ヴェイトス大学 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ドーマウスさんが退室されました。 [Sun 19 Oct 2008 23:32:52]
◆ドーマウス > ( 依頼に合った内容プラスアルファを書き写した後は、もうこの部屋に用はない。 来た時のように隙間をとおって這い出れば、目立つ痕跡が残っていないか確認したのち、素早く部屋を去っていく。 このようにして情報は余所へ漏れていく。 具体的には後日、政治学の試験において普段の成績よりも妙に高い点数を取る学生が出る、ということ。 ともあれ、今宵の情報屋稼業はこれにて終了。 ) [Sun 19 Oct 2008 23:32:49]
◆ドーマウス > ( 時折ネズミのほうでは動きを止めて、部屋に入ってきた者がいないか耳をそばだてて確認する。 この時間帯、教授は所用あって一時間は戻ってこないことは調査済みであるが、学生が入ってくるかもしれないし、その他の不確定要素も無視はできない。 警戒しながらも、手早く読みすすめ、手早く書き写していく。 証拠も残らず、撤退も楽。 現場で書き写すよりよほど楽な手段である。 まあ使い魔の技術の無駄遣いといえるかもしれないが。 ) [Sun 19 Oct 2008 23:22:51]
◆ドーマウス > ( それは試験用に使うらしい問題が書かれていた。 どうやら今回の目的はそれらしい。 読みやすい位置にまで移動し、本体の意識を立ち上げる。 使い魔に回していた意識が一部戻り、夢遊病のように体を起こし、自動書記のようにペンを動かし始める。 直接書類を持っていくのではなく、こうして情報を転写するわけである。 ) [Sun 19 Oct 2008 23:14:49]
◆ドーマウス > ( しばしの間カリカリと音が続き、やがて入り込めるだけの隙間ができたらしく、ネズミはかじるのをやめた。そしてふるふると身をふるってから、ごしごしと足を机の端でこすって汚れを落とす。 書類に残る後はできるだけ消したいらしい。 そしてもぞもぞと一番下の引出しに侵入し、書類の束をの間を移動していく。 一番上の書類まで移動すれば、その書面をざっと確認する。 ) [Sun 19 Oct 2008 23:07:39]
◆ドーマウス > ( ネズミが裏に回ってから少しして、カリカリと小さな音がし始める。 ネズミには重い物を持ち上げるような力はないが、丈夫な歯で隙間を広げることはでいる。 そして人の気づかぬわずかな隙間から侵入してくるのだ。 此度この部屋に侵入してきたときのように。 ゆえに大学内部を自在に動き回ることができるのだ。 ) [Sun 19 Oct 2008 23:00:37]
◆ドーマウス > ( 器用に体を動かして、ネズミは部屋の中を歩き回る。 パッと見たところただ鼠が歩きまわっているようでしかないが、よくよく観察すれば、何かを探そうとする明確な意思の感じ取れる動きだった。 そしてある程度表面的なところを観察し終わると、次にネズミは高そうな文机の裏へと回りこむ。 ネズミの力では引き出しを開くことはできない。 故にネズミにできることをするのだ。 ) [Sun 19 Oct 2008 22:51:41]
◆ドーマウス > ( ミス!! ) [Sun 19 Oct 2008 22:45:29]
◆ドーマウス > ( ――ヴェイトス大学にて政治学を教えるとある教授の部屋。 ドーマウスは誰もいないその部屋にいた。 正確に言うと彼女自身ではなく、その使い魔たる黒鼠が一匹、隙間から忍び込んでいた。 いまは意識を完全にこちらに回しているため眠ったようになっている本体は、食堂の定位置で腕を枕にしたような姿勢で座っている。 そちらにも使い魔を一匹つけていて、何かあったり客があった場合はすぐに目覚められるが、今のところそのような気配もない。 結構なことである。 ) [Sun 19 Oct 2008 22:45:16]
◆ドーマウス > ( ――ヴェイトス大学にて政治学を教えるとある教授の部屋。 ドーマウスは誰もいないその部屋にいた。 正確に言うと彼女自身ではなく、その使い魔たる黒鼠が一匹、隙間から忍び込んでいた。 いまは意識を完全にこちらに回しているため眠ったようになっている本体は、食堂の定位置で腕を枕にしたような姿勢で座っている。 そちらにも使い魔を一匹つけていて、何かあったり客があった場合はすぐに目覚められるが、今のところそのような気配もない。 結構なことである。 ) [Sun 19 Oct 2008 22:35:26]
お知らせ > ドーマウスさんが来ました。 [Sun 19 Oct 2008 22:30:27]
お知らせ > 寒河江未希さんが退室されました。 『 暫し屋上からヴェイトス市を見下ろす 』 [Thu 16 Oct 2008 21:09:45]
◆寒河江未希 > ( 灯りの無い廊下を独り、足音を忍ばせて歩く。 涼しくなってきた10月の廊下を進み、階段を上ってのんびりと上へ、上へ。 一度途切れた階段を少し先に進むとそこから屋上に出られる短い階段がある。 来る度にあれこれとある場所だけど、まぁ構内じゃ好きな場所だ。 月の見える夜だし、久しぶりに行ってみようか。 ) [Thu 16 Oct 2008 20:45:22]
◆寒河江未希 > ( ふぅ、とひとつ息を吐いて視線を巡らせる。 今は大丈夫みたいだ。 あんまり良い予感はしないし、面倒が無ければ良いんだけど。 ) ( 私は人を細かく観察する方だけど、観察されるのは嫌いだ。 夜遅くに独りで徘徊するのは多分その一環で。 自信のない自分をまじまじと見られるのが嫌だし、他人の姿を直視するには昼間の街は明る過ぎる。 夜しか見えないものも沢山あるし、それに惹かれるのは―――なんでだろう? 結局、隠匿されると暴きたくなる悪趣味な性分か。 アトノマツリの事を言えた話じゃないか。 あいつみたいに自殺行為じみた首の突っ込み方はしないけれど。 ) [Thu 16 Oct 2008 20:28:50]
◆寒河江未希 > ( 最近構内で誰かに見られている気がする。 アトノマツリじゃあない。 あいつならあの潜んでるんだかはしゃいでるんだか騒がしい雰囲気で分かるし、今更こっそり覗き見される理由が思い当たらない。 そう頻繁ではないし、執拗でもない。 私が気づくと直ぐに何処かへ行ってしまうし、ここしばらくは静かだ。 “幽霊”の類じゃないとは思う。 あれはもっと粘質で、ふてぶてしい。 こっそり隠れたりも逃げたりもしない。 多分人間でもない。 ちょっと小回りが利き過ぎるもの。 ) [Thu 16 Oct 2008 20:17:38]
◆寒河江未希 > ( 月が綺麗な夜だ。 降り注ぐ月明かりが明かりの消えた廊下に窓枠型に四角く闇を切り取って、長い廊下に等間隔のコントラストを作っている。 無音の廊下が異界じみて見えるのは、昼間とのギャップが大きいからだろう。 音の無い廊下。 誰も居ない廊下。 白黒モノトーンの景色の中を、足音を殺して歩いた。 折角の非日常の景色の中に、足音なんて無粋なものを放り込むのは台無しな気がしたから。 ) [Thu 16 Oct 2008 20:11:26]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 『 119:月夜俯瞰 』 [Thu 16 Oct 2008 20:07:00]
お知らせ > イェルクさんが退室されました。 『( 恥ずかし過ぎて目は覚めたけど、 暫く顔を上げられなかった )』 [Sat 11 Oct 2008 23:36:23]
◆イェルク > ( ごん。 ) … ( おでこが テェブルと コンニチハ した。 ) [Sat 11 Oct 2008 23:35:29]
◆イェルク > ( ひとって食べながらふねこげるんだなぁ、 なんて。まるで他人事のような、思考をする余裕はあるのに。 体がいうこと、きいてくれない。 ) ( 時間をかけて、なんとかサラダを食べきって ジュースで飲み下して。 さて、片付けないと と考えた途端 ご飯をお腹に収め終わって気が抜けたせいか、 ) … ふぁ ? ( 軽い浮遊感とともに、殊更大きく揺らいだ頭。 )( あ、やばい、と思うより早く、 ) [Sat 11 Oct 2008 23:33:19]
◆イェルク > ( あんまり食べる気しなかったけれど、ようやく手を伸ばしてサラダの盛られた小さなボウルも引き寄せて、フォークでさした葉っぱを口に運んだ。 ぼーっとあらぬ方向に視線を向けながらもしゃもしゃ作業的に口を動かしていると、なんだか牛とかウサギとかってこんな気分なんだろうかと意味もない思考が浮かび上がってくる。けれどそれ以上発展するでもなく消えていくような、その程度のものだ。 ) ( アレもコレも、やりたいことはいっぱいあるのに。どうにも体がついていかない。 今だって、意識とは無関係に頭が微かにゆらゆら揺れているような、そんな感覚がする。 実際どうなのかは自分では見えないからわからないけれど、多分眠いんだ。 ) [Sat 11 Oct 2008 23:25:02]
◆イェルク > ( でもいつまでもこうしてられない、し。 ) …、 ( ご飯食べて、帰らない と。 )( テェブルに両手をつけば、緩慢な動作で名残惜しげに体を起こした。 コップに手を伸ばして、目の前に引き寄せオレンジジュースを啜る。ジュースっていうか、絞り汁っていうのが正しいのかもしれない。果汁100%。 ) … ( なんか考えなきゃいけないことあったっけ、って思うけれど。どうにも頭がぼんやりしている ) [Sat 11 Oct 2008 23:08:29]
◆イェルク > ( 同年代の子達にも小さい、と笑われる自分の手のひらをじっと見つめた。 普段生活する分には気づかれないけれど、大きさくらべっこすると間接ひとつぶん、指の長さが違う。こどものてだ。 …ソレはともかく、目の前でやわやわと開いたり閉じたりしてみている 手にも、なんだか倦怠感。と、筋肉痛のような痛み。 ) うー…… ( 乳鉢で延々岩を磨り潰したり、していたせいだろうか? モノを持つのも億劫。 ) [Sat 11 Oct 2008 22:54:25]
◆イェルク > ( 食堂の長いテェブル、その一席に座して。両腕を投げ出し突っ伏していた。 傍には夕食らしい、オレンジジュースとサラダ。 ) だる ぃー… っ、 ( 最近調合ばっかりしていたから、多分疲れが溜まっているんだ。 一度調合を始めると、何時間もぶっ続けでやらないといけなかったりするし。 余所見するとそれだけ、失敗する確率があがってしまう。 )( はぅ、と小さな吐息。 ) [Sat 11 Oct 2008 22:39:16]
◆イェルク > ( のびている。 ) [Sat 11 Oct 2008 22:33:42]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『 ふ にゃー… っ 』 [Sat 11 Oct 2008 22:25:28]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 開かずの部室、とか。 そういうステキなのはないものか。 )』 [Sat 11 Oct 2008 00:31:37]
◆跡野末理 > ( 部屋から溢れ出した備品が廊下に雑然と積まれ、それらが部分的に埃をかぶっていても、立派な生活感。 頻繁に人の出入りがあることは、見れば分かる。 ) ( 『ちょっとあの二人どこ行ったの?』 『分かりませんけど、鞄ありませんね』 『ええ!?』 何やら工作機械のような音がする扉の向こうから、声が漏れている。 ―――あの二人のサークルだろうかと、ふと足を止めて。 つまらないことは止そうと、さっさとその場を後にした。 ) ( 魅力を感じない場所だ。 というか、使用状況抜きにしてここが良いというような場所は、今のところない。 ) [Sat 11 Oct 2008 00:31:16]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 [Sat 11 Oct 2008 00:21:18]
◆跡野末理 > ( 彼女が今後どのように扱われるのか詳しい話は知らないし、興味もない。 だから不快な話はさっさと意識の外に締め出そう。 ) ( まだいくつか灯りのついている窓が並ぶサークル棟の一つに入る。 空き部屋がないことは確認しているものの、使用状況は不明で、散歩がてら見て回るのを続けていた。 寂れているようなところがあれば乗っ取れないかと考えているものの、やはりそうそう無いようだ。 ) [Sat 11 Oct 2008 00:08:39]
◆跡野末理 > ( 緩く首を振って、足を進める。 フレッシェンカ・ハウザーストーンの名は記憶に新しい。 以前から成り上がり者の娘として、名前くらいは知っていたけれど。 その名が持つ意味は家の没落と同時に変わり、もう忍として気に留める対象ではなくなっていた。 が、どうも見世物にされるらしく、その悪趣味な噂は印象に残っている。 ) ( そんなものは大なり小なりどこにでも転がっている不幸話で、たまたま比較的上流寄りの環境に身を置いている自分の周りでは起きていなかっただけ。 何より自分自身が人殺しなのだから、今更感傷も抱かないが。 女として、人間として嫌悪せずにはいられない種類のいやらしい悪意には、さすがに呆れてしまう。 ―――でも、上手いのかもしれない。 ) ( 彼女個人の資質はどうあれ、成り上がり者は嫌われる。 奇麗事を並べてみたって、人の不幸に蜜の味を感じてしまう要素は損得勘定を持つ誰にも備わっているだろう。 批判も免れないと思うけど、こっそり上がる集客率は、けっこうなものになるのかもしれない。 ) [Fri 10 Oct 2008 23:56:39]
◆跡野末理 > ( けれど多いね! さておき。 すっかりひと気の引いた大学構内。 部室棟が散在する区画の遊歩道を、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪の娘が歩いている。 革の学生鞄を肩に引っ掛けて、灯りは持っていないが潜む気もないようで、まばらな灯りにいささか古風な姿を浮かび上がらせていた。 ) ( 『ちくしょう、もう終わってるんじゃねえの?』 『俺のせいかよ、急げば間に合うって!』 ―――それこそ集まる約束でもしていたのだろうか、何事か言い合いながら駆けて来る男子学生二人が、お化けでも見たような顔で一瞬こちらに目を向けて、また慌しく去って行く。 今では大学史博物館の展示品としてくらいしか目にしないかつての指定制服には、そんな効果もあるのか。 忍び笑いで二つの背中を見送って、それなりの距離が離れても聞こえてくる声に顔を顰めた。 『フレッシェンカ』 ? ) ―――は。 ( 嘲り半分の嘆息。 ) [Fri 10 Oct 2008 23:39:37]
◆跡野末理 > ( テレサはエミキー、先輩ともう会っているようだけど、アルことドーマウスはまだ誰にも紹介していない。 活動的なメンバーが揃っているし、実は知り合いだったりする可能性も十分にあるけれど、何か起きるまで何もしないのでは居心地が悪かろうと考えるくらいの気遣いは持っていた。 どこかで飲み会でもしようか。 そんなパンチに欠ける初顔合わせでは、つまらないけれど。 ) [Fri 10 Oct 2008 23:12:17]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( やっぱり、顔合わせくらいはした方がいいのだろうか。 )』 [Fri 10 Oct 2008 23:07:10]
お知らせ > ドーマウスさんが退室されました。 [Wed 8 Oct 2008 23:41:41]
◆ドーマウス > ( まあこのメンバーであればもう、教えようと教えまいと使い魔が近くにいれば違和感程度は感じるだろうから、いっそ教えたほうがすっきりするかも知れない。 まあ何にせよ直接会う日に考えればよい。 ドーマウスはそんな風に結論付けて、紅茶を飲みほした。 ) [Wed 8 Oct 2008 23:41:38]
◆ドーマウス > ( 実質的な中心人物であるアトノマツリ、彼女の魔術レベルはそれほど高くないが、どうもほかに何かやっている、或いはやっていたらしく、勘がいい。 今後の魔術の伸びも期待できる。 サークルのムードメイカーというかトラブルメイカーというか、バイタリティー溢れるナンテコッタ・ワカラネーヤ。 マツリ曰く異世界人。 行動力がありあちこち首を出す。 詳細は、謎。 本当に、謎。 次。 サークルの良心、寒河江未希、マツリ称エミキー、芸能科。 パーソナルスペースが広く、また勘がいいのか、深い調査は不可。 先の二人に比べると常識人的だが。 最後にセッツァー・シュナイデント・フォン・シュトロハイム、通称セツ、セッツァー、政治学科。 ナンテコッタ同様他の学部に顔を出すことが多い。 他、未調査。 ) こんなところかしらねえ。 ( 現在の調査結果をざっと書き表してみる。 まあある意味、使い魔のレベルを図るにはもってこいのメンバーだ。 ) [Wed 8 Oct 2008 23:36:08]
◆ドーマウス > ( 客が去った後、ドーマウスは飽和量を超えた砂糖が沈殿した紅茶をすすりながら考えた。 何についてかと言えば、マツリに誘われ参入した名もなきサークルについてである。 サークルで活動するにあたり問題なのが、情報収集用の使い魔に関してである。 誠意として、先日マツリには存在を明かした。 他のサークルメンバーにもこれを明かすべきか否か、ということが問題だ。 正体がばれれば著しく行動を阻害されかねない―――特にサークルメンバーの調査について。 使い魔を持っていることは明かしてもいいだろう。 だが直接見せるのははばかられる―――なにせ今のところ確認しているメンバーの半分は魔術関係だ。 ) [Wed 8 Oct 2008 23:24:31]
◆ドーマウス > わかったわぁ。 それならぁ、そうねぇ、一週間程度はもらおうかしらあ。 お値段はぁ………そうねえ、こんなところかしらあ。( 別に魔術をかじっている相手でもなし、引き受けることにする。 そして脳内そろばんをぱちぱちとはじき、ペンでメモ用紙に数字を走り書きする。 調査対象が多いので少々多めに書いておいたが、彼女は少し考えただけですぐに頷いた。 直情的な人間はこれだから助かる。 後払いであることを告げると、彼女は早々に席を立ち、去って行った。 まあ一週間、妄想の中で牙をとぐといい。 ) [Wed 8 Oct 2008 23:16:52]
◆ドーマウス > 状況はわかったわぁ。 それであなたはぁ、どんな情報をお求めなのかしらあ? ( 適当なところで話を切り上げて、肝心な部分に入る。 ) 彼氏の浮気相手の情報かしらあ? それとも彼氏の社会的な弱みかしらあ? ( 慣れていない相手には具体的な選択肢をいくつか提示してみせる。 そのほうが手っ取り早い。 彼女は少し考えてから、最も多くの情報を求める選択をした。 浮気相手の情報、そして彼氏とその浮気相手の社会的弱み。 復讐でも考えているのか、まあ欲張りなことだ。 だがそんなことはドーマウスにはどうでもいい。 ) [Wed 8 Oct 2008 23:02:07]
◆ドーマウス > ( 別に恋愛相談など受けているわけではない。 そもそもドーマウスはこの女学生と今まで交友はなかった。 ただ、友達の友達からの伝手で情報屋の存在を知り、訪ねてきただけだ。 そう、これは相談などではなく、ひとつに商談なのである。 ) それでぇ、他にも何人もぉ、女の子をとっかえひっかえで遊んでるのねえ。 プレーボーイなのねえ。 ( そんな男相手に本気で引っ掛かるような鈍感さもどうかと思う、という本音はもちろん表情にはかけらも出ない。 むしろこういうときは適度に怒りをあおるようにしてやる。 そのほうが過激なことを要求して、向こうから値段を釣り上げてくれる。 ) [Wed 8 Oct 2008 22:51:01]
◆ドーマウス > 成程ねえ。 あなたはそのぉ、彼氏のことが本気で好きなんだけれどもぉ、彼氏はあなたのことぉ、お遊びだったぁ、っていうのねえ。 御気の毒様だわぁ。 ( ヴェイトス大学食堂、片隅の定位置に腰かけるはドーマウス。 向い側に腰かけるの学業よりもファッションなどに重きを置きそうな女学生がひとり。 奥まった場所であり、また声も小さいため、意識しようとしなければ目立たない、そんな一席。 ) [Wed 8 Oct 2008 22:37:02]
お知らせ > ドーマウスさんが入室されました。 [Wed 8 Oct 2008 22:14:42]
お知らせ > 真護さんが退室されました。 『(「なんでもないの。逝ってらっしゃい」) ええ!?いやよくないし何そのさわやか笑顔!』 [Mon 6 Oct 2008 20:55:48]
◆真護 > (妖精の森ってなんか混ざってるよ!妖精の花畑ね。) [Mon 6 Oct 2008 20:54:05]
◆真護 > 頭で考えるのも大事や。けど、夢は自分で動かん限り近づかへん。このまま実力まだ追いついてへんしやめとこ、今日は調子悪いからやめとこって、遠慮し続けて夢を潰すのは嫌や。 ってそんな心配そうな顔せんでや。はじめやしそないに危険なとこには行かへんよ。絶対生きて帰ってくるから、土産話楽しみにしといて。 (やっべ、皆にこんなに心配させといて今更妖精の森主体に行きたいと思ってまーすてへ☆とか言えないと若干びびりながらも、へらっといつもの緊張感の欠片も見当たらない笑みを浮かべ、ばしばしと軽く友人たちの肩を叩く。その動作に押されるように、ぽつりと占術が得意な友人が呟いた。) ・・・・・・・・・・・・え 死亡ふらぐが見える? [Mon 6 Oct 2008 20:52:46]
◆真護 > (”学校でやっとまともに魔法を扱えるようになったレベルの子が、フィールドなんて危ないところで無事に生きて帰ってこれるわけない”。 きっと心配して言ってくれているのだろうその言葉が、ぐっさりと鉛の槍みたいに重く鋭く、心の真ん中に突き刺さった。子供でも分かるような当たり前の事実だ。)そうやんな…冒険の途中でめっちゃ強い魔物が出てきてピンチになるけどいきなり未知の力が溢れてきてやっつけてまうとか実はそいつがものごっつい怪我しとって何かの笛を鳴らしたら大丈夫よ飛べるわってなって一緒に空飛んでそいつを労わりながら故郷へ送っていくってこともないこともわかってるよほんま。(←全部一息で言った。 こいつやばい白魔術科の子連れてきてって遠くで友達が言ってても、今は瞳を閉じて夢を描いておこう。) [Mon 6 Oct 2008 20:35:44]
◆真護 > ちょっくら冒険に行ってくるので、皆さん息災でお過ごし下さぶッ(←ノートで思いっきり頭はたかれた。) (授業が終わったあとのざわめく教室で、いつものように友人たちと楽しくお喋り。…のはずが、先ほどの言葉でぷち阿鼻叫喚の図みたいになってしまった。ある程度こづかれて、その後は罵詈雑言の嵐。) …でも皆のその冷たい言葉が気持ちい…ってなるかァー!! (ちゃぶ台返しならぬ長机返しをしようとして、できなかった。だってがっちり床に固定されてるし。) うちそんな集団リンチされるようなこと言いましたっけ!?冒険するからってゆうただけですやん!! (叩かれた頭を涙滲ませてさすりながらぶいぶい反抗すれば、それがいけないのと有無を言わさぬ冷たい声が響く。) [Mon 6 Oct 2008 20:20:12]
お知らせ > 真護さんが入室されました。 『…ってことでさ。』 [Mon 6 Oct 2008 20:03:11]
お知らせ > テレサさんが帰りました。 [Mon 6 Oct 2008 04:28:58]
◆テレサ > (あと利点といえば――例の件で失いかけていた自信と欲求を充足してくれた、っていう他では得がたいのが既に一つあったけか。 衣類だけでなく心を飾る小物として、良い働きをしてくれた。) ……この調子で色々できるようになれば、前みたいな事もなくなるさ。 おいでピニャ。 行こう。(名前もなんとなく決まった感。 一声掛けて肩にのっけたら、次の授業の教室にでかけるか。) [Mon 6 Oct 2008 04:28:23]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 [Mon 6 Oct 2008 04:28:02]
◆テレサ > (まあ実用性よりも技術を習得したことを証明するためのモノだし、弱くておばかで可愛い でも良いのかもしれない。 手ェ離して机上に置く。 目敏いクラスメイト連中に見つかると中途編入の才女が散々準備してコレかよー とか笑われそうだが――誰しも得手不得手くらいはあるさ! ッてことで誤魔化しておくとしよう。 普段はせわしないが、席を立つと後ろからついてくるか肩に飛び乗る―― ファッションの一助としては役に立ちそうでは ある。) [Mon 6 Oct 2008 03:18:24]
◆テレサ > (どうせなら授業の代筆が出来る人形とかにすれば良かったかな? なんて思うが、そんな高度な物作れないのである。 ――そういえば名前考えてあげねばならない。 名無しでも良いが、固有の名称で呼べるとなんだか扱いやすさが違うし、ちょっと自慢できそうだし。 もこもこでこぼこしてて中身がお菓子。 何か無いか思案の後――) ぴにゃーた・・・とか、どうよ?(くす玉人形にされた。 猫は本気で抵抗している――が、ご主人様は手から放す気配が無い。 使い魔を拵えた意味が無い。) [Mon 6 Oct 2008 03:06:26]
◆テレサ > (”予習”なしカンニングなし、初めて1から全て自分で習得して自分で準備して自分で実践して手に入れたモノなだけに、はっきり言って使い魔としての質は悪い。届け物や留守番をしてくれるがそれ以外何が出来るわけでもなし。 情報収集力も、今は操作に集中してて感覚のおぼろげな共有程度が限界か――スペックだって動くぬいぐるみ程度、趣味は散歩と昼寝である。 最後のが一番致命的な気がする。) 悪い子めー。 (・・・でも愛しいじゃないか。 自分が何かを―― しかも動く物を作るっていうのは、こお原初の衝動に根差した何かがあると思う。 思わずお腹おっぺしてふにふにもしてしまうさ。 ねこはていこうしている。) [Mon 6 Oct 2008 02:53:20]
◆テレサ > (それも其の筈、コイツは全然普通のネコではない。 もこもこした絨毯状の外皮の裏は毛糸の皮下脂肪。 中身は空で、モツのかわりにお菓子を詰め込むことが出来る優れ猫だ。 筋肉も血管も心臓もないが、動く。暴れる。へまをして近所の親父に追われる。 外見こそ猫でも、分類上はれっきとした人工性霊なのである。) ・・・やっぱお願いしちゃった方がベターだッたかな――。 こら暴れるなよー?(つかまれると暴れだす猫は従順には見えないが、一応使い魔として機能するのだとか。 ぷにぷにの爪で引っかく猫を強く握って止める。) [Mon 6 Oct 2008 02:41:31]
◆テレサ > (教室の机に突っ伏した自分の腕にのぼり、肩を駆け上がる。 爪の痛みも蹴り足の重みも殆んど感じないのはやっぱ体重が軽いからだろう。 動きは優美とは言えないが、代わりに何所か愛嬌のあるその仕草。 色はおそろいの真っ黒。 白い目だけがきらきらと光を反射して面白い。 人によっては不気味にも見えそうなものだが。) ん・・・・こら踊るな。 其処頭の上――(あまり不満でなさそうだが、躾的な意味があるのか。 頭上で前足を上下するネコを片手でくらっち。 もこもこした触感だった。) [Mon 6 Oct 2008 02:30:27]
お知らせ > テレサさんが来ました。 『とことこねこがあるく。』 [Mon 6 Oct 2008 02:25:49]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『 じゃ、またあとで。 ( ひらりと手を振って、仕事に戻ろう )』 [Sat 4 Oct 2008 11:31:56]
◆キリル > ま、市立の方でも見かけた気ィするしー… 今日俺午前であがりだから、ソレまで待っててくれンなら昼飯一緒に食って市立の方も見にいこうぜー? ( ぽん、と友人の肩に手を乗せ。 借りられない、ということは該当部位をココで書き写していく必要があるだろうからまだ暫くかかるだろう。 ) 俺も調べたいことあるし、友人としてなら手伝ってやんよ。 [Sat 4 Oct 2008 11:28:12]
◆キリル > これなら、 …。 ( 言いかけた言葉、噤む。この課題に関してなら、ココより市立図書館のが関連蔵書があったような気がする。そっちはもう借りられちゃってるかもしんないけど。 ) … こっち。 この辺りにあるから。ちなみに今禁帯ンなってるから借りられないよー? ( さっき居た書架から5、6の棚を行き過ぎた辺り、右手側奥の辺りを手で示し。 マジかよ、とげんなりした顔をした友人に笑った ) [Sat 4 Oct 2008 11:20:13]
◆キリル > あー… ( コレか。確か職員うちで回してた回覧に似たようなプリントが挟まれてた気がする。こういう課題を出しましたから、学生に聞かれたら大体の本の場所を教えるだけにしといてくださいって。 ちなみに該当図書は一時的に貸し出し禁止にするようにとの先生からのお願いつき。 まぁ何人受講してる授業か知らないけど、全員で借りに来たら資料見れないヤツも出てくるって事で、禁帯は先生からの意地悪ではなく優しさだろう。 俺も借りに来たらもう借りられてて課題に困った事、あるし。こういう事してくれる先生ってのは、稀だ。 ) [Sat 4 Oct 2008 11:13:14]
◆キリル > もちっと慣れてなさそうな、新しく入ったバイトちゃんなら答えようとしちゃうかもしれねーけど。 ( そういや後期が始まって若干募集もあったんだったか? ふと館内に張り出された募集要項を探して、ふらりと巡る視線。 この大学は、(他の方の描写を鑑みるに、)秋から新年度じゃなく春から新年度らしい。入学当初は違和感もあったが流石にもう慣れてきた ) 課題の答えは教えられないコトになってんの。自分で探すのがオベンキョウだからなー…探し方とか授業内でいってくれなかった? ( 友人の手にしたプリント、ひょいと覗き込み。 ) [Sat 4 Oct 2008 11:04:10]
◆キリル > そのレファレンスにはお答えできませーん ( 相手が友人なモノだから、茶化した口調でにやにやと。 整架の途中だったので棚に向き合ったまま、掛けられた声に止めていた手を少しだけ動かして持っていた本を一冊、棚に納める ) ( ヴェイトス大学附属図書館。 その館内の片隅でのやりとり。 ) [Sat 4 Oct 2008 10:54:50]
お知らせ > キリルさんが入室されました。 『 あー、申し訳ありませんがー 』 [Sat 4 Oct 2008 10:48:17]
お知らせ > ソフィアさんが退室されました。 『大樹の根とは、ゆっくりと大きく張り廻らせるもの。 知恵の樹とてそれは同じだ。』 [Fri 26 Sep 2008 01:14:26]
◆ソフィア > (面識を持てて、その中の何人かが表面上でも”協力”してもらえれば先ずは十分。 確かな需要とそのメリットを武器に、勧誘は魅力を増して行くことが出来るのだ。 拠点が欲しくなった場合も、ある程度人数が揃ってから組織として立ち上げれば各個人の負担も軽微になる。) こうしてるとまるで商売人みたいですが ―――ああ、あったあった。 A-3コレですね。(目当ての建物見つけて一安心。 流入する学生に混じって中に入ってくことにする。) [Fri 26 Sep 2008 01:08:59]
◆ソフィア > (魔術学科の教員か、或いは研究室。 ある意味でヴェイトス一多くの流派や思想が集る場所だし、他の集団に比べて秘匿性・純粋志向に関しても寛大だろう。 もしかしたら同じような構想を既に練って・・・或いは実践している人やら集団が居るかもしれない。 発想の原点だって此処から頂いたのだ。) …・・・あの時の教授とまた会えると良いんですが…… どこでしょうねこのA-3 2階。(後で聞いた話では体験学習で受けた講義は都市伝説級のレア教授だったとか――流石に其処までは期待しない。 今日はまだ第一歩。 受付見つけて、「こういう研究をしている方は居ませんか」っていう面通しだけでも出来れば上々だ。) [Fri 26 Sep 2008 00:55:29]
◆ソフィア > (派閥・流派の垣根を越えて自由な研究と成果の共有ができれば―― 仕事の傍らそんな理念から始まった魔術師結社構想だが、早くもその進展状況は宜しくない。 魔術師は習性として自流派を秘めたがるものだし、他流派の技をもってしてまで新しい理論を開拓するよりは、自分の流派を深奥まで究めたがる人が多いのだ。 ) ――掲示板掲示板・・・と。(講義の時間割を見る学生に混じって見上げる構内見取り図は、やはりデカくて広い。 それとなく声を掛けてみた知り合いやらギルドやらはダメだったが―― 此処ならばという感覚も起ころうというものだ。) [Fri 26 Sep 2008 00:40:20]
◆ソフィア > (大学ったら下記にロルのあるような場所であり、市の政治から半ば独立した最大教育機関 なんて肩書きに恥じないくらい立派で賑った建物。 出入りする人数も他の建物と比べて多く、人間の姿もノリも質も本質も様々だ。 門を潜る彼らに共通する事は唯一つ―― その誰もが知識を求めている事。) 結構久し振り ですが・・・変わりませんねー・・・ (そして今門を潜る部外者の自分も、多くの学生たちと目的は同じである。 旧い記憶を頼りに、校舎の方に歩いてく。 大学とはいえ建物全てが教室ってわけじゃない。 事務雑務を担当する受付じみた場所が、何処かにあったのを覚えてる。) [Fri 26 Sep 2008 00:18:17]
◆ソフィア > (卸したての服に綺麗な帽子。 髪もいつもより念入りにセットして、不意に寝ないように休眠も栄養もちゃんととってある ―――普段日常生活に無頓着とはいえ、時と場を弁える事くらいはできるのだ。) ・・・・・・よし。 (最後にもう一度身嗜みと諸事項をチェック→手袋の拳ぐぐ。 始めてギルドに足踏み入れた時みたいな装い新たに度でもって、気合を入れて立つ場所は―― ヴェイトス大学門の前。) [Fri 26 Sep 2008 00:10:08]
お知らせ > ソフィアさんが入室されました。 『*ぱりっとしている。*』 [Fri 26 Sep 2008 00:05:14]
お知らせ > ドーマウスさんが帰りました。 『( 果報は寝て待てというが、よい報せを得たようで。 )』 [Wed 24 Sep 2008 02:21:57]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( 何気ない接触が、意外な収穫。 目を閉じるのに苦笑して、鼠に手を振った。 )』 [Wed 24 Sep 2008 02:19:36]
◆ドーマウス > ペンネームで使う人もいるしぃ、暗号にもあるかもしれないわねえ。 ( まあ、それ以外で使うようなことはまずないだろうけれど。 ) 大丈夫よぉ。 限界はちゃんとわかってるわあ。 ( だからといってあえて限界あたりで生活するのも不健康の極みである。 ) ええ、またねえ。 皆さんによろしくぅ。 ( ゆらありと手を振って。 たぶん次の瞬間には、また眠ったように目を閉じるのだろう。 ) [Wed 24 Sep 2008 02:17:43]
◆跡野末理 > 並べ替え? 順番変えちゃったら別の… だけど音を全部使えれば面白いかしら。 トキノミヤコ語じゃちょっと制限あるけど、そっちの方では音が分解されてるものね。 ( なるほど良いかも。 もしかしてドーマウスとかそうなのかと考えて、暫しの間。 違うか。 慣れていないし、すぐに別のも思いつかないが。 ) くまできるくらいならともかく、倒れないようにね。 てゆか、倒れたって本望なんでしょうけど。 ( 倒れるのとニュースが入らないのと、どっちが嫌かっていう話しになるだけ。 なるほど情熱は自分以上か。 切羽詰るだけの事情があれば別だが、身体のコンディションにそこそこ気を遣うのもあって、常態で無理をしようとは思わない。 ) ん、またね。 ( ごちそうさま。 せっかくお近付きになれたのだし、これからどこかへ… という雰囲気でもない。 テレサとコッタの顔合わせなんかもまだだし、いっそ皆でどこか遊びに行こうかとも思うのだけど、全員が会うのはなかなか難しいか。 トレイを持って立ち上がる。 胸元から外すナプキンは奇麗なものだ。 ) [Wed 24 Sep 2008 02:13:55]
◆ドーマウス > 私ならぁ、アナグラムとかのほうがぁ、面白いかしらぁ。 ( まあ理解できる、とは言わないがそれなりに共感はできるらしい。 ) うふふふぅ、隈ができるのとぉ、ニュースが入らないこととぉ、どちらが嫌かっていう話よぉ。 ( もし眠らなくても疲れない薬があったら、喜んで購入することだろう。 ) まあ言いふらすようなものでもないしねえ。 危険なことは私もごめんだしねえ。 ( 正確に言うと、危険な目に自分が合うことであって、危険な事件そのものは否定しないが。 ) ええ、よろしくねえ、マツリちゃあん。 何か調べものがあったらいつでもどうぞぉ。 講義以外はたいていここにいるからぁ。 ( 使い魔を見かけても気づかないふりしてねぇ、なんて。 ) [Wed 24 Sep 2008 02:00:49]
◆跡野末理 > でも名前の一部よ? そんな風にもなるんだっていう感覚が、こう。 ( お洒落じゃない? とか、あまり共感してもらえなさそうだけど、楽しそうに言う。 スドゥサ、呼んでみると捨て難くなるが、言い難いか。 ) くまできてるわよ、知ってると思うけど。 ( 休む時は休んだら、なんて余計なお世話だろうけども。 この程度がどの程度なのやら、笑って肩を竦めた。 変わったもの? ) ああ、見られてたか。 この間拾ったの、ナイショよ? あんまり使う気ないけどね。 てゆか、あってたまるかってところかしら。 不安定だし、加減きかないし、煩いし。 ( 実際に行動を起こしていてなお、その理由があやふやになってしまう。 何を得るのか定めていないというのはそういうことだ。 それを定めるために、まず行動してみることが必要なのだとも言えるけれど、忠告してくれる友人がいると、なおさら不確かさや危うさが後ろめたい。 一つの道と言われて頷きながら、いささか煮え切らない顔をしている。 ) ―――〜ん、ま、やる事は変わらないんだけどね。 それじゃあ、これからよろしく。 アル。 …あ、サークルの活動申請、まだだから。 名前が決められなくてね… そんなの後で変えたって良いんだけど。 部室もないしさ、気長に待っててよ。 申請出してなくたって、この間みたいなことになれば集まるし。 [Wed 24 Sep 2008 01:54:54]
◆ドーマウス > あらあらぁ、もう原型が見えないわねえ。 …………慣れたっていうよりはぁ、諦めたって言うんじゃないかしらあ。 ( どちらにしても本人はかわいそうな話だ、と他人事。 ) うふふふぅ、この程度の寝不足は気にしないけれどねえ。 ( 一応、今後仲間として活動するならばある程度情報は提示するつもりだし、誠意も見せておく。 全部を教えるのはまだ早いが。 ) そうねえ、あなた勘がいいみたいであんまり深くは調べられなかったけれどぉ………変わったものを持っているらしいことはわかったわぁ。 ( 私には向けないでねぇ、と冗談めいたことを。 ) 相手によるわねえ。 不思議はより強い不思議に負けるものぉ、限度があるわあ。 …………いいんじゃないかしらあ。 私みたいなぁ、見たい聞きたい知りたいってぇ、ただその好奇心を捧げて魔道に入り込んだ狂人もいればぁ、理想を信念を抱いて道を決める人もいるわあ。 中には一人くらいぃ、道の間をふらふら歩くのがいてもぉ、いいんじゃないかしらあ。 ( わからないと言えることは、可能性があるということでもある。 定まらないのも、一つの道ということもできる。 まあそれも、本人の考え方次第だが。 ) [Wed 24 Sep 2008 01:38:24]
◆跡野末理 > アルなら、スドゥサとか。 名前を途中で切って区切りを抜かす感じね。 最初は本人嫌がってたけど、慣れたみたいよ。 ( 慣れさせたっていうか、酷い話だが。 ) …へぇ、凄いわ。 そりゃ寝不足にもなるって… うん? ( 謝る? まあ、そこまで話して察しはついたけど… 何だ、正直じゃないか。 使い魔見せてくれる彼女に、気にしないと首を振った。 ) 妙な感じがするとは思ってたのよ、見られてる気がするんだけど人間じゃないみたいだし。 なるほどね。 それで、何か分かった? ( 何をしているか、分かっただろうけど。 それが何か意味を持つものになったかどうか。 最近これと言って何をしていたわけでもない自分の行動、面白くなかっただろうと笑ってみせた。 もっとも、昨日は短銃を整備に出したのだが。 ちょっと物騒かもしれーぬ。 ) ―――〜ええ、実際この間のにかわ事件みたいなことになったら、大活躍じゃない? 期待してる。 …家、か。 私はどうなのかな、魔術もそうだけど、もっと根本的な… なんて、視点があやふやだから、首を突っ込むだけになっちゃうのよね。 そんなこともあるんだって思うけど、こう、学術的に何かを得られるわけじゃない。 だから余計にかな、エミキーに呆れられるのは。 ( 研究と言えるほどのこともあるのかどうか、生粋の魔術士というわけではなく、肝心のものの見方が曖昧だ。 自分自身どう定めて良いのか判断しかねているようで、顎に指を沿え思案顔。 いつの間にか、うどんは平らげている。 ) 意味もなく。 だとしたら私は、青春してるのかもね。 ( 一瞬、もっと普通のそれを恋しく思うような感情も湧くけれど、どちらか選べと言われたら、やはり今を選ぶだろうと頷いておいた。 ) [Wed 24 Sep 2008 01:24:39]
◆ドーマウス > うふふふぅ、期待しないで待ってるわあ。 私は気にしないからぁ。 ……あらぁ、エミキー? 面白い呼び方ねえ。 ( 今度からそう呼ばせてもらおう。 西洋っぽい発音だし。 ) まあ肉体派ではないわねえ。 私は寝ている時以外はぁ、大抵使ってるわよぉ、魔術ぅ。 ………そのことについては謝るべきかもしれないわねえ。 ( あなたについてもそれで調べてたわぁ、と多少の謝意をこめて。 今も付けていた鼠型の使い魔を呼び寄せて、足を伝わらせて肩にとまらせて。 ) まあサークルのよしみでぇ、安くしておくわよぉ? サークル関連ならぁ、ただでいいけどねえ。 ( 先ほど言ったとおり、現状では隠密性は魔術師など相手にはあまり高くないが。 ) 私は魔術師の家に生まれたからねえ。 魔道の探求こそ目的なわけねえ。 まあその代りぃ、手段は選ばないところもあるかもしれないわねえ。 ( 研究のためならば犠牲は問わない。 イっちゃった魔術師なんてものは得てしてそういうものだ。 ) ああぁ、あの変わった先生ねえ。 調査はできていないけれどぉ、知ってはいるわねえ。 ―――まあ、青春なんてものは恋だけじゃあないものぉ。 意味もなくがむしゃらに走れるときぃ―――そんなものじゃあないかしらあ。 [Wed 24 Sep 2008 01:00:24]
◆跡野末理 > アルで浸透させてやるわ。 ん? それならフォンスとか、もちょっと目新しくした方が良いかしら。 …あ、サガエミキも知ってるでしょ? あのこの呼び方エミキーね。 ( そう呼び始めたコッタは色々変えているけれど、自分は耳に新しい感じが気に入っている。 どうでもいいことだけど、彼女をどう呼ぶか考えつつ、友人をそう呼んでくれると嬉しい、とか。 もちろん意表をついてサガエさん、なんかでも全然構わない。 ) 頭脳派ってこと? てゆか… ああ、魔術か。 あれ、今も? ( 今まさに、魔術を行使している真っ最中か? 緻密な隠蔽が施されていて、こんな話しになってそうかもしれないと考えた上で、更に注意しなければ分かり難いが、ふとした感触に首を傾げた。 ) ―――〜その人のことを知りたがってる、っていうのを誰かに知られても構わない状況だったら、お願いしようかしら? 今のところ、そう知りたいことも… ( せっかくだし試してみたい気はするのだけれど、それも失礼な話だし、適当な対象が思いつかない。 試験対策と聞けば、なるほどと思うところ。 ) へぇ、本格的なんだ。 魔道と言ってもさ、座学で済ませるだけのもいるじゃない。 どうせなら使ってみよう、っていう当たり前の欲求に抗える辺り、それも凄いと思うんだけど。 …それなら、安心ね。 エミキーには嫌がられるかもしれないけど、気が合って嬉しいわ。 ( 対して自分のそれは、矜持というのともまた違うのだが、そう結論付けるプロセスの違いは、そう問題じゃない。 少なくとも今のところは。 こんな話しているところ、エミキーがいたらどんな顔するだろうと考えて、可笑しそうに笑ってしまう。 ) うん、快諾してもらえたわよ。 水蓮先生、知ってるでしょ? あの人の理論の実践なんかも、活動内容に含まれるかしら。 ―――〜恋して遊んで泣いて笑って… そういう青春とは、ちょっと遠いような気もするけどね。 ( 一種のそうだと思うけど。 空々しい言葉に頷く仕草は、なんだか微妙に複雑そうだ。 ) [Wed 24 Sep 2008 00:47:57]
◆ドーマウス > ふぅん……? まあよくわからないけど、わかったわあ。 ………別にかまわないけれどぉ、多分ねえ、誰かに私のことを話すときは通じないから気をつけてねえ。 ……あらあ、失礼ねえ。 私は脳を使うのが仕事だものぉ、足りないくらいだわあ。 ( 純粋に甘党でもあるのだけれども。 まあ九つの使い魔に意識を同時にやっているのだ、疲労は結構なものになるから仕方ないが。 ) まあねえ。 でも安心してえ、お客はともかくぅ、私は情報の質を優先するからあ。 魔術師やぁ、あなたみたいに勘のいい人以外であればぁ、個人情報も調べてあげるわよぉ? ( ちなみに現在最も頻度の高い依頼は試験等の解答。 魔術科以外は受け付けている。 学外に関しては料金割高である。 ) あらあらぁ、見くびってもらっては困るわねえ。 その程度のことはぁ、魔道に踏み入れた時から覚悟してるわあ。 ( 魔道の覚悟。 それだけはそう、魔術師として、魔術使いとは違うと言い切れる。 そこには一種、プライドのようなものさえ、ある。 ) んふふふふぅ。 あなたたちが面白い人間であることに変わりはないものぉ。 少なくともぉ、キャラクテリスティックではあるわぁ。 ………あらあ、もう顧問は決まってたのねえ。 ( それは知らなかった。 まあその手のこともおいおい知っていけばいい。 ドーマウスが望んでいるのは彼女ら個人情報より、活動的である彼女らについて行ったほうが、効率よく興味深い情報を得られそうだからだ。 ) 別に私もぉ、バイオレンスばかりに興味があるわけじゃあないものぉ。 これも一種の青春ってやつよぉ。 ( などと空々しいことを。 ) [Wed 24 Sep 2008 00:21:23]
◆跡野末理 > ( 隠すようなことなんてない、なんてハッタリもいいところだが。 流されて困るようなことは、例え身近に居ようと探り出すのが難しい。 むしろ近くに居るというのは、何か探っているのを感じ取る方に有利なのではないか。 まあ何とでも言えるが、そう構えることもないと、ドーマウスが乗り気なら願ったり。 誘うくらいなのだから当然、あっさり受け入れよう。 案外近くに入ってくれる人がいて、あと一人が見つからないと悶えていたのがばからしいが、どうせサークル化すること自体おまけみたいなものだ。 ) そこまでするつもりはないけど、もしも何かの拍子に実績上げちゃったりしたら、サークルだとか委員会だとか、客観的に見て活動の基礎になるものがあった方が評価され易いしね。 閲覧制限図書なんかに触らせてもらえるようになれば願ったり、ってところかしら。 あ、でも、バイオレンスな方ばっかりに興味があるわけじゃないのよ? 念のため。 [Wed 24 Sep 2008 00:15:27]
◆跡野末理 > ええ、トキノミヤコ風にフルネームで言うとあんまり喜ばしくない意味のある言葉になるから禁止ね。 あとは好きに呼んでくれていいわ。 …アルじゃだめ? 人のこと鼠なんて呼ぶのがちょっと。 まあ、意地悪でつけられたあだ名ってわけじゃないでしょうけど。 太るわよ。 ( 脳がばっちり消費してくれればいいが。 甘そうな笑みに、その辺大丈夫なのかとおどけた顔を。 ) 雰囲気より、重要なのは中身でしょ? もっとも学生のお遊びなら、情報屋を使っているっていう立場に酔わせてあげるのも大事なのかもしれないけど。 ( さて、どういった種類の情報屋なのか。 あまり関わらない方がいいとも思う反面、今はすっかり開店休業になっている本職の方で付き合っていける可能性も捨て切れない。 外部の人間にはことのほか用心が必要だけど、独自のルートがあれば便利にも違いなく、ただの学生としてお世話になれるかもしれないとも考えると微妙なところだ。 ) 〜あら同類か。 まあ別に、三者三様十人十色で良いと思うけど… 言うじゃない。 知ったら死ぬかもしれなくても、大丈夫? ( 好奇心はあなた以上。 そんなところで張り合うつもりはないけれど、そう言われると期待してしまう。 入部条件?にそこまで高いハードルは設けていないが、極端な話、にかわ事件のようなことに関わっていたら怪我で済まないこともあるだろう。 それなら手を引けば良いという話だが、万一の時どう思うのか。 その時になってみなければ分からないが、私達のことを見ていたのならあながち冗談で聞くばかりではないのだと分かるだろうと、探るような目を向けた。 ) 何を期待してるのか知らないけど、私達、別に特別な素性の持ち主が集まっているわけじゃないわよ? ナイショのことしてるってわけでもないし、情報集めるって言ったって、面と向かって世間話する以上のものは出やしないわ。 ―――〜まあコッタなんかは例外ね、あれは異世界人。 それはそれで、何を知ったってここでは意味なさそうだし。 というわけだから、仲間に入って仲良くしなさい。 決まりね。 まだ活動申請出してないけど、名前加えとくわ。 あ、ちなみに顧問は人形先生よ。 [Wed 24 Sep 2008 00:08:15]
◆ドーマウス > ああぁ………東洋ではぁ、ファミリーネームが先に来るんだったわねえ。 じゃああなたのことはぁ、マツリちゃんとでも呼べばいいのかしらあ。 そうねえ、私はその名前のほうがぁ、いいかしらねえ。 眠り鼠なんてぇ、まさに私のことだものぉ。 ( 濃くない、との言葉には、小さく小首をかしげて、疲れた脳には糖分が大事なのよぉ、と多少言い訳がましい答えを。 ) あらぁ、情報屋なんてぇ、………まあミステリアスでないとはいわないけれどねえ。 ( その神秘さも売りだから詳しくは言わないけれどぉ、なんて冗談めいたことを。 ) ふぅん……………好奇心という点ではぁ、私とあなたはぁ、よく似てるわねえ。 ( 尤も、解決しようとするものと、傍観者気取りではいささかの違いがあるだろうけれど。 ) ええぇ、あなたのお友達のこともぉ、少しは知ってるわぁ。 あんまり情報は集まら――――んふふぅ。 ( 口が滑ったかしらあ、なんて笑いながら。 ) サークルねえ、噂には聞いていたけれどぉ、本当に作る気だったのねえ。 ………こと好奇心というものに関してはぁ、私はあなた以上を自負しているわあ。 ( とろとろと笑って、ドーマウスは答える。 ) 体力はないからぁ、あなたほど活発には動けないけれどぉ、それでもよければ是非ぃ、こちらからお願いしたいわねえ。 [Tue 23 Sep 2008 23:42:49]
◆跡野末理 > うん、アトノ・マツリね? てゆかそっち風の言い方にすると、マツリ・アトノ。 サンドルさん? ドーマウスで良いのかしら、名前が元になってないあだ名って好きじゃないんだけど… ―――〜濃くない? ( 唐突にたずねた。 我慢の限界、なんて言うと大袈裟だけど、さっきから気になっていた砂を噛むような音。 まあ砂糖だろうけど、なんだ、それって液体としてそれ以上甘くならないっていう。 事件には関わったことがない? ) ふぅん? そう? だけど情報屋なんて、何だかミステリアスじゃない。 何してるのか知らないけど。 ( 光栄で、困る。 今更だけど気にかけられるのは上手くないから。 そんなこと分かっていたし、ちょっと学校に顔がきくくらい認知されてしまったのも知っているのだけれど… 面と向かって言われるとこう。 誤魔化すような微苦笑一つ。 ) 気になるじゃない。 なんとなくさ、魔術なんてかじってると、何気なく過ごしてる日常のすぐそこに、理解し難いものが平然と転がってるんだって分かるようになって。 気持ち悪くない? ようするに好奇心だけど、放っておいたら何されるか分からないっていう危機感みたいな――― お遊びだけどね。 ( 視線に、頷こう。 興味ある。 持たざるをえないというか、どうしても。 危険だとしても。 いや、だからこそか。 友達は… ) キミドリちゃんことナンテコッタとか、テレサ辺りは知ってるかしら? ミキは芸能科だけど… 今度そういうのに興味ありそうなの集めてサークル作るのよ。 門限過ぎての学内活動なんか認められないかもしれないけどね。 興味は… ないかしら? ( そういうのに興味持っている人間に興味があるだけで、不可思議な事象そのもには興味がないか? とりあえず、そろそろとうどんを啜りながら首を傾げよう。 もう人数は足りている。 名前が決まらなくて活動申請出せていないけど、脈がありそうだからと言って無理に引っ張りこむこともない。 暗めの不思議ちゃん属性、欲しいところではあるが。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:31:21]
◆ドーマウス > アトノマツリ、ねえ。 私の名前はぁ、アルフォンス・ドゥ・サンドルというわぁ。 皆はそのぉ、あだ名で呼ぶけれどねえ。 ( 本名で呼ばれることは基本的にない。 タブーというわけでも別にないが、名乗る前にあだ名をつけられたからだろう。 ずずず、ざりざりざり。 とけきっていない砂糖を噛んで。 ) あらあらぁ………私はあなたの大好きな不思議な事件にはぁ、かかわったことはないわよぉ? ( とろけるような―――といっても、砂糖をどろどろに煮詰めたような「とろける」だが―――笑みで、そんなこと。 ) たまたま、ねえ………でもあなたがぁ、そういう不思議なものに首を突っ込むらしいのはぁ、わかっているけれどねえ。 ( お友達も面白そうだしぃ、とくすくす笑うドーマウス。 ) 何時だったかかしらねえ………黒船、だったかしらあ。 ( そういうの、興味あるんじゃないの? と視線は。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:12:01]
◆跡野末理 > 三回生、アトノマツリよ。 口をきくのははじめてよね? まあ一応、はじめまして。 ドーマウスだっけ、あだ名。 本名何だったかしら? クリストファーじゃなくて、男の子みたいな名前だっていうんで覚えてたけど。 ( アル、なんとか。 思い出せなくはないところだけれど、確認しておこう。 隣の椅子を引いて、一応広げたナプキンを胸元にかけた。 彼女が情報屋、というのは知っている。 その手の話には注意しているし、その程度なら。 ただ、その能力や仕入れ方についてはもちろん知らない。 評判になるのが、あまりうまくない職業でもある。 ) ―――〜あら? それはこちらこそ。 てゆか困ったわね。 興味持たれるようなことしたかしら? この間のは事故よ、たまたま。 ( 前々から… というのがにかわ事件?辺りのことであればいいのだけれど。 もっとも、その前からキミドリちゃんなんかとの奇行はあったか。 ちょっとばつが悪い。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:05:48]
◆ドーマウス > ( ずずずざりざりざり、と液体的ではない音を立てて紅茶をすするドーマウス。 なにせそのぬるい紅茶は、飽和量を超えた砂糖が沈殿している。 ) ええあいてるわよぉ。 そういうあなたもぉ、魔術科の学生だったわねえ。 一応はじめましてというべきかしらねえ。 ( 使い魔越しに情報を得ているから、あまりそういう気もしないが。 ドーマウスは知る人ぞ知る情報や。 知らない人は知らないが、知っている人は誰でも知っている。 どのくらいの情報を仕入れるのかということに関しても、人によって認識は違う。 ) それにしても光栄だわぁ…………前々からあなたたちには興味を持っていたものぉ。 [Tue 23 Sep 2008 22:48:38]
◆跡野末理 > ( 地味だとか、目立たないとか、そういうのも特徴だ。 目立つものしか目に留められないのでなければ。 むしろ、普通が一番難しいとか… 今、そんなことを考えるわけではないけれど。 よく寝ているのに寝不足なのか、寝不足だからよく寝ているのか、彼女の目元に落ちているくまを見つめていたら、目が合った。 なんだかまったり?ねっとり?とした微笑に、微笑み返す。 独特な雰囲気に、ちょっと苦笑気味で。 そちらへ足を進めた。 ) こんばんは、ここ空いてる? 一人で食べるの退屈で。 …あなた魔術科でしょ? 私と同じ。 ( 食後のお茶だろうか? もう済ませているらしい相手と、一緒に食べるもないものだけど、声をかけた。 彼女が情報屋なんてしているのは、有名な話だろうか。 おおっぴらに開業している外部の情報屋に頼るのは忍的にちょっと気が引けるのもあって、今まで話したことはなかったが。 興味があるには違いない。 ) [Tue 23 Sep 2008 22:43:55]
◆ドーマウス > ( 特徴的ではある。 覚えやすい。 けれどあえて意識に上らせることも少ない。 つまり多くの人間は、自分にかかわりのないものとして見る。 その代わり、そう、意識しようとする者から見ればよく目立つ、濃い影のようなもの。 ) …………………あらあん。 ( 不意に眠たげな視線が動き、カレーうどん―――ではない、それを持つ姿にやんわり向けられた。 ドーマウスの鼠型の使い魔が、隅から彼女のことを見ていた。 最低限目視できればという、その程度の距離を保っているから、あまり目立ってはいないが。 ) ( 思わず知らず、にまあ、とドーマウスはほほ笑んだ。 今のところ、その有効関係も含めて興味深く眺めている対象だ。 食指が伸びる思いだろう。 ) [Tue 23 Sep 2008 22:12:39]
◆跡野末理 > ( 積極的に周りの人間を記憶しておこうとする者にとって、彼女は分かり易い記号を持った存在だろう。 その一見弛緩したような様子であったり、眼帯であったり、印象として記憶に止めるパーツに困らない。 肌の露出がないために、左肩から先の状態を知ることができるかはともかく。 同じ学科の学生として、口をきいたことはないが見知っていた。 確か名前は… 男みたいな。 ドーマウスというあだ名で呼ばれていたっけ。 ) ( もしかしたら彼女にマークされているのかもしれない。 あるいはもう、外されたのかもしれない。 今のところ本人にそれらの自覚はないまま、セーラー服を着たお下げ髪の娘はカレーうどんのトレイを受け取った。 跳ねさせるつもりはないが、闇に溶ける色の服というのもあって強気である。 ) ( 遅めの夕食ということもあって、人は少ない。 噂話に花を咲かせるようなお喋り友達は見当たらず、どこで食べようかと食堂を見渡した視線をドーマウスに戻した。 よく分からないけれどご機嫌、だろうか? 一人、なのに何か、口元が動いたようにも見えるが――― ) [Tue 23 Sep 2008 22:06:36]
◆ドーマウス > ( 新しい使い魔。 作るというのは、言うのは簡単だが、実際には大変な作業である。 通常の魔術師の言う使い魔ならばそれほど難しいものではない。 ある程度能力のある魔術師は、連絡用に簡易な使い魔を制作する者もいる。 だがドーマウスの場合は特殊な事情がある。 ) 右腕ぇ………はまだ早いかしらねえ。 左腕で術式ができるかしらねえ。 やっぱり脚かしらあ。 ( ドーマウスの使い魔は彼女の肉体をもって構成される。 すなわち新規に作るということは、自分の体を削り取るということになる。 ) [Tue 23 Sep 2008 21:59:56]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( そんな姿を目に留める。 )』 [Tue 23 Sep 2008 21:53:44]
◆ドーマウス > ( その左目と左腕は現在、大学内部を駆け巡って、主たるドーマウスに有象無象の情報を与え続けている。 大学内部といっても、一度にそのすべてを見れるわけではない。 ある程度それぞれの使い魔に範囲を割り振っているが、全てをカバーできるわけではない。 おまけに個人を対象につけている場合もあるので、さらに数が足りない。 )…………そろそろぉ、新しい使い魔を作るべきかしらねえ。 ( 飽和量を超えた砂糖を含む紅茶をすすりながら、たゆたうようにドーマウスはつぶやく。 意識の大半を使い魔にやっている彼女は、基本、本体は眠ったようである。 ) [Tue 23 Sep 2008 21:50:42]
◆ドーマウス > ( 魔女科、魔術科の学生は、なにも魔術師の家系ばかりではない。 むしろ個人でのほうが多いのではないだろうか。 魔術師というより魔術使い。 魔道の探究よりも、魔術の行使。 そういう風潮にあるのは確かだ。 ではドーマウスはどうなのかと言えば、彼女もやはり、魔道の探求よりも魔術の行使を第一としている。 尤も、その行使の目的がひたすらに求知とあれば、遠からず魔道の探究へと続くのかもしれないが。 ) うふふふぅ………まあ狂気という意味合いにおいてはぁ、正しく魔術師と呼ぶに相応しいのかもしれないけれどねえ。 ( 片眼と片腕。 字にすればそれだけのものだが、実際に自らのそれを材料に使い魔を作っているとなると、そこそこの狂気は携えているだろう。 ) [Tue 23 Sep 2008 21:41:13]
◆ドーマウス > ( 魔術師の家系などというものは、まったく狂気の沙汰というほかにない。 正気を失いながら狂気を貯え、ただ本気だけは掠れもしない。 人という生を騙し誤魔化し作りかえ、それでも届かぬ果てを目指し、十も百も代を重ねて一層狂気を深めながら邁進する狂人の行進。 ) なぁんてぇ。 他人事じゃあないけれどねえ。 ( ヴェイトス大学食堂、隅のほうの定位置に腰かけたドーマウスは、相変わらずどろどろと煮詰めた砂糖のような微笑を浮かべて、そんな風に独り言ちた。 ) [Tue 23 Sep 2008 21:25:31]
お知らせ > ドーマウスさんが来ました。 [Tue 23 Sep 2008 21:18:10]
お知らせ > イェルクさんが退室されました。 『( さっきまで以上にゆっくりと、食堂へ向かう。 )』 [Mon 22 Sep 2008 23:58:45]
◆イェルク > ( 立ち止まって、息をすった。 ) ( なんだか空気が変わったなって、ぼんやり思う。 昼中はまだ暑かったし、思い出したようにちょこちょこと蝉も鳴いたりやめたりしていたけれど。 ) ……。 ( ぼんやり周囲を見渡して、 ) [Mon 22 Sep 2008 23:57:55]
◆イェルク > 上の世界にあるものは、 下の世界にあるものに似て いる。 ( 腕に抱えた本にも出てくる、とある錬金術師のことば。 ) …あなろじー、 だったかなーっ? ( つまるところは。類推学。 ) ( だから本だけでなく、机の上だけでなく、フラスコの中だけでなく。 ちゃんとセカイもみなきゃだめなんだって。そうしたら何処かにひらめきが落ちているかもしれないよなんて、センセイは冗談めかして言うけれど。 ) [Mon 22 Sep 2008 23:56:13]
◆イェルク > ( 最近ちょこちょこっと、薬品も扱わせてもらえるようになったけど、 ) んー…… ( なんかこう、おっかなびっくりっていうか。 コレとコレ混ぜてほんとに大丈夫かな、って不安になることが多々。分量によっても危ないし。反応させすぎてもだめだし。弱すぎてもだめだし。 ) ( 加減がわからないなぁ、って。ぺっふり息をつく。 そんな危なっかしさをセンセェに近くでじっと見られてるものだから、さらに緊張しちゃって。 ) …下の世界にあるものは、上の世界に似ており、 [Mon 22 Sep 2008 23:50:44]
◆イェルク > ( そんなのを覚えたところで、実際に扱えなきゃなんの意味もない。必要なときに頭の引き出しからするっと引いてこれるようにならないと。 ) なれ、なのかなーっ…? ( うむむむむー。 )( 本と一緒に抱えた何枚かの紙の端が、が歩くたびにゆらゆら揺れる。 紙面に垣間見られるのはなにやら記号式。 それを普通に共通語に直せば 「火−乾+湿=(第一質量+熱+乾)−乾+湿=第一質量+熱+湿=気」 となるけれど。これも、公式をいくら覚えたところで実際の材料を当てはめて調合できなきゃ意味がない。 ) [Mon 22 Sep 2008 23:35:25]
◆イェルク > ( ふと見上げたお空のおつきさまはお星様たちとかくれんぼの真っ最中で、 姿が見えないのがちょっとさびしい。 ) つきー…… ( おふねにのって帰っていったおひめさまは、そろそろ秋祭りを楽しむ季節なんだろうか。 ) つき。 つきー、は、 …銀。 16:14。 167単位。 金のいっこてまえ。水銀のあと。 ( ぽち、ぽち。 思いつくまま、ぽろぽろと。 箇条書きのよう、言葉が区切り区切りに口に上る。 小さなつぶやき。ひとりごと。暗唱のような ) [Mon 22 Sep 2008 23:18:17]
◆イェルク > う、う ぐー…… ( 荷物を両腕に抱えながら、へろへろと大学付属図書館の建物から外へと出てきた。 食堂か、お外か。どっかでのんびり続きをしようと思って。幾つかはカバンにしまったけれど、すぐ使いそうなのは腕の中。 ) ( 肩掛けカバンの紐が、ちょっとずり落ちているのが気になるけれど直してる余裕なくって、 ) …、 ( 詰めていた息、ふはぁー… と長くゆっくり吐き出そう。 ) [Mon 22 Sep 2008 23:05:00]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『( 図書館で煮詰まって、 )』 [Mon 22 Sep 2008 22:54:29]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 箱では何に使えるわけもないが。 他のものを再現するのにそう時間はかからないだろう。 )』 [Wed 17 Sep 2008 04:55:10]
◆跡野末理 > ( もはや単純ではない光を扱う魔術。 自身の体と制御を両立させている娘の額には、汗が浮いていた。 ) ( 箱を、部屋の隅へ向かって投げる。 ランプの灯りも殆ど届かない暗がりで、その箱は、やはり輝きと認識できるものを発してはいなかった。 ランプの灯りに合わせた調整。 影も含む、予想される限りの光景の再現。 ) [Wed 17 Sep 2008 04:51:46]
◆跡野末理 > ( 部屋の中空に。 吊るされてでもいるように淡く輝く箱が浮いている。 魔術で生み出しているそれは維持したまま、娘は足元のランプに火を入れた。 そして、一息。 部屋は唐突に暗くなる。 ) ( ランプの灯りだけに照らされた部屋で、もう発光していない箱は、変わらずに浮いていた。 娘は箱に手を伸ばす。 そっと触れた箱は、ごく自然に手の中に納まった。 ) ( それを見る者はないけれど、もしもいたら、娘が箱を持っているのだと勘違いしただろう。 質量も熱も持たない幻の箱は、手によって動かしているわけではない。 手の動きに合わせて動くよう、魔術を制御しているのだけど、魔術に通じた者が見るのでなければ殆ど違和感がない状態だ。 ) ( 両手で 『持って』 『放り上げる』 くるくると回転しながら宙に飛んだ箱は、自然に落ちて来て。 一度足で蹴り上げてから、受け止める。 何をしても音はない。 受け止める瞬間、一見硬質に見える表面に娘の掌が 『沈んで』 いたが、それに気付ける者は稀だろう。 ) [Wed 17 Sep 2008 04:44:01]
◆跡野末理 > ( 魔術科実技棟。 魔術的に高度な密閉状態にある窓もないその部屋で、セーラー服を着たお下げ髪の娘が一人、真っ暗闇の中佇んでいる。 ) ( 眼が慣れる、ことなどありえない一切の光が入り込まない空間に、ポツンと 『点』 が現れた。 極小のそれは、この闇の中で視認されるのだから確かに発行しているのだろうけど、まるで散った火花が消えずに残っているかのようにあまりにも小さい。 ) ( 世界に満ちて、光受容器を持つ者にとっては当たり前に存在するそれは、魔術的にも初歩の技と位置づけられることが多いものだ。 闇を照らせたら便利だね、というレベルでは、他の魔術を専門に扱っている者でもやってやれないことはないかもしれない。 ただ、この娘が掌の上で展開している魔術は、それら単純なものよりもずっと精緻な構成を持っていた。 極微の一点はすうっと伸びて線になる。 横線に次いで縦線が現れ、角からは奥に向かって線が延びた。 線は点の集まりだけれど、集まれば光量は大きくなる。 時間をかけて立方体の骨組みができあがり、その表面が白い魔術の光で覆われる頃には、備品の一つもない殺風景な部屋が明るく照らし出されることになった。 ) [Wed 17 Sep 2008 04:35:49]
◆跡野末理 > ( だから暗黒街だかスラムだかに湧いているらしいリアルヒーローには、なりえなかった。 なりたいとも思わない。 人助けには興味が無い。 結果としてそうなるかもしれないけれど、それはついでで。 どちらかと言えば不思議を知ることにこそ、重きを置いている。 それでも、手を出さずに観察していれば良い怪異を封じにかかったりする辺り、変な義務感や自制のきかなさ加減は、否定できるものでもないが。 ) [Wed 17 Sep 2008 04:20:57]
◆跡野末理 > ( どうも日頃の素行を知っている友人には、勘違いされてしまうようだ。 接し方や、事件に引き込もうとする時の煽り方がそうなのだから仕方ないけれど、それらが必ずしも全て本心というわけではなく、この娘に正義の味方属性はあまりない。 そういう風に言えば乗せられてくれるのではと、相手の感覚をしっかり量れていないだけで。 ) ( 謎の失踪事件があれば興味をそそられて首を突っ込むが、それがただの金目当ての誘拐だったと知ったら、わざわざ助けようとはしない。 もちろん状況によりけりで、自警団にこっそり情報を流したりはするかもしれないけれど、興味が失せてしまった後には忍としての判断があるだけだ。 そこの物陰で誰かが乱暴されていたとして、通り過ぎてしまうこともできる。 顔見知りであれば放っておけなかったり、友人であれば助けずにいられない弱さはあるけれど。 ) [Wed 17 Sep 2008 04:12:26]
◆跡野末理 > ( 行かない行かない、興味ない。 どうして怪物が沸いたのかはっきり分かっているのなら、さほど食指は動かなかった。 もちろん全く気にならないと言えば嘘で、多少は、そういった発生源のものとどう戦えるのか試してみたいという思いもあるのだけれど、さすがにちょっと不思議と縁があるだけの大学生にそこまではできない。 その振りは、し続けなければならない。 ) ( どこぞの邸宅が異界化したような話を小耳に挟んでもこの娘は動かず、活動申請出そうとしているサークルの名前に悩んだり、魔術の構築に精を出したり、ガンスミスを見繕ったり、あまり進展のない日々をじれったそうに過ごしていた。 ) [Wed 17 Sep 2008 03:29:51]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 怪物屋敷? )』 [Wed 17 Sep 2008 03:23:26]
お知らせ > 寒河江未希さんが帰りました。 『 笑い話でもなく、可能性として無くはないと思った。 』 [Sun 14 Sep 2008 17:05:51]
◆寒河江未希 > ( アイツはあれか、「アイゼンリッター」か。 劇の方じゃなくて、最近噂のリアルアイゼンリターのほう。 それこそその為に存在してその為に給料貰ってる騎士団か自警団に任せるべき仕事に首突っ込んで、勝手に満足しちゃうっていう意味じゃ同類だと思うけど。 ) ( 困った事に、直接遭遇した事もないリアルアイゼンリッターの行動原理とか思惑とか、ハッタリとか存在の危うさとか、そういうのが大体私には想像できてしまっている。 思春期的というか、行き過ぎた潔癖症というか、青臭さをもっと上手くコントロールできてないっていうか――――子供が夢想する事をそのまんまやっちゃってる奴だ。 ) 本人だったりね。 [Sun 14 Sep 2008 17:05:19]
◆寒河江未希 > ( 事件を解決するとか解明するとか、そういうのを目的にしたくないんだろう。 そりゃぁ未知の出来事を体験したり理解したりするのは良い。 でも命の危険を知りながらそこに飛び込んで行くっていうのはなに? アイツは自衛くらいできるような奴なんだろうけど、私は暴漢一人に出くわしたらそこで多分アウト。 殺されても犯されても自業自得っていうか―――だから「ただの興味」なんて理由でそこまでの無茶をする意味が無いのだ。 それこそ自分か近しい人の命でも係わってない限り。 ) …なーんでそこを理解しないかな。 ( はぁ、と溜息を吐いた。 その件については嫌になるほど何度も何度も繰り返し説明しているのに、跡野末理は納得しない。 「楽しくない?」とか「守から」とか「エミキーにしかできない」とか、感覚の違いなんだろうな。 まるで他人事だし、やっぱり重い。 ) ( だいたい私を過剰に評価し過ぎだ。 ) ( 大して美味しくもないコーヒーを飲みほして荷物を鞄に纏めた。 ) [Sun 14 Sep 2008 16:59:31]
◆寒河江未希 > ( 不衛生極まりないにかわの事件は私とは無関係に勝手に収束して、話題にも上らなくなった。 意味の分からない事件だったし、話題にしようもないんだろう。 跡野末理が深々と首を突っ込んでいたし、やたら関われと五月蠅かったけど、結局細かい話は何も聞いてない。 正直最初から最後まで気の乗らない話だったし。 根本的に跡野末理と私の興味の対象はズレている。 こういうのもなんだが、偽エルフ―――ナンテコッタ・ワカラネーヤの方が幾らか波長が合ってしまうくらいで。 変な使命感とか義務感とか、押し付けがましい期待感とか、重いんだ。 私は別にそんなのとは無関係にただ、なんだろう、こう。 勝手にやりたいだけなのに。 ) [Sun 14 Sep 2008 16:51:10]
◆寒河江未希 > ( 中庭に“幽霊”は見当たらない。 構内をうろついてたまに話しかけてくるあの髪の長い幽霊は日中は見え辛く、そもそも存在しているのかもわからない。 夜になると起きる現象のようなものかもしれないし、居るけれど干渉できないのかもしれないし。 最近は妙に積極的に近づいてきたり筆談で助言を寄越してきたり、随分と馴れたもんだ。 遅くまで構内に残っている理由の一つは、あいつと話すのには遅い時間程良いからっていうのもある。 相談を持ちかければ返事が返ってくる時もあれば無視される時もある。 まぁ、有害ではないと思う。 友好的なくらいだ。 ) [Sun 14 Sep 2008 16:45:01]
◆寒河江未希 > ( ごくありふれた平凡な午後のヴェイトス市大学の一景。 講義を終えた学生たちが構内を行き交い、あるものは個人的な研究の為に研究室へ、あるものは学業よりもサークル活動に精を出し、あるものはさっさと帰ってアルバイトに精を出す。 私は―――私は別にどれでもなく、一階中庭を望む学生食堂で安穏とした時間を過ごしている。 テーブルにはプレーンドックとコーヒー、読み終わった舞台劇の台本。 芸能横丁にでも出向けばもっと美味しいデミダスのエスプレッソが飲めるけど、なんせ近くて安いし、最近じゃこの刺激の薄い日常の景色も嫌いじゃなくなってきた。 これがのんびりと続く中で個人的に楽しいと思う事を勝手にやってるって言うのも悪くはない日々だと思う。 我ながら少しは成長したんだろうか。 ) ( なんて考えながら少し痛んだ金髪に指を通す。 硬くて太くて量が多くてよく引っかかる癖毛だ。 かわいくない。 ) [Sun 14 Sep 2008 16:40:13]
お知らせ > 寒河江未希さんが来ました。 『 118:ヴェイトス市大学/昼 』 [Sun 14 Sep 2008 16:30:24]
お知らせ > ドーマウスさんが帰りました。 『あらあらぁ、特ダネかしらあ。 ( と魔女は言い。 )』 [Sun 14 Sep 2008 02:27:17]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『僕は、アイゼンリッター役なんだ。』 [Sun 14 Sep 2008 02:25:31]
◆カイン > まあ、其処まで詳しくは無いよ。単に居住区の女の子が誘拐された、ってだけで(実際、関わってた本人の僕だってそれ以上は知らないのだ。肩を竦めて見せる。 とまれ、僕にとってはこれは世間話以上の域を出ないのだし。其処まで気負っても仕方ないのかもしれない。 あんまり最初から警戒もしてなかったけれど)かも、だけどね。 別に隠しておく必要も無いかもしれないけどさ。 まあ、その日が来るのを楽しみに――っと。(ん、そんな事を言っている間に、食事も済んでしまった。 空っぽになったシチューの皿にスプーンを置いて。 そうかな、と首を傾げた)んー、僕が嫌いじゃない、ってだけかもしれないね。アル、アルフォンス、……うん。(『愛称』のある名前って、少しあこがれる。 カインは短すぎるから)……んー、僕の役か。 まあ、折角だし。プレミアつくかもしれないし、お近づきの印にって事で(トレイをもって、立ち上がりながら――彼女の耳元で、最後に囁こう)(ちょっと照れくさそうに笑いながら) [Sun 14 Sep 2008 02:25:18]
◆ドーマウス > あらあ、そうなのねえ。 ならその情報でも買おうかしらねえ。 ( 冗談めいたように笑うドーマウス。 現状、そこまで強い興味はひかれていない。 まあもっとも、記憶力のよいドーマウスだ。 いつかこのときの会話も思い出すことがあるかもしれないが。 ) うふふふふぅ、プレミアがつくかもしれないわねえ。 ( まあ、売り専門の情報屋ドーマウスは、ほしい情報はすべて盗んでくるのだから、プレミアも何もないが。 ) そうかしらあ。 そうかもしれないわねえ。 私はアルフォンスがアロフォンソでも大して変わらないけどねえ。 ( 魔術師の家の後継ぎとして与えられた名前だ。 普通の名前以上に記号としての意味合いが強い。 ) そうねえ…………あなたはぁ、何か役とかないのかしらあ? 情感込めて呼んであげるわよぉ? [Sun 14 Sep 2008 02:17:55]
◆カイン > (永遠に存在し続けるつもりであるわけもなし。正義の味方なんて必要の無い世界になれば、それが一番なのだと思う。 問われれば、笑って答えただろうけれど)ん? そうでもないよ、噂とかだし。 (隠すようなことではない筈だから、多分調べればすぐにわかる、とは思う。 実際にどうかは知らないけれど。 蕩けた笑みが、少し不安に思える)そうなのか? うーん……だったら、もう少し黙っておこうかな。 ひょっとすれば、値上がりするかもしれないし(そう言って僕は笑った。 彼女が僕の副業を知らないように、僕も彼女の副業を知らないけれど。 まあ、値上がりするものは、とっておいたほうが良いかもしれないし)ん。でも良いじゃないか、アルフォンスって名前。ちょっと格好良いと思う――ああ、女の子は嬉しくないのか(アル。アルフォンス。 男の子みたいと言うけれど、うん。でも――悪く無いとは思った)うん、構わない。僕は他に呼び名があるわけでもないしね、アルと違って。 [Sun 14 Sep 2008 02:11:30]
