大聖堂 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(いざ届け、我が恨みも呪いの声もッ……!)』 [Wed 2 Sep 2009 23:16:11]
イェルマーレ > (ざ、)(新しい水流を浴びて、きッちりと祈りの印を結び直す。だが死角になるその手が成すのはパプテスのするソレではない。逆さまにロザリオを握ッてウラミツラミで人を呪う邪教の指組みだ。雨のヴェール越しに紫水晶色の瞳が、執念にゴゥワゴゥワ燃えて輝いてる。置いてけぼりの怨みを思い知れェエエ!)神よ…、どうか我が兄弟達の御魂を御守り下さい…、(訳:そしてきゃつらめに恨み言を訴える機会をお与え下さい、) 運命から禍いの道を避け、安らぎの定めにお導き下さい…、(訳:願わくば偉い目に合ッてやがりますように、) メフィストの誘いに抗う力を以てラプラスの天秤からお救い下さい…、(訳:あと持ちかえッた調査記録とかこッそり掠め読めますように、)(ガゴゴゴゴゴーゴ、敬虔な言葉とうらはらに黒空気の濃度は120%に上昇。前回のスラムの『解体』も隠匿が成功しているし上手く事が運ンでいると思えば、その先で新しい知識を得る機会を失ッたりと安定しない。あァ悔しい。もどかしい。運勢の風向きが腹立たしい。後で確実に風邪を引くと理解していても、祈りにかこつけて八つ当たりでもしてなきゃやッてられない。喰らえ我が怨念……!!) [Wed 2 Sep 2009 23:15:05]
イェルマーレ > (とか見せかけつつ内心では、うぉのれェェェェェドァマニ=フランチェスコめェェェ、よくもこの私を置いて行きよッたなァァァァァ、あァの栗毛頭がァァァ!!的な怨念がゴォーゴォー渦巻いてる状態だけど。はい?心配ッて何語?)(遠巻きに観察する分には何ら異常無く見えてその実、一心不乱に祈り(*恨み)を捧げる細い背中からは、第六天さながらの尋常じゃない負のオーラが滲み出てて接近し難いパワーフィールド形成中。エクソシストの資格を持たない為に選抜隊から弾かれたが、めッちゃ連れてッて欲しかッた。明確な理由が周囲に預かり知れず、全く予期しない原因不明の事態により隔絶された山村など、一体どンな数奇な突発的事故があッたものなのか好奇心が揺さぶられ過ぎる。不倶戴天の悪魔が去来したか物質空間に何らかの異常が生じたか、はたまたお猿に襲撃されたか、何れの事象にせよどれだけ有意義な記録が取れたと思うンだ畜生ォォォォォ!!) くッ…、僕の力が及ばないばかりにッ…、(訳:こンな機会を逃すなンてッ…!) [Wed 2 Sep 2009 23:00:26]
イェルマーレ > Amen…、(祈りの言葉を呟いて、がくン。突如その背が地面に崩折れる。) ……駄目だ……、こンな脆弱な祈りでは、神に僕の声など届きはしないッ……! ブラザー=ドァマニ達のご無事を願う思いなど…、けしてヴァルハラに届かないッ…! (低い呻きが口の端を割り、ロザリオを握る手が痙攣を始めて雨粒を弾く。音信不通となッたウォッシュベアーなる山村へ大聖堂派遣のエクソシスト達が旅立ッて数日目。まだ定期連絡等の音沙汰のない彼らの無事をせめて祈らんと、神に捧げる水垢離を開始した少年の背に、修道女達の気遣わしげな視線が投げ掛かる。まじないの作法こそパプテスのソレではないものの、兄弟達の無事を思う気持ちは尊ばれる。その健気な心意気に免じて許可を降したものの、振りしきる雨の中、ずぶ濡れの華奢な影は酷く頼りなく思えてたまらない。やはり止めさせたほうがいいのでは。そンな眼差しが声なく飛び交ッて。) 駄目だッ…、もう一度ッ……! (はたして少年は苦悩するように柳眉を歪ませ、再度、傍らの手桶を掴まんと。) [Wed 2 Sep 2009 22:53:34]
イェルマーレ > (冷たい真水が頭頂で弾け、球体状になッて四散する。濡れて張り付いた前髪や眼鏡の縁からポタポタと落下する水素の粒子。額に頬に肩に胸、剥き出しの傾椎を降り鎖骨から第一胸椎。薄く蓄えられた皮膚の表面を伝ッていく水滴に、容赦なく身体が冷却される。気候は向秋。いかに残暑が残れど雨の中、二時間近く井戸水を素肌に浴び続ければ体熱は下がる一方だ。血流硬化に手足は痺れ、身体は寒気を訴える。)(ごトン)(手桶を脇に置き、頭を軽く左右に振ッて水滴を飛ばす。大聖堂の裏庭に一人きり諸肌を脱いで屹然と正座している少年は、悴む指先を合掌に揃えて瞑目する。掌の間にロザリオを携え青白い唇を戦慄かせ、幾度目かとなる祈りの聖句を唱え出す。) ……遥けきヴァルハラの園に居わす偉大なる父神(ジュピター)よ…、どうか旅立つ我が兄弟達を見守り下さい…、かの者らの道程から邪悪なものを取り除き、過酷な試練に合わせずその大いなる御手にてお救い下さい…、 [Wed 2 Sep 2009 22:43:16]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『――はッ…! (――さパン、)』 [Wed 2 Sep 2009 22:34:03]
お知らせ > ドマァニさんが退室されました。 [Mon 31 Aug 2009 03:20:28]
ドマァニ > (翌朝、ドマァニを含むエクソシスト数名が、ウォッシュベアー村へと出発した。霧に包まれた村で、彼らが何を見るかは、神のみぞ知る。) [Mon 31 Aug 2009 03:20:16]
ドマァニ >  はい。はい。 …判りました。其れでは。 (何時もの細かい注意にいちいち返事をすれば、一礼をして部屋を後にする。口煩いのは、あくまで自身を心配しているから。其れは良いのだけれど、同じ事を何度も何度も言われれば、空でも復唱出来るほどに覚えてしまう。一つ、常に主の慈愛を忘れることなかれ。一つ、汝の敵を愛し、速やかに神の身元へと送るべし。一つ、己の力を過信せず、引き際を見極めるべし。) …まあ、直ぐに帰ってこれるでしょう。 (明日…いや、今日の早朝に出発する為に、急いで準備をしなければ。早歩きで自信の部屋へと戻りながら、そんな事を呟いて。) [Mon 31 Aug 2009 03:16:50]
ドマァニ >  … 成程。悪魔の仕業か否かを確かめるためにも、我々が調査に赴くのですね。 (手を打っておくのは早いに越したことは無い。青年の谷も、数人の調査員が共にウォッシュベアーへと向かう手はずになっている。万一悪魔と遭遇しても、ある程度は対応できるであろう人員。青年以外は皆、ある程度腕の立つ人ばかり。青年は精々荷物持ち程度だろう、と考えており。) [Mon 31 Aug 2009 03:08:43]
ドマァニ > (色被り過ぎだろ。)(気の無い返事に苦笑する上司に、罰の悪そうな笑みを浮かべれば、再度姿勢を正す長身の青年。大聖堂、エクソシスト部門のとある小部屋にて。) …それで、そのウォッシュベアー、ですか?その村と連絡が取れないのが、悪魔の仕業ではないかと? (真面目な顔をして頷く上司とは反対に、青年は俄かには信じられないと言うように頭に「?」を浮かべている状態。悪魔の恐ろしさは常日頃叩き込まれている身だけれど、村一つに影響を与えるほどの存在がそうそう簡単に現われる筈はないと。)  [Mon 31 Aug 2009 03:01:17]
お知らせ > ドマァニさんが入室されました。 『…はぁ。』 [Mon 31 Aug 2009 02:55:26]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(―――――そうして、彼女からは眼球と肝臓を戴くとしよう、)』 [Sat 22 Aug 2009 18:15:54]
イェルマーレ > (怪訝そうな表情の娘の前で格子窓を開く。素顔を突き合わせて悪戯ッぽく人差し指を口に立てる。人の目でも憚るように小声で囁く。) …本当はこンなお誘い…いけないことなンですけど…、少しだけお祭りに行ッてみません? 僕…、何だか今みたいに元気がない貴女を見てると心配で…。 ほら、今日、久しぶりに晴れじゃないですか。…ほンの少しだけならきッと神もお見逃しになられますよ、…ね?(駄目押しに小窓から手を伸ばして娘の二の腕に軽く触れる。それで彼女の顔色が紅潮すれば此方のものだ。)(こンなふうに、どうにか上手く祭りの場へ連れ出そう。若い娘が憧れるシチュエーションを装ッて手でも繋いで。例えば海岸を散歩して。芸能横丁で踊ッて。商業地区を歩き回ッて――、そうやッてやがて巧みに誘導して行く先は人気のないスラムかどこかの路地裏だ。「疲れたから、ちょッと休みませンか?」なンて手招いて。「足、痛くありませんか?」なンて気遣ッて。「僕、ジュースでも買ッて来ますから待ッていて下さいね?」なンて背を向けるふりをして。そッと服の裏から取り出すンだ、私の意思と知識欲に忠実な相棒を。)(その時初めて今日の祈りを捧げよう。祭りの期間中は市内の警備も強化されているだろうから、相変わらず隅々まで『調査』する時間がない事が悔やまれるけれど、そう。神よ、本日の糧に感謝致します。と。大小の解剖刀で逆十時を慎ましく切ッて、) [Sat 22 Aug 2009 18:15:00]
イェルマーレ > (私は、たかだか情緒不安定症の引き起こす精神状態の一部でしかない、憂いや落ち込みなどと言ッた心因的な感傷の類に興味はない。解剖して理解出来ないものにかける労力はないし、本格的に感情面の神秘性を追究するなら、それこそ解体すべきは脳だ。それにしたッていざ偏桃体細胞やニューロンの増殖性をつぶさに調べてみたところで、心情的感覚の微細なところが確たる身体情報として新たに知れるべくもない。調査するだけ無駄なンだ、「ココロ」なンて下らない代物は。現在医学じゃァどう頑張ッても割り切れない。そンな安定もしない形状も解らない不明瞭なモノを後生大事に臓器の隙間に詰め込ンで、個々の主軸にして生きて動いてるンだから人間は本当に健気でいじらしい。)(ホラ。例えばこの娘だッて、さッきみたいにちょッと最もらしい説法を説いた程度で、もうその青い瞳に期待と安堵の影が現れ始める。ふつう商業地区の診療所で週に数回会うだけの顔見知りに向ける信頼ではない。聖堂と告解室と修道服と十字架と。この何かしら神性を強調する背景や小道具に面白いぐらい影響される。本当に聖職者という社会地位は便利なことこの上ない。) …ね、ちょッといいですか? [Sat 22 Aug 2009 18:06:33]
イェルマーレ > (娘は沈鬱な面差しでうなだれる。網目状の格子を隔てて、その細ォく傾いた首筋に青い静脈が透けて浮かンで見える。この鮮やかな色、造形美。内部構造さえ理解出来れば用がない花火などとは比ぶべくもない。これを美しいと言わず何と言おう。きッとあの、しなやかな血管を斬り裂けば、熱く、新鮮な赤血球が、両手に溢れて零れるほど、)(こクン。小さく喉が鳴る。) …そンなお顔をなさらないで?(内心の陶酔感を誤魔化すように声を掛ける。) 神はいつでも憂い子を見守ッていて下さいます。…貴女の謙虚で慎ましいお心悩みは、貴女の愛するご家族にもきッと届いておられるはず。感謝を知る者に叱責は必要ありません。ことここ父神様のもとへ至ッて、貴女が悔い改めることなど既に何事もないンです。(告解室に反響する大人びたテノールバス。努めて穏やかに説法を説く。とは言えパプテス教徒として世俗に溶け込むための、最低限の知識の一つとして習得した型嵌りの説教ごときで救われる心身症など何が大した悩みであるものか。滑稽な話もあッたものだ。山師イェスの信徒をかたるに何とも相応しい状況だこと。まるで示し合わせではないか。) [Sat 22 Aug 2009 17:57:46]
イェルマーレ > (娘が話し始めたその時、遠方からパ ァンと聞き覚えない破裂音が木霊を引いてきた。瞬間的に夕空が閃光を放つ。楕円眼鏡レンズに光彩の破片が反射して、少年は眩しそうに瞳を細める。向かい合う小窓の格子越しに、喋る娘の背面へ目線を飛ばす。方角からして海岸か。そう言えばどことなく世間が騒がしいと思えば、ヴェイトスでは今週から市方主催の夏祭り(ハニカブル)が催されているようだ。ならば先ほどの炸裂音は、例の朱鷺の都が「花火」とやらの試し打ちか何かだろうか。連日の豪雨に本日の花火大会もどうなることかと危ぶまれたが、久方ぶりの晴天に早速屋台を組み立てているらしき所もある。)(上空に打ち上がり一定位置で破裂して様々な色彩の火の粉を散らす、火薬とリンの化合物の仕組みにも心惹かれるものがあるが、焦っちゃァいけない。物事には順序がある。手掛けるべき順序と言うものが。ペテロへの洗礼を前にヤコブの祝福を先駆けては行きますまい。)(視軸を戻して、再び娘に微笑みかける。) …では貴女は、ご自分の持病及び通院・治療費の負担に依ッて、ご家族に迷惑を掛けていやしないか…と、お心を痛めておいでなのですね? [Sat 22 Aug 2009 17:50:34]
イェルマーレ > (――素晴らしい。最早芸術とさえ呼ぶべきだ。皮膚一枚隔てて脈々と息づく毛細血管。衰退の気配すら感じられない若々しい細胞。どれ一つ取ッても遜色ない。これで胃腸の疾患さえ無くば、この『倹体』は完璧だッたはずだ。全く大神(ジュピター)は誠に味な真似をなさる。)(く すッ。低い含み笑いが口元を掠める。格子の影でふくよかな唇が半月型につり上がる。) 「――…ブラザー?」 …あァ、ごめんなさい。どうぞ、お話を続けて下さい。(あァ いけない、気配が漏れたか。カーキ色の袖口で口角を覆い遠慮がちな咳払いひとつ。ニコリと緩やかに笑み直す。その眼差しには先ほどまで映ッていた歪ンだ恍惚感の欠片も見えない。もッとも修道服姿で小窓の向かいに着席する金髪の少年―― ブラザー・クリシュケンの紫水晶色の双眸には、告解室に相談に来ている小物屋の娘が、今だッて内臓の集合体と臓器を固定するカルシウムの骨組みと、それらを内包する皮膚膜らの生体結合物にしか見えてやしないが。) [Sat 22 Aug 2009 17:40:27]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(甲状腺、上大静脈、大動脈弓、横隔膜を境目に肝臓と胃袋、)』 [Sat 22 Aug 2009 17:31:43]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 変えるから… 思いきり抱きしめた。 )』 [Fri 14 Aug 2009 01:50:27]
セレニア > ( 元々、気持ちが落ち着く香りだ。 薔薇も油も、ヴァンパイア化を防ぐとされる。 入浴後には、これがないと気持ち悪くてしょうがない。 馴染みのものだけど、それでも。 )   ( 今日も挨拶くらいはできたし、眠るのはこの部屋。 日に一度はすぐ傍に居られて、彼女も自分のことを意識してくれる。 得体の知れない幻覚に抱く焦燥感や寂寥感も安らいで、頭痛も、いくらか治まった。 )   ( …清潔になるよう心がけていても戦闘服は戦闘服。 それで触れてしまって、カバーもシーツもかえなければと思う。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:40:01]
セレニア > ( フランドールの祈りのおかげか、戦闘がなかったのは決して喜ぶべきことではないのだけれど、昨日はヴァンパイアとの接触もなく、帰りは早かった。 上で眠り、この下段を使ったのは相部屋の彼女。 VHGでの上司に当たる、アレッサンドラ・マリア・クレメンテ。 …そっと枕を抱き寄せた。 シーツも枕カバーも変えてしまったけれど、彼女が使っている薔薇の香油が微かに香る。 もっとも自分も使っているのだからその区別なんかつかないけれど、あの方の香りという意識があると、とても特別。 先に帰って来たときは、こっそり枕を交換していたり。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:28:25]
セレニア > ( こぢんまりとした二段ベッドには、粗末だけれど清潔なシーツが皺一つなく敷かれている。 多人数部屋で自分のベッドメイクしかしていなかった時も機械的な几帳面さはあったけれど、相部屋になってからは、殊更に気を遣うようになっていた。 二段ベッドのどちらをどちらが使うとは、決まっていない。 後になる方が起こさなくても済むようにと、先に帰って来た方が上で寝ることになっている。 本心では、自分が先だった場合はむしろ起こして欲しいし、後になってしまっても、起きてくれると嬉しいから複雑なところだけれど。 …ただでさえ激務で、先日はしばらく療養しなければならなくなった彼女の睡眠時間を削ることも許せない。 軋んでくれていたドアの蝶番にも、泣く泣く油を注した。 )   ( だから、戦闘服を着て突っ伏すなんて通常できることではないのだけれど、それほど今は、辛かった。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:18:32]
セレニア > ( ―――頭が痛い。 キリキリキリキリ、締め付けられるような窮屈な痛み。 これは慢性的なものだけれど、こういう時、特に酷くなる。 ありもしないものを見たり、聞いたり… それが何かは心当たりがないのに、それにまつわる漠然とした感情だけが、一時意識を支配する。 )   ( 聖教会派のパプテス呪術による記憶操作や人格強制、洗脳が破綻しかけて起きる兆候だとは、本人は知らない。 クリスティアで所属していた部署が異端宣告を受け壊滅して以来、条件付けの最適化が行われず、蓄積され続ける記憶や経験によって新たに形作られる人格を、以前の人格に対処するための術式で抑え続けることが難しくなってきていた。 )   ( 剣を取ろうと膝をつく。 ためらいがちに触れてももう怒声は降ってこないけれど、酷くなる頭痛に、そのままベッドへ突っ伏してしまう。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:04:16]
セレニア > ―――ッ!? ( 短銃と剣を納めたベルトを思わず取り落とし、静まり返った僧房の一室に大きな金属音が響く。 …無人の部屋で、そんなはずはないのに、すぐそこで怒鳴られたような錯覚に、鼓動が跳ね上がっている。 いや、例え本当に怒鳴られたのだとしても、ちょっとやそっとで動じることはないはずだ。 やけにリアルな錯覚だけでなく自分の反応にも戸惑って、すっぽ抜けた手を見つめたまましばらく動けなかった。 指先が震えている。 なんだか、繰り返し繰り返し注意されていることをまた繰り返したような罪悪感がある。 )   ( それは何のことはない、いつもの行動だった。 今夜もVHGでの務めのために、尼僧服を脱いで、少し窮屈になってしまったけれど表皮のように馴染んでいる戦闘服に身を包む。 短銃と剣を納めたベルトを腰に巻こうとしたところで、唐突に、何の前触れもなく、怒られたような気がした。 ―――質素だけれど丁寧に掃き清められた二人部屋には、今は自分一人。 ドアも閉まっているし、それこそ開けば気付くはずだ。 軋んでいた蝶番にはこの間油をさしてしまったけれど、それでも狭い部屋。 開く扉に反応しないほど鈍くない。 ) [Fri 14 Aug 2009 00:34:49]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 怒られたような気がした。 )』 [Fri 14 Aug 2009 00:20:57]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 思い出したようにキリキリ痛み出す頭。 冷感のある湿布に手を当てて、耐える。 )』 [Thu 13 Aug 2009 01:47:17]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『吸血鬼が彼女の無事を祈るのは滑稽だけど、それでも今晩が無事に過ぎるように祈ろう。』 [Thu 13 Aug 2009 01:45:32]
セレニア > ―――素晴らしい方です。 アレッサンドラ・マリア・クレメンテ様をご存知ありませんか。 私はカーンで、あの方の指揮下にあります。 ( ふと、盲目的な色が宿る。 その人のことを話すのがとても誇らしいような。 それまでに見せたどんな変化より、はっきりと表情を晴れさせて。 …カーンの中で更に風当たりの強い個人だけれど、それをはばかることはないし、それに彼女は正しく理解していると思っている。 )   はい。 きっとお役に立ちます。   ( 追いつけるとは思わない。 追いつきたい、とも。 ただ、彼女に評価してもらうことは喜びで、目標だ。 ―――この反応は前後するが、くすくす笑われてしまうと、何かおかしかっただろうかと目を瞬いた。 )   神のご加護を。   ( 送れるところまでついていこうかと一歩動くが、別れる姿勢に、この場でそのまま。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:42:24]
フラン > ………。 ( 見た目通り、なんて言い方をすると失礼だし、第一印象からそんな風に感じたわけじゃないけど。彼女の言葉から自分を追い込んでしまうタイプの性格なのではと感じた。 ) マリア様という方がどのような方かは存じませんが、その気持ちを積み重ねていけばいつか追いつくことも出来ると思います。 ( まさかあの有名な炎の魔女の事だとは思わないが。 …無愛想な娘だけれど、単に感情表現が苦手なだけかもしれない。…いや、それを無愛想というのか。とにかく、こうしてみるとちゃんとした感情の変化が少しだけ見て取れる。…当たり前といえば当たり前だけど。 私はその「がんばります」の一言にくすくすと笑った。 ) ―― はい、そうですね。ありがとうございます。それでは、今日は失礼しますね。 セレニア様も、どうかお気をつけて。 ( 確かに、娘が出歩くにはもう遅い時間だ。また背後から吸血鬼に襲われても敵わないし。 何か言いよどんだ様子だったのが気になったけど、追求するのもおかしいかと思い、ぺこりと挨拶するとその場を後にしよう。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:28:02]
セレニア > ( 以前は、亜人はもちろん他人種も根絶しなければならないと考えていた。 というか、そのように教えられたから、そのようにしなければと。 けれど今では、とりあえず保留と思える。 何より、ヴァンパイアを滅ぼすのが自分に課せられた使命で、他にかまけている余裕もない。 …実はとても過激なのはさておき、それが表に出ることはなくなった。 )   …いいえ、私は、足りません。 マリア様はもっと…   ( 気高い、というのはマリア様のような人をいう。 大聖堂の炎の魔女。 あるいは包帯女などとも呼ばれるが。 だからこそその評価は求めてやまないものだけれど、簡単に受け取ることができなかった。 …言葉遊びは苦手で返事に困るけども、気遣ってくれているのだとは分かる。 困った風な… もしくは照れているような俯き加減で、ただ頷いて。 )   がんばります。   ( 何かしまらない言い方でもどかしい。 )   …そうですか。 祈りは… 教会でなければできないものではありません。 だから…   ( おや、教会を軽んじるようなことを言おうとしているのではあるまいか。 もごもごと言いよどんで、何か言おうとしたのを途中で止めてしまう。 )   気をつけて、お帰りください。 夜も更けています。   ( そんなこと分かっていると思うけど、ヴァンパイアの時間だ。 道が同じなら送れるが、送れなかったとして代わりを連れてくることなどできるわけもなく、言い出せなかった。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:12:14]
フラン > ( カーンに対する風当たりが強いというのは知っている。亜人種が多いこの街は、パプテスの吸血鬼狩りを異種族狩りと捉え警戒する声があると聞いたことがある。吸血鬼は見た目が普通の人と変わらない分、カーンの活動が残忍非道なものに見えてしまうこともあるだろう。自ら血を分け与え吸血鬼を庇う者もいるぐらいだ。 …私もそういう人の世話になっているか。 吸血鬼としては複雑なところだが、彼らの活動はもっと評価されて良いと思う。 ) ――――。 ( そしてセレニアのその言葉と決意に、私は少し胸が詰まる。 ) ご立派です。そして何より気高い意思をお持ちです。大げさな言い方になってしまいますが……。 でも、パンの方だって食べてくれる人がいてくれないと。 ( まるで言葉遊びみたいに茶化す感じになってしまったが、無事に帰ってこそパンを焼く人の努力は報われると言いたいらしい。 フランは元々人見知りしない性格だというのもあるが、セレニアに対して微笑を向けている。 ) セレニア様、ですね。 はい、今日は礼拝に。最近身の回りが忙しくて、日曜は欠かさず来ていたのですけど…。 [Thu 13 Aug 2009 00:47:32]
セレニア > ( 聖なる務めに優劣があるとは思わないし、自分が特別なことをしているという意識はあまりない。 誇りに思うけれど、むしろ当然で、ただ批判されることだけは許せないという。 ―――でも、そうして評価されて悪い気はしない。 社交辞令と考えるところかもしれなくても、そういった部分は単純で、素直に 『ありがとうございます』 と重ねた。 微笑む代わりに、どこかほのかにきょとんとする風な顔をして。 ) …それが私の務めです。 与えられた使命を誇りに思いますが、私はパンを焼けません。 ( どう言えば良いのか分からなくて脈絡ないけれど、それぞれ務めがあって、どこかでパンを焼いてくれる人がいなければ戦うこともできないという。 …うれしさだとか、もどかしさだとか、はっきりそれと認識する部分が弱くても、感情はある。 やや困った風に視線を逸らして、頷いた。 )   ―――失礼しました。 セレニアといいます。   …フランドール様は、礼拝に?   ( ふと、尋ねる。 通りすがりの容疑者でもない市民に興味を示すのは珍しいが、どこかへ取り次ぐか、とか、そんな感じの気遣い。 当たり前のことでもあるけれど、それができるというのは、この少女にしてみるとちょっとした進歩。 ) [Thu 13 Aug 2009 00:31:32]
フラン > ( 無愛想な娘、というのが第一印象。戦闘の中に身を置いているからだろうか。それでも歳相応のあどけなさや、おでこに貼ったままの湿布とか―― そういう部分にどうしても幼さを見てしまう。私が少し年上だからというのもあるかもしれないけど。 ) そうでしたか、ヴァンパイアハンターギルドの――。 ( こちらからも有難うございますと返して、彼女の無事を祈ろう。祈りは短いものになってしまうけれど。それが終われば、再び少女の方へ向き直ろう。 ) 私たちが安心して平和に過ごせるのも、貴女のような方が居てくれるお陰です。ですがどうか、無理だけはしないでくださいませね?貴女の無事を祈る方々の為にも。 ( 吸血鬼が何を言うのかと自分で思ったが、これもまた本心交じりだから困ったものだ。そして幼いと感じてしまうからだろうか、こんな少女に危険な任務が課せられている事に胸を痛める。エリエッタさんもそうだけど、ハンターの方というのは辛い務めを背負わされているように見える。 ) ――宜しければ、お名前をお伺いしても良いですか? [Thu 13 Aug 2009 00:19:04]
セレニア > ( 愛想の良い微笑みもなく、睨んでこそいないけれど、信者を見つめるその顔はあまりにも無表情だ。 ぴんと張り詰めるように姿勢良く、ケープの裾を引っ張るのはすぐに諦めたらしい。 )   いいえ。 大聖堂所属のヴァンパイアハンターです。 現在は【カーン】へ出向していますので、これからギルドへ向かいます。   …あ、りがとうございます。 フランドール様にも、神のご加護がありますように。   ( 話しかけられやすいタイプではないし、そういったことを言われる機会はあまりないのだろう。 VHGに対する世間の風当たりなんかが常々不満だったのもあって、意外そうにほんの少し眼を丸くして、以後の表情は心なしか柔らかい。 いくらか緊張が抜けた、という程度のもので、気付かないかもしれないが。 ) [Thu 13 Aug 2009 00:09:26]
フラン > ( そう、一番出会いたくない。そのまま静かに立ち去ることも出来たが、そうはしなかった。なぜなら普通の人間ならば、そんなことはしないからだ。そしてフランベルジュ・フランドールが大聖堂に居たという事実を知っておいて貰うのは決して悪いことではない。…そこまで自分が考えていたかどうかは判らないが。 或いは単純に、自覚は無いがいつもの悪い癖が出たのかもしれない。フランベルジュは同姓の同世代の娘の血を好む。それが聖職者ならば尚更だ。吸血衝動の無い今でも、そんな本性が滲み出ているのかもしれない。 ) いいえ、私こそ。 失礼ですが、エクソシストの方ですか?そしてこれからお仕事に…? ( 或いは、たった今仕事を終えて戻ってきたばかりなのかもしれないが。 ) 申し送れました、私はフランベルジュ・フランドールと申します。宜しければ、貴女の無事を祈らせてください。 ( 同じパプテス教徒として、だ。そして吸血衝動が無い今は、それを本心とすることができる。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:58:48]
セレニア > ( おそらく今一番会いたくない職業だろう。 決意を揺さぶるような、威嚇するような。 それとも、その決意を前にすれば、どれほどのものでもないか。 目の前に立つことはなくても、欺こうとしているものはもっと強大だ。 何にせよ一見した限り、年端もいかない少女の姿は迫力に欠ける。 神様が何かを意図してということも、きっとない。 今はたぶん、ただのすれ違い。 )   ( 祈る姿勢はどこまでも真摯だ。 いっそ芝居なのではないかというくらい。 ロザリオでもあるのか胸に手を当てて、微かに祈りと感謝を口にしている。 時折、何かに耐えるように、わずかに顔を顰めながら。 )   ―――。   ( その信者がこちらへ近付いてくるのは感じるけれど、声をかけられなければ用があるのかどうかも分からないし、配慮されるままに礼拝は止めない。 とはいえ、略式なもので、すぐに立ち上がる。 )   …。   失礼しました。   ( そうして面と向かって、やっと意識するのだ。 そういえば、こういったところで帯剣するのはよろしくないと教わったことがあったっけと。 『何か?』 なんてぶっきらぼうに問おうとしたのをふと止めて、別の言葉に言い直す。 ケープをちょっと引っ張ってみたって、膝より下の剣先は隠せないが。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:47:31]
フラン > ( 目を閉じて吐息を一つ。これから待ち受ける苦難の日々に不安を抱くのは当然のことだ。だが、希望はある。こんな私を信頼し、力になってくれる人たちがいる。だから私は―――。 ) ぁ。 ( と、小さく声を漏らした。ふと瞳を開けば、丁度少女が一人礼拝堂へ入ってきたからだ。ただの少女ならば気に留めることは無かったが、その少女は帯剣し、戦いの衣装を身に着けていたのだ。傭兵の人には見えないし…だとしたら、エクソシストの方か、狩人の方か。 …おでこに貼ってる湿布が何だか微笑ましいけど。 ) ………。 ( 私はそっと席を立ち、少女の側へ近づいていった。勿論祈りを邪魔するつもりはない。声を掛けるにしても、それが終わってからだけど。 特に忍び足というわけでもないので、近づく気配は相手にも伝わるか。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:34:51]
セレニア > ( 緋色のケープで上体を隠した、薄紅色の髪と瞳が奇妙な少女が静かに礼拝堂へ入ってくる。 腰に提げた剣はケープに隠しきれていないし、あまり頑丈そうには見えない脚を覆うのはタイトな戦闘服と、パプテスの意匠が施された銀のプロテクター。 肩には盾も背負っていて見るからに戦闘職である辺り、この場所には不釣合いかもしれないが、医務室に寄った足で出ようとしたためルートが変わり、元々一般の信者に対する配慮はいまひとつ欠けている。 誰に恥じることもない聖務、何をはばかることがあるのかと。 )   ―――。   ( 額に湿布か何かを貼っていて、ひえぴたな感じなのがいささか間抜けだが。 静かに礼をして、信徒席の隅っこまで進み膝をついた。 立ち寄ったから、略式の礼拝。 ―――そこにいるホワイティアの少女のことは認識しているけれど、特別なものは感じない。 感知能力も、その少女が満たされている今は働かないだろう。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:28:19]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 一般用出入り口ではなく、祭壇側の扉から。 )』 [Wed 12 Aug 2009 23:17:43]
フラン > ( …でも、そうやって迷っても居られない。私がこうして人としての正気を保っている間に、やるべきことをやらなければならないのだ。この罪悪感や後ろめたさも、夜空に新円が描かれれば春の淡雪の如く消え去り、私はまた罪を犯してしまうのだから。今私が抱えている迷いや不安が、意味のないものになってしまうというのなら。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:14:11]
フラン > ( 普段から大聖堂に通っていれば、疑いを持たれる危険は少なくなる。万が一疑いを持たれても、その疑いを薄める事ができる。 そうだ、私は人間の時もあるのだというこの揺らぎを利用して、全てを欺こうというのだ。そして私は人間に戻り、私の大事な人たちと幸せに過ごすんだ。 ) …駄目。 酷く不安だわ。本当にこれでいいの? ( 決意と言うにはあまりに脆く、今にも心が折れてしまいそう。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:09:43]
フラン > ( …私はここで、一つの決心を持たなくてはならない。それは強い意志を持って望まなければならない。 私はこの先、血を啜ることを止めはしない。というより、止めることは出来ない。月に一度必ずやってくる満月の日に、私は狂った獣になり。そして一月に一度誰かの血を啜らねば、私はより化け物になっていく。だから私は止まる事ができないのだ。 ) だから…。 ( ―― 大事なのは、如何にばれぬようにやるかということだ。ああ、ああ、お許しください神様。あなたは全てをお見通しなのに、私は隠れて罪を犯そうとしています。今日、大聖堂にやってきたのもその一つなのです。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:00:04]
フラン > ( それから私は祭壇の前にやってくると長椅子に腰掛け、十字に貼り付けられたクリスト様を見上げる。クリスト様は十字に貼り付けられる運命を背負っていた。それは逃れようの無い定めだった。では、私が呪われた身体になったのも運命なのだろうか?克服せよと神は私に仰っているのだろうか?しかしそれは、あまりに辛く苦しい茨の道だ。自分ひとりに与えられた試練ならばまだしも、多くの人を犠牲にしながら進まねばならない呪われた道だ。 ) …………本当にそれがあなたの望みなのですか。 ( と、私は一人呟いた。 ) [Wed 12 Aug 2009 22:46:32]
フラン > ( と言うのが大聖堂の入り口を潜った時の感想だ。暫く来ていなかったから、神様に嫌われてしまったかと思ったけれど、そういう事もなく中に入ることが出来た。大聖堂に立ち入れる吸血鬼なんて、私の他に居るのだろうか? ) こんばんは、シスター。 ( すれ違った顔見知りの修道女に挨拶すれば、最近姿が見えなかったから少し心配して…なんていう世間話をいくつか。 ) ええ、はい… すいません。ちょっと大学の方の勉強が手間取ってしまって。 ( 何でもない、普段どおりの会話だ。この修道女も、私が吸血鬼だなんて夢にも思っていないに違いない。 ) [Wed 12 Aug 2009 22:32:24]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『ああ、入れたわ。』 [Wed 12 Aug 2009 22:27:27]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『( 結局何一つ進まないまま )  …、 ( 聖水を購入して帰った )』 [Mon 10 Aug 2009 19:17:17]
キリル > ( ――― けれど、この場所に居ても平気だ。 )  …、 ( 首に掛けた銀の十字も平気だし、目の前のステンドグラスを聖画とみなすならそれも平気だし、朝方に朝日を受けながら部屋に帰った時も、鏡を見た時も、居住区のドアに時々飾られてる馬蹄を見た時も、横丁でガーリックのきいたパスタを食べたときも、 ) ――― ( 何事もなかった。 ) ( ギリギリで回避出来たことを知らない青年はそんなことを繰り返し考えながら、 ) [Mon 10 Aug 2009 19:16:15]
キリル > ―――――― ………   ( 秒数下一桁が0〜4で吸血鬼化、0のゾロ目でグール化。 以降もしも吸血された場合はその度に数値が1ずつ増えていき、6回目(0〜9/不完全な数字)で完全に吸血鬼化する事とする ) 【判定】 [Mon 10 Aug 2009 19:09:15]
キリル > ( VHGに―― あのギルド員に、相談すべきだろうか? )  ……、 ( けれど、どこまで信用できる? ―――俺は どこまで、 信用されて いる? )  … ( まだセィナの父親の件もどうなってるかわからないし、 俺はあのギルド員に名前も住所も全部話したけれど、 俺はあのギルド員の名前さえ知らない。 ――彼女が意図的にそうしているのだとも、青年は知らず )  …… 。 ( どンだけ自分が真剣に悩んでいる事でも、ギルド員たちにとってはよくあることでしか無いのだろう? )( …以前ギルド員と邂逅した商業地区で、VHGをして 大学の事務局や自警団みたいなところで、個として認識されていないような感覚がする と表した青年には、あそこはひどく事務的な場所に思えていた。 ―― ああ、どこまで信用したらいい ? )( それに――― 、 )  …、 ( もしも 俺自身が、 吸血鬼になっていた ら? ) [Mon 10 Aug 2009 19:06:05]
キリル > ( いっそ夢であってほしいと思うたび、手の傷がつきンと痛んで自己主張する ) ―― わかッてるよ、 ( 夢なンかじゃないということは。 きゅっと、眉間の皺が深くなった ) ――― ( ああ、どうしたらいいのだろう。 誰に相談したらいい? 親?妹?友達?セィナ?それとも見知らぬ誰か? ) … ( どこにでも居るわ、本当に当たり前の顔をして紛れ込んでいる。隣の席に座った誰かだったり、どこかのお店でお金を渡した相手がそうだったり、同じ学校の人がそうだったり――…。 )  …ッ、 ( フランベルジュの言葉が思い起こされて、力なく頭を振った )( いったい誰を信じたらいい? ) [Mon 10 Aug 2009 18:47:13]
キリル > ( 青年が起き上がったのは日が落ちてからで、その時セィナはいなかった。 買い物にでも行っていたンだろうか、青年は少し出かけてくるから晩メシはいらないと書置きして家を出てきた。それからは風呂に行き、横丁を歩いて―― いつのまにやらココに来ていたようだ )   ――――― … ( いったい、どうすればいいのだろう )( 口にしたらなンだか更に弱ってしまいそうで、きゅっと唇を引き結び自問する。 自分の人生なンて、他人は対して気にしないような山や谷はあったとしても――ただただ平穏に何事も無く過ぎていくものだと思っていたのに。 ) [Mon 10 Aug 2009 18:38:10]
キリル > ( 鏡を片付け青年は店員や周りに謝罪して金を払い店を出た。もうあの店には行けないだろう。 一番大きな鏡の破片は捨てずになんとなく持ち帰った。彼女のあのハンカチに包んで―― ) ( けれどそのまままっすぐセィナの待つ部屋に帰る気にはなれず。 ぼんやりと川辺や公園へ足を向けた。結局どこをどう通ったのか、青年はよく覚えていない。 確か川の水に傷口を浸して血を流した気がするのだけれど、 )  ――― ( 部屋に戻ったのは朝方、まだセィナが眠っている頃だった。 適当に傷口を消毒して布をあてがい包帯を巻いて。ソファに転がり、タオルケットを被った。 暑かった筈なのだが、それを気にする余裕がその時の青年にはなかったのだろう。案の定寝苦しく、何かおかしな夢を見た気がするが覚えていない ) [Mon 10 Aug 2009 18:24:50]
キリル > ( 通うのは家の近くの教会ばかりだったから、この場所に今まで訪れることがあったかどうか記憶が曖昧だ。少なくともこの数年は無いように思う )  …… ( だというのにどうしてココへ来たのか、青年自身も解らないまま )( 右手には白い包帯が幾重にも巻かれている。少し緩いようであるのは、医者ではなく青年が自分で巻いたからだろう ) …、 ( 小さく息をつき、瞼を伏せる。 あれから――― 、 ) [Mon 10 Aug 2009 18:14:16]
キリル > ( 通路のただ中に、青年は一人佇んでいた。 周囲に灯ったロウソクは柔らかに辺りを照らし出し、 )  ―――― ( ステンドグラスもまた、その淡いオレンジ色の光を受け輝いていた。 彼は一時間ほど前にこの場所を訪れてからずっと、何をするでもなくただそれを見つめている。 胸元には銀製の十字のチョーカー。 青年は信仰事には無関心ではあるが、人生におけるタブーを――結婚式や墓等の様式を尋ねられる意味で宗教は、と問われたのならパプテスになる。親の信仰から、だ。幼い頃は日曜のミサにも連れて行かれたけれど、もう良く覚えていない ) [Mon 10 Aug 2009 18:08:36]
キリル > ( 明るい夕刻ではなくまだ日付が変わったばかりの頃に、時は遡る ) [Mon 10 Aug 2009 17:57:51]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( Mon 10 Aug 2009 00:00:00 )』 [Mon 10 Aug 2009 17:54:56]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( もしかしたら冷感よりも、そのように接してくれるという安心感が――― )』 [Tue 4 Aug 2009 21:13:17]
セレニア > ( 必要ない、そう言って今度こそ立ち去ろうと思うのだけど、突き飛ばしてしまった後ろめたさがあって、つい黙り込んでしまう。 それを了解と受け取られ、諦めるまでは付き合おうかと浅い溜息を零した。 )   ( 結局、できることがあるわけじゃない。 熱もないということになった。 ただ――― 冷たくすれば痛みが紛れるかもしれないと、額に湿布を貼られてしまう。 さすがに微妙に顔を顰めたが… 確かにほんの少し、マシになったような気もした。 薬液の香気が若干目に染みる、ひえぴた。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:12:32]
セレニア > ―――。 ( さっさと立ち去ろうとしたら、腕を掴まれた。 親切心からの行動に違いない。 それは、分かっているはずなのに――― 少し強かったその力を感じた途端、視界が揺らぐ。 ここは板張りの廊下、壁は漆喰で、そろそろ灯りがないと歩き辛い夜闇に覆われはじめている。 …それが、その瞬間、総石造りの廊下に入れ替わった。 それ自体はどうでもいい。 よく見る幻の一種だろうと思える程度にはこんな事が稀にあるし、すぐ治まるとも当たりがつけられる。 けれど――― 何故か、怖かった。 ただちょっと親身なだけと知っているはずの修道士が、急に恐ろしくなった。 理由は分からない。 ただ、この廊下で、こうして腕を掴まれた時、とても怖かったという――― )   ―――ッ!   ( 鼓動が跳ね上がり、息も上がっている。 気付けば幻は消えていて、少し離れたところにさっきの修道士が座り込んでむせていた。 それをしたきり固まったような自分の姿勢を一泊遅れて認識し、突き飛ばしたのだろうかと納得する。 )   ―――もうしわけ、ありません。   あの…   ( 混乱してしまうが、状況はシンプルだ。 手を貸そうと歩み寄ったら、修道士はまだむせながら、こちらこそと笑って手を振った。 突然触ったりしてもうしわけない、女性を呼んでこようか、やっぱりちょっと様子を見たほうが――― ) [Tue 4 Aug 2009 20:41:41]
セレニア > ―――はい。 失礼します。 ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、お馴染みの用法容量に頷いて、スツールを立つ。 夜間活動的な敵に備えて、VHGへ行くのはこれから。 淡々と一礼して踵を返した背に、今日は休んではどうかと気遣わしげな声がかけられる。 )   問題ありません。   ( 医務室を頼るほどになると、集中力の低下も招くし、ないわけないのだが。 軽く振り返りながら言う小さな身体には、表情の乏しい顔と平坦な声が相俟って、親切を受け付けないものがある。 )   ( それなのに、それが聖職者ということか。 扉を開け廊下に出たたところで、詰めていた修道士が追ってきた。 ―――これから任務という都合もあって、今出せる薬はないということだったが、もしかしたらいつもの頭痛ではなく熱でもあるのではないかとか、何やら頼りないことを言い始める。 新人なのかもしれない。 )   熱感はありません。   ( お節介で、休ませるために発熱していることにされるなんてまっぴらだ。 そんな風に計らいかねない優しい気配に、にべもなく首を振る。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:22:04]
セレニア > ( 基本VHGに出向している少女も、そんな頭痛持ちの一人だった。 発症した当初は医務室に訴えていたけれど、薬などを何種か試してみて結果が出ず、今では特に酷い時だけ思い出したように足を運ぶ程度になっている。 )   ( 殊更に痛がったりはしない、むしろ我慢強い人間がそれでも耐えきれず表情を歪めるというのには、重いものがあるのか。 詰めていた修道士は気の毒そうにしながらも、そのせいで眠れないというのに対して睡眠薬を出すくらいしか、できることはない。 …けれど、この薬が使われるのは夜が明けてからだ。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:02:05]
セレニア > ( その原因は様々で、きっと500年1000年経ってもなくなることはない。 今後治療法の種類は増えるかもしれないが、その数も少ないうちは尚更、どうしようもないと諦めるしかないだろう。 )   ( 大聖堂では聖歌隊に参加している他、一般の修道女の仕事には手を付けず、基本VHG [Tue 4 Aug 2009 19:50:05]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 慢性的な頭痛。 )』 [Tue 4 Aug 2009 19:45:46]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 『(残った氷は、傭兵に提供したらしい。)』 [Fri 31 Jul 2009 02:20:28]
ドマァニ > (あんまり近寄られるとこちらまで熱中症で倒れそうなので程々にして下さい。こんな良い体格になりたいと思ったとか思わなかったとか。) 其れはまぁ、次の機会にでもお願いします。 (サイン貰う気満々らしい。 鼻血噴き出す勢いで興奮している様子に、はてなと小首をかしげるけれど。) 其れではツヤコさん、僕もこれにて失礼します。 (そりゃもう誰も居ない保健室で…と、乙女の妄想は置いといて、要は介抱という名のサボりだったりする裏事情。医務室で濡れタオル当てたり団扇で扇いだりしつつ、少年が起きるのを待つのであった。) [Fri 31 Jul 2009 02:19:19]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 今日はいけない妄想が溢れて、夜眠れなさそうだ…! 』 [Fri 31 Jul 2009 02:14:50]
艶子 > うん…何か視界に入るだけで体感温度が上がる気がします。 ( あんなポーズとって、自分だって暑いだろうに…。っていうか草刈りしなさいよあんたたち! ) シ、シスターったら!いけないひと! …私、シスターがどうして強いのかわかった気がします。 ( と、司祭様に報告しに行くシスターに別れを告げて。 筋肉マッチョの傭兵達は、氷を貰えてご満悦だ!礼を言いにさらに距離を詰めるだろう! ) うむ!そのゴゥテンジ・ツヤコだ! サインしてあげてもいいぞ! ( 私の成果を知っていたようで、傭兵は一気に気分がよくなった。 ――しかし、気絶した少年をお姫様抱っこするその様子を見れば、私のボルテージは一気にクライマックスだ。 ) ど………!! ( どこでどうやって寝かせるんだ! というアレな質問は、出来なかった!こちらもぺこりと頭を下げて、立ち去るその姿を見送るだろう。 ) [Fri 31 Jul 2009 02:12:48]
ドマァニ >  大丈夫ですよ、吸血血は此処には近寄る事すらできませんから。 (と、一見まともな顔した狂信者は抜かした。それにしてもメイスを軽々と持ち上げるその剛腕、噂通りのお方のようで。驚きよりも呆れの方が強いのは何でだろう不思議。 近付いてきたら傭兵の皆さんの口にも一個一個氷を放り込む所存。皆さんにも無償の愛を。) ツヤコさん、ですね。 …おや、ひょっとして、「屍龍」や「鴉ノ王」を退治した、あのゴゥテンジ・ツヤコ氏ですか。 (小さな驚きの表情。エクソシストの見習いとして、この街で起きた大きな事件は学んでいるのだか、その何も聞き覚えがあり。 頭痛が痛いって感じですね。) あ。 (ゴリラがどうとか謎の台詞残して気絶した少年。ハァ、と小さく溜息吐いて、その体をお姫様だっこした。女性陣の視線に気付くことも無く。) 僕も、この子を何処かへ寝かせなければならないので… お騒がせして申し訳ありません。 (報告はシスターに任せて、少年の介抱でもするとしよう。色々と迷惑をかけた艶子氏にぺこりと頭を下げて。) [Fri 31 Jul 2009 02:06:53]
ジャスティス > ……マッチョは好きだけどこのくそ熱いときにちょっと……。 (押しの強い傭兵たちをじっくりと観察しながらうむうむと唸る) んふふ、あの一緒に入っていく指がなんとも。 (目を切らんとさせながらぽつり呟く修道女。いいかげん聖職者としてどうかとは思う) ……まぁ抵抗されないと殴るにしても面白くないわよね。 (最後の捨てゼリフに満面の笑みでそういって) ああ、私、これからまた市彩さまのところに行こうと思ってますから、とりあえず口頭で報告しておきますね。 (そういって大聖堂の方を見つめる修道女。ドマァニに会釈し、洋平たちにまた後で海で、なんて一度別れ、大聖堂の中に消えていく……) [Fri 31 Jul 2009 02:01:13]
艶子 > そろそろお祓いした方が良いと思いますよ、そのメイス…! ( うろ覚えだが、殺傷が目的ではないという理由で聖職者の武器にメイスが推されていたような気がするのだが、ひょっとしたら殺傷目的の高い私の刀より人を殺めているのではないかと恐怖! そしてスルーされる傭兵たち。でもあんまりスルーしすぎるとだんだん近づいてきて自己主張が激しくなってくるから注意だ! ) ん。私の名前か。私は豪天寺艶子。今、ヴェイトスで最も最強の名に相応しいファイターだ。 …最も最強、って言葉は変? ( 馬から落馬みたいな…。 ) ( そして素早い動きで離れる少年。うん、このちょっと目つきが悪い方の修道士の人の言うとおり、これだけ動ける元気があるなら大丈夫そうだ。まあシスターを警戒しての行動なら、例え全身の骨が折れていようとも離れたかもしれないが! ) …なんだか、無理矢理口に氷入れるのって…やらしい感じがするなあ。 ( しかも年上の修道士と年下の修道士…。はっ、まさかこれはいけない世界の入り口なのでは!? …と思ったら、倒れた。ああ。 ) [Fri 31 Jul 2009 01:55:12]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『だが、僕は…ほんものの、ごりらに、会っ…たッ!(ばたーん。要らん台詞言い残して本撃沈。)』 [Fri 31 Jul 2009 01:50:39]
イェルマーレ > (細マッチョ・ゴリマッチョどちらがお好き?とか訊いてる場合じゃない。)なな何だろうあれは吸血鬼…吸血鬼ッ!?そう言えば血を吸えるとか仰ッてッ…、……はッ!? もしや研究対象ッ!?(その間も傭兵さんの首にだれんと両手預けたまンまさッき倒れてたとき宜しくブツブツ言い出す少年。――こ…ッこれは後でメモろう! (腕廻したままガッチュポォ。ほっぺた撫で撫でもまァ悪くないしね。でもそのうちはッと我に返ッてスザァッと光速もかくやな勢いで傭兵さんから離れンと。理由?後ろから手が! 恐怖の権化サタンの姫が迫ッてきているからですよ笑顔で。蒼白な顔色硬直させて、勢いそンままザザザッと後ろ手下がりに2mの距離を置かんと。) 、 、 、(はう、はう、はう。恐怖のあまり半笑顔を張りッつけて「僕」「何も」「していません」と声なき弁護。ちなみにこちらの修道服はカーキ色なのでドァマニさんほど熱気吸収はしないけれど、別の意味でいま、汗が引くよ!助けて我が大いなるクトゥルー!) さ、さ、さまざまな方面からの助言、大変ありがたくお伺い致します…ッ、こ、これから重々気を配るように心がけますッ…、ほほ、本日は大変お手数をお掛け致しましてまことに申し訳あり…、ま…、(あ、やばい。怒涛の展開にまたふらッと来た。ぐらァーと傾くついでに口の中に氷突ッ込まれて今度こそ撃沈な感じ。) [Fri 31 Jul 2009 01:47:17]
ドマァニ > (ふしだらと思うからふしだらなのです。そう、人は誰しも、生まれた時に神の祝福を纏って生まれてくるのですから…!(笑顔キラキラー) 背景の輝く肉体美は全霊を以てスルーして、と。) この状況が既に天罰っていうか、取り敢えず祈りを捧げて落ち着いてみるのは如何ですか? (その言葉をそっくりそのまま青年へと返すと良い。抱きついちゃって微笑ましいやら見てるだけで暑苦しいやら。顔面から面白い位汗ダラダラ垂らす夏用修道士服+裾捲りな青年、其れでも全身黒で熱い事この上なしって話。あ、因みに誤字じゃないですよ。) …あんまり?     まあ、抱きつくだけの元気があれば大丈夫そうですけど。一応、此方からも後で報告しておきますね。 失礼ですが、お名前をお伺いしても宜しいですか? (少年に抱き付いた傭兵に問うて。報告内容はこうだ。「草取り中に熱中症で倒れたエルク修道士が、女傭兵とシスター・ジャスティスの介抱によって一命を取り留める」 聖堂関係者なので、少年とかの有名な撲殺シスターについては知っているので。)(そして氷は受け取らないなら無理矢理その口元に押し付け、咥えさせんとするおせっかい。ぐいぐい。) [Fri 31 Jul 2009 01:37:35]
ジャスティス > ……そろそろ喋り出してもいいんじゃないかなぁと。まぁあんまり人間の血はすってないわよ? (10?20?首をかしげる。いただいたドマァニさんからの氷を口の中で転がせば幸せそうに) もう、こんな好いものあるなんて、さすが大聖堂。 こらこら、あんまり女の子にくっつくんじゃありません。 (笑顔になりながらゆっくりとイェルマーレに腕を伸ばす) [Fri 31 Jul 2009 01:32:04]
艶子 > ( ちなみに「うちの連中は半裸だぞ」の台詞のところで、傭兵たちが肉体を誇示してます。背景で。 )  シ、シスター!妖刀みたいなこと言わないでください! ( メイスがン百人目の犠牲者の血を求めてる、とか…。でもシスターのメイスだとそれくらい求めそうだ。 ) まあ、今日は暑いからなー。今なら鼻水をずるずる出しても「汗です」って言ってごまかせそうなぐらいだからなー。    いや、私の鼻の下のこれは汗だよ? ( いやいやほんとに。 ) パプテスにも三途の川があるのか…! ( そして氷を渡されれば、ひゃっこい!とか言いながら。 ) はっはっは。まあ、これからは気をつけるんだぞ?不用意な失言で命を失った奴はたくさんいるからな! ( イェルマーレの頬を抓る手を離してあげた。暑さに気をつけるより失言に気をつける方が優先らしい! ) ――お、おい。こらこら。幾ら私が刺激的な格好をしているからといっても、神様の前でこういうのは不味いんじゃないか…っ? ( ひしぃ、と抱きつかれて。まあまだ少年なので振り払ったりはしないし、シスターが怖いのも無理は無い!よしよしと肩を抱いてやるね!そんでもって、豪天寺艶子の大サービスだ! ) [Fri 31 Jul 2009 01:27:24]
イェルマーレ > (自分の状況の全てが分かる魔法の言葉「こッちの世界」発言で大体の事情は知れた。知れたけど。何で僕、昼間ッからモロ肌脱いでるふしだら極まりない格好してる知らないお姉さんに頬ッぺた延ばされてるンだろう。あぁー日焼けも手伝ッてひりひりしてきた。やめてぇ。むぎゃーと顔を歪めつつ、だけどとにかくお礼が先だ!)い、いひなりふひつ(不吉)なはふげん(発言)はとても気になりまふが…、(引きつる声でふがふが、)と、とにはふ、危らいところ(?)を、た、たふけていただいたようで感謝いたし…ま……ッ、 ひッ、ひなゃぁああああッッ!? なんかなんかなんか申し訳ありませんお許し下さい神よ僕に天罰をぉッッ!(おうわぁ――、殺気消えたけど最初の台詞ちょう怖いィ―――!! ひぃッと全身総毛立たせ、瞬間的にばッと傭兵さんの首に手ェ絡めて抱き付く所存。背中がったがた震わせながら謝り捲りの儀式開始。(怖いけどまともそう)傭兵さん→(ちょう怖い台詞インパクト大)シスターさん。この瞬間少年の中で認識が決定した。修道士さんに至ッては既にビビり半泣き上体の少年に取ッて、一番威圧感ある存在だッたという。早口だしね。傭兵さんにひしぃーしてる予定なんで氷受け取る余裕とかナッシン。)(この間きッと数分のドラマ。迂闊に気ィ失うモンじゃァありませんね。いずれ混乱極めるから。) [Fri 31 Jul 2009 01:16:29]
ドマァニ > (売れないYO!そしてぶっかけよりも飲ませた方が良いんじゃあないですかって言う。 ゼーハー言いながら其処等に容器下ろせば水が跳ね散って顔に掛かるけどああ冷たい。 麗しき女性の半裸だろうが全裸だろうが人一人の命掛かっている時には気にする余裕ありませんとも。いやしろ。) シスターお言葉ですが、今日日の暑さは気合で何とかなるものでは無いと思うのですが。 (メイスをしまう様子に安堵しつつ突込み入れる所存。ぐるりと様子一瞥すれば、なんかこう既に復活したって言うかひょっとして氷一個無駄にしました?感。ぐったり。) えーッと取り敢えず生きてますね?サンズノカワは渡ってませんね?我等が主の元へ召されてませんね? …取り敢えず氷でも額に当てといた方が良いですね、きっと。 (この中で一番テンパってるんじゃないかってくらい捲し立てれば、雑用ナイフで氷砕いて、その破片をお三方へと手渡そうと。 下っ端の修道士は結構不規則な生活しているもので、忠言が耳に痛い。) [Fri 31 Jul 2009 01:09:19]
ジャスティス > ……久しぶりに血が吸えると喜んでたのに……。 (鉄分補給が必要なんですよメイスにも。六枚刃に頬をすりつけてメイスをいたわりながら背中に戻して) ……気合いが足りない気合が! (腰に手を当てて精神力だと激励を飛ばす。が、優しいことにドマァニを邪魔せず横にどいて道をあける) こんな、元気の盛りに不健康な生活してる大人より先に経たっちゃだめよ? (みんな規則的な生活してなさそうだと偏見に満ちさ視線を向けながら腰をかがめて声をかけて) [Fri 31 Jul 2009 01:05:55]
艶子 > ( えらいこっ茶。これは…売れる! …さておき。 ) おっ。今度こそこっちの世界に戻ってきたな。大丈夫か? んん? ( 笑顔で心配しつつも頬をつねる手をなかなか離しません。 ) お前、除草作業中に暑さで倒れちゃったみたいだな。こんなに暑いのに律儀に修道服なんて着てるから―― 私たちを見てみろ。ほれ、ほぼ半裸だぞ。 ( シスターは来たばっかりなのでいつもの服かもしれないが、傭兵連中は半裸でした。私も含め。 ) ……? うわあああシスター!お、落ち着いてください!鈍器は不味いです、鈍器は!拳ぐらいなら何とか耐えますけど、鈍器は! ( 修道士の少年が目を丸くしたのと同時に、背後に感じた殺気にはっと振り返ってみたら、そこにはうつろな目のままメイスを振り上げるシスターの姿が。今のゴリラ発言が不味かったか!  と、その時新たに修道士の人が氷をもってやってきた。しめた、あの人を呼び込んで場の空気をうやむやにしよう! ) こ、こっちだー!急いでくれ、もう意識が無いんだ! ( いや、思いっきり気づいてるしずざざと身も引いてるけど、でも意識が無いことにしよう!じゃないと、このままだとシスターに叩かれる! ) [Fri 31 Jul 2009 00:54:53]
イェルマーレ > (お茶は万病の薬なンデスよきッと。死人に掛けても蘇るそれがお茶。ヴァルハラでも評判を広めておきますよアディオス!お空に浮かぶ笑顔きら。)(しかして頬ッぺたムギャーな反魂術施されたらさすがに起きるます。激痛にぎにゃーと歪む眉。痛ッたい、) ――うッ、うわッ、何!? び、吃驚した、こんにちはッ、(ぱッと目ェ見開いてがばと上体起こすと同時に反射的なご挨拶。ビビリ顔のまま茫然と瞬きす。)(え。何でお茶被ッてるンだろう僕。戸惑いながらぐしょぐしょの前髪摘まんで耳に掛けンと。ポタポタ滴垂れまくる濡れ眼鏡の位置ととのえて改めて、シスターさんと傭兵さんを交互に見上げるかたち。て言うか問答無用で片方のお方暴力に訴えるポーズ満々デスよ? 少年は自分のうわごとも覚えてない無責任感発動して目ェ丸く。)え、は、はの――、ろ、ろうひまひた、らにがッ!? はぶッ!?(頬ッぺた摘ままれたまンま傭兵さんに訊き返してみた。続けてその向こうから氷抱えた修道士さんが突進してくれば連鎖的にビビッてすざッと身ィ引く感じ。鬼気迫るゥ。ほんと、何がおこりましたか、神よ、) [Fri 31 Jul 2009 00:49:07]
ドマァニ > (お茶だけに。)(さておき、何か一人ぶっ倒れた少年が居て、しかもそろそろ神の身元に召されそうとかで、誰か葬儀屋を!葬儀屋を呼べェーっ!てな物ですか。違う? 兎も角、空気の読めない修道服其の二が、一抱えほどの荷物を持ってえっちらほっちら現れる訳です。) えーっと、熱中症で死にかけって言う人はどこですかぁっ!?あっち!?どうも! (其処等の傭兵Cにきつい口調で問うて。命が危ないらしいんで余裕無いんです、御免なさい。全身汗だくにしながら倒れた少年&剣士&シスターの方へよたよたと駆け寄っていって。) はいはいはいははいはいはいはい、氷が来ましたよッ!しっかりして下さい! (挨拶もせずに其方へ駆け寄っていく。容器の中には半分ほど溶けかかった氷の塊が入っている訳で。貴重だけれど、人命には代えられませんよね。) [Fri 31 Jul 2009 00:43:30]
ジャスティス > 怖いところみたいねぇ、モンスターも多いし。うちのの実家にも行ってみたいんだけど、来年かなぁ。 (とぱとぱぱちゃぱちゃと音を立てながらはじけるお茶の流れを眺めながらつぶやいて) ……。 (二人のトークに、無言で左手でメイスを握り振りあげる。目はうつろだ) [Fri 31 Jul 2009 00:38:58]
お知らせ > ドマァニさんが来ました。 『えらいこっちゃ。』 [Fri 31 Jul 2009 00:36:34]
艶子 > 常世の森かあ。確かにあそこは入り組んでて危険ですからね、すれ違ってしまうかも。私も一度行ったことがあるんですが、巨人に追いかけられて死ぬかと思いました。 ( そして倒れている少年を助け起こせば、シスターがお茶をたぱたぱとかける。何やら私たちの知らない世界に旅立ってしまわれたかと思いきや、お茶の効果によってカムバックしたようだ。すげえなお茶!これから私は死にそうな人がいたらお茶を頭にかけよう。 ) お、おい。大丈夫か? 何だその…ばるはらって。ここはヴェイトスだぞ。 ( ぺちぺちと頬を叩いていたが、女ゴリラの言葉に私の怒りに火が付いた。 ) 失敬な!?ゴリラはシスターー…じゃない!私たちはゴリラじゃない! こら起きろー! ( また気を失いそうな感じだ。頬っぺたつねってやる! ) [Fri 31 Jul 2009 00:33:47]
イェルマーレ > (ヴァルハラの園が見えてきます父神様。和洋折衷で逝き途中にサンズ・リバーとかあッたら、死神と交渉してきッちり値切るけれど六文銭を。シュワァー、額とか腕とか出てるところ真ッ赤にして、カンペキぐッたりしてる12、3の子供。すごい適当な処置にもされるがままの無抵抗で。じょろじょー、)うッ…、ン……、(金髪お茶でべしょべしょにして。小さく呻きながら少年の目が薄ゥく開くか。ぼんやァりと周囲見渡して。その視線が傭兵さんへ留まッたなら、瞳うるませてロザリオ握りしめ、)神よ……、僕の目だけは、まだヴァルハラに居るのでしょうか…、目の前に筋肉隆々の女ゴリラさんが……、これは…、僕の望みが見せる夢ッ……? (ばたッ。開口一番ちょう失礼極まりない台詞吐いて再び失神コォース。はらッと涙、目の端に浮かべても一度あの世へリッターンズ。お茶ぶッかけで回復は駄目ミタイ。医術の奇跡達成ならず。) [Fri 31 Jul 2009 00:27:01]
ジャスティス > なんかね、常世の森抜けて帰るっていってたから、結構奥地よねぇ。すれ違っちゃったりしたらさびしいから私待ってる。 (遠くの方を眺めながらため息また一つ) はいはい、なるべくじみなのをね。 (忠告ありがとう、なんていいながらも、声のした方に顔を向ける) ……もどれー。 (とことこと歩いて行けば、全く容赦なく頭にちょっとぬるくなったお茶をかけてあげようとする。艶子さんのアドバイス通りだ) [Fri 31 Jul 2009 00:20:44]
艶子 > ( と、その時。なにやら不吉な人の声が聞こえたような気がした。何事かと思い視線をそちらにやれば…何やら誰かが倒れているような。 ) ………!? ( うちの連中かと思ったが、違う。格好は修道士だ。そういえば、傭兵に混じって草むしりをしているのが居たが…。 ) お、おおい!大丈夫か! ( 慌てて駆け寄って助け起こそうと! ) 猿!?エテ公がどうかしたか!? …シ、シスター!お茶をこいつに! [Fri 31 Jul 2009 00:15:29]
艶子 > それもシスターの良いところだと思いますけどね。きっとシスターが甘やかしてしまう分、ほかの人が厳しくやってくれます。むしろ、他の人が厳しいからこそ甘やかしてくれる人が必要なんじゃないでしょうか。 厳しいだけじゃ、人間伸びませんよ! ( と、偉そうなことを行ってみる。 ) ふぬー。まあ、あまりに帰りが遅いようなら会いに行く口実ってことで旅に出てみるのも良いかも知れませんね!ブロウンも喜ぶんじゃないかなあ。 そういえば、彼はどこまで行ったんでしたっけ。 ( 湖畔くらいまでってことは、結構遠くなのだろうか。 ) う、ううん。仕方ない!じゃあお言葉に甘えて、部下どもも海につれていきます。 ――あ、あんまり際どいのは駄目ですよ!私は全然OKですが、野郎の目があるんですからっ! [Fri 31 Jul 2009 00:15:23]
修道士 > (ほンとに死んでるワケではありまセンが状況的には似た感じ。炎天下+もやしッ子=の簡単な式で求められる当然の展開。汗など体液を大気熱に絞り取られて水分不足で倒れる症状を、人は古来より熱中症と呼びます多分。和やかの会話のちょッと右手の脇でひッそり脱落してく小柄な修道士風貌在り。司祭様にお叱り受けまして、きのう斡旋所で暴れた罰も兼ね、傭兵さん達に混じッて草むしりに参加していた私デスが。) さ……る…、お…さるさん……が……、(ワケわからないことブツブツ呟きながらうつ伏せにバッタリ倒れてる少年、軽くご臨終。キチンとフードは被ッてたから日射病にはなッていないだろうけれど、目ェ廻して意識不明と化してることに変わりはない。むしろ今すぐ井戸水ブッかけて欲しい気持ち。シュー、) [Fri 31 Jul 2009 00:12:12]
お知らせ > 修道士さんが入室されました。 『(*焼死体)』 [Fri 31 Jul 2009 00:08:18]
ジャスティス > そうだといいなぁ、けど甘やかしちゃうんだろうなぁ。 (そこまでいって笑い声をあげるがだんだんとその声がしぼんでがっくりと肩を落とし、最後は笑い声がため息になる) はぁ…………。 ってため息つくと幸せが逃げるわね。そうそう、旅に出たいのよねー。ブロウンさんの見送りにかこつけて子はんくらいまで遊びに行けばよかった。 (お茶をついで回りながら、首だけは常に艶子さんの方向をむく) まぁ、ほら、人間仲美代中身………こらこら隊長さん。 (人心をつかむには交流よ?と) けど、どうしよっかな、先に上がって、買ってこようかな、水着。 (腰に手を当てて悩んだ様子で) [Fri 31 Jul 2009 00:06:04]
艶子 > うーん。でもあれですよ、ジャスティス様ががそういう人の立場になったらきっと後輩から好かれるシスターになると思うんです。私は年上の先輩にも頭は上げますが、部下とか後輩からも頭を上げられるんですよ! ( 艶子としてはそれが大変な不服らしい。 ) ま、まあ…そうですね。私もそういう死に方はしたくないです。 あぁ、なるほど。修道女とか教会の人だと、街の外にでるようなことは稀でしょうしね。それこそ冒険者とか、商人とか、それを護衛する傭兵とか――…。 え?あいつらは井戸水でも被ってれば良いんですよ!絶対私とシスターの体を比べて評価とかそういうことするんですから! ( でもやっぱり連れて行くべきだろうか。ぐぬぬー。 ) [Fri 31 Jul 2009 00:00:28]
ジャスティス > 修道女長様とか、年上の先輩たちとか、頭上がらないのよ私〜。今ももう修道女の本分をしっかりと自覚しなさい!とかもーがみがみ言われちゃって。 (両手で頭を押さえてくねくねと悶える修道女。部下たちからしたら変な元気のあるシスターだと思われるだろう) …………それこそ死んでも死にきれないでしょうに。 (とっさにとかならかっこいいけど、そういう使われ方では死んでも死に切れまい) 護衛任務とか、市街にでたりね〜。まぁ、寝ずの番とか大変なんでしょうけど……え?ああ、いいわねぇ、皆さん一緒に? (あ、けど水着持ってないのよね、なんて) [Thu 30 Jul 2009 23:56:09]
艶子 > 良く通る声だって言われます。 ( ああ、だからMJとの夜の生活の時の声が漏れてシスターに聞こえてしまったのか! ) なんと、そうだったのですか。よりにもよってシスターにそんなことをやらせるなんて…。 ( しかし教会にも上下関係があるのだろう。厳しい世界だ。 ) ………ぞっ、雑兵の命は尻拭き紙一枚の価値しかありませんから! ( きっと次々と流されていってしまうだろう。泳ぎとかはまあそれなりにできるかもしれないが…。 ) 雷電の仕事に?でもけっこう汚い仕事とか回ってくるんですよ。 ( しかし、確かにある意味自由な存在かもしれない。傭兵を軽視する人は多く、それ故に責任も軽いということもある。 ) 草刈りが終わったら、一緒に泳ぎに行きませんか? ( と、誘ってみる。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:50:17]
ジャスティス > うん、艶子さんは、声に張りがあるからね、いいことじゃない。  (ニコニコしながら笑ってお茶を注いでいって) いやぁ、普段は私もやってるのよ、ここに戻ったら私も下っ端だからねぇ、まぁ教会でもやってることは変わんないけど。 (怖い先輩がいっぱい、と苦笑して白い歯を見せる) まぁねぇ、そういう見せ場がほしいのもわかるけど……けど、雷電ってそういう訓練もしてるの? (なれずに流されたりしたら大変じゃない?なんて首をかしげて) ま、私もたまには雷電みたいな仕事に憧れたりもするけどねぇ。 (ああ、いいなぁ泳ぎ行きたいな、なんて見えるはずのない海岸の方を眺めて) [Thu 30 Jul 2009 23:43:45]
艶子 > んお? ( そのとき聞こえてきた声の方を振り向けば、なんとそこにはシスター・ジャスティスの姿が。…いや、「なんと」とかつけちゃったけどここは大聖堂なのだから、むしろシスターのホームグラウンドというか、居ても全くおかしくないのだが。 ) あ、う。すいません、声大きかったですか。 ( 大きな声で喋ってるっていう自覚が無かっただけに、ちょっと気恥ずかしそうに。…もしかしたらアレックスとかにも聞こえてしまっているだろうか。 シスターの姿が見えれば、部下どもは嬉しそうに寄ってきてコップを受け取るだろう。くそ、げんきんなやつらめ! ) はい。ちょっと雷電から雑用を押し付けられて…きっと大聖堂のご機嫌伺いですよ!まあ役に立つのは嬉しいですが、もっと騎士団みたいに氾濫しそうな川をせき止める作業とか、そういうカッコイイのをやりたいです。 ――そうですね、こういう日は川とか海で泳ぎたいです。 [Thu 30 Jul 2009 23:35:42]
ジャスティス > (うわあ訂正、今真昼ですっ!!) しっかしほんと気持ちいいくらい熱いわよねー。 (自身もおでこに汗を浮かべながら嬉しそうに空を見上げて) [Thu 30 Jul 2009 23:31:15]
ジャスティッス > 今晩は〜。 (そんなことを言いながら、トコトコ歩いてきたのはやたら物騒なものをあちこちにつけた一人の修道女。まるで不良少女のように、髪を真っ青に染めている。気の強そうな眉と通った鼻立ち、元気いっぱいの笑顔で薬缶をぶら下げて歩いてきて) あ〜、やっぱり艶子さんか。中までよく声が聞こえたわ。 (お茶だけどいかがですか〜?なんて言いながら、真鍮製のコップを二つ三つ周囲の人間に渡していく) こんなこともやってるんだぁ [Thu 30 Jul 2009 23:29:14]
お知らせ > ジャスティッスさんが来ました。 [Thu 30 Jul 2009 23:22:00]
艶子 > ( よーし。ここは気の利いた言葉を言って連中を奮い立たせよう。人の上に立つ者は、カリスマ性と巧みな話術が必要になるのだ。 ) 良いか、お前らっ!今日のお前らの努力はきっと神様も見て下さっているゾ!お前らがおっちんで天国行きか地獄行きかっていう段階になったら、必ず今日のことを考慮して査定してくれるからな! ( 死なないような奇跡は与えてくれないの?っていう声が聞こえたような気がしたが、無視しよう。私はそういうあげあしとりっつーか、心無い突っ込みは嫌いだ。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:18:53]
艶子 > ( 傭兵隊の連中も同じように土塗れになっている。何とか涼しいうちに終わらせようということで、朝の早めの時間からこうして除草作業をしていたのだが、思いのほか大聖堂の雑草は強く、まだ終わりそうになかった。きっと神様の恩恵を受けて育っているからこんなにがっしり根付いているのだろう、畜生め! ) 良いか、ちゃんと根っこから抜くんだぞ!根っことらないとまたすぐに生えてくるからな! ( 私は部下どもに声を張り上げるが、連中のテンションはすでに0に近い。返ってくる声も力なかった。 …くそう、私は隊長だ。本来なら奴らの側で日除け傘を差して冷たい飲み物を飲んで休んでても良い身分なんだ。でもそれじゃあ皆がかわいそうだし士気に関わるからってこうして一緒にやってるのに、なんだその気のない態度は!私だってもう終わりにしたいよ! ) [Thu 30 Jul 2009 23:10:27]
艶子 > ( ”今の私ならアイリ様やレイだって倒せる。” などと自惚れる程度に、豪天寺艶子は自身の成長を噛み締めていた。しかし、例え幾ら成長しようともそれを発揮し周囲から評価してもらう機会を設けない限りは、扱いはまったく変わらないのである。 ) ( 豪天寺艶子傭兵隊総勢10名は、傭兵ギルド雷電より名誉ある任務を言い渡されていた。それは…大聖堂裏の草取りであった。 ) くそう!こんな雑用押し付けやがってー!! ( 7月も終わりに近づいた夏真っ盛り。炎天下の中、私たちは汗と泥に塗れてのボランティアに勤しんでいた。私は土塗れになった腕でおでこの汗を拭う。もちろんおでこに土が付くが、そんなことはもうどうでもいい。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:05:00]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 時間は遡ること10時間前、丁度お昼時である。 』 [Thu 30 Jul 2009 22:55:51]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(あァ、やッぱりもッと「勉強」しなくッちゃァ――、) ――ね、ふふッ、』 [Sat 11 Jul 2009 23:34:01]
イェルマーレ > (幾度改めて見ても知識評価の見出せない代物だ。こンな単なる石膏だか金属だかの塊を衆人が未だありがたがッて崇めているのかと思うと笑えてしまう。世界中の知的生命体はかしこいくせに、いつになれば善神崇拝は無意味だと気が付くのか。)(この無価値で無意味な無機質固体の塊が、今まで無力な生命達にどンな加護や庇護を与え賜うたと言うのだ。私は何もかも知ッている。この無能なる石くれどもはシスターや孤児院の仲間達が八つ裂きにされた夜だッてただひたすら教会の中で突ッ立ッていた。ひとり惨劇も知らぬげに、血飛沫を浴びて月光の中を白々と。シスターも兄弟達も、あんなに昼に夜に精一杯の祈りと歌を捧げてささやかに暮らしていたと言うのに。引き裂かれた腕や足や首に何の慈悲を恵んでくれた?いたいけな依存の伴う信仰心にどンな落ち度が合ッたと言うンだ。)――…僕はもう、貴方なンかに頼らない……、貴方の奇跡は当てに出来ない…、とッても不平等で非効率的なンだもの……、(讃美歌を歌うような口ぶりで囁く台詞。ヴァルハラで指を加えて見ているのが貴方のお似合いだ大いなるイェス。私は私自身の手で、生命体が半永久的に稼働する神秘と魂の繋がりを解明してみせる。貴方の子供達をこの手で隅から隅まで調べ上げて。そこへ備わる命と言う稼働体の仕組みを理解して――、)(あァこの前の『標本』がとッても恋しい。アレはまだスラムに有るンだろうか。拾いに行ッてはいけないだろうか。)(親指の爪が口元に昇る。ガリ、) [Sat 11 Jul 2009 23:32:55]
イェルマーレ > ―――――、(不意に途切れる旋律。)(少年は背後を振り向きざま、凄まじい目付きで燭台を投擲せん。)(カシャァン、儚い金属音を立てて燭台が砕け散る。紫苑色の陰火が輝く瞳に、聖者を磔ッ付けた十字架が映る。)(少年はユラアリ立ち上がり、雲を踏むみたいな足どりで一歩一歩聖遺物に近寄ッて。)(バン。上体から倒れ込むよう両手を十字架の表面に叩き付けん。聖者の脚元に跪くような格好に背をズルズル丸めて、) …どゥだろう…? 貴方を尊ぶべき場所で…、貴方を敬愛する歌が不適当に貶められ…、辱められる気分は…。背徳的高揚感…? 破滅的嫌悪感…? 無機物に根源的な感情ッてどこにあるンだろう…?(無いか。いずれ無機質物には前頭葉はおろか扁桃体も 脳幹も、自律神経系も、そもそも大脳からして無いンだもの。つまらない。中身のないものからは本当に学べるものが無い。価値が無い。)(凭れ掛かるようにしてプツプツと独り言。夢見るような焦点が胡乱げに定まッて肢体が残念そうにベッタリ離れる。一歩二歩後ずさッて停止する。正面から見上げるかたち。) [Sat 11 Jul 2009 23:21:20]
イェルマーレ > ……Hail, Holy Queen enthroned…、 above, Oh Maria…、(礼拝が終わり、信徒達がそれぞれに解散して行っても、少年は無人となッた大堂にポツリ。教壇のきざはしに緩やかに腰掛け先ほどの賛美歌を口ずさむ。燭台の一つを指に絡めて弄び、二本の脚を煙のようにくゆらせて。滑らかに堂内に反響してくテノールバス。)(ただしその歌詞の中に天使の名は出てこない。その調べで聖者が讃えられることは無い。光彩の多い瞳が背徳的な陰りを帯びる。) …Triumph all ye Dagon…、…Sing with us ye Azathoth…、 ッふふ ふ――ッ、(我慢できないと言うよう、口の端から零れる無邪気な笑い声。くすくす、くすくす。) ふ… はッ、ふふふふふッ、(顎に手の甲を当てて優雅なソレは、やがてステンドグラスを震わせる低い哄笑に変わッて行く。)(我らと踊れダゴン、我らと歌えアザトホース。我が主、尊き邪神の卷達よ――、) [Sat 11 Jul 2009 23:09:19]
イェルマーレ > (少年の独特の低い声音は、周囲の賛歌と同調して微量に含んだ邪気の片鱗も現れやしない。これが滑稽でなくッて何だと言うのか。パプテスは絶対神を謳うくせに、件の偉大なる父君はこの程度の冒涜にも気が付かないンだ。唯一神が聞いて呆れる。)Salve, salve, salve, Regina…、Salve, salve, salve, Regina……、(オルガンのリズムに合わせるよう、緩慢に左右の修道士の懸命な姿を観察しながら紫色の眼差しに隠る愚弄と侮蔑。下らない。精進の見返りに何がしかの超次元的な力を個人に齎さぬ限り、形骸化された信仰に置いての神格は無意味の一言に尽きる。宗教上に至ッて分別された何れの神も、地上の超物理的な事象ないし摂理の全てに当たり、あまねく無力な存在に過ぎない事実は血生臭い歴史が証明している。)(馬鹿馬鹿しい。建設的な物なら信心を以てしても見い出せる。即物的で合理性があッて自らの望みへの研鑽になるもの――、) [Sat 11 Jul 2009 22:58:34]
イェルマーレ > Triumph all ye cherubim…、Sing with us ye seraphim…、(愚かなこと――、)(声の音程の関係で青年代の修道士達の列に混じッた金髪の少年は、歌いながら彼らより一つ分低い頭の位置で俯いて。譜面の裏側で桃色の唇が浮かべた微笑はうッすら嘲りの色を穿く。伏せた睫が描く半円。ニッタリと邪悪な光。)(少年は礼拝の時間が大好きだ。隣立する信者の誰もが陶然たる思いで大神を讃えているさなか。私は一人心のうちで、聖なる調べにいたずらに冒涜の変え詩を乗せ、謹厳なる賛辞をひッそり踏みにじッているのだから。)(こンなに愉快な話はない。ケルビムをクトゥルフと呼び、セラビムをヨグ=ソトホートと詠ンで。人知れず邪神の名に擦り替えられて貶められる聖人達。真実神が耳を傾けておいでならさぞ怒り心頭に発しておられよう。何て痛快な話。)Heaven and earth resound the hymn……、(曲の進行に連れて譜面の頁を捲る。) [Sat 11 Jul 2009 22:48:50]
イェルマーレ > Hail, Holy Queen enthroned above, Oh…、 Maria…、(今夜も礼拝に幕が降りる。選曲は『聖なる女王』。教壇右部に配置されたオルガンを若い親父がなだらかに奏でる。)(鍵盤の叩く音色が厳かに振動させる空気の波。何年と使われ続けた旧い管楽器しか出すことが叶わない荘厳な重低音。ステンドグラスから透けて注ぐ月光が、整列する神の使徒達を祝福する。)Hail, Mother of mercy and of love, Oh…、 Maria…、(ソプラノからメゾアルトまでは前列に居並ぶシスター達が、テナーからバスまでは後列に畏まるブラザー達が、それぞれ手に翳した聖なる楽譜の教えに習ッて、一部の乱れも許されぬとばかりに定められた音節を厳めしい顔つきで唄い上げる。大いなる神へ捧げる賛歌に礼を欠くまいと整然と揃わせた和音。ここに立ち並ぶ神官尼僧の全ての男女が、みな心は一つだと思うンだろう。善良なる隣人は自分と等しく敬虔な心持ちで神を讃え歌ッているのだと疑ッてもいまい。)(それを考えると可笑しくなッてしまう。) [Sat 11 Jul 2009 22:37:02]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『(パイプオルガンの音に並ぶ賛美歌の調べ――、)』 [Sat 11 Jul 2009 22:26:06]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 『(吸血鬼と疑わしき人物の情報を持って。)』 [Sun 21 Jun 2009 21:55:18]
