墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Mon 30 Jun 2008 23:37:59]
ティス > (己を知る者達には恐らく滑稽に映るであろう、今の姿は。―――其れとも、何時も通と思われるのであろうか) (小さく息を零し乍、体を伸ばした。足元は土色と緑色とに大分はっきりと別れてきた様だ) ――――何時まで続くのか。 (之は)(大体、己に草毟りをと言い出した輩が他の墓守に呼ばれて姿を消してから未だ帰って来ない辺りがとても不安である。流石に態とでは無かろうがどちらにせよ所在に困るのは確か)  ―――― (辺りに視線を向けてみるもの)(其の者の姿は見当たらぬ様子)  (息を吐いて、男は諦めた様に瞼を伏せた) [Mon 30 Jun 2008 23:37:55]
ティス > (其の癖済し崩し的に――と云うよりも押しに流されるが侭に結局こうして草毟りに従事して居る己の情け無さが一番の問題ではある) …… (其れでも手は半ば機械的に無機的に、動いては片隅に小さな草の山を作り上げていた。汚れるから手袋はしていない。上着も脱いで近くの木の枝に掛け置いて在る)  (抜いた草を片隅の小山に積み重ねれば、黙々と続けていた作業の手を一旦止めて長く息を吐こう) [Mon 30 Jun 2008 23:18:14]
ティス > (墓場の隅、墓守小屋の程近く) (男は其処にしゃがみ込んで居た。其処で何をして居るのかと云えば、何の事は無い。草毟りである)  ―――― … 貸しばっかり増えている気が、 (言い掛けて、其の先は吐息と消える)(以前の街を挙げての大掃除の時、序でに雑草の処理も幾らか行ったらしいのだが其の時の取り溢しや既に生えてきた雑草が有ると―――云う事は言われずとも辺りを見れば解る事だが、如何して自分まで処理に参加させられるのかが不明だ) [Mon 30 Jun 2008 23:00:45]
ティス > (自問したい念に駆られたがかと云って其れに答えを出すのは物凄く嫌だった)  ―――― (整然とした墓場に生温い風がのたりと這って頬を撫ぜる。糸杉の揺れる音許が酷く涼しげだ)(見上げる夜空は晴れ渡っていたが星々が其の美しさを競い合う社交場に、月の女神の姿は無い様。新月が近いからであろう。熟、己は月の女神と縁遠い事だ―――)  … (吐息を零し、観念したように男は視線を天から地へ――己が手元へと移す) [Mon 30 Jun 2008 22:44:59]
ティス >   ―――――― … (己は一体何をしているのか) [Mon 30 Jun 2008 22:29:25]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Mon 30 Jun 2008 22:26:54]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『日が昇る前に帰るべき。それだけだった』 [Fri 27 Jun 2008 02:47:56]
ヴェルセリオス > ・・・・はぁ(思わず溜め息が漏れる。今日此処に来たのは――――気持ちを落ち着けるためだ。静かで、陰鬱で、死の結果が満ちている墓場は居心地が良い。それが己の身の上によるものか、それとも只の性格かは定かではない。はかる方法も無い。唯一つわかっている事は) [Fri 27 Jun 2008 02:47:38]
ヴェルセリオス > (その噂になっている剣が、本当に件の人物の持ち物であると言う保障も証拠も無い。不確かな情報と自分の記憶を照らし合わせた推理に過ぎない。何一つ。何一つだ。何一つとして確かなモノが無い。情報が無い。無い無いづくしだ) [Fri 27 Jun 2008 02:45:48]
ヴェルセリオス > ・・・・・・カロン様が亡くなられた、或いは態々特別に誂えた剣を売り飛ばした・・・・果たして真実でしょうか・・・(真偽の程ははっきり言って尻を拭く紙程度の不確かさ。つまり正に噂話の範疇の域を出ない話。直接あった事は無いが、ぎるがめっしゅに居た時に話を色々とミコトさまから伺ったので覚えていたのだ。その得物の大まかな特徴も。しかし仔細バッチリ覚えてる、というほど頭はよくないし、更にその「噂話」も確実な情報が何も含まれて居ない。もやが立ち込めるばかりで、何も見えない。そんな状況だった) [Fri 27 Jun 2008 02:32:07]
ヴェルセリオス > (雨は降っていない。しかし夜空に星が見えず、月が辛うじてぼんやり眺められるほどの曇りだった。微かにはぁ、と溜め息が零れるものの、それほど残念なわけではない。一番の主目的は、此処で横になっているだけで既に達成されているからだ)・・・・・・ここ暫く・・・生活のために汲々としすぎでしたわ・・・・・宿と日雇い先以外何処にも寄らず、仕事が無い日は無い日で出かけもせず・・・・・・・ああ(思い起こせばあっという間に回想が終ってしまう。「働いてました。働いてない日は宿でゴロゴロしてました」で終ってしまうから。記憶力の問題を抜きにしても、この結論には些かの疑問の猶予も無い。最近になってようやくその現状に気が付いて、酒場に行って見たり、色々な店をまわって見たりしたのだ) [Fri 27 Jun 2008 02:13:42]
ヴェルセリオス > (遭難者が出るほどではないが、かといって狭くは無いヴェイトスの墓地。その一角、樹が鬱蒼と生い茂る地にそっと横たわる人影があった。黒に近い深い藍色のワンピースを身に纏い、直ぐ傍らにはシャッターを閉じ、尚且つその上から布をかけられているランタンが置いてあった。) [Fri 27 Jun 2008 01:55:24]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『墓地の片隅にて』 [Fri 27 Jun 2008 01:51:46]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『( 一通り作業を終えるとスコップを捨て、酒を煽る。 )』 [Tue 17 Jun 2008 00:51:47]
ヒルダ > …私も穴があったら入りたいわー、誰かに埋めて欲しい。あっはははは。 [Tue 17 Jun 2008 00:51:38]
ヒルダ > ( そして掘った穴の中へ、カロンの頭蓋骨をそっと置いた。 放ったスコップを手に取ると、今度は掘り返した土でカロンの骨を埋め始める。 ) 埋めろや埋めろどんどん埋めろ。死体にゴミに外堀。邪魔なものはどんどん埋めろ。都合の悪いものもどんどん埋めろ。母なる大地は我らの尻拭いを喜んで引き受けて下さる。けれども天の神は雨を降らせ、時にその都合の悪いものを暴いてしまう。だから掘れや掘れ深く掘れ。埋めろや埋めろ踏みならせ…。 ( スコップの平たい部分でしっかり土を固めると、その上に粗末な木を一本立てた。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:48:41]
ヒルダ > ――はぁい、カロン。あんたが向かう先は地獄?それともヨモツヒラサカ?ジャハンナム?或いは永遠にこの世を彷徨うの? …あんたは悪いヤツじゃなかったかもしれないけど、そのナリじゃどう頑張っても天国にはいけないだろうから。天国以外ならどこでも好きなところに行って来なさい。 ( 二つに割れた頭蓋骨を崩れぬように両手でしっかり持つと、そのおでこにちぅ、とルージュの口紅の痕を残す。 ) あたしもきっと地獄行きよ。そん時はまた改めてあんたに謝りに行くわ。 [Tue 17 Jun 2008 00:41:33]
ヒルダ > ( 無縁墓地が立ち並ぶ一角で、黒髪の女がスコップで土を掘り返している。地面に置かれたままのランタンがその様子を暗闇に浮かび上がらせ、その様子はネクロマンサーでなければ遺体を人知れず処分しようとしている犯罪者か、そんな所に見えるだろう。女は時折土を掘る手を休めては、傍らに置いてある酒瓶に手を伸ばし口をつけた。 ) そして復活の時は来た、いざ老いも病も無い国へ――……。 ( 何か唄のようなものを口ずさみながら、魔女はせっせと穴を掘る。しかし酔っ払っているせいかその作業はあまりはかどらず。それでもどうにか1mぐらいの穴を掘ると、スコップを放って近くにおいてあった黒い鞄の中から、二つに割れた人間の頭蓋骨を取り出した。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:34:56]
ヒルダ > ( 祈れや祈れ神に祈れ。天に召される魂は多く、地獄に堕ちる魂はその倍多く。神父は今日も西へ東へ十字を切りに行く。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:26:18]
ヒルダ > ( 掘れや掘れやもっと掘れ。墓穴の数はまだまだ足りぬ。戦にペストに落馬に処刑。いつかこの世の全てが石造りの十字架で埋め尽くされるまで。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:23:28]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『ざくっ。』 [Tue 17 Jun 2008 00:21:20]
お知らせ > フォルニカラスさんが帰りました。 『悪魔の囁きは始まったばかり。』 [Mon 16 Jun 2008 23:46:51]
フォルニカラス > まぁ…、進化した悪魔だから大丈夫なのだけれど。 (正真正銘の「悪魔」と、人間から進化した「悪魔」はまったく異なる。前者は周囲の負のエネルギーを吸収することで生き長らえるが、自我というものが完全に固定されてしまい向上心や恐怖が無い。後者は負のエネルギーを摂取するだけでなく、自らの欲望や感情を力の糧にすることが出来る。しかも人間と同じように恐怖や向上心があるために、限りの無い成長と進化を繰り返す。フォルニカラスは後者の方が強いと信じている。) エル様の出来上がりが楽しみだわ。どんな子になるかしらね…。 (何れ、私の子となるのだから…。と微笑を浮かべては姿を消す。) [Mon 16 Jun 2008 23:39:47]
フォルニカラス > 貴方達の顔、名前、思い出。それらの全てはこの胸に刻んで置くわ。 (赤に濡れた唇を薄らと細めて笑う。手を胸の上に置きながら、言葉を続けて行った。) 私は何年も何十年も何百年も何千年も生きるつもりよ。 人間の傍に居るのがとても面白いんだもの。 (燐光を放つ瞳を伏せては肩を竦めて見せる。そして思い出したように天に仰ぎながら言葉を吐いた。) そうそう。去年と今年だけで□□人の悪魔が生まれたわ。 貴方達の新しい友達で、仲間で、家族よ。 もし会うようであれば、仲良くしてあげてね。 (ふふ、と微笑を見せ付けながら止まった歩は再びと進め始める。) [Mon 16 Jun 2008 23:28:56]
フォルニカラス > (霊魂は現世から離れたらしく、何も答えてくれない。) ――、……。 貴方の生き様を見届けて上げたかったのだけれど、…。 (その場で立ち止まった女性。黒いワンピースを着通し、首輪にそっと触れながら言葉を送ろう。) ごめんなさいね。 私も魔界に戻らなければならなかった。そしてここに戻るのを遅れてしまったわ。 (涙など流さない。人間と同じ理性を持ち、感情を表し、精神を有し、それらを覗けば少し特別な悪魔。) [Mon 16 Jun 2008 23:18:54]
フォルニカラス > (音を立てずに歩を進めながら、並列に並んだ墓石に刻まれた名前を見眺める。) ……殆ど逝ってしまったのね。 (僅かと瞳に宿る虹の色は、燐光を放ちながら紫の色が強まった。) 私の友達。 私の仲間。 私の子供。 (死亡日時を見る限り、魔界戦争が起きる前より早く逝っている。残念でならない表情をしながら、それぞれの名前を呼び掛けながら何か答えるのを待った。が、…。) [Mon 16 Jun 2008 23:13:04]
お知らせ > フォルニカラスさんが入室されました。 『静かな足取り』 [Mon 16 Jun 2008 23:06:15]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( だから猫はもう少し、ここでのんびりとしていこう。 )』 [Mon 16 Jun 2008 00:17:58]
ナイト > (――思い出せなかった。今まで、考えたこともなかったから。猫には後、どれくらい時間が残されているだろうか。猫に墓は無く、動物の魂は迷わない。それでも、考えずにはいられない。  終わりは甘いものだと、老いた猫が言う。達観するだけの経験は、まだ無い。猫は若い。浮かれた熱に駆られて、懊悩することが出来る時代。)     (くしゅん、くしゃみ。 ―― 考えていたこと、忘れた。猫はあまり頭がよくない。それは造物主の呪縛にして祝福。忘れることができる生き物は、きっと幸福に近い。)     (帰ろう、と思った。帰る場所が分からなかった。どこかへ行こう、と思った。どこかがどこなのか、分からなかった。) [Mon 16 Jun 2008 00:17:39]
ナイト > (夏草も伸び始める六月半ば。徐々に気温も日毎上がってきた。些か熱くなった長い毛が、早く抜けてくれることを願って、猫はその作業に集中していた。舌に残った毛玉を飲み込むとき、少しのどに引っかかるような感触が心地悪い。 ――夏になれば、子供たちに絶大な人気を誇る猫も、少しは平穏な日々が送れるのだろうか。)    (風に弄ばれた夏草が目の前で揺れる。一年また一年、忠実にめぐり来る季節の前には、百年のときすらも儚い。だが、その一度の巡りが、猫にもたらす意味は大きい。 ――…それとなく考えてみる、猫は、いくつ夏をすごした?) [Sun 15 Jun 2008 23:58:06]
ナイト > (十字架を象ったそれは、見慣れないものだった。また誰かが、土の中の住人となったのだろう。そんな新しい墓石の上に、猫。だらしなく体を伸ばして、舌で丁寧に毛繕いをしていた。舌先に抜け毛が絡む。毛変えの季節は、まだ少し名残を残している模様。)     (空は今宵も曇り。降りださないだけありがたいが。なすべきことなど何一つ無い猫は、ただただ日暮す。腹の下に先ほどから覚えている違和は、墓石に刻まれた聖句によるものだろうが―…、動くのも億劫だ。猫はあくびを一つして、再び腕を根元から舐めあげはじめる。) [Sun 15 Jun 2008 23:43:18]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 真新しい墓標だ。 )』 [Sun 15 Jun 2008 23:34:38]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『 (…早く墓守のところへいこう) 』 [Sun 15 Jun 2008 23:15:48]
ロイ >  (力が篭ったのは一瞬だけ。バランスさえ崩さなければシロフクロウはそれほど力を込めて肩を掴む事もない。ふと目に付いた足に視線をやった。足の先まで毛に覆われた固体で故、上から下まで改めて見直すと、何というか――) …暑苦s (ピィ! という非難の声がシロフクロウから漏れて己の感想はカットされたわけだが)  [Sun 15 Jun 2008 23:15:28]
ロイ >  (更に奥へと歩いていけば、一人分の足音に続いて一羽分の足音が付いてくる。ちらりと振り返って様子を伺い、ついて来るシロフクロウの様子に少し笑った。アヒルよろしく尻尾を振りながらついてきているようだ。この場に彼女が居たならば可愛いと言って胸きゅんッさせていることだろう) (少し歩くペースを緩めると、それをどう受け取ったかは分からないが、シロフクロウは飛翔して己の肩に止まった。どうやら歩くのに疲れたらしい。止まった瞬間に爪が服に食い込んだのには主は微かに顔を顰めた) [Sun 15 Jun 2008 23:07:26]
ロイ >  (ただ、だからと言って己が何をしてやるでもない。新しい羽が折れた時にそれを抜いてやる程度のものだ。余り過保護も良くない。これはペットではないのだから) (時折野生が目覚めるのか、はたまた子供っぽい部分が潜んでいたのか。遊びをやめないフクロウにふと一つため息を漏らした) ヒナとマウスはいらなんだな (主の言葉を解したかのようにシロフクロウは止まり、主を見上げた。非難する様に鳴くが、文句を言いたいのはこちらだと睨み返す大人気ない主人。シロフクロウと吸血鬼の静かな戦いが始まり) …行くぞ (先に目を離したのは主の方だった) [Sun 15 Jun 2008 22:53:40]
ロイ >  こんなところで暴れるんじゃない (こんなところ、とはつまり墓地のど真ん中。男は闇の中を跳ねる白い塊に言う。怒鳴るというよりは呆れる色の濃いそれに対して、白い塊はちらりと主を見た後再び『狩り』を再開させる。ネズミの巣穴でも近くにあったのだろうか。執拗に跳ねては爪で地面を掻き、再び跳び上がる) (その度に小さい羽毛が舞い上がるのは換毛期の証だろうか。そういえば自宅でも舞い上がる羽の量は少し増えていた)  [Sun 15 Jun 2008 22:38:43]
お知らせ > ロイさんが入室されました。 『 こら 』 [Sun 15 Jun 2008 22:30:47]
お知らせ > 五郎丸@掃除さんが退室されました。 [Sun 8 Jun 2008 03:56:29]
五郎丸@掃除 >  何れは某も其方に参ります、今は未だ――。 ( 未だ己の中にある後悔を振り切るよう、僅かに首を振れば立ち上がる。 そして墓地の回りの掃除を――初夏の日差しで伸びた雑草の手入れや、墓石の掃除など。 墓地は広い、己の出来る範囲が何処までかは解らないが其れでも。  ) [Sun 8 Jun 2008 03:56:17]
五郎丸@掃除 >  い、今も田舎者では御座いますが……。 今宵は、皆様への感謝と報告に。 ( 少しだけ己は強くなれたのか。 用意した花束と線香を供え再び手を合わす侍。 ) 未熟としれただけあの頃よりは、成長したと皆様に御報告出来まする。 強ければ皆を守れたなどと…、一人で何を気張っていたのか某は。 ( 大きく息を吐き。 いっそ晴れ晴れとした表情。 一人相撲であったのだと。 戦った理由は様々なれども皆、命を掛け戦った。 今こうして自分がいるのも皆のお陰だと素直に思え口の端を歪めた、ほろ苦い感情と共に。 ) [Sun 8 Jun 2008 03:52:29]
五郎丸@掃除 > ( 今宵、掃除場所にこの場所を選んだのは脚の遠退いた己に対する叱咤も含めである。 しかし、面と向かって昼間に来るのは気が引けた思えば其れは……。 ) ――某は未熟でありました。 ( 己の未熟さとの対面。 手を解けば、腰を下ろし慰霊碑を遠い目で見据える侍の胸中に過ぎるモノ、其れはただ、ただ自責の念。 其れが驕りだと気付きながらも後悔は尽きない。 ) いや……、田舎者丸出しであったのもありまするが。 [Sun 8 Jun 2008 03:43:10]
五郎丸@掃除 > ( 雲一つ無い月夜。 三日月が見下ろす墓地に墨染めの衣を着た侍の姿があった。 ) 余り来れずに申し訳ありませぬ。 ( 手を合わせ祈りを捧げるは『 慰霊碑 』 昨年の初夏の頃であったか、常世の森より溢れ出た鼠達がこの街へと進軍して来たのは。 此れはその戦没者達を弔う為の慰霊碑。 昨年の事なのに、随分と遠い昔の出来事だと感じてしまう。 あの戦いより街は急速に復興し、今は戦争があった事を忘れたかのよう平穏な日常が戻って来ている。 ) [Sun 8 Jun 2008 03:37:56]
お知らせ > 五郎丸@掃除さんが入室されました。 『 夜空に浮かぶ弧円の眉月。 』 [Sun 8 Jun 2008 03:32:50]
お知らせ > ソレディー@掃除さんが退室されました。 『( 葉つきの木の枝で隠された死体が、風葬なのかどうかと悩む。 )』 [Fri 6 Jun 2008 00:20:54]
お知らせ > カラス★1さんが退室されました。 『少女が再び戻る頃にはカラスの群れは塒に戻っていた』 [Fri 6 Jun 2008 00:18:15]
カラス★1 > (身を屈めた少女の頭上、羽ばたきによる風のそよぎだけが振り落ちるだろう)カァ、カァ―――(再び空に舞い戻ったカラスは、再び旋回を始めるだろう)(旋回したまま、カラスは逃げ出す少女を追いかける様子はないようだ。周囲の喧騒もいつのまにか静まり―――) [Fri 6 Jun 2008 00:17:22]
ソレディー@掃除 > ( 既に機嫌を損ね、マークされてしまったと思っていた。 得物を手にして得意顔になってみるものの――― あれ、大きくなる鳴き声。 表情微妙に固まらせ、視線は周囲を。 まだ、飛んでくるのは一匹なようだけど――― さてどうしよう。 ) ―――〜うわっと!? ううんー… ( 叩き落すのも何だかかわいそうだし、避けられる程度なら身を屈めてやり過ごす。 でも、この状態で荷車を轢いて行くのは不安だ――― なので。 カラスをやり過ごしたら、荷台から籠を背負った。 トングを肩紐に引っ掛けて、箒を持っていない方の手でランタンを取る。 一回りしてから、また来てみよう。 後ろを覗いつつ、石碑を背に駆け出して――― ) [Fri 6 Jun 2008 00:11:13]
カラス★1 > クワアァ――(カラスは旋回しながらさっきより大きな声で鳴く。あるいは何も手出ししなかったなら、そのうち興味を失って群れと同じく枝に戻ったのかもしれなかったが)カァ、クワァ・・・(振り回された竹箒を威嚇ととったのか羽音も鳴き声とおなじくさっきよりも騒々しく)(鳴き声に呼応したのか周囲のカラスの声も少し大きくなったようだ)クワァ―――!!(カラスはまた滑空しようと。位置はさっきとおなじ頭上十数センチ上、少女には触れない程度だが) [Fri 6 Jun 2008 00:01:39]
ソレディー@掃除 > ( とりあえず一安心? …でもないが、狩人としてはそんなに怖がることもない。 手をばたつかせて 『近付いたらぶつよ!』 とアピールしつつ、旋回するカラスを見上げながら荷車まで。 片手棍――― を手に取ろうとして、竹箒を持った。 叩き殺したいわけでなし、追い払うには長い方が良い。 ) 〜ぃよしっ! さあ来るなら来いッ! ( ぶんがぶんが。 軽くて長い竹箒を振り回し、がぜん強気。 ―――余裕ができたら、どうして襲われたのか考えてみる。 餌場に近付くライバルと見なされたなら、もっと集団で襲って来そうだし… 子育て? あるいは、やっぱり特に理由無く、赤毛が気に入らないとかポニーテール揺らしてるんじゃないとか、そんな感じだろうか。 荷車引いて動き出すには、もうちょっと様子を見た方が良いと判断。 観察。 ) [Thu 5 Jun 2008 23:51:17]
カラス★1 > (滑空する一羽にかわるように周囲のカラスが鳴くが動く様子はないようだ)クワァ・・・(降下したカラスは広げたまま動かさないでいた羽を数度上下させてまた上空へと向かおうと)(それがかなえば数周旋回するだろう) [Thu 5 Jun 2008 23:43:57]
ソレディー@掃除 > ( 手を合わせて、目を閉じて――― 羽音 ) ―――〜んンっ!? ( 一突きにされたら危なかったか。 ギクリとして顔を上げれば、旋回するカラス――― お供えの中に、狙っている食べ物でもあったのだろうか。 はたまた、自分を狙っているのか――― ) 〜っうひゃ!? ( ちょっと、低いな。 そう思った矢先、ポニーテールを掠めるような高さに滑り込んでくるカラス。 咄嗟に両腕で頭を覆って、身を屈めた。 ―――まずい。 ) …な、何も、しないよー!? ( いやお掃除するし… 襲われるなら追い払うか逃げるかするのだけど。 思わず声を上げながら、カラスの位置を確認しつつ荷車へ駆け出した――― とりあえず、一羽か。 ) [Thu 5 Jun 2008 23:33:25]
カラス★1 > (頭を下げた体勢から羽を広げてカラスは羽音を響かせ慰霊碑を飛び立とうとする。その音は少女の気を引くに十分だっただろう)クワァ、クワァ・・・・(鳴き声を響かせ、カラスは少女の頭上から数メートル上を旋回している。)・・・クワァ(その声はいつしかぴたりとやんで、カラスはもう一周旋回すれば慰霊碑に祈る少女の頭上、十数センチ上を通り過ぎるように滑空を) [Thu 5 Jun 2008 23:27:09]
ソレディー@掃除 > ( 動物が何かを注視するというのは、基本的に警戒だと思っている。 微笑んだりしてみせて安心するのは人同士のことで… だから、なるべくカラスの方は見ないようにしていた。 ―――いくつか枯れたり、風でばらけたりしてしまっている花がある。 お供え物がある。 これらをゴミとして片付けてしまっても良いのだろうかと考えながら、新たに一つ、手にしていた花束を備えた。 …頭上、頭を下げたカラスの方は見ていない。 けれど羽ばたきでもしたら、そちらを向くだろう。 ―――弓は持っていなかった。 街中での危険と言えば、獣よりならず者と思って、加減のできない武器は持っていない。 多少なりと危険な場所ということで、スラムの時も持ち歩いていた、片手根があるくらい… それも、邪魔だから荷車の上だ。 ) ―――? …ん。 ( お祈りの言葉ってどうするのかな。 ちょっと宙を仰いで、パプテスのを教わった気もするのだけど、思い出せなくて。 ただ手を合わせる。 ) [Thu 5 Jun 2008 23:13:03]
カラス★1 > (身に覚えが無くともカラスに襲われた事のある人間はいる。ある者は頭を突かれ、縫う程の怪我をして病院行きになった。何がどうきっかけになるかというのは、カラス自身か動物学者でもなければ判断は難しいだろう)(カラスは今はまだ、じっと少女を見ている。まるで置物のようだ。そのうち動いたかと思えば、頭を低く下げようと) [Thu 5 Jun 2008 22:50:06]
ソレディー@掃除 > ( 民兵として戦闘に加わっていて、同じ隊に死んだ人もいたけれど、馴染みになるほどの時間は無かった。 街で暮らしていなかったせいか、人の顔と名前を覚えるのが苦手で、もう大分記憶があやふやになってしまっている。 …でも、一緒に戦った仲間だ。 一度も顔を合わせたことが無い人も、ここに名を記されている人は、皆… )   ( 荷車はその場に、花束を手にとって、石碑に歩み寄った。 ―――ふと、鳴き声に空を見上げる。 石碑の上、木々に目を走らせる。 カラス… 集団で襲われるのは地味に怖いけど、身に覚えが無いし、食べ物を持っているわけでもないし、何よりカラスにとっても人間は 『分の悪い相手』 だと判断。 見られているようで気にならなくはないが、とりあえず、それでどうにかすることは無い。 ) [Thu 5 Jun 2008 22:44:11]
カラス★1 > (何匹ものカラスが、思い思いに鳴きながら墓場の中の至る所に止まっている。あるは木の上、あるは墓の上、そしてこのカラスは少女が目を留めた慰霊碑の上)―― クワァ(黒光りする片翼をばさりと翻し、カラスの黒い目はじっと少女を見つめているよう) [Thu 5 Jun 2008 22:37:51]
お知らせ > カラス★1さんが来ました。 『カァ』 [Thu 5 Jun 2008 22:32:21]
ソレディー@掃除 > ( 大きな歩道にゴミの塊ができていたりはしない。 スラムの掃除で、そういったものはどこかの行き止まりとか、人目につかない所とか、それらしい場所にできやすいのだと感じている。 それでも目に付いたものをちょこちょこ広いながら、とりあえず大きな歩道を進み、坂を上がった。 ―――別にサボっているわけじゃない。 元々お小遣いの出ない奉仕活動で、サボるくらいならしなければいい。 目指す先には、一際大きな石碑があった。 ) ―――〜っふぅー… ( 騎士団で鍛えられているけれど、荷車引いて阪を昇れば息も上がる。 すぐに収まるけれど、収まるまで一息。 少し離れた場所から、磨き上げられいくつもの名を刻まれた巨石を眺めている。 ラットマン戦争の、慰霊碑だ。 ) [Thu 5 Jun 2008 22:24:17]
ソレディー@掃除 > ( 宗教と、それにまつわる禁忌、埋葬方法などは一般常識程度を教わっている。 市民なら改めて教わることもないようなものでもこの娘は見事に知らず、何も教わらずに来ていたら、墓地を 『墓地』 だと認識できなかったかもしれない。 理解していてなお、娘の目には、立ち並ぶ霊廟や墓石の数々が何かのオブジェに見える。 母が風葬を望み、父もそうして送った娘の感覚では、死んですぐに土の中、石の下というのは何だか窮屈だった。 ) [Thu 5 Jun 2008 22:13:06]
ソレディー@掃除 > ( 市内清掃ボランティアの二日目。 ―――埋葬されている知り合いはいないけど、墓地の馬車停留所で買った花束を携えて。 竹箒やトングや、中でゴミ袋を広げてある籠を載せた荷車を引き、清潔そうなトレーニングウェアを着た一見ヴェイティアンの娘がゆっくりと進む。 )   ( カンテラの灯りに照らされる歩道を見回しても、場所柄か、ゴミは目立たなかった。 既に何人か来ているそうだし、そもそも墓守がいるのだし、もしかしたら他へ回った方がよかったのかもしれないけれど。 騎士(見習い)なのだから危ない場所で、という意識があって、特に考えも無く来てしまっている。 ) [Thu 5 Jun 2008 21:59:24]
お知らせ > ソレディー@掃除さんが来ました。 『( ここにも、初めて訪れた。 )』 [Thu 5 Jun 2008 21:48:35]
お知らせ > 氷桜@掃除さんが退室されました。 『(係員の悲鳴に出迎えられた)』 [Mon 2 Jun 2008 00:04:58]
氷桜@掃除 > (火箸で雑草を掻き分けながら進んでいると不意に『カチッ』と何か硬質なものに当たったような音) うん? (音のした辺りを探っていると再び『カチッ』と何かに当たりカンテラを近づける) ・・・・・・・白いな (白いみたいです) 細長いな (細長いんです) 二本で一組? (みたいですね) ・・・・・・・腕の骨? (EXACTLY(その通りでございます)。 墓からはみ出したのか、それとも初めからここにあって朽ちたのかは定かではないが正真正銘人骨、だと思う) ・・・・・ゴミ、ではないよなぁ (火箸で掴むとぽろりと草に隠れていた手首から先が地面に落ちる) 拾って帰って指示を仰ぐか・・・・ (骨をまだゴミの入っていない紙袋に入れ、場所を覚えると特設場の方へと向きを変え) [Mon 2 Jun 2008 00:03:36]
氷桜@掃除 > 遺族も死んだのか忘れられたのかは知らんが・・・・どちらにせよ寂しいな (流石に墓石を磨こうとしてうっかり倒したり墓穴にはまったりするといけないので火箸で軽く擦り、苔をこそぎ落とす程度に止め黙礼を捧げる) どうせなら、草を刈る道具を借りてくるんだったか (ゴミよりも鬱蒼と茂る雑草が目に付き少しばかり悩む素振りを見せるも、今から特設場へ取りに行くのも億劫で) まあ、それは墓守の仕事だろうし邪魔しても悪いな (などと適当な理由をつけて再びゴミを探しながら歩き出す。 さっきの苔を落すのも墓守の仕事なような気もしますがきっと気のせいなのです) [Sun 1 Jun 2008 23:46:34]
氷桜@掃除 > (欠伸を噛み殺しながらカンテラ片手に墓地周辺を歩きゴミを拾う。 既に掃除がなされたのか目立つようなゴミは少なく、成果を求めるにつれ足は自然と奥のほうへと) 人が来る所より来ない方が汚れるというのも、皮肉なものだな (参る者の絶えた墓石の前で朽ち果て異臭を放つ植物だったものを火箸で抓み紙袋へ落す。 手入れを怠れば汚れるのは当然だが、少しばかり寂しくも思え) [Sun 1 Jun 2008 23:35:18]
お知らせ > 氷桜@掃除さんが入室されました。 『(掃除二日目)』 [Sun 1 Jun 2008 23:28:43]
お知らせ > ジルさんが帰りました。 『そんな都合よく死ねるのは本当に極々一部だろうがな』 [Sat 31 May 2008 12:46:59]
ジル > 『人は何かを成す為に生を受け 成し終えた時 死んでいく』 アズ。 お前はどうだったのかな? ( 彼の葬儀か埋葬が済めば悪魔はアーシュラ宅から去っていく。 元々あの少年の好意と家主の了承で住まわせてもらったのだ。 ならばこれ以上は居るべきではないとも。 ) [Sat 31 May 2008 12:46:03]
ジル > むしろその呪い。 代替わりしてやりたかったぐらいだ。 不合理な理由で訪れる死に怯える毎日を過ごしてみるのも一度ならば悪くない。 まあ当然だが。 その時は私が勝つがね。 ( 勝負事は勝つから面白い。 しかし他人の勝負事に関しては破滅した姿を見るのも楽しいのも事実。 ) だがまあ残念だ。 終わってしまった話というのはこうも寂しい。 まるで長らく待ちわびていた長編シリーズの本の最終回を読み終えてしまったような。 そんな気分とは果たしてこういうものなのだろうか。 [Sat 31 May 2008 12:43:03]
ジル > 呪いに打ち勝つ姿も見たくはあったが、これはこれで悪くない。 悲哀に打ちひしがれる姿は良き面白みであった。 愛していたものを失った時、人はああも哀しみにくれるものだと。 そしてお前が様々な者に愛されていたのだと。 そしてそれを呪いや事故なんかとかいう下らぬ理由で失った理不尽さを。 ( あの場で笑えなかった分。 私は今代わりにここで笑っている。 )( 当然私も悲しいともさ。 だがその悲しいという思いすらも楽しいのだ。 笑ってしまうのは仕方があるまい。 ) [Sat 31 May 2008 12:39:20]
ジル > 墓を立てるか。 私もそうだが、どうにも残された者がする事というのはそれぐらいしかないらしい。 それから後は。 忘れない事とか。 それぐらいかな。 ( 屋敷の裏庭に埋められるというあの奴隷の少年。 なんだかんだで気に入ってはいた。 色々と面白い少年ではあったからな。 ) だがそれも全ては過去形。 死は等しく尊い。 私にも、アイシーにも、お前にも。 ( 私はただ寿命が無駄に長いだけ。 そしてそれの意味も一応はある。 )( けれどそんな私にも理不尽に死ぬ事はいつだって有り得る。 彼の場合はそれが呪いなどという傍目には眉唾ものの話で。 そしてそれに彼は負けたという話でもあり。) [Sat 31 May 2008 12:29:11]
ジル > 中々に楽しい時間であったぞアズ。 うむ。 悪くはなかった。 ( ただ見ていただけ。 それでもそれなりには面白かった。 )( いたいけな少年がひたひたと迫り来る死の足音に怯えて。 それでも懸命に生き抗えようとする姿。 そんな光景が楽しくないはずがないだろう? 今は亡き自分の大切な人の墓の前に男はいた。 いつもどおりの貴族のように着飾った格好で、いつもどおりの整った顔立ちを不遜な笑みを浮かべつつ。 ) [Sat 31 May 2008 12:19:15]
お知らせ > ジルさんが入室されました。 『呪い,か』 [Sat 31 May 2008 12:13:54]
お知らせ > サヤ@掃除さんが退室されました。 『( カラスが塒に戻る頃、再び顔合わすに至ったかは――また。 )(初日終了)』 [Thu 29 May 2008 23:48:07]
サヤ@掃除 > ( そして作業に戻りながら ) ……仕事で顔合わせた日には、自警団名物でも振る舞うか。 ( 繊細な作業には神経を使うのだろうか。 いかつい葬儀屋というのもなかなか想像しがたいが、ともすれば不健康にも見えた男性の風貌を思い返して、ふと。 因みに自警団名物 → アロエドリンク。 )(…。) [Thu 29 May 2008 23:45:56]
サヤ@掃除 >  ――助かる。 ( 再度の口外しない約束にぶっきらぼうに頭を下げた。 物腰をはじめ、男性の芝居めいた仕草すら流水めいて自然に見えたものだから、言うべきでないことまで零してしまったらしかった。 ――男に知る由もないが、自警団とエンバーマーの間に交わされた愚痴もこれでおあいこ。 ) ああ、悪ィな忙しいトコ話し込んじまって。 ( そうでなくとも日々空気のぬるむ時期だ。 遺体を長く留めるわけにもいかないのだろう、頷いて見送る ) コンフタティス、――ティス――… ティス。 ( 確認するように呟く。 やはりというか、補足された名の方が呼びやすかった。 もし彼の名を呼ぶ機会に恵まれたなら、そちらで呼ぶつもり――何せ人付き合いの悪い性質なものだから、人様を愛称で呼ぶなど初めてだが、 ) [Thu 29 May 2008 23:42:31]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Thu 29 May 2008 23:36:02]
ティス > 嗚呼――― (足を進めかけてふと、上げた足を地面に下ろし) 失敬、お名前をお聞かせ戴きましたのに名乗っていませんでしたね。 私はコンフタティスと申します。呼び難ければティスで結構です (相手はイエロティアだろうと思ったので呼びやすい愛称の方も告げておく) 機会がありましたら、また何れ。 (墓守との遣り取りが終われば男も幾らか清掃活動を行うつもりではあれど、其れ迄貴方が此処にいる確証はない故に其の様に告げておこう) [Thu 29 May 2008 23:34:41]
ティス > ―― そうですか。まあ暇潰しであれ、此の場を選んだ事が偶然であれ――― …先程申しました通り、良く訪れる場所が汚れているのは余り良い気分では無いですから。有難う御座います (此の場を清掃して下さっている貴方へと、周囲を見回し乍男は事も無げに告げた)  ―――― 確かに。 (前者に同意したのか後者に同意したのか或いは両者か。男の返答は言葉少なに)(不機嫌そうな顔は、初めは折れた墓標の所為かと男は思っていたようだ。けれど元々目もとのきつい所為でもあるのだろうか。 露骨に表情の変化が知れた今も、其れを言及する気は男には無い。) …… 結構ですよ、聞かなかった事にしましょう。 (緩く弧を描く唇の前、人差し指を立て。口外しない、とのジェスチャァ) 勿論―― 其れが私に望まれている事ですから。善処いたします。 (芝居めいて片腕を体の前に、体を折って礼の仕草) 其れでは私は墓守殿の処へ行って来ます。早く告げねば、其れだけ墓穴を掘る時間が短くなって仕舞いますので (葬儀は通常、亡くなってから余り日を置かず行われるから。墓守も忙しかろう) [Thu 29 May 2008 23:29:07]
サヤ@掃除 > ( 良く訪れる場所が汚れているのは良い気がしない。 職場をそこに当て嵌めたなら、すんなりと納得できたから、首肯の意味を込めて頷く ) 『ついで』か。 こっちは強いていうなら『暇潰し』だな、業務が終わった後は特にすることもねェから。 ある意味あんたと似たようなもんだ。 ( 善意だなどと自ら広言することもないだろう、と。 目の前の男性もそうした手合いだろうと思われた ) こちらこそ。 もっとも本当は、俺等は頻繁に会ったりなんぞしねェ方がいいんだろうが――… 事件を未然に防ごうと思えば、行き着く先は公権力による制圧と相場が決まってる。 ( 言ってから、愚痴に気づいて露骨に顔を顰めた。 ばつの悪さも単に不機嫌そうな仏頂面として表層には出るのだが ) 悪ィ、今のも出来れば口外無用で。 ――そのー… 何だ。 依頼主が満足するよう、きれいに送ってやってくれな。 ( 露骨な話題逸らしには違いない。 モノクルの奥の瞳とは視線を合わせず、半ばカラスに邪魔されながらぼそぼそと ) [Thu 29 May 2008 23:03:08]
ティス > 良く訪れる場所が汚れているのは余り良い気分ではないでしょう?依頼人殿の代わりに此の書類を墓守に渡して、幾つか墓の様式について話したら終わりですから ―――「ついで」です (男は、肩を竦めて其れに応える)  ―― … (死体に、馴染。)(何事かと、男は貴方へと真っ直ぐに視線を向けて先を待ち) 嗚呼、 (成程、と頷きを) そうですね、大抵直ぐに地下に降りてしまいますので表に居る方は失礼乍、余り覚えが無いのですが――― (地下。自警団の、死体収容所の在る場所)(其処で顔を合わせるのは既に馴染と為った自警団員許――否、過去に一度だけ他の者が応対してくれた事があったか。あの時はつい馴染の団員と思って愚痴を零してしまい、失態を演じたのだっけ――― …思い起こして少し許苦い顔、直ぐに打ち消し) お互い、仕事でお会いする時は宜しくお願いします。 ……はい、其れは勿論。口外しないと、お約束しましょう。 ですが―― 塵拾いの奉仕活動に励みながら密偵とは、実在するならばとてもその…生真面目な方ですね (自警団とは、皆其の様な者なのだろうか?…失礼乍、地下に降りる前に見る団内の様子ではそうは思えなんだが) [Thu 29 May 2008 22:45:06]
サヤ@掃除 > ( 元々疑り深い性質に加え、冗談を容れるだけの遊びもない男は相槌を打つでもなくただ無言で男性の言葉を聞く。 ――そのようには人物には見えなかったが、失礼ながら墓荒らしや遺族を謀る手合いの人種ではないかと勘繰っていた部分があった。 が、探るような三白眼もポケットから姿を現した袋を見ると、いくらか緩んで ) そういうのは断っちまっていいのに、仕事中なんだろ? ――優男かと思ったら変に人がいい。 ( 褒め言葉とは言いがたい表現で人のよさについて触れた。 男性が持つ物静かな雰囲気にそぐわず、声量を高めたのも聞きやすいようにとの配慮なんだろう ) 葬儀屋。 ……ならひょっとしたら何度か世話になったかもしれねェな。 遺体には多少、馴染みがある―― ( そして、余りに損傷の酷いそれに対し、遺族が『しかるべき処置』を望むケースもあると聞いている ) サヤ。 サヤ・カタナ。 自警団の末席にいるモンだ。 ……ああ、隠すつもりはないが内緒で頼む。 公僕が市民に混じって密偵の真似事かとか、痛くもない腹を探られたくないんでな。  [Thu 29 May 2008 22:23:52]
ティス > 其の様な物は、為ってから段々に覚えてゆく物でしょうから大丈夫ですよ――― (そう、告げる頃には男にも貴方が墓守では無いのだと云う事に気付けただろう。告げる声には、冗句めいた調子が混じる) 掃除屋殿、嗚呼――― (男の視線が、示された場所に向けられ) …そう云えば私も紙袋を渡されました。一日でも構わないから、と熱心に (思わず受け取って仕舞ったと、ポケットから少しばかり袋を引き出して覗かせ、示す。何か塵でも落ちていれば拾っておこうかと、思えども此処に至る迄目立った塵の見当たらなかったのは貴方の働き故だろうか) 単なる葬儀屋です。厳密に云えば、エンバーマーですが (初対面の者に後者を名乗って理解された経験が少ない故、葬儀屋と) ですが今は代理人、ですね。本来墓の依頼は遺族の方が直接に行うモノなのですが、「傍についていたいから」と拝命を。 (元々、二人暮らしの方でしたので、と言葉を添え) ――臨時、と云う事は貴方も掃除や以外に本来の職が他にあるのでしょう? (遠回しに、貴方の職を問う) (其の間も、鴉が啼くものだから。自然、男の声は常より多少大きさを意識したものに) [Thu 29 May 2008 22:09:52]
サヤ@掃除 > ( 中はもう腐り出したものか、墓標の表面は緑色の粉を葺いていて刻まれた故人の名前も読むことができない。 作業の手を止め、しばしその判別に耽っていると、視界にランタンの灯りが近づいて ) ――。 ( 光源へと、声の主へと細めた三白眼を向けた ) 生憎墓守になるにはいろんなもんが足りねェよ。 死者にまつわる暦も覚えていなけりゃ死んで尚残ったモンの声を聞く耳もねェ。 できて精々カラスを追い払うくらいかね? ――ただの臨時の掃除屋だ。 ( 言って墓地の一角を指差した。 そこには恐らく、市の公安局による特設場、とやらがあるはず )( 男性の手にした書類へと、ちらりと目を向けて ) あんたこそココの関係者かい。 [Thu 29 May 2008 21:53:47]
ティス > ――― 『其れ』より、鴉に因る被害の方を懸念すべきかもしれません。彼らの嘴は、中々に鋭い。 (足音と声が、鴉の喧騒に掻き消されそうになり乍貴方へと近付き。一定の距離を置いて、止まるだろう)(月の女神は曇の緞帳に其の御姿を隠されている様だから。暗闇の中、男は手にしたランタンの灯りを掲げる) こんばんは、――― 新しい 墓守、殿? 此の辺りの区画に一つ墓穴を増やして戴きたいのですが。 (書類は此処に、と左脇に挟み持った数枚の紙を右の手に持ち替え示し乍)(男は、掃除中の貴方を新しく来た墓守と勘違いしている様) [Thu 29 May 2008 21:43:48]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 [Thu 29 May 2008 21:31:51]
サヤ@掃除 >  ……。 ( あんまりカラスが喧しくて ) ………。 ( 場所も場所だから ) …………。 ( ひょっとしたら。 ) どうせ見えやしねーんだ、出るんなら坊主やら拝み屋ンとこに行けよな。 ……『いる』んなら、の話だが。 ( 吐き捨てた。 ――それもまた街の噂の一つ、いかにも墓地らしく時折ここにはアンデッドの類が沸くらしい。 地味な私服の腰にはありふれた無銘の刀はあるが、それは彼らに対してではなく、現れるかもしれない犯罪者に――平たく言えば墓荒らしなど――対応する為のものだ。 もし公安局からしかるべき指示があったなら、無論それに従うつもりでは、ある )( 老朽化したものか、朽ちて折れ転がった墓標を拾い上げると、変に柔かくなったソレに指が食い入る。 これは墓守に報告しておくべきか ) [Thu 29 May 2008 21:28:57]
サヤ@掃除 > ( ぎゃあぎゃあ、カラスどもが鳴く ) ――知るか。 ( 吐き捨てて、湿気にやられつつある『菓子だったもの』を取り上げゴミ袋の中へ放り込む。 スートリアなどいくつかの宗教では墓前に食物を備える習慣があり、カラスどもの目当てはそれだろう。 それらは頃合を見た墓守が片付けはするのだろうが、十全とまではいかないようだ。 ) 知るかよ。 そもそも手前ェらの上前じゃねーんだっつの。 ( 隣の墓へと手を伸ばした男を見下ろし、ぎゃあぎゃあ、ぎゃあぎゃあカラスはしつこく鳴いている ) [Thu 29 May 2008 21:13:33]
サヤ@掃除 > ( 樹上から地表を伺っているカラスどもがぎゃあぎゃあと抗議の声を上げている。 針葉樹に分類されるその木の名も由来も植物に疎い男は知る由もなかったが、鼠避けになるという民間信仰を聞けばああなるほどと納得したかもしれない。 ――それ以上に『知るか』の一言で素っ気無く切り捨てる可能性の方が高いが。 ともあれ、にわかに曇り出した空の下、借り物の掃除道具を手にした男に向けてカラスどもが抗議の声を上げていた。 ) [Thu 29 May 2008 21:05:41]
お知らせ > サヤ@掃除さんが入室されました。 『( ぬばたまのからす )』 [Thu 29 May 2008 20:57:43]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『( 幾つもの子守唄を、紡いだ )』 [Mon 26 May 2008 23:54:32]
トート > ( 死神は )  …、 ( 息をつきながら地面の上に座り込んで 鎌を置き、 ) [Mon 26 May 2008 23:53:10]
トート > …。 …… いきません、 か。 ( す、と )( 生気の薄い死神の手が、”扉”の方を指し示し )  ( 姿無き姿の、猫に問う )  …それとも、 ( 猫は応えない ) 待ち人 でも……? ( 猫は、動かない )  ……。  [Mon 26 May 2008 23:50:26]
トート > ( けれど、やはり猫は応えない。動かない。 )( 置物のようなその姿、先ほど”pussy cat”だなどと呼んだのは失礼だったろうか。 )  …… ( …やれやれ。 )( フラれた、というよりは根負けした感覚をおぼえながら、死神はゆっくりと立ち上がる。 睨めっこはオシマイ、と。 そう思って立ち上がったのに、 )  …。 ( それまで動かなかった猫がもそっと顔を上げて、死神を見つめてくるものだから。死神もまた、猫の瞳に吸い寄せられた ) [Mon 26 May 2008 23:35:50]
トート > ( 死神も、ただ、猫を見つめる。 ) ……。 ( 見つめ合ったまま、猫も死神も動かない。 距離を取ったまま、手を伸ばす事もなく。まるで定められたかのような境界は埋まらない ) …。 ( 風が吹いて、猫の毛並みを波立たせ、死神の髪を揺らした。 周囲には虫の音と梟の鳴き声。 そして、声無き声 ) …こんばんは。 ( 淡とした、遅すぎる挨拶 ) [Mon 26 May 2008 23:20:29]
トート > ( ゆっくりと、猫の首だけが死神の方を向く。 )   …… ( 死神もまた、大鎌を手にしゃがみこんだ姿勢のまま、 猫の金色の視線を受け止めた。 ) … Pussy cat, pussy cat, where have you been?   Pussy cat pussy cat, what did you there?  ( わらべうた、唄うよに。 微かに問うてみても、返る声はなく。ただその目だけを、猫は細ませ ) [Mon 26 May 2008 23:03:07]
トート >   ―――― where do you see?  ( …… 呼びかけたら、猫の耳がぴくりと揺れた。 ) [Mon 26 May 2008 22:53:50]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 Pussy cat, pussy cat, 』 [Mon 26 May 2008 22:47:57]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( さて、やどぬしの許可は出た。 )』 [Mon 26 May 2008 00:53:45]
ナイト > (猫には見える。人の魂が放つ眩い光が。猫はただ単純に、それを美しいと思う。木の枝にこしゃこしゃと顔を擦り付けた。しばらく人の世話にならぬうちに、ノミでも飼ってしまったのかもしれない。)     (ふがー、欠伸。)     (それにしても眠い。バランス感覚にはそれなりに自信がある猫は、早速ネズの木に交渉する。尻尾の先で軽く幹を叩いて、今宵の宿を請う。)      (ざわざわ、ざわざわ。)     (ネズの木が風に揺れる。多分だけど、YESの返事だ。ネズの木はその外見に等しく無口だった。だから猫は、尻尾でまた彼または彼女を叩いてありがとうと告げる。猫がありがとうと思えば、それはありがとうという言葉になる。文字にできなくとも、声にできなくとも、きっと伝わったはず。) [Mon 26 May 2008 00:52:37]
ナイト > (雲間から光が差すとき、その下では誰かが死んでいるという。これは果たして、何時どこで覚えた知識なのか、もう思い出せない。図書館で覗き読んだどこかの文字の羅列から推測したものか、それとも子供の時期に猫族の先輩から聞いたことか。 ―― もし、猫は思う、もし人の死というものが、あのような美しい景色に彩られて送られるものならば、全てのものがそれを拒むわけでもないのかもしれない。猫に信仰は無い。あるのは、おぼろげながら理解してきた「死」という概念。)    (ぐがー、欠伸。)    (死は数多の歌に謳われ、美しく甘美なるものと讃えられ、さもある種の芸術の究極であるかのように神格化されていながら、未だに恐れられ、厭われる不思議なもの。 ―― いつか、数えられるほどの四季を越えた後、やがて猫にも訪れるもの。空腹や疼痛は、細胞に刻まれた「死」の予防であり、この体を動かすもの。)    (プラプラと、垂れ下がった尻尾が風に揺れた。) [Mon 26 May 2008 00:26:15]
ナイト > (別に、だから、どうというわけでもない。晴れも曇りも、雨も雪も、みんな愛しい夜だ。吹く風に混じるのは初夏の匂い。墓地の片隅に、ポツリと佇む一本のネズの木。その太い枝の一本に、猫は体を預けてだらけていた。すっかり脱力した黒色の塊が、枝に吸い付いていた。)      (眼下の墓の群れを、猫の両目はぼんやりと眺めていた。時折よぎる影は、彷徨う魂の欠片か。 ――…時にはそれらの、憂いを帯びた無念の視線を受けたりもするが、猫には何も出来ない。猫に出来るのは、彼らの存在を、認めることだけ。実体を失ってなお、欲望の虜となる哀れな人々の存在を、記憶にとどめることだけ。)     (んがー、欠伸。) [Mon 26 May 2008 00:03:48]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 今宵は、晴れだ。 )』 [Sun 25 May 2008 23:55:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(とびっきりの、野菜スープを)』 [Sat 17 May 2008 23:22:45]
ルーア・リシア > こんど、あったら―― ( ご馳走しよう ) [Sat 17 May 2008 23:22:35]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(抱けども、確かにおもうのは――)』 [Sat 17 May 2008 23:22:17]
お知らせ > 阿鬼さんが帰りました。 『( 弾む息も今は心地良く、其れでも全力でギルドへと――。 )』 [Sat 17 May 2008 23:19:47]
ルーア・リシア > ( その戸惑いから覚めやらぬままに、かけられる声。 ) あ、え――えぇ――ごめんなさい、引き止めてしまって。 ( なぜだろう、なごり、おしい――? そんな気持ちなのか、これは。胸の辺りを、もう一度、さわってたしかめる。 ) 面白い、か――おっとり、飄々としているかと思えば、あわただしい。ほんとうに―― ( あっという間に駆け出す彼女に、手を振って。自然に笑みが漏れていた。 ) [Sat 17 May 2008 23:15:35]
ルーア・リシア > ( むにっと――一瞬何が起こったのかわからなかった。ただただ、目をしばたかせて、目の前の少女と、手と――彼女の動き、表情、確かめてから――頬にふれる手の感触だけが、みょうにリアルにかんじた。 ) [Sat 17 May 2008 23:12:54]
阿鬼 >  御免なさい、余り出歩くと怒られちゃいますから。 お話はまた今度ォ――。 ( 矢張り曇り空では、時間の感覚が掴めない。 何刻経ったか解らぬが少し立ち話をしてしまったと踵を返して。 駆け出しながらも、時折振り返り手を振る律儀なのか強引なのか解らぬ儘――街へと。 ) [Sat 17 May 2008 23:11:48]
阿鬼 >  ルーアちゃんのが不思議ですから。 ( むに、と軽く頬を抓らんと袖口より手を伸ばす。 嗤う貌が視たかったのだと娘は言うだろう。 ) ”さん”のが他人行儀ですし…其れに折角仲間にも逢えましたから。 ( お近づきの印です、と双眸を細め。 ) 言う事を訊いていれば、御飯も出ますから……――。 棒で叩かれたり怒鳴ったりされたり色々ありますけど、商品が疵物にーとかアレはアレで大変みたいですよ。 ( 強者として振舞う者、職務として割り切る者、様々な人々を視て死神の思う事は在れども天を仰ぎ告げるのは其の言葉。 ) やっぱり其れなんだ。 ( あれや其れで認識出来る死神であったらしい。 ) アキちゃ……。 ( 少し面食らったように。 瞬きを数回。 ) 嫌ですよぅ、そんなに若くありませんから。 ( 宙を叩くのか、払うのかバタバタと忙しなく動く手。 ) ルーアちゃんも、見た目と違って面白い死神ですね。 ( 温かみに触れたようはにかめば 急に 「 アッ 」 とか声を上げ。 ) [Sat 17 May 2008 23:09:48]
ルーア・リシア > でも、不思議なひとね、あなたは――なんというか、すごくペースを崩される。 ( ちょっとだけ力の抜けた肩を下げて、なぜだか疲れてきたような気持ちにちょっぴり懐かしさも覚えたり。 ) 別に、かまわないけど――その――少し、くすぐったいような、気も。 ( 視線をそらして、またぼそぼそ、と。恥ずかしい。 ) ありがとう。気をつける――だけど、あなたも――そうだ、奴隷、とかは――ひどい扱いを、うけるときいたから。 ( あなたの鎖、少しだけ、見つめて――思う言葉はいくつもあるけれど。 ) そう、それ。他に巴がいてもこまる。 ( その辺の意見は一致したらしく、さらっと。 ) えぇ、必ず、伝えるから――むしろ、アキちゃん、で。 ( ちょっとだけ、意地悪いってみたつもり。精一杯のはんげきだ。 ) [Sat 17 May 2008 22:56:57]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 [Sat 17 May 2008 22:44:24]
阿鬼 >  教えてくれた職員のヒトの話だと「ヒトは見た目に拠らない」とか。 うぅ〜ん、言葉にするとしっくり来ないけども。 ( そんな感覚、と何度も頷いて。 もう一度可愛らしい、と。 ) ―――其れとも「様」とか「氏」とかのが良かった? 可愛らしいから「ちゃん」が似合うと思ったけど。 ( 選択肢により酷い物が並んでいる。 駄目?と眼を数度瞬かせ。 ) そうやって無理しちゃ駄目ですよぅ。 大体変質者だからって斬っても良いですけど現世の人に手を出しちゃあ。 其れにもし、お持ち帰りされたら自分は助けに行けませんよ? ( もう、と両手を腰に軽く溜息を。 ) 巴――。 ( 胸に去来するのは二度ばかりの邂逅の時の記憶。 ) あの、よくサボってる変な死神の事ですよね。 ( 背景に浮かぶ巴を斬って棄てるかのような言動がしれりと口を付く、無論笑みの儘。 アレが一杯居ても困る、と。 ) ホントに死出の門にでも帰る事があったら、阿鬼は元気ですって伝えておいて下さいね。  [Sat 17 May 2008 22:41:11]
ルーア・リシア > ギャ――ぇ? また、わけの分らない言葉を。 ( むぅ、と僅かに眉を寄せる。困ってしまって、どう返事を返したものか。 ) ちゃん……。 ( なぜだろう、脱力しそうなこの言霊は。 ) 私は、戦える、から――平気。死体でも変質者でも、手を出してくるなら、斬り捨てるだけ―― ( アキがいわんとしている言葉の意味を図りかねて、気のない返事しか返せない。なんだろう、この――もやっとしたきもちは。自分の胸の辺りに片手をあてて、確かめるように、視線を落とす。 ) なんだか、巴にいじられているような……そういえば、あの人も、そんな着物を、きていたっけ―― ( ふと、思い出したように、眉を動かす。視線は白へと移り、かの瞳へとそそがれる。 ) それはわかるかも。珍客が多い場所だけど。 [Sat 17 May 2008 22:28:55]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(妙な返事に、力が抜けた気がした)』 [Sat 17 May 2008 22:24:00]
阿鬼 >  所謂……―――ギャップ萌え? ( 疑問調であったのは己も現物を視るのが初めてであったからとか。 俗世にちゃっかりと染まりつつある死神は伸ばした指先と首を傾け。 ) 何です小脇に抱えられてお持ち帰られそうな気配を醸してるルーアちゃん。 死体よりも、怖いですよぅ変質者は。 ( 死神にとっては霊は然程。 暗にヒトのが恐ろしいと仄めかせばからかう口調は更に続いて。 ) 彼方の方では、下着として着ます。 男女問わず。 ( 北東を指差せば、嘘は無い豆知識を。 但し一般的では無い解答。 ) 何人かには逢いましたから、別に死体に取り憑いたら出られ無いとか良いんですよ。 別にお仕事の支障にはなりませんし…。 ( 長い筈の事情があっさりと一文程度で終わる瞬間。 ) お墓に来れば何とか連絡は出来るかもって、自分も来てますから…。  [Sat 17 May 2008 22:13:47]
ルーア・リシア > たまに、言われるけど――私は可愛くないよ。 ( そっと目をそらして、ぽそっと。良いわけをするように。 ) ち、が――私は、事実を――ん、あの―― ( なぜだか急にお姉さんっぽくなった目の前の子を見ると、迫力(?)にたじ、と。 ) とら、というのがどういうものなのか、よくわからないのだけれど――着るモノなの? ( 言葉の雰囲気から、糸を手繰るような、そっと、そっと。 ) 死神――ここには、よく死神が、くるから。私の部下のほかにも――知り合いが、二人くらい。 ( 大丈夫だろうか、とため息つくあなたをそぞ着込むように、近づいて。 ) [Sat 17 May 2008 22:03:04]
阿鬼 >  あッ、可愛らしい――。 ( 奴隷市場で教わった、ツンデレとかヤンデレとかクーデレとか如何わしい言葉が脳裏を過ぎるが。 気まずそうに口を動かすのは年頃の街娘と変わらぬ様子。 ) 其れ遠回しに、自分を不死者とか言ってません? 其れを言うなら―――真っ先に貴女じゃないですか。 ( 危ないのは、と腰に手を添え。 指先を立て叱るそうな口振り。 ) 自分も街には出無いから、虎柄模様が流行ってるとか全然。 ( ゆるく、首を振る娘。 虎柄模様=小柄な少女「ルーア」の事らしい。 ) 嗚呼。 ( 良かったと胸の前で小さく手を打つ。 ) 自分も死神で阿鬼です。 今はちょっと話せば長くなる事情が……。 ( 霊体にも為れぬ有様、だと己の身体を視て深い溜息が零れた。 ) [Sat 17 May 2008 21:54:33]
ルーア・リシア > あ、ごめん――でも―― ( 生きている感じが、しないん、だ。その言葉を慌てて飲み込む。眉、そして口元が、気まずそうに、もごもご、と。 ) でも、ここで歩くと、危ない。鎖を引きずるアンデット――そういうのも、でるから。 ( そっと、注意を促すように。なんだか見た目よりずっとしっかりした印象の、少女へと。 ) えぇ、私は――あまり街へは、でないから。 ( そうして、また思う。この子は、どんな友達をもっているんだろうか、と。小首をかしげ。 ) ご名答。私はルーア・リシア。あなたは――同じ、人? ( 受肉しているのだとしたら、もっと、違う感じをうけるのだが。 ) [Sat 17 May 2008 21:46:37]
阿鬼 > ( 表情筋が硬直しているのかと疑いたくなる小柄な少女。 其れでも僅かな気配で何か気が付いた様で固唾の飲んで見守る…ワケでは無いが注視していると。 ) ちょっと――屍骸と言うのは酷いですよゥ。 ( 危うく転びそうになったのは足元が覚束無ぬ暗がりのせいでは無い筈。 ) 大体、当たっていますけども……。 珍しいですか此れ? ( 奇異の眼には触れる機会こそ多いが、どうにも浮世離れした言動に戸惑う。 近付くと己より年下らしい、と。 ) アレが自分を驚かす為にやっていた可能性も無くは無いな程度ですから。 気にしないでも良いですよぅ。 ( 自分の誤解かと、はたはたと手を振り。 ) 其れより…、死神―――でしょうか? ( 無表情、或いは感情の欠落した貌。 だけれども、何かを感じ問うてみたくなった。 ) [Sat 17 May 2008 21:28:25]
ルーア・リシア > ( 不思議な感覚だった。目の前の少女は、確かにここにいるのに、いないような―― ) ( 鎖――ソレが何か、ようやく思い出した気がする。 ) そういうものをつけた死体を、何度も弔ったことがある。 ( 囚人、奴隷、そう呼ばれていたとおもう。目に映る少女は、動いているし、アンデットにはみえないが。 ) と、ら? なに――それは。 ( ぽつり、つぶやく少女に、目をしばたかせる。表情を伺うように、明かりを下げて、そっと近づく。 ) そう―― ( 視えるのか、この子にも。けれど、知り合いというのは、だれだろう。足を止める。 ) あれを送ったのは、私だから――知り合いではなくて、ごめんなさい―― ( 期待させてしまっただろうか、と――少女の顔からは、うかがうことはできないが ) [Sat 17 May 2008 21:19:42]
阿鬼 >  嗚呼、此れは――。 ( じゃり、と鎖の端を指で摘み上げ。 困惑の表情で、街の者が視れば憐憫、優越、様々な目付きで自分を見下ろす中で深緑色の瞳は何れにも属さ無い……。 明確な答えは口にせず、漸くして灯りを持つ少女らしき小柄へと。 漆黒で統一された衣服と、髪は原色の黄―――不思議そうな瞳は深緑。 ) 虎模様にも視えますけども。 ( ポソリと呟く感想。 しかし小柄の少女を示す色と言えば黒と白では無いだろうか。 どちらにも属さずどちらにも染まりうる印象。 ) ですから、空に飛んで往く――”蝶”? ( 傾げた首に答える和装の娘。 指先が天を指す。 ) 其れで知り合いの怠け者が居るのかと思ったら…――。 ( 後は口にせず、小柄な少女へと向き直り。 言わずもかな、そうしたら少女から声を掛けられたという事。 ) [Sat 17 May 2008 21:04:50]
ルーア・リシア > ( 暗闇から現れた人の姿に、僅か、眉を上げる。ソレは自分が思っていたよりも、ずっと意外なものだった。どうしてこんなところにいるのだろう、と。白い布を体に巻きつけたような服は、明かりを当てるとより目立つ。 ) 鎖―― ( いくばくかおくれて、少女の首につながれたそれに気が付く。さっきの音は、これか。こういうのを、みたことがある。なんといったっけ―― ) ”見え”た――って、なにをみたの? 墓荒らし、それとも――魔物? ( 両手を上に上げたポーズの意味がよくわからなくて、伺うように、首をほんの僅か、傾ける。微妙な空気が流れているのだとしたら、この感じはなんだろう。 ) [Sat 17 May 2008 20:52:38]
阿鬼 >  ―――ッ? ( ひた、と脚を止め。 声のした方角、つまりは自分の向かう先より聴こえた声に僅か驚きの表情浮かべ。 ) 怪しい物じゃありません……、此方で何かが視えたので―――。 ( 視線の先にある仄暗い橙色の灯り。 闇夜より歩み出てくるのは純白の和装をした娘の姿。 両手を挙げ、降参のポォズで。 気拙そうな表情を浮かべるのは己の言動に呆れてるかも知れず。 ) [Sat 17 May 2008 20:41:01]
ルーア・リシア > ( 遅れて巻き起こる、ふわりとした感覚。上昇気流とも呼べない程度の空気の流れは、わずか遅れて空へと登る。はためいた髪とマントが落ち着いたら、またあたりの静寂を感じて目を伏せる。 ) ――? ( 何か、混じるような――硬いものがこすれてなるような、そんな音が―― ) あっち、か――? ( 少しずつ、此方へ近づいてくる。誰だろうか? 変化の少ない表情に、ほんの少し、しまりをつけて。ランタンを拾うと、音のするほうへと足を向ける。 ) 誰か――そこに、いるの――? ( 歩きながら、暗がりに投げかけるのは、抑揚のない声音。 ) [Sat 17 May 2008 20:31:57]
阿鬼 > ( 夜空に浮かぶ淡い乳白色の残り香。 其れはきっと命の残滓――闇を共とする死神の眼にも儚く映る光景。 ) あれ? 巴さんがお仕事を……。 ( 見上げる空に立ち込める深遠の雲、墓地への入り口にて佇むのは鎖に繋がれた奴隷。 首に巻かれた鉄塊から伸びる鎖、たった一つ其れがあるだけで”命”では無く”物”と扱われる人種。 じゃり、と歩みを進める度に鉄の輪が鳴る。 向かう先は、魂が飛び立ったと思しき墓地の一角。 ) [Sat 17 May 2008 20:24:15]
お知らせ > 阿鬼さんが来ました。 『 雲の切れ間へと消え往く死出の蝶達――。 』 [Sat 17 May 2008 20:17:10]
ルーア・リシア > い け ( 風に乗せて花びらを解き放つように、空へと白たちを還した―― ) [Sat 17 May 2008 20:12:01]
ルーア・リシア > ( ふらふらと、おぼつかない動きは、危なっかしくもどこか見ていて目が細くなる。ほんの僅か、顔の禁人を動かすだけだが、最近ではそれが自分でも意識できるようになってきたから――そのことが、少しだけ、変わったと感じる。 ) ( ひらり、ひらり、ふわふわ ) ( ひとつ、ふたつ、またひとつ。集まってくる白い想いを静かに迎え入れる。 ) 雨が来る前で、よかった、ね――送ってあげるから――迷わずいくといい―― ( 目を閉じて、深き森のおくに佇む門を、頭に描く。次いで――タクトを振るように、腕を――手を、指先を―― ) [Sat 17 May 2008 20:11:31]
ルーア・リシア > ( 魂たちの姿を、そんなふうに見つめながら、そっと片手をすくうように持ち上げる。空を舞う魂魄たちの、止まり木を差し出すように。 ) おいで―― ( 色の薄い唇が、静かに動いた。静かな夜の中に佇む少女は、黄色い髪を風に揺らしながら、人の”想い”をそのてに宿す。 ) そう、良い子―― ( ささやく声音で、彷徨う彼らを、少しでも安心させるように。傍に置かれたランタンのほかに、明かるく輝く光は――まだ、ない。 ) [Sat 17 May 2008 20:04:31]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(暗がりの空を、真っ白な蝶が舞うような)』 [Sat 17 May 2008 19:59:44]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 『地面から這い出ようとする死体の手が見えてちょっとだけ咽たとか。』 [Thu 15 May 2008 23:49:00]
デュラハン > (自身の記憶が確かならば自身の力を試す場所を探す際、この墓地の中は隅々までとは言えないが其れなりに調べたはず。無論、ほぼ毎日死体が埋められたり稀に死体が地面から出てきたりするこの場所の事、自身が知らない間に墓守が浄化を頼んで居たり死体が一箇所に多数埋められたりする事もあるだろう。)(それからこの場所がこうなった理由を暫く考えていたが)・・・私が知った所で意味はないでしょうかね。(悪魔なりに気にはなるがやはり考えた所で原因が分かるはずも無く。墓守や此処に居る霊達に聞けば何か理由が分かるかもしれないが、前者に聞けば妙な目で見られるだろうし後者は悪魔である自身の気配を感じてか姿を隠しているのか聞く事すら出来ない。)まぁ、良い場所を見つけた事には変わりはありませんし・・・・(息抜きと言うわけではないが此処の心地よい空気を十分に堪能しておくかと思えば、無意味であろう思考を止め大きく息を吸い) [Thu 15 May 2008 23:48:04]
デュラハン > (元々誰かの墓を目指している訳ではない悪魔はフラリフラリと立ち並ぶ墓石の間を彷徨っていたが、何かに気づいたのか不意に足を止めて。それから周囲を窺うように視線を動かせば)へぇ・・・こんな所にも好い場所があったのですね。(少し前に自身の力を試す際に使った負の気配が強い場所とは別にその場所に似た場所があることを知れば驚いた様な声で小さく溢して。)(それから暫くして周囲を観察していた視線を正面に戻せば)しかし、あの時に此方の方も調べた様な気がしたのですがね。(ふと頭を過ぎった疑問に小首を傾げる。) [Thu 15 May 2008 23:34:20]
デュラハン > (静かに吹く風に草木を揺らす共同墓地。その入り口付近に小さな足音が響いて。)やはり此処の空気は良いですね。(足音の主である灰色の外套を纏う老人らしき男はまるで人が高原の澄んだ空気を愉しむ様に肩を僅かに揺らし大きく息を吸えばゆっくりと吐き出して。)(普段であれば理由がない限り訪れないこの場所であるが、いつもと違い今回はは別に自身の力の状況を確認しに来たわけでもなければ、聞き屋の仕事で来た訳でもなく。あえて理由を挙げるとすればスラムよりも自身にとって心地よい空気を吸いに来たというくらいだろうか?) [Thu 15 May 2008 23:22:09]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『星明りの下』 [Thu 15 May 2008 23:12:28]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 『其れでも男は、墓守を待った』 [Mon 12 May 2008 00:11:58]
ティス > (一体、如何程の意味が在ると云うのだろう?) [Mon 12 May 2008 00:11:28]
ティス > (お優しいあの墓守は兎も角、死化粧師の男には此処迄してやる義理も人情も無い。打算が在れば拾ってやる気も起きるが)(其の墓守はと云えば、墓が完成した途端『添える花の一つも無きゃ可哀想だ』と言って花売りの処へ出掛けて仕舞った。片付けを男一人に託して。) ―――やれやれ (お優しいのは結構だ。結構だが)(男はシャベルに寄りかかるのを止め、墓守が放り出して行ったシャベルを拾い上げる。酷く無機質だ。其のシャベルも、之で作った墓も。) [Mon 12 May 2008 00:03:34]
ティス > (新しく土を掘り起こした所為で其の香は普段より一層濃く感じられた。其処に初夏特有の青臭い草木の香も加わると如何も苦手だ―――顰めた眉間に刻まれる皺は、其の香の所為許では無いにしろ。) ―――― (冷たい風の心地良さに、僅か身じろいで吐息を零した)(そも、死化粧師の衣服が所々土に汚れているのは何処かに捨て置かれていたのだか忘れ去られていたのだかした少女の死体を、知り合いの墓守が連れて来た事が発端。其の子にエンバーミングを施してやって欲しいと其の墓守に頼まれ、挙句墓作りの手伝い迄。) [Sun 11 May 2008 23:44:23]
