スラム 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( それがつまり、――猫でいられなくなるということだ。 )』 [Wed 2 Sep 2009 23:47:24]
ナイト > (だが成る程、異邦人であることは楽ではない。この場合、異邦“猫”となるのか?)     (結局、全ての庇護をなくせば、この地域が一番生きるのに容易く、心地よい。闇の中、雨の垂れ幕を射抜く光を色違いの両目に宿らせて、猫は思考する。これから先の事を。人間に庇護を求めるという選択肢は、今は存在しない。その方法もまだ上手く見つけられずにいる。だから――、つまり、それで、猫はどうすればいいのだろう。それを、考える。猫には考えることができる。言葉の数はまだまだ少ないが、言葉を離れたところで、考えることができる。動物としてこれは幸運か、それとも不運か、まだ判断できないけど、猫は考えることができる。故に考える。)     (ぶる、とまた冷たい体が一つおおきく震えた。体を縮め、更に丹念に前足を舐めていく。そうして気づくのだ。 ――劇的な瞬間というのはいつも呆気ないものだ。考えることも、既に猫の一部だったのだ。それは既に、猫の本能に組み込まれていた。雨が降れば、雨宿りができる場所を探して走るように、生きる為の最上の方法を思考により導き出す、その仕組みの間に、違いはないのだ。) [Wed 2 Sep 2009 23:45:46]
ナイト > (かつてはそれなりに自分の領域を持っていたこの場所から、今はほぼ完全に疎外されたことを、猫は悔やんではいない。既に悔やむという感情を知っているにも関わらず、悔やんでいない。此処の切り取られた空と、一夜の宿となる裏路地の捨てられたタンスや、或いは餌場を探るときの優先順位など、猫が外の世界で得たものに比べてなんと矮小で取るに足らないものか。猫がかき集めた世界の記憶に比べて、なんと意義もなく無価値なものか。)      (やがて、ようやく道に面した一軒の家の軒先に、猫は居場所を得た。体から滴る水を、ブルブルと振るって落とす。無論完全には落としきれ無いが、何もしないよりはましだろう。そしてその場に腹ばいになり、足先を舌で舐める。こんな状態で毛づくろいも何もあったものではないが、せめて足先の感覚は鮮明にしておきたい。水音に閉ざされがちな耳を、それでもピンと伸ばして、周囲の気配を探る。この場所にあっては、敵に遭遇する確率は友人に遭遇する確率の十分一程度だろう。故に、まだ猫として、その警戒は怠らない。) [Wed 2 Sep 2009 23:35:40]
ナイト > (漠然と、言葉にならない概念で察している。此処には既に猫の帰る場所は無い。猫は野良、野に下ったもの、寄るべなきもの、砦無きもの。だから、一時の安らぎを探す為には、努力をし続けなければいけない。これは本能ではなく、既に思考。猫はまもなく、猫ではいられなくなる。そんな極めて理知的な焦燥に纏われながら、猫は自慢の俊足でスラムの町を駆ける。――誰かの親切で眠った柔らかなベッドを思い出す。清潔で暖かなシーツを思い出す。空腹を満たしてくれた人間の食物、体を温めてくれたミルク。猫は確かにそれらが――好きだったのだ、と思う。好きという感情が絶望によく似ていることを猫は知っている。好きだから欲する、手に入らないから焦がれる。それは人間にとって全ての原動力だろうが、猫にとってはある種の桎梏でしかない。)     …、   (体温が、水滴と共に流れ出て行く。どこまで行けば見付かるのだろうか。少し、この体を休める為の場所。湿った空気が五感を鈍らせる。それは、余り好ましく無い状況だ。) [Wed 2 Sep 2009 23:24:25]
ナイト > (降り注ぐ雨の中、猫は疾走する。屋根を飛び、路地を駆け、この天からの苛みを逃れられる場所を探す。どこか、例えばこの体を蹴りださない屋根の下。そんな場所が見つけられたら、と願う。だけど、今夜はなんだかどこもかしも満員御礼だ。――世界を廻る為に、猫はこの生まれ故郷を離れすぎた。既に此処での縄張りを失っていたのだ。その結果が今の有様だ。)    (嗚呼、今更毛皮が綺麗でいてほしいだなんて、そんな贅沢は言わないから、せめて、これ以上体温が奪われることのない場所があるなら。)      (通り過ぎる路地の、突き出た屋根の下。同族の警戒の視線を浴びて、また走り出す。其処は自分には属さない。勝ち取る為なら戦わなければならない。だが、もう戦いたくない。そんな動物としての矛盾を抱えて、また走る。雨、嗚呼、雨だ。) [Wed 2 Sep 2009 23:17:46]
お知らせ > ナイトさんが来ました。 『( 雨、嗚呼、雨だ。 )』 [Wed 2 Sep 2009 23:13:39]
お知らせ > グレーテルさんが帰りました。 『( 噂のフォーウン料理屋 ッてェトコを教えてもらッた。 )』 [Wed 2 Sep 2009 21:53:56]
グレーテル > (子猫は逃げ出し、既に此の場所には己一人。天候は未だ回復を見せず、己の腹は限界だ。)  (仮面元に戻り、首を捻る。――仕事を取りに行くか、飯に行くか。どちらにしようか。) ――飯ッつッてもなァ、 (此の辺りは詳しくない。ッつーか何処も詳しくない。世間に余り興味が無く、適当に暮らしてきた所為だろうが。)  (路地へ一歩踏み出せば、容赦なく降り続く雨。舌打ひとつ。) (目の前歩く後ろ姿に、) すッい ませーン。 (気の無い声を掛け、)  飯、美味いトコ知ら ねェ? (可愛らしく小首を傾げ尋ねた。声はひッくい男声だが。…振り向いた奴の驚いた顔がまた可笑しい。) [Wed 2 Sep 2009 21:51:50]
グレーテル > (隣の可愛らしいレディ(*子猫)はそッぽ向いて欠伸を一つ。) ――ツンデレな所も魅力的 だとは思うけどォ、ちょッと優しくして欲しいかなァ? (其の場に片膝付き、子猫へと手を伸ばす。仮面の奥はにンまり笑顔。) ―― (そッと手を伸ばせば、) ―― うッ、わ、あッ、 おッ! (思いッきり爪が伸びてきて、手の甲を引ッ掻かれた。肌に滲む血、少し見た後、) ―― ツン 全開…ッ (悔しそうな声上げ仮面を外す。手の甲から流れる血を舐め取ッて。) [Wed 2 Sep 2009 21:36:32]
グレーテル > ――― 腹減った ァ…。 (結局仕事だッたり、店閉まッてたりでここ数日ろくに飯を食べていない。限界を訴える様に腹の虫は鳴き続け ―― 仮面は其の場に俗に云うヤンキィ座り。ミニスカァトだとか気にしない、男だもン。) ――― 可愛い女の子とかさァ、救いの女神とか ァ、空から美少女とか降ってこないかなァ。現実ッて うまくいかねェよなァ。 (ボソボソと低い声音で独り言。現実と書いてリアルと読め。雨に濡れ、若干巻きが強くなった癖っ毛をくるりと弄り、) ―― そゥ 思わない? (なンて、隣へ掛ける。) [Wed 2 Sep 2009 21:26:22]
グレーテル > (雨、雨、雨、雨。己が行動する日は何時も雨が降る。そゥか、此れが世に云う雨男ッつ―奴か。出来れば晴男の方が良いが自分の力で如何にか出る事でも無ェしなァ――。)  (そンな事考えながら、スラムの一角。ある廃屋の前で雨宿りする、少女風貌仮面付き。袖の広い服をパタリと仰ぎ、仮面の奥で息を吐く。) あ゛ぁ―― 蒸し暑……ッ (仮面ッて蒸すヨネ、なンて脳内で誰かに話し掛けた。) [Wed 2 Sep 2009 21:13:39]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 [Wed 2 Sep 2009 21:10:07]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『…とりあえず、戻ろう 。 ( 呼吸が落ち着けば、 いつもどおりの様子で 歩き出すだろう。 』 [Tue 1 Sep 2009 22:32:31]
ルァ > ( 走って走って、 とにかく走って 、 息が切れてもう一歩も動けないって 思うくらいに疲れてしまった頃 、 やっと子どもは 立ち止まった。 ) ――― う ぅ 。 まだ 、 感触 が ……。 ( ゼェゼェ と 息をしながら 、 呟く 。 嗚呼、本当に。 嫌なものを 踏んでしまった 。 ツイてない 。 ) ――― ッ ぅ … 。 ( 胸を押さえる 。 全速力で走りすぎた 。 タフネス3は伊達じゃァない 。 もっと体力つけたいなぁ と、常々思う 。) [Tue 1 Sep 2009 22:32:05]
ルァ > …。……。………。 ( 何を踏んだんだろう。 嫌な感触だった。 とても嫌な感触だった 。 ぐにゃって 。 ぐにゃっ っていったぞ?!  ) ―――― … ッ … ( 心の中でそんな葛藤が繰り広げられる 。 見たくない。 けれど見なくてはならないだろう 。 頼む。 アレは 。 アレだけはやめてくれ …ッ !!!  そんな、 子どもの儚き願い 。 ) ―――― ……… ! ( 下を 見る 。 踏んだものを確認する 。 ) ――― …ひ ッ …ぅ ――― き …… きゃ ぁ あぁぁぁぁぁぁ ッ !! ( 子どもの高い悲鳴が 、 閑散としたスラムに 響いた 。 そして子どもは脱兎の如く 、 路地を走り出す。 ) ( ちなみに踏んでいたのは 、 蛇。 生きていたのか死んでいたのかは不明。 ) [Tue 1 Sep 2009 22:15:02]
ルァ > ( それにしても、どうやって買おう? この時期に子どもが旅支度していたら、多少なりとも怪しまれるだろう。 ――― 自分の眼は 、 珍しいし。 嫌だけど 。 スラムで買うならそこらへんにいる子どもにほんの少し、お菓子かお金を渡せばいい話 。 ) ――― でも、 ここ以外ってなるとなァ 。 ( 商業地区になるとまた話は別 で 。 ) ―――― ぁー …。 ( てか、 自分が働いているところ、雑貨屋じゃないか。 しかもわりとイロイロなものを売っていて 、 主人の顔もそれなりに広そうな 。 ) でもなぁ、 ぅ 〜〜〜 ( あの店主にどう話をしたものやら と。 頭をがしがしと かいた 。 考え事をしながら歩いていたので 、 前はあまり見ていなかった。 下はほとんど見ていなかった。 ) ( ぐにゃ 。 ) ( と、 足元に 、  何かを踏んだ 、 嫌な 感触 。 ) [Tue 1 Sep 2009 22:01:11]
ルァ > ( 貧困街の細くてぼこぼこした路地を歩きながら、 黒髪の子どもはゴシゴシと眼をこすった 。 ) さーて 。 準備は急いだほうがいいよねー 。 ( 時間は待ってくれない 。 動くなら早いうちに動いておいたほうがいいよなー なんて 。 ) …… とりあえず、食べ物系は後だよね … 。( とすると、必要なのは ――― 何だろう ? ) あぁー、フード付きのマントかな 。 ( オーソドックスな旅装束だよなー と 。 ) [Tue 1 Sep 2009 21:52:41]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『・・・・ねむ・・・。』 [Tue 1 Sep 2009 21:46:25]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( うまく逃げられるかな。―― 頑張ろう。 )』 [Tue 1 Sep 2009 02:58:22]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( さて。 とりあえずは明日から だ。 )』 [Tue 1 Sep 2009 02:54:55]
メアリアン > ………。―― ルァの忠誠心ッて凄いのね。 ( なンて、ちょッと尊敬の眼差しだ。 ) ―― ええ、殆ど全財産だもの。気を付ける、わ。 …おやつがバナナだけなのは寂しいわよね。 ( 小さいお菓子を買い捲る派だ。兎も角、 ) ―― 必要なものッて、いざ云われると解らないものね…。何が有るかしら。食糧とか、お水とか、かしら。 ( 他の物は大体揃ッてそうだ。あァ、あと馬とか、なンて小さく呟いて。 ) ( ―― きッと、助けてくれないだろう、なンて最初は思ッていたものだから。死を覚悟で殺人犯のまま死ぬつもりだッた のに。なンだか嬉しくて、けどちょッと申し訳無くて。 後悔では無いけれど、心が少しチクリと痛ンだ。 )  ――― 今日は本当にありがとう。…宜しくお願いします。 ( ッて、再度礼を云えば。机に放りだしたままの小物は仕舞おうか。 ) ( ―― 何処に行くか、逃亡した後如何するか、考えるだけ になりそうだ。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:51:30]
ネッビェ >  … ……… 優秀な下僕を持っておりゃあ幸せだぁな。 (本気の様な、ふざけているような、何とも本心の見えない表情と声色てそう言って。) 300万もありゃあ、取り敢えずお金に困る事は無いとは思うが、盗難にだけは気を付けねェとな。 …バナナはおやつに入るからな。 (そうするとバナナ以外に殆ど買えない気が。さておき。) 必要そうなものは、メアリアンが決めな。判らなければ二人で話しあっとけ。 (折角だから貰っておけばいいのに、等と思いつつ、お礼の言葉には軽く手を振って、気にするなとばかり。悪魔の方こそ、何でこの少女に此処まで手を貸すのか、自分でも判っていない。さっさと見離せば良いものを。) … そうだな。それじゃあそろそろ解散だな。 (次に会うまでに、各々の役割を果たすとしよう。メアリアンはただ隠れ引き籠っているだけになりそうだが。) [Tue 1 Sep 2009 02:44:25]
ルァ > …。 ……。 ………え ? ( 何で協力してんだ ? 問われれば、 首を傾げる仕草を 。 それからまた少し 、 考えるような間をおいて から、 ) ――― … ネッビェの下僕だから ? … うん。 ホラ、 ゴシュジンサマが協力してるなら、 下僕も手伝わなきゃね? ( 明らかに今考えて言ってるだろうな雰囲気で 、 言ってから 。 ) じゃぁおやつは300エンまでで。 ( 何か言った。 ) いや、 いいッ 。 さすがにもらえない…ッ ( もってって と言われれば慌てて両手を振って。 もらえない と。 ) ――― … んじゃとりあえず、 必要なもの教えてくれれば、買えるものなら買ってくるよ 。 ( もう勝手に決められるのも慣れたというか、 違和感が無いのか。 アッサリ了承すれば少女へと そう言って 。) ――― … それじゃ。 私はそろそろ戻るよ ー。 ( 眠くなってきちゃった と 。 ぐ〜 と腕を伸ばした。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:37:07]
メアリアン > ―― ええ、300万…。お家にあるもの全部売ッたらもッと出来るかもしれないけど … ( 流石に持ち歩けないから、なンて苦笑い。 300エンッておやつには貴重な値段。バナナはおやつに以下略。 あンぐりと口開ける少女に、ぽかン、と不思議そうな顔。 ) ―― あッ、えッと、気に入ッたのがあッたら 持ッていッて。此処にあるのは要らないものだから… ( お兄ちゃンからのプレゼントじゃ無い物。なンか勘違いしたッぽい娘はそンな言葉を。 )  ――― ごめンなさい。何から何まで … ありがとう。 ( 自信ありげな悪魔の様子に、頼りにしてます、なンて小さく笑い。勝手に決められた少女のお仕事、此方も ありがとう、 ッて勝手にお願い。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:32:08]
ネッビェ >  …そういや、何でルァは協力してんだ? (言われてみれば、ルァは無関係の筈。自分の立場を悪くしてまで手を貸してくる理由、悪魔には想像つかずに、首を傾げ。) … そうか、300万か。そうだよな。 (300エンじゃ、遠足のおやつの値段だ。何の話。阿呆みたいに口を開ける様子に、自分の事棚上げしてにやりと笑み浮かべた。) そりゃ、お前さんが出て行ったらアウトだろ… まあ任せておけ。 (かくいう悪魔も斡旋所や傭兵ギルドなど足を運んだことはないが、何故だか自信ありげに頷いて。交渉術自体は自信あり、この中じゃあ適任だろう、なんて。) 旅に必要な物を揃えるのは、ルァにでも任せるか。 (勝手に決めた。) [Tue 1 Sep 2009 02:23:37]
ルァ > ――― ぇ、 う、 うん …。 ( 無理をするな と、 2人から言われれば、 子どもは若干ひるんだような というか。 困ったように笑って ) ま ぁ、 私も捕まりたくないし … 。 ( あははー 、 と乾いた笑いで頬をかくだろう 。 心配される というのが慣れていない為、どう反応していいものやら 、 困った様子。 装飾品、 流石に欲しいとは 、 言えなかった 。 もらったらもらったで、 なんだか困ってしまいそうだ し 。 300万エンというのには、 あんぐり と、 口をあけた 。 ) ――――― … 。 ( なんだろう。 なんで私こんな子と友達になれたんだろう。 なんでこんな子が狂ったんだろう 。 なんて 、 頭を抱えたい気分だ。 ) じゃぁ、 交渉はネッビェに任せるとして ――― 、 あとは旅支度 かな ? ( どうしたの? と聞かれるのには なんでもないと言って 。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:19:31]
メアリアン > ―― ありがとう、…えぇ、でも本当に無理はしないで、ね? ( ハッキリ言えば此の件に関して彼女は無関係なのだから。申し訳無い気持ちでいッぱいだ。 装飾品、欲しい物があッたのなら、云えば娘は少女へとあげるだろう。迷惑を掛けているのだし。 ) ――― えッと、ごめンなさい。言葉足らずだッたわ。300万。 ( 成るべく其の範疇で雇えればいいのだけど、なンて微苦笑。足りなければ宝石等を換金に掛ければ良い、か。 ) ――― 傭兵ギルド…、どンな所なのかしら。斡旋所も利用した事が無くて、如何利用したらいいのか ―― ( 困ッた様に口許に手を持ッて行き、小首こてン、と。けれど、彼の言葉に お願いしても良い? なンて一言、申し訳なさげに付け加える。 )  ――――…? ( 少女が首を振る様子、見遣れば不思議そうに 如何したの? なンて。彼女に元傭兵の友人が居るだなンて知らないから。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:13:10]
ネッビェ >  … まあ無理するな。お前まで目ェつけられたら溜まらねぇからあ。 (お尋ね者三人組になってしまう。既になっている気もするが。メアリアンの事だ、頼めば一つくらいくれる気もするが。) …300エン? (金銭感覚の無い悪魔が何か言うた。護衛どころか、昼飯だってろくな物が食えやしないぞ。) … 取り敢えず、斡旋所にでも依頼するのが普通なんだろうが…ただ、その方法だと確実じゃねぇ上に、時間がかかる可能性があるんだよなぁ。直接ギルドに交渉に行きゃあ早いんだが。 (ただ、タイミングの悪い事に、どこぞの村と連絡が取れないとかで、動ける傭兵が居ない可能性がある。其れに、信用のおける者が雇えるとも限らない。) …悩んでいても始まらねぇか。取り敢えず、斡旋所とギルドに交渉に行ってみるぜ。 (一番の条件は、雇い主の事を他言しない事。かなりの金がかかることは否めないが、仕方のない事と思え。時間を無駄にして八方塞になる前に、この街を出なければ、と。) [Tue 1 Sep 2009 02:03:33]
ルァ > …? ( 何か笑われた 。 何故少女が笑ったのか分からないけれど、 とりあえず笑ってくれたからいいや なんて 。 )( 換金できるものなんて無い と言われれば、 1つ頷いて。 ) そっか。 じゃぁまぁ、 どうしても持ってきてもらいたい物とかもあれば、 …… 自警団が監視していなければ、 がんばるから 。 ( 勿論、怪しまれた時点でそれらのものは諦めると思うけれど 。 装飾品や宝石は、 ほぅ と、 息を吐いた。 自分じゃァきっと、手に入れることなんて出来ないものだろうなぁ と 。 ちょっと羨ましくて、妬ましい 。 ) ぁ。 私も手伝うよー、準備 。 出来る範囲で、 だけど 。( なんて、 悪魔に負けじと 。 )( 護衛 の件で頭をよぎったのは、元傭兵の家主の青年だったけれど 、 ) …いやいやいや …。 ( 小さく呟いて、頭を振る。 まさか仲間に引き入れるわけにも行かないし、場合によってはそのまま自警団へ なんてあるかもしれない 。 ) ―― 護衛、 だったら、 傭兵ギルドとかになるの かなぁ? でも状況が状況だし …。 ( うーん 、 と、 頭をかいた。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:57:03]
メアリアン > ―――… ふふ…ッ、 ( 彼らの意見が見事に一緒で、何だか少し可笑しくなッた。 )  ええ、其れじゃァ逃げ出すまで ―― お世話になる事にするわ。 ( なンて、言ッた後。少しだけ眉尻下げ、 )  でも、家に換金できる物なンて無いと思うの。有るとしたら一緒に持ッてきたアクセサリーとか、これとか。 ( 名前がバレテいないのなら家を見張られている可能性も低いが。なンとも言えない。 ――云いながら取り出したのは、小さな装飾品や、赤い宝石。 )  ―― 後は手持ちで 300、位。 ( 流石に持ち歩けず殆ど宿屋に置きッぱなしだけれど。 )  ―――…ごめんね。軽率だッたわ。 ( 良かッたと笑う少女に、世話を焼いてくれる悪魔に ぺこりと小さく頭を下げて。 )  ――ぁ、 のね、じゃァお願いが有るの。一つだけ。 …護衛を雇いたいの。 伝手とか、方法とか ――解らない? ( こてり、と小首を傾げ。 )  [Tue 1 Sep 2009 01:47:49]
ネッビェ >  そいつの迷惑なんざ考えずに、思いっ切り世話になっとけ。勿論、危なくなったらすぐに逃げ出してな。 (と、外道じみた助言。使える者は親でも使えって言葉もあることだし。) … メアリアンの家が、自警団に見張られてなきゃいいがなぁ。 (正体がばれているのなら、見張られている事も考えなければならない。ルァの事だ、そうへまはしないだろうが。 現金があるのならば、換金の手間を省いて、早めに逃げると言う手もある。彼女が幾ら持っているかにもよるが。) OK、其れが良い。 …準備はある程度なら、手伝えると思うぜ。 (格好は少々…いや、かなり怪しいが、メアリアンよりは自由に動けるだろう。悪魔よりもルァに頼った方が良い気もするが。) [Tue 1 Sep 2009 01:38:48]
ルァ > …この際だから、思いっきり迷惑かけてお世話になっていいと思う よ 。 ( 少女を匿った時点で、それなりに自警団ともめる可能性があるのは、 そのヴェクという人も分かっていただろうし 、 と 。 それが今は一番、 最良だと 思うから 。 ) ――― … 持ち物は、 最悪… 私が持ってくるとして 。 ( とは言え。自分の眼は特徴的だからなぁ。 念のためお祭りの時に買ったお面でも持っていってみようか なんて、 考えながら 。) ( 換金の件は、 アウトローの青年にしてもらわずとも、 そのツテを紹介してもらって少女自身が行く というのもアリだろうとは 思う 。 普通の質屋に行くと足が付きやすい と、 その程度の考え だ。 ) ―――― … そっか 。 よかった 。 ( 逃げる という少女の結論に 、 安心したように 小さく笑った。 暫く会えなくなってしまうのは寂しい けれど 。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:33:25]
メアリアン > ――うン、迷惑になると思うからやッぱり早々には出ていかないと… ッて思うけど、今は、もう少し … ( お世話になる予定、なンて告げて。ルァの言葉には 不思議そうに、如何して?なンて尋ねるンだ。 ) ――― ううう…。やッぱり、すごく凄く難しい、のね…。 ( 駄目押しされれば肩を落とす。少し期待していた分だけ更に。――兄が居ない場所なンて興味は無いけれど。僅かな可能性が有るのなら、生き残るべき、なのか。 ) ――― ヴェクさンにお願いをするの?でも、持ち物殆どお家に置いてきちゃッて…、一応現金は全部持ッてきたの。 …傭兵さン、とか護衛を雇えば少しは逃げられるかしら…? ( 其れ以前に、面倒臭いと良く言う様な彼が己の持ち物売ッてくれるかも解らない。 ) ―――――… ( 今後。如何したら良いのだろう。 …再び悩む様に、視線はテーブルへ落ちる。沢山殺して死ぬ気でいたけれど、其れじゃァ今迄やッてきた事ッてなンなンだろう、ッて話し。 )  ――――… 逃げる 、わ。ヴェイトスの外。 …顔が知られない内に、奴隷でも護衛でも買ッて …、 ( ほとぼりが冷めたら、戻ッてくるのもまた手だと思う。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:24:16]
ネッビェ >  ま、今の所は御世話になっておくしかないんじゃねぇの。 (早々に出て行った方が良い事は間違いないが、今の所は頼るしかないだろう。疑うべきは、先ずこの悪魔だと思うが。) 如何しても無理、だな。準備が整うまでに鉄仮面に見つかっちまうのがオチさ。 (ルァの内心はいざ知らず、そっけなく駄目押しをして。実際、死者蘇生に時間と手間がかかるのは事実。少なくとも、自警団や鉄仮面に指名手配されている状態じゃ、実現はほぼ不可能だ。) …そうだな、ルァのアイデアは中々良いな。そうして金をつくれりゃ、信用できる傭兵だって雇えるだろ。 (手配されている中、どうやって雇うかまでは頭が回っていない。どうせ持ち物を持っていたって邪魔になるだけだし、この際綺麗に売り払ってしまった方が良いかもしれぬ。) … 今決めちまいな。 (今後、どうするのか。カウンターに行儀悪く片肘ついて、悩む少女の顔を見つめて。) [Tue 1 Sep 2009 01:14:00]
ルァ > ――― … メアは、 もうちょっと人を疑ったほうがいいと思うの …。 ( お前が言うか と 、 言われそうだが。 そこらへんは棚に上げておく。 ( そして、 兄を生き返らせる関係の悪魔と少女の会話は、子どもには分からない。 そもそも、 この悪魔は本当に死者を行き返されることが出来るんだろうか と、 少女の前では言わないけれど 、 多少は疑っている 。 ) ――― … 確かに、 死人を行き返されるのって、すごく難しいらしいよ ね 。 ( 前に家主に話を聞いた時だったか 。 結局、すごく難しそうだと思った から。 ) ――― … 顔がバレる前に街を出るか 、 留まるか、 かぁ。 ( 此方も 冷えたココアを飲み干して 。 ) ――― そうだ。 結構どうでもいいことだけど、 もしもメアが、 自分の持ち物を売ってお金を作るときは、 そのヴェクって人経由でさばいてもらったほうがいいかもねェ。 ( 普通に売ったんじゃぁ早々に自警団が見つけるだろう 。 蛇の道は蛇だね 、 と 。 少女がそこまでするかどうかは、 知らないけれど。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:07:32]
メアリアン > ――― 早々に出ていッた方が良いのかしら…? ( 普通に信頼していた娘は、彼等の言葉にかッくりと肩を落とし。けれど今は隠れ場所なンて無い以上、如何にもならず。 )  ―――…、 ( 少女の内心も、悪魔の内心も気づく事も無く。冷めてしまッたココアを啜り。 ) ―――… うッ、…其れは、そうだけれど…。でも、約束は前から、していた でしょう?如何しても、無理?どれくらい時間が掛るの?早く戻せる様な方法は無いの? ( ココアのカップをテーブルに置き、身を乗り出して彼へと詰め寄る ――が、次の言葉に かたン、と再び腰を下ろして。 ) ――― …顔がばれちゃッたら、街からも出れなくなッちゃう し。… ( 確実に生き残る為にはヴェイトス市から出た方が良いのだろうけど。出てもなンの伝手も無い。叔母の所へ行くにはフィールドを歩かないといけないし、一人では難しい。 )  ―――…、 ( 確かに、お手上げ状態、だ。小さく息を吐いた。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:59:20]
ネッビェ >  そりゃ、法の外に居る者は、自分より弱い者を食い物にする奴が普通なんだがな。 (奴隷にするにしろ、薬を売るにしろ、金を貸すにしろ、自分達より弱い者相手にやるのが普通。ルァの言う通り、先ず売り飛ばされる事の心配をした方が良い。其れをするなら、とっくにやっているとも考えられるが。) … 。 (人を殺せば幸せになれる、か。初めは兄を独占するための行為だった様だが。其れが当たり前の様な顔する少女に、内心嬉しくも思う。) … 簡単に言うよなぁ。あのな、人を生き返らせるにゃ、時間を駆けて準備しなくちゃいけねェんだ。あの鏡の術だって、一ヶ月も待たせただろうが。 (あれは悪魔が術を取得するための機関だったのだが、其れは黙っておく。要は、高度な術を使うには時間が必要と思わせれば良い。実際に使えないなんてもう言えない。嘘を嘘で塗り固め、どんどん自分を追い込んでいる感。) で、だ。そうして準備している余裕があるかって話だ。鉄仮面はもう動きだすだろうし、自警団だって黙っちゃいねぇぜ?この街で生き返らせるにゃ、時間がなさ過ぎらぁ。 (何処か安全な隠れ家でもあればともかく、そのような伝手はお互い無いだろう。お手上げとばかりに肩を竦めて見せ。) [Tue 1 Sep 2009 00:49:09]
ルァ > ――― 優しくしてどっかに売り飛ばしそうだよね。 ( なんて、 口を挟んでみたり 。 仕事でチラチラとアウトローっぽい人物と会うことはあるが、 確かに変に襲われたりは しない 。 但し、利害の一致等の条件があるから かもしれないが。 基本、何か裏で考えていると思っておいたほうがいい と、思う。 ) ―――― … 幸せ か 。 ( 結局のところ、 其処なんだよなぁ なんて 。 身を乗り出しかけていた体を 、 元に戻しながら思う 。 ) ―――― … 。 ( 悪魔へと振られた話題は 、 子どもは何も言わず、 悪魔のほうへと視線を移動する 。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:39:36]
メアリアン > ―― 珍しい、の? ( 不思議そうに彼を見遣る。アウトローと云う職業なンて殆ど解ッ無い。 ) ――― うーン、とね。 ( 少女の言葉に、困ッた様に眉尻下げる。 ) アイゼンリッターが居なければ、こンな事にならなかッたンじゃ無いかッて考えると、 ね?後悔させたくなるわ。 ―― でも、今のは最終的な考え かしら。何の為に殺すの ッて、 ――幸せになる為よ? ( 強張ッた様な表情の少女とは正反対に、何故そンな事聞くの?とでもいう様な 不思議そうな表情浮かべ。 )   ―――…好きに、… じゃあネッビェさン。お兄ちゃンを生き返らせて くれる?今なら一緒に逃げられるような気もするの。 ( と、投げやりな言葉に対しては至極真面目な表情で尋ね。 )  [Tue 1 Sep 2009 00:34:05]
ネッビェ >  そりゃまたアウトローにしちゃ、珍しいねぇ…。 (女子供に優しいアウトロー。アウトローなんて、自分より弱い者から搾取する職業だろうに。単なる暇潰し、と考えれば納得も出来るが。) 其れ、本気か?…本気なんだろうな。 (小さく溜息を吐く。兄の為なら己の命すら厭わないなんて、少女らしいと言えばらしいのだけれど。) … 復讐なんだよ。兄を奪った社会に対して、な。 (其れは、悪魔の口車に乗せられた少女の勘違いでしかないのだが。) ま、お前さんが好きにすりゃあ良いさ。 (死んで兄と一つになる位なら、生き残って兄を生き返らせる方法を探す方が、幾分か建設的な気もするが。最終的に決めるのは少女とばかりに、投げやりな言葉を投げかけて。) [Tue 1 Sep 2009 00:25:38]
ルァ > ――――… 私も、 逃げて欲しい、 けど …。 ( だって 。 出来ればこれ以上 は無く、 生きて、 逃げて欲しいと 。 けれど、 少女の 、 これからどうするかのことを聞けば、ため息を1つ 、 落とした 。 ) ―――― メアは、 お兄さんを生き返らせる為に人を殺してきたんだよね ? ( そう、 確認するように 言えば ) アイゼンリッターが後悔するくらい殺すのは、 お兄さんを生き返らせる為に必要なことなの ? ( なんだか。 だって、 少女の言葉は、 ただの復讐にしか聞こえないから 。 だとすれば、 ) 何の為に殺すの ? ( 子どもは 、 やや強張った表情で聞いてみるだろう。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:20:27]
メアリアン > もし、死ンで お兄ちゃンと一緒になれるならね、私が死ぬまで ―― 人を殺そうと思うわ。アイゼンリッターが後悔する位。  [Tue 1 Sep 2009 00:12:45]
メアリアン > ―― なンで、…何でかしら。女子供には優しい、ッて云ッていたけれど。 ( そう云えば理由がよく解らない。こてン、と小首傾げて。 面倒臭い事は嫌がりそうな人、なのに。 ) ――― うン、解ッてるわ。ちゃンと ね、本当は決めて来たの …でも、 ( ルァの言葉に頷いて、そう告げるも。いざとなると何も言えなくなる。 )  ――― 逃げる…?けど、…逃げたら、もうきッと此処には戻れない、 でしょう?…お兄ちゃンと一緒に居る為に遣ッてきた行動全部、無駄になるンだもの。 ( ぎゅ、とスカートの裾掴ンで。小さく息を吐く。 )  ―― … 死ンだら お兄ちゃンの所に行けるのかしら。そうだッたら 死ぬ事も怖く無くなるのに。 ( 微苦笑浮かべ、そンな言葉。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:12:05]
ネッビェ >  … そのヴェクって奴が、なんでお前さんを匿っているのか気になるが…。 (身なりから、金でも絞り取れるとでも思ったのか、匿うと見せかけて奴隷にでもしようとしたのか。こうして何事もなく出歩いていることから、そのいずれでもないようだが。随分親切なアウトローだ。) … 俺は、逃げるのが一番良いと思うがね。何なら、ヴェイトス市の外にでも。捕まったら全てが終わりだからな。 (少女が殺してきたのは、一人や二人では無い。しかも、眼球を持ち去るという、魔術的な行動もしている。自警団に捕まれば、魔女と認定されて火炙りでお仕舞い。そうなる位なら、この街を捨ててでも逃げた方がまだましだろう、と。) [Mon 31 Aug 2009 23:58:16]
ルァ > ( アイゼンリッターは気付いている か 。 正義感な強そうな人だ。 きっと何が何でも 、 目玉泥棒を探しそうな 、 きがする。 ) ――― 跡継ぎ ? へぇ … 。 じゃぁラジカルドリーマーズの頭をしてるのは、跡継ぎ修行ってトコロかなぁ 。 ( なんて言いながら、 まぁそれは今のところ、 どうでもいいことか と 。 ) ( コクン、 と 程よく冷めたココアを喉に流して 。 ) メア 。 ( あのね、 と 、 ココアのコップを置いて 、 少女を改めて 、 見るだろう 。 ) メアがどうしたいのか決めていないと、 どうにも動けないんだ よ … ? ( 少なくとも私はね、 と 付け加えて。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:53:31]
メアリアン > ――… ……、 ( コンスタンツェが生きていれば、名前も顔も、兄の事をうッかり喋ッてしまッた。全てを知られた状態で逃げる事は、不可能に近い、様な気もする。 )  ―― 気付いていると、思うわ。私が目玉泥棒だッて。 何となく、だけど。 ( 小さく息を吐く。こくンと、ココアを一口飲ンで、昂ぶッてくる気持ちを抑えよう。 ) ―― そう、ウロボロスッて所と繋がッてる …のかしら?後継ぎだとは言ッていたけれど。 ―― うン。鉢合わせになッたから、顔は知られてると思う の。 ( こくン、と頷きひとつ。 如何すれば良いンだろう。頭痛がする。自業自得なのに、彼等を悩ませて、何を遣ッてるんだろう。 ―― 如何したいのか、の質問に ぴたりと言葉が止まッた。 )  ――… 逃げ続けて、幸せになる、なンて 無理な様な気がするの。 ( 少し悩む様に、小首を傾げて。視線が泳ぐ。 )  だから、そうね、 ――… 如何したいのかしら…。 ( 上手く言葉が紡げず、再び 俯く。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:47:01]
ネッビェ >  そうか、気付かなかったなら仕方ないか…。 (今更少女を責めても仕方なし、ついてなかった、と言うしかあるまい。相手にとっても、少女にとっても。) 鉄仮面もお前さんが目玉泥棒だって、判った訳だしなぁ。 (仮にその自警団員が生きていたとしたら、名前と顔が知られている状態で逃げなければならない訳だ。髪型を変えた程度ではどうにもなるまい。何だか頭を抱えたくなってきた。) ああ、例の… そのヴェクって奴も、鉄仮面に顔を知られているのか?それなら確かに長居は出来ないだろうなぁ。 (自警団が介入できずとも、鉄仮面なら勝手に絡んできそうだ。どうにもこうにも、八方塞がり状態か。せめてその自警団員が死んでいてくれれば、手の打ちようもあるのだが。) … そうだ、お前さんはこれからどうするつもりだ?  [Mon 31 Aug 2009 23:36:14]
ルァ > う、 うん …。 ごめん、 大丈夫 …。 ( 大丈夫かというのには、 恥ずかしそうにしながら 小さく頷いて。) ――― そっか 。 似顔絵 …。 ( 如何だろう 。 もしかしたらそのうち出回るのかもしれないけれど 、 今のところはその様子は無い 。 それに例え似顔絵で出たとしても、 髪型等、多少変えれば誤魔化しはきく か 。 ) ( 子どもは、 ロッティさん とやらは知らない 。 アウトローの組織のことも細かいことは知らないが、 ) ラジカルドリーマーズ…。 ウロボロスとかいう組織と繋がってるトコロだっけ … 。 そこの頭なら、 確かに自警団相手でも … 。 ( むぅ と、 考える 。 なるほど。 犯罪者を匿うなんて酔狂な真似、何か後ろ盾が無ければなかなか出来ることじゃァない 。 ) …… そうだね 。 遅かれ早かれ気付かれるだろうし …。 でも 、メアはこれからどうしたいの ? ( 逃げたいのか、 それとも ――― まだ殺しを続けたいの か 。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:31:47]
メアリアン > ――… だ、大丈夫? ( あつッ、なンて声が聞こえれば慌てた様に少女へと。 ) ――― …ううン、気付かなかッたの。後姿だッたし、雨具を着ていたし… 気付いたのは、攻撃してからだッたから…。 ( 知ッてて殺そうとした、の部分には首を横に振ッて否定の意を。 )  ―― そうね、顔はばれちゃッたわ… けど。似顔絵でも無い限り、簡単にはばれないと思う、 …わ。 ( 少女の言葉に、少し肩を竦めてそンな言葉。金髪碧眼のホワイティアなンて、其れこそ山ほど居るンだもの。 ) ――ええ、暗黒街…。ロッティさンじゃ無いわ。ネッビェさンには一度話したかしら ―― ヴェクさン。ラジカルドリーマーズの頭ッて人。 ( 生きていたら最悪、の言葉には俯いて頷く。が、 ) ―― あの人が生きてたら、…名前もばれるわ。アイゼンリッターは知らない筈だけど。 ( と、小さな声で。生きているのか死ンでしまッたのか、確認したいトコロ。 )  ――…あ、でも、…今匿ッて貰ッてる場所も 長く居れない、と思うの。ヴェクさンも其の場所に居たから ―― 気付かれちゃう かも。  [Mon 31 Aug 2009 23:20:32]
ネッビェ > () …其れは、相手が自警団って知ってて殺そうとしたのか?だとしたら、ちょっと無謀だったな。 (少女の口から語られる、相変わらずの鉄仮面の化け物っぷりに溜息を吐きながら。) そのアウトローって、まさかあのロッティつう女じゃないよな。 (あの女がわざわざ厄介の種を匿う様には見えなかった。それ以前に、傘下に宿屋を従えている筈もないか。) … って、その自警団員知り合いだったのかよ。じゃあ、生きてたら最悪じゃねぇか。 (そりゃあ家から居なくなったのは正解だった。自警団員に関しては、悪魔は詳しい事は知らず。死んだだの、入院中だの、噂話で聞くだけだ。) [Mon 31 Aug 2009 23:11:35]
ルァ > ――― ぁ。 ありがとう…。 ( 置かれたココアのカップ 。 今度はちゃんとお礼を。 いただきます と 言って口をつけるだろう 。 まだ熱かったようで、 あつッ なんて空気の読めない声を 小さく出せば、 軽く息を吹きかけながら、 少女の話を 、 聞いて 。 ) ――――― じゃぁ … 顔はバレちゃった可能性は、高いんだ … 。 ( 自警団の人がどうなったのか、正確な情報は子どもも知らない 。 カクリと肩を 落とせば、 ) アウトロー … ってコトは、 暗黒街 ? ( ならばまだ、それなりに安全 だろうか 。 暗黒街には暗黒街のルールが ある 。 通常ならば、 自警団も迂闊には動けないだろうし と。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:05:45]
メアリアン > ―― そう… そうよね…。 ( 二人の言葉に小さく首を縦に振り。噂がどの様に広がッているのか、自警団の彼女がどうなッたかを知ッているのか 此方も聞きたいところだけれど。取り敢えずは、正直に全て話す事に しよう。 )  ――――… えッと、 ( 言葉紡ごうとした時に、丁度置かれるココア。 ありがとうございます、と礼を言い、一口頂こう。 )  …自警団の人を殺そうとして、鉄仮面が来て邪魔されて、―― 攻撃したけど効かなくて、逃げられちゃッて。多分私の情報が自警団にいッてると思ッたので、今は或るアウトローの人の所にお世話になッてます。 …正確には、其の人の傘下の宿屋 だけど…。 ( 簡易説明完了。小さな声は更に更に小さくなッた、が。 )  ――― 知り合いの自警団の人だッて、 気付かなかッたの。 ( と、付け加え。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:59:40]
ネッビェ > (そうこうするうちに、二人の前にココアが入ったカップが置かれることだろう。まあ遠慮せず飲んで、体だけでも温まればよい。) …ふぅん… (取り敢えず其処の所は事実なようだ。尤も、それだけではあまりに漠然としすぎている。黙り込んだままの少女、目を細めて見つめよう。) … そりゃ、お前さんが話してくれない事にゃ、俺らは事実を知りようがねェしなぁ。 (噂は所詮噂、真実に近かろうと遠かろうと、信憑性があるものではない。少女から話して貰わなければ、少女へアドバイスも出来ないし、今後どう行動するかも決められないのだ。) [Mon 31 Aug 2009 22:51:09]
ルァ > ( 女性人2人の気まずい空気を見事に破ってくれた悪魔。 ナイスだネッビェ! なんて、心の中で思ったかもしれない。 ) ―――― … 出来れば、 話してほしいけど … 。 ( 問いかけに、 子どものほうはそんな風に返して。 ) ……… スラムのほうでも、 それなりに噂になってる … から … 。 ( とは言え、 子どもが耳にした 噂自体は、噂の域を出ず、更に言えば 、 まぁ暗黒街だし で済む程度でもある噂話だ。 鉄仮面も、自警団も、錯綜する噂の中では別のものになっているものも あるし 。 知り合いだからこそ、 噂が本当かも と、 思えたくらいで。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:47:21]
メアリアン > ( テーブルだッたり、彼だッたり、少女だッたり。視線はあちこちに忙し無く動き、 ふと声が零れれば、ビクリと身を震わす。 ) ――――… ぇ、 ッと。 ( 自警団と鉄仮面。其の言葉が彼の口から出れば、やッぱり噂にはなッているンだと 不安になる。こくり、俯いたまま 小さく縦に首を振ッて。 ) ―― ……、 ( 困ッた様な、 そンな間。噂がどの様に流れているか、娘には解らないから、 )  …あッた事、全部 正直に話した方が 良い? ( と、呟く様に 問い掛けよう。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:40:16]
ネッビェ > (お礼の言葉には、小さく笑みを浮かべよう。) … さて、と… (二人が腰かけたのを確認すれば、此方から口を切りだそう。さて、何から訊いたものか。ルァを目を見返しもせずに、悪魔は少しの間考えて。) … お前さんが、自警団員、其れに鉄仮面と会ったってのは、本当か。 (気まずい沈黙を破るかのように口を開く。自然と声が潜められるのはご愛敬だ。様々な噂が飛び交っている状況でも、「目玉泥棒」「鉄仮面」「自警団員」の3つは、大抵の噂の中でも登場してくる。そのものずばり、な質問ではあるが。) [Mon 31 Aug 2009 22:35:00]
ルァ > ――― … 。 ( チラリと店主を見る。 よかった。 知らない人だ 、 と 。 あまり素行のよろしくない子どもなので、 下手に知り合いだと困ることになりかねないから。 と、 別の方面で安心している子どもがここに一名 。 ) ( さておき。 同じく椅子に腰を下ろせば、 注文されるのを見て 、   お礼を言うタイミングを逃して 、 困ったような表情 。 飲み物がきたらちゃんとお礼言おう。 と心に決めて 。 ) …えーと … 。 ( 聞きたいことはある。 けれど、 どこからどう、どんな風に聞いたらいいのか分からず 。 助けを求めるように、蒼と桃の眼は悪魔のほうを見るか 。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:31:05]
メアリアン > ―――…。 ( 何だか、今更気恥ずかしくて、ルァと繋いだままの手をぎゅーッと強く握ろうか。少し俯けば、帽子が表情を隠してくれる。 )    ――…、 ( キョロキョロと物珍しげに辺り見渡し。 )  …―― えッと、―― はい。 ( 促されれば、少しの躊躇の後、少女と手を離し椅子に腰を下ろそうか。 )  ( 注文には、 有難う、と呟く様に言ッて。 口を閉ざす。何から言ッたら良いのか解らず、少しだけ 視線が泳ぐ。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:25:35]
ネッビェ > (あれだけ他人を殺しまわっていても、正体は只の女の子。窮地に陥れば、怯えもするだろう。慰めるのが下手な悪魔の代わりに、ルァは上手くやってくれた。) … ああ。 (短く返事をすれば、扉から手を離し。客が居ずとも、愛想の無い店主が一人、カウンターの向こうに腰かけているのだが。適当に席の一つにでも腰を下ろそう。) …お前らも座りな。店主、こいつらでも飲める何か温かい物、二つな。 (二人の意見を聞く事もせず、勝手に注文し。二人にも席に着くよう促そうか。) [Mon 31 Aug 2009 22:19:50]
ルァ > ( 少女が泣きじゃくる様子見れば、 きっと怖かったんだな なんて 、 思いながら背中をまた 、 軽く叩くだろう 。 ごめんね には小さく首を横に振って 。 ) ―――― … 。 ( 酒場へと行く道では、 少女は特に何も言わず 。 酒場の扉、 押さえてくれている悪魔見れば、 ちょっと迷ったように立ち止まったけれど 、 ) …… ありがとう … 。 ( 少女と同じように 、 お礼を言って店内へと入る 。 酒場と言えば賑やかなイメージがあるのだが、 此処は静かだ。 客の姿が見当たらない 。 ) … そうだね 。 ( と、 誰も居ない という少女の言葉に 、 同意するだろう。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:14:31]
メアリアン > ( ぎゅむーッと少女に抱き付いたまま、体裁構わず泣きじゃくッた。 …安堵と、恐怖と。色々覚悟して来たのに、全て壊れてしまいそう。 少女から離れれば、手の甲で涙を拭い、 )  …ごめンね。 ( ッて、小さく謝ッて。そうして、少女と一緒に、悪魔に付いて歩いていく。 )   …ぁ、 ありがとう。 ( 酒場の扉、抑えてくれている彼へと言葉掛けて。そのまま店内へと足を踏み入れる。 ――酒場なンて滅多に …と云うか今迄来た事が無い。隠れ場所も酒場兼、とされている場所だが。基本居るのは宿屋の方だ。不思議そうに辺り見渡して。 ) ―― 誰も居ない、のね。 ( なンて、安堵した様に呟き。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:09:23]
ネッビェ > (まあ殆どの奴は気付かないだろうが、見る人が見れば判るだろうって話。用心しておくに越したことはあるまい。) … ふん。 (やはり、こういう慰め方が出来るのは、ルァならではか。悪魔には絶対に出来ない…というか、やる気も起きないし、やっても逆効果と思われる。兎に角、少しはましな表情になったであろうメアリアンを尻目に、ある小さな酒場に入っていって。客の一人も居ない、小さな酒場。盗み聞きされる心配はないだろう。扉を抑えたまま二人が中に入るのを待とう。) [Mon 31 Aug 2009 22:02:07]
ルァ > ( スラムの子どもの格好をしたいならこの子どもを参考にすれば良い。 ―― 最近は大分マシだけれど ッ 。 ) ―――― … んー ? ( なんて。 名前呼ばれれば返事をして 。 嗚咽 。 そして、 抱きしめ返されるのに気が付けば、 ぽんぽん、 と 、 少女の背を軽く叩くだろう 。 此方も、安心して泣きそうになったが、 ガマンガマン。 ) ―――― … うん 。 ( 差し出された手を取れば、 少女に続いて子どもも、 悪魔について歩くだろう 。 ) ―――…って、 何よー、相変わらずってー ? ( そんなことを問いつつ。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:53:52]
メアリアン > ―――… えッ!? ( 己の服装を見遣る。何時もより幾分地味な筈、だ。多分。如何しても帽子は必要だッて思ッて 被ッてきてしまッたけれど。指摘に驚いた様な声をあげ、次いでへにょりと眉尻下げた。 )   ―――― キャッ、 ぁ、…ッ ( 触れた少女の身体は暖かくて、なンだか耐えていた涙がじわりと浮かぶ。 ) ――…ッ、う、… ルァ ――…。 ( ひくッと嗚咽が漏れる。抵抗が無いのなら、ぎゅー―ッと強く少女の身体を抱き締めよう、と。 )  …え?えッと、 ( お話中、の言葉に少し詰まる。少女が知ッているのか、如何なのか。少し考えて、 )  …、 ( 今迄の様子から知ッているンだろうな、なンて判断。 ) ―― あッ、 ま、待ッて… ! ルァ…、 ( 歩きだした彼にそう掛けて、――少女には手を差し出して、いこ?と。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:47:31]
ネッビェ > (泣くなら今のうちに泣いておくのが良い。酒場で泣かれた日には、変な目で見られる事請け合いだ。) 服装が既に目立っているだろうが。 (スラムの住民ではあり得ない、質の良い洋服。暗黒街ならまだ儲けている奴もいるだろうけれど、此処じゃあ傘も持たない貧乏人ばかり。今更指摘しても遅い気もするが。) おーおー。 (何だか、ルァの尻に揺れる犬の尻尾が見えた気がしたが。漸く気付かれれば、フンと鼻を鳴らした。) …お前は相変わらず、か。 ああ、気にするな。 (ルァがスラムに住んでいる以上、例の噂は聞いているだろう。其れならば、情報を共有して置いて拙い事は無い。抱き合う二人を横目に、早く行くぞとばかりに歩き出して。) [Mon 31 Aug 2009 21:41:34]
ルァ > メアー 。 よかったぁーッ ( 抱きつけば、ぎゅ〜と抱きしめて 。 色々と聞きたいコトはあったが、 それ以上は声が 出なかった 。 本当、 よかった ・・・ 。 ) ―――― ぁれ 。 ( ふと、 友人の傍にいた人物へと眼を向ける 。 ) ……… ネッビェ …。 ( よかった と 、微笑む 。 2人とも それほど変わらない。 友人の少女のほうは 、 元気が無いように見えるけれど 。 ) ……。 ……… ごめん、 2人でお話中だった … よね … ? ( 邪魔しちゃった ? と 。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:37:51]
メアリアン > ―――…… 、 ( ぎゅーッと帽子のツバ持ッて深く被り直した。安堵と申し訳無さと不安と、色々あッて泣きそうだ。――表情隠す様に、深く深く。 )  ―― う、…はい…。此処に来るのに、傘、持たない方が良いかな、…ッて。思ッて…。 ( 風邪をひく、の言葉にはしゅンと肩落としながら頷くけれど。 小さな声で言訳なンて。此処の人達は傘を持ッてる人の方が珍しい。 結局身なりで目立つ事は、娘は気付かず。 )   ――― …? ( 不意に掛ッた声。くるり、と振り向けば 見知ッた少女の姿。 ) ―― る …ッ ( ルァ、と呼ぶ前に抱きつかれるンだろう。 避ける事はしなかッた。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:30:32]
ネッビェ >  … だから、謝っても…まあ良いか。 (下らない言い合いをしていても始まらない。自警団や鉄仮面が探しているかもしれないのに出歩くのは、少々不用心と言わざるを得ないが、隠れていては悪魔に合う事も出来なかったことだろう。流石に傘も無しに外へ出るのは、もう少し体調管理をしろと言いたい所だが。悪魔は風邪などひきません。) 仕方ねぇだろ、そのままじゃ風邪引いちまう。 …うン? (背後から聞こえた、聞き覚えのある声。上半身を捻って後ろを向けば、やはり見覚えのある人影がメアリアンへと突進する所で。) … 。 (悪魔は、邪魔しなかった。黒くて悪かったな!) [Mon 31 Aug 2009 21:24:59]
ルァ > ( 雨の中、 傘もささずに走っていた子ども 。 ―― この子どもはいつもさしていないけれど 。 何処か雨宿りできるところを と思っていたのだけれど、 前方に見えた2つの人影 。 1つは探していた友人の姿で 。 ―― 悪魔のほうは、 黒くてまだ分からなかった。 ) ―――― メア ・・・ ッ ! ( 大声で叫びたいところだが、 状況を考えると流石にそうもいかない 。 そのまま走って近寄って行こうとするだろう 。 更に避けられなければ、 そのままメアリアンに抱きつこうとする が 。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:19:32]
メアリアン > ―――… ご、ごめンなさい …。 ( 如何やら事情は知ッている様子。無愛想に返された言葉に、結局何も返す事が出来無くて、再度謝る。 )  ――… あ、はい。 …―― 大丈夫、かしら…。 ( 漸く雨はあがッたけれど、長時間雨に濡れていた所為で 酷く寒い。移動にはこくり、と頷くけれど。 ――自警団だとか、他の人にばれないかしら、なンて不安。促されれば、其のまま、 歩きだすのだが―― ) [Mon 31 Aug 2009 21:14:25]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『( 水が跳ねる音 。 )』 [Mon 31 Aug 2009 21:13:26]
ネッビェ >  … 御免なさいで済めば、自警団は居らねぇんだよ。マジで。 (無愛想な表情に台詞は、会えたことによる安堵の裏返しか。雨に濡れた少女の姿は、いつもよりも小さく見えた。) …取り敢えず、何処か酒場にでも行くか。此処じゃ濡れちまうしな。 (何か温かいものでも飲ませた方が良いだろうと思い、少女を促しながら歩き出そう。色々と訊きたい事はあるが、今は移動が先。) [Mon 31 Aug 2009 21:09:23]
メアリアン > ( ぱしゃン、と水溜りが跳ね、靴を汚す。雨の所為で多少視界が悪い、少しばかり表情顰める、けども。 )  ―――… ッ、 ( 掛けられた声に、ビクリと身体を震わせて。恐る恐る振り返れば、探していた相手の姿に、ほうッと安堵の表情が浮かぶ。 ) ―――… ネッビェさン…。 ( 此方も彼に駆け寄ッて、――酷く申し訳無さそうな、表情を浮かべ、 ごめンなさい、 と小さく謝ッた。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:02:13]
ネッビェ >  …ん? (自分の足音とは他の足音に、濡れた地面を見つめていた顔を上げ。雨の中の少女の姿を見つけた瞬間、痩せた悪魔の顔に、心底安堵した表情が浮かび。直ぐに其れは、いつもの不機嫌な表情へと戻るが。) … おいっ! (大声を上げて此方の存在に気付かせながら、小走りで近付こう。) [Mon 31 Aug 2009 20:55:33]
メアリアン > ( ぼンやりと空を見上げて居たけれど。此のまま此処に居続けても仕方無い、か。 ) ――――…、 ( 再度、溜息を吐く。此の雨の中長時間探し続けたら絶対に体調を崩す様な気がする。今の状況で其れは 非常に宜しくない。 )  ――― … 如何しよう…、 ( 同じ言葉を、ポツリ。普段纏めている髪を今日は下ろしている所為か、髪が首に纏わりつく。気持ち悪い。 ) ――――…、もう…ッ、 ( 止まぬ雨に苛立たし気に呟いて。 ぱしゃン、と雨の中、歩き出そうか。娘も未だ、悪魔には気付いていない様。 ) [Mon 31 Aug 2009 20:52:01]
ネッビェ > (雨は相も変わらず降り続き、どうにも止む気配はない。僅かばかり不愉快そうに顔を歪めながら、速足で歩く悪魔一人。) … 家には未だ誰もいねェし… どこ行きやがった。 (もしや、既に自警団に捕まってしまったか。そのような嫌な考えが浮かぶほどに、悪魔は焦っていた。)(ばしゃり、と水たまりに足を踏み入れつつ、歩く。屋根下に居る少女に気付くのは、もう少し後か。) [Mon 31 Aug 2009 20:46:33]
お知らせ > ネッビェさんが入室されました。 『(傘も差さずに歩く、黒尽くめ一人。)』 [Mon 31 Aug 2009 20:42:02]
メアリアン > ( 或る廃墟の屋根の下。白い帽子を深く深く被ッて、空をぼンやり眺める娘。 ) ――――… 、如何しよう…。 ( しとしとと降り続く雨。此れ位の雨ならば、と思ッて隠れ場所から此処まで出て来た ――のだけれど、傘を持たないで来たのは失敗だッたかもしれない。 ) ―――…ッ、 くしゅ…ッ、 ( 小さくくしゃみを洩らして。溜息一つ。 早く、早く見付けなくては。スラムに来れば逢える、と悪魔の彼は言ッていたけれど。運次第だもの。 ) [Mon 31 Aug 2009 20:36:13]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( ―― 屋根の下、 )』 [Mon 31 Aug 2009 20:32:02]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『(青年の悲しみの涙はどこまでも深く、遠く。店主の満面の笑顔だけが瞼の裏について離れなかった』 [Mon 31 Aug 2009 01:00:48]
お知らせ > エル・ニールさんが退室されました。 『―― 後編に 続く。』 [Mon 31 Aug 2009 00:59:19]
エル・ニール > それを実行してしまったら、老いも死も無い地獄に連れて行かれる事請け合いですわ、あはははは ―― ("あのお方"はそう言う面倒を嫌うお方だと伝え聞く。直接出会った事は無いが ―― そもそも面と向かって顔を合わせる、なんて想像もできない。) ―― あら。私、自分が怖い人じゃありません、なんて一言も口に出した覚えはありませんが。 (ニコニコ笑いながら、悪魔は食指を山へと伸ばす。) 嗚呼、久々に食べる人の作った料理 ―― 素敵、ですわ。 (何処となく艶を帯びた声音が、漏れる。嗚呼、願わくばこの甘美な時間が永遠に続いてくれたなら。私はそれ以外の物を望む必要など無くなると言うのに。) (凄まじいペースで消費されて行く料理の山 ―― と、食器の山。) [Mon 31 Aug 2009 00:46:16]
ヴァリス > ――お、受けました? まあ、最後の手段ですけどね! ( うはははは! と青年も笑って――ちょっと待てぇい! ) もしかして、――えーと、(名前聞いてなかったや)貴方は、怖い人? ( と、やや苦笑いを浮かべつつ首を傾げ、 ) ――ぇ、なにそのマジ返事。ちょっと怖いんですけどって本気で頼んじゃったよこの人!? ていうかおやっさん、何嬉々として「これはいい売れ残り処分できたぜ」とかみたいな顔で笑ってるの!? めっちゃいい笑顔!! ( うわぁーん! と頭を抱えてテーブルに頭突きした。エールをちびちびと飲みながら、 ) うう、意地悪。おぼえてろよー。こう、思いつく限りの罵詈雑言で苛めてやる。意意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪地悪意地悪意地悪 他、思いつきません ( ぅぅ、と半泣きになりながら己のたこ焼きをパクつきながら、目の前に料理の山が形成されるのを胡乱気な瞳で見つめた。 ) [Mon 31 Aug 2009 00:39:26]
エル・ニール > ふ、ふふ。それ、本気で仰っているのでしたら ―― あははは、途方も無い大言壮語と言いますか、はは、は。 (突然笑い出した、女。笑いが漏れ始めたのは、主に"ヴァイオレートに ―― "の行からだ。) ええ。案外美味しい物って、その辺に転がってる物ですよ。それに ―― 無ければ奪えば良い、違いますか? (私は嘘を吐いて居ない。この街は、あの荒野に比べてとてもとても素晴らしい刺激に満ちている。) 私、自分でも臓腑の容量を図り兼ねる節が御座いまして。あればあるだけ、一切合財残さず食い尽くして尚、満腹に至った事がございませんの。 (―― 何故なら私は、そう言う風に生まれたのだから。そんな言葉は、敢えて言わずに置く。) あら、素晴らしい。素敵な泣き顔を期待させて頂きますわね。 (ニコニコ笑ってドSな事をのたまいつつ、改めて無情にも注文した訳だ ―― "上から下まで、取り合えず全部持って来て下さいませ"と。) [Mon 31 Aug 2009 00:31:38]
ヴァリス > う、うーん・・・・。じゃあやっぱり吸血鬼化が一番なんだろうか。いやいや、それは不味いし・・・・やっぱりヴァイオレートに会いに行ってみるしかないのかなぁ ( と、独り言のように呟いた青年は「ま、いっか」と言って頭を掻いた。 ) 路上生活が・・・楽しい、んですか? でもほら、女の子だと結構危険じゃ、ないですか? や、親切とかじゃないですから。フツーですから。 ( と、そこは否定しつつ出されたエールを一口含んで――「メニューの上から」――ぶはっ!! ) え!? なに全部頼む気!? どんだけ食べるんですか貴方! もしかして前世はギャル曽○とかだったりするんですか!? そんな細い体してどこに入るんですか! もしや人間とかそういうレベル以前に「私の異はブラックホールと繋がってるんです」とか言い出したりするんですか!? ( ぜー、はー、と肩で息を吐きつつ、青年は叫びまくった。力の限り。先手を打ったつもりだが!! ) それ、全部食べたら――僕、泣きますけど、いい、ですか? ( 食べたい、と言われたら逆らえない。嫌だとは言えない日本人。じゃなかった。押し切れない青年であった ) [Mon 31 Aug 2009 00:20:48]
エル・ニール > 基本的に悪魔と言う物は、メリット以上の事はしない物ですから。老いと言う一種のシステムを消し去るとなれば ―― 考えるまでも無いかと。どうしてもと言うのなら、余程力のある者にお願いしなくてはならないでしょうね。 (知らないか、と言う問いには"さあ、私もその辺りは疎い物でして。"なんて返すだろう ―― 基本的に、荒野の魔物は他の魔物に対し"餌"以上の認識を持つ事は少ないのだから、当然と言えば当然である。) うふふ、親切な方ですのね。生憎と、これはこれで中々楽しんで人生過ごさせて頂いておりますの。たまにこう言う風に親切な方にも巡り合えますし、ね。 (にこやかに笑いつつ、"ええ、勿論"なんて返そう。) ……ありがとうございます。ではとりあえず、このメニューの上から ―― (女は何気なくとんでもない事を言い出そうとしている。止めるなら今しかない ―― !) [Mon 31 Aug 2009 00:13:00]
ヴァリス > ああー。そんな話もありますよね。本人の願いとは別の形で曲がった叶え方をする悪魔、だとか。でもなぁ・・・不老の方法って結構見つけにくいんですよね。や、貴族連中も必死に探しているんだから、当然なんだろうけど・・・。なにかそういう噂知りません? ( と、首を僅かに傾げるが。冗談の範疇のつもりなのだろう ) でも、お金が無いと大変じゃないですか。寝床とかなら僕の家は部屋余ってるんで貸すことはできますけど、タダじゃないし――・・・・っと、ここでいいですか? ( と、指差したのは、それこそ祭りの余り物を集めた雑食店のような場所だ。ていうか、雑食店ってなんだ。変な造語が今誕生した気がする ) ここなら安いですからどんどん頼んでいいですからね ( と、青年は言うが、果たしてこの女の腹具合は如何なものか。まあ、食べても男二人分ぐらいだろう、と勝手に思う。まさか、今己の命が「美味しい食べ物」によって救われたとは露知らず。 ) お好み焼きとたこ焼きとエールで! [Mon 31 Aug 2009 00:04:55]
エル・ニール > あらあら。貴方の親切への対価として、私の親切心から警告させて頂きますと ―― そう言う話は決まって悪魔から足元を見られ、法外な代償を要求された挙句の果て、最後にはどうしようもなく惨めな末路を迎える ―― そう言った類の話ですわ。それでもどうしてもと仰られるのでしたら、精々お気を付けられますよう。 (―― ま、私も悪魔ですがね。なんて心中で付け足しつつクスクス笑い。)うふふ、そうですわね。……最も、お金が無い人にはどうしようもなく冷たいのもまた事実ですが。(先にも言ったが、この女は一文無しである。が ―― スラムの住人は大概、赤貧極貧一文無しだ。) 飲食店、ですか。嗚呼、駄目ですわ。私ついついつまみ食いしてしまいそうで。 (このまま進めば、この青年を襲う好機は二度と得られぬだろう ―― が。女は思う。どうせ食べるなら、美味しい物のほうがよい、と。だから、手は出さない。) [Sun 30 Aug 2009 23:58:24]
ヴァリス > んーと、なんて言うんですかね。ちょっと人間の領分を越えたお願いがあるんですよ。それをちょっと叶えてもらいたいなぁ、って。――その、不老って悪魔によっては可能だって話。あるじゃないですか? ( と、そう言った青年は白百合の香りを纏っているので、普通の人間ではない香りがするだろうが。 ) そういえばそうですよねー。スラムって結構食べ物屋多いですもん。なんの肉使われてるかわからないのとか多いですけど ( と、楽しそうに笑った青年は「ん〜」と宙を見やり、 ) その、貴方が嫌じゃなかったら色町とか・・・。や! 住み込みの仕事とか結構あると思いますよ? 飲食店とか結構! ――・・・知り合いには今、いませんけど ( ごめんなさい、と申し訳なさそうに笑って青年は後頭部を掻いた。あともう少し(次T)で露店街だ ) [Sun 30 Aug 2009 23:46:57]
エル・ニール > あらあら。それは頼もしいですわ ―― 羨ましい事です。 (クスクスと、微笑ましげに女は笑う。嗚呼 ―― そう言えば美味しそうな匂いがする。他の何でもない、この男から。) あら、一体何のためにそのような事を? 貴方さえ宜しければ、教えて頂きたいのですけれど。 (悪魔に進んで関わろうとするのは、悪人か狂人か、或いはそれらと相反する者だけだ。そして ―― 少なくともこの青年は、前述した二つには見えないが。) ……仕方ないのですよ。他に行き場が無いのですから。それに ―― 味にさえ拘らなければ、食べ物を探す事は案外簡単なのですよ、これで。 (ぴたり、青年の真後ろを歩きつつ。) ……住所不定で身元のはっきりしない女子供をまともに雇う方なんて、居ると思いますか? [Sun 30 Aug 2009 23:41:31]