◆ドーマウス > それもそうかもしれないけれどねぇ………………。 ( くっくっとドーマウスは喉の奥のほうで笑った。 安全である地帯に正義の味方などいらない。 平和の中に悪意があって初めて活躍できる英雄。 悪を前提とした存在のなんと滑稽なことなのか。 口にはしないが。 ) でもあなた良く知ってるわねえ。 被害者の情報は私も知らなかったわあ。 ( 伝聞系ではなくはっきりと断言する口調に、ドーマウスはどろりと笑った。 ) ああ―――言っておくけれどぉ、私は口は堅いけれどぉ、情報には価値をつけるわあ。 ( 等価の対価さえもらえば誰にでも話すから、あまり重大な秘密はお勧めしない、とドーマウスはそのようなことをいった。 一応、副業は情報屋だ。 そこらへんシビア。 ) そうよぉ、男の子みたいな名前だけどねえ。 ( まあどうでもいいことだが。 ) 別にかまわないわあ。 私もあなたのことをカインと呼ばせてもらうからあ。 [Sun 14 Sep 2008 02:04:59]
◆カイン > まあ、ね。でも――うん。別に、僕らはその区域だけで暮らしているわけじゃあないから。 全部まとめてヴェイトス市、だよ(この間、僕が助けた女の子は――それこそ普通に、皆が安全だと思っている居住区で暮らしている子だった。でも誘拐されて、酷い目にあいそうになって。 隣の国なんかじゃない。いつ巻き込まれるのかわからない。 『治外法権』というのがまかり通っている事こそが、ひょっとすると奇異なのかもしれない。 そんな事を考えつつ)ん。んんんん、内輪情報、かぁ。 まあ、それだったら大きいの一個握ってるけど――んー……知ってる人は知ってるしなぁ。言っても構わないのか(ふむり、と腕を組んで考えて見る。 まあ、インパクトのある情報なら、一個あるけれど。それに彼女は――そりゃ逢ってすぐに信用できるわけもないけど――べらべらとお喋りなようには見えなかったし)……ん、渾名がドーマウスで、本名が――――アルフォンス、か。(レアなことだなんて、知らないけれど。 アルフォンス、アルフォンス。 数回口の中で呟いて)なら、アルって呼んでも良いかな? [Sun 14 Sep 2008 01:57:07]
◆ドーマウス > そうかしらねえ。 大学には大学のぉ、街には街のぉ、スラムにはスラムのぉ、それぞれ秩序があるわぁ。 治外法権っていうのかしらねえ。 そこに異物が入るっていうのはぁ………どちらにとっても幸せな結末は見えないわねえ。 ( 私はそれを楽しく眺めさせてもらうけれどねえ、とドーマウスは例のどろどろの笑顔で言った。 言うなればすべてはドーマウスにとって、事件は一夜の歌劇に過ぎないのかもしれない。 ) なんだったら劇団の内輪情報とかぁ、そうそう演者不明のヒーローの正体とかねえ、そういうのでもいいけれどぉ……まあ釣り合う価値があるかどうかはぁ、私の知ったことではないけれどねえ。 ―――そうねえ、名前、ねえ。 いつも寝ているからドーマウスなんて呼ばれているけれどぉ………等価交換だものねえ、本名を教えてあげるわあ。 ( 別に隠しているわけではないが、普段通名で名乗っているので、ある意味レアなことである。 ) 私はアルフォンス・ドゥ・サンドルというのよぉ。 [Sun 14 Sep 2008 01:51:33]
◆カイン > (――ということは、あんまりそういう、何だろう。『派手』な魔法使いじゃないのかな? まるで他人事――他人事だけど――みたいな反応に、僕はそんな風な印象を受けた。 まあ、実際はどうなのかわからないけど。単に実用的な事に興味ないだけかもしれないし)ん、んんー……どうだろうね。 実際、スラムとかの方には自警団の人も来ないから――何にしたって、治安が良くなるのは良い事だと思うよ?(馬鹿だ阿呆だ狂人だ、と自分では思っていても、いざ目の前で言われるとやっぱり心にグサグサと来るものがある。 演劇習ってなかったら、諸に顔に出てたに違いない)………………ん。 等価交換――ってことは、知りたいなら代価を、って事か(そう言って、苦笑い。 まあ、別に其処まで知りたい事でもないけれど、逆に自分の情報が彼女にとって得になるものとも思えないし。 そういう意味では、正しく『等価』なんだろうけれど)と言っても、僕が価値のある――なんだ。技術とか情報を持っているとは思えないんだけど――ああ、そうだ。一先ずは、名前くらいなら。等価で交換してもらえるかな?(そう言って笑いながら、僕はカイン、と名前を告げた) [Sun 14 Sep 2008 01:43:05]
◆ドーマウス > あらあらそうなのねえ。 便利なのねえ。 ( 使い魔オンリーの魔女は感心したように言った。 なんでも人形先生とやらはそういう実用性のあるものを扱っているそうだが、そんな講義をしているところは見たことがない。 ) 劇団の人としてはあまり嬉しくないわよねえ。 まあ大方子供向けの劇に夢中になってぇ、自分を正義の味方と勘違いした妄想狂の仕業なんでしょうねえ。 ( そういう事例があるので口にしただけなので、まさか目の前の青年が本人だとは思いもしないドーマウス。 彼女としては軽いジョークみたいなものなのだろう。 ) そうねえ………………別に秘密というわけでもないけれどぉ、魔術師にとって自分の魔術は財産でもあるのよぉ。 ( だぁ、かぁ、らぁ、と区切るように。 ) 知識は常に等価交換であるべきなのよぉ。 ( 知りたければあなたの情報を教えろ、とそう言っているのである。 ) [Sun 14 Sep 2008 01:37:32]
◆カイン > まあ、幻影作ったりとか――カバラで怪物のゴーレム作ったりとか。 爆発させたりとかも、火薬より魔法の方が使い勝手が良いらしいよ?(聞きかじった知識と、体験談とが半々の解説。 そりゃまあ七色の霧なんて、魔法なしじゃどうやったって出来そうに無いものなぁ。 わりと身近に魔法が存在する事に、今更ながらに自分で驚いてみたり)あ、知ってるんだ? 嬉しいなあ――って、都市伝説か、は、はは……(喜んだのもつかの間、続く言葉にはちょっと引きつった顔。 まさか貴女の目の前にいる僕がアイゼンリッターです、なんて言えないよなぁ……しかも二重の意味で本人だという罠。 誤魔化すように――別に誤魔化してるわけでもないけど――シチューを掬って、口に運んだ)……そういえば、魔術科って言ってたけど。どんな魔法とかを使ったりするんだい? [Sun 14 Sep 2008 01:29:57]
◆ドーマウス > あらあ、そんな使い方もあるのねえ。 ( 演出に使用する魔術。 ドーマウスの知らない使い方である。 まあ縁があれば調べることとしよう。 ) ああ、劇団ツァラトゥストラねえ。 よく知ってるわぁ。 アイゼンリッターと言えば、そろそろ都市伝説になりそうだものぉ。 ( 劇自体よりもそちらに興味があるという口ぶりである。 なんでも、アイゼンリッターに扮するかのごとく、鉄仮面をかぶった男が正義の味方のような活動をしているらしい。 ドーマウスの行動範囲から離れ過ぎているため直接は調査していないが、そういう噂が上がっている。 ) [Sun 14 Sep 2008 01:25:49]
◆カイン > こっちは芸能科。……演出とかで魔術使ってる事もあるから、そっちの講義も取ってるけど(まあ、僕はそんな事情なんて知らないから、きっと何処かで擦れ違ったかしたんだろう、と思う。 ヴェイトス大学は広大だけれど、意外に狭いものだし。 食事をしつつ、彼女の問いに頷いて)えーっと……あれだよ。『アイゼンリッター』って、知ってる? あの劇団に入ってるんだけどさ、僕は(結構最近は有名になってきているし、名前ぐらいは彼女も知っているかもしれない。 わからないけど。 まあ、知っていてくれると嬉しいというだけだ。 別に、僕自身が有名人というわけではないのだし) [Sun 14 Sep 2008 01:19:09]
◆ドーマウス > 私は魔術科だけどぉ…………どこで会ったのかしらねえ。 ( もちろん、直接の面識などない。 使い魔によるのぞきみの、一方的な知識だろう。 ) 俳優さん、とはあまりお付き合いがないものねえ………………………あなたぁ、どんな演技をするのかしらねえ? どこかの劇団にでもぉ? ( 芸能関係という未知の領域。 ドーマウスの好奇心がむっくりと食指を伸ばしたようだ。 ご愁傷さまというべきなのかどうなのか。 ) [Sun 14 Sep 2008 01:14:57]
◆カイン > ……なら、良いんだけど。(うとうとしていただけ、というには何と言うか、蕩けきったような顔と声をしているけれど。 ……まあ、本人がそういうのなら、きっとそうなんだろう。 ひょっとしたら、此方に気を遣ってくれたのかもしれないし。 すまなさそうに笑ってそう告げて)……うん? ええと――芸能科か、魔術科の人かな? だったら、何処かの講義で一緒かもしれないよ。(この子も雰囲気からすると、そんな感じだ。 芸術家と言われても、魔術師と言われても、頷けるような雰囲気を纏っている――気がする。 シチューに口をつけながら、そんな風に答えて)あとは――……うん。芸能横丁に君が顔を出してたりするなら、逢ったことはあるかもしれないなぁ。 [Sun 14 Sep 2008 01:08:36]
◆ドーマウス > ( 本体の感覚をほとんどカットしているとはいえ、それはほかの使い魔を自動操縦にしている時と同じようなもの。 刺激があれば起きる。 まあ呟き自体は使い魔からの情報に対する反射だが、ゆっくりと顔を起したのは、青年の声に対して。 ) …………うとうとしていただけだからぁ、気にしなくていいわあ。 ( とろけるような笑みで、ドーマウスは答える。 尤もそれは、砂糖をどろどろに煮詰めたようなとろけ具合だが。 そして相手の顔を少し眺めて。 ) あらあ、どこかで見たような気がするわねえ。 ( 興味があることは何でも覗き見、ドーマウス。 確か俳優さんだったかしらあ、と。 ) [Sun 14 Sep 2008 01:05:21]
◆カイン > (昨日、派手に動き回ったからか、やっぱり脇腹の傷が痛む。ぶっすり刺されてしまったからなあ……バンクルという生まれのお陰で、こうして今日も大学に出て授業受けたりできるわけだけれど。 まあ、それでも――なんだかんだで二人、助ける事ができたから。痛みに我慢しつつ、今日の僕は少し上機嫌だった。 学食で遅めの夕食を頼み、トレイを持って席を探して――傷が痛むのもあるし、ゆっくりと食べれそうな端の方へと座る事にする。 すぐ近くでは女子生徒が船を漕いでいるみたいだけど、まあ、それくらい静かなんだろう、ここは)…………お邪魔します、と(聞えてはいないだろうけれど、小さく声をかけてから椅子に座る。 まあ、こういうのも礼儀だろうし)―――――って、起こしちゃったかな?(急に聞えた呟きに、慌ててそんな事を問うた) [Sun 14 Sep 2008 00:59:23]
◆ドーマウス > ( 現在ならば件の化け物だなんだという事件で噂になった、交換留学生。 彼女にネズミを一匹、つけている。 とはいえ勘がいいらしく、ある程度距離をとらざるをえず、現在は複数の人間と親しい交流があり、サークルのような活動をしようとしているらしいことがわかった程度だ。 ) これじゃあ直接お話したほうが早いわよねえ…………。 ( せいぜい、彼女について学生たちに聞いて回った程度の情報でしかない。 さすがにばれる可能性が高くなる彼女の工房(だとドーマウスは思っている)には忍びこめないし。 ) [Sun 14 Sep 2008 00:56:12]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『あ、いててててて……。』 [Sun 14 Sep 2008 00:55:35]
◆ドーマウス > ( 現在、数匹を巡回に回しているほかに、一匹ずつ固定の対象につけている。 それは主に、副業として行っている情報屋稼業に役立つ、依頼のよくある対象をあらかじめ調べてくるといったようなものが多い。 例えば困難な試験をよく行う講師の、問題の内容を調べるといったようなことだ。 よく忘れがちになるが、ヴェイトス大学は何も魔術科だけではない。 魔術的防備が薄いものなどいくらでもいる。 たまに個人的恨みや憧れ等で調査を依頼されるが、そういうのは事前に予測しようないので依頼されて初めて調査に回す。 ああ、それと―――ほかにも個人的に興味のあるものにもつけている。 ) [Sun 14 Sep 2008 00:47:06]
◆ドーマウス > ( ヴェイトス大学、食堂隅の薄暗い一席。 講義のない時間、ドーマウスはたいていそこで、まるで眠っているかのように目を閉じて腰かけている。 定位置について少しもしないうちにかくりとこうべを垂れて沈黙するものだから、多くの人間は彼女が眠っていると思っている。 だが実際には、大学内部に走らせた九匹の鼠型、そして一羽の小鳥型の使い魔に意識を向けるため、本体の感覚をできるだけカットしているにすぎない。 ) [Sun 14 Sep 2008 00:37:12]
お知らせ > ドーマウスさんが入室されました。 [Sun 14 Sep 2008 00:32:47]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( その前に、委員サークルとか、委員同好会とか、わけわからなくなりそうな。 )』 [Fri 12 Sep 2008 03:06:33]
◆跡野末理 > カタリナに、この間のあいつでしょ。 あと名前のない殺人鬼、なんてのもあったわね。 ふうきいいん? 封鬼委員。 あ、良いじゃない。 でもエミキー嫌がりそうだわ。 ( バイオレンスばっかりなんて言われるのも癪。 でも確かに、月へ飛ばす船とか、そんな話は全然私のところに来ない。 面白そうなのに、外から見ているだけだった。 ) [Fri 12 Sep 2008 03:05:55]
◆跡野末理 > ( それでも、得るものはある。 全てを解き明かすのが不可能だとしても、『光』 のようにごく単純なものに絞れば、その根本的な成り立ちから理解することも無謀ではなさそうだし、何より自分には 『他人の視覚を知っている』 という強みもあるのだから。 もっとも、本当は人間の身に単純なものなんてないのだけれど。 『光あれ』 が最初の言葉だといくつかの聖典で信じられているように、少なくとも視覚を持つ者には、身近であるには違いない。 ) ( 事件が重なったり、忙しくなったり。 何かと流れてしまいがちだったが、ようやく落ち着きそうになっている。 ) ( 大学には伏せておく術と、明かして成績に繋げる術、同系統の中を二つに分けることになるが、それは自然と大学内での今後の進路も定めていた。 魔術研究機関には残らなければならないと思っていたが、どういった形で残るのか。 もっともそれは、魔術をしっかりと形にして、その後での話だけども。 ) ( だから、とりあえず名前でも考えておこう。 もちろん術に名を付けて悦に入るわけじゃない。 これというのがなくてなかなか決められず、せっかくメンバーが揃ったのに活動申請していないのだが… サークルの、名前。 ) [Fri 12 Sep 2008 03:02:02]
◆跡野末理 > ( 肉体的にも鍛えられていて、トランスに入り難いからか。 それとも単純に、魔術に対する素質の違いか。 世界はたった二種類の記号の羅列で成っている情報の塊であり、その法則さえ読み取れれば、神になれると解いた異端の魔術士がいたのだけれど、その入り口を覗いた段階で、そんな情報に触れれば自己の境界を保てず世界の中に溶けて消えてしまうと理解している。 実際それを解いた魔術士も、自身の外側には干渉できず、自分を構成する記号の配列を本の形に納めたに過ぎなかった。 それを再現すれば大魔術士が蘇るのか。 それとも、本になって生きていると考えるべきなのか。 検証する術がどこにもないものだから、説そのものが妖しくなってしまうのだけど。 ) [Fri 12 Sep 2008 02:43:44]
◆跡野末理 > ( 跡野末理には、万能になろうとする傾向がある。 本人にそれを指摘すれば当然否定し、徒党を組めば良いのだとあっさり認めるけれど、『何でも出来る』 という異常な状態を、もしかしたら作り出せるかもしれないと考えている節があった。 どんな魔術も現実を理想に書き換えるという点では同じようなものだけれど、この娘の場合は、その上で世界をこのようにしている根本的な法則のような部分に介入する手段を求めている。 例えば壊れた物を手を使わずに直してしまうのが魔術だが、それよりも 『壊れなかったことにする』 方が簡単なのではないか、といった具合に。 もっとも、そう考え突き詰めたところで、失敗したのだが。 ) [Fri 12 Sep 2008 02:33:43]
◆跡野末理 > ( 一階に事務、二階に緩衝材の役割を果たす物置、三階以降に実習室の入っている建物は、二階より上に窓はなく、静寂に包まれていた。 魔術耐性に優れた健在はそういった特徴もあるのか、あるいは防音もしっかりしているのか。 中で何が行われているのか窺い知ることはできないけれど、もしかしたら本当に静かなだけかもしれない。 自分だって、ずどんどかんと音をさせていたわけじゃない。 ) ( 概論を元にした人真似ではなく、自分の魔術を構築し直す上でどこまでもフラットな環境が欲しかっただけだった。 そこから出てくるところを見ている者がいればどう感じるかは分からないけれど、やっていたことと言えば真っ暗闇の中に光を創るだけ。 イメージもし易いもので、かなり初歩的と言えるだろう。 ) [Fri 12 Sep 2008 02:27:01]
◆跡野末理 > ( 魔術と一言に括ってもその内容は様々で、成り立ちからして異なるものもざらにある。 むしろ全く異なる流派と似通っている方が珍しいくらいか。 だから効果も一概には言えず、場所さえあれば練習できて、専門の施設を必要としない術者も多い。 しかし中には、未熟な学生が暴発させて死亡するようなケースもあった。 実験クラスとでも言うべきか、素質はあるが金はないような者をスカウトして来て無償で学ばせるような場合にはよくあるらしい。 さておき。 ) ( せめて周囲に被害を及ぼさないように、といった考え方で建てられた訓練施設を後にして、そう過激な魔術は使わない… もとい、使えないはずの交換学生は大きく伸びをした。 少しずつ秋の気配が濃くなる涼しい夜。 学生もほとんど残っていない時間に火を入れられる外套はまばらだけれど、よく晴れた空には星が瞬いている。 ) [Fri 12 Sep 2008 02:17:58]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 魔術科実技棟を出る。 )』 [Fri 12 Sep 2008 02:04:47]
お知らせ > ドーマウスさんが退室されました。 [Sun 7 Sep 2008 23:13:01]
◆ドーマウス > ( 眼帯の上からそれを何度か撫で、接合に成功したことを確認してから、ドーマウスはゆるりと屋上を去った。 さて、明日は一体何をのぞき見ようかとたくらみながら。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:12:59]
◆ドーマウス > ( 舞い戻った使い魔を手のひらに乗せれば、それはくるりと丸くなり、歪な球となる。 それは日ごろ対人において目にするものでありながら、己では通常見ることの叶わぬ部位。 眼球、である。 眼帯を押し上げ、それを眼窩に押し込み、体と接続させる。 それは見る者によっては怖気の走るような光景だったかもしれない。 少なくとも義眼に感じてしまう不気味さの、何倍かは。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:02:14]
◆ドーマウス > ………まあそれはぁ、おいおい改良していけばいいだけのことねぇ。 ( ひらりと軽く手を振り、小鳥型の使い魔を呼び戻す。 自動操縦ではなく、自身の意思による操縦であれば、かなり自在に動かせることもこの使い魔の特徴か。 する気はないが、戦闘用にチューンすれば、自在に動く武器として扱えるだろう。 ………まあ尤も、壊れたら替えが利かないのだから楽しくない話だが。 ) そもそもぉ、私はあんまり戦うのは好きじゃないのよねえ。 ( 戦う人間に興味はあっても、戦い自体には興味がない。 興味がないことには食指が伸びない。 そういうこと。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:52:41]
◆ドーマウス > ( ドーマウスは使い魔に優れた魔術師だが、彼女の使い魔には欠点があった。 それは彼女の肉体から作られ、彼女の肉体として存在しているということ。 ) ……………操縦数を一体に制限してもぉ、あんまり複雑な命令は無理ねえ。 ( 燃費や同調性は非常にいいのだが、通常の使い魔のように完全に自律しての行動ができないのだ(通常は自身の魔力単体あるいは何かに込めて作りだすタイプと、動物、魔獣その他との契約によってなるタイプがメジャーと思われる)。 自分の手足と同等なので思うまま動かせるが、反面それ自体に思考力を持たせにくいというところ。 現在できるのは、単純な巡回ルートを決める、数個以内の単純な条件に対する単純な反射的行動、くらいか。 しかも複数の場合、一体ずつ設定が必要。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:42:31]
◆ドーマウス > ( 曇天の下、闇に包まれた世界。 下界を見下ろすでもなく、天を仰ぐでもなく、傍目ぼんやりと、棒立ち。 ともすればこれより飛び降り自殺を敢行せんとする儚げな少女に見えないこともないが、もちろんこの魔女のことだ、そんな殊勝なことはしない。 では何をしているのかといえば、それは今現在大学を高き空から見下ろす彼女の使い魔が答えだ。 一見意味もなくあちこち飛んでいるようだが、実際にはドーマウスが操縦して、どこまで飛んでいけるか、どこまで動けるかということを確かめているのだ。 言ってみれば性能試験である。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:32:15]
◆ドーマウス > ( ヴェイトス大学、屋上に、知識欲に片眼と片腕を捧げた魔女は佇んでいた。 この大学に屋上などというものがあるのかどうか今まで知らず、また確認もできなかったのだが、ここまで登ってこれたということはどうやら存在したらしい。 そういうことだ。 深く問いただすべきではないと思う。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:22:26]
お知らせ > ドーマウスさんが入室されました。 [Sun 7 Sep 2008 22:13:12]
お知らせ > テレサ@空き部屋さんが退室されました。 [Sat 30 Aug 2008 03:24:13]
◆テレサ@空き部屋 > 後は講義で使ったり人が来る時間までに此処をかたせるかという話――ちょっと望み薄そうだが。 ズルするのだって楽じゃないのだ。 [Sat 30 Aug 2008 03:24:12]
◆テレサ@空き部屋 > 近い内に・・・・うん。 せんきゅ。 それじゃまた。(親しげな会話が幾つか在った後、方陣を足で乱して消失させ、講義は終わった。 そのままがくりと前に突っ伏す。 意識して無くても極度に疲労するし、精神を搾り出す。 その上無理矢理上書きされた知識を自分のものにするために頭の整理をせねばならない。 明日が来て誰かに発見されると甚だピンチなシチュだが、その位の対価はあってしかるべきかもしれない。 と思う。 そうでなくても、疲弊で動けないし。) [Sat 30 Aug 2008 03:21:28]
◆テレサ@空き部屋 > ありがとう――― 大事にするよ? やだなぁそんなことに使わないって。(てへへー。 とか頭を掻く仕草。 その視線の先には、矢張り何も無い――が、もし同席する者があれば、虚空から伝わる正体不明の圧迫感くらいは感じるかもしれない。 或いはテレサの世界に巻き込まれていたら、黒衣をまとって其処に立つ物の姿が見えるはずだ。ソイツが翳した手に対して何かするのを眺めて、嬉しげに笑った。) んー? 自己満足よ? 危なっかしいのが何人か居るだけさ。 助けてあげたいってほどじゃないけど――いざって時に、ね? [Sat 30 Aug 2008 03:13:35]
◆テレサ@空き部屋 > 『我が名を黒き書物に刻んでください。 血と魂を身元に・・・・・』 ―――あれ、来てたんだ? 言ってよ〜・・・(呪文を中断し、魔方陣の中から声を掛ける。 先は虚空。 教室の隅、窓も扉も何も無い空間へ。) うん・・・あ、ごめん。 ていや。(何かしらに謝った後、魔方陣中央の書物を踏みつけにした。 その後、横に座り込む。) いやー――授業には困ってないんだけど・・・もう少し私用で”使いたい”なーって思って・・・(頼める? とか左手を正面に翳しつつ。 捲られた袖から覗く肌には薄く光る刺青が―― 肌から数センチ上のところに浮いていた。) [Sat 30 Aug 2008 03:06:56]
◆テレサ@空き部屋 > (勿論何時でも成功するわけではないし、成功しても求めていたものが得られるとは限らない。 怒り狂った”先生”にどやされて追い回されたこともある―― 今までは無かったが、実害のあるせっかんを受ける日が来るかもしれない。 ・・・だとしても、止めるわけにはいかない。) 『邪なるかな万魔の王。 嘗てあり、今もあり、何れ来られる御方――― 』(背徳的に冒涜的に、呪文は続く。 掌は両腕を濡らし、次に露出した太股の内側を撫でる。 傍から見ればただの自慰行為だが、罪のレベルが違う代物。) [Sat 30 Aug 2008 02:52:56]
◆テレサ@空き部屋 > (ちなみに液体の原型は強烈な毒。 薄められ変質された今でも催眠・幻覚作用があるー――伝統魔女の技の一つ。 陶酔感を逆に意識を集中させる助けにする。) 『若しこの右手が罪を犯せば、それを許しなさい。 そうして魂は汚れても、彼の犯した罪によって貴方は満たされるのだから―――』 ・・・・んふ。(然しそれに続く宣誓の如き言葉の羅列は伝統派の魔女には無いものだ。 それが自分のスタイル。 一般的な連中がそのミニマム肝っ玉ゆえに、プチ小さいリスクを恐れてついに手を出さなかった連中にアクセスする。 難解ながら、そこから知識を得ることができるのだ。) [Sat 30 Aug 2008 02:41:24]
◆テレサ@空き部屋 > よし。今日は良し。 間違って捧げたら大笑いどころじゃねーって話よ。(安全確認に加え、いざって時のキャンセルの方法も用意して準備が整えば、予め呼び寄せてあった携帯道具箱から、複数の瓶を取り出して。) その道は広く、その門は大きい。誰もが潜る事が出来る、ってね―――・・・・(そのうち一つのフタをあければ、とろりとした粘性を持つ中身を少量、手に垂らす。 二度三度掌の開閉で感覚を確かめたら、ゆっくりと体の露出部にそれを塗り伸ばす。 教室は夜の癖蒸し暑いが、液体を塗布した部分だけは風に晒されるとすこし涼しくて、思わぬメリットとなった。) [Sat 30 Aug 2008 02:30:33]
◆テレサ@空き部屋 > あるいはカンニング野郎の言い訳・・・ちょっと苦しいっかなー。(無駄な事考えながらでも手足が動くのは、慣れてるからに他ならない。二重円陣に三角形を重ね、線に沿って文字を描いた、シンプルな魔方陣。 元から描いてあるのに修正の10分を費やして、黒色の墨で床に書き上げる。) ……間違ってると怒るし。寛容の心とかは・・・・無いよね。(念入りにチェックしてから、いつもの本を中央に転がした。 ついでに周囲の状況もチェック。前はこの辺りの段階で知り合いが顔出したのだったし。) [Sat 30 Aug 2008 02:18:13]
◆テレサ@空き部屋 > (ヴェイトス大学には伝説がある。 各学科ごとに星の数ほどある。 が、その中の一つにこんなのがある。 深夜の大学の空き教室で、見知らぬ講師による秘密の講義がある。 運良く廻り合えば、たった一度の出席でも人が変わったみたいに成績が良くなる―――怖く無いから怪談にもならないしご都合主義、信憑性も?まーくの寓話ではあるのだが。) ……案外私だけじゃない とか……? 芸能学科とかでこんな事してそーな奴見当付かないけど。(厳密に講義って形じゃないが――秘密の知識獲得を行っている学生は居るという話。 前回荒らした部屋と同じ部屋、まだ残ってた魔方陣を書き直しつつそんなふーに思う。) [Sat 30 Aug 2008 02:03:39]
お知らせ > テレサ@空き部屋さんが入室されました。 『後回しにしていた講義が一つ。』 [Sat 30 Aug 2008 01:54:11]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『( びーっと線を引いて、計算しなおし。 )』 [Sat 23 Aug 2008 15:28:50]
◆イェルク > ( 少女が呟くのは錬金術独特の計算方式であり理論。一番簡易なものだ。 この数値はその物質の質量ではなく、本性と呼ばれるものである。 ) すず はー…… ( ぅーん。 ) ( 本と紙の上の数値とを見比べながら。 ) …… あれ? ( 計算して出した数値は、本に載っている「61:26」にはならなかった。 ) [Sat 23 Aug 2008 15:28:25]
◆イェルク > ( 曜日がらだろうか。館内にはちらほらと、一般人の姿も見受けられた。 )( 大学は、 ハイスクールではない。 )( 犬の散歩にくる人だっていたりするし、附属図書館も受付…カウンターで名簿に記入さえすれば、閲覧は可能だったりする。広く浅くな公立の図書館と違って狭く深く専門書を揃えているのが大学図書館だ。もっともこの大学の学部は多岐にわたるので、本の種類もけして少なくは無い。医学書なども――ホムンクルス精製やエリキサ作りの参考として――読んでみるのも中々面白い。でもグロい図表なんかはダメなんだけれど。 ) え… と、銀は16:14。 …銅が36 たい…… …4、かなーっ? [Sat 23 Aug 2008 15:17:35]
◆イェルク > ( 仕方ないからそれは帰ってセンセイに聞いてみるとしよう。 ) …、 ( 自作の「わからない言葉メモ帳」にその言葉を書き付けて、少女はようやく辞書を閉じて錬金術書に向き直った。 まだどこか言動の幼い少女ではあるが、さすがに声に出して読まなければ内容を理解できないわけではない。黙々と、専門書を読み進めていく。 途中、メモを取りながら ) [Sat 23 Aug 2008 15:04:15]
◆イェルク > ( 呟きはごく微か。 溜息と共に。 )( 少女は辞書の隣に開かれたままの錬金術書を読んでいる最中だったのだけれど。そこに書かれている専門用語はなんとなく理解できるのに、常用語がわからなくって。 本を読む時はいつもこうして、辞書片手になってしまう。 ) 調べてもしらべて も… ( しかも時々無限ループに陥ってしまう。 )( 一つの単語を調べたら、そこに出てきた単語がわからなくってその単語を調べ、そうするとまた… という、アレだ。 ) [Sat 23 Aug 2008 14:56:52]
◆イェルク > …… ( ヴェイトス大学附属図書館。大学と同じく長い歴史を誇るその一角で、少女は開いた分厚い本の上にへっちょりと頭をうずめた。 )( こうやって頭を近づけただけで本の内容が頭の中に吸い込まれていけばいいのになーなんて、実現することのない夢想をとりとめなく考える。 ) わかんない よー… っ ( 頭を埋めたのは、辞書だった。 ) [Sat 23 Aug 2008 14:52:20]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『 うぅ うー… 』 [Sat 23 Aug 2008 14:43:35]
お知らせ > テレサ@空き部屋さんが退室されました。 『まだ飲んでないけど迎え酒上等よ――?』 [Fri 22 Aug 2008 06:30:55]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『(さて、それではメランモールへ。あ、でも朝からやってるかな?)』 [Fri 22 Aug 2008 06:29:41]
◆テレサ@空き部屋 > 天国にはいけない人か。 それもまたよし?(地獄行き確定はある種気楽だ。 手荷物が少ないので準備はあっという間に終了する。)考えて見ればそーだね―― うわ怖ッ。(驚いて見せる辺り、本当に平気になるよーな仕掛けやネタの一つくらいは持っているのだろうが。 見た目の自棄度はそれらの威圧を超えている。 そのときはそのときだー☆とか言い出しそうだった。)・・・・んー、文句ないロケだねー ・・・慣れてる? さておき、そこでOK。(イナカモノだからお店がワカラナイのです。 とか言いながら、後をとっとこ追尾モードに入ろうか。 魔女服で入れるかどうかは途中で質問する事になるが―― ダメだったら着替えくらいは、ある。(家に。)) [Fri 22 Aug 2008 06:28:14]
◆カイン > (まあ、無理やり見ようとは思わないし、隠れて読む気もしないのだけど。というか、其処までする理由が今のところは無い。さすがに彼女がそれを怪しげな儀式に使っているとなれば別だが――ん、それでもやっぱり読まないかな、きっと)毎朝なあ……。というか、あんまり敬虔な信者じゃないものな、俺(苦笑いをしつつ、よいしょと立ち上がった。その物知りな知り合いというのも気になるけど、とりあえず愚痴を聞くと約束したんだから其方が優先だ。こっちはもう他に用事もないし、今日一日くらいならサボったって単位も足りる。というか俺の感覚だと1年や2年留年したって問題は無いんだけど。なんせ長命種の一員だし、こう見えても)強引って押し倒したりとか? 下心の有無があるからって、どうにかなるもんじゃないだろ、それ(いや全く。そういう事をしないって思われてるのは、ある種の信頼だとも思うが――男扱いされてないという意味では少しアレだ。 まあ、何だ。平気でそういう台詞を吐けるような状態の彼女を、放っておくのは少し危うい気もするし。本当に今日はとことん付き合うとしよう。彼女がどんな事をしようと、どんな事を話そうと。それくらいの覚悟を固めるのに、手間取ったりはしない)お洒落で、煩くないお店………ええと(何か前にも似たようなお店を探していると言われた気がする。 あれ。こう見えて俺、結構女の人と料理食べに行ったりお酒呑んだりしてるじゃないか。意外な事実に自分でも驚く)――じゃあメランモールとか。けっこう良いレストランというか、料理屋で。お酒もあるし。静かだけど、多少騒いでも大丈夫、だと思う。 そこで良いかな? [Fri 22 Aug 2008 06:18:11]
◆テレサ@空き部屋 > (読む気が無い! と宣言する事こそ魔法の鍵だ と知らなければ、指やナイフで意図的に傷つけた跡も、所々残る謎の汁痕も正体はつかめまい。 解説する気は無いし――見せるにはちょっと不味い姿だ。 移動の提案が出れば、まだ使う気があるのか荷物にひっくるめるか。) ・・・私の知り合いはえれぇ物知りなのよ? カインの毎朝のお祈りの内容くらいまでなら判るかもね。ガチで。(魔女の一撃成功。 ふふん、と胸はる様は確かに何時ものテンションである。 長続きしなくても、何度でも元に戻そうとするさ。)下心があると判っていれば大丈夫! って所かな――。 あと恐らく超強引に来る覚悟は無いと見た☆ (だがしかし本日はジョークも挑発も質が悪い。自棄っぽいともとれるノリのままに、魔方陣跡ほったらかしにして出かける準備を整えよう。 誰かが書き足しても肝心要が無いから働かないし。) 洒落たお店がいいなー。 且つ煩くない所がいいなー。 (泣いても叩き出されない所なら最高であるが、其処までリクエストは難しいか。) [Fri 22 Aug 2008 06:10:59]
◆カイン > (本は高いし貴重品。自分が購入してるダイムノベルなんかは、ペラ紙に安いインクで書いてる薄い冊子だから、すぐにボロボロになってしまう。コイン一枚から数枚で買えるってのはそういう事で。――だから図書館も時々使うし、こうしてボロボロになっても使われてる本があるのを受け入れる事もできる。さすがに穴だらけはどうかと思うが。読めないよな)見に来てないのに良くわかるな。というか見に来てくれよ安いんだから――それにもう朝だ。(最後は苦笑交じりに、総ツッコミ。まあ、それにしたって女の子一人でいるほうが危ないのではなかろうか。――怪しげな魔法の儀式に巻き込まれて死んでたとしたら、まあ俺の方が危ないか。洒落になっていない気がするが。 ちなみに突っつかれれば簡単に尻餅をつく。抵抗する気なし。元の調子に戻ったらしい様子が、少し嬉しかったから)別に下心あろうがなかろうが、気を使ってるのは本当なんだからさ。――というか、そう疑っておいて乗っかるのもどうなんだ?(――まあ、ともあれ。そんな『元の調子』も長く続かないあたり、ちょっと重症かもしれない。 ……俺は多分、お人好しなんだろう、とは思う。ああ、でもどうなんだろう? 友達が落ち込んでたら手を貸すのは普通か、きっと)わかった、わかった、最後まで付き合うよ。――じゃあ今日は悪い友達に唆されて、大学を抜け出すとしますか。 [Fri 22 Aug 2008 05:58:26]
◆テレサ@空き部屋 > (本当は盗んでくるなり新しく設えるなりするべきだが、そこまでのお金はないのである。本は貴重品だ。 ましてやブ厚いのになれば――― まぁ中古品でも誠意は示せるだろう。 ってのでずっと使ってるわけだ。) 危ないって点じゃアイゼンリッター並のピンチだったさ。 見に行ってないがね! あれだ・・・夜のガッコーにゃキヲツケロ?(如何気をつけていいかわからない忠告などで返事に変えつつ。 ちなみにあの呪文でも術者が大物なら儀式は成るが、知らないし語らないから真相は闇だ。) んー・・・? ・・・トモダチ?友達? 下心見えてるぞこらー☆(しゃがみ込んだ所で額をつつくと大男でもバランスを崩します。 初歩的な悪戯なのでみんなもやってみよう!)なーんて。 ・・・まー今日は乗り気じゃなかったってーか星も悪いし廻りも悪いし―― ちょっと位ならサボるのもいいっかなー。(そんなのを仕掛けてから話に乗りにいくあたり性悪であった。 にははー っていつもの笑い顔も、余り長くは続かないか。 吐息はふり。) その代わりラストまで聞けー? [Fri 22 Aug 2008 05:51:34]
◆カイン > …………む?(大慌てで床のサークルを踏み消し、さっき床に叩きつけられた本があさっての方向に蹴っ飛ばされた。随分とぼろぼろになっている辺り、大分こういった目にあうのは慣れてるんだろう。あの古書の行く手に幸あれ――って)……あれ。ひょっとしてもしかして、もしかしなくとも、なんか入っちゃ不味い儀式の練習か何かだった?(まあ人いないけどさ。鍵もかかってなかったし、開けて入っちゃったじゃないか。 殺すところだったとか言われて、あんまり良い気分はしない。 ひきつった笑みを浮かべつつ、とりあえずぺたりと座り込んだテレサへと歩み寄り、目前でしゃがもう)んー。や、まあ、それなら良いんだけどさ。 良くは無いか。――邪魔しちゃったっぽいもんな、諸に(まあ、さすがに額面どおりに受け取れるほど馬鹿じゃない、と思う。 愚痴っぽいこと呟いてたし。あ、呪文だって可能性は無いと思う。わざわざ追求はしないけど。さすがに横丁喜劇の村人で気が済むかー、なんて呪文があるとは思わない。あったらカルチャーショックだ。 どんな魔法が発動するのか検討もつかない。 まあ、結局のところ何だかんだで言いたいことは一つだ)まあ、勉強で悩んでるとか。何かで、ストレス溜まってるとか。俺でも、話ぐらいは聞けるし、うん。酒とか飯ぐらいだったら奢れるし。何かあるんだったら頼って良いから、うん。それぐらいの甲斐性はある…………と、思う。友達だしな。(ちょっと曖昧に言葉を濁すけれども。まあ、俺の甲斐性ってのはこの程度だ。相手を助けて良い物かどうか――いや、自分が助けられるのかどうか、時々悩む。今も悩んでいる。きっと、これから先も) [Fri 22 Aug 2008 05:37:52]
◆テレサ@空き部屋 > ・・・・ッわー――ッ?!(相手を認識するや多少ゲンジツが戻ってきたか、慌てて魔方陣の一端を踏み消し――その足で魔方陣の外に本を蹴っ飛ばす。 儀式はこれにて無効化。第三者の立ち入りは自分と第三者に大変危険だ。 うちの先生はシャイなのだ。) あーびっくりした・・・・死ぬかとおもったよガチで。 カインがだけど。私が殺す所だ―― (訂正、驚きで大分ゲンジツが希薄になってるか。 言語が間違え続きである。 教室中央に無防備にもへとーんと座り込み、予想外の珍客を迎えようか。) んー・・・・ナニかも何も練習しようかと思っただけよ? 授業じゃまにあわねー、という御話で。(どの程度まで聞かれてたかとか知らない都合、手ひらひらさせつつ「私ァ勤勉なのよ?」とかぉこおどけて応えるが。) [Fri 22 Aug 2008 05:28:18]
◆カイン > ……………。(室内の様子は――まあ、魔術の準備それ自体は、時折魔術科の授業にも出ているし見慣れてるからどうでも良いとして――少し意外だった。 俺の知っている彼女。同級生で年下の女の子は、いつも明るくて元気な姿だったものだから。ああいや、今も元気と言えば元気なのか。愚痴をぶちぶちと言いながら机を蹴り飛ばし、聖書を床に叩きつけて。 何かあったんだろうか?なんて疑問系にする必要も無いほどに。幾ら俺にだってわかる程度には『何かあったんだ』ろう。 勝手な想像ではなくて、状況判断。 勝手な想像として怒られるべきなのは、その『何か』を俺が好きに思い浮かべる事だろうし。――ともかく、ここまで数秒。この状況を認識するのにかかった時間だ。とりあえず、深呼吸)……ん。いや、灯りが漏れてたから誰かいるのかと思って。 ――テレサだとは思わなかったけど。(多分。見なかったことにして立ち去るのは簡単なんだと思う。その方が楽なんだろうけど。俺はそんな風に答えながら、室内に脚を踏み入れた)――何か、あったりしたかな? [Fri 22 Aug 2008 05:15:15]
◆テレサ@空き部屋 > ・・・・皆良くやったっていうんだよ。 仕方ねーってさ。 実際仕方ねーってのが現実だってのはオーライなンだけどなー?(用法間違いだらけの砕けた標準語と自分以外の誰かに語りかけるような語感が、多少威力を減じているが――ちっこい口からポンポン出てくる言葉そのものは、陰鬱な愚痴以外の何者でもなかったり ―――心はそんな風にぐねぐねでも、身体は動く。 机を端に蹴りやって三角方陣の図画を確認、てきぱきと準備を整える。) 横丁喜劇の村人で気が済むかー! ッて―――― (穴だらけの書物――最早聖書だった面影が殆んど無い汚物――を教室中央に叩き付けたあたりで、引き戸が開けられている事に気が付くことになる。 欝だって立派な麻薬。トランスしてれば認識は鈍るものだ。) ・・・・・何?(機械仕掛けみたいに顔だけ引き戸側に向けて、ぽつり呟いた。 状況が認識で着てない。御話聞こえてない風に。) [Fri 22 Aug 2008 05:09:08]
◆カイン > (今日の公演を終えて、肝試しの仕事もこなし、鍛錬をして、大浴場で汗を流して――――そういえば昨日までに返さなきゃいけない本があったのを思い出した。家に帰って本を手に取り、明け方だったらまだ『昨夜返本扱い』にして貰えるだろうしと大学に向かって図書館に本を放り込み――その帰り。 ぶらぶらと昇降口に向かって歩いてる最中、空き教室からぼんやりとした光が漏れているのに気付いた。 何かの実験だろうか。それにしちゃ人の気配はあんまり――まあ物音とかなんだけど――しないし。ふむ、と廊下の左右を見渡して)まあ……変な雰囲気とかはなくなったし。大丈夫だろ、きっと(大学で起きた奇妙な事件は、一人の教授の仕業として片が付いてる。 少し不安は残るけど、意を決してドアをノック。がらりと引き戸を開けた)おーい、誰か残ってるのかー? [Fri 22 Aug 2008 05:03:01]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――――アレ?』 [Fri 22 Aug 2008 04:58:52]
◆テレサ@空き部屋 > (頑張ったとは思う。 生来のビビリを押さえて、全く持ってマトモじゃない学校を彷徨って。 危険な目にも何度かあったし、直接の害という点では初の被害者にすらなった。事態収拾の為に奔走もしている。 ほんの少し前まで何の変哲も無い村娘だった出自を鑑みれば、むしろ評価されていいだろう・・・でもそれは自分がまだ、ただの小娘であるならの話。) ネコのモチグサレだっつの。 何の為にこーなったんよ?(その手に箒、頭に帽子。左腕に絡み付く剣のような刺青は暗い室内では淡く輝き、服を捲れば何時でも見て取れる。 普通でない自分が、普通でなくなった自分が、ちょっと普通でない程度の事態に慄いてどうするというのか。) [Fri 22 Aug 2008 04:57:20]
◆テレサ@空き部屋 > (良き祈りは天に、悪しき願いは地に通じたか――あの日の突入組はなんとか怪我した程度で済んだという話。 オンナノコが腕にヤケドや刺し傷ったら人生に関わる大事だが、片方はあの先輩だし、程度も命には関わらないレベルっぽいから、真の大事には至っていないよーだ。 寧ろ行為の危険度を鑑みれば 何事も無く って言葉がしっくりと嵌る状態かもしれないが。) ・・・それで私ァナニしてたんだよ?(だからと言って何も感じずに過ごせるわけではなかった。 酷い遅刻。小さな恐れ。そして無力。 これでもう何十回繰り返したのか、勝手に引かせて頂いた魔方陣の部屋に、自責の念が跳ね返る。) [Fri 22 Aug 2008 04:46:29]
お知らせ > テレサ@空き部屋さんが来ました。 [Fri 22 Aug 2008 04:44:13]
お知らせ > テレサ@空き部屋さんが入室されました。 『どうか何事もなく――あの時は節操なく神にも悪魔にも祈らざる得なかった。』 [Fri 22 Aug 2008 04:40:01]
お知らせ > 真護さんが退室されました。 『応援しとるよ。 (小さく呟いた。)』 [Thu 21 Aug 2008 01:19:55]
◆真護 > (創作などでは輝かしく描かれるこの職業も、大抵の現実がそうであるように、付きまとう危険に対して得られる利益は本当に少ないという。 でも、実際に経験してみなければ真実など分からないではないか。) ―――… 。 (告げられた言葉に、すぐさま反応する事はできなかった。 『大丈夫』 今はどんなに辛く不安で先が見えなくても、頑張ればきっと光は見える。そう勇気付けられた、と強く感じる。) (席を立つ相手に、慌ててひらりと手を振った。) 今日は色々ありがとう。 お休み――… (挨拶の続きは、彼が去り際に小さく告げた言葉に驚いて、頭の中から掻き消えてしまった。 …その代わり、浮かんだのは嬉しそうな笑みで。) [Thu 21 Aug 2008 01:19:23]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『――俺はね。ヒーローになりたいんだ。』 [Thu 21 Aug 2008 01:07:27]
◆カイン > 冒険者、か――……(遺跡をめぐり、怪物と戦い、神秘的な事実や伝説に触れる職業。本当はもっと泥臭いのかもしれない。けど、でも、夢を目指している彼女なら――)……『大丈夫』。絶対になれるよ(――自分にとっても大切な言葉を言う事ができる。『大丈夫だ』)(さて、自分はそろそろ、と言って――俺は席を立つ事にする。時間も遅いし、明日も練習や講義もあるのだし。帳面やペンやインクなんかを纏めてシーバッグに放り込んで口を縛り、肩に担いで。片手には本棚に戻す為に『ヴェイトス犯罪大全』を持って。 「何」を目指すのか。――ああ、それだったら。それならば、俺にだって答えられる。笑われるかもしれないけど、でも。教えてくれた君だったら)(だから去り際に、小さな声で――だけどハッキリと告げよう) [Thu 21 Aug 2008 01:06:59]
◆真護 > (訂正:誰でも無限に… → もし誰でも自由に魔法が使えるようになったら。科学的な発展とはまた異なった、文字通り摩訶不思議な世界が見れるかもしれない。) [Thu 21 Aug 2008 01:06:57]
◆真護 > …なるほど。魔術師さんも失敗せんようにって集中するから、めっちゃ内容の濃い練習になりそうやね。 (誰でも無限に魔法が使えるようになったら、世界はどうなるのだろう。) いや、助かりました。書いてくれたこの地図もって行ってみるなぁ。 (まさか利き手ではない手で書かれていたとは露知らず。その事実を知れば、驚きと感心で目が丸くなっていただろう。 まだ見ぬ工房への好奇心と感謝の心が合わさり、表情は自然とほころんだ。) ―――… ううん。 (暫しの沈黙で、ああ私またやってしまっただろうか的な後悔が激しく心の中を駆け巡ったが、相手の照れたような微笑と言葉で、その不安は一気に消し去られた。 …喜んでくれたようで、良かった。こちらも照れたように、へらりと笑みを乗せて) …… (何を目指しているか) …… ありがとう。 うち目指しとるんは冒険者なんやけどさ。 夢目指して頑張るわ。 (「何」のために頑張っているのか、たとえ冗談だと笑われてもいいから相手に伝えたくて、照れくさそうに頭を掻きながら事実を言った。) [Thu 21 Aug 2008 01:00:22]
◆カイン > 一日に何回も唱えられるわけじゃないから、失敗しないよう気合を入れて、だけどね(無尽蔵に魔法が使えるようになれば、もっと練習できるかもしれないが――ああ、いや、そうなったら違う方向で魔術とかが発達するんだろうか。想像するしかできない自分だけど、彼女みたいに努力する魔術師が一杯いれば、いつか可能になるかもしれない。幸い、真っ当に生きてれば寿命は長いのだし――見れる日が来るよう、此方も頑張ろう。 そう思って頷いて。やっぱり魔術師は凄いんだな、と目前の少女へと尊敬の念を抱く)ああ、いや、たいした手間じゃ無いし――多分、商業地区につけばすぐにわかると思うよ、地図なくても(なんて、苦笑い。でも褒めてくれたのは嬉しい事だ。少しずつだけでも、両手利きにしようと始めた努力が実っているという事だから。右手と左手。可能な限り療法とも動かせるようにしないと)ん……んん―――……。(そして反応に困る、のは。彼女の明るい、底の抜けたような笑顔。 別に戸惑っているわけじゃなくて――何だろう。うん。勇気付けられたから、だ。 出来るかどうか不安で、だから頑張っている自分。あまり公にできる事でもないから、少しずつ誤魔化して、隠して行動しているから――だからこそ、こうやって応援して貰えると、嬉しくて。 どうして良いか、わからなくなる。 結局、照れたように笑って)……ありがとう。 君も――その。何を目指しているかは知らないけれど、頑張って。 俺も応援するからさ。 [Thu 21 Aug 2008 00:37:36]
お知らせ > カインさんが入室されました。 [Thu 21 Aug 2008 00:30:28]
◆真護 > へえ…。劇の流れの要所に合わせてタイミングよく魔法使うのって難しそうやね…あ、でも練習するんか。 (考えようによっては、裏方十数人かで成しえる効果をわずか数人の魔術師でおぎなえるとしたら、重宝されるのも無理はないかもしれない。) わ、わざわざ地図まで書いてくれるなんて…ほんまにおおきに。 (なんと親切な人だろうか。両手を合わせ机につかんばかりに大きく頭を下げ、感謝の意を示さんとして。 書き上げられていく地図は、読みやすくまとめられていた。うまいなぁ、と感嘆の声を漏らして) いや、与えられたものや目標に対して頑張るだけ頑張ったら、結果は絶対出るよ。 (相手の苦笑に対して、緊張感のない笑みを浮かべてみせた。 …冒険者を本気で目指している身であるから、戸惑いはしないかもしれない。が、自警団になるのだろうか、とかずれた解釈をしそうだ。) [Thu 21 Aug 2008 00:16:59]
◆カイン > うん、専門の魔術師さんが――うちの劇団は二人。霧を作ったりとか、爆発の幻影を作ったり。専門的なことは、俺は良く知らないけれど(あとは落下速度を緩める魔法を使えば重力加速度がどうのこうので少し高く飛べるとか何とか。舞台の上で軽々と飛んだり跳ねたりできるのは、そういった魔法の力によるものが大きいわけで。実は彼らがいなければ、アイゼンリッターの劇自体が立ち行かなくなる可能性が高い。かなり重要な役割なのだ。 実際、俺としては頭が上がらない)ええと、じゃあ地図は今書くから――本も多分見つかると思うよ。……あ、今お店をやってるのはお子さんとお孫さんらしいんだけど(あのアリスちゃんはお孫さんだよな、きっと。 小説自体自費出版とはいえ結構有名だろうし、この間の月に向かった「船」の影響もあるし。 帳面にインクで簡単な地図を――意識して使うように心がけている左手で描く。ごちゃごちゃにならないよう気をつけて、すばやく動かさなきゃいけないから――まあ申し訳無いのだけど、良い練習にはなるし)うん、まあ――さっきも言った通り、端役だけどね、俺は。(なんて苦笑い。実際『犯罪者と戦う為に、相手の思考を知っておく必要があった』なんて言ったら、どんな反応されたことやら。それも劇ではなく現実に、となれば……) [Wed 20 Aug 2008 23:55:43]
◆真護 > よ、よかった…… (相手が自分の言いたかった事を汲み取ってくれた事を知り、ほっと胸を撫で下ろした。 今度芸能横丁へ歌い手の友人を探しに行く時、アイゼンリッターという劇も探してみよう。劇名を忘れないよう脳内で反復し、記憶に刻み付ける。…きっと双方共にすぐに見つかるだろう事はまだ知らずに。) 演出で魔法か。ほな専門の魔術師さんとかおるんかな。 (日常生活や文化のふとしたところでしっかり魔法が使用されている事を知ると、なんだか嬉しくなる。) え、行きたいな…! …うん、まずその小説を読んでからにするわ。 (工房の概要や雰囲気などを事前に知る事ができるかもしれない。そう思い、心の中で明日の予定に「本屋へいく」を追加した。) (戸惑っている様子に、言いづらい事を聞いてしまったかと不安になり、思わずフォローが口をついて出んとする) ああ、ごめん別に言いたくなかったら――― (役作り) …そうなんや。演じるって大変やな… (ほろりと来た。役になりきるというのは想像以上に大変だろう。) [Wed 20 Aug 2008 23:48:23]
◆カイン > あはは……。うん、でもまあ、言いたいことはわかるよ。ありがとう。(まあ一人で劇をやるタイプの芸人もいるけど、あれは特殊だし。色々な人と関わって今の自分がある事は、俺も忘れちゃいけない事だとは思う。だから、そう言ってくれた彼女にはお礼を言って。 ――まあ芸能横丁に行けば、それなりに宣伝もしている事だし、多分すぐにわかるとは思うけれど。然程マイナーでも無いはずだ)俺は魔法はできないからなあ――演出とかで魔法を使ったりするから、時々魔術科の講義は出てるけど。 爆発させたり、雷を出したり、空飛んだり。そういうイメージばっかりだったから、少し驚いたよ。――興味があるなら行ってみる? ……あと本も、興味あれば(そんなに難しい地理ではないし、商業地区の中の何処にあるか、という程度だけれど。まあ迷うことは無い筈だ。楽しそうに聞き入る様子に、俺も少し楽しくなる。 やっぱり誰かが喜んでるのを見るのは、好きだ)(種族なんかに気付かないまま――多分体臭だと言われたら余計に――少し緊張する。どうにも、同年代の女の子と話すのは慣れない。ある程度以上仲良くなれば別なんだけど)ん? ああ、ええっと、これは――(どう説明したもんだろう。多分、はっきり言えば笑われるか呆れられるか、だし。なら、うーん……。まあ、嘘じゃあないよなぁ)――役作り、みたいなもんかな。犯罪者の心理とか、行動とか。そういうのを知りたくって。 [Wed 20 Aug 2008 23:24:53]
◆真護 > 何をいうんや。劇の主人公は一人だけでは劇できひんのやで…ってベタすぎるっちゅーねん (自分に怒りのツッコミを入れた。こういう時もう少し語彙力があれば。 …それにしても、アイゼンリッターか、どこかで聞いたような気もする。通りがかりの子供たちが口にしていたような。 …本当は主人公とも言える役を彼がしているとは知らない。) なんちゅーか定型よな。うちも最初抱いたイメージがそうやったし。 (続くエインズワース工房の説明に耳を傾け、その内容に瞳を輝かせた。 冒険小説の作者が工房の製作者だなんて、何てロマンチックなのだろうか。) 魔法と機械かぁ。(人の精神力の役割を精神よりも機能を固定化することのできる機械が果たしているなら、もっと多様で安定した魔法の効果を半永久的に保つ事が可能であるかもしれない。) (実は体臭なのだが、実際に相手に反応されるまで気づかないだろう。) 優しいで。それはよかった。 (ほっと安堵のため息を零しながら、何気なく相手の持つ本を見て) …凄いもの読んでるなぁ。 [Wed 20 Aug 2008 23:13:43]
◆カイン > 凄いと言っても、顔は出てない斬られ役だけどね。アイゼンリッターっていう劇で、雑兵役を。(こうイア!イア!と叫びながら出てきては一山幾らで片付けられるような役だ。まあ、違う役もやっているけれど、表向きはこうなっているし――実際、名前を出して貰える程に有名だったり演技力があるわけでもない。まあ、さすがに30週間もやってれば慣れて来たとは思うけど)箒で空、か。――やっぱり魔法使いとか魔女って、そういうイメージはあるよなぁ。 ああ、エインズワース工房っていうのは、ええと……『エインズワース航海日誌』っていう冒険小説があって、その作者の人が作った工房。魔法と機械を組み合わせた道具を色々作ってるんだ(空の上の世界から「船」と共に漂着した青年が、未知の道具を駆使して冒険をする、と――どれほどの知名度があるかは知らないし、事実だとも思えないけど、設定が「本当にそうだ」と思えそうなくらい完璧な点が気に入っていたりする。 そう簡単に説明したりしながら、傍に来た彼女に気にしなくて良いのにと笑って。――漂う甘い匂いは香水か何かだろうか。ちょっとドキリとする。ううむ)優しい……のかなぁ。まあ、俺も退屈してた所だったしね。(まあ読んでる本は『ヴェイトス犯罪大全』なんて、少しアレなものなんだけど) [Wed 20 Aug 2008 22:55:17]
◆真護 > (訂正:…フォローするより… → …「眠っている人たちは」フォローするより静かに寝かせてくれと言うかもしれない。 すみません…。) [Wed 20 Aug 2008 22:50:53]
◆真護 > (了解です…!) あ、演劇の方なんや。ぶ、舞台…!凄いな。 (彼は自分の目標に向かって、着実に歩みを進めているらしい。紡がれる言葉に目を白黒させつつ。) (日常生活に魔法を役立てる) うん。そうやな。 (暫し考えた後、ちらりと視線をずらし) …箒で空飛んだりとか。 (それしか思いつかなかった) …エインズワース工房? ごめん、初耳や。魔法を篭めた道具を作るところなん…かな? (初めて聴く名前だ。工房だから、マジックアイテムを製作する場所だろうか。そういうところには今まで縁がなかったから、興味深く感じた。考え込むように首を傾げ、) お、おおきに…キミ優しいな。 (心優しいフォローに思わず涙ぐんだ。 …フォローするより静かに寝かせてくれと言うかもしれないが。) ほなちょっとお世話になりますー。 (いそいそと手早く筆記用具類と本を束ね、そちらへ移動しようと。) [Wed 20 Aug 2008 22:48:09]
◆カイン > (独り言を聞かれてた、という意味では此方にも羞恥心はあったり。まあ、会話が繋がってるから――うん。質問だった事にしてください)俺は役者志望だったから、何とか舞台に立てるようには成ったけど。……そっちは魔術科で、『実践魔術』って事は――やっぱり、日常生活で魔術を役立てたりするのかな? エインズワース工房みたいに……って知ってるかどうかわからないけど(先達て特殊な道具の製作を依頼した工房だ。魔術回路と機械の融合で、色々と大掛かりな道具を作っていて――魔術と言えば派手に爆発を起こしたり幻影を作ったりという事ばかりだと思っていた自分には、ちょっと驚きだった。 上手く使いこなせば、とても便利な物なんだな、と。少し尊敬の視線かもしれない)まあ、静かだと眠くなるよね、うん。あと難しいものを読んでたりすると(小さく笑って、続けてフォロー。まあ、フォローされてる人達は眠っているし、されても余計なお世話と言いそうだけど。彼女の言い回しが、ちょっと面白かったから――と)あ、うん。良いよ、構わない。――というか、こっちから話しかけちゃったわけ、だし? 大丈夫。(恐る恐ると言った様子に、気にしなくても平気と身振りで示し、ちょっと広がってた本とか帳面を自分の前に寄せてスペース作り。 あ、それとも此方から隣に行った方が良いんだろうか?) [Wed 20 Aug 2008 22:26:18]
◆真護 > ………。 (…あれ、彼の方が戸惑ってる。もしかして独り言とかそういうのを自分が勝手に勘違いしたんじゃあ…ま、まあいいか。会話は繋がってるし。うん、それでよしにしよう。 …心に芽生えた羞恥心を無理やり消火しつつ、) …芸能科なんや。素敵やなぁ。 (ほほう、と思わず感嘆の声を上げた。芸能といえば、絵画や音楽や演劇の分野だ。楽しげで華やかそうな印象を受ける。 続く言葉に耳を傾けて。) そうやんな。ここは静かやから寝やすいんやろなぁ。 (寝てる人たちを見回して、不必要なフォロー…と言うか単なる事実確認をしつつ) (ふと、この捻った体勢のまま、暫しの沈黙の後。) …あのさ、よかったら、隣の席行ってもいい?…いや、やましい気持ちとかはこれっぽっちもないで。ちょっと勉強の休憩にお喋りをできれば、したいなぁとおもうて…あ、でもいややったら言う下さい。 (暫く本と睨めっこをしていたためか、少しこのままお喋りをしたくなった。恐る恐る尋ねてみる。) [Wed 20 Aug 2008 22:17:08]
◆カイン > (敵の種類。敵の戦術。 身につけることは多すぎるし、記憶しなければならない事も多い。実際に戦いを挑む段に至って初めて気付く事もあるだろうし、前途は多難で――まあ、それで止めよう、とは思わない辺り重症だと自分でも思う。 カリカリとペン先を帳面に走らせて、走り書きのように重要な点を記していく。 常に帳面を携帯できるわけでなし。頭に叩き込むのだ、文字通り)―――――ん?(今度は此方が一瞬、戸惑う番。すぐに前方から聞こえた声が、自分がさっき眼に留めた人物の声だと気付いて、帳面から顔を上げた。清楚な印象のトキノミヤコの衣装。――ふわりと香る甘い匂い。 聞えてたのかと、照れ隠しに頬を引っかいた)俺は、芸能科。――いや、寝てる人ばっかりだったからさ。まじめに勉強してるの、ちょっと珍しいと思って(言い訳めいた言葉。やましい気持ちがあったわけじゃないから、別に理由を話す必要もないんだけど。何となく) [Wed 20 Aug 2008 21:53:29]
◆真護 > (脳裏に浮かぶのは、失敗に終わった水人形もとい水吉のこと。…あれを、可能な限り綺麗な形で、術者の意思通りに一定時間動かし続けられるようにするにはどうすればいいか。 ペンのふさふさとした羽部分で顎を無意味に撫でながら、) …呪文は余分な所をカットして、あとはうち自身のイメージ力がそれに追いつけるように。何回か練習せなな。 …あと、精神力伸ばす方法って何があるやろ…。 (一旦目次に戻ってから探そうと、なるべく音を立てないように本を閉じ。) ………? (ふと後ろ付近から聴こえた小さな声に気づき、振り返れば、同じ年頃の学生らしき人がいて。 恐らく自分の持つ本の題名を見たのだろう。 …尋ねられたのかなと思い、) …そやで。 (控えめな声で、こんばんはと付け足した。腰を捻った体勢で、椅子の背に凭れながら、) お兄さんは、何学科? (なんとなく聞いてみた。) [Wed 20 Aug 2008 21:44:25]
◆カイン > (敵を知り、己を知れば――とは誰の言葉だっただろうか。何にせよ『敵』を確かめておくのは重要だ、という事だろう。 ……さすがに、こういう本を堂々と借りるのには抵抗があって、こういう夜の時間に来たのだけれど。――夜でも結構人がいるもんだなぁ、と妙なことに感心する。 あちこちで眠っている人もいるし、全部が全部、まじめに勉強しているわけでも無さそうだけど)――まあ、俺も勉強ってわけじゃないか(小さく呟いて椅子に腰を下ろし、本を開いて筆記具を用意。ヴェイトス市で発生する犯罪の傾向と、スラムや暗黒街で活動してる組織。そしてその地理を頭に叩き込むべく作業を開始してしばらく)―――――ん?(ふと物音がして、少し離れた場所に腰を下ろした女性の姿に気がついた。 こんな時間に来るんだから学生なのは確かだろうけど『実践魔術理論』か)……魔術科、なのかな。(ぽつり、とそんな独り言が漏れる) [Wed 20 Aug 2008 21:32:47]
お知らせ > カインさんが来ました。 『ヴェイトス犯罪大全』 [Wed 20 Aug 2008 21:24:08]
◆真護 > (魔法は、この世界のあらゆるものの構築要素である「マナ」を、術者の精神力でもって操り、様々な奇跡を起こすものである。人の心というのはマナと同じ、固定化されておらず透明で不確定なものであるから、いつも同じ過程で同じ結果が導き出されるとは限らない。だから、術者は自分自身にある種の暗示を掛けるために、呪文を使用するのだ。例えば「私はこれから、炎で矢を作り、それを敵に向かって放つのだ」とか強く想像できるような呪文を。 …と、真護は考えている。) (時折ページを捲る手を止め、綴られた文字列をなぞり、ノートに書き込んだ。) [Wed 20 Aug 2008 21:17:11]
◆真護 > (…こういう静粛を定められた、又は強いられる空間で、無性に騒ぎ出したくなる衝動が急に芽生えたりするのは何故だろう。 禁止されると余計やりたくなるという人の性みたいなものだろうか。…人じゃないけど。 騒ぎたい、いや駄目だ静かにしなければ、という矛盾した想いを抱きつつ、リュックから筆記具を取り出して机に広げる。) (一段落つくと、豪奢な装丁の施された先ほどの本を手に取り、表紙を開いた。 題名は「実践魔術理論」) [Wed 20 Aug 2008 21:00:21]
◆真護 > (付属の図書館は、当然ではあるが静かだった。たまたまなのか利用する学生もまばらで、そのほとんどの人々が机の上に顔をうつ伏せて寝入っている。耳を澄ませると、規則正しい寝息がいくつか聴こえてくる。) (他の人の眠りを妨げぬよう、衣擦れの音も密やかに、そうっと空いた机の上に選んだ書物を置いた。…まぁよく寝入っていそうだから、そんな気遣いも無用なのかもしれない。) (椅子を滑らせるように引いて、ゆっくりリュックと腰を下ろす。) [Wed 20 Aug 2008 20:52:11]
お知らせ > 真護さんが来ました。 [Wed 20 Aug 2008 20:38:50]
お知らせ > クリスティーナさんが退室されました。 『 そういや大学でもなんかあったんでしたっけ。 』 [Tue 12 Aug 2008 23:19:10]
◆クリスティーナ > ( 奴隷ギルドがなにやら騒いでいるようだが、あれも何か匂う。 どうもシチュエーションが出来過ぎているというか、作り物じみているというか――――大方どこかの暇な金持ちの道楽って所か。 旨味もなければ宣伝にもならないし、うちは噛まない方向でいく。 トラブルの原因にすらなりそうだし――――。 ) だいたい、趣味が合わないんですよね。 なんかこれ見よがしで。 ( ふぅ、と一息吐いて席を立つ。 わざわざ大学に来て稼業の事考えてるなんて馬鹿馬鹿しい。 少し構内を散歩してから何処かへ遊びに行こうか。 ) [Tue 12 Aug 2008 23:06:16]
◆クリスティーナ > ( まぁ、ちょっとは楽しめたか。 ああいう馬鹿馬鹿しいお祭り騒ぎは嫌いではないし、稼げる匂いがするってボス(親父)に進言してそれなりに功績も上げたし、個人的には万々歳。 その後しばらく休んだし、そろそろまた世間に目を光らせるか。 情報を見逃す奴は自分が損をしている事にすら気付けないで文句ばっかり言うものだ。 ) [Tue 12 Aug 2008 22:51:59]
◆クリスティーナ > ( 巷で話題になった例の奴―――港の打ち上げ花火に一枚噛んでいた。 といっても別にあの小生意気な月姫様の手伝いを請け負ったとかではなく、勝手に仕事が舞い込んできたりちょこっとちょっかいをだしたり。 具体的にはあまりに急な資材調達に困った関係者に調達ルートを手配したり、港の祭りに若い連中を動員してお小遣い程度に稼がせてもらったっていう。 まぁ、賑やかしは欲しいって言っていたし計らずともあの娘の役には立ったのか。 ) [Tue 12 Aug 2008 22:46:07]
◆クリスティーナ > まぁそれなりの収益はあったんじゃないかしらん? ( 久しぶりに大学に顔を出して退屈な講義を受けた後。 直帰するのもなんだけどこれといって行き場もないし、少し大学で時間を潰そうかと教室に残っている。 机の上には数字の羅列の並んだメモ用紙とペンが転がっている。 今しがた私が書いたものだ。 まぁ、悪くない数字。 ) [Tue 12 Aug 2008 22:40:40]
お知らせ > クリスティーナさんが入室されました。 『 さて、ここ最近の私が何をしてたかって言うと―― 』 [Tue 12 Aug 2008 22:34:40]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( ―――誰? 何のために。 )』 [Sat 2 Aug 2008 03:04:59]
◆跡野末理 > ( ―――あんまりやり過ぎると消される。 だっけ。 コッタが何か言っていたのを不意に思い出して、詮無い思考は中断した。 それも含めて確かめるのが、当面の目標か。 ) ( 歩きながら、後ろを振り返らずに、気配をうかがう。 ―――まただ。 憑眼にそれらしい反応は無いが、最近何かにつけられているような… 見られているような… そんな気がする。 ) [Sat 2 Aug 2008 03:04:42]
◆跡野末理 > ( ―――けれど。 『噂』 になってしまって以来、身体の調子も何かおかしい。 悪いというわけではないのだが… もうずっと忘れていた、鍛え抜いていた頃の自分を思い出す。 …それが悪い、わけではないのだが。 維持する以上の運動ができていないのに、高められるというのは気味が悪い。 まだ成長と言っても良い年齢かもしれないけれど、それにしたって急過ぎる。 ) [Sat 2 Aug 2008 02:25:07]
◆跡野末理 > ( ―――もしかしたら。 考えて、小さく笑ってしまう。 もしかしたら 『噂』 のせいかもしれない。 『ほら見てあの包帯の』 『ああこの間の』 『魔術科の』 『膠の化け物どうにかしたって』 『その時の怪我か』 『火傷なんだって』 ) ( 『跡野末理は火傷の治療中、怪我人だ』 集団の認識が無意識に魔術を発動することがあるのだとしたら、そのせいで――― まさか。 ) ―――だって面白くないじゃない? ( 怪我するようなことしそうにない人が正体不明の重傷だとか、そういうことなら好奇心を刺激させて噂にもなるのだろうけど… 自分の怪我は事件の 『おまけ』 だ。 そっちがメインではないのだから。 ) [Sat 2 Aug 2008 02:12:37]
◆跡野末理 > ( 自警団や大学保安部の事情聴取に引っ張り回されて、気付けば学期末。 そのまま気の早い試験や課題に負われ、サークル結成は後回しになっていた。 申請書に顧問と五人の名前を書いただけ。 まだサークルの名称も決めていない。 ―――何にしよう。 ふとした拍子によく考えるのだけど、一人で決めていいものか。 もっとも、自分以外はなし崩しに巻き込んでいるだけのような気がしなくもない。 ) ( 一回りして、ガタのきている階段をミシミシいわせながら歩道に出た。 ―――日が暮れれば多少ましだけど、ただでさえ暑いのに包帯やらガーゼやらは鬱陶しい。 …もう治っていてもおかしくなさそうなものなのに、傷つけた相手が相手ということか、治りが遅い。 ) [Sat 2 Aug 2008 02:03:32]
◆跡野末理 > ( 案の定、遊ばせておくような余裕は無いらしく、どこも何かしらのサークルが入っている。 この時間明かりの灯る部屋は見当たらないが、どこも寂れてはいないように見えた。 ) ( いくつもある棟のうちの一つ。 遊歩道と大学裏手に当たる林に面した解放廊下を、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪の娘が歩いている。 晴れた月夜に灯りは手にしていないけれど、本気で忍ぶつもりはないらしく、両手や首の包帯、顔のガーゼが白く映えていた。 ) [Sat 2 Aug 2008 01:45:17]
◆跡野末理 > ( 無限に広がっているかもしれないヴェイトス大学も、使用許可を求めることができる場所は限られているらしい。 部屋が欲しいだけなら、無断で占有しても誰にも何も言われないような場所を探す方が性に合っているのだけれど、それではサークルにする意味がない。 大学に活動を認知させなければ、予算も回してもらえないし、夜間に構内で活動する許可も下りないだろう。 そんな許可は今更だけど。 何か問題が起きた時、とりあえずそこに居た理由を問われて困ることがなくなる。 それに人形先生の影響力では微妙かもしれないが、立ち入り制限区画や閲覧制限図書にも、いくらか近付き易くなるのではないか。 いざとなれば手段を選ばないが、正式な手順を踏んで事が運ぶなら、それに越したことはない。 ―――で、サークル棟。 乗っ取る物件の物色中なのだが。 ) [Sat 2 Aug 2008 01:36:28]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( サークル棟を見て回る。 )』 [Sat 2 Aug 2008 01:15:35]
お知らせ > ラサートさんが帰りました。 『“それって確か空想小説か何かじゃなかったか??”』 [Wed 23 Jul 2008 23:30:31]
◆ラサート > なるほど…バターね………確かに体の中でバターが出来たら大事だわな…(“バターとは言わんでも、頭に血が行かないだけで人間死ぬからな?”話はそれだけか?っと眠そうな目をこすりながら医員が戸を閉じてゆこうとすれば…)あ…あとさっ、何か天文学者か何かの航海日誌を探してんだ。“エインズワース航海日誌”とか言うらしいんだが…(“エインズワース??てんもんがく???…それって…”医員の目が記憶を辿り丸くなる…) [Wed 23 Jul 2008 23:29:28]
◆ラサート > それを考えるのが学者だろぉがっ。(興味が無いとばかりの返答に不機嫌そうにそう返せば…)例えばさ…馬車が急に加速したときって、くんってこう、背中に押されるような感じがするだろ?あれがどんどん強くなっていった場合…死ぬ事ってあると思うか?(やや具体的になってきた例え話に腕組みをし、唸る医員…しばしして…)(“バターを作る時に、思いっきり入れ物を振り回す事があるよな?あれって牛乳やらの中身が、その力で分離していくわけだろ?同じ事が人間の体に起きるなら…無事に済むとは思えんがね?”) [Wed 23 Jul 2008 23:04:34]
◆ラサート > ちょっと、いろんな死に方の研究をしてる専門家に聞きたいんだけどさ…(歯に衣着せぬ言い分にあからさまに顔をしかめる医員。)…人間ってさ、早すぎて死ぬ事ってあると思う??(と、続く言葉に、今度は別の意味合いで顔をしかめる医員。)だからさ…衝撃で死ぬとか、焼けて死ぬとか…そんな感じで…例えば無茶苦茶速い船に乗って…速いって言っても、もう、ほら砲弾ぐらいの速さで…中の人間って生きてると思う??(“………質問の意味を図りかねるが……そんな船は存在しないんだから考えた事も無い。”あっさりそう返す医員) [Wed 23 Jul 2008 22:54:07]
◆ラサート > (“おや、呼んでもいないのに出向いてくるとは珍しいね。”陰気臭い廊下を進んだ先にある、医学部法医学教室のドアを叩けば、出てきた顔なじみの医員の一人が開口一番そう言った。仕事でしか顔を合わせない相手だけに、条件反射で腐敗臭が込み上げて来る気さえする。)いや…ちょっと本を探しついでに聞きたい事があったから立ち寄ったんだけど…。(つい先ほどまで海洋学教室の書庫で資料探しをしていたのだが…目的のものを見つけることは出来なかった。やはり図書館に最初から行った方がよかったか、っと後悔しそうになったところ、別件を思いついたのだ。) [Wed 23 Jul 2008 22:39:01]
お知らせ > ラサートさんが入室されました。 『医学部医学科法医学教室』 [Wed 23 Jul 2008 22:35:03]
お知らせ > 水蓮さんが帰りました。 『( それでは魔術とは何かから話してみようか? )』 [Sun 20 Jul 2008 22:25:26]
◆水蓮 > んー、動物実験は私の工房じゃできないから、大丈夫。 常世の森とかで発見された生き物の資料とかくらいしかないよ。 ( 生物実験に好き嫌いは感じないけれど、今のところ必要ないからやりはしない。 ) そうそう。 金属でできた体が、どんな風に新陳代謝したり、生殖したり、そういうのかなー。 ( 言ってみれば人間の体を調べるのと同じようなことをカナカンでしてみたいというわけだ。 医学的知識も要るからちょっと手が出せないけれど。 ) んふふー、それはいい心がけだね。 忘れなければ。 ( 意地悪そうに笑うのは、人形先生のトレードマーク。 少し前までは究極のインドア派だったくせに、えらくお喋りだ。 ) ん、ありがとう。 君が疲れなければ、立ったままで構わないよ。 [Sun 20 Jul 2008 22:25:10]
お知らせ > イェルクさんが退室されました。 『( 先生のヒーローが来るまでもうしばらく、お話していよう )』 [Sun 20 Jul 2008 22:20:12]
◆イェルク > ふーん…、 …どうぶつさん 死んじゃわないーっ… ? ( へんにょり眉を下げてそんなこと。 適性を示して進化するものもいれば、拒絶してしまうものもいるんじゃないかって。 少女は研究はスキだけれど、生物実験はあんまりすきくない。 ) …カナカン と、か? ( きんぞくせいめいたい。 へにょり、更に眉が下がった。 錬金術は実験といっても薬品や物質そのものの変化を見るモノが多いから。 ) ちゃ、ちゃんと辞書とか、いつももってってるんです よーっ? ( 恥ずかしそうにしながらもわたわたとそんなこと。わからない単語があったら引くように。専門用語なんかは、基礎の講義やセンセイ(師匠)が説明してくれて知ってるんだけれど。 確かに研究者はそうだろうが、研究者云々以前に人らしい生活をしてこなかった少女には、例えば羽ペンとか、1,2年前まで持ったことなかった。そのくらいのれべる。 ) んー。 ( こくこく、同意に頷いて ) … ふぇ。 ぅん、いいです よーっ。 ( 立ったままでも平気かどうか、尋ねつつ。 ) [Sun 20 Jul 2008 22:18:10]
◆水蓮 > そうだねー、いま主に講義してるのは理論魔術なんだけど、それとは別に高濃度魔力下における生物の独自進化とか、生態的なレベルで構築されている自然術式とかもやってるね。 あ、あと金属生命体の生化学研究なんてやりたかったんだけど調査対象が少なすぎて……。 ( 好奇心に返ってきたのは、そんな意味不明の呪文のような言葉の数々だった。 ) まあ、少なくとも「一家言」なんて言葉は出てこないから君にはいいかもしれないけどね。 ( なんて、からかうように言ってみたり。 しかしまあ、極端な話、研究者なんてのは自分の専門以外まるでわからなかったりすることは多々ある話で、日常生活が壊滅的であったりするのも珍しい話ではない。 ) まあそういうときもあるよねー。 でも探せば数冊まだ隠れてることもあるし。 ( いい加減な学生が全然別の棚に放り込んだりすることもある―――まずいことに一部の教授にも。 ) んー? そうだねー。 じゃあ助手君が資料を探してくるまで、私の話し相手になってくれるかな。 若い子との会話はインスピレーションの泉になるからねー。 ( どうやら助手君は現在、使いっ走りさせられているようだ。 ) [Sun 20 Jul 2008 22:06:37]