ティス > (知り合いの墓守の言葉に、仕方在りませんねと首を縦に動かしてしまったのだからどうしようも無い)(土の香と、仄甘い腐乱臭) (見上げた先、灰色の緞帳に閉ざされた空が此の上無く恨めしい気分だ) 全く―――― (呟き、息を吐く)(大きなシャベルを杖代わりに両手と顎を乗せ、土と腐乱の香を纏う男が墓地の片隅に一人) [Sun 11 May 2008 23:26:56]
ティス > (   ――――此の様な事は、己の性分では無いのだが) [Sun 11 May 2008 23:15:39]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Sun 11 May 2008 23:11:03]
お知らせ > インディさんが退室されました。 [Wed 7 May 2008 00:13:08]
インディ > ( 辿れば辿るほど墓石の形状や人名はホワイティア色を増していき、この街が元々ホワイティア文化を基盤にして居る事を窺わせる。 まぁ、街を見てみても未だ特別大きな施設は露骨にホワイティア文化だ。 大聖堂やヴェイトス市大学、コロセウム、大ホールなんていうのは最たるもの。 存在するだけで浮きまくる古いイエロティア系の施設は酷く悪目立ちしているが、ここ100年くらいの間に徐々に融合をはじめ、ホワイティア文化でもイエロティア文化でもない、「ヴェイトス市的」な造形に変わっていった。 ) [Wed 7 May 2008 00:07:37]
インディ > ( ブラティリアの入植は非常に遅い。ホワイティアが1000年前にヴェイトス市を建設したのに対して、マウーラ藩王が西海岸にアングリマーラを建国したのは僅か260年前のこと。 ヴェイトス市にブラティリアが住み着くようになるのはもっと先になる。 想像通り、本当に極最近までブラティリア系の名前は見られなかった。 ) [Wed 7 May 2008 00:03:16]
インディ > くそぅ…報酬高くなかったらこんな仕事請けるもんかい。 絶対これ今日中に終わらないし――――。 ( 多めの独り言で間を持たせつつ奥の奥、最早墓地というよりは遺跡に近い辺りまで歩く。 独り言が尽きたら歌でも歌いながら調べよう。 そうしよう。 アカペラレパートリが尽きたらまた頭から歌いなおして2時間か3時間くらいもつんじゃなかろうか。 ) ―――まぁ、流石にこの辺まで来るとホワイティアばっかだわな。 此の辺がピャスト朝、ヤギェウォ朝―――あるもんねー、古代史まで突入しちゃってんじゃない。 ( よくまぁ、帝国時代のガレー船でヴェイトス島まで辿り着けたもんだ、と感心する。 さっきまでは怖がっていたが、案外面白い歴史遺産も見られるかもしれない。 ) [Tue 6 May 2008 23:58:31]
インディ > ( ようするに、1000年もの間繰り返された開拓と埋葬の繰り返しの中、ある程度見分けのつくブロック毎の年代、時代背景、墓碑銘から分かる当時のヴェイトス市のデータが欲しいというのだ。 まぁ、多くのことが分かるだろう。 考古学っていうのはとてもトータルな学問。 地質学、土壌学、動物学、植物学、古生物学、建築学、人口統計学、冶金学、社会学、地理学、民俗学、文献学、認知科学、多くのデータから今は見ることの出来ない過去の形を浮きぼらせ、結果として大局的な「人類学」若しくは「歴史学」として成り立つのだ。 墓石の位置、形状、材質、墓碑銘から最低でもその当時の「年代」「宗教」「流行」「人種分布」「富裕層」「奴隷」「疫病」「戦争」「女性社会」「流行芸術」くらいは見出せると思う。 ) …全部の墓石調べりゃだけどさぁ。 ( 墓を暴くのがもっと望ましいが、できれば日中にして欲しい話。 1000年とか500年前の土葬墓地なんて骨も残ってないだろうけどさ。 ) [Tue 6 May 2008 23:34:27]
インディ > まぁいいんだ。 怖い。 マジ怖いから。 アレは。 ( 1人寂しく霊園を登り、吹き抜ける生温い風に眉を顰める。 小高い丘の上にあるこの霊園から見渡すと、ヴェイトス市の夜景が嫌に遠かった。 ) …帰り飲みいこ。 ( ポソリと呟いて再び霊園に向き直る。 広大なブロックに分割された墓地の地図を広げ、指定された方に歩いていく。 ヴェイトス市建設から1000と4年、5年? 数多の霊を鎮めるべくこの霊園は広大な裏山を削っては土地を拓き、継ぎ接ぎのように広がっていった経緯がある。 ) …うへぇ、予想通りすごい奥の方じゃん…! もうやだ、なんで1人で行かせんだよー! ( 「報告はレポート用紙でお願いします」とか爽やかに笑った依頼人はハナっからついてくる気ゼロだった。 ) [Tue 6 May 2008 23:18:22]
インディ > うへー、普通に怖いんだけどここ――――。 ( 何でかこんな夜中に墓地なんかでぼやいているあたしこと考古学者、天才インディアナ・ラルフォーレン教授の優雅な生活である。 正式に依頼があっての調査に足を運んだわけだが、生憎日中は講義とかお偉方との長話で忙しい。 そんで、こんな時間。 遺跡でも古城でも余裕で踏み込む私だが、街の墓地っていうの、どうも苦手だ。 子供の頃読んだホラー小説のせいだろう。 閑静な住宅街の奥にある小さな霊園に死体を埋めるとペットが生き返る――みたいなヤツ。 事故で死んだ子供を其処に生めて生き返らせようとかするんだ。 軽くトラウマ。 ) [Tue 6 May 2008 23:08:31]
お知らせ > インディさんが入室されました。 『 変な仕事もあったもんで 』 [Tue 6 May 2008 23:00:28]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 何度も繰り返した思索ばかりが、頭の中で渦巻いていた  』 [Fri 2 May 2008 02:04:58]
エリー > ( リリルの事は―――暫らく動きが無いが、関係者との面会が済むまでは静観、という指針で一致しているようだ。 5月にはギルドなりの回答を出す事になるようだが――――私の考え方は変わっていない。 今の彼女は確かに限りなく無害に近い存在だろう。 ただ――――10年先、100年先、10倍、100倍の血を繰り返し繰り返し人間から搾取し続けた、続けざるを得ない彼女の未来には、結局行き着く先に人間を殺すか人間に殺されるか、頑なに拒み続けて苦しみながら死ぬか、そんな選択肢しか在り得ない。 どの道、世界を呪いながら迎える最期しか。 ) ( それならば、彼女が正気である内に、尊い犠牲として尊厳のある最期を迎えた方が――――。 ) [Fri 2 May 2008 02:04:00]
エリー > ( 今度の―――吸血鬼ハーフの件もそう。 リリルの事であまり気負って1人で世話を焼きすぎる事も無いと釘を刺された。 それは分かっている、つもりなのに――――。 ) ( 瞼を閉じてもそう、目に映るものは変わらなかった。 相変わらず闇だけが覆い被さっている。 そろそろ起き上がって返らないとと思う反面、身体はいつまでも横たわり続けた。 こんな時間に人は来ないと思うが、見回りの墓守が見たら驚くだろうか。 ) [Fri 2 May 2008 01:48:31]
エリー > ( アレッサンドラ・クレメンテは少し苦手だ。 噂されるような恐ろしい人物ではないというのは分かったが、彼女は私の動向や特性を注意して見ている節がある。 私は人間をつぶさに観察してはその行動原理を理解して感情を読み取り、役柄に生かす癖がある。 子供の頃から割と無意識に。 だから私は多くの他人の記録から成り立っていて、素顔というものがとても希薄にできている。 素の私はどんな人間か、といわれれば―――表現しうる人格全てが私の範疇であり、それら全てが模倣。 アレッサンドラはそういう部分まで私を見透かしている気がする。 我儘な話、私は他人を観察するのは好きだけど、自分を観察されるのが嫌いだ。 ) [Fri 2 May 2008 01:38:03]
エリー > ( 天蓋に星は無く、小高い丘の上の墓地に街の音は届かない。 私は考えるのをやめて独り、意味の無い模様を描く黒い空をぼんやりと見上げている。 呼吸の音だけが定期的に繰り返してまどろみを誘い、冷え始めた空気が動くとまた少しだけ意識を振り戻す。 この行為に意味は無くて、私はただどろりと溶けて自然に無くなってしまうのを待つばかりの生き方をしていて、先の事なんて正直、なにも、考えていない。 私の人生はきっとどこかでプツリと終わるんだろう。 そんな風に思った。 ) [Fri 2 May 2008 01:09:13]
エリー > ( たまのお墓参りはいつも夜。 夜中働いて昼まで寝るような生活サイクルが続いていて、長らく昼の繁華街なんかを歩いてない気がした。 だからといって―――それ以上思考が回る事は無く、別段困りもしない。 どうしたいわけでもない。 これからもきっと、そうだ。 ) ( 両親の墓はすぐそこにある。 今さっきお参りを済ませて、あれこれと報告をしたところ。 たまに手が空いた時にはここに来て、思考の整理整頓もかねてそうしている。 墓地の中には―――父の遺体しかない。 ) ( 母は灰になった。 ) ( 姉は見つかっていない。 ) [Fri 2 May 2008 00:49:11]
エリー > ( 草むらの上に寝転んで脚を投げ出し、空を見ていた。 昼間は暖かかったけれど流石にこの時間は少し冷え込む。 空はずっと曇っていて、天蓋のように広がって星空を覆い隠している。 首を上げて顔を頭の方に向けると、遠く眼下の坂道の向こうにヴェイトス市街地の灯りが連なっているのがサカサマに見える。 暫しぼんやりと、そんな景色を1人眺めていた。 呼吸と共に胸が薄く上下して、涼しげな空気を吸い込む。 頭の中から思考らしい思考が追い出され、ただ無感情にぼんやりと、そうしている。 ) [Fri 2 May 2008 00:40:58]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『-Canopy of night- 夜の天蓋』 [Fri 2 May 2008 00:36:03]
お知らせ > オリヴィアさんが退室されました。 『泣きそうになるのはぐっとこらえて…、暫くは石碑に背を預けたまま自分の体温で暖めるように』 [Fri 25 Apr 2008 01:11:28]
オリヴィア > いくらでも、話す事はあるのに…こうしていると、何から話せばいいのかしらね…(いくら口に出しても、一方通行な報告だけしかできないのもわかっているから…それがきっと虚しさを募らせるだけだから、こうして言葉をつぐんで…心の中で伝わるものをわかって欲しいと、甘えてみる) [Fri 25 Apr 2008 01:07:30]
オリヴィア > …寂しくはないから、大丈夫…。その為に、こうして貴方と近い場所に無理を言って赴任させてもらったのだもの…(優しかったあの人は急にこんな事言ったら不安そうにするかも知れないから、一応の、フォローにもなっていないフォロー…)みなさん、良くしてくれていますよ。それに、ここにきてからの友人もいますから…大丈夫。でも、まったく顔を見せないと貴方の方が寂しがるでしょう?(ゆっくりと左手を上げて、その指にはまった金色の指輪を見やって…にっこりと、ちょっとだけ意地悪く微笑んで) [Fri 25 Apr 2008 00:56:20]
オリヴィア > しばらくこなくてごめんなさい。幸い退屈する暇もないくらい、色々と頑張れてます…。土産話も、どこから話したらいいのかしら?(その石碑を、夫と思ってもう少しだけ体重を預ける格好で目をつぶって、ゆっくりと記憶の中のあの人を思い出しながら言葉を続けて…)まず、謝る事が一つ…今まで、私はずっと後方支援だったから…前線に立っていた貴方の苦労を理解していたつもりではあったけど、共感しきれてなかったかも。この冬に合同訓練で、前線の騎士と同じように頑張ったら…実力不足を思い知らされちゃったわ(でも、それでより分かり合えた気もするんだけど、なんて) [Fri 25 Apr 2008 00:52:06]
オリヴィア > (墓守の人に挨拶をして、一度は訪れたその赤い雨戦争の合同墓地兼慰霊碑まで足を進めて…慰霊碑に花を手向け、夫の名前の在る石碑の前で再度改めて、夫の名前が彫られた部分を指でなぞって…)こんばんは、こちらはだいぶ暖かくなってきましたよ。故郷と比べても暖かくてすごしやすいです。夏は暑いと聞いているから、バテてしまわないか今から不安なんですけどもね(そちらはずっとすごしやすいところでしょうか?なんて声をかけながら…その夫の名前の刻まれた石碑にそっと背を預けて、ちょっと体育座り…) [Fri 25 Apr 2008 00:43:44]
オリヴィア > (昨日のサクラの木の下には死体がって話、もしそれが本当ならどれだけの数の死体が埋まっているのかと内心突っ込みを入れたところで…ふと、それだけの人数以上に亡くなった、赤い雨の戦乱の事を思い出してしまって…。正面から向き合うにはまだ辛い思い出だからなるべく、なるべく思い出さないように、してたのに。辛そうな顔をしていると余計に気を使わせてしまうから避けていたのに…どうしてもいても立ってもいられずこうして騎士の制服のまま足を運んで) [Fri 25 Apr 2008 00:35:32]
お知らせ > オリヴィアさんが入室されました。 『赴任の挨拶以来、しばらく脚を運ばなかったここへ、再びバラの花束を片手に…』 [Fri 25 Apr 2008 00:30:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『また、いつか―― (闇に向けて、微笑んだ)』 [Sat 19 Apr 2008 22:53:12]
ルーア・リシア > いいの。私も、楽しめた。 ( トートの言葉に、首を横に振って ) ――また、会えるといい。そのときは、ゆっくり話そう。 ( 仕事。それだけで割り切るには、少しばかり人間のような感覚がしみこみすぎたか。けれどそうした感情を持つより前、夜の公園でみた彼女の舞を、己は忘れないだろう。その傍らにあった、優雅な調べも。 ) [Sat 19 Apr 2008 22:52:58]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 …休日に会えたらいいですね。 ( 告げながら、霊体と化して飛び去ろうか ) 』 [Sat 19 Apr 2008 22:47:40]
トート > …、 ( 一瞬、軽く目を見開いた。 伝わらないと諦めたところに、そんな言葉が返ってきたものだから ) … いいえ、こちらこそ―― ありがとうございます? ( さて、思わず口をついて出た言葉はこの場に相応しかったろうか ) … ないもの? ( 言い澱む様、眉を寄せるけれどそれ以上言及はせずに。 )  ―― えぇ、駄々っ子ですよ。 どうぞご自由に。 ( なんて、悪戯っぽい小さな笑みをふと ) まぁ、それは身に染みて感じています―― が、 …、 ( 今までは、不便を感じるような付き合い方をしていなかった のに ) ( それがきっと、ひっかかる理由だ。 貴女にスープに誘われたときだって、神父にお茶に誘われた時だって、 断れば済むハナシだったのに。 ) ―― …、 あぁ、 そうですね。 すみません、仕事中に引き留めてしまって。 今度は…、 [Sat 19 Apr 2008 22:45:55]
ルーア・リシア > ありがとう――貴女の言わんとしている事は、何となく、伝わる――から。 ( トートの気持ちを察すると、素直に頷く。そうすることが、今の己にできる精一杯の返事だと、分ったから。 ) そうかもしれない。けれど、貴女には、私に無いものがある。――あなたはあんなにも―― ( 素敵に踊れるじゃないか。そんな言葉は、伏せたまま。 ) ん、なんでもない―― ( 少しだけ、速い動作で頭を振ると、静かに手のひらの花びらを地面に落とした。 ) 駄々っ子か――良い表現、ね。今度使わせてもらうかも。 ( 冗談っぽく、小さく笑い、彼女ここと場に相槌を打つ。 ) 慣れていく。そうやって――でも、たぶんこっちの世界にある程度は適応しないと、色々困ること、多いと思う。 ( きっと貴女は、変わること、死神のあり方と違ってくることを、好まないと感じるだろうから。 ) あぁ、――そろそろ、他の区域に行かないと―― ( 月が見えないこともあってか、いつの間にか、時間を忘れていたようだ。 ) [Sat 19 Apr 2008 22:36:07]
トート > ―― そんなことはありませんよ。 ( どれだけ言葉を紡いでも――あるいは、己以外の者ならもっと上手く言えるのかもしれないが――、彼女を納得させる事は出来なさそうで、けれど同意は出来ずに否定の言葉だけをそっと紡ぐ。 向けた思い、それを素直に受け止めてくれればよいと思う。 …貴女も ) … ”薔薇は紅く 董は碧い” 。 私も花で知っているのは、その程度ですよ? ( 困ったものです、とも言いたげな軽口 ) ――― 困る。 そう、でしょうか。 仕事がなくなることは… ( 誰かが死ぬ限り、 ) ないでしょうけれど。 私は、駄々っ子の世話は御免です。 ( 軽く肩を竦めて )  貴女の前に別な方にもお茶をすすめられて――、誤魔化すのに苦労しました。 ( というか、最近なんだかそんなのが多い気がする。 お茶、スープ、雑煮、酒―― )  …、 ( 最後の飲料の、苦さを思い起こして思わず小さく咳を )  …… さぁ、 花 なんて、生きているうちにどれだけしかり眺めているや知りませんが―――  ( むしろ、亡くしてから、気付くのだろうか ) [Sat 19 Apr 2008 22:16:18]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(夜に混じる、花の香り)』 [Sat 19 Apr 2008 22:09:36]
ルーア・リシア > ( トートの視線をおうようにして、暗がりの中で色を保つそれを見つめる。墓標に花を添えるのは、それが死者のためであると信じて。そして死者たちは、花を添えるものの気持ちを受け取り、安らぐ。 ) その言葉どおりなら、やっぱり――私には似つかわしくない、と思う。 ( ゆっくりと頭を振って、彼女を見る。 ) 墓守で、死神で――花のことも、ほとんど知らない。 ( 会話を楽しむように、久々にあった相手との時間を大事にするように、他愛の無いやり取りを、手探りのように紡いでゆく。 ) 大変なのは、ある意味いいこと。仕事がなくなってしまえば、それはそれで困る。――でしょう? ( 小さな笑みを口の端に浮かべて、”同業者”を見つめ返した。 ) そうか――うん、だいじょうぶ。私もこっちにきてしばらくは、そんなだったから。 ( 手のひらを、そっと空に向けてみる。救い上げるように手の中に落ちた色は、淡く、はかなく。 ) あぁ、それで、か。――花を見る、という人の思い。これにも、やどっているんだ――な。 [Sat 19 Apr 2008 22:00:53]
トート > それはヒトそれぞれだと思いますよ。 ( つるぺたからないすばでーまで。…。 ) そうですね、 ( ふと、墓石の一つに…そこに供えられた、まだ瑞々しい花に視線を向け ) 多くは花から受けるイメージにヒトのかたちをさせたもの…でしょうか。ヒトのかたちをしないモノも在るでしょうが。 こう、太陽の光や…もしくは月光の似合いそうな。 ( この死神とて明確に把握しているわけではなく、今まで見聞きしたものから、といったところ。子どもらの歌には、時折妖精も出てくるし ) それは良かった。 あぁ、でも墓守さんとしてはこれから大変ですね。 ( 良かった、と言ってしまってから彼女の苦労を思ってそんな言葉を ) ――― 訂正しておきますが、苦手、ではないんですよ。 ただ、食べ方がわからないんです。飲み込み方、というか。そういう使い方、しませんでしたから。 ( 美味い不味いはまだよくわからないから、不味くない、とは明言できないけれども。返す言葉の多いのは、この死神なりに、貴女の料理が嫌いなわけではない、と伝えたいのだろう。 …緩んだ貴女の口の端から、目を逸らしつつ ) そうなんですか? さくら、というのだそうですよ。 この花が咲くと、ヒトは花見、をするのだとか。 [Sat 19 Apr 2008 21:47:38]
ルーア・リシア > ――それじゃあ、人はどんなものを、思い描く? 私には良くわからない。ただ、花の精というのは、木や花の上に姿を現すもの――らしいから。 ( 元々見えるかどうかも怪しい存在。それでも墓地に咲く花を見て、通りがかる人たちから何度かそんな話を聞いてきた。小首をかしげるように、ほんの少しだけ、顔をうごかす。己の何が似つかわしいのか、純粋に分らなかった。 ) そう、墓守の仕事。死神の仕事は、今のところ順調。 ( 彼女から張り詰めたものが消えるのを感じて、小さく頷いた。 ) ――死神の苦手なものに、一つ付け足しておこうか? ( 手料理を馳走したときの、トートの顔はよく覚えているから、思い出すように、目を伏せて。口元を緩めた。それから、舞う花びらを見て、ぽつりと。 ) 不思議な花だ――魂たちが、安らいでいる。トートは、コレがなんというものか、分る? [Sat 19 Apr 2008 21:33:44]
トート > それは残念でしたね。 もっとも、こんな黒尽くめの花の精をひとは思い浮かべないでしょうけれど。 ( ひょい、と肩を竦めて。別にそれが残念だというのではなく、だから花の精などと表するのはおやめなさい、というコト ) 貴女の方が余程似つかわしいでしょう。 ( 手入れの行き届いた髪だと思った。風呂に入るのが好きだとは、知らないけれど。 それに、彼女もまた、優しすぎるのだろう。天使側寄り、というか。 ) …… 増えそう? ( その言葉に、眉を寄せて周囲に気を配る。 この地は貴女の務めのおかげか、今のところ、しかり管理の行き届いているように思ったけれど―― そこまで考えてから、地面に目を留めて あぁ、と思う ) ―― あぁ、増えそうって… こちらのお仕事、でしたか。 ( 息を零して、張り詰めた気を霧散させよう )  …、 ( スープ、という言葉に目が泳ぐ。食べるのに難儀した記憶はまだ鮮明だ ) いえ… それは、出来ればまた違う機会に。 ( 誤魔化しようのなさに、情けなくなった ) [Sat 19 Apr 2008 21:16:59]
ルーア・リシア > ( 返ってきた声に、目を伏せて。どこか安堵したような気持ちを、そっと胸にしまいこんだ。 ) いつ花の精に転職したの? ――そう聞こうとおもったのに、先、越された―― ( 真顔で冗談ともつかぬ言葉を紡ぎ、一方で、見上げるその目はまんざらでもなく。夜に解けるような黒を纏うかの死神は、ある種死神の概念から外れた”優雅さ”をまとっているようにもみえた。そのくらい、木に座して色づく夜の風を見下ろす彼女は、”自然”に見えた。 ) えぇ、見ての通り。――仕事は、たぶんこれから増えそうだけど。 ( 地面に落ちたこの無数の花びらと、これから振ってくるかもしれない雨を思えば、掃除の用意もしたくなるというもの。 ) ――あなたも元気そうで、何より。またスープが飲みたくなった、とか? ( 地面に降りるその様を、しっかりと見届けてから、掲げた明かりを下ろし、たずねる。 ) [Sat 19 Apr 2008 21:03:06]
トート > ( 地に属さぬこの死神は、空が泣いてもどうにも思わないだろう。それで花が落ちてしまおうと、それをただ眺めるだけ。 在るモノを在るがままに )  ――― ( 木上にいる己からは、貴女の様子がよく見える。見える、というより、例えば足音などから窺うのだけれども。 )  ――― さぁ、気付いていないだけかもしれません。 けれどそれそのものでなくとも、よくヒトは例えを好むでしょう?  ”櫻花の雪に降られるその姿、まるで花の精のようですね―― お嬢さん?” ( 芝居がかった声が、揶揄混じりにあなたの下へと落ちるだろう。 花びらと一緒に ) こんばんは、息災でしたか。 ( 尋ねながら、地面へと飛び降りようか。 上を向かせてばかりでは、失礼だろうし ) [Sat 19 Apr 2008 20:52:16]
ルーア・リシア > ( 灰色を濃くしてゆく分厚い雲は、今にも泣き出しそうで。それを見上げる墓守の心境としては、もう少しだけこらえてほしいという思いばかりが募る。雨は鈴の音も、手にした明かりも全てかき消し、洗い流してしまうから。 ) どう―するか―― ( ほぅっと思案の混ざった息を吐き出し、黄色いツインテールを揺らし、辺りを見渡す。ほんの少しだけ、何か似通った波長を感じた気がした。 ) ――っ。 ( 小さな歩幅は、そのリズムを少しだけ崩して、方向をかえる。雨より先に、頬に触れるものがあった。ひらひら、とやわらかく。――ゆっくりと近づく先には、明るい色を宿した木があった。けれども死神が見ていたのは、それとはちがう、別の木であった。 ) 花の精というものを、わたしはみたことがない―― ( 明かりを掲げ、淡々とした声音を向ける。 ) あなたは、みたことがある? ( 姿も知れぬ、その気配へと。 ) [Sat 19 Apr 2008 20:41:28]
トート > ( いうなれば今の己はどこか かみあわない のだと思う。 自分の中身が、どうにもしっくりこない。  そのまま、なんとなく花びらの飛んでいった方向を。 無数の花びらの、風に舞う様を眺め―― )   …、 ( その風音に、微か鈴の音の混じるを 聞いたか、 或いは同族の気配を感じたか。 死神はゆっくりと、貴女のいる方向へと視線を転じよう。 その足音の近づいてくるのを待つように、まだ、声はかけない。かけたところで、しかり届くかあやしいものだ ) [Sat 19 Apr 2008 20:28:43]
ルーア・リシア > ( 風に吹かれて消えてゆく。こんなにも湿っぽいのに、冷たさを感じないのは、なぜか。考えているのは、いつだって他愛ないそんなこと。ブーツの底でしっかりと地面を捉えて、墓標の合間を縫うように進む。雨の匂いに鼻を向けて、はためくローブを内側からつかんだ。暗がりの中、明かりが一定の規則で揺れる。遠めに見れば、ヒトダマとの明確な違いは、あまりないのかもしれない。 ) [Sat 19 Apr 2008 20:24:15]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(鈴の音が――)』 [Sat 19 Apr 2008 20:20:03]
トート > ( いや、他方には良いのだろうか? けれど素直に喜ぶ気にはなれない。 身を乗り出して隣の木―― 今にも風に飛ばされそうにひっかかっている櫻木の花びらを摘みあげて、戯れに口付ける。 強く摘んでは花びらをつぶしてしまうと、思っていたせいかそれはふく風にあっさりと攫われて夜闇に紛れてしまった ) ――― 、 ( 一瞬 あ、と思ったけれど すぐに別にいいか、と思いなおした。 その風の流れに、無闇に介入する気はない ) [Sat 19 Apr 2008 20:18:26]
トート > ( 下から見上げるのとはまた違う、櫻花の眺めは悪くない。 死神の座した木は櫻木ではないけれど、それでよかったのかもしれない。葉の混じってくると、櫻花と一緒に虫も落ちてくるようだか ら? )  …、 ( ごつごつしてザラついた幹に背を預けて、へふ、と息をつく。 ) ( どうにも、馴染み始めていてよくない。 ) [Sat 19 Apr 2008 20:08:20]
トート > ( 死神の携わったぼんぼりづくり 強制的に共にした花見の宴 その花に、ふと、彼の地の―― この地の、櫻花は如何かと。 思い、こうして足を運んでみた。 しばらく顔を合わせていない彼女も気になる。柔らかく煮詰めてくれた野菜スープさえ食すのに難儀していた自分が、雑煮なんてものを口にしたと知ったら彼女はどんな顔をするのだろうか。 )  ――― … ( 気に入りの木上に座した死神は、そこから花の景色を臨む ) [Sat 19 Apr 2008 19:59:07]
トート > ( ちら ほら、 舞い散る 桜雨。 ) 一つくらい は、 …。 ( この場所にも、飾ればよかっただろうか。 ぼんぼり。 ) ( もっとも、ひとによっては必要がないのかもしれない。 この場所では、ヒトダマがふわりふらり 幾つも、漂っているから。 ) [Sat 19 Apr 2008 19:53:52]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『( さくら  さく ら )』 [Sat 19 Apr 2008 19:49:14]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( そのために、此処を出よう。 )』 [Tue 15 Apr 2008 22:46:25]
ナイト > (猫はまもなく気づく。苦しみを訴えるのはみな「死んだ人達」であることに。されば、彼らに苦しみをもたらすのは、疑いようも無く「死んでいるという状態」であり、「死ぬ」という行為であろう。)    (猫は僅かに首を上げる。闇に光る瞳に、無数の墓標が映る。闇を射抜く瞳に、嘆きの魂が映る。猫の本能が動く。 ―― 「死ぬ」のは苦しいことだ。そしてそれは、やがてお前にも訪れるかもしれない。なれば回避せよ。雨を避けて軒下を歩くように、喉が渇いで水を飲むように。   「死」を、回避せよ。) [Tue 15 Apr 2008 22:40:56]
ナイト > (ということは――どういうことだろうか。命が終わるとは、死とは果たしてどのような状態だろうか。猫は眼下に広がる墓地を眺めた。そこにいる人達は死んでいるのだと、いつか夜に近しい者に教わった。)     (動物は自分の死について考えない、丁度、生について考えることの無いように。それゆえ畏怖もなく、魂が迷うことも無い。だが――、愚かにもその領域からはみ出してしまったものがいる。)      (猫の目には、人には見えないものが見える。既に命を失った人達の姿が。――彼らは猫に告げる。「苦しい」のだと。ただただ、苦しいのだと。それは飢餓や疼痛によるものではない。もっと何か、深くって根本的な「もの」からくる苦しみだ。) [Tue 15 Apr 2008 22:33:41]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 [Tue 15 Apr 2008 22:29:01]
ナイト > (うとうとしちゃった模様。) [Tue 15 Apr 2008 22:19:51]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 [Tue 15 Apr 2008 22:19:36]
ナイト > (無論努力はしたが、どうにも今日は運に見放されているらしい。さらに言えば、猫はとうにスラムでの縄張りを失っていた。自らとはことなる種族の暮らしに入り込んだ猫に対して、同類の反応は遠慮なく冷たい。数度は集会にも出席し、点数稼ぎなどを心がけているが、それは所詮日ごと乖離している身体と魂に対する自分へのいい訳のようなもので、認められるはずも無い。)    (顔をさらに低く抑えた。ひげをくすぐる草が春の訪れを感じさせる。 ――つまり猫は、また一つ年を重ねたらしい。もとより人に比べられるはずもない短い命が、また一年リミットを縮めた。) [Tue 15 Apr 2008 21:53:36]
ナイト > (どうしてか、猫は「可愛い」らしい。もちろんその概念は猫の辞書には無いもので、理解できないが、とにかく餌は何もしなくとも自ずと向こうからやってきた。時折鍛錬を兼ねてネズミなどを狩る以外、猫はもっぱら人の施しで生きてきた。)    (――仮にも数日ごとに帰る場所があり、それなりの庇護が得られていた間は。さて今猫は自由だ。もともと猫を呪縛していたものの身の証も知らねど、ともかく自覚が無いうちに帰る場所を忘却してしまった。故に、必然と襲いくるのが飢餓だ。)     (ねずの木の根元に伏せた猫は、動くことも億劫なのか、だらりと首を組んだ前足に乗せて脱力していた。) [Tue 15 Apr 2008 21:44:33]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 空腹は、随分久しい感覚であるように思えた。 )』 [Tue 15 Apr 2008 21:35:59]
お知らせ > 阿鬼さんが退室されました。 『( 読めない人、と溜息の数は増えていく。 )』 [Tue 15 Apr 2008 05:26:52]
阿鬼 >  でも、嘘吐きの人も――きっと同じ言葉を言いますよね。 ( 心中を計る事は、二回目の邂逅で半ば諦めの境地。 助け起こした女性は相変わらず優しい笑みを浮かべた儘。 瞳を細め抗議の声を上げるのが精一杯の行動。 )( その後も、戯れには語る言葉――つい真面目に返事をしてしまいながらも。 今宵のお仕事は何とか終えて。 ) [Tue 15 Apr 2008 05:26:13]
お知らせ > さんが帰りました。 『(困らせ弄る度に同時に愛でる眼差しは変わらずに。)』 [Tue 15 Apr 2008 05:21:01]
> ―――わかりましたわ。 …少しだけ、ね。    冗談か本気か、決めてしまったらそれでおしまい。ですからわからないというのもいいことね。阿鬼。 ( 愛しそうに名を呼んで。くすりと微笑みながら名残惜しげに離れよう。 手を差し伸べられれば貴女を見上げては零れる笑み。 迷わずその手をとる指先。 少しだけその体を借りて起き上がれば、貴女を引っ張ってしまうかもしれど。 )    ありがとう。   私、嘘はつきませんわ。愛してくださる?と言ったでしょう? ( それは初めて出逢った時の話。起き上がった後は、彼女の仕事に僅かなれど力添えをするだけ。 何度も戯れに愛の囁きと、貴女の名前を呼びながら ) [Tue 15 Apr 2008 05:20:44]
阿鬼 > ( 容易く囚われた指先、此れも戯れと絡め取られ。 ) 逢いに来て下さるなら。 今度はもう少し――易しめの本でお願いします。 ( 貰った抒情詩の本は難しかった、と肩を落とす。 瞳に火赫の揺れは既に無く普段の声色へ。 ) 自分は死神ですから…、余り冗談が過ぎるとホントに怒りますからねホントに……――。 ( 強くは出れぬ少女、喉を鳴らし愉しげな貌をしている女性は何処か憎めない。 心の中で深い溜息を。 ) ホントに、ホントです。 ( 絡め取られた手、するりと抜けていく指先。 鎌を杖代わりに立ち上がると。 花弁に埋もれた女性へと手を差し出す。 墨色の瞳が此方へと注がれている、其の視線に映る少女は櫻であるのか。 唯の言葉遊びであったのか。 知る術は無い、だから少女は問わず。 ) 一人で立てるなら、助け起こしませんけど。 ( 手を差し伸べた儘。 )( どちらにせよ、二人起き上がれば。 幹の根元穿たれた穴より覗く髑髏、其れを門へと送るべく。 ) [Tue 15 Apr 2008 05:06:59]
> ( 彼女みたいな桜があれば、きっと自分はこうして惹かれるのだろう。保護欲を書き立てられるというか、興味をそそられる、この腕野中の小さな娘のように。 ) ―――。 ( 双眸が揺れたのを見逃さなかった。見つめ返す緋色が揺れるのを見れば、死んでいるはずの心臓が跳ねるのでなく、愉しいと言う感覚に陥り無言の間に見つめるのは、まるで見惚れるような食い入るような眼差し。だから頬つつかれれば目を丸くして ) ――あら。してますわ? 私、語り手ですもの。 ( ちゃっかり、此方も誤魔化すようにいつもの口調。薄ら哂って、今まで藍色の髪梳いたその指先を捕まえようと手を伸ばす。まるで遊びのように。 )   いつか。 貴女の手をこうやって ちゃんと 掴むことができたらね、阿鬼。  貴女にちゃんと会いに行きますわ? ( 覚悟して、と言うかのように。くすりと喉で笑って ) なんて。     これ以上言ったら怒られそうね。 愛しい人。 ( くす、と微笑み立ち上がろうと貴女を抱き上げんとして腕に力こめる仕草 )    ほら。お立ちなさい。風邪を引いてしまうわ。   そろそろ帰らないと、お仕事も出来ませんもの。 ( お仕事、とやたら主張してはクスリと笑って。悪戯に黒い瞳が貴女の顔を眺めている ) [Tue 15 Apr 2008 04:51:25]
阿鬼 >  其れに陽光は自分には眩しくて――。 ( 戯れに重ねられる言葉。 俯きがちに少女の返す言葉は小さく、這う指先の感触に身体を僅かに震わせ。 ) 自分みたいな櫻ってきっと勝手に咲いて勝手に散ります。 藍染……。 ( 深い青色、闇では無くて青より藍し色。 其処に浮かぶ櫻は綺麗だと頷く。 囁かれる言葉は淡雪のよう、耳に届けば融けて消え往く響き。 ) 巴…。 ( 伏せた眼を上げると緋と墨の視線が絡まる。 愛しむよう髪を梳く細い女性の指先、睦言のような言葉。 暫しの無言。 ) ――お仕事して下さい。 ( 片手で女性の頬を突付く、其れなりに力を込めた指先。 緋色の双眸が少し揺らぐのを誤魔化すかのよう、その声は低く精一杯の平静さを込めて。 ) [Tue 15 Apr 2008 04:41:19]
> 大丈夫よ、重くない。 ―――怪我をしてもやわじゃないわ。しりもちをついたくらいですわね。それに桃色の座布団があったから、平気ですわ。( 微笑み混じり。問いかけに問いかけを重ねられた後、貴女の予想通りさあ?とはぐらかす仕草と、笑み。 ――そして。 )   夜桜――― 。    ( 呟いてから、遠くを見るように目の前の桜を見上げ。雪を眺める双眸と裏腹に、指先は腕の中の彼女を愛でるように。 )    ―――気が合いますわ。私も、夜桜が好きよ。  …藍染。 貴女のようね。阿鬼。 ( 何時もよりも静かな声色が茶化すでもなく冷めた色。ほ、と息を吐く姿は警戒を全て振りほどいたよな姿。甘やかすように、甘えるように腕は解かないまま ) ねぇ、阿鬼?   ( 絨毯の上。髪を梳かす指先は彼女の頭の芯から髪の先まで愛でるように。 )――このままつれて帰ってしまいたい。  貴女を。 ( くどき文句のような言の葉が、雪舞う中で淡く )  [Tue 15 Apr 2008 04:26:05]
阿鬼 > ( 共に花弁の絨毯へと、倒れた拍子に紅が舞う。 ) あの、少し最近運動不足で重く……。 ( 刃を同属へと向けぬよう鎌を抱き込んだ。 身体に痛む箇所も無いと薄目を開けた所で――抱き竦められていた、己を包む細い腕が少女の痩躯に回されていると気付く。 ) 此方は巴が居たから大丈夫です、あの……重く無いですか。 怪我とかも…。 ( 同属の声には変わった様子は無く。 顔を上げられぬ儘、触れる柔らかな感触。 ) その質問は怪我と関係が…あったり、なかったり? ( 問い掛けに問い掛けを重ね。 しかし問えども答えは返って来ない…そんな気がして。 ) …夜桜は綺麗だと思います。 何処か懐かしい、とか。 ( 真意を訊くよりも先、答えは己の口から紡ぎ出され。 ) [Tue 15 Apr 2008 04:14:57]
> ―――っ! ( あっけなく引き抜かれたそれ。「抜ける」ということに何か「違う」と言おうとしたのに、あまりの呆気なさにその思考さえかき消されてしまった。 どさりと寄りかかられ、長身の女は一緒に倒れこんだ。世界がぐらついたと思ったら、自分が手を伸ばそうとしていた存在が傍らに。  )   ………  。 ( その謝罪に、此方から離すまいと抱き寄せんと。 ) ――大丈夫?怪我はなくて? ( 色無き声色がさらりと囁く。死神らしい冷めた表情が、何処か慈しむように貴女の髪口付けんと )   ――― 阿鬼。  …… 小柄ね。 かわいらしい。   ( そのままの体制で。許されれば貴女の髪に指を通してあやすような )   夜桜と、日の光を浴びた桜。 阿鬼はどちらが好き? ( 不意に浮かんだ疑問。目の前の桜を眩しそうに見つめた瞳。声色は変わらないまま問いかけて )  [Tue 15 Apr 2008 04:04:39]
阿鬼 >  腕が抜けても痛いですよぅ……。 ( 何やら言いたげな表情も、己の掛け声の後では後の祭。 一人ではビクともし無かった鎌、二人分の力が掛かれば土に埋まった刃が少し顔を出せば後は呆気無い程簡単にすっぽ抜ける。 ) わ、わ…――。 ( 後方体制が崩れ、寄り添う同属に気を使い踏鞴を踏む。 踏ん張る事も出来ず――天へと鎌を振り上げた儘同属へと身体を預けてしまう形。 ) す、すいませんッ!? ( 小柄なとは言え全体重を掛けてしまった、思わず眼を瞑り謝罪の言葉。 ) [Tue 15 Apr 2008 03:52:48]
> ねえ、亜鬼? その愛らしさをいただけるだけで十分――……( 最初は諭すように名を呼んだのに、次いでぽんと飛んだ台詞に思わず眉が寄せられた! ) ―――あら。 頭を下げるのはかわいいけれど、言うじゃありませんの。 勤めは果たしていないけれど欲しいもののために仕事はしますわ。 ( その手を撫でるように指が沿おうとしながら相変わらず茶化した口調だけれど声色の語尾は僅かに真面目さを帯び。 ) 私なら待ちますわね。疲れるでないの。  切れるのではないわ。 私が貴女を持っていく、ということ。 意味が違いますの。( とん、と添えている指先がちっちっ、と人差し指でやるように、とんとん、と貴女の手の甲をノックした。 )   ――― はい。 遊び無し。ね。( はいはい、と強張った笑みに楽しむような揶揄口調のまま。 力がこもればそれに加えるように手に力を入れた。 )     ―――- っ! ( 彼女の手を手伝い労わるように上に引っ張り上げんと――! ) [Tue 15 Apr 2008 03:36:26]
阿鬼 >  淡い、消えて……――。 ( 投げ掛けられた言葉を冗談と受け取ったか、今度は少女の方が可笑しそうに喉を鳴らす。 ) 煽てても何も出ませんよ。 ( 困ったヒト、だと腰に手を添えた姿勢で眉根を寄せ相手を見上げ。 ) すいません、巴さ……、巴は真面目に勤めを果たすタイプにも見えなかったのでちょっと意外でした。 ( 相手の申し出に意外だと、戻された視線に遠慮の無い言葉。 莫迦丁寧に小さく頭を下げ。 ) 土に還るのを待ってても良かったんですが…、どぅして――上に引っ張るのに自分の腕が切れるんですかぁ。 ( 前言撤回、やっぱり解らない人だと鼻を鳴らす。 鎌は刃を此方側へと向けた姿勢で、根元に刀身の半分程埋まっている状態。  ) あの、切れたら痛そうですから。 普通に、せーので上に引き上げて下さい、ね? 遊びとか無しですよ? ( 何故か薄ら寒い感触が背を奔る。 こわばった笑みで、二人添えられた手を合わせ。 「 せぇの 」 少女の手に力が篭る。 ) [Tue 15 Apr 2008 03:26:11]
> ええ。 飾らなくて自然ね。 だからこそ淡くて、消えてしまいそう。 ――まるで貴女のような。( 素っ気無い感想だけれど、着飾らなさに勝手な好感を抱いたか。口説くように唇は滑る。首を傾げられても、女は笑っているだけだ。愉しいと、言わんばかりに。 ) (「根っこに当てないように」)( その言の葉に、一瞬だけ。そこに作られていた笑みが消えた。 ――― そして、また哂う ) ……   優しいのね。私なら見捨ててしまうかもしれない。 ――ん? ( 小さく呟いた言葉は淡く薄い声音。けれど、彼女が言ったのは花のことでなく――?瞳細めればその意味を理解して ) …… 嗚呼。  なるほど。 ( 見惚れられているとは思わず。息を呑んだ様子にも気づかないまま、貴女へ視線を戻したときにはちょうど慌てていたところ。少し不思議そうに首を傾げた後、花愛でるように微笑みが滲んだ ) …ええ。 上に引っ張ればいいのかしら。 私加減を知りませんから、引っ張ると貴女の手まで持っていってしまいそうね。( くすりと笑い揶揄交じり。添えた指先は自分のモノでなくとも彼女の手と、鎌に触れる感覚だけはわかる。 だから ) せーの、で、上へ?手前に引いてみる?  貴女がどうやって此処に刻み込んだのか、まったく見ていませんでしたわ。( くい、と鎌を動かそうとするジェスチャーをしながら彼女を一瞥し、また鎌へ視線を戻した。 ) [Tue 15 Apr 2008 03:11:02]
阿鬼 >  綺麗……――。 ( 顔を上げ、緩やかに舞う花弁に漸く意識がいったのか。 頻りに双眸を瞬かせ。 ) 自分には少し刺激が強い光景みたいで、雪と同じ感じがしますよね。 全てを覆い包むのでは無くて――境目を見失ってしまう程に混ざり合う。 ( 素っ気無い少女の感想。 目の前の同属は、何故だか自分が話す度に可笑しそうに嗤う。 其れが不思議だと、僅か首を傾げ。 ) 難しいんですよぅ、根っこに当てないように気を付けてますから。 ( 敷き詰められた薄紅色の絨毯、樹の根元…鎌の刃で少しだけ盛り上がったを指差す。 ) この下に、一人。 声は小さいけども櫻の華が標になってしまって……。 ( 息を飲む、痩せた己の指先に掛かる白魚の如き繊細な指先。 暫し見惚れたよう。 ) ―――あッ、はい。 じゃあ一度引き抜くのをお願いしても宜しいでしょうか? ( 我に返れば、慌てて首を縦に。 確かに仕事は終わらないのも事実だったから。 ) [Tue 15 Apr 2008 02:58:52]
> 嗚呼、お仕事……。 ( 素っ頓狂な声を耳にして、満足そうに喉を鳴らした。隠すように右手が口元へ近づいて、笑み堪えるように )   ――ごめんなさいね。 綺麗だったから。    …お勤め?( それには首を傾げて。「華に迷う人が出る前に」   ―――双眸が細く、黙って桜を見上げた )  綺麗な花にはご用心。 迷ってしまい、抜け出せなくなる。 美しすぎて、だから、その前に―――と。 ( まるで独り言のような温度ない口調が紡げばちらり、横目で貴女を見て僅か笑む瞳。 けれどそこに捉えられたのは、愛しい人の細い腕の先。見れば何のことかわかり思わず噴出して笑い出す )  ……! ふ ふふ…… っ ( くつくつと笑って体の向きを、貴女へ改めて向き直る ) ……    おばかさんね。 私が声をかけたくらいで本当に手元が狂ったなんて。 ( しょうがないわと言わんばかりに、歩み寄ればその細い腕に手を添えるようにかけようと。 )  一緒に始まりに戻しましょうか。でないと、貴女のお仕事は終わらないのでしょう?( 悪戯するような何処か遊びめいた口調で、笑い交じりのまま指が鎌に触れようとする ) [Tue 15 Apr 2008 02:42:41]
阿鬼 > ( じゃら、首元に巻きつく鎖。 隷属の証、奴隷の刻印が刻まれた鉄の首輪――。 視界を覆う薄紅の帷、其の向こうに悠然と構えている漆黒の……。 少女が声に振り向くのと地面へと楔が打ち込まれたのは同時。 ) あ――!? ( 先刻迄の抑揚の無い声では無く、素っ頓狂な声が花弁を揺らした。 ) 巴さんのせいで手元が狂っちゃいましたよぅ。 ( 悲鳴にも似た抗議の声。 ) 嫌ですよお勤めですから、別に森林伐採じゃなくて――華に迷う人が出る前に……と。 ( 墨を零したような闇の中、浮び上がる夜桜の幻想的な光景。 手にした鎌の柄、地中深く刺さった其れは少女の細腕では引き抜けそうも無く。 諦めて手を離す。 ) [Tue 15 Apr 2008 02:33:52]
> (訂正:僅かな→僅かな幻。) [Tue 15 Apr 2008 02:24:08]
> ( 黒服に黒髪は闇に溶け。風の音が僅か、その羽衣の存在を伝えるように擦れる音。もう片方の手でランタンの明かり。貴女の方へとゆらり、挙げるように。 )  ―― ご機嫌麗しゅう。 愛しい人。 ( 口元に笑み浮かべ、黒い瞳は貴女に向けられるのも一瞬。すぐさま、その根元の鎌と桜へ双眸細められ ) 春の雪。僅かな( 利き手はゆるり、仰ぐように指先を伸ばしても、その薄紅の欠片はするりとすり抜けていく。静寂の中で、綻ぶような微笑が。 )  こんなに貴女を美しく飾っておられるのに、なぜ手折ってしまわれる?( 語り手口調のような言葉は語り手の本心から紡がれる疑問 ) [Tue 15 Apr 2008 02:23:24]
お知らせ > さんが入室されました。 『―― 狩ってしまわれるの? 』 [Tue 15 Apr 2008 02:13:17]
阿鬼 > ( 其れは人の形を成しているのか。 仮に肉体より切り離された魂魄や幽霊が生前の姿を留めているとして――其れは肉体という鋳型に填め込まれたが故の形では無いのかと。 ) 花見は、終いです。 残念無きよう―――。 ( 墓地を囲む櫻の木々。 薄紅の花弁が舞い散る中に佇む少女。 手に持つ鎌を櫻の根元へと突き立てんと。 ) [Tue 15 Apr 2008 02:11:09]
お知らせ > 阿鬼さんが入室されました。 『 魂に形があるならば――。 』 [Tue 15 Apr 2008 02:04:39]
お知らせ > 氷桜さんが退室されました。 『(紫苑の花言葉、敢えて口に出す気はなくて)』 [Sat 8 Mar 2008 00:38:32]
氷桜 > (暫し曇り空を眺めていたが、やがて溜息を一つ零し墓石に向き直る) 恥のついでだ・・・・・・ありがとう、セラ (墓石の前に跪き、懐から紫色の蕾をつけた花束を取り出すすとそっと墓石の上へ乗せ、その上から包み込むように手を翳す。 徐々に温度を上げ、一定の温度を保つようにその花の周りの温度を操作する。 まだ開花の時期には遠いが、室内で温度を弄る事で成長を早めた花はゆっくりとその蕾をほころばせ、薄紫の花弁を広げる) トキノミヤコの紫苑という花だそうだ・・・・ (花が開いたのを見届けると立ち上がり、服についた砂を払う。 まだ何か言おうとしたが、暫し躊躇った後にそのまま歩き出す) [Sat 8 Mar 2008 00:37:31]
氷桜 > あー・・・・・・・・・・恥ずかしい (いうだけいうと曇った夜空を仰ぎ見、自嘲するように呟く) 柄にも無いことをするものじゃないな・・・・ (けじめをつけるつもりで来たのに、結局弱音を吐いたに過ぎない。 何かを期待して訳ではなかったが、この程度でふっきれるようなら今まで悩んだりはしなかった) [Sat 8 Mar 2008 00:16:53]
氷桜 > (それでも) セラ、お前は確かに俺の家族だった (それは始めて知った墓碑銘のものではなく 男のよく知る少女の名前。 愛した者が今、ヘルにいるのか浄福の国にいるのかは分からない 今ここに居なくても、それでも構わない。 ただ、これは男の独りよがり 物言わぬ墓石に話しかける奇行に過ぎない) 俺がいつそっちに行くのかは分からない、今日かも知れないし明日かも知れない。 その時まで、お前も幸せでいてくれ [Sat 8 Mar 2008 00:08:57]
氷桜 > (自分の知らない二つの名前と、それに連なる見知ったはずの一つの名前) ・・・・本名じゃなかったんだな (一年と数ヶ月の短い期間ではあったが慣れ親しんだ名前はそこに刻まれてはいなかった。 それによく似た、でもほんの少しだけ違う名前) 結局、お互い名前を知らなかったわけか (なんともおかしな『家族』があったものだ、崩れてしまった繫がりの脆さを改めて確認したような気がした) [Fri 7 Mar 2008 23:56:38]
お知らせ > 氷桜さんが入室されました。 『(比較的新しい墓標の前で)』 [Fri 7 Mar 2008 23:44:56]
お知らせ > バイ・チャンフォンさんが帰りました。 『溶ける様子を見届けると自分も動き出す』 [Sat 16 Feb 2008 01:33:25]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 『手を振り、やがてその姿は暗闇に溶けた』 [Sat 16 Feb 2008 01:25:15]
ユダ > 最初こそ、それはとても恐ろしいことのように思えるけれど、きっと同じことが重なるにつれて、当たり前になるんだわ。それこそ「死」と同じようにね。 (言った後に鳥肌がたった。それは寒さゆえにか、恐怖ゆえにかは分からなかったが) 私、あーゆうのは嫌い。公開処刑だなんて。 (憎々しげにぽつりと呟いたが、それ以上何か言うことはなく) あら、大事にだなんて。それ、安ものよ? (丁寧な物腰は相変わらずで、それは好ましく思え、自然と笑いがこみ上げた) じゃあ、またいづれ。 [Sat 16 Feb 2008 01:24:52]
バイ・チャンフォン > なにやら、不可解な、こと、多い、な・・・。・・・まぁ、いつもの、こと、いえば、いつもの、こと、か。(この程度なら・・・、と片付けかけるが、表立ってあからさまに殺人を行うのもまた珍しい。・・・少し、調べてみようかと思い始めた。)狩られる、前に、狩る、いう、ことだろう。・・・前の、「狩人狩り」筆頭、の、処刑、以来、増えている、ようだ、な。(頭の中に留めておこう。アクセラの身辺警護でもしておくか?とか考えた。押し付けるように自分に帽子を渡されれば落としかけながらも受け取った。)あり、がとう。・・・大事に、する。(派手な帽子を手にしっかりと持ちながら礼を述べる。図書館で調べる、という提案に納得した。) [Sat 16 Feb 2008 01:15:05]
ユダ > そうね。まさか商業地区でそういうことが起きるとは誰も予想しなかったでしょうね。子供を家に閉じ込める親まで出てくる始末。 (あまりも大胆な犯行。新聞を賑わすその事件は、市民を恐怖させるには十分なものだ。地面を見つめ、溜息を吐き出した) あと、ヴァンパイアハンターの動きが活発になってるわ。たくさんのヴァンパイアが処刑された。ある新聞では、それを正義だと書きたてているところもあったわね。 (うんざりした顔で言うと、墓石から降りチャンの方へ向き直った) なんにせよ、気を付けないとね。じゃあ、私はそろそろ行くわ。これ、よかったらチャンにもあげるわ。 (紙袋から取り出したのは、天使の像が被っているのと同じ派手な色の帽子。半ば押しつけるようにしてそれをチャンに差し出すだろうか) さっきのことだけど、詳しく知りたいのなら図書館へ行くといいわ。ここ数か月分の新聞は置いてあると思うから。 [Sat 16 Feb 2008 01:07:00]
バイ・チャンフォン > 気に、病むな。我の、問題、だ。(相手が気にしているのなら自分も晴れ晴れとした気持ちにはなれないだろう。続く話を聞く。)物騒、だな。本当に・・・。暗黒街、や、スラム、の、日常が、表に、漏れ、でも、した、ようだな。(絶対に交わってはいけない世界が交錯したような感覚を覚えた。) [Sat 16 Feb 2008 00:43:56]
ユダ > ごめんなさい、あまり役にたてなくて。 (隣人の笑顔を見て、眉尻を下げるとどこか情けない表情のまま微笑みを返した。傭兵という仕事柄、これからたくさんの死を目の当たりにしていくのであろう。そのことを考えると、ふと気が沈んだ) 結構噂になっているから知っているかもしれないけど、商業地区で人殺しがあったみたい。大勢の市民が現場を目撃したそうよ。骸骨顔の怪人が少女を追い回して、刺殺したんですって。物騒な世の中になったものよ。 (最近新聞で読んだ記事の内容を思い起こし、それを語った) [Sat 16 Feb 2008 00:34:37]
バイ・チャンフォン > 無意識に、か・・・。無意識に、どこかへ、考えが、行って、しまうのは・・・気持ち、いい、ものでは、ない、な。(ふむ。と少し考えた。・・・死というものに意味はあるのかどうか。確かにそこにも自分の意識は行っているのかもしれない。解決はしなかったが、新しい切り口は見つけられたような気がした。)・・・なるほど。・・・何か、つかめる、かも、しれない、な。・・・ありがとう、ユダ。(歯を見せてにこりと笑いながら感謝の言葉を述べた。)・・・ところ、で、我、最近、仕事で、鉱山に、行ってて、街の、こと、知らない。・・・何か、変わったこと、あった、か?(自分が仕事へ行っている間、何か大きな変化はあっただろうか?) [Sat 16 Feb 2008 00:22:24]
ユダ > 人の死は、世の中を変えることもあるわ。よく、分からないけど、きっとそれは何か、とても重たくて、意味のあることなのよ。あなたの脳は、たぶん、無意識にその意味を追いかけているのよ。 なんて。 (続いた言葉は、考えながら話しているためか途切れ途切れでいまいちあやふやなものだった) [Sat 16 Feb 2008 00:15:04]
ユダ > そうね。 (「寝ている」という表現が気に入り、目を細めると同様に押し黙った)(話が始まると、静かにそれに耳を傾ける。夜の静けさと冷気がゆっくりと体に染み込む気がした)(紡がれていた言葉が止まると、ふっと息を吐き出して空を見上げ) 私には、よく、分からないわ。 (困ったように笑い、視線を伏せた。慰めるべきが、助言すべきなのか。しばらく黙り、考えた結果、結局何も言葉にすることはできなかった)  [Sat 16 Feb 2008 00:07:01]
バイ・チャンフォン > 誰も、かれもが・・・寝ている、から、な。(夜空に向かって白い息を吐きながら少し黙っている。・・・しばらくすれば口を開いた。)少し、「死ぬこと」、に、関して・・・考えてた。・・・寝ても、覚めても、頭、から、離れない。(寂しげにぽつぽつと呟き始めた。)傭兵、やってる、から、死、見る、当然、だ。・・・ただ、なぜ、だか、頭、離れ、ない。(きっと若輩なせいもあるのだろう。まだ傭兵という仕事を始めたばかりの部類に入る。これも経験と割り切るべきなのだろうか、と・・・少し戸惑っていた。) [Fri 15 Feb 2008 23:43:34]
ユダ > ここは静かで落ち着くもの。それに、スラムよりは平和だわ。 (冗談めかした笑いを漏らし、抱えていた荷物を抱き直した) 厄介なこと?詳しく聞いてもいいかしら。 (表情を窺い見て、そこから疲労の色を感じとると小首を傾げた。近くの墓石に腰をかける) [Fri 15 Feb 2008 23:31:00]
バイ・チャンフォン > こちらも、だ。・・・なんだか、フラフラ、してそうな、イメージ、だから、な。(ケラケラと笑いを投げかける。自分のイメージの中ではどうにもそんな感じがする)回り、道で、こんな、ところに、来る、とは・・・なんとも、不可思議、な、もの、だな。(アルコール臭い息を感じれば少し顔をしかめる。)考え、ごと、していた。・・・どうにも、厄介で、な。頭、から、離れない。(やれやれとため息を吐きつつ、傍にあった朽ちている墓石にもたれて座る。) [Fri 15 Feb 2008 23:17:55]
ユダ > ほんと、久しぶりね!最近、顔を見ないから心配してたのよ。 (天使の像に寄りかかっていた体を起こし、笑みを返した) 私は、友達にチョコレートを届けに行く途中。でも、今日は晴れているでしょ?だから、少し回り道をしてたのよ。 (何が楽しいのか、けらけらと笑い声を上げた。その吐息はアルコール臭い) あなたこそ、どうしたの?こんな時間に、墓場でお散歩? (首を傾げ、問いかける) [Fri 15 Feb 2008 23:05:39]
バイ・チャンフォン > (一瞬、聞こえた聞き覚えのあるような声。そちらを見やれば誰かが手を振っている。)だれ、だ?(暗闇の中、じっと見つめて近づいていけば、顔見知りの女性と知った。)ユダ、か。・・・久しぶり、だな。(久々に見た顔に笑顔を浮かべて近づいていくだろう。)こんな、趣味、悪い、場所で、どうした?・・・散歩、でも、している、のか?(女性が一人、夜中にこんなところに訪れる理由を男は思いつかなかったようだ。) [Fri 15 Feb 2008 22:53:07]
ユダ > (土を踏む音が聞こえた。夜になれば自然と冴える耳は、その音を拾い上げた。天使に向けていた視線を反射的にそちらへと移す。目に映ったのは、見覚えのある男の姿だった) チャン! (暗闇でも相手を正確に捉えることができたのは、種族の特徴ゆえ。女の声は、夜中の墓地によく響いた。片手を振り上げて、ひらひらと手を振る) [Fri 15 Feb 2008 22:47:56]
バイ・チャンフォン > (鉱山に行ってからというもの、死という言葉が付きまとうようになった。頭の中からそれが離れない。鉱夫たちの死を間近に見たからか・・・それとも今まで考えていた死、というものの形からあまりにもずれていたためかはわからないが・・・。)・・・精神、に、悪い、な。(考えても気分の良くなるものではない。だが、酒を飲んでも離れず、気付けばそれをもっとも主張する場所へと足が向いた。特に何をするでもなく、墓石の間を歩いていく。) [Fri 15 Feb 2008 22:39:47]
お知らせ > バイ・チャンフォンさんが来ました。 『なぜだろうか・・・』 [Fri 15 Feb 2008 22:33:12]
ユダ > (小石につまづき、ふらりと体がよろめいた。よろりよろりとジグザグに道を蛇行し、朽ちた墓石にぶつかって足を止める。目をぱちぱちと瞬かせて、墓石を見下ろした。可愛らしい天使を象った石造は、誰かの墓であることに違いはなかったが、蔦の巻き付いたそれは長年手入れされなかったことが窺える)(薄汚れた天使の像をしばし眺め、やがて手にしていた紙袋から派手な色の円錐型の帽子を取り出すと、天使に被せた)ハッピーバレンタイン! (明るい声でそう言い、ぽんと天使の肩を叩いた。天使の表情が迷惑そうに曇ったのは、月の光を遮る薄い雲のせいか、それとも…) [Fri 15 Feb 2008 22:28:32]
ユダ > (ワインのボトル、大きな紙袋を腕に抱え、女は千鳥足で真夜中の墓場を歩いていた。ふらふらとおぼつかない手で振り回すせいで、本来ならば暗闇を照らすことを役割とするカンテラの火は消えている。湿り気のある土を踏みしめるたびに、靴は汚れた。しかし、泥酔気味の女はそれすら楽しくて仕方ないというように、歩くことをやめない) [Fri 15 Feb 2008 22:07:48]
お知らせ > ユダさんが入室されました。 [Fri 15 Feb 2008 22:06:55]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 『無論、其の中には起きているモノ等存在し得ないが』 [Tue 12 Feb 2008 22:47:46]
ティス > まぁ―――  …折角です から。 (一輪ずつ花を手向け乍、確かめてゆこう) (男が今まで血を戴いてきた者達が、どうしているのか。ブーツの爪先でノックでもしてやろうか) [Tue 12 Feb 2008 22:46:58]
ティス > (今、此処で此の手を放して地面に花を散らし――… 踏み躙ったとて何も問題は無いのだが。嗚呼、後で墓守の小言を聞く事になる位か。其れも別にどうでも良い。)(単に此処に来る迄の道すがらに花売りの少女が一人居て。此の様な時間だと云うのに未だ売れ残った花が在ったので一束買い取ってはみた物の其れを捧ぐべき相手等思い浮かばず。此処迄辿り着いて漸く其の処分先――つまる処墓石の群れ――が決まったと云うだけの話)  … (思えば此の花を買った時点で既に気紛れが始まっていた訳だ) [Tue 12 Feb 2008 22:39:53]
ティス > … (墓守が小屋の中へと消えれば其処には男一人)(半月にも満たぬ幼き月の光の下、理路整然と並ぶ十字架の群れを何の感慨も無く眺める。死の象徴たる高木の常緑樹が冬の風に弄られて、ざわめいていた)  ――――― … (そう、単なる気紛れだ。是と云って別段深い意味は無い)(――― 己が今まで”化粧”を施してやった者達の墓に花を捧げてやろう等というのは。)  …別に、 [Tue 12 Feb 2008 22:23:51]
ティス > 良いでは無いですか、別に墓石を足蹴にしている訳じゃ無し。 偶にはね。私も此の様な気紛れを起こす事も在るのですよ――― … とは云え、一人一人にそう多くを捧げられる訳では在りません けど。 (腕の中の白い塊に目を落とし、男は其の中から一輪を抜き取った) 其れとも貴方に花を捧げぬ私の不手際を責めておいでですか―― ? (白き花弁の華 一輪。 揶揄に差し出せば初老の墓守は呆れた様子。)(『暖かい飲み物でも用意して置いてやるから終わったら来い』)(そう告げて男へと背を向ければ小屋へと帰って行く。体を縮ませている処から察するに単に寒さ故だろう)  嗚呼、用意してくれるならば冷たい物が良いです (雪人混じりの男は、其の様な注文をちゃっかりと墓守の背へと投げた) [Tue 12 Feb 2008 22:06:55]
ティス > (そう云う顔見知りの墓守に、男は口の両端を軽く持ち上げた。瞳に映る色がどのような色であるのかは風に乱れる前髪が邪魔をして窺い知れ無い)  ―――― 単なる気紛れですよ。 (告げた答えに、墓守はランプを掲げていた腕を下ろし乍肩を竦めた)(『相変わらずおかしな奴だ』) 其処は、 お互い様 でしょう――― ? (―――嗚呼、冷えた風の音に誘われて花弁が舞い散ってゆく)(男は其の腕に花束を抱えて居た) [Tue 12 Feb 2008 21:48:30]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 『珍しい事も在った物だ』 [Tue 12 Feb 2008 21:35:58]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『… わかり、まし、 た。 ( 嗚呼、死神が死霊に憑かれるなんて。 )』 [Thu 31 Jan 2008 00:54:54]
トート > ( 「何をしている!さぁ、娘の様子を見に行くぞ!!」 )  …わたしもですか。 ( 「当然だ、逃げようったってそうはいかないぞ!」 )  …、 ……。 ( 観念したように目を閉じ、 ) [Thu 31 Jan 2008 00:54:19]
トート >    …さぁ。 私は、 存じません。 ( 他に、など。 )  …大体、そんなに死にたければご自分でなさるでしょう。それとも最期でさえ誰かに助けて貰わなければ何も出来ないオジョーサマなんですか? 貴方の娘さんは。 ( …嗚呼、さすがに彼の相手に疲れてきているのかもしれない。言葉に、冷たいモノを混ぜてしまった自覚に息をつき、 ) ( 「何!いやまさかそんなことはしないと思うが…ああああ心配だ!」 )  …。 ( ソレが単なる杞憂であったことに再びがっくり肩を落とした ) [Thu 31 Jan 2008 00:52:26]
トート > 何度もしないと言っているでしょう。なんなら貴方の信じているカミサマに誓っても… ( 「私は無神論者だ」 ) …。 …とにかく、そろそろ信用してはくれませんか。 ( 「ふむ…君がしないというのなら、他にしそうなのは誰なんだ?」 )  …。 ( 嗚呼、 ) He ate the dormouse, Else it was thee... (彼がヤマネを食べた、彼じゃなきゃ君だ) ( つまるところ、この男は死神なら誰でも良いのだろう。偶々近くに気配を感じられたのが己だったに違いない。 ぺふ、と息をつき ) [Thu 31 Jan 2008 00:41:26]
トート > ( 「いやッ死神なんぞ信じられるか!安心できない!あぁ、私のかわいい娘。パパが守ってあげるからねっ!!」 )  ―――― … ( 今度こそかっくりと、死神の頭が項垂れた。 ) ( 男は、己が娘を殺さないように見張っている、のだ、 そうだ。 )   …アホかと。 ( ぼしょり。 ) [Thu 31 Jan 2008 00:26:22]
トート > しませんから、だから―― 大人しく導かれてはいただけませんか。 ( かくり、と肩を落として盛大に息を吐きたいところであった。少なくとも、内心ではそのようであったに違いない。 ) ( 目の前の男だけで、かれこれ4,5回は同じようなやりとりを繰り返している気がする。死神は気は長い方であるが、めんどくさいのはめんどくさい。 ) …少々、寒いですし。 ( はふ、と息をつけばまるで雲のような白いかたまり。 ) [Thu 31 Jan 2008 00:16:18]
トート > ( 「君も望まれれば―――のか」 )  …。 ( 死神は面倒そうに、声無き声のする方へと視線を流し ) ( 「君も、私の大切な者を―――すのか。望まれれば、そうするのか」 )  …、 ( あれからもう何度訊かれたかしれない問いかけ。傍らの男―― 死霊は、この死神が答えたところで納得などせぬだろうに。 おそらく、単に非難したいだけなのだろう。 死神が息をつきながら鎌を掴みなおせば、死霊が僅か身構えた )   …しませんよ。 [Thu 31 Jan 2008 00:06:12]
トート > ( この街での人の命の価値なんぞそんなものだと、死神は思う。 ) …いっそ自殺させれば良かったものを。 ( は、と吐き出した息は白い。墓地の木の上、枝に座し。つまらなそうに眼下に広がる墓石の羅列を見下ろしていた。この街では夜に墓参りにくる物好きも、そう少なくはないようだ。…墓参りでもなんでもなく、ただ散歩に、なんていう少女もいることであるし。 ) [Wed 30 Jan 2008 23:49:59]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( 結局のところ、 )』 [Wed 30 Jan 2008 23:35:35]
お知らせ > マドゥーさんが退室されました。 『そのまま静かに立ち去る姿…』 [Wed 30 Jan 2008 23:03:12]
マドゥー > ………(疑問符が頭を駆け巡ったが…墓石を見下ろす顔にふっと笑みが浮かぶ)…だが…そんなことは同でも良い事か…(膝を折り、墓石に手を当てる。ひんやりとした石の感触が伝わる。)お前は忘れられておらぬぞ………(さっとその表面を撫でれば…砂埃もさほどは積もっていない。自分の清掃は要らぬか…) [Wed 30 Jan 2008 23:01:42]
マドゥー > いや…それは………(考えにくいか…。あれほどの男が覚悟を決めて去ったのだ。ならば一体誰が…。自分の知らぬ間に墓守が勤労意欲に燃えたのだろうか?)………(だが周囲を見回せば、崩れかけた墓石が枯葉に埋もれるようにして在るのみ…。誰かが…意図してこの墓石を清掃したとしか考えられない。) [Wed 30 Jan 2008 22:54:37]
マドゥー > ………一体誰が…(一年以上前、ヴェイトスを離れる前は誰もこの墓参りをするものは居なかった。自分を除いて…だが…)……ルーカスが帰ってきたのか?(直接の面識は無いが、少なからぬ因縁のあった暗黒街の若き王。とうの昔にヴェイトスから去ったものだと思っていたが…) [Wed 30 Jan 2008 22:51:28]
マドゥー > (ヴェイトス市に到達し、真っ先に足を向けたのが共同墓地…その片隅。無縁仏などが葬られている辺り。小さな墓石の前で軽く声を漏らした…)………これは…(小さな墓石に刻み込まれた刻文ははっきりと読みとれる。名…その余りに短い生年…。周囲の雑草は綺麗に刈られ…もっとも冬場だが…枯葉も積もることなく、泥は綺麗に拭き取られていた。) [Wed 30 Jan 2008 22:48:11]
お知らせ > マドゥーさんが入室されました。 『墓石の前…』 [Wed 30 Jan 2008 22:45:05]
お知らせ > さんが帰りました。 『( 今日を境に、死神はちょっとだけ変わったのかもしれない。 )』 [Mon 21 Jan 2008 01:56:36]
> ( そして、迎えにいけるときに問えばいいんだ。―――それは、あの子の自由。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:56:10]
> ( そのあとどうするかなんて、後から決めればいいから。――今は、気持ちの従うままに。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:55:38]
> ――― 芸能横丁、行ってきますわ。体も疲れてないみたいだし。 …わたくしが働きを担うのは、あそこですから。( もう一度その墓に顔を向ければ何事もなかったかのような微笑み浮かべ―――そうして、足を向ける。 )  [Mon 21 Jan 2008 01:54:51]
> ( 気配が遠く。音もなく。―――しん、と静まり返った頃。 黙っていた墓の人物の声が聞こえた。 ) ――― そうよ。 いろんなヒトがいますの。 死神も。 個性豊かでしょう? ( くすり、横目で微笑んだ。 世界を揶揄するような、そんな。けれど視線を外し、湿った土を踏む自分の足元を見つめて ) ―――  羊羹と、ほうじ茶。 ( 小さく、語るときのように表情が消え――― 黒い瞳を、黒い睫毛が覆うように――― ) …… 絶対。 ( 揺れない黒い瞳は湿った土を見ている。 彼女の体が此処に埋まる筈のものなら――― )    ……絶対。 ( もう一度。 誓うように呟いたのは、からかいの表情一つ見せない真剣な顔。その顔は、闇夜を見上げ――ランタンで空を照らしてみせた )    [Mon 21 Jan 2008 01:52:50]
> じゃあ、信じなくていいですわ。 ( つん、と言ってから、肩を竦めて可笑しそうに小さく笑い声。 )  ―――クスクス。  大丈夫。読み方は上手だから興味があれば今度教えて差し上げますわ ( 小さく微笑浮かべ。  「誰に裁かれるのか」 ) ―――嗚呼。  たしかに。( 目を見開いて瞬き数回。 自分が誰に裁かれるなんて、考えても居なかった。だって、いつだって裁く側としてモノを見ていたから。 )  ――あら。 いいの? 抜け出せたら?―――よく覚えておきますわその台詞。 ( とーっても嬉しそうな笑顔がにこりではなく、にやり、口端上がって薄い笑顔。 )   羊羹とほうじ茶―――ええ。わかりましたわ。 おやすみなさい。気をつけて。 ( くすりと微笑む姿はそのままに ) 阿鬼ちゃんも、悪いヒトに捕まりませんように。( 言い返して後姿にくすくすと笑う。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:48:32]