ヴァリス > 訂正 青→青年 [Sun 30 Aug 2009 23:33:03]
ヴァリス > うはははは。これでも僕はそこそこ強いので安心なのです! ( えへん、と青年は胸を張った。ジャスティスさんに「盗賊ぐらいなた倒せるんじゃね?」という判子もらったもんねー! と、子供染みた理由だが ) いや、悪魔は探してるんですけどね。これが中々見つからない。まあ、場合によっては本当に、古城か地下迷宮でも行こうかと思ってるぐらいなんですよ。あ、こっちですこっち ( と、歩き出しながら、青年はにまにまと笑った。警戒心を抱いている様子は無く、血痕などには気づかなかったようだ ) ――うわ。大変ですね・・・。じゃあスラムにいるほうがもっと危険なんじゃないんですか? ( と、軽く首を傾げた青の行き先。あと少しでスラムでも比較的賑やかな露店が多い場所にでるだろう。およそ2T後ぐらいだろうが。 ) よーし、今日はなんかおごっちゃいますよ! 今ならたぶん夏祭りの余りとか安く売ってるだろうし! あ、お仕事は探さないんですか? [Sun 30 Aug 2009 23:32:29]
エル・ニール > あらあらそうでしたの。ですがご注意あれ? この界隈で迂闊に目立つと ―― それこそ、骨も残りませぬ故に。 (金やら何やらなど言うに及ばず、肉を食料として奪う物も居れば、老若男女委細気にせず犯す性犯罪者だって闊歩しているし ―― 何より、並のダンジョンに巣食うモンスターより余程厄介な怪物が闊歩しているのだから。) あら、それは素敵なお誘いですわ。私とてもとてもお腹が空いておりまして。だと言うのに食べられる物は碌に無く、お金も無くて困っておりましたの。(綺麗さっぱり何も無い。何も、何も、何もだ。強いて言えば、何かの惨劇の跡に残った血痕位なら、目を凝らせば見付かるかもしれないが――この界隈では、別段珍しい事でも無い。) [Sun 30 Aug 2009 23:26:39]
ヴァリス > 重罪!? それは申し訳ないです ( と、青年は苦笑いを浮かべて小さくお辞儀をしよう。腰にある剣がかちゃりと音を立てたが、防具というものを青年はあまり装備していなかった ) あ! 今の言葉は冗談ですからね、冗談。こう一人でいて寂しくなると冗談を言いたくなる性質で――! きにしないでくださいね? ( と、慌てて付け足す青年は女性をただの女性としか認識してないようであった。ぶんぶんと両手を振って弁明しつつ、 ) ―――? ( と、青年は軽く首を傾げた。物があまり無い路地。――それ自体は「掃除好きなレレレのおじさんがいたんだろう」と思うのと同時に、「きれいすぎないかな?」と思うのだ。だってここはスラムだから。だが、それは今だ疑問にも違和感を感じる前の「不思議」程度にしか青年は認識しておらず、 ) あ、そうだ。じゃあ何かご馳走しますよ。眠ってるところ邪魔しちゃったわけだし。あっちのほうに屋台とか出店ってありましたよね? 行きません? ( あっちあっち、と青年は朗らかに笑って一つの路地を指差す ) [Sun 30 Aug 2009 23:17:25]
エル・ニール > (そして、一つ。貴方は違和感を感じるかもしれない。そう ―― この近くには、貴方の視界を遮っていた建築物の壁を除いて、だが ―― 異様なほど物がない。石ころや虫の死体に至るまで。) [Sun 30 Aug 2009 23:13:10]
女の声 > (声の立った物影では、薄汚れたドレスの女が壁に凭れていた。女は壁に寄りかかったまま、ずるずると音を立て、ゆっくりと立ち上がる。) 安眠妨害は重罪ですわ。特にお腹が空いたレディの眠りを妨げるのは最低の行いに御座います ―― 最も、それ自体を咎める心算は御座いませんわ。どうかご安心を。 (こんな所で大声を張り上げるのは、酷く不用心な行為である。何故かって、そりゃあ。此処には金と食う物のためなら手段を選ばなかったり、手段のためなら目的を選ばなかったりと、そう言った"極めて性質の悪い"連中の塒になっているからだ。) (そう。"極めて性質の悪い連中"だ。例えばこの辺りをエサ場にしているモンスター、とか。) [Sun 30 Aug 2009 23:10:09]
ヴァリス > ――――――NON! ていうかなんか聞こえた気がする!? ( びくぅ! と背を奮わせた青年はあっちを見たり、こっちを見たりしてみる。物陰に気づけば、恐る恐るそこを覗いてみようとしてみたり! しようか ) もしかして、おやすみのところ失礼なんかしちゃいました? [Sun 30 Aug 2009 23:04:58]
女の声 > (物陰から、酷く鬱々とした響きが返ってきた。) [Sun 30 Aug 2009 22:59:20]
お知らせ > 女の声さんが入室されました。 『……煩い……ですわ……』 [Sun 30 Aug 2009 22:58:45]
ヴァリス > ――ま、出てくるわけないと思うか。いっそのこと魔王だとか魔族の貴族とか出てくれたほうがなんか格好いいよね。メフェストフェレスだって医者の前に現れて知識授けたわけだし ( うんうん。その勢いで不老の方法などご教授してくださると助かるわけですだ。ま、これで出たら笑っちゃうんだけどね。HAHAHAHA ) [Sun 30 Aug 2009 22:45:26]
ヴァリス > 悪魔さぁあああああああああああん! いらっしゃいませんかぁああああああああ!? ( 叫んでみた ) [Sun 30 Aug 2009 22:38:55]
ヴァリス >  ( 人影のあまり無い路地に入りながら、 ) よし、ここは一声大きく聞いてみるのが一番だ。えーと、とりあえず吸血鬼はナシにして、悪魔を探せばいいんだよね。すー、はー、 ( 深呼吸。辺りに誰もいないことを確認して ← 恥ずかしい ) [Sun 30 Aug 2009 22:38:47]
ヴァリス > ( しかしまぁ、スラムやら暗黒街やらは今日も平和である。そんなことを思いつつ特にやることないんだよなぁ、と後頭部辺りをぼりぼりと掻いた ) ――平和はいいけど傭兵とかは商売あがったりだからなぁ。そこら辺、結構辛いものがあるわけで――。とりあえず、鉄仮面とか蜘蛛だとか不老だとか探すとしても――・・・手がかりがあんま無いわけでして。 ( どうするべー、と下唇を突き出して不貞腐れた ) [Sun 30 Aug 2009 22:32:07]
ヴァリス > ( 連絡がつかないなんて結構ある。商人の世界での「また今度」なんていうのも年単位で「またこんど」になるぐらいである。いや、これは違うか。だが、一つの村で暮らす息子夫婦に連絡がつかないからって心配性なんだなぁ、と思うだけであった。 ) 僕なんかよりもちゃんとした傭兵ギルドか、自警団に行ってみるといいですよ。何でも屋ほど頼りにならないのは無いですから ( と、困ったように老婆に言うと、老婆は小さく頷いた。もしかして、「絶対に大丈夫ですよ」と言って欲しかったのかもしれない。後で気づくとなんだか申し訳なかったが、そういう噂がある事程度は頭の隅にとどめておいて、再び路地を歩き出した ) [Sun 30 Aug 2009 22:20:19]
ヴァリス > ( と、最初その話を聞いたときは軽く首を傾げた物だ。 ) えーと、とりあえず・・・・。連絡がつかないんだよね? ( と、青年は困ったような顔でおばあちゃんを見た。最近の日課である鉄仮面探しと不老探しに街を歩いていたら(というより散歩だが)青年を傭兵だと気づいた老婆が青年に「鉱山で暮らす息子夫婦の安否が気になって」と話し始めたのだ ) でも、そこって確か――・・・・ほら、土砂崩れとかで交通が滞ることもたまにある村でしょ? そういうのじゃないのかなぁー・・・大丈夫だと思いますよ? ( たぶん、という言葉は心の中で呟いた。確実な事は無いとはいえ、そう楽観する程度には、時代は交通の便が悪かった )  [Sun 30 Aug 2009 22:06:05]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『ウォッシュベアー?』 [Sun 30 Aug 2009 21:56:40]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 『それから窓下に飛び降りる事無くスラムの夜空に足を掛けた。』 [Sat 29 Aug 2009 22:58:17]
デュラハン > (主との交信を終えればその場で立ち上がり)まさに出資者は無理難題をおっしゃる・・・と言う奴ですかね。(数日前に会った同業者がスポンサーからかなり厳しい要求をされていた事を愚痴っていた時の姿を思い出せばその状況が今の自身にダブって見えて。それからその同業者が自身に見せた物の様に溜息が零せば足元の陣を消し湿り気を帯びた風が入り込む窓の方へと向き直り)まぁ・・・やるしかありませんか。(そのまま部屋から飛び降りるように窓枠に足を掛けそう呟くだろう。) [Sat 29 Aug 2009 22:57:46]
デュラハン > (と言っても、単に離脱するための術を準備するにしてもその目的地を考えれば簡単に準備できるはずも無く。またその準備が下手に発覚すれば自身にとって非常に好ましくない事態が起きるだろう事を考えれば秘匿の必要があるだろうし、仮に主が考えている事態が起きればその中でも確実に使用出来る物にしなくてはいけないとなればその手段と準備に必要な難度は想像するに難しくなく。)「・・・・・分かりました。」(どんな無茶苦茶な内容であれど主から命令を下された以上はそれを拒否する訳にもいかず。仮面の下に渋い表情を浮かべれば主の指示に従う旨を口にして。) [Sat 29 Aug 2009 22:50:24]
デュラハン > (主の話の内容を要約すれば、魔界において自身の主と敵対する同属が数年前に起きた同属であるヴァイオレートとクロウァーテによるヴェイトス島侵攻の時の様に人の世界への侵攻を画策しているらしいという噂がある為、万が一に備えて独自に「魔界に帰還」する何らかの方法を用意しておけという物。無論、現段階では噂の信憑性は高くないしその同属が侵攻対象としている場所がこのヴェイトスであるという話もないのだが、もしその噂が本当であり可能性は低いがこの島に侵攻するのであればやはり主の手駒である自身の安全が怪しくなるという主なりの考えなのだろう。) [Sat 29 Aug 2009 22:38:06]
デュラハン > (魔界に居城を構える自身を創った主への不定期報告。実質的な活動を殆どしていない様な現状だが、主に対しての報告は頻度こそ多くないが欠かすことは無く。)「報告は以上です。」(そして今回の報告も普段どおり自身や部下に起きた気に止まる事を伝達し滞りなく終わるかと思ったが)「此方への通達・・・ですか?」(どうやら今回は主の方に何か思うことがあったらしく、報告を終えた後にも話が続いて。)(それから数分ほど主からの言葉に黙して聞き入った後)「要するに危険に備えて離脱の術を用意しておけ・・・と?」(全てを聞き終え頭の中でソレを理解すれば復唱する様に確認の言葉を返す。) [Sat 29 Aug 2009 22:24:49]
デュラハン > (ソレが口にするのは人であれば人の声や動物の鳴き声とも明らかにかけ離れた物、例えるならばノイズという表現が一番合うだろう神魔の言葉によって紡ぐ詠唱句。やがて男の詠唱句に合わせるように魔法陣が僅かな靄を放ち出せば、其処に漂う空気に感覚の鈍い者であっても明らかに異質な重さと言うべき何かが混じり始め)「・・・・・・」(男が詠唱句を言い終えたとほぼ同時、まるでソレを待っていたかのように部屋の空気を低く歪な音が揺らして。それは先にこの男が口にしていた言葉と同じ物による何者かの言葉であり)「此処に。」(その独特の重さを湛えた空気の震えに対し男は身を屈し立ち膝で頭を垂れれば、異界から届いた己の主からの声にそう返した。) [Sat 29 Aug 2009 22:11:37]
デュラハン > (そこはスラムのどこかにある一軒の廃屋。所々朽ちて今にも抜けそうな床とその上に薄く積もった埃が何年も来訪者どころか棲家にする者すら居ない事を示すそんな建物の奥から何者かの足音が小さく鳴り響く。)「ギィッ・・・ギィッ・・・」(足音の発生源、廃屋の2階にある少し広めの部屋に立つのは灰色の外套を纏う何者か。ソレは手にした白墨で床に魔法陣らしき何かを描いていた。) [Sat 29 Aug 2009 22:02:13]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『湿った風が通る部屋の中』 [Sat 29 Aug 2009 21:56:20]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『( さァて、仕事の時間だ。 )』 [Sat 29 Aug 2009 20:59:24]
グレーテル > (立ち上がり服に付いた汚れを払う。雨の様に冷たい眼を向けてくる連中に、仮面の奥でへらりと笑い、) 此の辺で安くて美味い店、知ンない? (と、尋ね始める始末。) ――― …。 (返答は返ッて来なかッた。ちぇー、とか不満気に言いながら、足は右へ行こうか左へ行こうか迷う様に爪先が動く。) あ、あンさァ ―― (一番気の弱そうに見えた男性へと近寄り、) 暗黒街ッて、どッちィ? (困ッた声音で尋ねる。) [Sat 29 Aug 2009 20:48:55]
グレーテル > (ザぁぁァァと降る雨が差し伸ばした手を濡らす。) 天使の手ッて、冷てェンだなッ (現実逃避。汚い物を見る目で俺を見ないでクダサイ。)   ッ、 (結局通行人に蹴ッ飛ばされて漸く体を起こす仮面少女風貌。雨の所為で服はピッタリと体に張り付き、年頃の少女らしい体系を露わにしている。) ―― … ンだよゥ、蹴ッ飛ばす位なら手を差し伸べてくれッて ―― あァー、でも男は勘弁。女の子限定ナ。容姿重視で。  ( 最低な事ゆッた。 ) [Sat 29 Aug 2009 20:41:31]
グレーテル > (其れまでニヤニヤと仮面を見ていた浮浪者風貌の男達は声を聞いた瞬間、掌を返した様にどッかに消え。) (相変わらず仮面の腹は、グゥグゥと鳴り。雨の音と混ざッて不協和音を奏でる。) いや さー、別に飯奢れとか言わねェのにさァ… さッきまでのニヤニヤ顔が青褪めたら、ちょッち俺も傷つく ンだよなァ…。 (そう思わね?と傍寄ッてきた子猫へ問い掛ける。俺の味方はお前だけだよゥ、なンて仮面の中で涙ホロリ。) ( が、 ) (ハン、と鼻で笑うかの様に子猫は消えた。マジか。) あ゛――――… やべェ、幻覚が見えてきた しィ。マイスウィートエンジェル…ッ! (君と一緒に居られるなら死ぬ事だッてオッケーさ!とか。言いながら。倒れたまま通行人に手を伸ばした。) [Sat 29 Aug 2009 20:31:11]
グレーテル > (ザァザァ降り頻る雨の中、其れは其処に在ッた。赤と青の面を被ッた奇妙な其れはスラムの通りに仰向けに倒れながら、空を見上げている。) ――――…、 (仮面の中、僅かに零れる息。) ――――…、 (ツインテェルにした淡い水色の髪、短いスカァト、両足に巻かれた血塗れの包帯。少女の姿をした其れの腕がピクリと僅かに動き、) ―――… 腹 、減 ッ た…。 (メッチャ低い成人男性の声が零れた。) [Sat 29 Aug 2009 20:24:18]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 [Sat 29 Aug 2009 20:22:52]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( 最近、 情報収集がサッパリ進まない。 )』 [Sat 29 Aug 2009 01:41:01]
ルァ > ――――― … 。 ( これで、身を守れるかどうかはとても不安だ。 だから強くなりたい 。 怖いと、恐いと 、 思わなくなるように。 強くなって強くなって 、 そして守れるようになりたい と 。 ) ―――― ナイショ、 だよ ? ( 人差し指を立てて口元に持っていき、 クス と 、 ちょっとだけ月に笑いかけた ものの、 ) …ッ … いたたた… 。 ( 頬の筋肉を動かしたせいだろう。 殴られたところに痛みが走った 。 というか、口を動かすだけでも結構 、 痛い 。 困ったナァ。 早く治らないかなァ。 ) [Sat 29 Aug 2009 01:39:27]
ルァ > ―――― … 服もほしかったのに…。 ( メアみたいな可愛い服っていいよなー なんて 、 呟く 。 いや、 きっとああいうふわふわ女の子な服は似合わないと思うけれど。 でも、似合わないだろうからこそ憧れるもので。 ) ヴァリスさんに戦い方とか教えてもらいたいなぁ 。 ( 元傭兵だからきっとそれなりに戦い方を知っているだろうッ なんて 。 家主が戦うところを見たことが無い子どもはそう思いつつ 。 ) ―――― ま、 とりあえず今はこれでいっか 。 ( ぴょん、ぴょん と小さく跳ねて、 ホルダーが落ちてこないことを 、 確認する 。 ) [Sat 29 Aug 2009 01:25:01]
ルァ > ―――― … 静かな夜だなぁ 。 ( なんて、 のんびりとした調子で呟く 。 子どもの胸元で、 友人とお揃いのペンダントが 、 揺れた 。 ) ( ナイフを購入した店から離れれば 、 細い路地に入って 買ったばかりのナイフを装着していく 。 ) ―――― ゥーン 。 … 少し大きいのかも 。 ( 太ももにつけたホルダーが だ。 なんだか落ちてきそう。 もっと少し太らないとダメ? でも少し手を加えれば大丈夫かなぁ なんて、 考えつつ 。 右足に2本、 ポケットに3本。 ) …。 ……。 ………。 ( 今度は、バックも買ってみよう。 ポケットに物が入りすぎて何が何だかわからなくなりそうだ 。 ) [Sat 29 Aug 2009 01:08:30]
ルァ > ( ナイフ3本と、 足につけるナイフ用のホルダー 。 流石に全部ポケットに入れているワケにもいかない 。 足にホルダーがあってナイフが隠れてるってなんかカッコイイよね なんて 。 主にスカートをはいているので、 取るときに不便そうだけれど。 子どもはそこまでまだ考えていない。 ) ――― はい、 お金。 ありがとう 。 ( お金を渡して商品を受け取り、   店を 出た 。 ) ――――… ぁ。 月だ − 。 ( 外に出ればひんやり とした風が頬を撫でた 。 昨日、主人に殴られたところはまだ脹れていて少し熱を持っている 。 だから冷たい風は、 心地がいい。 ) [Sat 29 Aug 2009 00:48:45]
ルァ > ( 暗黒街で友人と鉄仮面等が遭遇していることなど知らず。 黒髪の少女は、 スラムにある小さな店で 、 ナイフを見ていた。 ) ( そういえば、 昨日のロールでまるまる1ロールが飛んで消えていった  ことを後から気付いた 。  なんて、 背後の嘆きありつつ。 ) ( オイトイテ。) ―――― … やっぱ2本じゃぁ ね … 。 ( 持ったまま使うのなら2本で足りると言えば足りる。 けれど投げた場合は別だ 。 予備もいくつかほしいな なんて 。 最近はご飯もヴァリスさんの所で食べられるので、 少しずつお金がたまった 。 ほんとうはもっと貯めていきたいけれど、 やはり自衛の為。 必要なものは揃えないといけないだろう と。 ) …… これ、3本 。 あとこのホルダー 。 ( 指を指して、 店員に 言うだろう。 ) [Sat 29 Aug 2009 00:36:23]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『――― ナイフ、 かぁ 。』 [Sat 29 Aug 2009 00:31:01]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『EISEN RITTER Journal Fri 28 Aug 1606』 [Fri 28 Aug 2009 01:06:53]
アイゼンリッター > (教会の屋根に腰を下ろし、ベルトのポーチから小型の日記帳を取り出す。 目玉泥棒という特定個人を追いかけるようになって以来、調査資料代わりにつけ始めたものだ。 これでなかなか、役に立っている。 細く鋭く削られた木炭をページに走らせようとして、ふと呟く。)……せっかくだから、署名もつけておくか。 [Fri 28 Aug 2009 01:06:32]
アイゼンリッター > (自分に調査は向いていない――というより、できない。 まず人手はなく、財力もなく、権力もなく、魔法のような特殊な能力も無い。 ……状況は前回と同じだ。 自分は情報を得た。しかし調査はできない。 そして――)自警団は情報を持っていない。 だが、調査はできる。 ……簡単な事、だな。(適材適所、といえば聞こえは良いか。 自分だとて市の法律から見れば犯罪者だろう事は理解している。 街の治安の為、互いに利用しあっている――と言った所か。 好意的に表現すれば、だが。 自分の行動は疎まれこそすれ、其処まで大きな騒動になってはいない。故に放置され、泳がされている。これがもっとも適切な表現に違いない) [Fri 28 Aug 2009 00:52:58]
アイゼンリッター > (もうあの娘から接触してくる事は無いだろう。 アイゼンリッターに警戒された事は理解しているのだろうから。 惜しい……本当に惜しい。 だが、だからと言ってあの場で何ができた? 証拠は無い。――状況証拠だけだ)(ふと足を止めた。 教会――あの暗黒街の教会とは違い、長らく放棄されている廃墟のような――の屋根の上。 十字架に片手を這わせて支えにしながら、眼下に広がる町並みへと目を向ける。 紅いマフラーが風に靡いた)………だが、一歩前進、か? 少なくとも、情報に当てはまる少女は実在した。 これだけでも収穫……とするべき、だな。 [Fri 28 Aug 2009 00:48:56]
アイゼンリッター > (手がかりは全部、目の前に転がっていたのだ。 容姿というのは、本当に恐ろしい。 自分にとってあの少女は『守るべき市民』であり――現状、それは変わらないが――それ以外の何かとして見ていなかった)糞、聞かれる立場に回ってどうするんだ、俺は……ッ(…………自分が今追跡している殺人鬼、通称『目玉泥棒』。 調査の過程で掴んだ特徴は、こうだ。 1.ホワイティアの少女である。 2.身形が良い。 3.主な犯行現場はスラムと暗黒街。 ――――そしてあの娘は何と言った? 「目玉泥棒に関する情報がある」と言ったのだ。 これだけ揃っていて……)糞、なんて様だ……ッ [Fri 28 Aug 2009 00:33:25]
アイゼンリッター > (――走り、跳ぶ。単純な行動の繰り返し。 屋根の上を移動し始めてから少し経ったが、慣れてきたように思う。 少なくとも単純に跳び移って警邏するだけなら、もうそんなに問題にもならない。 ただ――)…………失敗した。(そう思う。 ――先日、アイゼンリッターの正体を探ろうとする少女に出会った。 身なりの良い、ホワイティアの、スラムや暗黒街に何度も来なくてはならない用事のある――女の子だ。 ……糞。失敗した。 自分に交渉なんかできないのはわかっていたが、これはあまりにも酷い) [Fri 28 Aug 2009 00:27:18]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――――失敗した。』 [Fri 28 Aug 2009 00:24:27]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『―― 水、どこにあったかなぁ …。』 [Fri 28 Aug 2009 00:10:56]
ルァ > ( まったく昨日はとんだ災難だった 。 ) ――――― 平和ボケ かなぁ。 ( 少し違うかもしれないけれど 。 なんだか最近は近くに誰かがいてくれるコトが多いから 、 注意力というか 。 警戒心というか。 そういうのが緩んでしまっているような 気がする 。 ) ( 抜かれたナイフのように、 冷たく鋭く 、 なりたいと 、黒髪の子どもは思うのだけれど 。 なかなかどうして それは難しい 。 ) ―――― はぁ … 。 ( 膝に額をつけたまま、ため息と共に カックリ と、肩を落とす。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:44:45]
ルァ > ( 口の中が鉄錆の味がする。 多分殴られた時に口の中も切れたのだろう 。 ズルリ と 、 階段の段差のところに座りこんで 、 膝に額をつける 。 ) ―――― あはッ … 。 ( 暴力は怖い 。 痛いのは嫌だ 。 大人の男は嫌いだ ―― 。 でも働かないとお金がもらえない 。 目頭が熱くなる 。 怖いのは 、 恐い 。 昨日も怖かったし 。 何なんだろうあの異型の女性は 。 ) ―――― 強く 、ならないとなァ…。 ( 少しだけお金もたまったし、 武器になるようなものを買うべきだろうか なんて、 考えつつ 。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:34:07]
ルァ > ( スラムの一角。 屋外にある階段の上 。 最近はなんだか此処に来ることが 多いような気がする 。 ちゃんとした舗装もされていないし、手すりも簡単なのしか無い上に今にも壊れそうだ。 少々危険な場所ではあるけれど ( 前落ちたし ) 眺めが良いから 、 なんとなく来てしまう。 ) ――― っぅ …。 痛い … 。 ( 左の頬を手で押さえつつ 顔をしかめる 。 昨日 暗黒外でちょっとした(?) 騒ぎを起こしたことがバレて 、自称雑貨屋の主人に殴られた 。) 私のせいじゃないのに … 。 ( 主人の 、 虫の居所が悪かったというのもあるかもしれない 。 ストレス発散ってェやつだ 。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:22:06]
お知らせ > ルァさんが来ました。 [Thu 27 Aug 2009 23:15:18]
お知らせ > リースさんが帰りました。 『実際に殺ッてみればイイのよォ ( 夜の中へ走り出そう )』 [Thu 27 Aug 2009 22:58:24]
リース > あー、ン。 この邪魔ナ石がァ―― ( 角材で大小さまざまな石を押しのけていきながら、ふと瓦礫を払いのけている角材を持つ手が止まる ) ――これよりィ、石の方が硬イかしらァ ( かがんで、落ちている手にもてるくらいの石を手に取る。 その手にとった石と角材を見比べて。 ) どうかしらァ、これェ。 ( 石を持った手を横薙ぎに目の前に人が居るつもりで振り回してみる。 ) んーン。 ( 石の重さのおかげの遠心力のせいか、すごい勢いがあるように思える。これが当たれば、人は死ぬんじゃないかしら。 こう、ぱかーんと頭に叩きつけてやれば金槌ほどじゃないにしろ案外死ぬんじゃ…。 ) ア、簡単なことじゃなァい ( 考えるのが面倒になってきた。元々考えるなんてあまり得意じゃないものねぇ。 ) [Thu 27 Aug 2009 22:54:58]
リース > ( 太刀や金槌なんかと比べると見劣りするが、何にも無いよりずっとマシだ。 ) ンー、ン。 使イ安いのはイイのだけどン。 ( ブン。  軽い。刀や金槌と比べるととても軽い。 こんなもので、人を一発で殺せるのかしらぁ。 ) もっとォ、重いもノねェ ( 足の変わりに手に持った角材で瓦礫をどかしていく。 邪魔な瓦礫の石が多い。本当に、邪魔邪魔。 ) [Thu 27 Aug 2009 22:45:37]
リース > ( かつてはごっちゃごっちゃと武装して、歩くたびに金属の擦れる音がしたものだけど、今じゃそんな音も聞くことは出来ない。身が軽くなったのが寂しく思えてしまうくらい。 ) 今のあたシ、最高ニ情けなイわねェ ( 三日月のように開いた口からはくつくつと笑いが漏れる。 こんな武器の少ないあたしなんて情け無いに決まっているじゃない。 もう、本当最悪だわ ) あァン。 これイイんじゃなァい? ( 瓦礫を蹴飛ばしている中、足にいい具合なものが当たった。 それをひょいと拾い上げて、じっくりと眺める。 でかすぎも無く、短くも無い。 30cm程の角材。手に持てるくらいの太さだ。 ) [Thu 27 Aug 2009 22:31:23]
リース > ( 此処のところの雨風で崩れ去った廃屋跡。 下を見ながら歩き回る猫背の女が一人。白いワンピースには血の跡がいくつもついた変な女。 ) イイもの、ないかシらァ? ( デカイ白いやつに盗られて、変なバケモノみたいなやつの戦いで失くして、鉄仮面のやつとのいざこざでも無くなった。 武器。武器武器武器武器武器。もう、なぁんにもない。ナイフ一本に鉄爪だけなんて全然強くない。 武器が二つだけなんて弱っちい。 ) なァんでもイイからぁ、無いかシらねェ。 ( 死体の白さを持つ足で瓦礫を蹴ってどかして探すも、武器なんて落っこちているものじゃないのねぇ ) [Thu 27 Aug 2009 22:20:17]
お知らせ > リースさんが来ました。 『在庫不足』 [Thu 27 Aug 2009 22:11:04]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『 最悪だ…ッ ( 一人、呟いた。 )』 [Wed 26 Aug 2009 21:14:51]
ライヴィス >  帰ろ、 ( 餌も無い此の場所に長居したッて変な事を考え始めるだけだ。余裕が無くて主人には行き先を告げる事が出来無かッたし。 )  ( パタリ、 )  ――――― ッ、 ( 顔に当たる冷たい滴。見上げれば次々と降ッてくる雨。 苛立たしげに舌打一つして、主人の家の方向へと 駆ける。 ) [Wed 26 Aug 2009 21:13:52]
ライヴィス > ―――― 居ない、か。 ( こンな場所で転がッてる様な餌は。心底残念そうに溜息吐いて。 其のまま、歩き続ける。 ) ――― 。 ( 奴隷ッて立場を抜ける為には如何したら良いだろうか。今後絶対に奴隷にならぬ為には―― 奴隷制度を無くす、しか方法は無いンだろうな。 )    ( ぴたり、と足を止め空を見上げる。月も星も見えぬ、厚い雲に覆われた空。――まるで未来の様だ。先の見えない、曇天。 )  ( 現状に不満があると云う訳では無いけれど。奴隷である以上ひとつの命ある個体としては扱ッて貰えない。 …其れは、不快だ。 )     … 如何すれば、 ―― あ…〜ッ、訳解ンないッ ( 考える事は止めだ。満足に血液の回ッて無い脳で考えたッて、良いアイデアなンか浮かぶ筈無いし。 ) [Wed 26 Aug 2009 21:07:48]
ライヴィス > ( 僅かな血を吸ッただけで、身体の重みが嘘の様に消える。――が、未だ物足りない。もッと血が欲しい。我慢する事は出来るけど、もう少し獲物を求めて歩き出そうか。 狭い抜け道を、来た時とは反対の方向へと歩めば、人の多い場所へと出る。人が多い、と言ッても座り込ンでる孤児だとか倒れながら文句を言う酔ッ払いだとかそンなものばッかりだけど。 ) ――――― …、 ( 奴隷の身分である自分の方が身形が良いなンて、不思議だ。此れもあの少女のお陰なンだけど、 )  … ―― え − ッと、 ( 座り込ンでたり、転がッてたりする中に死体は無いか、横目で確認しながら、歩む。 ) [Wed 26 Aug 2009 20:51:42]
ライヴィス > ( 身体に砂でも詰まッている様だ。酷く重い身体は思う様に動かず、何とか身を立ち上らせれば、壁に寄り掛かる様にして歩き始める。…ふと、廃屋の横、狭い抜け道を見遣れば、黒く小さな物体が転がッていた。 ) ――― … 、 ( ゆッくりと、注意を払いながら其の方へ。細身の己の体は難無く狭い通路へと入りこみ、――そして、物体の前で足を止めた。 )   …猫、 ( 黒猫だ。沢山の傷を負ッた猫の屍。 其れのすぐ前で膝を付けば、黒色を持ち上げ、口許へも持ッていく。 )     …ッ、 ( ず、と喉の方へと流れ込ンでくる、久し振りの血液。最後の一滴まで残さぬ様吸い取れば、小さく息を吐いて。 )    ―――― …有難う。サヨナラ。 ( 呟く様に、渇いた亡骸へ。 ) [Wed 26 Aug 2009 20:41:53]
ライヴィス > ( スラムの一角、と或る廃屋の前。 壊れかけて閉まらない扉の直ぐ横で、喉元押さえながら座り込む吸血鬼。 ――何時も通り、を演じる事が出来ぬ程、身体は血液を求めている。喉が焼ける様に熱い、嫌な汗がじッとりと身体に纏わりつく。 ) ―――…ッ 、ハ…ッ… ( 身体の先まで氷に付けた様に冷たいのに、喉ばかり熱をもッた様。早く血が欲しい。 ――赤い瞳を周囲に巡らせても、目に映る景色は ただの建物ばかり。 ) [Wed 26 Aug 2009 20:31:10]
お知らせ > ライヴィスさんが来ました。 [Wed 26 Aug 2009 20:26:47]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『( 子どもの足音も、 段々と消えるだろう。 )』 [Tue 25 Aug 2009 22:29:42]
ルァ > ( そして、 子どもは歩き出す。 一度だけ 、 猫の死骸があったほうを振り向くけれど 。 ) ――――― … 静かな、 夜だなぁ 。 ( 空を見上げてそう呟けば、 ザワリ と 、 それを否定するように空気が揺れた。 ) ( 嗚呼。 静かだけれど穏やかとは言えない貧民窟。 きっと何処かで何かは起こっているかもしれない なんて 、 思いつつ。 ) [Tue 25 Aug 2009 22:29:12]
ルァ > ( ギィ と 、 軋んだ音を立てて扉を開ける。 夜の冷えた風が頬を撫でる。 もう夏も終わりだなぁ と、 思い知らされる気分だ。 ) ―――― ぁー。 流石に晴れてはいないかァ。 ( 見上げた空は 、 ただ黒かった。 厚い雲で覆われて星も、月も見えない。 ) ―――― … ? ( ふと、 足元に黒い物体があることに気が付いた。 何だろうと見てみれば、 ―――― 猫の 死骸だ。 たくさん傷がついている。 子どもの仕業か、それとも大人か。 分からないけれど。 ) ――― 運が 悪かったね 。 ( お墓を掘って埋める なんてことは してあげない。 ――――― 穴を掘るのは 、 嫌いだ。 ) おやすみ、 猫さん 。 ( 子どもが猫にしてやることと言えば、 そう 声をかけるのみ。 ) [Tue 25 Aug 2009 22:11:38]
ルァ > 雨、 上がったのかなー … ( ふぁ と、 大きな欠伸をひとつ。 ついでに両手を伸ばしてみたり 。 ) ――― … 昨日は楽しかったなぁ 。 ( ふふ 、 と 嬉しそうに笑う。 友人と買い物に行ったときも同じ気持ちになった。 ああいう気持ちは、 心地がいい。 ) ( そんなことを思いながら立ち上がれば、 廃屋から出ようとドアのほうへ向かって 、 歩だろう。 ) [Tue 25 Aug 2009 21:55:08]
ルァ > ( 友人の少女と 、 悪魔のことなどこの子どもは知らない。 いつもの通りお仕事を して 、 それから ――― ) ―――― … ぁ れ …。 ( 雨が酷かったので、 廃屋の中で雨宿り。 何処にでもある廃屋だ。 多少の雨漏りはしていたものの、 雨宿りするには十分で。 中で座り込んで雨が止むのを待っていたら 、 どうやら寝てしまっていたらしい。  やっと起きたものの、 まだ眠いのだろう。 ゴシゴシと手で眼をこすり 。 ふ と、 気が付けば、 大きかった雨の音が 聞こえなくなっていることに気が付いて。 ) [Tue 25 Aug 2009 21:49:00]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『…ん …。 』 [Tue 25 Aug 2009 21:44:54]
お知らせ > ライヴィスさんが帰りました。 『( 結局血は手に入らず、 主の家へと帰ッた。 )』 [Mon 24 Aug 2009 22:38:23]
ライヴィス > ( きら、と子供の胸で光る何か。近付いて漸く解ッた。 あれは、十字架だ。 )  …… …――― ( 血の気が引く。喉の渇きは酷いのに、近付けない。感じた事も無い様な 恐怖に似た感情が己の感情を占める。ズ、と一歩足を引いて 、 )   … ッ、 ( 踵を返し、来た時よりもずッと早く 歩み去る。十字架なンて人間だッた時は平気だッた筈だ。元々はパプテスを信仰していた位なンだから。 なのに、近付けない。怖い。嫌な感情。 )   ―― …ッ   …ッ… ( 通路を出て、通りを歩き、かなり其の影から離れた所で 力尽きて、膝をつく。ぜ、ぜ、と洩れる息は荒い。喉が熱い事も、身体が寒い事も忘れる位 怖かッた。 変に吹き出てくる冷や汗を、手の甲で拭ッて。 ) [Mon 24 Aug 2009 22:30:32]
ライヴィス > ( 滲ンだ血を舐めて。…けれど、其れじゃァ意味をなさない。ぱン、と服に付いた土を払い落せば、立ち上がる。立眩みの様に、再び視界が歪ンだが。今度は、何とか踏みとどまッた。 )    … 、 ( 血の匂いは感じない。やッぱ今日は死体を見つける事は難しそうか。 ふらりふらり、安定しない足取りで歩め ば、 ) ――――…… ッ 。 ( 家と家の間。せまい通路の奥。子供の様な小さな人影が、転がッているのを見つけた。 )  …… ―――― … ( こンな所に転がッてるンだ。死ンでいるだろう。 小さく息吐き、其の人影へと近寄る。 ) [Mon 24 Aug 2009 22:24:12]
ライヴィス > ( 軟弱だ。たッた数日血が飲めないだけでこンなになるなンて。…ギリ、と歯を食い縛る。悔しい。憎い。 吸血鬼になンて、なりたく無かッた。特別な力が無いのなら、人間の方が未だマシだ。 )  ―――― ッ… ぅあッ… ! ( 地面ばかり見て、そンな事考えていたからか。支えにしていた壁が無くなッた事に気付けなかッた。 ず、と手は思いッきり空を切ッて、そのまま べしゃッと崩れ落ちる。 )  ……―― 痛…ッ、 ( 屈辱的だ。 ――じわり、と手の擦り傷から僅かに血が滲む。 ) [Mon 24 Aug 2009 22:10:54]
ライヴィス > ( 走り去る数人の子供。ぼンやりと歩く少女。…さッきから通り過ぎるのは、生きた人間ばかりだ。襲いかかッて良いのなら、好都合なのに。子供とか女ならば騙して連れて来て噛み付けば良いだけ。 ) ……―― … ッ、 ハ…ッ… ( ぐらりと、一瞬歪む視界。血液不足は己の場合命に関わッてくる。仕方無い、歩くか。 通路の奥から抜け出せば、僅かにふらつく足取り。 なンとか、壁に寄り掛かッて 押さえて。 ) …… ―――… 、 ( 喉が熱い。身体が寒い。奇妙な温度を感じながら、一歩、また一歩ゆッくりとした歩調で歩む。 ) ( 廃屋の中か、其れとも、どッかの路地裏か。今のままじゃァ動物は捕まえられそうに無い。死体を 探しに行こう。 ) [Mon 24 Aug 2009 21:58:59]
ライヴィス > ( スラムの一角、廃屋の陰になる通路の奥で、凭れかかる様に座り込む奴隷吸血鬼。 ) ――――…… ッ… ( 喉が熱い。焼ける様だ。長く続いた雨の所為で餌なンて取れる筈も無く。漸く此処まで歩いては来たものの、今日に限ッて動物も見付けられず、死体だッて手に入らない。身体は酷く冷たいのに、喉の奥だけが燃える様に熱い。 )  …… 血が… 、 ( 足りない。 )  ( 主人の家のテーブルには、殴り書きで餌を捕りに行く、と書いたメモを置いておいた。…けれど、成るべく早く帰らなくちゃ。 赤い瞳が、通路の奥を見遣る。 ) [Mon 24 Aug 2009 21:48:34]
お知らせ > ライヴィスさんが入室されました。 『 ( 熱い、 )』 [Mon 24 Aug 2009 21:43:54]
お知らせ > ネッビェさんが退室されました。 『(彼女が望むままに、悪魔はその体を擦り続けた。)』 [Mon 24 Aug 2009 05:51:16]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『( 少しだけ。 もう少しだけ、 此の侭 …。 )』 [Mon 24 Aug 2009 05:49:37]
ルァ > ( 此れで本当に冗談だったら、恥ずかしくて泣きながらキックくらいはいれていたかもしれない。 ) ( こうやって 、 甘えることには慣れていなくって、 正直どうすればいいのか分からない。 聞こえてきた声に1つ 頷いて 。 背に悪魔の手が触れたときは ビクリと身体を強張らせただろが、 やがて安心するように 力を抜くだろう。 ―――― 与えられる優しさを、 差し出される手を 、 何も考えず受け取るのも 、  悪くないのかも しれない 。) [Mon 24 Aug 2009 05:44:35]
ネッビェ >  判れば結構。 (一人偉そうに頷いて。いつかきっと、少女自ら、友人を祭りへと誘えるようになるのかもしれない。) ……… あー、一寸した冗だ……… (相手が固まった様子に、照れ隠しの笑み浮かべながら、良い訳を口ごもろうと視線を伏せれば。胸元へ入ってくる、少女の体。) ・・・・・・・・・。 (そのままの体勢で、固まる。きっと悪魔の方も、耳まで真っ赤に染まっていることだろう。暫くフリーズした後、少女の小さな声に我に返って。) … 今は俺が居るから、な…。 (我ながら気障な台詞とは思うけれど。少女にだけ聞こえる声でそう言えば、その手で少女の背中をゆっくりと擦り始めて。少女が満足いくまで、抱きしめたままでいるだろう) [Mon 24 Aug 2009 05:34:55]
ルァ > 私自身 かぁ。 ――― うん、 そうだね。 ( そうだ。 少し見方を変えるだけだ。 すぐすぐ、変えるのは難しくても 少しずつ 変わっていければ ――― 。 ) ――― … 飛び込んでみろ って ―― 。 …… 。( まるで ふざけているような 動作。 そうやってからかってー なんて 、 言おうと口をあけてみるけれど 声は出ず。 その代わり ) ――――― … 。 ( そ っと。 飛び込むというよりは ぎこちなく 、 寄るように。 悪魔の胸へと 娘は寄るだろう。 ものっすごく恥ずかしいのできっと耳まで真っ赤になって。 ) ――――― … さみしい …。 ( 顔を見られぬように俯いて。 小さく 小さく。 僅かに震える声で 呟いて 。 ) [Mon 24 Aug 2009 05:24:45]
ネッビェ > (お礼の言葉に小さく苦笑して。確かに、人を励ます悪魔なんて、聞いた事がない。まあ良いか。) … ま、最後に決めるのは、ルァ、お前さん自身さ。 (悪魔は言葉を囁くのみ。其れを受けてどう行動するか、決めるのは少女自身。難しくても、己で決断せねばなるまい。) ……… 気にするな。ほれ、俺の胸に飛び込んでみろ。 (痩せこけた両腕広げて、少女を受け止めんと胸を差し出して。ふざけた動作だが、頬は相変わらず朱に染まっている。 少女がどう捉えようと、悪魔がどう否定しようと、少女へ手を差し伸べる物たちの中に、悪魔が入っている事は間違いなさそうだ。) [Mon 24 Aug 2009 05:14:33]
ルァ > ( なんとも言えない不思議な関係。 誰かに問われたら、 知り合い としか言えないような。 ) ――― … ありがと 。 ( 言って、小さく笑って。 あれ。 普通悪魔って人を不幸にするもののハズなのに、 励まされちゃった なんて 。 ) ――――― …… うん …。 ( 本当は孤独が嫌。 図星を見事につかれてしまって、 娘のほうは何とも 言えなかった。 どう在りたいか。 どうしたいか。 それはとても、 難しくって。 ) ( 付け加えられた言葉には ―――― 驚いたように悪魔を見て。 というか、驚いたようで。 最初 その言葉の意味を理解できず、少し考えてしまった。 冗談か、 からかっているのか。 そんなことまで考えたけれど、 そういう雰囲気では なくって。) ――――― …… ありがと …。 ( やっと、 それだけを返す。 傍に居てやってもいい 例え嘘でも、その場限りの言葉でも、  嬉しい。 ) [Mon 24 Aug 2009 05:04:22]
ネッビェ > (仲が悪い訳でもないが、友達かと問われればそうではない。主従関係とも違う。酷く形容のしがたい関係で。) 要は、気は持ちようってこった。 (闇へと目を向ければ、世界は幾らでも暗くおぞましい物になるし、光へと目を向ければ、世界は楽園になるだろう。立ち位置が変わらずとも、視線が変わるだけで世界はいかようにも姿を変える。ほんの少しだけ、前向きになってみるが良い。) … 本当は孤独が嫌なんだろ?だったら、その手を跳ねのけてまで逃げるなんて、馬鹿げてるこった。 (相手にとって失礼などは問題では無い。要は、少女が、自分自身が、どう在りたいか。少女がしたいように、したい事をすればよい。) 其れに、もう一つだけ付け加えさせてもらうが … あー、何つうか、だ…   寂しい時位なら、俺が傍に居てやっても良いぜ…。 (等と、青白い頬を微妙に紅色にした悪魔が、顔逸らすしながら言うのだ。) [Mon 24 Aug 2009 04:49:33]
ルァ > ( 笑えば少し、 気分が楽になった。 そもそも仲良し(?)の人の前でそんな沈んだ表情は、 するモンじゃァないだろう。 両手をあげて ぺち と、 軽く自分の頬を叩いて みたり。 ) ―――― あぁ、 なるほど。 確かにそういう考え方も あるかぁ。 ( 考えてもいなかった と 言わんばかりに。 悪いことばかり考えていたけれど、 いいコトだって 、 あるのか と。 ) …… わたしを、たいせつに?? ( 悪魔のほうを見て、 驚いたような様子で。 大切に、 想われていることを気付けないのは とても愚かなこ。 そして 、 相手に対してもとても失礼なことだ ―― 。 ) ―――― …… 。 ( 望むのかと問われると 返答に窮する。 望む と、 言いたいのに。 本心はきっと 否 と 。 ) [Mon 24 Aug 2009 04:37:18]
ネッビェ > (散々笑えば、少しは少女の表情も和らいだだろうか。笑いすぎて苦しそうな様子に、喜び半分呆れ半分と言ったところで。) … 成程なぁ。 でもよ、こうも考えられるんじゃねぇの。 別れの時は必ず訪れるけれど、再開の時もまた必ず訪れるってな。 (冬が終われば春が、悲しみが終われば喜びが、不幸せが終われば幸せがやってくる。永遠の喜びが無いのと同じように、永遠の苦しみもまた、存在しないのだ。) … それに、だ。お前さんを大切に思い、孤独で居させなくする輩もいるんじゃないかねぇ。その手を跳ねのけてまで、お前は孤独を望むのかい? (メアリアン然り、処女の居候する家の主人然り。少女がそれでもなお孤独を望むのであれば、闇は少女を優しく包むだろう。死が誰に対しても平等なのと同じように、闇もまた誰に対しても優しいものだ。) [Mon 24 Aug 2009 04:19:15]
ルァ > ( 笑いの波が収まれば、 苦しかったのだろう。 何度か息を 吸ったり、 吐いたり。 悪魔の内心、 娘は気づかなかった。 ) ――― そうだねぇ。 断られるのも怖いし 、 楽しく遊んで、 でも、別れることになったらって 、 考えるのも怖いし …。 ( 物心ついた時から 、 拒絶されてきた。 いつも孤独は隣になって、 その恐怖から逃げようとした。 逃げ切れないと気付いたら、 見ないフリを しようとした。 自身でも気付かぬうちに。 無意識に 。) ―――― … 。 ( 悪魔へ、 蒼と桃の色の瞳向ける。 思ってもいなかった感情を言い当てられて 、 驚いたから。 そのまま視線は階段の下へとうつる。 暗い 暗い。 闇。 真っ黒だ。 ) ――― でもさァ。 ……… 独りのほうが 楽と言えば楽だよね 。 … 誰かと一緒にいたら、 いつ独りになっちゃうんだろうって 不安になるけど。 独りなら、 それ 以上 は、 無いから さぁ 。 ( ぼんやりと 階下を見つめながら 、 呟くようにそう 言って。 ) [Mon 24 Aug 2009 04:08:33]
ネッビェ >  … そいつは良かった。 (肩を震わせて笑いをこらえる様子に、悪魔は満足そうな…少々歪んではいるが…笑みを浮かべて。遠慮しないで噴き出せば良いのに。) … 断られたら、ってか。けど、誘わんかったら何時まで経っても一人ぽっちだぜ? (悪魔は生まれた時から一人だった。人と触れ合った今でも、孤独が辛いと感じる事はない。其れは、悪魔が悪魔だからこそ。人である以上、孤独への恐怖とは常に隣り合わせなのだろう。) … 思っても居なかったって顔だな…。 (小さく息を吐いて。人はえてして、自分の感情に気付かないものだけれど。) 一人でいる事が寂しいと感じるのは、当たり前の感覚だと思うぜ。 (少なくとも人間は、一人では生きられない種族なのだから。) [Mon 24 Aug 2009 03:53:12]
ルァ > ―――…。 ……。 ……… ッ… うん、満足、… すっごい満足。 ( 悪魔から出た厭味ったらしいセリフ。 何が面白かったのか、 言われた娘は肩を震わせて必死で笑いを堪えるように。 ) ( メアリアンを誘えばいい という言葉には、 あー、そっかー なんて 声を上げて。 ) そうだね。 でも誘うのって何か勇気がいるよねー 。 ( 孤独を嫌うからこそ だ。 その先が 怖くて怖くて、 たまらない。 誰かと共にいることを知らなければ、 自分が孤独だと 知ることも無かったのに 。 ―――― 楽しいことは何時までも続かない という言葉には、 小さく 頷いた。 ) ……。 ………… ぇ ??? ( 寂しいのか? その問いには 、 言われた本人が驚いた様子 で。 ) そうなの かな …。 ( この気持ちが そう なのだろうか 、 と。 ) …そうなのかも ね ぇ… 。( 認めたくは無いけれど。 認めぬわけにも いかない 。 ) [Mon 24 Aug 2009 03:40:03]
ネッビェ >  ・・・・・・・・   こんなお洒落なものプレゼントしてくれて有り難う!                 ってぇ言えば満足か? (おどけた仕種と共に、厭味ったらしい台詞を。其れでも四六時中身に付けているのだから、気にいってない訳では無いのだろうけれど。) じゃあ、一人じゃあ楽しめない口か。 …メアリアンでも誘えば良いじゃねぇか。 (人は孤独を嫌うもの。それなのに人と触れ合うのを躊躇うのは、少々理解しがたい所で。) そういう事だ。 (祭り自体は悪くない。羽目を外す人間から溢れ出る感情は、悪魔にとっても不快なものでは無いから。ただまあ、自分がそうして馬鹿騒ぎするのは、似合わないどころの話では無い。) … 嬉しい事ばっかり、か… 成程ねぇ、楽しい事は何時までも続かねェしなぁ。 (納得したように、二三頭を振って。夏が終われば秋がやってくる。幸せが終われば、不幸せがやってくる。喜びが終われば、悲しみがやってくる。永遠の喜びなど、この世界には存在しない。) … 寂しいのか?  [Mon 24 Aug 2009 03:30:37]
ルァ > ぇー。 そんな理由なんだー。 ( なんて、 わざとらしくガッカリしたような 仕草。 まぁ 付けてくれているだけいいのだけれど。 悪魔の素直な言葉には、 苦笑を 向けるだろう。 ) 確かにそういうのも 好きだよ ? ( そう。 確かに 独りが嫌なら誰かを誘えばいい。 簡単なことだ。 けれどそれを 躊躇ってしまう。 だから実現しうる選択肢の中から 、 はずすのだ。 ) ――― ま、 そうだよねぇ。 ネッビェは 。 ( この悪魔が賑やかな人の輪の中に入ってバカ騒ぎしているイメージは、 どうがんばっても想像がつかない。  元気が無い という言葉には、 複雑そうな表情を する。 ) ――― … そうかなァ? 最近はうれしいことバッカリだよ? ( 嘘ではない。 けれど、 嬉しい事。 その後を考えると ――― 心がざわざわと する。それだけのこと なんだ。 ) ――― … まぁ、 うん。 もうすぐ夏が終わるなー。 秋が来るなー。 冬がきちゃうなー とか ね? ( なんて、 おどけたような調子で言葉を続けるか。 ) [Mon 24 Aug 2009 03:18:26]
ネッビェ >  … そりゃ、置いとく場所もねぇし、捨てるのも悪いしなぁ。 (最初はこれの僅かな重さが気になったものだが、今では慣れた。) … そうなんか。てっきり、馬鹿騒ぎが好きかと思ってたぜ。 (素直に意外の念を示しながら、首を振る様子を眺め。 一人が嫌なら、同居人でも、あのブラコン少女でも誘えば良いだろうが。) … お前の考えている通りだぜ、きっとな。 (馬鹿騒ぎは、中に入って一緒に騒ぐより、外から眺めて愚かな姿を嗤っている方が好きだ。誘われたって行きやしない悪魔、少女を馬鹿には出来ない。) 俺はまあ、悪くはないけれどよ… お前さんこそ、ちっと元気がねェンじゃないかねぇ。 (日焼けなど縁がない、青白い顔に皺をよせて、少女を見つめながら。 少女から流れ出る不可思議な感情。虚無、孤独、憎悪、その何れにも似て、いずれとも違う感情。其れを敏感に感じ取って。) [Mon 24 Aug 2009 03:07:56]
ルァ > ( 近くに寄れば見えた 、 逆十字。 つけててくれてるんだね、 なんて 、 少し弾んだ声音で言う だろう。 ) …? お祭り?? ( 悪魔の言葉には、 相手が自分をどういう性格としてみているか なんて想像すらせず、 不思議そうで。 けれどハッキリと首を横に振るだろう。 ) いかないよー。 … だってさ、 賑やかなところって イヤな気分になるんだよね ぇ …。( 独りで行くと 、 だ。 誰かと一緒だと楽しい気分になるから 気にならないが。 基本的に 誰かと一緒に何処かへ行く という選択肢は 、 この娘は浮かべない。 ) そう言うネッビェは ――― ( 言いかけて、 とてもじゃないが そういうところは好きじゃなさそうなイメージだなぁ なんて 思って 。 ) ……… 元気? なんだかいっつも顔色良くないから、元気なのかそうじゃないのか、分かりづらいなぁ。 ( だから、 そんなことを言ってみる。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:55:57]
ネッビェ > (少女の台詞に、ほんの僅か首を動かして頷けば、此方も少女の方へと階段を下りていく。首にかけた逆十字が、月明かりに鈍く輝いて。) こんな所で一人っきりたぁな。お前、祭りはいかないのかよ。 (目の前の少女は、どちらかと言えば祭り事が好きな性格と認識しており。どうにも愉快そうな雰囲気では無い様子に、怪訝そうに目を細め。) [Mon 24 Aug 2009 02:47:22]
お知らせ > ネッビェさんが入室されました。 [Mon 24 Aug 2009 02:41:51]
ルァ > ( ―――― トンッ ) ( そんな 軽い音がした。 ナイフを回収するべく樽のほうへと歩く。 ) ―――― … 。 ( 投げたナイフは 、 ちゃんと樽に刺さっていた。 それだけ確認すれば刺さったナイフを引き抜いて、しまって ) ――― … ぇ ? ( 聞こえた声に 驚いたような声をあげて。 周りを見てその声の主を 探せば 。 先ほどまで自分がいた階段の上に 黒い影 が。 ) …… こんばんは 、 …って、 ネッビェ …? ( パタパタと小走りで 娘は悪魔に近づいていこうとするだろう。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:38:51]
ネッビェ > (階段の上、痩せた悪魔が、ナイフが樽に突き刺さる様を見た。) …今晩は。 (胸の前で両手を鳴らしながら、目下の少女へ向けて、掠れた声をかけて。) [Mon 24 Aug 2009 02:35:19]
お知らせ > ネッビェさんが来ました。 『ぜ、と吐息漏らし。』 [Mon 24 Aug 2009 02:31:46]
ルァ > ―――― … このまま、 … 。 ( 続けばいい と、 思う。 自分と、 目玉泥棒の少女と、 悪魔の関係。 銀髪の吸血鬼と 、 元傭兵の青年との 、 関係。 今のままが続けばいい と。 ) ―――― あはッ …。 ( 無理なのは分かっているけどね と。 また苦笑を 落とした。 だっていつかはまた 独りになるんだろうから。 淡い期待なんて、 希望なんて、 望むだけ傷つくだけなんだ。 ) ―――― … 。 ( 階段を降りきれば、 ふ と、 前を見て眼を細める。 ナイフを持った右手を 動かし ――― ) ( ふっ と 鋭く息を吐くと同時に 、 程よく離れた場所にある樽に向けて ナイフを投げ る。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:23:36]
ルァ > ―――― … なんだか最近は、うれしいことが多すぎて …… 変なカンジ 。 ( 勿論、変な蜘蛛に襲われるという嫌なこともあったけれど、 友人に助けてもらうといううれしいこともあった。 大好きなお姉さんに再会できたし、 ――実は最初の頃、 ちょっとだけ怖かった家主のお兄さんも面白い人だと 思うようになった。 というか、お姉さんとお兄さん、あの2人が一緒にいる時の雰囲気がなんとなく、 いいなぁ なんて。 ただ自分が其処にいるのはとても場違いだとも 思うんだけれど。 ) なんか、 こう。 入ってちゃァいけないような ね 。 ( なんて呟けば、 小さな苦笑を 落とした。 ナイフを回すのをやめて立ち上がれば、 トン、 トン、 と 、 軽い足取りで階段を降りていくだろう。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:12:03]
ルァ > ( 屋外にある階段に座って、 くるり くるり 、 手元でナイフを弄びながら、 黒髪にオッドアイの娘は呟いた。 遠くに聞こえる賑やかな 音。 この貧民街も 心なしか雰囲気が 明るい。 それはそうだ。 此処に住む者全員が全員、 金が無いというワケでもない。 商売をしている者もいるし、 お祭りの時ぐらいは と、 楽しむ者だっている。 ) ―――― ま 。 私には、 関係ない か 。 ( くるり。 ナイフを回す。 そう、関係ない。 だってそんな明るいところに独りで行っても淋しいだけ。 苦しいだけ。 イラつくだけ。 楽しそうに笑う合う親子を見ると ―――― 悲しくなる。 そういえば昨日はすごい音がしたなぁ。 花火というものらしい 、 と、 小耳に挟んだ。) [Mon 24 Aug 2009 02:01:02]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『――― お祭り 、かぁ 。』 [Mon 24 Aug 2009 01:56:49]
お知らせ > フジエさんが帰りました。 『(そして、この日。 戯れに壊した猫の死体がスラムに転がることになる)』 [Mon 24 Aug 2009 01:02:59]
フジエ > (一通り中を物色してみたが誰も利用している形跡は無い。 少々残念に思いつつも、誰かを連れてくるにはちょうど良さそうだ。 今は使われていないようだが、地下室も備えられていた。 食料の保存庫らしく広さはそれほどでもないが掃除しておけば生活くらいはできそうだ。 覚えておこう) …勝手に使うわけにもいかないだろうがのぅ。 (これだけぼろぼろなら格安で借りることも出来るかもしれない。 一応、不動産を当たってみるかと思いつつ、次の廃屋を目指し、男は歩いていく) [Mon 24 Aug 2009 01:01:40]
フジエ > (ゆるり、と進めた歩みはそろそろスラムを回りきる。 人の姿も特に見かけはしないのでそのまま予定通り、スラムの廃屋らしきところを見て回ることにする。 ある程度は縄張りらしきものはあるのだろうが、そういうことは知らない。 誰かがちょっかいをかけてきたらそのときに尋ねよう) ふむ。 まさに、これぞ廃屋、という雰囲気じゃのぅ。 (床にはうっすらと埃。 戸や窓は開いていたらしく落ち葉やら泥やらが入り込んで悲惨な状態になっている。 寝ることが出来そうなのはおくのスペースではある) …これでは誰も居ないかのぅ [Mon 24 Aug 2009 00:49:54]
フジエ > (相手は自分の手に負える相手であることを願いたい。 嬲ることは好みであっても嬲られるのは好みではない) [Mon 24 Aug 2009 00:38:14]
フジエ > (先ずは道に沿ってぐるりとスラムを一周する。 さすがにそれだけで獲物が見つかるとは思っていない。 そこで見つけることが出来ればかなりの幸運だ。 ぐるりと一周した後は、明らかに廃屋と思われる家の中へと足を踏み入れてだれか住んでいないかを確認する。 持ち主以外がすんでいれば相手を責める口実とはなろう) クク…。 (ただ、 [Mon 24 Aug 2009 00:37:36]
フジエ > (とはいえ、此処の住人も奴隷狩りなどが足を運んでくるくらいは十分承知をしているだろう。 さすがに家の中に踏み込んで荒らすような露骨なことはしたくない。 なので、この時間に外に出ているものを探している。 良くあるパターンとしては人ごみでスリをやった帰り、というような場合。 そういえば、物乞いなどもこの辺りでは出ているのだろうか。 昼間は来ていないので今度は昼間に確認をしておこうと考える) …… (ずる、と何かを引きずるような音がかすかに響く。 数日もすれば、怪物がスラムを徘徊している、といううわさが立つかもしれない。 自警団などに目をつけられなければそれも歓迎だ。 好奇心を持った相手が来る可能性も出てくる) [Mon 24 Aug 2009 00:27:18]
フジエ > (ヴェイトス市に入り、数日は地理の把握に勤めていた。 外見は不気味なので主な活動は夜。 目立たないようにと行っていた。 昼間は町外れの日向で寝ていることが多い) まぁ、大体はわかってきたところかのぅ。 (暗黒街は少々トラブルが多すぎる。 狩りを楽しむ位のつもりで足を運ぶならこのスラムくらいの治安がちょうど良さそうだと思い、此処で狙うこととする。 身寄りの無い子供などであれば奴隷として仕込まれる前に捕まえることが出来るかもしれないとも思っている。 足音も静かに目深に外套をはおった怪しい男はスラムを歩いていく) [Mon 24 Aug 2009 00:16:00]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『(野宿が多い)』 [Mon 24 Aug 2009 00:10:40]
お知らせ > スパイダーさんが帰りました。 『(そして、海岸を警備する自警団に見つかり、全力逃走するのだ。び)』 [Sat 22 Aug 2009 21:20:23]
スパイダー > (其れは、途切れることなく空を照らしては、暗闇へと消えていく。色も形も大きさも様々な「火の花」が、蜘蛛の紅い目に写り。) …。 (やがて、恐怖感よりも、其れに対する興味の方が強くなっていった。あれは一体何なのか。生まれた初めて見る其れに、蜘蛛は心を奪われた。) …。 (其れを見上げたまま、蜘蛛は足を踏み出して。蝋燭の火に惹かれる羽虫の様に、化け物はそちらへと歩き出した。) [Sat 22 Aug 2009 21:19:38]
スパイダー > (再び、爆発音と共に、空を光が染め上げ、通りを猫がぶっ飛ぶように逃げて行った。蜘蛛はびくりと体を強張らせながら、物陰に隠れて其れを見上げる。) … ナンダ、アレハ。 (生まれて初めて見る其れは、蜘蛛にとって驚きや恐れの対象でしかなく。海岸で多くの人間が、花火を見上げ歓声を上げていることなど知る由もない。いまにも、猫に倣いこの場から逃げ出したいほどで。) [Sat 22 Aug 2009 21:07:39]
スパイダー >  ッ !? (突然、遠くより聞こえた爆発音に、驚いて身を竦ませる。振り向いて空を見上げれば、月よりなお明るい光を放つ虹色の花が、今まさに散る所で。) ………ナンダ? (ローブの奥から、紅色の8つの目が其れを見上げ。) [Sat 22 Aug 2009 21:02:24]
スパイダー > (普段なら出来るだけ一目につかぬよう、誰も通らぬような裏道を使うのだが…今日は比較的人が通るであろう広い道ですら、まるで人気が無かった。辺りを見渡しながら、ますます首を傾げ。) …。 (本日、海岸にて花火大会が行われる事を、蜘蛛は知らなかった。スラムの住民の大半が、商業地区や海岸へと流れた事も。知っていたとしても、蜘蛛の様な化け物が其処へ出向ける筈もないが。) [Sat 22 Aug 2009 20:56:01]
スパイダー > (此処最近の雨に加え、肩と背中に傷を負った事もあり、暫く仕事をさぼっていた蜘蛛。漸く土砂降りも降りやみ、職員に追い出されるように仕事へと出てきたのだが。) … ? (人が、居ない。居ないとかそういう程度ではなく、気配すらしない。)(首傾げながら、姿を隠す事も無く小走りでスラムの路地を駆けるが、人っ子一人見当たらず。) [Sat 22 Aug 2009 20:50:39]
お知らせ > スパイダーさんが入室されました。 『久し振りの晴天。』 [Sat 22 Aug 2009 20:46:02]
お知らせ > 藍音さんが帰りました。 『気にせず頼れ。(最後まで偉そうにしつつ――帰って家を住処にしてる猫どもに食い物やらねば。)』 [Fri 21 Aug 2009 04:10:43]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『いいえ。 …ありがとうございます。 ( お節介なんてとんでもない。 折を見て、きっと。 )』 [Fri 21 Aug 2009 04:07:28]
藍音 > 休暇のヤツが引っ張り出されるに違いない――止めとくか。 人員の確保も急務だと思う。(我が身に照らすと判りやすかった。 質ばかりではいずれ限界が来るとも思うのだが。) 人の上に立つなら人より上の知恵を見せてもらいたいからな―― (例えば賭博黙示録ばりの命をはったメンコであるとか ・・・確かに見たくもない。) 違うのか。  早とちりが過ぎたようだ。   ・・・地道に努力していけば難とでもなるのではないか。 廃れた社が再興するのは誰しも望む所だろう。(祭られた神も喜ぶに違いあるまい、等と。) 手が要る様なら声を掛けてくれ。機嫌次第では手伝おう――― もっとも、要らぬ御節介になるかもな。(どうにも家族・・・口調からして伴侶? と中がよさそうであるし。 妬けるゾ、と呟くこの藍音。 隙あらばノンケでも構わず食っちまうような人間なんだぜ。 バレたら穏やかではすまないからキヲツケロ。) なんのってお前決まっているだろ―― まあいい。此方も用事を思い出した事だし・・・・いずれ だな。(色々考えたが、今日はまっすぐ帰る事にするか。 此方にも待っているイキモノが居るのを忘れていた。 水が苦手な連中だ、皆難儀しているだろう。) [Fri 21 Aug 2009 04:01:35]
園内一花 > …。 ( 黙る。 その話が終わったからか、あるいは反応しそびれたのか。 記録、か。 …さぞ辛いだろうと思うのだ。 自分の価値観では、それこそ舌を噛み切るかという。 そもそも、知っていたらの話だけれど。 ) 〜通りますか? …できるなら、していると思いますよ。 ( 人いないんだ。 で、行きたくない人を無理にローテーションさせて行かせるというのも… 自分たちの移動がそれこそお参りであることを考えると、あまり意味がないようにも思う。 現実的な安全確保に繋がるのだから、それはそれとして割り切っても良いのだが――― 生憎ここに居合わせた二人というのは、来るだけあってちょっとやそっとの事態には独力で対処できるという。 ) …結局力づく、ということになってしまうんですよね。 でもそれは、人間同士の取り決めであった場合です。 ( 人間同士の戦争を、めんこで代行するのは難しい。 けれど、審判が神様のめんこ勝負では、けちのつけようもない。 …納得できなかったとしても、誰かの血を見るのとめんこと、起きることは同じではないか。 もっとも、本当にシュールだけれど…! ) …は? はぇっ!? や、や、違いますそんな。 違います。 ( はっとしてぱたぱた首を振る。 が、顔を赤らめている辺りフォローのしようも。 ) ―――私は… 神社だった土地建物を買って、そこに住んでいるんです。 いつか、そこを正式なお社として任せていただけないかと思っていて… ( だから、偉くなりたいわけではないけれど、そうならないと目的を果たせない。 …藍音さんは現場が好きなのかな、と首を傾げる表情は、やや心配そうだ。 気楽、という言葉が少しだけ哀しく聞こえてしまう。 ) 〜待たないで寝ちゃってとお願いしてしまいました。 こんな時間ですからね。 ( 夫婦?どちらかが出勤するという交代制。 起きて待っていられては身が持たないと思う。 …他の人と飲みに行けたり、帰りをそれほど強行に急がなかったり、最近は落ち着いてきている。 もっとも――― 伴侶が藍音さんと二人きりで飲んだなら、それは穏やかではなさそうだけれど。 我慢はできるだろう。 きっと。 )   〜何の言い訳ですか? …はい、いずれまた。   ( それこそちゃんと約束したなら、誰とどこで飲むから遅くなると言って来るのだろう。 くすくす笑って、風邪引かないうちに帰ろうか。 ) [Fri 21 Aug 2009 03:47:20]