◆イェルク > へえぇ、たとえ ばーっ? ( なにがあるのかな、って。好奇心に問う )( がんばれじょしゅさんまけるなじょしゅさんー ) んー、確かにちょっと難しかった、かなー? ( だからこうして本を頼りにきたのだし。 しかしこの少女の場合知識の偏りがひどく、大学レベルの錬金術や魔術の勉強をしているくせ日常の何気無いものに「それなぁに?」と首を傾げる。 ) そっかー。 うん、借りられちゃってたらどうしよー、ってー… おもって、ました ( 本を手にした嬉しさに、こくこく頷きながら。 本学の教授の本なんていうのは教科書指定されたり今回のよう講義の参考書になったりするから開架に何冊か置いてあるものだけれど。この少女はそんな図書館事情など知らない、し ) じゃぁ、私もなにかせんせーのおやくに立てること、あるーっ? ( 尋ねて、そういえば助手さんはどこだろう、ときょろきょろ。 ) [Sun 20 Jul 2008 21:56:18]
◆水蓮 > そうだねー、一応今は魔術を専門的にやっちゃあいるけど、趣味としてはまだあっちこっち手ェ出してるねー。 ( まあ魔術というものは割と広範囲にわたるから、関連した研究と言い張れないこともないが。 )( そう、助手君はサラリーヒーロー。 ヒーローとして戦わなければ明日のおまんまがないのだ! ) わかんない人にはわかんない類のだからねー、ここら辺は。 ( 逆に言えばわかる人にはわからない人の気持ちがわからないものだ。 ) 結構古い本も多いからねー。 学生がもってっちゃうのもあるけど。 ( まあ持ち出し厳禁等のものでないから、それほど貴重ではないのだろうけれど。 ) んふふー、どーいたしまして。 お役に立てれば幸い、ってやつだね。 [Sun 20 Jul 2008 21:47:29]
◆イェルク > ふぅン、 じゃぁ魔術がせんもんー、でもないんです かーっ? ( もっと分野は多岐にわたるのだろうかと。考えて、小首をかしげる ) えぇぇー!? ( 首の掛かったヒーローって。 じょしゅさん って仕事は大変なんだなぁ と、思わずしみじみ同情。 ) え? そうかなーっ? … あ、 ( 先生の指の先を視線で辿り、 ) ( あった、と口の中で小さく呟いて表情をへにゃっと緩める。 ) そか、ソレで見つからなかったんだーっ。 ( 先生には取れない位置でも私なら大丈夫かな? 手を伸ばして本を抜き取り、表紙の題名を確認すれば… うん、確かに。 ) よかったーっ。 ありがとー、ござい ます。 ( 本を抱えて、ぺっこりとお辞儀を ) [Sun 20 Jul 2008 21:41:51]
◆水蓮 > んー、もうちょっと軽い感じかな。 私は広く浅くがモットーだからね。 メイドさんだけが特別じゃないよー。 ( いわゆる何でも屋、というやつだ。 まあもっとも、今はそれほどいろいろと知っているわけではない。 覚えてないのだ。 ) 強いよー。 なにせ彼もクビがかかってるしねー。 ( 職務不遂行は給料に響く。 高価なボディの破壊は賠償請求が来る。 ) 『無機物における魔術回路置換』? また小難しいのやってるねー。 確かこの辺にあるはずだけど………うーん、あ、あれだよあれ。 背表紙擦り切れてるけど。 ( あれ、と指差したのは、人形先生ではちょっと手の届かない位置にある本。 確かに背表紙が擦り切れて、タイトルが見えない。 ) [Sun 20 Jul 2008 21:32:55]
◆イェルク > … せんせーも「めいどもえ」? ( つまりそういうことなのかと。きょとん、としながら ) わ ぁ、じょしゅさん 強いん、だーっ? ( ちょっとわくわくしながらそんなこと。なんか勝手にこう、か弱い人形先生を守るヒーロー的な位置づけ。…。 ) …え、 ( 貴女の言葉にすこしきょと、として から、 ) あ! ( そうだった、って。 手にしたメモを思い出し、恥ずかしさに焦る。 ) あ、あー ぇと、このせんせーの ( この、と言いながら手を下げてメモを広げて見せ ) 『無機物における魔術回路置換』って、本 をーっ…… …、探してたんだけど、 見当たらなく、てー… ( 上の方にあるのかな、と再度書架を見上げ ) [Sun 20 Jul 2008 21:23:24]
◆水蓮 > いっかげん。 まあ自分の説があるってことだねー。 ( わからないことはすぐに質問すること。 水蓮の講義ではその行為で評価が上がるから覚えておこう。 こないだろうけど。 ) まあ研究者はわりとイっちゃってるのが多いからねー。 ま、心配は要らないさ。 そのための助手君だし。 ( どこぞの特務機関みたいな。 まあそんなネタはともかく、笑顔に小首をかしげて。 ) うん、それはありがたい提案だけど、探し物の最中じゃなかったのかい? [Sun 20 Jul 2008 21:17:20]
◆イェルク > ぅ、ん、 ( 前後にこくこくと、首が動く。 ) … いっかー…… ? ( 呟きながら、だんだんと首が傾げていく。言葉を覚えている途中の、舌足らずな少女には一家言、という単語の意味がわからなかったよう。 ) …でも、けんきゅー中って見境ない、からー、 ( もう一度、視線が上から下まで辿り、 ) ……ん。 だいじょーぶならよかった、です。 ( もう一度、安心したようにぇへら、と笑みを浮べた。 手にメモを持ったまま、探してた本のコトはうっかり忘却の彼方。 ) せんせー、取れない本あったら言って ねーっ。 [Sun 20 Jul 2008 21:11:57]
◆水蓮 > そうかい? そんならいけどねー。 ( ちゃんと講義はしているのに、ほとんど誰も教師とは思ってくれていない、そんな本当の意味でマスコット、お人形な先生。 教師扱いはちょっと感動である。 ) メイド萌え? メイドロボ? …………あー、はいはいはい、例のアレねー。 いやー、私もメイドさんには一家言あるんだけどねー、私は私で自分の研究もあるし、なによりあーゆークリエイティブな人種じゃないしねー。 ( 納得したようにうなずいて。 ) まあ大学全体で言ったら私なんてそんなに知名度高くないだろうし、これでも下手な家よりは高価だからね、手ェ出されたりはしないと思うよ。 ( 一応、助手君という護衛もいるし。 ) [Sun 20 Jul 2008 21:04:31]
◆イェルク > あ、い、いい えーっ。なんでもない、です… ( わたわた手を振りながら、左右に首を振った。緊張の理由は人形だから、というのではなく、教師だから、だ。それも余りに気さくなものだから。 ) あ、れ。 ( 魔術科の先生だから、知ってるかと思ったんだけど。なんて内心で思いながら、ぱち、と瞬いて ) …あ、そっか、せんせーは 「めいどもえ」 じゃないから、知らないんです ねー… っ。 ( そんな謎なことを言って、一人でこくこく頷き、納得の様子 ) んと、今なんだか大学でめいどろぼー、とか、作ってるみたい、でー…… せんせー、かいぼう?かいぞう?…研究とか、されちゃってたらどうしよー、てーっ… ( だって、貴女の存在はうってつけだと思うんだ。メイドロボの理論に。 自律稼動する、人形。 ) [Sun 20 Jul 2008 20:53:39]
◆水蓮 > うん、はろろーん。 ………………え、なに、なんかいる? ( ひらりと片手を挙げて気の抜けた挨拶。 それから、緊張する姿に、ちらりと後ろを振り向く人形先生。 歩く怪談のくせにいささか自覚に欠ける反応であったとさ。 ) うえ? なんかよくわかんないけど、先生いつのまにか危機を潜り抜けてたのかなっ? ( そんな危険なんて…………まあ心当たりはいくつかあるけど。 ) [Sun 20 Jul 2008 20:47:05]
◆イェルク > …… うぇ? ( 振り返った、 …視線が、視界の下に在る存在を捉えてすぐに下がる。 ) …ぇ、あ、せんせいーっ。 こ、こんばん はー。 ( 講義を受けたことはないけれど、人形の彼女もまた講師だった筈。そんな存在に声を掛けられた事に些か緊張して、言葉に詰まりながら焦ったようにぺこりと頭を下げた ) …、 ( それから、貴女をまじまじと見つめて、 ) …… よかったーっ、先生無事だったんです、ねー…… っ ( 何故だか酷く心配したように。ほっと息をついて、微笑みを。 ) [Sun 20 Jul 2008 20:42:10]
◆水蓮 > ( そんな軽薄そうな声は、ずいぶんと低い位置からのものだった。 いつの間にか後ろに立っていたらしいそいつは、生気というものが感じられなかった。 ………まあ、それも当然だろう。 なにせ、熱いハートはあっても高鳴る心臓は持たない、人形であったから。 ) [Sun 20 Jul 2008 20:36:34]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 『探し物かい?』 [Sun 20 Jul 2008 20:33:42]
◆イェルク > ( 探しているのは、今日聴講した先生の著書。今日の授業について次回簡単なレポートを提出するように、との事だったから参考にしようと思って。 ) んー…… ( 確か、このあたりのはずなんだけど。もう誰かがもってっちゃったかな?と軽く首を傾げて悩む。 その間も視線は、本の背を辿っているけれど ) ( ちなみにその教授、例の夜のサバト…もとい研究会で顔を見かけた気がするんだけれど。さすがにそんなこと聞けないし、私としても触れたくない話題だ。講義中はメイドって単語でてこないし。ただ、以前は性質変化だった講義内容が魔術回路についてに変わっているのが妙に気になる。…。 ) [Sun 20 Jul 2008 20:28:53]
◆イェルク > ( 市の図書館よりも専門性が高く、静かな場所。その静けさを作り出している要因の何割かは、学生が机に伏せて寝入っているせいではあるけれど。 ) …、 ( そんな彼らを起こさないよう、きょろり、辺りを窺いながら奥へ進み ) …えぇ とー? ( メモを片手に書架を見上げる ) [Sun 20 Jul 2008 20:15:12]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『( 大学の、図書館 )』 [Sun 20 Jul 2008 20:05:06]
お知らせ > ドーマウスさんが帰りました。 『( 九匹の使い魔たちが、講義室を出て行った。 )』 [Sat 19 Jul 2008 23:18:56]
◆ドーマウス > ( 天井を、壁を、床を、机の下を、学生の足元を、普通の鼠がそうするように、物静かに移動していく使い魔。 ほとんどオートで、事前に設定した順路を移動しているだけなので、突然の物事には対処しがたいが、燃費はいい。 ) ……………ふぅん………なんていったかしらぁ、あの娘ぉ。 ( ドーマウスの中で、すでに奇怪な事件の噂は過去のものとなっている。 過去のものに興味はない。 あるのは今後に期待できるもの。 まどろんでいたはずのドーマウスの唇が、にぃ、とゆがんだ。 ) 「なんでも交換学生のなんとかいう……」 ( そうそう、それだ、と。 ) [Sat 19 Jul 2008 23:18:27]
◆ドーマウス > ( 九匹の使い魔たちは、ドーマウスの体の一部を使って作られたものだ。 この鼠たちは、彼女の左腕であり、つまりいま、ローブで見えはしないが、ドーマウスは片腕がない状態だ。 ) 「知ってるか、例の噂」「おーい、課題終わったか?」「確か、魔術科の学生が……」「今日はこれで終わりかい?」「胡散臭いねえ、どうにも」「しまった忘れてた!」 ( 複数の声を、複数の話題を、複数の目と複数の耳で、流すように知覚する。 大事なのはすべてを聞こうとすることではない。 重要なキーワードを拾っていくことだ。 ) [Sat 19 Jul 2008 23:05:17]
◆ドーマウス > ( まあそれはドーマウスとしてもありがたかった。 本当に、居眠りをしてしまっていたならありがたかったが、実際のところドーマウスは寝てなどいなかった。 それは、一種のトランス状態に近いものだったのだ。 体は確かにそこにありながら、意識は離れた場所の使い魔の視点で物事を見ていた。 そう、講義室をこそこそと動き回って、噂話を盗み聞いている九匹の黒い鼠たち。 そこにこそいま、ドーマウスの意識はあった。 ) [Sat 19 Jul 2008 22:55:18]
◆ドーマウス > ( ヴェイトス大学魔術科の講義室の片隅で、ドーマウスがまどろむ姿は、誰も気にしない程度には有り触れたものになっていた。 あの不可解で奇怪な事件の噂を、或いは噂の残滓を、学生たちがまことしやかにささやく中でも、それは変わらなかった。 多くは気にかけなかったし、あえて起こそうというものも少ない。 ドーマウスといういささか不気味なやつに、もしもし風邪を召されますよ、などと親切に言うような学生は、まあいなかったのである。 ) [Sat 19 Jul 2008 22:46:04]
お知らせ > ドーマウスさんが入室されました。 [Sat 19 Jul 2008 22:37:20]
お知らせ > シェル@メイドロボさんが退室されました。 『熱い男達の研究はまだまだ続き…』 [Tue 15 Jul 2008 23:30:13]
◆シェル@メイドロボ > (焼きたてのスコーンは数名のメイド(此方は本物、ここにいる研究者達のメイドさん達)のお手製で…熱々にクリームを塗ると香ばしくも甘い香りが良く… 先程までの議論でやや熱くなっていた頭脳も冷静に回転していく…)…そうか、良く考えればからくり部分で「優雅」と「秘書」を切り替えできるようにすればよいのか…。(寧ろ日によって違う雰囲気を持つメイドこそが我らの作ろうとする物ではないのか?と思わず呟いた少年の言葉… ざわざわ 周りが再び議論を始め…) [Tue 15 Jul 2008 23:23:18]
◆シェル@メイドロボ > (研究者であり物分りの良い連中がそろいすぎているのでこういう時に困ることも多いらしく…どちらの案も捨てがたい…と停滞するのはもう何度目か数え切れない程であったり)ま、丁度スコーンも焼けたことだし一服するとしよう。(そう皆に言えば頷きつつ…数名のメイド(服を着たおっさん(凄い役職が付いたりする偉い人)))がティーセットを取りに向かい…)…いかんな…疲労のせいか…(一瞬、彼らでも件の姫が満足してくれそうな気がした、と首を振って頭を冷やそうとする少年。周りを見れば見るほど…別に立ち入り禁止、とはしてないので、何も知らずに、もしくは月へ渡る船の関係者がやってきてドアを開け、そのままUターンしていったとかそういうこともあったとか無かったとかいう混沌の研究室…を見渡し…研究、というのは茨の道なのだね…と改めて思い) [Tue 15 Jul 2008 23:16:06]
◆シェル@メイドロボ > メイドというのは一種のステータスなのだよ。(そんな研究者の中に一人…銀髪のメイド少年が堂々と意見を述べる…因みに年長者の多い中ですら彼の態度はかなり大きく良く目立っている) そしてそういったステータスを持つものは貧民と違い…そう、ゆとりを持って過ごしている!すなわちメイドさんも余裕を持ってゆったりした動きにするべきなのだっ。(こういう風に…とティーセットを載せたお盆を持てばやや危なかったし手つきだがそれなりに優雅に見える動きで歩き…)そしてこうだ。 『お茶をどうぞ、ご主人様』とっ(上目遣いで演技を見せる少年…数名の瞳が一瞬”狼”っぽくなったのは気のせいだろう。 少年の演技で上手く纏まり掛けた話題、だが此処で波紋が生じる)『否!私は秘書風のクール・メイドの動きも好きだ!』(そう叫んだのは名のある軍人。若い頃から前線で活躍し、今では街の重職にいる、という彼だが、憧れは秘書メイドというつわもので… 軍人らしいきびきびした中にも何処と無く女性らしい柔らかさを持つ演技を見せると…そのいかつい見た目以上に何か訴えるものがあったのらしく)…む、むむ、確かに…それも捨てがたい…っ(思わず息を呑んで見とれていた者達は唸ってしまう) [Tue 15 Jul 2008 23:05:11]
◆シェル@メイドロボ > (ただ一つ、問題点があるとすれば… 全員がメイド姿 という点であった。(因みに研究者ほぼ全て男性であり、上は80歳と幅広い年齢層で… 一言で言えば混沌。) [Tue 15 Jul 2008 22:55:34]
◆シェル@メイドロボ > (行われている実験とは人の手によって作られる奉仕マスター”メイド”。極めて高い技術によって作られるボディと、複雑な命令にも対処する優れた汎用性のある知能を持つそれは魔法・科学の融合による傑作、と完成すればなると思われるが…その製作は困難を極めていた。)『歩く時の姿勢は…』『いや、それだと膝の動きに…』『臀部の動きがカーブの曲がりを…』(真剣な表情で、時折身振り手振りを行いながらメイドロボの動きについて話し合う研究者達。年齢や人種、身分も関係なく、理想とする動きを完成させようと、自らの知識や相手の知識を競い合わせようとしている姿は素晴らしい姿勢であった。) [Tue 15 Jul 2008 22:54:10]
◆シェル@メイドロボ > (深夜の大学のとある研究室… その方面ではかなり有名な教授の物なので広さや設備の充実ぶりは世の学者の憧れの的であるそこは最近一般生徒は勿論、一部を除けば所属する者すら立ち入りが出来なくなっており、代わりに部外者が多く出入りしている、という妙な噂が出ているそこにて…恐るべき実験が行われていた) [Tue 15 Jul 2008 22:45:55]
お知らせ > シェル@メイドロボさんが来ました。 『大きな研究室にて…』 [Tue 15 Jul 2008 22:43:47]
お知らせ > シェル@メイドロボさんが退室されました。 『色々と楽しい議論がかわせたようで・・・』 [Sat 12 Jul 2008 02:35:21]
お知らせ > イェルクさんが退室されました。 『( 結局今夜はこのままメイド姿で帰る事に。…。 )』 [Sat 12 Jul 2008 02:31:11]
◆シェル@メイドロボ > (メイド服を着てしまうと自然と身体がご主人様を求めるようになっていくという伝説が…) うむ、料理でも掃除でも、色々学んで賢くなる、というのが理想だね。(となれば動力から考えねば…と段々困難な物を感じながらもふぅぅむ、と唸りだし…) 折角似合っているのだし、よかったらその服は貰ってくれ給え。(可愛らしいよ、と最後に一度頭を撫でれば自らも議論の中に加わろうと歩を進め… 因みに脱がされた服は綺麗に洗濯して後日メイドさんが配達する、と伝えられるだろう) [Sat 12 Jul 2008 02:28:48]
◆イェルク > ( メイド服は着た… というか着せられた、けど。 ご主人様とか、いないし…! ) がくしゅー? お料理とかのーっ? ( こてり、首を傾げ ) …ぅん、動力、とかはー? 魔法の石を心臓代わりに組み込む、とかじゃなく直接パーツとかに魔法をかける感じなのかなーっ? ( 錬金術以外の知識は私もあんまりもってないから、単なる想像でしかないんだけど。 でももし栄養が必要なら、お月サマに行っても手に入るようなのじゃないといけないかな?それより動力部が心臓だけでなく脳の働きも持つのだとか。空想だけなら幾らでもできるけれど、実践するとなるとどうなんだろう ) …あ、 あぅ、 ( 聞えちゃってたんだ、って。 恥ずかしさに顔を赤くして。体を縮こませながら、大人しく撫でられよう。 ) ( オワリかと思えば単に一区切りついただけのようで。 まだまだ交わされる熱い議論、感心しながらもほけりとただ見つめて――― ) ( 結局、ノートを探すタイミングも、自分の服の所在を問うタイミングも見失い ) [Sat 12 Jul 2008 02:21:47]
◆シェル@メイドロボ > (なぁに、メイド服を着て、後は「ご主人様」がいればいつでもメイドになれる!というかもしれない(謎)) うむ、幾つかのパーツを組み合わせ、機械と魔法で動きの補助をする…。 学習的な部分はどちらの方が良いか分からないが…ふむ、栄養…かね?(マナを込めた石とかかな?と首を傾げつつ…専門は植物の少年、実はかなり畑が違うのだが…この場にいる者の知識を借りるつもりのようで… 後はもう一人いるらしい同志…彼の力か、とか考えつつ)…ふふ、ありがとう。(小さいながらも一言コールしてくれた少女…その可愛い猫耳風なカチューシャのついた頭をぽふ、と撫でてやって)(どうやら資金的な援助と皆の熱い思いが一体化したのか…この後、熱い議論が行われたとか何とかで)) [Sat 12 Jul 2008 02:07:16]
◆イェルク > ( あれ私メイドじゃないよ。ないよ。…。 ) お人形? おにんぎょうに、魔法をかける のーっ? 自分で成長、かー… ぅン、 でも自分で成長するには何か栄養になるのが要る、かもー…? ( マナだったりなんだり。 ホムンクルスとかに手をかけて成長させてやる、という考えはあるけれど自分で成長する、という考えは少女にとっては新しく。 単純に、面白いと思った ) …、わ、 ぁ…… ( 巻き起こるメイドコールに、少年の陰に隠れたままぱちくりと。 ) …、 … めいどー。 ( おずおず、遠慮がちに。 それこそ叫び声に掻き消される程度の微かな声音で、ぽつり、一言だけ少女もコォル?を。 ) ( どうやら今日の研究会はそろそろ終わりそう、かな? ) [Sat 12 Jul 2008 02:01:50]
◆シェル@メイドロボ > (自分の発言にざわめく聴衆…しかし数名…特にその手の分野に関係する者たちからは悪くない感触が帰ってきて)(自分の半歩後ろに控える大人しめのメイドであるイェルク君の言葉に振り返って) うむ、メイドを自らの手で作ろうと思っている。今の所は人形系の技術かな?ただ生体系の技術を組み入れれば、自ら成長する事も可能、と思わないかね?(機械より、成長の伸び代がありそう、という単純な思いつきなのか、それなりの自信があるのか不明だが…不敵な笑顔を見せた後、再び皆の方を向き) 僕には熱い想いある。メイドに付いての知識も、愛も、そして実行のための資金源も…とある筋から確保した…後、必要なのは…同志諸君!君達の協力である!(ザッ!と左腕を斜め上に…同志と呼んだ聴衆の方へ掲げ)今こそ我々の悲願、究極のメイドを、メイドロボを作る為、僕と立ち上がってくれる同志を求む!(その少年の呼びかけ…後にメイドロボ元年の誓いと呼ばれたかもしれない気がするらしいそれに、聴衆達は一斉に立ち上がって声を揃えて彼らの愛する…その名を…「「「「「メイド!メイド!メイド!」」」」」と叫んだのであった(マテ)) [Sat 12 Jul 2008 01:47:29]
◆イェルク > ( 今夜で私のメイドさんに対する見方が変わりました。 色々と。 ) …、 ( 繋がれた手、見下ろして。少しびっくりしたけれど、それよりも目の前のたくさんの顔が怖くって。また半歩無意識に足を下げながらきゅぅ、と握り返そうか ) …… めー … ? ( めいど ろぼ? ) ( ざわめく聴衆と対照的に、こてりと首を傾げ。 …それまでの演説から察するに、人工のメイドさん、ってコトなんだろうか。 ホムンクルスとかフレッシュゴーレムとかの。 )( とりあえず、一応やっぱり研究会だったみたいで小さく息をつきつつ。 ) … メイドさん、作る のーっ? どんなメイドさん? ホムンクルス?ゴーレム? …あ、それとも機械、かなーっ?? ( 単純に研究、としてなら。ホムンクルスの理論を扱う錬金術師として興味はある。ゴーレムは、カバラだ ) [Sat 12 Jul 2008 01:34:01]
◆シェル@メイドロボ > (天井に引っ付く方法?禁則事項です。とか天井にいるメイドさんが冗談っぽく微笑んだりしつつも) 究極のメイドを求める事は出来ない……しかし我々は嗜好の同志である、と同時に研究者でもある。(怯えた様子のメイド姿のイェルク君…自分の傍に来るならスッと手を繋いで隣にいてもらおう、としてみたりしつつ少年は演説を続け)捜し求めても究極のメイドが見つからない… ならば作れば良い。我々の求める要素を全て持った存在……メイドロボをっ (『ざわざわ』『ざわざわ』と少年の言葉に戸惑う講義場…ゴーレム等のいわゆる「からくり」技術でメイドを作る、という発想は、身の回りにいるメイドを愛でる事を主流としてきた彼らに取ってなかなか新鮮な発想だったようで) [Sat 12 Jul 2008 01:22:08]
◆イェルク > ( 何の変哲もない美しいメイドさんたちだからこそある意味脅威ではある。天井にもひっつけるだとか予想できない…! ) あ、あぅ… ? ( 抵抗する間もなく、頭とスカァトに軽い重みが加わる。 ) … ねこさん? ( 不安げに上を向いて新たに追加された耳に触れながら、ぽつりと。 なんだか、自分の今の状況は… あれだ、着せ替えニンギョウの気分。 なんだろう、この集会はメイド研究会とかそんな感じなんだろうか? ソレも確かに服飾や身分制度、文化の点なんかから見たら研究材料であるのだろうけれど、 ) …、 ( この場はちょっと異常だ。研究に熱中しすぎると周りがみえなくなる、っていうのは研究者にはよくあることだけど――― ) …… ぅー… ( 向けられる視線に怯えた様子で、少し足を引いて近くにいるメイドさん、もしくは講義中の少年の陰に隠れようと ) [Sat 12 Jul 2008 01:11:53]
◆シェル@メイドロボ > (仮面をつけた究極のメイド…そんな存在もいるのかもしれない、がこの場にいるのはとりあえず美人のメイドさん達で)(ハーフらしい少女の肌を少し珍しそうに触ったりしていたメイドさん達がようやく解放すれば今度は皆の注目の的、そんな素敵な状況のイェルクを指差しながら演説する少年は更に続け)ドジっ子、眼鏡…更に彼女にこういうものをつければ…(視線で合図するとイェルク君の頭に毛皮の猫耳がついたカチューシャが乗せられ…更にスカートの後ろには長い尻尾風の飾りが…獣人メイド風に仕上がったその姿を見てどよめきが起こる…先程よりもより明確な…捕食者の視線が大量に注がれてきて… そんな皆の様子を笑顔で頷きながら壇上の少年はふと溜息をして)そうメイドさんはちょっとした小物で我々の心を揺るがしてしまう…故に我々は憧れつつも絶望する…究極のメイドを求めることに…(その少年の言葉に…老練の者はこれまでの無念を思い涙し…また若輩の者はその困難そうな道のりに唸る) [Sat 12 Jul 2008 00:58:57]
◆イェルク > ( メイドさん凄いよメイドさん。 じつは仮面つきだったりするんですかメイドさん。 ) む、 むー!? ぅ、 うー… っ ( 服を着れることに安心したのも束の間、服を着せられるのとは明らかに違う手の動きに、震えながらやだやだと左右に首を振る。 口を塞がれていてもいなくても、きっと明確な言葉は紡げなかっただろう。 ガーターベルトとか少女には全然馴染がないから、もはや拘束具の類にしか思えない。 ) …、 ( 一体何を着せられているのかと途惑っていたが、着替えが終わればようやくソレがなんなのかに気が付くだろうか。 周りのメイドさんたちとおんなじ、 メイド服。 ) … ( えっ、なんでー !? ) ( とか、自分の格好に驚いていれば、 ) ひぅっ!? ( 指で示されて、びくりと体が跳ねる。 両手を組んでおろおろびくびくしながら、向けられた視線から僅かに視線を逸らす。顔はもはや朧気にしか認識できない。 涙目だ。 私のノートは一体何処。 ) あ、ぅ、 ( なんとか、声を絞り出して ) わ、わたし はー… っ、 ( 小さな声で言葉を紡ぐけれど、 …私はメイドじゃない? 私はノートを取りにきただけ? …なんだか、両方ともこの場では口にしてはいけないような気がした。へんにょり眉を下げながら、おろおろ視線を彷徨わせる。 ) [Sat 12 Jul 2008 00:49:53]
◆シェル@メイドロボ > (少々の抵抗をしてくるなら伝説の護身術…メイド柔術で動きを抑えたりしつつ、全部脱がせたら今度は下着から着せてくるメイドさん達。手つきは少々エッチな感じで色々触ったり弄ったりしてくるのは仕様なのか…ガーターベルトからメイド服一式を……暫く立てば即効でNewメイド誕生だろう)(さてある程度後ろで着替え終わったのを確認したら壇上の少年は指をビシッと…後ろでメイド姿となったイェルク君を指差して…当然だがこの場の全ての視線がNewメイドに集まり)例えばそちらの少々ドジっ子っぽい雰囲気を持つメイド君…小柄な身体を包むメイド服…更に眼鏡属性まで併せ持つ…恐るべき潜在能力を持つメイド君だ。(凄く持ち上げた説明…だが講義場の皆からの反応は悪くなく…数名の視線が獲物を狙う猛獣のそれに変わっているのを感じるかもしれない) [Sat 12 Jul 2008 00:33:08]
◆イェルク > ( 部屋の中では怪しい集会。 私の身の回りには何処を見てもメイドさんたち。 ) …、 ( お父様、私メイドさんがなんなのかよくわからなくなりました。 しばらくお邸のメイドさんにもびくつきそうです。 ) んむ!? むー、ぅー… っ ( 口元を押さえられればびくりと体を震わせて。周囲に視線を動かす余裕もなく、混乱は増すばかり。 ) う、 うぅーっ…… ( なんだろう、忘れ物取りに来ただけなのになんでこんなことになってるんだろ。 頭の中がぐるぐると渦巻き、視界が歪む。自分の置かれている状況を上手く処理できず、動かない体から服を脱がすのは容易いだろう。 ) う、うぅ…… ( それでも途中からじたばたと、手を払おうとするけれど。 せめてもの慰めはメイドさん以外のひとたちは少年の講義に集中しているというところか ) [Sat 12 Jul 2008 00:22:13]
◆シェル@メイドロボ > (自分達の好みのメイドに何が悩みなのだね?もしや美しさが罪などと今更いうのか?と不審がる面々…しかし数名は少年の言わんとする事を理解したのか…いずれも無言で)(顔見知りを見かけて困惑気味の少女…前後左右、序に天井を見ると蜘蛛の様に張り付くメイドさんがいたりするのだけどそれは見ない方が精神衛生上よいかもしれない(マテ))『お話の邪魔しちゃ、駄目(メイドさんの一人が叫ぼうとした相手の口元を手で押さえて)』『さぁ、脱ぎ脱ぎしましょうねー(脱がせにかかり・・・)』(少女の身体がこわばって動けない、と見れば手際よく…そして楽しそうに服から下着まで脱がしていこうとしてくるメイドさんたち…)(そんな間にも少年の講義は続く) そう、我々の理想のメイドは皆の理想のメイドであるとは限らないという事なのだっ!(ドン!とか背景効果があった…気がして、要するにそれぞれの嗜好で理想のメイド像が異なる、というありふれた話。) [Sat 12 Jul 2008 00:08:36]
◆イェルク > ( センセイ、センセイのお友達――その、担当教授とか錬金術師だとか――がこの集会に参加しているように見えるのは私の目の錯覚かな。 さっかくだよね。 ) … ( 講義場から顔を逸らして、眼鏡を持ち上げこしこしと目を擦る。 何度か瞬きしてからもう一度眼鏡をかけて中を見れば、 ) … ( ああうん、きっと他人の空似なんだよきっとそうだよあれぇあの教授までいるー!? ) な、なんの集まり だろー… っ ( なんだか色々ダメそうな集会に見えて、実は学識あるひとたちの集まった秘密の討論会とかなんだろうか。ほら錬金術とかって秘密保持のため暗号使ったりするし「メイド」っていうのもきっと何かの隠語で――― ) … え、 ( そんな、真面目な方向に解釈しようと懸命に思考を巡らせていたら、 ) あ、あれー… っ!? ( 何時の間にか、 ) ( か こ ま れ た ?! ) … ( っていうか、見つかった。 ) あ、あわわわわ…… ( カバンをぎゅっと抱きしめて、逃げなきゃと思うのに体が固まって足が動かない。 サイズがちょうどいいって一体なにーっ!? と思いつつも、突然メイドさんたちの視線にさらされてがくぶると。なにか言おうと思っても、口もぱくぱく空回り ) [Fri 11 Jul 2008 23:58:23]
◆シェル@メイドロボ > (異様な熱気に包まれた講義場…時折涼しい風が流れるのは…かなり上級の魔法使いが準備したのであろう大きな氷から。壇上にいる少年は時折、学校内で見かけるかもしれない学生で…後、聴講席に数名、見覚えのある顔…担当教授とか、有名な錬金術博士とかがいたりするかもしれない、そんな駄目空間で)(汗を拭いてもらった少年はすっきりいい気分で皆の方を向き)やぁ、お待たせした。 ふふ、そう、僕にはこの可愛いメイドが…そして同志達にもまたそれぞれ可愛いメイドがいるだろうが…そこが我々の悩みなのだ!(始めて…此処で強い口調で言う少年に皆の視線が集まっていき… それとは別に入り口に隠れる少女の傍に…音も何も無く数名のメイドさんが…囲んでいたりで)『あら、この子かしら?』『シェル様の演説の例になる子?』『サイズも丁度いいし…』(と…手には可愛らしいメイド服…や様々な小物を持ちながら相談していて) [Fri 11 Jul 2008 23:45:38]
◆イェルク > ( … なに これ 。 ) …… ( こっそりと、講義場の入口から見ている人影一つ。色もこっそりとか何のはなし。ともあれ )( 大学の講義の帰り道。 その途中で、講義場の机の中にノートを一冊、置き忘れてきたコトに気が付いて取りに戻ってきた、のだけれ ど。 ) ……、 ( 見慣れているはずの講義場がなにやら異様な雰囲気で。思わず入口に身を潜めた )( お父様、夜の大学はおそろしいところです。 ) [Fri 11 Jul 2008 23:36:44]
◆シェル@メイドロボ > (お茶を配り終えれば大きな木の葉風の扇子を持ったメイド達が…夏のこの暑い中にも関わらず用意したらしい大きな氷の傍に立って風を皆に…人口の涼風を送ってくれたりで…少々暴走気味だった紳士達はその献身的な姿に理性を取り戻しつつ席に付いて… さてこの中でも特に雰囲気ある老紳士…が、壇上に立つ少年に向かって問いを口にする)『同志シェル…君が仰る通りメイドさんは素晴らしい存在。だが……我らとてこの道の玄人…今更言われるまでも無かろうよ?』 (この場にいるものは全てメイドに魅入られた猛者、確かに麗しいメイド話は好きでは無いが、今更それだけを講義される必要性はないだろう、と皆が感じていることを代表して言ったらしく… 壇上の少年はその言葉に楽しげに微笑んで…)そう、メイドは素晴らしい…だが…我らは一つ、大きな悩みを抱えてるのです。(そこでわざと間を取り…自分付のメイドに目配せをして……冷たいおしぼりで額の汗を拭いてもらった。その羨ましい光景に…聴衆はしばし見とれていたりで) [Fri 11 Jul 2008 23:35:14]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『( あわわわわ )』 [Fri 11 Jul 2008 23:29:02]
◆シェル@メイドロボ > (余りに熱くなりすぎた講義場…このままでは流石に危険だ、と思われた時、教室の隅に突然灯りが灯されて…数人のメイド…壇上の少年に仕える者から、この場にいる何人かのメイドであろう…見た目も立ち振るまいも美しい者達が、見るだけで心が満足して昇天してしまいそうな優しい笑顔で『ご主人様方…この辺りで冷たい物はいかがでしょうか』と言いながら皆に良く冷えたお茶を配りだす…数人、その笑顔や立ち振る舞いを見たことで満足したのか意識を手放したものもいたが……まあ多分大丈夫であろう) [Fri 11 Jul 2008 23:21:58]
◆シェル@メイドロボ > 朝早くからご主人様の為に起き、朝食から出かけの準備までしてくれる甲斐甲斐しいメイド。 ふと庭先を見ると真っ白に洗濯されたシーツを楽しそうに竿に干そうとするメイド。 時折、ドジをしてお皿を割ってしまい顔を真っ赤にさせて涙ぐむメイド。 呼びかけるとふんわりスカートを膨らませながら振り向いてくれるメイド。 …そう、メイドはこの世の宝なのだ。(駄目すぎるシチュエーションを語ると、辛抱たまらなくなった聴衆の数人が立ち上がり「いや、私は箒を持ち庭掃除をするメイドさんが」「拙者は唯すれちがった時に優しい笑顔で挨拶をされるだけでも!」「…メイド少年も悪くない」等と己の中の最高の瞬間を口にして…暫く収集が付かない状況になってしまった) [Fri 11 Jul 2008 23:17:59]
◆シェル@メイドロボ > (続けて少年は黒板の高い位置に…こっそり背伸びをしているのは成長期ゆえの見栄なのか皆に見やすい位置に書こうとしているのか不明だが、そこは無言で見守るのが優しさ、様々な場所の名を書いていく―)…学び舎で、商店で、洒落たカフェで、いけないお店で、そして自宅の屋敷で、様々な場所で我々の世話を…更に心まで満足させてくれるメイドさんが大好きだ。(淡々とした口調だが、聴衆達はそれに力強く頷く……少々お年を召した紳士が余りの熱気に顔色が心配になってきた気もするが…) [Fri 11 Jul 2008 23:11:47]
◆シェル@メイドロボ > 諸君、私はメイドさんが好きだ。 (静かな講義場に放たれた言葉は、淡々としていたが…一つの思いが込められているように思えた(マテ)) …そう、ハウスメイド、キッチンメイド、ナイトメイド、メイド忍者…あらゆるメイドが好きなのだ。(カンカン、と足音を立てて黒板前に置いていた手製のボードを出す…どうやら今言っている色々なメイドが描かれているようで…食い入るようにその絵を見…実際のメイドを連想しているらしい聴衆達) [Fri 11 Jul 2008 23:05:05]
◆シェル@メイドロボ > (教授が登る筈の壇上にいるのはまだ若い少年、そして講義を受ける学生の席にいるのは…様々な年齢層の男達。 暫くの静寂の後、壇上の少年が両手をゆっくり広げ…皆の視線を自分に集めながら、口を開いた) [Fri 11 Jul 2008 23:00:20]
◆シェル@メイドロボ > (昼間は勉学に励む学生たちが教授の講義に熱心に学習する講義場。夜間は翌日に備えて静かに待機している筈…であったが、今日の講義場は静かだが…異様な熱気に包まれていた…) [Fri 11 Jul 2008 22:57:17]
お知らせ > シェル@メイドロボさんが来ました。 『深夜の講義場にて…』 [Fri 11 Jul 2008 22:51:36]
お知らせ > ラサートさんが帰りました。 [Fri 11 Jul 2008 06:42:32]
◆ラサート > ちょっと探してみるか…(所属をはっきりさせれば本の1、2冊も持ってこれるかもしれない。それを持って、同じ仕事をはじめてるとか言う技術者にコンタクトを取ってみよう。なんでも胸がでかいとかなんとか…)………ってそんなの関係ねぇっ!(異次元で若干古くなった言葉を一人ぼやきつつ、帰路に立った。) [Fri 11 Jul 2008 06:42:26]
◆ラサート > (そういえば…先日変な少女と会話したっけ…。寝不足の頭にふとそんな記憶が蘇る。何か月に行くとかいう御伽噺を実現するだ゙とか何とか…。マジの度合いはともあれ、その斬新なアイデアに冗談半分で付き合うことを承諾してしまったのだが…。)………(そういえば、大学には図書館だってあるし、船の建造に関するものもおいてあるだろう。大学の良い所はそれらの管理が得てして甘いという事だ。医学部の講義だってやろうと思えば拝聴できる。) [Fri 11 Jul 2008 06:40:17]
◆ラサート > (何だか大学のどこかでは物凄い事件が起こっていたようではあるが…そんなこととは縁もゆかりも無い海兵。例によって例の如く、医学部に呼び出され検死につき合わされた挙句がこの時間。制服を適当に丸めて抱えながら日の光の下に出て大あくび。) [Fri 11 Jul 2008 06:35:11]
お知らせ > ラサートさんが入室されました。 『知らぬ仏の能天気』 [Fri 11 Jul 2008 06:33:06]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『 おつかれ。 ( それだけ言って、治療なり事情聴取なり仕事なり、それぞれに )』 [Fri 11 Jul 2008 04:40:14]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが退室されました。 [Fri 11 Jul 2008 04:31:20]
◆ピアナ@深淵 > ( 判明した日記の内容については、きっと手紙か何かで近い内にマツリに知らされるだろう。 ) そうですね、どうやって処分するんだろう。地下深くに埋めちゃったりとかですかね。 ( 願わくば、このままずっと封印されたままでありますように。 )( 両方来たっぽいので、恐らくどちらが処理するかで揉めるに違いない。そのうち事情聴取はあるかもしれないが、怪我をしているのだしマツリさんはすぐに帰してもらえるだろう。私は──むしろ、これからが仕事か。 ) [Fri 11 Jul 2008 04:30:22]
◆跡野末理@深淵 > ( 『そういうの得意な人が』 ) ―――〜うん、お願い… ( 心なしか元気なく、けれど期待はしておくことにする。 〜まあ、ピアナだから着服なんかしないと思っていたけれど。 予想通りの拒否に笑って、『マツリさんこそ』 と続いたことにきょとんと目を瞬いた。 ) 〜記念って、銃よ? 私もいらないわ、火薬は扱い難しいし、音が大きいし。 …ところでスキナーどこかしら? 完全に消えちゃった? その腕は、違うわよね。 人の身体でも残っているのはあるのに… ( …あいつがいれば、扱い方を教わってみるのも面白いかもしれないけど――― いらない、いらないと肩を竦めて元の場所に戻そうとした手を、ふと止めた。 …あいつがいれば。 ―――スキナーは溶けてしまったのかと周囲をうかがいながら、ちょっと別のことを考える風に銃を弄っている。 ) …ん。 でも捨てちゃうなら、もらっておこうかな。 ―――〜まあ、それより何より。 …これを、どうするかね。 自警団が処理するのか、やっぱり大学が処理するのか… 容器持つかしら。 まあ、一つ作れたんだし、も一個レプリカ作ることだってできるでしょうけど――― …もしかしたら処分なんかできなくて、封じられたまま、こいつはどこかにあり続けるのかもしれないわね。 ( 二十年前に発見されたように。 及び知らない話しになりそうだから、『おっかない』 と冗談めかして首を振る。 短銃弄りながら遺物のレプリカまで戻ったところで――― 遠くから、多数の足音が近付いて来た。 先輩と、テレサの声も。 ) お。 やっと来たわね。 って、人呼んでたんだ。 どっちにしても、名前伏せてはもらえなかったかしら。 ―――〜遅いわよー! 二人とも無事ー! [Fri 11 Jul 2008 04:22:30]
◆ピアナ@深淵 > ( 交換学生だから。 ) ああ、そうなんですか…。 ( それでそんな気にする必要があるものかしらと思うが、それ以上特に気にしない。 ) そ、そう…? じゃあ、そうね。やっぱり報告書は詳しく正確に書きたいし。 ( 忘れてと言われれば、じゃあ書こう。跡野末理の名は事件に関する書類の中に残される。事件解決の功労者として。 ) ──どうかしら。とりあえず、そういうの得意な人がうまく剥がしてくれると思う。多分。 ( 証拠を良い状態で保つことは必要だから、自警団にはそういうのが上手い人もいるのだ。 ) キャシー………。腕輪、っぽいですね……。 ( ……。 )( 自分も、証拠品として以外の興味はない。短銃? ) もらっちゃったらって、そんな軽く…。 ( 苦笑する。日記のように何か情報があるわけでなし、証拠品とはいえ永遠に保存しておくわけではないから頼んだらもらえるかもしれないが…逃げ足と跳躍くらいしか能が無い自分に向く武器とは思えないし。 ) マツリさんこそ、要らないんですか? 事件解決の記念に。 とりあえず証拠品として押収しても、その内廃棄せざるを得ないですし…。 [Fri 11 Jul 2008 04:06:28]
◆跡野末理@深淵 > ( 良くないが。 摘んだ金属の首輪… じゃなくて多分ブレスレットには、名前が。 自警団や保安部が鉢合わせて揉めそうだけれど、いずれ遺族の手に返されるだろう。 ちょっと値の張りそうな光り物があっても、別に興味もない。 そのままにしておく。 そんな中。 ) ―――〜あぁ、これ… ランディのじゃない? ( 二十年の歳月か、金属部分も溶けた感のある短銃を手に取った。 ) まだ使えるかしらね? 〜ピアナ、もらっちゃったら? これからは火薬の時代。 自警団員が持つには良い装備だと思うけど。 ( これまた、自分にはいらないものだ。 発射音がしないのならまだしも。 ) [Fri 11 Jul 2008 03:49:13]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜私達とはちょっと出自が違う人みたいで納得? だけどその割には人間くさかったような。 …何かしらね、末裔とかなんとか、そんなところに固執しちゃったのかな… 分かるような気もするけど。 ( エキセントリックな人は嫌いじゃない。 騙されたことには腹が立つけれど、教授個人のことは、面白いくらいに思っていた節もある。 ―――生まれで生き方決まっているのなんて、人間でも珍しくない。 私だってそうだ。 ただ、以前私を指して 『つまらねー』 と言ったやつがいて… 今は、私も少しそう思う。 『当然してます、報告』 ) ―――〜そっか。 どうしようかな… どうせ保安部辺りは私が嗅ぎ回ってるの知ってたでしょう、別に良いんだけど… うん、口止めとかしなかったわよね。 …ただ交換学生だからさ、あんまり変な目立ち方するのもどうかなって… 今更だわ。 ( 溜息混じりに微苦笑。 名前聞いてないとか、伏せたがっているというのもここまでやった後では不自然か。 ―――ピアナに無理が出るのも悪いし、何よりそれは、そう 『設定』 することに無理があるということで… ) ―――〜しょうがないか。 いいわ。 うん、いい。 サークル作るのに花添えられるし、エミキーはどうせやってくれないでしょ、団長。 ( ぶつぶつと暫く考えて、無理がないようにしてくれていい。 口止めとか忘れてと手を振った。 ) ―――〜さてと、ありがと。 ( 包帯はいらない。 わざわざ割いて巻かなくたって、どうせ洗わないとだ。 ちょっと拭いてもらったら、スカートのお尻を叩いて立ち上がる。 遺留品の方へいってみよう。 ) ―――〜お。 っととと、そうだったそうだった、乾くと読めないのよね…! ってああ不味いわはがせないかなっ…! 破れちゃう…? ( 動物はもちろん、人の身体の一部などを見ても平気。 けれど日記を拾い上げて、慌てた。 膠のようなもので濡れたそれが、乾きつつあって――― ) 無理に広げられない感じよね… うん、やっぱり自警団に任せる。 読めないかなあ… ( 惜しそうにつついてみるが、どうしようもない。 あまり圧迫しないように、端っこを持ちながら、品定め。 ) 金属なんかはばっちり残るみたいね。 …あ、これ名前入ってる。 『キャシー』 か… 犬猫だと良いんだけど… [Fri 11 Jul 2008 03:49:00]
◆ピアナ@深淵 > そ、そう? わかった。 ( 短剣で彼女の服の袖を切ろう。ハサミじゃないからちょっと難しいが…なんとか切り落とし。 ) ほん、とーに…。もう、ただ偏屈な変な教授だとしか思ってなかったのに…! ( 難しい話ばかりするし元々あの教授には嫌な印象しかなかったが、その割には怪しいと全然見抜けなかった自分に腹が立つ。というか、全然役に立たなかったのがまた情けない。 ) ──そうですね。とにかく、封印できたみたいだし。私達も無事だし。よかった…。 ( はあーっと溜息をついて。 ) ちょ、ま、マツリさん。 ( つつくなー! ) ええ。ちゃんと読める状態ならいいんですけど。それくらいならいくらでも。 ( 報告? ) え…そりゃあ、学生の方と情報交換したとか、協力して捜査に当たっているとか…当然してます、けど? うそ、口止め!? そんなの聞いてないですよっ! ( とはいえ、「アトノマツリ」の名前を伝えたのは…会う事もあるかもしれないと思ってサヤさんに言ったくらいだ。報告書にはただ「学生」くらいしかまだ書いていない。その事を伝え。 ) ……あの、何か事情でも? [Fri 11 Jul 2008 03:18:47]
◆跡野末理@深淵 > …こんな水に触るの嫌。 大丈夫よ、痛いだけ。 この程度なら、そのうち治る。 ( 熱傷と言うより化学薬品が付着したような感じか。 とにかく拭くなり流水にさらすなりしたいところなのだけど、気が抜けてしまって動作が緩慢だ。 『袖切る?』 お願いと、とりあえずハンカチで左腕の止血だけして、あとは大人しくしていよう。 ) ―――〜まんまと騙されたわね。 ランディの部屋、奇麗だったわけだわ。 出張土産の箱まで埃をかぶっていたら、怪しむもの。 ………。 あ゛ーっ…! 腹 立 つ わ ね…! ( ぐぬぬ、と拳を握る。 騙す側にいる人間は、騙されるのがとびきり嫌いだ。 ―――そんな元気も、やっぱり遺留品の山を目にすると萎んでしまうのだけど… 『遅かった?』 ) 〜知らない。 でも、スキナーが色気出してくれたおかげで、遅過ぎることはなかったじゃない? …ちょっと惜しいわね。 もう少し、どんな風に戦うのか見てからでも… 〜ああ、いや、ううん、強がりよ。 出て来んじゃないわよ。 ( うりうりとつま先で、中に黒い球体が浮く遺物のレプリカをつつきながら。 ) ―――〜ええ、あとはピアナに任せる。 好きにすれば良いわ。 日記の中身は気になるけど、責任持って全文伝えてくれるって約束できるなら、それで。 ………。 ん? てゆか、私のこと、報告とか… してる? 口止めしなかったかしら? ( しなかったような気がする。 凄く普通に協力して、協力者として記録に残っているんじゃあるまいか、とか。 ………。 ニンジャよ? ) [Fri 11 Jul 2008 03:03:06]
◆ピアナ@深淵 > ( ああ、やっぱり。痛そう…。隣に居たのでこっちにも飛んできてはいたが、服がちょっと被害を受けただけ。水もないし、なんだか色々申し訳ない。 ) う、うん。早く戻って冷やさなきゃ…って、ああ。大学構内の水全部駄目なのよね確か。でも冷やすだけなら大丈夫かしら…? 水の当てがなかったら、どこか近くの家の人を起こして分けてもらうしかないかしら。 ( ボロボロの袖を見て。 ) とりあえず、袖切ってしまいます? 傷の手当てもしないと。 ( 包帯代わりになるものが無ければ、自分のシャツの裾でも切りとろうか。前はちょっと穴が空いてるが、背中部分は無事だし。 ) …そうですね。最近じゃなくて、もっと昔に用意されたものだったの、か…。 ( 山と残った、様々な遺品。それを見て溜息をついた。 ) 遅かったのかな…。 ( 腕、らしきもの…が。骨になってないのなら、最近のものだろう。嗚呼。 ) これ、どうします? 遺体の一部や遺品はこのままにして自警団を呼びたいんですけど…。日記がちょっと気になりますよね。 [Fri 11 Jul 2008 02:45:56]
お知らせ > さんが退室されました。 『―――大学の深淵は、去ったのだ。』 [Fri 11 Jul 2008 02:36:23]
◆ > (ともかく――テレサ、セツという学生によって呼ばれた自警団や警備員達が程なくして駆けつけるであろうし、この下水道にはこれ以上の恐怖は潜んでいない。 キミ達は落ち着くまでここで休んでいても良いし、すぐに帰還しても構わない。 少なくとも、確実にいえることは一つ) [Fri 11 Jul 2008 02:34:55]
◆ > (さて、おめでとう! キミ達は無事に生き延びる事もできたし、ヴェイトス大学の深淵に潜んでいた怪物を封印することにも成功した。 キミ達の足元に落ちている短銃は20年以上も前の旧式であるし、何よりも化け物の腹の中にあった事もあり、まっとうなルートで売りさばくことはできないが――整備さえすれば、まだしっかりと使えそうである。持って行っても誰も咎める事はないだろう。 また、キミ達は事件を解決したということで、自警団や大学に対し、少しは大きい顔をできるようになった。それが喜ばしい事がどうかはわからないが。 そして――恐るべき怪物との対決は、キミ達に★4つ分の戦闘経験値を与えてくれた。 もっとも、キミ達は当分の間、黒いモノや、粘液状のもの、そして猫の鳴き声に対し、トラウマめいた恐怖心を抱くようになってしまうのだが。 この恐怖心がどの程度の期間で解消されるのかは、全てキミ達の精神力次第と言った所か) [Fri 11 Jul 2008 02:33:21]
◆ > (溶けたランディの日記の文脈を辿り、またその後に行われるだろうリドリー・スキナー教授の室内調査などから、彼が『深き者』と呼ばれる先住民族の末裔であり、発掘された遺物とそこに封印されていた怪物を利用して、自分たちを追いやったヴェイトス市に復讐を目論み――利用しようとしたエドワード・ランディによって頓挫。 20年後、再び解放された怪物を利用して、再び復讐を企むも、キミ達によって防がれたという事が判明し、それが自警団等公式の記録として残るだろう。 勿論、謎は多く残っているだろうし、其処にキミ達の体感した恐怖や、リドリー教授の言う『更に恐るべき何か』の存在についての記述は存在しないのだろうが) [Fri 11 Jul 2008 02:30:45]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ッぃ… っ…! ( 精神状態が良好… と言わないまでも乱されていなければ、悲鳴は上げない。 そういう風にできている。 が… 熱い。 痛い。 てゆか、怖い… ―――どうやら起動してくれたようだが、確証は全く無かった。 意味を理解して発する言葉なら、現代語訳でも大丈夫だと言い聞かせていたけれど、そもそも正解かどうかすら定かではなかったのだから。 蓋が開くのはもちろん、黒い何かが吸い込まれていく様子さえ、半ば信じられない。 それでいて、この遺物のレプリカがレプリカでしかなく、動作が保証されないことはしっかり意識してしまう。 おまけに、さっき落としてしまったのだって頭から離れない。 手を離すに離せないが、手の出しようがないと判断している化け物が目の前で暴れているのは、さすがに観察して楽しめるものにはならなかった。 ) ―――〜っつぅ… あつッ… ぃったぁ… ( 消え入りそうな声でもごもごと呻いて。 座り込んだ。 骨まで溶かされるようなことがなくて幸い。 ローブも、その下のセーラー服も、袖を中心にあちこちボロボロになっている。 ) …大丈夫、大丈夫だから触らないで。 〜ぁあ… そこの水が使えたらな… ―――当てずっぽうよ、すごくない。 スキナーでなかったとすると、これを用意したのは誰かしらね。 ランディかな… まあ、その人と、クリスティアの技術者に感謝だわ。 …だけどちょっと嫌な感じ… さっき、落としちゃったからさ。 ( 皹とか入っているのだろうか。 とりあえず、そーっとそーっと床に下ろそう。 左腕は刺傷もあるし、抱えているのも辛い。 ) ―――〜何人、食われたのかしらね。 ( 個人的に先日の雪辱は晴らせたが… 黒い何かが封印された後に残される大量の遺留品を前にして、気が抜けたように呟いた。 ) [Fri 11 Jul 2008 02:23:19]
◆ピアナ@深淵 > だ、大丈夫っ! ( 何とか正気を取り戻して、マツリの方へと駈ける。彼女が遺物を使おうとしているのを見ると、その横に立って腰の短剣を抜き、構えた。果たして呪文は── ) 来… ──え? ( 怪物が、こっちに向かってきたのだと思った。でも、違う。これは──遺物に吸い込まれてる! )( あっという間に黒い何かは遺物のレプリカに吸い込まれ、蓋が独りでに閉まった。 ) え。嘘…封印しちゃったの!? すごいマツリさん…って、ああっ。手、大丈夫…!? ( 奴の粘液は危険だということを思い出し、粘液を被ってないか彼女の手を見た。 ) [Fri 11 Jul 2008 02:09:15]
◆ > (これが、この事件の終結であった。 粘液を吸い込んだ跡に残るのは、山と残った――恐らくは消化しきれなかった――動物達の骨や、毛皮、肉欠片等であり、物凄い異臭を放っている。よくよく注視すれば、人間のモノと思わしき装飾品や、腕らしきものも中に混ざっているのがわかるだろう。 そして――キミ達の足元には、銀の装飾が施された短銃が一つと、半ば以上溶解してしまった日記帳が落ちていた。 短銃、そして日記帳共にE.Rの署名が施されている。 これが誰の遺品なのかは――キミ達ならば、語らずとも理解できる筈だ。 二十年前に、キミ達と同様の存在に挑み、敗れるも、キミ達の為に大量の足跡を残してくれた人物のものである) [Fri 11 Jul 2008 01:57:32]
◆黒い何か > (―――――さて、結論から先に言えば、キミ達は極めて幸運であった。 『遺物』は地面に落とした衝撃で半ば破損しており、果たして上手く動くかどうかは紙一重であったからだ。 そして――その呪文を受けた遺物は、ガタガタと揺れだしたかと思うと、唐突にガパン、と音を立てて蓋が開いた。 すると――)Li………Li……!!(――何という事だろうか! たった今炎を乗り越えたばかりであった黒い粘液が、ずるずると音を立てて遺物の中へと吸い込まれていくではないか! 見えざる縄で括られて引き摺られるように、ずるずると粘液をあちこちに残しながら――床を擦り、粘ついた音を立てながら、その遺物へと次々に黒い何かが納まっていく。 必死の抵抗なのだろうか。粘液は遺物の口の部分で、見苦しく悶え、蠢き、びちゃびちゃと膠を撒き散らした。恐らくはキミの手にも多くの飛沫がかかるだろう。触れた箇所は焼けるように熱い痛みを覚える筈だ。 そして――瞬きほどの時間が経つ頃には、すっかり粘液はキミ達の前から消失した。 ガポン、と音がして蓋が閉まれば――皹の入った硝子筒の内側に、黒く丸い物体が浮かんでいるのがわかるだろう) [Fri 11 Jul 2008 01:52:49]
◆跡野末理@深淵 > ―――っ …はッ! は…! ( 左腕にクナイが立ち、黒いローブが濡れた。 痛い… 痛いが、どこか遠い痛みだ。 嫌な汗がどっと噴出して、呼吸が乱れる。 取り乱すな、なんて初歩的なこと。 どうしたしっかりしろと自分に叱咤をかけるけれど、上がった息を整えることすらままならない。 しかし、言い聞かせるだけの理性は残っていた。 ) ―――〜ッ ピアナ…!? ピアナ・フライトッ! ( ―――ピアナはどうなった? ずいぶんと長く感じる一瞬の後、顔を上げる。 こちらに駆けて来るピアナも、やはり鳴き声のせいか取り乱しているように見えた――― が、高く水道に反響する笛の音に、その顔が少し正気づく? 自警団の警笛か。 仕事人間め。 引っ叩くような必要はなく、では、再び遺物のレプリカを抱えよう。 上手い刺し方を意識している余裕はなく、左腕が酷く痛む。 ) ―――瑠璃の邸にて 眠りし九頭龍 夢見るように待ちいたり! ( 呪文の当てはこれしかない。 ) [Fri 11 Jul 2008 01:43:01]
◆ピアナ@深淵 > 面っ…!? ( 面倒くさいとは何だ。マツリの実力を知らないから、そんな風に言われて驚いた。本当に凄い度胸よこの人。 )( 鳴き声が及ぼす影響は、精神的な強さの差でマツリより恐らく此方の方が酷い。 ) ──来ないで来ないで来ないで。 ( 足がガクガクと震えて、上手く走れない。それが余計に恐怖を増幅させる。娘は震える手を何とか胸元に持っていくと警笛を取り、思いっきり吹いた。 )( ピイー────ッ! と、市内に住む者ならば聞いた事があるかもしれない、自警団の警笛の音が地下水道内に鳴り響く。外に聞こえるかどうかは解らないが、ただ助けを求めて。 )( 強い笛の音を聞いたからか、少し時間が経ったからかはともかく、足の震えがマシになってきた。──そうだ、遺物のレプリカは!? 封印は、どう── ) [Fri 11 Jul 2008 01:31:58]
◆黒い何か > (より正確に言えば、リドリー・スキナー教授の手によってここに追い込まれていた、という事になる。身動き取れぬように描かれていた五芒星を彼が自らの手で蹴散らした為――とはいえ、そんな些細な舞台裏の話はどうでも宜しい。 問題なのは今、キミ達の目の前に恐るべき怪物が存在するという、その一点のみだ!)Li……Li……(ぬちゃり、ぬたり、べたり。――ガシャンと音を立てて割れたランタンと油瓶は、次の瞬間には燃え上がる。それに僅かにたじろいだ黒い粘液状の――あるいは『意思を持った肉塊』とでも呼ぶべきか――生き物は、大きく身を縮めて、体を伸ばそうと試みる。 つまり――その炎を『跨ぐ』つもりらしい。 肉体形状を変化させるのに時間がかかるらしく、即座にでは無いが)(絶叫の効果は、何らかの刺激――痛みや、それに類する何か――を受けるか、或いは1ターンもすれば薄れてくるだろう。 もっとも、再びこの名状しがたき生物が鳴き声をあげる可能性は否定できない)【次の鳴き声まで3ターン】 [Fri 11 Jul 2008 01:20:35]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( 第三者か。 支配者と反逆奴隷の関係にばかり目がいっていたけれど、支配者の敵が、奴隷を手に入れたと――― なるほど、そんなことはどうでもいいのかもしれない。 ) …封印? そんなの、二十年前に解かれて――― 何ッ!? ( ―――どういうことだ? ランディ達が研究していた 『遺物』 に封じられていたものが、このところ大学で事件を起こしていたのではなかったのか。 それは二十年前に解放され、同時に二十年間、呪術的に密閉された空き教室に封印されていたのではなかったか。 ランディ… かどうかは分からない、白骨化した死体とともに。 ) ―――恐怖は味方になりえないわ。 …人間の感覚ではね。 ( だからこそ制御できなければならない。 そういう訓練を受けているが――― 言葉の後半には、諦観が混じる。 理解を超えた存在だ。 そしてもう、語る機会はないのだろう。 ) ―――〜分かった。 私だって鍛えてるって言ったって、聞きゃしないわね? 面倒くさいやつ。 ( 嫌いじゃないけど。 ピアナに一つ頷いて、扉の外に出る。 こうなってはストッパーを抜きたいところだけれど、あまり意味はないか。 どんな形にも姿を変えるらしいから。 ―――駆け出す。 ピアナが続ける。 奴の狙い? 振り返る。 教授が黒い何かに。 そこへ向かってランタンと油の大瓶が投げられていた。 ) ―――〜そんな!? だってこれ、あいつの出張土産… ああ嘘ね!? けど、とにかく…! ( ピアナの少し先で足を止める。 風呂敷を解いて、遺物のレプリカを両腕に抱えた。 失敗させるのが目的だとしても、一つだけ当てがある。 スキナーにそれを言って慌てなかったところを見ると望み薄だが、もしかしたら――― ) ―――瑠璃の邸にて、眠りし九頭 ( 『猫の鳴き声』 ) あ。 ( 鳴き声に気をつけろ… こういうことか。 こういうことか! それが何かの予兆というわけではなく――― 意思の力で制御不可能な感情が全てを塗り潰す。 呪文のつもりで口にした言葉は途切れ――― 恐慌に陥りながら、完全に我を失う前に、スカートをたくし上げクナイを抜く、遺物のレプリカは床に落ちた。 それどころじゃない。 クナイを腕に刺す。 こんなことで、我に返れるものかどうか――― ) [Fri 11 Jul 2008 01:13:11]
◆ピアナ@深淵 > 私は自警団員よ。一般市民より先に逃げるわけにはいきません。 …大丈夫、逃げ足には自信があるから。お願い。 ( 言いながら、考える。わざわざ情報を与え、泳がし、封印の遺物まで渡して──何が目的だ? そんな事をしたって、奴の得には── ) …遺物。 ( それだ。あの遺物のレプリカには、五芒星が上下に付いていた。奴はきっと──自分を封印するためのそれを壊すどころか、触れることすらできないに違いない。だから私達に使わせて、それが失敗して壊れるように仕向けたかった。色々疑問点も残るが、今はそれを考えている暇は無い。 ) その封印の遺物を壊すのが奴の狙いに違いないわ。奴はそれに触れられない! ( わざわざそれを私達に渡した理由。検討違いだろうか?でも私には、そうとしか考えられなかった。そして教授が──黒いなにかに。黒い“何か”に。 娘は、指で蓋を外した油の大瓶とランタンを同時に投げつけ! そして首飾りを背中に回しながら走り出そうと。 ) マツリさん!今はそれその辺の水路に捨ててもいいから、とにかく逃げ ( 『猫の鳴き声』 ) ──あ、あ。あああああああっ!! ( 耳を塞ぎ、娘は叫んだ。──来る、くる来る来るくるくる来る!!!! ) [Fri 11 Jul 2008 00:44:07]
◆黒い何か > (或いはキミ達が、床の上を注視したら気付いていたかもしれない。其処に小石の粒を使って描かれていたのが『旧き印』であった事に? そして教授が――意図して――それを蹴散らしていたことに。 そして遂に、封じられた"其れ"はキミ達の前に現れたのだ。 いや、幾度と無く現れてはいた。 単にキミ達が見ることがなく、気付かなかっただけで。 それは悪臭と共に現れた。 黒い粘液の塊――としか形容しようがない!――は、時々、表面に何かを浮かび上がらせながら、キミ達のように這い寄ってくる。 そして――キミ達は聞くだろう、あの猫のように甲高い、おぞましい鳴き声を!)TEKE・LILI!!(――さて、キミ達は耳をとっさに塞ぐことができるだろうか?或いは耳栓などを用意しているだろうか? もしも用意していなければ――その地獄の底から聞こえるような甲高い音に、頭の中が恐怖で一杯になってしまうだろう。 何らかの魔術的な要素の篭った鳴き声であるらしかった) [Fri 11 Jul 2008 00:37:01]
◆リドリー・スキナー > 恐れて眼を抉ったのは事実だ。――先祖から代々と続く、心理的な恐怖が理由になる。 調べたら知っていた筈だろう?『古き者どもは何らかの種族と敵対していた』――私はその末裔でね。 恐ろしくて仕方ないのさ、今も尚。 だが、敬いもする(その眼を隠している黒い眼鏡を外し、どぷんと汚濁の中に放り捨てる。虚ろな眼窩を晒しながら、リドリー・スキナーと呼ばれていた何かは、げたげたと笑いながら続けた)意図というほどのものもない。――単にこれが"最期"だからだ。 わからないかね? 我らを追い払い、人類こそ地上の支配者だと思っている、無知蒙昧な輩には?(段々と、口調に熱が帯び始める。まさしくあの時、キミ達に対して語ったときと同じ口調、同じ声音で)――我が先祖、深き者どもが古き者より奪い、封じた化け物を使って、この街の人民に恐怖を思い出させてやるのだ! 知っているかね? 生命において最も古く、そして強い感情とは恐怖だという事実を! 真に恐るべきものはなにか! 旧き――地上の支配者たる我が神々の存在を! おお、クルウルウ! ふぐらい むくろなう くるうる るりえい うきゃうなくり うたけん! ふぐらい むくろなう くるうる るりえい うきゃうなくり うたけん!(そして――――――どぷんと音を立てて、教授は黒い"何か"に呑まれた) [Fri 11 Jul 2008 00:29:07]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――ああ。 ) ( ―――いや、ほんとうに? ) ( どこかで納得する気持ちと、釈然としない気持ちとがない交ぜになる。 ランディは、そこに辿り付いていたのだろうか? だけど、いつからだ。 いつからスキナー教授は… ) ―――〜抜けてるわね、私。 あなたの目を見ていたのに、ないのに見えているって知っていたのに、魔術科だからかしら、その手の不思議には感覚が麻痺してるんだわ。 …だけどまだ、分からない。 あなたがそうなのか、あなたがそれを利用しているのか、はたまた使われているのか――― 一度目に会った時のあれは、お芝居? ( それを恐れているように見えたけれど… それで目を抜いたという言葉が衝撃的で、焦点がぼやけてしまったのだろうか。 あるいは、本当に役者だったのか。 ―――わかりたくない。 けれど、まだ本当にどちらかは分からない。 さっきまで勘違いしていたように、教授が危険ということはとりあえず無さそうなのだが。 ) ピアナが先よ。 または一緒に。 それに、どうせならもう少しお喋りに付き合っても良いんじゃない? ―――他の学生にそうしたように、ちゃちゃっと襲って攫っちゃえば済んだのに、わざわざこんな所に呼んだんだから、何か意図があったんでしょ? ―――〜何の用? ファンサービスかしら。 ( 最後は教授に向けて。 せいぜい強がって、不敵に笑って見せよう。 扉は、どうにか止まってくれた。 ) [Fri 11 Jul 2008 00:23:08]
◆ピアナ@深淵 > ……。 ( そういえばそうだった。あの時、教授は質問に答えてくれなくて…。個人的にはここまで来たら今更というか、それよりも事態をどう解決するかを考えていたので、ピアナ自身は教授に聞きたい事はもう特にない。それより、早くこっちに戻ってきて欲しいと。今にも教授の背後から何かが飛び出してきそうでハラハラしながら、瓶とランタンを取ると立ち上がった。 ) ──…… ( いや、違う。教授の背後じゃ、ない。 )( “本当に、わからないのかね?” ) ……ま、マツリさん。先に戻ってもらえませんか? 誰か後から入ってきてる人がいる、かも。もう奴のいる場所を見つけたから──ほら、来る必要がないじゃないですか。 ( 言いながら、一歩、二歩、後ろへと下がる。背中を見せて逃げる時は首飾りを後ろに回すつもりでいたが、両手が塞がっている。それに、扉の所にまだマツリさんがいる。彼女より先に逃げる訳にはいかない。 ) ど、どういうことでしょうか。私には、教授が何を仰りたいのかさっぱり分かりません。 ( 気付いてると、気付かれたくない。態度でバレバレだろうが──とにかく会話を引き伸ばそうと話しかける。油の大瓶の蓋を何時でも開けられるよう、指を当てながら。 ) [Fri 11 Jul 2008 00:05:51]
◆リドリー・スキナー > ――成程。成程。或いは少し、キミ達について過大に評価しすぎていたのかもしれないな、私は。 実によく動いてくれていたのだが。 エドワードには今一歩及ばなかったようだが(教授は溜息を吐き、キミ達二人の質問をじっくりと聞き、そして――嗤った。 諧謔味の溢れる笑み。向けられているのは、果たして誰に対してなのか)そして同様に、キミ達も私を――ある意味で過大評価してくれていたらしいな。 ふん。私が何をしたか?何を知っている? そんなに大それた事はしていないとも。 適度に情報を提供し、適度に謎を残し、適度に道具を与えて――面白いものだね、人間という生き物は。 危険と理解していても中に飛び込んで、行動する。(そして教授は笑みを浮かべたまま、キミ達を見回した。まさしく――出来の悪い学生に対し、じっくりと自分の言葉の意味が浸透するように)さて、ではもう一度訪ねよう。 エドワード・ランディを導いたのが誰か。ロイヤルを唆したのが誰か。失踪した作家が話を聞いたのは誰か。大学側に圧力をかけていたのは誰か。 或いはこう聞こうか。キミ達をここに招いたのが誰か―――本当に、わからないのかね? [Thu 10 Jul 2008 23:56:14]
◆跡野末理@深淵 > 〜ありがと。 ( ベルトを受け取り、扉の下の隙間に捻じ込み固定を試みる。 多少なりと重たい鉄扉、閉じてしまったら開けるために一手間かかるだろう。 そういう問題ではない相手である可能性も高いけれど、用心するのなら、固定できなければここを離れられない。 ) ―――例えばスティングラードとアストナージの死に様について、脚本が事実かと尋ねたピアナに、教授は答えませんでした。 その他もろもろ、教授が当事者でありながら本当に知らないのか、私達には分かりません。 …ピアナはまた違うでしょうけど、私はただ解決したいわけではないんです。 何が起きたのか、全部――― …でも、諦めます。 だから、せめて、心当たりがあるのなら、あの遺物の使い方を。 使われることを望むから、私達に託したのでしょう? ( 教授を引き戻そうとするピアナの言葉に一つ頷くが――― あれについて話した時に豹変した教授が、それがすぐ手の届く場所に居ると言いながら変わった様子がない。 ある種の覚悟のようなものを感じて、説得よりも… 何か、一つでも彼が知ることを引き出そうと。 ) ―――分かりません。 絶対、なんてそうそう言えることじゃない。 [Thu 10 Jul 2008 23:33:24]
◆ピアナ@深淵 > それらは使い魔みたいな物で、本体ほどの力は無い、なんて可能性も……。あ。マツリさん、これ使って。 ( マツリさんがドアを固定しようとしている事に気づいて、一度ランタンと瓶を置くとズボンのベルトを外して手渡そうと。革製だし、重ねたり下に挟んだりすればストッパーになるかもしれない。 ) ──……。 ( やはり、遺物の確実な使い方は判明していないようだ。 ) …………。 ( ドアストッパーの件が無事に済めば、またランタンと油の大瓶を手に持とうと屈みつつ──視線は暗闇の向こうに向けたまま。 ) 教授。そこに奴が確実にいる、のなら…もう結構です。戻りませんか? ここの異臭と、増える膠、黒く濁った水について外部の機関か大学の保安部に調査させるようにすれば、奴を退治か封印できる能力のある人を呼べるかもしれません。 ( 怪物がいる証拠にまではならねど、この場所の異常さには間違いがないから。 ) [Thu 10 Jul 2008 23:16:45]
◆リドリー・スキナー > ふん、キミらに私に対して聞くような事がまだ残っているとは思えないがね(扉は手を離してしまえば勝手に閉じてしまうだろう。ドアストッパーのようなものは――生憎と無い。 周囲に散らばっている小石も、かなり小さなサイズのもので――魔術科に属しているならわかるだろう。 石を用いて図形を描く際に用いる類のものだ)(部屋の最奥。暗闇の手前。そこに立った教授はくるりとキミ達を振り返った。 その顔に笑みを浮かべて)日記を収集し、"アレ"を関わり、追いかけ、情報を調べ、そしてここまでたどり着いたのがキミ達だ。 私に対して質問するような事柄がまだ残っているのかね? 或いは――わからないのかね、キミ達は? [Thu 10 Jul 2008 23:05:29]
◆跡野末理@深淵 > …ええ、そこね。 足首を掴んでおいて、背中に膠を浴びせておいて、それだけに止める理由が分からない。 作法とか、何か意味はあるのでしょうけど。 ( 勝手に閉まってしまう作りの扉ということだろうか? 開けておきたい。 一応、ドアストッパーを探してみよう。 ―――ピアナの灯りで周囲を見回しながら、教授が扉を押さえていた場所まで進む。 『満足か?』 ) いいえ、全然。 どうしてここが分かったのか、どうして呼んだのか。 聞かせてくれてもいいのではありません? 意外なんです。 ああして背中を向けて、二度目にはお時間をいただけなかった教授の行動としては。 …まあ、時間もないでしょうから、それは教授の胸の内でいいとしても。 出張土産の使い方に、心当たりはありませんか? レリーフの現代語訳だけは分かっています。 だけど、他には何も… ( ―――話しながらも、全神経を闇の向こうと周囲の変化に向ける。 実体を持つ存在としてそこに 『居る』 ものなのだという認識すら、多少なりと救われる気はするが… ) ―――。 ( 進む教授に、静止の声はかけない。 ) [Thu 10 Jul 2008 23:01:05]
◆ピアナ@深淵 > …………。 ( 自警団員ならば、ここは私一人で大丈夫だから帰って。と言うべきだろう。しかし道案内が戦闘員でも何でもない教授である時点で今更だし、なにより…… 私が、不安だった。我ながら情けないとは思うけど、マツリさんの好奇心と度胸に甘えて、帰るように言えないでいる。 ) どうなのかしら。 それなら、もっと早くに殺されていてもおかしくないのに…。 ( 油の大瓶を抱え反対側の手でランタンを持ちながら頷く。 ) ……。 ( マツリさんが教授に声をかけているのを聞きながら、ランタンをかかげ部屋の中を照らす。 ) 「ここ」って……え、もう、着いたということですか!? ここに奴が… きょ、教授!? ( 今のところ姿が見えない奴がいるとしたら、その部屋の奥のはずだ。なのに教授がそこへと向かうのを見て慌てて声を上げた。 ) [Thu 10 Jul 2008 22:50:05]
◆リドリー・スキナー > ふん、言った通りだとも(二人が部屋に入ったのなら――或いは末理が扉を押さえるのなら――教授は扉から手を離し、無造作に室内の奥へと脚を踏み出した。 学校の教室ほどの空間、と言えば良いだろうか。その半分が煉瓦作りの床と壁で区画されており、残り半分が水路となっている。 床の上には随分と砂利が散らばっていた)――元々は下水道を作る際の、資材置き場か何かだったらしいがね。まあ、何にせよ代わりはあるまい。 奴――或いは彼――或いは某かの存在――がここにいるという事実には、な。 だからキミらを呼んだ。来るかどうかはわからなかったがね。 来てくれて嬉しいとも。 ――これで満足か?(足元に散らばった小石を蹴り飛ばしながら、部屋の奥へと脚を踏み入れていく。 真っ暗な――暗闇の広がる方向へと) [Thu 10 Jul 2008 22:39:15]
◆跡野末理@深淵 > ―――多分、それで正解よ。 どうせ無駄でしょ、何したって。 そう思うから、ちょっと試してみたいっていうのもあるんだけど… 最悪、認識すらできずに殺されるわ。 今まで、接触を察して避けられたことなんてないんだから。 音がしても、膠で汚されても、ニオイを残しても、私があいつを感じることができるのはいなくなってからだった。 …それなのに、何してるのかしらね。 教授が答えないっていうだけで、のこのこついて来てる。 ( 油の大瓶は、ありがたく持っていてもらおう。 使いどころだと思ったら、使っちゃってもいいわよと付け足して。 ) 〜案外、ものぐさなのかしら? ( きつくなるニオイ、目に見えて増える膠。 そこを流れる水でさえ、実は膠であれの一部なのではないかと思えてくる。 ―――教授が中で扉を押さえているのなら… その手前で、扉を支えるのを手伝おう。 ) ―――だんまりですか? 教授。 何とか言ってくれないと、帰りますよ? …来て欲しかった、だから呼んだ。 違います? 手詰まり感のある学生に教師心で助け舟、なんていう風には見えないんですけど? ( 中よりもピアナの背中を気にしつつ、そこにいるだろうか? 教授に、諦めずに声をかける。 何とか言ってくださいと、溜息混じりに苦笑するような。 ) [Thu 10 Jul 2008 22:33:36]
◆ピアナ@深淵 > そうね。 ……私も、もうちょっと何か持ってきた方が良かったかしら…。できるだけ身軽にして逃げ足を速くすることだけ考えてました。 ( 油の大瓶を受け取り。マツリが降りてきた後は、「マツリさん荷物多いし、これ私が持ってた方がいい?」と尋ねよう。 ) ──どうなんだろう…。でも、大学中の水が汚染されるくらいだし、一日の大半はこの先にいるのかも。 ( …段々、膠の量が多くなってきている気がする。 ) …扉? ( こんな場所に。リドリー教授が扉を押さえているのが分かるので、ランタンをかざして様子を伺いつつも急いで中へと入り、そこで一度立ち止まる。 ) [Thu 10 Jul 2008 22:20:31]
◆ > (―――道を行くにつれて、臭いはますます酷くなっていく。黒い水も粘性や濃度を増しているように見えるかもしれない。また、床にこびり付いている膠の量もだいぶ多くなっており――根源に近づいている、というのは容易にわかる事だろう。 ややあってたどり着いた先には――扉。何らかの施設があるのだろう。 その金属製の扉の掛け金を外し、彼は内側へと押して開き、中へと脚を踏み入れる。――中で扉を押さえているのだろう。 キミ達の正面には、ぽっかりと大きく開いた暗い穴が待ち受けている) [Thu 10 Jul 2008 22:16:15]
