?あ… 卒業してんのかよ!? (会いたいとか、好きになりそう、そんな想いを抱いた瞬間に打ち砕かれた。) [Mon 4 Feb 2008 22:47:07]
◆春祈代 > (一枚目の油絵を確認した。春祈代はぎょっとした顔になり、思わずに後ろに下がってしまった。) うおッ …!? (ガタンっと音を立ててしまった。横目で確認をすると、足をさっきの石像を後ろ足で蹴ってしまった。未だに転がり続けている。それを気にする前に、油絵のほうに見入っていた。) こういうの描く奴ってどんな奴だよ? (他のと見比べると、その油絵だけが完成度が高かった。素人の春祈代から見ても、だ。その絵は背景は墓場で埋め尽くされて、中央には涙の流している亡霊が描かれていた。口から零れる音符のような絵があることから、歌っているようなイメージを抱いた。タイトルは…『歌う幽鬼』。) [Mon 4 Feb 2008 22:39:23]
◆春祈代 > (それを見回っている内に、完成途中らしき油絵が幾つものを画材で立てられていた。太陽に直射し色素が崩れてしまわないようにするためなのか、月の光ですら当たらずに確認することが出来ない。するためには、油絵の画材を動かすか、ランタンの漏れ出る光で確認するかのどっちかだった。) ………あ? そりゃー・・動かすのは拙いだろうな。 (目付きを細め上げながら、逆立った後ろ髪を掻き下ろしていった。またぴょんと効果音が聞こえそうなほど立った。ちきしょーワックスがねぇーと駄目だわな。と内心で舌打ちを打った。結局はランタンの光で確認をしようとする。) [Mon 4 Feb 2008 22:29:15]
◆春祈代 > (石像に触れた。暫くしてからも、べたべたっと遠慮などせずに触りまくった。なんか言葉だけだとエロスな雰囲気になっちまう。) おー、石みたいなのな? (そのまんまの感想を吐き捨てた。暫くして、人間がこんな細かいの作れるんだ、と感動を覚えると物色するのを止めた。) さて、面白れぇーのないかな (例えば非現実な現象が起きないのか期待をしていたりする。刺激を求める年頃なのだ。) そうだなー「本当にあった怖い話」っつーの本に書いてあったな (顔を天上に向けながら、歩き回ろうか。画材や粘土、筆など色んな道具を置いてある。) [Mon 4 Feb 2008 22:21:02]
◆春祈代 > (授業も講義もLHRも終わった。このまま帰宅せずに、真っ先に美術室に出向かった。魔術科の学生にとっては踏み込む機会がなかなかない。) へぇー初めて見るもんばっかりあるのな。 (美術室の出入り口辺りで立ったまま、下げるランタンを周囲に向けるとデッサンのためかなにかの石像らしきそれが見つかる。) なんだっけな。あ、神話とか出て来る英雄だったりして? (予想を口にしながら、丸っこい目付きになった。関心をするように頷きながら、石像らしきそれに凝視し続けていた。見ている内に興味を示したのか、手を恐る恐るに伸ばしていった。それに触れるために。) [Mon 4 Feb 2008 22:01:27]
お知らせ > 春祈代さんが来ました。 『こんなのあるんだな。』 [Mon 4 Feb 2008 21:53:07]
お知らせ > ドリィ@カードさんが退室されました。 『「ちゃ、ちゃんと課題もやらなきゃ駄目… だよね…」 すこし、しょんぼりしながら呟いた』 [Fri 1 Feb 2008 17:33:16]
◆ドリィ@カード > ご… ごめんな…さい… (「せめて、家に帰ってからやりなさい。後、課題もきちんとやる事」 その言葉に、更に身を縮こまらせる姿を見やる講師は、溜息吐き出しながら背を向ければ… 講義室から立ち去り、それを縮こまった侭に見送れば… 困った様な顔で吐息吐き出し――…) 続きは、家で… やった方が、良いよね… やっぱり… (叱られた子供の様な顔でポツリ… 呟けば、道具やカードを鞄の中へとしまって立ち上がり…) [Fri 1 Feb 2008 17:28:25]
◆ドリィ@カード > あっ… (そこに立って居たのは… 芸術科の講師。呆れ混じりな視線を絵筆握るドリィに向ければ… コホンと咳払い一つの間を置いた後で 「ドリィ君、何やら熱心に取り組んでいる様だが… 課題はどうしたのかね?」 なんて――) あっ…えっ、えっと… ちゃ、ちゃんとやってます、せんせい… ただちょっと、時間が取れそう… だったから… (「だからって、課題そっちのけでやるのは関心しないがね」 呆れ混じりの溜息と共に講師が言葉吐き出せば… 思わず体を小さく縮こまらせる様に身を竦ませ、怯えた様な視線向け… ) [Fri 1 Feb 2008 17:23:23]
◆ドリィ@カード > (絵筆の動きに合わせて、ゆっくりとだが確実に刻まれて行く半漁人の絵―― それを真剣な眼差しで見詰め… 手は決して絵筆を動かす行為を止める事無く… 意識は、完全にカードの上に描き込まれて行く絵へと。) ―――― んっと… まずは、一枚…かな。 (そして、暫く経てば…やがて完成する一枚のカード。 それを見てから、ふっと吐息吐けば…額を腕で拭い、次のカードに手を伸ばし――……) あれ?(そこで、ふっと自分の背後に誰かが立っている様な気配を感じれば、恐る恐ると振り返り――…) [Fri 1 Feb 2008 17:19:44]
◆ドリィ@カード > ―――――……… (深呼吸、一つ…二つ… 三つ。 その間に、思い出すのは今まで描いた絵の… 色の温度。少し目を伏せて、ソレを回想した後で、再び目を開けば――) うん… (頷き。 その後で、カードの上に絵筆を走らせ、今まで自分が感じた色の温度をその上に乗せ… そして、更にその温度の上に色の温度を重ね… 少しゆっくりとだが、しっかりと白紙のカードの上に絵を描き込んで行き――…) [Fri 1 Feb 2008 17:08:55]
◆ドリィ@カード > よいしょっと… (古ぼけた鞄の中から取り出すのは、例の見本と白紙のカード。それをカンバスの上に置けば、先ほどまで講義で使っていた画材に手を伸ばし…) えっと… 後は、このカードを沢山、描かなきゃ… かな(… じっと視線を送るのは、白紙のカード。 これに、今まで描いたのと同じ風に絵を描いて… と、そう頭の中で呟けば、まずカードの一つを手に取り…それに絵筆の先を触れさせ、て) [Fri 1 Feb 2008 17:02:20]
お知らせ > ドリィ@カードさんが来ました。 『講義終了後、一人講義室に留まり…』 [Fri 1 Feb 2008 16:56:04]
お知らせ > 春祈代さんが退室されました。 『さて水羊羹を食いに行くか。(立ち上がると、首を鳴らしてから去った。)』 [Thu 31 Jan 2008 23:28:13]
◆春祈代 > 買った時点で後戻りは出来ないわな。 (出来たとしても、購入した金額の何割しか戻ってこないのがオチである。そのオチを損するなら、今の方が断然にいい。) それにしてもー・・・、夜の学校って意外に不気味なのなー。 (眠たげな目付きを浮かべて、小さく笑いかける。廊下の奥に視線を向けても、何も起きやしない。恐怖のイメージを抱けば、何とかの波による影響で幻影を見てしまう現象。そうなってしまった人は幽霊に出会ってしまった。と勘違いをするだろう。) まあ本物だったりする場合もあんだけどな。 (実物は見たことがないから何ともいえない。サンドイッチを食い終わると、満足そうに頷いていった。) [Thu 31 Jan 2008 23:27:08]
◆春祈代 > (春祈代はその場で壁に凭れ付いたまま、座り込むと肩掛けカバンを手元に引き寄せる。) あー、じゃあ 頂きますっと。 (開けたカバンからサンドイッチを取り出すと、カバーを外してから平らげ始める。ハムや野菜を挟んだもので、ボリュームは欠けるもの栄養要素は極めて高いものばかりだった。懐に余裕が出来るまでは無駄使いを避けて置きたかった。さっきと一緒にいた同学年と遊びに行きゃ、許容範囲を超えた金額を使ってしまいそうだったから。少なくとも三、四月までは辛抱か。) まあ、貰った家を売り飛ばして アマウラ式の家買うのは無謀だったかぁー・・・流石に? (春祈代は時分の行いを思い出すように振り返りながら確認をしていた。このままで大丈夫か、と不安は確かにある。) [Thu 31 Jan 2008 23:16:48]