藍音 > それは良かった。 私の記録はここで打ち止めだな。(仕事中の被暴行率100%記録など誇りにもならないが。)・・・上申しておこうか。 面倒が有った時にはいいだろうしナ。(一人での巡回がつまらない、と言うのも理由の一つだが。)多かれ少なかれ組織と言うものには――アマウラに資料を送ってやりたいな。(ヴェイトスの出島では国が三つに分かれてる。 笑えない。) ・・・たとえばだな。 メンコで勝った奴が願いを一つかなえる―――として、聞くか? その願いが無茶だった時。(命がけのバトルだったら多少は同情も集まるけどね、とか―― 藍音は様式美を評価するようだ。)・・・? ……態度から察するにそれは下じゃなくてシモの話だ。 曲がった意図などないぞ。(自分の言葉が予想外の取られ方すると戸惑うよね! トキノミヤコ言語ムズカシス・・・!) 私は死ぬまで鉄砲玉だ。 気楽だよ。 いつか園内が上官になったら、愚痴具合を密告してやろう。(部署が違うので難しそうだが、任せとけ、と微笑んだ。 黒い考えの時だけ良く笑う。) ・・・待つ者有る身なら引き止めんよ。 園内一花は逃げはすまい?(とはいえ家族持ちとなるとどうなんだろう。 機会だってまたあるだろうし、このズブ濡れのまま入られる店も嘆こう。   一人で男引っ掛けて飲むのも嫌いではないしな。 とも。) いずれ誘うさ。言い訳できる時にでもナ。(でも誘うのは諦めないのでした。) [Fri 21 Aug 2009 03:29:14]
園内一花 > ? そんなことありません。 分かりませんよ? ( 空とぼけているのか、本心か。 どちらにしても、悪く思っている節はない。 柔和な表情で、やや困った風に頷いている。 見た目はもう、諦めるしかない。 巫女装束というのは、祭祀用の飾りを付けなければ作業着なのだし。 ) 〜この雨では、仕方ありません。 でも、そうですね… できればこういった所に来るのは、二人一組にできると良いのですが。 ( 多少なりと危険のある場所で行動する最小単位だ。 人手不足には泣かされる。 もっとも、来たがらないというのが最大の理由っぽいけれど。 ) 〜蔓の悪魔事件のドルーチ派というのも、一応、パプテスの流れをくむものでしたっけ? …内部抗争も日常的にあるそうですね。 異端宣告とかって… ( 陰陽寮内においては、自分がそれを受けそうなボーダーラインにいるわけだけど。 人外も珍しくない組織では、どうにかこうにか。 )   〜あら、良いじゃないですかそれ。 個人技でというのなら同じですよ。 街が壊れたりもしませんし。   ( 対してこちらは、和むじゃないですかと乗り気。 格好付けて大惨事って、ツッパるヤンキーと何が違うのかと。 )   〜そういえばそうですね。 って、下って… そんな…   ( あれ、何か意味取り違えた? 「地に満ちる」 と、雨雲お留守で海を割る 「下は勤労」 かけたかと思ってもじもじしてしまったけれど。 こほん。 )   …私達も偉くなったら、こんな風に言われるのかなあ。 てゆか年功序列で上がっていけるものなんでしょうか。   ( 巫女になって数年の自分では、まだまだ先の話になりそうだけども。 )   …あ、ごめんなさい。 あんまり遅くなると家族が心配しますので… 〜といっても、もう遅いですか。 それじゃあ、ちょっとだけ。   ( というか、家に帰りたいのだろう。 けれど、もう遅いし、職場の付き合いも大事。 寝顔を見るのが少しくらい遅れたって、逃げやしない。 ) [Fri 21 Aug 2009 03:09:57]
藍音 > 其方の匂いが気になるような輩には私など獣か栗の匂いにしか見えんだろうよ。 気にするな―――寧ろ濡れ鼠の格好をこそ気にするべきだな。 この近辺でその態度その姿ではいつ行方を晦ますか。(遠巻きに反応可愛いなぁ、と言われたようだ。) ……それで良く抗争が起きないものだな―― 不遜で処罰される輩も多いと聞くが・・・(宗派ごとの矛盾とかは流石に判らない。 総合的にどういう教えなんだろう。なんて興味? も出るが。) 戦争が好きなんだろうよ。 とぅなめんとなら聖剣かるたでも聖剣あや取りでも――いや、戦争でいい。(シュールな想像になった。 やっぱ格好は付けて欲しいよ。) 海をも割けるのに か? 下は勤労だが、上は面倒が嫌いと見た・・・!(居ない所で他人の悪口言うのって楽しいよね。 道義的には兎も角。)べりばりと無駄に永い南蛮被れの名前よりは余程好い――  そしてその十示も弾丸か。 知り合いの陰陽屋はとことん現場に縁があると見える―――上官横暴だな。 今日の業が掃けたらウサでも晴らしに行く か?(見回りも後数箇所、飲むなり食うなりしてストレスを発散したい気分だと――相手の都合など気にせず誘うのが藍音クオリティ。) [Fri 21 Aug 2009 02:49:47]
園内一花 > …ええっ? あぁう…   ( 汗臭いって、ちょっとショックだ。 しかたのないことだとは理解している。 しているけど、でもちょっと。 )   …はい。 失礼しました。   ( 禊して清潔にしてからするお仕事なのに、と… 微妙にしょんぼりするのも演技なら、相当の役者か。 何にせよ、何かのにおいから話は逸れる。 連中の神が頭を? )   …あちらもそう思っていますよ、きっと。   〜へぇ、読んだことあるのですね。 私も一応、聞きかじってはいますが… でも、聞いたことがあります。 あちらの中には、神様と同じことができるようになることこそ、人間に課せられた使命と考える一派もあるとか。 つまり、問題の全解決ですね。 妥協しない、という。   ( それはそれで、たくましい姿勢とも思うけど。 小さな溜息つくあたり、そうまでして求めるのは何であるのかと思ってしまう。 )   …聖剣戦争は、あのような仕組みこそどうにかしてもらえないかと… でも、あの代理戦争をしなければ、もっと大きなものを起こさずにはいられないのですよね。   ( あの神様達は。 だから納得しろと言われても、せめて場所を選ばせて欲しいとか、色々あるが。 )   〜雨が降って困るなら、町全体を屋根で覆うのがパプテスでしょう? 自然現象との付き合い方は、きっと私達の方に分がありますよ。   ( 分からないけれど、半分冗談。 合わせるようにくすくす。 )   覚えてもらいやすくて助かります。   ( トキノミヤコ系には受けがいい。 恥ずかしがっていたけども、希望の名だと言われて以来、胸を張って名乗れるようになった。 )   …あ、はい。 十示様に指示していました。 〜最近は鉄砲玉で、あまり会えないのですが。   ( 戻ったと思ったらどこか行っちゃってるような。 今も山篭りとかだろうか。 ) [Fri 21 Aug 2009 02:31:04]
藍音 > 勤労者の臭いならするかもな。 夏も盛りでこの雨だ。気にすることもない――(忘れてくれ。 とばかり手ェひらひら。 実際風呂が頻繁でない文化の連中は相当臭うようだが、まともな匂いならこの圧倒的な水量に消されてるとこだろう。 それ以上の追求はない。)連中の神が頭を垂れれば万事解決なのだが――どうも野郎は性格が私と似ていてな。 教本には「地に満ちて地を従わせよ」と書いてあるそうだぞ?(自分の生活のためには八百万の神を向こうに回して虚勢を晴れる、という根性ばかりは褒める所だが。)それこそ「地を従わせ」ようとしたのでなければ―――自信の程だけ効果はあるのだろうよ。 上に確認だけは入れておくか。(それを悪魔の所業と呼ぶこともままあるためか――悲観的に考えすぎるきらいがある。 橋の炎上とかあんな事件の後でもあるし。)聖剣戦争といい、貸しも多くなってきた。 そろそろ取り立てに回らんとな――― この雨対策も、パプテスの奇跡とやらで雲を割って頂くのはどうだ?(悪戯っぽくくすりと笑う。不遜など何処吹く風であった。) ・・・ああ、思い出したぞ。 そのうちいつか話してやろうと思っていた名だ。  確か十示の所に出入りしていなかったか――― 違ったか?(記憶というのは一つ出てくると籍を切って溢れるもの。 懐かしい同僚の名前なんて出しつつ。) [Fri 21 Aug 2009 02:09:55]
園内一花 > ―――〜え、においっ? やだな、臭いますか? …ううん、祠へ行く途中でついたのかな… お参りする前からだと、そのせいもあったかもしれませんね。   ( 環境の良いところではないし、この雨で色々溢れていると心当たりはいくらでも。 くんかくんか… こっそり袖のにおいかいでみたりしつつ。 その 「匂い」 が指すものが何かは――― 勘付いた上ではぐらかしている可能性もあるが。 分からないらしい。 )   …事後承諾、なんてことにはできないでしょう。 それこそ、事業主もパプテスですから、一悶着起きかねません。   ( そうならないようにするのが祭祀の務め。 ミコミコ的には、パプテスの神様も八百万のお一方でいいか。 お互い、こういったところに派遣され易い者は大変になりそうだ。 )   …って、あの話本当なんですか。 一応、聞いていましたけど、今ひとつぴんとこなくて… それで衛生が保たれると思えば良いのかもしれませんが、凄いですね。   ( 色々と、凄いと思う。 技術ももちろん、そこまで手を加えるという発想からして。 ―――けれど、取り壊す? やんわり微笑んで首を振る。 )   …そんなことされたら、黙っているわけにはいきませんから。 「移設をお願いします」 ということで話が来たのだと思います。 相当、一方的ではあったみたいですけど… あちらも良かれと思ってすることですし、それに、ミコミコの霊的守護がなくなればどういうことになるか、分かっていないわけがありません。   ( どんなに一神教を唱えようと、現実に作用する奇跡として他宗派が存在し、それらが相手にしているものを、パプテスが相手にするのは難しいのだから。 互いの事情を考え譲り合い。 )   …ここでパプテスに花を持たせれば、貸し一つ。 もしかしたらこちらが返しているのかもしれませんけど… そしたら、お返しのお返しに期待しましょう。   ( 楽観的かもしれないが。 どうどう、と。 )   …本当、よく降りますね。 子供たちも楽しみにしてたのに…   ( 残念、知らなかったか。 とはいえ、気にした風もなくくすりと笑う。 )   〜ごめんなさい、失礼しました。 そのうちいつかといいます。 こうしてお話するのは初めてですね。 [Fri 21 Aug 2009 01:54:12]
藍音 > 相済まん仕事柄だ。 変な匂いを感じた気が―――雨畜生のせいであろうよ。 祠建てるに穢に塗れてするヤツも居るまい。(自嘲的な顔しつつ両手挙げて首竦める様はちょいとスレた生意気娘っぽく映るだろうか。 子供の一件は後で調べれば納得するだろうが今は意識の外、判っても祝辞より勘違いした同情が届きそうだ。) 先に機嫌を取った所で作ればまた悪化しそうだ・・・・知ってるかこの街の下には下肥溜めの川が流れているのよ。油虫塗れの堪忍袋ではこの雨も頷ける。(旧イベントで存在確認された下水道のことだろうが――やたら表現が攻撃的なのでそれこそ臭いだしそうな描写だ。) それに手掛けるのはパプテスの・・・・連中は一柱教ではないか。 移設どころか取り壊し兼ねんゾ。(逆に此方の表情はどんどん険しくなってく。 影に日向に妨害しそうな勢いすら。)然りだな。 雨乞いを逆しまに行ってくれようかとさえ思う。――折角の故郷の空気が・・・ん、ああ。 そうだ。(相手の側から名前が出るとなんか照れるな。 とか。 多少あれども深いほどでなし、というその縁。 互いが互いを、下手すれば交流以外の方法で多く知っているかもだ。) ……ええと。 なんといったか。 ほら。(本人にほら、とか言ってもダメだ。 名前ド忘れしたと素直に言えない。) [Fri 21 Aug 2009 01:30:16]
園内一花 > ( 賭博場になりかけたこともあるという訳アリ物件の神社を買って、そこに伴侶を祀れないかと画策していたりするのだが、現状便利に使われるばかりであまり出世の道はない。 …とはいえ、こうして相手にされない祠を回るのには、ただの務めというだけでない、それなりの理由があるのだけれど。 さておき。 相手の幻獣も陰陽寮所属となれば公然の秘密。 狐の耳と尻尾を生やした我が子を勤め先に連れて来たこともあるくらい。 もしも問われたとして、幸せそうに答えそうだ。 )   …あ、だからでしょうか? 大聖堂の方から、この街の治水事業に手をつけるという話があったそうです。 どうも大きな規模になるようで、こちらも影響を受けますね。 …このところ水神様のところを回るのが多いのですが、それに備えたご機嫌取りかな。   ( 祠を移すとかいう話になったら何を要求されることやら。 頭が痛いとおっとり苦笑する。 )   お祭りは残念ですね。 せっかくなのに… 花火は、上げられるといいのですけど。   はい、おつかれさまです。   ええと、藍音さん。   ( 確認するように名を呼んだ。 あっちこっちふらふらしていれば、相手の顔と名前くらいは一致しても良いか。 交流は少なかったと思うけれど、魔界戦争などでも縁はあったはず。 ) [Fri 21 Aug 2009 01:17:01]
藍音 > (あるいは陰陽寮というのは藍音やら園内といった多部署兼任を多く抱え込むことで勢力を維持しているのかもしれないが――末端の人間にはそーした経営上の哲学は判らないことだ。 経歴こそ違うが、立場は同じような生き物同士か。 の割に此方の口調が偉そうなのは共通語不足かなんかだろう。)  ――ふん?  ・・・ん。  気のせいかな。 (ちなみに処女性に関しては此方は壊滅的で、しかもお相手の9割方は人間ではない。 =妖怪関連には鼻が利くからキヲツケロ。 雨のせいもあって多少鈍っちゃ居るようだが。 手放しで微笑まない&近付けばくんかくんか嗅がれるぞ。)そも西洋被れの街は治水に何が有り過ぎるからな。 何ぞ良い手があればいいが・・・(はふ、とため息一つ。 町でも設備の足りないスラム、錬金魔術・工房系の乱立してるあたりは特に酷かろう。)  土着の輩が鯰か亀かは判らんが―――そうであれば雨流れした祭も救われるか。 修復ご苦労、此方も巡回が一つ省けて助かったよ。(釣られて眺める此方はあまり信仰心は無さそうだが。 前述の問題も匂いとかの面で憂慮してるだけっぽい。) [Fri 21 Aug 2009 01:04:38]
園内一花 > ( 園内一花は変り種の巫女だ。 その経歴はもちろん、陰陽寮内での立場も陰陽師と神祇官をまたいでいる。 正確な所属は退魔機関になり、月一程度の務めは果たしているのだが、その他自由にできる時間を事務方として過ごすうちに、神祇省のこういった 「裏方」 を任されることが増えていた。 …それだけならまだ、というところだけれど。 加えて妖狐と交わり子を成している。 その相手が厳密に言えば幻獣で、妖狐から天狐へ昇華しつつあるものだとしても、処女性を失っているには違いない。 そのおかげで陰陽寮内のいわゆる人外組とも上手くやれているのだけれど、あっちもこっちも例外的だった。 )   ―――あら。   ( 気持ちは同じ。 あるいは、どんな天気でもそうしたかもしれないけれど。 偶然鉢合わせた同僚を見て、嬉しそうに微笑んだ。 )   こんばんは、お疲れ様です。 こう激しいと、難儀しますね。   …あ、はい。 ずいぶん痛んでしまっていました。 水神様ですから、このお天気でいくらか機嫌を直していただけると思ったのですけど… 難しいですね。 水も汚れているそうです。 こうして街から流れ込むと、この辺りではもっと酷くなってしまうのだとか。 ( 来た道を振り返り、物憂げに。 ―――それに何より、巫女一人で参るというのがまず軽視している。 そこは、口に出し難いところだけども。 ) [Fri 21 Aug 2009 00:48:25]
藍音 > (天候による経年劣化、あるいは遊ぶ子供に蹴っ飛ばされたりするのだろうか――このあたりの施設は良く壊れる事で悪名高い。 記憶を頼りに向かう先に姿をあらわすは、奇しくもそんな事情を感じさせる姿か。 はたと足を止める。) ――全く頭が下がるな。 似た物同士の濡れ鼠か。(各部署への派遣が多い藍音だが、大本はハラエの所属。 似た格好似た仕事姿には親近感も覚えよう。 其方に歩みつつ、声を掛けてみるとする。) ――悪天の中精が出るな。 ”それ”はこの先のモノか? [Fri 21 Aug 2009 00:34:34]
園内一花 > ( 豪雨の中、ガタゴトと重たい車輪の音をさせて、通りの角から白装束に緋袴の人影が現れた。 木材積んだ手押し車に提灯吊るして、肩に傘を引っ掛けているけれど、いくらか濡れてしまうのは諦めるしかないような有様だ。 それにしては、泥はねなんかは器用に避けてるが。 )   ( そうして確認された祠の、補修作業の帰り。 元冒険者という変わった経歴をもつこの女も、スラムや暗黒街へよく派遣されている。 ) [Fri 21 Aug 2009 00:21:45]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( そうして確認された祠の、補修作業。 )』 [Fri 21 Aug 2009 00:15:49]
藍音 > (独り言が示す通り、この最悪の天候の中で治安の悪い地区の巡回などという事をしてるのは上司の命。 諸人家に引っ込んで犯罪・陰謀どころか人ッ気すらあるまいと力説したが、取り合ってもらえなかった。 此処の所いつもそうだ。)クソ暑い日も雨の日も―― 病める時も健やかなる時も――は敵性言語か。(仕事上異文化の学習には余念がない。) 全く仕事熱心に頭が下がる。 (何ぞ気まぐれな予感でもあったのか、あるいは誰かサボり魔でもいるのだろうか――なんて考えながら歩く歩く。 任務的にはちっこい祠やらを確認したり、街の様子を視察したりする行為だが、怪異に敏い輩を歩かせる事で魔術的なセンサーを巡回させるような意図もあるんだろう。) [Fri 21 Aug 2009 00:12:09]
藍音 > (遠い、とは主に距離を表すものであるが、概念的に表現した「道のりの永さ」もまた同じ言葉で表される。 任務的にも時間的にも天候的にも夏祭り参加の目処が立ってないスラム巡回中の退魔幼女にとっては、トキノミヤコ言語のアバウトさは程好い使い易さと言えよう。) お上の小心ほど手に負えんモノもない。 ・・・・いつか雨中に放り出してくれる。(無論小さな傘やらナニやらは携帯しているが、これだけ強い雨の中、十分な対策とは言いがたい。 風に煽られ、あるいは地面や低い屋根に跳ねた飛沫を浴びて、紅白基調の改造巫女服を肌にべったりと張り付かせていた。) [Thu 20 Aug 2009 23:58:01]
お知らせ > 藍音さんが入室されました。 『祭囃子が遠い。』 [Thu 20 Aug 2009 23:47:58]
お知らせ > ルジェさんが退室されました。 『不思議そうな表情を落として、帰路に着いたことでしょう』 [Thu 20 Aug 2009 04:48:10]
ルジェ > (ヴェルセリオスの様子に、やっぱり小屋らしき中に避難して正解だと思ったルジェ。 そうして、久方ぶりに見知った者に出会うと笑顔が綻んだ) 「一杯濡れてるね、ヴェルセリオスさん。 ルジェ濡れちゃったら動けなくなるから、お外怖かったの。 風邪ー…、引かない?えええっ?!そんなに触って大丈夫なのっ!? (ごくり)。 で、ではっ」 (大丈夫?とか思ったけれど。 それよりもやっぱり視線が釘付けなのは彼女の胸周辺だったりするあたりが大変正直ものなルジェ。 ぽにょん。 それでは、となりに彼女の胸に触れれば柔らかい感触が指にふに、と触れて。 つんつんしたかったのだけれどー…。) (豪雨を吹っ切って迷いこんだスラムの街。 思わぬ体から力が抜けた。 よもやヴェルセリオスに思わぬ悪戯をくらってしまったとは露と気づかず体は無防備そのものといった雰囲気。 ヴェルセリオスの考えていたおしおきを耳にしたなら顔真っ青にしていただろうけれど。 ルジェはヴェルセリオスに対してまだ警戒心を持つことが出来なかった。 でー…、もちろん女性と思っているので立派なものをお持ちであったなどと気づくこともなかったが。 唾液と聞かれれば少しだけ首、ひねるかもしれない。 可笑しな所に鼻が効く娘。 …で、結局拝見したのだろうか、立派なものをっ) [Thu 20 Aug 2009 04:47:38]
ルジェ > (少しだけ、時計の針が元にもどり…) [Thu 20 Aug 2009 04:38:21]
お知らせ > 君影@自宅さんが退室されました。 [Thu 20 Aug 2009 01:21:33]
君影@自宅 > (目を閉じてしまえば眠りは早かった。良い夢が見られる事を。) [Thu 20 Aug 2009 01:21:23]
君影@自宅 > 死ね。 (いやそれは違うな。) 殺す。 (いつか私は故郷に帰るんだ。そこにはあいつらがのうのうと暮らしてるんだろう。私の性格を決定付けて端金で売り払った奴。そんな奴に捨てられるのが怖くてそれらの事を知りながら何一つしなかった奴。私はいつか両親を殺してやるんだ。) (ハッ) (いつかってのはいつの話なんだろうな。本当は大してやる気なんてないんだろうな。それも知ってる私は私を嘲る笑いを浮かべる。)(今日はもう寝てしまおう。出来れば深い眠りがいい。もういっそ目覚めないような深い眠りが。)(私は大切なパートナーの重さを胸に感じながら瞼をそっと閉じる。) [Thu 20 Aug 2009 01:03:34]
君影@自宅 > (となると後はやることなんてやたらと種類豊富な忍者道具の手入れとリャンと遊ぶぐらいのもの。そりゃまあいつも通りではあるけどさ。少し前はそれ以外にやることなんてなかった。) リャン。 雨やだねー。 もう本当に…嫌。 (後片付けも超適当に終了。呼ばれて傍に寄ってきた猫を胸に抱きながら安物のベッドに仰向けで横になる。)(雨は嫌い。私の故郷も雨が多いところで。こうしてずっとずっと降り続けていると色々と思い出してしまう事もある。) [Thu 20 Aug 2009 00:51:05]
君影@自宅 > (機嫌が悪いのは最近仕事ばっかりだったのがある。近頃サボり気味だったツケがきて色々たるいの含めて飛燕から仕事回されてきたのなんの。真面目に忙しかったから魚守とか艶子んとこにもすっかり顔を出してない。)(それもやっと一区切りついて家でだらけてようと思ったらこの暑さ。暑い。これだから夏は。じゃあ気分を変えて艶子とか蜷のとこ行こうと思えばこの雨。もう。あーもう全くもう!) [Thu 20 Aug 2009 00:37:14]
君影@自宅 > もう季節なんて全部春でいい。 秋もまだ許す。 けど夏と冬なんてこの世から消え失せればいいのに。 (そんな子供染みた事をブツブツ口にしながら自前の癇癪玉を完成させる。別に飛燕で買っても良いけれど、材料からやった方が安上がりで済むんだもの。) 最近雨もうざいし。 ザーザーザーザーアホみたいに降ってくれちゃって。 火薬は湿気るかもしれないは仕事だるかったわでホント死ねばいいのに。 死ねばいいのに。 (苛々苛々。) [Thu 20 Aug 2009 00:27:40]
君影@自宅 > (薄手のシャツ一枚を着て気難しそうな顔で唸っているのは黒髪黒目の典型的イエロティア女性。その傍らでは尾が二股に分かれた黒猫が主人の邪魔をしないように静かに佇んでいる。) 配分はこれでよし。 暑い。 よしの筈だな。 暑い。 後はこれを空の器に入れて―――あぁもう暑い死ね! 夏は死ね!! (癇癪玉を自作している最中。部屋の暑さに癇癪を挙げる忍者。) [Thu 20 Aug 2009 00:19:38]
お知らせ > 君影@自宅さんが来ました。 『黒色の粉末を弄くる』 [Thu 20 Aug 2009 00:10:44]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが帰りました。 『お互いの家へ帰ること、であった』 [Wed 19 Aug 2009 23:39:28]
ヴェルセリオス > …こうして見ると、なかなか可愛らしい顔立ち…ですこと。………ん。(びしょぬれの長いスカートを捲り上げ、ショーツをずらして自分のペニスを手で包み込み…にちゅにちゅ、と扱き始めた。実に卑劣で、変態的な行為だと知っているがだからどうした、と思うだけ。ルジェが眼を覚ました時、どんな反応を返すのか――くつ、くつりとそれを想像して楽しげに眼を細めながら…)…んっ……。(半音高い声と共に、どくんっ、と吐き出される白い欲望の残滓。それほど量は多くないものの、ルジェの顔をどろりと汚して)……さて、では、私はこれで失礼…してもいいのですが、それではつまらないですね(ぼふり、とルジェの横たわる直ぐ近くにしゃがみこみ、壁に寄りかかって豪雨が奏でる雨音を静かに聞いていた。そうして、彼女が眼を覚ます迄待つのだった。それこそ物取りの類が、この無防備なナカに入ってこないとは限らないのだから)…(そうして眼が覚めた彼女が顔の異変に気づけば「馬の唾液ではないですか?」などとシラを切るのだ。しかし、臭いなどでバレたら――――「私のですよ」と今度はあっさりと白状するだろう。ご希望とあらばスカートをまくって証拠も見せようか。だがとりあえず、彼女が目覚めたあと最優先なのは――――) [Wed 19 Aug 2009 23:39:27]
ヴェルセリオス > …私のような悪辣なモノの前で、無防備な寝顔を晒すことが…どんな結果を招くのか…と。(よいしょ、とルジェの顔をこちら側に向けて、自分はその顔のすぐ隣に両膝を突いて膝立ちの姿勢。そして、左手を伸ばしてルジェの顔の金属部分を指でなぞり…)機械交じり、ですか。経緯は知る由もありませんが…この境目に力任せに指を入れ、接合部を開いてあげたらどんな絶叫を上げるんでしょうねぇ。面白そうです(人の間で暮らし始めて数年。朱に交われば赤くなる、と言う言葉あるとおり、大分頭のナカもニンゲンに寄ったところもある、と自分では思っていた。だが、それでも自分は人ではない。魔物だ。今でも、意味もなく人を殺すことになったとしても何の痛痒も感じない。今考えていることもただの興味に過ぎない。そして、考えることと行動は―――常にイコールではないもの) [Wed 19 Aug 2009 23:23:22]
ヴェルセリオス > ………はて。(手を伸ばしてくるとかと思いきや、ぼふん、と音を立てて後ろに倒れたルジェ。近づいてみると、すーすーと安らかな寝息が耳に届く)………………これはちょっと、警戒心と緊張感を養うと言う意味でも…お仕置きが必要、ですね。(ぺちぺち、とルジェの頬を叩いて、起きないかなー、と様子を見てみる) [Wed 19 Aug 2009 23:12:43]
ヴェルセリオス > …なるほど。馬小屋か何かですか。それならば尚更好都合。では失礼致しまして…と(ふむ、と特に表情変えずに呟いて、ドアのところで最低限服をぎゅ、と絞って水気を切った。完全に切れるものではないが、多少はしておくべきだと思ったので。それから、こつりと脚を踏み入れた。既に靴の中から下着までびしょぬれで、此処までくるともう服を着たまま泳いできたような気分だ。今頃憩いの川辺は憩いどころではない水量だろうなぁ、などと思いつつ)…随分とまあストレートですね。しかし、女性の割にはお好きなことで…ええ、どうぞ。何でしたら触るといわず揉むなり挟まるなり舐めるなりご自由に(やはり特に表情を変えず、どうぞ、と軽く胸を突き出す始末。とはいえ別段軽蔑したり呆れているわけではなく、基本的に感情的でないときはこんな調子である。あと、気に入らない相手に同じ事言われたら蹴る) [Wed 19 Aug 2009 22:34:14]
ルジェ > (ヴェルセリオスの判断が正しい。何故、スラムに来てお化けがくるだのなんだのが思考を支配するのかさっぱり判らない機械娘。 ルジェは見覚えのある人だ、と気づいた瞬間、ほーっと、肩の力を抜いた) 「ヴェルセリオスさん、一杯濡れてるよ。いーよ?ルジェん家じゃないけどー。 藁一杯あるの。 部屋に一杯。だからね? 此処で休んでもいーよって。 お天道様がいってくれたの」 (勝手たる解釈を悪びれるでもなく報告。 そうしてヴェルセリオスが中に入ってくる折に跳ねる水音に思わず両手で顔を庇った。 飛沫が半端なく飛んでくるとか思ったからだ) 「わっきゃーーーっ!ヴェルセリオスさん胸おっきいっ! ルジェ触っていーい?」 (エースさんもきっとこーゆーのがいっかもしんない、そんなジェラシーにも似た思いにさらされながらもたゆたう胸はしっかとルジェの量目を奪って離さない。 出るところは出て、くびれもしっかりしているとはなんというないすプロポーッションっ! ルジェの両手が本人の顔から離れてたぷたぷ揺れるその胸に触れようとか、片手、人差し指でぽにょんとか触ろうと動いている始末です) [Wed 19 Aug 2009 22:26:07]
ヴェルセリオス > (最初はすわ物取りか、と内心身構えていたが、ずぶ濡れでもはっきりと――特に、自分の眼であれば――解る、ルジェの明るい髪と目の色。それと悪戯な表情が記憶との照合を容易にしてくれたのであった。得体の知れない誰かと、とりあえず色々と話した事のある相手ではまるで別物。故に、肩の力を抜いててくてくと近づいた。実際にはばしゃばしゃだが)ここは、貴方の家でしょうか?そうで有ってもそうでなくとも、特に問題なければ私も少々雨宿りさせて頂きたいのですが…如何でしょう?(ぼたぼたと髪を、肩を、胸を伝って雨が地面へと落ちて行く。濡れてぴったり張り付いた服が浮き彫りにする胸や尻はやはりばいーんと大きく、其処に視線が向いているのに気づくと…)……(無言で両手を持って乳を持ち上げ、ゆさゆさと揺らして反応を見る始末だ) [Wed 19 Aug 2009 22:20:00]
ルジェ > (なにやら足音が聞こえるも、雨の音でそれが生身の人間なのか、お化けなのかさっぱり区別がつかないルジェの思考(2極端)。 なので、今宵一体ヴェルセリオスの身になにかあったのか予見する力があったのなら、はりきって転職していたことでしょう。 …しかし、そんな能力なんて、なかった) 「…いててー。 …て?」 (さすがにその足音も近くまでくれば誰、かとはは判る。生きているかどうかはまだ疑っているという臆病者。 雨音も雷も、風もとりあえずシャットダウンしてやるーーー!とばりに扉を閉めようとしたら、ルジェの遠い記憶。 見たことが、ある人がお辞儀してくれたので、釣られて、お辞儀) 「今晩はー。 ねー、ねー、ずぶ濡れになってる、るー…よっ!?」 (胸がっ、私にないものがあるとばかりにそれに釘付けっ。 暫くは虚無僧の如く←言いすぎ、邪念抜きにてお仕事励んでいたのに復帰するのは瞬速だった!」 (入って! 雨、もっとひどくなりそうだから」 (入ってこないと、しめちゃうぞー、とか上目遣いにもにま、とか悪戯っ子のような表情を覗かせた) [Wed 19 Aug 2009 22:14:09]
ヴェルセリオス > (訂正*雨のせい) [Wed 19 Aug 2009 22:10:29]
ヴェルセリオス > (ちなみに面倒くさがりなのか、傘もささずにずぶ濡れである。体に張り付いた服が少々R指定ちっくだが飴の正で逆に見づらいという。) [Wed 19 Aug 2009 22:10:04]
ヴェルセリオス > (とかなんとか呟いていると)…………おや、お久しぶりですね。(丁度ドアを閉めようとしたルジェと眼が合うのであった。そして何事も無かったかのようにさらりごあいさつ一つ) [Wed 19 Aug 2009 22:07:34]
ヴェルセリオス > 男と言うものは、どうしてああもこう…ヘンなところに力を発揮するものだか…(市内を揺るがしたパンツ消失事件もすっかり需要が追いついて過去のお話。基本的に女性的な身体のせいか、自分も見事にその対象となって下着が消えて、その間は件の酒場はお休みしていた。いや、別段ノーパンで働いてめくられるぐらいなら構わないが、そこらの男連中よりちょっとばかり立派なモノをぶら下げているとなれば、敬遠されること請け合いだ。それももう先月のことか。そして今はその酒場の帰り道、近道を歩きながらぶつぶつ呟いていた)…全く、一人が後ろから尻を触ろうとして、其れをブロックした瞬間に前から右と左の胸を両方から触ろうとするとは…一人踏みつけて「俺を踏み台にした!?」と言わせればよかったかしら(結果としては、二人目…右の胸はモロにもまれたが一人目と三人目は撃墜。全くおさわり酒場は地獄である。ふーはは。誰) [Wed 19 Aug 2009 22:06:17]
ルジェ > (ぴしぴし。 …どころがバケツひっくり返したような雨の反撃にルジェは目を見開いた。 頭上を見上げれば、もう、燃え尽き寸前ですよ、お嬢さんー…などと。 なんとも頼りなげな屋根の悲鳴が聞こえてきそうな気配。 流石に濡れるのはやばい、そう感じたのかずりずりと、腰を落としたままに壁づたいに両手を広げてがっさがっさ何処か入り口でもないものか、探していたら) 「…あれ?」 (さわさわ。 約一部、壁、ではないものが手に触れた。 ルジェは目を細めてそちらの方へと視線を動かしたが、暗さには勝てる筈もなく。 手探り状態のまま、その扉らしきものに手を届かせてはがばりっ、開いてみせた) 「中入れるんだっ! …って。きゃーーーっ!きゃーーーーーっ!!!」 (昨日の俺への悪口はしっかと聞こえてたんだぞばりに、雷が轟き、ルジェは精一杯悲鳴を上げた。 ここに落ちないでくださいっ!とか都合の良い呪文を唱えつつ、勢いよく駆け込んでみれば足元のものにつま先とられ、殆ど中へ突っ伏しながら駆け込んだ状態。 わさっ、と藁の中から顔を出すルジェ) 「お部屋じゃない、のー? 此処、何処だろ」 (でも雨露防げるかも。そんなことを思っていたけれど。 風やら雨やら扉開いたままでは中に入ります。 すぐにルジェは慌てたように膝をたてたまま体制をなおしては扉をしめようと、動いた) [Wed 19 Aug 2009 22:01:41]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『…まったく。』 [Wed 19 Aug 2009 22:00:50]
ルジェ > ↓訂正:右足は義足なので痛みが走ることはないですねー…(しょぼん 左足首の間違いです [Wed 19 Aug 2009 21:49:20]
ルジェ > (ずき、ロングブーツの足元に痛みが走って。 ルジェは眉を寄せた。 派手にすっ転んだつもりではないのに、思わぬ右足首をひねった様子。 ルジェは頬を拭った掌に滲む血を舐めながら、より雨音が激しくなるにつれ、ばたばたと強く屋根が軋む音が聞こえて。 ルジェは壁に身をますます摺り寄せた。) 「あれー? …えっと、何処で転んだんだろ」 (酒、でも飲んできたのか、この娘。 今一前後の記憶が定かでない。 じつはちょこっとだけ飲んできた。うーろうろ。スラムの知り合いのお家でも行こうと思ったものの、やっぱり場所に辿りつけなかったルジェ。 と、ふと古びた街灯を背に鼻歌歌うくたびれた風袋のスラムのおっちゃん発見! (ぴっこーん)…で、人がいるーとか、にっこし近寄って道教えてくださいとか尋ねるつもりだったのに、喉渇いたからお水下さいなどと用件180度回転にて警戒心皆無で話かけたものの。 頬が蒸気して呂律回らぬおっちゃんが一杯くれたのは、水、ではなく酒だったりするのだけれど。 …何分当人が気づいていなかった) 「ふりゃふりゃする。 …はっ、ダメだっ。 ルジェちゃんとお家帰んなきゃ。 お化けさん出たら道きこうっ」 (ちょっと怖いけど。 かなり怖いけど。 すんごく怖いけど。 ぐるりぐるり思考が回る。 ついでに酒も回って目も回る。 痛みだけがようやくルジェの思考を現在に繋いでいるような、もの) [Wed 19 Aug 2009 21:37:22]
ルジェ > (どうやら雨が小雨になった辺りで、あちこちに僅かばかりの賃金代わり、そんな果物を知り合いに配りに行こうとしたらしい。 しかし、思わぬ方向音痴の配達屋。まっすぐ到着地に着く筈もなかった。 居住区かと思ったらー…、墓地。 淫売屈かと思ったら、べたべたのお店前。 と、そんな調子でどこをどう歩けばそこへあたるんだとばかりに歩き回ったもんだから、疲れも手伝って気分転換に夏祭りでも見に行くんだ、などとなんとか発起して立ち上がって歩いてみやれば、到着地点はよりにもよってスラムである。 ぶっちゃけ何度となく迷子になってはふんらりと訪れた場所であれど、豪雨も手伝っていつもよりずっと、スラムの町並みが薄ぼんやり、なにやら不気味なひんやり冷たい空気すら感じて。 ルジェは体を奮わせては暗い夜道に目を細めた) 「…ぐっ。お化けとか、出るのかな」 (ここ、病院じゃないんだけどな、とか。 お化けの場所まで確定してどうするという感じではあれど、至って本気のルジェの心境。 寒くて小さく肩を震わせながら、もし、もし、お化け出てきたら病院紹介してあげようとか、思考が可笑しな方向へ傾きつつ足の疲れを癒している様子) [Wed 19 Aug 2009 21:08:47]
ルジェ > (今一頼りになりそうにない、そんな古ぼけた屋根の下。 思わぬ豪雨に足止めをしっかりくらった機械娘1匹。 ぎゅ、と外套を握り締めて、できるだけ体が濡れないように建物の壁に寄り添って小さく小さく、身を縮めては困ったように黒く染まる夜空を見上げた) 「うー…、ごめんなさい、お天道様ー。 ルジェ帰りたいです。 帰らせてくださいー」 (小さくぶつぶつと。ルジェの言葉は雨の音にかき消された。 大切そうに抱きしめたいつものリュックではない布袋を抱きしめつつ、頭を垂れては溜息ついた) 「…芸能横丁の近くってこの辺じゃなかったのか」 (ぽそり。 地図ちゃんとみたのにー、とか文句垂れていたのだけれど、あいかわらずお花畑のような地図でなにを捉えることが出来るのか機械娘しかわからないであろう。 ルジェは布袋を抱きしめたまま、先日とは違う雨の激しさにこし、左手で右の僅かに残る生身の頬を拭った。 少し、擦傷があるのはどの辺りかで転んだらしく) 「痛っ! …うー、雨、やまないのかな」 (機嫌悪いのかな、そんな風に空を見上げては困ったように溜息を落とした) [Wed 19 Aug 2009 20:59:48]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『思わぬ災難』 [Wed 19 Aug 2009 20:50:19]
お知らせ > プリムラさんが帰りました。 『( 気が利く人が傍にいるといいなァ。 )』 [Wed 19 Aug 2009 02:30:13]
お知らせ > ライヴィスさんが帰りました。 『( 眠る前に、暖かい紅茶でも入れてみよう。――そンな事、考えた。 )』 [Wed 19 Aug 2009 02:27:44]
プリムラ > ( 例え奴隷の扱いを知ったところで、 この少女に出来るかと言うと ――― なんかもう、今更で出来ない気はするけれど。 ) ( 少女自身は自分の変化に気付いているのか いないのか。 恐らく気付いていないだろう。 行きましょう と言われるのに頷いて、 歩き出す。 ) ―――― くしゅっ ( 歩きながら、 たまにくしゃみも して。 帰ったら身体洗って着替えて眠ろう。 そうしよう。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:22:54]
ライヴィス > ( 吸血鬼としては今の環境は素晴らしく良い訳だから、 其れは奴隷の扱いじゃないですよ、とか 絶対に言ッたりしない。 )  ( 最近は、笑ッてくれる様になッた、 ッて 嬉しい気持ちになる。小さな子が 感情を隠さなきゃいけない とか、出せない、なンて 悲しい事だ。 少女の様子に、眼を細めて 小さく笑う。 )   ―――― 行きましょう。 ( 傘を持ッているから、手を繋いだりは出来ないが。 少女の歩みに合わせて、 歩き出す。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:13:08]
プリムラ > ( 奴隷なのか使用人なのか友人なのか。 少女としても扱いがよく分かっていない。 まぁ奴隷は所有物だから、どんな扱いをしてもいいハズ! うん。 ) ――――― … 。 ( 楽しみ。 楽しみが 楽しみ。 なんだかとても暖かい気持ちになって、 ぇへへ なんて。 そんな感じで笑うだろう。 ) ――― … 「 ァー。 こりゃァ風邪に要注意 だナ。 」 ( 心は温かくなっても身体は温かくはならぬ。 気付けば濡れた服にどんどん体温奪われていた。 帰りましょうか という問いに、 コックリと首を縦に。 頷いた。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:05:58]
ライヴィス > ( 花火、お祭り、――基本的に奴隷はそンな場所に行く事なンて滅多に無い筈なのに。不思議な気分だ。 )  ―――― … ? ( つン、と服の裾が引張られれば 顔を少女へ向ける。 )    …  僕も、楽しみです。 ( 楽しみだと笑う彼女が可愛らしくて。自然と笑みが洩れた。 ――迷子云々は、手を繋いでいればきッと大丈夫だろう。 )  …さて、―― 服乾かさないと風邪引いちゃいますね。 ( 少女も、雨に濡れてた筈だ。 … 帰りましょうか? と、彼女へ。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:57:45]
プリムラ > ―――― … 。 ( 花火も、夏の風物詩 も、 よく分からないけれど。 なんだかとても 楽しい気分。 ) ――――― … 。 ( ねぇねぇ、 と言うように、 吸血鬼の服の裾をちょっとひっぱろうとしつつ 。 )――― ……… たのしみ …。 ( って、 ふわふわ と笑顔で 言うだろう。 吸血鬼の失礼な心配なんて知らない。 けれど心配は尤もなことで、 何かに気を引かれて離れる ということは無いにしろ、 人の多さで逸れてしまう事は大いにありそうだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:49:15]
ライヴィス > ( 吸血鬼の頭ン中も少女と同じ様な ファンタジック花火が思い浮かンでいたり。 )    ――夏の風物詩…。 ( 夏、―― 花火や浴衣は見た事が無いけれど。西瓜とか氷とかそンな物を想像した。 )  綺麗 なンでしょうね。 夜なら多少は涼しいでしょうし。 ( 吸血鬼は暑さなンか感じないが。 …人で混み合うのだろうし、 プリムラ様は平気かなァ、とか 迷子にならないかなァ、とか 今からなンか失礼な事を思う。大して年は違わない筈なのに、なンだか心配で仕方が無い。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:40:40]
プリムラ > ( 空に浮かぶ花みたいな火 ―――― 。 少女の頭の中に浮かんだのは、 お花の形をした ふぁんたじっく な 火の玉 だった。 ) ( どうなんだろう ?  なんて、首を傾げつつ。  雨が止むといい には、 1つ 頷いた。 ) 「 アレだな。 夏の風物詩ってェやつだナ 。 」 ( 夜の空の咲く花の下。 浴衣を着て た〜ま○〜 なんて、 夏の風物詩の1つ。 ) ( 少女自身は見たことないけれどッ 。 本に少しだけ書いてあったきがする程度。 ただ言ってみただけ というやつだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:30:38]
ライヴィス > ( 漸く納得してくれた少女に、安心した様に息を吐き。 )  空に浮かぶ 花みたいな火 ッて聞きましたけど ―― どン なですかね。 ( 楽しみです、ッて云いながら。相変わらず雨の降り続ける空を見上げた。 ) ――― 雨 止むと良いですね。 ( 火、と云う位だ。雨が降ッたら出来ないンだろうな、なンて。 )  ―― アマウラの衣装… ですか? ( 記憶たぐッても残念ながら想像はつかなかッた が、 )  良いですね。見てみたいです。 ( ―― 笑ッて返す。 雰囲気大事。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:18:14]
プリムラ > ―――――― …… 。 「 … ま、 確かに雷みたイだったら、 こンな異国の地まデ広がらナいナ。 」 ( ころりと変えられた意見。 少女はやっと納得したらしい。  音は大きいらしい というのには不安そうな目をしたが 、 まぁ ―――― 。 ) 「 よーシ。 楽しみだなァ、 花火。 」 ( 吸血鬼と一緒ならば、きっと怖さ半減 かもしれない。 ) 「 雰囲気ヲ出して、 アマウラ衣装でも着込むべきカ?? 」 ( そんな提案までしてみたり。 雰囲気って大切 。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:10:12]
ライヴィス > ( 見上げてくる桜色の瞳を、赤色の瞳に映して。 一つ、縦に頷いた。 ) 本当ですよ。――ほら、雷みたいだッたら 誰も遣ろうとか言い出さないンじゃ無いですか? ( さッきは雷みたいだのとか言ッてた吸血鬼は、ころりと意見を変えて。そンなに反応するとは思わなかッた ――。 )   ( 見上げ続ける少女に、スーッと視線を外し。 )  … 音は、大きいらしいですけど。 ( 雷みたいな感じじゃ無いとは思いますよ? なンて。吸血鬼自身見た事が無いンだ。 噂話とか世間話とかを聞きながら、想像しただけ。 )   … 、 ( 一緒に行くか、の猫の台詞に きょとり、とした表情浮かべたが、 ) ―― … 光栄です。 ( 直ぐに笑みへと変わる。 ――少女には友達は居ないのか、と。こう云う話しや、後ろ付けていッたりで、少女を探ろうとする辺り、ストーカーの名は否めないのかも、…いや断じて以下略)) [Wed 19 Aug 2009 00:55:39]
プリムラ > ―――――― ………。 ( 捲くし立てられた言葉を聞いて、少女は じ ぃ と、 桜色の瞳で吸血鬼を見上げるだろう。 本当に? と 言わんばかりに。 恐らく他の何よりも雷を苦手とするこの少女には、先ほどの言葉はトテモ衝撃的だったらしい。 ) ―――― … 。 ( 一緒に と 、 言われればやはり少女は吸血鬼を見上げたまま。 花火は雷みたいだ というのは嫌な意味で 、 気になるが ―― ) 「 じゃァ一緒に行くかァ。 ロゼも1人で見るのはつまらなかったしナ 」 ( だって悲しいことに、少女には友だちは(以下略) そして吸血鬼奴隷はストーカー疑惑浮上。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:46:19]
ライヴィス > ―― あ、すみませン…。け、けど、綺麗 みたいですよ?空に花が咲いている様 ッて話しを聞きました。 ( 焦ッた様に、言葉を捲し立てる。音は凄いらしいが、 ッて事は云わない様にしよう。さッき雷みたいだッていッた時点で気付いているかもしれないが。 )    ――― 僕は、 ( うーン、と少し考える様な間。 )  興味はありますけど、…一人で行く様な場所でも無いですし。 プリムラ様が行くならご一緒したいです。 ( なンて、へらりと笑う。…実際花火なンて物は見た事が無いし、興味はある。知らない事が有るのは嫌だ。許せない。そンな変な意地。 …彼女が、友達とかと行くと云うのなら、こッそり付けるつもりだッた。(断じてストー以下略)) [Wed 19 Aug 2009 00:33:12]
プリムラ > ( 知らぬ吸血鬼の内心。 いつか下克上されてしまいそうだ。 コワイコワイ。 ) ――――― … !!! ( 花火は雷みたい という言葉に、 ビクリと 怯えるように身体を強張らせるだろう。 花火は見ないことにしよう。 そうしよう。 けれど見ないは見ないで、花火の音で更に怯えることになってしまいそうだ。 ) ―――― … 。 「 お前サンは見に行かないのカ? 花火 。 」 ( と、 人形からの問い。 ――― 確かに人ごみは得意ではないが、それよりもまず、一緒に行く人がいない というのが大きくて。 まだヴェイトスに越して日も浅いので友人もいなく。誘うなら吸血鬼を誘おうかと思っていたものの、 先ほどの言葉。 ――― 花火を見に行かない と、 言外に言われているような気が してしまったから だ。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:24:28]
ライヴィス > ―――――― あは、…有難う御座います。 ( 笑う人形にそンな言葉。…傘の柄握る力、僅かに強くなる。奴隷なンて立場、何時か壊してやる。 そンな心の内は見えぬ様、何時もの顔、を貼り付けて。 )      …、 ( 何度も何度も頷く少女。 )  ( やッぱり女の子 か。雷が苦手な様子の少女に、僅かに口許が緩む。 )     … 花火ッて 雷みたいなもンらしいですが。 ( ロマンの欠片も無い事をぽつン、と。餌取りの際に小耳に挟ンだ話しだ。 困ッた様な仕草に 不思議そうに、見遣ッた。人混みが嫌いなのか、――とイメージで。 ) ( 歩く速度は、少女に合わせてゆッくりと。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:18:39]
プリムラ > 「 よく気がきくヤツだナ。 」 ( さすが奴隷ッ なんて、人形が笑うだろう。 吸血鬼に傘を渡せば自由になった左手で、濡れた髪を軽くはらった。 ) ――― … 。 ( 雷は嫌、 という言葉に、少女はコックリコクリ。 何度も頷く。 あの光も 音も、 怖くて怖くてたまらない から。 ) ――――― … … ? ( お祭りのことは知っていたが、行かないのかという問いには若干、困ったように首を傾げるだろう。 此処から離れようという吸血鬼について、ゆっくりと歩き出す。 歩けるには歩けるが、その速度は大分遅いだろう。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:10:15]
ライヴィス > ( 役目に忠実なのだと胸を張ッて宣言したいトコロ だ。 ) ( 不思議そうな少女の様子に、 お気になさらず、とでもいう様に微苦笑浮かべ。 ) ――― いいえ。当然です。 ( と、傘を受け取れば翳し。 雨は未だ止む気配を見せない。 ) … 雷、は 嫌ですね。 ( 煩いし、落ちるし。 ――そンな事考えていれば、 あ、と何か思いだした様に彼女へと 視線下げる。 ) … そういえば、――アマウラのお祭りが遣ッてるみたいですよ。 花火、プリムラ様は見に行かれないンですか? ( 僅かに首を傾げ。 …少女位の年齢ならば友達が居てもおかしくない、と思うのだけれど。 )  … 取り敢えず、 此処からは離れましょうか? ( 死体のある場所で話す話でも無いか。…彼女を、死体から反対の方へと促そうと。 歩けますか?なンて 尋ねつつ。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:57:34]
プリムラ > ( 役目に忠実なのか単なる主人ストーカーなのか悩むトコロ? ) ( 似たようなもの という返事には、少女は少々不思議そうな様子見せるものの言及はせず。 ) 「 おォ。 ありがとサン 。 」 ( 吸血鬼が傘を受け取ろうとするのなら、 そのまま渡してしまうだろう。 だって其方のほうが背が高いので。 少女の背だと実は少し 大変だったり。 ) 「 ――― しかシ降るなァ。 雷が鳴らなきゃいいガ。 」 ( 人形が、そんな呟き1つ 落として。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:49:03]
ライヴィス > ―――… ? ( 強く握られた手に、不思議そうな顔をするも。あァ死体を見たからか、なンて納得して。 少しだけ握る力を強めた。 ) ―――― 散歩 …えぇ、似た様なものです。 ( 雨が苦手な吸血鬼。外に出れない、と云う訳では無いけれど。特別な事がなきゃァ出る事も無かッたなぁ、と内心。(断じてストーカーと云う訳では以下略)) ( 手が離れれば、其の儘傘は少女の手の中へ。 吸血鬼はと云えば傘は持ッていないけれど、大して気にした素振りでも無い。 一緒に入れる様に、と彼女がしてくれたのなら、 じゃァ持ちますよ?と傘を受け取ろうとするか。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:39:15]
プリムラ > ( 少女は立ち上がってもまだ、 吸血鬼の手を離そうとはせず きゅっ と、 力を入れるだろ う。 ) ―――― … 。 ( 落ち着くようにと 、 ゆっくりと呼吸を数回 して 。 ) ――― … 。 「 やァライヴィス。 お前サンも散歩かィ? いやいヤ来てくれてよかッタ。 」 ( 右手の人形が、 ぱたぱたと腕を動かして 言う。 )( 吸血鬼から手渡される傘。 手を繋いだままでは受け取れぬことに気が付いて、 左手を離し受け取ろうとするだろう。 吸血鬼が傘を持っていなければ一緒に入れるようにし、 持っていれば自分でさすか。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:32:15]
ライヴィス > ( 少女の手が触れれば、彼女を立ち上らせようと力を込める。…震える手に、視線を少女が見て居た方、向ければ、嘗て人間だッたものの器。 )   …―― ( 傘は彼女へと翳し続けたまま。再び視線を、少女へと戻し。 )    濡れちゃいましたね。 ( と、呟く様に言葉を掛ける。 ) ――― 最近の雨の所為で 足場も悪いですし、此の辺りは治安も良い訳じゃないので … 危ないですよ。 ( 死体で驚いたンだろう、ッて解釈した吸血鬼。苦笑気味にそう云えば、 傘を彼女に手渡そうとするか。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:21:19]
プリムラ > ―――― … ぁ …… 。 ( 傘をかざされ雨が肌を打たなくなったことで 漸く少女も吸血鬼の存在に気付いた様子。 まさかずっと付いて来ていたなんて思いもしない。 尻餅をついたまま見上げれば、 伸ばされた手に気付いて、 その手を取ろうと少女は震える左手を伸ばすだろう。 ) ―――― … 。 ( 靄が見えなかったのなら、傍から見れば 死体に驚いて尻餅をついたようにも見えるのかもしれないが。 それは見た者次第 か。 大丈夫かという問いには、 コクリ と小さく一度、 首を縦に振る。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:14:39]
ライヴィス > ( ぱしゃン、ぱしゃン。――足音は未だ気付かぬ少女の前で、止まり。傍に落ちた傘を拾い上げれば、彼女へと翳そう。 ) ――― 一人で、 ( 少女へ向ける声は僅か震えたもの。 ) こンな場所に来るのは危ないですよ、プリムラ様 ――。 ( 外に出掛けるのが見えて、 ――こッそりと付けて来た訳だけど。(断じてストーカーでは無い。)何も無ければ話し掛ける気なンて無かッたが、少女の様子が変わッたから 声を掛けた。 …靄は此の吸血鬼には見えなかッた。 そうッと、尻餅付く彼女へ手を伸ばそうか。 )  ――― 大丈夫ですか? [Tue 18 Aug 2009 23:07:42]
プリムラ > ―――― … 。 ( ザァザァと降る雨の中。 少女は地面に尻餅をついていた。 傍には先ほどまで差していた傘が 転がっている。 ) ―――― … … 。 ( 少女はやや青ざめた顔で周りを見る。 靄は既にない。 消えたのか、移動したのかは分からないが 。 ) ―――― ケホッ … ( ソレは恐らく誰かに殺されたか、 誰かのせいで死んだか ――― ただただ負の感情のみをこの世に残していったのだろう。 其れは … まだ、この少女にとってはただの毒にしかならない。 ) ――― …。 ( 傘を拾わなきゃ 。 そう思っても身体が強張って動かなかった。 ―― 此方に向かう足音にも気付いていない様子で。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:00:30]
気配 > ( 其の気配は、少女の後方、少し離れた場所。 …ぱしゃン、と水溜りを蹴る様な 足音と一緒に 彼女へと歩み寄ッて来る。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:55:38]
お知らせ > 気配さんが来ました。 『( ―――… )』 [Tue 18 Aug 2009 22:51:36]
プリムラ > ――――… 。 ( そして、その場所へ辿り付く。 在ったのは人間だったモノ 。 少女の目には其処に、そのモノの上に、 黒い靄のようなものが 見えた。 ハッキリとは見えないけれど。 近づいて ――― ) ―――― … ぁ 。 ( 小さな声を 上げる。 靄に近づいて 、 ゾクリ と、背筋に鳥肌が立った。 コレはよくないモノ 。 そのまま離れようとしたが、 靄のほうも少女に気が付いたらしい。 ) ――――― …ッ … ! ( 多分、 ソレは人間だったモノ の 想い 。 ) ( 痛イ。 苦シイ。 悔シイ。 悲シイ。 憎イ。) ( ソレは既に 、 ただの憎悪の塊に なっていた。 ) ――――― ぃ、 ぁ …ッ ( 靄は少女のほうへ向かって 飛ぶ。 少女は思わず両手で顔を覆う仕草をし ――― 、 そして、 靄は 、 霧散 した。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:45:23]
プリムラ > ( とてとてと、白い子どもは歩く。 時折、 何かを探すようにきょろきょろと 周りを見て ――― ) 「 … 来るなら来るデ、 せめてライヴィスと一緒ニ来るとカあるだろウ。 何の為ノ奴隷なんダ ? 」 ( やれやれ 、 と言わんばかりに人形は大仰に両手を挙げる。 ( 動かしているのは少女だが。 ) そんな人形を、少女は一旦立ち止まり じ ぃ と、 見遣り 、 そしてまた 歩き出す。 ) ―――― 。 ( そして、 何かを見つけたように目を見張り その場所へ向かって 、 足を向けた。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:32:51]
プリムラ > ( 貧民街の一角。 白い髪の少女は雨空を 見上げた。 左手には傘。 右手にはいつもの黒猫の人形を携えていて 。 ) ――― … 。 ( 視線を街並みへ 戻す。 舗装など一切されていない路地。 住宅とも言い難い建物。 ) 「 場違いすぎるゾ。 早く帰ったほうがいイ。 」 ( 雨音の中、 そんな黒猫の言葉。 ――― 喋っているのは少女だけれども。 貧民街を歩く、明らかに身なりの良い子ども。 身包みを剥がされ捨てられても仕方が無い。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:24:53]
お知らせ > プリムラさんが来ました。 『( 空を 見上げた。 )』 [Tue 18 Aug 2009 22:19:05]
お知らせ > メルティカさんが帰りました。 『( 拾い上げる事もしないで、 脱兎の如く 逃げる―― )』 [Mon 17 Aug 2009 22:55:31]
メルティカ > ( 振り返ッた視界に映るのは、 母親と思わしき女性と、子供。割れた窓から良く見える。子供は血塗れで、母親はそンな子供を殴り付けて ―― )  ……えッ、なに…。 ( そンな言葉が零れる。 あの血は自分の所為?其れとも母親の所為? さして遠くも無い距離。言葉までは解らなくて、けれど、怒鳴り声ッてのは解る。 さッきまで聞こえた悲鳴と、泣き声はもう 聞こえない。 ) ―――――……ッッ ( 如何しよう?謝る?あの女に? ――ぐるぐるッて頭の中に色々な考えが巡る。 )  ( ――ばしゃンッ )  ( ッて音立てて、食料品が入ッた布袋が、土に落ちた。 ) [Mon 17 Aug 2009 22:46:36]
メルティカ > ( ガッシャーン ッて嫌な音が耳に届いた。 ) ――――… やば…ッ ( 蹴ッ飛ばした石は綺麗に飛ンで、どッかの御宅の窓を突き破ッた様です。 )  …え、どうしよ。逃げる?いやでも――…ッ! ( 辺り見渡す。なンて上手く出来たものだろう。誰も居ない…! ) 此処は暗黒街じゃないし、ばッばばばばッ ばれない よね…ッ ( 自己完結。そのまま、スーッと其の家通り過ぎようとすれば、怒声の様な、悲鳴の様な、泣き声の様な、そンな 声が聞こえて。 ) ―――――… ( 恐る恐る 振り返ッた。 ) [Mon 17 Aug 2009 22:34:45]
メルティカ > アマウラの祭りッてやつに行きたかッたのにー… ( はあッ、と盛大に溜息。初めて兄が一人で行く許可をくれたッつーのに。全部全部雨の所為だ…ッ )  ( 激辛祭りに参加して、翌日と翌々日と見事に胃を変にし寝込ンでた少女。久し振りの店の手伝いの帰り道に こンな状況。 )  ―― にしても、激辛祭りッて結構有名なンだなぁー。店に来る人にメッチャ云われたし。 ( メルティカは意外と激辛好きなのかー、とか。別に好きじゃ無いけど。次の日寝込みましたけどッ。 ) ―― あ―ッ、苛々する!雨のバカヤローッッ! ( 足元に在ッた石、思いッきり蹴ッて。 ) [Mon 17 Aug 2009 22:25:12]
メルティカ > 最ッッ悪なンですけどーッ! ( 空に向かッて吠えた。――何時も通りの、買い物の帰り道。ちょッと別の場所通ッていこうかなーなンて考えが悪かッた。手当たり次第曲がり角を曲がッた結果が此れだ。要するに、迷いました。 ) 此処何処だよ―…暗黒街なの?ッつーか家の方まで来ちゃッた? あーもうッ!雨なンか消えちゃえば良いのにーッ! ( 片手には食料品を持ッて、片手では傘を支えて。靴は汚れるし靴下は濡れるし、雨ッてなンの為に降るのか解ンない!ッて愚痴零しながら、朽ちた家が並ぶ通りを歩いていく。 ) [Mon 17 Aug 2009 22:13:05]
お知らせ > メルティカさんが入室されました。 『 雨とか、 』 [Mon 17 Aug 2009 22:08:25]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『自分の知らない世界を眼にして、私は大きな目を白黒させるだろう。』 [Sun 16 Aug 2009 03:30:34]
お知らせ > ジョゼさんが退室されました。 『もちろん、その遊びはちょっと危ない夜遊びなのだけれど。』 [Sun 16 Aug 2009 03:28:48]
だいだら > ( 勿論、欲しいと言えば欲しい。でもそう簡単に物を貰っちゃうようになったらいけないんじゃないか―― なんて、変なところがある。多分ろくでなしの座長を見て育ってきているからかもしれない。でも一つだけというのなら――。 ) ……… いいの? ……… 本当にいいの?貰っちゃうよ? ( 確認したあと、ちょっと嬉しそうにそのピアスを握った。でもこれ、穴を開けなくちゃいけないんだよね。大丈夫かな、出来るかな…。どうやって開けてるのか聞いてみるのもいいかもしれない。 ) うん、鼻が無い。だから味覚もちょっと鈍いみたい。くしゃみとかもしたことが無いんだ。 …ね、ねえ。私変な匂いしなかったよね?身体は毎日洗ってるし…。 ( 判らないっていうのは結構不安だ。だからと言って嗅いでくださいと頼んで感想を聞くのもおかしいし、嗅がれたついでに尋ねてみた。 ) ( 遊ぼう、って言われた時は何ともいえない嬉しそうな表情をした。相手も何だか良く笑ってくれるようになったし、私たち打ち解けたのかもしれない。彼女の言う遊びがどんなのかしらないけど、「達磨さんが転んだ」はプロ級だ。 ) うん。 ( 一つ頷くと、きゅっと手を握り返した。 ) [Sun 16 Aug 2009 03:19:37]
ジョゼ > ( せっかく外したのに、いらないそうだ。 モノに頓着しない性質なものだから、貰ったり仕立ててもらったとしても惜しげもなくあげたり使い捨てたり、よくある。 扱いは丁寧だし、粗末にしたり、大事にしない訳ではないのだけれど、とにかく頓着しない。 換金したりするわけでもなく、施しのお礼に置いてきたり、感謝の気持ちとして人にあげたりと、物が残る事は少なく、最終的には身一つに落ち着くのが常。 これも、顔を出したTozziでオーナーであるクリスティーナ・バルトロッツィのお金で買ってもらったものに違いはない。 一瞬考えるように宙を仰いで ) じゃあ、ひとつだけ。 ( 記念、と小指の先ほどの小さな丸いプレートにTozziと刻まれたフックピアスの片方を摘んで掌の上にころりと落とした。 重ねて言うがピアスである。ピアスホールがなければつけられない。 )・・・ はながない。 化け物?( 復唱して、ふぅん、と大きなおめめを眺める。眼が一つしかなくて、はなのない動物をみるのははじめてだ。 ちょっと面白い。 ちいさく、くすくすと笑い始め、手を取った。 ) 遊ぼ。 ( きっと、この子を連れて歩いたらみんな驚いて楽しいだろう。 なんだか、楽しくなってきてあはは、うふふと笑って ) [Sun 16 Aug 2009 03:06:51]
だいだら > ( このお姉さんの触れ方は、優しいようでそうじゃない。乱暴だって意味じゃなくて―― とにかくどきどきするんだ。それでもって、ちょっと恥ずかしくなってきた。顔も少し火照ってる感じがするし、赤いのかもしれない。でも嫌じゃないから咎めたりはしない。 ) 私は、だいだらだよ。 ……あ、えっと。 ( 名前はさっき教えたから、名前を尋ねられた訳ではない。 ) 何だろうね、私にもよくわからないや。人間だって思ってたけど、妖怪なのかもしれない。 知ってる?妖怪。化け物のことだよ。 ( でも、これって説明になってないなっていつも思う。肌が白いのがホワイティアだけど、でもなんで白いのかっていう説明になってないから。 ) うん、好き。 ( あ、笑った。って思って、自分も笑う。不意にアクセサリーを外しだしたのは首を傾げたけれど、自分にあげるつもりなのだと捉えれば。 ) だ、だめだよ。悪いよ。それに、お姉さんにこれをあげた人が傷ついちゃうかも。 ( きっと恋人さんに貰ったんだと勝手に思っているようだ。 ) 香水? …私、鼻が無いから匂いが判らないんだ。 ( それってTozziというブランドを身に着ける上で結構な障害になったりするのかも。香水を主に扱うところだし。 こんなんだから自分の匂いってのも判らなくて、匂いをかがれるのは凄く恥ずかしい。思わず眼が半分閉じてしまう。 ) [Sun 16 Aug 2009 02:43:18]
ジョゼ > ( 誰かに触るのは大好きだ。そこには、無条件に心地よいものがある気がする。 だからセックスは好きだ。 わかりやすくて。 触る分には生き物なら何でもいいのだけれど、自分に近いものほど安心する気がする。 はたして、今触っているものが自分にどれだけ近いかはよくわからない所だけれど、少なくとも体温を持った生き物で、害意だとか敵意だとかはないようだ。 咎められなければ、いつまでも手慰みのようにさわさわとなでている事だろう。 ) あなたは、なに? ( 誰、ではなくて、何とか聞いた。ヒトのようで、ヒトでない不思議な生き物。 何の理由があって、この子はこの形をしているのだろう、なんて。また詮無い事を考えている。 ) Tozzi、すき? ( 言葉を音としか捉えていないような、真綿のフィルターを通したような認識のまま、フラグメントをつなぎ合わせて内容を予測し、内容をうっすら理解する。 この子はTozziが好きで、憧れているようだ。 ふうん、とそんな様子を眺めて―― なんとなく、お嬢がほめられているようで、くすりと笑う。 そして、おもむろに身につけていたアクセサリー類を外しだし、はい、と彼女(?)の掌に載せた。 あげる、と押し出して。 自分はマネキンのようなものであって、コーディネートとしてつけており、ひとつひとつに思い入れがあるわけではない。 ほしいなら、あげる、と。 そうして、フードからのぞく首元に顔を近づけてすんすん、と匂いをかぐ。 雨のせいでいまいち良くわからないけれど、香水らしき香りはしなかった。 ) 香水。 ( リングの次は、と言いたいのだが、言葉が足りない。 ) [Sun 16 Aug 2009 02:28:27]