◆跡野末理@深淵 > ( 『スキナー教授がエスコート。ピアナと見てくる。朝まで戻らなかったら連絡よろしく。マツリ』 走り書きの上に小石を乗せて、地下水道への入り口脇に置いておく。 ) これで… 〜よしと。 しょうがないでしょ? 持っていられないようなら捨てるわよ。 ―――先人の奴隷… 文献通りのものなら燃やしたって平気そうだけど… 斬ったり叩いたりするよりはまだ有効なんじゃないかしら? 逃げるにしたって牽制くらい、欲しいしね。 ( 穴の中へ消えるピアナに話しながら、後に続こう。 先に下りたピアナに、片手が塞がる油の大瓶は受け取ってもらいながら。 ) ―――教授は居場所って言ったわ。 『あれ』 がここを動かないっていう確信があるのかしら? 校外に出る… となると、大学が黙っていなさそうだけど… この先で封じてあったりするのかしらね。 ―――〜教授! 質問に――― ああ、もう… ( まったく、酷いニオイ。 周囲に気を配りながら、後について教授を追おう。 ) [Thu 10 Jul 2008 22:10:59]
◆ピアナ@深淵 > うわ、凄い荷物ね。 ( 一番でかいのは遺物のレプリカだと分かってはいるけど、思わず。 ) 地面に落ちてる膠が、道しるべのようにここまで続いてるのをさっき見つけたわ。それで教授は見つけたのかも。 ( 一応自分の推測を伝えて。 ) ええ、とりあえず私一人です。彼には、彼の仕事があるので。 ( その仕事の内容には特に触れず、そう答える。 ) じゃあ、お先に。 ( 教授を追いかけるように降り、地下水道の中に出た。──凄い臭い。 ) …なるほど、大学中の水がダメになってるわけですね。 ( 市内の他の場所の水が無事であることからなどから、おそらく教授は居場所を推理したのだろうか。ランタンをかざして見てみると、やはり黒い。ある程度見回してから、小走りで教授の後を追う。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:58:34]
◆ > (もしもキミ達が教授に続いて中に入ったのなら、一種異様な光景を眼にする事になるだろう。 煉瓦を組んで作られたらしい古い下水道の中は、細い道と横を流れる水道で構成されている。 腐敗臭とはまったく別種の臭いもまた強くなり――キミ達が以前、校舎内で嗅いだことがあるならば、あの嘔吐感を齎すものと同種の臭いだとわかるだろう。幸い、今回は嘔吐するほど濃密なものではないのだが。 水の流れはそれなりに速く、汚物を浮かべたまま――ヴェイトス市の地理に詳しければ海の方向へ――と流れていく。ランタンを翳してよく見れば、明らかに水が黒く濁っている事にも気付くだろう。 そして――道のあちこちに膠がたっぷりとこびり付いている事も。 教授は既に数メートルは先を歩いており、背後を振り返るつもりはないらしい) [Thu 10 Jul 2008 21:53:07]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ピアナー! ( 何やら金属的な音がする。 ちょっと無視して入るつもり!?と、さすがにいささかバランスが悪い荷物を揺らしながら、名を呼んでそこまで駆けた。 いるのは二人。 先に潜ろうとしているのは――― ) …と、やっぱり、教授でしたね。 どういうつもりです? 引き合わせてどうしようっていうのか、どうやって居場所を掴んだのか――― それに、『お土産』 の使い方も。 色々聞きたいことがあるんですけど? …って、ちょっと、ちょっと! 待ってくださいってば! ( 追うように声をかけてみるものの、教授は穴の中。 歩きながら話せば良いか? そんな余裕があるかどうか、微妙なところだが――― ) 〜しょうがないわね。 …話してくれなきゃ入らないって言ったって、おいて行きそうだし… ―――ピアナ、一人なの? そっちの友達は? ( 仲間はどうしたと訪ねながら、ピアナの後に続く姿勢。 一度ランタンと油の大瓶を足元に置いて、手帳の一枚を破り手早く何事か書き込んだ。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:47:28]
◆ピアナ@深淵 > あ。 ( 誰か来た。ランタンをかざし、目を凝らしてその人物を確認する。 ) …末理さん。 ( もう来てしまったか。ランタンを持っていない方の手をひらひらと振る。近くに来れば、別段何もないとわかるだろう。 ) ──…う。凄い臭い。 ( 教授が開けた縦穴を覗き込んで、思わず鼻を押さえる。 ) ……わかりました。 ( 彼も、覚悟を決めたということだろうか。 ) そうですね。 …はい。 ( マツリさんが到着するのを待ってから、縦穴に入ろうか。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:41:23]
◆リドリー・スキナー > ヴェイトス大学には愚か者が多いらしい(そして、もう一人。 遠くにチラチラと揺れる明かりを見た彼は、小さく溜息を吐くようにして呟いた。 ピアナの言葉を聴きながら、足元に設けられた鉄製の扉を両手で掴み、一息で開け放つ。 下水道へと続く縦穴――側面に設けられた階段を伝って降りる其処からは、下水道特有の腐敗臭とは別の、嘔吐感を齎すような臭いが漂ってきていた)……封印できると思っている時点で――まあ良い。我々に与えられた時は短い。 封印だろうが調査だろうが、好きにしたまえよ(そうして、彼は率先して梯子へと手を伸ばし、穴の中へと身を投じた。 上を向き、声だけをピアナへと送る)関わりたくない? そんなものは誰もが同じだ。――友人と共に着たまえ。 時は無いぞ。 [Thu 10 Jul 2008 21:31:40]
◆ピアナ@深淵 > (続き) 教授こそよろしいのですか? ( 以前は、もう関わりたくないと言っていたのに。体力的な面では学生より確実に危険だろう。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:26:19]
◆跡野末理@深淵 > ( いつものセーラー服の上に魔術科らしいローブを着て、お櫃のような風呂敷包みを肩から提げたお下げ髪の娘も、足早に地下水道の入り口を目指していた。 足捌きを邪魔しないよう膝丈まで詰めたローブの前と後ろには、例の星印。 けれど、用意したのはこれと、油の大瓶一本くらいだ。 手裏剣やクナイに煙玉、普段から忍ばせている物以外には、特に忍刀なども持ち出していない。 それでも大荷物。 属性魔法でも封じたジェムが欲しいところだったけど、したためている時間はなかった。 ―――お櫃のような円筒形の風呂敷包みは、もちろんあの遺物のレプリカ。 動くかどうかなんて知らないけれど。 ) ( 角を曲がって入り口が視界に入るなり、目指す先でランプの灯りが消えた。 自分のランプを振って、何かあったかと合図する。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:25:58]
◆ピアナ@深淵 > ( リドリー教授。他の誰がいるより納得できるが、どういう心境の変化か。 ) ええ。 ──…まあ、できればその方が良いと私も思います。 ( その視線と皮肉げな声に眉をしかめた。やっぱりこの人苦手だ。 )( 自分だって対怪物の職業の者にまかせたいが、現状そのために必要なものが色々足りないのだ。今日はそれを取りに来たつもり。 ) 準備はできていますが…初めに断っておきますが、私、怪物を封印しにきたのではありません。奴が確実に存在し、大変危険であるという証拠さえ手に入ればすぐに退散するつもりでいますので。 ( しかし実際、怪物に出くわした時どうするか。自分一人ならなんとか逃げられるかもしれないが、リドリー教授は走れるのだろうか。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:24:18]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( その場所へ向かう )』 [Thu 10 Jul 2008 21:15:32]
◆リドリー・スキナー > ふむ、一人――か。他の連中は、随分とまあ賢明だったらしいな。(皮肉げに罵る声――その源は、片手にランタンを下げた、盲目の教授であった。 黒い色眼鏡越しに突き刺さるような――有り得ないことだが!――視線をキミに対して向けながら、彼は呆れたように鼻を鳴らした)さて、ここに来たという事はもう準備は良いのだろうな? 戻れるかどうかもわからんぞ。(言うなり、彼は自分の手に持ったランタンの灯を消した。 元々、目印代わりに持っていたモノだったのだろう。光源などあってもなくても変わらないし、待ち人が来た以上はつけている意味も無い、というところか) [Thu 10 Jul 2008 21:14:41]
◆ピアナ@深淵 > ( 自警団の制服こそ着ていないものの、装備はいつもと変わらず両腰の短剣と警笛のみ。ただ、例の五芒星のペンダントを首から下げている。 ) ……膠の道しるべ…? ( これによって、居場所を特定したということだろうか。ランタンを手に歩いてきた娘は、地下水道入り口の前に誰かいるのに気付いた。──他の人はまだ来ていないようだ。例の貼り紙をした人物、か…? ) ……こんばんは。 ( とりあえず、近づききる前に声をかけた。 ) [Thu 10 Jul 2008 21:10:55]
◆ > (――地下下水道前。 広大な大学内においても辺境に位置する、あまり人気の無い区画である。 大学の上下水道は其処を通って、ヴェイトス市内へと繋がっているのだが――その入り口までの道程に、転々と乾いた膠がこびり付いていたことに、貴女は気付いたかもしれない。 そして入り口の前には、ランタンらしき灯りを手にした人物が一人) [Thu 10 Jul 2008 21:05:45]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 『( 地下水道前にて )』 [Thu 10 Jul 2008 21:02:28]
お知らせ > さんが入室されました。 [Thu 10 Jul 2008 21:00:34]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( ばかにして )』 [Wed 9 Jul 2008 00:34:17]
◆跡野末理@深淵 > ( 飛び退りながら全身を捻って反転。 袖口から手の中に手裏剣を落とし案の定何もいない空間に放つ。 手応えなし。 着地。 スカートの下のクナイを抜き低く屈めた姿勢をそのままバネにして再度跳躍――― しようとするものの、無駄で、止めた。 気配も何も、全くしない。 全て錯覚だったかのように、静まり返っている。 近くの植え込みにいたはずの虫たちすら、うんともすんともいわないくらい。 ) ―――。 ( 今のところ肌はなんともないようだけど、溶けた部分があまり背に触れないように、身を反らせて正面から布地を裂く。 元々意識しないことはできたし、緊張もあって恥ずかしさなどは感じない。 ―――もっとも… スカートのウェストと、更に下着の上下もやられていたから、念のため脱いでおかなければならなかった。 久し振りに本気で忍んで寮へ帰ることになった屈辱を、後々まで深く深く恨むことになるのだが――― しばらくは、それどころではなく。 ) [Wed 9 Jul 2008 00:31:31]
◆跡野末理@深淵 > ッ!? ( 不意打ちだった。 エミキーもテレサもイロをつけられた状態で、自分だけは無事だったのに。 今までも、直接的なアプローチをかけられたことは一度もなかったのに。 突然背後で猫のような鳴き声が――― 猫のようでいて、絶対に猫なんかではありえない鳴き声がして――― 背に、濡れたような感触。 回避のしようもなく、それは衣服を溶かしている。 ) ( 『多少なりと』 なんて言うのは謙遜なくらい、人間相手にする殺し合いには自信があった。 上には上がいて、プロの中では自分の技術など未熟もいいところだと知っていても、最低限プロとして働ける以上、ちょっとやそっとで負ける気はしなかった。 ―――だから、この相手も警戒しているのかもしれないと思っていたのに。 ) ( そんなこと、あるわけない。 エミキーもテレサも守れなかった。 相手にも 『作法』 があるのかもしれないけれど、殺す気で来られていたら二人とも死んでいた。 気付けなかったのだから、自分の身だって守れない。 ) ( 『鳴き声に気をつけろ』 そう言った教授のことを思い出しながら、反射的に身体は動いている――― ) [Wed 9 Jul 2008 00:07:16]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――しかし。 誘って来た相手と会うことは、その化け物と対峙することに直結しない。 会ってみて、事情を聞いてみればいい。 何にせよそう易々とやられるつもりはないし、誘ってきた相手に関しては、敵味方半々という印象だ。 ) ( 膠で汚れた片方だけの靴… 破れた片袖を思い出して… そんなものは関係ないと首を振った。 【判定】 ) [Tue 8 Jul 2008 23:57:20]
◆跡野末理@深淵 > ( 遺物のレプリカを起動する当てがないわけではないけれど… レリーフのようにあしらわれていた言葉も、呪文として考えると微妙なところだ。 確認してみたいが、起動するのは一回がせいぜいということで、それもできない。 だいたい、呪文が分かったところで、それ以外の作法があったらアウト。 正常に動作する保証もなく、やはり成功したらラッキー程度のもの。 ) ―――引き際かな… ( 口惜しいな… ) ( 興味はあるが、リスクを負う覚悟もあるつもりだが、十中八九、ほぼ間違いなく殺されるとなっては。 ) [Tue 8 Jul 2008 23:45:33]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――ピアナ達は、行くだろうか。 仕事だからと言って。 それとも、不確かな掲示板の張り紙など無視するか。 本来学生ではないのだから見逃すかもしれないし、見て、自分達への誘いだと感じても、それを否定する材料があるのだから、乗らないこともできる。 ) ( 私は、どうする。 ) [Tue 8 Jul 2008 23:32:32]
◆跡野末理@深淵 > ( エミキーに相談すれば間違いなく止めるだろう。 …止めてくれないとちょっとショックだ。 さておき。 テレサも当然来ないだろうし、コッタについては未だに顔すら見ていない。 ―――そういえば、こういう時先輩がどうするかは分からなかった。 あれで常識人だしやっぱり行かない方が良いと言いそうだけど、もしかしたら 『危なくなったら逃げますが』 とかなんとか、案外のん気に来るかもしれない。 ―――そして殺される。 ) ( 攻撃されるまで接近に気付けないような相手だ。 気を張っていれば少し違ってくるかもしれないけれど、昨夜だって気を抜いていたわけじゃない。 悪臭が立ちこめたけれど、接触された後だった。 鳴き声もあるらしいけれど、しなかった。 良くも悪くもあまり当てにできない文献だ。 ) [Tue 8 Jul 2008 23:29:35]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――先輩やピアナの方に、進展はあっただろうか。 遺物のレプリカを起動する方法は未だ確認できておらず、この状態で対峙したとして、昨夜何の前触れも無くエミキーのレザーパンツとテレサのローブを溶かした相手に、勝算はない。 文献に記されている通りの存在なら、尚更だ。 ) ( でも、やっぱり、見てみたい。 ) ―――〜馬鹿だわね。 ( 溜息混じりの微苦笑一つ。 うん、一応、自覚はある。 ) [Tue 8 Jul 2008 23:09:06]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( 『奴の居場所がわかった』 仮にこれが今まで影も形も見せなかった 『何か』 の居場所だとして、どうしてわかった? 二日の猶予があるということは、どこかに巣でもこしらえているのだろうか。 ―――どうしてわかった? どうして私達を呼ぶ? 行って、何をする? ―――遺物のレプリカは確かに受け取った。 あれをしたためたスキナー教授には、初めから 『何か』 をどうにかするつもりがあって準備していたのだとも考えられる。 『誰も来なければ処分しようと思っていた』 なんて、いわゆる照れ隠しの強がりかもしれない。 それならそれで何故手放したのかが疑問だが、さておき。 とりあえずこの文面は、協力を求めるという姿勢じゃない。 必ず来ると思っているのかもしれないけれど、それにしたって一方的だ。 ) ―――んン… ( エミキーではないけれど… 微妙なところ。 連絡がつかないスキナー教授に何かあったのかもしれない。 遺物のレプリカを狙って、大学保安部が仕掛けた罠だとしたら――― いや、保安部ならそんな回りくどいことはしないか。 ) [Tue 8 Jul 2008 22:58:53]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――どういうことだろう。 全学共用の掲示板、おそらく自分達に向けられていると思われる張り紙を前にして、セーラー服を着たお下げ髪の娘は首を傾げた。 ) ( 数多くの関係者が出入りするヴェイトス大学で、誰かを探しているのが自分達だけなんてこともないと思う。 だからこれが自分達に宛てられたものなのかどうか、厳密に言ってしまえば分からないのだけど、無視もできない。 ―――ただ、誰からだ? ) ( 今までに登場した――― もとい、自分達が接触を持った範囲の人間で考えるのならスキナー教授しかいないのだが、話を切り上げて背を向けた彼が、こんなメッセージを発するとはどうしても思えなかった。 ) ( それに、エミキーではないけれど… 何故大学の保安部でも、その他大学外の公的な組織でもなく、自分達を誘うのか。 ) …やっぱり他所様の連絡事項を見て、思いっきり勘違いしてるところなのかしら? ( 私の現状は。 ) [Tue 8 Jul 2008 22:43:50]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:15 )』 [Tue 8 Jul 2008 22:32:41]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 『仲良くできますように』 小さな字で遠慮がちに書かれた短冊は、穏やかに揺れていた。 )』 [Tue 8 Jul 2008 01:55:13]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――短冊を笹に吊るした帰り道。 雲が晴れるのを待ってたむろしている学生達を横目に、通りを歩く。 『誰かが帰ってくるのが遅い』 『水を飲みに行った』 『ついでにトイレじゃ』 そんな話し声が耳に入って来て――― ) ( 手近な水飲み場で、破れたシャツの袖“だけ”を見つける。 膠で汚れている。 ) [Tue 8 Jul 2008 01:54:15]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――昨日はテレサと、エミキーを引っ張って来てみたけれど… なんだか、やっぱり本気で嫌がっているように見えた。 大きな借りになっているのだろうなと思う、それはまあいい。 ただ、貸し借りの問題ではなくて、嫌々ながらというのが、単純に寂しかった。 ―――わがままだ。 承知で付き合って欲しくて、無理を通して連れて来た。 そうしたかったからそうしたのに、満足しなくてどうするか。 でも ) ―――。 ( ちょっと周りをうかがってから、手早く筆を滑らせた。 【判定】 ) [Tue 8 Jul 2008 01:48:21]
◆跡野末理@深淵 > ( いや、どれもそうなったらいいなとは思う。 でも願うほどではないって言うか、もっとこう。 『魔法以上の愉快が限りなく降り注ぎますように』 そう、そんな感じだ。 楽しいのがいい。 ―――あまり自覚はないけれど、理屈っぽいとエミキーが言うように、なんだかんだと理由をつけて、もっともらしい体裁みたいなのを繕おうとするクセがあるみたいだ。 自分ではもっともらしいつもりでも、繕っているから無理が出て、エミキーみたいなのは敏感にそれを感じ取って… ) ( 『楽しめますように』 ちょっと筆をつけて、その手を止めた。 『皆で楽しめますように』 にしようか。 ) [Tue 8 Jul 2008 01:41:57]
◆跡野末理@深淵 > ( 短冊に願いごとをすれば叶う。 誰もがそう信じれば、きっとそのようになるのではないか。 誰もがそう信じきってはいないから、そのようにはならないだろうと思いながらも… 可能性を意識すると、少し筆が重い。 ) ―――。 ( 『もっと不思議なことが起こりますように』 『世界の真実が知りたい』 『サークルメンバー…』 は揃ったし、顧問も当てがあるから… 『部室が欲しい』 ―――違う違う。 どれも違う。 ) [Tue 8 Jul 2008 01:35:39]
◆跡野末理@深淵 > ( 今追いかけているような身近で起こった不思議も、昔の自分ならただのまやかしだと言って相手にしなかっただろう。 妖怪や鬼、霊といった概念は故郷にもあったけれど、血統による異能者を多数有する里で育てば、それらも現実的な異能を素人が 『より非現実的なもの』 へ祭り上げてしまった結果だと受け止めていた。 ) ( 想像力… もはや妄想と言っていいようなものが現実になるなんて、そこまで突飛なことは考えられず、変化の無い毎日に対しても、それを喜んで享受することができていた。 それなのに――― 変わったものだと微苦笑を零す。 その変化は喜ばしいものなのかどうか… より非現実的な現実が存在する可能性を知らずにいるよりはずっと良いと思いながら、どうしても苦いものは混じってしまう。 ) [Tue 8 Jul 2008 01:29:44]
◆跡野末理@深淵 > ( 大笹の陰から生憎の曇天を見上げて、なんとなく受け取ってしまった短冊と筆を手に、セーラー服を着たお下げ髪の娘はどこか困ったような雰囲気で立ち尽くしていた。 ―――こんなもの、付き合いで適当に書けばいい。 多少なり心理的な効果はあるのかもしれないけれど、一筆したためるだけで願いが叶うわけないのだから。 以前はそう切り捨てていられたのに、魔術を知って、もしかしたらなんて思ってしまう。 ) [Tue 8 Jul 2008 01:19:35]
◆跡野末理@深淵 > ―――…いつの間に。 ( 大学構内の中央広場に、夜空へこんもりと聳える大笹が運び込まれていた。 『事件』 に夢中で意識しなかったけれど、今日は七月七日。 どうしてそうするのかはよく知らないが、笹に短冊吊るして願掛けするという行事は故郷でも馴染みのあるものだ。 ニンジャなんてドライな人種が集う里では、誰も本気で願掛けなどしていなかったかもしれないけれど。 一般常識は備えていなければならないということで、最低限知っている。 ) [Tue 8 Jul 2008 01:15:26]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:14 )』 [Tue 8 Jul 2008 01:05:02]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 誰の骨? )』 [Mon 7 Jul 2008 04:34:03]
◆跡野末理@深淵 > ( 今更はじまりの場所へ戻っても意味はなかったか? 考えてもみなかった可能性は、示唆されたが――― ) [Mon 7 Jul 2008 04:33:45]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜!? ( 手を引く必要もないようなら、一応、しんがりについて部屋を出る。 背を向けたテレサには、ローブが溶けていて驚くけれど、警告の為に呼吸することへの危機感の方が強かった。 この部屋から距離を開けたら脱がせよう。 ) ―――。 ( 後でになるけれど、『鳴き声に気をつけろ』 と言っていた、スキナー教授のことを伝えておく。 鳴き声が聞こえるまでは大丈夫… とは言い切れないが、鳴き声が聞こえたら、まずいかもしれないのだと。 ) [Mon 7 Jul 2008 04:32:55]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 『( ――やっぱ協力とか引き受けなきゃ良かった か――? )』 [Mon 7 Jul 2008 04:27:29]
◆テレサ@深淵 > うわ・・・うわっ・・・?!(二人に押されるように出口の方に―― 行動を起してしまったからには状況を長引かせるための静止は無意味だ。意を決して振り返るも――やはり姿は無いか。 いつぞやの遭遇時と一緒だが、今回は実害がある――背中のローブ部分ごっそり消えてるぞ。) あいつだ・・・! あの時のあいつだきっと……! (他二人が危険と認識した事で、自分の妄想だっていう楽観は否定された。 此処には何かが居て―― 何らかの意図で、背後に立つんだ。 白骨を喋らせる術も調べりゃあるだろうけど、こんな所でヤりたいくない―― 先ずは逃げて、気配がなくなるくらいまで逃げて、それから考えよう――) [Mon 7 Jul 2008 04:25:19]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが退室されました。 『 高いレザーパンツ台無しにしに来ただけだ。 』 [Mon 7 Jul 2008 04:16:07]
◆寒河江未希@深淵 > それこそ魔女だの魔術だので白骨喋らせなよ。 憶測、憶測、憶測。 ここもう十分調べられてんでしょ? もう不毛だし―――こんだけ露骨にヤバそうでもまだ遊びたいわけ? ( 溶解液、奇妙な気配、続く異臭。 これだけ揃ってまだ不思議発見とか事件解決とか言い続ける神経は流石にアトノマツリにも無かったらしくて正直こっちは安心したくらいだ。 ドジっ子(うるさいな)なりに急いで起き上がって駆け出す。 ) ( なんの実りもない。 やっぱ、来なきゃよかったか。 ) [Mon 7 Jul 2008 04:15:47]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――そして、異臭が立ちこめた。 ピアナとランディの部屋で、まだ膠で湿っている日記を見つけた時のように。 あまり人通りの無い水飲み場で、膠で汚れた片方だけの靴を見つけた時のように。 酸っぱい臭いが鼻をついて――― ) ―――出て! ( 短くそれだけ叫んで、息を止める。 嘔吐感を堪えながらエミキーを… 手を引くだけでは遅くなりそうなら、もう抱えてしまって、固まるテレサを押し出すように出口へ向かおう――― 鳴き声は、ない。 ) [Mon 7 Jul 2008 04:11:48]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜まあね、20年前だし… だけど、まだ生きてる不思議よ。 生きてるのに、今の人類が文明を築くより以前に存在していた、より高度な別文明の遺産ってことになるかもしれない。 想像通りなら、解放されちゃった 『何か』 は、今風に言って人工の奴隷。 とびきり高性能な、ね。 ( 燃えないものかしら。 確かに自分も、ただ歴史書を紐解いて喜んだりはできないけれど。 さておき。 『密室状態の中でわざわざ』 ) …うん、それなのよ。 20年間のブランクがあるのも、ここで一緒に閉じ込められてたと思うと頷けるんだけど… 同じ部屋の中に化け物がいる状態で、封鎖できるものかしら? …可能なら、自分達のミスなわけだし、決死の覚悟で人柱にってこともあるかもだけど… ―――ああ、そうか。 ランディじゃないかもしれないのよね。 状況証拠だけだから。 でも、名前が挙がってる中では――― スティングラード… 女性は外されるでしょ? アストナージについては、先に死んでいるのよね、ランディの日記によれば。 『真面目な馬鹿は死んでも面倒を残す』 って――― エミキー!? ( 咄嗟に反応するが、だめだ。 何もいない。 ) ―――どうしたの。 転ん… ッ!? ( ざっと頭の上から爪先まで。 エミキーのレザーパンツが溶けているのをみとめるが早いか、今度はテレサの背後に気配だ。 ほんの一瞬だけ――― ) 大丈夫よ、もういないわ。 ( 振り返れないテレサの背中は、見えない。 【判定】 ) [Mon 7 Jul 2008 04:05:28]
◆テレサ@深淵 > 踏ん付けたって? ドジッ子属性だったんだ・・・意外なチャームポインt(手を差し伸べようとしてぴたり止まる。 移動時は三人組の最後尾、調査中も気持ち外側に我が身を配置してたことが多かったんだが・・・・ ) 端的に聞くけどさ。 私の後ろ誰か居ない? 今誰か居ない? 居ない?(突然そんなことを聞き出した。 二人にまとめて聞き出した。 振り返らない。れない。) [Mon 7 Jul 2008 04:00:33]
◆テレサ@深淵 > 逃げ込んで立てこもったは良いけど外にソイツが居てでられないとか・・・・それこそ白骨が口利いてくれればね。 (センセーも旧い話はわからないってさ。 なんて呟く。 熟達の魔女なら水晶球とかで遠見を測れるのかもだが、相手がン十年も前で他に遺留品も少ないとなると腕の悪さを差っぴいても難しいか―― )性格歪みかねないよソレ――先輩の強さはそういう所から?(戦慄した。 まるでできちゃった婚の結晶のような響きなんだよ?) その説だと日記を握ってたのは―― 理由は色々考えられるか。(誰かが後で持たせたのかもしれないし、日記にそれだけ伝えたい何かがあったのかもしれないし。 先輩の言うとおり――) 確定できる事が少ないったら―――エミキー先輩? ・・・どったの?(此方からは一瞬何も無いところで転んだように見え―― 【判定】) [Mon 7 Jul 2008 03:53:45]
◆寒河江未希@深淵 > ――ってッ! ( なにかに足を引っ掛けたか引っ張られたか。 そんな感触とともに盛大に尻もちを着いた。 で。 ) ……もうにかわはいいっつうの。 ( いきなりで愕いたけど、恐怖よりいい加減苛々の方が強い。 革のハーフブーツの上、それなりに値の張ったレザーパンツが少し溶けて、にかわがついている。 ) もう飽きたっつうの、これ。 [Mon 7 Jul 2008 03:42:41]
◆寒河江未希@深淵 > 皆が皆そんな知りたがりばっかじゃないってこった。 昔の事とかあんま、興味無い。 ( レアものとかにも関心ない。 そこいらへんからしてまず根本的に価値観があわないのか。 ) だいたい逃げ込んだんなら何で密室状態の中でわざわざ死んでんのさ。 「危険なものと一緒に閉じ込められた」とかじゃない? たとえば、ロイヤル・アストナージが。 エドワードなんとかに。 ( …どっかで情報が捻じ曲げられている気がする。 違和感の正体を説明しきれない。 なんだろう。 ) サインがあって筆跡が同じならそれらしい死体と同一人物? アストナージ=エドワードで、エドワード=エドワードで、エドワードは死んでなくて――――。 ( うん、わけわかんね。 我ながら仮説に仮説を乗っけてるだけ。 だから結局今事件をおこしてる奴がさっさと顔出せばこんな面倒くさい話しなくてもすぐ解決するだろうに。 ) そんだけ。はい残念。 なんも見つかるもんかよ。 (【判定】) [Mon 7 Jul 2008 03:39:36]
◆跡野末理@深淵 > 母校ゆかりの、幻の脚本よ? 上演禁止に、謎の船舶事故! 〜まあ、普通に嵐だったみたいなんだけどね。 でも、救助された人は全員発狂してた。 『るりぃえー』 や 『くるうるう』 わけのわからない言葉を呟いて。 …死ぬかもしれないっていう恐怖でどうにかなっちゃったのかもしれないけど、この言葉、ランディ達が関わっていた 『遺物』 を調べていて当たった本に書いてあるのと似ているわ。 気にならないかなあ。 ( 創作ではないという前提で、こう、やっぱり真実を知りたいとか思わないのか。 思わないらしいから、惜しそうに肩落とす。 贅沢は言わない、付き合ってくれるだけで良しとしよう。 ) 〜本名よ。 洒落を利かせたつもりだったのかしらね。 ―――〜ロイヤル・アストナージも研究者。 厳密には違うけど、ランディの同僚と思えば良いわ。 ヘマをした張本人らしいわね。 どんなヘマなのかはよく分からないんだけど――― 多分、遺物の中に封じられていた 『何か』 を解放したってところでしょ。 おかしいって、何が? ( 『白骨の握り締めていた紙と―――』 ) ええ、ランディの日記を握り締めていたからって… [Mon 7 Jul 2008 03:28:13]
◆テレサ@深淵 > 忘れただけだって。 人が必死こいて質問横にブン投げてるのになんで詮索するかなー?(短い観察期間ながらこの人の方向性が判ってきた気がする。 物調べたり秘密や未知を探究するの、三度の飯より好きだろう―― とかこお。 ちなみに田舎思考なので都会的なもの=全てプラス評価だ。中身はやってみてから知る。)考えてみりゃ凄い名前だねマツリ先輩って。(未来を暗示してる? とかこぉ) 逃げた、って余裕のなさにしちゃ良くも描いたよねこのあたりの図形も・・・・白骨の握り締めてた紙と、ランディさんとやらの論文の筆跡鑑定が同じ――っていう事だけだっけ?(教室でチラッと聞いた話だけどね――と付け加えるのも忘れぬが。 考えてみれば、それだけだと証拠としては多少乏しいか。) [Mon 7 Jul 2008 03:18:15]
◆寒河江未希@深淵 > 知らんよ昔の脚本家なんか。 何で赤の他人に私が続かなきゃいかんのさ。 ( 物作りをする人間っていうのはまぁ、案外他人の作品にはあんまり興味が無かったり、まねっこになるのを嫌ってのめりこまなかったりするタイプが多い。 やたら詳しかったり研究したがったりするのはどっちかっていうと自分はつ作る側じゃない、好事家だ。 批評だけは一丁前のマニア。 ) まぁどんな名前でもアトノマツリとナンテコッタ(略)には勝てんわな…。 ( またくだらない事をいっているアトノマツリの戯言を無視して室内を見渡す。 血で描かれた文字と図形の流れ。 室内の物の配置、扉にかけられた負荷。 こういう風に中から力を加えるのは――― ) アストナージって誰だっけ…憶え難ィ…なんか、研究者? エドなんとかじゃないんじゃね、ここで死んでたのって。 おかしいって。 証拠とかあんの? ( 交霊術とかやったんだろうか。 説明し難いが、なんか間違ってる気がする。 ) [Mon 7 Jul 2008 03:06:21]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜テレサの拾った五月十七日の。 アストナージがランディの名前で実験室を借りて、失敗。 その失敗を自分のせいにされるから追われるとか何とか――― ああ、ランディよ。 ここで骨になって見つかったのは、エドワード・ランディ。 [Mon 7 Jul 2008 02:55:01]
◆跡野末理@深淵 > 〜それでいいの? 芸能科。 どこぞの劇作家が脚本にしたような事件よ? 今度は私が、とか思わないわけ? ( 発音が怪しいのは伝わり易くするためだ! 異人さんの耳に合わせて… と言うか、漢字の名前はそのまま名乗ると読み方間違っていたりするし。 名簿見れば良いのだけれど、さておき。 ) んー… うん、聞いてるけど。 でもただの視力って言うのも釈然としないのよ。 …目が良いだけでどうにかる次元じゃないでしょ? ( 多少なり劣化してしまう憑眼では、その視力を完全に共感することはできない。 でも、目なら自分もそこそこ良いつもりだ。 その質次第と言われると――― ふむ、別のことを考え込みそうになって、止める。 ) テレサ・テレナノサ… テレナノッサ? 〜忘れた、ってことは無いわけじゃないんだ? 何、術士的な秘密とか? ―――うんうん。 やっぱり素直で良いわねー さらわれる時はちゃんと手掛かり残すのよ。 ちょっとしたものでもエミキーが見つけてくれるから。 ( 名前ネタに少し付き合う。 サークルの話なんてしていないのだが、OKらしい? よし入れる。 良いもの拾ったと、笑顔も晴れやかだ。 ―――『閉じ込められた』 何だって? ) ―――〜さあ? 『何か』 に追われていたみたいだけど… 逃げ込んだんじゃないのかしら? 閉じ込められたのは、その結果? 大学にも追われているような状況だったみたいね。 その 『何か』 も大学の外へは出られないけど、自分も出られないーって、そんなことが日記に書いてあったわ。 [Mon 7 Jul 2008 02:49:25]
◆テレサ@深淵 > 何所のトキノミヤコ人だっちゅーの。 テレサだよ テレサ。 家名なんて忘れちゃったしー― テレサ・デ・ニーロでもテレサ・ガッテンシュタイナーでもこの際好きにしちゃえ☆(タダノテレサ説否定するも、命名センスは無いようだ。家の名前になると途端に口を噤むのは如何なのか、出身地を聞けば誰も知らないようなド田舎を名乗るのだが。 紹介に預かり何故か楽しそう。軽くポーズ入る。) サークル活動か――さすが都会的だね。 それにヒロイン。いいねヒロインってのも―― きっとすごい勢いで攫われるよ!(物を知らないわりにお約束を弁えてたりもアレである。) それじゃエミキー先輩か。 芸術科ってーとカインとかと同じ――ああ成る程、モノサガシのプロってわけね?(芸術家の優れた感性が云々、とか勝手に納得した感。)うぃ、脚は平気だったし、聞いてるよ―― でも目を付けられるのはイヤだなぁ金銭的には・・・・・・あれ、篭った って感じじゃなくて?(愚痴中に発せられた言葉に思わず中断くるりとエミキー側振り返る―― ) [Mon 7 Jul 2008 02:36:52]
◆寒河江未希@深淵 > おぼえてないよ。 さっさと解決すれば真相なんかどうでもいいし、誰がどうしたからどうなった、なんて重要だとも思わないし――――「只の照れさ」? 親戚? ( アトノマツリにタダノテレサ。 あきらかに人種違い過ぎだが。 変な名前、とか内心思いつつ特別なにを名乗るでもなく、寒河江未希って名前だけ名乗った。 アトノマツリの発音怪しいんだよ、アマウラ系のくせに。 ) 霊感とかさぁ…違うって何回説明したっけ。 視力がいいんだよ、どっかの部族みたいに。 そんだけ。 ( で、そのくだらない事に目を付けたアトノマツリがやたらと担ぎあげようとするわけだ、と愚痴交じりの事情説明をしながら顔を顰めて室内を見渡す。 魔術だの印だのの事はよくわからない。 私要らないだろ、と早くも帰りたくなってきた。 ) で、なんだっけ…ジョナサン?ジョセフ?エルリック?エ、エ、エ、 忘れた。 ここで死んだヒトってなんでソイツに閉じ込められたの? ( っていうか、死んだヒトの名前出てきたっけ? とアトノマツリを振り返る。 ) [Mon 7 Jul 2008 02:26:32]
◆跡野末理@深淵 > このヒトデみたいな模様は 『旧き印』 って呼ばれてて―――… 〜何よ、百聞は一見にしかずとか言うつもり? まあ、この間の繰り返しだけどさ。 覚えてないんでしょ? 判断材料は多いにこしたことないでしょうに。 それに、こんな風に噂になっていたけど、本当は――― みたいな話、好きじゃない? 知らなくても困らないけど、もうちょっと興味持ったって… ………。 本当にどうでもいいのね。 〜どうせここまで来るんなら、少しは楽しみなさいよ。 ( がんばって喋り捲るつもりだったのに、と肩すくめ。 微妙につまらなそうに最後尾へ視線を移す。 よしよし、素直について来てr… 『誰子さん?』 ) ―――〜え? ああそっか! ごめん忘れてたわ。 魔術科に編入の元気娘。 ただのテレサ。 家名とかってないのよね? ( テレサの隣に立って、その背中をぽんと叩く。 紹介するにはあんまりな場所だけど、さておき。 家名の確認とか今更だ。 ) たぶんトラブルメーカーって言うか、巻き込まれ属性? ヒロイン属性? そんな感じの五人目よ! これが片付いたらサークルにするから、覚悟しなさい! ( 覚悟とか。 『悪趣味だなアンタ』 『私の趣味じゃない』 とそこはしっかり一言入れつつ、今度はエミキーの隣に回る。 ) 〜で、こっちがエミキー、本名サガエ ミキ。 芸能科のちょっとスレた霊感少女… 霊感って言うと違うかしら? とにかく、やたらと察しが良いうちのエースね。 仲良くするのよ。 ( うん、と満足気に頷いて、笑顔で紹介終わり。 ランプで広く照らせるように、部屋の中ほどへと進む。 ) ―――テレサは膠に足首掴まれたところを見つけたの。 もしかしたら目をつけられてるかもしれないから、注意して。 〜結局、足は大丈夫だった? 何故か靴下は溶けちゃってたんだけど… 今までの膠とは違うものなのかしらね。 …印の効果は、あると思う。 この部屋の状況がどうだったのかは分からないけど… 遺物の金属板には、これと同じ印があったわ。 テレサにはもう話したわね、レプリカ持ってるって。 [Mon 7 Jul 2008 02:08:35]
◆テレサ@深淵 > わお、さっすが先輩助かっちゃうよ? いや色々調べはしたんだけど・・・量が多いっていうか情報がバラバラで掴み辛くて・・・ゴメン。(教室の扉を潜りがてら、へこりと謝った。 タメ口と先輩呼ばわりが同居する奇妙な挙動――っていうか普通に無礼かもしれないが――普段からこんなもんである。) ―― あー。 ゴメン、先に居るってだけ聞いてたから忘れてたよ。 私、魔術科一回生のテレサ―― ヨロシク? ええと名前名前・・・ み みー・・・なんだっけ。(マツリと協力して調査行動しているのが何人か――っていうのに含まれてる子だと思ってたらしく。 帽子の上からあたまかりり掻きつつ、問われれば一般的な挨拶を返すか。) この図形ってたしか例のアレだよね。 膠あるじゃん。 ・・・描き過ぎ? それとも効果なかった?(此方は多少慣れてるのか、少しおっかなびっくりではあるが教室に入ること自体は躊躇わなかった。 黒いのの前に屈みこんで床調べたり。) [Mon 7 Jul 2008 01:50:06]
◆寒河江未希@深淵 > 設定ながっ…どうでもいいよそんなの…やたら人名とか聞かされてもピンとこない物とか語られてもさぁ。 ( ホワイティアっぽい人名三つと脚本家と船舶事故とハタワタくりぬきとなに?イブツ?ニカワ?ごちゃごちゃとまぁ…マニア多そうな魔術科とか魔女科とかの連中はこういうの大好きなんだろか。 全然興味ない。 ) そこいらへん、知らなくても別によくね? それよりまだ紹介に与ってないんだけど。 えーっと…誰子さん? ( うしろにもうひとり、いかにもっていう格好の女子ひとり。アトノマツリの連れらしいが、また魔女だか魔術師だか。 大学で落ち合ってからまだ時間も浅く、面識も会話もない。 ) まぁ…血だねぇ。 本当に悪趣味だなアンタは。 ( ここ楽しいか、みたいな。 部屋の中にまで入りたくないのだが、廊下でひとり待たされるのとどっちが嫌かって微妙なところ。 いちおう目下、コイツが私の命綱でもある。 不本意ながら。 ) [Mon 7 Jul 2008 01:35:25]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜とりあえず、見て。 てゆかこの間話したの覚えてないでしょ? 事件を一からおさらいよ。 …この部屋で、エドワード・ランディの骨が見つかった。 『20年前の噂』 と結び付いたのは、その名前からでしょうね。 広く知られてる噂は、『殺人鬼がいる』 程度の抽象的なものだけど、その噂が新鮮だった当時、噂の元になった事件を取材して脚本にした劇作家がいたの。 結局大学の圧力で上演はできなかった上に、船舶事故で作家が死んで、脚本も海の藻屑になっちゃったんだけど――― 辛うじて、腹を抜かれて殺された 『ジャネット・スティングラードとロイヤル・アストナージ』 それに、行方不明の 『エドワード・ランディ』 っていう登場人物の名前が分かってるわ。 ―――〜で、エドワード・ランディはこの間、ここで、骨になって見つかった人ね。 ジャネット・スティングラードとロイヤル・アストナージが 『実際にどんな死に方をしたのか』 は分からないんだけど、ランディの日記によれば、二人とも実在していて、ランディと同じ面倒に巻き込まれたみたい。 当時ランディは大学の遺物研究室にいて、スティングラードとアストナージのいる考古学科第五研究室から回された 『遺物』 の調査をしていたの。 この遺物っていうのが上辺と底辺を金属板で塞がれた、透明な円筒形の容器で、中に 『黒い球体』 が浮いていて、容器の外側にはなぜか 『膠』 がこびり付いていた。 ―――当然、この膠を当時も調べているんだけど、結果は 『ただの膠』 だったみたいね。 ( とりあえず引っ張って来た二人は、一応説明してあるものの、事件についてほとんど知らないらしい。 確認するように口を動かしながら入る部屋は――― 窓を覆う板で星明りさえも遮られる真っ暗闇。 それだけでなく、部屋全体が赤茶色の塗料で塗りたくられていた。 よく見れば、ただ塗られているわけではなくて、『ヒトデ』 とも形容される星印が何重にも重ねられた結果そうなっているのだと分かるだろう。 さらに、大部分をしめる赤茶色の塗料の中に、少し異質な 『黒いもの』 が一見しただけでは気付かないくらい微妙な質感で含まれている。 ) ―――〜ほとんどが血でしょうね。 だけどこっち。 この黒いのは、例の膠よ。 [Mon 7 Jul 2008 01:25:50]
◆テレサ@深淵 > ”始まりの場所”かー……でもここさ、噂知ってる子の5割くらいは怖いもの見たさしてるんじゃない?(今更発見があるのかね? と頭上に疑問符浮かべるは最近になって調査に協力始めた魔女姿。 正直私服に混じると浮きまくる格好も、事件現場だとTPOに合わせたと言えなくも無いか。 非常線を軽やかに踏み越える。(踏んだ。)) 三人寄れば――ってどっかのコトワザにあったけど、切れ端捜索ならまだ見てない所回った方が良いんじゃないかな。(大学内でも超常的な学科に属してる自分とマツリは兎も角、もう一人が何故引っ張ってこられたかとかもわかっていない。 落ち着きなさげに辺りを見回したり。) [Mon 7 Jul 2008 01:06:59]
お知らせ > テレサ@深淵さんが来ました。 『まじかるテレサは群れてもわかってない。』 [Mon 7 Jul 2008 00:56:56]
◆寒河江未希@深淵 > ( 構内に入る前から既にうんざりしていた。 こんな状況で講義をしている講師が居るのだとしたら、そっちの方が狂気の沙汰だ。 いや、実際休校の話は聞かないし、にかわと死骸まみれの校舎で大半の人間が普通にしているのだろう。 いまのところ誰も死んでいないから? 死んだらようやく理解するってんなら、相当――――。 ) ( 何かが遠くで視界を掠めた気がする。 構内に入ってから何度目かだ。 ――幽霊なんてのも時々見える私の眼はあんまり信用してはいけないが。 ) そーなんですか。 で、なにすんの? 今回限りにしたいね、私ゃ。 ( ランディって誰だっけ、とか呟きながらあんまり離れない程度にアトノマツリの後ろを歩く。 相変わらずごちゃごちゃした裏設定みたいなのには興味が無い。 知りたいのは、起きている事象の正体だけだ。 誰かの過去とか悲劇とかは、知らない。 ) [Mon 7 Jul 2008 00:40:19]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが入室されました。 『117:Abyss/V 構内廊下、夜』 [Mon 7 Jul 2008 00:31:12]
◆跡野末理@深淵 > ( 一見いつもと変わらない廊下を、ランプの灯りが暖かく照らし出す。 何か動いたような気がして目を向ける窓の外には、無人のトラックが広がっているばかりだった。 もっとも何か居たとしても、手元が明るくてはっきりとは見渡せない。 代わりにガラスには、黒いセーラー服を着たお下げ髪… 自分の姿が映り込んでいる。 ―――現場百回。 捜査の基本はとにかく事件が起きた場所を訪れることだと聞いたのは、自警団ものの物語からだったか。 努力とか根性とか、熱血なノリは好みでないけれど、手掛かりを探すにも何に焦点を当てるのかぼやけてしまった状態で、とりあえず、『膠被害』 の現場などを見て回っている。 ) ( テレサの足首を 『掴んで』 靴下を溶けさせた膠は、調べてもらえそうなところに出してみたけれど、まだはっきりした事は分からない。 ただの膠が衣服を溶かすことはないと思うのだけど… 少しでも時間が経てば 『ただの膠』 になってしまうのか。 もしくは、今まで見つかっていた膠とは、別のものなのか。 ―――遺物のレプリカの使用法についても、進展は無かった。 五月七日の日記にあった 『瑠璃の邸にて 眠りし九頭龍 夢見るように待ちいたり』 レリーフの解読文字がそうかとも思うのだけど… 起動するのはせいぜい一回と言われている。 試すことができない。 ) ―――そこね、ランディが見つかった部屋。 ( 後に続く… と言うか引っ張って来た友人を一度振り返って、20年前の噂が現実のものとして顔を出した最初の場所に、『立ち入り禁止』 のテープを潜って足を踏み入れる。 ) [Mon 7 Jul 2008 00:25:18]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:13 )』 [Sun 6 Jul 2008 23:49:16]
お知らせ > サヤ@深淵さんが帰りました。 [Sun 6 Jul 2008 17:49:33]
◆サヤ@深淵 > ………。 ( 顔でも洗おう。 そう思って音のする方向へ、洗い場へと近づいて湛えられた水を覗き込む ) ………………。 ( 黒い。 それこそニカワや、小動物の死骸を大量に飲み込んだ腐り水のように黒く濁っている ) …………………。 [Sun 6 Jul 2008 17:48:01]
◆サヤ@深淵 > ( ――確かに出口はすぐ目の前にあった。 そこは学内に複数あると思われる裏門の一つの近くで、恐らくは洗い場があるのだろう、どこかで水の滴る音がする ) [Sun 6 Jul 2008 17:45:06]
◆サヤ@深淵 > ……………は。 ( それが何故だか理解し得ないまま、己が吐き捨てた言葉に背筋がぞっとした。 ――余裕のない仕草で背後、前方へと素早く視線を走らせる。 ――此処は何処だ。 ――廊下には各教室に通じる扉がその口を開く機会を待っていて、――ヴェイトス大学の中で、いい加減出口に程近い場所。 それ以外の何処でもない、筈だろう―――― ) ( 温い空気にじっとりと包まれながら、冷たい汗が背筋を伝う )【判定】 [Sun 6 Jul 2008 17:42:57]
◆サヤ@深淵 > ( ましてや ) ( エドワードが遺した諸々が、さながら迫り来る神罰の足音に怯える矮小な人間のそれのようで ) …は。 カミサマはちっぽけな人間の一人一人に己の存在を見せようとは思わねえだろうから、(つまり)蟻んこが偶々知覚する必要のない象に気づいて慄いているみてェじゃねえか―― [Sun 6 Jul 2008 17:38:52]
◆サヤ@深淵 > ( ――何よりも ) ( ソレは現時点では只の予感だ ) 20年前の白骨が『見つかっちまった』事でニカワだの鳥や鼠の死骸が沸くように『なった』ようなのが、気に入らねェ…! ( さながら開かずの箱が開かれた事で災厄が噴出したとかいう、どこかの物語のようで。 そしてよくある怪談の語り口のようで、それが何よりも気に入らなかった。 街を行けば亜人も人外もいる社会の事、人ならざる怪異の存在は認めているが、今回はどうも『神』の仕業を匂わせるような空ろな眼窩の男の言い分――それもまた、同僚からの聞きかじりだが――も、図書館の蔵書の内容も気に入らない。 ――単純に己が宗教嫌いなせいもあるのかもしれないが ) [Sun 6 Jul 2008 17:31:48]
◆サヤ@深淵 > ( 20年前に『ここがもし、人間しか存在しない筈の世界であるならば』想像もつかないトンデモが起きたらしいとは、――同僚の女性が掴んだ話を聞くに推測できない話じゃない。 何たって天使も悪魔も当たり前に通りを歩くような社会だ。 ――密室? そんなモン魔法陣を使って出てきた悪魔が事を成して来た場所から戻っただとか、髪や肉まで溶解しちまう吸血鬼の亜種が霧にでもなって僅かな隙間から出て行ったでいくらでも説明がつくだろう。 はんかくせー。 ) ( つまり―――― ) 自警団の領域じゃあ、そろそろなくなって来ちまったって事でもあるんだよな。 ハラエか大聖堂かスターブルームが適任って話じゃねえか――…っ。 嗚呼畜生やたらでけェ敷地だな、出口どっちだ出口ッ。 ( 3階から2階、2階から地階へと下りた。 左右を見回し、とりあえずは明るそうな方向へと足を向け ) [Sun 6 Jul 2008 17:22:37]
◆サヤ@深淵 > ( 人の気配のないのをいい事に、廊下のど真ん中を走り三段抜きで階段を下りる。 ――その間もやはり、思考は『其方』へ飛んでしまうのだが。 ) 只の殺人乃至自殺事件でしたとは、流石に言い難ェ雰囲気満載になってきやがったッ…! ( ――だん! 靴音も高く、踊り場に着地 ) [Sun 6 Jul 2008 17:13:42]
◆サヤ@深淵 > ( ――否。 元を正せば最初からおかしな事だらけであり、起点からして『おかしな事』が全ての発端ではあるのだが、残念ながらただの人間の脳ミソではそこまで認識できる筈もなく。 ) ――嗚呼やべえ、遅刻するッ。 ( 大学の自治権が為に秘匿捜査の側面がある今回の件だけに、こちらにばかりかかずらってもいられない。 気がつけば本業の交代時間が近づいていて、校門へと向かう途中の足だ。 ) [Sun 6 Jul 2008 17:10:02]
お知らせ > サヤ@深淵さんが入室されました。 『( おかしな事になった )』 [Sun 6 Jul 2008 17:04:44]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『(帰りに見つけた別の水飲み場。水を出すと──やはり、黒く濁っているように見えた)』 [Sun 6 Jul 2008 05:40:17]
お知らせ > セツ@深淵さんが帰りました。 『(暫し彼女と日記に付いての考察をし――別れた後で井戸の件を知らせよう。)』 [Sun 6 Jul 2008 05:38:59]
◆ピアナ@深淵 > …………ですね。 ( 膠についてそこまで詳しくは知らないが、もしその事を知れば真っ青になるだろう。 ) ……ええ。杞憂だといいのですけど。 ( 日記について── ) 人…それも怖いですね。 星形もしくは星守とか? いまいちしっくりこない…。 私は「脱ぎ捨ててたのだ」かと思いましたけどこれも語尾がちょっと不自然ですよね。まあ、白衣は間違いなくエドワードの部屋にありましたし、些細な事でしょうか。 ( ランディは ) ……どうにもランディがこれを書いてる状況がよく解らないんですよね…。血で五芒星を描いた部屋って、死体発見現場のことでしょう。自分の血で描いて…怪物を誘い込んで…中から密室にし、部屋のどこかに隠れた? ──うーん…家でもうちょっと考えてみます。じゃあ、また。お水ありがとうございました。 ( 時間も時間だし、そう言って去ろうか。 【判定】 ) [Sun 6 Jul 2008 05:38:57]
◆セツ@深淵 > ………やめてくれ。 自分で言っといてなんだが少しばかりゾッとした。 ( ――――元々膠とは動物の皮や骨を煮て濃縮させて固めるのが制作手順となる。 そしてその中に不純物が混じる割合が多ければ多い程、その色は濃くなっていき異臭は増していく。 ……ああ。 思いつき言ったただの洒落なのだが、それが本当に有り得てそうで困る。 ) ………大学は人が多く、生徒一人一人の自主性も強い。 もし仮に居なくなった人数が一桁で済んでしまうのなら……それでもまだ気付かれない可能性は有り得るな。 ( あくまでもそれは最悪の可能性だ。 休学している人だっているし、ただ不真面目な生徒がサボっているだけという事だって十分に有り得る。 ) 腸―――そうか。 てっきり人と呼んでしまったけれど、そこはそう読む可能性もあったか。 白衣の下りは恐らくそうだろう。 ……てっきり五芒星と読むのだと思っていたのだけれど、それだと間隔が足りないから困ってしまう。 「ああ――糞。今は無理。白衣は自室に打ち捨てていたんだ。?」 ……少し無理がある文章だな。 この訳し方は恐らく違うか。 ――――その他の部分も僕と大意で訳し方は同じです。 恐らくは、ですが。 この日記はそういう意味の文章になる。 しかしまあだとすると。 ( 少しばかし皮肉そうに笑う。 ) その次の日には頭がおかしいとしか思えない文章を書いてしまっていたりで、ランディはこの間に気が触れてしまったのかもしれませんね。 それと怪物が捕食する速度は遅いのかもしれませんね。 ランディはこうして目の前で化け物が猫を喰っているという危機に直面していながらも、日記を残すぐらいの余裕はあるという事ですから。 ( あくまでもすべては推測でしかない。 ) [Sun 6 Jul 2008 05:20:47]
◆ピアナ@深淵 > ええ…。 ( “ひょっとしたら” ) ──… ありえないとも言い切れないのが怖いですね。二十年前の事件の時も、大学は隠蔽工作をしたそうですし。 成れの果て……。 ( 考えたらすっごく怖い。鼠などの死骸が出なくなったのも、内臓だけでなく全て溶かしているから→膠が増える という図式が成り立つもの。 ) もしそうだとすると、誰も気づいていないだけで既に誰かが殺害されている可能性もあるんですよね…。ああ、嫌になります。 ( 膠は怪物の武器なのか、それとも食べカスなのか…。 ) はい。 ( 明りがあればどこでも構わないが、とりあえず校舎の中へと入って移動しながら日記の写しを読む。 ) 「奴は不死身の怪物だ――■■ …腸?を喰う」「だから白衣にジャネットの星■を入れた私は助かったのだ」 …ジャネットの、星… 星、何だろ。白衣に、ですしあの首飾りの事ですよね。 「そうだ五芒星。奴は旧き印には近寄れない」 「部屋に■■血で■■■。奴は二度と外に出れないだろう」 …俺の血で描いた。 とか? そうなると…「失血して意識が朦朧としている。時間がない」 「今、奴が猫を」 …… 「喰い終わるのを待っている」 ? 最後は違うかなあ…。 ( 何度か考えつつ、推測で文章を読んでみた。 ) セッツァーさんはどう読まれました? [Sun 6 Jul 2008 05:02:59]
◆セツ@深淵 > ( 感覚が非常に優れた所のある彼女とは違って、特に際立った才能の無い凡人です。 得体の知れぬ化け物がすぐ傍にいるかもしれない現状が怖くないわけではないが、かといって過剰に恐れる事もしない。 )( もしかしたら担当はエクソシストが適任であったりするのかも。 ……なんにせよ、事態が解決してくれるのなら誰でも良いか。 ) 本当に。 心の底から同意しますよ。 おぼろげな輪郭は掴めてきても、結局対処法も確固たる証拠も見つからない。 ( 頭を抱えたい気分だ。 ) 大学側も他の組織に入ってこられるのは、自治権の都合上あまり歓迎したくない事態でしょうからね。 ――――ひょっとしたら目撃した人は全員殺されてしまって、最近頻発している膠の被害はその殺された人間達の成れの果ての姿なのかも。 ( ……我ながらアホらしい冗談だ。 其れほどまでに被害が出ていたりしたら、流石にもっと人が減っていて大事件になっているだろう。 ) いえ。 そもそも二十年前の事件ですから、新しい手掛かりを見つけるのも中々に難しいでしょうし。 ――――そうですね。 それでは取り敢えずここから離れるとしましょうか。 ( 井戸から離れて別の場所に移動しようとする。 そろそろ生徒も殆どが帰っている時間態かな。 隠ぺいした事は見て見ぬ振り。 ) [Sun 6 Jul 2008 04:42:01]
◆ピアナ@深淵 > ( 話しながら、日記を見つけたというちょっと非凡らしい友人さん…とは別の人か。と考える。年下もしくは女の子のようなニュアンスだったし、目の前の彼には特に怖がっている様子もない。 …しかし、一体なんのサークルなんだろ。 )( 娘も短剣と警笛くらいは持っているが、怪物相手に役立つとはとても思えない。やはりもっと何か確実な証拠を見つけて、騎士団なり大学の保安部なりに動いてもらいたいところ。 ) そうなんですか。 いえ、ありがとうございます。ホントに…知れば知るほどやっかいな感じで。そのくせ「バケモノがいる」という確実な証拠がないのがもう…。 ( 唇を噛んだ。 ) 怪物がそこまで計算してるとは思わないですけど、怪物自体の目撃情報が無いのは本当にやっかいです。大学の自治権を無視して自警団やその他の組織を動かすには弱すぎるし……かといって、新たな死体が出るのを願うのはあまりにも本末転倒ですし。 ( はあ、と溜息を。 ) 日記が…! ありがとうございます。 ( 日記の写しを受け取り。 ) すみません、こちらは新しい情報は入手できていなくて…。 あ、もうちょっと明るい所に移動しませんか? ( 明るい所でじっくり読みたいし。そして言いながら、鞘に入ったままの短剣を必死に動かして土を被せ嘔吐物を隠蔽。 ) [Sun 6 Jul 2008 04:29:02]
◆セツ@深淵 > ( 未知の怪物が校内で原因不明の事件を起こしている。 いってしまえばそれだけの事件であるのだが、その未知の怪物という部分だけでも十分に怖い。 ) ………より悪い方向に進んでる、なんて考えたくないんですけれどね。 けれど楽天的に考える訳にもいかなそうなのが現状ですし。 ( 護身用に銃は携帯しているけれども、未知の化け物にどれ程効果があるのやら。 気休め程度だ。 ……ん。 まあそれは五芒星に関しても、確証が無いという時点で一緒か。 ) そうです。 最初はただの興味本位だったのですけれど、今回はどうにも不明瞭な点が多過ぎて。 ―――自警団だそうで。 仕事とはいえ大変そうですね。 お疲れ様です。 ( 労いの言葉を掛ける。 と、そして思い出したようにカバンの中にある、先ほどしまった手紙の写しを取り出して。 ) そうそう。 そういえば例のエドワード・ランディの日記なんですけれども、また新しいページが見つかりました。 原版では無いのですけれど、取り敢えず写しておいた物を其方の方にもお渡ししておきたいと思います。 ( 協力態勢で進めていくようだし、実際今の現状は一学生には手が余る事態になってきた。 六月九日の日記と、その後ろに貼り付いていた六月十日の日記の文章を写した紙を相手に手渡そうとする。 ) [Sun 6 Jul 2008 04:15:48]
◆ピアナ@深淵 > ( 独り言らしいセリフに、心の中で同意する。今回の事件も、怪の姿が目撃でもされていればもう少し怖くないのだが。 ) ええ…死骸は出なくなったみたいですけれど、事態が良くなっているとは私も思えないです。 ( まだ五芒星の効果について詳しくは知らない娘。もし知っていれば似たような物を作って首から下げようとしたに違いない。 ) セッツァーさん…。 初めまして、ピアナ=フライトです。マツリさんから私の事を聞いてらっしゃるということは…やはり事件の事を調べて? あ、後、私の所属についても? [Sun 6 Jul 2008 04:00:52]
◆セツ@深淵 > どのような理由でこうなったものやら。 ………なるほど。 理解できない物は確かに恐怖ではある。 ( 頭の中に湧いてきてしまうのは、やはり何故?という疑問の言葉ばかり。 教授と話した事を思い出し、今身をもってその片鱗を垣間見る。 ) この時期はついつい冷たい水が恋しくなってしまいますよね。 月が出ていればまだ気づけたりしたのかも。 ( しかしまあ。 これも例の怪物の仕業なのだろうか。 それともただ間が悪いだけの別件? 何かこれでまた少し分かる事があるといいのだけれど。 ) いや全く同感です。 最近の騒ぎは質が悪すぎて呆れ果てる。 ……動物の死体が出なくなっても、膠の被害の方はより増えている気がしますよ。 ( 憂いの表情で嘆息をする。 ………身を守る物か。 僕も彼女のように五芒星の物を持っておくべきだろうか。 少なくともあの怪物は古き印の内側には入ってこられないようであるし。 ) 察しの通りです。 跡野さんと同じサークルに所属して、彼女の友人をさせていただいているセッツァー・シュナイデントと言います。 ( 察しが早くて助かる、なんて頷いて。 ) [Sun 6 Jul 2008 03:49:32]
◆ピアナ@深淵 > ですよね…。 ( もし人為的なものだとしても、井戸水の色が変わるほどの毒?を入れるというのは何だか変だし。 ) ええ、まあ…やはり生水は避けるべき、と身をもって実感しました。 ( 眉をしかめて頷く。それにしても、彼が報告してくれるなら助かった。自分がすれば、下手をしたら生徒でないことがバレかねない。 ) ええ、まあ…。最近ほら、気味の悪い事が色々起こってますから。 ( 五芒星を拾い上げ。…もう少しキチンとしまっておくべきだったと反省していると。 )( “ひょっとしてピアナさん” ) ── へっ!? 何で私の名前を……って、あ、そうか。もしかしてマツリさんのご友人ですか? そうです、ピアナです。 ( すっごいビックリしたが、考えてみれば私の名前を知っている大学関係者はリドリー教授とマツリさんくらいだ。 ) [Sun 6 Jul 2008 03:34:24]
◆セツ@深淵 > ………一体何をしたらこんな事になる? ( 飲んで体調を崩してから異常に気付いたという事は味も普通の水と変わりないのであろう。 無味無臭ではあるが、明らかに色が異常。 こうして改めて見てみると口にはしたくないなと思う。 ) 失礼します。 しかしまあ、とんだ災難に見舞われてしまいましたね。 ( 残った水を捨てると、木桶の中にある黒い水を魔法瓶の中に汲み始める。 取りあえず教員にこの水を然るべき対処をして貰うとしよう。 こんな水を気付かずに飲んでしまった彼女に向けて苦笑いを浮かべながら話しかけて。 )( 何かを落とした事に気付けばそちらの方へと瞳が動く。 そしてそれが今調べている物の一つである事に気付けば、おや、っと言ったような言葉が漏れて。 ) ――――五芒星? 魔除けか何かですか? ( ――――ん。 待てよ。 下宿先に送られてきた後輩の手紙。 あれに書かれていた彼女の情報の中に、「五芒星の首飾り」が存在しなかったっけか。 それからそう。 自警団と知り合ったとも。 ) ――――もし間違っていたら失礼。 ひょっとしてピアナさん……でしたか? [Sun 6 Jul 2008 03:21:37]
◆ピアナ@深淵 > ( 無理はなさらないで下さいね。と言うのに「はい」と頷く。ちなみに、マツリから彼の特徴は特に聞いていない。 ) あ、はい。 ( 水を見たいと言う相手の方に木桶を押して。一体何だろう…誰かが故意に何かを水に入れたんじゃないといいけど。 ) ──え? あ、もちろん。もう大丈夫ですから。 ( 一瞬、何でそんな事を言うのかと思ったが、もしかして大学に報告するために水を回収するのかと気付く。そして娘は娘で、嘔吐物に土をかけて始末するために鞄から鞘に入った短剣を取り出したが。 ) あっ…すみません。 ( 短剣を出した拍子に、別のハンカチに包まれた何かが転がり出た。短剣を鞘ごと地面に刺して、相手の側の地面に転がった「五芒星の首飾り」を拾おうと手を伸ばす。──もちろん、それはエドワードの部屋にあった白衣から見つけた、裏に「ジャネットより。愛を込めて」と刻まれている例の首飾りだ。 ) [Sun 6 Jul 2008 03:07:57]
◆セツ@深淵 > ( 人に歴史あり。 けれど黒歴史は抹消したいのが人情というものだよ。 ) そうですか。 無理はなさらないで下さいね。 ( 大丈夫だと言うのならば少しばかり安心をしよう。 大事が無いようであるのなら何よりだ。 ―――それは僕だってそんなもの視界に入れたくはない。 お互いの利害が一致したため、彼女の体の後ろにあるであろうそれは見なかった事に。 )( それは仕方がない。 気分の悪さを少しでも改善する方が一大事。 魔法瓶を受け取り口の中をすすぐ少女の前で、青年は何かを考えるように眉を寄せている。 ) ―――あ。 どういたしまして。 ( 両手で丁寧に返される魔法瓶を受けとった。 見ない顔だが学生だろう、と思っている。 ) ………失礼。 少し見せて貰います。 ( ―――― 一見ただの水のように見える、が。 夏場とはいえ、まさか大学でこんな管理を怠る筈も無いし。 ) ――――言われてみれば本当だ。 確かに黒い。 ………そんな馬鹿な。 ( 全くなんなんだ本当に。 白骨死体が見つかったかと思えば、動物の死体騒ぎ。 果ては水害? まったく、次はどうなる。 何が出るっていうんだ。 )( ―――人の死体とか? まさかな。 と、言いたいのだけれども。 ) 失礼。 この魔法瓶の中身、捨ててしまっても? ( ―――取り敢えずサンプルとして回収しようと思う。 何にせよ水の被害は洒落にならない。 早急に対処するべきだ。 ) [Sun 6 Jul 2008 02:52:04]
◆ピアナ@深淵 > ( ああ、人生の黒歴史が一つ増えました。 )( 自分の瞳も少し赤系というか赤褐色だが、近づいてきた彼の瞳は真紅だった。それに金髪だし、うわー綺麗。とか一瞬思ったが、そんな人に嘔吐する場面を見られたのだと思うと更にショック。とりあえず、吐いた物をどうにかしたいけど…。とりあえず自分の身体で遮るように、しゃがんだ状態のままで少し移動した。 ) ──あ、ありがとうございます。 保健室…は、大丈夫です。 ( 軽く頭を下げて、片手で魔法瓶を受け取る。両手で受け取らないと失礼だが、口元からハンカチを離したくないのだ! )( 魔法瓶の水で口の中と周りをすすぐと何とか落ち着いた。喉にまだちょっと違和感があるけどじきに治まるだろう。 ちなみに口の中をすすいだ水はまた地面に出したが、こういう場合は仕方ない…よね。 ) …ありがとうございました。 ( 使い終わった魔法瓶を今度は両手で持って返す。 ) ──やっぱりそうです、よね…。別に体調が悪かったわけでもないので、これの水かと思ったんですけど…。 ( 木桶に残っていた水を手ですくって臭いをかいでみるが、特に異常はない。 ) 臭いは普通だし…… ──…あれ? なんか…黒い? ( 水の色が。さっきは気づかなかったけれど、手にすくった水の色がおかしい気がして。 ) [Sun 6 Jul 2008 02:26:18]
◆セツ@深淵 > ( 乙女の嘔吐☆シーン♪ 見ちゃいましたとも。 ええそれはもうバッチリと。 )( 彼女に近づいてきたのは兎の眼をした金髪の青年。 眼鏡の下の表情は実年齢よりも幼く見えて、時には少年に見られる事もあるだろう。 もしも跡野茉莉から彼女の仲間という事で青年の特徴を聞いていたりしたら、思い当たる所はあるのかもしれない。 ) ( 彼女の胃から出てきた見たくない物は視界から外しておく。 膝を付いてハンカチを口に当てる少女―――だったか。 の傍に近づいていき、カバンの中身を探る。 ) 良かったら使いますか? どうしても気分が優れないようでしたら、保健室まで連れて行きますけれど…… ( 水の入った魔法瓶を差し出して、彼女を気遣う発言をする。 こういうのを見て見ぬ振りは出来る性質じゃない。 ) それは良かった。 ――――そんなのがもしあったりしたら、とっくに封鎖しているか、『使用禁止!!』みたいな張り紙を付けておくべきだと思います。 ここの井戸は何も問題は無い―――筈……なんですが…… ( 言葉尻は少しばかり自信が無さそうになってくる。 ) [Sun 6 Jul 2008 02:03:42]
◆ピアナ@深淵 > げほっげほ…。 はあっ、はあっ──。 ( 別に体調が悪かったわけでもない。急に襲った吐き気に、そして思いっきり嘔吐したことに驚いた。 ) 何なの急に…。 ( 呼吸が落ち着くと、口の中が非常に気持ち悪いことが気になって。口をゆすごうと…。 )( “大丈夫ですか!?” ) …… !! ( ちょ、吐いてるとこ見られたー!!? 目を丸くすると慌てて、まだ水が入っている桶を引き寄せようとしたが。いや、水を飲んだ後に吐き気が襲ってきたのだったと思いだして止め、ポケットから取り出したハンカチを口に当てる。 ) は、はい…。吐いたら、ちょっと楽になったんで大丈夫です。 ( そして井戸を見ると。 ) あの…ここの水って飲んだら駄目なんでしたっけ? ( もしかしたら、この大学の関係者なら誰でも知っている「飲んじゃだめ」な井戸があるのかもと思い尋ねる。 ) [Sun 6 Jul 2008 01:50:01]
◆セツ@深淵 > ( 井戸の前で水を飲む人影を視界に入れながら、そういえば自分も喉が渇いてきたな―――なんて何でもない事を考えてた時。 ) ―――――!? ( 水を飲んだ人影が突如膝を着く。 その事を少しだけ不思議に思い、見つめるように眺めていると、その人影は突如お腹を抑えて吐き始める。 ) だ、大丈夫ですか!? ( その光景に青年は飛び出すように彼女の傍に駆け寄りながら、相手の体調を気遣うように声を掛けようとする。 ) [Sun 6 Jul 2008 01:36:14]
◆ピアナ@深淵 > ( 小柄な娘が、構内の井戸の前に居た。汲んだ水に両手をひたし、すくった水をゴクゴク飲んでいる。──暗いので、色の変化には気付かない。 ) はあっ。 あー…ここ数日で急に暑くなった感じ…。 ( 冷たい水に満足気な息を吐いたが……立ち上がった途端、何故かふらついて地面に膝をついた。 ) う……っ。 ( 急に、胸からお腹にかけて広がる不快感。その気持ち悪さがせり上がってきて、小柄な娘はお腹を押さえると地面に片手をついて嘔吐した。 ) ぐ…ゲボッ。 ( ごぼっ、ゴボボ。と吐き出された物が地面に音を立てて落ちる。 ) [Sun 6 Jul 2008 01:29:19]
◆セツ@深淵 > ( ふと何ともなしに窓の方を向きなおる。 最近はめっきり暑くなってきた。 特に月も出ていない夜はどうにも風が吹かない気すらしてきて嫌になる。 ) ――――― ( と、井戸の方に誰かが居るのにふと気付いた。 特に理由もなく小柄な人影の方へと視線を向けていて。 ) [Sun 6 Jul 2008 01:18:03]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 [Sun 6 Jul 2008 01:03:50]
◆セツ@深淵 > ( ふぅ ) ( 軽く嘆息をして一旦思考を中断する。 少し面倒そうだ。 廊下なんかじゃなくて、何処か腰を落ち着ける所で解読するとしよう。 ) そもそも完全に解読してもそれが解決の鍵に繋がるとは限らないし――― ( しかし次の日に書かれた意味不明な日記と違い、この日記は理知的にきっちりと書かれている。 となるとそれなりの期待は出来るのだが―――― ) 取り敢えず跡野さん達にもこっちの情報を伝えておかないとな。 寒河江さんは―――あ、そういえば暫く休んでたんだっけか。 ( となると魔術科の知り合いに頼んで、手紙の写しと教授から聞いた事を簡潔に伝えた分を彼女に渡してもらうように頼もうか。 そろそろ遅くなってきたし、この時間に寮を訪れるのは流石に気が引ける。 )【判定】 [Sun 6 Jul 2008 01:01:09]
◆セツ@深淵 > いや。 九日の時点で精神失調していたと判断するのは早計かな。 ( 何とか無事に剥がす事が出来た紙片。 次の日、六月十日のものだ。 ――――その次の六月十一日は一番有名な物。 白骨となった死体が握りしめていたものだ。 ) ――――“時間が無い。 急がないと。” ( その日記の一ページを取り出した。 人が少ないのは好都合だったかな。 こんなに血で汚れた紙を意味ありげに見ていたりしているのを、赤の他人に見られたりするのは結構避けたい。 ) “糞、ロイヤルめ。 何たる事だ。” ( 前半部分は完全な染みになっていて、解読するのは不可能だろう。 かろうじて難を逃れている後半部分も虫食いだらけ。 しかし行間と見える文字の部分を判別すれば、何とかその一部を文章に直す事は出来る。 ) “奴は不死身の怪物だ――人を喰う” ( 訳した部分には無論だが、一部想像でしか無い部分も入っている。 しかし想像通りならば大きな問題だ。 全く冗談じゃないにも程がある。 ) “あ………あれは”、か? ………難しいな。 次の辺りからそろそろ解らなくなってくる。 [Sun 6 Jul 2008 00:48:18]
◆セツ@深淵 > ( ならば少し視点を変えてランディの残した日記の内容を考察してみよう。 )( 日記の前半部分。 五月上旬辺りでの日記の主な内容は、ランディとジャネットが親しい仲―――恐らくは恋仲―――だったであろうという事。 彼が例のアレを見つけたのも、文面から恐らくそうであろうと推測される。 この時点では日記の内容にはなんら妙な事は見当たらない。 )( それが大きく変遷したのは五月の下旬。 どうやらロイヤルという人物が何かミスを犯してしまったらしい。 彼に向っての恨み言が向けられている。 )( ―――彼の精神が何か失調を来たしたであろうと想像するべき日付は恐らく六月九日? ジャネットが死んでしまったらしい。 そして猫。 ここで猫だ。 初めてここで猫という単語が出てくる。 ) [Sun 6 Jul 2008 00:38:00]
◆セツ@深淵 > ………… ( 人気の少なくなってきた夜間の校内で、青年は廊下の壁に背中を預ける。 こういう時は今ある情報を一つずつ纏めていけば、何か新しい発見があったりする事もある。 それが無くても現状の把握には間違いなくなる。 ) まず跡野さんがくれた情報―――ランディの新しい日記のページと教授との会話の内容。 そして教授の『出張土産』。 ( ………処分した、というのはこういう事か。 しかし教授にも果たして何の役に立つのだろうか、というのは理解していなかったようである。 ) しかしクリスティア本土の方でも分からないとなると……―――後あの遺物とやらの解析を出来そうな場所は片手にも満たないんじゃないのか? ( その一つがこの大学ではある。 しかし依頼した、という事実を考えると、この大学では解析が出来なかったから、という結果に辿り着く。 ……そう時間に余裕があるとも思えない。 恐らくアレの正しい使い方を理解するのは無理か。 ) [Sun 6 Jul 2008 00:20:14]
◆セツ@深淵 > ( ――――近頃の大学構内は静かになってきたものだ。 動物の死骸もとんと出なくなってきた。 それは重畳。 歓迎の至り。 何も問題はないのだけれども。 ) …………なんだか、ね。 ( どうにも今の現状は不可解で気持ちが悪い。 ――――結局アレは何なのか。 手掛かりは未だに足りない。 ただ分かる事があるとすれば、アレは間違いなく碌なもんじゃないんだろう、なんて事ぐらい。 ) [Sun 6 Jul 2008 00:03:48]
◆セツ@深淵 > 全く…人に頼んだ物は急かしておいて自分はこれか。 大体この程度のレポートなら自力でも出来るだろうに。 ( 他人のレポートを肩代わりする事で勉強兼生活費稼ぎをしている青年は、人に頼んでおきながら連絡も無しに消えた知り合いに肩を竦めて溜息を吐いた。 ) なに、何処にいるか君も知らないから連絡も取れないの? ……まあそんな珍しいことでもないか。 取り敢えず預けておくから、今度あいつが学校に顔を出した時にでも渡しておいてくれると助かる。 ( 彼女はいわゆる不良学生だし、こうして授業をサボる事なんて珍しくも無い。 まったくとんだお金の無駄遣いというやつだな。 )( 用事が済んだ青年は、その教室から廊下へと続くドアを開けようとする。 ) [Sat 5 Jul 2008 23:49:12]
お知らせ > セツ@深淵さんが来ました。 『キャシーが来てないって?』 [Sat 5 Jul 2008 23:42:14]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 [Sat 5 Jul 2008 04:31:12]
