墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > MJさんが退室されました。 『 胸を張り、風を切り歩こう――吸血鬼を討った正義のミカタとして。 』 [Tue 21 Oct 2008 00:48:45]
MJ > ( 死者を前に、言葉を吐くのはコレで二度目だ。 ケジメの様なモノだ、理解などは求めない――同居人にも聞かれれば応えるが理解されるとは思って無い。 化け物同士故に通じた言葉――、ソレも錯覚か。 ) お休みなさいモビィディック。 アンタに涙とか似合わないから、地獄で高みの見物としゃれ込んで下さいナ。 ( 背を向ければ、一度だけ手を振り。  [Tue 21 Oct 2008 00:47:44]
MJ > ( 一転、笑みを消し。 墓地を見下ろす、ソコには正義のミカタでも王の右腕でも無い。 歳相応の孤児の顔。 )  けども、悪逆っプリは嫌いじゃアリマセンでしたよ。 ( 世に仇無し。世界を嘲笑し踊る吸血鬼―――恐らくは群れる事すら拒絶したであろう吸血鬼。 神に唾を吐き、好き勝手に暴れまわっていた己と似た部分を感じた――決してあの悪逆には告げなかったが。 ) 艶子に逢ってなければ惚れてましたネ―――。 けども、オレサマは前に進みマス。 ( だが、貧民窟で英雄に打ち倒された時点で悪逆達とは道を違えた――、この言葉は言わば感傷の様な心の泡沫。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:43:42]
MJ > 付き纏ったとか、オレサマ蛇みたく執念深いですからネ。 まッ、コレも運命だと――。 ( どっかり、と墓の前に座りあのニヤケ面が引き攣るのを想像し口の端を歪めた。 嘘だと、口元の歪みを残した儘。 声ならぬ声で。 ) 知ってましたヨ、ホントは艶子と嬲り嬲られる関係をお望みだったって。 だから、三度目は無いと思ってたオレサマが行ったんデス―――、艶子はモビィディック、アンタのモノじゃあナイ。 ( 彼女は死んでも、殺しても良かった。 英雄と呼ばれる存在になら。 ) 意地悪いと思いましたカ? オレサマに執着があるとすればソコだけデス。 ( 何時ものヘラとした表情の儘、墓標に向けて告げる。 同居人は惹き付ける力があった、力としての象徴では無くて、人間としての。 焔を前に、獣が叩き潰した理由は―――全く以って人間的な……。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:38:09]
MJ >  ( 結局――彼女の墓は建てられるのだろうか。 灰は灰へ、塵は塵への吸血鬼とて、人間の尊厳としての『 死 』を与えるハンター達だ。 恐らくは――ヒトとして葬られる事になるんだろう。 当の本人が望むか否か…、ソレは想像でしか無いが。 餓鬼が刻んだ名は、結局は悪逆の名を冠する吸血鬼としての名前。 ) 言葉は、尽きた筈だったんですけどネ。 ( ヒトであるのは弱すぎた心、ならば怪物として葬ろうと―――。 交わした言葉は胸の中で。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:25:02]
MJ > ( 吸血鬼では無く、道化でも無く。 一人の弱きヒトとして死んだ女。炎に焦がれ、殺し侵し尽した末路としての死に様。 同居人の傭兵が、せめともとハンターギルドへ一報を入れたらしい。 古くより暗黒街を中心に暴れまわっていたと同居人から聞いた。 ) ―――俺が、俺たちがガ●●ムだッ! 嘘、嘘。 冗談デスよ。( 聖印の彫り込まれた短剣、さるクリスティアの騎士から譲り受けた形見。 簡素な墓、墓標代わりの十字架に名前を彫り終え。 再び地へと突き刺した。 固体名 『 モビィディック 』 悪逆なる吸血鬼。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:19:45]
お知らせ > MJさんが入室されました。 『 墓に刻まれた名――。 』 [Tue 21 Oct 2008 00:19:28]
お知らせ > 菊千代さんが退室されました。 『(誰かに告げる「さようなら」)』 [Sat 18 Oct 2008 01:13:42]
菊千代 > (金木犀の香がやけに鼻に残る。 指先を黄金色の小さな花を一粒摘んで、視線を夜空へ流す。 月の見えない空は、只管に暗く重い) ………。………言葉にするのも『今更』だから。 [Sat 18 Oct 2008 01:01:07]
菊千代 > ……。 (何かを言いかけて) ……。 (何かを躊躇って) ……。 (何かを飲み込んだ。) …………虫の知らせかしら、ね。 [Sat 18 Oct 2008 00:55:11]
菊千代 > ―――……。 (自分の声は余り大きくない。周りの人が普通に喋ったら混じって消えてしまうような、細い声だという。 商売につくようになっては、意識的に声を大きくしていたけれど、独りになるとどうしても小さく、空気が抜けるように喋るようになる。 もうコレは、癖なんだろう。 夜風にすら掻き消されそうな自分の声しかきこえぬ夜の墓場。 備えた金木犀がかさりと夜風に揺れて、淡い香を漂わせた) [Sat 18 Oct 2008 00:40:58]
菊千代 > 故郷の花は、流石に持ってこれないけれど―…金木犀なら、香だけはつれてこれるから。 (淡く笑う) …本当はね、もう少し遅くに―…(数ヶ月前交わした会話を思い出して、表情を和らげた。)「からっぽ」じゃなくなる日に、来ようと思っていたのだけど、花は生ものだから、そうもいかなくて―…。 [Sat 18 Oct 2008 00:37:36]
菊千代 > (膝を抱えるようにしてしゃがみこんでいる女は、そっと右手を十字架に触れさせた) 墓に花を供えるのって、香で浄土に導く為なのですって。 だったらって思って。 (す、と、抱えた枝の香を吸い込んで、吐息としてもらす。 ひゅ…と吹く夜風に瞳を細めて)  [Sat 18 Oct 2008 00:29:31]
菊千代 > (とある石の十字架の前。 ダークスーツにインバネスを羽織った洋装の女が、ひそりとした声で語りかける。女の声に返す相手は、見渡す限りの十字架林の中には居ない。女は手にした金木犀を両手でたいせつそうに抱えて)  …この花、トキノミヤコから持ってきたものなの。 ……覚えている? [Sat 18 Oct 2008 00:02:38]
菊千代 > ――聞いて姉さん。 (囁く) [Fri 17 Oct 2008 23:57:10]
お知らせ > 菊千代さんが入室されました。 『(金木犀の一枝)』 [Fri 17 Oct 2008 23:56:39]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 [Tue 14 Oct 2008 00:34:23]
艶子 > それじゃあな、また来る。せめてお前の名前ぐらいは墓に刻んでやりたいものだ。 ( そこには何も埋まっては居ないが、私がそこにいると認識してやれば、そこが彼女のひとまずの居場所となろう。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:33:44]
艶子 > とりあえず、VHGに知らせなきゃ。私らみたいな傭兵が無償でこういう事してると、良く思われないかもしれないけどな。 ( 結果だけ見れば勝手に警邏に出向いて、VHGの仕事を一つ取ってしまったのだから。前にも雷電の上役からあまり彼らの縄張りにちょっかいを出すなと釘を刺された事もある。ギルド同士の関係ってものがあるんだろう。これで私がフリーの傭兵なら、好きに出来るんだろうけど。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:30:12]
艶子 > ( 訂正。死って → 知って ) [Tue 14 Oct 2008 00:24:13]
艶子 > ( 私は相手がどんなヤツか、何を考えているのか、知らない。ただ最後に灰になったところから、吸血鬼であろうという事は判った。 …でも、私は極力自分たちが戦った相手の事を知りたい。死って記憶に留めておきたい。それが生き残った者、勝利した者の義務だと思うから。…正確には、勝ったのはMJだけれど。 ) 悪いな。何も理解してやら無いままで。でも、お前の事はこれから調べるさ。 ( 相手が化け物だろうがなんだろうが、どうして刃を交える結果に到ったかという経緯は私にとって非常に大事な事だ。それを理解してやることが、相手への弔いだと私は考えている。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:23:13]
艶子 > 名前は…なんだったか。 ( 角材と短剣を手にした傭兵は、無縁墓地の一角でそんな事を呟く。 相手は名乗らなかったし、MJも「お姉さん」としか呼んでなかった。彼に聞けば名前ぐらいは知ってるのだろうか。 ) 名前の無い墓ってのも何かおかしいしな。けれどもまあ、とりあえずという事で――。 ( 傭兵はナイフで角材を削り、文字を刻んでいく。暗黒街で戦い散った吸血鬼の墓、と。 VHGの方で何者なのか把握しているかもしれないし、改めてあっちで墓を作ってくれるかもしれない。でも、作ってくれないかもしれない。だからこれはとりあえずのお墓。 ) ( そして私は文字を刻んだ角材を地面へと突きたてた。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:17:32]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『ん…。』 [Tue 14 Oct 2008 00:07:38]
お知らせ > ロイさんが帰りました。 『 (――笑えぬ話だ) 』 [Thu 9 Oct 2008 23:00:37]
ロイ >  (ただし、木々の隙間を縫い、己の視界の端に赤い灯はちらちらと漂った。灯が歩く動作に引きずられ、赤い蝶のなり損ないのようになるのもはっきりと見えた) (虚ろな顔をした参列者の顔まで見えそうだ、と男は更に皺を深くする) (己が『死んだ』時も『こう』だったのだろうか。あの頃はまだ泣き女の風習が残っていたはずだ) …… (もし、そうだとしたら)  [Thu 9 Oct 2008 22:59:00]
ロイ >  (己はそれにあからさまな不快感を示した。眉根に皺を寄せ、集団の行く先とは逆方向に道を曲がる) (薹の立った女が泣く声に合わせて他の女が泣く。――その他の女も妙齢の者はいない。死者の親族よりも死者を悼んで泣くと自負する泣き女を、男は余り好きではなかった) (所詮は貴族がパフォーマンスとしてやっていた事だ。故人がそれで喜んでいるとも思わない。――少なくとも己の故郷ではそうであったように思う) (己が道を変えると梟も其れを捉えて己の背後の高木まで飛んできた。羽音で確認し、男は振り向く事は無い)  [Thu 9 Oct 2008 22:51:37]
ロイ >  (闇の中にポツリとある白。主の心配を杞憂と笑うかのようにのんびりと羽繕いをしていた。別にお転婆をしていなければそれでいいのだ。その様子を見やって正面に視線を戻して漸く気付く。足を止めて『それ』を見た) …… (赤い灯の連なりはごくごく小さな虫のようにも見えた。己の行く先を遮るようにゆっくりと動いている。そして聞こえてきたのは女の慟哭) …泣き女か (最近は貴族の葬式でも見る事が無くなった。フォーウォン系の人間が亡くなったのだろうか。泣き女に見送られるという風習がまだあそこには残っていたはずだ)  [Thu 9 Oct 2008 22:40:45]
ロイ >  (男は左手にカンテラを持ち、狭い道を行く。――夜目の利く男にとって灯りなど本来は必要のないものだが、持つ意味はあるのだ。ゆらゆらと揺れる灯は苔むした墓石の輪郭をなぞるように周囲を照らす) (男は前ばかりではなく、時折後ろを振り返る。ただし、その目は真後ろではなく、高木の枝を見ていた。闇夜には聊か目立つだろうか、己の使い魔の姿を確認するためだ。普段から傷つかぬように注意は払っているものの、興奮した梟が枝に羽を引っ掛けたりして怪我をする可能性が無いわけではなかった)  [Thu 9 Oct 2008 22:31:58]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『 (――歩む) 』 [Thu 9 Oct 2008 22:23:22]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『私は、何かに気づいた――だから――』 [Mon 29 Sep 2008 21:32:52]
ルーア・リシア > ( 生者から死者へ。死者から魂の輪廻へと。失われ、見送り、ここから消え去ってなお、心に残るものがあると――教えてくれたのは、この子だったのかもしれない。阿鬼にも言われた言葉だ。変わった死神だと。 ) ――ちがう。 ( 誰に言うわけでもなく、唇が動く。 ) よく、わからないけれど―― ( 墓標から手を離すと、立ち上がって空を見た。滾々と湧き出る水のように、どこまでも広がる黒い幕。ちりばめられた星のひとつ一つが、魂のキラメキであると、最初に言い出したのはだれだったか。 ) 自分でも、よくわからないけれど、きっと―― [Mon 29 Sep 2008 21:32:03]
ルーア・リシア > ( 墓標にそっと、指先を伸ばす。子供の髪を撫でるように、手を丸めて。ひんやりとした石の感触を確かめるようにして―― ) もうすぐ、冬がやってくる。あなたは今、どこで何をしているのかな。 ( 他愛ない会話を楽しむように、ふっと頬の緊張が緩む。もうここにはいないあの子。墓守として、死神として、この手で――そして見送った。 ) このあたりの墓も、痛まないように補修しないと、ね。 [Mon 29 Sep 2008 21:26:55]
ルーア・リシア > ( しばらくぶりに見たその子の墓は、綺麗だった。人の手が入っているのだろう。墓前には、薄紫の花弁の跡があった。その華がなんというのか、墓守は知らない。けれど思いを辿れば、己と初めて出会ったときのあの子も、心は今夜のように、冷たい風に晒されていたのだと思う。 ) 久しぶりね―― ( そっと呼びかけても、返事はない。気配もない。墓は静かだった。分っているのに、なぜだろう。声がでた。 ) [Mon 29 Sep 2008 21:07:10]
ルーア・リシア > ( もう一度、確かめるように、思い起こすようにして、あたりの様子を確かめる。暗がりから、明るい場所にでるように、頭の中が開けていくようだった。 ) ――そう、か。このあたり、だったっけ。 ( 忙しさと日常の繰り返しの中で埋もれた記憶の欠片。一度手ごたえを感じれば、掘り起こすのは存外簡単なものだった。足は自然と、その墓の前へと。 ) [Mon 29 Sep 2008 21:02:20]
ルーア・リシア > ――ん。 ( カンテラを持ち上げ、あたりに異常ががないことを確認してから、その場を去ろうと足を動かす。けれど、頭の片隅に引っかかったものが、ブーツのつま先に力をかけた。 ) [Mon 29 Sep 2008 20:59:42]
ルーア・リシア > ( 殺風景な墓地では、幾度歩き回っても大まかな景色しか把握できない。昨日も、今日も、明日も、墓が増えることはあっても、減ることはないから。気がつけば、指先が冷え込んでいた。仕事を終えたら、熱い風呂にゆっくりと浸かりたい。そんな欲求にかられる。ランタンの明かりを揺らし、風にマントをはためかせて、湿った土を踏みしめる。 ) このあたりは、よし―― [Mon 29 Sep 2008 20:51:22]
ルーア・リシア > ( 遠く、遠く、寒空の暗がりへと溶けてゆく。りぃん――リィ…ン―― 透き通ったその音は、死者に安らぎを与える子守唄か。あるいは、墓守の存在を知らせる時の音か。墓地の見回りという仕事の合間に、ふっとついた溜息が、まだ白くないことになぜだか安堵する。 ) そろそろ、冬支度――か。 ( 星空を遠く見つめて、墓守の少女はつぶやいた。 ) [Mon 29 Sep 2008 20:47:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(墓守が奏でる鈴の音は――)』 [Mon 29 Sep 2008 20:43:16]
お知らせ > 阿鬼さんが帰りました。 『 ルーアちゃんのお友達に先ず興味がいきますけど、スイマセン続けて下さい。 ( 夜は深け往く』 [Wed 24 Sep 2008 00:28:25]
阿鬼 >  あーき、あき、あき。 死神の子ぉ。 俺の墓地からやって来たぁ、とかで良ければ。 ( 先天的なセンスはゼロだった少女。 アカペラを披露するも、歌わぬ方がマシだったろう。 ) 怖いので止めて欲しいです、そんなお代わりなんて――。 しかも二個も。 ( 残る欠片を食べ終えれば、恐怖に慄き顔を背けながらも空いたお皿をそっと彼女の前に。 ) 死神だから変わっているでは無くて――、変わっている死神。 それは現世からすれば”普通”なのかもですけど。 或いは普遍的な幻想に基く何か…をルーアちゃんが持っている。 ( 特異であると少女は思う。 彼女の言葉だとユニークと称するのか。 ) 食い意地は張ってます、食生活が乏しいと活力が生まれませんし。 ( 肉ばかり食べている気がする。 何の肉だが言う迄も無いけど。 ) はいな? ( 境界に揺蕩う漆黒の死神。 その口から話されるのは、極々平凡な――誰しもが共有出来る実体の無い噂話。 ) [Wed 24 Sep 2008 00:27:32]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『これは、友達の友達からきいた話なんだけど――』 [Wed 24 Sep 2008 00:15:04]
ルーア・リシア > 歌うの? 阿鬼のうたには、ちょっと興味があるけど…。 ( おいしそうにまんじゅうをほおばる姿を見て、やっぱり小脇に抱えられてラチされるのは相手だろな、とか。初めてであったときの会話なんぞ思い出したりした。 ) ふふっ、それなら――その可愛い口につめるだけつめてしまおうか。 ( 自然と、漏れた笑みだった。お茶を喉に流し込む。 ) えぇ。 ( 続く言葉には、ややうつむき加減にうなずいて。 ) “ここ”が好きなのかもしれない。なんだかんだいってね。それに、変わっていなければ、死神は勤まらない。 ( きっと、そうなんだと思う。変わっているからこそ、キットー― ) それにしても、阿鬼は何にでも興味を示すのね。可愛らしいとおもう。――そんな阿鬼に、もうひとつ、プレゼントをしようかな。 ( 狭間の世界に佇む死神が、珍しく楽しそうに、口を開く。その表情は、閉ざされた時間の刹那を、心から楽しんでいるようだった。 ) [Wed 24 Sep 2008 00:14:45]
阿鬼 >  崖っぷちの阿鬼でも良いですよ。 歌うと微妙に語呂が悪そう。 ( 問題は、住宅街の中という事。 対岸の火事を見物というには――少し距離が近い、其の辺の無意識の圧迫感が噂の伝播に拍車を掛けているのか。 少女は、美味しそうに口の中に広がる饅頭の餡子に舌鼓を打つ。 ) そんな、自分が怖がるとか――。 ( ふと、手の中にある齧り掛けのソレを見遣り。 ) ――饅頭が怖いです、特に漉し餡を見たら震えが止まりません。 ( 桃色吐息を吐き出しつつ、ほっこりと語った。 ) ルーアちゃんは、冥界でも現世でも無くて”ここ”なんだ。 ( 他の死神が聞いたら、眉を潜めるだろうその言葉。 生者の住む世界でも、狭間に近いこの場所。 ) ――随分、変わってるね。 [Wed 24 Sep 2008 00:05:03]
ルーア・リシア > 皿の上の阿鬼、と命名してあげる。 ( 興味本位、なんとも“らしい” ただ、皿の上のそれがどく饅頭でなくとも、喉に詰まらせるようなことが起きなければ良いが。噂の出所とやらに、かるく思いを向けながら、思案する。 ) おあいにく様。私が住んでいるのは“ここ” ( さらりといって、己も饅頭を口に運ぶ。満月のてっぺんから、三日月の形がとれた。 ) べつに――そんなことはいってないけれど。 ( つい、と視線をそらした。表情か変わらなくても、目は語る。 ) ほら、貴女――さっきも私の反応を気にしていたでしょう? その――怖がる相手といったほうが、貴女の楽しめるリアクションができると、そう思っただけ。 ( ふぅ、と言い訳を終えた跡のように、小さく息を吐いた。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:52:30]
阿鬼 >  確める気が無いから興味本位――、自分の好奇心はお皿の上。 ( 饅頭の盛られた皿、胸元で手を合わせれば瞳輝かせ。 確める気も無ければ、真実を知りたいとも思わない。 今は未だ、この事件も一過性の風邪の様な症状。 ) 散文詩は、辞書が欲しかったです。 それか翻訳機。 ( あむ、と早速饅頭に齧り付けば中身を確める真実の探求。 ) 彼岸に住む、死神っぽく無いお話ですけど……。 ( 口を動かしながらも、舌も動かす。 忙しないが、どちらかを選ぶ気は無い少女。 意味深な視線は小屋のあちこちへ。 ) ――この小屋に来る自分では無い、他のヒトと行きたい、と? ( 猫を思わせる瞳が、ニンマリと細まって。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:44:57]
ルーア・リシア > ――コウキシンは、阿鬼の退屈を殺してはくれないと思うけれど。 ( 噂は、より事実が混ざれば混ざるほど、多種多様に広がっていくもの。現に、噂の根源が日常の隣にあるのだから、口頭で聞かされた話に実体などありはすまい。ならば、と饅頭を皿にのせて、阿鬼のもとへ持っていく。 ) 人間の文献は、面白い。それを読み漁るのも、噂を聞いていくのとなんらかわりないと、私は思う。 ( それが真実だと確かめることはできない。ただ、興味が尽きることはない。 ) 団結力がないから、勤まる仕事なのだとおもうけれど? 戻ってこなくなっても、ちゃんと存在している。その場にいなくても、この世からいなくなったわけじゃない。 ( だからきっと、そこに行く意味もあるのだろう。 ) 季節はずれの肝試し…好きな男性と行くものだと、聞いていたけれど? ( ウソかまことか冗談か、首かしげでたずねてみた。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:30:50]
阿鬼 >  興味本位は噂話の部分だけですって、この世に絶望した魔術師が死後世界を道連れにする為に装置を完成させて命を絶っただとか――。 実は、魔術師は他殺で魔法具に取り殺されただとか――。 ( 所謂、無責任な与太話。 指折り数えても両の手でも足りない程。 死神が謎の死などに興味を持つのは騙る迄も無く冗句だが。 ) じゃあ、狙って受けの良い物を作れる人は天才であると――。 つまり、素人好きが多いって事なんだ。 ( 解ります、とか頷く。 どうにも読む文献が違うらしい両者。 逸れた話題は、指で弾かれ夜露と消え。 ) 唯の危惧ですから、本腰は入れないで勿論構いませんよ。 死神って団結力無いですよね皆。 風に吹かれた葉っぱみたく飛んでいった儘帰ってこない方も居ますし……。  [Tue 23 Sep 2008 23:20:17]
ルーア・リシア > ( 考えていた。ただ、その時間が長すぎて、阿鬼がいぶかしむようにさせてしまったが。続く彼女の言葉で、考えがまとまった。 ) やっぱり、貴女ならそう切り出すと、思っていた。ただのノリと興味本位で迫られたら、ちょっと困る、ところだったから―― ( ようやく、という感じで、口の端に緩い笑みを浮かべてみせる。自分なりの、精一杯のしゃれのつもり。彼女のいわんとしていることも、理解できるから。 ) ひとつ、私がこの世界で学んだ文献をおしえてあげる。わざとらしい萌えほど受けが悪い。 ( ぴっと人差し指を立てると、それをまげて、はじく。己らにしか見えないであろう形亡き者をどけるようにして、ルーアは立ち上がった。 ) ただ、私には管轄区がここと決まっているから、貴女のサポートという形になるけれど。 ( それでもいい? と首かしげ。台所へと向かう。もてなしが茶だけというのも、寂しいものだ。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:04:43]
阿鬼 > ( 「 そう 」 だとか 「 知らない 」 など先刻迄、三点リードに押し潰されそうな空間と違い漸く対面の少女が語り掛けてくれていた。 思えば、彼女なりに話の邪魔をしないつもりであったのか――真相はきっと聞かない方が良いと少女は一人で結論を出す。 ) 奴隷ギルドも――暇ですから。 ( 余りにも変わらない日常という意味での暇。 奴隷への調教や、教育、販売。 ソレ等が365日変わらぬルーチンワークで行われている。 結果として些細な変化でも敏感になる、外部からの刺激として。 ソレはギルドの奴隷としての自分と、其処で死神を続ける自分にも当て嵌まる事実。 だからこうして、この場所を尋ねて来た。 ) ルーアちゃんが噂好きなのも所謂ギャップ萌えに繋がるけども、ソレは少し置いておいて。 ( 何も無い空間を掴み、脇に退ける仕草。 ) 気になりませんか? 自分達の出番かも――知れませんし。  [Tue 23 Sep 2008 22:55:53]
ルーア・リシア > ( 短い相槌がひとつだけ。けれども相手の話を頭で整理するのには、こうするのが一番適していた。 ) もちろん。あなたの話は、少し大げさに感じたけれど。 ( 茶をすする相手の顔を見て、その眉が寄る様をみていた。 ) 墓地を訪れる人たちも、そんな話をしていたとおもう。街では有名な噂になっているみたいね。 ( たしかに、と阿鬼の言葉を肯定してから、わざわざたずねてくれた客人に問いかける。 ) でも、貴女がそんなお土産をもってきてくれるなんて。私は、街の噂にはうといほうだから…新鮮だった。 ( リアクションにもうといというのは、もう語るまでもないが。 ) でも、私にどんな反応をきたいしていたの? 阿鬼。 [Tue 23 Sep 2008 22:41:53]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(返すのは、やはり――)』 [Tue 23 Sep 2008 22:33:36]
阿鬼 >  ……――ちゃんと、聞いてました? ( 自分が話している間中、返って来るのは必要最低限の相槌のみ。 ソレも魔法生物の様に一定のリズムで返すだけの住人。 むぅ、と眉根を寄せながらお茶を啜る少女。 ) 一言で纏めると、住宅街にある屋敷に怪物が出たという事ですが。 ( 少女は、先ず得られた噂話やら目撃情報、背びれ尾びれの付いた話を交えて大袈裟に話したのだが。 一向に乗ってくる様子の無い住人に痺れを切らし、仕方ないという感じで纏めた。 亡くなった魔術師が残した遺産、その魔法具が勝手に動き出し屋敷は異界へと成り果てた――そんな事件が秋も深まるこの時期に発生した。 肝試しでは足りなかったニンゲンは大喜びでは無いか? そんなニンゲンが居ればの話だが。 ) [Tue 23 Sep 2008 22:30:42]
阿鬼 > ( 長い話を終えれば、一息付くように少女は湯飲みを傾けた。 墓地の片隅にひっそりと佇む墓守の家、内装には飾り気も無く最低限の家具だけが揃えられた部屋が住人の性格を顕わしている。 此処の住人は――機能美を追求しているのか、清貧を旨としているのか少女には判断は付かないが。 椅子に腰掛、対面の人影へ視線を流す。 この小屋の住人――聞けば、墓守として生活をしているらしい。  ) [Tue 23 Sep 2008 22:22:58]
お知らせ > 阿鬼さんが来ました。 『 ――と、言う訳なんですよ。 』 [Tue 23 Sep 2008 22:15:35]
お知らせ > ロクパーさんが帰りました。 [Tue 23 Sep 2008 13:56:42]
ロクパー > (のろり,と瞼を上げれば,)ァァ…,(眼球に止まっていた蝿が,ブーンと飛び立つ。)あかんわ。手を伸ばすのも,なんやしんどいし。(カァカァと何処かで,カラスが鳴く。)つらいし。(否,闇の類かもしれない。)なん,まぶしィときは,ごっつつらいなぁァ。(あァ,とため息をつく。鳩血色の双眸を,そっと伏せた。) [Tue 23 Sep 2008 13:56:40]
ロクパー > (袖が揺れ,ぞろりと百足が零れ落ち,湿った地面を消えた。言葉に混じる吐息が,)はらが,…,(腐った果実の匂いがした。)へったなァ…。(そうして,ぎょろぎょろ瞼の裏で動けば,涙のように白い白い蛆がぽろぽろと落ちた。)アレェ,なんやろ。アレェ。(汚れた布一枚。覆われた四肢が,闇色の気配を発す。)うまいンかなァ。とどかへんかなァ。あァ…,(頬が引きつる。糸で縫われた部分だ。)はらへったなァ…。 [Tue 23 Sep 2008 13:46:22]
ロクパー > (空が遠い。白い月が,)  ――…ぅ,ゥゥ…。(蛇の鱗のよゥな,葉と葉の間から女の貌のよゥにのぞく。)ゥ…,ぅぅ…。(それがなぜか怖ろしくなって,再び瞼を伏せては唸った。)腹が,(ブーンブーンと蝿が身の回りを遊び,ススキ色の前髪を揺らせば,)  バクッ! (血色の悪い唇からのびた,ワイン色の舌がとらえて,)もぐもぐ…たりねェし。(木々の間。崩れた墓石の間に,転がる死体が一匹) [Tue 23 Sep 2008 13:36:39]
お知らせ > ロクパーさんが入室されました。 [Tue 23 Sep 2008 13:29:42]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『花束は両親の墓前へ』 [Sun 14 Sep 2008 23:32:41]
ヴァネッサ > ( 涙が零れそうになっている。 腕でそれを誰にも見られたくないと思いながら拭い去ろう ) ――探す…絶対 ( 花束を持つ手に先ほどとは違う力が入った。やるぞって、そういう意気込みの力。 身体に当たる風がさっきよりも冷たくないような気がする。 銀色の髪は靡いている ) ―――よしっ ( 足がまた前に進みだす。 一歩一歩力強く。 目的があるから。 しっかりとした目的が ) [Sun 14 Sep 2008 23:32:17]
ヴァネッサ > ( ヴェイトスに戻ってきた一番の理由は彼女のお墓にいくことだったのに、いざ来てみればその場所すら知らない。 墓地に来ればあるだろう何て思っていた自分が恥ずかしくて ) ――ごめん、なさい ( 口から漏れたのはそんな言葉。 足を止めて、墓に囲まれた銀髪の女の子は泣きそうな震える声。 周りを囲う墓石は何も声をかけてはくれない ) ――――― ( 情けない。今の自分をそう思った。 そうわかっているのに、気持ちはどんどん下へ下へと落ちていく。 冷たい海の底に沈められたみたいに重くて、寒くて、寂しい ) [Sun 14 Sep 2008 23:02:00]
ヴァネッサ > ( またあの子のお墓を探し始める。花束を持つ手に力が入ってしまう。 見つからなくて、気持ちが焦ってしまう。 お墓の場所すら知らない自分に苛立つ、情けなくて、そして悲しくて ) ――ミザリー…どこにいるの…? ( 口から漏れた言葉は弱々しくて、風がそれを笑うかのようにまた強く吹いて ) [Sun 14 Sep 2008 22:47:05]
ヴァネッサ > ( 夜の風が冷たく感じる ) ここに、あるかな… ( その手にある花束はお墓参りように花屋で見繕ってもらった。 その花の色が暗い夜の黒の中にぽつんと浮かんでいるようで )( 今日は両親の墓参りではない。 友人。もうこの世にはいない同属の友人の墓参り。 でも、その墓の場所を自分は知らない。どういう風に埋葬されたか、どんな墓なのか、そしてどこにあるかも ) ―――ない… ( 何度も何度も墓を見て回った。両親の墓の前も三回ほど通った。でも、あの子の墓は見つからない。 探している墓がここには無いことなんて、まだ知らない。 夜の風が長い銀髪を撫でて、墓地に寂しい風の音を残していく ) [Sun 14 Sep 2008 22:25:32]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『手には花束』 [Sun 14 Sep 2008 22:20:09]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『誰かと食べる食事は美味しい。陳腐な言葉だけど――――真実だと思った。心の底から。』 [Mon 8 Sep 2008 00:08:56]
ヴェルセリオス > ・・・・・一安心です。もし大怪我でしたら、治るまでの間仕事を増やして休業の間の食い扶持などを稼がないといけないかな、などと半ば本気で考えておりましたから(くつくつ。眼を笑みの形に細め、口から紡いだ言葉は―――半分は冗談だが、半分ぐらい本気だった。そんな風に考えるあたりも、なんだか変わったのかな、と思うわけで)・・・・・・え(そんな顔を、という言葉を聴いて、慌てて自分の顔をぺたぺたと触り始めて)・・・・どんな顔をしているか、私には良く解りませんが・・・・良い事のようでしたので、喜ばしい事と思っておきますね(自分の両の頬をそっと指先で押さえながら、「ちょっと恥ずかしいような気がしますが」と小さく零したり)いいのですよ。雇われているわけでは有りませんし。それに報酬なら何時がばー、と襲い掛かって取り立てるかわかったものではありませんから、どうぞ油断なさいませんようご注意を・・・(小さく響く、色合いの違う二人の笑い声。込めた色合いが違えど、朗らかな気持ちはきっと同じ)ええ。解りました。私は足場の悪さも無視できますから、速やかに仕上げますね(ハンマーや釘を受け取りつつ、ふわりと浮いて程なくすれば天井からごんごんと打ち付ける音が響いて) [Mon 8 Sep 2008 00:07:50]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(それが、今感じている、私の気持ちだから――)』 [Sun 7 Sep 2008 23:59:01]
ルーア・リシア > ん……。 ( 痛い部分をさわられれば、素直に表情に出す。こんなふうに、感情を表に出すようになったのはいつからか。そんなに、悪いものでもないかもしれないと、思ったり。いつになく真剣な面持ちのメイドを見れたことが、なぜだか嬉しかった。 ) なんだか、少し、変な感じ。 ( いつしか、口元には、うっすら笑みが浮かんでいた。 ) 私にもそんな顔をしてくれるんだね、貴女は。 ( たぶん、彼女がこんな目をするのは――彼女がほんとうに、大切に思っている人たちに対して、だろうから。 ) ありがとう。大きな怪我がなくて、よかった。 ( ひととおり終わると、改めてヴェルセリオスに礼を言った。 ) メイドをただ働きさせるのは、なんだかきが引けるな。 ( 冗談っぽく笑うと、あぁ、今、笑ったんだ、自分は。なんて――自分で思って。 ) どうせだから、分担しよう。貴女は、とりあず屋根、おねがい。もう一度ハシゴをあがるのは、ちょっと疲れそうだし。その間に、私は部屋を片付けておくから。 ( 終わったら、二人でシチューを作って食べよう、と。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:58:39]
ヴェルセリオス > (一時の気の迷いか、それともはたまた――――でも、実際にどうなのか、なんてどうでも良い事なのかもしれない。今感じている自分の気持ちで、皆動いているのだから)・・・はい(あー、ちょっと警戒されてる、と思った。でも自業自得なので其の辺りを気にはしなかった。寧ろそう思われるのが普通だと思っていたから。でも了承の返事を得られると、ベッドに座るルーアの前でしゃがみこんで)・・・・ここは、どうでしょう・・・あ、痛いですか。ではこちら・・・こちらは大丈夫、なるほど・・・(足首から体を上に、髪の中に破片が入ってないか、背中に小さいのが刺さってないかと、関節を痛めていないか、と文字通り「全身を舐める様に」調べたのだが、いつもと違って目が真剣で、「そういうような」雰囲気は零。)・・・良かった。大きな怪我は無いようです(ふー、と心底安心したような吐息を吐いた。)・・さて、次は・・・・シチューと屋根、どちらを先にしますか?どちらも、私に任せていただければ速やかにこなして見せますよ(最後に足首を確かめたので、また目の前でしゃがみこんだ姿勢のまま――――くす、と何時もよりどこか柔らかな笑みを浮かべて、問いかけた) [Sun 7 Sep 2008 23:50:19]
ルーア・リシア > ( 不思議な気持ちだった。すっかり「そういうものだ」と思い込んでいた相手からもたらされた、意外な言葉。偶然なのかもしれない。たまたまなのかもしれない。けれど、いつしか、死神としてあった己の心にも、変化が起きているのがわかる。「そういうふう」に見ていた相手にたいする、申し訳なさというか。以前では考えられなかった、不思議な気持ち。 ) え、えぇ……。あんまり、よくないかも。 ( みてあげようか、といわれれば、少しだけ、とまどう。そんなふうに言って、えっちぃことされるんじゃないかと。どうしても思ってしまうから。けれど―― ) おねがい、できる……? ( ややあって、ルーアは顔を上げた。ヴェルセリオスをみて、静かに答える。促されるまま、ベッドに座った。 ) 痛みって、後から出てくるのね……。少し勉強になった、かも……っ! ( 傷を確かめるように、意識を向けると、素直に脳に入ってくる痛覚。細い腕、肘の部分。太ももの近く。頬の辺りにも、薄く切った跡が血のにじみで見て取れるだろう。その部位を触れば、打撲も多少あるのがわかる。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:39:37]
ヴェルセリオス > (自分でも不思議と言うか、どこかに驚きの気持ちがあるのは確か。時が流れれば変わらぬモノは無い、とは何時だか図書館で読んだ何かの本の一文だが、そう――――確かに、以前なら「不注意が過ぎますね」とか「命綱を用意したほうがよろしいのでは?」などと言っただろう。でも、今日はそんな言葉も気持ちも浮かばなかった。直接ではないにせよ、怪我をさせてしまった。そう思った時、出てきた言葉はあの一言だけだった)・・・・怪我、大丈夫・・・・ですか?私、少しは心得があるので・・・まず、身体を見せてもらって良いですか?(片づけをはじめたルーアの直ぐ側まで近づいて、まず手当てをしましょう、と持ちかけた。ベッドの上に転がっていた小さな木片をベッドの脇に避けて、座ってください、と促した。) [Sun 7 Sep 2008 23:28:51]
ルーア・リシア > ……ぇ? ( いま、なんといったのだ、彼女は。不意をつかれたように、目を開く。『ごめんなさい』そういったのだ。いつもなら、しれっとした顔で、もっと事務的で。かえってきた意外な反応に、とまどってしまう。 ) ぁ……いいの。気にしないで……。穴を開けたのも、怪我をしたのも、私の不注意。開いた穴は、またふさげばいい。 ( だから、気にしないで、と。うなだれた様子の、今までみたこともないヴェルセリオスの態度に、すっかりペースを乱されてしまっていた。怒りの感情も、いつの間にか消えてしまっている。 ) もう、いいから……貴女らしい登場といえば、そうだし。変わりないみたいで、あんしんした。――シチューをつくりにきて、くれたんでしょう? その……ありがとう。 ( 在り来たりの言葉しか出てこなかった。なんだか心がむずかゆい。死神なのに……。痛みをこらえて、部屋の木屑を片付けに掛かる。動きはどうしても、ぎこちない。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:18:38]
ヴェルセリオス > (幸い体の小さい少女だから良かった。これが傭兵ギルドにいるような筋骨隆々の男だったら本当に部屋が崩壊していたかもしれない。そして開いた穴から月明かりが入ってくるが、それの有無に関わらずものを見る事の出来る目は、あちこちに刻まれた小さな傷を見る事となる。自分の不注意で、負わせてしまった、傷を)・・・・・・・・ごめんなさい(体の前で両腕を重ねて、背筋を伸ばした姿勢から・・・深く頭を下げた。「申し訳ありません」ではなく「ごめんなさい」と。そちらの方が相応しいと思ったからだ。少しすると頭をあげるが、何時もと違って背筋が伸びておらず、柳の枝が垂れているように前にうなだれていた。しんなりと) [Sun 7 Sep 2008 23:05:15]
ルーア・リシア > ( 上をみれば――見たくはないが、お月様がはっきりとみえる。今もぱらぱらと、後ろのほうで月光とともに、残骸が落ちる音が聞こえる。本当に、崩壊していないのが不思議なくらいだった。顔にださない、というより、出したくないが正解かもしれない。 ) 何が、無事……っ! ( 強い口調が、痛みで途切れる。腕を押さえて、唇をかんだ。受身はとったつもりだったが、時間をおいて、血がにじんできたようだ。 ) あなたのせいだ……とは、いわないけれど……もう少し何とかならなかったの、あの登場。まるでのぞき――いっ、た……っ。 ( まるで我知らず、というようなこのメイドが、とってもにくたらしかったりもしたのだが、今はそんなことよりも体がいたい。 ) つきを見ながらシチューをすするの? ……おかげで修理する箇所が増えた。 ( あんまり大丈夫じゃないのである。それでも、ヴェルセリオスの前で情け無い姿を見せるのは、なんとなーく嫌なルーアであった。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:58:32]
ヴェルセリオス > (まずはえーと、小屋が崩壊しなくて良かったと思った。何分21世紀のコンクリとか鉄筋とは訳が違うのである。次に、落ちた拍子に頭を打ってたり、折れた木が刺さったりしなくて良かった、と思った。でも、どちらも顔に殆ど出ていない辺りが問題かもしれない。外見的には、ぱち、ぱちりと二度ほど瞬きしたぐらい)まずはご無事を喜ばせていただきますね。ええ。それで・・・・久々にシチューなど如何ですか、と参ったのですが・・・・・・どうしたんでしょう。私の事をとても怖い眼で見ているような気がします(はておかしいな。何かしたかしら、と内心首傾げつつ―――キャッチしたランタンを手近なところへ置いて、風呂敷を小屋の片隅に置いた) [Sun 7 Sep 2008 22:44:56]
ルーア・リシア > ( いい感じに落下音と物が壊れる音が響き――秋の夜長に小屋が揺れる←? 塵や埃が舞い散る間があって――しばらく。おーぷんざ、どあ。 ) ……。 ( ヴェルセリオスが開けた扉の先には、ものっすごく顔を険しくした死神の少女が立っていた。顔には擦り傷、服には埃、髪も毛先がぼさっと。 ) ……で。 ( しばらくヴェルセリオスを見つめた後、静かに、殺気みたいなものを漂わせながら、口を開いた。 ) 何をしにきたの? ( 部屋の置くは、無残なまでに木屑とか色々散らかっていた。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:38:58]
ヴェルセリオス > ・・・おっと危ない。資材は大切に(ひゅっ、と身を沈ませて、落ちる途中のランタンをキャッチ。流石に火がついていたらスルーせざるを得なかったけど)少し前からですよ。中々良い光け(そして、そんな風に返答の途中で姿がふっ、と消えて)・・・・大丈夫でしょうか・・・・・(落ち着いて着地して、風呂敷を右手にひっつかんで静かにドア開けた。さて、中でどうなっているのやら・・・?) [Sun 7 Sep 2008 22:30:42]
ヴェルセリオス > (夏の暑さも終わりを告げ、これから少しの間過しやすい秋が来て――――次は冬である。個人的には幾ら寒くても困らないのだが、生憎と種族を隠して生きているので冬は違う意味で困るのであった。さて、そんな季節についての話とは関係なく、物を見るのに光を必要としない其の目は存分に、かつたっぷりとルーアの下着とか太ももとかを堪能したのであった。そして、こちらを振り向いた、と思ったら)――――――――なんですかいきなり。・・・あれ、そういえば飛んだところをお見せした事有りましたっけ・・・?(むう、と首をかしげた。が)、まあ、それはそれとして(あっさりと記憶捜査を打ち切って) [Sun 7 Sep 2008 22:27:44]
ルーア・リシア > ( 動いた瞬間、傍らにおいてあったランタンが倒れ、ゴロゴロころがって下に落ちた。火がほとんど見えなかったから、火事にはならないだろうが……。 ) いつからそこに―― ( むしろ、何してた、とい痛げに、眉を寄せて、踏み出す一歩が屋根を踏み抜いた。枯木を束ねてへしおったような音と共に、ヴェルセリオスが視界から消えて――少女は家の中へと落下したのであった。まる。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:21:34]
ルーア・リシア > ( 残暑の季節を向かえ、秋の色香が日に日に強まる頃。殺風景な墓地にも、強い風が吹き始める。それでも、気温はまだ夏で。釘を打ちつけるたびに、体の火照りを感じる。そんな身に、この風は心地よかった。 ) ――? ( ふと、その手が止まる。集中から引き戻される違和感。風のおと、だろうか――ちなみに、マントは邪魔になるので脱いでいたりする。よって下から見ていたヴェルセリオスには、何かしら下着でも見えたかもしれーぬ。 ) ( 『お久しぶりですね』その聞きなれた声に、体がこわばった。 ) ヴェ――!? ( ヴェルセリオス、といおうとしたのだが、いえなかった。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:21:25]
ヴェルセリオス > (ふわっ、と其の体を浮かび上がらせて―――まずは下からじー、と眺める。いきなりそれか、と怒られそうだが「私はそう言う性格です」と開き直るのがヴェルセリオスだった。8秒ほどじっくり眺めると、1mほど後方から声を掛けようか。「お久しぶりですね」と) [Sun 7 Sep 2008 22:09:19]
ヴェルセリオス > ・・・・・・おや。この音は・・・(音色とその頻度で、何かを打っているのが解った。木のような気がするから、多分冬に備えて穴でも塞いでいるのかな、とぼんやり想像しながら進める脚。やがて小屋と、その音の発生源が見えてくると、じー、とその姿を眺めて)・・・・・・よし(家の傍らに風呂敷とランタンを置くと、背筋を伸ばして――――ほど無くして、背中からぶわっ、と噴出すように現れる、赤黒い血で形どられた血の色の翼。騒がしくはしてないけど、この間特に気配を消すような事はしてないので、気付かれても可笑しくないかも。かなり保護色だけどランタン灯してるし) [Sun 7 Sep 2008 22:07:50]
ルーア・リシア > ( 燃料切れか、ランタンの明かりが弱まっているのも気づかず、少女は淡々と、自分の家の補修をしていた。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:02:34]
ルーア・リシア > ( メイドの思いか期待か、いずれにもこたえられぬといったように、いつもと変わらず、その場所にあった。ただひとつ、家から乾いた板を叩くような音が、断続的に聞こえてくるだろう。夜目が利くなら、音のするほうを、みてみるといいかもしれない。) ( 屋根の上――お世辞にもいい足場とはいえないそこにハシゴで上がり、黄色いツインテールの少女は、屋根板に釘を打ちつけていた。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:00:44]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(――その家は)』 [Sun 7 Sep 2008 21:58:03]
ヴェルセリオス > ・・・・・・一番困ったケースは、変わらぬ様子で小屋があるので安心してシチューを作ったら違う人が帰ってきた、というケースでしょうか。その場合・・・(想像してみた。墓守の人が家に帰ると、見慣れぬ身長の高い女がシチューを造って待っていました。でも相手が待っていたのは自分の前の担当者で――――)・・・・・ある意味面白い事になりそうです。(くつくつ。軽く肩震わせながら自らのしょうもない想像に眼を細めて)・・・そういえば、結局あの奴隷追いかけっこはどうなったんでしょう。まあ、私にはどうでも良い事ですが・・・・(同種族同士で兎狩りの真似事とは、ニンゲンって本当に悪趣味だなぁ、なんて思う) [Sun 7 Sep 2008 21:55:44]
ヴェルセリオス > (首から肩にかけて触れる、幾つかの硬いものの感触が転がる。転がるが零れ落ちも離れもせず、その感触はそのまま首と肩に生じたまま。勿論、それは落ちてもらっては困るもので)・・・・思えば、こうやってお邪魔するのも―――久しぶりですね(背中に乗せているのは風呂敷。たためばかさばらず、物を入れるのに向いている。其処に入っているのはじゃがいもに人参、皮袋に詰めた牛の乳、といった按配で、様はシチューの材料である。)・・・・・お引越しとか、配置換えとか・・・・していらっしゃらないと良いのですけど(久々に、墓守の彼女の家でシチューでも作ろうかと思ったので、こうして、久々。この間カバリストのあの人から血を貰って、久しぶりに体が元気になったから、というのもある) [Sun 7 Sep 2008 21:45:54]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『ごろっ』 [Sun 7 Sep 2008 21:40:37]
お知らせ > オリヴィアさんが帰りました。 『(ひとつ頭を下げて…岐路へと。自室で夫が好きだったワインをゆっくり飲もうかな、なんて)』 [Sun 7 Sep 2008 00:27:09]
オリヴィア > …貴方を含めて、皆さんのお陰で、この街は、まだ平和です。平和すぎて…困った人もいますけども(この平和を退屈と捉えて、自分の楽しみの為に無用の混乱を招くような者も居ないわけでもない現実に小さくため息を漏らして…。そのような事には関わらないと決めたのだから、別段何か行動するわけでもないけれども…)このまま平和を守っていけるように、及ばずながら尽力させていただきますね(この亡くなった方たちの為にも、誓いを新たにして…もう一度十字を切って…) [Sun 7 Sep 2008 00:07:28]
オリヴィア > …ヴェイティアンハーフの子の先生になったのは言いましたっけ? 結構、苦労してます。でも…辛くはないです(脳裏にあの元気な娘を思い浮かべて…。まだまだ前途多難だけども、あれも駄目これも駄目で雁字搦めのお人形さんにしては意味がないのだし…ゆっくりでもわかってもらうしかないかなとか)あと…、しばらくこちらに住む為の家も探そうかな、なんて…寮でも、悪くはないのですけど、誰かを招くとかできませんしね(知り合いの方、色々増えたんですよ…とか、月に帰るお姫様のお話の顛末を口にしながら…) [Sat 6 Sep 2008 23:58:37]
オリヴィア > こちらは…いくつか、大変な事もありましたが…幸い、甲冑をつけて立ち向かうような敵はいません。その点では平和だと思います…貴方と、皆さんのお陰ですね(自然災害でホワイティア入植地が危険な状態になったので騎士団で危険な仕事に従事したりとかはあったけれども…。自分は地図とにらみ合いで必要な資材を滞りなく現場に届ける仕事だったけど…でも敵らしい敵はいないといったところ) [Sat 6 Sep 2008 23:50:41]
オリヴィア > (ゆっくりと膝をついて十字を切り、祈りを捧げて…しばしそのまま、夫との思い出を脳裏によみがえらせて…)…本当に、ついこの間のような気もするのだけど…早いものですね(祈りが終われば立ち上がり、話しかけるようにして…いつも通り応えはないけども、思い出の中の夫と心の中で繋がりあうかのように言葉を続けて…) [Sat 6 Sep 2008 23:47:22]
オリヴィア > (「赤い雨戦争」その前線で戦っていた者達の損傷はかなり激しく、強い炎に炙られたその身は誰が誰か判断するのは難しいほどで、こうしてまとめて慰霊碑の形で弔われている。何度か足を運んでいるものの、命日にちゃんとこうしてお参りにきたのは初めてで…服装も簡素ながら喪服をまとい改めてこうして慰霊碑の前に立って)この街を守り抜いたお祝いは、また後で行われるかも知れませんけれども…(今は、親しい知り合いが居るわけでもないこの街の為に奮迅し命を落とした夫をこうして弔いに…花を添えればもう何度も見た夫の名前が刻まれたその石碑の前に立って…) [Sat 6 Sep 2008 23:42:12]
オリヴィア > (黒のワンピースに黒の靴…帽子はせずに略式の形で喪服をまとった人間は白い菊の花を手にゆっくりと墓地の中にある合同慰霊碑を目指してゆっくりと歩を進めて…)…あれから、時が経つのは早いものですね(どたばたしていて、あっと言う間だった気がするけれど…今こうして初めて、夫が眠っている地で命日の墓参りへと) [Sat 6 Sep 2008 23:36:23]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『花束を手に、ゆっくりと墓地を歩き…』 [Sat 6 Sep 2008 23:31:38]
お知らせ > フィア@スレイブさんが帰りました。 『(不安を払うかのように犬は眠る事を選ぶ。)』 [Sat 6 Sep 2008 21:14:29]
フィア@スレイブ > (スンと鼻を鳴らして隠れていた草むらから外の様子を除き見る。此処まで逃げてきて今更ではあるがだんだんと不安になる。あの貴族に買われて狩をするから逃げろと言われた。自由に走り回れる事が嬉しかったはずなのに、今はこうして墓地で隠れて怯えている。なんと言う矛盾だろう。こうして隠れているうちに少しずつ足りぬ頭は考えてしまうのだ。 もしかしたら、自分は狩の為に放たれたのではなく捨てられたのではないか。 一度浮かんでしまった不安はなかなか頭から離れては呉れない。) [Sat 6 Sep 2008 21:12:14]
フィア@スレイブ > お腹すいたぁ……。(正直もう草にも飽きてきた。第一草では食べても空腹はあまり満たされない。否、腹は満たせても心が満たされる事がない。)お肉食べたい……。(はぅ。 と溜息をついて身体を丸める。)お肉……。美味しいお肉……。鼠、兎、鳥……なんでも良いからお肉食べたい……。こう……噛んだら血がじゅぅ〜って染み出してきて……。(そんな事をまるで呪文でも唱えるかのように口の中で呟いていると不意に腹の虫が鳴いた。)ダメだ……。こんなことしてたら余計にお腹が空く……。 [Sat 6 Sep 2008 20:52:38]
フィア@スレイブ > (この生死をかけた鬼ごっこも明日を過ぎれば終わりを告げる。これからも逃亡奴隷としての生活は続くのだろうが、とりあえずの鬼ごっこは終わりを迎える事になる。ただ、これからは狩人が雇われたランナーから本職のギルドの処刑人達に変るだけなのだろうが、今の犬には知る術はない。知る事の出来ない未来を心配するよりも今日の食事の方が犬にとってはとても重要な事だったりする。もしかしたらもうすぐ散る命かも知れないが、ご飯は大事だとこの長いようで短い逃亡生活で嫌というほど思い知らされた。) [Sat 6 Sep 2008 20:32:27]
お知らせ > フィア@スレイブさんが入室されました。 [Sat 6 Sep 2008 20:12:40]
お知らせ > 蜷潜さんが帰りました。 『 いらっしゃいませー(※棒読み&表情変わらず) 』 [Sat 6 Sep 2008 03:25:01]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『あい…そ……?(うそん、と疑い深げな視線だったとか)』 [Sat 6 Sep 2008 03:23:58]
君影 > ( そんな逆転劇が起こるとは予想できなかった。 まさかあの頃はこんな事になるなんて思ってなかったんです。 パートナーは後にそう零したという。 ) 高くないならなんでもいい。 任せるから選んで。 ( 特に食に好き嫌いは無い。 栄養だけはちゃんと計算しているけれど、それ以外は安さ重視の食生活。 実はたまに猫の方が良い物食っていたりもする。 ) 今度艶子にも聞いてみるかな。 遊びに行った時にでも。 ( 白夜は可愛かったなー。 けどもう一人の奴は二度と会いたくない! 既に暮らしている亜人の三人中二人とは出会っていた。 ) よし! 今度試して―――……いやだから違うっての。 ( 出来るかそんなこと、とノリツッコミをしたりする。 ) 物騒なの。 …………そういうのお願いしたいのに。 ( 何か二人とも出来る事と出来ない事が似通ってる気がする。 ) [Sat 6 Sep 2008 03:23:12]
蜷潜 > ( 猫の方が高収入な罠とか期待。 もういっそ登録名/リャン パートナー/君影 ) ん。 たまには陸の食べ物が食べたい。 肉とか。 野菜とか。 ( 魚介と海藻の比率が高くて非常に偏った食生活である。 サザエ山盛りオンリーとか贅沢なのか貧しいのか。 ) うん、あの辺の連中は殆どそうだな。 ゴウテンジツヤコは知らん。 アレは後から海岸に住み着いたヤツだ。 ( ごろごろと亜人の類があと3人住んでいるらしいがよくは知らない。 飛燕の所属でもなし、ゴウテンジは少し移民達と立場が違う。 ) 「何で家に居るんだよ!今日パートだろ!」とか逆ギレすれば良い。 ( その金で飯食ってるんだが。 お勧めするぞ、とばかりにぽんと肩に手を置いた。 ) そうか。 まぁ片端から握り潰すくらいしかできんが。 加減とか交渉とか愛想とかは期待するな。 愛想はいけるか。 ( 接客業だもの。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:55:20]
君影 > ( 私は正当な報酬を要求する! ニャー!! いつか飛燕の上司に思いのたけをぶつけてやる! ) ぐぅ…… いく。 ( ちっとも通じてない事に呻き声を漏らした。 けどお腹減ってるのは事実だし。 あ、けどやっぱなんか癪だ! うぐぅ。 ) じゃあアマウラというよりもヴェイトスの人か。 ( 自分で聞いておきながら、どうでもよさそうに小さく欠伸。 それに釣られてリャンも欠伸。 流石にここで一夜を過ごす気はないから、私も当然のように蜷潜の後ろに付いていく。 ) 一番気まずいのはトイレに行こうとしてばったり顔を合わせた時。 ………らしい。 私はよくしらないけど。 ( 知らないけど!と静かに強調した。 順番を少し間違えてた事におーあーるぜっとになったのはほっとこう。 ) 手伝ってくれると助かる。 けど期限がさ。 多分明後日まで。 それと金額の問題からボランティアになりそうだけど。 ( それ以降を過ぎれば奴隷を監視する事も無くなるだろうし。 手伝ってもらうには少し遅かった。 あと払うお金はきっと気持ち程度になると。 ) そうそう。 それで今度依頼主にそれを報告しなきゃいけないんだけど。 魚守を使わして貰う。 ( あそこなら、まあ多分貴族の人が錫音も監視してたとしても、私との会話の内容まで聞かれんだろう。 多分。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:47:13]
蜷潜 > ( モンスターペアレントは怖い。 そのうち猫も働いてるから2人分給料よこすのが当たり前とか言いだしそうだ。 面白いが。 ) 腹が減ったなら当然だと思うが。 何処か行くか? ( 昼間から寝てるんだしな、と。 目と目で通じあう作戦失敗! こんなもん。 ) 移民は何百年前からだったっけ。 なんかそれくらいから根付いてる連中の末だ。 アマウラなんか行ったこともない。 ( ま、用事は終わったしそろそろ墓地を降りて市街地に戻ろうかと歩き出す。 一緒に来るも来ないも特に気にしない。 そういう女だ。 ) 家族がいない時にこっそり買い出しに行ったりな。 ( もうニートという名の紳士とかでいいとおもう。 ) なんだ、つまらん。 手がいるなら貸しても良かったのに。  [Sat 6 Sep 2008 02:26:53]
君影 > ( ちょっと甘やかし過ぎてる感はある。 他の動物とかちゃんと躾るけれど、リャンに関してはそういうところが駄目だった。 きっとこの子はリャンが問題を起こして文句を言われても、相手が悪いとか言い出すモンペアな子。 ) ………………… ( むー、と不満そうに睨み付ける。 なんだそのどうでもよさそうな顔は! 私にとっては重要だぞ!と視線で語ろう。 そんな視線で会話を交わせるほど心が通ってるとは思えないけど。 ) じゃあ蜷はアマウラからこっちに? ( ―――あ、そうとも限らないか。 顔も知らない、って言ってるんだし、こっちで育った事だって普通に有り得る。 質問の後にそう気付いたけど、訂正すんのめんどいからいいや。 ) 自宅警備員は毎日が忙しい。 漫画とかの評論を掲示板で語ったりとか――――いやてか私自宅警備員違うし。 ( 何か時代の最先端を行き過ぎた発言は聞かなかった事にしてほしい。 ニートじゃないよ。 ニートだとしても無職という名のニートだよ。 ) どっちでも。 見つける事すら出来なかった。 ( 黒猫の頭を撫でてやりながらさらりと出来ませんでしたと言う。 ………あ、白夜の件ではちゃんと見つけれたっけか。 手に余ったのは錫音の依頼の方で。 ……まあやっぱ訂正とか説明とかめんど。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:17:12]
蜷潜 > ( 牛を食うな猫。 というか飼い主管理不行き届きかもしれぬ。 ) あまりそういう風に見えた記憶はないがーまぁいいや。 ( どっちが主人でも。 あんまり崩れない表情のまま心の底からどっちでもよさげにぶった切った。 ) 親とか、近所の知り合いとか、まぁあの辺りは昔からのアマウラ移民の集落みたいなものだ。 散歩には、なる。 ( 墓参りには興味はないが、用事でもなければこんな所までいちいち出歩かない。 新鮮と言えば新鮮か。 ) ふうん。 自宅警備員も忙しい時があるんだな。 ( すっとぼけてみた。 ) で。 片付けたのか。 逃がしたのか。 ゴウテンジツヤコがしばらく喚いていたが。 ( 近所だけにあの傭兵が海辺で何かすればだいたい耳に入る。 君影の姿も一度確認されている。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:03:49]
君影 > ( 牛肉でも喜んで食べるよ! ちょうだいちょうだーい、と犬探しに帆走する相手にもすねこすりを始めるだろう。 ) なっ!? わ、私がリャンの世話してあげてる側なのに! ( 無愛想な顔がムキになったようなものに変わり、頬を朱に染めながらその感想に反論する。 ) ……………………ふうん。 親、ね。 ( あいつらなんか死ねばいいのに。 むしろ殺してやりたいのに。 目が据わったものになっている少女は心の底から憎んでいる自分の両親を思い返していた。 ) 最近まで忙しかったけど。 やっと暇になった。 後は報告終わらせるだけ。 ( 淡々と答える。 そうだ。 ついでだから報告場所には魚守にでもしようかな。 ) ――――そうね。 やりやすいし片づけやすそう。 ( つい同意してしまう。 まだ彼女が飛燕の関係者か裏を取ってないのに。 ) 墓参り。 ( 言葉少なく視線の意味に答える。 まあ大して気にならないし、そう珍しい事でもないのかもしれないけど。 ) [Sat 6 Sep 2008 01:48:53]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 [Sat 6 Sep 2008 01:38:50]
蜷潜 > ( ない。 無い袖は振れないし、今常備するなら牛肉だ。 ※イベント板参照。 犬探しに牛肉携帯。 ) 保護者とはぐれた幼児のようだと思った。 ( 率直な感想を述べた。 幼児はこんな所で半日寝ないが。 ) 大した用事でもなし―――顔も知らん親と話す事なんか特に無い。 行けと言われて纏めて片付けにきた。 ( と、残りの花束も墓石を確認してはぽんと放り込んでぱんぱんと手を合わせて3分とかからず全部終わった。 死者に価値は無いし、この行為にも意味はない。 育ての親の魚守店主の精神衛生を守る程度だ。 ) 暇なのか。 ――――仕事をするには良い場所ではあるが。 ( ふむ、と周囲を見渡す。 目撃者は出難く、隠れ易く、事前に用意していれば逃げ易い。 ついでに証拠隠滅の為なら埋め易そうだ。 ) ( なにを? ) ( ちろ、と視線を君影に戻した。 ) [Sat 6 Sep 2008 01:33:22]
君影 > ( ないの?ないの?とちょっと悲しそうな黒猫。 主に少し怒られたのもあいまって胸の中でしょんぼりしてる。 ) ……………む? 何? ( かすかに目元が赤いあたり、少し泣きそうになってたらしい。 なんともなしに蜷潜の後ろを着いていって。 ) さっきまで昼だったのに…… 知ってる。 呼びやすいじゃん。 ( うわ、すごい適当。 ) 私墓参りなんてしないし。 …………? 終わり……? ( さくっと終わらせた相手。 普通こんなんだったけか。 よく知らんけど。) [Sat 6 Sep 2008 01:20:36]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『意識が少し飛んでたみたい』 [Sat 6 Sep 2008 01:00:43]
蜷潜 > ( 別に墓前に次々と魚肉を置いていっても良いが喜ぶのは猫含む肉食動物オンリーだろう。 多分親は喜ばないし墓守も喜ばない。 むしろ怒られる。 ) …なんだろうな、この絵面は。 ( ぼんやりと感動の再会を眺めながら歩き、ああ、確かこのへん、と墓石の名前を確認しながら進む。 まぁ知り合いはだいたいアマウラ系の墓石の集まる辺りに埋まってる。 ) 夜だな。 結構前から。 ニナじゃない、蜷潜だ。 ( あ、これだ、と目的の墓石を見つけて適当に花を放り、ぱんぱん、と手を合わせて0.03秒くらい頭を下げて振り返った。 ) 墓参りだろう、普通に考えて。 ( 墓参り、終了。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:42:12]
君影 > ( あれ?おねーさんお魚持ってない?と足元をぐるぐる回ってた行為を止めてしょんぼりする猫。 一応猫又も妖怪。 全然化け猫らしいことをしてないけれども! )( 君影起きたー!と黒猫は主人の声がする方に跳ねるような足取りで戻っていく。 猫の鳴き声と主人の泣き声が墓場に響いたあと、少し時間が経って蜷潜の方に猫を抱えた少女が近寄っていく。 ) ――――― ( 何をしていたかと尋ねられた少女は空を見上げる。 すっごい暗い。 ) ―――……もう夜だったんだ……! ( 昼からずっと寝ていたらしい。 流石に変わりものの少女でも、家があるのにわざわざ野宿をするという事はしない模様。 ) 蜷は? 妖怪なら見かけなかったけど。 ( 運動会出来るほど数いそうにないし、めんどいから参加したくないとか真面目に答えた少女。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:35:21]
蜷潜 > ( 両親の記憶は無いし、まともに聞いたこともない。 物心ついた頃から漠然とアマウラ系移民の共同体の中にいて、親は両方死んだとだけ聞いている。 どんな人物だったか、なぜ死んだか、記憶にない誰かの事を聞いたところで余計なしがらみやストレスを抱えるだけなような気がして、面倒だから聞かなかった。 その他何人か居る墓参りの対象と同列に、纏めて墓を見に来ている程度。 ) ん。 すねこすりか。 ( ※妖怪。 無造作に抱えているのは残念ながら魚類でもなければ貝類でもない。 花束。 足元をちょろちょろと動き回る黒いカタマリを眼で追いつつ、遠くから聞こえる声に顔をあげた。 ) こんな所で野宿か。 それとも妖怪と運動会か? ( 墓参りという発想は無いらしい。 真顔で訊いた。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:17:36]
君影 > ( 誰か居た! 誰だろう? )( 魚のおねーさんだー! )( 起き抜けでお腹が減っていた黒猫は、階段を上っていた人物を視界に入れると、寝ている主を起こさないように抜き足差し足で胸の上から降りて蜷潜のいる方へと駆け出していく。 ) ( 尾が二股の黒猫が相手の傍に辿り着けば、にゃーにゃー♪鳴きながら、ご飯頂戴とでもせがむように相手の足もとをぐるぐると回り始めようとするだろう。 彼女の事はご飯くれる人だと認識しているようである。 場所を考えれば持っていないのが普通だろうが、そのあたりは所詮猫だからか。 )( 猫がやってきた方角からは、りゃ、リャン? リャン!?と主人の軽く慌てた悲鳴が響いている。 胸に感じていた重さが無くなったことによる不自然さで君影も起きたようだ。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:08:07]
蜷潜 > ( ざくざくと雑草を踏み締めながら長い階段を登る。 途中で振り返れば、海岸線は市街地を隔てて遠く遥か向こうに見えた。 帰りもこの道程を歩いて帰るのかと思うとちょっと面倒臭いし、いっそどこかに宿を取ってしまおうかなどと考えながらまた登り出す。 墓参りなどというものとは縁がなさそうな海女にも一応、時々参りに来る程度の肉親は居た。 まぁ、なにせ何代も前からヴェイトス市に根を張るアマウラ系移民の一族だ。 それなりにこういう形式的な事には五月蠅く言われるというもので―――ひらけた墓地に辿り着けば、どの辺だったっけか、と辺りを見渡して適当に歩きだす。 )  [Sat 6 Sep 2008 00:01:27]
お知らせ > 蜷潜さんが入室されました。 『 墓参り的ななにか 』 [Fri 5 Sep 2008 23:52:26]
君影 > ( おぼろげな睡魔から先に目覚めたのは黒猫の方。 視線だけで軽く辺りを見回して、主よりも先に起きてしまった事を把握した。 )( もう少し寝ていようかな、なんて黒猫は考える。 人がいる場所は好き。 けど君影と一緒にいる時間が一番大好き。 今は君影とお休みの時間。 だから主人の傍から離れたりしない。 )( あ、けど周りの気配に怪しいのが無いかは確認しとこう。 けっこう迂闊で危なっかしい所が多いから、こういう無防備な時にはちゃんと自分が見張ってあげてないと。 ) [Fri 5 Sep 2008 23:43:53]
君影 > ( ここはいい。 肝試しの時期からも外れているお陰で、訪れる人は参拝客と墓守ぐらい。 静かにこの子と風を感じながらうたたねをする事が出来るのは、何ものにも代えられない幸せだ。 ) ( すぅ、と静かな寝息を零す。 その地面には様々な人達の亡骸がある筈だけれども、人が溢れ返っている場所なんかよりもずっとずっと落ち着ける場所だった。 ) [Fri 5 Sep 2008 23:28:19]
君影 > ( 年の頃にして15,6の少女がいた。 黒い服装に身を包んでいるその少女は、木の幹にもたれかかりながらあどけない寝顔を見せてまどろんでいる。 その胸の上には二股の尾を持った黒猫が、主と同じように気持ち良さそうに丸まっていた。 ) [Fri 5 Sep 2008 23:16:40]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『(寝息)』 [Fri 5 Sep 2008 23:12:52]
お知らせ > ペセル@ランナーさんが退室されました。 『そのまま、しばらくはのんびりと』 [Fri 5 Sep 2008 01:43:58]