ドマァニ >  ひっ!?は、はい! (突然速足に歩き始めた先輩、立ち尽くして見送っていたら、付いて来いと怒鳴られて。くしゃくしゃになった書類握ったまま、小走りに後を追いかけて。) ど、どちらに行くのですかぁ!? (質問には答えてもらえなかった。向かう先は、無能司教の所。司教様を問い質した後、VHGに二人のエクソシストが訪れるだろう。) [Sun 21 Jun 2009 21:54:51]
ドマァニ >  き、聞いてない…?いやでも、司教様へお話していた内容を、勝手に口外するのは憚られたので…。 (鋭い視線に縮みあがりながら、必死で言い訳して。司教様の方から話がなかった事と、男から話が無かった事、両方に腹を立てているのだろう。少しの間、虚空を睨みつけながら何かを考え始めた先輩を、逃げ出したい気持ちで見つめて。) [Sun 21 Jun 2009 21:50:33]
ドマァニ >  以前この街を襲った…なんでしたっけ、メアリ?…ミレディ、あれは常識外の吸血鬼だと聞いています。 (吸血鬼だろうと、悪魔だろうと、人間の知りえていることなど些細なものだ。だからこそ、更に学び、更に鍛錬し、経験を積むことが大切なのだろう。男など、まだ一般人と大して変わらないのだから。) …あぁ、そう言えば、今日ミサにいらした夫人が、司教様とお話ししてました。知り合いが吸血鬼なんじゃないかぁって言ってたようなっ!? (不意に先輩が壁を殴りつけ、ずんと鈍い音が響き。思わず書類握りしめ、23歩後ずさって。) [Sun 21 Jun 2009 21:47:03]
ドマァニ > (相変わらず不機嫌そうな顔をした先輩が、指で書類の一か所を指さした。目を細めて其れを見れば。) …雨、ですか。 (作戦が行われた時、その場所で雨が降っていた、と書かれている。何か言いたげな先輩の、鷹の様な眼を見返して。) 判りますよ。吸血鬼は自らの力で流水を渡ることが出来ない…ですよね。 (理由など知らないが、とにかくそういう事なのだ。自然の川は勿論、雨や下水も駄目らしい。表情を変えずに頷いた先輩が、言葉をつづる。あくまでもそれは知識にすぎない。我々の知識を超える事は幾らでも起きるし、その時最善の対処をするには、経験を積まないといけない、と。) [Sun 21 Jun 2009 21:41:39]
ドマァニ > (元々、VHGがパプテスと近しい関係になったのは、吸血鬼の個体の多くが、パプテス系の呪術を苦手とするものだからだ。聖水然り、聖画然り、十字架然り。それでも、ある程度の実力を持つ個体には効果が薄いし、始祖吸血鬼に至っては、効果があるのかすら疑わしいそうだ。不明瞭なのは、始祖吸血鬼を相見えて、生き残った者が全く居ないからだ。) …で、無事に吸血鬼を仕留めて、特に騒ぎ立てる者も無かったんですよね。 (酷く簡潔に書かれた書類にも、特にマイナスなことは書かれていない。もし標的を取り逃がしたとしても、自身の恥を外部に漏らすようなことは無いだろうけれど。) [Sun 21 Jun 2009 21:33:15]
ドマァニ > (ここ最近、大聖堂とVHGの仲は良好らしい。男の様な下っ端は存ぜぬところだが、二つの組織が提携して、大規模な治水工事も行う予定。とまあ、一応は味方同士ではあるけれど、パプテス教を絶対とする大聖堂直属のエクソシスト部門と、人種も宗教も動機も様々な者が集まっているVHGでは、決定的な違いがあり。一番の違いは、動機だろう。VHは、始祖吸血鬼に家族、友人、恋人を奪われ、復讐のためにVHへとなる者が多い。エクソシストにも、そのような者が居ない訳ではないけれど…どちらかといえば、「絶対なる神の敵を打ち倒す正義の味方」と考えているものが多い。この男のように。) [Sun 21 Jun 2009 21:24:21]
ドマァニ > (昼間の土砂降りが嘘みたいに、月の綺麗な夜。窓からのぞく星空を眺め、のんきにそんな事を口にしたら、先輩に睨まれた。) …済みません。真面目にやります。 (手にした書類に、再び視線を落として。書類は、昨夜の狩りに関するVHGからの情報が主だ。吸血鬼の住処に、小規模な襲撃をかけ、何体か滅したらしい。誰でも知りうる、当たり障りのない情報だけだけれど、一応味方同士と言う事で、あちらから大聖堂のエクソシスト部門へと、報告がなされている。) [Sun 21 Jun 2009 21:17:04]
お知らせ > ドマァニさんが来ました。 『晴れましたねぇ。』 [Sun 21 Jun 2009 21:09:13]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 [Sun 7 Jun 2009 01:10:29]
ドマァニ >  アーーーーーーッ (そして、悲鳴と、バケツがひっくり返る派手な音が、夜の大聖堂に響いたらしい。) [Sun 7 Jun 2009 01:10:03]
ドマァニ >  ぅおっしゃ終わったぁ! (その叫び声は聖職者として如何なものか。最後の方は若干適当な感は否めないけれど、何は兎も角掃除完了。) んじゃバケツ片して雑巾洗って…あーあーあー、酷ぃ。 (よく見れば自分の膝のところ、酷く汚れていた。情けなさそうに肩を落としながら、バケツ引っさげて、大聖堂を出て行った。) [Sun 7 Jun 2009 01:07:31]
ドマァニ > (最低限の明かりしかついていない聖堂内、響くのは自分の声と、雑巾を洗う際の水音だけ。先ほどの雨のせいか、少々空気が冷えている。にも拘らず、青年の額には、汗が浮いている。) 明日の朝も早く起きて最終準備さしなくちゃいけないのにぃ。 (愚痴っても仕方ない。) [Sun 7 Jun 2009 00:56:29]
ドマァニ > (他の人はどうしたかって?知らん。気付いたら消えていた。用事があったのかもしれないし、疲れたから先に上がったのかもしれない。それは別にかまわないのだけれど。) だったらせめてモップくらい使わせて欲しいんですね。はい。 (ずっと屈んでいるから、腰が痛い。一回伸びをしてから、またしゃがみ。雑巾洗って、またしゃがみ。それの繰り返し。) [Sun 7 Jun 2009 00:50:25]
ドマァニ > (訂正 大ホール→大聖堂)(雑巾をバケツに付けて汚れを落とせば、きつく絞ってまた床を磨いていく。モップなんて便利なもの、下っ端が使わせて貰えるはずなく、こうして這い蹲って拭いているのだけれど。) つーか大聖堂広すぎなんですけどっ!これ一人で掃除しろとか、無理じゃないですかぁ!? (取り敢えず、半分は終わっている。まだ半分。後半分。) [Sun 7 Jun 2009 00:46:22]
ドマァニ > (雑巾片手に、床に這い蹲っている、修道士風貌。夜も遅いってのに、お掃除です。お仕事です。はい。) 仕方ないですよね、何故か人員足りなくて掃除終わんなかったんだから…! (土曜日は、日曜のミサの準備で、大体大ホールを掃除するって決まっている。下っ端も当然借り出されて、司教様のお立ち台用意したり、蝋燭のセットしたり、今みたいに掃除したり、雑用をこなす訳だ。それが何故か今日に限り、人が足りなくて、まだ終わっていないっていう。) [Sun 7 Jun 2009 00:42:55]
お知らせ > ドマァニさんが入室されました。 『(掃除中。)』 [Sun 7 Jun 2009 00:38:18]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『――――― くすッ、』 [Tue 26 May 2009 00:51:23]
イェルマーレ > (ギャリ、)――おや、(ふと口内に覚える違和感。整えられた柳眉を潜める。口の前に据えていたはずの人差し指を眼の位置に持ち上げてみれば、一対の紫水晶色に、これまた毒々しい色合いが重なッて来た。)――あァ、変な味がすると思ッたら。(我に帰ッてマジマジ見なおしてみれば、いつの間にか第二関節からの指先がぱっくり割れて血がたらたら滴ってる具合。無意識に爪を食んでるうちに中の肉まで噛み千切ッていたらしい。まッたく浮かれるとすぐこの悪癖が出て困る。でも今日だけは仕方がないか。なにせ人間を始めこんなに沢山の種族がこの街に在住している事が判明したンだもの。心躍りもする。)(そうさ、こンなに沢山の人間達。タンパク質と水分とカルシウムの生命体達。心臓の、胃袋の、肝臓の、膵臓の、腎臓の、十二指腸の、あらゆる臓器・はらわたのたッぷり詰まった、慈しむべき愛おしき人々達。)(栗鼠のような瞳がスゥッと窄まッて弧を描く。出血した指を軽く宙に踊らせて、もう一度唇に寄せる。)(チロリ――。ピンク色の舌先が白い歯を割ッて出て、傷口にペトリと触れた。ゆッくりゆッくり時間をかけて、肘まで垂れてきた血の粒を根こそぎ舌でなぞッてく。)(緩慢な所作で肘を水平に支え替えて。舌を静脈の筋に重ねて這わせて行きながら、目線の先だけ、も一度窓の外へやッた。) [Tue 26 May 2009 00:50:43]
イェルマーレ > (ゴォン…と鐘が鳴ッた。そう言えば就寝時刻はとッくに過ぎてる。こンな真夜中に外の風景に見とれてるところを、他の修道士や神父さまに見つかッたりしたらそれは厳しく叱られてしまう。比較的規律のゆるやかなパウロ会所属とは言え、清貧・貞潔・従順からなる基本的な生活風潮に大差あるわけじゃなし。)(両肘の上に顔を乗ッけたまンまチラリ後ろに流し眼送る。幸いと言うか当然と言うか、周囲に目立ッた人影は見当たらない様子。聖職者の共同体ッて規則正しくッて嬉しいこと。)(視線の向きを興味ある方向に戻せば、窓ガラス越しの街路に、人波は相変わらずチラホラ途切れるふうはない。活気の溢れる街の様子に嬉しくなッてしまう。人間なンて、たかがタンパク質と水分とカルシウムの固まりに、脳と言う司令塔を一つ据えただけの生き物なのに。あらゆる種族を上回る無限大の可能性を備えたりするンだから、夢のようなお話。彼らはジュピターが創り出した最高の芸術品だと思う。それを証拠に太古の亜人類発祥歴からいまだもッて最多人口を誇るのは、どンな時代だッておしなべて人類に他ならない。神は崇高にして偉大なるアーティストだ。これほど強靭で向上心に長けた遺伝子を持つ種族を、少年はとりわけ別に知らない。不満だらけな現状への耐久性に優れているから、何とかして今日を乗り切ッて、明日もどうにか折り合いつけて頑張ッていこうッて青写真をキチンと引いて考えてる。)それぞれ異なる希望に満ちて生活する人々。)(少年は口元で遊ばせていた人差し指を、何気なく上唇の真上に添えてみる。フワフワした薄皮の弾力楽しむよう。指の腹で二、三度フニフニ、悪戯ッぽくつッついて。)(フニフニ、フニフニ、フニ、カリ、ガリ、ガリリ、ギャリ、ギャリ――、) [Tue 26 May 2009 00:41:01]
イェルマーレ > (だけど数ある種族の中でも、少年はやッぱり人間がお気に入りだ。)(自分と同じ霊長類ヒト科だからッてつまらない理由じゃァもちろんない。取りとめなく刻まれる歴史の中のどンな例を挙げてみたッて、こンなに洗練された知的生命体はそうそういない。例えばエルフやフレイバーやバンクルとか、生態そのものが一種普遍的に変わらない優秀な個体だッて充分興味深いけれど。彼らはダラダラ続く人生においてさしたる終着点が見つりにくい分、晩年は退廃的に陥りやすくッていただけない。もッと切望的に。もッと希望を見据えて生きてかなくッちゃァ。せッかく一つのかけがえない生命を享け賜うたのだから。)(そンなふうに考えてて、ふッとひととき我に帰る。思い出し笑いするみたいな表情。窓辺にコツンと寄せる額。首を小さく引ッ込めて軽い握りこぶしを口元に。)ふふッ…、修道士…が差別的な事を思っちゃぁ、駄目だよね…。この世界の全ての命は、父神さまが意味を持ッてつかわしたものなンだから…、(上品に軽やかに。笑い声挙げて舌を出す。神さまのお膝元でめッたな暴言なンて宜しくないや。)(それでもやッぱり人間はとッても尊く思う。限りある時間の中でめいッぱいの成長を遂げて、なのにまだ遣り残したことがあるッて悔やみながら次代を継いでいくンだから。こンなに建設的で神聖視されるべき継承なンて他にない。) [Tue 26 May 2009 00:32:56]
イェルマーレ > (でも、そうでなくッちゃァ困ッてしまう。)(胸に手を当ててお行儀良しの姿勢で一礼。司祭と別れて窓へ向き直る。良く磨かれた手すりにフンワリと両肘を付いて。組ンだ両手の上に顎を乗せる。夢見るような瞳で降ろす視線。)(夜の中でもキラキラ光る人工の明かり。オレンジの光点を一つずつ眼で追ッて。)ホラ…、あれは露天商?あ、ホラ自警団…、大学生、騎士、傭兵…、曲芸師、手品師、菓子売り、踊り子に歌い手の人…かな?(指折り数えて独り言。とッくに日が落ちたッて言うのに窓の下を通り過ぎる人々のバリエーションは増えるばかり。いつまでたッても目映りする。もちろん見習いの身分だから一日中空き時間モノはないけれど、きッと日がなぼォッと外を見てるだけでも飽きそうにない予感がする。)(ひと一人がふりわけられた寿命のうちの一日を一生懸命過ごす行程は、なンて綺麗なんだろう。なンて愛くるしいんだろう。今日を精一杯生きてきて明日も精一杯生きるんだッて、くもりのない主張に胸が詰まる思いがする。どンな種族だッて関係ないンだ。強靭な命の意思はどンなだッて神々しい。)(胸のあたりを手で押さえて。ふくよかな唇から、ほうッと恍惚の溜息が洩れる。)…本当に…、なんて美しい街だろう……。人も人以外のものも、こンなに生命力に溢れていて……、(少年はとろけそうな笑顔のまンま、ウットリも一度ガラスをなぞる。) [Tue 26 May 2009 00:25:29]
イェルマーレ > それに僕、こういう共和制度の都市ッて初めてなんです。クリスティアは王政だッたし、その前の土地だッて皇族主体の独立国家で…、そうそう、秋には豊穣祭ハニカブルッて言うお祭りがあッて…、あッ……、(ウキウキと言葉を続けかけて不意にキョトンと一瞬、何かに気付いたふうにウサギみたく丸くなる薄い紫の瞳。両手の指先で上品に口元押さえて、どうしようッて誤魔化すみたいなはにかみ笑い。曖昧な角度でうつむいて、二、三度小さく首を振ッて。)…いけませんね、懐かしがッても仕様がないッて口にした側からこれじゃ……、大神(ジュピター)も、僕の不徳をご覧になッている事でしょう。皆さんにこんなに良くして頂いているのに、お恥ずかしいかぎりです…。(薄い胸の前で十字を切ッて、慎ましく唱える祈りの言葉。年齢に不釣り合いなテノールが滑らかに短い懺悔紡いでく。)(人畜無害げな華奢な体躯と、女顔を強調するような長い睫毛。つりあいの取れた玉子型の輪郭。パーツはどれもこれも軟弱だけど。頼りなげな印象の彼の、仕草もふるまいもずッと落ち着いてみえる佇まい。心配して声をかけた司祭も「この子なら大丈夫」ッて満足そうに頷いてくれたよう。) [Tue 26 May 2009 00:16:04]
イェルマーレ > (ツツッ…、とステンドグラスを真ッ白な指でなぞッて振り返る。蜂蜜色の髪の毛がフワリ。蝶々みたいにひるがえッて頬のあたりに収まッて。月明りが射し込む窓を背にして逆光の中、うす桃色の唇がソッと甘やかな笑みを結ぶ。)――はい、何とか。皆さん、とッても親切な方ばかりで、今はすごく過ごしやすいです。(老司祭の問いかけにハキハキ応じたのは、年齢にして13、4歳頃の色白な金髪の少年で。まだ卸したての名残りが残る新品の修道服や、胸に下げた古めのロザリオが彼の素姓を物語るだろう背景事情。4月からヴェイトスの大聖堂へ移住を受けて少し。ブラザー・イェルマーレ=L=クリシュケンは、保護された当時から今までずッと大人びた印象が崩れない。)(少年は柔和な微笑みを深くして、再び窓の外へ視線を戻して、)それに、いまさら孤児院やクリスティアを懐かしがッても、仕様がありませんし…。新しい習いごとや覚えなきゃいけない作務の方が多くッて、前の街のことなんか、思い出している暇もありませんもん。(とッても賑やかで心が躍りますッて言ッて、聞くだに嬉しそうな応答を。) [Tue 26 May 2009 00:08:05]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『「この街には、慣れたかね?」』 [Tue 26 May 2009 00:02:11]
お知らせ > ルーチェさんが退室されました。 『 A M E N 』 [Thu 30 Apr 2009 23:22:20]
ルーチェ > (祈りましょう、全知全能の神に。祈りましょう、我らが主に。)( さすれば 御霊は 救われん  [Thu 30 Apr 2009 23:21:46]
ルーチェ > (そうして今日も、私は祈る事が出来る。主よ、有り難う御座います。主よ、有り難う御座います。貴方の慈悲で、私は此処に居ます。) [Thu 30 Apr 2009 23:19:53]
ルーチェ > (私が娼婦になった時、私は毎日、神様に祈った。哀れな貴方の子らに、生きる糧をお与え下さい。か弱き私に、生きる糧をお与え下さい、と。慈悲深い神様は、私にパンと水を買う金をお与えになった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:16:29]
ルーチェ > (私が奴隷になった時、狭い檻は寒かったし、怖かったけど、毎日、神様にお祈りしていた。良いご主人様に出会えますように、と。慈悲深い神様は、私に娼婦という生きる道をお与えになった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:10:49]
ルーチェ > (私が病気になった時、お母さんは必至でお祈りしてくれたそうだ。主よ、この子の命をお救い下さい、と。慈悲深い神様は、視力と引き換えに、私の命を救って下さった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:05:24]
お知らせ > ルーチェさんが入室されました。 『(祈る)』 [Thu 30 Apr 2009 22:59:07]
お知らせ > リシェルさんが退室されました。 『……悩むのは苦手だ。(それより今は時計だ時計)』 [Sat 18 Apr 2009 00:52:29]
リシェル > ( それをしなくても今の生活は満ち足りている、か。 )( 昔の私はする事がなかったからただそれに傾倒していたのだろうか。 それとも純粋に作りたいから作り続けていたのだろうか。  )( 芸術が私の傍から離れたの? 私が芸術を傍から離したの? ) [Sat 18 Apr 2009 00:51:53]
リシェル > ( 礼拝堂にいた顔見知りの先輩シスターに愛想笑いをしながら会釈をする。 やっぱり人の数は少ない。 まあ当然と言えば当然かな。 )( ―――――後世に名前の残る作品を作る。 1000年2000年後も人の目に留まりその心を揺り動かす事の出来る芸術を生み出す。 それは一つの永遠の形。 私にはそれが出来るかもしれない。 ―――――ただそれだけに情熱を注ぎ続ける事が出来れば。 ) ……さて……ね。 ( 自嘲が混じった笑いが自然と頬を歪ませた。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:38:02]
リシェル > ( 研修の話が急だった事も重なってこんなにも伸びる結果になってしまった。 急いでいないと言われたとはいえこれは失態だ。 仮にも一流を名乗る者として恥ずかしくなる行動だと猛省している。 大まかなデザインの設計はもう出来ているから後はそれを煮詰めてシュクレの方へと送るだけ。 ) ………だっていうのにここまで遅れるか私。 まったく本当にふ抜けてきている。 ( やれやれだ。 )( 溜め息を吐きながら礼拝堂へと続くドアを開けた。 もう日付も超えてしまったような時間だ。 いるのはきっと熱心な信者というより、この雨のせいで帰るに帰れなくなってしまった人たちだろう。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:23:21]
リシェル > ( 本当に普通になってると思う。 外に出るのなんか買い出しとパトロンの所へ顔を出すときだけ。 それと創作の閃きの足しにならないかと辺りをうろつく時ぐらい。 その他の時はひたすら物を作り続けていた。 ただただ感性の心の赴くままに行動をする。 私はそういう人間だった。 ) 人間変わるもんだあなあ………… ( 豪雨に晒される外の夜を映す窓ガラスをそっと手でなぞる。 昔の私と今の私。 どっちがいいかって言われたら答えに詰まるだろう。 それはそう簡単に答えの出ないものだ。 ) ………ま、取り敢えずやる事はやっとかないとーね。 ( 礼拝堂の様子を窺ってみようか。 このどしゃ降りでどれだけの人がいるのかはわからないけれど。 もしかしたら雨宿り代わりに使ってる輩もいるかもしれないが―――― )( まあ私のやらなきゃいけない事っていうのはこれとは別なんだけどさ。 やらなきゃいけないってのは遅れに遅れた依頼の事だ。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:11:52]
リシェル > ( 私がヴェイトスに帰ってきたのはついこの間の話だ。 イエロティアの流れ者騒ぎが治まってきた桜の花も散り始めた頃合いの事。 ヴェイトスから離れて何処へ行っていたかというと、パプテスの本家本元であるクリスティアの方へだ。 )( 真剣にシスターの事について学ぶ気があるならと。 新米研修の話が挙がっていたらしいのだが、その枠に私を入れてくれた。 まあそれで折角だからと。 世話になってる人の好意を無碍にすんのもちょっぴし心が痛むからでその話を私は承諾したわけで。 ) 久々に戻ってきたらきたでこっちはどしゃぶり続きなんだからーもう。 ( 今日は大聖堂のお手伝いの日。 けどなんかこういう事をしてると私普通にシスターしてるように見える気がするな。 )  [Sat 18 Apr 2009 00:00:39]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『止まないなぁ』 [Fri 17 Apr 2009 23:55:41]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 『( 今はそれに気づけない。 その愚かさをこそ、雨は打つ )』 [Tue 14 Apr 2009 01:33:19]
ドライツェ > ( 積み重なる嘘。 それに気づいた頃、知らず嵌り込んでいた深みはいかほどのものとなる事か ) …おやすみなさい。 [Tue 14 Apr 2009 01:32:42]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 朝になって、雨が上がったら帰ろう。 』 [Tue 14 Apr 2009 01:31:29]
フラン > 多分寝ているでしょうから、「こんな時間に何考えてるのよ」とか怒られそうですけど。…べたべたの甘いものとかで釣ることにします。 ( 門限は―― ある。きっと寮長に小言を言われるだろうが、その時は豪雨を理由に言い訳をするだろう。…だが、ここ最近その頻度が多くなってきている。吸血鬼としての特性は、そういった些細なところから生活を破綻させていく。もし門限の事を指摘されたら、また嘘を吐いてその場凌ぎを試みたことだろう。 ) 大丈夫、見つかります。あなたのような良い人ならば、必ず。 ( 根拠は無いが、確信はあった。 ) お気をつけ下さい。私の場合、今のは嘘ですよと言ってあげるのは、普通よりずっと遅いですから。 ( つまり、何度もひっかけてから最後にネタ晴らしというとっても意地悪な。べー、と舌先をちょっと見せて笑った。 …恐ろしい事に、フランベルジュの――エレフの言葉を借りるのなら、”鬼”の部分は。ついてはいけない嘘を「悪意の無く」「他愛も無い」と考えている。回り続ける歯車の歪に軋む音は、少しずつ大きくなっていくのだろう。 ) それではドライツェさん、おやすみなさいませ。春になったとはいえ、雨が降れば寒いですから、風邪を引かないように気をつけてくださいませね。 ( そう言うとお辞儀をして、歩き出そう。 ) [Tue 14 Apr 2009 01:29:20]
ドライツェ > ( あちこち日本語がおかしくてどこかの背後がへっしょり。 ) 僧房にも友達がいるのですね、それは何よりでした。 やっぱり持つべきものは友達ですねえ。 ( 交友範囲の広さに納得しながら、頭の片隅に奇妙なずれが浮かぶ。 ――寮に門限はないのだろうか? ――だがしかし、この雨の中を若い娘一人が歩くのは無理があるのも事実だし―――― 漠然とした違和感を今は形にしきれず、結局 ) 生きている間に自分なりの答えを見出せるといいのですけど。 それができないから迷う……フラン嬢に騙されるなら、騙された後、やれひっかかったと一緒に笑えるならばそれも楽しいかもしれませんね。 ( こちらが思い浮かべたのは4月1日に繰り出されるような悪意のない、他愛もない嘘。 齟齬を秘めたまま、歯車は回り続けて―― ) [Tue 14 Apr 2009 01:16:49]
フラン > ええ。気難しい方が多いですけれど。何せずーっとそういう事ばかり考えているのですもの。 ( ある種変人だが、変人でないとそういうのは勤まらないかもしれない。そして私たち常識人は、そんな変人が死に物狂いで導き出した答えの美味しい部分だけをより分けて、自分の物にするのだ。 ) そうですね。私も、折角教授の言葉を思い出したのですから加えてみます。 ――大丈夫。死ぬまでに答えを出せれば、それで十分間に合います。 ( ああ、もうそんな時間なのかと修道士の言葉を聞いて思う。雨は未だ止む気配は無い。 ) あらあら、ふふふ。私は時折冗談交じりの嘘を言いますから、真面目なドライツェさんを誑かしてしまうかもしれませんよ? ( 屁の河童とか。 ) ( 元がパプテス教徒であったからこそ、吸血鬼となりつつある今、それを穢す事に本人の自覚しないところで暗い悦びを得ている。ドライツェがその時感じたことは、正しいのだろう。フランベルジュはまだそうだとはっきり認識していないが、聖職者の命の血もまた美味なのだ。故に、目の前の男の血は、肉は、魂は、実に穢し甲斐がある。 ――見返すドライツェに、笑顔を見せて。 ) …雨、止みませんね。 …仕方が無いので、知り合いのシスターに一晩泊めて貰えないか頼んでみます。 ( 空きベッドの一つぐらいはあるだろう、多分。そんな事を思いながら、椅子から立ち上がった。 ) [Tue 14 Apr 2009 01:06:11]
ドライツェ > ( 男の何気ない言葉は少女の逃れ得なかった運命によって穿たれた傷を抉るものかもしれない。 無知が罪であるならば、男の言動もまた罪に当たるのだろう。 無知なる男は微笑して ) いい先生に恵まれましたね。 ( 感じ入ったと頷いた。 同様に、至言を聞き逃す事無く記憶していた少女へもその称賛を心で向けて ) 寝る前の祈りに加えるとしましょうかー… 後何年先に答えが出るのか皆目検討もつきませんけども。 …――( 耳を澄ませるまでもなく雨は依然街を叩いている。 蝋燭を換えに来た修道士を呼び止め、おおよその時間を尋ねてみると、寮生の、しかも女子学生が外出するには少々遅い時間のようだ ) フラン嬢、私などよりあなたの方がよほど神の導きを違わず捉えているようです。 ――…このままだと、私があなたに告解を求めてしまいそう。 ( 眉根をハの字にして笑う。 笑いながら、…少女がどこか、神への冒涜を寧ろ誘うように妖婦のようにすら思えて――――困り笑いに見えるか、困惑に見えてしまうかは分からないが、見返した ) [Tue 14 Apr 2009 00:52:47]
フラン > ( 私が吸血鬼に見初められたのは、何か理由があるのだろうか。単なる不運ではなく―― なんて、そんな風に考える。 ) ――なるほど。でも、ドライツェさん。人として成熟し、ふと今まで自分が歩んできた道のりを振り返ってみた時に、今一度その問いかけを自分自身にしてみると良いと思います。そうすれば、自分は何者なのかをはっきりと知る事が出来る――…。 ( まるで賢人めいた口調でそう述べ。 ) ――と、大学の教授が言ってました。 ( 付け加える。 ) もし不運にもお互いの秘密がばれてしまったら、途中までご一緒しましょう…。 ( 酷い帰郷である。 ) …ええ。生きているうちに救いが欲しい。…ううん、苦難の向こうに本当に救済があるのなら、それでも。 ( 今の苦難の先に、果たしてそれはあるのか。 ) 大丈夫です。この激しい雨が教会の屋根を叩く音で、私たちの声は神様にだって聞こえていません。 …今なら、陰口だって言いたい放題。 [Tue 14 Apr 2009 00:39:59]
ドライツェ > とてもよくある話ですよ。 自分が何なのかとか思い悩んだり、今のこの自分は本当の自分ではないかもしれないとー… 世の少女たちが白馬の王子様や吸血鬼が、自分を見初めて迎えに来る、そう夢見るのと同じ事。 自分が特別な存在で、ひとに選ばれるだけの何かがある――とね。 人前でばらされたら私こそ故郷に帰らなければならないので、…ええ。 しっかりしないと。 ( 互いに笑い合った。 少女の推測通り、今の男に彼女を疑うべくもない。 この見過ごしが後にどんな花を咲かせるかなど、神様だってきっと知らない。 ――全知全能の神だとしてもだ ) それも試練だという事になるのでしょうけどね。 苦難の先に救済はある、でも誰だって、生きているうちに救いが欲しいに決まっているじゃないですか――と。 あんまり言うと追い出されてしまいますね、私。 「これだから拝み屋は」って。 [Tue 14 Apr 2009 00:28:19]
フラン > ( …ひとまず窮地は脱したと見て良いだろうか。勿論人の心の中は覗けないが。 しかし、今後何か私が何か致命的なミスを犯したとき、彼は今日の事を思い出すかもしれない。そして、疑いを持つかもしれない。…これからはもっと注意深くなろう。 ) それはとても興味のあるお話ですけれど、最初に私の秘密を守って頂けると言ってもらった以上、突き止めるのは人道に反する行いですね。 ( はい、お互いに内密に―― と笑った。 …でも凄く気になる。多分、今夜は眠れない。 …家に帰れればの話だが。 ) ――人間としては、それがとても健康的な姿なのかもしれませんね。でも、ちょっと安心しました。あなたのような方でも、そんな風に思う事があるんだなって。 ( 寧ろ、彼という人物に対するイメージの通りだったかもしれない。 ) もしドライツェさんが悪い連中に心をつけ込まれそうになっていたら、すかさず私が出て行って「今思うと悶え転がる想像がどんなものだったか、この場で追求されたくなければ心を確りとお持ちになって!」と言ってあげますね。 ( にんまりと笑う。 ) ……神様は、時に残酷ですものね。本当にいらっしゃるのなら、この世界はもう少し平和であっていい筈なのに。 ( 確かに、そう思うことは偶にある。神様がしっかりと見ていて下されば、私がこんな風になることも無かったのに。 ) [Tue 14 Apr 2009 00:17:15]
ドライツェ > ( 騙されたというより、自らの先入観に嵌った。 目の前で恥らう――それもまたきっと先入観ゆえに、男にはそのように映った――少女に後ろ暗いところがあるなどと、男自身が考えたくなかったんだろう。 人は自分の都合のいいようにしか物事を見られないものだ ) ええ、それは勿論、内密に。 私もあなたくらいの年の頃には、今思うと悶え転がる想像をしていた時期もありますから。 ( これも内密に、と口の前に人差し指を立てて笑った。 笑って、青色の瞳を見返す。 ――やがて浮かべていた微笑を消して ) きっとね、多分。 ( 頷く ) 本当はそれではいけないのですけど。 私はまだまだ未熟で、心惑う事も多く、…持つべきでない情に流される事、煩悩に負ける事も、たくさん。 ――…神の存在を疑うこと、すら。 内緒ですよ、これ。 [Tue 14 Apr 2009 00:05:17]
フラン > ( 沈黙というのは長く感じるものだ。有罪か、無罪か、その判決を受ける罪人の心境とはこのような感じなのだろう。その後の己の運命を決めるのは、そのたった一言なのだから。 ……しかし。 ) ―― は、 はい。 その、あの。 …お、お恥ずかしい限りです。 ( か、と顔が赤くなるのは恥じらいからではない、緊張のせいだ。 ) そう、ですね。へのかっぷ、です。 ( …間違っているが、指摘する余裕が少し無かったというか、間違いに気付いたのは後の話だった。 …騙せたのかどうかは判らないが、ひとまず自分が恐れていた方向に話が進まなかったことに安堵の吐息を一つ。 ) …どうか他の方には内密にしてくださいませ。これが皆にばれてしまっては、私は荷物を纏めて国に帰らなくてはなりません。 ( 生じた余裕からか、冗談にも聞こえるようなお願いを口にした。 ) ………………。 ( ドライツェの言葉に、フランは一瞬目を細める。彼の言っている事に間違いは無い。まさしく、その通りである。 ) ドライツェさんの心にも、つけ入ったりするのでしょうか。 [Mon 13 Apr 2009 23:56:10]
ドライツェ > ( 外は依然として槍のごとき雨。 外界から隔絶された空間でちりちりと蝋燭の炎が揺れる。 談笑の花はいつしか萎れゆき、どこかいたたまれない空気が満ちた ) …………。 ( 長い沈黙を押し開けて、少女が口にした言葉は ) ぷ。 ( 小さく噴きだす ) き、気にしすぎですよ、フラン嬢――。 あなたくらいの年頃の少女がそういう世界を夢見るのは、珍しいことじゃないのですよ―― ねえ? 白馬の王子様が迎えに来てくれる、そういう物語は多いでしょう。 その変わり玉、でー…  それこそ、そう、「への‐かっぷ」です。 ( 何か間違ってるが気にしない。 そして多分、彼女の悪い予感通り使っちゃうけど気にしない…! ――さておき、噴き出してしまった無遠慮を詫びて話を結び、やや表情を曇らせて ) ただ、吸血鬼は――  仕事柄、耳にする事も多いのですが。 彼らは悪魔と違ったやり方で人の心につけ入ります。 世の少女たちのそうした願望にも、多分。 ( 男にすれば心配のつもり。 しかし、それが他ならぬ吸血鬼の少女にはどう映るか―― ) [Mon 13 Apr 2009 23:49:37]
フラン > ( あああこれは使うかなー、使っちゃうかなー。意味を説明したのは不味かったかもしれない、とその笑顔を見て思うのだった…。 ) 演劇関連は半分以上は趣味みたいなものです。 ――ああ、わかります、わかります。音が似てるけど意味が全然違う言葉って沢山ありますもの。 ( ねばついた鉄のナットがライスの上にてんこ盛りになっている様を想像した。 ) ( ドライツェは椅子に腰掛け、視線の高さを合わせる。まるでそこから逃げるようにフランの目は逸らされた。 ) …………。 ( こういう状況になると冷静な判断が下せなくなり、彼は私に尋問しているのでは無いかという疑心暗鬼が生じる。吸血鬼そのものでなくとも、何らかの関わりがあるのでは無いかと疑われているんじゃあ。 落ち着け、フランベルジュ。落ち着いて。いつものように、嘘を塗り固めるの。 ) ………。お。  お許し下さいませ、ドライツェさん。わ、私にはもう一つ、演劇鑑賞とは別によからぬ趣味があるのです。「吸血鬼を題材にした」ということまではあっていますが、それは芝居ではなく小説なのです。 ――吸血鬼と花売りの少女との、神様は到底お許しになられないような不届きな関係を描いた――。 ( こんなこと、普通ならば恥ずかしくて他人には言えない趣味だ。しかし自分の命が掛かっている以上、そんな恥を気にする余裕も、もっと良い嘘を考える余裕も無かった。 …実際に書いているわけではないが、その手の本に興味があることは確か。 ) [Mon 13 Apr 2009 23:37:15]
ドライツェ > ( ラーニングしたと言わんばかりににこにこしている。 ――どっかの美少女型のからくりじゃないので「●ィ、おぼえた!」は勘弁して下さい、ついでにこちらもお許し下さいAmen。 ) 流石によく勉強していらっしゃる。 博学なんですねえ――私など、いつかは「納豆」を「ナット」と聞き違えて機構士のかたに笑われてしまいました。 ( 図書館には多くの人が集まる。 メモ書きの忘れ物なんて毎日あるだろうし、だからこれは偶然の一致。 だいぶ日が経ってしまったけれど、明日辺り司書の人に渡しておこう―――― そう結論を出したところで一転する空気。 何事かと不思議そうに見下ろして、 ――目の高さを合わせるよう、手近な椅子に腰を掛けた ) ……――――  ( ゆっくりと口を開く ) 何か、堪えかねていることでも? ( 先月の10日は確かに満月だったと思う。 書き散らされたキーワードには関連性があり、それに漠然とした不安を感じないでもなかった。 けれど目の前の少女と「それ」とを直結させ得ず、何か悩み事でもあるのだろうかと、緩い表情でもって問うた ) [Mon 13 Apr 2009 23:25:14]
フラン > ( 経典から抜き取り差し出された紙片に落とすフランベルジュの視線が、まず見開き、揺れ、それからドライツェを見上げた。表情が凍りつき、何とかそれを誤魔化すために浮かべようとする笑顔が歪だった。 ) こ、これを  どこで 。 ( あなたのものでは無いのかな、という問いかけとほぼ同時に口にしてしまった言葉に後悔する。これでは自分のものだと認めてしまったようなものだ。あと一瞬喋るのを待てば「はい、私のではありません」という嘘も通用したのに。 ) ………。 ( フランベルジュは、今まで吸血鬼である事を隠すために平気な顔で小さな嘘を沢山付いてきた。しかし、こんな風に目の前に自分が吸血鬼であるという事に繋がりかねない証拠を突きつけられると、やはり動揺は隠せない。 ) ち、違―― こ、これは、ち、違うのですドライツェさん。そ、その…。 [Mon 13 Apr 2009 23:13:27]
フラン > い、いえ、その―― トキノミヤコ方面の言葉で”たいしたこと無い”という意味です。 ( やっぱり勢いで流すのは無理があったらしい。笑顔で復唱されるとちょっぴり恥ずかしかった。 少々品の無い言葉なので今後ドライツェさんがうっかり口にしないように言うべきなのだけど、品の無い娘だなんて思われても嫌だから、言えなかった。神よお許し給えAmen。 ) ふふ、そうですね。天気の良い日はそんな風に外に行くのも悪くはありません。芝生の上で寝転んでみたり。 でも、こう見えても写させてあげる側だったりするのですわ。 ( えへん、と少し得意げに。や、勿論そこら辺は持ちつ持たれつの関係なのだけど。 ) [Mon 13 Apr 2009 23:13:17]
ドライツェ > HENO‐cup? ( にこにこ、何の疑いもない笑顔で聞き返した。 若人の間で流行っているカップか何かと思ったらしい。 が、それは置いて ) はは、持つべきものは友人ですよ、フラン嬢。 しがないスラムの牧師なぞよりレポートやノートを写させてくれる友達の方がずっとずっと尊い、でしょう? これからどんどん暖かくなって、天気のいい日の放課後は揃って冷たいジュースを飲んだり、芸能横丁で新たなお宝を発掘したりね。 ( 年頃の少女の有意義な放課後というものを想像したが、そのくらいしか浮かばなかった。 ただ彼女の金髪はさぞ太陽の光に映えるだろうと、――彼女の身の上を知らないが故に邪気なく考えてから ) ――あった。 ( 経典の間に挟んであった紙片を抜き出し、そちらへそっと差し出してみる。 ――図書館で彼女が座っていた席に残されていたメモ書きだ。 花売りの少女のイラストと共に、"Vamp" "blood" "Full moon" "3月10日前後"といった言葉の書き散らされた―― ) でも、じゃあこれはあなたのものではないのかな。 てっきり吸血鬼を題材にした芝居のネタかと思ったんですが。 [Mon 13 Apr 2009 23:00:03]
フラン > そうかしら。そうだと良いのですけれど。 ――まあ、嬉しい。ドライツェ様に心配していただけるのでしたら、友人の心配なんて屁の河童………天秤にかけたらあまりの軽さに飛び上がってしまう程です。 ( 同じように微笑む。一瞬女優になりきれず妙なトキノミヤコ風の言葉が出たが、そこは勢いで無かった事にしたい。 ) ドライツェさんたら、お上手なのですね。 一時はそちらの道に進みたいと思っていた事もあったのですけれど、今は観客側として劇に興味を注ぐ立場です。ドライツェさんも、偶に芸能横丁に行ってみると良いですよ。名も無き劇団の荒削りな劇の中に光る才能を見たときは、こう…… 得した気分になります。 ( 人気が出る前に自分が目を付けたということで。 ) ? ( 経典の中から何かを探す仕草に、首を傾げて待つ。 ) [Mon 13 Apr 2009 22:50:15]
ドライツェ > 寮暮らしー… ですか。 それなら尚の事、皆心配していると思いますよ。 きっとお友達にとってあなたはいい友人、大切な友達でしょうから、私「だけ」ということなんて。 でも、ええ。 ――心配しますよ、私も勿論。 ( 後段は悲運を嘆く劇の中の姫のようで、くすくすと笑った ) 巧いんですね、まるで女優のたまごのよう。 ああ、ひょっとして――フラン嬢は演劇を勉強しておられる?  …ええと、( そういえば、演劇の資料と思えば納得できるものがある。 傍らの椅子に置いていた経典を取り上げ、ぱらぱらと何かを探す仕草 ) [Mon 13 Apr 2009 22:42:49]
フラン > …そうですね。流石の浪人も、刀が錆びるのを恐れて外出を控えているかもしれません。 ( そんな躊躇いを知ってか知らずか、はっきりと口にしてしまう。 ) ありがとうございます、ドライツェさん。では、お言葉に甘えさせて頂こうと思います。 …でも私、親元から離れて寮で暮らしているので、家族は街には居ないのです。その代わり友人が心配してくれるかもしれませんが、どうかしら。外出の多い私ですから、またどこぞをほっつき歩いているのだろう、心配いらない、なんて思われているのかも。 ――嗚呼、何て私は不憫なのかしら。せめてドライツェさま?あなただけは私の身を案じて下さいませね。 ( 途中からちょっとだけ芝居がかったような喋りとリアクションを混ぜる辺り、冗談のつもりらしい。 ) [Mon 13 Apr 2009 22:36:55]
ドライツェ > ( 先日図書館で会った時の印象のままに、育ちのよさを感じはすれど、動揺の影に今のところは全く気づいていない。 こちらも微笑を返して ) これも主の御導きかもしれませんね。 桜といえばトキノミヤコの人が殊更好むものですけれど、…ね。 雨の日くらいは大人しく、心安らかにあれと。 ( 語尾を濁した。 浪人騒動による不穏を未だ拭いきれずにいる市井のことを、そのまま口に出すのも何だか躊躇われた為だ。 ――ましてや、夜半におとなしやかな少女が一人歩くとなっては。 ) 家族の方が心配しておられると心苦しいけれど、雨が収まるのを待った方がいいんじゃないかと――。 [Mon 13 Apr 2009 22:29:06]
フラン > あ………。 ( 自分の名前を呼ぶ声に顔をあげ、ドライツェの方を見た。 ) 今晩は、ドライツェさん。 はい。余りにも雨が強いものだから、止むまでここで待とうかと。多分、神様の事ですから、そのうち雨を止めてくれると思いますわ。 ( そう言ってフランベルジュは微笑んだ。微笑んだけれど、内心ではほんの少しだけ動揺がある。いつまでも雨が止まなければ、いつまでもここに居座り続ける事になるのだ。強い雨足はここに留まる口実としてはおかしくはないけれど、限度というものがあるから。 ) …ここ最近は雨の日が続きますね。この様子じゃ桜の花も全部散ってしまうかしら。 [Mon 13 Apr 2009 22:21:27]
ドライツェ > スラムへ毛布の支給をしたり、随時活動をしてきていますけれど。 此度の件、大聖堂は動くんでしょうか――ね。 ( 言うまでもなく、今回の浪人騒ぎの事だ。 肩身の狭い思いをしているイエロティアは少なくないだろうし、怪我人や癒えない傷を負った女性などイエロティア以外にも奇禍に巻き込まれた被害者は多かろう。 そうした不幸な人々に対し、大聖堂は動くのかと。 それもまた布教活動に繋がろうとは口が裂けても言えないが、古来より宗教と利権とは切っても切り離せないものだから――と、話し込みすぎたと修道僧は辞去していった ) まだまだ止みそうにありませんねえ。 かといって馬車を呼ぶのも贅沢だしー… ( 何の気なしに振り向いて、座した小柄な影に気がついた ) ――フラン嬢。 今晩は。 あなたも雨宿り、ですか? [Mon 13 Apr 2009 22:13:54]
フラン > ( ――不安定な天気が続く。雨が降るたびに私は足止めを喰らい、その雨が止むまで待たなければならない。下手をすれば一晩中でも振り続ける雨だ。講義を休むのを避けたい私は大学に篭る事が多かったが、今日に限って偶然大聖堂へお祈りに来ていた。 …人の生き血を啜り渇きを抑えた今の私には、吸血鬼としての力は発揮出来ないが、吸血鬼としての制約は幾つか受けなければならない。まるで、神様が罪を重ねる化け物を二度と野に放たぬよう、この大聖堂の中に捕らえる為に雨を降らしているかのようだ。或いはドライツェの思うとおり、嘆きの雨なのかもしれない。神聖な場所に不死者が踏み入る事を嘆いた神の涙なのかもしれない。 ) ………。 ( 礼拝堂に並べられた椅子に座り、何をするでもなくただじっと待ち続けている。 ) [Mon 13 Apr 2009 22:08:43]
お知らせ > フランさんが来ました。 『( 雨で足止めされてしまった娘が一人。 )』 [Mon 13 Apr 2009 22:07:23]
ドライツェ > ( 表情はどうにも物憂い。 手すきの修道僧と揃って溜息をつくと、どこからか隙間風が流れ込んで蝋燭の炎もゆらりと揺れた。 ――まるで礼拝堂そのものが溜息を吐いたよう。 空も、その上に御座す御方もまた深く嘆いているような。 ) [Mon 13 Apr 2009 21:55:23]
ドライツェ > ( 激しい雨が礼拝堂の屋根を叩く。 屋根に窓、それに壁。 ステンドグラスに刻まれた天使や聖人たちの像を見上げると、伝い流れる雨は慟哭の涙のようだった ) 春の嵐ー… でしょうかね。 や、嵐と言えば大きいのが今、まさに通過中ですけども。 [Mon 13 Apr 2009 21:51:11]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( 豪雨 )』 [Mon 13 Apr 2009 21:46:02]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( 慌てて逃げ出したその手にパンは握られてはいなかった )』 [Fri 13 Mar 2009 01:02:18]
フォス > ( そして、 )「なにをやって――!」逃げろぅうう! [Fri 13 Mar 2009 01:01:57]
フォス > ( 瞬間。 掃除に戻ってきたシスターがドアをすぱーん! 開け放ち、フォス・シュレティンガーの姿に気づいて物凄い顔になった ) [Fri 13 Mar 2009 01:01:08]
フォス > ―――――――――――――― ( そして、 ) 一個ぐらい食べてもバレないんじゃね? ( そういう問題ではないのよ! フォス神父! 心の天使が訴える。 いいじゃねぇか。一個ぐらい。食べちまえよ。 心の悪魔――はいない筈だから人間か? 心の中で二人のいい争いが始まる。「神に感謝し捧げたものに手を出すなんて!」「しかし神は言われた。貧しいものに施しを! と」「確かにそうですが。フォスは貧しくはありません!」「一文もないじゃないか」「そ、それは確かに――・・・・。しかし、それは博打をしたからであって――」「貧しいことには変わりない」「――確かに。それはそうですが・・・」「こういう人のためにパンや果実は置いてあるわけだ」「なるほど、でしたら問題はありませんね」「だな」「はい」 ) ―――天使よわ! それでいいのか!? 天使よわ! ( などと言いつつ、結論は出ている。右向け右、左向け左、後ろ向け後ろ。OK敵影なし。いつどこで誰がどんなタイミングで入ってくるかわからない。赤髪神父はそぅ〜とパンに手を伸ばす。硬いかもしれない。冷えてるかもしれない。だが飢えを凌ぐことができるはずだ。徐々に、徐々に、パンに手が届きそうになる。伸ばす。恐る恐る。ゆっくりと。静かに。物音を立てないように。その手がパンを掴むことは空腹を癒すことに繋がる。フォスと――その背後にいる脳内天使と人間(?)が溢れんばかりの輝いた笑顔で伸ばした手がパンに向かう様を見つめる。三人(?)の喉が同時にごくりと鳴った ) [Fri 13 Mar 2009 00:51:00]
フォス > ( 人気の無い大聖堂。日付変更の鐘はもう鳴った。空腹の鐘は大合唱。今日の施しのパンとシチューは大好評につき底をついた。厨房に入って残り物を漁って飢えを凌いでいたというのに――なんという二重苦! ) かくなるうえは――!! ( ぎん、と灼眼が向いたのは神に日々を感謝し、捧げるパンや果物。そして――献金箱 ) ――― ( 黙考 ) Noooooooooooooooooooo! それだけはいけませんフォス・シュレティンガー! そんなことをしては道を踏み外すことが目に見えている! ( 壇に両肘を突き、頭を抱え込む。窮地を挽回しなければと葛藤に震える表情は必死だった。限界まで見引かれた目にビシビシと浮いた毛細血管に震える眼球。ガシガシと頭をかきむしる両手は力加減なんてあったものじゃないように見える ) 俺は神父だ! SINPU! やってはいけないこととやっていいことの区別ぐらい――つけなくては! ( ぎりぎりと錆びたロボットよろしく鈍い動きで首が動く。目に付いたのは捧げられたパンや果実。 ) [Fri 13 Mar 2009 00:43:30]
フォス > ( 神は全てを見ていらっしゃる。神は全てをご存知である。神は正しきものに救いを。正しくないものに罰をお与えになる。なのになぜ――おお、神を! ) 今月の生活費が底を尽き、空腹に苦しむ私をなぜ神よ! 我らが父を! 私に一日の糧たるパンを与えたくださらなかったのです! あそこでスペードのジャックがくればナチュナルブラックジャックで総取りだったのに! ( 赤髪の神父は壇を両手に突き、天を仰いだ。なぜです、神様 ) なぜ、あそこでスペードのジャックを引かせてはくれなかったのですか! ( その顔は正に鬼気迫るもの。まるで睨みつけるようにステンドグラスを見上げ―― ) ―――腹減った ( ぐぎゅぅ、と腹の虫が不平不満を洩らす。そんな神父の後ろをシスターが「また馬鹿やってるんですか。今日の分のパンとシチューはもうないですからそんなことやっても無駄ですからね」と一言残して人気の無くなった聖堂を出て行く。 ) [Fri 13 Mar 2009 00:32:27]
フォス > ( それは今月の生活費を全て博打に賭けたからだ! ) [Fri 13 Mar 2009 00:27:22]
フォス > ( それはなぜだ! ) [Fri 13 Mar 2009 00:27:11]
フォス > ( 昨日、私は神に願ったのです。「どうか、この哀れな子羊をお救いください」と。しかし、神は救っては下さらなかった! ) [Fri 13 Mar 2009 00:27:04]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『今日、この日を神に感謝します』 [Fri 13 Mar 2009 00:23:16]
お知らせ > シェリルさんが帰りました。 『運命の扉は開かれる』 [Sat 21 Feb 2009 16:44:22]
シェリル > ( 何事も始めが肝心。緊張する、けど )  ……  … ( 笑顔、笑顔。 )( 筋肉の動きを確認するみたいに頬に手をあてて、にへっと顔を緩めてみた。笑顔、作れているだろうか。引き攣ってないといいけど )   ( 扉を開けるため、大聖堂へと一歩。踏み出し て ) [Sat 21 Feb 2009 16:42:20]
シェリル > ( 修道女として教会に残る事を望んだのは私。クリスティアではなくヴェイトス市の赴任になる事を承諾したのも私。誰かの助けになりたいなんて驕りだと、全ては自分の我儘だと理解した上で、それでも私はこの地に来た )  …  ……… ( 聖教会とは違う様式で建てられているのだろうか、何度も焼失したという大聖堂はそれでも威厳は失っていない。建物のデザインから受ける印象は聖教会とは違うけれど、雰囲気から受け取る荘厳で精錬された空気は似通っている気がした。 )   ――――  ―― ( 気の引き締まる想いがして、ゆっくりと深呼吸 ) [Sat 21 Feb 2009 16:36:56]
シェリル > … …   … 来ちゃった。 ( 目の前に聳え立つ大聖堂を見上げて漏らした呟きは、「どうしよう」という言葉にとてもよく似ていた ) お父様。 お母様。 申し訳ありません。 ( 胸の前で両手を組み、祈るように口にするのは謝罪の言葉。本当なら、修道院での行儀見習いが修了すれば私はお父様たちの待つマナーハウスに帰る筈だった。帰って、貴族の娘として過ごすはずだった。 ) でも、私は知ってしまったのです。 ( 修道院での生活の中で、自分がとてもとても恵まれた子どもである事を知ってしまった。世の中には苦しんでいる人たちがたくさん居るのだという事も知ってしまった。 ) [Sat 21 Feb 2009 16:23:04]
シェリル > ( 胸の前で両手を握り締めて何度も深呼吸する ) …ありがとうございました ( 震える足を叱咤しながら、私はようやく馬車から降りた。トランクを受け取って、馬車が去っていくのを見送る。上がる砂埃に目を細め、空の眩しさに目の前に手をかざした。 目を開けていられない程眩しく感じるのは先程まで馬車の中にいたせいか、それとも大聖堂の前に立っているからだろうか )  ……  ………… 。 ( 小さく喉を鳴らし、私は心を決めて大聖堂へと向き直った。足が少し、縺れる ) [Sat 21 Feb 2009 16:09:13]
お知らせ > シェリルさんが入室されました。 『一台の馬車が大聖堂の前で止まった』 [Sat 21 Feb 2009 15:54:37]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 (後で不真面目なシスターでも捕まえて、どんな生活をしているか話を聞こう) 』 [Sun 15 Feb 2009 00:44:11]
エリー > ( 強い願望は無かった。 静かに平穏に時間を過ごして、十分に趣味に時間を割けて、家族や身の回りの人が悲しい顔をしないで済めばそれが一番幸せ。 だから私は努めて平凡にのんびりと、ただ一度の喧嘩もした事もなく育った。 そのまま呼吸をするように静かに過ごすつもりだった。 十年後も、二十年後も。 ) ( 聖歌は続いている。 天井から吊るされた大きなシャンデリアの上で1,000本の蝋燭が橙色の灯りを落としている。 退屈な聖書の続きのページを捲った。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:34:05]
エリー > ( 私にはあまり強い自我が無い。 幼いころからそう。 私は常に何か、その場にそぐわしい「ガワ」を被ってそれを意識的にコントロールして生きている。 大人が気に入る素直な子供。 突出し過ぎて目をつけられない程度の存在感。 いかにもあれもこれも知っていそうな「できる人材」の顔。 面倒な時は最初から頭数に数えられないし責任も持たされない端役の顔。 「この人は信用できる」なんて無条件で周囲の口を軽くできる真面目で人懐こそうな顔と言葉と態度。 私の平穏はそうやっていとも簡単に保たれていた。 大体の人が自分の出来る範囲で私を甘やかし、甘やかしている自覚すらしていなかった。 過度に要求し過ぎず、その代わり過度に要求されず、私の勝手に出来た。 ) ( 別に、大きな目的もなければ叶えたい野心も無かったけれど。 ) ( ずっとその場面その場面にあわせて、長い長い演技をしているような。 ) ( 演者たる私、エリエッタ・嘉村の素顔を私は知らない。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:25:54]
エリー > ( 聖堂に並ぶ木の長椅子の片隅に座ってしばらくそうして過ごしている。 分かり易い建物と分かり易いコスチュームと分かり易いシンボル――――目印だらけの彼らに溶け込むのは容易いだろう。 感情に訴えかける為のビジュアルとサウンドをこれだけ散りばめられれば、役に浸るのは簡単。 これは仕上げの勉強みたいなもの。 ふとした瞬間に「ごく一般的なパプテス教徒」の思考に切り替える為の。 ) ―――――Kyrie eleison; ―――Christe eleison; ―――Kyrie eleison. ( 高いソプラノの歌を繰り返し口ずさむ。 少し前に墓地でこの聖歌の光景を見た頃から漠然とこれは身につけておこうと思っていた。 ただでさえパプテスを弱点とする吸血鬼も多いし、イメージとして良い張り子になる。 「強そうな吸血鬼狩人」らしく見える。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:13:10]
エリー > ( Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え)  Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え)  Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) ) ( To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている)  To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ)  To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている) To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている)  To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ)  To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている) ) ( 単調な言葉を繰り返す聖歌隊の憐みの歌を一緒に口ずさみながら退屈な聖書のページを捲る。 面白みの無い読み物だ。 私が別にパプテス教徒ではないからか、アマウラ系ハーフだからか、その内容は一向に頭に入ってこない。 それは別に構わない事だ。 本を読んだり聖歌を聴いたりするのは良く出来たパプテス教徒になる為じゃない。 「パプテス教を教えられて育った人間」になる為だ。 だから聖書を読んで意味が分からないと思ったとしても、主の存在に首を傾げても構わない。 「教育の結果、そう思った」という体験を伴ったリアリティが必要なのだから。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:04:09]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 聖歌隊の練習風景/聖堂にて 』 [Sat 14 Feb 2009 23:56:22]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( そして祓い屋は、仕事へ向かう )』 [Thu 12 Feb 2009 00:08:38]
ドライツェ > ( 質素で小ぶりな聖印をその場で首に掛ける。 ついでに手早く髪を束ね直して、向けられている柔和な視線へ応じ ) ――では、行って参ります。 ( 余裕がある訳じゃない。 割り切れている訳でもない。 いっそ心情とは裏腹に、ゆるっこい微笑で辞去の挨拶を ) [Thu 12 Feb 2009 00:06:32]
ドライツェ > ( ――と、呟いていると、奥へ続く扉が開いて ) お手数をおかけしました。 えと、前のは、そのー…  どうしても欲しいとせがまれてしまいまし、て。 ……はい。 はい、いかな神の御心を示す礎とはいえ、もうちょっとこう、毅然とした態度で臨まねばならないと、反省しております…  ( しどろもどろに謝る。 ――謝って、寄越された聖印を押し戴く。 よりによって教義のシンボルを失くし、こうして備品の無心に訪れるのもこれが初めてではなくて、やんわりとした視線がかえって痛い痛い。 ) ………………すみません。 ( へこん。 情けなく頭を下げた ) [Wed 11 Feb 2009 23:58:33]
ドライツェ > ( ごほん。 …ともかく。 ――単純に、ただ「きれいなところ」今はそれだけでも充分だ。 ここが何故かくも清められているのかとか、何の為の場所で何を背負っているのかとか、それらは後になって知ればいいこと。 知って、彼ら自身で解釈すれば、それでいい。 ――今度は逆にやる気がない。 伝道師にはなれそうもなかった ) ……たまにはですね。 たまには優れたものを見ることも、大事な勉強だと思うんですよ。 大ホールはー… 身なりで入場を拒否されるかもしれませんし。 ( 実際そこまで狭量ではないかもしれないが。 市井がスラムの住人を市民にきちんとカウントしているかには、疑問があった ) [Wed 11 Feb 2009 23:51:04]
ドライツェ > ( ヴェイトス市の宗教観は多岐に渡る。 市民の中には異教徒もいれば、無神論者もパプテス嫌いもいるだろう。 ――…それは、ある程度は受け容れ認めざるを得ない。 『今晩子供に食べさせるパンを今ここに取り出せるなら信じてもいい』といった訴えとて、よく聞くのだし――… ) …それでも。 ここ、子供に見せてあげたい、ですよねー… 今度連れて来ちゃあいけませんかね。 ( ここを見せて、それを以って信じろとは言わない。 言わないが、子供は子供なりに感じることもあるんじゃないかと。 ――あれ、それだと青田買い? )( …。 ) [Wed 11 Feb 2009 23:44:01]
ドライツェ > ( 大聖堂の天井は高い。 天井は高く空間は広く、そして床もよく磨かれていた。 はるか格上の上司に対面する気持ちでこちらに顔を出す度にいつもいつでも思うこと ) ――…見事なこと。 ( 聖堂の内と外では空気の質すら違う気がする。 長椅子に掛けもせず、ただ背凭れに手を乗せるに留めておのぼりさんよろしく見上げている ) [Wed 11 Feb 2009 23:36:57]
ドライツェ > ( ぽかん。 ――そうとしか形容できない間抜け面の眼鏡が高い天井を見上げている ) [Wed 11 Feb 2009 23:31:24]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( ぽかーん )』 [Wed 11 Feb 2009 23:30:31]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 ――しかし、今日も奇跡は起きない。 』 [Sat 17 Jan 2009 01:24:41]
フラン > ( これこそがもっとも恐れるべきヴァンパイア化というものでは無いのだろうか。吸血されて以来、私の精神に著しい変化が訪れ、私の考え方や価値観そのものに影響を及ぼしつつある。身体そのものが吸血鬼になっていくのも恐ろしいが、心がそうなってしまうのはもっと恐ろしかった。 ) …。大丈夫よ、フラン。何とかなるわ。 ( 神様、どうか何とかしてください。私はあなたが奇跡を起こしてくれることを待っています。私が多くの人を手に掛けてしまう前に、どうか、早く。 ) [Sat 17 Jan 2009 01:16:10]
フラン > ( 自分の中には二つの顔があるけれど、それは人格が二つあるという事ではない。どちらも私。どちらも自分。その境界が余りに曖昧で、私は自分が恐ろしくなる。一番恐ろしいのは、あれだけの事をしておいて尚も神に救ってもらおうと考えている自分自身だ。神の許しを得たいのならば、今すぐVHGに自分の身におきつつある変化を告白し、処分を受けるべきであるにも関わらず、私の足は一向にVHGの施設には行かない。VHGに行くことで自分の幸せや人生が台無しになる事を恐れているのと同時に、本能的な何かがそうするなと囁くのだ。重ねて言うが、それは両方とも私の声だ。 ) [Sat 17 Jan 2009 01:12:46]
フラン > ( 一つは純粋にお祈りの為。もう一つは自分の身体の中の変化を察知する為。ヴァンパイア化が進んでいるのであれば、この聖域に踏み入ったときに何らかの影響を受けるはずだから。そんな事に大聖堂を使おうなんて神様もきっとお怒りだろうけれど、今のところ身体に変化は無い。 ) ………。 ( 跪いて両手を合わせ、私は祈る。私は全ての罪を告白し、許しを請う。けれども私が犯した罪は決して許される事は無いだろう。吸血鬼である限りは、私は神の所へは行けないのだ。しかし沢山の人の血を啜り沢山の人の血で穢れたとしても、私はやはりそこへはいけない気がする。 ) [Sat 17 Jan 2009 01:03:07]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『ここに来る理由は二つある。』 [Sat 17 Jan 2009 00:57:54]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『意外とかわいい感じだなぁ、なんて、後ろ背中を見送る。いやそういう趣味はない』 [Fri 9 Jan 2009 01:22:24]
お知らせ > マグヌスさんが帰りました。 『はい、ではお会いできる時を楽しみにしています。( お辞儀すれば、持ち場へ戻ろう。 )』 [Fri 9 Jan 2009 01:16:32]
ジャスティス > よしっ、それじゃあ、そんな感じでお願いするわね。 (なるべく早く待ち合わせにこれるようにするから、とうなづいて) それじゃあ、また明日。よろしくね、マグヌスさん [Fri 9 Jan 2009 01:15:31]
マグヌス > す、すみません…! では9日の9時にしましょうか? ( 慌てふためいた。 ) 居候…。 ( なんとなくに親近感が沸いてしまった。 ) じゃあ、試しに食べてみたいです。 大衆食堂…、ああ ありました。 ( 苦笑する。その様子から察すれば、利用しないことも明白である。 ) [Fri 9 Jan 2009 01:07:11]
ジャスティス > そうねぇ……9日なら、九時か10時だとうれしいかなあ? 十日はもっと早くても大丈夫よ。私?……最近居候の影響か肉が多くなったなぁ……元々、串焼きとかシチューとか好きね。大衆食堂みたいな [Fri 9 Jan 2009 01:01:36]
マグヌス > 8時…。 それなら9日でお願いしても良いでしょうか? ( 其方の方が時間の都合がつきますので、なんて。 ) あ、―― … ジャスティスさんの好きな物を食べてみたいです。 ( 自分の好きな物は甘いもの。だけど、何気に恥ずかしく思えた。 それよりも彼女の好きな食べ物に興味があった。 じーっ。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:57:47]
ジャスティス > そうねぇ、八時に、商業区で待ち合わせなんてどうかしら? (しばらく考えた後、ぽんと手をたたいて) マグヌスさんは、何か食べたいものとかある?お店調べておくわ [Fri 9 Jan 2009 00:52:24]
マグヌス > ( 意図を察してくれたのだろうか。 彼女が納得する様子を見れば、満足げに唇を綻ぶ。 ) ――とんでもありません。 話を聞かせて頂けること自体が嬉しく思います。 ( わ、私の話… ですか。 動揺をしてしまう。どう答えれば良いのか分からず、頷く事でしか出来ない。 ) …明日、9日は任務があります。 10日の夜であれば都合が付きます。 あ…、場所や時間はどうしましょうか? ( なんて。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:48:10]
ジャスティス > (なんだか、話の種にと聞いてくるシスターたちとは少し反応が違うなぁ、と不思議そうに思うが、悪魔祓いときけば、あぁあぁ、と大きくうなづいて納得した) そういうことね (それなら、話が早いや、と) そうねぇ、技術的にはためになるようなことは話せないと思うけど、まぁ経験談ならいくらかあるわ。(あなたの武勇伝もぜひ聞かせてくださいね、なんて。) そうしましょうか。明日と明後日の夜なら、開いてるけど? [Fri 9 Jan 2009 00:42:19]
マグヌス > ―――! ( 申し出を受け入れて貰えたことに、喜びを見出してしまい大きく瞬いた。 ) はい! 是非とも宜しくお願いします! ( 大聖堂直属の修道女また悪魔祓い師です。 とご丁寧に小声で付け足した。 ) 今度に出会う時に掲示板で決めるとしましょうか? ( 少し丸めた蒼い瞳を、只管と彼女へ向けていた。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:35:36]
ジャスティス > えぇ、えぇそれくらいでしたら、いくらでも喜んで。うちで……というのも何ですし、芸能横丁あたりの出店村とか、商業区の甘みやとかにでも今度行きましょうか。 (大聖堂付きの修道女の方ですよね?と連絡先の確認程度に訪ねて) [Fri 9 Jan 2009 00:29:27]
マグヌス > はい。 ( 彼女の言葉に従い、素直に頷ける。 顔を逸らされれば、気にしたようで… 更に熱い視線を注いだ。 ) いえ…、多くは語って貰いませんでした。 何時か、ジャスティスさんの口から聞かせて頂けたら、なんて…。 ( 唇を緩める。 名前を問われれば。 ) マグヌス・クウネル・ウィンターズです。 どうぞ宜しくお願いします。 [Fri 9 Jan 2009 00:21:58]
ジャスティス > へっ、何でもないの、気にしないで。 (突っ込んでくれるなとあわてたまま誤りながら、まっすぐ見つめてくる瞳にちょっと顔をそらして) あ、あぁぁ、なるほどぉ、そういうことですか、あはは、あんまりいいうわさばっかりじゃないでしょう? えぇと、お名前は?シスター [Fri 9 Jan 2009 00:17:48]
マグヌス > …二度目の挨拶? ( 同じ挨拶を返され、疑問を抱えるなり首を傾げる。 身長の差が僅かであるもの、相手の瞳を見詰めていた。 ) 度忘れ…。 あ、いえ… ジャスティスさんのご活躍を先輩や上司より伺っておりました。 ( 苦笑を唇に滲ませる。 相手の様子を見遣れば、フォローする気持ちで。 ) これが初対面です。 ( 修道女と変わらない風貌で、再びとお辞儀をする。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:12:09]
ジャスティス > (ヤバイ、どうしよう、名前を呼ばれた。あれれれれ?もしかして話したことある人だっけ?違う?まずい、失礼にもほどがある。あわてて礼を返して) こんばんは、えぇと……あ、あれ度忘れしちゃったかな? (冷や汗をたらしながらぎこちなく笑って) [Fri 9 Jan 2009 00:06:21]
マグヌス > ―――。 ( 殆ど、無口に近い。尚且つ無表情というより、人形のようで個性の表れが薄い。 ) …こんばんは、労いの言葉を有り難う御座います。 ジャスティスさん。 ( 作業が後少しで終わりそうだけれど、今は放って置いてはジャスティスの元まで歩き出した。 手前3メートル程度の距離を開ければ、律儀にお辞儀をする。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:03:58]
ジャスティス > ……こんばんは、あなたもせいが出るわね。 (あまり見たことのない日とだなぁ、とか考えながら声をかける、まぁあいてからしたらこちらも見覚えのない人なんだろうが)  [Thu 8 Jan 2009 23:59:58]
マグヌス > ( ああ。 作業が終わったら、何をしようか。 )( ガラス瓶を目に通せば「割れ物!」の張り札がある木箱へ入れた。逆に拘束衣や手枷などは、少し大きめの木箱へ放り込んだ。 )  …力仕事か。  ( 呟くような声で言葉を漏らした。 只管と単純な作業を続けよう。 後少しで終わりそう。 ) さっきの、―― …。 ( あ、目が合った。 )( 倉庫の外にいるジャスティスの顔を見遣れば、口元を緩め上げて頭を軽く下げる。 ) [Thu 8 Jan 2009 23:56:42]
ジャスティス > なんだったんだろうね、あの子……。 (自分の手の甲つねって、ちょっとがっかりしたような感じだったが……何を確認していたんだろう。夢だったら良かったのに、とか?それとももしかして何かのおまじないだったんだろうか。そんなことを思いながらふと倉庫に視線を戻せば、マグヌスと目が合う。先ほど脇から倉庫に入っていった人だ) [Thu 8 Jan 2009 23:48:22]
人影 > ( 倉庫に踏み入った修道女。 小型の木箱を幾つか積み重ねて、慎重に運んでいった。 ) ―――? ( 騒々しい。 何があったんだろう。 )( 素朴な質問を内心で描くもの、今は荷物を運ぶ事を優先にした。 後輩修道女二人組や、青い髪の修道女だと気付かずに義務の方を優先にした。 ) これで良しとしましょう。 ( 荷物を倉庫の奥の方に置けば、木箱の蓋を開けた。中から小物や小箱を覗かせる。中身はちゃんとあるのか、整理整頓を始めた。その途中で、横目でジャスティスへ視線を注いだ。 ) [Thu 8 Jan 2009 23:35:51]
ジャスティス > (やがて、話も終わろうかというところでおもむろに自分の甲をつねりだす彼女。首ひねり首ひねり。なんだろ?眠いわけでもあるまいし。年若いシスターは、やっぱりそんなわけないよねぇ、とちょっと残念そうに去っていって) [Thu 8 Jan 2009 23:35:17]
お知らせ > 人影さんが来ました。 『―――?』 [Thu 8 Jan 2009 23:27:44]
ジャスティス > (人懐っこい顔でこちらを見上げ、たわいもない話や教会についてたずねてくる彼女。しかし、なぜか時折小鼻を引くつかせている。匂いをかいでる?やだなぁ……汗臭いかな?そこらへんがさつになりすぎてるかな?あたし) ごめんっ、汗臭いかな?いろいろ動いたあとだからっ。 (首をかしげている少女にあわてて謝れば相手もあわてて、そういうわけじゃっ!なんて弁解して) [Thu 8 Jan 2009 23:24:53]
ジャスティス > ん? (今晩は、と声をかけてきたのは、年若い後輩の修道女。二三度見かけたことがある、程度の関係でしかないが……年のころはアザリーと同じぐらいだろうか) あれ?倉庫の中にいたの?気づかなかった。 (笑いかけながら振り返るが、シスターはかなり近距離まで近づいてきてたちとまる。なにかミントの香りがする。香料かな?おしゃれな子なんだな) [Thu 8 Jan 2009 23:21:06]
ジャスティス > もともと軽犯罪は少ないですしねー、意外と。 (共同体がシビアな分、そういう出来ごころの犯罪、小遣い程度の利益しかない犯罪等は意外と少ない) 『あらそうなの?それにしても助かるわ、男手が少なくて』  (年配のシスターの手伝いをして、大きな荷物を運びながらジャスティスはからからと笑い世間話を始める。定例の報告を終えた後はいつもこんな感じだ。倉庫に荷物を置き、先輩と別れれば、ふひぃと倉庫前の人気の少ない通路でため息をつき腰を叩く) よっこいしょ、と [Thu 8 Jan 2009 23:14:19]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『平和なもんですよー。』 [Thu 8 Jan 2009 23:06:56]
お知らせ > アザリー@shareさんが退室されました。 『 とある大聖堂での小さな波紋 』 [Fri 2 Jan 2009 01:31:16]
アザリー@share > ( あとは、もう、ご想像にお任せする。 よくまぁあんなに声上げて見つからなかったな、っていう感じで。 同性は楽だ。 避妊とか考えなくて良いし、男の子は女の子の身体の都合とか知らなくて時々ちょっと信じられないような事するし、全然そういう気分じゃなくても異常にがっついたりするし。 支配欲とか男らしさの誇示とかもちょっと度を超すと面倒臭いだけ。 ま、素敵な男子も居なくは無いんだけど。 ) ( まだ沢山あるからね、なんて言ってポケットから薬を大雑把に取り出して、荒い息をしている子達に握らせる。 ああ、面白いからもっと飲ませてみようか―――勿論、私も一緒にだ。 ) [Fri 2 Jan 2009 01:30:46]
アザリー@share > ( 薬の効果はちゃんと現れてるみたいだ。 一人は慣れてないのか真っ赤になってふぅふぅ息を荒げてるし、もう一人は何か言おうとして途中で口元を押さえて黙り込んだ。 最初に飲んだ子は―――あ、これは凄いかも。 気がついたら彼女ももう、自分で始めていた。 今度はこっちにもその感覚が返って来て、自分でしながら人に弄られてるみたいな感じ。 へぇ、この子こういう風にするんだ、なんて思ったら少し可愛く思えて、すり寄って腰に手を回して、頬に手を添えて、深く深く唇を重ねるようにして押し倒した。 ) [Fri 2 Jan 2009 01:19:54]
アザリー@share > ( *0は10扱いだそうで副作用は特になし。ちぇ。 ) [Fri 2 Jan 2009 01:13:47]
アザリー@share > ( 狭い食糧庫の中、身を寄せ合って座っている。 結構、小さな吐息とか聞こえる距離だ。 しばし様子を見て各々「よく分からない」って感じ。 まぁ、薬なんてそんなものだ。 いきなりグンと効果を感じる方がかえって怖い。 しばらくの間皆でまたあれこれ話題を回して様子をうかがって―――試しに、ちょっと。 今日は流石に大聖堂だから私服じゃ入れてもらえないし、カソックだけど――――カソックのスカートの影で、コッソリ、はじめてみる。 上では皆でお話ししながら、下では一人でする時みたいに中指のお腹を使ってカソックの上から上下に、ゆっくりと。 ―――あ、皆気付いた。 露骨に全員の顔色が変わってきたのを見ながら徐々に本格的にオナニーをしてみせる。 もうみんな、犯人は誰か気付いてこっちに視線が集まっている。 これは結構、なんだ、恥ずかしくって、気持ちよくって、イイかもしれない――――。  【判定】 ) [Fri 2 Jan 2009 01:06:30]
アザリー@share > ( 異性との接触の難しい閉鎖的な空間―――たとえば男子寮、女子寮。 宗教上の性の戒律の厳しい国―――たとえばパプテスだとかアララマだとか。 そういう閉じた世界ではえてして同性間のスキンシップが多くなるものらしい。 べつにいきなり同性でセックスを始めるとかではなくて、日常的に女性同士が手をつないだり、男性同士がなんとなくじゃれて触れ合ったり。 勿論その延長線上に性的な関係が生まれる事も多々あるようで―――アザリア・ヘミングウェイは周囲から見られている程馬鹿でも愚鈍でもない。 案外したたかで、他人を注意深く観察したり裏表を綺麗に使いこなしたりする人間だ。 この娘らにこの合法媚薬の事を話したのも、バイクツや暗黒街の友達と試すよりも刺激的で面白い結果があるんじゃないかという期待とか予想があってのこと。 もう一歩踏み出せないこの子達にどんな効果が出るかっていう。 ほらほら、と三人の中で一番脈がありそうな子を挑発してみせると、予想通り平気そうな顔をして錠剤を飲み込んだ。 あとは、もう、残りの二人は腰ぎんちゃくだもの。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:49:45]
アザリー@share > ( ピンク色とライトグリーンの二色の錠剤。 その効果を耳打ちされたシスター達の顔がみるみるうちに紅潮し、各々硬直したり変な笑いを洩らしたり俯いたりしてみせるのを見て、話を続ける。 こういうの街じゃフツーに使ってるよ? なんて。 違法品じゃないし、身体に悪いわけでもないし、楽しい事は良いことに決まってる。 誰に迷惑かけるでもない。 各々が周りの反応を待って牽制し合うのも構わず、にっこりと笑って一人一人に握らせた。 こういう時は勢いだ。 まず最初に自分から舌の上に乗せてみせる。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:39:33]
アザリー@share > ( 何処のブランドが最近流行っててカッコイイとか、何処のお店なら教会の人に見つからないとか、昨日の芸能横丁の新年ライブが凄かったとか、アザリアの話は当人の大袈裟な身振り手振りと楽しそうな表情と相まって、退屈な教会暮らしのシスター達の想像力を刺激する。 たまに実際持ってくる珍しいお菓子とか、高そうなTozziのアクセサリとか、現物が登場するからまたたまらない。 どうにか何処かでお洒落な服を用意して、どうにか偉い人の目を掻い潜って、皆でそんな所に行って一日遊んでみたいなんて話で盛り上がる――――。 ) ( そんな取り留めのない話題で不意に登場したのが、その二色に別れたタブレットだった。 本当に何の気なしに、そういえば、なんて思いだして。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:33:29]
アザリー@share > ( 修道院程ではないが閉鎖的であれこれと規律の厳しい所である。 特に権威ある大聖堂のシスターともなれば、ほとんど存在自体を放置されている暗黒街の教会のアザリアみたいにあっちこっちで刺激的な遊びなどできないもので。 単純に、情報源として、社会勉強として、という言い訳を自分にしながら彼女らは皆で共犯者になっている。 年頃の娘だ。 大聖堂などで奉仕できるのだから末端の教会のシスターなんかよりも目も肥えている。 ダサいとか世間ズレしてるとか今時流行りのものも知らないとか、我慢できないのも仕方無いのかもしれない。 最初は本当に何も知らない田舎娘だったアザリアも、最近特に垢ぬけた感じになってきたし――――羨ましくないといえば嘘になる。 だから皆、寮長の目を盗んでまでこうして部屋を抜け出してきていた。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:25:51]
アザリー@share > ( 聖堂の方は未だ天井から吊るされた巨大なシャンデリアの灯りに照らされて暖かい灯りに包まれ、新しい年を祝い祈る人々がこんな時間にも時々姿を見せている。 イエロティア圏のような元日に祝事をする習慣は無く、生誕祭をピークに今は割と落ち着いてはいるが―――まぁ、年始めの休みもあるし、折角だから家族でなんていうのだろう。 この時間にしては普段よりは賑わっている。 暗黒街なんていう物騒な所に好んで身を置くシスター・アザリア…アザリア・ヘミングウェイと、その破天荒な言動、振る舞いを面白がって近づいてくる数人のいわゆるあまり真面目ではないシスター達はそんなさなか、人気の無い食堂裏の食糧庫でこそこそと夜更かしの立ち話に勤しんでいた。 チョコレートだとかキャンディだとか、持ち込み易くて隠し易いお菓子なんかを持ち寄って、こっそりと情報交換とか愚痴とか。 たまにアザリアが訪れる時は決まってそんな事をしている。 今日もそんな、一幕。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:15:09]
お知らせ > アザリー@shareさんが入室されました。 『 食堂裏手にて 』 [Thu 1 Jan 2009 23:57:11]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『そして、クリスマスが終わる』 [Fri 26 Dec 2008 01:19:49]
フォス > ( 子供たちを返す。まったくもって「夜の仕事の信者を相手にするのが嫌」という奴もどうかと思うぞ、っと。別バラで考えながら赤毛は教会の明かりを落とし、ドアに鍵を閉める。夜の街に繰り出すには時間は遅すぎる。遠くに子供たちの「フォスー! メリクリ! またね!」という言葉に軽く手を振り返し、大聖堂のほうへと足を向ける。これから着替えて家に帰るかぁ、などと思いながら大きな欠伸を漏らした ) [Fri 26 Dec 2008 01:05:43]