◆テレサ@深淵 > (新たな手掛かりとなるか、其処には何とあるだろうか―― 遅い参戦ではあったが、以降は能動的なアプローチでこの件にかかわる事になる。 無理せず計画的に。) [Sat 5 Jul 2008 04:31:11]
◆テレサ@深淵 > 使える、って知ってたんだ。 ・・・色んなトコでみせびらかしてるからそりゃそうか――。 魔女術が少しと・・・後は物体の引き寄せってところ?(内情を聞くと、無駄まみれの外見に不釣合いなくらい燃費の良いその技の効能くらいまでは教えてくれる。厳格な魔術ではよく奥義は秘めるべしとされるが、ことテレサには当てはまらぬようだ。) ――あは、幸先良いよ? これはテレサ効果と見たね―― (酷く勝手に幸運自慢手柄横取り風。 小走りで近寄ると、紙切れを拾い上げて手渡すか。) [Sat 5 Jul 2008 04:20:45]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( そういえば、このテレサ。 五人目にできるかしら。 )』 [Sat 5 Jul 2008 04:16:01]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ええ、でも、もちつもたれつね。 できるだけ助けるけど、テレサもがんばるのよ。 魔術、どんなの使うの? 実技派でしょ? 少なくとも、その辺の学生よりは立ち回れるじゃない。 ( トランスするには体力が邪魔になる場合もあって、比率の問題だけれど、魔術士として優秀になればなるほど、肉体的には弱くなることがある。 だから一概には言えないものの、魔術が切り札になるのは変わらない。 まだよく知らない相手、観察するような目を向けながら、廊下を進む。 ) ―――あら。 ( できること、できないこと。 自己紹介のような情報交換を、ふと中断させた。 あまりにも唐突に、それでいて目立たず、廊下の暗がりに紙切れが落ちている――― ) [Sat 5 Jul 2008 04:14:51]
◆テレサ@深淵 > 実は前はそう思ってた。 で、暫く学校から離れてたりもしたっけ―――全ッ然悪化してたけどね。 でもあれでしょ? いざって時は先輩達がたすけてくれゆ!(また一人の時に怪異にであれば容易く崩壊しそうな覚悟だが―― 群れる、って強い事だ。 心の面でも。) リドリー教授・・・は初見だなぁ。 同僚とか同じ研究してる人がいるなら、そっちの方に聞いた方が良いかもだけど・・・・一応行ってみるよ。(呪文についてはギルドとかでも鑑定してくれるかなぁ――とか想像しつつ。 ――密閉空間に突如出現したり、ニカワすらなく何者かの気配だけに追われたりと、動くものとして認識しやすい怪異にあってきた為に――出会っている、という言葉だ。 質問されればその旨を告げることになる。) ・・・・必修わすれてるけど・・・まいっか。 代返してもらえるのはイツモノコトだしね―― (今後の流れは膠害対策会議in先輩の寮。 自分も出来る事と、今までの経緯を簡単に話しておく事になるだろうか。) [Sat 5 Jul 2008 03:58:44]
◆跡野末理@深淵 > ( 推測される化け物の正体を思うと、このままではとても対峙できない。 ただ、最終的には目の当たりにしたいから、テレサを引き込んでおく。 素直な上に協力的で、たいへんよろしい。 ―――例え協力的でなかったとしても、『足を捕まれた』 つまり 『目をつけられているかもしれない』 という特徴は気にかけずにいられない。 ) ( すっかり異常無しにしてしまったけれど 【判定】 ) [Sat 5 Jul 2008 03:46:44]
◆跡野末理@深淵 > ( 『とっとと終わらせてくれた方が』 ) ―――だけど危険じゃない? 大学か、外部組織か、何でもいいからどこか専門にしている人達が片付けてくれるのを待とうって考えても責められない… と言うか、そう考えるのが自然でしょ。 度胸あるわ。 ( 『できることっていったら』 ) ―――ん? ああ、レプリカ造ったのはクリスティアの研究機関よ。 ここの考古学科にリドリー・スキナー教授っていう人がいるんだけど、知ってる? その人からもらったの。 で、使い方も知っていそうだから会ってもらおうと思ってるんだけど… 思い出したくない話らしくて、これっきりみたいな態度取られちゃってて――― 〜そうだ、私は避けられてるかもしれないから、テレサも気が向いたら、一度訪ねてみてくれる? あとは… そうね、後で見せるけど、ランディの日記や、その本に出てくるキーワードについて、当たってみるとか。 …とりあえず、遺物レプリカの起動には呪文が必要らしいんだけど――― ( 廊下側の窓の外にも異常はなく、中へ戻る。 一応、制服を撫でるように直しつつ。 『私も3〜4回』 ) 『会ってる』 っていうのは? 膠を見かけたり、物音がした教室が汚されていたりってことはあったんだけど… ( どういうことか? ―――とりあえずこの場ではそんなところで、寮の自室に案内しよう。 そこで日記やその他のメモを見せ、仲間とピアナの名前を教えておく。 ) [Sat 5 Jul 2008 03:42:37]
◆テレサ@深淵 > ニカワが本体ならなんかヘンなニカワだろうし・・・同じような事する動物も聞かないからなぁ。 異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術 ね―― そっちは図書館を当たってみる。 どうせ印の効果がそんなじゃ直ぐは使えないし、頼りっぱなしも良くないしね。(悪魔の妖術か――とか一人呟きつつ。) 嫌がるも何も――とっとと終わってくれた方が私的には助かるじゃん。 できることっていったら、日記探しとそのレプリカ作った人探すのと、って所かな? 何で膠と一緒に日記が出てくるかも一寸気になるけど。(学科は同じでも、違う情報源や技術もあるし――。単に頭数であれば自分も力にはなれるか。 命に関わらない範囲でならまぁ、協力できるってこと。) うぇつ・・・・そういえばもう3〜4回も出会ってる計算だっけ。 私のモツなんて食べても美味しくないのに。 ―――うん、名前教えてくれれば、できるだけ気をつけてみるよ?(魔法使いと言っても緒戦は学生、自警団の存在は心強い。 知識があって守ってもらえる集団とであれば、共に過ごして間違いはあるまいし。) [Sat 5 Jul 2008 03:25:08]
◆跡野末理@深淵 > ―――別に、大学のためじゃないわよ。 ただ私は、何が起きているのか知りたいの。 迷惑だから、ついでに終わらせられるなら終わらせるけど。 ( つまりそこまでは口にしないが… 面白そうなら、良心と相談で放置する。 ) …そうね、物語になりそう。 事実は小説より奇なりって。 ( 『レプリカ造れるのに動作方』 ) ―――〜ええ、全く。 しなくて良い苦労させられてる気がするわ。 レプリカ造った関係者に聞いてみようと思うんだけど、機嫌損ねちゃったのかあってもらえないのよね。 ―――〜って嫌がらないのね? ( ひょいと窓の外から視線を戻して、不思議そうにしている。 協力、どうしてそうなるって拒まれると思っていた。 ) とにかく人手が必要なのよ。 何をすれば良いのか思いつかなかったら、とりあえず身体を動かしなさい。 膠あるところに日記あり… まあ、膠がないところでも見つかってるんだけど… 膠で汚された場所を調べて回って、紙切れを探して。 ( ―――もっとも、それだけなら一見さんを引っ張り込んだりはしない。 ピアナに出し惜しみをしたのは相手が隠蔽することを意識したからだけど、テレサは――― ) それに、テレサ言ったじゃない? 近付いて来てるって。 獲物を定めるような習性があるのかどうか、知らないけど、私が知る限りでは 『掴まれた』 なんていう具体的なアクション起こされたのは、あなただけよ。 気に入られたのかも。 なるべく私達の近くで、連絡つけられるようにしときなさい。 私の仲間が三人。 あとは、自警団からの潜入何人かと協力してるわ。 自警団の方は、一人しか会ってないんだけど。 [Sat 5 Jul 2008 02:51:49]
◆跡野末理@深淵 > ( 『化け物にしか分からない』 ) ええ、考えてみるのは、無駄じゃないけどね。 ―――そう、ただあちこち膠で汚されるだけ。 ( 何かしら化け物っぽいものが目撃されていれば、大学の対応ももう少し違ってきただろうか。 …もっとも、大学は全容を把握していると思っていた。 一国の軍隊に相当する保安部は表立った行動を起こさないけれど、全てを知った上で、成り行きを見守っている。 何かデータを取りたいのか、そこまでは分からないが、何かしらの意図を持って… 『形も調べなおしておくか』 ) 私のメモで良ければ、見る? そう、トラウマみたいなもので――― そうね、『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』 っていう本、読んでおきなさい。 全部でなくていいから、旧支配者と、その奴隷についてだけでも。 図書館にあるわ、禁帯出で。 ( 円筒形の 『遺物』 の形、レリーフの図、それらが模写された紙には、一緒に 『旧き印』 も描かれていた。 廊下の窓からほとんど全身を外に乗り出しながら、ほら と片手で広げて見せる。 ) ―――あちこちでランディの日記が見つかってるのよ。 骨が握り締めていた一枚の、前に書かれたものが。 一枚ずつ、膠で湿った状態でね。 私が見つけたものだけで、四枚あるわ。 他にもあるけど主な情報源がそんなだから、はっきりしたところは分からない。 でも… なんとなく、『遺物』 の外側が膠で汚れていたのは、開ける前じゃないかしら。 [Sat 5 Jul 2008 02:38:32]
◆テレサ@深淵 > メモ取りたいスケールの話だなこりゃ・・・ 学生が結託して封印から解かれた化物を――って、本格的に横丁の以下略じゃん。(事件のあらましを一気に補充することになるが―― 余りに多量の情報に脳がパニック寸前だ。)レプリカ造れるのに動作方わからないとか・・・・! 協力するとして――研究資料とか日記とかに描いてあるの期待するしかないんじゃない?(学科が同じなら調べる手口も同じになるだろうし、如何したものか。 平穏な学園生活のために手伝ってあげたいのは山々だ。) ・・・ぶっちゃけ、如何したら良いと思う? 魔女科やギルドの連中には顔広いけど―― ちょっとジャンル違いかもだ。 [Sat 5 Jul 2008 02:25:24]
◆テレサ@深淵 > そんなの化物しかワカラナイっしょ―――やれるのにしないのかやれないのか、って先ずは其処の話じゃん。(情報の足らなさ故の反論はしてみるが―― そういえば、化物だと仮定してその化物の) 姿を見た奴、居ないねそーいや。 ……怖いとは感じてても行動に影響を及ぼさない、 って? ……なるほど。(凄いでも変だでもなく成る程、なのは―― 一種独特なその語りが新鮮だったからだ。考えてそうできる人間が居るのを始めて見た。 空を見上げる末理を、壁にもたれて観察中。) ・・・形も調べなおしとくかなぁ。 寄って来ないんじゃなくて正面に居たがらない? トラウマでもあんのかね。 っと、一寸待って待って・・・!(慌て気味に後について教室を飛び出した。) 上下に印ってことは中に件の化物居たら出られないわけだね――ソレで封じてたもの、か。 で、外側に着いてる=開けちゃっ た? って? [Sat 5 Jul 2008 02:17:18]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜何がどうなったのかは分からないわ。 『噂』 で 『殺人鬼に殺された』 ことになっている二人は、ランディの同僚。 『ロイヤル・アストナージ』 と 『ジャネット・スティングラード』 っていうんだけど… アストナージがヘマをしたのか、ある日からランディは 『何か』 に追われるようになった。 『何か』 だけでなく自分も大学の外に出られないような立場になって… それを理解し協力を得られそうなのは、スティングラードだけだったみたい。 ―――〜言えるのは、当の 『遺物』 は修復が必要な状態になって、完全な再現は不可能だったということ。 ちなみに、再現されたものは膠で汚れてもいなければ、中に黒い球体も無かったわ。 ―――再現されたレプリカを私が持っているんだけど、使い方が分からないのよ。 もっとも分かったところできちんと動く保証は無くて、動いたとしても、一度がせいぜいっていうことなんだけど――― まあ、そういうわけだから協力しなさい。 [Sat 5 Jul 2008 02:14:25]
◆跡野末理@深淵 > …ええ。 腹を抜かれた動物の死骸は、少しずつ大きくなっていった。 人間が含まれないとも言えないけど… でも、『徐々に近付く』 意味は何? 得物の段階を踏むのは、なんとなく理解できる気もするわ。 二十年のブランクがあるわけだし。 だけど足を掴んでおいて、続きはまた今度なんて… ―――〜食べているわけではないのかしら… 儀式と言うか、様式に意味がある? ( 膠で汚れた片方だけの靴。 見かけられなくなった動物。 それらから自然にイメージされることはあるけれど、とりあえず措いておこう。 ) ―――〜あるわよ? 想像逞しくして、無闇やたらに怖がらないだけ。 恐れるのと、足が竦んだりパニックになったり、逃げずにいられなかったりするのは別問題だわ。 ( 教室に顔を出すのなら、時折そちらを振り返りながら中を歩き、窓による。 外を見て、身を乗り出して外壁を、空を。 ) ―――そう見えるけど、なるべく忠実に模写した方が良いわ。 線を重ねないように、中心に燃える柱とか、眼を入れるように。 ―――確証はないけどね。 少なくとも 『印が向いている面』 については効果があると思う。 『魔除け』 とは違うのよ。 服の前に描いておいたら、前からは襲われないかもしれない。 ―――でもそれだけでは、まだ背後からは襲われる可能性がある。 ( ざっと室内を検めたら、さっさとそこを後にしてしまう。 廊下に出て、やはり窓を開けよう。 ) ―――ランディは、いわゆる 『遺物』 を研究していたみたい。 どの程度手広く扱っていたのかは分からないんだけど、魔術的な方面のものも担当したみたいね。 彼が行方不明になる直前… つまり、二十年前に殺される直前に研究していたのが、内側に黒い球体が浮かんでいる透明な容器。 その容器の上下には 『旧き印』 が描かれていて、外側に 『膠』 がこびりついていた。 [Sat 5 Jul 2008 02:01:19]
◆テレサ@深淵 > うん、流石に今回は先輩のお言葉に甘えるわ―― (有害無害よりぬるぬるしめった布っていうのがこお触感的に酷いもので、返したりとっといたほうが失礼なような。 畳んで摘んで後で捨てよう。) 残念がるタイプなんだ・・・ そのあたりは平気だけど・・・・恐らくはぐちゅぐちゅに溶かす行程がなんかね。 (脳内ではこおナマの子猫やら子兎が臼と杵で赤い餅にされている光景みたいなのが展開されてると思いね。知らないって怖い。 うぇぇ、とか声上げて。) それ、全体的に見るとさ・・・徐々に近付いてくるイメージない? 手が出せるようになってきたというか。(事件の推移を自分で体験し続けてるためか、現状を知らなくてもそんな言葉が飛び出す。 教室に引っ込んだ先輩を暫し呆然と。) まるで勇気の弾丸だなこりゃ…… 恐怖とかナインデスカー?(あるいは凄い強かったりするんだろうか――なんて見た目異常の行動力に関心もしているよ。 御話が正しいなら、人間二人の腹を抜き得る化物が徘徊してるんだよ此処は!) 印って五紡星の変形みたいな? 講義でちらッとだけ見たけど―― ソレで斥けられるかもしれない、って事?(話に乗ってくる分、事件に対する知的欲求はあるのだろう。 暫しして立ち上がれば、部屋のほうに近付いて。) [Sat 5 Jul 2008 01:33:48]
◆跡野末理@深淵 > 拭ったら溶けて襤褸になっちゃうでしょ? 捨てなさい。 使い捨てくらいのつもりで持ってる物だし、気にしなくていいわ。 ( 『一生大事に』 は冗談だと思うけど、お調子者なのか、何やら大袈裟だ。 安物だし、と手を振るのは決して謙遜ではなくて、手触りより頑丈さが優先されている布に、お洒落っぽさは無い。 『隷属タイプとかではなく』 ) あら、残念。 まあ、下積みは大事だと思うけど――― …ええ、『怪物の仕業』 でまず間違いないわね。 でも、製本なんかにも使われてるのよ? 革の靴や骨のボタンはグロい? 関わる物が何でもかんでも怖いものと思う必要はないわ。 ―――〜さてと。 ( 容器をしっかり閉じて、立ち上がる。 改めて周囲を見回し、手近な教室の扉を開けた。 中も何ともなっていないか。 ) ―――〜全くの別物がひょっこり顔を出したと言うよりは、変質していると見た方がいいかもしれないわ。 最近、動物の死骸が出てないみたいだし――― もしくは、とびきり新鮮な 『膠』 にしか、物を溶かす作用はないとかね。 ( 教室内をざっとランプで照らしながら、声は外に。 『避け方』 と言われて顔を出す。 もしくはそちらへ眼を向けた。 ) ―――〜なんだ… つまらないわね。 避け方だけじゃなく、全容を知りたいとは思わないの? もう一生、こんなのには会えないかもしれないわよ。 『旧き印』 って、知ってる? ランディ… 空き教室で見つかった骨は、死ぬ間際、自分の血でそのシンボルを部屋中に描いたみたい。 効果の程は分からないけど… 私は、あると思ってる。 ランディがその印を描いて避けようとしたのが、二十年前に最低でも人間二人の腹を抜いたとされている化け物で、今大学で色々やらかしているのもその化け物だとしたら――― それを封じていたと考えられる物にも、その印があったからね。 [Sat 5 Jul 2008 01:16:39]
◆テレサ@深淵 > 太っ腹だ。 一生大事にするべきか――(気兼ねせず使える布があるならもうごしごし拭きたかった所。正直に感謝した。 足に付いた奴も綺麗に拭って一安心。) どうかなぁ・・・・ド田舎村は緩やかな連帯っていうかさ。 ・・・・・いや、隷属タイプとかで無く――上はこれから幾らでも味わえるじゃん。 先ずは基礎から!(ちと焦った! 言葉弄りでも都会は凄いな。)・・・・動物の腹を抜く化物、って思ってるわけだやっぱり。 動物の皮で作った接着剤って時点でも相当グロいのに・・・・(そして一点真剣で堅実な作業の様を眺めてる。 大学は動かない、と愚痴ってたが、個人で動いてる人はやはり居たのか。)そりゃもうニカワじゃないだろうけど・・・今までのと違う新しい現象だった、ってこと? 関わらない、って言っても、今みたいのじゃあね――(床とかぐるぐる指差しつつ。) 避け方とかあるのかなー? って思って聞いたけど・・・ そういう意味では興味はある方かなー・・・・(表情は恐れと興味が入り混じった感じか。 恐怖体験は何度もしてるし、一度は学校から逃げたりもしてた身だ。) [Sat 5 Jul 2008 00:52:56]
◆跡野末理@深淵 > うん、あげる。 ( ハンカチ。 まだ肌についているとしたら溶けてしまうかもしれないから、先に言っておこう。 気にしなくてよし。 ) うん? 〜家族内にだって上下関係はあるでしょうに。 どこの出よ。 ―――上下関係… 下に憧れるのって珍しくない? ま、いいわ。 かわいがってあげる。 ( 下になりたいのね? とか、ちょっぴり悪っぽい笑みを向けよう。 よくってよ、お姉様とお呼び? さておき。 『もうがくっとなるくらい』 ) ―――〜ふぅん… でも膠の水溜りとか、そういうのは無いのね。 どういうことかしら… 掴んでおいて放置っていうのも、動物の腹を抜くような化け物のやる事としては、何だか… ( 『今までのって』 ) ―――〜ええ、そうよ。 その噂について… と言うか、今起きていることについて、調べてるの。 でも関わらないのが賢明だわ。 私の友達なら、きっとそう言う。 ( 話しながらも、身体は動かしていた。 テレサの足首についていたという膠を、触れないように注意しながらアマウラ風の薬入れに移していく。 平べったい、軟膏を入れておくようなアレだ。 とりあえず、陶器は溶かさないか? ) ―――判らないわ。 ただ、二十年前にこれと似たものを調べた時、それは 『ただの膠』 だったみたい。 私が手に入れたサンプルも、調べてもらった範囲では 『ただの膠』 だった。 動物の骨とか皮なんかをぐつぐつ煮込んで作る接着剤ね。 常温で液化したりはしないものだから、どうして液状で見つかるのか不思議だったけど――― 衣服を溶かすとなると、もう 『ただの膠』 とは言えないんじゃないかしら。 興味ある? [Sat 5 Jul 2008 00:38:38]
◆テレサ@深淵 > そういうやらしい用途なのか―――あるいは授業で見たポーションみたいにモノ溶かすと効果薄まったり? うーん。触れないどく。(ハンカチを受け取るものの他人物で汚い物をさわって良いのか迷う心。 ゴメンーっていいながら、靴下脱ぐ時に一寸だけ膠拭うのに使おうか。) よし、私のセンスはこっちで通用する――・・・・地元ではみんな家族だから憧れてたンだけどな上下関係。 ――ンじゃマツリ先輩で決定ね? 私編入の一回生だ。(ちなみにイントネーションはまつーりせぇんぱいっ。となる。 元気とか人気のポジティブなイメージに拳ぐっ&よっしゃ。真偽を確かめるような深さは、ないが。) うん、もうがくっとなるくらいに。 大体 滑る、なら足の裏かケツについてるっしょ。 (靴の裏見てみても汚れは無いし、尻丸出し、とかでもない。 足首だけ っていうので信憑性も確保できるか。)今までって、噂のっしょ? 出くわすだけであんまり調べてなかったけど…… (妙に集中して探る様子から、何らかの理由で是を調べてるのだろうか―― みたいな想像もしてみる→兼ねてからの疑問を聞いてみるか。) ――先輩さ、コレ、何だか判る? [Sat 5 Jul 2008 00:16:55]
◆跡野末理@深淵 > ―――布だけ溶かすなんて… いや、まあそういうものもあるでしょうけど、とりあえず触らない方が良いんじゃない? でも火傷なんかはしてないみたいね。 ( 使う? と紺色のハンカチを差し出しつつ、傍らに屈んでランプを置こう。 親切、と言うにはどこか淡白な接し方。 まじまじと足首に視線を落としながら。 ) 〜ええ、もちろん。 無駄に名前を長くするのは嫌いよ。 私も別に、末理でいいわ。 一応三回生だけど、年齢バラバラじゃない? 魔術科じゃ、大学に入ってからの経験だけで尊敬されるものとも思えないしね。 ―――〜何、傷ついた? 元気娘って言った方がイメージ良いかしら。 でも、具体的に悪く言うのが聞こえてきたわけじゃないから、褒めてもいなかったような気がするけど、人気あると思っていいんじゃない? ( 大振りなジェスチャー、凹む様子などに笑いながら、気にしなさんなと手を振った。 ―――大丈夫そうなのだし、通りすがりならもう行ってもよさそうなものだけど、まだそこにいる。 『脚を引っ張られた』 とか 『アレを踏んで』 とか、そういった言葉に一々反応し、指されるほうへ向けられる眼は真剣だ。 ) ―――引っ張られたって、確かなのね? 勘違いとかじゃなくて。 …でも、溶けたか… 今まではそんなこと… 今までの、ただの膠じゃないのかしら。 [Fri 4 Jul 2008 23:58:26]
◆テレサ@深淵 > や、大丈夫動転して無いから!(パニック中だと思われてる?! 私は冷静だ! とアピールしつつ脚ごと証拠の品を提示するか。) ――ね? どろっていったら”溶けた”っしょ。 破くのはこれからかな―― 触って大丈夫なのかこれ。(言いつつゆっくり脱いでいこう。 肌は――ちょっと違和感在るけど大丈夫、と。) テレサって呼び捨てで良いよアトノマツリ――先輩 になるのかな? ・・・・っていうかかしまし娘? 人気者とかの評価にはなってないんだ・・・。(回答→確認→凹み と流れるように。 視線の質問に、大振りなジェスチャー交えて返す。) 其処を走ってたら何かに脚引っぱられて転んで、見たら溶けてた感じ。 アレ踏んでこけたのは初めてじゃないけど―― (指先ではがしたにかわ痕を示しつつ。) [Fri 4 Jul 2008 23:41:53]
◆跡野末理@深淵 > …溶けた? ええと。 〜何て説明したらいいかしらね。 『びりっ』 ていくのは 『破れた』 って言うのよ? ( 紙を破るジェスチャーなどしながら、靴下脱ごうとしている同年代の少女に近付く。 転んだからと言って溶けはしないだろうと。 ―――その顔には、見覚えがあった。 別に重要人物というわけではないから、マークはしていないけど。 たまにいる、目立つ学生の一人だったような。 ) どういたしまして。 さあ? …話をするのは初めてだと思うけど、あなたテレサ――― テレサ・なんだっけ? 魔術科のかしまし娘でしょ。 同じく魔術科、アトノ マツリよ。 ―――ほんとに溶けてるわね。 ( 傍に立って見下ろす足首。 肌は無事だろうか? どうしてこうなったと目で問おう。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:31:42]
◆テレサ@深淵 > 次からもういっそ窓使うっかな。 ・・・コレ誰払い? (廊下に他のにかわが無いの確認してから手を付いて溜息はふり。 転倒のショックで転がった箒拾い上げて―― ついでに、べっとりになった靴下を脱がんと手をかけるか。さわらないよーに。 証拠品にして授業料返せ――って言いたくもなる。 貧乏学生にはファッション一つも高いのだ!) ・・・あ、うん大丈夫 ――転んで服が溶けた程度かな? (姿勢そのまま、階段の方から響いた声に、のーぷろぶれむー と返した。 覚えのある声ではなかったが――) とりあえず心配サンクス。 あ・・・うぇと、何所かで見たっけ?(学年こそ違えど同じ魔術科、選択授業で擦れ違った事くらいはあるかもしれない。) [Fri 4 Jul 2008 23:18:48]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜どうかした? …大丈夫? ( 見渡す中、ぽっかりと闇が口を開けている階段に、ランプのやわらかい光が差した。 そこから発せられた声はそれなりに大きく、通す方向性を持っている。 周りに誰もいないこともあって、てんやわんやしているあなたに向けられていると分かるだろう。 階段を降りて、ランプを片手に黒いセーラー服を着た、お下げ髪の娘が姿を現した。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:09:32]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:12 )』 [Fri 4 Jul 2008 23:02:15]
◆テレサ@深淵 > (ちなみに、剥した先の衣服は撒きつかれるように変色して溶けかけていたりするからさぁたいへん。)うっわ・・・!! ・・・・エンガチョどころじゃないじゃんこれ・・・!(お気に入りの靴下如何してくれるんだとかその前に、上から降って来た事もある例の膠の事情を思い出す。脚だったから良かったが、頭とかこの調子で蕩けたら死んでまいか。)実験で造ったヘンなスライムでも野生化してる……とか?(とりあえず周囲を見渡してみるが――下手人っぽい膠の痕とかは無い、か?) [Fri 4 Jul 2008 22:52:54]
◆テレサ@深淵 > い、痛ェ―― 誰よ廊下に草罠掛けたの。(走ってたため正確な理由は判らず――唯強い力で引っ張られて足が前に出なかった。体感的には”草原で人間転ばせるために背の高い草を何本か結んで輪にしておくアレ”に似てる感じか。 体起こし足元見る視線の先には――だけどなにもない。) ・・・って此処二階じゃん。 なんだこりゃ―― ”また?”(足首にはべっとりと何かが張り付いている。 箒のさきっちょで突付いて剥した。) [Fri 4 Jul 2008 22:46:02]
◆テレサ@深淵 > みゃッ――?! (つまづいてすっこけた。) [Fri 4 Jul 2008 22:40:06]
◆テレサ@深淵 > (まぁここまで意識して歩いてる子も珍しかろうが踏んだり降ったり何度もやってる当事者の気持ちってのはそんなもん。 奇異の目線は慣れたもん。 一応、生徒が密集する教室とかで被害にあった、って子の話はそれほど聞かないから、慎重かつ素早く廊下をパスして必修講義だけ受けてしまえば―――なんて思ってる。だからこそ我慢して来たんだ。 無論心的余裕がないから今やってるように廊下ダッシュもするし、人気の少ない所などではいっそ箒に乗るね! ←危険ですから真似しないように。 【判定】) [Fri 4 Jul 2008 22:37:16]
◆テレサ@深淵 > (ちなみに正気か、が向けられたのは自分のセンスでも境遇でもなく、いま此処に居る原因を作った諸先生方というか、大学の方針向けである。 休講も出始めてるけど――やってる授業はやってるんだって?) 暫く休むか青空講義にでもすりゃいーのに。 (私塾と違って自分の研究の足しにするためだし、休んじゃいられないのも判るが――久々に顔出せばだんだん酷くなってる噂。 専門か雇ったって話も聞かないし、対応の酷さには不満たらたらだ。 お陰で潜入工作員みたいな覚悟で教室移動をさせられてるし。) [Fri 4 Jul 2008 22:30:14]
◆テレサ@深淵 > (廊下の曲がり角端から顔をだして、向こうと上を確認した。→ ひっこんだ。 →何も無いのを確認してまた出てきた。) タイトルは”死の罠の地下迷宮”ゥ――♪ って正気かっつーの。(基本は何時もの格好だが、帽子の端には流行りのお守りが括りつけてあったりするし、室内なのに箒持参。”召喚”対象にも鋭利な刃物=自宅の包丁を追加して、大学に来てるってより不慣れな者が冒険に赴くよーな装いだった。) [Fri 4 Jul 2008 22:22:53]
お知らせ > テレサ@深淵さんが来ました。 『フルアーマーテレサが一体出た。』 [Fri 4 Jul 2008 22:19:44]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 仲間と、ピアナ達にも報せておかないと。 コンスタントに連絡できないのがもどかしい。 )』 [Fri 4 Jul 2008 03:27:24]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――やがて一区切りつけて、図書館を後にする。 昨夜は刺激臭に邪魔されたけれど、もう一度、にかわで汚れた靴の片方を拾った水飲み場に足を向けた。 …今日は何事も無く――― ただ、紙切れを見つける。 ) [Fri 4 Jul 2008 03:25:55]
◆跡野末理@深淵 > ( 一晩で読破することはできないものの、同じ本なら、やがて751ページには辿り着けるだろう。 『其は悪臭と共に現れる。地獄の猫の鳴き声のようにおぞましく、冒涜的な鳴き声。 あらゆる大きさに身体を変形し、あらゆる場所に適応し、あらゆる物を食らう。 ―――智恵を得た彼らは創造主に牙を向いた。』 【判定】 ) [Fri 4 Jul 2008 03:18:59]
◆跡野末理@深淵 > ( 読み返してみれば分かることだけれど、娘が口にしたのは記憶の中にあるキーワード。 ランディ自筆と思われる調査メモの中身だ。 旧き印の再確認は、期せずして 『遺物』 の中に封じられていたものの正体についておおよその見当をつけさせてくれた。 ―――青年の釈然としない風な相槌は聞き流して、再び内容に目を落としてしまう。 ) ―――〜ん? うん。 ありがと、またね。 ( どこか上の空と言った調子で、適当に頷いて手を振った。 何か化け物の仕業だと思っているらしい彼が、どの程度の情報を持っているかは分からない。 勘が良いのかもしれないと思いながら、一言に化け物と言っても様々で、今は、この本を放り出してまで見てみようとは思わない。 ) ―――。 ( 何か心当たりでもあるの? 尋ねようとするけれど、すでに彼の背中は遠くにある。 また声をかければいいかと、手近な椅子を引いた。 ) [Fri 4 Jul 2008 03:13:18]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 [Fri 4 Jul 2008 02:29:29]
◆キリル > …体毛? ( 呟きに、眉を顰めた。そんな記述、あっただろうか。さすがに青年も、旧き印について書かれたこと全て覚えているわけではない。 ) ふーん…… ( ただの、膠。 余り、納得していないような反応だ。 最近動物の死骸が出なくなって、やっぱりあれは誰かのペットのせいだったのだと思いかけていた、ところなのに。 ) とりあえず閉じ込める方法については、そのページに書かれている事しか俺は知らないな。 … 別に。そういうガイドブック的なのも、たまには読むといいんじゃないかって。 それだけ。 ( カウンターの方へと体を向け、歯切れの悪い調子でそんな事を。 ) じゃ、俺はカウンターにいるから。紙が必要だったら声掛けてくれ ( ひら、と手を振ってその場を離れようと ) [Fri 4 Jul 2008 02:26:59]
◆跡野末理@深淵 > 一応。 ( 短い答え。 どうやら開いてもらったページに集中しているらしい。 顔は上げず、一心に文字を追っている。 …一応は、知っているつもりだった。 けれど散文的な単語を連ねてその物語に繋げるのは難しく、中でも 『奴隷生物の叛逆』 は今まで意識していない部分だった。 ) 『混ざっていた体毛は古生物』 『地位の低いものの中で、地位が高い』 『奴隷反乱戦争の記念碑との類似』 本当、借りられないのが惜しいわね。 …? …あ、ああ。 膠だって話よ? ただの膠。 溶けた状態で見つかるっていうのが妙だけど、特におかしいところはないみたい。 まあ、私もよく分からないわ。 ( 何事か呟いて、納得した様子で一つ頷く。 そうしてから、会話に戻ろう。 ) ―――そうね、色々あるけど少しは。 処刑だ何だって記事になってて、ヴァンパイアのこととか興味あったし… それがどうしたの? [Fri 4 Jul 2008 02:12:55]
◆キリル > ( ちなみに、旧世界観「怪物」の項の事だ ) [Fri 4 Jul 2008 02:03:55]
◆キリル > ―― キリル=ルィジン。文学部、三回生だ。 ( 既に知っているだろうが、名乗られたから名乗っておく。礼儀として。 ) 概論で? なら、コレがどういうものに関わるモノなのか、わかってるだろ? ( それなのに、首をつっこむのか。 そう言いたげな声音だった ) あー… にかわ? アレってマジでにかわなの? ( にかわ、というモノを余り目にしたことのない身としては、単なる黒い液体にしか見えない。 噂でにかわだにかわだと言われているからにかわなんだろうな、と思うけれど。 ) … ( 大元としてはソレについて調べてる。 ) … あのさ。 ( 呼吸を一つ ) …ヴェイトス市の出してる、怪物についての本って 読んだ事ある? ( まるで関係のないような話を、ぽつり ) [Fri 4 Jul 2008 02:02:31]
◆跡野末理@深淵 > こちらこそ? お詫びしてもらうほどじゃないけど、いいこと書いてあったらありがたく貸してもらうわ。 魔術科三回生、アトノ マツリよ。 ( 知っているようなら、彼がうっかり口を滑らせてしまうことに期待するけども、まあ、言えないのも当然。 知らないと言われて、追求もしない。 ただ、こちらだけ名を知っているというのもナンだし、ちらりと彼の名札を見てから、名乗っておいた。 ) 〜概論か何かでちょっと聞いたわね。 有名な印でしょ? …最近、別な意味で有名になっちゃったけど。 ( 任せてその頁を開いてもらう。 まだ、きちんと再確認はしていなかったから、その頁に目を通しつつ。 ) ―――〜うん、そう。 通せんぼが特徴なのよね。 ( 重要なのは、中に何が ) …? ええ、でも私にとってそれより重要なのは、どうやって中に入れるのか。 優先順位の問題で、もちろん中身についても知りたいんだけど――― 勘付いてるみたいね。 今、大学でにかわを撒き散らしてる何か、大元としてはそれについて調べてるのよ。 [Fri 4 Jul 2008 01:45:41]
◆キリル > あぁ、成る程。 悪い、勘違いしてた――― ( バツが悪そうに、少し視線を逸らし ) お詫びに、俺が持ってる分なら幾らでも。 ( レポートの資料集めに本を書き写したりする事が多いから、そういう紙はいつも持っている。単に書写するだけなので、紙の質は悪いが。 それでもよければ。 ) さぁ、俺だって授業があるからいつも此処にいるわけじゃないし。 ( 言葉を濁す。 利用者の情報について口にする事はできないし、必要がなければ名前を聞いたりも普通しない。 ) …『旧き印』の使い方なら書いてある、けど? ( 叶うなら、手を伸ばして『旧き印』についての記述ページを開いて差し上げる、が ) ソレ―― ( 見せられた紙、目を落としながら ) …重要なのは、容器じゃなく、 中にナニがいたか じゃねーの? ( あまり考えたくない、と思いつつも眉を寄せ。 ) [Fri 4 Jul 2008 01:30:02]
◆跡野末理@深淵 > んン? そりゃ当然……… 〜ああ! いや紙よ、貸してって言ったのは。 でもこの場合、ちょうだいかしら? ( 禁帯出の本を、そう簡単に持ち出せるとは思わない。 頼みもしない。 紛らわしい言い方だったことに今更気付いて、からから笑った。 紙、手帳くらいしか持っていないんだ。 長くなると書き難い。 『何について?』 ) あの印を調べに来た人がいるの? ピアナかしら… この本も、そっち関係なのね? ―――〜さあ、何かしらね。 マジックアイテムの使い方でも書いてあれば良いんだけど、直接は難しいかな。 そこに繋がる何か。 上辺と底辺にエルダーサインが彫り込まれた金属板がついてる、透明な円筒形の容器について調べてるの。 …こんなの、どこかで見た? ( あまり当てにしていない調子で、でもエルダーサインは知っているようだから、一応 『遺物のレプリカ』 を模写した紙を見せようか。 ) [Fri 4 Jul 2008 01:19:18]
◆キリル > ( 魔術系の本っぽいのに、魔術科生徒にさえ馴染みがないならマイナーなんだろう。余りレポートや課題には使わないだろう本。余り研究者のいない本。そういうことだ。 禁帯出なのは他にこの本を読みたい人が――この本に情報を求める人が――図書館に足を運んだ時、貸し出されていては困るだろう、という別世界の事情もある。…。 ) さぁ、あんまり出回ってないのかもしれませんけどね。 ( 数が少ない本というのはそれだけで貴重だ。専門外の本なので実際の所どうなのかは青年には解らないが。 ) ああ、先生とかなら持ってる人もいるかもしれませんね――― いいや? 俺は知りませんけれど。 ( この本だけを目当てに、来た人というのは。 ) 禁帯出のマァクが付いてる以上、俺の権限では無理ですね。 ( 貴女も、見たい時に貸し出されていては困るだろう? その先輩も見に来るかもしれない、し ) …何について調べてンの? …エルダーサイン? ( 軽く眉を顰め、青年は問う。 その言葉から、その本には『旧き印』の記述もあることが察せられるだろうか ) [Fri 4 Jul 2008 01:08:37]
◆跡野末理@深淵 > ( マイナー、禁帯出? ) ―――そう。 …けっこう貴重な本だったりするのかしら? 持ってそうな人に心当たりはあったんだけど、見せてもらえるか分からなくて。 最近、他にもこれ目当てで来た人っている? ( ありがとう、と受け取って。 早速頁を捲りながらも口は動かす。 実は、先輩はどこを見れば良いか分かっているのだが… こちらはそれを知らず、ただ調査メモから関係があるかもしれない本として題を知っただけ。 まずは目次から。 ) …一応持ってる。 でも多くなるようだったら、貸してもらえると――― 何? ( 別に気にした風もなく、一度顔を上げて首を傾げよう。 ) [Fri 4 Jul 2008 00:54:09]
◆キリル > ( 大学図書館の書庫というのは、4回生や院生辺りになると卒論や研究のために入れるようになるものだ。先生の許可を得た上での入室、というトコロもあるだろうが。 ただ目的の本が解っていて場所がわからないなら、職員に言って出して来て貰った方が早いだろう ) マイナーな本ですからね、閉架書架に。どうぞ。 ( 差し出しかけて、青年はふと本の背のマァクを確かめ ) …いいや、禁帯出ですね。 ( そう告げてから、改めて本を差し出そう。 他にもこの本を閲覧したい人が出てくるかもしれないのだ、し。 ) 必要な部位があれば書き出す事をお勧めしますよ――― 紙とペンはありますか? ( 嗚呼、ていうか、 ) …。 個人的に聞いていい? ( 本当は、図書館員としてはNGなんだ、が。 ) [Fri 4 Jul 2008 00:46:16]
◆跡野末理@深淵 > 〜あら、知ってる? 助かったわ。 ( 『嗚呼』 そう漏らした彼が何を思ったのかは分からない。 ただ心当たりがありそうで、気持ちを急かす案件が一つ解決しそうなことに微笑んだ。 『一緒に』 そう言おうと思うけど、立ち入り制限があるような場所では、ついて行くためだけに許可を取るのも面倒だし、仕方ない。 待っていよう。 そして――― ) ―――〜あ、あった? ありがとう、よかった。 …どこにあったの? 誰か、借りてたのかしら? てゆかこれ、借りられる? ( 早速受け取ろうと、戻って来る青年に歩み寄って本に手を伸ばした――― ) [Fri 4 Jul 2008 00:33:39]
◆キリル > ( 彼女は元から此処で良く見かけていた。カウンターで何度か応対したこともあるだろう。青年の名前は、首から提げた名札で見知っているかもしれない。 ただ最近は、探している場所が場所だから、余り関わらないようにしていたのだ。今の時期に大学史関連を漁るとなれば、きっと例の噂関係なのだろうと。 ) ( しかし、あんまり熱心にしているものだから――― つい。 と、そういう事であって裏事情なんぞ知らないからお気になさらず、と。さておく。 ) …。 …嗚呼、 ( 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』。 聞き間違いじゃなかった、のか ) 多分閉架の本、ですねー。 誰かが見た後なら返却ラックやカウンターのバックにある可能性もあるけど――― 。 …。 ( 暫し、軽く眉を寄せて貴女をじっと見た後 ) … 探してくるので、少々お待ちください。 ( そう告げて立ち去れば、青年はほどなくして戻ってくるだろう。手に持っているのは貴女の所望した、ソレ ) [Fri 4 Jul 2008 00:25:21]
◆跡野末理@深淵 > ( 昨夜立ち寄った研究室に教授は居らず、伝言を残してみたものの、今のところ反応は無い。 別れ際に背を向けた姿を思い出せば、あれっきり、もう何も話す気はないのかとも考えられるけれど、彼から与えられた手掛かりを元に得た情報は、まず彼に確認するのが第一といったものが多かった。 ) ( しょうがない。 館内用の返却ラックを覗きながら、とりあえずカウンターに行ってみよう。 貸し出し中かもしれないし、司書ならどこへ行けば閲覧できるか分かるかも。 ―――そう決めて、ようやく動き出そうとして、声をかけられた。 放置、ごめんなさい。 さておき。 ) ―――〜ああ、丁度良かった。 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』 っていう本、置いてるかしら? ここは一通り見てみたんだけど、無いのよねー… あとは館内用返却ラックとか? ( 夜も更けているのに疲れを感じさせない顔が、むしろ楽しげにそちらを向いた。 図書館の利用頻度は普段から高い方で、彼の顔は知っている。 彼もこちらの顔くらい、知っていてもおかしくない。 主に魔術と、それだけなら別に珍しくも無いけれど、古い学報や学生新聞などを閲覧していることが多い学生だ。 ) [Fri 4 Jul 2008 00:08:52]
◆キリル > ( まだいるのか。 )( そう思って青年は息を吐く。確かさっきこの辺りの書架を通った時も、少女は変わらず其処にいた気がする。 古い指定服を着たおさげ髪の女は、自分ではどう思っているか知らないが一般の生徒の目から見れば十分目立つ存在だろう。尤もこの大学は変わったヤツが多いだろうが。魔女科や魔術科の連中は特に。 ただ、もしも貴女が図書館に足を運ぶ事が多いなら、青年は貴女の顔を覚えているかもしれない。 )( 夜の図書館。 朝から詰めている正規の職員は殆ど帰り、学生アルバイトの多い時間だ。カウンターに座っているのが己の友人、という事も少なくない。 ) ――― 何か、 ( …耳に入った呟きに、僅か眉を顰めて ) …お探しです かー? ( 観念したように、声をかけた。 ) [Thu 3 Jul 2008 23:59:38]
お知らせ > キリルさんが入室されました。 『 ――― … 。 』 [Thu 3 Jul 2008 23:45:17]
◆跡野末理@深淵 > ( 深夜の大学図書館。 火災予防の淡い魔法光が照らす書架の間に、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪の娘が立っている。 擦り切れて読み難くなっているものもある背表紙を順に追っていき、それらしいタイトルを見つけては引っ張り出してみるものの… 蔵書として置かれていれば、どこか他所に紛れ込んでいるか、貸し出し中でもない限りあるはずの場所に、目当ての本は見つけられなかった。 ) ( もしかしたら、閲覧制限のある階層に保管されているのかもしれない。 諦められない思いでしばらく無駄に視線を彷徨わせるけれど… 似たような題の本、題がはっきり読めない本も粗方調べ終えて、肩を竦める。 ) ―――〜これも、スキナー教授に借りられれば早いのよね。 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』 …返す暇はあったかしら? 勝手に回収していそうだけど。 [Thu 3 Jul 2008 23:41:29]
◆跡野末理@深淵 > ( 遺物のレプリカについて何か分かることはないか。 形状やレリーフの模写を持って、魔術科の友人知人・教授陣を当たってみたけれど、結果はかんばしくなかった。 何人かは興味のツボを刺激されたようで少し調べてみようと言ってくれたけれど、中身について、ランディの調査メモに記されていた以上のことは分からない。 強いて言えば、起動するには定められた呪文が必要になるのではないかという推測が挙がったくらいで、それも肝心の呪文についてはさっぱりだ。 ) [Thu 3 Jul 2008 22:43:01]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:11 )』 [Thu 3 Jul 2008 22:28:12]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 現場を検め始めてすぐに… 例の異臭が立ちこめた。 )』 [Thu 3 Jul 2008 01:17:31]
◆跡野末理@深淵 > ( 研究室のある棟を出たその足で、昨日片方だけの靴を拾った水飲み場に向かった。 自警団に届けたわけではないし、落とし主が見つかってもわざわざ教えてはもらえないのだけど――― まだ見つかっていないだろう。 おそらく、これからも。 【判定】 ) [Thu 3 Jul 2008 01:15:58]
◆跡野末理@深淵 > ( ノブに手をかける。 案の定と言うか、鍵がかかっていて、どうしようか逡巡――― あまり重要なものが保管されているのではなさそうな鍵は、どうにか破れそうな気もするのだけど… ) ( やはりここも、スキナー教授には脈なしとはっきりしてからにしよう。 もしかしたらまた会ってもらえるかもしれないが、どちらにせよ鍵を破るような強引な手段はその後だ。 発覚させるつもりはないが、万一ということもある。 自分の仕業と特定されずに済んだとして、中を荒らすような事になったら迷惑をかけるには違いない。 ) ―――。 ( 荒れるような事になると感じているのか。 自分の意識を再確認して――― どこか高揚を滲ませた微笑と、溜息。 肩をすくめる。 ) [Thu 3 Jul 2008 01:12:50]
◆跡野末理@深淵 > ( 仮にも学生で抜け難い講義というのもある。 靴を見つけた水飲み場も、時間は経ってしまっているけれど改めて見てみたい。 スキナー教授が空振りだった時のために、遺物のレプリカについて魔術科にも当たってみたい。 あっちにもこっちにもしたいことがあって、身体が一つでは足りないなんて思ってしまう。 ―――ピアナ達の方は、進展あっただろうか。 もしかしたら先輩も、何か見つけているかもしれない。 コッタは何をしているのだか。 エミキーは… 一応付き合ってくれそうだけど、一人で何かしたりはしないか? ―――避けようとしなければ、嫌でも事件の方から近付いて自動的に手掛かりを手に入れてしまいそうな印象もあるのだけど… そんな風に考えていると、また怒らせてしまいそうで止めておく。 ) ( もう遅いし、とりあえず水飲み場へ――― 行こうと思うのだけど、その前に。 『第五の隣』 スキナー教授がそう言っていた、今は倉庫として使われているらしい、かつての遺物研究室の前で足を止めた。 ) [Thu 3 Jul 2008 00:38:39]
◆跡野末理@深淵 > ( 妙な場所に一足だけ転がっていた靴。 何かの拍子に膠で汚れたのが気に入らなかったとしても、あんな場所で脱ぎ捨てるものだろうか。 ―――拡大する膠被害。 見かけなくなった腹を失くした動物の死骸。 20年前に殺されたアストナージとスティングラードは内臓を喪っていたという 『設定』 で、おそらくはランディも。 ) ………。 ( 靴の持ち主は? 嫌でも考えてしまう。 何故20年も経った今更という思いは今もしこりとして残るのだけど、否定する方がよほど非現実的な気がする、そんな状態だ。 ) ( 三度目の正直はノックだけ。 ―――やはり反応は無く、諦めて研究室の前を離れた。 ) [Thu 3 Jul 2008 00:13:52]
◆跡野末理@深淵 > ( 先ずは、あの 『遺物のレプリカ』 の使い方を知らなければならない。 手掛かりさえ無い状態であれば、とりあえず事件を追うことに集中するけれど、得体の知れない何かに対処する具体的な方法についてその一辺でも知ったなら、それは確立しておきたかった。 ―――もっとも、使い方を知ったところで満足に機能するかは怪しいところ。 偏見かもしれないけれど、見栄を張りそうな印象があるクリスティアの研究機関をして 『保証できない』 と言わせる対処法は、当てにし過ぎるのも危険だと思っている。 ) ―――出張土産について、お伺いしたいことが。 少しお時間をいただけませんか? ( 無音の扉に、重ねてノック。 実際にいるか、いないかは問題じゃない。 相手にしてもらえなければそれまでだ。 使い方を知っていようと、そうでなかろうと、答える気がないことを無理に聞き出すのは不可能。 仕事でもあるまいし、そこまではできない。 ) [Wed 2 Jul 2008 23:56:05]
◆跡野末理@深淵 > ( 眠たかったのか――― 少なくとも自覚はしていなかったし、いずれにしても目を覚まして活動している最中に注意力を欠くなんて許されない。 そういう風にできているはずなのだけど。 本人としてはそれこそ神や悪魔の仕業にしてしまいたいミス。 世界の裏事情で、先輩の下宿先から戻った帰りに拾い上げるまで、片方だけ転がっていた靴に付着していた膠を見落としていた。 さておき。 おくなって感じだけどさておき――― ) ( 拾った靴はそ知らぬ顔で警備員に届けた翌日。 アポイントもないまま、リドリー・スキナー教授の研究室を訪ねていた。 急だし、会えればラッキー程度。 別れ際の感触では望み薄という気もするけれど、だめだったら最後面会をお願いしてみよう。 ゆっくりと、やや強めにはっきり叩くノックを三度。 ) ―――教授、アトノ マツリです。 夜分遅くに申し訳ありません。 [Wed 2 Jul 2008 23:37:43]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:10 )』 [Wed 2 Jul 2008 23:24:14]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 帰りにまだあったら、落し物として届けようか。 とりあえず、先輩の下宿先に向かう。 )』 [Wed 2 Jul 2008 01:32:59]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――構内の外れにある、日中でもあまり人通りが無い遊歩道沿いの水飲み場を通りかかって、ふと、周囲の配色とは異質なものに目を止めた。 闇の中、あまり手入れをされていない芝の向こう、生い茂る生垣の根元。 そんなところに転がっている物は、危うく見過ごしてしまいそうになるけれど――― 確かに、人工的な光沢のある紫色が覗いている。 ) ( 何だろう。 単純にそれだけの興味で進路を逸れて… すぐに確認、首を傾げた。 ―――派手好きそうな、女物の靴が片方だけ。 壊れているようには見えないし、どこかの学生が嫌がらせにあったのかとも思うけど、隠すにも嫌がらせをアピールするにも中途半端な場所だ。 カラスが運ぶにはちょっと重たそうだが、動物が持って来た? 今、構内には動物が少なそうだけど。 ) [Wed 2 Jul 2008 01:30:44]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( ―――その前に。 )』 [Wed 2 Jul 2008 01:05:38]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 先輩の下宿先にも、手紙を残す。 )』 [Wed 2 Jul 2008 01:05:09]
◆跡野末理@深淵 > ( ただ――― 林立する建物を抜けて敷地外へ向かうにつれ、ほんの少し、自分でも特に意識していなかった緊張が解けたのを感じた。 …大学は平常運転で、エミキーのように事件を理由に休学している者もそれほど多くはないと思う。 自分だって当初は危機感など持っていなかったけれど… ここまで来れば、さすがに。 ) ( 事態が決定的に変化するのに、そう時間はかからないかもしれない。 決定的に変化するかどうかも分からないけれど、その可能性は感じている。 ―――見られなくなった死骸。 増えたような気がするにかわ。 にかわが老廃物か何かとして、腹を抜くのが面倒になって全部食べているだけかもしれないけども――― あるいはここ数日の話でしかないのだから、ただの下痢かもしれない。 変なものを食べてしまったけど、もう何日かすればまた鼠や猫の死骸が出るのかもしれない。 ) ―――。 ( 下痢か。 自分の発想に失笑してしまう。 生き物にあてはめて考えられるものなのか… スキナー教授に言わせれば、否だろう。 ) ( スキナー教授は遺物のレプリカの使い方を知っているのではないかと思うけど、まだ訪ねられていなかった。 改めて考えてみると、それを自分達に托したくらいなのだから、知っていればあらかじめ教えてくれそうな気もする。 …いや、教授は、こちらがあれを 『黒い球体が納められていた遺物のレプリカだ』 と認識できるかどうかを知らないのか――― 【判定】 ) [Wed 2 Jul 2008 01:00:01]
◆跡野末理@深淵 > ( すっかり人の引いた構内を、今日は探索するつもりもないので手ぶらで歩く。 闇に溶ける色のセーラー服は姿を隠して、薄明かりに白い顔と手足を映しながら、するする進む。 ―――特に、臭いとは感じない。 嗅覚に意識を集中してみても、ランディの部屋でピアナと確認したようなものは感じられなかった。 ) …口は鈍感みたいだけどね。 ( 敏感だったらコーヒーなど… それもあんな苦いのなんか飲めるものかと、どこか楽しげな口振りでぽつりと零す。 そこだけ音にしても、意味不明だが。 ) [Wed 2 Jul 2008 00:41:11]
◆跡野末理@深淵 > ( にかわ被害は相変わらず続いているけれど、ここ何日か大学は静かなものだった。 にかわ被害だって紙のある所などを汚されてしまうと深刻だし、それでなくたって十分に異常、気味の悪いことだけど… 日常的に、それもそれなりの量、腹を抜かれた動物の死骸が見つかるよりは、ぱっと見た印象としていくらかマシだと思う。 ) ( 特別な身体能力など無くても使える、寮生の間では一般的な出入り口。 もちろん落ちれば危ないけれど今のところ事故はない、おあつらえ向きな壁面の出っ張りとパイプなどを伝って、危なげなく外に出た。 …ここを使わなくても、どこからだって出られるが、不必要に肩肘張ることもない。 夜遊び、していない学生の方が珍しいのだから。 ) [Wed 2 Jul 2008 00:28:14]
◆跡野末理@深淵 > ( コッタは何も。 先輩も、エミキーが見つけた一枚目の日記と、リドリー・スキナーの名を出したピアナのことしか知らなかったと思う。 ―――その後二枚目の日記が見つかり、ピアナの誘いに乗ってスキナー教授と会った。 そこではさして具体的な情報を得られなかったけれど、エドワード・ランディが住んでいた寮の鍵をもらい、不思議と荒れていなかったその部屋で、教授の 『出張土産』 と、ランディの調査ノート(のプロット?)、それに汚れた白衣のポケットに入っていたシャーレとペンダント、おまけに三名目の日記も得ている。 使用法が不明な 『出張土産』 もとい 『遺物のレプリカ』 の使い方を調べることが当面の目標で、その他の品は実は自警団員だったピアナが保管。 今後も自警団… と言うかピアナ達潜入とは協力していくつもりだから仲良くしなさい、などなど――― 伝えておきたいことが、溜まっていた。 ) ―――…生きてるでしょうね? ( 殺したって死にゃしないくらいに思っている節もあるけども、今回の失踪はちょっと長い気がする。 ―――ドアの前で腕を組みしばらく向こう側を睨んでいるけれど、それで何が変わるわけもない。 …やがて肩を竦めて、向こう側がどうなっているかも知れない部屋に、ドアの隙間から便箋を差し込んだ。 せっかく書いたのだし、エミキーのパンツみたいに行方不明になってしまうかもしれないけども、一応。 ) ( 暗い廊下を引き返して、無断外出御用達の窓を開けた。 ) [Wed 2 Jul 2008 00:10:34]
◆跡野末理@深淵 > ( 二部の便箋を持って寮の自室を出た。 一枚は同じ寮に住んでいるのになかなか会えないコッタに、もう一枚は他所で下宿している先輩に。 メモのように取り留めも無くだけど、今大学を騒がせている事件について、自分の知り得た事が記されている。 ―――たまたま会えたエミキーにはある程度口頭で伝えられたものの、学部も違えば行動範囲も広い友人達とは、連絡をつけるのが一苦労だった。 いくらでも約束のしようはあるけれど、例えばその他大勢の学生も利用する掲示板を使うことにするとして、一々大量の張り紙の中から無いかもしれない連絡を探すなんて面倒くさいし、見聞きされるのはともかく誰の目に触れるとも分からない場所に自分の行動記録を残しておくというのも落ち着かない。 ―――ああだこうだ考えてもたもたしているうちに先輩もスキナー教授を訪ねてしまった。 まだその事実は知らないけれど、質問に対して違う答えが返って来る可能性を考えるとしても、情報の共有だけは常に行えるようにしておくべきだっただろう。 自分が動き回っていたのもあって後回しになってしまった連絡を、ようやく直接的な方法で済ませることにした。 …手紙と言うほどきちんとしていないが、掲示板とどちらが面倒かと言うと良い勝負。 やっぱり部室が欲しい。 自分達専用の掲示板が欲しいと思いながら、先ずはコッタの部屋に辿り付く。 ) ―――コッター? ( 一応ドアを叩いた。 ずっと留守にしているようだから、あまり期待はしないまま。 ) [Tue 1 Jul 2008 23:46:30]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:9 )』 [Tue 1 Jul 2008 23:24:00]
お知らせ > セツ@深淵さんが帰りました。 『またにかわ……か。(湿っている。すぐには読めそうに無いな)』 [Mon 30 Jun 2008 23:29:43]
◆セツ@深淵 > ――――― ( あれは、なんだ? ふと視界の中に違和感に気付いて其方の方へと視線を向けて。 ) [Mon 30 Jun 2008 23:25:10]
◆セツ@深淵 > ( ―――なんだ、彼女も結局ここに尋ねに来ていたのか。 まあ別に構わないか。 聞いた事が同じだという訳でもないだろうし、彼が返した答えが同じだという事も限らない。 )( 二、三残った疑問の問いを重ねる。 しかし彼はその後何も返事を返す事はなく。 ) ――――お時間を取らせて申し訳ありませんでした。 質問に答えて頂きありがとうございます、リドリー教授。 ( 入った時と同じような慇懃な態度で頭を下げると、その部屋から出ていき扉を閉める。 )( 収穫は―――まあこんな所か。 )【判定】 [Mon 30 Jun 2008 23:22:55]
お知らせ > さんが帰りました。 [Mon 30 Jun 2008 23:12:41]
◆ > (キミはこの後、彼に対して再び問いを発しても良いが、答えが返ってくることは無い。 また、部屋を立ち去っても構わない。 どちらにせよ、この部屋で手に入りうるものは、もう無いだろう。 ただし一つ忘れてはならない。 部屋を出た後、キミが何らかの『事件』に遭遇する可能性はまだ残されているのだから) [Mon 30 Jun 2008 23:12:39]
◆リドリー・スキナー > ……………私はこれ以上関わりたくは無い。ピアナ君やマツリ君達にもそう告げたし、キミにも言っておこう。(関わりたくは無いのだと、重ねて告げ――教授は何度目かになる溜息を吐いた。 外見相応の――くたびれた老人のような仕草で。 そしてゆっくりと回転椅子を動かし、キミに背を向けた。 果たして自分の行動が正しかったのかどうか、迷うような口振りで)訪ねてくれば拒まん。だが、一度だけだ。 二度は無い。――私にできる事は、もう無いのだ(そしてそのまま、再び何らかの作業を再開した) [Mon 30 Jun 2008 23:12:27]
◆セツ@深淵 > 及第にすら至らない答えでしたか。 残念です。 ( この辺りの意見は千差万別だと思っている。 彼のように確固たる自信を持つに至るには、今の自分は若すぎる上に無知極まりない。 しかし彼は確信している。 神は居ないと。 ) 真にお恥ずかしい事ですが、どちらも詳細は知り得ません。 ( 十年前―――自分は初めて耳にした単語だ。 二十年前というのは恐らくエドワード・ランディの事であるのだろうけども。 るりえー、くるうるう、そして古き者ども――――クトゥルフの神話だったろうか? いけないな…どうにも自信がない。 )( 豹変したように熱く語り続ける教授。 ――――冷静では無い。 何かがあった、というのは間違いがないが、詳しい事を聞けそうに無い予感がする。 ) 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』の751ページですね。 了解しました。 早速図書館で探してみたいと思います。 ( そらであんじる教授の前で、彼が告げた本の名前とページを確認のように復唱する学生。 ―――一体これは何の話だ? 怪奇と何か関係があるのか? それともただの戯言か何かなのか。 ) [Mon 30 Jun 2008 22:59:01]
◆リドリー・スキナー > 現象、か。或いは天変地異。自然災害。自然、自然か。ふん、あながち間違ってはいない。及第点――では無いにしろ。(そう言って、教授は満足げに頷いた。 神や悪魔など存在しない。それは歴史ではなく事実なのだと言わんばかりの様子で。 少なくとも「神は死んだ」と語った哲学者といえど、これほどに確信を持った表情は浮かべていなかっただろう)『神』などこの世にはいない。 だがね、キミ。 我々には『理解できない存在』がいる事は確かなのだよ。 20年前の事件を知っているかね? 或いは10年前の海難事故は? 今回もそれと同類だと私は思っているのだよ、セッツァー君。 怪異が何か? わかる筈もない。 るりえー、くるうるう、古き者ども! 私が何かを知っている? ありえん話だ。 あんな存在について、知っている者、理解できている者など存在するはずが無いのだから!(穏やかだった様相が一転し、まるで狂人のような口調で主張をまくし立てると、教授は大きく息を吐いた。 そして、歌うように口ずさむ)其は黒風の如し。地は震裂し、森林は屈折し、村は砕かれん。然れども、襲いかかる手を見ることなし――――。 『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』を読みたまえ。751Pだ。 [Mon 30 Jun 2008 22:36:24]
◆セツ@深淵 > ですね。 旧くはそれらを神の怒りと恐れ、祟りだと脅え、その何物か分からぬ対象に生贄や供物を捧げている。 それは想像でも予測でもない。 歴史だ。 ( そもそも人は何を理解しているのだろうか? ………哲学でも語る気だろうか。 なるほど。 確かに今のところの会話では、具体的な手掛かりは僕には見えない。 気づいてないだけかもしれないが。 ) ――――今大学を騒がせている怪異は『何』だ? それはエドワード・ランディを食い散らかしたもので、彼が閉じ込めていたものだったのか? ( 単刀直入に行こう。 推理は苦手だ。 大きく的を外れた事を言ってそう。 )( ―――嫌いな言葉だ。 神を信じていて、それに裏切られた者としては。 ) パプテス教的な意味で言うならば、神とはパプテス。 悪魔とは惑わす邪悪なる存在。 ( 教科書に載っていそうなテンプレートの答えを口にして。 ) ―――――学術的な意味で言うならば、人という存在は計り知れない物に出会った時にそれを神や悪魔、もしくは奇跡なんて言葉を使ってそれを取り敢えずの形に落ち着けようとする。 神も悪魔も理屈は同じです。 ただその現象のベクトルが、正か負かによって呼ばれ方の差はありますけれども。 ( それが人々の為になったのなら神の奇跡。 類稀なる害を及ぼしたのならば悪魔の所業と呼ばれる。 あくまでも個人的な意見だ。 ) [Mon 30 Jun 2008 22:22:09]
◆リドリー・スキナー > 然り。知る事も、理解する事も出来ない事柄、存在はこの世にある。 キミの言った『どういう類か』という言葉にしても、そうだ。――果たしてそうやって分類する事すら、我々に可能なのかどうか。 人間が蟻を踏み潰した時、その蟻には踏み潰した人間が、黒人なのか白人なのか、わかると思うかね?(そう言って教授は笑った。諧謔を滲ませた口調。 遠回し――と受け取るかどうかはキミの自由だが――悪意を抱いているような様子はない。少なくともキミに対しての言葉には。 もしそう言った感情を抱いているとすれば、それは、ここには存在しない何かに対してであろう)あんな代物が果たして本当に役立つかどうか、私には確証が持てないのだよ。 ――キミ、セッツァー君。 神や悪魔という存在に対して、キミはどのように考えているのかね? [Mon 30 Jun 2008 22:03:02]
◆セツ@深淵 > ――――金言痛み入ります。 その言葉は全くもって同意したい事柄ですね。 ( 迂遠な言い回しを好む方だ。 青年が目の前の教授に抱いた第一印象はそれ。 年齢不詳なんてこの大学内では良くあること。 他の教授たちとの面識も多いため、彼の容姿に関して特に気にとめることはなかった。 ) ―――――そうですね。 確かに『知る』などという言葉は些か傲慢さがある。 ですが貴方は私よりも今回の事件がどういう類の物なのかをご存じなのでは? ( 一理だ。 知るという言葉が持つ意味は人が使うにはおこがましい。 ) ――――有る筈も無い物をどうやって処分いたしたので? ( 分からない。 リドリー教授は何を知っている? それとも本当に何一つ今回の事件を知っていないのか? )( 遅かったとはどういう意味? いけないな。 どうにも質問ばかりを繰り返してしまいそうになる。 ) [Mon 30 Jun 2008 21:54:36]
◆リドリー・スキナー > ――まあ、予想はついていたがね。キミ、セッツァー君と言ったか。行動するならば早いほうが良い。時というのは死すら死に絶えても存在するが、我らに与えられる分は限られているのだから。(大儀そうに溜息を吐くと、彼は回転椅子を回して、ゆっくりとキミのほうへと顔を向けた。鷲のような鼻と、黒い色眼鏡が特徴的な――実年齢よりも随分と老いた顔の人物が、リドリー・スキナーである。もっとも、その見かけよりも細かい仕草は若々しく、一言でいうならば年齢不詳と言ったところか。 彼は腹の上で手を組むと、皮肉げに唇の端をゆがめた)知っているか否かという問いに関してならば、答えはNOだ。我々、人間が真に『知っている』と答えられる事柄なぞ、この世には極僅かしか存在せず、そして私はこの事件について果たして『知っている』と答えられるほど傲慢でもない。 だが認識しているかという問いに関して言えばYESだ。 だがね、セッツァー君。キミの求めているだろう『手掛かり』だとか『情報』だとかいう奴は――元よりそんな物がある筈もないのだが――私はすっかり処分してしまったのだよ(そして――彼はゆっくりと首を左右に振った。)遅かったのだ、キミは。 [Mon 30 Jun 2008 21:37:21]
◆セツ@深淵 > ( ただ乱雑に散らかしているだけではなく、簡素な整理はしているのだろう。 他人に散らかり様を指摘されたとしても、きっと何処にあるかは分かってるから問題ない、なんてお決まりのセリフが返ってきそうな予感を胸中に浮かべながら、視線を殆ど動かさずに部屋の様子を観察する。 ) はい。 椅子をお借りしてもよろしいでしょうか? ( ―――この人がリドリー教授か。 彼の講義は受けた記憶は無いので、恐らく出会った事があるにしても廊下で擦れ違ったとかその程度だろう。 ) いえ、今回教授に尋ねたいのは学術に関する質問ではありません。 ( 彼の言葉に緩やかに首を振ると、質問を口に出す。 ) リドリー教授は近頃大学内で起きている妙な事件の事はご存知でしょうか? [Mon 30 Jun 2008 21:27:52]
◆リドリー・スキナー > (室内は――さて、前述の通り、と言ってしまえば早いのだが――整理されているとはいえ、棚から溢れかえった古書や遺物で埋もれてしまっている。幸いな事に、左右に山と積まれた品の間に「谷」に相当する部位ができており、其処の床を通って進めば、ランプの灯りの洩れる、部屋の最奥へと至る事が出来る。 其処には戸口――つまりキミに背を向ける形で机に向かっている人物と、そして隅の方に小さな椅子が二つばかり、存在していた)――さて、狭い場所だが楽にしたまえ。 もっとも、政治と私とは生憎と無縁の存在だ。何を聞きに来たとしても、恐らくは無駄だと思うがね。(低い落ち着いた声音で、其方に顔を見せることもなく、その人物は呟いた。 キミが彼の講義を受けるか、或いは見知っていればすぐにわかるだろうし、そうでなくとも想像はつくだろう。 リドリー・スキナー教授だ) [Mon 30 Jun 2008 21:14:37]
◆セツ@深淵 > ( リドリー・スキナー教授の研究室の前。 その扉を叩くのは、この部屋の中にいるであろう人物とは縁も縁も無い学生。 ) リドリー教授。 政治科のセッツァー・シュナイデントです。 ( 慇懃な面持ちで扉の中に声を掛ける。 そして中から返事が返ってくれば、静かな動作でその扉を開けようとする。 ) 失礼します。 [Mon 30 Jun 2008 21:09:49]
お知らせ > リドリー・スキナーさんが入室されました。 『どうぞ』 [Mon 30 Jun 2008 21:07:46]
お知らせ > セツ@深淵さんが来ました。 『(ノック)』 [Mon 30 Jun 2008 21:03:37]
お知らせ > オスカル@深淵さんが帰りました。 『( やがて、歩みは疾走と化す。 )』 [Mon 30 Jun 2008 00:49:31]
◆オスカル@深淵 > (最初、それは地面に落ちた影の一部だと思った。) (だが、灯りが青年の腕が上がるにつれて、照らす範疇を広めた時、不意にその黒く染まったものの正体が分かった。地面に広がっていたのは、大量の粘着質な半液体。もちろん、先ほどまで自分が歩いていたその場所で、そんなものは踏まなかった。) (思考が凍て付く。昔――、教授の誰かが言っていた。人間にとって一番の恐怖は、面妖なものや暴力的なものではなく、理解できないものである、と。 その言葉の意味が、唐突に悟れた。灯りを掲げていた腕がゆっくりと下がる。) (違和感。自分の肩へと、指を伸ばした。先ほど、この肩に触れた軽い感触を、てっきり伸びてきた髪の先によるものだとばかり思っていた。べったりと、指先に何かがついた。逆光で観るそれは、黒ずんで、血液に良く似る。 ――刺激臭が、鼻を突いた。) (麻痺しかかった頭脳が、その刺激に鮮明さを取り戻す。青年はきびすを返し、無言のまま早歩きで、床のにかわに背を向けて歩き出す。 何かが起こっている。これはもはや、噂の領域ではあるまい。 何かが 何かが 何かが 何かが 何かが ) ( 何 か が ) [Mon 30 Jun 2008 00:49:00]
◆オスカル@深淵 > (振り返った。) (足音を聞いた、わけではない。否、足音など無かった。何者かの呼吸を感じた、わけではない。呼吸音などなかった。何者かの姿を見た、わけではない。其処には誰もいなかった。ただ窓枠や教室の扉に、己の影が明かりに照らし出されて、不気味に浮かぶだけだった。) (なのに――、其処には 確かに 何かがいた。言葉では説明できないが、確かに、何者かが、己の後を――…。 戦慄は一瞬遅れてやってくる。懐疑が確信に変わるまでに費やした時間は、ほんの数秒だったのだろう。青年の喉が、動いた。僅かに震える指で、明かりを掲げあげた。周りをよく照らせるように。己のように、帰りが遅くなった誰かが、いるのかもしれない。理知的そう思おうとしたが、本能が叛逆するのだ。) (アレは――…、あの有耶無耶な気配は、人ならざるものだったのだと。) [Mon 30 Jun 2008 00:37:31]
◆オスカル@深淵 > (あせっている、と思う。自分は果たして何歳になったのだろうか。薄暗い照明の下、青年はぼんやりと血が流れる指に目を据えた。今日、何時間眠ったのだろうか。思い出せない。真夏も近いというのに、妙に寒い。ランプを携えて、部屋を出る。戸締りを確認しては、廊下を歩き始めた。一人でいると、近頃はやたらと思考がナイーブになって困る。) はぁ。 (溜息が増えた。揺らめく明かりが立ち並ぶ研究室の窓を照らしては通り過ぎ、階段へと向かう。) (―――母は、二十八で死んだ。短命の種族だからやむをえないのだ、と語ってくれた父の涙を覚えていた。自分は――、二十八まで、あと幾年あるのだろうか。どれだけの時間が、残されているというのだろうか。 残された時間は、人より少ないのだろう。それはもう、間違いもなく。だというのに、まだこんな場所で、足踏みをしている。日々のせわしなさに流されているふりをして、現実から目をそらしている。) (廊下の端が、近づく。【判定】) [Mon 30 Jun 2008 00:18:13]
◆オスカル@深淵 > (途中、出てきた古いレポートなどに目を通したりしていると、あっという間に時間が過ぎた。掃除のときに出会う文章は、ついつい読みふけってしまうというのは人間の性だろうか。乱雑につまれていた各種書物を種類別に分けて、なんとか人が障害物に当たらなくとも部屋の入り口から一番奥までいけるだけのスペースを確保した。) また、夜か…。 (近頃、独り言が多いと思う。本部学生時代の友人とは、ほとんど卒業時に切れてしまって、一人取り残されているからだろうか。日中は気にならない孤独も、夜になれば深く影を落としてくる。おとなしく目立たないとはめっきりの評判ではあるが、友人が極端に少ないほうでは、断じて無かった。 ――…だが、一度生活のリズムが食い違ってしまうと、あきれるほど簡単に切れる。) っぅ…! (物思いにふけていたからだろう。手にしていた紙の束が、指先を傷つけた。あまり鋭くない刃物で切られたときのような、嫌な鋭い痛みが走る。指をくわえると、微かに血の味がした。) …帰ろ。 (一日で終わらせようだなんで考えていない。それでなくとも、眠りののろいで人より短い一日なのだ。) [Sun 29 Jun 2008 23:52:26]
◆オスカル@深淵 > (教授に準備室という名の物置を掃除しておくように命じられた青年は、文句が絶えない。気づけば時刻はまたもや真夜中。) まいった、なぁ。 (近頃何かと良い噂を聞かないというのに。校舎北に位置する研究室の、そのさらにはずれにある未使用の小部屋。研究室成立の際に一応の振り分けをうけたものの、別段使用する折もなく、そのまま古びた書籍や幾年も前の学生のレポートなどが放置されて、埃を被っている。ところがどうしたことか、先日になって、老教授は突如として、既に数年間整頓などされていなかったその部屋の掃除を、青年に言いつけた。文句は言いつつも、恩ある相手の頼み、無下には断れない。――そんなわけで、一つランプの淡い灯を頼りに、日暮れより数時間この部屋にて労働に励んでいた。) [Sun 29 Jun 2008 23:32:56]
お知らせ > オスカル@深淵さんが来ました。 『 こんな日に限って…。 』 [Sun 29 Jun 2008 23:22:43]
お知らせ > さんが帰りました。 『――特段、変わったことのない一日だった。』 [Sun 29 Jun 2008 15:35:57]
◆ > (だからまあ、結局は何も変わっていないのだろう。 例えば動物の死骸が見つかることが無くなったり、教室や廊下や壁を汚す「にかわ」の量が増えていたり、或いは生徒がいなくなったりしても、誰かが騒ぐという事は無い。気付いていないから。気付いていないから、何も変わらない。 事態が深刻な方向へ進んでいるとしても、だ。 つまり結局のところ、今日一日を示す言葉はこうなる) [Sun 29 Jun 2008 15:35:48]
◆ > (さて、そういった事が彼女にとって幸運だったか不幸だったかはわからない。 ちょっと水を飲んでくると言って教室を去った彼女が戻ってこなくても、気紛れで授業をサボったんだろうとしか思われなかったし、翌日や翌々日の授業を欠席しても無断欠席はいつもの事だった。両親にしても二、三日帰ってこないなんて事はザラだったから心配はしないし、自警団にも捜索願を出したりはしなかった。今後も出さないだろう。 恐らく、ついに家を出て、大学も辞めて、好き勝手やる事にしたに違いないと、そう思い込んで) [Sun 29 Jun 2008 15:35:36]
◆ > (彼女は放蕩癖のある娘だった。少なくとも素行が良いというわけではないし、小遣い稼ぎに淫売窟にある逢引を斡旋する――ようは売春宿だ――施設も時々利用していたりもした。両親との仲はあまり良くなく、仕事熱心な父親は元より家庭に関心を持っておらず、母親からは見放されている感もある。 まあ、別に良いじゃないか、と娘は思っていた。 どうせいつかは親から離れるのだし、対して愛着もないし、ある程度は自分で食ってもいける。なら、鬱陶しい干渉がないのはかえって喜ばしい) [Sun 29 Jun 2008 15:35:15]
◆ > (その少女にとっては、少なくとも、そういった一日だった。学内で発生している奇妙な出来事も、毎日を楽しく過ごすことの前には霞んでしまうし、何よりも自分には関わりの無い事なのだから。幸運か不幸かはわからないが、彼女は今のところまったく、そういった事態に遭遇したことは無い。これからも遭遇しないだろうと思っていた。勿論、それは何の理由もない確信なのだが、少なくとも今日までは当たっていたのだ。これからも外れることは無いに違いない) [Sun 29 Jun 2008 15:35:06]