ペセル@ランナー > (この依頼も数日で終わる。 逃がした奴隷の数がずいぶん多いが、それもまた仕方が無いことか) 私だけ、というのも情けない話なので、できればほかの方にもがんばっていただきたいところですわね。 (ん〜と伸びをする。 余裕があるのは一応捕まえた人はいるため、で) [Fri 5 Sep 2008 01:23:46]
ペセル@ランナー > ここ何日かはせわしなかったのですもの。 さてさて。 (そう呟けば、久しぶりに…) ゆっくり眠る貴方たちが見てきたものはなんなのかしら? 希望? 絶望? ふふ。 どちらにしても眠りは訪れている。 幸せであれ、不幸せであれ。 眠りは幸運だったのかしら? それ以上苦しまなくて。 眠りは不幸だったのかしら? これ以上幸せは続かなくて。 さてさて。 (どこか歌うようにもつむぎだす。 特に意味も無い言葉遊び、というもの。 少しばかり大きめに呟いてみよう) [Fri 5 Sep 2008 00:56:44]
ペセル@ランナー > (周囲をぐるりと見渡しても人影は見えない。 気のせいだったか、と地面に降りることにした。 そのままお邪魔した墓石はきれいに掃除をしておく。 お邪魔したからにはきれいにしておこう) さて、気のせいでしたか。 それなら、こちらの用事を済ませることにしましょうかね。 (とはいえなんてことは無い、適当な場所へ腰掛けてこの場所を眺めるだけだ。 寂しさも感じられるこの光景。 どこか気に入っているようで。 恨みとのろいと、髪のひと束と。 それには気が付くことも無く) [Fri 5 Sep 2008 00:46:26]
お知らせ > ウィグス@スレイブさんが帰りました。 『(そして、主との逢瀬を邪魔された恨みと呪いも微かに残り香が、あるやも知れぬ。)』 [Fri 5 Sep 2008 00:42:12]
ウィグス@スレイブ > (そこには切り落とされた黒い髪が一束と、なけなしの最後の金で捧げたたった一輪の向日葵が静かに手向けられる墓石を見ることが出来るだろう) [Fri 5 Sep 2008 00:41:22]
ウィグス@スレイブ > (もしも、その幸運なランナーが、偶然にも其の墓前を見つけられるのであれば。) [Fri 5 Sep 2008 00:40:19]
ウィグス@スレイブ > (見えた)     …、(うっとうしいやつめ。こんな時間に此処に来る人間など、そうそう居るわけもないと思っていたが。どんな気紛れを起こして墓参りをする奴なのか―――せっかく主に会いに来たというに、風情もけったくれもなかった。) (ほんの数分、たったほんの数分だ。否、一瞬といっても間違いなかろう。まだ、手をあわせたばかりで。風情も何もなかった。)    ………、物好きは貴様だ。忌々しい奴め。(地を這うよな微かな声で、ヴェイトス広しと言えども、偶然にも同じタイミングで人気の少ない場所へやってきた 望まざる来訪者 へ、呪う気持ちを腹の底。)      ……、 また、いつか。 (主の墓前に一度振り返り、瞳を伏せる。)(まだこちらに気づいていないというのなら、闇に其の宵闇より闇色の髪を溶かせてこの場から去らせていただこう。) [Fri 5 Sep 2008 00:39:28]
ペセル@ランナー > ん…? 人の声…かしら? (先ほどより奥へ進んだためか声が聞こえた気がした。 怪しい幽霊の声なのかもしれないが、周囲をさらに注意をして見てみることだろう。 もしかしたら先日出くわした天才芸術家でもまた来ているのかもしれません) さて、どなたかいらっしゃいますか? ちょっと失礼しますよ? (失礼して墓石のひとつの上に上り周囲を見下ろそう。 多少目線は高くなる分、相手からは丸見えだろう。 そうして周囲の動く姿が見えないかを確認する) こんな場所にいらっしゃる物好きな方はどなたでしょう? [Fri 5 Sep 2008 00:33:35]
ウィグス@スレイブ > (静かにただ墓前に手を合わせる―――静かな夜更けの墓前だ。気持ちを落ち着け、永遠の褥に眠る主と対話をしていた。が)     …。 誰居るか、いや、獣の類かも知れぬが。 (其れが人か何かまで判別出来るほど洗練されたものではない。ただ、逃げるものの逃げる 理由 を、押し付けられる 枷 を知らぬものに出くわすのは正直なところ、頂けなかった。特にこの時間、この場所だ)  …、薫の君、 (何故こんなにも肩身狭く生きなくてはならないのだろう。勝手なものだ。主など。)(呪わしいこの命をつくり、先に旅立ち、そして勝手に獲物にする。―――それでも未だ人を憎めぬ。やさしさを、生きる意味を知ってみたい。墓前の前、幸い黒髪は闇に目立つことはなかろう。静かに姿勢を低く落とし、周囲に眼を向ける。さて、其の姿が、目立って見えるというのであれば、失敬だとは思いながらも、墓石の間、すばやくは逃げれぬ故、そろりと、せめて音を立てぬようにその場を離れん) [Fri 5 Sep 2008 00:27:18]
ペセル@ランナー > さて…。 (ゆっくりと周囲を見渡す。 人気の無い場所だ。 こういう場所は隠れる分にはいいけれど一度見つかってしまえば目立つので奴隷はそんなに来ては居ないだろうと考えていたのだが…。 軽く視線を注いだ範囲には人影を捕らえることはできなかった。 そのまま少女は墓地の奥へと足を進める。 こちらは銀髪なので相手からは目立つだろう)  [Fri 5 Sep 2008 00:20:33]
ウィグス@スレイブ > (静かに墓前に手を合わせる其の周囲は、朱鷺の都式の墓石が並ぶ地帯。ヴェイトスでよく見られるタイプの所謂人がそう足を踏み入れる場所ではなかった)(まあ、ほんの息抜きでそんな場所に足を踏み入れるものがいるのであれば、目に入らないこともなかろう。とても其のハンターが強運なのであれば、さもありなん) [Fri 5 Sep 2008 00:18:34]
ウィグス@スレイブ > ―――……薫の君、 (昨日の食料調達をこの逃走劇の最後にしようと、買い込むだけ買い込み、 ) …余り……、美しいものにならなかった。 (わずかに残った金銭で花を。そして、髪をそっと一束墓前に添えた)(今夜は暑かった。そっと浴衣のすそを揺らしておかっぱは墓前に手を合わせる) [Fri 5 Sep 2008 00:16:02]
ペセル@ランナー > (情報集めにも疲れた。 ここが悪くない場所だと覚えていた少女は変装を解き普段の黒のワンピースとショール。 腰にフレイルという服装で石が並ぶこの場所へとやって来た。 それなりの広さがある墓地で逃亡奴隷のその姿は見つけられるだろうか) [Fri 5 Sep 2008 00:15:47]
お知らせ > ペセル@ランナーさんが入室されました。 『(息抜きのつもり…』 [Fri 5 Sep 2008 00:13:48]
ウィグス@スレイブ > (此処には其れが刻まれた石があった。唯の石ではなく、たった一人、ただ自分を必要としてくれた嘗ての主が安らかな眠りを守る冷たい褥) [Fri 5 Sep 2008 00:00:30]
お知らせ > ウィグス@スレイブさんが入室されました。 『(主の名)』 [Thu 4 Sep 2008 23:56:48]
お知らせ > フィア@スレイブさんが帰りました。 『(行動するだけの勇気があるのかさえも……。)』 [Fri 29 Aug 2008 00:35:25]
フィア@スレイブ > (終わりの見えない恐怖は怖いと言う思いを通り越して、今ではすっかり野良犬と化してしまっているように思える。それも臆病すぎる野良犬で尻尾は完全に後ろ足の間に巻いてしまっていそうではあるが、追い詰められた動物と似たような立場である事には変わりが無いかもしれない。その場合、犬はどういった行動に出るのか本人でさえも知る由も無い。) [Fri 29 Aug 2008 00:34:46]
フィア@スレイブ > (それ以前に人に出会った経験が無いのだから、どうとも言える状況ではないのは確かだ。)う〜。(ここ数時間ほど治まっていた筈の腹の虫が再び鳴きだした。腹が鳴ると犬は手近に生えている草を毟って口へと運ぶ。最近は明るさで昼か夜かは解るものの日にちの感覚は薄れてきている。あと何日あるのかも犬には解らない。もしかしたら一生こうなのかも知れないと思えてさえ来る。一通り草を胃に入れて再び犬は身を小さくする。) [Fri 29 Aug 2008 00:23:18]
フィア@スレイブ > う〜……。(茂みの中で蹲って身体を休める。だが、警戒だけは解く事無く視線を巡らせる。このままだと死ぬかもしれない。でも、狩人に見つかったら殺されてしまう。どの道生きていられないかもしれないがそれなら、少しでも生きていられる可能性のある方を選択する。のが賢いと思い込むのは頭の足りぬ犬。今まで幸いにも狩人には発見されていない。墓地に住み着いているとの情報が流れていないのか。それとも忘れ去られているのかは定かではないが、比較的運のいい方だと思う。) [Fri 29 Aug 2008 00:04:55]
フィア@スレイブ > (空腹からぐるぐると鳴いていた腹の虫は今ではすっかり大人しくなっている。別に空腹が満たされたからではなくて空腹を通り越してしまったから。もう鳴く力も無くてただ草むらで横になる。草を食べたり水を飲んだりして命を繋いでいるもののもともとが草食動物とは身体の作りが少し異なっているのかそれだけでは栄養面で補われる事はない。身体は日に日に弱っていっている。) [Thu 28 Aug 2008 23:46:07]
お知らせ > フィア@スレイブさんが来ました。 [Thu 28 Aug 2008 23:29:35]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 来年は、はぐれないよう気をつけてくださいね。 』 [Sun 24 Aug 2008 01:07:25]
トート > 大丈夫、ちゃんと御両親の元にいけるよう―――― …では、私が送り火の代わりになりましょう。 ( そう告げれば死神は、服の中から首に下げた小さな水晶球を取り出して。 それを、子どもの額辺りに翳そうか。 ) ( 子が嫌がらなければ、そのタマシイは一時的に水晶球の中に眠るだろう。 ) [Sun 24 Aug 2008 01:06:48]
トート > ―― 迷子、ですか。 ( やれやれ、と。 立ったままでは少年を怖がらせてしまうようなので仕方ないからしゃがみこんでやる。 ) ( 曰く、お盆で両親や兄弟と地上に戻ってきたはいいが一人だけはぐれてしまい、街中を探し回ったが見当たらなくて、みんなの眠る墓の前まで戻ってきたのだという。 ) …精霊流しか、もしくは送り火にのり損ねてしまったんですね――― ( まぁ、初盆の子どもの死霊にはよくあることだ。ぽんぽん、頭を撫でてやり ) [Sun 24 Aug 2008 00:56:17]
トート > ( 歩み寄った墓の前には一人の朧な少年。―――死霊だ ) ――― どうしました? ( 声をかければ、少年の肩がびくりと揺れる… ように見える。 ) …。 ( じっと見下ろし返答を待つ死神に、少年はおずおずと顔を上げて口を開いた )( 「おいてかれちゃった」 )   ……。 ( 何処かで聞いた台詞だ。 ) [Sun 24 Aug 2008 00:46:43]
トート > ……はぁ。 それって怖いんで、 ( 死霊のハナシに耳を傾け。 怖いんですか、と応えようとして ) …… ? ( 感覚にひっかかるモノを感じ、そちらの方へと意識を向けた。 )( 届くのは僅かな啜り泣き。 )  ……。 ( 死神は大鎌を両手で持ち直し、枝の上から地面へと。とび降りようと ) [Sun 24 Aug 2008 00:31:49]
トート > ( こなしている、とはいえ今のところ特に異常は見当たらない。例の墓守が頑張ってくれているおかげなのだろうか。 死神はふらふらと、足を揺らし視線を――というよりは感覚を――墓地へと向ける。 ) …肝試しの事? あれは貴方たちが悪いんですよ、お盆だからってはしゃぎすぎて―― あんまり怖くないんじゃないかと思うんですけどね、私のは。 ( どうすればもっと怖く出来ると思います? なんて。死神の感覚では人の恐怖感はイマイチよくわからない。 ) [Sun 24 Aug 2008 00:22:15]
トート > ( ――響いてくるのは、虫の音。 ) 嗚呼 涼しくなったんです、ね―― ? ( かくり。首を傾げて尋ねるが、明確な返事を返すモノは何一つない。 当然だ。彼らは寒さを感じぬ死霊なのだから。 )( 肝試しだけでなく本業ももちろんこなしている。 墓地の片隅、定位置となった木の枝の上。 ) [Sun 24 Aug 2008 00:12:51]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( 草葉の翳から )』 [Sun 24 Aug 2008 00:03:03]
お知らせ > 艶子@ランナーさんが退室されました。 『そうしてヒューマンどもは、今日も駆けずり回る。』 [Wed 20 Aug 2008 04:50:02]
艶子@ランナー > むー、そうかい?じゃああと二つぐらい考えておくよ。 ( しかし考えてみれば、私にも他人に知られたくない秘密はあった。もしそれを暴かれたら…私はきっと、怒り狂うだろう。 ) ああ。皆が皆べるみたいなら、私ももうちょっと気が楽なんだけどな。 ( でも、そんな事を気にして立ち止まる方が私らしくない。彼女のように一々区別なんてしなくていいのかもしれない。 …だが。 ) ………。 ( そこに、何か得たいの知れない物を感じ取ったのはきっと気のせいなのだろう。 ) 逆に私をやっちゃうような奴隷が居たら、ぜひともあって見たいや! ふふふッ、またな! ( ぱ、と手を振った。 ) [Wed 20 Aug 2008 04:49:54]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが帰りました。 『どちらも、ご苦労様なことで・・・(くつ、くつ)』 [Wed 20 Aug 2008 04:43:21]
ヴェルセリオス > 逆にやられぬようご注意を・・・・それでは、御機嫌よう。 [Wed 20 Aug 2008 04:42:51]
ヴェルセリオス > (自覚は無くてもよいのではないだろうか。思わずとも其れを不足無く揮えることは良い事である。身についているとも言える)・・・無理に持っても致し方ございませんよ。適度に、保てるだけの・・・・そう、一つかふたつが、お勧めです(中には人には明かせぬものもある。暴けば命がなくなるものもあろう。秘密もまたそれぞれだ)トキノミヤコのサムライは、武器が無くても敵を殺す術を学んだと言います。矢尽き刀折れても体はまだあるはず。良い事かと・・・・(そう、いつも武器があるとは限らない。武装が禁じられているところもあるのだから)・・・・はい。私は嘘は申しませんよ(良い所だったら本当にやる。ただし笑顔は期待してはいけない。)・・・なるほど。まあ、あまり期待せずに・・・と申し上げておきます。はい。・・・・・・そのような事で、一々区別などしませんよ。ご安心を(しずしずと頭を下げて――――其の言葉の内に、ニンゲンそのものへの侮蔑の色を僅かに忍ばせて) [Wed 20 Aug 2008 04:42:42]
艶子@ランナー > ( 確かに、そうかもしれない。無い頭で色々考えるから余計に悪化する。頭が無いのならば、いっそ考えなければ良いのだ。 …それを艶子が自覚する時は果たしてくるのかどうか。 ) なっ、なるほど!それは良い事を聞いたぞ!私も沢山秘密を持つことにするよ! ( しかしその秘密は悉く暴かれてしまうのだろう。 ) 流石の私も今から素手格闘の技術をマスターしようとは思わないさ。…いや、学ぶ分には無駄じゃないと思うけど。 ( いつもこの手に愛刀があるとは限らないのだし。 ) う、嬉しくて飛び上がってちゅーと申したか。 ( 見たい!この淡々としているヴェルが嬉しくて飛び上がってちゅーするところを!ちょっと真面目に探してみようかな、と思ってしまった。 ) それでも良いのさ。足取りが掴めればね。それに、またべるの周りに現われるかもしれないだろう? ( 偶然会える事を期待して町をさまようよりかは良い。 ) ……そっか。 ん、ちょっと。 …安心した! 変な目で見られるの、嫌だし! ( 勿論、これはヴェルセリオスから見た場合という限られたものだけれど。少し安心したのは確かだ。 ) うん。気をつけて帰るんだぞ。私はもう少しこの辺りを探してから帰るよ。 …じゃあな、べる。 [Wed 20 Aug 2008 04:35:55]
ヴェルセリオス > ・・・そろそろ私はお暇致します。もう時期世が完全にあけます・・・・(白ずんだ空を眺めて、静かに呟いた) [Wed 20 Aug 2008 04:28:30]
ヴェルセリオス > (短い同意を以って、この話はお仕舞。其の素直さは、あるいみ艶子が命を駆けて学んだ処世術の一つかもしれない。世の中素直に納得した方が面倒がない場合もある。)ふふふ、秘密は女を綺麗に見せるものですよ。艶子様(軽く曲げた右手の指を、軽く自分の唇に触れさせながら笑みを浮かべた。こうして美しさを比べれば自分に軍配が上がるが、彼女が女らしさを捨てて掴んだ戦う力では逆に自分が這い蹲る事になろう。ニンゲンでもそうでなくても、そう多くのモノは手に入らぬのだ。概ね二つに一つ。)・・・・そうでしたか。トキノミヤコの組合とも違ったので乱心なさったのかと思いました(以前仕えていた主の影響で、トキノミヤコの武術関係の知識はあった。先ほどの構えが冗談とわかり・・・まあ、よかったかな、と思った。)ええ。何処かには(既にいるとは知らずに、こくりと頷いて)・・・そうですね。一番は小規模邸宅のメイド募集の知らせなど持ってきていただければ・・・・・嬉しくて飛び上がってちゅーしちゃいます(と、相変わらずの無表情のまま呟いた。とても「嬉しくて飛び上がってちゅー」しちゃうようには見えない)・・・・・・なるほど。覚えていて、そのような特徴の人を見かけましたら・・・・・・お伝えする前にどこかに行ってしまうきがしますが。(現代は違ってお互いの位置を知るだけでも一苦労。というかのろしでも上げない限り無理だろう。伝令を飛ばせるような社会的地位はお互い無いのだから)・・・・いえ、奴隷ギルドにも、逃げる奴隷にも、其れを追うものにも、特に何も・・・・・(何の感情も抱いていないように、ふるりと首を振った。) [Wed 20 Aug 2008 04:27:52]
艶子@ランナー > うん、判った。 ( 素直に頷いた。 豪天寺艶子は人間側に居る、人間である。影はただの影だと感じている類の。…それでもただの影である筈のものが、突然牙を剥いた事もある。人が闇を恐れるのは、影が只の影では無い事を本能で知っているからなのかもしれない。 ) ちぇー。けちんぼ。 ( 唇を尖がらせた。でも、多分。何年経っても自分はこの人みたいな美しさは身につかない、と思う。認めるのは嫌だが、彼女の言うとおり生まれ持ったものなのだろう。 ) い、いや…これはちょっとしたフェイントというか。勿論!今でもバリバリの剛剣使いだぞ! ――う、うむ…そうか。私みたいなのがタイプな男も居るか。 ( うちのMJ以外見たこと無いが。 ) そうか… もし仕事が嫌になったら私に相談するんだぞ。大した事は出来ないが、飯ぐらい奢ってやれるからな。 ( ヴェルの言う事情が何なのかは尋ねず、そう言った。ヴェルは人の施しを受けたがるようには見えなかったが…いざという時というのもある。 ) 私、今そいつらを追ってるんだ。殺して連れ帰るか、生かして連れ帰るかどっちでも良いっていう条件でな。 …もし見つけたら、私に教えてくれないか。 ( そう言いながら、奴隷たちの特徴を告げる。 ) ――でも、さ。その…べるは、やっぱりそういう仕事している奴は嫌かな? 奴隷といっても人間な訳だし。 ( ちらりと横目で彼女を見た。 ) [Wed 20 Aug 2008 04:16:27]
ヴェルセリオス > そういうもので御座います。ですのでお気になさらずに・・・・そうでなくても夜の、しかも墓地で御座います故・・・(影は本当に只の影か。風の音は向こうから誰かが呼んでいる声ではないのか。墓地は死人の住処)・・・・秘密ですので、正解発表も無しです(例え30だろうが40と言われようがこの回答は変わらない。沈黙は最も安易な逃避方法であり、隠蔽はもっとも安易な先延ばしである)・・・・はて、何時から徒手空拳を第一にするようになったのでしょうか。(にこりともせず呟いた。哀れむような視線を向けているように見えるかもしれないが、本人はじー、と只眺めているだけのつもりである。)・・・・まあ、お気になさらずに。私ではなく艶子様がタイプと言う方もいらっしゃると思います。ええ(そんな人が実際にいるかどうかはどうでもよかった。居ても可笑しくはないと言う話。無論口には出さない。本質的に性格が悪いのだ)・・・・・・ご心配はありがたいのですが、これでも色々と事情がありまして(それこそ己が吸血鬼である事も含まれる。誰にも言えない事情というもの。他にもあるだけに其の辺りは絶望的だ。そんな事を考えながら静かに頭を下げて)・・・・・・?(そんな事を艶子が感じ、思っているとは梅雨知らず・・・笑みには軽く首を傾げて)・・・・・逃亡奴隷で御座いますか?・・・ああ、そういえば客の会話の中にそんな単語があったような気がします。 [Wed 20 Aug 2008 04:05:12]
艶子@ランナー > あー、判るぞ。私もこの前、暗黒街を歩いていたときにランタンに照らされた自分の影に向かって『誰だッ!』って言っちゃった時があってな。 ( あほの極みである。 ) んんんん。20歳! ( 自分より上ということで、2つ歳を乗せた。これで艶子が20歳だったら22と言ったし、22だったら24と言っただろう。つまるところ、ヴェルセリオスが大人っぽいのもあるが、艶子も子供っぽいのである。そして本人がそれを自覚していない。 ) うん。任せておけ!私は最強だからな。 ( あちょー、と適当なフォーウン拳法っぽい構え。 ) う、上や下ではない…? ( まるで謎解きのような言い方に艶子は首を捻るが、判らない方が良かったかもしれない。  …意外にある胸。意外という言葉は、時に切ない意味を孕む。これでも少しは成長したのだ。 ) ちっ、乳尻おさわり! ……。 ( もごもごと、何かを言いたそうに口篭り。 ) べるー。お、お前はもっと良いところに勤める事が出来ると思うんだ。 ( どうやら、心配しているようである。 ) ( 艶子はヴェルセリオスの、人ならざる何かを感じ取っていた。しかし、だからと言って人間ではないと気付いたわけでもなく、無意識のレベル。単に不思議な魅力のある女性だ、と思っているだけの。こうして表情の薄い瞳を見つめていると、不思議な気持ちになるのだ。 …ややあって、にひ、と笑った。 ) ああ、そうだ…。なあ、べる。お前は逃亡奴隷の事は知っているか? 最近逃げ出したばかりの…。 [Wed 20 Aug 2008 03:53:57]
ヴェルセリオス > 影はものの見え方を大きく変えますので・・・・・・(しずしず。まんまと煙に巻いてもにこりともせず。ただ静かに眼を伏せるのみ)18ですか。もう大人ですね。艶子様。・・・・私ですか?さて、何歳に見えますでしょうか?そして女に歳を聞くものでは御座いません、と言うわけで伏せさせていただきます。ご了承くださいませ(実年齢は実際のところ数十。それも50以上。自分が自分で居た頃から厳密にカウントすると三年ほどだが、外見的には大人に見える事は自覚していた。ただ、顔つきは僅かに少女の面影を残し、発育の良い体と高い身長が大人に見える要素を作っていた)・・・・・・・ふふ・・・ありがとうございます。変なのに付きまとわれたら、ご相談にまいります、ね。(艶子の明るく自信たっぷりな物言いに、顎を軽く引いてくすりと笑みを浮かべた。伸ばされる手を遮る事も無く、ぽすりと肩を叩くだろう。ワンピースに包まれた、普通の人間と変わらぬ肩を)・・・・上や下と言ったことでは御座いません。飛ぶ鳥は魚の鱗を持たず、駆ける馬は蛇の舌を持ちません。(上下ではなく水平方向である、と主張した。そして胸張る様子を眺めると、意外とあるんだなぁ、としんみり思った。しんみり)・・・・・・・・不思議・・・ですか。只そう見えるだけですよ。今はチチシリおさわりしても放り出されない酒場で日銭を稼いで暮らして居りますので。不思議などどこにも御座いませんよ(卑下するわけでもなく、淡々と、また淡々と現状を口にした。無論、自分の種族の事に関する詮索を遠ざける意図も有っての事)・・・・・・・・・(視線を向けられれば、また同じ様に見つめ返す) [Wed 20 Aug 2008 03:42:58]
艶子@ランナー > う、うう、そうか…? まあランタンの灯りのせいなら仕方ないな。 ( 簡単に煙に巻かれてしまった。 ) えへへ、そうだろ!私ももう18歳だもんね。 そういえば、べるって何歳なんだっけ? ( 落ち着いた口調や物腰と、身体の女らしさも相まって自分より年上に違いないという認識があった。…まあ、それは決して間違った認識では無いのだが。 ) いえいえ、どういたしまして!でもべるよ、だからと言って言い寄ってくる男に簡単に気を許しちゃダメだぞ。男は基本的にケダモノなんだからな。 もし言い寄られて困ったら、私が追い払ってやるから言いなさい。 ( 肩に手を伸ばしぽん、と叩こうとする。 ) は、はっきり言ったな!べるめ! …ぐぬぬ、ちょっと引っ掛かるものの言い方だけどまあいい! ( えへん、と胸を張った。 ) でも、べる。お前は何だか不思議だよ。雰囲気というか、こう…何だろう。 ( 上手く言葉に出来ない。それは彼女が闇の眷属だからなのか、それとも単なる艶子の思い込みなのか。 ) ………。 ( また艶子はヴェルセリオスをじぃ、と見つめるのだ。 ) [Wed 20 Aug 2008 03:31:48]
ヴェルセリオス > ・・・いえ、別段残念がってはいませんが・・・・・ランタンの光の加減でその様に見えたのでしょう。お気になさらずに(ランタンの光のせいにしてうやむやにした。とはいえ白昼の元でも似たような事をのたまって煙に巻こうとするのだが。つまり基本的に変わらない)・・・・・・・・ふむ(艶子の言葉を聴いて、少し眼を細めて其の体を上から下まで眺め、少しの間考えて―――)・・・・あながち法螺でもないようですね。以前お会いした時より、大人になられたような気がします。すこし――――ですが(そう告げるメイドの目に、冗談やいいかげんさの色は無かった。相変わらず感情の色の薄い目であったが、継げた言葉に嘘の色を映さぬ目であった)・・・・・・・あら、まあ。ありがとうございます。(ぱち、ぱちりと眼を二度ほど瞬かせて・・・しずしずとまた頭を下げた)・・・・・こればかりは、持って生まれたものの差かと。・・・・・・・多少は、女性らしさが出てきたように見受けられます。(以前は男と見間違うほどのものだったが、今はとりあえず女と容易に判断出来るようになっていた。しかしそれでも一応、とつけてしまうのは―――元来の性格の悪さか、はたまた) [Wed 20 Aug 2008 03:22:40]
艶子@ランナー > 人間の姿のままでケダモノになるかもしれないけど、見た目は多分変わらないよ。…な、何でそんなに残念そうなのっ。 ( 私って一体何だと思われているんだろう、とかちょっとショックを受けた様子。 ) 髪も切ったし。後はこぅ、全身から滲み出る大物的なオーラがべるの認識を誤らせたんだ。 ( うん、と一人で頷いた。 ) ( 豪天寺艶子の丸い瞳がヴェルセリオスの瞳を見つめる。何かを覗き込もうとしているかのように。 ) …べるってさ、美人だよな! ( 頭の後ろで腕を組んで、そう言った。 ) どうやったらそんなに綺麗になれるのかなぁ。でも私もちょっとは女らしくなったように…見えない? ( あまりに女らしくないと嘆いて豊胸剤を貰ったりもしたが。その頃に比べてどうか、と尋ねてみる。 ) [Wed 20 Aug 2008 03:12:55]
ヴェルセリオス > (其の視線を、静かに――――表情の薄い瞳が、受け止めた) [Wed 20 Aug 2008 03:05:10]
ヴェルセリオス > しないのですか。酒が入ったり興奮するとケダモノに変身するような気がするのですが・・・・・・・それもなしですか(どこか残念そうな口調でそんな言葉を返した。テンパる相手と裏腹にこちらはどこまでもマイペースだ。基本的に全部冗談なのでどうでもよいことなのである。こちらからすれば)はい。今ようやく。片眼を覆うだけで何を、と思われるかもしれませんが・・・・暫く逢いませんと、片眼を覆われただけで解らぬものである事が今良く解ります・・・・(そしてしずしずと頭を上げるが、相手が何か手をわきわきさせているのを見て―――「得物でもなくしたのかしら」と内心首かしげた。自分のように何かを摘んでお辞儀をするという考えを持ってるなんて、夢にも思わない)・・・・・・・・如何なさいましたか? [Wed 20 Aug 2008 03:04:43]
艶子@ランナー > しないよ!変身なんて! ( グールとゾンビに来て最後は人狼。私はグール出ない事とゾンビで無いことと人狼で無い事を証明しなくてはならないのだが、どんどん証明しなくてはならない事が増えて行って一杯一杯になりかけて、いた…。 ) ん。やっと思い出してくれたか!まあ、あの時はまだ私は両目があったからな。 ( 印象が変わってもおかしないか、と思いながら。 相手が頭を垂れたのを見て、慌てて私も何かを掴んで頭を下げようとしたが、掴むものが無かった。ので、そのまま頭を下げた。 ) ………。 ( そしてそのままじぃ、とヴェルセリオスを見上げる。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:59:29]
ヴェルセリオス > ・・・・・今宵は満月では御座いませんよ。(唸り始める相手を見れば空を眺めた。そうして視線を少しの間とはいえ外したのは、本質的には危険を感じていないという証拠に他ならなかった。されど人狼扱いは冗談か否か。)・・・・・・あ(頭の中でぽん、と何か出来上がったような顔をして、ぽむ、と軽く手を打った。催し物や乳房のことで思い出すのがいかにもヴェルセリオスの性格を現していたがそれはさておき。無事記憶は繋がった。「そういわれてみれば」と言わんばかりの視線を向けて)これは失礼致しました。随分と久しゅう御座います・・・・(右手でスカートを軽く積み上げながらお辞儀を一つ向け、しずしずと頭を垂れた) [Wed 20 Aug 2008 02:53:19]
艶子@ランナー > うううううう。 ( どうしたら信じてもらえるかと艶子は唸った。 記憶の中にあるヴェルセリオスと今のヴェルセリオスはまるで変わらない。歳を重ねても余り変化が無い人なのだろう――と艶子は思ったが、まさかそんな彼女がヴァンパイアであることなど知りもしない。人と吸血鬼は違う時間の中を生きているかのようだ。艶子はこのまま歳を重ね、やがて老いて死んでいく中、吸血鬼たちは老いる事無く永遠の闇を生きる。 ) 何だ、忘れちゃったのか?艶子だよ、豪天寺艶子! ほら、蟲王決定戦の時とか、豊胸剤貰ったりとか…! ( おっぱいのおっきな人、という認識がある為、豊胸剤の事は特に良く覚えていた。 )  [Wed 20 Aug 2008 02:49:03]
ヴェルセリオス > ・・・ですので、傍から見れば判別が付かないという事でございます・・・・(しれっと皆灰色のレッテルをどこへ放るわけでもなく放って)・・・・・・?私の名前をご存知ということは・・・・(姿を現したイエロティアの少女―――いや、女性か。それから眼を離さずにまた首をかしげた。今度は小さく、右に。最大の問題は眼帯にあった。以前逢った時は、確か両目とも健在であったと記憶している。ゆえに「眼帯の知り合い」を頭から探しているので、一向に該当が浮かばないのだ。)失礼ながら・・・・お名前は?(表情の薄い顔、その眼をわずかに細めて――――名を問う) [Wed 20 Aug 2008 02:43:25]
艶子@ランナー > いやっ、そうだけどさっ!でも犯人じゃないヤツも「俺じゃない」って言うよ! ( こんな時間だ。警戒されても可笑しくはないが、ならば誤解は解いておかないと。私の身体が腐ってなかったり、足が無かったりしてない事を見てもらわないと。 近づいて行けば、長身の女性の姿が目に入る。闇に溶けそうな色のワンピースと、それとは対照的な白い肌。 ) あ…。 ( 相手の姿を目にして、会ったことがあると気付く。そうだ、確か……。 ) べる! ( 正確にはヴェルであり、もっと正確に言えばヴェルセリオスなのだが、長い名前なのでヴェルから下は思い出せなかったようだ。 ) 久しぶりだ、元気だったかーっ。 [Wed 20 Aug 2008 02:37:26]
ヴェルセリオス > 盗みの犯人は決まって「俺じゃない」と申します・・・・・というわけで、保障は出来ぬものかと・・・・(相手が近づいてくる音にあわせてランタンを上げて光を届かせる。もう慣れたものだ。そういえばこの声は、以前どこかで効いたような気がする。この喋り方、言葉遣いもどこかで。されど誰だか思い浮かばず、はて、どこの誰であったかと首をかしげた。)(そしてそちらが少し歩けば、ランタンを掲げた長身の女を目にするだろう。シンプルな藍色のワンピース一つを纏い、静かに音の主であるそちらを眺めている女を。顔を見れば思い出すだろうか。以前逢った時と同じ顔をしているのだから。) [Wed 20 Aug 2008 02:33:05]
艶子@ランナー > ちっくしょう。手の皮擦り剥いっちまった…。 ( やがてじんわりと血が滲み出し、ずきずきと手が痛む。 ――でも、一つだけ判った。 私はあの時と変わってない。繰り出した拳の痛みも、自分自身に苛立って木を殴りつける馬鹿さ加減も。 ) ( ばちんっ!と両手で自分の頬を叩く。 しっかりしろ馬鹿艶子。本当にもう…何べん同じこと繰り返せば気が済むんだ。 ) ……。 ( 思い切り叩きすぎてちょっと涙を滲ませながら。 その時、後ろの方から女の人の声が聞こえてきた。 ) あっ、 あー、いやっ! グールでもゾンビでも無いぞ! ( 慌てて返事をして、足元に置いたままのランタンを拾い上げると、声のしたもう一つの灯りの方へ近づいていった。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:27:29]
ヴェルセリオス > (ぼう、と光放つランタンが静かに進む。こんなモノは必要ないのだが、これもニンゲンの町で穏便に生きて行くためのカモフラージュ。それに、光が草木に落とす影の模様を見るのは好きだった。なので、まんざらでもないのだ)・・・・・・・グールですか?若しくはゾンビであれば返事をしてくださると・・・・こちらも回れ右をする決断を早められて助かるのですが・・・・(こちらからは、音の正体が何であるかはわからない。但し、ランタンの灯が向こうにも見えるのはわかる。だから、グールとかゾンビであるとは本気では思っていない。) [Wed 20 Aug 2008 02:22:31]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが入室されました。 『・・・・・騒がしい・・・』 [Wed 20 Aug 2008 02:19:43]
艶子@ランナー > 痛ェ――――ッ!! ( 目に涙を浮かべながら、赤くなった拳の先にふぅふぅと息を吹きかける。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:19:35]
艶子@ランナー > い…… [Wed 20 Aug 2008 02:19:20]
艶子@ランナー > ( 私はランタンを足元に置くと、その大きな木の目の前に立った。 …息を大きく吸って、そして静かに吐いて。ぐっと両の拳を握り締めると、ファイティングポーズを取る。そして一歩小さく踏み出すと、私は拳を木に向かって繰り出した。あの時と同じように。 しかし、あの時よりずっとずっと早く、重く、鋭い拳だ。 ) ――――ッ! ( どんッッ、という音が響き、僅かに木が揺れた。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:19:05]
艶子@ランナー > ( 弱かったころの豪天寺艶子は、一体何を考えていたのか。昔の私と今の私はどう違うのか。何を得て何を失ったのか。 ) ――ちくしょう。なんなんだこの気持ちは。今の私は超が付くほど強いはずなのに。 ( 私は自分を否定するのが嫌いだ。何故なら、今まで自分で積み上げてきたもの、他の人が協力して積み上げてくれたものを否定することになるからだ。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:12:01]
艶子@ランナー > ( あれから私は強くなった。もう、例え目の前に吸血鬼が10匹現われても私は臆す事無く立ち向かっていくだろう。今の私はあの時に理想として思い描いていた剣士になれた。自分を鍛え、幾つもの死線を乗り越えて、勝って、負けて、生き残って、また勝って。 ) …でも、この木を悔しさで殴りつけていた私の方が、もっと直向きだったように感じるのは何故だろう。 ( 少なくとも、やらなかったはずだ。 …逃亡奴隷狩りなんて。 ) [Wed 20 Aug 2008 01:55:05]
艶子@ランナー > ( 見覚えるある大きな木だ。それをランタンの灯りで照らし、見上げる。 ――そうだ、前に吸血鬼リゼルを追いかけていた時に、この木の前でリゼルと思わしき少女を見つけたんだ。 しかし私は相手が吸血鬼かもしれないという恐怖に負け、相手をそのまま逃がしてしまった。 ) …そうだ。その時、確か… この木を拳で殴りつけたんだっけ。 ( 自分の不甲斐なさと情けなさに、腹が立って。 ) [Wed 20 Aug 2008 01:51:10]
艶子@ランナー > ( 薄気味の悪い場所だが、私はここが不思議と嫌いじゃない。戦争で散っていった騎士団の人たちや、私と志を同じくして戦った戦士たちが眠る場所でもあるからだ。彼らはいつだって私に勇気を与えてくれる。そして私もまた、誰かに勇気を与える存在になりたい。 ) ………。 ( しかし、私は今逃げた奴隷を追い掛け回す猟犬だ。そんな大それた事を考えられる身分じゃないように思えて、首を振った。 ――その時だ。ふと、私は見覚えのある場所にたどり着き、立ち止まった。 ) ここは――。 [Wed 20 Aug 2008 01:45:47]
艶子@ランナー > ( ここは暗黒街やスラムとは別の意味で潜伏に適した場所だ。とはいっても、この墓地の闇の中に潜むのは逃亡奴隷ではなく化け物と相場が決まっているが。それでも人目を避けられるという点では決して悪い場所ではない。墓を荒らせばちょっとした収入を誰にも見られずに得る事が出来るかもしれないし。 ) 墓守や見回りをしているヴァンパイアハンターなんかも居るだろうけど、ね。 ( もっとも、彼らが逃亡奴隷に一々関わろうとするかは疑問だが。墓守も墓を荒らしてなければ何も言いはしないだろう。追い払われる事はあるかもしれないが。 ) ( 腰に提げた刀をいつでも抜けるように気を引き締めながら、足元に気をつけて私は歩みを進める。 ) [Wed 20 Aug 2008 01:33:58]
お知らせ > 艶子@ランナーさんが来ました。 『ランタンで辺りを照らしながら。』 [Wed 20 Aug 2008 01:26:23]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『―― じゃァな、”姉様”。 ( 誰かが置いた花束の中に、スプレーマムの花束を重ね )』 [Sun 17 Aug 2008 14:59:01]
キリル > ―――― 話。  できた? ( ぽつ。 )( 実際のところ、青年は死霊と話なんて出来ない方がいいと思っている。けれど彼女が望むなら、叶えばいいのに、とも思う矛盾。 ) …もしホントに話できるンなら、俺が来たって内緒な? ( 残り少なくなった桶の中身、十字架の上で ざば、とひっくり返し。 )( ――― 自分が居ては話にくい事もあるンじゃないかって。 思ったから、近くまで来ても中々墓地の中まで足を運べなかった。 ) [Sun 17 Aug 2008 14:54:10]
キリル > ( 彼女がイエロティアだったから、その姉もイエロティア。 そんな単純な図式が成り立たないかもしれないのがこの街だ。 ) …実はおねぇさま、とかそういう系? ( 肉親以外で、…肉親以上の家族の絆を、作ることの出来るのがこの街だ ) ま、でも――― ( 曇り空でも覆い切れない光溢れる空を見上げ。青年は目を眇めて ) …涼しく感じられたりすンのかね。 ( じりじりと肌を焼く強さは無いが、曇った気候はじめりとした不快な湿度を感じさせて焼けるのとは違う、じっとりした暑さがある。 水浴び、とかそんな感覚で青年は物を言った ) [Sun 17 Aug 2008 14:39:14]
キリル > 水ってどんだけかけるんだ。全部?全部か? いっそ桶ごとざばっとやったらダメなのか? ( それはトキノミヤコ様式への文句というより、図書館で本を読んできた癖手順の曖昧な自分に向けたもの。 )( くそう、と頭をかき回しかけて、今日はポニーテールに結い上げていたことを指先の感触に知れば息をついて手をおろし )  …つか、 アレだ。 ”姉様” が、トキノミヤコ系とは限らねーじゃん。 ( なァ? )( 語りかけるように、長方形の寄り集まったモノ―― 十字架の天へと視線を向けた。 )( 十字の中にホワイティアの在ることは珍しくもないが、その足元に置かれた桶と柄杓は異様な光景だろうか。 )  [Sun 17 Aug 2008 14:28:13]
キリル > くッそ、 …一応調べて来たンだが、 ( 手順全てメモ書きしてくるべきだったか?しかし一々注釈を入れなければならない単語が余りにも多い。 青年が今手にしている桶と柄杓も、単語だけでは意味がわからなかったモンだ ) …… ( 青年は柄杓で桶に張った水を掬い、既に雫を滴らせている四角い墓石へとぎこちない動作で ざばり、水を降らせた ) [Sun 17 Aug 2008 14:18:55]
キリル > ―――― あー、 こんな感じで良かったンだったか? ( 尋ねても目の前の相手が答えないことを、青年は知っていた。 ) [Sun 17 Aug 2008 14:09:25]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( ざ ぱッ )』 [Sun 17 Aug 2008 14:06:33]
お知らせ > ウィロゥさんが退室されました。 『(さようなら生臭いニオイ。こんばんは御先祖様方。)』 [Thu 14 Aug 2008 20:01:33]
ウィロゥ > (陽が無いから倒れたりはするまい。けれども、頭はボーッとする。) …さっさと終わらせよう。それが一番良い。 (夜の墓場は怖いところだ、とは聞くけれど、何故かこの辺りの墓場には やわらかい灯りが幾つも点っているから不気味に美しい。) 何かの行事だろうか。 (ある程度深く掘り終えた穴に、枯れたり腐ったりしている花を放り込んだ。) [Thu 14 Aug 2008 19:59:04]
ウィロゥ > (湿気が口の奥に栓をするけれど、) 咽喉が痛くなるのよりは、マシだな。 (胸を大きく上下させて、深呼吸を。先程からそんな不自然な呼吸を繰り返している。 溜息を付いているようにも。)    (…穴を掘る手が止まった。肉体労働はそれほど得意では無い。) くっそ、 (舌打つ。) 水持って来れば良かった…。 [Thu 14 Aug 2008 19:41:07]
ウィロゥ > (いつの間にか額には汗が滲み、シャツが冷たいと感じる程には濡れてしまっていた。)    (墓場の外れに穴を掘る作業は暫く続いていた。捨てられた花を其処に埋めるつもりなのだ。) (陽が沈んでも空気は火照ったままだから、風はまるで透明で巨大な生き物が傍を這って行くように思える。…少し、息苦しい。労働の所為だろうか?) [Thu 14 Aug 2008 19:23:00]
お知らせ > ウィロゥさんが来ました。 『(風が生温い。)』 [Thu 14 Aug 2008 19:16:18]
お知らせ > フィア@スレイブさんが退室されました。 『―――イタダキマス―――』 [Thu 14 Aug 2008 14:50:08]
フィア@スレイブ > (きっとこれの親はさっき自分が食べた兎だったのだろう。そう思うと子兎達に申し訳ない気持ちになる。だが、自分とて食べないと死んでしまう。仕方のない事だったのだと言い聞かせてもまだ小さい子兎がこの場所でこの先も生き延びていけるとは思えなくて、気が付いたらそっと手を伸ばしている自分が居た。手を伸ばして触れようとしても子兎達は逃げようとしない。それをいい事に子兎達を腕の中に抱き上げる。) [Thu 14 Aug 2008 14:49:28]
フィア@スレイブ > (昔誰かが言っていた。死んだら皆、土の下に隠れるんだと。それをお墓と言うのだと。あれは誰が言ったのか思い出せない。)……。(兎の骨を埋めて、ふらふらと人気のない墓地の奥へと歩いていく。歩いて、歩いて、奥に進むと何か小さなものが動くような音がしてそちらに視線を向ける。草むらの奥、少し窪むような穴になった入り口付近。そこに居たのは5匹の小さな兎で、側に親兎が居るような気配はなかった。) [Thu 14 Aug 2008 14:35:33]
フィア@スレイブ > (犬が追いかけるから兎は逃げる。兎が逃げるから犬は追いかける。そうして少しの間この鬼ごっこは続いて、それでもすぐに決着はついた。兎に追いついた犬が兎の息の根を止める為に喉に食らいつく。兎がもがいても放さないようにしっかりと銜えてやがて兎が動かなくなったなら有り難くその肉を食らうだろう。骨は流石に食べられないので埋めるわけだが、)これも、お墓になるのか? [Thu 14 Aug 2008 14:24:17]
フィア@スレイブ > (墓地の外れ。少し高く伸びた草むらに身を隠している。その犬の目の前には一匹の兎が居て、犬にはどうやら気が付いていないらしい。耳をせわしなく動かして鼻をピクピクと動かして警戒はしているらしい。その兎の動きが一瞬ピタリと止まる。気付かれたのか、それとも違う何かだったのかは解らないがその一瞬で犬は兎目掛けて駆け出す。) [Thu 14 Aug 2008 14:09:36]
フィア@スレイブ > (逃亡奴隷とされてからもう何日がたったのか解らない。だが確実に食料は底をついていて、もう何日食べていないかも解らない。もともとがギルド育ちである犬には買い物などという芸当は出来ない。お金の価値は知っていても、それを使ってやり取りをする物の対象は奴隷しか見たことがなく知らないのだ。となると、やる事は逃亡奴隷となっている今は一つしかない。) [Thu 14 Aug 2008 13:52:36]
お知らせ > フィア@スレイブさんが入室されました。 [Thu 14 Aug 2008 13:37:23]
お知らせ > ディーバ@生贄さんが帰りました。 『( 奴隷は帰り道を急いだ )』 [Sat 9 Aug 2008 23:29:36]
ディーバ@生贄 >  …あ。 ( もしかして、とうとうオバケ、が! )( 期待して、気配のあった気がした墓石の方に向かい、その後ろに回る。が。 ) …あ、れ? ( 何もいない。……気のせいだったのかな…と思いつつ、居住区の方へと歩き出した。──その歩みは本当にノロい。だから、先ほどの気配が本当に霊魂の類だったのか、奴隷が近づく前に逃げた「誰か」だったのかは判明することはなく。 ) [Sat 9 Aug 2008 23:29:27]
ディーバ@生贄 > …………。 ( 怖いことは怖いのだけれど、逃げねばならないと思うほどの恐怖ではない。 ) えっと……。 ( どうしよう、折角来たのにオバケに会いません。 )( かと言って、この奴隷はスラムや暗黒街に行こうと思うほど無謀ではない。また別の機会を待って、今日は帰ろうか…そう思って振り返ったその時。 ) ……? ( ── あれ? ) ……。 ( 誰かがいるよう、な。姿は見あたらないけれど、そんな気がした。墓参りに来られた方なら隠れる必要はない、し……。 ) …誰かいます、か? [Sat 9 Aug 2008 22:59:16]
ディーバ@生贄 > ( 虫が大の苦手とか、そんな性質があったら話は簡単だったのだけど生憎そんな事もなくて。でもさすがに幽霊の類に遭えば、「逃げなきゃ!」という気になるはず。 ) ……こんばん、はー…。お邪魔して、まーす……。どなたかいらっしゃいません、かー…? キモダメシ、に参りまし、たー…。 ( 墓地の雰囲気に、ちょっと腰が低くなりつつも墓石の間を進んでいくメイド風。 ) [Sat 9 Aug 2008 22:31:51]
ディーバ@生贄 > ( 白いうさみみの生えた変わった魔女帽子を被ったメイド風が墓地に入ってきた。買い物帰りなのだろう、食材など色々入った布鞄を肩から下げている。 ) ……。 ( キョロ、キョロ。と墓地の様子を見回す。 ) おばけ…とか、いないものでしょう、か…。 ( 「逃げる時だけ」足が速くなるという帽子。全速力でも競歩レベルという驚異の歩行速度のこの奴隷は、速く走ることに凄く憧れていた。なので迷わずこの報酬を選んだのだが、日常生活において「逃げる」というシチュエーションは実はあまりなかったりする。墓地くらいなら、ちょっとこう人魂を見て逃げるとか、そんな出来事に遭遇できるんじゃないだろうかと思って寄り道したのだ。 ) [Sat 9 Aug 2008 22:19:11]
お知らせ > ディーバ@生贄さんが入室されました。 『…♪』 [Sat 9 Aug 2008 22:04:15]
お知らせ > フィア@スレイブさんが帰りました。 『(とりあえず、今日は此処で身体を休めよう。)』 [Sat 9 Aug 2008 00:56:57]
フィア@スレイブ > (貴族はフェアなゲームだと言った。だが、鬼は此方の情報を知っているのに此方は鬼の情報は知らない。おまけにもともと正当な手続きを踏んでギルドから買われた奴隷がヴェイトス市内の土地勘なんかあるわけがない。逃げ延びた時の報酬を考えると妥当なのかもしれないが、何処か此方の方が不利に思うのは気のせいだろうか?それでも何はともかく奴隷はただ逃げるのみ。) [Sat 9 Aug 2008 00:56:00]
フィア@スレイブ > (自分情報が狩人達に回されているらしい事はこの鬼ごっこの主催者である貴族の説明から理解はしているつもりだ。それでも、その情報が何処までのものなのかが解らない。だが、当然の如くライカニアである事は知られているだろう。ならば、犬になったときの姿は?たとえ獣化した時の姿を狩人達が知らなくとも、犬種や普段の毛色から容易に想像もつくだろう。もしかすると、そちらの方もギルドから情報が出されているかもしれない。) [Sat 9 Aug 2008 00:40:40]
フィア@スレイブ > (狩人が何処にいるか解らない。誰が狩人であるのかも解らない以上誰も信じる事はできない。この鬼ごっこはどうやらこの奴隷が思っていた以上に厳しく孤独な戦いになるかもしれない。まだ初日、こんな日があと1ヶ月近くも続くのかと思うと不安になる。こうして人の気配のない墓地に来てみたものの、安心は出来ない。ここには狩人以外にも他の野犬や猫などの危険がある。それらからも身を隠そうと墓地の奥、少し背の低い木が茂っている一角で犬は身を潜めている。) [Sat 9 Aug 2008 00:23:22]
フィア@スレイブ > (人気のない墓地にそれは居た。変った毛色の子犬。子犬といっても大型犬である以上それなりの大きさはあるのだが、それでもまだ子犬だ。強制的に参加させられた命懸けの鬼ごっこ。このまま逃げ果せたならばそれは勿論一番いい結果といえるだろう。逃げ延びる事ができたなら例え危険が付き纏っていても一応の自由だけでなく20万という大金も手に入るのだから。) [Sat 9 Aug 2008 00:06:40]
お知らせ > フィアさんが来ました。 [Fri 8 Aug 2008 23:52:09]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 どんな未練が此の地におありで? ( さぁ、仕事を始めよう ) 』 [Thu 7 Aug 2008 00:45:03]
トート > まぁ――― 一番いいのは今のうちに一緒に門に行っていただく事ですが…… ( 何気なく言いながら周囲を見回せば、魂たちと死神の間にぽかりと円状の間が空く。 ) … ( なんともまぁ、わかりやすい。 )( けれど数年前まで魂を呼ぶことの出来なかった身を思えばマシではあるのだろうけれど。 ) ――― それで、 [Thu 7 Aug 2008 00:43:55]
トート > ( なにしろ数が多いので、全てを把握しきれない。上から管理業務のヒトも幾らか降りてきてくれてるのかもしれないが。 ) 人手が欲しいなんて、言いたくもなりますよ…マトモな人手が。 ( 息をついて幹から背を起こせば、大鎌を持ち直した ) 貴方たちも文化が違うとはいえ期間中は騒がない方がいいですよ? ( 仕事が増えて困る、というよりは期間中騒げば容赦なく処理を行う死神もいそうだからだ。消えたくなければ大人しくしていた方がいいとそういう事。 ) [Thu 7 Aug 2008 00:37:33]
トート > ( 息をつきながら、眺めるのは墓地の中に整然と並ぶ墓標。 )( 此処に名のある者たち全てが戻ってくるわけではない。既に生まれ変わりを果たした者はもはや魂の状態では無いから当然迎え火を焚かれても寄りくる事はないのだ。 ) …中々門に戻って来ない方もいますし…時々、連れて戻ってきてしまう方がいるんですよね…… ( はふり。 )( 先月のお盆では、老人の霊が妻を連れてきてしまった。 送り火と共に息を引き取った老婦人に、息子たちは父が連れて行ったのだろうと言っていたが、事実なので笑えない ) [Thu 7 Aug 2008 00:21:14]
トート > 具体的には来週一週間くらいがっつりと休みたいんですよね… だってオボンですよ、オボン。先月も大変だったんですから――― どうしてトキノミヤコのハロウィンは一日で終わらないんでしょうか。 ( 期間中、地上に戻る死霊たちの管理が大変なのだ。ホワイティア文化ならハロウィンだけで済むのに。 ) えぇ、お仕事はお仕事です。しかりこなしますよ―― でも、面倒くさいんですよね。 ( 「お仕事はお仕事です」と、「面倒くさい」。この死神の口癖だ。真面目に仕事をこなすかと思えば、こなすけれどもやる気はない。 ) [Thu 7 Aug 2008 00:01:24]
トート > 無理とかすげなく言わないでください、少し現実逃避するくらいいいじゃないですか… こう、「働きたくないでござる!」というトキノミヤコの有名な格言もあることですし。 ( ありません。 ) ( 定位置と化している木の枝の上。死神はやる気なさげに幹に寄りかかりながら大鎌を弄び、周囲に浮かぶモノたちと言葉をやりとりす。 肉を纏った死神の姿は生者にも目に出来るが、死神の話し相手を目視できる者は稀だろう ) [Wed 6 Aug 2008 23:53:07]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 休暇を取りたいのですが。 』 [Wed 6 Aug 2008 23:42:36]
お知らせ > ペセルさんが帰りました。 『面白い場所を見つけたとご機嫌だったとか。』 [Sun 3 Aug 2008 03:02:06]
お知らせ > リシェルさんが退室されました。 『じゃね。バイバイペセル。(ひらりと手を振り見送って。少女はもう暫しこの場で筆を動かす。)』 [Sun 3 Aug 2008 02:49:54]
ペセル > (とてもエロスな光景を思い浮かべているとはさすがに思っていないらしい) ふふ。 分かりませんよ? 実はすっかりやさぐれているのかもしれませんし? (楽しげに笑みを浮かべて返そう) 天才に胡坐をかいていないからこその大天才。 覚えておきますわ。 (かなり本気で思っているのだろうと少女は理解。 今度あったときには大天才芸術家と言うのかもしれない) ふふ、死からの再生。 タロットカードにもありましたわね? (終わりが新しい始まりでもある。 そのことに同意をして) 世界は面白いですね。 退屈をしなくてすみます。 でも苦労の方が多くて。 母が一箇所で落ち着いて生活していたのがちょっと分かった気もしちゃいますね。 (一長一短。 留まることと旅すること良いことも悪いこともある) 地方村ですね。 大天才のリシェルさんの芸術、見に生かせてもらうことがあるかもしれませんわね。 さて、そろそろ私、宿に戻りますわ。 少し眠くなってきましたの。 (思えば昨日も夜遅くまで起きていた、小さく欠伸をして) [Sun 3 Aug 2008 02:47:39]
リシェル > ああ…その気持ち良くわかるわぁ……! ( 少女がうっとりぽわんと思い浮かべているのはエロスな光景。 ) ――――ふうん。 あれね。 そういう言葉だけ聞いちゃってると、貴女の性格の方が歪んじゃってるように聞こえるわね。 わりと。 ( くすくすと笑いながら魔女は言う。 ―――まさにこれこそ鏡なんだろう。 自分ならその言葉をどういう意味で言うのかと考えて、魔女はそんな意味で相手の言葉を捉える。 ) 天賦の才も磨かなければくすんでしまうわ。 日々精進を惜しまないでこその大・天・才!よ。 ( センスが大事の商売だ。 けどそれでも半分は冗談。 といっても才能溢れていると激しく自惚れてはいるから半分は本気だが。 )( その良い場所に行儀悪く座っちゃってる魔女。 死者への畏敬の念とかそういうのはあんまりないようだ。 ) 終りの場所―――いいえ。 始まりでもあるわ。 終りは始まり。 始まりは終わり。 まるでメビウスの輪やクラインの壺のよう。 ( 詩的な言葉を口にする。 誰かの死に立ち会って初めて歩みを進める事の出来る人間もいる―――私はそう考えている。 ) ――――そうね。 広い世界を見て回るのは良い事だわ。 正直漂泊の旅なんてしている貴女が羨ましくなっちゃうもの。 ( 田舎の村にずっといた少女時代と、アトリエに籠りっきりだった去年まで。 そういう風に色々な世界を見て回るってのはどんな風なんだろうかと思わないでもない。 ) リシェル。 私の名前はリシェルよ。 地方村の方に住んでるわ。 ( 姓は無い。 あるのはただ名前だけ。 元気そうに自己紹介をする相手に微笑みながら自分もそれを返して。 ) [Sun 3 Aug 2008 02:30:28]
ペセル > 貴女も素敵な言葉を紡ぐのですね。 此処は最果て。 真実と事実と過去の入り混じった終焉を飾る地。 ええ、良い場所だと思いますわ。 (そう思うのであればもう少し墓石を大切にしても良いとは思うが) ええ。 それもずいぶん前のことですけれど。 小さな村でじっとしていたので世界を見て回ろうと思って此処まで流れ着いてしまいましたわ。 (腰のフレイルも母親のものではある) そうそう。 大切なことを聞いておりませんでしたわ。 名前! 私はペセルと申します。 (ぽん、と手を打って思い出したように声を上げる) [Sun 3 Aug 2008 02:11:37]
ペセル > ええ、あられもない姿を観察するのはとても楽しいものですわ。 (曲解なのか真実なのか。 くすくすと可笑しそうに少女は素面の彼女へ応えよう) ええ、ちょっとした事で傷つけてしまってゆがんでしまう所までそっくりだと思っていますわ。 だから、大切に大切に扱わないといけないものですわ。 本当は。 (天才を自称する彼女に) ふふふ。 天才芸術家ですね。 分かりましたわ。 けれど、天武の才だけで芸術を求めているわけではないのなら、芸術家で良いとは思うのですけれど…。 (その辺りのプライドは良く分からない。 やや納得いかないところはあるようだが概ね受け入れたようではある)  [Sun 3 Aug 2008 02:06:27]
リシェル > ( それってなんかちょっぴり変なの。 ) ふうん……中身はどっちの時でも一緒の筈なのに、それってまたちょっとおかしな気分にもなる話よね。 ―――なるほど、視姦をするのが大好きということね。 ( 曲解した納得の仕方。 聖職者に不相応な言葉を素面で言う。 ) ――――鏡、か。 それはまた面白い言葉だわ。 ( 彼女の言葉に得心したように頷く少女。 ) て・ん・さ・い! 芸術家ね。 そこは大切な所ですからどうかお間違えなく。 ( その言葉に籠った経緯を敏感に感じ取れば、得意そうに言う少女。 それはまた随分と自信ありげな様子でもある。 ) ――――そう。 本来ならそれは忘れてはならない物。 けれども忘れる事で前に進める事もある物。 生前何を為したか―――その行いすらも時と場合によっては捻じ曲げられてしまう。 矛盾……そう、矛盾。 ちぐはぐしている。 そんな壊れた要素が琴線を引いてたまらなくなってくる。 ここは―――いい場所だわ。 ( 口にするのは言葉遊びのように抽象的な言葉。 少女の感覚がこの場で捉えた物はそのような事であった。 ) まあこんな服着てるし一応は。 ――――そう。 形見の物……なんだ。 [Sun 3 Aug 2008 01:54:47]
ペセル > いえいえ、元が良かったからそう聞こえるだけです。 ただの小娘の戯言ですわ。 (おかしそうな微笑にこちらも笑みを浮かべよう。 女性的な凹凸に欠けているのはこちらも同じ。 胸を張ってようやく確認できる程度か) そうですわね。 今まで自分はとても冷たい人間だと思っていたのに、普段と変わらないことをしたらとても優しい人間だと言われたとか。 人の価値観なんてそれこそ人それぞれによって違いますわ。 私はそんな価値観を観察するのが好きなんですの。 (今こうして話をしているのもそうだ) 人と話すのは自分を映す鏡ですわ。 これは受け売りですけれど。 (先ほどの月のやりとりは良い例であったのではないだろうか) あらあら、それは失礼。 芸術家なのですね。 唯一つの物に自分の全てを注ぎ込む。 浮気な私にはとても真似出来そうにはありませんわ。 (こめているのは敬意。 ただ、少女の語り口から察することが出来るかはわからない) 此処はやがては忘れられることが定められている場所。 語り継がれることはあっても真実の記憶とはまたずれている。 そのような寂しさの中に眠る芸術を込めているのかしら? (自分が此処に足を運んだのもそういう何かを感じたからかもしれないが) あら、教会の関係者でしたの? 別に教会のシスター、というわけではありませんわ。 亡くなった母の物なんです。 (自分自身が信者かは言わず) [Sun 3 Aug 2008 01:36:20]
リシェル > お上手な返し。 センスを感じるわねえ。 ( クスクスとおかしそうに微笑んだ。 ) そうなの。 私の方がお姉さんなんですよ。 ( 自慢げに無い胸を張る。 女性的な凹凸に欠けたその貧相な姿は、お世辞にも十代の半ばを超えてるとは思えないような外見である。 ) …………ふうん。 つまりはあれということですか。 時には周りの人間の違いによって、自分がどういう人間なのかという自覚が変わる事もあると。 そういう事? ( 退屈するだろうという事には頭を振ってそれを否定する。 とんでもないとでも言いたげだ。 ) まさか。 作品を生み出す為に今よりも遥かに急がし過ぎて充実してたわよ。 ( 嘘偽りない事実だ。 あの時の私といまの私。 どちらが芸術に真摯に向き合っていたかと聞かれれば、私は過去の自分だと応える自信がある。 ) 芸術の完成。 ( 淀みも迷いも躊躇も一切なく答える。 ) 亡くなった者たちを埋葬する心。 忘れられた者と覚えられている者の差による空虚感。 寂しさ……そう。 寂しい場所だ此処は。 だから描こうと思ったのかも。 ( 後半は自分に向けてへの独り言のようである。 そしてふと相手の胸のロザリオに気付けば苦笑して。 ) なんだ。 ひょっとして同業者様でしたか? ( や、正確には私はシスターじゃないけどさ。 ) [Sun 3 Aug 2008 01:17:58]
ペセル > いつも其処にあるからこそ、見えない時には寂しく感じるのではないですか? 寂しくないと言っちゃう冷たい女は見放されてしまうかもしれませんよ? (彼女の言葉に冗談めかして応えよう。 考え方の違い、という事で深く追求する気も無い) そうなんですか。 あなたの方がお姉さんなのですね。 (手を後ろに組んで彼女へと近づいていく) そんなものですよ。 そもそも、他の人が居なければ自分がどういう人間なのかもわかりませんし。 (彼女の過去は知らない。 それに触れる様子は見せず) 人とかかわらないようにするのは楽ですけれど、その分とても退屈してしまいますわね。 (それは大きな変化の無い生活だったとは想像する。 一人でいると行動は大体決まったものになっていると思っている) 絵ですか。 ただ一枚の紙に記録を残す。 この絵に込めたい物はなんですか? 静かな魂の寝所? それとも、寂しい亡者の漂着点? (スケッチブックを覗き込むようにする少女の首には銀のロザリオ。 距離が近づけばそれに気が付くことは出来るだろう) [Sun 3 Aug 2008 01:02:15]
リシェル > ( 柔らかな微笑みを浮かべて、雲の上に隠れているであろう月を見上げる。 ) 月はいつでもそこにあるわ。 ちょっと姿が見えなくなったからって、寂しいなんて言っちゃう女はしつこくて嫌われちゃうわよ? ――――ええそうですね。 けどよく実年齢より下に見られてしまいますので、きっと私の方が年上だと思いますわ。 ( いけしゃあしゃあと二十代後半の娘は嘯く。 それは余所行きの丁寧な口調と声だ。 ) そんなもの……ですかね。 一時期人と殆ど関わりを持たなかった私には耳が痛い言葉です。 ( 確かに―――楽しかった。 ああして人と関わるという事が、こんな気持ちにさせられるなんて。 仕事を受ける前までは予想もしてなかった。 ) 大した事ですけど、構いませんよ。 絵を描いています。 今この目の前に映る風景を。 ( そう言って少女はスケッチブックを相手に見せるようにする。 そこには薄ら寂れた墓地の風景画のラフが描かれている。 ) [Sun 3 Aug 2008 00:47:40]
ペセル > 月の見えないさびしい夜にこんばんは。 同い年くらいかしら? (外見は自分とさして変わらない少女の声が聞こえればそちらを向いて礼をしよう) あら、何を当たり前の事を。 人は人間と交わるから人なのですわ。 人と会わずに生活していればただの獣と変わりませんわ。 (銀髪を揺らしながら流れるような言葉は歌のようにも何かの呪文のようにも響く) 所で一生懸命に何をしているのかしら? 私が聞いても構わないようなこと?  [Sun 3 Aug 2008 00:36:01]
リシェル > 兎は寂しいと死んじゃうらしいけど、ひょっとしたら人間もずっと一人ぼっちだと死んじゃったりして。 ( 少し離れた場所から何気ない独り言のような軽口が響く。 相手がもしも声のした方に視線を向けるなら、そこにはシスターの格好をした炎髪灼眼の少女がいるだろう。 ただし片方の目の色だけは赤とは違い、澄み切った空を思わせるような真冬の青だ。 )( 少女は罰当たりにも墓石に腰掛けながら、真剣な様子で画材に何かを書き記している。 ) [Sun 3 Aug 2008 00:29:36]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『その点は兎も人も似たようなもんだわねえ。』 [Sun 3 Aug 2008 00:24:01]
ペセル > 人はみぃんなさびしがりや。 誰かが居なければ自分が間違っているのか正しいのか。 ゆがんでいるのか整っているのか。 立っているのか座っているのか。 小さいのか大きいのか。 分からないんですもの。 それは魂だけになっても同じかしら? (荒れ果てた墓の一つ。 積もっている埃を片手で払ってあげようか) あなたは生きていた時は嫌われていたのかしら? それとも忘れ去られた英雄? 折角お墓を立ててもらっても忘れられてしまえば居ないも同じ。 [Sun 3 Aug 2008 00:17:09]
ペセル > それにしても…。 (ぐるりと辺りを見回す。 西洋、東洋と大まかに分かれているようだが…) 石は意思。 確か記憶を溜める性質があったのだったかしら? 石を乗せるのはその人の記憶を残そうとしている事なのかしら? (よくよくみれば草もぼうぼうに荒れ果てているものもあれば最近掃除をしたばかりのものも見受けられる) [Sun 3 Aug 2008 00:01:43]
ペセル > (そもそも住む所と仕事を探していたはずなのだが…) …当面の宿と日雇い仕事は何とかなりそうだし、折角の街。 しばらくは楽しまなくちゃ。 (という事らしい) ふふふ。 お墓。 死者を弔う信仰の形。 このお墓はその魂が望んで立っているものだけなのかしら? もしかしたら望まぬ供養をされてもがき苦しむ魂も居るのかもしれないわね。 (そういう魂を見るのは苦手。 案内をしている死神も居るだろう) 私ができるのはこうして眺めて想像するくらいかしら。 [Sat 2 Aug 2008 23:53:11]
ペセル > ぼちぼち見て回りましょうか。 (先日の男に教えてもらった宿に主な荷物は置いてきて。 現在は多少のお金と首から提げたロザリオ、腰につけたメイスのみ、という格好) これで宿泥棒にでも入られたらしゃれにもなりませんけれど…。 (防犯はある程度してきたつもり。 大勢の冒険者が利用していると聞いているのでそれほど大きな問題は起こりにくいとは思うが) 皆さん使っているだけあって良い宿でしたわね。 (宿の感想はこれくらい。 そして墓石が並ぶ墓地を歩きながら墓石の形だのを見ていく) [Sat 2 Aug 2008 23:48:33]
お知らせ > ペセルさんが来ました。 『此処は墓地ですね。』 [Sat 2 Aug 2008 23:45:03]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『(リャンが心配する。あまり遅くまでいられない)』 [Fri 1 Aug 2008 23:56:47]
君影 > ( 不味い。 当たり前の話だが。 ) 楽に殺せる人だと嬉しいな。 ( ふと小さく呟くように偽らざる本音が口にでる。 相手は楽であればある程良い。 割に合わない仕事は全力で遠慮したい。 けれどただ目的を遂行する為の道具に過ぎない私にはその運を天に任せるしかなくて。 ) 楽だと良いな、本当。 ( もう一度同じ言葉を繰り返す。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:46:21]
君影 > ( 明確に、一言一句の間違いなしに文章を頭の中に刻みつける。 これも訓練された事の一つ。 そしてそれが終われば飛燕の印が記された紙片を丸め、口を開けて一息に呑み込んだ。 )( 燃やしてしまうのが一番楽でもあるんだけど、生憎と深夜の墓地でそれをやるのは少しばかり目立つ。 目立つのは嫌い。 だからそれはやらない。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:33:39]
君影 > ( どのような類の任務なのかは開く前に理解している。 十中八九殺しの仕事だ。 私にはそれぐらいの用途しかない。 たまに何をとち狂ったのか情報収集の類の命も下されるけど、そんな物は決まってマトモに遂行した事が無い。 )( 今回のターゲットはティアン系の女。 記されている身体的特徴と生活範囲に目を通し―――知っておくことはそれだけで良い。 その他の面倒な所なんて知る意味も何もない。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:20:10]
君影 > ( 受け取った事を確認すると、鳩は吸い込まれるような夜空へと飛び立っていく。 私からの返事は必要ない。 出来るか出来ないか、とかそういう次元の問題じゃなくて、与えられた依頼は必ず遂行しなければならないのが私達の務めだ。 例えそれが命と引き換えになるようなものだったとしても。 ) ( まあ私にはまずそんな大仕事は回ってこないが。 伝書鳩から与えられた文を開き、どのような任務なのかその詳細を確かめる。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:07:48]