お知らせ > 阿鬼さんが退室されました。 『 絶対だ、なんて――期待しちゃいますよね。 ( 小さな声でぼそり。 )』 [Mon 21 Jan 2008 01:41:03]
阿鬼 >  からかわないで下さい、悪い人に本気だって言われる方が信じられませんよぅ。 ( 言葉と表情、是と非が逆しまな死神。 ) 人の姿には似侍りしかども、色も悪く、すべて心も無く侍りき―――。 よく解りません……。 ( 抒情詩を読み解くには未だ文化を知らない死神。 目に付いた数行を読み上げた感想はたった一言だった。 ) 神は人間の為にいるのでしょう? 自分達は、誰に裁かれちゃうんでしょうかね。 ( ふと考えもしなかった思考に、緩く首を傾げて見せ。 ) この身体から抜け出す迄は食べないで下さい。 抜け出せたなら食べても良いですから。 ( 抜け出せば良いらしい。 飄々としていて掴み所がない、そんな印象は変らず。 ) その辺は何とかなると良いなぁ程度ですから。 お茶は―――ほうじ茶と羊羹でお願いします。 ( 渋いセレクト。 紅いお茶は好みではなかったらしい。 一礼し、本を抱え。 ) じゃあ、遅くなっても小言が五月蝿いのでこの辺で。 巴ちゃんも、悪い事は程ほどに。 ( 絶対と、言ってくれた。 其れだけで十分だった。 去って行く足音は矢張り無い。 現れた時と同じよう、気配も音も無く。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:40:23]
> あら。お世辞じゃ在りませんわ。本気で可愛がっているのに。つれないのね ( くすくす、言葉と裏腹に笑う声と、表情と。 )  ――― そう。綺麗よとても。  ええ、どうぞ。 ( ぱらぱらと捲るそれを眺める黒い双眸。其処に詰められた情報は浪漫のような、それでも現実が。 ) ……  神の世界でも罰せられることはあるんでしょうけど、間違いなくこの姿でいれば此方の方法で罰せられますわね。 ―――あら。食べなくてもいいのよ。 わたくしが食べれば―――って、違うわね。冗談よ。 取っ手食べたりなんか出来ませんもの。( くすくす、後ずさった貴女に心の底から愉しそうな笑みを浮かべる唇と黒い瞳。 赤い瞳を遊ぶように見つめる黒は気のせいじゃないよと言わんばかり。 ) ―――まあまあ。 …だってしょうがないじゃない? 治る方法、あればいいんですけどね。 ―――売れ残り。 ( 小さく呟いた。先程の笑顔は消え、思わず無表情に。冷たい色をした表情は訝しげに眉を寄せて思案顔。 )   ――――そう、なの。 ( 小さく、そんな、言葉しか。けれど少女が笑ってくれたから。女も無理やり微笑んだ。 )  ええ。 ――持って行くわ。絶対に。 楽しみにしていて?何がいい? [Mon 21 Jan 2008 01:24:46]
阿鬼 >  愛らしい、可愛い? 巴さんはお世辞がアルヱ様に似てますね。 ( ニコニコとした顔は、今は会えないアルヱ様を思い出す。 ) 人間の創る物こそ美しいとは前に他の死神から……。 詩は余り――。 お借りします。 ( 差し出された古めかしい羊皮紙の本。 気の無い返事で受け取ると、パラパラと捲くる。 人間達の言葉が羅列している。 ) 犯罪って、死神の世界の話じゃなかったら人間界の法律ってヤツでしょうか……。 自分はお肉を食べるのも食べられるのも好きではないのでぇ……。 ( 本を抱えて後ずさる。 今何かちょっと剣呑な気配がしたような。 ) 人間の身体に閉じ込められて、同属に慰められているこの状況って……。 ( 慰めになったのかならないのか。 叩かれた肩は項垂れ。 ) 残念ながら売れ残り組です、職員からは嫌味の毎日で。 ( 随分とゴタついていた奴隷ギルド、少し前まで職員達がピリピリしていたのを思い出す。 ) 今日も売り出しに言って来いって漸く外に出られました。 ( 深く考えても仕方ない。 身寄りもないこの身体は結局ギルドの中が安全という有様。  ) 御丁寧にどうも、差し入れは嬉しいですよう。 ( 悩んでも仕方ないと諭された、漸く其の言葉が届いたか。 明るい笑顔で。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:16:55]
> うーん。 可愛いとかかっこいいよりも、美しいが好きですわ。 ――阿鬼ちゃんは可愛いからいいんじゃないかしら。 とっても愛らしいと思うわ。 ( 薄い笑みはにこにこしている。 ) この世は美しいものこそ目を惹かれると誰かが言っておりましたし、わたくしが読むのも美しいものが多い。 叙事詩、抒情詩をご存知? ( す、と枝を墓に添えたあと、懐から出したのは一冊の古びた本。差し出してみせ )  ――まあね。軽犯罪でも犯してるわけでもなし。 悪人ではないだろうけれど―― 悪いひとかもしれないわ。 食べられないように気をつけてね?( またからかうようにくすくす笑う声色。悪戯な黒い双眸と薄い唇は先程まで浮かべていたものと一切変わらないもの。 )  …大丈夫。長いんだから、そのうち上に行けるわ。 よしよし。( ぽんぽん、あなたの肩に手を置く仕草 )  ―――って、確かにそうね。 下っ端のほうが好きにやれるとは思いますわ。わたくしも同意見。けれど―― 天国は場所も懐もきっと広いから、大丈夫よ。……たぶん。( 言い切れる自信はなかったらしいよ!ちょっとだけ黒い瞳がうぅん、と唸るように宙を駆け巡って―――最後は投げました。 )   ―――あら。 …… え。ええ。   ちょ、ちょっと待って。 阿鬼ちゃん、まだ買われていないの? 出られないまま? ( 奴隷ギルドに捕まってしまったと言うことは買われない限り出られないのでは、と当たり前の予測に。 きょとんとしつつも僅か心配そうな様子で問いかけん。 )  出かけるのが無理なら、貴女のところに美味しいお茶とお菓子と持ってまいりますわ。 ( 心配無用と微笑みながら ) [Mon 21 Jan 2008 00:58:31]
阿鬼 >  巴ちゃんは、可愛いって言うよりも格好良いが好き? 自分はそう言うのには無頓着だから。 ( 紅はささないし、白粉も塗らない。 死神なのだから、とさして気にもしてない様子。 ) 悪い人ですけど、悪人迄は行きません。 きっと死出の門なら情状酌量の余地アリって感じですよぅ。 ( 何処か憎めない、そんな印象を受ける巴と名乗った死神。 ) 残念ですけど長いだけで下っ端ですから。 ( 哀愁を漂わせるのは、疲れたサラリーマンのような。 ) 正直、余り上級の死神になっても大変かなって。 死出の門は何時でも死者で溢れてますし、天国も満員になっちゃうんじゃないかって。 ( 自分の居た頃と今も変らないのだろうか。 ) 時間だけはありますからそうします……。 お茶は好きですけど出掛けるのはちょっと―――。 今いる処が人間界でも変ってると言うんでしょうか。 ( そうして奴隷ギルドの話へと、要約すると肉体から出れず貧民窟なる場所でうろうろしていたら人間に捕まって檻の中という流れ。 ) もし、自分を探している人がいましたら取り敢えず無事ですとお伝え下さい。  [Mon 21 Jan 2008 00:47:13]
お知らせ > 阿鬼さんが来ました。 [Mon 21 Jan 2008 00:36:20]
> ―――  …… そうなのね。 わたくし、できるだけ可愛くならないように頑張ろうっと。( 敬愛はするけど物凄い恐怖が植えつけられたのであった。 )  ―――そうかもしれないわ。 いい人だとは思わない。 ( 頷いて、微笑んで肯定しよう。そんなにきれいなものではないから )  ―――ありがとう。 じゃあ、阿鬼先輩?で。いいかしら。 ――-あら。ちゃんでいいの? ( 胸を張った姿が可愛くて、此処は譲ってあげたほうがいいなって思った。なんだか微笑ましい気持ちになりながらだったが―――親しみをこめてと言われれば嬉しそうに笑みを深める。 嗚呼、この子は本当に邪気ないいい子なんだなとわかるから――ちょっとだけ胸に何か刺さる感覚。なんだろうこれは。自然に微笑まれれば微笑まれるほど、羨望の感情が浮かぶのをかき消すように微笑む。複雑な感情だった。これが初見なのに、不思議な子。 )  ――  そうなの? ……うーん。  不自由がないにしても、こころはちょっと重たいのかもしれませんわね。 ――そういうときは頑張るんじゃなくて、休むのがいいですわ。 今度美味しいお茶でも一緒にいかが?――あ。でも。 食べたり呑んだりするのは好き?( 死神の中には食べることは受肉したときの義務、とか、必要最低限という者もいるだろうと思い問いかけて )   [Mon 21 Jan 2008 00:30:30]
阿鬼 >  アルヱ様、凄いんですからね。 ( 死神達の間では、可愛いものならば全て愛でると豪語して憚らないらしい人物として噂されている死神だった。 ) 言葉の意味を解っていて、使うなんて……。 ( 確信犯、そんな単語が頭を過ぎる。 きっと彼女は玉虫色の言葉巧みに操り風を起すに違いない。 花弁が舞う程の緩やかな風だとしても。 ) 巴ちゃんはやっぱり悪い人です。 ( 正直な感想。 使い手に託しているようで、其の実は違う。 ) 「 さん 」は仰々しいし、呼び捨ては馴れ馴れしいでしょ? だから「 ちゃん 」。 此れでも死神暦は長いんですから自分。 ( 要は自分のが先輩?だと言いたいのか。 少しばかり胸を張って。 ) 阿鬼ちゃんでいいですよぅ。 親しみを込めて。 ( ね? と頑張って微笑む死神と、自然に微笑む死神。 ) でも、抜け出せないと死神のお仕事が滞って……。 今いるトコは、お仕事には幸い不自由はないのですけど。 ( 悩むのは知恵のある者だけ、そういった本人。 励まされているとは知らずに浮かぬ顔。 繋いだ手はどちらからとも無く離し。 ) 取り敢えずは頑張りたいと思います。 ( しゅん、と項垂れつつ。 ) [Mon 21 Jan 2008 00:22:56]
お知らせ > さんが来ました。 [Mon 21 Jan 2008 00:06:50]
> ――― やばい勝てないわ…… ( ぼそっとなんか言ったよ!げ、と言う顔でぼそっとね! )  ――― そうね。 …だから掴まらない様に。言葉は使っても、責任が重かったり。掴まらないようにしたり。案外楽しいわよ? ( 貴女が揺らいでいるのを知ってか知らずか、薄い笑みを浮かべたまま。今にもぽーんぽんと頭を撫でそうな勢いで微笑んでいる。 )  ―――そう?  ああ。まあ、確かにそうですわね―――。 でも、言葉も「道具」と一緒よ? 使いよう。( そんな語り部の主観を人差し指、そっと口元に当てて悪戯に。 だがその後の  ――「ちゃん」  )   ともえちゃん―――! ( 吹いてしまった。 )  …初めてですわそんな呼び方! ( 衝撃と言うか感激と言うか。複雑な思いが過ぎりながらも「やめて」とはいえなかった。愛らしさゆえに頬が緩むのを堪え て…! )   阿鬼”ちゃん”ね。 ―――こちらこそ。( 薄く微笑もう。頑張って ) ―――そういえば。さっき、悩んでいる事が分からなくて悩んでますって言っていたけど――   ( 握手をしながら覗き込む黒い双眸と、上がる薄い唇 )  ――そういう時は、悩まなくていいんだと思いますわ。 星は遠くから見るのがいいんでしょう? ( 女なりの励まし )  [Mon 21 Jan 2008 00:05:45]
阿鬼 >  アルヱ様も、よく可愛い可愛いと女の子の死神にいってましたけども……。 ( 虚と実、どちらも表でどちらも裏。 相手の真意を計るのを諦めたか、ため息をもう一つ。 ) あんまり親しくなると――掴まっちゃいますから。 生者に。 ( 死神として普通の意見のはず、なのに何故だろうか此の笑みを前にすると境界線が揺らぐ。 ) 普通、道具はあまりお喋りしないと思うのですよぅ……。 ( 何故笑われたのか分からない、そんな顔で涙まで浮かべて笑う女性を。 ) 巴――ちゃん? ( 「ちゃん」付け ) 自分は「阿鬼」、取り敢えずはお友達から。 ( 解かれた指先、其れが再度自分の目の前へ。 今度は絡めとるではなくて、互いに手を取り合う為の ) よ、宜しくお願いしますね。  [Sun 20 Jan 2008 23:57:06]
> ―――アルエ様、か。 大体皆そういうのよ。 でも――わたくしも。( 慕っていると、此方もさらりと返し。当然の如く。 ――― 嘘をついているつもりはない。けれどからかって愉しんでいるのは事実。かわいがっているのも事実。けれどころころと変わるその顔が楽しくてついつい指先が遊んでしまうような。 )  ――― なるほど。 悪い癖ね。語るとき考えてしまうから―――その程度がよろし、と。 …ありがとう。参考にさせていただきますわ。( いい子ね、と微笑むような上から目線は性格の屈折も滲み出て。 掴んだ手に止まった言葉。 )  ―――副業を? ( 先を促すように首傾げてみせ――― ) ―――――――。 ( 視線が合ったまま。絡まる手と瞳。 「お友達から」 その言葉をきっかけに、先程から堪えていたような表情が ) …… ふふふ。  ―――くすくすくすくす。( とうとう顔を歪めて笑い出した。 視線を逸らして大笑い ) ………ああ、あー 面白い。 (  ごめんね、と涙まで拭う仕草。貴女の手をそっと解こうと ) ――世界を騙るといえば騙るし、助け舟といえば助け舟にもなるでしょう。 道具は使いよう。 ( 涙拭いながら。そして落ち着けば貴女の顔を見て薄く微笑む ) ――― 勿論。 お友達になってくださるのなら。   ( 絡めていた手、もう一度差し伸べよう )  わたくし、巴(ともえ) 。  ―――可愛い貴女のお名前は?  [Sun 20 Jan 2008 23:44:24]
阿鬼 >  したりするのは――、そのお友達からでどうでしょう? ( 死神の世にあっても、其の手の話は尽きないのか。 絡み合った手は其の儘に、漸くに告げた言葉。 ) [Sun 20 Jan 2008 23:33:13]
阿鬼 >  ―――好きで大人しいワケじゃありませんよぅ。 自分の御主人様はアルヱ様だけですから。( さらりと、下っ端は下っ端でも其れなりの忠誠心を見せ。 目の前の女性が浮かべる笑みは、どうにも人間達が使う笑みとは違う。 薄皮一枚、猫の皮の下にはそんな表情を浮かべているのか。 ) 星は遠くで瞬くから綺麗なのに、近づくと粗が見えちゃうんですよきっと。 迷いは未練を生みます、未練は生への執着。 しつこいとモテませんよ? きっと其の程度の問題のが良いんです。 ( ざっくばらん、知恵のお話から随分と身近な話題。 問い掛けに答えるのはそんな死神の解答。 指で挟んでいた花弁は、再び女性の手の中、そして墓石の上へと。 ) 運び手も最近は副業を……――、え? ( 戯れに、掴まれた手。 細い指が絡む。 ) 世界を騙るのが貴女のお仕事だったりするんです…――か。 ( 風は精々、花弁を散らす程度。 しかし、その散り行く花弁でも人は何かを感じとってしまう。 ) あい……――。 ( たじろいだ、間近で視る漆黒の双眸が自分を絡めて離さぬように思えて。 ) [Sun 20 Jan 2008 23:31:49]
> (訂正:断り→理) [Sun 20 Jan 2008 23:08:14]
> 愛してくださる―――? ( つかみどころのない微笑と視線が。貴女の屈託ない笑みに合わせる様に口端を上げて問いかける。引き合わせる手は貴女が離さぬ限り解かないだろう ) [Sun 20 Jan 2008 23:07:35]
> ――― あら 。 今は大人しくて弄り甲斐があって、とても可愛らしいと思うのだけれど。…ご主人さま、厳しいのね? ( くすくす、何処か愛でるような眼差しは花に向けるものと似ていた。黒い瞳はその土器色の肌と赤い瞳に薄ら薄らと微笑を浮かべながら。瞬きには抱きしめたい衝動抑えるように腕に抱える枝の先を手折ってしまおうかと思うほど。我慢してランタンの取っ手を強く握ることで解決させた。 ) ――― ヒトは自分が獲られないものを欲しがるから。 知恵があればこそ余計に。だからこそ禁断の果実を口にした。けれどそれには代価がある。そんな世の中の断り―――   でも、それが世の中。   わたくしの主観だけれど、貴女は迷わせないほうが安泰だと思う? ( 問いかける声色は小さな子に聞かせるような、美しい花に語りかけるような。 白い花を見つめた黒い瞳。右の掌、指先で挟んだままならその指包むように手をかけるか。――触れていなければその橙を墓に転がして、どちらにしても同じ行動を。手を手が追いかけるような。ちょっとした、戯れの )  ―― 運び手、ではあるけれど。 あなたと一緒で、違うかも。 ( くすりと笑ってその掌で遊ぶように掴んだら引き寄せんと )    ―――語り手だから。 ヒトに混じり、言葉を紡いで――少し風を起こせるだけ。 ’( くすりと笑う声が囁くような。黒い瞳は何処か羨ましげに赤を見つめている。 )  ――― あら。じゃあ  [Sun 20 Jan 2008 23:06:15]
阿鬼 >  可愛らしい……。 ( 瞬きを数度。 余程自分より色っぽい、しかも同姓に告げられた死神の胸中は以下ほどか。 ) 檻の中では可愛げが無いってよく言われちゃってます。 ( 微笑みと流し目に同姓でもドキリとさせられる。 ) 其れが人を活かす筈の知恵は人間達は最後には不要って結論を出しちゃうんですよぅ。 蛇に騙されて齧った禁断の果実、其れ以前の楽園への回帰。 輪廻転生より外れる為の足枷。 自らを写す知恵の鏡は悟りの具に非ず――迷いの具なり、って。 ( 覗かれる赤色の瞳の奥、理解できない物を前にした困惑の色が浮かんでは消えていく。 或いは全ては詮無き事なのか。 ) 実は春の運ぶ貴女も同じだったりすると嬉しいなって、ちょっぴり期待しちゃってます。 ( 悪戯猫に釣れられて、少女も薄く笑みを浮かべ。 ) 悩んでいる事が分からなくて悩んでいます。 ( 心の奥底、深遠まで覗かれたような感覚。 ) 愛されたいと願っているように視えますか自分? 其れ位なら愛しちゃいますよぅ。 ( 初めて屈託の無い笑みを浮かべ、コロコロと喉を鳴らした。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:51:52]
> ( 随分と深い言い回しをする少女。眉を下げられればそれでもくすりと微笑んで。 )  ―――貴女は可愛らしい人。 ( かわいがっているの、と屈折した愛情表現。 )  知恵があるからこそ与うる試練。 それを乗り越えたときこそまた強くなれる。 迷った分だけの報酬はお相手にも。 でないとヒトは輪廻に溺れ死んでしまう。水底に沈んでしまって出ては来られなくなる。そんな気がする。 ――心の利益がないわけではございませんわ。 ( 淡く微笑んだ薄い唇が語るのは、そんな自分の考え。―――花も好きだから愛でずに手折って自分のモノにしてしまおうとする。そうして散らして自分のモノに――。などと。死神にしては、穏やかでない考えかもしれぬけれど――――「縛られる」「運び手」   )    ――嗚呼。 ( 黒い瞳が見開いて。薄い唇が僅か開かれる。すぐにその表情も崩れるように微笑むけれど ) … そう。   運び手だったのですわね。 ―――    迷ったの? ( くすり。また意地悪を。覗き込むような黒い瞳は悪戯猫のように )  運び手が迷っちゃいけない。 でも――― 悩んでるのね? ( それさえ愉しむようなからかいの声色がコロリと鳴るように。 指先が撫でた鎖をじ、と見つめ――― )  アイサレテル? (  今度はからかいの色はなく。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:31:14]
阿鬼 > ( 橙に照らされた命の残滓。 刈り取られた生命をいとおしいという想いが目の前の女性にはあるのだろうか。 ) 魂魄…魂は天に帰りて、魄は地に還る。 魄は『地』と『知』―――― 迷うのは知恵のある者だけ、富と反映を齎す知恵があるから迷う。 意地の悪い人。 ( 底意地の悪い笑みに眉根を下げ ) 好きで繋がってませんよぅ、肉の身体に縛られるなんて自分も迷いがあったのかってちょっと凹んでいるんですから。 之でも残念無く魂を送る運び手だったですよ。 ( 仄めかすのは身の上、忌々しそうに首の鎖を指先で撫でり。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:21:40]
> ――― あら。  ごめんなさいね。  結構大雑把なのかしら、わたくし。 ( おほほ、と笑って拗ねた表情に嬉しそうに笑った。 )  ――――――。 ( 彼女の語りを耳にする。 花の命と、人の命。指が掴んだその欠片に視線が行けば、女はやっと首を振る。遊ぶようにランタン掌に近づければ、黄色の色が鮮やかに闇に映える。夜の小さな月明かりのような )  ―――  春を運ぶお仕事ではないけれど、 人を迷わせる仕事かもしれませんわ。 …顕世と幽世を繋ぐ狭間で人を導いたり迷わせたり。 役目だったり、楽しかったり。―――けれど表向きは喧騒に交えるヒトとして。 ( その蕾は小さいが、手折らなければ咲いたであろう、小さな子。黒い瞳はその黄金色にも似る黄色から、貴女の赤へと映って――首を傾げる )  貴女は何のお仕事を? ヒトをつなぐお仕事?それとも――繋がれるお仕事?( 首輪をちらり見て、薄く笑う。 少しだけ揶揄するような意地悪さは抜けない。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:04:41]
阿鬼 >  随分と可笑しなコト、『 幽霊 』にしたって足はありますよぅ。 邪魔な時仕舞えないから不便ですけども。 ( 僅かに裾を捲くれば、白い着物の間から除く土気色の脚。 ちょっぴり拗ねたような声色で。 ) 春を運ぶのが貴女のお仕事? 華は人を迷わせる、大地に根ざす華は幽世と顕世を繋ぐ底つ根の国から需用を用いて咲く。 だから、華を見ると人は喜び散っていく儚さを嘆く。 自らの命を投影して。 ( 貴女の掌の上、花弁が一つ。 指で挟んだ春の欠片。 ) [Sun 20 Jan 2008 21:51:15]
> ―――  お経か。 …確かに良く眠れそうですけれど―――きっとわたくしも寝てしまうのでだめでしょう。 ( 零れた溜息。浮世離れした白と、其処に馴染み過ぎてしまっているようなぼやけた印象。―――だが。  )( 「足音にも」 ) ( ―――共通項。見つけたように笑みを深め。藍色の長い髪がさら、と柳のように揺れる )    …… ごめんなさいね。 気づきませんでしたわ。 ―― 足跡、させてたの。 ( 死んでるのかと思ったといわんばかりのきょとんとした顔で言った! )  … この季節。 春を運ぶお手伝い、と言っても―――寒いそうですわね。  ちょっと面倒。 ( そうやって装うのが、と。 肩を竦めて枝の花びらを弄ぶように千切って―――その一つの花蕾、掌に。  そっと貴女へ差し出さん )  ―――お一ついかが?春の花。  …暇つぶし、なんだけれどね ( くすくすと笑って ) [Sun 20 Jan 2008 21:38:31]
阿鬼 > ( 墓前にて、身を切るような寒さの中でも二人は身震い一つもせず。 幽鬼の如く佇む少女は小さくため息を零した。 ) 嫌ですよぅ。 寝ている仔は其の儘にしておあげなさいな、寝物語の一つでもいうならお経でも唱えた方が良いでしょうに。 ( 目の前の死神から死体と視られた少女は、死体にしては随分とかしましい死体だった。 ) 今晩和、何時からと言われてもお前さん足音にも気付かないじゃありませんか。  [Sun 20 Jan 2008 21:28:11]
> ――― はずれ。 …正解は「黄梅」。  黄色に 梅と 書いておうばい。  きれいでしょう。ちょっと早いけど――――   ん?( 後ろから別の声が聞こえた。 振り返るそのときにはじゃらりと音が耳に入ると同時にその視界に首に巻かれた鎖を見て。――― 一見、よく見るととても青白いか弱そうな少女。 小さく首を傾げつつも、淡い笑み。 ) こんばんわ。 ……      嗚呼。  いいえ。 ちょっとね。 勝手に話しかけてたのですわ。 ―――お墓参り。ちょっと早いけれど、春のお告げのお手伝い。 (  その笑みを浮かべたまま、事実を確り話さないのは相手が死神だとまだ気づけなかったから。 自分は死神だが受肉をしている。一見イエロティアだがネクロマンシーの技能がある者にはすぐわかってしまうだろう。―――人間?それとも死んでいる? 双眸は僅か細まって――― ) …… 何時から其処にいらして? ( 不思議そうに首を傾げた。 ) [Sun 20 Jan 2008 21:16:50]
阿鬼 >  ―― してらっしゃいますの? ( 背後より 後ろを振り返れば白無垢にも似た白の和装に身を包む少女が一人。 一見して、死者を思わせる土気色の肌に不吉な色をした赤色の双眸。 僅かに首を傾げれば、じゃらりと首に巻かれた首輪の鎖が音を立て。 ) [Sun 20 Jan 2008 21:09:10]
お知らせ > 阿鬼さんが入室されました。 『 どなたとお話を ―― 。』 [Sun 20 Jan 2008 21:03:12]
> ―――  おや。 死んでいても聞けるよ。 だって今、わたくしとお前。 こうして話をしているじゃないか。――だろう? ( にこりと微笑む姿は揶揄するようにクスクスと。 喉が鳴る。 )  ……今しか咲かない花なんだよ。 …紅と白は、ご存知か? ―――知らないか。 紅梅と白梅と言って、トキノミヤコやアマウラなら咲いている。 春の花ですわ。 ―――そう。 墓地に春を運ぶお手伝いを、ちょっとだけ。なーんて。 ( くすくす。あながち本気とも冗談ともいえぬ声色と表情が揶揄するように笑っている。 )    じゃあ、これは――なんの花だと思う? ( もうひとつ。 花を手に汲み取って、一枚一枚を風に乗せて悪戯に ) [Sun 20 Jan 2008 20:57:41]
> ( 土の湿った匂いがする。―――其処は、小さな墓の前。 名前も書いていない十字架の墓石に目を細めて。 ) …… お前は 語りを聞くのが好き? ( 小さく首を傾げて薄ら微笑を浮かべるのは、長身の死神。 高い背が、その墓を尚更小さく見せるような。 黒いマントを魔女のように纏って、腕にかけるように持っているのは黄色の花がちりばめられる枝。 ) ―――    わたくしは好き。 …語りは魂の鼓動を聞いているような感じだからね。 ( 小さく口が動いて、枝の花びらを指が手折った。―――はらり。 その墓に散らせば黄色の色が闇に散る。手に持ったランタンの灯りだけが、その花の色を僅か照らすだけ。黒は、その空気に混じるようにひっそりと其処に在る。 ) [Sun 20 Jan 2008 20:51:55]
お知らせ > さんが来ました。 『( 貧民の墓の前。 )』 [Sun 20 Jan 2008 20:44:16]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 急に寒く感じて、ケープの前を合わせる )』 [Wed 16 Jan 2008 04:59:37]
セレニア > ( 寄り添う二人の幅が狭くなって、眼を逸らした。 足早に、階段を降りる。 下に停まっているのは二人が乗って来た教会の馬車か。 知っている顔があろうと無かろうと、挨拶もせずに横切った――― ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:47]
セレニア > ( そんな疑問や迷いは、もう失敗を見せまいとするマリア様には尋ね難く。 ここで顔を合わせるのを避けてしまう部分は確かにある。 ―――それでも、隣に聖教会がいなければ、そして聖教会がマリア様のマントに包まれていなければ、声をかけたかもしれない。 そうすればマリア様はどうしたのか尋ねてくれて… 尋ねてくれたなら、きっと正直に答えられて… 一緒に歩けたかもしれない。 マントの中に入れてくれたかもしれない。   いいな   )   ( 昨日だって、マリア様はどこかに遠出していたようなのに、自分を連れて行ってはくれなかった。 その必要が無かったからそうしたのだろうけど、もしかして、ずっとあの聖教会と一緒だったのだろうか ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:28]
セレニア > ( いつかつけた靴の痕は擦れたように染み付いてそのまま残っており、あの男が抜いていた雑草は、夏にまた生えて、冬の今は枯れていた。 それらをなるべく綺麗にしてみても、胸にもやのかかったような状態は変わらない。 ―――『墓地もまた神聖な場所で、例えヴァンパイアに荷担した者が参った墓でも、そこをいたずらに汚すことは許されないのでは』 今更ながらそう考える後ろめたさと… そう考えてしまうことそのものに対する、『墓地を汚す敵の参っていた墓の存在を許すのか』 という気持ち。 対立する意識のどちらを選べば良いのか分からず、混乱してしまう ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:14]
セレニア > ( 今出て来たこの道の先、ずっと奥の、更に奥。 その辺の石を積んだような貧しい墓標が並ぶ場所の片隅に、以前この少女が土に汚れた靴で蹴りつけた墓標があった。 ―――後になってヴァンパイアに荷担していたと知ることになったガンディア系の男が参っていた墓。 ヴァンパイアを助けるために人を殺したその男を、目の前で取り逃がした腹いせに、その墓標を蹴ってしまったことがあった ) ―――。 ( あれの参る墓に眠る者がろくなものであるわけがないから、蹴ったことも忘れていたけれど。 ハンターハントの事があって… その構成員が処刑されて… シスター・ジャスティスの話していた『人のために聖句を唱えて滅びたヴァンパイア』のことを考えるにつれどうしても気になって、今更ながら掃除をして来た。 その帰りだった ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:04]
セレニア > ( ほんの少しの間見つめて、まず目に入ったのは夜に鮮やかな白い外套だった。 聖教会のシンボルが懐かしいけれど、それがここで何をしているのだろうと疑問に思う。 目元が微妙に動く程度の変化で、訝るように首を傾げて――― ) ―――あ。 ( その隣、聖教会に寄り添っている見知った後姿に、思わず声が漏れた ) ―――マリ… ぁ… ………。 ( その名を呼びかけそうになって、口を噤んだのは… 彼女のマントが聖教会を隠したからか。 それとも、自分がここに居る理由が、訪ねられて即答できるものではなかったからか。 ―――失敗を隠しておこうとする子供のような顔で口を噤んで、その表情を傷付いたものへと変える。 それがどういった感情によるものかを明確に意識することはできなかったけれど、哀しみとも怒りともつかない僅かに息の詰まる思いが、じん と胸に沁み込んだ ) [Wed 16 Jan 2008 04:57:54]
セレニア > ( 緩く一房に編んだ薄紅色の三つ編みを揺らして、遠く寄り添いながら階段を上る二人組を見上げる。 髪同様奇妙な薄紅色の瞳に、色に見合った温もりは無く。 ただ探るような、『見ているぞ』という姿勢を隠そうともしない露骨な視線を向けた。 夜の夜中に墓地などを出歩く者に対して向ける視線は、それが誰であれこれと大差無い。 威圧するのが目的なら成功しているのだろうが、誰かの協力を引き出せるようなものではない物腰は、相変わらずのもの ) [Wed 16 Jan 2008 04:57:42]
セレニア > ( 階段を挟んで段状に広がる墓地。 いくつかの霊廟が並ぶ向こう側、二人の位置からは見通しのきかない道を進む灯りがある。 そのまま進めば階段に出てくるその灯りは、けれど霊廟に遮られて持ち主の姿を照らさない。 体重の軽い足音と、身に付けている金属が擦れる音を規則的に響かせて、その少女はゆっくりと二人の後方に現れた )   ( 銀を塗布された防具はランタンの灯りを受けて輝き、ホーリーシンボルを浮かび上がらせている。 騎士と言うには軽装で、杭などの吊るされた鞄や鳴らしていないハンドベルが示す職業はヴァンパイアハンターだ ) [Wed 16 Jan 2008 04:57:32]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 二人の、後ろ )』 [Wed 16 Jan 2008 04:57:18]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 聖女にしてみればただ純粋に、お友達を故郷に招くみたいな感覚で 』 [Wed 16 Jan 2008 04:09:12]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『 思い描くだけで、胸が高鳴る。 腰に回された手も気にならなくなるほどに。 』 [Wed 16 Jan 2008 04:06:31]
アレックス > ( 自分はこの聖女に対して、とても甘い。 小言を口にしても、あらゆる自由と思想を制限され必要のないものは与えられず、純正培養された聖女に対しての同情が先にたつ。 身の危険こそ心配するが、ほとんどの事を「仕方ない」で済ませてしまいそうで少々恐ろしい。 ただの世間知らずな子供、だけでなく、本当に聖女だから困る。 そしてぴっちりと固めた外壁など物ともせずに柔らかい部分に手を差し伸べてくる。 私はこの人が恐ろしい。 ) はい、私もそう思います・・・ けれど、時々不安になってしまいます。 私の選択は間違っていなかったか、と・・・ 悔やむ事こそ、冒涜なのかもしれませんけれど――( 悔い改めれば済むのであれば簡単な話。 けれど、神が許したとしても私がそれを許さない。 滅ぼした吸血鬼達に呪われ、私は死ぬだろう。 それ自体は恐ろしくは無いが、全てが間違いだった時、私は私でいられなくなるだろう―― って、え、ちょ・・・! 欲求に忠実に、はてまた貪欲に より暖かさを求めて腰に回される腕が居た堪れない。 普段よりも余計に背筋を伸ばしながら、触れる感触が気になって仕方が無い。 再び困惑の渦に飲み込まれそうになった折、真面目なお話 ) ぁ・・・ それは僥倖。お願いしておきながら、見せていただけるとは思っておりませんでした。( 聖典概念χ-O-Was クリスティア聖教会で生み出された最も新しい聖剣であり、"どんな願いもかなう"という戦いの中目にする機会に恵まれ、目に焼きついた私の理想の聖剣。 正邪の交じり合う"ヴェイトスらしい"大聖堂の聖剣では駄目なのだ。 あれは邪なもの。 そんなものは、私が求めるものではない。 ) そうと決まれば今抱えている問題に目処がつけられれば、すぐにでも出発したいものです。嗚呼、再び目にする日を心待ちにしておりますわ―― [Wed 16 Jan 2008 04:00:24]
セレス > ( 世間一般の常識と呼ばれる物事の大半を知らない娘は同時に、裏読みとか他意とかそういうものも持ち合わせない。 目に見えたとおり、思ったとおりが全て。 現に人間が2人居て、寒い寒いと思っているのだからくっついて暖かいのならそれで良いというシンプルな話。 勿論、アレッサンドラ・クレメンテが自分にとって特に信用できる人物だというのも大きいが。 餌付けすれば動物が馴れるのに似ている。 ) 一つ一つ、成していきましょう。 私や貴女が志半ばで果てたとしてもきっと、誰かが私達の足跡を辿って先に進んでくれます。 長い長い時間をかけて皆が幸せな世界を作れば良いんです。 ( 自分1人で出来る事くらいは弁えている。 外に出て広い世界を見てみればなおの事――――それを悲観しても仕方が無いし、そういうものだと受け入れれば良い。 肩にかかるマントを細い指で手繰り寄せ、アレッサンドラの痩せた身体に腕を回す。 ) ああ、そう―――忙しくて忘れていたけれど。 χ-O-Was …“聖典概念”の事ですけれど。 どうにか見せて頂くくらいは出来そうです。 当時程の力は発揮できませんけれど、それでも宜しかったら―――クリスティア聖教会までお越し頂ければと。 ( 聖教会側としても、最近よく名の挙がるアレッサンドラ・クレメンテを来賓として招く事に意味があると判断したのだろうが、聖女認定にはそこまでわからない。 重要なのは、アレッサンドラが大聖堂ではなく聖教会の聖剣に興味を示したという事実だ。 ) [Wed 16 Jan 2008 03:35:37]
アレックス > うぅ・・・ でも――( パプテスの影響の強い地で徹底して他人との接触の可能性を排除されて育ち、また自らも自立すべく努めて来た身にとってはこんな何気ない接触でも意識してしまう。たとえ同性であっても いや同性だからこそ取り返しの付かない過ちを犯してしまいそうな、そんな気が―― いけない、自分は何を考えているのだ。 落ち着かなくては。 そう、聖女様がお風邪を召してはならないし、これもまたお目付け役の務め。 頭の中で祈りの言葉を暗唱しながら、失礼、と逆の手で自分のマントで聖女の肩も覆い―― 気を紛らすように顔を上げ、こほん、と咳払いをし。 生粋のパプテス教徒からすれば、やはり聖女の肩書きというのは特別なもの。 ) ええと、はい。聖女のお役目にもついてまわるように、私の使命にもついてまわるものがありますから。( 聖女のお役目に比べれば、血の匂いの染み付いたダーティな物も多く並べるのも不遜ながら、そう言った。そして、出来る事を出来る時に、そう口にする聖女の顔に視線をやり、己の不甲斐無さを恥じる。こんな小さな体に、なんて重い使命。全ての人を幸福に、だなんて、重すぎる。 その軽い足取りこそが痛々しい。 この聖女に奪うばかりの私に何が言えるのか。 ) [Wed 16 Jan 2008 03:12:51]
セレス > そう―――そういうものですか? ( 少し考える様な、残念なような、そんな顔をして少し背の高いアレッサンドラの顔を見上げる。 自分に接する人達は皆そうだ。 仕事として、理由があって、“聖女認定”に接する。 漠然と、自分に向けられる言葉や態度がその外の人達同士の気安い会話とは違うという事を理解している。 それは何だか寂しい事のような、怖い事のような。 皆が必要としているのは「セレスティア」ではなくて「聖女認定」なのだろう。 その冠を取った自分がクリスティアやヴェイトス市の街の中で普通に生活している絵は、思い浮かばなかった。 ) ? この方が暖かいですよ? 少し長話でしたし、アレッサンドラ様も風邪を引いてしまいます。 ( ほら、と笑ってさらに密着面積を広げんと頬が肩にくっつく程寄り添う。 男性とこういう事を妄りにしてはいけないと本に書いてあったけれど、アレッサンドラは女性である。 問題なし。 ) 大丈夫―――出来る事を出来る時にやっておかないと。 特に私は次、いつ此処に来られるかも分かりませんし。 ( 聖女であること、そう呼ばれてその為に命を捧げる事に苦は無い。 むしろ与えられた天命は誇らしく、その為だと思えれば再び階段を登り始める足取りは軽かった。 ) [Wed 16 Jan 2008 02:47:55]
アレックス > 勿体無いお言葉有難う御座います。けれど、これも私の使命に付随するものですから――・・・ あ( 畏まって少し頭を垂れた所、まるでそうするのが自然だ、とばかりに腕を捕まえ隣に並ぶ聖女に困惑し、少し固まった。 子供のように振舞う聖女であっても、幾度か接するうちに尊敬を通り越し、崇拝の対象。 こんな風に触れられる機会も今までにほとんど無い。 思考停止する事数秒、押しとどめるように聖女の腕に手を当て、俯いた ) あ、あの・・・・・・ 困ります・・・。( 申し訳なさそうな聖女に挙動不審を晒しつつ、不慣れな状況にかあ、と頬が熱くなるのが判る。 嗚呼、私は一体何を―― 駄目だ。こんなのはいけない。 とはいえ、強く出る事も出来ずもにょもにょと。 気を取り直すようにすう、と息を吸い 姿勢をただし ) そうですか。では、お供致します。けれど、どうかご自愛下さい。貴女の存在を心の支えにしている者も居るのですから( 聖女は偶像だ。 それ故の苦労も察する事が出来るし、彼女の特殊性も聞き及んでいる。 霊地である大聖堂に滞在しているとはいえ、長くヴェイトスいる身。本調子ではないのだろうに。 健気にお役目を口にする聖女に、自分はさらにお役目を重ねる事しか出来ない。 なんたる無力だろう。 ) [Wed 16 Jan 2008 02:24:43]
セレス > 折角、お仕事の合い間にお付き合い頂いているのに。 今日はそういうお話をする日じゃないって後で私から言っておきますから。 ( 聖教会側の御付きにしても、ゲストの立場では細かい情報を得られないのだろうけれど。 忙しい時間を割いて自分の為に付き添いを買って出てくれた彼女を持っていかれたみたいで少し面白くない。 引っ張り起こして貰えば極自然にそのままアレッサンドラの腕を捉まえた。 この方が暖かいし。 ) 何度来てもヴェイトス市は見たことの無い景色ばかりで目移りしてしまって―――あの、御免なさい。 何度も言われているんですけれど。 ( 広い所を自分の意思で好き方向に歩けるというだけで自由を歓べるような人間だ。 自室は精々6、7m四方の窓も出口も無い地下室。 叱られた子供みたいな顔をして少し俯いて謝った。 ) 嗚呼、私も多分―――あまり日差しが強い日は外に出る事も許してもらえませんけれど。 ( 本当の夏の暑さというの、多分体験した事が無い。 皆が暑い暑いという日は大抵、外に出てはいけないと言われるから。 ) 悪くは無いです。 此処まで登って上の様子を見ない方がとても心残りになりますし、上でちゃんと皆の冥福をお祈りしてから帰らないと。 ( そういうのが、数少ない自分の仕事だから。 ) [Wed 16 Jan 2008 02:00:24]
アレックス > ええ、まあ・・・ あまり、愉快な話ではありませんでしたけれど( 顔が売れる事は何かと面倒な事も負う羽目になる、色々聞かれもしたし、当たり障りの無い返事を返すのも疲れるものだ。 ) ふふ、セレスティア様は、良い感受性をお持ちなのですね。けれど、重ねて言いますが、お一人で歩き回られては、私が困ってしまいます。 ( 自分はこの階段を見て、何か感じる事は無い。長い、と思う間もなく、登りきってしまうに違いない。 微笑ましそうに微笑みながらも、めー。 けれど、強請られるまま伸ばされる両手を取って、起こして差し上げる。 ) ええ、ヴェイトスにはヴェイトスの寒さがあるのでしょう。 私は暑さの方が苦手です。( 墓地の所在に頷きながら口にするのは、少々恥ずかしい話。ヴェイトスに訪れたばかりの頃は、暑さに当てられて臥せった事もある。 我ながら軟弱な事だと思うが。 ) お体の調子は、如何です?今なら、引き返すも少しは楽でしょうけれど―― ( 階段の先を見上げ、聖女に視線を戻す。この先は様々な様式に分かれた墓地がある。ラットマン襲撃の犠牲者を祭るモニュメントや、ハンター・リシェと、その殺害を依頼した女性の夫の墓碑も。 それ以外にも、様々な物語を持つ人々が眠っている事だろう。 志半ばで果てる事になれば、私もここに収められる事になるのだろうか そんな事をふと考える ) [Wed 16 Jan 2008 01:42:23]
セレス > あ、お話は終わりましたか? 見た事も無いような長い長い階段だったもので―――――。 ( もぞもぞと体育座り風味に縮こまる、クリスティア聖教会からの来賓“聖女認定”。 どちらかというと「構ってもらえなくて退屈」とかそんな理由で勝手に何処かに行ってしまった子供みたいな19歳である。 階段の中腹辺りで座り込んだまま、立たせて貰おうと両手を伸ばして微笑む様には威厳らしきものがあるか怪しいもの。 人生の大半を独り隔絶された地下室で過ごせば、こうもなるというもの。 ) クリスティアの方が寒いと本に書いてありましたけれど、やっぱり寒いものは寒いものですね。 墓地はこの上で良いのでしょう? ( まだ半分もある、と長い階段を見上げて当人なりに覚悟を決める。 自分から言い出したのだ。 件の吸血鬼騒動で沢山の方が亡くなられたというし、この街は度々こういう不幸な事件で人が命を落とすという。 そも、今回の訪問も鼠獣人の件の慰問が目的だった。 ) お仕事、になってしまうかもしれませんけれど―――それはそれで、訪れるべくして今日此処に来たという事でしょうね。 [Wed 16 Jan 2008 00:51:39]
アレックス > ・・・ お一人になられては危険です。此処には人ならざる者も現れると言います、いくらあなたといえど――・・・ ( 石段の途中、夜景を見下ろして少し黄昏るような聖女にそっと歩み寄るのは、「VHGの魔女」とう扮装めいた衣装や、白骨を思わせる包帯をしていない、一人のパプテス教徒としてのアレッサンドラ・クレメンテ。 処刑の事後処理を終え、差し込む朝日に灰と化した吸血鬼との約束も果たした合間に、大聖堂からの護衛兼お目付け役として慰問に訪れている聖教会の一団に同行している。 痛々しい火傷の痕が半分ほどを占める顔を僅かに曇らせ、見つけた聖女に小言を一つ。 何を見ていたのか、と視線の方向に目を向ければ、広がる夜の灯り。 それと、聖女を見比べ、少し困ったように白い息を漏らすも表情を緩め ) 寒くは、ありませんか? [Wed 16 Jan 2008 00:36:00]
お知らせ > アレックスさんが入室されました。 『 セレスティア様―― 』 [Wed 16 Jan 2008 00:15:40]
セレス > ( クリスティア聖教会の印が刺繍された白い外套に頬を埋めて膝を抱える。 小高い丘の上になるこの墓地から見渡す景色は遠く遠く、地平線と空の交じり合う暗闇まで見渡せた。 橙色の灯りは遠くまでずっと広がっていて、其処には沢山の人達が思い思いの暮らしをしているのだろう。 クリスティアではあまり遅くまで街全体が明るいという事は無いし、とても幻想的なものに見える。 なにか感傷的なものが胸を刺激して、理由もわからないまま涙腺が緩んだ。 ) [Wed 16 Jan 2008 00:13:31]
セレス > ( 馬車の停留場で皆が何か相談している間に退屈して、一人、長い長い階段を登った。 クリスティアの冬程寒くは無いのかもしれないけれど、吐く息は白く、手袋越しにも指先がじんじんと悴んでくる。 息も苦しいし腿も重たいし結構登ったかな、と上を見上げるとまだ半分くらい残っていた。 それで、疲れてしまって石段に座り込み、今。 ) ( 白い息を繰り返し吐きながら呼吸を整え、遠く橙色の灯りの連なる街を見下ろす。 風が少し冷たいだろうか? 見上げる空は曇っていた。 遠く小さくなった馬車の辺りに付き添いの数人の人影が動いているのが見えるけれど、何を話しているかはわからない。 だから暫らく、此処でヴェイトス市を見ていようと思う。 ) [Wed 16 Jan 2008 00:05:21]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 振り返ればヴェイトス市の夜景 』 [Tue 15 Jan 2008 23:55:39]
お知らせ > フェイトさんが帰りました。 『 後は、昔馴染みに「こんばんは」 花は此処に無いノッカーの代わり 』 [Sat 12 Jan 2008 03:18:59]
フェイト > 人には慣れてるっぽいね。あったかいよ。 ( ほんの少し触れた指先も温かかった。抱き締める腕には、きっと もっと。 鳥のような姿を模して、けれど致命的に違うモノが、ゆぅるり微笑むように瞳細めた。 ほんの少し、命と命のやり取り。こんなことも、きっと。 )  今度、此処じゃない場所で逢ったらね。 ( だから、今は内緒。黒猫のぬくもりが柔らかく残された指先、軽く唇に当てて内緒話の模倣。 一歩、墓碑の方に進み出たら、軽く身を屈めて一輪、花を置いた。 )  うん。―― おやすみなさい。 ( 暫しの沈黙、瞑目を挟み。目を開くと同時に、おやすみの挨拶を。 言葉はどちらに向けたものか。どちらにも、だったのかもしれない。 献花が終われば、軽く会釈を交わすのは、最初に逢った時と同じように。 )   …… ( ぱたぱた。軽く手を振って見せたのは、抱えられた猫に対しても含めて、だったかもしれない。 ) [Sat 12 Jan 2008 03:18:07]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 猫なべの次あたりにはやるかもしれない。 ――…なんて。 )』 [Sat 12 Jan 2008 03:14:05]
ナイト > (やはり、すぐさま思い浮かぶのは、人が神に奪われた空を許された、翼を持つ生き物。だけど――、彼女からはもちろん、鳥の匂いはしなかった。少し濡れた鼻先を、擦られてまたブルルと首を振る。嗅ぎ取れた匂いは、世界のどこにでもありふれたそれで、結局猫の乏しい知識では、彼女の招待は知れなかった。)    (ぎゅむっと、さらに近くなる体温。猫のそれは、人に比べてちょっとだけ高い。名残惜しく翼の持ち主を見送ったあとは、――今しばらく、墓参りのお付き合い。猫ホッカイロ。) [Sat 12 Jan 2008 03:13:33]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 残りの花は、殉職したハンターと、とある婦人の夫の墓へ 』 [Sat 12 Jan 2008 03:12:10]
エリー > ――でも賢い猫なのかもしれませんね。 飛び出さなかったし。 ( 一瞬強張った黒いカタマリ。 今はもう大人しく、一定のリズムでお腹を上下に膨らませている。 家に猫とか居たら良いかな、と思ったのは一瞬。 きっと世話をする暇も無いし、ある日ぷつりと帰ってこなくなる可能性もある。 家族が居ない代わりにするのも少し、自分が弱っているみたいで嫌だった。 もう暫らくの間だけ寒さを凌がせて貰ったら、お別れしよう。 ほんの少しだけ抱きしめる力を強めた。 ) ――――そう、ですか? 何だか少し、分かりませんけれど。 ( 自分の何が彼女に羨ましく見えるのか見当もつかないが、無いもの強請りっていうのは多分そういうものだ。 妙な言い回しに小さく首を傾げてみせる。 ) あ、ちょっと遅い時間ですね――――ありがとう御座います。 お休みなさい、ですね。 ( 墓石に刻まれるのはKamuraの姓を持つ男女の名。 没年は、3年…いや、もう4前になる。 彼女が両親に花を添えてくれるならそれを見届けてから、残りの墓参りを済ませに行こうか。 猫を抱えて。 ) [Sat 12 Jan 2008 03:10:38]
フェイト > そんな感じ。 囀る場所と時間は一応選ぶかなあ。 ( ゆらゆらと背中で揺らす翼。その侭、鳥を模したようなカタチ。 ―― 幽かの金色が、彼女の腕の中で固まる様を目の当たりにして、転がすような笑い声が小さく零れた。 はたり、揺れる翼は微かに風揺らすだけ。飛び掛ったりはしない。 …しないけど。 ) ねこには驚かれちゃったかなあ。 ( 笑っているよな顔が、ほんの少し眉を下げた。 鼻先が少し冷たくて、それから柔らかな体温が伝わってくる。 …向こうに伝わる感覚は、イキモノの気配ではあるだろう。鳥に近くは無いかもしれないが。 )  うらやましいのは、どっちもかな。 あったかそうでね。 もうひとつは、此処じゃひみつ。 聞かれちゃまずいからねぇ。 ( うり、と猫の鼻を軽く指先ですりすりしてから、するりと指を離して。 くるりと彼女の方に視線を向けると、思い出したように。 抱えた花束から、白花一本抜き取って。 )   一本、いいかな。 わたしは知らないけど、おやすみなさいの代わり。 ( 墓碑に視線を落とした。 ) [Sat 12 Jan 2008 02:57:01]
ナイト > (夜気を乱して届く波紋。呼び起こされるように、猫は思わず少女のカタチへと視線を向けて――少し体を硬直させた。彼女のカタチが、変わっていた。目の前でイキモノが他のカタチに変化するさまは、まだ見たことが無い。未知のものへと最初に抱く感情は、大抵畏怖。引きつる体躯の緊張が、猫を抱く女性に伝わるか。)    (脱力したまま抱きかかえられていたら、ずるずると重たいお尻が滑り落ちていく。そこに添えられる手で、ようやく緊張が解ける。伸ばされる少女の指に、ぴくりと引きつる耳が警戒をみせるが――それ以上の抵抗はなく。耳の合間に触れられると、はじめは首を縮めていたが、それに熱を見出すと、見る見るうちにその仕草が解かれる。)  ――…。  (少女の指に、鼻先をすりつけよう。ただちゃんと、匂いを嗅ごうとしているだけだが。このカタチが変わる生き物は、猫の好奇を刺激する。4kgちょい。まぁ、重たくは無い…と思う。だらり垂れ下がった尻尾の先が、ぶらんぶらんと左右に揺れた。) [Sat 12 Jan 2008 02:35:52]
エリー > 小夜啼鳥(ナイチンゲール)? ( 短く反復する。 その外見から該当する適当な種族というのが無いのだから、「そういうもの」なのだろう。 アレッサンドラやセレニア程異種族に懐疑的ではないから、珍しいなにか、で納得する。 墓地で初対面とかでなければもう少し違った印象もあったかもしれないけれど。 ) 羨ましい? ( カンテラを腰に提げて残りの花束も抱えなおすと、なんだか折角花を減らしたのに結局お大荷物だ。 胸の前で猫を抱えなおし、柔らかいお尻の辺りに手を沿える。 凍えた指が温かい。 ) 猫が? ( 自分に羨まれるような要素を思い当たらなければ、猫を見下ろしてみる。 羨ましいといえばそうかもしれないけれど。 ) [Sat 12 Jan 2008 02:28:28]
フェイト > うん。そういうもの。出張営業でもないから、安心していいよ。 ( どんな風な思いを抱いてるかは分からない。墓地に響く歌に感傷を覚えるも怒りを覚えるも聞いた者次第。 ――絶対歌わない訳じゃない。望まれないなら鎖すだけ。 立ち上がり、軽く背筋を伸ばした所で、傍らから問いかける声。 くるり、軽く振り返り。 )  夜鳴鶯ナイチンゲール ( 背中に畳んでいた翼を広げた。はさ、と軽く空気を揺らす音がして、瑠璃色と金褐色が所々で交じり合う奇妙な色の翼が背に広がり、墓地に歪な影落とす。 種族としては正確には正しくないけれど、自分にとってはこれが一番正しいカタチ。 )  ……ちょっとうらやましいなあ。 ( 腕の中、夜色の猫を抱く姿に軽く硝子を細めて。そ、と黒い頭に触れてみようと指伸ばす。 花弁と似たような漂白の指先は、何処か奇妙な。それでも生きた熱は持っていた。 ) [Sat 12 Jan 2008 02:18:06]
ナイト > (墓石から、糧となるようなかおりはしない。暖かな庇護元にもなり得ない。それに興味を示す猫は、きっと異端。形こそ彼女と異なれど、猫もまた、人に近しいものの端くれ。風にさらわれて、どこかに引きずられていく白い花弁、――それもまた、生の時間を終えたもの。)     (触れる指先から伝わりくるのは確かな体温。それに猫は安寧を覚える。先ほど感じた異質が、薄れていく。猫はおとなしくされるがままで、視線すらも墓石から離さない。ぴくりと黒い耳がうごめいたのは、言葉を聴きとめたため。  意味は無論わからない。でもそれは、きっとたぶん、目的語。  ――もし言葉がわかるのなら、嗚呼、先ほど抱いた疑問はきっと解けただろうに。)  ミィ――…。 (抱き上げられるがまま、拒絶とも甘えとも付かないような、けだるく間伸びた声を、上げて。脱力した暖かい肉塊が、のべりとだらしなく彼女の腕の中に。冬毛です。旬です。もふもふです。)    (抱かれたまま顔を上げて、腕の先を追おうとしたら、ひげがその腕をくすぐるだろう。) [Sat 12 Jan 2008 02:05:26]
エリー > ( レクイエムは要らない。 感傷的なものはきっと仕事の妨げになるし、両親の死にあまりそういう具体的なものは付加したくなかった。 「死んでしまってもう居ない」で十分だ。 人が死ぬ度に感情的になっていては狩人は務まらないだろう。 ) ああ、そういう――――種族とか、聞いても良いですか? すみません、ぱっと見わからないと落ち着かなくって。 ( 特に此処最近のヴェイトス市の風潮としてもそう。 正体不明の隣人など、皆怖いのだ。 ) ―――お母さんとお父さんが眠っています。 ( 小声の言葉は墓石を見詰める黒い猫に。 暫らく毛並みを整えるように撫でつけ、立ち上がるついでに抱えてみようかと手を伸ばす。 猫は、嫌いじゃない。 どちらかというと好きか。 スタイリッシュな動物だ。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:59:28]
フェイト > ( 求まれずば、声高に歌い出すような事も無い。誘うよな響きは、今は此処からは聞こえない。 猫の視線が向いていた方を見ても、硝子球には何も映らないし、見て取る事は出来ないのだから。 時を数えるなら、砂粒は幾許か落ちた辺りか。墓石に興味示す黒猫は、少し変わったイキモノに見えた。猫は多くの場合気まぐれだけれど、こんな風な行動は珍しいから、面白い。 花は、あげたものとしてその侭。 ―― ゆぅるりと、声のした方に顔を上げて。 )  うん。わたしのは、ただいまって感じだけどね。昔の知り合いがいるから、挨拶くらいは浮世の義理かなって思うんだ。 ( 貴女も。なら、彼女も。それは、今しがたの静寂が示す事。 カンテラを拾ってゆっくりと立ち上がる。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:49:47]
ナイト > (地面に落ちた花弁にくんくんと鼻を鳴らして、それが確かにただの花であることを確かめた。カンテラの光に照らしだされて、猫の黒い毛皮に陰が踊る。炎の揺らめきにあわせて、小さく、大きく。)    (人は多くの場合温厚で、危害を加えないものだと猫は学習した。故に逃れる必要性も感じない。会話が耳に聞こえれば、猫はまた背景と化す。 ――ちょっと悪戯ッ気の多い背景に。墓石へと近づいて、くんくんと鼻を鳴らす。  ひとの思いは残念ながら、嗅ぎ取れない。猫をの鼻を突いたのは、土のにおいだけ。もしくは曇天に増してきた、雨の気配。警戒にも似た仕草で、時折二人の方へと視線を送りながら、猫はまるで墓石に刻まれた文字を読まんとするかのように、それを注意深く見つめる。) [Sat 12 Jan 2008 01:32:32]
エリー > ( 静かに、ただ片膝を着いて頭を垂れ、頭の中で記憶を遡っていくだけの作業。 公開処刑のこと、今年の冬のこと、最近出来た知り合いのこと、薔薇の花束とアレッサンドラのこと。 ああ、前に御参りに来たのはその少し前、か。 そんなに時間も経っていないから、そう感慨は無い。 ただ独りでまた1歳年をとるという事に小さく白い息を吐いた。 ) ――――貴女も、御参りで? ( 時間にして1分弱。 直ぐに顔を上げて見れば黒猫は何処かに逃げる事も無く、色白の女性もその猫を構いながら其処に居る。 何となく猫の動向を観察しながら、目を合わせる事も無く問うてみた。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:26:20]
フェイト > 区切りだよ。気分的なね。境界は曖昧だから、何処かで人が決めなくちゃだ。 ( 墓地に墓碑に如何な物思いを馳せるのも、それぞれが抱える境界次第。しゃがみ込むと、抱えた花束が少し潰れて、包み紙がくしゃりと音を立てた。 ) お参りなら、静かにしておくよ。 ―― 鎮魂歌のリクエストがあれば、受け付ける。 ( 地面に置いたカンテラがぼんやり照らす顔は、柔らか味のある光に照らされても結局白い。硝子が光を弾いて夜に光揺らしながら、はたはた、猫に向けて花を揺らす。 黒猫がどんな感慨を抱えているかは分からずとも、動かす目的は足りた。 はたり、はら。 )  … 花は猫を食べないよ。大丈夫。 ( 白い花弁が雫のように地面に落ちて、彩りを添えた。 何処か粛々と見えるすわり姿の猫の傍ら、花弁が一枚足りなくなった花を置いて、しゃがんだままで同じ方に視線を向ける。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:17:45]
ナイト > (違和感という概念は、猫には無い。なぜなら猫には、先入観という概念も無いからだ。思い込むことも無ければ、思い込みを否定する必要もまた無い。つまり猫の瞳には、少女の姿はありのままに、瑠璃石の瞳を持つ、美しい人型の生き物として映り、記録される。) (石には、記憶する機能は無い。故にそれは、ただの印。かつて居たその人達の、証。常に心の中にいるだろう誰かが、確かに存在していたというモニュメント。 ―― 笑いかけられた、ような気がした。伸ばされる手が、軽くこうべに触れた。だのに、どうしてだろう。その女性は、とてもとても、印象にのこり辛い。そのことが妙な不安感を掻き立てて、猫は墓石から立ち上がる。)  (新たな来客の用途は知れないが、少女が揺らす白い花弁は、好奇を注ぐ。猫はその花を、野生の姿で知っている。 ――それなのに、それが誰かの指で意図的に揺らされるだけで、こうも不思議なコワクをもたらすとは。軽い跳躍、猫は墓石からようやく飛び降りた。そして少女が揺らす白い花弁へと近づいて――、)   (ブルルッ)    (不意にそれに鼻先が触れてしまって、びっくりして首を振った。花弁のひとひらが、散って地面に落ちる。一歩だけ離れて、猫は尻尾をくるりと自分の体にまわして、四足を揃えて座った。ぴんとあげた首は、今し方おりた墓石へと視線を投げる。――彼女は、何をしているのだろうと怪訝に思う。だって、土の中の人達はもう、何も悟れないのに。) [Sat 12 Jan 2008 01:09:01]
エリー > 別に良いっていえば良いんですけどね。 石は、石ですから。 ( 四角い石の下にお父さんとお母さんの死体を入れた箱があるだけ。 猫に乗られて怒るという感情は石には無いし、それは両親の代わりでもない。 記録とか、記憶とかそういうものだ。 それでもお墓参りに来るのは、感情とか此処暫らくのことを整理したいとか、誰かに愚痴を溢したいとか理解してもらいたいとか、そういうセンチメンタリズムがまだ私にもあるっていう事なんだろう。 色白の女性の種族を特定してみようと思ってしまうのは職業病か。 血流の無い吸血鬼も、あんな色をしている。 ) ( 墓石の上の黒猫にほんの僅か微笑みかけて一撫でしようと手を伸ばし、花束のうち2つを墓前に並べた。 まだ別に二つ、残っている。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:00:33]
フェイト > ( 夕星一つ、明星一つ。 夜明けも遠い夜の中、数える事に意味はなけれど、口ずさむは歌詞のように。どちらの星が猫の瞳か、近付く灯りか それすらも不明瞭。 カンテラの灯りに照らされる顔は、色白のホワイティアめいて、硝子質に近しい瞳の色が僅かな異端。 近付けば明らかになる、女性―― 少女と言えそうで曖昧な印象が、何処かぼんやりと印象に残る ―― へと、緩々と軽く会釈を返し。 ) ごきげんよう。 …嗚呼、ごめんね。 私が言う事じゃあないけど。 ( 示された墓碑には、黒く蟠る夜色が一つ。視線落としてみれば、刻まれた墓碑銘も読み取れるか。 …人の気配が近付いても逃げない影に、ふむ。小さく考える気配。 墓碑の傍らしゃがみ込んで、花束からひとひら揺らす白い花。 )  … こっち、おいで。 其処の人に、用があるんだってさ。 顔の上に乗っかっちゃいけない。 見えないからね。 ( ちち、と舌鳴らす音は、良くある猫を呼ぶ仕草。ゆらゆらと、灯火のように花の白が幽かの光の前に揺れる。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:51:20]
ナイト > (墓石は確かに冷たく、猫の体温を容赦なく奪い去る。なんとか腰を据えていられるのは、四足に与えられた毛皮のお陰か。闇を裂くのは花の白。鮮明に揺れて、色違いの双眸に映る。彼女の目的地が、たとえ猫の腹の下の墓標だと知ろうと、猫は場所を空けたりはしない。猫はそれが不遜だとは、知れない。 ―― まただ、と猫は思う。人によく似て、人と異なるモノ。) 二ィ―。 (まるで相手に対する返事のように、一声。子猫のような愛らしさはなく、ぶっきらぼうな。黒い尻尾がピンと立ち、ゆらゆら揺れた。その仕草は、さも手招きのように。感覚に秀でた猫には、人の子が見えないものがたくさん見える。たとえば人が亡霊と呼ぶ部類。だが彼らは、猫に手を伸ばしはしない。彼らはきっと知るのだろう、猫には何もできないと。) …。 (黙するまま、視線は彼女を通り過ぎて、もう一つの灯火へと。縮まる距離につれて、その姿が明確になる。 ――夜を流れる微かな人のにおいと体温で、新たな来客は人だと、悟る。交わされる会話にも動じること無く、人に慣れた野良猫の体らくをさらす。双眸だけは二人を行き来して、幽々とした光を宿す。) [Sat 12 Jan 2008 00:33:43]
エリー > ( 石段を登りきる頃には既に、自分のカンテラ以外の光源が存在する事に気付いていた。 昼も夜も人の動いているヴェイトス市ではままある事。 花束を抱えなおして歩く墓石の間――――見知らぬ誰か、亜人か人外か、女性の顔が1人。 と、黒い猫が一匹。 こんな他に誰も居ない所で無視して素通りする方が余計におかしいし、会釈をして小さく挨拶をした。 ) こんばんは、其処…すみません、良いですか。 うちのお墓なんです。 ( 黒猫の鎮座する墓石。 嘉村家の墓。 姓はアマウラ系だけど墓石はクリスティア式。 私はハーフでうちは両親共にヴェイトス市生まれのヴェイトス市育ち。 正直アマウラ人という自覚は、ない。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:28:35]
フェイト > 肉球を合わせてのお参りは聞いた事が無いね。石の上は冷たいよ。見えない子たちが伸ばしてくる、ちいさな手ほどじゃないけど。 ( 闇に包まれる彩は様々。ぽつり、闇に燈る橙に、抱えて揺れる花の白。カンテラの光を反射して、瑠璃の硝子は薄く光る。緩々と歩み進め、ちいさな夜色の蟠る墓石の傍らで、ぴたり。一度歩みを止めれば、そんな戯言じみた言葉が唇から流れ出た。 …そうして歩みを止めてみれば、シンと音の落ちた静寂の中、もう一つ近付いて来る足音、気配も耳に届くか。 ふぅらり振り返ってみれば、遠い遠い遠景の中、一番星のように鮮明に一つ、カンテラの明かりが近付くのが朧と。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:20:55]
ナイト > (濃厚な闇を彩りに、白く浮かびあがる墓地。その墓石の一つに、不遜にものっかる黒猫。 ―― 不意に猫の瞳は、視点を変える。闇から近づきくる小さな光を察知した。)    (そして、言葉。猫が得た情報は、それが人の形をした何かであるということ。流石に、いまだ少し距離のあるいまひとつの気配は察せ無いが。猫は、自分の存在を知らしめることなく、また逃れんと走り出すことも無い。背景に馴染んだまま、気配の到達を待ち続ける。) [Sat 12 Jan 2008 00:11:47]
エリー > ( 黙々と1人、長いスロープを描く坂道を登っていく。 カンテラの灯りだけがゆらゆらと揺れて辺りの静寂を照らし、坂道の右側には遠くヴェイトス市の夜景が見下ろせた。 墓地に来るときは1人。 いつもそう。 仕事の合い間に暇を見つけてようやく、今年はじめの墓参りだ。 本当はまだやらなければいけない事が沢山あるけれど、ギルドは私1人で動かしているわけではない。 休暇をしっかりと自分の時間に充てるのも大事な事だろう。 ) ( やがて坂道は馬車の停留所に辿り着いて行き止まり、其処からは長い階段が上の方まで続いていた。 墓地はその上にある。 正直体力には自信が無い人間には気が滅入る光景。 一瞬立ち止まって白い息を吐き、一段ずつ登り始めた。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:07:33]
フェイト > 知ってる子の、お参りだったりしてね。 ( 空は曇天、曇り模様。手にぶらさげたカンテラが、幻灯めいた橙色の光を宵闇の中揺らし、抱えた花の色照らす。 声は―― 足音を連れてやって来る。 灰色の雲より尚暗く、黒く夜に馴染んだ黒猫の方へと、ふらふら視線投げかけて。声は独白よりは、何処か語りかけるに似た奇妙な響き。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:05:13]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 花束を抱えた人影 』 [Sat 12 Jan 2008 00:01:02]
お知らせ > フェイトさんが来ました。 『 ―― 誰か 』 [Fri 11 Jan 2008 23:58:55]
ナイト > (一つ以上は、みなたくさん。視界に広がるのは、たくさんの墓標。その下に一人ずつ、場合によっては二人ずつ、誰かが眠っていることを猫は知っている。その人たちは、餓えも寒さも、畏怖も苦痛も、もう感じないことを猫は知っている。 ―― 猫は生意気なことに、それがいわば“死”と呼ばれることまでも、知っている。そう教えてくれたのはどの書物か、或いは誰だったのかはもう、忘れてしまったけど。)    (退屈そうにぶら下げた尻尾が墓石を撫ぜた。尻尾の先に伝わるいくつかの刺激は、そこに刻まれた聖句によるもの。その意味を悟ることはさすがに出来ないが、それでも猫は何かを確かめるかのように、何度も何度も、尻尾で刻まれた文字を撫ぜた。) [Fri 11 Jan 2008 23:56:51]
ナイト > (夜気に等しい温度の墓石に腹ばいになり、猫は闇に浮かぶ墓場をぼんやり見ていた。夜に近しい眷属に与えられた色違いの双眸は、今宵なりを潜める銀の光の力を借りなくとも、明確にそれらを映し出すことができる。)     (一つ、一つ、また一つ。一つ、一つ、そして一つ。数えるという行為を猫は知らない。数という記号を猫は知らない。だからその観測は、とてつもない時間の浪費に過ぎない。幸い、猫には時間の概念が存在しない。行かねばならない場所も無い。だから猫はただそこで、墓を一つずつ目で追い続ける。)      (数えることは出来ない、出来ないが――…、面積でわかる。墓の数は、毎年着々と増えている。) [Fri 11 Jan 2008 23:48:19]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 一つ、一つ、そして一つ。 )』 [Fri 11 Jan 2008 23:43:24]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが帰りました。 『(誰かの為に、泣いてもいいですか?)』 [Wed 9 Jan 2008 02:42:13]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( そっと、紫色の涙を拾い上げ、確かめるように、指で撫でる。 ) 貴女の想い、きっと、届けるから―― ( 墓守として己ができることは、その先まで続いている。亡骸を葬り、ひおーという人物に、この子の思いを託す。けれど、今は。このときだけは――せめて―― ) [Wed 9 Jan 2008 02:41:45]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 手ごたえがあった。砕き、貫く手ごたえが。それはただ、事実として――全てが終わる一瞬の間に、ルーアは最後の最後まで、少女の姿を見ていた。己の与えた結果から、決して目を背けることはない。終わりではないのだから。始まるのだ――ここから。セラも、己も。 ) もう、これで――貴女を縛るものは、何もない。”いきなさい”――セラ。 ( 紡ぐ声が、震えていた気がする。震えて――かすれて―― ルーアは鎌の実体化をとくと、足元に転がる亡骸を、じっと見下ろした。もう、これが動くことはない。笑うことも、悲しむことも、決して、ない。 ) セラ―― ( あとは、この子の魂と、両親の魂を、一緒に死出の門へと送る。死神として己ができるのは、そこまで。その後は―― ) [Wed 9 Jan 2008 02:39:45]
お知らせ > セラさんが帰りました。 『(少女は愛するを永遠にするために、死を選んだ)』 [Wed 9 Jan 2008 02:33:52]
セラ > ――― ありがとう。  ……るーあ。  大好きだ。  でも、ひおーは、もっと、好き。 ( 最期に微笑む姿は、其処に色のつけられた世界を観る。 青や赤、白や、黄色。 ひおーが全部、教えてくれた、色たち。それが、見えた気がしたんだ――― ) ( 煌き。それは、宝石が触れ合うオトに似ていた。 紫に刺さったのは、鋭い鎌。痛みよりも、何か―――得るような、そんな。 ) ――――――――! ( 叫ぶ声さえなく、一瞬の。目を見開いたのも束の間。安らかに――――    。 ) ( 少女の肩の宝石が壊れ、どさ。   と、 その体は人形のように動かなくなる。その紫の瞳も、だんだんと色を失って。紫水晶は、ただの石になった。 ) ( その石から伝うのは、紫色の、涙。 形になって、ころりと落ちる。 ) [Wed 9 Jan 2008 02:33:35]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラが肩口を見せれば、それを正面に捉えて距離をつめる。ゆっくりと、一歩一歩、静かに―― ) ありがとう――セラ。願わくば、貴女の行く道に、祝福と幸せを願う。 ( それは生前のセラに向けた、最後の言葉になるだろう。重たい動作で、けれど鍛錬のおかげか、前よりは楽に鎌を扱える。片手でゆっくりと獲物を持ち上げると、腰を深く落とし、一気に踏み込む。 ) ――ハッ! ( 槍で突くような戟の軌道。その一線は、セラの腕を――紫の輝きを――狙って。 ) [Wed 9 Jan 2008 02:29:31]