◆春祈代 > あ、俺さー調べたいことがあるんだわ。 (先に帰ってくれ、と遠回しに同学年に告げる。同行する積もりの同学年もいたが、断った。) 『あー!?テメェー俺達を差し置いて彼女を作りやがったなッッ!?』 ちっげぇーよ! 最近、振られたばっかなの知ってんだろぉー・・呪うぞオイ! (あははーと冗談めかした笑顔を浮かべながら答える。あれこれと騒ぎ立ててから、教室から廊下に飛び出てはどんどん人の気配が感じられない廊下のほうに歩いていき。やがては一人になった。) うわ… 腹減ったなぁ。 (一階の廊下の窓から校庭を見渡すことの出来る位置に立ったまま、顔を天に仰向いたまま壁に凭れ掛かった。) [Thu 31 Jan 2008 22:51:07]
◆春祈代 > (春祈代だって例外ではなかった。頭を下げると同時に感謝の言葉を送ってから、春祈代も含む学生や教師の全員が拍手を送っていた。講演会を開いた教師は嬉しそうな顔を浮かべては、丁寧な足取りで立ち去ってしまった。後に残るのは静粛だったが、ノートを見せ合ったりする生徒、その場で感想を語り合う生徒、議論や口論など今後の課題発表はどうするのか相談し合う生徒、荷物を片付けてから帰る生徒、教師はアンケートを集めたり次の講演会はどうすのか、など話し合うのを聞こえた。) はぁー すっげぇーよな。あれこそ大人な女性か。やっぱ、自然の厳しさを語るだけに凄い体験するって尊敬ーするな。 (春祈代は感想を語り合う生徒。ほんの少し雑談をしてから、満足をすれば春祈代一人で教室から飛び出す。) [Thu 31 Jan 2008 22:39:20]
◆春祈代 > (夜間の講演会を開いていた。テーマは『自然の法則』だ。学科に縛られず興味のある学生や教師が集まり、静かに耳を聞き立てていたり言葉をそのままノートに書いたり、相打ちを打つように頷き続ける学生だっている。今となって講演会は終わってしまった。代表の学生が立つと、講演会を開いた教師のいる教壇の傍で向かい合うように立った。) 『今日は忙しい中に、私達のために講演会を開いてくれてありがとうございます。とても勉強になりました。今後の研究に参考したいと思います。それじゃ…みなさん。』 『ありがとうございましたー!!』 (人気のある教師だからか、講演会に参加している学生達は一斉に立つと頭を下げて感謝の言葉を送った。) [Thu 31 Jan 2008 22:31:41]
お知らせ > 春祈代さんが入室されました。 『これで講演会は終わりにします。』 [Thu 31 Jan 2008 22:24:54]
お知らせ > ドリィ@カードさんが退室されました。 『白いカードに絵を、刻み込む』 [Wed 30 Jan 2008 09:41:13]
◆ドリィ@カード > うん… 全部、そうしようって思うから駄目なんだね… 一番重要な部分を出して、そこに…必要そうなモノを… (で、暫し深呼吸した後… 漸く落ち着いたのか、自分に確認する様な言葉吐き出し、カードを再び凝視… ここで必要なのは―― これが『集める為の物』と言う事。 それをしっかりと頭に叩き込んでから、また暫し思案続ければ… やがて――) うん、この色と…この色をベースに…元の色を重ねて… (やっと、絵筆を手に白紙のカードに絵を書き込み始める。 仕事、遅くて迷惑掛けてないだろうか…? そんな不安が一瞬芽生えつつも… 今は、頭の中で固まった色が消えぬ内に…) [Wed 30 Jan 2008 09:40:56]
◆ドリィ@カード > (……… それに、あんまり怖くし過ぎてもいけない気がする。だって、これは人が集める為のものなんだから…… 怖いものを集めたいなんて、少なくとも自分は思わない。 追加で頭に過ぎる言葉。 それが先ほどまでの思考に混ざれば、ぐにゃぐにゃと頭の中をこね回す様な感覚に襲われて… 思わず目を回し――) あぅっ… うぅん、いけないいけない。 (一瞬、思わずひっくり返りそうになるのを堪えて、首をぶんぶんと振れば… 深呼吸を一つ、二つ。繰り返し、自分を落ち着けようと、して) [Wed 30 Jan 2008 09:32:17]
◆ドリィ@カード > (説明書きには、落とし仔と言う名前と… それと、コロセウムいっぱいの牛を食べると言う説明などなど。 それと、邪神Yの子供と言うのもあったり… それを睨む様に見つめながら、頭の中――それが連想させそうな色を考え…) …… うぅん… やっぱり、怖い感じの色…かな。 けど、どんな風な――それに、元の色を崩しすぎちゃ駄目…だと思うし うーん… (けれど、上手くまとまらないのか…手にした見本のカードを掲げて、首一傾げしながら… また唸り声上げて) [Wed 30 Jan 2008 09:19:15]
◆ドリィ@カード > んっ… (その時間を利用して、こっそりとカード作成作業。 ちょっと人目につくと恥ずかしいのか、この時間は人気の少ない食堂の片隅でこそこそと… それでも、少し真剣な眼差しで、白紙のカードと見本を見つめ…) これは… ちょっと強敵、かな… (その見本に書き記されているのは… 触手の塊。少女の感覚基準では、少しイメージの掴み辛いソレをじっと見つめながら… むー… っと唸る様な声を上げて) [Wed 30 Jan 2008 09:13:44]
お知らせ > ドリィ@カードさんが入室されました。 『講義の合間。』 [Wed 30 Jan 2008 09:08:47]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 』 [Sat 26 Jan 2008 02:02:47]
◆エリー > ( よりにもよって随分と馴染みのある棟を任されたものだ。 今も移っていないのなら、其処が芸能科で使っていた少し広めの練習場の扉になる。 片面鏡張りの部屋に吸血鬼が居座るとも思えないし潜伏向けの場所ではないだろう。 ) ――――――。 ( 扉のノブを掴んで暫し目を閉じて額を扉につけて――――重くて少し固い扉を押し、開けた。 ) [Sat 26 Jan 2008 01:48:39]
◆エリー > ――――――――。 ( 二年間通った所だ。 忘れてしまうほど昔の話ではないし、様変わりしているような事も無い。 台本を暗記して全員の台詞を順番に思い出しながら歩いた廊下。 等間隔に並ぶ硝子窓の影が床に四角い影と光の模様を浮かべる。 おきっぱなしのイーゼルとデッサン人形。 消し方が雑だったのか筆圧が強かったのか、微かに読み取れる黒板の文字列。 窓から見下ろす中庭はよく皆で昼食を摂りながら笑った所。 …退学でもしていなければまだ皆、在学中だろう。 連絡をとっていたのは最初の内だけで、今はもう誰とも交流を持っていない。 忙しくて殆んど家には居ないし、共通の話題もない。 私の方から疎遠になっていった。 ) [Sat 26 Jan 2008 01:37:28]
◆エリー > ( 広大過ぎる敷地内を複数人の職員で分担して調べて回る。 所謂吸血鬼が潜伏する際残る形跡―――不自然な冷暗所や作為的な隠れ場所、聖性を失うように細工された所、血の匂いや跡、彼らを象徴するような持ち物、擁護派が居る可能性のある痕跡など、調べるものは多々ある。 一つ一つの部屋と廊下をくまなく調べて回ってあとどれくらいかかるだろうか? 何度目かの溜息が毀れた。 ) [Sat 26 Jan 2008 01:21:08]