お知らせ > さんが来ました。 『――特段、変わったことのない一日だった。』 [Sun 29 Jun 2008 15:34:57]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 先輩とエミキー、コッタにも、現状を伝えておかないと。 )』 [Sun 29 Jun 2008 05:24:12]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ああ、いや、ううん、何でも。 これからでしょ? ( これから伸びるだろうと、誤魔化すように笑って手を振った。 小さなうちから働くのだって珍しくない。 荒事になると小さな身体が不利そうで、大変だと思うものの、その程度だ。 『大人しくさえしてれば大丈夫って感じでも』 ) それなら学校を出ていれば良いって言うでしょうね。 ああ、ピアナをエミキーに会わせたい。 説得して欲しい。 …てゆか自警団とか、しっかりした組織にお願いされたりするのは、まんざらでもないんじゃないかしら。 それでも嫌がるかしらね… ( ふむ、と顎に指を沿え思案顔。 まあ、今はおいておこう。 説得とか、ほとんど冗談だ。 ) スキナー教授曰く、何が真実かなんて分からないってことだけどね。 …どうかしら? 私は 『脚本』 の噂を軽く流してた。 リドリー・スキナーにも辿り着けなかった。 肝心なところが抜けてるわ。 ( 一人ではだめだ。 先輩は協力してくれるけど、コッタは行方不明で、エミキーは乗り気じゃない。 ―――あんまり当てにしないで。 そう言おうとして、またエミキーのことがちらついた。 黙ってしまう。 『使い方』 ) とりあえず、教授に聞いてみるわ。 ―――〜印が有効かどうかは、確認してみなければ分からないじゃない? 白衣を脱いだ時には、知らなかったのかもしれない。 もしくはうっかりしてたとか。 同じ印を塗りたくった部屋で死んでいたわけだから、あまり期待もできないかもしれないけど――― 何とも言えない。 一応、肌身離さず持っていてみたら? ( 泊まらない? 残念。 てゆか報告見に行こうかな。 そんな話をしていたら、日記が見つかり、そして――― ) …何かあるかもしれないって期待しなきゃこんな事しないけど、でもこれは――― 出てないわよね、にかわ。 どうして湿ってるのかしら… そもそもこの日記、どうしてこんなバラバラに… 溶けたにかわに20年前の紙なんか、ずっと浸かっていられるわけないと思うんだけど… ―――ッ…! ( 突然立ち込めた異臭に、遺物のレプリカその他を抱えて、部屋を出る。 あらかた調べ終わった後だし、もう戻る気はしない。 鍵をかけなおして、別の棟の自室に向かおう――― ) にかわのニオイっていうのとは、違うわよね。 …気持ち悪… っ ピアナ、大丈夫? [Sun 29 Jun 2008 05:22:57]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『マツリさんの部屋にお邪魔した後、本部に報告に戻った』 [Sun 29 Jun 2008 04:51:11]
◆ピアナ@深淵 > ああ、なるほど。絵は割と好きだから、美術科、くらいは考えてたんだけど…正直、こんな深入りすることになるような事件とは思ってなかったのもあって。 ( 自警団本部の方だってそうだろう。 ) 私も、潜入は向かないなーって実感しました。 ……なんですか? ( 何となく察して、むっとする。言いたい事は解ってるんだから! ) そう言いたい部分もありますけど… 今回の場合、大人しくさえしてれば大丈夫って感じでもありませんし。 ( ニカワの意味はまだ解らないが、関連していることは確か。それがこれだけ所構わずあるのだから…大学の中のは危険度はどこも大差なさそうに思える。 ) それに、マツリさんが一番…なんていうのかな…真実に近づけそうな気がするから。 ( 日記を何枚も手に入れられる運や勘の良さ、探究心、洞察力…。どれも自分にはない。心配な気持ちもあるが、それよりは協力しあって早期解決を図る方が結果的に良いと思うのだ。 ) 使い方、ちゃんと解るといいですね…。 ──それ以外の対策も考えないと…。って、正体不明の物の対策って…。 ( むずかしすぎる。 ) 今の所、「遭遇したら逃げる」が一番ですねきっと。 ( 逃げ足には自信がある。 )( 部屋まで来てくれる? ) ええ。ありがとう。 んー…確かにこんな時間だけど、一度報告に戻らなきゃ。 ( 泊まるのは遠慮しておく。 ) これが有効な印なら、エドワードが持ち歩くはずですよね…。 …そういえば、白骨が出た部屋に描かれていたのってこの印でしたっけ。 ( やっぱり、ある程度は有効なのか? ) ──え? ( 日記。 ) ちょっ…! マツリさん、超能力とかあります? ( 凄い。思わず変なこと口走った。 ) ……いえ、ニカワは別に…… ( すん、すんと鼻を鳴らして。 ) なにこれ、変なにおい…マツリさん、部屋、出ましょう。 ( 異臭というのは、このような事件の最中でなくとも危険信号だ。持つ物は持ってから部屋を出て。 ) [Sun 29 Jun 2008 04:46:36]
◆跡野末理@深淵 > …多分、例の日記じゃないから。 見つけたんだけど… 妙ね、湿ってる… ( 部屋に、液状のにかわは見当たらないのに。 ) [Sun 29 Jun 2008 04:15:45]
◆跡野末理@深淵 > ―――先に何が本当か決めておくのよ。 アドリブはどうしたって必要だけど、嘘ついてますって意識しながら続けるのは、苦しそうだわ。 正直なのね? なんだってそんな人を潜入に――― あ、そうか。 ( 好感は持てるけど、人選を誤っているような気もする。 人事は何を考えていたのだろうと改めてピアナを見て、すぐに納得した。 おじいちゃんおばあちゃんの学生もいるけど、なるほどこれなら目立たない。 きょとんとして、次いで気付いちゃったことにバツの悪さを感じて、痒くも無い頬を掻いた。 ) ―――〜あー、嬉しい。 被害者一号になるから大人しくしているように、とか言わないのね。 …いや、どっちかって言うとそんな風に言われちゃう方が多い気がして。 …ううん、歓迎よ。 大学の、学生だしね。 自警団に協力するっていうわけにはいかないけど、今まで通り。 ピアナとその友達に、協力するわ。 そっちもよろしく。 ―――そう言えば、来なかったわね。 ( 合流するかもしれないと言っていた友達。 もう同僚と言った方が良いだろうか? 学生の組織でないとなると、その興味も薄れてしまうけど、気にはなる。 『特攻しないで』 ) …分かってる。 これだけを担保にはできないみたいだし――― ( そこまで言って、ふと口を噤んだ。 やはり、何か対策は必要な相手か。 スキナー教授は、戦いを生業にしているようには見えないし、その基準で判断したのだろうから、分からないけれど。 話を聞く限り、叩いたり斬ったりでは、どうにかできそうもない。 ―――エミキーの言う通り。 遭遇のタイミングがちょっとずれれば、終わりかもしれない。 だからと言って止められないのは、以前からそう考えることだし、良いのだけど。 …目の前に突きつけられると、少し印象が違ってくるものだ。 ) ―――おっかないわね。 まあ、とりあえず、調べてみる。 それじゃ、部屋まで来てくれる? お茶くらい出せるわよ、泊まっていってもいいし。 ( メモさせてもらったら、帳面は預けよう。 シャーレも首飾りも、こちらには使う当てがない。 ) ―――〜愛をこめて、か… エドワード達の間では、一般的な印だったのかしら。 ( 話しながらもがたごと… 机を移動して、裏を検めて――― 落ちている紙に、気がついた。 濡れている? 触れて、粘性を感じて、顔を顰める。 ) ―――〜にかわとか、出てる? [Sun 29 Jun 2008 04:15:29]
◆ピアナ@深淵 > もー、無理です。嘘を重ねても色んな意味で苦しいだけですし。 ( まいったと言う感じに首を振り。 ) 「何とかするから引っ込んでなさい」なんて言えるようなら、初めから潜入捜査なんてしませんよ。最初は白骨事件の真相究明が目的でしたけど…被害を出さずにこの事件が解決するならそれが一番です。だから、マツリさんの邪魔はしませんし…むしろこれからも協力して、事件の真相究明に当たれたらと思っています。…ダメですか? ( 相手にとって、不利益ということも無いと思うんだけど…。断られたら困るなあ。 ) ──ええ。自治権とか色々ややこしくて…。 何かあっても、例えばこれはどっかの学科が実験してただけ、なんて言われたら引き下がるしかないですし。 ( 遺物について。 ) いえ、自警団より魔術科の方が専門分野だと思います。でもホント、使い方が分かってもそれ持って特攻したりしないでくださいね。 ( 魔術科とはいえ、普通の学生だと思ってるからそんなことを。 ) ──帳面。ええ、できれば。 ( ニカワで染まった白衣は、異常性を示すのに良いかもしれないが…持ち運んでる間に大部分が剥がれてしまいそうだ。止めておこう。とりあえず、首飾りとシャーレを持ったまま部屋の捜索を続ける。 【判定】) [Sun 29 Jun 2008 03:42:08]
◆跡野末理@深淵 > ―――え。 え、何、自警…? ………。 〜なんだ、学生ですらなかったのね。 良いの? 言っちゃって。 自警団が何とかするから引っ込んでいなさい、なんてつまらないし、大学に――― あれ、大学には話を通した上での、秘匿捜査かしら? ( 実はちょっとお世話になったことがあって、気まずい団体だ。 複雑そうに口元への字にしつつ、謝らなくてもいいとヒラヒラ手を振った。 ) 〜大変ね。 街中で腹を抜かれた動物の死骸が大量に放置されているのが見つかったりしたら、問答無用で捜査対象になりそうなのに。 大学じゃ 『その程度』 にしないといけない。 ( 学生もタフだし、大学の利益最優先だけど保安部もあるし、問題は無いが。 それでも捜査しに来ないといけないとなったら、相手にとって面倒この上ない場所だと思う。 『仕事』 と言ったのと、今までの言動と、全部すっきりして、悲鳴を上げる様子に苦笑を零した。 ) 〜それで良いなら預かるけど、良いの? ピアナ仕事でしょ。 使い方分からないし、そっちできちんと調べられるなら渡しとく。 ―――あ、そうか。 遺物のレプリカは持っていて良いから、帳面は預かるって言う気ね? 良いけど、その前にちょっとメモ取らせてよ。 ―――ん… 何かあった? ( 嫌そうな顔に、『仕事だから』 かと改めて笑ってしまう。 首飾りとシャーレを覗き込もう。 目につく物は、それくらいか。 ―――パッキング材も引っ張り出して、木箱の中も本当に空かどうか確認。 引き出し、家具の裏、天井までごそごそと検め、満足したら引き上げよう。 ごそごそしつつ、【判定】 ) [Sun 29 Jun 2008 03:18:11]
◆ピアナ@深淵 > そうですね。教授しかないですかね…。 ( “私が預かろうかと思ってたけど” ) …………ここまでの事件とは思っていませんでしたし、捜査の都合上隠しておいた方が良いと考えていましたが…。ごめんなさいマツリさん。私、ここの学生じゃないんです。白骨事件の調査に来た、自警団員なんです…すみません。 ( 遺物を指さし ) こんな封印アイテムのようなものも出てきましたし、事態を説明すれば自警団から応援を呼べるかもしれません。今のところ犠牲になっているのは鼠や犬くらいなので、難しいとは思いますが…。 マツリさん。その遺物を持つのは構いませんが、くれぐれも一人で危険に飛び込むようなことはしないでくださいね。お願いしま……って、これ白衣ですかあああああ!? ( パッと見でコートと思いこんでいた。摘んでいた手を慌てて離すと、乾いたニカワらしきものがパラパラ落ちた。 ) うわあ、気持ち悪…。どうやったらこんなことに…。 ( 嫌そうな顔をしつつ、白衣のポケットを探る。五芒星の首飾りと…シャーレに入ったニカワだ。 ) [Sun 29 Jun 2008 02:58:00]
お知らせ > さんが帰りました。 [Sun 29 Jun 2008 02:38:36]
◆ > (キミ達はこの後しばらく部屋を探しても良いし、もう立ち去っても良い。 もしキミ達が部屋を探してみたとしても、これ以上は目ぼしい物は見つからないだろう。 また、キミ達は部屋を立ち去る時に、幾つかの物品を持ち帰っても構わない。勿論、常識の許す範囲内での話ではあるが。 そして勿論、失念してはいけない事が一つある。――キミ達が、また『事件』を目撃する可能性は、残されているのだ) [Sun 29 Jun 2008 02:38:32]
◆ > (よく見ればわかる通り、それは――黒い何かで染められた白衣らしかった。手に取ればパリパリと乾いた音を立てて、黒い欠片が剥がれ落ちる。――膠だ。 完全に乾いたそれが、びっしりと白衣を覆っているらしい。 特段、それ以外は何か変わった点は無いのだが――十分に変わっているとも言えるが――ポケットに何かしらの物品が入っている事が、重さから感じ取れる。 中を探れば、古びた硝子のシャーレに入った膠と、そして金細工で出来た鎖と、それにぶら下がった五芒星――『旧き印』の首飾りが出てくる。 『旧き印』の裏側には「ジャネットより。愛を込めて」と飾り文字で刻まれていた) [Sun 29 Jun 2008 02:36:06]
◆跡野末理@深淵 > 最初はほんの一滴。 だけど広がって――― なんて、違うわね。 それなら部屋も無事で済まなかったでしょうし。 『膠のような物は膠であった事が判明』 こっちにも書いてあるわ。 ( どうしてそんな状態になるのだろう。 直に浴びせられたのか… 首を傾げながら、それにしたって自然増殖は無さそうで、肩を竦める。 ) [Sun 29 Jun 2008 02:33:29]
◆跡野末理@深淵 > ええ、何にせよまずは使い方ね。 だけど一から調べるなんてそれこそ研究者でもないと難しいでしょうし、スキナー教授に聞きに行きましょうか? くれたのは教授なんだし、それくらいは教えてくれるかも。 ―――へぇ、人材豊富… と言うか顔が広いのかしら、何者よ? 『どうする』 って、何が… ああ、当てがある? 魔術科だし、私が預かろうかと思ってたけど。 ( 危険性はそれなりにはっきりしていると思うのだけど、どこか知らないところで解決されてしまうのを惜しく思う娘に、助けを呼ぶという発想は無いようだった。 そもそも大学に他組織が介入するのは難しく、隠蔽の可能性があるとピアナも言った通り。 数人の友人と、あとはピアナのような縁があれば、協力するが。 ただ解決を望むだけなら、傍観していれば良かったのだから。 ピアナの心配はよそに、何言ってるの?と笑ってる。 ―――とりあえず、帳面だ。 中からいくつかキーワードを拾って口にした。 ) ―――〜んン… 一応、書いてある。 脈絡無いけど。 でもこれは多分 『調査ノート』 じゃないわよね。 大事にされてたみたいだし、微妙だけど… この辺のプロットをまとめた物が、どこかにあるんじゃないかしら? ( 室内にはないだろうか。 『部屋のどこに置いたか』 引き出しなどがあれば端から検めて、他に何も無いようなら、研究室に行ってみよう。 ) それが、白衣じゃない? …どうしてそうなるのか、分からないけど――― もしかして 『増える』 のかしら? [Sun 29 Jun 2008 02:29:51]
◆ピアナ@深淵 > それもそうですけど…。 ( 頼りにならない ) 確かに…。 最後の切り札として使うにしても不安すぎますね。「使えたらラッキー」くらいの物と思っておいた方がよさそうです。 ( しかし、これはちょっと困った。使い方が解らないということよりも──実際問題「誰が使うのか」という点だ。 ) …もっとこう、危険性がハッキリしていれば応援を呼んで、適した人物に託す事ができるんですけど…。大学の保安部だと隠蔽される可能性もあるし、スキナー教授の立場も危うくなるかもしれませんよね。どうしましょうそれ…。 ( マツリさんはしっかりした人だけど、それでも一学生に過ぎないし…。うーん。しかも、使えるどうか自体が微妙と…。 ) ……この白いの、なんでしょう。黒いのはニカワかしら。 ( やはり白衣は研究室だろうか。いや、まって。「白衣をしまっておくのは自室か研究室」と書かれた日記は、「ニカワで汚れた白衣を脱ぐ」前の事じゃない。研究室にすら無いかも…。まあ、行ってみなきゃ解らないか。 ) [Sun 29 Jun 2008 02:12:07]
◆ > (そんな文章が、走り書きで記されていた。 別に慌てていたとかそういった理由ではなく、単にメモ程度にしか使っていなかったのだろう) [Sun 29 Jun 2008 02:03:23]
◆エドワード・ランディ > 「シンボルが気になる。五芒星?」「レリーフは文字らしい。未知の言語?」「膠のような物は膠であった事が判明」「混ざっていた体毛は古生物のもの? 生物学科に回す」「海沿いに暮らす、ネイティブヴェイティアンの少数部族の言語に類似。解読開始」「地位の高い、地位の低いもの。意味不明」「地位の低いものの中で、地位が高い?」「捕らえる」「捕らえたもの」「檻?」「カースト下位者の象徴=派手な装飾は使わない=ありえない」「つまり『地位の高い者の為の、地位の低い者の中で地位の高い者の象徴』ということか?」「770年代におきた第三次奴隷反乱戦争の記念碑との類似を指摘される」「つまり戦勝記念碑?」「叛乱首謀者を捕らえたことを示している?」「矛盾」「文脈からすると『捕らえた』のではなく現在進行形」「記念碑ではない?」「スキナーから『ヴェイトスにて異形の悪魔のなせし邪悪なる妖術につきて』を借りる」「『古き者』?」 [Sun 29 Jun 2008 02:00:31]
◆ > (洋服ダンスの中身は、実際問題、あまり衣服に気を使わない性質であったらしい。あえて表現するならば野暮ったいといった所か。飾り気の無い、地味な、そんな色合いのシャツやコート、ズボンなどが並んでいる。 そしてベッドの下には、特に何も無い。 しかしながら――キミがベッドに近づいたなら、すぐに理解できる筈だ。その上に放り出されている黒いコートに、所々、白い模様が見えることに。 そればかりではない。ベッドのシーツの上にも転々と、黒い染みが散らばっているのだ)(そして、帳面の中身だが――) [Sun 29 Jun 2008 01:59:42]
◆跡野末理@深淵 > ああ、なるほど… だけどそうすると、私達に鍵を渡したり、二十六日まで誰も来なかったから処分しようと思っていた、なんて言うのが――― ( そこまで勝手ができるものだろうかと言いながら、戻って来る前にクナイは仕舞ってしまおう。 ) クリスティア王立考古学研究所? ( 差出人だけ口に出して… ピアナにも見えるよう封書に目を通し、理解する。 スキナー教授はクリスティアに友人がいるのだろうか。 大学が外に助けを求めたとなると、この貸しは高くつきそうな気がするけれど――― そんなニンジャ的興味はさておこう。 それにしても… ) …頼りにならないわね。 せめて一回なら大丈夫っていう太鼓判押せるくらいの… まあ、適当な見栄張られるより良いかしら? ( 封印のための? ) そうでしょうね。 私達が全く知らない何かがあるかもしれないのは措いといて、この… このレプリカの元になった 『遺物』 に入っていたものが、今も大学で色々とやらかしてる。 不確かだけど、これなら動きを止められるかもしれないと。 ―――〜使い方、分かんないわよ。 エミキーじゃないけど、保安部に渡してあげた方が良いんじゃないかしら――― スキナー教授にも、後ろ暗いところがあるのかしらね。 ( 目をきらきらさせて、自然と頬が緩んでしまうような、さも楽しげな笑みの形にした口元に、ちょっと苦いものを混ぜた。 では保安部に届けるかって? そんな勿体無いこと、しない。 遺物のレプリカはとりあえずそこに置いといて、帳面に戻ろうか。 『第五研究室から調査要請された遺物』 について。 これの事ならいいのだけど。 ) ―――。 ( 五月の末と言えば… どうだろう、気候にもよるけど、コートは暑いのではないか。 ベッドの下を覗くピアナを横目に… 自然と視線は、その上の――― ) [Sun 29 Jun 2008 01:54:38]
◆ピアナ@深淵 > 逆にスキナー教授が大学側で、この部屋の管理を任されていた…なんてことはありませんかね? ( 部屋の状態から、そっちを考えてみた。 ) いえ。 ( 窓を開けてから、マツリの元に戻る。木箱を開けるところは見ていなかった。 ) 本当だ。ちゃんと保存されてたんですね。不思議な形……。 …あ、でもこれが教授の仰っていた「お土産」…? エドワードが調べていた物と同一なのか、似ている別物なのか…。そういえば、日記にあった「黒い物体」が入ってないですね。 ( しかし、封書の中身を読めば、その疑問には何となく検討がついた。 ) ………… 封印のための、装置…? ( それしか思い浮かばない。今は、内臓を抜かれているのは鼠や犬くらいだが…スキナー教授の警告から考えても、その程度の「危険」なわけがない。教授の言っていた事が正しいと仮定しての話だが…。 ) ロイヤルは、この中に入っていた「黒い物体」を出してしまった…ということですかね。 ──白衣、探します。 ( そこまで言うと振り返って、部屋の中を捜索にかかる。洋服ダンスの中とかベッドの下とか──。 ) [Sun 29 Jun 2008 01:37:33]
◆ > (もしもキミ達が何らかの目的を持ってして、この遺物を起動するならば、その発言秒数が8,9,0だった場合、この遺物は起動することなく破損してしまう。 またこの遺物を起動する為には――当然だが――何らかの呪文の類が必要らしいが、少なくともそれに関する記述はこの封書には存在せず、起動するつもりなら、その呪文を探さなければならないだろう) [Sun 29 Jun 2008 01:30:14]
◆封書 > 『この度は当研究所へのご依頼、誠にありがとうございます。要望にありました件の遺物の修復との事ですが、可能な限りの努力を致しましたが、我々の技術では外殻に相当する透明材質が何なのか、まったく検討もつきません。よって此方に関しては硝子で代用致しました。また、金属板内部に組み込まれている魔術に関しても、年月が経ち過ぎている為、修復は困難を極めました。辛うじてある程度の段階までは持っていけたものの、実際に魔術を行使できるのは一度が限界でしょう。それも発動するかどうかは……。 ヴェイトス大学からの要望という事もあり、我々も全力をもってあたりましたが、ご期待に沿える結果に出来ず、まことに申し訳ありません』 [Sun 29 Jun 2008 01:28:17]
◆ > (そう、それは確かにエドワード・ランディの日記の記述に一致する、そんな構造をしていた。とはいえ、ランディが『硝子のように』と記した部位は間違いなく『硝子』であったし、中に収まっているはずの『黒い球体』や『膠』は影も形も無く、そして傷一つ無かった。 封書を開いたのなら、それが『上等そうな』ではなく『上等な』紙とインクを用いて作られた手紙である事がわかる。 差出人は「クリスティア王立考古学研究所」となっていた。 封書の中身に関していえば――――こうだ) [Sun 29 Jun 2008 01:26:52]
◆跡野末理@深淵 > 日記には出て来てないけど、最後に関わりがあったのかしら? ただの同僚と言うには、突っ込んでいた気がする。 当事者達と同じ研究していて、その研究こそが事件の大元なら、当然かもしれないけど… でも、個人的な付き合いは殆ど無かったみたいなこと、言ってたわよね。 ( 一度木箱に触れて、重さを確かめるように傾けてから、そっとスカートをたくし上げた。 次の瞬間その手には、艶は消してあるけれど、明らかに刃物と分かる金属が握られている。 先端を慎重に木箱の継ぎ目に押し当てて、丁寧に、けれど手早く捻じ込んだ。 ) ―――〜ああ、気付かなかったわ。 ありがと。 ( 湿った風でも、入ったばかりの部屋を閉め切っておくよりはいい。 箱に何か危険があるとは考えないからそんな反応。 木が軋んで、釘が抜ける。 そして、それが姿を現した。 ) ―――日記にあった 『遺物』 じゃない? 『古き印』 が上下にある、透明な―――… ( でも、『にかわのようなもの』 もこびり付いておらず、『黒い球体』 も見当たらないか。 ) ―――ん、何かしら。 ( 引っ張り出して、封書に気付いた。 勿論開けよう。 ) [Sun 29 Jun 2008 01:18:05]
◆ピアナ@深淵 > そうですよね…。スキナー教授が何故この部屋の鍵を持っていたのかも分かりませんし…。 ( 鍵が無くたって、扉くらいどうにでも壊せるだろう。そう考えると、この部屋がこうして無事に残っているのがかえって不気味に思えてきた。 ) …はい、お願いします。 ( 木箱をマツリに任せて、窓を探しだす。何だか無性に逃げ道を確保したくなったのだ。窓が無ければ、もしくは簡単に開くような状態でなければドアを開いた状態で固定しに行こう。 ピアナが木箱の中身を見るのはそれが済んでからだ。 ) [Sun 29 Jun 2008 01:01:59]
◆ > (木箱の梱包は釘などを使った厳重な物だったが、開封されることも予期していたのだろう。さすがに素手で開けるのは困難だろうが、クナイ等を用いて開けるならば、割合にあっさりと蓋を外すことができる。 蓋を取り除いてまず見えるのは、一見すると金のような金属で出来た円盤、だろうか。丸い形状のそれには浮き彫りで五芒星――もしもキミがその存在を知っているならば『旧き印』だと一目で理解できる――また、分厚い横側には、奇怪な文様がビッシリと刻み込まれていた。 四方につめられた布でしっかりと固定されたそれを引き摺りだせば、上下にその金属板が取り付けられた硝子製の円筒である事がわかるだろう。 そして、これは円筒を引っ張り出したならわかる事だが、箱の底には上等そうな紙で作られた封書が一通置かれていた) [Sun 29 Jun 2008 00:57:19]
◆跡野末理@深淵 > ―――当時、荒らされたりしなかったのかしらね。 エドワードが行方不明になって、大学はそれを… 多分だけど、隠したがっていて。 真相を知ろうとしたのは、脚本を書いた劇作家だけでもなかったでしょうし… ( エドワードの身に何があったのか、その殆どはここに居る今も謎に包まれている。 持ち込んだランプの灯りで帳面の装丁などを検めて、これは偽装可能な状態だろうか? リアルに古びた印象のそれを開いた。 ) 断言はできないけど、字はエドワードと似てるかな。 一応研究のメモ書きみたいね――― 原住民関係の調査をしてたのかしら? …あ 『第五研究所』 ってある。 ―――〜開けてみたら? ちょっと貸して。 ( 音がしない? 箱を揺するピアナを横目に、パラパラとページを捲った帳面を机に置いた。 後半にさしかかったところ。 気にはなるけど、木箱が釘でがっちり固められたりしていたら、素手では開けるの大変かもしれないし… 隙間にクナイでも差し込んでどうにかならないかと思う。 バトンタッチ? 簡単に開きそうなら、そのままピアナに任せよう。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:51:21]
◆ピアナ@深淵 > あはは。ちょっと解ります、それ。でも楽だからいいじゃないですか。 ( 主夫なスキナー教授 ) ……。教授のキャラクターがますます分からなくなってきました…。 「人の住まない家は荒れる」と言いますし、やっぱり随分キレイだと思いますよ、この部屋は。 ( ぶっちゃけ、書類だらけの自警団本部より片付いてr……げふんげふん。 ) …やっぱりこれ、ですかね。 ( 帳面はマツリさんが持っているので、箱を持ち上げてみたが… ) わ、重…! 何入ってるんでしょう、これ。 ( そう非力でもないので何とか揺さぶることはできた。しかし「ガサガサ」も「ゴトゴト」も何もない。 ) 何が書いてあります? ( とりあえず木箱はそのままにして、帳面を横から覗き込むことに。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:41:51]
◆ > (木箱はまた、随分と大きい代物であった。部屋の中にある物品の中で、唯一真新しい。 縦横高さが50cmの立方体であり、手に取ってみればわかるだろうが、随分と重たい。もしキミ達が木箱を揺さぶったとしても、中から音は聞こえてこない)(帳面に関して言えば、これも古びてはいるものの、誰かが丁寧に読み返していたような痕跡が残っている。キミが帳面を開いたなら、明らかに読む際に触れただろう箇所のインクが、汗か何かで滲んでいるのがわかるだろう。とはいえ既に乾いているし、文字が読めない程でもないのだが。 その文章の癖はエドワード・ランディのそれと類似しているように思えた。 内容に関して言えば、その殆どがネイティブヴェイティアンの遺跡から発掘された、土器や石器、または装飾品などについての研究――というか走り書きに費やされているが、その後半になってから『第五研究室から調査要請された遺物』に関しての記述が登場する) [Sun 29 Jun 2008 00:36:49]
◆跡野末理@深淵 > ( 大丈夫、大丈夫。 自分の知らないところで面白そうなことをしている大学の組織があって、ピアナはそこのメンバーなのではないかと考えている程度。 いや、ちんまいし、まさか自警団員だとは思わない。 さておき、部屋が開いた。 ) んー―――… 微妙ね! 嬉しいけど嬉しくない! 埃まみれになって家捜ししなきゃならないのは嫌だけど、こう奇麗だと赴きに欠けるって言うか… まあ、スキナー教授は 『お土産』 を置きに入ったわけだけど… それにしたって奇麗過ぎない? あれでけっこう、いい主夫だったりするのかしら。 もしくは、全く人の出入りが無ければこんなものなのかしらね。 ( 20年放置された場所というのは、あまり身近でないから分からない。 ついー っとお姑さんっぽく、手近な家具の縁に指を滑らせる。 教授、本当に、ついでに掃除をして行ったのではないか。 とてもとてもイメージし難いが。 ) ―――〜ま、いいわ。 さてとー… ( 特に汚れてもいない指先をふっと吹いて、机に向かった。 帳面と箱。 先ず帳面を手に取ろう。 ) これが調査ノートだと良いんだけど。 こんな所に置いてあるのを、どこに置いたか忘れたとは言わないわよね。 …で、こっちの箱が教授の 『お土産』 かしら? [Sun 29 Jun 2008 00:28:28]
◆ピアナ@深淵 > ……。 ( 一つ嘘をつくと、その嘘を隠すためにもっと嘘をつかなければならないってばっちゃが言ってた。 ……マツリさんには後々謝るとしても…なんか嘘ついてるのはバレバレっぽい。せんぱーい、私、潜入捜査全然向いてないです…。 ) あ、「つける」ってそっちの意味ですか。すみません。追跡の方かと。 どうなんでしょう、ニカワを着ける方法…。マーキング説自体が微妙ですかねやっぱり。でも、日記の記述を読む限り「着いてたらマズイ」って感じがしたんですよね…。 ( 促されるのに頷いて、鍵を回す。 ) 二十年ほぼ放置状態の部屋ですか…。ゴキブリ程度だったらいいんですけどね。 ( そして、206号室の扉を開ける。 ) ──あれ。意外とキレイ…。 ( ランプをかざしながら、そろりそろりと部屋の中へと入る。 ) …でも、部屋の「物」自体は放置されてるみたいですから、誰かがこっそり暮らしてた…って感じなさそうですね。 ( しゃがみこむと、床に落ちている本を観察して。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:19:01]
◆ > (室内は――――何と言えば良いのだろうか。最も適切に表現するならば『掃除はされているけれど、散らかっている』というべきか。 机の上こそ一冊の帳面と、木箱が置かれている程度で片付けられているが、ベッドの上には黒いコートのような物が放ってあり、床には本や雑多な品、その他の生活用品が辺りに散らばってはいた。 だが、埃は積もっていない。 散らかっているにしたって誰かが家捜しをしたというわけではなく、生活している人間がズボラだったような状態である。 しかしながら、その品々も殆どが古くなり、変色している為、恐らくはエドワード・ランディの私物だったろう事は容易にわかるだろう。) [Sun 29 Jun 2008 00:15:32]
◆跡野末理@深淵 > (* 人手間 → 一手間。 すみません。 ) [Sun 29 Jun 2008 00:06:51]
◆跡野末理@深淵 > あら意外。 ふぅん… そっか。 で――― ( ぶっちゃけ失礼な感想に続いて、問いを重ねようとする。 何ていうところよ? 秘密サークル? …でも、止めておいた。 ここまでくれば特にピアナを警戒していなくたって隠したいのだと分かる。 今突っ込む事に、何か意味があるとは思わない。 後にしよう。 『疑ってるぞ』 と言いたげな、悪戯っぽい笑みだけ残して。 ) …マーキングして追う、ということ? ニオイをつける人手間の意味は… ああ、そうか。 撒き散らされているにかわは、あらかじめ広げられていた罠だと考えるのね。 そこでニオイがついてしまうと、追われることになる――― でも、私の部屋にももうけっこう置きっぱなしよ? にかわが付いちゃったランプ。 ( そうこう話しているうちに、誰と会うでもなく部屋の前に着いてしまった。 どうぞどうぞ。 開けちゃってと促そう。 ) ―――二十年… 私達が生まれる前、エドワードが死んでから、ほったらかしなのかしら。 …ああ、いや、ついこの間教授が入ったのよね… [Sun 29 Jun 2008 00:06:14]
◆ピアナ@深淵 > ( 所属についてツッコまれて、ちょっと焦る。もう喋っちゃってもいいかなあ〜とも思うんだけど、うーん。うーん。 ) いえ、その…専門よりむしろ身体能力を買われまして…。でも、ちょっと身軽なだけで特に何も…ホント下っ端ですし! ( う、後ろめたい。 ) ──…つけてくるのは…なんでしょう。ロイヤルが逃がしてしまった危ないもの、とか? ( 単なる想像だけれど。日記の状況的にそういうのが浮かんで。 ) さあ…あの教授の考えておられる事はよく解らないです。 ( 鍵についていた番号を頼りに、206号室の前まで来た。──普通だ。板で封鎖されてるとかもない。 ) ……じゃあ、開けます、ね? ( 一応確認して。OKが出たら鍵を差し込もう。 ) [Sat 28 Jun 2008 23:57:29]
◆ > (ヴェイトス大学に多く存在する怪しげな噂―――というほどでもない。単なる「皆が知っているけれど、特に気にしていない」事柄の一つ、といった所だ。 鍵が無くなって開かなくなっただとか、まあ、そういった理由で放置されていると誰もが思っていた部屋が、寮の二階の廊下の突き当たりにある、206号室だった。 つまり、その付近の廊下や部屋も特に変わりもなく、近くの窓からは木や芝生が見える、何の変哲も無い部屋。 少なくとも扉を前にしても、特段変わった点は見当たらないだろう) [Sat 28 Jun 2008 23:49:50]
お知らせ > さんが来ました。 『( 206号室 )』 [Sat 28 Jun 2008 23:46:58]
◆跡野末理@深淵 > サガエ ミキっていうの。 芸能科。 ―――〜ああ、やっぱり? 何ていうところよ? 珍しいわね、美術科でそういうのに当たるのって… 偏見かしら? 何か、できるの? 呪術みたいなの。 ( 魔術士、魔法使い、超能力者… 何でも良いが、事件が事件だけに何かできそうだと勝手な当たりをつけて。 興味津々な顔が覗き込む。 ) ―――何でもかんでも隠したがる節があるから、大学の対応自体はあんまり当てにできないけど。 ちょっと上手く隠れ過ぎな気もするわね。 にかわ… にかわ、か… そのニオイを辿って得物を追う? と言うか、まあ、そんな感じだとして… 付けてるのは誰よ? ( ピアナは直球でいっていた。 けれどこちらは、日記の内容を知っていながら機会を逃してしまっている。 スキナー教授の様子では、美術科を装う必要など無かったし、学業とは何ら関係ない、事件そのものへの好奇心をむき出しにしても問題無かったろうに――― 惜しかった。 そんな話をしながら、やがて寮。 ) ええ、先ずはノート… うん? …そういえば、どうしてスキナー教授はお土産をここに置きに来たのかしら? ええ、もちろん。 ( 研究室にも行こう。 頷いて、まだ人の出入りがある寮に入る。 研究者達専用の棟だろうか? 見咎められそうなら、裏口でも探すところだが――― ) 二階かしらね。 [Sat 28 Jun 2008 23:45:54]
◆ピアナ@深淵 > ふう、ん…? そうなんですか。 ( やはり会った事がないからよくわからない。 )( 学生自治会とか ) …まあ、そんな感じです。下っ端ですけど。同じ組織にいるので。 ( ずっと嘘をついているのも心苦しいが、もうちょっと事件が落ち着くまでは内緒にさせてもらおう。 ) ああ、そうか…そうですね。大学が……もしそうなら、20年前の事件について詳細がほとんど出ないのも納得です。 ( スキナー教授 ) 私としては、割と直球でいったつもりだったんですけど…もっとこう、強く出た方がよかったのかなあ。 ( ふう、と溜息をついて。 ) でも、とりあえずはエドワードの部屋を調べないとですね! この日記に書いてある「調査ノートを置いてある部屋」がエドワードの寮の部屋のことならいいんですけど。あと、白衣もですね。時間に余裕があったら研究室も後で行きませんか。 ( さて、そろそろ大学の寮の辺りか。 ) [Sat 28 Jun 2008 23:30:57]
◆跡野末理@深淵 > 『普通は』 ね。 でも、普通じゃないのよ。 本人はそれで何ができるわけもないって言うんだけどさ… 観察力と言うか認識力と言うか――― まあいいわ。 …ああ、友達と会えるかもしれないのね。 いいわねー、ちゃんと連絡ついて。 そういえば 『仕事』 とか言ってたけどさ、どういう関係よ? 学生自治会とか、そっちの方の委員? ( 主用メンバーは押さえているつもりだけれど、全てを把握しているわけじゃない。 歩き出すピアナと並んで、見知った人が通りかからないか辺りを見回しながら、足を進める。 ) ―――そうね、気になる。 私は、エドワードも何かやらかしたんじゃないかって思ったの。 『逃げることは出来ない、私も』 って書いてたでしょ? これって、結果的にエドワードを殺した何かから逃げられないって事かしら? どちらかと言うと、大学の保安部か何かが敷地を閉鎖して、エドワードも見つかったらただでは出してもらえない… そんな気がしない? ただの被害者にしては、理解してもらえるのはジャネットだけ、だったみたいだし。 …今更だけど、スキナー教授のお喋りに付き合わないで、直球で行って吐かせれば良かったかしらね。 微妙に話したがってたような気もするのよ――― 今更もう一度訪ねて、会ってもらえるとも思えないけど。 [Sat 28 Jun 2008 23:14:05]
◆ピアナ@深淵 > ああ、日記を見つけたご友人ですか? うーん…そうですね、普通は怖がるんじゃないかなあ…。 ( そう言って苦笑する。マツリさんが度胸ありすぎだと思うんだ。 ) ええ。用事が終わったら来られるかも、とは仰ってたので…もしかしたら途中で合流できるかもしれません。 ( ある意味では宝探し ) 考えようによっては、確かにそうですね。 ( 鍵を受け取って。「とりあえず向かいましょうか」と言って歩き出す。大学の寮の場所は既に調べて、合流が可能なよう本部に同僚宛のメモも残しておいた。 ) そうですね……「実はエドワードこそが殺人鬼だったのではないか」という噂も耳にしましたが、その日記を読んでるとやはり違うな、と。何に追われていたのかはよく解りませんが、気になったのが…「膠で汚れた白衣を脱げただけで良しとすべきか」という部分ですね。 単に汚れて嫌だとか…そんな意味ではなさそうですから。とりあえず思いついたのは、その「追ってくるもの」が「膠の匂いを辿ってくる」という説です。 [Sat 28 Jun 2008 23:00:52]
◆跡野末理@深淵 > …鼻の効く子でね。 こういう時には欲しいんだけど、どうも。 別に堅実ってわけでもないのに、怖がっちゃってさ。 …そっちは? 今日も一人なの? ( と言うか、『私が』 避けられているのかもしれないと思うけど、そんな話をピアナにしたってしょうがない。 屈めていた上体を起こして雑踏を眺める様子は、それでも何人かの友人を探しているようだけど、今のところ見当たらないらしい。 苦笑を零して、肩を竦める。 ) 〜ある意味では、宝探しじゃない? 例の遺物が一人歩きしているのかもしれないし――― それに、何であれにかわ撒き散らしたり、動物の腹を抜いたりしているのをどうにかできてその証拠があれば、大学からしてみればお手柄でしょうし。 …まあ一緒に消されちゃうかもしれないけど、そこはさておき――― うん。 ( その場で話しながら、とりあえず、日記を受け取ろう。 ) …これも何だかね。 にかわなんかの中にあって、紙がいつまでも持つのかどうか分からないけど、変なところで、濡れた状態で見つかる。 しっくり来ないわ。 ―――〜どう思った? エドワード、何か逃げていたみたいだけど。 [Sat 28 Jun 2008 22:48:22]
◆ピアナ@深淵 > あ、マツリさん。 ( 彼女に気付くと、持っていた紙片を鞄にしまい。いえいえ、と笑顔で首を振る。 ) 私もさっき来たところですから。 ──あ、そうだったんですか。 …いえ、別にそういう心配はあまり…。お宝探しでもないですし。 ( 人によっては「謎」自体がお宝のようなものなのかもしれないが、ピアナはそういうタイプでもないので、マツリが念を押すように言うのが逆に変に思えた。 ) あ、日記お返ししますね。ありがとうございました。 ( 鍵を見ると、鞄から板に挟んでいた日記を二枚取り出して。それを彼女に渡して、鍵を受け取ろうか。 ) [Sat 28 Jun 2008 22:34:17]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜ごめんごめん! お待たせー ( 引き上げていく学生達の雑踏。 その中から、黒いセーラー服を着た娘がお下げ髪を跳ねさせながら駆けてくる。 人の間を縫うように進まなければならないのに、軸はぶれず足取りも軽かった。 ) いや参ったわ。 友達引っ張って来ようと思ったんだけど、捕まらなくて――― 心配させたわね? スキナー教授に辿り着いたのはそっちのお手柄、横取りなんかしないわよ。 ( ほら、と昨日預かった鍵を摘んで見せる。 差し出しているようにも見えるけど、微妙な距離。 受け取るなら渡すし、そうでなければ、持っていよう。 ―――前屈みで膝に片手をついて、疲れた風に詫びるけれど、さほど呼吸は乱れていない。 すぐにも動けそうだ。 ) [Sat 28 Jun 2008 22:22:00]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:8 )』 [Sat 28 Jun 2008 22:13:38]
◆ピアナ@深淵 > ( 前の日待ち合わせた掲示板の前で、また立っている小柄な娘。日記の写しを読みながら色々考えている様子。 ) [Sat 28 Jun 2008 22:08:51]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 [Sat 28 Jun 2008 22:04:07]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 [Sat 28 Jun 2008 14:34:09]
◆サヤ@深淵 > …そういえば。 ( ふと ) ( 自分と『先輩』の学内に於ける間柄はどーしたらいいんだろ。 ええと―― )( ←『友人』と紹介されているの、知らなかった模様 ) 異父腹違い兄妹とか大嘘ぶっこくか? ( それ既に他人。 ) [Sat 28 Jun 2008 14:33:47]
◆サヤ@深淵 > ( 今更9引けても。 orz → 構内を出る途中、廊下を抜けて玄関に向かう途中で、ぼたりと。 誰かが差し掛かるのを計っていたとしか思えないタイミングで、足元に内臓の抜けた鼠の死骸が落ちてきた ) ( ――そして、勿論。 実行した者も仕掛けらしきも、見つけられはしなかった ) [Sat 28 Jun 2008 14:30:26]
◆サヤ@深淵 > ( ――ともあれ、今は ) 一度ココから出て獣使い系ギルドに照会。 最近になって小動物を大量に買っていった奴はいねェか。 もしそんな奴が居たら、ソイツが大学関係者じゃないか―― ( さしあたっての方針を口に出して確認してはみるが、そのどれもが空振りに終わるような予感がした。 ただ、それでも―― 容疑者が5人浮かべばその全員を洗うのが自警団の捜査方法、だろう。 あり得る可能性の一つ一つを潰していけば最後に真相が残る。 ――その、筈だ―― 何度言い聞かせてみても、漠然とした暗雲は依然拭えないのだが ) 【判定】 [Sat 28 Jun 2008 14:26:49]
◆サヤ@深淵 > ( 今日くらい、今くらいはいいだろう。 人目のないのをいい事に、よれた紙巻煙草に火を点ける ) …完全に足が止まっちまったか。 20年前の事件の調査は進展ナシ、『先輩』は何か掴めたらしいが――… ( 本部報告を聞くに、己は時間の都合がつかなかったが同僚は首尾よくリドリー・スキナーと面会が叶ったらしい。 そして次の捜査の糸口を掴んだ、とも。 ) 夜中――日付変更する辺りに顔が出せるといいんだが。 ( 何せ本業の合間なので、自由になる時間が中々作れないという話。 どこかの背後がおーあーるぜっと。 ) [Sat 28 Jun 2008 14:19:41]
◆サヤ@深淵 > その次が内臓を抜かれた小動物の死骸だろ。 ( 学内の随所で見られるようになった遺留物。 それは学生の間で噂として広まり、己も何度かそれらを目にしていた ) ――…どっちも『材料』は一緒ではあるんだよな。 そして一応、材料の入手経路も安易。 ( 特に鼠くらいであれば、獣使い系列のギルドに行けば安価で大量に買えるだろう。 この時代医療技術研究用のモルモットは流石になさそうだが、膏薬の材料に――とか何とか言えば、例えば魔術学科の肩書き辺りを見せでもすれば。 売る方とて何も不思議に思わないのではないか。 ――目に見えないモノの実在を信じる事は難しいが、少なくとも不自然なニカワや小動物の死骸は現実としてそこにある。 だから今は『遺留品』に関しては、『20年前の事件の浮上に便乗した愉快犯の可能性』を捨て去ることができずにいた。 20年前の事件とそれらが別件と判明すれば、追わなければならない事件は一つ減る。 ――そのように考えている ) [Sat 28 Jun 2008 14:08:45]
◆サヤ@深淵 > ( 再び背後へと向き直り、手すりに両肘を乗せては眩しいばかりの空を眺めた ) ――ニカワ。 天井から滴るニカワ、床に溜まりを作っていたニカワ。 ――( それは )『動物の皮や骨等を水と共に加熱したもの』――( 接着剤や墨汁に使われるもので、物凄く珍しいものというわけじゃない。 どこかの学部で大量に購入なり消費なりしているところがあってもおかしくないものだが。 ) [Sat 28 Jun 2008 13:55:37]
◆サヤ@深淵 > ( 雨季の合間なのか、大学の屋上には惜しみなく日差しが降り注いでいる。 けれど今の時期は湿度が高く、直射日光がかえって不快な蒸し暑さを醸し出すだけだった。 そのせいかどうか、屋上の片隅から背後を振り返ってみても、今のところ学生達の姿は見えない。 ――もっとも己もしても、その方が何かと都合がいいのだが。 ) [Sat 28 Jun 2008 13:48:32]
◆サヤ@深淵 > ( 20年前の事件に関する物じゃない。 今起きている『何か』が残していったものについて。 ) [Sat 28 Jun 2008 13:43:42]
お知らせ > サヤ@深淵さんが来ました。 『( 遺留品 )』 [Sat 28 Jun 2008 13:42:33]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( 犠牲者の家族? いや、拘るには若過ぎる… とか、色々と。 )』 [Sat 28 Jun 2008 05:06:52]
◆跡野末理@深淵 > ( 手を振り見送って、手の中の鍵を検める。 まず本物だろう。 現物を知らずにダミーを用意するなんて、出来ないし。 ) ―――生徒会… じゃないわよね、あんな子いなかったし、だいたい迷子だったじゃない。 仕事だけど、名声なんかが欲しいわけじゃなくて…? ―――ああ、遺物狙いかしら? ( こちらも、事件を解決したなんていう名声はむしろ邪魔になる。 それはそれで使い道もあるだろうけども、あまり目立ち過ぎるのは上手くない。 だから仕事なら、何かを発見するような功績があったとして、それはピアナに持って行ってもらうつもりだったのだけど――― はて。 ) 〜で、あんなに怯えてるのに私の心配ね? ( 何だかなあ、と苦笑を零した。 嫌いじゃないけど、本当、何者だろう。 ) [Sat 28 Jun 2008 05:06:09]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『教授の話、鍵、日記…報告する事がいっぱいだ』 [Sat 28 Jun 2008 04:58:50]
◆ピアナ@深淵 > それで、マツリさんがこの一連の事件の謎を解いてくださるのでしたら別に構いませんよ。あと、それで危ない目に遭わないのなら。 ( 苦笑した。たとえ自警団員が解決したって、こっそり潜り込んでいた事がバレたら色々ややこしい事になるに決まっている。それに自警団員による手柄よりも、事件解決の方が大事だ。 ) ええ。 ありがとう。 ( 日記を受け取って礼を。 ) ──そうですね、心がけます。 ( 得体がしれないからって、確かに怖い想像ばかりしていたかも。気をつけよう。 ) ? ではまた。 ( マツリが、自分の発言の何を変と思ったのか気付かず、手を振り去っていく。 ) [Sat 28 Jun 2008 04:58:13]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜あらあっさり? 助かるけどさ、私がこの足でその部屋に行かないって、どうして信じられるのよ。 ( どうも躊躇いなく承諾されたような。 こちらはピアナに対して、『仕事』 だからこそ自分の自由にならない部分もあるのではないかと考えられる。 ピアナは約束してくれても、どこかで部屋の中身は独占しようなんて事になるかもしれない。 鍵を預けておいて大丈夫かと警戒するけれど… でも、それはこちらに対しても同じはずだ。 もう目を通した日記。 明日返してもらう必要なんて、無いのだが。 ) ―――ん。 まあ、正解なんだけど。 こっちは仕事じゃないし、興味があるだけだから、恥ずかしいことはしないわ。 安心して、また明日ね。 ( 手帳の間から、同じような紙片をもう一枚。 五月二十八日のも手渡そう。 代わりに鍵を受け取っておく。 ) ―――どんな殺され方であれ、死ぬのには違いないわ。 腹を抜かれるから怖いんじゃない。 想像逞しくして、怯え過ぎないこと。 ………? ( 何だろう、ピアナには何か、義務感のようなものを背負っている印象がある。 こちらは調べないといけないわけじゃない、やっぱり趣味だ。 でもピアナは、仕事と言うだけあって――― ) ―――変なの? ん、また明日ね。 [Sat 28 Jun 2008 04:41:15]
◆ピアナ@深淵 > ああ、なるほど…そういうのもありそうですね。 ( 肩を叩かれると、ありがとう。と返し。 ) 猫の鳴き声…。ええ。 ──あ、そうだ。日記…! ( ちょっと忘れてた感。ダメダメだ。 ) あれ、増えたんですか? ( 二枚目って…。 ) ……是非、貸してください。 ( 怖いのは怖いけれど、虎穴に入らずんば虎子を得ず。というもの。腹を決めたようで、マツリに鍵を差し出した。 ) ──それにしても…ジャネットとロイヤルの死因が解れば良かったんですけど。本当に脚本の通り、内臓を抜かれて殺されたのだとしたら怖すぎます。 …それでも…いえ、むしろそれならば余計に真相を調べなくてはいけませんけれど…ね。 それでは…また明日。 ( 話が終われば、そう言って手を振りこの場から去ろう。 ) [Sat 28 Jun 2008 04:25:05]
◆跡野末理@深淵 > ( ニュアンスは不明だけども 『仕事』 と答えた彼女をある意味では信用している。 約束したら嘘はつかないだろうな、とか、分からないけれど、そのくらいの感覚で。 そうでなければ、そんな大事そうな鍵を渡したままにしておかな――― ああ、いや、そうだ。 ) …もしくは、種明かしに一役買うけど、その実何かの役に立つわけじゃないものとか。 ( 並んで窓の外側を見回しながら、さあ?と首を傾げる。 動く物もなし、いつまでもそうしていても仕方ない。 廊下に引っ込んだら、そう深刻になりなさんなとピアナの肩を叩いた。 ) 鳴き声にご用心って言ってたじゃない? 多分猫のだけど、それが聞こえるまでは大丈夫よ。 鳴けるってことは口があるんでしょ。 にかわ撒き散らすには身体がいるじゃない。 食べるなら飢えるし、生き物っぽいっじゃない、どうにかなるわ。 ―――〜で。 これが一枚目ね。 二枚目あるんだけど、どうする? ( ポケットから引っ張り出す手帳、挟んであるのは蝋でコートされたような紙片だ。 礼のにかわっぽい何かが乾いたものなのだけど… 五月一日の日記。 ) 二十八日の。 そっちにロイヤルの名前が出てた。 鍵と交換で、明日まで貸してあげる。 ―――おっかないから手を引くって言うならそれでもいいし。 [Sat 28 Jun 2008 04:09:38]
◆ピアナ@深淵 > ( とりあえず受け止めたのは私だったが、独り占めする気など毛頭ない。むしろ、一人で行くのは怖い。自警団員としてどうかと自分でも思うが、マツリさんの強さを見ていると何だか構わないんじゃないかとか。そんな気が。 ) え、えー…。良い物、かしら。そうだったら本当にいいんですけど…。 ( 十分危ない。 ) ……。 ( 本部に応援を要請…いや、証拠なんて何にもないんだもの。ただ怖い出来事が多くあるというだけで、実害は今の所無い。サヤさんにはもちろん今日の事は伝えるつもりだが…ああ、やっぱり明日一緒には無理かしら。勤務時間の都合とか色々…。 )( またもやニカワらしきものがあるし、本気で頭を抱えて。 ) …え、外も? ( 恐々と窓から外を覗こうとしたが──あれ、ちょっと、背が足りな…。 ──なんとか窓から身を乗り出し、窓枠を掴みながらマツリさんの視線の先、外壁を見てから廊下に下りる。 ) ……どうなってるんでしょう、本当に…。 [Sat 28 Jun 2008 03:49:40]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜うわっ!? 掃除どうするのよこれ! ( 躊躇いなく窓を開けて、外がどうなっているかと身を乗り出す。 滴り落ちてくるにかわを避けて一度引っ込み、姿勢を変えてもう一度――― 外から見ると、壁面までぬらぬらとにかわで黒く濡れていた。 …いや、にかわのような何か、か… ) [Sat 28 Jun 2008 03:38:23]
◆跡野末理@深淵 > ( 『脚本』 を知らず、主題でない方の話しに乗りがちだったから、鍵を受け取ったのはきっとピアナ。 それを覗き込む風にしながら。 ) ―――〜うん? お土産って、今回の出張の、お土産でしょ? ということは、今大学で色々とやらかしている何かをどうにかできる物じゃないの? …そう都合よく、そんなのが手に入るとは思えないんだけど… 発掘して来たんじゃなくて、どこかにあるのを持って来たのなら――― まあ、行けば分かるわ。 大丈夫よ。 駄目押しに害になるような物押し付けなくたって、関わろうとしてる私達は、教授的に十分危ないみたいだし。 ( 明日? だらしないわねー とか。 腰に手を当て不服そうに隣を歩く。 ) それじゃ、日記も明日にす――― ん? ( つられて、窓を見た。 何か、濡れて――― いや、にかわか。 続いて 【判定】 ) んン、こんな所まで… どうやって付けてるのかしらね。 考えてもしょうがないような気はするけど… [Sat 28 Jun 2008 03:34:45]
◆ピアナ@深淵 > ( その時。ふと廊下の窓を見て。 ) ひっ…!! ( 廊下の窓に、大量の「にかわ」が付着していた。嫌なタイミング。というか、さっき研究室を出た時に見た窓には何も…! ) さ、さっきまで何も無かったはずなのに…。 ( ──人間が、犯人よね? サヤさんが言っていたように、20年前の事件を模倣した愉快犯ってこともあるじゃない。ニカワだって、きっと、きっと…。 ) [Sat 28 Jun 2008 03:27:33]
◆ピアナ@深淵 > ( 鍵は、私が受け止めていた。エドワード・ランディがいた研究室…自宅。この鍵を使ってその中を調べれば、更に情報を得られる可能性が高い。だけど…なんだか、怖い。自分は一体どんな犯人を探し出そうとしているんだろう。得体のしれないものを相手にしているかもしれない恐怖。…人間が、犯人でありますように。 )( “実に些細な問題” ) …………どうも、ありがとうございまし、た……。 ( ぺこり、と頭を下げて。驚いたしちょっと怖かったけれど、有益な情報を得られた。そしてもう、これ以上ここにいても仕方がないだろう。また本の間を縫うようにして研究室を出よう。 ) ──見えてましたよね…。ああ、考えたくもないです。 ( 正直、すっごく怖かったんだもの! ぽっかり空いた目が! ) E.R…あ、そっか。彼のイニシャルね。 ( 同じ事を思い浮かべていたらしい。鍵を見つめて。 ) お土産…。あの教授が出張で持ち帰る「何か」って、遺物の可能性がすっごく高いですよね。多分。ああ、害のない物だといいんですけど…。 ( ピアナの方は入室前に比べて大分テンションが低い。 ) 今日はもう遅いですから…明日にしません? ( 廊下を歩き出しながら、そう言って力なく笑った。【判定】 ) [Sat 28 Jun 2008 03:20:35]
◆跡野末理@深淵 > ―――はい。 ( 重ねて言われて、大人しく頷いた。 これ以上関わりたくないと言うスキナー教授は、なぜ、ここまでなら良いとしたのだろう。 二十六日までは鍵を捨てずにおこうと考えたのは、どうしてだろう。 それを知ろうとする者に何か期待してるのか――― 豹変する前の、ある種の表情を思い出す。 ジャネットか? 別に、そういう話が好きなわけでもないけれど。 ) E.R… ( 緊急救命室… なわけがない。 研究室、自宅ともに残っていることは残っていたか。 そこらじゅうに撒き散らされているのだから当然と言えば当然だけど、にかわ自体はそれほど危険ではないと思っていいのだろうか。 ) ―――あれ、見えてるわよ。 どうなってるのかしらね? 眼鏡がマジックアイテムとか、そんなところかしら。 だけどあんな簡単に付け外しできて… 〜と、そんな事よりお土産って何かしら! それ寮の鍵でしょ? 早速行ってみる? ( 諦めて部屋を出て、口を開くなり元気だった。 表向き、入室前と特に変わることはない。 ) [Sat 28 Jun 2008 03:08:34]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sat 28 Jun 2008 02:53:49]
◆ > (キミ達はこの後、部屋に残っていても良いし、立ち去っても構わない。 また、今後の事について相談するのも良いだろう。 ただしリドリー・スキナーはこれ以上、質問に答えることはないから、部屋に残っても時間の無駄となるのは間違いないだろうが。 そして――勿論、当然の話だが――キミ達に、更に何らかの『事件』が降りかかる可能性も、無くなったわけではない) [Sat 28 Jun 2008 02:53:39]
◆リドリー・スキナー > ――それと、一つだけ。『鳴き声』に気をつけたまえ(やれやれ、と再度の溜息を吐いて、教授は回転椅子を回し、机の方に向かった。 もう話すことは無い、という態度であろう。 これ以上会話を続けても、彼が答えることはない) [Sat 28 Jun 2008 02:52:05]
◆リドリー・スキナー > ――――私が関われる事は、ここまで。後はどうしようと、どうなろうと、キミ達の勝手だ。 少なくとも、私の手札は全て切ったのだから(会話をして興奮したせいだろう。何処か疲れたような表情で呟いた教授は、再び黒眼鏡をかけた。 彼の一連の言葉が狂人の戯言なのか、或いは真実を語っているのか。キミ達はそれをどのように受け取っても構わないし、別に全く無視しても構わない)研究室は――第五の隣だ。今は倉庫になっている。 彼の自宅に関して言えば――鍵を見ればわかる(苦笑しつつ指摘するのは、それが大学の寮の鍵だという事だ。どちらも探せばすぐに見つかるだろう。 特に複雑な場所にあるというわけでもないのだから)――作家が何故死んだのか、というのは実に些細な問題だよ、ピアナ君。アリにとってみれば、自分を踏んだのが白人だろうが、黒人だろうが、さして変わりは無いのだから。 そして今、現状、我々が関わってしまった件についても同様なのだから。 [Sat 28 Jun 2008 02:51:31]
◆ピアナ@深淵 > ──。 ( あ、あれ? 真剣に答えたつもりだったのに、なんだかバッサリ否定された。 ) え? あ、あのう…。 ( 話がどんどん逸れていっている。教授が話す様子になんだか、非常に頑固だった祖父を思い出した。度合いは違うが…。 ) ( “26日を過ぎても面会者が無いようなら” 危なかった、と思うと同時に、やはり事件関係の面会者が来ると考えていたのだ。とも思った。 ) ──ッ!! ( 黒眼鏡の下から現れた二つの空洞に、ギョッと目を剥く。そして、何か悲鳴でも漏らしかねない口にパッと手で蓋をした。しかし続いた言葉に、手を外して立ち上がり。 ) では…ではあの脚本を書いた人物は、アレを書いたせいで死んだと仰るのですか!? ( 関わりたくなくて目まで抉るとは……。すなわち、関わっていると危険だったということか? 単に狂人の奇行ともとれる。しかし──。 ) ……すみません。 ( 少し興奮してしまった。落ち着かなくては…。額に手を当て呼吸を整えながら、マツリさんが質問しているのを聞く。 ) [Sat 28 Jun 2008 02:42:10]
◆跡野末理@深淵 > ―――ええ、蛙には海を知るのがせいぜい。 空の広がりは、意識すらできないかもしれません。 それに自分の外にある何を知ったところで、最後には、自分が自分でしかないという限界があります。 …目の前に出て来てくれれば、神や悪魔にも対処できると言いたかったのではなくて。 それについて何かを感じられるとすれば、それはもう神や悪魔ではないと思っています。 ようするに、いないと言い切れないからいると思うけど、いないのと同じ。 だから、おぞましいかどうかすら、分からない。 ( ―――ただ、意外な縁や、運や、そうとしか言えないものを感じた時、それは神だか悪魔だか、何かがそうさせたような気がする。 だからそう 『感じている』 時点で、神や悪魔の仕業ではないのかもしれないけども… 例えば、捨てようと思っていたけれど、一日遅れたがために私達の手に 『鍵』 が渡ることとか。 豹変した教授には多少なりと驚くものの、まだ微笑む余裕はあった。 ―――安心させようとするような、なだめるような頷き一つ。 小娘が、齢を重ねた男性に生意気なことだけど、何かを恐れているようだから。 そう、それら理解できないものであれ、確かに認識し表現出来るなら、神でも悪魔でもない。 ) 『怖い』 と、理解できたのでしょう? 目を通して焼きつけられたものなら、絵にすることも、できるのではありませんか? …ありがとうございました。 ( ―――きっと会話の全ては、鍵を手放すことを彼が決心するのに必要な時間だったのだと思う。 その恐怖を広めることへの抵抗感か、それとも。 …椅子を立って、礼。 でも、最後に、あまり重要ではないかもしれないが――― ) ―――ランディさんがいた研究室と、彼の自宅がどちらかご存知ありません? それから… 『猫』 って、何ですか? [Sat 28 Jun 2008 02:36:34]
◆リドリー・スキナー > ……ピアナとか言ったな、キミは。随分と幸運だったぞ? 恐らくキミ達二人は、私の言った言葉を殆ど理解してはいまい。当然だ。私も理解できているとは思えない。 だが――少なくとも『私にたどり着いた』。 26日が過ぎても面会者が無いようならば、処分しようと思っていたのだからな(そう言って、教授は衣服のポケットから、随分と古びた鍵を取り出した。紐で括られた札が下がっており、其処には『E.R 206』と記されている。 それをおもむろに、キミ達へと放った)私が関われるのはココまでだ。これ以上は――正直、嫌だと言わざるを得ない(そういって教授は笑い、その黒眼鏡を外した。 其の両方の眼窩には何もない。空洞、暗闇。 如何なる手法によるものか、その状態で尚、彼は物を見る術を知っているらしかった)キミ達と同じ台詞を、あの作家は言っていたよ。―――そして海の底に沈んだがね。 もう関わりたくないと思った私は、両目を抉った。記憶の底にまで染み付いていて、まったくの無駄だったが。 ――それでも構わないと言うなら、その部屋に行くと良い。 私が出張で持ち帰った『土産』も、其処にある。 [Sat 28 Jun 2008 02:03:32]
◆リドリー・スキナー > ――――いる筈があるまい。神や悪魔など。 いたとしても、それはそんな言葉で語れるような存在じゃあない。もっと、おぞましい何かだ。 我々の言語では形容できない何か(キミ達の返答を聞くと、教授は忌々しい、或いは冒涜的な何かを耳にした、という様子で吐き捨てた。 口元は歪み、釣り上がり、自嘲しているのか、キミ達――或いは誰かを嘲るような笑みを浮かべて。)あらゆる物に宿っていたり、人を堕落させたり、或いは駒のように操ったり。そのような、我々に理解できるような存在である筈が無い。 そんな尋常な存在ではないのだ。 神や悪魔、天使を語るような存在が地上を闊歩しているとも聞くが、愚劣極まりない。 神や悪魔、或いはそう言った超越的存在の行動が、我々に理解できる筈がないのだから。 喩えるならばアリにとっての人類と同じ。突然、自分達を踏み潰す存在。或いは巣穴を壊す存在。それは一体、どのような現象なのだろうな? 我々にとっての『るりえー』『くるうるう』非ユークリット幾何学的に歪んだ建築物、宇宙の中心で沸騰する泡沫、盲目にして白痴――理解できる存在である筈がない(対面した時の動作が嘘のような振る舞い。或いは彼は狂人なのかもしれないが、少なくとも自分の話した言葉を心の底から信じているような口振りであるのは間違いない) [Sat 28 Jun 2008 02:03:18]
◆ピアナ@深淵 > ( 教授の視線につられて背後をチラリと見るが、特に誰かがいるわけでもない。教授に向き直り。 ) エドワード・ランディは調査を…。 ( マツリさんが言っていた日記の記述と合っている。 ) ……。 神や悪魔…ですか? ( まただ。もったいつける人なのか、話を逸らされているのか…。解らないが、とにかく答えよう。腕を組んでうーんと考えて。 ) 神は、あらゆるものに宿っていると思います。自然、動物、大地…色々なものに。例えば天災は人にはどうにもできない…けれど雨や太陽といったふうに恵みも与えてくれる。神もそんな存在だと私は考えます。 悪魔は……人を堕落に誘う者、です。実際の悪魔ではなくとも、同じ働きをする者は人間界にもいると…。 ( 紅い雨が降った頃の事を思い出す。実際の悪魔も、見た。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:46:37]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( 和らげられる表情に、微笑みを返す。 それが絶望的なもので、知らずに生きるか知って死ぬかという問題だとしても。 考え方次第だけれど、知らないというのは、まるで騙されているみたいで嫌いだ。 もっとも、死ぬ間際にそう思えるかどうかは分からないが。 ) …そうですか。 ( 背後に向けられた視線? それとなく気配を探るけど、分からない。 ) ( 遺物について聞いてみたいけれど、まずは 『脚本』 だ。 話の主導はピアナに返す。 ) ―――いると、思っています。 それが何を指すのかにもよりますが、人なんかそっちのけで、もしくは駒にしながら、別次元で動いているものがいるだろうと。 でも、もしそれが人の前に姿を現すのなら… 人がいくらかの具体性を持って知ることができる存在なら… 人も、翻弄されるままでは終わらないでしょう。 [Sat 28 Jun 2008 01:36:35]
◆リドリー・スキナー > ……恥じる程度で済めば良いがね。(小さな呟きが、二人の耳に届いたかどうかは定かではない。――が、教授は溜息を吐くと、ゆっくりと表情を和らげた。 キミ達に対して悪意は持っていないという事を示すアピールかもしれないが、少なくとも、そこで口を閉ざすという行為をする事はなかったようだ)そうだな、そうかもしれん。同僚ではあったが、私はあまり関わっていないんだ。ジャネットも同じ。――少なくとも、遠くから眺める分で満足していたのだよ、我々は。(ついと黒眼鏡を指で押し上げると、不意に教授はキミ達の背後――戸口の方へと視線を向けた。 或いは、其処にいる誰か、かもしれないが。 もっとも、仮にキミ達が背後を向いたとしても、其処に誰かがいるわけもない。 もう皆、帰り支度を始めたのだろう。立て付けの悪い扉の向こうから、漏れてくる灯りは無かった)研究は、今も昔も変わらん。遺跡で見つかった物品に関しての調査――まあ、主に此方は発掘をやっているがね。 調べるのは、そう。エドワード・ランディのいる部屋の担当だった。 ……20年前も変わらずに。 そして、どんな人か、か(そう言って教授は顎髭を撫でた。 思案している、のか――或いは値踏みしているのか。 黒眼鏡越しに視線を向けると、不意にこんな問い掛けを発した)キミ達は、神や悪魔がいると思うかね? いるとしたら、どういった存在だと思う? [Sat 28 Jun 2008 01:17:41]
◆ピアナ@深淵 > ( さっきは遠まわしなのが好きなのかと思ったが、そうではなくあまり話したくなかったようだ。それでも口を開いてくれた教授の話に耳を傾ける。ちなみに、哲学的な話はマツリさんに任せた!という気持ち。普通の議論ならともかく、そういうの苦手だもの。 )( ロイヤル、ジャネット…。死因ではなく人柄からきたか。 ) マドンナ…そうですね、あまり使わないですね。「アイドル」とか、今マツリさんが仰ったように「高嶺の花」辺りならたまに耳にしますけれど。 ( 「例外」「エドワード・ランディ」 来た!と思った。その通り、それが一番知りたい。 ) エドワード・ランディが、例の脚本で「行方不明」とされていたのは、当時実際に彼が行方不明だったからですよね? 「他の二人」も脚本通り…だったのでしょうか。 もちろん、エドワード氏がどんな方だったのかも非常に知りたいです。 ( 思わず自分の拳を握った。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:09:50]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――エドワード・ランディ。 そう、それが聞きたかった。 彼も 『脚本』 に出演する予定だったのだろうか。 それとも、登場人物からは省かれているか。 その名には何も言わず、ピアナの方を見た。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:06:37]
◆跡野末理@深淵 > …そうですね。 でも私は、海を知った蛙は、知らない蛙よりも、本当に幸福になれる機会に恵まれたのだと思います。 蛙にとっての海では例えが上手くいきませんけど、そこに海があるのは揺るぎない事実なら、知らずに得意になっていた自分を恥じることくらい、できるようになるのですから。 孤島から漕ぎ出す勇気を持てたなら、海の藻屑と消えても幸せではありません? ( おっと、話し過ぎているか。 脚本について知っているのはピアナだけだ。 その内容はそれほど多くなく、もう全部出してしまっているのかもしれないけれど… ) ―――〜出自を鼻にかけていた? そういう人って、おまけにズルかったりしますよね。 ( 虫が好かないアストナージ? 印象を改めるべきか、それとも… ちょっと、かまをかけてみよう。 単純に印象の違いということも考えられるが。 ) よく知らないのに、高嶺の花にしてしまったのですか? もったいない。 …当時は、どんな研究を? スキナー教授の第五研究室に、お二人もいたということですが。 今も、共通する研究をなさっているのですか? ( 当時は彼の研究室ではなかったかもしれないが、そこはこう、持ち上げて。 ) [Sat 28 Jun 2008 01:04:05]
◆リドリー・スキナー > ふむ。確か東洋では『井戸の中の蛙は海を見たことが無い』とかいうのだったかね? 少なくともこれは、大言を吐いてはいけないという意味だと思ったが――そうとは限らん。 海を見る、海を知ることが、果たして幸福かどうかは誰にもわからんのだから。(溜息混じりに、教授はそう呟いた。 恐らくはキミ達に対して何を言っても無駄だと理解したのだろう。 少なくとも、自分の言葉では説得することは不可能だと。 つまりはこの時点で、キミ達は教授から情報を引き出すことには成功しているといえる。 最も、それが幸福かどうかはわからない。 彼の言葉通りの意味だ)いかにも、その通りだが――彼ら二人について、私はさして情報を持っているわけではない。 ロイヤル・アストナージ――虫の好かん男だった。鼻抓み者でな。貴族だか有力商人だかの子息らしいが、詳しいことは知らない。自慢げに話していたが、聞きたくも無かった。そして一生涯、聞かずに済んだがね(そう言って教授は唇の端を歪めてみせた。どうやら笑っているらしい。皮肉の入り混じった表情であったが、しかし続く言葉を語る時は、一転して懐かしそうなものになる)そしてジャネット……彼女についても、私が知る事はあまり無い。 そうだな――生憎と私は、いまどきの言葉については詳しくない。なので随分と古めかしい言い回しかもしれんが、そうだな、一言で説明するならばマドンナ、と言ったところか。君たちはまだ使うのかね、この言葉を。 手の届かない存在。詳しいことを知りたいと思っていたが、知らず仕舞いだった女性だ。 私に限らず、誰もが。(そうして、小さく溜息を吐いた。 最後の一言は――そう、喩えて言うならば、宝物を自慢する子供のような口調。これが見たかったんだろ、とでもい痛げな台詞)例外は、エドワード・ランディだけだ。 [Sat 28 Jun 2008 00:41:17]
◆ピアナ@深淵 > …………。 ( 何だか哲学的で難しい話になってきた。無性に「ただ知ってる事を喋っていただければ結構ですので!」とか言いたくなったが、ここは自警団本部の取調室ではないし、私は学生としてこの教授の前にいるのだ。え〜っと…学生ならこの場合…? どう言えば角が立たないかしら…? )( あ、マツリさんが言ってくれた。「私もそれが知りたいです」という風にコクコクと頷いてみせる。 ) [Sat 28 Jun 2008 00:28:36]
◆跡野末理@深淵 > ―――。 ( そんな話があったのか。 そういえば何だか聞いたような気がするけれど… 迂闊。 迂闊だ。 ピアナの話を聞きながら、内心でちょこっとショック。 それを表には出さないし、さも自分も美術科であるという風を装っていることについても、諜報員は何も感じはしないけど。 ただ、とりあえずこれからも大学生を続ける都合、決定的な嘘はつかない。 もっとも 『話をしていただけないと思ったんです』 とか、後で謝れば済むことか。 ) 遺産を相続したいのなら、その負債も。 道理です。 ( 諧謔味を滲ませるなら可笑しそうに笑う。 それだけ口にして、後はしばらく話を聞こう。 ―――教授にはものが見えている。 では眼鏡は、目元を隠さなければならない理由があるのだろうか。 ) 人類みな兄弟ですか? 私は本当に私の母から産まれたのか、そんな覚えはありませんが、今更違うと言われても、私の母は、私が母だと思うその人だけです。 ただ、それで何かが変わるわけではないとしても、何か別の可能性が事実である可能性があるのなら、一応知っておきたい。 興味って、そういうものではありませんか? ―――教授のおっしゃった通り、教授がご存知なことだけで十分です。 無知なりに、多少なりと順序立てて知っていると思えることだけで。 アストナージさんと、スティングラードさんとはお知り合いだったのですよね? 同僚だったとか。 [Sat 28 Jun 2008 00:24:53]
◆リドリー・スキナー > (机の上には本が広げられている。随分と古い帳面のようだ。随分と細かい文字で記述されているらしく、普通に見る分には、この距離で文章まで読み取ることはできないだろう。 少なくとも、その立ち振る舞いからは目が悪いという印象は見られない)文化は受け継がれてきたものの結果、か。 成程。 それは事実だ、アトノマツリ君。 ふん、文化だけならば良いのだがね。 我々は色々と、様々なものを引き継いでいる――引き継がされた、というべきかもしれん。(キミの言葉に、半ば諧謔味を滲ませた口調で教授は言葉を発すると、深く椅子に寄りかかり、手を組んで虚空へと視線を投じた。 色眼鏡越しであっても、視線の方向性は容易にわかる仕草である)ふむ、20年前の脚本が関係あるか、真実かどうか、か。 決して言葉遊びをするつもりは無いと先んじて言っておくがね。 この世の中に関係の無い物は一切存在しないが、それは容易に理解できない。 そして真実などというのは誰にもわかる筈がない。(低さは変わらず、何処かに諦観の混ざった声で教授は告げた。老人が昔話をするように、或いは幼子を諭すような口調であった)喩えて言うならば――我々は無知という名の孤島に住んでいるようなものだ。 その外に広がる大海に何が潜んでいるかを知る事も無く、故に流れ着く漂着物に関連性があるのかどうかなぞ理解できる筈もない。 [Sat 28 Jun 2008 00:09:15]
◆ピアナ@深淵 > ( 実年齢より随分と年上に見える。教授という職には何となく自由人という印象があったが…苦労してるんだろうか。 ) ありがとうございます。 ( そう言って、示された椅子に座り。 ) ──ですよね。それでもこうしてお会いしてくださって、感謝しています。 ( 軽く頭を下げて。マツリさんがフォローしてくれているが、本物の美術科生ではないだけに気まずい。とりあえず、それについては触れず。 ) ……。 ( 答えられない事も、か。気にはなったが、今は「答えられる範囲」でも十分ありがたい。なんせ20年前の事件について、確かな事を聞けそうなのは現在この人くらいだ。 ) もちろん、それで十分構いません。よろしくお願いします。 ( そう言った後、ひとつ息を吐いてから話し出す。 ) ──20年前に起こった、エドワード・ランディの関係すると思われる殺人事件。それを題材にした脚本、の情報を手に入れたのですが…それによると、「ロイヤル・アストナージ」と「ジャネット・スティングラード」が『内臓を喪って』死んでいた…とありました。公演は中止になったようですし、現存する脚本は一枚目のみ。これが創作なのかノンフィクション劇なのか… 私には判断がつきませんでした。教授のご意見を伺いたいです。 [Sat 28 Jun 2008 00:00:29]