だいだら > ( 触れられるのは結構経験はある。頬を抓られたりとか、目蓋を摘まれて引っ張られたりとか。でも、何だろう。 ) ………。ん。 ( 何か変。今までこういう触れられ方をしたこと無かったかも。何故自分がそんな風になってしまうのか理解は出来なかったけど、ちょっとどきどきした。手とか足をもじもじさせて。 ) へっ、変じゃないよ…。 ( 少し声色がトーンダウン。地味にショックだったらしい。 大きな目玉には鏡ほど鮮明というわけじゃないけれど、相手の顔が映っている。さっき雨が眼に入ったばかりなのでちょっと潤み気味。 ) そう、とっつぃ。 ( どうにもTozziと発音するのに詰まり気味で、舌っ足らずな感じに「とっつぃ」となってしまうが、本人は気にしてない。 ) 貰ったんだ!いいなぁ。私もね、頑張ってお金ためてお姉さんみたいに全身とっつぃにするんだ。まずはリングから買っていったらどうかって、店長さんが言ってくれたんだ。 ( それから改めてジョゼの全身を大きな眼で見て。 ) くーるだよ!或いはカッコカワイイ的な。 ( と、力強く言った。Cool = カッコカワイイはTozziの女店長―― クリスティーナから聞いた言葉である。 ) [Sun 16 Aug 2009 02:11:59]
ジョゼ > ( 桃色頭は質問が耳に入っていないような風でぼんやりと大きなおめめを見つめたまま、手を伸ばし 相手の様子などお構いなしな風にそっと頬のあたりに触れた。 触れる感触は非常にはかない物でなにがどうという事はないのだけれど、どこかしら性的な印象を受けるだろう。 平たく言えばとても緩やかな愛撫的な触り方だ。 ) へんななまえ。 ( せっかく判りやすく言ってくれたのに、ざっくりと流してぽつりと言うた。 なんだか聞いた事のない音だ。 リズムが悪くて、言いにくい。 生き物かどうか確かめるようにさわさわと触れながら、瞳を見ている。 こうしている間にもぱちぱち瞼を閉じているし、ちゃんと物を捕らえているようでぎょろぎょろとうごく―― やおら、身を乗り出して興奮気味な様子に、また首をかしげて。 ) とっつぃ・・・ ―――― Tozzi?( ほら!と差し出された指はちゃんとヒトらしい。 銀色のリングがはまっていて、それに刻まれたブランドネームを見て、ああ、と納得し、自分の着ているものを見る。 最近、顔を出して目に付いたから「もらって」きたものだ。 なんでも、新人さんが入ったとか・・・? 見繕ってくれたのは、古株のスタッフだが。 ) もらったの。 ( 会話が不成立気味だが、うん、と頷いた。きているのは青基調の絵の具を水に浮かべたようなマーブルパターンのワンピースに、白いニーハイブーツ。 似合う似合わないの体型の違いが如実に判るチョイスだ。 ) [Sun 16 Aug 2009 01:57:03]
だいだら > ( その後もこの辺りに住んでいるのかだとか、色んなことを聞いた。中には同じ質問を二回繰り返したりするけれど。 ) んっ。 ( 伸ばした手が眼に近づくなら、ばちんと目蓋を閉じてしまうだろう。そして恐る恐るゆっくりと目蓋を開く。 もしその手が頭に伸びるなら触り放題だ。抵抗は無い。自分より背が高い人は、自分の頭に触れてくる傾向が強いとだいだらは思っていたから。 ) でぃだるぁ、じゃないよ。だいだら。 だー、いー、だー、らー ( 口を判りやすく大きく空けて、もう一回自分の名前を言った。 そして近づいてみてお姉さんが身に着けているものがTozziのものだとわかれば、だいだらは興奮状態である。 ) ああ!とっつぃだ!お姉さんもとっつぃが好きなんだね!ほら、私もとっつぃだよ! ( そう言ってTozziの指輪を見せた。 自分の好きなブランドを一点だけではなく全身に、しかも完璧に身に着けていれば憧れの対象だ。なけなしの金でようやく長剣を買った冒険者が、重厚な全身鎧を身に纏う戦士を見て「いつかは自分もあんな風に――」と憧れる気持ちに近いか。…冒険者は全身鎧なんて欲しがらないかもしれないが。 ) [Sun 16 Aug 2009 01:33:25]
ジョゼ > ( 何だろう、これ。と遠慮する素振りすら見せずにしげしげと眺めていたら、しゃべった。 しかも、なんだか沢山。 何処から声がでているのかと思ったら、大きなおめめの下に、口がある。 じぶんに向かって話しかけてくる「それ」はなんだか女の子みたいな感じだ。 そんな風に「これは何だろう」という一点に集中していたので声は「音」としてしか認識されず、なんだか沢山投げかけられた言葉の内容が良くわからなかった。 これもこの娘にはままある事で、しかも追求しないものだから機嫌を悪くする人も居る。 さておき ) ( 近づいてくるならば、そっと、自分を見上げる眼だか頭に手を添えるように、手を伸ばすだろう。 見て良くわからないなら、触ってみよう、とでも言うのか。 ) でぃ・・・だ・・・ るぁ?( 唇が発音しにくそうに、聞こえた音をなぞった。 そのおめめが大きさの分だけしっかりとモノが見えるのであれば、その女の身にまとってるものが、一つ目の娘が勇気を振り絞って入り、買ったお店に展示してあったものの一つである事が判るだろう。よくよく見れば肩にかけたバッグも、華奢な首元や指先を彩るアクセサリーにも記憶にあるのではなかろうか。 ) [Sun 16 Aug 2009 01:21:44]
だいだら > ( 相手が普通の人なのか、それとも変わった人なのかでだいだらの初対面の接し方は随分違う。相手が普通の人ならば最初は俯いたり遠慮がちに話してしまうけれど、変わった人を見たときのだいだらは積極的だ。自分も変わってるから妙な仲間意識があるのかもしれない。相手にしてみたら失礼な話かもしれないけれど。 ) お姉さん、お姉さん。雨に当たっていると風をひいちゃうよ。傘か雨よけのコートを使った方が良いよ。そうでなかったら、どこかで雨宿りした方が良いよ。 ( なんて、当たり前のことを言い出す。 ) わぁ。 ( しかも今、お目目が光った気がする。私は思わずもう少し近くまで歩み寄るだろう。 ) ねえねえ、今お目目が光った? 光った?私の目玉は大きいけれど、お姉さんの目玉は光るんだね。かっこいい! お姉さん、名前は何て言うの?私はだいだらって言うんだ。 ( 質問攻めである。 ) [Sun 16 Aug 2009 01:06:45]
ジョゼ > ( 記憶をたどろうと来た道を振り返ろうにも、どっちからきたんだっけ?という有様。 日常生活をおくるにあたって非常に致命的な部類だが、それでも本人的にはさほど困ってはいないあたりが日常からの浮きっぷり。 辿ってきた道筋がようとして知れないのであれば、あるがままであるしかないだけの事だけれども―― 誰かと居るときは、その人のペースに流されていれば良いのだが、一人になるとまるで基準がなくなり、こんな調子だ。 )――・・・   ? ( 視線を元に戻せば、小さいのがいた。 人目を引くショッキングピンクとカフェオレ色の肌の娘はひょろりと背が高いのもあって、薄汚れた黒だか灰色だか茶色だかよくわからない色頭巾はあたまひとつ分以上もちいさい。 そのちいさな人物の、顔に当たる部分は自分をまっすぐに見上げる「眼」だった。 )―――      ( 自分の見ているものがいまひとつ理解できていない風情で、桃色頭が傾げられた。 髪の間からのぞく二つの眼を追いかけるように、うっすらと蛍のような光が尾を引いた。 みつめあう。 ) [Sun 16 Aug 2009 01:00:11]
だいだら > ( ――と、私はその人の髪の色を見て思った。深く被ったフードの下で極力顔を上げないように歩いていたけれど、その人の髪を見たときは驚いて顔を上げてしまっていた。私の立っている場所はその人の丁度目の前だ。だから私の姿はすぐに見つかるだろうし、大きな目玉だってすぐに見つかるだろう。 ) うあ。 ( でも不用意に顔を上げるとすぐに目玉に雨水が入る。私は目をごしごしと拭って、ちゃんとフードが雨よけになるように首の角度を僅かに下に調節すると、改めて私はその人の髪の色を見る。 しょっきんぐぴんくだ。――と、私はまた思った。あんまりじろじろ見るのは失礼だけど、結構な驚きだったのだ。 ) [Sun 16 Aug 2009 00:40:38]
ジョゼ > ( 振るったせいで余計にみっともなく纏わりついた癖の強い髪をもちゃもちゃとトロくさく分けて、はて、と 周囲を見渡す。 何をしていたのだったか―― 若干あたまのよわい、おつむのかわいそうな子、または若年性痴呆、ぼけ老人などといった評価をされがちな家なしジョゼの日常はこんなものだ。 本人はあれこれと考えて、つらつらと流れてゆく思考をぼんやりと味わっているのだが、外から見たらぽーっとしていてトロくさい子。 そんな感じだ。 そのうえ、無職で家なしである。 今日食うものすら当てがない危機感のひとつも見えないあたりを見てられない、というおせっかいや、下心故の援助などにより、施しを受け今日の日も生きている。 ) ( ぐう、とおなかがなった。 そういえば、何も食べていないような気がする。 あれ?今日は、なにをしていたっけ―― そんな風にまた、物思いに飲まれてゆく。 ) [Sun 16 Aug 2009 00:37:42]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 しょっきんぐぴんくだ。 』 [Sun 16 Aug 2009 00:34:35]
ジョゼ > ――   ( 暫し雨の中佇んで見上げてみるも、薄らあいた唇の隙間から雫が口に入り込んでなんだか埃っぽいような味がするだけで、中途半端に捧げた掌に雨粒が溜まる訳でもなく、それらしい思い付きのひとつも産まれなかった。 まあ、何故、が知れた所で雨は降るのだろう。 理解に意味はない。 何を如何して判るのかわたしにはわからないけれど、このふとした疑問に親切にも懇切丁寧に説明してくれる人が居たとしても、何か気の利いた答えが返せる訳でもない。 きっと次の瞬間には忘れてしまうくらい、どうでもいいことだ。 )( 暫くそうしてしたが、やがて飽きたのか、だらりと手を下ろし ぶるるっ、と頭を振ってずぶ濡れの髪の雫を飛ばす。 気が触れたようなピンク色の髪は雨に濡れて普段にも増してくるくると波打ちながらしんなりと雫の重さに負けて、顔に張り付いて なんだかいやだ。 きもちがわるい ) [Sun 16 Aug 2009 00:18:06]
ジョゼ > ( 絶えず聴覚が捉え、捉えすぎてもはや気にならなくなった雨音に「今年の雨季は長いな、いまに夏が終わっちまうよ」そんな言葉を思い出す。 誰が言ってたのかはぼんやりとして思い出せない。 思考は浮かんで弾けて消えてしまう泡のようで。 思う故に在る我はその泡の集まった、得体の知れないうすらぼんやりとしたものに違いない。 こうしている間も絶えずゆるゆると流れてゆく思考のうねりに揺蕩いながら、この雨の中傘のひとつもささず、当所なく放浪する桃色頭の野良が暗い空を見上げた。 あめはどこからふってくるのだろう。 ) [Sun 16 Aug 2009 00:01:18]
お知らせ > ジョゼさんが来ました。 『 あめ 』 [Sat 15 Aug 2009 23:59:19]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( 家に入れば、玄関でぶッ倒れた。 軟弱な自分が憎い―― )』 [Sat 15 Aug 2009 01:46:37]
お知らせ > スパイダーさんが退室されました。 『家が見えてきた辺りで、蜘蛛は居なくなった。相手の主人に姿を見られぬよう。』 [Sat 15 Aug 2009 01:44:48]
ライヴィス > ( 身体能力を持ち、尚且つ絶対に裏切らないと云う忠誠心も持ち合わせる奴隷なンて殆ど居ないだろう。 蜘蛛やはり、有る意味で特別か。 ) ――― ご忠告 有難う、御座います。 ( 主人の血を吸わないのは奴隷吸血鬼なりの忠誠だ。 蜘蛛の笑う声に、小さく笑みを洩らし。 )  ―― …、 ( 帰ッたらこッそりとストックしてある血液(*猫)でも吸うか、と考える。 蜘蛛に支えられる様に歩きだせば、 こッち、だッたよ―な。あ、次はあッちだッた様な、 とか曖昧な道案内。其れでも着くンだろう、主人の家には。 )  ( ――蜘蛛を下僕にする。第一歩の目標を設定した。 ) [Sat 15 Aug 2009 01:39:52]
スパイダー > (外見以前に、捕獲人となるだけの能力があるものでなければならないし。同時に忠誠心も持ち得なければならないととなると、なりてが居ないのも頷ける話だ。 まあ奴隷同士の友情などこんな物、と言う良い例だったという事で。) ソレモソウカ… シュジンノチヲスイスギルナヨ。 (等と言えば、蜘蛛は低く喉を鳴らして笑う。腹が満たされた事で上機嫌のよう。購入者がどんな人間かは知らないが、奴隷を粗末に扱う様な人間じゃないようだ。其れが良いことか、悪い事かは置いておいて。) … アア。 (相手を此処まで弱らせたのは蜘蛛だから、其処まで自分を卑下する事も無いのでは。相手の抱く感情はいざ知らず、蜘蛛は相手の体を支える様に歩き出そう。 …先ずは蜘蛛を下僕にすることを目標にすると良い。野望達成の第一歩。) [Sat 15 Aug 2009 01:29:19]
ライヴィス > ( 容姿が人間に近い奴隷はほぼ無理か。他の生き方の可能性を感じたのなら逃亡の恐れがある、し。  …なンて酷い話だ。真実になりそうな部分が酷い。 )  ――― 大丈夫 です よ。檻ン中に居た時よりずッとマシだ。 ( 何時でも血を吸えると云う確証が有るから。思いッきり壁に寄り掛かッた吸血鬼は、 あァ結構時間たったなァ。寝てるかなァ、とか主人の心配をし出す始末。血液不足の現実逃避ともいう。 )  ―――――… ( 送るか、の言葉に。何時もなら首を横に振るンだろうけど、 )  お願いします。 ( 相手の好意に甘える事にした。軟弱な自分が憎い。 取り敢えず自分の限界を知れた、気がする。 …何時か、甘い汁を啜る側になッてやる、ッて云うのは、奴隷吸血鬼の叶わぬ野望。 ) [Sat 15 Aug 2009 01:17:42]
スパイダー > (絶対に逃げないという確証が無ければ、蜘蛛のように自由には出入りできないだろう。だから、殆どの奴隷は第二の蜘蛛には成り得ない。奴隷であって奴隷では無い蜘蛛は、これ以外の生き方が出来ないだけ。  其れこそ、熱でもあるんじゃないかと、蜘蛛は心配するだろう。お互い酷い話だ。) … スコシヤリスギタナ。 (げっそりとした様子の相手、人から吸血するどころか、家まで歩いて帰れるのかすら心配してしまうほどで。) … オクルカ? (家までは無理でも、其処の近くまで。余計な御世話、とも言う。 そうして自身が甘い汁を吸うために、醜い権力争いがあるのだ。尤も、奴隷である我々には全く無関係な話だけれど。) [Sat 15 Aug 2009 01:08:05]
ライヴィス > ( 奴隷吸血鬼は例の黒虫氏の事は知らないが、蜘蛛の事は随分羨ましかッた。らしい。 何故逃げないのか、理由を聞いた今でも其れは理解できないが。  …其れか、ありがとう御座います、と照れた様に笑うだろう。思いッきり演技だと思われるが。 ) ( デレは想像がつかない現状。取り敢えず精神力を高めて置く事にする。閑話休題、 ) ――――… お粗末 様 でした …。 ( 吸い過ぎだろう馬鹿、ッて心の内を隠して笑顔。元々悪い顔色は更に悪くなッたが 軽く吸血すれば元に戻るだろう。此れで貸し借りは無しだ。 )  ( 人間を襲い、他種族を襲い、――けれど、其の全ては人間の為、なンて。あァ結局甘い蜜を吸うのは何時だッて上の立場の人間だ。 ) [Sat 15 Aug 2009 00:57:37]
スパイダー > (雑多や3級であれば、処分のサイクルはかなり早くなる。逃亡して戻ってきたのに処分されない例の黒虫氏と言い、好き勝手に檻から出たり入ったりするこの蜘蛛と言い、他の奴隷からすれば随分羨ましいのだろうけれど…。 そう返される事が自分でも予想できるゆえに、言わないのだ。)(そのうちデレる予定である。こうご期待。) ……… 。 (黙ったまま、血を吸い続けて。やがて、傷口から牙を離し、口元をぬぐった。止めるのには、随分精神力を有したそうな。)(蜘蛛は、どの種族だろうが関係無しに襲っている上、其れが人間の為だと言うのだからお笑い草だ。) … スマンナ。ゴチソウサマ。 (一寸吸い過ぎたかも知れない。先程より大分血行の良くなった(傍目には全く分からないが)蜘蛛は、吸血鬼に向かって感謝の言葉を述べて。) [Sat 15 Aug 2009 00:49:55]
ライヴィス > ( 檻の中で残ッていれば最終的に訪れるのは処分と云う名の死だ。 素直に おめでとう、なンて云われたら熱でも有るンですか、と真顔で言うだろう、この奴隷は。 ) ( まさかのツンデレ…ッ! 寂しいンでしょう?素直になりなッて★ なンて、言わない、よ。多分。 )   ―――… ? ( 蜘蛛にどンな事があッたかは知らないが。あンまり良い状況じゃ無さそうだ。空腹、の様だし。 )  ――人間に対して害を与える者、ですからねー。 ( 溜息ひとつ。人間至上で考えるからそうなるンだ。世界的にみれば立派な食物連鎖 だし? )  …ッ ( 差し出した腕に、痛みが走る。僅かに顔顰めるが、痛いンで離せとは言えない。 身体の血液が無くなッていく感じが解る。あァ帰り吸ッて帰ンなきゃなァ とか、考えて痛みを気にしない様に。 ) [Sat 15 Aug 2009 00:39:21]
スパイダー > (少なくとも、あのまま檻の中で売れ残り続けるよりは、断然幸福だろう。素直に、良い主人に購入されておめでとうと言わないは蜘蛛ゆえに。 べ、別にあんたが売れちゃって寂しいとか思ってないんだからネッ!) ソウダナ。 (その間にあった事と言えば、仕事に失敗してナイフで刺され。碌なものじゃない。) … マア、ニタヨウナモノダナ。 (人間にとっちゃあ、吸血鬼だろうと蜘蛛だろうと、恐れる対象であることは変わらない。見た目は比べ物にならないけれど。) …。 (差し出された腕、一瞬見つめた後、躊躇い無く牙を立て。首からだと、うっかり飲み過ぎてしまいそうだから。筋肉の無い細い腕から、遠慮なく血を吸い上げ、腹を満たしていく。) [Sat 15 Aug 2009 00:29:00]
ライヴィス > ( 今が幸福だッて事は良く解ッてるらしい吸血鬼。 主人の命には逆らッたりはしない。餌は ――仕方が無いと云えば仕方が無いのか。自分で取れる物ではあるし、別段困ッてる訳でも無い。 )  … 結構、前な気がしますね。 ( なンて僅かに笑う。環境の変化の所為か、随分と昔な気がするンだ。 )  ――吸血鬼みたいですよね。 ( 蜘蛛の牙見遣り、小さく呟く。見かけは蜘蛛なンだけども、血を吸う所とか牙が有る所とか。 ) ―― 首でも腕でも、 どッからでもどうぞ。 ( と、言いながら腕を出す。血が多いのは勿論首なンだけども。――吸血鬼だッてそンなに目立つ傷は付けない。筈。だから大丈夫だろう。 きッと。なンて。 ) [Sat 15 Aug 2009 00:20:09]
スパイダー > (そりゃあ、全ての奴隷が羨むような生活だろう。しかも外出も自由で、服装まで与えられて。餌が少ないのだけ、難点?) … ナツカシイナ。 (其れほど前のことじゃあないのだけれど。別に返してもらうつもりはなかったが、貰えるのなら遠慮無く頂くこととしよう。) … チョクセツカムカラ、ヒツヨウナイ。 (僅かに血のついた牙を鳴らして見せて。それほど目立つ傷は付かないから、大丈夫。きっと。嫌なら蜘蛛の爪で傷を付けるしかないのだけれど。) [Sat 15 Aug 2009 00:10:36]
ライヴィス > ( 奴隷であり、けれど奴隷の様に扱われない今の状況は幸福と云えるンだろう。仮に、主人が居なくなッたのなら檻に戻る前に逃亡する気満々だ。 )  ( ドサッ、と音が響く。死ンでから二度も放り投げられるなンて可哀想だなァ、とか他人事。 )  ――― ええ。僕も頂いた事ありますし。 これで貸し借りは無しです。 ( 言えば、少し離れていた蜘蛛との距離を縮めようか。 ) なンかで傷つけないと吸えない、とか有ります? ( 僕、刃物類持ッて無いンですけど、と付け加え。 ) [Sat 15 Aug 2009 00:01:43]
スパイダー > (まあきちんとした手続きを持って購入された奴隷なら、主人に飽きられるか、主人が死なない限りは大丈夫だろう。 きっと全奴隷が、例の逃亡奴隷に向けて思っていることだろうが。) … フン。 (殆ど干物状態になった死体から口を離し、放り投げて。まだ物足りないが、幾許かでも足しになった、か。 精々容器の口元に付いたカスを食べるのみである。意外と美味いが。) … イイノカ? (貰えるのならば、有り難く頂戴したい所で。そう言えば、相手に血を飲ませた事もあったっけ。) [Fri 14 Aug 2009 23:55:31]
ライヴィス > ( なら、矢張り檻にはもう戻らない様にしなくては。なンて頭ン中で考える。一度逃亡した後に戻ッた奴隷が居るなンて知ッたら誰が聞いたッて呆れるだろう。むしろ逃亡した時間を譲れ、と。 )   …―― ( 殆ど無いであろう血液を啜る為に吸いつく蜘蛛が、若干哀れになッた。練乳の容器に吸いついても何も出て来ない時の虚しさは言葉にしようが無い。兎も角、 )  ―― …吸血鬼の血で良ければあげますよー。死なない程度、でしたら。 ( 少し考えた後に出た言葉。 無くした血液は動物でもなンでも吸ッて補給すればいいのだし。 蜘蛛には借りが有る。借りは返すものだ、と。 …まァ、吸血鬼の血なンざ飲みたくも無いッて云われてしまえば其れまでだが。 ) [Fri 14 Aug 2009 23:47:55]
スパイダー >  ソウイウコトダ。 (逃亡してからの対処より、逃亡させない事を徹底させた方が効率的という話。 逃亡奴隷の中には、一度逃亡してから自らの意思でギルドへ戻ってきた、頭がどうかしている黒い害虫も居るのだが。あれはもはや別格か。) … 。 (確かに、もう全くと言っていいほど、血は残されてない。其れでも藍よりはましとばかり、それに吸いついて。 例えて言うなら、絞り終わった練乳の容器(キューブ状)に吸いつく子供の様なものだ。何という例え。) … 。 (相手の問いに、僅かに頷いて。一応ギルドでも餌は出るのだが、怪我で血を失った身には少々足りなくて。こうしてハイエナのように死体を漁らなければならない。) [Fri 14 Aug 2009 23:37:21]
ライヴィス > … まァ、逃亡する事自体なかなか出来ませンしね。 ( 苦笑浮かべ、そンな言葉。逃亡者を追う連中ッていうのは知らないが、其れなりに腕は立つンだろう。結局 噂は噂。願望も混ざッてる、ンだと思う。 )  ( 女性の亡骸に向かう様子を、吸血鬼は其処から動かず、壁に寄り掛かッて見遣る。 ) … まさか。僕が来る前にはもう死ンでましたよ。 餓死、とかだと思いますが。 ( 致命傷になる様な傷は無かッたし。蜘蛛の考えは正解だ、 此の吸血鬼には人を殺せるほどの力も武器も無い。殺したい願望は有るけれど。 )   お腹減ッてるンですか? ( そンな絞り出さなければいけない程の血液しか残ッていないのに。 ) [Fri 14 Aug 2009 23:30:09]
スパイダー >  … ジッサイハ、ソウアマイモノジャナイゾ。 (多分。蜘蛛にフォローされるようじゃあ、ランナーの連中も顔が立たなかろうに。そもそも、そんな噂が流れる時点でどうなのだろう。) … ン。 (大人しく道を開けた吸血鬼。邪魔をしないなら気にも留めずに、大股でそちらへと近寄れば、予想通り其れは女の死体で。 其れの腕を掴み、持ち上げる。酷く軽い。体に残る、吸血跡を見た。) … ドウデモイイガ、オマエガコロシタノカ? (相手に、人を殺せるだけの力があるようには思えないが、一応聞いてみて。同時に、血のすっかり無くなった死体に噛みつく。僅かに残った血液を啜る事、蜘蛛は恥ずかしいとも思わない。) [Fri 14 Aug 2009 23:23:21]
ライヴィス > ―― 噂、ですよ。檻の中での戯言かも知れませンが。 ( 顔が割れている以上怯えて暮らすしか無いのかも知れない、が。 ) ――――…… ( 其処から出て来ただろうッて云われれば言い返す言葉なンて無く。 物音立てたのは失敗だッたなァ、とか 。) ――― ッ、と ( 掴もうとされるなら直ぐに避けるだろう。自分が傷を負ッてまで隠す気なンざ無い。 ) ――― 面白いもンなンて 有りませンよ。 ( 小さく、呟く。血液を全て吸われた亡骸だ。 蜘蛛の餌にはならないンじゃ無いだろうか。 ) [Fri 14 Aug 2009 23:14:15]
スパイダー >  … ドコデキイタンダ? (一奴隷に、「逃亡しても見つかる事は無い」と思わせるようじゃあ、正規職員達の教育も随分甘いようで。 2級1級の奴隷たちは、そもそも逃亡しないんだろう。)(引き攣った相手の顔、気にする事も無く、蜘蛛は其処にある死体へと歩み寄ろうと。) … ツウコウキンシ? オマエハ、ソッチカラキタダロウ。 (少しばかり苛々と、牙を鳴らせば、道を開ける様子の無い相手の体を掴みもうと。体格差を武器に、無理矢理引きずってでも先へ進むつもりで。) [Fri 14 Aug 2009 23:07:13]
ライヴィス > ――― そうですかねー?逃亡奴隷、見つかッてない奴も多いッて聞きますけど。 ( たかが三級。二級や一級の奴隷を探しに行く方が多いだろう、なンて。まァ確かに逃亡してたらこンな場所でお話―、なンてならなかッただろうな。 )  ――――……  ( 蜘蛛の笑みに、此方もへらり、と再び緩い笑みを。若干ひきつッたのは気にしてはいけない。 )   ――――ッ ( 其れよりも? と一瞬疑問符浮かべたが、身体押しのけられて、気付く。 …瞬間的に頭ン中に浮かンだのは 死体見られる=吸血したッてばれる=まずい の図式。蜘蛛にバレたッて如何ッて事無いンだろうけど、吸血鬼は一瞬の事に冷静な判断なンて出来ず、 ) ―――あ ―――ッ! ( 蜘蛛の進行方向防ごうと、前に立とうか。 ) 此処は、通行禁止、らしいです よ …ッ ! [Fri 14 Aug 2009 22:58:32]
スパイダー >  … ダロウナ。トウボウシタナラ、オマエハトックニシンデル。 (たかが3級一人でも、ランナーは手を抜かないだろう。そもそも、逃亡したなら、蜘蛛にもその情報が行くはずで。 此方も、蜘蛛の顔を歪ませ、とても好意的には見えぬ笑みを浮かべて。) アア。 …ソレヨリモ、ダ… (実は仕事と見せかけた、餌探し中なのだけれど。 路地の奥に転がる、死体と思しき物。吸血鬼の体を押しのけて、蜘蛛はそちらへと歩み寄ろうと。) [Fri 14 Aug 2009 22:51:05]
ライヴィス > ――… お久し振りです。逃亡なンて、そンな真似しませンよ。 ( へらりと笑みを浮かべて。恐らく購入されなかッたらあの手この手と考えただろうが ――今は如何でも良い事、か。 )  …―― 仕事中、ですか? ( 職員に近い奴隷、だッたか。彼は。 そンな奴が外に出るなンてのは一つしかないだろうと、若干確信しながら問うた。 )  ( 吸血鬼の少し後方には、女性が倒れている。体中の血液を抜かれた、女性の死体が。 ) [Fri 14 Aug 2009 22:44:36]
スパイダー >  …。 (交錯する、紅い目と赤い目。身なりは大分違っても、その眼だけは覚えている。いつの間にか檻から居なくなっていた、あの吸血鬼だ。) … ヒサシブリダナ。トウボウデモシタカ? (此方も相手の名前は知らず。身なりを見れば逃亡でない事は判るが、まあただの冗談だ。 それよりも、吸血鬼から漂って来る血の匂いの方が、気になっている。) [Fri 14 Aug 2009 22:38:30]
ライヴィス > ( 人間の血液を飲むのが癖になッている。此のままいくと人間を襲ッて喰いたくなりそうだ。 ――…いや、奴隷で有る内は危ない橋は渡れる筈も無い。隠せば良いのか?いや、刻印を隠した所で立場は変わらないし、 ――とか、ぼうッと考えていた吸血鬼は其のまま蜘蛛のすぐ傍まで接近し―― )  ――――…ッ!? ( 流石に気付いた。大きく開いた赤い眼で蜘蛛の姿を映し、 ) ――― あ。 ( 小さく声が洩れた。忘れようにも忘れ難い姿だ。 名前を知らないから、あ、だけで言葉が止まッたが。 ) ( 吸血鬼自体は、檻の中にいた時とは恰好も違うし、髪も束ねている。 顔を覚えていれば、解るだろうが。 ) [Fri 14 Aug 2009 22:32:33]
スパイダー > (血の香りがする。いや、先程まで己が食していた死骸の残り香か?判らない。)(足音も気配も隠しもしない、慎重とは言えない行動。獲物が通りかかったら、捕獲では無く捕食してしまいそうだ。 小さく牙を鳴らしたところで、前方より近付いて来る人影に気づき。一瞬襲いかかろうかとも思ったが、何処かで見た事があるような…。) …。 (此方に気付く様子の無い相手、相手を受け止めるみたいに待ち構えた。声をかけないあたり、やや陰湿である。) [Fri 14 Aug 2009 22:25:59]
ライヴィス > ( 血液を飲み干した女性の亡骸の前で、口許に付いた血液も舐め取り、小さく笑う。 ――先日飲ンだ人間の血の味が忘れられ無くて、こうして此処まで出て来た奴隷吸血鬼。 喉の渇きが酷い訳でも無い、唯、人間が毎回間食をする様な感覚だ。殺さない、と主人と約束している以上 殺しはしない。何時も飲むのは死ンだ人間の血液。 ――流石に毎回餌を取ッてくる、では主人も嫌な顔をするだろう、と、今回はスラム辺りまで散歩に出て来ます、と謝罪含めて書き置いた。 ) ――――… やッぱ、 ( 動物なンかより人間の血が良いなァ、 ッて呟いて。 踵を返す。向かうは 蜘蛛の居る方。気付きもせず、足早に。 吸血鬼の方は注意力散漫状態。此のままお互い進ンだら ぶつかる だろう。 )   [Fri 14 Aug 2009 22:16:59]
スパイダー > (其れでも、そうそう都合よく死体が落ちている筈もなく。蜘蛛は苛立たしげに、爪を地面にこすりつける。道の向こうで寝ていた猫が、蜘蛛の姿を見た途端、すっ飛んで逃げて行った。) … ? (不意に聞こえた、物音。立ち止まって、辺りを見渡した。) …。 (音が聞こえてきた隙間、ゆっくりと近付いて。其処に入っていこう。) [Fri 14 Aug 2009 22:07:28]
物音 > ( 其れは重い物を投げ捨てる様な、そンな音。貴方が出て来た廃墟を、曲ッた直ぐの場所。人2人分が入れる様な隙間から 其の音は聞こえる。 ) [Fri 14 Aug 2009 22:03:16]
お知らせ > 物音さんが入室されました。 『( ――― ドサッ … )』 [Fri 14 Aug 2009 22:00:32]
スパイダー >  …。 (いい加減カスだけになった死体を放り出せば、血が僅かに付着した口元をぬぐい。死体をそのままに、廃墟の外へと歩き出して。)(傷はほぼ塞がった。が、まだ餌が足りない。もっと死体は無いのかと辺りに視線を走らせながら、蜘蛛は暗い路地を歩く。子供二人に傷を負わされたことより、逃げ帰った後職員に散々罵られたことより、蜘蛛は己の体を回復させることの方が重要だ。) [Fri 14 Aug 2009 21:58:03]
スパイダー > (スラムの無数にある廃墟の一つにて。)(腐りかけの死体と貪るは、蜘蛛の姿の化け物一匹。酷く不味いうえに食う所も殆ど無いが、食わないよりは少しましだ。先日、狙った子供二人に、命にかかわるほどではないがけして浅くも無い傷を負わされ、血をかなり失った。ギルドで与えられる餌では、とてもじゃないが足りない。ゆえに、こうして死体を貪っているという訳だ。) [Fri 14 Aug 2009 21:51:49]
お知らせ > スパイダーさんが入室されました。 『血が足りない。』 [Fri 14 Aug 2009 21:45:27]
お知らせ > エアリーさんが帰りました。 『( …まったく。 )』 [Thu 13 Aug 2009 03:26:25]
エアリー > ( 今日のは嫌がらせとしても、たぶん善意で、変な(人間的に美味しい)お土産を買ってくることはあるのだから。 ) [Thu 13 Aug 2009 03:26:02]
エアリー > ( 同じものを食べるというのは、どう考えても無理だ。 けれどあれは激辛メニューの一番強いもので、あと二段下がある。 一番下はどの程度のものなのだろう。 今日の、ロッテのマスタード他サンドイッチよりも辛いのか。 )   ( もったいないし、辛いところこそいで食べたが。 ほんとに、まったく、ちょっと嬉しいような気がしないでもなかったのにバカみたいだ。 普通に作ってくれればいいのに。 どうせ、ありえない話だが。 )   ( いつも食事を作っているのは私なんだから、仕返ししてやろうかとも思う。 …でも、そんなことしたらどうせ怒る。 こっちだって嫌だったのだからちょっとくらい怒らせても良いけれど、家賃を入れて、炊事と掃除洗濯をするのがあそこに置いてもらう条件だ。 そこを崩してはいけないと思う。 いくらか手を抜くことがあっても、あえて食べられない料理を作ったり、掃除で家具を壊したり、洗濯で服を破るのは契約違反だ。 私はそれを守る限り、ロッテが一方的に出て行けと言うことを許さない。 それは、ロッテにとっても同じだろう。 家においてもらうのと、食費のほとんどを出してもらうという条件から、辛い物を食べさせるというのは少し外れてる。 )   ( それに――― ) [Thu 13 Aug 2009 03:24:27]
エアリー > ( 辛いものは苦手だ。 昨日と今日でそう知った。 チリペッパーエールくらいなら問題ないけれど、マスタードでさえ量が多いときつくなる。 …昨日の、料理の方はきっと規格外だとしても、それでも食べた者がいて、店主が味見するというのも嘘ではないだろう。 )   ( 苦手だ。 だから、克服しなければと思う。 泣いてるわけでもないのに涙ぼろぼろ零して、それをロッテに笑われ続けるのも嫌だし。 …いやそっちについては、すぐに飽きると思うけど、思い出したように仕掛けてこないとも限らない。 ) [Thu 13 Aug 2009 02:45:33]
エアリー > ( ―――見所のあまりない街、というのが第一印象。 暗黒街ほど明暗のコントラストがきつくなく、というか、全体的に寂れてほの暗い。 昨日の店はけっこう賑わっていたし、どこかには活気のある場所もあるのかもしれないけれど、それらしい所にはまだ通りかかっていなかった。 )   ( ―――さっき、他の通りで見かけた男とまた会った。 酔っているらしく足元が覚束ない様子で 「おおあんた知ってる俺予知したすげえすげえじゃあ次当たりクジ予知して」 とか何とか。 …そういえば駆け足というのは案外目立つのか。 ) [Thu 13 Aug 2009 02:28:17]
エアリー > ( 気持ちがもやもやした時は、少しきつめに疲れるに限る。 疲労感でとりあえずどうでも良くなるし、一度そうなってしまえば後に引き摺るほどのことはあまりない。 駆けて、駆けて、それでも足は自然とこちらへ向いていた。 ただ、すぐに再戦するなんて躊躇われ、近所を適当に回っている。 道の歩き方、覚え方のようなものは一応自分の中で出来てきており、初めての土地にも戸惑うことは少なくなった。 ) [Thu 13 Aug 2009 02:20:03]
エアリー > ( まだ口の中が痛い。 ―――昨日、そのフォーウン料理店の賞金付き激辛メニューに挑戦して二口未満でKOされた娘は、近くの通りをうろうろ駆けていた。 …何だか凄く敗北感があって気に入らない。 店主は店を汚したのに嫌な顔もせず対応してくれたし、そこはかえって申し訳ないやら恥ずかしいやらといったところなのだが。 何が楽しいのか、あれからロッテにもマスタードたっぷりのサンドイッチを食べさせられたりして散々だ。 珍しく食事を作ってくれるなんて言うから、機嫌が良いのだと思って油断した。 いや確かに機嫌は良かったけど、あんな嫌がらせするなんて。 まったく。 ) [Thu 13 Aug 2009 02:10:44]
お知らせ > エアリーさんが来ました。 『( 鉄鍋飯店近く。 )』 [Thu 13 Aug 2009 02:03:03]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( あぁ。 ――― こわかった …。 』 [Tue 11 Aug 2009 04:47:22]
ルァ > ――― 十分、してくれたよ 。 ( メアは 。 ) ありがとう ―― 。( だって、来てくれなかったら ―― アイツに連れられて如何なっていたか 分からないから。 それに比べれば、 痛いのなんてなんともない。 ) ( きっぱりと言われた言葉に、 苦笑した。 やっぱりダメかぁ と。  倒れこむ友人を見て ) ―――― ありがとう。 メア。 ( 感謝を。 とりあえず自分が動けるようになったら、 近くの廃屋にでも運ぼうかな なんて。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:47:07]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『( お兄ちゃンの為、以外の 初めての――― )』 [Tue 11 Aug 2009 04:43:51]
メアリアン > …―― 何も 出来なかッたわ、 私。 ( 不思議そうに尋ねる彼女へ、視線落としたまま。 ) ―― うまく一撃で倒せていたなら、何度もおとされる事も 無かッたのに … ( 痛かッたでしょう? なンて、眉尻下げたまま。 )     … 駄目。 ( 強がりなンて 見抜けなくて。 ――けれど、病院の件はきッぱりと云う。 ) …好きじゃ無くても、もし何か 後遺症とかが残ッたら大変でしょう? 無理にでも連れて行くわ。 ( 本気で逃げられたら捕まえられないけれど。 )  …―― でも、無事で   良かッた …。 ( 小さく呟けば。 ――緊張とか恐怖とか痛みとか、ぐらぐらと歪ンでた視界とか 全てが重なッて、 ―― ふッと 意識が 飛ンで。 )  ( 其のまま、彼女の横へと、倒れ込む だろう。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:40:24]
ルァ > ――――…? どうして謝るの? メア。 ( 肩を落とす様子みて、 不思議そうに言うだろう。 自分が謝るのは分かるが、助けてもらったのに何故謝られるのかが、 分からなくて。 ) ―――― … 大丈夫じゃ、なさそ …。 ( 此方も、相当怖かったのだが、 友人の前だから強がっている。 震えて、 泣くのは、 帰ってから だ。 病院というのには 苦く笑う。 ) うぅ …。 ――― 病院、 好きじゃないんだけどなぁ …。 ( どうしても行かなきゃダメかな? なんて。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:32:57]
メアリアン > ―― そう…。此処で、少し休むしかないわね。 …ごめンね。 ( 彼女の言葉に、しゅン、と肩を落とし。もッと強かッたら一撃で、倒せたかもしれないのに。そうしたら彼女の怪我も半減 されたのに。 )   … ええ。 ( 大丈夫、と尋ねられた言葉には、頷いてそう返す。 ――骨が折れていないと良いけれど、如何だろう。結構本気で殴られた様だし。 思い出して、今更、僅かに震え。 ルァは強いなァ、なンて、 思ッた。 )    朝になッたら 病院へ行きましょう? ( 毒の事も有るし、心配だわ。 と。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:27:36]
ルァ > ――― うん。 そうだねぇ … ( 少女の問いに、 身体を動かそうと して。 少しは動いたが ―― ) うーん …。 もう少し毒、抜けないと歩くんはキツイかなぁ …。 ( ため息をついて、 力なく 笑う。 眉を顰める様子に、 大丈夫? なんて声をかけるだろう。 娘のほうも、頬を殴られたり落とされたりで大分怪我はしたけれど、 痛みはそれなりに慣れている故。 ―― それでも、 痛いものは痛いが。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:21:19]
メアリアン > ( 曲がり角の奥へと姿を消した蜘蛛 を確認すれば、漸く 気が緩み。再度 べしゃッと其の場に座り込む。 ――何を しているのかしら 、私は。 )  …ルァ、 ―― 大丈夫? 動け る? ( 横になッたままの少女へ、心配そうに声を掛ける。 礼と謝罪には首を横に振る が、 )   ( ぐらあッて 視界が歪む。 )  ( 何度も何度も殺人は犯して来たのに、 自分が怪我とか、 そンなに体験が無かッた娘。腕の痛みに、眉を顰めた。 結構 痛い …、 )   [Tue 11 Aug 2009 04:17:51]
ルァ > ( 確かに。 自由の有無はとても大切な事柄だ。 ) ―――― メア … ( まだあまり動かぬ身体。 目だけで蜘蛛を追う。 ( 本当、 散々な日だった。 それでも ――― うん。 何だかんだでラッキー。 少年は逃がせたし自分も無事。 助けてくれた友人には ―― ) ――― ありが と。 ( ごめんね 。 なんて、苦笑を向けるだろう。 蜘蛛は ――― 如何やらもう逃げたようだ。 メアリアンの粘り勝ち だろう。 ) ( 蜘蛛に噛まれて手から糸を出して自由自在に なんて、 出来るようになったら楽しかったネ。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:14:34]
お知らせ > スパイダーさんが退室されました。 『(そうして、蜘蛛はギルドの檻の中で、死んだように眠るのだ。)』 [Tue 11 Aug 2009 04:10:14]
スパイダー > (決定的に違うのは、奴隷には一切の自由が無い所だろう。何せ、奴隷は人間ではなく「財産」だから。)(少年を庇って蜘蛛に噛まれたり、2度も地面へと落とされたり、少女にとって今日はとことん厄日だったと見える。その元凶である蜘蛛は、今まさに向こうの角を曲がる所で。地面に、蜘蛛の血が点々と残されている。)(見事蜘蛛を撃退した二人に、☆2を進呈。 因みに蜘蛛に噛まれたからと言って、超身体能力は身に付かないので悪しからず。) [Tue 11 Aug 2009 04:09:03]
メアリアン > ( 確かに感触があッて、突き刺さッたナイフ。 ――突きたてたナイフをひッこ抜く余裕なンて無くて、 ) ―――――……… ( 其の場に座り込む。 相変わらずバクバクと心臓が煩い。頭が痛い。腕が痛い。 なンだか、眩暈までしてきた、 様。 )  ( 歩く程の 蜘蛛の様子に、 此れなら殺せる、 ッて思ッたけども、 )   痛い………ッ ( 思うだけで、もう手は動こうとはしなかッた。 ――視線だけを、蜘蛛に向け 立ち上がる。 ) ――― ルァ…… 。 ( 大丈夫、 ッて尋ねる言葉は声にならないまま。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:06:19]
ルァ > ( あれ。 何でだろう。 スラムでの暮らしとそれほど変わらない不思議。 ) ( 何かが、何かに突き刺さる音 と、 蜘蛛の苦しげなうめき声。 そして ―― ) ――― ッ … ( 痛い。 また落とされた…。 持ってるなら落とすなっ なんて、 文句すら言いたくなってしまう。 頭から落ちたら大変なんだぞっ と。 今のところ、 背中から落ちたりで幸い、 頭は打っていないようだけれど。 ) [Tue 11 Aug 2009 04:01:26]
スパイダー > (安心しろ。奴隷だって悪くは無い。一日中くらい檻の中で、少ない食事と水を糧に、職員と客の顔色を伺いながら暮らすだけだ。時折調教や殺処分されることもあるし、下手な主人に飼われると地獄だが。まあ、今の生活と大して変わらないさ、きっと。) … 。 (蜘蛛は、もう完全に少女の戦意は失われたものと思っていた。何より、後ろに気を配る余裕も無かった。後ろから駆け寄る足音、気付いた時には既に遅い。) ガッ (背中へと振るわれたナイフは、見事に突き刺さり、少女は二度目となる地面への落下を果たした。) グ… (蜘蛛は小さく呻き、少女の体を乗り越えて、歩くほどの速さで走りだす。もうそろそろ、命の危険を感じ始めていて。) [Tue 11 Aug 2009 03:57:29]
メアリアン > ―――――… ( 其の声に、びくッと少し身体を震わす けども。 ) ( そンな事、している余裕なンか無い。足は無事だ。倒れた時に擦り剥いてはいるけども、動く。 ――普通に。 ) ――――――― ッッッ ( 手に持ッたナイフを両手で握ッて、走り出そうとする蜘蛛の背中へ 突きたてようと試みる 。)   ( 届かなければ、きッともう攻撃なンてする程の余裕は 無い。 ) [Tue 11 Aug 2009 03:49:04]
ルァ > ( ナイフを手に 取ったものの、 手に力が入らない状態。 持つことすらままならず 。 ) ――― … ッ … ( 蜘蛛に抱き上げられた反動で、 ナイフが地に 落ちるだろう。 ) ――― め ぁ … ( ごめんなさい。ごめんなさい。 その気持ちばかりだ。 もっと遊びたかったなぁ。 なんて。 まだ諦めきってはいないのだけれ ど。 走り出そうと動く蜘蛛の中で 、 思った。 住まわせてもらっている家の家主にも何も言っていないし、雑貨屋の主人にも。 あれ。 何か意外に心残りが多カッタ。 ) [Tue 11 Aug 2009 03:44:29]
スパイダー > (少女の謝罪の声は、蜘蛛の耳には届かず…届いたとしても、蜘蛛が其れに反応したかは甚だ疑問だが。) …。 (ナイフへと伸びる、少女の手。例え掴めたとしても、麻痺した状態で蜘蛛へ傷を負わせることは難しいだろう。気にせずに、両腕で少女の体を抱きあげて。例え少女がナイフを握れたとしても、其れを取り上げる余裕さえ、蜘蛛には残されていなかった。) … ウルサイ。 (その手の脅しは聞き飽きた。声に疲労と怒りを滲ませながら、蜘蛛は少女に背を向け、走り出そうと。まだ、辛うじて手の届く距離。) [Tue 11 Aug 2009 03:36:11]
メアリアン > ( 早鐘の様に鳴る心臓。――腕が痛い。身体が痛い。頭が痛い。 ) ――――… あ、 ッ ( 視界に映るのは少女に手を伸ばす、蜘蛛の姿で。 ) ――――― 、 ( なンで、他人の為に痛い重いなンてしなくちゃいけないの ッて少し思うけど。けど。 )  …… ――痛ッ…… ( 身体を何とか起こす。 腕が痛い。何よりも 痛いけれど、もう片方の手で鞄の中のナイフを1本、手にとッて。 ) ――― … その子を何処かへ連れて行ッたら  貴方の事調べ上げて、 … 殺して 貰うわ。 ( 少し距離が有る蜘蛛へ、睨みつける様に 。少しでも、少しでも、 隙が出来れば、 そンな単純な考え、 ) [Tue 11 Aug 2009 03:29:52]
ルァ > ( 倒れる少女が見える。 どうしよう。 自分のせいだ なんて。 ) ――― メア … ( がんばったら、声は出たようで。 小さく小さく 呟く。 ) ごめん ―――  ( あんな少年無視してしまえばよかったのに 。 友人まで巻き込んでしまって、悔しくて涙が ポロリと零れる。 目前に 、少女のナイフが転がって。 それを取ろうと手を ――― 動かす前に少女の身体は蜘蛛の手の中 か。 どうか―― 。 ) [Tue 11 Aug 2009 03:22:21]
スパイダー > (叫ぶことは無理でも、喋る事位は出来るはずである。普段よりかなり小さな声になると思うが。) ッ (腕が相手の体へと当たる、確かな手ごたえ。同時に、肩に激痛が走り、喉から人の物では無い唸り声が漏れる。 蜘蛛は、地面に横たわる少女の体を飛び越え、路地へと着地する。) …。 (肩が猛烈に痛む。もう余裕は無い。地面にしゃがみこんだ少女を無視し、蜘蛛は麻痺した少女の体へと手を伸ばす。せめてこれだけは持ち帰らなければ。) [Tue 11 Aug 2009 03:17:29]
メアリアン > ( 鞄からもう1本ナイフを取り出すよりも早く、蜘蛛は此方へと跳ンできて ) ―――――ッッッ きゃあ ッ―― ( 反射的に両腕で庇う ――が、根本的な解決にはならない。蜘蛛の腕が思いッきり庇ッた腕に当たり、其の場に倒れ込む。 体力も力も何も普通の人間、少女の其れだ。 )  ( 其のまま弾き飛ばされたナイフも、地へと、少女と蜘蛛の近くへと落ちるだろう が。 )  ………――― ッ ( ガンガンと頭が痛む。 …放ッて置けば、良かッたのに、 なンて、混乱する頭の中で思考が、巡る。 ) [Tue 11 Aug 2009 03:11:19]
ルァ > ( ――― 少女は、 自分を助けようとしてくれているんだろうか なんて、 ぼんやりと思う。 ) ―― ッ … ( 何かを 叫ぶとしたが、 蜘蛛の毒のせいで声すら出ない。 なんともどかしいのだろう か。 ) ―――― … ( 馬鹿な子だ なんて。 自分のことは棚に上げて思う。 何だっけ。 ミイラ取りがミイラに。 ―― あれ。何か違うか。 ) ( 腕を 、 足を 、 動かそうともがく。 が、身体は意思に反して動く気配をサッパリ見せない。 ) [Tue 11 Aug 2009 03:04:41]
スパイダー > (中の人など居ない。判ったな。)(其れが馬鹿なのだと何度言えb(不毛な議論故省略)) … チッ (左肩に刺さる、小さな刃物。恐らくナイフだろうけれど。出血は大したことないが、もしそれを避けなければ死んでいた事に、少々ぞっとして。ナイフを抜く事もせず、攻撃してきた相手を紅い目で睨んで。) … ナカマ、カ。 (如何やら名前を知っているよう。「刺されたくなかったら…何処かへ消えてッ…!」 その台詞が発せられると同時に、蜘蛛は其方へ向かって「跳躍」した。ハエトリグモ特有の強力な跳躍でもって、一瞬で蜘蛛の巨躯が近付いてきたかと思うと、少女へ向かって横なぎに腕をふるって。この小女が、以前の機械女の様な化け物だとしても、先手を打てばどうにかなるだろうと。手加減の一切無い一撃が、少女の顔を狙う。) [Tue 11 Aug 2009 02:59:11]
メアリアン > ――― きゃッ …! ( 蜘蛛の肩に深く刺さるナイフ。蜘蛛が後方へと飛べば、ナイフを取り返す事も出来ず、――小さく声を上げる。避けられる事なンて考えていない娘。 ) ―――― ッ ルァ…!大丈夫…!? ( 少女の体が、地へと落ちるの見遣れば。其のまま彼女の方へと駆け寄ろうか 。 )   …――― … また、刺されたくなかッたら …何処かへ消えてッ …! ( 蜘蛛の方、振り向いて。そンな言葉を。 ――ナイフは未だ鞄に在る。此れで向かわれてきたら、闇雲に振り回すしか、出来ないけれど。 ) [Tue 11 Aug 2009 02:50:24]
ルァ > ( 奴隷の吸血鬼 ―― 。 この組み合わせって縁か何かなんだろうか なんて、 どっかで誰かが思ったとか思わなかったとか。 ) ( ―― 馬鹿なのは否めないが、 だって自分の目の前で以下省(ry )) ――――ッ … ( 回ってきた毒。 成る程。 これであの少年も動けなかったのか。 なんて思う。 あの少年は無事に逃げられたようだし、 まぁいっか なんて ちょっとだけ思ってしまったけれ ど ) ―――― … ッ ( 自分の身体が地に落ちるのが 分かった。 分かったが如何しようもなく、 そのまま受身を取ることも出来ずに落ちる。 ) ――― メア … ( 蜘蛛に挑んだ誰か。 其れは―― 友人だったよう で 。 小さく小さく呟く。 呟きにもならないが 。 ) [Tue 11 Aug 2009 02:44:27]
スパイダー >  チガウ。 (ついこの間居なくなった奴隷が吸血鬼だったが、あんな脆弱な種族では無い。蜘蛛自身が、吸血鬼に大いな勘違いをしているが。 殆ど見ず知らずの少年を助けようと、蜘蛛に立ち向かっている時点で相当の馬鹿だろう。) … フン。 (漸く毒が効き始めた様子に、蜘蛛自身も少女を締め付ける力を緩めて。いつの間にか、あの少年は居なくなっていて、少年が入っていた麻袋へ少女を詰めようと、歩き出した。) ッ!? (唐突に首筋が逆立って、反射的に体を捻る。深々と肩に突き刺さる、刃物の感触。蜘蛛の腕から、少女の体が路地へと落ちて。蜘蛛は、そのまま数mほど後ろへと飛びずさった。更なる攻撃を受けぬよう。) [Tue 11 Aug 2009 02:38:01]
メアリアン > ( ただ会話をしているだけの様にも 見える。――襲われている子の方が暴れている様にも 見える。 )  ――――…… ッ ( 足音殺して、蜘蛛の背後へ辿り着けば。此処で漸く、 少女が友人だと気付き。 肩から袈裟掛けに掛けた鞄の中から、銀製のナイフを1本 取り出す。 )   ――― … ( 其のまま、気付かれぬのなら、―― 其の後ろ首へとナイフ突きたてようと ッ ) [Tue 11 Aug 2009 02:31:07]
ルァ > ――― … ? 違うの …? ( しかもちゃっかり馬鹿と言われた し 。 ともあれ、 吸血鬼ではない と。 覚えておこう。 ついでに機会があれば、蜘蛛の生態も調べたいところ。 機会があれば だが。 ) ――― 無駄って言うな … ぁ …ッ ( とか言いながら、 結構がんばって蜘蛛のこと蹴っていたのだ が ) ――― … ぅ … ? ( 何だろう。 何だか身体の動きが鈍くなっている。 一生懸命動かしているハズなのに、 ――― まさか毒かッ なんて。 気付くのが遅すぎる。 ) [Tue 11 Aug 2009 02:26:23]
バケモノ >  … ナニヲバカナ。 (見てのとおり、蜘蛛の化け物でしかない。ただ、血を食料とするのは吸血鬼だけでは無いという事。昆虫の幾つかには、人の血を吸うものが居るだろう。そういうことだ。 この大きさの蜘蛛にとっては、人間が丁度良い大きさの餌。実際に食料にする事は無いのだけれど。) … マッタク、ムダナテイコウダ。 (蹴りつけてくる足が地味に痛いが、取り敢えずは腕の力を緩めずにいて。そろそろ毒の効果が出始めるころだろうか。 背後から近寄る人影に気付く筈もなく。) [Tue 11 Aug 2009 02:22:06]
メアリアン > ( 其れは、彼らから少し離れた場所。 ――其の人影は、在る。 )  ―――――… ( 暫くお休みしていた分を取り戻そうと、生贄探しに勤しンだ帰り道。 友人に昨日の御土産成功だッた、と報告もしないと、なンて思ッて よく居ると云うこの辺りまで来たの、だけれど。 )  ( 聞こえきた声は、友人に良く似たもので。遠目からでは見間違いの可能性も、有るけれど。誰かが襲われている 様。 ――そろり、と足音立てぬ様其方へ 近寄ろうか。場所的には 蜘蛛の背後、数メートルの距離。 ) [Tue 11 Aug 2009 02:17:53]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 [Tue 11 Aug 2009 02:07:31]
ルァ > ( 誰かの為に自分が犠牲になる なんて、 自分の柄じゃないっ! とか言いそうだが。 この娘は。 だが実際そんな状況だ。 ) ―――― あじ …? あなた吸血鬼 …? ( でもその姿は蜘蛛と酷似している。 蜘蛛のような吸血鬼 だろうか。 よくわからない。 吸血鬼は見目麗しいイメージがあるが ―― 。 ちなみに、蜘蛛が何を食べるかも娘は知らない。 ただ、そこらへんにいる小さな蜘蛛は、蜘蛛の巣を張って小さな虫を捕るのは知っているから、 その虫を食べているのかなぁ なんて。 ) ――― てか痛いーッ はなせーっ! ( 毒がまだ回らないのなら、 暴れることを再開する。 バタバタバタ ともがくだろう。 ) [Tue 11 Aug 2009 02:03:40]
バケモノ > (二兎を追う者は何とやら、等と言う言葉は、蜘蛛は知らないが。いわば、少年を助けるために少女が犠牲になったような状況だ。) … サスガニ、アジガチガウナ。 (牙を引き抜けば、其処についた血を味わって。蜘蛛の主食は生き物の体液。吸血鬼の様に、血を吸う事が食事。当然少女を食すことも出来るが、其れは蜘蛛の目的では無い。獲物をギルドへと持ち帰れば、必要最低限とはいえ、餌が貰えるのだから。ただ、奴隷の死骸のそれと少女のは、比べ物にならないくらい味が違った。) … サア、ナ。 (そう言えば、少女を抱いたまま。まだ、毒が効き始めるには時間がかかる。少なく見積もってもあと2ターンはかかるだろう。 今更だが、蜘蛛の剛毛が、服の上からでも非常にちくちくする筈である。) [Tue 11 Aug 2009 01:58:20]
ルァ > ( 娘と少年、 両方この蜘蛛に捕らえられてしまうのが最悪の展開ではあったが、 それは回避できそうか。 どちらも逃げられたら一番良かったのだろうけれど。 ) ―――― ッ …いゃッ … ! ( 首元にたてられた牙。 いつだったか―― 吸血鬼の友人に 、 血を吸われた時も首筋だった。 この蜘蛛のバケモノは吸血鬼なんだろうか なんて、 勘違いしそうになるものの、 どうも血を吸われるような気配は 無かった。  麻酔性の毒なんて分からない。 例え毒だとわかったとしても、 その対応なんてこの娘が知るわけが無かった。 ) ――― な、 何したの …?! ( そんなことを問う口も、数分後には動かなくなるか。 ) [Tue 11 Aug 2009 01:50:49]
バケモノ > (ちらりと少年がもがく様子を見るが、其れを止める事も無く。最初からどちらか片方しか捕まえる事は出来なかったのだ、仕方がない。) … イイコトダナ。 (蜘蛛の様に、鎖につながれたまま、その状況に諦めてしまうよりは。) … ッ (蜘蛛の口が開き、鋭い牙が小さく音を立てて。其の侭、睨む少女のその首元に顔を寄せ様と。そして、蜘蛛はその首筋へと牙を立てるだろう。その際、僅かに蜘蛛の腕の拘束が緩んで。)(蜘蛛の牙には、麻痺性の毒が含まれる。噛まれたのが首なら、数分で全身を動かすのが難しくなるだろう。 噛まれる前か、噛まれてからすぐ行動をしなければ、最早逃れることは出来ない。) [Tue 11 Aug 2009 01:40:11]
ルァ > ( ――― 這いずる少年見れば、 それでいい と思う。 とにかく自分で逃げてくれなければどうしようもないから。 ) ――― 諦め悪くないと、 独りでなんて生きていけないのッ ! ( 蜘蛛の呟きが聞こえたのだろう。 にそんな言葉を 返して。 ) ――― いっ…ッ …… ( 食い込んだ鉤爪。 娘は痛そうに顔をしかめた。 そして、 次の蜘蛛の行動は娘にとって予想外だった。 殴られたりするものだと思ったのだが。 ) ――― … なに …ッ ( 抱き寄せられる身体。 その中で娘はもがきながらは蜘蛛を睨むが 、 その身体が震えていることに蜘蛛は気付くだろうか。 ―― 蜘蛛の顔が怖いワケではないが。 普通に考えて、 これからどうなるか分からないこの状況はものすっごく怖いッ ) [Tue 11 Aug 2009 01:31:26]
バケモノ > (まだ動きは鈍いが、這いずる位なら出来るだろう。少年は少女の言葉に、もどかしいほど緩慢な動きで、その袋から這いずり出ようと。) …アキラメノワルイ…。 (呟いた瞬間、デジャブが蜘蛛を襲ったが、今はそれどころじゃない。少女の腕を掴む手に力を込めれば、鉤爪がその腕に食い込むだろう。) …。 (そして、蜘蛛は少女が暴れるのも構わずに、もう片方の腕を背中へ回しその体を抱き寄せようと。まるで恋人を抱きしめるみたいに。蜘蛛のバケモノじみた顔が、間近に迫ることだろう。) [Tue 11 Aug 2009 01:20:14]
ルァ > ( 少年が、自分の言葉に反応を示すのが見えた。 よかった、 生きていることは生きているらしい。 ) ――― 動けるなら逃げろバカーッ ( とか、 動けぬ少年へそんな文句。 届いて、毒が抜けたら勝手に逃げてくれればいいのだが―― 。 ) ――――― … ッ ( 宙へと浮く体。 ゎー。 空飛んでるみたいだー  なんてコト、 思う余裕は無い。 覗き込んで来る紅い眼を、異なる色の双眸が 睨むように見返して ―― ) はーなーせーっ! ( とか言いながらバタバタと暴れることだろう。 … 諦める様子は無い。 ) [Tue 11 Aug 2009 01:13:50]
バケモノ > (少女の思惑はいざ知らず、蜘蛛はその背を追って…。)(少年の毒は、そろそろ切れ始めるころ。少女の言葉に目を動かし、小さく頷くくらいは出来るはずで。少なくとも生きている事の確認は出来るだろう。 何というか、あっさり腕を掴まれるあたり、間抜けだったと言う他ない。) …ツカマエタ。 (蜘蛛の顔が歪み、嗤う。少女の腕を掴んだままその体を持ち上げれば、その体を中空へと浮かせて。此処暫く味わったことのない興奮が、蜘蛛の体を包んでいた。) …サテ。 (少女の目を覗きこんだ紅い目が、「諦めるか?」と聞いていた。もしも諦めないのならば、其れ相応の対処をしなければ。) [Tue 11 Aug 2009 01:07:59]
ルァ > ( 確かに、すぐ殺されなかっただけマシかもしれない。 友人の元(?)目玉泥棒の少女だったら――― 。 ) ( 蜘蛛の腕、なんとかかわせたらしい。 売り言葉に買い言葉だったとしてもふっかけたのは自分だ。 そうそう簡単に捕まってたまるものか と。 少なくとも、 あの少年はなんとかしたいところ だが ―― 。 ) ――― … キミ、 生きてるッ …?! ( 袋を開けて少年へと声をかける 。 ――― 生きてはいるようだが、 動かない。 動けぬ少年をまるまる抱えて走れるほど娘には体力は 、 無い 。 ―――― 蜘 蛛 の こ と は ちょ っ と だ け 忘 れ て た 。 ) ――― キャッ … ( 蒼と桃の色の瞳、 蜘蛛の動きを確認しようと後ろを振り向くか、向かぬかの間。 娘の腕は蜘蛛に掴まれてしまうか。 ) [Tue 11 Aug 2009 00:59:51]
バケモノ > (逆に、見え付けたのが蜘蛛で、まだ幸いだったともいえる。少なくとも、その場で殺される事は無いのだから。…ある意味、殺されるより酷い目にあうのだが。) … 。 (今の無し、と言われても、蜘蛛が聞く筈は無い。まるで躊躇いなく伸ばされた手は、少女が避わした所為で宙を切る。まあ、大人しく捕まるとは思っていなかったが…。) …ッ。 (袋は、蜘蛛の僅か後方。其方へと向かう少女、その行動は少々意外で。すぐさま身を翻して、袋へと手を伸ばす、少女の腕を掴もうと。)(少女が袋を確保するのは、成功するだろう。その口は縛られていないため、簡単に少年を開放する事も出来る筈。ただ、少年の体はまだ麻痺したまま。直ぐ後ろから蜘蛛が迫っている事も忘れずに。) [Tue 11 Aug 2009 00:51:41]
ルァ > ( そう。 少年は運が無かった。 たまたまこの娘に見つかってとッ捕まって、盗んだ小物を返還させられ、 この娘から逃げたらバケモノに捕まった。 それだけの話。 そして ――― それを見てしまったこの娘もまた、 運が無かったと言えるだろう。 ) ―――― … ぅ …。 ( なんかやる気になったような蜘蛛の姿見れば、 1歩後ろに足を引く。 やっぱ今の無し! なんて、 心の中で思ってみるけれど口には出さず。 ) ―――ッ ( 蜘蛛の手が伸びる。 それを避けるように身体を動かそうと するだろう。 もし避けられたら、 下ろされた袋を確保するべく 走ろうと。 焦った判断。 袋は蜘蛛のすぐ近く。 自分から相手に飛び込んでいくという愚行でも あるか。 ) [Tue 11 Aug 2009 00:42:14]
バケモノ > (萌、である。しかし、蜘蛛は其の言葉自体を知らなかった。よって、自身の胸に去来する不可思議な感情に悩み、苦しむ事となるのだがそれはまた別の話で…。) コトワル。 (少女の言い分は尤も。だが、ごく普通に生活していても、突然不幸に見舞われることなど、よくある事。たまたま蜘蛛の目に止まってしまった事を嘆くしかない。世界とは理不尽なものだ。) … ホゥ。 (感心したような、驚いたような声が、蜘蛛の口から洩れ。同時に、掲げられた袋が下げられて。) … ナラ、ツカマエルゾ。 (袋を地面へと下ろせば、鉤爪のついた手を、少女へと伸ばした。) [Tue 11 Aug 2009 00:36:24]
ルァ > ( ―― 萌? … 萌?! なんて驚きをコッソリと。) ( 袋を下げる気無い様子には気付くものの、 悔しい。 あと1m身長が高ければ楽々と袋を取れるのにッ なんて思う。 ) ――― とりあえずその子下ろして…ッ! 仕事でも何でもその子は何もしてないでしょ…! ( 自分の仕事先の売り物盗んだ子だが。 それでも、 こんな変なバケモノに連れ去られる理由は無い筈だ と。 ) ――――― … なら、 捕まえてみればいいよ ッ 。 ( なんかすっごい馬鹿にされているので、売り言葉に買い言葉、 思わず言ってしまった。 言ってしまってから―― 後悔したけれど。 ) [Tue 11 Aug 2009 00:27:14]
バケモノ >  …。 (蜘蛛の心の中に、萌が生まれた瞬間であった。同時に僅かばかりの罪悪感も。ずるいと言われようが袋を下げる気は無いが。) … シゴト、ダ。 (こんな化け物が、仕事と言う言葉を使う事自体が、随分奇妙な話だが。) … ナラ、オマエモツカマッテミロ。ソウスレバ、ドウナルノカイヤデモワカル。 (喉の奥から、低く唸るような声が漏れる。どうやら笑っているようだ。少女を馬鹿にするように、その顔を見下ろしながら。) [Tue 11 Aug 2009 00:21:03]
ルァ > ――― ぁっ! ずるい! それずるいっ! ( 高く掲げられた袋。 少女に届くわけがない。 ぴょこぴょこ飛び跳ねて、ズルイと言うだろう。 なんていうか その姿は隙だらけだ。) ( もちろん恐怖はある。 ものっすごく怖い。 多分また暫く眠れなくなる。 でもそこらへんの感情は、とりあえず意識の外に置いて おく。 ) ―――― 仕事? ( 仕事という言葉に 、 動きを止めて蜘蛛の姿を見遣る。 人殺し、 にしては何か矛盾している。 捕獲に近い ―― 仕事? でもそんなん暗黒街らへんだとイロイロあるしなぁ なんて、 思っていれば、 蜘蛛の嗤っている様な様子。 ) ―――― 知りたい。 ( 奇妙に歪む蜘蛛を、 睨むようにして そう答えるだろう。 ) [Tue 11 Aug 2009 00:12:33]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 [Tue 11 Aug 2009 00:07:51]
バケモノ > (袋へと伸ばされる手、届かぬようにその袋を高く掲げて。2mより更に高く、掲げられる袋。) ソウジャナイ。 …ジブンガオソワレルトハ、カンガエナイノカ。 (もしも蜘蛛が奴隷ギルドに飼われていなければ、少女も同時に捕まえ、餌にしていた所で。それ以前に、蜘蛛の姿に恐怖は覚えないのだろうか。) コレガシゴトダカラダ。 … コイツガドウナルカ、ドウナルカ、シリタイノカ? (蜘蛛の顔が奇妙に歪む。その様は、嗤っているようにも見え。) [Tue 11 Aug 2009 00:07:41]
ルァ > ( 娘が蜘蛛に追いつければ、 少年が入っている袋へ再度、 手を伸ばそうとするだろう。 呆れているような表情見遣れば、 むっとした様子を見せ て。 ) 確かに、 関係ないけど …。 でも、 アナタがその子をどうこうする資格も無いでしょッ 。 ( そう、 叫ぶように言ってから 、 ) ――― なんでこんなことするの? その子どうするの …ッ ( この質問、 何度目だろう なんて 少し思いながら。 ) [Tue 11 Aug 2009 00:00:08]
バケモノ >  ・・・。 (待て、と言われて待つ奴は居ない。少女の声を無視し、蜘蛛はただ歩き続ける。…少女が本気で追いかければ、蜘蛛が逃げ切れる筈もなく、直ぐに追いつくだろう。) …。 (少女に追いつかれた蜘蛛は、足を止めて、はっきりと見て取れるほどの呆れた表情を浮かべて、少女へと振り返って。) … オマエニハ、カンケイナイダロウ。 (少なくとも、自らを危険に晒してまで、助けようとする間柄ではない筈。何故こうも助けようとするのか、蜘蛛には少々理解できない。) [Mon 10 Aug 2009 23:54:36]
ルァ > ( ―― 脈 、 までは確認できなかったけれど、 其処まで確認できておいてそのまま バイバイ☆ なんて見送ることなんて 出来なくて。 ) ぁ …ッ! ――― ちょっと待てッ …! ( しかも自分がスルーされていくのも、何かこう。 悔しいというか。 慌てて立ち上がり、 蜘蛛を追いかけようとするだろう。 さて。 追いつくだろうか。 ) その子どうするの…! 何処に連れていくの …ッ?! ( そんなことを 、 言いながら。 ) [Mon 10 Aug 2009 23:48:13]