◆エリー > ( あまり乗り気になれない仕事だった。 別に誰が担当しても問題の無いような調査だし、地味に時間ばかりかかるし、私も忙しくないわけでもなし。 ) ――――痕跡らしい痕跡は無し、と。 ( 吸血鬼潜伏調査依頼。 漠然としたもののようだが、昨年はまんまとジュニアスクールの教師にまでなりすましていた吸血鬼アニーのような存在も確認されている。 ヴェイトス市一広大な施設を持ち、全体を誰が把握しているのかもわからないような数の人間が携わるような所だ。 先の公開処刑もあるし、こういう調査をしているという事も関係者や入学希望者の不安を取り除くのに必要なのだろう。 ) [Sat 26 Jan 2008 01:11:50]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 憧憬 回想 遠い記憶 』 [Sat 26 Jan 2008 01:03:55]
お知らせ > 春祈代さんが帰りました。 『か… カムバァーック!!(落し物を届けてから、叫んだ。翌日、枕の下にあった。アホだった。)』 [Sat 26 Jan 2008 00:09:31]
◆春祈代 > 一食分…、いや下手すりゃ 一万円ぐらいは入ってたんじゃねー? (冷や汗を背中で感じ取る。片腕で抱えた落し物を力一杯に抱くと、後方の方へ振り返った。) ち、ちくしょー!!三、四日分の食費を見捨てて黙るかよっ (喚きながら、走り出した。ダッシュ!ダッシュ!!ダッシュ!!!ありったけの力を込めて走り出す。) どこだ!? 図書室か?! 資料室か?! 職員室か?! 普通科の教室か?! (思い当たる場所を口にしていった。多くなれば多くなるほど、涙目になってしまう。) [Sat 26 Jan 2008 00:08:13]
◆春祈代 > (落し物を綺麗に揃えてから、脇腹に押し付けるように片腕で抱える。暇を持て余した片手は赤茶っぽい色のしたスーツのポケットに突っ込んだ。) ありゃ? (ポケットの中身を漁るように片手を動かす。なにかに気付いたように、キョトンとした顔になる。歩いていた足も止めてしまい、しばらくの間だけ硬直をしてしまった。) ・・・・・・ (緩んだ笑みを引き攣らせる形になり、顔だけ後方に振り返る。なにも見つからない。) …反対側のポケットにはいらっしゃいねぇー (変な言葉使いなのは動揺の表れであった。) 一食分の金と何本かの煙草入ってたはずなんだよなー… (煙草の箱が無くしたらしい。煙草だけでなく、面倒が臭いという理由で帰りに食うお金を入れていたのだった。ますます表情を強張らせる。) [Fri 25 Jan 2008 23:46:05]
◆春祈代 > 問1、あなたは襤褸切れみたいな教科書とノートを見つけたらどうしますか? (再び咳き込んでから、言葉を続ける。) 答1、落ちてるもーんは我が物にしちゃえ! 答2、落とした人が困ってるから届けてあげよう! 答3、見て見ぬ振りをしちゃえぇー! 答4、恩を着せたら飯ぐらい奢って貰えるかも…そんな下心を持って届ける! (頭の回転を出来るだけ回した。その望ましい答えを次々に口にして行った。最後のは人として最低だった。) …おい、多すぎないか? (目は半分ほど瞑ってしまう。飽きれたように呟きながら、落し物とやらに拾い上げると立ち上がった。やや面倒臭そうに項垂れながら、跳ねた後頭部を掻いた。) [Fri 25 Jan 2008 23:25:14]
◆春祈代 > (学生は悩んでいた。一直線に伸びた廊下の真ん中で、ヤンキー座りをしていた。) …どうすっかなぁー? (それを見詰めると、また溜息を吐いた。) どうせ落とした、ドジっ子が悪いんだろーし。 (二、三秒の間を置いた。一度、天上に見上げてから視線をそれに戻す。) っつーか、どこの学科なのか書いておけよ。しかも落書きされてんじゃん。 (もしかして要らなくなって捨てたんじゃないのか?など脳裏に浮かべていた。それ、とは教科書やノートなどだった。しかも落書きされている。本当に落し物なのか、それとも単に苛められて隠されたのか。) あー あー 、只今… 発声テスト中でーす。 (ごほんっと咳き込んでから、声色を変える。) [Fri 25 Jan 2008 23:17:05]
お知らせ > 春祈代さんが入室されました。 『小さな溜息を吐いてから、それを見詰める。』 [Fri 25 Jan 2008 23:07:42]
お知らせ > リッカさんが帰りました。 『(―――瞼の裏に広がる♂同士のアレコレをかき消す為に、描きたい風景を思い乍、夢に堕ちる)』 [Fri 18 Jan 2008 02:49:25]
◆リッカ > (机の上で、ごとりと首を傾けて、嗚呼、空が見える) ―――…風景画、描きたい。 ……デッサンしたい……、 (ぽろりと口を突いて出た言葉に、) ……………、 (思わず驚いた)(絵を描くのが好きだとは思ったことが無かったから。) ……嗚呼、畜生。こんな絵描かされてるから、まだそっちの方がマシってだけだしィ………、別に、 …・・・…(ばたん、と倒れた机の上、指先に握った儘のペンを眺めて) [Fri 18 Jan 2008 02:48:16]
◆リッカ > ―――………絶対、アタシ、この道だけには進まない…。絵なんかで食ってくもんか。こんなもん拷問以外のナニモノでもないしぃ!ありえないしー……っ … (机に突っ伏しても、まだ喚き足りなかった。腹の底から不本意ながら余り者―――そりゃ余るワケよねェと、納得せざるを得ない―――とタッグ組まされたお陰で、此処数日睡眠不足もいいところであった。正直、目を閉じると瞼の裏に、自分が書いた絵が浮かぶのである。)(♂二人のアレコレが。)(拷問。) [Fri 18 Jan 2008 02:45:05]
◆リッカ > (なんか本当に無理だった。プレッシャーとかそんなのではなく、本当に無理だった。無理なのであった。) ……くっそ。本気しね。本気しね。マジ死ね。 なんで男同士でヤッて楽しいんだってェの、キモイッてぇの!表紙とか装丁とかやるからって全部読まされるアタシが一番悲劇だってェの! ってか、センコーもコレでおk出すなよ頭腐ってんじゃねェのォオオマジありえねェしィ! (がっさがっさがっさ。此処二日そんな同じような喚きを繰り返して居残り続きであった)(『 わたし、たちばなさんの絵、嫌いじゃないから、大丈夫だお。期待してるお! wktk!』 とか言われた日には本気で殺意が芽生えた。何コイツのしゃべってる言葉は人間の言葉ですか其れとも魔法の呪文ですか嗚呼、そうかこの子文学科じゃなくて魔術科ね!コレアレね人間の精神を錯乱させる魔法の書物なのね!なんて本気でなんか言いたくなった。其の上、意外と注文が多い)―――…何が大丈夫なのか教えてェーみたいな…。 (げふん)(がりり、本日数枚目の おk 貰えたページの線画を描き終えて、小麦色は机へ伏せた) (ばたんっ) [Fri 18 Jan 2008 02:42:14]
◆リッカ > ああもう本当いや。マジでいや。チョーいや。(小麦色の背後は全然平気な奴だろうがという突っ込みは全てヌルーする方向で、そういうのが何か気に食わない小麦色は、キィキィと喚き乍、髪をかきむしる。かきむしる。) [Fri 18 Jan 2008 02:36:51]
◆リッカ > (同性同士であはんうふんっていうアレであった。小娘は其の何かわからん共同授業だか何だかで、運悪くそういうのを書いている生徒の本の装丁と挿絵、其の他もろもろを何かやらなくてはいけなくなったらしいのであった。―――サボッていた日に、他学科との共同作業でパートナーを決めた結果余りがそれだったのであった。であった。) ……氏ね。 (思わず、電波なコメントを吐きながら、小麦色はもう何枚目か分からんラフを投げ捨てた) 何が悲しくてアタシがこんなの描かなきゃいけないわけェ?マジっでチョーありえないんですけどォ! (書きなぐった其れは、♂が二人、なんか押し倒してる絵か何かなのであった。)(であった、とつければ説明風に見えるマジックを多用してみるのであった) [Fri 18 Jan 2008 02:34:58]
◆リッカ > (何処ぞの学科か知らんが、何処かのどーでもいい文学系の何か意味わかんない学科との共同作業っていうか足の引っ張りあいっていうかなんていうか、本気で小麦には苦手なジャンルの何かだった。もう無理過ぎて頭がもともと糸瓜並のコレはがっしがっしと頭をかいて、何かなんかと口走るばかりであった) なんでこんなキモイもんの表紙なんざ描かなきゃなんないわけェ? (其れは所謂―――耽美文学的な。) [Fri 18 Jan 2008 02:30:44]