フォス > ( わからず首をかしげる子供たちにひらひらと赤毛は手を振って流す。世知辛い事情なんて話してもしょうがないだろ。ていうか話しちゃいけない気がする。猛烈に )  まあ、クリスマスにおぼえておくってのはな。誕生日を祝い、感謝するってことだ。そして、自分たちの罪を肩代わりしてくれたことを思い出すって事だな。 ( 「えー。僕たちなんも悪いことしてないよー?」 ) 性悪説って言ってもわかんないだろうな。そうだな。知らないうちに誰かを傷つけることってのは誰でもあるってことだよ。そういう「無意識の悪」を背負ってくれると考えればいいよ ( ほれ、と子供たちに上着を頭から被せる。にんまりと笑ったフォスは子供達の背中を押し、 ) 背負わせるのが嫌なら傷つけるなって話だよ。んで、背負わせるのが平気だと感じるならそれは間違ってるってことだ。 ( 難しそうな顔をする子供たちにフォスは笑い、 ) ほれ、ご両親たちが帰ってきたぞ。時間も時間だしな ( ドアを開ければちょうど親御さんたちが迎えに来たところだ。夜のお仕事の後に教会に来るのだから、ご苦労様ですってわけだ ) [Fri 26 Dec 2008 00:56:08]
フォス > ( 残った子供たちは3人。男の子二人に女の子一人。お菓子を食べるのにも飽きたのか、先ほどから赤毛神父の周りをうろちょろし、その後に質問攻めが続いた。フォスはその全てを生返事という神父にしてはあるまじき対応。だってそうだろう? 何が嬉しくてクリスマスに一人で残業しなくてはならないのだ。本当ならきらびやかな街に繰り出してべろんべろんに酔っ払っているはずなのに。 ) あー。つまりあれだ。今日は盛大なお誕生日。君たちもお誕生日を祝ってもらえると嬉しいだろう? いつも死んでもみんなを見守って守ってくださる父が遣わした息子様に今日は感謝し、誕生日を祝おうって日なんだよ ( 子供たちにクリスマスの概要を噛み砕いて説明。 ) それより、ほれ。そろそろ大聖堂も人が減ってくる頃合だろ。帰る準備しておけー。な? ( 「えー」「お母さんとお父さんそろそろ戻ってくるー?」「私の予想だとまだ掛かると思うー」 ) いや、そろそろだと思うよ。そろそろ向こうの神父交代だしな ( 神父にも人気不人気っていうのがあるのはどこの教会も同じで、受け答えしている神父やシスターが代わると居残る人間の数も変わる。なんとも世知辛い事情もあったりするので、これが結構、わかりやすい。 ) [Fri 26 Dec 2008 00:45:12]
フォス > えー。こんな夜遅くまでお祈りしてくださるのは我らが父も大変喜ばしいことだと感涙しているかと思うのですが。子供の相手を神父一人に押し付ける大聖堂の対応に私、感涙でございます ( 「フォスー。フォスー。クリスマスってなにー?」「サンタさんはどこから来るのー?」 ) クリスマスは我らが父の息子のお誕生日であるのである。そしてサンタはサブイベント的なのにめげずに不法侵入の極みを実行し、子供たちに夢一杯のプレゼントを持ってくるのです。 ( 大聖堂に併設された小さな教会。子供達の相手をすることになったフォスは子供達の質問に生返事オンラインで答えつつ、手元の聖書に視線を落とす。 ) 信じるものは救われます。みんなで今年のクリスマスに感謝しつつお祈りをし、美味しいご飯を食べましょう。美味しいご飯は家で食べてね。お菓子しかでないから ( 「けちんぼー!」「ていうかフォス投げやりー!」「いつもの仮面どうしたー!」「子供にも愛を!」 ぎゃーぎゃー騒がしい子供たちはフォスの髪を引っ張ったりなんだりと忙しい。そんなフォスは聖書を読むのに忙しい。誰かどうにかしてくれ、と思う。というかいつまで祈ってるんだ大聖堂の親御さん。早く迎えにきてほしい。即刻 ) [Fri 26 Dec 2008 00:31:31]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『メーリークリスマスだこんちくしょう!』 [Fri 26 Dec 2008 00:23:34]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 頭が痛いのは、寒いからだ。 暖かい笑い声が懐かしいのは、気のせいだ。 )』 [Thu 25 Dec 2008 03:13:34]
セレニア > ( 気のせいだろうか。 それとも。 …しばらく大聖堂へ振り返りながら佇んで、足早に歩き出す。 今は見えていないのだから、どうしようもない。 )   ( 街はお祭りムード。 どうやら 『聖誕祭』 は流行っているらしく、便乗して騒ぐ異教徒達もあるらしい。 何かの店から湧き上がる歓声に、表情のない顔をほんのりと顰めた。 )   ( 羨ましいわけじゃない。 暇があったら、ミサの後に開いている手芸教室などを覗いて何か習おうかとも思っていた。 それでマリア様に何か贈れればと思っていたけど。 都合がつかなくてカードしか贈れなかったのは、しかたのないこと。 別にあんな風に祝うのが、羨ましいわけじゃない。 )   ( そもそも羨むなんて、まったく、ありえない。 だいたい聖誕祭というのは… ) [Thu 25 Dec 2008 03:11:37]
セレニア > ( いくつもある小礼拝堂で略式の祈りを捧げて、大聖堂を出た。 ―――視界を掠める人影にはっとするけれど、それは現実のもの。 ヴァンパイアの接近を知らせる、幻の人影は現れない。 )   ( 気のせいだと言われてしまえばそれまでだけど、主観的には確かに謎の人影を知覚しているし、自分ではそれを信じている。 先天型ヴァンパイアハンター・クルースニックとしての能力。 ただ、時折大聖堂内部でそれを知覚することがあると、さすがに神経過敏になって、わけもなく幻を見ることもあるのではないかと気になった。 調査への配置を希望したのには、そういった部分を確信に変えたいというのもある。 カムラやマリア様は信じてくれているようだけど、同僚達が半信半疑というのでは、ちょっと不便だ。 )   ( さっきまで、近くにヴァンパイアがいたような。 幻の人影のアプローチの仕方も酷く控え目で、確信は持てなかったけれど、あれは何だったのだろう。 聖歌隊席で感知したような気になって、確信を持てずにいたら消えてしまった。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:57:53]
セレニア > ( ヴァンパイアの感知能力を活かせないものかと、調査への配置も希望しているけれど、何かと暴走しがちだった前科があるとそれはなかなか叶わない。 そもそも感知能力があるというのも、そう自称しているだけで証明する手立てがないし… もとい、あるにはあるけれど相当な手間がかかるし、鉄砲玉としての配置が有効な人材なら、あえて変える必要もないといったところか。 申請は受け入れられず、実戦に明け暮れていた。 …上手く使ってもらえるのなら、不満はない。 そうであるはずなのに、何かがもどかしいのは何だろう。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:47:52]
セレニア > ( サイズが合わなくなってきて、少し窮屈な戦闘服に身体を押し込んだ。 表皮のように馴染んでいた装備に違和感があるのは、少し不安。 パプテスの意匠が施された銀のプロテクターをつけて、銃と剣を差したベルトを巻く。 それらを申し訳程度にケープで隠し、鞄を担いで部屋を出た。 毎夜毎夜繰り替えす動作に無駄はない。 食事が少し違って、お祈りと聖歌隊の務めが増えても、いつもと変わらない夜。 カーンへ行きシフトを確認したら、その通りに動くまで。 今夜は狩れるだろうか。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:37:49]
セレニア > ( 末席にもお呼びがかかる、忙しい夜。 昨日今日と暇をみては歌って歌って、まだしばらくそんな日が続く。 )   ( 飾り気はないけれどその空間を大切に暮らしている、小ぢんまりと整った二人部屋。 聖歌隊服を着た少女は、それを脱いで丁寧に畳む。 幾重にも刻まれた鞭の痕が残る背中に、薄紅色の髪が揺れた。 傍らに用意されているのは、黒革の戦闘服。 聖歌隊も忙しいけれど、ヴァンパイアハンターとしても、聖性の高まる時期だからと油断はできない。 魔が抑え込まれるというのも刺激なら、その期に暴れ出すものもあるのだから。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:31:38]
セレニア > ( 一晩休めば回復する程度だとは思うけれど、いいかげん練習不足か。 それに専念していた頃は少しずつでも上手くなって、たまには重要なパートを任されることもあった聖歌隊。 練習への参加率が下がっても在籍し続けるには、ヴァンパイアハンターという役職や、何より本人の性格が災いしている。 真っ当な神経なら肩身が狭い思いをするのが自然なところ辞めようとしないのは、意地でもなんでもなくそれを察することができないだけだった。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:21:56]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 少し、声が枯れた。 )』 [Thu 25 Dec 2008 02:12:19]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『( 思い切って誰かの血を啜って吸血鬼化を食い止めたら、この不安も無くなるのだろうか。 )』 [Thu 25 Dec 2008 00:13:24]
フラン > ( 正常な食欲のあるうち。きちんとした睡眠のあるうち。こうして大聖堂に赴けるうちは、きっと大丈夫。漠然とした不安はあるのだけれど、やっぱりまだ―― 心のどこかで実感が無いんだと思う。だって、明日吸血鬼になってしまうという確信があったのなら、こんな風に平静を装えないもの。 ) ( …でも。 ) ( 仮に。仮に私が誰かを襲ってしまったら、私はやっぱり罰せられるのだろうか。火炙りにされてしまうのだろうか。事情が事情だもの、もしかしたら許して貰えるかも―ー………。 そう考えて、私はすぐにそれを否定した。それは有り得ないことだ。百歩譲って私の罪が問われなかったとしても、今までどおりの生活を送ることなんて出来なくなる。家族とも会えなくなる、友達とも会えなくなる、学校にだっていけなくなるし、今はまだ居ないけれど、きっと恋だって出来なく――……。 ) [Thu 25 Dec 2008 00:12:38]
フラン > ( こうしてここに座っているだけで、何か神様が気の利かせた奇跡を起こして問題を全て解決してくれそうな気もしたけれど、生憎そういう展開にはならないみたい。…当たり前か。神様の奇跡を期待するだなんて、そんなのまるで博打好きの人みたいだし、ばちだってあたりそう。 ) ……。 ( ぐ、と目頭を押さえたところで、シスターが心配して声を掛けてきてくれた。 ) あ、ああ…ええ、大丈夫です。すみません。お手伝いの続き、しますね。 ――え?ええ。体調も良くなりましたし、ただの寝不足だったみたいです。 ( 私はにこりと笑い、椅子から立ち上がる。 ) [Wed 24 Dec 2008 23:58:02]
フラン > ( この時期はもっと、心躍るような楽しさに満ち溢れていなければならないのに。溜息なんて出てしまう自分がすごく嫌だ。それに乾きには襲われないとしても、何だか自分が酷く場違いな存在のように思えて。――こういう感情も、吸血鬼化の特徴の一つなのだろうか?だとしたら、逆の事を考えないと…。 ) とはいってもね…。 ( やっぱり、少し疲れた。今日は沢山お手伝いで動いたし、寝不足が祟ってちょっと眠い。 ) [Wed 24 Dec 2008 23:45:58]
フラン > ( 私がこの日に最も恐れていた事は、この大聖堂の中で身体の変調を来たしまた乾きが強くなるのでは無いかということだった。或いは、穢れた存在として神様に存在を拒絶されるのでは無いかということだった。だから私は、顔見知りのシスター達に「今日は少し体調が良くないんです。お手伝いはしたいですが、もし無理そうならご迷惑をおかけする前に言いますね。」と、予め断っておいたのだ。何か異常が起きて、それが誰かに知られる前にここを出て行けるように。実際―― 昨日はそのことが心配であまり眠れなかったし、顔色だって良くない。 でも、ここまで何事も無く済んで私は少し安心していた。シスターには「途中で良くなりました」とでも言っておけば良いだろう。 ) ……ふぅ。 ( ぎし、と聖堂の椅子に腰掛けて溜息を一つ。 ) [Wed 24 Dec 2008 23:38:02]
お知らせ > フランさんが来ました。 『12月24日、身体に異常はなし。』 [Wed 24 Dec 2008 23:32:07]
お知らせ > マグヌスさんが退室されました。 『…今度、暗黒街に赴くか』 [Fri 21 Nov 2008 23:17:56]
マグヌス > …。 ふぅ。 ( ペセルはやっちゃったし。 協力を仰ごうとしたら、気分が気分で頼む気になれなかった。 しかも、どこかの村で寄生虫とかで騒ぎが生じている。 ) 頭が痛くなるものだ。 ( 肩を落としては立ち止まってしまった。 良い解決策が見つからずに仕舞いだった。 ) そもそも一人で解決が出来るわけ無いから、―― … 。 ( 猫の手を借りたい気持ちで一杯だった。 良く考えたら、同僚と良い関係を築けていない。頼れる相手も皆無といっても良かった。 ) 難しい問題か。 ( 何度か同じ言葉を吐いた。背筋を伸ばしてから、再びと歩き出そう。 ) [Fri 21 Nov 2008 23:16:01]
マグヌス > ( 不思議な淑女が現れては捕まえてくれたらしい。 ) 神と淑女に感謝をしなければいけませんね。 ( ステンドグラスは弁償する以前に、修理の手間が掛かってしまう品物である。 安堵の息を漏らす訳でも無く、無表情のまま声の大きさを控えめにして放った。誰かに注目を受けるのは好きじゃないし、苦手なほうだ。光を浴びるには、悪魔の血を浴び過ぎたのだから。今となり、大昔の話ではあるが。 ) さて、迷える子羊がいなくなった時に掃除が出来るように準備をして置きましょう。 ( 懺悔から崇拝まで目的とした訪問客が多い。だからこそ、目撃の少ない時間帯を選んでは掃除を怠ってはならない。 ) [Fri 21 Nov 2008 23:06:55]
マグヌス > ( 七つの大罪。人々の罪や欲望が強く持てば持つほど、――悪魔を強くする。 ) …異常は無し。 ( 闇が存在すれば、光も存在する。 七つの美徳。人々の愛や希望が強く持てば持つほど、――天使を強くする。 人間次第で、悪魔か天使を強くする生き物だ。神をも含まれ、信仰されなくなれば――徐々に力が枯渇し、絶命に至る。 ) こっちの見回りは済んだのだったかな。 ( 黒い装束を身に包んだ蒼い髪の女性は、長い廊下に歩きながらステンドグラスを見眺めていた。なんでも、ガラスを食う虫がいるとか、実際したのが吃驚した。 ) [Fri 21 Nov 2008 23:00:47]
お知らせ > マグヌスさんが来ました。 『( 美徳が天使を築き上げる )』 [Fri 21 Nov 2008 22:55:10]
お知らせ > オリヴィア@捕獲さんが退室されました。 『ついでに、大聖堂できちんと捕獲できるように見守ってくださいとお祈りも捧げておきましょう』 [Tue 18 Nov 2008 23:29:52]
オリヴィア@捕獲 > (とりあえず、籠にいれて…)他にはいないかしら?(せっかくなので様子見していこうかなーとか…) [Tue 18 Nov 2008 23:27:13]
オリヴィア@捕獲 > (本当に飛んで逃げようとするんだと、網にかぶさったあとじたばた暴れるそれに妙に関心と言うか、ここまで技術は進んでいるんですねーとか。さすがヴェイトス…擬似生命なんて研究クリスティアでやろうものなら教会からすごくにらまれると思う、うん)…っとと、いけないけない(なるべく壊さないでとか言われてたのだったとか…暴れさせちゃだめなのにとか)うーん…ちょっと足のところとか…(まぁ、これくらいは仕方ないかしらと) [Tue 18 Nov 2008 23:25:36]
オリヴィア@捕獲 > (抜き足・差し足・忍び足…と近づいて…後は一気に…)とりゃっ!(声とか出したら駄目だろうけど、勢い大事…一気にこー網の中に捕らえんとする)[判定] [Tue 18 Nov 2008 23:23:06]
オリヴィア@捕獲 > あれ…かな? 保護色してる…(いろとりどりのステンドグラスに混じって、赤と黄色のものがへばり付いているっぽく…何度も照らして確認確認…確かになんか浮き上がっているようにも見えるし…)間違いないですね。うん、確認しといてよかった…(ではっ、いざ尋常に捕獲をば…っ。ゆっくり足音を忍ばせて、両手で網をしっかり構えて…その間も目標をしっかり見つめて…。と言うか飛んで逃げたりするのでしょうか) [Tue 18 Nov 2008 23:20:58]
オリヴィア@捕獲 > (実家は貴族の騎士様が、捕獲で小銭を稼いでいるとか言われるのもあれだけども…まぁ、お金は必要ですし、意外と虫取りも苦手ではないので丁度良かったと)さて…いますかねぇ…(んんーとか言いながら、ランタン片手に外から確認、うろうろ)[判定] [Tue 18 Nov 2008 23:17:48]
オリヴィア@捕獲 > (年甲斐もなく虫取りに興じている、しかもこんな冬に季節が向かおうかってタイミングだったからそれは確かに不審がられても仕方ないかも知れない…けど、騎士団の制服の上に虫取り籠、手に虫取り網もどうかと思うわけでですね…っ)とりあえず、外から確認させていただければ…はい、私は、オリヴィア・トレボーニウスと申します(以前にお祈りにきたりとかしていたけども、生憎と自分は聖教会系の人間なのでこちらには顔を出す機会がなくて知られてないのも仕方ない) [Tue 18 Nov 2008 23:15:19]
オリヴィア@捕獲 > 大学の、あの、えーと…ぴぴんちょ・すぺちょぽっちょ?さん…えーと、ちょっと一読しただけでは難解な、あの、頭はおかしくなったわけではないので安心してください(どうしよう、騎士団の制服できちんと任務とか言ってやったほうが良かったんじゃないのかとか思ったりして…)えーと、ステンドグラスなどに引っかいたような被害とかは出ていませんか? その、研究中に逃げた魔法生物が悪さをしているらしく捕獲を頼まれたもので…(こういう依頼と依頼文の書き写しを提示して、斡旋所に照会してもらってもかまいませんので、と) [Tue 18 Nov 2008 23:10:14]
オリヴィア@捕獲 > (大聖堂のステンドグラスが思い浮かぶわけで…、一番ターゲットにしやすいだろうし、何より傷物にされるわけにはいかないと言うわけで、こうして乗り込んでみた)…あの、えっと…その…大学で、研究で、逃げたカブトムシの、言え普通のカブトムシではなくてですね?(乗り込んでくるなり呼び止められてしまいました。今日は虫取りにあわせて白いワンピースとかそんな格好に斜め掛けにした虫取りかご、そして虫取り網の格好で乗り込んだもので、おかしい人かと思われたっぽい。ちょっとショック) [Tue 18 Nov 2008 23:06:33]
お知らせ > オリヴィア@捕獲さんが入室されました。 『やはり、ガラスと言えば…』 [Tue 18 Nov 2008 23:03:45]
お知らせ > ソレディーさんが帰りました。 『( また来ますと、大きく手を振って帰っていく。 この辺り、まだ変わらない。 )』 [Sat 8 Nov 2008 15:39:18]
ソレディー > ( 取り次いでもらうまでの間、どういった用件かと問われて、そのまま応対してくれた僧侶に相談してしまう。 相手は顔見知りで、ある程度事情も知っていて、しばらく顔を出さなかった娘の変化にも気付いたらしい。 がんばっていますねと脈絡なく言われて、娘はきょとんと目を瞬いた。 )   ( ―――どうやらタイミングが悪かったようで、アレッサンドラには会えない。 それなら、と僧侶に預けるのは、去年のクリスマスとヴァレンタインを兼ねて、ずっと前からしたためていた贈り物。 10万エンもする、傷に効くらしい湯の花だ。 ぶっちゃけキャッチセールスに引っ掛かったもので、勇者を助けて魔王を倒した薬師がどうのこうのと胡散臭い但し書きがついている。 害にこそならないだろうけども、薬効は期待できない。 )   アレッサンドラさんにお渡しください。 ―――〜え、ええと。 傷が奇麗に良くなるみたいなので、その… お、贈り物です。 ただの贈り物です。 クリスマスもヴァレンタインもだいぶ前でしたしー… あ、そういえばもうそろそろクリスマスですね。   ( なんかもう今年のでも良いくらいの時期になってしまって、去年のを今更とは言えない。 どう言ったものかとまごついて、でも、彼女の役に立ちそうなものを見つけたから贈るというのは、そんなに不自然でもない気がした。 いささか高いけれど、物価に対する認識は確立されていないし、アレッサンドラにはお世話になったのだし、まあ。 ) [Sat 8 Nov 2008 15:36:42]
ソレディー > ( この娘は一時期、大聖堂で暮らしていたことがあった。 教会関係の事件に巻き込まれてのことなのだけど、それ以前のラットマン戦争で危ないところを助けられて以来、包帯女ことアレッサンドラ・マリア・クレメンテとは縁がある。 紅鱗騎士団へ入れるよう取り計らってくれたのも彼女で、その口添えがなければヴェイティアンがクリスティア騎士団に入るのは難しかっただろう。 見た目がそうである以上、ハーフであることはあまり意味がない。 もっともハーフでなかったら… 父が竜騎士でなかったら、こんなチャンスも与えられなかっただろうけども。 ) ―――…はい、一般教養の先生です。 それで、引越しされたのですが、お祝いは何が良いでしょう? 先生も騎士なのですが… [Sat 8 Nov 2008 15:05:07]
ソレディー > ―――ご無沙汰しています。 皆さんお変わりありませんか? ( ヴェイティアンのように見えるとはいっても、娘に辺境の居留地へ追いやられている民族の雰囲気はなかった。 しっかりと成熟しつつある身体の割りに表情や動作は幼く、ある程度まともになった話し方も丁寧にしようと意識すると一音一音が跳ねるようなスタッカートになって子どもっぽい。 けれど、それだけだ。 ポニーテールに纏められた髪は丁寧に梳かれているし、着ているドレスは一般市民のそれよりもいくらか上等なくらい。 人種にさえ目を瞑れば、立派な市民になっている。 ) [Sat 8 Nov 2008 14:38:08]
ソレディー > ( 清々しく面会を求める相手は 『炎の魔女』 などとも呼ばれている、ヴァンパイアハンターとして名を知られた大聖堂の包帯女。 なるほど騎士団員ならばどこかで接点もあるのかもしれないけれど、やたらと明るい表情やテンションとはミスマッチ。 事務所に居た数人の僧侶と尼僧は皆一様に呆気に取られたような表情になり、次いで、この娘のことを知っている何人かが微笑ましそうに表情を綻ばせた。 もちろん、迷惑そうな、胡乱気な視線も向けられるけれど。 応対に出てくれた僧侶にお久し振りですと礼をする娘に、それを気にした素振りはない。 ) [Sat 8 Nov 2008 14:27:03]
ソレディー > ( それはそれは元気の良い子どものようなご挨拶。 朗らかな声を響かせて教会の事務所に顔を出したのは、赤い髪と褐色の肌の少女。 知っている人が見れば一見してヴェイティアンのような、もうそろそろ一人前として扱われてもおかしくなさそうな娘だった。 ) ―――アレッサンドラさんいらっしゃいますか? 紅鱗騎士団随員、ソレディー・カモシレーヌです。 [Sat 8 Nov 2008 14:17:52]
お知らせ > ソレディーさんが入室されました。 『 こんにちはー! 』 [Sat 8 Nov 2008 14:12:39]
お知らせ > マグヌスさんが帰りました。 『……。( その背中に見覚えがあるような。 首を傾げたシスター。 )』 [Wed 5 Nov 2008 23:28:26]
マグヌス > ( またありがとうって言われた。 実際に試してから、良い成果を出せたなら分かるけれど…。 ) なるべくならば、… ( 言葉が詰まった。お節介が焼き過ぎたのを自覚しては、頷くようにして微笑で返す。 ) おやすみなさい。 今宵も良い夜を過ごせますように。 ( 立ち去る彼に片手で振っては見送ろう。彼の背中が見えなくなるまでじっと視線を向けていた。 ) [Wed 5 Nov 2008 23:25:19]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『(まだ自分は、頑張れる)』 [Wed 5 Nov 2008 23:16:22]
カイン > ありがとう。――今夜は、それを飲んでみるよ。(ホットミルク、か。 試してみようと頷いた。 ――多分、これでまた少し頑張れる。 よく悩むし、落ち込むけれど、今日はっきりと、自分のやっている事が無駄じゃないとわかったから。)それじゃあ、僕はこれで。おやすみなさい――また今度。(思い出そうとする彼女に笑いかけて、小さく手を振ってから、歩き出す) [Wed 5 Nov 2008 23:16:12]
マグヌス > では、私もカインさんとお呼びしたいと思います。 ( 彼から告げられた名前をしっかりと頭に叩き込んだ。礼儀を返すようにまた微笑を浮かべてはお辞儀をする。 ) …よく眠れますように暖かいミルクをお飲みしてみてはどうでしょう? ( 孤児院の子供たちからシスターたちまで幅広く飲まれている。また季節に合わせて祝福と加護の意味合いにも繋がる。温かみを思い出して身体に安らぎを思い出せますように、と。 ) どういたしましてです。 ( 頷いては答えよう。 ) ――、…私が? …はい、今は思い出せなくてごめんなさい。 ( 苦笑を漏らした。本当に出会った記憶が無い。何処かで記憶を失ったのだろうか?心配になり、相手に申し訳無さそうに謝罪をする。 ) ――カインさんの心が休まるならば、いつでもお待ちをしています。 ( 微笑すれば、差し向けた瞳を瞑った。 ) [Wed 5 Nov 2008 23:13:00]
カイン > マグヌスさんだね。僕はカイン。カイン・グレイホーク。(名前を聞かれて、此方も躊躇い無く答えた。少なくとも、今この瞬間はこの名前だ。誤魔化す必要は無い)ん――……まあ、そんな所かな。休んだ方が良いのかもしれない、マグヌスさんの言うとおり。(疲れてるのかと聞かれて、笑って誤魔化した。まあ、間違いではないと思う。 ただ、今日は彼女と逢えたお陰で、大分楽になったのだけれど)ありがとう。 ――……。(応援してくれるという言葉が、ひどく嬉しい。勿論、これは僕に対してであって『彼』に対してではないのだけれど。それでも。十分に。だから――青い瞳に真っ直ぐ見つめられて、少し黙ってから、こう答えた)――多分、マグヌスさんは知ってると思う。 思い出したら、その時に答えるよ。(だから)……また逢いに来ても良いかな? [Wed 5 Nov 2008 23:03:25]
マグヌス > ( シスター…。まあいいか。 ) ええ、良いですよ。 マグヌス・クウネル・ウィンターズと申します。 皆さんからはマグヌスと呼ばれております。 そちらの名前を聞いても? ( 彼に問われれば、躊躇もせずに名前を述べよう。小さくお辞儀をした。 目の前に居る若者があの仮面だと想像も出来ないし、アイゼンリッターなんて知らない。 ) ――お疲れでしょうか? …? ( ナンパでも告白でも無さそう。 何故、彼が困惑するのか分からない。見るところ悪い事をします、なんて邪気も感じられないのだ。 ) はい、何も出来ませんが応援をしていますよ。 ( 間を置いてから、単刀直入に問おう。 ) ――あの、…どこかで私とお会いをしたのでしょうか? ( むず痒い雰囲気から抜け出そうと、切り出した。微笑は浮かべているもの、蒼い瞳はじっと貴方の顔や瞳を捉えたまま外そうとしない。 ) [Wed 5 Nov 2008 22:56:28]
カイン > 大聖堂のシスターさん、か。――あ、名前を聞いても良いですか?(まあ、そんな人がどうしてスラム街で、しかも武装して倒れていたのか……という事は気になるのだけれど。僕だって、色々とやっているのだし、わざわざ聞こうとは思わなかった。 それに自分――ではないのだけど――が関わった人が、その後、こうして元気になっているのを見れたのだ。 十分じゃあないか)……うん。元気なのは、良い事ですから、やっぱり。って、何を言ってるんだろうな。まぁ、あんまり上手く言えないんですが。(ふむ、これじゃあまるで変な人だ。シスターが困惑しているのもあって、困ったように頬を掻いた)無理をしないように――って所、ですかね。 でも、まあ……やれるだけの事は、やらないと。 せめて自分にできる事くらいは、なんて思うんです。(気持ちはありがたいんですけど、と笑って) [Wed 5 Nov 2008 22:46:42]
マグヌス > 最初の方は、――そう仰いますからお気になさらずに。 ( 意味深な言葉を残しては、蒼い瞳をゆっくりと細め上げた。 最初は興味が無くとも、何かしらのきっかけで崇拝するようになるのだから。何が起きるのかは誰も知らないのだ。 ) そうですか。 この大聖堂で働いている者です。 ( 初対面なハズ。なんだろう…この違和感は?声だって、何処かで聞いた事があるようなないような。 肩を竦めては首を傾げてみよう。瞳の色は認識が出来たもの、独特さが感じられず他のと一緒に見えた。形は微妙に誰かと似てるような。 ) ええと、… ――? ( 不思議な人。初対面なのに、ここまで心配される方が驚いてしまう。 ややあって、戸惑ったような表情をしつつ。 ) …そうですか。 頑張れるのは素敵な事だと思います。ですが、頑張りすぎて身体を壊しては元の子もありません。 ――羽根を休める事も大事ですよ? ( 貴方の様子を見遣れば、気掛かりだったが無理に追求しようとしない。そして本音の欠片と小さな助言を遠回しに送ろう ) [Wed 5 Nov 2008 22:37:39]
カイン > ……まあ、あんまり敬虔な信徒ってわけじゃあ、ないんだけどね。(微笑まれて、照れたように頬を掻いた。 純粋に神様を信じて――なんて人とは比べ物にならない。何と言うか、日々の習慣としての信仰みたいなものであって、熱心に祈っているというわけでもなく)あ、いや、誰だかちょっとわからなかったもので。(慌てて、誤魔化した。まあ顔は見せてない――筈だ。面貌は上げたけど、目しか見えないようにしてあるし。声くらいか? 多分、大丈夫。多分)ああ、それなら――良かった。うん……本当に、良かった。(彼女の答えは、僕にとって心底嬉しいものだった。良かった、と思う。声に出したのと同じように。 それにしても雰囲気が大分違うのは――こっちが素なのかな、と思いながら)悩み自体は、あんまり解決してないんですけど――もうちょっと、がんばれるとは思います。 ここに来たお陰で。 [Wed 5 Nov 2008 22:24:31]
マグヌス > そうだったんですか――。 いつでも神様は貴方を歓迎しますよ。 ( 微笑を貴方に向けよう。独特な青の色が多くは目印になるのだろう。暗黒教会のシスターとも被ってしまうか。 ) …だった? ( 以前、何処かで会ったのだろうか?記憶の線を引き摺りだしても、…思い浮かばない。 眉根を下げては、オウム返してしまった。 ) いえ、慣れていますので大丈夫ですよ。ご心配をありがとうございます。 ( 背筋を伸ばして、身体の向きを貴方に向ける。箒を抱えたまま頭を垂れた。 ) …悩みを晴れましたか? ( 愛想を良くしようと微笑を止まない。スラム街の時の様子と現在を比べれば別人に見えてしまうだろう。 ) [Wed 5 Nov 2008 22:15:53]
カイン > あ、いや、散歩してたんですよ。 気がついたら、こんな所まで来ちゃって――と(唐突に吹いた風に、思わず目を細めた。随分冷え込んできたなぁ……と思っていると、シスターの青い髪が靡いているのが目に映った。)――――あ。(……思い出した。前に、ボロボロになってスラムで倒れていた人だ。 あれからもう、一ヶ月か、二ヶ月か……。 随分と怪我をして衰弱していたようだったけれど)――そうか。……シスターだったのか。(こうして教会にいる所を見ると、だいぶ良くなったらしい。 自然、笑みが浮かんだ。――良かった。本当に良かった)………え、えぇと。 ……寒くなってきましたけど、大丈夫ですか? [Wed 5 Nov 2008 22:07:35]
マグヌス > ――、彼の都合に合わせないと難しいか。 ( 彼だって医者という立派な仕事があるのだ。若々しい身体を維持する程度に軽くした方が良いのだろう。 ) ――? ( 何かしらの気配に察したように、肩に担いだ箒を降ろした。顔だけで貴方の方に振り向こう。人らしい姿を認識すれば、首を傾げていった。 ) ――こんばんは、…どちら様でしょうか? ( ご丁寧な口調で貴方の方に話しかけよう。返事があるかないか、それだけの反応を探りたかったらしい。直ぐ傍にある長椅子に置かれたランタンから離れようとしない。 不意に風が吹けば、曝される青い長髪が揺れる。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:59:23]
カイン > (だいぶ冷えてきた。もう季節は秋から冬に移り変わっているような気がする。 革のジャケットに両手を突っ込み、肩を竦めるようにして僕はぼんやりと大聖堂の傍を歩いていた。 散歩――というか何というか。神に縋りたいわけではなかったけれど、何となく、ここまで来てしまっていた。気持ちはあまり明るくない。 どうにも、悩み事が多いのだ)…………………あれ。裏庭の方まで来ちゃってたのか。いけないな。ボーっとしてたみたいだ。(ふと向こうに見えたシスターの姿に、今更ながらに自分が何処にいるのかに気がついた。 参ったなと溜息を吐き――ふと、その箒を担いだシスターの方に目を向ける。 ……見覚えがあるような、無いような。 前に逢ったことがある気がするのだが――) [Wed 5 Nov 2008 21:52:09]
マグヌス > ( 箒を肩に担ぎ、ランタンの置かれた長椅子に足を運んでいった。 ) そういえば、ランセットの教育… ( 教育? 何を教育するんだ? ) いや…、稽古だったか。 ( 今後の課題とやるべきの事を口にすれば、思わずに口許を緩めてしまった。目標があるだけでも楽しくなってしまうし、身体が鍛えられるのだから。 ) そうだな。 メニューやレッスンの内容も決めて置かないと。 [Wed 5 Nov 2008 21:48:43]
お知らせ > カインさんが入室されました。 [Wed 5 Nov 2008 21:48:07]
マグヌス > ――私は、…千年の間に死を見過ぎたのかも知れんな。 ( 過去に振り替えようとすれば、嘲笑を零した後に止めてしまった。細長い指を長年の木に触れようとした。 ) 魔族は滅んで当然だ。 だが、人間と変わらない魔族は存在するのだろうか。 ( 長年の木に触れようとしたが、触れるのを止めにしてしまった。それだけが気掛かりだった。 魔族の血が半分だけ流れているならば、理解は出来なくもないが狂気に捕らわれやすい…ハズ。 ) 考えるの止そう。 ( 歩いてきた道を立ち止まり、思考を捻ろうとも結論が出るわけが無い。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:36:45]
マグヌス > ( 長椅子に置いたランタンから漏れ出る明かりが周辺を照らしていた。曇りはそんなに酷くなければ、黒い装束を纏った女性が見えるだろう。 ) あれはあれで悩みがあったのだな…。 ( シスターに見えないのは被り物や十字架を下げないからである。それに無愛想というか無表情っぽさからシスターに連想するのは困難だろう。 ) ――、はぁ。 ( また溜め息を吐いた。箒を操る手でさえも動きを止めてしまった。風が吹く音と同時に葉が揺れる音を聞いた。視線を上げれば立派に育った長年の木が見える。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:24:13]
マグヌス > ( 地面が擦れる音が小刻みに響き上げた。 ) ――-。 ( 報告は終えた。数日間もペセルを監視した結果では無害に等しい。発情し易い点を取り除けば放って置いても問題は無い。ペセルの件は大聖堂に報告しない。負傷の原因はまた別の悪魔ということにして置いた。影を操る得たいの知れぬ悪魔、と架空の敵を仕立てた。 ) …後ろめたいな。 ( 溜め息を吐いてから、箒を片手で操りながら落ち葉やゴミを掃いていった。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:17:21]
お知らせ > マグヌスさんが入室されました。 『( 限りない広さを誇る裏庭 )』 [Wed 5 Nov 2008 21:09:50]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『なんてな ( 苦笑し一転。大聖堂の中へと戻る )』 [Wed 5 Nov 2008 00:45:37]
フォス > ( ふと空を見上げる。夜空。しばし考え込むように見上げた後――、ゆるりと首を振る。 ) ―――平和な世の中ということは。それはすでに完成しているのではないだろうか。それはつまり、脅威の居ない世界は救うべき神も存在しない世界になるという事ではないだろうか。つまり―― ( 考える。 ) 我らが父が「もう後はのんびりできるじゃーん」って言い出したら俺遊びまくりジャね!? ( そ れ は 悪 徳 で す ! ) ―― 空から火の矢降ってきたらたまんねぇわな。やっぱ適度にスパイスがほしいわな。 ( 悪魔が関わるとなるとあまり無いのだからしょうがない。「せんせー!」ふと視線を投げると子供たちが大きく手を振っている。孤児院の子供たちだ。帰るらしい。ぎこちなく笑って手を振りかえす。俺ってば神父らしくない? このお仕事ももうマスターだな。転職でも考えますか。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:41:59]
フォス > ( すーはー、と深呼吸。最近は煙草を止められてる。それでも無理に吸ってやるぜへへへ、という反骨精神も尽きた。もう疲れたよ。田舎に帰ろうかな。両親の顔が見たいよ。うふふふ。ちゃんと人間としての両親と言っても俺は感謝するいい子なのさ。――――さて、 ) ―――、一ヵ月後のクリスマスに向けて、にわかに忙しくなってくるか。大聖堂もそりゃ力もいれますわな ( じゃりじゃりと詰まらなさそうに地面をつま先で突きながら考える。最近はなんだか平和ですね、とか。そんな事。そーろそろ悪魔のなんかが来そうだな、と漠然と思うが。予想でも予感でもないのであまり意味が無い。 ) つーか。悪魔跋扈してらっしゃる町って聞いてたのに落ち着いちゃってまあ。最近は物騒な事が無くてこちとら煮干のだし汁昆布って具合に干されちまうわな ( 結局暴れているのが人間ばかり。それとよくわからない水魔とか睡魔とかスイマーとか。・・・・。我ながらつまらないダジャレだ。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:29:31]
お知らせ > フォスさんが来ました。 [Wed 5 Nov 2008 00:24:06]
フォス > なにをぅ!? クリスマスっていえばあれだろ。馬小屋でイエスが生まれて「この子、泣かないわ。貴方!」とうろたえるマリアに夫の・・・・・・ヨセフ? ヨセフが「こういう時は背中を叩くんだよきっと!」とズバーンと背中を真っ赤になるまで叩いたという夜といえば満足か!? ( 「満足じゃありません!」スパーン! ) ―――――・・・・・・え〜、我らが神の子イエスが生まれたのは12月の25日になります。これを降誕祭と言い、クリスマスと言います。そこ、笑うな ( 真っ赤になった頭をすさすさと撫でながら子供たちにクリスマスについて教える。もっとも、こんな事は子供たちも知ってる話しだろう。それこそ毎年聞かされているわけだろうし。 ) この記念すべきクリスマスを祝うのはもう宗教の垣根を越えて世界各国で行われてる伝統行事化してます。その影響力は素晴らしいものです。君たちも我らが兄にして神の子の誕生を祝いましょう。終り。一ヵ月後だけど ( 「はーい」という子供たちの元気な声にシスターは満足そうに頷き、フォスは「痛い」と呟きながら礼拝堂を出て外の空気を吸いに外へと出た。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:22:47]
フォス > それはもうクリスマスと言えばあばんちゅーるな冬の一時を過ごせる請け合いのクリスマス! 可愛いあの子もきれいなあの子も自由な気持ちでお近づきになれるチャンス! 街角でぼぅとしているあの子は寂しい子! だから慰めてあばんちゅーるな一夜を・・・。 ――と、いうのがクリスマスです ( 「おー」と目を輝かせた子供の歓声と「なに子供に教えてるんですか!」とシスターがハリセンでスパーン!と赤毛の頭を叩いたのは同時だった。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:13:39]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『く り す ま す! クリスマスメスマス!』 [Wed 5 Nov 2008 00:10:35]
お知らせ > ジルコニアさんが退室されました。 『 ――己の”其れ”ならば聞えます。 ( 謎掛けのよう低く囁かれる声。 )』 [Fri 10 Oct 2008 03:24:21]
お知らせ > ロゼさんが退室されました。 『―――いのち。(ぽつりと。) 貴方にはその声が聞こえるの?(娘は囁きに耳を傾ける)』 [Fri 10 Oct 2008 03:21:46]
ジルコニア >  其れが人を生み出すのでは無いので自分でも困惑しております。 人体の持つ機能を完璧に兼ね備えていれば良いのですから―――、生きて居なくとも良いのですよ。 流石に、頭部は代用は効きませんし。 ( 効けば其れは最早、別の人間では無い。 冗句のつもりか、楽しげに喉を鳴らし。 ) 人を生み出すのは錬金術師にでも任せておけば良いのです。 カミサマの真似事が精々でしょう。 ( 神のカタチを模倣しヒトとなり、ヒトの形を模倣しヒトカタと成す。 暗がりの中、この距離ならば肩を竦めた男の顔が自嘲じみた表情に変わるのが見えるだろうか。 ) 左腕は、前もいった通り。 貴女には重い――苦しい時や悲しい時のようにね。 ( ですがお約束します、と付け加えた。 貴女に合う左手を。 ) 命ではアリマセン。 魂が――宿るのですよ、カタチ故か名前故か解りませんが。  [Fri 10 Oct 2008 03:15:30]
ロゼ > (「女は自分の身体に重さを感じるか」  ―――どうだろう。考え込んでいる間にも尚、耳に流れ込んでくる言霊。)       ―――ありがとう。 よく見えます。( しとり。微笑んで。その手をそっと下ろした。貴方を見上げながら )    ……苦しいときや、悲しいときは。身体が重いですし―――嬉しいときは、じわりとするのに軽くなったり、したことがあります。     身体は……  具合が悪いとき。それ以外はいつでも――― 左手が。(す、と左腕へ視線を落とした後、また、貴方を見て。) ―――   けれど。    貴方は人を生み出しているのですね。     ちいさな かみさま ? ( にこり。笑ったまま。そう思ったのだ、と。疑問系で紡いでも確信めいたような。) ……命を息吹かせることが、お好き?(戯れのように。微笑み浮かべるまま。興味のままに問いかけて。)  [Fri 10 Oct 2008 02:59:34]
ジルコニア > 女は自分の身体に重さは感じますか――? 義手や義足は、私の人形制作とは違います。 完璧な人体は目の前に存在し、悪戯好きの妖精や人心を惑わす精霊とは違い日々接しております。 ( 伸ばされた聖女の白い艶やかな指先、作り物では無い生身の手。  足音と共に見上げられれば、静かに伸ばされた其れ。 避ける事無く受け入れ、聖女の絹を思わせる髪の質感とは違う。 男の硬い髪が聖女の指先に絡む。 ) 闇では黒色は目立つのですが、貴女のお望みとあらば。 ( 互いに手を伸ばせば届く距離、だが男は聖女へと手を伸ばさず。 ) [Fri 10 Oct 2008 02:52:42]
ロゼ > ( 彼は、硝子細工に憧れるひと、なのだろう。祈りを紡いだ私に、書物の言葉の如く呪文を唱え始めた彼。僅か肩を揺らして静かに―――クスクス。と。  笑った。音の静かな、笑い声。 ) ……   けれど。  (貴方を見据え)  重さがあるからこそ、きっと自然なのでしょうね。―――貴方は完璧なIce dollがお好き?…軽くて、綿菓子のような。―――精霊や、美しい妖精が?( こて。と。首を傾げてきょとんとした眼差し。笑ったままの。 カツン。―――カツン、と。愉しむ様な、潜む様な残響が響く。貴方へ近づかんと。 )       (見上げられたら、私の手を、貴方の髪に伸ばしましょう。)  貴方の姿は真っ黒で、私の目に溶けてしまいそう。だから、このくらいでもよろしくて?(再び、穏やかな表情が斜めに傾いた。) [Fri 10 Oct 2008 02:37:52]
ジルコニア >  ―――さて、一口に美しいと申しましても沖合いに沈む夕日や夜空に広がる満天の星空も美しいと誰しもが言うのでは有りませんか。 ( 自然、大聖堂では天に住まう父が作り出したと言われる世界。 ) 私の求める美しさは、自然の美では無いのは確かですが。 ( ならば、人の造りし物は美しく無いのか。 神の想像した物に比肩しようなどと…過ぎる言葉、小さく溜息を吐き。 ) 詮無き事を申しました、お忘れ下さい。 ( 謝罪の言葉と共に再度下げられる頭。 ) 恐縮です。 その後の加減は宜しいようで何よりかと。 ( 目の前に翳された鋼の指先。 すぅ、と眼を細め薄く嗤う。 ) 魔法では無く、大系化された技術なのですが……。 魔法も技術には違いありませんが、先日話した通り材質について調べては見た所。 矢張り――鉄以外となると難しいのが現状かと。 軽量化も考えては見たのですが、今度は耐久力の問題がありまして些か困っております。 ( 「 出会いを… 」 )( 男は祈る事は無く、変わらぬ笑みを浮かべた儘。 ) [Fri 10 Oct 2008 02:28:26]
ロゼ > ――― そう    ですか。    (たどたどしく、紡ぐ声が響く)  ……   本当に。美しいものがお好きなんですね。( 端整に創られた人の形をした硝子のような細工。それを思い出して、小さく微笑みが滲む。)  ――― あの場所も嫌いではございません。  ただ、命のざわめきが多いように思えて。それだけです。(首を横に振って。会釈をする彼に、やんわり立ち上がった。 ) ……    この間は、有難う。貴方様のおかげで随分軽くなった気がします。( 白の裾をその機械手の指先が握る。丁重に膝を折って辞儀をしてから、そっと貴方へ差し出すように伸ばして見せた。淡い笑みを浮かべながら。)   魔法使いの様だと思いましたわ。(小さい呟きが、静寂に響く。ふと、娘の視線は。先程彼が見ていた”聖女”へと向けられて。)  ―――     マリア様。出逢いを感謝いたします。(小さく、囁くように。祈って目を瞑る一瞬。)  [Fri 10 Oct 2008 02:13:29]
ジルコニア > ( 背後から聞こえた声に、振り返る――炎に蹂躙されて無い人としての貌が。 ) 聴こえていましたか、御機嫌ようシスタァ。 職人にとって完成された美は信仰の対象にも為り得る、と言うハナシですよ。 ( 壁に描かれた聖女を一瞥すると、祈りを捧げていた聖女へと身を向け。 ) 尤も私の場合は――典礼では無く、崇拝の為の祭壇と言う意味ですが。 不謹慎なハナシですのでお聞き流し下さいシスタァ。 待ち合わせの場所は、確かに私の野暮ったい工房よりは良い場所だと思われます。 ( 頭を垂れ、会釈を聖女へと。 ) [Fri 10 Oct 2008 02:02:38]
ロゼ > ( 地面に膝をつき、真っ白なドレスが床に散らばる姿。闇に隠れた様に肩が僅か、見えないのは黒に覆い隠されて。不恰好な左手と、それに比べると艶かしい白い右手が両手を組んで、祈りを捧げていた娘は振り返って問うた。 ) ……ごきげんよう。  貴方はミサがお好きなの?ジルコニア。( 首を傾げながら、その声音を頼りに。僅かな笑みを浮かべて ) [Fri 10 Oct 2008 01:49:31]
お知らせ > ロゼさんが入室されました。 『―――何故、祭壇をお作りになろうと仰るのですか?』 [Fri 10 Oct 2008 01:40:33]
ジルコニア > ( 壁に投げ掛ける視線は、其処に広がる光景を瞼に焼き付けんとする程に鋭く――、瞳の奥に灯るのは恍惚というなの炎。 ) 此処に祭壇を作れば良いのに、と思わずには居られません。 ( 壁画には一人の聖女が描かれていた、パプテスで尤も有名な聖女が。 有史以前より唯一人、人類で原罪を背負わずに生まれてきたと言われる。 御子の母親、聖母の幼き頃の肖像画。 ) [Fri 10 Oct 2008 01:36:01]
ジルコニア >  其の先が『大聖堂』とは、私もつくづく――。 ( 礼拝堂、其処には日中問わず熱心な信徒達が訪れ命を捧げる。 其の中に混じり黒外套が一人、壁に向かい佇んでいた。 ) ――運が良い。 ( うっそりとした声が礼拝堂に響く。 身を覆う外套から覗く手足は朽ちた枝を思わせる程細く、身長も高いと言うより縦に長いと感じさせる形影。 醜い火傷の痕を前髪で隠すように垂らし、一心に壁を眺めている。 ) [Fri 10 Oct 2008 01:31:19]
お知らせ > ジルコニアさんが来ました。 『――久し振りの外出。』 [Fri 10 Oct 2008 01:23:02]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 今夜は、滅ぼせるだろうか。 )』 [Thu 2 Oct 2008 00:04:22]
セレニア > ( 聖堂で礼拝を。 通気性の悪い装備にはいくらか過ごし易い気候になった外へ出る。 清潔さと頑丈さだけが売りの毛布は暖かくしようとすると重たくなってしまうのだけど、そろそろ変えた方が良いだろうか。 暖炉なんてない、隙間風も入ってしまう部屋を思い、そんなことを考えながら夜道を歩く。 寝ても覚めても続く鈍い頭痛の中で、視界の隅に 【人影】 を捉えそちらを向いた。 …ヴァンパイアの接近を知らせる幻の人影ではなく、現実の。 仕事帰りだろうか、疲れた顔をして足早に歩く男性に、手にしたハンドベルを一つ鳴らす。 お気をつけて。 ) [Thu 2 Oct 2008 00:03:17]
セレニア > ( 満足は求めているが、現状でそれなりに満ち足りていた。 滅ぼしても滅ぼしても滅ぼしても敵はいる、どれほど足掻こうと自分の命があるうちに滅ぼし尽くすことはないだろうという諦観も抱いてしまう、結局自分は務めを果たし切ることができないのかもしれないと、ふとした瞬間に考え始めると恐ろしくなるのはさておき。 寝に帰るだけの二人部屋を共有していて、たまに顔を合わせられる、共に寝起きできるルームメイトは、敬愛する上司だった。 主と言っても良い。 そんな感覚を彼女は決して喜ばないのだろうけど。 )   ( 忙殺されている彼女と、同じ帰る場所を持っている。 どれだけ忙しくても、顔を見て言葉を交わせなくても、褒めてもらえなくても、叱ってもらえなくても、ここに帰って来るその時だけはきっと自分のことを意識してくれる。 思い出してくれる。 忘れないでいてもらえる。 それだけのこと、と言われてしまいそうな安心感が何より重要で、最近は落ち着き、問題行動も起こしていない。 遠回しながらも強烈な依存による解決が、本当に解決になっているのかどうかは分からないが。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:52:26]
セレニア > ( 朝が早いから夜も早い、少なくともそういう生活をしている者の方が多い修道院。 そこにあてがわれている二人部屋を出て、薄暗い廊下を静かに進む。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:34:52]
セレニア > ( 不安、と自覚するわけではなく、それは寂しさと言えるものかもしれない。 いずれにせよ、感情の働きが欠しい意識はそんな感覚を引き摺らないけれど、一種のステータスでもある装備が身体に合わなくなるということが、なぜか、その装備を用いる務めに不適格であるかのように錯覚させる。 本来なら祝福されて、本人も戸惑いことそすれ、喜ぶに違いないことだろうに。 )   ( 永遠に続く今しか考えられない。 これ以外をあまり知らない。 可能性を夢想することさえせず、ただ、宿命付けられていると教えられた敵を、滅ぼして、滅ぼして、滅ぼし続けることを望む精神に、変化は受け入れ難いものだった。 それでも満足は、求めているが。 )   ( そのままでは耐衝撃性に欠しい戦闘服に、装甲を取り付ける。 いっそ舞台衣装のようにも見えてしまいそうな、パプテスの意匠をあしらわれた銀の防具。 短銃と剣を差したベルトを腰に巻き、それら一切を隠す緋色のケープを羽織った。 毎夜変わらぬ、聖なる務めの準備。 鞄と盾を背負ったら、さして広くも無い部屋を見回す。 あまり生活感のない二人部屋。 掃き清められて、二段ベッドが丁寧に整えられているのを確認してから、灯りを落とした。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:31:45]
セレニア > ( 身体のラインをトレースするようにぴったりと覆う革の戦闘服は、もう表皮のように馴染んだものだけれど、最近少し窮屈だ。 元々快適さなど度外視されている、出血防止を第一に考えられた装備というのはさておき、数年前に聖教会で採寸して与えられたそれが、いよいよ成長に対応しきれなくなったのかもしれない。 つま先から首までを覆う仕事着を日中の尼僧服と同様かっちりと着込んで、馴染ませるように身体を動かした少女は、本来の素肌が突っ張るような感覚にほんの少しだけ顔を顰めた。 )   ( 動作に支障をきたすほどではない。 息苦しくもないが、今までなかった違和感に一抹の不安を覚える。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:02:09]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 尼僧服を脱いで、武装する。 )』 [Wed 1 Oct 2008 22:44:44]
お知らせ > ウィロゥさんが退室されました。 『(「祈っていくのも悪くない」…なんて云って、好みのシスターを観察する俗物が一人、増えた。)』 [Mon 11 Aug 2008 20:41:33]
ウィロゥ > 神は神ゆえに偉大なのか。…答えになってないな。 0点だ。 (そこで飽きたように、は、と息を吐いた。) (改めて振り返る。礼拝堂は天井が高くて、其処で微笑んでいる筈の天使の姿も見えなかった。) 次は天井画の意味でも考えようか、…いや、 (並ぶ長椅子を見る。) …。 [Mon 11 Aug 2008 20:34:17]
ウィロゥ > 神は何故 偉大なのか。 (沢山の手に対して片手を差し伸べている主の顔を見た。) 神はどうやって偉大になりえたのか。 (小さな独り言。 本当は信者に聞いてみたかったけれど、頭の何処かで「止めておけ」と誰かが云ったから我慢していた。今は。)   (静かな祈りと密やかな懺悔に満ちた空間は、街の中なのに別世界のように思える。) [Mon 11 Aug 2008 20:15:39]
ウィロゥ > (礼拝堂の壁の一部はモザイク画だった。気が付いたらその前で足が止まっていた。)   (此処に訪れた最初は、物見のつもりだった。自分の記憶の中にはコレほど大きくて見事な聖堂が無かったから、珍しさに惹かれてやって来たのだ。 観光客のような雰囲気は「信者ではない」と看板を下げているようなもの。すれ違う聖職者の幾人かが微かに眉を顰めたのは見なかったフリをしていた。) …。 (今は。 さて、信者になろうとまではいかないが、主が手を差し伸べている優しい画に見入っているのは確かだ。) [Mon 11 Aug 2008 19:54:36]
お知らせ > ウィロゥさんが入室されました。 『(壁画を眺める。)』 [Mon 11 Aug 2008 19:45:41]
お知らせ > リシェル@偉大なる死さんが帰りました。 『まーなんとかなる、かなあ?(けどこの薬に魅かれているのも事実)』 [Mon 11 Aug 2008 00:53:31]
リシェル@偉大なる死 > 使いどころが難しいわねえ……二度目は火傷じゃ済まない立場だってーのに。 ( 初犯だから許された事もあるが、二度目ともなるとそうもいかない。 ―――それに地方村の人達や、保護観察をしているという立場にあるシスター・テレサにも大きな迷惑がかかってしまうだろう。 )( それは――やだな。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:50:13]
リシェル@偉大なる死 > ( だから出来ればあの麻薬で得られる恵まれた能力によって、こう一杯楽しくセクハラするのが本来の目的に近かったのだ! そしてこうチャンスが出来たらすかさず喰っちまおうとかそんな風に思ってたけど――― ) ――――世の中そう甘くはないわねえ……ちょっと腹くくれば我慢出来ない事も無くないような気がしないでもないけれどやっぱ自信ないわよちきしょうめ。 ( あー困った。 どうしたものかしら本当の所。 正直魅力的な薬ではあるのだけれど、違法性と犯罪性の高さからリスクもそれはもうかなり高い。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:40:46]
リシェル@偉大なる死 > なんというか本当にフェンで良かったわさ……! 他の人相手だろうと同じ事してただろうし、そしてたら完全にアウトー!だったし。 ( 雑巾を絞りながら独りごちる。 あの麻薬を楽しむには地方村より色々な人達が居るこっちの方が便利だし、まあ何だかんだでそろそろ真剣にシスターのお勉強をしようかなと考えているし。 船への事もあって最近は頻繁に市内の方に来ているわけだが――― ) 見積もりが甘かったわホント。 あれ飲んだらちょーっと頭のネジが外れて別のとこにイッちゃうわね。 ( それがまあなんとも困りもの。 繰り返すが私は犯罪者には出来ればなりたくない。 ―――こう、だからなんというか今の火遊びがバレたくないのだ。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:28:01]
リシェル@偉大なる死 > ( というかむしろ超反省? とにかく反省だ。 ) まさかあんなにもおっとろしい効果だったとは……! いやウハウハだったけどさ。 超楽しかったけど。 ( きっちりとウィンプルを被ったシスターが一人。 見た目だけはちゃんとしているシスターは、人気の少なくなってきた礼拝堂で簡単な掃除をしながら猛省中。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:17:12]
お知らせ > リシェル@偉大なる死さんが来ました。 『私大反省。』 [Mon 11 Aug 2008 00:13:31]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 『(簡単なお掃除の手伝いをして。けどやっぱまだお尻が痛かった)』 [Mon 4 Aug 2008 00:28:03]
リシェル > ( 大した事なのである。 それは迫害され続けてきた歴史が証明している。 このヴェイトスに於いてもそれは変わらず、時折通り掛かっただけで露骨な侮蔑の視線を浴びせられる事だってある。 )( まあそれにぶっちゃけ。 私自身友達が出来ないような性格だし。 その程度の自覚は出来ている。 ) ――――まあ折角よ。 シスターに説教食らいに来ただけで終わるのも泣けるし。 少し何かお手伝いしてから帰ろっかな。 ( けれどその性格が少し変わってきている事は自覚していない。 ) [Mon 4 Aug 2008 00:17:08]
リシェル > なんだかなあ。 まったく。 ( 呆れたような溜息を吐く。 ここ最近の出会いを思い返してみて、そんな風に逡巡する自分が、どうでもいい事で悩んでるんじゃないだろうかという気になってしまうのだ。 ) まったく大した事だってのにねえ。 ( ほんと。 最近の知り合いにはお気楽な人間が多い。 私の眼の事なんてホントに些細な問題のように思えてきてしまうぐらいだ。 ) [Mon 4 Aug 2008 00:04:43]
リシェル > いや……別にねえ。 一人前のシスターってあーた。 うん。 ( 自分自身の心の声にツッコミを入れる。 最近自分でも忘れそうになっているが、私はこう見えてもれっきとした魔女だ。 あんまり思い入れも無いし、芸術と違って魔術方面の才能はからっきしだけど、それでも一応は魔女というカテゴリに分類される。 ) それなのにシスター目指すって、ねえ。 ( バツが悪そうにしながら悩むような仕草を見せる。 ) [Sun 3 Aug 2008 23:46:36]
リシェル > 笑顔が…あの人は何より笑顔が一番怖い………!! ( 信者達が礼拝を行っている中で、少女は壁に手を付きながらちょっとした悪夢を思い返している。 取り敢えず折檻を含めた説教を食らった魔女。 もう墓石を罰当たりな使い方しませんとしっかり誓いました。 貴女がいる前ではと心の中で注釈を付けたけど。 まだまだ一人前のシスターになるには程遠い。 ) [Sun 3 Aug 2008 23:33:17]
リシェル > ( 礼拝堂の中で痛そうにお尻を抑えている赤い髪の少女。 それがオッディアイアであるということは、彼女の瞳を見れば一目で分かるであろう。) にじゅうはち……いやもうすぐにじゅうきゅうになる娘御にお尻ぺんぺんてあーた………!! ( 昨日あの後まだ絵を描いていました。 こっちに来てたシスター・テレサにたまたま出会いました。 墓石を椅子代わりに使ってた事を見つかりました。 笑顔でここまで連れてこられました。 以上、説明終わり。 ) [Sun 3 Aug 2008 23:21:29]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『け…けつが。』 [Sun 3 Aug 2008 23:16:49]
お知らせ > マグヌスさんが退室されました。 『( 最後に祈りを捧げ、姿を眩まそう )』 [Sun 3 Aug 2008 01:01:41]
マグヌス > ( 音を立てずに立ち上がれば、祈り続ける者の姿が瞳に映ろう。 )  私は、貴方の為に幾らでも囁きましょう。 私は、平和の為に幾らでも捧げましょう。 私は、討滅の為に幾らでも穢れましょう。 それが私の本質で、存在意義なのだから――。 ( 常人が理解をなさぬ言葉を紡いだ。近くに歩いていた者でも、小鳥の囀りに感じるだけで終わるのだろう。 )  [Sun 3 Aug 2008 00:59:43]
マグヌス > はい、そうなってしまっては亡くなられた方に失礼なのですから、精一杯に足掻いて使命を果たしましょう。 ( 天使とはいえ、人間と同じ感情を持っている。だからこそ「堕天使」が存在する。心が潰れる事は、天使にとって「死」を意味する。 ) はい、私も貴方の為に祈り続けましょう。 一人が救えば、十人を救うに値します。十人が救えば、百人を救うに等しいのだ。  ( その様子から察して、頭を下げるようにして礼を言おう。 ) ああ、分かったよ。帰り道に気を付けてくれ。 そして、私も貴方とお話を出来て良かったよ。 ( 瞳を瞑ったまま、静かに微笑んでやろう。相手の背中が見えなくなるまで見送ろう。 )  [Sun 3 Aug 2008 00:51:07]
お知らせ > カルカスさんが帰りました。 『(出て行くときにもう一度礼を・・・。)』 [Sun 3 Aug 2008 00:39:19]
カルカス > そう、ですか・・・。貴方のその使命が、癒えぬ傷にさいなまれて押しつぶされてしまわないように、祈ります・・・。(相手が千年生きていると知っていればこんな言葉も吐かないのだろうが、人であれば、いつかは心の傷に押しつぶされてしまうかもしれない。という気持ちから出た言葉のようだ。)そう、ですかね・・・そうだと・・・いいのですけれど。(正直、あまり自信は持てない。自分の力はまだまだ人を救うにいたっていない現実を見せ付けられる瞬間がそれなのだから。)・・・そろそろ、帰りますね。ほんの少しでしたが、お話できて良かったです。(ありがとうございました。と礼を述べると聖書をしまいこみ、大聖堂の扉へと向かうだろう。) [Sun 3 Aug 2008 00:39:03]
マグヌス > 癒えぬ傷か…。 身体は幾らでも癒える。だが、心の傷だけは如何しようもない。 私は傷跡を見るより、目の前にいる貴方のほうが、傷跡よりもその亡くなられた人達を覚えて上げるほうが大事なのだ。 ( 相手の言葉に、千年の時はとても重いもの。自分よりも他人の全てが大事なのだと告げよう。瞳は僅かばかり細めよう。 )  その人達の為に、自分の持てる全てを注いだのなら―― その人達も救われている筈だ。皆、独りで死ぬのは悲しく切ないのだから…… 誰かが傍に居てくれて、見届けてくれる方が最善なのでしょう。 ( 礼を受け取り、小さく頷いた。 ) [Sun 3 Aug 2008 00:29:30]
カルカス > 立派な志ですね・・・。ですが・・・「癒えぬ傷」というものは、ないのですか?(今まで失ってきた戦友や友人を思い出し、泣くような・・・そんな心の傷はないのだろうか?と問うてみたようだ。)私のような若輩でも・・・何度か失ったときを眼にします。自分の担当している患者がそうなったときなど、祈ることしかできない自分が時折、嫌になってきますよ。・・・ありがとうございます。(相手の言葉に礼を言うだろう。自分のこんな考え方だけでは・・・甘い、ということもわかりきっているのだが・・・何度見ても鳴れるようなものじゃあないな。とその瞬間は思う。) [Sun 3 Aug 2008 00:19:42]
マグヌス > はい、仰る通りに仁愛する友人や戦友、身の回りをも失うこともありました。 それでも善良な人々が幸せになって頂きたいのです。 ( 世界の平和を築き上げたい。純粋故の信仰者。そして相手の言葉を聞き入れると、柔らかい笑みに変わっていった。 ) 医者ですか。 命を失う時もあれば、産まれる時もあるのでしょう。 いえいえ、それはとても誇りのある仕事です。  ( 誰でも成功ばかりの人生じゃない。将来は多くの人々を救える人になるだろう。目の前の子供に笑顔を取り戻すだけでも立派な行いなのだ。 )   [Sun 3 Aug 2008 00:09:31]
カルカス > そうでしたか・・・。戦わねばならない使命をこなす方々はその道も苦難多き道でしょうが・・・きっとその信仰も厚いのでしょうね。(すごいなぁ・・・とか純粋に思いつつ、相手を見やる。何かと戦わねばならない、というのは、同時に自分の中に確固たる何かが存在しているということなのだろうから。)私は、医者をやっているものです。・・・とはいえ、まだまだ多くを救うには至りませんけれどね。(医者では有るが、まだまだ、自分には足りないものが山ほどある見習いである。そんなことを相手に告げる。) [Sun 3 Aug 2008 00:00:50]
マグヌス > ( 男の返答に、唇に滲ませた笑みを深くする。瞳だけが笑うのが慣れていないのか、人形のようなそれだろう。 )  お返事を頂けて、ありがとうございます。  ( 示された場所に、静かに腰を下ろしていった。衣装の乱れが目立たないか、多少と整えてから頭を下げて戻した。 ) はい、その通りです。大聖堂に身を置くエクソシストです。 貴方は何をされているのか、お聞きしても宜しいでしょうか? ( 背凭れに背中を付けることもなく、きっちりした姿勢のまま問い答えよう。 )  [Sat 2 Aug 2008 23:55:40]
カルカス > (集中して文言を呟いていたが、声をかけられればそれに答えるだろう。)求める人を拒むことは私にはできませんよ。・・・どうぞ。(と、手で指し示すだろう。このような場所での彼の雰囲気は穏やか以外での何者でもない。それ以外には表現できないほどに落ち着いている。ある意味で、教会は彼の故郷なのだ。)聖職者の方・・・ですか?(男に向かってそう尋ねてみる。) [Sat 2 Aug 2008 23:46:42]
マグヌス > ( 周囲を見渡りながら、二列に立ち並んだ通路を通り過ぎようとした。そこで何かを感じ取った。悲劇らしいそれは分からないが、心の潤いを満たさせてくれる。 )  ――、……?  ( 空いている場所は幾らでもあるのだろう。だが聖職者は敢えて、男に中腰になり視線を合わせながら問い掛けよう。唇に笑みを滲ませながら。 )  こんばんは。お隣を座っても宜しいでしょうか? ( 男の気を悪くしないように控えめに問いだした。 ) [Sat 2 Aug 2008 23:40:01]
カルカス > (仕事を終えれば、ここへ来て、そして祈るというものがある。それは別に悲劇があろうとなかろうと、変わることのない、男の行いだ。)・・・。(空いている席へと進み、座れば聖書を開く。幼少のころより何回も読破してきた書物をまた再び繰り返し、反芻する。この時、男は救われているのかもしれない。ぼそぼそと口元で聖書の言葉を口ずさむ。) [Sat 2 Aug 2008 23:32:10]
お知らせ > カルカスさんが来ました。 『(日課の一つとして・・・)』 [Sat 2 Aug 2008 23:22:13]
マグヌス > ( 礼拝堂に訪れるであろうの人たちは、大切な何かを失ったものが大半なのだろう。大切な者が逝ってしまいながらも、親より授かった生命を見離さずに生きているのだから。彼ら、人間たちの姿はとても眩しい。 )  一先ず、成さねばならないことは…… ( 黒色の衣装を身に包んだ聖職者は、注いだ視線を扉から外して周囲に見渡ろう。今直ぐ、悪魔の討滅よりも今、この場で出来る事から始めよう。 ) [Sat 2 Aug 2008 23:20:42]
マグヌス > ( 出入りする人数にほぼ変わりは無い。悲劇が増えたわけでもなく、減ったわけでもない。 )  ……、…。  ( 青い瞳は、物悲しげに細めていった。それも時でさえ過ぎてしまえば、悪魔に対する新たな感情と欲求を芽生えてくる。使命を果たさなければならない、という想いを強くする。 )  人間はこんなにも雄々しいものなのだな。 ( 何を失い、神に祈る。その姿を瞳に焼き付け、憐れに思うよりも――。 )  [Sat 2 Aug 2008 23:15:16]
お知らせ > マグヌスさんが入室されました。 『( 礼拝堂の扉に視線を注いだ )』 [Sat 2 Aug 2008 23:07:01]
お知らせ > エースさんが退室されました。 『――続く。』 [Sat 5 Jul 2008 00:15:19]
エース > ( 実は俺、お気に入りの娼婦の娘に誕生日プレゼントを贈ってやる約束をしているんだ。だからちょっと急にお金が必要で、この仕事を請けたのもそれが理由で。 ) …す、すぐどっかに捨てちまえば判らないよな…。 ( 俺は手早くその瓶を懐に忍ばせると、その場を後にした。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:15:10]
エース > ( とにかく、男は懺悔をしておきたかったらしい。そして男は盗んだものをここに置いて行く、と言って席を立ってしまった。 ) ちょっ… おい! ( 俺は慌てて立ち上がって、急いで男が居たほうの部屋に走ったが、そこには液体が入った大きな瓶が一つ置いてあるだけだった。 知ってるぜ、俺。こういうのってこの瓶一本だけでスゲー利益になったりするんだ。幹部を殺した落とし前ってのと、この麻薬を取り戻す為にっていうので、マフィアどもが血眼になって犯人を捜していたり――。 ) お……お、俺っ 知らね!知らねーぞ! ( そう言って立ち去ろうとしたが、ふとひとつの考えが浮かぶ。俺が勝手に懺悔室で神父の真似事をしたことがバレたら、今回のお仕事のお金貰えないんじゃないかって。 ) ………。 ( 俺はじぃ、と残された瓶を見つめる。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:13:53]
エース > ( そして、その男――相手は声や喋り方からしてそこそこいい歳行ってる男のようだった――は、つらつらとあんまり関わりたくない事を喋るのだ。とあるマフィアの幹部を殺してしまっただとか、その際ついでに麻薬を盗んできただとか、これから市外に逃げるつもりだったとか… 良いじゃん、逃げれば良いじゃん。何で懺悔なんかしにきてるの?といいたくなったが、どうやら後になって人を殺し盗みを働いた事を後悔し始めたらしい。そんなら最初っからするなよ!と言ってやりたかった。 ) お、大人しくホラ――…自警団とかに自首したほうが良いんじゃない…ですか? ( そうしたら、どのみち罪を償った後に殺されてしまう。それは嫌だ、というのが男の考えだった。なんて自分勝手なヤツだ。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:07:30]
エース > ( 俺は困ってしまったが、話を聞いてもらえれば誰でも良いのかもしれない。話し始めている相手を残してここを立ち去る事は出来ないし、俺は神父様が座る椅子に戻った。小窓をあけてもそこは黒い網が掛けられていて、お互いの顔は見えない。 ) ( 懺悔の内容は、実に簡潔だった。 「人を殺した」と。 ) ――――。 ( その言葉を聞いたときのエースの間抜け面と来たら、もし目の前に鏡があってそれを目る事になったら二週間はへこたれてしまうぐらいに情けないものだった。エースとしてはもっと他愛の無い…… 愛する人を傷つけてしまったとか、つい子供に手をあげてしまったとか、そういうものだと思ったのだ。それが何だ、いきなり人を殺しただって?おいおい止してくれ、今日一日の俺の運勢は超ハッピー……。 ) あ。 ( その時、日付が変わった事を告げる鐘の音が聞こえてきた(実際には正確では無かろうが)。つまり、ハッピーだった運勢は終わってしまったのだ。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:00:07]
エース > ( カタン、という音が窓の向こうから聞こえた。ちなみに俺は神父側から窓の修理を行っていて、その物音は懺悔に来た人が座る木造の椅子の音のようだった。そして神父を呼ぶ声が聞こえてきたのだ。どうやら、誰かが懺悔しに来たらしい。 ) あ、っと――― すんません、俺神父じゃあ無くて… 待ってください、今呼んできますので―― ( 俺は神父並みに心が綺麗だし、普段から真面目に生きてるし、ルックスもイケメンだが、やっぱり神父ではない。そんな俺が話を聞くのはどうかと思い、そう声を掛けたのだが―― 窓から離れた場所からそう言い、しかも窓自体も閉まっていたせいか、相手には聞こえなかったようだ。相手は静かな声で懺悔を始めてしまったのだ。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:39:41]
エース > ( さて、今日のお仕事の内容は簡単だ。懺悔室、ってのがあるだろう?小さな窓を挟んで悩める子羊が神父様に罪の告白をするって部屋だ。その小窓がどうやら歪んでしまったのか、開かなくなってしまったらしい。罪の告白をしに来たのに窓が開かなくて話を聞いてもらえないなんて悲しいだろう?俺だったら神様への不信感に繋がるね―― そういう訳で、神様への信仰の為にもその窓を直してるって訳さ。 ) などと状況説明をしている間に、俺の仕事は終わっちまうわけだが。 ( 流石俺。手と口が一緒に動かせる男。手と口が一緒に動かせないと、ヴェイトス新聞に書いてあるコロセウムの試合結果にブー垂れながら新聞を捲ることは出来ないし、女を口説きながらお尻を触ったり、キスしながら髪を撫でてやることも出来ないのさ。 開くようになった小窓の動作を何度か確認すると、「良し」と呟いて俺は立ち上がりその場を後にしようとした。 ――そして、その時である。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:32:53]
エース > ( 扉の蝶番とか、机の引き出しが閉まらなくなったとか、鍵穴にゴミが詰まって鍵が差し込めなくなっただとか―― その程度の事を何とかするぐらいは出来る。そして俺はそういのを何とかしに大聖堂に来たのだ。まあ、これも尊い労働ってヤツよ。しかもここは大聖堂、天の神様が10万エンの特等S席に座ってらっしゃる。俺はその神様の前で、ハイセンスでクールなショーをやってのけるって訳さ。 ) はっはーッ、流行最先端のヴェイトス・ビートを聞かせてやるぜ。これで俺も天国行き間違い無しって寸法よ。 ( 今日は一日ツいていた。朝に出したクソは綺麗なバナナ型だったし、昼に仲間とやったポーカーで勝ってその日の昼飯を奢らせてやったし、いつも超ミニのスカートを履いているキャシーのヤツが、階段の下に俺が居ることに気付かぬまま階段を駆け上っていった。そんなハッピーな一日な訳だから、こうして労働に汗を流す俺はゴキゲンなわけだ。鼻歌を歌いながら、俺は作業を続ける。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:23:01]
お知らせ > エースさんが来ました。 『俺は基本クランク技師なのだけれど。』 [Fri 4 Jul 2008 23:12:45]
お知らせ > マヤウィさんが退室されました。 『奉仕期間がまた一週間延びました』 [Sat 14 Jun 2008 01:21:10]
マヤウィ > ( あああああ…ブロンド美少年がもの凄い勢いで遠ざかっていきます。キリバナはむうっと頬を膨らませると振り返り。 ) シスター! 酷いですわ〜っ! また逃げられてしまったではありませんのー! ( 「また」である。ここに来てから通算22回である。つまり毎回フラれているわけで──。 ついでに言うと、シスターが止めなくても結果は同じである。 ) え? なんですの? シスター。 ( なんだか、こめかみに青筋が立っていてよ? ) [Sat 14 Jun 2008 01:20:45]
お知らせ > ブレイブさんが退室されました。 『お…恐ろしい目に遭った………!』 [Sat 14 Jun 2008 01:13:42]
ブレイブ > う、頷いてしまってもいいものか、少しばかり判断に困ってしまうというもので。 ( 七対三の割合で貞操の危機の方が勝る。 ) なんかすっぱりと言い切った! ( ああ、瞳の中にお星さまが見えるよ。 犯る気満々だよこの人。 ) ( 掴まれた腕を振り払ってー。 )( 背を向けてー。 )( 何も考えずに走れ!! ) ( “わたくしはただー―――” ) 子種とか言うなぁぁぁ!!  ( 振り返って心からの叫びを上げながら、脱兎の勢いでひたすらに大聖堂から逃げ出した。 女性にいくらか抱いていた幻想が砕け散った瞬間でもある。 都市伝説だと思っていたが、まさか本当に童貞狩りが存在したとは。 ばっちゃ。 都会って怖い所です(誤った認識)) [Sat 14 Jun 2008 01:10:42]
マヤウィ > 第一、シスターなんて…神様なんかと結婚したら、子孫が残せないでしょう。ねえ? ( 貴方の恐怖心。一番近いのは「貞操の危機」かしら。それとも「得体の知れない生き物に遭遇した恐怖」? ) 駆け出しでもぜんっぜん問題ありませんことよ! 子どもに受け継がれるのは努力ではなく才能ですものね! ( 目キラキラ。何の参考にするのかって? ) もちろん、貴方が私の交配相手に相応しいかどうかの参考にですわー!♪ ( あ、逃げた。 ) お、お待ちになって〜! もう一度よく考えてくださいなー。わたくしはただ、優秀な子孫を残すために、優秀な子種を頂きたくt ちょっと!何するんですの!! ( 事態に気付いたシスターが駆けつけて、キリバナの腕を捕まえた。逃げるなら今だ!! ) [Sat 14 Jun 2008 00:58:06]
ブレイブ > そうだったんですか。 これは失礼しました。 ………あ、アハハハ。 ( なんでだろう。 実家の母ちゃん父ちゃん。 女の人の笑みがこんなに怖く感じたのは初めてです。 ) ええ。 まだまだ未熟な点も多い駆け出しですので、頑張らなければいけない点は数え切れないほどあります。 ……その。 つかぬことを聞くけれども、参考って、なんの? ( ぴかりーん。 )( がしっ! )   ……………   ( どわっと冷汗を流して顔色を青くしながら首を傾げた。 )( ナニヲオッシャッテイルノデショウカ? ) ―――――スイマセン。 俺ちょっと急用を思い出したのでここで失礼したいかと。 失礼したいかと!! ( 大事な事なので二回言いました。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:47:34]
マヤウィ > いいえー。わたくし、お手伝いをしているだけでシスターではありませんのよ。このお洋服も借り物ですし。 …何用、と言いますとー…うふふ。 ( 謎の笑みを漏らし。 ) …そう! 騎士団の…。 これからって奴ですのね。お若いし、今頑張っていらっしゃるところだ、と。 趣味は…ええ、参考程度ですから別に構いませんわ。 そ れ よ り 。 ( マヤウィの、緑の瞳が光った。キラリーンと音を立てそうなくらい光った気がした。 )( そして女は突然、ガシーっ!と彼の両手を掴みにかかり! 小首を傾げて言い放った。 ) 貴方──わたくしと、子作りいたしませんこと!? ( キュピリーン☆電波注意報デス。住人ハ速ヤカニ退避セヨ。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:35:27]
ブレイブ > ( どうやら本当に俺らしい。 そもそも人気は殆ど無いし、今いる場所でブロンドの男といったら俺ぐらいだ。 ) あ、どうもシスター。 お勤めご苦労様です。 えっとその……何用で? ( 整った顔立ちの青年は、目の前のシスターのその可愛らしい笑顔に少しドキッとする。 ) そうですね。 昼間は晴れ渡ってた方がやっぱり気持ちいいですよねえ。 ( 他愛もない世間話。 けど相手の感じる気持ちよさとはちょっぴり違う気も。 ) ………えと。 はい。 19です。 ( なんだろう。 この背筋を走る悪寒は。 肉食動物に狙われた草食動物の気持ちを味わえるとは。 )( 何という主義主張。 子供の教育にも良い……いや、良くはないか。 普段が。 ) 今の所は騎士団の末席に名前を置かしていただいて………え、え? 趣味ですか? ( 初対面に職業を尋ねられる事はあっても趣味を尋ねられるのは初めてだ。 本当になんでそんな事を聞くのかというような疑問の声を上げる青年。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:25:19]
マヤウィ > ( ぶっちゃけ間違っていないかも。妖怪、子作り迫り女。  ) ええ、綺麗なブロンドの貴方ですわ♪ ( 彼は何もしていない。強いて言うならば、この女の前に「美しい容姿」を持参して現れたことか。キリバナの女は相も変わらずニコニコと、可愛く見えるよう彼女なりに計算した笑顔を作りつつ。 ) そうですわね。雨は大好きだけれども、お昼はやっぱり晴れてくれなくちゃね。 ( 微妙に女の話がずれてる感。 ) ──…19。 ( ニヤリと笑った。 )( マヤウィの主義として、「子どもを交配相手には選ばない」というのがある。倫理的な問題ではなく、ある程度までちゃんと成長しきった姿や力を確認したいのだ。子どもは未知数すぎて、交配相手としては不安と言うわけ。 ) そうなんですの…。お仕事は何をなさってらっしゃるの? ご趣味は? ( お見合いか。相手の都合を全く考えないマイペースちゃんである。逃げるのも手。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:12:16]
ブレイブ > ( 父さん。 妖気です! ) はい? ( え? 俺なんかした? 掃除を中断して此方に近づいてくるシスターに少し焦る。 )( いかんいかん。 動揺するな俺。 いつでもクールじゃないとカッコいいとは言えないぜ。 ) どうも今晩は。 ええ、曇り空が多くなってきた分、たまに来てくれるいい天気ってのは余計に嬉しくなってくれるものです。 ―――あはは。 それは良く言われて困りますよ。 こう見えても今年で19なんですけれどもね。 ( ………けどなんで俺に話しかけたんだろこの人? というか掃除中だった気がするけど別にいいんだろうか。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:56:31]
ブレイブ > ( [Fri 13 Jun 2008 23:49:27]