セラ > ( 愛している。きっと、愛しているのだろう。 だが、その感情を、頭でわかっていない少女が出した結論。大切だから、一生大切にしたい、なんて。重いだろう、想い。 ) ―――   うん。 おんなじ、あかし。 ( す、と右肩の袖を上げれば、肩の付け根辺りに見える、三角の紫水晶。 )  ―――はい。    これで、だいじょうぶ? ( きょとん、と 親に腕を見せるような。これから注射を刺してもらうような、そんな。 ) [Wed 9 Jan 2008 02:17:23]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラが表に出れば、彼女にくっつくように、青白い二つの影もその傍らに寄り添った。無垢なる少女が愛した人のことを語る様子は、本当に幸せそうで、愛しさを体全体で伝えているようだった。これから死ぬ者の態度からはかけ離れた、年に見合ったものとも思えないその様子が、余計にもの悲しい。 ) バンクル、貴女も――そうなのね。見せてほしい。 ( それならば、この子にも体のどこかに核となるコアがあるはず。そこを砕けば、痛みもなくすんなりことは済むだろう。 ) えぇ。貴女が希望する場所があるなら、別だけど―― [Wed 9 Jan 2008 02:11:17]
お知らせ > セラさんが来ました。 『(風が紫の髪を揺らした)』 [Wed 9 Jan 2008 02:06:38]
セラ > ( 導かれるままに、少女は外へ出た。―――伝えるといわれれば、嬉しそうに笑顔を浮かべて ) … やさしい人。背が高い。すごーい高いの。( できるだけ高くジャンプして。 )  バンクル。ひおー、私と一緒。 えーっと。赤い。赤い、ほーせきの。胸の近くに、ほーせきがある。なっがーい髪の毛。えとね、ひざくらい。星の色。 きらきらしてるような、ぎん。 白くて、ひとみもあかいの。 ( 説明する様子は、抱きしめるように。愛しそうに、微笑み浮かべながら ) ―――-   此処で、いいか? ( 外に出た少女は抗う様子なく。望むように、問いかけて。大好きな主人のことを話してか、嬉しそうな名残残るまま、振り返って問いかける。ボロボロのドレスがひらひらと揺れた ) [Wed 9 Jan 2008 02:03:42]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 時間をかけて、手の中にずっしりとした重みが生まれていく。黒く鈍い光を放つ刃は、刈り取る者の証。1対の双戟に似た鎌。 ) 外へ―― ( セラの横を通り過ぎて、ルーアは扉を開けた。凍てつく風が吹き込んできて、弱った暖炉の火を攫っていく。明かりの消えた部屋の中で、肩越しにセラを家の外にいざなう。 ) ――なに? ( セラの、最後の、問いかけは……。その寂しげな笑顔とあいまって、ルーアの心に触れてくる。 ) 約束する。必ず、つたえるから――ひおー……どんな人なのか、教えてくれると、うれしい。 ( 大好きだ、と。本当は自分の口で、それを言いたかったろうに―― ) [Wed 9 Jan 2008 01:56:40]
セラ > ――― ひおーに会ったら。    だいすきだ、って。伝えてほしいんだ。 ( ちょっと寂しそうに、笑う ) [Wed 9 Jan 2008 01:44:27]
セラ > ひとつだけ、いいか?( 問う様は、最後の。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:43:04]
セラ > ( 頷かれれば、邪気のない笑顔が浮かんだ。とても、嬉しそうに。逢えると信じて止まない少女は、命に手をかけられることを自ら望んだ。大好きな人を、本当に大好きと言えるように。 大好きな人を、自分を生んでくれた人に、教えたいから。それだけの、想い )  ―――――――――。( まるで儀式のような言の葉に、何処か懐かしい気分になった。向けられた鎌に怯む様子はない。ただ、じ――とその鎌と、言葉を聴くだけで。 ) ―――――。( 儀式のように。 硝子球はその鎌へ、視線を追うだけ。 )  …るーあ。 [Wed 9 Jan 2008 01:42:53]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( その手に鎌を具現化させるため、意識を集中させ始める。 ) ――貴女の想いも、業も、私が背負おう。 ( それが己の役目ならば、もやはためらいはない。二つの青白い影に向けて、そしてセラに向けて、死神は凛とした面持ちで告げる。 ) あなたたちが現世に与えた命を、今あなたたちの元へ帰す。死神、ルーア・リシアの名の下に―― ( その手に、ゆっくりと、死神の鎌が形を作り始めた。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:41:02]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > えぇ、知らなければいけないことだった。 ( 淡々と告げるその顔に浮かぶのは、ほんのわずかな悲しみと、決意の色。触れればいともたやすく砕けてしまいそうな硝子球は、けれど強い意志を持って、今ここにある。いなくなりたいと、自暴自棄になって喘いだ悲壮さはない。ただ、たまらなく胸に刺さるものがある―― ) 死んで生きることを選ぶか―― ( 青白い二つの影は、今も変わらず、揺れている。ただ彼らから伝わる波動も、じっと見守るようなものだった。少女の返答に、重くなずき――息を吐く。 ) わかった。 [Wed 9 Jan 2008 01:37:14]
セラ > ――― ありがとう。   逢いたい。 ( 唇が動いて紡ぐそれは、誓いの言葉 )   [Wed 9 Jan 2008 01:25:45]
セラ > ( ――死ぬこと、という意味を知らない少女。痛みという言葉すら、わからなかった少女は、大好きな人の傍にいることによって「好き」という心を知った。 花火を触れば火傷してしまう痛みと恐さを知っている子どもよりも、少女は無知で。それを、知らないだけの話。見上げた少女の顔に、”恐怖”という文字は一文字たりともなかった ) …… 知らなければならないことだったのか? ( こてん、と首を傾げる様も、また無知の象徴。 ) ……  悲しむ、ひと。 ( ぽつり。呟けば――此処で。この墓場で。泣いていた主人を思い出して、胸がちくりと痛くなった ) ……ごめんな。 ( 誰に、とはいわない。大好きな人に。 ちゃんと、恐いって言えなかった。好きって言ってたのに、いなくならないでっていえなくて、いなくなりたいって離れた。――ごめんな。 ) ( 白い子どものような愚者は、約束に頷く。少しだけ哀しそうに、笑顔を作って。――それこそが、主人が刻んでくれた”証”だったのかもしれない。 ) ……  るーあ。     ( 少女の名を、呼ぶ。硝子玉は、少しだけ潤んでいるようにも見えるだろう )  [Wed 9 Jan 2008 01:25:31]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( それは、墓守の弔いというよりは、死神としての、弔い―― ) 私に言えるのは、それだけ。 ( 目を伏せて、それからもう一度、揺らめく影をみた。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:20:58]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 人が、死ぬことを怖いとおもうのは、いったいいつからなのか。初めて火に触れて、それが熱いと分るように、大切な誰かが死ぬことで実感したり、あるいは、そうした題材の物語を読んだり―― ) えぇ。たった、それだけのこと。けれど、人は死を恐怖する。だから誰にでもすんなりできることじゃない。――貴女だって、例外ではないはずよ。ただ、知ることができなかっただけ。――教えてくれる人が、いなかっただけ。 ( 今更ながらに、なぜ誰もセラに大事なことを教えてあげなかったのか、それが恨めしくなる。そうした感情すら、死神の概念から外れるというのに。けれど――思う。これでいい。私は、きっと、これでいい。 ) でも、これだけは覚えておいて。あなたが死ぬことで、悲しむ人は、必ずいる。 ( セラは死ぬことを恐れない。死ぬことの意味を知らないから。そのことだけが、たまらなく悲しい――死を恐れない生き物は、果たして、生きているといえるのか―― ) その代わり、約束する。――もしあなたが死んだら、そのときは――私が家族共々、弔うと。 [Wed 9 Jan 2008 01:19:06]
セラ > ほんと――? ( 目を輝かせ、少女はもう一度、見えないそれを見上げるように振り返って、また彼女へ体を戻した。 ) ――――  ひとつ、だけ? なに? ( 硝子球は、覗き込むように向き合う。 綺麗な透き通るモスグリーンを見つめ返す、紫は冷たさにも近い ) ……       。 ( 一言、一句。それが呪文のようで。耳に届けば――少女はそれを驚くという顔でもなく、悲しむという顔でもなく。乏しい表情は、小さな、笑み。 ) 死ねば、逢えるか? 死ねば、見えるか? ( 必要なのはそれだけで。無知な少女は死ぬことが恐いという概念がないかのように。普通のことのように問うた )  ――じゃあ、死ねば、いいんだな。 ( こく、と素直に受け入れる様は、愚者にも似る ) [Wed 9 Jan 2008 01:09:17]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 二つの青白い影から感じる波長も、セラのものとよく似ている。揺らぐ陽炎のごとく。強く、強く、炎が踊る。 ) えぇ、ほぼ間違いない。貴女のご両親――すぐ後ろに、ちゃんといる。 ( 一度うなずき、それから青白い影を交互に見つめる。すでに姿かたちを保てないほど、その存在は薄れているようだ。それほどまでに、現世にとどまっている理由は、やはり―― ) 会える。その方法が、ひとつだけ―― ( 告げなければならない。この子のために、両親のために、そして、己自身のために。ルーアはセラの澄んだ瞳に、自分の瞳の光を写した。 ) それは――貴女が死ぬこと。肉体を捨てて、魂だけの存在になれば、両親の姿も見えるし、感じることもできる。 ( はっきりと、一字一句、静かな声音で告げる。それは事実をそっとセラの前に差し出してみせるような、そういう物言いだった。暖炉の火が、弱まりつつある。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:05:04]
セラ > ( 青白い炎は、微笑むように揺らぐ。そうだ、と肯定しているかの如く。 ) ――― るーあ? ( 不思議そうに首を傾げた。――ずいぶん前に亡くなっているのだろう。青白い炎は微かなれど強く、脆い光。 ) …… とーちゃんと、かーちゃん? ( 無知な瞳は、疑問そうに問う。 ) …… 会えないのか? ( 彼女が呼びかけるほう、振り向いても何も見えず ―――少女は、死神を振り返った。 ) …どうすれば逢えるのか? [Wed 9 Jan 2008 00:55:02]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( アルエ様――どうかこの一時だけ――私に貴女様のお心を―― 目の前の少女を、”救う”なんておこがましい。だからせめて、死神として、この子に道を示せるように――願いは祈りに乗って、ルーアの呼びかけを周囲に広げていく。 ) ( ありがとう。その言葉に込められた言霊は、ルーアの胸に深く刻まれた。 ) ( リィン――チリィ――ン。鈴の音が波紋のように、何度も何度もリズムを作る。 ) ――きた。 ( 青白く揺れ動く二つの気配が、セラの後ろに現れる。それを確かめると、死神は静かに呼びかけた。 ) 問う――あなたたちは、この子の両親か、否か。 ( アルエ様。どうか、そのお心を、私に貸してください―― ) [Wed 9 Jan 2008 00:49:20]
セラ > ( 抱きしめられればそれが暖かくて。――ぎゅ、と掴むように小さな手が抱き返した。 ひおーもこうしてくれた。 こうしてくれた。 やっぱり、やっぱり。 ) ―――だいすき。 ( 小さく呟くそれは、遠くに投げるような。――淡白な声音に、見返せば硝子球は刺さるほどのまっすぐさを ) ――ありがとう。 ( 白歯を見せて、笑った  )  ――うん。   私にも、わかんない。 ( こく、と頷いて。――呼び声に、 青白い人の形。影が――少女の、後ろに、ふたつ。 けれど少女にはそれが見えていなかった。 )  [Wed 9 Jan 2008 00:39:05]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラの体を一度抱きしめてから、またそっと体を離す。少女の言葉の一つ一つが重く……そして、儚い。目をきゅっと閉じて、気持ちを落ち着かせるので精一杯だった。 ) 会いたい、か――わかった、やってみる。 ( セラの瞳をまっすぐに見返して、淡白な声音でそう継げる。取り出した鈴を慣らし、乾いた音を室内へ――周囲に響かせるように。 ) 死後どのくらい立っているのか、その間何があったかはわからない。だから、一種の賭けだけど―― ( それでもやらなければいけない気がする。墓守として、死神として。遠く、遠く呼びかけよう。この子に呼応する存在があれば、あるいはその気配がこちらに来てくれる。 ) ――願わくば――この声が届くことを―― [Wed 9 Jan 2008 00:34:09]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが入室されました。 『そう、お墓――』 [Wed 9 Jan 2008 00:25:45]
セラ > ( 目を丸くする少女は ) …… わかんない。 生きてないのか? もー死んでる、のか……   わからない。 ( ふるふる、と首を振った。 ) 会いたいけど、何処にいるか、わかんない――  ( ふるふる、首を振る。 ) ……るーあはそーいうの、わかるのか? ( きょとん、と問う。 実際、彼女の両親は死んでいる。墓に埋まっているはず。それも、ヴェイトスの、この地に。 ) [Wed 9 Jan 2008 00:24:04]
お知らせ > セラさんが来ました。 『お墓―― ?』 [Wed 9 Jan 2008 00:22:25]
お知らせ > セラさんが帰りました。 [Sun 6 Jan 2008 03:31:56]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが帰りました。 『(胸のうちにあるものは、悲しみ――)』 [Sun 6 Jan 2008 03:31:35]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( この子の両親にあわせてあげられれば――そんなふうにおもうのに、体は未だ動かない。今すぐ受肉を解いて、死神としてこの子に接しようと、そういう気持ちを抑えるかのように。自己矛盾を抱えながら――ルーアの静かな葛藤は続く。 ) ――それは。 ( 言葉が、見つからない。ただ、この子の話を聞くことしかできない。時間だけがむなしく流れていくようだ。 ) 解放されたなら、それは、貴女を対等の人間として見るということ。奴隷ではなく、おなじ人として扱うということ。家族になるということ――だから、そんなふうにおもうのは、間違い。 ( ゆっくりと、席を立つ。そっとセラの隣へと、移動しよう。 ) セラ――貴女は物を知らなさ過ぎる。それに――大事なものを、なくしてしまった。 ( そっと、手を伸ばし、セラを抱きしめるように両手を広げていく。 ) 捨てたくないとおもったから、解放したんじゃないの? いなくならないと誓ったから、解放したんじゃないの? 私は、そうおもう。 ( そして、最後にこう付け加えた。 ) 貴女のお父さんと、お母さん、は――お墓は、あるの? [Sun 6 Jan 2008 03:26:12]
セラ > それに私、解放されちゃったんだ。 もうひおーのものじゃない。だから… ( きっとイラナイんだよ。と。その言葉が、続かなかった ) [Sun 6 Jan 2008 03:10:08]
セラ > ( 痛みはなかった。最初だけ。ちくりと胸が痛くて、それだけ。何かがすっぽり抜け落ちて、あとは覚えていない。でも、そのときは本当に辛くて、覚えてないけど凄く辛かった気がする。だから、恐い。――名前を呼ばれたその声が凄く優しくて、首を振られれば素直に首を傾げた。硝子玉は、やはり「わからない」といったように ) ――― いんが、かんけい? ごめん。わからない。  だって、いなくなったんだ。 ――わかんない。 …なんで、るーあは ひおーがいなくなったりしないなんて、おもうの? ―――  うん。 …私、ファーファみたいにかわいくないから。 私、オシゴトがんばったけど、いっつもひおー怒らせちゃったりしたから、だから―― ( ぐるぐるしている思考回路。それを言葉にするように、せきを切ったようにでる、言葉が。それでも色を出すことのできない抑揚のなさは、それこそ”欠落”か。硝子玉の瞳はモノクロームを見るような目で、貴女を見つめたままの。 ) ……違うのか? るーあはどうして、”捨てない”と思うのか? [Sun 6 Jan 2008 03:03:02]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラにとっては、こんなやり取りも、普通のことなのだ。簡単に片付けられてしまう程度の認識。その程度の出来事でしかない。生も、死も。喜びも悲しみも、愛も憎しみも。痛い――糸が切れた人形のように、腕も、足も、動かない。動かせない。 ) セラ―― ( 言葉だけが、耳に残る。 ) それは、ちがう―― ( 頭を振る。自分でもなぜこんなことをしているのか、分らない。 ) 貴女の父も、母も、あなたが大好きだとおもったから、いなくなったわけじゃない。そこに因果関係は、ない。 ( ただ淡々と、事実だけを述べていく。ふと見たスープに映った自分の目だけが、いやになるくらい、穏やかだった。 ) だから、貴女が大好きだといっても、おもっても、ひおーは、いなくなったり、しない。 ( この子にとって、死よりも捨てられることのほうが、ずっとずっと辛いのだろう。だからいなくなりたいと。 ) そう――だから、貴女は”ひおーを”捨てた―― ( 紡ぐ言葉は、もはや墓守ではなく、死神としてのものだった。 ) 捨てられるのがいやだから、自分から捨てて、ここまでやってきた―― [Sun 6 Jan 2008 02:56:28]
セラ > ――うん。 ひおー。 だいすき、だ。 …でも、私がだいすきだって思うと、いなくなっちゃう。とーちゃんとかーちゃんもそうだった。気づいたらいなかった。だから――――(「聞かせてくれてありがとう」) ……うん。 ( こく、と頷いて。その顔は赤らめたり、青ざめたりもしない。先ほどと変わらない。 )  ――― うん。捨てられたくない。捨てられるくらいなら、いなくなりたい。( 死んでしまいたい。息を吐く貴女に、素直な言葉を。大好きといわれるならば、大好きがどうでもいい、になる前に。いなくなるまえに、いなくなりたい。 そんな。――淡々と紡ぐ表情は普通の会話に応答するような反応。「今日何食べたい」というような、そんな、受け答えの仕方。また、野菜スープに黙って口をつけた。普通のことのように ) [Sun 6 Jan 2008 02:42:54]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ぁ――かわ――何で、そうおもうの。 ( まっすぐな意見に、視線をそらして、肩をすくめる。良くも悪くも子供そのものだ。そして、本当にものを知らない。それが大まかな感想だった。 ) ひおー? それが、貴女の家族の、名前? ( 唇をきゅっと結ぶ。 ) ――なぜ、そうおもうの? いらなくなる、なんて、どうしてそうおもうの? ひおー、という人から、そういわれたの? ( 感情が乏しい、というよりは、欠落。そう、この少女はあらゆるものがかけてしまっているのだ。おそらく己がこの場で鎌を振りかざしても、その鈍いきらめきが首筋にかかっても、少女はこんな顔のままなのだろう。 ) そう、か――わかった。聞かせてくれて、ありがとう―― ( 聞いたあとに沸き起こるのは、虚脱感。この子が、奴隷だったという確信。そして、あまりにも哀れで――愚かだ。 ) だから、貴女は 「捨てられたくない」 なのね――死にたくない、ではなく―― ( 目を伏せて、力の無い息を吐いた。 ) [Sun 6 Jan 2008 02:36:29]
セラ > ―――うん。 るーあ。 るーあって、かわいい。 …… オシゴト、なんだな。 うん。 えらいな。オシゴト。 ( 小さく笑う姿は、大人びることない顔。白い歯を見せても、硝子玉は細まらない )  …ひおー、きっと心配して、くれてる…と、思う。 でも、   いらなくなっちゃうとおもうから、そのうち、忘れるよ。 ( 小さく笑っていった。 寂しそうでも、辛そうでもなく、ただ淡々と。泣きやんだ乏しい顔は、硝子球だけがやたらひんやりとして、歪に貴女を見上げて普通のことのように。 )  ―― どうして…   どうしてだ、ろ。    だって、死んじゃったんだ。 しょうがない。 それがフツーだった。 私、ちょっとおとなしかったから、ご飯さえちゃんとあげてればこいつは手先が使えるから売れるまで待とうって。 ( 普通のことだよ?というきょとんとした顔で貴女を見上げた硝子球は、不思議そうに見つめるまま揺れることすらない ) [Sun 6 Jan 2008 02:27:01]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > えぇ、あなたの好きに呼べば良い―― ( だが、続く言葉はあまりに予想外で、わずかに眉を寄せる。墓守を知らないのは、うなずける。だが――家出、家族が心配するということ、少女の言葉の端々から、感じるこれは―― ) お仕事、の一つだと、おもっておくと、いい。それよりも。 ( かちゃり、と野菜スープをかき混ぜていたスプーンが鳴った。 ) 貴女は、家族に黙って、家をでてきたんじゃ、ないの? 普通、黙って家族がいなくなったら、残された人は心配、する―― ( 分らないのか、この子は。知らない? ルーアの心の中で、感じる、不可思議な感覚。それを決定付けたのは。 ) ぇ――いま、なんて? ( 「つかいものにならないやつはしねばいい」 何を、いっている? 意味が分らない。 「殺されたよ?」 なんで、こうも――この子は―― ) どう、して。なんで、そんなふうに――簡単にいえる、の? ( 欠落。そうだ、この子は何か違う。人が本来持つべきもの、あるべきものが、ぽっかりと抜け落ちている。 ) [Sun 6 Jan 2008 02:20:38]
セラ > ( 此処にきて、やっぱりこのおねえちゃんは優しい人だ、と思った。顔は拭ってくれるし、ひおーみたいだ。ひおーみたいに、背は高くないけど。 )  ――― セラ。 ( 名前を聞かれれば、ぽつりと口にする。 ) …ルーア・リシア。 るーあ、で、いいか? ( たどたどしい口調はなれない様子の。 淡々と紡がれた言葉に、首を傾げつつ乏しい顔は何処か不思議そうな。理解していないような ) … はか、もり。 …なんだ、それ。 ( スープをことん、とテーブルに置き。その色が、貴女をぼんやりと見上げ )  いえ、で。 家族に知らせて、あんぴ――?( なんだそれ、というように首をかしげた。 )  ―――    いなくなりたい。   て、言ったら、わかりました。で、殺されるの、犯罪なのか? 私の一緒にいたなかま、いなくなりたいって言ったら「つかいものにならないやつはしねばいい」って殺されたよ? ( 普通のことのように紡ぐ唇と、乏しい表情は、いつもの如く変わらないものだった。だめなの?と問いかける様は知らぬというような )  [Sun 6 Jan 2008 02:12:58]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 顔のあたりは布巾でぬぐってあげたものの、風呂もないボロ小屋では、汚れた体が元通りになるはずもなく、ルーアは先ほどから、少女のことを気にかけていた。 ) そう――じゃあ、もう一つ。自分を悪い子だという、貴女の名前は? ( あの時は少女の剣幕に押されて、結局何も聞けなかったから。改めて、その名を問う。 ) 私はルーア・リシア。この墓地で墓守をしている。 ( 自己紹介を済ませると、スープを口に運んでから、また淡々と言葉を紡ぐ。 ) まず、貴女がしたことは、回りから見れば家出ということになる。普通、そういう子を見つけたら、まず家族に知らせて安否を伝えるのが決まり、だけど―― ( どうしたものか。言葉を区切る。まずは、少女に今の状況を説明するのが先決だと思えた。暖炉で薪がはぜて、音を立てる。 ) それに、貴女がいったように、「いなくなりたい」 「はいわかりました」で貴女に何かすれば、それは犯罪。 [Sun 6 Jan 2008 02:06:01]
セラ > ――― そうか。  … あったかいな。 うん。おいしい。 (  すっかり懐いたか、先ほどまで泣いていた酷い顔をくしゃ、と緩める。再び、ちび、と野菜スープを口に運び―――  その声に。視線だけを上に。    「帰りたくない?」)  ……  。 ( ちろ、と野菜スープを覗き込むように伏せる冷たい硝子球。 ) ――― 帰れない。  帰りたくない。 ( 小さく、駄々をこねる子どものような言い方。 ぽつりと言えば――またちび、と一口飲んだ後。 ) …… 私、 悪い子だから。  [Sun 6 Jan 2008 01:54:11]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( ずっと、気になっていた。この子には家族も帰るべき家もあるはずだ、と。探しているはずだ。この子を。 ) え? えぇ――仕事で夜中の間、墓地を見回るから。体を温めるために作るの。 ( 問いかけられて、台所から出てきた少女は、ツインテールを揺らして、少女に近づいていく。椅子に座った女の子は、年相応にはとても思えない、無垢な存在に見えた。 ) おいしい? よかった―― ( ほっとして息を吐き出すと、少女と向かい合う形でテーブルにすわり、野菜スープを口に運んだ。 ) ――ねぇ。 ( 一度顔を上げて、そのガラス球のような瞳を見つめ、そっと問いかける。 ) やっぱり、おうちには、帰りたくない? [Sun 6 Jan 2008 01:46:34]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが入室されました。 『(部屋に満ちた暖かさが、墓守にとっての救いだった。)』 [Sun 6 Jan 2008 01:38:35]
セラ > ( いつも乏しい顔を赤く腫らせるみっともない姿でちんまりとご馳走される飲み物を口にしていた。 )  ……      けほっ。 ( 未だ口の中に残っている感覚に眉を顰めることも多々。それでも飲み物は美味しそうにもくもくと口にしている。 先ほど「いなくなりたい」と錯乱した状態からはだいぶ落ち着いていた。だが、泣き止んで以降、自分からその件についての言葉を交わすことはなく。 ) ――― うまい。 おいしい。 ( 小さく漏らすのは、吐息のような、淡々とした色のない、言の葉。ちろりと見上げる様は、少し気まずそうな ) いつも、こんなの作ってるのか? [Sun 6 Jan 2008 01:37:33]
お知らせ > セラさんが入室されました。 『(その時間は、墓守少女の一室で動き始め― )』 [Sun 6 Jan 2008 01:32:09]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(凍った時の中で、瞳の焦点だけが、さだまらない)』 [Thu 3 Jan 2008 05:34:37]
お知らせ > セラさんが帰りました。 『(その音は、その時間さえも止めて)』 [Thu 3 Jan 2008 05:33:55]
ルーア・リシア > 怖い――自分自身が、怖い―― ( さっきから、こればかりだ。少女の言葉をなぞる。そうすることでしか目の前の存在を理解できないという歯がゆさ。もどかしさ。やるせなさ。自分の存在が怖いとおもうその気持ちは、はたして―― ) その人のそばに、ずっといたいと、願う。けれどそれはかなわない。貴女はそうおもっている。なぜ――? ( いぶかしむ。そう、ずっと気になっていたのは、それ。愛されているのだ、この子は。なのになぜ、こんな風におもうようになってしまったのか。それだけでも、知りたい。知らなければいけないのだと、なぜだかそのときおもった。壊れたお人形。泣いて、笑って、胸が張り裂けんばかりの思いを吐露して。少女の姿は、まさしくひび割れて壊れてしまったお人形そのものだった。 ) それが、貴女の、望み―― ( 抱きついたその小さな体を、すぐに抱きとめることもできないまま、震える指先が虚空を彷徨う。どうすればいい? 私は――どうすれば――”願いをかなえてあげればいい”――違う―― ) ( 私は、”貴女は”――墓守”死神”なのだから―― ) ( カンテラが手から滑り落ちて、割れた。 ) [Thu 3 Jan 2008 05:32:56]
セラ > ( 声が、優しい。 耳に響く声は、 凄く、優しくて。  指先が、温かく感じた。     安心する、んだ。 水が零れてる。 )       ち、がう  。 ( ふる、ふる、首を振った ) …    私が    恐い、から、 いなく なりたい    (  拙い言葉は、咳き込みつつ。 小さく、水を流したまま――笑った )    好き、だから   こわい、んだ。  私、 ずっといたいって思う  から  ( 蛇口を緩めたように栓を切ったかのような涙が零れ落ちて )  ―― きっと、  怒るんだろうなって、思う。 ( へへへ、と小さく、笑って。また、眉を寄せて、泣きだした ) ――― っ !    ( その泥だらけの姿のまま顔隠すように抱きつかんと。 ) …… いなく、なりたいんだ……っ ( 搾り出すような、泣き声が )     いなく  なりたい  ( 切望して、止まない ) [Thu 3 Jan 2008 05:18:04]
ルーア・リシア > ( 捨てられる――違う。この子が言おうとしているのはきっと、棄てられるということ。 ) 好きな人、の、ために――その人のことをおもうから、いなくなりたい、と? ( そういう感情は理解できる。そういう思いがあることも理解できる。だが――これでは、あまりにも。こみ上げてくる感情に耐え切れず、そっと目を伏せて唇をかんだ。 ) ( 誰が、いったい誰が、この子を、こんなふうにしたのだろう―― ) [Thu 3 Jan 2008 05:05:42]
ルーア・リシア > ( 捨てる――そう、少女は言った。そこに違和感を覚えたのはなぜなのか。外気に触れる肌が冷たいと感じるよりも、この少女に心を鷲掴みにされたような錯覚を覚えて、体の内側に冷たさが広がっていくようだった。 ) 好き、だから――こわ、い? ( 愛されていた? この子は、愛されていたのか。ならばなぜ――こんな姿に。 ) あっ―― ( 一寸送れて、ルーアは眉を上げた。少女の頬を伝う雫に、気づいたから。その涙の跡に、そっと指先を伸ばして――身をかがめた。 ) そう、か――泣けないの。 ( 不憫な。そんな軽がるしい言葉で片付けるには、あまりにも痛々しい。この子は、何度もこんな風におもったのだろう。普通の人のように、素直に涙を流せたら、どれだけいいかと。泣くということがどういうことかすら、この子はわからないのかと。愛されてきた、はずなのに――どうして? ルーアの中で、そんな問いかけだけが、むなしく響く。 ) [Thu 3 Jan 2008 05:03:01]
セラ >    いなく   なりたい  (  エゴにも似た、逃げのような、感情。これ以上、好きになりたくないから。でも、できないから。もう、苦しくてしょうがないから。―――シンジラレナイカラ ) [Thu 3 Jan 2008 04:50:11]
セラ >  ――― わから、ない     でも。    好き  だから   こわ、い   ( 目の前にいる少女は、優しそうに見えた。 優しそう。 だから。だから。助けてくれそうだ 捨てないでくれそうだ。 )   ………      うまく   泣き、たい    ( ぐしゃり、無造作に掴む手が、乞うように、眉が歪んで、やっと涙が片方、零れ落ちた )    ―― 捨てられる  まえ、に ……     ( ぽろぽろと、無表情のまま。開いた目が零す涙は不気味な、無機質 さの、ような――欠落 )     [Thu 3 Jan 2008 04:49:16]
ルーア・リシア > ( 頭の中が一瞬で真っ白になった。自分が目の前の少女に何を言われているのかさえ、すぐには理解できないほどに。それほどまでに、この少女の姿は――その瞳は―― ) な、に……なに、をいって……。 ( 思わず体を引こうとおもった。けれど、動かない。少女の力? ちがう――からだが、何かを拒むように、動かないのだ。動けないのだ。目の前であえぐように何かを求める少女の姿は、とてもまっすぐで、いびつで、そして白かった。 ) 捨てる? 誰が―― ( そんなことを。この子は捨てられた? 誰かに。それも珍しくない話だが――この少女は違う。なぜだかわからないが、そう感じた。この”すごみ”は、違う―― ) ( 何も応えられないまま、相手の顔だけをみていた。 ) [Thu 3 Jan 2008 04:36:03]
セラ > 捨てないで いてくれる―― と   おも、 う……?    ( せきこみそうになる息苦しそうな、声と、色のない瞳がそれでも揺れて ) [Thu 3 Jan 2008 04:27:18]
セラ > ( ぐいっと掴んだ姿は無様な様。 それは、自分がしでかしたこと。見上げて貴女を見つめる様はまっすぐな。その無表情に、何処か渇望するような色。 瞳が小さく、揺れた。 鋭い貫きだけが泣きそうに見上げ ) ――― うま、く   泣く、には―――    どうしたら、いい―――?       ( それは、嘆きのような。 願いのような。涙流さずとも泣き声の。 かすれた声は乏しく、それでもなお、貴女の袖を掴んで離すまいと。――その顔は、ぐしゃりと歪んでは ) ――― わから、ないんだ……     どーしたら          [Thu 3 Jan 2008 04:26:31]
ルーア・リシア > ――貴女は、いったい―― ( ようやっといえたのは、そんなかすれるような言葉だけ。 ) [Thu 3 Jan 2008 04:22:28]
ルーア・リシア > ( それは、たとえるなら人形のような。無機質で、無頓着で、無表情で――けれど確かに命を持って動いている。髪も服も体も泥と土にまみれた格好で、少女はそこに倒れていた。 ) ( 行き倒れ。もしくは物取りに襲われたのではないか。墓守の頭にまず浮かんだのは、そんな想像。無残に汚れた少女の姿は痛々しく、けれどもどこか綺麗で――墓地で行き倒れになるボロをまとった浮浪者たちとは、ちがう色を放っていた。 ) ――なに? よく、きこえな――ッ!? ( 土で汚れた唇が紡ぐ言葉は、聞き取れない。顔を近づけたその矢先、ルーアは土のそこに引きずり込まれるような感覚にとらわれた。 ) ( 手が――ほっそりとした指先が、袖に絡みつき、掴んだ。その細腕にどれほどの力があるのか、ルーアには想像できない。ただ、変わらない表情の中で、両目だけを驚愕とともに見開いていた。唇を、真一文字に結んで。 ) [Thu 3 Jan 2008 04:21:54]
セラ > ( あなたが近づけばその袖をずる、と掴むだろう。  引きずりこまん、勢いで ) [Thu 3 Jan 2008 04:10:21]
セラ > ( いつかきっといなくなる。とーちゃんとかーちゃんもそうだった。いつかきっと、私は嫌われるんだ。捨てられるんだ。だから、イラナイ。 こんな私、いつかいなくなるよ。   )( ――― 色の薄い瞳がぼんやりと細まった。だんだんと、土に馴染んできた気がする。なんだろ。眠い。…そんなとき。 )(「だれ」) ―――――         ( 顔を上げることができずに、辛うじて耳にその音が届いても、肩をピクリと動かすこともできず、代わりに少女の指先がぎゅ、と握るように動いた。 )( 見上げることのできない顔は灯りに照らされて眉を寄せるだけ。でも、それさえも疲れる。 ) ……         っ   。   うま、く――― ( 絞り出すような声が、何かを ) [Thu 3 Jan 2008 04:09:28]
ルーア・リシア > ( 白い息を吐くたびに、遠くに見える街明かりへと目をやる。年が明けたという実感も習慣も無い少女にとっては、ハロゥイン、クリスマスと続く街の活気を、遠めに見て佇むしかなかった。キュビエは気を使って、わざわざここまで来てくれた。少女は嬉しく思う反面、そうした友達の思いに応えられないジレンマも抱えていた。土の匂いが、かすかに漂う冷たい匂いと混ざって、鼻につく。 ) ――ん。 ( 何か聞こえた。思考を消して、もう一度辺りを見渡す。声――苦しそうな声だった。耳を済ませて、もう一度きくと、その方向へ視線を定める。近い。 ) だれ? ――そこで、なにをしているの。 ( 明かりを地面にかざしながら、暗がりに呼びかける。淡々とした声音を紡ぎ、そちらへと歩いていく。 ) ( 目に留まったのは、白い人の形。そっと、歩み寄る。明かりが少女の輪郭を、はっきりと照らし出して―― ) [Thu 3 Jan 2008 04:04:29]
セラ > ……  ッ、は―――っげほっ、げほっ。 ( せきこむ声が、聞こえるだろうか。 )( 通る墓守のその近く。ランタンを照らせばわかるだろうその足元、進んだ少し先。ばたりと倒れる人形のような細い少女が不気味なくらいに土塗れで泥を吐いているだろう。明かりを当てればわかる、それは紫の髪と、硝子球のような温度ない、瞳の色 )  ―――         ッ、  ふ――― けほっ、げほっ ( 泣き声にも似た、嗚咽のような嘔吐。ただただ土を吐き出す白い人形のようなそれは、力なくひたすら土をむしっている。 無我夢中に。何かを探すように。 ) ( そんな姿は、貴女には気づけなかった。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:52:16]
ルーア・リシア > ( 鳴いているのではない。無いている――なぜだか頭に浮かんだのは、そういう空虚な思い。墓地を流れる風は、冷たさと痛みをもたらし、少女はその中を、マントをはためかせてただ歩く。時々止まっては辺りを見渡し、異常が無いのを確かめてから、また歩を進める。乾いた土を踏みしめながら、ランタンの小さな明かりを片手にゆらしながら。今日はよく冷える。お風呂が恋しかった。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:45:56]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(――風の無く音が聞こえる。)』 [Thu 3 Jan 2008 03:41:21]
セラ > ( 自分の空いた穴に、気づいたから。それはどうしようもなく切なくて、苦しくて―――戻ったらきっと、私はひおーをこばむんだ。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:40:33]
セラ > ――― ひおー ……       ごめん、な。 (  ちゃんと、いかないでって泣けばよかった。でも、もう戻れない。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:39:46]
セラ > ( こうしたって、上手く泣けない自分は、ファーファよりもずっとかわいくなかっただろうに。 よく怒られた。よく意地悪された。 でも、 好きだった。 好きだった。   ) ……      ひ、おー…… ( か細い声が、声にならなくて。   名前を呼べないくらい自分の口の中が砂塗れなことに気づく。 まずい味が広がる口の中。嗚呼、水が欲しい。 )   ……       ぐ、は……ッ、ケホっ。   っ、う……  ( 呻いたって、涙が出ないのが辛い。 苦しい。  どうして。 どうして。 )  ( 自分は上手く泣けないんだろう。 )( 演技をしている役者さんだって上手く泣いてた。ひおーだって。 ファーファだって。   でも、私は…? )( 私はちゃんと、泣けてただろうか。 ) ( 乏しい表情に色がない。瞳にすら、その色はなく。――― 諦めたように、土をむしるのを辞めた。 ) ……   。 ( 右腕の宝石の光が、だんだんと輝きを失くしていく感じ。これはなんだろう。 がたがたする。 震える。  指先が痛い。 土のせい――? いや、これは――― ) …… さ、む、い (  そういう、きもちだったっけか。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:38:47]
セラ >   (   ごめん。 ごめん。 ひおー。ごめんね。  ごめん。 出てってゴメン。心配してくれてる?  泣いてくれてる? あのとき、ここで泣いてたみたいに―――。だったら   )    ごめん、ね      (  初めて、自分のしたことがわかった気がした。   掴む土が、爪に食い込んで僅かな息苦しさ。   倒れこむ姿は 闇の中。 踏まれても可笑しくない。 )     ( 嗚呼。 こうしたって、 こうしたって、         自分は此処から消えることができない。 ) ――――――        。  [Thu 3 Jan 2008 03:38:08]
セラ >  ………        っ。       く、ふ―――    ( 吐く息は、声にさえならない。視界が狭い気がする。墓地ってこんなに狭かったか。 ) ……                 。 ( ぐぅうううううううう。    もう、腹が鳴る音さえ聞き飽きた。気持ち悪いくらいにおなかが減って、減って、減って――― ) がは……ッ    ! ( 口の中から吐き出すのは、湿った、鈍色 ) ッ……げほっげほっ……!! ( 吐き出す土は、今まで食べた中で一番不味かった。 ) ……   ぅ、ッ……              ( 嗚呼、うさぎのリゾットが食べたい。 ひおーが作ったの。メランモールで食べたの。 でも、やっぱりひおーが作ったの。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:31:15]
セラ > ( 足が重い。 視界がくらくらする。 目の前が黒い。黒い。    まるで、    ぽっかり穴が空いた、ような。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:30:02]
お知らせ > セラさんが入室されました。 『―――――    っ』 [Thu 3 Jan 2008 03:23:59]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『しばらくは、その墓標を俯いて眺めていた…』 [Mon 31 Dec 2007 02:20:32]
ルジェ > (今宵、月が見えていたのなら、同じ髪を持った姉の面影を見る事が出来たかもしれないと、曇る空を見上げて、そう思った。) 「ルジェ、…お姉ちゃんの事、忘れないカラ…」 (胸に潜む姉に語りかけるように小さく呟いて、胸へとそっと手を当てる。目を瞑って、そう呟いて…) 「ルジェ、…、お姉ちゃんの分モ頑張るから、ネ?」 (胸がきゅんっと高鳴るのが判り、ルジェは涙で濡れていたけれど、小さく微笑んで) 「えへへ。…お姉ちゃん、忘れたわけじゃ、ないからネ…」 (その墓標を微かに触って、そう呟き―) [Mon 31 Dec 2007 02:19:39]
ルジェ > (ひとつの木が、ルジェの目に留まる。…葉もすでに落ち、雪が積もり重たげにしなる枝の下に、…他から離れた墓標を見つけ、ルジェはそれへと視線を流す) 「…誰のだろウ?」 (腰を下ろして、悴んだ手を両手で白い息で擦った後、雪を払うも、…先ほどの墓標と様子が違い、首を傾げる) 「…?読めないヨ?」 (ルジェはその文字を読みとろうと、雪を掻き分けるも。…やがて気づいた。その墓が幾分も前のものだと。 刻まれた字すら読めない程に。) 「…あっ、そ、そうだったんダ」 (ルジェはそれに手をついたまま、見つめていて。…瞳の端にある涙がぽろぽろと零れ落ちる) 「お姉ちゃんモ、お墓入れてあげられなかっタ…」 (霞む視界の中で、思い出すは手にかけてしまった姉の事。 …どうやってその供養をしたのかさえ、おぼろげな記憶のなかでは定かではなく。ルジェは唇を噛んだ) [Mon 31 Dec 2007 01:51:27]
ルジェ > (涙で頬を濡らしながら、歩みは止めなかった。ルジェは嗚咽を漏らしながら、雪を踏みしめて、ささやかに降る雪を払いつつ、足を進める。) 「白イ、景色…」 (墓標に沢山の雪が積もっていて。…全部を振り払う事なんて不可能だろう。ルジェは真っ赤に染まった潤んだ瞳で、冷たい風を感じたのか、ローブを握りしめていた) 「…静かにしなくチャ。…眠っているんだもの、ネ」 (俯いて、そう呟いて。静かに足を進める。お化けが出るとか、死霊が出るとか、…そうした事はもうルジェの頭にはなくて。ただ、その今は亡き者を求めるように歩いていて…)  [Mon 31 Dec 2007 01:28:10]
ルジェ > (気がつけば、手が麻痺しているかのように、真っ赤になっていて。ルジェは涙をその手で擦ろうとして…) 「い、痛イッ…!」 (僅かに眉根を寄せる。…掌は機械化していない分、痛みが直接伝わってきて。ルジェは白い息を吐きつつ、その手を癒そうと必死になり…) 「この下で眠っている人達ハ、痛みとカもう感じなくてすむんだろうけれド…」 (それでも、僅かな時間しか生きれなかった少年の墓標を前にしてみれば、瞳の端に涙がたまっていき。ルジェは唇を噛んだ。…座り込んでいたその場所から軋む体を起こし、墓地の奥へと歩いていく…) [Mon 31 Dec 2007 01:07:16]
ルジェ > ( [Mon 31 Dec 2007 01:03:30]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 [Mon 31 Dec 2007 00:53:44]
ルジェ > (…そうして、幾つ雪を振り払ってきただろうか。 …手を雪の積もる地について、少し赤くなりつつあったけれど、懸命に雪を落としていて、その墓標にかかれている年に気づき、ルジェは目を見開く) 「た、…たった7年!?」 (雪を払っていた手が止まり。…ルジェは愕然とした表情でそれを見ていた。 少年の名と思わしき彫り後の下に、年号が同様に彫られていて…。 辿っていけば、この下に眠る少年の僅かな命の時間が紡がれていた。…ルジェは涙を零して、俯く。いつまでも、涙は溢れて、白い息をはきながら、嗚咽を漏らしていた) 「ど、どうしテ、ルジェみたいなのガ生きてテ、死んじゃうノ?」 (手から零れ落ちる雪のように、命は儚くて。ルジェは手が悴んで赤くなったまま地にふせた手を握り締め、肩を震わせていた) [Mon 31 Dec 2007 00:41:21]
ルジェ > (遠く見ている分では、はっきりと判らなかったものが、近くへと足を運べばその姿が見えてくる。 ルジェが思っていたよりも多く、墓標が立っている姿が目に留まり。…ルジェは驚きを隠せないでいた) 「…なにが、あったんだろウ。 この街デ」 (何時か聞いたのは、吸血鬼に奪われた命。…塵にされたとなれば、この地に眠っているのは、墓標のみとなる。ルジェは眉を寄せ、胸を詰まらせる) 「一杯、生きたかったんだよ、ネ…」 (墓標に積もる雪を払いながら、静かに涙を零す。 …触れるその石は、ルジェの体よりもずっと冷たく感じ。 今、自分が生きている奇跡がどれほどのものかを感じ取るかのように…)  [Mon 31 Dec 2007 00:11:43]
ルジェ > (雪がしんしんと降り積もり、…ルジェはローブをしっかりと握って辺りを伺いながらぽてぽてと道を歩いていた) 「えーっト、…お化けでないよ、ネ?」 (少し戦々恐々とした表情。…本当は昼間に来たかったのだけれど、 寝過ごしてしまい調子悪そうに頭を掻いている。) 「…起こしてくれれバ良かったノニ」 (同居人(実際は猫、なのだけれども)に対して小声で文句を言いつつも、白い息で手を癒しながら、目を細めて先を見据えれば幾つか墓標が見えてくるだろう) 「…沢山、眠ってるんだろう、ナ」 (少し、表情に影を落としつつ、僅かに降る雪に片目を瞑りながらも墓地へと足を運んでいく) [Sun 30 Dec 2007 23:50:38]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『初めて訪れた場所…』 [Sun 30 Dec 2007 23:46:02]
お知らせ > 宵夜さんが退室されました。 『 去り際、声は睦言のように 』 [Sat 29 Dec 2007 23:57:20]
宵夜 > ――― おやすみ。  [Sat 29 Dec 2007 23:57:14]
宵夜 > ( ヒョウ ―― 耳元吹き抜け、黒紗を大きく揺らした風を、抗議代わりと受け取ろう。 馬鹿馬鹿しい解釈も、墓前でくらいは赦されるといい。此処が無情の常世であるとしても。  僅か、露となった顔は白人というには何処か柔らか味を帯びた白肌の、まだ歳若い娘子のもの。 薄色の瞳を細めて、口元は緩く弧を描く )   そろそろ行くけど、一人寝に泣かんときよ、お前様。 ( 揶揄るよに囀って、黒紗が元の通りに顔隠す頃に踵を返す ) [Sat 29 Dec 2007 23:56:31]
宵夜 > 人の通りはちぃと寂しいが、眺めはいいよ。街並みが一望出来る―― ( 高台の片隅。このような場所に墓地が作られたのは、せめて過ごした街が見えるように … もしくは、遠き故郷に、空に少しでも近づけるようにと願った為かもしれぬ )  …こんなこと言うたら、ろうまんちすとやのなんだの言って、さんざ罵ってくれたけどねぇ…… 蹴ってやろか。 ( 草履の爪先が、碑近くの地面を軽く小突いた ) [Sat 29 Dec 2007 23:43:21]
宵夜 > ( その前に女が一人佇んでいる。 墨色の着物は装飾も無く、被る笠には日除けめいた黒紗が揺れて面差しを覆い隠している。 頭を心持下げているからには、視線は小さな石碑に注がれてはいる―― )  ……立派なんはご本家さんが、きっちり作ってくれたしねぇ。別宅はこんな所でええやろ、お前様? ( 黒紗が揺れて、茫漠と夜風の中に笑い声が混じった。 いとも密やかに、何処か愛しげに柔らかく ) [Sat 29 Dec 2007 23:32:44]
宵夜 > ( 墓地の片隅に、新たに加えられた小さな碑。 名は刻まれておらず、朱鷺京の言葉で何やら呪文じみた言葉が連ね刻まれているだけの、簡素な。見ようによっては無縁仏の眠る場所にも見えそうなれど、その周囲は綺麗に土地も馴らされ、墓前には湯呑みに水、橙色の蜜柑が供えられている ) [Sat 29 Dec 2007 23:25:52]
お知らせ > 宵夜さんが来ました。 『 ―― 曇り空の宵 』 [Sat 29 Dec 2007 23:21:24]
お知らせ > キュビエさんが退室されました。 『危険の度合いに気付いてない部分もあるけども、一緒に楽しもうと思うくらいには、うん、友達♪』 [Tue 25 Dec 2007 01:33:57]
キュビエ > はぁーい…なるべく気をつける(ルーアに遊ばないでと言われれば、にひっと笑いながらそんな返事…なるべく気をつけるってどんなものかと)あそこまでひょろ長くないやい(ちょっとルーアの美的センスを疑ってみた夜)ん♪どーいたしまして♪(誰かとくると言うのも墓場だしとか、今度は墓守の小屋で待たせてもらうようにするからさとか…そういう忠告と言うか気遣いは素直に受けて)えへへ、ありがと♪ じゃあ、今日はボクがプディング分は奢ってあげよー(こーいう日もお仕事お疲れ様ーとか笑って) [Tue 25 Dec 2007 01:32:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(危険な場所にまで単身来てくれる。そんな友人をもてたことが、嬉しい)』 [Tue 25 Dec 2007 01:21:03]
ルーア・リシア > 会ったばかりで、好き勝手言う―― ( レイドの言葉に、肩をすくめて、目をそらす。あの態度、口調、何かが引っかかる。いたずらで心をかき回したがるような、なにか―― ) キュビエも、人であそばないで。 ( やられているほうは恥ずかしくてたまらない、と複雑な気持ちで。でも嫌ではない辺り、やっぱりもにょもにょと。 ) タコの手足の長さとか、似てない? ( 目をしばたかせ、ごくごく当たり前のようにたずね返したとか。 ) うん―― ( キュビエの言いたいことは、わかる。よくわかる。こんな場所に住んでいるのだから、気軽に会いにこれるわけもなく。それを申し訳ないと思うのも、何か違う気がしたから。だから。 ) ――ありがとう。 ( 彼女なりに気を回してくれているのが、嬉しかった。口の端に、ようやくわずかな笑みを浮かべて、キュビエを見る。 ) じゃあ、行こう――プディングを食べに。 ( うなずき、歩き出す。 ) [Tue 25 Dec 2007 01:20:25]
お知らせ > レイドさんが退室されました。 『(街中を通って帰るとそのまま寝込んだとか・・・)』 [Tue 25 Dec 2007 01:10:56]
レイド > ルーアに、キュビエ、だね。よろしく。(とりあえず顔を名前をインプットしておいた。)ん〜・・・でもからかいたくなる気持ちも分からないでもないね。面白そうだし♪(今度からかいにここに来て見ようか?とか面白半分、本気半分・・・な感じで呟いた。)んじゃ、俺はこの辺りで帰るよ。お二人でどこかへ遊びにいくようだし。(あ、また痛み始めた・・・。ズキズキと痛む頭を抑えつつ、バロンを動かし始める。)メリークリスマス。&よいお年を!(とか歌の歌詞をそのまま挨拶に変えて言うと墓地の出入り口へと歩いていった) [Tue 25 Dec 2007 01:10:31]
お知らせ > キュビエさんが来ました。 [Tue 25 Dec 2007 01:08:54]
キュビエ > あ、うん。ボクはキュビエ。とりあえず…うん、それこそ顔見知りってところでっ(なんかよくはわからないけど、悪い人じゃないのかな?とか思って、とりあえず名乗り返しつつ…初対面でないのはもう見ればわかるよーな事だし、レイドと名乗る人と同じように顔見知りって事でとりあえず結論付ける方向でっ)えー…だって、からかうと反応が楽しいんだもん(ぽそぽそとそれこそ小声で呟いたり、スキンシップと言うか親愛表現のつもりだったとか、うん)えー…似てないってばぁ…ルーアってボクの事どー見てるのさぁ(ちょっと不満そーにアピールしつつ)はぁい…でもさ、誘わなかったら絶対興味ないと言うかそんなのも知らなかったとか言いそうだと思ったからさぁ…(滅多にこないよ、こないけどさぁとか…住居もここにある友人を誘うのは仕方ないとかごにょごにょ)うん、いいよ。実は許可は先にもらっちゃってるけど(誰に?先ほど話題に出た墓守のおじさんに。ルーアが無頓着なのを危惧している仲間っぽく) [Tue 25 Dec 2007 01:03:22]
ルーア・リシア > 私は―― ( ちら、とキュビエを見て、少し気恥ずかしそうに目をそらす。 ) 友達だけど、からかわれるのが、少し嫌なだけ。 ( どうにも弄ばれている感じがするから、それだけが苦手で――まだちょっとだけもにょもにょする。そんな気分。けれどキュビエを嫌っているわけではないと、暗に視線で訴えながら。やっぱり恥ずかしい。 ) ――ルーア・リシア。ここで墓守をしている。 ( 二人がお互いに自己紹介を済ませるのをみて、そっけなくさらりと己も自己紹介。タコと人形と、なんだかみょうちくりんな組み合わせ。 ) 手足の長さがキュビエっぽいと、思う。いい友達になれるんじゃないの? ( バロンとキュビエを交互に見つめて、ぽつりとそんな感想を。 ) えぇ、わざわざこんな所まで、食事のお誘いにきてれるような知り合い。 ( つまるところ、レイドへの返答はそういうものになるか。 ) キュビエもキュビエ――墓地は危ないんだから、なるべく一人できてほしくない。 ( それはルーアなりの気遣いであったり。 ) プディング――待ってて、もうそろそろ、休憩を挟む時間だから――そうしたら、いける。 [Tue 25 Dec 2007 00:56:16]
レイド > 職場の雰囲気・・・ってやつ?まぁ、テンションの上がり下がりは仕事にも影響するけどね・・・。(分からなくもないな。とか納得した。自分ひとりで。)はじめまして♪そこの彼女と今さっき顔見知りになったレイモンド・ライチェナ・エルベルクって言います。レイドって呼ばれてるよ。こっちはお供のバロンです。よろしく♪(とかはじめましてと言われればとりあえず自己紹介。バロンの腕をくい、と動かして手を上へ上げた。)おお?タコ、かぁ・・・。ウォータリアンってとこ?(ふむふむ。とまた勝手に納得した。)とりあえず・・・友達かどうかの議論は別にしてもお知り合い、ってことでいいの?(どうなんだろうなぁ。とか思って尋ねてみたり) [Tue 25 Dec 2007 00:41:48]
キュビエ > って、あれ…?はじめましてーって…えっと、なに?(それ、とか…人はともかく人形を指差して…機械音の原因はそれかぁとか正体はわかっても誰と何?の疑問がごっちゃになって)ネコ?じゃ、ないよ。ボクはタコだけどさ(にょろりんぱっとそんな感じで私服からタコ触腕を露にして…論点はそこじゃないんだろうけどもっ)んー、ねね…ボクはルーアと友達でいいよね?知り合いからちょっと一歩進んだ感じがするんだけどさ…って、えー…(ボクとしてはルーアの友達だよと胸を張れるけど、ルーアはどうかな、なんて。ハロウィンとクリスマスって全然別じゃんさーなんてちょっと不満げにするけど、ハロウィン当日のルーアの凹みっぷりを知ってるから言及しないで)うんうん、作った後熟成させる必要もあってさ、そんなに数も作れないものだからさ(それこそ『We won't go until we get some So bring it out here!(どこへもいかないよ、一緒に食べるまで)』と言う物だと言う事を説明したり) [Tue 25 Dec 2007 00:32:57]
ルーア・リシア > えぇ、すごく嬉しい――だけどそのハロウィンを思い出させるような歌はやめて。 ( ものすごい真剣な顔で突っ込みを入れましたとさ。宗教観の薄いルーアにとっては、クリスマスの歌もハロウィンを連想させる地雷にしかならなかった。あれは少女にとっても思い出したくない悪夢だったらしい。むしろ忘れたい。 ) 限定プディング――むぅ。 ( キュビエを放して、腕を引っ込めると、彼女のお誘いに少し考えるしぐさをする。プディング――? ) 食べたこと無いけど。おいしいの? ……それ。 ( 興味を持ったので、そっとたずねてみる。後ろめたいのひとことで、レイドを振り返り、半眼になった。 ) 別に。墓地の雰囲気を壊してほしくなかっただけ―― [Tue 25 Dec 2007 00:26:23]
レイド > やっぱり知り合いじゃん。・・・何か後ろめたいことでもあるのかな?(がっし、と掴んでぼそぼそと呟いているのを見ながらけらけらと笑う。悪趣味だ。じたばたもがいている人を見てみた。)ん〜・・・まるで子猫だねぇ。子猫だからこそ性質が悪いのかな?(単なる友達か何かだろうと考えた。人形は傍で立たせておくことにしたようだ。)君、この子の友達かなにかかい?(とか首根っこ掴まれてる子に尋ねてみる。) [Tue 25 Dec 2007 00:18:58]
キュビエ > …で、タイミングも合わないのかお風呂でも中々会えなかったし久しぶりにこっちまできたんだけど…って、なに? ひゃっ!?(相手の無言の間に説明は続いて、名前を呼ばれれば一旦それを止めて・・・すぐにがしぃっ!とかそんな感じでとっ捕まえられて、あれ?なんかすごい詰問調なんだけど…っとか内心焦りながら)え、えっ? えーと…その…『べたべた』で、限定のクリスマスプディングが販売されるから、一緒に食べにいこうよーって・・・え、あ?え?(なんか機械音っぽいの聞こえてきて、ちょっと掴まれたままぢたばたしてみるけどもっ) [Tue 25 Dec 2007 00:11:44]
ルーア・リシア > たちの悪い人―― ( ぼそっとつぶやく声音は、ひどく冷めたもので。そのまま振り返らずに、キュビエに向かって早歩き。ずんずんあるく。わずかに険しくなった表情で。 ) ……っ。 ( 思い切り無言。たまに強く思うときがあるのだけれど。どうして墓守やってるとタチの悪いのが寄ってくるのか。永遠の課題を抱えているような気がした。頭が頭痛で痛い、まさしくそんな気持ち。 ) キュビエ。 ( 接近すれば、彼女の言葉を思い切り無視して、おもむろに首根っこひっつかまえようと手を伸ばす。 ) ――何しにきた。 ( そしてずずいっと顔近づけて問い詰めるのだ。小一時間な勢いで。 ) ( 後ろから追いかけてくる機械音は、しっかり耳に届いている。 ) [Tue 25 Dec 2007 00:05:58]
レイド > なら逃げる♪それだけさ。次からきつくなるけどね・・・。(くすくす笑いを止めずに告げる。相手が頭を下げて向こうに行った・・・。)ふ〜ん?(何か面白そうだ。とか嫌なことを考えつつ、人形を立ち上がらせる。そのままがっちゃがっちゃとムダに機械音を響かせつつルーアのあとを追うだろう。こちらへ来ている人の顔はまだ判別できてない。) [Mon 24 Dec 2007 23:55:43]
キュビエ > (ごめんっ、レス順飛ばしちゃったっ! 気をつけるっ) [Mon 24 Dec 2007 23:52:39]
キュビエ > おー、いたいた。やあっほー、ルーア(手ぇぶんぶん振りながら近づいて、向こうから近づいてきたせいもあってもう一人と、何か?にはまだ気付かないままお気楽な笑顔を見せて)やー、墓守の人…あのちょっと小太りでヒゲを生やした人当たりの良さそーな人にさ「おじさーん、ルーアいる?」って聞いたら『ああ、ハロウィンの時の子だね。今日は墓の見回りに出ているよ』って聞いてさランタンも借りちゃって…(わざとその人っぽく頑張って声色作って説明したりしつつ…そのせいでなんか、すごい勢いでとっ捕まえられそうな気配に気付いてなくて) [Mon 24 Dec 2007 23:50:54]
ルーア・リシア > なら、もう少し怪しまれないお供にしたほうが、いいとおもう。不審者扱いで人を呼ばれても、知らないから。 ( わずかに呆れが混ざった声音で、息を吐く。怪しまれそうな場所に怪しまれそうなお供をつれて馳せ参じるのが、道化師というものなのだろうか。よくわからないけれど。 ) ご忠告、感謝します。 ( 知り合いかい? ) ――いいえ ( シカトぶっこいた。 ) ちょっとした腐れ縁が。 ( 風に乗って流れてくる歌に頭をいためながら、頭を振る。失礼、と小さく頭を下げると、ツカツカツカツカ、早足歩きでキュビエのほうへ歩いていく。有無を言わさず首根っこ引っつかむ勢いで。 ) [Mon 24 Dec 2007 23:46:16]
キュビエ > We want some figgy pudding Please bring it right here!(邦訳:おいしいプディング食べたいな と言う2番の歌詞なんかを歌いつつ…墓地の大きな道をぱたぱたと足早に歩いて…)でてこーい、出てこないと悪戯するぞーっ!(余計なトラウマまで呼び起こすよーな事を、クリスマスの静謐を突き破って声を上げて)お、あれかな?(ウィル・オー・ウィプスでなければ、あの明りはランタンかなーとか…そっちの方へ向かって。お仕事?うん、その前後に頑張ってたからお休み貰った書き入れ時?そんなの関係ない(腕ぶんぶんっ)) [Mon 24 Dec 2007 23:33:29]
レイド > ただの散歩さ。ここの雰囲気は気に入っててね。・・・彼は俺のお供で、バロンっていうのさ。(ぴくりとも動かずにその場に座っている人形を挿しながら適当に紹介を。)なら、当人ではない誰かに任せるのもまた、いいものだと思うけどね〜。楽しいときは楽しまなきゃ♪・・・若いときに遊ばないと、年取ってから後悔するよ?(少なくともこの少女の5倍は長く生きている(と思っている)のでそう忠告。)?誰だろ・・・知り合いかい?(自分で言うのもなんだがとても珍しいなぁ。墓場に一人で繰るなんて・・・と。) [Mon 24 Dec 2007 23:30:49]
ルーア・リシア > ( 墓参り、散歩。色々な可能性が浮かぶ端から、男の言葉に、しぐさに、出した答えは沈んでいって。――頭がざらつく。クリスマスの、ばか。 ) ありがとう。身分の高い人にみえるけど、人目を忍んで何をするつもりだったの? ( その人形で―― ) ( 視線を動かす。器用に座り込むその様は、まるで生き物でも見ているかのよう。子供が見たら、ちょっとしたトラウマになるんじゃなかろうか。 ) あんなに楽しそうだからこそ。みんなが気持ちよく楽しめるように、誰かが仕事をする。――そういうものだと思っているから。 ( そんな静と動のやり取りの中に紛れ込んできた声に、思いっきり眉がよった。かきいれどきなのに仕事さぼりーのが知り合いにいた! ) あの――タコ。 ( 目を閉じて、ほんのすこーしだけ声を震わせた。きゅっとこぶし握り締め。 ) [Mon 24 Dec 2007 23:25:31]
キュビエ > (街中のにぎやかさと言うか、浮かれ気分を墓地にまでデリバリーっ。と言うか事情を墓守の人に説明してカンテラとか借りたんだけど、暗いし寒いしクリスマスソングでも歌ってないと気が晴れないと言うか、ぶっちゃけ怖い)おーい、ルーアー。どこにいるのー?でてこーい(まだ遠くからそんな声を響かせて、ぱたぱたと足早に墓地を歩く次第っ(まだ現場に到着するには時間がかかると思われっ)) [Mon 24 Dec 2007 23:14:41]
お知らせ > キュビエさんが入室されました。 『We Wish You A Merry Christmas(なーんて脳天気な歌が墓地に)』 [Mon 24 Dec 2007 23:10:40]
レイド > にぎやかな夜にもお仕事とは・・・勤労精神に感服だね♪(あはは、と笑いつつ、居住まいを正す。よく見ると男が来ているのは貴族の着ている服のようだ。・・・なおさら怪しいだろう。)にぎやかではないから、さ。ここの方が都合がいい。僕にとってはね。(くい、と糸を動かし、その場に人形を座り込ませた。)あんなに楽しそうなのに、かい?仕事ってのはそんなに重要なものなのかな?(あわよくば堕落させてやろうか?という考えに陥ったりもしたが、そんな気分ではないのでやめておいた。) [Mon 24 Dec 2007 23:09:53]
ルーア・リシア > ( おどけたような相手の軽い口調は、横丁で道化師が見せるそれに似ていると感じた。揺らぐ明かりの中で、男の指先に糸のきらめきを見つけて、それを視線でたどる。 ) 仕事。墓地を見回っていただけ。 ( 淡々と、感情の色を薄く保つように、声音を紡ぐ。わからない。彼の意図が、つかめない。 ) ――それは、そっくりそのまま、貴方に聞きたい。陰気臭い場所にわざわざそんなものをつれて、何をしにきたの? ( 純粋に問いかけるような口調で、そっとたずね返す。マントの中で、冷えた指先をほぐすように、動かしながら。 ) 興味が無いの――それに、仕事があるから。 ( 冷たい風に、黄色いツインテールが揺れた。 ) [Mon 24 Dec 2007 22:57:55]
レイド > ・・・サバトにでも行けばよかった。(たっぷりと快楽を味わって魔力を溜め込んだはずなのだが・・・それでもやっぱりこの様子。あの肥えた魔族のようになるのはまだまだ先のお話ということだろう。そう考えながら歩いていけばカンテラの明かりがあるのを発見し、その傍らの人にも気付く。)・・・やぁ〜、メリークリスマス♪・・・こんな陰気くさいところで何やってるの?(いつもの調子をわずかばかり取り戻すようにユカイに話しかける。手には糸がついていることや、もう一つの人影の手足はどうみても人間のものではないことから、何らかの道具ということは理解できるだろうか。)・・・市内の方じゃ大いに盛り上がってるようだけど・・・そっちに行ったりはしないのかい?(へらへら笑いを浮かべながら問いかける。それを言ってしまうとこんなところで人形を従えているこの男も相当怪しくなるのだが・・・。) [Mon 24 Dec 2007 22:43:38]
ルーア・リシア > ( 白い吐息が流されて、それを追いかけるように、魂たちも霧散してく。それを柔らかなまなざしで見送って――足元のカンテラを拾い上げた。そろそろ見回りに戻ろう。そう思って、顔を上げたときだった。 ) ――なに、あれは。 ( 思わず言葉が漏れた。見つめる先で、影が二つ揺れていた。一つは長身、もう一つは――それよりも背が高いことに、驚いた。ゆっくりこちらに近づいてくると、その陰影も、だんだんと闇の中から浮かび上がってくる。 ) ……。 ( 歩いてくる人の姿に、けれどいつものように、声をかけられない。ただカンテラを下げて立ったまま、冷静にそれらを分析しようとしていた。片方は背の高い普通の男。では、もう片方は? 長い手足、不釣合いな体格。 ) ( あれは、なに? ) [Mon 24 Dec 2007 22:35:53]
レイド > (いつもとは違い、非常に静かに人形を繰る悪魔。その表情はとてもグロッキーだ。)・・・はぁ〜・・・。(毎年のごとく、だ。当然といえば当然である。悪魔の中でもまだまだ若い方で、その力も弱い。しかも今夜は聖夜である。)・・・やっぱ寝てる方がよかったかな・・・。(後ろにバロンを従えて歩いてくる。今日は墓地のようなところへ来ていた方がいい、と判断して来た。街の方よりはマシであるが、それでも頭は痛い。細い木の方へ向かってゆっくりゆっくりと近づいていく。) [Mon 24 Dec 2007 22:19:18]
お知らせ > レイドさんが来ました。 『頭が痛い・・・』 [Mon 24 Dec 2007 22:15:00]
ルーア・リシア > (冷え切った世界の中で、遠くに見える明かりの海を見つめていた。風になびくテールに、時折うっとうしくかぶりを振る。 ) クリスマス、か。 ( けだるさと頭痛は、まだ抜けない。指先で空気を手繰り寄せて、魂たちを呼び集める。 ) あなた達もいっておいで――今日は幸せが訪れる日、なんでしょう? ( 胸に抱き寄せるように、両手で救い上げるように、存在を確かに感じるそれらに、ほつり、ぽつり、語りかける。少女の幸せを持ってきてくれる人は、今年は来ないかもしれない。なんとなくそんな気がしたから、目を伏せて――少しだけ胸がうずいた。 ) [Mon 24 Dec 2007 22:11:02]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(細い木を背に、佇む――)』 [Mon 24 Dec 2007 21:57:48]
お知らせ > 氷桜さんが帰りました。 『(苔生し、碑銘の薄れてしまった墓石の側を通った事に、気づかなかった)』 [Thu 20 Dec 2007 00:20:25]
氷桜 > (すっかり深くなった宵闇に響くのは時折り石ころを踏む革靴の音と、粗くなった呼吸音だけ 実際はもっと色んな音が溢れているはずだが、今は自分の立てる音以外耳に入らない) 無事でいろよあの馬鹿・・・・ (見つけたら、自分はきっと何もいえないから 勝手にいなくなったことを責めるより、帰ってきてくれたことを喜ぶより 何より先に抱き締めたい。 彼女が嫌がっても抱き締めて、もう離したくない) セラ、何所だッ!! (墓所の静謐を掻き消して) [Thu 20 Dec 2007 00:19:46]
氷桜 > ――ッ (疲労で足元がふらつく。 仕事開けの疲弊した体では町中駆け回るのは些か荷が重過ぎるようで) ああ、クソ・・・・・帰ったら説教だ (投光式のカンテラで墓石の影を隅々まで照らしながら蝸牛の歩みで捜索を続ける。 ともすれば湧き上がるビジョンを掻き消すように独り言を零す そうしなければ立っている事さえ出来ないような気がしていた) [Thu 20 Dec 2007 00:02:48]
氷桜 > (セラがいない 昨日から家にも、店にも顔を出していないらしい。 そもそも食事の時間に彼女が遅れるという事自体が異常だった) ・・・・・・何所にいったんだあいつは (彼女の行きそうな場所を一通り廻り、通行人にそれらしき人を見なかったかと聞いて廻ったところ墓地で見かけたという者がおり、今に至っている) 財布は持って出ている・・・・・当分生活できる額は渡しているが (一瞬嫌な結末が頭を過ぎり、平手で自らの頬を打つ) ――クソッ (自分が、いかに彼女の存在に依存しているかを改めて思い知らされた気がした) [Wed 19 Dec 2007 23:46:07]
お知らせ > 氷桜さんが入室されました。 『(焦り。)』 [Wed 19 Dec 2007 23:38:41]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(自慢の野菜スープを振舞おう。どんな顔をするのか、見てみたい。)』 [Wed 19 Dec 2007 04:33:56]