君影 > ( 人気の無い夜半の墓地。 幽霊でも出てきそうな薄気味悪さの中、黒い服を着た少女は顔色一つ変えずに佇んでいる。 ) わざわざありがとう。 お疲れ様。 ( 腕に止まった鳩に優しげな表情を浮かべながら労いの言葉を掛けると、その足に結ばれた紙切れを解く。 ―――概ね飛燕からの指示を、私はこのような方法で受けている。 他の人がどうなのかは知らない。 さして興味も無い。 ) [Fri 1 Aug 2008 22:54:21]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『(腕に鳩が止まる)』 [Fri 1 Aug 2008 22:49:32]
お知らせ > パレスさんが帰りました。 『…その足取りは確りと大地を踏み締め、毅然とした態度で墓地を後にする…』 [Tue 29 Jul 2008 12:24:53]
パレス > ……俺のしけた面、お前も見たくないだろう? ……俺はもう行くぞ。 剣の訓練をしたいからな…。 もっと強くなる為に…。 簡単に負けない様に…な。( 剣の柄を握る手が「ギリギリ」と音を鳴らす…。 自然に入る力がそうさせる…。 その感情を抑えながら墓標に背を向けて歩きだす…。 一人でも…一人でも、この尊い犠牲が出ない様に…そう願いながら……振り向かず…ただ真っ直ぐ前を向き歩きだす…。 道は後ろには無いから――。) [Tue 29 Jul 2008 12:21:38]
パレス > 「 黙祷止め!」( 再び掛かる声に頭を上げ、再び見やる墓標達…。 ――そして、一つ、一つ…墓石を閉じていく…仲間達、皆の手で… その作業が終わり、解散となっても…その場から動けない仲間が多い…。 そして俺もその一人…。 ゆっくりと、自分の荷物に手を入れ、中から取り出すのは「ブランデー」。)……お前、これが好きだったよな…。 ―俺からの餞だ。 飲んでくれ。( ブランデーのボトルを開けその墓標にかけ流していく…。「トク…トク…トク…」流れ出るウイスキーで濡れる墓標…。 其れをただ、黙って見つめていた…。)……俺がお前の分まで生きてやるよ。 だから静かに眠れ…。故郷の事を思い出しながら…。 ―お前とはまた…一杯交わしたかったな…。(「最後の一口」そのウイスキーを自分で飲み干す…。 仲間との杯…。 最後の杯…。 其れは何とも言えない…味だった…。 悲しみの味… 無念の味だ…。 周りの墓標でも、思い人がその故人の墓標に思い思いに語り、―そして、泣き崩れていた…。 その周りの様子を見ながら…目の前の墓標に顔を向け、剣の鞘でその墓標を「カッ、カッ」と軽く叩く。)……剣の訓練あれだけしようと言ったのに…。 出来なかったな。 ―遅いんだよ、馬鹿。 [Tue 29 Jul 2008 12:11:00]
パレス > ……さっ、もう休ませてやろう…。 なっ…。 そんなに泣いていたら、コイツだって…成仏出来ないぞ…。( 泣き崩れていた女兵士の肩に手を軽く乗せ、言葉を掛ける…。 暫くその場を動かないで居たままのその女兵士も「コクッ…」と首を小さく縦に振り墓標の下に愛しい人を収めて…。)「…良いか!お前達! この勇敢だった友の姿を忘れるな! そしてこの尊い犠牲を無駄にするなッ! ―そして、この者達が生きられなかった分生き抜け! ……其れが、生き抜く事が…彼らへの餞だ…。 ―黙祷!」( 隊長号令で、一斉に黙祷を捧げる…。 静まり返るこの墓地の空の下…みんなは何を考えているだろう…何を思っているだろう…。 この尊い犠牲に得た教訓か…… それとも、この別れを受け入れられない悲しみか……。 ただ後ろから聞えてくるのは…悲しみに打ちひしがれる仲間達の涙を零しすすり泣く「鎮魂歌」…。) [Tue 29 Jul 2008 11:45:57]
パレス > 『―グングスニクの勇敢なる魂…異国の地にて此処に眠る…』( 一つ一つの墓標に書き記された文字…そしてその墓標の下に収められていく仲間達…。 納骨する中で最も親しい間柄だったものは、その遺骨を手放せず、泣き崩れているものも居る…。 彼氏、彼女…最も愛しい人との永遠の別れ―。 そして、その俺の友もその墓標の下に収められていく…。)………。( 静まり返った晴れた墓地… 其処には言葉は無く…ただ、人の影だけが、動き続けていた。) [Tue 29 Jul 2008 11:30:37]
パレス > (――あれからどれぐらい経っただろう…。 ヴェイトス市を出て数ヶ月。「街道のモンスター討伐及び、その周辺地域のモンスター駆逐」の名目の名で部隊を結成…。 ヴェイトス島をぐるりと回っていた…。 ――そんな中でやはり油断は生じるもの…。 夜営キャンプに突如として現れるモンスター…その奇襲に旅先で何人もの仲間が犠牲になった…。 だがその尊い犠牲の緒k下でそのモンスターも駆逐する事が出来たのは…「これ以上の死者が出ない」と言う意味では、良い結果だった。 …だが、此方からとすれば、大事な仲間…親友として呼べる友を、目の前で失った時の怒りは今もその脳裏に鮮明に映し出される…。)――何が、「俺は死なねえよ」…だよ…馬鹿野郎…。 簡単に首元食い千切らせやがって…。( ―モンスターにより戦死したその身体は仲間の手で、その場その場で荼毘に…。 ――骨に変わっていく仲間をただ、呆然と見守っていた…。 ―何度も…何度も…。 …そしてその遺骨が、今…ようやく永遠の長い休みに入ろうとしている…。) [Tue 29 Jul 2008 11:22:15]
お知らせ > パレスさんが入室されました。 『―――ヴェイトス市に戻ってきた…。仲間の亡骸と共に…』 [Tue 29 Jul 2008 11:08:59]
お知らせ > K.T.さんが退室されました。 『―――殺す前に僕は生きてませんでし、た ( じめった空気を現すような低い旋律を奏でだす )』 [Tue 29 Jul 2008 00:30:08]
K.T. > それでは今宵――― じめった魂の皆々様方にお送りしま、 すの、は。 ( ゆるりと弓を弦にあてて )      ……あ。 [Tue 29 Jul 2008 00:28:47]
K.T. > ( 未熟な白髪頭には、導ける魂の数など知れたもので。 ) 魂の祭りだワッショーイなんて…本当、   殺す気ですか、と … ( 今日も地味にじめった――湿ったじめっとした状態のこと――空気の中、旋律を奏でようと立ち上がる 。チェロをケースからひっぱりだして …、嗚呼、弦が湿気で緩んでる。 嘆息一つ)  [Tue 29 Jul 2008 00:27:48]
K.T. > ( そしてそれに、迷える魂の叫び声は遠慮なく昼夜を問わずに聞こえてくる ) ( この時期の魂の声は酷く歪んで煩くて汚くて旋律も何もない雑音だものだから、紅い骸には苦痛以外の何者でもなかった――― ) …BON というヤツが来ると、  もっと…酷いと… 先生が言ってました、ね …。 ( どうもあらゆるところから「 魂 」が大集結して夏祭りだワッショーイするらしいと )(※間違った知識) [Tue 29 Jul 2008 00:24:58]
K.T. > ( 町全体に湿気というヤツがもんもんとしているのだけは分かる ) [Tue 29 Jul 2008 00:22:34]
K.T. > ( 暑くはない。 暑いなんて感覚はない。 あせもでない ) ( が ) ―――…墓場は涼しいと聞いた、のに。 ( 其れは或る意味正解だけど、或る意味間違い )( 生きても死んでもいない仮初の身体に、暑さは感じない。 あせもでない。 必要ないから。 が。 しかし。 だ ) [Tue 29 Jul 2008 00:19:55]
K.T. > ………… ……じとじとして、じりじりして、くさくて、 召されてしまいそう、  です…。 ( でろーんとそのまま地べたへ頬をつけた ) [Tue 29 Jul 2008 00:17:15]
K.T. > ――― …これが、地上の夏というヤツです、か・・・っ。 地上の夏というヤツなんです、   ね…! ふ。 ふふふ。ふふ、   ふ…( かたかた かたかた )( 紅い塊から白髪がびょんと飛び出る 。ふぁさふぁさと白髪が震えて ) ――― いい度胸で す …! 僕のっ、    僕の眠りを妨げようとはァアアアアアアアアアアアアアア ふぁっき―――(下品なので以下略) ( ぐぉら! と、この紅い塊の普段を知っているものが見たなら、別人だと思うのではないかという程の、勢いで声をあげて ) [Tue 29 Jul 2008 00:16:10]
K.T. > ―――ふ、   ふふッ … ふーふふふ… ( それが ) ( かたかたと骸が動き出すが如く、かたかた かたかたと肩を震わせる ) [Tue 29 Jul 2008 00:12:45]
K.T. > ( それは、無味無臭――― いや、味は知らないが )( 生きる匂いはしなかった 。 されど、死した匂いもしなかった。 紅い塊は、よくよく暗闇に目を凝らせば、でろりと木の幹に凭れたヒトガタである事にも気付けるだろう ――― 其の人が、夜目が利くのであれば。 ) [Tue 29 Jul 2008 00:11:31]
K.T. > ( ―――ともあれ、桜の木の下には骸があると謂う。 )( はてさて、誰が言うたかは知らねど、事実、夏の暑い夜更けの其処に――― 骸然と座り込む 『 紅い 』 物はあった ) [Tue 29 Jul 2008 00:09:01]
K.T. > ( 木下って誰だ )( 木の、下 ) [Tue 29 Jul 2008 00:07:44]
お知らせ > K.T.さんが入室されました。 『(桜の木下には)』 [Tue 29 Jul 2008 00:07:20]
お知らせ > パキラさんが退室されました。 『言いつけられた仕事が全て終われば、ぎこちなく両手を合わせてみた』 [Sun 27 Jul 2008 22:34:34]
パキラ > (猫だと知っても未だ緊張の収まらない――本当にさっきの音はあの猫が立てた音だったのかと――自身の体を宥めながらぎゅっと握った手を解し、そろそろと伸ばして再び灯りを掲げよう。ぎこちない足取りでとん、とんと鈍い動作で茂みから墓石の方へと体を回転させる)(墓石を一周して元の通り向き直れば再びランタンを地面に置いた。傍らには花束が横たわっている。墓石は時間をかけただけあってそれなりに綺麗になったと思う。あとはご主人様からお預かりしてきたお花をお供えするだけだ) ―――― (風が木々を揺らす音や梟の鳴き声に幾度か肩を揺らしながらも、今まで供えられていた――既に枯れている花を花束の包みに巻いて、反対に新しい花を其処に生けよう。ひしゃくで水をすくって花を供えた筒に水を足す) [Sun 27 Jul 2008 22:33:28]
パキラ > (夜の墓地で一人でいるのは奴隷の少女とて人並みに怖かったが、これがご主人様のご命令ならと少女は小さく手を握り締めた。大丈夫。そう言い聞かせながら視線を目の前の墓へと戻し、傍らに置いていたランタンを手に取って掲げ見よう。苔の這っていた墓石は少女が始めに目にした時よりも幾らか明るい色味に為ったように思う。まだ掃除の手の足らない場所があるだろうかと、灯りを手にしたまま少女はその墓石をぐるりと一周する)(最中、がさりと墓地を囲む茂みが揺れて) っ、ひゃ、 (驚いてぱっと其方の方を向き、体をちぢこませたが) …あ。 (耳に届いてきた鳴き声に、どうやら音の主は猫らしいと知れて安堵の息をつく) [Sun 27 Jul 2008 22:11:22]
パキラ > (パシャリ―――)(夜の墓地に響くのは水音。草陰から響いてくる小さな虫の音。生温い風をその身に受けながら、整然と並ぶ墓石の中に少女が一人桶とひしゃくを手に立っている) 気持ち良い、でしょうか (耳元の葉が不安そうに小さく揺れた。少女の語りかけたは対面している墓石。今宵ご主人様から少女の仰せ付かった仕事は、此の墓の掃除であった。墓はパプテス様式ではなくアマウラ…スートリア様式のものだ。静謐な空間には少女の為す事が一々良く響いてしまうのでその度に少女は少し慌てた。今もひしゃくを桶に入れてその桶を地面に置いたら、カラリと予想外に音が響いて目を瞬いた。騒々しくするつもりは全くないのにと、少々恥じ入りながら辺りを見回す。何方かにご迷惑をかけてはいないかと) [Sun 27 Jul 2008 21:50:59]
お知らせ > パキラさんが入室されました。 [Sun 27 Jul 2008 21:31:44]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが退室されました。 『(昼夜逆転の放浪貴族、ここにあり)』 [Fri 25 Jul 2008 08:44:10]
レイド@メイドロボ > (帰って寝て・・・次に彼が行動するのは街が寝付き始めてからだろう) [Fri 25 Jul 2008 08:43:41]
レイド@メイドロボ > (なので、ついうとうととしてしまう。まぁ、悪魔も夏の陽気に当てられてしまうのだ。すぐに暑くなって起きるだろうが。)・・・ん〜・・・さすがに連日連夜の徹夜も厳しい、かな?(鼻ちょうちんとか作っていた自分が少し恥ずかしい。・・・だが、関節をどうするか?のアイディアはなぜか浮かんできたらしい。)・・・関節にクッション・・・つまりは軟骨の役割を果たすものを挟んでみれば・・・(でもしかし・・・とブツブツ言いながら、街が起きると同時に工房へと帰っていく) [Fri 25 Jul 2008 08:43:04]
レイド@メイドロボ > (たまには早朝の朝日の中、散歩するのも悪くは無い。むしろ好きだ。自分のような存在には忌み嫌われる太陽も、人間の世界へ来てからは随分と気持ちよくなってくる。)ん〜・・・気持ちのいい朝だね。(夜更かししても眠気を感じないのは悪魔だからか、それとも一晩中人形をいじっていたからか・・・。)ね?バロンもそうだよね?(あきゃきゃきゃ、と軽く人形は笑う。それを見て楽しそうに墓地を歩き、墓地の奥の方にある、名もついていない荒れた墓の並ぶ区域まで来ると、崩れた墓石に腰を下ろす。) [Fri 25 Jul 2008 05:35:46]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが入室されました。 『(人形を伴った散歩)』 [Fri 25 Jul 2008 05:32:56]
お知らせ > 菊千代さんが退室されました。 『(夜鳴鳥の囀りに、朝が近い事を知る)』 [Sat 19 Jul 2008 04:45:12]
菊千代 >  ええ、空っぽじゃない日に、 またここで――…。(同じような言葉を繰り返して、曖昧ながらも「約束」の言葉を告げる。 会えなくとも恨みはしない――そんな響きがお互いの言葉の裏側にあることは、わかっているよう。 ……まるで子供がする約束のようだ、と、内心で笑いながら) …キリル様。  月見華店主の菊千代は、キリル様の髪に似合うだろう簪を探す日が来る事を、楽しみにしております。 (ひっそりと名乗り返して) [Sat 19 Jul 2008 04:44:35]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『( からっぽの墓地に、鳥の鳴き声が響く )』 [Sat 19 Jul 2008 04:37:58]
キリル > じゃ――― いつかからっぽじゃない日に、またここで。 ( 彼女の反応を見るに、そのくらいの約束で構わないのだろう。曖昧な約束は確実には会えないかもしれないが、何時遭遇できるのかと思って足を運ぶのも一興だ ) ああ、その時は答えてもらえるといいな。 …お客様とか。ちょっと切ないなーソレは。キリルだよ。キリル=ルィジン。―――簪って女性の装飾品じゃなかったっけ? ( 少しむ、として。それでもからかわれているのだとわかっているから、すぐに笑った ) [Sat 19 Jul 2008 04:36:51]
菊千代 > (顔を赤らめるような反応こそ無いが、ストレートな「慰める」という仕草にくすぐったさは感じた。 口元に手を添え、小さな笑い声と共に肩を揺らす。 人の表情の裏側を読むこと職業としていた過去の癖で、なんとなく――自分がどう見られているかは分った気がした。 ) ……来月にもありますね。旧盆…8/13 から 8/16 でしたか。  ハロウィンでも結構です。 「空っぽじゃない日」なら。  私も、空っぽじゃない日に姉に会いにこようと思います。 …そして、今日答えてもらえなかった問いでも、もう一度投げかけてみましょう―……。(青年がカbンを直すなら、此方は手にしたランタンと、布で出来たハンドバック――和物だ――を持ち直して) ………お客様になるかもしれない方のお願いを断る事はできませんね。 (お願いする、と、頷いて)  学生さんが気に入る物があれば良いのですが。 …その髪を纏めるのに、簪でもお使いになられるというのなら、お役に立てるのですけれど。 (なんて、からかい混じりの言葉を投げながら、墓地の出口へと足は向かい) [Sat 19 Jul 2008 04:27:22]
キリル > ( 学校にもイエロティアはいるし、彼らが幼く見えることは知っているから凄く下には見ていないが、自分と同じ年くらいの女性だとも思ってない感。 ) ( 添えられた手に、体を離してゆっくりと手を下ろそう ) ン? ( 瞬き、 ) ソレって来年のオボン、ってこと?あ、来月にもあったっけ――?ソレともハロウィンに? ( 笑う顔をまっすぐ見つめて問いかける。 肩に掛けたカバンの紐を掛けなおした。大学にいる時はカバンを二つ持ち歩く事が多いが、今はこれ一つだ ) … とりあえず、今日は送る。店の場所も確認しときてーし。 [Sat 19 Jul 2008 04:17:58]
菊千代 > (ああ、そんな顔をさせたかったわけじゃないのに。 ホワイティアの青年の表情が、触れてはいけないモノに触れたような顔になるから、此方の方が慌ててしまう。 僅かに眉を下げて)  ――…貴方からみてどう見えるのかを尋ねたのは私です。それにね。 …変に気を使わずに、そのまま答えてくれた事を嬉しく思いますよ。 ……私自身、納得できる一言でしたし。 (視線を僅かに落として) だから、そんな顔をなさらないで良い―… (言葉に説得力を持たせるためにも、此方の気持ちに偽りが無い事を伝える為にも、改めて青年の視線を合わせようとした時だ。 思ったよりも近い場所に青年の両腕があって)  ――……。 (しかも頭まで撫でられたものだから、きしりと固まった。 イエロティアはただでさえ幼く見えると聞くから、もしかしたら物凄く下に見えているのかもしれない。  ……男の胸にそろりと両手を添えて、顔を上げる)  では、「空っぽじゃない日」に、また此処でお会いしましょうか。 ……その時改めて貴方から見てどう見えるか、お聞きしたく思います。 ( くすり 小さく肩を竦めて笑う) [Sat 19 Jul 2008 04:09:23]
キリル > ――― ( 姉に会いにきた―― そう言う彼女の言葉を、青年は黙って聞いていた。 下がったままの眉が寄って、眉間に皺を刻む。 舞い散る紙で感傷に水を差した挙句、もらした一言で感傷に水を注いでしまうとは。言葉遊びにもならない ) ( 無理して微笑んでいるように見える貴女へと、青年は思わず両腕を伸ばした。 抱きしめて、頭を撫でてやろうとした。 そんなホワイティア男性のオーバーなリアクションは、イエロティアの貴女には唐突なものだろうけれど。 ) … ごめん。  …でも、からっぽの日ばかりじゃないと思う。さっきのオボン、とか… ハロウィンだとか。帰ってくる日だってあるよ ( その時はきっと賑やかだろうと、青年は笑う。 ) [Sat 19 Jul 2008 03:59:03]
菊千代 > (此方を見る男の視線に気がついてか、或いは――感想をしっかりと聞くためか、水平に動く双眸が、男を見上げて止まる。 ) ―― ……からっぽ。 (言葉の響きを確かめるかのように、ぽつりと呟きとおす)   ……空っぽ。 ――そう。 (妙に納得した様子で、一度深々と頷く。そして、今一度夜の墓場を眺めた。 ――空っぽ。 此処にはもう何もないのだろう。 故人当人にとっては、器だけしかない場所。死人の「意思」など此処にはない。 意思が抜けた肉の器のみ。 )  ………。(謝る事は無いと言葉にする代わりに、首を緩く横に振って、唇に笑みの欠片を乗せた。)  ……私の、姉に会いにきたんです。 (自分の姉が埋まっている十字架を眺め) でも、会いにきたといっても、何も答えてくれない、何も教えてくれない。 ただ、此処に姉の肉が在るのだと知らされただけ。 ……貴方の言う「空っぽ」は、酷くしっくりくる言葉の形だと思います。 (唇に乗せた笑みに、苦いものがまじった) [Sat 19 Jul 2008 03:48:40]
キリル > ――― ( 言ってから、はたと口を噤んだ。 思わず感じた印象をそのまま口に出してしまったが、…墓参りに、故人に挨拶に来ていた女性になんて事。 ) …… 悪い。 ( 少しばかり、眉を下げて申し訳なさそうに ) [Sat 19 Jul 2008 03:42:29]
キリル > 勉強っつーか、結局単なる散歩だな。煮詰まっちゃって――― 気分転換と、なんかひらめかないもンかと。同じ場所に立つ事で主人公の気持ちが理解できないかな、なんて安直だったけど。情景描写に関しては、やっぱり実際見ないと納得出来ない部分もあるからな。その表現が真実か虚構かっていう。 ( わざと情景に見合わない描写を隠喩として入れる作者もいるのだと。 結局さっき思いつきかけた事、忘れてしまったが。それこそ風の悪戯で。まぁ、一度思いついたことなんだからまた考えているうちに思いつくこともあるだろう ) ――― ( 青年は、改めて墓地へと視線を向けた貴女の姿を見やる。何かの物語の場面に重ねて思考を巡らせているのかもしれないし、単に髪を押さえながら景色を眺める様に見惚れているのかもしれない ) ふゥン、 ( 慣れない言葉の響き。覚えようとするかのように店の名前を小さく繰り返す。 ) ンじゃ、機会があったら寄らせてもらう。 ――― うン? 墓地が? ( きょとん、として―― 青年も、改めて墓地を見た。 入口まで来た途端舞った資料に気取られて、結局あまり体感も追体験もできていない。紙束をカバンに仕舞いこみ ) ――― … 。  … からっぽ。 ( ぽつり、一言だけ )  [Sat 19 Jul 2008 03:36:00]
菊千代 > (彼の表情を見るに、これで合っているらしい。 紙にのった土を軽く払いながら) ……勉強をするにも色々あるのね。話の中に出てくる風景を見に来るなんて勉強の仕方があるなんて、考えもしませんでした。 ――…夜の墓地。 (晴天の空には月と星。青白い光が注ぐ十字架林――その間を細い石畳の通路が伸びる様子は、蜘蛛が糸でも巡らせているように見えた。頬を撫でる風に舞う黒髪を押さえながら、視線を景色から男へと戻して、改めて差し出す)  ……。 (言葉を捜すような沈黙を一秒。 ややあってから、顔を上げて) 商業地区で商いをしております。 まだ出来たばかりの店で、知名度も何もないのですけどね。 「月見華」ともうします。 名の通り朱鷺乃都や、アマウラからの品を売る店です。…… 。  ……それよりも、その。 …夜の墓地が、どのように見えたか、お聞きしてもよろしいでしょうか。 ( [Sat 19 Jul 2008 03:20:00]
キリル > ( 青年は青年で変化の小さな貴女の表情が気にはなったが、イエロティアだからだろうと勝手に納得していた。それに僅かな変化に注意を向けるのもなんだか少し、面白い。 ) うン、そう。 一応そろそろ休みではあるけれど、休みの初め頃はまだレポート提出があるから。 ( 休みと行っても本当の意味では休めないと、肩を竦める。既に遊び回っている学友も多いだろうが ) 墓地は、ハナシの中に出てくるから実際夜の墓地で受ける印象ってどんなもんかと思って―― あぁ、文学部だから俺。 ( いきなり話がどうこう、と言ってもかみ合わないだろうと。 文学研究をしているので、その中の一場面に出てくる光景を実際体感しておきたかったとそういうこと。体感してその感想がそのままレポートに活かせるわけではないが。何か思いつかないかと思って ) アンタは?何してるヒト? ( 別のトコロで紙を拾い上げながら、離れた距離に少し声量を上げて問う。 )( 白い紙が白い手に踊るのを見れば、体を起こして破顔した ) さんきゅ。 わりぃな、夜も遅いのに付き合せて。送ってこうか? ( 少し足早に再び歩み寄ってその紙を受け取ろうと手を伸ばしながら ) [Sat 19 Jul 2008 03:09:46]
菊千代 > (青年の焦りを薄く感じとって、しぱりと瞬きを一つ) ………。(そして、安堵混じりの吐息を洩らした姿に、笑み一つ。 …ずいぶんと表情がころころ変わる人だと思った。 ) その様子だと学生さんかしら。――遅くまでお勉強だなんて大変ね。 墓地に関係する事で勉強でもしていらしたのかしら。 …ああ、でも、そろそろ夏季休業とかの時期なのかしら。 ( 「そっち」 といわれた方向へ視線を流すと、頷いてカンテラを手に歩き出す。 目で追うよりは、紙が囁く「かさかさ」という音を頼りに探して)  ………ん。 (白い何かが揺れるのが見えた。拾い上げて一瞥。 ……辞書を引かないと分らないような単語の羅列に、眉をはねあげる) …… (離れた場所に居る男へ、ヒラヒラと揺らして見せる。「みつけた」と) [Sat 19 Jul 2008 02:56:45]
キリル > ( 繰り返される単語に、あれやべぇ違ったかな?と青年は内心で焦る。その程度の記憶だ。 ) …、 ( だから、紙を受け取って手にした束に加えながら続く言葉にほっと息を付いた。もっと別の国の風習だったかと、考えていたところだ ) ンーと、文化系の本はワリと読むから。宗教関係も、文化としてなら面白いンだけどな。 …そっか、邪魔してたらどうしようかと思ってた。 ( 挨拶が終わっていたと知ってまた安堵の息を一つ。 ) え、マジで?さんきゅ、じゃァ―― あっちの方にもう一枚飛んでったから、 ( そっちを頼む、と告げて青年は別の方向に踵を返す。今落ちているところからまた飛ばされてしまったら追いかけるのが大変だ。その紙にもまた、何かの本の抜き書きが書かれていることだろう。難解な単語の並ぶ紙は、どこかの教授の論の抜粋らしい ) [Sat 19 Jul 2008 02:46:06]
菊千代 >  お盆 ――……(意外そうな響きを帯びた声で、男を見上げる。 金髪に碧眼――線が細いように見えるのは、比べる相手が傭兵やらそういう相手にしてみたら、の話。 …ホワイティアの学生か、魔術師か――そんな事を頭の隅で考えながら、近付く相手に紙を差し出す。)  …よくご存知ですね。その通り、朱鷺乃都の季節の行事ですね。 ………でも、今日はただの墓参りです。 挨拶も終えて、ぼんやりとしていたところで――……。 まだ、他にも散ったものがあるのなら、拾うのを手伝いますよ。 (墓の傍においたランタンへ視線を流して) [Sat 19 Jul 2008 02:34:38]
キリル > ( 貴女の拾った紙に綴られているのは、とある文学作品の抜書きとそれに対する青年なりの考察メモ。走り書きに踊った字 )  …、 ( 見上げられた視線、かち合えば少しどきりと鼓動が跳ねて数瞬の間。 異国の衣に身を包む彼女はなんとも涼しげな雰囲気のヒトに見えた。白い肌が滑らかで赤子のよう。そう思うのは、相手がおそらくイエロティアだからだろうか。本に出てくるトキノミヤコ女性の装いに似ている ) ――― さんきゅ。 ( 僅かに視線を外して、拾ってもらった紙を受け取ろうと手を伸ばそう ) いや、ちょっと思いついたことがあって確かめようとカバンから出して捲ってたもンだから…、 ( 言い訳のよう、無意味に長く要領を得ない説明の言葉 ) …、 …アンタは… えぇと、墓参り? なんだっけ、”オボン”? ( 確かトキノミヤコではそんな風習があるとか。本で読んだ知識は曖昧で、それがもう過ぎたことを青年は知らない ) [Sat 19 Jul 2008 02:20:26]
菊千代 > (胸に抱いていた白百合の花束を、そっと墓標の足元に添えた。 ――と、その白百合の傍に、紙が一枚) ――? (自然とその紙に手が伸び拾い上げる。 内容には目を通さず、ただそれが「何」なのかを探る為に一瞥して、顔を上げた。 十字架林の中から、白地に蝶の小袖姿の女が立ち上がり辺りを見回す姿が見えることだろう。)  ――……。 (僅かに首を傾げて、謝る相手を気遣うように、顔を覗き込むよう見上げて) お気になさらず。 天気が良い日ですから、きっと夜風が悪戯をしたのでしょう―…。 [Sat 19 Jul 2008 02:10:02]
キリル > う わ、 ( 焦った声。 小さな呻きが、ばさりと鳴る紙舞う音と共に。 墓の入口の方から ) … ( あぁ、やっちまった。思いながら少し憮然として、紙を拾い集めながら墓場の中へと足を進める。 )( 墓参り中の貴女の足元にも、風に遊ばれた紙が一枚、ひらりと舞い落ちよう ) …、 ( 十字の中に女性の姿を見てとって、青年の手が止まる。 ) … あ、と…… …スミマセン。 ( 思わず口をついて出た言葉は、足元にまで舞ってしまった紙と、死者との会話に水を差した非礼を詫びるもの ) [Sat 19 Jul 2008 02:00:39]
菊千代 > (手入れするものがいない墓は、石でできているとはいえども、やはり寂れた感じがするのは否めない。 ――軽く指先で文字をなぞりながら、砂や草を払い) ………。 私はね、逃げたのよ。 (いろいろな事から) ……逃げた場所にまた戻ってくるなんて、思わなかったけど。  …だけど、これで暫くの間は、私が手入れをしてあげられるわ。 ――姉様の好きな花、季節になったらもってくるわね。  赤い――曼珠沙華。 [Sat 19 Jul 2008 01:52:00]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( 紙が舞う )』 [Sat 19 Jul 2008 01:49:47]
菊千代 > ――…ヴェイトスでは、どう過ごしてらしたの。 (辛い事はなかったですか。 ) 姉様の好きな人って、どんなひとだったの。 (貴方を愛してくれましたか。 )  ・・・どうして幸せになれなかったのかしらね。 ( 姉様はその時、どうして――逃げようとしなかったのか。) …朱鷺乃都に戻れば、普通に幸せになれたかもしれないのに。 [Sat 19 Jul 2008 01:42:31]
菊千代 > 私がおいかけた、直ぐ後に朱鷺乃都へ便りが飛んだなんて思わなかったのよ。 ……ごめんなさい。 姉様と私は、すれ違ってばかりいたのね――…。 (冷えた墓地の風が頬を撫でる。その風がまるで、姉の指先のように感じて、瞳を細めた。) ――…姉様。 [Sat 19 Jul 2008 01:38:55]
菊千代 > (故郷に帰って。先ず自分がした事は、自分がヴェイトスを訪れた理由たる自分の姉の足取りを改めて辿る事だった。 ――姉は) ……。 (花が枯れるように死んだのだという。 姉は愛しい人と幸せには、なれなかったのだという。 …姉は)  ………ひっそりと死んだのですってね。 直ぐにこれなくてごめんなさい。 ( 「TOKIKO」 )(そう刻まれた墓標に、視線を落とし、指先を滑らせる) [Sat 19 Jul 2008 01:34:45]
菊千代 > (十字架に刻まれた名前は )  ごきげんよう姉様。 (自分が姉と慕った相手) [Sat 19 Jul 2008 01:30:37]
菊千代 > (十字林の中。白百合を片手に佇む姿がある) [Sat 19 Jul 2008 01:28:36]
お知らせ > 菊千代さんが入室されました。 『(花束を片手に)』 [Sat 19 Jul 2008 01:28:05]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが帰りました。 『(今しばし、試行錯誤にふけるとしようか・・・。)』 [Mon 14 Jul 2008 00:27:43]
レイド@メイドロボ > それは、仕方ないね。また今度、工房でじっくりと打ち合わせを重ねようか。それまでには人体の動きはほぼ再現できていると思うから、いろいろと話し合おう。(ではまたいずれ・・・。と会釈を返して墓石の上に座り込み、相手を見送る。) [Mon 14 Jul 2008 00:27:25]
お知らせ > シェル@メイドロボさんが退室されました。 [Mon 14 Jul 2008 00:26:37]
シェル@メイドロボ > (話していると護衛として後ろで立っていた少年が時計を見て…主に耳打ちし)…ああ、すまない。実はこの後、待ち合わせをしていたのだよ…(と申し訳なさそうに告げ…)今度、そちらの工房にお邪魔させて頂き・・・その時に細かい打ち合わせをしよう。恐らくそれまでには魂の部分もある程度まで出来る筈、なので。(それでは、失礼する。と軽く会釈をして…墓地の東側へと向かう道を歩いていき…) [Mon 14 Jul 2008 00:21:54]
シェル@メイドロボ > (もっと根本的な部分で技術者の協力が余り得られない状態らしく…苦笑しながら頷いて)うむ。理論を確立し、それを技術者が効率よく行うのが本来の姿なのだが…同志の中に技術者は少なくてね…此ればかりは予算があっても…(少し遠い目…そりゃゴーレム作成の職人さんにメイドロボを作って、とは中々頼めないとか。まあ色々らしく… 相手の誘いに ふぅむ、と考えて…)うむ、此方のはまだ形としては不十分な部分も多いし、そうしてみようか。(工房での打ち合わせに頷く少年…技術的な事は専門ではないが理論的な部分は目を通しているのでそういう交渉も出来るだろう、と暫し考えてから頷いて)核の部分のみ生態技術を使うつもりだよ。ああ、動力としての魔力は僕も含めて何人かでマナの石に溜めているよ。(どうやら専門家が集めた魔力で魂となるコアを作る予定らしく…)ま、今の所の予定では従順なメイドで…徐々に学習していく…そういうイメージと思っていてくれ給え。(最初から人間のように、とは流石にいかないが、料理などが徐々に上手くなる等の能力がある、と説明して) [Mon 14 Jul 2008 00:18:14]
レイド@メイドロボ > まぁ、頭の中で考えた「理論」を実際の現物に起こすためにはいろいろと苦心しなければならないところもあるからね・・・致し方ない部分、ってやつさ。(理論屋と技術屋が剥離してしまうところの由縁はここなのだろう。どれほど理論を煮詰めようともそれを実際に現物として出すためには技術がいるし、技術だけを組み合わせていっても理論がうまくいっていなければ失敗の連続・・・ということもあるのだから。)今度、そちらの試作品と理論と、僕の持っている人形と技術を煮詰めていってみようか。そうすれば、より良い品質の人形ができそうな気がする。(よければ、自分の借りている工房に招待しようか?と誘ってみた。)生態系ゴーレムか・・・と、なると、技術分野だけではカバーしきれなくなるね。その生態系ゴーレムっていうのに必要な魔術は君が施せるのかい?(それとも誰か別の助っ人が?と尋ねてみる。自分は人形に魂は吹き込めても、自立した意思を吹き込むことは極めて難しい。) [Mon 14 Jul 2008 00:09:15]
シェル@メイドロボ > (呼び方に頷いて… 相手の進行状況を聞き、なるほど…と頷いた)やはり専門家だね…此方は学者ばかりのせいか…理論的なものは早いのだが小物の類がどうにも弱く…(人造人間派、ロボ派、ゴーレム派、からくり派で実は割と揉めたりもするらしく、その仲裁に当たっているらしい少年…苦笑をしながらも相手の進み具合を羨ましそうにしていて)仕組みについては今度此方の試作品と打ち合わせてみればほぼメイドらしくなりそうだね。(クルッとターンした際に美しくスカートが膨らむ角度や、お掃除の時に口ずさむ歌、オプションとして付けるパーツである獣人耳などのバリエーション等、と…何か違う角度に学者達が暴走しているのを軽く説明し… 意思、の部分で ああ、と頷いた)人造の生命体の意思については今のところ生態系ゴーレムを応用してみようと考えている。(学習システムというのがあってね、と…割と機密情報的な技術を大雑把に説明してみたりで) [Sun 13 Jul 2008 23:52:02]
レイド@メイドロボ > じゃあ、シェル、ということで。(相手の呼び名を確認すれば、次に相手の状況を聞く。人員集めは中々の手際だなぁ。と、内心感心しながら聞いていた。)こっちの方は手足のギミックの方は進んでいる感じかな。どんな仕組みで動かすかは大方、定まってきた感じだね。(ひじやひざ、肩の関節など、人としての動きは大方再現できる。糸繰りの機械人形を扱う上では欠かせない技術だからだ。)と、いうわけで、技術的な部分は勧められていっている感じかな。・・・問題は、どうやって「ただの機械人形に意思を持たせるか」というところで、今、それについて考えていたところだよ。(と、こちらの状況を一通り説明し終えたようだ。) [Sun 13 Jul 2008 23:43:03]
シェル@メイドロボ > (少し警戒気味の護衛だが貴族の振る舞いを見せる相手を見れば素直に後ろに控えている様で。 相手の名乗りに安心した様子で笑顔を見せた少年、握手の手を伸ばしつつ) 此方こそ会えて光栄です、レイド殿。 ああ、此方はまだ学生の身なので、唯のシェルでお願いします。(何か含む処があるのか…とりあえずお互い自己紹介が済めば、早速話題は依頼の件で) で、どうです?人工のメイド…此方は…(簡単に此方の状況を説明…大学にいる”メイド”に特別な関心がある同志を募り、作成の目安を立てている…そんな状況を説明し) [Sun 13 Jul 2008 23:30:20]
レイド@メイドロボ > ご明察。と、いうことは貴方はシェル殿だね。僕も姫様からお話は聞いていたよ。会えて、光栄の極みだね。(墓石から降りると、護衛がいるにも関わらずスタスタとシェルに近づいていく。)改めて・・・レイモンド・ライチェナ・エルベルクと申します。レイド、とお呼び下さい。以後、お見知りおきを。(普段の彼からは考えられない物腰で挨拶を済ませると、握手を求める。その貴族のような物腰は、相手が相手だから・・・なのだろうか?) [Sun 13 Jul 2008 23:21:52]
シェル@メイドロボ > (考え事や密会に使う者が多い事もあって時折人がいると…護衛の警戒したように緊張したりする。が主の方は気にした様子がないのか笑顔で)やぁ、こんばんは。 はっは、一寸難しい製品を作ることになって、そのアイデアを求めて散策、なのだよ。(お互い、見るからに身なりが良く…そんな二人が墓場で会うのはかなり異様な光景か。さて近くで立ち止まれば…相手の姿を少年は少し観察し…)ああ、もしやレイド殿かな?件の姫に聞いた雰囲気と似ていらっしゃるし?(首を軽く傾げ…自分に月へ渡る船の話を持ちかけた姫の事を思い浮かべつつ尋ねて) [Sun 13 Jul 2008 23:11:34]
レイド@メイドロボ > 錬金術には「ホムンクルス」とかいう小人を作れる技術がある・・・って聞いたけれど、小人じゃ意味が無いよね・・・ん?(いろいろと考えてはいるものの、なかなか妙案は思いつかない。頭を捻っているところに前方から何人かの足音が聞こえてくる。)こんばんわ。夏の夜中にこんなところに来るなんて・・・何か秘め事でも為すおつもりかな?(名前も彫られていないくたびれた墓石の上に腰掛けながら笑顔を浮かべてひらひらと手を振る貴族風の男。相手からすればかなり異様な光景だろうが、本人は至って普通に振舞っているようだ。男の足元には大きめのカバンが置かれていたりする。) [Sun 13 Jul 2008 23:01:30]
シェル@メイドロボ > (夏のクールスポットとしては間違いなくトップクラスにも関わらず、人の気配が殆ど無い穴場…それが此処、墓地である。)だからこそ、非公式の待ち合わせ等には都合が良かったりするらしいね。(等と自分の護衛らしい剣を帯びた少年に話しかけつつ歩いてくるのは身なりの良い銀髪の少年。時折、珍しい形の墓石に気を取られながら歩を進めて、男のほうへ歩いてくる) [Sun 13 Jul 2008 22:54:01]
お知らせ > シェル@メイドロボさんが入室されました。 『カツ、カツ、と前方から足音がして』 [Sun 13 Jul 2008 22:47:40]
レイド@メイドロボ > (工房に篭っているわけにもいかないので、少し散歩に。考え事にふけるには、ほとんど人のいない墓地は最高だ。それが、名前もない墓が乱立しているような荒れた場所ならなお更に。)・・・ふ〜む・・・木石に意思を吹き込むには・・・どうすればいいのかな・・・。(駆動系なら大体当たりは付けられる。四肢の部分ならほぼ完璧にできるだろう。それが家事を問題なくこなす程度の物で、戦闘の為の機能を一切省いているというのなら、いっそう簡単だ。・・・ただ、自分で考え、主人へ奉仕する能力。・・・これがかなり難関だ。) [Sun 13 Jul 2008 22:35:43]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが来ました。 『(墓地の一区域にて)』 [Sun 13 Jul 2008 22:26:19]
お知らせ > アクセラレーターさんが帰りました。 『俺は、まだ死なない』 [Sat 5 Jul 2008 00:51:41]
お知らせ > アクセラレーターさんが帰りました。 『俺は、まだ死なない』 [Sat 5 Jul 2008 00:51:41]
アクセラレーター > なァ……、カロン。 俺は、テメェーが生まれ変わるまで何度だって生きてやるし、足掻いてやるぜ。 忘れようとも、魂で繋がっているもンだ。 (時を超えて再会を果たすンだし、と付け足す。そして、抜き取った大剣を背中に収めていった。) あー……、そうだなァ ヒルダも見捨てられねェーし、関わったからには関わり抜く積りだ。 同じ過ちを繰り返すなら、―― ……。 (言い切ろうとしたが、言葉は上手く言い出せずに詰まってしまった。再びと言い切ろうとしたもの、止めにしてこの場を立ち去るために足を運んでいこう。) [Sat 5 Jul 2008 00:48:23]
アクセラレーター > 不滅から刹那へと純白が転がる、始まりが終わりを告げるのであろう―― 、…  この世から消え去ったおまえの微笑みは、今も私の心臓で唄っている―― 、 …… …。 (墓地に響き渡る歌に終止を打たせる。そして祈る姿勢を解きながら、瞳はゆっくりと開いていった。それでも複雑な心境は引くことは無かった。ヒルダが殺したとしても、憎めるはずもない。見捨てられるはずがない。それはカロンに対しても同じだった、なのに駄目だった。) ……テメェーの為だけの歌は終わりだ。 なんとも言えねェーけど、……寂しいし悲しいなァ…。 (表情のそれは歪んでしまい、地面に突き立てた大剣を抜き取ると、そのままカロンの埋め立てられた場所を見詰めている。) [Sat 5 Jul 2008 00:35:37]
アクセラレーター > おまえの居ない世界は腐り果ててしまう おまえを理解が出来なかったが、それ以上に大切なものであった…… おまえの居なくなった世界は、美しすぎて寂しくなってしまう 悲しくもなってしまう―― … 、 …… (片膝を地面から離れてゆき、仁王立ちをしたまま両手を重ねるようにし、胸に当ててゆこう。まだ甲高い声で歌声のようなそれは終わらない。) 意味も言葉も交わさない日々は、日常になろうともどこか寂しい どこか悲しくもなる…… 、  あの夜に立てた約束を果たせなくなり寂しい――、 …… (瞳は瞑ったまま、悲しみと悔しさを織り交ぜた表情を浮かべる。) 意味も言葉も無くなってしまうが―― 、 そんな愛と絆を信じている……、 … [Sat 5 Jul 2008 00:29:08]
アクセラレーター > テメェーを見捨てたのを後悔してンだ。一緒に冒険を出れなかったことだって、残念だわなァ……。 (突き立てた大剣を面前にしたまま、片膝を付いて行った。) ――俺は、そこまで賢くねェし、周りを見るほどの余裕の無い馬鹿だ。 けど、テメェーが死ンだのだけは寂しい。 (そして片腕を胸に当てたまま、瞳をゆっくりと閉じていった。歌声のようなそれが響き渡ろう。) ――砕け散ったおまえの身体は塵へと還るのであろう おまえの生きた証である骨格は、雄大な大地に還るのであろう―― 、 …… (言葉を切り離し、呼吸を整えてから続けよう。) わたしは寂しくなってしまう 悲しくもなってしまう―― … [Sat 5 Jul 2008 00:22:47]
アクセラレーター > 俺は、テメェーに伝えたい事があンだ。 大勢の前で殺すのだけは許せない。そして、テメェーを知ろうとせずに信じなかった。 (1つ、小さな溜め息を吐いてから言葉を続けよう。) ……悪かった。 テメェーは、笑える、怒れる、悲しめる、思いやれる、……人間臭いヤツだ。 世間がなんと言おうと、テメェーは人間そのものだッた。 (瞳を僅かと細めながら、左手は肩を通り越して大剣を脱ぎ出した。片手だけで大剣を掲げながら、木を植え付けられた場所から少し離れた場所に突き立てた。) [Sat 5 Jul 2008 00:12:11]
アクセラレーター > (大剣を背負いながら、何度も何度も同じ場所を往復する内に、気に掛かった。魔女の言葉を当てにするようにし、立ち止まってから周囲を見渡ろう。) ――…ん、ァ… これかァ? (既に掘り返され、新しい土が盛り上がっている。その上に粗末らしい木の1本が立てられている。それの周囲を見渡ろうとも、似たようなものはない。恐らくはヒルダがカロンの遺骸を植え付けた場所なのであろうと直感的に理解をしてしまった。やや、表情に曇らせてしまうもの。カロンの埋められた場所まで近付いていった。) [Sat 5 Jul 2008 00:03:27]
アクセラレーター > (前日、魔女の言葉を信じるがままに少女は足を運んでいった。) ―――、どこなンだろォー…な。 (魔女と一夜を明かし、酒が抜けない上に、魔女の乱れる姿を脳裏に過ぎらせれば首を振った。何時間も歩き回っているもの、幾百の墓碑を見眺めてもカロンの名前は見当たらない。似たり寄ったりの名前なら幾らでもいるもの、完全に同じの名前を刻んだ墓碑は何時までも見つからないでいた。) [Fri 4 Jul 2008 23:58:26]
お知らせ > アクセラレーターさんが来ました。 『墓地の一角』 [Fri 4 Jul 2008 23:53:55]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Mon 30 Jun 2008 23:37:59]
ティス > (己を知る者達には恐らく滑稽に映るであろう、今の姿は。―――其れとも、何時も通と思われるのであろうか) (小さく息を零し乍、体を伸ばした。足元は土色と緑色とに大分はっきりと別れてきた様だ) ――――何時まで続くのか。 (之は)(大体、己に草毟りをと言い出した輩が他の墓守に呼ばれて姿を消してから未だ帰って来ない辺りがとても不安である。流石に態とでは無かろうがどちらにせよ所在に困るのは確か)  ―――― (辺りに視線を向けてみるもの)(其の者の姿は見当たらぬ様子)  (息を吐いて、男は諦めた様に瞼を伏せた) [Mon 30 Jun 2008 23:37:55]
ティス > (其の癖済し崩し的に――と云うよりも押しに流されるが侭に結局こうして草毟りに従事して居る己の情け無さが一番の問題ではある) …… (其れでも手は半ば機械的に無機的に、動いては片隅に小さな草の山を作り上げていた。汚れるから手袋はしていない。上着も脱いで近くの木の枝に掛け置いて在る)  (抜いた草を片隅の小山に積み重ねれば、黙々と続けていた作業の手を一旦止めて長く息を吐こう) [Mon 30 Jun 2008 23:18:14]
ティス > (墓場の隅、墓守小屋の程近く) (男は其処にしゃがみ込んで居た。其処で何をして居るのかと云えば、何の事は無い。草毟りである)  ―――― … 貸しばっかり増えている気が、 (言い掛けて、其の先は吐息と消える)(以前の街を挙げての大掃除の時、序でに雑草の処理も幾らか行ったらしいのだが其の時の取り溢しや既に生えてきた雑草が有ると―――云う事は言われずとも辺りを見れば解る事だが、如何して自分まで処理に参加させられるのかが不明だ) [Mon 30 Jun 2008 23:00:45]
ティス > (自問したい念に駆られたがかと云って其れに答えを出すのは物凄く嫌だった)  ―――― (整然とした墓場に生温い風がのたりと這って頬を撫ぜる。糸杉の揺れる音許が酷く涼しげだ)(見上げる夜空は晴れ渡っていたが星々が其の美しさを競い合う社交場に、月の女神の姿は無い様。新月が近いからであろう。熟、己は月の女神と縁遠い事だ―――)  … (吐息を零し、観念したように男は視線を天から地へ――己が手元へと移す) [Mon 30 Jun 2008 22:44:59]
ティス >   ―――――― … (己は一体何をしているのか) [Mon 30 Jun 2008 22:29:25]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Mon 30 Jun 2008 22:26:54]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『日が昇る前に帰るべき。それだけだった』 [Fri 27 Jun 2008 02:47:56]
ヴェルセリオス > ・・・・はぁ(思わず溜め息が漏れる。今日此処に来たのは――――気持ちを落ち着けるためだ。静かで、陰鬱で、死の結果が満ちている墓場は居心地が良い。それが己の身の上によるものか、それとも只の性格かは定かではない。はかる方法も無い。唯一つわかっている事は) [Fri 27 Jun 2008 02:47:38]
ヴェルセリオス > (その噂になっている剣が、本当に件の人物の持ち物であると言う保障も証拠も無い。不確かな情報と自分の記憶を照らし合わせた推理に過ぎない。何一つ。何一つだ。何一つとして確かなモノが無い。情報が無い。無い無いづくしだ) [Fri 27 Jun 2008 02:45:48]
ヴェルセリオス > ・・・・・・カロン様が亡くなられた、或いは態々特別に誂えた剣を売り飛ばした・・・・果たして真実でしょうか・・・(真偽の程ははっきり言って尻を拭く紙程度の不確かさ。つまり正に噂話の範疇の域を出ない話。直接あった事は無いが、ぎるがめっしゅに居た時に話を色々とミコトさまから伺ったので覚えていたのだ。その得物の大まかな特徴も。しかし仔細バッチリ覚えてる、というほど頭はよくないし、更にその「噂話」も確実な情報が何も含まれて居ない。もやが立ち込めるばかりで、何も見えない。そんな状況だった) [Fri 27 Jun 2008 02:32:07]
ヴェルセリオス > (雨は降っていない。しかし夜空に星が見えず、月が辛うじてぼんやり眺められるほどの曇りだった。微かにはぁ、と溜め息が零れるものの、それほど残念なわけではない。一番の主目的は、此処で横になっているだけで既に達成されているからだ)・・・・・・ここ暫く・・・生活のために汲々としすぎでしたわ・・・・・宿と日雇い先以外何処にも寄らず、仕事が無い日は無い日で出かけもせず・・・・・・・ああ(思い起こせばあっという間に回想が終ってしまう。「働いてました。働いてない日は宿でゴロゴロしてました」で終ってしまうから。記憶力の問題を抜きにしても、この結論には些かの疑問の猶予も無い。最近になってようやくその現状に気が付いて、酒場に行って見たり、色々な店をまわって見たりしたのだ) [Fri 27 Jun 2008 02:13:42]
ヴェルセリオス > (遭難者が出るほどではないが、かといって狭くは無いヴェイトスの墓地。その一角、樹が鬱蒼と生い茂る地にそっと横たわる人影があった。黒に近い深い藍色のワンピースを身に纏い、直ぐ傍らにはシャッターを閉じ、尚且つその上から布をかけられているランタンが置いてあった。) [Fri 27 Jun 2008 01:55:24]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『墓地の片隅にて』 [Fri 27 Jun 2008 01:51:46]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 『( 一通り作業を終えるとスコップを捨て、酒を煽る。 )』 [Tue 17 Jun 2008 00:51:47]
ヒルダ > …私も穴があったら入りたいわー、誰かに埋めて欲しい。あっはははは。 [Tue 17 Jun 2008 00:51:38]
ヒルダ > ( そして掘った穴の中へ、カロンの頭蓋骨をそっと置いた。 放ったスコップを手に取ると、今度は掘り返した土でカロンの骨を埋め始める。 ) 埋めろや埋めろどんどん埋めろ。死体にゴミに外堀。邪魔なものはどんどん埋めろ。都合の悪いものもどんどん埋めろ。母なる大地は我らの尻拭いを喜んで引き受けて下さる。けれども天の神は雨を降らせ、時にその都合の悪いものを暴いてしまう。だから掘れや掘れ深く掘れ。埋めろや埋めろ踏みならせ…。 ( スコップの平たい部分でしっかり土を固めると、その上に粗末な木を一本立てた。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:48:41]
ヒルダ > ――はぁい、カロン。あんたが向かう先は地獄?それともヨモツヒラサカ?ジャハンナム?或いは永遠にこの世を彷徨うの? …あんたは悪いヤツじゃなかったかもしれないけど、そのナリじゃどう頑張っても天国にはいけないだろうから。天国以外ならどこでも好きなところに行って来なさい。 ( 二つに割れた頭蓋骨を崩れぬように両手でしっかり持つと、そのおでこにちぅ、とルージュの口紅の痕を残す。 ) あたしもきっと地獄行きよ。そん時はまた改めてあんたに謝りに行くわ。 [Tue 17 Jun 2008 00:41:33]
ヒルダ > ( 無縁墓地が立ち並ぶ一角で、黒髪の女がスコップで土を掘り返している。地面に置かれたままのランタンがその様子を暗闇に浮かび上がらせ、その様子はネクロマンサーでなければ遺体を人知れず処分しようとしている犯罪者か、そんな所に見えるだろう。女は時折土を掘る手を休めては、傍らに置いてある酒瓶に手を伸ばし口をつけた。 ) そして復活の時は来た、いざ老いも病も無い国へ――……。 ( 何か唄のようなものを口ずさみながら、魔女はせっせと穴を掘る。しかし酔っ払っているせいかその作業はあまりはかどらず。それでもどうにか1mぐらいの穴を掘ると、スコップを放って近くにおいてあった黒い鞄の中から、二つに割れた人間の頭蓋骨を取り出した。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:34:56]
ヒルダ > ( 祈れや祈れ神に祈れ。天に召される魂は多く、地獄に堕ちる魂はその倍多く。神父は今日も西へ東へ十字を切りに行く。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:26:18]
ヒルダ > ( 掘れや掘れやもっと掘れ。墓穴の数はまだまだ足りぬ。戦にペストに落馬に処刑。いつかこの世の全てが石造りの十字架で埋め尽くされるまで。 ) [Tue 17 Jun 2008 00:23:28]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『ざくっ。』 [Tue 17 Jun 2008 00:21:20]
お知らせ > フォルニカラスさんが帰りました。 『悪魔の囁きは始まったばかり。』 [Mon 16 Jun 2008 23:46:51]
フォルニカラス > まぁ…、進化した悪魔だから大丈夫なのだけれど。 (正真正銘の「悪魔」と、人間から進化した「悪魔」はまったく異なる。前者は周囲の負のエネルギーを吸収することで生き長らえるが、自我というものが完全に固定されてしまい向上心や恐怖が無い。後者は負のエネルギーを摂取するだけでなく、自らの欲望や感情を力の糧にすることが出来る。しかも人間と同じように恐怖や向上心があるために、限りの無い成長と進化を繰り返す。フォルニカラスは後者の方が強いと信じている。) エル様の出来上がりが楽しみだわ。どんな子になるかしらね…。 (何れ、私の子となるのだから…。と微笑を浮かべては姿を消す。) [Mon 16 Jun 2008 23:39:47]
フォルニカラス > 貴方達の顔、名前、思い出。それらの全てはこの胸に刻んで置くわ。 (赤に濡れた唇を薄らと細めて笑う。手を胸の上に置きながら、言葉を続けて行った。) 私は何年も何十年も何百年も何千年も生きるつもりよ。 人間の傍に居るのがとても面白いんだもの。 (燐光を放つ瞳を伏せては肩を竦めて見せる。そして思い出したように天に仰ぎながら言葉を吐いた。) そうそう。去年と今年だけで□□人の悪魔が生まれたわ。 貴方達の新しい友達で、仲間で、家族よ。 もし会うようであれば、仲良くしてあげてね。 (ふふ、と微笑を見せ付けながら止まった歩は再びと進め始める。) [Mon 16 Jun 2008 23:28:56]
フォルニカラス > (霊魂は現世から離れたらしく、何も答えてくれない。) ――、……。 貴方の生き様を見届けて上げたかったのだけれど、…。 (その場で立ち止まった女性。黒いワンピースを着通し、首輪にそっと触れながら言葉を送ろう。) ごめんなさいね。 私も魔界に戻らなければならなかった。そしてここに戻るのを遅れてしまったわ。 (涙など流さない。人間と同じ理性を持ち、感情を表し、精神を有し、それらを覗けば少し特別な悪魔。) [Mon 16 Jun 2008 23:18:54]
フォルニカラス > (音を立てずに歩を進めながら、並列に並んだ墓石に刻まれた名前を見眺める。) ……殆ど逝ってしまったのね。 (僅かと瞳に宿る虹の色は、燐光を放ちながら紫の色が強まった。) 私の友達。 私の仲間。 私の子供。 (死亡日時を見る限り、魔界戦争が起きる前より早く逝っている。残念でならない表情をしながら、それぞれの名前を呼び掛けながら何か答えるのを待った。が、…。) [Mon 16 Jun 2008 23:13:04]
お知らせ > フォルニカラスさんが入室されました。 『静かな足取り』 [Mon 16 Jun 2008 23:06:15]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( だから猫はもう少し、ここでのんびりとしていこう。 )』 [Mon 16 Jun 2008 00:17:58]
ナイト > (――思い出せなかった。今まで、考えたこともなかったから。猫には後、どれくらい時間が残されているだろうか。猫に墓は無く、動物の魂は迷わない。それでも、考えずにはいられない。  終わりは甘いものだと、老いた猫が言う。達観するだけの経験は、まだ無い。猫は若い。浮かれた熱に駆られて、懊悩することが出来る時代。)     (くしゅん、くしゃみ。 ―― 考えていたこと、忘れた。猫はあまり頭がよくない。それは造物主の呪縛にして祝福。忘れることができる生き物は、きっと幸福に近い。)     (帰ろう、と思った。帰る場所が分からなかった。どこかへ行こう、と思った。どこかがどこなのか、分からなかった。) [Mon 16 Jun 2008 00:17:39]
ナイト > (夏草も伸び始める六月半ば。徐々に気温も日毎上がってきた。些か熱くなった長い毛が、早く抜けてくれることを願って、猫はその作業に集中していた。舌に残った毛玉を飲み込むとき、少しのどに引っかかるような感触が心地悪い。 ――夏になれば、子供たちに絶大な人気を誇る猫も、少しは平穏な日々が送れるのだろうか。)    (風に弄ばれた夏草が目の前で揺れる。一年また一年、忠実にめぐり来る季節の前には、百年のときすらも儚い。だが、その一度の巡りが、猫にもたらす意味は大きい。 ――…それとなく考えてみる、猫は、いくつ夏をすごした?) [Sun 15 Jun 2008 23:58:06]
ナイト > (十字架を象ったそれは、見慣れないものだった。また誰かが、土の中の住人となったのだろう。そんな新しい墓石の上に、猫。だらしなく体を伸ばして、舌で丁寧に毛繕いをしていた。舌先に抜け毛が絡む。毛変えの季節は、まだ少し名残を残している模様。)     (空は今宵も曇り。降りださないだけありがたいが。なすべきことなど何一つ無い猫は、ただただ日暮す。腹の下に先ほどから覚えている違和は、墓石に刻まれた聖句によるものだろうが―…、動くのも億劫だ。猫はあくびを一つして、再び腕を根元から舐めあげはじめる。) [Sun 15 Jun 2008 23:43:18]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 真新しい墓標だ。 )』 [Sun 15 Jun 2008 23:34:38]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『 (…早く墓守のところへいこう) 』 [Sun 15 Jun 2008 23:15:48]
ロイ >  (力が篭ったのは一瞬だけ。バランスさえ崩さなければシロフクロウはそれほど力を込めて肩を掴む事もない。ふと目に付いた足に視線をやった。足の先まで毛に覆われた固体で故、上から下まで改めて見直すと、何というか――) …暑苦s (ピィ! という非難の声がシロフクロウから漏れて己の感想はカットされたわけだが)  [Sun 15 Jun 2008 23:15:28]
ロイ >  (更に奥へと歩いていけば、一人分の足音に続いて一羽分の足音が付いてくる。ちらりと振り返って様子を伺い、ついて来るシロフクロウの様子に少し笑った。アヒルよろしく尻尾を振りながらついてきているようだ。この場に彼女が居たならば可愛いと言って胸きゅんッさせていることだろう) (少し歩くペースを緩めると、それをどう受け取ったかは分からないが、シロフクロウは飛翔して己の肩に止まった。どうやら歩くのに疲れたらしい。止まった瞬間に爪が服に食い込んだのには主は微かに顔を顰めた) [Sun 15 Jun 2008 23:07:26]
ロイ >  (ただ、だからと言って己が何をしてやるでもない。新しい羽が折れた時にそれを抜いてやる程度のものだ。余り過保護も良くない。これはペットではないのだから) (時折野生が目覚めるのか、はたまた子供っぽい部分が潜んでいたのか。遊びをやめないフクロウにふと一つため息を漏らした) ヒナとマウスはいらなんだな (主の言葉を解したかのようにシロフクロウは止まり、主を見上げた。非難する様に鳴くが、文句を言いたいのはこちらだと睨み返す大人気ない主人。シロフクロウと吸血鬼の静かな戦いが始まり) …行くぞ (先に目を離したのは主の方だった) [Sun 15 Jun 2008 22:53:40]
ロイ >  こんなところで暴れるんじゃない (こんなところ、とはつまり墓地のど真ん中。男は闇の中を跳ねる白い塊に言う。怒鳴るというよりは呆れる色の濃いそれに対して、白い塊はちらりと主を見た後再び『狩り』を再開させる。ネズミの巣穴でも近くにあったのだろうか。執拗に跳ねては爪で地面を掻き、再び跳び上がる) (その度に小さい羽毛が舞い上がるのは換毛期の証だろうか。そういえば自宅でも舞い上がる羽の量は少し増えていた)  [Sun 15 Jun 2008 22:38:43]
お知らせ > ロイさんが入室されました。 『 こら 』 [Sun 15 Jun 2008 22:30:47]
お知らせ > 五郎丸@掃除さんが退室されました。 [Sun 8 Jun 2008 03:56:29]
五郎丸@掃除 >  何れは某も其方に参ります、今は未だ――。 ( 未だ己の中にある後悔を振り切るよう、僅かに首を振れば立ち上がる。 そして墓地の回りの掃除を――初夏の日差しで伸びた雑草の手入れや、墓石の掃除など。 墓地は広い、己の出来る範囲が何処までかは解らないが其れでも。  ) [Sun 8 Jun 2008 03:56:17]
五郎丸@掃除 >  い、今も田舎者では御座いますが……。 今宵は、皆様への感謝と報告に。 ( 少しだけ己は強くなれたのか。 用意した花束と線香を供え再び手を合わす侍。 ) 未熟としれただけあの頃よりは、成長したと皆様に御報告出来まする。 強ければ皆を守れたなどと…、一人で何を気張っていたのか某は。 ( 大きく息を吐き。 いっそ晴れ晴れとした表情。 一人相撲であったのだと。 戦った理由は様々なれども皆、命を掛け戦った。 今こうして自分がいるのも皆のお陰だと素直に思え口の端を歪めた、ほろ苦い感情と共に。 ) [Sun 8 Jun 2008 03:52:29]
五郎丸@掃除 > ( 今宵、掃除場所にこの場所を選んだのは脚の遠退いた己に対する叱咤も含めである。 しかし、面と向かって昼間に来るのは気が引けた思えば其れは……。 ) ――某は未熟でありました。 ( 己の未熟さとの対面。 手を解けば、腰を下ろし慰霊碑を遠い目で見据える侍の胸中に過ぎるモノ、其れはただ、ただ自責の念。 其れが驕りだと気付きながらも後悔は尽きない。 ) いや……、田舎者丸出しであったのもありまするが。 [Sun 8 Jun 2008 03:43:10]
五郎丸@掃除 > ( 雲一つ無い月夜。 三日月が見下ろす墓地に墨染めの衣を着た侍の姿があった。 ) 余り来れずに申し訳ありませぬ。 ( 手を合わせ祈りを捧げるは『 慰霊碑 』 昨年の初夏の頃であったか、常世の森より溢れ出た鼠達がこの街へと進軍して来たのは。 此れはその戦没者達を弔う為の慰霊碑。 昨年の事なのに、随分と遠い昔の出来事だと感じてしまう。 あの戦いより街は急速に復興し、今は戦争があった事を忘れたかのよう平穏な日常が戻って来ている。 ) [Sun 8 Jun 2008 03:37:56]
お知らせ > 五郎丸@掃除さんが入室されました。 『 夜空に浮かぶ弧円の眉月。 』 [Sun 8 Jun 2008 03:32:50]
お知らせ > ソレディー@掃除さんが退室されました。 『( 葉つきの木の枝で隠された死体が、風葬なのかどうかと悩む。 )』 [Fri 6 Jun 2008 00:20:54]
お知らせ > カラス★1さんが退室されました。 『少女が再び戻る頃にはカラスの群れは塒に戻っていた』 [Fri 6 Jun 2008 00:18:15]
カラス★1 > (身を屈めた少女の頭上、羽ばたきによる風のそよぎだけが振り落ちるだろう)カァ、カァ―――(再び空に舞い戻ったカラスは、再び旋回を始めるだろう)(旋回したまま、カラスは逃げ出す少女を追いかける様子はないようだ。周囲の喧騒もいつのまにか静まり―――) [Fri 6 Jun 2008 00:17:22]
ソレディー@掃除 > ( 既に機嫌を損ね、マークされてしまったと思っていた。 得物を手にして得意顔になってみるものの――― あれ、大きくなる鳴き声。 表情微妙に固まらせ、視線は周囲を。 まだ、飛んでくるのは一匹なようだけど――― さてどうしよう。 ) ―――〜うわっと!? ううんー… ( 叩き落すのも何だかかわいそうだし、避けられる程度なら身を屈めてやり過ごす。 でも、この状態で荷車を轢いて行くのは不安だ――― なので。 カラスをやり過ごしたら、荷台から籠を背負った。 トングを肩紐に引っ掛けて、箒を持っていない方の手でランタンを取る。 一回りしてから、また来てみよう。 後ろを覗いつつ、石碑を背に駆け出して――― ) [Fri 6 Jun 2008 00:11:13]
カラス★1 > クワアァ――(カラスは旋回しながらさっきより大きな声で鳴く。あるいは何も手出ししなかったなら、そのうち興味を失って群れと同じく枝に戻ったのかもしれなかったが)カァ、クワァ・・・(振り回された竹箒を威嚇ととったのか羽音も鳴き声とおなじくさっきよりも騒々しく)(鳴き声に呼応したのか周囲のカラスの声も少し大きくなったようだ)クワァ―――!!(カラスはまた滑空しようと。位置はさっきとおなじ頭上十数センチ上、少女には触れない程度だが) [Fri 6 Jun 2008 00:01:39]
ソレディー@掃除 > ( とりあえず一安心? …でもないが、狩人としてはそんなに怖がることもない。 手をばたつかせて 『近付いたらぶつよ!』 とアピールしつつ、旋回するカラスを見上げながら荷車まで。 片手棍――― を手に取ろうとして、竹箒を持った。 叩き殺したいわけでなし、追い払うには長い方が良い。 ) 〜ぃよしっ! さあ来るなら来いッ! ( ぶんがぶんが。 軽くて長い竹箒を振り回し、がぜん強気。 ―――余裕ができたら、どうして襲われたのか考えてみる。 餌場に近付くライバルと見なされたなら、もっと集団で襲って来そうだし… 子育て? あるいは、やっぱり特に理由無く、赤毛が気に入らないとかポニーテール揺らしてるんじゃないとか、そんな感じだろうか。 荷車引いて動き出すには、もうちょっと様子を見た方が良いと判断。 観察。 ) [Thu 5 Jun 2008 23:51:17]
カラス★1 > (滑空する一羽にかわるように周囲のカラスが鳴くが動く様子はないようだ)クワァ・・・(降下したカラスは広げたまま動かさないでいた羽を数度上下させてまた上空へと向かおうと)(それがかなえば数周旋回するだろう) [Thu 5 Jun 2008 23:43:57]
ソレディー@掃除 > ( 手を合わせて、目を閉じて――― 羽音 ) ―――〜んンっ!? ( 一突きにされたら危なかったか。 ギクリとして顔を上げれば、旋回するカラス――― お供えの中に、狙っている食べ物でもあったのだろうか。 はたまた、自分を狙っているのか――― ) 〜っうひゃ!? ( ちょっと、低いな。 そう思った矢先、ポニーテールを掠めるような高さに滑り込んでくるカラス。 咄嗟に両腕で頭を覆って、身を屈めた。 ―――まずい。 ) …な、何も、しないよー!? ( いやお掃除するし… 襲われるなら追い払うか逃げるかするのだけど。 思わず声を上げながら、カラスの位置を確認しつつ荷車へ駆け出した――― とりあえず、一羽か。 ) [Thu 5 Jun 2008 23:33:25]
カラス★1 > (頭を下げた体勢から羽を広げてカラスは羽音を響かせ慰霊碑を飛び立とうとする。その音は少女の気を引くに十分だっただろう)クワァ、クワァ・・・・(鳴き声を響かせ、カラスは少女の頭上から数メートル上を旋回している。)・・・クワァ(その声はいつしかぴたりとやんで、カラスはもう一周旋回すれば慰霊碑に祈る少女の頭上、十数センチ上を通り過ぎるように滑空を) [Thu 5 Jun 2008 23:27:09]
ソレディー@掃除 > ( 動物が何かを注視するというのは、基本的に警戒だと思っている。 微笑んだりしてみせて安心するのは人同士のことで… だから、なるべくカラスの方は見ないようにしていた。 ―――いくつか枯れたり、風でばらけたりしてしまっている花がある。 お供え物がある。 これらをゴミとして片付けてしまっても良いのだろうかと考えながら、新たに一つ、手にしていた花束を備えた。 …頭上、頭を下げたカラスの方は見ていない。 けれど羽ばたきでもしたら、そちらを向くだろう。 ―――弓は持っていなかった。 街中での危険と言えば、獣よりならず者と思って、加減のできない武器は持っていない。 多少なりと危険な場所ということで、スラムの時も持ち歩いていた、片手根があるくらい… それも、邪魔だから荷車の上だ。 ) ―――? …ん。 ( お祈りの言葉ってどうするのかな。 ちょっと宙を仰いで、パプテスのを教わった気もするのだけど、思い出せなくて。 ただ手を合わせる。 ) [Thu 5 Jun 2008 23:13:03]