バケモノ > (少年の手は暖かく、脈も確か。ただ、蜘蛛に注入された毒の所為で、身動きもとれなくなっているだけ。子供はやはり良い。捕えるのも、運ぶのも楽だから。) …。 (鈍い感触と共に、後ろへと転んだ少女。その隙に、蜘蛛は袋の口を閉め、その袋を背負って。 無意識のうちに配慮していたのは、いつも獲物を傷つけぬようにしているせいで。この少女も纏めて捕え、連れて行こうかとも思ったが、止めた。子供とは言え、二人も抱えて帰るのは難しい。見咎められるのがオチだ。) … 。 (もう一度少女を見やった後、蜘蛛は後ろを向き、速足で歩きだす。これ以上、少女が付きまとって来る事は無いと考えて。) [Mon 10 Aug 2009 23:43:36]
ルァ > ( 馬鹿馬鹿しい。 本当に 馬鹿馬鹿しい。 何をしているんだろうと 思う。 しかも、前にものっすごい怖い思いした相手なのに。 ) ――― … ! ( 握った少年の手。 まだ生きている ―― ? そう思った。 蜘蛛の 声に ぞくり と、 背筋が凍ったような 気分。 振るわれた蜘蛛の腕への反応が遅れて、 ガツッ と、 嫌な音がして頬にぶつかった。 幸い相手が傷つかない配慮をしてくれたので切れることはなかったけれど。 ) ぁ …ッ ( けれどそのせいで、 一度掴んだ少年の手を 離してしてしまい、 少女は地面に 転ぶだろう。 ) [Mon 10 Aug 2009 23:35:46]
バケモノ > (そりゃ、少年をそのまま抱えて行動するより、袋に入れておいた方が何かと都合が良いからだ。少女の目の前で其れをしたのは、少女に見られた所で、何が出来るとも思わなかったから。さして親しくも無い者を、自らの危険を顧みず助けようとするなんて、馬鹿馬鹿しいとは思わないか。)(その小さな体を袋へ詰めようとして、少女が此方へと走り寄ってくるのが見えた。蜘蛛が其れに反応する間もなく、その手は袋へ入りかかった、少年の手を握る事が出来るだろう。) ッ ジャマヲ、スルナ。 (少女の速さに僅かに動揺するけれど、まだ蜘蛛には余裕があり。少女を追い払おうと、その顔へ横なぎに腕をふるう。鉤爪で傷つかぬよう、体の内側から腕を開く様に。) [Mon 10 Aug 2009 23:29:48]
ルァ > ( 此方を見た眼に、怯えたように身体を強張らせた。 前に 、 見たことがある ―― 。 ) ――ッ … あの時の …!! ( 娘のほうは、 蜘蛛のことを覚えている。 こんな短期間で忘れるハズもないもの。 怖い けれど ―― ) … その子、 どうするの …ッ! ( 何故袋なんかに詰めようとするのか と。 死んだにしろ、何処かに連れて行かれるにしろ、 自分と関わった少年が、 目の前でどうにかなってしまうのは目覚めが悪い と、 思った。 ――― 自分には関係無いことだと 、 さっさと立ち去ってしまえば、 いいものを。 ) ( 少女はバケモノに近寄ろうと走り 、 近寄ることが出来れば麻袋に詰められる少年へと 手を伸ばそうと するだろう。 ) [Mon 10 Aug 2009 23:18:20]
バケモノ > (少年の首筋に突き立てられた、鋭い牙。殺すためではなく、動きを封じるための、麻痺性の毒を注入する。其れを引き抜けば、口元を僅かに血で濡らしたまま、少女へと向き直った。) …。 (少女を見つめる、八つの紅い目。かつて自分が狙った獲物。だが、そんな遠い昔の事は、蜘蛛にはどうでも良かった。興味なさげに少女の姿を一瞥すれば、大きな麻袋を取り出して、其処に捕えた少年を詰めようと。) [Mon 10 Aug 2009 23:11:09]
ルァ > ( なんだか最近、自分は優しいってイメージが定着しつつあるんだけど、 そンなに優しいワケじゃないんだけどなぁ 。 そんなこと思いつつ、 立ち上がって ――― 少年の逃げていった先。 何か 物音 。 ) ――― …? ( 先ほどの少年が 、 何か、 バケモノに捕らえられて ――― そして、 力を失っていった。 ) ――― … ぁ …ッ ! ( 思わず 、 声を上げる。 少年は死んだ のだろう か。 生きているのだろう か。 ――― 助けようとでも 思ったのか、 少女は反射的にバケモノと少年のほうへと 駆け寄ろうとするだろう。 が、 近づきすぎる前に立ち止まるけれ ど。 ) [Mon 10 Aug 2009 23:06:01]
バケモノ > (悪い子は、バケモノに捕まって、骨をまでしゃぶられる。)(其れは、酷く唐突に。少女に背を向け逃げていく少年は、傍の建物から飛び出したバケモノに捕えられた。短い悲鳴が響いたかと思うと、バケモノに捕えられたその体は力無く垂れて。少女のすぐ傍で、ほんの一瞬の内に、其れは行われた。) [Mon 10 Aug 2009 23:01:13]
お知らせ > バケモノさんが入室されました。 『(悪い子は居ないか。)』 [Mon 10 Aug 2009 22:56:00]
ルァ > ――― ッ ( 向かってきた拳を 避ける。 武術に秀でている娘ではないけれど、 少年のほうはそれも同じらしい。 ただの喧嘩 ならば、 娘のほうも一応は、 慣れている。 ) ( 少年の拳を避け、 その拳を 、 腕を 、 掴む。 また、 何やら少年がわめいた。 ) ――― … 五月蝿い。 とっとと出さないと、 ―― 折るよ? ( 煩わしそうに眉を寄せ そう言い放てば、 掴んでいる少年の腕の間接、 曲がるほうとは逆向きに 力を入れる。 冗談で言っているワケではない。 本気 だ。 少年のほうもそれを感じ取ったのだろう。 たかだか雑貨屋の小物1つと利き腕が交換ではリスクに合わないと 判断したらしい。 「 わかったわかった!」 そんなことを叫びながら、 ポケットから小さな置物を1つ出して、 放り投げた。 ) ――― あっ! ―――ッ!!( それ商品なんだから投げるな! そんな風に娘の意識が置物にいったところで、 少年はがむしゃらに腕を振り、娘を振り払った。  ―― ドン と、 尻餅をついて 逃げていく少年を 見送る。 ) [Mon 10 Aug 2009 22:51:36]
ルァ > 別にさァ、 難しいこと言ってるつもりは無いんだよ? 盗った物を渡せって言ってるだけなんだけどな? ( スラムの一角。 路地裏。 いるのは10代前半と思われる少女と、少女と同じか、年上に見える少年 だ。 静かに響くのは少女の声。 怒っている風でもないが、その声はどこか 冷たい。 ) ――― 盗ったよね。この先の通りの、小道にある雑貨屋から。 品物。 ( ねぇ。 返して? ) ( 囁くように言う。 が、 少年も簡単に返すほど根性が無い訳ではない。 何やら大きな声でわめき、 少女に向かって拳を振った 。) [Mon 10 Aug 2009 22:43:58]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『――― あのねェ?』 [Mon 10 Aug 2009 22:38:24]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( 取り敢えず、目的(お土産渡し)達成 ッ )』 [Mon 10 Aug 2009 04:02:22]
お知らせ > ネッビェさんが帰りました。 『(そう言えば、人から何か貰うのは初めてだった。)』 [Mon 10 Aug 2009 04:01:32]
ネッビェ > (貴女が好きなのは全く構わないから、悪魔に身に付けるのを強制しないでほしい。) …どうも。 (似合っているかどうか、自分じゃあ判らない。少なくとも鏡を見てみない事には。そりゃ、花が似合ったら世紀末だ。) … おぅ。 (少女の横に並んで、歩き出す。途中から駆け足になって、最後にはきっと全力疾走だ。) [Mon 10 Aug 2009 03:58:49]
メアリアン > ――ふふッ。じゃあ、次は向日葵ね。 (彼の様子に楽しそうに返す。…向日葵の、麦わら帽子とか個人的には凄く好きだッたりするのだが。彼は嫌だるだろうから、別の何かを。 )   ――いいえ? ( 礼の言葉に一言返し、手に持ッたままのナイフを漸く鞄に仕舞う。 )  ―― ええッ。似合うわ。 ( 十字架が逆さ十字になッて、少し鎖が質素だけれど。――花よりはずッと似合う。 )   そう、ね。ありがとう ―― 帰りましょう。 ( 遠慮なく送ッて貰おう。 ――若干早足で帰らなければ。降りだした雨脚は段々と強く なッてくるし。 )  [Mon 10 Aug 2009 03:52:55]
ネッビェ >  向日葵で、良いです…。 (薔薇は勘弁。何かもう諦めたようにがっくりと肩落とした。) … ありがとよ。 (お世辞だったとしても嬉しいです。まあ、下手に能力があって態々戦って死ぬより、逃げる事、生き残る事に特化した悪魔の方が、生き残る確率で言えば高いのかもしれないが。この3人は皆、逃げ足だけはありそうだ。) … どうやら、大丈夫みてぇだなぁ… 大事にするよ。 (別に大事にしない理由は無い訳だし。 降り出した雨に、僅かに顔を顰める。) っと。こりゃ、急いで帰った方が、良いんじゃねぇか? (送るぜ、なんて言いながら、歩き出すよう促して。生憎と傘など持ち合わせていない身、少女の家までマラソンだろうか。) [Mon 10 Aug 2009 03:46:28]
メアリアン > ええ、向日葵。――あァでも夏しかつけられないわね。薔薇とかだッたら季節関係無いかしら? ( なンて1人呟く娘。プレゼントは一応色々な礼のつもり、らしいが。苛めにしかなッて無い感は否めない。 ) ――――うふふッ。うン、強いと思うわ、ネッビェさンが。一番。 ( くすくす小さく笑ッて。でも如何だろう?ルァの方が立場が上に見えるの―。なンて言葉は心の奥にしまッておきます。 ) ( 恐る恐る受け取り、首に掛けた 其の動作を、緊張して面持ちで見つめていたけれど、 ) ―――― 良かッたあ! ( ほうッと安堵の溜息を吐く。 ) ――私とルァからの気持ちよ。 ( 大事にしてね? なンて、笑顔を絶やさぬまま。 片手にナイフがまだある事は気にしちゃいけない、 さておき、)  ―――――…ッ、あ、 雨。 ( ポツリ、ポツリ。地面へ落ちる。 ) [Mon 10 Aug 2009 03:39:34]
ネッビェ >  は、花…向日葵…!? (あまりの衝撃に口があんぐり開いた。きっと、似合わなさ具合では十字架よりも上だろう。寧ろ、悪魔にそんな色々とプレゼントしたがる事が、不思議で仕方ないのだが。) … 其処、呆れた目ェするな…! …疑問形でなかったら素直に嬉しいんだがなぁ…。 (フォローになっているのかいないのか。悪魔本人がもっと堂々とすれば良いだけの話なのだが。 強そう、じゃなく実際1番強いと思われる。少女二人の尻に敷かれる(実際一人には物理的に敷かれた)悪魔。) … んじゃあ、な。 (去って行った少女の背中に、小さく挨拶返して。) … 。 (ごくりと唾飲み込んで、恐る恐る其れへと手を伸ばし。其れに触れた瞬間、体を硬くするが、先程の様な痛みは訪れなかった。) … 大丈夫、そうだな…。 (やれやれとばかりに安堵の溜息吐けば、其れを受け取り首に掛けて。逆十字のネックレス、装備完了である。) [Mon 10 Aug 2009 03:30:46]
メアリアン > ―――… 今の季節なら向日葵でも可愛いわね。 ( なンて、少女へと返し。くすくす笑う。 ――お花のペンダントつける彼は全く想像できないが。いじめの自覚が無い分性質が悪い、少女2人。 ) ――― 次は、絶対十字架にはしないわ。 ( 彼へと。ナイフで紐を切ッて、――くるくる、と細紐を固定していく。これで何とか逆十字のネックレス風にはなッたとは思うのだけれど…ッ )  ( 彼が身体を竦めた事には疑問符浮かべて。 ―― メアが一番強そうだね、そンな少女の言葉に。 ) ―― やだ、私は普通の一般市民だわ? ( なンて、照れた様に笑う。 一番強いのは… … … ネッビェさン? …じゃないかしら、の付け足しも忘れずに。 )  ―― あッ、ルァ。 ( 途中まで一緒に、ッて思ッたのに。ひらりと手を振ッた彼女の姿はもう見えず。 ) ――― お休みなさい。 ( と、だけ呟く様に云う。 くる、と彼へ向き直れば、 ) ――はい、ネッビェさン。 此れで如何?大丈夫? ( と、直したネックレス差し出そうか。 ) [Mon 10 Aug 2009 03:23:42]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( とりあえずは一件落着? になるのかな )』 [Mon 10 Aug 2009 03:17:27]
ルァ > ――― 私、 そろそろ戻るね 。 ( 気が付けば、大分良い時間になっていたか ら。 ) ―――― … 2人とも、 あんまり無理、 しないでね …? ( コテリ と、 心配そうに小首を傾げて言って 、 ) ―― じゃ、 また …。 ( ひらり 、 2人に手を 振った。 ) [Mon 10 Aug 2009 03:15:07]
ルァ > そうだねぇ …。 ―――― メアが選んだお花のに、 しておけばよかったねぇ。 ( あれ可愛かったし。 なんて、 少女へと。 悪魔では、 覚えておく と、 返す。 次はお花のにしよう 。 失敗しない為にもッ ) ――― … 。 ( ナイフに身体竦める様見て、 なんだか自分もよく似たような仕草するよなぁ なンて思う。 一応主人なんだからもっとシッカリしてよッ なんてコトは、 言わないが。 ) … なんだか、この中ではメアが一番 強そうだね。 ( そんな感想、 ポツリと。 そして少女が十字架を逆十時にする様子見ていれば、) ――― おー。 メアすごいーッ 。 ( でも何でこうすると大丈夫なんだろう? なんて。 首傾げる  が、 その質問はまた今度にしよう。 お土産もちゃんと渡せそうなことだ し ) [Mon 10 Aug 2009 03:14:55]
ネッビェ >  今後の参考のために覚えとけ、な? (悪魔に十字架プレゼントしちゃいけませんって。 花のプレゼントは其れはそれで苛めだと思う、うん。命に関わらない分まだましだけれど。) … っ! (取り出されたナイフに、刺される!と体竦める貧弱悪魔。殆ど逃げ出す体勢に入ったけれど、彼女の言葉に向き直って。) … それなら、いけるぞ…いや、いけますよ。はい。 (敬語。ご機嫌取りにも程がある。 実際、「十字架」として扱われているなら、其処等の枝を十字に組み合わせたものでも、悪魔には効果がある。その代わり、其れが十字架でも、誰もが逆十字と認識するような形にすれば、その聖属性は失われる。認識一つで、簡単に世界は形を変えるって話。) [Mon 10 Aug 2009 03:05:53]
メアリアン > ―― 興味が無いのなら仕方ないもの。 ( なンて、未だ納得のいッていない様な少女へと。 ) ――― 悪魔について全然解らなくて… 気付かなくてごめンなさい…。 ( やッぱりお花のペンダントにしておけばよかッたかしら、なンて。 )  ――――? いいえ… ( ひきつッた表情で謝る彼に、不思議そうな表情を。 いいえ、此方が悪いンだもの、とか付け加えて。 )  (―― さあ、少女の手に残ッた十字架のネックレス。 )  如何しましょう… あ、 ( 何か思い付いた様に声を上げて鞄から取り出すのは綺麗に磨かれたナイフ1つ。 ) これで鎖を切ッて、 ―― ( もう片方にはさッき少年殺した細紐。 ) これをうまく括りつけたら、逆十字のネックレスにならないかしら? ( こてン、小首傾げる。 ) [Mon 10 Aug 2009 02:58:06]
ルァ > でもー …。 ( 苦笑を浮かべる友人に、 抗議こそしないものの、 腑に落ちないような声あげるも ―― ) … だって、悪魔の友だちなんていないから、 分からないもん …。 ( これは、悪魔への言葉。 ああ、でも吸血鬼の友人は確かに、十字架が苦手だったかもしれない 。 ――― 覚えておこう 、 うん。 ) …… これ、 どうしよう? メア …。 ( 手に残った十字架のネックレス。 困ったように少女のほうを見る。 ブローチではないから、 逆十字は ――― どうだろうか …。 ) [Mon 10 Aug 2009 02:51:35]
ネッビェ >  少なくとも、俺は興味ねェな…。 (アクセサリーなど身に付けていては、いざ霊化した時に困るだろう。元よりファッションなどにも縁が無い身だ。 そんな悪魔でも、似合っているかと問われれば、似合っていると棒読みで答えただろう。) 当たり前だ…!十字架平気な悪魔がいたら教えてくれ! (アララマ教の悪魔なら普通に平気そうだがさておき。逆十字ならいざ知らず、聖属性全般駄目な悪魔は、安物だろうがアクセサリーだろうが、十字架はアウトである。其れが逆十字にも装着できる代物なら、身に付けられない事も無いのだが。)(いや待て落ち着け俺、素数を数えろ。2、3、5、7、11、13…) … す、済まんな、折角用意してたのに。 (滅茶苦茶引き攣った顔で、詫びの言葉を発して。機嫌とっとかないと命が危ないと思ったようである。) [Mon 10 Aug 2009 02:45:50]
メアリアン > ――あッ、良いのよ、ルァ。 ( 軽く怒ッた感じで彼に告げる少女へ、苦笑を浮かべて言えば、 ) 男の人はアクセサリーとか興味無いのかしら? ( なンて、彼に向けて言う。 ――も、 )  ( 其の反応に、きょとンと。 ) ――― えッ、と。 十字架は…駄目でした?似合いそうだと思ッて … ただのアクセサリーだし大丈夫かと…ッ  ( 半泣きな悪魔に、此方の娘はおどおどと。隣の少女はしょンぼりとしちゃッたし、如何しよう と混乱中。 )  … ごめンなさい …―― ( 結局何も思い付かないし、で しょンぼりと謝る。 ) [Mon 10 Aug 2009 02:38:29]
ルァ > うーわー。 興味なさそうだなぁ。 せっかくメアが買ってくれたんだよー? ( むぅ と、 ちょっと怒ったような調子でそんなこと言って、 ネックレスを渡そうと ――― した が ) …… ?! ど、どうしたの …?! ( 悪魔の反応に 驚いたようで。 なんか壁に当たるまで後退して しまった。 助けを求めるように友人のほうを 見遣るけれど。 次に聞こえた悲鳴のような 言葉に、 ) ――― … ぇ っと …。 ネッビェ … 十字架苦手だった …? ( 悪魔だから駄目なのかぁ なんて、 しょんぼりとした。 知らないというのはある種とてもタチが悪い。 ) [Mon 10 Aug 2009 02:32:08]
ネッビェ >  今よりかは、な。 ペンダントねぇ。良いんじゃねぇの。 (興味無さげな答え。実際興味など無いのである。ただまあ、少女達の仲が良いのは良い事だ、きっと。) ロザリオを知らねぇか… 違うなら、良いんだけd    ギャッ! (差し出された袋に、苦笑しつつ手を伸ばしたかと思うと、悲鳴と共に感電したみたいにすぐさま手をひっこめた。) … こ、の… !!!!! (全力で後ろへ後退すれば、背中が壁に当たる鈍い音。口パクパクさせて何か言おうとするけれど、言葉にならず。) お前其れ、中身十字架だろ!ふざけんな! (半泣き悪魔。恩を仇で返すとはこの事か。目の前の少女二人が、悪魔よりも悪魔らしく見えた。) [Mon 10 Aug 2009 02:23:16]
メアリアン > ―――― 私、そンなひどい顔してたかしら? ( わたわたと恥ずかしそうに己の頬に両手軽く添え。 ) … もう大丈夫。なンだか、気分が楽になッたの。 ( そういッて笑う。 …と、聞こえた少女の言葉に首から下げたペンダントを持ッて、 ) ――選ぶのにすごく時間が掛ッちゃッたけど、 ( このペンダントもルァが選んでくれたの、と嬉しそうに。 )  ( ――ロザリオ、 ) ―― ええ、ロザリオじゃないわ。ロザリオは数珠の鎖で繋いだ十字架の事だもの。 ( うふふ、ッて呑気に笑いながら。両親健在の時はパプテス信者だッた故、其れ位は知ッているが。――残念な事に悪魔がロザリオだとか十字架が苦手なンて知らなかッた。あァ世界はなンて無慈悲。 ) [Mon 10 Aug 2009 02:17:59]
ルァ > 私とメアはね、 お揃いのペンダントなの 。 ( 鍵なんだよー なんて、 娘のほうはとても嬉しそう。 自分と買い物に行く前の少女の状態は知らないが、 それが気分転換になったのなら何より 。 ――― か?  ロザリオとか には、 首を傾げて。 ) ろざりお? ( なにそれ と。 ) 違うよー。 ( はい、 と、 ポケットから袋を出して悪魔に差し出すだろう。 中身は 十 字 架 の ネ ッ ク レ ス。 ―――― 少女はロザリオというものがどういうものか 知らなかった …ッ! ) ( 唐辛子を吊るして魔よけに なんてトコロもあったか 確か。 あの紅さは毒々しいまでに見えるが ―― 。 ) [Mon 10 Aug 2009 02:09:51]
ネッビェ >  あぁ、今晩は。  … お。やっぱりか。 (想像の通り、である。この様子からして、随分楽しんだようで。) … ちったぁ、マシな面になってるな。 (最後に会った時は、随分と酷い顔だったと記憶している。不安と恐怖でやつれ、死んだような眼をしていた少女。少しは元気になった様で…殺しを再開する位には。) 礼はいらないっつぅに…   てか、まさかとは思うが、ロザリオとかじゃないよなぁ…? (嫌な可能性に思い当たり、半歩ほど後ずさった。この少女達ならあり得そうなのが恐ろしい。)(ガッリアの一部では、唐辛子には魔除けの意味合いがあるんだとか。其れが何故この悪魔に効くかは、名前がガッリア語だからである。) [Mon 10 Aug 2009 01:58:33]
メアリアン > ( 成るべく大人を殺せるように頑張ろう、なンて心に決めて。彼女の笑みに 安堵した様な表情を浮かべる。 ) こンばンは、ネッビェさン。 ( 疑問符浮かべる彼の様子に、くすくすと楽しげに笑い声を零し。 )  ―― … ええ。ルァとお買い物をしてきたらッて教えてくれたのは、ネッビェさンだから。 ――其のお礼に、ね。 ルァが選ンだの。とッても素敵なのよ。 ( 嬉しそうに、そう話せば。 此方も、ねッ、なンて少女へと照れたように笑う。 )  ( ――そうして唐辛子の件に関しては、少女と同じく 悪魔ッて不思議なものが弱点なのね―、とか勘違いしそうだ。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:53:51]
ルァ > ( 子どもは避けるようにはする という、 少女の言葉に ) ――― そっか。 ( よかった。 と、 ちょっと笑ってから、 悪魔のほうへと 向いて。 なんだかクエスチョンマークが浮かんでいそうな様子に 気が付いた。 ) ―― あのね、 あのね、 ネッビェ。 こないだメアと買い物行ったの。 ( 買い物の時を思い出したのだろう。 先ほどとは違い、 その声は嬉しそうに 若干弾んでいて ) それでね、 メアがネッビェにお土産買おうって。 ( ねー? なんて言って、 少女に笑いかける。) ( ――― 唐辛子が苦手 なんて、 この娘が知ったら そのまま悪魔の弱点だと 、 勘違いしてしまいそうだ。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:44:58]
ネッビェ > (例の唐辛子祭りから逃れるべく、暫く墓地へと引き籠っていた悪魔。今回此処へ現われたのは、無意識のうちに自らとの契約者の呼び声を受診したのかも知れず…。) … ??? (当の悪魔はと言えば、彼女らの反応に頭上にクエスチョンを浮かべている状況で。何故姿を現しただけでこんなに驚かれるのだろうかと。目で説明を求めて見る所存。)(其れは幸い。唐辛子が致命的な弱点の悪魔など、きっとこいつ位なものだろう。悪魔の弱点を勘違いしないよう。) [Mon 10 Aug 2009 01:37:41]
メアリアン > ―――なるべく、 子供は避ける様にはするわ。 ( そこまでの理性が保てていたら、だけれど。 ) 私が本当に殺していきたいのは、大人の女の人だから。 ( お兄ちゃンの目に留まる様な女の人。 そこまで云えば、此のお話はおしまいね、と云う様に笑顔向けて。 )  ――――… ( 聞こえた声に顔を向けて、 ) ―― … ( くる、とルァの方へと顔を戻す。 ) 本当に来るなンて…!なンか不思議ね。 ( お土産渡せるわね、ッて嬉しそうに云う少女へ此方も嬉しそうに返した。  ――ついでに此方も例のお祭りには参加していない。つい数日つまで娘は え?お祭り?何処の?何が? な状態だッた位だ。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:33:10]
ルァ > ――― 仕方が無い か。 ( これ以上はきっと、 平行線 だ。 変に口論になるのも いやだし。 自分がごねたところで、 どうにかなる問題でもない 。 ) ――― そうだね、 また逢えた時に ―――― ( 渡せばいい。 そう返そうとしたのだが、 聞き覚えのある声に 、 其方を 向いた。 ) …… ぇ。 本当に来た…! メアすごいッ ( 本当に来るとは思わなかった。 まさかまさか だ。 やっとお土産渡せるねッ なんて、 嬉しそうに 少女のほうを見るだろう。 ―― ちなみに、娘のほうは例のお祭りには参加していない。 興味はあるものの、辛いものは得意ではない から。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:26:59]
ネッビェ >  …ぉ。 (角を曲がって顔上げれば、進行方向先に、見知った顔二つ。会話の内容までは聞き取れないが、仲良く話しているように見える。以前助言したみたいに、二人で買い物にでも行ったのだろうか、なんて思考。) … よぅ。 久し振り、かぁ。 (其方へ足引き摺るみたいに歩み寄りながら、声をかける。いつもと同じ青白い顔に、僅かに愛想笑い張り付けて。 もしもどちらから例の祭りに参加してたら、軽く死ねるが。) [Mon 10 Aug 2009 01:21:43]
メアリアン > ――――― ごめンね。ルァには関係の無い話だものね。 ( 結局は自己満足の為の行動に近い事なンて解ッてる。 そうッと彼女の頬に手を伸ばそう。 ) … ごめンね。 ( 都合の良い話、には、たッた一言。 一人で遣るなら如何したッて子供が犠牲になる。彼女の笑い声に、瞳を伏せた。 )    ( ふう、といッかい溜息吐いて。 )  来ない、わね。残念。 ( なンて、顔を上げて笑おう。 ) ―― プレゼントは、また逢えた時に渡せば良いもの、ね。 ( 悪魔の姿、娘が気付く筈も無く。 ちょッと肩をすくめて、そンな事を。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:18:12]
ルァ > ―― それ でも …ッ 私には ……… ( 人が、 目の前で死ぬのを見て、少女のように笑っていられるとは 思えない。 もし、 自分が少女と同じように、 誰か大切な人がいて、 その人の為に―― だったら、 人を殺すことも、 子どもを殺すことも厭わないかも しれないけれど。 ) ―――― 協力は しない。 子どもも殺さないで 。 なんて、 都合がいい話 だよね ―― 。 ( 確認をするように、 小さく言葉を紡げば、 あはッ と、 笑い声1つ 落として。 ) ( さてさて。 呼んでみたものの、 返事は無かったようで。 ) やっぱり来ないよねぇ。 ( 此方に向かってきているとは知らず、 苦笑い。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:12:51]
ネッビェ > (等と言う威勢の良い登場の仕方など、出来る筈もなく。) 糞、何だこの唐辛子臭…。 (誰かに呼ばれた気がして、久々にスラムの様子を見にきたら、相も変わらぬ強烈な唐辛子臭が漂っていて。寧ろ、以前より濃厚になっている気すら。げんなりといつも以上に背中を曲げた痩躯が、ふらりふらりとそちらへと歩いていく。人影に気付くのはもう少し後。) [Mon 10 Aug 2009 01:06:53]
メアリアン > ――― … 殺す事に、協力してくれれば良いわ。 囮に、なッて欲しいの。気が逸れたら私が殺すわ。 ( 絞殺でも、刺殺でも。―― どう?と首を傾げる。 ) ―― 其れでも無理なら、 ごめンなさい。やッぱり狙うのは子供にするわ。 ( 優しい少女。見ず知らずの誰かの為に、思えるなンて。自分には無理だ。 だッて如何でも良いンだもの。お兄ちゃンとか、友達以外如何でも良い。 )  ( 彼女が呼ンだの見遣り、 )   ―― ね、 ネッビェさン ――― ? ( さらに小さな声で。 恥ずかしいわね、やっぱり なンて笑う。 ) [Mon 10 Aug 2009 01:04:13]
お知らせ > ネッビェさんが来ました。 『(呼ばれて飛び出て、俺参上!)』 [Mon 10 Aug 2009 01:03:03]
ルァ > ――― なら …ッ ( 決めていない という答えに、 なら大人を殺せばいい と、 言おうとしたが。 次の言葉にでかかった言葉を 、 飲み込んだ。 ) ―――― でも …、 私は ――― 私には、 誰かを殺すなんて、 無理だよ …。 ( 確かに2人ならば大人でも殺せるかもしれない。 2人でかかってもいいし、一人が気を引いて一人が殺せばいい わけで。 少女は、 自分の夢に 、 幸せにとても忠実に行動しているのに、 自分は何て 優柔不断なのだろう と、 思った。 ) ( 悪魔を 、 呼んでみようかというのには 、 頷いてみる。 確かに、 来なかったら恥ずかしいけれど。 ) ――― …… ね … ネッビェー ? ( 小さく小さく、 呼んでみたり。 此れはなんか、トテモ恥ずかしい。 ) [Mon 10 Aug 2009 00:58:36]
メアリアン > ――― 決めて無いわ、殺す人。でも、 ( 困ッた様に笑う。 ) 如何しても限られてくるの。――私は、普通の人間で、武術とかも遣ッてきてないンだもの。 ( 必然的に、狙いは子供か非力そうな女性になる訳で。 子供を殺すなら邪魔をするかもしれない、 其の言葉に小さく息を吐く。 ) ―― 邪魔は 困るわ。…凄く。 ―――じゃあ、ルァが殺す事に協力してくれるなら子供は殺さないわ。 二人だッたら子供以外でも殺せそうだもの。 ( にッこりと満面の笑みに変えて。 ――勿論、殺しはしない邪魔はする、でも平気だけれど。成るべくなら彼女とはお友達のままで、いたい所で。 )  ( 呼んでみる、 と云われれば。 ) ――― 呼んでみましょうか? ( 小さな声で聞こえるかしら? ) …けど、来なかッたら恥ずかしいわね。 ( なンて、笑おう。 ) [Mon 10 Aug 2009 00:52:33]
ルァ > ――― うん、 そうだね。 ( 少女の言葉に 同意して。 ――― よかった。 邪魔をするっていう考えが無くてよかった。 まだ死にたくない …。 でも、 ) ――― でも、 …殺すのは子どもじゃなきゃ、 だめ …? 子どもを殺すな ら … 邪魔、 するかもしれない …。 ( やっぱり子どもが死ぬのは 、 イヤで 。 大人は駄目なのかなぁ なんて。 悪魔の話題 は、 最近会っていないという少女の言葉を聞いて 、 そうなんだ 。 と小さく肩を 落とした。 ) 呼んでみる? 大声では呼ぶなって言われたけど 。 ( 自分も大声で呼ぶのは恥ずかしいから嫌だが、 でも小声で呼んで聞こえるかなぁ なんて。 ) [Mon 10 Aug 2009 00:46:47]
メアリアン > ――――解らない内は死にたくないわね。 ( 軽くそう云う。 …確実に自分は楽園なンて逝けるはず無いもの。 )   …、ええ。 ( 納得した様な彼女の言葉に、こくンと頷いて。 ――邪魔をするのなら友達だろうが仲間だろうが殺しにいくけども。そンな事は云わない。 邪魔するつもりは無い、ッて言葉を聞いたから。 ) ――― なぁに? ( 申し訳無さそうな彼女に、小首傾げる。 )  ―――… そう。 そう云えば、最近私もあッてないわ。 ( 腐るものでは無いから良いけれど、 ) 如何しましょうか? 呼ンだら出て来てくれないかしら? ( スラムに割といる、と話してたし。 なンて軽口を。 ) [Mon 10 Aug 2009 00:41:36]
ルァ > ――― 何処 だろうね。( 楽園へ行けない人 は、 何処へ行くのか。 そもそも死後人は何処へ行くのか。 考えたことが無い といったら嘘だけれど ―― 。 ) ―― そっか。 そうだよねぇ。 ( それもそっか。 と、 少女の言葉に妙に納得を してしまった。 嬉しいけれど、 何故だか悲しい 。 ) ――― ぁ。 そうだった。 ごめんね、全然話が変わっちゃうんだけど ―― 。 ( そんな前おきをしてから、 申し訳なさそうに少女を 見て ) ネッビェにね、 会えなくて ―― 。 まだお土産、渡してなの …。 ( スラムをウロウロとしてみたりはするのだけれど。 結局まだ渡せずにいて 。 ) [Mon 10 Aug 2009 00:35:38]
メアリアン > ――― ( 苦笑を浮かべた少女を見遣ッて、 ) ――楽園に行けない人は 何処に行く事になるのかしら ね。 ( 瞳伏せて呟く。――彼女の事なンて殆ど知らないから。 そンな事無い、とか言えないから。 )    ――― 変? ( きょとン、と。 ) あァ、 だッてルァはお友達だもの。お友達を殺したりなンか、しないわ? ――殺せと云われたら、そうするかも知れないけど。 ( 小さく笑う。 変な事云うのね? ッて付け足して。 ) ――大切にされていたかもしれない子でも 私にとッては他人だもの。 悲しむ人が居ても、憎む人が居ても、その人たちは全部他人。顔も知らない人。 だから、なンとも思わないわ。  [Mon 10 Aug 2009 00:23:43]
ルァ > ―――― らくえん …。 私でも行けるかなぁ …。 ( 言ってみたいな、 なんて。 思ってしまう。 ) ま、 私も汚れてると思うよ。 ( 人こそ殺していないけれど、 綺麗だとは 思えないから。 冗談っぽく笑う少女に、苦笑を返す。 ) ―――― … 変 、 だね。 メア。 ( 10人も殺している と 言った少女を 見つめ て。 ) メアが殺した子には、 家族がいて、 友達がいたかもしれない。 大切にされていた子かも しれないのに ―― 。 死んだら悲しむ人がいて、 殺したメアを憎む人がいるかもしれない子は 殺せて … 。 私は殺さないんだ ね 。 ( 変なの と。 ちょっと 笑った。 ) [Mon 10 Aug 2009 00:18:03]
メアリアン > ―― ええ。失敗は 生かさないと。 ( とン、ッて彼女の目の前で足を止めよう。 ) ――― きッと、あるわ。けど、楽園ッて云う位だもの。汚れた人は入れないンだわ。 ( 楽園が汚れたら、其れはもう楽園では無いンだろうから。―― 彼女の方見遣り、 ルァなら行けそうね? なンて、冗談ッぽく笑おう。 )  ――― ふふッ。邪魔するッて云われたらどうしようかと思ッたわ。   … ( 続く言葉には考える様な間が空いて。 )  ――― もう、進むしかないわ。 私もう10人も殺してるンだもの。 ( 他人だけじゃ無い、兄や両親だッて。 ) ――― これで良いンだ ッて思ッて遣り続ける わ。そうすれば、幸せになれる気がするの。  [Mon 10 Aug 2009 00:06:17]
ルァ > ――― 間違えないように、 かぁ …。 ( 多分、 何というか。 殺さないようにしないと とか、 そういう意味かなぁ なんて、 思いつつ。 ) ―――― 分からないよ…。 ( だって、 死後の世界なんて見たこと無いし、 行ったこともないから。 と 。 少女の思いは 分からないか ら。 ) …本当に、 楽園があるなら行ってみたいけど ね …。 ( そんな世界、 本当にあるのだろうか と、 苦く 笑った。 ) ―――― 邪魔を、 するつもりは無いんだ よ。 ( 近寄ってきた少女を 見て、 答える。 ) でもね ――― 本当に、メアはそれでいいのかなー って。 ( 友達だから、間違ったことをしてたら止めるんだッ!! なーんて カッコイイことはしないし、 今のところは思ってもいないのだけれ ど。 ) [Sun 9 Aug 2009 23:57:48]
メアリアン > ―― ええ。 …けど、お兄ちゃンが戻ッてきたら 今度は間違えないようにしないと。 ( 初めから閉じ込めておけば、他の女なんか知らなかッた筈、なのに。 ) …… ルァ? ( 彼女の表情はどこか悲しそうで。 何故そンな目を向けられるのか 解らなくて。 きょとン、とした表情を 向けて。 ) ――― 此の世界で生きていくよりは きッと幸せだわ? 何にも縛られる事の無い 自由の世界 だもの。 ( 本当にそうかなンて娘にも解らない。が。 ――死の世界を良い世界だと、楽園だと思わなければ、簡単に人を殺す事なンて出来ない。 )   ――― 死の世界は 楽園なのよ。 辛い事も苦しい事も、悲しい事も無い世界。 … ( そンな世界 在るのかしら?――ふと湧いた疑問、消す様に小さく一度首を振り、 )  … ねえ、ルァ。 私ね、ルァが大好きよ? ( 不意に、歩を進め彼女へ近寄ろうか。 ) だから、私の邪魔をしないでね? ( 嗤いながら、こてン、小首傾げ。 ) [Sun 9 Aug 2009 23:40:54]
ルァ > ――― そっか …。 ( 少女の答えを聞いて、 やっぱり と 思う。 彼女 は、 きっとずっと前から 狂っていたんだ ―― 。 愛 なんて、 自分にはよく分からない感情だけれど、 でも彼女のが 普通ではないのは、 分かる。 少女は笑ってる。 嗤ってる。 何でだろう と、 思う。 家があって、家族がいて、お金もものすごく困ったようには見えない。 何故彼女は狂ったんだろう なんて。 でもそれは ―― 自分に分かるわけが 無かった。 ) ――― 間違い…というか、私は正解を知らないから、 分からないけど …。 死ぬことで得られる幸せってあるのかな ? …… 確かに、 死んだらすごく楽だとは、 思うけど …。 ( 小首傾げる少女に、 娘はどこか悲しそうに。 異なる色の双眸向けるだろ う。 神様なんて 、 半信半疑だから。 死んだらどうなるかなんて分からないから。 [Sun 9 Aug 2009 23:32:30]
メアリアン > ――― ええ、そうよ。 だッて私以外を見るお兄ちゃンの目なンて要らないし、逃げようとする手足なンて要らないし、 …私を傷つけるお兄ちゃンの声も要らないもの。 ( 当然でしょう?と云う様に、さらりと答え。 …くすくす、くすくす楽しげに嗤う。 )   ( 小首傾げた彼女。 更に不思議そうな顔をして、 ) … だッて生きて汚れていくより、子供のまま何も知らないで死ンじゃッた方が楽だわ? 綺麗なまま死ねるなら、其れは幸せなンじゃないかしら。 ( 勝手な理想論。 こてン、ッて小首傾げて。 ) それは 間違い?  [Sun 9 Aug 2009 23:20:44]
ルァ > ―――― … ( 少女の言葉を聞き、 考える。 引っかかったのは1つ。  塞いじゃったの 。 其の言葉が意味するの は ―― ) メアのお兄さん は、 メアがそうしたの … ? ( 言葉を選んだつもりではあるが ―― 。 なかなか難しい。 娘は、 少女が狂ったのは兄が死んだから ――― と、 思っていたけれど。 もしかしたらそれは違ったのかもしれない。 ) …… どうして って …? ( 不思議そうな少女に、 娘も軽く首を傾げてみせる。 ) だって子どもは此れから自分で、 いろんなことを選んで生きていくじゃない。 ( 選択肢は ―― それほど多くはないのだろうけれど。 其れでも、 ) 大人は、選んだ結果の 今 だから。 だから子どもが死んじゃうのは勿体無いなって。 ( 上手くいえないなぁ と 困り顔。 ―― まぁ。 スラムの子どもは、少なからず昔の自分を重ねてしまうのも あるのだろうけれど。 ) [Sun 9 Aug 2009 23:13:43]
メアリアン > ――うン。…お兄ちゃンの全てを戻してくれるなら、きッと元通りになる筈だもの。 ( 嬉しそうに返した後、 少し困ッた様な表情を浮かべ。 ) ――目も無いし、手足も無いし、口も糸で塞いじゃッたの。 …――お兄ちゃンの身体だッて今はもう無いのかも。 ( 一応は人目付かぬ場所に置いてあるが。野犬に食い千切られている可能性もあるし。 )    …御伽噺 みたいよね。 ( 子供は神様の持ち物。――小さい頃読ンでもらッた本の話だから、本当に御伽噺、なンだろうけど。 )    もッたいない?どうして? ( 振り返る彼女へ、不思議そうに問う。 ) [Sun 9 Aug 2009 23:06:10]
ルァ > ――― … いらないの?? そういえば、なんでメアのお兄さんて、眼が無いの? ( 少女の言葉からするに、 生前はあっただろうに。 何故無いのだろうか と。 ―― というか、いつ亡くなったかは知らないが、 特別な何かでもしていないと、 そろそろ死体、腐っているんじゃないのかなぁ なんて。 心の中で余計な心配していたり。 ) ―― ? そうなんだ 。 ( 子どもが神様の持ち物 という話は初めて訊いた娘は、 驚いたように眼を丸く した。 ) ――― でもさァ。 やっぱり勿体無いよ。 子どもが死んじゃうのは。 ( 足を止めた少女を振り返り、 言った。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:59:47]
メアリアン > ――― 何でも無いわ。 ( 何か云ッた、と小首傾げる少女へ。小さく首を横に振り答える。 )   ――ええ。良く考えてみたらね、要らないの。お兄ちゃンに目が無いと可哀想だから集めてたンだけど、 ( 不思議そうな顔をする少女へ、少しだけ眉尻下げて。 目は必要無くなッたの、と簡潔に云おう。 )  ――― ええ。 本当に。 ( 脳裏に過るのはあの赤い目の看護師、だッた。 ――変な魔術使う人もいるしね、なンて苦笑を零す。 )        …、 ( 彼女の呟き。耳に届けば 不意に足を止め、 ) ―― 子供ッてね、神様の持ち物なンですッて。子供の内に死ぬ事が出来れば天使になれるらしいわ。 ( だから悲しくなンて無いのよ、と。―― 彼女の呟きに返す様な口調で有り、己に言い聞かせる様な口調でも有る。 )  [Sun 9 Aug 2009 22:48:51]
ルァ > ―――― … ? ( 小さい、 小さい少女の言葉は、 娘の耳を 掠めたが、よく聞こえなかったようで。 何か言った? と首を傾げるだろう。 ) …? ――― … 眼はいらないの? ( そうなんだ。 と、 よくわからないと言わんばかりの表情していることだろう。  外見で判断出来ない には頷いた。) うん。 そうだねぇ。 気をぬけないとだよねェ。 ( 血色の悪い悪魔とか美人だけど強いお姉さんとか、郊外でのんびり暮らしている元傭兵とか、 …自分と同じくらいなのに、平気で人を殺す少女とか。 ) ―― でも。 …子どもが死ぬのは、 悲しいね 。 ( ポツリ と。 呟くように言うだろう。 少女を責めるような口調ではないが。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:42:25]
メアリアン > ――――― 何も 云わないのね。 ( 本当に。… 小さく小さく呟いた言葉は 彼女に届くだろうか。 )  ( 約束、の言葉に こくンと一つ頷いて。 ) ―― 其れに、もう不必要 かも知れないから。 ( 眼球を集める事は。―― にこにこと楽しげに笑みを浮かべながら、歩き出した彼女の後ろ を歩く。 )  ―― 外見で判断も出来ないものね、この街は。 ( 子供かと思ッたら化けものでした、とか普通に有るのがヴェイトスだもの。―― 気を付けなきゃ、なンて思う。 ) ( 自警団に逢わないか、が心配だ。アイゼンリッターが降ッてくる なンてのは娘は知らない。第一彼は現行犯じゃないと何もしないンじゃないだろうか。なンて 勝手な推測。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:33:05]
ルァ > ( 死んだ少年に家族はいたのだろうか。 友人は? 少し見ただけだが身なりが良い様には見えなかった。 ――― 。 ) ―― そうだね、 約束したもんね。 ( 確かに、眼球が取られていなければ、 眼球泥棒 の仕業とは考えにくいだろう。 ) ――― ホント、 スラムとか暗黒街は、 何が起こるか、どんな人に会うか分からないから ね ―― 。 ( 危険度で言えば暗黒街のほうがずっと上なのだろうけれど。  ―――家がこの辺りか というのには、首を横に振った。 ) …うん。 離れようか。 ( 自警団などもまだ、警邏を厳しくしているかもしれないし、 アイゼンリッターもだ。 もしかしたらあの時みたいに突然降ってくるかもシレナイ。 とりあえずは、 この場所を離れる為に歩き出そうか。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:27:27]
メアリアン > ( 少年へ駆け寄る少女を見遣りながら、 無駄よ、なンて思う。気付く人も、叫ぶ人も、止める人も居なかッた。そンな状況で失敗なンかする筈無い、と。 )  ――― だッて、眼球採集は暫く止めるッて 約束したもの。 ( 小走りに駆け寄ッてきた少女へ、そう返す。 )   …物騒、でしょう?何が起きるかなンて、解らないわ。 ( 地に伏せ場少年を遠目に一瞥して、視線を彼女に戻せば。 こてン、とちょッと小首傾げて。 ) ―― ルァのお家はこの辺りなの? もし違うなら… ( 此処を少し離れない? ――そう、尋ねよう。誰かに見つかッたら、怪しまれる もの。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:17:22]
ルァ > ( 友人へ駆け寄る前に、 倒れた少年の様子を 見る。 首に紐の痕がある。 もう ――― 息はないようで。 運が無かった と思うしかない。 この少年は。 この時間にこの通りにいなければ。 少女と会わなければ。 誰かが気付いて助けに入っていれば。 死ぬことは無かっただろうに。 運が無かった。 でも ―― 子どもが死んでしまうのは、 悲しい。) ――― …。 ( そっと、 息をせぬ少年の身体を横たえれば、 少女は小走りに友人の下へ と。 ) ―――― こんばんは、 メア。 …… 眼は取らなくてもいいの ? ( 平然と、 笑みすら浮かべている少女へそう問う。 だってさっきの少年、 眼を抉り取られた様子は 無かったから。 ) ―― そそ。 仕事帰り。 ………本当、随分と物騒だね。 ( なんて言って、 小さく肩をすくめるだろう。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:11:34]
メアリアン > ( ――大丈夫。大丈夫。何時だッて上手く遣ッて来たンだから。 細道を其のまま抜けようとした、矢先 )  ――――― ッッ !? ( 呼ばれた名前と、其の声に びくッと身体が止まる。 声のする方を見遣れば、 あァ良く見知ッた少女。 )      …、 ( 彼女は、知ッている筈、だけれども。 今のは見ていたのかしら? ) ―― こんばんは、ルァ。 ( 彼女へと足を進めようか。 ) お仕事帰り? この辺りは危ないわよ? ( そう、平然と。 にッこりと笑みを浮かべたまま、告げる。 ) [Sun 9 Aug 2009 22:03:48]
ルァ > ( スラムに住んでいる娘は、 お仕事終えてぽてぽて歩いていて ――― 。) ――― … あれ? メ … ( メアだ。 そう思って声をかけようとしたものの、 何か様子がおかしなことに 、 気が付いた。 ――― そうだった。 忘れがちになってしまうけど、 この子は人を殺すンだった 。 なんて。 思って。 ) ――― … メアッ! ( 崩れ落ちた少年。 そのまま細道を抜けようとする友人へ、 大きめの声を かける。 ) [Sun 9 Aug 2009 21:59:14]
お知らせ > ルァさんが来ました。 [Sun 9 Aug 2009 21:54:11]
メアリアン > ( 結構重い少年の身体。――如何にか運べば、はあッ、と一つ大きく息を吐く。 ) ――― 少し待ッてて? ( 笑みを浮かべてそう告げれば、感情を無くした様な少年は首を一回縦に振ッて。 )  ( 「―― ありがとう、」 )  ( ッて、小さく後ろで呟くのが聞こえた。鞄を漁る娘の手に在るのは細紐。礼を云われる様な事等、何もしていない。――憎まれる様な事をする、前なのに。 ) ――― Kýrie, eléison. Kýrie, eléison.  Kýrie, eléison. … ( 其れは歌では無い、小さな囁き。 ――細紐を彼の首に勢い良く巻き付けて、左右に引く。…悲鳴も何も、聞こえない。息の詰まる音が聞こえる。 ) ―――― …… ッッ … ( 数刻後、力を緩めれば 少年の体は地へと崩れ落ちて。 …ぜッ、ぜッ と荒く息を吐く。ナイフよりもずッと ずッと苦しい。 ) ―――…  ( 嘆くな。振り向くな。何も感じず、ただただ、殺せば良い。―― 全てはお兄ちゃンの為。 お兄ちゃンの為に、神様に復讐を。 )   ( 紐を鞄に仕舞いこンで、細道から抜けよう。 …眼球は取らない。だッて、眼球泥棒は暫く止める ッて約束をしたもの。 ) [Sun 9 Aug 2009 21:51:26]
メアリアン > ――――― ( ねェ、お兄ちゃン。やッぱり世界は私の味方だわ? )  …――― 大丈夫? ( 目の前に倒れていたのは男の子。まだ、10歳に満たない位の男の子。傷だらけで、骸骨みたいにガリガリで …――小さく身体が動いているから死ンではいないと思うのだけど。 )   ( 声を掛ければ、少年は少しだけ反応して、此方を見た。身体は、動かせぬ様。 虐待か何かかしら?此処では良く有るみたいだから、 ) ―――傷の手当て、しましょう? こッちへ、… ( そう告げれば、少年へ肩を貸す。 ゆるり、ゆるり、進む方向は、 人の居ない建物の隙間  …細道。 )   [Sun 9 Aug 2009 21:32:48]
メアリアン > ( こつ、こつッと靴音響かせて。 ) ―――…Pater noster, qui es in cælis …Sanctificétur nomen tuum … Advéniat regnum tuum Fiat volúntas tua  ―― ( ぽつンぽつンと口にする主の祈り。 ) Panem nostrum quotidiánum  Et dimítte nobis débita nostra, sicut et nos dimíttimus debitóribus nostris … Et ne nos indúcas in tentatiónem  Sed líbera nos a malo.  ( だッたッけ?――小さい頃の虚ろな記憶だ。覚えていない。 ) お兄ちゃンと一緒に礼拝に行ッたりしていたのに… ( 何処で道を間違えたのかしら? きッともう、死ンでも神の御許には逝けない事でしょう。 )    …ッ、 ( 不意に足を止める。転がッた、其れを 目にして―― ) [Sun 9 Aug 2009 21:19:02]
メアリアン > ( ―――其れにしても、 ) ……なンだか、不気味ね。 ( スラムには良く来るけれど、全ての場所を把握している筈も無く。きょろり、と視線巡らせて見えるのは、家ばかり。住ンでいるのかも解らない様な。 ) ………―― ( 此処ならば居なくなッても大して困らない子供が結構いると思ッたけど。警戒心が強いのか今は見当たらない。ちょッとだけ表情顰めた。 ――本当、最近は余り上手く物事が進まない。 )    …何処かに居ないかしら。 ( 生贄になりそうな、子供が。 ) [Sun 9 Aug 2009 21:01:59]
メアリアン > ( 古い小さな小屋ばかりが並ぶ通りを、スカート揺らして娘は歩く。――生憎の曇り空。あァ折角の復活日なのに、なンて空見上げて。家で色々考えていたけれど、ナイフで殺すのは効率は良いがリスクが高い。返り血を浴びてしまうし、相当辺りが真ッ暗じゃないと 拙い事がわかッた。 だから、 )  ―――――… ( 絞殺なら、如何かしら?なンて。 何も気にせず、唯背後を狙ッていけば良い。細紐を首に巻き付けて、思いッきり遣れば …――大人は、抵抗されたら敵わないかもしれないけれど。子供ならば、きッと出来る筈。 ) ――― ふふ、うふふッ ( 子供は神様のもの、という言葉も聞くし。神様の御許に送ッてあげればいいのよね? ) [Sun 9 Aug 2009 20:50:39]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 [Sun 9 Aug 2009 20:45:49]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 私は泣きながらそのすべてを吸いつくした 』 [Sun 9 Aug 2009 04:28:49]
マガツヒ > ( その血の味は格別で、愛おしくて、体を満たすには十分な量をもっていて ) [Sun 9 Aug 2009 04:28:27]
マガツヒ > ( 仮面の男がひとしきり勝手な事を言い並べた後、私は一人しばらくぼんやりと立っていた。 汚れた服が気持ち悪い。 まだ首の後ろらへんがぐらぐらする。 左手も逆側に曲がったままぶらさがっている。 ) ―――――御免ね、   君。 私は此処で滅びてしまうのが美しかったよね。 ( そんなドラマチックにはいかないんだね。 そう言って私は彼――――私を井戸に突き落とし、命がけで戦った愛する人を見下ろした。 親友であり、幼馴染であり、ライバルであり、淡い想いを抱いたヒト。 仮面の男にやられたんだろう。 未だ意識を失っている。 私とやりあった時点でもうぼろぼろだった。 ) ―――頑張ったね。 ( 私は彼の腰の上に跨り、身体を重ね合うようにして唇をその首筋に寄せる。 ―――過程はどうあれ、私は勝ってしまったから。 ) [Sun 9 Aug 2009 04:27:17]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『(歪んで捩れた在り方のまま、破綻寸前の状態で、泥沼を進んでいくのだ。死ぬまで)』 [Sun 9 Aug 2009 04:18:46]
アイゼンリッター > 満腹になって日光に焼かれるよりはマシだろう。(呆れたように――素顔の感情を僅かに表に出して、少女を嗜める。 傷口は何かで引っかいたかのように抉れてはいたが、特に気にするでもなくグローブをはめる。 どうせ数日で治るのだから)ここで『俺の家に来い』だとか言えるような人間だったら、俺もあんたも楽だったんだろうがね。(そんな無責任なことを言えるわけもなく、また言ったとしても吸い殺されるのがオチだ。 訂正しよう。普通の人間よりも多く吸血されても死なないが、全身の血を抜かれて動けなくなってしまえば似たようなものだ。 もう少し気楽に生きて死ねたろうに、そんな台詞を吐けるなら)自分で決めるしかあるまい。 この世界に正解なんて無いんだ。……せめて、間違ってないだろうと思える事を、やっていくしか。(結果どうなるかは、自己責任、自己満足の領域だ。 彼女は人を襲って吸血するかもしれないが、少なくとも今日、井戸の底で一人寂しく滅んでいく事は防げた。 その事実に自分は満足している。 其処から先は、彼女の問題だろう。 酷い話かもしれないが、気にはすまい。 勝手に首を突っ込んで助けておいて、後は知らない、とは)血を分けてくれるような男でも捜して、殺さない程度に吸って生きていくのが、一番丸く収まるんだろうがな。(できるわけも無い話をつぶやいて、肩をすくめた。 じきに夜が明ける。 自分は、行くとしよう。 ――背を向けて、歩き出した) [Sun 9 Aug 2009 04:17:25]
マガツヒ > ( 私に今彼と対話をする気が無く、彼にもその気が無い。 結局言葉が無ければ歩み寄る事も知りあう事も出来ないだろう。 ―――私は彼と分かり合えない予感がするから、今この場は逃げてしまおうと思うけれど。 ) っぷ。 …足りないのに。 ( 後少し、もう少し、と引き伸ばして強引に引きはがされながらも最後まであごの力を弱めなかった。 牙の跡は少し裂けて千切れたかもしれない。 ) ――――――何処行こうかなぁ。 吸血鬼って、何処行くのかな。 ( 重たい身体を立てなおしてそんな間抜けな質問。 私のお墓は無い。 私はつい先日死んだばかりだから。 私の家はもう無い。 私の身寄りはもう無い。 台無しにしてしまったから。 ふら、と立ち上がってどろどろに汚れた後ろ髪を少し絞って、手をエプロンでぬぐった。 )  [Sun 9 Aug 2009 04:04:58]
アイゼンリッター > (――つまりは、主観の問題だ。 彼女の事情を青年は知らないし、彼の事情を少女は知らない。 それだけの話。 ――何も変わらないのだ)(血を吸われ、視界がゆれた。眩暈――とは違う、文字通り『血の気が引いた』のだろう。 バンクルはコアと切り離されるか、コアを砕かれるまでは死なない。 つまり、いくら血を奪われたところで死ぬ事は無い――動けなくはなるし、こうして影響は出るにしても。感染するのかどうかは知らないが、感染したという話は聞いたことがない。 だが、何事にも限度はある。 自分はこの後も警邏を続けなければならないし、彼女だって移動せねばなるまい。 ――生きたいのなら)…………其処までにしておけ。(強請るような表情をして血を啜る少女から、強引に右腕を振りほどき――よろめきながら、立ち上がった)……朝が来る。 その前に、行くんだ。 [Sun 9 Aug 2009 03:53:28]
マガツヒ > ( 仮面の男がどんなつもりでこんなバカげたことをするのかは知らない。 私が人間だったら、だった頃なら、吸血鬼の味方をする狂信者だ、って石を投げたかもしれない。 今だってはっきり言って、あなたのせいでたくさんの人間が死ぬわ、と思っている。 私が生きる限り、人間は死ぬ。 たまにはちょっと吸いたいな、なんてものじゃないもの。 沢山、沢山、浴槽いっぱい擂り潰して浴びるほど吸ったって足りやしない。 息をするのを我慢しろって言われたって困るでしょう? ) ( だから私は媚びた娼婦みたいに欲しがる顔をして、彼が止めない限り延々、延々、幾らでも、捕まえたその手首辺りに噛みついて浅ましく血を啜る。 血袋一つじゃ足りないけれど、一先ずこのまま干からびて死なずには済む筈だ。 ) [Sun 9 Aug 2009 03:46:57]
アイゼンリッター > (だが、結局のところは主観に過ぎない。 仮にこの少女が生き延びた後、吸血の為に誰かを襲っている場所に遭遇したら、この男は退治しようとするだろう。 ――単純な話だ。 人種や性別、境遇や事情によらず『目の前の被害者を助ける』 身勝手で、自己満足で、ちっぽけな信念。――正義ではないと言う事も、自覚はしている。 それでも続ける。 正解でなくとも、間違ってはいない筈だから)(砂鉄の入ったグローブと装甲を引き抜くと、普通の何処にでもいるような人間の男の腕が露になる。 やや鍛えられている以外は、いたって平凡なものだ)吸い殺す気なら、止めておけと言っておく。――生き延びたいのなら、だが(吸血したいのなら、すれば良い。 以前にも一度経験はある) [Sun 9 Aug 2009 03:35:40]
マガツヒ > ( 世界はそんな、他人の事情で回っている。 誰か一人の正論とか正義なんていうものはちっぽけで、破綻させること無く正すなんていうのは傲慢な話だ。 だから私は私を殺そうとする全ての人を赦した。 情け容赦なく殺す代わりに、情け容赦なく殺されるのだ。 当然の権利とそれにつきまとう責務として。 ) はやく。 はやく。 死にたくない。 ( 右手は外見からかけ離れた握力でずっと仮面の男の衣装を掴んでいた。 引き上げる間も、地面に下ろされる間も、手袋が外される間も。 その腕が露わになるなら――――獲物を捕まえる蛇みたいな速さでその腕を捕まえようとする。 逃がしたら終わりだ。 右腕とわずか顔くらいしか動かない。 ) [Sun 9 Aug 2009 03:29:08]
アイゼンリッター > (無論、彼はそんな事情は知らないし――知っていたところで、行動を変えたかどうか、わからない。 この世に明確な善と悪なんてものは無い。 正解は存在しない。 ただ、自分にとって『間違っていない』と思うことをやるしかないのだ。 ――カイン・グレイホーク、アイゼンリッターにとって、それはとても慣れ親しんだ事柄で……これから先、死ぬまで泥沼を歩いていく理由なのだから)……少し、待て……ッ!(腕が痺れてきた。両足を壁について踏ん張り――靴裏に鎖を巻いていて良かったと切に思う――着実に登っていく。 はっきり言えば、首筋の装束を引っ張られるのは邪魔ではあった。 打撃に強くとも革ではある。 彼女の筋力次第では、裂けてもおかしくはないだろう)(――そして、辿り付いた。 井戸の外へ、まずは少女をおろし、それから……息を大きく吐きながら、彼もまた降りる。 ――手袋を外す事に、躊躇いも無かった) [Sun 9 Aug 2009 03:16:16]
マガツヒ > ( 彼は―――私をここに突き落とした彼は出来る限りの身を尽くした。 命がけで、どっちが死んでも恨みっこなしだと泣きながら笑った。 だから負けた私は―――このままここで果ててしまってもそれはそれで満足できたんだろう。 でも、だめ。 生き残る可能性が出来てしまったからには私は全力で可能性を模索しなければならない。 そう、先ずは、栄養補給。 ) じゃぁ仮面を外して。 手袋でもいいよ。 それともイケニエの奴隷を買ってくれる? 死にたくないわ。 私を生かしてみせて? ( 自分でも笑ってしまうような傲慢な物言いだ。 助けて貰ってなお、私は彼の邪魔な衣装を引き裂こうと右手に力を込めている。 身体はぐにゃりと脱力したままだ。 首の後ろらへんがおかしい。 立つ事も出来ないだろう。 ) [Sun 9 Aug 2009 03:08:35]
アイゼンリッター > ……………悪い、が。(ギシギシと軋む音。 綱、装束、自分の筋肉。あるいは精神。 何もかもが破綻しかけている。 そんな印象を受けた)(微かに笑った娘の口元に煌く牙。 彼は以前に見たことがある。 二度――いや、三度か。 芸能横丁で身体を売っていた少女がそうだった。 暗黒街で遭遇した化け物がそうだった。 彼女が何者なのか、カイン/アイゼンリッターは理解している。 その上で――)……あんたは――俺にとって、井戸に叩き落されて死に掛けてた、ヴェイトス市民だ。 何者かなんて知った事か。 死にたければ……死ね。 ただ、俺の目の前では……死なせたく、ない……ッ!(――エゴ。エゴだとも。それで何が悪い。 俺を殴りつけてきた男は吸血鬼と戦っていたのか? かもしれない。 今、牙を光らせている少女は誰かを襲ったのか? かもしれない。 だが、知った事か。 俺は自分が見ている状況しか知らない。 その上で、やれる事をやるだけだ)(時間はかかる。だが、井戸の出口は近づいている。そう時間はかからないだろう) [Sun 9 Aug 2009 03:00:11]
マガツヒ > ( 助かる? そんな考えが一瞬脳裏に過ぎって、少しだけ思い出した。 それはとても悲しい事で、ばらばらのパズルを一つにつなぐ一枚のピース。 ) 嗚呼―――――残念だ。 ( 私は仮面の男に抱えられながら、動く右手でちからいっぱい、ちからいっぱいその仮面と胴衣の間のなにか革でできた部分を捕まえて―――――壁紙でも引き裂くようにして引っ張った。 ) 死んでしまえるならそれでよかったのに。 ( 彼は、鉄仮面の彼は驚くだろうか? みしみしと音を立てる革の軋む音に。 死にかけた娘がうすら笑いながら尖った犬歯をのぞかせる事に。 ) でも駄目。 生き残れてしまう限りは生きる・・・・・・・・・・・・・・の。 それは公平な勝負だから。  [Sun 9 Aug 2009 02:52:46]
アイゼンリッター > (――その時、カインは自分が、鉄仮面の下でどんな表情をしていたかわからなかった。 泣いていたのか、憤っていたのか、笑っていいた可能性だってある。 だが――鉄仮面は、アイゼンリッターは、ひたすらに無表情だった)(……どこにでもいるような少女だった。 普通に生きて、昨日も明日も暮らしていける筈の少女に思えた。 こんな場所で、こんな風な目にあって良いわけがなかった。 右手でしっかりとロープを握ったまま、水に浸された彼女の身体を抱き上げようと、腕を伸ばす。 ――人を一人担いで上まで登るのは重労働だろうが、諦める気は無かった)…………大丈夫だ。上へ、行こう。(搾り出すようにして出した声は――自信は無かったけれど――彼女を安心させる事のできるものであれば、と願った) [Sun 9 Aug 2009 02:42:20]
マガツヒ > ( 井戸の中には少女が横たわっている。 薄汚れた藻屑まみれの浅い水の中に半身を沈めて折れ曲がった左手を翳し、ぼんやりと残念そうな顔で微笑んでいる。 10代後半くらいの何処にでも居そうな、エプロン姿の少女。 ) [Sun 9 Aug 2009 02:36:19]
マガツヒ > ( 遠くで声が聞こえていた。 折角心地の良いまどろみを迎えた所だったから無視してしまいたかったけれど、声はずっと叫んでいた。 悲鳴みたいな声で叫んでいた。 何だかそれが酷く心配になって、閉じかけていた目を開く。 ああ、どうかそんな声を出さないで欲しい。 ) ( 丸く切り取られた光が陰る。 ) ( そして声。 ) ( 私は闇の中、その声の主が降りてくるのを黙って待つことにした。 ) [Sun 9 Aug 2009 02:36:15]
アイゼンリッター > (――なんだ、使えるじゃないか)(実戦でこんな技を撃つことなどは無かったが、成果を確認したときの感想はそんなもの。 即座に動けないという事を見て取ると、鉄棒を明後日の方向に蹴っ飛ばして――武器が無ければ、さほど脅威ではあるまい――井戸の方へと取って返した。 ……確かめなければならない事が、ある)………おい、誰かいるのか?(声をかけながら腰のベルトからフック付ロープを取り出し、井戸の内側へと引っ掛け、その中へと身を投じた。 下に何が――否、誰がいるのかわからない。 慎重に、気をつけながら、だ) [Sun 9 Aug 2009 02:28:37]
マガツヒ > ( 男は半ばよろめく様に鉄の棒に駆け寄り、酷くあっさりとその大味な飛び蹴りを喰らって派手に吹っ飛んだ。 ごろりと転がって何度かびくんびくんと痙攣し、蹲りながら吐血し―――少なくとも、置き上がる事は出来なくなったようだ。 辛うじて息はしている。 酷く苦しそうだ。 意識はあるのかないのか分からない。 ) [Sun 9 Aug 2009 02:23:09]
アイゼンリッター > (息を大きく吸い、吐く。意識のスイッチを切り替える。――男を攻撃する事に関して残っていた躊躇、というものが消えたのを感じた。 あの鉄棒の一撃は、防具の無い常人にとっては痛恨の損傷を与えただろう。 『誰も此処に近づくな』と言った。アイゼンリッターを狙ったのではなく無差別。 そして、微かに見えた血。 ――軽い手ごたえの綱。 糞ッたれ)……………さ、せるかァッ!!(駆け出した。 男が鉄棒を手にするのを防ぐため? 正しいが、少し違う。 地面を蹴り、跳躍する。 分厚い装束を着ているとは思えない高さと、速度。 そして――かつて、それこそ数え上げるのも馬鹿馬鹿しいほどに使っていた技――飛び蹴りを、男へと放った) [Sun 9 Aug 2009 02:16:06]
マガツヒ > ( 男が何度目か振り上げた鉄の棒は横薙ぎの振動を男の手首に伝え、少し離れた所にがらがらと音を立てて転がり落ちた。 男は荒い呼吸を繰り返しながら肩をいからせ、手放した鉄棒をもう一度拾い上げようと駆け出す。 ) もうっ…いいだろうッ…! 誰も此処に近づくなッ!! ( 曇天から僅か覗く月明かりが僅かに闇を照らしている。 血の固まったぼろぼろの服。 狂気すら混じった険しい顔の男。 鉄棒にこびり着いているのも血だろう。 ) [Sun 9 Aug 2009 02:10:48]
アイゼンリッター > (事態を把握できたのは男の声があったから。 脅迫の叫び。 つまりは敵だ。 事実はそれで十分。 振り下ろされた鉄棒が防具に当たり、一瞬息が詰まる――が、それだけだ。 少なくとも、それで致命傷にはならない。 自分の身体くらいは理解しているつもりだ。 防具の上から身体を叩かれた程度では、苦痛はあっても、死なない)…………ぐ、ゥッ! こ、んのォッ!!(苦痛を堪えながら拳を握り、鉄拳でもって、まずは鉄棒を横に払おうと試みる。 できれば連続で攻撃したいところだが、呼吸を整えて態勢を立て直さねばならない。 たとえ殺されることは無くとも、バランスを崩したままでは井戸へ落とされるかもしれない。それは避けたかった) [Sun 9 Aug 2009 02:00:44]