ルーア・リシア > なら――それを感じ取る余裕が、私になかったせいだと、おもう。 ( 今なら、わかるかもしれない。昔は気づけなかったことも。トートのことも、己のことも。納得したようにうなずくと、カンテラに再び明かりをともした。 ) えぇ、だからこそ――がんばらないと。頭で理解していたものと、体で感じたものの違いが、ようやく最近埋まってきたから。 ( 責任だって、そのひとつ。きっと大乗だと、見据えるその目を見て、返事をする。 ) じゃあ、案内する。ついてきて―― ( 踵を返すと、トートを先導するように歩き出した。道すがら、何処か楽しそうに考える。 ) [Wed 19 Dec 2007 04:33:33]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 ( 貴女の後に、ついてゆこうか ) どうもありがとうございます。 』 [Wed 19 Dec 2007 04:29:06]
トート > 少なくとも私と会った時には既に持っていらっしゃったと思いますが。 ( 己とて、まったく感情がないわけではない。そうでなければ辛いと感じることも、苛立ちを感じることも、面倒だと思うことも無いのだから。 いつかの公園でも、ほんの少し、貴女を気遣うような色を見せたことがあった。 ) いいえ、別に。これが私にとっては当たり前ですから。  ――― ああ、さぁ。ひっこんで寝てるんじゃないですか。 ( 肩を竦めて。 ) まぁ、そうでしょうね。でもなると決めたのは貴女でしょう? ( じぃ、と見据え。責任が伴う事は、貴女ならわかっていただろう ) ( まぁ、感情が全く無いわけではないので申し訳ないと思えばそういう音色になることもある。川辺で貴女が服を乾かしてくれた時、ありがとう、とも言ったのだから。 )  ――― 、 ( 家。 )  …ふむ、 ( 悩むような素振りで空を見上げた。夜明けまであとどのくらいだろう? 倦怠感は幾らかマシになっている。さて―― )  …では、お言葉に甘えさせていただきましょう。 ( 断るのも気が引けて、ほんの少しの吐息まじり。 ) [Wed 19 Dec 2007 04:27:58]
ルーア・リシア > ( トートの変化は、未だうかがい知ることはできない。今はただ、久しぶりに会えた同業者との話が、うれしくて。 ) そうなの? そんなふうに、考えたことさえなかった。――もしかしたら、途中で見つけたのかもしれないし、あなたが言うように、はじめから持っていたのかも。 ( だから、もしかしたらこの先、目の前の少女もそういうものを持つのかも、と。あるいは、もうなにか見つけたのかもしれない、と思った。 ) いったりきたりが多いと、大変じゃない? 私は、最近だと、アルエ様へ報告にいくときくらい、か。 ( そうして思い出す。こっちでの生活が長いから、時間の感覚というものが染み付いていることに。死出の門。あそこに、時間の流れは、あんまりないから。 ) 行事ごとに盛り上がる地区が担当だと、こういう日には、困るね。あの人も、ほら――ケティ? 楽器をもっていたから、もしかしたら賑やかな場所の担当なのかなって、今思った。 ( 商業地区や芸能横丁は、今の時期は死神には辛いだろうと。いつか公園で会ったことを、思い返し。 ) ありがとう。でも、正直まだ戸惑ってる。責任も増えたから。 ( 次いで口から漏れたトートの言葉に、一瞬おや、と気持ちを向ける。心なしか、何か今までとは違う感情の響きを感じ取って。 ) まだ3回。もう3回。――そうだ。もしよかったら、家ですこし休んでいくと、いい。 ( こんな寒い場所で立ち話も、なんだから。 ) 私の家――この墓地の隅にあるんだ。 [Wed 19 Dec 2007 04:11:55]
トート > ( 訂正。 時間間隔→時間感覚 ) [Wed 19 Dec 2007 03:53:42]
トート > ―― おそらく、貴女は始めから持っていたのでしょうね。 ( 素質というか、感情というか。 己は変わりたいと、他人が羨ましいと悩みすらしない。 ――ただ、この死神もとある変化をしてはいるのだが。それは、貴女の前では現れるかどうか ) ――先日まで、門の方にいたもので。 ( 肩を竦める。魂を届けるためだけでなく、己は死霊の番号管理や生者が迷い込んでないかどうかの見回りも仕事のうち。 それで、久方振りに下界に下りてきてみればこのザマ。 ) 気が早すぎなんですよ―― いえ、お仕事は、お仕事ですから。 ( それは面倒くさい、という言葉と共に己の口癖。逆に言えば其れ以上の事は余りやる気が無いのだが。…。 ) そうでしたか。おめでとうございます。 ( 表情がよく変わる貴女と対照的に、淡々としたままに )  …、そう、です か。 ( それでも多少、声に申し訳なさそうな響きが混じる。 ずいぶん経った。 あっという間。 …地上に根ざさぬ、時間間隔が曖昧な死神には、彼女が言葉に含ませた意味を汲み取れずに )  …。 そういえば、まだ三回目ですね。 ( ふと、そんな言。時間間隔は共有できなくとも、会った回数は、共通のものだから ) [Wed 19 Dec 2007 03:51:33]
ルーア・リシア > えぇ、だからこそ――もといた場所がわからなくなるのは、嫌だから。 ( 変わったものと変わらないもの。目の前の少女を見ていると、自分が変わったと、良くわかる。相手の反応をみるに、変な思いをさせてしまったか、とも。かるく首を横にふって、話を続けた。 ) ん。両方聞かせてくれると、うれしいかな。 ( 商業地区を通ってきたというトートの言葉が、なんだかおかしくって、口調もすこし、柔らかくなる。 ) ――そんなとこ、通るから。クリスマスムード満開でしょう、あそこは。 ( 一度空を見て、また彼女を見つめた。 ) がんばってるね。私は、ずっと墓地の担当だから――この前、正式にここの班長になった。貴女とはじめてであったのは、確か――川辺。 ( 懐かしむように、白い息を吐いた。 ) ずいぶん経ったけれど、あっという間、だった。 [Wed 19 Dec 2007 03:38:04]
トート > ( この死神が地上生活を嫌うのは、変化や偏りを嫌うからだ。それに、地上で生活する技能を身につけるということは当然能力や時間が其方にも割かれ、本来の仕事である死神としての勤めに集中できないから ) ――― 貴女は、変わりたい と、 仰っていたじゃありません か。 (  足元に視線を落とし、階段をあがりながら。 時々、貴女の方にも視線を向けるだろう。 変わりたいと言っていたのに何故、変わったら変わったで変わらぬことを安心したなどというのか。 ”変わらない”と表された死神には、あの時と同じにわけがわからなかった。 ) 今? 今、というのは えぇと―― 今現在、足を運んできた場所のことですか。 それとも、今現在の仕事場所を尋ねていらっしゃるので? ( ―― なんとか階段をのぼりきれば、息をつき 首を傾げて。 ) 前者ならば、商業地区。 後者ならば――色々、です。 ( 色々。川辺も行くし海岸やスラムや地方村や、学校やら色々 ) [Wed 19 Dec 2007 03:27:09]
ルーア・リシア > ( 地上で生活するようになって、ずいぶん変わったと思う。相手を気遣うこともそう、安堵したのもそう。自分でも気づかぬうちに、変わっていく。久方ぶりに会った同属は、昔と何一つ変わっていない。彼女の眼に、今の己はどう映るのか――考えて、やめた。 ) あなたは、変わらないね――だから、安心したのかも。 ( こちらは動かず、客を出迎えるように、上ってくる少女の姿を待つ。 ) 辛そうね。いまは、どこで――? ( 仕事の話。元気にやっているか、なんて聞くのが変に思えたから、変わりにそう聞いた。包帯巻いた片手は、下げたまま。 ) [Wed 19 Dec 2007 03:15:26]
トート > ―――? ( 何故、消したのだろう。 それが気遣いだと気付けぬ死神は、訝しげに軽く眉を顰めた。 )   ――――― 、 ( 一度、大きく深く息をして気持ちを落ち着かせるよう努める。 思うように動かぬ身体に、苛立っている自覚はあったから )  ―― えぇ、お久しぶり です。 ( なるべく、いつも通りの声を心がける。平坦なそれ。けれど今は吐息交じりの、それ ) 御変わり―― ( ありませんか、と。問おうとして零された笑みを見 ) ――― あったようですね ( ひょぃ、と肩を竦めてみせる。何故そこで笑顔を浮べられるのか、己にはわかないが。とりあえず、ソレは以前の貴女にはなかったもの )    …、 ( 階段を見つめて暫し迷い、 ) ( こっそり小さな息をつけば、なるべく”普通”に階段を登っていこうと。 いつまでも離れた位置にいては、相手に失礼だろうかと考えたからだ ) [Wed 19 Dec 2007 03:08:47]
ルーア・リシア > ( 相手の様子は、何処か疲れたものにみえて。そこで感じる親近感。あぁ、なんだ――お互いに、か。すこし、わらった。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:58:31]
ルーア・リシア > ( 足が重い。半ば無理やり手当てさせられたから、受肉のしなおしもできやしない。 ) お風呂、入りたいな―― ( 湯治なんて立派なものじゃないが、いまは寒さが身にしみる。階段の下から帰ってきた答えに、少女は、すこし驚いた。カンテラの明かりを消して、腕を下げる。 ) その声、トート? あなた、なの? ( 久しくあっていなかったが、顔と名前は、よく覚えていた。暗闇の中、眼を凝らしてよぅく相手をみて。眼を細めた。 ) ひさしぶり。 [Wed 19 Dec 2007 02:57:39]
トート > ( 以前此処で鳴らしていたら風鈴かと同種に言われたベルの音は、今では当たり前になっているらしい。そも、VHも鳴らすというのだから。 )  …… 。 ( 一歩、 二歩。 たったそれだけに、酷く時間がかかっているような気がした。体感時間と、実際の時の流れの差がどれほどか、この身では知れぬけれど ) … ( やはり、今日はやめておこうか。 そんなことも、途中でふと考える。 それでも足を上げて、 )  ――― 、 ( 掛けられた声に、足が止まる。ぼんやりとしたまま胡乱げに顔を上げた。 … 暗闇に慣れていた目に、ランタンの灯りは眩しすぎて目を眇める )  ……… こんばんは。 ( ようやっとでた言葉が、それ ) [Wed 19 Dec 2007 02:48:32]
ルーア・リシア > だれ――? ( 階段を上がってくる気配に気づいて、静かな声音を投げかける。が、その声は、いささか疲労が混じったものになってしまった。階段のところまで来ると、下を見下ろす感じになるか。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:40:45]
ルーア・リシア > ( 去年はまだ平気だったと思いたい、たい。) ( こういうとき、休暇をもらってさっさと死出の門へ引き上げた部下たちは、賢いと思う。班長という手前、気楽に持ち場を離れられないジレンマもあったり。 ) みんな、心配性なんだ、まったく―― ( 荒事担当の墓守ならば、傷ついて帰ってくることも珍しくないというのに。鐘を鳴らし終えた後、墓守のたまり場に戻ったら、とっ捕まって無理やり治療を受けさせられた。 ) 疲れた。 ( ほぅ、と息を吐いて、手当ての跡だらけの顔を風に晒して、足はいつしか階段のほうへと。座って休めるならば、どこでもよかった。 ) ――ん。 ( 足音? ) [Wed 19 Dec 2007 02:38:54]
トート > ( 負の感情に癒されることも満たされることはない。 → 負の感情に癒されることも満たされることもない。 ) ( と、訂正を入れつつ、 )   ―――― さて。 ( 息を吐く。 ああ、久方振りに彼女の気にしていたあの墓の様子を見に行くのもいいか。それから、己が埋めた彼女と、己がよく腰掛けていた木を。 ) ( そう思って、再び階段を登りはじめよう。体調が優れぬから、ゆっくりとではあるが ) [Wed 19 Dec 2007 02:34:44]
トート > ( 去年歌ってらっしゃったのは何方ですか。 )  ――― ( さて、自然に足が向いたとはいえこの場所に癒し効果なんぞ微塵も存在しない。同じように聖属性が苦手でも悪魔とは違うから、負の感情に癒されることも満たされることはない。 ただ、クリスマスのはしゃぎっぷりとは無縁な静けさを無意識に欲したのだろう。 ) ( 己のいるのは、まだ階段の三分の二の辺り。其処に蹲ったまま、一歩も動いていない。高台にあるという墓地はまだよく見えないだろう。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:30:54]
ルーア・リシア > ( 死神だって苦手なものの一つや二つ。特に仕事疲れでボロボロな状態のときに、墓守の集会で賛美歌歌われた日には死ねる。――いや消滅か、この場合。 ) 街にも出れない、たまり場にもいけない。まったく―― ( こめかみを押さえて、ふらふらとあるく。片手に包帯を巻き、結びなおしたツインテールの片方は、どこかぼさっとしていて。クリスマスを見越して街にでなかったのに、このざまだ。よって不機嫌。ランタンの明かりを揺らしながら、見回りの真似事をしつつ、墓地をうろつく。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:22:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(べりーくるしみます)』 [Wed 19 Dec 2007 02:17:36]
トート > ( 以前の海岸での会話が、ふと頭の中に蘇る。そう――眩しすぎるのだ、と。 ) …、 ( は、と息をついて視線を階段… 墓地の方へと、戻そうか。 あぁ、商業地区など、通ろうとするべきではなかった。 ) ――― Christmas is coming, (クリスマスがやってくる) … ( 誰も彼もそう言って、浮かれているものだから。 否、それ自体にはさほど効果はないのだが。  ところどころの飾りやら、口ずさむ聖句やら歌やら。思わず踵を返して、逃げるように自然に足が向いたのがこの場所。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:14:19]
トート > ( …あぁ、――― など、通ろうとするべきではなかった。 ) 気が、早すぎるんじゃ ありません、か。 …。 ( 去年はこうではなかった。一昨年も。当日は、ともかくとして。嗚呼、去年の夜は公園の日時計の元に蟠っていたのだったか。 今年は夏以降、何も無かったせいだろう。仕事量は少ないが、疲労は色濃い。 大きく息をつき、 ) ……… 、 ( 振り返って街の灯りを眺めれば、目を細めた。 ) [Wed 19 Dec 2007 01:54:34]
トート > (  … は) ( 吐いた息は、白く濁って風に流れゆく。 )  ……  ( 長く高い階段、その最中。ずる、と滑り落ちるかのように蹲る黒い少女が一人。 位置は、階段を三分の二程登った辺りだろうか。 チェロ弾きに白いと言われた顔はむしろ青白く、額に浮かんだ脂汗は冷たい指先で拭うことを忘れたかのよう、頬を伝い落ちるのみ ) [Wed 19 Dec 2007 01:38:17]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『   ――――― ッ、 』 [Wed 19 Dec 2007 01:24:04]
お知らせ > オリヴィアさんが帰りました。 『こうしてオリヴィアのヴェイトス市赴任の一日目は終了した』 [Tue 18 Dec 2007 23:22:36]
オリヴィア > それでは、またきますね。今度はこの街の土産話を携えて(あの人に言えなかった事、できなかった事、それを伝える事を終えて小さく一礼して…騎士団の寮へ戻るべく参道を引き返す) [Tue 18 Dec 2007 23:20:28]
オリヴィア > (その事をただ申し訳なく思いながら一つため息を漏らしただけで、すぐに微笑みを浮かべて…)貴方の戦死の報を聞いて、一晩だけ一人で泣かせていただきました。なのでもう嘆く事も悲しむ事も致しません…ですから、安心してお眠りくださいませ(泣いてばかりで心配かけてしまうと、安らかに眠る事もできなくなってしまうから)そのうちに、私もそちらに参りますので、少しの間だけお待ちくださいね(騎士の職務に忠実に、見ず知らずのこの街の人達の為に闘い抜いて、そして今は疲れて眠っているあの人に心配をかけることなく、あの人の分まで見れなかったものを見て、生きれなかった分まで生き抜こうと心に誓って) [Tue 18 Dec 2007 23:12:55]
オリヴィア > だから…いつか子供ができた時に、その子の誕生を祝って私が自分でケーキを作ろうと思ってたの。そしたら、貴方も一緒に食べてくれるかな、なんて…(そう、あの人の心残りは…家を継ぐ子がいない事だと思う…。お互い騎士の職務が終わって愛し合う事もあったけれど…結局授かる事がないまま、こうして離れ離れになってしまった事が心残りだと思う) [Tue 18 Dec 2007 23:07:10]
オリヴィア > けれど、貴方はお酒が好きで甘いものは嫌いだっていつも言ってましたものね。でもそれは男としての見栄もあったんだとわかっていたんですよ?(そう、短い間だったけれど、お互い分かり合えていたと思う。言葉に出していなかった部分も含めて…だから) [Tue 18 Dec 2007 23:04:45]
オリヴィア > ふふ…心残りは私が作ったケーキを食べてもらえなかった事でしょうか? 私はケーキとかお菓子を作るのは得意だったんですよ。だって、ケーキとかお菓子を作るのって、レシピ通りでないとだめなんですもの。いつもみたいに実験なんてできないものね?(いつも失敗した時にも困った顔をしながらいっしょに食べてくれたのも良い思い出…) [Tue 18 Dec 2007 23:02:47]
オリヴィア > 貴方は騎士としての職務をわかっていましたから、後悔はしてないと思います。私も、短い間でしたけど幸せでした…(そういう人だった。騎士らしくあろうとして頑張っていたし、私はそれを同じ騎士として支えていたつもり…でも…) [Tue 18 Dec 2007 22:59:24]
オリヴィア > 本当はもっと早く来るつもりでしたけども、遅くなってごめんなさい。この格好を見てきっと今貴方は意外そうな顔をしている事でしょうね(指はその彫られた名前に触れたまま…)貴方が命がけで守ったこの街を見てみたくて、そして貴方に近いところに居たくなって無理を言ってこちらにこさせてもらったの(うふふ、なんて悪戯めいた笑みを浮べながら、ゆっくりと言葉を紡ぎ続け) [Tue 18 Dec 2007 22:56:29]
オリヴィア > あった…(慰霊碑に書かれた一人の名前を見つければ、その名前が彫られている個所をゆっくりと指で触れて…やっぱり、とわかりきっていた事実を改めて確認して小さく諦めのついた微笑みを浮かべる) [Tue 18 Dec 2007 22:52:55]
オリヴィア > (広くスペースが取られた慰霊碑、それだけ亡くなった騎士や戦士が多かったのがわかって…その中央の鎮魂のメッセージが書かれた石碑に花を手向けて…)…ん、と…(慰霊碑を前にして、ゆっくりと葬られた人間の名前を目で追っていき…) [Tue 18 Dec 2007 22:50:11]
オリヴィア > わかりました、ありがとうございます(墓守の方に声をかけて、いわゆる『赤い雨』戦争の戦没者の合同墓地も兼ねた慰霊碑の場所を尋ね、説明を受ければ微笑み一礼をしてからそちらの方へ歩を進めて) [Tue 18 Dec 2007 22:46:44]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『小さなバラの花束を片手に、騎士団の制服に身を包んだ女性が一人…』 [Tue 18 Dec 2007 22:44:09]
お知らせ > セラさんが退室されました。 『(そしてその日から、少女は彼の元へ帰らなくなった。)』 [Tue 18 Dec 2007 22:21:12]
セラ >      捨てちゃえば、いい  んだ。 [Tue 18 Dec 2007 22:20:33]
セラ > しあわせだ。 ……ひおー、やさしい。  ひおー、 やさしい。 ( でも、涙も震えも止まらない。寒いから― ?  )  ………   しあわせ、だからか?  ( 幸せだから、恐いのだろうか。 )( かたかた震える体を抱きしめてくれる腕が、いつものようにいないのが、切ない。 )  ―――     じゃ、あ   (  ぽつり、掠れる、声が ) ……     しあわせ ―――      [Tue 18 Dec 2007 22:20:19]
セラ > かいほーしたから、一緒、なのか? なんでだ。…… シゴト、人手、ほしいから、か? でも、お金、高い…… ( 無表情だった顔に、色をつけてくれたのはご主人様。 無表情だった顔に、色を戻してくれたのは、ご主人様。 だから――― 捨てられたくない。 しあわせ。 そう、思ってた。けど。 )    ( あの日。  レストランに行ったあの日から。 )   ……       なんだ、ろ。 (  ぼろぼろ、涙が零れ落ちる。それは涙というよりも、水のように。無表情のまま、土に落ちていくのは涙。  この感情が、よくわからない )  ……  こわい。  ( なんでだろう。 ) [Tue 18 Dec 2007 22:17:07]
セラ >  ( なんで、 ひおーは私と一緒に居るんだろう。 ) [Tue 18 Dec 2007 22:13:23]
セラ > ………  ・・・……… 。 ( 自分の足元は、暗くて見えない。――そっと、その子どもの太股を小さな手がなぞる。 触った感触はそれほどでなくとも、そこに触れれば思い出す、痛み。――でも、親が居なくなったときの痛みよりも、痛くなかった。 身体が焼けるようになっただけ、で。  )  ―――   かいほー、されたんだ。 (   不意に、言葉が漏れる。    かいほーされたのに。   )       ( 一つだけ、生まれる疑問。 )  [Tue 18 Dec 2007 22:10:47]
セラ >  どれーギルドでも、こんな臭いした、な。 ( 焼けるような。その意味を少女は知らない。 )( ふ、と、土まみれのどろどろの顔が、空を見上げる。硝子玉に映る空は、星屑の―――。 )   ………    とーさん。 ( 周りは真っ黒だった。自分も真っ黒。まるでいなくてもいいんじゃないかなんて、そんな不安。でも、少女は其れを言葉にすることができない。――どうやって言葉にしたらいいか、わからないから。 ) …… かーさん。 ( 二人ともいつの間にかいなかったから、私が邪魔だったんだろうと思ってた。だから、寝てた。ずーっと寝てた。ご飯だけ食べて、寝てた。邪魔なら、静かにしてよーって。 ご飯を食べてるときは幸せだったから、じーちゃんは好きだった。ご飯をたくさんくれる。嬉しかった。 ) ( ひおーもおんなじ。 ) ( 不意に、黒いワンピースを捲った ) [Tue 18 Dec 2007 22:08:02]
セラ > ( 探し物。 ) ( それは、大好きな主人のこころに触れた日の、出来事。 ――あのとき。ひおーは泣いてた。 ) ( よくわからないけど、痛そうだった。――だから。 ) ……たすけたかった。 ( それだけ。 ―― 起き上がろうと地面をつかもうとする指が、土に食い込んだのは、起き上がろうとするだけの力ではなく。 ) ……     っ。 ( 立ち上がればぼろぼろと落ちる土。湿ったそれは、少し嫌な臭いがした。古い、腐ったような、何処か懐かしい臭い。 ) ……ツェカンでも、 こんな、の…嗅いだ、気がする。 (  自分が居た、農場に似た。――寝てばかりで、たいした記憶もないから、ひおーにも何も話していないけど。 ) ( ただ、印象に残っているのは、空が綺麗だったってこと。空が此処よりも近かったってこと。それだけは忘れない。綺麗な空だった。薄い色の、白にも似た空があった ) ――――。 [Tue 18 Dec 2007 22:02:25]
セラ > ( ワンピースは冬用といえど一枚じゃさすがに寒そうな。真っ黒なそれは、闇に溶けるように。ランタンも持ち歩かない少女が、紫の髪を靡かせて。 ) ――――。 ( さらさらと流れる紫の髪が、寒さを更に感じさせる。ひんやりとした感覚が、指の神経さえも失くしていくような。 ) …… ……… 。       ( どさっ ) ――――。 ( 足元の小石に躓いて、無造作に倒れこんだ。―― 土の感覚が、じめっと顔につく。黒いワンピースも台無し。ひおーに買ってもらったのに。 ) ………  ど、こ――? ( 自分は、探し物をしに来たんだ。 ) [Tue 18 Dec 2007 21:51:06]
セラ > ( ――がさ。がさ。と。歩く少女が居る。コートも何も羽織らないまま。――違和感のあるだろう、格好で。 ) [Tue 18 Dec 2007 21:49:46]
お知らせ > セラさんが入室されました。 『(手持ち無沙汰の少女が居た)』 [Tue 18 Dec 2007 21:39:53]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(始まりを告げる、鐘の音)』 [Tue 18 Dec 2007 05:13:38]
ルーア・リシア > ( 三つの鐘が左右に揺れて、新しい一日を祝福する鐘が鳴り響く。それは墓地を越えて、街へと届き、人々に新しい一日の始まりを告げる。同時に、朝早く墓参りをする人たちに、もうきてもいいよと知らせるのだ。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:13:21]
ルーア・リシア > ( また受肉するのが面倒だといわんばかりに、ボロボロになったマントを広げて、太い綱に手を伸ばす。 ) さぁ、いくよ―― ( 片手で胸に籠を抱いて、見上げる窓からは、朝日が差し込む。冬の風を胸いっぱいに吸い込んで、ルーアは綱を思い切り引っ張った。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:11:12]
ルーア・リシア > けっきょく、周りに影響されやすいんだな、私は。 ( 自分自身にため息をついて、肩をすくめる。思えばいつも、こんな風に流されてきたのだと思う。なんか、癪だ。 ) ( ややあって――塔と鐘から、何かが抜け出るように、ルーアの籠の中に吸い込まれていく。それと同時に、朝焼けが空を埋めてゆく。 ) ――良い子。 ( 少女はそっと、籠を撫でた。冷たい感触に、指がざらつく。血が流れたことで、手の動きが鈍っていた。 ) すこし、遅れたけど―― ( まだ間に合う。切り傷だらけの足を引きずって――塔の中へ。 ) あ、ニーソックスも、だ。 ( 思い出しだしたら、眉がよった。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:08:31]
ルーア・リシア > ( 仕事は仕事だ。ちゃんとこなす。けれど――そう。見つけたのだ。 ) あの世も、案外いいところよ? ( 仕事以外の時間につかう、楽しみを。今更に、手の痛みが気になってきた。冬の風が、傷口に滲みて滲みて仕方が無い。思わず顔をしかめる。 ) 「――ほん、とう――に?」 ( 聞こえてきたのは、男の子の声。まだ幼い、不安に満ちた声。 ) 死神は、嘘つかない。 ( だからおいで、と籠を掲げて、呼びかける。 ) 一緒に鳴らそう、始まりの鐘を。 ( 貴方のためにも。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:03:44]
ルーア・リシア > ( にらみ合いだ。向こうもこちらの気迫を感じ取ってか、手を出してこない。 ) ( ――もうすぐ日が上る。鐘を鳴らす時間が近づいていた。それにしても、片方だけ結んだ髪は、ひどく違和感がある。同僚たちがほめてくれるから、それとなく気にして手入れしていたのに。そう考えると、ふつふつと何かがこみ上げてくるのがわかる。 ) ――早く決めて――寒いんだから。 ( 早く終わらせて、暖かいお風呂に入りたい。鐘を鳴らした後は、集まってくる同僚たちに、野菜スープも作ってやりたい。商業地区でみた新作のヘアバンド、売り切れてないかな―― ) ( いつの間に、こんなにも仕事に私情を挟むようになったのだろう。ふと、考えた。 ) [Tue 18 Dec 2007 04:58:34]
ルーア・リシア > ( ぐら、り―― ) ( 小さな体が、ゆっくりと傾き――たたらを踏んだ。 ) また、結びなおし、だ。 ( ゆっくりと顔を上げながらつぶやいた一言は、今までのどのことばも違うもの。片側の結び目が切れて、サイドテールになった髪をなびかせて、少女は釣りあがりぎみの目を、さらに鋭くさせた。風鳴りも、死者の叫びも、だんだんとうるさいだけの雑音に変わっていく。 ) おとなしくしないなら――消滅させて、やる。 ( 塔のほうを、ひとにらみ。そして、鉄籠を取り出し、片手で高らかに掲げた。 ) どうするの? 決めるのは、あなた――だけど。 ( 血が垂れる片手で、そっと大事な髪を撫でる。結構手入れもしてたのに、ちょっと切れたじゃないか。 ) 向かってくるなら、これ以上容赦はしない。 [Tue 18 Dec 2007 04:49:06]
ルーア・リシア > ( 感情、刃、音。 ) ( 刹那――少女の頭が、体が、大きくのけぞった。) [Tue 18 Dec 2007 04:29:21]
ルーア・リシア > ( 寒さで感覚が鈍った手に、じわり、じわり、鈍痛が広がっていく。ずいぶんと軽くなったランタンの取っ手を手放し、指先をこすり合わせるように動かして、そこにぬらりとした感触を確かめる。 ) なら、遊べば良い。――私は進むから。 ( 腕から肩に広がる痛みは、そのままに。表情一つ、かえはしない。変えてたまるか。進む、進む。 ) ( 塔に近づくたびに、足元をすくうような風に、歩みが緩む。 ) ( カマイタチのような鋭い風が、足を、腕を、切っていく。 ) 駄々っ子―― ( 静かな声音。強い声音。見据える先には、鐘にまとわり着く思念。紡ぐのは、言葉の鎌。 ) 首をはねるのは、怖い? ( 風の中で、何かがきらめいたように、見えた。 ) [Tue 18 Dec 2007 04:22:50]
ルーア・リシア > ( 滞在期間は、すでに過ぎている。昨日、マンジと出会う直前に呼んだ気配の中に、それはなかった。 ) ――おいで。 ( 2度目の呼びかけ。風向きが変わり、つま先の辺りに力が入った。 ) ( 鈴がもう一度はねる。 ) ( 2度、3度、4度――蹴鞠のように、左右に揺れて――鈍い音。 ) 遊び足りないの。 ( 転がる、転がる――鈴を見て、まるで首をはねられたよう。眼だけを動かし、その様を見届けて、眼を閉じた。鎌は使いたくない。今使ったって、うまく刈れやしない。だから―― ) ( 風鳴り。耳鳴り。叫び声。 ) 私は鐘を鳴らしたいだけ。それが墓守の―― ( 突風。体が、揺れて。 ) ――ッ! ( カンテラが、割れた。 ) [Tue 18 Dec 2007 04:02:14]
ルーア・リシア > ( 肌寒さよりも先に感じるのは、悪寒。言葉よりも長く漏れるのは、白い息。風が――猛っている。 ) おいで―― ( 細くたなびく雲を見上げるように、鐘に向かって鈴をかざす。 ) あなたを、迎えに来た。 ( モスグリーンの瞳は、くたびれた塔にぶら下がる、鐘を見ていた。 ) ( 悪寒。 ) ( 手にぶら下げた鈴が、跳ねた。 ) [Tue 18 Dec 2007 03:48:22]
ルーア・リシア > ( 白と黒の境界を越えて、鈴の音が奏でる風の音は、遠く遠く、鳴り響く。 ) 鳴らない鐘に、意味はあるの――? ( 紡ぐ言葉は淡々と。か細い声は、深遠の淵に届けられる。黄色い髪を揺らしながら、黒いマントをはためかせ、向かう先は――鐘の塔。 ) 意味をなくすために、鐘をとめた―― ( もっとはやく、気を回すべきだった。少なくとも、当番の者が不慮の事故で怪我を負う前に。 ) ( ――見据える。 ) ( 古びた細い塔の天辺に、色あせた大きな鐘が、三つ。さび付いたように動かない。近づくにつれて、墓地に飛び交う魂たちが、少なくなっていく。 ) ( みんな、あれから離れていく。 ) [Tue 18 Dec 2007 03:42:38]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(闇の中を行く。一条の明かりを伴って。)』 [Tue 18 Dec 2007 03:31:52]
お知らせ > マンジさんが帰りました。 『ああ、申し遅れやした。あっしはマンジ、と――(さて、何処に埋めてやったら良いものやら)』 [Sun 16 Dec 2007 05:46:43]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(さぁ――この骸骨が安らぐ場所を、探そう。)』 [Sun 16 Dec 2007 05:45:51]
ルーア・リシア > 心に余裕が無いから、そういうことになる。目的だけを達して、それでおしまい。 ( それも日と選んだ生き方の一つであろうと、肩をすくめて息を吐く。酒の匂いに混ざって、日の光に照らされ温められた土の匂いも漂い始める。 ) 別に、方法なんて気にしなくていい。大事なのは、死者にお酒を振舞いたいという、その気持ち。 ( その気持ちさえあれば――現にほら。男の傍ら煮立つ人の青い影は、とても穏やかだ。男の言葉に、骸骨をじっとみて。 ) 男の人。成人しているみたいだから、お酒もよろこんで、くれるとおもう。 ( 髑髏は捨てられた死体か、あるいは埋まっていたものが雨風で野ざらしになったものか、それはわからない。唯一ついえるのは、面白い男にであえて、喜んでいるだろうということ。 ) お嬢ちゃん、は、やめてほしいかな。――ルーア・リシア。それが、わたしの名前。 ( すっと眼を閉じて、ぶっきらぼうに名を名乗る。日の出と共に風向きが少しずつ変わり、墓地に添えられた花の香りも、ただよってきた。鳥たちの歌声と、晴れてゆく朝もやが、新しい一日の始まりを告げている。 ) 見方を変えれば、ここもいいところ、でしょう? ( 男が今回眼にした墓地の顔は、果たしてどれだったか。 ) なら、まず埋める場所を決めないと。――どこでもいいわけじゃ、ない。ついてきて。 ( 男の反応を待ってから、きびすを返して歩き出そう。手伝ってくれるというのなら、拒む理由なんて無い。 ) [Sun 16 Dec 2007 05:45:07]
マンジ > 成程、そいつァ道理でございやす。 最も昔は追剥の類なんぞも「やい、金を出せ!」なんてェ礼儀正しく挨拶をしたもんでやすが、なんともはや、世知辛い時代になったもんでござんすねェ。(追剥だって人の子だ、守るべき礼節やらなにやらってェものはあるだろうに、と男は一人頷き、ぐい飲みから酒を呑む。 おっと失礼、なんて慌てて告げたのは、目前の娘に対してだけではなく、傍らの髑髏にも、だ。 まだ中身の残っている徳利を、髑髏へと傾ける。 酒がかかった)生憎あっしにゃ、しゃれこうべの旦那がどうやって酒を呑むか、とんと見当がつきやせん。 ま、頭から酒を被るってェのも、そう悪くないでやしょう? ――と、やや、お天道さんも起きたようで。(遠くにぼんやりと光る太陽を、男は掌で額に当てながら見上げた。 夜も明けたとなりゃ、無宿人が長々といても死んでる方々にゃ迷惑だろう。 約定通り、この旦那を埋めて退散しようか、と)まァ、生まれる時はお袋さんと繋がっておりやすし、野垂れ死ぬ時ャ一人でも、誰かに埋めてもらえるンなら気分も良いでやしょうね。 ま、ここで逢ったのも何かの縁、ってェこってしょう。 できるなら生きてる内に、この旦那とも酒を、とは思いやすが。 ……しかし旦那、旦那と呼んでおりやすが、果たして本当に旦那でござんすか?(生憎と髑髏を見ただけで性別を見抜けるような知識も持ってはいない。 もしも女人でしたらごめんなすって、と笑いながら謝って、髑髏を手に立ち上がろうか)墓守のお嬢ちゃん。この御仁を埋めるのくらい、あっしにも手伝わせてくだせェや。 別に其方さんのお株を奪おうなんてェつもりはございやせんが、このまま一人だけ帰るってんじゃ、あっしも筋が通せやせん [Sun 16 Dec 2007 05:24:10]
ルーア・リシア > あいにく、足はこのとおりふたつとも。追いはぎだったら、わざわざ声なんてかけたりしない。油断しているところを後ろから近づいて―― ( 不思議な男だ。驚くそぶりは見せるものの、その態度はなんとも肝の据わったふてぶてしさ。それに、なんだか言葉の使い方が面白い。 ) というわけで、墓守が正解。 ( こちらは何か面白いことが言えるわけでもできるわけでもなく、モスグリーンの瞳をそっと相手に向けたまま、ただ淡々と言葉を紡ぐだけ。視界の中で、世界に色が戻ってゆく。彼方より、日が昇り始めたのだ。 ) そう―― ( 男の言い分をきいて、傍らの白い骸骨を見て――そして墓守が漏らしたのは。 ) よかった――冷えて死なずに、朝を迎えられて。 ( すっと眼を細め、口の端にわずか、笑みを造って見せた。 ) 大丈夫。それを埋め戻すのも、貴方を無事に外まで送り届けるのも、墓守の、しごと。 ( 愉快に語る男の様子を、どこか興味の色をもった眼で見つめ返し、少女は己の役割をしっかりと継げた。 ) [Sun 16 Dec 2007 05:12:56]
渡世人 > (訂正:天地神明に地下って→天地神明に誓って) [Sun 16 Dec 2007 04:57:26]
渡世人 > …………おっと、こいつァいけねェや。見つかっちまったい。 さてはて、女の幽霊が出るってェ噂は聞いたことがございやせんが、墓守ですかい? それとも追剥の類だったりは――しやせんよねぇ?(唐突に欠けられた声に、男はびくりと驚いたように身体を動かした。 ところが顔は笑ったままだし、腰を上げる気も、酒を手放す気も無いらしい。 財布は空っぽとなりゃ、今の持ち物の中で価値があるのは徳利程度。 こいつを手放せば文字通りの素寒貧。 そいつだけはご勘弁いただきたい。)御免なすって、お穣ちゃん。 あっしは見ての通りの旅人でさァ。 お天道さんに顔向けできる生き方かってェ聞かれりゃ断言はできねェが、天地神明に地下って墓荒らしの類じゃァございやせん。 だからってェ、死んでるのに歩き回れるほど寝起きが悪ィわけでもありやせん。 ちょいと一晩、ここで夜明かしてたケチな男でございやす。 宿賃なんぞも払えやせんが、ここを出る時にゃァ、この御仁を埋めて行きやすんで、どうかご勘弁を(墓守か、はたまた墓荒らしか、或いは其れこそ化けて出た類なのか。 酔った博徒にゃとんと見当がつかないが、勝手に寝ておいて名乗りもしないんじゃ仁義ってェもんが無い。 傍らの髑髏、その禿頭を掌で撫でてやりながら、さも愉快そうに男は語った。 酔っていることを差し引いても、とても陽気な男である) [Sun 16 Dec 2007 04:56:47]
ルーア・リシア > ( 空が、ゆっくりと焔の色に焼けてゆく。まだ日が昇るその前の、星たちが最後の輝きを残す時。黒いマントをはためかせ、冷気の中に身を晒し、その姿を微動だにしない。風鳴りの中に混じって、耳が捉える声ならぬ声。少女の呼びかけにこたえるようにして、冷たい嘆きが山彦のように返ってきた。辺りから漂ってくるいくつもの気配を感じ、口から静かに、白い息を吐き出した。 ) ( 魂送りの儀。 ) ( ルーアがゆっくりと、伸ばした右手を胸の高さまで掲げたときだった。 ) ――う、た? ( われに返ったように、眼をすこしだけ大きく開いて、あたりを見渡す。風が弱まり、集まってきていた気配も薄れ、黄色い髪が背中に落ちる。歌のように聞こえたのは、その言葉が、とても響きの良い語呂をしていたから。 ) ――あのあたり、か。 ( 再び髪を結びなおしながら、カンテラを持ち上げ、声のしたほうへとゆっくり歩みだす。見えるはずだ。少女が男の姿を捉えるように、男もまあ、少女を見ることができる。ここにいるのは死神ではなく、墓守の少女なのだから。 ) そこで、何をしている、の? ( 立ち止まり、透明な声を、男に投げかける。 ) [Sun 16 Dec 2007 04:46:09]
渡世人 > 道を通せば角が立ち、道を外れりゃ深みに嵌る。 無理にもがけば転げ沈んで、行き着く先は土の下、とくらァ。 挙句に途中、博打で摩ってすってんてん。 三途の川の渡し賃もございやせん。 こりゃァ、閻魔様だって嫌になるってェもんでござんしょう……。(等と、草木も眠る丑三つ時、をちょいとばかり過ぎた墓場に、場違いに陽気な声が響いた。 少し離れた墓石に、寄りかかるようにして座ってる旅人が一人。 傍らに転がっているのは無縁仏か、はたまた狼にでも掘り起こされたか、つるりと白い頭の見える骸骨だ。 死神のお嬢さん御免なすって、なんて見えてりゃ言うだろうし、或いは端ッから信じないというような男であるが、生憎ちょいと事情が違う。 傍らに転がる徳利と、欠けたぐい飲みがあるとなりゃ、今の旅の道連れは酒らしい。 博打で手に入れた泡銭。 宵越しの金は持たないとばかりに遊んでしまえば、ついついうっかり宿賃までも無くなって。 今宵はこうして、墓場で眠ることになったのだが――。 さて、酔っ払いの博徒。 彼の目にお嬢さんの姿は映るのか否か。 少なくとも今は、単にぶつくさと独り言を言っているだけだ) [Sun 16 Dec 2007 04:26:13]
お知らせ > 渡世人さんが入室されました。 『――まったく、冷たい世の中でござんすねェ』 [Sun 16 Dec 2007 04:19:39]
ルーア・リシア > ( 身を、肌を。鋭くきるような夜の風が、黄色いツインテールを横に長く持ち上げていく。ルーアは細くたなびく糸を手繰るように、そっとテールの結び目を解く。糸がふくらみ、衣へと変わる。右半分――ついで、左半分も。 ) ――おいで。 ( 寒さと空気の乾燥で、少しだけ硬くなった唇を動かし、透き通った声音で紡ぐ。呼びかける。そっと、呼びかける。眼下に広がるのは、高く細く突き出た十字の形。命を失った木々のごとく立ち並ぶそれらの合間を縫って、朝もやが風に流され、雲のごとく地面を流れてゆく。 ) [Sun 16 Dec 2007 04:16:57]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(墓標の海に、風が吹く――)』 [Sun 16 Dec 2007 04:03:09]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 その時私は、姉を解放できるだろうか。 』 [Fri 14 Dec 2007 00:36:03]
エリー > ( 姉は、「姉だったもの」は私を殺しに来るだろうか? ) ( 墓地から起き上がった吸血鬼は先ず肉親や、愛するもの近しいものの許を訪ねるという。 母の時もそうだった。 そして家の中に招かれるか朝日が昇るまでずっと、玄関の扉を叩き続けるのだ。 同情を誘うように、生前のその人のように、悲しげな声を上げて。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:34:56]
エリー > ( 2つ年上というのは子供にとって絶大なもので。 私はかなり長らくお姉ちゃんっ子だった。 当然自分よりずっと年上の両親が凄いのは当たり前。 それよりも自分より一回り大きくて、一回り凄い姉が私の価値観の判断基準で。 ジュニアハイスクールに入る頃まで姉べったりだった。 流石にそれくらいの歳になると姉の嫌な所とか弱い所とか、私の方が得意な事とかが見えてきて。 私個人の目的とか価値観が芽生え始めると徐々に姉離れが始まった。 それでもずっと、夜中に取り留めの無い話を何時間もするくらいには仲が良かったけれど。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:28:17]
エリー > ( 姉の墓碑は無い。 ) ( 姉は確かに私の目の前で死んだけれど、死体が発見されなかったから。 私が目を覚ましたのは病院のベッドだったし、其処に倒れていた、と私が証言する場所に姉の亡骸は無かった。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:20:59]
エリー > ( 墓石には父と母の名前が刻まれている。 だけど埋葬されているのは父の亡骸だけだ。 母の身体は灰になってしまったし、この名前が刻まれたのは母が死んだ時。 その後此処から這い出した「母だったもの」は父を連れて行ってしまった。 玄関の扉を等間隔に叩いて私の名前を呼ぶ母だったものの声をまだ、夢に見る。 ) ( 「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて?」 ) [Fri 14 Dec 2007 00:12:23]
エリー > ( 仕事が一区切りついて怪我の具合もマシになってきた所で、久しぶりに顔を出してみた。 ハンターハントの今後の事とか、調査報告の入ったヴァリス・ファングレーの事とかもあるけど、言い出したら何年も放置してしまいそうだ。 最近特に仕事漬けが当たり前みたいになってきている。 その方が気分は楽なんだけれど。 ) …いつそっち行くかも分からないしね。 ( 借りてきたバケツと雑巾で墓石を拭いて花を添える。 墓守はバケツの中身をお湯にしてくれたみたいだ。 この季節だと助かる。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:01:19]
エリー > ( 多くの墓碑の並ぶ、見晴らしの良い高台の墓地。 嘉村家の墓石はアマウラ系の四角い縦長の墓石群ではなく、クリスティア様式の平らで低いプレートのような墓碑を使っている。 元々曽祖父の代からヴェイトス市生まれのヴェイトス市育ちの家系で、厳密にイエロティアでもなければホワイティアでもない。 ヴェイトス人、って所か。 遅い時間の墓地には人影は見当たらず、自分で持ってきたカンテラだけが煌々と墓地を照らしている。 風が冷たくて星空の見えない夜だ。 仕事も残っているし、あまり長居しない方が良いかもしれない。 ) [Thu 13 Dec 2007 23:53:48]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 嘉村家 墓碑 』 [Thu 13 Dec 2007 23:41:46]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(楽園の扉をノックする   音)』 [Sun 9 Dec 2007 04:15:21]
ミカド > (―――コツン) [Sun 9 Dec 2007 04:09:07]
ミカド >      この街は楽園だと思うかい? [Sun 9 Dec 2007 04:09:05]
ミカド > (―――コツン) (ふらつく女の手を取りながら、歩を進める) (―――コツン)(今も、響くノック音から遠ざかる)(―――コツン) ―――-………最後に、もう一つ、戯言を囁こうと思う。 君の家につく前に――馬車の中で少し考えて教えてくれないか。 [Sun 9 Dec 2007 04:08:16]
お知らせ > ジル@悪戯さんが帰りました。 『(早く男に戻りたーい)』 [Sun 9 Dec 2007 04:03:23]
ミカド > 男の君には、一切合財まったくそそられないから、次は指でも咥えさせていただこう。 (HAHAHAHAHAHAHAHAHA)(手を引きながら、素直に貴方を送るだろう。 行く先を告げられたら、素直に驚くかもしれないが。  鎖骨推奨委員会の敵宅…!! (おぼえてた))  [Sun 9 Dec 2007 04:03:16]
ジル@悪戯 > ( いい笑顔だなこの野郎。 小の一文字を抜かして憎たらしい。 なんだその美肌スベスベは! DHCにでも行っておけ! ) 治る病である事を切実に願うぞ。 繰り返すな。 願うな。 というかお前はまたする気か。 まったくグルメな奴め。 (魔女ギルド) またか。 またあそこか。 ま た あのギルドの仕業なのか……!? もしあそこのせいだったら、ちょっと呪っておこう。 ( けれどやっぱり関係なくて悲しい気分になったのは後日談。 ) 私としてはこれ以上ないほど久方振りかつかなりの屈辱を味合わされているような気分だがな。 ( ご満悦の相手とは対照的に負のオーラを漂わせる。 ) ………じーちゃんて言うな……! ( 翼で飛んで帰ろうかと思った。 けれど酔払い運転になってどっか木に激突しそうだから直ぐ諦めた。 ) ご丁寧にどうも…! 夜の貴族。 ( その手を取って立ち上がる女性はやっぱり少し不機嫌であり。 ) [Sun 9 Dec 2007 03:57:50]
ミカド > (不機嫌そうな面を見ると、こちらはキラキラ笑顔を深くする。 いつも余裕綽々に、一人でがんがんゲージ上げてる相手が、こんな顔を見せるのは珍しいから。 しかも、栄養補給も済んでるしな!つやつやだぜ・・・!) ……本当にどんな病にかかったのやら。 個人的には、本当に  本当に  本 当 に そのままでいいんだが、男に戻った時の君の味と飲み比べて見たい気もするんだよね。  まぁ、だから――…治したいというのなら、魔女ギルドでも尋ねると良いよ。 あの辺が似たような薬を作っていたらしいしね。 ( 帰る )(見送る気満々で眺めていたが)  うぅん――…… 実に良い光景だ。 気分が良い………!!! (くるりと杖を一回転させると、カツコツ、これ見よがしに足音を鳴らして近づき)  ――喜んで。 じー ちゃん (最後の最後でこんな事のたまいやがりますよ) お手をどうぞ…! [Sun 9 Dec 2007 03:42:38]
ジル@悪戯 > ( 血を失ったりする経験はそれほど多くは無い為、やはり足元は少し頼りない。 浴びるほど酒でも飲めばこのような感覚になるのだろうかな。 しかしちょっとその満面の笑みが小憎たらしい。 ) この私の一部であるのだから美味など当然……  …………しかしホントか。 つまりまあなんというか完膚なきまでに今の私は女性か。 ……軽く鬱で無常な現実だぞ。 ( まったくやるのならやると事前に言え、と文句を付けたかったが、相手が何をするかと尋ねなかったのは私か。 ガックリと力無く項垂れる。 )( もうずっとその姿でいいよと断言された悪魔は ) ―――――帰る。 ( 額に青筋浮かべながら、不機嫌そうな態度で吸血鬼に背を向けて歩き出す。 ) ―――――あ。 ( けど貧血で二、三歩進んだらちょっと頭がふらついた。 その歩みはすぐに止まり片膝を付く。 ) ――――帰るから送れ、サイオンジ。 ( ジロリと美女は美男子を睨みつけて。 ) [Sun 9 Dec 2007 03:36:01]
ミカド > (断られると、素直に両腕を離した。  ふらつくようなら手を貸すつもり。 満足そうに自分の唇を指で拭って、満足した子供のように笑って見せた) ―――ふむ。 なかなかどうして。 悪くないね…! 個人的な感想を述べるなら、味も女性のようだ。 形だけ…な変化ではなく、体の中から性別が変わっているようだね! ( 己の種族がばれた事など、これっぽっちも気にしていないような態度で、あっさりと告げる。 もっとも――彼が悪魔だから、どこかへ報告するような可能性は低いと打算した部分もあるのだけど。) んんんん。でも、これで一つ思ったことがある。―――君、ずっとそのままのほうがいいんじゃないかな?  男の姿よりも、よっぽど楽しめそうだしね!(なにが。トは言わないよ!) [Sun 9 Dec 2007 03:24:51]
ジル@悪戯 > ( 牙から吸われる血だけではなく、その舌の動きでさえも今は気持ちが良い。 流石にそれに溺れるという無様な事態にはならずとも、その初体験は実に想像以上の物。 )( その細い首筋から牙が抜かれ、快楽に押し流された感情の波はようやく穏やかな凪に戻る。 そうすれば首筋に痛みが戻り始めてきて、それを労わるかのような相手の唇が傷口に触れる。 )( フラリと揺れる体を相手に支えられながら、白い吐息を吐いた。 ) ――――遠慮しておく。 クセになってしまうと色々と拙そうだ。 ( 自分はやはりやられる側ではなく、やる側に回った方が楽しめる人種だ。 そう思いながらも、吸われてるときには少なからず良いと感じてしまったのも事実。 少しそのからかいに対する返事はムキなものになるか。 ) [Sun 9 Dec 2007 03:09:17]
ミカド > (悪魔の血を飲み下す吸血鬼…という、同属食いに似た光景である事に、誰が気がつけよう。 悪魔の肌の上を、冷たい舌が血の一滴も残さぬように這い回る。 その間にも穿った牙からこぼれる血は止まらない。――不味くはないと思う。だが、やはり人の血とは違い、自分が求める「血」とは根本的に違うようだ。 言うなれば嗜好品の類。 ――まさしく『酒』の類。 腹は満たされぬが楽しめる。 鬼の黒髪が、悪魔の金髪に混じるころ、 妙に納得しながら、名残惜しそうに牙を抜いた。 ただの口付けを傷口に降らせて)  ―――もっと欲しいというのなら、さしあげる事はできるけど? (吸血の快楽は”良い”。 快楽に弱い人間ならばクスリを強請るのと同じ感覚で、吸わせにくる輩も居るらしい。  悪魔の体を支えながら、からかい混じりに囁いた) [Sun 9 Dec 2007 02:59:24]
ジル@悪戯 > ( それは傍目には恋人達の逢瀬のよう。 )( やれやれ。 そういえばこの男と会話をするのはいつも必ず決まって夜だった。 魔界の話を楽しげに聞き、悪魔を少したりとも恐れないその姿はただの貴族の道楽かと思ったが、なるほど全てに合点がいった。 ) この姿になってから、随分と初めての経験が多いこと―――アッ――― ( 軽口を叩けるのはそこまで。 白い肌を鬼の牙が貫き、首筋から電流のように痛みが走る。 )( そしてその痛みの後に訪れるのは、今までに経験した事の無い未知の感覚。 器から生命が啜られ、その喪失感と共に得られる本能的な快楽の感情。 命を維持するのに必須な物を失っていく事に快感を覚えるという矛盾。 )( ――――これは 予想外。 ) [Sun 9 Dec 2007 02:43:39]
ミカド > (黒いインバネスの中へ招き入れるよう、引き寄せた。強引さはない筈だ。――ただ、触れるのに必要な分だけ距離をつめただけ。 だが、男の懐は暖かくもなければ、冷えてもいない。 ――人ならざる者に体温はない。 夜の空気を纏っているだけのインバネス。 ) ――――………。 ( 首筋に一度、男の吐息が触れる。 )   ……。  (くす、と笑う男の声が、響く。 やがて―――獣欲と共に男の牙が穿たれた。 痛みは―――ある。  皮膚を貫き、血が溢れる一瞬まで、その痛みは続くだろう。   だが、その痛みも暫くすれば、湧き上がる快楽で押し流され始める事だろう。 鬼が美酒を啜るのに夢中になればなるほど、その快楽は強くなる。 引き寄せるだけだった左手が、今は餌を捕獲する枷となった。  からかい含んだ微かな笑い声も途絶え、美酒を飲み下す浅ましい音が響く。 顎を持ち上げた右手は、首筋を引き寄せる爪になる。)             ――――――。               (吸血鬼としての本性を露にした鬼が、貴方の目の前に) [Sun 9 Dec 2007 02:28:16]
ジル@悪戯 > くう! 貴様がそうだというのに私は女性になってもこのヴェイトス市すら傾かない! この私ですら未だ貴様の境地には至らずというのか……! ( 再び負けを痛烈に実感する悪魔。 何かが間違っている。 ) うむ。 確かにサイオンジの恋人も突然想い人が女になってしまったのでは大層困ってしまうだろうしな。 養う身の上というのは大変だな。 ( パラサイトをしている悪魔は実にいい身分である。 )( 彼の性は知らない。 だから相手が自分に対してどんなに本質的な欲求が生まれているのにかは気付かず。 ―――全く持ってゾッとするような笑みだこと。 )( しかしあれだ。 相手はともかく私としてはどうなのだろう。 中身は一応男だから、なんというか違和感を感じる。 面白そうだからって少し場の空気に流されすぎたか?なんて考えつつ。 ) まったくこんな所ではしたない者だこと―――? ( 近付く唇は重ねあわされる訳でなく、その首筋へと向かっていく。 何故? そう思ったのは短い時間。 ) ―――しっかりと戯れで終わらせてくれよ。 ( 唇が首筋へと触れた時、なんとなく解ってしまった。 抱き寄せられるままの悪魔は抵抗しない。 悪くないと言ってしまったのは己の訳だしな。 ―――まあ、これも数少ない貴重な経験ではあるだろうことよ。 ) [Sun 9 Dec 2007 02:14:21]
ミカド >   だが断るねっ! そもそも、僕のような完璧に美しい薔薇の花の化身の如き男が、女になったとしたら、国を傾ける事態になりかねん。 ――それに、僕には愛する人も、家族も居る。 一家の主として、男だ女だとフラフラしていたら、示しがつかないしね(ふらふら現在進行形してる男がなんか言う) (ジルという男の形をした悪魔には、”こういう意味”では、まったくそそられない。 だが、この細い首筋に、金の髪が揺れる様子はどうだ。 細い腰に、白い肌―― ……ああ 、黒い獣が疼く。  血の大河を遡り、始祖へと近づいた己が獣は、以前のように美酒を強請らなくなった。 その血が目の前の甘い香りに騒ぎ出している。 石榴の双眸が、愉快なものを見た後の子供のように、仮面めいた笑みを張り付かせた。 ) ―――――…………そうかい、そういってくれると、とても嬉しいよ。 久しぶりなので、少しばかり加減ができないかもしれないが、まぁ――……駄目なら声をあげるといい―…。(顎を軽く持ち上げたままの右手――そして、左手が腰の後ろへまわされて)  …ちゃんと止めてさしあげる (男の顔が近づく。 赤く冷たい唇が、女の首筋へ触れんと――抵抗されなければ、だが。 ) [Sun 9 Dec 2007 01:54:53]
ジル@悪戯 > 頼むから不吉な台詞を言うな! ( 冗談ではない。 ホントに冗談にならない。 貧乳だなんて断固拒否する! ) 貴様もこんな目にあってしまえ…… ( 他人の不幸を呪っておこう。 ) ( スタイル云々の事を現在進行形で嘆いてはいるが、そのスレンダーな身体つきは決して悪いものではない。 元から顔立ちが綺麗な面もあるからか、スリムな美女といったように捉える者も居るだろう。 ) 一週間後かそれより後か。 はたまた寝て起きれば治ってしまうのか、些か見当も付かぬ病だな。 ――――勿体無いか。 お前の口からそういった言葉が聞けるのは恐悦至極だ。 そのお陰で私も少しは自信が回復したかな? ( 元から自信に満ちていたくせに何を今更。 悪魔は吸血鬼の成すがままに石榴の瞳を冬の湖のように澄んだ蒼で見上げる。 ) ――――戯れごとは好きだぞ。 本当にたまにならば遊ばれるのも悪くは無いからな。 ( クスリと艶やかに笑いながら、その内容も尋ねずに、悪魔は相手の言葉にイエスと答える。 ) [Sun 9 Dec 2007 01:36:54]
ミカド > 性転換…そういえば、まぁ、過去に何度かそういう噂は聞いた事があるね。 ―――元に戻らなくなった話も。(ぼそ)だから、珍しくないといえば、珍しくない話なのやもしれん。  もっとも、僕はそういう目にあいたいとは思わないけれどね。(一回で十分だ。その時は小さくなったのだけど)   (女の首筋はいい。特にホワイティアの女。 色素の薄い肌の下――生命の象徴たる、紅が薄く透けるのが堪らない。 唇を寄せると、仄かに香る香水の匂いと、命の匂い。――骨と肉に守られた、甘い甘い美酒が目の前に在る。 貴方が自分のことを「美しい」と言ったが、それは間違いない。 ――血吸いの鬼が、甘い匂いに釣られて近寄るくらいに、魅力的な女に見える。  だから)――― ……。 (微笑む悪魔に、微笑みを返す吸血鬼。 唇を歪めて) 流感の類だとしたら、何時もとに戻るかわからぬのだろう? ――それは、とても勿体無い事だと思うんだ。( 肩から首筋を撫でた掌が、最後は顎下を掬って、上を向かせ)     ―――…少しばかり、僕の戯れに付き合ってくれると嬉しいんだが。  [Sun 9 Dec 2007 01:17:13]
ジル@悪戯 > ( 囁かれた悪魔は――愉しそうに微笑んだ。 ) それは何故、かな? ( その答えを聞く前に、女はそっと距離を更に近づける。 ) [Sun 9 Dec 2007 01:00:16]
ジル@悪戯 > なるほど。 まあ私の現在の可愛らしすぎる容姿とは合っていると言えなくも無いか。 ちゃんづけも決して悪くは―――やっぱ大いに悪いわ!! 別の意味で涙がちょちょぎれるぞ!! ( 余計に文句は増えた。 キラキラと無邪気な笑みが眩しい。 それはもう憎ったらしいぐらいに。 ) 結局ジーちゃんか。 ジーちゃんなのかよこの野郎。 まあ待て。 発想を逆転させるんだサイオンジ君。 私が美乳。 つまり女性の美しさの基準は決してスタイルの良さに左右されないという事が明白になったと考えれば何も問題はないぞ。 ( むぅ、とべたべた体を触られればちょっとは訝しげになる。 それでも大して文句が出ないのは、それなりに相手のことを認めているからだろうか。 ) ( 彼の事を吸血鬼だと確信を得ている訳ではないし。 ) もう何でもありだな。 というかひょっとしてこの街は性転換程度なら何の不思議も無い場所なのか? ( 何だか気軽に考えていいような気がしてきた。 )( なぞられる首筋。 ―――寒さとは別の意味で冷えたその掌の感触。 ) [Sun 9 Dec 2007 00:58:35]
ミカド >  ――  こっちへおいで。  (吸血鬼は、そっと囁いた。) [Sun 9 Dec 2007 00:36:56]
ミカド > 親しみを込めた呼び方で、名前の頭文字と「ちゃん」をつける候補もあるんだが、なんだか急に汁君が老けてしまう気がして避けてあげたんだよ?僕の優しさを知らずに、その不満顔は納得できないねッ!――よろしい。では ジーちゃん と呼んであげようじゃないか!僕の優しさに感涙すると良いよ。 (邪気のない微笑み披露中) ……で、そのジーちゃんが、神に挑戦するが如く、無駄な足掻き、思い違いをしているのは横においておくとして。(ふ、と一笑しつつも、女の肩に掌を乗せる。 骨格から変わっている体は、以前の彼とはまったく違った。細めた瞳が値踏みをするが如く、肩から首筋を這い回り――あわせて、冷たい掌が肩から首筋へと撫で上げんと)――― 仕事帰りに道を歩いていたら女になったくらいなのだから、寝ていたら治るだろうと思うんだが、ふむ―――その前に。    ………(左手で握っていた杖を脇に挟み)  ………… 。  (細い首筋は女のそれだ。 いつかの娼婦の首筋と重なるじゃぁ   な い      か) [Sun 9 Dec 2007 00:36:20]
ジル@悪戯 > その二つ以外に選択肢が出ないのならば、もう汁でいい。 …………誇りたいのに誇れないのはサイオンジのせいだろうが! ( くっつけるとあら不思議。 やっぱり汁だ。 ) まあ以前は確かに譲った結果に終わったが、日々輝きを増す私の美が今も尚サイオンジの背中を拝んでいるとは少々思いがたいのは置いといてだ。 女性としてみてもまさしく魅力的な美しさ―――― ( ―――可哀想な者を見る視線で首を振られた。 ) 美しいんだ! 充分過ぎるほどに美しいからちょっとハンデなのだよこれは! 私が女性になってハリウッドの金髪女性めいたスタイルじゃない理由なんてそれ以外には思いつかん! ( 腹の底から不平不満を叫ぶ。 ) 流行病とはヴェイトスは実に恐ろしい街だな。 というかこれが寝て治るような類のものだとは少々思いがたいと思ってしまう私がオカシイのか? ――――む。 な、なんだ? ( 以前よりもかなり身長の低くなった悪魔。 相手を見上げながらも、別に体を触られる程度なら拒みはせずに。 ) [Sun 9 Dec 2007 00:19:24]
ミカド > 何を言う。 素直に君の名を呼んでいるだけじゃないか。 君と呼ぶ以外になんと呼べというのか…。 君、自分の名前が嫌いなのかい?親につけてもらった名前だ。堂々と誇ると良いよ。 まぁ、どうしても嫌だというのなら、ジルッチとでも呼んでさしあげるが。 あとは、シ十君とかね!(しじゅうくん) まぁ、今は君の名前よりも、君の性別の話をしようじゃないか。  ………僕の次に美しい男であったのは認めるが、しかし、女性としてみるなら――………(胸へちらーり)………――。(額を押さえて、沈痛な面持ちで首を振る) …… 流感の類だとしたら、きちんと養生しないと治らないよ。栄養がつくものとか食べて、寝ていたらどうだい?  もっとも、悪魔が病にかかるなぞ、聞いた事も、見たことも無いが。 ――  しかし――……。 (改めて、悪魔を見つめる。女といえば女か。 女――細い首――細い腰――……そぅ、と右手を伸ばして、細い肩の形を確かめんと) [Sun 9 Dec 2007 00:04:01]
ジル@悪戯 > なんだそのあからさまな悪意は…! 昔から思っていたが貴様絶対わざとだろう! 太字で強調までして! この美形め!! ( どうでもいいけどゲシュタルト崩壊ってなんか必殺技に出来そうな名前だよね。 ) これが一夜の夢だったら冗談とも言えるのだがな。 流石にコレは生憎と笑えん。 ( こうして女性の体になるのは実質二度目か。 人並み以上に整った顔立ちをした女性は不機嫌そうに腕を組む。 ) 現にこうして変わってしまったのだから仕方が無いではないか。 なんだか随分と遠回しな悪魔への嫌がらせだな、ソレ。 もしホントにそうだったら考え付いた者の根性は三回転半ぐらい捻じ曲がってるぞ。 ( そして女性は以前より長くなった金の髪を格好つけた動作で掻き揚げる。 ) しかし私の美しさはこうして性転換してもなんら陰りを見せる事は無いがな。 実に完璧一歩手前の姿形だ。 スタイルに大いなる不満があるが!! ( 一歩手前の理由は、胸が泣けるぐらいに無いという悲しい現実から。 ) [Sat 8 Dec 2007 23:56:28]
ミカド > (続き) ……ともあれ君。 ゲシュタルト崩壊しそうな程連呼したが、ともあれ。 何だ、冗談じゃないのか。 (途端態度を崩して、帽子のツバを持ち上げた。 訝しげな面での頭の天辺から爪先までを、まじまじ眺め) ……君、確か種族は悪魔だったかな。 悪魔種族にしか、かからない流感の類に引っかかったんじゃないのかい? 普通に生活している限り、性別はかわらんよ?ん?    (腰に手を当て、やれやれと首を振った) [Sat 8 Dec 2007 23:44:44]
ミカド > だからだろう。。  何を訂正しておるのだ君。 ああ、いまは嬢とお呼びすればいいのかな? ん? まぁ、にかわりあるまい。。 ( [Sat 8 Dec 2007 23:41:46]
ジル@悪戯 > …………汁じゃない。 ジルだ。 ( 律儀に細かすぎるツッコミをする。 ) ( 私の記憶が確かなら――― )  ( 男だったはずだが。 ) それを聞きたいのは私の方だ……! ( プルプルと震える拳を握り締める。 ) 説明しよう! 夜! 仕事帰り! 道を歩いてたら突然女になっちゃった! 以上!! ( 土の下で眠っている住人には大迷惑な音量で騒ぐ。 ) [Sat 8 Dec 2007 23:39:12]
ミカド > それは失敬。可愛い悪戯を待てばよかったですね? 惜しい事をし              (間。)                 (杖の頭を唇に当てて、控えめに笑う作った「笑顔」を固まらせて)                汁。(まだいう)    私の記憶が確かならば、私の知っている汁君は、男だったはずだが。 [Sat 8 Dec 2007 23:30:33]
ジル@悪戯 > ( 耳を澄ませば今も聞こえてくる音。 尋ねるのもよいが、このままこうして謎として終わらすのもまた一興。 ) 私のほうこそ声を掛けるタイミングを今か今かと計っていてな。 唐突に声を掛けて貰って、思わず第一声をどうするか迷ってしまったよ。 ( さて、そろそろ趣味の悪い他人の振りも終わりにするとしよう。 ) ――――なんてな。 戯れも此処までにしておこうか。 ああ、何度か会った事があるぞサイオンジ。 私だ。 ジルだ。 美しさでいえば神話の世界の話を含めても五指に入ってしまう私だよ。  [Sat 8 Dec 2007 23:26:02]
ミカド > (初対面の女だ。随分と口の悪い女――…。いや、だが誰かの知り合いか何かなのかもしらん。 自分のようなトキノミヤコの人間を「黄色い猿」と嘲って、下に見る輩など、社交場には吐いて捨てるほど) いいえ、謝る必要などありません。 私は楽しんでいましたしね。 何時声をかけてくださるのかと。 ――もっとも、今は私のほうが待ちきれずに声をかけてしまったのですが。 (立ち上がる。) ――失礼ですが、どこかでお会いした事があったでしょうか。 貴方は私をご存知のよう―…? (後をつけていたのだとしたら、の話) [Sat 8 Dec 2007 23:14:17]
ジル@悪戯 > ( 西園寺は僅かに肩を震わした。 その様子を目敏く目の端に留めながら、今にも耳には先ほどから続く音が届いている。 ) そうに決まっているだろうな。 私に見えない者と話している最中だったら実に怖い。 ――――これは失礼。 まるで惚れた男を付け回す初心で純真な乙女の行動だったな。 其方を不快に思わせてしまった事を素直に謝罪しよう。 ( まるで謝っている者の態度ではく、それはいつもの通りに尊大なもの。 女性もまた不敵に笑いながらその血のような石榴の瞳を見つめて哂う。 ) [Sat 8 Dec 2007 23:04:53]
ミカド > ―――― ! (意識の全てをノックに向けていたため、近づく気配に気がつけなかった。 ぴく と、僅かに肩が震えるのがわかるだろうか。 十字の石に向かい合ったまま、しばし沈黙が漂う。 その間も、ノックは こつ  こつん  こつん  と秒針の如く響いているのだけど。 )  ……もちろん、貴方へ。 背後からそっと忍んでくる足音、ずっと聞こえておりました。 (女の声に、さらりと答える。墓石を撫ぜていた手を、そっとインバネスの中へしまいこむ。 冷たさが残る指先を擦り合わせながら、幽鬼のように振り向いた。 帽子のツバから見上げる石榴の瞳が、細く笑う) [Sat 8 Dec 2007 22:54:18]
ジル@悪戯 > ( 少しずつ彼との距離を近づけていく。 そしてようやく耳に届く知り合いの呟く言葉の内容。 ) ――――さて。 ( 以前の面影はその雰囲気や仕草に残っていても、大分見た目の違えた悪魔はそれに返答する。 ) それは私が気付かない別の誰かへの問いかけかな? それともこの私へと話し掛けたのか。 いささか判断に迷ってしまう所だよ。 ( 自分に気付いているのか居ないのか。 そも相手が何をしているのかよく理解していないから、今自分が出来ることはそんな不粋な声を相手に掛けるだけ。 ) [Sat 8 Dec 2007 22:39:38]
ミカド > (墓の前にしゃがみこみ、墓石を撫でる貴族風体の男。 背後から見る限り、知る事ができるのはその程度だろう。 後は、時々思い出したかのように、ぽつり・ぽつり・この男が呟いているという事)  ――― なんだい。 (呟く。 その声は墓のしたから、地上を叩く人物に向けてかけた声。 だけど、後ろに続く貴方へかけた声のようにも受け取れる一言) 用があるなら、言うて見ればいい。 丁度いいことに、僕はとっても暇だ。 先ほど寝床から起きてきたばかりでね。 友人君もいないし、娘も買い物へ出かけている。――だから、君が話し相手になってくれると嬉しい。  [Sat 8 Dec 2007 22:30:00]
ジル@悪戯 > ( いつもの着飾った貴族のような服装はサイズが合わないので、今は適当な店で調達してきたラフなシャツとズボン。 それに上着を羽織っている格好の女性。 )( なんとなく、行動をする理由なんていつもそんな気紛れのもの。 だから今回彼の様子が気になったのもそんな些細なものだ。 出来る限り気配を忍ばせて、そっと相手の後ろを付いていきながらその行動を見ている。 ) ………音? ( 自分の足音とはまた違う。 前を歩いている彼の足音でもない。 ただ微かに聞こえるそれを疑問に思った悪魔は不可思議に思って呟いた。 )( 音がするというのはなんとなくわかったけれども、それが彼の目の前に佇む墓の中からのものだとはまだ気付けない。 ) [Sat 8 Dec 2007 22:22:27]
ミカド > (辿りついた先は、なんてことはない。普通の墓だ。 何の変哲もない、通り過ぎてしまえばそれまでの墓。 乾いた白い石で作られた十字の石が鎮座している。 足元のプレートには、個人の名前が刻まれていた。) …………コツン。 ( こつん ) ………驚いた。箱の上を叩いているんじゃなくて―… (その墓の目の前でしゃがみこむ。 白い手袋を嵌めた男の指が、冷たい墓石の上を撫ぜた) ……中からのノックだなんて。 (   こつ ん  )(墓石の状態からいっても、ノックの主は生きてはいないだろう。 それでも、男には聞こえるノック音。 こつぅん  こつぅん と、箱の中から地上を叩く。 )  ……………。  (音は聞こえど、空気の揺らぎは感じない。 つまりは、この音自体が―― )(聞こえるかどうかは、みている貴方に任せよう。 此方は貴方にまだ気がついてはいない) [Sat 8 Dec 2007 22:10:28]