◆リッカ > (紙束には丁寧な、可愛らしい女の子らしい、そりゃもう反吐も出そうな字が躍る)(文字のダンスを眺め乍、心底重い重い溜息をつく) あぁーーーーーーーっだぁーーーーーーーーっもぉおおおおぉ――――!!!!!!! (深夜の学校。勿論居残りだ。居残り以外に何がある。純然たる教師と生徒一体になった嫌がらせのお陰で、どっぷり日も暮れて――、否寧ろこってり夜だ。ねっちょり夜だ――そんな時間に未だ構内。) [Fri 18 Jan 2008 02:25:52]
◆リッカ > (最初は何の冗談かと思った。何の嫌がらせかとも思った。正直嫌がらせ以外の何者でもなかった。純然たる嫌がらせだった。其れは。) [Fri 18 Jan 2008 02:22:59]
◆リッカ > 描けねェーってぇのォオオオオォ! (ぶぁっさー)(何度目か分からない癇癪起こして紙束を放り投げた) [Fri 18 Jan 2008 02:21:50]
お知らせ > リッカさんが入室されました。 『―――あ゙ぁあああぁッ!』 [Fri 18 Jan 2008 02:20:46]
お知らせ > ミラさんが帰りました。 『さあ。次はどんな世界に行こうか。(手札を混ぜて、世界を広げる。――机の上の冒険。)』 [Thu 17 Jan 2008 00:38:42]
◆ミラ > だからきっと、どの物語も。終わらないんだよ。―――だから。 魅せてあげなかったの。 そのうち、魅せられるんだ。私たちが。( にっこり、笑った。 ) ―――だって、世界はまだ廻るでしょう? 世界が廻らなくなるのは、何時の頃、なんだろうね? ( くすり。音を立てて斜めに首を傾ける。くまのぬいぐるみに、問いかけるように。 ) ……でも、それも。 押し付ける必要はないんだよ。 私の、世界の見方だから。 ( カードをそっと、机の上に置いた。 ) だって、それも。…その人の瞳がどう思うか。だもの。( 微笑むまま。 ) [Thu 17 Jan 2008 00:31:03]
◆ミラ > 世界はまた始まるでしょう―――?( ひっくり返したカードは、魔術師 ) [Thu 17 Jan 2008 00:27:05]
◆ミラ > けど―――まだ世界は終わってないよ。 …終わりがあれば、それが始り。―――”世界は廻るもの”だから。 ( 二枚目を置いて、捲ったのは三枚目。――運命を繋げるのは、なんだろう。 ) ―――嗚呼。 そっか。 ( そして、今度は本当に嬉しそうに笑う。 口元も瞳も緩んで、柔らかな。――それは、それで奇怪な笑み ) ……よかったね。 恋する旅人。 ( 口元に添えた札は、まだ隠し持ったまま。くまにも魅せてあげないの。 ) ―――崩壊しても、また始まりがあるよ。 やっぱり、そうだった。 …… ひとはぶつかるから。…打開してこそ、また―――ヒラクモノがあるんだよ。 ( 片手はくまの頭を撫でて、少女はその手札をくまに見せるようにひっくり返した。 ) ね? …終わりは始り。 始まりは終わり。 ――― それは、世界の法則なんだよ、きっと。 ( 言葉遊びのような、おしゃべりと。 蝋燭の炎の笑い声。――熊の瞳は円らに笑っている。 少女の瞳も緩やかに笑っている。 ―――だが、それは理解し得ないものには奇妙で。 奇怪で。 恐らくは。――理解できないかも知れぬ、世界の冒険。 ) ……だって私が死んだって [Thu 17 Jan 2008 00:26:50]
◆ミラ > ( 恋人を置いて、もう一枚。―――捲られたのは、蝋燭の炎。 ) …… ……。 ( ただ、蝋燭の笑う声が聞こえる。揺れる色は瞳には映らない。――ただ、その笑みだけが時を止めるように動かない。 ) ――― 嗚呼。 …… だめ、なんだね。 しょうがないよ。 だって、それもよっつのなかのひとつ、だもの。 ――― ね。 ( ひらり。その手札を指で遊ぶように持った。―― それは、”崩壊の塔”の正位置 ) …せめて、逆位置が出ればよかった、のにね。 ( 口元にまた、その手札を添えて、言葉と裏腹に微笑んだ。けれど、邪気があるわけじゃなく――ただ、真実に微笑んだような。 だって、それが世界、だもの。 ) …でも、かわいそうに。 ( それは、人だとしたら。 そうなるだろうという、感情。 だから、表情とはかみ合わない。―――言葉と表情が、真逆の輪廻を繰り返す。 ) [Thu 17 Jan 2008 00:07:03]
◆ミラ > ―――なんで恋人か、って。 …うん。 だって。 C-lover 。 ね? She…lover でしょう? ( クスクス、笑って指先が持つ手札――”恋人”の正位置で上がった口元を隠すように添えた。目元は緩むような微笑みが、その机の上の遊戯を見ている。 ) …… そっか。 恋人、なんだね。 …四つの幸せ。 よっつの選択。―― 嗚呼。 ……大変なんだね。 このものがたりの、主人公は。 ( 今日頼まれた、友人のコト。 頼まれたから、ひとりで占った。 世界が映る。 机の上は水面で、その上に広がる、世界がある。 ――まるで、鏡の中のような? ……さあ。それもまた、その人の瞳がどう思うか。 ) [Wed 16 Jan 2008 23:57:38]
◆ミラ > ――― それとも。 恋人? …… さあ。 それは、その人の瞳がどう思うか、だよ。 ( 小さく鈴の音のような声が。一枚の札を捲って呟いたことば。 ――ぱちぱちと燃ゆる白い塔は悲鳴を上げるような、歌うような? それもまた、その瞳がどう思うか。 少女は笑う。 ) …… 今日ね、 私。 オカルト好きなの?って。 耳の付いたおともだちに言われたの。 でも私、オカルトが好きなわけじゃないの、きっ と。 ―― 冒険と、うつくしいものが、好きなんだよ。 ( 口端を上げて微笑むのは、無邪気なもの。 ) ―― おまえも耳が付いているね。 ( 机に載せたくまのぬいぐるみの耳に指先が伸びて。遊ぶように弄ぶ。首を斜めに傾げて眺める様は溜息交じり。 ) …… 耳を引っ張られて、神隠しに遭っちゃいそう。 ――そう。それがきっと、オカルトだよ。 だから”私は”違う。 ( 首を静かに振って。 栗色の髪がそのたびに揺れる ) [Wed 16 Jan 2008 23:52:44]
お知らせ > ミラさんが入室されました。 『 四つ子の心?』 [Wed 16 Jan 2008 23:45:09]
お知らせ > テレサさんが帰りました。 『んむ。 して、芸名は?(最後まで失礼に終わる。)』 [Wed 16 Jan 2008 05:13:20]
◆テレサ > よし、定期的に冷やかしにいってしんぜよー。 (其の名前覚えたぞ。 見たいにしきりに頷きつつ。 顔知ってる奴の舞台見に行くの楽しいよね。(悪が居る。))よしなら家だ。 こっから近いっけどなー・・・って、おくッ・・・?(一瞬言葉に詰まった。)あー・・・・まあ、このテレサ様のお部屋を見てもおっ起つ奴が居ればだがね?(一瞬で元に戻りはするが。 取り敢えずは送らせる! そっから先は行き当たりで考えるのだ。) [Wed 16 Jan 2008 05:12:49]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――あ、俺はカインな。(帰り道で自己紹介)』 [Wed 16 Jan 2008 05:07:30]
◆カイン > こっちが傷つくな、その台詞。芸能横丁ツァラトゥストラ劇場で毎週木曜日夜10時からだ(がっくりと項垂れつつも宣伝は忘れないあたり、結構馴染んできたのかもしれない。 はふ、と溜息を吐きつつ、ぎゅ、と改めてバッグの口を縛る。 中身見られた――なんて思いもしない)あー……やってる講座もあるだろうけどね。俺は……何だ、バイトとはちょっと違うな。 勉強しつつ、役者もやってる、みたいなところ。(よいせ、とバッグを肩に担いで、それじゃあ以降と歩き出しながら――少し苦笑い)あー……いや、良ければ家までのつもりだけどさ。 ……俺はそーいう事する気ない、って先に言っておくけど、あんまり……ほいほい男に家まで付いてこさせちゃダメだぞ? 送り狼になる奴いるだろうし。(まあ送ろうか、と言い出した奴がいっても説得力はないんだろうが) [Wed 16 Jan 2008 05:07:16]