マガツヒ > 消えろッ!! 直ぐにッ!! 二度と此処に近づくなッ!! 近付いたらブッ殺すぞッ!!! ( 一発目が当たったと見るや男―――少なくとも人間の男の声で人影はそう脅すようにまくし立て、短く持ち替えた鉄の棒の柄を使って硬そうな防具に向けて何度も何度も短く速く「突き」を喰らわそうと振り下ろす。 暗くて分かり難いが、シルエットは間違いなく人間のそれ。 フゥフゥと息を切らせながら喚く声と雰囲気は中肉中背の青年から中年くらい。 殺す気があるのか無いのか、単に慣れていないのか、致命打になりそうな攻撃はしていない。 ただひたすら細い先端で「突き」を繰り出すのは解り易く「痛い」攻撃ではあるが。 ) [Sun 9 Aug 2009 01:55:16]
アイゼンリッター > (――寂れた街。見捨てられた街だ。おそらく、この辺りの治安など、殆ど考えられてはいまい。 当然と言えば当然で、まともに税金を納めている住人は少ないだろうし……治安を改善するには、とてつもない金と人員が必要となるのだから。 でも、とも思う。 思ったから始めたのだが――スラムや暗黒街の住人だって、誰かが守って良い筈なのだ)…………………うん?(綱を動かして覚える、微かな違和感。軽い。 ――それとほぼ同時)(カインという青年は、少なくともおよそ戦闘向きではない装束を着ての戦闘に慣れていた。狭い視界であっても、通常と同じように振舞うことができた。 だが――彼自身の知覚は、別に人並み外れているわけじゃあない。 奇襲する事には慣れていても、される事にはなれていなかった)――――ぐ、がッ!?(――金属棒による攻撃。防具がある分、ダメージはさほど大きくないものの、衝撃で意識が揺れた) [Sun 9 Aug 2009 01:46:43]
マガツヒ > ( 寂れた区画だ。 灯りも無い、近所に何があるでもない、ただ、近隣住民の廃墟みたいな家屋が幾らか続いていて、埃っぽい臭いのするつまらない通り。 商店のような建物も見えるが、錆びて傾いたブリキの看板の文字は読めそうにない。 寂れているから起きたのか、起きてしまったから誰もこんな時間に近付かなくなったのか、過去二回、この辺りで強姦事件と強盗事件が起きている。 鉄仮面の男の巡回ルートに入るのも当然のこと。 ) ( 貴方が井戸に近づき、綱を手繰り上げるなら直ぐにその感触が軽すぎる事に気付くだろう。 …桶は吊られていない。 ) ( そして ) ( あなたが気付くのが先だろうか? 「人影」があなたに駆け寄るのが先だろうか? かなり近い場所に潜んでいた―――潜んですら居ない、離れて座っていた誰かが10mも離れていない所から貴方に駆け寄って、大上段に振り上げた70cm程の鉄の棒を黙って振り下ろした。 ) [Sun 9 Aug 2009 01:39:50]
アイゼンリッター > (――疲れた。)(わかりきっているのだ。 犯罪者を殴り飛ばした程度で、何が変わるわけでもないという事は。 だが、変わるかもしれないと、そう信じて始めた。 あれから――もう1年近い。 何も変わっていない。 それどころか……自分は、泥沼を延々と進まなければならないらしいという事に気づきはじめている。 つまり――)…………疲れた、な。(思わず、声が出た。 疲れたからといって仕事を辞める者がいないのと同様、彼もまた自警活動を辞める気はなかった。唯一無二の正解ではないにしろ、間違ったことをやっているとは思っていなかったから。 ただ、そう、例えるなら――救いが欲しかった。 “彼女”に会いたかった。 明るく破天荒な彼女に)(そうして、井戸にたどり着いた彼は――のどが酷く渇いている事に気がついた。 今まで、自警活動中に水を呑もうなどと考えた事は無かった。 ただ、その日の彼は、考えてしまったのだ。 綱を手繰り、からからと桶を下ろしていく。 底に何があるのか、誰がいるのか、まだ気づいてはいない) [Sun 9 Aug 2009 01:27:03]
マガツヒ > ( 記憶が混濁しているのは何故だろう。 酷い虫食いをしたみたいに、パズルをばらばらにしたみたいに、意地の悪い走馬灯は順序立てて流れてくれない。 孤独。 罵声。 絶え間ない恐怖。 怒り。 叫び。 空腹感。 振り上げた拳。 お母さん。 誰かの笑い声。 闇の訪れ。 お別れの歌。 ―――――思い出さない方が良いのかもしれない。 思い出さなくて良いことだから忘れてしまったのかもしれない。 ただ一抹の温かい物を胸に抱いたまま目を瞑っていれば良いのかもしれない。 ) ( 疲れた。 ) [Sun 9 Aug 2009 01:20:20]
アイゼンリッター > (身体に纏わりつくような湿気と熱気、天を覆う灰色の雲。 それらを眺め、カイン・グレイホーク、あるいはアイゼンリッターと呼ばれている存在は、疲労困憊した頭でそんな事を考えていた)(――疲労困憊、といっても体力的なものではない。精神的なものだ。 そしてそれも、特に重大なものではない。 例えるなら、気の進まない仕事に向かう時の『嫌だな』という想いが積み重なったような疲労だ。大した問題ではない。単なる職場での精神的苦痛ならば同僚や家族に打ち明けたり、また仕事で得られた成果が打ち消してくれる。 ただ、彼の場合――打ち明けられる相手もおらず、また仕事で成果を得られたとも思えない。その二つが、彼の精神を疲れ果てさせていたのだ)(思えば、以前にもこんな日はあった。 そう、アレは――浪人騒動の最中、豪雨の降り注ぐ……意識こそしていなかったが、カイン/アイゼンリッターの存在が、微かに歪み始めた《禍つ日》としか言いようのない日も、こんな風に疲れていたように思う)(ガシャ、ガシャ、という微かな金属音。井戸の底にいる娘へと届くかどうかはわからないが、それが近づいてきている。無論、彼女の存在に気づいているわけではない。井戸は警邏ルートの先にあるという、それだけの話だ) [Sun 9 Aug 2009 01:05:38]
マガツヒ > ( ぼんやりと覚えているのは赤く黒く、いびつに歪んだ顔みたいな夕焼け空だった。 友達の居ない私はその薄気味悪い空を一人で見上げていたんだと思う。 ああ、嫌な空だなと思った。 予感はしていたんだろう。 この空の下で起こる事は何一つ上手くいかない。 凶兆の空だ。 ) ( 泥黴の水面が耳の下辺りまで浸かっていて、少し心地いいとも思った。 ぼんやりとそう思った。 ) [Sun 9 Aug 2009 01:03:09]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――嫌な夜だ』 [Sun 9 Aug 2009 00:59:20]
マガツヒ > ( 事故だったのか、誰かに突き落とされたのか、どうしてこんな事になったのかをはっきり思い出せない。 ただ酷く悲しくて淋しくて、多分それはもうそんなに命に時間が残されていない事を私が理解しているからだった。 あと何回呼吸するうちに、あとどれだけ回想するうちに、私の命は終わるんだろう。 考えても仕方のないことだけど、あと残りの時間で考えられることなんてそう多くない気がする。 ああ、つまらない終わり方だな、なんて冷静なのはやっぱりもう、助けを呼んで叫ぶ意味が無い事を私が理解しているからなんだろう。 ) ( 私はもうすぐ死ぬ。 ) [Sun 9 Aug 2009 00:55:48]
マガツヒ > ( 少女は数時間ぶりに瞳を開き、自分がまだ生きている事を確認した。 空は丸く小さく切り取られ、背中はぬめる泥黴の臭いを漂わせる水で濡れている。 左腕は妙な方向に折れ曲がっていて、人差指と中指の爪が剥がれている事に気付いた途端、そこが熱を持ったように痛みだした気がした。 意識はぼんやりしている。 後頭部らへんに違和感。 首に力が入らない。 ) ( 井戸の底から見上げる世界は深く遠く、孤独だった。 ) [Sun 9 Aug 2009 00:51:08]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 冷たい闇の底で 』 [Sun 9 Aug 2009 00:41:54]
お知らせ > ヴァルブルガさんが退室されました。 『お客来ないかなぁ。』 [Sat 8 Aug 2009 10:30:47]
ヴァルブルガ > (曇天の割にはうだるほど厚い。いや曇天で湿気がすごいからこそか。 さすがにけだるげに黒髪を汗で重くし、緩慢な動作で額の汗をぬぐう。熱い。こんな日に挑戦してくれるような人はいるのだろうか) ……こんな日こそ、からいのがきくんですけどね。 [Sat 8 Aug 2009 10:18:24]
ヴァルブルガ > (ある意味、主のワンさんも死闘を繰り広げている。あまりの成功者の数に、からみを強くした。それによりあの”両手斧”ですら屠ることができるようになったが……はたして客を料理で傷つけることはいいことなのだろうか、マスターの心にはなんだかむなしいものがわだかまっているようにも思える。せめて、斃れていった当選者たちがリピーターとしてくるようになってくれれば、企画も成功だし、良心も傷まずに済むのだが。) [Sat 8 Aug 2009 10:12:22]
ヴァルブルガ > スラムの一角にある鉄鍋飯店。その入口で水をまいているのは、前かけ姿の一人の女。レイシェリダンを灰にした一味の一人である。黒髪ではあるが、いわゆるフォーウン人には見えないだろう。溜息をつきながら桶の底に残った水をぶちまける。  [Sat 8 Aug 2009 10:09:43]
お知らせ > ヴァルブルガさんが入室されました。 『そんな元剣闘士の心情はつゆしらず』 [Sat 8 Aug 2009 10:05:23]
お知らせ > エトワールさんが退室されました。 『 何年かぶりに声を出して泣いた 』 [Sat 8 Aug 2009 10:04:29]
エトワール > ( 今になってどっと襲う疲労感と容赦なく金属の義肢を照らす夏の熱気に脱力して座り込む。 本当に今更レイの家に行ってどうなるっていうんだ。 半分炭化した焼死体を確認して事実を受け入れるのか。 争った相手を探して仇打ちでもする? それもいいかもしれない。 暫らく会って無かったけど、殺されなきゃいけないような事をするような奴じゃない事くらい知ってる。 見た目に似合わず結構気がつくタイプだった。 無用の諍いなんか起こさないように気を回すような。 ) …っ。 うっ。 ( 色々思い出したら無性に悲しくなって鼻を啜る。 昔話したんだ。 試合で殺し合う事になってどっちかが死んでも恨みっこなしにしようって。 コロセウムで真剣勝負したその結果なら笑って受け入れようって。 その時思ったんだ。 ああ、それなら笑って死ねるかもしれないって。 そういう死に方は無意味じゃないって。 ちゃんと生き残った方の胸に刻まれればさ。 ) っく…ひっ…うええぇぇぇ… ( こんなの認められるもんか。 )  [Sat 8 Aug 2009 10:03:28]
エトワール > ( 一昨日の夜の事だそうだ。 どういう経緯でかまでは知らないが、フォーウン料理の店で食事中に争い事になって。 あのレイ・シェリダンが一発でノックアウトされたとか、完膚なきまでの完全敗北だったとか、最後は丸焼けにされて灰になったとか。 そんな話聞きたくない。 そんな終わり方を認められるわけがない。 レイは剣闘士だったんだ。 未練も無く解放されてコロセウムを去った私とは違って、なんというか、根っからの。 そのレイ・シェリダンが。 コロセウムの外で、しかも食事中に殺されるなんて。 信じられるわけがない。 あるとしたら余程一方的なやり方だったんだ。 お酒で潰れてたとか、すごい人数が相手だったとか、人質があったとか。 じゃなきゃ負けるもんか。 ) ……一級剣闘士だぞッ…素人なんかが束になったって殺せるもんか。 [Sat 8 Aug 2009 09:46:44]
エトワール > ( 今朝突然の訃報だった。 最初、何の事かと思った。 繰り返し聞くうちにじわじわと背筋に冷たい物が走って、言葉を失って、やり場のない感情が抑えきれなくて、最後にはその事を教えてくれた娼婦の子を怯えさせてしまった。 ) おかしいじゃないかッ…! だってそんな簡単に…!! ( 砂ぼこりのきつい通りだ。 彼女の家がこの辺りらしいと聞いて片っ端から路地を駆け回っている。 金属製の義足が積もった砂を踏みつけて滑り、姿勢を崩してその場で派手に転んだ。 すり剥けた腕から血が出ている。 ) ( 荒い呼吸を繰り返しながら立ち上がる事も出来ずに地面を叩く。 何度も何度も。 ) 駄目じゃないかっ…そんな所で死ぬなんて貴女らしくないよ…ッ!! ( 古くからの知人が死んだ。 べったりと仲良しの友達じゃなかったけど、確かな信頼関係のある友達だった。 ) 灰になったって何だよ、レイ・シェリダンッ!! ( 感極まってフルネームでその名前を呼んだ。 ) [Sat 8 Aug 2009 09:38:54]
エトワール > ( 走った。 走った。 暑い夏の日の下を、行き先も定まらないまま駆け回った。 がしゃがしゃと音を立てる無暗に重たい自分の足が煩わしい。 流れる汗が目に入って視界が何度も奪われる。 体力には自信があったが、もうずっと走りまわっていて息も切れ始めている。 ) 嘘だっ…! ( それでも走った。 ) 嘘だッ!! ( 吠えるように繰り返し、歯を食いしばってまた走る。 何処だ。 今まで知らなかったこと自体が恨めしい。 一度くらい訪れた事があっても良かったのに。 今更行ってどうする? でも足を止める事が出来ない。 だから走った。 ) [Sat 8 Aug 2009 09:30:32]
お知らせ > エトワールさんが来ました。 『 訃報/Bad news suddenly comes. 』 [Sat 8 Aug 2009 09:25:41]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( 次は如何しようかなァ、 ―― 小さく、呟いた。 )』 [Thu 6 Aug 2009 21:18:03]
ライヴィス > ( 廃屋の隙間から再び抜け出せば、もう子供の姿も見えず。 ) ―――― … 帰ろうか。 ( 塵の中から出て来た使い魔に、声を掛ける。 ) [Thu 6 Aug 2009 21:16:21]
ライヴィス > ( パタパタ、と走る小さな足音が通り過ぎた。 …猫の口を片手で抑え、其の首元に噛み付く。――流れ込ンでくる血液は人間よりは劣るが、鼠よりも十分量も多い。 ) ――――…ッ … ( 其れを飲み干せば、喉の渇きも嘘の様に静まる。まァ、1週間後にはまた同じ様な状態になるのだが。 ――吸い尽し、干乾びた様になッた奇妙な猫の亡骸は、塵が放置された其の場所へ、投げ捨てて。 ) ――― 見られて 無いと良いけどなァ… ( なンて。猫を殺した如きじゃァ罪にも為らぬ場所 だが。――己が下手な事をすれば迷惑を被るのは主人だろうし。 ) [Thu 6 Aug 2009 21:05:59]
ライヴィス > ( ぐらッ、と一瞬視界が歪む。――喉が熱い、熱い、痛い。 ) ――――… ッ、 ( 刻印を隠すより血液を補給する事が先決だ。ゆるり、と足を動かした先に居たのは、―― 猫と、小さな子供。 )         …、 ( 己に背を向ける子供。猫は子供の飼い猫では無い様で、するりと子供の横を通り過ぎ、己の横を通り過ぎ―― … )   ( 泣き声が聞こえる。子供の。 如何やら迷子の様。 )  ――――― ッ… ( がッ、と手を伸ばし猫を掴む。苦しむ猫の声が 響いて。子供が此方を振り向く ―― 其の前に、廃屋の並ぶ隙間へ、入り込ンで。 ) [Thu 6 Aug 2009 20:52:10]
ライヴィス > ( 視界に映るのは朽ち掛けた建物と、僅かに掛け始める月と、濃紺の空。――此処で休ンで居ても餌は来ないか。少し考えた後立ち上がれば、不意に視界に入ッた肩の辺りに在る奴隷の刻印。 ) ――― あァ、 ( 如何しよう。袖の無い服では隠す事が出来ない。 ) ――― 切るもン、無いかな。 ( ナイフでも何でも落ちてれば良いのだが。――長い服の裾を切れば、刻印を隠す布として使えるだろう。 )   ( 取り敢えず進もう、と。建物の陰から抜け出す。 …喉の渇きは、何も収まらぬまま。 ) [Thu 6 Aug 2009 20:39:56]
ライヴィス > ( スラムの一角。廃屋の並ぶ場所。 ――建物に寄り掛かる様に座り込む奴隷吸血鬼。自由に外出をして良い、―其の言葉通り、書置きを残し、こうして外に出て来た訳だ。 ) ――――……ッ… ( 昨日は何とか飲む事を抑えられたが、今日も其れが続くなンて限らない。早い所、名も知らぬどッかの誰か、若しくは動物から吸血しなくては――… ) [Thu 6 Aug 2009 20:29:40]
お知らせ > ライヴィスさんが来ました。 『( ――喉が、渇いた。 )』 [Thu 6 Aug 2009 20:25:34]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『( 見遣る彼には、不思議そうに 小首傾げるだけ。怪力の自覚も、無い。 )』 [Wed 5 Aug 2009 00:41:42]
リゼル > ――― そンな事、無いよ? ( どンなに長く生きて様が自覚が無ければ子供だ。 ――くすくす笑ッてそう答える。全く彼を若輩だとも目下だとも思ッていなかッた吸血鬼。無自覚での態度だから、性質が悪い。 ) ――― う―ン。魔法、かァ。 ( 見て来た子供を思い出す。化物だとか、色々云われて来たけれど。魔法なンてやッぱ云われた事が無いのは、行いか。 ――彼が行う処置の方が、ずッと魔法見たいなンだろうなァ、とか。 ) ――― うン。 ( ひょいッと軽い荷物を持つかのように、彼の後ろを歩き出そう。 ) [Wed 5 Aug 2009 00:41:03]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 『――持ちましょうかとは云い出せ無かった』 [Wed 5 Aug 2009 00:34:36]
ティス > (百年とか) ――もしかしたら私等、貴女には若輩に映っているのかもしれませんね (男はふと微かに笑みを浮かべた。何処か目下の者に対するような少女の態度を、男が不快と感じなかったのは単に気にしていなかっただけなのか其れとも無意識に差異を感じていたか) 斬新でしょうか。子供は良く云うでしょう、魔法使いみたいだ等と――― (エンバーミングした後の御遺体を見てそう言われた事が有る経験上。確かに此の街ならば真に魔法で人形を動かす者もいるかもしれない――或る意味ではカバリスト等は其れに当たるのだろうか) では、参りましょうか。 (そう、声を掛けて) ――― (鞄を持ち上げる貴女を何気無く見やる)(確かお人形は吸血姫と同じ位の背丈であるという事だが―――)   …。 (其れを収めたトランクを難無く持ち上げるか細い両腕を見つめ) [Wed 5 Aug 2009 00:33:40]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Wed 5 Aug 2009 00:25:52]
リゼル > ―― … ( 如何でも良い、の言葉に少しだけ驚いた様な表情を浮かべ。―まァ気にしても仕方が無いッて そう云う事?なンて 解釈を。 ) ――― … うン、じゃァ お邪魔させて貰おうかな? ( こくン、と頷いて。勿論物を口にする事は出来る。――栄養にはならない、と云うだけで。 ) ―― 此の街に来る前からだから、 結構かなァ。 ( 100年とか、 ッて冗談ッぽく笑う。 信じるも信じないも、彼次第だ。此方は種族を隠す気等殆ど無いのだから。 ) ―――魔法ッていうのも斬新だね。 ( まァ此の街には本当に魔法で人形を動かす様な人も居そうだけれど。 ) ―― ティス、ね。 ( うン、云いやすい。 ) 勿論、一緒に行く よ。 ( なンて、笑えば。 糸を操り、お人形は傍らの鞄の中へ。流石に此のまま歩くのは、目立つだろうし。…ぱたン、と鞄締めれば、両手で持ッて。 ) [Wed 5 Aug 2009 00:20:16]
ティス > ――まあ、如何でも良いですけれど (そう、男は何事も無かったかの様に口にした。男は生きてるものが嫌いだとか拒絶しているだとか云うよりも恐らくは如何でも良い――余り興味が無いのだろう。無関心は嫌悪するより酷いらしいが) はい。…では、家の場所を確認するついでにお茶でも如何ですか (等と誘いの言葉を掛けてみるが、姫君は飲食は可能だろうか。特殊、についてはお気に為さらずと言葉を濁し) ―――随分。どの位ですか? (見た目から考えれば昔と云えどもそう時が経っていない様に見受けられるが――何せ此の街であるから) ―――ええ、魔法。貴女ならば、そう時を置かず感覚を取り戻せると思いますよ。 (かくりかくり)(動かされている人形と貴女の指の動きを見乍)  …そうですか。 (笑う貴女をほんの少し訝し気に思い乍も男は其れ以上言及する事無く) ―――ティスで構いませんよ、リゼル嬢。さて――如何しますか。 (家を確かめに来るか如何か) [Wed 5 Aug 2009 00:08:26]
リゼル > ―― 本当に、ね。 ( 苦笑にも似た笑みを浮かべ。感謝されたり厭われたり、人の感情は面倒臭い。 ) ――ほんとう?じゃァ御言葉に甘えて今度お邪魔するよ。 …―― 特殊? ( 続く言葉に小首を傾げる。――特殊、なンだろう。 まァ良いか、と自己完結。 ) う―ン、前の子は如何だッた かなァ。随分昔の話だし … ( 思案顔。――なンせ一番のお気に入りとは100年近く前に別れたしなァ、とか。彼女には名を付けた筈だが、覚えて居ない。 ) ―――魔法、か。 ( 己の指先に括り付けた糸と、人形の彼女を交互に見遣る。魔法みたいに見えるものなンだろうか、――なンて。 ) でも、其れ位自然に動かせたらいい なァ。 ( 今は、かくりかくりと如何にも動かしてます、と云ッた動きだから。 ) ――― …ううン、なァ ンも? ( 何か、の問いに。くすくすッて笑いながらそう答える。――独りだッたら、上手く遣ッて同族に出来無かッたかなァ、なンて考えていただけだ。 ) ―― コンフタティス、か。 宜しく。 私は、リゼル 。 ( 彼の仕草を見遣れば、僅かに笑みを浮かべて。 淑女が行うみたいな、挨拶を見様見真似で行う。 場所にも、こンな自分にも不釣り合いだけれど。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:56:12]
ティス > (死を好む人間なンて――) ―― (僅かな違和感に目を伏せ) ――其の癖深く感謝される事も有る。不可解ですね。 (必要無くなったらまた厭う癖に――クツ、と小さく喉奥で笑う) そうですか。まあ、見るだけなら構いませんよ。時々特殊なお客様もいらっしゃいますが―― (自分の体を直して―誤字で無く―欲しいなンて云う――其の辺りは今は口を噤んでおこう) そうですか。前の子にも付けてはいなかったので? (等と悩む貴女に他愛無い問いを向け乍首を傾げる人形に視線を向け) ええ、不思議な手ですね。子供ならきっとこう云うのでしょう―――魔法みたいだ等と、目を輝かせて。 (実際は種も仕掛けもあるのだろうが。今夜はいきなり上から降って来た所為か、子供には不評だった様)  ―――何か。 (声の響きが気になって、問いかけた。仕事に支障が無い程度には付き合いが有る、と云う位。――但し完全に拒絶していたならば男が貴女に声を掛ける事は無かっただろう) 嗚呼、コンフタティスと申します (芝居がかって道化たお辞儀の仕草) ―――貴女の御名もお聞かせ願えますか、お嬢さん [Tue 4 Aug 2009 23:42:30]
リゼル > ―― そう?楽しい、とは違うけど。興味は有るな。 ( 死体を扱い職業。きッと己には今後縁も無い様な職業だ。 自分が死ンだとして、最後は灰として消えるンだから。 ) ――― なま、え… ( 云われて、初めて気づいた様に呟く。 ) そう云えば未だ付けて無いなァ。名前とか思い浮かばないし。 ( けど付けてあげた方が親しみが持てるンだろう。悩む。 ) ( 続く彼の言葉に、少しだけ嬉しそうに笑う。 ) ――そうかな? 有難う。そう云ッて貰えると嬉しい。 ( ピン、と張ッた糸は其のまま。人形はこてり、と小さく小首を傾げて。 ――やッぱり、人間の様には見えない、拙い人形の動き。 )   ―― そッか。 ( 独り暮らしの意味で無いのなら、周りには人が居ると云う事か。 ――完全に生を拒絶し孤独、と云う訳では無さそうだ。 …僅かに残念そうに、そう返して。 ) ――あ、そう云えば。 お兄さン、名前は何て云うの? ( 聞いて無かッたよね、と。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:26:10]
リゼル > ―― まァ、死を好む人間なンて滅多に居ないだろうしね。 ( 当たり前と云えば当たり前か。――彼の言葉に頷こう。 ) ――― [Tue 4 Aug 2009 23:18:00]
ティス > 人は死を厭うモノですから。 (当たり前の様に淡々と。生きている物が嫌いかと問う貴女の言葉に是と肯いたにも関わらず男の反応は迫害されて憎いというのとは違っていた) ―― (仕事) ――構いませんが…、余り貴女の様なお嬢さんが見て楽しい物ではありませんよ (何せ扱うのは死体なのだから。けれど拒む口調で無いのは以前の墓地でエンバーマーと知った上で貴女がそう言い出したから) 嗚呼、そうでしたか。 ――名前、等はお有りで? (子供や女性は人形や動物に名を授けるのが好きな様だから、貴女もそうかと何と無く) ――馴染みの無い私には、今で十分凄いと思いますが (人形操り。ちら、と貴女の手から伸びた糸を辿り人形を見つめた) ―――独り暮らしかという問いでしたら、そうですね。 (家族は、居ない。棺屋や墓守、自警団員等の仕事関係者ならば周りには居るが) [Tue 4 Aug 2009 23:12:34]
リゼル > ―― 違う処 かァ。 ( 確かに、とひとつ頷いて。大人が、解る筈が無いと高を括ッていても子供は解ッていたりするし。 −外見だけが子供の吸血鬼は思う。案外子供の方が遣り辛いかもなァ、なンて。 ) ―― そンなもの?あァ…でも、やッぱり死に関わる職業は嫌われちゃうのかなァ。 ( 縁起が悪いとか、色々。人間ッて面倒臭い。当然の如く利用するくせに関係無い時は不快だ、とか。 ) ――ねぇ、今度仕事見に行ッても良い かなァ? ( 何気なく尋ねる。 )  そう、 だね。此の子とは短いかも。ずーッと一緒に遣ッてきた子が壊れちゃッた時からだから ――… ( 何年だろう?良く思い出せず、そこで言葉を切ッた。 ) ――うン、それまでには見せられる物になる様に 頑張るよ。 ( なンて。 尋ねた問いに返ッてきた答え。 あァ、確かに暑い、か。なンて、思う。意識をしないと良く解らない己は鈍いンだろう。 ) ―――― … ( 彼の瞳、逸らす事無く見遣れば、) ――― そッかァ。 ( 一言返して。―自分は生きている者が嫌いな訳じゃないから彼の気持ち等解らないが、 ) … ねえ、君は独りなの? ( 家族が居たらそンな事、云わないだろうなァ、なンて。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:57:54]
ティス > ――子供は大人の言葉を上手く理解出来ない分、違う処で感じているのでしょう (そう、言葉や意味が解らずとも子供は確り理解出来ているのだ――何とは無しに先日の葬儀の様が思い起こされた) ええ、其れに病院に近い様な処や居住区の中程だと――不快に思われる方も多いので。 (緩く瞬きをし乍。余り良い気分では無いだろう、葬儀屋が隣に住んでいる等と云うのは。必要に駆られた時は別だろうが――だから自然、此の様な場所に住まざるを得無い。仕事、興味が有るなら見に訪れても男は別段拒みはし無いだろうが) 慣れ、ですか――此方の御令嬢とのお付き合いは、長いので? (体を補修したり顔の表情を作るのに糸を使う事は有るが其の様な物とは違う――何処か美しくも思える其の動きを視界に入れ乍) 嗚呼、今夜は練習中だったのですか?ええ、楽しみにしています。 (軽く頷けば問いに瞬きを一つ。微苦笑を浮かべて、暑いので、と控え目に答えた) そう――まぁ維持の手間は掛かるかもしれませんが、 (其処は無機物のお人形も、男の手掛けるお人形も変わらぬか。) ――― 、 (貴女の言葉を咀嚼する暫しの沈黙。じっと、同じ色の瞳を見つめ―――) ――そうかもしれません。 (酷く他人事の様に答えた) [Tue 4 Aug 2009 22:38:41]
リゼル > ―― ふふッ。有難う。 けど、子供は敏感なンだよね。 ( 其の異質に。小さく笑いながら、子供が逃げた方向を一瞥し。 ) ――まァ、居住区に在ッた方が色々と便利、なのかな? ( 仕事としては。どの様に仕事を行うかが解らないから、なンとも云えない部分もある、が。 ) ――― ン …そうでもないかな?慣れも、あるとは思うけど。 ( くぃ、と指先を動かせば、人形の右手が動く。そうッと彼の方へと人形は手を伸ばし。 ――繰り糸は透明で、見えにくい風ではあるが等身大の人形を動かす手前、ある程度の太さは有る。 ) ――― 昔は良く遣ッていたけど。今はもう少し練習しないと難しいなァ … ( 芸能横丁で演じるのは。 ) あァ、でも。身に来て貰えるなら頑張ろう かな? ( 冗談とも本気とも取れる口調で云えば、彼の吐いた息に 体調悪い? と問い掛けよう。 ) ――― まァ、確かにね…。 動かず、喋らず、――勝手に消えて無くなる事も無い。意思が無いから裏切らないし ね。 ( 彼の手が人形の頬に触れれば、―― すッと糸を動かし、人形の手を彼の手へ 添えるだろう。 ) ―― 生きている物は 嫌い? ( 彼から発せられる言葉で 何となく思ッた。 勘だ。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:22:15]
ティス > ――貴女の様な愛らしい操り手が居ると知っていれば、あの子も逃げなかったかもしれませんよ。 (唇が笑んだ侭、仄かに戯言を紡ぐ) えぇ、そうです。 (あっち、と貴女が示した先を視線で追い掛ければ男は小さく肯いた。――墓地近くという事は教会やテンプル等の近くである事が多い。其れは遠慮したかったし、男の仕事に為る様な死人が出るのは戦闘関係や暗黒街を除けば病院や居住区等だ。基本的には其処から自宅に死体を搬送し、処置をする事に為る) こんなに大きな物。指が疲れませんか? (吸血姫の力量を知らぬ男はちらと白く小さな貴女の手に視線を向け。同時に操り糸も目にする事となるだろうか) 人形遣い。では、貴女が演ずるというのなら其の内横丁に足を運んでみましょう―― (とはいえこう暑い日が続いていては仕事等必要最低限以外に外出する気が起こるかは怪しいが。気だるげにふと息を吐いた) ――― (お人形に興味。) 興味、というかは解りませんが――或る意味私も人形師と似た様な事をしていますから。 …そうですね。喋らないし、勝手に動かないのが良い。 (そんな事を茫洋と口にし乍、男は人形の頬へと手を伸ばした) [Tue 4 Aug 2009 22:09:36]
リゼル > ( とン、と彼の前まで歩めば歩を止め。子供の話に、少し考える様な素振りをした後、 ) ―― "お人形遊び"を一緒に遣ろうと思ッたんだけど、 ( 逃げられちゃッたンだよ、と。 ) ――あァ、そうか。 ( 葬儀なンかする余裕は無いか、此処の連中は。ギリギリの所で生き繋いでいるのだから。 ――そういッた内心、納得した様な一言で返し。 ) ―― ふゥン、じゃァあッちの方かァ。 ( 墓地の近くかと思ッたが、流石にそンな事も無いか。 ) ――― うン、そう。人形繰り専用の人形 だから。 ( 一応職業は人形遣いだからね、なンて僅かに笑いながら答える。 ) ――お人形に 興味ある?  [Tue 4 Aug 2009 21:53:41]
ティス > ―――いいえ。 (まるで観察するかの様、男は立ち止まった侭貴女と人形へ視線を注ぎ) お人形遊びの最中でしたか。先程、子供が一人走って行きましたが――、 (心当たりはと言外に問うかの様男は其処で言葉を切った) ――― (歩み寄られても男は立ち止まった其処から動かぬ侭。かといって拒むでは無く或る意味待っているかの如く) ―――此処で私に仕事を頼む様な方は中々いませんよ。 (唇が笑みの形に歪んだ。葬儀に――死人に掛ける金があるならば明日生きる為のパンを買うだろう) スラムを抜けて居住区に達した辺りに家があるんです。 (素直に答えたは、貴女になら住処を知られても構わ無いと思った所為か)――其のお人形は、其の様に使う物だったのですね [Tue 4 Aug 2009 21:44:08]
リゼル > ―― また、遊ぼうか。 ( 其の人形へと。 くすくす、くすくす笑いながら声を掛ければ。 耳に届いたのは、靴音。さッきの子供の様な軽い足音では無く、 ) ―――― … 今晩和。 此の前は有難う。 ( 青年の姿と、声を確認すれば、彼へとそう告げる。 ――先程まで浮かンでいた月は、今はもう見えない。 ) ( 少しだけ空いた距離を、少し詰める様に。 人形と一緒に、彼へと歩もうか。 ) ―― 此処へは、お仕事? ( 其れとも住ンでいるの? なンて、小首傾げながら 問う。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:33:26]
ティス > (剥き出しの地面を叩く靴音が、吸血姫の方へと近づいてくる)  ――――(何せ墓地の土の中から掘り起こしたのだから印象深いのも無理は無いだろう) (曇天も相俟って操り糸は闇色に溶け消えているかの様。男の目では捉えられずに―――)  … (其れでも思わず、男は人形の降りて来た先をすっと見上げた。其処に何かを探す様に)(子供が脇を走りすぎて行く) ――――。(闇の中に銀の色が踊って、姫君は着地音も軽く地へと降り立った様だ)(広がった髪が、再び背へとふわり戻る様を男は眺め) …。 ――今晩和。(如何声を掛けたものか迷ってから月並みな挨拶。2、3m程距離を置いて立ち止まろうか) [Tue 4 Aug 2009 21:25:45]
リゼル > ―― こンなンじゃ仕事も出来ない、か。 ( 僅かに微笑み浮かべた人形は、廃屋を其の硝子球の瞳に映した。 ――すッと片腕が動き、こンこン、ッと小さく扉を叩く。此の廃屋には人が居ない事を知ッては居るけども。居たら居たで、楽しいのになァ、なンて、 屋根の上に座る吸血鬼は思うのだ。 ) ―――… 暫く此処で練習でもしようか な。 ( 人形繰りの。―― そう、呟けば。ぴょン、ッと屋根の上から飛び降りる。 彼女を持ちあげて糸が切れたら、嫌だし。 …人形に気付いた青年に、 吸血鬼は気付かぬまま。 人形の前で、着地。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:20:02]
ティス > ―――― … (人にしては歪な動きをする其の少女に、見覚えがあった) [Tue 4 Aug 2009 21:13:50]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Tue 4 Aug 2009 21:11:42]
リゼル > ――― … ( 思ッたより反応がつまらない。 むう、ッて少し不機嫌顔。驚いて逃げてくれれば楽しかッた のに―― ) ( 今度こッから人形操る時は 朱鷺ノ都でいう般若みたいなのにしよう、とか決めた。 ) ―――…  ( ぴッ、と張ッた糸を指先で器用に動かせば、人形も動く。 ――やッぱり前より思い通りに動かない。かくり、かくり、 そンな音を立てて動く人形は、ゆッくりと子供の前へ。 ) ( そこで漸く我に返ッた子供は かなりの速さで反対方向へ逃げ出した。 あッ、て云う間も無く。人間ッて切羽詰まるとあンなに足が速くなるんだなァ、とか 感心。 ) ―― つまらない なァ。 ( くるくる、ッて糸動かして。人形は廃屋の方を、振り向く。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:07:43]
リゼル > (  [Tue 4 Aug 2009 21:03:38]
リゼル > ――――… ( 廃屋の前を走り去る子供とか、ぐッたりと倒れている人間だとか、そンな物を赤い瞳に映して、 こてン、ッと少し小首傾げた。 ) ―― 遊ぼうかなァ。 ( 鬼ごッことか、かくれンぼとか。子供の行う遊びは好きだ。暇潰しになるし。 ――問題は一人じゃ出来ないッて云う所か。 ) ―― ッ しょ、 ( 片割れに置いておいた鞄を開ければ、中には少女の形を模した人形が一体。其れに糸を括りつければ、 ―― すッと、其の場から落とす。人形が地面へと足を付けば、ピン、ッと糸を張る。 ) ( ――明らかに人間では無い其の人形を、目の前を走りぬけようとした子供は、目を丸くして 見ている。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:56:26]
リゼル > ( スラムの一角に在る、朽ち掛けた其の屋根の上に腰を下ろした蝙蝠羽は、ぼンやりと外の様子を眺めていた。 ) ―――… なンか 面白い事起きないかなァ 。 ( つまらなそうに一言呟く。 ―結構な時間此処から外を見降ろしてはいるけども、特に楽しい事も無く。けれど、何処かに移動するのも億劫で。 はあ、と大きな溜息を吐いた。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:45:32]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 『( 或る廃屋の、上 )』 [Tue 4 Aug 2009 20:40:41]
お知らせ > ネッビェさんが帰りました。 『「ネッビェ リタイア(プライド的な意味で)」』 [Mon 3 Aug 2009 23:00:19]
お知らせ > ララ・アヴィスさんが退室されました。 『← TO BE CONTINUED ( ド ォ ォ ―― ン )』 [Mon 3 Aug 2009 22:58:29]
ネッビェ >  ひろ… (絶句。少女の発した言葉は安々と悪魔の心臓を貫いて、見事orzの形を作り上げるに至った。)(数分後、ぐしぐし泣きながら、悪魔は静かな墓地へと逃げていくのであった。暫くの間スラムには近寄るまいと、固く心に誓いながら。) [Mon 3 Aug 2009 22:57:25]
ララ・アヴィス > あ、あのっ… (唐辛子の臭いのする自分には彼を助けることはできない。ならば、スラムといえど慈愛の心をもった誰かが通り過ぎてくれるのを祈るしか―ー。迷った末、立ち去り際に少女が発した言葉は。) ――あのっ、だ、だれか親切な人に拾ってもらってください!(拾って、と申したか。) (ともあれ、真黒い存在に、鉄鍋感謝祭の恐怖を植え付けてしまっただろう。) あ、あのっ…すみません、失礼します! (ぱたた、と駆け出す少女。) [Mon 3 Aug 2009 22:48:19]
ネッビェ > (どうせ書くなら、「この落書きを見た時…お前は死ぬ!」とかにした方が良かったのか。 兎に角、如何やら近付いてこない相手の様子に、ぶっ倒れた体勢の侭ずりずりと遠ざかる無意味に器用な黒尽くめ。某害虫を彷彿とさせる動きとか言わない。) … 大丈夫、生きてる… が、出来れば金輪際近付かない来ると有り難いねッ…! (ある程度離れた位置まで這いずれば、プルプルしながら体起こして心からの叫び。口の端から血が垂れているが気にしてやるな。) [Mon 3 Aug 2009 22:43:17]
ララ・アヴィス > ――た、倒れッ!?(ドォォ――ン! とスッ倒れて動かない相手に、近づくこともできずオロオロと。まずい、画面の下のほうに [ネッビェ:再起不能]とか見えそう!) ――あのぅ、……助け起こさない、ほう、が… (謎のメッセージ残して倒れてるまっくろくろすけ。近づいたらより大変なことになるんじゃないかと恐ろしくて――ああ、プランクトンがいれば遠距離からでも癒してあげられたのにとか、聞こえた。どこから? 知ら(略)。) …あ、う、あの?生きてますかー?(遠巻きに。) [Mon 3 Aug 2009 22:35:55]
ネッビェ > (瘴気と言う的確な表現に思わず笑…えない。寧ろ人間にとっても辛い(つらい)ものがあるのじゃないか、と思うのだが。)(此処で、何だ。まさか漏らすとでも(後略)) …ッ     がふっ (吐血。そして、悪魔は路地に崩れ落ちた。急所に当たった。効果は抜群だ!) …………………………………………………… (へんじがない ただのしかばねのようだ。 さておき、少女に止めを刺された悪魔は、路地に「唐辛死」と言う謎のダイニングメッセージを残した。終わりが無いはずなのに今まさに終わりそうです。泣いてないで助けろ。いや、寧ろ近付かないで。そんな複雑な心境。)(ダンジョンはすでに配布終了したとかしてないとかどうでもいい話。) [Mon 3 Aug 2009 22:24:14]
ララ・アヴィス > (勿論、この少女の主観が大いに入っている――。 スラムといってもこの小娘が歩きまわるのは鉄鍋の周辺くらいなもの。あの店の周辺は特に瘴気が濃いはずだし(※それ瘴気違う)、 一を聞いて十を知った気になってしまった、という、まあ――誤解。) えっ、まさか、ここで―― (予想以上に相手は切迫した状況だった!と相変わらず勘違い全開で駆け寄ろうとして。急に動いた拍子に体内の空気が――) ――げぷ。 (乙女のげっぷ。こんなもの強調するなんて、ひどい奴も居たもんである――どこに?知らない。)  (ともあれ、げっぷをすると自分の口臭って良く分かるもの――) …わ、私!? (口を押さえて恥ずかしそうにしながらも、とうとう原因たる自分のことn思い至ったようで――) ぁ…ッ、 (同時に叫ぶ相手。ああ、なんか終わりがないのが終わりになりそうな叫び。そのうちダンジョンにでも潜ってくるといい。) す、すみませんすみません!? (一緒に半泣き。)  [Mon 3 Aug 2009 22:15:39]
ネッビェ > (まだ開催から三日目で、スラム中に唐辛子臭が満ちるという状況には至っていないと思っていたが、どうやら認識が甘かったらしい。相手の台詞に戦慄すら覚えつつ、我慢できずに手で口元を押さえた。(※超失礼)) えっ えーっ (なんだ今の台詞、聞き間違え?一瞬自分の置かれている状況すら忘れて唖然としてしまった。そして、更に濃くなった臭いに、そろそろ悪魔の限界に達した。) おっ 俺の傍に近寄るなぁーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッ!!!!! (悲鳴。悪魔、半泣きである。) [Mon 3 Aug 2009 22:06:02]
ララ・アヴィス > そ、そんな―― (唐辛子がどうしようもなく苦手。なるほど、それではこの状況も無理はない。) それじゃ、今でもかなり大変ですよね!? (現状をしっかり認識してもらえたと思ったなら、甘い――。  ) ――なんたって、今は鉄鍋の感謝祭で――。 スラム中に唐辛子のにおいがしてますから! (自分がその発生源とは思わないかのような発言。 ――自分の不快なにおいには、人は絶対に気づくことができない。マーフィの格言そのに。) ――さあ、どこか唐辛子の臭いのしないとこにつれてって差し上げます…!(一歩踏み出して少女は云う。近づくニオイ。 恐らく―ー云うしかない! ) [Mon 3 Aug 2009 21:59:13]
ネッビェ >  いやいやいやいやいや、腹痛じゃねぇから! (そう言えばぴょこんと立ち上がり。寧ろあんたの所為で具合が悪くなりそうだ、とは内心の声。汗ダラダラ。)(立ち止まった相手をねめつけながら、此処は素直に本当の事を言った方が良いのかもしれないと考える。このままだと間違いなく助けを呼ばれる。(そしてやってくるのは自警団員か聖職者)状況悪化する前に何とかしないと。) … ぁのな、実は、俺は唐辛子が大嫌いでな… 匂ぃも駄目なんだ。マジで。 (そんな人間居るのか、と言われたらそれまでだが、本当なのだから仕方がない。必死の説得を試みんとす。) [Mon 3 Aug 2009 21:53:10]
ララ・アヴィス > (マーフィーという人は云いました。最終的に裏目に出る場合、人の親切心というのは不思議と最大出力で発揮されるものだと。) …あのう、何か悪い病気だといけないので――あ、お腹が痛むんでしたら、ちょうどお薬がありますよ? (おなかいっぱい食べた後の幸福感から、すっかり善人モード。後ずさる相手にも――) その汗、尋常じゃないですよ。無理はしないほうが――(それ以上歩を進めることはないものの、相手と表通りとの間に、ちょこんと立ちふさがる形になるだろうか。)  [Mon 3 Aug 2009 21:44:54]
ネッビェ > (その好意が、時として仇になる場合もある。この場合は、好意をかけた相手にとって、だが。) …!!!!! (強烈な、唐辛子臭。実際は気になる程度でも無いのだが、悪魔とっては十分に驚異的なレベルで。顔に「こっちくんな」の文字を張り付けて、ずりずりと後ずさる。) べ、べべ、別に大した事無ぃから気にするな! (だからあっち行って下さい、とばかり。全力で鉄鍋飯店の店主を呪った瞬間だった。) [Mon 3 Aug 2009 21:39:09]
ララ・アヴィス > (スラムでは薄暗い物陰にごそごそしてるヒトがいても近寄らない。常識以前のレベルの話のはずだが――) …あの、大丈夫ですか? (スラム歴数日の小娘的には、道端でうずくまっている人物というのは、声をかけて助けるべき人物、なのだ。) あの、お腹でも痛いんですか? (一言ひとことが――正確には、言葉と同時に出る唐辛子くさい呼気が―― 少しだけ強まるだろう)  [Mon 3 Aug 2009 21:33:05]
ネッビェ >  いちちち…。 (ずきずきと痛む手を擦りながら、誰にも見られなかったかと辺りを見渡して。) …ん? (同時に、クン、と鼻を鳴らして。道の向こう、薄暗闇の中に人の姿。同時に、悪魔にとって非常に不快な香りが、そちらから漂ってきていて。例え僅かでも、嫌いな匂いには敏感なものだ。) …。 (無言で、一歩そちらから離れた。警戒中警戒中。) [Mon 3 Aug 2009 21:28:56]
ララ・アヴィス > この辺はまだそんなに、おっかなくないですね――。 (スラム、と一口に云っても、暗黒街寄りの危険ゾーンもあれば、比較的日の当たる、「ちょっと物騒」レベルの通りもある。) ワンさんとこのお料理のためなら、ちょっと薄暗い通りくらい、なんのそのってものです―― (激辛祭りの第一号完食者である少女は、その後も時折、鉄鍋で食事をとっていた。挑戦ではないものの――今日も、しっかり唐辛子を摂取してきたところで。) (路地裏の黒い影には、声をかけようか逡巡して――。 ただし、唐辛子のかすかなにおいが伝わるかもしれない――) [Mon 3 Aug 2009 21:22:24]
お知らせ > ララ・アヴィスさんが来ました。 『 お腹一杯、食べた帰り途。』 [Mon 3 Aug 2009 21:15:17]
ネッビェ >  …激辛祭り?ふざけゃがって。 (要は、悪魔が嗅いだだけで不快になるような匂いを纏った者が、日増しに増えていくってこと。かといって其れを止める術などない。妨害しようとその店に行った所で、立ち入るなんてとてもじゃないが出来やしない。大聖堂に入り込む様なもので、まず間違いなく消滅してしまうだろう。) …糞。 (苛立ちを抑えられないように、チラシが貼られた壁を殴りつけて。手が痛いだけだった。) [Mon 3 Aug 2009 21:10:28]
ネッビェ > (一部の地域では、唐辛子に魔除けとしての意味合いを持たせ、有事の際に首飾りにしたり、軒につるしたりする。何の因果か、この悪魔にとっての唐辛子は、吸血鬼にとっての大蒜と同等の凶器なのだ。見ただけでとてつもない不快感が湧きおこり、触れでもしたら大火傷。食べるなんて、自殺と同意義だ。そして、其れを食した人間にも、僅かながらその効力が宿ることとなる。) [Mon 3 Aug 2009 21:04:00]
ネッビェ > (それは、悪魔にとって非常に不愉快で、胸糞の悪い、しかしどう足掻いても止めようの無い変化で。) …何だってんだ、此れ。 (壁に張られた「感謝祭」の張り紙を、害虫でも見るような目で睨みつけて。何時の間にやら、この張り紙がスラム中の壁に張られていた。本来なら、一料理店の祭りなど気にも留めないのだけれど、今回は少しばかり勝手が違った。) [Mon 3 Aug 2009 20:58:14]
お知らせ > ネッビェさんが来ました。 『(スラムに異変が起きている。)』 [Mon 3 Aug 2009 20:52:42]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( 階段を 下りる音。 )』 [Mon 3 Aug 2009 00:35:11]
ルァ > ――― ま。 いいや 。 ( そしていつもの結論。 どうにかなる で思考を中断させるというよくない癖発動。 ) ―― もどろう 。 ( よいしょ とか言いながら立ち上がる。 ) [Mon 3 Aug 2009 00:34:58]
ルァ > ( お土産の袋も、 ポケットへ戻す。 そして ) あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜… ( 頭を 抱えた。 ぐしゃぐしゃと黒髪をかけば、 ため息まじりに ) ――― 深く関わるつもりは無かったンだけどなぁ …… 。 ( ある程度の距離を置いて関わっていく ということを、 しようとしていたのに。 こう立ち回ろう。 とか思っていてもソレが出来ない。 まだまだ未熟者だ 。 ガックリ。 肩を落として項垂れた。 )――― … でも、 … 楽しい 。 ( 一定の距離を置いて接するのは、 とても寂しい。 空しい。 果たしてどちらが 正しいのか。 ) [Mon 3 Aug 2009 00:28:26]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 [Mon 3 Aug 2009 00:25:50]
ルァ > ――― … こっちも、 早くネッビェに渡さないと 、 なぁ。 ( 揺らしていたペンダントを 首にかければ、 ポケットから袋をひとつ、 出す。 此れは自分のものではなく、 ご主人様の悪魔への お土産のようなもの。 ) 私が持ってると、うっかり落としちゃいそうで怖い ―― 。 ( メアが持っていたほうがよかったんじゃないのかなぁ。 なんて。 今更だろうか。 ―― 今更だ。  大切なものだ。 うっかり落として無くしちゃいました  なんて、 あってはいけない。 ) [Mon 3 Aug 2009 00:05:08]
ルァ > ( スラムの一角。 見晴らしの良い階段に 座り込む黒髪の娘は、 先日 友人とお揃いで買ったペンダントを手に持ち、 宙に揺らしていた。 ) ―――…… あはっ …。 ( 思い出すだけでも、顔がにやけてしまう。 友達とお揃いのアクセサリー。 すごく、 すっごく嬉しい。 しかもお泊りまで体験してしまった。) ―― … 楽しかったぁ …。 ( 友達っていいものだなぁ 。 と。  ゆらり。 ゆらり。 目の前でペンダントを 、 揺らす。 ) [Sun 2 Aug 2009 23:57:06]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『( 鍵の形のペンダント 揺らして )』 [Sun 2 Aug 2009 23:52:49]
お知らせ > ストレッツさんが帰りました。 『 馬車はそのまま暗黒街方面へと向かっていった。 』 [Thu 30 Jul 2009 20:01:47]
ストレッツ > ( ――まあいい。どちらにせよ、自分には関係の無い事だ。俺はこの仕事をきっちり終えて、金を貰うだけだ。 ) [Thu 30 Jul 2009 20:00:52]
ストレッツ > 結局、その保身や覚悟の無さのツケが回ってきただけだ。そういう意味では自業自得だ、そうは思わないか? ( 娘は答えないまま、ただ俯いて涙を流すばかり。 あの父親の元を出て行けば、身体を売ることにはなっただろうが少なくとも自由があった。チャンスはこの娘にも平等に与えられていたにも関わらず、結局こいつはそれを自分の物にする事が出来なかった。ただそれだけだ。 ――まあ、雇い主の元から逃げ出すというチャンスは残っているが。上手く逃げおおせれば自由になれるかもしれない。だが失敗したら、どうなるかはこの俺にも判らない。…ただ、これからこいつを情婦として扱うあの男は舐めた真似をする奴は絶対に許さない性格をしている。機嫌を損ねて命の保障があるとは思えない。 ) [Thu 30 Jul 2009 19:57:58]
ストレッツ > ( その言葉を聞いて娘は抵抗しようという気力が削がれたのか、後は引きずるようにして馬車の前まで連れてきた。扉を開けるとそこに娘の身体を放り、もたついている娘の愚図な尻を蹴飛ばして押し込んだ。 自分も馬車に乗り込み扉を乱暴に閉める。 ) いいぜ、出しな。 ( 男がそう言うと馬車はゆっくりと走り出した。きちんと舗装されていないスラムの道は馬車が揺れるので心地の良いものではないが、まあ暫くの辛抱だ。 娘といえばとなりでめそめそと涙を流し鼻を啜っていた。 ) ――ふん。今更泣いても遅いぜ。今頃後悔するぐらいなら、お前は早いうちに父親のもとを出て行くべきだったのさ。「この家を出ても身体を売るぐらいしか生活の手段が無い」… そんな思いであそこに留まっていたのだろう? [Thu 30 Jul 2009 19:51:10]
ストレッツ > ( 娘は必死に父親に手を伸ばし叫んでいたが、もうどうしようもない。この初老の男が自分の雇い主が経営するギャンブル場で大負けをして、今日までに金を払えなければ娘を頂くという手筈になっていたのだ。もっとも、雇い主は以前からこの娘に目をつけていたみたいだから賭場でイカサマを喰わされた可能性は高いが、そんなことは雇われの自分には関係の無い事だ。 ) 暴れるんじゃあないぜ。幾ら喚いても無駄だ。お前の親父はお前を売ったんだからな――…。 恨むんなら、お前の親父を恨め。 ( 娘は目を大きく見開いて、目に涙を浮かべる。父親はその光景を直視できずに俯いた。 ) [Thu 30 Jul 2009 19:37:04]
ストレッツ > ( 薄汚い集合住宅の入り口から、灰色の肌をした男が出てきた。続けて初老の男が入り口から出てきて、辛そうな顔を娘に向けていた。 ) じゃあな。約束どおり、お前の娘は貰っていくぜ。なぁに心配するな、何も奴隷にしようという訳じゃあない。ボスはこの娘を大層気に入っているんでな。使い潰されるようなことは無いだろうよ…。 ( もっとも、そんなものは気休めだが。飽きられればどうなるかはわからない。 向かう先はすぐ側に停めてある馬車だ。 ) [Thu 30 Jul 2009 19:31:39]
お知らせ > ストレッツさんが来ました。 『嫌がる若い娘の髪を無理矢理引っ張り。』 [Thu 30 Jul 2009 19:23:23]
お知らせ > ワン@鉄鍋飯店さんが退室されました。 『 やっぱり甘味は正解だったな。 (と、ご満悦しながら、前掛けを脱いだ。)』 [Thu 30 Jul 2009 02:42:28]
お知らせ > ワン@鉄鍋飯店さんが帰りました。 『 やっぱり甘味は正解だったな。 (と、ご満悦しながら、前掛けを脱いだ。)』 [Thu 30 Jul 2009 02:42:23]
ワン@鉄鍋飯店 >  ここらに居る奴は、大体脛に傷ある奴ばっかりだが、少しばかり乱暴だよなぁ。 (奴さんが何を基準に成敗なさっているのかなど、存じ上げないが。店主としても他人事でしかないが、取り敢えず関わり合いになりたくないものだ。) へぇ、やっぱり何処の世界も大変なんだなぁ。 そりゃそうだ。だけど、危険を冒してまで見に行きたいかっつうと、己はお断りだがな。 …ま、お前さんはまだ若いんだ、生きているうちに一度は「衝撃的な出会い」ってのもあるんじゃないかね。 (其処までしてみたいものが、「誰も見た事のないモノ」なんつう漠然とした話だから、難儀なものだ。果たして人の短い一生で、彼女の願いが適うか如何か。其れは誰にも判らない。) 犬!?ちょ、頼むから人前では呼ばないでくれな! (従業員にその呼び名を知られた日にゃあ、仕事放棄したくなる。犬をも食材として扱う国の出身としてはむず痒い気分だが。) 時期が時期だからな、仕方ないさ。 じゃあな、気を付けて。 (小銭をちゃらりとポケットにしまい入れれば、竈の火を落とした。) [Thu 30 Jul 2009 02:41:20]
お知らせ > 静馬 爛花さんが帰りました。 『( 今度はきちんと、開催日に。 )』 [Thu 30 Jul 2009 02:32:30]
静馬 爛花 > 〜うわぁ。 私はそっちを聞くのが初めてだけど、顔? 顔かぁ。 自分のにもコンプレックスがあったりするのかしら。 それで仮面とか。 ( そんな無茶苦茶な、と可笑しそうに。 くくくと喉を鳴らす様はどこまでも他人事だけど、それだけでなく、そういう異常が好きなのかもしれない。 ) 〜そうそう、きっとどこかに! でも先は長いかな。 なんかもうギルドの雑用しかしてなくて、ランク外って感じだし。 あ、街で見られるようなのは、結果的にありがたみがないじゃない。 楽して見ちゃう分、そんなに感じ入れないというか――― それで人生変わるくらいのものが見られれば、何でも良いんだけどね。 どうも、今まで見たものは全部だめ。 後出しでなんなんだけど、見て、一回何かを感じたらそれっきり。 あとはどこかで見たようなつまんないものになっちゃったわ。 それって、初めからそれほどは特別じゃなかったってことじゃない? ( 何かに期待するような話は、どこか空虚だ。 飽きる、というのとも少し違う。 吟味するよりも早く訪れる既視感。 知った後で 「以前から知っていた」 ことに気付くなんて、言いがかりもいいところだけれど、味わいがないには違いない。 さておき、そんな話もけろっと変わる。 ) 〜かわいいかわいい。 ほら、犬みたいじゃない? ( わんわん、なんて流石に呼ばないが。 迂闊に仲良くなったりしたら、要注意だ。 ) うん、美味しかった。 欲を言えばもっと冷たいと良いんだけどね。 ごちそうさま。 ( 井戸水などでは限界もあるだろう。 代金置いて、姉を探しに店を出る。 ) [Thu 30 Jul 2009 02:30:52]
ワン@鉄鍋飯店 >  そうなのか?取り敢えず目に付いた悪人面は片っ端から張り倒すって聞いたが…  (噂話なんて所詮信憑性の低いもの。好き好んで其れについて調べなければ、本当の奴さんの活動など知る由もない。 と言うより、この店に来る客が、彼を良く思っていない者が多い、と言うのが本当の所だろうけれど。) いやいや、世界は広いからな、きっとどこかに財宝が… 珍しいモノなら、この街でも嫌っつうほど見られる気もするがなぁ。 (良くも悪くも、色々なモノが集まるのがこの街。まあ、誰も見た事のないモノなら、其れこそ秘境にでも探しに行くほかないか。) か、可愛い? …なんだか。 (からかわれても愉快な反応を返す事も出来ない。苦笑しながら厨房を片付けて。) あぁ。今後とも御贔屓に…てな。 (これで常連になってくれれば100エンなんて安いもの。せこいけれど、これが商売って奴だ。 相手がお帰りになれば、今度こそ本当に店仕舞いだ。) [Thu 30 Jul 2009 02:11:42]
静馬 爛花 > 〜誰かが襲われているところに首を突っ込む、っていうのがセオリーなんでしょう? それが報復なんかでも、事情お構い無しでしゃしゃり出てくるのが嫌われてるのかと思ってたんだけど――― ( そうでもないのか。 スラムのような場所に住んでいても、ストリートの関わりといったものはほとんどなく、生活の中心は芸能横丁とハンターズギルドだ。 今一つ評価をつかめていないようで、首を傾げた。 ) 〜あ、分かる? 実際には金銀財宝がでんと置かれてることなんて、ないみたいだけど。 珍しいものが見たいの。 何でも良いんだけど、誰も見たことないような。   〜へえ、ワンさん。 かわいい名前ね。   ( ちゅるりと杏仁豆腐を啜りながら、穏やかそうな年長者からかうような気配を見せるが、胡麻団子もできてしまうし、豆腐を食べるのはあっという間だ。 ) 〜え? なんで? いいの? ありがとう。 ( いいの? に対する返事を聞く前に、解決している感じだが。 おまけしてくれるなら遠慮したりしない。 お得感に嬉しそうに微笑んで… お勘定済ませたら、今日のところは引き上げようか。 )」 [Thu 30 Jul 2009 01:59:59]
ワン@鉄鍋飯店 >  態々自分から騒ぎ起こすような輩だしなぁ。 (まあ、目玉泥棒や鉄仮面が居なくなっても、物騒な事には変わりないのだけれど。何かとスリリングな人生より、何事もなく平穏に…時々、今回みたいな刺激は必要だが…生きていきたい所で。) へぇ… トレジャーハンターつうと、宝探しか。浪漫だねぇ。 (お宝見つけりゃ、一発で大金持ち。男なら一度は夢見る事である。) 己はワンだ。宜しくな。 (此方も名乗りながら、胡麻団子を油から掬いあげて。胡麻の香ばしい香りが漂う。其れを紙袋へと入れれば、相手へ差し出そう。) はい、お待ちどう。400エン…いや、300エンにまけとくぜ。 (感謝祭の料理を出せなかった詫び代わりに。 勿論セットなのだが一応表記しておこうと思ったのである。) [Thu 30 Jul 2009 01:47:47]
静馬 爛花 > 〜正義の味方もだめなのね。 一応人助けしてるみたいだけど、正体不明の怪人じゃねぇ。 ( けらけら。 婦女暴行がなくなる?だけなら良いような気もするが、物騒には違いないか。 ヤクザ屋さんともめてるなんて話を聞いた。 ネタ元の劇団が迷惑しているなんて話も聞いた。 どっこい本人が強姦魔だったなんて話まであるが、よくは知らない。 けれど、面白いと思っている。 あっけらかんと笑う少女もまた、何かが面白くなりさえすれば何でも良いのだろう。 ) 〜ああ、大丈夫。 かなめは強いんだから。 私達、トレジャーハンターしてるんです。 あんまり外に出る機会なくて、横丁で芸人してばっかりだけど。 あ、私はらんか。 かなめが姉ね。 ( 細い肩を竦めて、自己紹介する間柄でもないと思うけど、また来ることになりそうだから一応。 油の甘い香りに心地良さそうな溜息ついて、杏仁豆腐と匙を受け取る。 もちろんセットだと思っていたのは、これまた早とちりになりかねないカモシレーヌ。 ) [Thu 30 Jul 2009 01:36:27]
ワン@鉄鍋飯店 > (勿論匙を忘れずに、だ。)(気付くの遅くて正直済まんかった。) [Thu 30 Jul 2009 01:31:25]
ワン@鉄鍋飯店 >  うちとしちゃあ、どっちも良い気はしないねぇ。世間が物騒になりゃ、それだけ客も減るからな。ま、客としてきてくれりゃあ大歓迎だがね。 (要は、自身の店の売り上げが一番重要って話。金さえ落としてくれりゃ、犯罪者だろうが悪魔だろうが関与はしないだろう。) へぇ。…様子見に行かなくて、大丈夫か? (姉の心配はしないのだろうか。此処の従業員みたいな強い女性も居る事は知っているが、少しばかり気になって。) そうかい。じゃあ次の機会に、な。 あいよ、少しばかりお待ちを。 (少し残念だが、まあ本番になった時のお楽しみとしておこう。 胡麻団子を油の中に放り込めば、油の跳ねる音が響いて。その隙にガラスの透明な器に、杏仁豆腐を注ぎ入れる。シロップの中に、杏仁豆腐と果実の欠片を浮かべたシンプルな物。) ほい、杏仁豆腐。 (あっという間に、其れを相手へと差しだして。) [Thu 30 Jul 2009 01:22:02]
静馬 爛花 > 〜あー アイコレクターだっけ? お店の人としては、アイゼンリッターなんかは歓迎なの? ( それでなくても色々と物騒な街かもしれないが、とりあえず思いつくところを出して、手近な椅子を引く。 ) 〜うん、場所は分かったから、今度は姉と一緒に… てゆか今日も一緒と言えば一緒なんだけど… 来ないわね。 ( はてな。 首を傾げるが、心配はしていない。 チンピラに絡まれるくらい、姉には何でもないと思っていた。 ) 誰かが先に挑戦してたなんて知ったら、興醒めしちゃわない? もちろん関係者は味見とかするんでしょうけど――― かなめもいないし、今度にします。 …えっと、それじゃあ、杏仁豆腐。 あと胡麻団子包んでもらえます? …へえ、豚の足なんてあるんだ。 ( 他にお客もいないようだし、長居するのも何だか。 涼しそうなのを頼んで、お団子は合流できなかったら、姉へのお土産だ。 ) [Thu 30 Jul 2009 01:10:02]
ワン@鉄鍋飯店 > (此方こそ紛らわしい事して申し訳無い。是非8月にまた、お越しください。) いや、最近物騒だからな、何かあったかと勘違いしただけだ。 あー、気にしないで好きな物注文してくれ。 (幸いにもまだ竈の火は落としていないので、問題無い。客がいないのは時間帯ゆえ。椅子もそのままなので、座りたければどうぞご自由に、だ。) 先に知らせとけば、宣伝にもなるしな。 8月の一日、土曜日より。良かったらまた来てくれ、な。 (ちゃっかり此処でも宣伝しつつ、熱い時期に辛いものってどうなのだろう実際。) さて、ご注文は?なんなら其処の感謝祭の料理でも良いが。 (仕込みはしてあるので、注文があっても大丈夫だが。鉄鍋を竈に掛けながら、訊いてみる。) [Thu 30 Jul 2009 00:57:34]
静馬 爛花 > ( てゆかそれは参加しない…! むしろできない。 早とちりのフライングごめんなさい。 イベント的には出直すところですけども、店主の配慮に感謝して。 )   〜おっと!? なに? あ、ごめんなさい煩かった? 何でもないない、姉を呼んだだけよ。 …てゆか、まだ大丈夫?   ( なんだかさっぱりしている気がする店内。 椅子がひっくり返されたりはしていないかな? まだ良いの?と、店主とお品書きへ視線を往復させた。 で。 )   …ま、まだ大丈夫っていうか、まだダメなのね。 いえ、うん、お客さんが事前に都合つけられるように、良い配慮だと思うわ。 いつからだっけ?   ( 八月? 早とちり恥ずかしい。 バツ悪そうに、そわそわと。 ) [Thu 30 Jul 2009 00:46:48]
ワン@鉄鍋飯店 > (此方は店の中。時間が時間なので客一人居ない店内で、洗い物を片付け終わった店主が満足げに溜息を吐いた。) 良し。こんなもんか。 …そろそろ店仕舞いか? (最後に軽く店内を掃除して…と、台拭きを握った瞬間、何やら外で声がした。) ん?何だ。 (もしや、近頃噂の目玉泥棒でも出たか!? さてこうしちゃいられない、急いで助けに向かわにゃ。取り敢えず武器になりそうな鉄灼握って駆けだそうとしたら、お客と鉢合わせ。阿呆みたいな顔で見つめ合った。) ・・・・・・・・・いらっしゃい。 (なんだ、只の客か。安心したような気が抜けたような。小さく肩落としながら、取り敢えず其処等の席に勧めようか。) ん、感謝祭はまだ始まってないぜ?まあ良いけどな、早めにチラシ張ったのはこっちだし。 (店の壁に貼られたメニューを指差しながら、そんな事を云い。) [Thu 30 Jul 2009 00:29:47]
静馬 爛花 > 〜こんばんは。 夏の感謝祭で辛いの食べられたら賞金って、ここで合ってます? ( のれん?をくぐり声をかける。 芸人風の少女は、微妙に堅気ではなさそうな雰囲気があるものの、食い逃げなんかの心配はなさそうだ。 …参加表明なしで良いからね! したがっていても分からないけれど、きっと、スロースタートなだけで皆さん参加されるはず。 猿退治は都合がつかなくて惜しかったです、とはキャラ違いのそれこそ電波。 ) [Thu 30 Jul 2009 00:22:56]
静馬 爛花 > ( 着崩した和服の袖をバタバタいわせ中に風を送ってみても、身体にぴったり張り付いているインナーのせいでたいして変わらない。 いっそ脱いでしまおうかとも思うのだけど、それはさすがに踏み止まった。 )   〜んー こっちじゃないの…?   ( 気だるそうに歩いていた足を止めて、首を傾げる。 こんな時は熱いもの。 そして辛いもの。 横丁で聞いたどこぞの飯屋の感謝祭に行ってみようかと思い立ち来てみたのだが、こちらの方にはあまり馴染みがなくて、ごみごみした街並みの複雑さに夜闇が拍車をかけている。 諦めて引き返そうかと思ったその時、スパイシーな香りが鼻腔を擽った。 )   〜ってあれ? うわっ… なんだボロじゃない。 感謝祭なんて言うからてっきり―――   ( 大丈夫かなあ、と思うものの、自分達姉妹の住まいもこことどっこいの場所にある。 もう屋台でお腹を壊さないくらいにはたくましくなったし、せっかく来たのだから入ってみようか。 流行るかと思いきやそうでもないのは、この立地が理由かもしれーぬ。 すーっと大きく息を吸って。 )   〜かーなめー―――ッ! あったわよ〜―――!   ( 店先でぶつぶつ言っていたのに続いて、横丁で鍛えた声量が静かな夜空に高く響いた。 続いて、胸元から引っ張り出した冒険者向けの笛まで吹き鳴らす。 手分けして探している?双子の姉を呼んでいるのだが、いきなり迷惑千万だ。 )   ( で。 応答はあったようなないような。 しばらく佇んでいるけども、まあそのうち来るだろうと店に入ってしまう。 この辺り、妹は薄情だ。 ) [Thu 30 Jul 2009 00:18:41]