ジル@悪戯 > ( 理由も解らず女性の姿になって色々大変な目に遭ってなんだか居候宅には帰り辛くなった最近。 久しぶりに訪れた墓地で見かけたのは知り合いの姿。 ) ―――――? ( 一体何をしているのだろうと。 すぐに彼に声を掛ける事は無く、その場で立ち止まった女性は遠目から彼の行動を見ている。 ) [Sat 8 Dec 2007 22:06:14]
お知らせ > ジル@悪戯さんが来ました。 『(』 [Sat 8 Dec 2007 21:59:31]
ミカド > (男にしか見えない”友人”に、ちらりと視線を流す。 この音は何だと視線で問うも、沈黙したまま動こうとしなかった。 教えてくれないらしい。 あるいは知りたくないらしい。興味がないのかもしれない。 ――彼らは、色々な意味で酷く極端だ。自分が興味を示すものには、何時までも語っているけれど、興味がないものには、何処までも無関心。 会話をかわせるようなものは、ごく一部――だと思っている。 もしかしたら他の死霊術師にならば、僕が「コイツとは会話できない」と思った相手とも、会話できるのかもしれないけれど。  そんな彼らが、一切無関心を装うもの――)  ………黄泉帰り・不死者・亡霊・幽霊―――吸血鬼―……。 ( おお怖い。 何て、口にしながら、音のほうへ近づく。  コツン  コツン   箱をノックする音に近づくも、ノックしているらしい人影は見えなかった。 流石に眉を寄せて、立ち止まる)  あれれ。  [Sat 8 Dec 2007 21:53:07]
ミカド > (これは、足音ではない。 自分の足音と聞き比べてもわかる。 )  ――コツンコツンコツン――………。 ( 箱の上を叩くような、そんな音だと思う。  箱――ああ、この墓場には「箱」は何処にでもある。  自分が今、歩いている数歩先にも、自分が歩いてきた数歩後にも、箱が埋まっているんだろう。 真新しい箱は、自分の右側――掘り返された黒土が、湿った地面を見せている。 古い箱は自分の左手――花を手向けるものがいなくなったんだろう寂れた墓がある。 どこもかしこも箱だらけだ。 その箱を叩いているような音がー―)  ……コツン。 (口で呟きながら、音の方向へ歩き出した。 音は――新しい「箱」があるところから聞こえてくる) [Sat 8 Dec 2007 21:39:29]
ミカド > (コツン  ――杖先が石畳を突く コツン ――男の靴が石畳を踏む   コツン ――   --- コツン  ----- )  ………。  (コツン)  ………。  おや。  (男が歩みを止めても、音は止まなかった。 コツン・コツン・と、何かを叩く音がする。) ―――……コツン・コツン・コツン……? 足音とは違うように聞こえるけど――…誰か着た…? (こんな時間に? 自分が言うのもなんだが、この時間の墓場は静まり返っている。 夜の冷たさが墓場を黒に浸し、外からの「暖かさ」を拒むよう。  )  ……………。  (コツン・コツン・コツン)   ……ふむ? (帽子のツバを指で摘んで、軽く持ち上げる。 ゆっくりと辺りを見回し  ) [Sat 8 Dec 2007 21:09:50]
ミカド >   思えばあの頃は若かったなぁ――…… (100歳を余裕で超えてる吸血鬼が、からんからん笑う。 墓場に響く哄笑は、誰が共に笑うこともなく、響いて消えた。) ヴェイトスにきた頃は、結構浮かれていたんだよ? 気持ち的にも、体的にも。 何せ――― 「赦される」部分があったからねぇ。 ―――…… 今でも、あの時の娼婦は忘れてはいないよ? (手にしたステッキの頭を唇に押し当てて、沈黙した。 まるで、誰かの声を聞くように。  ふ、と男は、自分の隣へ視線を向け) ……ご存知?そう。  ああ、此処に埋葬されているのかな。  ふふ―……。 どんな恨み言を言われるのやら [Sat 8 Dec 2007 21:01:24]
ミカド > (黒のインバネスを揺らしながら、ゆっくりと歩を進める人影がある。 緩やかな下りが続く石畳の道に、コツリ・コツリと、硬質な足音が響いた。  その足音が進むたびに揺れるランタンが、十字の影と、男の影を躍らせて、墓場の舞踏会の開始を告げるよう――…  ) 最近とっても忙しかったんだよ。 螺旋状の金属の槍を引き摺りながら歩かなきゃいけなかったんだ。  だから、此処に来る暇もなくてねぇ (独り言だ。 墓場を歩く影は一人分。 男以外の人影も、声も聞こえないだろう。 だが、男は友人に話しかけるよう続ける) 結局誰が優勝したかはわからぬままだけど、まぁ……良い経験にはなったよ。 武器を振り回すという事は、存外疲れる。 あれで人を刺したり斬ったりするなんて――ああ、面倒だ。  いや、僕もかつてはレイピアを持っていたことがあるんだけど――…… [Sat 8 Dec 2007 20:48:54]
ミカド > ―――……実に久しぶりだ。 (十字架林を眼下に、男は満足そうに呟いた) [Sat 8 Dec 2007 20:36:43]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(ふあ)(欠伸を漏らす)』 [Sat 8 Dec 2007 20:32:48]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(あとは、己自身の鍛錬だ。)』 [Tue 27 Nov 2007 19:29:57]
ルーア・リシア > ( 変に新人たちが縄張り意識など持たないように配慮するのも、上司の仕事――といわれた。慣れた手つきで、地面に置いたランタンを明かりに、細かい破片もくっつけてゆく。泥と砂と、砕いた石を練り混ぜたこれは、石と石を、よくくっつけてくれる。 ) 終わったら、みんなにおいしい野菜スープ、作ってあげよう、か。 ( 体が温まるから、きっと喜んでくれるだろう。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:29:15]
ルーア・リシア > ( そういう意味でも、墓地にいくらか新人を入れて、新しい上司にまとめさせるというのは、理にかなっているようだ。これなら新人でも安定してノルマをこなせるし、他の死神を寄せ付けず、仕事を独り占めにするわけでもなくなる。 ) あぁ、そうだ。他の死神たちが入ってきても、仕事のことで喧嘩しないように、いっておかないと。 ( 砕けた墓石の割れ目を石膏で繋いだところで、ルーアは思い出したように顔を上げた。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:26:10]
ルーア・リシア > 一番いけないのは、ノルマを優先しての、取り合い。 ( 大体、死神ごとに大まかな担当地区が決まっているのである。そこへ新しく死神が入ってきて仕事を始めると、多くは元からいた死神と、喧嘩になる。 ) そういえば、トートは、いまごろどうしている、かな。 ( 壊れた墓石の補修作業を、一人黙々と進めながら――ルーアはふと、川辺でであった死神の同僚を思い出す。あの時も、ちょうど彼女は仕事中で。己もそれを邪魔すまいと、黙ってみていた。だが、死神にも個性はあるし、全員が全員、顔見知りというわけじゃない。ノルマを厳しく定める上司もるというから、色々と大変だ。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:21:51]
ルーア・リシア > ( 死神の男がうなずくと、フードに包まれた長い銀糸が揺れる。きびすを返すと、ランタンをもった人影は、墓守の鈴を鳴らしながら、ゆっくりと闇の中へ消えていった。まさか、一度に数人、墓守の仕事をさせてほしいと転がり込んでくる者が現れるとはおもっていなかっただろう。重労働で束縛時間が多い割りに、市からはらわれる給料が安いことも、理由の一つだ。 ) 一応、死神ということは伏せてあるけど―― ( ばれたときは、己が責任を取らねばならない。人の上に建つということは、そういうこと。 ) でもこれで、彼らも現世で収入を得ながら、活動できる。 ( 新人の低級死神は、とくに収入の面において、つらい。それにノルマガ決められているから、霊体のまま魂を探し続けるのも大変だ。運悪く霊媒師に見つかって、消滅させられた例もあるというし。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:08:22]
ルーア・リシア > ( 別に取り立てて偉くなったわけでもない。墓守という仕事の上でも、下っ端のままである。これまでどおりだ。あえて変わった点をあげるとするならば―― ) ごくろうさま。報告はもう十分だから、別の子の手助けに、いってほしい。 ( 日が落ちてすっかり暗くなった墓地で、ルーアは目の前に立つ細面の男に、そんな指示をだした。年のころ二十歳前後。受肉して人の身をもってはいるが、彼もまた、死神である。ルーアが面倒をみることになった、新人だ。 ) たぶん、ここ――今の時間なら、この地区に、いるとおもう。 ( 墓守が使う地図を広げて、いくつかに区分けされた広い墓地の一区画を指差す。 ) [Tue 27 Nov 2007 18:58:11]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(中級死神になったとはいっても。)』 [Tue 27 Nov 2007 18:52:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『街、が――泣いてい、る――』 [Fri 23 Nov 2007 03:33:07]
ルーア・リシア > ( やがて飽きたのか、ルーアはきびすを返し、また見回りへと戻っていく。その最中、ふと、耳が風の音を捉えた。 ) [Fri 23 Nov 2007 03:32:52]
ルーア・リシア > ( 眠らない街、ヴェイトス。夜も昼もきらびやかな明かりが耐えないが、それでもこのくらいの時間になれば、明かりの数も数時間前より減っている。だからこそ、街の一画に突如現れた光が、余計目に付いたのだ。風に黄色いツインテールを揺らし、じっと、その様子を見つめている。 ) 魔法の、実験か、なにか? [Fri 23 Nov 2007 03:24:08]
ルーア・リシア > ( それは、まばゆい光だった。日の出までには、いくばくか時間の余裕があるし、何よりも、あれは街の方角だ―― ) [Fri 23 Nov 2007 03:19:15]
ルーア・リシア > ( 街外れの墓地――さえぎるものがほとんど無いなだらかな丘の上で、ルーアは確かに、それを目にした。 ) ――なんだろう。あれは―― ( 時刻は、夜明けを間近に迎えた頃。見回りの途中で足を止め、少女はカンテラを持った腕を下げた。何かに魅入られるように、その方角を見つめて―― ) [Fri 23 Nov 2007 03:15:55]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(――光――)』 [Fri 23 Nov 2007 03:11:13]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 [Sun 18 Nov 2007 01:55:01]
ユダ > うん。えっベットは…多角形じゃ駄目? (やっぱり、買い変えないといけないかしら。と肩を落とした) うう…ありがと。 (すん、と鼻をすすると差し出されたハンカチを受け取って顔を隠した。なんとなく泣きそうになって、慌ててわざとらしい咳ばらいをして) この敷地内にお家があるの? (驚いたようにハンカチをずらして目だけを覗かせると、見えるわけはないのになんとなく窓の方を見遣った)(続いたルーアの言葉に嬉しそうに、照れくさそうに女は微笑むと小さく頷いて、誤魔化すように「鼻水が!」なんて大げさに騒いでは、また顔を隠してしまうのだった) [Sun 18 Nov 2007 01:54:31]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(ともだちだもの――)』 [Sun 18 Nov 2007 01:44:12]
ルーア・リシア > カンテラは、しっかりもって。ベッドは、もちろん白いシーツの四角い寝床。 ( ユダの返事に、一つ一つ、真剣にうなずいて。それから、そのひとつひとつに、しっかりと補足をつけて。 ) どうしたの? そんな金魚みたいな顔をして。 ( 淡々とした声音の中に、からかうような気持ちが、わずかに見え隠れ。無論、ユダの正体が知られたとき、己も決して、知らなかった、では済まされないだろう。それ相応の、責任がまっているだろう。だけど―― ) ほら、ハンカチハンカチ。 ( ハンカチをユダの前に差し出して、双眸を輝かせる彼女を、楽しい気持ちで見つめる。そしてやっぱり、思うのだ。それくらいのリスクは、甘んじて受けよう、と。 ) 次の交代時間がきたら、私の家に案内する。この墓地の敷地内に、あるから。それまでは、ゆっくりはなそう? ( だって、私は、この子の―― ) [Sun 18 Nov 2007 01:43:47]
ユダ > (希少価値の高い、友人の笑顔を見て目を瞬かせたが続いた質問には小首を傾げた) パン?えぇ、好きよ。 (栄養にはならないが、味覚で感じることは出来るのだ。素直に返答すると「それがどうしたの?」と不思議そうな顔でルーアを見つめて) スープも飲むわ。暖炉は…そうね、部屋の明かり代わりにつけるかしら。カンテラは…あー…うん。たまに、そう…たまに忘れる時もあるかもしれない。ベッドも若干奇抜なデザインであることは否めないけれど…。 (質問のひとつひとつに答えていくが、後半はいまいち歯切れが悪い。以前、注意されてからはカンテラを持ち歩くようにはしているが、依然として忘れることが多く、ベットに関しては立派な黒塗りの棺であった。ルーアの話に耳を傾け、少しびくびくしながら次の言葉を待っていたが予想だにせず、友人の顔に浮かんだ微笑みを見ると) ……え?え?! (パクパクと魚のように口を開閉する。一呼吸置いて、言葉の意味を理解すると双眸をきらきら輝かせ馬鹿みたいに何度も頷くと、突然顔を両手で覆った) 駄目っ嬉しすぎて鼻水垂れるわよっほんとに! (まったく、なんてぼやきながらも声は明るい響きをもっていた) [Sun 18 Nov 2007 01:34:07]
ルーア・リシア > ( 寂しい――そう、一人は、寂しいものなのだ。生きている人間も、死んでいる人間も、みな、そう言っていた。死神である己には、分かるはずも無い気持ち。しかし、目の前のともだちの言葉を聴いていると、なぜだか胸が痛んだ。 ) ――ばか。 ( 無理に取り繕ったような笑みを浮かべるユダに、小さく微笑んで、そんな言葉を。それから、すこし間をおいて。 ) ねぇ、ユダ。貴女、パンは好き? ( それは、唐突な言葉。淡々とつむがれる言葉。けれど、確認するように、力がわずかに篭っている。 ) スープは飲める? 暖炉に火を入れる習慣はある? 夜で歩くときは、ちゃんとカンテラをもっていく? それから――それから、ベッドでちゃんと眠る? ( そこまでひとしきり話した後、ルーアはこう付け加えた。 ) 別にね、”人間”のともだちを家に招くくらい、いいと、おもう。 ( そういって、ふっと、笑ったのだ。 ) [Sun 18 Nov 2007 01:13:53]
ユダ > うん。 (正体こそはっきりとは分からないものの、向き合って座る少女が人間ではないのは薄らと感じていた。「かばえない」という言葉には、じっとテーブルを見つめたまま頷いて) 帰るところはあるけど、そこには誰もいないもの。そんなの…寂しいわ。 (テーブルの下で両手を組み、落ち着きなく爪先を触りながらぼそぼそと言葉を発する) 大丈夫。私、戦闘は苦手だけれど逃げ脚だけは早いのよ? (取り繕うように、微笑んだ) [Sun 18 Nov 2007 01:05:57]
ルーア・リシア > ( でもたったひとつ、たいしかなことがある。それは――頭のうさ耳で、雰囲気ぶち壊し。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:57:27]
ルーア・リシア > ――ともだちだと、思うから。 ( うつむいて、目元に影を作り、ぼそっとつぶやく。両手のひらから、カップの熱を感じながら、ミルクティーの水面を見つめて。 ) 友達だと思っているから、きてほしくない、の。あなたに何かあっても、私は、たぶん――かばえない。 ( 墓守としても、死神としても。特にヴァンパイアとして狩人に狙われたなら、おそらく、己は手を出せない。墓守も、死神も、中立でなければいけないと、分かっているから。私情を挟んで介入すれば、そこにしがらみが生まれる。 ) 嬉しいよ? ――会えて、よかったし。会いにきてくれて、すごく――その、嬉しい。だけど――だからこそ―― ( ともだちは、ルーアしかいない。そういうユダのこと場に感じるのは、嬉しさと、せつなさと。 ) いくところ、ほかに、無いの? ( 顔を上げて、そっと、たずねてみる。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:54:31]
ユダ > (ここに居る理由を問われ、テーブルに頬杖をついてだらしない格好で曖昧に「あー」だとか「うー」だとか言っていたが、ルーアの言う言葉の意味を汲み取ると、頬を掻いた) うん。分ってる。危ないのは、よーく分っているのよ? (物憂げな調子で唇を尖らせつつ、目を伏せると) だって、私の友達ってルーアしかいないんだもん。会いたくなる時だってあるじゃない。 (子供じみたことを言うと、顔色を伺い見るようにちらっとルーアを見た) [Sun 18 Nov 2007 00:46:37]
ルーア・リシア > ――それじゃあ、後をお願い。 ( ルーアの言葉に、墓守たちがうなずき、ローブを羽織って表へ出て行く。広い敷地の墓地を見回る墓守たちは、交代で仕事に当たる。ルーアがかえってきたということは、すなわちここで待機していた墓守たちの仕事の時間が来たということ。簡単な挨拶を交わして、体を十分に温めた墓守たちは、ドアを開けて出て行った。これで、部屋にはユダとルーア、二人だけ。 ) それで? どうしてまた、こんなところへ? ( ホットミルクをいれたカップをもって、椅子に座ると、さっそく聞きたかったことをたずねてみる。頭のうさ耳がシュールだけど、鏡とかないから本人にはみえないんだ、うん。 ) 最近、狩人たちが不穏な動きを見せている。この墓地でも、それは確認できた。――まさか、知らないわけじゃ、ないでしょう? ( ユダの正体を察しているルーアは、それとなく、注意を促す。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:36:47]
ユダ > (頭にひょこりと揺れる2つの耳を見て、満足げにうんうんと頷くと生あたたかい視線を送りほくそ笑むのだった)(カモーン、とばかり受け止め体勢に入っていたが「十字架」発言に、ポカンと口をあけて) …あぁ、うん。そうなの、十字架の真似をね、こう、衝動的にね……。 (無情にも素通りしていくツンデレな少女に背を向け、くっと唇を噛みしめた。泣かない泣けない泣きません。行き場のない両手を下ろすと、すごすごとテーブルに戻り元の位置に腰を下ろした)  [Sun 18 Nov 2007 00:29:37]
ルーア・リシア > え、うん――ぇ? ( なぜか熱の篭ったユダの催促に、目を白黒させてしまう。迫力に押されて、なんだかたじたじと。勢いに流される感じで、しぶしぶうさ耳を頭に戻した。ほんとににあってるのだろうか、と上目遣いに自分の頭を見るように。 ) ――十字架の、マネ? ( 腕を広げて何かに期待するような顔でめっちゃきらきらしているユダの顔を、不思議そうに見つめて一言。ごめんツンデレなんです。ツンなんです。 ) とりあえず、座って。色々話も聞きたいから。 ( マントをたたんで、ユダの横をスタスタと普通に素通りするよ! ) [Sun 18 Nov 2007 00:19:24]
ユダ > (頭から取り外されたお洒落道具とやらを見て、再びルーアに視線を戻すと力強く拳を握りしめた) 変じゃないわよ。とても良く似合っているわ。えぇ。さあ、一刻も早くうさ耳を頭に戻しなさい。 (ね?と、うさ耳の装着を促した。そうこう話しながら、女はツインテール少女の方に近づいていく。そして、ある程度距離をあけたところで立ち止まると、両手を思い切り広げた。何かを期待するようにウキウキした視線を向ける。女の頭の中では「友よ!」なんて叫びながら飛び込んでくる少女の姿ががっつり妄想されている) [Sun 18 Nov 2007 00:13:55]
ルーア・リシア > ( 邂逅一番、口をついて出た言葉が”ルーア、あなたウサギさんだったのね!?” ) ( な ん で そ う な る ! 超心のツッコミをした後で、ルーアはわずかに、眉を潜めて。相手を見た。覚えている。そう、彼女は。 ) ユダ? こんばんは――ひさしぶりね。 ( でも、どうしてこんなところにいるのだろう。小首をかしげて。 ) あぁ、これは、カチューシャ。私の後輩からもらったの。女の子のおしゃれ道具の、一つらしいけど。――やっぱり、へん? ( 似合わないだろうなぁとか思っているものだから、ローブと一緒にうさ耳もはずしてみせる。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:01:32]
ユダ > (すっと体を撫でる冷気に、ちらっと扉の方に目をやる。しばらく虚ろな目で、小屋に入ってきた何者かを眺めていたが、声を耳にしたその瞬間、女は飛び起きた。目をきらきらと輝かせて、ガタンと大きな音をたてて立ち上がると) ぎゃーっ!! (とりあえず、叫んだ。あわあわと口を動かして、瞳を潤ませると) ルーア!あ、あなた…うさぎさんだったのね!? (久し振りの対面早々、ぎゃいぎゃいと騒ぐと大げさによろめいてみせた)  [Sat 17 Nov 2007 23:57:19]
ルーア・リシア > ( 冬間近。そとはすっかり冷えて、墓地を見回る墓守の体を容赦なく冷やす。今もまた、自分の仕事を終えた少女が一人帰ってきた。ルーアは墓守たちの中でもひときわ若く、目立つので、主に悪い意味でマスコット扱いされている。それが今日は、どうしたことか、周りの視線が一気に集まる。 ) ――ただいま。今、戻った。 ( 抑揚の無い声で、淡々とあいさつを交わす。そのツインテールの頭には、なぜだか装着!うさ耳カチューシャ。”詳細は墓地過去ログを参照” ) あれ、お客さま? [Sat 17 Nov 2007 23:49:38]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(がちゃっとドアがあき、部屋に冷気が流れ込む。)』 [Sat 17 Nov 2007 23:43:49]
ユダ > (3杯目の紅茶を飲み干したところで、女はパタリとテーブルの上に倒れこんだ。両手をだらりと前に突き出し、力尽きたように伏す様はまるで死体のように見えなくもない。カップを倒してしまわないように、ちょいちょいと指先でつついて脇に避けると女は窓の外に目をやった。もうすっかり日は暮れて、外は真っ暗だった) [Sat 17 Nov 2007 23:30:35]
ユダ > 外観に反して、なかなか居心地の良いところね。 (足をゆらゆらと子供のように宙で揺らしながら、ぐるりと室内を見渡してそんなことを呟いた。そもそも、何故この墓守小屋に女がいるのかというと、それは数分前に遡る。女は、つい今しがたまで迷子だったのだ。永延と続く墓地をあてもなくふらふらしていたところを、先ほどの老人に保護されたのだった。若干呆れの色を顔に滲ませ「体を温めてから帰りなさい」そう言った老人の言葉に甘え、女はすっかり和みモードで小屋に居座っている)  [Sat 17 Nov 2007 23:16:45]
ユダ > (ある夜のこと。墓場にひっそりと建つ小屋に女はいた。墓守の休息の場として利用される小屋の中、堂々とテーブルを占拠し、くつろいだ様子で紅茶をすする女は無論、部外者だ) なんだか申し訳ないわ、お茶までいただいてしまって。 (申し訳なさの欠片も垣間見えない晴れた表情で、女は墓守の老人に微笑みかけた。老人は、それに対して気分を害した様子も見せず「いいえ」とだけ答えると、小屋の奥の部屋に引っ込んだ。その背中を見送り、ほうと溜息を吐き出すと、女はまた一口紅茶をすすった)  [Sat 17 Nov 2007 23:09:25]
お知らせ > ユダさんが入室されました。 [Sat 17 Nov 2007 23:07:22]
お知らせ > エレンシアさんが帰りました。 『職員は身震いをして私が来るのを待っていた…私の手を掴めば一目散で墓場を後にします…』 [Sat 17 Nov 2007 19:45:33]
エレンシア > …私がこうして地上に送り込まれた事に何か「意図」があるのでしょうか…神様…(吹き抜けた風は私の漆黒の羽を巻き上げてっ吹き上げていった…その羽は何時になっても降って来る事は無かった…)私は「試練」を受けているのでしょうか…(深い溜め息を一つ吐き、墓標に眼を向ける…)…また来ます…あなた達の安らぎを歌いに…私も…それで「天使」だったと…自分で認める事が出来るから…(遠くで職員の呼ぶ声が聞える。)…そろそろ戻らないといけない様です…それではまた…(私は翼を広げて、職員の居る墓守の小屋まで羽ばたく)…私の翼は黒い…だけど…心までは汚れていない…きっと…きっと… [Sat 17 Nov 2007 19:44:21]
エレンシア > (…「レクイエム」は最後まで歌われた…聖歌は墓地に響き渡る…『…皆には聞こえているでしょうか…魂達に私の歌声は届いているでしょうか…安らぎの歌…浄化の歌声…』…私は…また歌う事が出来た…もう二度と歌えないと思っていた…私の歌…私は涙を流してその余韻に浸っていた…なんでもないただ、歌が歌えた事…それだけだけど…私にはその事がとても大きく重要な事だった…)…神様の悪戯かしら…(私は片手を胸に当て、もし、そうだとしたのなら…感謝しなくてはならない…私を地に落としたのも神…そしてまた力を与えてくれたのも神…とても複雑な気持ちの中…私は感謝の分を胸に刻む…其処に一陣の風が巻き起こる…その風は吹き抜けて私を包み…そして、広い空に消えていく…)…神様も意地悪ですね…(私はくすっと笑い、雲の掛かる空を見つめていた…) [Sat 17 Nov 2007 19:33:15]
エレンシア > (…空には雲が掛かり…合間から月の光が差し込む墓地…私は墓地を見渡す…)…淋しい所なんですね…とても悲しい…命の終焉の場所…肉体が眠れし所…(私は両手を組み祈りを奉げる…そう無意識のうちに身体が動いてしまう…そして口からは、安らぎを与える言葉が奏でられる…「レクイエム」…私は無意識のうちに、自らが覚えていた天使の頃の聖歌の一つを身体から呼び起こす…封印された失ったはずの呪文…そんなはずの「歌」が墓地に響き渡る…「死者に安らぎを…」ただそれだけを思い、歌を奏でる…澄んだ歌声が人気のない墓地に響き渡る…職員もこの声に気がつきその様子を問う巻きに見つめていた…) [Sat 17 Nov 2007 19:21:59]
エレンシア > …この下に…肉体が眠っているんですね…(私はしゃがみ込み、土に手を当てる…命の息吹の感じない土…とても冷たく閉ざされた中に人が眠っている…私もいずれ…こうなるのかな…手を土から離し…軽く手を叩き土を払い落とす…私は天使で…元々死者の霊魂が天国に来るのを何回も見たことがある…今こうして、逆の立場で見つめる事になるとは思っても見なかった…)…私は、本当は「天使」なの…本当はあなた方に「安らぎ」を与えるのが仕事だったのに…(私はまた一つの墓標の前で足を止める…小さな墓標…その墓標を見れば…「享年 6歳」…私は胸が苦しい)…肉体とはこんなにも…儚いものなのでしょうか…(私は墓標を優しく撫でながら目じりに涙を集める…)…今の私には皆さん二安らぎを与えられない…ごめんなさい…(私は、自分の力の無さをこんな所でも感じてしまう…) [Sat 17 Nov 2007 19:12:54]
エレンシア > (最後の夜…私は客間に居た…そして暫くして職員が訪れ、私にこう言って来た…) 職員「…今日で最後だ…何か最後に我侭を一つ聞いてやっても良いが…何かあるか?無論叶えられる範囲でだ…」(私は、疑問に思った事を口に出す…)…人の…肉体が動かなくなったらどうなるんですか…?(私の肉体は人の其れと変わらない…天使の頃の様な霊的な存在でない今…自分の最後に行きつく場所を見てみたかった…私の言葉に職員は「…!?…お前本当にそんな事思ってるのか…」職員は驚いた声を上げながらも…私を此処まで連れて来てくれた…)職員「俺は入り口で待っている…気が済んだら早く来い…何が出ても俺は保証しないからな…」(職員はそう吐き捨てて墓守の小屋付近で私を待つという…私は一人…暗闇の墓地に歩みを進める…)…此処が肉体の行き着く場所…(私は一つ、一つの「墓標」を見ながら奥に進んでいく…) [Sat 17 Nov 2007 19:04:43]
お知らせ > エレンシアさんが入室されました。 『…此処が…肉体が帰る場所…暗くなった墓地に訪れる堕天使…』 [Sat 17 Nov 2007 18:57:27]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(そして、かがり火の明かりが、きえた。)』 [Fri 16 Nov 2007 02:49:29]
ルーア・リシア > ばかな、ひと。 ( 燃えて、焼けて、徐々に小さくなっていく明かりの中で、黄色いツインテールの少女は、うつむく。ポツリと漏らした言葉に、それ以上の意味は無く。振り向きざまに、鎌を振り下ろし、地面からはいでた不死者の脳天を叩き割った。 ) ( これで終わり――ではない。男の体から、魂が抜け出ようとしているのが見える。遺体と魂、二つを処理しなければならないのだ。それが墓守と、死神の仕事だから。 ) [Fri 16 Nov 2007 02:48:58]
ルーア・リシア > ( その様を見るや、地を蹴った。浮かぶ思いは、哀れみだけ。 ) はっ! ( 男が恐怖に悲鳴を上げる間も与えず、死神の鎌がかがり火の中できらめいた。男の体が、二つになったのは、その直後のこと。 ) [Fri 16 Nov 2007 02:44:46]
ルーア・リシア > ( 突然地面がもりあがり、腐臭にまみれた骨の腕が、男の下半身をがっちりとつかんだ。 ) [Fri 16 Nov 2007 02:40:22]
ルーア・リシア > ( 彼らは、ここでずっと眠っていた。安心して、永い眠りについていたのだ。人生という旅時を終えて、ようやく肉体から魂を開放して。永久の眠りについた躯が、ここに眠る彼らなのだ。 ) 何人であろうと、死者の眠りを妨げることは、許されない。 ( 死神として、魂たちに触れていればこそ、わかる。彼らはただ、眠りたいだけなのだ。安らかに。 ) ――あなたには、あるの? ここに眠る、死者たちの想いを、受け止める覚悟が―― ( 『な、なに、いってんだ……お前……!』 男も感じ始めているのだろう。ルーアの得体の知れなさを。それは見えない恐怖となって、男の戦意を奪っていく。その情け無い有様を見て、余計に思うのだ。 ) そんな覚悟も持たずに、いたずらにかき乱して―― ( 鎌を、水平に構える腰を低く落とし、一足飛びでかかれる間合いまで、にじり寄るように。それを察して、男が逃げ出そうとしたときだった。 ) [Fri 16 Nov 2007 02:39:36]
ルーア・リシア > ( 酒によって墓を壊すもの、いたずらまがいに土を穿り返すもの、不死者となって黄泉帰り、生者に牙を向くもの。墓地の静寂を乱す存在は数あれど、遺品目当ての墓荒しは、今も昔も後を絶たない。攻撃態勢に入った男が、緊張に耐え切れなくなったのか、声を張り上げ、叫んだ。『う、うるせぇ! どうせ死体だ。死んだ人間からものを拝借して、何が悪い!』ナイフを突き出し、欲望ににごった目でこちらを見返す。しかし、男の誤算は、年端もいかない少女が、突然身の丈ほどもある大鎌を取り出したことだった。獲物の大きさが、まず違いすぎる。 ) それは――暗黒街や、スラムのルール――でしょう? ここでは、通用、しない。 ( 言い放つ言葉は、冷たく、淡々と。しかし心の中で燃やす炎は、より激しさをまして体を包むようであった。ぐちゃぐちゃに掘り返され、無残に野ざらしとなった死体を見れば、その無念さや怒りを、まざまざと感じ取って。 ) [Fri 16 Nov 2007 02:31:34]
ルーア・リシア > あなたは、やりすぎた―― ( 闇の中、地面に落ちて燃えるかがり火の揺らめきが、ルーアの体半分に陰影をもたらす。実体化させたた大きな鎌を握り締め、墓守は一歩、力強く歩み出る。無表情に近い顔は、しかしその目に確かな力を宿して、相手を見つめる。ボロをまとった男、その足元に転がる袋と、死者の遺品。すぐ脇にある、乱暴に掘り返された墓。倒れた墓標。 ) 咎人――魂を冒涜した罪を、償ってもらう。 ( ルーアの体からにじみ出る気迫、凄みを感じ取ったのか、墓荒しの男が、一歩退いた。手には、鋭いナイフを握っている。 ) [Fri 16 Nov 2007 02:20:25]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(なぜ? と問われれば、その理由はたった一つ。)』 [Fri 16 Nov 2007 02:13:14]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(そして、また――墓地に静かな歌が響く――)』 [Thu 15 Nov 2007 00:01:57]
ルーア・リシア > ごめんなさい。私の後輩が、迷惑を―― ( 振り向いて、青白い住人たちにわびる。ともあれ――今すべきことは、残された死者をしっかりと門へ送り届けること。それが終われば、死出の門に赴いて、そこで晴れて昇進だ。 ) 少なくとも、巴に好き勝手されるのを防ぐには、いいかも。 ( 死神の上下関係は厳しいのだから、言葉で封じ込められるだろう、などと安易に考えているあたりが、いじられキャラの定めか。本人が気づくことは、たぶん一生ない。 ) [Thu 15 Nov 2007 00:01:38]
ルーア・リシア > ( 巴――己のことを先輩と呼んでいたし、感じる気配から、死神であることに間違いは無いだろう。 ) まるで、駆け抜ける嵐―― ( はた迷惑きわまりない存在である。墓を荒らされたのでなく自分の心をあらされたのは初めてだった。 ) なんで、私の周りには濃いのばっかり、あつまるんだろう。 ( 頭痛がひどくなってきて、片手をおでこに添えてうめいた。 ) [Wed 14 Nov 2007 23:58:26]
ルーア・リシア > ( 言われるがまま、しぶしぶ目をつぶる自分もどうかと思うが。 ) ――あ。 ( 気配が消えたのに気づいて、慌てて目を上げると――もう、そこに巴の姿は、無かった。 ) 何しに、きたんだ―― [Wed 14 Nov 2007 23:54:53]
ルーア・リシア > 貴女は、よくもまぁ人の話をそう都合よく―― ( だめだ。こちらの言葉がことごとくかわされている。だんだん虚脱感だけが高まってくる中で、がっくりと肩を落とす。 ) ――違うの? ( どう見てもカチューシャ売りに来たとしか思えない。どこからそんな豊富に飛び出てくるのやら。呆れが半分、頭痛いのが半分といった気持ち。けれど、確かに聞こえた、恋愛運。 ) こ、これをつけると――? ( 恋愛――どっかのメイドの顔が浮かんで、カチューシャ付けて前に立つ己がいて――だめだどう考えても結果がひとつしか見えない。首をぶんかぶんか振って、頭のモヤを振り払うように。 ) 語り部? それなら、墓地より芸能横丁のほうが―― ( 言いかけて、それを邪魔する、おまじない ) [Wed 14 Nov 2007 23:54:06]
お知らせ > さんが退室されました。 『(その間に消える死神。はっきり言って墓荒らしよりも立派な墓荒らしDA)』 [Wed 14 Nov 2007 23:49:57]
> はい、おまじない♪ 目を瞑ってー? ( いち、にーの、さん★ ) [Wed 14 Nov 2007 23:49:19]
> ( マイペースな死神。さらりと返ってくる答えに此方もさらりと返して。「かわいいのにもったいない」と、にっこり笑う。冬の夜空。きらきら輝く星空の下、先輩を虐め倒すかわいがるのは楽しい )  そうそう。あれよ。 かわいいわ。かわいいかわいい。っていうかね、先輩。わたくしがカチューシャ売り込みに来るほど暇だと思ってるんですか? それはプレゼントです。あ。恋愛運もアップするとかあるみたいですよー。 ( あるわけもない話をさらりと笑って混ぜておいた ) わたくしはカチューシャ売りじゃなくて、か た り べ ♪ ( にっこり ) 似てるようで違うでしょ?覚えておいてくださいな ( 片目瞑って確りアピール ) [Wed 14 Nov 2007 23:47:00]
お知らせ > さんが来ました。 『あら、見た目は大事よ?女の子でしょ?先輩も。』 [Wed 14 Nov 2007 23:41:34]
ルーア・リシア > 死神が見た目を気にする時点で、どうかと思うけど。 ( 頭の固いルーアは、死神の理が第一なので、模範的なつまらない答えをさらりと返す。冷たい夜の中で、この空間だけが別世界に押し流されたような錯覚に、軽いめまいさえ覚えて。 ) アクセサリ――あぁ、そうか。街の女性たちが、付けている、あれ。 ( でも、こんな目立つものを頭に付けている女性なんて、いただろうか。ライカニアなら、みたけれど。なお更分からなくなって、目をしばたかせる。うさ耳とにらめっこしていると、ひょいっとなにやらかぶせられて―― ) な、なにをす――る――? ( いきなり変なことをされたので、むっと口をとがされ、反撃しようとする。しかし、手鏡に己の姿を映されると、その奇妙奇天烈な光景に、目を奪われて。そこにいたのは、ツインテールうさ耳という、よくわからない生き物だった。 ) これが、かわいい、の? ( どうにもよくわからない。ヴェルかキュビエに見せたら、それはそれでいじめられそうな予感だけはするが。 ) 巴。貴女まさか、わざわざ人の管轄区にカチューシャを売り込みにきた? ( お前自分の仕事はどうしたよ、と言いたげに相手を見つめ返し、キャピキャピされると余計鳥肌を立てて警戒してしまう。 ) [Wed 14 Nov 2007 23:37:42]
> あら、いやだわ。結構この体気に入ってるからまだ捨てたくないのよー。ほら、やっぱり骸骨よりは見た目いいじゃない?ガリガリじゃないし。ゴメンネ先輩★ ( にっこり笑ってちゃっかり返した ) うーん。残念ながら此処にちょっと興味持っちゃったから無理ですねー( えへ。 ) ( まじまじと見つめる貴女を見て ) ………はい? (「どうやって使うものなの?」) ああ。……これはですねぇ。髪の毛が邪魔になったときとかに留めるお洒落…というか、アクセサリーですよ。 ( 使い方を知らないならこっちのもの。これは是非ツンデレ死神乙女に日常的につけさせるために――! ) ほら、えーっと。これこれ。( 一つ出して「はーい、頭かぶせますよー」と。ウサ耳。 ) ほら。これでかわいらしい小動物みたいでしょ? ( 自分の手鏡ひょいっと出して相手に自身の姿を見せよう。ほら、とっても似合ってる♪ ) 先輩、わたくし不審者じゃなくてかわいい後輩(はぁと)( にっこり笑って、次々にカチューシャを取り出しては 「あ、これもいいじゃなーい」「あ、これもー」と相手の頭に合わせるように手を掲げてきゃぴきゃぴ ) ( 幽霊たちもびっくり★ ) [Wed 14 Nov 2007 23:30:33]
ルーア・リシア > そうなの? おもしろいことを――きいた。なら、いまからあなたの体で試してあげる。 ( 悪意のないいたずらっ子。目の前のナマモノを一言で形容するなら、そういうべきだろう。しかも最高にたちが悪いときている。真顔で返す言葉は、あながち冗談でもなく。 ) いますぐ帰ってくれるのが、たぶん私にとって一番のプレゼント。 ( ツンデレのツン全開で、毒を吐きまくる。もう魂を死出の門へ送るどころではなくなってしまった。唐突に渡されるプレゼントに、おもいっきり怪訝な顔をしつつ、しっかり受け取って、まじまじと見つめる。 ) ――あの。 ( 色々な角度からしばらく見てみて、首かしげ。 ) これは、どうやって使うものなの? ( あいにく墓地か商業地区か風呂場にしか行かない死神の生活もよう。カチューシャ、などというものをよく知らなかったのだ。 ) ツンデレ……小動物……ヤンデレ……。 ( なんだろうそれは。不思議な呪文か何かか? ) とりあえず、貴女が墓地において不審者であるというのは、わかった。 [Wed 14 Nov 2007 23:23:02]
> いいえ、だって一応心臓止まってもまた別の肉体に移ればいいでしょ?あれ、ダメなの?( 軽く「一度死んでも大丈夫よ」的なことを言った。にこりと。 ) ( 怯えている魂を見てにこーっと微笑むよ。にこーっと。 )  (「巴」) ――はい? ( 冷たい視線ににっこり。周りが引いているのに対し、こちらはご満悦の笑顔をにっこにっこにっこ浮かべているだけだ。どうしよう。この子凄く反応いいわ。かわいい。先輩なのにいじめたくなr(以下略) ←脳内妄想 ) (「気をつけて帰ってね」) あらーやだわ。わたくし先輩にお祝いにお渡ししたいものがあってわざわざ(強調)足を運びましたのにー。( にー。と、いじいじする演技。じとーっと見つめて、またにっこり笑う )  はい、どーぞ♪ ( ささ、っと貴女の手にやむを得ず置こうとするそれは――一つの箱。中には―― )( 『世界のアニマルカチューシャセット』 ) 先輩のこと、いろいろ聞いてたらこれが一番かなーと思いましてー。ほら、猫耳とかウサちゃん耳とか、いーろいーろあるんですよー? ( きゃは、と笑って。 悪気はないんだ。どう見たって悪気あるようにしか見えないかもしれないけど!!だって ) 上司が言うことみんな「ツンデレ」「小動物」とか最近では病んデレとかいうらしいではないのー。ならばこれだと自信を持ってわたくし急いで買ってまいりましたの。きっと似合いますわ。うふ♪ ( あくまで笑顔である。申し訳なさそうな表情なんて一つもしてない。つまりは「似合う」と確信してるかr――げふっ )    [Wed 14 Nov 2007 23:14:40]
ルーア・リシア > 心臓、とめる、気――? ( 未だに動悸が治まらない胸に片手を当てて、じりっと一歩後ずさり。相手を見る表情は、わずかに迷惑そう。 ) ( ”道に迷ってました”巴の持ってきた魂を見る。 ) ( どうみても怯えてます。本当にありがとうございました。 ) ――巴。 ( ゆらり。冷たい視線で相手を射抜くように。生き生きとしたその顔めがけて。周りの魂たちも、ビビッて引いている。 ) わざわざありがとう。気をつけて帰ってね。 ( 半眼になって、一撃でぶったぎりに掛かった! ) [Wed 14 Nov 2007 23:04:31]
> うふふー。驚きました? ( にーっこり。相手が気まずそうにしていることが嬉しくて嬉しくてしょうがない。思いっきり相手の仕事の邪魔をしていることは毛頭わかっているのだが )  ――この子、道に迷ってました。 ( にっこり笑ってどうぞ。と右手に浮いた白い光を貴女に授けようと手を伸ばし )  先輩が昇進すると聞いてご挨拶とお祝いをしにきましたー。驚かせてごめんなさいー。 わたくし、巴って言いますー。 ( ふふふー。口に手を添えにっこり。凄い温度差だ。傍から見たらきっと凄いギャップなのだろうと思う。だって今手渡した白い光、ちょっと震えてたもん。天国にいけなかったらごめんね★ ) 恐がらせちゃった? ( どこか愉しそうに相手の顔を至近距離で覗き込もうと。フードから見えるであろう顔はも の す ご く 生き生きしている ) [Wed 14 Nov 2007 22:59:07]
ルーア・リシア > ( ウワァァァァァッ!! AA略 ) ――ひっ!? ( それはたとえるなら、気持ちよく寝ていたときに思い切り笑顔でボディプレスをかまされたときのような。たとえるなら、風呂上りのいい気持ちで牛乳を飲んでいたら、変な顔で笑わせられたときのような。こ の き ま ず さ。 ) ( それまでの思考を根こそぎ吹き飛ばされて、目を見開いたままの表情で、思い切り固まる。普段決して人に聞かせたくない恥ずかしい悲鳴が出てしまったことも、なお気まずくさせる。首から上だけ動かして、ぎ、ぎ、ぎ、と後ろを向く。相手に冷たい視線をおくりつつ。 ) どうして、あなたが―― ( ここに、いる? ) [Wed 14 Nov 2007 22:48:58]
気配 > ―――つかまえた ♪ ( にこー。 ) せーんぱい? ( 耳元にぼそり。低い声。愉しげに口端だけが笑む不気味な ) [Wed 14 Nov 2007 22:42:08]
気配 > ( その聖なる雰囲気の中に佇む白。それは黒と白をふんわり翻る。墓地の隅で立ち尽くすその姿は口端が不気味に上がるだけで双眸は見えず。 片手にふわりと浮かぶ光を浮かばせていた ) ……ほーら、…… ね?( 小さな声が愉しげにくすり。 ) はーやくしないとぉ……(ふふふ)  しまっちゃうよー しまっちゃうよー しまっちゃうよー ( ひっそり声で歌う気配は何処からか。コーラスを一人で )  どぅーあー――――♪ ( 歌を歌った後、そろーり――何処からともなくその気配は貴女の真後ろに。耳元にそっと囁く、その声 ) [Wed 14 Nov 2007 22:41:01]
ルーア・リシア > ( ルーアの周りには、現世での滞在期間を終えた魂たちが、死出の門へと旅立つために集まってきている。あるものは人魂の形をとって、うずまくように上空を駆け回り、またあるものは、生前の姿をとって、ルーアを囲むように見守っている。 ) さぁ、お逝きなさい―― ( そっと、鳥を空に放つように、両手をふわりと暗い夜空に投げ込む。魂たちは、一つ、また一つと光の尾になり、一直線に死出の森がある方角へと飛んでいく。 ) さぁ、あなたも――そっちの、あなたも。しっかり、送り届けるから。 ( こくり、と小さくうなずき、死者たちを安心させるように。 ) [Wed 14 Nov 2007 22:34:45]
お知らせ > 気配さんが入室されました。 『(そーっと見守る白い何か)』 [Wed 14 Nov 2007 22:30:59]
ルーア・リシア > ( 頬を凍てつかせる風は、もう秋ではなく冬のもの。明日にも霜が降りてきそうな寒い夜に、墓地の一角で青白い光が立ち上った。 ) 生き行き逝きて――たゆたう魂よ――現世より来たりて門をくぐり、遥かな来世へと還れ―― ( ぽつり、ぽつり、小さくもらす言葉は、透き通った歌にも似ていて。少女は胸の前で両手を合わせるような格好で、そっと輝く光を抱いている。体から立ち上る不可視の力で、黄色いツインテールが波立つように揺れている。立ち並ぶ墓標の海を照らす、灯台のように、その姿は闇の中で輝いていた。 ) [Wed 14 Nov 2007 22:23:49]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(魂送りの儀――)』 [Wed 14 Nov 2007 22:15:57]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『――疲れた。(いろんな意味で。)』 [Mon 12 Nov 2007 01:18:12]
お知らせ > アーク=フォースさんが帰りました。 『帰る時に思った、共同墓地に行くのをわすれたと…』 [Mon 12 Nov 2007 01:17:47]
ルーア・リシア > ( いまいち、わかっているのかいないのか、判断のつかない相手のリアクションに、再び首を傾げる。 ) 貴方は、すこし――危機感がなさすぎる。ここは生と死が交わる場所。住宅街や川辺とは、違うのだから。 ( 苦笑いを浮かべるその姿を見て、大丈夫かと心配になるが、ほかに言いようもなく。 ) 再会を喜んで話をしたいけれど、今は、私も仕事中。――今日は、貴方も帰ったほうがいい。 ( 今日のところは、仕方が無いので忠告とともに、アークを帰すことにした。スコップをもって、また穴を掘り始める。 ) [Mon 12 Nov 2007 01:12:54]
アーク=フォース > (自分の事が分かってもらえた様で、少し安心した模様である。) …あぁ…そうでしたね… (やっとこっちも、少し思い当たる節も有った様で小さく頷いた。) ホントなら、朝とか昼間がいいんですけどね…、そうですね…今度からは明り位は持ってきます (忠告されれば素直に従う。 此処はこの人達の領域であるのだし、一理ある。) 吸血鬼には…間違えられたくないですし、次からは…注意しときますね (苦笑い浮かべながら申し訳ないといった感じで、答える。) [Mon 12 Nov 2007 01:01:35]
ルーア・リシア > ( 相手の表情の変化から、なんとなしには、気持ちを察することはできる。どうやら不審者ではないようだ。そして名前を聞けば、ようやく思い至ったように、顔を上げて。 ) アーク。そう、――そう、だ。たしかに、いつだったか、川辺で。 ( ぽつり、ぽつり、つぶやくように。思い出す。知り合いならば、なお更言わなければならないことに思い至る。 ) アーク、久しぶり。でも、こんな時間にこんな場所へ、明かりも持たずにくるのは、よくない。 ( 相手を責めるのではなく、淡々と事実だけを伝えるように言葉を静かにつむぐ。 ) ここは、不死者も時々出るし、VHGが見回りに来る場所でも、あるから。明かりを持たずに夜遅くに歩いていると、吸血鬼と間違えられる。 ( 知り合いなればこそ、忠告はしなければいけない。 ) [Mon 12 Nov 2007 00:53:41]
アーク=フォース > (なんか困った様子の貴女見て悪いこと言ったかと思って、少し複雑そうな表情した。) …… (自分の名前、あぁ、名乗っていない事にいまさら気付いたアホが一人、サクっとやるのがいいかもしれません。) アーク=フォース…ですけど (ルーア・リシア、名前検索中、どうやら会った事はあるもようではっとした。) 海岸とかで会った事有りませんでしたっけ? (去年の事だろうか…今年の年明け近くくらいだったろうか、どれくらい前かは覚えていないもようで、少し考え中の模様である。) [Mon 12 Nov 2007 00:43:14]
ルーア・リシア > えぇ、っと―― ( 鸚鵡返しに短く言葉を返す青年を見つめて、ほんの少し、困ったように眉を寄せる。みたところ、この暗がりのなかで明かりを持ち歩いている様子も見られないし、時間が時間だ。しかし不審者と疑うにしては、会話から汲み取れる情報、印象が薄すぎる。 ) え? ごめんなさい。すこし、まって―― ( 会った事がある? この青年は、自分を知っている? 唐突につぶやかれた言葉に、どうしていいかわからず、すこし時間をもらうことに。合ったことがあるのなら――そうだ、名前だ。 ) 貴方の、名前――名前を聞けば、思い出せるかも、しれない。私はルーア・リシア。この名前に、覚えは? ( 自分の胸に片手を当てて、相手の答えを待つ。 ) [Mon 12 Nov 2007 00:35:16]
アーク=フォース > (聞こえた声について、独り言だと言われれば、小さく笑みを浮かべた。) そうですか、独り言…ですか (死者の弔い、自分はこういう事に付き合った事はないから分からない。 ただ、思うのは死んだ人への小さな、同情であろう。) 墓守って大変だけど…必要な人ですしね (貴女の顔を見つつ、少し記憶をさかのぼる、思い出しそうで思い出せない所に有る。) あの…何処かで会ったこととかありましたっけ? (そんな事を、ポツリと聞いた。) [Mon 12 Nov 2007 00:26:45]
ルーア・リシア > ――こんばんは。 ( わずかに、首を傾げる。正直なところ、最初この青年が何を言いたいのか、その糸がつかめなかったのだ。やがて、もう1度思考をめぐらせて、そっと言葉をつむぐ。 ) 私はずっと、ここで作業をしていたけれど――そういう声は、聞いていない。 ( ゆるやかに頭を横に振って、そしてこう付け加えた。 ) だから、もしあなたが聞いたとしたら、それはきっと私の独り言。 ( 揺れる明かりがもたらす、光と闇の境界で、青年の黒髪と紅色をたたえた瞳が、よく際立っていた。ただ、以前であったのがずいぶん前のことであるから、すぐに記憶が思い至らない。この青年の、あまりはっきりとした印象がなかったのである。 ) ちなみに誤解の無いように言っておくと、私の仕事は墓守として、”あれ”を弔うこと。 ( 顔を向けて示す先には、荷車に乗せられた、藁で包まれた遺体がひとつ。 ) [Mon 12 Nov 2007 00:18:19]
アーク=フォース > (墓地にない両親の墓の事を考えれば少しだけ、心は重いが、自分とて墓には入れないだろうとか思っている。) こんばんわ (誰? そう聞かれれば、近づきつつ言葉を返す。 僅かに明暗する紅い瞳と黒い髪に黒い膝ほどまであるコートの青年が立っている。) ここら辺で声が聞こえたと思ったんですけど、気のせいですかね? (そんな事を言いながら、お互いを確認できる距離まで来れば、とりあえずは立ち止まる。) [Mon 12 Nov 2007 00:08:44]
ルーア・リシア > ( 周りを囲むのは、墓標の群れ。最近では、新たに空いた区画を探すのにも、墓守が共有する手帳で場所を調べなければいけなくなっていた。ヴェイトスの街ができてからいく年。この墓地は、死者のむくろのほとんどを受け止めてきた。ふと、暗闇の中でこの場所の歴史を思う。そう思うことで、自分のくっだらない憤りを、ようやく沈めることができた。 ) ――ん、足音―― ( ゆっくりと、きびすを返して音のほうを向いた。足元で揺らめくカンテラの明かりを、蹴飛ばさないように気をつけながら。) ――だれ? ( まだ相手の顔まではよく見えない。とりあえずは、短く言葉をかけてみよう。 ) [Mon 12 Nov 2007 00:03:23]
足音 > (近づいてくる足音は割とはやめに、貴女の後方より接近してくる。) …… (聞こえた声が、少しだけ聞き覚えあったような気もした。 なんとなくそう感じたので歩いてきた。 貴女の後姿が見えれば、少し速度を落す。)  [Sun 11 Nov 2007 23:55:33]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 [Sun 11 Nov 2007 23:49:40]
ルーア・リシア > ( 憤りのあとに沸き上がるのは、脱力とむなしさだけ。ため息を吐いて肩を落とすと、また普段どおり、淡々とした作業に戻る。穴をほって、そこに死者を埋葬するのだ。 ) だいたい、子供たちが押したりするから、あのとき帽子が落ちて―― ( ブツブツ、ブツブツ。過ぎたことを気にするのもどうかと思うが、やりきれない思いはやっぱり残るわけで。土の匂いをかいで頭を落ち着かせる。あそこでモロに顔バレしてしまったのが、そもそもの失敗だった。当初の予定では、顔を晒さずに穏便に切り抜けるつもりだったわけだし。 ) [Sun 11 Nov 2007 23:47:14]
ルーア・リシア > ( 最近あらたに加わった、墓守に関するうわさその何十いくつ目か。――曰く、墓守の中には魔女の娘っこがいて、毎年ハロウィンになると、スコップを捨てて杖をとり、オバケたち相手にお菓子を配る。 ) ――言いふらしたやつは見つけださないと―― ( もいっかい、乱暴にスコップを地面に突き立てて、言葉を吐き出した。明らかな悪戯を含んだ情報の流布に、ちょっとだけ怒りマークを浮かべて憤るルーアちゃんなのであった。まる。 ) [Sun 11 Nov 2007 23:41:15]
ルーア・リシア > ( 曰く、墓守は夜な夜な墓地を周るふりをして、いたずらに死者を掘り起こし、その骨を集める。曰く、街で行方不明になった殺人鬼が、実は墓守として身を隠し、殺した相手を堂々と葬っている。曰く、とある墓守とかかわると、数日後に死ぬ。 ) ここまでは、いい――ただの子供じみた、都市伝説。 ( ざくり。スコップの先を地面に突き立てて、少女は作業の手を止めた。つぶやく口から漏れる吐息は、わずかに白い色を帯びて、夜風に消える。――寒くなってきた。 ) でも。 ( スコップの広がった刃の角を、ブーツのそこで思い切り踏みつけ、土にくいを打ち込むようにして地面を抉り取る。 ) なんで、よりによって。 ( いらいらしているために、無意識に声がでっかくなってきているのは、認めたくないから気づかないふりをするだけ。大丈夫、近くにはどうせ、だれもいやしない。 ) よりによって! [Sun 11 Nov 2007 23:36:44]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(墓守に関するうわさ――その1)』 [Sun 11 Nov 2007 23:28:18]
お知らせ > キュビエさんが退室されました。 『お菓子をくれてもいたずらするぞー♪(最悪な事を言いながら脳天気なタコ娘は墓地を後にしてー)』 [Thu 1 Nov 2007 00:46:50]
キュビエ > ボクも急いで買ったから高くついちゃったしなぁ…シーツお化けの方が安上がりだったかなぁとか(はむっと自分が貰った分のお菓子を一つ咥えながら)ボク? メイドじゃないよ…って…あー、ひょっとしてルーアがお尻触られたってこの人?(類友発言を受けたヴェルの言葉で思い至ったのは最悪な思い出し方とか)へへー、お菓子もらえるのは楽しいしさ(いたずらでも良かったのになんて笑って)むーり、むりむり、むっりでーす♪(憎たらしいくらいにこやかに忘れろと言う言葉を否定しやがりました) [Thu 1 Nov 2007 00:45:05]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『もう二度とやらない。(硬く誓いを立てたとさ。)』 [Thu 1 Nov 2007 00:43:14]
ルーア・リシア > ――キュビエはお菓子をくばる役じゃ、なかったの? ( 思い切り眉を寄せていぶかしんだりもしたが、結局諦めたように息を吐き、キュビエにチョコやクッキーのはいった小さい袋を渡してあげた。 ) 職業じゃなくて、性格的な、共通点――もういい、それは。 ( 最後まで説明する気力ももはや残ってはおらず、肩を落としてため息をつくばかり。 ) キュビエも、今日のことは忘れるように、いい? ( ジト目で釘さしとく。無駄だとしりつつも。 ) さぁ、ではゆこうー、こどもたちー。 ( 杖をくるくる振って、最後まで魔女を演じながら、えっちらおっちら子供たちを誘導して歩き出す。またらいねん――か。 ) [Thu 1 Nov 2007 00:42:58]
お知らせ > エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊さんが帰りました。 『ふと思い出す、蜂蜜色の髪。あの子も誰かにお菓子を貰っているのだろうか、と思いを馳せた。』 [Thu 1 Nov 2007 00:40:20]
エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊 > さあ、それではまいりましょうか。はぐれてはだめよ。はぐれた悪い子は、お化けやもののけがさらいにくるんですよ・・・・・(ナチュラルにこんなトークしか出来ない自分がちと情け無いような気がした。でもなんとなく楽しいハロウィンの夜) [Thu 1 Nov 2007 00:38:33]
エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊 > 今日街中の喧騒を見て、そういえばそんな日であったな・・・と思った次第です。突発的な・・・・というやつですね(無計画ここに極まると言う。貰ったキャンディをポケットにいそいそと仕舞いこんで)・・・あ、なるほど。それが有りましたか・・・・・・・迂闊でした。基本中の基本を忘れておりました・・・・・・(シーツお化けを忘れていた事にまたうなだれる。どうでも良い事である。本当に。しょうもない)残念ながらそれは無理な話です。(真顔にて即答す。しかも自分でも考えを挟む余地が無いほど反射的に。言った後で「何でこんなに高速反応してるんだろう私」といぶかしげな顔になった(ようにも見える)・・・・と言うと・・・この方もメイドを生業に?(確かに火とあたりは良さそうですが、と類友発言を変に解読す)・・・・言い訳すると傷口が余計開きますよ・・・・・・・・・とまあ、冗談はさておき・・・・ええ、そうですね。只でさえ夜の墓場は危険ですからね(からかう様に眼を細めていたが、子供を送る話になると真面目な顔つきになって頷いた。ハロウィンで墓地に行った帰りに何かあった、となればまた騒がしくなると思ったからだ。酷く利己的だがそれを恥じる気持ちは無かった) [Thu 1 Nov 2007 00:36:54]
キュビエ > うんうん、いいんじゃないかなぁ、ボクもわざわざ衣装とか揃えちゃったし(今月分のお小遣い使っちゃったよなんて、キャンディ籠に黒のマントに三角帽子に杖のタコ娘は元気良く杖を一振りしながら)はーい、悪戯でもいいかなーとか思ったり? あ、そーいえばルーアからはお菓子貰ってないなー?(自分の用意したキャンディを受け取ってもらえて嬉しそうに笑って、いぢわるくルーアの方を見たり)いきなり違ったのがきたからホントに出たのかと思っちゃった、ほら、それなら古いシーツをかぶってふらふらしてみるとかー(ゆうれい君とかさなんて)うんうん、ルーアがんばってたよねー♪(にまにま笑いながら、ルーアに促されれば頷いて)さあさ、おばけの時間はもう終わりー♪ 今はお眠りお化け達ー♪ また次の年に人間たちを脅かそうぞー♪(子供達に笑いかけながら、ルーアにはうんいいよーなんて頷いて) [Thu 1 Nov 2007 00:31:18]
ルーア・リシア > なら――気にしないついでに、今日見たことは全部忘れて。 ( こんな格好を見られるのが恥ずかしくて、それもからかいを生業としているような知り合い二人に目撃されたとあっては、もうどうしていいか言葉が見つからない。顔がほんのり赤いのは、決して夜風の冷たさのせいではないだろう。 ) ――類は友を呼ぶ。 ( 魔女と幽霊の二人を交互に見比べてから、ぼそっと毒を吐いた。 ) 見ての通り、今年は墓守たちが総出でハロウィンの催し物をすることになったから、私も――その――やれっていわれて、しかたなく。 ( 最後のほうはぼそぼそと、尻切れトンボのように小声になっていった。そしてヴェルの言葉に、今度こそ顔を真っ赤にしてうつむいたのであった。 ) う、うるさいっ! 世辞はいいから、ほら―― ( 照れ隠しに急いで帽子を目深にかぶりなおし、キャンディを抱えて子供たちを杖でさす。 ) さ、さぁ。おばけたーちーよー。もうたのしいじかんは、おわりなのーだー。家に帰り、ひとのすがたにもどり、ま、また――来年、この日に、おばけとなって、まちを、ね、ねり歩こうー……。 ( 正体がばれてすこし吹っ切れたのか、最後のほうの演技は多少ましにはなった。 ) 子供たちを家まで送るから、ヒマならつきあって。 ( もう日付も変わった頃だ。ここから先は、大人付き添いの帰り道。子供たちを安全に家まで帰してあげなくてはいけない。ヴェルとキュビエに、そっと話しかける。 ) [Thu 1 Nov 2007 00:26:50]
エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊 > ・・・・ルーアさんのように、仮装の下は知っている顔・・・・かと思いきや、全く存じぬ火とでした。初めまして。このような格好ですが・・・(しずしずとキュビエにお辞儀を一つ)・・・なるほど。共通の友人、というものですか・・・・・・あ、頂きます(そもそも人付き合いが殆ど無いので、中々新鮮な感覚だった。そしてキャンディ貰うとちょっと嬉しそうに眼を細めた)・・・・いえ、その・・・・仮装するのまでは知っておりましたが、良いものが思いつかなくて・・・・・(しかも言わばフリーター状態の自分。衣装をわざわざ買うわけにも行かず・・・という様々な理由によってこのヘンテコお化けが誕生した始末。そして少しうなだれるがうなだれると幽霊らしさ更にアップ(元々色が白いから余計お化け)でも・・・可愛いですよ。ルーアさん(ぼそ [Thu 1 Nov 2007 00:16:43]
キュビエ > (にまにまと、浴場で見せる笑みとか…一番近いのがネズミを見つけた猫の笑みかも知れず…どれもハロウィンから遠すぎる)ほらほら、気にしない気にしないお祭りなんだから、ね?(それまでの必死な様子のルーアの魔女っぷりを思い出して笑いを堪えながら…それも、すぐに本物の幽霊を見かけて(違います)思わず逃げの格好で)…あ、なんだ…ルーアの知り合いなんだ…びっくりしたぁ…だってさぁ(とりあえずルーアが平然としていれば大丈夫かなーなんて盾にしてたルーアから出てきて)うん、とりっくおあとりーと♪ ヴェルさん、だっけ?よろしくー、ボクはキュビエ。ルーアの友達ってところでー(友達で括って良いのかはともかくも、はい、なんて言ってキャンディを手渡そうかと) [Thu 1 Nov 2007 00:13:32]
ルーア・リシア > ( この、キュビエの笑み。あれは魔女の笑みじゃない。獲物を見つけた娼婦の目だ!(ひどいいいぐさ)とにかく、こうなってはもうどうにもならない。ならない――が―― ) みられた……ああぁ。 ( 地面にひざまづくような格好で、膝と肩をがっくりとおとし、うなだれた。悲観に暮れる暇も無く、キュビエに押し付けられた帽子とキャンディのかごを受け取って、立ち上がる。 ) ――かってにすれば? ( キュビエには、ぷいっとそっぽを向いて、そっけなく。ほんとうにいまさらだが。しかし、幽霊? いぶかしんで、眉をひそめる。 ) ちがう、あれは――ヴェル! って、キュビエも人を盾にするな。 ( バツが悪そうな顔で、ヴェルセリオスをみて。 ) トリックオアトリート、よ。それにしても、なんで和風の幽霊なの……。ハロウィンにでてくるのは、パプテスにちなんだオバケや魔女。 ( 後ろに隠れたキュビエを気にしつつ、困った顔でヴェルに話しかける。 ) [Thu 1 Nov 2007 00:06:59]
エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊 > ・・・・・・・あの、えっと・・・・・・トリック・・オア・・・・・トリート?(元気なほうの魔女の人が回避鼓動を取ったので、本当にこれでよかったのだろうかと自信が揺らぎ始めた。でも取りあえずトリックオアトリートと呟いてみる。しかし、手はそのままだ)・・・・・・それはそれとして・・・・・中々お似合いですよ。ルーアさん(三角布ちょい、と上げれば顔が良く見えるようになる。墓守の少女には見覚えのあるメイドの顔) [Wed 31 Oct 2007 23:58:32]
キュビエ > はいはーい、ボクの方はそんなに数ないから、あっちからももらってねー♪(なんて、こっちは個人で買ったもので、量自体はそんなに多くないから、墓守達の方を指差して…その瞬間に何やらおされちゃって落ちる帽子)…あ。(にやりんと、正体がわかれば笑みを大きくしちゃって)ねーね、一緒に配ろうよ? ね、同じ魔女なんだしさぁ、ね?(もんどーむよーと言わんばかりに落ちた帽子と一緒にルーアの手にキャンディ満載の小さな籠を押しつけて…子供達のターゲットになるがよひと言わんばかりで)はーいはーい、押さないで・・・ひうっ!? え、ちょっ…(何かほんとの幽霊いる、幽霊いるっとまさか大人の人がこんな祭りに参加してると思わなくて(※自分除く)トキノミヤコ幽霊からルーアを盾にしようかとっ) [Wed 31 Oct 2007 23:55:19]
エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊 > (暖かく見守りますよ。年頃の女の子だもの。そんな風にお洒落(?)しても良いじゃない。と思うので) [Wed 31 Oct 2007 23:51:55]
魔女の格好をした少女 > ――あ。 ( 呆然とした表情のまま、視線はキュビエのほうを向いたまま。あらわになったその姿は、いつものツインレールの結びを解き、ストレートにした黄色い髪の魔女っこコスプレルーアたん。全てが終わった瞬間であった。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:49:37]
魔女の格好をした少女 > ( いいからかえれっ!! なぜだかしらないが踏みとどまって一緒にお菓子を配り始めるキュビエに、心の中で全力の突込みを入れた死神でした。そうして、ルーアがキュビエの動向に気をとられている間に、いつの間にやら子供たちの群れがルーアのほうにも押し寄せ、てんやわんやでもみくちゃになってしまった。そして―― ) だ、だめ――そんなに、おすな、おさない、でっ!? ( ぐらぐら、ゆれて――帽子が――お ち た ! ! ) [Wed 31 Oct 2007 23:48:20]
エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊 > ・・・・・・・・・あれ、何か違っているような気がします・・・・・・します・・・・・・(幽霊がやるあのポーズのままなんか落ち着かない様子です(少し離れたところに居る)・・・・・・・・・あ、そうでした。トリックオアトリート・・・・・でしたっけ・・・・?((ポーズそのままでTAKE2。そして直ぐ尋ねる(誰に) [Wed 31 Oct 2007 23:47:29]
お知らせ > エプロンドレスを着たトキノミヤコ風幽霊さんが来ました。 『う、うらめし・・・・・・』 [Wed 31 Oct 2007 23:45:31]
魔女っ子コスプレ娘 > えー…、残念…せっかく、本職の人と配ろうかと思って買って来たのになぁ(どこをどう間違ったか墓守=ハロウィンと繋げた脳天気頭脳は不満そーにぶーぶー言いながら、お菓子袋からがばっと中身を掴んで)へっへー、いっただきー♪(「えー、ずるいよー」「そんなに持ってくの反則ー」なんて言われるのも気にせず強奪なんかして、どっちが子供だかわからないような状態で)はいはい、ボクからもあげるからさー、ね?(せっかく子供達さそって冷やかしにきたのにいないんじゃしょうがないなーと、とりあえず自分で用意した分のキャンディーはばらまいちゃおうと一緒になって配布しようと) [Wed 31 Oct 2007 23:44:47]
魔女の格好をした少女 > ふーはーはーはー。ここに、い、いるのはー、世にも悪阻、おそろしいー、おばけたちばーかーりー。その、よ、ようなもの、ものはー、ここには、いないのーだー。 ( 逃げたい。今すぐ目の前で能天気にはしゃぐこのタコ娘をどつき倒してから、全速力でこの場から逃げたい。しかし、墓守全員で企画した催し物であり、子供たちの笑顔の手前、そんな真似もできず。しかたがないので、うつむいたまま低い声をわざとだし、杖をもった腕を振ってお菓子袋をさすしかなかった。”意訳:いいからそれもってとっととかえれ! むしろかえってくださいおねがいします” ) おかしがー、ほしいーかー。まじょの、子よー。ならば、そのふーくろー、から。からー、もってゆくが、よいー。 ( 何で私はこんなことをしているのだろう。だんだん、恥ずかしさと情けなさで声が震えてきた。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:37:29]
魔女っ子コスプレ娘 > (自分が配る→自分がもらう) [Wed 31 Oct 2007 23:31:33]
魔女っ子コスプレ娘 > やぁっほー、やほやほー♪ ルーアいるー? お菓子配ったり手伝いにきたよー♪(にょろりんぱ、なんてそんな感じでマントの下からタコ触手を出してそれぞれにキャンディの入った小さな籠を抱えて、わーだのきゃーだの子供達の声と一緒にハロウィンのお祭りを楽しんで)あ、ボクにもちょーだい、お菓子ー。くれなきゃ悪戯するぞー♪(子供達に配る分と自分が配るのは別らしく子供達に紛れてキャンディを貰ったりしてる) [Wed 31 Oct 2007 23:30:27]
魔女の格好をした少女 > ( そして、両脇にスタンバイしていた墓守たちが、お菓子の入った袋を広げて、子供たちの前にでてくるのであった。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:27:37]
魔女の格好をした少女 > ( ヴェル、たすけて―― ) ( 心の、叫び。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:24:55]
魔女の格好をした少女 > ( 落ち着け、ルーア。素数を数えるのだ! 自分自身との孤独な戦いを続けるルーアは、なんとかして平静を保とうと必死だ。しかし! ) あ、あの、声は――!! ( 腹のそこから声を絞り出すように、けれど、すぐに思い直して片手で口をふさぐ。嫌な予感、というかこの声は間違いなくキュビエだ。こんな姿を見られるのは恥辱を通り越して死に等しい! なんとか、なんとかやり過ごさなければ。そう、何事も無く、お菓子を上げて、子供たちごとこのタコ娘を追いかえすのだ!きゅっと唇を結んで、とんがり帽子を目深にかぶり、わざと声を低くする。 ) ――よ、よよろしい。おばけた、たちよ――おま、えたちっ、のー。もとめる、ものはー……ここにある! マハリークマハーリタ、ヤンバラヤンヤンヤン! ( カンペに描いてある作り物の魔法の言葉を、逃げるように一気に読み上げる。うつむいたままで。歯を食いしばり、唇をきゅっと結び、少女は心のそこから思った。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:24:35]