マヤウィ > ( キュピーン )( 妖k…いや、マヤウィの美形感知アンテナが反応した! ) ! ( バッと振り向いた、シスター服のキリバナは彼の姿を上から下まで眺め回すと。おもむろに立ち上がってツカツカと彼の方に近づこう。そしてニッコリ笑って挨拶だ。 ) ──今晩は。いい夜ですわね? こんな時間に、お若そうに見えるけれどお幾つなのかしら? ( 挨拶だけでなく唐突に質問だ! 別に未成年者らしき者を心配しているわけでは決してなく、単純に「年齢を知りたい」というだけ。見るからに変な、外見シスターでしょう。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:48:24]
ブレイブ > ……破天荒なシスターだな。 ( カチューシャで金髪を上げた格好の涼しげな顔立ちをした童顔の青年は、何やら怪しい様子で一人芝居をしていたシスターを見つめていた。 今日はオフの日だから、騎士団の制服ではなく自分で選んだ小洒落た私服の格好。) [Fri 13 Jun 2008 23:32:34]
お知らせ > ブレイブさんが来ました。 『ぽかーんと見つめる視線』 [Fri 13 Jun 2008 23:26:22]
マヤウィ > 最後ですから念入りに掃除しないとですわよねー♪ ( 大雑把というかかなり不器用なので、「念入りに掃除」でちょうど常人レベルくらい。いつもそれくらい頑張れよ…と言ってそうな、シスターか誰かの視線があった。 ) 〜♪ ふんふん。 ( 鼻唄を歌いながら、木桶の水で雑巾を洗い、絞る。…が、この「絞る」が特に上手く行かない。なんだかこう、どの位置で捻れば上手く絞れるのか解らないのだ。 ) うーん…まあいいかしら、このくらいで? ( ちょっとビチャビチャだけど、最近暑いからすぐ乾くでしょう! 机の上も拭きまーす。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:17:50]
マヤウィ > ( それでも──そんな日々も今日で終わり! 明日になればとうとう私も自由の身なのですわー!! ) うふふふふふ…長かったですわ…。これでようやく、街に出て美形な殿方とお近づきになれるんですわね…! もう、邪魔をする神父様もシスターもいない生活! うふふ素晴らしい…。 ( 邪魔というか場所的に当然の行動なのだが、もちろんそんな事これは気にしちゃいません。 ) 私が自由の身になることに文句がある奴はかかってきなさい! なのですわー!! ( 具体的に言うと乱入とか。何の話。 )( 何もない空間をビシーと指さして言い終わると、礼拝堂の椅子をキュッキュキュッキュ雑巾で磨きだした。掃除しつつも「うふふうふふ」と怪しい笑いが漏れていて不気味だ。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:01:15]
マヤウィ > ( なにしろ、パプテスに対する信仰心なんて全く持ち合わせていないこのキリバナですから。そしてそれ以上に、マヤウィだから。 )( なにしろ──礼拝に訪れた男性に迫ること21回。中庭の掃除に出て日光浴に耽ってしまうこと39回。やたら水っぽい料理を作ること13回。神父様の説教中の居眠り25回。シスターによるお説教中に反論して口論になること8回。他にも色々──まあつまり、このキリバナの素行が悪かったわけで。誰が判断したのか奉仕期間が延びてました。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:52:40]
マヤウィ > ( 大聖堂。人がほとんどいなくなった礼拝堂でお掃除中のキリバナがいた。 ──というか。 お 前 ま だ い た の か 。とか禁句です。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:38:47]
お知らせ > マヤウィさんが来ました。 『お掃除お掃除♪』 [Fri 13 Jun 2008 22:35:30]
お知らせ > シャジャールさんが帰りました。 『アンタがちょっと前のアタシとそっくりだったから…』 [Fri 13 Jun 2008 00:36:35]
シャジャール > …まさか?…今のアンタの言葉はこん中の司祭達よかよっぽど説得力あるわ…(その場から動かないまま腕組みしつつ言い)また殺しに…か……アタシの場合…ある意味ワンチャンスだったんだけどねぇ…。(ふぅっと軽く夜空を仰ぎながら息を吐き)そっか…まぁ、前向きに生きろ…とは言えないけど…。そいつが何でアンタに殺されたのか…それを考えながら……(ぶつぶつと言葉を明瞭にしないまま呟き…それ以上は赤の他人が踏み入れる領域ではない)親切??…あぁ、そうかもね……。別に酔狂じゃないんだよ?…ただ… [Fri 13 Jun 2008 00:36:06]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『そのカフェに厄介になるのは、案外そう遠くない未来の話なのかもしれない。』 [Fri 13 Jun 2008 00:26:51]
ヒルダ > …あんまり驚かないのね。それとも、酔っ払いの世迷いごとだと思ってる? ( まあ、それならそれで別に良いのだけれど。 ) ………。はは、何だか物騒ね。 ( 相手の言葉を冗談だと思ったのだが、その口調、表情、仕草から、ひょっとしたらと思わせる何かを感じ取った。 ) いいじゃない。殺したいほど憎いやつなら、また殺しにいけるんだから。私みたいに殺すべきじゃなかった相手を殺しちゃったら、もう後には戻らないんだから。 ――救いの手はね、あったのよ。色んなところから。でも、私はそいつを台無しにしちゃったんだわ。 …でも、またあるかもね。懲りずに差し伸べてくれる救いの手が。 ( その手を素直に取れるかどうかは疑問だったけれど。 ) ……… 変な子ね。今日であったばかりの酔っ払いにどうしてそこまで親切にしたがるのか。 …ま、気が向いたら遊びに行ってあげるわ。 ( ひらりと手をふると、私はまた歩き出した。…行く宛て無く。 ) [Fri 13 Jun 2008 00:25:00]
シャジャール > ………ふぅん…(あっさりと殺しを肯定する相手の言動に疑いの念は不思議と湧かなかった。そして、驚きもしなかった。)スゴイじゃない…。アタシなんか憎たらしい奴を殺すつもりで刺したけど…そいつは今でもピンピンしてる…。納得いかない賽の目ってあるもんだよねぇ…(薄く笑いを浮かべながら、井戸の縁に腰掛けるようにしてヒルダの姿を見やる。それは同情の笑みか、自嘲の笑みか…)あのさ…聞き流してくれても構わないんだけど………。自分に絶望してる時って、何もかもがどうでも良くなってくるけど……救いの手ってのは意外なとこから、意外な時に来ることもあるんだよ?………アタシがそうだったから。(最後の言葉は呟くように…。そして去ろうとするヒルダの背に、井戸に腰掛けたまま呼びかけよう。)行くあてが無くなったら…居住区の“マラッカ”ってカフェにおいでよ!酒は出せないけど…屋根くらいは貸したげるからさ! [Fri 13 Jun 2008 00:18:04]
ヒルダ > ………。 ( 魔女は何も答えず、一瞬黙る。 汲み上げた桶の水を掬い、手に取るとそいつで顔を洗った。最悪の気分が少しだけさっぱりしたような気がした。 ) …どうしてこうなっちゃうのか、訳がわからないわ。何もかもが裏目に出てさ、やってらんないわよ正直。酒に逃げるしかないわ。 ( 次は、井戸の水を飲んだ。久しぶりの酒以外の水分だ。それが全身に染み渡る。 ) ――ええ。殺してきたの。殺したって誰も文句は言わないようなヤツだったけど、そいつは私を信頼してくれていたんだわ。 ( 一つ小さな溜息をつくと、余った桶の水を井戸の中に返し、殻になった桶を逆さにして元の位置に戻した。 ) 幸運の星の元に生まれたヤツもいれば、不運の星の元に生まれたヤツも居る。私はきっと他人を不幸にする星の元に生まれた女なのね。私に関わったやつは皆嫌な想いをしているわ。でも、星の運勢がどうのこうのじゃなくって、私に問題があるんだろけど。 ( 懐から出したハンカチで顔を拭うと、カロンの頭蓋骨が入った鞄を手に取る。 ) それじゃあね、私はそろそろ行くわ。お酒も切れちゃったし…。 [Fri 13 Jun 2008 00:08:13]
シャジャール > なるほど。そのネタ今度使わせてもらうわ…(なるほど、とばかりに手を打てば真剣な顔でうなずく。こちらの本業がテロリストである事が知れていれば至極納得いく反応なのだが…)よっと………へぇ…じゃあ、さしずめ…よっと…その特異な“不幸パワー”だかなんだかで……っと、誰か殺したりでもしたわけ?(ヒルダの横で井戸の蔓を巻き上げながら世間話をすくような口調で背越しに言う) [Thu 12 Jun 2008 23:58:30]
ヒルダ > あたしの予想じゃ神様は毎日美少年の天使とふしだらな事をしまくってるせいで、尻の穴はこれでもかって程ゆるゆるに違いないわ。あたしはゲイは嫌いだけどね。 ( 一度吐いた事で漸く少しだけ酔いが収まったようだ。しかし、頭がはっきりすればするほど再び酒に逃げたくなる。目の前に、現在の自分がどうなのか冷静に判断できる相手がいるのなら尚更だ。今の自分がどれだけ酷い顔をしているのか、私はあんまり考えたくないし。前に酒場であった貴族風貌の男にも思い出したくないような事をたくさん口にした気がする。 ) そう。じゃ、気にしないわ。 …ええ、そうね。少しさっぱりしてから帰るわ…。( とはいっても、帰る先はまたどっかの酒場だろうけれど。 ) そう見える?それなら、下手に関わらないほうがいいかもよ。私は不幸しか振り撒けない女だから、あんたもそれに巻き込まれて命を落とす事になるかも。 ( そう言いながら井戸に向かい、水を汲み上げる。 ) [Thu 12 Jun 2008 23:51:35]
シャジャール > さぁ、どうだか。アタシは結構ケツ穴小さいと思うけどなぁ…(まぁ、アララマとハプテスの因縁は根深いのだ。と、初めて目が合う相手の顔。自分と同じくらいの歳だろうか?元は結構な美人なのだろうが、酷いものだ。なんだか少し前の自分とすごくよく似ている…。)社交辞令みたいなもんじゃない、気にしないでよ?(と、大丈夫だと立ち上がる相手に軽く肩をすくめ)何が、大丈夫なんだか……そこに井戸があるから顔でも洗ったら?(と、背をむけ傍の井戸に向かって歩を進めつつ言葉を続ける)…アンタ、何かヤバイ事でもしたの? [Thu 12 Jun 2008 23:44:17]
ヒルダ > ( やはりその口ぶりから、パプテスを信仰している訳では無いと判った。偶像崇拝を否定する節があるが、それはどこの宗教だったか。酔いのせいで思い出せない。今はそれよりも胃の底から込み上げてくる熱の方が優先事項だ。 ) は、 けふっ  うぇ、  ……うっ ( げぇげぇと戻す。こうして酔って吐くのも、背中をさすって貰うのも凄く久しぶりのような気がする。 ) ……ふん。ゲロを家に吐かれたぐらいで立腹するようなケツ穴の小さい神様じゃあないでしょ。ま、確かにさっきの爺さんどもは揃いも揃ってケツ穴は小さいでしょうけどね。 ( 少し落ち着いたのか、口元を拭うと改めてシャジャールの方に向き直った。眉間に寄った皺、酷いくま、生気の無い目、げっそりと痩せた顔、乱れたメイク。長い黒髪の魔女は、見る限りではとても酷い有様だった。 ) ――どいつもこいつも、男に振られたのか振られたのかって…馬鹿にするんじゃないわよ。 ( こちとら、もうとっくの昔に恋人には愛想を尽かされかけているのだ。 ) ( 暫く呼吸を繰り返すと、さする手を軽く制してようやく立ち上がり相手と向き合った。 ) もぅ、良いわ…大丈夫よ。 …迷惑かけたわね。 [Thu 12 Jun 2008 23:37:15]
シャジャール > はん、クルストだかマリアだか知らないけど、形あるものを信仰してる時点で終わってるね。(偶像崇拝を禁止されているアララマ教徒。吐き捨てるように言った。肌の色に関しては…まぁ、慣れているので気にしない事にしている。)うわあぁ………おもいっきし、“お父様のおわすお家”にぶちまけたわねぇ…よかったわねぇ、さっきの爺さん達に見られてたら磔ものだったわぁ…(熱心さはともあれ、こちらもてっきり相手がハプテス教徒だと思っていた為、その見事なリバースっぷりに目を丸くする)まったく、男にでもふられた訳?そんなナリで街中歩いてたら冗談抜きで体に穴あけられるよ?(少々同情したかのようにその背を軽くさすってやる。ちなみつい先日、自分の元同僚が同じ言葉をかけた相手とは露知らない) [Thu 12 Jun 2008 23:23:12]
ヒルダ > ( 軽く石壁に突き飛ばされただけで世界がぐらぐらと歪み、足腰に力が入らなくてそのままずるりと腰が滑って下に落ちていった。どうやら相当自分は酔っ払っているようだ。 ) 言ったわねこいつ、上等だわッ!このあたしとやろうってーのね! いい根性してるじゃない! ( やや呂律の回ってない啖呵を切ると、何とか立ち上がろうと壁に手をつく。 ) あっはは、ブラティリアのクセにホワイティアの神様なんて信仰してるのォ?残念だけど、クルスト様もマリア様も肌の色は白よ! ( げらげらと笑いたてるが、実は相手がパプテスなんて信仰してない事や、厳密にはブラティリアでは無い事は知らない。 ) ………。 ( 勿論まさか居眠りに来ていたとも知らなかったが。どうやら熱心なパプテス教徒というわけでは無さそうだ。むしろ、信仰自体していないのかもしれない。 ) …はっ。そいつは悪ぅござんしたね。そんなら耳障りな酔っ払いはとっとと退散――  ん、  ぐ。 ( 大声でまくし立てたせいか、急に気分が悪くなった。いや、それまでも悪かったのだが、もっと悪くなった。 不意にシャジャールに背を向けると教会の石壁に向かって―― ) うげ……ッ ( 吐いた。 ) [Thu 12 Jun 2008 23:14:33]
お知らせ > シャジャールさんが入室されました。 [Thu 12 Jun 2008 23:14:13]
シャジャール > (半ば引きずるような形で人気の無い裏手へ連れ出す事に成功すれば、教会の石壁に軽く突き飛ばすようにして体を離そう)うっさい、黙れアバズレ!ケツの穴、もう一つ追加されたい!?(どうやら品の程度はあまり変わらない人種のようだ。見下ろすように仁王立ちになればそう言い放ち)人がせっかく、ちょっとした安息にでもとありがたーい、ハプテス様様のとこに来て見れば…どーしょもない酔っ払いが豚のエサにもなんない様なことまくし立てて…一体何の冗談だよ、これは?(用は静かなところで居眠りがしたくてやってきたのに、騒がれて台無しになったと言いたいらしい。)まったく…寝起きに耳障りなのよ、アンタの声…(助けたというより、手っ取り早く黙らせたかったという事のようだ。) [Thu 12 Jun 2008 23:03:50]
ヒルダ > ( どうやらこの女は私をここから助け出そうとしているらしい。初対面だというのに――…。 ) 離しやがれこの黒ん坊!畜生! ( ぎゃーぎゃーと喚きながらも、出口に向かって連れ出されて行ってしまった。 ) 大きなお世話よッ、アンタには関係ないでしょうそんなことっ! 自警団が何だってェーのよ!あんな奴ら怖くないわ! ( その途中で魔女の手から酒瓶が落ちて、もう殆ど残っていなかった中身と共に砕け散った。 …そして、あまり素直に従いはしなかったが、もともと非力な女であったという事と、酔いが強くて歩くのもやっとだったという状況で、あまり抵抗らしい抵抗は見せなかった。そのまま教会の裏手へ。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:52:30]
女の声 > ごめんなさいね、司祭様。コイツ、いっつもこんなんで…アタシからきつーく言っときますから!(ひらひらっと司祭達に愛想笑いを送りながら、そのままヒルダの肩に手を回せばぐいぐいとその背を出口に向かって押してゆく。)…落ち着きなよ……ここでしょっ引かれたってつまんないよ?(きついアルコール臭に顔をしかめながらも、歩きつつ、ごつっと頭をぶつけるくらいまで近づけば囁く様に言う。素直に従うならばそのまま教会の裏手にでも連れて行こうとするだろう。) [Thu 12 Jun 2008 22:44:07]
ヒルダ > ( 叩かれたのは修道女で、叩いたのは見るからに酔っ払い。例え私の言い訳にどれだけの説得力があったとしても、神様は修道女の味方をするだろう。 ) 離しやがれこのインポ野郎ッ!気安く触るんじゃないわよーッ! ( その手を振り解こうと暴れるが、男と女では力の差があり中々解けない。と、その時だ。女の声が響き、見やればそこには褐色の肌の女が一人。その口ぶりからてっきり魔女ギルドの同僚かと思ったが、どうやらあった事は無いようだ。 ) 何よアンタ―― うわっ! ( そいつは司祭を掻き分け、私の手を掴むとそこから引きずり出した。突然の事だったし、酔って足元が覚束ないせいもあって容易く私は引っ張られてしまう。 ) ちょ、 っと  な、何……ッ! [Thu 12 Jun 2008 22:39:00]
女の声 > (司祭達の向こうから響く声はヒルダには聞き覚えの無いもの…しかし、酷く馴れ馴れしい口調で呼びかけてくるようで…)アンタ、また飲んだくれてこんなトコで人様に迷惑かけてっ!(その剣幕に一瞬呆気にとられる司祭達を掻き分けるようにしてヒルダに接近してくるのは、やはり見覚えの無いだろう褐色肌の女。文句を言わせぬとばかりにヒルダの手を取ろうとすれば、無理やりにでも人ごみから引っ張り出そうとするだろう。) [Thu 12 Jun 2008 22:33:40]
お知らせ > 女の声さんが入室されました。 『ちょっとっ!何やってんのっ!!』 [Thu 12 Jun 2008 22:27:47]
ヒルダ > 何よォォその眼はァァ? あんた私に喧嘩売ってるんだァ?へぇー。 ( どんッ、とそいつの肩を突き放す。相手はよろめいたが、踏みとどまると再度私を睨みつけた。「神様の前で粗暴な振る舞いをしないでください」とか「お酒ならどこか別の場所で飲んでください」とか、要するに迷惑だからとっととどっかに行けって事だ。実に判り易くて実に正論だ。 ) ( 私はそいつの横ッ面を平手で叩いた。まさか叩かれるとは思っていなかったのだろう、修道女は流石にショックを受けたような眼を向け、叩かれた頬を手で覆う。 ) 誰に向かって口聞いてるのよ小娘! ( 厳粛な空気の大聖堂の中で、魔女の金切り声が響き渡る。気付いた他の司祭や修道士達が集まってきた。それに構わずもう一発叩いてやろうと振り上げた平手を、司祭風貌の一人が掴む。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:25:16]
ヒルダ > ( カロンの二つに割れた頭蓋骨は今も手元にある黒い鞄の中に入っている。まるで愛しの恋人の死を受け入れられなくて、その首を未練がましくいつまでも持ち歩いているかのようだ。 ) 馬鹿な男よね。最後の最後にあたしみたいな人間にやられちゃうなんて。もっと他のまともな人を頼れば、こうはならなかったでしょうに。 ( 込み上げてくる吐き気を酒で再び胃に押し込むように、酒瓶を煽る。 ――と、その時。若い修道女が一人、迷惑そうな顔をしてこっちを見ているのに気付いた。 ) 何見てんのよ?見世物だと思うんなら金払いなよこの神様専用穴女。 ( がたんと席を立って、ふらりとした足取りで近づいていく。修道女は一瞬怖がるような表情を見せたが、すぐに睨み返してきた。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:14:21]
ヒルダ > ( 今更、『どうして私にばかりこんな不幸を押し付けるの神様?』だなんて寝ぼけた事を言いにきたんじゃない。そもそも救いなんて求めちゃいないし、求める立場に無いから。ただ、お空の天辺から全部を見下ろす神様に笑って欲しかったのだ。 ) ……う、 ぇ。 ( 口元を手で覆い、前かがみになった。酒を過剰に摂取し続けたせいで、いい加減身体が拒否している。吐き気、眩暈、平衡感覚は揺れ、正常な思考が働かない。人は一日を過ごす中で何時にこうしてもう少ししたらどこに行って、今日は何時ごろに帰る予定で…とか、そんな簡単なスケジュールを組んだりもするけれど、今の私にはそれが全く無かった。移動しようという気が起きなければいつまでも居よう。明日のこととかどーでもいいし、興味ない。仕事?ああ、勿論ずぅっと顔をだしてない。いい加減大婆様が残り僅かな寿命を縮める勢いでスチームポッドみたいにカンカンになってらっしゃるだろうけど、知ったことか。クビになっても良いや、面倒くさい。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:06:11]
ヒルダ > ( 全知全能の神様の前で酔っ払うのはきっと罰当たりな事なんだろうが、既に地獄行きが決まっている人間はそういうのを気にする必要が無いから楽だ。そもそも私は魔女なのだから、ここで耽ってみたっておかしくは無い。 大聖堂の祭壇の前に並べられた長椅子に座った黒髪の女が、酒瓶に口をつけ流し込む。誰かに見られたら嫌な顔をされるか、咎められるか、それとも追い出されるか。でもそんなの知ったこっちゃ無い。 )  [Thu 12 Jun 2008 21:56:14]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『瓶の中の酒がちゃぽんと揺れる音。』 [Thu 12 Jun 2008 21:51:34]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 報告がてら、久し振りにカーンへ。 薔薇はしばらく自室に活ける。 )』 [Thu 5 Jun 2008 03:27:11]
セレニア > ―――何かあっても無理はなさらずに。 危険と思ったら、逃げてください。 声を上げれば衛兵が来ます。 ( 踊り子なら体力はありそうだけど、ヴァンパイアを相手にするのは知識や道具、経験が無ければ傭兵でも危うい。 一人で戦うことはないと、念を押して。 ―――謝られてしまうと、何と答えて良いのか分からない。 ただ、その能力を必要としているところで活かさないのを惜しく思いながら、気にしないでと首を振った。 ) ―――? …あなたの感知能力が生まれついてのものなら、あなたもクルースニックかと思いました。 ( 名乗り合い、『どういう?』 尋ねられて、首を傾げる。 アーシェントが人間であると思ってしまっているから、生まれついたの能力と言われると、色々なケースがあるのだろうけど我が身に当てはめ安易に口にしてしまった。 ) ―――神のご加護を。 ( 祝福して、礼拝堂を後にした。 一応外回りを強化してくれたらしい衛兵と、大聖堂の敷地内を一通り回る。 ヴァンパイアが動き始め 【人影】 の現れる方角がある程度絞られても、その日、大聖堂に侵入していたヴァンパイアを捉えることはできなかった。 ―――戻ってみれば当然、アーシェントはいない。 彼女は民間の有志で、用事もあったろう。 戻るのに時間がかかったから気にもしないが、ヴァンパイアの感知能力を有する人間としては、記憶に残ることになる。 ) [Thu 5 Jun 2008 03:22:25]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『(まさかね。だって彼女はクルースニック)』 [Thu 5 Jun 2008 03:12:50]
シャーリー > ( そして彼女と別れて礼拝堂を後にした時に気付くのだ。 先ほどまで感じていた違和感が遠ざかっていっていると。 )( 最初に違和感を覚えた時はいつ? そしてそれがこうして薄くなってきているのは? ) [Thu 5 Jun 2008 03:12:31]
シャーリー > ―――はい。 どうぞお気をつけて下さいね。 ( ここは彼女の指示に従おう。 誰かが怪我をするような事態になるのが何よりも一番嫌だから。 例えるならば馴染みの深い友人を見つけた時のような。 私が同属に感じる感覚というのはそんなようなものだろうか。 具体的にそれを言葉にするのは少し難しい。 二本の脚で立って歩く方法を他人に教える事が出来るか、というようなもの。 私にとってはそれくらい自然な感覚なのだから。 ) え? ( ちょっと素っ頓狂な表情をしてしまうかもしれない。 ヴァンパイアの私がハンターだなんて。 そもそも私が誰かを狩るだなんて、出来っこあるわけないと思っているから。 ) あ、えと、ハイ。 ご、ゴメンナサイ。 ( 無駄にするなとか言われてつい反射的に謝ってしまった。 しかしこの子のその考え方はまたちょっと極端なんじゃないだろうかとも思っていて。 踊り子にかんしてそういうものだと言われたら否定は出来ないな。 真っ当なお金稼ぎの方法でないことは確かだし。 脱ぐ商売も少しだけしているし。 ) 名乗りが遅れて失礼しました。 シャーリー・アーシェントと申します。 ( カーンに出向しているクルースニックのヴァンパイアハンター。 ) その…シスター・セレニアで宜しいので? ( しかしまあ、天敵も天敵な存在なんだな彼女は。 ヴァンパイアの気配を感じ取れるらしいし、彼女のような存在は吸血鬼にとってさぞ恐ろしくあり―――― )( ――――いや、今この場にいる私もかなり危ないのか。 ) え? それは…どういう……? ( クルースニックのように生まれながらの敵対者であるという意味に気付くのは少しあとの事。 今はその言葉にただ疑問符を頭の上に浮かべて。 ) そうです…か? 私は少し違う感覚を覚えてしまっているのですけれど……―――ハイ。 セレニア様もどうぞお気をつけて下さい。 どうか神のご加護があらんことを。 ( 結局大した力になれなかったことを丁重に詫びつつ、背中を向けて歩き出す彼女に祈りの言葉を。 カーンで働いているという彼女。 彼女たちみたいな存在に、ひょっとしたらいつか私も狩られるのかもしれない。 そんな可能性を思いつつ、自分もまた大聖堂を後にしよう。 どうか大過無いことを祈りつつ。 ) [Thu 5 Jun 2008 03:03:17]
セレニア > ―――それでは、私は庭園を見てきます。 ( 相手も自分も、感知能力に差は無いらしい。 自分なら 【人影】 だけど、彼女はどういった感じ方をするのか… 興味はあるものの、そこまで話していられる状況ではない。 認識の程度を聞けば、彼女にはここに残ってもらおうと歩き出す。 犠牲者を出さないことが第一だ。 外よりも、ここの方が衛兵が駆けつけるのは早いだろうし、彼女は民間人なようだから、出るのは自分。 ―――それにしても、踊り子とは。 ) ―――何故ヴァンパイアハンターとして、活かさないのですか? あなたのそれは、誰もが持ち得る能力ではありません。 授けられた素質を、無駄にしないでください。 ( 華やかな舞台に憧れる一般的な少女と違い、この少女には、踊り子と聞いてあまり良いイメージは無かった。 それこそ風俗業の延長のような印象。 具体的に脱ぐ店があるのを知っているわけではないものの、マイナスイメージが大きい。 いずれにせよ、『生まれながらの異能』 は自分もで、すんなりと受け入れてしまう。 …振り返りながら言い、そこでようやく、名乗っていない事に気がついた。 ) ―――セレニアです。 大聖堂女子修道院に所属していますが、今はカーンに出向しています。 クルースニックのヴァンパイアハンターです。 あなたも、そうかもしれませんね。 ( 今度は職業としてでなく、種族的に、血として、ヴァンパイアハンターかもしれないと。 ) ―――? そうですか… 私には、普段と変わりないように感じられますが… ご協力、感謝します。 お気をつけて。 ( すっかり巻き込んでしまっているけど、民間の有志なら、この街では特に協力するのが当然とも言えない。 一礼して、背中を向け歩き出した。 ) [Thu 5 Jun 2008 02:36:10]
シャーリー > ( 若い。 幼いという言葉は少し違うけれども、そんな雰囲気を感じさせないのは彼女のその無表情さゆえなのだろうか。 ) 近く……そう。 そうですね。 遠く離れてはいません。 大聖堂の敷地内には恐らくいるとは分かるのですけれども、今はまだそれ以上はどうしても。 ( それが普段の感覚であるのなら、気配が分かればそれが誰のものなのかも分かる事も多いのだが。 ) 私は―――― ( 続く言葉を一瞬考える。 視線をシスターから一瞬だけ逸らして。 ) ―――踊り子、です。 ただ…生まれながらにこういうのには分かってしまうんです。 どうしても。 ( 半分嘘の、半分本当を言う。 『生まれながらの異能』 ……便利な言葉だ。 相手が信じてくれるのならば確固たる理由がなくても使える誤魔化しだ。 ) 普段なら個別に特定出来る自信がありますけれど…今感じているこれは何か曖昧です。 ひょっとしたら何らかの手で隠蔽しているのかも。 ( だとしたら結局私達にばれてしまっているので、酷く間抜けな話のようにも聞こえるが。 ……先ほどからずっと違和感は収まらず、そしてその気配が変わることはない。 向こうもひょっとしたらここではないどこかで、じっと息を殺して潜んでいるのだろうか? ) [Thu 5 Jun 2008 02:15:08]
セレニア > ( まだ幼さを残す外見不相応に表情が無い。 ヴァンパイアを探して、今はやや険しいものの、それでなくても親しみ易い表情はしないだろう。 今更距離感を意識するでもなく、途絶えがちな人の行き来にほんの少し顔を顰めた。 やはり礼拝堂の中ではなく、外に潜んでいるのか。 ) ―――近くに、います。 礼拝堂の中とは限りませんが… あなたは、ハンターですか? 私には個体の特定が困難です。 距離が開けば、方角は分かるのですが… ( 彼女のニュアンスでは、聖句を口にするだけということはないと思う。 そうなると気になるのが所属。 初対面だけれどヴァンパイアハンターかもしれないし、エクソシストか、その他か。 どういった能力を持っているのか知る目安として、そちらを見ないまま訪ねた。 じっと座り込んで物思いに耽っている人も居る。 だから分からないが、おおよその人が入れ替わっても、ヴァンパイアとの距離感は変わらず――― ) [Thu 5 Jun 2008 01:57:17]
シャーリー > ( その冷たさを感じさせるような受け答えに、淡白な方だなという印象を覚える。 普段は割と馴れ馴れしい態度を取る事が多い私だが、聖職者の方相手にはこうして丁寧に接する事が多い。 )( 先ほどから感じている違和感の正体が目の前の人物かもしれないなどとは考えもしない。 確かに私のようにパプテスを信じる吸血鬼は居るのかもしれない。 けれどそれがシスターまでしているとなると…また話は別なのだ。 それはあまりにも考えにくい。 そもそも何か感じている気配の感覚もおかしいのだ。 普通のそれとは違って酷く曖昧で。 なにかがおかしい。 ) …………やはり…なのですか…… ( 出入りする信徒達に注がれる薄紅色の眼差し。 問いかけにシスターが是と頷けば、少しばかり表情を暗くする。 何故?と。 自分の事は全力で棚に上げて、気配を醸し出す誰かに問いかけたい。 ) ………おおよそですけれども感じ取れる事は出来ます。 戦いは…パプテスの聖句が効く相手だった時だけですけれども、それだけならば。 ( ただしそれは諸刃の剣だが。 パプテス呪術の領域にまで昇華した聖句を唱えれば私の喉が焼ける。 けれどそれでも効く相手ならば、それだけは出来ると答えを返して。 ) 微力ですけれども…お力添えになる事が出来るのでしたら喜んで。 ( この場に吸血鬼が居ることは危険だ。 人にとっても、鬼にとっても。 だからそれが危ない橋だと分かっていても、協力を求める問いかけに首を縦に振ってしまう。 ) [Thu 5 Jun 2008 01:44:32]
セレニア > ―――いいえ。 ( 普段からこんなものだけど、嘘をついているからことさらに口数が少なくなった。 迷子より大変な状況で、早く帰ってもらいたいところなのだけど… 『迷子』 と言ってしまった手前、どうやってやんわりと退出を促せば良いのか分からない。 …もっとも、自分の傍にいてくれれば、ヴァンパイアから襲われたとしても守れると思う。 尼僧服姿で武器も無いが、背の高い銀の燭台などは使えるし、ここなら衛兵がすぐに来るだろう。 ―――話しかけてきた相手は、除外してしまう。 雰囲気が穏やかでないのを察したなら、わざわざ関係者に接触することは無いだろうと思うから。 ) ―――? ( 微笑まれて外した視線は、そこに立ち止まったまま大聖堂を行き来する人達に注がれている。 問いかけに改めて彼女を見つめた。 ほんの少し、驚いたような色。 互いに相手を認識しているのかもしれないとは露知らず――― 『迷子』 からそこまで飛躍できるからには、彼女には何か、そういった技能があるのだろうと納得した。 ) ―――…はい。 私はそう感じています。 ですが、大聖堂は事を荒立てることを望みません。 私が警告しただけでは、閉鎖まではされないでしょう。 あなたは…? 感知できるのであれば、ご協力を。 戦えますか? [Thu 5 Jun 2008 01:26:32]
シャーリー > ( 昨今は平穏な空気の流れている雰囲気のあるヴェイトス。 そんな中でこの大聖堂の中に吸血鬼が居ると声高に主張するのは、あまり褒められたような事ではないのであろう。 不安を煽る事をするのは、こういう場に至っては良いこととは言えない。 )( やっぱり居る。 けれどなんだろう、やっぱりどうしても違和感がある。 そう離れてはいない場所にいるはずなのだけれども、なぜかどうしても自信を持てない。 )( 白髪から染色した青髪。 私のそれも珍しいと思うけれど、彼女の桃色の髪も相当に珍しい色合いだと思う。 どこか、不思議。 ) 迷子でしたか。 それはその、シスターも大変ですね。 ( やんわりと笑いながらも胸の中の不安は消えない。 なぜこんな所に吸血鬼が?という疑問は私も同じだ。 こんな所にくる酔狂な奴は私ぐらいで結構珍しいと思ってたんだけれども。 )( だからこそ不安。 普通の吸血鬼とは少し違う誰かがこの場にいて。 そしてそれは果たして何を考えているのかと。 それが誰だかもわからないのは考えが思い至らずに怖い。 ) ……………… ( 視線を泳がせて、何か考えてから答えを言ったような彼女。 別に普通の対応だ。 声を突然かけられたのだからそんな事だって普通にあり得る反応だ。 ) ………その、ひょっとして探しているのは今この場所にいるのは分不相応な方なのですか? ( 尋ねてしまった。 迂遠な表現。 分からないものには分からないし、分かってる人にも分からないかもしれない。 けれど聞かずにはいられなかった私。 薄い赤色を真っ直ぐに見つめ返して質問の言葉を重ねた。 ) [Thu 5 Jun 2008 01:05:05]
セレニア > ( 大聖堂にそういった評判を気にする風潮があるのは知っている。 愚かしいと感じながら、この街ではやむをえないのだとも理解している。 そんなもの知ったことではないと突っ走ってしまうのは簡単だけど、それで迷惑を被るのはマリア様だ。 歯痒いが、独断で事を大きくはできない。 できればヴァンパイア以外には、いつもと変わらない礼拝を終えて、家路についてもらいたいところ。 だから、何を言うでもなく、務めてゆったりとした足取りで礼拝堂を歩きながら、訪れる信徒、帰って行く信徒を目で追った。 ―――そうこうしているうちに、どこかで誰かが喰われでもしたら、それこそ取り返しがつかないような気もするが――― 自滅覚悟でなければそこまでは出来ないというのもある。 そもそも大聖堂を訪れる事自体、どういった意図があるのか不明で不気味なのだけど… そういった判断を下せない少女は頭を悩ませ、足取りに反して、その表情には焦りが覗いていた。 ) ―――。 ( 人々を目で追いながら、その視線が時々 『空振り』 することがある。 誰か居たと思うのだけど、誰も居ない。 …ヴァンパイアは、まだここにいる。 礼拝堂の中とは限らないし、天井か、隣接する事務所や僧房か、あるいは庭園かもしくは地下――― 特定できないのがもどかしい。 ) ―――あ。 ( 近付いて来る女性。 声をかけられて、さてどう答えたものかと視線を彷徨わせる。 青い髪とは珍しいと思うけれど、いや、シスタージャスティスも青かったっけ。 ) ―――〜いえ… ええと。 ………迷子です。 ( にしては険しい顔をしていたが。 抑揚の乏しい声で答え、次いで、泳がせていた視線を相手に戻した。 それで分かることはないのだけど、薄紅色の瞳が、じっと見つめる。 ) [Thu 5 Jun 2008 00:48:50]
気配 > 天にまします我らが――― ( ふと気付いた。 何というか―――違和感? 私は居てはいけないもの。 それは分かる。 よく分かっている。 けれどそれとは違う、また別の誰かがこの近くにいるような。 )( 具体的に言ってしまえばそう。 私以外のヴァンパイアがこの場所にいる? ) ( そして新たな人影が礼拝堂に入って来る。 誰かを探しているような視線と足早なその歩み。 不安になった。 だから祈りを捧げる言葉を中断して立ち上がる。 ) あの…失礼しますが、どなたさまかでもお探しで? ( 入ってきた尼僧に静かに近づいていき、首からロザリオを提げた女は首をかしげて相手に尋ねる。 ) [Thu 5 Jun 2008 00:36:36]
セレニア > ( VHGに自らヴァンパイアであると名乗り出た者は、未だに留め置かれているらしい。 すっかり大聖堂での待機が常態化してしまったけれど、丁度良い、マリア様の安否を確認して、そのまま通常の務めに戻れるよう進言してみよう。 異例の、それもデリケートな自体に際して自分のような者がギルドに出入りするのは不安というのも分かるけど、自ら出頭したものに対して、いつかのように滅ぼそうとはやる気持ちは持っていない。 慢性化しているようなら、もしかしたら受け入れてもらえるかもしれない。 ―――薔薇を手にしたまま、VHGへ向かおうとする。 …落ちた薔薇が虫の報せであったとしても、上司とは関係なく。 どこかで何かあったとすれば、以前何度か顔を合わせている奴隷の少年が呪い殺されているのだけれど… それはさておき。 ) ―――? ( 礼拝堂の一つを横切ろうとして、視界の隅を掠めたような気がする 【人影】 に足を止めた。 周囲を見回すが… 自分の他に人は見当たらない。 それなのにまた、視界の隅を 【誰か】 が横切る――― )   ( それは誰にも共感できない、確認のしようもない幻覚の類。 けれど少女は、それがヴァンパイアが接近していることを報せるものだと認識していた。 生垣などに視界を遮られる庭園に潜んでいるのかもしれない。 あるいは、既に建物の中か。 場そのものが聖性を帯びている空間においそれと立ち入れるヴァンパイアがいるとは思いたくないが、イレギュラーだらけのそれらに対して、前提はあまり作れない。 マリア様の事は気になるけれど、ヴァンパイアにすんなりと襲撃をすようでは自分がここにいる意味も無く――― )   ( 信じたくはないが、守るべき者のある礼拝堂に、先に足を踏み入れた。 )   ( まださして遅くない時間。 中には数人の信徒。 逃げろと警告すべきかとも思うけど、この中に、居るのかもしれない。 )   ( 誰かを探すように礼拝堂に入った少女は、信徒達一人一人に確認するような視線を投げながら、足早に中を横切った。 奥に続く扉を開き、中へ二言三言声をかける。 信じてもらえるかどうかも怪しいところだけれど、警戒を。 ―――安全を確保する意味でも出入りを禁じて一人一人調べるべきだと思うものの、大聖堂にヴァンパイアが入り込んだなど、不名誉この上ない。 ) [Thu 5 Jun 2008 00:01:38]
気配 > ( 深夜の礼拝堂に人影は少ない。 そしてその中に教えと相反し疎まれる種族は今は一人だけ居た。 )( 目の冴えるような青い髪をした一人の女。 この場所に相応しくない存在は夜の礼拝堂で膝を折り、静かに祈りを捧げていた。 それは真摯な態度であり、傍目には一般的な、もしくは熱心な信者の一人にも見えるようなその姿。 ) [Wed 4 Jun 2008 23:40:12]
お知らせ > 気配さんが入室されました。 『礼拝堂の中に一人』 [Wed 4 Jun 2008 23:29:55]
セレニア > ( 浅く目を閉じて、月光浴だか薔薇園浴だか。 水やりもないし、そろそろ戻ろうかと踵を返したら… 生垣の赤薔薇が一輪、突然、茎から手折ったように地面に落ちた。 ―――虫にでも喰われたか、何か悪くなっていたのか。 膝を折って拾い上げるけれど、花弁も葉も瑞々しく、茎の断面を見てもよく分からない。 ) ―――マリア様…? ( 何気なく上司の名を呟いてしまったら、急に、不安を煽られた。 不吉な予感、だなんて、そんなこと滅多に感じない… と言うか、そういった発想自体欠しいのだけれど。 ) [Wed 4 Jun 2008 23:04:39]
セレニア > ( 来る理由が無いのは残念だけれど、ただ、薔薇の中に居ると落ち着いた。 それがどうしてかは覚えていないし、薔薇にはヴァンパイア化を防止する力があると信じられていると聞いても、それはそれとして納得、聞き流してしまう。 湯上りには薔薇の香油が無いと落ち着かないのもさておいて、ただの嗜好だと思っていれば、それ以上何を考えることもない。 強いて言えば、その香りから連想するものが増えたくらいか。 ) ―――。 ( この間から修道院で相部屋になっている、ヴァンパイアハンターギルドでの直属の上司も、同じく薔薇の香油を使っていて。 ―――身体の芯がほっと暖かくなるような、それでいて少し息苦しい、不思議な心地好さと仄かな不安感が湧いてくる。 )   ( それがどういった心の働きかは自覚しないまま、暗い庭園で深呼吸。 やや離れて修道院から漏れる光もあるし、灯りも持って出なかったけれど。 流れの速い雲間から差す月光には、白を基調とした尼僧服が青白く映えた。 ) [Wed 4 Jun 2008 22:46:52]
セレニア > ( ウィンプルまでかっちりと着込んでいてほとんど見えないけれど、僅かに覗く髪の色は薄紅。 同色の瞳と相俟って、ホワイティアらしい顔立ちに微かな違和感があった。 もっとも、ここヴェイトス市では髪の染色なども一般的で、それほど奇異には見られないかもしれない。 『クルースニック』 と、本人はそう信じている特異な血による色素は、関係者の間では慣れたもの。 ヴァンパイアハンターギルド所属、最近は大聖堂に居ることが多いなどといった立ち位置と共に、一応認識されている。 ) [Wed 4 Jun 2008 22:25:23]
セレニア > ( お天気情報としては晴れまたは曇りなのだけど、心なしか雨も多いような気がする季節。 晴れれば日中暖かくても、雨が降った夜は涼しい。 ―――水やりの必要はないと言われてしまった、湿った空気に甘い香りの混ざる薔薇園に手ぶらで足を踏み入れて、手持ち無沙汰な様子の小柄な尼僧が何をするでもなく佇んでいる。 ) [Wed 4 Jun 2008 22:14:28]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 六月に入った。 )』 [Wed 4 Jun 2008 22:07:47]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『スッパーン!! という某シスターによるハリセンツッコミで幕は下りた』 [Wed 28 May 2008 23:26:26]
フォス > ( 俗物である。俗物過ぎて困るぐらいの俗物である。曰く、フォスには一人の奴隷少女がいたのだが、その娘は修道院へと送ったので現在は独り身である。家は荒れに荒れまくっているので混沌どころか足の踏み場も飛び越えて足の踏み抜き場と化しているのだが――そんな現代の掃除できない子フォス・シュレティンガー(俗物)は果たして神父として生活しているのだろうか。というかしてていいのだろうか。おお、神よ止めなされ。止めないといけませんよ神様。というよりかは現実的な問題として大聖堂の皆様。しかし―― ) まずはアマウラ系とブロンド系は外せまい。コスプレさせて色々とバリエーションを増やしつつ・・・むむむ ( そんな俗物神父が大聖堂前で竹箒を高々と夜空に突き上げているのは激しく異様である。そんな神父を目にした老人があまりの発言と姿にふがふがとなにか言おうとしながら腰を抜かしているが気にしない。 ) しかし、まずは行動に出るべきであるぞフォスよ! おお! 今我らが父の声をきいt―― [Wed 28 May 2008 23:25:27]
フォス > ――ったく、別にいいじゃないか夢もっても。男の夢だろハーレムは ( などとぶつくさと悪態を吐きつつ竹箒で大聖堂前を掃くという現在に移るわけである。 ) いいよなぁー、ハーレム。複数の女抱えて生きるんだぜー。滅茶苦茶いいじゃないかハーレム。なにが悪いんだハーレム。ちきしょうさらばハーレム。――・・・・・いや、待てよ。 ( ふむ、と大聖堂の夜空の下、赤毛神父は竹箒の柄に両手と顎を載せ、考える。 ) 美少女奴隷を買いまくってのハーレムならば問題なくね!? ( きゅっぴーん、とフォスの目が煌々と輝いた ) [Wed 28 May 2008 23:14:52]
フォス > ( 曰く、上役が言うにはこうである。「君の本籍はクリスティアである以上、婚姻はクリスティアに乗っ取って行なわれる。つまり一夫多妻などという事は無理難題大関門であり乗り越えることは悪魔を改心させるがごとく無理である。無論、一夫多妻などというのは教義的な意味合いを考えるに過去の聖人に存在しないわけではないのだが、それには多くの資金が必要であるので君の今の経済力では無理である。っていうかお前結婚式での「末永く〜」の件とか忘れてるだろボケ」で、ある。かなりの脚色はあるが ) おお ( と呻いたのはフォスである。まったくこの馬鹿は、という顔で表情で態度で呆れに呆れた上役は「馬鹿なことを考えてないでさっさと業務に戻れ」と部屋を追い出される。業務――即ち礼拝堂の掃除である ) [Wed 28 May 2008 23:08:46]
フォス > ( あんぐりと口を開けるのは彼の上役である。数十分前の会話である。「転勤はできますか?」「なに?」「私は他国の教会へと回せませんか?」「――いきなり、なんだね。理由は」 と、理由を聞かれた末の答がこれである。あんぐりもあんぐりと口をあけるのは当然だし、ゆっくりとコーヒーなぞ飲んでくれやがっていたインテリ野朗は黒色液体を噴出し聖典にぶっ掛けてて慌ててるが知ったことではない。「あー、君は」とズレた眼鏡を治す上役は一言、「君、本籍はクリスティアだというのを忘れてないかね?」 ) はい? [Wed 28 May 2008 23:04:43]
フォス > 一夫多妻と言うのに憧れる!! ( 大絶叫大爆音大音声であった ) [Wed 28 May 2008 23:00:40]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『俺は――』 [Wed 28 May 2008 23:00:04]
お知らせ > インディさんが帰りました。 『 矢張りなにも起きない。 』 [Sat 17 May 2008 03:16:02]
インディ > ( 牧師の言葉に笑って頷き、小さく十字を切って返した。 今のところ実害は無いし、正直私はそんなに焦っていない。 なにせ幽霊自体が思った程恐ろしい感じがしなかったというのもあるし――――まぁ、学者としてはほっとくのも気持ちが悪いというのと、乗りかかった船みたいな感覚と、友人への土産話程度のつもり。 ) …あー、もう。 家新築するんだったわ。 墓地の仕事も途中だし。 ( 忙しいのは良い事、か。 ぼやきながら大通りへと向かい――――。 【判定】 ) [Sat 17 May 2008 03:14:01]
お知らせ > 牧師さんが帰りました。 『(Amenと牧師は十字を切った)』 [Sat 17 May 2008 03:01:53]
牧師 > どうかこの探索行が成功し、貴女が呪いを打ち破ることを祈っております。――貴女に神の御加護がありますように。 [Sat 17 May 2008 03:01:28]
インディ > ( まぁ、此処に学者と宗教家のディベートをしに来たわけでもない。 なんだかわからないパワーだけどなんだか効果はあるらしい、という曖昧な神頼みをしに来たのだ。 他に適当な場所が思い浮かばずに。 ) ま、事実は事実として受け止めつつうまい事やってくでしょうよ、ニンゲンは。 便利な脳味噌してんだから。 ( 辻褄あわせとか小難しい事はニンゲンの専売特許だ。 寿命が短い故に貪欲な私達の価値観、長命種にはわかんまい。 ) ありとあらゆるものに歴史あり、と――――それじゃ、方針も決まった事だしそろそろ御暇しようかしらん。 またお世話になりに来るかもだけど――――まぁ、来週の安息日は念入りにお祈りしに来るわ。 ( よし、と背中を伸ばして伸びを1つ、ひらりと手を振っていい加減な挨拶。 呼び止められて 「ん?」 と振り向き―――。 ) [Sat 17 May 2008 03:00:37]
牧師 > (ただの吸血鬼退治かと思ったら普通の道具が通用せず、あっちゃこっちゃ出向いた挙句、フォーワン系のお札を貼らなきゃなくなって――とか、色々とグローヴァル化する世間に、オカルト業界も対応を迫られているのであった。 大体、昔の吸血鬼って其処まで身体能力凄くなかったのに、最近になって急激に強くなった、とか何とか。 閑話休題)まあ、そうなると寂しいものですが――そんな時代でも、神様が見守っている事だけは忘れられていないと信じておりますので。(我々は神に仕えているのであって、神の威光に仕えているわけではない。例えば神の起こした数々の奇跡が、何らかの技術で再現、或いは解明できたとしても――結局、信仰それ自体には変わりないのだ。ずれ落ちた眼鏡を抑えながら、牧師はそう言って笑った)ああ、そうなのですか? 生憎と、そういった知識は無いもので……古いものではない、としかわからないのですが。でも、それでしたら事件の記録が何か残っているかもしれません。幸い、名前らしい単語もわかっていますし(ともあれ、これで此方にできる協力は一通り終わった。あとは破片を集め、聖水で清め、他の呪物と同様に丁寧に保管するのみだ。 学者先生に一礼し、ずれた眼鏡を抑える。そして十字の刻まれた手袋をはめ、破片を拾い集めようとした牧師は――ふと思い出したように顔をあげた)……ああ、インディアナ先生? [Sat 17 May 2008 02:51:21]
インディ > ( 最近の吸血鬼は各々十字架が効かなかったり銀が効かなかったり太陽光が大丈夫だったり妙な個性を出し始めているなんて噂も聞く。 なんだかあの手のオカルトって連中は――――案外、「思い込み」で弱点が変わるんじゃないか、なんて。 「俺、クリスティア系だから聖水苦手」 「私、アマウラ系だから十字架平気」みたいな具合に。 結局ところ「決まりごと」が曖昧過ぎてよく、わかんないけど。 ) そうね、多分そうやってどんどん「よくわからないもの=オカルト」が駆逐されていって、何十、何百年で不思議な事なんて殆んど無くなっちゃうんじゃないかしらん? 今のペースで行けば。 ( と、天才インディアナ教授は思うわけである。 錬金術とかクランクとか、良い例だ。 アレはきっと曖昧な魔術とか奇跡とかを駆逐していく。 教会じゃ言わないけど、そんな事ずっと先の話だろうし。 ) まぁ―――そういうんでしょうねー。 いいとこ見てんじゃない。 この椅子のデザイン様式は50年も100年も前には無いヤツだわ。 ( 自警団が確実か。 あっちこっち歩き回る上に何の得にもならない話だけど――――いちお、我が身に降りかかった事だ。 理解しておかないと気持ちが悪い。 ) [Sat 17 May 2008 02:41:28]
牧師 > そういった概念論の類でどうにかなれば、有難いのですけどね、此方も(なんて苦笑いしつつも、若い牧師は同意した。頷いた拍子に落ちた眼鏡を抑えて。 とはいえ実際、妖怪に聖水が効果無く、松脂をつけた矢が悪魔に効果無いように、現実というのは割合と厳しい)理屈と理論ではわからない辺りを解明するのが、所謂オカルトですから――……と、そうだ。 学者先生でしたら、ひょっとしたら手掛かりになるかもしれない事が一つありますよ。あまりオカルト絡みでは無い方面で(アストラルという分野を完全に解明できるのは、それこそ神や悪魔か、或いはそれすらも超越したような存在だけだろう。 人間は人間に理解できる形でしか、理解できないのだ)(ともあれ、そう言いつつも眼鏡の牧師が指摘するのは、至極現実的な事なのだけれど)まあ全部がそうだ、とは言い切れませんけど――人を恨み、呪うような類の幽霊は、事件や事故絡みのことが多いんです。 椅子自体、そう古いものではないでしょうから……図書館か自警団で、昔の殺人とか、失踪とかを調べてみるのも手かと思いますよ?(学者先生なら調べるのも苦手じゃないはずだ、という勝手な偏見に満ちた視線) [Sat 17 May 2008 02:29:29]
インディ > んー、じゃこういうのはどう? アレは「怨念に憑り着いた悪魔である」。 "Daemon"なら居るでしょ? ( 解釈なんて正直何でも良いのだ。 境界線は疑わしいし、それこそ彼が言うように―――雑多なこの街では「うちの専門じゃない」なんて考え出したらきりがない。 大雑把にアレは「悪意(Daemon)」の類で良いと思う。 ) オカルトって苦手なのよねー。 専門外っていうか、でっきれば理屈と理論で組み立てたいわ――――なんだってオカルト? 魔法だの幽霊だの奇跡だのっていうのはいつも曖昧に暈すのかしらね。 ( 究極まで行くとその概念を誰もちゃんと分からないのか、突き詰めていくと辻褄が合わなくなって破綻する事を理解しているのか、とにかく歴史が長いくせに未だに誰もちゃんとした回答を出さない。 だから私はこの手のものが嫌いなのだ。 自分で解明するにもあまりにもとっかかりが無さ過ぎる分野だし。 ) 教会に来て言うのもなんだけど、さ。 ( 一応これでもパプテス教徒の家系なんだけど。 うちはベッタベタなヴェイトス=クリスティアンだ。 ハンバーガーとポテトが欠かせないような。 ) [Sat 17 May 2008 02:22:54]
牧師 > ええと――本来、パプテスの考え方で『幽霊』は存在しないんですよ(なんて、考古学者の言葉に小さく肩を竦めて牧師は答えた。その表紙にずり落ちた眼鏡を、また指先で押し上げる)基本的に亡くなられた方は天国に行きますし、或いは地獄に落ちる、というのが普通でして――教義上、死してなお地上を彷徨う方々は……。 ただまあ、実際にこうして『悪霊』が出てくるから此方としても対応しなければならないんですけど、我々の本職は『悪魔祓い』であって『悪霊退治』ではないんですよ。 だから――いや、言い訳ですね……これは(己が未熟だという事もあり、力になれていない現状が悔しいのだろう。 明確な対応策を打ち出せない事に歯噛みしつつも、とにかく何か出きる事から協力しようと思ったようで、若い牧師は頷いて答えた)そうですね。椅子を壊せば現状、広まっている呪いを解決する事はできないかもしれませんが、拡大を防ぐことは恐らく。 ただ――……この手の悪霊、悪魔、怪物退治は、相手が何者か次第で対策も変わりますから。(妖怪退治にエクソシストを連れてきても無意味だし、悪魔祓いに坊主を連れてきても……ということだ。 ただ『呪い』を解くというのも、この他民族都市ヴェイトスではなかなか難しい。 現状、ただ幽霊というだけでは何とも言えないのが本音だ)『悪霊退散、悪霊退散、妖怪、あやかし、困った時は――』なんて歌もありますし。一度、陰陽師やお寺さんの方に行ってみるのも手かと思います。(ひょっとしたら既に彼女は行っているかもしれないが『誰が呪いを解くのか』という答えに関しては、他の宗教家も回ってみては、とアドバイスを。 そしてまたずり落ちた眼鏡を指先で抑えた) [Sat 17 May 2008 02:11:34]
インディ > ( 異変が起きる椅子の共通項を調べてみれば、それらしいものは直ぐに見つかった。 「バーズ・ビートテール」。 必ず椅子のどこかにそう刻印されているということ。 製作者の名前らしい。 流石にちょっと分からないが―――ホワイティア系、男性、くらいまでは想定できる。 偽名でなければ、だが。 ) え、だから専門施設に持って来たんじゃない。 ここでどうにもならなかったら誰が呪いなんて解くの? ( 不安そうな声を出す牧師に肩を竦める考古学教授24歳独身。 既に二言目で敬語を断念している。 ) 共通しているのは「椅子に座ったら男の霊が現れた」よ。 とりあえず座れなくしておいた方が良いんじゃない? [Sat 17 May 2008 02:04:01]
牧師 > ……いえ、不安を煽るつもりは毛頭無いのですが。果たして椅子を壊しただけで、何とかなるような代物ですかね(昨今あまり超常現象的な事件の無かったヴェイトスに、突如振って沸いた『呪いの椅子』事件。 結構な数の人間がその毒牙にかけられ、呪術者や聖職者、ギルドはその対応に追われている。 そんな中、椅子の破壊に立ち会った聖職者の一人――未だ若年の牧師は、ずり落ちる眼鏡を何度か指先で押し上げながら、そんな呟きをもらした。きっと眼鏡の大きさがあってないのだろう。何となく目を細めているような感もある)この手の産物は――器物を破壊すると、かえって悪霊、悪魔を起こらせるケースもあると聞きますので。……とりあえず、此方で呪物を封印するのと同じ手続きを踏んではみますが――効果があるかは、何とも。 [Sat 17 May 2008 01:59:33]
お知らせ > 牧師さんが来ました。 『しかし――……』 [Sat 17 May 2008 01:54:40]
インディ > ( がこん、と音を立てて木製の座椅子部分が真っ二つに割れた。 大聖堂裏手の庭、付き添いの聖職者が2人、不安そうに様子を窺っている。 私は「これでOK」とばかりに笑顔を作って二人に振り返り、薪割り用の斧を立てかける。 ) ――――えっと、ご協力感謝します? 壊すだけじゃ心許無いから後の処理、オネガイシマスね。 ( あんまり使い慣れない敬語で礼を言い、破壊した3つの椅子を纏める。 そう、3つ。 ここ数日で3つの椅子を回収してきた。 …こんなに普通に見つかるほど出回っているという事か。 ) [Sat 17 May 2008 01:47:24]
お知らせ > インディさんが来ました。 『 死招椅子/2 Barz Beethtail 』 [Sat 17 May 2008 01:37:47]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『(カバーを変えたら、石鹸と太陽の香りに負けてしまったけど… 上と下の枕、交換してしまった)』 [Fri 2 May 2008 04:11:19]
セレニア > ( 何故だかとても気持ちの安らぐ香り。 水浴びで冷えた身体の芯がぽっと温かくなって、心地良いはずなのに、胸には少し息の詰まるような感覚がある。 不快ではないけれど、心地好いばかりでないのは少し残念。 浅く枕に顔を埋めて、深い溜息を零した。 )   ( 風や日差し、お湯が心地好く感じるのと、同じものとして捉えている。 特定個人に対する感覚という自覚はあまりなく、ただ、そうすると気持ち良いという事実を認識するばかり。 ) [Fri 2 May 2008 04:08:48]
セレニア > ( ―――ベッドメイク。 別に、変なことはしない。 そういうことをするという意識そのものを持っていない。 …はずだ。 )   ( いつもは寝起きにルームメイト自身が済ませていることだけど、今日は天気が良くて、いつもより少し早くシーツを変えることになった。 太陽の香りがする、質素だけれど真っ白なシーツをしいて、几帳面に四隅を伸ばす。 ―――次いで枕も、カバーを変えようと抱き上げたら… ルームメイトの匂いがした。 ―――湯上りに使っている薔薇の香油。 自分も使っているから似ているのだけど、少し違う。 ) ―――。 ( 仕方の無いことだけど、ほとんど寝に帰るだけの部屋で、あまりお話するような時間は持てない。 日に一度ここに帰って来て、彼女もルームメイトの存在を一度は意識してくれる… それだけで十分だと思うのに、なんとなく、ごく自然な無意識の動作として、手にした枕を抱きしめた。 ) [Fri 2 May 2008 03:58:21]
セレニア > ( 最低限備えられている家具の殆どは共用で、二段ベッドがあるくらい。 そしてそれも、上下どちらをどちらが使うといったことが、決められていなかった。 一般的な感覚で言えば奇妙なことかもしれないけれど… ルームメイトには良い方を使って欲しいと考るのに、どちらが『良い』のか分からない。 そんなことを延々と悩んでしまった結果、先に寝ている方を起こさないように、後に寝る方が下ということになっている。 )   ( 小さな窓を少し開けて、天井から下がっているフックにランプを吊るす。 今日も上で寝ることになるはずなのだけど、新しいシーツや毛布を上段に放り込んだら、下段に身を乗り出した。 ) [Fri 2 May 2008 03:44:18]
セレニア > ( もちろん、ハンターの任務に復帰したいという思いもあるのだけれど、いつかのように荒れてはいなかった。 待機を命じられていてもハンターであることには変わりないからか、それとも他に理由があるのか。 本人はさして意識すらしていないことだけど、部屋が変わったという、たったそれだけのことで大分落ち着いている。 )   ( 多くの修道女は寝静まっている女子修道院。 『暖かくなったから』と湯をもらわずに水浴びを済ませ、やはり冷えてしまった身体で自室の扉をそっと開けた。 ) ―――。 ( 暗い室内に目を凝らす必要も無く、戦士の感覚はルームメイトの不在を捉えている。 VHGの上司でもある彼女の帰りは、きっと今日も朝になるのだろう。 そんな事を考えながら… 誰もいないのなら遠慮することもない。 ランプを持ったまま、狭い二人部屋に入った。 ) [Fri 2 May 2008 03:22:39]
セレニア > ( VHGからの連絡は無く、大聖堂で待機せよという指示のまま五月に入った。 あくまでも警戒待機というハンターの任務であり、完全に元に戻るわけもないけれど、それでもいつかのような修道院での生活に戻っている。 日常の務めを手伝って、聖歌隊の練習に出て。 武装も許されているのだからと、聖堂騎士団の訓練にも混ぜてもらう。 ―――肝心のヴァンパイアによる大聖堂襲撃などがあるわけもないから戦果は全く挙げられていないが、生活に慣れれば暇にすることは減り、一日一日がつつがなく過ぎていく。 ) [Fri 2 May 2008 03:11:36]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 忘れられているのではないかというくらい )』 [Fri 2 May 2008 03:02:56]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 『(普通な神父だと思ってました。この時は。)』 [Mon 14 Apr 2008 22:26:41]
シャーリー > は、はあ。 それはまた偉く具体的な例えで…… ( 確かにそれは辛いだろう。 しかし病気に何故その例え?と神父の言葉に首を傾げていたり。 )( 必死なまでに煙草を求めるその姿勢に私感動。 や、感動はしないなやっぱり。 ) はい。 それでは道すがらよろしくお願いしますね。 ( 危ない生物が出回ってるらしい最近、確かに気をつけないといけないだろう。 男らしく覚悟を決めて扉を開けた相手の後ろを着いていく。 ) [Mon 14 Apr 2008 22:26:17]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( そして、この神父の本性を少女が知る10分前 )』 [Mon 14 Apr 2008 22:21:18]
フォス > ( ぺこり、と小さく一礼を返してから。赤毛神父はにっこりと笑う。未だに手は震えてるが ) お嬢さんを夜遅くに独りで帰すわけにもいきませんし。これもなにかの縁。最近はなにかと物騒な生き物が俳諧していると聞きますし。 ( 煙草を手に入れれば後はどうとでもなれ。ええ、その後食事を奢れといわれれば奢るだろうし秘密をばらさないために金を要求されたら逃げればいい。今更始末書が怖くて神父なんてやってられるか。という激しく間違った思考の元、赤毛神父は扉へと歩き出そう ) [Mon 14 Apr 2008 22:20:34]
フォス > ええ、物凄くいつらいのです。どれくらいかと申しますれば煙草が切れたニコ中ぐらいに辛いのです ( HAHAHAHA。なんて外人笑い(というか外人だが)。 )  ええ? ( 一緒に来る、と言う相手にすばし逡巡。しかし、ここで断っては怪しまれると赤毛神父は判断。外に出てしまえば後は「知り合いの医者に」と言って煙草屋に行っちゃえばいいか。それからはまあ、どうとでもなる。可及的に速やかに必要なのは煙草である。煙草でしかない。煙草をプリーズ。 ) お心遣いありがとうございます。  [Mon 14 Apr 2008 22:11:58]
シャーリー > ええ。 天にまします我らの主はいつでも私たちの事を見守って下さると思います。 ( 焦る相手とは対照的にゆったりと柔らかく微笑んで会話中。 ) ( 体調が悪そうな相手を心配そうな視線で見つめている。 流石にタバコ切れでこんな風になってるとは思ってもいない! ) まあ。 そうだったのですか……それはまたお辛いでしょうに…… ( 疑わずに相手の発言を信じる。 騙されやすい吸血鬼。 言い訳に利用されるとは露知らず。 ) そうでしたか。 よろしかったら私もご一緒しましょうか? ( 病人(ある意味)一人で出てくのは何かあった時に不安だろうし、今の自分も用事があるわけでもないし。 そんな事を提案。 )( 確かに嘘は吐いてないな!! ) [Mon 14 Apr 2008 22:05:22]
フォス > ( う、嘘は吐いてないもんねー! ) [Mon 14 Apr 2008 21:48:56]
フォス > そうですか。もうお祈りの時間が・・・それは残n――・・・いえいえ、熱心なことはいいことだと思いますよ。きっと貴方の祈りは父上もお聞きくださっていることでしょう ( どうしよう。煙草がほしい。だが我慢だ。我慢するのだ俺! ) ぃ、ぃぇ、そういうわけでは―― ( 待てよ、といいかけた言葉を飲み込んで赤毛神父は考える。そうだ。この信者を利用して外に出てしまえばこちらのもの。そしてそのまま煙草屋に直行してしまえばいいのだ。後で外出理由は「悩める子羊を導いていました(きらーん)」とでもしておけばいいのではないのだろうか。 ) ええ、それが先ほどから胃の調子が悪くて。薬を買いに行こうかと少し考えながら硬貨を探していまして。 ( 薬=煙草。間違ってない。間違ってない ) お医者様をお呼びするほどのものではないのですが。ちょっと胃薬を、ね。あればいいので買いに行こうかと・・・ ( [Mon 14 Apr 2008 21:48:42]
シャーリー > へ?あ、はあ。 ――――そ、そうでしたか、アハハハハ。 ( 神父様は歯が命!を披露するが、少しばかり煙草の匂いが鼻に付く。 確か此処は基本禁煙だったのに?なんて思いつつも、相手の発言の意図が理解できず笑って誤魔化そうとした。 ) そんなお嬢さんだなんて……いえ、私も今日の祈りの時間は終わったころですので、その点はどうぞお気になさらないで下さい。 ( そんな風にありふれた挨拶を交わすけれど、相手の様子が先ほどから何だかおかしい。 妙に焦っていたり挙動不審だったり、今は手まで小刻みに震え始めている。 これはひょっとして―――― ) 神父様。 ひょっとして―――お加減でも優れないので? なんなら医者をお呼びしましょうか? ( 出した結論は思いっきりずれていた。 意図的でない妨害はなおも続く。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:40:34]
フォス > ――は、はははは。いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ私程度が怪しまれるぐらいでミサの邪魔にならなければ本懐であったりしなかったりしますので! ( こうなってしまっては匍匐前進している場合ではない。ゆっくりと立ち上がると法衣の埃を落としながらスマイル。白い歯がきらりーん、と思いきや少しだけヤニ臭い ) た、大した額ではないので気にせずに! それよりもお嬢さん。ミサの邪魔をして申し訳ありません! ( かくかくかく、と手が震えているのは緊張や戦慄きではない。煙草の禁断症状である。 ) どうぞ、私のことなど気にせずにお祈りを、ね? [Mon 14 Apr 2008 21:27:08]
シャーリー > ( あと一歩という所で邪魔が入るのはきっと世界のお約束。 アル中ならぬニコ中の神父が救われる道を無意識のうちに妨害するように立ちはだかる。 ) その…大変申し上げ辛いのですが、大変とても怪しいですよ神父様。 ( 少なくとも親が子供に見せたくないぐらいには。 )( 嫌な汗を流しながら視線を逸らして状況説明と言う名の言い訳をする神父。 それに対して女の返答は――― ) あら、そうだったのですか。 それはまた災難な目に……私で宜しかったら探すのをお手伝い致しましょうか? ( 神父相手にはこんな口調になる吸血鬼。 相手の必死ぶりに、一体どれくらい落としたのかと笑顔を浮かべながら問い掛けて。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:22:39]
フォス > ( あともう少しで出口である。あの大きな扉の向こうには夜空が広がっている。そして、その先には煙草屋があるはずだ。そこで目を輝かせた煙草が俺が救うのを待っている! と、赤毛神父は意気込み満点で拳を作る。礼拝堂の担当神父がなにか言いたそうな顔をしているのを視界の端に捕らえ、赤毛神父はほくそ笑む。今から声をかけても間に合うまい。俺は俺だけの買い物をする。しかし、実際には赤毛神父の奇行に「あの人大丈夫かな」という心配をしてくれたことを赤毛神父は知らない。 ) ――っ! ( しかし、しかしだ。あと扉まで数メートルという距離である。見つかってしまった! くっ、と奥歯を噛み締めるものの、どうしたらこの現状を切り抜けられるかと思案。もっとも――・・・・神父服の姿をしているので神父だということはバレバレなのだろうが。 ) い、いや・・・・まあ、えーと。お金を落としまして、ね ( だらだらだらと脂汗を掻きながらフォス神父は目を泳がせる。まさか信者に見つかるとは思わなかった。 ) 大袈裟に探すと迷惑になりますから、えーと、ほら。こうやってこっそり探しているんですよ。だから、皆さんには秘密にしてくださいね。ね? ね? ね!? ( 神父モードに丁寧口調でことを説明。誤魔化しきれるか! ) [Mon 14 Apr 2008 21:13:07]
シャーリー > ( 参拝客の一人はすn……じゃなくて妙へんちくりんな行動をしている人物を視界の中に入れてしまう。 そんな不審人物に声をかけるかどうか迷いつつも、激しく気になってしまったのでそろりと其方のほうに近づいていって声を掛けてみる事を決意。 ) あ…あのー。 一体全体何をなさっておいでなのですか? ( ロザリオを提げた女は遠慮がちにそんな質問を相手にしようとするだろう。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:09:13]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『―――どうしよう。や、本当に。』 [Mon 14 Apr 2008 21:01:37]
フォス > ( 通路を横断する時は発見されないように前転をして横断。その姿をやはり窓からみた別の神職者が十字を切って祈ったのだそうだ。「我等が父よ。あの馬鹿の頭を救ってください」と。それはもちろん本当かどうかは定かではない。 ) ――・・・ ( 我ながら素早い動きだと赤毛神父は一人笑う。こうまでうまく誰にも見つからず――現実と認識は違うものだ――礼拝堂までやってきた。この時間、礼拝堂に人が少ないことは赤毛神父はよく知っている。しかし、姿勢を低くした程度では見つかってしまう可能性がある。ならば、と赤毛はドアからこっそりと礼拝堂に侵入すると壁伝いに匍匐前進を開始。これならば誰にもばれない、となぜか赤毛神父には確信があった。途中、礼拝席のどこかから「ママー、あの神父様なにy――もがっ」という言葉が聞こえた気がするがそれは気のせいだと判断する。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:56:51]
フォス > ( しかし、無理だった。なにが無理かと言うと煙草がない状態が無理である。人間はパンと水で生きていけるが赤毛神父にはそれ+して煙草が必要である。もっとも、多くの+の果てなのだが、途中で×も登場しそうな勢いではあるのだが ) ――ならば、この俺様の力を見せてくれる。ふふふ・・・ ( くつくつと赤毛神父は肩を震わせる。故郷では悪童と名の通った悪がきである。悪がきであるのだから、当然講義から抜け出す方法などお手の物。しかし、本気をだすにはバンダナとダンボール(?)の存在が必要不可欠だが、残念ながら手元に無い。そもそも『だんぼーる』というものは一体いかなるものか。きっと遠い昔の記憶に違いない ) ―――現場で鍛えたこの技術、今活かさないでいつ活かす ( それこそ現場で活かして欲しいものなのだが、赤毛神父に言った所で無理な話である。こっそりと赤毛神父は誰にも見られないで買い物に出ることを決意。姿勢をなるべく低くして私物いれ室から中庭へと移動。角からの突然遭遇を避けるために慎重に覗き、そして移動する。――その頃、中庭に面した部屋で読み物をしていた神職者が赤毛神父に気づき、後日こう語る。「あのフォス神父がまた変なことをしてました」、と。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:49:08]
フォス > ( 禁煙の手はこの大聖堂にまでやってきたのではないのだろうか。というよりかは元々大聖堂では禁煙である。禁煙であると知りつつ煙草を吸ってきたのはこの赤毛神父に圧倒的に非がある。見かねたシスターなり上司なりが私物入れの煙草を没収したか処分したという可能性を赤毛神父は考えなかった。今、赤毛神父の脳裏には猛烈に組み立てられる予想図はこうである。 ) くそ、まだまだ寒いからと外に出ない奴の仕業だな。俺が煙草が無いからと外に出ようとした途端に「あ、ついでに〜を買って来てくださいよ(裏声)」で頼むつもりだな。狡賢い奴らめ。この俺をそうまでして戦場へと引きずり込みたいか。―――くっ、やられた ( 激しく妄想である。もっともこの「外に出たら買い物を言いつけられる」というのも赤毛神父の妄想でさえあった。しかし、赤毛神父にはこの展開が現実に起こるだろうと信じて疑わなかったし、むしろそれが当然起こりえるだろう現実であると認識していた。 ) ―――どうする。考えるんだ。伊達に長く生きているわけじゃない ( このままでは煙草が無くてショック症状を起こしてしまう。手が震えているのはニコ中(厨)の表れではない。まだ堪えられるはずだ、と自分に言い聞かせる。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:40:58]
フォス > (なにか物凄いミスをしてしまった気がする。)( だが、気にしない、なぜなら時間は戻らないからだ。というかこれはどうにかなりませんか神様。激しく土下座万歳伝説謳歌中。ごめんなさい ) [Mon 14 Apr 2008 20:34:13]
フォス > 禁煙 [Mon 14 Apr 2008 20:32:57]
フォス > ( なにが無いって煙草がない。他の私物はある。チェス盤もあれば娯楽小説もあるし聖書もある。だが煙草がない。煙草だけが無い。何度でも言おう。煙草がない。一本もない。これはおかしい。箱ごとない。影も形も痕跡もないのだ。 ) ――・・・ ( 数秒、唖然。それから気を取り直して私物入れの中身をごそごそと漁る。そして、見覚えの無い紙切れ一枚を手にしたときは唖然とした。ああ、ここまできたか喫煙者に対する圧政は。なんという禁煙ブーム。このままでは外で吸う事自体できないのではないのだろうか。やがて喫煙者と禁煙車との間に大きな軋轢が生まれ、やがて喫煙者は隔離される運命にあるのではないのだろうか。そしてさらに時を進めれば喫煙者と禁煙車との間に争いが絶えず生まれ、内戦にまで発展するのではないのだろうか。 紙にはただ二文字、こう書かれていた  ) [Mon 14 Apr 2008 20:32:47]
フォス > ( そしてうまそーに最後の一本を吸い終えた赤毛神父はにんまりと笑いつつ携帯灰皿に灰を落とす。 ) さて、と。もう一本もう一本 ( スキップしたくなるような気分であるが、その理由は他の人間が外に出るのを嫌がってるんだろうなぁ、という予想と想像の中で、自分だけが外に出ずに目的を達成しているという喜びを噛み締めているからである。なんとも俗っぽいと思われるかもしれないが、こんななんでもない日常に幸せとか喜びって転がってるんだと思う。 ) よっせ、と ( 自らの私物入れを棚から取り出し、その箱を開ける。そして今まさに二つ目の煙草を取り出そうと手を突っ込み・・・・・ ) っ! ( 無かった。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:29:13]
フォス > ( その煙草は最後の一本であると仮定しよう。これを吸っては外に再び買いに出ないといけないわけなのだが、外に出ようとするとシスターやらほかの神父やらに買い物を言いつけられるわけだ。春の桜が散って間もないとはいえ、まだまだ春先の肌寒い季節。進んで自分から外に行こうとするものはいないわけである。他の人間が外に出て行こうというならば、そこに「あ、ついでに〜をかって来てください」と頼んでしまおうという腹なのである。ああ、かくも汚い。ほれ見たことか、これが人間の本性である。・・・もっとも、それは赤毛神父も同じ事で、誰かが外に出ないかと思っていたわけなのだが。 ) しかし、俺様を舐めてもらっては困る。なんといってもサボることにかけては天下一品超高級。俺様は煙草を『箱』で買ってあるのさ! ( ふははは、と独り高笑いをする。そう、煙草が一本と言うのは全て『仮定』の話である。悠々自適に今から誰か外に出ないかな、と待っている神父シスターを眺めつつ俺は一服できるのだ。これに勝る幸せはそうそうないだろう。「嗚呼、なんという幸せ」などと呟きつつ赤毛神父は最後の一本に点火。私物入れに詰め込んだ煙草のカーボンを思い出しながら中庭の一角で煙草を吹かす。もっとも、誰かが外に出ようものなら煙草を買って来て欲しいと頼むわけだが・・・これはまあ、人によりけりで、喫煙に眉の字をハの字にする奴には頼まない。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:22:01]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『目の前に煙草が一本あるとする』 [Mon 14 Apr 2008 20:13:26]
お知らせ > サージェントさんが帰りました。 [Fri 4 Apr 2008 20:46:55]
サージェント > (パタパタと周囲を見回しながら此方に向かってくるシスター見習いの姿を見て、咥えていた煙草をそっと外套の内側に押し込んだ。 火はつけていない。 暗闇の中の灯ほど目立つものはないからだ)……では、アレッサンドラの部屋まで、これを頼む。 軍曹からだと伝えれば、わかるだろうから(簡潔に用件を告げ、ポケットから取り出した甘味――飴などの類――と共に、幾許かの駄賃を手渡す。 後は野となれ山となれ、か。 シャジャールの偽装に協力し――……)………………。(……――その後はどうするか。 背を向けて走り去っていくシスター見習いの姿を視線で追い、完全に消えてから、此方もゆっくりとその場を後にする。 ……どうするべきなのだろうか) [Fri 4 Apr 2008 20:46:54]
サージェント > (中身は『心臓部位に穴の開いたアララマ系の衣装』『古着のドレス』『看護婦の衣装』『中央病院の見取り図』『短剣』そして『灰の詰まった袋』である。 この内、ドレスと看護服、短剣は、肌を黒く塗った少女に買いに行かせた品であり、ようは擬装用だが――……正直、見抜かれる可能性が無い、とは言い切れない。 ただ、と煙草を咥えながら考える)(つまりリーチ、今はシャジャールと名乗っている娘が、これ以上の騒動を起こさず、平穏に、一市民として暮らす限りにおいては)(アレッサンドラに目を瞑らせることが出来るのではないか、という事だ)…………まあ、後は何とでもなる、か。(詳細は知らないまでもVHGではまたゴタゴタが起きているようだし、此方にまで手を回す余裕はないだろう、という思考もある。 まあ、これにしたって何処まで通じるかはわからないのだが。 ようは最悪、時間稼ぎができれば良い、という所だ) [Fri 4 Apr 2008 20:43:29]
サージェント > (だいぶほとぼりも冷めた頃。今更蒸し返すのも愚の骨頂かと考える向きもあるだろうが――だからこそ『終わらせないまま』というのは不味い。  大聖堂の裏。 いつかも修道女見習いの少女と密会を交わした其処に、今日も軍人風の男が赴いていた。 待ち人もかつてと同じ。 ――ただ今回は少しばかり、事情が違う。 彼女に協力を仰ぐという事は変わりないのだが、荷物の運搬を頼むだけだ)(荷物というのは、使い古しの安物のトランク。 傍らに置かれた其れが、今回の重要な『物』だ) [Fri 4 Apr 2008 20:36:27]
お知らせ > サージェントさんが来ました。 『――だいぶ遅れて』 [Fri 4 Apr 2008 20:33:49]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 『そうして吸血鬼の夜は更ける』 [Tue 25 Mar 2008 01:43:45]
シャーリー > ( こんな不安定な気持ちの時に踊りに出てもどうせ醜態を晒すだけ。 元々明るさぐらいしか売りの無い私だ。 少しばかり手持ちの金銭に不安が出てきてしまうが……まあ仕方ないか。 )( そうだ。 暫くはスラムの教会やここで雑用でも手伝っていようかな。 そうして体を動かしていた方が少しは気晴らしになる。 よしそうしよう。 神父様か誰かにでも早速相談しにいくとしよう――― ) [Tue 25 Mar 2008 01:37:21]
シャーリー > ( 吸血鬼はある一定の期間で成長が止まるか、もしくは転化したままの姿でずっといるか。 定説ではそれである。 ――――ならばひょっとして、精神年齢もその一定の期間で成長することを忘れてしまうのだろうか? いくら自分で年寄り染みた態度を取った所で、ふとした拍子に出てしまうのはまだまだ若い少女のような仕草。 )( ――――どれが私? それとも、その全部が僕で、そして私であるのかな? )( 数えるのも馬鹿らしくなってくるぐらいにいつも同じところで悩む。 きっと神様だって、もうすっかり耳にタコで聞き飽きてしまったに違いない。 ) [Tue 25 Mar 2008 01:23:33]
シャーリー > ( 今日も私は奴隷から血を啜ってきた。 もし本当に平和と優しさを望むのなら、他人から奪わなければ生きていけない自分がまずいなくならなくてはいけないのでは? ) けどそれは……私には無理です。 ( 自分の体も命も粗末に扱いはする。 けれど自ら命を断とうとは思わないし、意味もなく死にに行く真似もしない。 私は自分の死が怖いのだ。 )( けどそれよりも遥かに他人の死の方が怖い。 だからあの時にあの少女を守ろうとしたのは使命感とかそういうものじゃない。 ただ単純に、『私が』人を死ぬ姿を見たくないからだ。 ) ………飽きませんよね、私も。 主よ。 この自問自答、貴方の前で果たして何万回繰り返せば気が済むのでしょうね? ( それはつまり、自分は結局何一つ成長をしていないという事。 六百年も無駄な時間だけを過ごしていた。 ) [Tue 25 Mar 2008 01:07:47]
シャーリー > ( 聖書にしるされた祈りの言葉を捧げる。 そして心の中でいつものように主への願いを付け加える。 )( どうか、この世界がもっと優しくて平和な物になりますように―――― ) ( そして合わせていた掌を離すと、自虐の色に満ち満ちた微笑みを吸血鬼は浮かべる。 ) ……本当に…どこまでも私はエゴの固まりですね、主よ。 ( 本当に、性質の悪い冗談が好きな化け物だ。 ) [Tue 25 Mar 2008 00:52:44]
シャーリー > ( 今日も健やかな一日を過ごさしてくれた事への感謝の念。 いつも見守って下さる事への畏敬の念。 そういった思いを祈りの中に込めて、胸に銀のロザリオを下げた女は自分の信じる神への言葉を真摯な気持ちで口に出していく。 ) ―――国と力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり  Amen   [Tue 25 Mar 2008 00:39:07]