ワン@鉄鍋飯店 > (道の向こうから、何やら食欲をそそる匂いが漂ってくるかもしれない。少し行った先に、ごく簡素な造りの天幕に、「鉄鍋飯店」の看板を掲げた襤褸屋がある筈。匂いは其処から漂ってきていて。)(そして、仕方が無いじゃないですか誰も参加しないんだもの、と誰かが斡旋所へ向けて呟いたとさ。) [Thu 30 Jul 2009 00:05:37]
お知らせ > ワン@鉄鍋飯店さんが来ました。 『「てつなべはんてん」である。』 [Thu 30 Jul 2009 00:02:16]
静馬 爛花 > ( めしてん? まあ通じれば何でも良いんだけど――― )   ―――〜どこよー? もー。   ( いかにも芸人というファンタジー和装の少女は、湿度の高い熱帯夜に溜息をついた。 いくら非力だからって、ちょっと道に迷ったくらいでバテたりはしないはずなのに、日中蓄えた熱が放射されるこんな夜はだめだ。 いっそフィールドならまだいくらか涼しそうなものだけど、冒険する気も起きやしない。 それでなくても、トレジャーハンターとは名ばかりになってしまっているけれど。 ) [Wed 29 Jul 2009 23:53:30]
お知らせ > 静馬 爛花さんが来ました。 『( 鉄鍋飯店、鉄鍋飯店… てつなべはんてん、で良いのかな。 読み方。 )』 [Wed 29 Jul 2009 23:42:01]
お知らせ > マンドレイクさんが退室されました。 『( 結局、頭の痛みで眼が覚めた。 あァ、最悪だ。 )』 [Wed 29 Jul 2009 21:24:22]
マンドレイク > ――― だめだ ァ。 ( べしゃり、と今度は仰向けに倒れる。 ) ―――痛い、いた い。 ( キリバナと云えど痛いンだ。 少し休憩しよう。ゆッくりと 瞳を閉じる。 ) [Wed 29 Jul 2009 21:23:59]
マンドレイク > ( むくり、と身を起こせば脳が揺さ振られたかの様に視界がぐらつく。 ) ―――… ンあ…。 ( ぺちン、ッて後頭部に手を当ててみた。膨らンでた。触れると、鈍い痛みが走る。 ) ―― さいあく、…最悪だ。 …最悪、…だ。 ( 大事な事なので3回云いました。 がくり、ッて前に手を付く。冷やす物なンて此処いらじゃ中々手に入らないのに―― ) ( 此のまま ぼッこり頭に残ッたら嫌だなぁ、と思いつつ、後頭部を摩る。 ) [Wed 29 Jul 2009 21:16:20]
マンドレイク > ( みしッて嫌な音が聞こえて。 ンッて振り向く前に、屋根が抜けた。 ) ――― ンな あぁあああ ッッ! ( どたンッて酷い音。頭から行ッた。星が見えた。 ――空じゃ無い所に星が見えた。 ) ………う ッ、たたたた…。 ( 仰向けになッたまま、視線は壊れた屋根へ。――あンま高く無かッたらしい。 ぐわンぐわンと奇妙に視界が歪むが。 ) ―――――― さいあく だ。 ( 神様ッて奴に、恨みを込めた。 ) [Wed 29 Jul 2009 21:05:53]
マンドレイク > ( しゅる―ッて上げたり下げたりを繰り返す。なンだか釣りをしている気分。 ) ――餌が釣れたらいンだけどねぇ。 ( 新鮮で旨そうな餌が。―― 視線は月を見上げたまま、そンな動作を繰り返していたけれど。 ) ――― …ばてたッ ( ごろン、ッて屋根の上 寝転ンで。蔦は少しだけ屋根から下ろした風になる。 …綺麗な、綺麗な金色の月だ。こういう日は腹が減る。 ) [Wed 29 Jul 2009 20:55:45]
マンドレイク > ―――― ンンン… ( 月見上げて、少し考える。はて、如何しようか。―― 取り敢えず此処から降りたい。蔦を使ッて屋根に上ッたはいいものの、降りれないンだ。 如何しよう。 ) ――― かれこれ、何時間になるか…。 ( 体感時間は数日だ、そろそろ干乾びるかも知れない。 ) ――― ほりゃ…ッ ( しゅるッと蔦を地面に向かッて伸ばす。 てろン、と屋根から下がる蔦。ただ、其れだけ。通行人脅かしにしかならないかもしれない。 ) [Wed 29 Jul 2009 20:44:59]
マンドレイク > ( スラムの一角。朽ち掛けた小屋の屋根の上。 頭に紫花を生やした幼女は空を見上げる。 ) ―――― 。 ( 月がぽッかり。今日は天気が良かッた。其れは喜ばしい事だ。 ――しかし、何故だろう。物事はうまく進まない。今度は肥料が無い。 ) ……――― ンぁ。 ( 溜息交じりに呟いて。 肥料が欲しい。新鮮な人間の血液を云う名の肥料が。 ) [Wed 29 Jul 2009 20:37:17]
お知らせ > マンドレイクさんが入室されました。 『( ――物事はうまく進まない。 )』 [Wed 29 Jul 2009 20:35:00]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Wed 29 Jul 2009 00:37:52]
ティス > (家の扉は何事も無かったかの様に極静かに閉められた) [Wed 29 Jul 2009 00:37:50]
ティス > (―――人の死を受け入れられ無い天の遣い等)   (唇が弧を描いて哂う)(人の血は、死はそんなにも悪しき物なのだろうか――其れとも忌避されたのは其処に宿る想いの残滓か。修復は出来るが未だ死霊の存在に疎い男には解ら無い――或いは男自身が其方側で在るから客観視出来無いのか)  そうですか。 (哂う。嗤う。精々此の場所と自責に苛まれると良い)(家の中から感じられたのは死臭よりもむしろ薬品の臭いと冷気だったろう)  ―――― (逃げる様立ち去った天使の余韻――翼から抜け落ちた羽根を一枚拾い上げ) [Wed 29 Jul 2009 00:36:19]
お知らせ > ルィエさんが帰りました。 『 (天使が去った後、羽が落ちて土に濡れていた) 』 [Wed 29 Jul 2009 00:24:37]
ルィエ >  (開け放たれた扉から漂う死臭は先ほどよりも濃いものだろうか。――例え扉から目を逸らしても漂う死臭から逃れられるものではないだろうが、己はそちらを見ないようにした。まるで先ほどの彼と同じように) (先ほど通った道をなぞって、何処へ行こう。己に行くところなどないが、此処ではないどこかに行きたかった) (掛けられる声に、足が止まる) (御茶でも飲んでいかれますか) ………ありがとう。…でも、ごめん。礼とかそういうのは気にしないで (微かに振り返る挙動を見せたが、直ぐに前に向き直り。さようなら、と言い置いてこの場所を後にしよう)  [Wed 29 Jul 2009 00:23:33]
ティス > ―――? (気分が優れ無いのだろうか。反応の薄さに動きを止めて訝し気な視線を向け)  …。 (漸くに言葉の返った事に幾分安堵した己に内心自嘲した。止まっていた腕を再度動かし始めれば鍵が嵌め込まれ小さく音を立てて)  ――― (扉が軋んだ音を上げて開け放される) (嗚呼最期を看取り導く天使も在るというのに――蘇りを約する神に仕える癖、目の前の之は人の眠りをこうも厭うのか)  … (唇が笑みをはいた) ――いいえ。有難う御座いました (早く此の河底に沈んで仕舞えば楽に為れる――其れを知っていた訳では無いが) ―――折角ですから (芝居の台詞の様な何処か空々しい声音は淡く毒を孕み) 御茶でも飲んで行かれますか―――先日の御礼に是非。 (最後の一言を言い添えれば御優しい彼は幾分帰り難いだろうと解った上で――其れでも彼の足を止める迄の効力は無いだろうが――男は僅かに首を傾げ掌で家の中を示した) [Wed 29 Jul 2009 00:05:06]
ルィエ >  (だからと言って、白は周囲を浄化するわけではないけれど。少しずつ、少しずつ、白は汚れていくものだ) (前も後ろも血臭と死臭に挟まれて、居心地の悪いことこの上ない。なら何のために此処まできたのかと聞かれれば見舞い、と答えるが、見舞いにもなっていない現状) ――っ (扉へと手を伸ばす彼をまた避けるように一歩下がって、翼が壁に当たって、男はわずかに顔を歪めた。痛い) いや… (浮かべた笑みは徐々に力なく姿を隠し、眉が困ったように、弱ったように下がる。実際弱ってはいる。倒れるほどではないにしろ) (ちらりと彼の様子を見れば視線は逸らしたまま。ああ、己がいる所為か。思い当たって) …用はそれだけ。突然来て悪かった。それじゃあ… (元気な姿を確認できたことだし、ここには長居したくないのが本音だった。もと来た道を振り返り、足を踏み出す)  [Tue 28 Jul 2009 23:45:13]
ティス > ――― (ダストが辺り一面に薄靄を作り出しているのではと疑いたく為る程薄暗く淀んだ暗色の此処に在って翼を背負う彼の周囲許りが天の星と同じ明色――忌々しい輝き)(モノクルの向こうで男は眩しげに目を細めた)  ――― (コレはフライヤーだ)(暗示の様に思ってみても煩わしさが消える訳では無く――先日は酒に気分を悪くしている処に出会ったが今夜は暑さに気落ちしている処に見える事と為った―――其れでも歩けない程ではない) …。 (一歩一歩)(下がりゆく姿を視界に納め入れ乍、男は素知らぬふりで横を通り鍵を持つ手を扉へ伸ばそうとする――嗚呼余り下がっては家に背を取られる事となるのではないだろうか) ―――そうですか。其れは其れは… (御優しい事だ) …。 如何も有難う御座います。 (誰か亡くなったかという問にも血臭にも反応の無いのを男は逆に疑問に思い乍)(直視は敵わ無いのか僅かに視線を逸らした侭) [Tue 28 Jul 2009 23:13:16]
ルィエ >  (余りここにいる気にはなれない。帰ろうか、と思いかけた瞬間に声を掛けられる) (びくりとした) …っ (慌てて声のしたほうを振り返り) あ、 (そこにいたのは先日の青年だ。あの時みたいに弱っている様子ではない、ああ、良かった元気になったのか。思うが、無意識の内に一歩下がって) そ ういうわけじゃない。ただ、気になったから…… (また一歩下がる。今度は彼から離れようと思う明確な意思を持って。先日倒れたことを思い出したか、彼から発せられる血臭を避けるためか。乱れてよく分からないまま) でも、元気になったなら良かった (へら、と笑み浮かべ)  [Tue 28 Jul 2009 22:54:48]
ティス > (天に輝く河を川面とするならば此処は其の奥深く、暗く淀んだ河底の様な夜の路地。歩いて行く内にカツリと硬い足音が雑じる様に為るのは此の辺りから道に石畳が敷かれ始めているからだ――スラムでは無い、しかれど居住区とも明らかには呼ばれる事の無い――疑問符の付加されそうな其処は曖昧な場所。職業柄如何しても真っ当な土地に住まうには余り良い顔をされないから) (相見えた翌日なら未だ臥せって居ただろうが今は其処迄では無い。大体其の間にも人は死んでいくのだから) ――― (嫌な気分とは家中に有る死体の所為か、それとも―――?)  …。 (――どうしよう)(其れは此方の台詞だ等と思いながら男は足を止めた。家の前に大きな鳥がいる―――鵲ならば天に橋を架けねばなら無いのではないだろうか――そんな戯言は別として、何にせよ相応しい場所とは思え無い)   (息を吐いた) ――家に何か御用ですか。  ………嗚呼、何方か亡くなりでもしました? (事も無げに問い掛け乍近付く男の纏うは貴方が嫌うだろう血臭と死臭) [Tue 28 Jul 2009 22:44:08]
ルィエ >  (中は暗くてよく見えない。だが目を凝らしても人の姿らしいものは見えないし、人のいる気配もないみたいだ。という事は出かけているのだろうか。出かけられるようになる位まで回復したのなら良かったと思う。まだ身動きも出来ないくらい消耗しているのなら…。…。…かなり申し訳ない気持ちになった) ……、う (そして己も。吐き気とまではいかなけれど、嫌な気分はここにいる間はずっと継続中だ。堕ちるほど濃厚な負と触れ合ったわけではないと思うが。窓から離れ、息を吐く) …どうしよう (――どうしよう) (家主が帰ってきているとも知らず、待つべきか去るべきか呆然と窓を見つめて迷っていた)  [Tue 28 Jul 2009 22:25:26]
ティス > (結局の処氷を購入するより自身で水や果物を凍らせた方が容易い。しかし其れでは力を補う為に力を行使する事になる―――)(効率が悪い。数年前には同種の血が混じっていると思われる氷屋が居たものだが何時頃からか其の姿を垣間見る事も無くなった)  …(男はそんな思考に浸り乍スラムから自宅への道筋を行く。頬を伝った汗を手の甲で乱暴に拭った。眉間には皺が刻まれ、ブーツの底が地面を叩くリズムは疲労も露に不規則に乱れている)(何事も無ければ次のターンには家に着くだろう距離。まさか訪ね来る者の有ると知ら無い男は鬱陶し気に黒の革鞄を逆の手に持ち替えた。鍵を出さなければ) [Tue 28 Jul 2009 22:15:05]
お知らせ > ティスさんが来ました。 『―――――…』 [Tue 28 Jul 2009 22:01:05]
ルィエ >  (――見つけた、あの家だ) (別に悪いことをしたわけではないけれど、きょろきょろと周囲を窺ってしまった。小走りに家の傍までやってきて、そこで足を止めてしまった) ……、 (前に来た時も思ったけれど、嫌な感じがする。その理由は知らない。けれど、貧民窟に近づきたくないのとある意味同種の嫌悪だ。つまり、そういうことなのだろう) (一度、落ち着くために深呼吸し、一番近くの窓からそっと中の様子を窺ってみようか。…。)  [Tue 28 Jul 2009 21:55:58]
ルィエ >  (見舞いにきてしまったが、迷惑ではなかろうかという思いもある。先日の彼の反応を見れば、胸に憂鬱なものが過ぎる。元気になったのにまた調子を悪くさせてしまっては申し訳ない。遠くから確認するだけにしておこう。窓から様子見、とか。――あれ、何だか不審者のようだ) (ふと、前を通り過ぎる黒猫に心を奪われ掛けたが、持ち直した。いけないいけない) (真っ直ぐ行けば目的の家が見えるはず)  [Tue 28 Jul 2009 21:47:22]
ルィエ >  (嫌な感じのするほうへ近づいていくのはかなり苦痛だ。足取りは重い。貧民窟の中にまで足を踏み入れる気にはならないが、入り口の付近ならまだ何とか近づける) (先日、己の目の前で倒れた青年はあれからどうなっただろう。元気になっただろうか。それを確認するだけだ。一度通っただけの道だが、日も経ってないし道順はまだ覚えている。きょろ、と周囲の建物を確認し、角を曲がった)  [Tue 28 Jul 2009 21:40:12]
お知らせ > ルィエさんが来ました。 『 (貧民窟近く) 』 [Tue 28 Jul 2009 21:29:28]
お知らせ > ネネさんが帰りました。 『( 窓から抜け出せば、腹の虫がひとつ、なッた。 )』 [Tue 28 Jul 2009 21:10:29]
ネネ > ( 小さな足音が聞こえる。此方に向かッて。其れを睨み付ける様に、見ていた、が―― ) おおッ? ( 目の前に現れたのは、さッき別れたばかりの友人の猫。 ) おおーッ、おどかす なッ。 ( 安心した様に息を吐いて、にへらッて笑う。 ) パンな、 なかッた。 やッぱ 犬みたいに 隠しちゃ めッ だな。 ( 残念そうに戸棚指差して。 反省。今度からずーッと持ッておこう。 ) ―― 迎えに きてくれた のかッ? ( みぃ、と小さく鳴いた猫。彼女に ありがとーッて能天気に礼を云い。 ) ンじゃ、 帰るかあ。 ( 来た窓の方へと、戻る。 ) [Tue 28 Jul 2009 21:09:43]
ネネ > ―――― なッ ( 目ェまンまるにした。 ) ないッ!なンでだッ!?泥棒かッ!? ( 泥棒も何も此処は白猫娘の家では無いが。 ンな―ッて大袈裟に絶望表現して、ぺッたン、と其の場に倒れ込ンだ。 ) 腹― すいたぞ〜… パン―、にくゥ―、鳥―…魚―… ( ぐでンとだらしなく寝そべりながら思い付く限りのご馳走を。 )  ( ――― かたンッ ) ……ッ ( 少し奥から物音が聞こえて。勢い良く飛び上がる。 ――此処に住ンでる奴に見つかッたら大変だ。取り敢えず隠れよう。 こそこそッと倒れた椅子の後ろなンかに身を隠し。 ) [Tue 28 Jul 2009 21:02:08]
ネネ > ――― ( ギ、ギッて床が鳴る音。すン、と鼻を啜る。 ) ―――… こッち だッたか? ( こてン、ッて小首傾げて。パンは意外に匂いが薄い。 小さな小屋だ。少し歩けば扉があッて、其の扉開いた先には、 ) ―――― おう? ( ゴチャゴチャと散乱した毛布やらなンやら。 ) ――だれか すンでンのか ? ( 其れにしては人の姿など見掛けなかッたが。―― まァ良い。パンをとッたら帰ろう。並ンだ戸棚のひとつに、隠した筈。 かたンッて戸棚を開いて。 ) [Tue 28 Jul 2009 20:51:48]
ネネ > ――― ン しょッ、 ( 或る廃墟までたどり着けば、 其の窓から中へ侵入しようと試みる。 ――意外に高い。 ) ン―ッ ンンンン―――ッ  おあッ! ( べしゃンッと中へ倒れ込む。鼻うッた。 ) ―― ぐう…ッ ( 涙目になりながら鼻抑えて。呆れた様に眺める猫に、ひらりと一度手を振る。 ) じゃあなッ 気をつけて 帰れ ッ な! ( ひらひら―ッてお見送り。 …さて、腹が減ッた。この廃屋に隠したパンは まだ残ッてるだろうか。 奥へ一歩、踏み込ンで。 ) [Tue 28 Jul 2009 20:44:36]
ネネ > ( スラムの通りを猫と一緒に歩く、白猫耳は 不思議そうに其の猫に尋ねる。 ) クモ ッて虫のクモ、 か? ( 如何やら最近蜘蛛男とやらがスラムに居るらしい。襲われた人も何人か居るッて話。 裸足でぺッたンぺッたン、歩きながら、少し小首を傾げて。 )  でッかい クモかあ。 でも、猫なら クモ位一撃 だッ ( にかッと笑う。――けど ベニが心配だなァ なンて呟いて。 ) [Tue 28 Jul 2009 20:32:37]
お知らせ > ネネさんが入室されました。 『 ―― クモ? 』 [Tue 28 Jul 2009 20:28:31]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『( 幸せな時間が、少しでも長く続きますように。―― 祈ッた。 )』 [Tue 28 Jul 2009 02:24:28]
メアリアン > ―――嫌がられちゃいそうな気もするけど、聞いてみましょうか。 ( 押して押してお願いすれば、OKを貰えないかしら。なンて。 ) ――― 男の人には酷かしら? ( 女の子同士のお買い物、なンて。でも一緒に行けたら楽しそうだ。 ルァとネッビェさンの会話とか、結構好きだッたりするから。 )   ――ええッ。ありがとう、ルァ。 ( 嬉しそうに笑う。お買い物なンて久し振り。お友達とお買い物は初めて。 少しドキドキする。 ) お休みなさい。 気をつけてねッ ( ひら、と手を振ッて。――彼女の姿が見えなくなれば、あッと思い出した様に声を上げる。) お家の場所、云うの忘れちゃッた…。 ( まァまた会えた時に地図を書いて渡そう。―― くる、と娘も踵を返し。 ) [Tue 28 Jul 2009 02:23:23]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( 願わくば。 この幸せがいつまでも壊されませんように。 )』 [Tue 28 Jul 2009 02:18:33]
ルァ > ( 仲良くなって、 でも別れが辛くって、 もう誰とも――― と思っていたのに 、 懲りずにこうやってまた、 仲良しになっている。 ) あ。 ( また、 思い出して。 ) ――― ネッビェも一緒に、 行かないかな ? ( そんなこと、 言ってみる。 なんかとっても嫌がられそうな気はするけれど。 ) ―― やっぱ嫌がるかなぁ。 ( 女の子の買い物に、 男の子がいたらやっぱりつまんないかな? なんて。 ) ――― 私もいつでも大丈夫。 時間合う時、 一緒にいこっか。 ( ああ、 楽しみだ。 ワクワクしてしまう。 お仕事がんばってお金作っておかなければ。 ) ――― それじゃ、 そろそろ帰るね。 ( 今日はありがとう、 と。 ぱたり ぱたり 手を振る。 ) [Tue 28 Jul 2009 02:16:34]
メアリアン > ――― 楽しみだわ ッ ( 楽しみで、幸せな約束。――お兄ちゃンが居なくなッたら自分は絶対に笑えない、そう思ッていたのに。 笑ッて、約束して、幸せな時を過ごす自分が居る。 ひとりだッたら絶対に出来なかッた事。 どうか、幸せが、続きますように―― )   ―――…? ( 困った様な彼女の表情に、傾げた小首、更に少し傾けた。 ) ――…そう?気をつけてね…? (もう踏ンじゃッて下僕宣言とかされない様にね、 なンて最後は冗談交じりに。) わたしは平気。 人が多い道を歩く事にするわ。 ( にッこり笑ッて答える。暗黒街とかふらふらして居たからだろうか。危険思考が薄まッて来た気がする。 ) ――― あァ、そうね。其の事をお願いしに来たのに。 ( 笑ッて、 ) わたしはいつでも大丈夫。ルァの都合のいい日…―― いつが空いてるかしら? ( そう、尋ねようか。 ) [Tue 28 Jul 2009 01:59:30]
ルァ > ――― うんッ。 … ありがと、 メア。 ( 笑みを 返す。 嬉しい。 嬉しいことも続くものだな と、 思う。 けれど、 其れが失われた時の反動も 、 大きいけれど。 嗚呼。 次 は 無いといい。 そんなこと 思う。 けれど今は 、 楽しもう。 幸せを 覚えておこう。 ) ――― ぁ。 うーん。 ( 送ろうか、という問いに 、 困ったような表情。 此方事情で、こう。 その、 知り合い の、共通の知り合いが色々とあって追われている身の人のハズなので、 迂闊なこと 自分は出来ないなぁ なんて。 ) ―― 此処からちょっと遠いから、 1人で戻れる よ。 … メアこそ 大丈夫? ( 本当はもっと一緒にいたいけれど 。 残念が気持ちでいっぱいだ。 それから、 大切なことを 思い出して。 ) ――― ぁ。 買い物、 いつ 行こうか? [Tue 28 Jul 2009 01:51:07]
メアリアン > ( 普通にお喋りして、約束して。 今迄そンな事した事なンて無かッたから、 嬉しい。楽しい。 少なくとも、今の私は、幸せだと思う。お兄ちゃンが帰ッて来てからも、こンな関係でいたい、なンて 我儘かしら。 ) ( 握り返された手に、嬉しそうに、少し照れくさそうに笑う。 ) ――…ありがとうッ。 ええ、じゃあ一緒に作りましょう? そンなに難しいものはつくれないけど、 (なンて、苦笑気味に。 お友達と一緒にお料理なンて、凄く楽しそう。 ) ―――ぁ、 本当ね…。ルァはお知り合いさンのお家に帰るの? 送りましょうか? ( 彼女と同じ様に小首傾げて尋ねる。 ――わたしはもう少しお散歩してから帰るわ、と付け加え。 ) [Tue 28 Jul 2009 01:42:32]
ルァ > ( クスクス と、 笑う。 何だろう。 何だかこうやっていると 本当に、本当の友達同士みたい で。 嬉しくて、 楽しい。 同時に膨れる 不安は、 今は見えないフリを しておこう。 ) ――― 本当? メアが嬉しいと、 私も嬉しい。 ( これは、 本心からの言葉だ。 手を握られれば、きゅっと 握り返して。 ) メア、 料理得意なの? 楽しみッ 。 ( ねぇねぇ、 私にも教えて? なんて 、訊いてみたり。 ) ――― ぁ。 時間、 大分遅くなっちゃったけど、 帰らなくっても大丈夫 ? ( そう言って、 コテリと首を傾げる。 ) [Tue 28 Jul 2009 01:35:59]
メアリアン > ――― ふふふッ。 ( 恥ずかしそうな彼女の様子が、可愛くて。自然と笑い声が零れた。 ) ――――… ルァの方が ずーッと可愛いわ。 (小動物みたいで、妹みたいで、時々お姉さンみたいで。――人間関係を構築するのは、苦手。だ。自分を守る嘘はペラペラ出て来るのに、気の利いた嘘は云えない。――けれど、それでも笑ッてくれた彼女の反応が嬉しい。ちょッとだけ頬赤くして、微笑む。 ) ―― ええッ。もちろン。 ひとりぽッちだから、ルァが遊びに来てくれると嬉しいわ…! ( ぱあッと表情輝かせて。そッと彼女の手を握ろうか。 ) ねえ、ルァ。お料理は何が好き? お泊りに来る時に作るわ。 (料理は得意なのよ、なンて。)  [Tue 28 Jul 2009 01:27:34]
ルァ > ――― ありがとう …。 ( なんだか褒められてしまった。 頬を赤く染め、 恥ずかしそうに 俯く。 ) ( 協力は するつもりはない。 が、 もしかしたら 、此方もまた自己満足で、何かの拍子に協力してしまうことは ありそうなきがする。 だってほら。 何だかんだでお人好し ―― 。 ) ―――― あは。 メアはかわいいなぁ。 ( 気を利かせようとして、 変に嘘をつかれるよりはずっといい 反応だ。 好感が もてる。  家への お誘い。 また 驚いたようだ。 ) ――― ぇと …。 うん。 じゃぁ ―― 今度、 泊まらせて? ( 友達のお家にお泊りって、 夢だったんだぁ なんて 言って、 恥ずかしそうに 笑う。 ) [Tue 28 Jul 2009 01:19:16]
メアリアン > ―――… そう、ね。 (お人好しは大変だけれど。) でも、ルァの優しい所ッて、惹かれるわ。 (羨ましい位だ。――自分には人を励ましたり、なンて出来ないし。) ――― ありがと うッ。 ( 応援する、の言葉に嬉しそうに、笑い。後悔しない様に、今を行動するだけだ。未来が如何なるかなンて解らないから。 ただ、自己満足に、彼女と彼を巻き込む気は、ないけれど。 ) ―――うン。不思議。 (小動物ッぽかッたり、もする。可愛いな、なンて。) ――――… (危ないわ、誰も居ない家なンて。ッて云おうとして、言葉に出ず。知り合いのお家なら、スラムよりずーッとましだろう。) あッ、謝らないで? ――ルァを探すのも楽しいもの。 (気の利いた事は云えなかッた。 ――少しだけ思案顔。 こてン、と小首傾げて。) ねえ、ルァ。 知り合いの方のお家に行かない日は、――私のお家に、来ない? ( 少しだけ瞳伏せて尋ねる。駄目もと勝負だ。 )  [Tue 28 Jul 2009 01:10:18]
ルァ > ――― …お人好しだとね、 色々大変だからね。 ( 下僕にされちゃったり、 と 笑う。)( だって。 スラムで1人で 生きていくのに、 優しさなんてきっと 邪魔なだけだと 思うから なんて 。 ) ―― … うん。 がんばって。 応援するよ。 ( 応援は 、 する。 協力はどうか――― 分からないけれど。 撫でられる髪は、なんだか気持ちよくって。 離れてしまったのは少しだけ、 寂しかった。 怯えてしまったのは 条件反射のような もの。 決して彼女が怖いから とか、 そういうコトでは 無い。 ) ――― …? そう ? ( 年上にも、年下にも見える。 そう言われれば、 どうしてだろうと不思議そうに、 瞬きをするだろう。 ) ――― ぁー。 ぇーっと …。 ( 住んでいる場所は、 困ったような表情で すこし考えて 。 ) 私、 家無いから――。 スラムのね、 誰も居ない家で寝たりしてたんだけど ―― 。 最近は、知り合いの家に泊まらせてもらったり してるよ。 ( 定住している場所が無いから、 連絡が取りづらくてごめんね、と 謝って。 ) [Tue 28 Jul 2009 01:00:35]
メアリアン > …え、どうして? (きょとン、と不思議そうに彼女を見遣る。) ――――… そう、ね。…うン、そうね。後悔しない様に、今は頑張るわ。 (何を頑張るかは、後で考えよう。―― なンだかふッ切れた気がする。きッともう怖くない、ような気がする。――彼女の髪を何度か撫ぜて、手を離し。) (―― 一瞬、怯えた様な仕草が見えた、のは。気付かない振りをした。 ) …ふふッ。ルァは… 年上にも見えるし年下にも見えるわ。不思議。 ( なンて、恥ずかしそうに微笑み彼女に、くすくすと笑い。 ) あッ、 ―――ねえ、ルァ。ルァは、何処に住んでるの…? ( ちょッと遠慮気味に尋ねる。 ) [Tue 28 Jul 2009 00:49:18]
ルァ > … 優しくない子、目指してるんだけど ね …。 ( 困ったなァ、 なんて 誤魔化すような笑み 浮かべて。 ) ――― …。 ――― … メアが、後悔しないなら いいと思う 。 ( そう、 全ては それ だ。 願わくは、 彼女が 兄 と、 会えますように。 ハッピーエンドで終わりますように。 そう 祈るのみ だ。 ) 仲がよかったんだ ね 。 ――― …? ( 彼女が伸ばした 手。 見ればビクリと 、 怯えるように身体を強張らせるけれど。 撫でられた。 そのことに気づけば 恥ずかしそうに微笑んで。 ) ありがと ―― 。  [Tue 28 Jul 2009 00:43:01]
メアリアン > ――― ルァは優しいのね。 ( 其の手が離れれば 少しだけ物寂しそうな表情した後、 呟くように云ッた。 ) ―――― 止められるかと、思ッたわ。本当は。 …ありがと。 ( くすくすと笑ッて。そンな事しちゃ駄目だッて云われるのを覚悟していたから。なンだか変な気分だ。 ―彼女の、心の内には気付かないまま。 ) ……うン。大好き。 小さい頃からずッと、お兄ちゃンしか見て来なかッたわ。 ―――… ( 家族が居ない、其の言葉に眉尻下げて。 ) … ( 言葉が思い付かなくて。 お兄ちゃン、お兄ちゃンッて彼女に云って来た事が申し訳無くて。――… 彼女がしてくれたみたいに、そうッと彼女の頭に手を乗せ、撫ぜようと。 ) [Tue 28 Jul 2009 00:35:54]
ルァ > ――― うん。 ( ありがとう。 その言葉に 、 頷く。 殺さなくてよかったわ には、 困ったような笑みを 浮かべて ) 殺されなくて よかったよ―― 。 ( 言いながら、少女の頭を撫でていた手を 離す。 慣れないことをした気恥ずかしさで 、 視線を逸らし、 ちょっとだけ 空を見上げて から。 ) ―――― … 。 ( お兄ちゃんが居ないと弱くなる 。 ) ( 嗚呼。 やっぱり。 少女の中は 兄のことでいっぱいなんだ ろう。  もう誰も 殺さないで。 その言葉は ―― 飲み込む。 ) ――― メアがすることは 、 止めないよ 。 ( 間違っているかもしれない。 友達 なら、 何としてでも止めるべき なのかも知れない が。 ) ――― … 好きだったんだね、 お兄さんのこと。 私には家族、 いないから分からないや。 ( それが、 少しだけ 羨ましい 。 ) [Tue 28 Jul 2009 00:27:33]
メアリアン > ( 頬に触れた手が、頭に触れ、―其の感触が心地よくて、気恥ずかしくて、頬赤くした。) ――…ありがと う、ルァ…。 ( 落ち着いた様に僅かに笑みを零し、 ) ……殺さなくて…良かッたわ。 ( 殺していたらこンな風になる事も絶対に無かッた。 ) ――――― わからなく なッてきちゃ ッた。お兄ちゃンの為ッて思ッて来たけど…、 ( 関係の無い人間を殺して手に入る幸せッて なンだろう。 ) ……――― 御免なさい。変な話、して…。 ( 申し訳無さそうに、瞳伏せて云う。 ) 駄目ね。――わたし、お兄ちゃンが居ないと弱くなッちゃうわ。 ( 苦笑浮かべながら。 兄が居れば殺す事も何もかも出来る。――兄の為なら狂えるンだ。 ) 変な話しちゃッて、本当に御免なさい…。  [Tue 28 Jul 2009 00:19:39]
ルァ > ( 少女の頬に触れていた手、 ゆっくり動かし 、 頭のほうへと移動しようか。 そして、 少女の蜂蜜色の髪、 撫でようと。 自分がいつか、 銀髪の吸血鬼にしてもらったよう に。 ) ( お人好しなのか、 優しいのか。 本当はそういうの全部、捨ててしまいたかったのだけれど。 なかなかどうして。 難しい。 ) ――― あは は …。 下手したら殺されちゃってたんだ、 私 ―― 。 ( 予想の範囲内。 むしろ仲良くなれたことのほうが 驚いたくらいで。 ) ―――――― 誰かが死んで、 本当に幸せに なるのかな …。 ( 何かの理由で、 人を殺す人はいるだろう。 生きるために殺す人も いるだろう。 けれど、 本当の 幸せ は、 其の先にあるのだろう か と。 盲目的に、兄の為に人を殺してた少女には、言えなかった言葉 だけれど ―― 。) [Tue 28 Jul 2009 00:10:39]
メアリアン > ―――…… え…? (瞳を伏せて、小さく嗚咽を上げていた娘は よかッた、の言葉に顔を上げる。) …そう―― …なの、かしら…。まだ、私は… ( 微笑む彼女。あァ本当に彼女は優しい。お人好し、ッて云う人も居るかもしれないけれど。少し嗚咽が収まッてくれば、最後の質問に 首を横に振ッた。) ―― ルァは… 嫌。 ( 今は殺したくない、と。最初は、殺そうと思ッてた。…ッて白状する。 ) ―――… ( 最初は兄を奪う女だけを殺して来て。神様の復讐をしないとッて子供と女を殺すようになッて。 ) ……―― 幸せになる為に、…殺して来た、つもり なの…。 ( ちッちゃく呟く。―けど、何かが違う気がしてきた。殺す事で如何幸せになるかも、解らない、のに。) [Tue 28 Jul 2009 00:00:02]
ルァ > ―――― 謝らない で? ( 少女の頬に手を当てたまま、 カクリ。 小さく首を 傾げて。 ) 私、 メアから謝られるようなことされた覚え、 ないよ ? ( 涙を浮かべた理由は、 次の台詞で 明らかになって。 それを訊いて 、 娘のほうは安心したように 微かに微笑むだろう。 ) ――― よかった。 ( 言えば 1つ、 息を吐いて 。 ) 怖いって思っているなら、 まだ狂いきっては いないと―― 思う よ? ( 此れは自分の考え に、 なってしまうけれど。 そして、 少女がこうして怖がっていること。 自分は知っていても 、 他人は知らない。 「目玉泥棒」は 悪 として、 自警団や、アイゼンリッターは まだ、 探しているの だろう。 ) ――― 殺さなきゃって 、 思って … 殺してる の? 私も 殺したい? [Mon 27 Jul 2009 23:48:28]
メアリアン > ――― 私も、お友達とお買い物なンて初めてだわ。 (そもそも友達が居た事が無いのだから。―頷いてくれた彼女に嬉しそうな顔をするも。 ルァは、如何なンだろうッて思う。犯罪者の自分と居る事は嫌じゃ無いのか、 ッて。口に出す程の勇気は無かッた。 )  ―――…… ごめンなさい…。 ( ごしごしと手の甲で涙を拭う。困惑の表情浮かべる彼女へ、 ごめンなさい、ごめンなさい、 と何度も謝ッて。) ―――…ッ ( ぴたり、と頬に触れた掌。彼女へと涙が浮かンだままの視線向けると、 ) ――…私…、狂ッちゃッたのかもしれない… 人を、見る度に殺さなきゃ ッて、思うの…。 ( お兄ちゃンの為、では無くて。お兄ちゃンに関係ない様な子供も男性も、街を歩く人みンな。 ) ――… 怖い…。 ( 其のまま瞳伏せて。 ) [Mon 27 Jul 2009 23:36:47]
ルァ > ―――― そっか。 ( メアが 、 気にならないのなら いいのだろう。 コックリと 頷いて。 ) うんッ。 じゃぁ行こう。 楽しみ だなぁ。 ( 友達とお買い物 、 なんて始めてかもしれない 。 なんて 嬉しそうに言う。 ) ―――――― … メア ? ( 大丈夫? そう訊いたら、 碧色の 綺麗な眼に、 涙を浮かべてしまって 。 ) ―― ど、 どう したの?? ( こういうことに慣れていないオッドアイの娘は、 おろおろと困ったような表情浮かべる。 ) ――――― 何が あったの ……? ( 少し 考えた後、 そっと手を上げて 、 涙を浮かべた少女の 白い頬 、 掌で包むように 触れようとするだろう。 ) [Mon 27 Jul 2009 23:29:34]
メアリアン > ( 少し下に向けていた視線、彼女に向ければ驚いた様な顔。やッぱり駄目だッたかしら、なンて思ッたが。 ) ほんとう…ッ?良かッたあ…! ( 安堵の溜息を零す。 ) ルァと一緒に行きたいの。 ――甘いものもついでに食べに行きましょう?お付き合いして貰うお礼。 ( 嬉しそうに話す。― 身分とか、差とかそンな物は全然気にならない。 お友達になりたいの、と付け加えた。) ――― え、えッと。 ( 色々、其の事を尋ねられれば、何でもないわ。気にしないで。と、云おうと思ッたのに、) ――――… ( 少女の心配そうな表情が視界に入り、 ) ( じわッと涙が浮かンで、視界が歪む。 )  [Mon 27 Jul 2009 23:20:38]
ルァ > ―――― ? ( 用事って 何だろう? 期待と不安、 入り混じるような眼でメアのことを 見ていれば、 ) ――― ぇ …。 ( お買い物、 という言葉に、 驚いたように眼を開けて キョトン と。 ―――― そういえば、 前にそんな話をチラっとしたことがあるような、 無いような。 ) 勿論、 私はいいよ。 ――― でも、 いいの …? ( だって、 余りにも身分が違い過ぎるというか。 普通に生活していたらきっと、 出会うことすら無かったような 、 そんな差があるのに、 と。 ) ―――― 色々、 って …? ( 付け加えられた言葉。 何か、 少女にとって悪いことがあったのだろうかと 。 ) 大丈夫 …? ( 心配そうな表情で 言う。) [Mon 27 Jul 2009 23:12:56]
メアリアン > こんばんは、久し振り。 ( 少女の笑顔につられて、此方もへにゃりと気の緩い笑みを浮かべる。 ) ―――あ、うン。大した用事じゃ無いンだけど… ( 情報の進展でも、新しい仲間でも無い。余りにも如何でも良い事だッたから、少し眉尻下げた。 ) あのね、 ルァが都合のいい日に…一緒にお買い物に行きたいなあッて。 ( 色々あッて今は情報収集とかお休みしてると、と付け加える。 )  [Mon 27 Jul 2009 23:05:47]
ルァ > ――― と、 と …。 ( 危なげな足取りで、 なんとかメアの元へと 降りきれば、 ) ――― … 久しぶりッ … 。 ( 嬉しそうに 、 笑う。 昨日も良い事があったので、すごく機嫌が良いようだ。 それから、 探していた という言葉を 思い出し、 ) ――― さがしてた? メアが? 私を?? ( どうしたの? と言うように 首を傾げるだろう。 何か情報の進展があったのかなァ、 なんて 考えながら。 ) [Mon 27 Jul 2009 23:02:07]
メアリアン > そう…?なら良かッた。 (大丈夫、の言葉にそう声を掛けて。立ち上がッた彼女、見遣れば。) ルァ ッ (娘も嬉しそうに声をあげた。) 良かッた、会えて…。 探してたの。 (暗黒街とか、スラムとかをふらふらと。だッて彼女がどこに住ンでるかなンて、解らないから。) (此方へ降りて来る彼女へ視線向ける。なンだか危なッかしい歩調。少し不安げに。 ――彼女が悪魔の下僕になッた理由は悪魔を踏ン付けたからだと云ッていたし。意外にドジッ子なのかと…。) [Mon 27 Jul 2009 22:56:20]
ルァ > ( そういえば、 吸血鬼は死んだら灰になるんだっけか ―― なんて、 考えていたら、 ) ――― … ? ( 女の子の 声が、 聞こえた。 ) ――― ぁ 、 大丈夫。 ――― … ごめんなさい。 ( 狭い階段。 上がるのに邪魔をしていることに気づいて、 立ち上がりつつ 、 階下を見れ ば、 ) ――――― ぁれ。 メア ? ( どうやら自分の知り合いの 少女。 若干嬉しそうな声音で声をかければ、 近寄ろうと階段を降りていく だろう。 あまり足場のよくない階段。 転ばないように気をつけながら。 ) [Mon 27 Jul 2009 22:51:33]
メアリアン > (後ろじゃない、前― だッた…ッ。) [Mon 27 Jul 2009 22:46:39]
メアリアン > (声は少女の後ろから。) (―或る少女を探しに来ていた。雨が降ッていたから、赤い傘を持ッて。スラムの地理は詳しくない。ただ、道があるままに来てみれば、上へ昇る階段があッた。其の階段の上に、膝を抱えた少女を、見掛けた。 ――具合でも悪いのかしら?なンて、思いながら声を掛ける。) (――未だ、探し人だッたなンて、気付かないまま。) [Mon 27 Jul 2009 22:46:03]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『――― 大丈夫?』 [Mon 27 Jul 2009 22:42:07]
ルァ > いーい天気、 だなぁ。 ( 吹く風は少し湿っていて、肌にまとわりつくような そんな風だけれど。 ) あ ぁ …。 もう夏か …。 ( 夏。 食べ物も、 死体も、 すぐに腐ってしまう時期。 あの悪臭は 嫌いだ。 ) ヤダなぁ。 死んだらすぐに、 消えちゃえばいいのに …。 ( だって、 そしたら変な匂いもしないし、 死体を見ることも 無くなる から。 勿論それはそれで、 少し嫌な気もするが。 だって、 もし知り合いが死んだら ―― 何も残らないって ことだろうから。 ) ――― … ヤダ、 なァ 。 ( 階段に座り、 膝を抱えた。 狭い階段だ。 誰かが通ったらとても邪魔になることだろう 。 ) [Mon 27 Jul 2009 22:39:52]
ルァ > ( 夜の空。 サラリと流れた 一筋の 光。 ) ――― ぁ、 何だっけ。 えっと ――― 。 ( あれは何と言うのだったか。 考えて 、 考えて 。 ) 流れ星、  だ。  ――― 願い事出来なかったなァ。 ( 黒髪の少女は残念そうに肩を落とす。 確か、 流れ星が消えるまでに3回願い事を言えばいいんだったか。 ) それ、絶対無理だよな ……。 ( 流れ星 と、 気づいた頃には既に流れた後だった。 本当に3回お願いを出来た人って いるのだろうか。 スラムの一角。 少し高いところにある階段の 上。 眺めがいい。 此処は、スラムがよく 見える 。 ) [Mon 27 Jul 2009 22:27:01]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『 ―――― ぁ。 』 [Mon 27 Jul 2009 22:22:10]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 次はテメェ一人でやれ。ウォーケンは耳元でそう言った。 』 [Mon 27 Jul 2009 01:09:07]
お知らせ > 狩人の男さんが退室されました。 『 …そうして残ったのは、かつての仲間の「灰」だった。 』 [Mon 27 Jul 2009 01:04:59]
狩人の男 > ( 神が見放したのか。それとも単に男に運が無かったのか。 吸血鬼というものはあやふやな分類であり、何食わぬ顔で太陽の下を歩き回るものも居れば、十字架を見ただけで悲鳴をあげて逃げ出すものを居る。血を吸わせても問題の無い吸血鬼も居れば、そうでない吸血鬼も居る。エリエッタが望むように、結局何事も無く終わったかもしれない。「あの時は無茶言って済まなかったなエリエッタ。お詫びと言っちゃなんだが、飯でも奢らせてくれよ」って言ったかもしれない。 だが、この男の場合は―― 問題が無い、というわけには行かなかった。たまたまか、運が無かったか、神が見放したかの理由で。 ) ( そうしてそれはきっと、エリエッタに対しても。 ) あああぁああぁあぎぎぎぎいいぃいぃィィイイ―――― ッ!! ( この世のものとは思えぬ獣の声を上げ、男は座ったままの姿勢で身体を痙攣させた。あともう少しで、目の前の仲間の肩口に牙を突きたてるか、それとも突き飛ばしてスラムの闇に消えるか。 …しかし、そうはならなかった。駆けつけたハンターが、エリーにナイフを握らせ男の心臓につきたてたのだ。 )   … ッ   ( その瞬間に男の悲鳴は止み、がくんと仰け反るような姿勢に。 ) ――――……。 ( やがてぐずぐずと男の体は崩れていく。灰になろうとしている。 がく、と肩を落とし脱力したような姿勢になった。その時、男が浮かべていた表情は―――…。 それは、見る者によって印象が違うだろう。安らかであったと言う者もいれば、苦悶の表情だったという者もいる。ともあれ、狩人の男は心臓にナイフを突き立てられ、消え失せて行った。 ) [Mon 27 Jul 2009 01:02:39]
エリー > ( 聖水をかけて、何ともなくて、少し落ち着いたら念の為に銀の短剣を炙って傷口を焼いて、ほら大丈夫だった、って。 焦って殺してくれなんて無茶言わないで下さいって少し怒って少し笑って。 一先ず、報告に戻ろう。 ) ( じゅうう、と焼けた鉄板に油を垂らしたような音と匂い ) ( そういうつもりだった。 それで済めと祈り、それで済むと思いこむ事にして。 ) ( 大の男が、武器を持った吸血鬼狩人が、悲鳴を上げている。 ) ( 現実から目を背けさせてもくれない。 選択肢さえくれない。 でも嫌だ。 私には出来ない。 怖い。 明らかな死者を土に還すのとは話が違う。 ) 御免なさい。 御免なさい。 御免なさい…私、でき、ない、から、( いっそこのまま聖水の力で絶えてくれないか。 そんな酷い事を考えながら彼の顔を見ないように俯いて、泣き言を繰り返した。 ほら、他の二人が来た。 彼らは私なんかよりずっと実戦経験が多くて、慣れていて、頼りになって、ちゃんと望むようにしてくれる。 私には人殺しは出来ない。 ) ―――――ぁっ? ( そう思ってこうして俯いてやり過ごそうと思った。 すると私の後ろに立った狩人―――ウォーケンという名前の男のハンターがしゃがみ込み、私のナイフを拾って、私の右手に逆手に握らせて。 握らせたまま放せないように大きな掌で私の手を捕まえたまま―――――勢いよく、アルフレッド心臓目掛けて振り下ろした。 ) ( 肉を刺し抉り捻じ込まれ、縦に5cm切り裂く感触が否応無しに伝わってくる間、私は大きな声で何か喚いていた。 ) [Mon 27 Jul 2009 00:49:48]
狩人の男 > うああぁぁあ―― ッ!! 殺してくれェェ!! 殺せぇ――!! ( 男はついにもがき出すが、その動きは力なく、エリエッタを突き飛ばしたり立ち上がって逃げ出したりなんてことはできない。傷口をはだけさせ、その傷口に聖水が掛けられる。男は思わず目を瞑り、顔を背けた。聖水が触れた肌から煙が立ち昇るようなことがあったら、それは男にとって酷いショックになりかねないのだから。 ――最初は普通の水を引っ掛けるのと同じように、傷口から煙が立ち昇るようなことは無かった。だが次第に肌に触れた聖水の表面が細かく泡だち、しゅうしゅうという音を立て始める。目を瞑っていても、その音は聞こえてしまったのだろう。涙でぐしゃぐしゃになった目を見開いた。 ) ひぃぃぃい熱い、熱いよぉ!!ひぃぃいい――ッ!! ( そういって泣き叫ぶ男の開かれた口から、小さく尖った牙がのぞきはじめていた。 ) エリー!エリィィ!エリエッタあぁ! お、お願い、 だあぁぁああッ!! ( 漸く他の狩人達もその場に到着するだろうか。 ) [Mon 27 Jul 2009 00:32:11]
エリー > ( そりゃあ ) ( わかる。 ) けど。 ( 「単なるパニック」だったら? 魂を破壊されて何か別のものに肉体を奪われて永遠に天国にも地獄にも到る事ができない、かも、しれない、けど。 「単なるパニック」だったら、それこそ、ほら、「あの時は焦ってとんでもないこと口走っちまったぜ!」って笑えるかもしれない。 死ななくて良かった、殺さなくて良かった、って。 ) ( 吐き気がする。 指が震える。 後の二人は何をしているんだ。 私にばっかりこの場の責任を押し付けないで、早く。 ) ――――大人しくして下さい。 出来る事は全部やってからです! ( もう一度男の傷口をはだけさせようと、振り払われた手を再び伸ばす。 ナイフを地面に置いて、片手で聖水瓶の蓋を外して、傷口を洗うようにして全部使ってしまおう。 ) [Mon 27 Jul 2009 00:21:05]
狩人の男 > ヴァンパイアになってから殺すなんて、無慈悲なことは言わないでくれよぉォォォなぁァァァ。 なっちまった後のアルフレドは、きっとアルフレドじゃあねえ。魂だってどこにも行けねェ。 それってよォォ、まるでギャンブルじゃねえか…ッ。”かもしれない”に賭けて見るだなんてよ、そんな目にあわせないでくれ、頼むよぉぉぉエリエッタァァァ――ッ。 ( 男はぼろぼろと泣き出した。怖い、たまらなく怖い。なってしまった後の死は、もう人としての死ではないのだ。 ) [Mon 27 Jul 2009 00:09:06]
狩人の男 > て、手が酷く震えるんだ。息だって苦しい。全身から汗が噴出して、舌がからっからに渇いてやがる。そのくせ肩の痛みは無い。 ああ、そうだな。確かにそうだ。思い違いかもしれない。感染してないかもしれない。系統で見ても、一回噛まれたぐらいでなっちまう奴なんて殆ど居ない。医者の奴に見せても、「単なるパニックに陥ってるだけだ、落ち着けアルフレド」っていうかもしれない。 …だが、そうじゃないかもしれない。 ( 自分の血に濡れた手で、エリーの服を掴もうとする。それは助けを求めるように、縋るように。 ) [Mon 27 Jul 2009 00:08:58]
エリー > ――――人手が足らないっ。 ( 逃げた吸血鬼を追うなら最低二人は必要。 単独で消息を絶ったら元も子もない。 だが此方にも二人必要だ。 もっと居るなら本部に報せる要員も欲しいくらいだ。 こんな場所では協力者は望めないだろうか。 ) 早まり過ぎです…! 無いかもしれなじゃないですか。 感染してない可能性だって、事例を見ればそれなりの数挙がってるんですよ? ( 叱るような口調で少し声が荒くなった。 まだ大丈夫かもしれない。 血を分けてくれなんて言われて自ら血袋になって吸血鬼に協力する人間だって度々確認されているのだ。 今回だってそういう吸血鬼だったかもしれない。 ) [Mon 27 Jul 2009 00:03:17]
狩人の男 > ああ、吸血鬼さ。噛み付いてきやがるのは、いつだって俺の女と吸血鬼だけさ。だが、すぐに逃げちまった。逃げ足の速い奴だった。 ( 男はぐっ、と自分の肩の傷口を掴む。唇が小刻みに震え、動揺のあまり視線は定まらない。 男の肩の傷の衣服に手を掛けるのなら、男は手を押さえる手を退かすだろう。そしてたった今噛まれたばかりの牙の痕が見える。 ) ついてないぜ、全く。油断しちまってよォ。 ( そう、油断があった。馴れとは本当に恐ろしいものだ。 ) ……なあ。 ( 自嘲気味の笑みを顔に貼り付けたまま、男は言う。 ) なあ、エリエッタさんよ。 た、頼みがあるんだ。あんまり時間が無いんで、一思いにやって欲しいんだが。 俺を、俺を殺してくれ。まだ人間の内によ。 ( 男の声は震えていた。それは恐怖によるものだ。しかし、死に対する恐怖ではない。死を迎えられない事に対する恐怖だ。 ) わかるだろ?噛まれっちまったのさ。吸血鬼によ。 き、傷の処置は…いいからよ――…。 [Sun 26 Jul 2009 23:54:15]
エリー > ( 正直、油断があった。 彼だけでなく私にも。 頻発する殺人事件の大半は吸血鬼とは無関係の事件が9割方で―――だからと言って調査をしないわけにも行かない、という少し良くない方向での"馴れ"があった。 今回もどうせ、という。 ) 相手は? 吸血鬼ですか? 傷の処置を―――早い方が良いです。 ( 彼の悲鳴が上がってからまだほとんど時間が経っていない。 すぐそこに居るかもしれない。 周囲を見渡しながら後続の二人を待ちつつも、躊躇なく男の負傷個所の衣服に手をかけた。 ) ( ―――感染の。 危険は無視できない。 可能性はそう高くないにしても、この場で出来る処置は少しでも早い方が良い。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:48:39]
男の悲鳴 > ( …返事が一つだけ返ってこなかった。返ってこなかったのはアルフレド、という名のあなたの仲間の名前だ。 小走りに悲鳴の聞こえた方向に向かうのならば、すぐにその現場にたどり着くだろう。そこには、カーンの職員が壁に背を預け地面にしゃがみ込んでいた。血の滲む肩を抑え、脂汗を掻いて、その顔色は酷く悪い。足元には投げそこなったのであろう割れた聖水の瓶と、銀製の短剣が落ちている。他には誰の姿もない。 …そしてエリエッタの姿を見ると、苦悶の表情の中に歪んだ笑みを浮かべ、渇いた笑い声を漏らす。 ) へ。     へへ、  へ    や、やられちまった――。 野郎、俺の後ろから… 畜生。 ( 出血はそれほど激しくは無いが、とても息が苦しそうだ。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:36:51]
エリー > ( ハンター達の距離は各々ばらばらの方向に20〜30m程度離れている。 エリエッタが現場に一番近いようだ。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:35:03]
エリー > ( あまり良い気分ではない。 今日は一先ずギルドに戻って報告を終えて休みたい。 そう思っていた矢先のこと―――誰かの声と、消える灯りと、何か明らかに荒事の気配。 皆が各々何事かと動き出す中、思索を中断して鞄を探る。 戦闘要員も含めて私の他に3人。 皆、新人ではないしちょっとやそっとなら問題は無い人数だが―――用心に越した事は無い。 聖水瓶を左手に、銀の短剣を右手に携えて小走りで駆け出す。 ) ( 「ウォーケン、無事だ!」 「アナベル、此処に居ます!」 遠くから二人が声を上げた。 ) エリエッタ、無事です!!  [Sun 26 Jul 2009 23:30:48]
男の悲鳴 > ( スラムの夜道に響くように短い男の悲鳴が聞こえてきた。それは断末魔のような長いものではなく、何かに突然襲われた時のような驚きが入り混じった短い悲鳴。直後に何かが倒れる音、割れる音が響き、あなたの視界の中にある内の、ランタンの灯りが一つ消えた。 続いて争う音、罵る声、獣のような唸り声。 ――だが、それもすぐに静まる。消えたランタンの灯りまでの距離はすぐ近くだ。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:16:43]
エリー > ( 詳しい検査を行う為に、屍が搬送されていく。 現場では数人の職員が塩と聖水と詠唱による浄化を行い、近隣の住民に説明をして回っている。 私の仕事は近隣の住民や立地、時間帯による変化、過去の事例との関連性など現場全体の観察と記録、データ照合が仕事だ。 ただぼんやりと歩いているだけにも見えるかもしれないが、私の主な仕事はとにかく「見て覚えて考える」こと。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:14:25]
お知らせ > 男の悲鳴さんが入室されました。 『 その時。 』 [Sun 26 Jul 2009 23:13:24]
エリー > ( 吸血鬼殺しの自分もその一部かもしれないという事を、エリエッタ・嘉村は努めて考えないようにしている。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:05:00]
エリー > ( 殺す、という事は、奪う、と言う事は、自分の痛みを他人に擦り付けて自分だけが助かろうとする行為だ。 ) ( 卑怯で、浅ましく、言い訳がましい。 ) [Sun 26 Jul 2009 23:03:00]
エリー > ( 上手く言葉に出来ない気持ちだ。 怒り、はあるだろう―――殺す必要はあったのだろうか? 殺すだけの理由があったのだろうか? 奪う事に抵抗は無かったのだろうか? 他人の気持ちをほんの少しでも想像できるなら、果たして自分の為に他人の尊厳を冒すなんていう事が出来るだろうか。 ) ( 悲しいと思う。 無念に思う。 薄く開かれて言葉を奪われた口。 灯りに照らされてただ光を反射するだけの瞳。 擦り傷と泥で汚れた肌。 涙の痕。 鼻血。 折れ曲がった指。 悔しさを想うと言葉に詰まる。 ) ( 恐ろしいと思う。 3年この仕事をしても未だに思う。 こんな無残な姿にされて一矢報いることも無く、やり遂げる事も無く、安らかでも無く、他人の都合を押し付けられる形で突然殺されるという事が。 いざ自分がそういう死を迎える瞬間を想像すると、その暴挙が罷り通るという事に、無くは無いリアリティに、吐き気が込み上げる。 ) [Sun 26 Jul 2009 22:57:57]
エリー > ( 頻発する陰惨な事件。 血の匂いのする事件。 どれが無関係でどれがVHGの管轄か、というレベルで頻発すれば職員達も疲れた顔になってくるもので――――感覚が鈍麻するのを感じる。 血まみれの屍を見て何よりも最初に「吸血鬼関連の事件か」を調べるなんていうのは。 ) ( 人が死んでいるという事実に悼むよりも先に仕事の事を考えるなんていうのは。 ) ( よくない事だ。 ) [Sun 26 Jul 2009 22:46:57]
エリー > ( 湿った夏の夜の匂いと真っ暗な夜道。 数人の職員―――ヴァンパイア・ハンターズギルド「カーン」職員達が灯りを手に周辺の調査を行っている。 街灯の残骸はあってもまともに灯りなど灯るものは無く、視界の中にいくつか点在する誰かのランタンだけが橙色にスラムを照らしている。 皆黙々と動き回っていて、こんなに近い距離に何人もいるのに酷く心細い。 滅入る気持ちを奮わせるように大きく息を吸い込むと、埃っぽい臭いがした。 ) [Sun 26 Jul 2009 22:43:22]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 空は重く深く、曇っている 』 [Sun 26 Jul 2009 22:32:13]
お知らせ > スパイダーさんが帰りました。 『(そうして、左腕を庇いながら、蜘蛛は居なくなった。)』 [Sun 26 Jul 2009 21:20:55]
スパイダー > (どうにも今日はついていないようだ。猫一匹通らない路地を腹立たしげに一瞥した後、歩き出す。嗤い者になってでも止血して貰わなければ、明日に響きそうだ。いつもより多く食事を取りたい所だけれど、そのような我儘が聞き届けられる筈もない。自分の檻の中で、苛々と床を引っ掻きながら休む事になりそうだ。) [Sun 26 Jul 2009 21:20:35]
スパイダー >  …。 (左腕から、血がぽたぽたと滴り落ちて、路地を汚していく。血の臭い。血が少しずつ失われていくのは、矢張り気分が悪い。かといってどうしようもないけれど。自然に止まるのを待つだけだ。) …。 (鉤爪が触れ合って、僅かに金属音を立てて。血が足りない。今獲物を捕えたら、其の侭食いついてしまいそうだ。) [Sun 26 Jul 2009 21:10:28]
お知らせ > スパイダーさんが入室されました。 [Sun 26 Jul 2009 21:10:21]
お知らせ > スパイダーさんが来ました。 [Sun 26 Jul 2009 21:01:31]
スパイダー > (どうやら、この辺りの住民の中で、自衛の意識が高まっているようだ。目玉泥棒、蜘蛛の化け物、鉄仮面。自分の命を守るのは、ほかならぬ自分自身。ナイフ一つ携帯するだけで、万一の時には役に立つと言う事だ。蜘蛛にとっては腹立たしい事だが。) …。 (腕の痛みに少し顔をゆがめながら、歩きだす。このまま帰っても、職員に嗤われるだけだ。少なくとも一人は、成果をあげたい所。袋小路から顔を覗かせながら、獲物が通りがかるのを待ち構えようと。) [Sun 26 Jul 2009 20:58:02]
スパイダー >  …。 (忌々しげに刺さったダガーを眺めた後、其れを引き抜いて。片手ではどう頑張っても止血は出来ない。大した怪我ではないとはいえ、血を垂れ流しにするのはあまり良い気分じゃあないが…仕方が無い。ナイフを刺しっぱなしにするよりはましだろう。) …。 (左手をゆっくり開閉し、問題が無い事を確かめて。力を込めると痛むが、問題は無い。顔も少しばかり切り裂かれただけで、目も潰れなかったのだから、幸運だったと思う事にしよう。)t [Sun 26 Jul 2009 20:52:29]
スパイダー > (ある薄暗い袋小路の突き当りに、蜘蛛の化け物が蹲っている。蜘蛛の顔面、人で言う頬に当たる部分に、鋭い切り傷が刻まれている。更に、左腕には小さなナイフが突き刺さっていた。) …。 (一人で歩いていた獲物を袋小路に追い詰めたまでは、良かった。しかし、いかにも貧弱そうに見えたのに、突然ナイフを取り出し、反撃をしてきた。窮鼠猫を噛むという言葉など、蜘蛛は知らない。傷を負っただけでなく、獲物自体まで取り逃がしてしまうなんて、狩人失格だ。) [Sun 26 Jul 2009 20:44:54]
スパイダー > (暗がりへ潜み、獲物が通りがかるのを待ち構え、迅速に捕える。蜘蛛にとって、いつもと変わらない行動。ただ、今日狙った獲物は、鋭い棘を隠し持っていた。それだけの事だ。) [Sun 26 Jul 2009 20:38:42]
お知らせ > スパイダーさんが入室されました。 『(狩り。)』 [Sun 26 Jul 2009 20:34:51]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『( 豪雨の中に 少女も消えた。 )』 [Sun 26 Jul 2009 01:04:46]
ルァ > ( 最後の最後でミスしたよ。 悔しいから戻ってきたよ…ッ )( 軽く降られた人差し指と中指。 なんだかその格好付けがある意味でとても似合っていて(悪い意味ではなく) 軽く笑い少女も手を振り返す。 そのまま撫でられた頭へと、 手を持っていき ) ―――― 悪い人じゃ なかったなァ。 ( 悪い人ではなかった。 けれど 、 ) あ〜〜〜〜、全然情報引き出せなかった 。 ( カックリ。 肩を落とす。 良くて肩当ての下のナイフくらい。 けれどあの格好ならば他にも隠せるところはありそうだし。 それほど有力な情報 でもないか。 ) ―――― 本当 、 気をつけて ね。 ( もういない相手へ 呟く。 気をつけて なんて、 人のことを言えるほど自分が安全な処にいるワケでもないけれど。 少なくとも1名は、 彼を狙う者を知っているから。 ) 正義の味方 ねェ…。 ( どうかその道が、変に外れていなければいいが―― 。 ) よーしッ 。 ( 考えるのは帰ってからにしよう。 ぐっと気合を入れれば、 ) [Sun 26 Jul 2009 01:04:36]
お知らせ > ルァさんが来ました。 [Sun 26 Jul 2009 01:03:43]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 [Sun 26 Jul 2009 01:03:22]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『――間違ってはいないが、結局は正解でもないというお話。』 [Sun 26 Jul 2009 00:55:08]
アイゼンリッター > 好きに呼んでくれて構わないさ。アイゼンリッターとは名乗ってるが、どうも其方の方が有名らしいし。(最初の頃はろくろく名乗りもしなかったからなぁ。そんな余裕も無かったから、仕方ないとはいえ。 まあ、鉄仮面の通称も悪くは無い。シンプルかつ、見たままを的確に表現しているのだから)ああ、良い事をするのは……難しい、なぁ。(わかってはいるのだが、それこそ一個人ではどうしようもない。犯罪者を殴り倒すだけの人間に、街の貧困問題をどうすれば良いのだろうか。 今のところは強盗、強姦魔の相手だけで済んでいるが……いずれ向き合わなければならないのかもしれない)(とはいえ、今はまだ、考えなくても良いことだろう。 考えたところで結論が出るとも思わない。 だから――手を伸ばして、わしゃわしゃと少女の頭を撫でて)ああ、気をつけるよ……ありがとう。(人差し指と中指をピッと軽く振ってから、雨の中へと向かう事にした) [Sun 26 Jul 2009 00:54:39]
ルァ > ――― どうもありがとう。 鉄仮面のオニーサン。 …って、 呼んでいいのかな ? ( なんとなく重そうな呼び名かな、 なんて、 自分で言っておきながらそんなこと 言う。 肩当の下に仕舞われたナイフを 見てから。 ) ―― ん。 ぁー 。 そうだね。 ( 綺麗な目と言われれば少し 恥ずかしそうに俯いて。 ) 気をつけるよ。 ( また顔を上げる。 本当。 前に鉄化面をおびき寄せられるかもー、 なんて言って、眼球泥棒の犯人の少女と襲われごっこしたが、 軽く本気で盗られそうな気がして怖かった。) ――― 大変だね。 いいことをするのって 。 でも ――― そうだねぇ。 最近の出来事のせいで、小さな悪さもし辛くなっちゃって、 子どもとかは大変かもね。 ( 悪いとは分かっていても、 生きるために盗みを働く孤児が 此処にはいるから。 大人はある程度の選択の余地はあるが、子どもはそうも いかないだろう。 それを、 鉄仮面の青年はどう思うかは 分からないが。 ) ( 少女はゆっくりと立ち上がり、 手当てしてもらって右足で軽く トン、 トン、 と地を叩く。 ) ―― うん。 大丈夫。 1人で帰れるよ。 鉄仮面のオニーサンも―― 気を つけてね? [Sun 26 Jul 2009 00:46:55]
アイゼンリッター > 構わない。此方が好きでやっている事だ。(首を左右に振った。包帯を巻き終われば、少し具合を確かめてから立ち上がる。 ナイフは折りたたんで、再び肩当の下へ。 これで大丈夫だろう。痛みはあるかもしれないが、手当ては終わったのだから)そうらしい。 目玉泥棒自体は、最近動きが無いとはいえ……どうにもな。 君も綺麗な眼をしているから、気をつけた方が良い。(オッドアイというのだっけか。この街で生まれ育った以上、特に偏見もない。単に綺麗だと思う程度。 まあ、気をつけたところで襲われてしまう事もあるだろうが、しないよりは遥かにマシだ。 とは思う。 何かあった時、どんな時、場所だろうと駆けつける事ができれば良いのだが……自分は超人ではない。 出来ることと、出来ないことはある)全くだ。……俺も騒ぎを起こしている自覚はある、が――この辺りには、あまり自警団も来ないからな。辞めるわけにもいかん。 …………雨はまだ降ってるが、1人で帰れるか? 良ければ、送っていっても構わないが。 [Sun 26 Jul 2009 00:36:18]
ルァ > ――― 。 ( 偉いな。 自分を褒める鉄仮面を見る。 想像していたのと随分違っていて、そのギャップについていけない。 騙されていたかな。 思い出すのは自分を下僕にした某人。 ―― いや。 けれどその某人 にとっては 鉄仮面は悪い人に見えたのかもしれない。 そんなことを考えていれば、 足首に巻かれていく 、 真紅のマフラー。 ) ぇ … いいの? 勿体無い ――― 。 ( ごめんなさい、 と 申し訳無さそうに謝ってから、 ) ――― また、 人が死んだの? …内臓? 眼球じゃなく て ? ( 眼球泥棒とは別人 か。 眼球泥棒の犯人の少女本人が、 暫くは何もしないとは言っていたが ―― 。) ―――― 事件の絶えない街だね、 ココ。 ( 女の強姦魔の話も含めて。 少女も苦笑いを返す。 どうやら鉄仮面の強姦魔容疑は、少女の中では解けたらしい。 ) [Sun 26 Jul 2009 00:27:13]
アイゼンリッター > よし、消毒は終わりだ。――我慢できて偉いな。(痛みを堪える女の子に声をかけながら、手を動かしていく。布切れは再び酒瓶へと突っ込んで、ポーチの中へ。 生憎と包帯の持ち合わせは無い。肩当の下から折りたたみ式のナイフを取り出し、それで真紅のマフラーを僅かに裂いて、それで代用するとしよう。 足首へと撒いて行く)この辺りでも、また殺人があったからな。死体からは内臓が取られていたそうだが――バケモノの類の仕業かもしれん。血の臭いはさせない方が良い。(彼女の反応に、ああ、と気付いた。自分で評判を悪くしていては意味が無い。仮面の下で苦笑い浮かべ、首を横に振って肩をすくめた)事実は違う。女の強姦魔と戦っていた所を見て、誤解されたらしい。お陰で取り逃がしてしまったがね。(だから、安心して欲しいものだが。 どうにもこんな説明しかできないのだけど) [Sun 26 Jul 2009 00:16:09]