カラス★1 > (身に覚えが無くともカラスに襲われた事のある人間はいる。ある者は頭を突かれ、縫う程の怪我をして病院行きになった。何がどうきっかけになるかというのは、カラス自身か動物学者でもなければ判断は難しいだろう)(カラスは今はまだ、じっと少女を見ている。まるで置物のようだ。そのうち動いたかと思えば、頭を低く下げようと) [Thu 5 Jun 2008 22:50:06]
ソレディー@掃除 > ( 民兵として戦闘に加わっていて、同じ隊に死んだ人もいたけれど、馴染みになるほどの時間は無かった。 街で暮らしていなかったせいか、人の顔と名前を覚えるのが苦手で、もう大分記憶があやふやになってしまっている。 …でも、一緒に戦った仲間だ。 一度も顔を合わせたことが無い人も、ここに名を記されている人は、皆… )   ( 荷車はその場に、花束を手にとって、石碑に歩み寄った。 ―――ふと、鳴き声に空を見上げる。 石碑の上、木々に目を走らせる。 カラス… 集団で襲われるのは地味に怖いけど、身に覚えが無いし、食べ物を持っているわけでもないし、何よりカラスにとっても人間は 『分の悪い相手』 だと判断。 見られているようで気にならなくはないが、とりあえず、それでどうにかすることは無い。 ) [Thu 5 Jun 2008 22:44:11]
カラス★1 > (何匹ものカラスが、思い思いに鳴きながら墓場の中の至る所に止まっている。あるは木の上、あるは墓の上、そしてこのカラスは少女が目を留めた慰霊碑の上)―― クワァ(黒光りする片翼をばさりと翻し、カラスの黒い目はじっと少女を見つめているよう) [Thu 5 Jun 2008 22:37:51]
お知らせ > カラス★1さんが来ました。 『カァ』 [Thu 5 Jun 2008 22:32:21]
ソレディー@掃除 > ( 大きな歩道にゴミの塊ができていたりはしない。 スラムの掃除で、そういったものはどこかの行き止まりとか、人目につかない所とか、それらしい場所にできやすいのだと感じている。 それでも目に付いたものをちょこちょこ広いながら、とりあえず大きな歩道を進み、坂を上がった。 ―――別にサボっているわけじゃない。 元々お小遣いの出ない奉仕活動で、サボるくらいならしなければいい。 目指す先には、一際大きな石碑があった。 ) ―――〜っふぅー… ( 騎士団で鍛えられているけれど、荷車引いて阪を昇れば息も上がる。 すぐに収まるけれど、収まるまで一息。 少し離れた場所から、磨き上げられいくつもの名を刻まれた巨石を眺めている。 ラットマン戦争の、慰霊碑だ。 ) [Thu 5 Jun 2008 22:24:17]
ソレディー@掃除 > ( 宗教と、それにまつわる禁忌、埋葬方法などは一般常識程度を教わっている。 市民なら改めて教わることもないようなものでもこの娘は見事に知らず、何も教わらずに来ていたら、墓地を 『墓地』 だと認識できなかったかもしれない。 理解していてなお、娘の目には、立ち並ぶ霊廟や墓石の数々が何かのオブジェに見える。 母が風葬を望み、父もそうして送った娘の感覚では、死んですぐに土の中、石の下というのは何だか窮屈だった。 ) [Thu 5 Jun 2008 22:13:06]
ソレディー@掃除 > ( 市内清掃ボランティアの二日目。 ―――埋葬されている知り合いはいないけど、墓地の馬車停留所で買った花束を携えて。 竹箒やトングや、中でゴミ袋を広げてある籠を載せた荷車を引き、清潔そうなトレーニングウェアを着た一見ヴェイティアンの娘がゆっくりと進む。 )   ( カンテラの灯りに照らされる歩道を見回しても、場所柄か、ゴミは目立たなかった。 既に何人か来ているそうだし、そもそも墓守がいるのだし、もしかしたら他へ回った方がよかったのかもしれないけれど。 騎士(見習い)なのだから危ない場所で、という意識があって、特に考えも無く来てしまっている。 ) [Thu 5 Jun 2008 21:59:24]
お知らせ > ソレディー@掃除さんが来ました。 『( ここにも、初めて訪れた。 )』 [Thu 5 Jun 2008 21:48:35]
お知らせ > 氷桜@掃除さんが退室されました。 『(係員の悲鳴に出迎えられた)』 [Mon 2 Jun 2008 00:04:58]
氷桜@掃除 > (火箸で雑草を掻き分けながら進んでいると不意に『カチッ』と何か硬質なものに当たったような音) うん? (音のした辺りを探っていると再び『カチッ』と何かに当たりカンテラを近づける) ・・・・・・・白いな (白いみたいです) 細長いな (細長いんです) 二本で一組? (みたいですね) ・・・・・・・腕の骨? (EXACTLY(その通りでございます)。 墓からはみ出したのか、それとも初めからここにあって朽ちたのかは定かではないが正真正銘人骨、だと思う) ・・・・・ゴミ、ではないよなぁ (火箸で掴むとぽろりと草に隠れていた手首から先が地面に落ちる) 拾って帰って指示を仰ぐか・・・・ (骨をまだゴミの入っていない紙袋に入れ、場所を覚えると特設場の方へと向きを変え) [Mon 2 Jun 2008 00:03:36]
氷桜@掃除 > 遺族も死んだのか忘れられたのかは知らんが・・・・どちらにせよ寂しいな (流石に墓石を磨こうとしてうっかり倒したり墓穴にはまったりするといけないので火箸で軽く擦り、苔をこそぎ落とす程度に止め黙礼を捧げる) どうせなら、草を刈る道具を借りてくるんだったか (ゴミよりも鬱蒼と茂る雑草が目に付き少しばかり悩む素振りを見せるも、今から特設場へ取りに行くのも億劫で) まあ、それは墓守の仕事だろうし邪魔しても悪いな (などと適当な理由をつけて再びゴミを探しながら歩き出す。 さっきの苔を落すのも墓守の仕事なような気もしますがきっと気のせいなのです) [Sun 1 Jun 2008 23:46:34]
氷桜@掃除 > (欠伸を噛み殺しながらカンテラ片手に墓地周辺を歩きゴミを拾う。 既に掃除がなされたのか目立つようなゴミは少なく、成果を求めるにつれ足は自然と奥のほうへと) 人が来る所より来ない方が汚れるというのも、皮肉なものだな (参る者の絶えた墓石の前で朽ち果て異臭を放つ植物だったものを火箸で抓み紙袋へ落す。 手入れを怠れば汚れるのは当然だが、少しばかり寂しくも思え) [Sun 1 Jun 2008 23:35:18]
お知らせ > 氷桜@掃除さんが入室されました。 『(掃除二日目)』 [Sun 1 Jun 2008 23:28:43]
お知らせ > ジルさんが帰りました。 『そんな都合よく死ねるのは本当に極々一部だろうがな』 [Sat 31 May 2008 12:46:59]
ジル > 『人は何かを成す為に生を受け 成し終えた時 死んでいく』 アズ。 お前はどうだったのかな? ( 彼の葬儀か埋葬が済めば悪魔はアーシュラ宅から去っていく。 元々あの少年の好意と家主の了承で住まわせてもらったのだ。 ならばこれ以上は居るべきではないとも。 ) [Sat 31 May 2008 12:46:03]
ジル > むしろその呪い。 代替わりしてやりたかったぐらいだ。 不合理な理由で訪れる死に怯える毎日を過ごしてみるのも一度ならば悪くない。 まあ当然だが。 その時は私が勝つがね。 ( 勝負事は勝つから面白い。 しかし他人の勝負事に関しては破滅した姿を見るのも楽しいのも事実。 ) だがまあ残念だ。 終わってしまった話というのはこうも寂しい。 まるで長らく待ちわびていた長編シリーズの本の最終回を読み終えてしまったような。 そんな気分とは果たしてこういうものなのだろうか。 [Sat 31 May 2008 12:43:03]
ジル > 呪いに打ち勝つ姿も見たくはあったが、これはこれで悪くない。 悲哀に打ちひしがれる姿は良き面白みであった。 愛していたものを失った時、人はああも哀しみにくれるものだと。 そしてお前が様々な者に愛されていたのだと。 そしてそれを呪いや事故なんかとかいう下らぬ理由で失った理不尽さを。 ( あの場で笑えなかった分。 私は今代わりにここで笑っている。 )( 当然私も悲しいともさ。 だがその悲しいという思いすらも楽しいのだ。 笑ってしまうのは仕方があるまい。 ) [Sat 31 May 2008 12:39:20]
ジル > 墓を立てるか。 私もそうだが、どうにも残された者がする事というのはそれぐらいしかないらしい。 それから後は。 忘れない事とか。 それぐらいかな。 ( 屋敷の裏庭に埋められるというあの奴隷の少年。 なんだかんだで気に入ってはいた。 色々と面白い少年ではあったからな。 ) だがそれも全ては過去形。 死は等しく尊い。 私にも、アイシーにも、お前にも。 ( 私はただ寿命が無駄に長いだけ。 そしてそれの意味も一応はある。 )( けれどそんな私にも理不尽に死ぬ事はいつだって有り得る。 彼の場合はそれが呪いなどという傍目には眉唾ものの話で。 そしてそれに彼は負けたという話でもあり。) [Sat 31 May 2008 12:29:11]
ジル > 中々に楽しい時間であったぞアズ。 うむ。 悪くはなかった。 ( ただ見ていただけ。 それでもそれなりには面白かった。 )( いたいけな少年がひたひたと迫り来る死の足音に怯えて。 それでも懸命に生き抗えようとする姿。 そんな光景が楽しくないはずがないだろう? 今は亡き自分の大切な人の墓の前に男はいた。 いつもどおりの貴族のように着飾った格好で、いつもどおりの整った顔立ちを不遜な笑みを浮かべつつ。 ) [Sat 31 May 2008 12:19:15]
お知らせ > ジルさんが入室されました。 『呪い,か』 [Sat 31 May 2008 12:13:54]
お知らせ > サヤ@掃除さんが退室されました。 『( カラスが塒に戻る頃、再び顔合わすに至ったかは――また。 )(初日終了)』 [Thu 29 May 2008 23:48:07]
サヤ@掃除 > ( そして作業に戻りながら ) ……仕事で顔合わせた日には、自警団名物でも振る舞うか。 ( 繊細な作業には神経を使うのだろうか。 いかつい葬儀屋というのもなかなか想像しがたいが、ともすれば不健康にも見えた男性の風貌を思い返して、ふと。 因みに自警団名物 → アロエドリンク。 )(…。) [Thu 29 May 2008 23:45:56]
サヤ@掃除 >  ――助かる。 ( 再度の口外しない約束にぶっきらぼうに頭を下げた。 物腰をはじめ、男性の芝居めいた仕草すら流水めいて自然に見えたものだから、言うべきでないことまで零してしまったらしかった。 ――男に知る由もないが、自警団とエンバーマーの間に交わされた愚痴もこれでおあいこ。 ) ああ、悪ィな忙しいトコ話し込んじまって。 ( そうでなくとも日々空気のぬるむ時期だ。 遺体を長く留めるわけにもいかないのだろう、頷いて見送る ) コンフタティス、――ティス――… ティス。 ( 確認するように呟く。 やはりというか、補足された名の方が呼びやすかった。 もし彼の名を呼ぶ機会に恵まれたなら、そちらで呼ぶつもり――何せ人付き合いの悪い性質なものだから、人様を愛称で呼ぶなど初めてだが、 ) [Thu 29 May 2008 23:42:31]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Thu 29 May 2008 23:36:02]
ティス > 嗚呼――― (足を進めかけてふと、上げた足を地面に下ろし) 失敬、お名前をお聞かせ戴きましたのに名乗っていませんでしたね。 私はコンフタティスと申します。呼び難ければティスで結構です (相手はイエロティアだろうと思ったので呼びやすい愛称の方も告げておく) 機会がありましたら、また何れ。 (墓守との遣り取りが終われば男も幾らか清掃活動を行うつもりではあれど、其れ迄貴方が此処にいる確証はない故に其の様に告げておこう) [Thu 29 May 2008 23:34:41]
ティス > ―― そうですか。まあ暇潰しであれ、此の場を選んだ事が偶然であれ――― …先程申しました通り、良く訪れる場所が汚れているのは余り良い気分では無いですから。有難う御座います (此の場を清掃して下さっている貴方へと、周囲を見回し乍男は事も無げに告げた)  ―――― 確かに。 (前者に同意したのか後者に同意したのか或いは両者か。男の返答は言葉少なに)(不機嫌そうな顔は、初めは折れた墓標の所為かと男は思っていたようだ。けれど元々目もとのきつい所為でもあるのだろうか。 露骨に表情の変化が知れた今も、其れを言及する気は男には無い。) …… 結構ですよ、聞かなかった事にしましょう。 (緩く弧を描く唇の前、人差し指を立て。口外しない、とのジェスチャァ) 勿論―― 其れが私に望まれている事ですから。善処いたします。 (芝居めいて片腕を体の前に、体を折って礼の仕草) 其れでは私は墓守殿の処へ行って来ます。早く告げねば、其れだけ墓穴を掘る時間が短くなって仕舞いますので (葬儀は通常、亡くなってから余り日を置かず行われるから。墓守も忙しかろう) [Thu 29 May 2008 23:29:07]
サヤ@掃除 > ( 良く訪れる場所が汚れているのは良い気がしない。 職場をそこに当て嵌めたなら、すんなりと納得できたから、首肯の意味を込めて頷く ) 『ついで』か。 こっちは強いていうなら『暇潰し』だな、業務が終わった後は特にすることもねェから。 ある意味あんたと似たようなもんだ。 ( 善意だなどと自ら広言することもないだろう、と。 目の前の男性もそうした手合いだろうと思われた ) こちらこそ。 もっとも本当は、俺等は頻繁に会ったりなんぞしねェ方がいいんだろうが――… 事件を未然に防ごうと思えば、行き着く先は公権力による制圧と相場が決まってる。 ( 言ってから、愚痴に気づいて露骨に顔を顰めた。 ばつの悪さも単に不機嫌そうな仏頂面として表層には出るのだが ) 悪ィ、今のも出来れば口外無用で。 ――そのー… 何だ。 依頼主が満足するよう、きれいに送ってやってくれな。 ( 露骨な話題逸らしには違いない。 モノクルの奥の瞳とは視線を合わせず、半ばカラスに邪魔されながらぼそぼそと ) [Thu 29 May 2008 23:03:08]
ティス > 良く訪れる場所が汚れているのは余り良い気分ではないでしょう?依頼人殿の代わりに此の書類を墓守に渡して、幾つか墓の様式について話したら終わりですから ―――「ついで」です (男は、肩を竦めて其れに応える)  ―― … (死体に、馴染。)(何事かと、男は貴方へと真っ直ぐに視線を向けて先を待ち) 嗚呼、 (成程、と頷きを) そうですね、大抵直ぐに地下に降りてしまいますので表に居る方は失礼乍、余り覚えが無いのですが――― (地下。自警団の、死体収容所の在る場所)(其処で顔を合わせるのは既に馴染と為った自警団員許――否、過去に一度だけ他の者が応対してくれた事があったか。あの時はつい馴染の団員と思って愚痴を零してしまい、失態を演じたのだっけ――― …思い起こして少し許苦い顔、直ぐに打ち消し) お互い、仕事でお会いする時は宜しくお願いします。 ……はい、其れは勿論。口外しないと、お約束しましょう。 ですが―― 塵拾いの奉仕活動に励みながら密偵とは、実在するならばとてもその…生真面目な方ですね (自警団とは、皆其の様な者なのだろうか?…失礼乍、地下に降りる前に見る団内の様子ではそうは思えなんだが) [Thu 29 May 2008 22:45:06]
サヤ@掃除 > ( 元々疑り深い性質に加え、冗談を容れるだけの遊びもない男は相槌を打つでもなくただ無言で男性の言葉を聞く。 ――そのようには人物には見えなかったが、失礼ながら墓荒らしや遺族を謀る手合いの人種ではないかと勘繰っていた部分があった。 が、探るような三白眼もポケットから姿を現した袋を見ると、いくらか緩んで ) そういうのは断っちまっていいのに、仕事中なんだろ? ――優男かと思ったら変に人がいい。 ( 褒め言葉とは言いがたい表現で人のよさについて触れた。 男性が持つ物静かな雰囲気にそぐわず、声量を高めたのも聞きやすいようにとの配慮なんだろう ) 葬儀屋。 ……ならひょっとしたら何度か世話になったかもしれねェな。 遺体には多少、馴染みがある―― ( そして、余りに損傷の酷いそれに対し、遺族が『しかるべき処置』を望むケースもあると聞いている ) サヤ。 サヤ・カタナ。 自警団の末席にいるモンだ。 ……ああ、隠すつもりはないが内緒で頼む。 公僕が市民に混じって密偵の真似事かとか、痛くもない腹を探られたくないんでな。  [Thu 29 May 2008 22:23:52]
ティス > 其の様な物は、為ってから段々に覚えてゆく物でしょうから大丈夫ですよ――― (そう、告げる頃には男にも貴方が墓守では無いのだと云う事に気付けただろう。告げる声には、冗句めいた調子が混じる) 掃除屋殿、嗚呼――― (男の視線が、示された場所に向けられ) …そう云えば私も紙袋を渡されました。一日でも構わないから、と熱心に (思わず受け取って仕舞ったと、ポケットから少しばかり袋を引き出して覗かせ、示す。何か塵でも落ちていれば拾っておこうかと、思えども此処に至る迄目立った塵の見当たらなかったのは貴方の働き故だろうか) 単なる葬儀屋です。厳密に云えば、エンバーマーですが (初対面の者に後者を名乗って理解された経験が少ない故、葬儀屋と) ですが今は代理人、ですね。本来墓の依頼は遺族の方が直接に行うモノなのですが、「傍についていたいから」と拝命を。 (元々、二人暮らしの方でしたので、と言葉を添え) ――臨時、と云う事は貴方も掃除や以外に本来の職が他にあるのでしょう? (遠回しに、貴方の職を問う) (其の間も、鴉が啼くものだから。自然、男の声は常より多少大きさを意識したものに) [Thu 29 May 2008 22:09:52]
サヤ@掃除 > ( 中はもう腐り出したものか、墓標の表面は緑色の粉を葺いていて刻まれた故人の名前も読むことができない。 作業の手を止め、しばしその判別に耽っていると、視界にランタンの灯りが近づいて ) ――。 ( 光源へと、声の主へと細めた三白眼を向けた ) 生憎墓守になるにはいろんなもんが足りねェよ。 死者にまつわる暦も覚えていなけりゃ死んで尚残ったモンの声を聞く耳もねェ。 できて精々カラスを追い払うくらいかね? ――ただの臨時の掃除屋だ。 ( 言って墓地の一角を指差した。 そこには恐らく、市の公安局による特設場、とやらがあるはず )( 男性の手にした書類へと、ちらりと目を向けて ) あんたこそココの関係者かい。 [Thu 29 May 2008 21:53:47]
ティス > ――― 『其れ』より、鴉に因る被害の方を懸念すべきかもしれません。彼らの嘴は、中々に鋭い。 (足音と声が、鴉の喧騒に掻き消されそうになり乍貴方へと近付き。一定の距離を置いて、止まるだろう)(月の女神は曇の緞帳に其の御姿を隠されている様だから。暗闇の中、男は手にしたランタンの灯りを掲げる) こんばんは、――― 新しい 墓守、殿? 此の辺りの区画に一つ墓穴を増やして戴きたいのですが。 (書類は此処に、と左脇に挟み持った数枚の紙を右の手に持ち替え示し乍)(男は、掃除中の貴方を新しく来た墓守と勘違いしている様) [Thu 29 May 2008 21:43:48]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 [Thu 29 May 2008 21:31:51]
サヤ@掃除 >  ……。 ( あんまりカラスが喧しくて ) ………。 ( 場所も場所だから ) …………。 ( ひょっとしたら。 ) どうせ見えやしねーんだ、出るんなら坊主やら拝み屋ンとこに行けよな。 ……『いる』んなら、の話だが。 ( 吐き捨てた。 ――それもまた街の噂の一つ、いかにも墓地らしく時折ここにはアンデッドの類が沸くらしい。 地味な私服の腰にはありふれた無銘の刀はあるが、それは彼らに対してではなく、現れるかもしれない犯罪者に――平たく言えば墓荒らしなど――対応する為のものだ。 もし公安局からしかるべき指示があったなら、無論それに従うつもりでは、ある )( 老朽化したものか、朽ちて折れ転がった墓標を拾い上げると、変に柔かくなったソレに指が食い入る。 これは墓守に報告しておくべきか ) [Thu 29 May 2008 21:28:57]
サヤ@掃除 > ( ぎゃあぎゃあ、カラスどもが鳴く ) ――知るか。 ( 吐き捨てて、湿気にやられつつある『菓子だったもの』を取り上げゴミ袋の中へ放り込む。 スートリアなどいくつかの宗教では墓前に食物を備える習慣があり、カラスどもの目当てはそれだろう。 それらは頃合を見た墓守が片付けはするのだろうが、十全とまではいかないようだ。 ) 知るかよ。 そもそも手前ェらの上前じゃねーんだっつの。 ( 隣の墓へと手を伸ばした男を見下ろし、ぎゃあぎゃあ、ぎゃあぎゃあカラスはしつこく鳴いている ) [Thu 29 May 2008 21:13:33]
サヤ@掃除 > ( 樹上から地表を伺っているカラスどもがぎゃあぎゃあと抗議の声を上げている。 針葉樹に分類されるその木の名も由来も植物に疎い男は知る由もなかったが、鼠避けになるという民間信仰を聞けばああなるほどと納得したかもしれない。 ――それ以上に『知るか』の一言で素っ気無く切り捨てる可能性の方が高いが。 ともあれ、にわかに曇り出した空の下、借り物の掃除道具を手にした男に向けてカラスどもが抗議の声を上げていた。 ) [Thu 29 May 2008 21:05:41]
お知らせ > サヤ@掃除さんが入室されました。 『( ぬばたまのからす )』 [Thu 29 May 2008 20:57:43]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『( 幾つもの子守唄を、紡いだ )』 [Mon 26 May 2008 23:54:32]
トート > ( 死神は )  …、 ( 息をつきながら地面の上に座り込んで 鎌を置き、 ) [Mon 26 May 2008 23:53:10]
トート > …。 …… いきません、 か。 ( す、と )( 生気の薄い死神の手が、”扉”の方を指し示し )  ( 姿無き姿の、猫に問う )  …それとも、 ( 猫は応えない ) 待ち人 でも……? ( 猫は、動かない )  ……。  [Mon 26 May 2008 23:50:26]
トート > ( けれど、やはり猫は応えない。動かない。 )( 置物のようなその姿、先ほど”pussy cat”だなどと呼んだのは失礼だったろうか。 )  …… ( …やれやれ。 )( フラれた、というよりは根負けした感覚をおぼえながら、死神はゆっくりと立ち上がる。 睨めっこはオシマイ、と。 そう思って立ち上がったのに、 )  …。 ( それまで動かなかった猫がもそっと顔を上げて、死神を見つめてくるものだから。死神もまた、猫の瞳に吸い寄せられた ) [Mon 26 May 2008 23:35:50]
トート > ( 死神も、ただ、猫を見つめる。 ) ……。 ( 見つめ合ったまま、猫も死神も動かない。 距離を取ったまま、手を伸ばす事もなく。まるで定められたかのような境界は埋まらない ) …。 ( 風が吹いて、猫の毛並みを波立たせ、死神の髪を揺らした。 周囲には虫の音と梟の鳴き声。 そして、声無き声 ) …こんばんは。 ( 淡とした、遅すぎる挨拶 ) [Mon 26 May 2008 23:20:29]
トート > ( ゆっくりと、猫の首だけが死神の方を向く。 )   …… ( 死神もまた、大鎌を手にしゃがみこんだ姿勢のまま、 猫の金色の視線を受け止めた。 ) … Pussy cat, pussy cat, where have you been?   Pussy cat pussy cat, what did you there?  ( わらべうた、唄うよに。 微かに問うてみても、返る声はなく。ただその目だけを、猫は細ませ ) [Mon 26 May 2008 23:03:07]
トート >   ―――― where do you see?  ( …… 呼びかけたら、猫の耳がぴくりと揺れた。 ) [Mon 26 May 2008 22:53:50]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 Pussy cat, pussy cat, 』 [Mon 26 May 2008 22:47:57]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( さて、やどぬしの許可は出た。 )』 [Mon 26 May 2008 00:53:45]
ナイト > (猫には見える。人の魂が放つ眩い光が。猫はただ単純に、それを美しいと思う。木の枝にこしゃこしゃと顔を擦り付けた。しばらく人の世話にならぬうちに、ノミでも飼ってしまったのかもしれない。)     (ふがー、欠伸。)     (それにしても眠い。バランス感覚にはそれなりに自信がある猫は、早速ネズの木に交渉する。尻尾の先で軽く幹を叩いて、今宵の宿を請う。)      (ざわざわ、ざわざわ。)     (ネズの木が風に揺れる。多分だけど、YESの返事だ。ネズの木はその外見に等しく無口だった。だから猫は、尻尾でまた彼または彼女を叩いてありがとうと告げる。猫がありがとうと思えば、それはありがとうという言葉になる。文字にできなくとも、声にできなくとも、きっと伝わったはず。) [Mon 26 May 2008 00:52:37]
ナイト > (雲間から光が差すとき、その下では誰かが死んでいるという。これは果たして、何時どこで覚えた知識なのか、もう思い出せない。図書館で覗き読んだどこかの文字の羅列から推測したものか、それとも子供の時期に猫族の先輩から聞いたことか。 ―― もし、猫は思う、もし人の死というものが、あのような美しい景色に彩られて送られるものならば、全てのものがそれを拒むわけでもないのかもしれない。猫に信仰は無い。あるのは、おぼろげながら理解してきた「死」という概念。)    (ぐがー、欠伸。)    (死は数多の歌に謳われ、美しく甘美なるものと讃えられ、さもある種の芸術の究極であるかのように神格化されていながら、未だに恐れられ、厭われる不思議なもの。 ―― いつか、数えられるほどの四季を越えた後、やがて猫にも訪れるもの。空腹や疼痛は、細胞に刻まれた「死」の予防であり、この体を動かすもの。)    (プラプラと、垂れ下がった尻尾が風に揺れた。) [Mon 26 May 2008 00:26:15]
ナイト > (別に、だから、どうというわけでもない。晴れも曇りも、雨も雪も、みんな愛しい夜だ。吹く風に混じるのは初夏の匂い。墓地の片隅に、ポツリと佇む一本のネズの木。その太い枝の一本に、猫は体を預けてだらけていた。すっかり脱力した黒色の塊が、枝に吸い付いていた。)      (眼下の墓の群れを、猫の両目はぼんやりと眺めていた。時折よぎる影は、彷徨う魂の欠片か。 ――…時にはそれらの、憂いを帯びた無念の視線を受けたりもするが、猫には何も出来ない。猫に出来るのは、彼らの存在を、認めることだけ。実体を失ってなお、欲望の虜となる哀れな人々の存在を、記憶にとどめることだけ。)     (んがー、欠伸。) [Mon 26 May 2008 00:03:48]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 今宵は、晴れだ。 )』 [Sun 25 May 2008 23:55:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(とびっきりの、野菜スープを)』 [Sat 17 May 2008 23:22:45]
ルーア・リシア > こんど、あったら―― ( ご馳走しよう ) [Sat 17 May 2008 23:22:35]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(抱けども、確かにおもうのは――)』 [Sat 17 May 2008 23:22:17]
お知らせ > 阿鬼さんが帰りました。 『( 弾む息も今は心地良く、其れでも全力でギルドへと――。 )』 [Sat 17 May 2008 23:19:47]
ルーア・リシア > ( その戸惑いから覚めやらぬままに、かけられる声。 ) あ、え――えぇ――ごめんなさい、引き止めてしまって。 ( なぜだろう、なごり、おしい――? そんな気持ちなのか、これは。胸の辺りを、もう一度、さわってたしかめる。 ) 面白い、か――おっとり、飄々としているかと思えば、あわただしい。ほんとうに―― ( あっという間に駆け出す彼女に、手を振って。自然に笑みが漏れていた。 ) [Sat 17 May 2008 23:15:35]
ルーア・リシア > ( むにっと――一瞬何が起こったのかわからなかった。ただただ、目をしばたかせて、目の前の少女と、手と――彼女の動き、表情、確かめてから――頬にふれる手の感触だけが、みょうにリアルにかんじた。 ) [Sat 17 May 2008 23:12:54]
阿鬼 >  御免なさい、余り出歩くと怒られちゃいますから。 お話はまた今度ォ――。 ( 矢張り曇り空では、時間の感覚が掴めない。 何刻経ったか解らぬが少し立ち話をしてしまったと踵を返して。 駆け出しながらも、時折振り返り手を振る律儀なのか強引なのか解らぬ儘――街へと。 ) [Sat 17 May 2008 23:11:48]
阿鬼 >  ルーアちゃんのが不思議ですから。 ( むに、と軽く頬を抓らんと袖口より手を伸ばす。 嗤う貌が視たかったのだと娘は言うだろう。 ) ”さん”のが他人行儀ですし…其れに折角仲間にも逢えましたから。 ( お近づきの印です、と双眸を細め。 ) 言う事を訊いていれば、御飯も出ますから……――。 棒で叩かれたり怒鳴ったりされたり色々ありますけど、商品が疵物にーとかアレはアレで大変みたいですよ。 ( 強者として振舞う者、職務として割り切る者、様々な人々を視て死神の思う事は在れども天を仰ぎ告げるのは其の言葉。 ) やっぱり其れなんだ。 ( あれや其れで認識出来る死神であったらしい。 ) アキちゃ……。 ( 少し面食らったように。 瞬きを数回。 ) 嫌ですよぅ、そんなに若くありませんから。 ( 宙を叩くのか、払うのかバタバタと忙しなく動く手。 ) ルーアちゃんも、見た目と違って面白い死神ですね。 ( 温かみに触れたようはにかめば 急に 「 アッ 」 とか声を上げ。 ) [Sat 17 May 2008 23:09:48]
ルーア・リシア > でも、不思議なひとね、あなたは――なんというか、すごくペースを崩される。 ( ちょっとだけ力の抜けた肩を下げて、なぜだか疲れてきたような気持ちにちょっぴり懐かしさも覚えたり。 ) 別に、かまわないけど――その――少し、くすぐったいような、気も。 ( 視線をそらして、またぼそぼそ、と。恥ずかしい。 ) ありがとう。気をつける――だけど、あなたも――そうだ、奴隷、とかは――ひどい扱いを、うけるときいたから。 ( あなたの鎖、少しだけ、見つめて――思う言葉はいくつもあるけれど。 ) そう、それ。他に巴がいてもこまる。 ( その辺の意見は一致したらしく、さらっと。 ) えぇ、必ず、伝えるから――むしろ、アキちゃん、で。 ( ちょっとだけ、意地悪いってみたつもり。精一杯のはんげきだ。 ) [Sat 17 May 2008 22:56:57]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 [Sat 17 May 2008 22:44:24]
阿鬼 >  教えてくれた職員のヒトの話だと「ヒトは見た目に拠らない」とか。 うぅ〜ん、言葉にするとしっくり来ないけども。 ( そんな感覚、と何度も頷いて。 もう一度可愛らしい、と。 ) ―――其れとも「様」とか「氏」とかのが良かった? 可愛らしいから「ちゃん」が似合うと思ったけど。 ( 選択肢により酷い物が並んでいる。 駄目?と眼を数度瞬かせ。 ) そうやって無理しちゃ駄目ですよぅ。 大体変質者だからって斬っても良いですけど現世の人に手を出しちゃあ。 其れにもし、お持ち帰りされたら自分は助けに行けませんよ? ( もう、と両手を腰に軽く溜息を。 ) 巴――。 ( 胸に去来するのは二度ばかりの邂逅の時の記憶。 ) あの、よくサボってる変な死神の事ですよね。 ( 背景に浮かぶ巴を斬って棄てるかのような言動がしれりと口を付く、無論笑みの儘。 アレが一杯居ても困る、と。 ) ホントに死出の門にでも帰る事があったら、阿鬼は元気ですって伝えておいて下さいね。  [Sat 17 May 2008 22:41:11]
ルーア・リシア > ギャ――ぇ? また、わけの分らない言葉を。 ( むぅ、と僅かに眉を寄せる。困ってしまって、どう返事を返したものか。 ) ちゃん……。 ( なぜだろう、脱力しそうなこの言霊は。 ) 私は、戦える、から――平気。死体でも変質者でも、手を出してくるなら、斬り捨てるだけ―― ( アキがいわんとしている言葉の意味を図りかねて、気のない返事しか返せない。なんだろう、この――もやっとしたきもちは。自分の胸の辺りに片手をあてて、確かめるように、視線を落とす。 ) なんだか、巴にいじられているような……そういえば、あの人も、そんな着物を、きていたっけ―― ( ふと、思い出したように、眉を動かす。視線は白へと移り、かの瞳へとそそがれる。 ) それはわかるかも。珍客が多い場所だけど。 [Sat 17 May 2008 22:28:55]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(妙な返事に、力が抜けた気がした)』 [Sat 17 May 2008 22:24:00]
阿鬼 >  所謂……―――ギャップ萌え? ( 疑問調であったのは己も現物を視るのが初めてであったからとか。 俗世にちゃっかりと染まりつつある死神は伸ばした指先と首を傾け。 ) 何です小脇に抱えられてお持ち帰られそうな気配を醸してるルーアちゃん。 死体よりも、怖いですよぅ変質者は。 ( 死神にとっては霊は然程。 暗にヒトのが恐ろしいと仄めかせばからかう口調は更に続いて。 ) 彼方の方では、下着として着ます。 男女問わず。 ( 北東を指差せば、嘘は無い豆知識を。 但し一般的では無い解答。 ) 何人かには逢いましたから、別に死体に取り憑いたら出られ無いとか良いんですよ。 別にお仕事の支障にはなりませんし…。 ( 長い筈の事情があっさりと一文程度で終わる瞬間。 ) お墓に来れば何とか連絡は出来るかもって、自分も来てますから…。  [Sat 17 May 2008 22:13:47]
ルーア・リシア > たまに、言われるけど――私は可愛くないよ。 ( そっと目をそらして、ぽそっと。良いわけをするように。 ) ち、が――私は、事実を――ん、あの―― ( なぜだか急にお姉さんっぽくなった目の前の子を見ると、迫力(?)にたじ、と。 ) とら、というのがどういうものなのか、よくわからないのだけれど――着るモノなの? ( 言葉の雰囲気から、糸を手繰るような、そっと、そっと。 ) 死神――ここには、よく死神が、くるから。私の部下のほかにも――知り合いが、二人くらい。 ( 大丈夫だろうか、とため息つくあなたをそぞ着込むように、近づいて。 ) [Sat 17 May 2008 22:03:04]
阿鬼 >  あッ、可愛らしい――。 ( 奴隷市場で教わった、ツンデレとかヤンデレとかクーデレとか如何わしい言葉が脳裏を過ぎるが。 気まずそうに口を動かすのは年頃の街娘と変わらぬ様子。 ) 其れ遠回しに、自分を不死者とか言ってません? 其れを言うなら―――真っ先に貴女じゃないですか。 ( 危ないのは、と腰に手を添え。 指先を立て叱るそうな口振り。 ) 自分も街には出無いから、虎柄模様が流行ってるとか全然。 ( ゆるく、首を振る娘。 虎柄模様=小柄な少女「ルーア」の事らしい。 ) 嗚呼。 ( 良かったと胸の前で小さく手を打つ。 ) 自分も死神で阿鬼です。 今はちょっと話せば長くなる事情が……。 ( 霊体にも為れぬ有様、だと己の身体を視て深い溜息が零れた。 ) [Sat 17 May 2008 21:54:33]
ルーア・リシア > あ、ごめん――でも―― ( 生きている感じが、しないん、だ。その言葉を慌てて飲み込む。眉、そして口元が、気まずそうに、もごもご、と。 ) でも、ここで歩くと、危ない。鎖を引きずるアンデット――そういうのも、でるから。 ( そっと、注意を促すように。なんだか見た目よりずっとしっかりした印象の、少女へと。 ) えぇ、私は――あまり街へは、でないから。 ( そうして、また思う。この子は、どんな友達をもっているんだろうか、と。小首をかしげ。 ) ご名答。私はルーア・リシア。あなたは――同じ、人? ( 受肉しているのだとしたら、もっと、違う感じをうけるのだが。 ) [Sat 17 May 2008 21:46:37]
阿鬼 > ( 表情筋が硬直しているのかと疑いたくなる小柄な少女。 其れでも僅かな気配で何か気が付いた様で固唾の飲んで見守る…ワケでは無いが注視していると。 ) ちょっと――屍骸と言うのは酷いですよゥ。 ( 危うく転びそうになったのは足元が覚束無ぬ暗がりのせいでは無い筈。 ) 大体、当たっていますけども……。 珍しいですか此れ? ( 奇異の眼には触れる機会こそ多いが、どうにも浮世離れした言動に戸惑う。 近付くと己より年下らしい、と。 ) アレが自分を驚かす為にやっていた可能性も無くは無いな程度ですから。 気にしないでも良いですよぅ。 ( 自分の誤解かと、はたはたと手を振り。 ) 其れより…、死神―――でしょうか? ( 無表情、或いは感情の欠落した貌。 だけれども、何かを感じ問うてみたくなった。 ) [Sat 17 May 2008 21:28:25]
ルーア・リシア > ( 不思議な感覚だった。目の前の少女は、確かにここにいるのに、いないような―― ) ( 鎖――ソレが何か、ようやく思い出した気がする。 ) そういうものをつけた死体を、何度も弔ったことがある。 ( 囚人、奴隷、そう呼ばれていたとおもう。目に映る少女は、動いているし、アンデットにはみえないが。 ) と、ら? なに――それは。 ( ぽつり、つぶやく少女に、目をしばたかせる。表情を伺うように、明かりを下げて、そっと近づく。 ) そう―― ( 視えるのか、この子にも。けれど、知り合いというのは、だれだろう。足を止める。 ) あれを送ったのは、私だから――知り合いではなくて、ごめんなさい―― ( 期待させてしまっただろうか、と――少女の顔からは、うかがうことはできないが ) [Sat 17 May 2008 21:19:42]
阿鬼 >  嗚呼、此れは――。 ( じゃり、と鎖の端を指で摘み上げ。 困惑の表情で、街の者が視れば憐憫、優越、様々な目付きで自分を見下ろす中で深緑色の瞳は何れにも属さ無い……。 明確な答えは口にせず、漸くして灯りを持つ少女らしき小柄へと。 漆黒で統一された衣服と、髪は原色の黄―――不思議そうな瞳は深緑。 ) 虎模様にも視えますけども。 ( ポソリと呟く感想。 しかし小柄の少女を示す色と言えば黒と白では無いだろうか。 どちらにも属さずどちらにも染まりうる印象。 ) ですから、空に飛んで往く――”蝶”? ( 傾げた首に答える和装の娘。 指先が天を指す。 ) 其れで知り合いの怠け者が居るのかと思ったら…――。 ( 後は口にせず、小柄な少女へと向き直り。 言わずもかな、そうしたら少女から声を掛けられたという事。 ) [Sat 17 May 2008 21:04:50]
ルーア・リシア > ( 暗闇から現れた人の姿に、僅か、眉を上げる。ソレは自分が思っていたよりも、ずっと意外なものだった。どうしてこんなところにいるのだろう、と。白い布を体に巻きつけたような服は、明かりを当てるとより目立つ。 ) 鎖―― ( いくばくかおくれて、少女の首につながれたそれに気が付く。さっきの音は、これか。こういうのを、みたことがある。なんといったっけ―― ) ”見え”た――って、なにをみたの? 墓荒らし、それとも――魔物? ( 両手を上に上げたポーズの意味がよくわからなくて、伺うように、首をほんの僅か、傾ける。微妙な空気が流れているのだとしたら、この感じはなんだろう。 ) [Sat 17 May 2008 20:52:38]
阿鬼 >  ―――ッ? ( ひた、と脚を止め。 声のした方角、つまりは自分の向かう先より聴こえた声に僅か驚きの表情浮かべ。 ) 怪しい物じゃありません……、此方で何かが視えたので―――。 ( 視線の先にある仄暗い橙色の灯り。 闇夜より歩み出てくるのは純白の和装をした娘の姿。 両手を挙げ、降参のポォズで。 気拙そうな表情を浮かべるのは己の言動に呆れてるかも知れず。 ) [Sat 17 May 2008 20:41:01]
ルーア・リシア > ( 遅れて巻き起こる、ふわりとした感覚。上昇気流とも呼べない程度の空気の流れは、わずか遅れて空へと登る。はためいた髪とマントが落ち着いたら、またあたりの静寂を感じて目を伏せる。 ) ――? ( 何か、混じるような――硬いものがこすれてなるような、そんな音が―― ) あっち、か――? ( 少しずつ、此方へ近づいてくる。誰だろうか? 変化の少ない表情に、ほんの少し、しまりをつけて。ランタンを拾うと、音のするほうへと足を向ける。 ) 誰か――そこに、いるの――? ( 歩きながら、暗がりに投げかけるのは、抑揚のない声音。 ) [Sat 17 May 2008 20:31:57]
阿鬼 > ( 夜空に浮かぶ淡い乳白色の残り香。 其れはきっと命の残滓――闇を共とする死神の眼にも儚く映る光景。 ) あれ? 巴さんがお仕事を……。 ( 見上げる空に立ち込める深遠の雲、墓地への入り口にて佇むのは鎖に繋がれた奴隷。 首に巻かれた鉄塊から伸びる鎖、たった一つ其れがあるだけで”命”では無く”物”と扱われる人種。 じゃり、と歩みを進める度に鉄の輪が鳴る。 向かう先は、魂が飛び立ったと思しき墓地の一角。 ) [Sat 17 May 2008 20:24:15]
お知らせ > 阿鬼さんが来ました。 『 雲の切れ間へと消え往く死出の蝶達――。 』 [Sat 17 May 2008 20:17:10]
ルーア・リシア > い け ( 風に乗せて花びらを解き放つように、空へと白たちを還した―― ) [Sat 17 May 2008 20:12:01]
ルーア・リシア > ( ふらふらと、おぼつかない動きは、危なっかしくもどこか見ていて目が細くなる。ほんの僅か、顔の禁人を動かすだけだが、最近ではそれが自分でも意識できるようになってきたから――そのことが、少しだけ、変わったと感じる。 ) ( ひらり、ひらり、ふわふわ ) ( ひとつ、ふたつ、またひとつ。集まってくる白い想いを静かに迎え入れる。 ) 雨が来る前で、よかった、ね――送ってあげるから――迷わずいくといい―― ( 目を閉じて、深き森のおくに佇む門を、頭に描く。次いで――タクトを振るように、腕を――手を、指先を―― ) [Sat 17 May 2008 20:11:31]
ルーア・リシア > ( 魂たちの姿を、そんなふうに見つめながら、そっと片手をすくうように持ち上げる。空を舞う魂魄たちの、止まり木を差し出すように。 ) おいで―― ( 色の薄い唇が、静かに動いた。静かな夜の中に佇む少女は、黄色い髪を風に揺らしながら、人の”想い”をそのてに宿す。 ) そう、良い子―― ( ささやく声音で、彷徨う彼らを、少しでも安心させるように。傍に置かれたランタンのほかに、明かるく輝く光は――まだ、ない。 ) [Sat 17 May 2008 20:04:31]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(暗がりの空を、真っ白な蝶が舞うような)』 [Sat 17 May 2008 19:59:44]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 『地面から這い出ようとする死体の手が見えてちょっとだけ咽たとか。』 [Thu 15 May 2008 23:49:00]
デュラハン > (自身の記憶が確かならば自身の力を試す場所を探す際、この墓地の中は隅々までとは言えないが其れなりに調べたはず。無論、ほぼ毎日死体が埋められたり稀に死体が地面から出てきたりするこの場所の事、自身が知らない間に墓守が浄化を頼んで居たり死体が一箇所に多数埋められたりする事もあるだろう。)(それからこの場所がこうなった理由を暫く考えていたが)・・・私が知った所で意味はないでしょうかね。(悪魔なりに気にはなるがやはり考えた所で原因が分かるはずも無く。墓守や此処に居る霊達に聞けば何か理由が分かるかもしれないが、前者に聞けば妙な目で見られるだろうし後者は悪魔である自身の気配を感じてか姿を隠しているのか聞く事すら出来ない。)まぁ、良い場所を見つけた事には変わりはありませんし・・・・(息抜きと言うわけではないが此処の心地よい空気を十分に堪能しておくかと思えば、無意味であろう思考を止め大きく息を吸い) [Thu 15 May 2008 23:48:04]
デュラハン > (元々誰かの墓を目指している訳ではない悪魔はフラリフラリと立ち並ぶ墓石の間を彷徨っていたが、何かに気づいたのか不意に足を止めて。それから周囲を窺うように視線を動かせば)へぇ・・・こんな所にも好い場所があったのですね。(少し前に自身の力を試す際に使った負の気配が強い場所とは別にその場所に似た場所があることを知れば驚いた様な声で小さく溢して。)(それから暫くして周囲を観察していた視線を正面に戻せば)しかし、あの時に此方の方も調べた様な気がしたのですがね。(ふと頭を過ぎった疑問に小首を傾げる。) [Thu 15 May 2008 23:34:20]
デュラハン > (静かに吹く風に草木を揺らす共同墓地。その入り口付近に小さな足音が響いて。)やはり此処の空気は良いですね。(足音の主である灰色の外套を纏う老人らしき男はまるで人が高原の澄んだ空気を愉しむ様に肩を僅かに揺らし大きく息を吸えばゆっくりと吐き出して。)(普段であれば理由がない限り訪れないこの場所であるが、いつもと違い今回はは別に自身の力の状況を確認しに来たわけでもなければ、聞き屋の仕事で来た訳でもなく。あえて理由を挙げるとすればスラムよりも自身にとって心地よい空気を吸いに来たというくらいだろうか?) [Thu 15 May 2008 23:22:09]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『星明りの下』 [Thu 15 May 2008 23:12:28]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 『其れでも男は、墓守を待った』 [Mon 12 May 2008 00:11:58]
ティス > (一体、如何程の意味が在ると云うのだろう?) [Mon 12 May 2008 00:11:28]
ティス > (お優しいあの墓守は兎も角、死化粧師の男には此処迄してやる義理も人情も無い。打算が在れば拾ってやる気も起きるが)(其の墓守はと云えば、墓が完成した途端『添える花の一つも無きゃ可哀想だ』と言って花売りの処へ出掛けて仕舞った。片付けを男一人に託して。) ―――やれやれ (お優しいのは結構だ。結構だが)(男はシャベルに寄りかかるのを止め、墓守が放り出して行ったシャベルを拾い上げる。酷く無機質だ。其のシャベルも、之で作った墓も。) [Mon 12 May 2008 00:03:34]
ティス > (新しく土を掘り起こした所為で其の香は普段より一層濃く感じられた。其処に初夏特有の青臭い草木の香も加わると如何も苦手だ―――顰めた眉間に刻まれる皺は、其の香の所為許では無いにしろ。) ―――― (冷たい風の心地良さに、僅か身じろいで吐息を零した)(そも、死化粧師の衣服が所々土に汚れているのは何処かに捨て置かれていたのだか忘れ去られていたのだかした少女の死体を、知り合いの墓守が連れて来た事が発端。其の子にエンバーミングを施してやって欲しいと其の墓守に頼まれ、挙句墓作りの手伝い迄。) [Sun 11 May 2008 23:44:23]
ティス > (知り合いの墓守の言葉に、仕方在りませんねと首を縦に動かしてしまったのだからどうしようも無い)(土の香と、仄甘い腐乱臭) (見上げた先、灰色の緞帳に閉ざされた空が此の上無く恨めしい気分だ) 全く―――― (呟き、息を吐く)(大きなシャベルを杖代わりに両手と顎を乗せ、土と腐乱の香を纏う男が墓地の片隅に一人) [Sun 11 May 2008 23:26:56]
ティス > (   ――――此の様な事は、己の性分では無いのだが) [Sun 11 May 2008 23:15:39]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Sun 11 May 2008 23:11:03]
お知らせ > インディさんが退室されました。 [Wed 7 May 2008 00:13:08]
インディ > ( 辿れば辿るほど墓石の形状や人名はホワイティア色を増していき、この街が元々ホワイティア文化を基盤にして居る事を窺わせる。 まぁ、街を見てみても未だ特別大きな施設は露骨にホワイティア文化だ。 大聖堂やヴェイトス市大学、コロセウム、大ホールなんていうのは最たるもの。 存在するだけで浮きまくる古いイエロティア系の施設は酷く悪目立ちしているが、ここ100年くらいの間に徐々に融合をはじめ、ホワイティア文化でもイエロティア文化でもない、「ヴェイトス市的」な造形に変わっていった。 ) [Wed 7 May 2008 00:07:37]
インディ > ( ブラティリアの入植は非常に遅い。ホワイティアが1000年前にヴェイトス市を建設したのに対して、マウーラ藩王が西海岸にアングリマーラを建国したのは僅か260年前のこと。 ヴェイトス市にブラティリアが住み着くようになるのはもっと先になる。 想像通り、本当に極最近までブラティリア系の名前は見られなかった。 ) [Wed 7 May 2008 00:03:16]
インディ > くそぅ…報酬高くなかったらこんな仕事請けるもんかい。 絶対これ今日中に終わらないし――――。 ( 多めの独り言で間を持たせつつ奥の奥、最早墓地というよりは遺跡に近い辺りまで歩く。 独り言が尽きたら歌でも歌いながら調べよう。 そうしよう。 アカペラレパートリが尽きたらまた頭から歌いなおして2時間か3時間くらいもつんじゃなかろうか。 ) ―――まぁ、流石にこの辺まで来るとホワイティアばっかだわな。 此の辺がピャスト朝、ヤギェウォ朝―――あるもんねー、古代史まで突入しちゃってんじゃない。 ( よくまぁ、帝国時代のガレー船でヴェイトス島まで辿り着けたもんだ、と感心する。 さっきまでは怖がっていたが、案外面白い歴史遺産も見られるかもしれない。 ) [Tue 6 May 2008 23:58:31]
インディ > ( ようするに、1000年もの間繰り返された開拓と埋葬の繰り返しの中、ある程度見分けのつくブロック毎の年代、時代背景、墓碑銘から分かる当時のヴェイトス市のデータが欲しいというのだ。 まぁ、多くのことが分かるだろう。 考古学っていうのはとてもトータルな学問。 地質学、土壌学、動物学、植物学、古生物学、建築学、人口統計学、冶金学、社会学、地理学、民俗学、文献学、認知科学、多くのデータから今は見ることの出来ない過去の形を浮きぼらせ、結果として大局的な「人類学」若しくは「歴史学」として成り立つのだ。 墓石の位置、形状、材質、墓碑銘から最低でもその当時の「年代」「宗教」「流行」「人種分布」「富裕層」「奴隷」「疫病」「戦争」「女性社会」「流行芸術」くらいは見出せると思う。 ) …全部の墓石調べりゃだけどさぁ。 ( 墓を暴くのがもっと望ましいが、できれば日中にして欲しい話。 1000年とか500年前の土葬墓地なんて骨も残ってないだろうけどさ。 ) [Tue 6 May 2008 23:34:27]
インディ > まぁいいんだ。 怖い。 マジ怖いから。 アレは。 ( 1人寂しく霊園を登り、吹き抜ける生温い風に眉を顰める。 小高い丘の上にあるこの霊園から見渡すと、ヴェイトス市の夜景が嫌に遠かった。 ) …帰り飲みいこ。 ( ポソリと呟いて再び霊園に向き直る。 広大なブロックに分割された墓地の地図を広げ、指定された方に歩いていく。 ヴェイトス市建設から1000と4年、5年? 数多の霊を鎮めるべくこの霊園は広大な裏山を削っては土地を拓き、継ぎ接ぎのように広がっていった経緯がある。 ) …うへぇ、予想通りすごい奥の方じゃん…! もうやだ、なんで1人で行かせんだよー! ( 「報告はレポート用紙でお願いします」とか爽やかに笑った依頼人はハナっからついてくる気ゼロだった。 ) [Tue 6 May 2008 23:18:22]
インディ > うへー、普通に怖いんだけどここ――――。 ( 何でかこんな夜中に墓地なんかでぼやいているあたしこと考古学者、天才インディアナ・ラルフォーレン教授の優雅な生活である。 正式に依頼があっての調査に足を運んだわけだが、生憎日中は講義とかお偉方との長話で忙しい。 そんで、こんな時間。 遺跡でも古城でも余裕で踏み込む私だが、街の墓地っていうの、どうも苦手だ。 子供の頃読んだホラー小説のせいだろう。 閑静な住宅街の奥にある小さな霊園に死体を埋めるとペットが生き返る――みたいなヤツ。 事故で死んだ子供を其処に生めて生き返らせようとかするんだ。 軽くトラウマ。 ) [Tue 6 May 2008 23:08:31]
お知らせ > インディさんが入室されました。 『 変な仕事もあったもんで 』 [Tue 6 May 2008 23:00:28]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 何度も繰り返した思索ばかりが、頭の中で渦巻いていた  』 [Fri 2 May 2008 02:04:58]
エリー > ( リリルの事は―――暫らく動きが無いが、関係者との面会が済むまでは静観、という指針で一致しているようだ。 5月にはギルドなりの回答を出す事になるようだが――――私の考え方は変わっていない。 今の彼女は確かに限りなく無害に近い存在だろう。 ただ――――10年先、100年先、10倍、100倍の血を繰り返し繰り返し人間から搾取し続けた、続けざるを得ない彼女の未来には、結局行き着く先に人間を殺すか人間に殺されるか、頑なに拒み続けて苦しみながら死ぬか、そんな選択肢しか在り得ない。 どの道、世界を呪いながら迎える最期しか。 ) ( それならば、彼女が正気である内に、尊い犠牲として尊厳のある最期を迎えた方が――――。 ) [Fri 2 May 2008 02:04:00]
エリー > ( 今度の―――吸血鬼ハーフの件もそう。 リリルの事であまり気負って1人で世話を焼きすぎる事も無いと釘を刺された。 それは分かっている、つもりなのに――――。 ) ( 瞼を閉じてもそう、目に映るものは変わらなかった。 相変わらず闇だけが覆い被さっている。 そろそろ起き上がって返らないとと思う反面、身体はいつまでも横たわり続けた。 こんな時間に人は来ないと思うが、見回りの墓守が見たら驚くだろうか。 ) [Fri 2 May 2008 01:48:31]
エリー > ( アレッサンドラ・クレメンテは少し苦手だ。 噂されるような恐ろしい人物ではないというのは分かったが、彼女は私の動向や特性を注意して見ている節がある。 私は人間をつぶさに観察してはその行動原理を理解して感情を読み取り、役柄に生かす癖がある。 子供の頃から割と無意識に。 だから私は多くの他人の記録から成り立っていて、素顔というものがとても希薄にできている。 素の私はどんな人間か、といわれれば―――表現しうる人格全てが私の範疇であり、それら全てが模倣。 アレッサンドラはそういう部分まで私を見透かしている気がする。 我儘な話、私は他人を観察するのは好きだけど、自分を観察されるのが嫌いだ。 ) [Fri 2 May 2008 01:38:03]
エリー > ( 天蓋に星は無く、小高い丘の上の墓地に街の音は届かない。 私は考えるのをやめて独り、意味の無い模様を描く黒い空をぼんやりと見上げている。 呼吸の音だけが定期的に繰り返してまどろみを誘い、冷え始めた空気が動くとまた少しだけ意識を振り戻す。 この行為に意味は無くて、私はただどろりと溶けて自然に無くなってしまうのを待つばかりの生き方をしていて、先の事なんて正直、なにも、考えていない。 私の人生はきっとどこかでプツリと終わるんだろう。 そんな風に思った。 ) [Fri 2 May 2008 01:09:13]
エリー > ( たまのお墓参りはいつも夜。 夜中働いて昼まで寝るような生活サイクルが続いていて、長らく昼の繁華街なんかを歩いてない気がした。 だからといって―――それ以上思考が回る事は無く、別段困りもしない。 どうしたいわけでもない。 これからもきっと、そうだ。 ) ( 両親の墓はすぐそこにある。 今さっきお参りを済ませて、あれこれと報告をしたところ。 たまに手が空いた時にはここに来て、思考の整理整頓もかねてそうしている。 墓地の中には―――父の遺体しかない。 ) ( 母は灰になった。 ) ( 姉は見つかっていない。 ) [Fri 2 May 2008 00:49:11]
エリー > ( 草むらの上に寝転んで脚を投げ出し、空を見ていた。 昼間は暖かかったけれど流石にこの時間は少し冷え込む。 空はずっと曇っていて、天蓋のように広がって星空を覆い隠している。 首を上げて顔を頭の方に向けると、遠く眼下の坂道の向こうにヴェイトス市街地の灯りが連なっているのがサカサマに見える。 暫しぼんやりと、そんな景色を1人眺めていた。 呼吸と共に胸が薄く上下して、涼しげな空気を吸い込む。 頭の中から思考らしい思考が追い出され、ただ無感情にぼんやりと、そうしている。 ) [Fri 2 May 2008 00:40:58]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『-Canopy of night- 夜の天蓋』 [Fri 2 May 2008 00:36:03]
お知らせ > オリヴィアさんが退室されました。 『泣きそうになるのはぐっとこらえて…、暫くは石碑に背を預けたまま自分の体温で暖めるように』 [Fri 25 Apr 2008 01:11:28]
オリヴィア > いくらでも、話す事はあるのに…こうしていると、何から話せばいいのかしらね…(いくら口に出しても、一方通行な報告だけしかできないのもわかっているから…それがきっと虚しさを募らせるだけだから、こうして言葉をつぐんで…心の中で伝わるものをわかって欲しいと、甘えてみる) [Fri 25 Apr 2008 01:07:30]
オリヴィア > …寂しくはないから、大丈夫…。その為に、こうして貴方と近い場所に無理を言って赴任させてもらったのだもの…(優しかったあの人は急にこんな事言ったら不安そうにするかも知れないから、一応の、フォローにもなっていないフォロー…)みなさん、良くしてくれていますよ。それに、ここにきてからの友人もいますから…大丈夫。でも、まったく顔を見せないと貴方の方が寂しがるでしょう?(ゆっくりと左手を上げて、その指にはまった金色の指輪を見やって…にっこりと、ちょっとだけ意地悪く微笑んで) [Fri 25 Apr 2008 00:56:20]
オリヴィア > しばらくこなくてごめんなさい。幸い退屈する暇もないくらい、色々と頑張れてます…。土産話も、どこから話したらいいのかしら?(その石碑を、夫と思ってもう少しだけ体重を預ける格好で目をつぶって、ゆっくりと記憶の中のあの人を思い出しながら言葉を続けて…)まず、謝る事が一つ…今まで、私はずっと後方支援だったから…前線に立っていた貴方の苦労を理解していたつもりではあったけど、共感しきれてなかったかも。この冬に合同訓練で、前線の騎士と同じように頑張ったら…実力不足を思い知らされちゃったわ(でも、それでより分かり合えた気もするんだけど、なんて) [Fri 25 Apr 2008 00:52:06]
オリヴィア > (墓守の人に挨拶をして、一度は訪れたその赤い雨戦争の合同墓地兼慰霊碑まで足を進めて…慰霊碑に花を手向け、夫の名前の在る石碑の前で再度改めて、夫の名前が彫られた部分を指でなぞって…)こんばんは、こちらはだいぶ暖かくなってきましたよ。故郷と比べても暖かくてすごしやすいです。夏は暑いと聞いているから、バテてしまわないか今から不安なんですけどもね(そちらはずっとすごしやすいところでしょうか?なんて声をかけながら…その夫の名前の刻まれた石碑にそっと背を預けて、ちょっと体育座り…) [Fri 25 Apr 2008 00:43:44]
オリヴィア > (昨日のサクラの木の下には死体がって話、もしそれが本当ならどれだけの数の死体が埋まっているのかと内心突っ込みを入れたところで…ふと、それだけの人数以上に亡くなった、赤い雨の戦乱の事を思い出してしまって…。正面から向き合うにはまだ辛い思い出だからなるべく、なるべく思い出さないように、してたのに。辛そうな顔をしていると余計に気を使わせてしまうから避けていたのに…どうしてもいても立ってもいられずこうして騎士の制服のまま足を運んで) [Fri 25 Apr 2008 00:35:32]
お知らせ > オリヴィアさんが入室されました。 『赴任の挨拶以来、しばらく脚を運ばなかったここへ、再びバラの花束を片手に…』 [Fri 25 Apr 2008 00:30:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『また、いつか―― (闇に向けて、微笑んだ)』 [Sat 19 Apr 2008 22:53:12]
ルーア・リシア > いいの。私も、楽しめた。 ( トートの言葉に、首を横に振って ) ――また、会えるといい。そのときは、ゆっくり話そう。 ( 仕事。それだけで割り切るには、少しばかり人間のような感覚がしみこみすぎたか。けれどそうした感情を持つより前、夜の公園でみた彼女の舞を、己は忘れないだろう。その傍らにあった、優雅な調べも。 ) [Sat 19 Apr 2008 22:52:58]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『 …休日に会えたらいいですね。 ( 告げながら、霊体と化して飛び去ろうか ) 』 [Sat 19 Apr 2008 22:47:40]
トート > …、 ( 一瞬、軽く目を見開いた。 伝わらないと諦めたところに、そんな言葉が返ってきたものだから ) … いいえ、こちらこそ―― ありがとうございます? ( さて、思わず口をついて出た言葉はこの場に相応しかったろうか ) … ないもの? ( 言い澱む様、眉を寄せるけれどそれ以上言及はせずに。 )  ―― えぇ、駄々っ子ですよ。 どうぞご自由に。 ( なんて、悪戯っぽい小さな笑みをふと ) まぁ、それは身に染みて感じています―― が、 …、 ( 今までは、不便を感じるような付き合い方をしていなかった のに ) ( それがきっと、ひっかかる理由だ。 貴女にスープに誘われたときだって、神父にお茶に誘われた時だって、 断れば済むハナシだったのに。 ) ―― …、 あぁ、 そうですね。 すみません、仕事中に引き留めてしまって。 今度は…、 [Sat 19 Apr 2008 22:45:55]
ルーア・リシア > ありがとう――貴女の言わんとしている事は、何となく、伝わる――から。 ( トートの気持ちを察すると、素直に頷く。そうすることが、今の己にできる精一杯の返事だと、分ったから。 ) そうかもしれない。けれど、貴女には、私に無いものがある。――あなたはあんなにも―― ( 素敵に踊れるじゃないか。そんな言葉は、伏せたまま。 ) ん、なんでもない―― ( 少しだけ、速い動作で頭を振ると、静かに手のひらの花びらを地面に落とした。 ) 駄々っ子か――良い表現、ね。今度使わせてもらうかも。 ( 冗談っぽく、小さく笑い、彼女ここと場に相槌を打つ。 ) 慣れていく。そうやって――でも、たぶんこっちの世界にある程度は適応しないと、色々困ること、多いと思う。 ( きっと貴女は、変わること、死神のあり方と違ってくることを、好まないと感じるだろうから。 ) あぁ、――そろそろ、他の区域に行かないと―― ( 月が見えないこともあってか、いつの間にか、時間を忘れていたようだ。 ) [Sat 19 Apr 2008 22:36:07]
トート > ―― そんなことはありませんよ。 ( どれだけ言葉を紡いでも――あるいは、己以外の者ならもっと上手く言えるのかもしれないが――、彼女を納得させる事は出来なさそうで、けれど同意は出来ずに否定の言葉だけをそっと紡ぐ。 向けた思い、それを素直に受け止めてくれればよいと思う。 …貴女も ) … ”薔薇は紅く 董は碧い” 。 私も花で知っているのは、その程度ですよ? ( 困ったものです、とも言いたげな軽口 ) ――― 困る。 そう、でしょうか。 仕事がなくなることは… ( 誰かが死ぬ限り、 ) ないでしょうけれど。 私は、駄々っ子の世話は御免です。 ( 軽く肩を竦めて )  貴女の前に別な方にもお茶をすすめられて――、誤魔化すのに苦労しました。 ( というか、最近なんだかそんなのが多い気がする。 お茶、スープ、雑煮、酒―― )  …、 ( 最後の飲料の、苦さを思い起こして思わず小さく咳を )  …… さぁ、 花 なんて、生きているうちにどれだけしかり眺めているや知りませんが―――  ( むしろ、亡くしてから、気付くのだろうか ) [Sat 19 Apr 2008 22:16:18]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(夜に混じる、花の香り)』 [Sat 19 Apr 2008 22:09:36]
ルーア・リシア > ( トートの視線をおうようにして、暗がりの中で色を保つそれを見つめる。墓標に花を添えるのは、それが死者のためであると信じて。そして死者たちは、花を添えるものの気持ちを受け取り、安らぐ。 ) その言葉どおりなら、やっぱり――私には似つかわしくない、と思う。 ( ゆっくりと頭を振って、彼女を見る。 ) 墓守で、死神で――花のことも、ほとんど知らない。 ( 会話を楽しむように、久々にあった相手との時間を大事にするように、他愛の無いやり取りを、手探りのように紡いでゆく。 ) 大変なのは、ある意味いいこと。仕事がなくなってしまえば、それはそれで困る。――でしょう? ( 小さな笑みを口の端に浮かべて、”同業者”を見つめ返した。 ) そうか――うん、だいじょうぶ。私もこっちにきてしばらくは、そんなだったから。 ( 手のひらを、そっと空に向けてみる。救い上げるように手の中に落ちた色は、淡く、はかなく。 ) あぁ、それで、か。――花を見る、という人の思い。これにも、やどっているんだ――な。 [Sat 19 Apr 2008 22:00:53]
トート > それはヒトそれぞれだと思いますよ。 ( つるぺたからないすばでーまで。…。 ) そうですね、 ( ふと、墓石の一つに…そこに供えられた、まだ瑞々しい花に視線を向け ) 多くは花から受けるイメージにヒトのかたちをさせたもの…でしょうか。ヒトのかたちをしないモノも在るでしょうが。 こう、太陽の光や…もしくは月光の似合いそうな。 ( この死神とて明確に把握しているわけではなく、今まで見聞きしたものから、といったところ。子どもらの歌には、時折妖精も出てくるし ) それは良かった。 あぁ、でも墓守さんとしてはこれから大変ですね。 ( 良かった、と言ってしまってから彼女の苦労を思ってそんな言葉を ) ――― 訂正しておきますが、苦手、ではないんですよ。 ただ、食べ方がわからないんです。飲み込み方、というか。そういう使い方、しませんでしたから。 ( 美味い不味いはまだよくわからないから、不味くない、とは明言できないけれども。返す言葉の多いのは、この死神なりに、貴女の料理が嫌いなわけではない、と伝えたいのだろう。 …緩んだ貴女の口の端から、目を逸らしつつ ) そうなんですか? さくら、というのだそうですよ。 この花が咲くと、ヒトは花見、をするのだとか。 [Sat 19 Apr 2008 21:47:38]
ルーア・リシア > ――それじゃあ、人はどんなものを、思い描く? 私には良くわからない。ただ、花の精というのは、木や花の上に姿を現すもの――らしいから。 ( 元々見えるかどうかも怪しい存在。それでも墓地に咲く花を見て、通りがかる人たちから何度かそんな話を聞いてきた。小首をかしげるように、ほんの少しだけ、顔をうごかす。己の何が似つかわしいのか、純粋に分らなかった。 ) そう、墓守の仕事。死神の仕事は、今のところ順調。 ( 彼女から張り詰めたものが消えるのを感じて、小さく頷いた。 ) ――死神の苦手なものに、一つ付け足しておこうか? ( 手料理を馳走したときの、トートの顔はよく覚えているから、思い出すように、目を伏せて。口元を緩めた。それから、舞う花びらを見て、ぽつりと。 ) 不思議な花だ――魂たちが、安らいでいる。トートは、コレがなんというものか、分る? [Sat 19 Apr 2008 21:33:44]
トート > それは残念でしたね。 もっとも、こんな黒尽くめの花の精をひとは思い浮かべないでしょうけれど。 ( ひょい、と肩を竦めて。別にそれが残念だというのではなく、だから花の精などと表するのはおやめなさい、というコト ) 貴女の方が余程似つかわしいでしょう。 ( 手入れの行き届いた髪だと思った。風呂に入るのが好きだとは、知らないけれど。 それに、彼女もまた、優しすぎるのだろう。天使側寄り、というか。 ) …… 増えそう? ( その言葉に、眉を寄せて周囲に気を配る。 この地は貴女の務めのおかげか、今のところ、しかり管理の行き届いているように思ったけれど―― そこまで考えてから、地面に目を留めて あぁ、と思う ) ―― あぁ、増えそうって… こちらのお仕事、でしたか。 ( 息を零して、張り詰めた気を霧散させよう )  …、 ( スープ、という言葉に目が泳ぐ。食べるのに難儀した記憶はまだ鮮明だ ) いえ… それは、出来ればまた違う機会に。 ( 誤魔化しようのなさに、情けなくなった ) [Sat 19 Apr 2008 21:16:59]
ルーア・リシア > ( 返ってきた声に、目を伏せて。どこか安堵したような気持ちを、そっと胸にしまいこんだ。 ) いつ花の精に転職したの? ――そう聞こうとおもったのに、先、越された―― ( 真顔で冗談ともつかぬ言葉を紡ぎ、一方で、見上げるその目はまんざらでもなく。夜に解けるような黒を纏うかの死神は、ある種死神の概念から外れた”優雅さ”をまとっているようにもみえた。そのくらい、木に座して色づく夜の風を見下ろす彼女は、”自然”に見えた。 ) えぇ、見ての通り。――仕事は、たぶんこれから増えそうだけど。 ( 地面に落ちたこの無数の花びらと、これから振ってくるかもしれない雨を思えば、掃除の用意もしたくなるというもの。 ) ――あなたも元気そうで、何より。またスープが飲みたくなった、とか? ( 地面に降りるその様を、しっかりと見届けてから、掲げた明かりを下ろし、たずねる。 ) [Sat 19 Apr 2008 21:03:06]
トート > ( 地に属さぬこの死神は、空が泣いてもどうにも思わないだろう。それで花が落ちてしまおうと、それをただ眺めるだけ。 在るモノを在るがままに )  ――― ( 木上にいる己からは、貴女の様子がよく見える。見える、というより、例えば足音などから窺うのだけれども。 )  ――― さぁ、気付いていないだけかもしれません。 けれどそれそのものでなくとも、よくヒトは例えを好むでしょう?  ”櫻花の雪に降られるその姿、まるで花の精のようですね―― お嬢さん?” ( 芝居がかった声が、揶揄混じりにあなたの下へと落ちるだろう。 花びらと一緒に ) こんばんは、息災でしたか。 ( 尋ねながら、地面へと飛び降りようか。 上を向かせてばかりでは、失礼だろうし ) [Sat 19 Apr 2008 20:52:16]