シャーリー > ( 一般の信徒たちにも開かれている礼拝堂の中、洒落っ気の無い格好をした女が神に祈りを捧げていた。 ) 天にまします我らの父よ――― ( 夜半であるために人気があまり多く無い大聖堂。 女の静謐な主への言葉は澄んだ響きで礼拝堂にこだましていた。 ) [Tue 25 Mar 2008 00:26:07]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『静かに、ただ祈る』 [Tue 25 Mar 2008 00:19:02]
お知らせ > ジョージさんが退室されました。 『( まあ、比較的仲の良いほう――だとは思ったとか )』 [Mon 24 Mar 2008 04:54:13]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 大聖堂を出るまでは、送ろう。 何を話すでもないけども、当然のように並んで歩き出す )』 [Mon 24 Mar 2008 04:53:20]
ジョージ > ……まあ、何とか、という所かな、ぼくは。(苦笑いしつつ頷いた。 心配する必要はないけれど、してくれることは有り難い。 大丈夫、というように頷いて、最後にもう一度クシャクシャと髪をなでてやった)ああ……そうだったね。 ジャスティスさんは復帰しているようだけれど、犯人は逃走したまま、と。 ――やれやれ。厄介はつきないね。(そう言って、ポケットに両手を突っ込み、ゆっくりと彼女から距離をとる――そろそろ戻らなければ、という意思表示) [Mon 24 Mar 2008 04:52:03]
セレニア > …そうですか。 ( 直接関わっていないと聞けば、どこかホッとした風に。 次いで、どうやら担当になっているらしい青年を、爪先から頭まで状態確認。 そういえば… ) …マクドゥガル、体調に問題はありませんか? ( 暫く伏せっていて、何度か顔を合わせはしたけどそれきりだった。 負傷に加えてアヴァタールの使用による負荷は、薬物のもの。 もう大丈夫なのかと、今更ながら。 一応気にしていたらしい ) …いいえ。 マリア様をお守りしなければなりません。 …それにヴェイトス市を離れるのでは、仕方ありませんが… シスター・ジャスティスの件も、まだ。 ( 余暇の旅行に行くわけではないのだと、肩の力が抜けない調子は変わらない ) [Mon 24 Mar 2008 04:39:17]
ジョージ > 難しいんだよ、色々ね。(あまり気にされていないまま、撫で撫でと、そのまま掌で彼女の髪を梳いてやり――彼女の問いに、うん?と小さく首を傾げた後、ああと合点したように頷いた。 アレッサンドラには、随分と懐いているようだし……心配なのは無理も無いか)んー……直接は関わってないよ。主に面倒ごとを抱えているのはぼくだけだし。意見書を提出してくれて、凄く助かったけどね。 ――ああ、クリスティアに。(VHGのイメージが実に強い女性だけれど、アレッサンドラは聖堂教会からの出向者だ。 となれば、本国に帰る用事もあるのだろうし、知り合いもいる筈だ。 成程、と頷いて)まあ羽を伸ばして、というわけにはいかないだろうけど。――すこしヴェイトスを離れてノンビリしてくると良いよ。 リリルの件が片付けば、そう厄介な事もないだろうしね。 [Mon 24 Mar 2008 04:29:33]
セレニア > わかりませんか? ( 正しいことは、正しいことだ。 私たちはそれを為し、間違いを正しいと信じている者が敵。 ただ、あまりにも敵が多過ぎる状況で、何と戦うかは選ばなければならない。 そこが難しい。 頭に手を置かれても、特に反応しない。 これがマリア様にセットしてもらった後だったりしたら、触れさせないように身をかわしたかもしれないけども ) ―――ヴェイトス市は、いつもそうです。 ( 気長に付き合ってくれる人ばかりではなくて、あまり進歩も無い少女は、それでも少しずつ受け入れざるを得ないことだけは理解していて、諦めるように呟いた ) …マリア様も、その件に煩わされていますか? いつも、お忙しいのに… ―――聖教会に招かれていて、クリスティアへの旅に、私も同行することになっています。 [Mon 24 Mar 2008 04:18:16]
ジョージ > まあ、色々と難しいんだよ。すぐに動けない程度には、ね。(多分伝わっていないのだろうなあ、と苦笑しながらも、一先ずは彼女の言葉に頷いて見せた。 セレニアという少女がここに至るまで、どういう人生を歩んできたかは知らないが――頭の固さは折り紙つきらしい。 もっとも、青年もそれは理解しているから……気長に付き合っていこうと思えるのだけれど)まあ、ひとまずは色んな考え方があって、どれが正しいかは誰にもわからないって事だけは、頭に入れておいた方が良いと思うよ。(そう言って、彼女の頭に手を伸ばし――ぽふ、と手を置いて撫でようとして見る。 こう、じっと見つめ返す仕草が、何処となく子犬のように見えるのは気のせいか。 ……だとするならば、きっと母犬はアレッサンドラなのだろうけれど)待機命令については、ぼくは良く知らないからなぁ。 一先ず、此方の問題はまだ少し時間がかかるって事だね、わかっているのは。 ――いや、話してるとだいぶ気分転換になったから。(礼を言うのは此方のほうだ、と頷いて) [Mon 24 Mar 2008 03:56:05]
セレニア > ? …はい。 ( 本当は、よく分からない。 滅ぼさなければならないから滅ぼすのだし、生かさなければならないから生かすのだ。 どちらがそれを達成するか。 短絡的な少女の思考は、簡単に実力行使に辿り着く。 協力し、話し合うことが大切であるのは理解するものの… ヴァンパイアに対する思考というのは、特に幅を持たせられなかった。 マリア様が運用を望むのなら、従うが。 やはりその理由を、直接尋ねたがるだろう ) …ハーフであるということは、証明できたのですか? …重要なのは、そのヴァンパイアが在り続けるために何が必要で、そのヴァンパイアが何の為にVHGへ名乗り出たか、ということだと思います。 ( 半分しか人でないものが人と言えるのかどうか。 …そもそも人でなくフレイバーとのハーフとなれば決定打なのだけど、それ以前の問題。 考え方があると言われれば頷くが、その顔は、どこか不思議そうにしている。 覗きこむ顔を見つめ返して… ) ―――? そうですか。 …では、私はまだ、待機が続くのですね。 ( とりあえず、何やらよく分からないことで揉めているのは理解した、と頷いた。 ヴェイトス市ではよくある事だと思う。 …そして重要なのは… それよりも、自分が務めを果たせていないということで。 さておき ) ―――もうしわけありません。 気分転換に来たのに。 ( 今更だけれど、マリア様も忙しいようであまり話ができないし、聞いておきたかった。 礼をして ) [Mon 24 Mar 2008 03:50:03]
ジョージ > まあ、色々と難しいんだよ。 正直、ぼくもさっさと片付けてはしまいたいんだけど――「延命すべきだ」という意見がある以上は、ね。 セレニアさんだって、自分の意見を無視されて、勝手に物事を進められたら嫌な気分だろう? VHG内部で揉めてる場合でも、無いしね(そんな風に噛み砕いて、彼女に状況を説明してやる。 まるで幼子に対するようだ――とは思うけれど、彼女の内面が、さほどそれと変わらない事を理解しているので、あまり躊躇いは無い。 殺すことが救いか否かという事に関してだとて、色々な考え方があるのだ)重要なのは、彼女が「ハーフ」である、という事だね。 「吸血鬼として殺す」のではなく「人として生かす」という考え方も、あるのだし……生きているからこそ償えるという意見もあるんだよ。 そういう考え方が正しいってわけじゃ、ないけどね。 でも間違っているわけじゃあないだろう?(手摺から離れ、セレニアに歩み寄り、身を屈めて顔を覗き込む。 彼女の内面の思考はとても想像がつかないが、しかし――今VHGの内部で何が起きているかは、こうやって説明する事ができる)『神の御意思は人間には想像がつかず、理解もできない』だっけ? 何が救いかっていうのは後々になってわかる事もある。 だから――皆、悩んでるんだよ。 彼女が滅びたいと言っているからといって、それが彼女の救済に繋がるわけじゃあない。(しかし……こうして語っていると、まるで自分が、リリルの救いを望んでいるかのように思えてくるから嫌になる。 滅ぼしてやりたいと、呆れと憎しみとが入り混じった感情を抱いているというのに) [Mon 24 Mar 2008 03:32:29]
セレニア > ―――? そうですか。 ( 単純な話だと、思ってしまうのだ。 想像力が乏しくて、言われてみるまで自分が考える以外のことを、思いつくことができない。 確かに生物として自ら死を望むというのは考え難いことだけど… 彼が理解できないというのは、そういう部分だろうかと、そんな具合 ) ―――それは、償いになりますか? …そのヴァンパイアも、ヴァンパイアを滅ぼすためとは言え、自ら吸血を続けることは望まないでしょう。 ヴァンパイアは、私たちが滅ぼします。 そのヴァンパイアが、これ以上苦しみを重ねることはありません。 もしも、カーンがそれを強要するのであれば… ―――。 ( そこで、黙る。 この少女の中では、そのヴァンパイアは滅びを望んでいることになっている。 そのヴァンパイアにとって一番の安息は、一刻も早い迅速な滅びであると決めてしまっている。 だから、それがそのヴァンパイアが口にしたことであっても、ハンターとして運用するなどあり得ない。 運用するのは自ら名乗り出たヴァンパイアの、人としての想いを踏みにじることだった。 運用されるのは、強要されてのことだ。 …厳重な管理下に置かれるために、そうなっては自主的であろうと強制であろうと、大差ないのはさておき… ―――だから。 仮に運用されたとしたら、その苦しみからは私が救おうと言う。 VHGに反する問題発言であるために、口にはしないけれど。 共闘するのなら、その機会もあるだろうと ) 悩むことが、ありますか? そのヴァンパイアは、名乗り出ることができました。 私たちは、その願いを叶えるべきです。 ( 滅びたい、という願いを。 勘違いだとしても、この思い込みを上手く取り除くのは難しい ) [Mon 24 Mar 2008 03:20:36]
ジョージ > まあ、彼女――件の吸血鬼ハーフの心情については、ぼくも理解していない、というか……理解できないのが、本音だけれどね。(悲壮感に酔っている、とでも言うべきかもしれない。 『他の誰にも迷惑をかけず、そしてみんなを救って死んでいく私』という存在に憧れ、出頭し、現実を見せ付けられて絶望した、と。 そんなように青年は思考しているし――「血を吸うのは仕方が無い」「鳥や牛を食べるようなもの」という発言も聞いている。 まあ、わざわざ口に出して、彼女の精神を逆撫でする必要もないだろうけれど)まあ、だからこそ慈悲深い死を、という意見もあるし――……ダンピールは君も知っているだろう? そういう意味で利用できないか、という意見もある。 まあ、そのハンターは多分……情、だろうけどね。 難しい話だよ。 蘇った死者ですらないのだし。(とはいえ、その吸血鬼ハーフの少女、リリルに同情しないと言えばウソになる。 悲惨な生い立ち、その人生に哀しみを覚えなくもない。 だが――駄目だ、と思う。 生きていて良い存在ではない、と)まあ、まだ結論は出ていないし――……これから先どうなるかはわからないけれど。  仮にVHGに協力してもらう事になったら――確実に厳重な拘束が施されるだろうけど――共同戦線って事になる可能性も、考えておかないと。(あまり考えたくないけれど、と小さく呟く。 恐らく彼女の想いとは正反対だ。 滅ぼしてあげるべきだという考え方と、滅ぼすべきだという考え方は、似ているようで真っ向から違う)……まあ、そんなわけで頭痛いのさ、ぼくは。 [Mon 24 Mar 2008 03:00:40]
セレニア > ―――詳細は何も。 ( その落ち着きは、カーンへの信頼でもある。 自警団や、その他のテンプルがヴァンパイアを押さえているとなれば… ここがヴェイトス市というのもあって、警戒したかもしれないけども。 それにしたって、人の血を啜ることでしか在り続けられないものを、まさか解放したりはしないだろう。 蚊ではあるまいし、ヴァンパイアに対する人類の砦であるVHGが、そこで情にほだされたりはしないと思っていた ) …ヴァンパイアは、生前のその者とは、別のものであると教わりました。 …ですが、自ら聖句を唱えて滅びたヴァンパイアもいたと聞いています。 ―――それが人から転向したのではないオリジナルなら、また別の話かもしれません。 それでも… ヴァンパイアも、人のため、自ら滅びを望むことができるのですね。 ( 存在し続ける限り、人の血を口にしなければならない。 マクドゥガルから全ての話を聞かないのなら、この少女は、そうしてあり続けること自体、そのヴァンパイアにとっては苦痛となるはずだと考える。 VHGに名乗り出るというのは、そういう事だ。 せめて可能な限り苦痛の少ない、一瞬での滅びを。 それを望むことができるということは、素晴らしいと思う。 …それこそ、奇跡のようなもの )   ( だから実情を知ってしまえば、幸いにして浅慮だっただけかと、落胆してしまうのだろう。 そこにある苦悩には目を向けようとせず、自身の価値観のみによって ) ―――外請けの賞金稼ぎですか? …意外です。 ( 金のためだけに狩りをする者であれば、情にほだされるようなことは少ないと思うのだけど。 『対処に困る』と言う青年には、困ることなど無いのだと首を振った ) ―――恐ろしくなってしまい、一時の迷いがそう口にさせたのでしょう。 本気にしてしまったそのハンターも、そのヴァンパイアの望みがそこには無いことを、理解するのではありませんか? 滅びを望んでいるはずです。 在り続けることこそ、最大の苦痛なら… 貴重なサンプルではありますが、やはり。 ( 訳知り顔で頷く表情に、険しさは無い。 狭量で、青年の言葉から現状を正確に想像することができず、むしろどこか寂しさすら滲ませて、青年から視線を外した。 どちらにせよ、すぐに通常の務めに戻れるのだろうと確認できた。 …それは、勘違いなのだが… ) [Mon 24 Mar 2008 02:48:44]
ジョージ > ……ん、ああ。 なんだ、セレニアさんも知ってたのか。(彼女の問いに、青年は苦笑しつつ振り返った。背中を手摺に預けて、うーん、と軽く腕を伸ばす。 ――寒いという程ではないけれど、冷たい夜気は心地よかった。 しかし……その事実を知っていても尚、こうして大聖堂で大人しくしていられるというのは、ある意味で成長ではなかろうか。 少し嬉しく思うと共に、表情が緩んだ)そう、その吸血鬼と最初に接触したのが、ぼく――と、賞金稼ぎ制のハンターでね。 正確には「ハーフ」……らしいんだけど、実際に吸血行為はしているから、何とも。 死んで償うとか、生きて償うチャンスに賭けたいとか色々言っていて――で、そのもう一人のハンターが「吸血鬼ハンターにして手伝わせるべきだ」って提案もしてて……対応に困ってるところ。(まあ、延々と泣き言を聞かされ、ついカッとなって公開処刑云々の文書も提出してしまったが、基本的に青年は処刑賛成派である。 ダンピールという存在がいる事は知っているし、吸血鬼との混血だからそく処刑、というような意見を持っているわけではないのだが。 既に吸血した上に、あまりにも、その……) [Mon 24 Mar 2008 02:20:20]
セレニア > ( ―――ただ、人に紛れるヴァンパイアが相手では、夜を光で追い払おうとも、陽光が降り注がない限り意味が無い。 むしろ夜間に人と人との接触が増えるなら、人目が増えることと、ヴァンパイアが獲物を得る機会が増えることと、どちらがより大きな意味を持つのか――― 『それでも』と続くはずの部分では、マクドゥガルのようには感じないかもしれないのだが。 口にしないことは、今はさておき、また今度 )   ( おそらく彼が頭を痛めていることを、聞きたがっているのだけれど。 息抜きに来たのだから当然か、その部分には触れられず、『あまり変わらない』と言う。 ―――重ねて尋ねてしまっても良いものかと考える、暫しの間 ) …それは、自ら名乗り出たヴァンパイアの事ですか? …私は、12日から大聖堂での警戒待機を指示されています。 カーンが留め置いているヴァンパイアの処遇と、関係があるのではと思うのですが… ―――即座に滅ぼす必要が無いのなら、その用途も理解しています。 ( 彼に言っても仕方の無いことだけど。 …例えば貴重なサンプルとして、アレやコレや試すこともあるだろう。 まさか狩人としての起用が検討されているとは思わないが… ミザリーの時と同様、滅ぼさせろと騒ぐような真似はしないと、言葉の後半はもごもごと ) [Mon 24 Mar 2008 02:10:45]
ジョージ > (彼女と入れ違うように、此方は手摺へ両腕を乗せ、寄りかかるような体勢で夜景を眺める。 考える事はおおよそ、似たようなものだ。 夜が明るくなっていくという事には違和感を感じるが、それでも吸血鬼の脅威が減っていくのは良いことなのだから。 まあ、セレニアの無表情は今に始まった事ではないし、青年は気にしない――のだが。 不意に問われた言葉に、うん?と首をかしげた)……まあ、そうだな。まあ、あまりいつもと変わらないよ。 探し出して、杭を打って、さ。 ちょっとぼくは、頭の痛い仕事を抱えているけれどね。(それにしたって別に、VHG全体に影響は出ていない……筈だが。 少し口に出してよいものかどうかは迷う。 ヴァンパイアハンターである以上、ある意味当然なのだが、セレニアは苛烈な反吸血鬼派の人物だ。 さすがに猪突猛進はしないだろうけれど……)  [Mon 24 Mar 2008 01:52:53]
セレニア > ( 自殺未遂してしまった人、犯罪者、えとせとら。 それでも信仰心から修道している人が一番多いのだろうけど、何か事情を抱えている人も居て、それぞれ事情によって待遇や環境は違いそうだ。 ―――この少女は、あまりそういった表情を向けられることがない。 親しげに笑いかけられても、別に相手を嫌っているわけでもないのに、笑い返さないからだ。 表情の乏しい顔で じっ と見つめて。 自分に用があるのでは無いと言われれば、頷き、そのまま立ち去ろうと――― いつもなら、するところなのだけど ) …カーンは、どうなっていますか? ( 気分転換に来たという相手に尋ねることではないのだが。 自然、そんな言葉が口をついた ) [Mon 24 Mar 2008 01:45:53]
ジョージ > (まあ修道女というのは、所謂『花嫁修業』として送り出された良家の令嬢なんかもいるそうであるし、そういった類の人物ではないかな、と思う。 まあ、だとしても、少々はしたない姿には苦笑を浮かべてしまうのだが特に咎めることもなく。 擦れ違おうとするなら、そのまま――)……あれ、セレニアさん?(声をかけられ、其処でようやく気がついた。 よくよく見ればウィンブルの下に見える髪は、あの特徴的な桃色のような――……。 そういえば大聖堂に一旦戻っていたのだったかと思い至り、改めて、やあ、と親しげに笑いかけた)ああ、っと……別に連絡とかじゃあ無いよ。 ぼくは休憩で、大聖堂には気分転換に来ただけだから。 [Mon 24 Mar 2008 01:36:31]
セレニア > ( 展望テラスと言うくらいで、そこはそれなりに高い場所に当たる。 そんな所で手摺の上に、脚を外に投げ出して座る修道女というのは、多少異常だ。 ―――礼拝などに訪れる一般の信徒は引く時間。 見学者も、そうは無いだろう。 ひと気の無い、暗いテラスを訪れた男性を振り返り、小さく会釈する。 修道士か司祭か… 何でも良いが、教会関係者だろうと当たりをつけて手摺を下りて。 暇にしているのを見られるのもなんだし、こちらへやってくる隣を擦れ違おうとして――― あれ ) ―――マクドゥガル? ( 何をしているのかと、確認するように名を口にしながら、首を傾げた。 何か、口頭で伝える必要のある連絡だろうか? それにしては、こちらを探していた風でも無かったが ) [Mon 24 Mar 2008 01:30:15]
ジョージ > (参っていた。 というのが、正直な話、今の青年の状態である。 未だに処遇の決まらない吸血鬼ハーフの少女、彼女の発言を逐一記録していれば――つまり、ほぼ毎日のように泣き言を聞かされていれば、ある意味当然の帰結であるのだが)…………やっぱり、そうなると大聖堂は落ち着く、かな。 そんなに真面目な信徒ってわけでも、ないんだけどさ。(そうしたわけで、一日の休暇を貰った青年はぶらぶらと大聖堂にまで繰り出していた。 何処からか聞こえる賛美歌の声や、所々に灯った蝋燭の火は、疲れた心身に心地良い。  まあ、特にこれと言った目的も無く……知り合いにでも巡り合えれば、といったような気持ちなのだが。 両手をコートのポケットに突っ込み、ぶらり、ぶらり、自然と脚は眺めの良い展望テラスへと向かって………)おや? ……先客さんがいたのか。(きっちりと修道女の格好をしているのなら、初見で彼女とは気付かずに。ひらりと掌を振って挨拶をしつつ、此方も手すりまで歩み寄ろう) [Mon 24 Mar 2008 01:18:20]
お知らせ > ジョージさんが来ました。 『( 息抜き )』 [Mon 24 Mar 2008 01:11:44]
セレニア > ( 曇天であっても、ヴェイトス市の夜景を眺めるのに支障はない。 あの灯り一つ一つが人の生活の営みだと思うと、一体何をしているのかと訝る気持ちも出てくるけれど。 未だに人の領域とは言い難い夜が駆逐されることについては、どちらかと言えば歓迎できた。 夜に行われることが、パプテス的にはあまり好ましくないものでも、人外の化け物が跳梁跋扈するよりははるかにマシだろう。  ―――こんな意識を丸くなったと言うのかどうか。 夜気もあまり堪えない夜、星空より眩い光を薄紅色の瞳に映し、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、石造りの手摺に腰を下ろして暇そうにしている )   ( 普段あまり参加していないとは言え、修道院が人手を持て余すことなどありえないのだが。 ハンターとしてVHGに出向している少女は、それでなくてもとっつき難いのに、性格にも難がある。 新入りが馴染めないのとはまた異質に孤立してしまっていては、自由な立場から自主的に仕事を探すのも難しく、ふとぼんやりしてしまう時間が増えていた ) [Mon 24 Mar 2008 01:10:37]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 展望テラス )』 [Mon 24 Mar 2008 00:40:51]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『―――待って。 ( どこぞのシスターより先に、この場で注意 )』 [Wed 19 Mar 2008 02:48:27]
セレニア > ( 大聖堂は、学ぶのにこれ以上ない場所だと思っている。 マリア様への処遇やその他では不満たらたらだし、あまり信頼していない部分もあるのだが、それだって他のどこかで学ぶよりは、良いものを身につけられると思っている。 どこがどう良いのかなど考えず、『そういうもの』として、ごく自然に。 それがおかしいと考えもしない )   ( 素直に応じるようなら何の問題も無く、少女は言いたいことばかり言って、キリバナが務めに戻るのを止めるわけもない。 ―――自分も何か手伝うことを探そうか。 それとも少し、どこかで身体を動かしておこうか。 そんなことを考えながら立ち去ろうとしたら――― 何か、大雑把な仕事が目に入って ) [Wed 19 Mar 2008 02:48:20]
お知らせ > マヤウィさんが帰りました。 『(本人は一仕事終えた気満々。後でシスター辺りに注意されたりして)』 [Wed 19 Mar 2008 02:33:45]
マヤウィ > …わかりましたわ。 ( 確か、この街ではパプテスが割と優勢だった気がする。パプテスの常識=人間の常識と思い込んでしまうと後々やっかいになりそうだが、パプテスが人間の全てではないことを頭に置いておけば問題ないだろう。そう、計算して頷く。セレニアの変化には全然気付けない。 ) 絶望的…。 ( ひどいですわね。と思って苦笑しつつも、人間から見ればそんなものなのだろうと…。それにしても、この少女本当に「マリア様」「マリア様」だ。本当に信仰しているのは何なのやら…という感想を持った。とりあえず、セレニアの前で間違ってもアレックスの悪口その他は口にしないようにしよう……。 ) 洗礼名…ああ、なるほど。 ( まだ数少ない、パプテスの知識から思い出して納得。他の人がハンターアレックスを「マリア」と呼んでいないのもどうりで。 ) あっと…そうだわ、わたくしお掃除を終わらせないと。シスターに遅いと叱られてしまいますわ。 ( 思い出して慌てながら、残っていたゴミをテラスから──箒でバッサバッサと下に落とした。これでゴミホコリは土に還るのです。 ──下の階の構造次第では、土の上に落ちていないかもしれないが。ロクに下も見ずに、キリバナは「お掃除終わりですわ〜♪」と、セレニアにちょっと手を振りテラスから室内へと戻っていく。 ) [Wed 19 Mar 2008 02:26:27]
セレニア > ( 教育する手間に値する成果を得られるのかどうか。 畑に生えてしまった予定しない草花を、鉢に移して管理して、何を実らせてくれるのか。 そんなところにばかり『得るもの』を求めてしまう。 分かり易いことしか分からない少女は、きょとんとしたキリバナの顔を冷たく見つめてる。 いい加減この少女も損得ばかり考えるようだが、それは『栽培』に対する感覚で ) ―――そう。 大聖堂で学べば、問題ない。 ( 普通、では元が取れないと思うものの、マリア様が望んだことだ。 まあがんばれ、という感じに頷く顔に、再開当初の棘はない。 どこか釈然としなさそうにしてはいるけれど、いつも表情の乏しい顔では、見慣れているか観察力が無いと分からない程度だろう ) 絶望的だと思うから、聞いただけ。 期待はしていないけど、マリア様はお前が正しく学ぶことを望んでいる。 マリア様を裏切ったら、刈るから。 ( 貴重な食材であるのなら、それも間違いではない? いやいや、マリア様を裏切らなければ、この少女は美食に興味を持っていない。 薬用となるとまた別かもしれないけども… それはさておき。 『殺してやる』なんて事をさらりと口にするこの少女の社会性もたいがい。 ある意味では彼女の方が良識もあるのかもしれない ) …教会では、洗礼名で呼ぶことが多いから。 同じ名が何人もでは大変だけど… ( 本当に、『マリア様』のようにも思っている。 神聖視という意味では、もしかしたら、さして学んでいない聖母様のことよりも――― ) [Wed 19 Mar 2008 02:10:12]
マヤウィ > ……社会に、貢献? ( キョトーンとした顔をして首を傾げる。社会に貢献…社会に…。「この社会」というくらいだから、人間社会のことなのだろうけれど。正直、「なんでわたくしが人間に貢献しないといけませんの?」という気持ちだ。が、多分それだとこの人達の意思にそぐわないのだろう。ここに数日いて、宗教と言うものは損得ばかり考える事をよしとしないように思えた。上手い答え方はないものかしら…と考えて少し沈黙。しばらくして。 ) ……普通に、人間なら誰でもできるような仕事をする程度でしたら…わたくしでも一応「貢献」するつもりはありますわ。それで生活の糧を得られるのならば、ですけど。 でも、人間社会にとって、わたくしの一番有効な使い方は── 解体(バラ)して飲食物にしてしまうこと、でしょうね。 当然、そこまでするつもりありませんし…「社会への貢献」だなんて、大層なこと期待しないで下さいな。 ( いつもはアロエのキリバナを装っていたのに、少し口がすべった事に気づいて苦い顔。でも確か、アロエも飲食物になった事を思い出してホッとする。テキーラ酒になるのはゴメンだ。 ) ? ( 凄い驚いた風なセレニアを見て、こっちが驚く。しかし、続く言葉に理解して。 ) ハンターアレックス? ああ……あの方、そんなお名前でしたの。ミドルネームまでは知りませんでしたわ。失礼。 ( 会った事はあるが、フルネームは知らなかったというところ。MはマリアのMだったのかと、背後レベルで納得していたり。 ) [Wed 19 Mar 2008 01:47:20]
セレニア > ( 理解してもらい易いのではなかろうかとそんな言い方をしたものの… 『裏切り者』と考えるのが果たして適当かどうか、よく分からない部分もある。 ヴァンパイアとして活動を開始したものが、生前と同一のものであるのかどうか、意見が分かれるところだからだ。 身体は確かに同じものであったとしても――― ともあれ、『おおよそ』でも理解できたと言ってくれるなら、それ以上の捕捉はしない。 ただでさえ概念の説明など難しい話は下手なのだから ) ―――この社会に、貢献するつもりはあるの? ( そうして掃除をしているのだって、立派に社会の一員として務めを果たすことなのだけど。 そういった意識はあるのかと、『解らない』というキリバナに問う。 目的が子孫繁栄であったとしても、その過程で、生活の為に働くのならそれで良い。 実際とんでもない形で『働こう』としたのだし、その辺りは教育すればどうにでもなるのかもしれないと思いながら、彼女自身の意識のほどは気になった。 え、マリア様? ) ―――? …何ッ!? ( 何を言っているのかと分からないと瞬かれた目が、見開かれた。 『もうとっくの昔に死んだ』って? この数日、カーンへ行かない間に何かあったのか――― 掴みかからんばかりの勢いで一歩踏み出して。 止まる。 一泊遅れて、何を言われたのか理解したらしい ) …ああ。 なんだ。 …いいえ、そのマリア様ではなくて。 …アレッサンドラ・マリア・クレメンテ様。 お前は会ったことがない? [Wed 19 Mar 2008 01:22:46]
マヤウィ > ( …なるほど。この少女は吸血鬼についてそう考えているのか。「裏切り者」 ……想像してみた。昔住んでいたキリバナたちの村で、突然誰かが仲間を捕食しだしたら。と。 ) …………。 ( 当然、私たちはその捕食者を殺そうとするだろう。自分たちが生き続ける為に。けれど。 ) …おおよそは。 ( 理解できた。と「一応」答える。──けれど、それが進化の過程だったら? その捕食者を私達が殺せなくて、食べられたら。それは、つまり…その捕食者の方が「優れた生き物」であったということ。私達は滅びる他ない。そして私たちは、その捕食者の血となり肉となり──また生き続けるのだ。だけど、こんな考えこの少女にしたら一体何を言われるか。どんな反応をするか見たい気もするけれど、私に不利な事をあの上司に報告されてもまずい。黙っておく。 ) ──ええ、わかりましたわ。 ( それで社会が何を得るのか。言われると苦笑して。 ) さあ…私にも解りませんわ。 ところで。『マリア様』って…あなた、どうして『マリア様がそんなことを望んでいる』と解るんですの? もうとっくの昔に死んだ方なんでしょう?聖母マリアって。 ( 神の声が聞けるとでも言うのだろうか…と。まさかあの包帯顔のVHの愛称?とは知らずにそんな事を口にした。 ) [Wed 19 Mar 2008 00:57:30]
セレニア > ( そうかもしれないが、ここはヒトの街だ。 ―――そう言おうとしたのだけれど、分かっているらしい。 自ら口にするようなら、重ねては言わない。 ただ ) ―――ヴァンパイアがヒトにとって害悪であるのは、『ヒトのみを糧とする』という特性だけによらない。 もちろん、それだけでも十分だけど。 …ヴァンパイアが元はヒトであったもので、同胞から寄せられる想いさえ利用し、かつての同胞を脅かす… おぞましい存在であるから。 どのような種族であっても、こんな存在は受け入れられないはず。 共同体を築く仲間を慈しむ気持ちがある種族なら、『ヴァンパイア』は普遍的な悪になる。 『ヴァンパイア』という言葉を、種の分類を表す以上に、裏切り者という『在り方』を表す言葉と思えば良い。 ―――理解できる? ( 誰が勝ったとしても、勝った種族にとっての『ヴァンパイア』はいつだって害悪となるはずだ。 そういう在り方をしている。 この言い方で伝わるだろうかと、首を傾げた ) …それで良い。 これから先、どれほど得をしそうな話を持ちかけられても。 お前がこれからここで学ぶ事に反するのなら、それは必ずお前を滅ぼす切欠になる。 話を持ちかける者は、お前の敵。 何が『支配者に逆らう』事に当たるのか、確かに学びなさい。 それで社会が何を得るのか分からないけど… マリア様も、それを望んでいる。 [Wed 19 Mar 2008 00:38:12]
マヤウィ > そうね。あなた方からすれば、わたくしは有害でしたわね。それくらいは解っておりましてよ? ( 堅物で真面目で真っ直ぐなこの少女を見ていると、何故か笑いたくなる。 ) でも── どうせお互い様でしょう。この街は人間が多いから、吸血鬼は悪で、それに協力したわたくしは有害となるけれど…所変われば、あなた方人間が有害とされる場所もあるんですのよ。問題は個体数が多いか少ないかですわ。そして、誰が勝ったのか。 ( いつか私の子どもが生まれて、もっともっとキリバナの数を増やせたら…この街は何か変わるだろうか。それでもどの道。 ) とは言え、今はこの街はあなた方のものだもの。支配者に逆らって貧乏くじを引くようなマネは、もういたしませんわ。 ( 言い終わると、またホウキを動かしてテラスのゴミを集めようとしだす。 ) [Wed 19 Mar 2008 00:06:59]
セレニア > ( この少女は、言語によって意思の疎通を図れていても、キリバナを人と思っていない。 実際キリバナなのだから人ではないのだけど、そういう話ではなくて、ともに社会を構成する仲間だと思えていない。 そういう理想の下に教えられ、ヴェイトス市で暮らしていてなお、前提となる意識が歪であるために現実を受け入れられていなかった。 ―――この少女にしれみれば、キリバナは言葉を話す植物だ。 道端に生えていたって気にしない。 無害なら、わざわざ刈り取ることもない。 誰かが大切にしている植物なら慈しむし、実際この少女も、キリバナの修道女になついていたことがある。 教会の庭園に咲いている薔薇を好いているように、教会の管理する植物を好いてもいいだろう。 ―――だから、一度有害となれば、刈り取ることに躊躇いはない。 害があるのなら、手間をかけて害の無い状態にするよりも、ばっさり刈り取ってしまえば良いと思う。 マリア様の言うことも、よく分かっていなかった ) ―――結果として失敗しただけ。 何もできなかっただけ。 しようとして、成功していた可能性があるから、お前は有害。 それは理解できている? 私は、刈ればいいのにと思う。 ( 笑みにも、表情は変わらない。 声音こそ平坦だが、内容然り、例によって話の通じない調子になってしまっている ) [Tue 18 Mar 2008 23:49:52]
マヤウィ > ( 尼僧服は、誰かのお下がりに穴を開けた物。背中に葉の生えているキリバナが着ればもうこの後誰も着れないため、渡されたのはかなり着古された代物だったが、着心地にそう不満は無い。もっとボロいのを着ていた事もあるし。 )( 現状、異性との出会いが無いのが不満だがそれはさすがに我慢している。奉仕活動とは言っても今の所は雑用程度だし、正直── こんなものでいいんだ? という感想。セレニアに睨みつけられるとクスリと笑って。 ) 「よくも」 なんですの? ──そんなに怒らないで下さいな。スパイ任務は失敗したわけですし、結局、ほとんど何もできなかったんですもの。 ( もう、正体がバレないようにと気を使う必要もないし、睨まれても怖いとか不快な感情は浮かばなかった。 ) [Tue 18 Mar 2008 23:29:30]
セレニア > ( あの時は、丁度朝日が昇るところだった。 一日の始まりを迎える街並みを前に、これがあなたの守っているものだと言われ、自分は何と返したっけ。 ―――今でもそうだから、よく、分からなかったのだと思う。 人種と宗教の坩堝であるこの街を『守る』という意識があるかどうかと言われると、難しいところだ。 ヴァンパイアの餌食になって良いわけがないと思いながら、パプテスを信仰するホワイティア以外は、当面の敵でなくとも『いずれ決着を付けなければならない仮想敵』という意識が未だに拭えない。 自分の務めはヴァンパイアを滅ぼすことで、そのために必要なら異人種、異種族、異教徒とも協力するし、この戦いにさえ終わりが見えない状況で、自分などに他の事を気にしている余裕は無いのだと思うのだが。 ―――それでもこの街を守るっているのだと口にできるかと考えると、違和感があった )   ( 最近、サンクトゥス様にはお会いしていない――― ただ、別の聖女、聖教会から来ている客人に、何のために戦うのかと問われ、引っ掛かっている )   ( ―――そんな思考をブツ切りにする声に、振り返った。 良い夜だろうかと思わなくもないものの、どうでもいい。 ただ声をかけられたから会釈くらいして。 自分もサボっていないで手伝いに戻ろうかと思うだけ。 あまり話してもいない彼女の声を覚えていないというのもあるし、マリア様とカムラが話していたのは聞いていたけれど、実際に尼僧服に納まってそこに居るというイメージも無くて、すぐには誰だか分からない。 ちょこりと会釈して、やる気が無いのか放棄を振り回しているだけにも見える横を通り過ぎようとして――― ようやく、思い出した。 やっぱり来たのか、 もう来たのか。 お世辞にも友好的とは言えない目が、敵意を剥き出しにして睨みつける ) ―――よくも… ( どの面下げて神の家に入るのかと… 口にしかけたが、そういう概念が存在せず、それをこれから学ぶのだと思えば… 何よりマリア様がそれを望んでいるのだし、口を噤んだ。 …他に何を言えば良いのか分からない。 でも、立ち去り難くてそこに立っている。 睨んでる… ) [Tue 18 Mar 2008 23:10:30]
お知らせ > マヤウィさんが入室されました。 [Tue 18 Mar 2008 23:04:21]
マヤウィ > ( 件の吸血鬼と入れ替わるようにしてVHから出、大聖堂へと移された元スパイのキリバナ。とりあえず宗教関連の仕事は与えずに、掃除洗濯などの雑用からさせられている感じの日々。今もホウキを持って、テラスの方へとゴミを掃いている所。その目的の方向に、薄紅色が特徴的なVHの少女の姿を見つけて。 ) こんばんはあセレニアさん。いい夜ですわね〜♪ (※曇天だ) ( 以前の事など忘れたかのように能天気な声をかけながら、室内から履いてきたゴミをテラスに追い出す。更にテラス内の砂埃やゴミも掃きだして。──ちなみに、掃除の腕はかなり悪い。彼女の通った後には所々ホコリやゴミが残されている。なんせ器用さ1。 ) [Tue 18 Mar 2008 22:59:52]
お知らせ > マヤウィさんが来ました。 『あらっ?』 [Tue 18 Mar 2008 22:52:09]
セレニア > ( 所属としては修道女でありながら、普段ほとんど関与していない修道院の務めを手伝って、これまたあまり参加できていない聖歌隊の練習に加わって、ハントから離れた一日を過ごしている。 今ひとつ居場所が無い状況ながら、カーンへの出向という居場所を与えられる以前も似たようなもので、今更改めて戸惑いや寂しさを感じることはなかった。 ―――罰としてそうしているわけじゃない。 カーンに留め置かれているヴァンパイアが適切に処置されたなら、あるいはどうするかが決定したのなら、すぐに通常の任務に戻されるだろう。 そう思うことができれば落ち着いたもの。 いっそこの期にマリア様のクリスティア行きがあれば丁度良いのにと思いながら、花壇の水やりに訪れたテラス。 以前サンクトゥス様… 聖女様が言っていたことを思い出して、腰を下ろしている ) [Tue 18 Mar 2008 22:47:38]
セレニア > ( 大聖堂の修道院に所属していながら『出向』している、VHGカーンからの待機指令はまだ解除されていない。 数日に渡って大聖堂に居るように… つまりカーンへ出て来ないようにとの指示が続いているのは、ヴァンパイアに対してやや過激な行動に出る傾向のある者に来られると面倒が増えそうな問題を抱えているからだろう。 それは、この少女の今までの奇行を鑑みれば当然の処置。 捕縛したわけではなく、自主的に名乗り出たヴァンパイアを留め置いているという特殊でデリケートな状況を荒らさないために、適切な対応と言える。 ―――しかし本人は、少なくとも上司に迷惑をかけるような真似はしないと思っていれば、人員にも限りがある、正直人手不足な状況で遊ばされているのは面白くない。 せめて騎士団が主催している合同訓練に参加する許可をもらえないかと思うものの、何日かまとめて拘束される訓練に参加して、クリスティアに招かれているマリア様の旅に同行できなくなるというのも避けたかった ) [Tue 18 Mar 2008 22:34:01]
セレニア > ( 大聖堂の展望テラス。 ヴェイトス市の街並みを一望できるそこは、各種セレモニーに対応できるよう広く開けた作りになっている。 いくつかの移動可能な花壇が四季咲きの花を咲かせているものの、明日何も催しの予定が入っていない夜は、空中庭園と言うには寂しい雰囲気になっていた。 屋内からの灯りで薄暗く照らされるテラスの隅、石造りの手摺の上に、尼僧服の少女が腰を下ろしている。 脚を外に出して、バランスを崩せばそれなりに危険な状況だが、姿勢には危なげが無い。 薄紅色の瞳でヴェイトス市の夜景を見つめる、その傍らには花壇に水をあげたジョウロがあった ) [Tue 18 Mar 2008 22:18:00]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( これがあなたの守っているものだと、彼女は言った )』 [Tue 18 Mar 2008 22:05:38]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『(結局、何故待機を指示されたのかも有耶無耶になり、その日VHGであった事は知らされない)』 [Sat 15 Mar 2008 06:42:53]
セレニア > ( 床に戻れない夜。 移ったばかりの相部屋は既に整理整頓掃除が行き届いており、自分も私物など皆無。 鍛錬所へ行くのも、VHGの資料室へ入るのも大聖堂で待機との指示があれば難しく、悶々としている ) [Sat 15 Mar 2008 06:39:52]
セレニア > ( マリア様に窘められることでさえ、以前同じような何かを教えられたのではないかと感じるほどだ。 改められていない。 …あるいは、改めようとしないという意識の正体に気付いていない… ) ―――。 ( 今日VHGへ出て来るなと止められたのは、ちょっとした話題になっていた投書の件があったからかもしれない。 自らの処遇をカーンに任せると名乗り出るヴァンパイアからの投書… それがどこまで本当かは分からないが、いずれにせよ自分が何か面倒を起こすのではないかと危惧されたのだろう )   ( そんなことはしないと思う。 マリア様の迷惑になってはいけないと、分かっているのだから。 軽はずみな行動は、控えられるはずだと。 …でも、確かに… 『滅ぼす以外に何がある?』 意識も、口をついて出る言葉も、そんなものかもしれない。 正しいかどうかはさておき、ヴァンパイアについても、沢山の話を聞いたのに。 愛から滅ぼすのだと言われても難しく、滅ぼすために滅ぼすのではいけないと言われてもどういうことか分からない。 分からなくなってしまう。 …とりあえず『滅ぼすな』とまではなかなか言われないものの… 仮に、万一、今回の話がそのようなものならば、伏せられ遠ざけられるのは当然か。 …そしてマリア様は、自分のそれが当然という状態を、きっと良く思わない… ) [Sat 15 Mar 2008 06:32:28]
セレニア > ( 重たい扉を肩で開けると、軋んだ音が乱暴に響いた。 ―――まだ朝課にも時間があり、疎らな灯りで薄暗く照らし出される礼拝堂にひと気は無い。 それでも灯りがあるだけで、周りを見回してここは教会だと認識できるだけで、苛まれていた恐怖心は、一人でも耐えられる程度に軽くなっている )   ( 隅の長椅子の端に腰を下ろして、うっかり裸足で出て来てしまった、冷えた脚を抱きしめた。 足と足をすり合わせるようにしながら、震える身体を小さく丸めて、膝に額を押し付ける ) ―――。 ( 気持ちが落ち着くまで、じっとそうして。 ―――ふと、こんな時、色々な人と話したのを思い出した。 …心配して声をかけてくれた、今は上司のマリア様も、それ以外の人も、色々なことを教えてくれた。 よく分からない話も多かったけど、それなりに気付き、はっとすることもあったのに… 夜毎の夢と同じく、その感触だけ残して、おぼろげになってしまっている ) [Sat 15 Mar 2008 06:02:25]
セレニア > ( 彼女はいない。 確認するまでもないことを、それでも改めて意識したのが引き金になったように、一息で狭い部屋のドアを開ける。 足早に廊下へ出る。 暗い廊下を半ば駆け足になって目指すのは、灯りの落ちない礼拝堂だ。 ―――寝床で横になって、じっとしながら対峙する夜闇が恐ろしくて、一般の修道女として夜眠る生活をしていた頃は、よくこんな発作を起こしていた。 朝焼けの中で眠るようになって、大分落ち着いていたけれど、忘れることはないらしい )   ( 眠ると必ずと言っていいほど見てしまう同じ夢、怖い夢がある。 確かに『いつも同じ』で『怖い夢』だと分かるのに、具体的な内容を何一つ覚えていられない奇妙な夢。 夜闇の中というのは、きっとその夢に繋がる状況なのだと思う。 覚えていないのだから何とも言えないけれど、夏でも底冷えするような錯覚に襲われて、そのままではいられない ) [Sat 15 Mar 2008 05:40:05]
セレニア > ( ―――もしもそこで彼女が眠っていたのなら、置物のようになって寝返り一つうとうとしなかったかもしれないけれど、ベッドの下段が使われた形跡は無い。 ついこの間同室になった上司と、どちらがどちらのベッドを使うか、具体的には決めていなかった。 彼女には条件の良い方を使って欲しいと思うものの、どっちもどっちで判断がつかず、悩んだ結果後から眠る方が先に眠った方を起こしてしまわないよう、先に眠る方が上ということで落ち着いている。 …そう頻繁に変わるわけでもない部屋で、自分のベッドというのを決めないのは奇妙に思われるかもしれないけれど… 修道院という必要最低限の質素さで規格統一された空間なら、二人ともそういったことをあまり気にする性質ではないというのもあって、自然と受け入れられていた ) [Sat 15 Mar 2008 05:23:37]
セレニア > ( つまりVHGへ出て来るなという事なのだけど、それはさておき。 夜警に合わせて調整していた身体はなかなか眠りにつけず、闇の中で目を開けた ) ………。 ( 大聖堂の女子修道院。 とある二人部屋。 二段ベッドの上段。 硬くてごわごわして重たい毛布をそっとどけて、簡素なパジャマを着た薄紅色の髪の少女が梯子を降りる。 少しずつ暖かくなっているものの夜ともなればまだ冷えて、温まっていた身体を撫でる夜気に、浅く長い息をついた ) [Sat 15 Mar 2008 05:09:03]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 突然、大聖堂で待機せよと指示のあった夜 )』 [Sat 15 Mar 2008 04:46:37]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 その辺りでようやく、拒絶されている事を漠然と理解した 』 [Sat 1 Mar 2008 04:55:17]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『友達になんか。 ( 後半の言葉は消え入るように。 いくつか呟いて、背を向けた )』 [Sat 1 Mar 2008 04:48:22]
セレニア > ―――不吉なのではないですか? ( でも、聖女だ。 自分がクルースニックであるように、不吉な色を持っていたところで、それ以上のものがあるのならそこに意味は無い。 近付く瞳を見つめ返して、さらりと返す声には何ら感慨も無く ) …ですから、聖女様だからです。 そういうものだから… ( 分からないという素直な姿勢に、どう答えて良いものか分からない。 この少女の認識も安直なものだ。 聖人や聖遺物は似たようなもので、みだりに衆目に晒してはならない、俗世と交わらせて聖性を損なわせてはならない。 そう言われたからそうなのであって、どうして聖性が損なわれるのかなど考えもしないのだから。 ―――そういえば、どうしてだろうと自分でも疑問に思うのだ。 セレスティアに対して、不理解なやつめと思わない程度には、考えることができるようになっている。 …それを邪魔するこの想いは、何だろう… 言葉の意図が聖女を慈しんでのものではなく、元々――― ) ―――とにかく、マリア様を煩わせないでください。 私たちは教会の敵の、最も近くにある者です。 聖女様とは… ( ということで、要領を得た説明はできなかった。 『どうして』という部分はどうしたって抜けたままで ) ―――。 ( だから、続いた聖女の変化に対応できない。 こんなトボけた女の子を相手に、思わずたじろいでしまう。 ―――先に立つ感情がここで話されていることとは全く関係の無いものだから、何を言われても反発に変わってしまって… ) ―――同じことです。 ( 以前と変わらないことしか、言えなかった。 本当は、そうではないと。 姿勢にも意味があるのだと思えているのに ) ―――私はヴァンパイアを滅ぼす。 聖女様がそうであるように、クルースニックはこういうものです。 そのための存在ですから。 ( それだけのための、とは言わないまでも――― そしてそう口にしてしまえば、まだ拭い去れていない擦り込みが、他の意思を塗り潰してしまう… それを、正しくない、不自然だと感じられるだけ、まだマシだとしても… ―――口をついて出る言葉は変わらない ) ―――マリア様も、私にそれを期待しています。 滅ぼせば平和になる、守れる …今はヴァンパイアだけでなく、人間もですが。 そう… マリア様のことは、お守りします。 ヴァンパイアからも、何からも…   聖教会だって…    [Sat 1 Mar 2008 04:46:52]
セレス > それだと――――私も不吉になってしまいますよ。 ( と、ころころ笑いながらずいと一歩近付き、覗き込むようにして「ほら」と瞳を大きく開いてみせる。 近付けば僅かに、茶色というよりは赤みを帯びた瞳の光彩がわかるかもしれない。 アルビノイア特有の色素の欠落したものだ。 聖女認定セレスティアにとって「悪い物」というのはそういう言葉とか風評ではなくて、近付けば直ぐにわかるものの事を指す。 ただ居るだけで感じ取れるような。 ) はい、ではそのように――――物見遊山? ( 何を指してそう言っているのかは少し分からないが、非難めいた声色に少し驚いた。 ヴェイトス市で各地を訪れるのには其々意図があるし、案内に能力的にも人格的にも信頼している人物がついてくれるのは望ましい事だ。 アレッサンドラ様にも無理強いた事は無い。 ) それはよくわかりません。 何故、親睦を深める事を弁えるのですか? ( 聖女だから、というのがもっとよく分からない。 人と人は知り合い、理解を深め合うべきなのだ。 ) ハンター・セレニア。 貴女の戦いは平和の為の戦いですか? 愛する人の幸せを護る為の戦いを、していますか? あなたは手段を目的に、「殺すこと」を目的にはしていませんか? ( ひとつ声のトーンを落とし、白い息を吐きながら聖女が表情を引き締めた。 立ち去るなら、それでも構わない。 ) 理解できないなら、アレッサンドラ様に問うてみて下さい。 それから改めて、お友達になりましょう。 ( お気をつけて、と胸の前で十字を切ってみせた。 ) [Sat 1 Mar 2008 04:15:12]
セレニア > 赤い髪、赤い瞳は不吉とされています。 ( 何故かなんて知らない。 ただ、死後ヴァンパイアになる者の特徴として――― 何だっけ… )   ( 『大丈夫』と笑う聖女を見つめる束の間、どこか呆けたような表情が覗く。 ふっと、そのまま気を失うのではないかというような表情の欠落。 …不機嫌そうにしているから、普段目立たないそんなところがよく目立つ。 もっとも、この聖女には分からないだろうけども… ) ―――不便…? ( オウム返しに呟いて、ようやく我に返ったように。 一呼吸置いたおかげで、自分の異常さも改めて自覚した。 聖女にこんな風に言われたら… どちらにせよ困ったろうけども、嬉しくないわけがないのだ。 それがこんなに癇に障るのは、マリア様が彼女の属する聖教会を警戒しているからか… それで十分敵と言えるが、他に、何かあるだろうか… ) ―――はい。 私にご用でしたら、そのような事でマリア様を煩わせる必要はありません。 私が直接伺います。 …マリア様はお忙しい身であることをご理解いただけるのなら、物見遊山への供も、他から選ぶのが適当でしょう。 …仲良く、というのは何ですか? 親密に接するということであれば、恐れ多いと言っています。 わきまえてください。 聖女様なのですから。 ( 慎め、と言って… そこまで話す頃には、元の調子だ。 不機嫌そうに、落ち着かなく――― ) …はい。 マリア様を脅かすものは、何であれ、私が排除します。 ( お前もその候補だと、ようやく察するしかないと諦めたのか、首を傾げる顔を睨んだ。 が ) ―――は? ( あちらって、何の話かと。 指差す方向へ目をやって、こちらが首を傾げて――― ) 違います。 …いえ、それは… もちろん、行きますが。 部屋で支度をして、カーンへ行きます。 ( だってこれから狩りに出るのだし、出かける前に、済ませておかないといけないじゃないか。 だけどそうじゃなくて、何だか、このタイミングでそう答えるのは。 もごもごと。 でも、どちらにせよ行かないといけない。 凄く釈然としないが、取ったウィンプルを握り締めたまま、足元に置いた荷物を抱き上げた ) [Sat 1 Mar 2008 03:53:35]
セレス > 奇異??? そうなのですか? よく、わかりません。 ( 比較例が無いのだ。 桃色の髪の毛の人種と言うのがブラティリアとかイエロティアみたいに何処かに沢山居るのを、自分が知らないだけじゃないのかという感覚。 撫で終わって引っ込めた掌をひらひらと見せてみせ、ほら大丈夫、と笑った。 ) そう、彼女を仲介してしか話せないというのはなにかと不便ですし、ほら、こうして普通にお話しできてます。 だから大丈夫ですよ。 仲良くなれると思います。 ( 駆け引きとか裏心ろいったものに疎く、思った事をそのまま口にする以外の喋り方がわからない。 欲求は素直に口にするし、出来ない事はできないと言う。 出来ると思ったから、できると言う。 ) そうですか、それでアレッサンドラ様の下についているのですね。 護衛での同行ですし、武装を見れば戦えるというのは分かります。 ( そろそろ、話している相手の様子が少しおかしい事にも気付く。 ん、と首を傾げて思い当たるのは―――――。 ) あ…すみません、気付きませんでした。 ( 廊下の前後を見渡し、どっちだったか、と――――。 ) …確か、あちらでしたよね? ( 指差す方向に、確か。 ) …どうぞ、おトイレ。 寒い所で立ち話させてしまって申し訳ありません。 [Sat 1 Mar 2008 03:33:36]
セレニア > ―――構いません。 でも、奇異なものに触れてよろしいのですか? ( ヴェイトスで暮らし、自分もそういった感覚をそれと知らずに鈍磨させているのかもしれない――― そんなことを思いながら、ウィンプルの中で結っていた髪を解く。 戦闘服でいる時には邪魔にならぬよう一房に編んでいる薄紅色の髪が、ざらりと落ちた。 …何色だって不自然であれば忌避されたろうけれど、赤系統は特に、嫌われる。 手袋越しなら大丈夫か? 聖女様の手を汚すのではないかと… これまた心配するのではなく、反発するような調子で言った )   ( 髪を撫でられるのは、嫌いじゃない。 ちょっと触ってお終い、普通そうだろうと思っていたらけっこう長くて――― 少し心地好いのだけど、何故だか彼女がマリア様にそうされて、あるいはして… あてつけとして自分にも同じようにしているのかと思えて来て落ち着かない。 気付いてないわけもないだろうに、わざとらしい明るい振る舞いも神経を逆撫でする。 …マリア様を脅かしたとしても、実質的には脅威でない彼女に対して何故ここまで苛立つのか… 感じた事の無い熱を胸の奥に感じながら ) ―――はい。 私も、マリア様とはお話していますが。 ( 彼女の言葉が、マリア様を拘束していることを強調するようなものに聞こえてしまい、自分もだと言う。 ちょっと不自然なやりとりの裏にあるのは、実はほとんど一定の感情なのだけど、そこについては自覚がないまま ) …聖女様とそのような。 畏れ多いことです。 ( ぶっちゃけ嫌だと、マリア様からも上手くやるようにと言われているし、ストレートに言うわけにもいかないが… 仲良くするつもりはない。 照れ笑いに、明らかに遠慮ではないつっけんどんな声音で返して ) 今と変わりません。 教会の、ヴァンパイアハンターでした。 …いえ、今は、人間とも戦えますが。  ( ヴァンパイアに対する特殊性は薄れたものの、利点もある。 マリア様が今回自分を同行させてくれるのも、人間相手に戦えることは絶対条件だったはずだ。 ―――教えるまでもないだろうけども、わざわざ言う必要はないこと。 暗に『侮るな』と言って、何を言っているのだろうと視線を逸らした。 ―――変に気持ちがざわついてしまう。 相手にしないで、さっさと行ってしまえば良いのに ) [Sat 1 Mar 2008 03:16:56]
セレス > あ、ええっと、私、桃色の髪の毛というの、初めて見たもので――――すみません、外に出ると知らないことばかりで驚きます。 ( あ、今すごく自然に会話してる!などとマイペースに笑ってそろそろと手を伸ばす。 聖教会式のカソックの袖から黒い皮手袋の手を出して、遠慮がちにその髪の毛に触ってみる。 手袋越しの感触でしかわからないが、感触は極普通だった。 険悪な雰囲気には気付かず、結構長いこと飽きもせず指で髪を梳いてみた。 ) あの、です、ね、こうしてアレッサンドラ様抜きでお話しする機会というの、ありませんでしたよね? 折角3人でクリスティアに向かうのですし、セレニアさんとももっとお話しとかして、私、仲良くなりたいのですけれど。 ( 全く空気を読まず、「どうでしょう?」みたいな顔をして照れ笑いしながら小さく首を傾げた。 ) セレニアさんは聖教会所属だった、のですよね? あの、向こうではどういった事を? [Sat 1 Mar 2008 02:52:11]
セレニア > ( 元々表情の乏しい顔は、ほんの少し目を眇めて口をへの字っぽく結ぶだけでかなり不機嫌そうだ。 一般的な感覚では愉快に驚く彼女の様子も、あれこれ思い違いをしている結果かまととぶっているようにしか見えない。 『あざとい』と言いたげに表情を変えず… ―――でももしかしたら本当に変な子なのかもしれないとか。 髪の毛? もう少し他に言い訳を考えられないものかと首を傾げつつ ) ―――それで、付いて来ていたのですか? 構いませんが、何故お触りになりたいのか、伺っても? ( ウィンプルに隠されて、髪はほとんど見えていない。 ―――慌てる彼女の、薄暗い闇の中でランプの灯りには明るい金に見えた髪。 銀のようでちょっと違う、白髪も、その歳では珍しかろうと思うものの… どうでもいい。 仮にも聖女であれば、安易な要請には素直に従ってやろう。 ちょっと嫌味。 ―――大荷物を下ろして、ウィンプルを取る。 そんなことのためにつけていたわけがないと言いたげに、睥睨したまま ) [Sat 1 Mar 2008 02:37:44]
セレス > ( クリスティア出身でヴァンパイアハンターで―――今現在ヴェイトス市を拠点としている? どういった所属なのだろう。 見る限り彼女の格好はハンターとしても重武装の部類だし、なんというか、こう、他に無い特徴的な人にも見える。 ) あ、髪の毛ピンクだから。 ( ああ、どおりで、と1つ気付いて納得した。 今まで全く其処が周りと違うという事実に気付いていなかったとも言う。 ああ、ああ、成る程目立つ、とひとしきり感心した後に離れ過ぎた距離を詰めるべくまた小走りに鎖の音を鳴らして廊下を進む。 あ、そうだ、髪の毛の色のこととか聞いてみようか。 あれ、でも「何故貴女の髪の毛は白いのですか?」と問われて私は答えられるだろうか? そんなどうでも良い一人問答をしながら廊下の角に差し掛かる。 ) …生まれつきとしか。 ( 角を曲がった直後、そこで待ち構える顔と真っ直ぐ目が合った。 ) … ……わんっ! あれっ!?あの、きゃみ…髪の毛触っても良いですか!  [Sat 1 Mar 2008 02:23:36]
セレニア > ( 身体が一回り大きく見える上着を引っ掛けたまま中へ入って行った少女は、入った時と同じく手ぶらで出て来て。 窓口に置きっ放しだった雪山用の道具を抱え、さっさと倉庫を出てしまう。 ごそごそしている間に、薄暗い視界の隅を金髪がかすめたような気がするが、気にしない ) ―――。 ( 何のつもりだろうと思う。 こちらを警戒して動向を探っているのかもしれないが、ちょっと… あまりにも、へたくそだ。 私がいれば安心と言ってくれたマリア様が、連中を警戒しているのは分かりきっているのだし。 護衛が少し装備を足す程度のこと、さして問題にはならないだろうに )   ( 見た目に反した膂力で大荷物を抱えて、規則的な足取りを気持ち速めにして廊下を進む。 ずんずん進む。 一度部屋に戻ったら、今夜の務めに出なければ。 どんな意図があるにせよ、あの聖女の相手をすることに意味があるとは思わなかった。 ―――思わなかったのだが。 …今、マリア様があの聖女から物見遊山への同行を強要されていないのだと確認できると、彼女の身を案じる以上に、妙な安心感がある… )   ( それを自覚したら、こちらから離れたあの聖女が、またマリア様に迷惑をかけるのではないかと気になって――― そう考え始めたら、こちらが全く気付いていないと思って、あの聖女が得意満面になっているのではないかと腹立たしく思えて来た )   ( 廊下の角を曲がって。 その場で立ち止まり、振り返っておく。 表情の乏しい顔を不機嫌そうに ) [Sat 1 Mar 2008 02:10:03]
セレス > ( 彼女はアレッサンドラ様と同じくヴァンパイアハンターだと聞く。 だからあれはこれから何処かに出る準備をしているのか、それとも今度の旅の用意をしているのかだと思う。 元々はクリスティア人だと先日聞いたし、残念ながらあれこれ教えて差し上げる事は出来なさそう。 クリスティア出身と言っても自分は自分の国の事をそんなに多く見ているわけでもなし、きっと彼女の方が詳しいだろう。 ) うっうー。 ( 何だか話しかけるきっかけが無いのである。 折角暫らくの間3人で一緒に行動するのだから彼女とももっと仲良くなりたいのだけれど、会話らしい会話を交わした印象すらなく。 どうしようどうしよう、とあれこれ考えながらとりあえず思いついたこと。 ) 先ずは、見っ。 ( 相手を知ることが大事だとか、本で読んだ事がある。 どうして? とその時は思ったけれど、まぁ確かに親しくしてくださった人達の事は色々と知っている気がする。 なるほどなー、といったところ。 あ、また歩き出した。 当然の如く少し距離を置いて物陰に潜みながら尾行続行。 ) [Sat 1 Mar 2008 01:50:36]
セレニア > ( 袖が絞られてしまうと勿論分かるけれど、そこに気をつければ薄くて細いナイフは目立たなかった。 欲張りはしない。 バネ仕掛けで飛ばすのはともかく、放り投げる気は無いから一本だけ。 腕に馴染むホルダーと一緒に選び、そのまま身に付けてしまう ) ―――。 ( 厳選しなければならないような物ではないし、そもそもこの少女は道具に対する拘りがあまり無い。 規格品を使い回すことに慣れているし、与えられた道具に不満を持つという発想も乏しかった。 カウンターの中に入り、棚が立ち並ぶ中で、自分が歩いて来た方に背を向けながらの作業は、それほど時間のかかるものでもなかっただろう。 ―――踵を返して、窓口の方へと戻る。 …何かアクセサリーでもぶら下げているのか。 ちゃりちゃりという独特の異音を放つその聖女は、その時どうしているだろう… )   ( 気付かれないようにしているらしければ、それが礼儀だと考えるわけでもなく、相手にしていない。 見られてそれほど困ることでもなし、職人には何を持ち出すか正直に言っている。 規則的な足音を刻んで――― ) [Sat 1 Mar 2008 01:39:15]
セレス > ( 物陰から。 こそこそとその姿を窺う人影1つ。 足音こそ潜めて居るものの、時折ちゃりちゃりと小さな金属同士が擦れ合うような音が微かに響いている。 それが日常である当人にとってそれは盲点であり、そして既に此処までに1回小さなクシャミをして、1回姿を見失ってぱたぱたと足音を鳴らし、3回通りがかりのシスターや神父に声をかけられている。 ) ( 尾行中である。 ターゲットはなにか、奥まった室内に入っていった。 引き続き追跡します。 ) [Sat 1 Mar 2008 01:27:38]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『A゚)』 [Sat 1 Mar 2008 01:22:24]
セレニア > ( 奥で職人が作業する音だけが響く、ひと気の無い棚の間を進んで、求める物を見つける。 大小様々な剣が並ぶ一角の端。 籠の中に、特に小振りな短剣が放り込まれていた。 ―――分類としては、短剣の更に下、投げナイフと言ったところか。 よく分からないけれど、肉を切るのに十分な鋭さがあるだけで、見るからに脆い。 それでもヴァンパイアに対して銀鍍金が施された物を用いるのであれば、それなりの効果を期待できそうだが。 ―――以前は体力の都合でナイフを使っていた少女も、これほど小振りな物を使ったことは無かった。 投げて刺すなんて器用な事、なかなかできるものではないし。 …今となっては用が無いはずの装備を手にとって、腕や足に巻くタイプのホルダーと、身に付けてみる。 尼僧服の、袖の下に… ) [Sat 1 Mar 2008 01:21:33]
セレニア > ( 体温を逃がさないようしっかりと閉まる作りになっている上着。 何秒で脱げるかとか、そんな事を気にしてモゾモゾしている少女を他所に、ざっと説明を終えた職人は質問が無いのならと奥へ引っ込む素振りを見せる ) ―――それから… ( 向けられた背中に声をかけて、あまり使わない装備の追加を、口頭で申請した。 事務からの申請許可はもらっていないけれど、手続きが面倒であったり、消耗品であったりすると、常連の中では横行している事。 それをこの少女がするのは珍しいものの、とりあえず横流しするような心配だけはない。 肯定するように顎をしゃくる横顔に礼をして、重たい上着を引っ掛けたまま、カウンターを上げて窓口の中へ入った ) [Sat 1 Mar 2008 01:05:46]
セレニア > ( 修道院に属している少女は、ヴァンパイアハンターギルドへ出向していても賃金などはもらっていない。 それはきっと、ヴァンパイアハンターギルドから大聖堂へ、事務方が適当に処理してくれているのだろう。 その代わりと言ってはなんだけど衣食住は賄われていて、ヴァンパイア狩りに必要な装備も大聖堂から支給されている。 ―――そんな都合、ここの職員ともすっかり顔馴染みで、今応対している武具職人とも愛想が無いのはお互いさまと言ったところ。 どこへ行って何をするのかという話も特に無く、淡々と2,3道具の説明を受けて、身体に当てたりしながら確認。 着てみるまでもなくこれでもかというくらい動作性は損なわれそうで、表情の乏しい顔を微かに顰めた ) [Sat 1 Mar 2008 00:50:00]
セレニア > ( と言うか倉庫。 もしくは武器庫。 何でも良いけれど、ヴァンパイアハンターギルドに出向している修道女は後者として訪れることが多い、そんな場所の一画。 受け渡し窓口 )   ( 革や油、金属に火薬などのにおいで独特な空気になっている場所で、薄暗い灯りの下、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女が受領書にサインをしている。 傍らに でん! と積まれているのは雪山用の防寒具。 ―――何も登山をしようというわけではないけれど、大雪山の麓を横切るクリスティアへの旅で必要になるだろうと申請した物だ ) [Sat 1 Mar 2008 00:34:40]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 物資保管庫 )』 [Sat 1 Mar 2008 00:27:49]
お知らせ > ハチュリーさんが退室されました。 『さて…もう帰ろう。(また明日も仕事探しだ…などと呟きながら大聖堂を後にする。)』 [Mon 25 Feb 2008 00:56:47]
ハチュリー > ――。  ( 何も考えず、ただ祈る。 本当に特に考えている事はない、あるとすれば…そうだ、皆が平和に暮らせますように…そんな感じだろうか。お祈りというよりは願い事のようになってしまうが。 )  …でも、それが一番だと思うだろ?  ( 目を開けば頭上へと向き直り、言葉を発する。 無論ここには今の所自分しかいないのだから誰か他の人間が見ていたとすれば独り言にしか聞こえないだろう。 神がいるのかいないのかまでは知らないが、いるならばそれが話しかけた相手だと言わんばかり。 ) (  ――ま、仮にも…いや偽者かもしれないが、俺だって守りたいと思うからな。 そういう平和ってのは。  ) ( 尤もまだ名すらもまともに知られていない変人にしか思われていない。 考えてみればそもそも他人を信用すら出来ない自分がよくこんな道を選んだなと感心してしまう。 だが、他人が信用できないとしても。 それでも皆が平和で暮らせる世界ならとてもいいと思う、そんな矛盾。 信頼は出来ないが、人が嫌いとかそういうわけではないのだから。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:27:06]
ハチュリー > 開いてる……、まぁ…見るだけだからな…。  ( 軽く押しただけでその扉も動く。 ならばそのまま開いてしまおうと両手で少し強めに力を入れればその扉はあっさりと開き――巨大な聖堂の内部が瞳へと映った。 中は確かに大きい、だがそれと同時に聖堂だ、造りからして間違いはない。 ) (  大きいな…昔他の街かどこかで聖堂を見た事があるが、ここのは本当に巨大だ。  ) ( いつしか足は勝手に一歩、また一歩と踏み出し入ってく。 もはや一般解放されてるや否やは関係ないかのように歩を進めて行く。 周囲を見渡せば、そこそこ――いやかなり広い空間だ。 )  やっぱりこういう所なら礼拝者も結構多かったりするのか…?  ( マスクの下で呟いている故に響きはしないが、この人物の足音は誰も居ないであろう聖堂の中には十分に響いていた。 そんなものには耳も貸さず、その歩は止った。 ) (  お祈りでもしていけ…ってか?  ) ( しばらく正面、頭上などを見上げた後に視線は正面へと戻り両手をローブから出し、両方の掌を合わせ目を瞑った。 アマウラで言う神社の時のお祈りと同じ形か…尤も、二回叩いたりとかはしない。あわせて、ただ無心に祈るだけだ。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:17:26]
ハチュリー > ( 一体何の壁だろう、建物という事は判っている。ならば何の建物なのか…その程度のもの。確認すべく、首を軽く横へ傾ける、視線を向けた先にあるのは…大きな建物、第一の感想はそれだ。 )  ……、聖堂…?  ( そういえばヴェイトスには大きな聖堂があったはず。扉の雰囲気から、後は壁の色や造りがそんな感じに思えた。神に興味はないが…一度も入った事のない建物には何故か興味が湧いた。 ) (  一般解放、されてるのか?  ) ( 中を見てみようかと思ったが、こんな格好で、しかも一般解放されてない場所で踏み入ったら御用なのは間違いないだろうなとも思う。となればだ、どうするか。 )  …、まぁ…覗くだけなら…いいか。  ( 壁から身を起こせば大聖堂を思われる建物の扉へと近付き、扉の前へ立てば、深呼吸を何故か一つ。そうしてから扉へと触れ――軽く押してみた。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:03:42]
ハチュリー > ( 溜め息を吐いた人影は白いローブを身を包み、顔をサングラスとマスクで隠した人物。一目見た限りでは少年とも少女とも取れるかもしれない。だが、今はそんな話はしてない…。 ) (  正体を偽ってる…わけじゃないけど、やっぱり隠したままじゃ仕事なんで請け負えるはずないし諦めるしか、ないのかな。  ) ( だがもし生まれを知っている人間が相手だったならと、どうしても不安になってしまう。仕事の間だけ顔を出せばいいという考えもあったが対人の仕事であればそんな事が出来るわけもない、別にばれたからと捕まる事はないだろうが…。――いや、それはどうだろうか。奴隷印を押される前に何らかの理由で解放されたというおぼろげな記憶はある、しかし…それは正式なものでなければ…?考えるだけでぞっとしてしまうものだった。 )  どう、しよう…。  ( ふらりと歩みを進めながら、通りかかった建物の壁、そこに背を預けて立ち止まった。前を向くのでもなく、俯いてまた溜め息が漏れる。…どうしたら良いのだろう、そんな問いが頭の中を過ぎるばかりだ。 ) (  ――壁、冷たいなぁ…。  ) [Sun 24 Feb 2008 23:54:43]
お知らせ > ハチュリーさんが来ました。 『はぁ…今日も駄目かぁ。(顔を隠している身で仕事探しなど、そもそも無謀だと確信した。)』 [Sun 24 Feb 2008 23:47:59]
お知らせ > サージェントさんが退室されました。 『(翌日、吸血鬼狩りの協力者として修道女見習い一名を借り受けた)』 [Wed 30 Jan 2008 00:39:31]
サージェント > (他のシスターに見つからないうちに、と言って立ち去る少女を見送り、男は静かに踵を返した。 まだ仕掛けは完成してない。 まだ狩りの時間ではない。 ――あと暫くは、動くことができない)…………キングの位置は掴んだ。クイーンも、まだ動く気配は無い。 ――考えるべきは……ポーンか。(だが――……それも、恐らくは杞憂。どのポーンも、本腰を入れて捜査している気配は無い。 ルークは暫く動けないだろう。 ……ならば今のうちに数手先まで予想して、打てる手段は打っておいた方が良さそうだ。 となれば……)(思考を続けたまま、ひっそりと男は立ち去る) [Wed 30 Jan 2008 00:38:50]
サージェント > (「あの人、あたしもちょっと……気に入らない、んですよね。悪い人じゃないんですけど――……」)(言葉を濁しながらも語る彼女に、さもありなん、と男は頷いた。 自ら率先して悪い感情を集めるように仕向けたのだろうが、それは即ち敵を作ることに他ならない。 そして経験なパプテス教徒であればあるほど、“あの所業”を快く受け入れる事はできまい。 親しい人を亡くしただけでなく、天国での再会をも奪われた――そう思う者とているのだ。 この見習い修道女は別にラットマン戦争で誰かを喪ったわけではないが、だからと言って良い感情を抱いているわけでもないらしかった)……では、明日改めて、正式に連絡しよう。 宜しく頼む(「はい」笑顔で頷く少女に、男は無表情のままうっそりと頷いた) [Wed 30 Jan 2008 00:28:20]
サージェント > (大聖堂詰め修道女達の宿舎――その裏手。 シスター見習いの少女と、長身痩躯の男が、親しげに言葉を交わしていた。 無論、見つかれば双方共に咎めを受けるだろうけれど――生憎と、そう言った心配は無い。 なぜならば今夜の見回り担当は彼女であり、男の方も簡単に見つかるような類の者ではない。)(この少女は以前、不朽体騒動の折にも接触した“糸”の一人である。 報酬は大聖堂では手に入り難い菓子の類や、幾許かの小遣い。そして代わりに彼女からは聖堂内部の噂なぞを提供してもらっているのだが――今回は少しばかり、事情が異なる)……危険が皆無、というわけにはいかん。或いは、先達て処罰されたキリバナの女同様の目にあう可能性も無いではない、が――……(それでも良いか、と男が続けるよりも前に少女は「ええ、良いですよ」と笑顔で頷いた) [Wed 30 Jan 2008 00:22:11]
お知らせ > サージェントさんが入室されました。 『――深夜の密会』 [Wed 30 Jan 2008 00:17:25]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 淡々と。 話を振られても答えはつまらなく最小限で。 きっちりお部屋まで )』 [Fri 25 Jan 2008 03:05:50]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 (客室に戻るまでの間、何かとセレニアに話を振ってみた。) 』 [Fri 25 Jan 2008 03:02:20]
お知らせ > アレックス@僧房私室さんが帰りました。 『では、そのように。ここは寒い、お体に障ります―― セレニア、送って差し上げるように。』 [Fri 25 Jan 2008 03:00:29]
セレニア > いいえ。 『聖剣』の力は有用です。 それに触れることを、私事とは… ―――はい。 ( 私事であったとしても、それはきっと世界に必要なことだろう。 そう考える少女は、ふと聖剣を持ち出せないとなった時に、奪取を期待されているのかとも思う。 達成困難で、求められても途方に暮れてしまうが… マリア様は、下手なことはしないか。 …シスター・ジャスティスを刺した犯人… それが野放しなのは気に入らないが、確かに当ても何も無い。 どう手を打ったのか気になるものの、マリア様がそう言うのならと納得。 代わりにマリア様と同道を赦されたのだ。 駄駄を捏ねてヴェイトス市で留守番など寂しいし、素直に頷いてしまう ) ―――はい…? ( 続いた言葉に、自分の事とはどういうことかと首を傾げ――― 俯いた。 胸の内に湧く落ち着かない思いは… 何も知らない自分自身に対する不安か、あるいはマリア様にそれを知られる不安か )   …ありがとうございます。   ( 言葉を選ぶような間を開けてから、ややピントのズレた風なお礼を。 湧いた思いが何であれ、気にかけてくれるのは嬉しい ) ―――頭痛と、耳鳴りは続いていますが、異常はないということです。 務めを果たすのに、支障はありません。 …睡眠も、以前よりは… 少しは… ( 支障がないわけないのだが、行動不能というわけでもない。 正直に伝えるものの、自己評価が『問題なし』となるのは当然。 働いて、評価されなければならないのだから ) ―――申請します。 ( いくらかのお金は持っているものの、支出が無い代わりに収入も無い。 防寒具は教会で用立ててもらえないかと考えながら――― そう… マリア様と二人ではなく… この、おそらくはあの時マリア様に寄り添っていた聖教会と、その連れも一緒なのだと再認識。 何故か感じるもどかしい思いに、膝の上で手を重ねる ) [Fri 25 Jan 2008 02:55:47]
セレス > ( クリスティア行きの話しをひと通り終えれば、話題はハンターズギルドの仕事やセレニアの事にシフトしはじめた。 それこそ事情を知らない事ばかりで、聞きに徹するしかない話。 この街はクリスティアに比べて賑やかで裕福そうな所ではあるが、市井の治安面に於いて酷くモラルが低い気もする。 あまりにも種族や人種に区別が無さ過ぎたり、目的不明の人材が何となく闊歩していたり、広い広い危険地帯が街中に放置されていたり。 吸血鬼がウロウロしている事など、クリスティアではそれ自体実際に見たことが無いのが普通だ。 ) では、私の帰りに合わせて出発しましょう。 この季節とても寒いですから、防寒具とか多めに用意してください。 ( 森を迂回するなら雪山側か湖畔側の二択になる。どのみちクリスティアの立地上、冬の旅は少々面倒になるという話。 ) ( 毛布を羽織った聖女が、ふるると小さく震えた。 ) [Fri 25 Jan 2008 02:42:25]
アレックス@僧房私室 > 私事ですので、この時期に不謹慎かと思いますが―― あの事件、状況証拠でのみですが大体は把握できました。すでに手も打ちましたので、結果を待つ所。ゲリラ的なテロ行為に対しての準備はできますが、犯人逮捕につながる確たる情報がない以上 打つ手がありませんわ。( 息巻いて闇雲にうろつき回るばかりが効果的とは考えないし、事前の準備こそ自分達が働く場だと考える。 予断上の犯人である「リーチ」に対し、母体である「ベルゼルガ」を恫喝し、対処を依頼するという手段がどこまで彼女の意表をつけるかが問題だ。 社会的に追い込まれれば、何かに頼らざるを得ない筈だが、国外に逃亡する恐れもある。 しかし、これは追っても追わなくても同じ事であるから、考えうる内で最善であると思う。 カウンターテロしか出来ないのが口惜しいが。 ) それに、貴方の事も調べたい。 私は、貴方の事を知らなすぎる。 出来うるならば、把握できるものは把握しておきたい。( 聖女の説明に続き、付け加えた。 頭痛や、ヴァンパイアを前にした時の狂態、精神的な不安定さの理由など、対吸血鬼用の道具として彼女を見た場合 爆弾と知らずにキャッチボールをするような事態は避けたい。 ) 体調は、まだ優れませんか?安らかに眠れて居ますか?( と、隣に座る部下の頬に手を沿え、こちらに向けつつ顔色を伺う。 一応、自分の責任で運用しているから、一通りの情報は入ってくるのだが、なかなか構えずに居て、それが引っかかっている部分もある、と ) [Fri 25 Jan 2008 02:30:19]
セレニア > ( かつて務めを果たしていた聖教会。 クリスティアには、複雑な思いがある。 少女がどう感じるかという以前の問題で、その意向を絶対とするよう条件付けられていたのは、条件付けの更新が行われなくなって綻びだらけとなっていた。 ―――以前… 彼女をマスターと呼ぶかどうかは微妙なところだけれど、慕っていた修道女とクリスティアへ行ったことがある。 何があったのかは分からないが… その中で引き離されていた僅かな時間で彼女は変わり、別人のようになってしまった。 大聖堂らしい、ヴェイトス市らしい考え方をする、人間でなかった彼女。 目の前のヴァンパイアを滅ぼすことより墓地を荒らしてしまうことを問題視した彼女は、突如ヴァンパイア狩りを促すようになり、戸惑っているうちにヴェイトス島を発ってしまっていた )   ( 聖教会を組織として大聖堂より上位のものと認識していながら、そこに『マスター』を連れて行くのは危機感がある。 正式にそれと指定された最後のマスターも、聖教会によって異端として殺されたのだから… ) ―――。 ( 『セレニアが居てくれるのなら安心』 そうか… マリア様はその危機を察して、だから私をお傍に。 招待と言っても、マリア様が求めたことのようだが… 務めはどういった状況であろうとも変わらない。 マリア様を守る、余計なことは考えなくて良い ) ―――『聖剣』。 ( 了解した矢先に、新たな情報。 …忘れかけていた、マリア様の狂笑を思い出す… ―――あの表情だけは、嫌だった。 マリア様に合わせていた視線を落とす。 自分も、ヴァンパイアを狩る時は似たような顔をしているのかもしれないけれど… 何故だか、彼女のあんな顔を見ることは… でもあれは大聖堂の聖剣で、訪ねるのは聖教会 ) ―――そうでしたか。 私はマリア様の聖剣と、マリア様が戦った相手のものしか知りません。 聖女様も… ( 自分はその戦いに居合わせたことがあるものの、当事者ではないし、入ってくる情報も一般レベルだった。 セレスが聖剣を使う能力を有しているということが、また胸をざわつかせる。 聖女なのだから、特別なのは当然だけど。 有能でもあるのかと思うと、分野が違うとしても、どうしても自分と比較して… 改めてセレスへ向けられる視線は、やはり友好的なものではなく。 警戒するような、そうすることを後ろめたく思うような、複雑そうなもの… [Fri 25 Jan 2008 02:11:26]