◆テレサ > なんだそれ悪の吐き溜まりみたいな―――傷ついっちゃうなー? うん、ごめん、全然しらね。(傷つけるどころじゃない。) 芸能って学外で劇とかやるのん?(寧ろ劇より芸能科に興味がありそうなご様子だったりしつつ。 悩む男に何が如何した。 とこお首傾げる。 巨大なぼうしがずれる。直す。) おお、紳士――なんだかさっすが都会って感じがするね! お言葉に甘えっちゃおうかな―― だが何所までOK?外? 家? ―――・・・・or楽屋?(さっきの歌って現在講演中の劇の内容かよ。 みたいなのに漸く合点がいったりとかしつつ。) [Wed 16 Jan 2008 05:02:24]
◆カイン > ああ、魔術科かー。魔術科じゃあ仕方ないなぁ。 む……アイゼン・リッターを知らないとは――ってかマイナーなのか、あの劇(何か妙な納得をしつつ、そして更に続けて否定する。やっぱり自分がバイト……というか演じている劇の知名度が低いと、とても寂しいものがある)ああ、用事はこれで終わりだけど――……むぅ。(さすがに出会ったばかりで、そんな事を言うのもどうなのだろうと思うが、かと言ってこんな時間で一人で帰すのもアレだ。悶々と悩む。悩む。悩んで……溜息一つ。)………送ってこうか? この時間に女の子一人だと危ないし。……初対面の男で良ければ、だけど。(ちなみに悩んでいる間、バックの方はすっかり思考の外なので――『鉄の仮面』と『紅いマフラー』をじっくり眺めることができる。)(何を忘れたって、つまり、これ) [Wed 16 Jan 2008 04:55:51]
◆テレサ > ここには魔術科っていう胡散臭い学科もあるっからね――― さぁ。 鉄の仮面に血のマフラーとかの人?自分の言葉になんか責任もてないね!(最悪だ。) ああ、芸能なら仕方が無いかなー。 練習か何かなら。 こっちは課題で居残ってた所だから正解だけど―― 用事はそれで終わり? 何は入ってんだソレ。(ひょいと覗き込もうとしたりしつつ。) [Wed 16 Jan 2008 04:51:27]
◆カイン > (新喜劇じゃなくて活劇です。空想科学活劇。 芸能横丁はあってるが。 ともあれ、教室の中にいたのはゴスロリなんだかパンクなんだか魔女なんだかわからない女の子。 学生以外に見える?)力いっぱい全力で頷いておくよ、俺。 ……っていうかどんな学科なんだ、それ。(深夜熱唱科て。あまりにも活動時間が狭すぎるような気がする、と突っ込みどころは其処ではないのだが。 彼女が荷物を片付けると、目当ての忘れ物が見つかって――俺は、あったあった、と言いつつそれを持ち上げる)俺は芸能科の学生で、忘れ物を取りに来たところ。……つまりすぐに帰るわけなんだが――……む。ひょっとして、君、一人で居残ってた? [Wed 16 Jan 2008 04:46:00]
◆テレサ > ……芸能横丁の新喜劇かっちゅーの。(ハプニングを期待した私が馬鹿だったよ! 相手学生確定! 用務員だったら寧ろ人格疑って逃げる! かくーんと椅子の背もたれに突っ伏したところで目が合ったこととする。) ……違ったら不法進入じゃん。 それ以外に見えるー?(胸張って答える真っ黒なウイッチハッt(ry )) まあもぅ帰るけどねー。 そっちこそ学生? ヴェイトス大学深夜熱唱科。(荷物纏めつつ、ひどい学科に分類された。 のかした資料の近くにお目当ての品が転がしてあるのが漸く見えるようになったか。) [Wed 16 Jan 2008 04:41:42]
◆カイン > てーつーのかーめんに ちのまーふらー ちーかーいーのしーるしーは くーろとーあーかー♪(誰も居ないもんだと思ってた俺は、深夜の廊下で主題歌を歌っていた。そんなホラー。 っと、そうそう、この教室だった筈――ガラリ、なんて勢い良く扉を開けて教室の中へと顔を突っ込むと…………)(眼 が 合 っ た)うおぉわぁっ!?(思いっきりのけぞって後ずさり。 ――コレなんて怪談!? これなんて怪談!? ……なんて混乱しつつも、万に一つの可能性をかけて、一応逃げる前に聞いておこう。)……え、と……学生さん、だったり――する? [Wed 16 Jan 2008 04:31:42]
◆テレサ > ・・・こんなトコでシコシコしてるより授業前に教えてもらった方が早いかぁ―――適当な子とっ捕まえて聞こっと。(しかも知れば知るほど探究の度は楽しくなる。 魔術知識だけじゃない。 街にはいろんな人が居て、いろんな事があって、あれだけ灰色がかってた世界は今は死ぬほど鮮やかだ!)よし、課題終了!(終わってない。) で、スケートリンク24時間開放だっけか。 行くしか☆(まじめにやれというのだ。) ・・・・っと、やっべ消灯? それともありがちな怪談話にでも迷い込んだっかなー?(近寄る声が聞こえれば、くるんと椅子の上で方向転換。 超えの方に向き直るー) [Wed 16 Jan 2008 04:25:28]
◆カイン > ……いや、参った。参った。(夜も更けて、というか――もう明け方にも近くなった頃、俺は一人、大学の廊下を歩いていた。 何せ物が尋常でなく大事だったから、そのまま明日登校したときにでも持って帰れば良いやー、なんて気楽に言えるわけもない。 他に残っている人もいないだろう大学に、カツコツと響く靴音。)えーと、確か置いておいたのは……この辺の教室だったと思うんだけど――……暗いと良くわかんねぇな。(友人の教室を尋ねていって、そこで忘れて――と。そんな事をブツブツ言ってる声が、段々と貴女――まあ俺は其処に人がいるなんて知らないわけだが――の方へと近づいていく。 ちなみに。 詰め込まれた蔵書の隙間に……船乗りとかが持っているような――サンドバックにも似たような型の背嚢が置かれていた。 忘れたのは、それだ) [Wed 16 Jan 2008 04:17:14]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――忘れ物二回目。』 [Wed 16 Jan 2008 04:11:56]
◆テレサ > (然し。 何故そうなるのか? どんな力が働いているのか。 ナニに使える? 応用は?原理は? 派生は? 其の手に力が授けられたとき、頭の中は質問で一杯になった。 当初の予定を完全に忘れ、気付けばあらゆる手段を使って、其の答えが眠る場所の門を叩いていた。)まぁ愛の鞭として受け止めとくっかなぁ。 (色々と苦労や犠牲はあった。 家族には迷惑をかけたと思うし、密かに溜めていた貯金も動員した。 まあ真っ先に差し出したのは、何の感動もなく意味もなく、畑を掘っては何れ結婚して餓鬼をひり出し朽ち果てるだけだったはずの――― 魂であるわけだが。) [Wed 16 Jan 2008 04:07:23]
◆テレサ > (この身はある現象によって、魔術使いとして既に一定の形を得ている。 目には見えぬ”何か”を知覚し、心霊に語り掛け――ある程度の事象を起こすことも可能だが――ー それにいたる”道程”をすっかり欠落していた。 字は理解していないが読めるし書ける。 原理は知らないが応用的な魔法を呼吸をするように敢行できる――― 質問されればその現象を説明できるが、口をついて出る言葉は誰の知識か。) (魔女ギルドにでも顔を出して、それらを”使う”だけで生を過ごしても良かった。そうすれば楽だったし、より多くの■■■をてにいれて魔術使いとしても早く大成しただろう。 ――だが、この身はそれを良しとはしなかった。) [Wed 16 Jan 2008 03:56:34]