魔女っ子コスプレ娘 > (そんな魔女ッ子の気持ちをまるっと無視して、魔女のマントにタコ触手を隠したコスプレ魔女は場所の雰囲気に似つかわしくない脳天気な声でさらに子供達を伴って現れて)お菓子をくれなきゃ、攻め落とすぞー♪ すすめーすすめーものどもー♪(まったく間違った事を好き勝手いいながらノリノリで魔女の杖を一振りして…やってるやってると本来のこの場に相応しくないにぎやかさを持ってきた) [Wed 31 Oct 2007 23:14:41]
お知らせ > 魔女っ子コスプレ娘さんが来ました。 『Trick or Treat!? お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー♪』 [Wed 31 Oct 2007 23:10:51]
魔女の格好をした少女 > ( さまざまなオバケ衣装に身を包んだ子供たちに囲まれて、たじろく魔女はとっても滑稽だった。恥ずかしさと緊張に耐えかねて右を見れば、吸血鬼のメイクをした墓守の同僚がクスクス笑っているし、左を見ればゾンビに扮した墓守が、なんでかしらないが満面の笑みで応援を飛ばしている。やめてほしい、ほんとやめて、おねがいだからやめてください。心が折れそうだった、というか、いっそ泣きたい。普段無表情な死神少女も、このときばかりは苦しい顔で平静を装っていた。 ) おかしがほしいか、お、おばけたちー! なら、ならばー、え、えと――となえよ、その、ことば、を―― ( 作り物の杖を天高く掲げて、うん、たしかそういう流れだと台本にはかいてあった、はず――視線をチラチラ動かしながら、子供たちの言葉を待つ。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:10:33]
魔女の格好をした少女 > ( ハロウィンの夜。子供たちはオバケや吸血鬼、あるいは魔女に似せた格好で仮装し、家を一軒一軒回っては、お菓子をねだる。『Trick or treat!!』おかしをくれなきゃいたずらするぞ! と、子供たちの甲高い声が、合唱となって街に響く。普段は不気味に静まり返っているこの墓地も今宵ばかりは青白い住人たちの力も借りて、おどろおどろしくもにぎやかな、カボチャの墓地へと姿を変えた。 ) え、と――お、おかしーがー、ほしいか、おばけたちよー。 ( 恥ずかしい。自分で言っててすんごいはずかしい。ほとんど棒読みに近いセリフも、ガッチガチに固まった体も、全部含めてもういっそ死にたい。 ) [Wed 31 Oct 2007 23:00:48]
魔女の格好をした少女 > ( 今宵、ヴェイトスの街はいつにもましてあかるく、にぎやかだった。街外れのこの墓地からでも、子供たちの楽しそうな笑い声や、騒ぎ声が聞こえてくる。街のあちこちでは、大人たちがそんな子供たちを迎えるために、独自のイベントや催し物を考えて、この日のためにと準備して来た。墓地の墓守たちも、墓地の入り口に仮設の家を建てて、さながら墓場のハロゥインとでも銘打って、子供たちを出迎えていた。 ) こ、こよいはー……月も、まあるく――怪しくか、かがやく夜。さぁ〜おばけたちよー、私のもとに、あつまっておいでー……合ってる? ( ちらちらと、手元のカンペを見ながら、魔女に扮した少女は、杖っぽいものをもってヘッタクソな演技をしていた。普段かかない冷や汗が、たれてきている。 ) [Wed 31 Oct 2007 22:55:36]
お知らせ > 魔女の格好をした少女さんが来ました。 『(お菓子をねだる子供たちは、街を練り歩き、その流れは墓地へも――)』 [Wed 31 Oct 2007 22:47:52]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(足音だけが、風に溶けて。)』 [Tue 30 Oct 2007 20:00:00]
ルーア・リシア > ( 以前は、そんなことさえ考えなかったのに。結局持ってきてしまった、頭の上の魔女帽子を脱いで、じっくりみてみる。似合うかどうかは疑問だが、少なくとも魔女ギルドの者が見れば、どういう反応を示すかは想像がつく。 ) 今を楽しめばいい、か。 ( 周りでどんちゃんさわぎを始める霊たちをおとなしくさせてから、ルーアは自宅に向けて歩き出す。ようは、魔女っぽい格好をしてまじょっぽいことをすればいいのだ。ただ、それだけをかんがえればいい。 ) やって、みる、か―― [Tue 30 Oct 2007 19:59:47]
ルーア・リシア > ( 一人になると、すぐに暗闇の中から、青白い住人たちが顔を出す。ハロウィンを前にはしゃいでいるところをみれば、生前彼らがクリスティア系の信仰をもっていたか、あるいは純粋に祭り好きであることが伺える。彼らは人影や人魂に姿を変えて、ルーアのまわりをぐるぐる飛び回るのだ。 ) あなたたちも、すこし落ち着いて。祭りはまだ始まっても居ないのに―― ( 自分もこれくらいのんきになれれば、あるいは――考えたことを、頭をふって打ち消した。結局のところ、仕事以外に人と接する顔を多く持たないのが、原因だ。 ) [Tue 30 Oct 2007 19:44:40]
ルーア・リシア > 時間を、ください。すこし――考えてきます。 ( 言葉が見つからなくて、その場に居づらくなって。いろんな視線を背中に感じながら、一人逃げるように集会の輪から離れた。勢いを日に日に強める北風に、ローブに包まれた身を晒す。 ) どうしたら、いいの――わからない。 ( 目を伏せて、カンテラの明かりを地面に向ける。 ) [Tue 30 Oct 2007 19:34:14]
ルーア・リシア > ( 彼らの言い分をまとめると。つまり普段から年頃の娘らしいことをする機会もないのだから、こんなときくらいハロウィンをたのしんでは、と。その申し出はうれしい。うれしいが、自分にはそういう催し物とかを楽しむ感覚がないのだ。戸惑いだけが、広がっていく。 ) [Tue 30 Oct 2007 19:23:51]
ルーア・リシア > ( 周りを見れば、他の墓守たちも、皆同じようにして、してやったりという笑顔を浮かべている。みんな、グルだ。眉間にしわを寄せて、すかさず反論するが―― ) 私が適任とは、思えません。それに、ハロウィンの騒ぎにかこつけて、墓地を荒らすものが毎年います。私はそちらの対処にまわったほうが―― ( 荒事を担当できる墓守は少ないのだから、といおうとしたら、突然何かを頭にかぶせられて、視界が真っ暗になった。うっとうしいと思いながらも、強引にそれを手で持って、持ち上げると――目の前に鏡を持ったおばさんの墓守が立っていて、その鏡に映ったのは、黒いとんがり帽子をかぶった自分だった。 ) いつのまに、こんなものを。 ( ジト目を向けて問い詰めるが、相手はそ知らぬ顔。普段そんなに話をするわけでもないのに、こういうときに限って。肩で息を吐き、諦めと共に脱力する。 ) [Tue 30 Oct 2007 19:06:39]
ルーア・リシア > ( いつもならひっそりと静まり返っている墓地だが、昼を過ぎた辺りから、にわかに騒がしくなっている。墓守たちや関係者があつまって、にぎやかに話をしているのだ。目立たない色のローブをまとった墓守たちのなかには、齢60をこえる者も多い。そんな彼らにとって、明日お菓子をねだりに来るであろう子供たちの顔を見るのは、年に一度の楽しみといった感じだ。ハロウィンに出すカボチャも無事収穫し終わり、長引いた雑談も、そろそろ終わりそうなころだった。 ) ――私が、魔女役? ( しわがれた顔の男性墓守は、しわくちゃの笑顔をルーアに向けて、確かにそういったのだ。 ) ハロウィンにちなんだ催し物をするとは、ききました。でも、それは―― ( あんまりにも、突然で、あんまりすぎる案だと思う。後ろから撃たれたような気分とは、きっとこのことだ。 ) [Tue 30 Oct 2007 18:58:35]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(ハロウィン前日――)』 [Tue 30 Oct 2007 18:49:32]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 [Tue 30 Oct 2007 14:14:42]
リゼル > ( 動かない足を無理に向けた。背後に影がある、この墓の持主。―気付かない振りで、歩き始めた。 ) ―――今度、お友達を探しに行こう かな。 ( くすくす、と微かに零れた笑い声。―ゆっくりと影から離れていった。 ) [Tue 30 Oct 2007 14:14:14]
リゼル > ( 花を手に取り、持ち上げた。少し力を篭めれば、ハラハラと破片に為って落ちていく。枯葉色の花。 ) ――、 ( 人間みたいだ、と思ッた。綺麗に一瞬だけ咲いて、後は枯れて朽ち果てて行く。…永遠に孤独に咲き続ける葉と、皆に愛されて一瞬だけ咲く花、どちらが幸せなんだろゥ。 ) ――――、 ( クシャリ、と音を立てて全ては粉々に落ちた。 ) ……帰ろう、 ( ぽつン、と一言。 ) [Tue 30 Oct 2007 14:11:30]
リゼル > ( 此処からでは影の表情も、見えない。伝わる感情、空気は怒りだったけれど。 ) …、 ( 少しだけ冷たい風が吹けば、其の影の姿はもう無く。―生きている者ではなかったンだ、と初めて気付いた。 )  ( 木の後から抜け出して、一歩ずつ其の影が居た墓に近寄る。…古い墓標。十字架。煤けて、書かれた名前はもう読めず。―朽ちて落ちた花だった物が、其処に在った。 ) [Tue 30 Oct 2007 14:04:43]
リゼル > ( カサリ、と音がした。墓標が並ぶ、其処から。立ち上がり木の後ろに身を隠す。―一般人の姿では無い、様に思える。 ) ……―墓守。…狩人。…それとも、やッぱり ただの人間? ( 問い掛けた言葉は風に乗って消えた。じィ、と見遣る視線。其の影は、誰かの墓標の前。 ) …、 ( 罪人が裁かれた後に入る、十字架の前。 ) [Tue 30 Oct 2007 13:59:23]
リゼル > ( はらり、と枯葉が一枚落ちた。頭の上に乗っかった葉を、手に取る。眺める。…そうして、また風に流す。そンな意味も無い事を先から繰り返していた。 ) ―――…何処に、行っちゃったのかな ァ。 ( 大事な人ほど会えなくなッて、離れていく。ひらり、とまた目の前に枯葉が落ちた。 ) (「殺さなきゃ、ずッと離れず傍に居れるかしら?」) ( ―「きっと無理ね。」) ( 頭の中で問い答える質問。―は、と一つ溜息零し、視線を再び空に上げた。―木が見える。葉が少しずつ無くなっていった、寂しい木の枝。 ) [Tue 30 Oct 2007 13:53:47]
リゼル > ( 墓標の群れから少し離れた、木の傍に。ぼンやり、空見上げる 子供が1人。 ) ………また、 ( 曇り空が視界に映る。―枯れ朽ちる季節がやって来るのだ。 …木に寄りかかりながら、足を抱えて身を小さくする。不意に流れる風が、冷たくて、悲しい。不思議な気分。 ) [Tue 30 Oct 2007 13:47:39]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Tue 30 Oct 2007 13:44:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(私は、何に、憤っているのだろう。)』 [Sat 27 Oct 2007 01:35:29]
ルーア・リシア > ( 縄をナイフで切って、痩せて軽くなった男の死体を静かに下ろす。その手つきも、すっ買いなれたものだ。墓守としての自分。死神としての自分。それから――快楽におぼれていく自分。みんな、自分なのだ。どれが偽りで、どれが正しいということは、ないはずだ。仕事は仕事。プライベートはプライベート。そう、割り切っていたはずなのに。 ) そうやって、いつまでもわめいていればいい。人生を投げた責任の重さだけは、死んでもなお、残るのだから。 ( 死体を荷車に載せて、静かに付け加える。霊は相変わらず、嘆いたり憤ったり、感情をむき出しにしたままだ。嗅ぎなれたはずの死のにおいに、眉を寄せて、荷車を押す。ぎぃ、っと木のきしむ音がして、すぐに北からふく風にかき消された。 ) [Sat 27 Oct 2007 01:35:10]
ルーア・リシア > ( ――馬鹿なことをしたものだ。そう心の隅で、一瞬たりとも思った自分が、わからなくなっていた。のどに力が入り、体に熱が篭る。すでに、男のわめき声は、耳に届いては居なかった。単にうるさいだけの雑音。それが、妙に頭を引っかくのだ。――うっとうしい。 ) あなたの肉体は、丁重に葬るから――しばらくは、この墓地でゆっくり考えるといい。自分のしたことを――二度とその手に戻らないものの事を―― ( それは、死神が使う決まり文句ではなく。自分の口から漏れた、自然な言葉。死にたくない、助けてくれ、となおも繰り返す霊を無視して、死体をおろす作業に入った。なぜ、あんな事をいったのだろう。言わなくてもよかった。いうつもりなど、なかったのに。 ) [Sat 27 Oct 2007 01:25:12]
ルーア・リシア > ( 相手の霊は――案の定、きいちゃいない。こちらの言い分などお構い無しに、生にすがりつく言葉をわめき散らすだけ。見苦しい、顔をしかめる死神も居る。そういう姿をあざ笑う死神も居る。ルーアは―― ) あなたには、四十九日の猶予が与えられる。その間に自身を見つめなおし、行いを振り返り、死出の門へと向かう心の準備を済ますこと。 ( 何の感慨もない。眉一つ動かすことなく、淡々と必要な言葉を連ねていくだけ。頭の中では、もうすでにこの死体を木から下ろす手順と、埋める場所の思案が始まっている。迅速に、正確に。それが、仕事だ。――仕事、なのだ。気がつくと、唇の端をきゅっと締めていた。 ) [Sat 27 Oct 2007 01:14:32]
ルーア・リシア > ( 自殺したのだ、この男は。靴も履いていない、汚れた素足から察するに、貧民層――それも、極最近落ちぶれたものにみえる。感情のままに荒れ狂う言葉を吐き出す霊と対話しつつも、ルーアは死体をしっかり見ていた。長年、貧しい生活をしていたものなら、ここまで真新しい傷や豆など、できないだろう。そういう生前の様子を思ってみても、かわいそうだとか、哀れむとか、そういった感情も浮かんではこない。ただありのまま、事実を受け止める。それだけで―― ) あなたのように、死んだことに気づかない、認めたくないという霊は、大勢居る。でも、そのままでは、感情の乱れのままに、いずれ悪霊になる。 ( ぽつり、ぽつり、いつものように、死神の言葉を口にする。時と場合によって言い方は多少異なるものの、すっかり言い慣れたうたい文句であった。事務的に、速やかに、ことを処理する。死神としての、自分―― ) [Sat 27 Oct 2007 01:06:16]
ルーア・リシア > ( 墓標の群れから、少し外れた場所にある枯木。ルーアも含め、墓守たちが交代で藁を巻き、冬備えを済ませたその木で、男が首をつっていた。発見したのは、他でもないこの少女だ。男はすでに事切れていた。やせ細って骨と皮が目立つ小柄な体が、風でわずかに揺れている。ルーアの視線は、吊られた遺体の足の辺りにぼうっと浮かび上がる、青白い影に向けられていた。 ) あなたは、もう死んでいる。だから、その望みはかなわない。 ( 『痛い、苦しい!』中年の男性の、青白い影が揺れた。『助けてくれ、お願いだ。死にたくない。死ぬのは嫌だ!』絞り出すような声で、何度も、何度も、壊れたように、繰り返す。 ) [Sat 27 Oct 2007 00:56:43]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『――それは、無理。(淡々とした声音でつむぐ。)』 [Sat 27 Oct 2007 00:46:53]
お知らせ > レイドさんが退室されました。 『バイバイ♪(おもしろそうな単語を聞けばすぐさま戻るだろう。笑顔で。)』 [Thu 25 Oct 2007 01:28:07]
お知らせ > シャナさんが帰りました。 『…テロリスト集団なんかには、特にな。 (聞こえるか否か、そんな事を付け加えて。)』 [Thu 25 Oct 2007 01:27:01]
シャナ > …確かに。 (この身で重要なのは敵か味方か――。そんな風に考えるようになっては人間として駄目かもしれないが。) 鍛えなくとも、軽い運動をする場所としても最適だ。行ってみるのも悪くないんじゃないか。 (そもそも最近少女も素振り程度しかしていない、特にこれといって訓練しなければならないという場所でもないらしい。) それがいい。 (命を預ける、か…重い言葉だ。そう思えば相手から応援らしきものをされたようだ。) …気長にな。 (人間誰しも好き嫌いはある。だから別に突っ込む気もない。) そうか、気をつけてな。 (この時間帯はどこであれ物騒だ、と付け加え自らも背を翻しその場から立ち去っていくだろう。) [Thu 25 Oct 2007 01:26:05]
レイド > まぁ、そんなこと分かってもあんまり意味はないんじゃない?種族ってのはそういうものでしょ?(自分達だって天使のことが理解できないし、時に人間も理解できなくなる。種族の間の相違、というものなのかもしれない。)鍛錬所、かぁ・・・。一度足を運んでみるのもおもしろそうかも♪(行けばボコボコにされるだろう。ただでさえ非力なのだ・・・。要するにヘタレ・・・。)帰ってすぐに手入れするよ。命を預けてる大事な親友だからね。(ぱたん、と蓋を閉じればそ、とバロンの帽子を撫でた。)・・・鍛錬、がんばってね。自分を鍛えることはとても重要なことだろうし。・・・僕は好きじゃないけど。(堕落した性格は悪魔そのものだ。)さて、そろそろ戻るよ。・・・仲間も心配・・・してないか。あの面子じゃ。(ハハハ、と笑いつつ、人形を立ち上がらせて自分とカバンを両脇に抱えさせる。) [Thu 25 Oct 2007 01:21:09]
シャナ > そういうものか…人間の私にはわかりそうにない。 (本当によく判っていないのか、軽く首を傾げてみようか。) 鍛錬所で無料で借りられるし、下手に買う必要はない。 (壊れて買いなおしてばかりでは修理費も大変な事になる。) なら早めに直しておくべきじゃない?壊れてからじゃ遅い。 (機械関係の事はあまり詳しくはないが、問題があるようなら早めに手を打っておくべきだろうという事だけは判ったらしい。) …私も戻ったら鍛錬を続けないと。 (そういえば、すっかり忘れていた。そろそろ戻らねばなるまい。) [Thu 25 Oct 2007 01:12:38]
レイド > 君よりは長く生きてるかと。・・・それでもまだまだガキな方さ。(父親や母親や、自分よりも上位のものは相当長く生きている。百年そこらで長生きなどという部類には入らない。)借り物?てっきり自前で用意しているものかと思ってた。(練習用の木刀を振り返って見やりつつそんなことを。)ん〜・・・問題はあるといえばあるね。・・・歯車がかけてきてるし、油も少し乾いてきてる。周りが遅いと動作も鈍くなるし・・・帰ったらちょっと手入れかな。(他にはないだろうかと入念にチェックを行った。) [Thu 25 Oct 2007 01:05:26]
シャナ > そう、一応経歴持ちというわけか。 (そこまで言うのだから、先程の言葉に嘘はないのだろう。長く付き合っていれば尚更の事。) その剣…?この木刀は借り物だけど…。 (錬金剣の事を言っているならば今は自宅に置いてある。可変体のものだとでも思ったのだろうか。) 何か問題? (急に人型の胸辺りを開いたかと思えば何かを調べてる様子に気づけば問うだろうか。) [Thu 25 Oct 2007 00:53:40]
レイド > 大きく出るも何も、昔からいろんなことあったからねぇ。それを全部見てるバロンは、言わば生き証人でもあるってわけさ。(故に男にとって見れば大きく出るも何も、それが最適の評価だと心のそこから思っているのだろう。おそらくは命の次に大切なものかもしれない。)ミス・スバルももちろん、その剣を大切にしてるんだよね?・・・っていうより傭兵が相棒を大切にしてないなんて話聞いたこと無いけど。(少しバロンの調子を確かめようとして胸辺りを開き、歯車の調子などを見始めた。) [Thu 25 Oct 2007 00:43:46]
シャナ > …そうであればいい。 (それならば、こちらはこちらで安心して戦える。出来る限り安らかに眠っている方がよい。) 随分と大きく出たな…だが相棒がいるというのは良い事だろう。大切にしてやれ。 (武器が相棒である冒険者達と同じく、彼の場合もまた掛替えのない存在だという事だろう。ならば変に問う必要もあるまい、それで十分だ。) [Thu 25 Oct 2007 00:36:08]
レイド > そう。安らかに眠っているか、はたまた向こうで楽しくやってるか・・・。ともあれ、冥福を祈るよ。(胸に手を当ててそう答えよう。・・・どこかこっけいなようにも見えるが。詳細についてはそれ以上は聞かない。聞く必要がない、と判断したのだろうか。)バロン伯爵。僕のパートナーであり、親友であり、ボディーガードであり、またご先祖様でもある存在さ。(簡単に人形のことを紹介した。・・・求めている内容といささか違うような気もするだろうが。) [Thu 25 Oct 2007 00:31:23]
シャナ > ――成る程。 (悪魔だったのか、と改めて相手を見る。最初に会った頃は全く気づけなかったが。) 肉親。 (一言で返答を返す。単純に変な詮索をされたくないだけなのだろうが。) …ていうよりも、それは何? (先程異常なまでの跳躍能力を持っていた、人形のような人型が近くへ座ればそういう問いを投げかけるだろう。) [Thu 25 Oct 2007 00:20:02]
レイド > 悪魔が墓場で踊ってちゃおかしいかい?(悪ふざけの笑みを浮かべてとりとめのないことを呟く。糸をくい、と動かしつつ、人形を近くへと座らせた。)・・・友達か誰かかい?(目の前の墓石を見やりつつ聞いてみた。) [Thu 25 Oct 2007 00:15:22]
お知らせ > レイドさんが入室されました。 [Thu 25 Oct 2007 00:12:41]
シャナ > (内心苦笑していた。自分の口から、例え詩だとしてもこんな言葉がいくらでも出てくるとは…。 歌とはすごいものだ。 尤も、これが歌と言えるかどうかは別の話である。) Looking on nothing but now. Toward that if everything ends.  『今はただ、傍観を。全てが終われば、そちらに向かいます。』 (全て。そう、確かにこれは少女の一生涯を掛けた物。いつ終わるかどうかは判らない、長い長い戦い。) And, dedicate the success some time. 『そして成功を、いつか必ず捧げましょう。』 (空へと視線を上げる、そして、) It multiplies by this life received from you――. 『あなた達から授かったこの生命に掛けて。』 (詩は、終わりを告げる。少女はしばし空を見上げたまま動こうとしない、夜空は雲のない綺麗なものだ。 ――そこへ、何やら甲高い笑い声のような機械音のようなものが背後から聞こえてくる。 ――、煩いな…。 墓場でこんな大騒ぎをしてる奴はどこのどいつだ――そうとでも言わんばかりに背後へと振り返りその者を睨みつけるだろうか。) ……、ん? (随分と妙な跳躍能力だなと思えば、目の前でそれは止まる。そして、腕から何者かが降り立てば少女も把握するだろう。) …こんばんは、一体何の騒ぎ? [Thu 25 Oct 2007 00:04:03]
レイド > (あなたが音に気づき、少し後ろに振り向くならば、遠くから大きく跳ねつつ近づいてくる影が見えるだろう。・・・人とは思えない跳躍力を兼ね備えているが、その形状は人型で・・・。それが抱えるのは人とカバン。・・・それが降り立つのはあなたのすぐ後ろ。)・・・。(がしょん、と最後の音を立てて降り立つ。腕にいた男は地面に降り立ち、あなたに気づけば少し気まずそう。練習しているところを見つかったかもしれないから。・・・とりあえずその男はこのような音を出すだろう。)・・・こんばんは。(と。) [Wed 24 Oct 2007 23:59:29]
お知らせ > レイドさんが入室されました。 『甲高い笑い声、続くバネの音・・・』 [Wed 24 Oct 2007 23:55:29]
シャナ > (少女は、鍛錬所に行く前にここに寄ろうと思っただけに過ぎない。そう言うのもここ最近ろくに挨拶にも来ていなかったから、というのもある。わざわざ詩まで用意してきたのは、聞こえなくとも自分の現状を心置きなく言う為。歌に感情混入がしにくいのか、またはただ単に歌いたいだけなのか――少女には恐らく半分半分と言った所か。) To our regret, I cannot go to that still. 『残念ながら、私はまだそちらに行く事は出来ません。』 (尤も、すぐにそっちに行くなどというような発言を墓地の前でする輩も少ないのだろうが。) There is a thing that should still be accomplished――. 『まだ成し遂げねばならないものがあります――。』 (小さな間が開く。こういうタイミングで風が吹き付けて来れば少女の髪が乱れ、気分的には非難されているような感じではあるが…ここで止めるという気は起きなかった。) Please this is a road in sad that I chose. 『どうか悲しまないで、これは私の選んだ道なのです。』 [Wed 24 Oct 2007 23:45:21]
シャナ > (一つの墓の前、少女が一人立ち何かを喋っている。歌とは、違う。) I haven't seen you for a long time. 『お久しぶりです。』 (英語での挨拶。少女にとって唯一の肉親が、ここで眠っている。しかし、どこか歌のように淡々と、或いは歌という意識を篭めたような喋り方だ。) Mother and father. How are you? 『お母様、お父様。お元気ですか?』 (それに対しての返事はない。しかし誰もが、そんな事を気にして元気ですかなどと聞きはしないだろう。何せ相手は天の上だ、聞こえているとも少女も思っていない。) ――、I am doing energetically. 『私は、元気でやってます。』 [Wed 24 Oct 2007 23:37:58]
お知らせ > シャナさんが来ました。 『――Good evening. 『こんばんは。』』 [Wed 24 Oct 2007 23:32:50]
お知らせ > アーディンさんが帰りました。 『(貴婦人は去った後もまだ墓の前に居た。暫くしてから、嗚咽の声が墓場に聞こえ始める。)』 [Wed 24 Oct 2007 00:29:10]
アーディン > ( さて、どうしたものか。 ミザリーちゃんのあの案が成功する可能性は高い。 あとはその策を上手く実行できる瞬間を待つだけ。 )  ……それだというのに期限を無理矢理決めてくれちゃってさ。 全く困ったな。 ( ―――準備を急ぐとしようか。 ) [Wed 24 Oct 2007 00:21:25]
アーディン > ( 『私が聞きたいのはそんなお為ごかしの言葉ではありません。何時それが叶うかという明確な時期を聞いているのです。』 ) ( ―――まったく五月蝿い。 お為ごかしというのを理解しているのなら、素直にそれで理解したフリでもしていてくれ。 コッチだって以前程やりやすくないんだ。 ) ―――二週間。 どれ程遅くなったとしても、その時期にはまた連絡をさせて頂きます。 ( 理想としては月が変わる前に仕留めたい。 しかし今の状況でどう転ぶかは不鮮明だから、下手な言葉を口に出すわけにはいかない。 )( 『―――その言葉を今は信じましょう。』 )  ありがとうございます。 それでは私はこれで。 ―――そうそう、最近では狩人の動きも活発になっていると聞きます。 ご注意ください。 ( 不信感を持たれ始めているか。 それもまあ仕方が無い。 )( 自分達の存在を漏らさぬようにそれとなく釘を刺しながら、夫の墓の前に未だ立ち続ける貴婦人に別れの言葉を告げて、出口へと歩き始める。 ) [Wed 24 Oct 2007 00:07:00]
アーディン > ( だからもう少し落ち着いてくれ。 物騒な言葉を他人に聞かれてしまうと非常に困る。 ) 勿論ですともミセス。 必ず私たちは貴女の願いを叶えるでしょう。 ですがそれは今すぐにではなく―― ( 『…余りふざけないで下さる?これ以上遅れるのはもう決して許しません。これは依頼人としての命令です。』 )( 言葉の途中で遮ると、強く静かな命令口調で断言する。 ) ――――了解しました。 次に連絡をする時は、今度こそあなたにとって良い知らせをお持ちしましょう。 ( これは組織にとっての信用問題にも関わる。 此方としてもリシェから手を引くわけにはいかない――― ) [Tue 23 Oct 2007 23:47:36]
アーディン > ( その貴婦人の様子に忌々しげに心の中で舌打ちを零す。 やはり以前の芸能横丁の時のような人前で出会うことを避けたのは正解か。 これでは目立ちすぎる。 )  ―――私たちの組織も万全ではありません。 そして尚且つ強い警戒心を相手に持たれ始めてしまいました。 これでは確実に仕留めるのは難しい。 ( 本来ならば依頼人と出会うのは最低限に抑える。 しかし今回は此方の不幸も重なって、予定が大幅に遅れてしまっている。 だからこうして事情を説明して納得してもらう為に出会うのは仕方の無いこと。 )( 『それでも仕事をこなすのが貴方がたの役割でしょうに!!』 ) [Tue 23 Oct 2007 23:30:55]
アーディン > ( 黒い喪服を着た貴婦人は声を震わせた。 男はその言葉に表情を暗くすると、奥歯を噛み締めながら答える。 ) はい。 仰る通りです。 いまだに貴女の望みを果たすことは出来ていません。 ( 『それが解っているのなら何故!?』 )( ヒステリックな女性の叫びが墓地に響く。 ) [Tue 23 Oct 2007 23:14:33]
アーディン > (ゴメンなさい。本当にゴメンなさい。空気が読めない子でゴメンなさい。全力で土下座中。) ( とある墓の前に居るのは、年を重ねてはいるが気品は失っていない貴婦人と、大した特徴の無い中年の男。 そしてその墓碑に刻まれている名前は彼女の夫。 ) [Tue 23 Oct 2007 23:05:19]
お知らせ > ミカド@七人の鍛冶屋さんが帰りました。 『(墓場の隅っこへ移動中)』 [Tue 23 Oct 2007 22:58:50]
ミカド@七人の鍛冶屋 > ……君の螺旋状のフォルムは、今も僕の目の裏に焼きついているよ。(冷たい風が吹きすさぶ墓場――その隅っこで、赤いコートに、羽帽子を目深に被った、パピヨンマスクの男は、一人で独白す) [Tue 23 Oct 2007 22:57:46]
お知らせ > アーディンさんが入室されました。 『(墓碑の前に佇む男女)』 [Tue 23 Oct 2007 22:56:06]
お知らせ > ミカド@七人の鍛冶屋さんが来ました。 『―――ドリマル。』 [Tue 23 Oct 2007 22:55:24]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(お菓子をあげてもあげなくても、この魂たちはいたずらする気まんまんみたい。)』 [Mon 22 Oct 2007 21:01:41]
ルーア・リシア > ( 幽霊が近くにいることの肌寒さよりも、今このときにも力強く頬を打つ北風のほうが、よほど冷たかった。乱れてはためくツインテールがうっとうしくて、手で軽く押さえてみたり。――ソレもたいした効果はない。 ) ともあれ、墓荒しならぬ畑荒しは、今のところ無し、と。 ( ハロウィン当日まで、カボチャたちを交代で守るのも、墓守たちの役目の一つになっていた。地方村などで取れたカボチャのほうが、味もいいに決まっている。でも、こっちはなんといっても、墓地で取れたカボチャだ。 ) 物好きの心を煽るには、墓地のカボチャも結構有効なんだって―― ( あいも変わらず、せわしなく周りを飛び回る魂たちに語りかけ、小さく笑った。 ) [Mon 22 Oct 2007 20:58:16]
ルーア・リシア > あと、ここに魔女がいればおもしろいんだけど。 ( けれどもあいにく、ここにいるのは箒を持った魔女ではなく、感情が表に出にくい死神兼墓守の娘である。どこか遠慮がちに周りを飛び回る霊魂たちを見て、目を細めた。 ) ――大丈夫、ハロウィンまでは、待つから――あちらに送るのは、それからでも遅くはないし。 ( その言葉を聴けば、魂たちは一転、喜びの舞で宙を飛び回りだす。それをみて、ルーアはやれやれとあきれながらも、悪い気持ちにはならないのだった。 ) ここの死人は陽気なのが多いって、ほんとね―― [Mon 22 Oct 2007 20:47:49]
ルーア・リシア > ( あと数日で、ハロゥインだ。このおばけカボチャのほかにも、畑には普通のサイズのカボチャもある。墓地にカボチャなんて、まさしく絵本にでてくるハロウィンの図そのもので、なんだかおかしくて、口元が緩む。当日はオバケに扮した子供たちが、街を練り歩くだろう。 ) でも、大人のみなさま、ご用心。 ( あつまってくる気配に、耳を澄ませ、ゆっくり立ち上がる。 ) 本物のおばけも、混じってくるから―― ( 虚空へと瞳を向けて、淡白な声音を漏らす。 ) はしゃぐのものいいけれど、はしゃぎすぎて消滅させられないように、ね。 ( 青い人魂たちに、かるーい忠告。彼らが近くにいるときの肌寒さにも、もうなれた。 ) [Mon 22 Oct 2007 20:40:32]
ルーア・リシア > これはまた、よく成長したものね―― ( 足元に実った極大のカボチャを、無表情で見下ろし、つぶやく。べつにカボチャも魔物がでたわけじゃないけれど、墓地の空きスペースでこういうものを栽培していれば、夜に見て驚く人間も居るだろう。ランタンの明かりを地面において、ルーアはしゃがみこんだ。 ) ハロウィンに出るには、お前は適役だね。 ( 直径80cmほどもある、立派なカボチャを、ぺしぺしと叩いて、音を確かめる。 ) [Mon 22 Oct 2007 20:24:02]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(オバケかぼちゃと、にらめっこ――)』 [Mon 22 Oct 2007 20:18:29]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが帰りました。 『私はただ、やりたい事をやっているだけですよ』 [Thu 18 Oct 2007 01:33:30]
ヴェルセリオス > ・・・なるほど。そういえばそうでしたね。・・・・・そうか。死神も十分人間から石を投げられる可能性がありますね。(冷静にそんな事を考え始めた。勿論、そんな事を考えても特に意味は無い)それは、お互い様ですよ。誰かを想うのは、人間だけと限ったわけでは有りませんし、ね。・・・・・・あら、それは失礼。・・・・なるほど。障子紙の張替えのように繊細に・・・ですね。樹なので多少ハードでも大丈夫かと想って織りましたが、奥が深い・・・・・ [Thu 18 Oct 2007 01:32:56]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(ありがとう、ヴェル――)』 [Thu 18 Oct 2007 01:27:34]
ルーア・リシア > 難儀なものね、貴女も。私も例外ではないけれど。 (ここが落ち着くのは、ルーアも同じ。そしてヴェルも己も、正しく人外である。) ううん、心配してくれて――その、ありがとう。 (どうにも、素直にお礼がいえないのは性格のせいか。わずかに頬が赤くなったのは、なにも寒さのためだけではあるまい。) あ、そんなに強くしたら、だめ。藁の厚みを、均等にして、こう―― (やや強引に作業に参加するヴェルセリオスに、作業の手ほどきをする。寒さが気にならないわけではない。それでも、ヴェルセリオスがここに来てくれたことで、心は温まった。そうして、メイドと墓守という奇妙な組み合わせのふたりで、作業は続くのだった。) [Thu 18 Oct 2007 01:27:21]
ヴェルセリオス > ・・・困ったものですね。こんなに落ち着く場所は早々ないというのに・・・・訪れる時は、十分注意することにしましょう。貴方の気遣いを無駄にしないためにも(脱いだエプロンをクルクルとコンパクトにまとめて脇に抱えた。そして闇を見通す眼はルーアの表情の変化もはっきりとらえた。でも今は、その変化を見て愉しむだけにとどめて)ご自分で寒さや辛さを感じられないのでしたら大丈夫ですね。余計な心配でした(――――よかった。そんな一言を小さく呟いて、そっと眼を閉じながら静かに頷いて)それは無理な相談ですね。ええ。・・・・・なるほど。もう少しですね・・・・では私もお手伝いさせてもらいますよ(返答も待たずに、藁を撒く作業を手伝い始める。少々強引といえば強引だけど、傍で作業を只見ているだけなんてことは性格上できなかったから) [Thu 18 Oct 2007 01:15:49]
ルーア・リシア > あのときに比べて数は減った。でも、巡回は続いている。ここは、生者と死者が交わる場所だから。狩人たちもそこは意識しているのだと、おもう。 (ぽつり、ぽつり、つむぐ言葉の糸。だが、感謝の気持ちを聞けば、その糸もほつれて、心と一緒にわずかに乱れる。恥ずかしい、という気持ち。) 冬は、厚手のローブを着るから、平気。あとは、手袋も。元々、作業に厚手の服は、邪魔だから。 (小さく笑って、肩をすくめる。こそばゆいというのだろうか。照れ隠しにもならないしぐさで、頬をかく。) ん――そんなに、みるな。ありがとう。今、枯木に藁を巻いているところ、なの。あと残っているのは、ここと、ここと、それから、ここ。 (ヴェルの前で墓場の地図を広げて、木の位置をしめす。) [Thu 18 Oct 2007 01:08:46]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 [Thu 18 Oct 2007 01:05:51]
ヴェルセリオス > ・・・ああ、なるほど。そういえば一時期ここにはそんな人がずいぶん屯していたんでしたね・・・・・・あの時の手紙、感謝してますよ。(昔の事を思い出すように、静かに眼を閉じて――――そっと眼を開いて、頭を軽く下げた)・・・ふむ、なるほど。それは一理ありますね。ではこうしましょう(言うや否や、エプロンとヘッドドレスをするすると脱いで畳んだ。そうなると残るのは、深い藍色の長袖裾長ワンピースを着た女が一人。)いえ、お洒落ではなく、寒いこの先の季節に身体を壊さないか。そういう事です(今ローブの下を覗いたわけじゃないけど、以前はそんなに温かい格好ではなかったから)・・・・・・・ええ。久々に貴方に合いに来ました。お仕事がまだ残っているようでしたら手伝いますよ(そんな恥かしがる様子を目にして、楽しそうに一層ぢー、と視線を送りながらの返答一つ) [Thu 18 Oct 2007 00:54:49]
ルーア・リシア > (じーっとみられて、恥ずかしそうに視線をそらす。そういう風にみられるのには、まだなれていないのだ。) それで? メイドさんがたった一人、こんな夜中にわざわざお墓参りにきたわけじゃないでしょう? [Thu 18 Oct 2007 00:51:07]
ルーア・リシア > そうね。でも、気をつけないと。さらうまでもなく、貴女の胸に銀の剣をつきたてようとする人たちも、ここには大勢来るのだから。 (ほんのわずか、表情に影を作って、息を吐くように言葉をつむぐ。) 墓場にメイドは似合わない。ここでもし狩人に目をつけられたら、私は貴女をかばってあげられない。 (淡々とつむぐことばは、けれど少女なりの心配の気持ち。ヴェルセリオスに対する思いの表れ。) 私は、いいの。墓守が着飾る必要は、ないでしょう? そういうことにも、私は疎いし。 (おしゃれに興味はあっても、結局頭の中で優先されるのは仕事。だからこうして地味な格好のままでいる。) [Thu 18 Oct 2007 00:49:07]
ヴェルセリオス > ・・・ええ、お久しぶりですね。ルーアさんもお変わりないようで何より・・・・・悪い人ですか?さらわれるのは昔から、もう少し小さくてかわいい女子と相場が決まってますから大丈夫ですよ(くすくす、といたずらに眼を細めて笑みを浮かべた。)・・・・ああ、実は同じデザインですが夏服と冬服があるんですよ。まあ、それ以前に――――身体の事情のほうが大きいですけどね(人間とは大分事情が違うので、得な事も無いわけではない。勿論不便な事も。)・・・同じ格好なのはルーアさんも一緒のような気がしますが(じー、とルーアの格好を眺めながら呟いた。そして私服はあるけどほぼ袖を通さないのでないも同然でした) [Thu 18 Oct 2007 00:41:17]
ルーア・リシア > ヴェル―― (灯りで顔が見える距離まで近づけば、変化の少ないルーアの表情に、ほんのわずか、驚きの色が混じる。視線の先には、いつもメイド服。墓場には、つくづく似つかわしくないと思う。) えぇ、久しぶり。ヴェルも変わりないみたいで――少し、安心した。 (こくりと小さくうなずくと、口の端を緩めて短い挨拶を返した。相手の姿を観察するように眺めて、また口を開く。) こんなところにいると、悪い人に捕まるかも。まぁ、それはともかく――夏でも冬でも秋でも春でも、おんなじ格好してるのね。 (冗談めかして肩をすくめる。そのあとで、もしかして仕事着じゃなくて私服じゃないのかと、ややあきれた声を出した。) [Thu 18 Oct 2007 00:34:30]
ヴェルセリオス > (普段から良い顔してないけどより一層どんよりになったような気がした。なってないかもしれないけどどんよりどよどよ)うん、予想通り・・・・外れていたらどうしようかと思いましたけど、まあ、そこはポジティブシンキングということで(カンテラの明かりが届けば、ルーアの視界に入ってくるのはメイド装束。面倒くさそうに(だってカンテラ本当は必要ないから)カンテラを掲げ、開いている左手でスカートを摘んでお辞儀を一つ)・・・・・・・お久しぶりですね。冬の気配が近づいて居りますが、お元気そうで何よりです [Thu 18 Oct 2007 00:26:09]
ルーア・リシア > ――気のせい、かな。どこかで亡者の嘆きが、聞こえたような―― (色々とがんばれ! 生きろ! という声もしたような気がしないでもない。秋の風がいつもより寒く感じた閑話休題。さておき、ここでの作業は無事に終わった。藁のにおい、土のにおい、かえったら手を洗って、真っ先にお風呂にはいろう。そんな風に思いながら、藁を積んだ荷車のところまで歩く。こちらに向かってくる灯りに気づいたのは、荷車を引く取っ手をつかんだときだった。) ――だれ? (眉一つ動かさず、闇の向こうに静かな声を投げかける。) [Thu 18 Oct 2007 00:19:10]
ヴェルセリオス > (ミスった。)(見えるとはいえ、まだ人相までは良くわからなかった。なので近づくのでした。) [Thu 18 Oct 2007 00:14:34]
ヴェルセリオス > ・・・・特に確証もありませんが・・・・・多分この時間に作業をしている墓守といえばあの人でしょう、と勝手に見当をつけさせてもらいました・・・・・と(いくら闇夜でも者が見えるとはいえ [Thu 18 Oct 2007 00:13:58]
ヴェルセリオス > (季節は既に秋を終えて冬へとまっしぐら。昼間は兎も角、朝晩は体の芯を冷やすような風が吹く。そんな季節だ。日が落ちれば眼に見えて冷たさを増した風と共に訪れたように、長いスカートを翻して静かに進む、カンテラの明かり。作業をしているルーアのカンテラの明かりの方へと向かってゆく) [Thu 18 Oct 2007 00:13:02]
ヴェルセリオス > (穴を彫って埋めるには良いロケーションで御座います。 [Thu 18 Oct 2007 00:12:55]
ヴェルセリオス > (丁度墓場です。 [Thu 18 Oct 2007 00:12:45]
ヴェルセリオス > (勢い良く埋める気持ちで。 [Thu 18 Oct 2007 00:12:36]
ヴェルセリオス > (さておき [Thu 18 Oct 2007 00:12:27]
ヴェルセリオス > ―――――――――――――――――――――――――――――――― [Thu 18 Oct 2007 00:12:12]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 [Thu 18 Oct 2007 00:12:04]
お知らせ > ヴェルリアーシュさんが来ました。 『――――冷たい風が吹く』 [Thu 18 Oct 2007 00:09:04]
ルーア・リシア > (元々、吹き抜ける風をさえぎるものの少ないこの墓地。ぽつりぽつりと点在する木は、細く頼りないものばかりだ。それでも季節と共に、広げた枝を葉で飾り、味気ない墓地に色を添えてくれる。それゆえ墓守たちも、冬の前にはこうして幹に藁をまき、いてつく寒さから墓地の木を守ろうとする。今回、ルーアは初めてその役目をまかされた。) えぇ、と……あとは、あっちに2本。南にいって、ここに1本。 (しゃがみこみ、乾いた土の上に墓地の地図を広げると、あらかじめ印をつけておいた木の位置を確認する。歩いてはまた作業、の繰り返し。めんどうだ。カンテラに油を注ぎ、灯りの勢いを戻すと、また立ち上がった。) [Thu 18 Oct 2007 00:07:37]
ルーア・リシア > (もうすぐ日付が変わろうという時間帯。墓地に明かりはない。真っ暗な闇の中に、少女が持ってきたカンテラの灯りがぽつんとゆれているだけだ。揺らめく灯りに照らされて、周りの地面から突き出た大小さまざまな墓石の群れに陰影が浮き出る。静かだった。辺りには人の気配もなく、縄を締める音や、藁のこすれる音。それに少女の少し荒くなった息遣いが、周りに響く。邪魔な草は、昼間のうちにあらかた刈り取ってしまったから、虫たちの声もしなかった。) 藁を巻く。木も、寒くなくなる、か。――へんなの。 (少女は手を止めて、木の幹に手を当てる。服を着せたような格好の枯木を見て、目をしばたかせた。) [Wed 17 Oct 2007 23:52:51]
ルーア・リシア > (厚い雲に覆われた空は、夜の色に染まった真綿のようだった。湿っぽさを含んだ空気が、小さな鼻をくすぐる。) 雨の、におい。 (しばらくじっと空を見ていたルーアは、やがて黄色いツインテールを揺らして頭をふった。明け方頃に雨がぱらつく。その程度だろう、と長く墓守をしてきた経験から判断した。) 少し、手を早めないと。 (手に持った藁の束を、枯木の幹を囲うように巻き付けると、少女は静かな声音で独りごとをもらした。もうすっかり夜風が冷たい季節になってきた。墓地もそろそろ、冬支度を迎えようという頃である。) [Wed 17 Oct 2007 23:42:59]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(亡骸たちが眠る場所――)』 [Wed 17 Oct 2007 23:30:05]
お知らせ > クロークの人影さんが退室されました。 『 今も鮮明に思い出す。長剣が風を切り振り下ろされ、首が刎ねられる瞬間を。 』 [Mon 8 Oct 2007 04:07:53]
クロークの人影 > ( ここ数年分の「ハント済み吸血鬼記録」の中には当然一組の夫婦の記録があった。 Kamuraの姓が二枚続けて並んでいるのは、いっぺんに二体の吸血鬼化犠牲者が始末されたから。 今回の件には含まれない資料だったから、読まずに直ぐに仕舞った。 もし嘉村夫妻がリシェや殺害されたハンターによって始末されていたら、私と行方不明の姉も調査対象リスト入りしていただろう。 ようするに今回は絞込みの段階でたまたま外れただけで、私にも十分な同機があると言うことになる。 ) お父さんとお母さんは吸血鬼にされた瞬間、死んだんだから。 ( だからハンターを憎むのは筋違いだ。 彼らは死して尚冒涜される父と母の屍を解放してくれたのだから。 ) ( ヒステリックな嗚咽が遠くで響いた。 ) [Mon 8 Oct 2007 03:52:03]
クロークの人影 > ( ずっとあんな具合だ。 誰かと接触する様子もなし、怪しい場所に入っていくでもなし、奇行に及ぶでもなし。 ただただ、墓石に縋って泣いていた。 ハント記録は極最近のもので、担当はリシェ。 まだ殺されていないリシェが担当した件を優先しているのは、その方が行動を起こし易そうだから。 だが、今の所何もない。 ) ( 吸血鬼化した男の墓石があるのは、裕福な家故に吸血鬼化して狩られた事を揉み消したからか。 本来世間に忌み嫌われ阻害され、一般の墓地に墓石を並べる事も許されないものだ。 ) ( 私の家族がそうだったように。 ) [Mon 8 Oct 2007 03:37:44]
クロークの人影 > ( 莫大なリストの中から選定した、「ハント済み吸血鬼」が23体。 うち、確定シロを除いて19体。 身元が判明し、確認できた親族や恋人、友人等絞りに絞り込んで38名。 1人では気が遠くなりそうな数字の中の1人が其処に居る彼女――――吸血鬼化した夫を匿い続けた30代半ばの裕福な女性だ。 深夜に家から馬車を出してこんな所まで来たのだからいきなりの当たりかとも期待したのだが―――。 ) [Mon 8 Oct 2007 03:27:38]
クロークの人影 > ( もう1時間も彼女は墓石に縋ってぶつぶつと何か呟いていた。 悲痛さを孕んだ声だ。 悲しみと憎しみが痩せた顔を歪ませた女性の声に嗚咽が混じるのを聞き続けるのが苦しいと、灰色のクロークを被る墓守の姿をした人影、エリエッタ・嘉村は思った。 何を言っているのか直接聞き取りたいが、自然に墓守のフリをする為には下手に近付く事は出来ない。 1つ離れた通路を遠慮がちに足音を消しながら通りかかる、というのを2回ほど試みるに留まった。 今は彼女の姿が見える距離にある片隅の闇に佇み、ただ待っている。 ) [Mon 8 Oct 2007 03:15:02]
お知らせ > クロークの人影さんが入室されました。 『 灯りを灯さないカンテラを持った墓守が1人 』 [Mon 8 Oct 2007 03:04:26]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( じゃぁね、と笑って。 そんな寄り道ぐあい。 )』 [Sun 7 Oct 2007 00:15:38]
キヨ > ( それでもちびっと撫でた毛の感触が手に残っていて、まじまじとわたしは自分の手とにゃんこの背中を見比べる。 )  …。 ( あぁ、ちっちゃいなぁ。 )  …さて、と、 ( にゃんこがパンにがっついているうちにそろりと退散してしまいましょう。また擦り寄られたりついてこられたりなんぞしたら困ります、し。 ) [Sun 7 Oct 2007 00:13:14]
キヨ > ( 案の定、にゃんこはわたしの足を離れてそっちの方にとてて、と向かっていく。 )  …はふー。 ( うっかり踏んでしまわずに済んでほっと息をもらしつつ。 ようやく傍らにしゃがみこんで、ニャンコの近くにパンを千切っては投げ千切っては投げ。 )  …。 ( かつかつとまぁよく食べること。やっぱお腹すいてたんだなぁとしみじみ思いつつ、パンばっかりで喉が渇くかなぁと思いましたがまぁ多分川や墓地の水場近くで飲んだりとかするでしょうからそこまでおせっかいしなくてもいいかなーと。 )  …。 ( じー。 )  …ちょーっとだけ失礼しますよー。 ( おそるおそる、手を伸ばして ) ( 背中を撫でたら にゅいー。と嫌がるように背を弓なりにそらせたのでおっと、とスグにひっこめた ) [Sun 7 Oct 2007 00:10:01]
キヨ > ( わたしはあんまりこういう動物と触れ合った事がないンで、なんだか途惑うというか、まごまごしてしまう。にゃんこ好きなひとにはたまらないシチュなんでしょーけれど、いやわたしもにゃんこ好きですけれど ) イキナリはびっくりーというか、えー あれー… さ、さわっちゃうぞー? ( とかいいつつ手は紙袋を抱えたまんまで、 ) …っていうかなんかありましたかねー。 ( にゃんこにあげられそうなごはん。 ) 今日のお買い物はー馴染みの八百屋さんでキノコと人参と牛蒡とー、ベノムの旦那のトコでナツメグとブラックペッパーと石鹸とー… あっ、そういやパンを買いましたっけ。 ( 店の前を通った時、美味しそうだったンでつい。明日の朝食にと買ってきましたが、 ) …にゃんこにパンって与えていいんでしょうかねー。 ( うむむ。 悩みつつもまぁ、袋の中をあさってパンを取り出しましょーか。 ) さぁおたべー。 ( 手の中で適当にぽろぽろ食べやすい大きさに崩しつつ、足元からちょっと離れた位置に落としてやる。 ) [Sat 6 Oct 2007 23:53:55]
キヨ > … ( あぁ、コレはにゃんこはおろか動物を全く飼ったことのないわたしでもわかります。わかりますとも、えぇ。 )  … ごはんくれー。っていってますよね。 ( ねー。 きまぐれノラにゃんこがうっかり擦り寄ってくる理由なんてきっとそんなもの。嬉しいような悲しいような、 ) …っていうかいい加減こそばいですよほんと、 ( あぁもう、とか思いつつ。仕方ないなって笑う。もしも馬車とか通ってきた時のために道から避けて内側、墓地の中へと足を向けましょう。もちろんにゃんこをふんづけないように気をつけつつ―― なのに、それでも足を追いかけるようにしてついてきてはすりよるにゃんこ。 ) コレは相当おなかがすいているとみましたね。 ( ほそっこいですし。ゴハン食べれてないンでしょーか。 ) 墓地に猫ってなんかちょっとホラーな雰囲気ですけれど、 ちょ、お願いだからまってくださ…! ( だからこそばいんですってば。ひぃ。 ) [Sat 6 Oct 2007 23:40:37]
キヨ > ( したら、 )  ――― おんやぁ? ( 珍しい。 にゃんこは一声ないて、わたしの足に擦り寄ってきた。思わずぱちくりとにゃんこを見つめ、 ) … ちょッ まっ、 あっ! (  …こそばい。 かといって足を動かすとにゃんこの足を踏んづけてしまいそうで!で! ) くくぅ、靴下はいてくるべきでしたね…! ( サンダルだからついうっかり。 ) っていうか、これは―― ( にゃぁ、と鳴きながら足元に擦り寄るにゃんこを見下ろしつつ ) [Sat 6 Oct 2007 23:33:32]
キヨ > ( 暗くてよくワカリマセンが、白い毛に黒と茶色のぶちがついたような。大人というにはまだちぃさくって、ほそっこい。 ) … ( でも、まぁ多分近寄ってきたりはしないでしょう。 せっかく丸まって落ち着いているのに逃げさせてしまってもかわいそうですしと思って、買い物帰りなわたしは紙袋を抱え直してこの場を去ろうと、 ) [Sat 6 Oct 2007 23:28:18]
キヨ > ( 墓地の入り口を横切ろうとして、ふと足をとめた。 )  ねこだ。 ( ねこだ。 入り口近くに丸まったまま、わたしの方をじっとみつめている。 ) [Sat 6 Oct 2007 23:23:38]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『  ―― お? 』 [Sat 6 Oct 2007 23:19:33]
お知らせ > ジルさんが退室されました。 『――ああ、そういえば、故郷の墓には暫く参ってないな。』 [Tue 25 Sep 2007 23:10:15]
ジル > だがなアイシー。 勘違いはするな。 それは代役でもお前の次でもない。 お前ほど大切な物に変わりなどある筈がないというのに。 まったくこんな解りきったことを一々訂正させるとは、その認識の過ちだけは、正しておきたかったやもしれぬ、な。 ( 浮かべるのは相変わらずの微笑。 けれどもその視線は大切な物を慈しむかのようにも見えて――― )  ―――― それではな。  ( 立ち上がる。 )( 死者は死者だ。 この行為にアイシー・ルーが何かを感じることは決してなく、これはただの私のけじめ。 ) [Tue 25 Sep 2007 23:05:14]
ジル > ( その目の前に花束を置いた後に、軽く胸で十字を切る。 そして屈みこむと、剥き出しになった地面から生えてしまっている雑草に手を伸ばしてそれを丁寧に引っこ抜いていく。 ) まああれだ。 墓地に関しての代金に一銭も払っていないのは許せよ? なにせアイシーが居た頃と金銭面での適当さは全く変わっていないからな。 先日指摘されていなかったら、財布の中身が激減していたのも忘れていたくらいだ。 ( 墓碑銘も何も無い。 ただ骨しか残らなかった彼女とその遺品の全てを土に埋めて、盛り上がったその土くれの上に粗雑な木の十字架を立てただけのもの。 )  僕の次 か。 なるほど、確かにそれも一興。 常識的な管理を任せる人物は欲しいな。 ( 自らの手が汚れることをまるで厭う事も無く、作業を続けながらあの森で聞いた従者の言葉を振り返る。 ) [Tue 25 Sep 2007 22:51:36]
ジル > さてさて、あの森に訪れた者たちの反応はどうなっているのやら。 過去を見つめすぎて過去に囚われる者は果たしているのかな? ( 嘲りの笑いをしながら、意味の無い想像を膨らます。 観客席でその光景を眺めてはいたい気もするが、まあこの辺りが引き際だろう。 私が望む者は見れた。 ならばそれで充分に満足すべき。 ) ――――アイシーも、そう思うだろう? ( 墓と呼べるかどうかも怪しい粗末な墓標の前で立ち止まる。 墓守にも無許可で端っこに勝手に立てたそれは、以前来た時と殆ど変わらぬ姿でそこにあった。 ) [Tue 25 Sep 2007 22:30:24]
ジル > ( 幻というのは存外に馬鹿に出来ない。 自分もまたそれと似て非なるものの使い手だからこそ、あの森の異様さは即座に理解できた。 かつて私に仕えてくれていた沢山の者達。 そしてアイシー・ルー。 彼女達は私の記憶のとおりの姿のままで、私の目の前に現れてくれた。 ) そうだな、あと十年かそれから後まで残っている。 それならば今一度あの場所に向かうのも悪くないのかもしれない。 ( クスッとした笑いを浮かべる。 アレは過去だ。 その舞台の幕はもはや開かれず、再演の時が訪れることは永久に無い。 本当にたまにふと気が向いた時に―――アレはそれぐらいが丁度良いのだ。 ) まあ無理だろうがな。 十年どころか一年持たずに終わるだろう。 あれ程の神秘が長続きする筈もなし。 少しばかり残念だがな。 ( 原因を解明する為の調査も行っているわけだし、遠からずあの森の騒ぎも終息するのだろうと考える。 ) [Tue 25 Sep 2007 22:20:06]
ジル > ( 無念。 悔恨。 悲哀。 憤怒―――この場所にはそんな類の負の空気が入り乱れて流れている。 それは自分にとっては実に心地よい感触であった。 ) いや、それよりも懐かしいといった言葉の方が正しいかな? 先日のようなあの空気とて私は嫌いではないのだからな。 ( 迷わない足取りを真っ直ぐ進めていきながら、いつものように独り言を呟いている。 ) [Tue 25 Sep 2007 22:06:12]
貴族風貌 > いい風が吹いている。 この地で二度目の秋という奴の訪れか。 ( 伊達男とも麗人とも取れるような面相を持ち、まるで貴族のように飾った服装をした男。 その左手には花束を持って、死者達の眠る場所へと訪れた。 ) 四季とか言うものであったよな。 面白い。 最初の頃はそれを知らずに危うく大変な目に遭う所であったよ。 ( その立ち居振る舞いは自然と気取った動作であり、言葉を変えれば常にかっこつけているというもの。 そんな仕草をしながら、悪魔は入り口を通って中に入っていく。 ) [Tue 25 Sep 2007 21:53:57]
お知らせ > 貴族風貌さんが来ました。 『(―――風が吹いた。)』 [Tue 25 Sep 2007 21:46:25]
お知らせ > ナナリーさんが帰りました。 『うふふーお星様ー(長椅子の上にぱったりと倒れこんで本日の営業終了』 [Sun 23 Sep 2007 03:15:25]
ナナリー > (帰っちゃおうかな。で、明日の朝一に戻ってきて、残りの半分を片付ければ――)――――― (無理よ!まだ半分もあるのよ!眠ってる時間なんてないわ!)(だが、眠気の所為で効率が半分以下に落ちているのも確かだろ、かえろうぜー!)―――――(だめよ!このまま仕事を全うするのよナナリー!)  ―――――――。 (脳内会話が、そろそろ手に終えなくなってきた頃、気がつくと、長椅子の傍にフラフラと歩み寄り) [Sun 23 Sep 2007 03:06:24]
ナナリー > ――――異常なしー、と。(斜線を引いて名前を消す。 次はエドワードさんだ。 半分仕事を終えた達成感で、笑みが浮かぶ)                   (が、残り半分の仕事に絶望した。 笑みが乾いて、引きつった)  ……間違いなく終わりませんよね。今日中にーとか、絶対無理ですよ。既に日付変わってますしねー…うふふふっフフふふふっふふふふふふふふふふ(虚ろな瞳を空へ投げた。 お星様がきらきらしてる。なんて綺麗――…と、心が逃避中) [Sun 23 Sep 2007 02:51:58]
ナナリー > (だが、これは他のエクソシストの仕事ではない。彼女の先輩が独自に調べた結果であり、役立たずが仕事を強請るから、じゃあ遣ってみろよ。的に押し付けた仕事でもある。 ―――別名:THE無駄足 。 だが、そんな事をさせられているとは知らぬ未熟者は、本当にリストの頭から、最後のページまでやるつもりだ。 実際に、やっている。 いまは、リストの中程まで辿ったところだ。  …もっとも、残りも同じくらいあるのだけど。) [Sun 23 Sep 2007 02:36:54]
ナナリー > (手にした羊皮紙の束は、死んだ人の命日を延々と連ねてあるものだ。 ………名前の一つ一つに上からチェックしているらしく、名前に斜線が入っているものが、ちらほらと) ―――ぅー……。 (今日の仕事は、このリストに載っている人の墓に異変が無いか、無事なのかをひとつひとつ調べる事だ。 )  …あ、あった。 ジャクリーンさん…!!! (ぱぁ、と顔を輝かせる。  即座に墓土・墓石・十字に異常は無いか、妙な点はないかを丁寧にチェックする。 可笑しなモノが有った場合は、リストにチェックして、甦 っ て い な い か を調べるのだ。 ……つまり、このリストは不死者になる可能性のある墓リスト って奴だ) [Sun 23 Sep 2007 02:26:59]
ナナリー > (其れが、墓地に来るまでの全ての遣り取りだった。 ) えーと …… 8月ー……2 …… ジャクリーンさんのー……( 金髪の修道女は、手にした羊皮紙片手に、ランタンの灯一つを頼りに彷徨い歩く) [Sun 23 Sep 2007 02:17:26]
お知らせ > ナナリーさんが来ました。 『(「先輩なにかやらせてください!」「じゃ、これ」「えっ!」)』 [Sun 23 Sep 2007 02:15:16]
お知らせ > レイドさんが退室されました。 『(後日、墓で飛び跳ねる亡霊の噂が立ったとか立たなかったとか)』 [Sat 22 Sep 2007 23:22:20]
レイド > そろそろ終わろう。バロン。俺はまだ繰っていたいが・・・仕事の方が許しそうにない。(言うと人形は跳ねるのを止めて、自分の入っていたカバンを片手で持ち上げ、もう片方の手でレイドを持ち上げる。)歩くのがめんどくさいからな。もっていってくれ。(何も荷物が落ちていないかどうかを周りを見て確認する。それが終われば糸を操り、人形をかがめさせる。)行こう、バロン。また楽しいことが始まるぞ!(再び人形から甲高い笑い声が発せられると同時、人形のバネ部分が起動し、跳ねた。) [Sat 22 Sep 2007 23:21:23]
レイド > この前挿した油の具合はそんなにいいのか?なら次からはあそこで調達するとしようか。(ははは、と笑うとさらに複雑な動きを再現する。逆立ちしたり、空中で一回点してみたり、側転してみたり・・・。本当にどこかの紳士が奇妙な動きをしているような、そんな情景だ。・・・そして動きが一瞬止まると同時、甲高い笑い声のような音が人形から発せられて、墓場に響いた。)うむ。いい笑い声だ。この調子であるならば今回の仕事もうまくいきそうではあるな。(満足げな笑みを浮かべて人形を操り続ける。) [Sat 22 Sep 2007 23:01:39]
レイド > では、跳ねようか、「バロン」。(人形と優男をつなぐ長い糸。男がその糸を決められた法則に従って操る。すると人形は・・・跳ねた。「ゆっくり動き出した」わけでもなく、「急に走り出した」わけでもなく、「跳ねた」のだ。)今日はなんだか具合がいいな。「バロン」。何かいいことでもあったのか?(ビヨンビヨンと跳ね続ける大きな人形を操りながら、優男は楽しそうに話しかける。意識はないので完全な一人芝居なのだが。) [Sat 22 Sep 2007 22:39:58]
レイド > 悲しいかな、悲しいかな・・・。哀れな標的を探していて、悲しき罪悪の跡を見てしまうとは。(大袈裟な素振りを見せるとカバンを開けてがちゃがちゃとやり始める。)だからこそ、人形繰りの練習もできるというわけなのだが。(カバンの中身は折りたたまれた大きな人形が入っていた。・・・どうやら何かの練習に来たようだ。人目のつかないところでやりたかったようだが、人を埋めに来る様なところだ。誰も人はきまい。)今しばし、永久の眠りにつくのは待ってくれたまえ。弔いは後にしよう。新たな眠り人よ。(糸を操っていけば、少しずつ立ち上がっていき・・・大きな紳士服をきた仮面の男の人形がカバンの中から出てきた。) [Sat 22 Sep 2007 22:29:34]
レイド > む?ここに女性がいたような気がしたのだが・・・気のせいか?(大きなカバンを持った貴族風の優男はあたりをキョロキョロと見回してそんなことを呟いた。)いやいや・・・気のせいに思ったことが気のせいだ。確かに誰かがいたようだし・・・な。(ちゃらけたように言うと足元を見る。・・・まだ真新しい土の色を見ながらだいたいの想像をめぐらせた。) [Sat 22 Sep 2007 22:18:42]
お知らせ > レイドさんが入室されました。 『(からん、とした音が響いた)』 [Sat 22 Sep 2007 22:15:47]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 [Sat 22 Sep 2007 22:14:16]
ユダ > ( どれだけの時間が経っただろう。穴が埋め終わると、女はシャベルを放り投げた ) ここに貴方が眠っていることを、あたしは忘れないわ ( そこで言葉を途切れさせると、少し間を置いてから死体の埋まっている地を見降ろして ) おやすみなさい。 ( 踵を返すと、振り返ることなくその場を立ち去るのであった ) [Sat 22 Sep 2007 22:14:14]
ユダ > ( 口の中に残る血液の味。じわりと背筋が寒くなるのを感じ、女は必至で手を動かした。少しずつ埋まっていく死体の体。首筋には、自分が残した吸血痕がくっきりと残っているのが見える。女は一瞬だけ動きを止めたが、目を伏せるとそれを否定するように死体にむかって土をかけた ) [Sat 22 Sep 2007 21:58:11]
ユダ > ( 墓地の片隅に開いた大きな穴は、許可なく勝手に掘ったものだった。死体を野ざらしにするより、墓場に埋葬してやるのがせめてもの償いに思えたのだ。とはいえもし、墓守に見つかれば怒られる。いや、自警団につき出されかねない。どこか他人事のように、そんな考えが脳内をめぐった ) ごめんね。 ( 力の籠らない声で身細い男の死体に話しかけると、女は足元に転がっていたシャベルを拾い上げた。ひどく緩慢な動作で、堀出した土を死体の転がる穴へと戻し始めた ) [Sat 22 Sep 2007 21:49:53]
ユダ > ( 日もすっかり落ちた夜の墓地に女はいた。灯りも持たず、大きな穴の前に虚ろな目で立っている。両手は土で汚れ、その手で顔を擦ったために顔にも泥がついていた。女のすぐ目の前にある大きな穴には、若い男の死体がひとつ転がっている ) あーあ…。殺しだけはしないって、決めてたのになあ。 ( 気の抜けるような、独白を漏らし目を細める) [Sat 22 Sep 2007 21:43:19]
お知らせ > ユダさんが来ました。 『穴』 [Sat 22 Sep 2007 21:36:29]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『男は今しばらく実験を続けて。』 [Fri 21 Sep 2007 01:56:23]
デュラハン > (小さな足音が数回続き、やがて男が求む空気とそうではない空気の境界線と言うべきその場所を越えれば)見事に消えましたね。(数秒前まで感じていた己の力の気配がなんの予兆もなく消えた事に対し、感嘆と驚きとが混じった声で小さく呟き溢す。それから一寸の間を置き、ゆっくりと後ずさりをすれば力の気配は先ほどまで消えていた事が嘘であったかの様に再び自身の身体にその感触を与え始め)ふーむ・・・。(ある意味では当然と言えば当然であるその結果に対し小さなため息を漏らし) [Fri 21 Sep 2007 01:56:07]
デュラハン > (浮かんだ疑問・・・それは「このまま普通の空気の場所に行けばどうなるか?」という在り来たりな物。ただ、よくよく考えれば今まで自身は二点の違い自体は理解していたのだが、その二つを線で繋ぐようにした変化の流れを考える事には一切気が行っておらず。その為にそんな在り来たり過ぎる考えを見落としていた事に今更ながらに気付かされて。)・・・・調べてみる価値はありそうですね。(不意に浮かんだ疑問故に単なる徒労になりそうな気もするが、成果が無ければ無いで考える際の利にはなるだろうと思えて。それから指先に再び意識を集中し「糧を得る力」をその手に保てば、静かに前に歩きだす。) [Fri 21 Sep 2007 01:49:35]
デュラハン > (無論、こういう実験を行う際は部下の黒紫か聞き屋の客辺りを連れ立って行った方が良いのだろうが、実験に時間が掛かるかと思った為に今回はあえて自身一人で行っていた。)(手の先に意識を集中して数秒、その部位から放たれる力により漂う空気の質が変わっていくのを肌で感じればゆっくりとその力を上げ始め)やはりここの様な空気であれば問題は無い様ですね。(以前スラムで行った際に感じなかった状況と以前部下とこの墓地で行った実験の時に感じた空気の変化との比較から、己の力がしっかりと効果を及ぼしているのだろうと考え呟く。)しかし、ここだけで効果があっても意味は無いのですがね?(分かりきった現実に自嘲気味に呟き)・・・・いや待てよ。(その途中不意に自身の中に小さな疑問が浮かびあがり無意識に小さく言葉を溢して。) [Fri 21 Sep 2007 01:34:12]
デュラハン > (周囲にそれらしき気配が無い事を確認し終えれば、その場でゆっくりと背を伸ばし)早速始めましょうかね。(そのまま続けるように外套の端からその姿には不釣合いな腕を出し、その手の先に意識を集中し始める。)(自身だけが持つ糧を得る能力。その本来の力を得る為に思考を巡らせる悪魔は今できる事の中から新たに得れるものが無いかを確認する為、再びこの墓地で実験を行う事にしていて。) [Fri 21 Sep 2007 01:20:13]
デュラハン > (闇と静寂に覆われた墓地の片隅、夜でなくとも常に日当たりが悪くそれこそ巡回する墓守くらいしか通らないその場所にヨレヨレの外套を纏う老人風貌が一人立っていた。)やはりこの場所の空気は良いですね。(感覚の鋭い人間ならば寒気を感じるかもしれぬその場の空気に対し老人風貌は安堵と喜びの言葉を溢せば、フードと無描の仮面に隠された不可視の瞳を動かし周囲に自身以外の存在が居ないかを確認し始める。) [Fri 21 Sep 2007 01:10:43]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『闇に潜む人影』 [Fri 21 Sep 2007 01:03:27]
お知らせ > 炎涼さんが帰りました。 『人類を滅びない限り、歴史は永遠に繰り返されるものだろうね。(一度だけ、来た道を振り返ろう)』 [Mon 17 Sep 2007 00:14:00]
お知らせ > アーク=フォースさんが退室されました。 『繰り返すという言葉は…少しばかり恐ろしく思いながらも、歩いていく』 [Mon 17 Sep 2007 00:11:28]