セレス > ( 裏心、というのをそもそもあまり理解出来ないし、自分にもそういうものがあるという自覚が無い。 少なくとも意識して他意のある行動、言動をとるという事を知らないし、アレッサンドラがそう言うのならそうなのだろう、と納得した。 セレニアはあまりお喋りではないのだ。 ) 少し長い旅になります。 私の供をしてくれている数人も帰路には同行しますし、賑やかな帰り道になりそうで嬉しいです。 帰りはいつも、寂しいばかりでしたから。 ( 16課、という存在を知らない。 聖教会に所属するとはいえ、その時間の大半は教会とは遠く離れた湖畔の修道院で過ごしているし、自分に関係のある話でなければ殆んど耳に入る事も無かった。 佇まいや雰囲気からも、一般的なクリスティア人的には見えない。 ) あの時私が使っていた“χ-O-Was(カイオヴァス)”が聖教会に納められています。 アレッサンドラ様が拝見したいというので連絡をしてみた所―――十分な功績と名声のある信徒であると判断されたようです。 ( そういう人物が自分の方からお願い事をしてくるというの、それを招くのも聖教会にとってプラスになるだろうという判断。 アレッサンドラがヴェイトス生まれのヴェイトス市民ではないというのも要因か。 聖女認定の知る所ではない、裏の話。 ) [Fri 25 Jan 2008 01:50:06]
アレックス@僧房私室 > ( 先日、墓地に言った折にも、生きた心地がしなかったものだ。彼女の体調を慮り、寒さを凌ぐ為とは言え、身を寄せ合えば拘束着の存在を感じない訳がない。無邪気に腰に回された手も邪な想像を掻き立て、床についても眠れず、その浅ましさに自分を罰した。 この聖女と時間を共有する度、私は自分がいかに穢れているかを思い知る。 ) 少し人付き合いが苦手で、硬い部分はありますけれど、そういう人材とご理解頂ければ。( かつてクリスティア聖教会で欠番となった16課。そこ運用されていた6と呼ばれる対吸血鬼用の道具であるが、恐らく、偶像として扱われているこの聖女の知る所ではないだろう、と推測しながら 苦笑気味に聖女の声に答え、何でもない、との部下の答えに一度その顔を見て、そうですか、と頷く。 ) 良かった。 こちらに来てからは従者も居らず、親しい友人も居りませんので困っていたのです。セレニアが居てくれるのならば、安心です―― クリスティアへは、個人的な用事でです。セレスティア様に無理にお願いして、聖教会に納められている聖遺物・・・ 聖剣を見せて貰えるよう取り計らってもらったのです。( 友達が居ないとは非常に寂しい話だが、紛れもない事実。人との付き合いは在るが、情の通ったものとは言いがたい。 吸血鬼狩りを一生の仕事にしているような女ではそれも致し方ない事だが―― 聖剣というキーワードには、覚えがあるだろう。 その庇護に溺れ、狂態を晒したあの聖剣だ。 ) [Fri 25 Jan 2008 01:37:57]
セレニア > ( 表情や物腰に多々難のある少女。 それでも会話そのものは、割と普通に成立する。 世間話などはできないものの、話題によっては意外とおしゃべりなくらいだ。 むっつりと黙り込むなら理由がある… あるいは、本来感激するべき『聖女』との対面で緊張してるのかもしれないけれど… ) …何でもありません。 ( 何も無ければ『何がですか?』と聞き返すところだろう。 とは言え、少女自身上手く掴めていないその感情をどう問われても、それ以外に言いようはない。 だからさておき ) ―――! ( 『本当に後始末は終わったのか』 『シスター暗殺未遂の捜査には、自分も加わらせて欲しい』 前置きに出かかった言葉は、その後に続いた内容に飲み込まれた )   ( まさか、留守を頼むとか、いい子でいるようにとか、そんな )   ( だいたい、この間もどこへ出かけていたんだ。 そういえば墓地で見かけたあの時、一緒に居たのはそこの聖女では。 ―――和らげていた表情を硬くして、咄嗟に出かかった言葉の数々は、早とちり。 でも意外な指示に面食らう。 あまり、そういった事に付き添わせてくれるような期待はできないと思っていたから ) ―――クリスティア… ( マリア様の隣に腰掛けてからは、セレスのことはあまり目に入っていない。 あの子は椅子で、私は隣。 その言葉も自分を観察する視線もスルーしてしまっていたが、補足する言葉はしっかりと聞いている ) ―――もちろんです。 ご一緒させてください。 ( 願っても無い。 どこか戸惑うような間が空いてしまったけれど、はっきりと頷いて ) …招待というのは? ( やはりどこか気にかかる風に、尋ねる。 マリア様の功績は認められて当然だし、それは良いのだが。 そこに自分を連れて行ってくれるとなると、哀しい話で我ながら適切な人選ではないような。 元々は聖教会所属だとしても ) [Fri 25 Jan 2008 01:16:57]
セレス > ( 聖域の外では長く暮らせないという体質的な問題で、ほんの僅か風邪をこじらすだけでも長く臥せってしまうような身体。 修道院では殆んど24時間体制でその安静を確認している程度に。 大聖堂も所謂聖域の1つであり、この街では特に楽な場所ではあるが、油断は禁物。 そうして優遇されている事自体、当人は気付いていないのだが。 ) アレッサンドラ様の部下の方がご一緒すると聞いてどんな方かと楽しみにしていました。 凛々しい方ですね? ( 僅かに漂う冷たい空気に気づく事もなく、マイペースにセレニアを観察する。 単純に、歳の近そうな娘に興味を示している所で―――会ったばかりの彼女に対して特別な感想は無い。 ただどんな娘なのだろうという興味と、これから3人で行動を共にする事への期待感があるだけ。 アレッサンドラの反応の意味も、分からなかった。 ) クリスティア聖教会にアレッサンドラ様をご招待する許可が下りました。 先々でどうするか、何をするか相談していた所です。  [Fri 25 Jan 2008 01:01:41]
アレックス@僧房私室 > ( 自分と、聖女以外の同席に、ほんの僅か、言葉に紛れさせて息をつく。 にこにこと無害そうな―― 実際無害というよりも、誰かを害するには虚弱すぎる方だけれど、不用意に、無遠慮に、心の弱い部分に手を差し入れてくる事があり、過去に数度、それに見舞われ取り乱した経験がこのように負荷をかける。それに、今も、いや常にこの聖女は、"あの"拘束着―― いや、聖衣、か。それを身に着けていて、それが動く度にじゃらりじゃらりとその存在を主張する。 距離が近くなればなるほど、一度見る機会のあった、聖女と呼ぶにはあまりにも相応しくない、罪深さすら感じさせるあの姿が連想されてしまう。 偏見に満ちた認識であり、己の不徳とする所なれど、総じて緊張を禁じえない。 間に誰かが居れば、それも少しは和らいだ。 ) ・・・ どうか、しましたか? ( 何だか、言いたい事が在るけれど言わない。無口な部下にそんな空気が感じられ、隣に座った部下に首をかしげる。人付き合いに難が3つつくような娘だけれど、自分との間ではさほどでもなかったと思っていたが。まあ、良いか とさておき。 ) 例の組織の後始末が終わったばかりで、シスター暗殺未遂という気がかりな事件があり、いまだ未解決という所なのですけれど―― 所用でしばらく、ヴェイトス市を離れます。 供を頼めないか、と思いまして。( セレニアの方を見て、如何?と首をかしげ。 ) [Fri 25 Jan 2008 00:49:02]
セレニア > ―――。 ( マリア様を寝台に座らせて… とりあえずそんなことを思うものの、椅子が一つしかなく彼女が客であれば、それはまあ仕方ない。 でもマリア様が、自分でさえほとんど見たことがない普段着で、火傷をさらして、くつろいだ格好をしているのは気になった。 それに、さっきの笑い声。 マリア様も笑っていたのだろうか。 その声を、私は聞いたことが無いのに ) ………。 ( 不躾な視線を正面から返して。 マリア様に紹介されてから、浅く礼をした。 …マリア様からの指示は何よりも優先される。 そうするよう指示があったわけではないけれど、かつて定められた『マスター』の定義はそういうものだ。 だから、待機中であろうと何だろうと呼び出してすまないことは無いし、むしろあなたのための待機だと言いたい。 普通に聞き逃してしまいそうなごく普通の言葉に拘るのは、白い娘がそこにいるからか… 表情の乏しい顔にそれらしい色は無いけれど、いつにも増して口数は少なく、マリア様に視線を移した。 『聖女』と続く白い娘の紹介には、形ばかりの最敬礼。 直前、セレスの笑みを瞳に映したようだけど、笑みは返らない。 尼僧服の下でしたのは、何の音? ) ―――セレニアです。 ( 修道女と言うより騎士のように膝を折って頭を垂れるが――― マリア様に隣へ座るよう促されれば、すぐに立ち上がってしまう )   ( とは言え、促されたのはマリア様の隣で。 それはとても嬉しいのだけど、恐れ多いと言うか、勿体無いと言うか… 微妙に視線を彷徨わせてから、一人分くらいスペースを空けて、隣に腰掛けた ) ―――何なりと。 ( どこかはにかむように、誇らしげに。 表情を和らげて、『お願い』に頷こう ) [Fri 25 Jan 2008 00:33:12]
セレス > ( のんびりと不躾な視線を上げて、興味深げに来訪者―――アレッサンドラの部下だという娘を観察する。 あまり多く人間を見慣れていない目からは、彼女が特別かどうか、他の公約数と比べてどうかなどまるで分からない。 ホワイティアだという事だけは想像できるし、それはそれで安心だ。 ブラティリアとイエロティアは顔の区別がつかないし、訛りが酷くて時々何を言っているのか分からないから。 ) こんばんは、セレニア。 はじめまして。 聖教会“聖女認定(Sanna recognition)”、セレスティアと申します―――あ、長くて面倒臭かったらセレスで構いませんよ? ( 毛布を肩から羽織ったまま立ち上がり、ふわりと笑って挨拶した。 こういう挨拶の機会だけは時々あるし、少しは慣れている。 もっぱら、名のある高司祭様や王族の方が多いが。 ) ( 聖女認定の姿はパッと見は普通のカソック。 露出した手の甲が黒い手袋に覆われ、立ち上がるとなにかじゃらりと音がする以外は。 ) [Fri 25 Jan 2008 00:10:46]
アレックス@僧房私室 > ( この部屋に椅子は一つしかない。よって部屋の主は、毛布のなくなった寝台に背筋を伸ばして腰掛けている。 無論、扮装めいた黒外套など着ていないし、普段火傷の痕を覆い隠す包帯すら外している。 着ているものも、何の変哲もない普段着。 聖女と向かい合って、談笑していたよう。 扉を開けた部下に、入るよう促し ) 待機中に呼び出して済みません。 まず、紹介しておきましょう。 こちらは、私の部下でセレニアと言います。( と、聖女へ向けて、薄紅色の修道女を紹介し ) こちらは、クリスティア聖教会から戦後の慰問に訪れ、こちらに滞在している【聖女認定】セレスティア様です。( と、今度は部下に向けて、聖女を紹介し ) わざわざ来てもらったのは、相談―― いえ、お願い事があるのです。 さあ、どうぞ―― ( と、促した所で座る場所がない事に気づき 一瞬考える素振りを見せて 隣に座るように促し。 この部屋は本来、人を招くように出来ていない。 愛想とは無縁の部下だが、どうなることやら、と二人の様子を伺い ) [Fri 25 Jan 2008 00:00:05]
セレニア > ―――。 ( 名乗ろうとした声を発せ無かったのは、ノックをしてからそうするまでの少しの間に、部屋の中から話し声がすることに気付いたからだろう。 そんな必要など無いと思いながら… お話の邪魔をしてしまっては失礼だとかいう感覚とは別に、思わず聞き耳を立ててしまっていた。 ―――すぐに返されたマリア様の返事。 それがいつになく軽く、澄んで聞こえるのは錯覚だろうか? ノックの音に止まった無邪気な笑い声… 女の子の声が、酷く耳に残る… ) ―――セレニアです。 失礼します。 ( 正体の知れない感覚に胸を焼くのは束の間。 抑揚の乏しいいつもの声で一声かけて、扉を開く )   ( 見知らぬ真っ白な娘。 私よりも先にマリア様の部屋にいてそこで笑っていた娘。 誰だろう )   ( 一歩入って扉を閉める少女は、もちろん戦闘服などではなく、尼僧服をかっちりと着込んで。 薄紅色の髪はウィンプルに隠されているけれど、同じ色の瞳は隠しようも無い。 少女にとってはイレギュラーな白い娘に思考を割いて、それ以上挨拶も無く、無言 ) [Thu 24 Jan 2008 23:40:08]
セレス > ( もう1つの声。 ノックの音と共に静まるその声は、今の今までその扉の向こうから漏れていた。 途切れた笑い声が、楽しい空気を邪魔されたみたいにも聞こえたかもしれない。 アレッサンドラが来訪者を招く言葉の後、扉が開くのを待つような沈黙。 実際、待っているのだが。 セレニアが扉を開けるなら、ちんまりと椅子に座って身体を冷やさないよう毛布を羽織る真っ白な娘が其方を見ているだろう。 ) [Thu 24 Jan 2008 23:28:41]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 少女のような無邪気な笑い声 』 [Thu 24 Jan 2008 23:23:16]
アレックス@僧房私室 > ( ギルドと大聖堂を行き来し、所用でそれ以外に赴く事も多い昨今 怪我や病気で臥せっている以外は空けがちな私室は、大聖堂つきの修道院の一室の角部屋。 ノックの音に返る返事。 部屋といっても「眠る場所」という以外の機能は与えられておらず、広くもない。 中には、箪笥と文机が一つになったビューローが一つと、粗末な寝台。寝姿を隠す衝立があるのみだ。 窓は手の届かない高い場所に十字にくり貫かれており、荒く塗られた壁が酷く寒々しい。 「VHGの魔女」ことアレッサンドラ・マリア・クレメンテは外国からのゲストにも関わらず、一般修道士と同じこの部屋を使っている。 普段明かりが付いていることも稀なその部屋に今宵は明かりが付いており、部屋の主以外の声も聞こえるだろうか。 ) [Thu 24 Jan 2008 23:20:18]
お知らせ > アレックス@僧房私室さんが来ました。 『 どうぞ、おはいりなさい 』 [Thu 24 Jan 2008 23:20:10]
セレニア > ( それを知ったのは少し前。 大聖堂での待機中には珍しい呼び出しに、また何かしてしまっただろうかと思わず身を硬くしたのも束の間――― これと言って華々しい成果が無い意外は …それも十分に問題ではあるのだけれど… 問題を起こした覚えは無い。 では単純に何か用があるのだろうと、足取りも軽く大聖堂の廊下を進む )   ( 相変わらず慢性化した頭痛は慣れることなくそこにあるものの、普段これと言って表情の無い少女の顔は珍しく晴れやかで、規則的な靴音がやや高く響いた )   ( 褒められるようなこともできていないのが残念。 むしろ叱られるのでも、罰して赦していただけるならその方がと思う部分が無くは無い――― とは言え無駄に呼び出すような人ではないから、自分に何かあるのだろう。 マリア様が私を見てる、気に留めてくれている。 何をしていたのか聖教会と寄り添っていたのを見かけて胸をざわつかせていたのが、バカみたいに――― )   ( 上司の私室の扉の前。 一呼吸置いてから、几帳面なノックを三度 ) [Thu 24 Jan 2008 23:02:03]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( マリア様が呼んでる )』 [Thu 24 Jan 2008 22:46:20]
お知らせ > アザリーさんが帰りました。 『 ―――兎に角、出来ること、片っ端から片付けていこう。 』 [Fri 11 Jan 2008 22:41:59]
アザリー > ( 長椅子の並ぶ聖堂の一席にどんと腰を下ろして足を組み腕を組み行儀悪い半人前シスター、探偵よろしくシンキンタイム。 ジャスティス様当人に色々と此処暫らくの動向を聞けばヒントがあるかもしれないが、話せる状態かどうかも怪しいところ。 教会に戻ってご近所に聞き込み? 効果が無くはなさそう。 チャードルとハンターハント、アララマ系のハンターハント関係者、その辺も調べておかない理由は無い。 ) あとはーあとは―――――短剣…短剣? ああ、短剣。 そうだ、自分で刻んだのかな? ( 柄に刻まれた“ハンターハントは滅びない”の文字。 んー、手掛かりとしては薄いか。 ) [Fri 11 Jan 2008 22:28:09]
アザリー > ( ああいう可能性がある、こういう可能性がある、では先に進めない。 此処は先ず、「ジャスティス様個人を狙った」という前提で考えよう。 鍵になるのは「シスター・ジャスティス」と「ハンターハント」だ。 個人に対する攻撃なら、此処に鍵がある筈。 正直な話――――ハッキリとした立場を示して敵味方を分けるジャスティス様のような立場の人は、私怨で狙われる可能性も十分高いと思う。 吸血鬼絡みの因果も多い方だし、尚更。 ) …っていうか、ジャスティスさまって時々何処で何してきたかよく分からない事ある。 ( ただでさえ住人の少ない教会。 居ない時間が長かったり、行き先をはっきり告げられなかったりすれば特に印象に残るもので。 ) [Fri 11 Jan 2008 22:18:46]
アザリー > 「ジャスティス様個人を狙った」 「シスターなら誰でもよかった」 「完全に誰でもいい通り魔」…は考え難い、か。 ( 短剣に刻まれた言葉の意味が酷く薄れてしまうし、「たまたまシスターだった」よりは「シスターを狙った」の方が動機として自然に思える。 ―――完全に理解の範疇外の思考をする狂人の類だとしたらお手上げだが、それも前者と同じ理由で薄い。 ) “ハンターハントは滅びない” だもの。 [Fri 11 Jan 2008 21:33:03]
アザリー > ( 暗黒街の教会を管理するシスター・ジャスティス暗殺未遂事件から2日。 ただでさえ他に人の居ない教会を維持する為、大聖堂を訪れて顔見知りの司祭様にあれこれと話を聞いてメモを取った。 ある程度見ていて覚えた事と、最低限やっておかなければならないこと、自分なりの解釈の多く混じったそのメモをヒップバックに仕舞ってさらに話は続いた。 ジャスティス様を刺した人物の手掛かりの話。 “狩人狩りの再起を記した短剣” “アララマ教徒の女性が着る衣服” たったそれだけ。 犯人の範囲を狭めるにはあまりに足りていない。 司祭様に見せて頂いたその、チャードルという非常に露出を嫌った衣装にしたって、「アララマ教徒の女性を装ったアララマとすら無関係な男」が着ていてたと言われてもありえない話ではなく。 司祭様と面会した個室から出て廊下を抜ける間、あれこれと考えを巡らせる。 ) [Fri 11 Jan 2008 21:28:23]
お知らせ > アザリーさんが入室されました。 『 Chdor…“チャードル”? 』 [Fri 11 Jan 2008 21:14:33]
お知らせ > オリヴィアさんが退室されました。 『祈りが終わり大聖堂を出れば、再び騎士として職務に邁進する』 [Thu 10 Jan 2008 04:10:00]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『(その傲慢な救いを、私は断固として否定できなかった。)』 [Thu 10 Jan 2008 04:06:41]
オリヴィア > そうね。だから、内緒にしてね? 騎士がそんな事言ったなんてわかっちゃったら破門されてしまうかも知れないから(それはそれはとても怖い事。信仰だけでなく生活の拠所を失ってしまうのはずっとパプテスを信仰していたものとしては耐えられないから)そう…。だから、今度こそやすらかな眠りを与えてあげるしかないと思うものね(それができる精一杯の事、と…狩られる吸血鬼にしては迷惑な事だろうが、人間の視点から見ればそれは救いだと真顔で言い切る)え゛…まぁ、その方がいいのだけどもね(いつまでも騎士のままだと疲れちゃうもの、なんて笑って…今だけは、騎士と言うよりは一人の人間として目の前の友人と笑いあって)…そうでしょうね。人って、臆病だもの。隣の人間すら信じられないくらいにね(裏を返せば弱いから警戒心と攻撃性が高くて…そうする事で人間は他の亜人すら押さえてこうして我が物顔でこの世界にいれるのだから…これは、人間のサガ)ありがとう…(しっかりと祈って…*おおっと*とか聞こえない事もついでに祈っておきましょうか) [Thu 10 Jan 2008 03:55:21]
シャーリー > 微力ですが、私も彼の者の無事をお祈りさせていただきます。 ( ロザリオを両手で握り締めて、騎士の願いが通じますようにと祈る――――しかしあれである。 ジャスティスははいになったとかいう文字が流れそうで怖い。 )
[Thu 10 Jan 2008 03:45:21]
シャーリー > 話が分かってくれて本当に助かるや。 ガッチガチに頭の固い人が聞いてたら出禁されちゃいそうだもの。 ( うん、内緒。 あの子の安らぎを祈ってくれた騎士に微笑みを返す。 ) ―――そうだね。 そういう意味で吸血鬼というのは、純粋に不憫で哀れな存在だ。 吸血鬼に救えるものはないし、救われるものも、また何一つ無い。 ―――可哀想な子。 ( それは自分の胸の内にある本音。 普段はそれを笑い飛ばして、愛と平和なんて綺麗な言葉を訴えかけているけどね。 ) 逆に言わせて貰いますと、そういう格好をしていないと騎士には見えないという事かもしれませんが。 ( クスクスと笑う。 このような志を持つ人が治安を守り――私達を滅ぼしてくれるんだろうな。 ) そうなってしまったらね。 負けるのは絶対に吸血鬼の方さ。 ( 確信を持って言い切ろう。 今の私達が変わろうとしない限り、吸血鬼という異端種の評価も嫌われ者のまま不変である。 けれど長く生きれば考え方を改められず、短ければ運命を受け入れられない―――なるほど。 これも吸血鬼のサガか。 ) [Thu 10 Jan 2008 03:42:38]
オリヴィア > 天におられる我らの父よ、御名が聖とされますように。御心が天に行われるとおり地にも行われますように。 その御心のお慈悲により、貴方の僕の命の灯火をお守りください…その者の命を、死のあぎとよりお救いください…父と子と聖霊の名の元に、祝福を…Amen…(そして、ゆっくりと神に願い、祈る。ささやき、えいしょう、いのり、ねんじろっ) [Thu 10 Jan 2008 03:23:02]
オリヴィア > 大丈夫、私とシャーリーさんの心の中だけの秘密にしますから。それに、私も共に祈ったのだから同罪(だから、二人で内緒にね?と笑って)私は、彼女を吸血鬼としたモノが許せない。彼女の罪も同じ…でも、吸血鬼として『生かされてしまった』のは、とても可哀想な事だったから…(死して主に辿りつく事無く、その吸血鬼の呪いに魂が囚われてしまったから…と、吸血鬼擁護の気持ちはない事はわかってしまう差異なのだけど)ありがとう。立派な騎士、とはまた違うかも知れないけど…寄せられる信頼には全力で応えてみせると言えるくらいには騎士でないとね(見た目も重要とか…似合ってると言われればつい嬉しそうにしてしまうけれども)…そう…、どちらかが全滅するまで、続いてしまうのかしらね…(寂しそうに笑って) [Thu 10 Jan 2008 03:22:29]
シャーリー > ま、まあ…聞かれて困る………事だけどさ。 やっぱちょっぴり困るかも。 ( 捉えようによっては吸血鬼擁護の意見なのだから。 ) ………あの子は道を間違えちゃっただけなんだよ。 人でも選択に迷う事があるように、吸血鬼だってまたそうだというだけの話、サ。 吸血鬼は、願いも歪んでしまった子達が多いから……… ―――まーそれでもあの子のやった事は決して許されちゃいけないけれどねー。 ( 瞬きの間だけ泣きそうな表情になり、瞳を伏せる。 そして再び挙げた顔に浮かべているのは、いつもの他愛も無い笑顔。 願いが歪になってしまうのは、誕生が歪んでいるからか、それともこの血を飲み干す性が歪んだものだからか。 ) そうしていると意外と似合っているのですね。 以前見かけたときとは大分印象が変わってきます。 ( 彼女の姿を見て驚いた理由の一つはそれでもある。 ) ………そう…ですか。 あれで一区切り付いたと思ったのに…終わりでは…無かったのですね。 ( 胸の中のロザリオを握り締める。 報復に報復で繰り返すのならば、終わりが来るのは果たしていつになってしまうのか。 ) [Thu 10 Jan 2008 03:13:06]
オリヴィア > 盗み聞きしたような形になって申し訳なかったのだけど、ほんのちょっとだけ…。大丈夫、吸血鬼は可哀想なんだみたいな短絡的な事を言わない限りね?(自分も思ったし哀れむ人間を声高に非難するような事もなく。ただ、彼女が起した惨劇と罪を忘れて擁護しようと言うなら、その限りにあらずと…目の前の彼女に限っては大丈夫だと思うけど、自分の信条の上でも釘を刺すとか)あ、ならば大丈夫。てっきり、私がこんな格好してるから改まってしまったのかな、なんてね(こちらは逆に神の前では一人の人間として砕けた感じに喋ってしまうから何となく判って…神の前では肩書きなんて意味もない事だから)…少し、ね。ちょっとだけトラブルがあってね…怪我した人がいるの。その人の為に…寄り道をしてお祈りを(昨日の事と言われればこくんと頷いて、誰と誰がどうなったとかはぼかして…ゆっくりと跪いて) [Thu 10 Jan 2008 02:55:42]
シャーリー > き、聞こえてもいたんだ。 アハハハ…… ……オリヴィアちゃんも共犯みたいなもんなんだから黙っててよね! お願い!! ( めっ!とされれば困ったように眉をハの字にしながら両手を合わせてお願い事。 自分のやってる事が褒められた行いでないのは重々承知の上だから。 ) ( 口調の変化を指摘されれば苦笑い。 ) ―――あ…すいません。 パプテス様の前や主に関して語る時は、大体このような口調になってしまうのです。 ちょっと変な癖…みたいなものです。 ( 出来れば気にしないで頂けると幸いです、と続ける。 それでも相手が違和感を感じるというなら、意識的に元の砕けた口調に戻そうとするだろう。 ) ( 騎士の言葉に息を呑み、表情を少し落ち込ませたものにする。 ) あの…どなたかが……大変な目に遭っている状態なのでしょうか? ( ひょっとして、昨日の出来事で何か?と心配そうに相手に尋ねる。 ) [Thu 10 Jan 2008 02:43:54]
オリヴィア > うふふ、そうでしょうね。吸血鬼の死後の安寧を神に祈ってたなんて頭の固い神父様に聞かれてしまったら怒られてたかも知れないし(なんか驚かせてしまったけれど、驚いた顔がなんかかわいくてつい笑ってしまいながら、でもちょっとだけめっ!と注意。当人はその言い方でも判るように批判するどころか共に祈ってしまっているのだから言えた義理じゃないのは明白だけど)改まらなくても大丈夫、ここでは同じ神の僕なのだからね? ええ…お祈りを。命の灯火が消えてしまわない様に…まだ、貴方様の元に向かうには早すぎて未熟ゆえ、追い返してくださいって、ね(そっと制服の下から首にかけていたロザリオを取り出して…きゅっと両手で握って) [Thu 10 Jan 2008 02:32:54]
シャーリー > ( 私もまたあの処刑の場には別の場所から見ていた。 彼女の犯した罪を許してしまう事は、人間社会が許さない。 もとより殺人は人でも許しがたい行い。 それが吸血鬼という異端が行ったのなら、あの刑罰も然るべきものであったのだろう。 けど私は、それでもただ哀しかった。 ) び、ビックリした。 うん、驚いたよ。 誰も居ないと思ってもの。 ( 以前とは違うその格好に、やはり正装をしていれば紛れも無い騎士なんだな、と思っていたり。 ) オリヴィアさんはどうなされたのですか? ここに来た…ということは、貴女もまた主に祈りを捧げに? [Thu 10 Jan 2008 02:25:44]
オリヴィア > …Amen(そっと相手の祈りの最後にあわせて小さく呟く。自分も昨日、あの処刑の場で小さく祈った事。彼女が犯した罪は許せるはずもなく吸血鬼の存在を認めるわけにもいかないが、死する時に祈りすら与えられないのはとても悲しく不幸な事だと思ったから…そして、この先客も滅びた彼女の魂の安寧を願ったのならば特にそれを咎めたり顔をしかめることもなく)…あら、こんばんは、シャーリーさん。驚かせてしまってごめんなさい(いつぞやとは違い、騎士の制服に身を包み申し訳なさそうな微笑みを浮かべながら、驚かせてしまったようで軽く会釈をして) [Thu 10 Jan 2008 02:17:55]
シャーリー > 主にとって不可能な事は何一つとしてあらせられないと記されております。 ならばどうか―――彼女の幾度目かの死は安らぎのあるものであり、その魂が安息の地へ送られる事を望みます。 天にまします我らの父よ―――Amen ( 主への長い祈りの文句をゆっくりと丁寧な口調で言葉に出す。 吸血鬼が神に祈りを捧げる時点で不敬な話だ。 ) ( そしてその簡素な祈りが終わる。 私はあの滅びた同属の事を何一つ知らない。 それなのにこうしてその冥福を祈るのもまた、自分勝手な行いに過ぎる。 そんな事を考えながら立ち上がり、踵を返した。 ) ―――――……!? ( 祈りに夢中になっていて、相手の存在に全く気付いていなかった。 少し驚いたように目を開いて相手を見つめてしまう。 ) [Thu 10 Jan 2008 02:10:24]
オリヴィア > (目の前で起きた事件のせいで自分自身にも余裕がなくなっているのが判る。落ち着きを取り戻す為にも、ヴェイトスでは慎ましやかな聖教会と比べて荘厳な大聖堂の雰囲気は同じく神に包まれている気配がして数度深呼吸をすればゆっくりではあるが心のざわめきが落ち着いていく気がする…)…あら…(誰もいないかと思っていれば、祈り頭を垂れる人影を見かけ…しばらく、前のかたの祈りが済むまで立ったまま…自分もそっと先客が鎮魂を祈るものの為に手を組んで祈ろう) [Thu 10 Jan 2008 01:57:52]
シャーリー > ( そういう意味では、あの彼女がシスターを刺した事によっていくばくかの波紋を残せたという事か。 もっともそれが何を意味するかまでは分からないが。 ) ( 夜半ということもあって、礼拝堂に自分以外の人影は殆ど見えなかった。 ―――随分と愚痴が込んでいたのだな、と自分のことながら軽い溜め息を付きたくなった。 ) ――――主よ。 どうか許したまえ。 ( 吸血鬼はステンドグラスの前に飾られた神像の前に腰を下ろすと、胸の十字架を握り締めながら瞳を閉じる。 ) どうか彼の者の魂に安らぎがあらんことを――― [Thu 10 Jan 2008 01:51:16]
オリヴィア > (仮眠明けで街中をいけばいくら緘口令じみた事をしても人の口に戸は立てられぬと言う現状。吸血鬼への裁きが話題になるのはいいがその影で人込みの中で刺されたシスターの事が口に上るのは困ったもの…暗黒街に騎士が乗りこんだら当然話に上るのは仕方ない事だけども)…夜分遅くすみません…祈りを、捧げたく思います(今はともあれ、シスターの無事を祈りにきたのだ。大きく息をついて、何事かと駆けつけた関係者に申し訳なさそうに言って…馬を預ければ礼拝堂へと向かおう) [Thu 10 Jan 2008 01:40:13]
シャーリー > ………祈るとしましょうか。 せめて、彼女の魂が安らかにあらんと。 ( 胸にあるロザリオを握り締めながら、野暮ったい服装に身を包んだ女性は礼拝堂の方へと足を向けていく。 ) …………? ( どこかから馬のいななき声が聞こえた気がする。 こんな時間に――自分もそうだが――参拝客か何かだろうか? そんなことを考えながら足を進めて行き、礼拝堂に辿り着けば吸血鬼はその扉を開けようとするだろう。 ) [Thu 10 Jan 2008 01:36:13]
オリヴィア > はいっ!(仮眠から目を醒ました騎士は騎士団の制服のまま、忙しく馬を走らせて…大聖堂にはもう報告済みだけど、今回は個人的に宗派を曲げて…本当は聖教会の人間なのだけど、大聖堂へ神の下僕たるシスターの無事を祈りに…いななく馬を押しとどめて) [Thu 10 Jan 2008 01:30:31]
お知らせ > オリヴィアさんが入室されました。 『できる事は、全てやっておく』 [Thu 10 Jan 2008 01:25:28]
シャーリー > ( 折角ここまで足を運んだのだ。 顔見知りのシスターに少し遅れた年始の挨拶でもしていくか、それとも礼拝堂で祈りでも捧げていこうか。 ) さて…どうしましょうかな? ( 冷え込んだ冬の通路を歩いていく。 ) [Thu 10 Jan 2008 01:21:29]
シャーリー > お付き合いしていただき、ありがとうございました。 これで少しは楽になってくれます。 ( ずっと胸のうちで抱え続けるのは辛い。 誰かに全てを打ち明けてしまえば、なんて楽な気持ちになれるのだろうか――― )( ―――けれどそれは、その打ち明けた相手の重荷にもなる。 だから私は、生涯それをすることをしないだろう。 するとしたのなら、冗談に混ぜて口に出すか、こういう素性も顔も知られぬ場で愚痴として零すだけ。 )( 椅子から立ち上がり、板の向こうの姿の見えぬ相手に会釈をすると、その狭い部屋から外に出る。 ) [Thu 10 Jan 2008 01:06:11]
シャーリー > きっと夢物語なんでしょうね。 異種族も人間も取るに足りないただの個性だと認識される。 そんな馬鹿馬鹿しい時代が来るのは、きっとあと千年、二千年かけても足りないのでしょう。 ( 六百年前と今は何も変わらない。 それならば、未来に果たしてどれ程の希望が持てるというのだろうか。 ) ――――ああ、これで罪が三つ目ですね。 下らない愚痴に付き合わせてしまい、神父様の時間を無駄に浪費させてしまいました。 [Thu 10 Jan 2008 00:50:47]
シャーリー > ( 奴隷ギルドに赴いた帰りの事。 いつものように安い手頃な器奴隷をレンタルして、乾いた喉を潤してきた。 ) ―――それに…もう一つ、罪があります。 私は昨日、主を疑い、恨みの言葉を心の中で呟いてしまいました。 恨む者など誰一人としていないはずなのに、そんなあさましい思いを持つのを堪える事が出来ませんでした。 [Thu 10 Jan 2008 00:38:57]
シャーリー > 私はまた一つ罪を重ねてしまいました。 ( 自分自身の罪を告白する少女。 そこに普段の軽い色は無く、ただ真摯に姿の見えない板を一枚挟んだ相手に向けて呟いている。 ) その罪を重ねる行いを、私は決して止めることが出来ないでしょう。 罪だと理解していて、罰を受けるべきだということを自覚していながらも、私はそれから逃げ続けています。 [Thu 10 Jan 2008 00:28:25]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 [Thu 10 Jan 2008 00:20:19]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『懺悔室』 [Thu 10 Jan 2008 00:19:52]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( 少し驚いた顔で、受け取る姿はまだ、年相応の子供らしさも滲んだか。)』 [Mon 31 Dec 2007 05:29:15]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『( 別れしな、売り物のジンジャークッキーを聖女さまへ。 )』 [Mon 31 Dec 2007 05:25:37]
ザッハトルテ > (「私の」から「私達の」。 訂正に込められた意味を、今は知らない。 いずれ知る事となるかすら、多分今は誰も知らない。 無窮見通す天上の目だけが、その先を知るのか、否か。 元々がともすれば病人まがいの風貌が、再びの心遣いを受けて、へんにゃりと笑む。 )  …宜しく御願いします、サンクトゥス嬢。 ( そして朝いちばんの出物が並ぶ、中庭へと進む白と黒。 ) [Mon 31 Dec 2007 05:25:23]
サンク > ……休憩の時間に、バザーを見て回るくらいは私にも赦されると思いますわ。ザッハトルテ様。 一人で出歩いては、心配もかけてしまいますし。我侭にお付き合い願えますかしら?( 気紛れな聖女の我侭に、その時居合わせた知り合いがたまたま付き合わされる図になりそうな。そんな言葉を返して頷いた。) [Mon 31 Dec 2007 05:18:01]
サンク > ( 触れ合い等と称するのも憚られる程に、それは一瞬の事。目を閉じて、瞬き程の呼吸を挟めば過ぎてしまう刹那の刻。今宵幾度も繰り返した、そしてまだ繰り返す諸行に特別なものを感じるのは、そのものが所業から外れてはいれど。 ――…未熟だとは、息遣いだけで微かに笑うもの。 緊張の所為か、それ以外の要因でか。殊更に象牙のような白の侭で固まる姿は、目を閉じていれば冷たく整った面立ちと相俟って彫刻のようにも見えていたから、恐る恐るの風情と大きな呼気に、いけないとは思いながらも、くすりと小さく零れる笑い声。) それ程緊張なされなくても、宜しいですのに。( 何処か楽しげな風情は、聖女よりは少女に拠った代物か。) …ええ。それが、私の――…私達の役目。迷い悩む事がありますれば、どうぞこの門を叩いて下さいませ。出来得る限りお応え出来ますよう、精進致しますわ。( 祝福を施し、告解を受け取る。知らずと構築された形はこの上無く、この場にも――…種にも相応しきもの。祈りの形に伏した眼差しが、膝折れる様に軽く見開かれ。) ……お具合が悪いのでしたら、御無理はなさらずと申し上げたい所、ではありますが――…。( 口元に指先当てる仕草は、何処か子供の無体を咎めるかのようなもの。そんな仕草を子供の顔でやっている事自体が滑稽ではあるが。) [Mon 31 Dec 2007 05:16:14]
ザッハトルテ > ( 片手を椅子の台座について身を支える。 もう一方は虚偽の為に、ただそれだけの為に動かされた器官に当てて、 は  と病躯めいた呼気の後、 )   ――…あつかましいが、今少しだけ貴女の時間を戴いてもよろしいだろうか。 大変申し訳ないのですが、願わくばー…  中庭も見て歩きたいのです。 ( 中庭、そして前広場では、善意のバザーも催されていたと思う。 表層に出さぬよう、努めに努めた痩せ我慢もそろそろ限界。 それでも見て歩きたいからと、無茶な願いを口にした ) [Mon 31 Dec 2007 05:01:57]
ザッハトルテ >  …………。 ( 腐り朽ちるすら許されなかった肺腑を覆う骨までもを砕かれる痛み。 ――けれど、それはきっと、ほんの数分の間の事。 決して長くはない言葉の連ねと共に、いっそ儚いほど小さく白い手の指先が、横と縦とに一度ずつはしる。 …それだけの、間。 )  …――――――   ( 永劫と紛うていたのは、きっと此方だけの。 ふ、 と離れてゆくすべらかな指先と共に、薄れる気配に大の男が恐る恐ると云った風情で目を開くと、咳き込まんばかりに肺の吸気を空にした。 )      …   は。 ( くたり、外套もろとも丸まる背。 …へんにゃりと滲む微苦笑も、取り繕いの偽りの。 ) 有難う、御座いました――――日頃これと信仰を持たぬ身なれど、威光の前に犯した罪も灼ける思いです。 …これからも、彼の御方の言葉を広く伝えて戴きたく。 ( 深々と垂れた頭も謝礼のようで、その実ゆきばのない謝罪。 この場に相応しく、祝福よりは告解によほど近しくも。 )( ――手短かな別れの挨拶を告げ、椅子より立ち――けれど。 情けなくも、膝がかくりと崩れた ) [Mon 31 Dec 2007 04:55:32]
サンク > ( 今宵もまた聖なる日。そうと願えば全てに祝福の齎される祈りの日。満ちた聖性は、この日の為に清めを行った神官聖女の苦心の賜物でもあれば、気配が増幅されるのも当然の事ではあるか。 指を染め彩るは聖なるかなと祈りを捧げられた灰。 仕草も、執り行う事もささやかなもの。ささやかな事。移り変わりの瀬を越える為の、小さな一押し。それを成すにも余りにもちっぽけな手であれど、助けになるようにと祝福の御手は此処に。) ――……AMEN. ( この世で最も短く、されども切な願いをこめられて唱えられ続けてきたであろう聖句を口ずさみて、夜の灯火の下にていっそ鮮やかに白く見える額へと描くは十字。神の御子の恩寵、贖罪の印。聖灰と聖水に濡れた指と、触れた額と。どちらが冷たかったか等と考えるのは、何処か歪でおかしな話。 ――…描く指の持ち主からすれば、本当にささやかな、砂時計の砂粒を両手の指数程落としたかも曖昧な数秒の事。 濡れた指先がスゥと引かれて、装束の袖へと隠れ。) ……どうか、貴方の来年が。新たに巡る年月が、よきものでありますように。( 胸元で緩やかに手を組み合わせ、粛々と口ずさむのは、聖句ならずの祈りの言葉。) [Mon 31 Dec 2007 04:23:51]
ザッハトルテ > ( 鈴を振るが如きの聖女の声音、言葉のひとつひとつが身に突き刺さる。 楚とした笑みの微粒子のひとかけら、空気をさざめかせる音のひとしずく。 それら全てが纏う聖性に、何ひとつ偽りの混ざらぬを示すこそが相容れぬ魔属の血。 卑下でも謙遜でも、上澄みだけの麗句でもなく、聖女の全てが己を容れぬ天上の主の声そのものと同化する。 芽吹きと眠りの季節の空の色した双眸も、仄淡く輝く白い頬を染めた朱の色すらも。 ――それこそを、天の御遣いと呼ぶ―― )    …・  ・    ――――――…   ( 頭を垂れた時から、裁きを待つ罪人さながらに瞳は閉じていた。 聖句の頃には血の気の乏しい肌は尚白々と、死人の色と成り果てていただろう。 聖女の目に届かないよう、項垂れた影の中で頬が強張る。 白磁の指先が触れた刹那、僅かに肩が跳ねたろう。 ――十字を記される額は灼けこそしなかったが、聖女は聖女であるが故に、男がただ信仰の敵であるが故に。 ただその一点に於いて、零れ落ちる時の砂粒ひとつごとに内側から臓腑が締め上げられて軋む。 ――表層にあらわれたものが、緊張の極致と映ったか否かは、また。 ) [Mon 31 Dec 2007 03:41:36]
サンク > 天なる御方は、地に在る愛し子達を信じておられますから。――…御手から離れた子らが艱難辛苦の道の果て、自ずから正しき道を選び取る事を。( 高き御心にあれば、それは大局的なもので。だからこそ、泡沫の一欠片たる人々には、時にその手が無情に見えてしまう事すらある。――…だからこそ、其処に手を差し伸べるのは、地に在って代行の傲慢を語る聖職の身が負うべき使命なのだと。 理想であり綺麗事であり、祈りであり真実の欠片。だから、語る声も何処か祈るように響く。) …其処までは傲慢にはなれませんわ。私の手などちっぽけなもの。けれど、泣き崩れる身を支える事や、溢れる涙を拭う事くらいは出来たでしょう。 ――…出来た筈の事を成せなかった事を悔しく思うのですわ。 だから、刻まれた爪跡をも越えて、前に進んで行く方々に、一抹の手助けになれますように、此処におりますの。( 踏み越え進む為に。痛みを抱えても、涙の痕で道を濡らすとしても。 語られる言葉に微か浮かぶ困ったような風合いは、色違いの青閉ざす瞬きの合間に押し隠し。 沈黙の中に受け取る平穏への希望を、願いと名付けた祈りとして、一度胸元で十字を切る。) …ふふ。久方ぶりにお逢いします方の前では、どうにも舌の滑りが良過ぎるものですわね。( 恥じらいめいて薄く頬に紅乗せて、侘びのように軽く頭を下げ。 ――…上げた時には、粛々と聖職果たす聖女の顔。 手元の壷には、聖別された灰を聖水にて溶いたものがある。灰色の顔料めいたそれを一掬い手に取り、指に乗せ。) ――過ぎ去りし歳月と、新たなる日々に、祝福を。( 聖句を唇へと乗せて、夜色の黒髪さりと掻き分け、それが赦されれば、黒より出でた白夜めいた額へと、祝福の十字を記そうと。) [Mon 31 Dec 2007 03:19:11]
ザッハトルテ > …盲目の羊であってはならぬと、されどその手で子の目を開かず。 ――…転んだ子を助け起こす、それ自体はとても容易い事でしょうけども。 ( 神は敢えてそうしない。 彼の子等が自らの力で起き上がる、その日をただ待つと云うのだろう。 …神の慈悲を理解しないし、出来ないけれど、粛々と紡がれる聖女の言葉を手助けに、その意思の片鱗を知る。 柔かく弾けた笑う声が、意識を此方側へ。 …嵐の如く過ぎ去った、この年の災禍へと引き戻す ) 貴女ひとりが負うものではなかったのでしょう。 …彼の子等全てに、分けて担えと。 送られた者を弔い、汚れた水を清め、荒れた街を再び興せと。 ――…人の尽力で、もう市街に災禍の爪跡は見えません。 忘却は時に愚かの証ではありますが、けれどそれすらも踏み越えて行かずばなりますまい。 ( 人の道を説こうにも、人でないものが語る以上は。 理屈だけの、中身の伴わない、伴えない言葉はどこか虚ろに響く。 ――口を結び、沈黙を以て生まれ来る年こそは平穏たれと繋げようか。 )  …話の井戸は尽きねども。 ( 緩やかに笑む色違いの蒼色を直視し得ず、頭を垂れた。 ――祝福を呪詛として受け止める賭け事、もしくは戯言。) [Mon 31 Dec 2007 02:51:17]
サンク > ( 室内を照らす灯火は抑えられたものなれど、今宵は心なしか蝋燭も焔も明るく映る。聖堂に満ちる活気が此処まで届いてそう見せるものかもしれず。子供の顔をした聖女の聖性は秘められたもの。聖堂に在る者故、違和感無く紛れ込むもの。 悪戯めいた微笑を湛えた侭、仕草ばかりは子供らしく小首傾げ。) 父君は全てを御覧になられている――…されど、それに気付くは地に満ちる子供等の意思であり、意識。省みる事を、いと高きにおはします父は喜びましょう。( 気遣いと聞こえれば、ほんの少しきょとんとした顔を見せた後、楽しげに笑った。さざめく笑みは空気を揺らすというには足りぬも、満ちる清浄が漣のように揺れるのは、聖ならぬ魔の視であるからこそ、見えてしまうのだろうか。)  ――…ええ。肝心な時に、動く事も出来ず。何かと歯痒くはありましたわ。( 色違いの青を伏せ、睫の影落とす仕草に連れて、声音も薄く憂いを帯びる。されど、顔を上げた時にはそれも吹っ切ったかのように、微笑は柔らかく。) それでも、この地が平穏を取り戻し、新たな年を重ねられます事を、天に地に――…全ての人々に、感謝を。 ( 去年の今頃――…蔓の悪魔。あの災厄にも被害なれば匹敵する鼠獣の侵攻もあった。犠牲者は数多、苦しむ人々の声に応える事の出来なかった身を沈鬱に憂う気配すら、今はこの区切りに置いて。 果たせなかった想い事抱いて、新たな年を進むのだと――…笑みは静やかに。) [Mon 31 Dec 2007 02:27:41]
ザッハトルテ > ( ばれてしまったと、俗な言葉で悪戯っぽく微笑する仕草。 明度を低く抑えた空間に、ほわりと白光の幻想が満ちる。 …否、幻想でも錯覚でもないのだろう。 ヴェールが上げられ、繋がった空間に聖性の奔流が流れ込む。 魔属はそれを察知「させられる」。 ――とは言え、秘された聖性の真の出どころには到底思い至れず、少女の信仰の篤さとしか認識できないのだが。 ) …そこは、天にまします貴女方の父君なれば、全て御覧になっている と。 そう仰るべきところでしょうに――…  御気遣い、痛み入ります。 ( あまりに此方が緊張しているものだから、気を使わせてしまったのだと思った。 緊張を超過し、声帯までもが緊縛されたように重いのもまた、満ちる清らの空気によるものだ。 ――背筋を這い上がる拒絶感を押さえつけ、耳を傾ける )( 臥せっていた ) …暫く。   ――生憎私も時事には明るくないのですが――…  「色々」あった年だったと思います。 鼠が市街に溢れ、こちらの巡回牧師が亡くなり、…吸血鬼が暴れて火災が起きたり、とか。 その意味では、年最後のこの日が何事もなく過ぎそうなのが、救いのひとつかもしれません。 …もし去年の今頃が繰り返されていたら――(蔓の悪魔) そう思うと。  [Mon 31 Dec 2007 02:06:13]
> ( Holy Ash Day ―― 流れ行く歳月の中、一つの区切りを示す日。祝福を欲して訪れるのは、普段から聖堂に訪れるような顔ぶればかりでは無く。日々の中でパプテスの信仰を抱えはしても、日頃は聖堂にまで足を運ばぬ者も多い。今宵や聖誕祭のミサに限れば、そのような顔の方がより多く聖堂を締めるのやもしれず。 ――…それは取りも直さず、このヴェイトスという街では、信仰と共にある祭事も娯楽や普遍の祭りと見做されている、その一端を垣間見もするが。 それでも、語る声音は何処か楽しげな色を孕む。) ――…あら。バレてしまいました。( 少しの間は驚きを含めた沈黙。やがて、くすりと小さな笑みを零して、視界を隔てるヴェールを上げる。其処に座しているのは、青味掛かった銀髪に、色味違えた青瞳のちっぽけな娘。子供とすらまだ呼べそうな見目ながら、纏うは司祭印の入った聖女装束。) ふふ。折角の祝福の宵ですもの。…正直な所、暫く臥せっておりましたから、こうして出て参りますのも久方ぶりなのですけれど。( 声音の変化は、概ね隔てたヴェールの賜物だったか。薄白い面差しも、見目も余り変わったとは言えぬものなれど、湛えた笑みは穏やかに。) お久しゅう御座います、ザッハトルテ様。( 激動の季節を一つ越え、赤い雨が地から引いた所が、元より病弱な身の一つの限界だったか。それから長らく臥せっていた身は、此処半年程は聖堂に出る事も出来ず仕舞い。 だから、今此処にいるのも、人手足らずに付け込んだ我侭の賜物。) [Mon 31 Dec 2007 01:46:36]
ザッハトルテ > ( 無駄に長い前髪を除けて、指先に乗せた灰で十字を描く。 ――言葉にしてしまえばそれだけの事。 それだけの事だ。 神罰ならぬ祝福の灰が身を灼きこの動く骸を灰燼と帰す確率は、そうでない確率よりは低かろう。 傲慢な血吸いの徒はそう踏んでいたし、戯言、賭け事、幾つかの約定をもってして尚拭いきれない自棄。 よしんば裏目を引いても構わなかった。 ) ――…………… ( しかして、壁の向こうより来たる声には憶えがある。 開くまいと思っていた目を、思わず開いて、瞠目。 )  …貴女も、此方に。 ( 借り出された。 有り体で俗な言葉を掛けるにも憚られて、語尾を濁した ) 息災なようで何よりです、 …サンクトゥス嬢。 御姿を拝見できぬのは誠に残念ですが、以前御会いした時よりいくらか声がおとなびたようだ。 ――今宵は――ええ。 信仰を持たぬ身が好奇心にかられて、聖灰の祝福を受けに参りました。 ( 声音に変化があったものか、本音を言えば断言はできないのけれど。 一年前の夏、そして激動の年月を経て、大聖堂の重要人物はさぞ多忙を極めたろうと。 ) [Mon 31 Dec 2007 01:29:10]
> ( 声は沈黙と瞑目に重ねるよう、ヴェールの向こう側から緩やかに響く。) 歓心を抱いて頂けるのも、有難い事。その心に、御心が一欠片御宿りになられた事でもありましょう。( 発端が好奇心であれ、実際に足を運ぶというのには大なり小なりのエネルギーが必要なもの。それらを労して足を運んだというのなら、きっと其処に意味はあると。訥々と言葉連ねる響きは、幼さも残した少女の声色。) [Mon 31 Dec 2007 01:16:30]
お知らせ > さんが入室されました。 『 ――…拙い事等、ありませんわ?』 [Mon 31 Dec 2007 01:12:34]
礼拝客 >  ……………。 ( 寛大であれと思い直したのかもしれないし、己のような異教徒も他に何人か居たのかもしれない。 )( 椅子に座り直し、背筋を正して頭を垂れた。 ――瞑目 ) [Mon 31 Dec 2007 01:08:44]
礼拝客 > ( 先に、信者ではない旨は伝えてある )  今年はとても此方の活動が活発だと思ったものですから、どうしても拝見したくなったのです。 …好奇心 では――拙かったでしょうか。 ( 未だヴェールは取り払われず、壁の向こうの顔は見えない。 ――背の低い椅子に掛けた時点で腹を括ったように思えて、今更繰言を重ねてみる。 かと云って異教徒は帰れと言われれば、惜しいと思ってしまうのだろう。 この辺り、我ながら度し難い。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:57:25]
礼拝客 >  …………。 ( 狭い。 …それが、最初の感想。 人に言えないあやまちの告解、本来の目的を考えたなら、然るべき狭さなのだろうけど。 椅子がひとつと、顔の高さに小さく小窓を設けた壁。 その向こうに関係者が控えているものと思われた。 ) ……………。 ( 思いの他長い事固まっていたらしい )   初めて拝見した、ものですから。 ( 小窓には目の細かい網が張られていて、平素の告解の場合これで互いの顔を隠すのだろう。 けれど今宵は、それも外れる仕様のようだった。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:42:44]
礼拝客 > ( 俯きがちに、己の爪先と前をゆく人の靴の踵だけを見て歩いているのは、頭を上げられないからだ。 見えざる手が首を掴んで、それを強制しているよう。 やがて堂内のそれぞれの見所を見る為に人の列はばらけてゆき、招かれざる客もまた、目的の場所に着き至った。 ) ――――――。 ( あらかじめ信者ではない事を伝えたのち、辿り着いたのは。 ――懺悔室、と呼ばれる小部屋。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:32:45]
礼拝客 > ( 市中にある時計台の鐘の音が長く長く尾を引いて、やがて夜気に溶けていった。 日付変更を伝える音。 12月31日、この年最後の一日の産声。 そして時計の単身が後二度廻れば、それも過去のものとなる。 市街地の聖誕祭を祝う空気は流石に薄れつつあったが、ここにはそれがまだ色濃く残っていた。 横目に眺めた堂内の随所には質素でささやかな灯りがともされ、蜜蝋の香りが薄くここまで漂っている。 )( 衣擦れの音すら密やかに、粛々と歩く礼拝客に混じって、ひとり。 喪服まがいの黒服黒外套の男が混じっていた。 変化に乏しい表情が、それでも微妙に強張っている。 ) [Mon 31 Dec 2007 00:24:24]
お知らせ > 礼拝客さんが入室されました。 『( 響く鐘の音 )』 [Mon 31 Dec 2007 00:17:36]
お知らせ > ジンバルトさんが帰りました。 『――ほんと、御疲れ。(曖昧に笑って首を振り振り、手紙と名刺を破り捨てた。)』 [Tue 11 Dec 2007 00:02:23]
ジンバルト >     そう言うモノ、なんでしょうかねェ…、…、   (――長耳は、婦人に別れを告げて葬儀の場を後にして。聖堂の玄関口で一度立ち止まる。見上げると、今にも風花が舞い降りそうな曇天は、恰も長耳の内心宜しく、どんよりめいて景気が悪い。末端冷え性のせいで、早速かじかんでくる両手を、礼服のポケットに突ッ込んで。長耳は、片眉を持ち上げ振り返らん。パプテス教の象徴である十字架が、胡乱気質に目障りに映る。左のポケットからシガレットケースを取り出して、久しぶりに一本咥えて火を付ける。) ――人間は、面倒臭いよねェ。寂しいとか、痛いとか、苦しいとか、むつかしいことばかりに気ィ取られてさァ。(こだわッて見ても、どうせ、ほら。100年もせず死んで行く。上ッ張りの反応だけで、何とか数十年をやって行ければ、面倒ごとも起こらぬのに。) (――かさり、乾いた紙の感触に右ポケットから取り出せば、婦人から預かった手紙が一通。直ぐに死に行く奴隷如きに、子爵が感謝と親愛の想いを込めたしろもの。抓みだしてみれば、白い封筒は、夜の中で存在感を主張する。) (ふーッと長い吐息を紫煙と吐き出して、ついでに懐の名刺入れから、子爵の名刺を抜き取ろう。) [Tue 11 Dec 2007 00:00:33]
ジンバルト > (婦人は薄く、酷く寂しげに微笑んで――あぁ、それは、当たり前なのだろう、か?――言葉を連ねた。) (「購入してしまっては、お金で買った子と言う印象を与えてしまうでしょう?」) はァ、まァ――、(「奴隷ですから」、の当然の台詞を、取り合えず嚥下する。その言葉を言ってはいけない空気と言うのは、何とは無しと察知出来るけれど、どうして言ってはいけない空気にならねばいけないのか、長耳には理由が解らぬ。どうしてそんなに寂しそうに笑うのか、まるでせかいが一つ終わったように無気力で静謐な安堵感さえ漂わせるのか。人間は面倒臭くて良く解らない。良く解らぬ表情を湛えたまま、婦人は静かに言葉を続ける。とても、遠いまなざしを、している。) (「私達には、子供が居なかったんですよ。――…ですからでしょうねぇ、あの子を借り受ける時だけね。あの子が、あのギルドの暗い檻の奥で、私達の姿を見付けて笑ってくれるのを見る時がねぇ。とても嬉しかったのよ。そう、本当の孫に会うみたいに――」) (黒いレースの向こうで、婦人の皺深い頬に光る物が流れ出て、ステンドグラスの灯りを映す。長耳には推し量れない感情を湛えて、婦人は何処か遠い、遠い場所を見詰めて、じっと屹然と佇んでいる。) [Mon 10 Dec 2007 23:39:55]
ジンバルト > ( かわいそうに ) (欺瞞に呟くことばは、長耳の本音に他ならぬ。毎月売れ残っていたと言う件の三級奴隷は、つまり長に置かれていても購入される様子が無いと言うこと。出掛けの直前、チェック半分に確認した書類には、処分まで残り5日を切った「期限切れ」の『商品』の中に、彼女の名前が連ねてあった。程無くヴァルハラの園で再開するだろう仮初の主人と奴隷は、どんな思いで顔を合わせるものか。いや、そもそも。)(こつり、長靴の踵を廻して、婦人へ斜めに向き直らんと。重苦しい空気に内心辟易している長耳は、浮かび上がった疑問をそのまま、何気に尋ね聞いてみる算段。こくん――、重力のしわざで片側へ流れる纏め髪。乙女宛ら小首を傾げて、婦人の顔を覗き込まん。) ――しかし、奥様ァ。何で御子爵様はァ、当『商品』を御購入されなかッたのでしょうねェ……、 あァ、いいえェ――、御聞き難いことでしたらァ、御無理にとはァ言いませんけどォ。――その、ねェ? 当ギルドの『商品』にィ、購入に踏み切るほどのォ価値が無かったのかなァ、なんてェ。ほら、今後の参考までに、知れたらなァ――、とかァ…、 [Mon 10 Dec 2007 23:20:18]
ジンバルト > (最も、長耳の記憶に残る彼の情報は、『商品』を購入はせず何故かいつも同じ奴隷をレンタルで済ます、何処かの何だかえらい身分の、変わった御得意さんと言う認識しか無い。借りては返し、返してはまた借りると言うルーチンワークは、利益概念第一主義の長耳に取って滑稽な金のガチョウに見えていたものだし、ギルド側に取っても拒む理由も無かったよう。毎月定日に表れて、売れ残っている「お気に入り」を見る彼の眼の不思議な穏やかさが、長耳には最後まで理解出来なかった。こうして職員代表として最後のときに赴いても、未だ感傷的になれずに困る。こんな時、睫涙のひとつでも流せば、面倒臭い挨拶を端折ッても納得して貰えるのだろうに。婦人が打ち沈む様子を――あぁ、それは、当たり前なのだろう、か?――隠さぬから、長耳も、せいぜい習って俯くふり。痛ましげに見えるように睫を伏せて、棺へ向かって流し目を送る。) えェ、御子爵様にはァ、当ギルドを大変にご贔屓にして頂きましたしねェ――、ほら彼女――、(――名前、何だッけ?) いつも可愛がってくれた「ご主人様」の訃報を聞いてェ、それはそれは嘆いていましたよォ。もォ、ねェ――、ほんと可哀想でェ、見てられませんでしたよォ。 [Mon 10 Dec 2007 22:58:28]
ジンバルト > (新たに黄泉路へ発つ旅人の名は、オーギュスト=ブレンゼン子爵。クリスティア出身の名士である。享年57歳だそうだが、人間にしちゃまずまず永らえた方では無いだろうか。長生きしたとてたかが250年前後と言う寿命の短い自分らより、更に儚いいのちの彼らである。人間族の葬儀に出るつど、長耳は彼等のせっかちぶりを、しみじみ驚嘆せずには居られない。)  ――あァ、どうもォ。(近付く気配に振り返って、礼服姿の長耳は、棺の前で御辞儀をひとつ。漆黒のヴェールをすっぽり被った喪服の婦人が佇んでいる。) ――今晩は、『プロスパンダ』から参りましたァ。この度は御愁傷さまですゥ。あァ、これ、ギルドから――、御納め下さい。(上司が用意した百合の花束と弔慰金の袋を手渡し、こればかりは自前品の御悔やみを口にせん。) [Mon 10 Dec 2007 22:37:00]
お知らせ > ジンバルトさんが来ました。 『(鎮魂の鐘が鳴る――、)』 [Mon 10 Dec 2007 22:18:12]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『――まあ、俺がサンタやることなんてないだろうしな(関係ないだろう、と嘆息一つ)』 [Sun 9 Dec 2007 23:30:52]
フォス > ( さてはて、と煙草を取り出す。 ) ――・・・・ ( 煙草に火を点け、一服する。――今は礼拝堂に礼拝客もシスターの目も無い。 ) そろそろクリスマスねぇ。しかしまあ、クリスマスっても仕事はなぁ ( 飾り付けであったりなんだったり。たまに子供達相手にサンタさんを誰がやるかなど様々であるが――まあ、当面の準備として飾り付けだろうか。そろそろ始まっていてもおかしくないし、ちらりほらりとこの礼拝堂でもクリスマスの香りを匂わせる様相に変わりつつあるような気がする。気のせいだろうか? )  [Sun 9 Dec 2007 23:25:48]
フォス > ――――そんなことが。いいえ、神は全てをお許しくださるでしょう。 ( 懺悔人はゆっくりと息を吐き出した。ああ、こうも人に話すのは気分が楽になるのだろうか、という気持ちなのだろう。うんうん、悩みを抱えちゃいけないよ。『だからもっと高値で売れそうな情報を!』 ―――なんて冗談ですよ冗談 ) ――いえ、また来てください。神も私達も――お待ちしています ( 最後は常套句を並べておしまいである。こうして改心した人間が教会にやってくる。それが住民の安堵と平穏な生活に繋がるのならば――と考えている人間が一体どれだけいるだろうか。結局目当ては献金とお布施だろう。 ) ――さて、今日のお勤めは――終わりか ( 懺悔室から出てきた赤毛の神父はん、と伸びをして大聖堂礼拝室へと出てくる。広いほうが落ち着くのと煙草の匂いが誤魔化せるので人がいない時間の此処は好きだ。ゆっくりと息を吐き、 ) ―――中々面白い情報ってのは聞けないものだよな。 ( たまに面白い話を聞けると楽しいだが、と思いつつ頭を描いた。まあ、それだけ世の中が平和、ということなのか。それとも大聖堂がそこまで信用されていないかのどちらかだが ) [Sun 9 Dec 2007 23:19:16]
フォス > ( ――無論、そんなことはしない。全てを冗談の中で済ませる神父である。問題があるのは言動だけであるのが己も自覚していること。 ) [Sun 9 Dec 2007 23:07:53]
フォス > 私達の悪行善行全てを細かく米粒一つ見逃さない勢いで見まくっているのです。つまり神様の前に隠し事は――してはいけません ( 一人の神父が自らの胸に手をあてて、語る ) ですからの貴方の罪も全て見ていられるのです。恥じることはありません ( そこは仄暗い一室 ) 神は待っています。貴方の告白を ( 細い格子で仕切られた壁と蝋燭の燃える音 ) ―――ここで聞いたことは神と私しか知りません。口外もしません。ええ、絶対に ( そういって格子の向こう側でにっこりと微笑んだ神父は心中。こう思っていた。『懺悔室で聞いた情報を情報屋で売ったら幾らになるのかなー』 ) [Sun 9 Dec 2007 23:07:41]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『神は全てをみておられます』 [Sun 9 Dec 2007 22:59:41]
お知らせ > ブランケンハイムさんが帰りました。 『 次第に音楽は物悲しいものになっていく。 イメージは、そう…「埋葬」だろうか。 』 [Sun 2 Dec 2007 02:48:28]
ブランケンハイム > ( 今聞こえてきているのは「壮大な音楽」と「祈り訴える複数の声」。 恐らく皆、天を仰ぐようにしてパプテスの神に訴え掛けているのだろう。 何をかは分からない。 乱れる事の無い複数の声は幾つかの種類があって、それが上と下に分かれているようだ。 太い、細い? 重い、軽い、かもしれない。 生憎音楽の用語は学んだ事が無い。 感覚的に「上」と「下」だと思った。 大聖堂というのはアピールなのだな、とその辺りで理解をする。 住居や施設にこういう形状や大きさ、音楽や歌は要らない。 彼らの着る共通の衣装をも含めて、パフォーマンスなのだ。 誰に対してだろう? 人々か、神か、悪魔か。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:36:35]
ブランケンハイム > ( 何処かから微かに聞こえてくるパイプオルガンの音が耳に心地良い。 音楽は好きだ。 ヴェイトス市街まで足を運んで暫し、知らない、理解できない事と、難し過ぎて出来ない事、煩わしいと思う事ばかりだったが、音楽は良い。 街のあちこちで耳にする意味を持った音の列はその意味や由来は分からなくても、「感情」が動いた。 壮大さ、華やかさ、物悲しさ、訴え掛けるイデオロギー。 そういうものが音楽を通じて理解できた。 「音楽」は「感情」だ。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:29:20]
ブランケンハイム > ( パプテス教徒、ではない自分に此処で出来る仕事は無い。 ただ偶然歩いた先に見えたものに近付いてみただけで、そういう期待もしていない。 此処まで来たのだからどうせなら中の様子も見てみたかったが、残念ながらそれも赦されないようだ。 守衛が拒むわけではない。 大扉はこんな遅い時間でも開いている。 赦さないのは「中を見学してみたい」と思う欲求よりも先に来る、警告とか本能とか、若しくは最初からそうである存在定義とか、この身体自身。 だから大通りの馬車道を挟んだ反対側の暗い所から、じっと見ていた。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:17:57]
ブランケンハイム > ( 壮大で、荘厳で、力強い威厳に満ちた建物だ。 大きな篝火を焚いて斜め下からライトアップされた白い建物の事を、髪ラ・イズベルガ・ブランケンハイムは知っている。 この建物は100年以上前からあったし、書庫にある本の多くに挿絵つきで確認できた。 その現物を前にして、1時間程感慨深げに見上げていた。 風に煽られてキャプリーヌがはためき、我に返る。 さて――――今日も仕事は見つからず、一日が過ぎた。 都会に出れば何かしらの仕事があるだろうという単純な考えだったが――――。 ) [Sun 2 Dec 2007 02:09:20]
お知らせ > ブランケンハイムさんが入室されました。 『 大きな建物を見上げる 』 [Sun 2 Dec 2007 01:54:43]
お知らせ > 黒い翼さんが帰りました。 『…大聖堂…これからもお世話になるかもしれません。(夜空で振り返りその建物を見つめる…』 [Sat 1 Dec 2007 21:38:39]
黒い翼 > (…私は何も知らなかった―「策略」により私が無実の罪で「堕天」させられた事を―急な話で私は全く理解出来ずに…地上に落とされてしまったから…その理由が、「嫉妬」だなんて知る術も無い…)…思い出しても仕方ない…私は勘当されてしまった…両親に「娘ではない」と言われて…もう帰る場所は…「ご主人様」の元以外ないのですし…はぁ…(今度は、悲しみにくれる溜め息…これから先の見えない不安。そんな事を抱えていた…)…頑張らなくちゃ…私、「天使」だもの…(「堕天」していても心は変わらない…私の心は変わらないままだった―それが少しでも人に光を差し伸べる事が出来るなら…それが例えどんな形であったとしても…喜ばせる存在で居たい―そして、今は「御主人様」の為に…そう思いながら聖画を見つめる。)…今日は「懺悔」をしに着たみたいです…これは偶然なのでしょうか…それとも…(私は、「聖画」に向かい深くお辞儀をしてそこから離れます。)…さっ、帰ってご主人様の為に、暖かい食べ物をお作りしなくては。…何時も「美味しい」と食べてくれる御主人様の為にも!(入り口まで戻れば漆黒の翼を闇に広げ聖堂から飛び出します…) [Sat 1 Dec 2007 21:36:37]
黒い翼 > (中はまた凄い作りだった。天井までは高く声はまるで「音響」を掛けた様に響きその細工された柱はまた素晴らしい…)…人の手もこんな物が作れるのですね…(私は感心しながらゆっくりと歩みを進める…そこに目の前に入ってきた一枚の大きな絵。金の額縁…そして中に描かれた天使や女神と思われる絵。その鮮やかな色彩…今にも動き出しそうな絵を食い入る様に見上げ…感心の溜め息をつく―)はぁ…これはまた凄い…これが地上で言われる「聖画」という物なのですね…(私は息を飲み込みながら絵を見上げる…)天界はでは今頃、何をして居るのでしょう…お父様…お母様…(額縁に手を触れながら両親を思い出し涙が込み上げる…)…天界に帰りたい…お父様…お母様…(しかし―私の黒い翼は…天界に帰る方法を知らない…天使の輪…「エンジェルリング」もないー私はどちらにせよ…この「地上」という監獄に投獄されてしまった…そして最も低い身分…「奴隷」として…生きていく他、道が無かったのです…私の地上に対する知識では…一人では生きていけないから―)…神は、どうしてこの様な「罰」を…私に与えたのでしょうか…(私は、その「聖画」の前で自問自答を繰り返す…) [Sat 1 Dec 2007 21:20:17]
黒い翼 > (建物の周囲を回っていれば、天使の像を発見します。それを見て微笑みながら、像に声を掛ける―)「あなた」は「誰」を真似て作られたのでしょうか?良く出来ていますね。(嬉しそうに微笑みながら像に触れる―私は良く物に触れる癖がある…なんに対しても手を伸ばし触れる。私はそうやって相手の何かを見ているのかも知れない…それは私にも解らない…自然にしている事だから。きっと天使の頃に何かそう言う力を手に入れていたのかもしれない。今は「歌」以外全て忘れてしまっているけど…)建物の中に入っても大丈夫なのでしょうか?(私はまた建物の周りを周り大きな入り口の前に立つ…辺りは真っ暗で「灯り」は無く―私はただその目で周りを見ていた。)…悪い事しなければ、大丈夫ですよね。失礼します。(大聖堂の中に足を踏み入れる―中は「荘厳」とした冷たい空気が覆っている…私は特に怖いという感じは全くしなかった―むしろ嬉しくて仕方がなかった。地上でもこういう「場所」がある―天界から追放はされてしまったけど…少し天界に戻って来たような…そんな感じが身体を包んだから―) [Sat 1 Dec 2007 21:01:54]
黒い翼 > (「勉強」や「家事」の合間に出来た時間、私は町の「散策」に良く出かけます。色々な事を見て学んで覚える事が楽しいから、何時も「ワクワク」させながら空から地上を見ている―)…此処は?(その建物には「聖なる力」を感じる…それもそのはず…此処は「大聖堂」元々天使だった私が「聖」の力を感じる事は「簡単な事」でした。私は興味を示し地上に降り立つ。)…此処が「大聖堂」という場所なのですね…(建物を見上げ、その美しい外観を見て目を輝かせる。)…凄い建物ですね…天界にあるって物と全く見劣りしませんね…(私はそっと建物に手を触れ、壁伝いに歩き始める。) [Sat 1 Dec 2007 20:47:59]
お知らせ > 黒い翼さんが入室されました。 『此処が地上での「神聖」な場所なのですね…。』 [Sat 1 Dec 2007 20:39:48]
お知らせ > トートさんが帰りました。 『( 彼女が戻るまでは、その光の下に )』 [Fri 30 Nov 2007 02:24:45]
トート > ――― ( けれど、死神はその先を紡がずに。紡げずに。 )  …、 ( 祈る少女の気持ちも、この場所へと訪れたがった今宵の彼女の気持ちも理解することは出来ずに ) …まぁ、 ( タマシイが安らかであるというのは、己としてもサポートしやすくていいのだけれど と、思う程度。 )  ( 見上げた先、晴れた空に浮かぶつきは白く ) [Fri 30 Nov 2007 02:23:49]
トート > ( けれど出来れば早くもどってきてほしいと思うくらいには、 )  … ( 根元に腰をおろし、座りなおす。聖堂の方には、あまり目を向けていられない。目がどうにかなるわけではないが、気分的なものだ ) …。  ―― And if I die before I wake... (もし目覚める前に死ぬのなら、)   ( それは、以前、居住区で少女が眠る前に口にしていたライム。 祈りのうた ) [Fri 30 Nov 2007 02:10:16]
トート > … ( ちろ、と視線を流した先。 扉を通り抜けてタマシイが戻ってくる様子は、まだない。 息をついて、樹に背中を預けたままずるりとその場にしゃがみこもうか )  … ( あんまり遅ければ、誰か、他の者に導かれでもしただろうかと思うけれど。此処は、そういう者の多く在る場所だから。 けれど、それはそれで構わない。仕事が一つ、減るだけ。快くゆけるなら、その方が彼女にも良いのだろうし ) [Fri 30 Nov 2007 01:59:50]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( 少し、よろけたようで )』 [Fri 30 Nov 2007 01:53:10]
トート > ( 今宵出会ったタマシイは、あろうことかこの場所に行きたいと所望した。 ) …何をなさっているのかは、知りませんが。 ( ここに訪れて何をしたいのかまではきいてはいない。以前墓場で出会ったタマシイのように、祈りを捧げに来たのかもしれない。或いは、此処にいる誰かを眺めにでも行ったか。…彼女の身を思えば会いに、とは言えぬけれど。 ただ、悪意がないからだろうか、死霊たる彼女は生前のようこの場所に訪れることを許された。 ) …。 ( まぁ、教会に幽霊が、なんていう噂話も時折あるようだし。 ) ( 少し辛そうに 小さく、息をつき。 ) [Fri 30 Nov 2007 01:35:38]
トート > ( この死神にとって、暗黒街とこの場所――大聖堂とは、同一であった。 余り足を運ばない理由に関しては、だが。 ) ( もちろん、この場所に訪れない理由はもう一つ在る。 聖を弱点とする死神は、大聖堂の中に入ることはかなわず、入り口から少し離れた場所に佇んでいた。 )  …、 ( 息をつき、手近な樹の幹に寄りかかる。 ) …よりによって、 ( ―― この場所、とは。 ) [Fri 30 Nov 2007 01:18:59]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( ――― つまるところ、 )』 [Fri 30 Nov 2007 01:09:02]
お知らせ > カルカスさんが帰りました。 『(自宅に戻ればこっぴどく叱られる彼がいて・・・)』 [Wed 28 Nov 2007 01:28:08]
カルカス > ・・・ふむ。なるほど。・・・私には不敬とは考えられませんけどね。むしろ面白く思いますよ。(それぞれに、それぞれの神がいる。・・・もしかしたらそれが皆を幸福に導く糸口だったりするかもしれない。)ほんの少し帰るだけで大分違うと思いますよ。・・・天罰がくだらないうちにしてくださいね。(くすくす微笑は変わらずにそう答えておいた。・・・自分は、主ではないが、奴隷に叱られる。「働きすぎだ」と。)ええ。また、いずれ・・・。(ぺこ、と頭を下げればかばんを取り、そのまま出入り口へと向かう。・・・早く帰らないと。) [Wed 28 Nov 2007 01:27:51]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『(ロザリオは揺れ、少女はその場から去っていった)』 [Wed 28 Nov 2007 01:25:32]
シャーリー > ま、こういう言葉遊びみたいなのは好きなほうだし。 専門家じゃないから主の御心について語ってはいけないという決まりもなし。 十人いれば、そこには十人の神様がいるのさ。 これを誰かに言うと、不敬な考えと怒られる時もあるけどね。 ( ん、私は愛と平和を信じ続けますよ。 ずっとね。 ) うぅん…ちょっと生活態度改めた方が良さそうな気がしてきた。 いまに天罰とか下るんじゃないかな…… ( 敬虔な信者ではあるものの、そういう所でちょっと駄目駄目な自分。 ) ( んーと、とりあえず9割ぐらい寄付しよう。 そんで残りの1割は生活費に。 よし!妄想終了!! ) ありゃ、もうこんな時間か。 ちょっといつもよりお祈りしている時間長かったかな……? 私は早速神父様を探して、ちょっと聞いてみることにするさー。 またねーカルカス。 ( 手を振り彼と別れよう。 まあ元々奉仕とかの仕事はわりかし受けているほうだが。 けど最近はやっていなかったため、久しぶりに丁度いいなと思ったわけで。 ) [Wed 28 Nov 2007 01:22:19]
カルカス > 色欲、そして怠惰、ですか・・・。二つも大罪を犯すなんて・・・悪い人ですね。(くすくす笑いを浮かべてそう答える。きっと大聖堂の人たちに聞かれれば怒られる。でも自分も身に覚えがあるので、そういったことを注意できる立場ではない。苦笑して、受け止めておこう。)いえいえ・・・お役に立てれば光栄、というやつですよ。(そういうと聖書をカバンにしまって、立ち上がる。)それは貴方のお気持ち次第、ですよ。・・・さて、私はそろそろ戻らなければ・・・心配する人もいますし、ね。(帰ればおそらく軽い説教を食らうだろう。・・・まぁ、仕方の無いことだが。)シャーリーはいかがします?(まだここに残るのだろうか?) [Wed 28 Nov 2007 01:09:03]
カルカス > ・・・まぁ、専門家でもない我々がこうして話していても無意味というものですが。(このような問題はきっと神学者さんたちが解決するべき問題なのだろう。なら自分たちは自分達で何かやることを見つけなければならないのでは?とも思う。) [Wed 28 Nov 2007 01:05:03]
シャーリー > 世界はこんなにも愛で満ち満ちているというのにね。 泣けるさ。 ( しかしよくよく真顔で愛だのなんだの恥ずかしげも無く語れるものだ。 そしてその謎を解いてくれるのもまた、きっと神様だけなのかな。 ) ――――………いや、そのー。 実はマジメに毎日働けばなんとかなるんだけどね。 それがちょっぴりめんどくさくてさー。 正直言って一番楽にお金稼げるからな………まあそんなに多くはやってないけどね。 ( 特に美人さんとかスタイルが際立って良いわけでもなし。 娼婦としての価値は雑多のような物。 ) ………それもそっか。 ん、今度神父様に相談してみよっと。 いやー中々役に立つアドバイスしてくれるじゃないのさ! ( 一番の背信行為は吸血であり自分の存在そのものなのだが。 ) オッケー! 今年もボクは買っちまうよー!! 当たるといいなあ…当たったら幾らぐらい寄付しよっかなあ……… ( もう既に当たったところに思いを馳せている。 そして微妙にお金の使い方が変だったりもしていた。 ) [Wed 28 Nov 2007 00:56:45]
カルカス > 当たる確率は少ないですけど、買わなければ当たりませんよ・・・。と、いうわけで信じて買い続けましょう♪(ダメ人間的な理論のような気もするが・・・。) [Wed 28 Nov 2007 00:44:38]
カルカス > 人々は神の愛に気付かないのか・・・。いや、分かるはずなどないのだろうけど。)生活上のことで、ですか・・・。それはとても難しい問題ですね・・・。背信とはいえ・・・やめれば死んでしまうわけですし・・・。(一介の医師が考えたところで答えが出るはずもないのだが・・・それでもまるで自分のことのように深く考え込んでしまう。男の性でもあるのだろう。)では、何か罰を与えて貰うとよいでしょう。・・・例えば、奉仕活動とか・・・。その辺りの裁量は神父様がお決めになるのでしょうが。(自分が決めることではないが、とにもかくにも専門家に尋ねてみるとよいのでは?との提案。) [Wed 28 Nov 2007 00:43:48]
カルカス > まだまだ、この世の中に愛に気付く人が少ない、とでもしておきましょう。(原因は・・・分からない。なぜ自分は甘い夢を見続けてしまうのか、なぜ [Wed 28 Nov 2007 00:40:42]
シャーリー > それなのに時々人はその道が不幸だと知っているのにも構わず飛び込んでいく………まるで灯りに群がる蛾のように。 悲しい事です。 ( 幸せだけに満ちた世界は御伽噺の中だけの空想の物。 だけどそれでも私は彼と同じくとろけるように甘い甘い夢物語を語り続ける。 ) んー……難しいのよね。 ほら、お金ないから体売っちゃう時あんのさ。 それがもう完膚なきまでにアウトー!なんだよね。 ( と、少し口調が祈りを捧げた時の様にマジメに戻る。 ) 優しい主は確かにそんな私に憐れみを下さいますが、無条件で教義に反したものを許しては他の者に示しが付きません。 ( 神について語るときは敬意を払っているようで。 けどそれが終わればまた砕けた口調に。 ) どっかに一千万エンぐらい落ちてたり、年末の富くじの一等賞が当たったりしないかなあ? [Wed 28 Nov 2007 00:32:41]
カルカス > 同意です。幸せは・・・この世に生まれ出たもの全てが求めるものだと、そう思いますから。(きれいごとだろう。・・・実際幸せを望んで死んでいく人たちも職場で幾人もいるのだから。・・・それでも、やっぱり皆幸せになれればと・・・そんな事を思ってしまう。自分は甘いのだろう。いろいろと。)よろしく。シャーリー。・・・自覚があるのでしたら、真っ暗闇、というわけでもありませんから、大丈夫でしょう。主の懐は大きいですから、ね?(微笑んで、問いかけるように首をかしげて同意を求めた。・・・少し、口調が砕けているだろうか。) [Wed 28 Nov 2007 00:23:22]
シャーリー > いつか―――いつかの話です。 けれどそのいつかが来るとも信じています。 ( 十年、二十年、それともあと百年? それじゃまだまだ足りないのかもしれない。 六百年経っても自分は何も変わっていないから。 ) この世界はこんなにも優しくて暖かいんですよ? だから心地良いのは当然の話です。 幸せを望まない者などこの世にはいません。 ( それは自分が幸せだから言えること。 きっと受け入れない人にこの言葉を言ってもそういう風に返されるんだろうな。 ) アハハ。 修道女さまみたいになれればよかったんだけどね。 たださっき言ったとおり、ちょっと教義に反してる事してるから、それはちょっと難しいかな。 ――――ボクは横丁とかお酒飲むとこで愛と平和の伝道師兼踊り子やってるシャーリーと言いまーす。 よろしくね、カルカス。 ( それはおどけたような喋り方。 青い髪の少女は笑顔、笑顔だ。 ) [Wed 28 Nov 2007 00:11:43]
カルカス > 来ると信じて行動を起こせば・・・いずれその日はやってきますよ。遠からず、ね。(いざ許されればそれまでの時間などチリにしか感じられなくなる。・・・そう信じていたりする。)気付ければ、とても心地よいものになるのでしょうけど・・・。私自身、救われていることも多いですから。(否定するものも多いが、自分は救われている。故に信じる。ある意味、当然の帰結なのだろう。この男にすれば、だが。)いいえ。ヴェイトス病院で医師をしている者で、名をカルカスと申します。・・・貴方は・・・修道女さま、には見えませんね。(口調が崩れれば自分は顔がほころび、微笑を浮かべるだろう。) [Tue 27 Nov 2007 23:59:26]
シャーリー > その日が来るのは少し遠いんでしょうね。 ですが、いつかその日が来ればいいと私も願っております。 ( ただ年を重ねているだけの下等な吸血鬼。 しかしそれゆえに特性もまた少ないから、不老という点以外では人と大差ない能力。 ) そうですね。 主の愛は万能ですから。 ただ悲しい事に、受け取る人がその気持ちに気付けないだけだと私は思っております。 ( 立ち上がりながら自分の神という存在についての見方を語る。 ) ( それなりの時間同じ体勢を続けていた体をほぐすように、軽く伸びをして。 ) ――――ボクと同じ参拝者の方? それとも此処の神父様かな? ( 口調が少し砕けたようなものに変わる ) [Tue 27 Nov 2007 23:50:32]
カルカス > (この教会の神は唯一の、とは言えないが、人を救ってくれる存在である。自分の信じる救いはこの教えで、そんな神に祈りを捧げるのもまた当然だろう。)では、克服したときにこそ、許しを得るとよいでしょう。・・・卑しいものも、貧しいものも、全て救ってくださるはずですから。むしろ、そのような人たちこそ、主は真っ先にお救いになられるのです。(聖書からの受け売り。自分は神学者ではないので細かいところを突っ込まれれば小さくなるしかないが・・・。とにかく、許されないことなどないから、いずれ許しを得るといい。と告げておく。) [Tue 27 Nov 2007 23:40:31]