◆テレサ > (止まらないけど、眠気に勝てないときは足踏みくらいはする。 持ち込んだ紅茶を一啜りして、ペースを落とした徐行運転。 復習作業だけが残ってるが、幸い明日の授業の予習は既に終了だ。さっぱり判らなかったが。) 第一本読むよーな 初 等 教 育 な ん て 受 け て な い っちゅーの。(人気少ないを良い事に問題発言もさらりと口に出るが、ティーカップを持たない左手ではしっかりと本を読んでいた。 数年前までしがない内気な村娘だったコイツの、”転入”に至るまでの全てが、その光景の中に存在した。) [Wed 16 Jan 2008 03:53:22]
◆テレサ > (寧ろ問題は転入生、という立場そのものだった。 それこそ塾や小学校ではないのだから、横から入ってきた出来損ないに合わせてくれるわけでもない。 隣の奴にメモを借りて、前の席の筆記を盗み見て、先生に頼み込んで―― 何とかついていっている。)だからって課題を倍出しするとはやられたぜー――あの教論絶対Sだね。まちがいねッ。(自ら望んで無理いって来た場所だし、知識を得るのは楽しいが――大変なものはやっぱ大変なのだ。 ふっ飛ばしてた基礎の部分を、 蔵書をかたっぱしから紐解くような手段で補っている真っ最中。 魔女は夜でも止まらない。) [Wed 16 Jan 2008 03:48:22]
◆テレサ > (真っ黒なウイッチハットに黒基調のゴスパンク風ファッション、アクセントのドぴんくも鮮やかな不思議少女。 こんなのが学校に転がりこめば転入当初から色々と目をつけられそうなものだが、其処はヴェイトスに其の名を轟かす迷門、魔術科の学生である。 似たような輩は居るし、寧ろもっとぶっ飛んだ輩も居るし、何より皆が皆己の学業を治めるのに夢中で、初等教育にありがちなちょっかい等の問題は今の所無かった。) ・・・寧ろなぁ。(数多の蔵書が収められた一室、机の上に突っ伏しながら。) [Wed 16 Jan 2008 03:46:41]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『転入したのが、何週間前だったか。』 [Wed 16 Jan 2008 03:45:41]
お知らせ > 春祈代さんが退室されました。 『嘆き声の噂は立つのかしら。』 [Mon 14 Jan 2008 23:40:53]
◆春祈代 > この世には、オカルトだらけなんだよなぁー。 (釣り目はそのまま静かに閉じてしまった。それでも口は動かして喋り続ける。) 動く模造人体とか、勝手に奏でるピアノとか、いちいち驚くもんじゃねぇーしな。 (奇怪な出来事ばかりな世の中だが、中心核を突き止めればなんでもない。) 幽霊だったら、生きていた人間が死んだ後になったもの。って考えりゃ、人間と変わんねぇーよ。 (小さな欠伸が出ると、目尻から涙が零れそうになる。そして瞑ったまま、ランタンから漏れる温かみを感じながら眠りに入った。今朝になるまで誰にも発見されなければ、起きることは無いだろう。) [Mon 14 Jan 2008 23:40:19]
◆春祈代 > (そんな雰囲気の暗い学生は、三個のランタンの火力を展開にしていた。) うっ、眩しッ… こんなんで雰囲気が明るくなんねぇーよな (ランタンの光に当てられた学生は、釣り目を細めながら机に伏せるように倒れた。課題の資料を見詰めるなんなり、深い溜息を吐いていった。) 今年かぁー 平和に過ごせますよーに、だな。 (更に溜息を深めていった。課題を終わらせることが出来なかった。その上、先生の怒りを買ってしまい補習を受けた挙句に、明日まで決めた課題を提供しなくちゃいけない。) ちきしょー … あのセンセェー、絶対ドSじゃね? (項垂れたまま、何も無い方向に声を掛ける。何も見えている訳でもない。単なる独り言だった。) [Mon 14 Jan 2008 23:14:27]
◆春祈代 > るるぅー … (また謎の生物みたいな悲鳴が上がる。図書室に居る人でしか分からない。むしろ不気味な教室だ、と図書室の廊下に通り過ぎた学生や先生はそう思うだろう。) んぁ… (人間らしい声を上げる。) しんど、ォー…!! (不気味な声の正体は学生だった。四人分の椅子で大きなテーブルを囲んでいる。その席には、脱力感のオーラを漂わせている雰囲気の暗い学生が居た。) ああぁ――、課題終わんのかな (テーブルの上には三個のランタンと、課題の書類と、図書室の本などを散らかっていた。筆記道具はあったのだが、テーブルの下に落として散ばったきり、拾う気配ですら無かった。) [Mon 14 Jan 2008 23:02:22]
◆春祈代 > (図書室から廊下へ音を伝わる事もない、ひたすらと静かな雰囲気。それでも図書室に誰か居るのは明らかだった。) めぇー … (羊のような小さい悲鳴を上げる。1回だけでなく、また別のような悲鳴を上げた。) んぅー … (謎の生物の鳴き声みたいなのが廊下に漏れるほど響いた。) とぉー … るる (次には鳥の鳴き声みたいなのが響き渡る。最後のは意味不明な声が響き渡るが、すぐに掻き消されてしまう。) [Mon 14 Jan 2008 22:52:27]
お知らせ > 春祈代さんが来ました。 『小さな灯が図書室の暗闇を照らす。』 [Mon 14 Jan 2008 22:45:17]
お知らせ > ミラさんが帰りました。 『朝は、来る、世界の冒険。( 微笑む先が示す世界は――運命の輪の、正位置。 )』 [Sun 13 Jan 2008 22:46:24]
◆ミラ > ( 一枚目は、月。 正位置。 ―― そして、今在るもの。 ) [Sun 13 Jan 2008 22:45:34]
◆ミラ > ( 抜いたいろは、何色か。 ―――此処に、周りの世界は要らないの。だから…… ) ……ごめんね。 ( 其処に入るはずだった場所を見て、握った世界に小さく謝った。 其処に入るのは、どんな色だったろう―――。 ) ――― 嗚呼、そっか。 …… 今。 夜、なの? …ううん。 前が、夜―――だったんだ、ね。 ( ふ、と。 微笑む口元が―― 小さく、動く。 ) … 朝は、来たのかな? ( 今、現在。 ) ( ―――1枚目の世界。 繋がる、2枚目。 ―――其処に示されたものは ) [Sun 13 Jan 2008 22:44:25]
◆ミラ > ( 交ざる音は、磁石が近づいたり離れたりする音のようで。――交ざるけれど交ざらない其れだからこそ、魅せてくれる”冒険” ) ( 幾つかの束に分け―― 世界のひとを分けた。 役割準じるそれが、正確に何処にあるのかは自分にだってわからない。 ――静かな瞳は揺れない水面のように穏やかに。 ) ―― 纏まって、冒険の、いろ。 世界のいろは、 ひとつじゃないけれど――― ( すぅ、―――と。纏まる世界はだれのものにもならない。 だって、 そこに”息吹”があるから。 ) ―――――。 ( 指先と世界が創る、その冒険。――― 一枚、二枚、 三枚。 四枚、六枚。 七枚――― ) …… さあ。 どんな冒険なんでしょうか。 ( ぬいぐるみに、見て、と微笑みかけてから1枚目に伸ばす。 天に近い、空の場所へ。 指が遊んで、弾く様に飛んでから―――その空へ、近づくように。指が掴むのは何色か――― ) [Sun 13 Jan 2008 22:35:22]
◆ミラ > ( 黒巾着から音も立てずに滑るように机に広がるのは、世界。 ) ―――― ねぇ、おともだち。 ( さらり。秒針とは異なる、おとがした。 ) 私と一緒に、遊んでくれる? ( さあ、冒険をしましょうか。 ――黒巾着から滑らない手札。世界のひと、を、指にとって――コトン。 置いた。 ) ……私と一緒に、あそぼ? ( 撫でるような指が、手札をなぞる。――纏めた手札を、大きいとはいえない掌におさめれば。今までの緊張感のないぼんやりとした顔が、引き締まるように瞳が澄んだ。 ) ……… 。 ( 瞳を閉じれば其処は、別世界。 嗚呼、何か。――息吹が聴こえる。 )( 響くのは世界を交ぜる音と、蝋燭の、秒針 ) ( ―――やがて。 その世界を机に広げる、導き。 ) [Sun 13 Jan 2008 22:22:11]