ルーア・リシア > ( 灰色を濃くしてゆく分厚い雲は、今にも泣き出しそうで。それを見上げる墓守の心境としては、もう少しだけこらえてほしいという思いばかりが募る。雨は鈴の音も、手にした明かりも全てかき消し、洗い流してしまうから。 ) どう―するか―― ( ほぅっと思案の混ざった息を吐き出し、黄色いツインテールを揺らし、辺りを見渡す。ほんの少しだけ、何か似通った波長を感じた気がした。 ) ――っ。 ( 小さな歩幅は、そのリズムを少しだけ崩して、方向をかえる。雨より先に、頬に触れるものがあった。ひらひら、とやわらかく。――ゆっくりと近づく先には、明るい色を宿した木があった。けれども死神が見ていたのは、それとはちがう、別の木であった。 ) 花の精というものを、わたしはみたことがない―― ( 明かりを掲げ、淡々とした声音を向ける。 ) あなたは、みたことがある? ( 姿も知れぬ、その気配へと。 ) [Sat 19 Apr 2008 20:41:28]
トート > ( いうなれば今の己はどこか かみあわない のだと思う。 自分の中身が、どうにもしっくりこない。  そのまま、なんとなく花びらの飛んでいった方向を。 無数の花びらの、風に舞う様を眺め―― )   …、 ( その風音に、微か鈴の音の混じるを 聞いたか、 或いは同族の気配を感じたか。 死神はゆっくりと、貴女のいる方向へと視線を転じよう。 その足音の近づいてくるのを待つように、まだ、声はかけない。かけたところで、しかり届くかあやしいものだ ) [Sat 19 Apr 2008 20:28:43]
ルーア・リシア > ( 風に吹かれて消えてゆく。こんなにも湿っぽいのに、冷たさを感じないのは、なぜか。考えているのは、いつだって他愛ないそんなこと。ブーツの底でしっかりと地面を捉えて、墓標の合間を縫うように進む。雨の匂いに鼻を向けて、はためくローブを内側からつかんだ。暗がりの中、明かりが一定の規則で揺れる。遠めに見れば、ヒトダマとの明確な違いは、あまりないのかもしれない。 ) [Sat 19 Apr 2008 20:24:15]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(鈴の音が――)』 [Sat 19 Apr 2008 20:20:03]
トート > ( いや、他方には良いのだろうか? けれど素直に喜ぶ気にはなれない。 身を乗り出して隣の木―― 今にも風に飛ばされそうにひっかかっている櫻木の花びらを摘みあげて、戯れに口付ける。 強く摘んでは花びらをつぶしてしまうと、思っていたせいかそれはふく風にあっさりと攫われて夜闇に紛れてしまった ) ――― 、 ( 一瞬 あ、と思ったけれど すぐに別にいいか、と思いなおした。 その風の流れに、無闇に介入する気はない ) [Sat 19 Apr 2008 20:18:26]
トート > ( 下から見上げるのとはまた違う、櫻花の眺めは悪くない。 死神の座した木は櫻木ではないけれど、それでよかったのかもしれない。葉の混じってくると、櫻花と一緒に虫も落ちてくるようだか ら? )  …、 ( ごつごつしてザラついた幹に背を預けて、へふ、と息をつく。 ) ( どうにも、馴染み始めていてよくない。 ) [Sat 19 Apr 2008 20:08:20]
トート > ( 死神の携わったぼんぼりづくり 強制的に共にした花見の宴 その花に、ふと、彼の地の―― この地の、櫻花は如何かと。 思い、こうして足を運んでみた。 しばらく顔を合わせていない彼女も気になる。柔らかく煮詰めてくれた野菜スープさえ食すのに難儀していた自分が、雑煮なんてものを口にしたと知ったら彼女はどんな顔をするのだろうか。 )  ――― … ( 気に入りの木上に座した死神は、そこから花の景色を臨む ) [Sat 19 Apr 2008 19:59:07]
トート > ( ちら ほら、 舞い散る 桜雨。 ) 一つくらい は、 …。 ( この場所にも、飾ればよかっただろうか。 ぼんぼり。 ) ( もっとも、ひとによっては必要がないのかもしれない。 この場所では、ヒトダマがふわりふらり 幾つも、漂っているから。 ) [Sat 19 Apr 2008 19:53:52]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『( さくら  さく ら )』 [Sat 19 Apr 2008 19:49:14]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( そのために、此処を出よう。 )』 [Tue 15 Apr 2008 22:46:25]
ナイト > (猫はまもなく気づく。苦しみを訴えるのはみな「死んだ人達」であることに。されば、彼らに苦しみをもたらすのは、疑いようも無く「死んでいるという状態」であり、「死ぬ」という行為であろう。)    (猫は僅かに首を上げる。闇に光る瞳に、無数の墓標が映る。闇を射抜く瞳に、嘆きの魂が映る。猫の本能が動く。 ―― 「死ぬ」のは苦しいことだ。そしてそれは、やがてお前にも訪れるかもしれない。なれば回避せよ。雨を避けて軒下を歩くように、喉が渇いで水を飲むように。   「死」を、回避せよ。) [Tue 15 Apr 2008 22:40:56]
ナイト > (ということは――どういうことだろうか。命が終わるとは、死とは果たしてどのような状態だろうか。猫は眼下に広がる墓地を眺めた。そこにいる人達は死んでいるのだと、いつか夜に近しい者に教わった。)     (動物は自分の死について考えない、丁度、生について考えることの無いように。それゆえ畏怖もなく、魂が迷うことも無い。だが――、愚かにもその領域からはみ出してしまったものがいる。)      (猫の目には、人には見えないものが見える。既に命を失った人達の姿が。――彼らは猫に告げる。「苦しい」のだと。ただただ、苦しいのだと。それは飢餓や疼痛によるものではない。もっと何か、深くって根本的な「もの」からくる苦しみだ。) [Tue 15 Apr 2008 22:33:41]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 [Tue 15 Apr 2008 22:29:01]
ナイト > (うとうとしちゃった模様。) [Tue 15 Apr 2008 22:19:51]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 [Tue 15 Apr 2008 22:19:36]
ナイト > (無論努力はしたが、どうにも今日は運に見放されているらしい。さらに言えば、猫はとうにスラムでの縄張りを失っていた。自らとはことなる種族の暮らしに入り込んだ猫に対して、同類の反応は遠慮なく冷たい。数度は集会にも出席し、点数稼ぎなどを心がけているが、それは所詮日ごと乖離している身体と魂に対する自分へのいい訳のようなもので、認められるはずも無い。)    (顔をさらに低く抑えた。ひげをくすぐる草が春の訪れを感じさせる。 ――つまり猫は、また一つ年を重ねたらしい。もとより人に比べられるはずもない短い命が、また一年リミットを縮めた。) [Tue 15 Apr 2008 21:53:36]
ナイト > (どうしてか、猫は「可愛い」らしい。もちろんその概念は猫の辞書には無いもので、理解できないが、とにかく餌は何もしなくとも自ずと向こうからやってきた。時折鍛錬を兼ねてネズミなどを狩る以外、猫はもっぱら人の施しで生きてきた。)    (――仮にも数日ごとに帰る場所があり、それなりの庇護が得られていた間は。さて今猫は自由だ。もともと猫を呪縛していたものの身の証も知らねど、ともかく自覚が無いうちに帰る場所を忘却してしまった。故に、必然と襲いくるのが飢餓だ。)     (ねずの木の根元に伏せた猫は、動くことも億劫なのか、だらりと首を組んだ前足に乗せて脱力していた。) [Tue 15 Apr 2008 21:44:33]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 空腹は、随分久しい感覚であるように思えた。 )』 [Tue 15 Apr 2008 21:35:59]
お知らせ > 阿鬼さんが退室されました。 『( 読めない人、と溜息の数は増えていく。 )』 [Tue 15 Apr 2008 05:26:52]
阿鬼 >  でも、嘘吐きの人も――きっと同じ言葉を言いますよね。 ( 心中を計る事は、二回目の邂逅で半ば諦めの境地。 助け起こした女性は相変わらず優しい笑みを浮かべた儘。 瞳を細め抗議の声を上げるのが精一杯の行動。 )( その後も、戯れには語る言葉――つい真面目に返事をしてしまいながらも。 今宵のお仕事は何とか終えて。 ) [Tue 15 Apr 2008 05:26:13]
お知らせ > さんが帰りました。 『(困らせ弄る度に同時に愛でる眼差しは変わらずに。)』 [Tue 15 Apr 2008 05:21:01]
> ―――わかりましたわ。 …少しだけ、ね。    冗談か本気か、決めてしまったらそれでおしまい。ですからわからないというのもいいことね。阿鬼。 ( 愛しそうに名を呼んで。くすりと微笑みながら名残惜しげに離れよう。 手を差し伸べられれば貴女を見上げては零れる笑み。 迷わずその手をとる指先。 少しだけその体を借りて起き上がれば、貴女を引っ張ってしまうかもしれど。 )    ありがとう。   私、嘘はつきませんわ。愛してくださる?と言ったでしょう? ( それは初めて出逢った時の話。起き上がった後は、彼女の仕事に僅かなれど力添えをするだけ。 何度も戯れに愛の囁きと、貴女の名前を呼びながら ) [Tue 15 Apr 2008 05:20:44]
阿鬼 > ( 容易く囚われた指先、此れも戯れと絡め取られ。 ) 逢いに来て下さるなら。 今度はもう少し――易しめの本でお願いします。 ( 貰った抒情詩の本は難しかった、と肩を落とす。 瞳に火赫の揺れは既に無く普段の声色へ。 ) 自分は死神ですから…、余り冗談が過ぎるとホントに怒りますからねホントに……――。 ( 強くは出れぬ少女、喉を鳴らし愉しげな貌をしている女性は何処か憎めない。 心の中で深い溜息を。 ) ホントに、ホントです。 ( 絡め取られた手、するりと抜けていく指先。 鎌を杖代わりに立ち上がると。 花弁に埋もれた女性へと手を差し出す。 墨色の瞳が此方へと注がれている、其の視線に映る少女は櫻であるのか。 唯の言葉遊びであったのか。 知る術は無い、だから少女は問わず。 ) 一人で立てるなら、助け起こしませんけど。 ( 手を差し伸べた儘。 )( どちらにせよ、二人起き上がれば。 幹の根元穿たれた穴より覗く髑髏、其れを門へと送るべく。 ) [Tue 15 Apr 2008 05:06:59]
> ( 彼女みたいな桜があれば、きっと自分はこうして惹かれるのだろう。保護欲を書き立てられるというか、興味をそそられる、この腕野中の小さな娘のように。 ) ―――。 ( 双眸が揺れたのを見逃さなかった。見つめ返す緋色が揺れるのを見れば、死んでいるはずの心臓が跳ねるのでなく、愉しいと言う感覚に陥り無言の間に見つめるのは、まるで見惚れるような食い入るような眼差し。だから頬つつかれれば目を丸くして ) ――あら。してますわ? 私、語り手ですもの。 ( ちゃっかり、此方も誤魔化すようにいつもの口調。薄ら哂って、今まで藍色の髪梳いたその指先を捕まえようと手を伸ばす。まるで遊びのように。 )   いつか。 貴女の手をこうやって ちゃんと 掴むことができたらね、阿鬼。  貴女にちゃんと会いに行きますわ? ( 覚悟して、と言うかのように。くすりと喉で笑って ) なんて。     これ以上言ったら怒られそうね。 愛しい人。 ( くす、と微笑み立ち上がろうと貴女を抱き上げんとして腕に力こめる仕草 )    ほら。お立ちなさい。風邪を引いてしまうわ。   そろそろ帰らないと、お仕事も出来ませんもの。 ( お仕事、とやたら主張してはクスリと笑って。悪戯に黒い瞳が貴女の顔を眺めている ) [Tue 15 Apr 2008 04:51:25]
阿鬼 >  其れに陽光は自分には眩しくて――。 ( 戯れに重ねられる言葉。 俯きがちに少女の返す言葉は小さく、這う指先の感触に身体を僅かに震わせ。 ) 自分みたいな櫻ってきっと勝手に咲いて勝手に散ります。 藍染……。 ( 深い青色、闇では無くて青より藍し色。 其処に浮かぶ櫻は綺麗だと頷く。 囁かれる言葉は淡雪のよう、耳に届けば融けて消え往く響き。 ) 巴…。 ( 伏せた眼を上げると緋と墨の視線が絡まる。 愛しむよう髪を梳く細い女性の指先、睦言のような言葉。 暫しの無言。 ) ――お仕事して下さい。 ( 片手で女性の頬を突付く、其れなりに力を込めた指先。 緋色の双眸が少し揺らぐのを誤魔化すかのよう、その声は低く精一杯の平静さを込めて。 ) [Tue 15 Apr 2008 04:41:19]
> 大丈夫よ、重くない。 ―――怪我をしてもやわじゃないわ。しりもちをついたくらいですわね。それに桃色の座布団があったから、平気ですわ。( 微笑み混じり。問いかけに問いかけを重ねられた後、貴女の予想通りさあ?とはぐらかす仕草と、笑み。 ――そして。 )   夜桜――― 。    ( 呟いてから、遠くを見るように目の前の桜を見上げ。雪を眺める双眸と裏腹に、指先は腕の中の彼女を愛でるように。 )    ―――気が合いますわ。私も、夜桜が好きよ。  …藍染。 貴女のようね。阿鬼。 ( 何時もよりも静かな声色が茶化すでもなく冷めた色。ほ、と息を吐く姿は警戒を全て振りほどいたよな姿。甘やかすように、甘えるように腕は解かないまま ) ねぇ、阿鬼?   ( 絨毯の上。髪を梳かす指先は彼女の頭の芯から髪の先まで愛でるように。 )――このままつれて帰ってしまいたい。  貴女を。 ( くどき文句のような言の葉が、雪舞う中で淡く )  [Tue 15 Apr 2008 04:26:05]
阿鬼 > ( 共に花弁の絨毯へと、倒れた拍子に紅が舞う。 ) あの、少し最近運動不足で重く……。 ( 刃を同属へと向けぬよう鎌を抱き込んだ。 身体に痛む箇所も無いと薄目を開けた所で――抱き竦められていた、己を包む細い腕が少女の痩躯に回されていると気付く。 ) 此方は巴が居たから大丈夫です、あの……重く無いですか。 怪我とかも…。 ( 同属の声には変わった様子は無く。 顔を上げられぬ儘、触れる柔らかな感触。 ) その質問は怪我と関係が…あったり、なかったり? ( 問い掛けに問い掛けを重ね。 しかし問えども答えは返って来ない…そんな気がして。 ) …夜桜は綺麗だと思います。 何処か懐かしい、とか。 ( 真意を訊くよりも先、答えは己の口から紡ぎ出され。 ) [Tue 15 Apr 2008 04:14:57]
> ―――っ! ( あっけなく引き抜かれたそれ。「抜ける」ということに何か「違う」と言おうとしたのに、あまりの呆気なさにその思考さえかき消されてしまった。 どさりと寄りかかられ、長身の女は一緒に倒れこんだ。世界がぐらついたと思ったら、自分が手を伸ばそうとしていた存在が傍らに。  )   ………  。 ( その謝罪に、此方から離すまいと抱き寄せんと。 ) ――大丈夫?怪我はなくて? ( 色無き声色がさらりと囁く。死神らしい冷めた表情が、何処か慈しむように貴女の髪口付けんと )   ――― 阿鬼。  …… 小柄ね。 かわいらしい。   ( そのままの体制で。許されれば貴女の髪に指を通してあやすような )   夜桜と、日の光を浴びた桜。 阿鬼はどちらが好き? ( 不意に浮かんだ疑問。目の前の桜を眩しそうに見つめた瞳。声色は変わらないまま問いかけて )  [Tue 15 Apr 2008 04:04:39]
阿鬼 >  腕が抜けても痛いですよぅ……。 ( 何やら言いたげな表情も、己の掛け声の後では後の祭。 一人ではビクともし無かった鎌、二人分の力が掛かれば土に埋まった刃が少し顔を出せば後は呆気無い程簡単にすっぽ抜ける。 ) わ、わ…――。 ( 後方体制が崩れ、寄り添う同属に気を使い踏鞴を踏む。 踏ん張る事も出来ず――天へと鎌を振り上げた儘同属へと身体を預けてしまう形。 ) す、すいませんッ!? ( 小柄なとは言え全体重を掛けてしまった、思わず眼を瞑り謝罪の言葉。 ) [Tue 15 Apr 2008 03:52:48]
> ねえ、亜鬼? その愛らしさをいただけるだけで十分――……( 最初は諭すように名を呼んだのに、次いでぽんと飛んだ台詞に思わず眉が寄せられた! ) ―――あら。 頭を下げるのはかわいいけれど、言うじゃありませんの。 勤めは果たしていないけれど欲しいもののために仕事はしますわ。 ( その手を撫でるように指が沿おうとしながら相変わらず茶化した口調だけれど声色の語尾は僅かに真面目さを帯び。 ) 私なら待ちますわね。疲れるでないの。  切れるのではないわ。 私が貴女を持っていく、ということ。 意味が違いますの。( とん、と添えている指先がちっちっ、と人差し指でやるように、とんとん、と貴女の手の甲をノックした。 )   ――― はい。 遊び無し。ね。( はいはい、と強張った笑みに楽しむような揶揄口調のまま。 力がこもればそれに加えるように手に力を入れた。 )     ―――- っ! ( 彼女の手を手伝い労わるように上に引っ張り上げんと――! ) [Tue 15 Apr 2008 03:36:26]
阿鬼 >  淡い、消えて……――。 ( 投げ掛けられた言葉を冗談と受け取ったか、今度は少女の方が可笑しそうに喉を鳴らす。 ) 煽てても何も出ませんよ。 ( 困ったヒト、だと腰に手を添えた姿勢で眉根を寄せ相手を見上げ。 ) すいません、巴さ……、巴は真面目に勤めを果たすタイプにも見えなかったのでちょっと意外でした。 ( 相手の申し出に意外だと、戻された視線に遠慮の無い言葉。 莫迦丁寧に小さく頭を下げ。 ) 土に還るのを待ってても良かったんですが…、どぅして――上に引っ張るのに自分の腕が切れるんですかぁ。 ( 前言撤回、やっぱり解らない人だと鼻を鳴らす。 鎌は刃を此方側へと向けた姿勢で、根元に刀身の半分程埋まっている状態。  ) あの、切れたら痛そうですから。 普通に、せーので上に引き上げて下さい、ね? 遊びとか無しですよ? ( 何故か薄ら寒い感触が背を奔る。 こわばった笑みで、二人添えられた手を合わせ。 「 せぇの 」 少女の手に力が篭る。 ) [Tue 15 Apr 2008 03:26:11]
> ええ。 飾らなくて自然ね。 だからこそ淡くて、消えてしまいそう。 ――まるで貴女のような。( 素っ気無い感想だけれど、着飾らなさに勝手な好感を抱いたか。口説くように唇は滑る。首を傾げられても、女は笑っているだけだ。愉しいと、言わんばかりに。 ) (「根っこに当てないように」)( その言の葉に、一瞬だけ。そこに作られていた笑みが消えた。 ――― そして、また哂う ) ……   優しいのね。私なら見捨ててしまうかもしれない。 ――ん? ( 小さく呟いた言葉は淡く薄い声音。けれど、彼女が言ったのは花のことでなく――?瞳細めればその意味を理解して ) …… 嗚呼。  なるほど。 ( 見惚れられているとは思わず。息を呑んだ様子にも気づかないまま、貴女へ視線を戻したときにはちょうど慌てていたところ。少し不思議そうに首を傾げた後、花愛でるように微笑みが滲んだ ) …ええ。 上に引っ張ればいいのかしら。 私加減を知りませんから、引っ張ると貴女の手まで持っていってしまいそうね。( くすりと笑い揶揄交じり。添えた指先は自分のモノでなくとも彼女の手と、鎌に触れる感覚だけはわかる。 だから ) せーの、で、上へ?手前に引いてみる?  貴女がどうやって此処に刻み込んだのか、まったく見ていませんでしたわ。( くい、と鎌を動かそうとするジェスチャーをしながら彼女を一瞥し、また鎌へ視線を戻した。 ) [Tue 15 Apr 2008 03:11:02]
阿鬼 >  綺麗……――。 ( 顔を上げ、緩やかに舞う花弁に漸く意識がいったのか。 頻りに双眸を瞬かせ。 ) 自分には少し刺激が強い光景みたいで、雪と同じ感じがしますよね。 全てを覆い包むのでは無くて――境目を見失ってしまう程に混ざり合う。 ( 素っ気無い少女の感想。 目の前の同属は、何故だか自分が話す度に可笑しそうに嗤う。 其れが不思議だと、僅か首を傾げ。 ) 難しいんですよぅ、根っこに当てないように気を付けてますから。 ( 敷き詰められた薄紅色の絨毯、樹の根元…鎌の刃で少しだけ盛り上がったを指差す。 ) この下に、一人。 声は小さいけども櫻の華が標になってしまって……。 ( 息を飲む、痩せた己の指先に掛かる白魚の如き繊細な指先。 暫し見惚れたよう。 ) ―――あッ、はい。 じゃあ一度引き抜くのをお願いしても宜しいでしょうか? ( 我に返れば、慌てて首を縦に。 確かに仕事は終わらないのも事実だったから。 ) [Tue 15 Apr 2008 02:58:52]
> 嗚呼、お仕事……。 ( 素っ頓狂な声を耳にして、満足そうに喉を鳴らした。隠すように右手が口元へ近づいて、笑み堪えるように )   ――ごめんなさいね。 綺麗だったから。    …お勤め?( それには首を傾げて。「華に迷う人が出る前に」   ―――双眸が細く、黙って桜を見上げた )  綺麗な花にはご用心。 迷ってしまい、抜け出せなくなる。 美しすぎて、だから、その前に―――と。 ( まるで独り言のような温度ない口調が紡げばちらり、横目で貴女を見て僅か笑む瞳。 けれどそこに捉えられたのは、愛しい人の細い腕の先。見れば何のことかわかり思わず噴出して笑い出す )  ……! ふ ふふ…… っ ( くつくつと笑って体の向きを、貴女へ改めて向き直る ) ……    おばかさんね。 私が声をかけたくらいで本当に手元が狂ったなんて。 ( しょうがないわと言わんばかりに、歩み寄ればその細い腕に手を添えるようにかけようと。 )  一緒に始まりに戻しましょうか。でないと、貴女のお仕事は終わらないのでしょう?( 悪戯するような何処か遊びめいた口調で、笑い交じりのまま指が鎌に触れようとする ) [Tue 15 Apr 2008 02:42:41]
阿鬼 > ( じゃら、首元に巻きつく鎖。 隷属の証、奴隷の刻印が刻まれた鉄の首輪――。 視界を覆う薄紅の帷、其の向こうに悠然と構えている漆黒の……。 少女が声に振り向くのと地面へと楔が打ち込まれたのは同時。 ) あ――!? ( 先刻迄の抑揚の無い声では無く、素っ頓狂な声が花弁を揺らした。 ) 巴さんのせいで手元が狂っちゃいましたよぅ。 ( 悲鳴にも似た抗議の声。 ) 嫌ですよお勤めですから、別に森林伐採じゃなくて――華に迷う人が出る前に……と。 ( 墨を零したような闇の中、浮び上がる夜桜の幻想的な光景。 手にした鎌の柄、地中深く刺さった其れは少女の細腕では引き抜けそうも無く。 諦めて手を離す。 ) [Tue 15 Apr 2008 02:33:52]
> (訂正:僅かな→僅かな幻。) [Tue 15 Apr 2008 02:24:08]
> ( 黒服に黒髪は闇に溶け。風の音が僅か、その羽衣の存在を伝えるように擦れる音。もう片方の手でランタンの明かり。貴女の方へとゆらり、挙げるように。 )  ―― ご機嫌麗しゅう。 愛しい人。 ( 口元に笑み浮かべ、黒い瞳は貴女に向けられるのも一瞬。すぐさま、その根元の鎌と桜へ双眸細められ ) 春の雪。僅かな( 利き手はゆるり、仰ぐように指先を伸ばしても、その薄紅の欠片はするりとすり抜けていく。静寂の中で、綻ぶような微笑が。 )  こんなに貴女を美しく飾っておられるのに、なぜ手折ってしまわれる?( 語り手口調のような言葉は語り手の本心から紡がれる疑問 ) [Tue 15 Apr 2008 02:23:24]
お知らせ > さんが入室されました。 『―― 狩ってしまわれるの? 』 [Tue 15 Apr 2008 02:13:17]
阿鬼 > ( 其れは人の形を成しているのか。 仮に肉体より切り離された魂魄や幽霊が生前の姿を留めているとして――其れは肉体という鋳型に填め込まれたが故の形では無いのかと。 ) 花見は、終いです。 残念無きよう―――。 ( 墓地を囲む櫻の木々。 薄紅の花弁が舞い散る中に佇む少女。 手に持つ鎌を櫻の根元へと突き立てんと。 ) [Tue 15 Apr 2008 02:11:09]
お知らせ > 阿鬼さんが入室されました。 『 魂に形があるならば――。 』 [Tue 15 Apr 2008 02:04:39]
お知らせ > 氷桜さんが退室されました。 『(紫苑の花言葉、敢えて口に出す気はなくて)』 [Sat 8 Mar 2008 00:38:32]
氷桜 > (暫し曇り空を眺めていたが、やがて溜息を一つ零し墓石に向き直る) 恥のついでだ・・・・・・ありがとう、セラ (墓石の前に跪き、懐から紫色の蕾をつけた花束を取り出すすとそっと墓石の上へ乗せ、その上から包み込むように手を翳す。 徐々に温度を上げ、一定の温度を保つようにその花の周りの温度を操作する。 まだ開花の時期には遠いが、室内で温度を弄る事で成長を早めた花はゆっくりとその蕾をほころばせ、薄紫の花弁を広げる) トキノミヤコの紫苑という花だそうだ・・・・ (花が開いたのを見届けると立ち上がり、服についた砂を払う。 まだ何か言おうとしたが、暫し躊躇った後にそのまま歩き出す) [Sat 8 Mar 2008 00:37:31]
氷桜 > あー・・・・・・・・・・恥ずかしい (いうだけいうと曇った夜空を仰ぎ見、自嘲するように呟く) 柄にも無いことをするものじゃないな・・・・ (けじめをつけるつもりで来たのに、結局弱音を吐いたに過ぎない。 何かを期待して訳ではなかったが、この程度でふっきれるようなら今まで悩んだりはしなかった) [Sat 8 Mar 2008 00:16:53]
氷桜 > (それでも) セラ、お前は確かに俺の家族だった (それは始めて知った墓碑銘のものではなく 男のよく知る少女の名前。 愛した者が今、ヘルにいるのか浄福の国にいるのかは分からない 今ここに居なくても、それでも構わない。 ただ、これは男の独りよがり 物言わぬ墓石に話しかける奇行に過ぎない) 俺がいつそっちに行くのかは分からない、今日かも知れないし明日かも知れない。 その時まで、お前も幸せでいてくれ [Sat 8 Mar 2008 00:08:57]
氷桜 > (自分の知らない二つの名前と、それに連なる見知ったはずの一つの名前) ・・・・本名じゃなかったんだな (一年と数ヶ月の短い期間ではあったが慣れ親しんだ名前はそこに刻まれてはいなかった。 それによく似た、でもほんの少しだけ違う名前) 結局、お互い名前を知らなかったわけか (なんともおかしな『家族』があったものだ、崩れてしまった繫がりの脆さを改めて確認したような気がした) [Fri 7 Mar 2008 23:56:38]
お知らせ > 氷桜さんが入室されました。 『(比較的新しい墓標の前で)』 [Fri 7 Mar 2008 23:44:56]
お知らせ > バイ・チャンフォンさんが帰りました。 『溶ける様子を見届けると自分も動き出す』 [Sat 16 Feb 2008 01:33:25]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 『手を振り、やがてその姿は暗闇に溶けた』 [Sat 16 Feb 2008 01:25:15]
ユダ > 最初こそ、それはとても恐ろしいことのように思えるけれど、きっと同じことが重なるにつれて、当たり前になるんだわ。それこそ「死」と同じようにね。 (言った後に鳥肌がたった。それは寒さゆえにか、恐怖ゆえにかは分からなかったが) 私、あーゆうのは嫌い。公開処刑だなんて。 (憎々しげにぽつりと呟いたが、それ以上何か言うことはなく) あら、大事にだなんて。それ、安ものよ? (丁寧な物腰は相変わらずで、それは好ましく思え、自然と笑いがこみ上げた) じゃあ、またいづれ。 [Sat 16 Feb 2008 01:24:52]
バイ・チャンフォン > なにやら、不可解な、こと、多い、な・・・。・・・まぁ、いつもの、こと、いえば、いつもの、こと、か。(この程度なら・・・、と片付けかけるが、表立ってあからさまに殺人を行うのもまた珍しい。・・・少し、調べてみようかと思い始めた。)狩られる、前に、狩る、いう、ことだろう。・・・前の、「狩人狩り」筆頭、の、処刑、以来、増えている、ようだ、な。(頭の中に留めておこう。アクセラの身辺警護でもしておくか?とか考えた。押し付けるように自分に帽子を渡されれば落としかけながらも受け取った。)あり、がとう。・・・大事に、する。(派手な帽子を手にしっかりと持ちながら礼を述べる。図書館で調べる、という提案に納得した。) [Sat 16 Feb 2008 01:15:05]
ユダ > そうね。まさか商業地区でそういうことが起きるとは誰も予想しなかったでしょうね。子供を家に閉じ込める親まで出てくる始末。 (あまりも大胆な犯行。新聞を賑わすその事件は、市民を恐怖させるには十分なものだ。地面を見つめ、溜息を吐き出した) あと、ヴァンパイアハンターの動きが活発になってるわ。たくさんのヴァンパイアが処刑された。ある新聞では、それを正義だと書きたてているところもあったわね。 (うんざりした顔で言うと、墓石から降りチャンの方へ向き直った) なんにせよ、気を付けないとね。じゃあ、私はそろそろ行くわ。これ、よかったらチャンにもあげるわ。 (紙袋から取り出したのは、天使の像が被っているのと同じ派手な色の帽子。半ば押しつけるようにしてそれをチャンに差し出すだろうか) さっきのことだけど、詳しく知りたいのなら図書館へ行くといいわ。ここ数か月分の新聞は置いてあると思うから。 [Sat 16 Feb 2008 01:07:00]
バイ・チャンフォン > 気に、病むな。我の、問題、だ。(相手が気にしているのなら自分も晴れ晴れとした気持ちにはなれないだろう。続く話を聞く。)物騒、だな。本当に・・・。暗黒街、や、スラム、の、日常が、表に、漏れ、でも、した、ようだな。(絶対に交わってはいけない世界が交錯したような感覚を覚えた。) [Sat 16 Feb 2008 00:43:56]
ユダ > ごめんなさい、あまり役にたてなくて。 (隣人の笑顔を見て、眉尻を下げるとどこか情けない表情のまま微笑みを返した。傭兵という仕事柄、これからたくさんの死を目の当たりにしていくのであろう。そのことを考えると、ふと気が沈んだ) 結構噂になっているから知っているかもしれないけど、商業地区で人殺しがあったみたい。大勢の市民が現場を目撃したそうよ。骸骨顔の怪人が少女を追い回して、刺殺したんですって。物騒な世の中になったものよ。 (最近新聞で読んだ記事の内容を思い起こし、それを語った) [Sat 16 Feb 2008 00:34:37]
バイ・チャンフォン > 無意識に、か・・・。無意識に、どこかへ、考えが、行って、しまうのは・・・気持ち、いい、ものでは、ない、な。(ふむ。と少し考えた。・・・死というものに意味はあるのかどうか。確かにそこにも自分の意識は行っているのかもしれない。解決はしなかったが、新しい切り口は見つけられたような気がした。)・・・なるほど。・・・何か、つかめる、かも、しれない、な。・・・ありがとう、ユダ。(歯を見せてにこりと笑いながら感謝の言葉を述べた。)・・・ところ、で、我、最近、仕事で、鉱山に、行ってて、街の、こと、知らない。・・・何か、変わったこと、あった、か?(自分が仕事へ行っている間、何か大きな変化はあっただろうか?) [Sat 16 Feb 2008 00:22:24]
ユダ > 人の死は、世の中を変えることもあるわ。よく、分からないけど、きっとそれは何か、とても重たくて、意味のあることなのよ。あなたの脳は、たぶん、無意識にその意味を追いかけているのよ。 なんて。 (続いた言葉は、考えながら話しているためか途切れ途切れでいまいちあやふやなものだった) [Sat 16 Feb 2008 00:15:04]
ユダ > そうね。 (「寝ている」という表現が気に入り、目を細めると同様に押し黙った)(話が始まると、静かにそれに耳を傾ける。夜の静けさと冷気がゆっくりと体に染み込む気がした)(紡がれていた言葉が止まると、ふっと息を吐き出して空を見上げ) 私には、よく、分からないわ。 (困ったように笑い、視線を伏せた。慰めるべきが、助言すべきなのか。しばらく黙り、考えた結果、結局何も言葉にすることはできなかった)  [Sat 16 Feb 2008 00:07:01]
バイ・チャンフォン > 誰も、かれもが・・・寝ている、から、な。(夜空に向かって白い息を吐きながら少し黙っている。・・・しばらくすれば口を開いた。)少し、「死ぬこと」、に、関して・・・考えてた。・・・寝ても、覚めても、頭、から、離れない。(寂しげにぽつぽつと呟き始めた。)傭兵、やってる、から、死、見る、当然、だ。・・・ただ、なぜ、だか、頭、離れ、ない。(きっと若輩なせいもあるのだろう。まだ傭兵という仕事を始めたばかりの部類に入る。これも経験と割り切るべきなのだろうか、と・・・少し戸惑っていた。) [Fri 15 Feb 2008 23:43:34]
ユダ > ここは静かで落ち着くもの。それに、スラムよりは平和だわ。 (冗談めかした笑いを漏らし、抱えていた荷物を抱き直した) 厄介なこと?詳しく聞いてもいいかしら。 (表情を窺い見て、そこから疲労の色を感じとると小首を傾げた。近くの墓石に腰をかける) [Fri 15 Feb 2008 23:31:00]
バイ・チャンフォン > こちらも、だ。・・・なんだか、フラフラ、してそうな、イメージ、だから、な。(ケラケラと笑いを投げかける。自分のイメージの中ではどうにもそんな感じがする)回り、道で、こんな、ところに、来る、とは・・・なんとも、不可思議、な、もの、だな。(アルコール臭い息を感じれば少し顔をしかめる。)考え、ごと、していた。・・・どうにも、厄介で、な。頭、から、離れない。(やれやれとため息を吐きつつ、傍にあった朽ちている墓石にもたれて座る。) [Fri 15 Feb 2008 23:17:55]
ユダ > ほんと、久しぶりね!最近、顔を見ないから心配してたのよ。 (天使の像に寄りかかっていた体を起こし、笑みを返した) 私は、友達にチョコレートを届けに行く途中。でも、今日は晴れているでしょ?だから、少し回り道をしてたのよ。 (何が楽しいのか、けらけらと笑い声を上げた。その吐息はアルコール臭い) あなたこそ、どうしたの?こんな時間に、墓場でお散歩? (首を傾げ、問いかける) [Fri 15 Feb 2008 23:05:39]
バイ・チャンフォン > (一瞬、聞こえた聞き覚えのあるような声。そちらを見やれば誰かが手を振っている。)だれ、だ?(暗闇の中、じっと見つめて近づいていけば、顔見知りの女性と知った。)ユダ、か。・・・久しぶり、だな。(久々に見た顔に笑顔を浮かべて近づいていくだろう。)こんな、趣味、悪い、場所で、どうした?・・・散歩、でも、している、のか?(女性が一人、夜中にこんなところに訪れる理由を男は思いつかなかったようだ。) [Fri 15 Feb 2008 22:53:07]
ユダ > (土を踏む音が聞こえた。夜になれば自然と冴える耳は、その音を拾い上げた。天使に向けていた視線を反射的にそちらへと移す。目に映ったのは、見覚えのある男の姿だった) チャン! (暗闇でも相手を正確に捉えることができたのは、種族の特徴ゆえ。女の声は、夜中の墓地によく響いた。片手を振り上げて、ひらひらと手を振る) [Fri 15 Feb 2008 22:47:56]
バイ・チャンフォン > (鉱山に行ってからというもの、死という言葉が付きまとうようになった。頭の中からそれが離れない。鉱夫たちの死を間近に見たからか・・・それとも今まで考えていた死、というものの形からあまりにもずれていたためかはわからないが・・・。)・・・精神、に、悪い、な。(考えても気分の良くなるものではない。だが、酒を飲んでも離れず、気付けばそれをもっとも主張する場所へと足が向いた。特に何をするでもなく、墓石の間を歩いていく。) [Fri 15 Feb 2008 22:39:47]
お知らせ > バイ・チャンフォンさんが来ました。 『なぜだろうか・・・』 [Fri 15 Feb 2008 22:33:12]
ユダ > (小石につまづき、ふらりと体がよろめいた。よろりよろりとジグザグに道を蛇行し、朽ちた墓石にぶつかって足を止める。目をぱちぱちと瞬かせて、墓石を見下ろした。可愛らしい天使を象った石造は、誰かの墓であることに違いはなかったが、蔦の巻き付いたそれは長年手入れされなかったことが窺える)(薄汚れた天使の像をしばし眺め、やがて手にしていた紙袋から派手な色の円錐型の帽子を取り出すと、天使に被せた)ハッピーバレンタイン! (明るい声でそう言い、ぽんと天使の肩を叩いた。天使の表情が迷惑そうに曇ったのは、月の光を遮る薄い雲のせいか、それとも…) [Fri 15 Feb 2008 22:28:32]
ユダ > (ワインのボトル、大きな紙袋を腕に抱え、女は千鳥足で真夜中の墓場を歩いていた。ふらふらとおぼつかない手で振り回すせいで、本来ならば暗闇を照らすことを役割とするカンテラの火は消えている。湿り気のある土を踏みしめるたびに、靴は汚れた。しかし、泥酔気味の女はそれすら楽しくて仕方ないというように、歩くことをやめない) [Fri 15 Feb 2008 22:07:48]
お知らせ > ユダさんが入室されました。 [Fri 15 Feb 2008 22:06:55]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 『無論、其の中には起きているモノ等存在し得ないが』 [Tue 12 Feb 2008 22:47:46]
ティス > まぁ―――  …折角です から。 (一輪ずつ花を手向け乍、確かめてゆこう) (男が今まで血を戴いてきた者達が、どうしているのか。ブーツの爪先でノックでもしてやろうか) [Tue 12 Feb 2008 22:46:58]
ティス > (今、此処で此の手を放して地面に花を散らし――… 踏み躙ったとて何も問題は無いのだが。嗚呼、後で墓守の小言を聞く事になる位か。其れも別にどうでも良い。)(単に此処に来る迄の道すがらに花売りの少女が一人居て。此の様な時間だと云うのに未だ売れ残った花が在ったので一束買い取ってはみた物の其れを捧ぐべき相手等思い浮かばず。此処迄辿り着いて漸く其の処分先――つまる処墓石の群れ――が決まったと云うだけの話)  … (思えば此の花を買った時点で既に気紛れが始まっていた訳だ) [Tue 12 Feb 2008 22:39:53]
ティス > … (墓守が小屋の中へと消えれば其処には男一人)(半月にも満たぬ幼き月の光の下、理路整然と並ぶ十字架の群れを何の感慨も無く眺める。死の象徴たる高木の常緑樹が冬の風に弄られて、ざわめいていた)  ――――― … (そう、単なる気紛れだ。是と云って別段深い意味は無い)(――― 己が今まで”化粧”を施してやった者達の墓に花を捧げてやろう等というのは。)  …別に、 [Tue 12 Feb 2008 22:23:51]
ティス > 良いでは無いですか、別に墓石を足蹴にしている訳じゃ無し。 偶にはね。私も此の様な気紛れを起こす事も在るのですよ――― … とは云え、一人一人にそう多くを捧げられる訳では在りません けど。 (腕の中の白い塊に目を落とし、男は其の中から一輪を抜き取った) 其れとも貴方に花を捧げぬ私の不手際を責めておいでですか―― ? (白き花弁の華 一輪。 揶揄に差し出せば初老の墓守は呆れた様子。)(『暖かい飲み物でも用意して置いてやるから終わったら来い』)(そう告げて男へと背を向ければ小屋へと帰って行く。体を縮ませている処から察するに単に寒さ故だろう)  嗚呼、用意してくれるならば冷たい物が良いです (雪人混じりの男は、其の様な注文をちゃっかりと墓守の背へと投げた) [Tue 12 Feb 2008 22:06:55]
ティス > (そう云う顔見知りの墓守に、男は口の両端を軽く持ち上げた。瞳に映る色がどのような色であるのかは風に乱れる前髪が邪魔をして窺い知れ無い)  ―――― 単なる気紛れですよ。 (告げた答えに、墓守はランプを掲げていた腕を下ろし乍肩を竦めた)(『相変わらずおかしな奴だ』) 其処は、 お互い様 でしょう――― ? (―――嗚呼、冷えた風の音に誘われて花弁が舞い散ってゆく)(男は其の腕に花束を抱えて居た) [Tue 12 Feb 2008 21:48:30]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 『珍しい事も在った物だ』 [Tue 12 Feb 2008 21:35:58]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『… わかり、まし、 た。 ( 嗚呼、死神が死霊に憑かれるなんて。 )』 [Thu 31 Jan 2008 00:54:54]
トート > ( 「何をしている!さぁ、娘の様子を見に行くぞ!!」 )  …わたしもですか。 ( 「当然だ、逃げようったってそうはいかないぞ!」 )  …、 ……。 ( 観念したように目を閉じ、 ) [Thu 31 Jan 2008 00:54:19]
トート >    …さぁ。 私は、 存じません。 ( 他に、など。 )  …大体、そんなに死にたければご自分でなさるでしょう。それとも最期でさえ誰かに助けて貰わなければ何も出来ないオジョーサマなんですか? 貴方の娘さんは。 ( …嗚呼、さすがに彼の相手に疲れてきているのかもしれない。言葉に、冷たいモノを混ぜてしまった自覚に息をつき、 ) ( 「何!いやまさかそんなことはしないと思うが…ああああ心配だ!」 )  …。 ( ソレが単なる杞憂であったことに再びがっくり肩を落とした ) [Thu 31 Jan 2008 00:52:26]
トート > 何度もしないと言っているでしょう。なんなら貴方の信じているカミサマに誓っても… ( 「私は無神論者だ」 ) …。 …とにかく、そろそろ信用してはくれませんか。 ( 「ふむ…君がしないというのなら、他にしそうなのは誰なんだ?」 )  …。 ( 嗚呼、 ) He ate the dormouse, Else it was thee... (彼がヤマネを食べた、彼じゃなきゃ君だ) ( つまるところ、この男は死神なら誰でも良いのだろう。偶々近くに気配を感じられたのが己だったに違いない。 ぺふ、と息をつき ) [Thu 31 Jan 2008 00:41:26]
トート > ( 「いやッ死神なんぞ信じられるか!安心できない!あぁ、私のかわいい娘。パパが守ってあげるからねっ!!」 )  ―――― … ( 今度こそかっくりと、死神の頭が項垂れた。 ) ( 男は、己が娘を殺さないように見張っている、のだ、 そうだ。 )   …アホかと。 ( ぼしょり。 ) [Thu 31 Jan 2008 00:26:22]
トート > しませんから、だから―― 大人しく導かれてはいただけませんか。 ( かくり、と肩を落として盛大に息を吐きたいところであった。少なくとも、内心ではそのようであったに違いない。 ) ( 目の前の男だけで、かれこれ4,5回は同じようなやりとりを繰り返している気がする。死神は気は長い方であるが、めんどくさいのはめんどくさい。 ) …少々、寒いですし。 ( はふ、と息をつけばまるで雲のような白いかたまり。 ) [Thu 31 Jan 2008 00:16:18]
トート > ( 「君も望まれれば―――のか」 )  …。 ( 死神は面倒そうに、声無き声のする方へと視線を流し ) ( 「君も、私の大切な者を―――すのか。望まれれば、そうするのか」 )  …、 ( あれからもう何度訊かれたかしれない問いかけ。傍らの男―― 死霊は、この死神が答えたところで納得などせぬだろうに。 おそらく、単に非難したいだけなのだろう。 死神が息をつきながら鎌を掴みなおせば、死霊が僅か身構えた )   …しませんよ。 [Thu 31 Jan 2008 00:06:12]
トート > ( この街での人の命の価値なんぞそんなものだと、死神は思う。 ) …いっそ自殺させれば良かったものを。 ( は、と吐き出した息は白い。墓地の木の上、枝に座し。つまらなそうに眼下に広がる墓石の羅列を見下ろしていた。この街では夜に墓参りにくる物好きも、そう少なくはないようだ。…墓参りでもなんでもなく、ただ散歩に、なんていう少女もいることであるし。 ) [Wed 30 Jan 2008 23:49:59]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( 結局のところ、 )』 [Wed 30 Jan 2008 23:35:35]
お知らせ > マドゥーさんが退室されました。 『そのまま静かに立ち去る姿…』 [Wed 30 Jan 2008 23:03:12]
マドゥー > ………(疑問符が頭を駆け巡ったが…墓石を見下ろす顔にふっと笑みが浮かぶ)…だが…そんなことは同でも良い事か…(膝を折り、墓石に手を当てる。ひんやりとした石の感触が伝わる。)お前は忘れられておらぬぞ………(さっとその表面を撫でれば…砂埃もさほどは積もっていない。自分の清掃は要らぬか…) [Wed 30 Jan 2008 23:01:42]
マドゥー > いや…それは………(考えにくいか…。あれほどの男が覚悟を決めて去ったのだ。ならば一体誰が…。自分の知らぬ間に墓守が勤労意欲に燃えたのだろうか?)………(だが周囲を見回せば、崩れかけた墓石が枯葉に埋もれるようにして在るのみ…。誰かが…意図してこの墓石を清掃したとしか考えられない。) [Wed 30 Jan 2008 22:54:37]
マドゥー > ………一体誰が…(一年以上前、ヴェイトスを離れる前は誰もこの墓参りをするものは居なかった。自分を除いて…だが…)……ルーカスが帰ってきたのか?(直接の面識は無いが、少なからぬ因縁のあった暗黒街の若き王。とうの昔にヴェイトスから去ったものだと思っていたが…) [Wed 30 Jan 2008 22:51:28]
マドゥー > (ヴェイトス市に到達し、真っ先に足を向けたのが共同墓地…その片隅。無縁仏などが葬られている辺り。小さな墓石の前で軽く声を漏らした…)………これは…(小さな墓石に刻み込まれた刻文ははっきりと読みとれる。名…その余りに短い生年…。周囲の雑草は綺麗に刈られ…もっとも冬場だが…枯葉も積もることなく、泥は綺麗に拭き取られていた。) [Wed 30 Jan 2008 22:48:11]
お知らせ > マドゥーさんが入室されました。 『墓石の前…』 [Wed 30 Jan 2008 22:45:05]
お知らせ > さんが帰りました。 『( 今日を境に、死神はちょっとだけ変わったのかもしれない。 )』 [Mon 21 Jan 2008 01:56:36]
> ( そして、迎えにいけるときに問えばいいんだ。―――それは、あの子の自由。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:56:10]
> ( そのあとどうするかなんて、後から決めればいいから。――今は、気持ちの従うままに。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:55:38]
> ――― 芸能横丁、行ってきますわ。体も疲れてないみたいだし。 …わたくしが働きを担うのは、あそこですから。( もう一度その墓に顔を向ければ何事もなかったかのような微笑み浮かべ―――そうして、足を向ける。 )  [Mon 21 Jan 2008 01:54:51]
> ( 気配が遠く。音もなく。―――しん、と静まり返った頃。 黙っていた墓の人物の声が聞こえた。 ) ――― そうよ。 いろんなヒトがいますの。 死神も。 個性豊かでしょう? ( くすり、横目で微笑んだ。 世界を揶揄するような、そんな。けれど視線を外し、湿った土を踏む自分の足元を見つめて ) ―――  羊羹と、ほうじ茶。 ( 小さく、語るときのように表情が消え――― 黒い瞳を、黒い睫毛が覆うように――― ) …… 絶対。 ( 揺れない黒い瞳は湿った土を見ている。 彼女の体が此処に埋まる筈のものなら――― )    ……絶対。 ( もう一度。 誓うように呟いたのは、からかいの表情一つ見せない真剣な顔。その顔は、闇夜を見上げ――ランタンで空を照らしてみせた )    [Mon 21 Jan 2008 01:52:50]
> じゃあ、信じなくていいですわ。 ( つん、と言ってから、肩を竦めて可笑しそうに小さく笑い声。 )  ―――クスクス。  大丈夫。読み方は上手だから興味があれば今度教えて差し上げますわ ( 小さく微笑浮かべ。  「誰に裁かれるのか」 ) ―――嗚呼。  たしかに。( 目を見開いて瞬き数回。 自分が誰に裁かれるなんて、考えても居なかった。だって、いつだって裁く側としてモノを見ていたから。 )  ――あら。 いいの? 抜け出せたら?―――よく覚えておきますわその台詞。 ( とーっても嬉しそうな笑顔がにこりではなく、にやり、口端上がって薄い笑顔。 )   羊羹とほうじ茶―――ええ。わかりましたわ。 おやすみなさい。気をつけて。 ( くすりと微笑む姿はそのままに ) 阿鬼ちゃんも、悪いヒトに捕まりませんように。( 言い返して後姿にくすくすと笑う。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:48:32]
お知らせ > 阿鬼さんが退室されました。 『 絶対だ、なんて――期待しちゃいますよね。 ( 小さな声でぼそり。 )』 [Mon 21 Jan 2008 01:41:03]
阿鬼 >  からかわないで下さい、悪い人に本気だって言われる方が信じられませんよぅ。 ( 言葉と表情、是と非が逆しまな死神。 ) 人の姿には似侍りしかども、色も悪く、すべて心も無く侍りき―――。 よく解りません……。 ( 抒情詩を読み解くには未だ文化を知らない死神。 目に付いた数行を読み上げた感想はたった一言だった。 ) 神は人間の為にいるのでしょう? 自分達は、誰に裁かれちゃうんでしょうかね。 ( ふと考えもしなかった思考に、緩く首を傾げて見せ。 ) この身体から抜け出す迄は食べないで下さい。 抜け出せたなら食べても良いですから。 ( 抜け出せば良いらしい。 飄々としていて掴み所がない、そんな印象は変らず。 ) その辺は何とかなると良いなぁ程度ですから。 お茶は―――ほうじ茶と羊羹でお願いします。 ( 渋いセレクト。 紅いお茶は好みではなかったらしい。 一礼し、本を抱え。 ) じゃあ、遅くなっても小言が五月蝿いのでこの辺で。 巴ちゃんも、悪い事は程ほどに。 ( 絶対と、言ってくれた。 其れだけで十分だった。 去って行く足音は矢張り無い。 現れた時と同じよう、気配も音も無く。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:40:23]
> あら。お世辞じゃ在りませんわ。本気で可愛がっているのに。つれないのね ( くすくす、言葉と裏腹に笑う声と、表情と。 )  ――― そう。綺麗よとても。  ええ、どうぞ。 ( ぱらぱらと捲るそれを眺める黒い双眸。其処に詰められた情報は浪漫のような、それでも現実が。 ) ……  神の世界でも罰せられることはあるんでしょうけど、間違いなくこの姿でいれば此方の方法で罰せられますわね。 ―――あら。食べなくてもいいのよ。 わたくしが食べれば―――って、違うわね。冗談よ。 取っ手食べたりなんか出来ませんもの。( くすくす、後ずさった貴女に心の底から愉しそうな笑みを浮かべる唇と黒い瞳。 赤い瞳を遊ぶように見つめる黒は気のせいじゃないよと言わんばかり。 ) ―――まあまあ。 …だってしょうがないじゃない? 治る方法、あればいいんですけどね。 ―――売れ残り。 ( 小さく呟いた。先程の笑顔は消え、思わず無表情に。冷たい色をした表情は訝しげに眉を寄せて思案顔。 )   ――――そう、なの。 ( 小さく、そんな、言葉しか。けれど少女が笑ってくれたから。女も無理やり微笑んだ。 )  ええ。 ――持って行くわ。絶対に。 楽しみにしていて?何がいい? [Mon 21 Jan 2008 01:24:46]
阿鬼 >  愛らしい、可愛い? 巴さんはお世辞がアルヱ様に似てますね。 ( ニコニコとした顔は、今は会えないアルヱ様を思い出す。 ) 人間の創る物こそ美しいとは前に他の死神から……。 詩は余り――。 お借りします。 ( 差し出された古めかしい羊皮紙の本。 気の無い返事で受け取ると、パラパラと捲くる。 人間達の言葉が羅列している。 ) 犯罪って、死神の世界の話じゃなかったら人間界の法律ってヤツでしょうか……。 自分はお肉を食べるのも食べられるのも好きではないのでぇ……。 ( 本を抱えて後ずさる。 今何かちょっと剣呑な気配がしたような。 ) 人間の身体に閉じ込められて、同属に慰められているこの状況って……。 ( 慰めになったのかならないのか。 叩かれた肩は項垂れ。 ) 残念ながら売れ残り組です、職員からは嫌味の毎日で。 ( 随分とゴタついていた奴隷ギルド、少し前まで職員達がピリピリしていたのを思い出す。 ) 今日も売り出しに言って来いって漸く外に出られました。 ( 深く考えても仕方ない。 身寄りもないこの身体は結局ギルドの中が安全という有様。  ) 御丁寧にどうも、差し入れは嬉しいですよう。 ( 悩んでも仕方ないと諭された、漸く其の言葉が届いたか。 明るい笑顔で。 ) [Mon 21 Jan 2008 01:16:55]
> うーん。 可愛いとかかっこいいよりも、美しいが好きですわ。 ――阿鬼ちゃんは可愛いからいいんじゃないかしら。 とっても愛らしいと思うわ。 ( 薄い笑みはにこにこしている。 ) この世は美しいものこそ目を惹かれると誰かが言っておりましたし、わたくしが読むのも美しいものが多い。 叙事詩、抒情詩をご存知? ( す、と枝を墓に添えたあと、懐から出したのは一冊の古びた本。差し出してみせ )  ――まあね。軽犯罪でも犯してるわけでもなし。 悪人ではないだろうけれど―― 悪いひとかもしれないわ。 食べられないように気をつけてね?( またからかうようにくすくす笑う声色。悪戯な黒い双眸と薄い唇は先程まで浮かべていたものと一切変わらないもの。 )  …大丈夫。長いんだから、そのうち上に行けるわ。 よしよし。( ぽんぽん、あなたの肩に手を置く仕草 )  ―――って、確かにそうね。 下っ端のほうが好きにやれるとは思いますわ。わたくしも同意見。けれど―― 天国は場所も懐もきっと広いから、大丈夫よ。……たぶん。( 言い切れる自信はなかったらしいよ!ちょっとだけ黒い瞳がうぅん、と唸るように宙を駆け巡って―――最後は投げました。 )   ―――あら。 …… え。ええ。   ちょ、ちょっと待って。 阿鬼ちゃん、まだ買われていないの? 出られないまま? ( 奴隷ギルドに捕まってしまったと言うことは買われない限り出られないのでは、と当たり前の予測に。 きょとんとしつつも僅か心配そうな様子で問いかけん。 )  出かけるのが無理なら、貴女のところに美味しいお茶とお菓子と持ってまいりますわ。 ( 心配無用と微笑みながら ) [Mon 21 Jan 2008 00:58:31]
阿鬼 >  巴ちゃんは、可愛いって言うよりも格好良いが好き? 自分はそう言うのには無頓着だから。 ( 紅はささないし、白粉も塗らない。 死神なのだから、とさして気にもしてない様子。 ) 悪い人ですけど、悪人迄は行きません。 きっと死出の門なら情状酌量の余地アリって感じですよぅ。 ( 何処か憎めない、そんな印象を受ける巴と名乗った死神。 ) 残念ですけど長いだけで下っ端ですから。 ( 哀愁を漂わせるのは、疲れたサラリーマンのような。 ) 正直、余り上級の死神になっても大変かなって。 死出の門は何時でも死者で溢れてますし、天国も満員になっちゃうんじゃないかって。 ( 自分の居た頃と今も変らないのだろうか。 ) 時間だけはありますからそうします……。 お茶は好きですけど出掛けるのはちょっと―――。 今いる処が人間界でも変ってると言うんでしょうか。 ( そうして奴隷ギルドの話へと、要約すると肉体から出れず貧民窟なる場所でうろうろしていたら人間に捕まって檻の中という流れ。 ) もし、自分を探している人がいましたら取り敢えず無事ですとお伝え下さい。  [Mon 21 Jan 2008 00:47:13]
お知らせ > 阿鬼さんが来ました。 [Mon 21 Jan 2008 00:36:20]
> ―――  …… そうなのね。 わたくし、できるだけ可愛くならないように頑張ろうっと。( 敬愛はするけど物凄い恐怖が植えつけられたのであった。 )  ―――そうかもしれないわ。 いい人だとは思わない。 ( 頷いて、微笑んで肯定しよう。そんなにきれいなものではないから )  ―――ありがとう。 じゃあ、阿鬼先輩?で。いいかしら。 ――-あら。ちゃんでいいの? ( 胸を張った姿が可愛くて、此処は譲ってあげたほうがいいなって思った。なんだか微笑ましい気持ちになりながらだったが―――親しみをこめてと言われれば嬉しそうに笑みを深める。 嗚呼、この子は本当に邪気ないいい子なんだなとわかるから――ちょっとだけ胸に何か刺さる感覚。なんだろうこれは。自然に微笑まれれば微笑まれるほど、羨望の感情が浮かぶのをかき消すように微笑む。複雑な感情だった。これが初見なのに、不思議な子。 )  ――  そうなの? ……うーん。  不自由がないにしても、こころはちょっと重たいのかもしれませんわね。 ――そういうときは頑張るんじゃなくて、休むのがいいですわ。 今度美味しいお茶でも一緒にいかが?――あ。でも。 食べたり呑んだりするのは好き?( 死神の中には食べることは受肉したときの義務、とか、必要最低限という者もいるだろうと思い問いかけて )   [Mon 21 Jan 2008 00:30:30]
阿鬼 >  アルヱ様、凄いんですからね。 ( 死神達の間では、可愛いものならば全て愛でると豪語して憚らないらしい人物として噂されている死神だった。 ) 言葉の意味を解っていて、使うなんて……。 ( 確信犯、そんな単語が頭を過ぎる。 きっと彼女は玉虫色の言葉巧みに操り風を起すに違いない。 花弁が舞う程の緩やかな風だとしても。 ) 巴ちゃんはやっぱり悪い人です。 ( 正直な感想。 使い手に託しているようで、其の実は違う。 ) 「 さん 」は仰々しいし、呼び捨ては馴れ馴れしいでしょ? だから「 ちゃん 」。 此れでも死神暦は長いんですから自分。 ( 要は自分のが先輩?だと言いたいのか。 少しばかり胸を張って。 ) 阿鬼ちゃんでいいですよぅ。 親しみを込めて。 ( ね? と頑張って微笑む死神と、自然に微笑む死神。 ) でも、抜け出せないと死神のお仕事が滞って……。 今いるトコは、お仕事には幸い不自由はないのですけど。 ( 悩むのは知恵のある者だけ、そういった本人。 励まされているとは知らずに浮かぬ顔。 繋いだ手はどちらからとも無く離し。 ) 取り敢えずは頑張りたいと思います。 ( しゅん、と項垂れつつ。 ) [Mon 21 Jan 2008 00:22:56]
お知らせ > さんが来ました。 [Mon 21 Jan 2008 00:06:50]
> ――― やばい勝てないわ…… ( ぼそっとなんか言ったよ!げ、と言う顔でぼそっとね! )  ――― そうね。 …だから掴まらない様に。言葉は使っても、責任が重かったり。掴まらないようにしたり。案外楽しいわよ? ( 貴女が揺らいでいるのを知ってか知らずか、薄い笑みを浮かべたまま。今にもぽーんぽんと頭を撫でそうな勢いで微笑んでいる。 )  ―――そう?  ああ。まあ、確かにそうですわね―――。 でも、言葉も「道具」と一緒よ? 使いよう。( そんな語り部の主観を人差し指、そっと口元に当てて悪戯に。 だがその後の  ――「ちゃん」  )   ともえちゃん―――! ( 吹いてしまった。 )  …初めてですわそんな呼び方! ( 衝撃と言うか感激と言うか。複雑な思いが過ぎりながらも「やめて」とはいえなかった。愛らしさゆえに頬が緩むのを堪え て…! )   阿鬼”ちゃん”ね。 ―――こちらこそ。( 薄く微笑もう。頑張って ) ―――そういえば。さっき、悩んでいる事が分からなくて悩んでますって言っていたけど――   ( 握手をしながら覗き込む黒い双眸と、上がる薄い唇 )  ――そういう時は、悩まなくていいんだと思いますわ。 星は遠くから見るのがいいんでしょう? ( 女なりの励まし )  [Mon 21 Jan 2008 00:05:45]
阿鬼 >  アルヱ様も、よく可愛い可愛いと女の子の死神にいってましたけども……。 ( 虚と実、どちらも表でどちらも裏。 相手の真意を計るのを諦めたか、ため息をもう一つ。 ) あんまり親しくなると――掴まっちゃいますから。 生者に。 ( 死神として普通の意見のはず、なのに何故だろうか此の笑みを前にすると境界線が揺らぐ。 ) 普通、道具はあまりお喋りしないと思うのですよぅ……。 ( 何故笑われたのか分からない、そんな顔で涙まで浮かべて笑う女性を。 ) 巴――ちゃん? ( 「ちゃん」付け ) 自分は「阿鬼」、取り敢えずはお友達から。 ( 解かれた指先、其れが再度自分の目の前へ。 今度は絡めとるではなくて、互いに手を取り合う為の ) よ、宜しくお願いしますね。  [Sun 20 Jan 2008 23:57:06]
> ―――アルエ様、か。 大体皆そういうのよ。 でも――わたくしも。( 慕っていると、此方もさらりと返し。当然の如く。 ――― 嘘をついているつもりはない。けれどからかって愉しんでいるのは事実。かわいがっているのも事実。けれどころころと変わるその顔が楽しくてついつい指先が遊んでしまうような。 )  ――― なるほど。 悪い癖ね。語るとき考えてしまうから―――その程度がよろし、と。 …ありがとう。参考にさせていただきますわ。( いい子ね、と微笑むような上から目線は性格の屈折も滲み出て。 掴んだ手に止まった言葉。 )  ―――副業を? ( 先を促すように首傾げてみせ――― ) ―――――――。 ( 視線が合ったまま。絡まる手と瞳。 「お友達から」 その言葉をきっかけに、先程から堪えていたような表情が ) …… ふふふ。  ―――くすくすくすくす。( とうとう顔を歪めて笑い出した。 視線を逸らして大笑い ) ………ああ、あー 面白い。 (  ごめんね、と涙まで拭う仕草。貴女の手をそっと解こうと ) ――世界を騙るといえば騙るし、助け舟といえば助け舟にもなるでしょう。 道具は使いよう。 ( 涙拭いながら。そして落ち着けば貴女の顔を見て薄く微笑む ) ――― 勿論。 お友達になってくださるのなら。   ( 絡めていた手、もう一度差し伸べよう )  わたくし、巴(ともえ) 。  ―――可愛い貴女のお名前は?  [Sun 20 Jan 2008 23:44:24]
阿鬼 >  したりするのは――、そのお友達からでどうでしょう? ( 死神の世にあっても、其の手の話は尽きないのか。 絡み合った手は其の儘に、漸くに告げた言葉。 ) [Sun 20 Jan 2008 23:33:13]
阿鬼 >  ―――好きで大人しいワケじゃありませんよぅ。 自分の御主人様はアルヱ様だけですから。( さらりと、下っ端は下っ端でも其れなりの忠誠心を見せ。 目の前の女性が浮かべる笑みは、どうにも人間達が使う笑みとは違う。 薄皮一枚、猫の皮の下にはそんな表情を浮かべているのか。 ) 星は遠くで瞬くから綺麗なのに、近づくと粗が見えちゃうんですよきっと。 迷いは未練を生みます、未練は生への執着。 しつこいとモテませんよ? きっと其の程度の問題のが良いんです。 ( ざっくばらん、知恵のお話から随分と身近な話題。 問い掛けに答えるのはそんな死神の解答。 指で挟んでいた花弁は、再び女性の手の中、そして墓石の上へと。 ) 運び手も最近は副業を……――、え? ( 戯れに、掴まれた手。 細い指が絡む。 ) 世界を騙るのが貴女のお仕事だったりするんです…――か。 ( 風は精々、花弁を散らす程度。 しかし、その散り行く花弁でも人は何かを感じとってしまう。 ) あい……――。 ( たじろいだ、間近で視る漆黒の双眸が自分を絡めて離さぬように思えて。 ) [Sun 20 Jan 2008 23:31:49]
> (訂正:断り→理) [Sun 20 Jan 2008 23:08:14]
> 愛してくださる―――? ( つかみどころのない微笑と視線が。貴女の屈託ない笑みに合わせる様に口端を上げて問いかける。引き合わせる手は貴女が離さぬ限り解かないだろう ) [Sun 20 Jan 2008 23:07:35]
> ――― あら 。 今は大人しくて弄り甲斐があって、とても可愛らしいと思うのだけれど。…ご主人さま、厳しいのね? ( くすくす、何処か愛でるような眼差しは花に向けるものと似ていた。黒い瞳はその土器色の肌と赤い瞳に薄ら薄らと微笑を浮かべながら。瞬きには抱きしめたい衝動抑えるように腕に抱える枝の先を手折ってしまおうかと思うほど。我慢してランタンの取っ手を強く握ることで解決させた。 ) ――― ヒトは自分が獲られないものを欲しがるから。 知恵があればこそ余計に。だからこそ禁断の果実を口にした。けれどそれには代価がある。そんな世の中の断り―――   でも、それが世の中。   わたくしの主観だけれど、貴女は迷わせないほうが安泰だと思う? ( 問いかける声色は小さな子に聞かせるような、美しい花に語りかけるような。 白い花を見つめた黒い瞳。右の掌、指先で挟んだままならその指包むように手をかけるか。――触れていなければその橙を墓に転がして、どちらにしても同じ行動を。手を手が追いかけるような。ちょっとした、戯れの )  ―― 運び手、ではあるけれど。 あなたと一緒で、違うかも。 ( くすりと笑ってその掌で遊ぶように掴んだら引き寄せんと )    ―――語り手だから。 ヒトに混じり、言葉を紡いで――少し風を起こせるだけ。 ’( くすりと笑う声が囁くような。黒い瞳は何処か羨ましげに赤を見つめている。 )  ――― あら。じゃあ  [Sun 20 Jan 2008 23:06:15]
阿鬼 >  可愛らしい……。 ( 瞬きを数度。 余程自分より色っぽい、しかも同姓に告げられた死神の胸中は以下ほどか。 ) 檻の中では可愛げが無いってよく言われちゃってます。 ( 微笑みと流し目に同姓でもドキリとさせられる。 ) 其れが人を活かす筈の知恵は人間達は最後には不要って結論を出しちゃうんですよぅ。 蛇に騙されて齧った禁断の果実、其れ以前の楽園への回帰。 輪廻転生より外れる為の足枷。 自らを写す知恵の鏡は悟りの具に非ず――迷いの具なり、って。 ( 覗かれる赤色の瞳の奥、理解できない物を前にした困惑の色が浮かんでは消えていく。 或いは全ては詮無き事なのか。 ) 実は春の運ぶ貴女も同じだったりすると嬉しいなって、ちょっぴり期待しちゃってます。 ( 悪戯猫に釣れられて、少女も薄く笑みを浮かべ。 ) 悩んでいる事が分からなくて悩んでいます。 ( 心の奥底、深遠まで覗かれたような感覚。 ) 愛されたいと願っているように視えますか自分? 其れ位なら愛しちゃいますよぅ。 ( 初めて屈託の無い笑みを浮かべ、コロコロと喉を鳴らした。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:51:52]
> ( 随分と深い言い回しをする少女。眉を下げられればそれでもくすりと微笑んで。 )  ―――貴女は可愛らしい人。 ( かわいがっているの、と屈折した愛情表現。 )  知恵があるからこそ与うる試練。 それを乗り越えたときこそまた強くなれる。 迷った分だけの報酬はお相手にも。 でないとヒトは輪廻に溺れ死んでしまう。水底に沈んでしまって出ては来られなくなる。そんな気がする。 ――心の利益がないわけではございませんわ。 ( 淡く微笑んだ薄い唇が語るのは、そんな自分の考え。―――花も好きだから愛でずに手折って自分のモノにしてしまおうとする。そうして散らして自分のモノに――。などと。死神にしては、穏やかでない考えかもしれぬけれど――――「縛られる」「運び手」   )    ――嗚呼。 ( 黒い瞳が見開いて。薄い唇が僅か開かれる。すぐにその表情も崩れるように微笑むけれど ) … そう。   運び手だったのですわね。 ―――    迷ったの? ( くすり。また意地悪を。覗き込むような黒い瞳は悪戯猫のように )  運び手が迷っちゃいけない。 でも――― 悩んでるのね? ( それさえ愉しむようなからかいの声色がコロリと鳴るように。 指先が撫でた鎖をじ、と見つめ――― )  アイサレテル? (  今度はからかいの色はなく。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:31:14]
阿鬼 > ( 橙に照らされた命の残滓。 刈り取られた生命をいとおしいという想いが目の前の女性にはあるのだろうか。 ) 魂魄…魂は天に帰りて、魄は地に還る。 魄は『地』と『知』―――― 迷うのは知恵のある者だけ、富と反映を齎す知恵があるから迷う。 意地の悪い人。 ( 底意地の悪い笑みに眉根を下げ ) 好きで繋がってませんよぅ、肉の身体に縛られるなんて自分も迷いがあったのかってちょっと凹んでいるんですから。 之でも残念無く魂を送る運び手だったですよ。 ( 仄めかすのは身の上、忌々しそうに首の鎖を指先で撫でり。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:21:40]
> ――― あら。  ごめんなさいね。  結構大雑把なのかしら、わたくし。 ( おほほ、と笑って拗ねた表情に嬉しそうに笑った。 )  ――――――。 ( 彼女の語りを耳にする。 花の命と、人の命。指が掴んだその欠片に視線が行けば、女はやっと首を振る。遊ぶようにランタン掌に近づければ、黄色の色が鮮やかに闇に映える。夜の小さな月明かりのような )  ―――  春を運ぶお仕事ではないけれど、 人を迷わせる仕事かもしれませんわ。 …顕世と幽世を繋ぐ狭間で人を導いたり迷わせたり。 役目だったり、楽しかったり。―――けれど表向きは喧騒に交えるヒトとして。 ( その蕾は小さいが、手折らなければ咲いたであろう、小さな子。黒い瞳はその黄金色にも似る黄色から、貴女の赤へと映って――首を傾げる )  貴女は何のお仕事を? ヒトをつなぐお仕事?それとも――繋がれるお仕事?( 首輪をちらり見て、薄く笑う。 少しだけ揶揄するような意地悪さは抜けない。 ) [Sun 20 Jan 2008 22:04:41]
阿鬼 >  随分と可笑しなコト、『 幽霊 』にしたって足はありますよぅ。 邪魔な時仕舞えないから不便ですけども。 ( 僅かに裾を捲くれば、白い着物の間から除く土気色の脚。 ちょっぴり拗ねたような声色で。 ) 春を運ぶのが貴女のお仕事? 華は人を迷わせる、大地に根ざす華は幽世と顕世を繋ぐ底つ根の国から需用を用いて咲く。 だから、華を見ると人は喜び散っていく儚さを嘆く。 自らの命を投影して。 ( 貴女の掌の上、花弁が一つ。 指で挟んだ春の欠片。 ) [Sun 20 Jan 2008 21:51:15]
> ―――  お経か。 …確かに良く眠れそうですけれど―――きっとわたくしも寝てしまうのでだめでしょう。 ( 零れた溜息。浮世離れした白と、其処に馴染み過ぎてしまっているようなぼやけた印象。―――だが。  )( 「足音にも」 ) ( ―――共通項。見つけたように笑みを深め。藍色の長い髪がさら、と柳のように揺れる )    …… ごめんなさいね。 気づきませんでしたわ。 ―― 足跡、させてたの。 ( 死んでるのかと思ったといわんばかりのきょとんとした顔で言った! )  … この季節。 春を運ぶお手伝い、と言っても―――寒いそうですわね。  ちょっと面倒。 ( そうやって装うのが、と。 肩を竦めて枝の花びらを弄ぶように千切って―――その一つの花蕾、掌に。  そっと貴女へ差し出さん )  ―――お一ついかが?春の花。  …暇つぶし、なんだけれどね ( くすくすと笑って ) [Sun 20 Jan 2008 21:38:31]