炎涼 > また、そうやって歴史を繰り返すばかりだ。まるで犠牲の螺旋だよな。 嫌な部分…、それだけ人間には欲が深くて衰えを知らない。じゃないかな…、それを最大の敵だと見ている。 (頷いてから、手を顎に撫でるように添える。考えを纏め切れず、溜息を吐いて肩を楽にした。) まあな。人助けも出来るし、ね。 (アークが受け取ってくれた事を、嬉しく思う。微笑んでから、真面目な表情に変わる。) ああ…、両親が天使や悪魔。それだけで君は種族差別を受けるし、迫害を加えようともするだろう。魔女ギルドだからこそ、安全の保障があるからなオススメするよ。最終手段というより、もう最終的に来ちゃっている気がするんだよね? (苦笑をしてから心配の言葉を掛けよう。そして、どういたしまして、と軽い返事をしよう。) 大変だけど、目標があるから生きて頑張ろうと思えるのかもね。  ―――…と、そうだな。私も戻るとしよう。 (ああ部下にどやされてしまうな、と苦笑と微笑を混ざって呟いた。そして墓地の出口への道上に歩き出そう。) [Mon 17 Sep 2007 00:07:44]
アーク=フォース > 戦争の中ではいろんなものも作られて…発展もするけど、嫌な部分もあるから… (考えて、分からない部分に頭ぽりぽりとかいていたりすることだろう。) …そっちも新しい事…はじめてたんですね (捨ててくれてもいいというのには、首を横に振った。 両親関連の話にはきょとんとした。) そうなんですかね…でも、方法が無いわけじゃないんで、ギルドとかはホントに最終手段になりますね… (フォローしてくれると言ってもらえれば、礼を言って、次の貴方の問いに少し考えつつ答えるだろう。) しなきゃいけない事とこれからも背負わなきゃいけないものがありますから… (そんな事を言いながら、貴方を見てから、言うことだろう。) そろそろ自分は、教会の方に戻りますかね (少し、何か良い忘れた事でもあるように青年は考えたことだろう。) [Sun 16 Sep 2007 23:53:46]
炎涼 > (訂正 捨ててくれ。→捨ててくれても良いけれど、) [Sun 16 Sep 2007 23:39:08]
炎涼 > 戦争が無ければ、何の発展も生まないのだから皮肉なものだよ。 (溜息を吐いてから、顔を左右に振ろう。) まあ…、応援をしているぞ。希望があれば手を貸してあげよう。 (追求をされず、歯痒い気分だった。懐から黒い名刺を取り出してアークに差し上げよう。表には白い文字で『賢者団体「赤き翼」又「ALA RUBRA」 あなたのご希望に合わせた、魔法使いをお貸します。』と書かれており、裏には炎涼の住所を書かれている。「まあ…、要らなければ捨ててくれ。連絡先として使ってくれ。」) 名前ですら、…… (アークから視線を外して、周囲に人が居ないか確認を行って視線を戻す。) フォース。そのファミリーネームと天使に悪魔という情報があれば充分ではないか…?危険は伴うかもしれないけれど…、安全を求めるならば――魔女ギルドに所属するヒルダに相談するのも良いだろう。 (他にも幾つか手があるだろう。とフォローをしてやろう。前向きにやれ、と遠回しに言い放つ。眉間を顰めていた。) 君は生きなければならないほど、―――・・とっても大切な目標があるんだね。 (生きる意味や重さを深く理解しているように思えた。周囲に生えた墓石から視線を逸らして、アークを見て静かに問い掛けよう。) [Sun 16 Sep 2007 23:36:47]
アーク=フォース > 平和って一番遠い気もしますけどね、近づける事は出来ても (そんな事をポツリと呟いて、貴方に答えるのだろう。) 見つけて、それからが問題なのかもしれませんけどね (誤魔化そうとしている貴方には、深く追求しないことだろう。 否、出来ない。) 調べるといっても、自分の両親の事、名前すら知らないんですから、無理だとおもいますよ、特に父親は… (小さくため息をついてから貴方を見る事だろう。) 死ぬのは一番の逃げですよ、生きるのは重いですけど…ホントに大事です (そんな事を言いつつ、貴方見て、少し空眺めて、回りの墓を見ていた。) [Sun 16 Sep 2007 23:20:25]
炎涼 > 出来るものならば慣れる必要が無いほど、――平和であって欲しいな。 (視線を受け止めて、夜空に見上げよう。) そうか…、見つけられると良いね。  ……そうだな。 (そこから先は言えなかった。口にするのを怖かった。何も気付かず、誤魔化そうとしよう。) ……ほう?知人や友人が駄目なら、仕事人に頼んでみてはどうだ? (調査機関や、便利屋、情報屋、幾らでも方法があることを会話に付け足そう。) ………生きるのが大事か。そうだな、責任を背負わずに「死」に逃げるのは卑怯だな。 (アークの言う通り、大事な事なのだろう。顔は俯いてしまい、墓石へと見つめる。) [Sun 16 Sep 2007 23:08:31]
アーク=フォース > 自分もたまに来るくらいで、慣れてるとは言いませんよ (そんな事を、ポツリと呟いて、貴方を見る事だろう。) さぁ…どうでしょうね、見つかったのかもしれないですけど… (闇の魔術…死に至った者、と言う言葉に少し、紅い瞳が貴方を見た事だろう。) そんな物まで出さなきゃならないほど…酷かったんですか… (けれど堕ちた命は戻らない。 それには少しだけ拳に力篭ったことだろう。 自分にはどうせ何も出来なかったのだから…。 両親の事は、少し思い出すように言うことだろう。) 知りたいと思っても、誰も教えてくれないだけでしたし、それに偶に会ってみたいと思うだけですから (生き延びすぎたと言えば、少しだけ、怒ったような口調で言うことだろう。) …どんな形であれ…生きているのは、大事なことだと思いますけど? (貴方を見て、少し、考えていた。) [Sun 16 Sep 2007 22:54:44]
炎涼 > そうか…、誰だってお見舞いの邪魔するのは気分悪い。当たり前な事だったか…慣れないもので済まないな。 (照れ臭そうに頬を掻きながら言葉を吐いた。) ああ、何か新しい目標…見つかったんじゃないか? (炎涼から見て、アークの何処かが変わった。そう感じて表情を微笑ましくした。それもすぐに表情を曇らせてしまう。) ああ…、戦争でな。それに闇の魔術…、転移の法の副作用で耐え切れず死に至った者もいた。 (居心地を悪そうに視線を落としながら「禁忌の法と認定されてしまったがね。」と呟いたのだった。双眸を閉じてから、気持ちを落ち着けるように呼吸を整える。それを終えてからアークを見る。) ………両親を、知らないのか。辛かっただろうな…。 (共感をしてから、悲しげな瞳を浮かべていた。燃えてしまった村…故郷を思い出す。) 怪我しない、は約束できないけど注意をしておこう。 …それに生き延びすぎた。 (アークの言葉に痛感をさせられ苦笑をする。釣られるように炎涼も共同墓地へと視線を向けた。最後の言葉は疲れた声色で言葉を零した。) [Sun 16 Sep 2007 22:40:24]
アーク=フォース > (貴方の礼には、首横に振って答えるだろう。) 邪魔してもいけないと思っただけですから、髪を切りそろえただけで、案外変わるものなんですかね (大勢の人が死んだ、その言葉には、あまり良い顔はしなかったことだろう。) ラットマンの事件ですか… (どんな理由か、それを聞かれれば答えるだろう。 少し苦笑い交じりである。) 顔も覚えてない死んだ両親に花を供えてきたんですよ、もっとも…墓は無いんで共同墓地の方ですけど (そして、目の前の貴方に向かって、少しまじめに言うことだろう。) 炎涼さん、自分が言えた事では無いですけど、怪我はしすぎない様にしてくださいね (そのまま視線は少しだけ、共同墓地の方へと向いたことだろう。) [Sun 16 Sep 2007 22:28:18]
炎涼 > (アークは視線を逸らした。それに気付けなかった。邪魔をしないでくれたことを感謝して「ありがとう」と微笑んで呟いた。) 見間違えるほど変わったね。…久し振りだな。 (アークの顔を見ながら、軽い挨拶を交わそう。距離を詰められても、警戒をせず立ち向かおう。愛想笑いを浮かべながら、言葉を放つ。) …ああ、大勢の人達が亡くなってしまった。君は…どんな理由なのか聞いても良いかな? (苦笑を零して、視線を墓石へと向ける。質問する時に、アークの方へ振り向きながら聞こう。生傷が未だに残っている。) [Sun 16 Sep 2007 22:19:55]
アーク=フォース > (少し貴方の様子を見ていることだろう。 あまり、邪魔をするのもこう言う時はダメだと思った。) …… (こういう風に、自分は死んだ後にしてもらえるだろうか、青年の中では否であると考えたようで、少し視線を逸らした。) こんばんわ、炎涼さん、そうです、アークです (もう少し近づいて、普通に話せる距離まで来ればそんな挨拶を言うことだろう。 小さな笑顔少し浮かべたことだろう。) 炎涼さんもお墓参りしに来たんですか? (なにやら生傷の多そうな、目の前の知人に…少しだけ青年は目を細めただろう。) [Sun 16 Sep 2007 22:10:11]
炎涼 > (夜空を見上げたまま、雲は流されて形を変え続ける。見上げたまま肩を緩めるように落とす。そして息を吐いてから、顔を左右に小さく振った。) ―――また来年にお見舞いに来るよ。その間、土産話で良ければまた来よう。 (前髪に隠れた双眸。口許は微笑を浮かべてから、長くとも持たずに消える。そして足音に気付いたのか、アークの方向へと視線を向ける。暫くしてから、声を掛けよう。) アーク=フォース…? (確認をするように呟いた。以前に会った時は、髪が長かったはずだ。前に比べて男らしい、というかなんと言うか。) [Sun 16 Sep 2007 22:02:35]
アーク=フォース > 仕事ちゃんとして、昇進は…興味ないな… (墓地の中を歩きつつ、そんな事をぼやいた。 あまり、昇進欲とかは無い。 己のしたい事を少しだけ出来ればいいと思っている。) まぁ、研修させてもらえるだけで…自分としては良い…就職は…出来れば良いほうか (就職は、出来れば良い程度に考えている。 でも期待はあまりしていない。 ギルドで一日殆どを雑務の手伝いと本を読んだりに明け暮れている。 それだけでは青年は何か足りないと思っている。) …? (墓石の前に立つ知人に気がついたのか、青年は少しばかり近づいていくことだろう。 言葉は距離のせいで聞き取れなかったが、貴方の方へと歩を進めていくことだろう。) [Sun 16 Sep 2007 21:54:39]
炎涼 > (アークの正面先には、花に添えられた墓石の前に立ち尽くす赤毛青年がいた。首から足元まで真っ黒なロングコートで覆われて、ギプスをした隻腕など見た目から分からない。左頬にはガーゼを張っていた。) …辛かったね。 おやすみ。 (墓石に一礼をしてから、澄んだ声色で言葉を吐いた。顔を上げてから、透き通ったような夜空へと見上げる。突然の風に、赤毛は炎のように揺らめいた。) [Sun 16 Sep 2007 21:52:04]
お知らせ > 炎涼さんが来ました。 『黒髪青年の正面先には、赤毛青年が立ち尽くしていた。』 [Sun 16 Sep 2007 21:48:05]
アーク=フォース > (その共同墓地には花が供えられている。 青年が供えた物である。 少しだけ黙祷をささげて墓石を眺める。) …仕事、多分つけそうだから、ちゃんと就職したらまた連絡する (墓を見つつ、そんな事を呟いて、墓に背を向ける。) 相変わらず神父さんは、教えてくれないのはどうしてだろうね (背を向けながらそんな事を問うが、答えはあるはずもなくて、少しだけ苦笑いを浮かべた。) …休みだけど…いくのも悪くないか (現在研修真っ只中の魔術師ギルド、その事を少し考えながら、歩いていく。) [Sun 16 Sep 2007 21:42:40]
お知らせ > アーク=フォースさんが入室されました。 『共同墓地、その目の前に黒髪に紅い瞳の青年はいる』 [Sun 16 Sep 2007 21:30:45]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 『(其の群れの下から神に仇なすモノのうまれでる皮肉)』 [Thu 13 Sep 2007 22:17:22]
ティス > ――― (ざり、と土を踏んで踵を返す。男は、仕事道具の入った荷物を持ち直せば墓地の出入り口へと足を進め)   (最後にもう一度、十字架の群れを振り返った) [Thu 13 Sep 2007 22:15:59]
ティス > (其の時は「 隣も掘って差し上げれば良かったのに。 」そう答えたが) ―――別にどうもしませんね。 (コツコツ。ブーツの先はもう一度、墓土をノックする)(”早すぎた埋葬”の単なるニンゲンなら墓を掘り返す許可を得る間にどうせ息絶えてしまうだろう。逆に、そうでないモノ――アンデットならば、自力で棺を壊し墓土の下から手を伸ばすのだろうから。) …凄い力と執念ですねぇ (棺の上にのしかかる土の重さは、けして軽い等とは言えないだろうに) [Thu 13 Sep 2007 22:11:50]
ティス > (其の只中に立ち、男は足元――地面を見下ろした。少し湿ったような柔らかな土。死者たちの被る布団を、男は不躾にブーツの先でコツコツと数度叩く。)(夜風は相変わらず生温く頬を撫でていた) (―――そう、例えばこんな夜に)   …。 誰かが墓穴を掘っていて  掘っていたら、土の壁からノックにも似た音が聞こえたのだとしたら―― (『君ならどうする?』)(先程、挨拶を交わして別れたばかりの墓守の知人が、初夏に男に投げかけた言葉だ、其れは) [Thu 13 Sep 2007 21:55:40]
ティス > (”いる”と知ったところでどうする気も起きない。”見えた”のならそれなりに衝撃はあるかもしれないが其れでもだからといってどうする訳でもない) (徒、そう、風が生温かったから。ふと初夏の頃の話を思い出しただけだ。) ………… (振り向いた先、月光に浮かび上がる整然とした十字架の並びに足を向ける。其れらは一つ一つが誰かの墓なのだろうが、今は単なる記号のようだ。或いはパプテスというモノの権威を示すかのような十字の群れ。) [Thu 13 Sep 2007 21:43:04]
ティス > (仮に) [Thu 13 Sep 2007 21:37:28]
ティス > (ひらり、遠く重なり合う街の灯りは朧。ひとつ、ふたつ、嗚呼、アレが人の生活を示す物だとは思えない。墓地に在るせいか其れらは月の光と同じに冷たかった―― 背後で糸杉が囁きあっている。墓地を守る死の象徴たる木。他に虫の声と梟の声が聞こえるが、後は何も無い。もし此処に男以外に地面を泣かせる者がいるなら墓守だろうか) ―― 風が生温いからといって (振り返り、眺める十字架の配列の中に何か見えるわけでもなし。感じるはずもなく。ただの無数の夜のうちの一つ) [Thu 13 Sep 2007 21:29:13]
ティス > (其れは男の頬に触れ髪を揺らし其の侭行過ぎて背後の木の葉の囁きを促す。ザラりと耳障りに地を泣かせ、足を留めて振り仰いだ天に月は)  …、 ――― 嗚呼。 (頑なな乙女のように其の身を厚い雲にて隠していた月は、まるでタイミングを計っていたかのようにヒラりハラりと薄いヴェールを幾枚も、ゆっくりと剥いで白く細い其の姿を現す) 随分と積極的な。 (男は偶然を喜ぶより、眩しそうに目を細め苦笑を浮べた) [Thu 13 Sep 2007 21:09:33]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 『(生温い風)』 [Thu 13 Sep 2007 20:54:13]
お知らせ > 跡野末理@ナンテコッタさんが帰りました。 『( 街に辿り着いたら、地道な聞き込みを続けよう )』 [Fri 31 Aug 2007 00:19:50]
跡野末理@ナンテコッタ > ( エミキーにくっ憑いたからには、あいつは死んだ場所に囚われていないと聞いたっけ。 的外れかもしれない。 でも他に手掛かりを思いつかず、道なりに足早に進む。 心なしか涼しくなった夜風に吹かれて、虫の音に急くような硬質な靴音を混ぜて ) [Fri 31 Aug 2007 00:18:59]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 結果は空振り。 特に期待はしていなかった。 ―――そうこうしているうちにふわりふわりと寄って来る光球、魂。 見える人には見える… ちなみにいつもの私の体では、きっとまず見えないそれにトートへの 『収穫無し』 という伝言を頼んで、歩き出す ) ―――ごめんね、よろしく。 それ伝えるまで、成仏しちゃだめよ。 ( 馬車停留所を抜けて、あの夜エミキーを見つけた場所へ。 暫くは緩くカーブした一本道が続く。 …飛び降りるような場所は、そうすぐには見つからないか… だって、二人で落ちた崖から下って来ているかたちだ ) [Fri 31 Aug 2007 00:11:23]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 人に尋ね、馬や馬車に 『声』 をかけてみる。 風や木や土にも。 伝え、伝わるこの 『声なき声』 が魔術なのかそういうものなのか、人の身でそういった方面に感受性の欠しい 『私』 には分からないこと。 でも考えるより早く必要に迫られて使うという状況は、事実だけを受け止め活用するには最適だった。 コッタにとってはもしかしたら日常的な、意識すらしないかもしれないことだけど。 立ち止まって眼を瞑って集中しなければならないのは、まあ仕方ない ) [Thu 30 Aug 2007 23:56:48]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 少なくとも 『あいつ』 が街中に出ることは、考え難いと思っていた。 憑かれて異常な行動に出れば、割と簡単に保護されるような気がして。 でも、本当にそうだろうか。 ―――ちょっとくらいアブなそうな顔をした人が街中を歩いていたって、誰も、自警団などですら、声をかけたりはしないかもしれない。 今時そんなのは珍しく無いのだから。 騒がれるのは、高い所の柵を越えたり、先を輪にしたロープをどこかにかけたり、階段で前のめりになったり、馬車の前に飛び出したり、明らかな行動に出てからだ。 それでは遅い ) ―――エミキーは怪我しなかったのかしら… ( 怪我をして、生傷を晒していれば注目されるとも思う。 でも、それほどの血痕は落着地点と思われる場所には無かった… はずだ。 見落としがあるかもしれないけれど )   ( エミキーがUターンした馬車停留所に辿り着く。 この時間、何台か止まっている馬車は何をするどんな人を運んで来たのだろうと好奇心が首をもたげるが、今は抑えて。 煙草に火をつけていた御者にエミキーのこと、この辺りで自殺した人のことを尋ねる )   ( こちらを見る相手の視線も訝しむ風だ。 お互いさま ) [Thu 30 Aug 2007 23:46:05]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 病院、テンプル、自警団、色々と回っているけれど、エミキーらしい人物が収容されたという話は聞かない。 某秘密組織に研究材料として攫われたなんていうのも燃えるけど、それを調べるのは直ぐにというわけにいかないからおいておく。 エミキーは… あるいは 『あいつ』 は、どこに行ったのか… ) ―――そう言えば、今更だけどトートが自殺者を調べろって言ったのは… ( エミキーが殺されている可能性を言ったのではなく、幽霊の正体を調べろと言ったのか。 もっともこの辺りの自殺者だと思うし、『ご近所』 の事情はトートが聞いた方が早い気もするけれど。 とりあえず、エミキーが墓地へと向かった道へと向かいつつ、彼女の足取りを想像しながら逆行してみよう ) [Thu 30 Aug 2007 23:28:33]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 位相の異なる 『抜け道』 を抜けて顔を出す。 一般的な視覚には、墓地に敷かれた道を一本脇に逸れた所にある霊廟の影から、黒いセーラー服を着たキミドリ色いのが突然現れたように見えるだろう。 人込みの中や道の真ん中、そういう場所に出ないのがらしいと言うか何と言うか ) ―――ここはトートに任せれば良いじゃない。 …でもま… ( 他所を探そうと振り返っても、抜け道に戻れるかどうか。 他人の体の能力、そう簡単に使いこなせるわけもなければ、ここに運ばれた意味を考えてみようと周囲を見回した )   ( とりあえず、墓参りに来る相手はいない。 どこかで見たような、けれど知らない墓標が並ぶばかり ) [Thu 30 Aug 2007 23:18:49]
お知らせ > 跡野末理@ナンテコッタさんが入室されました。 『( また、ここに辿り着いた )』 [Thu 30 Aug 2007 23:09:15]
お知らせ > 跡野末理@ナンテコッタさんが退室されました。 『(『休息』 と言われて、そうとう疲れていると自覚した。 連絡先などを確かめて、別れよう)』 [Wed 29 Aug 2007 05:15:49]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――見えないまま首を絞められるよりは良い。 見てしまったから首を絞められてるのは分かるわよ。 だけどね、『お前今ガンつけただろう』 なんて言いがかりつけてくる相手から逃げるのは嫌。 ( 急に話が安っぽくなってしまう感じがして、自分でげんなりした表情で半眼を振り返る ) …エミキーを見つけるわ。 絶対よ。 ( 私達は悪くない。 私が遊び半分で悪いものを連れて来たならともかく、エミキーはそういうことしないだろう。 絡まれたんだ。 負けてたまるか ) ―――結局、『自分』 の枠を超えられないのかしら。 羨むようなものでもないとは、そうしたからってどうなるわけでもないしね、分かってるけど――― ( けど ) ―――分かってる、『ついでに』 自殺者のことも聞いておくわよ。 ( 自殺者のことだけをわざわざ尋ねるのは、時間の無駄だと切り捨てるが )   ( マムシや毒性の強いものにやられなかっただけ幸運だけど、ちょっとえらいことになって雑木林を抜ける。 …もう、コッタが私の体でどんな格好をしてウロウロしていても許してあげよう… ) [Wed 29 Aug 2007 05:14:13]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『流石に迷子の羊のように放っておけば帰ってくる、とはいきませんか(童唄の一節を持ち出し溜息)』 [Wed 29 Aug 2007 05:00:45]
トート > ―― お仕事は、 お仕事ですから。 ( 最近サボり癖がついてご無沙汰なカンジの己の口癖。 ) … ( 足を止めた ) ―― 見えることが首を絞める事もあるのだというコトをお忘れなきよう。 ( す、と半眼を向け冷たい声で告げる。 ”何故今此処でこうしているのか考えろ” と ) ( 再び歩きだし月への答えに応える ) えぇ、別に夢が無くても構いません。つまりは違うんですよ。正しい事を提示されても、正しい事全てが見えたとしても、その見え方はヒトによって千差万別です。 その体の持ち主…コッタさんの感覚を通し、けれど貴女がソレを処理する。わからないものがあるのも、見えていても見え方が違うからですよ ( だからどう、とは、死神は口にしない。近くの草を薙いだ )  ――― この辺りにはいない… …そうですか、わかりました。そちらの方はお願いします、あぁ、後できれば自殺者の事も―― 私も尋ねてはみますが。 ( 他の死神や、幾らか話の通る死霊たちに ) …休息はお取りになってくださいね、私は此処を抜けたら一旦墓地へと戻ります ( 言っているうちにも、周りに木は少なくなっていくだろうか。…空は晴れたまま、月が大分傾いていてそれこそ貴女の言ったよう、どれだけの時間が経ったのか示している ) [Wed 29 Aug 2007 04:55:03]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――そんな感じね。 でもちょっとがんばっちゃってる、そんな気がするのよ。 ( 人でなし、その通りなのがなんとも。 苦笑して、そういった人間くささはやはり相手を 『不思議』 としてでなく一人の個人として見せてくれる。 生きてるうちに死神と関わるなんて貴重な体験だろうに、今一つ実感に乏しい自分に呆れた。 もちろん、それどころでないのが一番の理由だが ) …便利な面もあるけど、見ていないからってそれが無くなるわけじゃないんだから、結果として首を絞めることにもなるわ。 やっぱり私は全部知りたい――― エミキーが羨まし… ん。 ( 余計な一言まで加えてしまって口を噤む ) ―――〜月? ええと… ウサギにも女性にも見えないわよ、夢の無いことで悪いけど… あれは明かり、と時間を見るものよ。 ―――コッタ… この体の感覚が混じってるのかしら… 今、お菓子みたいって思ったけど… ―――これって、厳密にはコッタの感覚じゃないのよ。 コッタの感覚を通して、最終的には私が感じていること。 …つまり情報の大半は、何が何だか分からない… ただ、断言できないけど――― この近くにはいないんじゃないかって、感じてる。 進む方向を間違えたのか、雑木林にはいないのか――― このまま進んで林を抜けたら、私はもう一度病院とテンプルを当たってみるわ。 [Wed 29 Aug 2007 04:38:15]
トート > … ( 漏れた吐息に、ちらっと貴女へ視線を向ける ) 熱い?そうでしょうか、私は死者が生者に害なすのを死神として止めるだけですよ。 まぁ確かに面倒なので人任せで私が動く事は滅多にないですが ( さりげなく人でなしな発言。 ) …そうですね、ニンゲンの意識は実に便利です。認めようとしないから見えない。或いは目に見えていても背けて見えないことにする。未希ちゃんはそれら全て見えすぎちゃっているのでしょうか?ご本人ではないので良くわかりませんが、 ( 視線を右から左へ動かす。秋になったと言いたげに響く虫の声…それに揺らぎがないかどうか耳を澄ませながら ) …貴女は月をどう見ます?ウサギ?女性?色んな物語が月にはありますね。 同じモノを見ていても、ソコに対する見え方、感じ方、思い起こすもの、知識等はヒトによって案外バラバラです。  ―― その便利な体に集まる情報に、役に立ちそうなものは? ( 息をつき ) [Wed 29 Aug 2007 04:20:02]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――。 ( 『へぇ』 と言う顔で、淡々とした表情を振り返る。 零れた疲労には目を瞑ろう。 瞑ってもらおう、私も実はちょっとキツイ… きっと顔に出てる… ごめんねコッタ――― てゆか手伝いなさいよ! どこで何してるんだかあんちくしょうっ ) ―――っふ… トレーニングだと思って、鍛えて返してあげるわ。 〜これも誤解、死神なんてさぞ冷酷非情と思いきや――― 熱いじゃないの。 ( からから笑う。 不安に急く気も紛れないが ) …この身体はね、常態で色んな情報を掻き集めるようにできてるみたい。 『私』 はそれを、意識しないと読めないんだけど――― 考えてみれば当然だわ。 そこにあるものが見えてない、人間が鈍過ぎるんだから。 でも、捉えない方が良いものもあるのね。 『捉えない』 のと 『捉えられない』 のは違うけど… 何だか皮肉。 ( 連れ帰ったら、話してみよう ) ―――サガエーッ! みきーっ! えーみーきー―――!! ( 虫の音を黙らせて、大声が響く。 返事は返らないか。 精霊達の声は漠然としていて、エミキーの元に向かっている実感は無い ) [Wed 29 Aug 2007 04:06:12]
トート > 大丈夫じゃないから見捨てていいとは思いません。 ( 淡々と答える。少し疲労の滲む声 ) えぇ、特に貴女は扱いなれてない体ですし。 ( 気をつけて、という言葉に頷いて答える ) 忙しいでしょうね。 ( 墓守の彼女。 ) 忙しいですよ。 ( 死神全体。 ) でもコレとソレとは別問題です。 ――― そうですか、随分と荒療治ですね。 ( 溜息混じりに、肩を竦めた。 )  … ( 呼ぶ声を聞きながら、近くの細い低木を薙ぐ ) さぁ、わかりませんけど。武器の扱い方よりは魔術の方が力の扱い方は似てるでしょう。いつも魔法をつかっているわけでも、飛んでいるわけでもないでしょうから―― そういう力の解放の仕方、閉じ方、貴女たちの感覚でいいので教えてあげてください。未希ちゃんは聡い子ですからそこから自分に合ったカタチにアレンジしていけるでしょう… まぁ、戻ってきてくれたら の、話ですけれど。 ( 目からサーチライトなんてされたら流石にびっくりしていたかもしれない。 時々鎌で障害物を薙ぎながら、周囲に注意を向け進んでいく ) [Wed 29 Aug 2007 03:51:28]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――ん… 大丈夫なの? 人の事は言えないけど… ( その格好だし、華奢だし、自分の事は完全に棚に上げて首を傾げて――― コッタの身体では自分も怪しいかと、肩を竦めて頷く ) ―――ありがとうって言うのもおかしいわね。 気をつけて行きましょう。 ( なんだエミキー友達いるじゃないかって、例によって人間ではないけども、微かに笑って藪に分け入った ) …忙しいんでしょ? いつだって死人は出るし、あの後じゃ――― ( 戦争で負った傷や病を引き摺って、後になって死んでしまう者もある。 『トートがつかまってラッキー』 と言って ) ―――そうだったわね。 …こうなると後悔しそうにもなるけど… でも私は、やっぱり知らないよりは良いと思うわ。 少なくとも死後が人生の続きじゃないっていう感覚を知るには、こうでもならないと難しかったかもしれない。 ―――見つけるわよ。 本気で後悔させられるなんて御免なんだからっ… エミキー―――! ( 一声、大きく呼んで ) ―――私と、この体の持ち主も使えるけど… そう、似てるんだ。 …そうね、閉められるようになったら閉めっ放しにしちゃいそうで嫌だけど… まあ、それで自分から開くようになれば願ったり。 ( 感覚を開いて… 自分にも理解できるものを拾いながら、闇の中を進む。 目からサーチライトどうするんだっけと思うけど、トートにも必要無いなら今は使わない。 精霊の声無き声に耳を傾けながら ) [Wed 29 Aug 2007 03:33:32]
トート > そうですか。 ( 一言答えて、とりあえずこの話題は切り上げた ) そうですね、私も一緒に行きましょう… 墓地の方にいらっしゃったら知らせてくれるように頼んでみます。 ( 誰にって、ここに屯するタマシイにだ。 ) …此処には、墓守さんの知り合いもいらっしゃいますしね。昨日あれだけ騒いで反応のないところをみると、さて、どこかに出かけているのか… ( 吐息が混じる。後で一報入れておこうか。彼女の方が荒事への対処は己より慣れているだろう。己はあまり鎌を振るわない――ヒトの命は簡単に刈り取るべきものではないと思うから、経験をつむまでは ) ――― 注意はしていましたよ。貴女にもしましたよね、私は。 …貴女の知り合いに魔術なんかを使える方はいるんでしょうか。いらっしゃるなら感覚の制御の仕方を未希ちゃんに教えてあげてください―― 魔力を制御するのと似ているでしょうから。彼女はずっと扉が開いているようなものです、閉め方を学ばなければまた繰り返すでしょう。 ( 死霊は自分の事を認識してくれる者がだいすき、だ。良くも悪くも ) ( 浮かぶ光の一つに、未希ちゃんが来たら知らせてくれるよう願い )  ―― さて、ではいきましょうか。 ( 奥へ ) [Wed 29 Aug 2007 03:14:52]
跡野末理@ナンテコッタ > さあ… 輪廻とか、色々あるし。 正解があるなら知りたいけど――― ( 『今はいいわ』 と肩を竦めて。 死者の認識については、専門家に口を挟むまい ) …とりあえず、ここから入って探してみようかしら。 自警団やテンプルにも行ってみたけど、エミキーだけを探してくれるわけじゃないしね。 病院でもテンプルでも収容されたら一安心… 人知れずどうにかなるのが一番怖い。 ( つられるように崖を見上げる。 よく落ちたものだと今更ながら… 傷つけてしまったけれど、この身体に感謝しよう ) ―――街中をあてどなく彷徨うならかわいいわ。 エミキーにはここでもどうにかできるかもしれないっていうアテがある。 あいつは、ここで何ができるのか分からない。 ―――本当、戻って来るかもしれないわね。 ( 階段を突き落とされたりしなければだけども ) ―――エミキー、こんな風に憑かれるのも初めてじゃないのかしら… 初めてだとしたら… 相手が悪かったのかもしれないけど… ( ―――憑かれたのは、私のせいかもしれない。 憑かれる直前、エミキーは自分のではなく、私の心配をしてた。 …出かかった言葉は、口にしても詮無いこと。 のみ込んで ) [Wed 29 Aug 2007 03:01:06]
トート > さぁ、どう思います? ( 質問にしつもんで返した。少しだけからかうような響き。言及がなければそれを幸いと死神もこの件には口を噤む ) …死んでいるモノが生者を死んだと錯覚するのは難しいでしょう。 ( ”自分と同じ”になったかならないかくらいの区別はつくだろう。同じになってないならそれは生きているということ。 ) 大聖堂… ふむ。 ( しばし、貴女の方を見て静かに言葉に耳を傾け )  ―――雑木林、 そしてソレを抜けた先… ですか。 ( 雑木林の方へとゆっくりと視線を向け、暫し見つめ ) …そうですね。抜けたとして、その後どこに行くかが問題です。 ――― それか 或いは… …戻ってくるかもしれませんけれど。此処に。 此処というか、墓地ですか。 ( 崖の方―― その先の墓地へと視線を投げる ) 未希ちゃんが死から逃れようと抗うように、死霊もまた大聖堂などの払う場所に行こうとすれば抗うでしょう―― でも、未希ちゃんが墓地に行く理由が死霊にはわからない。だから昨夜も素直についてきて、けれど大聖堂に行こうとした途端抗ったとしたら ( 言葉を切って、溜息をつく )   …昨夜私が此処にいなかったのが事態の悪化の原因ですか。 まぁ、居たらいたで面倒な事にはなっていたかもしれませんが [Wed 29 Aug 2007 02:42:06]
跡野末理@ナンテコッタ > (*『―――私だったら… 雑木林の中へ行くかしら。』 → 『―――もしかしたら… 雑木林の中へ行ったかもしれない。』 矛盾訂正、すみません。 ) [Wed 29 Aug 2007 02:30:08]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――え、無いの? ( 『誰にも言わないからその辺のこともうちょっと詳しく!』 とか、平時なら言うのだろうけど。 鎌とトートを交互に見つめて、今はそれだけ ) ―――手を離した時は、正気だったわ。 落ちて、それであいつが 『死んだ』 って錯覚してくれないかと思ったんだけど… ( 言っても仕方の無いこと。 置かれる間の中で、『殺されているものか』 と虚空を睨む ) 最初は、大聖堂に行こうと思ってた。 エミキーはお寺や神社でも良いって言ってたけど、一番大きいのは大聖堂でしょ。 急がば回れと思ってね。 ―――でもエミキーは 『大聖堂は遠い』 『他のところへ行こう』 と言ったわ。 憑かれてそう言わされたのか、憑かれるのを感じてそう言ったのかは分からないけど。 ( 戻される視線を一度見つめ返してから、雑木林を見回す ) ―――どこから付いて来たのか分からない。 私は墓地に入るところの道でエミキーを見つけて、その時には背中にぴったりくっ付いてた。 …この辺りのテンプルよりも墓地に近い場所で憑かれた… そのくらいの事しか言えないわ。 ―――私だったら… 雑木林の中へ行くかしら。 獣や虫は怖いけど、木登りでもしないと飛び降りは難しいし、転んでも土だし、乗り物はないし――― 身体を動かされても意識まで読まれないなら、雑木林を抜けるのは簡単じゃないかもしれないから。 …でもそうすると、自分でどうにかできない限り助かる目が無いのよね… ( 死に難そうな場所に留まるか、助けを求めて動き出すか。 大手のテンプルや病院に収容されてはいないらしいから、本当に街中へ行ったのだろうかという意識が悩ませる ) [Wed 29 Aug 2007 02:25:35]
トート > つまりコレも武器屋で売っているサイズやシィアーやとは違うとお考えください。まぁ持つという言葉は貴女方の感覚に合わせた言葉ですから。 ( 首を傾げる様に、どうしましたと声をかける ) そうですか。それはありがとうございます―― さぁ。私は死神だとは言いましたが天国や地獄が存在するとも、振り分けがあるとも明言してはいませんよ ( ご想像にお任せしますと言外に。 ) ――― 成程? そうですね、自殺の可能性は高いでしょう。 …まぁ、注意喚起かどうかは今は未希ちゃんにしかわからないので一応気にはしておくとして――  ふむ。 ( 示された場所へ視線を行き来させ、次いで崖の方を見上げる。 晴れた空に満月が煌々と照って明るい。 ) …ところで、未希ちゃんが霊に完全に支配されていたら死んでいる可能性が高いのですが ( 一旦間を置き ) 抗っているのだとしたら、未希ちゃんはどこに行くと思います?此処…私のいそうな墓地以外の――お寺?神社?教会?何か言っていませんでしたか。 ( 崖から、貴女の方へ視線を戻し )  それと、私に会うためにこっちに来たと先ほど仰っていましたが、そうなるとその悪霊は元々どこにいたんでしょう。未希ちゃんと一緒に移動しているのですから地縛霊ではないでしょうけれど、 ( この墓地にそんな霊は居なかったと思う――ソイツはどこからきたのか、 どこで死んだのか。 ) [Wed 29 Aug 2007 02:02:44]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――霊体で 『持つ』 って言うのが… ( 『私には分からない』 と首を振ろうとして… あれ分かる。 ぽん ぽん と湧いてくるコッタの知識に首を傾げた ) 〜大鎌じゃないといけないわけでもないのね。 …ああ、それは大丈夫。 私は私が理解できればそれでいいの。 でもさ、天国と地獄とか、そういう振り分けがありますよーって公式発表されれば、世の中もうちょっとマシになるような気がしない? 生者の言い分だけど。 ( 『向こう』 の都合もあるのだろうし、自分にそんな発言力は無い。 吹聴しないし、してどうなるものでもないと頷いておく ) …ああ。 エミキーの喉を使って 『あいつ』 が言ってたのよ。 『生きても地獄死んでも地獄』 とかなんとか。 自殺だわ、多分。 もちろん辛い思いしてた人がたまたま事故に遭ったり、殺されたりすることもあるでしょうけど――― ( やがて雑木林へと、早くも疲れてくる足を、それでも急いで回しながら――― ) …そうか。 高い所の縁には、寄らなければいい。 エミキーは自分が乗っ取られるとは考えていなかったのかもしれない。 あの時予想できたのは確かにそのくらいだし――― ただの注意喚起かな。 ( そうすると、やはり飛び降りか。 ―――『貴女が未希ちゃんの立場なら』 質問には答えず、崖に沿って雑木林に入って行く。 やがて代わり映えしない場所で足を止めて ) ―――この辺りね。 ( けれど確信を持って頷いた。 注意しなければ分からないけれど、多少傾斜のある崖の終わりの方が削れて、藪の中で植物も折れている ) ―――エミキーはそっち。 ( でも、そこから足取りを追うのは難しかった。 魔術でどうにかできたかもしれないけれど、魔力の大量消費から回復していなかったし、雑木林の中に入るとは 『自分の感覚では』 考え辛くて ) [Wed 29 Aug 2007 01:40:58]
トート > ( 訂正。…。 )  霊体でならば持てますよ? 肉体というのは面倒でいけません。もっと小さな鎌をお持ちの方もいますけれどね。鎖鎌とかに作り変えてやろうかと時々思います ( 絵で死神が背後から鎌を振り上げているように不意打ちとしては有効だが、対峙してとなるとどうにも使い勝手は悪い。もう一つ何か左手に持たなければとは思うものの。 ) それでいいんですよ。私たちが生者にその存在を明かす事は本来してはいけないことだと私は思っています。面白がって吹聴する事はやめてください。 ( 生者に知られるような死神は本来の役目を忘れたはぐれ者だろう。そういったものが生者に襲い掛かり生者の目に触れ倒され死神という存在が認識される。例え死神に対して悪いイメージがつき纏おうと、この死神がそれを払拭しようとしないのは死後を生者に知らせるべきではないと思うから。 )  自殺の名所? ( 軽く振り返る。歩いたまま ) ”ソレ”が自殺だろうという心当たりがあるんですか? 乗り物。足元。頭の上――全部を一纏めにするのは無理ですね、それぞれ”ソレ”が貴女たちを脅かそうとする手段として考えられるものでしょうか。  ――どうして手を離したか。貴女が未希ちゃんの立場ならどうするんですか? …さて。 ( 目の前に雑木林。その中へと足を進め ) 貴女が倒れていたのは? [Wed 29 Aug 2007 01:24:13]
トート > 霊体でならば持てますよ? 肉体というのは面倒でいけません。もっと小さな鎌をお持ちの方もいますけれどね。鎖鎌とかに作り変えてやろうかと時々思います ( 絵で死神が背後から鎌を振り上げているように不意打ちとしては有効だが、対峙してとなるとどうにも使い勝手は悪い。もう一つ何か左手に持たなければとは思うものの。 ) それでいいんですよ。私たちが生者にその存在を明かす事は本来してはいけないことだと私は思っています。面白がって吹聴する事はやめてください。 ( 生者に知られるような死神は本来の役目を忘れたはぐれ者だろう。そういったものが例え死神に対して悪いイメージがつき纏おうと、それを払拭しようとしないのは ) [Wed 29 Aug 2007 01:17:45]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――持てなかったの? てゆか、本当に鎌を持ってるのね。 絵ではそういう事になってるけど… ( どうもバランスの悪そうな武器。 武器として見てしまう娘は、反射的にどう戦うかを考えてみるものの――― そんな場合でもないし、コッタの頭では咄嗟にイメージできず諦める。 そして訂正、安心するには早いようだ ) …失礼かもしれないけど、あなた達の事は現象みたいに思ってた。 世界の仕組みと言うか、その端末と言うか。 ある程度、個人なのね… ( 気休めならいらない。 気を取り直して、後について歩き出そう ) ―――そう。 …もしも死に場所を探しに行くとしたら、自殺の名所なんかが狙い目かしら。  ( オカルトの定番だ。 飛び降りの舞台をあれこれ思い浮かべて、遊び半分で 『よくないもの』 と関わろうとすることにエミキーが怒った理由、実感できた気がする ) ―――どうして手を離したのかしら。 ( 一人ごちて… 自分も崖の方へ眼をやるけれど、昨日のあれは非常事態だ。 回復もしていないし、無理せず下り坂 ) …エミキーは… 『こっちを見るな』 『乗り物と足元と頭の上に気をつけろ』 って言ってたわ。 『振り向くな』 とも。 …飛び降りたのは 『咄嗟のこと』 かもしれない。 もちろん違うかもしれないけど… エミキーが、あいつがどうしたがっているのかを感じていたとしたらね。 とんでもなく鋭いから。 ( 相手がどういった存在か知れれば、気遣いも感じる。 せめて足早に進もう ) [Wed 29 Aug 2007 01:07:14]
トート > …やれやれ。持てるようになって早々にコレですか。 ( 言いながら、鎌を持ち上げる。今までは持ち歩く事が少なかったが、先日の海岸辺りから手にしている鎌――デスサイズ。とはいえ、ニンゲンが想像するような如何にもごてごてとした重たげな鎌ではないが。 ) さぁ。私が聞いたのは未希ちゃんが憑かれて貴女と一緒に落ちたということくらいですよ。 ( 死んでないのは確か ) どうでしょうね。幾ら死神でも一人で死ぬもの全てを把握する事は無理ですよ―― ( アルエ様ならわかりませんが、とは口の中で小さく ) …死神は私一人だけではないのですから。 ( 残念ながら、貴女に安心を与える事は出来ない。気休めをいうコトは出来るけれどソレは真実ではないのだから。 ) 地獄、ですか… … そうですね、大抵そういう悪霊と呼ばれるものたちはまず第一に己と同じ死に方をさせようとします。そうすることで仲間に引き込みやすくなる…かどうかは知りませんが、ともかく崖に落ちようとしたのは咄嗟のことなのか、或いは”繰り返し”を望んだのか―― ( 言いながら死神は崖――その下の雑木林の方へ歩いていく。死神だけなら霊体になって崖から直接行けばいいが、そうすると貴女に負担が掛かるだろうから回り込んで ) [Wed 29 Aug 2007 00:44:26]
跡野末理@ナンテコッタ > …構わない。 エミキーから離せればそれで。 …そう、昨日こっちに来たのはトートに会うためだったのかもしれないわね… ( 『以前から』 それに続く言葉には、死神とも知り合いだったのかと思わず苦笑が漏れる。 エミキーの世界もコッタの世界も日常に不思議が溢れているのに、私は… トートの事もただの異種族と見逃していた… 今はそれどころではないけども。 降りて来る光球を見回して ) ―――その人達… と言っても良いのかしら。 一部始終を見ていたわけね? …死神も探してるってことは、死んでないのは確かと思っていいのかしら… ( そこだけでも確信を持てれば、少しは気持ちに余裕ができる。 一刻の猶予も無いかもしれないが ) ―――飛び降りて、落着する寸前ね、エミキーは私の手を離したんだけど… あの時は、少しだけ正気に戻っていたような気がする。 …家にも病院にも行ってないって言うんだから、憑かれたままなんでしょうけど… ―――エミキーに憑いたあいつは、地獄地獄って言ってたわ。 その気になればどこでだって死ねるけど… どんな所に行きたがるかとか、分からない? ( 私は無事で。 …だけど、自分を見つめた 『あいつ』 に気を取られたがために、エミキーが憑かれてしまったのだとしたら… せめて逆ならもっと解決し易かったかもしれないと思う。 エミキーなら、雑木林のちょっとした痕跡からでも進んだ方向を――― 言っても始まらないか ) [Wed 29 Aug 2007 00:25:15]
トート > ええ、遊んでいる暇はありません。 ですからこの先私が言う事は何一つ冗談ではないとまず前置いておきましょう ( 貴女をじっと見つめる死神は、いつかと同じで淡々としていたがやはりどこか苛立ちが紛れていた ) そして先に言っておきます。私には「退治」はできません。それは寒河江未希にも以前から言っておいたことです、それなのに全く―― ( 溜息をついて右手で額を押さえ、軽く首を振る。木の上にいた光たちは、ふよふよと死神の周りにおりてくるだろうか ) …私は死神です。寒河江未希とはこの場所で会った事があります―― 今、ちょうど話を聞いていたところなんですけれど ( 視線で周囲のタマシイを示す。彼らがこの地に留まっていて、己が彼らと話が出来るなら、つまりある程度は昨夜の事を把握できる。己は彼らを無下に扱ったことはないし、彼らにとって話して困る情報でもないだろう ) どこに行ったか。私も知りたいですね。知っていたらいつまでもこんなところにはいません ( 軽く舌打ちをした。朝になってしまったから、墓地にいるタマシイたちはその先を知らない。 ) まぁ―― 貴女は無事で良かったですけど [Wed 29 Aug 2007 00:08:45]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――また居眠りしておいてけぼりー? とか言いたいところだけど。 どうも居眠りしてたわけじゃないみたいだし、遊んでる暇無いのよ。 ( やや忙しない調子で、相手が一度会ったことのある人物と確認。 自分も名乗ろう ) …名前… トートだったかしら? そう、アトノマツリよ。 ―――じゃ、何? 何でも良いけど… 悪霊とか憑き物とか、そういうのが分かるんだったら――― ( 助けて、と言おうとして。 ―――突然出て来た当事者の名前に、きょとんと ) ―――あ… あぁ、大丈夫。 掠り傷よ。 …まあ… 人の身体傷モノにしておいて、そんな言い方もないけど――― じゃなくて、エミキーと知り合い? どこ行ったか知らない? [Tue 28 Aug 2007 23:54:36]
トート > ねぼすけ? ( 眉を寄せて訝しげな表情を浮べた。セーラー服には見覚えがあるが、学校でそれを着ている人間―― 貴女の事だけれど ――がいたなら他のヒトがきていてもおかしくはないだろうと気にしなかった。確かにその服と蛍光色はアンバランスではあったけれど ) 大学。 ねぼすけ―― (  記憶の糸を引きながら関連するらしい単語を呟き ) …あの時のみつあみのお嬢さん? 事故で。なるほど、どおりで―― ( タマシイのすわりが悪いように感じたのはソレか。内心で思う ) ―― 聖典ならともかく、鎌を持つエクソシストがいますか? ( ひょぃと肩を竦め、改めて貴女の姿を見 ) 怪我は大丈夫ですか。 寒河江未希は? [Tue 28 Aug 2007 23:48:12]
跡野末理@ナンテコッタ > ( ざっと見回して、一つ一つには気を留めない。 けれど――― 光の玉の集まっている場所には自然と目を止めて。 身軽に飛び降りた見覚えのある顔に目を瞬いた ) ―――あら… ねぼすけ? ( この黒いセーラー服にだけは見覚えがあるかもしれない、今では誰も着なくなった大昔の大学指定制服。 中身のキミドリヘアーとオレンジアイには見覚えがないだろうし、声も別物だけど。 初対面にしては妙な呼び名でお嬢さんに首を傾げる。 この前は、光の玉が見えなかったけど、また木の上に居て、その木には鎌――― 只者ではなかったのだとは、何となく察した ) ―――ええと… あー… めんどくさいわね。 私よ、あのー… 覚えてないかもしれないけど、大学で会ったわ。 17日に商業地区であった事故で、クラスメートと入れ代わってるの。 ( 早口に。 事故の事、知ってる? と自分を指しながら――― そんなことはさておき、と言った調子で続けた ) ―――あなた、エクソシストか何か? [Tue 28 Aug 2007 23:40:54]
トート > ( 満月の照る夜の中を動く蛍光色は目立つだろう。最近定位置になってきた墓地の木の枝の上に腰掛けていた死神は、墓地の中に入ってきた派手なミドリに目を留めた ) ――おや。 ( 死神の周囲には幾つかの光の玉――タマシイ。 ついでに、今夜の死神は幾らか機嫌が悪そうだった―― 貴女の姿に目を留めれば、枝から地面へとん、と降りる。 木の根元には、大鎌が立てかけられていた ) こんばんは、お嬢さん。 ( 声を掛ける。 けれど見つめた先の少女は、なにか、どこか違和感がある…入れ間違えたみたいな?気のせいだろうか。  会った事のある人物だとは、流石に知れない ) [Tue 28 Aug 2007 23:28:27]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 暦の上ではとうに秋で、暑い盛りはもう過ぎただろうか。 それでもじっとりと湿度の高いこの場所は不快で、コッタの持っている服の中から涼しげなのを見繕えば良かったかとパタパタあおぐ )   ( 馬車停留所のスペースを抜けて、墓地の中へ。 エミキーなら、知り合いの幽霊に悪霊を追い払ってもらったりできるのだろうか。 『幽霊』 っていうのは、概ねそういうものではないようだけど。 …昨日実感させられた、あれは思考能力なんて持っていない、現象のようなもの… )   ( コッタの感覚は、やはりただ歩くよりも様々な顔の墓地を見せてくれる。 …普段なら楽しんだかもしれないけれど、それどころじゃない… ) [Tue 28 Aug 2007 23:18:38]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『 ――― ( 派手な色。 ) 』 [Tue 28 Aug 2007 23:17:50]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 『憑眼』 があればと、目元を撫でる。 この身体が体得している技術や異能の一部を引き出せる代わりに、『私』 のそれを引き出すのも難しいようだった。 もっとも使用者が 『私』 である以上、引き出されるものもアレンジされている可能性はあるけれど… それはさておき。 思いつくところでは、昨日そうして見つけたように 『抜け道』 の出口を覗いて回るくらいか )   ( 昨日エミキーはどこへ行こうとしていたのだろう。 偶然見かけて後をつけようとして、彼女に気付かれるまで… 彼女は墓地の中へと向かって歩いていた気がする。 テンプルの敷地内にある墓地とは異なり、この場所は共同墓地。 夜中ともなれば聖職者と会える見込みは少ない気もするが、エクソシストか何かにアテでもあったのだろうか )   ( のんびりしてはいられない。 踵を返して歩き出すと、鞄の中で聖水や悪霊退散の護符なんかがガチャガサ鳴った )   ( 自警団やテンプルに助けを求めても、そこにばかり人員を裂くことはできないし、具体的な捜索場所があるわけでもないと、通常の警邏の中で気に留めてもらえる程度。 寮に伝言を残したがまだつかまらないコッタに苛立ちながら、人を頼る自分を情けなく思う ) [Tue 28 Aug 2007 22:58:36]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 飛行術とはとても言えないけれど、その応用で落下の速度は落とせた。 落着の衝撃は抑えられたはずだ。 頭から落ちたりすればその限りでないとしても、死体が無いのだから自分で起きてどこかへ行ったのだろう。 そう長く気を失っていたわけではないし、街にほど近いこの雑木林にそれ程大型の獣が生息しているとも考え難い ) ―――地獄か… ( エミキーのものとは思えない、憑かれて発した声を思い出して、どこかで死に直そうとはしてくれるなと祈る。 何に祈るのか知らないが、藁にも縋る気持ちだ )   ( 人は錯覚でショック死できる。 そういう拷問がある。 この崖からそのまま落ちれば助からないから、それでエミキーに憑いた女が 『死んだ』 と思ってくれればとアテにしたけれど、それほど甘くはないということか。 行方知れずというのは、憑依から脱し切っていないのだろう ) [Tue 28 Aug 2007 22:43:39]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 身体のあちこちに包帯や絆創膏の目立つセーラー服を着たエルフが、なまぬるい風に蛍光ミドリの髪を揺らして崖の上に立つ。 背後には墓標の林、蛍光オレンジの瞳で眼下に広がるヴェイトス市の夜景を見つめた )   ( 着地は叶わず強かに打ち付けた身体はまだ痛み、消耗した魔力も回復していない。 ―――この崖の下で目覚めた今朝。 この身体はまだ生きていて、一緒に落下したはずのエミキーの姿は無かった。 空中で手が解かれて、互いに落下する直前、彼女の瞳には意思の力が戻ったような気がしたけれど… とりあえず大手の病院やテンプルを訪れた形跡は無く、自宅には戻っていないようだ ) ―――どこ行ったのよ… ( 仄かに焦燥の混じった声で呟いて、宙を仰ぐ ) …あんた達、知らない―――? ( この身体は自然の声を聞くといったこともできるようだけど、人間基準の言語思考でなされるわけでもなければ、よく分からない ) [Tue 28 Aug 2007 22:26:25]
お知らせ > 跡野末理@ナンテコッタさんが来ました。 『( 気を失って、目覚めたら彼女の姿は消えていた )』 [Tue 28 Aug 2007 22:09:23]
お知らせ > 跡野末理@ナンテコッタさんが帰りました。 『( …三段、四段、あと少し――― ) ―――うそ。 ( 掴もうと伸ばした手が空を切る )』 [Tue 28 Aug 2007 05:22:14]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『 虚ろな瞳に意識が灯り   次の瞬間するりと指先が滑り、寒河江未希は闇の中へ消えた 』 [Tue 28 Aug 2007 05:20:46]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 自前の魔力である『オド』と、万物に流れる魔力『マナ』、大気に風のように満ちているマナウェーブと混同していたけれど 『エーテル』 は 『魔力が流れる』 という現象そのものを担保している物質らしい。 どこにでもあって世界を満たしている。 魔力に対して感受性のあるエーテルにオドを通し、自分の都合の良いように道を作るのが 『エーテルスライド』 という飛行術。 このエーテルスライドには、急停止や方向転換にエーテルを 『蹴っ飛ばす』 という技術がある――― 大学の講義内容を反芻して… 飛行術の必須アイテム 『箒』 が無いけどね! と歯噛みした ) ―――〜ったくコッタは何してんのよ私の体ならこれくらいッ…! ( でも出て来られないのが 『私』 なのだろう。 ずるずるずー と力を逃がすと言うより普通に引き摺られてしまい、エミキーは筋肉痛で済むだろうかと顔を顰めた。 …もっとも生還できればの話で。 嫌な汗が全身を伝う… ) ―――ッは… エミキーの言った通りか…っ! ( 人生の続きじゃない。 救いも… テンプルにならあるのだろうか… さておき ) ―――〜でもね、止めないわよ! こんな、わけの、わからないもの――― ( この体の魔術回路はこの世界に対応していない。 けれど 『私』 はこの世界に対応した魔術回路しか理解できない。 ―――本気で抗ってみても抗い切れない力でエミキーに引っ張られながら、回路に補正をかける ) ―――放っておけるわけ、ないでしょうがっ! ( あ、落ちるな。 覚悟した瞬間。 抗うのを止めて、『転がり落ちないように』 崖の縁から飛び出した――― 地獄へでもどこでも、一人で行けば良い ) ―――ッああああああー! ( なるようになれと、ありったけのオドでエーテルを 『踏ん付ける』 それでどれだけ勢いを殺せるか――― エミキーを抱き寄せて、一段、二段と飛び石を渡るように。 ―――『女』 は、まだここにいるだろうか… ) [Tue 28 Aug 2007 05:09:27]
寒河江未希 > ( 口元から自然に落ちた煙草が坂道を転がって直ぐに止まる。 何処にそんな腕力があるのか、否、加減と言うものを一切しなければ人間、信じられないくらいの力が出るもので―――自壊するのを身体が拒むから安全装置が働くだけ。 笑いもせず怒声を上げるでもなく、咽喉を壊すような劈く唸り声を上げるサガエミキは両手で綱引きをするようにアトノマツリの腕をぶんぶんと無茶苦茶に引っ張る。 真っ直ぐに切り立っているわけではないが、岩と枝と砂利と土の混ざったようなほったらかしの崖へ落ちていけば、軽い怪我では済まされないだろう。 最悪、矢張り死ぬか。 ) 息きても地獄死んでも地獄地獄地獄なら何処も地獄御前私誰も彼も須く地獄地獄地獄へ地獄へ ( 咽喉を磨り潰すような不快な声を上げながら狂乱するソレとのまともなコミュニケーションはほとんど出来ない。 そも、思考しているのだろうか? ただ固定された単一の思念だけがドロドロと渦を巻いて同じところを巡り、決して新しい流れが入ってこないような、そんな。 死んで行き止まった思考がずっとそこで停滞しているような。 ) [Tue 28 Aug 2007 04:45:53]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――美味しい? …ああ、いいわ。 まさかね。 吸わないわよ。 ( 集中力上がるっていうけど、本当だろうかなんて。 それが無いと集中できない体にさせられるだけと知っていて、ふと聞いてしまう。 コッタ、興味あるのだろうか… それとも 『私』 が正直になっただけか… ) 〜どこ行くのよって。 大聖堂でいいの? ―――そういえばエミキーさ、『アンタ』 とか 『お前』 とか… ( 何事か言いかけて、手に込められる力に遮られた。 体力がエミキーのそれならば、コッタの身体で耐えることも可能だろうか――― ) ―――ちょっと待ちなさいッ! ( それはもう振り返る。 踏ん張る都合、振り返らざるを得ないのもあって、その顔を見た――― 何してるんだ、ダメじゃないか。 …それとも私のせいか… あれこれ考えるのはさておき。 …このまま根競べしても埒が明かない。 体力があるうちにどうにかしなければ… ) っ…しっかりしなさいエミキー! このっ… ( 手を離すのは論外。 釣りで魚の体力を奪うような感じで、坂を上るエミキーに体重で抗いながら、さほど力は込めずに崖へと歩いて行こう。 とりあえず抜け道に引っ張り込めないか試したが、他人同伴では私には無理だ。 コッタお得意のサーフボードも無い。 魔術の行使は集中できない中、『女』 の意図は察する ) …あんたもう死んでるの。 死に足りないって? 一人でやってなさいっ…! エミキーが…ッ 何…ッ し た の よ…! ( 崖の先に針山のようなシルエットを捉えて、そろそろ危ないというところで抵抗する力を強める。 何か使おうとすると混乱する魔力回路をどうにか通して 『エーテル』 を探った ) [Tue 28 Aug 2007 04:31:37]
寒河江未希 > ( 不意に繋いだ手に込められた力。 アトノマツリの身体を強引に引っ張るみたいにして、ヴェイトス市が一望できる側――――切り立った雑木林が眼下に広がる崖の方へと引っ張ろうとサガエミキが手に力を込める。 振り返るなら、意識のぼやけたサガエミキの虚ろな顔と、真っ黒な髪に洞のような黒い瞳と赤黒い口の女が重なるようにしてアトノマツリの手を引いている。 一歩、二歩と足をもつれさせながら掴んだ手をきつく握り返して。 ) [Tue 28 Aug 2007 04:13:45]
寒河江未希 > ( 暫し静寂。 こんな時間の墓地に人影などあるわけも無く。 2人分の足音だけが同じペースで繰り返される。 ) ―――あぁ、そんなに滅多に吸ってない。 ホントたまに。 ( 気だるげでぼんやりとした声と共に吐き出される紫煙。 それきりまた返事は無くなり、時折「ああ」とか「うん」とか返す程度。 ) 御前を見てるぞ。 振り向くなよ。  [Tue 28 Aug 2007 04:10:00]
跡野末理@ナンテコッタ > ―――私の話よ。 ( エミキーはどうにかするだろう。 どうにもならないことだってあるから心配なのだけど、最低限知ることができるのは、自分よりずっとマシだ。 コッタはいくらかそれと同じ目線に立てる。 魔術に通じる彼女なら対抗手段もあるかもしれない。 私は――― ) 〜任せときなさい。 って、言いたいところなんだけどね… ( 生憎これはコッタの体。 油断していると、思うように体が動かない。 …不思議と恐怖心は無かった。 背後の感覚はよくないものだとわかっているのに、それもパレードで 『悪い魔女』 の仮装を見ているみたいな ) ―――あ、こら煙草。 止めたんじゃなかったの? ( 音やにおいや光… 隣のエミキーに顔を向けそうになって、背ける。 握った手が冷たくて、しっかりと握り締めた ) 〜いつもあれくらいの距離は歩いてるんじゃない? 他って、アテある? ―――あー… 墓地の方へ戻れば無縁仏の慰霊碑… じゃだめよね。 だいたい墓地があるのに寺社とセットじゃないっていうのが――― まあこの状態じゃしょうがないんでしょうけど。 ( 万一足を攫われたりしても上手く転べるように、足の運びには注意しながら、口調はいつもと変わらない。 コッタの声だが )   ( 具体的な目標設定が急に消えたのは気になった。 確かに距離は遠いが、他にテンプルを知らないのだから――― ) [Tue 28 Aug 2007 03:58:02]
寒河江未希 > ( 怪現象なんてよく考えれば今目の前に居るヤツの本来の身体の持ち主なんか最たるもので。 アレはパッと見怖くは無いけど、本質は人間とは全然別のもの。 此処に存在して居る事自体が稀有な。 ) 別に呑気にやってるつもりは無いんだけど――――まぁいいや、乗り物と足元と頭の上なんかに気をつけて。 大聖堂遠いだろうなぁ。 ( 相変わらず背後に冷たい存在感はあるが、軽口を叩ける相手が居るだけでだいぶマシになった。 登ってきた坂道を下りながら煙草に火を点け、ヴェイトス市の夜景を見下ろす。 真っ暗な闇のずっと向こうに、大聖堂らしき高い尖塔が見える。 ) …他の所いこうか。 ( 繋ごうと思えば其処にいつもどおり、指輪とバングルだらけの手がある。 しっとりと汗をかいて冷えた手が。 ) [Tue 28 Aug 2007 03:42:52]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 『そういうヤツ』 の通り道を使ったからだろう。 きっと 『私』 はこんな面白そうなタイミングでエミキーを捕まえられない。 なんとなく、抜け道の出口が 『どこ』 に通じているのか分かった気がした。 もちろん誤解かもしれないけれど ) ………。 ( 舌打ちを見つめる顔に一瞬の逡巡。 何しろこちらにもコンタクトくらいしかできる事は思いつかない。 ついて行ったがために大事になったりしたら、目も当てられないから。 だけど。 知らないところで大事になられるより、まだいい ) ―――本当。 のん気ね。 関わっていくつもりなら対抗手段は必須なのに… ( 一人ごちて、とにかく、力不足だろうが何だろうがこうするしか無いのだと、距離を縮める ) …いいわよ。 勝手に解釈してるわ。 〜鬼のかく乱ね、こんな所歩いてて怖くなった? ( 殊勝じゃない、と肩を竦めて返す。 ―――あれはやっぱりエミキーにくっ付いているのか。 視界から外して、歩くというのもやり難い。 万一の事があれば尚更、それなら ) ―――いくわよ。 ( 言われた通り見ないように、でも 『手を繋ごうと』 ) [Tue 28 Aug 2007 03:30:44]
寒河江未希 > ( 何でコイツ今このタイミングで此処に? というのが第一印象。 中身が本物のキミドリだったら「そういうヤツ」で済ませかねないが、あれはアトノマツリだ。 偶然、にしては随分と出来すぎた感じ―――。 ) ッたく…場合に寄っちゃ本当に一人の方が楽なんだけど。 ( ちっ、と行儀悪く舌打ちする。 コイツ、普段なら見えないくせに身体のせいで見えてるらしい。 さっきから背後が忙しないのは、多分私とアトノマツリを「一集団」と認識しなおしたからだ。 手遅れか? いや、それでも二手に分かれればアトノマツリにはついていかないだろう。 ) 説明はしない。 「何も無い」。 あのさ、「ちょっとした気紛れで」大聖堂かどっかの神社かお寺にでも参拝しに行こうと思うんだけど。 帰らないんならそれまで付き合わない? ( 肩を竦めて提案。 一人で歩いて行けるかも怪しいし、もう巻き込んでるんならいっそ同行してもらってボディーガードでもやってもらった方が生還率は高いかもしれない。 ) あと、こっち見るな。 私を視界から外した方が良い。  [Tue 28 Aug 2007 03:17:27]
跡野末理@ナンテコッタ > ( さくさくと足を進める。 身体能力には不安のある体だが、この体でなければ何が起きているのかも感知できなかったかもしれない ) [Tue 28 Aug 2007 03:05:08]
跡野末理@ナンテコッタ > ( ―――音を消す魔術とか使えたかしら。 自分も異能者の割りに、どうもそちらの方には意識が働かない。 思いついたとして、さくっと引き出せるものでもないだろうけれど――― 弧を描いて振り返るエミキー。 見えなくなると慌てて追おうとしていて、身を隠す暇は無かった ) ―――〜こっちの台詞よ。 何やってんの、それ誰。 例の彼女じゃなさそうだし… 帰らないわ。 本当に邪魔なら帰らないでもないけど。 ( 邪魔になるのか、巻き込まないためにそう言っているのか微妙なところ。 前者だったら悪いなと思いながら、どうも後者っぽいエミキーが悪いんだ。 中身がどっちかは、表情とか口調とか、まあ分かるだろう。 蛍光ピンクのベレー帽でクエスチョン触覚?を隠し、キミドリの髪をヘアピンでかっちり固めたエルフは闇に溶ける色のセーラー服を着ている。 この体の持ち主に会えるまでこのままでいてやる所存。 さておき ) [Tue 28 Aug 2007 03:03:43]
寒河江未希 > っていうかどっちよ中身。 ああいいや。 帰れ。 [Tue 28 Aug 2007 02:52:39]
寒河江未希 > ( コレ、どうにか片付けなきゃなぁなんて思いながらも「考えてる事まで覗かれてそう」って不安が顔を覗かせる。 そんな事あるもんか。 幾ら得体が知れなくっても人間の延長上。 死んだら人の心が読めるなんて事はなかろう。 ) 参ったね…ちょっと面倒臭い。 ( もうここに居る意味は無い。 幽霊は墓地そのものには感心を示していないし、残念ながら祓えるような人材も見当たらず。 そうなるともっと具体的な所に行くしかないか。 問題はそこまで私が辿り着く前に轢かれたり転落したり刺されたり水没したりしないかって話。 ああ、転落物にも注意か。 とりあえず―――背後についてるものを直接見ないように、馬車停留所スペースを利用して不自然に弧を描いて来た道のほうを向いた。 で。 ) …なにしてんだアンタは。 ああ、寄らない方が良い。 何も言うな。 何も無い。 むしろカエレ。 邪魔。 [Tue 28 Aug 2007 02:52:10]
跡野末理@ナンテコッタ > ( 物理的な距離や障害を無視する、『抜け道』 に入り込む術をこの体の持ち主は体得していたらしい。 偶然見つけたそこは出入りするだけならこの体を借りている 『私』 にも可能で、日がな一日使い倒しているのだけど――― 気の利いた場所に出ることはなく、念じたり統計を取って進路を工夫したりしても大抵見当ハズレな場所に出た。 身の危険に晒されるような、上空何十メートルとかに出ないのは救いでもあるが。 一体何を基準に運ばれるのかと馴染みの無い場所を見回す。 ―――元の体でならこういう場所が似合っているとか言われたのはさておき、徘徊するのは主に大学構内だ ) ―――。 ( それとなく聞えた独り言?の方へと眼をやれば、見知った後姿が見える。 なんだたまには面白いところに出るじゃないとほくそ笑んだのも束の間。 影のように張り付いた白いそれと目が合った。 …この体の情報収集能力に対応しきれていないのもあって、すぐにはそれが何か分からなかったが… まあ、そういうものだという直感がサポートしてくれる。 きっと良いものじゃない )   ( じっと見返して。 そのままその後をつけよう。 ―――エミキーがどうするのかも興味がある。 何かアテがあるのかもしれないし。 暫くは、観察するつもりで )   ( ああ、上手く足音を消せないのがじれったい ) [Tue 28 Aug 2007 02:41:46]
寒河江未希 > ( 此方の姿を後ろから見るのなら、1人ぶつぶつ呟きながら階段を見上げる姿に追いつくか。 或いは、不自然なくらい真後ろにぴったりと張り付く長い髪の真っ白な女が振り向くのと目が合うか。 ) [Tue 28 Aug 2007 02:29:35]
寒河江未希 > ( この辺にアテが無いでもないんだが。 知り合いに1人だけ、明らかにこれオマエ専門だろう、みたいな存在が居て。 暫らく会ってないけど、此処に来れば或いはっていう。 ) …階段は普通に嫌だなぁ。 ( 1度喋ってしまったらもう独り言なんて気にならない。 背後の誰かからのリアクションがあったらあったでそれも良しって感じだ。 認めよう。 今私、憑かれてる。 こんな長い階段登ったら絶対後ろから引っ張られる程度に面倒なのに。 ) ( 遠く無い所に現れたらしい黄緑色のニンジャにはまだ気付かない。 普段ならどうか分からないが、それど頃じゃない現状。 ) [Tue 28 Aug 2007 02:27:41]
跡野末理@ナンテコッタ > ( ―――墓地だった。 何も無い空間に にゅぅ っと生えるようにして現れたキミドリ色は、何でまたと眉間に手を当てぐりぐり押しながら、『抜け道』 を出て湿った土を踏む。 勘の良いエミキーなら気付くかもしれないけれど、直接キミドリ色は見えないそんな場所。 こちらもまだ周囲の状況を把握できていないものの、振り返らない彼女がそのまま進むのなら、いずれ見知った後姿を見つけるだろう )   ( 声が、聞こえたような気がした ) [Tue 28 Aug 2007 02:20:32]
お知らせ > 跡野末理@ナンテコッタさんが入室されました。 『( トンネルを抜けるとそこは――― )』 [Tue 28 Aug 2007 02:12:03]
寒河江未希 > ( 参ったぞ、と。 朝までやり過ごせば消えてくれるだろうか? ああ、でも地縛霊じゃなくってモロついてきてるし、ずっと居るんだろうなぁ。 ) あー…あのさぁ。 ( 返事はない。気配はある。 ) どうしたい? 私を殺すとか怪我させるとか酷いのは無しね。 嫌だ。 だいたいそんな事して得があるとも思えないし。 ( 返事はない。 気配はある。 どちらかというと嫌な感じになってきた。 やっぱそういうつもりだったのか。 ) [Tue 28 Aug 2007 02:11:18]
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