◆ミラ > ( 手に持った黒巾着。其処から透ける色は鮮やかな色を示す。――蝋燭の炎灯る空き教室は、少々不気味だろう。 ) ―――――。 ( グレーのワンピース姿の少女はす、と顔を出してその部屋を覗き込んだ。 ) ―――嗚呼。 だれも、いません。 ( 小さな息を吐いて。 ) だいじょうぶです。 私と、貴方だけのよう、ですから。 ね? ( 腕に持ったのはくまのぬいぐるみ。その瞳に話しかけて小さく微笑んだ。 ―― 教室にこっそりと入る必要もないのにそんな入り方をするのは気分からか。 近場の椅子を引く手が、もう其処から始まる冒険。物語は紡がれる。――蝋燭の燃える音が、いつか見た祖母の懐中時計の秒針に似ていると、聞くたびにいつも思う、から ) ……時計の、おと。 ( ね、と。ぬいぐるみに、笑いかけた。 そのくまのぬいぐるみをそっと、机に置いて―――広げる、手札。 ) [Sun 13 Jan 2008 22:15:16]
お知らせ > ミラさんが入室されました。 『( 空き教室での探検―― )』 [Sun 13 Jan 2008 22:09:20]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 『どーいたしまして。』 [Fri 11 Jan 2008 01:46:17]
◆水蓮 > ( あらゆる意味での助手。 人生の助手、みたいな。 そんな永遠の二番手みたいな称号を助手が喜ぶかどうかは別として、頑張れ助手、負けるな助手。 ) そうだね。 それだけに怖いよね、道楽ここに極まれりって言うか。 ( 芸術家がこぞって仕上げたようなものだ。 さぞかし強固な概念だろう。 ) ふうん。 でも、死は恐れるようなものでもないから、さほど悪いとは思えないけどね。 私が変わってるだけかもしれないけど。 ………そう? 結構いいものだと思うよ? 最初は。 私に関しては、気にしないでね。 ( さらりとスルー。 にっこり笑顔。 ) んふふ、そうさ。 誰かは教えてあげないけどね。 ) [Fri 11 Jan 2008 01:46:09]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『どうもありがとうございました。 ( 辿り着けば、案内してくれた二人にそう告げて。 )』 [Fri 11 Jan 2008 01:42:06]
◆トート > …。 あらゆる意味での、助手さんなんですね。 ( 逆に言えば、貴女自身に出来る事が少ないという事だろう。 とりあえず助手さん頑張れ。ちょうがんばれ。 ) …へぇ。それは、良かったですね。それだけ色々、 …思いも込められているでしょう。 ( 貴女は死霊だが、その器は生者たちが丹精込めてつくりあげたもの、ということか、と。そう、死神は認識した。 助手さん多芸ですね。 ) その子の名に込められたものと同じモノが、私の名前にあるとは思えませんけれどね。 …着飾っても、気分がいいとはいいがたいかと。 嗚呼、人形、だから? ( 遠慮したいという貴女に、死神は首を傾げて無遠慮に問う ) …… どなたか、愛している方がいらっしゃると。 ( そういうことだろうか。じと目に止められた言葉の先。それもまた、厄介だ。 こっそりと息をつきながらも、死神は貴女の後に続き女子寮へと足を進めていこうか ) [Fri 11 Jan 2008 01:40:26]
◆水蓮 > まあ他にも講義の準備とか手伝いとかあるんだけどね。 いまのところ一番の労働はこれだよね。 ( 頷きもしない助手。 しかし、同情的な視線の先の彼の背中には、哀愁が漂っていたとか。 他にも、仕事あるのに、誰にも認識されないそんな彼。 ) ああ、なるほどそういう意味か。 それはねー、そうだろうね。 おかーさまはヒキコモリだけど素晴らしい腕前だし、協力者も阿呆みたいな面子で、金もかかってるしね。 ( 146万と2000エン。 費用だけでそれなのだ。 芸術的価値はわからないが。 盗まないでね、などと冗談めかして言う人形先生だが、それを防ぐための武力装置としての働きこそ、助手の真の仕事である。 そんな彼を誰も労わってはくれないが。 ) ふうん……私もいろいろな言語やってたけど、そういう名前の付け方は、初めてかな。 悪魔ちゃんとかはいたけどね。 しかし、明るい色が苦手? もったいない。 着飾ったらね、それはもう、気分がいいよ? 視線が集まるっていうのかな。 私はもう遠慮こうむりたいけどね。 ( 視姦された、と当時思ったくらい人に見られたし。 ) まあ、いまはそれだけじゃないけどね。 そう、言うなれば愛のため………おっと、オーケイ、のろけは止めるよ、長いしね。 ( 助手のじと目に、自重。 ) [Fri 11 Jan 2008 01:28:32]
◆トート > …カート引くのがお仕事ですか。 ( それは、簡単なようで大変そうに思えた。ちょっぴり同情的な視線を、助手さんに送ったかもしれない。 ) …美しいですよ。貴女は。 貴女の、その「おかーさま」の腕が良かったのでしょうけれど。 ( それから、彼女と共に貴女をつくりあげた多くの方々の。 ) … ( 先ゆく背を見つめ、眉を寄せて息をつく。 ) いいえ、 変、だとは思っていませんが。 ( 面倒くさい、とは思っている。…。 ) さぁ、どちらのものでしょうね。いずれにしろ、…よくお解かりで。 ( 己の名の意味。 ) 格好は、単にどーでもいいからなんですが。明るい色、というのはどうも…、…苦手で。 ( 軽く肩を竦め ) …成程、 ( 死者の望みなんて、複雑なようで案外単純なモノだ。 ) [Fri 11 Jan 2008 01:20:17]
◆水蓮 > まあ、それが彼の主な仕事だからね。 ねえ? ( などと人形先生は助手に話を向けるのだが、助手は助手で無反応である。 視線に対しても僅かに目礼しただけだ。 自分のにまにま具合に気づいていない人形先生は、助手はいつもこうだから気にするなと自分のことを棚に上げて。 ) ん? 鏡? なんでさ。 ( 人形先生、いつも頭の回転がはやいわけではないらしい。 かくん、と子供のように小首かしげて。 ) んふふ、どういたしまして。 さ、助手、ゴー! ( 馬か何かのようにいってやれば、がろがろがろ、助手の力によるカートは、女子寮へと向かう。 ) そう、講師。 変でしょ。 ( 心を読むのは得意ではない。 気づいたふうもない。 ) へえ、トート。 トートねえ。 エジプトの、じゃないよねえ、発音的に。 ジャーマン系かな? ああ、だからそんな格好してるの? ( なんてことをさらさらと。 一語りかければ、十返ってくるようなおしゃべり。 ) そうだねえ、おかーさまにすすめられたのもあるけど、うん、まあ、知りたかったからかな、いろんなことを。 [Fri 11 Jan 2008 01:02:34]
◆トート > なるほど、 … カート引かせるのはよろしいので? ( ちら、と助手さんに視線向けて。 にまにま具合には、訝しげにハテナを頭に浮べるよ死神。 ) …そうですか。では、貴女のお顔を鏡に映して見ることをおススメしますよ。 ( 己の顔ではなく、と。 婉曲的に、その容姿を褒めているらしい。 ) さあ… どうなのでしょうね、 はい、ありがとうございます。 ( そう答えて死神は、貴女の後についていくだろうか。 ) ――― へぇ、 非常勤講師 を。 ( 死霊が?という嘲りではなかったが、 それでも厄介だと思っているコトは声にも現れただろう。社会的地位を確立しているものは少々手が出しにくい。いなくなれば、生者たちの口に上るからだ。 この死神は、吸血鬼を嫌う。生者にとって害悪だからじゃない。死者だからだ。その意味でこの死神は、ゾンビも貴女も吸血鬼もスケルトンもすべて同じに見ている。 ) …… 私は、 トートです。 ( 死、だと己の名を名乗る。 ) また、どういった経緯でこちらへ? [Fri 11 Jan 2008 00:53:25]