◆跡野末理@深淵 > ( 黒い色付眼鏡… 夜の、室内で? 椅子を勧められるままに腰掛ける間際。 振り返った教授の向こう、机の上へそれとなく目を向ける。 これだけの読み物があるのだから、目が不自由ということはなさそうだけど。 ) 考古学ともなると、いきすぎかもしれませんけど… 今の美術であれ何であれ、文化は受け継がれてきたものの結果だと思っています。 ( だから何だとは言わない。 ただ、舞台装置なり何なり、美術にも通じそうなことを口にしておく。 印象から、興味本位で脚本のことが知りたいのだとストレートに言っても支障はないかもしれないけども、一応。 ) 今の時期、というのは――― 今、学校で噂されていることと… と言うか起きていることと、その脚本は、やはり関係があるのでしょうか? ( ピアナさんの言うとおり? ) [Fri 27 Jun 2008 23:51:39]
◆リドリー・スキナー > ――――ふむ。二人か。狭いところだが、楽にしたまえ(そういいながら、谷の奥――其処に据え付けられた机に向かっていた教授は、キミ達に対して回転椅子を回して振り返った。 禿頭の男。鷲のように尖った鼻と、その下に蓄えた白い髭。 少なくとも資料によれば当年42歳である筈なのに、その容貌は50を過ぎていると言われてもおかしくないほどに老け込んでいる。しかしながら声の張りや、こうしてキミ達に、部屋の隅に置かれている椅子を示す仕草などは、何処かしら若さを感じさせるものだった。 とはいえ、その仕草よりも目に入るのは、黒く大きな色付眼鏡だろうが)まあ、美術課の生徒が、私に用件があるという時点で気になってはいた。 私に印象画についての意見を聞きに来る筈もないだろうからね。 それに、今の時期だ。 ――――先に言っておくが、私にも答えられること、答えられないことがある。そして未だ知らぬ事も。 故に「答えられる範囲ならば」(そういって、教授は深く頷いた) [Fri 27 Jun 2008 23:38:53]
◆ピアナ@深淵 > はい、失礼します。 ( 見回す以前に、とにかく「本」だった。う、うわあ〜…と、思わず感嘆しつつ奥に進もう。本の山を崩さないよう気を着けなくちゃ…! その間に、資料か何かにプロフェッサーの肩書きがついたリドリーの名前を見つけて、こっそりホッと。 ) 初めまして教授。 ピアナ=フライトです。 ( マツリさんが必要な挨拶を言ってくれたので、それに合わせてお辞儀を。そして雰囲気を見てから切り出す。 ) あの…今日お伺いしたのは、昔書かれた、ある「脚本」についてなんですけれども。教授なら、その内容が真実かどうかご存知かもしれないと思いまして。 ( とりあえずそこまで話して、教授の様子を伺った。 ) [Fri 27 Jun 2008 23:30:30]
◆跡野末理@深淵 > ―――おっと、名簿だけか… 知り合いには違いないけど、どの程度関わっていたのかは分からないのね。 ( 日記が二枚になって大部分を隠していることになる。 そうでなければ、白衣のサンプルなどはちょっとしたことだったかもしれないから、丁度いいくらいだが――― 一度話してから訪ねれば良かったかもしれない。 でも、これで十分かもしれない。 ) 任せるわ。 ( 魔術科なんて言うとややこしくなりそうだし、ピアナの切り口がはっきりするまでは、引っ込み思案な友達でも装っていよう。 黙ってそれらしい表情をしていれば、容姿だけはしとやかだ。 ) ―――失礼します。 夜分遅くに申し訳ありません、スキナー教授。 ( 第五研究室の教授でいいはず。 共同研究でなければ室長だろうか? ピアナと興味の対象は異なるけども、こちらもざっと空間を把握する。 研究者の部屋というのは、どこもこんなものだろうか。 先輩とか片付けたがりそうだと思って、自分の持っている勝手なイメージに苦笑した。 ) はじめまして、お時間を割いていただき、ありがとうございます。 アトノ マツリともうします。 ( ピアナを先頭に、谷間を進む。 対面しても会釈とか、挨拶とか、今のところ行動の中身はあまりない。 ) [Fri 27 Jun 2008 23:21:54]
◆リドリー・スキナー > ああ、来たか。鍵は掛かっていない――どうぞ(落ち着いた低い声が扉の向こうから聞こえてくる。 少なくとも教授陣にありがちな高圧的な声音ではないが、キミ達がそれに対してどう感想を抱くかは別だ。 ともかく、教授の言葉に従って室内に入ったならば、其処ら中に山と積まれた資料や、書籍、或いは遺物などが目に入ることだろう。 本や何かは結構な貴重品である事を鑑みると、少なくとも専門分野に関してならば、ひょっとすると図書館などを上回る蔵書量かもしれない。 勿論のこと、こういった貴重な資料は棚に保管するのが当然なのだが、そこから溢れ出してしまっているようだ。 しかしながら、どれも埃は被っておらず、多少乱雑ではあっても系統立てて区分されていることから、恐らく整理整頓はきっちりと行われているらしい。 その左右に聳え立つ蒐集品の山間――つまり『谷』にあたる部分は辛うじて床が見えており、その奥からランプの灯りが届いていた。 どうやら、スキナー教授は其方にいるらしい。 少なくとも、人を招くに足るだけのスペースと共に) [Fri 27 Jun 2008 23:14:18]
◆ピアナ@深淵 > 何かの古い名簿…だったと聞いてます。 ( 日記については、終わってから見せてもらおうと思っている。マツリが情報の一部を隠しているとは考えていないから、それで十分だと。 ) ──ここ、ですね。 ( 研究室の扉をコンコンとノックして。 ) こんばんは、遅くなって申し訳ありません。ピアナ=フライトです。 ( ところで…自分が見落としている可能性大だけれども、リドリー・スキナー先生って……教授でいいのかしら? それとも講師? 助教授? 助手とか、歳のいった研究生ってことも…! )( こうして訪問しているのに今更そんなことは聞けない。研究室の中に入れてもらえれば、何かそれが判明するものはないかと、素早く室内を見回すだろう。 ) [Fri 27 Jun 2008 23:06:07]
◆跡野末理@深淵 > ―――脚本? お芝居の? …知らないわ。 ( ―――実は知っていてもおかしくなかったのだけど、『自警団調査資料』 はどこかで知らないものと処理されてしまったらしい。 うっかり。 ごめんなさい。 『脚本』 というキーワードから、噂を題材にした創作として軽視していたということで… ) ん、聞いてる。 ( 噂そのものはそれとなく耳にしているだろうし、ピアナと教授の話を聞けば補完できるだろう。 頷いて――― 仕事? 苦笑に、首を傾げた。 ) ―――ジャネットとロイヤルの同僚か。 死んでも面倒を残す真面目な馬鹿と、協力を頼めるかもしれない理解者の同僚。 でも名前は出てこない。 …二人の同僚だったっていう話は、どこから? ( 適当に好奇心だと答えればいいところ、ピアナは仕事と言う。 どういうニュアンスか興味はあるものの、訪ねる時間はなく、ただ正直者と捉えよう。 ) ( もう、研究室に着いてしまう。 まだ先輩も来る予定だし、付き添いのような位置にいようと決めた。 結局、日記の確認はさせられない。 後でもいいか。 ピアナから切り出すのなら、足を止めるけど。 ) [Fri 27 Jun 2008 22:57:49]
◆ > (ややあって、キミ達は何事も無く研究室に到着した。 今現在、つまり多少は遅い時間帯であっても、この付近の通路は職員や講師が通っているし、人の気配は多分にある。 重ねて、あまり立て付けの良くないらしい扉の下からはランプの物らしい灯りが漏れていた。 ドアそれ自体には特にこれといった装飾は無い物の、丁寧な文字で『R.スキナー』と記された札が一枚張られており、その下には『在室中』と書かれた、更に小さな札が吊るされていた。少なくともこの表記と、ランプの灯りを信じるのであれば、スキナー氏は約定どおり、中で待っているのだろう) [Fri 27 Jun 2008 22:46:57]
◆ピアナ@深淵 > ( 今からしようとしていることは単なる聞き込みだが、自警団員という身分を隠して行わなければならないというのは少々緊張する。ちなみに武器はこっそり所持しているが、ただ仕事中故の標準装備。まさかマツリさんまで武器を所持してるなんて思いもしないけれど。 ) ええ。嘘は苦手なので…。 ……あ、例の脚本のことはご存知なかったですか。すみません。 …そうですね、特にその辺りの事について先生にお聞きしてみる予定なので、その時に。 ( もう、自分が知ってる情報はかなり話してしまった気がしてたけど、まだまだ情報交換できる事があったみたいだ。時間設定を失敗したわ…と、どこかの影と共に反省しつつ。 ) …ん〜。 まあ…あえて言うなら、仕事みたいなもんです。 ( そう言って苦笑した。あえてどころか、まんま仕事なんだけれど。 ) [Fri 27 Jun 2008 22:42:16]
◆跡野末理@深淵 > なるほど、上手いわね。 嘘はつかなかったんだ。 自分のところまで話が来るとは思っていないのかしら。 確かに、その辺で上がる名前じゃないけど――― ああ、ロイヤルも知ってるんだ? そもそも、20年前の事件って何なの? 殺人鬼がどうとか、そんな噂は聞こえてくるんだけど… 元になった話っていうのがさっぱりで――― ( 話してから向かおうとも思うのだけど… それでは遅くなるかもしれない。 先に教授と会って、互いに聞きたいことを聞いて… いや、非効率か。 ) …ピアナ、どうしてこんなことに探りを入れてるの? 別に好奇心で良いんだけどさ、特に理由ある? ( 隣を見ながら、突然そんな質問を。 その間にも、足は動かす。 一応武器は持っているけども、それは日常的な装備。 教授と会うのにわざわざ何かをしたためることはなかった。 ) [Fri 27 Jun 2008 22:31:42]
◆ > (さて。 キミ達はこれからリドリー・スキナーの研究室へ赴くわけだが、別に緊張する必要は無い。 ここは大学構内であって遺跡などの類ではなく、ある程度以上に大学の地理に詳しければ地図を必要とする事もあるまい。 もっとも、キミ達が何らかの怪物と遭遇することに対して警戒しているのであれば、好きに装備を整えていても構わない。 リドリー・スキナーの研究室は、キミ達の待ち合わせた場所から数分ほど歩いた、教授や助教授、講師達の部屋が集まった棟にある) [Fri 27 Jun 2008 22:26:52]
お知らせ > さんが来ました。 『( リドリー・スキナーの研究室 )』 [Fri 27 Jun 2008 22:21:32]
◆ピアナ@深淵 > あ、マツリさん。 ( 気付いて、小さく手を振り返す。 ) ええ。ただ普通に「アドバイス頂きたい事がある」という感じに…。人数が二人だとは伝えてあります。意図に気付いてらっしゃるかは解りませんけど、お返事は丁寧な感じでしたよ。 ( とりあえず向かいましょうか。と、研究室の方向へと歩きだす。 ) ──はい。先日言わなかったのはその辺りで…。20年前の被害者、ジャネットとロイヤルと同じ研究室だったらしいです。リドリー先生。 [Fri 27 Jun 2008 22:20:56]
◆跡野末理@深淵 > ―――ピアナ。 ( 下校時刻を前に一方向へ流れて行く学生達の向こうから、闇に溶ける色のセーラー服を着たお下げ髪の娘が手を振っている。 エドワードの立場が微妙なものでありそうだったり、ロイヤルという知らない名前も出て来た五月二十八日の日記は気になるけれど、これからスキナー教授に会うとなってはあまり時間が無い。 伏せておくか、もう全部伝えてしまうか、ちょっと抜け駆けも心配な二度目の対面。 ポーカーフェイスで微笑んでおこう。 ) お待たせ? 教授、会ってくれるんだって? てっきり渦中の人になるのを避けて逃げたのかと思ってたけど、そうでもないのかしら。 帰って来たしね。 何て言って会ってもらうことにしたの? 〜てゆか、教授ってエドワードとどう繋がるのかしら? てっきり同僚かと思ったんだけど、部署、微妙に違わない? [Fri 27 Jun 2008 22:14:56]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:7 )』 [Fri 27 Jun 2008 22:01:41]
◆ピアナ@深淵 > ( 学生達の様々な伝言やメッセージが貼り付けられた掲示板の前で、突っ立っている小柄な娘が一人。今日も白シャツにパンツスタイル。…そういえば、スカートなんて何年くらい履いてないだろう。掲示板の前を通り過ぎた女学生の姿を視線で追いつつ、ふとそんな事を思った。 ) ちょっと早く着いちゃったかな…。 ( 何となく呟いて。 ) [Fri 27 Jun 2008 21:58:48]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが来ました。 『( 掲示板前 )』 [Fri 27 Jun 2008 21:53:08]
お知らせ > ラサートさんが退室されました。 『引き取れ、引き取らないの押し問答が続いた…』 [Thu 26 Jun 2008 22:04:43]
◆ラサート > …ってなワケで俺はそっちを当たってきますんで。(と、足早にその場から立ち去ろうとすれば、ぐいと襟首を掴まれる。)何っ!?…だからウチではひきとらねーって!大学でおいといてくださいってっっ!!(誰も水死体なんぞ保管しておきたくは無い。無縁仏ならさっさと灰にするが、今しがた身元が分かるといった太鼓判を押されてしまったのだから。) [Thu 26 Jun 2008 22:02:45]
◆ラサート > ほら、ここ…刺青があるでしょう?(変色した皮膚にもただ一点、くっきりとマークが浮かび上がっている。単純な線を組み合わせただけの刺青…)…漁師ってのはいつ海で死んでも身元が分かるようにこういった刺青をしとくんですよ。だって、こうなっちまうのは明白でしょ?(だから間違いない、と得意げに語る海兵。)だから、この刺青に心当たりありそうな漁師仲間を当たれば簡単に身元は割れるでしょう。 [Thu 26 Jun 2008 21:59:03]
◆ラサート > あ、はいはい、身元ね、身元。(こちらを向く白衣の男…検死官の目線に気付き、その死体に視線を戻す。無論、人相どころか性別すらも分からなくなっているが…)…あぁ、こいつぁ漁師だな。あらかた前の時化で船が転覆でもしたんじゃないですかい??(ある一点で目を止める海兵の言葉に検死官は首を傾げた。) [Thu 26 Jun 2008 21:56:08]
◆ラサート > ………うぇぇ…こりゃまた、美味しそうな牡蠣がついてなさって…(ぶくぶくと人間の肉をベースに膨らんだそれにげんなりする。まぁ、海の生物にとってはそんなものでも立派なエサなのだろうが…。そういえば、この大学を騒然とさせている事件で見つかったのは白骨死体とか言ってたっけ…。そっちの方が100倍マシだ…そう断言できる。) [Thu 26 Jun 2008 21:53:05]
◆ラサート > (何か、いやーな染みが滲んだシーツで覆われた物体に近づいてゆく。無論、強烈な臭気も次第に強くなり…)…シーツ、取ってもらえます?(既にその盛り上がりが人の形を成していない。水死体なのだから中身は推してはかるべしだ) [Thu 26 Jun 2008 21:49:55]
◆ラサート > (自称臨時自警団員の海兵ラサート。他の自警団員が件の事件の捜査でこの大学に忙しく出入りしているさなか、珍しく自分にお呼びがかかったのには理由があった。物理学の講義等に忍び込んでたりしたのもあるが、何よりも…自分が呼ばれるのは水に関係する事件が起こったからに他ならない。ぶっちゃけて言えば…ドザエモンが上がった。)先に言っときますけど?ぜってー引き取りませんからね!身元調べて、引渡し先見つけるだけですからねっ!(ヴェイトス市で身元不明の遺体が見つかったときに検死にかけられる事は少なくないが、どこで検死が行われるかは一定ではない。主な場所は3箇所だろう。自警団本部、ヴェイトス中央病院、そしてヴェイトス大学医学部だ。今回は偶々大学が貧乏くじを引いたのだろう。) [Thu 26 Jun 2008 21:39:24]
◆ラサート > (石畳張りの妙にじめじめした部屋に一歩踏み入れれば、つんとした防腐剤の臭いと吐き気を催すような腐敗臭がダブルパンチで襲い掛かってきた。ここで夕食を壁にリバースしてしまうほどヤワでは無いが、物凄くステキな気分になってしまうのは否めない。)あぁー、もう見たらさっさと帰りますからね!(部屋の更に奥に進むために上着と制帽を脱ぎ、専用のブーツに履き替えながら先導する白衣の男に投げやりに言う。) [Thu 26 Jun 2008 21:19:17]
お知らせ > ラサートさんが入室されました。 『医学部医学科解剖学実習室』 [Thu 26 Jun 2008 21:13:47]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 『魔術科だか魔女科の誰かのペットが逃げたっていうならいつものことなんだがなァ』 [Thu 26 Jun 2008 19:07:18]
◆キリル > ( ――― そう、これはきっと 知りすぎては、いけない ) ( 自分には関係の無い事だ。 そんなコトより課題の方が大切。昨日もレポートを一つ片付けたばかりだ。ラッキーなコトに先生が出張中だったので25日のギリギリまで――もしくは今日先生が登校してくるまで――提出期限に余裕があったので、章を一つ増やしたくらいだ。長すぎたかもしれない。まぁ、規定枚数には収まっているから平気だろう。 ) ( 青年は、例のマークについては今後何か文学で出てきた時の為にと本に目を通したが、名簿の方には目を通していない。 青年にとって”リドリー・スキナー”は単なる考古学の先生でしかない。 古典文学に携わる者の常として、民俗学や考古学にも感心があるし知識が要るので授業を取っているだけだ ) 嗚呼、 [Thu 26 Jun 2008 19:05:57]
◆キリル > ( 白骨化してたというのも気になる。あんな、土も何も無い場所で。 ミイラ化じゃなく、白骨化。 ) ―――― … ( ”旧き印を刻んだ灰色のムナール石や、魔術的な効力によって生み出した旧き印は、確かに怪異を退ける。これを応用して四方を旧き印で囲み、怪異を閉じ込めることも可能だという。しかしながらそれは、例えるなら道路を通行止めにするようなものであり、術者自身を護ることはなく、旧き印のある箇所を回りこんで、怪異は襲ってくるのだ。” ―― 例の本の、引用だ。 )( そして例の死体が見つかった――閉鎖空間が壊された――途端、校内で起こる怪異 ) …、 ( 息をついて、青年はその件について思考するコトを止めた )( マーク一つ取っても思考はどんどん波及していく。 だから、駄目なのだ。 ) [Thu 26 Jun 2008 18:56:32]
◆キリル > ( アノ噂は、そんなに気になるもンだろうか。 人間は考える葦だと昔のヒトが言ったらしいが、確かに自分のような研究者は材料があればつい分析、思考してしまう生き物だ。 ) …… ( だからこそ、噂という材料は余り耳に届かない方がいい。何でもかんでも思考してしまうのは己の悪癖だ。大体、コワいのは平気だがグロいのはダメだし。 ) ( 例えばそう、あのマーク )( アレは確かに魔除けだった。けれど形からして単なるペンタクルではない。イコール、単なる魔除けではない。ナニか特定のモノに作用するモノだ。 特定のモノがナニかは解らなくても、アレが魔除けだと思うなら其処までは考えられるだろう。 ――― 本には、その特定のナニカは”古来より存在していた怪異、怪物の類”と記されていた ) ( さて、次にその魔除けは部屋の壁いっぱいに掛かれていた。閉鎖された空間に沢山の魔除け。 けれど中の者は朽ちていた。 つまり魔除けに効果が無かったのだろうか。それとも長い間閉じこもっているうちに死んでしまった?それとも、魔除けは外側のモノではなく内側のモノに作用していたのだろうか。 ) [Thu 26 Jun 2008 18:35:36]
◆キリル > ( 訂正:終業時間→就業時間 ) [Thu 26 Jun 2008 18:15:12]
◆キリル > ( もちろんそーいう利用者ばっかじゃないってことはわかっている。わかっているが、図書館を良く理解してくれている利用者なら職員側の気持ちもわかってくれるだろう。 今もほら、机の隅で本読んでる同じ学部のオンナノコが、目が合った途端肩を竦めたものだから一緒になって肩を竦めた。「大変ね」「お互いにな」そんなジェスチャァでのやりとり。バイトはバイトでうんざりだが、良く来る利用者は利用者で他の利用者のマナーの悪さにうんざりするものだ。自分が見たい書架がごちゃごちゃになっていると特に、己なんか終業時間外でも違う図書館でもうっかり整架してしまう。職業病だ。 ) ( なんかもうあんまり多いからウザったくて、一々此方から声を掛けてレファレンスしてやる気にならない。 ナニかお探しですかも何も、ヤツラが探してるのは例の噂関係のコトだ。図書館の何処で本探してるか見ればわかる。配置は全部頭に入ってンだから。 青年がその件でレファレンスを行ったのは今まで一度きり。今のところアレが最初で最後。 ) ――― ( まぁ、あの時はなんか 好奇心で、 って感じじゃなかったから此方もそれなりにしっかり応対させてもらったのだが。 ) …… ( 本人は野次馬だと言っていたが、そういう風には見えなかった。 ) [Thu 26 Jun 2008 18:11:47]
◆キリル > ( 噂の所為で此処、大学図書館も普段とは違う有様。 ) …勝手にその辺つっこむのホントやめてほしいンだけど。 ( 文句を言うというよりそれは嘆きや懇願のような微かな言葉。 )( あのヤロォ、本を手にして暫くぱらぱらと捲っていたかと思えば、出した所と違う場所に突っ込みやがった。 大抵の学生なんてそんなもんだが、ワケ解らない場所か手近な所に突っ込むよりか、そのへんに点在している返却カートにでも入れといて欲しい。其の方が自分のような返却場所を熟知している者が配架するから書棚が乱れることはない。 配架するより整架の方が大変だってわかってンのかよヤツラ。 ) 行方不明本とか、探すのホント大変なんだぞー… ( はあぁぁ。 ) [Thu 26 Jun 2008 17:47:42]
◆キリル > ( こんなに賑やかなのは普段、テスト期間くらいなのに。 思いながら、青年は慣れた調子で書架を整理していた。 )( むしろ今頃から七月中にかけてレポート提出とか増えてくる時期じゃないだろうか。いいのか、噂にばっか感けてて? ) … ( 考えながらちらり、大学史の並ぶ書棚に向かうヤツラを見る。 )( 整理したくても、その場所に利用者がいれば、臨時とはいえ職員は場を譲るものだ。 その場を整理している最中に利用者が来れば、青年とて軽く会釈して別の場を整理しに行く。 ―――つまり好奇心に駆られて普段こんな所に足を運ばないヤツラが図書館内を無闇に引っ掻き回すものだから整理もしにくいしほんと溜まったもんじゃない。 ) [Thu 26 Jun 2008 17:38:33]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( ――― 嗚呼、賑やかだなぁ )』 [Thu 26 Jun 2008 17:27:52]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『 ―――〜ビンゴ! ( ランプの灯りを映してらてら光る、濡れた紙があった。 )』 [Thu 26 Jun 2008 07:42:39]
◆跡野末理@深淵 > ( 自分だって務めてそうすることはできると思うけど、ナチュラルに人当たりの良さそうな先輩に、事件と関係があるかもしれないスキナー教授との面会は頼んである。 施設についてはそちらで分かりそうなものだから、それ以上は調べず、なんとなく自分の担当な気がする体力勝負に移っていた。 腹を抜かれた死骸の見つかった場所。 ニカワで汚されていた場所を訪ねて、そこが片付けられてしまっていても、見落とされていそうな場所を覗く。 その繰り返し。 【判定】 ) [Thu 26 Jun 2008 07:38:10]
◆跡野末理@深淵 > ( 天井裏など無い場所にもニカワ被害は出ているし、ニカワが自然発生したのではなく何かの分泌物であるなら、その移動方法は物理法則の外側に位置するような気もするが。 目に付く場所はすぐに片付けられてしまうけれど、そうでない場所は放置されているだろう。 ) ( いつの間にか付着しているニカワが、天井裏から垂れているとは限らない。 でも、天井裏にニカワ被害が無いとも限らず、それなら、何かあるかもしれない。 新たなパターンの動物の死骸でも良いし、他の何かでも良い。 それを撒き散らしている 『何か』 に繋がる痕跡が。 ) ( 五月一日の日記から受ける印象では、エドワードがサンプルとして採取した 『ニカワのようなもの』 が、最初に発生源から分離され、外部に持ち出された 『遺物の副産物』 だ。 発生源かどうか、副産物かどうかも分からないけれど、そう仮定するのなら。 ―――そのサンプルの保管場所である、エドワードの自宅や研究室で何かあったのではないか。 そう考え少し調べてみたものの、それらがどこにあるのかすらよく分からない。 ) [Thu 26 Jun 2008 07:32:45]
◆跡野末理@深淵 > ( 白む空を窓一杯に映して、棟の最上階に位置する講義室はもう明るい。 他の講義室より奇麗なくらいに掃除の行き届いているこの場所は、先日、大学を賑わわせている 『にかわ被害』 にあった教室だ。 ―――天井に黒く開いた裏側への入り口が戻されれば、すぐに何の異常もない無人の静けさが戻って来る。 ) …さてと。 ( 狭い天井裏で身を低くして、セーラー服を着たお下げ髪の娘はランプを掲げた。 それだけでは先を見通せない闇の中、梁や筋交いといった構造物が広がっている。 ) [Thu 26 Jun 2008 07:16:54]
◆跡野末理@深淵 > ( 20年間噂でしかなかった話が、ここへ来て現実味を帯びた。 ある時ふと異界への口が開くこともあれば、そこからの侵入者が事件を起こすこともある。 それらはいつだって突然で、内容も様々。 どんなに用意周到にしていたとしても、それが通用するかどうかは分からない。 ある程度の目安はあっても、共通する対処法というのは得られそうもない。 だから、興味と危険を秤にかけて、興味が勝ってしまうなら、全力で喰らい付き逃がさないことだと思う。 用意よりも、その時々でどれだけ多くのことを知るかが決めてだ。 ) ―――〜って言ったって 『信じられない』 って顔されるだけでしょうけどー… ( 突然耳にしたところで何を言っているのか分からない呟きを残して、闇に溶ける色のプリーツスカートから下が、教室の天井へ消えた。 ) [Thu 26 Jun 2008 07:07:01]
◆跡野末理@深淵 > ( それでお前に何ができるのか。 そんなものと対峙したところで手も足も出ないだろう。 だったら大人しく、関わらずにいることだと… 言われそうだし、自分でもそう思う。 せめて理解の及ばない怪異に対しても、『もしかしたら通じるかもしれない』 程度で良いから、切れる手札は用意しておくべきだ。 現実的な知力・体力でカバーできない部分を補えなければ、いざという時手詰まりになるのだから。 ) ( でも、二つとないであろう今起きている怪異は、それに興味を持つ者に用意する時間を与えてはくれない。 ) [Thu 26 Jun 2008 06:55:53]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――まったく、気味の悪い話だ。 腹を抜かれた死骸については、まあいい。 常に新鮮なものが高頻度で見かけられるとなると異常には違いないけれど、どこかでそういう状態にして放り出すということもできるのだから。 けれど一般的に常温では溶けたりしないニカワがさっきまで無かったところに付着していたり、教室内で確かに物音がしてそこがニカワまみれにされているにも関わらず、それをした者が見当たらない・そもそも誰かが出入りした痕跡もないとなると、理解の範囲を超えている。 ) [Thu 26 Jun 2008 06:46:05]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( 跡野末理の視点:6 )』 [Thu 26 Jun 2008 06:41:23]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 [Thu 26 Jun 2008 03:21:32]
◆テレサ@深淵 > (「若し、其れを見ても理解できなくて、それでも継続している何らかの怪現象に出会ったら。」 ギルドの仕事でお世話になった先輩魔女の言葉を思い出した。「絶対触れるな。近付くな。」だ。) ”先生”の時と同じ風くらいに思ってた自分がムカつくったら――ホント、プロでも雇ってとっとと消しちゃえば良いんだよ。 こんなのっ。 (現状帰り道がべたべたな以外は変化がないようだし、取り敢えずは落ち着けるか。 幸い図書室の出口は一つじゃない。 My箒もある。別の扉慎重に押し開けて、文字通り飛んで帰るとするか。) [Thu 26 Jun 2008 03:21:21]
◆テレサ@深淵 > (べとついた泥道と化した入り口までの道程を前に、止まらざる得なかったのだ。) 今までで散々判ってたことじゃんよ・・・・ ナニやってんだ私は! ( この件が始まって以来、悪趣味な奴の悪戯だとか、実験動物が逃げ出したとか、勝手な噂も偶に聞く。 ――でも、さっきまで此処には自分が一人で、他に何かは無かった筈じゃないか。) ――。(カウンターに立てかけてあった箒を掻っ攫いつつ、あたりを確認する。 やはり何も無い。それは幸運か不運か判らぬが。) [Thu 26 Jun 2008 03:13:54]
◆テレサ@深淵 > ( ―― 今後?) ……そもそも授業さえフツーに出来りゃ私らがナニする必要も無いじゃんよ。 何やってんだ私は。(あれだけ色々のめにあって置きながら自分から事件に首突っ込むような姿勢になってるの大分変だし、其処に違和感が無かったのも考えてみりゃ奇妙だ。 先ずは落ち着け自分。 左手の刺青箇所をぎぅ、と握る。 ) 星の巡りが悪いっかな。 良し出直す―― (くるりと入り口に向き直り、退出の構え。 其処でふと止まった。 止まらざる得なかった。) [Thu 26 Jun 2008 03:06:08]
◆テレサ@深淵 > (自分の持つ技能では真実を推し量れないし、”先生”も知らないといっている。 流れる噂を軽く採取してあの躯の名前と周辺あたりは手に入れたものの、現状とそいつの関連性には――具体的なレベルではまだ思い至らない。) ……先に見に来た奴居るなら話聞いた方が早いか。(何科の誰が、何人くらい興味を持ってるのか――とか全然わからないが、この状態の大学を彷徨ってる奴とか居たら大抵そうなんじゃないか。 資料を基に戻して、ふむ、とこお今後を考える。 【判定】) [Thu 26 Jun 2008 03:02:05]
◆テレサ@深淵 > (一部の資料に限って使用する人が増加した挙句、図書委員(あるばいと)の連中が怖がって整頓をおざなりにやってるからだと思われる。 大学史みたいなのが収められたコーナーはもうけっこうなカオスだ。) こりゃ探すだけ無駄かもなー・・・金貰ってるんだからナイゾー抜かれてでも仕事しろっつの。(書架に近付いて適当な資料を何枚か引っ張り出すも、急激に意欲が萎えていく。 引っ張り出したら片さなきゃ成らないんだし。) [Thu 26 Jun 2008 02:56:13]
◆テレサ@深淵 > (此処を利用するのは取り立てて珍しいことじゃないが、今の大学の空気からするとソロでうろつくのは避けたいスポットNo1なのではないか――噂の出る前に来て余りの雰囲気の悪さにビビッた事もあったりするし。) ……大学の事件は大学に聞け、って簡単にいうけど・・・ どーなんよこれ。(でも今は別の理由、図書室の機能低下、っていう現状に直面して室内に呆然と立ちすくむね。) [Thu 26 Jun 2008 02:52:18]
お知らせ > テレサ@深淵さんが来ました。 『図書室に一人。』 [Thu 26 Jun 2008 02:50:54]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 [Wed 25 Jun 2008 07:37:41]
◆サヤ@深淵 > …天井から落ちてきたニカワ。 床にへばり付くニカワ、内臓のない骸――…… ( 少しずつ、されど確実に学内を侵食するそれらは果たして全て愉快犯の仕業か。 それとも―― 不審ではあれど、未だ実体を持つには至らないそれらを逡巡しながら ) [Wed 25 Jun 2008 07:37:10]
◆サヤ@深淵 > ( 通りすがった無人の教室の床一面に、大量のニカワが張り付いているのを見つけた ) [Wed 25 Jun 2008 07:35:02]
◆サヤ@深淵 > ( 未だ学生が少ない間に構内をひと廻りするすがら ) 【判定】 [Wed 25 Jun 2008 07:33:32]
◆サヤ@深淵 > ( ――本部に顔を出す理由は、もう一つあった ) …あの人小っせェからな。 ( 学生にすんなりと溶け込める、『先輩』の小柄な佇まいを脳裏に描く。 元来子供程度の体格なのが自然な種族――ピグミアだと聞いているので、それはとても失礼な発言だったが ) 北風と太陽、だっけか――… 同じ情報にしろ、『太陽』の方が余程上手く活かせそうだ。 ( だから、聞きかじった情報や考えてみた推測を、同僚にして先輩の自警団員に出し惜しみはすまい。 ――この後も本部に戻ったなら、走り書きを彼女の机に残すつもりだ ) [Wed 25 Jun 2008 07:31:48]
◆サヤ@深淵 > …ん。 そろそろ朝イチの学生が登校する頃、か。 一度本部に顔出して、人数が間に合ってるか聞いて――… 不要なようなら風呂でも寄ッか。 ( 凝り固まった腕を回すと、肩甲骨がごきりと鳴った。 目立とうなどとは思わないが、目立たないよう立ち振る舞うのもこれはこれでしんどいものだ。 ――なんせ、学生を偽るには少々トウが立ちすぎている ) [Wed 25 Jun 2008 07:25:55]
◆サヤ@深淵 > ( ――門扉に止まっていたらしい雀が一斉に羽ばたくのを見た ) [Wed 25 Jun 2008 07:22:19]
◆サヤ@深淵 > ( ――男は依然、内臓が刳り抜かれた骸の数々が実は『何者かによる捕食の跡』とは考えていないし、増してや『20年前の【事の発端と思われるモノ】』が現存して何ぞ蠢いている、などという発想からは遠く埒外にある。 その辺りで事件の真相とはかけ離れているし、同様に学内で真相究明に乗り出している学生諸氏の推理ともまた遠いところにあるのかもしれない ) [Wed 25 Jun 2008 07:21:29]
◆サヤ@深淵 > ( ゆえに )( 頻発する小動物の奇禍は、噂好きの大学関係者もしくは己のような潜り込みの部外者による愉快犯かもしれないと、自警団の男は思う ) [Wed 25 Jun 2008 07:14:04]
◆サヤ@深淵 > ( 内臓だけがきれいに刳り抜かれている骸の数々が、( ナントカという劇の脚本がノンフィクションであるならば )ロイヤル・アストナージ及びジャネット・スティングラードの死に様を模したものなのかは依然定かではない。 同様に、肉の一片すら残さなかった エドワード・ランディもまた、実は内臓を抜き取られたのが死因である――――などと言う話も聞いていない。 もっとも、20年前の白骨死体の死因など特定しようがないのだろうが ) [Wed 25 Jun 2008 07:09:23]
◆サヤ@深淵 > ( 泊りがけで研究に精を出す学生及び研究員くらいしかいなさそうな構内の外れ、焼却炉の傍らに佇んでいる。 熱に晒され黒く焦げた焼却炉の扉をいちいち開けて確かめはしないが、ここ数日でいくつの小動物の亡骸を灰へと帰したか―― 自警団員の男には知る由もない。 ) [Wed 25 Jun 2008 07:04:35]
お知らせ > サヤ@深淵さんが入室されました。 『( 失念 )』 [Wed 25 Jun 2008 07:01:29]
お知らせ > テレサ@深淵さんが帰りました。 [Wed 25 Jun 2008 03:35:34]
◆テレサ@深淵 > (瘴気とも違う感じだったし―― とか色々と思い巡らすが、似たような匂いってあまり思いつかなかった。) ・・・結局収穫ゼロ と。 私程度で判ることなら魔女科の方でみんなやってそーだけど。(そして、この手の儀式は低技能ナものが行えばその現象自体を招き入れてしまうことがある、っていう危険性も、わかってないのだった。) ……後は時間に任せて、か。 早くフツーに授業できるように成って欲しいンよね。(大学側でも駆除とかしないのかしら――とか、日に日に過激になって行く噂に思い馳せつつ。 後片付けを始めるか。) [Wed 25 Jun 2008 03:33:09]
◆テレサ@深淵 > (部屋の中にはなにもない。 何もいないし、術が途切れてあの奇妙な感覚も消えた。 匂いだけだ。) はー・・・・ッ。(たっぷり一秒の間をもって、教室にくてーっと座り込んだ。) ヘンなもの見えるのは在るけどあの匂いはお初だったなー……マジ後ろかと思ったよ。 ったく。(あと少しだったのに――とかそのままの姿勢で虚空に悪態ぐちり。 やっぱり、わかってない。) [Wed 25 Jun 2008 03:27:04]
◆テレサ@深淵 > ・・・・・。( その 中、 に 何 かが 見え――― ) ・・・ ン。 ぅぷ。 臭ッ?! (その段階で集中が途切れてしまったのは、急に漂ってきた奇妙な匂いのせいだ。 意識の方向が鏡から現実に戻る。 戻れば、術の開始時には絶対に存在しなかったその匂いの異質さを訝しむって判断もできる。) ・・・ッ。 まさかよ?(反射的に引っつかんだ箒。 ある種の覚悟を半端に持って、其れを振るってカーテンを払う―― ) [Wed 25 Jun 2008 03:22:34]
◆テレサ@深淵 > 『答え給え。 我が背後に在った者は誰か。』( あの時に出会った異質な存在感を克明に思い出した。 質問に追記。 鏡の闇は微妙にゆらめく ――【判定】) [Wed 25 Jun 2008 03:07:08]
◆テレサ@深淵 > (黒い鏡の中に、質問の回答――自分の姿がなんとなく。 白黒の輪郭だけレベル、判別ギリギリの所だが、浮かぶ様に見える か。)『続けて答え給え。 彼は誰か。』(あまり具体的でない、且つ情報が少ない質問では、見えてくるものは殆んど無いが――)・・・・。(鏡を見詰めながら、自分の質問を引き金に、今まで自分が遭遇したモノを思い起こしていく。 白骨の噂。 垂れていた滑るもの。 廃教室に描かれた印。 内臓のない動物。 そして――) [Wed 25 Jun 2008 03:02:05]
◆テレサ@深淵 > (君も経験は無いだろうか――何度か続いたジャンケンの最中、唐突にグーが出したくなり、その欲望に忠実に従ったがゆえの勝利を。 この手の術で未来や未知情報が見える時は、”無意識の情報収集と予測”とか そんな現象を、経験則的な方法で誘発させてる訳だ。 当人を含め、カラクリを知らぬ者にとっては魔法そのものだが。)『答え給え。 我は誰か。』 (星明りすら否定して、視界を闇にして、蝋燭の揺らめきだけの世界で鏡に語る。 鏡の中の闇へと語る。 ――質問は、先ずは簡単な事から。) [Wed 25 Jun 2008 02:48:32]
◆テレサ@深淵 > (教室内と心の準備が整えば再び机の前、蝋燭の隣に、黒地に硝子を嵌めただけの簡素な手鏡を設置する。 準備だの儀式だのといっても、ぶっちゃけた所ではそこ等の占いやらこっくりさんと似たようなものだ。他の雑多な情報を意図的にゼロにして、自分の純粋な感覚を無地の画面に投影する、尤も原始的な”召喚”。) さて……あ。 火、借りてくりゃ良かった。(単なる遊びと括れない”術”であるとされる理由は、それによって思いもしない――自分ですら気付いてない情報を得られる為。 其れが得て良いモノであるかどうかは、わかってないのだが。) [Wed 25 Jun 2008 02:27:12]
◆テレサ@深淵 > (室内は理想的に片付けられていたが、物を置く台になるものだけ無かったので隣の教室から失敬してきた。 部屋の真ん中に置いて、 何時も使ってるタイプの蝋燭が一つ。 道具小箱は必要な時に使えるよう、既に取り寄せて在る。 ……あとはカーテンを閉めればOKなのだが、身の安全に配慮して愛用の箒も持ってきた。 柄を握れば手に馴染み、括りつけた蝙蝠羽根のアクセがきらりと光る。)・・・いざアタリを引いた時は、ってか・・・・ナニが出るか知らないけど。( ――が、そんなものが何かの役に立つとか考えている時点で、わかっていない。) [Wed 25 Jun 2008 02:11:25]
◆テレサ@深淵 > (先ず事件の全容も最新の情報もわかっていない。 噂と実体験だけでこの怪異を知覚し、其れを基準に物事を考えている。 故に、いかに対応するべきかを判っていない。) 準備は、と。 ……こんなもんでいいっかなー?(埃を払った、使われていない教室。 件の発見があった場所からは遠いが、環境は似たようなもの。 そんな所でがさごそと準備をしている時点でわかっていない。) [Wed 25 Jun 2008 02:05:53]
お知らせ > テレサ@深淵さんが入室されました。 『まじかるテレサはわかっていない。』 [Wed 25 Jun 2008 02:00:16]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが退室されました。 『( ―――更に、また、無人のはずの教室から気配。 そして、大量のにかわ。 )』 [Tue 24 Jun 2008 04:35:25]
お知らせ > セツ@深淵さんが退室されました。 『(帰る前に何処かに埋めてやろう。野晒しは不憫だ。)』 [Tue 24 Jun 2008 04:35:05]
◆セツ@深淵 > ( さて、と。 いまだ途中ではあるが、そろそろ時間でもあるし、レポートは明日にしよう。 )( そうして手早く片づけて図書館を出ようとしたとき、ふと足元に何かが打ち捨てられている事に気づく。 それは猫だった物の死体であって。 ) ―――本当にこれは気味が悪いと思わない? ( 冗談にも怪談にするにも、今回の事件は向いていない。 本当に早く解決してしまいたいものだ。 ) [Tue 24 Jun 2008 04:31:58]
◆跡野末理@深淵 > ―――変に期待されるのも嫌だって。 言われてたのにね。 うっかりしてたわ。 ( それで、ちょっとあったのだろう。 結局話してしまったけれど、まあいいや。 区切りをつけるように、伸びをして――― ) …骨が持ってた手記だけど、なんとなく、死ぬのは覚悟している感じよね。 原文が読みたいな… ま、あんまり意味はないかもしれないけど。 …責任取らされて、そうなったとか。 学報ちょっと見てみても、エドワードの名前は出てこないし、事件のこともさっぱりだし。 隠されたのだとしたら… とりあえず、スキナー教授か。 それじゃあ、教授の方は先輩にお願いできる? そういうの、得意そうだし。 ( そうと決まればと、席を立つ。 ちなみに気にしているのは、サンプルが放置されているかどうかでなくて――― ) 〜自宅なり研究所なりで、何かあったかもしれないって思ったの。 容器の外にこびり付いていたわけでしょ? それが容器が機能する上での副産物とかでない限り、中にあった黒い球体の影響じゃないかしら? 黒いにかわ… 推定にかわと、黒い球体。 どういう関係のものか、まだ分からないけどね。 ( とりあえず、おやすみなさい。 ) [Tue 24 Jun 2008 04:30:08]
◆セツ@深淵 > ―――なるほど。 もしかしたらそれ故に、危険にはやや過敏になる性格なのかもしれませんね。 ……けれど仰る通り、それが勿体ないという気は分からないでもない。 ( 面識は確かに会ったけれども、その時は言葉を少し交わしただけに過ぎない。 本当に面識があった、という程度の事である。 ) 個人的には偶然の説を押したい。 しかしそれだと疑問になるのは、やはり二十年間もエドワード一人分だけで生き延びられたという事実になってくるか…… ( ―――もしくは旧き印に閉じ込められている間は、食欲などが大幅に減衰する体質なのかもしれない。 ―――どれも机上の空論にしかならない説か。 決定的な物には欠ける。 ) おや、そうでしたか。 しかし二十年前の話……サンプル付きの白衣が放置されている可能性は五分五分ですね。 ――――僕としてはどちらでも。 件の教授に話を聞きに行くのが僕でも貴女でも構いませんが。 ( 勿論白衣の方の探索に当たってもいい。 彼女と自分は情報も共有できるわけだし、それなら一緒に行くより別々に行動した方が効率的だろう。 ) [Tue 24 Jun 2008 04:15:07]
◆跡野末理@深淵 > ―――異常な観察力と言うか。 ちょっと目や耳が良いっていう程度の話じゃないような気がするんだけど、とにかく、エミキーは勘が良いわ。 より多くを認識できるっていうのは、同じことするにもそれだけ得られる経験が多いってことじゃない。 もう少し積極的に使っても良いと思うんだけど――― こういうのは、嫌みたい。 危ないし。 それも分かるんだけどね… ( 自分と知り合う前から、二人は面識があったと思ったのだけど… 付き合いは、そんなでもないか。 学部も違うし。 気にしないで、と首をふりふり。 ) ―――ああ… ( やがて先輩の零した呟きに、考え込むような間を開けた。 ) …身を挺して閉じ込めたのか、偶然そうなっちゃったのか… 密閉が完璧だったとしたら、ありそうね。 ―――って、でも20年よ? 何か食べなきゃならないようなのが、それだけの間、何も食べずにいられるものかしら… 何か化け物の類だとして、こっちの常識なんか通用しないかもしれないけど――― 動物の死骸が出ても、人はまだだし… ううん。 ( ただ、動物の被害も、少しずつ大きくなっている印象がある。 胃が縮んで、たくさんは食べられなくなった? ―――常識なんか通用しないという前提でも、胃とか考えてしまう辺りどうしようもない。 難しい顔で一つ唸って。 ) ―――あ、ピアナには、サンプルをしまった白衣の話はしていないのよ。 どちらにしてもエドワードの職場について聞くかもしれないけど… 会って無駄にはならないかしら。 行ってみる? ( 大勢で押しかけるのも大変だし、行ってもらってもいい。 先輩と面識が無いのは残念。 でも、とりあえずこちらからも一人は話を聞きに行った方が良いだろうと思う。 協力できなかった時のこともあるし――― ) [Tue 24 Jun 2008 03:57:00]
◆セツ@深淵 > ―――そうですか。 ( それが言いたくない事ならば深くは追及しない。 そこでこの話は終わりだ。 ) なる、ほど。 なるほど。 そういう考えはした事が無かったな……―――まあ確かに今はその話は横に置いときますか。 ( 手を抜いたりしたら普通に駄目だしをされるレベルの課題なので、その表情は真剣そのもの。 けれどもそれが重要な手がかりであるのなら、そちらの方に思考を割かなくてはいけない。 ) ―――謙虚なのか、分相応なのか、僕は貴女程寒河江さんの事を知らないから、彼女が自分を低く見てるのか、貴女が彼女を過大評価してるのかは分からないな。 ( こういった類の事で色々と付き合ったりはしているけれども、それでも相手ほど彼女を知っているとはとてもじゃないけど言えない。 もったいない、か。 )( どうぞお気になさらずとかなんとか。 ) ――――― ( 部屋中を埋め尽くしていたという旧き印。 完全なる密室で見つかった白骨死体。 それが噂されるようになってから出てきたにかわと皮と骨だけの死体。 ) ――――中に入れさせないためじゃない。 アレは外に出させない為だった………? ( 独り言のようにふと脳裏を掠めた思考を呟く。 『殺人鬼』は二十年間あの部屋にずっと居た。 居続けなければならなかった。 ) ―――施設改修の件ですか……当てが無い事もないですけれど、具体的に聞けるかどうか自信は無い。 ―――いえ、面識はありません。 そっちの方は…彼女達に任せるのが無難なのかな? もしも話を聞けなかったら、その時に改めて自分たちで聞きに行くのもありかと。 ( 手堅く行くのなら、教授に直接話を聞いた方が色々と確実であろうとは思っているが。 ) [Tue 24 Jun 2008 03:37:26]
◆跡野末理@深淵 > ―――別に。 ( 言い争い、なのだろうか。 分からない。 声を荒げさせてしまったけど、争ったかと言うと――― 何にせよあまり話したくないことで、微妙にむっつりしたまま、そこは短く打ち切った。 ) 〜あ、先輩には言ってなかったかしら。 魔法の話よ。 一言で言っちゃえば人の理想を現実にするのが魔術でしょ? だから、もしかしたら魔術士とかでなくっても、数が揃えば無意識に魔術を使うんじゃないかって思うのよ。 ―――で、広まる噂ね? 噂になるからには、興味を持っているじゃない? それがどんなにとんでもない事で、現実には起きて欲しくない事でも、そこに期待する気持ちってあるはずだから。 現実の解釈を捻じ曲げるとかそういう次元じゃなくて、事象そのものを大幅に書き換えることもあるんじゃないかって… 〜ま、今は置いときましょうか。 ( 自分の考えは、今は割とどうでもいい。 ひらひら手を振って… さすが、慣れていると言うか何と言うか、話しながらも作業の手は休めない姿を見つめてる。 あ、止まった。 ) ―――そ。 エミキーが。 あそこにあったら私だってそのうち見つけたと思うけど、でも、早いのよね。 …凄いのにね。 自信が無いみたい。 私が過信してるのかもしれないけど… 本当、もったいないなって思っちゃう。 ( ―――パラレルすみません。 今更などこかを流れる意識はさておき。 話は続き、そのうち混ざる。 ) ―――そこなんだけど、どうかしら? 20年前から噂されるようになった 『殺人鬼』 と、今動物の腹を抜いているのが同じ何かだとして、20年間何してたの? 確かに繋がるような感じはするんだけど… ―――先輩、施設改修の話とかって尋ねられる当てはない? あ、スキナー教授ともお知り合い? でも、そっちはピアナ達が当たるかもしれないか。 協力しないかもだし、あまり当てにできないけど… ( 不在は知らず、とりあえず、これからどうしようかと。 いや、研究室や自宅の所在を調べたいのだけど… それも、スキナー教授と繋がればすぐという気がして。 そろそろ【判定】 ) [Tue 24 Jun 2008 03:12:52]
◆セツ@深淵 > ( ――――『にかわ』。 やはり無関係ということは有り得ない。 ) 『旧き印』か……けれどあれはあくまでも侵入を拒むための物。 祓う力は無い筈。 ( まだ分からない所は数多い。 けれど一つだけ、個人的に確信を持った事がある。 ) ………恐らく。 二十年前にエドワードを食い散らかした『何か』と、今現在手当たり次第に小動物の内臓を食べ続けている『何か』は同じ存在だろうね。 エドワードの死体が二十年間見つからなかった理由は、今いる動物達のように内臓を綺麗に食べられてしまったから。 ( そしてこの仮説が成り立つのならば、自動的にその『何か』は『人も喰う』という結論に行き当たる。 ――――物騒な話な事だ。 いや、しかしこれも今更過ぎる分かり切った結論だったか? ) そうだね。 情報の共有は出来る限りした方がいい。 今は分からない事があまりにも多すぎて困る。 ( ピアナという美術学科の子と情報交換をするのに賛成の意思表示をする青年。 ) ……研究室か。 確かに調べてみる価値は大いにある。 それに確かにリドリー先生の話は聞いておきたい…… ( どれ程の情報が得られるかは不明だが、動かなければ情報を得られる事は殆ど無い。 けれど彼はたしかもう暫くの間不在だったハズで―――まったく間の悪い。 ) [Tue 24 Jun 2008 03:00:01]
◆セツ@深淵 > まあ人生前向きに考えなければ色々とやってけないですからね。 けれどもポジティブシンキングと危機感が無いのは別次元の話ですのでご注意を。 ―――何か言い争いでも? ( これもまた不可思議な現象をしれる一端だと考えれば良し。 ただし火の粉が火傷にならなければの話だが。 寒河江さん達の話になれば、少しばかりテンションの下がった相手にそんな質問を。 ) 確かに二十年前の事件が掘り起こされて、その後にこんな不可解な現象が続けば皆も興味を惹かれるでしょうね。 …………噂が現実。 それは肥大化し続けていく噂話が、いずれ現実ととって代わってしまうという事で? ( そういえば動物の腸を抜いているのが何者かという予測は殆どされていない。 人……ではないだろう。 わざと見つかるように放置してるようにも思えない。 それには見つかる場所が中途半端だし、かといって隠す気があるようにも思えない。 ) エドワード・ランディの? ( 資料を参考に書き進めていた腕が一瞬止まった。 今のところメジャーに広がっているのは、猫が印象付けられた狂った日記の内容であったが、彼女から伝えられた日記の内容はそれとはまったく別のもの。 ) 寒河江さんが――ですか。 ( 感心したような風に呟いた。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:47:42]
◆跡野末理@深淵 > ( 伝えられる内容は、今まででこの娘が知り得たことの全てだ。 当然、仲間に対して出し惜しみはしない。 ―――学内のあちこちで迷惑がられている 『にかわ』 が、骨の発見された部屋中にこびり付いていたこと。 拾った 『五月一日の日記』 の内容(掲示板参照)。 そして、昨夜ピアナと名乗った自称美術科学生が話していたことと、彼女の友人が許可すれば、情報交換だけでも協力することになるかもしれないということ。 ) ―――遺物研究室、エドワードはそこにいたみたいね。 で、ピアナはリドリー・スキナーの名前を出していたんだけど、彼は考古学科第五研究室の人間で、どれくらい近しいのか分からないんだけど別部署なのよ。 …まあ、それは向こうが何か知っているんでしょうから、これから話を聞くとして。 とりあえず、エドワードの研究室と自宅がどうにかなっていないか、調べてみようと思ったの。 [Tue 24 Jun 2008 02:40:57]
◆跡野末理@深淵 > そうそう! いいわねー、先輩は前向きで。 エミキーはどうしてああなのかしら。 今回もコッタはつかまらないし。 ( 『回避するために』 それもまたエミキーなら、できる人間に任せろと言うのだろうけども。 その意気やよし!と笑いながら、直後にちょこっとテンションダウン。 微妙にむっつりした顔で、ひとりごちた。 またやっちゃったらしい。 ) ―――〜やっぱり興味はあるんでしょ。 他に楽しいこともあって、わざわざ調べたりしないだけで。 …短期間でも、噂が現実になることはあるのかしらね… 何が動物の腹を抜いているのか、とか、具体的な噂は聞こえてこないし、まだ大丈夫だと思うけど――― ああ、うん。 今は、骨が見つかった部屋が、20年前は何に使われていたのか調べてたの。 あと、考古学科の施設で、それくらいの時期に改築されたところはないかとか。 エドワードの日記を見つけたのよ。 例によってエミキーが、一枚だけなんだけどね。 五月一日の。 ( そうして話し始める、こちらの収穫。 先輩には、作業を続けるように促そう。 再び冊子を抱えて、隣に立ちながらぺらぺら喋る。 司書さんに見つかったら注意されそうだけども、一応声は潜めて。 利用者も殆どなくなる時間、さして迷惑にもならず、聞かれる心配もないのではないか。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:28:49]
◆セツ@深淵 > ( なんとかなる、という言葉は恐ろしい。 もし実際に直面したらどうしようもない状況だとしても、それが現実に起こりえるまでは大丈夫だと過信してしまうのだから。 ――――危機感はこの青年も足りない。 『薄気味が悪い』というあやふやな感覚で終わってしまっている。 ) それは確かに一理。 というよりも今回は僕は、危険から回避する為に真相を知りたいですね。 ……全くスッキリとした気分になりたいものですね。 どちらかといえば、実在する脅威の可能性の方が高い気がしてならない。 ( 対策法があれば万事解決。 もしくはその正体を暴いてしかるべき所に処置を依頼したいなんていう考えで。 ) 今の所は真新しい情報は見当たらずというか。 随分とみんなこの事件の事を知っているのか、学内にいる大半の人たちが似たような噂話をご存じのようだ。 そちらは何かありましたか? ちょうど何か調べていたようですけれども。 ( まあいつも通りです、なんて返す青年の態度は、殆ど以前と変わらない落ち着いたものである。 ) ――――――おお! 随分前の。 しまった…本気で忘れてた。 ( 面白い仕事であったために金銭を貰えるというのを素で忘れてた。 押し付けられるように渡される9000エンを受け取りながらも、予期せぬ所で得られた収支に内心喜ぶ苦学生。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:17:49]
◆跡野末理@深淵 > ( 彼を待ち受けているものとの対峙をほんの少し先延ばしにしてしまったという自覚も無く、良いお返事に満足気に頷いた。 もしもエミキーがいたなら 『不用意に突っ込みすぎると、本当に手酷く噛まれてしまいそう』 という部分を強調しにかかるのだろうけど――― この娘は、それでもやるという覚悟の程として受け止める。 ) 〜用心は大事だわ。 でもそれと動かないのは違うでしょ。 …実在する脅威かもしれない、でも、だからこそ雲を掴むような話では終わらないかもしれない。 謎が謎を呼ぶのもいいけど、たまにはすっきりするのもいいじゃない。 ―――何か分かった? てゆか、何してるの。 …あー、また手伝い… って、そうだ。 この前のアルバイト代。 半分渡すって言ったの忘れてた? ( 相手の様子に変わりは無いか、それとなく見つめながら距離を縮めた。 そして思い出す、いつか手伝ってもらった怪談集めのアルバイト。 彼もいくらか受け取っていたようだけど、大半は自分が受け取ってそれっきりだ。 ああ! と本当に忘れかけていた顔で、書架の空きスペースに冊子を押し込み、財布を引っ張り出す。 ほら、と差し出される… と言うか、押し付けられる9.000エン。 ) [Tue 24 Jun 2008 02:00:53]
◆セツ@深淵 > ( 旧き印()で部屋を固めようとしたけれど、実は書き忘れてた所があって中に侵入されちゃったとか。 ドジっ子だなおい。 ) ―――いいえ。 完全に傍観者を決め込むつもりなんてありませんよ。 けれどまあ、今回の出来事は不用意に突っ込みすぎると、本当に手酷く噛まれてしまいそうな雰囲気がするのもまた事実でして。 ( 出た。 好奇心の塊のような人。 自分もそういうのを知りたがる欲求は強い方ではあると自覚はしているが、それでも彼女には劣る自信がある。 見慣れてきたセーラー服に金髪の青年は振り向きながら返事をした。 ) [Tue 24 Jun 2008 01:46:38]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜他人事ね。 まさか先輩まで傍観決め込むつもり? 興味湧かない? 好奇心を無くしちゃおしまいよ? ( ―――見方を変えてもう一度引っ張り出した、古い学報の束を抱えて。 艶の無い黒いセーラー服を着たお下げ髪の娘が、書架の陰からひょっこりと顔を出す。 耳は良い。 もう遅いしショートカットなんていう世界の裏事情はさておき、終わりの方を耳に止めて、ご無沙汰な顔に楽しげな笑みを向けた。 ) [Tue 24 Jun 2008 01:35:12]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:5 )』 [Tue 24 Jun 2008 01:29:48]
◆セツ@深淵 > さて……怪談ならば事件が解決せずに終わる事もざらではないけれど、これは恐らくそれとはまた異質の事件。 どんな収束を見せる事やら。 ( ―――近付かない方が身のためではありそうだ。 けれどそれが危険であるのなら、せめて対処法だけは知っておきたい。 )( ―――あるのならばだけど。 それが見つからなかったからエドワード・ランディは骨になってしまったのかな。 ) もしくはあれは耳無し芳一だったのかな。 ( さて、その真相やいかに。 )【判定】 [Tue 24 Jun 2008 01:29:14]
◆セツ@深淵 > ( 眼鏡を指で押し上げながら、深夜の図書館で一人片付けをしていく。 一大学生として、怪奇現象を追い続けている訳にもいかない。 今日のこれは提出しなくてはいけない課題だ。 自分の分と、いつもの通りに友人に頼まれた分。 期限は今週中までとはいえ、こういったものは早く終わらせて損は無い。 ) しかし少しばかし気味が悪い事で。 大した噂になりながらも、大抵の人たちは気に留めている事が無い。 ただいつも通りの変わらぬ学生生活。 ( 対岸の火事のように思われているような気がしてならない。 ………内臓を抜かれた動物達が捨て散らかされているなんて、いつも通りの大学の不思議現象としてはやはり度が過ぎる。 ) [Tue 24 Jun 2008 01:08:25]
◆セツ@深淵 > ( 怪談が怪談として成立するには、いくつかの条件があってこそである。 その中の一つは、『犠牲者のあやふやさ』。 ) 現実の世界に何らかの被害を被ってしまった場合、それはもはや夏の夜に相応しい話ではなく、『誰か』、もしくは『何か』が引き起こした事件と見るのが妥当になってくる。 ( 今回の件で度が過ぎているのはその点だ。 気づけばどこかに出てくるにかわ。 内臓を抜かれた動物たちの死骸。 これはもう怪談話の域を超えている。 ) [Tue 24 Jun 2008 00:53:28]
◆セツ@深淵 > ( セッツァー・シュナイデント・フォン・シュトロハイムは考える。 最初はとるに足りない好奇心であった。 犠牲になった二十年前の人間には不謹慎な事ではあるが、調べようと考えた理由は興味本位の野次馬根性。 こういう類の話を調べるのは、十個調べて十個空振りが常識なんて事を思いながら調べていた。 ) けどこれはもはや、『怪談』なんて物と呼べる代物なんかじゃ決してない。 [Tue 24 Jun 2008 00:41:15]
お知らせ > セツ@深淵さんが来ました。 『度が過ぎる。』 [Tue 24 Jun 2008 00:37:17]
お知らせ > サヤ@深淵さんが帰りました。 [Mon 23 Jun 2008 15:00:56]
◆サヤ@深淵 > ( 学生を標榜するには無理のある面を顰めた後。 その場を立ち去る事にした ) [Mon 23 Jun 2008 15:00:49]
◆サヤ@深淵 > ( 苛立ちのままに床を蹴りつけようとした靴の爪先に、ぐにゃりとした柔かいものが触れた。 訝しげに視線を落とし―― そこで学内に新たに広まりつつある噂を漸く思い出す。 曰く、内臓の抜かれた小動物の亡骸が見つかったという噂。 そして今は鳥の死骸がいくつか、偏食家の猫の食い残しのように ) [Mon 23 Jun 2008 14:59:19]
◆サヤ@深淵 > ( だが、その仮説に基づくなら ) ………………。 ( 苦々しげに舌打ちして )【判定】 [Mon 23 Jun 2008 14:52:27]
◆サヤ@深淵 > ( 本には何と書いてあったか。 ――パプテスの唱える宗教的見地だとか、ホワイティアの根拠不明な選民意識なんぞはこの際どうでもいい。 パプテス十字は悪魔除けにこそなれども、パプテス神の使いたる天使に対しては何ら効果を発揮しないと、宗教嫌いの己にはよう分からんが例えとしてはそんなところだったろうか。 )( 言葉に出すことで頭の中を整理するように、呟く ) この場合『旧き印』が霊験あらたかな魔除けかどうかなんざこの際関係ねェんだな。 苦しい時の神頼み――ッは。 事実はどうあれエドワードがソレを信じていたなら、強迫観念のままに部屋に閉じ篭り、救いを求めて部屋一帯に魔除けの印を書き散らした可能性もある――…つじつまだけは合わない事もねェ。 ( 唯一遺された手記の文面からも、エドワードが何かに追い詰められていた節が伺える。 もっとも『双頭の猫』とは何なのか、依然として問題は残るのだが ) [Mon 23 Jun 2008 14:49:50]
◆サヤ@深淵 > ( まあ、突き詰めていけば宗教学やら人類学だって関係してくるんだろう。 何時如何なる文化下にあった人物が何の目的を持って遺したものなのか、を論ずることにもなろうから ) 遺物。 遺物――エドワード・ランディが研究していたもの。 …遺物。 何処かの誰かが何らかの目的を持って遺した、古い 旧いもの―― ( ――『旧き印』)( 図書館でキリルという青年が探し出してきてくれた本によれば、『それ』は五芒星と目玉を組み合わせた図柄であり、白骨が見つかった密室の扉や壁一面に描かれていたものでもある ) …………。 [Mon 23 Jun 2008 14:20:45]
◆サヤ@深淵 > ( 目下の指標であるリドリー・スキナーを訪ねるも空振りに終わった。 出迎えの貼り紙を見た足だ ) 考古学ってこた今頃遺跡にでも潜ってんのかね。 ――…潜った先が天岩戸じゃなけりゃいいんだが。 ( ジャネット・スティングラード及びロイヤル・アストナージに繋がる数少ない手がかりである彼にとって、にわかに浮上した20年前の事件の噂で持ち切りになった今の学内はさぞや居心地悪かろう ) それにしても考古学研究やら遺物研究ってなどんな学問なんだか。 由来の分からん古い物を解明するってえ意味では似通ったイメージなんだがなー… ( 採光窓の向こうの空を睨む ) ――ああ、ひょっとして両者は連動してんのか……? [Mon 23 Jun 2008 14:10:38]
◆サヤ@深淵 > ( そこが喫煙の為に設けられたスペースなのか、実際の所は知る由もないが。 上下に伸びた階段の踊り場に広く空間が設けられており、いかにもここで一服しろと言いたげな場所に思えたのでそのように看做した。 午後一番の講義が始まる時間帯な為か、辺りに学生の姿が見えないのをいいことに設置された椅子の一つに掛けている。 ) [Mon 23 Jun 2008 13:53:15]
お知らせ > サヤ@深淵さんが入室されました。 『( 研究棟の喫煙スペース )』 [Mon 23 Jun 2008 13:48:06]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが帰りました。 『( …この場合、サヤさんも美術科設定になっちゃうのかなもしかして? )』 [Mon 23 Jun 2008 03:06:40]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 手を上げて返し、改めて教室を見回したら、また別の場所へ。 )』 [Mon 23 Jun 2008 03:03:41]
◆ピアナ@深淵 > 頭が二つの猫が本当にいて、それがエドワードを殺したのだとしたら…怪物の域ですよね。 ( 怪物なら…二十年もの間例の密室で生き延びる事も可能…? いや、でもそれならばそれらしき動物の目撃証言くらいあっても…。 ) なるほど…。 そうですね。それに、悪用する人だっていそう。 ( 今の時代には無いもの。遺物。エドワードが調べていたモノはどのような効果のあるものだったんだろう。 ) いえ…食べられた動物の方が溶けたんじゃあとか… でも、量的に計算が合いませんよね。やっぱり気のせいだわ。 ( 良かった、了解してもらえた。 ) ええ、わかりました。 ( 「芸術家って」 ) ……まあ、そうですね。 ( すいません芸術家じゃないんです。心の中で謝りつつ曖昧に答えて。 ) あ、いいですか。ありがとうございます。 ……あの現場にも、ニカワが。 ( ますます繋がりが濃厚になってきた。今日知ったこと全部報告して、サヤさんと相談しなくちゃ。 ) ──…色々ありがとうございました。私、そろそろ帰りますね。 友達の都合がついたら、構内の掲示板にでも伝言を貼っておくんで。よろしくお願いします。 ( そう言うと、じゃあ、と手を上げてその場から立ち去ろうと。 ) [Mon 23 Jun 2008 02:58:37]
◆跡野末理@深淵 > …なるほど、正常な認識っていう気がするわ。 私は何だか、そういうの色々ありかなって思っちゃって。 頭が二つの猫っていうのが何を意味するのか、考えてたわ。 その猫がエドワードを殺したのか、とかね。 繋がりとかちゃんと考えたわけじゃないけど、ほら、最初に聞こえてきた 『腹のない死骸』 も鼠のだったから、なんとなく。 ( 一般的な感覚から離れてしまうのは危険だ。 魔術科というカモフラージュが大いに役立ってくれているけど、一応諜報員なのだし。 内心でしっかりしろと思いながら、疑うでもなく所属と名前を覚えよう。 一々確かめたりはしない。 そんなことするほど疑っていないと言うか… ぶっちゃけ知っていることを教えてもらえれば、何でも良いと言うか。 ) 魔術… より魔法の領域かしら。 『我こそは』 ってあっちこっちで声が上がって、収集つかなくなりそうね。 ( 術は技術。 法は、ルールそのもの。 そんな呼び分けさえいくつもに別れる世界。 分からないと肩を竦めて、もしかしたら機構士辺りの出番なのかもしれないとさえ考える。 ) ―――できたてって… そういう化け物の分泌物とか? どうかしら… 分かり易いけど、エドワードが死んだのは20年前。 それから20年間は、こんなことなかったわけだし… 〜まあ、エドワードと、にかわと、腹のない動物の死骸はどこかで繋がると思うんだけどね。 ―――んン? 何、友達と一緒に探ってるとか? まあいいけど、良ければ紹介してよ。 こっちもこういうのが好きそうなところで四人、集まってるの。 美術科はノーマークだったわ。 でも、こういう状況と言うか世界に、インスピレーションを求めるのかしら、芸術家って。 ( 友達の集まりにしてはちょっと堅いような気もするけれど、そういう付き合いもあるか。 と言うか、自分達がアバウトなのか。 まあ、サークルでもないし… ) 良いわよ、見せてあげる。 あとお土産。 エドワードの骨が見つかった部屋ね、彼の血で描かれたみたいな印のせいで分かり難いんだけど、そこらじゅうに 『これ』 の乾いたのがこびり付いてるわ。 持って入ったランプの傘も、いつの間にか汚れてた。 液状になったやつでね。 ( 真剣な表情に、気負わない明るさのある顔が頷いた。 ) [Mon 23 Jun 2008 02:37:46]
◆ピアナ@深淵 > …いえ、私も直接は。それでもなんだか…ちょっと。 ( そう、それこそ猫のこととか。 ) 頭が二つの猫のことは、私は何かの隠語か、恐怖にかられた被害者の妄想かと…。 ( 自己紹介されて、少し、迷った。嘘をつくのは好きではない。しかし、万が一この学生が大学に報告してしまったら捜査ができなくなるということも。これ以上捜査情報を明かすのもよくない。しかも、私が手に入れてきた情報じゃないんだもの。 …もう少し様子を見よう。 ) ──美術科の、ピアナです。 ( 昔ちょっと絵をかじっていた事があるから、名乗るなら美術科と決めていた。ただ、名前だけは嘘をつけず。調べれば、そんな名前の美術科学生がいないことが解るかもしれない。 ) 生きている遺物…ますます不思議な感じ。そんなものが本当に存在するのかしら…。 …扱う技術、だと何科になるんでしょう。 ( ちょっと気になった。魔法かな? ) …………そうですよね、簡単には溶けないはず…ですよね。 ( …。 ) できたてホヤホヤだったり、して……。 あは、は。 ( 動物の皮や、骨を溶かして作る接着剤。固めたのを溶かしたのではなく、この場所で作られた、というのを想像してしまった。ニカワを実際に作った事はないから、それが可能かどうかは解らないけど。ひとりでに溶ける動物を想像したら怖かった。青ざめて。 ) ……知ってます。 でも、私の一存じゃあ話せません。その情報を教えてくれた人に聞かないと……。 ( 既に結構喋っておいて、今更だが。目的は違う。 ) もし、その人がいいよって言ってくれたら話しますから…その代わり、マツリさんが持ってらっしゃる…んでしたっけ? エドワードの日記、見せてくれませんか。 ( 真剣な表情で。彼女は、まだ情報を持っていそう。繋がりを持った方が事件解決のためには良いのではないかと…他の学生とは興味の持ち方も違うし。 ) [Mon 23 Jun 2008 02:12:56]
◆跡野末理@深淵 > ―――〜あ、ちゃんと読んだの? 私、原文は知らないのよ。 …そうか、頭が二つはえた猫は実在しなかったかもしれない… そこまでいくと何を信じるかっていうところだし、変質者ならもちょっとマシなこと書きそうだけどね? ( 謝ることじゃないと手を振って、面白そうな目で相手を見よう。 何者だろう。 ただの噂好きかと思いきや、意外に突っ込んでいる。 言うまでもなく、自分で調べることを知っている気がする。 ) 〜魔術科のアトノ マツリよ。 あなたは? ( 唐突だけれど、相手に興味を持ったなら、話を進めるにも名前くらい。 少なからずショッキングな光景ではあるし、気を紛らわせるような自己紹介。 ) ―――さあ、どうかしら? ( にかわと事件の関係についても、言えることはあるのだけど――― わざとらしく肩を竦めた。 ) 考古学科で扱うには、ちょっと荷が重かったのかもしれないわね。 そっちで分かることもあるんでしょうけど、まだ生きている、機能している遺物だったら、そういうのを扱う技術は別に必要だわ。 協力すればいいのに、しなかったのかしら。 よくある話だわ。 ―――そうね、ぐつぐつぐつぐつ、煮込んで煮込んで。 そう簡単に溶けないものだって聞いてたけど、ものによるのかしら――― 工作とかするところでは、結構使うんじゃない? …やったの、いないわね。 ( ちょっと嫌だけど、比較的にかわの薄いところを踏んで窓辺まで。 外と、室内と、周囲を改めて見回して、首を傾げる。 ) ―――他には? 皆が知っているのと大差あること、もう知らない? ( 噂には、耳を立てている。 彼女が口にしたのは、その辺で集めるだけで簡単に入ってくるものではないと感じていた。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:44:02]
◆ピアナ@深淵 > ( と思ったら、エドワードの日記にもニカワの記述があったらしい。ますます怪奇的だ。 ) じゃあ…ニカワと例の事件にはやっぱり関係が…? 透明の…円筒形の宝箱…? そんなもの一体どうやって作っ…あ、そうか。だから『遺物』なんですよね。 五芒星…。 ( 一瞬、恐ろしい考えが浮かんだ。その五芒星は、封印だったのではないかと。遺物の中に封印されていたモノが── その、モノが──…。いや、まさか。でも── ) ニカワって……動物の骨や皮から作るんですよね…確か。この大学って、そんなにニカワ使ってる人が…いたり、しましたっけ? ( するんですか? と聞きかけてしまった。危ない危ない。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:30:24]
◆ピアナ@深淵 > ええ。だって…言っちゃあ悪いかもしれませんけど、ちょっと狂った感じの文章という印象を持っちゃって…。まあ、死の恐怖にさらされていたのだとしたら当然かもしれませんけど。 実はエドワードがジャネットをストーカーしていた、なんて可能性も…って、さすがに斜めに考えすぎですね。 ( すみません、と。もちろん娘も、二人は恋人同士だった可能性が一番高いと思っている。ただ、思い込みの激しいストーカーによる事件の例なども見た事があるのでつい思っただけ。 ) ええ。 ──私も人づてに聞いただけなんでちょっと曖昧ですけど…。そうらしいですよ? ( 自分ではなくサヤさんの功績なので、やるじゃないと言われても笑顔で誤魔化した。 ) ええ、助手さんもいなくて。 あ、そっか。教務部…。 ( その手もあった、と思って。 )( そして、教室に蠢く気配。大量に落ちているニカワに近づくと、鼠の死骸まであった。内臓が──。 ) ニカワと、内臓の抜かれた鼠……。 ( 何故ニカワ? 学生や彼女の話からも、これが最近起こり始めた事であることが知れる。白骨事件との関係はともかくとして、これだけでも普通に怪奇的だ。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:23:03]
◆跡野末理@深淵 > ( おまけに、鼠の死骸だ。 例によって腹を抜かれ、内臓が奇麗に失われている――― 無言のまま、にかわの中に転がっているそれを指差しながら。 ) ―――エドワードが五月一日に扱っていた 『遺物』 の外側にも 『にかわみたいな』 ものが付いていたんですって。 そう書いてあった。 遺物っていうのは 『中に黒い球体が浮いているように見える透明な箱』 ですって。 『円筒形の宝箱』 って感じで、上部に五芒星があったとか。 ( まだ、全部はあげない。 ) [Mon 23 Jun 2008 01:18:51]
◆跡野末理@深淵 > ( 今は殆ど全くと言っていいほど着られない、かつての指定制服。 だからこれが学生服だという認識をヴェイトス市民は持っていないかもしれないけれど… 世界の裏で交わされるイメージとしてはとても分かり易い記号になるのに、残念。 もっとも、そんなの無くても学生に見えてしまうか。 ) ―――ああ、そっか… てっきりそうだと思ってたけど、恋人なんかじゃなかったかもしれないのよね。 ( 最後に逢いたいだなんて、まるで恋人のようだと思うけど、それは分からないこと。 そもそもどういった人間関係にあるかがあまり重要でない気もするが、さっきまで少し感傷的になっていたのがあって、バツ悪そうに痒くもない頬をかいた。 ) ―――あら、初耳。 どこの研究室か特定できてるの? そんな話聞かなかったわ… やるじゃない? ( あ、まだ何か隠してるかな? 意外な答えと、ちょっと補足が少ない気がする言葉とに、微笑んだ。 出し惜しみはお互いさま。 ) リドリー? スキナー… 誰だったかしら… ああ! なるほどそっちだったのね! 考古学科! ( ぱん と手を打って、それだ!と明るい声を上げた。 ) もう尋ねたの? 助手とかいなかった? 教務部に当たってみるとか――― ( それじゃあこちらも、話せることはいくつかある。 そう思い、口を開こうとして――― 教室の気配に、中断された。 ちょっと待って。 ) ―――ええ。 ( 言葉数は少なく、同意だけ示して、後に続く。 先に立とうかと思ったけど、面白そうだし、そのままにしておいた。 ) ―――ん? ってうわ… 酷いわねー… ( 教室を見回しながら――― 【判定】 ) [Mon 23 Jun 2008 01:05:51]
◆ピアナ@深淵 > ( その時、すぐ近くの空き教室で何かが蠢いている気配がした。 ) ……今…何かが動いてるような音、しませんでした…? ほら、あの教室…。 ( その教室を指差すと、娘は空き教室の扉を開こうとソロリソロリと近づいていく。そして扉を開けると、教室の中を明りで照らして。 ) うわっ。なにこれ…。 ( 思わず後ずさる。教室の床には、大量のニカワらしきものが落ちていた。 ) [Mon 23 Jun 2008 00:51:02]
◆ピアナ@深淵 > ( 相手の服装を見ていて、捜査が始まる前に「どうせ学生のフリをするのなら制服っぽいのを(ry」みたいな事を職場で言われた事を思い出した。ちなみに却下したので、今の娘の服装は白いシャツに黒いズボンとごくシンプルなもの。 ) 5月1日…。 死体が握っていたのと違って、普通に日記って感じですね。ジャネットさんとはやっぱり恋人関係だったのかしら。 ( 白骨死体が握っていた日記の方の文章を思い出してそんなことを。 ) ……この大学の、遺物研究室に所属していたらしいですよ。被害者。 ( もっと情報を聞き出したいけれど、捜査情報はあまり漏らしたくない。その間で揺れつつ口を開いた。 ) ──…あの、リドリー・スキナーって教授ご存知ですか? 研究室を尋ねていっても不在で…いつ頃いらっしゃるのかなって。お話聞きたいんですけどね…。 ( そして、その場所に来て、言われる場所を眺める。【判定】 ) [Mon 23 Jun 2008 00:44:12]