シャーリー > ( 今日の祈りが終わっても、私はまた何時もどおりの生活を繰り返していく。 踊り、笑い、楽しみ、祈り、血を啜る。 そんな日常。 これからも続いていたそれは、きっとまだまだ続いていくんだろう。 )( 主よ。 この世界は優しいです。 そしてあなたの優しさがもう少しこの世界に広がりますように。 ) 許しを求める時は二度とその行いをしないと誓っている時です。 しかし私は卑しい者ですから、再びそれをしてしまうでしょう。 それゆえに、今の私は主にお許しを請えないのです。 ( 掌を組んで祈っていた少女は、声の聞こえた方向に振り返ると柔らかに微笑んでそれに答えた。 ) [Tue 27 Nov 2007 23:31:06]
カルカス > (仕事でイラついたり、ストレスを感じたりしたときなど、負の心が芽生えた時にはここへ来て、聖書を読んだり、祈ったりして気持ちを静めている。家でもできるが、今日はこっちのほうへ来る用があったのでこちらにいる、ということだろう。)・・・許しを請うても、よろしいのでは?・・・主は許しを求める者を拒んだりはいたしませんよ?(哀れむだけでなく、ちゃんと許してくださる。・・・我々の信じている神とは、そういうものだ。相手の事情も何も分からないが、少なくとも自分はどのような者でも主がお許しにならないはずがない、と考えていた。) [Tue 27 Nov 2007 23:25:40]
お知らせ > カルカスさんが入室されました。 『(礼拝堂の長いすの隅のほうに男はいる。)』 [Tue 27 Nov 2007 23:21:41]
シャーリー > ( 吸血鬼としての性を否定する気は無い。 喉が渇けば水を飲む。 腹が減ればパンを食べる。 私の場合は、それらの行動の中に血を飲む事が含まれているというだけのこと。 )( そしてそれは、だけのことという次元では済まない問題。 それは私が祈りを捧げる相手は許さない行為。 吸血鬼は文明社会にとっての問題であり、そしてパプテスとは決して相容れぬ敵。 ) ――――憐れみ給え。 主よ。 ( けれど私はそれでもなお祈る。 たとえ彼らが私という存在を嫌おうとも、私はこのパプテスの教えに感銘しているから。 ) [Tue 27 Nov 2007 23:07:38]
シャーリー > ( 飾られた巨大な十字架の前でその行いを続けている。 夜半の礼拝堂に人の気配はそれ程多くはなく、祈りの声は静かに響いていた。 )( 少女からはほんの微かに血の匂いが漂っている。 私は今日、奴隷ギルドで人の命を吸ってきた。 そしてその後に此処に訪れるのは、いつのまにか知らず知らずのうちに習慣となっていき、自分にとってはこの行いがあまりにも自然な事になっている。 ) [Tue 27 Nov 2007 22:53:52]
シャーリー > 私はまた一つ罪を重ねました。 慈悲深き主よ。 あなたに許しは請うことはいたしません。 ただ愚かな私を憐れんでください。 主よ―――憐れみ給え。 ( 胸から銀のロザリオを下げた青い髪の少女は祈りを捧げていた。 祈りの言葉を唱えて、ただただ真摯に祈りを捧げる。 ) [Tue 27 Nov 2007 22:41:59]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『主よ。憐れみ給え』 [Tue 27 Nov 2007 22:33:25]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 動けないほどではないが、しばらくは背中の痛みに苛まれる )』 [Tue 13 Nov 2007 02:51:29]
セレニア > ( ―――差し込まれた手紙に気付くのは、翌朝のこと。 打撲などはあれど、ほぼ無傷だった自分に対して、瀕死だったのではないかと思える相手からの気遣う言葉。 さすがに妙な気がして、首を傾げた。 …気遣われることそれ自体は自然だとおもうのだけど… できれば、こう、自分の方が先に気遣うべきと言うか。 …何にせよ、わざわざ大聖堂まで訪ねて来られるくらいには回復しているのなら、一安心… )   ( 内容を確認したら、手紙は念入りに燃やして廃棄。 ―――男性が訪ねて来たのをからかわれる? 『それが何か?』 と一言だ ) [Tue 13 Nov 2007 02:50:16]
セレニア > ( ―――無能なんだ。 クルースニックの特殊性が無ければ… いや、それが無ければ戦えないのなら、あったとしても無能なんだ… 無くたって戦えるつもりでいたのかもしれないけれど、戦えやしない。 誓ったって、能力が無いんだから。 高めようとしない限り、同じ過ちを繰り返さないわけがない。 今のスペックで、戦い続けられると思うな。 戦い続ける限り、高めるのを怠るな。 所詮人間。 一対一ではヴァンパイアに敵わず、有能な天敵を含む二体一でさえ敵わなかった。 その身体能力を過信しているのか、こちらを侮っているのか、誘い込んでおきながら策らしい策は練らないような獣相手でさえ負けたんだ。 エルダーであったらどうなる )   !!!   ―――〜っふくッ… っ… マ リア… ( ―――これ以上は、本当に、行動に支障が出るだろう。 震える腕を止めて、痛む背中に耐え寝台にしがみついた。 身体の痛みが、少しだけやり場の無い気持ちを鎮めてくれる。 ―――マスターを想うと、また期待を裏切った、もう期待などしてもらえないかもしれない… そんな恐怖が湧いて来て、どうにかなりそうだけど… ただ、同時に、その手で鞭打たれた時に感じた暖かいものも、胸の内に確かめることができた。 …罰してくれたあの痛み… 赦し、望みを叶えてくれたあの痛みが… まだ、大丈夫かもしれないと思わせてくれて )   ( 鞭を手に天を仰いだ、彼女の姿が蘇る。 私のために。 ―――これは自分で止められる罰だから、苦しければ、すぐに止められる。 だから、まだ、この程度で行動に支障が出ることは、ないのではないか。 きっと、甘いだけだ。 だからせめて、あと一回。 がんばって、鞭を振れ )   ―――〜っひァあッ…! [Tue 13 Nov 2007 02:44:47]
セレニア > ( 一度引き戻された意識は、いくらか我に返っている。 …取り返しのつかない失敗だから… どんなに悔いたところで。 ―――この失敗を恐ろしいと思うなら、今度こそ、繰り返すな… そう、肝に銘じるしかない。 ―――でも、だけど、こんな、こんなのは――― ) ―――ッ…! ( ―――ついこの間、同じように考えたばかりじゃないか! それも、それも、それもマリア様に赦されたのに、その上更に罰をと請うて、手ずから鞭打っていただいて―――! )   ( もう、意識などしていないが。 この時には、修道女は立ち去っている。 寝台に転がるナインテイルを握り締めた。 まだ、この程度で、行動に支障が出るものか。 甘いんだ。 もっと、もっと、もっと、もっと、罰を )   ( 焼け爛れた右手で握ったそれを、左肩に打ち付ける。 鋭くしなった鞭が、回り込んで背中を打った ) ―――ぃぎッ! ( 既に十分打った後。 鋭い痛みに身体を仰け反らせ、押し殺した声が漏れる。 歯を食い縛って、もう一回 ) ―――ヒぐッ… ( まだ、まだ、まだ、まだ、まだ… ) ―――ッはァっ! ( ―――どうして分からない。 どうして分かったつもりにしかなれなかった。 慈しんでくれるマリア様に罰を請うて… 『罰させる』 罪まで負って… けれどそうしなければ赦されないと思い、そうまでしてもう繰り返さないと誓ったのに、どうして――― ) ―――ッッッ!! …ッふ   ぅ… [Tue 13 Nov 2007 02:19:48]
お知らせ > 修道女さんが帰りました。 『(末尾にはGeorgeのサイン)』 [Tue 13 Nov 2007 01:54:39]
修道女 > (手紙には『計画』のことと、他言無用のこと。 そして彼女の負傷を気遣う旨が、丁寧な筆跡で綴られ――) [Tue 13 Nov 2007 01:50:40]
修道女 > (やれやれ、と修道女は溜息を吐いた。 せっかく殿方――といってもカーンの同僚らしいが――が尋ねてきたというのに。)では、手紙を預かっておりますので、入れておきますね。――おやすみなさい。長き夜と快適な昼を、シスター・セレニア(すッとドアの下の隙間に放り込まれたのは蝋燭で封がされた手紙が一通。 それだけを残し、シスターは靴音を立てることも、修道服の裾を翻す事もなく、その場を立ち去っていった。セレニアが室内で何をしていたかなんて、彼女は気付きもしない)(ただ――閉鎖された空間で暮らす彼女らにとって、噂は貴重な娯楽の一つ。 きっと明日には色々聞かれ、からかわれるに違いないが――それは別のお話だ) [Tue 13 Nov 2007 01:47:41]
セレニア > ( …取り返しのつかない失敗だ。 ヴァンパイアを捕捉しておきながら滅ぼせないというのは、即ち被害の拡大を意味するから、その部分では今までと変わらないのかもしれないけれど… リシェは殺され、VHGカーンのハンターが一人減った。 あの練度のハンターを補充するのにどれだけの時間がかかるか。 そして補充できたとしても、一減ったという事実は永遠に変わらない。 埋めようがない ) ―――どうすればいいかなんてわかってたのに――― ( 狙われているから、囮にしたのだ。 それを… それを、それをそれをそれを――― )   ( 聖水を浴びせた? 胸を斬った? 腕一本を皮一枚まで断ち切って、背中を刺した? ―――何の意味も無い。 どうせ回復するだろう。 何事も無かったように動き回るだろう。 灰にできなければ時間稼ぎにもなりはしない徒労だと、そう思う )   ( そして、ヴァンパイアにそんな損傷を与えたということを証明できる者はいない。 ただ、自分が証言しているだけだ。 …ヴァンパイアに対する 【人影】 を目安にした感知能力についても、並んで歩き、それを示すことができたリシェはもういない… ) ―――。 ( 細く荒い息の合間に呪詛のような声を漏らすものの、その音は大きくなく、もう鞭も打っていないから、外から中の様子は分からないだろう。 ―――始めは、ノックの音にも気付かなかった。 続いて声がかけられて、ようやく意識を戻される。 …けれど… マリア様でもなければ、とてもではないけど会う気がしない。 こんな時間だから、ギルドから緊急の連絡かとも思うと、答えなければならないのだが――― )   ( その気力もなく、判断力は混濁していて、黙っていた。 …眠っている、ともとれるだろうか… ) [Tue 13 Nov 2007 01:33:48]
修道女 > (ノックの音と共にドアの外から聞こえるのは、年配の修道女の声。大聖堂でも古株で、深夜の見回りを任される程度には信頼されているが、ただそれだけの人物。 彼女は常通りきっちりと修道服を纏い、燭台を片手に持ってドアの外に立っている。)あなたにお客様です。待ってもらっていますが――もう遅いですし、断っても構いませんが……(どうしますか、と問いを含んだ声だったが、こめられた感情は好奇心のそれ。彼女をわざわざ訪ねてくるような人物は、そう多くないだろうから) [Tue 13 Nov 2007 01:18:40]
お知らせ > 修道女さんが来ました。 『――シスター・セレニア? 起きていますか?』 [Tue 13 Nov 2007 01:14:24]
セレニア > ( …また、失敗だ。 狙われていると分かっていた仲間を囮にしての捜査。 見え透いた罠に、乗ってやる必要など無いと思いながらむざむざ流され、後続の到着を待つべきだと考えたにも関わらず、結局は独断専攻。 策も何もなく無駄に突撃して、守るはずだった仲間を殺された )   ( 誘い出しに来たヴァンパイアを追って、先に到着した三名で決めた事。 だから 『独断』 では無いと思う。 リシェはあの通りの性格だし、マクドゥガルだって止めなかった。 連帯責任だ。 でも――― 具体的な策… とても策とは言えないが、配置を提案したのは自分で… リシェから早期の決着に同意を求められ、マクドゥガルが一拍遅れて追いついたあの状況。 指揮権など無いが、自分の提案が流れを左右した可能性は十分にある )   ( また 『自分のせいだ』 などと言ったら、マリア様はそれを驕りだと言ってくれるのだろうけど… ミスはミスだ。 ―――もう起きてしまった事に 『もしも』 なんてありえないから、他の選択をしていたとしても、何が起こるかなんて分からない。 どう転ぼうと失敗したかもしれないけれど… )   ( せめて後続と合流できていれば。 被害が拡大していた可能性と、返り討ちにできていた可能性、どちらが高いだろう。 …焦る要素などどこにも無かったというのに、少し急かされて、諌められなかったというだけで… ) ―――どうすればいいかなんてわかってたのに――― ( …汚名返上などという下らない欲に負けた。 名誉を取り戻すにはどうすべきか、それだって、もう分かっていたというのに… ) [Tue 13 Nov 2007 01:09:39]
セレニア > ( ヴァンパイアハンターギルドへ出向になって、一般の修道女とは生活のサイクルが変わり、本来ならそんな身分でもないけれど、僧房に個室を与えられている。 成人男性なら足を伸ばして眠れなさそうな寝台と、小さな書き物机、それにクローゼットを置けば一杯になる、窓も小さな部屋。 狭い床スペースに膝をついて、露にした背中を赤く腫らした少女は、寝台に上半身を預け細く荒い息をついた )   ( それ以上は行動に支障が出そうだから止めた、自らを鞭打っていた手から、ナインテイルが落ちる。 ―――気密性はそこそこだけど、暖房器具など無い部屋。 上半身裸ではすっかり冷える季節になったというのに、白い肌には冷や汗だか油汗だかがじっとりと噴き出していた ) [Tue 13 Nov 2007 00:14:23]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( …また、だ… )』 [Mon 12 Nov 2007 23:52:21]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( これは罰で、罪を負っているのだと言い聞かせながら )』 [Sun 4 Nov 2007 08:34:14]
セレニア > ( 鞭に打たれ、意識が飛べば飛ぶほど、残るのはそんな部分 ) [Sun 4 Nov 2007 08:33:48]
セレニア > ( 目を瞑って、思い描くのは目を逸らす直前のマリア様。 鞭を握り、天を仰ぐのは何を思うのか… )   ( ―――私のためにしたくないと思ってくれる。 でも、私の願いだからしてくれる。 …そう思うと、満ち足りてしまって… ) [Sun 4 Nov 2007 08:32:38]
お知らせ > アレックス@僧房さんが帰りました。 『高鳴る胸・・・ 乾いた唇を舌で濡らし、鞭を振り上げ―― 嗚呼、主よ 私をお許しください。』 [Sun 4 Nov 2007 08:26:17]
セレニア > ( 罰をと望むことが、それ自体罪になり、そこで罪を感じることも罰になる。 罪は罰で抗わなければならない、罰は赦しでもあるとするのなら、罪から逃れられないそれは、複雑で残酷な処罰。 ―――そしてその中で、少女は歪んだ悦びを見出してしまい、身を震わせる。 喜んでしまうのなら、罰も罰ではなくなるだろう。 …そこで罰をと望むのは、果たして罪の意識の強さなのか、それとも… ―――では、罰はいらないのか。 もう十分に受けているのかと問えば、否だから。 それ以外の決定はありえないまま、それでも納得できないしこりは残る。 これも罰なのだと言い聞かせ、歪んだ想いには目を瞑り――― 願いを取り下げるような事はなく、握り返された手を離した ) ―――。 ( マリア様の言うとおり、彼女が赦してくれるのなら、もう十分と… 頷けなかったことを、少し悔やむ。 罰を提示されなければ、頷けたかもしれないのに。 でも、今更だ。 やはり、これ以外を選びようもないのだから )   ( ウィンプルを取って、薄紅色の髪は身体の前に。 胸が高鳴るのは、罪の意識と痛みに対する緊張のせい。 ―――慣れていたことだけど、最近は、久し振り。 多少の古い傷跡が散見される、白い背中をさらして… 差し出されたハンカチを受け取る手は、少しためらいがちになった。 …自分の、あったと思うけど… 薔薇の香油に、治療に使う油の匂いがするそれを、ふくむように咥えた――― )   ( もう一度ゆるく頭を振って髪を前に。 ほんの少し名残惜しげに視線を外して、背を向ける ) [Sun 4 Nov 2007 08:17:58]
アレックス@僧房 > ( 我ながら、サディスティックな罰を口にしたものだ。 マスターという存在を価値観の最上に位置付ける娘に対して鞭打たれる痛みの上に、さらに鞭"打たせる"辛さまで背負わせようというのだから―― 推し量るのは、罪の意識。 どれだけの罪を犯した、と思い、どれだけの罰を望んでいるのか。 吸血鬼を狩る事を存在意義とする者が吸血鬼を前に戦う事が出来ずに立ち竦んでしまったのだ、存在意義を揺るがす失態だったのだと思う。 罰せられる事で、その罪の意識から逃れることが出来るのであれば・・・ 罰の内容に衝撃を受け、逡巡する部下を推し量るように見詰め )  ( やがて、手の甲への口付けと共に述べられる感謝、そして返答は 「罰を」。 強く握られる掌に、吐息を漏らし その姿を見詰める。 なんと、愚かで、哀れで、愛しいのか―― 胸が痛むが、そう望むのであれば覚悟を決めなくては。 )・・・・・・ 判りました。 罰を与えましょう。( 一度手を握り返して手を解き、席を立ち ゆっくりとビューローへと向かう。 引き出しの中から自らを罰するための短鞭を両手で手に取り。 一度天を仰ぐ ) ・・・上着を脱ぎなさい。 あと、舌を噛まぬ様、これを―― ( 気が進まず、胃の辺りが重い。 それとは裏腹に、じわりと滲み出るような期待―― この娘の肌を打ち、赤く染まるそれを目にした時に得るであろう悦び・・・ その背徳に目を逸らしながら、折りたたまれた白いハンカチを差出し、銜えるように言いつけ―― ) [Sun 4 Nov 2007 07:52:12]
セレニア > ( 剣を取って戦えるだけ動くのなら、今の生き方で、傷によって生き辛くなりはしない。 あるいは、マリア様のそれを奇跡の体現と思うのなら… それに少しずつ近付けるのは、福音とも ) ―――。 ( 十分なのだろうか。 分からない。 与えられた罰がそれで足りるものかどうか、罰せられる者が決めることではないと思う。 …確かに怯え・苦しみはしたが… そのほとんどは自分のためだ。 マリア様を失望させてしまう… 守れなかった… 誰かに与えた影響を悔いたとしても、自分で 『それも自分のための悔い』 と感じられる部分を拭えないのだから、理屈ではどうしようもない )   ( 『足りぬというのなら』 ―――続いた言葉に、震えた。 …恐れではなく、悦びだったと思う… )   ( こんなにも自分のことを慈しんでくれるマリア様が、自分を鞭打つのは望まないことだろう。 彼女は 『罰は十分に受けた』 と言ってくれるのだから。 …でも、それなのに… 望めば、それをしてくれると言う。 愛されていると思う )   ( そこに喜びを感じるのなら、罰ではありえない。 歪んだ思いにマリア様を利用するなど、とんでもない。 けれど――― 罰が足りないと思うのも確かで… 痛みと引き換えに手にする充足と、隠しようも無い喜びに後ろめたさを感じるものの… 提示される罰を・赦しをいらないと言えるほど、今負っている罪が軽いとも思えない ) ―――。 ( させてしまうのは嫌だけれど… また、罪を重ねることだけど――― だから罰にもなる。 …それが決して、自信の欲望のため、誘惑に屈するのではありませんようにと願いながら… 取った手の甲に唇をつけた。 尊敬と、感謝と――― ) …ありがとうございます。 ( 長い長い逡巡の後に、『お願いします』 と手を握る )   ( きつく握る前、少し震えたのは… きっと、身に余る慈愛に対して ) [Sun 4 Nov 2007 07:23:09]
アレックス@僧房 > ( 体の半分に負った火傷は見た目だけでなく、機能にまで障害を与え ただでさえ余り余裕の無い体力に支障を与えている。辛うじて生き延びた事を奇跡とするか、生き恥とするかは見方次第だが まだ、自分は戦う事ができる事を喜ばしく思う。 願わくば、彼女の負った傷が彼女を生き辛くさせませぬように―― まるで、神を前に搾り出すような言葉と共に手が握られ、命ある限り戦う事を誓う娘に頷く。 大げさな話だが、殉教の誓いは伊達ではないという事だ。 ) 罰は―― 十分に受けたでしょう。( 司祭への反抗に始まった懲罰や奉仕活動。ヴァンパイアハントに参加できなかった事、そして、救いを与えられず思い悩み 思いの内を吐き出すことができずに罪の意識に押し潰されかけていた事。十分に罰を受けたように思う―― しかし ) 未だ、足りぬというのならば この手で鞭打ちましょう。 貴女を打つ事は自身を打つよりも辛い事、鞭打たれる事よりも、それを私にさせる事がより重い罰。 ( 罰と、その先の許しを望むのならば、と問う。 ) [Sun 4 Nov 2007 06:52:03]
セレニア > ( それだけの傷を負い、命を落とさなかった奇跡をマリア様は持っている。 自分の手と同列にできることでは決してないけども… 元より容姿への興味など失われ、着飾ることも知らない少女であれば、醜く爛れたそれを嘆かずちょっとした喜びを見出すのは難しいことではなかった。 歪んでいると、自覚することはない ) ―――ぁ… ありがとうございます。 ( そう、実績が必要だ。 完膚なきまでに損なわれた信頼を取り戻さなくてはならない。 ギルドの人間に、ともに戦う仲間以上の意味はないけれど… 今はそれが必要だ。 一人ではヴァンパイアと戦えない。 …マリア様の信頼と、期待に応えるために、どうすれば良いかを考える… 自分が褒められることを第一に考えるよりも、結果としては、それが一番なのだと言い聞かせて ) ―――例え、クルースニックでなくなったとしても… ( それは、それだけでマリア様への裏切りになると思ってしまうものだったけど… だから、まだ信じられることに戸惑い、安堵するけれど… さして重要視されていないとは、知らない事。 身を切る思いで口にして、続けよう。 例えそうなったとしても――― ) ―――…戦います。 最後まで… ( 死は恐ろしい。 でも… 忘れるな… マリア様に、教会に、お前は不要と処断される恐怖に比べたら――― …何故、それを恐ろしく思うのか… 『神の国へ入れない』 という以外の理由は思い出せぬまま、その手を取った。 慈しむように、両手で包むようにして ) …あの… ( まだ立ち上がらず… 赦されると思えて、安堵して、忘れていた自分を恥ずかしく思う… ) ―――罰は…  [Sun 4 Nov 2007 06:32:39]
アレックス@僧房 > ( そんな共通点を見つけて、小さな喜びを感じている事など露知らず 目に留めた火傷を見て痛ましく思う。自分より歳若い者が負う傷に慣れる事はきっとないだろう。 要約した内容に肯定を得、嗜めた事柄に不服が無いようであれば頷き、続けられる人影に対する判断に同意を示す。 )――・・・ 私には吸血鬼を感知する事はできないし、吸血鬼の存在を知らせるような【人影】の存在を見る事もできない。けれど、貴女がそうだと言うのであれば、信じましょう。 貴女が、貴女の言う事を証明するには実績が必要です。 私は貴女が期待に応えてくれると信じています。 ( 事実、自分もこの娘がクルースニックであるという事に半信半疑のまま前線に送り込んだ。どうした所で真偽は知れぬし、結果が証明するであろう、と。 自分にとってはクルースニックだろうが、ズドゥハチだろうが、ただの人間であろうが 何だって良いのだ。 吸血鬼に立ち向かう勇気を持ち、その存在を許さず、対抗する戦術を駆使できる者であれば。 極論すれば、吸血鬼を滅ぼせさえすれば、それで良い。 ) さあ、セレニア。 もう、戦えますね? ( 戦えるのであれば、この手を取れ、と跪いたセレニアへと手を伸ばす。 ) [Sun 4 Nov 2007 06:08:08]
セレニア > ( 頭を垂れて、言葉を待った。 ―――折った膝の上で重ねられた手。 右手の火傷は、隠されるでもなく晒されている。 ステアに負わされたこの傷は忌まわしいものだけど、火傷という点でマリア様とお揃いなのが… 救いと言うか、気に入っていた ) ―――…はい。 …それが、モビィディックではないのではないかと… ( 自分でそうではないかと気付き、相手が肯定した事。 それを疑うなどどうかしているけれど、あの時は、目の前が真っ暗になって動けなかった。 マリア様に戸惑いを感じた気もするけれど… もちろん嘘ではないし、そうとしか言いようが無い ) マクドゥガル様の能力は、モビィディックに対し有効に働きました。 ズドゥハチが顕現している間に私も動けていれば…――― ( もしもの話しに意味なんて無いけれど、滅ぼせたという確信がある。 しかしいい加減自らの思い上がりに気付いている今… 言われてしまうと、その自信もどれほどのものか。 動けていたとしても、仕留められはしなかったかもしれない… そう考えるには十分で、口を噤む ) ―――はい。 もうしわけありません。 ( 有能でありたいと願うけど、だからこそ、自らの無力は知らなければ。 数を頼んで道具を揃え、人とヴァンパイアの戦いはそうして初めて成り立つ ) ―――それが何であるのかは、不明ですが。 …はい。 ヴァンパイアを示して現れるのではないかとも、考えられます。 幻と言い切ってしまうのは奇妙な感覚ですが、そうでなければ、説明できない部分も… ( だからそれを当てにして、ヴァンパイアを探した。 辿ってヴァンパイアに接敵できるのであれば… そう、もう 『妨害』 とは言えないだろう ) ―――。 ( ただ、信じてくれるのだろうかと、そっと顔を上げる。 …つまり、自分にしか分からないことなのだ。 【人影】 の存在をでっち上げることで… 不確かになったけれどまだ感知能力を有しているのだと主張する。 無意味なことではあるものの、そう疑われても仕方ない。 実際ギルドは、この報告に対し半信半疑といったところだろう ) ―――…もうしわけ、ありませんでした。 ( 自然に見上げたマリア様を正視して… もう一度、深く頭を垂れた ) [Sun 4 Nov 2007 05:50:28]
アレックス@僧房 > ・・・・・・ ふむ。私にはその【人影】は、貴女の探知能力を阻害しているとは思えませんけれど・・・( 責任転嫁・・・ といえば聞こえが悪いが、人影のせいで探知できない、そういう風に考えている所がある。しかし、【人影】が現れ、吸血鬼に遭遇したのであれば―― ) そう都合よく現れる【人影】が実在の者とは考えにくい。 【人影】を追う事で吸血鬼に遭遇したのであれば、【人影】は吸血鬼の存在を教えている、そうは考えられませんか?( 一先ず、モビィディックとの戦闘に関する事はさて置く。 むしろ、探知能力の喪失によって戦う事ができなくなった事の方が問題だろう。 ) [Sun 4 Nov 2007 05:23:00]
アレックス@僧房 > ( 寝台に腰掛けた自分の前で膝を折り、頭を垂れて―― これではまるで告解だ。 いや、彼女にとってはそのものなのだろう。己の罪を告白し、許しを得ることで再び顔を上げて目的に向かうことが出来る。 居心地は余り良くないが、「マスター」としてそういう対象と見られているのは判っているし したい様にさせるのが良いだろう、と特に咎める事をしなかった。 そろえた足の上に手を置いて、背筋を伸ばしたままその姿を見下ろし―― ) つまり、貴女は確実に吸血鬼であるモビィディックと相対した時、それを吸血鬼だと感じる事が出来ず、能力の喪失を感じ、それに戸惑ってしまった、という事ですか。( クルースニックでもズドゥハチでもない、ただの人間でしかない自分には理解しがたい・・・ というよりも共感しがたい話だが、そういうものなのだろう、と頷く。自分も、聖剣を失った時は取り乱し、神に見放されてしまったと嘆くばかりであったし。 しかし、自分のせいで、という言葉には眉を寄せ 首を横に振る。 ) セレニア、思い上がってはいけません。 貴女は確かに吸血鬼に対抗できる人員です。 けれど、貴女一人の力でどうにかできるほど、吸血鬼は甘くない。 自分のせいで、などと言う思い上がりは捨てなさい。( 人一人に出来る事など、たかが知れている。 マクドゥガルが降霊の為に行動不能に陥っていた以上、セレニアが行動できていればモビィディックを滅ぼすことが出来たかどうかは、判らないのだから。 ) [Sun 4 Nov 2007 05:22:50]
セレニア > ―――…ですから、【人影】 が現れたら、それを追うように努めていました。 【人影】 の出現方向が指向性を失ったら、その場で鐘を鳴らし続け… そうすることで、また 【人影】 は移動を再開します。 …何度かは、それでも見失ってしまいましたが… そうして繰り返すうちに、再度モビィディックと接敵しました…――― ( そして敗れ、武器を奪われた。 殺されていたかもしれない状況で、『見逃された』 )   ( 蘇る屈辱に、拳を握る。 …その恐怖の中で蘇った、『本当の恐怖』 は… 胸の中に淀んだものを残すばかりで、忘れてしまっていた ) [Sun 4 Nov 2007 04:56:46]
セレニア > ( 薦められるままに椅子へ腰を下ろそうとして… ちょこりと礼をして、それは止める。 寝台に腰掛けたマリア様の傍らで、膝を折った。 祈るような、告解するような、そんな姿勢。 相手の居心地とかは、やっぱり考えられないのかもしれない。 決して悪気は無いのだけれど ) ―――…ずっと、感知できないまま… ですが、『感知できない』 と、ヴァンパイアを前にして確認したわけではありませんので、報告できなくて… ( …したくなくて… ) …視界を掠めるように現れる 【人影】 は以前から確認していましたが… 私は、それがヴァンパイアに対する知覚を妨害していると考えていました。 ( …そう、思いたかった。 少し考えれば、驚異的な移動能力を備えているそれが、わざわざ姿を現して感知能力を妨害する必要など無いと分かるのに。 ひたすら、能力の消失を認めたくなくて… ) ―――…それを確認したのが、先日、マクドゥガル様とモビィディックに接敵した時です。 …半年… この街で半年ヴァンパイアを狩れなかったのだから、感知能力は、どうにかったのだと分かるのに。 目の前にいるのが、モビィディックであると分かるのに。 …私はそれが、信じられませんでした。 ヴァンパイアだとは思えなくて… 攻撃してきたのだから敵なのに… 分からなくて、分からなくなって、戦えませんでした… ( その時なら、確かに滅ぼせたのに。 どうしようもない失態に、語調が少し乱れる。 せめてあの時を、やり直せるのなら ) ―――…私のせいで仕留め損なったのだから、モビィディックは、私が滅ぼさなければと… モビィディックでなくとも、一体はヴァンパイアを滅ぼさなくてはならないと… ( …そうしなければ気がすまなくて、罰せられるのが怖くて… ) …無断で通常任務を離れ、暗黒街を… ―――…当ても無く、ただ歩き回っていたわけではありません。 …一度目にモビィディックと接敵した時も、【人影】 が現れていました。 【人影】 の出現には、規則性があります。 始めは一方向に指向性を持って現れ、私がそちらに向け移動を開始してしばらく経つと、私の周囲を回りはじめます。 例え妨害されているのだとしても、妨害する必要がある時に現れるのであれば、それは周囲にヴァンパイアがいる可能性を示唆します。 [Sun 4 Nov 2007 04:56:31]
お知らせ > アレックス@僧房さんが入室されました。 [Sun 4 Nov 2007 04:37:54]
アレックス@僧房 > ( ”吸血鬼を狩る為の道具” そんな位置付けで教育され、運用されてきたとしても、まだ十台半ば辺りの娘だ。教義と使命感と、そして刷り込まれた条件付けでそんな意識は押し潰されていようが、こんな状態になるのも無理はないと思う。 クルースニックと言うのも半信半疑であったが、その能力の喪失にまで言及された文面を見るに、「出来た」ものが「出来ない」のでは不安定になっても仕方があるまい。 暫く、胸に頭を預けさせ労わる様に背中を撫で 落ち着くのを待つ。 何時から、こうして泣くのを我慢して居たのだろうか―― やがて、意地を張るように顔を上げた無表情にうなづいて、身を離す 立ったままというのも何だろう セレニアに椅子を薦め 自分は固く薄い寝台の上へと腰掛ける。 自分にはヴァンパイアの感知能力というものが如何いうものなのか、判らないから途切れがちな言葉の先を促し、頷きながら話を聞いていく事にした。 )  [Sun 4 Nov 2007 04:33:04]
セレニア > ( 例によって、復興事業への参加は不満に思っていた。 単純な肉体労働などヴァンパイアハンターの務めではないと。 …けれどそんな風に考えていながら、どこかでホッとするものも感じていた。 ここに居る間は、ヴァンパイアを狩れなくてもいいのだと。 ―――尊い労働というその言葉に、責められるようで… それでも、最後まで務めを果たして帰って来たのなら、誇らしく思われることをできたのだと、嬉しく思う… ) ―――っ…は、い… ( 表情の乏しい歪な泣き顔は、やがて幼子のようなものになる。 負傷は軽かったらしいから、身を寄せるくらいは大丈夫か。 大事無いかという問いには、腕の中で頷くのみ。 その香を吸い込んで、胸元を濡らして。 …背中に手を回し、どうにか泣き止むのには、少しの時間が要った… ) ――――――。 ( しゃくり上げて乱れた息を整えて… バツ悪そうに、ちょっと名残惜しそうに、泣き腫らした顔を上げる。 涙が止まれば、その顔はいつものように表情の乏しいもの。 けれど目なんか真赤だと、何か意地を張るようにしか見えないか。 優しく包まれたこの中で、張る意地など無いのに ) ―――アニー・ウィルクスとの交戦で、負傷した後… 通常任務に復帰してからでした… ( ヴァンパイアの存在を感知できなくなったのは。 …そうして、ぽつぽつと話し出す… ) [Sun 4 Nov 2007 04:19:32]
アレックス@僧房 > ええ、話は聞いています。復興に派遣された経緯は兎も角、尊い労働をして来ましたね・・・ 私も貴女を誇らしく思います。( 言いたい事がうまく言葉にならないようなたどたどしい報告を聞きながら、目を細める。真の信仰を得るためには吸血鬼を追い回す以外の事も経験した方が良いと思うし、罰とはいえ良い経験だった。 吸血鬼を滅ぼす事は利己であっても構わないが、その成果は他利であって悪い事ではない。 少しでも吸血鬼を滅ぼす事によって守られる誰かの事を感じることができれば、と思う。 伝ってきた涙を指で拭い、苦笑する。 ) あまり人に言えた負傷ではなく不甲斐ないのですけれど・・・ 心配には及びません。貴女よりは軽い。( と、心配するようにセレニアの腹部へと視線を落とし、大事無いか尋ね 泣き崩れるように俯き、ぽろぽろと毀れたしずくで床を濡らす部下に困ったように息を吸い、自分よりも背の低い彼女を薄い胸に押し当てるように軽く抱擁す。 薔薇の香油と治療に使われる油の匂いが混ざり合った匂いがするだろう。 ) 落ち着いてからで構いません。 何があったのか、聞かせてもらえますか? [Sun 4 Nov 2007 03:54:49]
セレニア > ―――…ぁ、奉仕活動で… ラットマン戦争で壊滅した村の、復興に… ( そんな事、知っているだろう。 こんなことが言いたいわけではにのに、条件反射のような言葉を返してしまう。 …相手の変化を口にするなんて、ごく当たり前の何でもないことが、胸に暖かかった。 ―――頬に触れる優しい手は希望。 それこそこの少女にしてみれば、生きるか死ぬかの瀬戸際で差し伸べられる慈悲。 安堵で挫けそうになる膝を堪えて、正視できなかったマリア様の顔を見つめよう。 すぐに視界が滲んで、涙が伝う ) …はい。 …マリア様は? 負傷、されたと…――― ( 右腕が完全に本調子ではないものの、あとは薬と自然治癒に任せられる程度。 あと何日かは離乳食のような食事を続けなければならないけれど、怪我のうちにも入るまい。 声が詰まってしまうから、その辺りは省いて… だけど、言わなければならないこともある ) ―――…もうしわけ… ありません…っ ( 上げさせられた顔を俯かせるように、緩くそらす。 これでは何に対してか分からないのに、もう、多過ぎて、後が続けられない ) [Sun 4 Nov 2007 03:36:04]
アレックス@僧房 > ( 入室を促したものの、なかなか扉は開かれない。 思っている事を溜め込みがちで思い詰める性質である事は把握しているが、吸血鬼を前に戦うことが出来なかったという存在意義を揺るがす失態をした事は重いか―― 開かれない扉を眺めたまま、そんな風に考える。 やがて、扉は開かれて緊張感に包まれた部下の姿が現れる。 思えば、この娘の姿を目にする時は元気の無い時が多い様に思う。 )・・・ しばらく顔を見ない間に、すこし日に焼けましたね。セレニア。( 席を立ち、何かを口にしたいが口に出来ずに目を伏せ、なかなか部屋に踏み入ってこない部下の前まで足を進め 顔を上げさせるように頬に手を沿え ) 酷い顔色をしています。 健康状態に問題はありませんか? ( こちらは相変わらずの包帯まみれ、どこを怪我をしたかなど、判りようもないだろう。 背中の腫れは収まり、捻挫した足ももう歩くのに支障は無い。 ) [Sun 4 Nov 2007 03:18:04]
セレニア > ( マリア様が何日も前に怪我をしたと、それを聞いたのは昨日。 ―――公開鞭打ちの事は未だに知らないままだけど… 『その身に何が起きていても自分は知らずにいたのだ』 と自覚することはできる。 通常任務で行動をともにするわけでなければ、それはある意味当然でもあるのだけれど。 常に行動を共にしリアルタイムで指示を仰ぐよう設定されている 『マスター』 として彼女を認識してれば、それもやはり失態だった )   ( ―――もう、何一つ無駄なことはしない。 それが赦されるような状況ではないのだから。 そう考え、恐怖を締め出せても、いざ処断されるとなると、足が竦む。 なかなかノックができなくて、声も出ない。 許可をもらって手を置いたノブは、やけに重たかった ) ―――…失礼します。 ( 扉を開けて現れるのは、かっちりと尼僧服を着込んだ少女。 戦災復興事業への参加で少し日焼けした顔は蒼白で、薄暗い部屋の中ではぱっと見変化は見られない ) ―――。 ( 何か、言おうとしたのだと思う。 薄く口が開かれるけど、言葉は出て来なかった。 何から、どう謝れば。 面会は待ち望んだことのはずなのに、真っ白になってしまう。 …礼をして、扉を閉めた… ) [Sun 4 Nov 2007 03:05:57]
アレックス@僧房 > ( 役割は異なるが、気にしている人材であるエリエッタ・嘉村の状況報告も目を通している。直接的な鎮圧や、存在感をアピールすることでの抑止力を担当する自分達とは異なる形での捜査や検証が必要なことは十分理解している。 それでも、彼女の活動を制するような口出しをしたのは、「灰色の吸血鬼」アニー・ウィルクス捜査任務中に突出し、吸血鬼に囚われた事に起因する。 単なる失敗なら仕方の無い事だ、しかし、吸血鬼被害者としてのエリエッタ・嘉村を見れば、その危うさが気にかかる。 彼女は優秀だが、どこか、冷静さを失う所があるのではないか、と―― 危惧というよりも、心配していると言った方が良い。 当の本人にしてみれば、名指しで仕事を阻害され不服なようだが―― ) ( 燭台の上で揺れる蝋燭の炎を眺めながら、そんな物思いをしていれば、ノックの音。 しばしの沈黙の後、蚊の鳴くような声が聞こえる。 大聖堂の中でも「魔女」と呼ばれる事のある自分を訪ねる人間はそう多くは無い。 ) どうぞ、お入りなさい。 ( 書類を引き出しの中に落とし、扉の方へと向き直る。 ) [Sun 4 Nov 2007 02:56:00]
セレニア > ( ―――それ以前からモビィディックとの交戦報告はあるけれど、問題は最近の二回 )   ( 一度は一つの身体に二つの吸血痕がある遺体を暗黒街まで引き取りに行った、正規の任務中。 自称クルースニックのセレニアと、ズドゥハチのマクドゥガルが接敵。 ズドゥハチの能力は有効で、あと一歩で滅ぼせるというところまで追い詰めながら、セレニアが始めから戦闘を放棄しており取り逃がす )   ( 二度目は通常任務から無断で外れていたセレニアが、やはり暗黒街において単独で接敵。 モビィディックの左腕を一時的に使用不能にしたということだが、自身も右腕・腹部に重度の打撲を負い、ハンター仕様のショートソードとナイフを奪われ取り逃がす )   ( それらの行動を当人は、クルースニックの 【感知能力】 【覚醒】 が消失したことから、確認の必要があったのだとしている。 ヴァンパイアに対して指向性を持つ 【人影】 の出現を主張するが、能力の消失も含めて真偽のほどは不明。 ―――ただしハントの成績は、一応能力の消失についてのみ、裏付けられるものがある ) ―――…失礼します。 …マリア様… セレニアです。 ( 扉一枚隔てて、その声はほとんど聞き取れない ) [Sun 4 Nov 2007 02:50:22]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 規則的に三度、小さく戸が叩かれる )』 [Sun 4 Nov 2007 02:35:34]
アレックス@僧房 > ( ラットマン戦争への出向、その後には禁固され、鞭打ちによって療養を余儀なくされ、さらには不朽体絡みの騒動。しかも罠と分かり切った呼び出しに応じ、不注意からさらに怪我をして長期休養を余儀なくされ、本来の仕事であるヴァンパイアハンターとしての活動に支障をきたしている。 呼び出された廃教会の弱った床を踏み抜き、階下に転落した際に負った怪我―― 捻挫や打撲程度のものだが、単なる人の身ではそれだけで戦闘不能に陥ってしまう。 血も涙も無い冷血な処刑人のように渾名されるヴァンパイアハンターも、肉体的には虚弱な人間でしかない。 ) ・・・ あまり、芳しくありませんわね。( ため息をつき、羊皮紙の束を机に投げ出す。 数回に渡って害悪吸血鬼モヴィディックとの交戦が記録されているが、成果は出ていない。 無用な戦闘は被害を広める事にも繋がりかねないし、その内容こそが問題だ。 ) [Sun 4 Nov 2007 02:32:29]
お知らせ > アレックス@僧房さんが入室されました。 『 ギルドから届いた書状に目を通す 』 [Sun 4 Nov 2007 02:32:17]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 貴方が望むのなら――、この体躯からにじみ出る温度で、猫の存在を証明しよう。 )』 [Tue 30 Oct 2007 04:00:16]
お知らせ > ザッハトルテさんが帰りました。 『 …こうして居ても、良いですか 。 ( 言葉無き「返事」に目を閉じる )』 [Tue 30 Oct 2007 03:58:44]
ナイト > (白と対する夜色の毛並み。光と対成す闇の眷属。同じ祝福を受けたからこそ、此処で出会うことが叶ったであろう。この出会いを導いたのが、神の見えざる手でないことを祈ろう。超自然的な語彙をフィルターに通した途端、確かに触れ合っているこの感覚が曖昧になってしまうから。)    (この出会いは偶然で、それゆえに必然。異なる視界に移る領域の端が重なりあったところから、物語りがいつも始まるのだから。色違いの双眸が水面ならば、そこに映る赤い瞳の男性の姿を、水底にしまいこもう。小さなこの頭が忘れてしまわぬように。)    (その問いかけに対する返事は、行動で示された。いくばくもない体重を緩く貴方へと預けて、猫は楽な姿勢に。 ―― この無作為な居心地の良さが、気に入った模様。) [Tue 30 Oct 2007 03:54:03]
ザッハトルテ > ( ふと思う。 神の膝元、清浄の気の満ちたこの場所で見かけた彼が、もし――白い毛玉だったら。 白とは言わずとも、夜の帳の色でなければ、こうは考えなかったかも知れぬ。 白は清らなる色、黒は穢れの色という。 どこの誰が言い出したものかは判らねど、色が齎すイメージが、殊更異質感を際立たせる夜。 ――…だからと言って、漆黒の毛並みを持つ彼を悪魔の使いだとは思わないけれど。 ) ……本当に、  ( 返事だ。 ――きっと彼と己が見ている世界は同じものではないけれど、それが重なる瞬間はある。 例えば、「有難う」に「どう致しまして」。 貴方が上げる小さな声を、返事なのだと今こそ認識する。 鏡のようでもあり、星と空とを映した静謐な湖面を思わせる瞳へと、緩く細めた血色を落として ) ―――― ( ここにおわす神ではなく、温かな命そのものたる貴方へと乞おう )  …今だけ。 もう少しだけ、 [Tue 30 Oct 2007 03:46:13]
ナイト > (猫を生かすのは、少しの栄養と、生態機能を停止しない程度の温もりと、好奇を刺激してくれる相手。なるほどそれは人間でなくとも良い。猫たちには恐らく、与えられているという自覚は無い。 ―― それでも、何故かしらこの猫は、その目に映る世界から、人間という種を選んだ。それにはきっと、意味が宿っているであろう。時折しじまを揺らす動作、小さな音。彼の躊躇いの理由は悟れないが、その原因が己であることは、なんとなしに分かった。異質な構成員を厭うのは、人間という脆い種が幾千年もの進化の中で育み続けてきた本能。 ―― その心情に紡ぎだされる幻の病。だが、残念なことに、猫は迷信などというものを知らない。猫はその目で見たものしか知らない。その目で見たものしか真実と認めない。)     (だから、それはつまり、彼の予想通り、ただの気まぐれなのだ。触れれば何か、この黙しがちで控えな命から、引き出せるような気がした。かつて縄張りとして陣とっていた猫の場所は、とうに他の猫の乱入により失われた。興味のあてを二本足へと向けた猫もまた、四足の異端。離れたあの地上30センチの世界には、帰れない。) ミィ ャァ。 (今度は明瞭に、返事であった。ありがとうに対する、返事。この生き物は存外付き合いやすい、と猫は思う。自ら進んで猫に触らないのは、その行為が嫌いな猫にはありがたいこと。 ―― それなのに、猫が擦り寄れば反応を返してくれる。しかもそれが好意的な言葉だ。彼が言う命あるものとないものとの距離がどれほどかは知らないが、今触れ合う二つの体の間に、距離などない。)    (その腕を辿って、色違いの瞳が上がる。彼の瞳の中に、命を見ようと試みる。 ―― 体は相変わらず冷たいままであったが、呼吸音が、二つの存在を、闇の中に鮮明に示しだす。) [Tue 30 Oct 2007 03:29:34]
ザッハトルテ > ( 猫と直接言葉を交わす事は叶わずとも、「恐らく」と思う事は、ある。 ――それは彼らが自立したいきものである、という事。 人間の手がなくとも、人が存在しなくとも、彼らは彼らの力で行き抜いていけるだろう。 接し易い隣人、暖かい棒。 もしそのように告げられていれば寂寥はなく、ああやっぱりと思うに違いない。 禁じて尚時折手を浮かせかけては思い留まり、彼らのそれと似たように長く鋭く伸びた爪が小さく板を掻く。 ――それは人間の買い被り、己等にそこまでの力はないと知っていても、時に黒死の病と称されるモノの手を生きている貴方へ伸ばすのは躊躇われてならなかった ) ――…   ? ( 黒の上にわだかまっていた艶のある黒が、すい と浮く。 立ち上がる。 人間世界の勝手な理屈で、彼らは気紛れである――そうとも認識しているものだから、自分を含んだ宵の眷属がそうであるように気紛れにここを離れてゆくのだと思った。 ) …縄張りを見張りに行かないとね。 ( それは、猫の習性と呼ばれるもの ) そういうのが大事だというのは、知っているつもりだから―― ( 残念だけれど、そう言いかけた唇が開きかけたまま止まる ) ………………  ( まるで全て判っている、そう示したような仕草――寄せられる体 )  …有難う。 ( 謝りたがりの人でないモノは、半ば口癖と化したごめんなさい≠フ代わりに。 自分でも何故だか判らないまま、今は謝罪ではなく感謝をするところだと思った ) [Tue 30 Oct 2007 03:12:34]
ナイト > (人間が所有しているつもりでも、多くの場合猫にはその自覚は無いのだ。猫たちにとって、人などというのはよくって接しやすい隣人か、身が冷える時に寄せる暖かい棒に過ぎない。夜を揺らす彼の感情の端を、探り当てんと感覚のアンテナを張る。 ―― 夜はきっと猫に繋がっているから。夜が知れることは、猫にも知れる。)   (見上げる彼は、感情を表情に示した。猫は些か、安心を覚える。感情があるということは、思想を持っているということだ。思想があるということは、自我があるということだ。 自我があるものとは、たとえ幾ら大きな回り道をしようと、やがて分かり合えることを猫は信じている。困ったような彼の笑みは、思いのほか人間らしい。鼓動を持たない生き物を、猫は沢山知っている。魔術師によって命を与えられた人形、古い道具が人の思いを吸って形になった九十九神、それは世界に溢れているもので、怯えるに値しない。)     (身じろぎから伝わる振動。それが命ではないと、猫には理解できない。猫の瞳に映る男性の姿は、自我を持ち、感情を持ち、言葉を持っている。さらに、見下ろす視線から読み取れる複雑な思い。それらを持ち合わせた概念の名を、猫は命としか知らない。)    (猫は再び立ち上がる。根拠は全く無いけど、たぶん彼は猫に危害を加えない。否、猫がそう信じるのが根拠だ。 ―― 猫は一歩ずつ、外套を伝わって彼へと歩む。そして、貴方が死者であると称するその体の腿に、沿うように体を傾けよう。闇夜に好意的な人間を見出し時のように、擦り寄る。) [Tue 30 Oct 2007 02:53:03]
ザッハトルテ > ( 飼い主という表現は、彼にとっては非礼に当たるかも知れぬ。 飼う、は所有の証。 上に立つという意味。 猫が人より下位に位置するという発想自体が、人という種にしか通用しない理屈。 表情の変化に乏しいヒトデナシの眉が済まさそうに下がるのは、貴方に対する詫びであり、その小さな毛並みに降ろす事も出来ずやり場を失った手のこころもとなさの表れでもあり。 微細な変化を悟られているとは思いもよらず、波間に浮かぶ極小の泡のひとつぶは、今宵確かに猫殿の足に捉われて、在る。 ) …困ったなあ。 君の御仲間――野良毛玉を眺めに、それなりに足を運んでいるのだけれど。 こんなに君達が聞き上手だと思ったのは初めてだ。 口に出すべきではない事――…口にしてはいけない事まで、全て零してしまいそうになる。 ( やがて、ぱたり。 手を冷ややかな席の上に降ろして、情けない下がり眉のままの困り笑い。 そう、例えば、いきものに触れない事が、触れたくないを意味するのではない事 とか。 ――近しくなった距離の分、感じ取るのは小さな体に宿る生命の気配。 命あるものととうに死んでいるモノとの間には絶対の壁、その僅かな隙間から伝わる温かさに身じろぎした。 正しく生きている貴方の温かさは、死者が無理矢理捻り出した偽りの温度よりはるかに穏やかで柔かい。 ――憧憬と狼狽と禁忌のない混ざった視線が、見上げる猫の瞳を躊躇いがちに見下ろして ) [Tue 30 Oct 2007 02:38:10]
ナイト > (限りなく思いを乗せて、様々な形で信号が宙を飛び交うのが世界。猫は、僅かに人より聡い感覚を使って、それに手を伸ばしているだけ。それでも不器用な前足をすり抜けていくことのほうが多い。 ―― だから、彼とやっと繋げたこのシグナルは、逃しはしまい。) ニャ ゥ …。 (聖堂に反響する声を今一度。挨拶ではない、返事ではない、これもまた信号だ。此処にいる――、猫は此処にいる。貴方が見ているのは猫だ。世界に沢山いて、その実一匹しかいない猫だ。 軽口の気配を悟れば、幾分か残っていた緊迫も雲散した。人の感情の移り変わりには、とにかく鋭い。なぜなら猫は、人が顔で笑っていても心で泣くことが出来る生き物だと知っているから。)    (うみ、ウミ、海。聞き覚えがあるような言葉。でも、明確なヴィジョンには出来なかった。思いはきっと、すれ違うときのほうが多いから、ぶつかりあったとき嬉しいのだろう。それは漁師が、漁の豊作、或いは船の無事を願って、よく行なうおまじない。 ―― 猫だって、カミサマの贋物になれるときがあるという、見本。)    (嗚呼、冷たい。夜気に染め抜かれた外套には、温もりは残念ながら宿っていなかった。伸ばされる手が止まる。猫は怪訝に、その指先へと視線を変えた。 ―― 彼が手を浮かせたとき、てっきり撫ぜられると思うた。心の準備もした。)  ……。 (猫は無言。猫は言葉を持たない。その代わり、概念の幾つかをヴィジョンとして記憶にとどめるのだ。 なるほど貴方はそういう生き物だと。猫に触れたがり無い、人に似るものなのだと。)    (しばらく、静止した猫は、やがて貴方の外套の上に屈みこもう。ちいぽけなその夜色には、温度が宿っている。それはほんの僅かで、冷たい風の一つに消えてしまいそうなほど淡いものだけど。 ―― 冷たいのなら、暖めれば良い。この無機質な礼拝席だって、猫の温度で温まった。有機質を元にする外套が温まらないなんて、信じない。)      (近くなれば、鼓動は伝わるだろうか。  此処にいる猫を、貴方は感じることが出来るだろうか。揃えた前足の上に首を載せた猫は、伺うように貴方を見上げた。) [Tue 30 Oct 2007 02:16:07]
ザッハトルテ >  ――――。 ( 今度はこちらが、ゆっくりと大きく瞬く事2回。 「了解した」と言いたげに瞬いた色の異なる双眸に短い鳴き声。 それはまるで、 ) ……不思議だね。 何だか君は、こちらの言葉が理解できているよう。 ――…ほんとうはライカニア――人の仲間だったりはしないだろうね? ( 自嘲混じりの微笑をそうでない笑みに変え、口調を幾らか軽いものへと変えて。 その可能性はなかろうと思っているのが伝われば幸い。 ――貴方と同じように乏しい灯りでも、無明すら苦にしない目が、近づいてきた毛玉の毛並みを捉えると ) 良い飼い主に恵まれているようだ。 海――砂浜を見た事はあるのかな。 ( 軽く手を挙げると、南の方角をそっと指差して ) そこにね、君の仲間が居るんだよ。 海を渡り役目を終えた船があって、そこにぞろぞろ住んでいる。 けど彼らは( 人の手が、入っていないから )君のようなきれいな毛並みは―― ( していない、と結びかけて固まった。 宙に浮かせた手もそのまま、小さな小さな前足の行方を凝視する ) ―――― ( 固まって )( 固まって―― ) ……… ( 神像を見上げ ) …こういうのは、欺瞞には含まれませんか 神様=[…   ( ひとでないモノは貴方の背を撫でる事ができない。 ――が、外套、或いは足の上に乗るならばその制止もしない。 手で触れなければまだ大丈夫、そんな欺瞞。 死者がいきものに触れるなど、とても良くないこと故に。 ) [Tue 30 Oct 2007 01:58:24]
ナイト > (猫の顔の筋肉は、人間のそれのように器用に出来ていないのだ。ただ―…、しつこくかまわれたり尻尾とかに触れられたりすると眉間にものすんごい速度で皺が寄ることはある。重みが増える振動が、冷たい礼拝席の板から伝わって、闇の中の呼吸音は二つになった。)   (ぱちぱちと、瞬きが二回、すばやく続いた。ありがとうが礼の言葉であることを、猫は知っている。かつての経験から覚えた、数少ない人間の言葉の一つ。無闇に放たれる世界を飛び交う無数のシグナル、そのうちの一つが、漸く二つの命を繋げた。 ―― 不思議なことに、目の前の彼から感じられる温度の変化は少ない。それでも、そこに温もりがあるかもしれないから、と。) ―…。 (声にならない程度に喉を鳴らして、猫は自らの体温で温まった礼拝席から名残惜しそうに立ち上がって、彼へと歩む。外套の裾を軽く足の先で突っついて、それから首を擦り付けようと。温もりを求める時に行なう、本能に近い行動。) ミィア。 (甘える声が出せるほど器用ではない。ぶっきらぼうな鳴き声。神が統べる社会は清潔だ。そして社会が清潔であればあるほど、其処の構成員は無意識のうちに異形なるものを徹底的に排除しようとする。 ――… 例えば猫。例えばヴァンパイア。)    (猫には首輪が無い。手入れが整った毛並から、少なくとも人間の保護の下にいることくらいは、知れようか。)    (そして、両の瞳はまた、紅を見つめる。その輝きの中に、人と異なる部分を見出そうとするかのように。) [Tue 30 Oct 2007 01:41:13]
ザッハトルテ > ( 猫は表情に出ないのが良い。 何を考えているか、物思いの深さの想像が全くつかないのが良い。 真逆をゆく犬毛玉も、それはそれで好きなのだけれど。 ) ――…有難う。 ( 毛玉の言葉を知らないものだから、声の意味するところは理解できないけれど。 彼の尾のように長く伸びた声が、仮に「好きにしろ」程度のものであったとしても、素っ気無さもまた猫らしい。 小さく礼を述べて遠慮なく、人ひとり分の距離を空けた隣に腰を下ろす。 席の上を外套の裾が覆い ) 君はここの誰かの家族――…では、なさそうだね。 今はそんな事もないようだが、かつてここの神様は君の御先祖を悪魔の使いと嫌ったそうだ。 ( 教会関係者が彼の飼い主なら、家族を奇禍に遭わせぬ為にもその辺りは躾けるのだろうと。 「躾ける」とはまた、人間の理屈もいいところだが――神より他に聞く者もなし、ふらりと笑って小さく付け足す ) …我々と同じようにね。 [Tue 30 Oct 2007 01:29:15]
ナイト > (静寂は一層に猫を敏感にする。元来、逃げ足と気配を知る聡さだけで生かされているが故に、脆弱で矮小なイキモノ。近づく貴方の姿を、無遠慮とも思えるほどにまっすぐ見つめて、その輪郭を網膜に焼き付けるのだ。 ―― 彼のその瞳の色を、ひとならなんと例えるか。夕暮れか、朝焼けか、それとも鮮血か。礼拝席の真ん中に陣取る毛玉の横には、人の形をしたものなら、もう一つは余裕ではいるであろうスペース。) ミィ ァ―… ゥ。 (間伸びた、気だるそうな声。猫なりの挨拶ともいうべきか、少なくとも警戒の声ではない。細長い尻尾が、ピンと立ち上がり、軽く左右へと揺らいだ。まるで手招くかのように。ぴくんぴくんと耳を動かす仕草は、猫が人に興味を抱いたときの癖。 ―― 猫という生き物はそうなのだ。人間よりも低い場所を生きているから、人間が見えないものが沢山見える。人より高くおわする神が、人が見えないものを見るように。) [Tue 30 Oct 2007 01:17:49]
ザッハトルテ > ( 靴音すら吸い取る静寂の中、呟きは囁きに近いものだったけれど、毛玉の耳はそれを拾い――逃げるどころか。 毛並が夜なら、宿るひかりは星の色と空の色。 暮れる空に、明ける空。 彩りの異なる双眸に惹き寄せられるように近づくと、改めて小さな姿を見下ろした。 横長の席、貴方の隣のそこは空いているだろうか ) そうしていると哲学者みたいだ。 神学者、ではなく――… 神様のように上からじゃなく、遠くて近い横の位置から何かを眺めているような。 ( それがねこと呼ばれるいきもの全般に対する印象、いわば挨拶のような。 ) [Tue 30 Oct 2007 01:09:29]
ナイト > (神について詳しくない猫は、神の効果に関しても同様に無知であった。それでも、聖なる空気とやらが、外のそれとは異なることをそれとなく知れる。 ――そして、今聖域と呼ばれるこの区画に踏み入る者が引き連れる異質な気配に関しても、同じく。)   (その呼びかけに、応じるように。猫は緩慢に首を彼のほうへと向ける。色違いの双眸が、闇の中光を放つ。人によく似る彼と等しく、夜によく似る毛玉。数秒に一度の割合で瞬きを繰り返して、猫は逃げる様子もなく、近づき来るヒトガタのイキモノを迎える。警戒に生かされるよりは、好奇に殺められたい。) [Tue 30 Oct 2007 00:59:08]
ザッハトルテ > ( パプテスの神と教会と、敬虔なる信徒が定めるアンチクリストに属する身には、ここの空気は少々きつい。 ――きついからこそ足が向くのだと、そんな破綻も珍しくない事。 長らく外気に晒されて来た為か、幾分白く呼気をこごらせながら、暫し正面の偶像を仰ぎ見ていた人でないモノは ) ……――ねこ。 ( 見つけた色は夜そのものの、夜そのものより柔かい――――毛玉。 瞬きすら止めてその柔らかな毛並みを凝視し ) ………。 ( このいきものは、概ね警戒心が強いと思っているものだから。 足音を殺し、亀並みの歩みで、そっとその席に近づいてみる ) [Tue 30 Oct 2007 00:54:19]
ナイト > (ぴくり、小さな耳が動いて、ほぼ真後ろを向く。微かに伝わるのは、イキモノによく似る気配。されど猫は動かない。気だるげに横に付して、人間一個分の席を陣取るまま。 ―― 猫は夜の人を恐れない。夜は猫に無条件な自信を与える。夜は猫の時間。夜は猫に祝福を注ぐ刻。) [Tue 30 Oct 2007 00:44:45]
> ( 両開きの大扉が僅かに軋んで開きかける。 遅い時間の訪いは、元来招かれざる者の。 日々深まりを増す秋晩は――…その、人でないものにも寒かった訳で。 窺うような伺いはひっそりと、やがて扉は細く開かれて、滑り込むような黒い影。 ) [Tue 30 Oct 2007 00:41:03]
ナイト > (無益な時間を碌々と過ごすだけの日々。人間ならどう思うのだろうか。退屈は人を殺せると、遥か昔の哲人は言った。ならば、好奇心に殺されるのが、猫だ。猫は時間の有益な過ごし方など知らない。有益な時間と無益な時間を分けることも出来ない。 ―― 出来ないはず、だった。)    (がさり、長い尻尾が垂れて、礼拝席の脇を擦った。) [Tue 30 Oct 2007 00:36:47]
お知らせ > さんが来ました。 『( 僅かに、軋む )』 [Tue 30 Oct 2007 00:36:16]
ナイト > (どうやら毛替えの季節も、そろそろ終わりらしい。舌先に絡む毛の数が少なくなってきた。ふわふわした冬毛を身に纏い、猫は完熟状態。今から約四ヶ月が触りごろ。 ――… 何を想像したのか、ちょっと額に皺が寄った。よってたかって手垢をべたべたつけまくるのはどうにも勘弁してもらいたい。しまいには――、しまいには――、) ………。 (攻撃する?爪で?牙で? …人間相手に、そんな暴力的な手段に出たことは無い。それは昨日の猫に出来なかったことで、今日の猫にも多分出来なくって、明日の猫にもきっとできないことだろう。) [Tue 30 Oct 2007 00:31:34]
ナイト > (所在なさげに、小さな舌は黒色の毛皮を這う。これが、猫が知るうちで一番効率の良い時間の潰し方。湯を厭うて、滅多に洗われる機会もないのに、猫の毛並みはちょっとしたものだ。滑らかできめ細かい手触りは、子供らに大人気で―…、ちょっと困りもの。)     (正面の黙す神像には、目もくれない。神という概念は知れど、それを目前の無機質な物体と結びつける術を、猫は持たない。) [Tue 30 Oct 2007 00:23:08]
ナイト > (わしゃわしゃとしつこくかまわれることは嫌いだが、何もしなければ、暖かな人間の膝は割りと好きだった。そんなことに今更気づく。されど、そんな温もりを望めない夜は、せめて屋根のあるところに身を潜める。からんとうな聖堂、静寂の狭間、天窓を透けて照らす白い月光。そんな中に浮かび上がる礼拝席に、縮こまる夜色一点。) [Tue 30 Oct 2007 00:19:14]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( つまりはその、寒かったわけで。 )』 [Tue 30 Oct 2007 00:15:43]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『「止まない雨はないんだから・・・」』 [Thu 25 Oct 2007 19:44:43]
ルジェ > (ずっとその間、大聖堂の前に立っていた。とても、長い間・・・。だんだんと生身の体が、寒くなってきた)(かじかんできた手を、息で温める) [Thu 25 Oct 2007 19:14:17]
ルジェ > すべてが、始めての経験で、すべてが、現実で、それはとてもショックで、衝撃が強くて、哀しかった)「本当ニ寒クナッテキチャッタ・・・」(手のひらに息をふきながら少しでも暖をとろうとする。) [Thu 25 Oct 2007 19:07:28]
ルジェ > (月明かりが、雲間から見える。ルジェははぁーっと息を吐くと、空気の中で白くなって、消えた)(考えこむ癖はよくないな、と普段からルジェは思っていた。この地へきてから、 [Thu 25 Oct 2007 19:06:10]
ルジェ > 「寒イネ、チャーム」(リュックの中ですやすやと眠っているチャームにそう話しかけて。)「ここへくれば、いつでもエレンシアに会える。会えるよ、エレンシア。」(それは、あまりの辛い出来事に、エレンシアにすぐに会うことを躊躇しているルジェの本心・・・)(それでも気がかりだから。ルジェは忘れないように、この場所に来る。そう決意していた) [Thu 25 Oct 2007 19:00:51]
ルジェ > (ローブとともに、ブロンドの髪も強い秋風に吹かれて、空を舞う。髪を押さえながら、)「ルジェ、強クナリタイ」「・・・ウウン、強クナル」(自分に言い聞かせるように、そう呟くルジェ。天使の像は曇天の空を見ている。)「ダカラ、ダカラエレンシア。マタ、会イニイクカラ。泣カナイデ・・・・」(白い瞳をもつ天使の像が、哀しげな表情に写った。ルジェは、舞うローブを右手でおさえながら・・・その場に立ち尽くしていた。・・・今日は曇り空。ルジェの心をあらわすかのように・・・。昨晩眩しかった月でさえ、その姿を見せていない) [Thu 25 Oct 2007 18:40:49]
ルジェ > (エレンシアの哀しい瞳がまぶたから忘れられなくて。でも。ルジェにはエレンシアにできることが、本当の意味で助けてあげることができないことに、唇をぎゅっと噛んだ)「翼ハ黒クナッテモ、声ハルジェガイママデ聞イタコトノナイクライ、綺麗ナ声ダッタヨ・・・」(秋風でルジェのローブが、ひらひらと舞う。ルジェは、少し涙目になりながら、)「ダカラ、ダカラ。諦メナイデ、ルジェモ諦メナイカラ。イツカ、コノ、オ月様一緒ニ見ルコトガデキルヨウニ・・・」(胸に手をあてて、そう呟いた) [Thu 25 Oct 2007 18:29:39]
ルジェ > (大聖堂の前に立つルジェ。辺りはすっかり暗くなってしまって。あまり建物自体はよく見えなかったのだけれども)「・・・似てるよ、エレンシア」(装飾で彫られている天使の像を見て、そう呟く。少し胸がちくんと痛くなって・・・) [Thu 25 Oct 2007 18:25:46]
お知らせ > ルジェさんが来ました。 [Thu 25 Oct 2007 18:24:13]
お知らせ > ソレディーさんが退室されました。 『( おみやげに原色使い倒しの駄菓子を残して。 また来ると帰って行った )』 [Fri 19 Oct 2007 01:39:25]
ソレディー > …宿かなー…? ( 一人で二人部屋を取ることも無いだろうけれど、イメージは二人で取っていた部屋に一人で戻る感じ。 …父がいなくなってしまって一人になった家を思い出し、ちょっと肩が落ちる… ) 〜うん、ありがとー… ぁ、ございますー ( がくーんとテンションの落ちた娘に、付き合っていた事務の人は 『きっと見つかるさ』 と元気付けてくれる。 良い人だった ) [Fri 19 Oct 2007 01:37:19]
ソレディー > ―――〜でも、教えてもらったんだよー ( 槍の取り回しを。 開催が早まってしまったけれど、基本の持ち方くらいは騎士団の先輩方に教えてもらえた。 『こうやってねー?』 と槍を横にしようとして、天井の燭代にぶつけないよう気をつけても、下を見ていないから槍のお尻がカウンターに当たってしまう。 ゴツン。 そんな音聞くまでもなく止めようとしていた事務の人に止められて、狭いかなーと残念そうに。 ―――そうこうしているうちに、リヒャルトのことも分かる ) ―――えーっ!? いないのー? どこ行ったの〜? ( ベルゼルガはもうつきまとっていないようで、心配はそれほどでもないけども。 森に帰ってしまったら本当になかなか会えないし、慌ててしまう。 どこに行ったかまでは、誰かには伝えているかもしれないけれど、すぐには分からなそうだった ) [Fri 19 Oct 2007 01:31:53]
ソレディー > ( しゅん、とするのも束の間。 リヒャルトがどうしているかを確認してくれる間、黙って待っていたりはしない。 とても楽しそうに、騎士団での生活なんかを話している。 ―――まだ慣らしといったところか、それとも外で依頼を請けたからか、いきなり足腰立たなくなるまでしごかれたりはしていなくて、仲間も露骨に拒絶するような人達でなければ、幸せいっぱいらしい ) ―――〜あ、これー? 槍ー! 折るのー ( どう見ても服装とミスマッチな 『布で包まれた棒』 に話題が及んでそんな答え。 間違っている。 自分のを折るのではなく、他の武器を壊すのだけど、鍛冶ギルドが出した依頼を大聖堂の事務員さんは知らず、通じないだろう。 困惑気に苦笑する相手に 『勿体無いよねー』 としみじみ相槌を打った。 昨日今日初めて手にした武器の耐久テストに参加しているなんて、鍛冶職人七兄弟の次男さんこと槍の製作者には聞かせられない ) [Fri 19 Oct 2007 01:15:32]
ソレディー > ―――アレッサンドラいるー? ぁ、じゃなくて、いますかー? リヒャルトどこー? あたし、アイリーンの仲間になれたんだよ〜! ( えへーとそれはもう嬉しそうに。 事情を知っている人に対して話しかけるように声をかけた事務の人は、初対面だった。 ヴェイティアンが大聖堂に来ているという噂、それが時の人 『包帯さん』 に縁のものらしいという噂くらいは聞いていたかもしれないけれど、当然話は通じない。 近況報告やお礼に訪ねて来たのだと、一言二言話せば伝わりそうな内容を事務の人が理解する頃には、何故か、ラットマン戦争で包帯さんと知り合って竜騎士になるにはどうすればいいかを教えてもらいに来て紅鱗騎士団への紹介状をもらった――― というところまで伝わっている。 で ) ―――〜えー、いないのー…? ( もしくは会えないか。 客分とは言え大聖堂で生活して長いアレッサンドラのことはすぐに分かって、がっかり。 あとは一緒に匿ってもらったリヒャルトのことだ ) [Fri 19 Oct 2007 00:59:44]
ソレディー > ( 社会全体があまり長生きできないから結婚適齢も早いそんな時代。 身奇麗にした娘は、その人種はさておき、静かに座って微笑んでいれば大人として扱われてもおかしくなかっただろう。 でも、立っているともうダメだ。 安定感ばっちりの仁王立ちとか、さもなければ不安定さを楽しむようなアクロバティックな姿勢が目立つ。 もう受け入れてもらえたと思っているから、礼拝堂から奥に続く扉を開ける声は元気よく、事務のカウンターまで進む足取りはスカートを翻らせる大股だった。 何がそんなに楽しいのか屈託のない笑顔で、とどめ。 大きな子どもにしか見えない ) [Fri 19 Oct 2007 00:37:08]
ソレディー > ( でも、ぱっと見た限りでは化けている。 初めてここを訪れた時はハンドメイドっぽい革の狩り装束だったし、厄介ごとから匿ってもらっている間に着ていたのは質素さが寝間着みたいな修道院からの借り物だった。 それが今は、伸び放題だった髪はセットされ、直毛っぽくなるまでブラッシングされて、大雑把だったポニーテールも綺麗に結われたものに変わっている。 着ているクリスティア系のショートドレスは見るからに上等なもので、一般市民の普段着とは一線を画している。 中身が赤銅色の肌であるために、良い所の奴隷か何かに見えてしまうのはご愛嬌として、いかにも山人といった格好よりも場に馴染んでいた )   ( その手に、どう見ても槍っぽい布で包まれた棒を持っていなければ ) [Fri 19 Oct 2007 00:24:53]
ソレディー > ( 新聞を読まない娘は、何がどうなったのか、自分が巻き込まれた事の顛末を知らないけれど、ここでしばらくの間お世話になるきっかけになった事件の渦中から外れたのだということは、つきまとっていた視線を感じなくなったからなんとなく分かっている。 『もしかして迷惑かけてる?』 一応そんな遠慮もあったのか、この夜の挨拶はここで生活していた時よりもハイテンションだった。 場違いだった ) [Fri 19 Oct 2007 00:07:10]
お知らせ > ソレディーさんが入室されました。 『 こんばんはー! 』 [Fri 19 Oct 2007 00:01:58]
お知らせ > リヒャルトさんが退室されました。 [Wed 17 Oct 2007 03:43:46]
リヒャルト > ……結論は出ない、か。――やっぱ素直に、斡旋所に行くか(義足、異国の民、兵役経験者、狩人および野伏としての実績あり、と……――随分偏った経歴と技能だが、まあ致し方あるまい。 そう呟くと、銃を支えにゆっくりと立ち上がった。 冷えてきたせいだろうか、義足が軋み、僅かに痛みを覚える。 ……明日か明後日にでも、大聖堂を出よう。部外者が、あまり長くいるわけにもいくまい。 その前にミス・アレッサンドラへ一言礼でも述べられれば良いのだが――) [Wed 17 Oct 2007 03:43:41]
リヒャルト > ……あとは――……あそこはさすがに、ちょっとなあ(殺人を糧とするのならば暗黒街にでも行き、殺しを引き受けるのが手っ取り早い。暗殺者の類ならば、需要もあるだろう。……もっとも、大聖堂で考えることではないだろうし――”兵隊”としては戦えても”人殺し”として戦えるかは、甚だ疑問だった。  人の命を奪うことには変わりないのだろう。 だが、決定的に何かが違う。 ……どうしたものかな、と……思考は結局其処にいきつく。いっその事、あの娘の従者になってしまうか、なんて。ロクでもないことすら思いつく程度には切羽詰っているのだった) [Wed 17 Oct 2007 02:48:13]
リヒャルト > (事態が解決し、そして娘が騎士団へと向かった今、青年がここに残る理由は無い。 だが――――まだ、彼はここにいた。  大聖堂の中庭。 冷たい夜気が周囲を覆いつくし、最早秋ではなく冬が近づいているのだと主張していた。)……やれやれ、格好がつかんなあ、結局は(ごつ、と額をぶつけるのは抱え込んだ長銃だった。 あの娘は竜騎士を目指して頑張っているというのに、此方は――……なんと無様なのか。片足を失っては兵士や傭兵なんてとても無理だ。冒険者も不可能に近い。――狩人としても中途半端。 ……やれやれ、と溜息を吐きたくなるのも当然だったが、それを堪える。  狙撃手としての生活で染み付いた、習慣というより本能に近い行動。 襟巻に口元を埋め、布地を噛み締める。 吐いた息が白くなるのを防ぐため、だ) [Wed 17 Oct 2007 02:31:35]
お知らせ > リヒャルトさんが来ました。 『――あの娘は頑張っているのだろうか』 [Wed 17 Oct 2007 02:26:16]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが帰りました。 『( 自分が寂しい、というのは… 普通にどうしようもない )』 [Fri 5 Oct 2007 00:13:49]
ソレディー@不朽 > ( 自分が街で生きるという目標を持って気付く。 …リヒャルトは、どうするのだろう。 ずっと、狩人を続けるのだろうか… )   ( 自分と会う以前から一人で狩人をしていたようだし、街で仕事を請けることもある彼は、家族とだけ暮らしていた自分とは違うと思う。 でも、一人でいるのがどういうことかを知れば、心配されて助けられているのはこちらだと言うのに、相手のことも気になった。 『もう会えないかもしれない』 なんてきっと杞憂。 珍しくナイーブになっているだけ。 …そうだとしても… ) [Fri 5 Oct 2007 00:13:21]
ソレディー@不朽 > ( 『(巻き込んで)ごめんね。 大丈夫?(ベルゼルガに襲われたりしなかった?) 騎士団へいってきます』 ―――その話をアレッサンドラから聞いていると知らないにしては、あまりにも簡潔なメッセージを残して。 娘は一先ず大聖堂を離れる。 帰されてすぐに戻って来るかもしれないし、逃げてくるかもしれない。 軍隊に入るということで寮生活になるかもしれないし、そこで休暇が与えられるとしてもそう動けるものではないかもしれない。 何も分からないけれど――― ) [Fri 5 Oct 2007 00:00:03]
ソレディー@不朽 > ( 進んだ方向が何か違ったのか、不思議と誰とも擦れ違わなかった。 頭の上の天井に載っている岩の重量を思うと、それが人工物というのもあって不安だったり息が詰まったりしてしまう廊下。 気が済むまで迷ったら、そのうちどうにかして部屋へ――― 戻れるだろうか ) [Thu 4 Oct 2007 23:48:48]
ソレディー@不朽 > ( いつでも会えると思っていて、特に急ぐ用事もなければわざわざ訪ねたりはしなかった。 元々そう簡単には会えない距離の 『お隣さん』 で、娘の感覚はそれを遠いと感じることが無い。 会いに行っても狩人という職業柄、留守である可能性は十分にあって、それで一日潰れてしまっても気にしないのだから、そんなもの )   ( 宿での相部屋生活は、短かったけど自宅にリヒャルトが泊まっていた時の延長だ。 父親の存在の有無が関係に影響しない辺り、健全過ぎて不健全かもしれないがそれはさておき。 …はっきりとそう意識するでもなく、『大聖堂』 という巨大な共同体には不思議な感覚をもっている。 村や街ではないけれど、家族と言うには大き過ぎる。 仲間と言うのが適当な気はするが、それは街で暮らす者なら皆仲間になると思っている娘にとって小さな評価で、適当な表現が思いつかない )   ( パプテスという宗教の名は、団体ではなく考え方を表す言葉という認識だし、根本的な概念の違いからくる戸惑いは慣れる以外にないものだろう )   ( どこかで危惧された通り。 一見そこそこ話が通じているようで、妙なところにぽっかり穴が空いていたりする ) [Thu 4 Oct 2007 23:39:27]
ソレディー@不朽 > ( 暫く闇の中で悶々として、これだけは失くすわけにいかないと枕の下に入れていた封書を持って、ベッドを抜け出す。 修道院の寝静まる夜中に出歩いたりしないようにとは釘を刺されただろうけど――― まだリヒャルトに会っていなくて… 分からないけど、分からないけど、これっきり会い難くなるのではないかという予感が、大聖堂を出る前に一度と、急に気持ちを焦らせる )   ( 彼のことは、大聖堂が守ってくれると思いながら… 同じ場所にいられないというのは、それだけでいくらか心配だ )   ( 付き纏う視線はまだ離れていない。 それでもそんな状態が続けば多少慣れてしまうのもあるのか、何か変化があるまで構えているしかないと覚悟すれば、負担は重くなるよりも、むしろ少しずつ軽くなっている )   ( ドアを開けて、廊下に出た。 静まり返った空間に、蝶番のきしむ音や床を踏む音はやけに響く。 風の音も草木のそよぎも虫の声も遠い場所。 不気味に思いながらもそれを壊さないように、そろりそろり。 ―――彼がどこに泊まっているか、はっきりした事は分からないのだけど。 とりあえず誰かに会えたらその人に聞けばいいかと、足を進める ) [Thu 4 Oct 2007 23:20:39]
ソレディー@不朽 > ( 親切を割とすんなり受け取ってしまう方で、そんなに深刻にもならないけども。 それとなく、苦労と言うか困惑させてしまったのを感じ取ったのかもしれない。 あるいは、自分が持ち込んだ厄介事の種を彼女が所持させられていることを )   ( 嫌々などではないと思いながら、漠然とした不安は消えなかった。 …たまたまアレッサンドラと結び付けているだけで、単純にこれからの生活が一変するであろう予感に、今更ながら心細くなっているだけかもしれないけれど… )   ( もう眠ろうと、灯りを落としてベッドに入る。 宿のよりも質素なそれは、けれど娘にとってはかえって寝易いものだった。 あんまりふわふわでも、気持ちが良いのはもちろんだけど、落ち着かない気持ちにさせられてしまう。 どちらが身体を休められるかは別にして、気が休まるのは今も湖畔の家。 それもじきに変わるかもしれないと思うと少し寂しくて、やっぱり寝付けなかった ) [Thu 4 Oct 2007 23:03:34]
ソレディー@不朽 > ( 騎士団への紹介状を持たせてくれるというだけで、どうなるかは分からないと思っていたけれど… ざっとこれからのことを説明された限りでは、なんとなく話は通してあるような印象を受けた。 ―――大聖堂からは馬車で送ってくれということで、そうしたら、もうここへは戻らないのかもしれない。 荷物を纏めて行くように言われて、それでなくてもそんなに量の無い荷物は、貸し与えられた部屋の隅で一つになっている )   ( 開けてはだめと念を押されながら封書を渡された時、ちゃんとお礼は言えただろうか。 まさか忘れたりはしなかったと思うけど、浮かれていてよく覚えていない。 何日か泊めてもらった部屋を片付けて、借りていた本も返してしまって、いくらか興奮も引いて我に返った夜中。 後ろ盾なんて言うと大袈裟かもしれないけれど、一度助けて 『もらった』 だけの自分を信用して、その身元を保証してくれるというのがどういうことか。 分かるような分からないような… ただ、軽くはないと感じて、しっかり封のされたそれを神妙に見つめる ) [Thu 4 Oct 2007 22:49:57]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが入室されました。 『( しっかりと、段取をしてくれたらしい )』 [Thu 4 Oct 2007 22:31:04]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが退室されました。 『( 道がはっきりとした感じに、にこにこと。 リヒャルトにも、話したい )』 [Sun 30 Sep 2007 09:30:56]
ソレディー@不朽 > ( その様を目の当たりにすれば、竜に対する評価も変わったかもしれない。 けれど竜の恐ろしさを説いたとして、それが竜騎士であったなら、その中には友とすることができる、あるいは使役できる可能性が含まれる。 まだ、そこまでの実感は無い ) ―――〜次に会えたら名前を教えてくれるって、約束したんだけどー ( 見つからないんだよねー と残念そうに。 その大きさと言えば乗って乗れなくは無いとしてもまだ子どものように見えて、ともに竜騎士にという発想は出て来ないけど ) ―――〜あ、そうなんだー… そういえば、ろんこうこうしょー?の時にそんなこと話してたけど〜 ( 色々ななり方があるのかと、納得。 ただ 『貴族』 と聞くと知らないなりに戦う印象が無くて、そこは意外だ )   ( 信用、身元の保証、自分にそれらが無いのは分かっている。 だから、紹介状を書いてくれるというアレッサンドラがそれを負ってくれるというのも。 ―――当たり前のことだけど、その信用を軽んじてはならないと思う。 不朽体は 『返した』 のであって、それを当たり前と思えばこれが対価にはなりえない。 感謝して 『ありがとう』 とかちょっと神妙な調子 ) 〜はーい。 ( 神様って何だろう、という段階だけど、イメージはあるし。 噛み砕いてくれたくれた言葉に、頷く。 褒めてもらいたい、というのは何となく分かるし、それに感謝されるのも気持ち良い。 そんなものかと ) 〜はーい… ( 続く同意はちょっと不満そうだった。 ちゃんと従うけれど、重厚な建物の中は息が詰まる気がしてしまう ) …ありがとう、待ってる〜 ( だから早くねって。 しばらくは、借りた本と格闘していよう ) [Sun 30 Sep 2007 09:29:12]
お知らせ > アレックスさんが退室されました。 『さて、そうなれば先方とも会見せねば―― なんだかんだと忙しいものだ。』 [Sun 30 Sep 2007 08:58:16]