◆水蓮 > おかーさまたちが作った出来合いの体で………目覚めたんでね。 脱ぐ必要なかったから結局、これの着方も脱ぎ方も教わらなくてね。 かといって誰かに脱がせて貰うのも悪いじゃないか。 ( 「そういう場面」になったら脱がせて貰うけどね。 などと愛しの人を思ってにまにまする人形先生。 はっきりいってキモイ。 ) ん? いやあ、なんでもないよ。 かわいこちゃんを見つめるのに理由なんかないさ。 ( まあ本当は、ちょっと警戒してのことだけれども。 ) へえ、誰だろう。 うちの講義受けに来てるかな。 ……別に構わないよ。 今日はもう仕事も終わったしね―――っと、良くぞ聞いてくれたね。 私は実はこの学校で魔術科の非常勤講師をやってる、よにも珍しい人形先生、水蓮というものさ。 こっちは黒子先生こと助手のジョッシュ君。 [Fri 11 Jan 2008 00:38:59]
◆トート > …。 つまり服を脱がれたことがないと? ですが、着せる事ができたのなら脱がせる事もまたできるのでは―― それともどこか外さないと出来ない、のでしょうか。 ( ふむ、と。此方も視線を向けるものの、 ) …、なんでしょう。 ( 注視されて、少したじろぎながら。 お気になさらずーと何処かの誰かが答えたとか。 正体を認識していても、死神は視線を向けながらも、相変わらずその事に触れないだろう。 ) …… ( ほんの少しの間 ) … えぇ、 友人 が。 ( 其処にいるのだと、頷いて答えようか。 ) よろしいのですか? ( 貴女と、それから助手さんにも視線向け。 案内してくれる、ならありがたい。誰かに会えずとも、場所の把握ができるだけでとても助かる。 ) …失礼ですが、貴女はこの大学で何をなさっているのです? ( この場所にひどく慣れているような物言いと、助手さんの存在に。生まれた疑問を、言の葉にする ) [Fri 11 Jan 2008 00:30:44]
◆水蓮 > いやあ、私、服装に変化付けられなくてね。 なにせ、これの脱ぎ方わからないし。 ( じいいいいいい。 見つめながら人形先生はそう返した。 しかし肝心の用向きに関して何もいわなかったのは、何故か。 背後が土下座。 対死神の術は一切合財持っていないためたやすく正体は知れるだろう。 ) 女子寮? ふうん、なになに、新規入学生、かな? あ、それとも友達でも? うん、まあいいか。 遠くないけど、案内しようか? ( くり。 小首をかしげて、人形先生。 部外者ならば、ひとりで行動するより享受である自分が一緒のほうが動きやすいだろうと思っての提案であった。 ) [Fri 11 Jan 2008 00:19:33]
◆トート > えぇ、貴女もどうでしょう、今度是非。 ( 着てみては如何か、と。 実際、そういうのが流行ってくれるなら己としても動きやすくていいのだが。 ) ……、 ( 何の御用か、という問いに、返る答えはなかったようだ。 死神は小さな溜息を一つ零す。聞えなかったのか、それとも意図的に流されたのだろうか? 図りかねて、死神もまた沈黙を貫く。 ) … ( 自立的に動くニンギョウ。そんなモノすら、ヴェイトスの地では珍しくないようだが。 貴女の恐怖心は、貴女の精神力をもってすればこの死神から隠すのは容易かろう。 しかし、貴女がこの死神の目と感覚に抗う術を持っていないのなら、貴女が死霊だと知れるだろうか? …もっとも、知れたところで今宵はどうもしないだろう。一番はじめに思考していた通り、単に仕事をする気が今は起きないからだ ) …。 … すみませんが、女子寮はどこでしょうか。 ( 答えられなかった問いの代わり、死神は新たな問いを紡ぐ ) [Fri 11 Jan 2008 00:13:47]
◆水蓮 > ( 眉間の皺を増やした張本人たる水蓮は、そういうのが多いとの言葉に、ぎっちょり小首をかしげた。 ) へえー……死神ルックが流行ってるとはねー。 時代って奴かな。 うんうん。 まあ可愛ければ全ては許されるよね、うん。 ( 妙な納得の仕方であった。 しかし水蓮としても、死神は恐るべき存在であるはずだ。 なにせ、人形のうちにあるのは死者の魂。 人形という依代にしがみついてはいても、死神の鎌を受ければ、恐らく抗うこともできずに引っぺがされ、磨耗した精神と魂はたやすく崩れ去る。 故に幾らかの恐怖がなかったといえば嘘になるが―――それ以上の原動力となるのが、死してなお現世に留まり続けさせた好奇心。 見たい聞きたい知りたい。 影の薄い助手は一層影を薄くして我存ぜずを決め込むつもりらしい。 ) [Thu 10 Jan 2008 23:56:30]
◆トート > ( 嗚呼、そういえば羊の捜索も最近していないが。今はむしろ己がそんな状況か。つまり、迷子。いや、帰れないわけではないので違うのだろうか ) ――― 、 ( 声に反応したが先か、車輪の音に反応したが先か、 それとも気配に反応したが先か。 いずれにせよ、死神は目を細めて貴女の姿を見やるだろう。 眉間に皺を一本増やし、親指と人差し指とでそれを揉み解す努力をして、 ) ――― … こんばんは。 えぇ、最近はこういう ( 変わった武器を持っている ) のが、多いと以前ききましたが。 ( 海岸で。微妙に嘘はいってない。 ) … 何の御用でしょうか。 ( 僅かに唇を弧のカタチに笑ませ、死神は尋ねる。 人形だからとて、大学関係者ではない己は迂闊にそれを言及はできない。死神は知らぬことだが一時期展示会で話題になっていた作品だけあって、死神の目にもその人形はとても美しく精巧に映っただろう。さて、その正体にこの死神は気付けるだろうか ) [Thu 10 Jan 2008 23:48:02]
◆水蓮 > ( がろがろがろがろ。 車輪の転がる音。 素っ頓狂な声。 木陰で悩む人影を、見つけて小首をかしげたのは人形先生とあだ名される大学教授A(及び、それの乗るカートを押す助手A)。 ) あーゆー、変わった子は見かけたことないなあ。 かわい子ちゃんはチェックしてたんだけど。 学外の子かな。 ( などとぶつくさ言いながら助手に指示を出し、その木陰へとカートを転がさせて、) はろろーん、彼女ー。 随分エキセントリックなカッコしてるねー。 はやってるの? ( などと軽薄に話しかける動く人形。 ) [Thu 10 Jan 2008 23:31:34]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 『おやおやぁ?』 [Thu 10 Jan 2008 23:26:53]
◆トート > ( なんとなく掴んできてしまった大鎌。仕事だと言って出てきてしまったものだから、というのもあろうが恐らく無意識だろう。鎌の柄は己の両手にしっくりと馴染み、それを持つことで安堵感のようなものさえ己は覚えているようだ。 しかし、この場には到底そぐわない。最も、死神からすればこの学校という場は危険な場所ではあるのだが ) …危険人物扱いは避けたいところですね。 ( 嘆息一つ、つきながらともあれ視線をめぐらせ、歩き始めようか。 大学、は知っているが女子寮、はどこかわからない。おモチを食べる、という約束とエルフさんの紹介を、ということで気が向いたら来るといいと元旦の日に告げられたのだけれど。己はホントに気まぐれなものだから、誰かにあえるかどうかもあやしい ) [Thu 10 Jan 2008 23:24:24]
◆トート > ( 話を振られるのが嫌で、「仕事なので」と下界に降り来たものの、到底仕事をこなす気にもなれずにふと足の向いたのがこの場所。 未希ちゃんの言葉と、アトノマツリさんの言葉が無意識にそうさせたのかもしれない。 ) ―――― … ( 眉間に寄った皺は厄介で、今の己にはポーカーフェイスへと切り替えるのは難しいようだ。いつもの無表情じみたツラに眉間の皺がプラスされれば、仏頂面のできあがり。 ) ( 厚手のワンピースに同じ色の外套を纏った少女は、大鎌を手にしたままどうしたものかと木陰で悩む。 ) [Thu 10 Jan 2008 23:11:15]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『( 門近くにいるのが煩わしかった )』 [Thu 10 Jan 2008 22:56:46]
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