阿鬼 > ( 墓前にて、身を切るような寒さの中でも二人は身震い一つもせず。 幽鬼の如く佇む少女は小さくため息を零した。 ) 嫌ですよぅ。 寝ている仔は其の儘にしておあげなさいな、寝物語の一つでもいうならお経でも唱えた方が良いでしょうに。 ( 目の前の死神から死体と視られた少女は、死体にしては随分とかしましい死体だった。 ) 今晩和、何時からと言われてもお前さん足音にも気付かないじゃありませんか。  [Sun 20 Jan 2008 21:28:11]
> ――― はずれ。 …正解は「黄梅」。  黄色に 梅と 書いておうばい。  きれいでしょう。ちょっと早いけど――――   ん?( 後ろから別の声が聞こえた。 振り返るそのときにはじゃらりと音が耳に入ると同時にその視界に首に巻かれた鎖を見て。――― 一見、よく見るととても青白いか弱そうな少女。 小さく首を傾げつつも、淡い笑み。 ) こんばんわ。 ……      嗚呼。  いいえ。 ちょっとね。 勝手に話しかけてたのですわ。 ―――お墓参り。ちょっと早いけれど、春のお告げのお手伝い。 (  その笑みを浮かべたまま、事実を確り話さないのは相手が死神だとまだ気づけなかったから。 自分は死神だが受肉をしている。一見イエロティアだがネクロマンシーの技能がある者にはすぐわかってしまうだろう。―――人間?それとも死んでいる? 双眸は僅か細まって――― ) …… 何時から其処にいらして? ( 不思議そうに首を傾げた。 ) [Sun 20 Jan 2008 21:16:50]
阿鬼 >  ―― してらっしゃいますの? ( 背後より 後ろを振り返れば白無垢にも似た白の和装に身を包む少女が一人。 一見して、死者を思わせる土気色の肌に不吉な色をした赤色の双眸。 僅かに首を傾げれば、じゃらりと首に巻かれた首輪の鎖が音を立て。 ) [Sun 20 Jan 2008 21:09:10]
お知らせ > 阿鬼さんが入室されました。 『 どなたとお話を ―― 。』 [Sun 20 Jan 2008 21:03:12]
> ―――  おや。 死んでいても聞けるよ。 だって今、わたくしとお前。 こうして話をしているじゃないか。――だろう? ( にこりと微笑む姿は揶揄するようにクスクスと。 喉が鳴る。 )  ……今しか咲かない花なんだよ。 …紅と白は、ご存知か? ―――知らないか。 紅梅と白梅と言って、トキノミヤコやアマウラなら咲いている。 春の花ですわ。 ―――そう。 墓地に春を運ぶお手伝いを、ちょっとだけ。なーんて。 ( くすくす。あながち本気とも冗談ともいえぬ声色と表情が揶揄するように笑っている。 )    じゃあ、これは――なんの花だと思う? ( もうひとつ。 花を手に汲み取って、一枚一枚を風に乗せて悪戯に ) [Sun 20 Jan 2008 20:57:41]
> ( 土の湿った匂いがする。―――其処は、小さな墓の前。 名前も書いていない十字架の墓石に目を細めて。 ) …… お前は 語りを聞くのが好き? ( 小さく首を傾げて薄ら微笑を浮かべるのは、長身の死神。 高い背が、その墓を尚更小さく見せるような。 黒いマントを魔女のように纏って、腕にかけるように持っているのは黄色の花がちりばめられる枝。 ) ―――    わたくしは好き。 …語りは魂の鼓動を聞いているような感じだからね。 ( 小さく口が動いて、枝の花びらを指が手折った。―――はらり。 その墓に散らせば黄色の色が闇に散る。手に持ったランタンの灯りだけが、その花の色を僅か照らすだけ。黒は、その空気に混じるようにひっそりと其処に在る。 ) [Sun 20 Jan 2008 20:51:55]
お知らせ > さんが来ました。 『( 貧民の墓の前。 )』 [Sun 20 Jan 2008 20:44:16]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 急に寒く感じて、ケープの前を合わせる )』 [Wed 16 Jan 2008 04:59:37]
セレニア > ( 寄り添う二人の幅が狭くなって、眼を逸らした。 足早に、階段を降りる。 下に停まっているのは二人が乗って来た教会の馬車か。 知っている顔があろうと無かろうと、挨拶もせずに横切った――― ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:47]
セレニア > ( そんな疑問や迷いは、もう失敗を見せまいとするマリア様には尋ね難く。 ここで顔を合わせるのを避けてしまう部分は確かにある。 ―――それでも、隣に聖教会がいなければ、そして聖教会がマリア様のマントに包まれていなければ、声をかけたかもしれない。 そうすればマリア様はどうしたのか尋ねてくれて… 尋ねてくれたなら、きっと正直に答えられて… 一緒に歩けたかもしれない。 マントの中に入れてくれたかもしれない。   いいな   )   ( 昨日だって、マリア様はどこかに遠出していたようなのに、自分を連れて行ってはくれなかった。 その必要が無かったからそうしたのだろうけど、もしかして、ずっとあの聖教会と一緒だったのだろうか ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:28]
セレニア > ( いつかつけた靴の痕は擦れたように染み付いてそのまま残っており、あの男が抜いていた雑草は、夏にまた生えて、冬の今は枯れていた。 それらをなるべく綺麗にしてみても、胸にもやのかかったような状態は変わらない。 ―――『墓地もまた神聖な場所で、例えヴァンパイアに荷担した者が参った墓でも、そこをいたずらに汚すことは許されないのでは』 今更ながらそう考える後ろめたさと… そう考えてしまうことそのものに対する、『墓地を汚す敵の参っていた墓の存在を許すのか』 という気持ち。 対立する意識のどちらを選べば良いのか分からず、混乱してしまう ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:14]
セレニア > ( 今出て来たこの道の先、ずっと奥の、更に奥。 その辺の石を積んだような貧しい墓標が並ぶ場所の片隅に、以前この少女が土に汚れた靴で蹴りつけた墓標があった。 ―――後になってヴァンパイアに荷担していたと知ることになったガンディア系の男が参っていた墓。 ヴァンパイアを助けるために人を殺したその男を、目の前で取り逃がした腹いせに、その墓標を蹴ってしまったことがあった ) ―――。 ( あれの参る墓に眠る者がろくなものであるわけがないから、蹴ったことも忘れていたけれど。 ハンターハントの事があって… その構成員が処刑されて… シスター・ジャスティスの話していた『人のために聖句を唱えて滅びたヴァンパイア』のことを考えるにつれどうしても気になって、今更ながら掃除をして来た。 その帰りだった ) [Wed 16 Jan 2008 04:58:04]
セレニア > ( ほんの少しの間見つめて、まず目に入ったのは夜に鮮やかな白い外套だった。 聖教会のシンボルが懐かしいけれど、それがここで何をしているのだろうと疑問に思う。 目元が微妙に動く程度の変化で、訝るように首を傾げて――― ) ―――あ。 ( その隣、聖教会に寄り添っている見知った後姿に、思わず声が漏れた ) ―――マリ… ぁ… ………。 ( その名を呼びかけそうになって、口を噤んだのは… 彼女のマントが聖教会を隠したからか。 それとも、自分がここに居る理由が、訪ねられて即答できるものではなかったからか。 ―――失敗を隠しておこうとする子供のような顔で口を噤んで、その表情を傷付いたものへと変える。 それがどういった感情によるものかを明確に意識することはできなかったけれど、哀しみとも怒りともつかない僅かに息の詰まる思いが、じん と胸に沁み込んだ ) [Wed 16 Jan 2008 04:57:54]
セレニア > ( 緩く一房に編んだ薄紅色の三つ編みを揺らして、遠く寄り添いながら階段を上る二人組を見上げる。 髪同様奇妙な薄紅色の瞳に、色に見合った温もりは無く。 ただ探るような、『見ているぞ』という姿勢を隠そうともしない露骨な視線を向けた。 夜の夜中に墓地などを出歩く者に対して向ける視線は、それが誰であれこれと大差無い。 威圧するのが目的なら成功しているのだろうが、誰かの協力を引き出せるようなものではない物腰は、相変わらずのもの ) [Wed 16 Jan 2008 04:57:42]
セレニア > ( 階段を挟んで段状に広がる墓地。 いくつかの霊廟が並ぶ向こう側、二人の位置からは見通しのきかない道を進む灯りがある。 そのまま進めば階段に出てくるその灯りは、けれど霊廟に遮られて持ち主の姿を照らさない。 体重の軽い足音と、身に付けている金属が擦れる音を規則的に響かせて、その少女はゆっくりと二人の後方に現れた )   ( 銀を塗布された防具はランタンの灯りを受けて輝き、ホーリーシンボルを浮かび上がらせている。 騎士と言うには軽装で、杭などの吊るされた鞄や鳴らしていないハンドベルが示す職業はヴァンパイアハンターだ ) [Wed 16 Jan 2008 04:57:32]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 二人の、後ろ )』 [Wed 16 Jan 2008 04:57:18]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 聖女にしてみればただ純粋に、お友達を故郷に招くみたいな感覚で 』 [Wed 16 Jan 2008 04:09:12]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『 思い描くだけで、胸が高鳴る。 腰に回された手も気にならなくなるほどに。 』 [Wed 16 Jan 2008 04:06:31]
アレックス > ( 自分はこの聖女に対して、とても甘い。 小言を口にしても、あらゆる自由と思想を制限され必要のないものは与えられず、純正培養された聖女に対しての同情が先にたつ。 身の危険こそ心配するが、ほとんどの事を「仕方ない」で済ませてしまいそうで少々恐ろしい。 ただの世間知らずな子供、だけでなく、本当に聖女だから困る。 そしてぴっちりと固めた外壁など物ともせずに柔らかい部分に手を差し伸べてくる。 私はこの人が恐ろしい。 ) はい、私もそう思います・・・ けれど、時々不安になってしまいます。 私の選択は間違っていなかったか、と・・・ 悔やむ事こそ、冒涜なのかもしれませんけれど――( 悔い改めれば済むのであれば簡単な話。 けれど、神が許したとしても私がそれを許さない。 滅ぼした吸血鬼達に呪われ、私は死ぬだろう。 それ自体は恐ろしくは無いが、全てが間違いだった時、私は私でいられなくなるだろう―― って、え、ちょ・・・! 欲求に忠実に、はてまた貪欲に より暖かさを求めて腰に回される腕が居た堪れない。 普段よりも余計に背筋を伸ばしながら、触れる感触が気になって仕方が無い。 再び困惑の渦に飲み込まれそうになった折、真面目なお話 ) ぁ・・・ それは僥倖。お願いしておきながら、見せていただけるとは思っておりませんでした。( 聖典概念χ-O-Was クリスティア聖教会で生み出された最も新しい聖剣であり、"どんな願いもかなう"という戦いの中目にする機会に恵まれ、目に焼きついた私の理想の聖剣。 正邪の交じり合う"ヴェイトスらしい"大聖堂の聖剣では駄目なのだ。 あれは邪なもの。 そんなものは、私が求めるものではない。 ) そうと決まれば今抱えている問題に目処がつけられれば、すぐにでも出発したいものです。嗚呼、再び目にする日を心待ちにしておりますわ―― [Wed 16 Jan 2008 04:00:24]
セレス > ( 世間一般の常識と呼ばれる物事の大半を知らない娘は同時に、裏読みとか他意とかそういうものも持ち合わせない。 目に見えたとおり、思ったとおりが全て。 現に人間が2人居て、寒い寒いと思っているのだからくっついて暖かいのならそれで良いというシンプルな話。 勿論、アレッサンドラ・クレメンテが自分にとって特に信用できる人物だというのも大きいが。 餌付けすれば動物が馴れるのに似ている。 ) 一つ一つ、成していきましょう。 私や貴女が志半ばで果てたとしてもきっと、誰かが私達の足跡を辿って先に進んでくれます。 長い長い時間をかけて皆が幸せな世界を作れば良いんです。 ( 自分1人で出来る事くらいは弁えている。 外に出て広い世界を見てみればなおの事――――それを悲観しても仕方が無いし、そういうものだと受け入れれば良い。 肩にかかるマントを細い指で手繰り寄せ、アレッサンドラの痩せた身体に腕を回す。 ) ああ、そう―――忙しくて忘れていたけれど。 χ-O-Was …“聖典概念”の事ですけれど。 どうにか見せて頂くくらいは出来そうです。 当時程の力は発揮できませんけれど、それでも宜しかったら―――クリスティア聖教会までお越し頂ければと。 ( 聖教会側としても、最近よく名の挙がるアレッサンドラ・クレメンテを来賓として招く事に意味があると判断したのだろうが、聖女認定にはそこまでわからない。 重要なのは、アレッサンドラが大聖堂ではなく聖教会の聖剣に興味を示したという事実だ。 ) [Wed 16 Jan 2008 03:35:37]
アレックス > うぅ・・・ でも――( パプテスの影響の強い地で徹底して他人との接触の可能性を排除されて育ち、また自らも自立すべく努めて来た身にとってはこんな何気ない接触でも意識してしまう。たとえ同性であっても いや同性だからこそ取り返しの付かない過ちを犯してしまいそうな、そんな気が―― いけない、自分は何を考えているのだ。 落ち着かなくては。 そう、聖女様がお風邪を召してはならないし、これもまたお目付け役の務め。 頭の中で祈りの言葉を暗唱しながら、失礼、と逆の手で自分のマントで聖女の肩も覆い―― 気を紛らすように顔を上げ、こほん、と咳払いをし。 生粋のパプテス教徒からすれば、やはり聖女の肩書きというのは特別なもの。 ) ええと、はい。聖女のお役目にもついてまわるように、私の使命にもついてまわるものがありますから。( 聖女のお役目に比べれば、血の匂いの染み付いたダーティな物も多く並べるのも不遜ながら、そう言った。そして、出来る事を出来る時に、そう口にする聖女の顔に視線をやり、己の不甲斐無さを恥じる。こんな小さな体に、なんて重い使命。全ての人を幸福に、だなんて、重すぎる。 その軽い足取りこそが痛々しい。 この聖女に奪うばかりの私に何が言えるのか。 ) [Wed 16 Jan 2008 03:12:51]
セレス > そう―――そういうものですか? ( 少し考える様な、残念なような、そんな顔をして少し背の高いアレッサンドラの顔を見上げる。 自分に接する人達は皆そうだ。 仕事として、理由があって、“聖女認定”に接する。 漠然と、自分に向けられる言葉や態度がその外の人達同士の気安い会話とは違うという事を理解している。 それは何だか寂しい事のような、怖い事のような。 皆が必要としているのは「セレスティア」ではなくて「聖女認定」なのだろう。 その冠を取った自分がクリスティアやヴェイトス市の街の中で普通に生活している絵は、思い浮かばなかった。 ) ? この方が暖かいですよ? 少し長話でしたし、アレッサンドラ様も風邪を引いてしまいます。 ( ほら、と笑ってさらに密着面積を広げんと頬が肩にくっつく程寄り添う。 男性とこういう事を妄りにしてはいけないと本に書いてあったけれど、アレッサンドラは女性である。 問題なし。 ) 大丈夫―――出来る事を出来る時にやっておかないと。 特に私は次、いつ此処に来られるかも分かりませんし。 ( 聖女であること、そう呼ばれてその為に命を捧げる事に苦は無い。 むしろ与えられた天命は誇らしく、その為だと思えれば再び階段を登り始める足取りは軽かった。 ) [Wed 16 Jan 2008 02:47:55]
アレックス > 勿体無いお言葉有難う御座います。けれど、これも私の使命に付随するものですから――・・・ あ( 畏まって少し頭を垂れた所、まるでそうするのが自然だ、とばかりに腕を捕まえ隣に並ぶ聖女に困惑し、少し固まった。 子供のように振舞う聖女であっても、幾度か接するうちに尊敬を通り越し、崇拝の対象。 こんな風に触れられる機会も今までにほとんど無い。 思考停止する事数秒、押しとどめるように聖女の腕に手を当て、俯いた ) あ、あの・・・・・・ 困ります・・・。( 申し訳なさそうな聖女に挙動不審を晒しつつ、不慣れな状況にかあ、と頬が熱くなるのが判る。 嗚呼、私は一体何を―― 駄目だ。こんなのはいけない。 とはいえ、強く出る事も出来ずもにょもにょと。 気を取り直すようにすう、と息を吸い 姿勢をただし ) そうですか。では、お供致します。けれど、どうかご自愛下さい。貴女の存在を心の支えにしている者も居るのですから( 聖女は偶像だ。 それ故の苦労も察する事が出来るし、彼女の特殊性も聞き及んでいる。 霊地である大聖堂に滞在しているとはいえ、長くヴェイトスいる身。本調子ではないのだろうに。 健気にお役目を口にする聖女に、自分はさらにお役目を重ねる事しか出来ない。 なんたる無力だろう。 ) [Wed 16 Jan 2008 02:24:43]
セレス > 折角、お仕事の合い間にお付き合い頂いているのに。 今日はそういうお話をする日じゃないって後で私から言っておきますから。 ( 聖教会側の御付きにしても、ゲストの立場では細かい情報を得られないのだろうけれど。 忙しい時間を割いて自分の為に付き添いを買って出てくれた彼女を持っていかれたみたいで少し面白くない。 引っ張り起こして貰えば極自然にそのままアレッサンドラの腕を捉まえた。 この方が暖かいし。 ) 何度来てもヴェイトス市は見たことの無い景色ばかりで目移りしてしまって―――あの、御免なさい。 何度も言われているんですけれど。 ( 広い所を自分の意思で好き方向に歩けるというだけで自由を歓べるような人間だ。 自室は精々6、7m四方の窓も出口も無い地下室。 叱られた子供みたいな顔をして少し俯いて謝った。 ) 嗚呼、私も多分―――あまり日差しが強い日は外に出る事も許してもらえませんけれど。 ( 本当の夏の暑さというの、多分体験した事が無い。 皆が暑い暑いという日は大抵、外に出てはいけないと言われるから。 ) 悪くは無いです。 此処まで登って上の様子を見ない方がとても心残りになりますし、上でちゃんと皆の冥福をお祈りしてから帰らないと。 ( そういうのが、数少ない自分の仕事だから。 ) [Wed 16 Jan 2008 02:00:24]
アレックス > ええ、まあ・・・ あまり、愉快な話ではありませんでしたけれど( 顔が売れる事は何かと面倒な事も負う羽目になる、色々聞かれもしたし、当たり障りの無い返事を返すのも疲れるものだ。 ) ふふ、セレスティア様は、良い感受性をお持ちなのですね。けれど、重ねて言いますが、お一人で歩き回られては、私が困ってしまいます。 ( 自分はこの階段を見て、何か感じる事は無い。長い、と思う間もなく、登りきってしまうに違いない。 微笑ましそうに微笑みながらも、めー。 けれど、強請られるまま伸ばされる両手を取って、起こして差し上げる。 ) ええ、ヴェイトスにはヴェイトスの寒さがあるのでしょう。 私は暑さの方が苦手です。( 墓地の所在に頷きながら口にするのは、少々恥ずかしい話。ヴェイトスに訪れたばかりの頃は、暑さに当てられて臥せった事もある。 我ながら軟弱な事だと思うが。 ) お体の調子は、如何です?今なら、引き返すも少しは楽でしょうけれど―― ( 階段の先を見上げ、聖女に視線を戻す。この先は様々な様式に分かれた墓地がある。ラットマン襲撃の犠牲者を祭るモニュメントや、ハンター・リシェと、その殺害を依頼した女性の夫の墓碑も。 それ以外にも、様々な物語を持つ人々が眠っている事だろう。 志半ばで果てる事になれば、私もここに収められる事になるのだろうか そんな事をふと考える ) [Wed 16 Jan 2008 01:42:23]
セレス > あ、お話は終わりましたか? 見た事も無いような長い長い階段だったもので―――――。 ( もぞもぞと体育座り風味に縮こまる、クリスティア聖教会からの来賓“聖女認定”。 どちらかというと「構ってもらえなくて退屈」とかそんな理由で勝手に何処かに行ってしまった子供みたいな19歳である。 階段の中腹辺りで座り込んだまま、立たせて貰おうと両手を伸ばして微笑む様には威厳らしきものがあるか怪しいもの。 人生の大半を独り隔絶された地下室で過ごせば、こうもなるというもの。 ) クリスティアの方が寒いと本に書いてありましたけれど、やっぱり寒いものは寒いものですね。 墓地はこの上で良いのでしょう? ( まだ半分もある、と長い階段を見上げて当人なりに覚悟を決める。 自分から言い出したのだ。 件の吸血鬼騒動で沢山の方が亡くなられたというし、この街は度々こういう不幸な事件で人が命を落とすという。 そも、今回の訪問も鼠獣人の件の慰問が目的だった。 ) お仕事、になってしまうかもしれませんけれど―――それはそれで、訪れるべくして今日此処に来たという事でしょうね。 [Wed 16 Jan 2008 00:51:39]
アレックス > ・・・ お一人になられては危険です。此処には人ならざる者も現れると言います、いくらあなたといえど――・・・ ( 石段の途中、夜景を見下ろして少し黄昏るような聖女にそっと歩み寄るのは、「VHGの魔女」とう扮装めいた衣装や、白骨を思わせる包帯をしていない、一人のパプテス教徒としてのアレッサンドラ・クレメンテ。 処刑の事後処理を終え、差し込む朝日に灰と化した吸血鬼との約束も果たした合間に、大聖堂からの護衛兼お目付け役として慰問に訪れている聖教会の一団に同行している。 痛々しい火傷の痕が半分ほどを占める顔を僅かに曇らせ、見つけた聖女に小言を一つ。 何を見ていたのか、と視線の方向に目を向ければ、広がる夜の灯り。 それと、聖女を見比べ、少し困ったように白い息を漏らすも表情を緩め ) 寒くは、ありませんか? [Wed 16 Jan 2008 00:36:00]
お知らせ > アレックスさんが入室されました。 『 セレスティア様―― 』 [Wed 16 Jan 2008 00:15:40]
セレス > ( クリスティア聖教会の印が刺繍された白い外套に頬を埋めて膝を抱える。 小高い丘の上になるこの墓地から見渡す景色は遠く遠く、地平線と空の交じり合う暗闇まで見渡せた。 橙色の灯りは遠くまでずっと広がっていて、其処には沢山の人達が思い思いの暮らしをしているのだろう。 クリスティアではあまり遅くまで街全体が明るいという事は無いし、とても幻想的なものに見える。 なにか感傷的なものが胸を刺激して、理由もわからないまま涙腺が緩んだ。 ) [Wed 16 Jan 2008 00:13:31]
セレス > ( 馬車の停留場で皆が何か相談している間に退屈して、一人、長い長い階段を登った。 クリスティアの冬程寒くは無いのかもしれないけれど、吐く息は白く、手袋越しにも指先がじんじんと悴んでくる。 息も苦しいし腿も重たいし結構登ったかな、と上を見上げるとまだ半分くらい残っていた。 それで、疲れてしまって石段に座り込み、今。 ) ( 白い息を繰り返し吐きながら呼吸を整え、遠く橙色の灯りの連なる街を見下ろす。 風が少し冷たいだろうか? 見上げる空は曇っていた。 遠く小さくなった馬車の辺りに付き添いの数人の人影が動いているのが見えるけれど、何を話しているかはわからない。 だから暫らく、此処でヴェイトス市を見ていようと思う。 ) [Wed 16 Jan 2008 00:05:21]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 振り返ればヴェイトス市の夜景 』 [Tue 15 Jan 2008 23:55:39]
お知らせ > フェイトさんが帰りました。 『 後は、昔馴染みに「こんばんは」 花は此処に無いノッカーの代わり 』 [Sat 12 Jan 2008 03:18:59]
フェイト > 人には慣れてるっぽいね。あったかいよ。 ( ほんの少し触れた指先も温かかった。抱き締める腕には、きっと もっと。 鳥のような姿を模して、けれど致命的に違うモノが、ゆぅるり微笑むように瞳細めた。 ほんの少し、命と命のやり取り。こんなことも、きっと。 )  今度、此処じゃない場所で逢ったらね。 ( だから、今は内緒。黒猫のぬくもりが柔らかく残された指先、軽く唇に当てて内緒話の模倣。 一歩、墓碑の方に進み出たら、軽く身を屈めて一輪、花を置いた。 )  うん。―― おやすみなさい。 ( 暫しの沈黙、瞑目を挟み。目を開くと同時に、おやすみの挨拶を。 言葉はどちらに向けたものか。どちらにも、だったのかもしれない。 献花が終われば、軽く会釈を交わすのは、最初に逢った時と同じように。 )   …… ( ぱたぱた。軽く手を振って見せたのは、抱えられた猫に対しても含めて、だったかもしれない。 ) [Sat 12 Jan 2008 03:18:07]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 猫なべの次あたりにはやるかもしれない。 ――…なんて。 )』 [Sat 12 Jan 2008 03:14:05]
ナイト > (やはり、すぐさま思い浮かぶのは、人が神に奪われた空を許された、翼を持つ生き物。だけど――、彼女からはもちろん、鳥の匂いはしなかった。少し濡れた鼻先を、擦られてまたブルルと首を振る。嗅ぎ取れた匂いは、世界のどこにでもありふれたそれで、結局猫の乏しい知識では、彼女の招待は知れなかった。)    (ぎゅむっと、さらに近くなる体温。猫のそれは、人に比べてちょっとだけ高い。名残惜しく翼の持ち主を見送ったあとは、――今しばらく、墓参りのお付き合い。猫ホッカイロ。) [Sat 12 Jan 2008 03:13:33]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 残りの花は、殉職したハンターと、とある婦人の夫の墓へ 』 [Sat 12 Jan 2008 03:12:10]
エリー > ――でも賢い猫なのかもしれませんね。 飛び出さなかったし。 ( 一瞬強張った黒いカタマリ。 今はもう大人しく、一定のリズムでお腹を上下に膨らませている。 家に猫とか居たら良いかな、と思ったのは一瞬。 きっと世話をする暇も無いし、ある日ぷつりと帰ってこなくなる可能性もある。 家族が居ない代わりにするのも少し、自分が弱っているみたいで嫌だった。 もう暫らくの間だけ寒さを凌がせて貰ったら、お別れしよう。 ほんの少しだけ抱きしめる力を強めた。 ) ――――そう、ですか? 何だか少し、分かりませんけれど。 ( 自分の何が彼女に羨ましく見えるのか見当もつかないが、無いもの強請りっていうのは多分そういうものだ。 妙な言い回しに小さく首を傾げてみせる。 ) あ、ちょっと遅い時間ですね――――ありがとう御座います。 お休みなさい、ですね。 ( 墓石に刻まれるのはKamuraの姓を持つ男女の名。 没年は、3年…いや、もう4前になる。 彼女が両親に花を添えてくれるならそれを見届けてから、残りの墓参りを済ませに行こうか。 猫を抱えて。 ) [Sat 12 Jan 2008 03:10:38]
フェイト > そんな感じ。 囀る場所と時間は一応選ぶかなあ。 ( ゆらゆらと背中で揺らす翼。その侭、鳥を模したようなカタチ。 ―― 幽かの金色が、彼女の腕の中で固まる様を目の当たりにして、転がすような笑い声が小さく零れた。 はたり、揺れる翼は微かに風揺らすだけ。飛び掛ったりはしない。 …しないけど。 ) ねこには驚かれちゃったかなあ。 ( 笑っているよな顔が、ほんの少し眉を下げた。 鼻先が少し冷たくて、それから柔らかな体温が伝わってくる。 …向こうに伝わる感覚は、イキモノの気配ではあるだろう。鳥に近くは無いかもしれないが。 )  うらやましいのは、どっちもかな。 あったかそうでね。 もうひとつは、此処じゃひみつ。 聞かれちゃまずいからねぇ。 ( うり、と猫の鼻を軽く指先ですりすりしてから、するりと指を離して。 くるりと彼女の方に視線を向けると、思い出したように。 抱えた花束から、白花一本抜き取って。 )   一本、いいかな。 わたしは知らないけど、おやすみなさいの代わり。 ( 墓碑に視線を落とした。 ) [Sat 12 Jan 2008 02:57:01]
ナイト > (夜気を乱して届く波紋。呼び起こされるように、猫は思わず少女のカタチへと視線を向けて――少し体を硬直させた。彼女のカタチが、変わっていた。目の前でイキモノが他のカタチに変化するさまは、まだ見たことが無い。未知のものへと最初に抱く感情は、大抵畏怖。引きつる体躯の緊張が、猫を抱く女性に伝わるか。)    (脱力したまま抱きかかえられていたら、ずるずると重たいお尻が滑り落ちていく。そこに添えられる手で、ようやく緊張が解ける。伸ばされる少女の指に、ぴくりと引きつる耳が警戒をみせるが――それ以上の抵抗はなく。耳の合間に触れられると、はじめは首を縮めていたが、それに熱を見出すと、見る見るうちにその仕草が解かれる。)  ――…。  (少女の指に、鼻先をすりつけよう。ただちゃんと、匂いを嗅ごうとしているだけだが。このカタチが変わる生き物は、猫の好奇を刺激する。4kgちょい。まぁ、重たくは無い…と思う。だらり垂れ下がった尻尾の先が、ぶらんぶらんと左右に揺れた。) [Sat 12 Jan 2008 02:35:52]
エリー > 小夜啼鳥(ナイチンゲール)? ( 短く反復する。 その外見から該当する適当な種族というのが無いのだから、「そういうもの」なのだろう。 アレッサンドラやセレニア程異種族に懐疑的ではないから、珍しいなにか、で納得する。 墓地で初対面とかでなければもう少し違った印象もあったかもしれないけれど。 ) 羨ましい? ( カンテラを腰に提げて残りの花束も抱えなおすと、なんだか折角花を減らしたのに結局お大荷物だ。 胸の前で猫を抱えなおし、柔らかいお尻の辺りに手を沿える。 凍えた指が温かい。 ) 猫が? ( 自分に羨まれるような要素を思い当たらなければ、猫を見下ろしてみる。 羨ましいといえばそうかもしれないけれど。 ) [Sat 12 Jan 2008 02:28:28]
フェイト > うん。そういうもの。出張営業でもないから、安心していいよ。 ( どんな風な思いを抱いてるかは分からない。墓地に響く歌に感傷を覚えるも怒りを覚えるも聞いた者次第。 ――絶対歌わない訳じゃない。望まれないなら鎖すだけ。 立ち上がり、軽く背筋を伸ばした所で、傍らから問いかける声。 くるり、軽く振り返り。 )  夜鳴鶯ナイチンゲール ( 背中に畳んでいた翼を広げた。はさ、と軽く空気を揺らす音がして、瑠璃色と金褐色が所々で交じり合う奇妙な色の翼が背に広がり、墓地に歪な影落とす。 種族としては正確には正しくないけれど、自分にとってはこれが一番正しいカタチ。 )  ……ちょっとうらやましいなあ。 ( 腕の中、夜色の猫を抱く姿に軽く硝子を細めて。そ、と黒い頭に触れてみようと指伸ばす。 花弁と似たような漂白の指先は、何処か奇妙な。それでも生きた熱は持っていた。 ) [Sat 12 Jan 2008 02:18:06]
ナイト > (墓石から、糧となるようなかおりはしない。暖かな庇護元にもなり得ない。それに興味を示す猫は、きっと異端。形こそ彼女と異なれど、猫もまた、人に近しいものの端くれ。風にさらわれて、どこかに引きずられていく白い花弁、――それもまた、生の時間を終えたもの。)     (触れる指先から伝わりくるのは確かな体温。それに猫は安寧を覚える。先ほど感じた異質が、薄れていく。猫はおとなしくされるがままで、視線すらも墓石から離さない。ぴくりと黒い耳がうごめいたのは、言葉を聴きとめたため。  意味は無論わからない。でもそれは、きっとたぶん、目的語。  ――もし言葉がわかるのなら、嗚呼、先ほど抱いた疑問はきっと解けただろうに。)  ミィ――…。 (抱き上げられるがまま、拒絶とも甘えとも付かないような、けだるく間伸びた声を、上げて。脱力した暖かい肉塊が、のべりとだらしなく彼女の腕の中に。冬毛です。旬です。もふもふです。)    (抱かれたまま顔を上げて、腕の先を追おうとしたら、ひげがその腕をくすぐるだろう。) [Sat 12 Jan 2008 02:05:26]
エリー > ( レクイエムは要らない。 感傷的なものはきっと仕事の妨げになるし、両親の死にあまりそういう具体的なものは付加したくなかった。 「死んでしまってもう居ない」で十分だ。 人が死ぬ度に感情的になっていては狩人は務まらないだろう。 ) ああ、そういう――――種族とか、聞いても良いですか? すみません、ぱっと見わからないと落ち着かなくって。 ( 特に此処最近のヴェイトス市の風潮としてもそう。 正体不明の隣人など、皆怖いのだ。 ) ―――お母さんとお父さんが眠っています。 ( 小声の言葉は墓石を見詰める黒い猫に。 暫らく毛並みを整えるように撫でつけ、立ち上がるついでに抱えてみようかと手を伸ばす。 猫は、嫌いじゃない。 どちらかというと好きか。 スタイリッシュな動物だ。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:59:28]
フェイト > ( 求まれずば、声高に歌い出すような事も無い。誘うよな響きは、今は此処からは聞こえない。 猫の視線が向いていた方を見ても、硝子球には何も映らないし、見て取る事は出来ないのだから。 時を数えるなら、砂粒は幾許か落ちた辺りか。墓石に興味示す黒猫は、少し変わったイキモノに見えた。猫は多くの場合気まぐれだけれど、こんな風な行動は珍しいから、面白い。 花は、あげたものとしてその侭。 ―― ゆぅるりと、声のした方に顔を上げて。 )  うん。わたしのは、ただいまって感じだけどね。昔の知り合いがいるから、挨拶くらいは浮世の義理かなって思うんだ。 ( 貴女も。なら、彼女も。それは、今しがたの静寂が示す事。 カンテラを拾ってゆっくりと立ち上がる。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:49:47]
ナイト > (地面に落ちた花弁にくんくんと鼻を鳴らして、それが確かにただの花であることを確かめた。カンテラの光に照らしだされて、猫の黒い毛皮に陰が踊る。炎の揺らめきにあわせて、小さく、大きく。)    (人は多くの場合温厚で、危害を加えないものだと猫は学習した。故に逃れる必要性も感じない。会話が耳に聞こえれば、猫はまた背景と化す。 ――ちょっと悪戯ッ気の多い背景に。墓石へと近づいて、くんくんと鼻を鳴らす。  ひとの思いは残念ながら、嗅ぎ取れない。猫をの鼻を突いたのは、土のにおいだけ。もしくは曇天に増してきた、雨の気配。警戒にも似た仕草で、時折二人の方へと視線を送りながら、猫はまるで墓石に刻まれた文字を読まんとするかのように、それを注意深く見つめる。) [Sat 12 Jan 2008 01:32:32]
エリー > ( 静かに、ただ片膝を着いて頭を垂れ、頭の中で記憶を遡っていくだけの作業。 公開処刑のこと、今年の冬のこと、最近出来た知り合いのこと、薔薇の花束とアレッサンドラのこと。 ああ、前に御参りに来たのはその少し前、か。 そんなに時間も経っていないから、そう感慨は無い。 ただ独りでまた1歳年をとるという事に小さく白い息を吐いた。 ) ――――貴女も、御参りで? ( 時間にして1分弱。 直ぐに顔を上げて見れば黒猫は何処かに逃げる事も無く、色白の女性もその猫を構いながら其処に居る。 何となく猫の動向を観察しながら、目を合わせる事も無く問うてみた。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:26:20]
フェイト > 区切りだよ。気分的なね。境界は曖昧だから、何処かで人が決めなくちゃだ。 ( 墓地に墓碑に如何な物思いを馳せるのも、それぞれが抱える境界次第。しゃがみ込むと、抱えた花束が少し潰れて、包み紙がくしゃりと音を立てた。 ) お参りなら、静かにしておくよ。 ―― 鎮魂歌のリクエストがあれば、受け付ける。 ( 地面に置いたカンテラがぼんやり照らす顔は、柔らか味のある光に照らされても結局白い。硝子が光を弾いて夜に光揺らしながら、はたはた、猫に向けて花を揺らす。 黒猫がどんな感慨を抱えているかは分からずとも、動かす目的は足りた。 はたり、はら。 )  … 花は猫を食べないよ。大丈夫。 ( 白い花弁が雫のように地面に落ちて、彩りを添えた。 何処か粛々と見えるすわり姿の猫の傍ら、花弁が一枚足りなくなった花を置いて、しゃがんだままで同じ方に視線を向ける。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:17:45]
ナイト > (違和感という概念は、猫には無い。なぜなら猫には、先入観という概念も無いからだ。思い込むことも無ければ、思い込みを否定する必要もまた無い。つまり猫の瞳には、少女の姿はありのままに、瑠璃石の瞳を持つ、美しい人型の生き物として映り、記録される。) (石には、記憶する機能は無い。故にそれは、ただの印。かつて居たその人達の、証。常に心の中にいるだろう誰かが、確かに存在していたというモニュメント。 ―― 笑いかけられた、ような気がした。伸ばされる手が、軽くこうべに触れた。だのに、どうしてだろう。その女性は、とてもとても、印象にのこり辛い。そのことが妙な不安感を掻き立てて、猫は墓石から立ち上がる。)  (新たな来客の用途は知れないが、少女が揺らす白い花弁は、好奇を注ぐ。猫はその花を、野生の姿で知っている。 ――それなのに、それが誰かの指で意図的に揺らされるだけで、こうも不思議なコワクをもたらすとは。軽い跳躍、猫は墓石からようやく飛び降りた。そして少女が揺らす白い花弁へと近づいて――、)   (ブルルッ)    (不意にそれに鼻先が触れてしまって、びっくりして首を振った。花弁のひとひらが、散って地面に落ちる。一歩だけ離れて、猫は尻尾をくるりと自分の体にまわして、四足を揃えて座った。ぴんとあげた首は、今し方おりた墓石へと視線を投げる。――彼女は、何をしているのだろうと怪訝に思う。だって、土の中の人達はもう、何も悟れないのに。) [Sat 12 Jan 2008 01:09:01]
エリー > 別に良いっていえば良いんですけどね。 石は、石ですから。 ( 四角い石の下にお父さんとお母さんの死体を入れた箱があるだけ。 猫に乗られて怒るという感情は石には無いし、それは両親の代わりでもない。 記録とか、記憶とかそういうものだ。 それでもお墓参りに来るのは、感情とか此処暫らくのことを整理したいとか、誰かに愚痴を溢したいとか理解してもらいたいとか、そういうセンチメンタリズムがまだ私にもあるっていう事なんだろう。 色白の女性の種族を特定してみようと思ってしまうのは職業病か。 血流の無い吸血鬼も、あんな色をしている。 ) ( 墓石の上の黒猫にほんの僅か微笑みかけて一撫でしようと手を伸ばし、花束のうち2つを墓前に並べた。 まだ別に二つ、残っている。 ) [Sat 12 Jan 2008 01:00:33]
フェイト > ( 夕星一つ、明星一つ。 夜明けも遠い夜の中、数える事に意味はなけれど、口ずさむは歌詞のように。どちらの星が猫の瞳か、近付く灯りか それすらも不明瞭。 カンテラの灯りに照らされる顔は、色白のホワイティアめいて、硝子質に近しい瞳の色が僅かな異端。 近付けば明らかになる、女性―― 少女と言えそうで曖昧な印象が、何処かぼんやりと印象に残る ―― へと、緩々と軽く会釈を返し。 ) ごきげんよう。 …嗚呼、ごめんね。 私が言う事じゃあないけど。 ( 示された墓碑には、黒く蟠る夜色が一つ。視線落としてみれば、刻まれた墓碑銘も読み取れるか。 …人の気配が近付いても逃げない影に、ふむ。小さく考える気配。 墓碑の傍らしゃがみ込んで、花束からひとひら揺らす白い花。 )  … こっち、おいで。 其処の人に、用があるんだってさ。 顔の上に乗っかっちゃいけない。 見えないからね。 ( ちち、と舌鳴らす音は、良くある猫を呼ぶ仕草。ゆらゆらと、灯火のように花の白が幽かの光の前に揺れる。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:51:20]
ナイト > (墓石は確かに冷たく、猫の体温を容赦なく奪い去る。なんとか腰を据えていられるのは、四足に与えられた毛皮のお陰か。闇を裂くのは花の白。鮮明に揺れて、色違いの双眸に映る。彼女の目的地が、たとえ猫の腹の下の墓標だと知ろうと、猫は場所を空けたりはしない。猫はそれが不遜だとは、知れない。 ―― まただ、と猫は思う。人によく似て、人と異なるモノ。) 二ィ―。 (まるで相手に対する返事のように、一声。子猫のような愛らしさはなく、ぶっきらぼうな。黒い尻尾がピンと立ち、ゆらゆら揺れた。その仕草は、さも手招きのように。感覚に秀でた猫には、人の子が見えないものがたくさん見える。たとえば人が亡霊と呼ぶ部類。だが彼らは、猫に手を伸ばしはしない。彼らはきっと知るのだろう、猫には何もできないと。) …。 (黙するまま、視線は彼女を通り過ぎて、もう一つの灯火へと。縮まる距離につれて、その姿が明確になる。 ――夜を流れる微かな人のにおいと体温で、新たな来客は人だと、悟る。交わされる会話にも動じること無く、人に慣れた野良猫の体らくをさらす。双眸だけは二人を行き来して、幽々とした光を宿す。) [Sat 12 Jan 2008 00:33:43]
エリー > ( 石段を登りきる頃には既に、自分のカンテラ以外の光源が存在する事に気付いていた。 昼も夜も人の動いているヴェイトス市ではままある事。 花束を抱えなおして歩く墓石の間――――見知らぬ誰か、亜人か人外か、女性の顔が1人。 と、黒い猫が一匹。 こんな他に誰も居ない所で無視して素通りする方が余計におかしいし、会釈をして小さく挨拶をした。 ) こんばんは、其処…すみません、良いですか。 うちのお墓なんです。 ( 黒猫の鎮座する墓石。 嘉村家の墓。 姓はアマウラ系だけど墓石はクリスティア式。 私はハーフでうちは両親共にヴェイトス市生まれのヴェイトス市育ち。 正直アマウラ人という自覚は、ない。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:28:35]
フェイト > 肉球を合わせてのお参りは聞いた事が無いね。石の上は冷たいよ。見えない子たちが伸ばしてくる、ちいさな手ほどじゃないけど。 ( 闇に包まれる彩は様々。ぽつり、闇に燈る橙に、抱えて揺れる花の白。カンテラの光を反射して、瑠璃の硝子は薄く光る。緩々と歩み進め、ちいさな夜色の蟠る墓石の傍らで、ぴたり。一度歩みを止めれば、そんな戯言じみた言葉が唇から流れ出た。 …そうして歩みを止めてみれば、シンと音の落ちた静寂の中、もう一つ近付いて来る足音、気配も耳に届くか。 ふぅらり振り返ってみれば、遠い遠い遠景の中、一番星のように鮮明に一つ、カンテラの明かりが近付くのが朧と。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:20:55]
ナイト > (濃厚な闇を彩りに、白く浮かびあがる墓地。その墓石の一つに、不遜にものっかる黒猫。 ―― 不意に猫の瞳は、視点を変える。闇から近づきくる小さな光を察知した。)    (そして、言葉。猫が得た情報は、それが人の形をした何かであるということ。流石に、いまだ少し距離のあるいまひとつの気配は察せ無いが。猫は、自分の存在を知らしめることなく、また逃れんと走り出すことも無い。背景に馴染んだまま、気配の到達を待ち続ける。) [Sat 12 Jan 2008 00:11:47]
エリー > ( 黙々と1人、長いスロープを描く坂道を登っていく。 カンテラの灯りだけがゆらゆらと揺れて辺りの静寂を照らし、坂道の右側には遠くヴェイトス市の夜景が見下ろせた。 墓地に来るときは1人。 いつもそう。 仕事の合い間に暇を見つけてようやく、今年はじめの墓参りだ。 本当はまだやらなければいけない事が沢山あるけれど、ギルドは私1人で動かしているわけではない。 休暇をしっかりと自分の時間に充てるのも大事な事だろう。 ) ( やがて坂道は馬車の停留所に辿り着いて行き止まり、其処からは長い階段が上の方まで続いていた。 墓地はその上にある。 正直体力には自信が無い人間には気が滅入る光景。 一瞬立ち止まって白い息を吐き、一段ずつ登り始めた。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:07:33]
フェイト > 知ってる子の、お参りだったりしてね。 ( 空は曇天、曇り模様。手にぶらさげたカンテラが、幻灯めいた橙色の光を宵闇の中揺らし、抱えた花の色照らす。 声は―― 足音を連れてやって来る。 灰色の雲より尚暗く、黒く夜に馴染んだ黒猫の方へと、ふらふら視線投げかけて。声は独白よりは、何処か語りかけるに似た奇妙な響き。 ) [Sat 12 Jan 2008 00:05:13]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 花束を抱えた人影 』 [Sat 12 Jan 2008 00:01:02]
お知らせ > フェイトさんが来ました。 『 ―― 誰か 』 [Fri 11 Jan 2008 23:58:55]
ナイト > (一つ以上は、みなたくさん。視界に広がるのは、たくさんの墓標。その下に一人ずつ、場合によっては二人ずつ、誰かが眠っていることを猫は知っている。その人たちは、餓えも寒さも、畏怖も苦痛も、もう感じないことを猫は知っている。 ―― 猫は生意気なことに、それがいわば“死”と呼ばれることまでも、知っている。そう教えてくれたのはどの書物か、或いは誰だったのかはもう、忘れてしまったけど。)    (退屈そうにぶら下げた尻尾が墓石を撫ぜた。尻尾の先に伝わるいくつかの刺激は、そこに刻まれた聖句によるもの。その意味を悟ることはさすがに出来ないが、それでも猫は何かを確かめるかのように、何度も何度も、尻尾で刻まれた文字を撫ぜた。) [Fri 11 Jan 2008 23:56:51]
ナイト > (夜気に等しい温度の墓石に腹ばいになり、猫は闇に浮かぶ墓場をぼんやり見ていた。夜に近しい眷属に与えられた色違いの双眸は、今宵なりを潜める銀の光の力を借りなくとも、明確にそれらを映し出すことができる。)     (一つ、一つ、また一つ。一つ、一つ、そして一つ。数えるという行為を猫は知らない。数という記号を猫は知らない。だからその観測は、とてつもない時間の浪費に過ぎない。幸い、猫には時間の概念が存在しない。行かねばならない場所も無い。だから猫はただそこで、墓を一つずつ目で追い続ける。)      (数えることは出来ない、出来ないが――…、面積でわかる。墓の数は、毎年着々と増えている。) [Fri 11 Jan 2008 23:48:19]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 一つ、一つ、そして一つ。 )』 [Fri 11 Jan 2008 23:43:24]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが帰りました。 『(誰かの為に、泣いてもいいですか?)』 [Wed 9 Jan 2008 02:42:13]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( そっと、紫色の涙を拾い上げ、確かめるように、指で撫でる。 ) 貴女の想い、きっと、届けるから―― ( 墓守として己ができることは、その先まで続いている。亡骸を葬り、ひおーという人物に、この子の思いを託す。けれど、今は。このときだけは――せめて―― ) [Wed 9 Jan 2008 02:41:45]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 手ごたえがあった。砕き、貫く手ごたえが。それはただ、事実として――全てが終わる一瞬の間に、ルーアは最後の最後まで、少女の姿を見ていた。己の与えた結果から、決して目を背けることはない。終わりではないのだから。始まるのだ――ここから。セラも、己も。 ) もう、これで――貴女を縛るものは、何もない。”いきなさい”――セラ。 ( 紡ぐ声が、震えていた気がする。震えて――かすれて―― ルーアは鎌の実体化をとくと、足元に転がる亡骸を、じっと見下ろした。もう、これが動くことはない。笑うことも、悲しむことも、決して、ない。 ) セラ―― ( あとは、この子の魂と、両親の魂を、一緒に死出の門へと送る。死神として己ができるのは、そこまで。その後は―― ) [Wed 9 Jan 2008 02:39:45]
お知らせ > セラさんが帰りました。 『(少女は愛するを永遠にするために、死を選んだ)』 [Wed 9 Jan 2008 02:33:52]
セラ > ――― ありがとう。  ……るーあ。  大好きだ。  でも、ひおーは、もっと、好き。 ( 最期に微笑む姿は、其処に色のつけられた世界を観る。 青や赤、白や、黄色。 ひおーが全部、教えてくれた、色たち。それが、見えた気がしたんだ――― ) ( 煌き。それは、宝石が触れ合うオトに似ていた。 紫に刺さったのは、鋭い鎌。痛みよりも、何か―――得るような、そんな。 ) ――――――――! ( 叫ぶ声さえなく、一瞬の。目を見開いたのも束の間。安らかに――――    。 ) ( 少女の肩の宝石が壊れ、どさ。   と、 その体は人形のように動かなくなる。その紫の瞳も、だんだんと色を失って。紫水晶は、ただの石になった。 ) ( その石から伝うのは、紫色の、涙。 形になって、ころりと落ちる。 ) [Wed 9 Jan 2008 02:33:35]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラが肩口を見せれば、それを正面に捉えて距離をつめる。ゆっくりと、一歩一歩、静かに―― ) ありがとう――セラ。願わくば、貴女の行く道に、祝福と幸せを願う。 ( それは生前のセラに向けた、最後の言葉になるだろう。重たい動作で、けれど鍛錬のおかげか、前よりは楽に鎌を扱える。片手でゆっくりと獲物を持ち上げると、腰を深く落とし、一気に踏み込む。 ) ――ハッ! ( 槍で突くような戟の軌道。その一線は、セラの腕を――紫の輝きを――狙って。 ) [Wed 9 Jan 2008 02:29:31]
セラ > ( 愛している。きっと、愛しているのだろう。 だが、その感情を、頭でわかっていない少女が出した結論。大切だから、一生大切にしたい、なんて。重いだろう、想い。 ) ―――   うん。 おんなじ、あかし。 ( す、と右肩の袖を上げれば、肩の付け根辺りに見える、三角の紫水晶。 )  ―――はい。    これで、だいじょうぶ? ( きょとん、と 親に腕を見せるような。これから注射を刺してもらうような、そんな。 ) [Wed 9 Jan 2008 02:17:23]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラが表に出れば、彼女にくっつくように、青白い二つの影もその傍らに寄り添った。無垢なる少女が愛した人のことを語る様子は、本当に幸せそうで、愛しさを体全体で伝えているようだった。これから死ぬ者の態度からはかけ離れた、年に見合ったものとも思えないその様子が、余計にもの悲しい。 ) バンクル、貴女も――そうなのね。見せてほしい。 ( それならば、この子にも体のどこかに核となるコアがあるはず。そこを砕けば、痛みもなくすんなりことは済むだろう。 ) えぇ。貴女が希望する場所があるなら、別だけど―― [Wed 9 Jan 2008 02:11:17]
お知らせ > セラさんが来ました。 『(風が紫の髪を揺らした)』 [Wed 9 Jan 2008 02:06:38]
セラ > ( 導かれるままに、少女は外へ出た。―――伝えるといわれれば、嬉しそうに笑顔を浮かべて ) … やさしい人。背が高い。すごーい高いの。( できるだけ高くジャンプして。 )  バンクル。ひおー、私と一緒。 えーっと。赤い。赤い、ほーせきの。胸の近くに、ほーせきがある。なっがーい髪の毛。えとね、ひざくらい。星の色。 きらきらしてるような、ぎん。 白くて、ひとみもあかいの。 ( 説明する様子は、抱きしめるように。愛しそうに、微笑み浮かべながら ) ―――-   此処で、いいか? ( 外に出た少女は抗う様子なく。望むように、問いかけて。大好きな主人のことを話してか、嬉しそうな名残残るまま、振り返って問いかける。ボロボロのドレスがひらひらと揺れた ) [Wed 9 Jan 2008 02:03:42]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 時間をかけて、手の中にずっしりとした重みが生まれていく。黒く鈍い光を放つ刃は、刈り取る者の証。1対の双戟に似た鎌。 ) 外へ―― ( セラの横を通り過ぎて、ルーアは扉を開けた。凍てつく風が吹き込んできて、弱った暖炉の火を攫っていく。明かりの消えた部屋の中で、肩越しにセラを家の外にいざなう。 ) ――なに? ( セラの、最後の、問いかけは……。その寂しげな笑顔とあいまって、ルーアの心に触れてくる。 ) 約束する。必ず、つたえるから――ひおー……どんな人なのか、教えてくれると、うれしい。 ( 大好きだ、と。本当は自分の口で、それを言いたかったろうに―― ) [Wed 9 Jan 2008 01:56:40]
セラ > ――― ひおーに会ったら。    だいすきだ、って。伝えてほしいんだ。 ( ちょっと寂しそうに、笑う ) [Wed 9 Jan 2008 01:44:27]
セラ > ひとつだけ、いいか?( 問う様は、最後の。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:43:04]
セラ > ( 頷かれれば、邪気のない笑顔が浮かんだ。とても、嬉しそうに。逢えると信じて止まない少女は、命に手をかけられることを自ら望んだ。大好きな人を、本当に大好きと言えるように。 大好きな人を、自分を生んでくれた人に、教えたいから。それだけの、想い )  ―――――――――。( まるで儀式のような言の葉に、何処か懐かしい気分になった。向けられた鎌に怯む様子はない。ただ、じ――とその鎌と、言葉を聴くだけで。 ) ―――――。( 儀式のように。 硝子球はその鎌へ、視線を追うだけ。 )  …るーあ。 [Wed 9 Jan 2008 01:42:53]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( その手に鎌を具現化させるため、意識を集中させ始める。 ) ――貴女の想いも、業も、私が背負おう。 ( それが己の役目ならば、もやはためらいはない。二つの青白い影に向けて、そしてセラに向けて、死神は凛とした面持ちで告げる。 ) あなたたちが現世に与えた命を、今あなたたちの元へ帰す。死神、ルーア・リシアの名の下に―― ( その手に、ゆっくりと、死神の鎌が形を作り始めた。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:41:02]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > えぇ、知らなければいけないことだった。 ( 淡々と告げるその顔に浮かぶのは、ほんのわずかな悲しみと、決意の色。触れればいともたやすく砕けてしまいそうな硝子球は、けれど強い意志を持って、今ここにある。いなくなりたいと、自暴自棄になって喘いだ悲壮さはない。ただ、たまらなく胸に刺さるものがある―― ) 死んで生きることを選ぶか―― ( 青白い二つの影は、今も変わらず、揺れている。ただ彼らから伝わる波動も、じっと見守るようなものだった。少女の返答に、重くなずき――息を吐く。 ) わかった。 [Wed 9 Jan 2008 01:37:14]
セラ > ――― ありがとう。   逢いたい。 ( 唇が動いて紡ぐそれは、誓いの言葉 )   [Wed 9 Jan 2008 01:25:45]
セラ > ( ――死ぬこと、という意味を知らない少女。痛みという言葉すら、わからなかった少女は、大好きな人の傍にいることによって「好き」という心を知った。 花火を触れば火傷してしまう痛みと恐さを知っている子どもよりも、少女は無知で。それを、知らないだけの話。見上げた少女の顔に、”恐怖”という文字は一文字たりともなかった ) …… 知らなければならないことだったのか? ( こてん、と首を傾げる様も、また無知の象徴。 ) ……  悲しむ、ひと。 ( ぽつり。呟けば――此処で。この墓場で。泣いていた主人を思い出して、胸がちくりと痛くなった ) ……ごめんな。 ( 誰に、とはいわない。大好きな人に。 ちゃんと、恐いって言えなかった。好きって言ってたのに、いなくならないでっていえなくて、いなくなりたいって離れた。――ごめんな。 ) ( 白い子どものような愚者は、約束に頷く。少しだけ哀しそうに、笑顔を作って。――それこそが、主人が刻んでくれた”証”だったのかもしれない。 ) ……  るーあ。     ( 少女の名を、呼ぶ。硝子玉は、少しだけ潤んでいるようにも見えるだろう )  [Wed 9 Jan 2008 01:25:31]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( それは、墓守の弔いというよりは、死神としての、弔い―― ) 私に言えるのは、それだけ。 ( 目を伏せて、それからもう一度、揺らめく影をみた。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:20:58]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 人が、死ぬことを怖いとおもうのは、いったいいつからなのか。初めて火に触れて、それが熱いと分るように、大切な誰かが死ぬことで実感したり、あるいは、そうした題材の物語を読んだり―― ) えぇ。たった、それだけのこと。けれど、人は死を恐怖する。だから誰にでもすんなりできることじゃない。――貴女だって、例外ではないはずよ。ただ、知ることができなかっただけ。――教えてくれる人が、いなかっただけ。 ( 今更ながらに、なぜ誰もセラに大事なことを教えてあげなかったのか、それが恨めしくなる。そうした感情すら、死神の概念から外れるというのに。けれど――思う。これでいい。私は、きっと、これでいい。 ) でも、これだけは覚えておいて。あなたが死ぬことで、悲しむ人は、必ずいる。 ( セラは死ぬことを恐れない。死ぬことの意味を知らないから。そのことだけが、たまらなく悲しい――死を恐れない生き物は、果たして、生きているといえるのか―― ) その代わり、約束する。――もしあなたが死んだら、そのときは――私が家族共々、弔うと。 [Wed 9 Jan 2008 01:19:06]
セラ > ほんと――? ( 目を輝かせ、少女はもう一度、見えないそれを見上げるように振り返って、また彼女へ体を戻した。 ) ――――  ひとつ、だけ? なに? ( 硝子球は、覗き込むように向き合う。 綺麗な透き通るモスグリーンを見つめ返す、紫は冷たさにも近い ) ……       。 ( 一言、一句。それが呪文のようで。耳に届けば――少女はそれを驚くという顔でもなく、悲しむという顔でもなく。乏しい表情は、小さな、笑み。 ) 死ねば、逢えるか? 死ねば、見えるか? ( 必要なのはそれだけで。無知な少女は死ぬことが恐いという概念がないかのように。普通のことのように問うた )  ――じゃあ、死ねば、いいんだな。 ( こく、と素直に受け入れる様は、愚者にも似る ) [Wed 9 Jan 2008 01:09:17]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 二つの青白い影から感じる波長も、セラのものとよく似ている。揺らぐ陽炎のごとく。強く、強く、炎が踊る。 ) えぇ、ほぼ間違いない。貴女のご両親――すぐ後ろに、ちゃんといる。 ( 一度うなずき、それから青白い影を交互に見つめる。すでに姿かたちを保てないほど、その存在は薄れているようだ。それほどまでに、現世にとどまっている理由は、やはり―― ) 会える。その方法が、ひとつだけ―― ( 告げなければならない。この子のために、両親のために、そして、己自身のために。ルーアはセラの澄んだ瞳に、自分の瞳の光を写した。 ) それは――貴女が死ぬこと。肉体を捨てて、魂だけの存在になれば、両親の姿も見えるし、感じることもできる。 ( はっきりと、一字一句、静かな声音で告げる。それは事実をそっとセラの前に差し出してみせるような、そういう物言いだった。暖炉の火が、弱まりつつある。 ) [Wed 9 Jan 2008 01:05:04]
セラ > ( 青白い炎は、微笑むように揺らぐ。そうだ、と肯定しているかの如く。 ) ――― るーあ? ( 不思議そうに首を傾げた。――ずいぶん前に亡くなっているのだろう。青白い炎は微かなれど強く、脆い光。 ) …… とーちゃんと、かーちゃん? ( 無知な瞳は、疑問そうに問う。 ) …… 会えないのか? ( 彼女が呼びかけるほう、振り向いても何も見えず ―――少女は、死神を振り返った。 ) …どうすれば逢えるのか? [Wed 9 Jan 2008 00:55:02]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( アルエ様――どうかこの一時だけ――私に貴女様のお心を―― 目の前の少女を、”救う”なんておこがましい。だからせめて、死神として、この子に道を示せるように――願いは祈りに乗って、ルーアの呼びかけを周囲に広げていく。 ) ( ありがとう。その言葉に込められた言霊は、ルーアの胸に深く刻まれた。 ) ( リィン――チリィ――ン。鈴の音が波紋のように、何度も何度もリズムを作る。 ) ――きた。 ( 青白く揺れ動く二つの気配が、セラの後ろに現れる。それを確かめると、死神は静かに呼びかけた。 ) 問う――あなたたちは、この子の両親か、否か。 ( アルエ様。どうか、そのお心を、私に貸してください―― ) [Wed 9 Jan 2008 00:49:20]
セラ > ( 抱きしめられればそれが暖かくて。――ぎゅ、と掴むように小さな手が抱き返した。 ひおーもこうしてくれた。 こうしてくれた。 やっぱり、やっぱり。 ) ―――だいすき。 ( 小さく呟くそれは、遠くに投げるような。――淡白な声音に、見返せば硝子球は刺さるほどのまっすぐさを ) ――ありがとう。 ( 白歯を見せて、笑った  )  ――うん。   私にも、わかんない。 ( こく、と頷いて。――呼び声に、 青白い人の形。影が――少女の、後ろに、ふたつ。 けれど少女にはそれが見えていなかった。 )  [Wed 9 Jan 2008 00:39:05]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラの体を一度抱きしめてから、またそっと体を離す。少女の言葉の一つ一つが重く……そして、儚い。目をきゅっと閉じて、気持ちを落ち着かせるので精一杯だった。 ) 会いたい、か――わかった、やってみる。 ( セラの瞳をまっすぐに見返して、淡白な声音でそう継げる。取り出した鈴を慣らし、乾いた音を室内へ――周囲に響かせるように。 ) 死後どのくらい立っているのか、その間何があったかはわからない。だから、一種の賭けだけど―― ( それでもやらなければいけない気がする。墓守として、死神として。遠く、遠く呼びかけよう。この子に呼応する存在があれば、あるいはその気配がこちらに来てくれる。 ) ――願わくば――この声が届くことを―― [Wed 9 Jan 2008 00:34:09]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが入室されました。 『そう、お墓――』 [Wed 9 Jan 2008 00:25:45]
セラ > ( 目を丸くする少女は ) …… わかんない。 生きてないのか? もー死んでる、のか……   わからない。 ( ふるふる、と首を振った。 ) 会いたいけど、何処にいるか、わかんない――  ( ふるふる、首を振る。 ) ……るーあはそーいうの、わかるのか? ( きょとん、と問う。 実際、彼女の両親は死んでいる。墓に埋まっているはず。それも、ヴェイトスの、この地に。 ) [Wed 9 Jan 2008 00:24:04]
お知らせ > セラさんが来ました。 『お墓―― ?』 [Wed 9 Jan 2008 00:22:25]
お知らせ > セラさんが帰りました。 [Sun 6 Jan 2008 03:31:56]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが帰りました。 『(胸のうちにあるものは、悲しみ――)』 [Sun 6 Jan 2008 03:31:35]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( この子の両親にあわせてあげられれば――そんなふうにおもうのに、体は未だ動かない。今すぐ受肉を解いて、死神としてこの子に接しようと、そういう気持ちを抑えるかのように。自己矛盾を抱えながら――ルーアの静かな葛藤は続く。 ) ――それは。 ( 言葉が、見つからない。ただ、この子の話を聞くことしかできない。時間だけがむなしく流れていくようだ。 ) 解放されたなら、それは、貴女を対等の人間として見るということ。奴隷ではなく、おなじ人として扱うということ。家族になるということ――だから、そんなふうにおもうのは、間違い。 ( ゆっくりと、席を立つ。そっとセラの隣へと、移動しよう。 ) セラ――貴女は物を知らなさ過ぎる。それに――大事なものを、なくしてしまった。 ( そっと、手を伸ばし、セラを抱きしめるように両手を広げていく。 ) 捨てたくないとおもったから、解放したんじゃないの? いなくならないと誓ったから、解放したんじゃないの? 私は、そうおもう。 ( そして、最後にこう付け加えた。 ) 貴女のお父さんと、お母さん、は――お墓は、あるの? [Sun 6 Jan 2008 03:26:12]
セラ > それに私、解放されちゃったんだ。 もうひおーのものじゃない。だから… ( きっとイラナイんだよ。と。その言葉が、続かなかった ) [Sun 6 Jan 2008 03:10:08]
セラ > ( 痛みはなかった。最初だけ。ちくりと胸が痛くて、それだけ。何かがすっぽり抜け落ちて、あとは覚えていない。でも、そのときは本当に辛くて、覚えてないけど凄く辛かった気がする。だから、恐い。――名前を呼ばれたその声が凄く優しくて、首を振られれば素直に首を傾げた。硝子玉は、やはり「わからない」といったように ) ――― いんが、かんけい? ごめん。わからない。  だって、いなくなったんだ。 ――わかんない。 …なんで、るーあは ひおーがいなくなったりしないなんて、おもうの? ―――  うん。 …私、ファーファみたいにかわいくないから。 私、オシゴトがんばったけど、いっつもひおー怒らせちゃったりしたから、だから―― ( ぐるぐるしている思考回路。それを言葉にするように、せきを切ったようにでる、言葉が。それでも色を出すことのできない抑揚のなさは、それこそ”欠落”か。硝子玉の瞳はモノクロームを見るような目で、貴女を見つめたままの。 ) ……違うのか? るーあはどうして、”捨てない”と思うのか? [Sun 6 Jan 2008 03:03:02]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( セラにとっては、こんなやり取りも、普通のことなのだ。簡単に片付けられてしまう程度の認識。その程度の出来事でしかない。生も、死も。喜びも悲しみも、愛も憎しみも。痛い――糸が切れた人形のように、腕も、足も、動かない。動かせない。 ) セラ―― ( 言葉だけが、耳に残る。 ) それは、ちがう―― ( 頭を振る。自分でもなぜこんなことをしているのか、分らない。 ) 貴女の父も、母も、あなたが大好きだとおもったから、いなくなったわけじゃない。そこに因果関係は、ない。 ( ただ淡々と、事実だけを述べていく。ふと見たスープに映った自分の目だけが、いやになるくらい、穏やかだった。 ) だから、貴女が大好きだといっても、おもっても、ひおーは、いなくなったり、しない。 ( この子にとって、死よりも捨てられることのほうが、ずっとずっと辛いのだろう。だからいなくなりたいと。 ) そう――だから、貴女は”ひおーを”捨てた―― ( 紡ぐ言葉は、もはや墓守ではなく、死神としてのものだった。 ) 捨てられるのがいやだから、自分から捨てて、ここまでやってきた―― [Sun 6 Jan 2008 02:56:28]
セラ > ――うん。 ひおー。 だいすき、だ。 …でも、私がだいすきだって思うと、いなくなっちゃう。とーちゃんとかーちゃんもそうだった。気づいたらいなかった。だから――――(「聞かせてくれてありがとう」) ……うん。 ( こく、と頷いて。その顔は赤らめたり、青ざめたりもしない。先ほどと変わらない。 )  ――― うん。捨てられたくない。捨てられるくらいなら、いなくなりたい。( 死んでしまいたい。息を吐く貴女に、素直な言葉を。大好きといわれるならば、大好きがどうでもいい、になる前に。いなくなるまえに、いなくなりたい。 そんな。――淡々と紡ぐ表情は普通の会話に応答するような反応。「今日何食べたい」というような、そんな、受け答えの仕方。また、野菜スープに黙って口をつけた。普通のことのように ) [Sun 6 Jan 2008 02:42:54]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ぁ――かわ――何で、そうおもうの。 ( まっすぐな意見に、視線をそらして、肩をすくめる。良くも悪くも子供そのものだ。そして、本当にものを知らない。それが大まかな感想だった。 ) ひおー? それが、貴女の家族の、名前? ( 唇をきゅっと結ぶ。 ) ――なぜ、そうおもうの? いらなくなる、なんて、どうしてそうおもうの? ひおー、という人から、そういわれたの? ( 感情が乏しい、というよりは、欠落。そう、この少女はあらゆるものがかけてしまっているのだ。おそらく己がこの場で鎌を振りかざしても、その鈍いきらめきが首筋にかかっても、少女はこんな顔のままなのだろう。 ) そう、か――わかった。聞かせてくれて、ありがとう―― ( 聞いたあとに沸き起こるのは、虚脱感。この子が、奴隷だったという確信。そして、あまりにも哀れで――愚かだ。 ) だから、貴女は 「捨てられたくない」 なのね――死にたくない、ではなく―― ( 目を伏せて、力の無い息を吐いた。 ) [Sun 6 Jan 2008 02:36:29]