アレックス > 誤解があるようですけれど、必ずしもそうである必要ははありませんよ。 戦時であれば傭兵などの無頼の身でも騎士に取り立てられる事も少なくは無い。 それに、貴族というのも元はといえば戦争で勲を立てた者。 騎士称号は世襲するものではありませんし… ただ、築いてきた信用があり、身元が保証されている、という事は強みではありますが――( その信用や責任の部分を、自分が負おう、という話。 自分を信用し、不朽体を返還してくれた事への対価。 ) 汝、神を愛するように隣人を愛せよ。 神様はちゃんと見ているから人には親切にしなさい、という事です。( 多少意味は変わってしまうが、噛み砕いた方がこの娘には通じやすいだろう、と、そんな風に言う。 ) ええ、やはり証拠というのは必要なものですから――… では、紹介状を書かせて頂く事に致します。 それまで、退屈でしょうけれど大人しくしていてくださいね?( とか念を押した。男性の宿舎になど入り込まぬように。 めー。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:56:43]
アレックス > ( 赤い雨に代表される悪魔襲撃事件 あれで、自分は竜の恐ろしさに身震いした。 自分の数倍はあろうという生き物がカタパルトの砲弾を掻い潜って飛びまわり、その息で歴戦の兵隊を焼き殺し、撃ち落されてもなお、それに立ち向かった多くの命を奪った。 かの竜殺しの部隊は壊滅状態に陥り、その名高き騎士も死んだ竜の口内から半死半生で発見されたという。 あれは恐ろしい記憶だ 思い出すだけで腹に冷たい物が押し込まれ、産毛が逆撫でられるよう――。 今は鎮圧された不死者の砦においても、腐竜と戦闘したという記録もある。 ) そう、それは幸運でした。 そう思えば貴方には竜に関わる縁があるのかもしれません。( 元々そう多い種ではなく、討ち取られる事も多いから得がたい幸運であろう。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:55:21]
ソレディー@不朽 > ―――…うん〜? ( 竜騎士に飛竜と地竜があるように、そういう種別かと思うけど、どうも違う。 もっとその成り立ちのような部分であれば、弟子と師のような関係をイメージするのがせいぜいで、よくは分からない。 『うん、街で暮らすのって、お金かかるねー』 なんて。 やや切実な相槌を打って、『それは望めない』 に頷いた。 あれ、教えて貰う代わりにお金を払うんじゃないんだ。 ―――ああ、そうか。 教えて貰っている途中でも、戦争があったら戦うのか。 …そう契約したのだけどよく理解していなくて、びっくりするほどのお金を受け取った終戦を思い出す… ) ―――〜あ、そうなんだー… リヒャルトは、騎士の子どもじゃないといけないってー ( ぽん、と騎士になるのではなく、順を追う。 何も分からない娘には、かえってその方が安心だ。 彼女の危惧や気遣いは知らず… でも、騎士団に入ることができれば、そのうち理解するだろう ) ―――え、アレッサンドラのためー? ( 何がー? と、首を傾げよう。 …そして、持って来る必要は無かったかと残念に思ったけれど、どうやら父の長剣は必要になる様子。 『あるよー』 と頷く仕草は、ちょっと得意気だ。 ―――宿を引き払って、そこに置いてあった荷物が持ち込まれているのなら… ここか、あるいは物騒な物を保管してくれる場所にそれはあるだろう ) 〜父さんの剣と、それー ( 手記が証になるかどうかは分からないけれど、フライトレコードと表題のついている手帳は、元々飛行記録をつけるものだったらしい。 最後は日記のようになっているが、その記録を照合すれば、事実と一致するはずだ ) ―――〜あ、うん! ありがとー、アレッサンドラにも、神様のご加護がありますように〜 ( 祈ると言うより、彼女を拝んでしまうような感じになるのはその意味が分かっているのかどうか。 とても嬉しそうな、幸せそうな笑顔で仕草を真似た ) [Sun 30 Sep 2007 08:36:57]
ソレディー@不朽 > ( この娘は一見ヴェイティアン。 ホワイティアとのハーフだとは、ヴェイティアンが見て始めて違和感を感じる程度だろうか。 母親そのままの色素が、あまりにも強い第一印象になってしまう。 もしかしたら今の彼女の眼には、確かに半分ホワイティアなのだという情報が表示されているかもしれないが ) ―――〜うんー? ( 困ったような笑顔。 どうしたの?とキョトンと首を傾げ、乗り出した身を引いた ) 〜うん、一度だけ、小さいのには会ったことあるよー 人の言葉を喋ってた〜 ( たった一度森で会い、次に会えたら名前を教えてくれると約束したドラゴン。 探してみても結局会えず、それっきりだけど… その個体から感じた印象は、危険なものではなかったと思う。 ―――けれど、アレッサンドラの話は頷けるもの。 信仰の対象や邪悪の象徴と言われてもピンと来ないが、その力は父に聞かされたこともある。 強い力と硬い鱗、空を飛び炎や冷気を吐き魔法を使う… 話してみなければ、そして友好的でなければ、全く怖くないとは言えない ) 〜ん… そうだねー… 襲ってくるなら〜… ( 仕方ない。 …言葉が通じても… その死体を無駄にせず使えるという点では、やはりいくらかマシに思えてしまって。 そんな狩人意識が少し嫌でもあるけれど、竜だけ特別なんてことはない ) [Sun 30 Sep 2007 08:22:59]
アレックス > ( 脱線した話を、現実的な話に戻す。こほん、と咳払いをして ) 騎士にも種類があるのです。 お金で騎士という身分を買い、準備を整えるのも一つの方法でしょう。 ですが、それは貴方には望めないでしょう。 ですから、騎士見習い… いえ、それ以前の段階から一つづつ課題をクリアしていこう、という方法ですわね。 末端とはいえ軍属になるのですから給金も支給されるでしょう。 それで準備を整えてゆけばよい。 よく、家柄や実力が、と言われますが多くのものはそうして段階を踏んで騎士になるのですよ。( とはいえ、既に10代の半ばほどの娘が訓練を始めるには少々遅いのは事実。 かの竜鱗の騎士の下に置こうというのは徹底した教育でそれを取り戻そうという狙いもある。 生温い覚悟では圧し折れてしまうかもしれないが、それで折れてしまうのであれば、それまでという話。 自分にできるのはこの程度の事で、内容自体もそう甘い話でもない。 ) いえ、貴方を助ける事が私の為でもあります。 つきましては、お父上が竜騎士であった事を証明できる物を用意して下さい。紋章入りの物があればそれに越した事はないのですが――… 願わくば、貴方の行く先に神のご加護がありますよう。( そういって十字を切る。 騎士団に放り込んでしまえば、ベルゼルガも容易に手は出せなくなるだろう、そういう意図もある。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:10:46]
アレックス > ( 結果論から言えばそう言う見方もできると言う話。国への忠誠心を優先するならば家族を捨ててでも帰れた筈だ。 けれど、それは人間性に欠く行為であり、騎士としてもできなかったのだろうと思う。 もはや本人の手記でしか語られることは無く、過去の物語ではあるのだけれど―― こうして向かい合っていても、金髪碧眼の典型的な白人である自分と、赤人混じりの彼女とでは肌の色も目の色も違う。 クリスティアでは生き辛いであろうが、こればかりはどうしようもなく、目的の為とがんばってもらうしかない。 概ね納得してもらえたようで一息ついた所に、ぐっと身を乗り出され 思わず驚いて体を引いた。 何というか、その、直球な娘だ。 すこし困ったような笑みを浮かべて、どうどう、と。 ) ええと… 竜というのは、高い知性と強靭な肉体をもった最強の動物というある種の信仰の対象となるとともに、邪悪の象徴という側面も持っているのです。 彼らは強力な生き物には違いありませんし、必ずしも人間に飼い慣らされる生き物ではない。 むしろ、野生の竜は危険な生き物なのです。 人に害を及ぼす恐れのあるそれらは駆逐される対象でもあるのです。( 赤人の娘にとっては、言葉の上だけでも慣れ親しみ、愛着すら感じているのであろうが、これもまた一つの事実だ。 ) [Sun 30 Sep 2007 08:01:15]
ソレディー@不朽 > ―――ち、違うよー… ( 言ってから、あ、違わないかと口を噤んで… でも 『国を捨てた』 と言うと、国を思って帰れなかったという面もある気がする。 それは言い訳や不安を受け入れてしまう、家族の贔屓目だったとしても ) …うん。 ( 違うと言っておいて、続く言葉に頷いた。 『ヴェイティアンであること』 その意味は、両親からも教えられていて、仲間だと言いながら自分で線を引いてしまう程度には、無意識であれ意識もしている事なのだから ) ―――〜うん、それも、そうー ( 魂を連れ帰る、という言い方はよく分からないけども、魂を気持ちや想いに変えれば分かる。 突っ込んで言わなければ良い、それも本当だと、分かってくれて、分かり易く話してくれるアレッサンドラに微笑んだ。 『ありがとう』 ) ―――うん、なりたい! ( ぐっと身を乗り出して、首を大きく縦に振った。 やっぱりお金かな、どれくらいいるのかな… そんな風に思っていたら ) ―――〜ドラゴンスレイヤー? 竜… 殺し〜? 竜、嫌いなのかなー? ( 竜騎士になりたいって言って大丈夫かな、とか。 どこかで聞いたような気もするのだけど、それが通称ラットマン戦争だとは思い出せず。 首を傾げる――― いやいやいや、そんなことより ) ―――え、って、それでいいのー? …竜騎士になるのはお金がたくさんいるってー… ( いかがも何も。 どこかへ行けば良いなんてすぐにでも出来ること。 そんなに簡単ではないし、何にせよ面接からだとしても、直接関係のあるところへ進めるというのは大きい ) ―――〜ん、もちろんー! ありがとう、アレッサンドラ! ( 言われて覚悟の足りる世界じゃない。 実感して、耐えられるかどうか。 それは知らず、今は道を具体的に示してもらえたことを、ただ喜ぼう ) [Sun 30 Sep 2007 07:39:47]
アレックス > ( 娘と話した感想としては「意思は強いが、良く判っていない」そんな所か。 都市にもヴェイティアンの村落にも依存せずに山野で暮していては致し方ない事ではあるが―― 意味を変えれば野外生活に慣れている、というのは強みでもある。 行軍の為には野営も必要とされるし、その技術に長けている事は長所と言えなくもない。 それを差し引いても、ヴェイティアンハーフ、都市生活に不慣れ、独特な価値観を持っている、というのは大きなハンデ。 美談だが、賛否は両論であろう。 ) 貴方のお父上が、母上を選び、国を捨てたという事は口にしない方が良いでしょう。 貴方に取ってはとても大切な事でしょうけれど、ヴェイティアンであるという事がどういう事であるか、貴方も体験している筈です。 クリスティアではヴェイトスよりもより問題視される事でしょう。 貴方はお父上の魂をクリスティアへ連れ帰り、その不名誉を晴らす為に竜騎士を目指す、それで良い。( 建前は必要、というお話。批判には目を瞑れ、と。 ) さて、その上でのお話ですが、貴方が本当に竜騎士になりたいというのであれば、クリスティアの騎士に知り合いが居ります。 私はクリスティアでの発言力はありませんが、ドラゴンスレイヤーと名高いその方ならば、或いは。 その方に貴方を紹介し、騎士としての教育を授けて頂き、足掛かりを得られるよう、お願いしてみようと思うのですが―― 如何?( 騎士の何たるかは、自分が語るよりも質実剛健なその人物に骨の髄まで叩き込んでもらうが良かろう。言葉だけでは通じない物もある。泣きくまで走って胃の中の物を吐き出しながら身に刻むものもあるだろう。 相当に覚悟の居ることではあるが。 ) [Sun 30 Sep 2007 07:20:33]
ソレディー@不朽 > うん、父さんの国だねー ( クリスティア。 それは手記にも出て来てそうなるだろうと思っていることだけど… 国に属するということがどこまで分かっているか。 おそらくまだ分かっていない。 具体的な話にこくこく頷きながら、その動きの軽さは意識を表すように ) ―――〜う… うんー ( 難しそうだ。 戦争を教えられるというのは分かる気もするけれど、セイジ? )   ( 死に体とすら言えるかもしれなくても、職務放棄か逃亡か、何か、問題にしようと思えばきっと容易。 殉死したことになっていそうなそれを娘が覆せば、あるいは不名誉なばかりかもしれない。 娘はそこまで意識していないけれど、見ず知らずの人に預かった物を巡って命のやりとりをしてしまうくらいだ。 その上で、父と母が非難されるものではなかったのだと、証を立てることを望むだろう ) ―――うん。 父さんは仲間よりも母さんを選んで、母さんは仲間よりも父さんを選んだんだから。 仲間に入れる人を選んだんだよ、許してもらえなくてもー… ( 敵ではなかったはずだ。 許されるべきだった。 ( 納得してもらえたようで、嬉しそうに。 でも、まだ問題があるだろうか ) [Sun 30 Sep 2007 07:03:45]
ソレディー@不朽 > ―――〜うん。 ( 確認はするけれど、明言していなかったからだ。 『大丈夫』 と返されればそれを信じる。 ―――仮に彼女が預かっていると知ったら、『危ないから一緒にいる』 とでも言い出したのだろうけど、それは語られなければ分からない話。 ベルゼルガがどう見るかというところでもあるが、これでこの娘は当事者でなくなってしまうかもしれない。 ―――竜騎士とは? ) ―――〜ううん。 ( よくは知らない。 でも ) 人を守って、戦う人だよねー? ( 厳密に言えば 『クリスティアを守って、それ以外と』 かもしれないけれど、とにかくその程度の認識。 戦争を経験してはいるが、相手は人外だった ) ―――〜あ、ううんー? それは、別に、飛べなくてもー… うーん… 飛んでもみたいけど〜 ( 竜に乗るのはそれが条件だからで、興味が無いと言えば嘘になるが、竜騎士を志す直接の理由にはならない。 複雑な口元に、やや不安そうにしながら… 飼い馴らすだけではダメだと首を振る。 それは、父とは違う ) [Sun 30 Sep 2007 06:44:35]
アレックス > 騎士として、竜に乗りたいのであればまず、騎士になる事が必要だと思います。彼らの本拠地である竜洞はクリスティアの領分―― つまり、クリスティアの騎士になるのが近道かと。( そうして、王より竜を与えられ漸く、ドラゴンナイトと呼ばれるだろう。 ヴェイトスでは竜騎士という話を聞かない。 むしろ、箒で空を飛ぶ魔女連中の方が空挺部隊と活躍し、それなりの戦果を残しているぐらいだ。 ) 正規の騎士になる為には専門の教育を受ける必要があります。 戦争のプロフェッショナルとしては勿論、専門では在りませんが騎士団が国に属する軍事組織である以上、政治的な部分も学ばねばなりません。( 渡される手記を手に取り ぱらぱらと流し読みながら話を聞く。 国家への反逆と見られるかも知れないが、戻るに戻れなかった父親の気持ちも判らぬではない。 結婚、それに出産は教会では奇跡に位置づけされるものでもある。 ) ふむ――… お父上の代わりに、という事ですか。確かに、そうする事でお父上の無念、そして逃亡の汚名も晴らされる事になりましょう。( 事情は了解した。 大義名分としては十分に思う。 しかし、ここで問題となるのは娘の素行… いや、素質か。 迫る外敵に対し自ら志願して戦争に出て、それなりに戦果を挙げた。 能力や意思には問題がないと思う。 残る問題は騎士にふさわしい素養があるかとなるが、こちらは首をかしげる。 教育が必要だ。 ) [Sun 30 Sep 2007 06:36:52]
アレックス > ( 影響が残ってないか確かめるよな素振りとともに「おっかない」と飾り気のない言葉を聴けば、頷き、同意する。身をもって体験したが、あれは恐ろしいものだ。 どういう法則に従っているのかは知らないが、ぽん、と貸し与えられる力に容易く溺れてしまいそう。 一度依存してしまえばなかなか抜け出すのは難しいだろう。 そういう意味では恐るべき魔具であると思う。 ) ええ、もう心配しなくても大丈夫。( 調子を合わせたような返事。何が如何大丈夫なのかまでは言及しない。 子供騙しと言えばそうだが、いまだ封印されておらず、自分が管理を任されて居るというのは自分でも何とも不安な話。 真意は測りかねるが、「餌」として泳がされているのだろうか―― この娘を騙しているようで気が引けるが、口に出せば深入りさせる事になる。 止しておこう。 ) ( さておく ) まず、竜騎士というものが、どういうものか、ご存知ですか? 彼らは竜を駈り、空を翔る騎士。 あらゆる騎士の中でも極めて特殊な任務を負う者の事です。 どうしたらなれるか… ( 夢を見る様に目を輝かせる少女の様子に、口元が微妙な複雑さを刻む。 ) ただ、竜に乗りたいだけであれば、自力で竜を捕らえ飼いならす事でしょう。 これは竜騎士、とは言いがたいかもしれませんが。( それでは単なるドラゴンライダー、あるいはドラゴンテイマーだ。騎士に在らず。 ) [Sun 30 Sep 2007 06:27:29]
ソレディー@不朽 > ( ちらりと向けられた視線に、いそいそと開きっ放しだった本を閉じた。 …そういえば、聖職者の中でも選ばれた者しか手にできないシロモノであったか… もしかしたら、他の何か、別の本かもしれない。 宗教関係であることは間違い無さそうだけど ) ―――〜うん… あたしの父さんが… 死んじゃったんだけど、竜騎士だったみたいなんだ〜 ( 普段の娘の話し方なら、それだけで終わりそうな答え。 だけど、足りないというのは分かるらしい… ちょっと間を開けて ) 〜えっとね… 父さんがホワイティアで、母さんがヴェイティアンなんだけど〜 ( ―――そうして語られる。 常世の森に堕ちて竜を失った竜騎士の話。 それを助けた隠れ里と、そこで暮らしていた女性の話。 …それが綴られている父の手記を引っ張り出して、アレッサンドラに渡そう… 内容は覚えてる )   ( 竜を失っても騎士として帰還しなければならないクリスティアに、ヴェイティアンの女性を伴っては戻れない。 女性に惹かれる気持ちと、竜を失ってしまったという失意の言い訳、それにクリスティアの同胞にしてみればヴェイティアンを伴侶に選ぶなど裏切りかもしれないという不安。 竜を得ることは容易ではなく、自らも負傷した騎士が騎士を続けられるとも限らない。 そんな思いの中で、父は母を選び、帰還しないことを決めた。 ヴェイティアンの隠れ里にも受け入れられず二人きりになってしまったところで、それでも幸せだと手記は締め括られる。 ―――娘が生を受けたのは、その後だ ) ―――〜でも… 父さん、いけないことしてないよね? 帰っても、良かったよね〜? 大変かもしれないけど、悪いことじゃないもの。 だから、竜騎士になりたいの。 父さんの帰れなかった場所に帰りたい。 …それにあたしは… もう、森で狩りをしても誰も喜んでくれない、一人だからー… 人の仲間に、入りたいんだー ( 自分が生きるためだけに死ぬまで生きる。 …突き詰めれば誰でもそうかもしれないけれど、そうはっきりと意識した時に、それでは寂しいと感じて… ) [Sun 30 Sep 2007 06:14:23]
ソレディー@不朽 > ―――〜おっかないよねえ… ( ぺたり、と自分の目元に手を当てて。 怖いと言うのは 『特別な力』 について。 だから 『争いの原因になる価値』 は否定したいとでも言いたげに。 人の死体というのがまずその人に可愛そうな感じだし、その力がどこから来るのか分からないのだから。 どんなに便利だとしても ) ―――うん。 〜もう、大丈夫ー? ( 大聖堂が外に出さない。 それで、そんな物を巡る争いは無くなる。 同意して… で、もう外に出る事はないよね? と確認するのは、きっと彼女の口から封印されたと聞かされていないからだ。 どうとでも答えられる質問な辺り、別に特に意識して尋ねたわけではないだろうけど ) ―――〜うん、ごめんねー… ( 『貴女が無事で』 そう言ってくれるのが嬉しくて、だからやっぱり大事なことを忘れていたのは申し訳なくて。 …何より返すのが当たり前と思っていれば、小瓶を預かっていると言った彼に、大聖堂が持ち主だと教えてあげたいというのが大きい… もちろん、また会えたなら伝えるだろう。 アレッサンドラから伝えられたままを )   ( そして不朽体の話が終わるなら、追うこともない。 アレッサンドラのことを信用していれば、ピエールは悪くない。 ピエールが殺されたのも、ヴァイオリンを殺してしまったのも、それが全てだ ) ―――ぁ、うんっ! 竜騎士、どうすればなれるかなー ( 『それはさておき』 そう、本当はそれで訪ねていたのだと、一転目を輝かせて頷いた ) [Sun 30 Sep 2007 05:49:24]
アレックス > ( 不朽体についての話はもういいだろう。あまりこの争いに関わらせるのも不憫だ。 ) それはさておき―― 貴方の今後の事なのですけれど。( このままずっと大聖堂に置いておく、というのは現実的ではない。まず、この娘は宗教の枠組みには収まりきるまい。可能・不可能よりも本人の興味や関心の部分で。 ちらりとベッドの上に投げ出された唯一の経典を見やる。 あれは誰でも読めるものではないが、パプテス的な価値観に疎いこの娘にとっては荒唐無稽な物語の一つでしかあるまい。 ) それを定める為に、貴方の望み… 竜騎士になりたい、という事について、お話を聞かせてもらえますか?( この娘の知人であるリヒャルトという青年からも頼まれた事だが、お膳立てをしても本人がどこまで真摯に望んでいるかが問われる問題。まずは本人の意思を確認しようという話。 なろうと思ってパッとなれる物でもなし ) まず、そうですね。 どうして、「竜騎士」なのでしょうか。( 目指す目標としては高い場所にあり、好ましいがそう一般的な物ではない。ただの騎士ではなく、竜騎士である理由を問うた。 父親が、とはリヒャルトという青年から聞き及んだが、本人の口からはまだ聞いていない。 ) [Sun 30 Sep 2007 05:35:00]
アレックス > ( 明け方だもの、汝に罪なしと主も仰られる事でしょう。そんな不遜。 )( 火傷については、もう長い期間治療した上でこの状態である為、元通りになる事は望めまい。命が在るだけでも良いと思わなくては―― こうした視線にももう慣れた。 ) ええ、それが何であれ 古い物、縁のある物というのは価値がある物です。 貴方も経験済みなように、あれには特別な力が在ります。 宗教的な意味を差し引いても、争いの原因になる価値はあるのでしょう。( どこか釈然としない、複雑そうな顔を見ればそう付け加える。だから、余人の手の届かぬ場所に安置すべきなのだ、と言うように。 )――… そうなのですか。( 他にもある、と聞けば少し考えるような顔、その情報は知らなかった。 いったい、どれだけあるのか―― 聖人の遺骸と言うからには人一人できあがるだけの部位があるのだろうが、どの程度に腑分けられているかなど想像もつかない。 ) それについて貴方が責任を感じる必要はありません。 貴方はピエール牧師との約束を果たしたのでしょう?貴方が無事でよかった。( そう言って、肩を落とす少女に頷いて見せる。残りの不朽体の回収は大聖堂の仕事になるだろう。止むを得なかったとはいえ、不特定多数にばら撒いたピエール牧師が恨めしいが。 ) しかし、その人物にもう一度会うことができたのなら、大聖堂へ返還するよう薦めて欲しい。あれは人の手に余ります。 [Sun 30 Sep 2007 05:32:59]
ソレディー@不朽 > ( あ゛ー!? ごめんなさいボケていましたと平たくなるどこかの気配。 ピエールは小さくない、会ったから知ってる。 『その人小さいねー』 だ。 何にせよ流してくれた! ありがとう! ) ―――。 ( 包帯の顔。 もう慣れたけれど、見ればやっぱり痛そうだ。 痛くはないという事だったけど、いつ治るのだろうと思ってしまう残酷。 心配なだけで、見た目は気にしないけど ) ―――うんー… 宗教… ( よく分からないが、同じ性能の物でも見た目が違えば値段も違うというのは分かる話。 何か価値を見出せるのだろうと頷き返す。 殺し合うほどの価値観には、共感できないまま。 だから複雑そうな表情で ) ―――ぁ、そうか! あれ目玉なんだ〜 ( それを所持することで与えられた透視能力は、容器の中身を干した果物のような何かと見て取った。 自分もアレッサンドラも影響を受けたのは目で、感覚的になるほどと頷ける。 原理はさっぱりだが ) ………うん。 ( 『お礼を』 …これで良かったのだと、そう信じさせてくれる言葉。 命を賭すという点に共感できないから、やっぱり釈然としない思いは残るものの、慰めには十分… こくん、ともう一度頷いて ) …よかったー ( 明るくはない。 小さな声でしみじみと零す ) ―――〜でも、一部… 他にも、あるんだよねー? まだ、届いてない〜? あたし、ピエールから瓶に入った何かの欠片を預かったっていう人に、会ったんだけどー… 名前とか、聞かなかったんだ〜… ベルゼルガがそう言ってるのかもしれないって、ちょっと思っちゃってー… ( 今更ながら、悔やまれる。 …その所有者にとって大聖堂が鬼門だとは知らない話… ) [Sun 30 Sep 2007 05:19:18]
アレックス > ( 顔の大部分、いや体の大部分は包帯に覆われ わずかに目元と口元が露出しているような状態。その上火傷によって表皮が引き攣り気味でうまく表情を作れないのだから、表情を読めなくとも致し方ない所。 むしろ包帯を外した方が誰か判るまい。 第一印象はミイラかそこらへんか。 )―――― ( 状況説明をする合間、ベッドの腰掛けた神妙な様子が少し可笑しい。リヒャルトという男性が無垢と形容するのも頷ける。まるで子供だ。 ) …宗教的に意味や価値がある物、という事です。( 目が泳いでいる事を見て取り、話が通じていない、と多少噛み砕き、死体、と言うのに頷いた。 一般人から見ればただの干物だが。 いや、ピエールは小さくないし!突っ込みたいのは山々だが流す。Coolに流す。 ) ええ、そういう事になります。 ピエール牧師はそれを発見し、奪還し、大聖堂へ戻る途中ベルゼルガの襲撃を受け、苦肉の策として貴方に預けたのでしょう。 その後、ピエール牧師は殺害されたのでしょう。 しかし、こうして彼の使命の一部は果たされた、改めてお礼を言わせて欲しい。 神の手に委ねられた彼の魂も救われる事でしょう。( 喜ぶ様子に開示する情報はこの程度で十分かと思う。物を疑わぬ娘で何よりだ ) [Sun 30 Sep 2007 05:03:00]
ソレディー@不朽 > ( 包帯で顔色は覗い辛く、まだ数度の面識でしかなければ寝不足も分からない。 頑張る人は、そう表に出さないだろうし。 だから気楽に笑って、後ろ歩きで中に戻ったら、ベッドの縁に腰掛けた ) …うん。 ( その居住まいを少し正して… と言っても姿勢を伸ばして膝に手を、といった程度だけど… 神妙に聞く。 目が宙を泳いでる。 多分、いまひとつ意味が通じていない ) ―――〜イガイー? フキュー… せいいぶつ〜? ………え、死体〜!? ( 『ピエール小さいねー』 とか、多分、冗談じゃない。 でもそれはさておき ) ―――〜そっか、取られちゃった物を、取り返したんだねー ピエール、悪くなかったんだね〜 ( その結果ピエールは殺され… ピエールも誰かを殺したかもしれない。 単純ではなく、喜んでなどいられない話だけども… それでも、先に取ったのがベルゼルガ… いや、彼らはただの協力者か――― 先に取ったのが相手なら、悪いのは相手だ。 語られる内容そのものには疑念を挟まず、ほっとしたように微笑んだ ) [Sun 30 Sep 2007 04:48:46]
アレックス > ( 言葉を言い終えるよりも先に、軽やかに駆け下りるような足音とともに開かれた扉に面食らったように硬直した。 音から推測するに行儀が悪い事この上ないが、別に修道女という訳でもなし、不問にしよう。 んん、と咳払いを一つして気を取り直し、部屋に足を踏み入れた。 ) おはようございます。 ええ、いくつか。( あれこれに気をとられて寝ていないが、まあ気にすまい。 もう朝課も始まっている時間だ。 誰にでも聞かれて良いという話しでもなく、ぱたりと扉を閉め―― さて、何から話したものか。 とりあえず、ピエール・ホーキンス牧師の照会は済んでいる事は確認した。 )まず、あなたがピエール・ホーキンス牧師より預けられたものは、ある聖人の遺骸―― 不朽体という聖遺物である、という事が判りました。 ( まず、「あれ」が何であるか。 ) これは過去にパプテス教会から奪われて居たものだそうです。 [Sun 30 Sep 2007 04:36:50]
ソレディー@不朽 > ( おまけに内容について深く考えることが無く、物語を読み進めるという新しい喜びを知りつつも、慣れないことに気もそぞろだ。 ノックには、すぐに反応。 その一文を読み終えるのも待たずに顔を上げて ) ―――〜はーい? ( 相手が名乗り終えるよりも早いか遅いか。 待たずに扉ががちゃりと開く。 大聖堂から借りた白の上下を着た娘は、仮にも保護されている身で嬉しそうに笑った ) いるよー、おはよ〜 ( 相手の苦労など露知らず。 でも… ) ―――〜何か、分かったー? ( やっぱりそれは気になるようで、真っ先に… そしてその話をするのなら、笑顔も引っ込んだ ) [Sun 30 Sep 2007 04:16:35]
アレックス > ( こんこん、と灯りのついた部屋の扉をノックする。 不朽体と呼ばれる聖人のミイラ... 人に超常の力を与える聖異物を巡る宗教間のトラブルに巻き込まれた娘とその知人を保護し、その手続きや事態の把握などに追われ、その上職務へ復帰するためにギルドと連絡を取り合う合間 その容貌と行いから様々な代名詞や形容詞のつく包帯女は彼女の部屋を訪ねた。 ) アレッサンドラです。 ソレディーさん、居られますでしょうか? ( 忙しさにかまけ、あまり様子を見られていないが 聞くところによれば保護した娘はよく部屋を空けているようだ。 大聖堂の敷地の外には出ていないようだが、あちこち歩き回ってたしなめられている模様―― 成り行きとは言え、はっきりした目的がなければ静かで退屈な場所である事に違いはなく、報告を聞いては頭を下げて回っている次第。 ) [Sun 30 Sep 2007 04:07:20]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 knock 』 [Sun 30 Sep 2007 03:54:53]
ソレディー@不朽 > ( 当たり前と言えば当たり前。 でもあっちこっちに入り込んでしまう娘は、いっそ外出してしまっても驚かれないかもしれない。 どういう場所だったのか分からないけれど、急に男性しかいなくなった場所からつまみ出されたり… 色々しているうちに、分厚い本を貸してもらった )   ( これでも読んで大人しくしていなさいという事か。 一応、使う機会もそんなに無いから得意ではないにせよ、標準語の読み書きはできる。 大事に扱うようにと念を押されたそれを、貸し与えられた部屋のベッドで広げて。 夜更かししているのではなく早起きしたヴェイティアン風の娘が宿泊している経屋には、ポツンと明かりが灯っている )   ( 『聖書』 というらしいその本は、パプテスのことが書いてあるということだけど、中身は物語だ。 意外に思いながら、項を捲る指は軽い。 …分からないところはさくっと読み飛ばしているのもあって… ) [Sun 30 Sep 2007 03:47:39]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが入室されました。 『( じっとしてはいないけど、大聖堂から出ることはない )』 [Sun 30 Sep 2007 03:24:35]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが帰りました。 『( 入ってはいけない所に入ってしまったようで、そのうち摘み出される )』 [Sat 29 Sep 2007 03:52:49]
ソレディー@不朽 > ( 圧倒されて、息が詰まるような感覚も持ってしまいながら、人にこんなものが造れることを誇らしく思う。 一人ではとても無理だけど、街の仲間とがんばって、親の仕事を子が継げばいつかは。 そうして出来上がったのだろう。 …人里で暮らしたことがないヴェイティアン風の娘には、感心することができても遠い話。 奇異の眼を向ける人と、そして自分自身で無意識に境界線を引いてしまって、その中の一員にと願ってもどこかで違和感を覚えてしまう… )   ( 父のように、あるいは母がそうできなかったように… 父が母を選んだことは間違いではないのだと、そこに加わりたいと思うのは本心だけど 『そうしたいと願うのだからもう仲間』 と思いながら、その実 『どうすればいいか』 を探している節もある。 ―――竜騎士になりたいのは、父親がそうだったからという、それだけの理由だ。 けれど父のいた場所に帰りたいと、見ていたものを見たいと思えば、それ以外は在り得なかった ) [Sat 29 Sep 2007 03:49:47]
ソレディー@不朽 > ( 広い敷地に大きな建物がいくつも。 舗装された道にさえ感心してしまう娘なら、もしかしたらヴェイトス市最大級の建築物には驚かされっ放しだ。 常世の森の大樹よりも高いかもしれない塔は、風が吹いたくらいではびくともしない。 その上では自分の身体よりも大きな鐘が、空を見上げなくてもちゃんと時間を教えてくれる。 その辺の村の広場より広そうな部屋では、壁に色ガラスで描かれた綺麗な窓?が何枚もはめ込まれているにも関わらず、大きな大きな天井をしっかりと支えて崩れ落ちてくる気配はまるでない )   ( 石一つをきちんと積めるように削り出すだけで、どれほどの苦労があるか。 それを思うとあまりにも途方もなくて、暮らしていればなんでもなくなってしまうのかもしれないけれど、そこかしこで足を止めて感嘆の溜息を零している ) [Sat 29 Sep 2007 03:11:39]
ソレディー@不朽 > ( ―――それなのに、付き纏う気配は相変わらず離れない。 アレッサンドラ個人に渡したのではなく、大聖堂に渡したのだから大丈夫と思いつつも… もしかしたら彼女も巻き込んでしまったのではないかと、一抹の不安が過ぎった。 …関わったもの全てに付き纏うなんてそれこそ不可能だろうと思いながら、部外者が付け回すのは困難な屋内にもついてくる気配は異常… 『もしかしたら』 とは意識させられてしまう。 もっとも仮に襲われたとして、奪われる物が手元に無いのだからいくらかは気楽だ。 アレッサンドラもそう簡単に襲われたりはしないだろうし、リヒャルトも大聖堂に入っている。 あまり気にしても仕方が無いと、アプローチが無い限り無視し続けるしかないのだが )   ( 大聖堂がそれを封印せず、当面アレッサンドラが保管するよう命じたのは知らない話。 今日は彼女とも、まだ会っていない ) [Sat 29 Sep 2007 02:50:26]
ソレディー@不朽 > ( 伸び放題の赤毛を大雑把なポニーテールにした赤銅色の肌の娘は、いつものハンドメイドっぽい革の服や狩り装束ではなく、簡素な布の上下を着ている。 質素でも破れていたりはしない、清潔さを表すような白い長袖長ズボンは、それで一見ヴェイティアンな容貌がどうなるわけでもないけれど、いかにも山人といった服装よりは場に馴染んでいた。 持っていないと少し心細いけど、弓も矢も、もちろん短剣も貸し与えられた部屋に置いてある。 預かり物はアレッサンドラに渡して、大聖堂に返してもらったから、持っていない。 服の下に何かを隠し持つことが不可能ではなかったとしても、あちこち覗いて回る姿はいかにも手ぶらだ ) [Sat 29 Sep 2007 02:33:59]
ソレディー@不朽 > ( 自分を探して宿を開けていた相部屋の彼、リヒャルトに、大聖堂の人に托した手紙は届かなかったようだけど、あまりきちんとした文章でもなし、かえって混乱させたり心配を煽るようなことにならなかったのは良かったかもしれない。 彼はそのまま保護を求めただろうか? と言うか、二人の保護を求めた自分に、あるいはアレッサンドラに同意しただろうか。 もちろん拒否もできること、する理由が思いつかないけれど、今どうしているかは分からない )   ( 自分も手続きにそれなりの時間がかかったし、大聖堂にいるのならじきに会える。 大聖堂に残らなかったとしても自分に会わずに帰ってしまうことはないだろうと、とりあえず一安心なら気楽に構え、気を紛らわせるように大聖堂の中を見て回っていた ) [Sat 29 Sep 2007 02:19:14]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが入室されました。 『( 朝、彼が大聖堂に着いたと聞かされた )』 [Sat 29 Sep 2007 02:08:49]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『さりとて、そうも言っていられない。文書にてVHGとのやり取りも始めなければ。』 [Fri 28 Sep 2007 05:46:44]
アレックス > ・・・ まあ、それも命あっての事。 悪いようには致しません 貴方もしばらくこの大聖堂に身を寄せ、保護を受けるのが良いと思います。 今現在彼女が抱えている問題、それを解決してからに致しましょう。 さあ、もう日が昇ってしまいますわ。 彼女も休んでいる事でしょうし、面会は休んでからにすると良いでしょう。( 流石に、こんな時間に女性の部屋に入れる訳にもいかず、別の部屋で休んでもらう事になるだろう。 さて、また厄介事を背負い込んでしまった。 本業に専念できるのはもう少し先のことのようだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 05:45:25]
お知らせ > リヒャルトさんが退室されました。 『(この出会いに感謝を。 ……ほどなくして、青年が大聖堂を訪れたことは娘の耳にも届くだろう)』 [Fri 28 Sep 2007 05:42:49]
リヒャルト > (実際、これから先、ソレディー・カモシレーヌという娘が龍騎士になれるかどうかは、青年には想像もつかない。なって欲しいとも思うし、その為に手伝う気は無論ある。……それ故に、アレッサンドラという女性が『協力できるかもしれない』と答えてくれた事は、とても喜ばしい事だ。 ありがとう。そう言って、心底からの感謝の表情を貴女に向けた。 どれほどの道のりがあるかはわからないが、それでもあの娘はまた一歩、前に進む事ができそうだから――) [Fri 28 Sep 2007 05:42:23]
アレックス > ええ――・・・ けれど、貴方が責任を感じることはありませんわ。( 冷たい言い方になるが、彼女の抱えるものは彼女だけの問題だ。それを抱えて彼が苦しむことを彼女は望むまい。 僅か、顔を横に振る。 ) そうですわね。 この街で暮らすには無防備すぎるかもしれない。( 同感とばかりに頷いた。鼠戦争の際も自分が止めに入っていなかったらどうなっていた事か。流されては居なかったが、やはり真っ直ぐなだけでは通用しない場面もある。 ) ええ、そうして頂けると気持ちが救われます―― 竜騎士。ええ、以前から何度か尋ねて来てくださっていたようですが、用件はそのことだったようです。( 触り程度でまだ、詳しくは聞いていないが・・・ ) そう、お父様が――・・・ 騎士と言うのは、世襲するものではなく当代限りの称号。家柄が問われる部分というのは信用が置けるかどうか、という事ですわ。 正規の騎士というのは王国の剣であり、盾。 そういう意味では、ただの騎士になる事でさえ、ヴェイティアンの混血である彼女には難しいでしょう。 加えて、竜騎士となれば――・・・ ( 竜騎士は単なるドラゴンライダーではない。能力と実績を兼ね備えた騎士の中の騎士。 しかも、あれはクリスティアの領分。 そういう意味では、ヴェイティアンの混血というハンデはあまりにも大きい。 ) けれど、彼女が騎士になる事、そしてクリスティアへの足掛かりを得る事には協力できるかもしれません。それから先は彼女の素質と、努力と運次第ですが・・・ ( クリスティア騎士に伝手がない訳でもない。が、それだけでなれるほど甘いものではない、と。 ) [Fri 28 Sep 2007 05:38:03]
リヒャルト > ……そう、らしい。――その際、傍にはいてやれなかったんだが(そして追いかけてヴェイトス市へ向かい、暫くして落ち着いたかと思ったらこの事態。――侮っていると言われればそうかもしれない。)……真っ直ぐな子なんだ。純真というか、無垢というか――正直、ハラハラするよ(困ったように笑いながらも、大丈夫なのだろうかと、そう思ってしまうのだ。 こんなにも多くの困難を抱えてしまうような歳の娘ではない、と思う。 ……強いからこそ、不安なのだが)……む。それは――そうかもしれないな、ううむ。……わかった、じゃあ、我慢する事にしよう(喋り方がやや砕けたものになり、何処か純朴そうな表情も垣間見える、これが青年の”素”なのだと、『眼』は伝達するかもしれない。 そして少なくとも、彼女の微笑に対して、戸惑うような様子は無かった)ああ、いや……ひょっとしたら、聞いているかもしれないけれど――ソレディーは龍騎士になりたがっているんだ。(そう言って困ったように肩を竦めて見せた。龍を捕まえれば良いという話も聞くが、それだけで為れるものでもないだろう)……その、あの子の父親が、龍騎士だったらしくて。だから家柄とかが重要視されるなら問題は無い、と思うんだが――それ以外は、……どうすれば良いのか、俺には皆目見当もつかない(だから、と表情を改める。真剣な顔。……今度は、此方が頭を下げる番だ)……どうか、あの娘を手伝ってやっては貰えないだろうか。 [Fri 28 Sep 2007 05:18:45]
アレックス > お父様を――・・・ そう、先の鼠騒動ですか。( 痛ましげに眼を伏せる。仇討ちは果たされただろうか その心は安らかだろうか。 ) 狩人だからこそ、死を受け入れている部分もあるのではないでしょうか。 彼女の感覚は独特・・・ いや、アンバランスです。余人にはその比重は推し量れないでしょう。( 心配からなのだろうが、ただの娘と侮っているように思え、首を横に振る。それほど、弱くはないだろう。少なくとも、目標の在る内は。 竜騎士とは、高い望みだが。 ) ええ、ですから私達が貴方がたに謝罪する意味はあるという事――・・・ リヒャルト様。謝る事も許してくれなくては、私達に立つ瀬がありませんわ。( 苦笑する不器用さに僅かに微笑んで見せる。包帯顔の女に微笑まれても困るだけだろうが。 ) ええ、恐らくは。私のような者が二人も三人も居ては、何事かと疑われてしまいますわ。( 少し困ったように笑い、頷く。 ) 何でしょう?私に出来る事であれば協力させていただきますけれど。 [Fri 28 Sep 2007 05:10:46]
リヒャルト > (その気遣いに感謝を。もしも手を差し伸ばされていれば、自分は目の前の女性に対して、何かしらの悪い印象を抱いていたかもしれない。身勝手な話だ。迷惑をかけているのは此方で――そして他人の善意を跳ね除ける者こそ、最も性質が悪いのだから。 遅々とした歩みではあったが、しかし確実に廊下を進む)とはいえ、あの娘は――ただの狩人だ。……それに先日、父親を亡くしている。 少々、背負い込むものが多すぎるように思う(何処か苦渋のにじんだ声。娘に対して何もできないからか、この状況を自ら解決しようと背負い込んでしまうことに対してか。恐らくは、両方。 青年の危惧するところは、アレッサンドラと同じなのだろう)……む。いや、其処までは知らなかったが――……そうだったのか。(となると宗教絡みなのだろう。門外漢の自分よりは、目前の彼女や、多くの神父や修道女たちに託してしまうほうが良いのかもしれない。――そうして、改めて一礼されれば、苦笑い)……謝られるのは慣れていないんだ。返って、こっちも困ってしまう(そして、義足へと視線が向けられているのに気付く。 ……何てことはない。『狙われるのに慣れている』ではなく『慣れていた』だ。 こんな脚になり、ヴェイトスの森の奥へ引きこもっている間に、随分とそんな感覚も薄れてしまった。)……そういえば、ソレディーの言っていた『包帯さん』というのは貴女の事だろうか? もしもそうなら、一つ頼みたいことがあるのだが――……。 [Fri 28 Sep 2007 04:58:00]
アレックス > ( 足を引きずるように歩く男のペースにあわせ、ややゆっくりと廊下を進む。手を貸そうかとも考えたが、自立しているのだ、手を貸されるほうが迷惑だろう、と歩調を合わせるに留める。 視線の先、一瞬だけ過ぎる苦々しさに視線を逸らす。 こういう物は見ないほうが良い。 知る事は、不幸だ。 )――・・・ ええ、殺生を生業とし、戦争を経験しているからこそ、表面上は健気に振舞えるのでしょうね。 それに、あの娘なりに決着をつけようとしています。 とても逞しい。 けれど、まだ若い。 あの素直さや律儀さが仇にならなければ良いのですが。( 美徳なのだけれど、純粋過ぎて、危険に思う。あの性質は彼女自身を苦しめるだろう。 ) ふむ――・・・ ( ある程度の情報は把握しているようだ。 ) 彼女が狙われる原因になった物を彼女に預けた人物も大聖堂ゆかりの者だったのです。 貴方の言うとおりですけれど、あなた達には申し訳ない事をした。 謝罪くらいはさせて欲しい。( 慣れている、そういう男の言葉が気になるも、足を止め 向き直って胸に手を当て、一礼した。 眼に入るのは彼の義足。 彼に比べればなんと私の受けた傷の軽い事か。 ) [Fri 28 Sep 2007 04:47:18]
リヒャルト > (廊下を歩き出した彼女――アレッサンドラを、義足を引きずるようにして歩きながら、追いかけて行く。――……何とも奇妙な話だ。あの当時、この大聖堂の内部といった重要拠点を目指して侵攻し、結局果たせなかったというのに……今、自分はこうしてここにいる。 もしも、あの侵略が成功していたら――との思いが一瞬脳裏を掠めたが、それを退ける。 アレックスの心中を知らない男にとって、ヴェイトスの住民であろうとするには不必要な感情だった。 右足が痛む。)……。初めて喋る者を殺せば、誰だってそうでしょう。恐慌状態にならなかっただけ、マシかもしれない(芯の強い娘だから、と呟く。だからこそ危なっかしいのだが、とも。 その進歩した銃も、今、この瞬間は単なる杖以上の役割を果たさない。 そして、それ以外の時も精々が狩りの道具だ。 ――人を撃つことは無いだろう……少なくとも、もうしばらくは)……いえ。何でも見ず知らずの人に奇妙なモノを預けられたとかで。大聖堂側の――貴女の手落ちではないかと。 それに……狙われているのは、慣れています(奇妙な気安さ。ソレディーには言えないことも、彼女には言える。……いや、ソレディーには知られたくないから、か)(戦場帰りの青年にしてみれば、その包帯に隠された顔も、痛々しいとこそ思うも、奇異なものには映らない。その容貌で気後れすることはないだろう) [Fri 28 Sep 2007 04:30:14]
アレックス > ( 読み取ったエイシェンというキーワード。 自分がそれについて知る事はそう多くはない。 ヴェイトス東部から上陸し、侵略戦争を仕掛けてきたという工業技術に優れた小国という程度だ。優れた技術を持ちながら指揮系統の混乱でその軍事力は発揮されなかったようだが―― どちらにせよ、島外の人間である自分にとってはこの島の歴史程度の認識でしかなく、敗残兵が帰化していても特に問題は感じない。 負傷の事もあり、さぞ生き辛かろう、と思う程度。 ) ええ、敵勢勢力と交戦し、相手を殺害してしまった事で多少不安定さが見られますが、外傷という程の物はなく元気です。 ただ、やはり心理的には不安が付き纏っているようですわ。 きっと、知り合いの顔を見れば彼女も安心することでしょう。( ご案内いたします、と廊下を示し、歩き出す。 進歩した機構と、優れた精度を持つ銃が少し気になる。 これからは鎧を着て槍を持って駆け回るよりも、銃の時代だと感じている。 しばらくの間国家間戦争のないヴェイトスでは進歩が遅れているようだが――。 いや、そうではなく。 ) ええ、成り行きとは言え彼女を巻き込んでしまって申し訳ない。 彼女が狙われる原因は大聖堂の手に委ねられましたが、もう安心、という訳にもいきません。貴方も十分注意して欲しい。 [Fri 28 Sep 2007 04:21:15]
リヒャルト > (――見られている)(まるで敵の狙撃手のスコープに納められてしまったような感覚。奇妙な違和感。……まさか、と小さく首を横に振って、それを追い払う。 一見しただけで素性がバレるようなモノは身に着けていない。ましてや、自分がエイシェン――侵略者の国の兵士だなんて。)(しかし、此方を見やる彼女に、全てを見透かされているような錯覚。違和感は残る)……これは、どうも。そうか――……無事でしたか、良かった(その言葉を聴いて、ホッとしたように息を吐く。見るからに安心した様子の青年は、その用意されていたかのような返答に疑問を感じることはない。 義足は――ブーツに押し込まれている。だが、貴女の”眼”ならば、その右足が義足であり、粗雑な木製であるということも見て取れる筈だ。 そして銃が、ヴェイトスのソレよりも優れた精度を持つことも)ええ、それは此方も。……ソレディーと一緒にいると『見られている』ような気がして。……それで、心配していたんですが――本当、無事で良かった。 [Fri 28 Sep 2007 04:04:07]
アレックス > ( 言葉よりも速く視界に納めた聖堂に似つかわしくない狩人風の装いの男から次々と情報が読み出される。 人間、男性、義足、精霊の森、ハンター、エイシェン・・・ そしてソレディー ―― 既に記憶されている事が呼び起こされるように、全く知らない事が頭の中に駆け巡る。 振り向いた包帯顔の女は、一触即発の張り詰めた緊張を緩める。 )・・・ あなたが、リヒャルト。 はじめまして、私はアレッサンドラ・クレメンテです。 諸事情があって貴方のお知り合いのソレディー・カモシレーヌを保護させて頂いております。 彼女は今、こちらの宿舎に滞在しています。( 挨拶もそこそこ、事情の説明をしてやるのが親切だろう、と言葉を重ねる。 男にとっては用意が良すぎて違和感を感じるかもしれないが―― そうして視線は義足へ移り、そして銃へと移って男の顔へと戻された。 ) 彼女はある事件に巻き込まれています。 貴方にも累が及ぶかもしれない事を心配していました。 ( 視界に納めるだけで読み取れる情報群 まるで開かれた本のようだ、と思う。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:55:45]
野伏風の男 > (どうやら、以前に大聖堂で娘と親しげに話しているのを覚えていた人物がいたらしい。 それならば『包帯を巻いたシスターに聞けば良い』と伝えられ、中に招かれたのだが……向けられているのは敵意、だろうか。何と無く居心地が悪く、義足が軋むような錯覚を覚えた) [Fri 28 Sep 2007 03:44:36]
野伏風の男 > (廊下で佇む貴女に、何処か躊躇いがちな声が呼びかけてくる。背嚢を背負い、長銃を片手に持った……狩人か、或いは野伏風の風体をした青年である。ある意味においては不朽体を持ち込んだ娘と何処か似た雰囲気かもしれないが、彼女がハンドメイド、お手製の革の装束なのに対し、青年はより西洋的な衣服を纏っていた。そういった知識があれば、何処かの軍服だと気付くことができるかもしれないが)……すみません。知り合いを探しているのですが、赤毛の……ヴェイティアンの娘を見かけませんでしたか? 宿に戻っていないので、恐らくは此方に出向いていると思うのですが――(断片的であれ事情を知る青年にしてみれば、こうして連絡が途絶えてしまった現状は心配せざるを得ないのだろう。 ひょっとしたら娘から宿のほうへ連絡がいったのかもしれないが、擦れ違ってしまったようで、未だ彼は彼女がここにいることを知らない、というわけだ) [Fri 28 Sep 2007 03:41:55]
アレックス > ( 確かに、このような力を与えるのであれば聖遺物としても申し分ない。 が、やはりこれは人の手には余る物だと思う。 秩序に従い、自制して良き事だけに使うのであれば良い。 しかし、あの娘にも顕現していた事を考えれば正しき義人のみに力を貸し与えるとは言いがたい。 無差別に力を貸し与えるのならば、それは害悪の種ですらある。 神を模したとは言え、土を捏ねて造られた者が創造主に近づく事のなんと罪深い事か――・・・ 力を持てば使わずには居られない。 それも人が背負う原罪の内。 )・・・   ( そして、これを預けられてからたびたび視線を感じるようになった。 火傷を負って意味は変わってしまったが、元より目立つ容姿をしている為、人の目を引く事は多かったが・・・ 人気のない場所ですら感じるのは異質。 この大聖堂の中でも「見られて」いるのか。 上に報告しておく必要もあるかもしれぬ。 ) ( と、今回は見ているだけではなかった様だ。 さり気なく短剣の感触を確かめながら、声の主に振り向こう。 )―― なにか?( 此処は大聖堂の内部、一般人の入り込まぬ長廊下に居るものは誰だ。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:41:55]
お知らせ > 野伏風の男さんが来ました。 『――あのー。』 [Fri 28 Sep 2007 03:32:45]
アレックス > ( さらに、この遺物の持つ厄介さは、これが持ち主に超常の力を与える、という特性。 かくいう自分も、これを手にしてから視覚に変化が起きている。 あの娘は眼が良くなった、物が透けて見えたなどと言っていたが、自分の場合はそうではないよう。 視覚に捕らえているものの、視覚で得られる以外の情報がイメージとして頭の中に刻まれてゆく。 例えば廊下に据えられた柱など、その材質や耐久性などの情報が読み取れる。 人に至ってはもっと複雑な情報が浮かび上がる。 最初は単なる違和感であったが、徐々に具体化した。 最初は戸惑い、短いながら時が経過した今も慣れない。 他人の秘密を覗き見しているようで、居心地が悪いものだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:27:49]
アレックス > ( フラットな見方をすれば、どちらにも正しさは無い。 あるとすれば、どっち在った方がマシか、程度の物だ。 それは勿論、味方側に在った方が良い。 だが、そんなものは容易に揺らぐ。 あの娘とて、私が助けたから大聖堂を頼ってきたのだ。 そうでなければ「あちら側」に回っていた可能性もある。 物の見方など様々だ。 奪われていた聖遺物と言うが、それも何処まで本当か―― 全ては主の持ち物であるから、本当ではあるのだが、見方が変わればそれも戯言。 )・・・ 厄介な物に関わりましたね。( 人の良い、純粋な娘であるのが痛ましい。 私ができる事は、例え欺瞞であっても彼女の行いを正当化してやる事だろう。 真実は人を傷付けるものだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 03:07:23]
アレックス > ( 懐に手をあてれば、円筒の感触―― その聖遺物は未だ自分の手元にある。 事態が収集するまでの間、管理するように、と命ぜられた。 自分が知り得た情報は其処までだが、期限付きで預けられるという事はこの事態に対して対処する用意があるという事だろう。 巡回牧師の死に感じた虫の知らせのような予感はそう外れたものでもなかったようだ。 ) 一つ肩の荷が下りましたが――・・・ どう説明した物か。( そのままでも別に構わないが、あの娘は街に疎く、宗教にも疎いようであった。 それが聖遺物をめぐる宗教間の争いに巻き込まて人一人を殺害してしまい それをあの娘なりに決着をつけようとしているように見える。 ) ・・・・・・ 何も知らぬほうが、幸せでしょうね。( 期待には応えたいが、知る事で苦しむ事もある。 例えば、これなどは正にそれだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 02:56:35]
アレックス > ( 両開きの扉を閉め ひとつ、溜息をつく。 そのまま足を止めてしばし眼を閉じる。 ぢん・・・ と眼が痛い。 やがて、少し緩めた気を引き締めるように息を吸い 扉の前から離れた。 )――・・・   ( つい先ほど、ある司祭からソレディー・カモシレーヌから預かった筒について説明を受けてきた所だ。 この掌ほどの筒の中に収まっているのは異教徒によって奪われた聖遺物・・・ ある聖人の遺体の一部であるという。 それを巡回牧師であるピエール・ホーキンスが奪回し、聖遺物を奪われた異教徒側は傭兵を雇ってこれを殺害し、取りかえそうとしているとの事―― ) それが、ベルゼルガ、という事ですか。( 聞くところによれば金を積めば何でも遂行する武力集団。詳しい事は調べてみなければ判らないが、こちらは大聖堂よりもVHGの方が精度の高い情報が得られそうだ。 ) [Fri 28 Sep 2007 02:42:11]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『―― 失礼します。』 [Fri 28 Sep 2007 02:42:03]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが帰りました。 『( 何だかんだでアレッサンドラともあれっきり。 竜騎士の話はできていない )』 [Fri 28 Sep 2007 01:03:47]
ソレディー@不朽 > ( 一息入れて建物の中に入っても、気配は離れない。 気付いていないのか、知った上でのことなのか。 大聖堂内という環境もあるのかもしれないが、その沈黙は預かり物を返した今、余計に気味悪さを増していた――― ) [Fri 28 Sep 2007 00:55:39]
ソレディー@不朽 > ( 彼が持っていると言ったのは、何かの欠片が入った瓶だったか。 自分の預けられたそれと同じようなマジックアイテムだとすれば、手放すのが惜しいと言うのも分かるのだけど――― 娘にとって束の間体験した超視力は、便利なものであると同時に恐ろしいものだった。 便利な力に頼らずにいるほど自分は強くない。 そして頼ってしまったら、何故与えられたのかも分からない能力が、与えられた時のように急に消えてしまった時、それは視力を失うのと同じことになると判断している。 慣れ親しんだ、それなりに信頼できる、自分自身の感覚が一番だ )   ( モンタージュを作ってもらって、大聖堂の人に任せるべきかとも思う。 …けれど見つければ分かりそうなものの、その顔をよく覚えていなくって… ) ―――ん〜 ( でも、街に出るのはまずいよね。 宙を仰いで首を傾げる )   ( 大聖堂の中、知らないものを見て回るのは面白い。 でも、それでいいのかと ) [Fri 28 Sep 2007 00:44:17]
ソレディー@不朽 > ( ピエール・ホーキンズはアレッサンドラの仲間。 街の仲間。 それならきっと自分の仲間。 『盗人だ』 というベルゼルガの話にも真実はあるのかもしれないけれど、悪いことはしないと思う。 …思いたい。 でも、本当のところは分からない )   ( アレッサンドラは何か分かったら教えてくれると言ってくれたけれど、既に大聖堂が事態を把握しているとは知らなければ、昨日の今日で何か分かったかと聞くのも乱暴な気がした。 …大聖堂を出ないようにと言われて、あとは何ができるだろうとぼんやり考える… 考えたって、どうしようもないことだけど。 ―――ふと、街で会った同じくピエールから何かを托されたらしい人のことを思い出した )   ( ピエールが牧師であることを教えてくれた彼。 彼はもう、大聖堂に来たのだろうか? …ちょっと怪しい感じがして、それに自分のことで手一杯で… 連絡先どころか名前すら聞かなかったのが悔やまれる ) [Fri 28 Sep 2007 00:21:32]
ソレディー@不朽 > ( ただ――― いつまでも守ってもらうわけにもいかない。 迷惑になりそうだし、何よりこんな状態がいつまでも続くのは嫌だ。 …どうすれば 『終わり』 にできるのだろう… もう通常の視力しかない眼で周囲を見回しても、やはり視線の主がどこにいるのかは分からなかった )   ( 同時に、『終わりにできるわけもない』 とも思う。 ―――理由はどうあれ人一人殺してしまい、それは決して望むものではなかったのだから。 『仕方が無い』 という意識も持ってしまいながら、自ら真相を確かめることを諦めたのが、どうしても胸の中にしこりを残していた )   ( これで良かったのだろうか――― 眺めの良い街の夜景に目を奪われるのが落ち着いたら、意識はそんなことばかりに向いて。 どこも間違っていないと思いながら、珍しく難しい顔でバルコニーの手すりに身を預ける ) [Thu 27 Sep 2007 23:57:31]
ソレディー@不朽 > ( 地上数階にあるその場所は、空中庭園といった趣き。 何かのセレモニーで使う都合か空間が広くとってあり、スペースに対して控え目な花壇が物足りない印象もあるけれど、人工物の中で 『息が詰まる』 と感じてしまう娘には居心地の良い場所。 あまり星が見えない夜なお明るい空を見上げて、深く息を吸い身体を伸ばす )   ( 同じ宿に部屋を取っている同居人には、大まかな事情を説明した手紙を大聖堂の人に托した。 もちろん彼が同意すればの話だけれど、もう保護されているかもしれない。 ―――大聖堂の中で男女相部屋というわけにはいかないだろうけど、少し寂しく思うものの特にそれを望むこともないし、より安心できる状況に身を置けるのならそれで良いと思う ) [Thu 27 Sep 2007 23:44:20]
ソレディー@不朽 > ( ピエール・ホーキンズのモンタージュを作成してもらい、照合。 娘の見た彼は満身創痍で必死の形相をしていた。 死に顔だって決して穏やかなものではなかったろうけども、やはり二枚の絵は微妙に印象の異なるものになる。 それでも大まかな特徴が一致すれば、状況の異常性もあって本人と納得。 彼から預かった掌に収まる円筒形の容器は、アレッサンドラの手で大聖堂に封じられた。 …はずだ )   ( それなのに、纏わりつく視線は離れない。 大聖堂の中までどうやって追って来ているのか分からないが、自身で超視力を経験していれば 『そういうこともあるか』 と納得できる話。 ―――大きな声で 『もう持ってないよー』 と叫んだところで、信じないかなーなどと考えつつ… 大聖堂内を探検していたヴェイティアン風の娘は、廊下から繋がるバルコニーへ出た ) [Thu 27 Sep 2007 23:31:21]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが来ました。 『( 大聖堂を出ないようにと言われて戸惑うけれど、退屈するにはまだまだ早い )』 [Thu 27 Sep 2007 23:22:13]
お知らせ > ソレディー@不朽さんが退室されました。 『 あ、そう! それで会いたかったのー! 竜騎士になりたいんだけど、どうすればいいかなー? 』 [Wed 26 Sep 2007 05:25:25]
ソレディー@不朽 > ( もう、これを巡って人が死ぬことは… 分からないけれど、簡単に殺し殺されといった状況になることは、少ないだろう。 …それが確信できれば… どうにも責任を果たし切れず折り合いを付けてしまった感があるものの、ピエールもヴァイオリンも許してくれそうな気がした。 密室の応接室をうかがう能力が、ベルゼルガの監視者にあっただろうか? 娘は聖遺物を手放したが、纏わりつく気配は消えるだろうか? )   ( 守ってくれるとは言うけれど、それがどんな生活になるかは知る由もなく――― 月の滴へ手紙を書こう。 リヒャルトに、例によってあった事は包み隠さず ) [Wed 26 Sep 2007 05:24:24]
ソレディー@不朽 > ( そのうちアレッサかサンドラか、どちらかに縮めそうな感じだが。 今はまだ… と言うか、本名を覚えておくなんていう意味もあるのかもしれない。 名前を覚えるのは下手だ ) ―――〜ベルゼルガは盗まれた物だって言ってる。 それは気になるけど… でも、ベルゼルガは 『返してくれないと殺す』 っていう返してもらい方しかできなくて… だから… ( それはきっと、自分を納得させるための言葉。 『もしかしたら』 という予感を押し込めて、リヒャルトには累が及ばないようにするために )   ( ピエールがどうしたか分からないと言い切る彼女には、一抹の不安も覚えるけれど… 正直な言葉は 『嘘はつかないな』 という必須の安心を与えてくれる。 …もしもピエールが 『盗み出した』 物なら、同じように大聖堂から盗まれることもあるかもしれないけれど… それが難しいのは、まあ、見れば分かると言うか ) ―――うん。 ありがとー ( 『戦争で戦った彼女は正しいことをしていた』 というのとは別に、こちらの話はこれで完全にすっきりするわけもないけれど… 何か分かれば教えてくれると約束してくれるなら、ちょっと肩の荷が下りたような顔で微笑んだ ) [Wed 26 Sep 2007 05:13:55]
お知らせ > アレックスさんが退室されました。 『それで――・・・ 竜騎士、とは?( かくり、首をかしげ。いや、意味は分っているけれど )』 [Wed 26 Sep 2007 05:11:29]
アレックス > ご理解頂き、光栄です。 私が考え付く範囲では、それが一番良い方法のように思います。 貴方にも、そしてこの街にも。 ( 最悪の場合、修道女に混ぜて疎開でもさせるのが良いかもしれぬ。 皆一様に修道服というのは個人の特定を難しくする。 助けを求めて自分を尋ねてきたのだ、期待に応えたい。 漸くすっきりした、とばかりににっこり笑う様に、釣られて笑みを見せ。 ) では、照会の準備が出来るまで此処でお休みください。 横になりたいのであれば部屋を用意していただきましょう。 その間に私はコレが何であるのかを調べ、安置してもらう事に致します。 リヒャルトという方と連絡が取れるのなら、しておくとよいでしょう。( 手紙を出す手順などを教える事になるか。 さて、どうなることやら―― ) [Wed 26 Sep 2007 05:09:46]
アレックス > ええ、お好きなように呼んでくれて構いません。( 愛称で呼べと言うほどに親しい仲でもないし、姓で呼ばれるよりは名で呼ばれた方が良い。 ) ・・・ こんな事を言うのは罪深い事で、また貴方を悩ませる事かもしれない。ですが、価値観と言う物は環境によって容易に変わってしまう物。そして善悪は、それほど確かで、明確な物では・・・ ありません。 ただ、確かなことはピエール牧師は貴方にこれを託し、それを取り返そうとする者が居て、これは、これを巡って人が死ぬ程度の価値があるもの、という事です。 それをどう解釈するかは、人それぞれという事になるでしょう。 私はこれが何なのか、分からない。 だから、ピエール牧師が私と同じ答えを出したかは判らない。( つまり、確かなことはこれが世にあればこれを巡って人々は争い、人が死んだ、という事。これからもないとは言いきれない。 そして、その判断はケースバイケースだ。全容を知ったのであれば、信用された訳ではなく、ただ無作為に選ばれただけの彼女の律儀さを哀れむけれど。 ) なるべく期待には応えたいのですけれど、私もこの場所で位が高い訳でもありません。 召し上げられてそれっきりになる可能性もある。 もし、これが何なのか、何故このような事態になっているか、お教えする事を約束致しましょう。( 大聖堂には幾つか貸しがあるが、その発言力も何処まで有効かは判らない所。 少し難しい顔でテーブルの上の筒を見詰め ) [Wed 26 Sep 2007 04:58:47]
ソレディー@不朽 > ―――分かった… ( やがて、悩みに悩んで頷くだろう。 それは、大聖堂に返されるべきものだと。 ―――宗教の戦いであるとは知らないままに。 ただ、念のため、渡すのはピエールの顔を確認してからだ。 …人の顔を覚えるのは下手だから、似ていればよしといった感じでも… 信じて預けてくれた、迷惑なその人を本人と特定する努力はしなければ ) ―――。 ( だだをこねてそう言わせてしまった感もあるが。 彼女が 『私も正しかった』 と言ってくれればすっきりにっこり。 本当は何をしていたのかもよく知らないが、街を守って戦った仲間が、本当に悪い事をしていたとは思えない。 …自分に絡んで来たようなものが、いたとしても… ) [Wed 26 Sep 2007 04:51:45]
ソレディー@不朽 > ―――アレッサンドラ… マリア… アレックス…? ええとー… アレッサンドラが名前なんだよね〜 ( あれ、どれにしようって感じで。 男性名詞を明確にそれと意識するわけではないのだけども、響きで選ぶと元の名前そのままで呼びそうだ ) ―――…うん… ( 生憎と信仰は無いが、感覚的にそれが多少なりと気持ちを楽にしてくれるのは分かる。 …楽になって、それでいいものでもないと思うけど… そう感じていればこそだ。 『誓い』 と言われてちょっと考え込んでしまうけど… 人と殺し合うことなどそう考えられない生活。 なるべくなら殺したくないのが本当だし、それも大丈夫 ) ―――だって、それでピエールが殺されて、あたしはヴァイオリンを殺したもの。 どうしてそんな事になったのか知らないといけないじゃない。 アレッサンドラの仲間だから、ピエールは悪い事してないと思う。 でもヴァイオリンだって悪い事していたわけじゃないかもしれないんだから… ( ヴァイオリンというのが、殺した相手の名前だ。 好奇心と言うか、責任の問題。 あとは、善悪の判断。 …人殺しがそれ自体いけない事というのは、分かるつもりだけれど… それでも、その中で良し悪しはあると思っている ) …ピエールは、どうすると思う? …アレッサンドラが言うようにした? ( それなら、そこが返されるべき場所かもしれない。 だけど――― それでは真相が分からないかもしれないとなると、躊躇ってしまう ) ―――。 ( 分からない。 自分と一緒にいない時でもリヒャルトが危険かどうか。 生憎他に親しい人はいないけど、無差別に殺すというのだって十分な脅しだ。 必要となれば殺しを厭わないベルゼルガが、それをしないとは言い切れない ) ―――どうしても、教えてくれない? 誰にも言わないって約束してもー? ( 彼女の言葉は、彼女達?が事態の真相に迫る可能性を示している。 ピエールという仲間が殺されていて、その手掛かりがあるのだから当然という印象だけど、話せない内容とはどういったものなのか。 よく分からず、まるで子どもなおねだりだ )   ( ベルゼルガが本当の本当に 『悪い』 のかどうか、分からない状態でしっかりと預かり物を 『守って』 もらえるのは、心強いような不安なような――― それも、リヒャルトの身の安全や、ベルゼルガの行動に対する不安よりは軽い ) [Wed 26 Sep 2007 04:40:28]
アレックス > 貴方の言った「今も見ている」という事が監視されている、という事であれば 貴方が住んでいる場所、親兄弟から交友関係まで把握されていると思った方が良い。 例えば、リヒャルトという貴方の友人。 「ベルゼルガ」が手段を選ばない組織であるのならばそれらにも累が及ぶ可能性があります。 仮に、大聖堂に預けたとしても、それらを盾に貴方を脅し 取り返して来るように言うかもしれない。 いいえ、別に関わりが無くとも良い。 取り返してこなければ無差別に誰かを殺していくという事も考えられる。 その場合でも、我々は神秘を文字通り秘する事を優先いたします。 無論、貴方がたを見捨てるという訳ではありません。 パプテス教会は助けを求める人々を保護する事ができないような組織ではない。 ですが、保護される側も協力してくれなければ保護する事ができないという事。 そして、我々の力にも限りがあるという事。 ( 職業柄、最悪のケースから考える事にしている。 吸血鬼による立てこもり事件であれば、人質は全員死んでいると覚悟して事に当たる。 助ける努力を怠るという意味ではないが、それが可能かどうかは別の問題だ。 厳しい話だが、事実を伝えよう。 ) ・・・ そうだと、良いです。 ごめんなさい、惑わせてしまって。 きっと、貴方は正しい。 私も正しかったのでしょう。 ありがとう、救われます。( 良いことを頑張った、そんな、幼稚とも取れる言葉が真っ直ぐすぎてくすぐったい。 ) [Wed 26 Sep 2007 04:16:41]
アレックス > そう・・・ 申し遅れましたね。 私はアレッサンドラ・クレメンテ。 教会内ではマリアとも呼ばれますが、アレックスとでもおよび下さい。( そう、男性名詞を口にする。本来ならば、サンドラと自己紹介をする所だが なかなか拭い去れない物だ。 たら、ればを言えばキリがない事はわかっていても。 ) ええ、そういう事だと思って頂いて構いません。 すべては父なる神から与えられた物であり、いずれはその御許に帰る物。 貴方の贖罪は届けられましょう。 神の前で罪を告白し、悔い改めるのです。 そして再び罪を犯さぬ事を心に誓えば、いずれ許しは与えられましょう。( たとえ死んでいても、全ては唯一の神に集約されるのだから届けられるのだ、と そう告げた。 ) 関わったからには、気になりますか――・・・ 好奇心は猫をも殺すと言いますが、そうでなければよいのですけれど。( 手に取った瞬間にこれほどの違和感を与える遺物だ、解析が行われればある程度の事は判りそうだが・・・ それも今すぐにとはいかない話。 ) ソレディーさん。 正直に申し上げますと、大聖堂はこういう物が出回る事を良く思っていません。 神秘は秘されるべきだと考えます。 これは然るべき所に安置されるべき物でしょう。 そして・・・ 貴方の希望を全てかなえられるとは、限らない。 貴方に話せる内容の物であれば、それは幸い。けれど、そうでなかった場合――・・・ 貴方の希望は叶えられない。( 分って欲しい、と視線を伏せる。 命が助かる事、知的欲求を叶える事、それを両方満足させる事は出来ないかもしれない、という話。 ) [Wed 26 Sep 2007 04:11:08]
ソレディー@不朽 > ( 前後してしまってごめんなさい。 ―――大丈夫としか言わない彼女から、何があったのか知ることはできない。 でも続いた言葉には何を言うのかと、いっそ怪訝そうな表情になる ) それは… だけど、良い事をがんばったでしょー? 鼠から街を守ったんだからー… ? ??? ( 殺人はいけないこと。 悪事は、悪事なんだからもちろんだ。 それをがんばったって、良い事になったりしない。 でもあなたががんばったのは良い事なのではないのかと。 寂しそうにも見える笑みに、難しそうにした顔で答えよう。 彼女の見方は未知なもの。 ピンと伸びた姿勢からそれは良い物なのだと思えるけれど、でも、何だか遠くにいるようで寂しい ) [Wed 26 Sep 2007 04:03:05]
ソレディー@不朽 > ん、大丈夫ー… ( ちょっと大事になる気配に緊張するような表情を見せるものの、確認するのは大切なことだ。 変なところ頑固に、相手の迷惑はあまり考えず、自分がどういったことになるかも熟慮しないで頷いてしまう。 勧められるまま、ちょこんと腰を下ろし ) ―――〜うん、森で近くに住んでた狩人さん、一緒に街に来てるのー …ぁ、そうだ、名前ー! ( 他人の名前が出てようやく思い出した。 『ソレディー・カモシレーヌ』 と名乗り――― 続く懺悔の説明は殆ど理解できなかったけれど ) …んー… ごめんなさいするのと同じ〜…? ( それを言うべき相手がもういなかったとしても? それを届けてくれるということか? 首を傾げながら… 『どうするの?』 と問う ) ―――〜どうしたいって… 返さないといけないんだけど〜 ( 返すべき人が死んでしまっていると、どうなるのか ) ピエールの家族とか、友達に、返せばいいのかなー… でも… ベルゼルガの人はそれが盗まれたものだって言ってた… それが何で、どうして盗んだのかは知りたいな〜… ( 娘の認識としては、あっさり手渡すくらいで呪術的な効力を副作用含めて軽視しているものの、二人死ぬだけの何かはあるのだろうという意味で危険視している )   ( 『手放す』 のには賛成だ。 俯きがちに頷きながら、それが手掛かりであるのも変わらない。 どうするべきかと ) ―――手放すって、どうするのー? ピエールはあたしを信用してくれたんだから、あたしは、ちゃんとした人に返さないとだめー… ( 大聖堂に保護? ) 守ってくれるの〜? …でも、ここにいてもそれが何かは分からないよねー…? ( 大聖堂が保護してくれるというのは、意外そうに。 …仲間と認められたような気がすれば、ちょっとはにかむ風にもするけれど… 明るく微笑むには深刻な話 ) [Wed 26 Sep 2007 03:54:47]
アレックス > ( 人を疑うような事を知らないようなこの娘は鞭打ち刑の事など知らないよう。 だから、大丈夫 と微笑んで見せるだけで済ませる事にする。 刑によって知らしめた魔女という偶像は大いに利用するつもりだが、ひけらかすには相手が違いすぎる。 ) 頑張った事が常に最良だとは限りませんわ。 それでは、悪事を頑張った、殺人を頑張った、そんな風にも言えてしまいますもの―― けれど、そう考えられる貴方が羨ましい。 私もそんな風に世界を感じてみたい。( 罪深い事かもしれないけれど、この娘のように 草原を通り抜ける風のように世界を感じることができたなら きっと素晴らしい。 しかし、そう思う事は自分には無理だ、という事と同意。 浮かべる微笑みはやはりほろ苦い。 ) [Wed 26 Sep 2007 03:39:30]
アレックス > それには少し時間が掛かります。日が昇ってからになりますけど、それでも宜しい?( まず、照合するには彼女のほかに似顔絵を描く人間とブラザー・ピエールの事を知っている人間が必要だ。そろそろ朝課の為に起きだす時間だが、今すぐにとは行かない話。 しかし、物が物だけに多少迷惑はかけてしまうかも知れないが―― 彼女に椅子を勧めながら、そんな事を考える。 ) リヒャルト?お知り合いですか? ・・・・・・ 懺悔とは、神の前で自らの罪を告白する奇跡。罪を認め、悔い改める為の儀式の事ですわ。( 即罪の許しが得られるとは限らないが、罪の意識から開放し、道を改める為の神秘。単なる人生相談ではなく、れっきとした教会の奇跡だ。 ) ・・・ 見ただけでは詳しい事は判りませんけれど、みだりに触れてはならない物のようですね。 貴方は・・・ これをどうしたいとお考えに?( こと、とテーブルの上にそれを置いて、娘の顔を見る。 眼が良くなる、信じられないくらい遠くが見える、暗くても平気、壁とか透ける―― 持ち主に何かしらの影響を与える物のよう。 この手の品物は、普通の人間が手にとって良い物ではないと思う。 力を持てば使いたがるのが罪、分を超え、過ぎたる力は人間には必要は無い。 それが神の手によって与えられた物であったとしても、だ。 ) 私は、手放す事が賢明かと思われます。 けれど、何かしらの秘密があるのであればそれを知ってしまった貴方が無事で居られる保証はない。 現に、人一人殺してしまうような事態になっているのでしょう? この大聖堂に保護してもらう事も可能でしょうけれど・・・ ( いかが?と首をかしげ ) [Wed 26 Sep 2007 03:30:26]
ソレディー@不朽 > ( 『あぁあ、ごめんー!? やっぱり、怪我してる〜?』 叩いたら痛むようで、ではこの血はやはり彼女のものではないかと心配そうにしつつ。 ミスマッチな雰囲気二つが廊下を進む。 『分からないなら、がんばったんだって思っちゃえばいいのにー』 だめー? とか。 彼女の胸中は知らず、つい気楽に言ってしまう。 単純にしか考えられないままに。 ―――涙は痛みと苦悩、どちらからくるものか… 応接室に入っても、すまなそうに。 格式は低くて当然、と言うか高低が分からない ) [Wed 26 Sep 2007 03:14:29]
ソレディー@不朽 > ( 木と漆喰の家ならばさして気にならないけれど、街で生活したことの無い娘にこういった建物は異様だ。 洞窟の中みたいと感じるには整然としていて、それよりも硬質な ) ―――〜ぁ、うん、見たいー ( 大変なことかもしれないと思いながら、話してくれるなら是非にと思う。 きっと同じ人だろうけど、違ったら大変だし… 同じ人なら同じ人で、確認できれば一つ迷わなくて済むようになる。 『盗人』 と言われてしまうけど、大聖堂の人なら包帯さんの仲間。 悪い人ではないと思えてしまうから ) ―――〜うん、危ないって、リヒャルトも言ってたー… ザンゲ〜? ( 何それ? と首を傾げつつ、包帯さんの痛ましそうな様子に俯く。 仕方が無いと、言い聞かせている状態だ。 …だから、真相を知りたいと言うのは、仕方が無かったのだと確認したいということでもある… 『仕方が無ければいいのだ』 と、そう思っている ) ―――あっ、大丈夫ー? ( 目を覆った相手の、腕をとる。 自分の視力も、やはりこれのせいか ) ―――〜あたしも、それを渡されて目が良くなったみたい。 信じられないくらい遠くのものがはっきり見えたり、暗くても大丈夫だったりー… あ、じーっと見てると、壁とか透けるの。 それで中身も分かったんだ〜 ( で 『何』 なのかはさっぱりだが。 開けられない容器の中身を、『干した果物みたいな』 と言える由縁 ) [Wed 26 Sep 2007 03:06:45]
アレックス > ・・・ ええ、恐らく。         ひッ ! ( 何処までも自己嫌悪に陥りそうな間に、相変わらずな朗らかな娘の調子が救い。 空気が抜けるように少し肩を落とすような、複雑な苦笑いを浮かべ。 それも、ぽんと背中を押すように叩かれる背中に走る痛みに息を呑むように引き攣ってしまうのだが。 痛みを堪えるように足を止め、身体を強張らせてぷるぷると震え ) ふ、ふふ・・・ そうだと、良いのですけれど 私には良く判らないのです。( 少し眼の端に涙を浮かべ、歩みを再開する。 そう、私には良く判らないのだ。 正しさとは何だろう? 罪を償う為に罪を重ねる生き方の行く末は? 幸福とは? そも、私達は贖罪の為に生き、審判を受けるために生きているのではないのか―― 死ぬ為に生きている。 そう言ってしまえば、この世は煉獄に違いない。 それでも、正しさを追い求めていれば――・・・ 神は、私を見放さないと思ってきたのに。 痛みに滲み出た涙を拭いながら、小さく鼻をすする。 ) さあ、どうぞお入りになって ( 通すのは、応接間―― 数ある中でも格式の低い物だ。 VIPを迎える場所は別にある。 ) [Wed 26 Sep 2007 03:02:45]
アレックス > ええ。どうしても、と仰るのであれば場所柄、似顔絵を作る所もありますが――・・・ ( 人間種の存在が自然と反する事を表すような硬い廊下に靴音を響かせながら歩く。 自警団とは別に、警察機構を持っているという話―― 人物像の照合は自分達やエクソシスト達の仕事にも必要なこと。 ) ベルゼルガ 私も良く存じませんけれど、あまり性質の良い組織ではないようですね――・・・ 懺悔は必要ですか?( 殺しちゃった、と言う娘の顔を一度振り返り、痛ましそうに十字を切る。 何も感じないという訳でもないが、仕方がなかったと思っている印象がある。 罪深い事だが、これも人の負った罪の現れであろう。 この娘が悪いのではなく、罪が悪いのだ。 )( 「今も見ている」。つまり、このパプテスの聖地にも入り込んでいる、という事か―― それを聞けば忌々しげに目を細め、差し出された容器を手に取り―― 瞬間、自分の視界、感覚に訪れる違和感に顔を歪め、眼を覆う。 まるで眼鏡をかけたように、視界の上に重なった白と黒の世界。 それも、直ぐに収まり )――・・・ これは・・・ ――・・・ ( 娘の顔を見て、名前を呼ぼうとしてまだ知らない事に気付く。 ) これは、何らかのマジック・アイテムのようですね・・・。何か、身に覚えは? [Wed 26 Sep 2007 02:51:43]
ソレディー@不朽 > ―――? ううん〜? 後悔、してるのー? ( いけなくはないよ。 でもどうして? 足りないと思うところがあったのだろうかと、ほんの一時目にしただけでも、少なくともそんじょそこらの民兵よりはずっと頑張っていたように見えた彼女の言葉に不思議そうにしてしまう ) …え? …え、恥ー? ( どうして? とおろおろ視線を彷徨わせ――― 食って掛かるような言葉と、それが尻すぼみになる調子を心配そうに。 やがて ぽん と肩を叩く。 背中が痛いとか、知らない ) ―――〜よく分からないけど… どうすればよかったか分かるなら、また、頑張ればいいよ〜 頑張りやだねー ( 凄く真面目なのはよく分かる。 何だか苦しそうに見えるのをかわいそうと思ってしまうけど、それは好ましいものに見えて、笑う。 促されるまま、後に続こう )   ( 一度だけ、礼拝堂を振り返った )   ( あの中にもベルゼルガはいるのだろうか? ) [Wed 26 Sep 2007 02:50:00]
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