◆跡野末理@深淵 > ―――ねえ? ( 全くだ、と頷きながらどこか問うようなイントネーション。 ほらエミキー、こういうのが普通なのよ。 仕事らしいけど、知らない。 ) 〜ええ、五月一日の。 一枚だけね? エドワードが関わっていた遺物についてちょこっとと、明日はジャネットと約束があるとかどうとか。 多分本物だと思うんだけど、どうかしら。 エドワード本人についての噂って、何か聞いてる? 具体的に何をしていた人間なのかも、分からないのよね。 噂の元になった事件も、実際に何があったのか分かってないし。 …遺物って言ったって、研究してるところは色々あるわ。 隠されると、なかなか出てこないでしょうね… ( 先に立って歩き、一度後ろを振り返りながら問う。 あまり期待はしていないようだ。 でも、得意気にする割に、自分が知った内容については詳しく話していない。 ) ―――ここ、なんだけど。 やっぱり奇麗になっちゃってるわね。 学内のあちこちで変な汚れが出てるって話あるじゃない。 そんな感じの、黒いのが、ここにも広がってたんだけど。 友達が日記を拾ったのがそっち。 黒いので汚れてたわ。 ( ランプを持って、暗がりを進む。 窓から差す外の光も、遮られる一画だ。 天井に異常は無いか? 汚れは、雨漏りのように上からという印象があるのだけど。 ) [Mon 23 Jun 2008 00:17:04]
◆ピアナ@深淵 > ( 何となくだけど、きっと自分は年下に見られているんだろうなーと思った。とはいえいつもの事だし、今はそう思われている方が都合がいい。 ) ええまあ。だって大学内で白骨死体とか、ねえ。 ( 興味というか仕事だから、とは言いにくいし曖昧に笑って。 ) ……ああ、なるほど。確かにそうですね! ( 目からウロコ。だが、次の言葉を聞くと目を丸くした。 ) …って、エドワードの日記!? あの、ねこがにゃーにゃー以外の!? ( 内容によっては凄い手がかりじゃない…! ) も、門は…うん、うん。解りましたありがとう。 ( 何というか、今はもう門より日記である。道順も一応覚えたと思うが、それよりも彼女の後についていって。 ) [Mon 23 Jun 2008 00:00:50]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――おや? ) ( ランプの灯りの中にその少女を収めて、内心で首を傾げた。 小さな身体、ちょっと男の子のような、未分化な幼さも感じる容姿。 でも、顔つきと言うか表情と言うか、そういった造形によらない部分は、ひとり立ちしているものを感じさせる。 ちょっと間を置いてしまったら、何をしていたのか、聞く前に答えてくれた。 ) ―――〜興味、あるんだ? それで、噂を聞いて回って、収穫無かったら帰っちゃうの? どうして知っている事に大差が無いか知ってる? 誰かから聞いただけだからよ。 自分で調べていないから。 行く当てないならいらっしゃい。 昨日エドワードの日記を拾ったの、まだ落ちてるかもしれないわよ。 ―――〜門が正門のことなら、そこ真っ直ぐ行って右に曲がって、最初の通用口から外に出て、ぞろぞろ歩いてる学生について行けばいいわ。 ( 誤魔化し笑いに笑い返して、さっさと歩き出した。 ついて来ると思っているけれど、来なければ来ないでしょうがない――― 今のところ、彼女は学生で、その辺の学生が噂していることを集めている程度と思っている。 自分が知らないことを知っている可能性は低いと判断してしまっていた。 ) [Sun 22 Jun 2008 23:39:03]
◆ピアナ@深淵 > ( キョロキョロしていると、灯りが近づいてくるのが見えた。こちらから道を尋ねる前に教えてくれたのは、大人しそうな外見の女学生で。聞こえたよ、と言われれば娘は「あ」と口を押さえて少し顔を赤くした。 ) あ、ありがとうございます。 じゃあすみませんが、門までの道を教えて頂けますか? ( そこまで言うとフウッと溜息をついて。 ) 考え事をしながら歩くのはやっぱりよくなかったですね。…例の白骨事件について色々噂とか聞いて回ってたんですけど、皆知ってる事に大差なくて。 今日はもう、情報整理しつつ帰るつもりで歩いてたんですけど…あはは。 ( 考えながら歩いていたら道を間違ったよう。自分のドジを笑いで誤魔化す。 ) [Sun 22 Jun 2008 23:24:45]
◆跡野末理@深淵 > ( ―――ん? ) ( 学生達の雑踏が少し遠くなる場所。 似たようなことを考えていたのもあって、その独り言はすぐ耳についた。 …何だ、新入生か。 勤続ウン十年の用務員さんでさえ迷わせるのがこの大学だけど。 ) ―――〜芸能科の4号館と文学科の3号館の間。 って言って分かるくらいなら迷わないわね。 どこ行くところ? ( 『聞こえたよ』 なんて、耳を指しながらちょっとからかう風な微笑。 その前から灯りは近付いていた、廊下の角からひょっこり顔を出して、闇に溶ける黒のセーラー服を着たお下げ髪の娘が、どこかお姉さんっぽいイントネーションで声をかける。 ―――そんな独り言を零しながら、どこへ行くつもりなのか。 興味ある。 ほら、楽しんでいる学生もいるじゃないか。 エミキーにも見習って欲しいところだ。 ) [Sun 22 Jun 2008 23:06:38]
◆ピアナ@深淵 > ( 結構大きな独り言をブツブツやりながら歩いている小柄な娘は、考えていた。 )( 現在解っている情報を整理してみよう。 まず、被害者はエドワード=ランディ。これはとりあえず確定。発見現場が完全に密室だったのかどうか…は、何か常人には思いつかないトリックがあるのかもしれないから保留と。そして、自殺とも他殺ともまだ断定できない。現在の謎としては、腐臭よね。腐臭がしなかったからこそ誰にも発見されなかった。……腐り落ちる肉が無ければ腐臭はしない…しかし、それってどうなんだろう…。 ) もし、仮に、被害者が動物か何かに食われたのだとして…いや、でも動物の死骸も何もなかったのよね…。 ( …………。 ) でも、第一発見者の清掃業者は…現場の扉を開けた後、確か明りを取りに戻ったって……。 ( もし、これが魔物や怪物などの仕業だった場合。 ) その、第一発見者が戻ってくる前に現場から逃げ、た…とか? ( お化けとかの話は苦手なのだ。想像するとなんだかゾッとして立ち止まった。 ) ……あれ? ていうかここどこー? ( 迷子になった! ) [Sun 22 Jun 2008 22:50:54]
◆跡野末理@深淵 > ( 次第に人が減っていく構内を横切って、エミキーが日記の一枚を見つけた棟の、あの廊下を目指す。 ) ( ―――遺物にかかりきり。 透明な容器の中で浮いている黒い物体。 容器にこびりついていた膠のようなもの。 サンプルは白衣のポケットに。 白衣は自室か研究室。 ) …遺失文明なり何なりの調査・研究をしている部署か。 それだって色々あるけど… ―――残念ね。 日記の見所は 『明日はジャネットと約束』 になるはずだったのに。 ( いや、そんなこともないかもしれないけども。 エドワード的には、そこが一番どうでもいい箇所になってしまうような未来は願い下げだったと思う。 …実情なんて分からないのに、そんな埒も無いことを考えるのはらしくない。 またエミキーが声を荒げてしまって、そうさせてしまって、揺れているのか。 それとも鼠の死骸があって、今は会えないあいつが作った毒団子の効果が云々なんてことを、無意識にでも引き摺っているのか。 ―――考えながら、ぽつりと呟いて、足は休めない。 ) [Sun 22 Jun 2008 22:42:15]
お知らせ > ピアナ@深淵さんが入室されました。 『(迷い込んだ小柄な人影)』 [Sun 22 Jun 2008 22:40:35]
◆跡野末理@深淵 > ( エミキーを校門まで送って別れた後、学生寮の棟を結ぶ廊下で、天井から腹のない鼠が降ってきた。 ただの鼠なら驚かない。 せいぜい、レッドの毒団子が効果を失くしたのかと仄かな感傷に浸るくらいだ。 けれど渡り廊下の屋根から落ちて来たそれには、腹が無かった。 ごっそり抉り取られたようになっていて、当然息もない。 屋根に飛び上がってみても周りに動くものは見当たらず、自然に落ちて来たのかもしれないけれど、物陰にぽんと置いてあるのとは、印象が違った。 エミキーにそう言われたからか… それとも、ただ単にそういった事件が続いたからか… エドワード・ランディの骨と、黒い粘性の液体、それに腹のない死骸が繋がりを持つものとして重なって――― 何か、異様なものがいると感じてしまう。 ) ( 鼠はどんな状態だったろう。 腹部が抉られていただけだったろうか。 仕方ないけれど、とっておくのもちょっと気が引けて処分してしまったのが惜しまれる。 ―――まだ門限までは間があるけれど、もう遅い。 無断外出御用達、廊下の角にある窓を出て、外壁にある出っ張りやテラス、パイプを伝い下に降りた。 ) [Sun 22 Jun 2008 22:24:55]
◆跡野末理@深淵 > ( 例のにかわ(と思われる何か)に濡れていた紙は、それでなくても状態が悪いけれど、昨日今日書かれたものという感じはしない。 芸能科辺りでこういった小道具を作る勉強しているようなのが、遊び心でこしらえた悪戯かもしれないけども、何よりあのエミキーが突き出してきたのだから、それら 『関係の無い何か』 である可能性は否定しておくことにする。 でも、何故あんなところにあったのかが分からない。 見つかるとすれば、骨があったあの部屋ではないのだろうか? ) ―――〜んー… よし。 ( 考えていても始まらない。 がぴがぴに固まっている日記の一枚はそーっと紙入れで閉じて、部屋を出た。 戸締り確認。 廊下でまた、天井を仰ぐ。 ) [Sun 22 Jun 2008 22:01:24]
◆跡野末理@深淵 > ( そのままくっつかれてしまってはかなわない。 そっと広げて干しておいた紙は、その時点では読めなかったけれど、ねばつく黒い液体が乾くと、どうにか文字を判別できるようになっていた。 ) 『ジャネット』 って… それじゃあこれは、エドワードの日記? 何であんな… んン… ( 荷物を置きに戻って来た女子寮自室。 エミキーからよこされた紙はどうなったかと目をやって、ランプの灯りに角度を変えてかざしながら、その内容をどうにか判読。 聞き覚えのある名前や、思い当たる節がなくはないキーワードに首を傾げて、艶の無い黒いセーラー服を着たお下げ髪の娘は天井を仰いだ。 ) [Sun 22 Jun 2008 21:50:17]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:4 )』 [Sun 22 Jun 2008 21:41:33]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( そんなことを考えていた寮への帰り道。 天井から腹のない鼠が降ってきた。 )』 [Sat 21 Jun 2008 02:26:01]
◆跡野末理@深淵 > ( 気をつけて。 そう言って別れることは多いけど、あまり本気で使ったことはない。 エミキーは危機を回避する。 対峙することになったとしても、どうにかして乗り越えられる。 カタリナの時も、墓地で憑かれた時も、それなりに危なかったかもしれないが、一人でもどうにかしたのではないかと思わずにはいられない。 特殊技能職にあっておまけに異能持ち、それでも力の程は自覚していれば、より根本的な部分で力関係を覆す能力というのは、恐ろしくも魅力的な幻想だった。 ああして声を荒げるのがどうしてか分からなくて… そんな風にさせたいわけではないから、しまったなと思いながらも、口惜しさや歯痒さを拭えない。 ) [Sat 21 Jun 2008 02:22:06]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが退室されました。 『 分かれるまでの間、殆んど口を開かなかった。 』 [Sat 21 Jun 2008 02:06:15]
◆跡野末理@深淵 > 体力があるだけじゃ死ぬわ。 走れるだけじゃ死ぬ。 怯えないだけじゃ死ぬ。 私にあるのはそれだけなのよ。 小手先の魔法は便利だけどね。 どうしようもないことってあるの。 『死なない』 ために必要な条件はそこじゃない。 エミキーなら死なないかもしれないっていうのは勘違いかもしれない、まだ分からないけど、でも… 結構がんばってるのにまだ死んじゃう気がする私には、あとはエミキーくらいしか、どうしようもないことをどうにかする可能性が無いんだわ。 ―――知ってる。 そう聞いた。 そう 『見える』 のが… ( ―――続けようとして、口を噤んだ。 分からない。 エミキーが全力でものを見てからそう言っているのか、何かがそこで止めてしまっているのか。 例えば自分が同じ目を持っていたらと考えると惜しくて、それで買い被っているだけかもしれない。 実際にその目を持っていたら、改めてどうしようもないことがあると知るだけかもしれない。 でも、分からないから期待してしまう。 なんだか月並みと言うか、安っぽい言い方になってしまうようだけど、人類最強なのではないかと。 ) ―――〜ごめん、って前も言ったっけ。 期待されるとさ、一丁やってやるかーみたいな気にならない? カタリナ、一人では難しかったかもしれないけど、でもどうにかしたじゃない? …ああ。 ( ただ、殺し合いなんて、一生縁が無いかもしれない生まれか。 …バツの悪そうな顔で謝って。 でも、声を荒げるのがどうしてかも分かってはいないだろう。 何故誇れない、それとも本当にそんなものなのかと、揺れている。 …ややあって、微苦笑と溜息。 肩を竦めて――― 紙切れを受け取った。 ) 何? 落し物? 〜うわ、ねば… ―――あ、ちょっと… ( 骨が発見された部屋に――― 連れて行かれるようなタイミングじゃないか。 ) 〜じゃあ、私も帰ろうかな。 ( 背中を追って歩き出す。 ―――とりあえず、大学を出るまでは。 …平気だろうと思いながら、過信かもしれないと考えて… ) [Sat 21 Jun 2008 02:01:11]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『 どうかしら? 』 [Sat 21 Jun 2008 01:34:32]
◆寒河江未希@深淵 > ( だからそんな直感が働くかどうかは、今現在知った事じゃない。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:32:20]
◆寒河江未希@深淵 > ( 当面そんな部屋に行く予定は無いし、行った事も無い。 エドなんちゃらなんて名前も聞き流しているし、「白骨が見つかった」「魔除けを描いてた」くらいしか覚えていないだろう。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:31:59]
◆寒河江未希@深淵 > 詭弁だ。 ( もういい、と遮るように強い口調で言った。 ) 死ぬんだよ。 体力無いヤツは。 走れないヤツは。 わけの分からない物に出くわしてビビるヤツは。 それがわかんないからアンタは「そういう視点」で見てるっていうんじゃないか。 上からさぁ。 もう、それやめろ! 神憑りとか重たいんだよ! 運でもないし勘でもないし、ただ、こう、見えたまま見えたことを口で言ってるだけだッてんだろ! 嫌なんだよそういう、勝手に変な期待されたり持ち上げられたりッ。 ( そんな便利なものなら何で私はもっと上手くやれないんだ。 不快感が積み重なって吐き捨てるように声を荒げた。 この話になるといつもこうだ。 アトノマツリが私を特別な人間にしたがるのが私は、凄く嫌いだ。 ) ( 興味なんかあるわけがない。 ただ無言で暗い通路の先に足を向け、目に付いたものを拾ってまた早足でアトノマツリに突き出す。 何か、ニカワで固まって広げられない紙切れ。 …関わりたくも無いって言ってるのに。 ) 帰る。 ( そして受け取ろうと受け取るまいと、背を向けて今度こそ歩き出した。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:30:39]
お知らせ > さんが退室されました。 [Sat 21 Jun 2008 01:24:13]
◆ > (キミはこの印象を友人に告げても構わないし、別に黙っていても構わない) [Sat 21 Jun 2008 01:24:11]
◆ > (『エドワード・ランディが何者かを閉じ込めた』) [Sat 21 Jun 2008 01:23:44]
◆ > (世間一般に広まっている噂では、この室内に関する推測は二つに大別されている。 即ち『エドワード・ランディは何者かによって閉じ込められた』。もしくは『エドワード・ランディは何者かから逃れる為に閉じ篭った』。 だが、キミの抱いた印象は、その二つのどちらとも違った。 即ち――――) [Sat 21 Jun 2008 01:23:34]
◆ > (さて、たった今、友人から事件現場――より正確に言えば死体発見現場だが――の情報を聞いた君は、果たして直感や感覚が優れているだろうか? 洞察力や推理力でも構わない。 もしもそうであったなら、その不気味な空教室に関して、おぞましい第一印象を抱くことになる。 もしもキミがこの先、事件現場を訪れたなら、よりその印象は強くなるだろう。或いは以前に訪れた事があるのなら、その時に抱いた印象がより強烈になる事だろう) [Sat 21 Jun 2008 01:23:26]
お知らせ > さんが来ました。 『( ある直感的認識 )』 [Sat 21 Jun 2008 01:19:24]
◆跡野末理@深淵 > ( てらてらと光りを映す黒い液体が広がっていて――― ) ―――〜さすが、鼻が利くわね。 ( 上から垂れてきた? 天井を見上げながら、その傍に歩み寄った。 ) [Sat 21 Jun 2008 01:16:23]
◆跡野末理@深淵 > …そうね。 なんだか事情を知っていそうな人も口が堅いし、当事者だってまだ――― ( もう終わったこと、ただの噂にされてしまったこと。 今更できるのは、その時そこで何が起きたのかを知るくらい… 出て来たのが20年前の骨という部分に、そんな印象を持っていた。 だけど――― 頷いて。 でも、それならそれで良いと思う。 ) ―――何がでてくるのか分からないんだから、可能性としては似たようなものじゃない? それを引っくり返すのに必要なのは、現実的な体力とか、知力とか、慣れじゃないと思う。 もちろんそういうのがあるのとないのとでは多少違ってくるでしょうけど… 結局どうにかする気があるかどうかじゃないかしら。 でも、それだけでも足りなくて。 …運とか、閃きとか、勘とか、そういう神がかり的なものが要るのよ。 私には、エミキーが気付いていないだけに見えるわ。 何かから逃げるのに、走る必要が無い。 だからそうして 『避ける』 のかもしれないけど。 …その特技、もちょっと積極的に使ったらどうなるのか、見てみたい。 誰でも持てるものじゃないもの。 ( 前にもこんな話、したような気がするけれど。 何度でも言おう、惜しいなー。 ) うん、一応にかわみたいね。 獣の皮とか骨とか煮込んで作る接着剤よ、よくは知らないけど。 …ただ、ちょっと調べてもらったんだけど、今のところ特別なものかどうかは分からないわね。 おかしな場所にこびり付いてたりするのはおいといて、成分的には。 ―――ああ、やっぱりにかわと死体は関係あるのかな。 でも、そう、初めはエドワードがやられてるのよね。 骨の彼、そういう名前みたい。 自分の血で部屋一面に魔除けの印を描いて、案外それで死んじゃったのかもしれないって言われてるわ。 骨の周りが割と奇麗で、腐り易い内臓が、自然に朽ちるより早く取り除かれていたのかもしれない、なんて話もあるけど――― ( 勝手に歩き出す隣に並んで、知っていることをつらつら話す。 魔除けと言っても通せんぼできるだけなんだけど。 ) ―――惜しいなあ… 興味ない? 全然? ( ランプの灯りを揺らしながら廊下を進み――― ふと、足を止める。 実際にこの場所を歩いたことがあるかどうかはさておき、見慣れた廊下が続いている。 何か零したように汚れているのも、そう意外なものじゃない。 てらてらと光りを映す黒い液体が広がっ [Sat 21 Jun 2008 01:14:19]
◆寒河江未希@深淵 > 知性のあんまり高くないニンゲンの常識と無縁の「にかわ」と関係のある「何か」じゃないかね。 詳しい話なんか興味ないから知らないけど。 ( ああ、こういう話すると薮蛇だな、と思いながら勝手に歩き出す。 校舎から、出たい。 ) ( 【判定】 ) [Sat 21 Jun 2008 00:43:29]
◆寒河江未希@深淵 > 1つ、「天井から滴り落ちてくる」のは「誰か」がニンゲンだとしてどうか。 2つ、マトモに隠れる気があるなら「死体」も「にかわ」も残さない。 3つ、「ニンゲンをターゲットにしない」のは何でか。 順番かもしれない。 手に余るのかもしれない。 興味が無いのかもしれない。 [Sat 21 Jun 2008 00:41:14]
◆寒河江未希@深淵 > 昔のガイコツの話なんか知らんよ。 でも関係あるんなら――――それって全然済んでないって事じゃない? ( 白骨化したから、20年経ったから、「もう済んだ」なんていうのがそもそもアトノマツリ主観でしかない。 何処かの誰かにとって20年経とう100年経とうが終わっていないのかもしれない、し―――。 ) アンタはそれでいいだろうさ。 わけもわからず誰か、何かに襲われても避けられるかもしれないし、退治とかできるのかもしれない。 でも同じ状況で私とか、他の連中は多分出くわした段階で死ぬ可能性が高いんだよ。 ( この危機感の差はなんだ。 溜息が止まらない。 ) あんたはちょっとそういう視点で見てるんだ。 いつも言ってるけど、私はそういうんじゃない。 とろとろ100m走ったら立てなくなるただのヒト。 ( 事件を解明して解決、なんて。 軽々しく言えるわけがない。 期待されたくもない。 それこそ、さっさと自警団なり大学なりが解決してくれるのを望む側だ。 ) …知らん。 調べてまわってないし。 あれ、なんていうの。 「にかわ」? アレの意味がわかれば正体掴めるんじゃない? [Sat 21 Jun 2008 00:39:06]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが入室されました。 『( おおっと )』 [Sat 21 Jun 2008 00:36:21]
◆跡野末理@深淵 > ―――もう済んでる不幸。 …とは、言い切れないのかしら? 〜ん。 そいえば前にも、こんな話したわね。 私だって、誰かの不幸そのものを喜ぶわけじゃないわよ? でも妙なことが起こってるみたいなら興味あるし、探るのは楽しいわ、悪いけど。 …ただ、取り繕わせてもらうなら、ついでに続く不幸を終わらせられたりすれば、気分も良くなれてもっと楽しいじゃない。 …うん? ( 呼吸を整えて、立ち上がり、話すのを見つめてる。 『あんたかも』 言われて微苦笑、溜息一つ。 なるほど、やりかねないか。 ) 周りの反応見て笑ってるかどうか、分からないわよ? 『ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』 なんて、何か事情があって止むに止まれず自分でやったことを、悔いてるかもしれない。 病気のお兄さんを助けるには 『腹をくりぬいた動物の死体を多くの人に見せないといけない』 魔術とか。 ―――良い方に考えたって意味ないけど、動物が殺されているだけで、自分が殺されるところまで考えるものかしら? 『まさか人間までは。』 『まさか私が被害者になることは。』 そう思えれば、案外ニコニコしていられるものよ。 …私の感覚もその辺り怪しいかもしれないけど、エミキーは 『そのうち人間がやられる』 って気付いてるのかもしれないわね。 ―――で、どう? 人間がやっていると思う? ( 窓を背に、同じ姿勢。 楽しそうな笑顔は引っ込めたけど、表情は涼しげだ。 【判定】 ) [Sat 21 Jun 2008 00:24:19]
◆寒河江未希@深淵 > ―――面白いわけあるか。 誰かの不幸の匂いしかしない。 ( 退屈は嫌いだ。 変わり映えの無い毎日なんか別に無くても同じだと思う。 でもこういうのは違う。 こんなのを面白いとか興味深いとか思わない。 どっかで必ず誰かの不幸に繋がってるみたいな不快感。 笑えない。 ) あのさ。 ( 普通に喋れる程度に呼吸が回復して、ようやく立ち上がった。 ) 毎日小動物の腹刳り抜いてそこら辺に捨てて、周りの反応見て笑ってるヤツが隣に座ってるかもしれないんだよ。 それは私かもしれないし、いつもへらへら笑ってるキミドリかもしれない。 あんたかもしれない。 「アタリ」って言って次の瞬間私の腹が裂かれてるかもしれない。 そういう話してんだよ。 ( 可能性は0じゃないな、と改めて思う。 私はアトノマツリが実は最悪の異常者で、「なにか起きないかな」なんて言いながら涼しい顔して自作自演をしているという可能性が0だとは言い切れない。 他の誰に対してもそう。 ) そんなんでニコニコ毎日学校なんか来れるかっての。 ( 吐き捨てた。 ) ( 今度のは特に胸糞悪い話だ。 なんちゃらっていう昔のニンゲンがなんかしてどーのこーのなんて全く興味無いけど、現状は本当に気分が悪い。 ただ、それだけ。 ) [Sat 21 Jun 2008 00:03:32]
◆跡野末理@深淵 > ( 読んであげてるんじゃない、とか胸張りそうな読まなさ加減。 けれど、あながち冗談でもなくて、エミキーはこんなやり取りも含めて、まんざらでもない部分もあるのではないかと思っている。 ぶっちゃけ体力尽きただけなのだろうけど、逃げられれば本気で逃げ切るのだろうけど、こうして粘れば割と付き合いは良い方だから。 『本物の』 危機を感覚えているにしては。 ) 言っちゃえば良いのよ。 面白いものが見られれば楽しいし、後学のためにってのもあるじゃない? よしんば解決できれば世のため人のため。 ( しゃがんでしまった金髪を見下ろして 『ね?』 とか首を傾げてる。 まくし立てるのも自分に言われているという自覚が無いのかどこ吹く風で――― ) 〜動物の、死体だからじゃない? 都会っ子にしてはたくましい気もするけど、人ほどショックは受けないでしょ? 皆それぞれ何かが起こっているのは感じつつ、それでも日常送れちゃう程度と言うか――― 一つ出てる死体も、20年前の骨。 それにそう、関係も分からないし。 人の腹がくりぬかれたら、当たり前に大騒ぎじゃないかしら? でも、そこまでいくかどうかは分からない。 …いつでもどこでも、いるものよ。 目立って知れ渡るかどうか、本物の異常者になっちゃうか、予備軍で済むかは大きな違いだけど、多感な時期に人知れず毛糸を切り刻んで喜ぶくらい、割と普通なことじゃない? ( 軽い調子で話しながらランプを足元に、廊下の手近な窓枠にお尻を預けて… やがて腕組み、思案顔。 ) ―――でも… そうか、エミキーはそれが、人までいくと思うのね? 鼠、猫、犬… ちょっとずつ大きくなってるのは確かか。 [Fri 20 Jun 2008 23:51:40]
◆寒河江未希@深淵 > ハラワタ刳り抜いてるヤツがさ、そこへん歩いてんだよ? 毎日学校の中をさ。 しかも誰も誰だかわかんないの。 隠れてんじゃん。 なんか「意図」があるじゃん。 悪意がさぁ。 ( まくし立てた。 アトノマツリの危機感が足りないのはいつもの事だし、コイツはそれでもヒトより上手くやれるからいい。 ただ、他の一般生徒はなんなんだ? 皆そんなに凄いのか。 腹くりぬかれない自信があるのか。 考えたらちょっと苛ついた。 ) [Fri 20 Jun 2008 23:34:29]
◆寒河江未希@深淵 > ( 力2、素早さ2、タフネス3、嫌いなものは運動全般。 現実って時々残酷である。 このジャンルでアトノマツリと勝負する事自体失策である。 空気読まないし。 ) よくっ―――欲望に―――忠実なの――は――――――素直って言わなッ…けふっ、えふっ、ぜひッ…! ( 100mと走らないうちにへたり込んでその場で暫らく呼吸を整える。 既に脚はぱんぱん。 立ち上がると痛いだろうなぁ、とか虚弱っぷりを再確認中。 ああ、このデジャビューはなんだ、アトノマツリがカタリナと重なって見える。 ) 何か無いわけないでしょこれで…ちょっとおかしいんじゃないのかあんた達ッ。 ( がー、と痛んだ金髪を掻き毟った。 しゃがんだまま。 ) 死体が出てンだろぉ? いっぱいさぁ。 内蔵無いヤツ。 それって日常? 20年前とか関係ないっしょ。 普通にさ、異常者が居なきゃこんな事起きるわけ無いでしょや? なんか誰か居るんだよ! 白骨とかそんなん関係ねー! [Fri 20 Jun 2008 23:32:20]
◆跡野末理@深淵 > ―――っく…! どうせそんな反応だろうって分かっていてもちょっとショックね―――… まぁいいわ! 素直になんなさいって言ってあげるわよ何度でも! ( ババとか。 くぅ! と可愛くなくて可愛いあんちくちょうに拳を握り――― 無駄な努力を微笑ましそうに見守ってあげる。 スキップするように、数歩前に飛んで振り返りながら びしり と指差したり。 逃がさない。 ) 何も無きゃ逃げないわよね? いい加減ここの学生がタフなのもあるけど、やっぱり危ない感じとかしてるのかしら? 〜大丈夫。 20年前よ? 何かやらかしたのがいたとして、とっくにどこかに行っちゃってる――― …とまで思い込むのも難しいところだとしても。 20年じっとしていた理由も分からないじゃない? ―――んン… もう疲れてきた? 煙草止めたのよね? 速く走りたいならね、手ぶらぶらさせないで、ほら、腿上げる。 [Fri 20 Jun 2008 23:21:08]
◆寒河江未希@深淵 > くそ、ババ引いた!! ( 今現在校内で二番目に遭遇したくなかったヤツにばっちり出くわした。 言うなり相手の言葉も聞かずに全力マジダッシュで踵を返す。 聞かない聞かない。 聞きたくも無い。 あの嬉しそうな顔だけでお腹一杯だ。 何が楽しくてこんな陰湿なイベントにまでクビ突っ込んでるのかって―――ああ、アトノマツリだからだよ。 そうだよ。 知ってるよ。 ) 知らんっ! なにもない! 興味も無いし関わりたいとも思わないッ!! 気分は結構悪い! ( 余計な事を言えば言う程息が切れる気がする。 暗い廊下に不器用にしょっぱいスピードでぺたんぺたんと全力ダッシュする足音が響き渡った。 ) ( 全力疾走って久しぶりだなぁ、とか現実逃避もしてみた。 ) [Fri 20 Jun 2008 23:08:57]
◆跡野末理@深淵 > ( お化けや幽霊といった怪談の主役は、そういったものを認識できる人間に言わせるとそう特別なものでもないらしい。 実感はできないけどとりあえず、その変にごろごろしていると聞いた気がする。 実害があればまだしも、そういったものの気配には普通に疎かった。 見つめていたいのに傍らに居ても素通りしてしまうだろう。 ―――ただ、人間となれば別。 ) ―――あ。 ( 露骨なシミなどであればまだしも、周囲の汚れに紛れてしまう程度では気付き難い。 どんな状態か知りもせず踏み入った廊下で、けれど見通せる範囲はぱっと確認。 廊下の先で、光りに躊躇うような怪しい動きをする人影を認めた。 後ろめたいところでもあるのではないか――― ぶっちゃけ自分も寮の門限破りとか下校時刻違反とか、褒められた状況でないかもしれないのはさておき。 興味を持たないわけがない。 それに、何より予感もある。 手を振るように灯りが一度大きく揺れて、競歩のような勢いでそれが近付いてきた。 艶の無い黒い服。 かっちり編まれたお下げ髪。 そちらの顔を確認して、さも嬉しそうに、ちょっと意地悪そうに笑ってる。 してやったり的な。 偶然だけど。 何もしていないけど。 ) ―――来るなら来るって言えば良いのにみずくさい。 何か見つけた? せめて噂の元になった事件くらい洗ってから声かけようと思ってたんだけど――― どうもよく分からないのよね。 何かマズイ事があって隠蔽なんて、よくあることなんでしょうけど。 ―――どうしたのよ、気分悪い? ( 相手がどんな反応をしても、話しかける内容はさして変わらない。 逃げても横に並びながらだ。 ) [Fri 20 Jun 2008 23:00:11]
◆寒河江未希@深淵 > ( だいたい一回や二回じゃなく動物の変死体が見つかる時点でどうかと思うのだ。 誰かが居るんだろう? 人為が働いているんだろう? 何で皆普通に学校に来れるのかって神経がわからない。 大学も大学で、自警団を入れたくないなら入れたくないでやる事ある筈だ。 折角最近は平和に芸能芸術に身を入れてものづくりが出来てるってのに面倒臭い話――――いっそ班の連中に提案して、外で活動しようか。 喫茶店でも芸能横丁でも出来る事はある筈だ。 ) ( なんて考えながら早歩きで長い廊下を通り抜ける。 絶対的に嫌な予感とまでは言わないが、正直歩きにくくてかなわない。 廊下の向こうまで点々となにかいつもと違う痕跡が続いていたりしたら迂回せざるを得ないじゃないか。 ) ん……まぶし。 ( 角を曲がった所で遠くに灯かりを見つけた。 誰だか知らないが、この時間に残ってる人間なんてロクなもんじゃなさそうだ。 関わりたくないし、此処引き返そうか、なんて―――ああ、くそ、何処行っても嫌な匂いがする。 ) [Fri 20 Jun 2008 22:44:08]
◆跡野末理@深淵 > ( 20年間閉ざされていたと思われる部屋から骨が発見されるのと前後して、学内のあちこちで 『腹部をごっそり失くしている』 という共通の特徴を持った動物の死骸が発見されるようになった。 最初は鼠だったか、次いで猫、そして犬。 それ以外の動物についても色々と聞こえて来たような気はするのだけど、印象的なのはその辺り。 白骨化して発見された人物が遺したと思われる手記に 『頭が二つはえた猫』 という言葉があったのもあって、なるほど鼠かと思っていた。 何がなるほどなのか分からないが、何となく、繋がりそうな気もする。 でも当の猫も腹を失くし、犬までも――― やはり骨とは全く別口の、ストレス貯めた学生による猟奇的犯行だろうか。 ) ―――けど、奇麗過ぎるのよね、そう… 二十年ほったらかしにされた死体なんて拝んだことないけど… ( ただ、骨の検死にまつわる噂を聞くと 『はらわた』 というのがキーワードになりそうで無視できない。 …でもどういうことだろう。 ) …ま、ここに居ても仕方ないわね。 最初に鼠が見つかったのってどこだったかしら… ( 死骸は片付けられてしまう。 せっかく見つけた鼠をもっと観察しておくべきだったと思うのだけどあとのまつり。 虫が知らせたのか、さっさとその場を後にして構内に入った。 窓は閉ざされ、少し蒸し暑い。 水や土埃、草木のにおいを季節感程度に認識するだけで、それ以上の特異な変化は知覚できていない。 ) ( 暗くても平気だけど、よく見ようと思ったら灯りは欲しい。 珍しく手にしているランプは遠くからでもこちらの存在を伝えてしまうけど、それが誰かは――― いや、誤魔化されてくれないか。 ) [Fri 20 Jun 2008 22:35:28]
◆寒河江未希@深淵 > ( 班を作って作成する課題の舞台劇の打ち合わせが酷く延び延びになってしまってこんな時間。 此処暫らく構内に遅くまで長居しないように心掛けていたのに、もう真っ暗だ。 露骨に様変わりする風景。 異臭漂うのは廊下も教室も何処もかしこも。 普段居ないヤツが徘徊している痕跡が目に入る。 これだけ露骨なのに何で休校にして学内の調査を始めないのかって―――ようするに、露骨じゃ、ないんだろう。 皆の目から見ればまだ。 言葉で説明できる自信も無いし、信用を得るだけの発言力も無い私は、自分に被害が及ばないようにさっさと帰るだけだ。 なんせ興味も無ければ身の安全を確保できる気もしない。 せっせと首を突っ込む連中の足を引っ張るか、ニンゲンの第一被害者になるのがオチってもんだ。 ) どうせアレが徘徊してるんだろうし、見つかる前に逃げなきゃ――――。 [Fri 20 Jun 2008 22:21:01]
お知らせ > 寒河江未希@深淵さんが入室されました。 『 115:Abyss/U 構内廊下、夜 』 [Fri 20 Jun 2008 22:15:30]
◆跡野末理@深淵 > ( 何かちょっとこう、普通とは違う物なのではないかと考えた 『黒いニカワ』 だけれど、今のところこれと言って特別なことは分かっていない。 さして水気もなく、ましてや高温でもない場所で液状になっていたのは謎だけど、それだけだ。 乾けば当たり前のように固まって、それっきり溶け出すこともなかった。 今のところは。 ) ―――今度は犬か… ( 手にしたランプの灯り一つがポツンと浮かぶ闇の中で、照らし出される領域を侵食するような黒いセーラー服を着たお下げ髪の娘が一人。 学内の、これと言って特徴のない場所を見回しながら、何事か思案するような呟きを零す。 ) [Fri 20 Jun 2008 22:11:43]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが来ました。 『( 跡野末理の視点:3 )』 [Fri 20 Jun 2008 22:00:51]
お知らせ > テレサ@深淵さんが退室されました。 [Fri 20 Jun 2008 03:10:28]
◆テレサ@深淵 > (お守り=気休めが必要だったのは確かに自分かも知れぬ、前日の一件で過敏になっていたのかー―― とかこお考えつつ。 呼吸整えて顔ぴしゃり気分返還。) うっわ・・・。 (前髪かき上げると、外で走ってきたんじゃないかって位酷く湿っていた。 恐らく服の下も冷や汗だくだくなのだろうナ。) ……お風呂寄って帰るか―― でも寄り道したくないなぁ今日は。(恐らくは汗臭い自分と真新しい恐怖を測りにかけて、 はふ と溜息一つ。) [Fri 20 Jun 2008 03:09:41]
◆テレサ@深淵 > (暫く移動していると、不意に気配が消えて――恐らくそいつは居なくなった。 唐突なくらいに。) ――― は。 ・・・・えっと?(漸く振り返ってみることができるが、やっぱり何も無い。 胸に氷が刺さったみたいな緊迫感も、そこですぱっと消えた。) ・・・・・。 餓鬼かっつの――何にほっとしてるんよ私は。(いざ冷静になってみると自分の対応は酷いくらいに滑稽だが――言葉と裏腹、正直安堵感の方が強かった。壁にもたれてプチ動けない。) [Fri 20 Jun 2008 03:02:14]
◆テレサ@深淵 > (気を抜くとその瞬間に歩速を上げてきて追いつかれそうな――でも早足になっても距離なんて変わらないし、走り出すとか急激な事をするとその瞬間に―――その瞬間に、どうなるんだろう? しらない。) ―――神さま ・・・いや、いまのなし。(務めて普通に普通に、あるいていくしかない気がする。 途中何人か擦れ違う。 「私の後ろ指差して腰抜かして悲鳴でも上げてくれれば、いっそ楽になるのに」 なんて思いながら―― ) [Fri 20 Jun 2008 02:54:07]
◆テレサ@深淵 > ―――― ッ!!(持ち前の忍耐強さ・・・というより異常事態への慣れが、辛うじて声を止めてくれた。 あれだ。 3歩後ろの真背中に、見詰められてるような感じ。 それが行き成り後ろに湧いたようだ。 すでに二度ほど反射的にやらかしたが――振り向いて確認とかはもうしたくない。 とてもじゃないがしたくない。 人通り多そうな所に向けてそっと移動してみるが、歩いても止まってても同じ距離にいるようで――) [Fri 20 Jun 2008 02:41:18]
◆テレサ@深淵 > (うしろにだれかいる。) [Fri 20 Jun 2008 02:27:39]
◆テレサ@深淵 > (だれもいない。 っていうか人はいるがこちらを見てる人は居ない、だ。 最初の方こそ奇抜で通っていたファッションも、大分慣れてもらえてるし。) ……気のせいか。(溜息一つ。 くるりと再度ターン。 荷物片手に帰路に着くが―――) 私がナーバスかよ。 こまったもんだナ。 (なんか自分の歩調に合わせて後ろに誰か付いてきてる気がして、再度振り返った。 無論、だれもいない。) [Fri 20 Jun 2008 02:26:33]
◆テレサ@深淵 > (気持悪いものが垂れてきただの垂れてただの、後は焼却炉や廊下に動物の死骸があっただの。 冷静に一歩引いて考えれば、誰でも出来る悪戯なのだろうが――規模も規模だし、なんだか唯事で無くなってる気がする。大学側でも沈静化のための何かしら手とかは打たないのだろうか。とか考えてしまう。) 願わくば平穏に授業うけたいよ? 全く―― 。(帽子の鍔くいと引いて、今日は早上がり。 うけたい授業も無いし、バイト探しと自習に精を出すか、と―― ) ・・・・?(不意に呼ばれた気がして、くるん、と振り返る。) [Fri 20 Jun 2008 02:15:36]
◆テレサ@深淵 > てめーで施術しろっつのー。 …… 然し、なんだかなぁ。(噂に踊らされる感じか―― 一部の生徒は先程のように縁起担いだり夜は早上がりしたりしてる様子。 金銭的にはほくほくだが、まるで何か不吉な事が事前告知されてるみたいで嫌な感じだ。言い方は悪いがたかが白骨一個のはずだったのが情報は情報を呼び静かなカオス状態。 沈静の気配はまだ無いし――) ・・・・踏んじゃったしなぁ。(出始めた自称”被害者”&噂の一つの出所は自分だったりもするし。 帽子の上から頭掻きつつちと【判定】。) [Fri 20 Jun 2008 02:00:13]
◆テレサ@深淵 > 本職の魔女科の連中に頼めば良いのに―― お昼分は嬉しいっけどねー。(質素な飯代と引き換えにそれを売ったりしていた。 個々の所色々と噂があるからか、通学・弁当召喚以外でも魔女の技を振るう機会が多い。) ん? 自分の分はいーよこれ作ったの誰? そゆことさ。 まいどー? (此方は上がりだが彼女は別教室での授業だとかで――代金受け取って二言三言会話を交せば、ひらら、と手振ってそのクラスメイトと別れた。 深呼吸してひとやすみ。) [Fri 20 Jun 2008 01:48:43]
◆テレサ@深淵 > (所属が魔女科でないのは、ぶっちゃけすでに魔女だからなのだ。 技量こそ低いが、一般的な魔女の技ならなんとかこなす事が出来る。 簡単なポーションの作成、箒での飛行――そして、魔除け。 魔除けと言っても酷く簡単なモノなので、効果の程はといえば) ……幸運のお守り、って言った方が近いよ? 其れでよければ。(両手にちゃらちゃら石と紐の細工物、廊下を歩きつつ知り合いに説明したり。) [Fri 20 Jun 2008 01:37:42]
お知らせ > テレサ@深淵さんが入室されました。 『ヴェイトス大学魔術科学生テレサは、実は魔女である。』 [Fri 20 Jun 2008 01:32:48]
お知らせ > さんが帰りました。 『残されるのは黒い粘液と、腹に空洞のできた犬の死骸であった』 [Fri 20 Jun 2008 00:28:14]
◆ > (大分、身体も元の大きさに戻ってきた。そろそろ、食糧をもう少し違うものに変更するのも可能かもしれない。何にしたってあの食糧は腹持ちが良いのだから。 だが、己の欲望に忠実に動くのは宜しくない事を、彼は学習していた。 その知性の囁きに耳を貸した彼は、方針の変更を少し先延ばしにする。――――時間はあるのだ、たっぷりと。 奇妙に甲高い声を一度あげると――それは或いは笑い声だったのかもしれないが――彼はのんびりとした様子で、その場を後にした) [Fri 20 Jun 2008 00:28:00]
◆ > (幸いであったのは、彼がいる場所に、非常に多くの食糧が存在するという事であった。 小さい物から大きい物まで様々な種類の食糧。 恐らく、これを食い尽くすのには割りと時間がかかるに違いないと彼は見て取っていた。 減る端から増えているようでもあるし、そうであるならば、この場所を拠点とするのも悪くは無いだろう。この構造物に適応し、其処に存在する大量の食糧を少しずつ捕食していけば、この飢餓も収まるに違いない。 いずれにせよ、もう少々の時間は必要であるが) [Fri 20 Jun 2008 00:27:45]
◆ > (当然の話である。多少の食事で何とかするには、この飢餓の度合いは大きすぎた。 途方も無いほど遥か昔から、彼は殆どと言って良いほど物を口にしていない。 すこし前にちょっとだけ食事をしたのがいけなかった。しばらくしてみると、余計に空腹感が強くなってしまったのだ。 ――これは良くない、非常に良くない。 勿論、食事をしない程度で死ぬほど軟弱かつ単純な身体構造をしてはいないのだが、彼と言えど好き好んで空腹でいる趣味は無い。精神が不安定になるのだ。 それは、あまり良い事態ではない) [Fri 20 Jun 2008 00:27:35]
◆ > (それが何時生まれたのか、知る者は最早いない。 かつて暗い音の無い世界で細胞が増殖し、一つの生命が生まれた。勿論、それは人間ではない。動物でもない。 しかし今、こうして薄暗い構造物の中庭を這いずりまわっているそれには、知性があった。 故に名前の無いそれに対しては彼、或いは彼女といった呼び名こそが相応しいように思われる。 今食事に没頭している彼は、それでも尚、飢えに苛まれていた) [Fri 20 Jun 2008 00:26:44]
お知らせ > さんが来ました。 『酷く乾き、痩せ、そして飢えていた。』 [Fri 20 Jun 2008 00:26:34]
お知らせ > サヤ@深淵さんが退室されました。 [Thu 19 Jun 2008 06:53:17]
◆サヤ@深淵 > ( ――大分後になってから。 校舎内への階段を下りるすがらのどこから落ちてきたものか、シャツの袖がニカワで溶けているのに気がついた ) [Thu 19 Jun 2008 06:52:22]
◆サヤ@深淵 > ……。 ( 安くて苦い煙草の葉を噛み締め、踵を返す途中で ) 【判定】 [Thu 19 Jun 2008 06:48:56]
◆サヤ@深淵 > ( 検証を要するものも含め、現時点で指標たり得るのはこのくらいだろうか。 )( 腕を組む。 眉間に深く皺を刻み、空を睨みつけながら ) ――魔術だの悪魔だの何だのって話になってくると、俺にゃお手上げ――だな。 ソッチは間違いなく、寧ろ学内の領域だろう――し。 ( 何せここの大学では魔術が系統立てた正式な学問として確立されているのだから。 一介の自警団員でしかない己に、――否。 自警団云々以前に、自分に悪魔祓いの真似事ができるなどと考えちゃいない。 そこまで有能とも、ましてや万能などという幻想も抱いちゃいない。 20年以上も生きていれば自分の限界くらい把握しているつもりだ ) [Thu 19 Jun 2008 06:47:04]
◆サヤ@深淵 > ( ふと ) ――…取材に応じたのがリドリーだったのか、ひょっとしたら。 ( だとすれば、そしてリドリーが真実を語っていたならば、脚本の内容も事実だと看做すに足りる。 更に、ランディのメモにはジャネットの名が出ていた事を考えると、両者の間柄についても知っている可能性もあった。 どうにかしてリドリーと会って話す必要があるだろう。) 『殺人鬼の可能性をも示唆されている』ランディの人柄、それから研究内容についても知っていると話が早えんだがな。 ――案外『エルダー・サイン』( 旧き印。 先日図書館の青年に集めて貰った魔術シンボルの本によると、あの五芒星はどうやらそう呼ぶようだった。 魔術や呪術に縁のない男には、それ以上は理解できなかったが )とやらの研究に没頭していた、とか。 [Thu 19 Jun 2008 06:37:12]
◆サヤ@深淵 > 『白骨はランディである』『ランディのメモの中にあったジャネット、そしてロイヤルはヴェイトス大学考古学科第五研究室に所属していた実在する人物である』。 とするとー… 20年前の脚本の取材内容も、事実だったと看做して構わねェのか? ( 個々の事象は中心に串でも通したようにきれいに同じ方向を向いている。 それ故に信憑性は高いが、あまりに揃いすぎて逆に作為を感じてしまうのは多分己の癖だ。 だが、今回ばかりは予断を嫌うばかりでは何も判明しないのではないか。 ――そう、思うようになっている ) …………。 ( 煩わしげに短髪を掻き毟る。 頭皮を痛めんばかりに暫く繰り返し、それを合図に吹っ切るように。 ――疑り深い性分とすれば不本意は残るが、『脚本に記されていた出来事も事実と看做す事にする』 ――つまり、ロイヤル・アストナージとジャネット・スティングラードの両名は内臓を抜かれて死んだのだ、と。 そして、導入だけが残された脚本の文面が全て事実であれば、その場にランディも居合わせたという事になる。 ) [Thu 19 Jun 2008 06:22:50]
◆サヤ@深淵 > ( 安い紙巻の端を行儀悪く噛み荒らし、険のある目つきを更に険しくして考える。 耳にした『検死報告』についてだ ) ――骨に外傷はなく、人骨を『遺物研究室研究員・エドワード・ランディのものと断定する』――死因はどうあれソコは疑う余地がないってか。 ( 根拠は白骨が手にしていた日記の切れ端の筆跡だという。 他人の死体にランディのメモを握らせる事も可能だろうが、そこまで疑い出すとキリがないという話なんだろう。 何もかもが不可解な出来事に、一つ前提が定められた ) [Thu 19 Jun 2008 06:09:23]
◆サヤ@深淵 > ( 今の所、『遺物研究室』『考古学科第五研究室』のどちらにも顔を出せていない。 自治権を有する大学敷地内では元よりおおっぴらに動くワケにもいかなかったし、商業地区や居住区で騒ぎが起これば本業に戻る必要があったからだ。 嵯矢 片那という人間の個性より自警団員という属性こそが重要だとばかり考えていた己にとって、今回はその属性が枷になっている。 ――事実はどうあれそんな印象がある。 )( 屋上の隅で強い風に吹かれ、太陽が昇る方角を見ている。 敷地内では拙かろうと銜えた煙草に火は点いていなかった ) [Thu 19 Jun 2008 06:02:34]
お知らせ > サヤ@深淵さんが来ました。 『( 6月19日の時点で )』 [Thu 19 Jun 2008 05:51:58]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 『 その道は大抵行き止まり、だろ? 』 [Wed 18 Jun 2008 22:54:57]
◆キリル > ( 会話を続けながら、青年たちは階段を下りていく。 かつ、こつ、かつ。一定のリズムが複数 ) ――― あんまり知りすぎるの、良く無い気がする。 ( だから俺はノータッチだと、ひらりと手を振ってみせた。 研究者の多い大学だと、どうもなんにしても真実を追い求めたくなるようなヤツが多いンだろーけど。其処はある意味職業病っていうか、仕方ないのかもしれない。 ) ……真実という名の女性はとても魅惑的で、追いかけたくなるのは良くわかるが――― 漸く彼女の手をとった時、 [Wed 18 Jun 2008 22:52:59]
◆キリル > …だからって、 ( コツ、と無意味に窓を叩き ) 真相を暴いてやろう ってーのも止めた方がいいと思うぞ。 ( 今、このままついでに噂の現場を見て帰ろう、などと先程友人たちが話の合間に言っていたのを気に留めて、釘を刺す。冗談だったかもしれないが、一応だ。 ) ( いつもより一層カバンが重くなった気がして、肩に掛かる紐をくい、と掛けなおした ) だって俺ら別に魔術科生徒ってンじゃないしー…… 良く、あるだろ。オマエが今研究している作家なんか、典型的じゃねーか [Wed 18 Jun 2008 22:35:10]
◆キリル > ( 友人らが夢中になっていたのは、件の噂話だ。 耳に入ってはいた。答えようと思えば幾らか部分的に告げて聞いていたと証明することは可能だろう。しかし、 ) …… あんまり、噂しないほうがいいんじゃないかなー ( へろ、と困ったように笑みを浮べてそう告げる )( 当然友人は――特に一番好奇心旺盛で積極的に噂話を口にしたがる友人は――なんでだよ、と訝しげに問い質してきた ) んー… なんとなく。 てか、コレ以上ヘンな事件起きたらホント困るって。大学閉鎖なんてなったらどうする? ( 友人たちも自分も、休みになってほしい、なんて口癖のように言うものの、実際閉鎖なんかになったらホントどうしようもない。他の大学に編入する?一体何処へ。 ) [Wed 18 Jun 2008 22:22:14]
◆キリル > ( ガラス越しに見る闇が、まだ其れほど濃い色をしていないように見えるのは大学に灯る明かりのせいか、其れとも見下ろす先に広がる街の灯りのせいか ) ( 既に戸締り済みらしい廊下は、四角い空間。 ――― 窓を開けたいな、と金髪の青年はぼんやりと思う。なんだか、湿気が篭っているような気がしたから。早く、外にでて外気に触れたい ) …、 ( なぁ ) …うん? ( 話聞いてたかよキリル ) ( 青年たちの視線が全部自身に向けられている事に気付いて居心地の悪さを感じながら、あー、とどちらとも付かないただの音を口から漏らした。思わず足が止まりそうなほど、歩調がゆっくりになる ) [Wed 18 Jun 2008 22:09:35]
◆キリル > ( あの白骨死体と焼却炉の周りにあったっていう動物の死体は、絶対なんか関係あるって! )( ――灯りの落ちた教室の多い、大学の研究棟の廊下。響き渡るのは、数人の青年たちの声。 空いている小さな演習室を借り切って、其処に本や資料を持ち込んで課題に取り組んでいたのだが、流石に時間が時間なのでそろそろ帰ろうと、皆で部屋から引き上げてきたところだ ) ――― ( 青年たちの塊から2歩ほど遅れて、長い金髪の青年が窓の外を見ながら歩いていた ) [Wed 18 Jun 2008 21:59:19]
お知らせ > キリルさんが入室されました。 『( だからさ ) ―――― 』 [Wed 18 Jun 2008 21:45:29]
お知らせ > ドリィさんが退室されました。 『甘さ控えめには、絶対にならない。そんな桃色空間』 [Wed 18 Jun 2008 01:43:22]
お知らせ > 水蓮さんが退室されました。 [Wed 18 Jun 2008 01:41:56]
◆水蓮 > ( お互い、クールダウンしたときには思うさま悶絶しそうなやり取りであった。 でもきっと繰り返す。 砂糖吐きそうな展開を。 先生喜びのあまり、10センチほど体から離れかけたそうな。 ) [Wed 18 Jun 2008 01:40:30]
◆ドリィ > え、えっと… も、もう少し考えさせて…下さい… その、先生にはどっちが似合うかも…考えないと、いけないから…(頭の中は桃色パニック。 後で冷静になったら、きっと恥ずかしさでのた打ち回る事間違いなしな言葉ばかり吐き出す此方は此方で、妄想が暴走状態か。 本当に、冷静になった後が楽しみである) って、せ、先生成仏しちゃ駄目ぇ…っ!(ある意味、罰当たりな) [Wed 18 Jun 2008 01:37:00]
◆水蓮 > え、ええと…………ドリィは、私にお嫁さんて呼ばれたい? それとも、旦那様? ( 計画ばかりが着々と進んでいく今日この頃。 最終的に子供は何人欲しいかとかそういう話題に移ってきたらメルトダウン。 なまじ思考だけの存在だけに、人形先生、もうショートしかけていた。 ) ……………もう、成仏してもいいくらい………。 [Wed 18 Jun 2008 01:31:25]
◆ドリィ > えっと… その、どっちがドレスで、どっちがタキシードで… えーっと… えぇーっと…(何とかドツボから抜けようとするも、逆にどんどんハマって行く… それが蟻地獄の恐ろしい所。 頭の中で思い浮かべれば思い浮かべる程、恥ずかしさが加速していき… 心臓なんて、もうとっくの昔に破裂しちゃってるんじゃないか、なんて思う程。) … うん、私も…凄く恥ずかしい… (けど、凄く嬉しい そこまでは口に出す余裕は無いけど) [Wed 18 Jun 2008 01:26:16]
◆水蓮 > そ、その、ね? ドリィが望むなら、その…………ここでも、ええと、その、ドレスくらいは、用意、するから………。 ( 真っ白なドレスを。 ブーケトスは、うん、まあいいかな。 幸せのおすそ分けなんてしてやらない。 ) …………あー、駄目だ、すごく恥ずかしくなってきたー。 [Wed 18 Jun 2008 01:21:45]
◆ドリィ > (此処は桃色の蟻地獄。 もがけばもがく程、ドツボにハマってさぁ大変。 空気を読めないドジョウが出て来ないのが唯一の救いだろうか) …う、うん… 教会は、無理だよね… けど、その…此処で、でも…うん… (そして再び、少女の脳内でめくるめくウェディングな妄想。 ちょっと夢見てただけなのに、あれ?現実になりつつあるんじゃ… なんて―――) ……そ、その… ゆ、指輪渡す時に…だよね…言うとしたら… うん… 大体は、察して… る… [Wed 18 Jun 2008 01:17:39]
◆水蓮 > ( 抜け出すどころかどつぼにはまる。 もしここで誰か部屋に入ってきたら、その瞬間KYの烙印を押されそうな領域であったとさ。 ) う、うん、薬指…………教会には、いけないけど、その、欲しいかなぁ、なんて……。 ( 挙動不審に意味もなく手を動かしながら、なんとなく顔が見れないまま。 ) は、はっきり、言ったほうが、いいのかな、こういうのって……? さ、察して、くれてるから、いいよね……? [Wed 18 Jun 2008 01:12:03]
◆ドリィ > (言葉が続かない。何か言うべき言葉がある筈だけど、見つからない… そんな時に、ふと今度は先生が口を開く。 それに、まだ恥ずかしげながら、顔を上げれば… 静かに、その言葉を耳にし、て――― また、キョトン。 ) ――――――……… 指の、サイズ… えっと、それって…… (そして、理解して… 自分の薬指を見詰める。 桃色も桃色。 空間どころか領域レベルにまで発展しそうな桃色っぷりな中… 返す返事を探す様に、自分の薬指を摩り、そして――) え、えっと…じゃあ、先生も…私の、指のサイズ… ……ゆ、指のサイズって、どう測るだろう… えーっと、その… こう言う時って、薬指で良いんだよ…ね?(ある意味プロポーズにもとれなくない言葉、思わず口走りながら何度も頷き繰り返す) [Wed 18 Jun 2008 01:06:10]
◆水蓮 > ( きっと、傍から見たら桃色空間が形成されているのだろう、なんだか暑くなってきたようにすら感じる、そんな温度のわからないはずの人形先生。 なんだこの青春。 百戦錬磨の人形先生なんだぞ! ―――でも駄目だぁ。 ) う、あ、の、ドリィ…………。 ( 口をパクパクさせてから、しばらく。 こういう空気を抜け出すために、先生はひとつしか手段を知らない。 つまり、冗談交じりに切り出すのである。 ) あのさ、あの、私の指のサイズ教えるから、よかったらでいいから、安くてもいいから、いまの言葉、形にしてきて……? ( 俗に、給料三か月分といわれる、あれを。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:58:52]
◆ドリィ > (言って暫く経ってから、今更ながらに凄い事を言ってしまった事を自覚すれば… もう先生の顔を見るのも恥ずかしくなり、視線を膝の上。 手は胸の上に置いて、心臓の鼓動を抑える様に… けれど、鼓動は止まらず、ドキドキと鳴り響き続ける。 言葉を吐き出すのも、恥ずかしくて… だから、恥ずかしそうな顔で俯いた侭、沈黙し続け――) …………………… そ、その先生… (それから、暫くして… 口を開き…) ……………… (また、沈黙。 もう、何と言って場を繋げば良いかなんて分からない。 けど、何だか… ちょっと、今この瞬間が幸せな…気が、した) [Wed 18 Jun 2008 00:52:28]
◆水蓮 > そ、そう、なんだ…………うあー……。 ( 心からの言葉なのであろうそれを聞き終えて、水蓮は顔を腕で覆ってしまった。 そして悶えるように、身を縮めて。 ) うあー……………なんだかわかんないけど、すごい恥ずかしい………なんか、すごい思われてる、私…………。 ( 生身だったら、顔が、真っ赤になっていたかもしれない。 見られるのがものすごく恥ずかしい。 というより、照れくさい。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:48:06]
◆ドリィ > う、うん… 先生と、一緒になりたいって…思ってる… 今はまだ、ちょっと不安とかあって…無理だけど… 一つになって、身体全体で先生に私を感じて、貰いたいって… 私も、先生を全身で感じたいって… うん、先生を求めてるんだと…思う (それが、欲情なのかは、ちょっと分からない…けど。 少し俯きながら、ぼそぼそと吐き出される言葉。 今度は質問じゃなくて素直な自分の気持ちを言葉にして吐き出し終え… そして、やや顔を俯かせた格好で、上目で先生を見詰めながら…沈黙。 心臓の鼓動は、もう酷い勢いで鳴り響いて、今にも破裂しそう) [Wed 18 Jun 2008 00:42:59]
◆水蓮 > うー……………や、やっぱり私、不安なんだよ。 普通の人間の感覚なんてもう忘れちゃったし、体が反応するってこともないし………欲情って言い方があれなら、したいと思ってくれる、っていうのでもいいけど、私、脱いでも人形だよ? 本物の女の子みたいにやわらかくないし、球体関節だし。 なのにドリィ、その、さっき、生唾飲み込んだり、そういうのって、あー、その、すっごく、私を求めてるって、ことでしょ? ( テストでは0点かもしれないが、人形先生の講義では質問する子はいい子です。 わからないのに質問しない子は減点です。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:33:32]
◆ドリィ > (戸惑い気味な先生の姿に、少女はちょっと冷静になって自分を思いっきり振り返る。 振り返った。 どりぃ すごい とばしすぎ 真っ赤になった顔が更に慌てた様な表情に彩られ、そわそわとしたり――) え? (そんな時に投げられた、先生の言葉 『欲情』 それに、暫しキョトンとした顔を浮かべれば… 視線を自分の胸へと落とし、そこに自分の手を当てて、目を閉じ深呼吸を一度、二度、三度、四度。 もっと沢山繰り返し――…) そ、その… 先生… …好きな人と、その…えぇっと…キスとか、そのそれ以上を望んじゃうって、やっぱり… 欲情って、言うのかな…?(先生… ドリィは質問に質問を返す悪い子です) [Wed 18 Jun 2008 00:24:24]
◆水蓮 > う、うん、がんばろう……? ( なにやら張り切った宣言に、戸惑うように頷いた。 人形先生は割と想像力に欠けるから、少女の脳内などわかる由もなかった。 わかったらわかったで困るのかもしれないが。 ) え、あ、うん、いや、いいんだ。 ( 謝罪の言葉。 真っ赤になる少女。 いつもならからかえるのだろうけれど、人形先生、ちょっと動揺していた。 だからこんなことを言ったのだろう。 ) あ、あー、その、なんていうか…………私みたいので、その、あー……「欲情」、したりするのかい? [Wed 18 Jun 2008 00:17:17]
◆ドリィ > きょ、共同… 作業… う、うん、先生…私、頑張る…!(今、少女の頭の中にあるのは貴方と私が夢の国。森の小さな…ならぬ、この部屋を飾り立てた即席の教会で以下略なシーン。 健全ではあるが、ケーキ入刀の数歩先行く想像――否、妄想か。) ……うん、色々試したり… して… え? あっ… そ、その…先生、ごめんなさい…っ (そして、生々しいとか言われてしまえば、慌てた様な表情で思わず謝罪の言葉。 吐き出した後で、段々とさっきまで自分が思っていた事や感情を思い返し… ボン!と、火を噴く様に、顔の赤みが一気に増した) [Wed 18 Jun 2008 00:11:55]
◆水蓮 > ( どちらを想像したかでタイプが決まります。 ) うん、二人でいろいろ試した……り…………あのう、ドリィさん? ものすごく生々しいんだけど。 ( 生唾飲み込む姿に、ちょっとびっくり。 いま自分はそーゆー目で見られているのだろうかと考えると、柄にもなく恥ずかしくなって、自分の体を抱きしめてみたり。 ) [Wed 18 Jun 2008 00:05:45]
◆水蓮 > うん、一緒にがんばって………いつか、「ふたりの共同作業です」みたいなこともしようねえ。 ( 二人の共同作業。 まあ、健全な面で言えばケーキ入刀。 健全でないほうはご想像にお任せしよう。 まあいろいろにゃんにゃんだったり。 どちらを創造したかで [Wed 18 Jun 2008 00:04:04]
◆ドリィ > (依存しあう。 互いに必要とし必要とされる―― なんて素敵に聞こえる響きなんだろう。) うん、一緒に…一緒に頑張ろう、先生(だから、先生が頑張ると言うから自分も頑張れる気がする。 これもある意味、共依存なんだろうか? 違うとしても、きっと素敵な事だとは思う) …うん、二人で一緒に色々と試したり、して………… それで… その… うん…一緒に、頑張って…… (段々と赤く、湯気まで立ちそうになる顔。 その視線は、先生の顔から身に着けている服へと降ろされ――… ごくり、思わず生唾飲んだ) [Wed 18 Jun 2008 00:00:56]
◆水蓮 > ( 互いに依存しあう関係。 それを共依存というらしいが、それに少し似ているのかもしれない。 それが恋愛というものなのかもしれないけれど。 ) 大、丈夫………うん、私、がんばれるよ。 ( その言葉だけで先生救われるよ、なんて。 とくとくとくとく、流れる血を感じるように。 ) ………えへへへぇ、じゃあ二人して、ハウトゥーからだね。 ためしに、服を脱がすところからはじめてみる? ( くすくすくす。 冗談交じりに、赤面した顔を楽しげに眺めたのだった。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:54:20]
◆ドリィ > (期待だけではない、意地悪されると言う事は先生が其処にいると言う証明。 だから、拒絶できないししたくない―― 拒絶すると言う事は、先生が傍に居る事を拒絶してしまうんじゃないかって不安もあるから。 ちょっとした依存みたいな、もの) うぅん… 私も、たまに不安になるから… だから、うん… 大丈夫だよ、先生(押し付けた手を包む先生の手。 それを、先生をもっと強く感じようとする様に目を閉ざして、深呼吸を一つ二つ… ふと…自分の鼓動が反響したのか、まるで先生の鼓動みたいに鳴り響く気がする) うん…私も、その… えぇっと、あんまり得意じゃない、から…(だから、一緒に頑張ってくれると、嬉しいかも… 目を開けて、赤面しながら…少しだけ、申し訳なさそうに微笑んだ) [Tue 17 Jun 2008 23:48:07]
◆水蓮 > ( 少しだけ。 免罪符のようなものだ。 もしも本当に拒絶されたらどうしようという、そういうスリルもそこにはあるのかもしれない。 お互い、いろいろと期待を味わっているようで。 ) …………………ありがとう、ドリィ。 ごめんね、なんだか試すようなこと言っちゃって。 ( 心臓どころか歯車だってないこの体。 ただの空っぽなお人形。 そこにちゃんと居るんだと、そういってくれるのが嬉しくて、押し付けられた手のひらをそっと握って。 ) でも私―――経験ないからリードしてね? ( 雰囲気を改めるため、そんな風にからかい混じりに。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:40:00]
◆ドリィ > あうぅ… 先生、ほんとに意地悪だよぉ… その、本当に…ほんとに、少しだけ、だよ?(また、曖昧な言葉。 けどそれは、本当はもっと好きの証を欲しいから… 困った顔を浮かべるのは、元々が気弱だからだけど… 内心はちょっとだけドキドキとする様な期待感。) …… けど、そこに確かに先生は居るから。 私と先生にとっては、そうじゃないって… そう思うから… (言えば、少しだけ身体を離して…自分の手を、先生の胸元へ。 きっと、心臓の鼓動なんて聞こえない人形の身体。けれど、その奥にあるものを感じようとする様に、掌を押し付けようとすれば… まっすぐに、その意地悪か顔を見詰め… 微笑む。 意識的か無意識かは分からないけれど、その先生の不安を受け止める様に… ) [Tue 17 Jun 2008 23:32:34]
◆水蓮 > 少しだけ? もちろん少しだけ。 私は拡大解釈って言う言葉が大好きだけどね。 ( 少しだけなんてあいまいな言葉なら、とまた意地悪げに笑うのだ。 こればっかりはしかたがない。 なにせ最初に彼女に見ほれたのは、その困ったような顔だから。 ) でも、私はお人形さんだよ? お人形とするなんて、そんなの傍から見たら自慰でしかないよ? それでも? ねえ。 ( 酷いことを言うのは、不安、だから。 種族が違うくらいならともかく、この身は人形、無機物、非生命。 変わらないもの。 その不変が、つまらなく思われてしまうのではないか、飽きられてしまうのではないか、そう、思うこともある。 意地悪い顔を、つくれたと思う。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:21:02]
◆ドリィ > うぅ… 調子にって… お手柔らかにお願いしてくれる、なら… 少しだけ、なら…(とは言いつつも、表情はまた変わり…今度は少し恥ずかしげ。 苛められるのは苦手だけど、先生からの意地悪はそれとは別物だから… だって、それは先生なりの好きの証だと思うから―― なんて、自惚れてるかも。 恋は、きっと不安と隣あわせ) …………… (『それ以上』 その単語に、顔が一気に赤らめられれば… 暫し先生の顔を見詰めながら、沈黙。 口からは深呼吸をする様に何度も呼吸を繰り返し、そして――) うん、きっと…先生となら…大好きになれる (赤面しながらも、真剣な顔。 その顔で見詰め返しながら、言葉を返した) [Tue 17 Jun 2008 23:15:06]
◆水蓮 > そういうこというと……調子に乗っちゃうよ? ( くつくつ笑って、ほっぺたつついて。 意識しないと動かせないこの体では、自然な笑顔は見せて上げられないけれど、自分の前だけで見せてくれる表情、それのためなら最高の笑顔を作ってあげられると思う。 ) 嬉しいなあ、うん………ね、じゃあ、それ以上は? ( キス以上のこと、先生とするのは。 上目遣いで、からかい半分にちょっと聞いてみた。 いつだったか、擬似性交という単語に赤面した姿を思い出して。 ) [Tue 17 Jun 2008 23:06:25]
◆ドリィ > 私は…こんな意地悪なら、好きになれるかな… (けど、あんまりいじめられるのはイヤだなぁ… なんて、少しおかしそうに言う。 それは、親にも級友達にも見せた事の無い、人形先生にだけ見せる恋する少女の百面相。 普段の色ボケ顔とは一味も二味も違う、先生の為だけの…恋と共に手に入れた少女の表情。 だから、きっとその心配は杞憂) うん… 先生とのキスは、大好きです…(抱き締める腕は、弱弱しいながらも…しっかりと先生の身体を感じようとする様に。 そして、返す返事も、小さいながらも…しっかりと、先生へと伝える様に) [Tue 17 Jun 2008 23:01:21]
◆水蓮 > そう、先生は意地悪なんだよ。 ドリィのかわいい顔を見たいから、つい、ね。 ( 自分の言葉で表情を変えていく少女、それはなんというか………とても愛おしく、そしてまた嬉しい。 できることならばそれを自分にだけ見せてくれればいいのにと、そう思うことがたまにある。 ) ドリィ………ん…………ねえ、ドリィ……キス、好き? ( 私はとても好き、なんて、言ってみたり。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:56:11]
◆ドリィ > その…例えば… えぇっと… んぅ、先生のいじわる…(にやにやと笑う先生に対して、少女は少しむくれた様な顔を浮かべて返す。 けれども、その表情もすぐに綻べば… 多分、今思ってる様な事かな…なんて―― その点は、きっと人生経験と… それと、恋愛経験の差なのだろう。) んっ… せんせぇ… (冷たい、人形の唇の感触。 けれど、その向こう側にある『感触』に嬉しさを感じながら、先生がする様に此方も腕を伸ばして抱き返し… もう一度、唇にキスをしようとするだろう) [Tue 17 Jun 2008 22:50:45]
◆水蓮 > もっと嬉しいこと? それは例えば―――どんなことかな? ( にやにやと意地の悪い笑みを浮かべて、水蓮はたずねた。 少なくとも人形先生は講義中に呆けることものろけることもない。 仕事と私事は分ける。 ―――その分、助手にのろける。 そして冷めた目で見られる。 ) んっ…………えへへへぇ。 ( ふれる感触はわからないけれど、この戯れるようなぬくもりが心地よい。 そっと腕を伸ばして、抱きついて。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:44:34]
◆ドリィ > うん… けど、どうせならもっと嬉しい事を同じ様に思いたい、な…(積極的…には、確かになっているのだろう。 事実、『女の子は恋をして変わる』を地で行っているこの少女。 ただし、色ボケまで加味されているのか、講義中にボンヤリとしてたり… 課題を仕上げてる最中に、気を抜くと人形先生を描いちゃいそうになったり… 級友曰く「負け犬が馬鹿犬になった」とか言われたり言われなかったり…?) んっ… (そんな色ボケ少女は、互いに頬にキスをした後で…指差された先生の唇に、少し恥ずかしそうにはにかめば… 目を閉じ、そっとその唇に自分の唇を降ろして… 触れる程度のキスを降ろそうと) [Tue 17 Jun 2008 22:40:36]
◆水蓮 > んふふー、同じように思っててくれたなら、嬉しいなぁ。 ( 全然迷惑などではなかった。 忙しくしているということは、日々が充実しているということ。 苦労しているんじゃないかと心配していたけれど、積極的になってきたようで安心していた。 そんな中で、会いにきてくれるのだ。 これほど嬉しいことはない。 )( 頬へのキス。 水蓮も同じようにキスを返して、それから、ねだるように自分の唇を指差した。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:30:21]
◆ドリィ > (顔を覗かせた途端、時計を放り投げる先生の姿に思わず小さく笑ってしまいながら―― 最近、課題とか掃除のボランティアとかばっかりだったからなぁ、なんて少し申し訳なさげな思い一つ。思うも、だったら今日は会えなかった分も…と、思い直せば、先生の笑みに此方も満面の笑みを浮かべて返し) うん、私も先生不足で…ちょっと切なかった、から…(だから、手紙を出したんだけど迷惑じゃなかっただろうか?なんて…ドアを潜る前まで思っていた不安。 けれど、そんな不安も目の前の人形先生の笑顔に吹き飛ばされてしまえば、一先ずはその傍で目線を合わせる様に屈みこみ… 少し、顔を赤らめながら、頬へと軽く…挨拶のキスをしようと…) [Tue 17 Jun 2008 22:26:29]
◆水蓮 > ( ドアが開き、少女の顔が見えれば、人形先生、ぽーいと時計を部屋の隅へと投げ捨てた。 もうじっと眺めている必要はない。 がしゃりと他のガラクタに混ざってしまった。 ) やあドリィ! 先生ドリィ不足で切ない日々を送ってたよー! ( 鬱陶しい噂に戸惑わされていたところだ、水蓮にとっては砂漠でオアシスを見つけたようなものだ。 にっこり笑って出迎えた。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:16:47]
◆ドリィ > (静かに開かれるドアを潜り、その部屋に足を踏み入れるのは…一見すれば魔術とは何の関わりも無い様な… けれど、その手の事に何度か関わった事のある芸術科の少女。 ドアを開けて中を覗き込む少女は、普段の妙に気弱そうな… 悪く言えばオドオドした感じの様子は微塵も見せず、むしろ嬉しそうに―― 或いは、恋する乙女の様な感じに顔を綻ばせ…) 先生… こんばんは (見詰めて言葉を投げる先は、古びた椅子に腰掛ける人形先生。ドアを潜って、そちらへと近寄り… 高鳴る胸を押さえる様に、胸に手を置いて) [Tue 17 Jun 2008 22:13:12]
◆水蓮 > ( 魔術師はそれぞれ、己の工房を持っている。 研究のためのものであるからして、基本的に他人には理解しがたいものばかりである。 人形先生の部屋は工房ではなかったが、それに似た不可解さはあった。 例えば、砂が下から上へ流れる砂時計、日もないのに正しい時間を指す日時計、風もないのに回転し続ける風車―――そんな奇妙なアイテムが所狭しとおいてあった。 そして現在その部屋で一番の珍品は、古びた椅子にちょこんと腰掛けて時計を眺めていた。 ) [Tue 17 Jun 2008 22:05:55]
お知らせ > ドリィさんが入室されました。 『密会 …?』 [Tue 17 Jun 2008 22:03:05]
お知らせ > 水蓮さんが来ました。 [Tue 17 Jun 2008 22:01:00]
お知らせ > 跡野末理@深淵さんが帰りました。 『( 帰り際、物陰に鼠の死骸を見つけた。 噂のあれだ。 片付け漏らしたのか、それとも… )』 [Tue 17 Jun 2008 20:05:40]
◆跡野末理@深淵 > ( 汚れたランプの傘は、不精してしまってそのままになっていた。 焼却炉にこびり付いていた汚れを少しこそぎ落として、ハンカチに包む。 ―――二つが同じものか、そもそも何なのか。 ただのにかわか、そうでないか。 理工学部にでも当たってみよう。 もしくは、魔術科の鑑定技能持ちに頼んでみても良い。 【判定】 ) [Tue 17 Jun 2008 20:03:01]
◆跡野末理@深淵 > ―――あの接着剤よね…? ( 木切れを拾って、すっかり乾いている黒い汚れを擦る。 ―――壁一面を血で描かれた 『印』 が埋め尽くしていて分かり難かったけれど、骨が見つかった部屋にもこれと似たものがそこら中に付着していた。 そして、その部屋に持ち込んだランプの傘にもいつの間にか――― ) …にかわって、そんな簡単に溶けるものだったかしら。 てゆかこういう色だったかしらね。 松脂じゃあるまいし、垂れてくるっていうのも… ( 20年前に閉ざされたきり開かれなかったのだから、当時からして新築でもないだろう。 どうして気付かなかった。 ―――噂は噂。 元になった話も知りたいところだけれど、現実に起きていることを追って行くという線もある。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:57:52]
◆跡野末理@深淵 > ―――焼却炉か… ( 食事前にスップラッターな小動物の死骸? 見ても平気だけど、もう残ってはいないだろう。 それでも見に行くかどうかと考えて――― 何だか気分も冴えないし、一人だし、無駄足になってもちょっと足を伸ばしてみようと、大通りを外れて歩き出す。 ) ( 夜気の涼やかさもだんだんと蒸し暑さに取って代わられてくる季節。 虫の音が懐かしい気持ちにさせる枝道をしばらく進み、目指す場所に辿り着いた。 石畳の上に、年季の入った焼却炉。 焚きつけに使う木材などが詰まれる周りを回ってみても、動物の死骸は見当たらない。 地面が汚れているような気もするが、それが何による汚れかは分からなかった。 ―――いや。 ) …? あれ、これ… ( 焼却炉の正面まで戻り、汚れた扉に首を傾げる。 他のニオイと混ざってしまっているが――― そこにこびり付いているのは。 ) [Tue 17 Jun 2008 19:48:32]
Reload : off Line : 1000