セラ > ―――うん。 るーあ。 るーあって、かわいい。 …… オシゴト、なんだな。 うん。 えらいな。オシゴト。 ( 小さく笑う姿は、大人びることない顔。白い歯を見せても、硝子玉は細まらない )  …ひおー、きっと心配して、くれてる…と、思う。 でも、   いらなくなっちゃうとおもうから、そのうち、忘れるよ。 ( 小さく笑っていった。 寂しそうでも、辛そうでもなく、ただ淡々と。泣きやんだ乏しい顔は、硝子球だけがやたらひんやりとして、歪に貴女を見上げて普通のことのように。 )  ―― どうして…   どうしてだ、ろ。    だって、死んじゃったんだ。 しょうがない。 それがフツーだった。 私、ちょっとおとなしかったから、ご飯さえちゃんとあげてればこいつは手先が使えるから売れるまで待とうって。 ( 普通のことだよ?というきょとんとした顔で貴女を見上げた硝子球は、不思議そうに見つめるまま揺れることすらない ) [Sun 6 Jan 2008 02:27:01]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > えぇ、あなたの好きに呼べば良い―― ( だが、続く言葉はあまりに予想外で、わずかに眉を寄せる。墓守を知らないのは、うなずける。だが――家出、家族が心配するということ、少女の言葉の端々から、感じるこれは―― ) お仕事、の一つだと、おもっておくと、いい。それよりも。 ( かちゃり、と野菜スープをかき混ぜていたスプーンが鳴った。 ) 貴女は、家族に黙って、家をでてきたんじゃ、ないの? 普通、黙って家族がいなくなったら、残された人は心配、する―― ( 分らないのか、この子は。知らない? ルーアの心の中で、感じる、不可思議な感覚。それを決定付けたのは。 ) ぇ――いま、なんて? ( 「つかいものにならないやつはしねばいい」 何を、いっている? 意味が分らない。 「殺されたよ?」 なんで、こうも――この子は―― ) どう、して。なんで、そんなふうに――簡単にいえる、の? ( 欠落。そうだ、この子は何か違う。人が本来持つべきもの、あるべきものが、ぽっかりと抜け落ちている。 ) [Sun 6 Jan 2008 02:20:38]
セラ > ( 此処にきて、やっぱりこのおねえちゃんは優しい人だ、と思った。顔は拭ってくれるし、ひおーみたいだ。ひおーみたいに、背は高くないけど。 )  ――― セラ。 ( 名前を聞かれれば、ぽつりと口にする。 ) …ルーア・リシア。 るーあ、で、いいか? ( たどたどしい口調はなれない様子の。 淡々と紡がれた言葉に、首を傾げつつ乏しい顔は何処か不思議そうな。理解していないような ) … はか、もり。 …なんだ、それ。 ( スープをことん、とテーブルに置き。その色が、貴女をぼんやりと見上げ )  いえ、で。 家族に知らせて、あんぴ――?( なんだそれ、というように首をかしげた。 )  ―――    いなくなりたい。   て、言ったら、わかりました。で、殺されるの、犯罪なのか? 私の一緒にいたなかま、いなくなりたいって言ったら「つかいものにならないやつはしねばいい」って殺されたよ? ( 普通のことのように紡ぐ唇と、乏しい表情は、いつもの如く変わらないものだった。だめなの?と問いかける様は知らぬというような )  [Sun 6 Jan 2008 02:12:58]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( 顔のあたりは布巾でぬぐってあげたものの、風呂もないボロ小屋では、汚れた体が元通りになるはずもなく、ルーアは先ほどから、少女のことを気にかけていた。 ) そう――じゃあ、もう一つ。自分を悪い子だという、貴女の名前は? ( あの時は少女の剣幕に押されて、結局何も聞けなかったから。改めて、その名を問う。 ) 私はルーア・リシア。この墓地で墓守をしている。 ( 自己紹介を済ませると、スープを口に運んでから、また淡々と言葉を紡ぐ。 ) まず、貴女がしたことは、回りから見れば家出ということになる。普通、そういう子を見つけたら、まず家族に知らせて安否を伝えるのが決まり、だけど―― ( どうしたものか。言葉を区切る。まずは、少女に今の状況を説明するのが先決だと思えた。暖炉で薪がはぜて、音を立てる。 ) それに、貴女がいったように、「いなくなりたい」 「はいわかりました」で貴女に何かすれば、それは犯罪。 [Sun 6 Jan 2008 02:06:01]
セラ > ――― そうか。  … あったかいな。 うん。おいしい。 (  すっかり懐いたか、先ほどまで泣いていた酷い顔をくしゃ、と緩める。再び、ちび、と野菜スープを口に運び―――  その声に。視線だけを上に。    「帰りたくない?」)  ……  。 ( ちろ、と野菜スープを覗き込むように伏せる冷たい硝子球。 ) ――― 帰れない。  帰りたくない。 ( 小さく、駄々をこねる子どものような言い方。 ぽつりと言えば――またちび、と一口飲んだ後。 ) …… 私、 悪い子だから。  [Sun 6 Jan 2008 01:54:11]
ルーア・リシア@墓地のボロ小屋 > ( ずっと、気になっていた。この子には家族も帰るべき家もあるはずだ、と。探しているはずだ。この子を。 ) え? えぇ――仕事で夜中の間、墓地を見回るから。体を温めるために作るの。 ( 問いかけられて、台所から出てきた少女は、ツインテールを揺らして、少女に近づいていく。椅子に座った女の子は、年相応にはとても思えない、無垢な存在に見えた。 ) おいしい? よかった―― ( ほっとして息を吐き出すと、少女と向かい合う形でテーブルにすわり、野菜スープを口に運んだ。 ) ――ねぇ。 ( 一度顔を上げて、そのガラス球のような瞳を見つめ、そっと問いかける。 ) やっぱり、おうちには、帰りたくない? [Sun 6 Jan 2008 01:46:34]
お知らせ > ルーア・リシア@墓地のボロ小屋さんが入室されました。 『(部屋に満ちた暖かさが、墓守にとっての救いだった。)』 [Sun 6 Jan 2008 01:38:35]
セラ > ( いつも乏しい顔を赤く腫らせるみっともない姿でちんまりとご馳走される飲み物を口にしていた。 )  ……      けほっ。 ( 未だ口の中に残っている感覚に眉を顰めることも多々。それでも飲み物は美味しそうにもくもくと口にしている。 先ほど「いなくなりたい」と錯乱した状態からはだいぶ落ち着いていた。だが、泣き止んで以降、自分からその件についての言葉を交わすことはなく。 ) ――― うまい。 おいしい。 ( 小さく漏らすのは、吐息のような、淡々とした色のない、言の葉。ちろりと見上げる様は、少し気まずそうな ) いつも、こんなの作ってるのか? [Sun 6 Jan 2008 01:37:33]
お知らせ > セラさんが入室されました。 『(その時間は、墓守少女の一室で動き始め― )』 [Sun 6 Jan 2008 01:32:09]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(凍った時の中で、瞳の焦点だけが、さだまらない)』 [Thu 3 Jan 2008 05:34:37]
お知らせ > セラさんが帰りました。 『(その音は、その時間さえも止めて)』 [Thu 3 Jan 2008 05:33:55]
ルーア・リシア > 怖い――自分自身が、怖い―― ( さっきから、こればかりだ。少女の言葉をなぞる。そうすることでしか目の前の存在を理解できないという歯がゆさ。もどかしさ。やるせなさ。自分の存在が怖いとおもうその気持ちは、はたして―― ) その人のそばに、ずっといたいと、願う。けれどそれはかなわない。貴女はそうおもっている。なぜ――? ( いぶかしむ。そう、ずっと気になっていたのは、それ。愛されているのだ、この子は。なのになぜ、こんな風におもうようになってしまったのか。それだけでも、知りたい。知らなければいけないのだと、なぜだかそのときおもった。壊れたお人形。泣いて、笑って、胸が張り裂けんばかりの思いを吐露して。少女の姿は、まさしくひび割れて壊れてしまったお人形そのものだった。 ) それが、貴女の、望み―― ( 抱きついたその小さな体を、すぐに抱きとめることもできないまま、震える指先が虚空を彷徨う。どうすればいい? 私は――どうすれば――”願いをかなえてあげればいい”――違う―― ) ( 私は、”貴女は”――墓守”死神”なのだから―― ) ( カンテラが手から滑り落ちて、割れた。 ) [Thu 3 Jan 2008 05:32:56]
セラ > ( 声が、優しい。 耳に響く声は、 凄く、優しくて。  指先が、温かく感じた。     安心する、んだ。 水が零れてる。 )       ち、がう  。 ( ふる、ふる、首を振った ) …    私が    恐い、から、 いなく なりたい    (  拙い言葉は、咳き込みつつ。 小さく、水を流したまま――笑った )    好き、だから   こわい、んだ。  私、 ずっといたいって思う  から  ( 蛇口を緩めたように栓を切ったかのような涙が零れ落ちて )  ―― きっと、  怒るんだろうなって、思う。 ( へへへ、と小さく、笑って。また、眉を寄せて、泣きだした ) ――― っ !    ( その泥だらけの姿のまま顔隠すように抱きつかんと。 ) …… いなく、なりたいんだ……っ ( 搾り出すような、泣き声が )     いなく  なりたい  ( 切望して、止まない ) [Thu 3 Jan 2008 05:18:04]
ルーア・リシア > ( 捨てられる――違う。この子が言おうとしているのはきっと、棄てられるということ。 ) 好きな人、の、ために――その人のことをおもうから、いなくなりたい、と? ( そういう感情は理解できる。そういう思いがあることも理解できる。だが――これでは、あまりにも。こみ上げてくる感情に耐え切れず、そっと目を伏せて唇をかんだ。 ) ( 誰が、いったい誰が、この子を、こんなふうにしたのだろう―― ) [Thu 3 Jan 2008 05:05:42]
ルーア・リシア > ( 捨てる――そう、少女は言った。そこに違和感を覚えたのはなぜなのか。外気に触れる肌が冷たいと感じるよりも、この少女に心を鷲掴みにされたような錯覚を覚えて、体の内側に冷たさが広がっていくようだった。 ) 好き、だから――こわ、い? ( 愛されていた? この子は、愛されていたのか。ならばなぜ――こんな姿に。 ) あっ―― ( 一寸送れて、ルーアは眉を上げた。少女の頬を伝う雫に、気づいたから。その涙の跡に、そっと指先を伸ばして――身をかがめた。 ) そう、か――泣けないの。 ( 不憫な。そんな軽がるしい言葉で片付けるには、あまりにも痛々しい。この子は、何度もこんな風におもったのだろう。普通の人のように、素直に涙を流せたら、どれだけいいかと。泣くということがどういうことかすら、この子はわからないのかと。愛されてきた、はずなのに――どうして? ルーアの中で、そんな問いかけだけが、むなしく響く。 ) [Thu 3 Jan 2008 05:03:01]
セラ >    いなく   なりたい  (  エゴにも似た、逃げのような、感情。これ以上、好きになりたくないから。でも、できないから。もう、苦しくてしょうがないから。―――シンジラレナイカラ ) [Thu 3 Jan 2008 04:50:11]
セラ >  ――― わから、ない     でも。    好き  だから   こわ、い   ( 目の前にいる少女は、優しそうに見えた。 優しそう。 だから。だから。助けてくれそうだ 捨てないでくれそうだ。 )   ………      うまく   泣き、たい    ( ぐしゃり、無造作に掴む手が、乞うように、眉が歪んで、やっと涙が片方、零れ落ちた )    ―― 捨てられる  まえ、に ……     ( ぽろぽろと、無表情のまま。開いた目が零す涙は不気味な、無機質 さの、ような――欠落 )     [Thu 3 Jan 2008 04:49:16]
ルーア・リシア > ( 頭の中が一瞬で真っ白になった。自分が目の前の少女に何を言われているのかさえ、すぐには理解できないほどに。それほどまでに、この少女の姿は――その瞳は―― ) な、に……なに、をいって……。 ( 思わず体を引こうとおもった。けれど、動かない。少女の力? ちがう――からだが、何かを拒むように、動かないのだ。動けないのだ。目の前であえぐように何かを求める少女の姿は、とてもまっすぐで、いびつで、そして白かった。 ) 捨てる? 誰が―― ( そんなことを。この子は捨てられた? 誰かに。それも珍しくない話だが――この少女は違う。なぜだかわからないが、そう感じた。この”すごみ”は、違う―― ) ( 何も応えられないまま、相手の顔だけをみていた。 ) [Thu 3 Jan 2008 04:36:03]
セラ > 捨てないで いてくれる―― と   おも、 う……?    ( せきこみそうになる息苦しそうな、声と、色のない瞳がそれでも揺れて ) [Thu 3 Jan 2008 04:27:18]
セラ > ( ぐいっと掴んだ姿は無様な様。 それは、自分がしでかしたこと。見上げて貴女を見つめる様はまっすぐな。その無表情に、何処か渇望するような色。 瞳が小さく、揺れた。 鋭い貫きだけが泣きそうに見上げ ) ――― うま、く   泣く、には―――    どうしたら、いい―――?       ( それは、嘆きのような。 願いのような。涙流さずとも泣き声の。 かすれた声は乏しく、それでもなお、貴女の袖を掴んで離すまいと。――その顔は、ぐしゃりと歪んでは ) ――― わから、ないんだ……     どーしたら          [Thu 3 Jan 2008 04:26:31]
ルーア・リシア > ――貴女は、いったい―― ( ようやっといえたのは、そんなかすれるような言葉だけ。 ) [Thu 3 Jan 2008 04:22:28]
ルーア・リシア > ( それは、たとえるなら人形のような。無機質で、無頓着で、無表情で――けれど確かに命を持って動いている。髪も服も体も泥と土にまみれた格好で、少女はそこに倒れていた。 ) ( 行き倒れ。もしくは物取りに襲われたのではないか。墓守の頭にまず浮かんだのは、そんな想像。無残に汚れた少女の姿は痛々しく、けれどもどこか綺麗で――墓地で行き倒れになるボロをまとった浮浪者たちとは、ちがう色を放っていた。 ) ――なに? よく、きこえな――ッ!? ( 土で汚れた唇が紡ぐ言葉は、聞き取れない。顔を近づけたその矢先、ルーアは土のそこに引きずり込まれるような感覚にとらわれた。 ) ( 手が――ほっそりとした指先が、袖に絡みつき、掴んだ。その細腕にどれほどの力があるのか、ルーアには想像できない。ただ、変わらない表情の中で、両目だけを驚愕とともに見開いていた。唇を、真一文字に結んで。 ) [Thu 3 Jan 2008 04:21:54]
セラ > ( あなたが近づけばその袖をずる、と掴むだろう。  引きずりこまん、勢いで ) [Thu 3 Jan 2008 04:10:21]
セラ > ( いつかきっといなくなる。とーちゃんとかーちゃんもそうだった。いつかきっと、私は嫌われるんだ。捨てられるんだ。だから、イラナイ。 こんな私、いつかいなくなるよ。   )( ――― 色の薄い瞳がぼんやりと細まった。だんだんと、土に馴染んできた気がする。なんだろ。眠い。…そんなとき。 )(「だれ」) ―――――         ( 顔を上げることができずに、辛うじて耳にその音が届いても、肩をピクリと動かすこともできず、代わりに少女の指先がぎゅ、と握るように動いた。 )( 見上げることのできない顔は灯りに照らされて眉を寄せるだけ。でも、それさえも疲れる。 ) ……         っ   。   うま、く――― ( 絞り出すような声が、何かを ) [Thu 3 Jan 2008 04:09:28]
ルーア・リシア > ( 白い息を吐くたびに、遠くに見える街明かりへと目をやる。年が明けたという実感も習慣も無い少女にとっては、ハロゥイン、クリスマスと続く街の活気を、遠めに見て佇むしかなかった。キュビエは気を使って、わざわざここまで来てくれた。少女は嬉しく思う反面、そうした友達の思いに応えられないジレンマも抱えていた。土の匂いが、かすかに漂う冷たい匂いと混ざって、鼻につく。 ) ――ん。 ( 何か聞こえた。思考を消して、もう一度辺りを見渡す。声――苦しそうな声だった。耳を済ませて、もう一度きくと、その方向へ視線を定める。近い。 ) だれ? ――そこで、なにをしているの。 ( 明かりを地面にかざしながら、暗がりに呼びかける。淡々とした声音を紡ぎ、そちらへと歩いていく。 ) ( 目に留まったのは、白い人の形。そっと、歩み寄る。明かりが少女の輪郭を、はっきりと照らし出して―― ) [Thu 3 Jan 2008 04:04:29]
セラ > ……  ッ、は―――っげほっ、げほっ。 ( せきこむ声が、聞こえるだろうか。 )( 通る墓守のその近く。ランタンを照らせばわかるだろうその足元、進んだ少し先。ばたりと倒れる人形のような細い少女が不気味なくらいに土塗れで泥を吐いているだろう。明かりを当てればわかる、それは紫の髪と、硝子球のような温度ない、瞳の色 )  ―――         ッ、  ふ――― けほっ、げほっ ( 泣き声にも似た、嗚咽のような嘔吐。ただただ土を吐き出す白い人形のようなそれは、力なくひたすら土をむしっている。 無我夢中に。何かを探すように。 ) ( そんな姿は、貴女には気づけなかった。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:52:16]
ルーア・リシア > ( 鳴いているのではない。無いている――なぜだか頭に浮かんだのは、そういう空虚な思い。墓地を流れる風は、冷たさと痛みをもたらし、少女はその中を、マントをはためかせてただ歩く。時々止まっては辺りを見渡し、異常が無いのを確かめてから、また歩を進める。乾いた土を踏みしめながら、ランタンの小さな明かりを片手にゆらしながら。今日はよく冷える。お風呂が恋しかった。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:45:56]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(――風の無く音が聞こえる。)』 [Thu 3 Jan 2008 03:41:21]
セラ > ( 自分の空いた穴に、気づいたから。それはどうしようもなく切なくて、苦しくて―――戻ったらきっと、私はひおーをこばむんだ。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:40:33]
セラ > ――― ひおー ……       ごめん、な。 (  ちゃんと、いかないでって泣けばよかった。でも、もう戻れない。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:39:46]
セラ > ( こうしたって、上手く泣けない自分は、ファーファよりもずっとかわいくなかっただろうに。 よく怒られた。よく意地悪された。 でも、 好きだった。 好きだった。   ) ……      ひ、おー…… ( か細い声が、声にならなくて。   名前を呼べないくらい自分の口の中が砂塗れなことに気づく。 まずい味が広がる口の中。嗚呼、水が欲しい。 )   ……       ぐ、は……ッ、ケホっ。   っ、う……  ( 呻いたって、涙が出ないのが辛い。 苦しい。  どうして。 どうして。 )  ( 自分は上手く泣けないんだろう。 )( 演技をしている役者さんだって上手く泣いてた。ひおーだって。 ファーファだって。   でも、私は…? )( 私はちゃんと、泣けてただろうか。 ) ( 乏しい表情に色がない。瞳にすら、その色はなく。――― 諦めたように、土をむしるのを辞めた。 ) ……   。 ( 右腕の宝石の光が、だんだんと輝きを失くしていく感じ。これはなんだろう。 がたがたする。 震える。  指先が痛い。 土のせい――? いや、これは――― ) …… さ、む、い (  そういう、きもちだったっけか。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:38:47]
セラ >   (   ごめん。 ごめん。 ひおー。ごめんね。  ごめん。 出てってゴメン。心配してくれてる?  泣いてくれてる? あのとき、ここで泣いてたみたいに―――。だったら   )    ごめん、ね      (  初めて、自分のしたことがわかった気がした。   掴む土が、爪に食い込んで僅かな息苦しさ。   倒れこむ姿は 闇の中。 踏まれても可笑しくない。 )     ( 嗚呼。 こうしたって、 こうしたって、         自分は此処から消えることができない。 ) ――――――        。  [Thu 3 Jan 2008 03:38:08]
セラ >  ………        っ。       く、ふ―――    ( 吐く息は、声にさえならない。視界が狭い気がする。墓地ってこんなに狭かったか。 ) ……                 。 ( ぐぅうううううううう。    もう、腹が鳴る音さえ聞き飽きた。気持ち悪いくらいにおなかが減って、減って、減って――― ) がは……ッ    ! ( 口の中から吐き出すのは、湿った、鈍色 ) ッ……げほっげほっ……!! ( 吐き出す土は、今まで食べた中で一番不味かった。 ) ……   ぅ、ッ……              ( 嗚呼、うさぎのリゾットが食べたい。 ひおーが作ったの。メランモールで食べたの。 でも、やっぱりひおーが作ったの。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:31:15]
セラ > ( 足が重い。 視界がくらくらする。 目の前が黒い。黒い。    まるで、    ぽっかり穴が空いた、ような。 ) [Thu 3 Jan 2008 03:30:02]
お知らせ > セラさんが入室されました。 『―――――    っ』 [Thu 3 Jan 2008 03:23:59]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『しばらくは、その墓標を俯いて眺めていた…』 [Mon 31 Dec 2007 02:20:32]
ルジェ > (今宵、月が見えていたのなら、同じ髪を持った姉の面影を見る事が出来たかもしれないと、曇る空を見上げて、そう思った。) 「ルジェ、…お姉ちゃんの事、忘れないカラ…」 (胸に潜む姉に語りかけるように小さく呟いて、胸へとそっと手を当てる。目を瞑って、そう呟いて…) 「ルジェ、…、お姉ちゃんの分モ頑張るから、ネ?」 (胸がきゅんっと高鳴るのが判り、ルジェは涙で濡れていたけれど、小さく微笑んで) 「えへへ。…お姉ちゃん、忘れたわけじゃ、ないからネ…」 (その墓標を微かに触って、そう呟き―) [Mon 31 Dec 2007 02:19:39]
ルジェ > (ひとつの木が、ルジェの目に留まる。…葉もすでに落ち、雪が積もり重たげにしなる枝の下に、…他から離れた墓標を見つけ、ルジェはそれへと視線を流す) 「…誰のだろウ?」 (腰を下ろして、悴んだ手を両手で白い息で擦った後、雪を払うも、…先ほどの墓標と様子が違い、首を傾げる) 「…?読めないヨ?」 (ルジェはその文字を読みとろうと、雪を掻き分けるも。…やがて気づいた。その墓が幾分も前のものだと。 刻まれた字すら読めない程に。) 「…あっ、そ、そうだったんダ」 (ルジェはそれに手をついたまま、見つめていて。…瞳の端にある涙がぽろぽろと零れ落ちる) 「お姉ちゃんモ、お墓入れてあげられなかっタ…」 (霞む視界の中で、思い出すは手にかけてしまった姉の事。 …どうやってその供養をしたのかさえ、おぼろげな記憶のなかでは定かではなく。ルジェは唇を噛んだ) [Mon 31 Dec 2007 01:51:27]
ルジェ > (涙で頬を濡らしながら、歩みは止めなかった。ルジェは嗚咽を漏らしながら、雪を踏みしめて、ささやかに降る雪を払いつつ、足を進める。) 「白イ、景色…」 (墓標に沢山の雪が積もっていて。…全部を振り払う事なんて不可能だろう。ルジェは真っ赤に染まった潤んだ瞳で、冷たい風を感じたのか、ローブを握りしめていた) 「…静かにしなくチャ。…眠っているんだもの、ネ」 (俯いて、そう呟いて。静かに足を進める。お化けが出るとか、死霊が出るとか、…そうした事はもうルジェの頭にはなくて。ただ、その今は亡き者を求めるように歩いていて…)  [Mon 31 Dec 2007 01:28:10]
ルジェ > (気がつけば、手が麻痺しているかのように、真っ赤になっていて。ルジェは涙をその手で擦ろうとして…) 「い、痛イッ…!」 (僅かに眉根を寄せる。…掌は機械化していない分、痛みが直接伝わってきて。ルジェは白い息を吐きつつ、その手を癒そうと必死になり…) 「この下で眠っている人達ハ、痛みとカもう感じなくてすむんだろうけれド…」 (それでも、僅かな時間しか生きれなかった少年の墓標を前にしてみれば、瞳の端に涙がたまっていき。ルジェは唇を噛んだ。…座り込んでいたその場所から軋む体を起こし、墓地の奥へと歩いていく…) [Mon 31 Dec 2007 01:07:16]
ルジェ > ( [Mon 31 Dec 2007 01:03:30]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 [Mon 31 Dec 2007 00:53:44]
ルジェ > (…そうして、幾つ雪を振り払ってきただろうか。 …手を雪の積もる地について、少し赤くなりつつあったけれど、懸命に雪を落としていて、その墓標にかかれている年に気づき、ルジェは目を見開く) 「た、…たった7年!?」 (雪を払っていた手が止まり。…ルジェは愕然とした表情でそれを見ていた。 少年の名と思わしき彫り後の下に、年号が同様に彫られていて…。 辿っていけば、この下に眠る少年の僅かな命の時間が紡がれていた。…ルジェは涙を零して、俯く。いつまでも、涙は溢れて、白い息をはきながら、嗚咽を漏らしていた) 「ど、どうしテ、ルジェみたいなのガ生きてテ、死んじゃうノ?」 (手から零れ落ちる雪のように、命は儚くて。ルジェは手が悴んで赤くなったまま地にふせた手を握り締め、肩を震わせていた) [Mon 31 Dec 2007 00:41:21]
ルジェ > (遠く見ている分では、はっきりと判らなかったものが、近くへと足を運べばその姿が見えてくる。 ルジェが思っていたよりも多く、墓標が立っている姿が目に留まり。…ルジェは驚きを隠せないでいた) 「…なにが、あったんだろウ。 この街デ」 (何時か聞いたのは、吸血鬼に奪われた命。…塵にされたとなれば、この地に眠っているのは、墓標のみとなる。ルジェは眉を寄せ、胸を詰まらせる) 「一杯、生きたかったんだよ、ネ…」 (墓標に積もる雪を払いながら、静かに涙を零す。 …触れるその石は、ルジェの体よりもずっと冷たく感じ。 今、自分が生きている奇跡がどれほどのものかを感じ取るかのように…)  [Mon 31 Dec 2007 00:11:43]
ルジェ > (雪がしんしんと降り積もり、…ルジェはローブをしっかりと握って辺りを伺いながらぽてぽてと道を歩いていた) 「えーっト、…お化けでないよ、ネ?」 (少し戦々恐々とした表情。…本当は昼間に来たかったのだけれど、 寝過ごしてしまい調子悪そうに頭を掻いている。) 「…起こしてくれれバ良かったノニ」 (同居人(実際は猫、なのだけれども)に対して小声で文句を言いつつも、白い息で手を癒しながら、目を細めて先を見据えれば幾つか墓標が見えてくるだろう) 「…沢山、眠ってるんだろう、ナ」 (少し、表情に影を落としつつ、僅かに降る雪に片目を瞑りながらも墓地へと足を運んでいく) [Sun 30 Dec 2007 23:50:38]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『初めて訪れた場所…』 [Sun 30 Dec 2007 23:46:02]
お知らせ > 宵夜さんが退室されました。 『 去り際、声は睦言のように 』 [Sat 29 Dec 2007 23:57:20]
宵夜 > ――― おやすみ。  [Sat 29 Dec 2007 23:57:14]
宵夜 > ( ヒョウ ―― 耳元吹き抜け、黒紗を大きく揺らした風を、抗議代わりと受け取ろう。 馬鹿馬鹿しい解釈も、墓前でくらいは赦されるといい。此処が無情の常世であるとしても。  僅か、露となった顔は白人というには何処か柔らか味を帯びた白肌の、まだ歳若い娘子のもの。 薄色の瞳を細めて、口元は緩く弧を描く )   そろそろ行くけど、一人寝に泣かんときよ、お前様。 ( 揶揄るよに囀って、黒紗が元の通りに顔隠す頃に踵を返す ) [Sat 29 Dec 2007 23:56:31]
宵夜 > 人の通りはちぃと寂しいが、眺めはいいよ。街並みが一望出来る―― ( 高台の片隅。このような場所に墓地が作られたのは、せめて過ごした街が見えるように … もしくは、遠き故郷に、空に少しでも近づけるようにと願った為かもしれぬ )  …こんなこと言うたら、ろうまんちすとやのなんだの言って、さんざ罵ってくれたけどねぇ…… 蹴ってやろか。 ( 草履の爪先が、碑近くの地面を軽く小突いた ) [Sat 29 Dec 2007 23:43:21]
宵夜 > ( その前に女が一人佇んでいる。 墨色の着物は装飾も無く、被る笠には日除けめいた黒紗が揺れて面差しを覆い隠している。 頭を心持下げているからには、視線は小さな石碑に注がれてはいる―― )  ……立派なんはご本家さんが、きっちり作ってくれたしねぇ。別宅はこんな所でええやろ、お前様? ( 黒紗が揺れて、茫漠と夜風の中に笑い声が混じった。 いとも密やかに、何処か愛しげに柔らかく ) [Sat 29 Dec 2007 23:32:44]
宵夜 > ( 墓地の片隅に、新たに加えられた小さな碑。 名は刻まれておらず、朱鷺京の言葉で何やら呪文じみた言葉が連ね刻まれているだけの、簡素な。見ようによっては無縁仏の眠る場所にも見えそうなれど、その周囲は綺麗に土地も馴らされ、墓前には湯呑みに水、橙色の蜜柑が供えられている ) [Sat 29 Dec 2007 23:25:52]
お知らせ > 宵夜さんが来ました。 『 ―― 曇り空の宵 』 [Sat 29 Dec 2007 23:21:24]
お知らせ > キュビエさんが退室されました。 『危険の度合いに気付いてない部分もあるけども、一緒に楽しもうと思うくらいには、うん、友達♪』 [Tue 25 Dec 2007 01:33:57]
キュビエ > はぁーい…なるべく気をつける(ルーアに遊ばないでと言われれば、にひっと笑いながらそんな返事…なるべく気をつけるってどんなものかと)あそこまでひょろ長くないやい(ちょっとルーアの美的センスを疑ってみた夜)ん♪どーいたしまして♪(誰かとくると言うのも墓場だしとか、今度は墓守の小屋で待たせてもらうようにするからさとか…そういう忠告と言うか気遣いは素直に受けて)えへへ、ありがと♪ じゃあ、今日はボクがプディング分は奢ってあげよー(こーいう日もお仕事お疲れ様ーとか笑って) [Tue 25 Dec 2007 01:32:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(危険な場所にまで単身来てくれる。そんな友人をもてたことが、嬉しい)』 [Tue 25 Dec 2007 01:21:03]
ルーア・リシア > 会ったばかりで、好き勝手言う―― ( レイドの言葉に、肩をすくめて、目をそらす。あの態度、口調、何かが引っかかる。いたずらで心をかき回したがるような、なにか―― ) キュビエも、人であそばないで。 ( やられているほうは恥ずかしくてたまらない、と複雑な気持ちで。でも嫌ではない辺り、やっぱりもにょもにょと。 ) タコの手足の長さとか、似てない? ( 目をしばたかせ、ごくごく当たり前のようにたずね返したとか。 ) うん―― ( キュビエの言いたいことは、わかる。よくわかる。こんな場所に住んでいるのだから、気軽に会いにこれるわけもなく。それを申し訳ないと思うのも、何か違う気がしたから。だから。 ) ――ありがとう。 ( 彼女なりに気を回してくれているのが、嬉しかった。口の端に、ようやくわずかな笑みを浮かべて、キュビエを見る。 ) じゃあ、行こう――プディングを食べに。 ( うなずき、歩き出す。 ) [Tue 25 Dec 2007 01:20:25]
お知らせ > レイドさんが退室されました。 『(街中を通って帰るとそのまま寝込んだとか・・・)』 [Tue 25 Dec 2007 01:10:56]
レイド > ルーアに、キュビエ、だね。よろしく。(とりあえず顔を名前をインプットしておいた。)ん〜・・・でもからかいたくなる気持ちも分からないでもないね。面白そうだし♪(今度からかいにここに来て見ようか?とか面白半分、本気半分・・・な感じで呟いた。)んじゃ、俺はこの辺りで帰るよ。お二人でどこかへ遊びにいくようだし。(あ、また痛み始めた・・・。ズキズキと痛む頭を抑えつつ、バロンを動かし始める。)メリークリスマス。&よいお年を!(とか歌の歌詞をそのまま挨拶に変えて言うと墓地の出入り口へと歩いていった) [Tue 25 Dec 2007 01:10:31]
お知らせ > キュビエさんが来ました。 [Tue 25 Dec 2007 01:08:54]
キュビエ > あ、うん。ボクはキュビエ。とりあえず…うん、それこそ顔見知りってところでっ(なんかよくはわからないけど、悪い人じゃないのかな?とか思って、とりあえず名乗り返しつつ…初対面でないのはもう見ればわかるよーな事だし、レイドと名乗る人と同じように顔見知りって事でとりあえず結論付ける方向でっ)えー…だって、からかうと反応が楽しいんだもん(ぽそぽそとそれこそ小声で呟いたり、スキンシップと言うか親愛表現のつもりだったとか、うん)えー…似てないってばぁ…ルーアってボクの事どー見てるのさぁ(ちょっと不満そーにアピールしつつ)はぁい…でもさ、誘わなかったら絶対興味ないと言うかそんなのも知らなかったとか言いそうだと思ったからさぁ…(滅多にこないよ、こないけどさぁとか…住居もここにある友人を誘うのは仕方ないとかごにょごにょ)うん、いいよ。実は許可は先にもらっちゃってるけど(誰に?先ほど話題に出た墓守のおじさんに。ルーアが無頓着なのを危惧している仲間っぽく) [Tue 25 Dec 2007 01:03:22]
ルーア・リシア > 私は―― ( ちら、とキュビエを見て、少し気恥ずかしそうに目をそらす。 ) 友達だけど、からかわれるのが、少し嫌なだけ。 ( どうにも弄ばれている感じがするから、それだけが苦手で――まだちょっとだけもにょもにょする。そんな気分。けれどキュビエを嫌っているわけではないと、暗に視線で訴えながら。やっぱり恥ずかしい。 ) ――ルーア・リシア。ここで墓守をしている。 ( 二人がお互いに自己紹介を済ませるのをみて、そっけなくさらりと己も自己紹介。タコと人形と、なんだかみょうちくりんな組み合わせ。 ) 手足の長さがキュビエっぽいと、思う。いい友達になれるんじゃないの? ( バロンとキュビエを交互に見つめて、ぽつりとそんな感想を。 ) えぇ、わざわざこんな所まで、食事のお誘いにきてれるような知り合い。 ( つまるところ、レイドへの返答はそういうものになるか。 ) キュビエもキュビエ――墓地は危ないんだから、なるべく一人できてほしくない。 ( それはルーアなりの気遣いであったり。 ) プディング――待ってて、もうそろそろ、休憩を挟む時間だから――そうしたら、いける。 [Tue 25 Dec 2007 00:56:16]
レイド > 職場の雰囲気・・・ってやつ?まぁ、テンションの上がり下がりは仕事にも影響するけどね・・・。(分からなくもないな。とか納得した。自分ひとりで。)はじめまして♪そこの彼女と今さっき顔見知りになったレイモンド・ライチェナ・エルベルクって言います。レイドって呼ばれてるよ。こっちはお供のバロンです。よろしく♪(とかはじめましてと言われればとりあえず自己紹介。バロンの腕をくい、と動かして手を上へ上げた。)おお?タコ、かぁ・・・。ウォータリアンってとこ?(ふむふむ。とまた勝手に納得した。)とりあえず・・・友達かどうかの議論は別にしてもお知り合い、ってことでいいの?(どうなんだろうなぁ。とか思って尋ねてみたり) [Tue 25 Dec 2007 00:41:48]
キュビエ > って、あれ…?はじめましてーって…えっと、なに?(それ、とか…人はともかく人形を指差して…機械音の原因はそれかぁとか正体はわかっても誰と何?の疑問がごっちゃになって)ネコ?じゃ、ないよ。ボクはタコだけどさ(にょろりんぱっとそんな感じで私服からタコ触腕を露にして…論点はそこじゃないんだろうけどもっ)んー、ねね…ボクはルーアと友達でいいよね?知り合いからちょっと一歩進んだ感じがするんだけどさ…って、えー…(ボクとしてはルーアの友達だよと胸を張れるけど、ルーアはどうかな、なんて。ハロウィンとクリスマスって全然別じゃんさーなんてちょっと不満げにするけど、ハロウィン当日のルーアの凹みっぷりを知ってるから言及しないで)うんうん、作った後熟成させる必要もあってさ、そんなに数も作れないものだからさ(それこそ『We won't go until we get some So bring it out here!(どこへもいかないよ、一緒に食べるまで)』と言う物だと言う事を説明したり) [Tue 25 Dec 2007 00:32:57]
ルーア・リシア > えぇ、すごく嬉しい――だけどそのハロウィンを思い出させるような歌はやめて。 ( ものすごい真剣な顔で突っ込みを入れましたとさ。宗教観の薄いルーアにとっては、クリスマスの歌もハロウィンを連想させる地雷にしかならなかった。あれは少女にとっても思い出したくない悪夢だったらしい。むしろ忘れたい。 ) 限定プディング――むぅ。 ( キュビエを放して、腕を引っ込めると、彼女のお誘いに少し考えるしぐさをする。プディング――? ) 食べたこと無いけど。おいしいの? ……それ。 ( 興味を持ったので、そっとたずねてみる。後ろめたいのひとことで、レイドを振り返り、半眼になった。 ) 別に。墓地の雰囲気を壊してほしくなかっただけ―― [Tue 25 Dec 2007 00:26:23]
レイド > やっぱり知り合いじゃん。・・・何か後ろめたいことでもあるのかな?(がっし、と掴んでぼそぼそと呟いているのを見ながらけらけらと笑う。悪趣味だ。じたばたもがいている人を見てみた。)ん〜・・・まるで子猫だねぇ。子猫だからこそ性質が悪いのかな?(単なる友達か何かだろうと考えた。人形は傍で立たせておくことにしたようだ。)君、この子の友達かなにかかい?(とか首根っこ掴まれてる子に尋ねてみる。) [Tue 25 Dec 2007 00:18:58]
キュビエ > …で、タイミングも合わないのかお風呂でも中々会えなかったし久しぶりにこっちまできたんだけど…って、なに? ひゃっ!?(相手の無言の間に説明は続いて、名前を呼ばれれば一旦それを止めて・・・すぐにがしぃっ!とかそんな感じでとっ捕まえられて、あれ?なんかすごい詰問調なんだけど…っとか内心焦りながら)え、えっ? えーと…その…『べたべた』で、限定のクリスマスプディングが販売されるから、一緒に食べにいこうよーって・・・え、あ?え?(なんか機械音っぽいの聞こえてきて、ちょっと掴まれたままぢたばたしてみるけどもっ) [Tue 25 Dec 2007 00:11:44]
ルーア・リシア > たちの悪い人―― ( ぼそっとつぶやく声音は、ひどく冷めたもので。そのまま振り返らずに、キュビエに向かって早歩き。ずんずんあるく。わずかに険しくなった表情で。 ) ……っ。 ( 思い切り無言。たまに強く思うときがあるのだけれど。どうして墓守やってるとタチの悪いのが寄ってくるのか。永遠の課題を抱えているような気がした。頭が頭痛で痛い、まさしくそんな気持ち。 ) キュビエ。 ( 接近すれば、彼女の言葉を思い切り無視して、おもむろに首根っこひっつかまえようと手を伸ばす。 ) ――何しにきた。 ( そしてずずいっと顔近づけて問い詰めるのだ。小一時間な勢いで。 ) ( 後ろから追いかけてくる機械音は、しっかり耳に届いている。 ) [Tue 25 Dec 2007 00:05:58]
レイド > なら逃げる♪それだけさ。次からきつくなるけどね・・・。(くすくす笑いを止めずに告げる。相手が頭を下げて向こうに行った・・・。)ふ〜ん?(何か面白そうだ。とか嫌なことを考えつつ、人形を立ち上がらせる。そのままがっちゃがっちゃとムダに機械音を響かせつつルーアのあとを追うだろう。こちらへ来ている人の顔はまだ判別できてない。) [Mon 24 Dec 2007 23:55:43]
キュビエ > (ごめんっ、レス順飛ばしちゃったっ! 気をつけるっ) [Mon 24 Dec 2007 23:52:39]
キュビエ > おー、いたいた。やあっほー、ルーア(手ぇぶんぶん振りながら近づいて、向こうから近づいてきたせいもあってもう一人と、何か?にはまだ気付かないままお気楽な笑顔を見せて)やー、墓守の人…あのちょっと小太りでヒゲを生やした人当たりの良さそーな人にさ「おじさーん、ルーアいる?」って聞いたら『ああ、ハロウィンの時の子だね。今日は墓の見回りに出ているよ』って聞いてさランタンも借りちゃって…(わざとその人っぽく頑張って声色作って説明したりしつつ…そのせいでなんか、すごい勢いでとっ捕まえられそうな気配に気付いてなくて) [Mon 24 Dec 2007 23:50:54]
ルーア・リシア > なら、もう少し怪しまれないお供にしたほうが、いいとおもう。不審者扱いで人を呼ばれても、知らないから。 ( わずかに呆れが混ざった声音で、息を吐く。怪しまれそうな場所に怪しまれそうなお供をつれて馳せ参じるのが、道化師というものなのだろうか。よくわからないけれど。 ) ご忠告、感謝します。 ( 知り合いかい? ) ――いいえ ( シカトぶっこいた。 ) ちょっとした腐れ縁が。 ( 風に乗って流れてくる歌に頭をいためながら、頭を振る。失礼、と小さく頭を下げると、ツカツカツカツカ、早足歩きでキュビエのほうへ歩いていく。有無を言わさず首根っこ引っつかむ勢いで。 ) [Mon 24 Dec 2007 23:46:16]
キュビエ > We want some figgy pudding Please bring it right here!(邦訳:おいしいプディング食べたいな と言う2番の歌詞なんかを歌いつつ…墓地の大きな道をぱたぱたと足早に歩いて…)でてこーい、出てこないと悪戯するぞーっ!(余計なトラウマまで呼び起こすよーな事を、クリスマスの静謐を突き破って声を上げて)お、あれかな?(ウィル・オー・ウィプスでなければ、あの明りはランタンかなーとか…そっちの方へ向かって。お仕事?うん、その前後に頑張ってたからお休み貰った書き入れ時?そんなの関係ない(腕ぶんぶんっ)) [Mon 24 Dec 2007 23:33:29]
レイド > ただの散歩さ。ここの雰囲気は気に入っててね。・・・彼は俺のお供で、バロンっていうのさ。(ぴくりとも動かずにその場に座っている人形を挿しながら適当に紹介を。)なら、当人ではない誰かに任せるのもまた、いいものだと思うけどね〜。楽しいときは楽しまなきゃ♪・・・若いときに遊ばないと、年取ってから後悔するよ?(少なくともこの少女の5倍は長く生きている(と思っている)のでそう忠告。)?誰だろ・・・知り合いかい?(自分で言うのもなんだがとても珍しいなぁ。墓場に一人で繰るなんて・・・と。) [Mon 24 Dec 2007 23:30:49]
ルーア・リシア > ( 墓参り、散歩。色々な可能性が浮かぶ端から、男の言葉に、しぐさに、出した答えは沈んでいって。――頭がざらつく。クリスマスの、ばか。 ) ありがとう。身分の高い人にみえるけど、人目を忍んで何をするつもりだったの? ( その人形で―― ) ( 視線を動かす。器用に座り込むその様は、まるで生き物でも見ているかのよう。子供が見たら、ちょっとしたトラウマになるんじゃなかろうか。 ) あんなに楽しそうだからこそ。みんなが気持ちよく楽しめるように、誰かが仕事をする。――そういうものだと思っているから。 ( そんな静と動のやり取りの中に紛れ込んできた声に、思いっきり眉がよった。かきいれどきなのに仕事さぼりーのが知り合いにいた! ) あの――タコ。 ( 目を閉じて、ほんのすこーしだけ声を震わせた。きゅっとこぶし握り締め。 ) [Mon 24 Dec 2007 23:25:31]
キュビエ > (街中のにぎやかさと言うか、浮かれ気分を墓地にまでデリバリーっ。と言うか事情を墓守の人に説明してカンテラとか借りたんだけど、暗いし寒いしクリスマスソングでも歌ってないと気が晴れないと言うか、ぶっちゃけ怖い)おーい、ルーアー。どこにいるのー?でてこーい(まだ遠くからそんな声を響かせて、ぱたぱたと足早に墓地を歩く次第っ(まだ現場に到着するには時間がかかると思われっ)) [Mon 24 Dec 2007 23:14:41]
お知らせ > キュビエさんが入室されました。 『We Wish You A Merry Christmas(なーんて脳天気な歌が墓地に)』 [Mon 24 Dec 2007 23:10:40]
レイド > にぎやかな夜にもお仕事とは・・・勤労精神に感服だね♪(あはは、と笑いつつ、居住まいを正す。よく見ると男が来ているのは貴族の着ている服のようだ。・・・なおさら怪しいだろう。)にぎやかではないから、さ。ここの方が都合がいい。僕にとってはね。(くい、と糸を動かし、その場に人形を座り込ませた。)あんなに楽しそうなのに、かい?仕事ってのはそんなに重要なものなのかな?(あわよくば堕落させてやろうか?という考えに陥ったりもしたが、そんな気分ではないのでやめておいた。) [Mon 24 Dec 2007 23:09:53]
ルーア・リシア > ( おどけたような相手の軽い口調は、横丁で道化師が見せるそれに似ていると感じた。揺らぐ明かりの中で、男の指先に糸のきらめきを見つけて、それを視線でたどる。 ) 仕事。墓地を見回っていただけ。 ( 淡々と、感情の色を薄く保つように、声音を紡ぐ。わからない。彼の意図が、つかめない。 ) ――それは、そっくりそのまま、貴方に聞きたい。陰気臭い場所にわざわざそんなものをつれて、何をしにきたの? ( 純粋に問いかけるような口調で、そっとたずね返す。マントの中で、冷えた指先をほぐすように、動かしながら。 ) 興味が無いの――それに、仕事があるから。 ( 冷たい風に、黄色いツインテールが揺れた。 ) [Mon 24 Dec 2007 22:57:55]
レイド > ・・・サバトにでも行けばよかった。(たっぷりと快楽を味わって魔力を溜め込んだはずなのだが・・・それでもやっぱりこの様子。あの肥えた魔族のようになるのはまだまだ先のお話ということだろう。そう考えながら歩いていけばカンテラの明かりがあるのを発見し、その傍らの人にも気付く。)・・・やぁ〜、メリークリスマス♪・・・こんな陰気くさいところで何やってるの?(いつもの調子をわずかばかり取り戻すようにユカイに話しかける。手には糸がついていることや、もう一つの人影の手足はどうみても人間のものではないことから、何らかの道具ということは理解できるだろうか。)・・・市内の方じゃ大いに盛り上がってるようだけど・・・そっちに行ったりはしないのかい?(へらへら笑いを浮かべながら問いかける。それを言ってしまうとこんなところで人形を従えているこの男も相当怪しくなるのだが・・・。) [Mon 24 Dec 2007 22:43:38]
ルーア・リシア > ( 白い吐息が流されて、それを追いかけるように、魂たちも霧散してく。それを柔らかなまなざしで見送って――足元のカンテラを拾い上げた。そろそろ見回りに戻ろう。そう思って、顔を上げたときだった。 ) ――なに、あれは。 ( 思わず言葉が漏れた。見つめる先で、影が二つ揺れていた。一つは長身、もう一つは――それよりも背が高いことに、驚いた。ゆっくりこちらに近づいてくると、その陰影も、だんだんと闇の中から浮かび上がってくる。 ) ……。 ( 歩いてくる人の姿に、けれどいつものように、声をかけられない。ただカンテラを下げて立ったまま、冷静にそれらを分析しようとしていた。片方は背の高い普通の男。では、もう片方は? 長い手足、不釣合いな体格。 ) ( あれは、なに? ) [Mon 24 Dec 2007 22:35:53]
レイド > (いつもとは違い、非常に静かに人形を繰る悪魔。その表情はとてもグロッキーだ。)・・・はぁ〜・・・。(毎年のごとく、だ。当然といえば当然である。悪魔の中でもまだまだ若い方で、その力も弱い。しかも今夜は聖夜である。)・・・やっぱ寝てる方がよかったかな・・・。(後ろにバロンを従えて歩いてくる。今日は墓地のようなところへ来ていた方がいい、と判断して来た。街の方よりはマシであるが、それでも頭は痛い。細い木の方へ向かってゆっくりゆっくりと近づいていく。) [Mon 24 Dec 2007 22:19:18]
お知らせ > レイドさんが来ました。 『頭が痛い・・・』 [Mon 24 Dec 2007 22:15:00]
ルーア・リシア > (冷え切った世界の中で、遠くに見える明かりの海を見つめていた。風になびくテールに、時折うっとうしくかぶりを振る。 ) クリスマス、か。 ( けだるさと頭痛は、まだ抜けない。指先で空気を手繰り寄せて、魂たちを呼び集める。 ) あなた達もいっておいで――今日は幸せが訪れる日、なんでしょう? ( 胸に抱き寄せるように、両手で救い上げるように、存在を確かに感じるそれらに、ほつり、ぽつり、語りかける。少女の幸せを持ってきてくれる人は、今年は来ないかもしれない。なんとなくそんな気がしたから、目を伏せて――少しだけ胸がうずいた。 ) [Mon 24 Dec 2007 22:11:02]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(細い木を背に、佇む――)』 [Mon 24 Dec 2007 21:57:48]
お知らせ > 氷桜さんが帰りました。 『(苔生し、碑銘の薄れてしまった墓石の側を通った事に、気づかなかった)』 [Thu 20 Dec 2007 00:20:25]
氷桜 > (すっかり深くなった宵闇に響くのは時折り石ころを踏む革靴の音と、粗くなった呼吸音だけ 実際はもっと色んな音が溢れているはずだが、今は自分の立てる音以外耳に入らない) 無事でいろよあの馬鹿・・・・ (見つけたら、自分はきっと何もいえないから 勝手にいなくなったことを責めるより、帰ってきてくれたことを喜ぶより 何より先に抱き締めたい。 彼女が嫌がっても抱き締めて、もう離したくない) セラ、何所だッ!! (墓所の静謐を掻き消して) [Thu 20 Dec 2007 00:19:46]
氷桜 > ――ッ (疲労で足元がふらつく。 仕事開けの疲弊した体では町中駆け回るのは些か荷が重過ぎるようで) ああ、クソ・・・・・帰ったら説教だ (投光式のカンテラで墓石の影を隅々まで照らしながら蝸牛の歩みで捜索を続ける。 ともすれば湧き上がるビジョンを掻き消すように独り言を零す そうしなければ立っている事さえ出来ないような気がしていた) [Thu 20 Dec 2007 00:02:48]
氷桜 > (セラがいない 昨日から家にも、店にも顔を出していないらしい。 そもそも食事の時間に彼女が遅れるという事自体が異常だった) ・・・・・・何所にいったんだあいつは (彼女の行きそうな場所を一通り廻り、通行人にそれらしき人を見なかったかと聞いて廻ったところ墓地で見かけたという者がおり、今に至っている) 財布は持って出ている・・・・・当分生活できる額は渡しているが (一瞬嫌な結末が頭を過ぎり、平手で自らの頬を打つ) ――クソッ (自分が、いかに彼女の存在に依存しているかを改めて思い知らされた気がした) [Wed 19 Dec 2007 23:46:07]
お知らせ > 氷桜さんが入室されました。 『(焦り。)』 [Wed 19 Dec 2007 23:38:41]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(自慢の野菜スープを振舞おう。どんな顔をするのか、見てみたい。)』 [Wed 19 Dec 2007 04:33:56]
ルーア・リシア > なら――それを感じ取る余裕が、私になかったせいだと、おもう。 ( 今なら、わかるかもしれない。昔は気づけなかったことも。トートのことも、己のことも。納得したようにうなずくと、カンテラに再び明かりをともした。 ) えぇ、だからこそ――がんばらないと。頭で理解していたものと、体で感じたものの違いが、ようやく最近埋まってきたから。 ( 責任だって、そのひとつ。きっと大乗だと、見据えるその目を見て、返事をする。 ) じゃあ、案内する。ついてきて―― ( 踵を返すと、トートを先導するように歩き出した。道すがら、何処か楽しそうに考える。 ) [Wed 19 Dec 2007 04:33:33]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 ( 貴女の後に、ついてゆこうか ) どうもありがとうございます。 』 [Wed 19 Dec 2007 04:29:06]
トート > 少なくとも私と会った時には既に持っていらっしゃったと思いますが。 ( 己とて、まったく感情がないわけではない。そうでなければ辛いと感じることも、苛立ちを感じることも、面倒だと思うことも無いのだから。 いつかの公園でも、ほんの少し、貴女を気遣うような色を見せたことがあった。 ) いいえ、別に。これが私にとっては当たり前ですから。  ――― ああ、さぁ。ひっこんで寝てるんじゃないですか。 ( 肩を竦めて。 ) まぁ、そうでしょうね。でもなると決めたのは貴女でしょう? ( じぃ、と見据え。責任が伴う事は、貴女ならわかっていただろう ) ( まぁ、感情が全く無いわけではないので申し訳ないと思えばそういう音色になることもある。川辺で貴女が服を乾かしてくれた時、ありがとう、とも言ったのだから。 )  ――― 、 ( 家。 )  …ふむ、 ( 悩むような素振りで空を見上げた。夜明けまであとどのくらいだろう? 倦怠感は幾らかマシになっている。さて―― )  …では、お言葉に甘えさせていただきましょう。 ( 断るのも気が引けて、ほんの少しの吐息まじり。 ) [Wed 19 Dec 2007 04:27:58]
ルーア・リシア > ( トートの変化は、未だうかがい知ることはできない。今はただ、久しぶりに会えた同業者との話が、うれしくて。 ) そうなの? そんなふうに、考えたことさえなかった。――もしかしたら、途中で見つけたのかもしれないし、あなたが言うように、はじめから持っていたのかも。 ( だから、もしかしたらこの先、目の前の少女もそういうものを持つのかも、と。あるいは、もうなにか見つけたのかもしれない、と思った。 ) いったりきたりが多いと、大変じゃない? 私は、最近だと、アルエ様へ報告にいくときくらい、か。 ( そうして思い出す。こっちでの生活が長いから、時間の感覚というものが染み付いていることに。死出の門。あそこに、時間の流れは、あんまりないから。 ) 行事ごとに盛り上がる地区が担当だと、こういう日には、困るね。あの人も、ほら――ケティ? 楽器をもっていたから、もしかしたら賑やかな場所の担当なのかなって、今思った。 ( 商業地区や芸能横丁は、今の時期は死神には辛いだろうと。いつか公園で会ったことを、思い返し。 ) ありがとう。でも、正直まだ戸惑ってる。責任も増えたから。 ( 次いで口から漏れたトートの言葉に、一瞬おや、と気持ちを向ける。心なしか、何か今までとは違う感情の響きを感じ取って。 ) まだ3回。もう3回。――そうだ。もしよかったら、家ですこし休んでいくと、いい。 ( こんな寒い場所で立ち話も、なんだから。 ) 私の家――この墓地の隅にあるんだ。 [Wed 19 Dec 2007 04:11:55]
トート > ( 訂正。 時間間隔→時間感覚 ) [Wed 19 Dec 2007 03:53:42]
トート > ―― おそらく、貴女は始めから持っていたのでしょうね。 ( 素質というか、感情というか。 己は変わりたいと、他人が羨ましいと悩みすらしない。 ――ただ、この死神もとある変化をしてはいるのだが。それは、貴女の前では現れるかどうか ) ――先日まで、門の方にいたもので。 ( 肩を竦める。魂を届けるためだけでなく、己は死霊の番号管理や生者が迷い込んでないかどうかの見回りも仕事のうち。 それで、久方振りに下界に下りてきてみればこのザマ。 ) 気が早すぎなんですよ―― いえ、お仕事は、お仕事ですから。 ( それは面倒くさい、という言葉と共に己の口癖。逆に言えば其れ以上の事は余りやる気が無いのだが。…。 ) そうでしたか。おめでとうございます。 ( 表情がよく変わる貴女と対照的に、淡々としたままに )  …、そう、です か。 ( それでも多少、声に申し訳なさそうな響きが混じる。 ずいぶん経った。 あっという間。 …地上に根ざさぬ、時間間隔が曖昧な死神には、彼女が言葉に含ませた意味を汲み取れずに )  …。 そういえば、まだ三回目ですね。 ( ふと、そんな言。時間間隔は共有できなくとも、会った回数は、共通のものだから ) [Wed 19 Dec 2007 03:51:33]
ルーア・リシア > えぇ、だからこそ――もといた場所がわからなくなるのは、嫌だから。 ( 変わったものと変わらないもの。目の前の少女を見ていると、自分が変わったと、良くわかる。相手の反応をみるに、変な思いをさせてしまったか、とも。かるく首を横にふって、話を続けた。 ) ん。両方聞かせてくれると、うれしいかな。 ( 商業地区を通ってきたというトートの言葉が、なんだかおかしくって、口調もすこし、柔らかくなる。 ) ――そんなとこ、通るから。クリスマスムード満開でしょう、あそこは。 ( 一度空を見て、また彼女を見つめた。 ) がんばってるね。私は、ずっと墓地の担当だから――この前、正式にここの班長になった。貴女とはじめてであったのは、確か――川辺。 ( 懐かしむように、白い息を吐いた。 ) ずいぶん経ったけれど、あっという間、だった。 [Wed 19 Dec 2007 03:38:04]
トート > ( この死神が地上生活を嫌うのは、変化や偏りを嫌うからだ。それに、地上で生活する技能を身につけるということは当然能力や時間が其方にも割かれ、本来の仕事である死神としての勤めに集中できないから ) ――― 貴女は、変わりたい と、 仰っていたじゃありません か。 (  足元に視線を落とし、階段をあがりながら。 時々、貴女の方にも視線を向けるだろう。 変わりたいと言っていたのに何故、変わったら変わったで変わらぬことを安心したなどというのか。 ”変わらない”と表された死神には、あの時と同じにわけがわからなかった。 ) 今? 今、というのは えぇと―― 今現在、足を運んできた場所のことですか。 それとも、今現在の仕事場所を尋ねていらっしゃるので? ( ―― なんとか階段をのぼりきれば、息をつき 首を傾げて。 ) 前者ならば、商業地区。 後者ならば――色々、です。 ( 色々。川辺も行くし海岸やスラムや地方村や、学校やら色々 ) [Wed 19 Dec 2007 03:27:09]
ルーア・リシア > ( 地上で生活するようになって、ずいぶん変わったと思う。相手を気遣うこともそう、安堵したのもそう。自分でも気づかぬうちに、変わっていく。久方ぶりに会った同属は、昔と何一つ変わっていない。彼女の眼に、今の己はどう映るのか――考えて、やめた。 ) あなたは、変わらないね――だから、安心したのかも。 ( こちらは動かず、客を出迎えるように、上ってくる少女の姿を待つ。 ) 辛そうね。いまは、どこで――? ( 仕事の話。元気にやっているか、なんて聞くのが変に思えたから、変わりにそう聞いた。包帯巻いた片手は、下げたまま。 ) [Wed 19 Dec 2007 03:15:26]
トート > ―――? ( 何故、消したのだろう。 それが気遣いだと気付けぬ死神は、訝しげに軽く眉を顰めた。 )   ――――― 、 ( 一度、大きく深く息をして気持ちを落ち着かせるよう努める。 思うように動かぬ身体に、苛立っている自覚はあったから )  ―― えぇ、お久しぶり です。 ( なるべく、いつも通りの声を心がける。平坦なそれ。けれど今は吐息交じりの、それ ) 御変わり―― ( ありませんか、と。問おうとして零された笑みを見 ) ――― あったようですね ( ひょぃ、と肩を竦めてみせる。何故そこで笑顔を浮べられるのか、己にはわかないが。とりあえず、ソレは以前の貴女にはなかったもの )    …、 ( 階段を見つめて暫し迷い、 ) ( こっそり小さな息をつけば、なるべく”普通”に階段を登っていこうと。 いつまでも離れた位置にいては、相手に失礼だろうかと考えたからだ ) [Wed 19 Dec 2007 03:08:47]
ルーア・リシア > ( 相手の様子は、何処か疲れたものにみえて。そこで感じる親近感。あぁ、なんだ――お互いに、か。すこし、わらった。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:58:31]
ルーア・リシア > ( 足が重い。半ば無理やり手当てさせられたから、受肉のしなおしもできやしない。 ) お風呂、入りたいな―― ( 湯治なんて立派なものじゃないが、いまは寒さが身にしみる。階段の下から帰ってきた答えに、少女は、すこし驚いた。カンテラの明かりを消して、腕を下げる。 ) その声、トート? あなた、なの? ( 久しくあっていなかったが、顔と名前は、よく覚えていた。暗闇の中、眼を凝らしてよぅく相手をみて。眼を細めた。 ) ひさしぶり。 [Wed 19 Dec 2007 02:57:39]
トート > ( 以前此処で鳴らしていたら風鈴かと同種に言われたベルの音は、今では当たり前になっているらしい。そも、VHも鳴らすというのだから。 )  …… 。 ( 一歩、 二歩。 たったそれだけに、酷く時間がかかっているような気がした。体感時間と、実際の時の流れの差がどれほどか、この身では知れぬけれど ) … ( やはり、今日はやめておこうか。 そんなことも、途中でふと考える。 それでも足を上げて、 )  ――― 、 ( 掛けられた声に、足が止まる。ぼんやりとしたまま胡乱げに顔を上げた。 … 暗闇に慣れていた目に、ランタンの灯りは眩しすぎて目を眇める )  ……… こんばんは。 ( ようやっとでた言葉が、それ ) [Wed 19 Dec 2007 02:48:32]
ルーア・リシア > だれ――? ( 階段を上がってくる気配に気づいて、静かな声音を投げかける。が、その声は、いささか疲労が混じったものになってしまった。階段のところまで来ると、下を見下ろす感じになるか。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:40:45]
ルーア・リシア > ( 去年はまだ平気だったと思いたい、たい。) ( こういうとき、休暇をもらってさっさと死出の門へ引き上げた部下たちは、賢いと思う。班長という手前、気楽に持ち場を離れられないジレンマもあったり。 ) みんな、心配性なんだ、まったく―― ( 荒事担当の墓守ならば、傷ついて帰ってくることも珍しくないというのに。鐘を鳴らし終えた後、墓守のたまり場に戻ったら、とっ捕まって無理やり治療を受けさせられた。 ) 疲れた。 ( ほぅ、と息を吐いて、手当ての跡だらけの顔を風に晒して、足はいつしか階段のほうへと。座って休めるならば、どこでもよかった。 ) ――ん。 ( 足音? ) [Wed 19 Dec 2007 02:38:54]
トート > ( 負の感情に癒されることも満たされることはない。 → 負の感情に癒されることも満たされることもない。 ) ( と、訂正を入れつつ、 )   ―――― さて。 ( 息を吐く。 ああ、久方振りに彼女の気にしていたあの墓の様子を見に行くのもいいか。それから、己が埋めた彼女と、己がよく腰掛けていた木を。 ) ( そう思って、再び階段を登りはじめよう。体調が優れぬから、ゆっくりとではあるが ) [Wed 19 Dec 2007 02:34:44]
トート > ( 去年歌ってらっしゃったのは何方ですか。 )  ――― ( さて、自然に足が向いたとはいえこの場所に癒し効果なんぞ微塵も存在しない。同じように聖属性が苦手でも悪魔とは違うから、負の感情に癒されることも満たされることはない。 ただ、クリスマスのはしゃぎっぷりとは無縁な静けさを無意識に欲したのだろう。 ) ( 己のいるのは、まだ階段の三分の二の辺り。其処に蹲ったまま、一歩も動いていない。高台にあるという墓地はまだよく見えないだろう。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:30:54]
ルーア・リシア > ( 死神だって苦手なものの一つや二つ。特に仕事疲れでボロボロな状態のときに、墓守の集会で賛美歌歌われた日には死ねる。――いや消滅か、この場合。 ) 街にも出れない、たまり場にもいけない。まったく―― ( こめかみを押さえて、ふらふらとあるく。片手に包帯を巻き、結びなおしたツインテールの片方は、どこかぼさっとしていて。クリスマスを見越して街にでなかったのに、このざまだ。よって不機嫌。ランタンの明かりを揺らしながら、見回りの真似事をしつつ、墓地をうろつく。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:22:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(べりーくるしみます)』 [Wed 19 Dec 2007 02:17:36]
トート > ( 以前の海岸での会話が、ふと頭の中に蘇る。そう――眩しすぎるのだ、と。 ) …、 ( は、と息をついて視線を階段… 墓地の方へと、戻そうか。 あぁ、商業地区など、通ろうとするべきではなかった。 ) ――― Christmas is coming, (クリスマスがやってくる) … ( 誰も彼もそう言って、浮かれているものだから。 否、それ自体にはさほど効果はないのだが。  ところどころの飾りやら、口ずさむ聖句やら歌やら。思わず踵を返して、逃げるように自然に足が向いたのがこの場所。 ) [Wed 19 Dec 2007 02:14:19]
トート > ( …あぁ、――― など、通ろうとするべきではなかった。 ) 気が、早すぎるんじゃ ありません、か。 …。 ( 去年はこうではなかった。一昨年も。当日は、ともかくとして。嗚呼、去年の夜は公園の日時計の元に蟠っていたのだったか。 今年は夏以降、何も無かったせいだろう。仕事量は少ないが、疲労は色濃い。 大きく息をつき、 ) ……… 、 ( 振り返って街の灯りを眺めれば、目を細めた。 ) [Wed 19 Dec 2007 01:54:34]
トート > (  … は) ( 吐いた息は、白く濁って風に流れゆく。 )  ……  ( 長く高い階段、その最中。ずる、と滑り落ちるかのように蹲る黒い少女が一人。 位置は、階段を三分の二程登った辺りだろうか。 チェロ弾きに白いと言われた顔はむしろ青白く、額に浮かんだ脂汗は冷たい指先で拭うことを忘れたかのよう、頬を伝い落ちるのみ ) [Wed 19 Dec 2007 01:38:17]
お知らせ > トートさんが入室されました。 『   ――――― ッ、 』 [Wed 19 Dec 2007 01:24:04]
お知らせ > オリヴィアさんが帰りました。 『こうしてオリヴィアのヴェイトス市赴任の一日目は終了した』 [Tue 18 Dec 2007 23:22:36]
オリヴィア > それでは、またきますね。今度はこの街の土産話を携えて(あの人に言えなかった事、できなかった事、それを伝える事を終えて小さく一礼して…騎士団の寮へ戻るべく参道を引き返す) [Tue 18 Dec 2007 23:20:28]
オリヴィア > (その事をただ申し訳なく思いながら一つため息を漏らしただけで、すぐに微笑みを浮かべて…)貴方の戦死の報を聞いて、一晩だけ一人で泣かせていただきました。なのでもう嘆く事も悲しむ事も致しません…ですから、安心してお眠りくださいませ(泣いてばかりで心配かけてしまうと、安らかに眠る事もできなくなってしまうから)そのうちに、私もそちらに参りますので、少しの間だけお待ちくださいね(騎士の職務に忠実に、見ず知らずのこの街の人達の為に闘い抜いて、そして今は疲れて眠っているあの人に心配をかけることなく、あの人の分まで見れなかったものを見て、生きれなかった分まで生き抜こうと心に誓って) [Tue 18 Dec 2007 23:12:55]
オリヴィア > だから…いつか子供ができた時に、その子の誕生を祝って私が自分でケーキを作ろうと思ってたの。そしたら、貴方も一緒に食べてくれるかな、なんて…(そう、あの人の心残りは…家を継ぐ子がいない事だと思う…。お互い騎士の職務が終わって愛し合う事もあったけれど…結局授かる事がないまま、こうして離れ離れになってしまった事が心残りだと思う) [Tue 18 Dec 2007 23:07:10]
オリヴィア > けれど、貴方はお酒が好きで甘いものは嫌いだっていつも言ってましたものね。でもそれは男としての見栄もあったんだとわかっていたんですよ?(そう、短い間だったけれど、お互い分かり合えていたと思う。言葉に出していなかった部分も含めて…だから) [Tue 18 Dec 2007 23:04:45]
オリヴィア > ふふ…心残りは私が作ったケーキを食べてもらえなかった事でしょうか? 私はケーキとかお菓子を作るのは得意だったんですよ。だって、ケーキとかお菓子を作るのって、レシピ通りでないとだめなんですもの。いつもみたいに実験なんてできないものね?(いつも失敗した時にも困った顔をしながらいっしょに食べてくれたのも良い思い出…) [Tue 18 Dec 2007 23:02:47]
オリヴィア > 貴方は騎士としての職務をわかっていましたから、後悔はしてないと思います。私も、短い間でしたけど幸せでした…(そういう人だった。騎士らしくあろうとして頑張っていたし、私はそれを同じ騎士として支えていたつもり…でも…) [Tue 18 Dec 2007 22:59:24]
オリヴィア > 本当はもっと早く来るつもりでしたけども、遅くなってごめんなさい。この格好を見てきっと今貴方は意外そうな顔をしている事でしょうね(指はその彫られた名前に触れたまま…)貴方が命がけで守ったこの街を見てみたくて、そして貴方に近いところに居たくなって無理を言ってこちらにこさせてもらったの(うふふ、なんて悪戯めいた笑みを浮べながら、ゆっくりと言葉を紡ぎ続け) [Tue 18 Dec 2007 22:56:29]
オリヴィア > あった…(慰霊碑に書かれた一人の名前を見つければ、その名前が彫られている個所をゆっくりと指で触れて…やっぱり、とわかりきっていた事実を改めて確認して小さく諦めのついた微笑みを浮かべる) [Tue 18 Dec 2007 22:52:55]
オリヴィア > (広くスペースが取られた慰霊碑、それだけ亡くなった騎士や戦士が多かったのがわかって…その中央の鎮魂のメッセージが書かれた石碑に花を手向けて…)…ん、と…(慰霊碑を前にして、ゆっくりと葬られた人間の名前を目で追っていき…) [Tue 18 Dec 2007 22:50:11]
オリヴィア > わかりました、ありがとうございます(墓守の方に声をかけて、いわゆる『赤い雨』戦争の戦没者の合同墓地も兼ねた慰霊碑の場所を尋ね、説明を受ければ微笑み一礼をしてからそちらの方へ歩を進めて) [Tue 18 Dec 2007 22:46:44]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『小さなバラの花束を片手に、騎士団の制服に身を包んだ女性が一人…』 [Tue 18 Dec 2007 22:44:09]
お知らせ > セラさんが退室されました。 『(そしてその日から、少女は彼の元へ帰らなくなった。)』 [Tue 18 Dec 2007 22:21:12]
セラ >      捨てちゃえば、いい  んだ。 [Tue 18 Dec 2007 22:20:33]
セラ > しあわせだ。 ……ひおー、やさしい。  ひおー、 やさしい。 ( でも、涙も震えも止まらない。寒いから― ?  )  ………   しあわせ、だからか?  ( 幸せだから、恐いのだろうか。 )( かたかた震える体を抱きしめてくれる腕が、いつものようにいないのが、切ない。 )  ―――     じゃ、あ   (  ぽつり、掠れる、声が ) ……     しあわせ ―――      [Tue 18 Dec 2007 22:20:19]
セラ > かいほーしたから、一緒、なのか? なんでだ。…… シゴト、人手、ほしいから、か? でも、お金、高い…… ( 無表情だった顔に、色をつけてくれたのはご主人様。 無表情だった顔に、色を戻してくれたのは、ご主人様。 だから――― 捨てられたくない。 しあわせ。 そう、思ってた。けど。 )    ( あの日。  レストランに行ったあの日から。 )   ……       なんだ、ろ。 (  ぼろぼろ、涙が零れ落ちる。それは涙というよりも、水のように。無表情のまま、土に落ちていくのは涙。  この感情が、よくわからない )  ……  こわい。  ( なんでだろう。 ) [Tue 18 Dec 2007 22:17:07]
セラ >  ( なんで、 ひおーは私と一緒に居るんだろう。 ) [Tue 18 Dec 2007 22:13:23]
セラ > ………  ・・・……… 。 ( 自分の足元は、暗くて見えない。――そっと、その子どもの太股を小さな手がなぞる。 触った感触はそれほどでなくとも、そこに触れれば思い出す、痛み。――でも、親が居なくなったときの痛みよりも、痛くなかった。 身体が焼けるようになっただけ、で。  )  ―――   かいほー、されたんだ。 (   不意に、言葉が漏れる。    かいほーされたのに。   )       ( 一つだけ、生まれる疑問。 )  [Tue 18 Dec 2007 22:10:47]
セラ >  どれーギルドでも、こんな臭いした、な。 ( 焼けるような。その意味を少女は知らない。 )( ふ、と、土まみれのどろどろの顔が、空を見上げる。硝子玉に映る空は、星屑の―――。 )   ………    とーさん。 ( 周りは真っ黒だった。自分も真っ黒。まるでいなくてもいいんじゃないかなんて、そんな不安。でも、少女は其れを言葉にすることができない。――どうやって言葉にしたらいいか、わからないから。 ) …… かーさん。 ( 二人ともいつの間にかいなかったから、私が邪魔だったんだろうと思ってた。だから、寝てた。ずーっと寝てた。ご飯だけ食べて、寝てた。邪魔なら、静かにしてよーって。 ご飯を食べてるときは幸せだったから、じーちゃんは好きだった。ご飯をたくさんくれる。嬉しかった。 ) ( ひおーもおんなじ。 ) ( 不意に、黒いワンピースを捲った ) [Tue 18 Dec 2007 22:08:02]
セラ > ( 探し物。 ) ( それは、大好きな主人のこころに触れた日の、出来事。 ――あのとき。ひおーは泣いてた。 ) ( よくわからないけど、痛そうだった。――だから。 ) ……たすけたかった。 ( それだけ。 ―― 起き上がろうと地面をつかもうとする指が、土に食い込んだのは、起き上がろうとするだけの力ではなく。 ) ……     っ。 ( 立ち上がればぼろぼろと落ちる土。湿ったそれは、少し嫌な臭いがした。古い、腐ったような、何処か懐かしい臭い。 ) ……ツェカンでも、 こんな、の…嗅いだ、気がする。 (  自分が居た、農場に似た。――寝てばかりで、たいした記憶もないから、ひおーにも何も話していないけど。 ) ( ただ、印象に残っているのは、空が綺麗だったってこと。空が此処よりも近かったってこと。それだけは忘れない。綺麗な空だった。薄い色の、白にも似た空があった ) ――――。 [Tue 18 Dec 2007 22:02:25]
セラ > ( ワンピースは冬用といえど一枚じゃさすがに寒そうな。真っ黒なそれは、闇に溶けるように。ランタンも持ち歩かない少女が、紫の髪を靡かせて。 ) ――――。 ( さらさらと流れる紫の髪が、寒さを更に感じさせる。ひんやりとした感覚が、指の神経さえも失くしていくような。 ) …… ……… 。       ( どさっ ) ――――。 ( 足元の小石に躓いて、無造作に倒れこんだ。―― 土の感覚が、じめっと顔につく。黒いワンピースも台無し。ひおーに買ってもらったのに。 ) ………  ど、こ――? ( 自分は、探し物をしに来たんだ。 ) [Tue 18 Dec 2007 21:51:06]
セラ > ( ――がさ。がさ。と。歩く少女が居る。コートも何も羽織らないまま。――違和感のあるだろう、格好で。 ) [Tue 18 Dec 2007 21:49:46]
お知らせ > セラさんが入室されました。 『(手持ち無沙汰の少女が居た)』 [Tue 18 Dec 2007 21:39:53]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(始まりを告げる、鐘の音)』 [Tue 18 Dec 2007 05:13:38]
ルーア・リシア > ( 三つの鐘が左右に揺れて、新しい一日を祝福する鐘が鳴り響く。それは墓地を越えて、街へと届き、人々に新しい一日の始まりを告げる。同時に、朝早く墓参りをする人たちに、もうきてもいいよと知らせるのだ。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:13:21]
ルーア・リシア > ( また受肉するのが面倒だといわんばかりに、ボロボロになったマントを広げて、太い綱に手を伸ばす。 ) さぁ、いくよ―― ( 片手で胸に籠を抱いて、見上げる窓からは、朝日が差し込む。冬の風を胸いっぱいに吸い込んで、ルーアは綱を思い切り引っ張った。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:11:12]
ルーア・リシア > けっきょく、周りに影響されやすいんだな、私は。 ( 自分自身にため息をついて、肩をすくめる。思えばいつも、こんな風に流されてきたのだと思う。なんか、癪だ。 ) ( ややあって――塔と鐘から、何かが抜け出るように、ルーアの籠の中に吸い込まれていく。それと同時に、朝焼けが空を埋めてゆく。 ) ――良い子。 ( 少女はそっと、籠を撫でた。冷たい感触に、指がざらつく。血が流れたことで、手の動きが鈍っていた。 ) すこし、遅れたけど―― ( まだ間に合う。切り傷だらけの足を引きずって――塔の中へ。 ) あ、ニーソックスも、だ。 ( 思い出しだしたら、眉がよった。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:08:31]
ルーア・リシア > ( 仕事は仕事だ。ちゃんとこなす。けれど――そう。見つけたのだ。 ) あの世も、案外いいところよ? ( 仕事以外の時間につかう、楽しみを。今更に、手の痛みが気になってきた。冬の風が、傷口に滲みて滲みて仕方が無い。思わず顔をしかめる。 ) 「――ほん、とう――に?」 ( 聞こえてきたのは、男の子の声。まだ幼い、不安に満ちた声。 ) 死神は、嘘つかない。 ( だからおいで、と籠を掲げて、呼びかける。 ) 一緒に鳴らそう、始まりの鐘を。 ( 貴方のためにも。 ) [Tue 18 Dec 2007 05:03:44]
ルーア・リシア > ( にらみ合いだ。向こうもこちらの気迫を感じ取ってか、手を出してこない。 ) ( ――もうすぐ日が上る。鐘を鳴らす時間が近づいていた。それにしても、片方だけ結んだ髪は、ひどく違和感がある。同僚たちがほめてくれるから、それとなく気にして手入れしていたのに。そう考えると、ふつふつと何かがこみ上げてくるのがわかる。 ) ――早く決めて――寒いんだから。 ( 早く終わらせて、暖かいお風呂に入りたい。鐘を鳴らした後は、集まってくる同僚たちに、野菜スープも作ってやりたい。商業地区でみた新作のヘアバンド、売り切れてないかな―― ) ( いつの間に、こんなにも仕事に私情を挟むようになったのだろう。ふと、考えた。 ) [Tue 18 Dec 2007 04:58:34]
ルーア・リシア > ( ぐら、り―― ) ( 小さな体が、ゆっくりと傾き――たたらを踏んだ。 ) また、結びなおし、だ。 ( ゆっくりと顔を上げながらつぶやいた一言は、今までのどのことばも違うもの。片側の結び目が切れて、サイドテールになった髪をなびかせて、少女は釣りあがりぎみの目を、さらに鋭くさせた。風鳴りも、死者の叫びも、だんだんとうるさいだけの雑音に変わっていく。 ) おとなしくしないなら――消滅させて、やる。 ( 塔のほうを、ひとにらみ。そして、鉄籠を取り出し、片手で高らかに掲げた。 ) どうするの? 決めるのは、あなた――だけど。 ( 血が垂れる片手で、そっと大事な髪を撫でる。結構手入れもしてたのに、ちょっと切れたじゃないか。 ) 向かってくるなら、これ以上容赦はしない。 [Tue 18 Dec 2007 04:49:06]
ルーア・リシア > ( 感情、刃、音。 ) ( 刹那――少女の頭が、体が、大きくのけぞった。) [Tue 18 Dec 2007 04:29:21]
ルーア・リシア > ( 寒さで感覚が鈍った手に、じわり、じわり、鈍痛が広がっていく。ずいぶんと軽くなったランタンの取っ手を手放し、指先をこすり合わせるように動かして、そこにぬらりとした感触を確かめる。 ) なら、遊べば良い。――私は進むから。 ( 腕から肩に広がる痛みは、そのままに。表情一つ、かえはしない。変えてたまるか。進む、進む。 ) ( 塔に近づくたびに、足元をすくうような風に、歩みが緩む。 ) ( カマイタチのような鋭い風が、足を、腕を、切っていく。 ) 駄々っ子―― ( 静かな声音。強い声音。見据える先には、鐘にまとわり着く思念。紡ぐのは、言葉の鎌。 ) 首をはねるのは、怖い? ( 風の中で、何かがきらめいたように、見えた。 ) [Tue 18 Dec 2007 04:22:50]
ルーア・リシア > ( 滞在期間は、すでに過ぎている。昨日、マンジと出会う直前に呼んだ気配の中に、それはなかった。 ) ――おいで。 ( 2度目の呼びかけ。風向きが変わり、つま先の辺りに力が入った。 ) ( 鈴がもう一度はねる。 ) ( 2度、3度、4度――蹴鞠のように、左右に揺れて――鈍い音。 ) 遊び足りないの。 ( 転がる、転がる――鈴を見て、まるで首をはねられたよう。眼だけを動かし、その様を見届けて、眼を閉じた。鎌は使いたくない。今使ったって、うまく刈れやしない。だから―― ) ( 風鳴り。耳鳴り。叫び声。 ) 私は鐘を鳴らしたいだけ。それが墓守の―― ( 突風。体が、揺れて。 ) ――ッ! ( カンテラが、割れた。 ) [Tue 18 Dec 2007 04:02:14]
ルーア・リシア > ( 肌寒さよりも先に感じるのは、悪寒。言葉よりも長く漏れるのは、白い息。風が――猛っている。 ) おいで―― ( 細くたなびく雲を見上げるように、鐘に向かって鈴をかざす。 ) あなたを、迎えに来た。 ( モスグリーンの瞳は、くたびれた塔にぶら下がる、鐘を見ていた。 ) ( 悪寒。 ) ( 手にぶら下げた鈴が、跳ねた。 ) [Tue 18 Dec 2007 03:48:22]
ルーア・リシア > ( 白と黒の境界を越えて、鈴の音が奏でる風の音は、遠く遠く、鳴り響く。 ) 鳴らない鐘に、意味はあるの――? ( 紡ぐ言葉は淡々と。か細い声は、深遠の淵に届けられる。黄色い髪を揺らしながら、黒いマントをはためかせ、向かう先は――鐘の塔。 ) 意味をなくすために、鐘をとめた―― ( もっとはやく、気を回すべきだった。少なくとも、当番の者が不慮の事故で怪我を負う前に。 ) ( ――見据える。 ) ( 古びた細い塔の天辺に、色あせた大きな鐘が、三つ。さび付いたように動かない。近づくにつれて、墓地に飛び交う魂たちが、少なくなっていく。 ) ( みんな、あれから離れていく。 ) [Tue 18 Dec 2007 03:42:38]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(闇の中を行く。一条の明かりを伴って。)』 [Tue 18 Dec 2007 03:31:52]
お知らせ > マンジさんが帰りました。 『ああ、申し遅れやした。あっしはマンジ、と――(さて、何処に埋めてやったら良いものやら)』 [Sun 16 Dec 2007 05:46:43]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(さぁ――この骸骨が安らぐ場所を、探そう。)』 [Sun 16 Dec 2007 05:45:51]
ルーア・リシア > 心に余裕が無いから、そういうことになる。目的だけを達して、それでおしまい。 ( それも日と選んだ生き方の一つであろうと、肩をすくめて息を吐く。酒の匂いに混ざって、日の光に照らされ温められた土の匂いも漂い始める。 ) 別に、方法なんて気にしなくていい。大事なのは、死者にお酒を振舞いたいという、その気持ち。 ( その気持ちさえあれば――現にほら。男の傍ら煮立つ人の青い影は、とても穏やかだ。男の言葉に、骸骨をじっとみて。 ) 男の人。成人しているみたいだから、お酒もよろこんで、くれるとおもう。 ( 髑髏は捨てられた死体か、あるいは埋まっていたものが雨風で野ざらしになったものか、それはわからない。唯一ついえるのは、面白い男にであえて、喜んでいるだろうということ。 ) お嬢ちゃん、は、やめてほしいかな。――ルーア・リシア。それが、わたしの名前。 ( すっと眼を閉じて、ぶっきらぼうに名を名乗る。日の出と共に風向きが少しずつ変わり、墓地に添えられた花の香りも、ただよってきた。鳥たちの歌声と、晴れてゆく朝もやが、新しい一日の始まりを告げている。 ) 見方を変えれば、ここもいいところ、でしょう? ( 男が今回眼にした墓地の顔は、果たしてどれだったか。 ) なら、まず埋める場所を決めないと。――どこでもいいわけじゃ、ない。ついてきて。 ( 男の反応を待ってから、きびすを返して歩き出そう。手伝ってくれるというのなら、拒む理由なんて無い。 ) [Sun 16 Dec 2007 05:45:07]
マンジ > 成程、そいつァ道理でございやす。 最も昔は追剥の類なんぞも「やい、金を出せ!」なんてェ礼儀正しく挨拶をしたもんでやすが、なんともはや、世知辛い時代になったもんでござんすねェ。(追剥だって人の子だ、守るべき礼節やらなにやらってェものはあるだろうに、と男は一人頷き、ぐい飲みから酒を呑む。 おっと失礼、なんて慌てて告げたのは、目前の娘に対してだけではなく、傍らの髑髏にも、だ。 まだ中身の残っている徳利を、髑髏へと傾ける。 酒がかかった)生憎あっしにゃ、しゃれこうべの旦那がどうやって酒を呑むか、とんと見当がつきやせん。 ま、頭から酒を被るってェのも、そう悪くないでやしょう? ――と、やや、お天道さんも起きたようで。(遠くにぼんやりと光る太陽を、男は掌で額に当てながら見上げた。 夜も明けたとなりゃ、無宿人が長々といても死んでる方々にゃ迷惑だろう。 約定通り、この旦那を埋めて退散しようか、と)まァ、生まれる時はお袋さんと繋がっておりやすし、野垂れ死ぬ時ャ一人でも、誰かに埋めてもらえるンなら気分も良いでやしょうね。 ま、ここで逢ったのも何かの縁、ってェこってしょう。 できるなら生きてる内に、この旦那とも酒を、とは思いやすが。 ……しかし旦那、旦那と呼んでおりやすが、果たして本当に旦那でござんすか?(生憎と髑髏を見ただけで性別を見抜けるような知識も持ってはいない。 もしも女人でしたらごめんなすって、と笑いながら謝って、髑髏を手に立ち上がろうか)墓守のお嬢ちゃん。この御仁を埋めるのくらい、あっしにも手伝わせてくだせェや。 別に其方さんのお株を奪おうなんてェつもりはございやせんが、このまま一人だけ帰るってんじゃ、あっしも筋が通せやせん [Sun 16 Dec 2007 05:24:10]
ルーア・リシア > あいにく、足はこのとおりふたつとも。追いはぎだったら、わざわざ声なんてかけたりしない。油断しているところを後ろから近づいて―― ( 不思議な男だ。驚くそぶりは見せるものの、その態度はなんとも肝の据わったふてぶてしさ。それに、なんだか言葉の使い方が面白い。 ) というわけで、墓守が正解。 ( こちらは何か面白いことが言えるわけでもできるわけでもなく、モスグリーンの瞳をそっと相手に向けたまま、ただ淡々と言葉を紡ぐだけ。視界の中で、世界に色が戻ってゆく。彼方より、日が昇り始めたのだ。 ) そう―― ( 男の言い分をきいて、傍らの白い骸骨を見て――そして墓守が漏らしたのは。 ) よかった――冷えて死なずに、朝を迎えられて。 ( すっと眼を細め、口の端にわずか、笑みを造って見せた。 ) 大丈夫。それを埋め戻すのも、貴方を無事に外まで送り届けるのも、墓守の、しごと。 ( 愉快に語る男の様子を、どこか興味の色をもった眼で見つめ返し、少女は己の役割をしっかりと継げた。 ) [Sun 16 Dec 2007 05:12:56]
渡世人 > (訂正:天地神明に地下って→天地神明に誓って) [Sun 16 Dec 2007 04:57:26]
渡世人 > …………おっと、こいつァいけねェや。見つかっちまったい。 さてはて、女の幽霊が出るってェ噂は聞いたことがございやせんが、墓守ですかい? それとも追剥の類だったりは――しやせんよねぇ?(唐突に欠けられた声に、男はびくりと驚いたように身体を動かした。 ところが顔は笑ったままだし、腰を上げる気も、酒を手放す気も無いらしい。 財布は空っぽとなりゃ、今の持ち物の中で価値があるのは徳利程度。 こいつを手放せば文字通りの素寒貧。 そいつだけはご勘弁いただきたい。)御免なすって、お穣ちゃん。 あっしは見ての通りの旅人でさァ。 お天道さんに顔向けできる生き方かってェ聞かれりゃ断言はできねェが、天地神明に地下って墓荒らしの類じゃァございやせん。 だからってェ、死んでるのに歩き回れるほど寝起きが悪ィわけでもありやせん。 ちょいと一晩、ここで夜明かしてたケチな男でございやす。 宿賃なんぞも払えやせんが、ここを出る時にゃァ、この御仁を埋めて行きやすんで、どうかご勘弁を(墓守か、はたまた墓荒らしか、或いは其れこそ化けて出た類なのか。 酔った博徒にゃとんと見当がつかないが、勝手に寝ておいて名乗りもしないんじゃ仁義ってェもんが無い。 傍らの髑髏、その禿頭を掌で撫でてやりながら、さも愉快そうに男は語った。 酔っていることを差し引いても、とても陽気な男である) [Sun 16 Dec 2007 04:56:47]
ルーア・リシア > ( 空が、ゆっくりと焔の色に焼けてゆく。まだ日が昇るその前の、星たちが最後の輝きを残す時。黒いマントをはためかせ、冷気の中に身を晒し、その姿を微動だにしない。風鳴りの中に混じって、耳が捉える声ならぬ声。少女の呼びかけにこたえるようにして、冷たい嘆きが山彦のように返ってきた。辺りから漂ってくるいくつもの気配を感じ、口から静かに、白い息を吐き出した。 ) ( 魂送りの儀。 ) ( ルーアがゆっくりと、伸ばした右手を胸の高さまで掲げたときだった。 ) ――う、た? ( われに返ったように、眼をすこしだけ大きく開いて、あたりを見渡す。風が弱まり、集まってきていた気配も薄れ、黄色い髪が背中に落ちる。歌のように聞こえたのは、その言葉が、とても響きの良い語呂をしていたから。 ) ――あのあたり、か。 ( 再び髪を結びなおしながら、カンテラを持ち上げ、声のしたほうへとゆっくり歩みだす。見えるはずだ。少女が男の姿を捉えるように、男もまあ、少女を見ることができる。ここにいるのは死神ではなく、墓守の少女なのだから。 ) そこで、何をしている、の? ( 立ち止まり、透明な声を、男に投げかける。 ) [Sun 16 Dec 2007 04:46:09]
渡世人 > 道を通せば角が立ち、道を外れりゃ深みに嵌る。 無理にもがけば転げ沈んで、行き着く先は土の下、とくらァ。 挙句に途中、博打で摩ってすってんてん。 三途の川の渡し賃もございやせん。 こりゃァ、閻魔様だって嫌になるってェもんでござんしょう……。(等と、草木も眠る丑三つ時、をちょいとばかり過ぎた墓場に、場違いに陽気な声が響いた。 少し離れた墓石に、寄りかかるようにして座ってる旅人が一人。 傍らに転がっているのは無縁仏か、はたまた狼にでも掘り起こされたか、つるりと白い頭の見える骸骨だ。 死神のお嬢さん御免なすって、なんて見えてりゃ言うだろうし、或いは端ッから信じないというような男であるが、生憎ちょいと事情が違う。 傍らに転がる徳利と、欠けたぐい飲みがあるとなりゃ、今の旅の道連れは酒らしい。 博打で手に入れた泡銭。 宵越しの金は持たないとばかりに遊んでしまえば、ついついうっかり宿賃までも無くなって。 今宵はこうして、墓場で眠ることになったのだが――。 さて、酔っ払いの博徒。 彼の目にお嬢さんの姿は映るのか否か。 少なくとも今は、単にぶつくさと独り言を言っているだけだ) [Sun 16 Dec 2007 04:26:13]
お知らせ > 渡世人さんが入室されました。 『――まったく、冷たい世の中でござんすねェ』 [Sun 16 Dec 2007 04:19:39]
ルーア・リシア > ( 身を、肌を。鋭くきるような夜の風が、黄色いツインテールを横に長く持ち上げていく。ルーアは細くたなびく糸を手繰るように、そっとテールの結び目を解く。糸がふくらみ、衣へと変わる。右半分――ついで、左半分も。 ) ――おいで。 ( 寒さと空気の乾燥で、少しだけ硬くなった唇を動かし、透き通った声音で紡ぐ。呼びかける。そっと、呼びかける。眼下に広がるのは、高く細く突き出た十字の形。命を失った木々のごとく立ち並ぶそれらの合間を縫って、朝もやが風に流され、雲のごとく地面を流れてゆく。 ) [Sun 16 Dec 2007 04:16:57]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(墓標の海に、風が吹く――)』 [Sun 16 Dec 2007 04:03:09]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 その時私は、姉を解放できるだろうか。 』 [Fri 14 Dec 2007 00:36:03]
エリー > ( 姉は、「姉だったもの」は私を殺しに来るだろうか? ) ( 墓地から起き上がった吸血鬼は先ず肉親や、愛するもの近しいものの許を訪ねるという。 母の時もそうだった。 そして家の中に招かれるか朝日が昇るまでずっと、玄関の扉を叩き続けるのだ。 同情を誘うように、生前のその人のように、悲しげな声を上げて。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:34:56]
エリー > ( 2つ年上というのは子供にとって絶大なもので。 私はかなり長らくお姉ちゃんっ子だった。 当然自分よりずっと年上の両親が凄いのは当たり前。 それよりも自分より一回り大きくて、一回り凄い姉が私の価値観の判断基準で。 ジュニアハイスクールに入る頃まで姉べったりだった。 流石にそれくらいの歳になると姉の嫌な所とか弱い所とか、私の方が得意な事とかが見えてきて。 私個人の目的とか価値観が芽生え始めると徐々に姉離れが始まった。 それでもずっと、夜中に取り留めの無い話を何時間もするくらいには仲が良かったけれど。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:28:17]
エリー > ( 姉の墓碑は無い。 ) ( 姉は確かに私の目の前で死んだけれど、死体が発見されなかったから。 私が目を覚ましたのは病院のベッドだったし、其処に倒れていた、と私が証言する場所に姉の亡骸は無かった。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:20:59]
エリー > ( 墓石には父と母の名前が刻まれている。 だけど埋葬されているのは父の亡骸だけだ。 母の身体は灰になってしまったし、この名前が刻まれたのは母が死んだ時。 その後此処から這い出した「母だったもの」は父を連れて行ってしまった。 玄関の扉を等間隔に叩いて私の名前を呼ぶ母だったものの声をまだ、夢に見る。 ) ( 「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて」「エリー、此処を開けて?」 ) [Fri 14 Dec 2007 00:12:23]
エリー > ( 仕事が一区切りついて怪我の具合もマシになってきた所で、久しぶりに顔を出してみた。 ハンターハントの今後の事とか、調査報告の入ったヴァリス・ファングレーの事とかもあるけど、言い出したら何年も放置してしまいそうだ。 最近特に仕事漬けが当たり前みたいになってきている。 その方が気分は楽なんだけれど。 ) …いつそっち行くかも分からないしね。 ( 借りてきたバケツと雑巾で墓石を拭いて花を添える。 墓守はバケツの中身をお湯にしてくれたみたいだ。 この季節だと助かる。 ) [Fri 14 Dec 2007 00:01:19]
エリー > ( 多くの墓碑の並ぶ、見晴らしの良い高台の墓地。 嘉村家の墓石はアマウラ系の四角い縦長の墓石群ではなく、クリスティア様式の平らで低いプレートのような墓碑を使っている。 元々曽祖父の代からヴェイトス市生まれのヴェイトス市育ちの家系で、厳密にイエロティアでもなければホワイティアでもない。 ヴェイトス人、って所か。 遅い時間の墓地には人影は見当たらず、自分で持ってきたカンテラだけが煌々と墓地を照らしている。 風が冷たくて星空の見えない夜だ。 仕事も残っているし、あまり長居しない方が良いかもしれない。 ) [Thu 13 Dec 2007 23:53:48]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 嘉村家 墓碑 』 [Thu 13 Dec 2007 23:41:46]
お知らせ > ミカドさんが帰りました。 『(楽園の扉をノックする   音)』 [Sun 9 Dec 2007 04:15:21]
ミカド > (―――コツン) [Sun 9 Dec 2007 04:09:07]
ミカド >      この街は楽園だと思うかい? [Sun 9 Dec 2007 04:09:05]
ミカド > (―――コツン) (ふらつく女の手を取りながら、歩を進める) (―――コツン)(今も、響くノック音から遠ざかる)(―――コツン) ―――-………最後に、もう一つ、戯言を囁こうと思う。 君の家につく前に――馬車の中で少し考えて教えてくれないか。 [Sun 9 Dec 2007 04:08:16]
お知らせ > ジル@悪戯さんが帰りました。 『(早く男に戻りたーい)』 [Sun 9 Dec 2007 04:03:23]
ミカド > 男の君には、一切合財まったくそそられないから、次は指でも咥えさせていただこう。 (HAHAHAHAHAHAHAHAHA)(手を引きながら、素直に貴方を送るだろう。 行く先を告げられたら、素直に驚くかもしれないが。  鎖骨推奨委員会の敵宅…!! (おぼえてた))  [Sun 9 Dec 2007 04:03:16]
ジル@悪戯 > ( いい笑顔だなこの野郎。 小の一文字を抜かして憎たらしい。 なんだその美肌スベスベは! DHCにでも行っておけ! ) 治る病である事を切実に願うぞ。 繰り返すな。 願うな。 というかお前はまたする気か。 まったくグルメな奴め。 (魔女ギルド) またか。 またあそこか。 ま た あのギルドの仕業なのか……!? もしあそこのせいだったら、ちょっと呪っておこう。 ( けれどやっぱり関係なくて悲しい気分になったのは後日談。 ) 私としてはこれ以上ないほど久方振りかつかなりの屈辱を味合わされているような気分だがな。 ( ご満悦の相手とは対照的に負のオーラを漂わせる。 ) ………じーちゃんて言うな……! ( 翼で飛んで帰ろうかと思った。 けれど酔払い運転になってどっか木に激突しそうだから直ぐ諦めた。 ) ご丁寧にどうも…! 夜の貴族。 ( その手を取って立ち上がる女性はやっぱり少し不機嫌であり。 ) [Sun 9 Dec 2007 03:57:50]
ミカド > (不機嫌そうな面を見ると、こちらはキラキラ笑顔を深くする。 いつも余裕綽々に、一人でがんがんゲージ上げてる相手が、こんな顔を見せるのは珍しいから。 しかも、栄養補給も済んでるしな!つやつやだぜ・・・!) ……本当にどんな病にかかったのやら。 個人的には、本当に  本当に  本 当 に そのままでいいんだが、男に戻った時の君の味と飲み比べて見たい気もするんだよね。  まぁ、だから――…治したいというのなら、魔女ギルドでも尋ねると良いよ。 あの辺が似たような薬を作っていたらしいしね。 ( 帰る )(見送る気満々で眺めていたが)  うぅん――…… 実に良い光景だ。 気分が良い………!!! (くるりと杖を一回転させると、カツコツ、これ見よがしに足音を鳴らして近づき)  ――喜んで。 じー ちゃん (最後の最後でこんな事のたまいやがりますよ) お手をどうぞ…! [Sun 9 Dec 2007 03:42:38]
ジル@悪戯 > ( 血を失ったりする経験はそれほど多くは無い為、やはり足元は少し頼りない。 浴びるほど酒でも飲めばこのような感覚になるのだろうかな。 しかしちょっとその満面の笑みが小憎たらしい。 ) この私の一部であるのだから美味など当然……  …………しかしホントか。 つまりまあなんというか完膚なきまでに今の私は女性か。 ……軽く鬱で無常な現実だぞ。 ( まったくやるのならやると事前に言え、と文句を付けたかったが、相手が何をするかと尋ねなかったのは私か。 ガックリと力無く項垂れる。 )( もうずっとその姿でいいよと断言された悪魔は ) ―――――帰る。 ( 額に青筋浮かべながら、不機嫌そうな態度で吸血鬼に背を向けて歩き出す。 ) ―――――あ。 ( けど貧血で二、三歩進んだらちょっと頭がふらついた。 その歩みはすぐに止まり片膝を付く。 ) ――――帰るから送れ、サイオンジ。 ( ジロリと美女は美男子を睨みつけて。 ) [Sun 9 Dec 2007 03:36:01]
ミカド > (断られると、素直に両腕を離した。  ふらつくようなら手を貸すつもり。 満足そうに自分の唇を指で拭って、満足した子供のように笑って見せた) ―――ふむ。 なかなかどうして。 悪くないね…! 個人的な感想を述べるなら、味も女性のようだ。 形だけ…な変化ではなく、体の中から性別が変わっているようだね! ( 己の種族がばれた事など、これっぽっちも気にしていないような態度で、あっさりと告げる。 もっとも――彼が悪魔だから、どこかへ報告するような可能性は低いと打算した部分もあるのだけど。) んんんん。でも、これで一つ思ったことがある。―――君、ずっとそのままのほうがいいんじゃないかな?  男の姿よりも、よっぽど楽しめそうだしね!(なにが。トは言わないよ!) [Sun 9 Dec 2007 03:24:51]
ジル@悪戯 > ( 牙から吸われる血だけではなく、その舌の動きでさえも今は気持ちが良い。 流石にそれに溺れるという無様な事態にはならずとも、その初体験は実に想像以上の物。 )( その細い首筋から牙が抜かれ、快楽に押し流された感情の波はようやく穏やかな凪に戻る。 そうすれば首筋に痛みが戻り始めてきて、それを労わるかのような相手の唇が傷口に触れる。 )( フラリと揺れる体を相手に支えられながら、白い吐息を吐いた。 ) ――――遠慮しておく。 クセになってしまうと色々と拙そうだ。 ( 自分はやはりやられる側ではなく、やる側に回った方が楽しめる人種だ。 そう思いながらも、吸われてるときには少なからず良いと感じてしまったのも事実。 少しそのからかいに対する返事はムキなものになるか。 ) [Sun 9 Dec 2007 03:09:17]
ミカド > (悪魔の血を飲み下す吸血鬼…という、同属食いに似た光景である事に、誰が気がつけよう。 悪魔の肌の上を、冷たい舌が血の一滴も残さぬように這い回る。 その間にも穿った牙からこぼれる血は止まらない。――不味くはないと思う。だが、やはり人の血とは違い、自分が求める「血」とは根本的に違うようだ。 言うなれば嗜好品の類。 ――まさしく『酒』の類。 腹は満たされぬが楽しめる。 鬼の黒髪が、悪魔の金髪に混じるころ、 妙に納得しながら、名残惜しそうに牙を抜いた。 ただの口付けを傷口に降らせて)  ―――もっと欲しいというのなら、さしあげる事はできるけど? (吸血の快楽は”良い”。 快楽に弱い人間ならばクスリを強請るのと同じ感覚で、吸わせにくる輩も居るらしい。  悪魔の体を支えながら、からかい混じりに囁いた) [Sun 9 Dec 2007 02:59:24]
ジル@悪戯 > ( それは傍目には恋人達の逢瀬のよう。 )( やれやれ。 そういえばこの男と会話をするのはいつも必ず決まって夜だった。 魔界の話を楽しげに聞き、悪魔を少したりとも恐れないその姿はただの貴族の道楽かと思ったが、なるほど全てに合点がいった。 ) この姿になってから、随分と初めての経験が多いこと―――アッ――― ( 軽口を叩けるのはそこまで。 白い肌を鬼の牙が貫き、首筋から電流のように痛みが走る。 )( そしてその痛みの後に訪れるのは、今までに経験した事の無い未知の感覚。 器から生命が啜られ、その喪失感と共に得られる本能的な快楽の感情。 命を維持するのに必須な物を失っていく事に快感を覚えるという矛盾。 )( ――――これは 予想外。 ) [Sun 9 Dec 2007 02:43:39]
ミカド > (黒いインバネスの中へ招き入れるよう、引き寄せた。強引さはない筈だ。――ただ、触れるのに必要な分だけ距離をつめただけ。 だが、男の懐は暖かくもなければ、冷えてもいない。 ――人ならざる者に体温はない。 夜の空気を纏っているだけのインバネス。 ) ――――………。 ( 首筋に一度、男の吐息が触れる。 )   ……。  (くす、と笑う男の声が、響く。 やがて―――獣欲と共に男の牙が穿たれた。 痛みは―――ある。  皮膚を貫き、血が溢れる一瞬まで、その痛みは続くだろう。   だが、その痛みも暫くすれば、湧き上がる快楽で押し流され始める事だろう。 鬼が美酒を啜るのに夢中になればなるほど、その快楽は強くなる。 引き寄せるだけだった左手が、今は餌を捕獲する枷となった。  からかい含んだ微かな笑い声も途絶え、美酒を飲み下す浅ましい音が響く。 顎を持ち上げた右手は、首筋を引き寄せる爪になる。)             ――――――。               (吸血鬼としての本性を露にした鬼が、貴方の目の前に) [Sun 9 Dec 2007 02:28:16]
ジル@悪戯 > くう! 貴様がそうだというのに私は女性になってもこのヴェイトス市すら傾かない! この私ですら未だ貴様の境地には至らずというのか……! ( 再び負けを痛烈に実感する悪魔。 何かが間違っている。 ) うむ。 確かにサイオンジの恋人も突然想い人が女になってしまったのでは大層困ってしまうだろうしな。 養う身の上というのは大変だな。 ( パラサイトをしている悪魔は実にいい身分である。 )( 彼の性は知らない。 だから相手が自分に対してどんなに本質的な欲求が生まれているのにかは気付かず。 ―――全く持ってゾッとするような笑みだこと。 )( しかしあれだ。 相手はともかく私としてはどうなのだろう。 中身は一応男だから、なんというか違和感を感じる。 面白そうだからって少し場の空気に流されすぎたか?なんて考えつつ。 ) まったくこんな所ではしたない者だこと―――? ( 近付く唇は重ねあわされる訳でなく、その首筋へと向かっていく。 何故? そう思ったのは短い時間。 ) ―――しっかりと戯れで終わらせてくれよ。 ( 唇が首筋へと触れた時、なんとなく解ってしまった。 抱き寄せられるままの悪魔は抵抗しない。 悪くないと言ってしまったのは己の訳だしな。 ―――まあ、これも数少ない貴重な経験ではあるだろうことよ。 ) [Sun 9 Dec 2007 02:14:21]
ミカド >   だが断るねっ! そもそも、僕のような完璧に美しい薔薇の花の化身の如き男が、女になったとしたら、国を傾ける事態になりかねん。 ――それに、僕には愛する人も、家族も居る。 一家の主として、男だ女だとフラフラしていたら、示しがつかないしね(ふらふら現在進行形してる男がなんか言う) (ジルという男の形をした悪魔には、”こういう意味”では、まったくそそられない。 だが、この細い首筋に、金の髪が揺れる様子はどうだ。 細い腰に、白い肌―― ……ああ 、黒い獣が疼く。  血の大河を遡り、始祖へと近づいた己が獣は、以前のように美酒を強請らなくなった。 その血が目の前の甘い香りに騒ぎ出している。 石榴の双眸が、愉快なものを見た後の子供のように、仮面めいた笑みを張り付かせた。 ) ―――――…………そうかい、そういってくれると、とても嬉しいよ。 久しぶりなので、少しばかり加減ができないかもしれないが、まぁ――……駄目なら声をあげるといい―…。(顎を軽く持ち上げたままの右手――そして、左手が腰の後ろへまわされて)  …ちゃんと止めてさしあげる (男の顔が近づく。 赤く冷たい唇が、女の首筋へ触れんと――抵抗されなければ、だが。 ) [Sun 9 Dec 2007 01:54:53]
ジル@悪戯 > 頼むから不吉な台詞を言うな! ( 冗談ではない。 ホントに冗談にならない。 貧乳だなんて断固拒否する! ) 貴様もこんな目にあってしまえ…… ( 他人の不幸を呪っておこう。 ) ( スタイル云々の事を現在進行形で嘆いてはいるが、そのスレンダーな身体つきは決して悪いものではない。 元から顔立ちが綺麗な面もあるからか、スリムな美女といったように捉える者も居るだろう。 ) 一週間後かそれより後か。 はたまた寝て起きれば治ってしまうのか、些か見当も付かぬ病だな。 ――――勿体無いか。 お前の口からそういった言葉が聞けるのは恐悦至極だ。 そのお陰で私も少しは自信が回復したかな? ( 元から自信に満ちていたくせに何を今更。 悪魔は吸血鬼の成すがままに石榴の瞳を冬の湖のように澄んだ蒼で見上げる。 ) ――――戯れごとは好きだぞ。 本当にたまにならば遊ばれるのも悪くは無いからな。 ( クスリと艶やかに笑いながら、その内容も尋ねずに、悪魔は相手の言葉にイエスと答える。 ) [Sun 9 Dec 2007 01:36:54]
ミカド > 性転換…そういえば、まぁ、過去に何度かそういう噂は聞いた事があるね。 ―――元に戻らなくなった話も。(ぼそ)だから、珍しくないといえば、珍しくない話なのやもしれん。  もっとも、僕はそういう目にあいたいとは思わないけれどね。(一回で十分だ。その時は小さくなったのだけど)   (女の首筋はいい。特にホワイティアの女。 色素の薄い肌の下――生命の象徴たる、紅が薄く透けるのが堪らない。 唇を寄せると、仄かに香る香水の匂いと、命の匂い。――骨と肉に守られた、甘い甘い美酒が目の前に在る。 貴方が自分のことを「美しい」と言ったが、それは間違いない。 ――血吸いの鬼が、甘い匂いに釣られて近寄るくらいに、魅力的な女に見える。  だから)――― ……。 (微笑む悪魔に、微笑みを返す吸血鬼。 唇を歪めて) 流感の類だとしたら、何時もとに戻るかわからぬのだろう? ――それは、とても勿体無い事だと思うんだ。( 肩から首筋を撫でた掌が、最後は顎下を掬って、上を向かせ)     ―――…少しばかり、僕の戯れに付き合ってくれると嬉しいんだが。  [Sun 9 Dec 2007 01:17:13]
ジル@悪戯 > ( 囁かれた悪魔は――愉しそうに微笑んだ。 ) それは何故、かな? ( その答えを聞く前に、女はそっと距離を更に近づける。 ) [Sun 9 Dec 2007 01:00:16]
ジル@悪戯 > なるほど。 まあ私の現在の可愛らしすぎる容姿とは合っていると言えなくも無いか。 ちゃんづけも決して悪くは―――やっぱ大いに悪いわ!! 別の意味で涙がちょちょぎれるぞ!! ( 余計に文句は増えた。 キラキラと無邪気な笑みが眩しい。 それはもう憎ったらしいぐらいに。 ) 結局ジーちゃんか。 ジーちゃんなのかよこの野郎。 まあ待て。 発想を逆転させるんだサイオンジ君。 私が美乳。 つまり女性の美しさの基準は決してスタイルの良さに左右されないという事が明白になったと考えれば何も問題はないぞ。 ( むぅ、とべたべた体を触られればちょっとは訝しげになる。 それでも大して文句が出ないのは、それなりに相手のことを認めているからだろうか。 ) ( 彼の事を吸血鬼だと確信を得ている訳ではないし。 ) もう何でもありだな。 というかひょっとしてこの街は性転換程度なら何の不思議も無い場所なのか? ( 何だか気軽に考えていいような気がしてきた。 )( なぞられる首筋。 ―――寒さとは別の意味で冷えたその掌の感触。 ) [Sun 9 Dec 2007 00:58:35]
ミカド >  ――  こっちへおいで。  (吸血鬼は、そっと囁いた。) [Sun 9 Dec 2007 00:36:56]
ミカド > 親しみを込めた呼び方で、名前の頭文字と「ちゃん」をつける候補もあるんだが、なんだか急に汁君が老けてしまう気がして避けてあげたんだよ?僕の優しさを知らずに、その不満顔は納得できないねッ!――よろしい。では ジーちゃん と呼んであげようじゃないか!僕の優しさに感涙すると良いよ。 (邪気のない微笑み披露中) ……で、そのジーちゃんが、神に挑戦するが如く、無駄な足掻き、思い違いをしているのは横においておくとして。(ふ、と一笑しつつも、女の肩に掌を乗せる。 骨格から変わっている体は、以前の彼とはまったく違った。細めた瞳が値踏みをするが如く、肩から首筋を這い回り――あわせて、冷たい掌が肩から首筋へと撫で上げんと)――― 仕事帰りに道を歩いていたら女になったくらいなのだから、寝ていたら治るだろうと思うんだが、ふむ―――その前に。    ………(左手で握っていた杖を脇に挟み)  ………… 。  (細い首筋は女のそれだ。 いつかの娼婦の首筋と重なるじゃぁ   な い      か) [Sun 9 Dec 2007 00:36:20]
ジル@悪戯 > その二つ以外に選択肢が出ないのならば、もう汁でいい。 …………誇りたいのに誇れないのはサイオンジのせいだろうが! ( くっつけるとあら不思議。 やっぱり汁だ。 ) まあ以前は確かに譲った結果に終わったが、日々輝きを増す私の美が今も尚サイオンジの背中を拝んでいるとは少々思いがたいのは置いといてだ。 女性としてみてもまさしく魅力的な美しさ―――― ( ―――可哀想な者を見る視線で首を振られた。 ) 美しいんだ! 充分過ぎるほどに美しいからちょっとハンデなのだよこれは! 私が女性になってハリウッドの金髪女性めいたスタイルじゃない理由なんてそれ以外には思いつかん! ( 腹の底から不平不満を叫ぶ。 ) 流行病とはヴェイトスは実に恐ろしい街だな。 というかこれが寝て治るような類のものだとは少々思いがたいと思ってしまう私がオカシイのか? ――――む。 な、なんだ? ( 以前よりもかなり身長の低くなった悪魔。 相手を見上げながらも、別に体を触られる程度なら拒みはせずに。 ) [Sun 9 Dec 2007 00:19:24]
ミカド > 何を言う。 素直に君の名を呼んでいるだけじゃないか。 君と呼ぶ以外になんと呼べというのか…。 君、自分の名前が嫌いなのかい?親につけてもらった名前だ。堂々と誇ると良いよ。 まぁ、どうしても嫌だというのなら、ジルッチとでも呼んでさしあげるが。 あとは、シ十君とかね!(しじゅうくん) まぁ、今は君の名前よりも、君の性別の話をしようじゃないか。  ………僕の次に美しい男であったのは認めるが、しかし、女性としてみるなら――………(胸へちらーり)………――。(額を押さえて、沈痛な面持ちで首を振る) …… 流感の類だとしたら、きちんと養生しないと治らないよ。栄養がつくものとか食べて、寝ていたらどうだい?  もっとも、悪魔が病にかかるなぞ、聞いた事も、見たことも無いが。 ――  しかし――……。 (改めて、悪魔を見つめる。女といえば女か。 女――細い首――細い腰――……そぅ、と右手を伸ばして、細い肩の形を確かめんと) [Sun 9 Dec 2007 00:04:01]
ジル@悪戯 > なんだそのあからさまな悪意は…! 昔から思っていたが貴様絶対わざとだろう! 太字で強調までして! この美形め!! ( どうでもいいけどゲシュタルト崩壊ってなんか必殺技に出来そうな名前だよね。 ) これが一夜の夢だったら冗談とも言えるのだがな。 流石にコレは生憎と笑えん。 ( こうして女性の体になるのは実質二度目か。 人並み以上に整った顔立ちをした女性は不機嫌そうに腕を組む。 ) 現にこうして変わってしまったのだから仕方が無いではないか。 なんだか随分と遠回しな悪魔への嫌がらせだな、ソレ。 もしホントにそうだったら考え付いた者の根性は三回転半ぐらい捻じ曲がってるぞ。 ( そして女性は以前より長くなった金の髪を格好つけた動作で掻き揚げる。 ) しかし私の美しさはこうして性転換してもなんら陰りを見せる事は無いがな。 実に完璧一歩手前の姿形だ。 スタイルに大いなる不満があるが!! ( 一歩手前の理由は、胸が泣けるぐらいに無いという悲しい現実から。 ) [Sat 8 Dec 2007 23:56:28]
ミカド > (続き) ……ともあれ君。 ゲシュタルト崩壊しそうな程連呼したが、ともあれ。 何だ、冗談じゃないのか。 (途端態度を崩して、帽子のツバを持ち上げた。 訝しげな面での頭の天辺から爪先までを、まじまじ眺め) ……君、確か種族は悪魔だったかな。 悪魔種族にしか、かからない流感の類に引っかかったんじゃないのかい? 普通に生活している限り、性別はかわらんよ?ん?    (腰に手を当て、やれやれと首を振った) [Sat 8 Dec 2007 23:44:44]
ミカド > だからだろう。。  何を訂正しておるのだ君。 ああ、いまは嬢とお呼びすればいいのかな? ん? まぁ、にかわりあるまい。。 ( [Sat 8 Dec 2007 23:41:46]
ジル@悪戯 > …………汁じゃない。 ジルだ。 ( 律儀に細かすぎるツッコミをする。 ) ( 私の記憶が確かなら――― )  ( 男だったはずだが。 ) それを聞きたいのは私の方だ……! ( プルプルと震える拳を握り締める。 ) 説明しよう! 夜! 仕事帰り! 道を歩いてたら突然女になっちゃった! 以上!! ( 土の下で眠っている住人には大迷惑な音量で騒ぐ。 ) [Sat 8 Dec 2007 23:39:12]
ミカド > それは失敬。可愛い悪戯を待てばよかったですね? 惜しい事をし              (間。)                 (杖の頭を唇に当てて、控えめに笑う作った「笑顔」を固まらせて)                汁。(まだいう)    私の記憶が確かならば、私の知っている汁君は、男だったはずだが。 [Sat 8 Dec 2007 23:30:33]
ジル@悪戯 > ( 耳を澄ませば今も聞こえてくる音。 尋ねるのもよいが、このままこうして謎として終わらすのもまた一興。 ) 私のほうこそ声を掛けるタイミングを今か今かと計っていてな。 唐突に声を掛けて貰って、思わず第一声をどうするか迷ってしまったよ。 ( さて、そろそろ趣味の悪い他人の振りも終わりにするとしよう。 ) ――――なんてな。 戯れも此処までにしておこうか。 ああ、何度か会った事があるぞサイオンジ。 私だ。 ジルだ。 美しさでいえば神話の世界の話を含めても五指に入ってしまう私だよ。  [Sat 8 Dec 2007 23:26:02]
ミカド > (初対面の女だ。随分と口の悪い女――…。いや、だが誰かの知り合いか何かなのかもしらん。 自分のようなトキノミヤコの人間を「黄色い猿」と嘲って、下に見る輩など、社交場には吐いて捨てるほど) いいえ、謝る必要などありません。 私は楽しんでいましたしね。 何時声をかけてくださるのかと。 ――もっとも、今は私のほうが待ちきれずに声をかけてしまったのですが。 (立ち上がる。) ――失礼ですが、どこかでお会いした事があったでしょうか。 貴方は私をご存知のよう―…? (後をつけていたのだとしたら、の話) [Sat 8 Dec 2007 23:14:17]
ジル@悪戯 > ( 西園寺は僅かに肩を震わした。 その様子を目敏く目の端に留めながら、今にも耳には先ほどから続く音が届いている。 ) そうに決まっているだろうな。 私に見えない者と話している最中だったら実に怖い。 ――――これは失礼。 まるで惚れた男を付け回す初心で純真な乙女の行動だったな。 其方を不快に思わせてしまった事を素直に謝罪しよう。 ( まるで謝っている者の態度ではく、それはいつもの通りに尊大なもの。 女性もまた不敵に笑いながらその血のような石榴の瞳を見つめて哂う。 ) [Sat 8 Dec 2007 23:04:53]
ミカド > ―――― ! (意識の全てをノックに向けていたため、近づく気配に気がつけなかった。 ぴく と、僅かに肩が震えるのがわかるだろうか。 十字の石に向かい合ったまま、しばし沈黙が漂う。 その間も、ノックは こつ  こつん  こつん  と秒針の如く響いているのだけど。 )  ……もちろん、貴方へ。 背後からそっと忍んでくる足音、ずっと聞こえておりました。 (女の声に、さらりと答える。墓石を撫ぜていた手を、そっとインバネスの中へしまいこむ。 冷たさが残る指先を擦り合わせながら、幽鬼のように振り向いた。 帽子のツバから見上げる石榴の瞳が、細く笑う) [Sat 8 Dec 2007 22:54:18]
ジル@悪戯 > ( 少しずつ彼との距離を近づけていく。 そしてようやく耳に届く知り合いの呟く言葉の内容。 ) ――――さて。 ( 以前の面影はその雰囲気や仕草に残っていても、大分見た目の違えた悪魔はそれに返答する。 ) それは私が気付かない別の誰かへの問いかけかな? それともこの私へと話し掛けたのか。 いささか判断に迷ってしまう所だよ。 ( 自分に気付いているのか居ないのか。 そも相手が何をしているのかよく理解していないから、今自分が出来ることはそんな不粋な声を相手に掛けるだけ。 ) [Sat 8 Dec 2007 22:39:38]
ミカド > (墓の前にしゃがみこみ、墓石を撫でる貴族風体の男。 背後から見る限り、知る事ができるのはその程度だろう。 後は、時々思い出したかのように、ぽつり・ぽつり・この男が呟いているという事)  ――― なんだい。 (呟く。 その声は墓のしたから、地上を叩く人物に向けてかけた声。 だけど、後ろに続く貴方へかけた声のようにも受け取れる一言) 用があるなら、言うて見ればいい。 丁度いいことに、僕はとっても暇だ。 先ほど寝床から起きてきたばかりでね。 友人君もいないし、娘も買い物へ出かけている。――だから、君が話し相手になってくれると嬉しい。  [Sat 8 Dec 2007 22:30:00]
ジル@悪戯 > ( いつもの着飾った貴族のような服装はサイズが合わないので、今は適当な店で調達してきたラフなシャツとズボン。 それに上着を羽織っている格好の女性。 )( なんとなく、行動をする理由なんていつもそんな気紛れのもの。 だから今回彼の様子が気になったのもそんな些細なものだ。 出来る限り気配を忍ばせて、そっと相手の後ろを付いていきながらその行動を見ている。 ) ………音? ( 自分の足音とはまた違う。 前を歩いている彼の足音でもない。 ただ微かに聞こえるそれを疑問に思った悪魔は不可思議に思って呟いた。 )( 音がするというのはなんとなくわかったけれども、それが彼の目の前に佇む墓の中からのものだとはまだ気付けない。 ) [Sat 8 Dec 2007 22:22:27]
ミカド > (辿りついた先は、なんてことはない。普通の墓だ。 何の変哲もない、通り過ぎてしまえばそれまでの墓。 乾いた白い石で作られた十字の石が鎮座している。 足元のプレートには、個人の名前が刻まれていた。) …………コツン。 ( こつん ) ………驚いた。箱の上を叩いているんじゃなくて―… (その墓の目の前でしゃがみこむ。 白い手袋を嵌めた男の指が、冷たい墓石の上を撫ぜた) ……中からのノックだなんて。 (   こつ ん  )(墓石の状態からいっても、ノックの主は生きてはいないだろう。 それでも、男には聞こえるノック音。 こつぅん  こつぅん と、箱の中から地上を叩く。 )  ……………。  (音は聞こえど、空気の揺らぎは感じない。 つまりは、この音自体が―― )(聞こえるかどうかは、みている貴方に任せよう。 此方は貴方にまだ気がついてはいない) [Sat 8 Dec 2007 22:10:28]
ジル@悪戯 > ( 理由も解らず女性の姿になって色々大変な目に遭ってなんだか居候宅には帰り辛くなった最近。 久しぶりに訪れた墓地で見かけたのは知り合いの姿。 ) ―――――? ( 一体何をしているのだろうと。 すぐに彼に声を掛ける事は無く、その場で立ち止まった女性は遠目から彼の行動を見ている。 ) [Sat 8 Dec 2007 22:06:14]
お知らせ > ジル@悪戯さんが来ました。 『(』 [Sat 8 Dec 2007 21:59:31]
ミカド > (男にしか見えない”友人”に、ちらりと視線を流す。 この音は何だと視線で問うも、沈黙したまま動こうとしなかった。 教えてくれないらしい。 あるいは知りたくないらしい。興味がないのかもしれない。 ――彼らは、色々な意味で酷く極端だ。自分が興味を示すものには、何時までも語っているけれど、興味がないものには、何処までも無関心。 会話をかわせるようなものは、ごく一部――だと思っている。 もしかしたら他の死霊術師にならば、僕が「コイツとは会話できない」と思った相手とも、会話できるのかもしれないけれど。  そんな彼らが、一切無関心を装うもの――)  ………黄泉帰り・不死者・亡霊・幽霊―――吸血鬼―……。 ( おお怖い。 何て、口にしながら、音のほうへ近づく。  コツン  コツン   箱をノックする音に近づくも、ノックしているらしい人影は見えなかった。 流石に眉を寄せて、立ち止まる)  あれれ。  [Sat 8 Dec 2007 21:53:07]
ミカド > (これは、足音ではない。 自分の足音と聞き比べてもわかる。 )  ――コツンコツンコツン――………。 ( 箱の上を叩くような、そんな音だと思う。  箱――ああ、この墓場には「箱」は何処にでもある。  自分が今、歩いている数歩先にも、自分が歩いてきた数歩後にも、箱が埋まっているんだろう。 真新しい箱は、自分の右側――掘り返された黒土が、湿った地面を見せている。 古い箱は自分の左手――花を手向けるものがいなくなったんだろう寂れた墓がある。 どこもかしこも箱だらけだ。 その箱を叩いているような音がー―)  ……コツン。 (口で呟きながら、音の方向へ歩き出した。 音は――新しい「箱」があるところから聞こえてくる) [Sat 8 Dec 2007 21:39:29]
ミカド > (コツン  ――杖先が石畳を突く コツン ――男の靴が石畳を踏む   コツン ――   --- コツン  ----- )  ………。  (コツン)  ………。  おや。  (男が歩みを止めても、音は止まなかった。 コツン・コツン・と、何かを叩く音がする。) ―――……コツン・コツン・コツン……? 足音とは違うように聞こえるけど――…誰か着た…? (こんな時間に? 自分が言うのもなんだが、この時間の墓場は静まり返っている。 夜の冷たさが墓場を黒に浸し、外からの「暖かさ」を拒むよう。  )  ……………。  (コツン・コツン・コツン)   ……ふむ? (帽子のツバを指で摘んで、軽く持ち上げる。 ゆっくりと辺りを見回し  ) [Sat 8 Dec 2007 21:09:50]
ミカド >   思えばあの頃は若かったなぁ――…… (100歳を余裕で超えてる吸血鬼が、からんからん笑う。 墓場に響く哄笑は、誰が共に笑うこともなく、響いて消えた。) ヴェイトスにきた頃は、結構浮かれていたんだよ? 気持ち的にも、体的にも。 何せ――― 「赦される」部分があったからねぇ。 ―――…… 今でも、あの時の娼婦は忘れてはいないよ? (手にしたステッキの頭を唇に押し当てて、沈黙した。 まるで、誰かの声を聞くように。  ふ、と男は、自分の隣へ視線を向け) ……ご存知?そう。  ああ、此処に埋葬されているのかな。  ふふ―……。 どんな恨み言を言われるのやら [Sat 8 Dec 2007 21:01:24]
ミカド > (黒のインバネスを揺らしながら、ゆっくりと歩を進める人影がある。 緩やかな下りが続く石畳の道に、コツリ・コツリと、硬質な足音が響いた。  その足音が進むたびに揺れるランタンが、十字の影と、男の影を躍らせて、墓場の舞踏会の開始を告げるよう――…  ) 最近とっても忙しかったんだよ。 螺旋状の金属の槍を引き摺りながら歩かなきゃいけなかったんだ。  だから、此処に来る暇もなくてねぇ (独り言だ。 墓場を歩く影は一人分。 男以外の人影も、声も聞こえないだろう。 だが、男は友人に話しかけるよう続ける) 結局誰が優勝したかはわからぬままだけど、まぁ……良い経験にはなったよ。 武器を振り回すという事は、存外疲れる。 あれで人を刺したり斬ったりするなんて――ああ、面倒だ。  いや、僕もかつてはレイピアを持っていたことがあるんだけど――…… [Sat 8 Dec 2007 20:48:54]
ミカド > ―――……実に久しぶりだ。 (十字架林を眼下に、男は満足そうに呟いた) [Sat 8 Dec 2007 20:36:43]
お知らせ > ミカドさんが来ました。 『(ふあ)(欠伸を漏らす)』 [Sat 8 Dec 2007 20:32:48]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『(あとは、己自身の鍛錬だ。)』 [Tue 27 Nov 2007 19:29:57]
ルーア・リシア > ( 変に新人たちが縄張り意識など持たないように配慮するのも、上司の仕事――といわれた。慣れた手つきで、地面に置いたランタンを明かりに、細かい破片もくっつけてゆく。泥と砂と、砕いた石を練り混ぜたこれは、石と石を、よくくっつけてくれる。 ) 終わったら、みんなにおいしい野菜スープ、作ってあげよう、か。 ( 体が温まるから、きっと喜んでくれるだろう。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:29:15]
ルーア・リシア > ( そういう意味でも、墓地にいくらか新人を入れて、新しい上司にまとめさせるというのは、理にかなっているようだ。これなら新人でも安定してノルマをこなせるし、他の死神を寄せ付けず、仕事を独り占めにするわけでもなくなる。 ) あぁ、そうだ。他の死神たちが入ってきても、仕事のことで喧嘩しないように、いっておかないと。 ( 砕けた墓石の割れ目を石膏で繋いだところで、ルーアは思い出したように顔を上げた。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:26:10]
ルーア・リシア > 一番いけないのは、ノルマを優先しての、取り合い。 ( 大体、死神ごとに大まかな担当地区が決まっているのである。そこへ新しく死神が入ってきて仕事を始めると、多くは元からいた死神と、喧嘩になる。 ) そういえば、トートは、いまごろどうしている、かな。 ( 壊れた墓石の補修作業を、一人黙々と進めながら――ルーアはふと、川辺でであった死神の同僚を思い出す。あの時も、ちょうど彼女は仕事中で。己もそれを邪魔すまいと、黙ってみていた。だが、死神にも個性はあるし、全員が全員、顔見知りというわけじゃない。ノルマを厳しく定める上司もるというから、色々と大変だ。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:21:51]
ルーア・リシア > ( 死神の男がうなずくと、フードに包まれた長い銀糸が揺れる。きびすを返すと、ランタンをもった人影は、墓守の鈴を鳴らしながら、ゆっくりと闇の中へ消えていった。まさか、一度に数人、墓守の仕事をさせてほしいと転がり込んでくる者が現れるとはおもっていなかっただろう。重労働で束縛時間が多い割りに、市からはらわれる給料が安いことも、理由の一つだ。 ) 一応、死神ということは伏せてあるけど―― ( ばれたときは、己が責任を取らねばならない。人の上に建つということは、そういうこと。 ) でもこれで、彼らも現世で収入を得ながら、活動できる。 ( 新人の低級死神は、とくに収入の面において、つらい。それにノルマガ決められているから、霊体のまま魂を探し続けるのも大変だ。運悪く霊媒師に見つかって、消滅させられた例もあるというし。 ) [Tue 27 Nov 2007 19:08:22]
ルーア・リシア > ( 別に取り立てて偉くなったわけでもない。墓守という仕事の上でも、下っ端のままである。これまでどおりだ。あえて変わった点をあげるとするならば―― ) ごくろうさま。報告はもう十分だから、別の子の手助けに、いってほしい。 ( 日が落ちてすっかり暗くなった墓地で、ルーアは目の前に立つ細面の男に、そんな指示をだした。年のころ二十歳前後。受肉して人の身をもってはいるが、彼もまた、死神である。ルーアが面倒をみることになった、新人だ。 ) たぶん、ここ――今の時間なら、この地区に、いるとおもう。 ( 墓守が使う地図を広げて、いくつかに区分けされた広い墓地の一区画を指差す。 ) [Tue 27 Nov 2007 18:58:11]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(中級死神になったとはいっても。)』 [Tue 27 Nov 2007 18:52:08]
お知らせ > ルーア・リシアさんが帰りました。 『街、が――泣いてい、る――』 [Fri 23 Nov 2007 03:33:07]
ルーア・リシア > ( やがて飽きたのか、ルーアはきびすを返し、また見回りへと戻っていく。その最中、ふと、耳が風の音を捉えた。 ) [Fri 23 Nov 2007 03:32:52]
ルーア・リシア > ( 眠らない街、ヴェイトス。夜も昼もきらびやかな明かりが耐えないが、それでもこのくらいの時間になれば、明かりの数も数時間前より減っている。だからこそ、街の一画に突如現れた光が、余計目に付いたのだ。風に黄色いツインテールを揺らし、じっと、その様子を見つめている。 ) 魔法の、実験か、なにか? [Fri 23 Nov 2007 03:24:08]
ルーア・リシア > ( それは、まばゆい光だった。日の出までには、いくばくか時間の余裕があるし、何よりも、あれは街の方角だ―― ) [Fri 23 Nov 2007 03:19:15]
ルーア・リシア > ( 街外れの墓地――さえぎるものがほとんど無いなだらかな丘の上で、ルーアは確かに、それを目にした。 ) ――なんだろう。あれは―― ( 時刻は、夜明けを間近に迎えた頃。見回りの途中で足を止め、少女はカンテラを持った腕を下げた。何かに魅入られるように、その方角を見つめて―― ) [Fri 23 Nov 2007 03:15:55]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(――光――)』 [Fri 23 Nov 2007 03:11:13]
お知らせ > ユダさんが退室されました。 [Sun 18 Nov 2007 01:55:01]
ユダ > うん。えっベットは…多角形じゃ駄目? (やっぱり、買い変えないといけないかしら。と肩を落とした) うう…ありがと。 (すん、と鼻をすすると差し出されたハンカチを受け取って顔を隠した。なんとなく泣きそうになって、慌ててわざとらしい咳ばらいをして) この敷地内にお家があるの? (驚いたようにハンカチをずらして目だけを覗かせると、見えるわけはないのになんとなく窓の方を見遣った)(続いたルーアの言葉に嬉しそうに、照れくさそうに女は微笑むと小さく頷いて、誤魔化すように「鼻水が!」なんて大げさに騒いでは、また顔を隠してしまうのだった) [Sun 18 Nov 2007 01:54:31]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(ともだちだもの――)』 [Sun 18 Nov 2007 01:44:12]
ルーア・リシア > カンテラは、しっかりもって。ベッドは、もちろん白いシーツの四角い寝床。 ( ユダの返事に、一つ一つ、真剣にうなずいて。それから、そのひとつひとつに、しっかりと補足をつけて。 ) どうしたの? そんな金魚みたいな顔をして。 ( 淡々とした声音の中に、からかうような気持ちが、わずかに見え隠れ。無論、ユダの正体が知られたとき、己も決して、知らなかった、では済まされないだろう。それ相応の、責任がまっているだろう。だけど―― ) ほら、ハンカチハンカチ。 ( ハンカチをユダの前に差し出して、双眸を輝かせる彼女を、楽しい気持ちで見つめる。そしてやっぱり、思うのだ。それくらいのリスクは、甘んじて受けよう、と。 ) 次の交代時間がきたら、私の家に案内する。この墓地の敷地内に、あるから。それまでは、ゆっくりはなそう? ( だって、私は、この子の―― ) [Sun 18 Nov 2007 01:43:47]
ユダ > (希少価値の高い、友人の笑顔を見て目を瞬かせたが続いた質問には小首を傾げた) パン?えぇ、好きよ。 (栄養にはならないが、味覚で感じることは出来るのだ。素直に返答すると「それがどうしたの?」と不思議そうな顔でルーアを見つめて) スープも飲むわ。暖炉は…そうね、部屋の明かり代わりにつけるかしら。カンテラは…あー…うん。たまに、そう…たまに忘れる時もあるかもしれない。ベッドも若干奇抜なデザインであることは否めないけれど…。 (質問のひとつひとつに答えていくが、後半はいまいち歯切れが悪い。以前、注意されてからはカンテラを持ち歩くようにはしているが、依然として忘れることが多く、ベットに関しては立派な黒塗りの棺であった。ルーアの話に耳を傾け、少しびくびくしながら次の言葉を待っていたが予想だにせず、友人の顔に浮かんだ微笑みを見ると) ……え?え?! (パクパクと魚のように口を開閉する。一呼吸置いて、言葉の意味を理解すると双眸をきらきら輝かせ馬鹿みたいに何度も頷くと、突然顔を両手で覆った) 駄目っ嬉しすぎて鼻水垂れるわよっほんとに! (まったく、なんてぼやきながらも声は明るい響きをもっていた) [Sun 18 Nov 2007 01:34:07]
ルーア・リシア > ( 寂しい――そう、一人は、寂しいものなのだ。生きている人間も、死んでいる人間も、みな、そう言っていた。死神である己には、分かるはずも無い気持ち。しかし、目の前のともだちの言葉を聴いていると、なぜだか胸が痛んだ。 ) ――ばか。 ( 無理に取り繕ったような笑みを浮かべるユダに、小さく微笑んで、そんな言葉を。それから、すこし間をおいて。 ) ねぇ、ユダ。貴女、パンは好き? ( それは、唐突な言葉。淡々とつむがれる言葉。けれど、確認するように、力がわずかに篭っている。 ) スープは飲める? 暖炉に火を入れる習慣はある? 夜で歩くときは、ちゃんとカンテラをもっていく? それから――それから、ベッドでちゃんと眠る? ( そこまでひとしきり話した後、ルーアはこう付け加えた。 ) 別にね、”人間”のともだちを家に招くくらい、いいと、おもう。 ( そういって、ふっと、笑ったのだ。 ) [Sun 18 Nov 2007 01:13:53]
ユダ > うん。 (正体こそはっきりとは分からないものの、向き合って座る少女が人間ではないのは薄らと感じていた。「かばえない」という言葉には、じっとテーブルを見つめたまま頷いて) 帰るところはあるけど、そこには誰もいないもの。そんなの…寂しいわ。 (テーブルの下で両手を組み、落ち着きなく爪先を触りながらぼそぼそと言葉を発する) 大丈夫。私、戦闘は苦手だけれど逃げ脚だけは早いのよ? (取り繕うように、微笑んだ) [Sun 18 Nov 2007 01:05:57]
ルーア・リシア > ( でもたったひとつ、たいしかなことがある。それは――頭のうさ耳で、雰囲気ぶち壊し。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:57:27]
ルーア・リシア > ――ともだちだと、思うから。 ( うつむいて、目元に影を作り、ぼそっとつぶやく。両手のひらから、カップの熱を感じながら、ミルクティーの水面を見つめて。 ) 友達だと思っているから、きてほしくない、の。あなたに何かあっても、私は、たぶん――かばえない。 ( 墓守としても、死神としても。特にヴァンパイアとして狩人に狙われたなら、おそらく、己は手を出せない。墓守も、死神も、中立でなければいけないと、分かっているから。私情を挟んで介入すれば、そこにしがらみが生まれる。 ) 嬉しいよ? ――会えて、よかったし。会いにきてくれて、すごく――その、嬉しい。だけど――だからこそ―― ( ともだちは、ルーアしかいない。そういうユダのこと場に感じるのは、嬉しさと、せつなさと。 ) いくところ、ほかに、無いの? ( 顔を上げて、そっと、たずねてみる。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:54:31]
ユダ > (ここに居る理由を問われ、テーブルに頬杖をついてだらしない格好で曖昧に「あー」だとか「うー」だとか言っていたが、ルーアの言う言葉の意味を汲み取ると、頬を掻いた) うん。分ってる。危ないのは、よーく分っているのよ? (物憂げな調子で唇を尖らせつつ、目を伏せると) だって、私の友達ってルーアしかいないんだもん。会いたくなる時だってあるじゃない。 (子供じみたことを言うと、顔色を伺い見るようにちらっとルーアを見た) [Sun 18 Nov 2007 00:46:37]
ルーア・リシア > ――それじゃあ、後をお願い。 ( ルーアの言葉に、墓守たちがうなずき、ローブを羽織って表へ出て行く。広い敷地の墓地を見回る墓守たちは、交代で仕事に当たる。ルーアがかえってきたということは、すなわちここで待機していた墓守たちの仕事の時間が来たということ。簡単な挨拶を交わして、体を十分に温めた墓守たちは、ドアを開けて出て行った。これで、部屋にはユダとルーア、二人だけ。 ) それで? どうしてまた、こんなところへ? ( ホットミルクをいれたカップをもって、椅子に座ると、さっそく聞きたかったことをたずねてみる。頭のうさ耳がシュールだけど、鏡とかないから本人にはみえないんだ、うん。 ) 最近、狩人たちが不穏な動きを見せている。この墓地でも、それは確認できた。――まさか、知らないわけじゃ、ないでしょう? ( ユダの正体を察しているルーアは、それとなく、注意を促す。 ) [Sun 18 Nov 2007 00:36:47]
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