ルァ > ―― … ッ … うぅ …。 ( アルコールが沁み込んだ布は、 傷にしみて痛かったようで。 事前に言っていてくれたから心の準備は出来たものの、 やはり痛いものは痛く。 ぎゅっと眼を瞑って耐えようと。 )  ―――― … じゃぁ、 アナタは イイヒト なの ?? ――――― …って、 強姦魔 …? ( 其の言葉に、 怖がるというよりは引いたような。 心無しか警戒したように じぃ、 と蒼と桃の双眸、 向けるだろう。 ) [Sun 26 Jul 2009 00:06:35]
アイゼンリッター > (この程度なら、消毒をして包帯を巻いておけば良いだろう。――今度からそういった簡単な治療具くらいは持ち歩くべきかもしれないなぁ)礼には及ばん。――――っと、少し沁みるかもしれないが、消毒だから我慢してくれ。(ポーチから先端に布切れを押し込んである瓶を取り出し、布を引き抜く。度数の強い酒を使った火炎瓶であり、中身が酒である以上は消毒にだって使える。アルコールがたっぷり沁み込んだ布で、彼女の傷口を拭おうとして)ああ、そういう噂は聞いた事があるな。強姦魔だとか罵られた事も。実際、ここらで騒ぎを起こしたい奴らには、怖がられたいものだが……。 そうでないなら、怖がる必要は無いな。 [Sat 25 Jul 2009 23:58:26]
ルァ > ―――― …マジで …。 ( 自分の言葉に 頷く相手を見れば、 呆然としたようなそんな声出すだろう。 自分は鉄仮面の情報、 集めてはいたがまさか本人に遭遇するとは思っていなかった。 予想外の出来事だ。 ) ――― ぁ、 うん。 えと ――― ありがとう …。 ( 考えるような 少しの間の後、 おずおずと右足を出す。 床板が抜けたときにそれで傷つけたのだろう。 血は出ているが幸い捻挫等はしてないだろう。 ) ―――― 鉄仮面の人…て、 結構噂になってるから、 ビックリした。 怖い人だって話もあったんだけど… ( なんだか違うみたいだね? そういって、 軽く首を傾げてみせる。 ) [Sat 25 Jul 2009 23:51:22]
アイゼンリッター > (実際、このあたりでは滅多に見ないような重装備だ。皮製とはいえ全身鎧に鉄仮面。腰のベルトには色々とぶら下がっている。 噂に聞く暗黒街のシスターとやらも重装備だそうだが、さすがに鎧までは着込んでいないだろう)(流石にこんな格好をして歩いているからには、驚かれる反応には慣れている。 女の子の本物?という言葉に、鉄仮面の下で微かに笑って、頷いて見せた)他にいるという話は聞いた事が無いから、そうなるだろう。 ――怪我をしたのは右足か? 酷く無いにしても、手当てくらいはした方が良い。(彼女の目の前でしゃがみ、見せてみろ、という風に手を差し出した。 此方から強引に触れたのでは驚かせてしまうだろうし。――まあ、正直、こういう時の対応にはあまり慣れていないのだけど) [Sat 25 Jul 2009 23:43:14]
ルァ > ( 本当、 怪物やら吸血鬼やら悪魔やら目玉泥棒の少女やら鉄仮面やら、種族も様々なら目的も様々な者達が うろうろしている場所だ。 ) ――― …ぁ。 手当て、って 、そんな酷くないと思うから 大丈夫、 だよ 。  ( 近づいてくる人物。 暗がりでもその姿が分かるくらいになれば、 あれ? と首を傾げる。 ) ――― ゎぁ。 随分とものものしい格好だね。 ( 暑そうだし、重そうだ。 そんな心配。 この時期に鉄仮面だなんて。 ) ―――― ぇ、 あれ …。 ( 小さく、 小さく 呟く。 色の違う瞳で相手の姿、 驚いたように見るだろう。 ) ―――― 鉄 仮面 …? … ほんもの? [Sat 25 Jul 2009 23:36:45]
アイゼンリッター > …………そうか。(その程度で良かった、と内心で思う。 犯罪は多い場所だし、それこそ怪物がうろついている地区でもある。――自分が怪しいと思われているのは理解しているが、それでも、彼女がそういったものに襲われたのではないとハッキリわかって、胸を撫で下ろす)この辺りは、脆い家が多いからな。……怪我をしているのなら、手当てぐらいできるが。(バシャリ、と足元の水溜りを踏みて、鉄仮面が少女の方へと近づいていく。 それほどの距離は無い。すぐに相手が何者なのか見てとれる筈だろう) [Sat 25 Jul 2009 23:27:47]
ルァ > ( このまま雨が上がるまでこうしているか。 それとももう諦めて雨の中走って帰るか。 どちらかかなと 考えていれば―― ) ――― …… ぇ …?! ( 何かが屋根の上から降ってきた。 ―― ように、少女からは見えた。 暗くてよく見えず、先日の蜘蛛男かと警戒するも、 相手からの問いは 、 自分を心配する言葉。 ) ―― ぁ …。 ぇっと 。 ……雨宿り、 しようと思って中入ったら、 ―― 床抜けちゃって …。 ( しかも中は雨宿り出来る場所でもなかった。 馬鹿だねぇ なんて言えば、 ペチリ。 座ったまま怪我した右足を軽く叩いて苦笑を向けるだろう。 ) [Sat 25 Jul 2009 23:21:52]
アイゼンリッター > (雨水を蹴散らして屋根の上を走っている。 犯罪に天候が関係無い以上、此方としても止めるわけにはいかない。――まあ、濡れたコスチュームを乾かすのが本当に手間なのだが。 現にこうして、微かにでも悲鳴が聞こえてきたのだから、こうして活動する事に意味はあるに違いない。 ――と、思っていたのだが)…………………………………。(声の聞こえてきた廃屋から出てきたのは、女の子が一人。逃げるでもなく、雨宿りでもするように軒先に座り込んでいる。 ――杞憂だったのだろうか、とも思うが。……まあ、考えるよりも、聞いた方が早いか。 フック付ロープを使い、屋根の上から道路へと降り立つ。 最近、ようやく扱いに慣れてきた所だ)――――悲鳴が聞こえたが、何かあったか? [Sat 25 Jul 2009 23:15:27]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――雨の中。』 [Sat 25 Jul 2009 23:11:03]
ルァ > ( ぴょこり、 ぴょこり、 右足を庇いながらドアの外へ。 ) 入り損。 あー ぁー 。 ( ガックリと肩を落とす。 ドアを閉めればそのままズリズリと落ちて、 座り込んでしまう。 結局この軒下が一番雨が凌げそうだ。 ) んー …。 大丈夫 カナ。 ( 足のほうは盛大に捻ったわけでもないらしい。 ヒリヒリしているから、恐らくすりむいたとか、その程度だろう。 ) ――――― … 止まない なァ 。 ( また ため息。 こういう時は誰も外に出たがらないだろう。 サッパリ進まない情報収集。 ゴシュジンサマに怒られてしまうだろうか。 ) ――― 。 ( ぼんやりと空を眺める蒼と桃の色。 ザァザァと、雨の音ばかりが五月蝿いくらいに耳に入る。 ) [Sat 25 Jul 2009 23:07:05]
ルァ > ――…。 ……。 ………。 ( 中から返事は無かった。 よかった。 どうやら誰もいないようだ。 これで雨漏り等していなかったら最高なのだが、 さぁどうだろう。 少なくとも どこか乾いていればそれでいい。 ) ( ギシ。 中に入り1歩足を進めれば 床が軋む音がした。 ) ―― あぁ、 …やっぱ雨漏りはしてる か 。 ( 暗くてよく見えないが、 軋む音は湿気を帯びた木の音。 それに水の音もする。 休めそうな場所では無さそ  ) ( バキッ ) ――― ぇっ …ッキャァ―― ( ガクンッ と身体が沈んだ。 床が抜けた。 そう気づいたときには既に盛大に尻餅をついた 後。 )  ―――ッ … いた た ……。  ああー もう …。 ツイてない…ッ! ( 痛みに顔をしかめつつ、 ゆっくりと立ち上がる。 ) ―― ッ … ( 右足に痛み。 捻ったか、 それとも床板が抜けた時に傷ついたか。 暗くて見えない。 ) [Sat 25 Jul 2009 22:52:53]
ルァ > ぅー …。 ベタベタして気持ち悪いな ァ。 ( パタリ、パタリ。 水が滴るような服の裾を手で持って煽ってみる。 絞ったらどんくらい水が出てくるだろう か。 ) ……… はぁ。 まだまだ降っていそう だな ―― 。 ――― ッ … ( 闇色の空を見上げた 時、 ゴロゴロと雷の音。 驚いたようにビクリと肩を 上げる。 ) ――― ホント、 やめてほしい …。 ( ため息。 濡れた前髪から落ちた滴が眼に入った。 ゴシゴシとこすり、 手で髪の毛を梳く。 ふと振り返り、 廃屋の入り口を 見つめた。 ) ―― 中、 入っても大丈夫か な …。 ( 雨漏りで使えない可能性も高いし、 運良く使えたとしても、だいたいこういう時は、既に先客がいたりするんだよな。 そんなことを思いつつ。 ギィ 。 ゆっくりとドアを開け、 顔だけ入れて中を見る。 暗くてよく見えなかった。 ) ――― 誰か、 いる …? ( そう 声をかけてみよう。) [Sat 25 Jul 2009 22:35:07]
ルァ > ( 降りしきる豪雨。 雨は針のように肌を刺し、痛いくらいだ。 ) ――― ッ … ひっどい 雨 …。 ( バチャバチャと音を立てながら走る黒髪の少女は そう呟いて辺りを見る。 雨宿り出来る所を探している様子。 ) ――― ぁ 。 ( 雨が凌げそうな場所を発見する。 朽ちかけた廃屋。 急いで軒下に入れば ほっと 一息。 ) ……… うーゎー … ダメだなコレもう。 ( 雨の中、 走った時間はそれほど長くは無かったのだが、 既に自身の身体で乾いている所は無いのでは と思うくらいに 濡れてしまっていた。 ) [Sat 25 Jul 2009 22:22:56]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 [Sat 25 Jul 2009 22:15:52]
お知らせ > ニア・ディアーさんが帰りました。 『(その結果僕は見事にスッ転んだ) おうふッ!(奇妙な声でアスタラビスタ)』 [Fri 24 Jul 2009 01:43:13]
ニア・ディアー > (さて、ひとしきり本への哀悼の意を表した僕は再びお風呂を探して壮大な旅に出なくてはいけないのである。その後は食事もしなくてはならない。干し肉でもいいので肉的なものを食べたい昨今だ) 考えたらどうもお腹がすいてきちゃったなぁ……。(目的地を変更するべきだろうか。食事とお風呂。どちらを優先するべきか悩む僕) (「お、おい。あいつ急に唸りだしたぞ!」「ていうかアイツはモンスターって扱いでいいんだよな!?」) (周囲の声も耳に入らないほどに悩んだ僕だったが、道なりに行けばどっちかに着くだろうと思い歩き始める。さて、目印になるようなものはないかなぁ。とりあえず上でも向いて前向きに歩き始める僕なのであった) [Fri 24 Jul 2009 01:39:08]
ニア・ディアー > (そして憶えている本の答えはこうだった。以前の僕はなるほどーと思わず呟きを漏らしたほどだ。流石は「猿でも分かる集団戦闘術 応用編」である) 無理です。ダッシュで全軍撤退しましょう。(答えを諳んじた瞬間周囲から「勝つ方法じゃないのかよ!」とか「そもそも逃げ切れるのか!?」とか様々な声が上がった。確かに、それは盲点だった。引っ掛け問題だったとはあなどれない本だ……と一人頷く。そしてあなどれないと言えば周囲の人物たちもである。一見普通の市民の見た目でありながら、瞬時にひっかけを看破する慧眼。おみそれしました) [Fri 24 Jul 2009 01:33:11]
ニア・ディアー > (しかしこれで決定的に周りからの視線が愉快なものではなくなってしまったのだった。お風呂への道を聞こうにもこの状況では聞くことはできないだろう。下手をしたら数日間は潮の香りに包まれたままの生活になるかもしれない。故郷から持ってきていた本も濡れておじゃんとなっている。これでは勉強もままならない) 5万人の軍に対して自分たちの軍は1万人。さて、どうやって勝てばいいでしょうか。(憶えていた問題の一節を諳んじる僕。本を手に入れたばかりの当時の僕の答えは「一人で5人倒せば勝つんじゃね?」というものである。そして今の僕の答えは「僕がいっぱい倒せばとりあえず勝てるような気がする」というものだ。少しは僕も成長できたのだろうか……) [Fri 24 Jul 2009 01:28:33]
ニア・ディアー > (遅まきながら頭に張り付いて町まで輸入されたらしいワカメをペッと放り投げた。呟きが聞こえる方向に投げてしまったのはご愛嬌だ。なにやら根元の辺りに小さなウツボが潜んでいたようで、後ろから悲鳴が上がった) (「アッー! 耳噛んじゃらめえええええ」) (どうやら相手には楽しんでいただけたようでなによりである。ざまぁみろ。しかし男が変な声を上げているサマは軽くホラーである。僕の外見といい勝負ではないだろうか。あのウツボのせいで僕がモンスターでレイパーで男色趣味とか言われなければいいけれど。そうなったら僕は心に深い傷を負う自信がある。童貞でレイパーでゲイ。最悪のコンボだ) [Fri 24 Jul 2009 01:21:14]
ニア・ディアー > (えっちらおっちらと細い路地を抜けていく僕。お風呂に入りたいのだが、この街の地理に明るくない僕は本日も迷子である。好奇の視線は何時ものことだからスルーできるはずなのだが……今日だけは違うのだった。何故なら僕は海に揉まれ、世間の厳しさを教えられたばかりなのだ……) (「なあ、なんであのモンスター町を堂々と歩いてるんだ? そもそもなんで頭にワカメ乗ってんだ? ツッコんでいいのかあれ」) (そんな声が細々と耳に届くのだ。まだまだ気持ちは思春期真っ盛りの僕としてはこういう視線は苦手である。そしてツッコみは勘弁していただきたい。話してるうちに自警団の皆さんがスッ飛んできそうだし) [Fri 24 Jul 2009 01:16:55]
お知らせ > ニア・ディアーさんが来ました。 『(未だ潮の香りの残る髪をぼりぼりと掻き毟る僕である)』 [Fri 24 Jul 2009 01:11:10]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『人通りのあるところに出るまで数時間掛かったとか』 [Fri 24 Jul 2009 00:23:23]
ヴァネッサ > ( あたりを見渡しても、あるのは乗ったらまずそうな建物ばかり。 血の匂いはわかっても、他の匂いはまったく分からない。犬ではないし ) ――い、今まで歩いてきたところを逆に進めば…大丈夫、だよね…? ( ふい、と後ろを向くといくつかに分かれる道。 どの道から来たかなんて、分からない。 長いことスラムを歩いているけど、初めての経験。 どうしよう。身体の奥が急にひんやりと冷えていくような錯覚を覚えながら  ) とりあえず、あっち…かな… ( 自信、ない。 何も考えないで直感できたのだから、道を覚えているわけも無くて ) [Fri 24 Jul 2009 00:23:04]
ヴァネッサ > ( 少し温かい風が肌に当たるのを感じる。 当ても無く、直感で歩いて、気が付いたら、本当に人の気配の薄いところに来てしまった ) ぃ、いけない、いけない… ( ふるふると首を横に振って、考え込んでしまっていたことを少しだけ頭の隅のほうへと置くことにする ) ――ここ、どこだろぅ… ( あたりの建物や風景を見ても、あまり見慣れないもの。 スラムにいる時間は大分長いと思うけれども、ここは初めてだ。 どうしよう、迷子…いやいや、そんなわけ、ないよね。 そ、そうだどこか高いところに上ればきっと分かるかもしれない ) ――えっと ( すぅ、とあたりの建物を見渡し見よう。登れる建物で、乗っても大丈夫そうなやつ。あるかな… ) [Fri 24 Jul 2009 00:07:39]
ヴァネッサ > ( ふい、と空を見上げてみれば、月は雲に隠れてしまって、あたりは暗い夜闇に包まれている。 こんな夜には、何かが出る事だってあるのかもしれない。 暗黒街よりもしっかりと決まったルールがないように思う。 だからこそ ) ――鉄仮面、か ( 噂の鉄仮面のこと、噂でしか知らない。 鉄仮面の正義にそぐわないものは問答無用で殴り倒されるとか、そういう噂もある。 でも、それがこのスラムの住人を少なからず守っている、のかな ) ――わからない、なぁ ( どういう正義を掲げているんだろ。 正義の前に、何か一心にしていることなのかな。 少し、聴いてみたい気もする。もちろん、本人に ) [Thu 23 Jul 2009 23:44:40]
ヴァネッサ > ( 前にも感じたけれども、スラムでも大分血の匂いがするようになったと感じる ) ――静か。 こういう夜、なのかな。 何か出るのって ( 比較的、人の少ない路地を当ても無く、道が分かれれば、そのときの直感で曲がったりする。 それにしても、気のせいなのか人が少ない気がする。日々生きるための住人はこういう危険なことには敏感になっているのだろうか。 本当のところは、分からない ) [Thu 23 Jul 2009 23:31:11]
ヴァネッサ > ( 何か、謎の声が入りました… ) はぁ、緊張した ( それは、さっきまでの仕事の話。頼まれたものを指定された場所まで運ぶだけの仕事だけれども、凄く緊張してしまった。今日は、指定された場所に物を置くだけだったけれども、置くだけだから本当にそれだけでいいのかとか少し不安だった。それに、きっとあの中身はあまりよくないものなんだろうと思うと、少し複雑 ) ――はぁ ( 今はその帰り道。 つい、ため息が漏れてしまう。慣れないことは少し疲れてしまう。 でも、それも酷いものじゃない。この間、血をもらえたし、そのおかげで血の香りにあまり敏感にならなくて気分がいい。 この気分のいいまま、目玉泥棒とかの話が聴ければいいのだけれど。 あとは、鉄仮面ヒーローとか。 噂でしか聞いたことが無いから、とりあえずは実物を遠巻きでいいから見てみたいとも思う。 自分の眼で見てみないと本当のところは分からないから ) [Thu 23 Jul 2009 23:20:27]
お知らせ > ヴァネッサさんが入室されました。 『1ala,』 [Thu 23 Jul 2009 23:13:42]
お知らせ > マンドレイクさんが退室されました。 『 そう云えば 誰が死体運んだンだろう? ( 不思議だ。 ) 』 [Thu 23 Jul 2009 21:29:32]
マンドレイク > ( くるッと踵を返す。 ) ――――  ( はあ。 またでッかい溜息。 ) ( 今日は収穫は見込めなそうだ。帰ッて寝よう。 )  ( するりと扉から抜け出して、空を見る。 明日は はれますよーに。 そンな願いを込めて。 )  [Thu 23 Jul 2009 21:28:45]
マンドレイク > ( 喰ッているのだ。野生の犬が、自分の餌を。 ) ………。 ( ぱたン、と静かに扉を閉めた。 犬とか嫌いだ。勝手に人の喰い物奪いやがッて。 ) はああ…。 ( 人間に流れるあの赤い液体が大好きだ。ついでに肉も好物だ。 襲ッたりする気は毛頭ないが、偶然あり付ければ其れは喰う。 折角あり付けたご馳走が… がッくり肩を落とし。 )  いつか 殺して ばらまいてやる… ッ ( そンな事呟いた。 ) [Thu 23 Jul 2009 21:21:21]
マンドレイク > ( 一歩。二歩。三歩。四歩。 ) ( 扉の前で立ち止まる。―― ぺたン、と扉に耳くッつけて中から聞こえる音を確認しよう。 )  ( 何かを喰う音。息。 僅かに洩れる そンな音。 慎重に慎重に、扉開いた。 ら。 ) ――――ッッ ( 思わず 声をあげそうになッた。 ) [Thu 23 Jul 2009 21:15:03]
マンドレイク > ( 陰になッた場所に人影一つ。寝ている様な其の人影へ、 ぺたぺたと近付いた。 ) ――うえッ ( 腐ッてる。死後数年経つンじゃないかッて位。なンでだ? ) ―― ン ン 。 ( 其れに此の姿は女性とは程遠い、 少女の姿だ。じゃァ昨日此処で死ンでた女は何処へ行ッた? 頭の中は疑問符だらけ。 ) ――― ッ ( がたンッッ )  ( 小屋の奥、小さな扉から物音が聞こえた。 息のンで、 ゆッくり其の扉へ近付こう。 ) [Thu 23 Jul 2009 21:05:04]
マンドレイク > ( 此のまま何年も太陽に浴びずにいたら確実に枯れる。大きな溜息零しながら辿り着いたのは、主人を失ッた小さな小屋。廃屋だ。 ) お邪魔しますよッと。 ( 小柄な身体をするりと錆付いて開ききらない扉の隙間から入り込ませて。 すン、と鼻を啜る。腐敗臭。 ) ――ンあ…。 ( 先日見付けた女性の亡骸。元々此処に住み着いていた女性。 どッかの犯罪者に殺されてたから、餌が出来た、と喜ンでたのが昨日の話。 ) くさ ッてる? ( 昨日の今日で? 小首ひとつ傾げ、奥へと進もう。 ) [Thu 23 Jul 2009 20:51:57]
マンドレイク > ( 毎日毎日曇りだッたり雨だッたり豪雨だッたりそろそろ太陽の光が恋しいこの頃です。 と内心、思いつつ歩く紫花の生えた幼女風貌。 ) ンあ…。太陽、かむばッく。 ( 水もあり、肥料もあり、後は太陽さえあれば完璧なのに。 ぺッたンぺッたン、裸足でスラムの通り歩き続ける。 )  [Thu 23 Jul 2009 20:42:48]
お知らせ > マンドレイクさんが来ました。 『 たーいよーうこーう… 』 [Thu 23 Jul 2009 20:40:00]
お知らせ > スパイダーさんが帰りました。 『(ダイダラ。その名は覚えておこう。)』 [Thu 23 Jul 2009 02:00:13]
お知らせ > だいだらさんが帰りました。 『 その後、国造りの神様はこってり座長に叱られるのでした。 』 [Thu 23 Jul 2009 01:59:40]
スパイダー > (所詮獣の単純さである。上手く少女のペースに持ち込めたのが最大の勝因か。) マカセロ、ダイダラボッチ。…イイニクイナ。マカセロ、ダイダラ。 (これが俗に言う有難迷惑というやつである。珍しく機嫌が良さそうに彼女の横へと並べば、フードを目深に被り、顔を隠す。こんな化け物が神様と並んでいたら、可笑しいだろう。それ以前の突っ込みどころが沢山ある事に、蜘蛛は気付いていなかった。 見事知力でもって蜘蛛を退けた…のかは兎も角、少女に☆2を進呈。) [Thu 23 Jul 2009 01:55:55]
だいだら > ( …こいつの姿は恐ろしいけれど、こうして会話しているとふと思う。案外、私たちと同じで話してみたら普通なんじゃないかって…。 でも、蜘蛛の横を通りすぎようとした時、急に呼び止められて。 ) ………… ッ!! ( びくりと小さく肩が跳ねた。ぎこちない笑みで恐る恐る振り返ってみれば――― そんな提案。 ) あ、 あぁ、 うん。そうだね。 ( ちょっとだけ呼吸を整える間を置いて。 ) ありがとう。そ、それじゃあお願いするね。 ( とはいえ、このまま座長の知り合いの家に行くわけにも行かない。国づくりの神様が借金の事で謝りにいくなんて、おかしいじゃないか。 ) それじゃあ、スラムを抜けるまで―― よ、宜しくね。 ( なので、急遽行き先を変更。このまま帰る事にした。 ) [Thu 23 Jul 2009 01:48:15]
スパイダー >  …ソウダナ。 (あの機械女だって、小さななりで蜘蛛を吹き飛ばす位の馬鹿力だったんだ。見かけ以外で上手く相手の区別ができるようになりたいものだが。) アア。 …キヲツケル。 (もう二度と間違える事は無いだろう。彼女の顔と名前は、蜘蛛の頭に深く刻み込まれた。言いながら、彼女の姿を見送ろうとして、ふと気付く。) マテ。 トチュウマデ、オクッテヤル。 (最近は、目玉泥棒や内臓泥棒の、物騒な事件が多いから。漸く逃げられて安堵しかけの少女へと、まさかの不意打ちの提案が。) [Thu 23 Jul 2009 01:43:52]
だいだら > 人は見かけによらない、っていうのと同じだよ。神様も見かけによらないんだ。 ( 腰に手を当てて胸を張って見せた。 ) ………。 ( 瞳を覗きこまれれば、やはり迫力があっておっかない。でも、ここで怖がったりしたら全部が台無しだ。だから一生懸命耐えて――。 ) そうさ、それがお前の魂だよ。実にお前らしい形をしているだろう? ( にこりと笑って言った。そうして道が開けられれば、内心で安堵の溜息を。いや、安堵という生易しいものじゃない。飛び跳ねて喜びたいぐらいだった。 ) …まあ、お前も私を間違えたのははじめてだから、ここだけの内緒にしておいてあげるね。次からは、間違えちゃ駄目だよ。 ( そう言って、蜘蛛の横を通りすぎようとする。 ) お前もあまり夜更かししていないで、家に帰って寝るんだよ? ( なんて言いながら。 緊張のあまり、その踏み出す一歩がちゃんと地面を踏めているのか判らないぐらいだった。ゆっくりと、慌てずに、その場を離れていこうとする。 ) [Thu 23 Jul 2009 01:35:46]
スパイダー >  オマエハソンナニイキテイルノカ。 (驚いた。本当にこの街には、何が居るのか判らない。想像できないくらい永く生きている少女が居るなんて。生まれてすぐに奴隷ギルドへと連れてこられた身、彼女の子供と言われても全く実感が沸かないが。) ホントウカ。 (そう言って、蜘蛛は相手の大きな瞳を覗き込んで。…まあ、何の変哲もない、化け物の姿が写りこんでいる訳だ。) …コレガ、オレノタマシイカ。 (ある意味納得したような声。これで人間の姿が映っていた方が、困るというもの。所詮蜘蛛の魂は蜘蛛でしかない。) …オマエガ、エライヤツナノハヨクワカッタ。 (そう言いながら、蜘蛛は道の端により、彼女へ道を開けるだろう。暗に危害を加えないと言う意思表示でもある。) [Thu 23 Jul 2009 01:30:47]
だいだら > ( 自分でも驚くぐらい口が回った。きっと、それだけ助かりたくて必死なのだろう。 ) そうだよ。とてもとても偉い神様なんだよ。お前のお父さんとお母さんと、そのまたお父さんとお母さん、そのまたお父さんとお母さん…を、ずぅっと遡ったお父さんとお母さんをつくったのは、私なんだ。だからまァ、お前は私の子供みたいなものだよ。 ( 何千年も生きているんだ、と言って。 ) それに、私の瞳は相手の本当の姿を映し出すことが出来るんだ!ほら、私の瞳を覗いてご覧。お前の魂の形が映し出されている筈だよ。これも神様の力だよ。 ( ヨクワカラン、と呟かれた時には流石に恐怖で頬が引き攣ったが、偉い奴なのかと問われれば、大きな目玉を大きく開けて、視線を相手に向ける。そこには―― まあ、当然の事なのだが、相手の姿が瞳に映っているだろう。 ) [Thu 23 Jul 2009 01:21:53]
スパイダー > (良く口の動く少女。蜘蛛の姿は、まるで母の語る御伽話に聞き入る子供のよう。) …ヨクワカラン。 (彼女が話し終われば、蜘蛛はぽつりと呟いて。はっきりと理解できたのは、彼女の名前がダイダラボッチという事だけ。それ以降の山と森と砂漠が云々は、あまりにも突拍子が無さすげて、蜘蛛の理解を超えていた。) …オマエハ、エライヤツナノカ? (だとしたら、捕える訳にはいかない。社会地位の高い者を捉えて奴隷にする事が、後にどのような事態を招くかくらいは、蜘蛛にも理解できる。大変な事になるのだきっと。) [Thu 23 Jul 2009 01:14:45]
だいだら > ふふふ、仕方の無い。私がなんだか、教えてあげる。 ( 両手を広げ、笑顔を浮かべ。 ) 私の名前はダイダラボッチ、大きな大きな、山より大きな空より大きな国づくりの神様だよ。 大雪山を作る為に、土を取って土盛りしたのさ。土を取った跡は、それで精霊の泉になったのさ。 森の神様が、恥ずかしいから人目につかないようにして欲しいと私に頼んだから、仕方なく常世の森を鬱蒼と生い茂らせたのさ。 空の神様が、砂場遊びをしたいというので砂漠を作ってあげたのさ。 最後に街をもっと住み易くしてやろうと思い、私が足を引きずってタットワ河ができたのさ。 ( 大まかに頭に入っているヴェイトスの地理から、思いつくだけの嘘を並べる。 ) 今は、私が作った国がどういう風に栄えているのか見る為に、小さくなってここに来たのさ。 [Thu 23 Jul 2009 01:07:05]
スパイダー > (それは初めて見る姿。人間の少女の体に、一つの大きな目が此方を見ている。人間だと思っていた者が、人間では無かったのだから、驚くのも当然。どちらがより化け物かと問われれば、蜘蛛に軍配が上がるだろうけれど。) …オマエ、ハ (酷く聞き取り辛い声を出す。化け物の姿をした其れが、人の言葉を理解する事の方が、驚きだろうが。) ナンダ? (恐怖、というよりは、興味に近い。人に極めて近い異形。神様、とやらが本当に居るのかなど知らないけれど、その少女の言葉に聞き入って。) [Thu 23 Jul 2009 00:58:48]
だいだら > ( 見詰め合う蜘蛛と一つ目。お互いに、相手を化け物だと感じるこの滑稽。だいだらにとっては、一つ目の自分よりこの蜘蛛のほうがずっとずっと化け物に見えるのだ。そして相手がこちらの顔を見て唖然としていることをもし知ったとしたら、異形扱いに慣れているだいだらでも、少しだけ腹を立てたかもしれない。 ) ………。 ( 返事は無い。もしかして、言葉が通じないのだろうか?だとしたらとても不味い事になるが、何か喋ろうとしているようにも見える。 どちらにせよ、私は喋るしか無い。 ) 仮にもし、お前が私を捕って喰おうというのなら、きっと天の神様もお笑いになる。 お前はきっと、私が誰だが知らないんだろう? どれだけ偉いか、知らないのだろう? ( 服の下でじっとりと緊張と恐れからくる汗を掻く。 ) [Thu 23 Jul 2009 00:51:44]
スパイダー > (蜘蛛の紅い目は、暗闇でも問題なく見る事が出来るが、視力はあまり良くない。建物の中から見ている時には、少女の顔に違和感は感じたが、その理由が判らずにいた。そして、間近で少女の顔を見た途端、蜘蛛は唖然とした。)(顔の大半を占める、巨大な瞳。「バケモノ」と呼んでも差し支えない姿をした少女。蜘蛛が人間の顔をしていたなら、さぞかし間抜けな表情を浮かべていたことだろう。八つの紅い瞳が、少女の大きな瞳をまじまじと見つめている。) …。 (「何か用」 そうだ、捕えて、袋に詰めて、奴隷ギルドへと持ち帰らなければ。 思考とは裏腹に、蜘蛛の体は動かない。鋭い牙を覗かせた口を、何か喋ろうとするかのように小さく開閉するだけで。) [Thu 23 Jul 2009 00:46:03]
だいだら > なぁに、お前は。突然人の前に降って出てきたりして、びっくりして目玉が零れ落ちるかと思ったよ。 私に何か用なの? ( と、言うのだ。 ) [Thu 23 Jul 2009 00:38:39]
だいだら > ? ( ふとその時、側の廃墟から何か物音がしたような気がした。ちらりとそっちに視線を送れば、黒い影がそこにあって。 ) う、 わっ ( 次の瞬間、どさりと化け物が落ちてきた。蜘蛛だ。大きな蜘蛛。いや、大きいだなんてものじゃあない。大きすぎて、圧倒されてしまうような。そのおぞましさに私は恐怖し、大きな目玉を更に大きく見開いた。 私もそいつも同じ異形だけれど、どう見ても異形同士仲良くという風にはなれなさそうだった。こいつはきっと、私を捕って喰うつもりなのだ。地面を削るあの鉤爪で、私の大きな目玉を抉ってしまうつもりなんだ。逃げようにも足がすくんでしまっているし、そもそも走って逃げられるかどうか判らない。蜘蛛って、結構早いから。じゃあ、どうするか。 ) …………っ。 ( 私は息を飲み、恐ろしいと思う感情を必死に抑えながら、口を開いた。 ) [Thu 23 Jul 2009 00:37:54]
スパイダー > (この辺りの建物が、廃墟や廃墟になりかけの物ばかりというのもあるだろう。人気が少ないのは、獲物が少ないと同時に狩りのしやすい場所という訳で。徐々に近付いてくるその姿に、腕に力を込めた。) ッ (窓枠を乗り越え、埃の溜まった床を蹴る。巨体が窓を抜けて、地面へと落下する。強靭な蜘蛛の脚が着地の衝撃を吸収し、先端の鉤爪が耳障りな音をたてた。蜘蛛の姿をした異形が、少女を見つめた。) …。 (蜘蛛はまだ、着地の衝撃で動けずにいる。) [Thu 23 Jul 2009 00:27:45]
だいだら > ( それにしても、この辺りは本当に薄気味が悪いところだ。どうしてこんな所に住めるのだろう、と思って。自分が住んでいる小屋もあまり大差無い事に気付いた。芸能横丁っていうそれなりに治安のいいところに建っているってだけで、実際はこの辺りの家とあんまり変わらない。一緒に住んでいる人もおぞましいのばかりだし。 ) ――えっと。 うん、こっちだ。 ( 少女は歩みを進める。場所が場所だけに極力周囲を警戒しているようだが、自分を狙おうという姿があることには気付かず。そのまま窓枠の方へ近づいていく。 ) [Thu 23 Jul 2009 00:20:08]
スパイダー > (近頃巷を騒がしていた「目玉泥棒」を、自警団はまだ探しているようだ。無駄な事を。奴は蜘蛛が殺したと言うのに。化け物同士が殺し合うなら、自警団だって歓迎だろう。蜘蛛は目玉泥棒なぞより、あの機械女の方がよほど恐ろしかった。) … ン。 (瞼の無い目が、道を行く少女の姿を捉える。悩む事も恐れる事も無い。ただ迅速に仕事をこなすだけ。) 。 (窓枠に鉤爪をかける。もう少しアレが此方へ近付いたら、一気にしかけようと。今度は邪魔が入らない事を祈りながら、じっと様子を窺って。) [Thu 23 Jul 2009 00:15:36]
だいだら > ( その近くを通る一つ目娘の姿。 前に来たときは偶然この辺りに迷い込んで、怖い思いをしながら何とかもと来た道に戻ることができた。もうここには近づくまいと思っていたのだけど、今日は座長の使いだ。なんでもこの辺りに同じ国の知り合いが住んでいて、その人の所に行かされる事になった。 ――座長は詳しく話さなかったけど、その人からお金を借りているみたいで。私はそれを謝らせに行かされたというわけだ。もしかしたら、それ以上の事もさせられるのかもしれない。 ) ……やだなぁ。 ( と、そんな呟きを零しつつ、手にした紙に書かれた地図を頼りに歩いていた。 ) [Thu 23 Jul 2009 00:11:24]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 足音と共に。 』 [Thu 23 Jul 2009 00:06:48]
スパイダー > (しかし、奴は恐ろしいけれど、仕事をしないわけにはいかない。働くなくなった家畜がたどる末路など、決まっているから。ほんの少しばかり注意して、誰にも見つからずに獲物を捉えれば、それだけで檻の中で安全に生きる事が出来る。) …。 (先程から誰も通らない。月も出ていない夜に、こんな場所を通るものなどそういないのだろうか。元々待ち構えるより、自ら動きまわって獲物を探す方が得意な種族。無意識に鉤爪で床を引っ掻きながら、路地を眺め。) [Thu 23 Jul 2009 00:00:54]
スパイダー > (奴を捉える事が出来れば、さぞかし良い奴隷になるのだろうけれど。其れをするには、蜘蛛の力は到底及ばないだろう。というより、二度と奴の姿を見たくないとすら思う。あれと戦った時の自分は(戦いと言えるものですらなかったが)、捕食されるものだった。死を恐れるがゆえに檻につながれた獣が、久々に味わった死の恐怖。思い出しただけで、毛が逆立つ思いだ。) [Wed 22 Jul 2009 23:53:32]
スパイダー > (スラムの一角、廃墟の中。真っ暗な窓に、紅い光が8つ浮かぶ。ガラスの割れて拭きざらしになった室内から、人一人通らない路地を見下ろして。)(機械の腕を持つ女から命からがら逃げ出してから、そろそろ一週間がたつ。いい加減職員の嫌みも鬱陶しくなり始めた頃。いつまでも檻の中に引き籠っている訳にもいかない。あの馬鹿力がこの辺りに居るかもしれないと思うと、少々ぞっとするけれど。) [Wed 22 Jul 2009 23:47:39]
お知らせ > スパイダーさんが入室されました。 『(闇に潜む。)』 [Wed 22 Jul 2009 23:42:25]
お知らせ > プリムラさんが帰りました。 『( 傍から見れば滑稽な 独り言は続く。 )』 [Wed 22 Jul 2009 22:53:55]
プリムラ > ――――― 。 ( 嗚呼。 思い出した。 ) 「 曇っててモ、晴れてテも、月は見えなイ日だナ。 」 ( 新月だ。 否。 昨日だったか? だがどちらにしろ 空が晴れたとしても月は見えなかっただろう。 ) 「 まァ、 星だけの空ってェのもイイけどナ。」 ( コクリ。 少女も頷いて ) ―――― 。 ( 何かを言おうとしているのか、口をあける。 ) ―――― … ッ 。 ( けれど、その口から 少女の 声 は出なかった。 ) 「 ――― 駄目 カ。 」 ( ポツリ。 呟くように言ったのは 、 人形のほう か。 ) [Wed 22 Jul 2009 22:47:07]
プリムラ > ( ゆっくりと 歩き出す。 見るからに身形の良い少女。 スラムは歩きなれていないのだろう。 ゆっくりと道と、 足場を確かめるように足を 進めている。 ) 「 ―― それニしても、 なかなカどうシて。 面白い場所だナ、 スラムってェのは 。 」 ( 人形が 言う。 少女は同意するように一つ 、 小さく頷いた。 ) 「 深い 深イ 、 人の心ノ 吹き溜まりみたいナ所ダ。 」 ( ――― リン。 人形の首についている鈴が、 高く 鳴った。 ) 「 ―― ま ぁ、 夜に来る所じゃァ なかったナ。 」 [Wed 22 Jul 2009 22:26:52]
プリムラ > ――― ? ( ふと、 少女が顔を上げて 壁を注視した。 ) 「 … ン? 何だ、 もう一回言って … …、    ――― ァー …、 いったカ。 」 ( 少女の前に在るのは壁だけなのだが、 他にも何か 見えていたのだろう。 けれど其れも いなくなった。 ) ―― …。 ( 桜色の瞳を閉じ、 祈るような、 ほんの少しの 間 。  再度眼を開ければ、 満足したように 1つ、 息を 吐いた。 ) [Wed 22 Jul 2009 22:14:25]
プリムラ > 「 そうカそうカ。 お前サンも苦労したんだナ。 まァ何ダ。 ゆっくり休むといいサ。 」 ( スラムの一角。 雲に隠れて月が見えぬせいで、 いつもより数段暗い空の下 。 右手にパペット人形を持つ、 白い髪の少女が  、  何やら壁に向かって喋っていた。 ) 「 人生山アリ谷あリ。 そういうコトもあるサ。 」 ( そう言って身体を揺らすのは―― 少女が持っているパペット人形。 とは言えこの人形が意思を持って喋っているわけでは無いようだが。 ) [Wed 22 Jul 2009 22:04:53]
お知らせ > プリムラさんが来ました。 [Wed 22 Jul 2009 21:59:30]
お知らせ > ウトゥクさんが退室されました。 『「暗黒街に名を轟かせる予定の男さ!」(決まった…!) 実はナルシストの気があるかもしれない』 [Mon 20 Jul 2009 23:16:38]
ウトゥク > (初めて俺の顔見た奴ァ、大抵はビビるかガンくれて来るってのに… 妙な奴。 此方を見上げる蛇に対する感想はソレ。 彼女の笑みに調子を崩されたのか、溜息でも吐く様に肩を落とせば…手をひらひらと振り…) あー、残念残念。 まっ、俺もてめェみてーな奴は初めてだけどよ… あ?(愚痴る様に言葉返していれば… 相手が名乗り、此方に名を問うてくる。 無視しても良いが… ハンサムと言われれば、まぁ―― 相手の女は外骨格ではないが、悪い気はしない。 立ち上がり、親指…に当たるであろう指で己を指し示せば… 鼻を鳴らす様な仕草見せ――) 俺様の名はァ、ウトゥク――― [Mon 20 Jul 2009 23:14:56]
お知らせ > 太夫さんが退室されました。 [Mon 20 Jul 2009 23:05:34]
太夫 > ―― いえ、 いえ。 何も? 可笑しいことなど、ありンせん。 ( ぎち…、と貴方から発される音に、さえ。 可笑しくない、と云う癖に… 口許に宿った笑みは、消えることなく。ただ、―― 自身の問いかけに対し。貴方の返答聞き受けると、 )  それは、 ……  ほンに。 残念な、 こと。  ( くす、… くす。 密かな笑み、堪えて。 )  それにして、も ……初めて。 お逢いしンした。 ぬしさまのような、お方。  ――…のぅ?  わっちには、名乗れるほどの名があるワケじゃァ ありンせん。 けど、少なゥとも… 『てめェ』 では、ありンせん。 ですから、 わっちの事は 『タユウ』 とでも、お見知りおき下ンせ。  ( 見上げたまま、蛇は言葉紡ぎ。 ) …… ぬしさま。  外骨格の、 はんさむ な… ぬしさまのお名前を。 どうか、… わっちに お教えくりゃれ ?  ( … そう。貴方に、乞うて。 ) [Mon 20 Jul 2009 23:03:16]
ウトゥク > あー? 何が可笑しいンだよ、テメェ… (調子狂うな、と言いたげに蛇の言葉に ギチリ、と舌打ちならぬ顎打ちすれば… 彼女の笑みをまじまじと見遣る。) おう、外骨格よ。 こォ… やっぱ黒曜石みてェに黒光りして、スラっとしてギチっとしてる所はギチっとしてる女じゃねェとよォ… あー、そう言う訳だから鱗だの肉だのは興味無し。残念だったァーな。(残念だと言う癖に、また笑う。 何がおかしいんだろうか? と、怪訝そうな視線強めていれば… ふと、投げられた蛇からの問いかけ… それに、怪訝から…呆れに視線の色を変えれば――) あ? 何でテメェを気味悪がらなきゃなんねェんだ? 鱗が付いてるだけのニンゲンじゃねェか(まぁ、不味そうだとは思うがよ、と。 平然と返す、か) [Mon 20 Jul 2009 22:33:54]
太夫 > ( 貴方の視線が出入り口へと向き、再度此方に向けられた際、怪訝そうな御言葉添えられていた。… その言葉に蛇は、 くすり。 ほんの僅か、笑みを零す。 ) 如何やら。 先ほどまでの、 雨は止んだ 様で。 ――ぬしさまが、 晴らして下さったご様子。 ( 次いでの問いかけは、所謂 …的外れ、と云うものなのだろうか。然し蛇にとっては、聊か、異なるようで )     … 外骨格  ( 貴方の言葉、反芻した後 )  それは、 ……  残念なことで、ありンした。  ( 口許、薄っすらと笑み残したまま。 ……ふッ、と。 貴方に向ける視線。貴方を見上げるようにして、 )  ぬしさま、は ……さッきから、 わっちを御目に入れてらして。 薄気味悪ゥ ないの、 かや …?  ( 蛇は問いかけ、を。 ) [Mon 20 Jul 2009 22:26:11]
ウトゥク > (苛立ちの理由は、単に最近ロクに仕事が無いからであり、彼女になんら非の無い事は一応此処に付け加えておく、が―― 蛇の言葉を聞けば、コオロギは出入り口の方を見遣り、外を一瞥) ……… 晴れてンじゃねェーか  あン?(そして、そう言葉返し、更に顔を近づけ… た所で、相手の視線に気付けば… 今度は怪訝そうに首傾げ…) どゥしたよ?俺のハンサム顔に見惚れでもしたかァ? 悪ィけどよ、俺ァ外骨格の無ェ女にゃ興味ねェんだ。 つー訳だから、他当たンな (口… と言うか、顎から飛び出すのは、的外れな言葉。 吐き出し、それから…不思議そうに此方を見る相手を、何見てんだよ…と言わんばかりに再度見り…) ……………――――――― (頭の中… なんつーか、金になりそうな見た目じゃねぇし、喰った所で美味そうじゃねーよなー… なんて思いつつ、そのまま無言で見下ろすだろう。) [Mon 20 Jul 2009 22:06:35]
太夫 >  ―――… っ  ( 蛇は今更ながらに、自身の行動が軽薄であったことを痛感していた。―― 疲労癒えるまでは、と辿り着いた先で。 『やんきぃ』なるお方に遭遇するとは、思いも寄らず… そして如何やらこの現状。このお方は何やら、イラだってらっしゃるご様子? そんな貴方に返す言葉捜す、も… さして気の利いた返答も見出せぬまま。 )   わっち、は ――… 『雨』 に降られ 此処に辿り着い て ……その… ぬしさまの、 お仕事のお邪魔、に。 なってしまいン した。  ( そんな、言葉を返すことしか出来なかった。――空には、白い月が地を照らしていると云うのに。 そうして、蛇は。近付いた貴方の、外套の奥 ……ヒトとは異なるような、貴方の御容姿が視界に映り。 不思議そうに、鱗に覆われた瞼を一度。瞬かせた。 ) [Mon 20 Jul 2009 21:47:50]
物音の主 > あ”? わっちは…何だって?あァ?(ソレは、俗称ウnもといヤンキー座りと呼ばれる姿勢になれば、まじまじと相手を見遣ろうと… 沈黙した相手へとじりじりと、距離を詰め―― フード越しからも分かる、ガンをくれるストリートキッズの様な首の動き。 と言うか、口調も奇妙な訛り染みた発音混じりなれどタチの悪いチンピラのソレ。 そんなタチの悪いチンピラは、暫し開いてにガンくれた後…) つかよォ、改めて聞くが… 何だ、てめェ? そっとしとけってェのは、こォ… お仕事中の俺のセリフなんだがよォ?(今度は、首を逆方向に傾けつつ…さらに顔を近づけて、問い掛け――― と言うか、再度ガン付け。顔が近付けば見えるだろうか…外套の奥の、コオロギに凶暴性を追加した様なソレの顔が。 尚、天日干のコオロギの本日の仕事=廃屋漁り。 それは仕事と言わないし、スラムの廃屋など空き巣にすらならない) [Mon 20 Jul 2009 21:30:55]
太夫 > ( ―― 掠めた、と思った音は果たして、幻聴だったのだろうか。 蛇には、確かめる術など無いのだけれども …。 黒い蛇は、床にその身を横たえて。 )  ( …―― もし、 と。ふと、思いが過ぎる。 自身のいつまでも戻らぬ現状に買い主さまは、蛇を買った場所に連絡をされるだろうか。…… もし。そうだとすれば、どうなるのか。 )  ( ―― ワカラナイ 。 )  ( けれども、… せめて。 此処まで這い来るのに、精魂遣い果たしてしまったかのような疲労感。 せめて、この疲労が癒えるまでは … ) …  そゥ、と しておいてくりゃれ 。 ( そんな呟き、落とした 矢先 …… 「誰か居ちゃァいけねェのかよ?」 思いも掛けぬ、言葉が返されたことに。蛇は、ちいさく息を呑み。 ) そ 、―― その様なことは ありンせん。 ( 声だけの相手に、身を強張らせていた …ところ。 のそ…、と姿の見えた貴方に。その大柄さに、 ) …… も。  申し訳、あり ンせ ん。 わっち、は ―― ( 言葉さえ、巧く見つけられず。その先、繋ぐこと叶わぬまま。 沈黙、してしまう。 ) [Mon 20 Jul 2009 21:14:45]
物音の主 > 何だァ、誰か居ちゃァいけねェのかよ?(のそり… と、姿を現したのは、2m近い体躯を持った外套姿。 妙に茶色い手には何やら物色中だったのだろうか…引き出しと思わしきものを携え、身に纏う外套は埃だらけ。 そして――…) あン? 何だ、てめェ…?(外套の中で見下ろす視線… 外套の奥のヒトとは違う瞳からソレを送るソレは、その蛇を見下ろしながら怪訝気な声を投げ掛け… まじまじと観察する様に腰を下ろす、か) [Mon 20 Jul 2009 21:06:15]
お知らせ > 物音の主さんが入室されました。 『廃屋の闇の奥、物音と共に現れるのは――― 外套被った大柄な何か』 [Mon 20 Jul 2009 20:54:13]
太夫 > (  ………… 、  )( …… 静寂。 ただ、それだけが此の場を支配しているかのような。その様に 蛇は、漸くと。幾分安堵したかのように、吐息をひとつ。 そして、思うは… 『自分』を買った買い主さまのコト。 さりとて、断りもなく唐突に御前から消えてしまった事への罪悪では、…… なかった。それは、とても罪深いコトなのだろうけれども。 蛇は、―― こうして、独りでいることに。不思議なまでに、安堵感を覚えつつあるのだった。 )( 自身の容姿は、自身がよく理解している。―― だから。 奴隷と云う身分の分際で。とても、身勝手なコトなのだと分かってはいる、 …けれども。 たとえ、買い主さまや妹さまのような ……と云うのは、畏れ多い。 だから、せめて。人並みの容姿を自身が望んだとて、けして叶うことなどないのだと分かってはいる、 …けれども。  それならば、 ――せめて。この面妖を、人様の御目に入れてしまわぬ様。此処に、こうして息を潜めていよう 、か。 ―― そんな、 蛇の耳。  『 かたン。 』 小さな物音が、掠め。 )  ―― 何方か。  何方さまか、 いらっしゃるの ……かや…  ( 何処へともなく。声を掛けてみた、伺うような 蛇の声音は、震えていた。 ) [Mon 20 Jul 2009 20:22:39]
太夫 > ( 其処は、スラムの―― とある廃屋の ひとつ。 蒼白い月の光に照らし出された、其処に人の気配はなかった から。 )  (  ずる ……、 り 。  ) ( 廃屋の入り口から、異様な音をひきつれて。 『それ』 は室内へと入り込んで来た。… もしも、この家に誰かが居たとしたならば。突然の来訪者に吃驚としたことだろう、それも 『そいつ』 は地を這い。入り口から、ずるり、と …床を這い進んで来るのだから。更に輪を掛けるかのような、 『それ』 は酷く面妖なツラをしており。 ) ( ――今一度。 この廃屋に人気のない事を。縦長の、爬虫類めいた双眸。ゆるり、… 下から。蛇の、鎌首擡げるかのような。そんな緩慢な動作で以って、 そいつは室内の気配を窺い始めた。 ) [Mon 20 Jul 2009 19:54:19]
お知らせ > 太夫さんが来ました。 [Mon 20 Jul 2009 19:46:05]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『なんとかなるよね。 ( 自分の運に任せよう。 )』 [Mon 20 Jul 2009 00:40:51]
ルァ > ――― はァ。 ( 息を つく。 やめよう。 記憶を 甦らせて動揺している時ではない のだから。 ) なかなか難しい。 ( くるん、 と回れ右。 戻って別の道を歩こう。 ) ( 難しい。 情報を集めるのって。 鉄仮面のことは勿論だが、他にも知りたいことはたくさんある。 ―――― けれど、 ) 知った所で、 私はどうすればいいんだろう …。 ( ため息 1つ落とした。 ) ……… ま ァ、 ( 顔を 上げて ) その時はその時だよねッ ( ウン、 とか勝手に納得。 結局いつものパターンに落ち着くらしい。 ) [Mon 20 Jul 2009 00:33:33]
ルァ > ――― ここ、  は ……。 ( やっぱり、 と 小さく、小さく呟く。 見覚えがある景色。 ここ数年見ていなかったが 。 そう 。 ――ずっと昔、 住んでいた 家 の、 区画。 此処からさほど遠くない場所にある。 この道を、 まっすぐ。 左に曲がって―― 。 ) ―――――― 。 ( けれど少女は 其方へ足を進めない。 ただその方向を 睨むだけ。  その瞳に在る のは、 ――― 深い、深い 憎悪と、 恐怖 。 冷たい白 で終わる、 嫌な、 思い出すことさえしたくない、 嫌な記憶 だ。  ) [Mon 20 Jul 2009 00:13:05]
ルァ > ( ――― 最近では一番眠れたきがする。 ) ――― … すごいな、 ヴァリス宅…。 ( そのくらい気を許しているということなのだろうが。 いいんだか悪いんだか。 結局、 鉄仮面の情報収集を手伝ってもらうことになもなってしまったし。 ) ( で、 お掃除ちょっとと家庭菜園の雑草取り少しやって、スラムに 移動して。 暫くはそんな生活が続くだろう。 ) ―――― ぁ 。 や ば ……。 ここ は ―― 。 ( ふと、 立ち止まり 、 周りを 見た。 ) [Mon 20 Jul 2009 00:04:42]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『( 眠 …く ない。 )』 [Mon 20 Jul 2009 00:00:57]
お知らせ > ネネさんが帰りました。 『( 疲れたから、今日は寝よう。 廃墟の中、床に寝ころンだ。 )』 [Sun 19 Jul 2009 22:14:20]
ネネ > ( 声が聞こえなくなッた。 一安心だ。 ) ―― ふえええ…。 ( 廃墟の中、ぺたンと腰を下ろし。中身を確認。 綺麗な飴とか焼き菓子とか。タオルに小物入れ。後は、財布。 ) ――― おおッ ( 財布の中には1万エン。小銭が少々。最近じゃァ一番の収穫だ。 ) これだけあッたら ベニの分とネネの分ッ、 ご飯かえる ぞッ ( 嬉しそうにはしゃぐ。 濡れて気持ち悪い事なンか忘れてご満悦な白猫娘は、割れた窓から空を見た。 )  ( 今日はお月さまが出てるから、成功したンだ。 ありがとーございます。 頭を下げて、 ) [Sun 19 Jul 2009 22:13:27]
ネネ > と ――りゃッ ( ぴょンぴょン、と慣れた風に屋根から降りる。バッと道を歩いてた裕福そうな娘の後ろへと、歩みを進め。 ) ―――― ( 慎重に。慎重に。あの小綺麗な鞄を奪ッて逃げるだけだ。そろり、そろりと忍びよれば、 )   ッ ( 勢い良くダッシュ――ッ。 不用心に提げていた娘の鞄取り上げて、其の儘走る、走る、走る。 )  ( 曲がり角曲がッて、逃げて。 叫び声みたいのが聞こえたけど、気にしない。ひたすら、走る――ッ ) [Sun 19 Jul 2009 22:06:02]
ネネ > ま、良いかッ ( すくッと立ち上がり、屋根の上から人の流れを確認する。 ――寝転ンでる子供、通りすがりの傭兵ッぽいの、自警団。後は、女とか男とか、金持ちッぽいのとか。 ) ンンン―――? ( ターゲットは如何しようか。取り敢えず金をもッてそうな人間。出来れば弱そうな奴。 じじーッと屋根から見降ろし、見定める。 ) ……よしッ、あれにする かッ ( にンまりと。満足げな笑みを浮かべて。 ) [Sun 19 Jul 2009 21:57:25]
ネネ > にゃー にゃーにゃー 。 ( 腹へッた―。腹減ッたぞ―。 そンな意味合い込めて鳴いた。鳥とか魚とか、いッぱい食べたい。 )  ( ぐー。腹の虫が鳴る。そう云えば何故腹から音がするンだろう?中に何か住ンでるのか? ポンポン、と叩いても見ても泣き声は聞こえない。 ) ン――? ( さッきは聞こえたのに、何故? こてン、小首傾げて。 ) [Sun 19 Jul 2009 21:51:51]
ネネ > ( 先刻まで降り続いていた雨は見事に止み、空には月さえも浮かぶ夜。 ――白猫耳はスラムの在る小屋の屋根の上。びしょ濡れのまま、座り込ンでいる。 ) う ―――ッ (ぶるぶるぶるッと身体を揺すり水滴を落とす。じッとり濡れた髪とか、肌とか気持ち悪い。腹も減ッたし、踏んだり蹴ッたり、だ。 ) [Sun 19 Jul 2009 21:42:23]
お知らせ > ネネさんが来ました。 『( ――ぐゥ、 )』 [Sun 19 Jul 2009 21:39:03]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『――さあ、行くか!』 [Sun 19 Jul 2009 01:32:16]
アイゼンリッター > (単純な話。 自分は空を飛びまわったり魔法をぶっ放したりするような存在ではないし、凄まじい武具や何かでドラゴンと戦う英雄でもない。 変な格好をして夜な夜な街を歩き回り、犯罪者を殴り飛ばす。それだけの男だ。 だけど――間違ってはいない、と思う。 やっぱり、ヴェイトス市を……自分の街を守るのは、自分達の手でやるべきなのだ。 犯罪が起きても見て見ぬ振りをして、自分には何も起きないと信じ込んで、毎日を生きていくのは違う。 蜘蛛みたいな怪物がいると聞いた。 内臓を抜き取る殺人鬼もいる。 目玉泥棒。 バケモノのオンパレードだ。 そんな奴らに誰かが殺されたりしているのを、黙って見ているだけというのは――絶対に違う) [Sun 19 Jul 2009 01:22:01]
アイゼンリッター > (――俯瞰風景。 ヴェイトス市を守ろうと決めて戦い始めて、これからもそのつもりだが、こうして『街』を見たことは無い。 或いは空を飛んだりする――魔女とか鳥の獣人だとか妖精だとか――なら、こんな景色を毎日のように見ているのだろうか。 地べたを這いずり回る自分のような存在にとっては、少し憧れてしまうものだが)……ああ。空を飛べれば、もっと楽だったかもしれないなぁ。(まあ、無理な話だ。 そんな技術を持っているような人物は、この街でも限られてくる。 自分にはできない) [Sun 19 Jul 2009 00:59:32]
アイゼンリッター > (時折立ち止まって周囲を見回し、耳を澄ませる。 ――夜だし、自分の五感はそれほど鋭いわけじゃあない。注意していないと、何か事件が起きていても見過ごしてしまいそうだ。そんな事態はなるべく避けたい。確実に見回るのであれば路上を行くのが一番なのだが、それだと目立ち過ぎるし、なかなか奇襲もできない。 本当、速くこの警邏ルートにも慣れないと)…………しかし、ここからだと街の灯がよく見えるんだな。(夜景、なんてのを見る機会は殆ど無い。 暗黒街の時計塔とかからならば、もっと綺麗に見えるのだろうか?) [Sun 19 Jul 2009 00:52:52]
アイゼンリッター > と、っと、とぉっ……だいぶ慣れてきたけど、まだまだ、か(軽業の練習と警邏を兼ねて。 速度を調整しながら、危なっかしい足取りで屋根の上を走り、時にフック付ロープも駆使して隙間を跳び越していく。 足場や道幅は確かにそう大きいものでもないけれど、地上なら十分問題ない範疇だ。 が――やっぱり高い場所というのが影響してくるんだろうか。風もあるし、落ちたときの事を考えると慎重になってしまって、かえってグラついてしまう。 慣れるしかない、のだろう。多分) [Sun 19 Jul 2009 00:41:52]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――屋根の上を走る。』 [Sun 19 Jul 2009 00:39:15]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが帰りました。 『「今度会ったら、何か美味しいものでも奢ってあげようかしら?」 流石に突っ返す訳にもいかない』 [Fri 17 Jul 2009 02:00:58]
フェン・メイフォン > えぇ、こちらこそ宜しくねキティ(振り返れば、頬染めて照れ笑いするキティの姿。 此方も微笑み返せば… ちょこちょこと着いていく彼女の姿を確認しながら家路に着くだろう。 そして――)(翌朝、少女の居た場所に置いてあったお金見遣れば… 困った様に、頭を掻いて…) [Fri 17 Jul 2009 01:59:02]
お知らせ > キティさんが帰りました。 『( 朝、妖精の居た場所には、3千エン 置かれているでしょう。 せめてもの お礼の気持ち )』 [Fri 17 Jul 2009 01:57:38]
キティ > えへへ …嬉しい。ありがと う。 ( 優しい人に出逢えた。―― 先に歩く彼女の後、追う様にちょこちょこと 付いていく。 )  フェ ン 。 よろしく ね。 ( 照れたように笑った。 お名前聞いたから、お知り合い、だッ。 嬉しくなって、 少し頬 染めた。 ) [Fri 17 Jul 2009 01:54:57]
フェン・メイフォン > いいのよ。 まぁ、流石に食費考えると長期間一緒に居るのは難しいけど… 生憎、そんな風にまだ怯えてる女の子置いていける程、図太くないのよ… いいのいいの。(むしろ、謝るのはこっちかもしれないし… なんて、苦笑すれば… 歩ける、と頷いた彼女を先導する様に少し先を歩き――) あぁ、あたしはフェン… フェン・メイフォン。 何かあったら、まぁ…金銭以外なら頼って良いわよ(言って… 微笑み、投げ掛けた) [Fri 17 Jul 2009 01:50:24]
キティ > ( 真剣な表情、視界に入れば少しだけ、びくッと震え、 ) ――― ふえッ、 え。 ( 怒られるかと思ったら、予想外の言葉。 ) でッ でも、 悪い もン ッ… 私、 ( 死の妖精なンて気付いたら気味が悪いだろうし、 と言葉を続けようと思うも、 ) う、う――… ( 未だ先の恐怖が残っていた妖精は、小さく頷く。 ) ご、ごめン なさい。 じゃあ、今日だけ お願いします。 ぁ、私 キティー…。 ( こッそり自己紹介。 歩ける?の言葉にはこくッと頷き、 一歩踏み出す。 ) [Fri 17 Jul 2009 01:45:20]
フェン・メイフォン > (何時もは無くても、現に今…あった―― 今日は運が悪かったから、明日は運が良い保証なんてない。特にスラムではそう、だ―― 気の抜けた笑顔浮かべる彼女に対し、此方は真剣な表情を返せば… 一呼吸、間を置き…そして――) 取り合えず、今日はウチで寝泊りしていく? アレや眼球泥棒以外にも物騒な奴は、まだ居るからね…こんな所で放置したままってのは目覚めが悪いわ。 あと、それと…歩けそうかしら?(無理そうなら、抱っこしていくけど――と、先ほどの意地悪そうな笑みとは打って変わって、矢張り真剣な表情で…) [Fri 17 Jul 2009 01:39:24]
キティ > けど ? ( きょとンと不思議そうな表情で彼女を見遣る。 ) ぁ、 だ、 だいじょーぶッ。 いつもはこンな事 ッ全然 なくて。 ( きッと今日は運が悪かッたの、 と困った様に呟く彼女に、慌てた様に云う。 ――勿論 家族も親戚も妖精には居ない。 彼女の心情気付かぬ妖精は、 だからだいじょーぶ 、 と気の抜けた様な笑顔浮かべ。 ) [Fri 17 Jul 2009 01:30:29]
フェン・メイフォン > 怪我が無いのは良かったけど… 良かったんだけどー… (家も無い―― 別にこの界隈では珍しい事では無いのだが… 無いんだろう、が…―― 困った様に、頭掻き… 顔を赤らめた侭の少女を見遣る。 あのバケモノが狙うのも分かる程、色んな意味で良いカモだ――) ……… このまま、ハイサヨウナラって訳にもいかないわよねぇ… 頼れる人とか―― も、聞くだけヤボかしらねぇ… (言って溜息が漏れた。) [Fri 17 Jul 2009 01:26:05]
キティ > ( こくン、と頷く。 ――あのまま誰も来てくれなかッたら如何なッていたンだろう。思うだけで身体が震えた。 )  うン。 怪我ない の。 ( ぺたーッて自分の顔触ッて再確認。 家、の言葉に へにょりと眉尻下げる。 )  家は ない、から 此処とかいろいろ ぶらぶら ? ( 定住地なンてものは妖精は持ッてなかッた。 ―― お持ち帰り… また ぼむンッて顔赤くする。 女の子と話すのは緊張する。何故だろ。 ドギマギ、しつつ。 ) [Fri 17 Jul 2009 01:17:35]
フェン・メイフォン > そりゃ、あのままだったらどうなってたかも分からないからね… (この辺りは、結構怖い場所だからね…と、子供に言い聞かせる様に返しながら… 彼女の視線には、少し照れた様な顔。) ……ん、傷は無いわね。 で、家は何処? この辺りは危ないし、街の方までなら送っていくけど―― まぁ、こんなに可愛いんだし、私はこのままお持ち帰りでも良い―― ってのは冗談だけど (そして、赤くなった顔に対しては、からかい混じりの微笑み浮かべてから、一旦… 少し名残惜しげに顔を離していくだろう) [Fri 17 Jul 2009 01:09:31]
キティ > ( おどおどとした調子で彼女へと視線向けたまま へにゃりと笑う。 )  すごく、 助かった …です。 ( 死に向かう者の恐怖が、少しだけ解ッた気がする。 彼女の言葉聴きながら 、 女の子なのに凄いなァ、 とか尊敬の眼差しを仄かに胸るも、束の間。 可愛い女の子、 の台詞に顔真ッ赤に して首を振るう。 ) ―― はうッ うッ 。 ふえ、 傷、は――…ッ ( 顔に傷は無いだろう。傷がつく前に蜘蛛の鉤爪は彼女にむかッたから―― 近付いてくる顔に、更に妖精は顔赤くして。 ) [Fri 17 Jul 2009 01:04:04]
フェン・メイフォン > あぁ、あと知り合いに手、出したら――― って、それはあたしが気をつける事か(思い出した様に口にしようとした言葉… 少し思い直してから、セルフツッコミ。 こればっかりは、口に出した通り…自分がどうにかしないといけない事か)(で、暫し深呼吸し――…) ふぅ…ん (……… 改めて少女を見遣る。 此方に深く頭を下げて、そして顔を見遣る様子――…… 引いては無いが、ややぎこちなく見えるのは、襲われた恐怖の余韻だろうか? と、実は大ハズレな推測) ああいや、こっちも最近物騒だし… 自分の住んでる場所の周辺ぐらいは、やっておかないとね? それに、可愛い女の子が襲われてるのを見かけたら、ね。 ああ、そうそう… さっきので傷とか付いてないかしら?(言ってから、傷の有無の確認の為に…顔を近づけてくる、か) [Fri 17 Jul 2009 00:55:58]
キティ > ( 駆け出した蜘蛛は其のまま 何処かへと消えていッた。 その様子、視界の端ッこで捉えれば、 ) ――― ふえ ッ ( くるりと振り向いた彼女の言葉。 こくこくこくッと 頷く。 ) ――… ぁ、あの 助けてくれて… ありがと ぉ。 ( ぺこー、と深く頭を下げて。 頭上げれば、彼女の顔見遣ッて。 引いている様子が無いのは、伝わるだろうか。 生身の女の子と話すのは初めてだから、ドギマギしているけども。 ) [Fri 17 Jul 2009 00:49:53]
お知らせ > 化け物さんが帰りました。 『(ギルドの檻の中で、思い出して震えた。)』 [Fri 17 Jul 2009 00:45:29]
化け物 > (少女の言葉。先程まで襲われていた相手を庇い盾するなんて。逃げる事に必死な蜘蛛には、その声は聞こえなかったけれど。) …! (追いかけてくる気配はない。ならば、このまま一目散に逃げ続けよう。言われずとも、今後暫く蜘蛛がこの付近に近寄ることはないだろう。蜘蛛を撃退した二人に、☆2を。) [Fri 17 Jul 2009 00:44:29]
フェン・メイフォン > (化け物の言葉を肯定する様に、少女が口にした言葉。それに振り返り…) ああ、そうな… あっと… (それと丁度タイミングを同じくして、逃げ出す化け物。 慌てて振り返る…も、タイミングを逃したのか―― それとも、何か思う事でもあるのか、追いかける事無く立ち止まり… その代わり――) 次は無いわよ!命が惜しけりゃ、この辺りには近寄らない事ね!(その背に声投げつけて、吐息一つ―― 今宵の教訓:一番厄介な『化け物』は人の姿をした化け物。恐らく☆5相当の価値はある筈だ。 さておき―――……) えーっと… 大丈夫?(それから少女の方へと向き直れば… 恐る恐ると声を掛けるだろう。主に、ドン引きしていないかを確かめる様に) [Fri 17 Jul 2009 00:40:02]
キティ > ( 漸く震えも収まッて、 ゆッくり立ち上がる。 ぽつぽつと聞こえてくる会話 ―― 「目玉泥棒」は「蜘蛛」が殺したから、もう居ない? )  …食べないッて 、 ( さッきは云ッてた、と恐らく聞こえないであろう小さな声で呟く。 蜘蛛に近づく少女に 怖くないのかな、なンて眉尻下げながら 其の状況を見ていた。ら、 )   ( 己の居る方向とは反対へと動き出した蜘蛛に、 すこうし 吃驚して、身体震わせた。 ) [Fri 17 Jul 2009 00:32:37]
化け物 >  アア。メダマヲクリヌイテイタトコロヲミタ。 (嘘ではない。かと言って、それを証明する手段などありはしない。少しずつ息を整えていき、いつでも逃げ出せるようにと辺りをチラチラと盗み見て。) …ソレハイエナイ。 (口を濁らせて。誘拐して奴隷にしようとした、などと言えば、奴隷ギルドに迷惑がかかる可能性がある。職員が幾ら困ろうとも蜘蛛は毛ほども気にしないのだが、自身の住処が無くなるのは困るのだ。もしも食べるつもりならば、先ず殺して動かなくさせてから運ぶはず。) ッ! (此方へと近付いてきた少女。先程の馬鹿力を思い出し、恐怖に全身の毛を逆立てて、其れから逃げ出そうと走り出した。マフラーの少女が居る場所と、反対の方向へと。即座に反応すれば、何とか捕えられるだろう。) [Fri 17 Jul 2009 00:27:31]
フェン・メイフォン > (一度、少女の方を確認――― 立てないみたいだが特に大事は無い様子。取り合えず、後で家に送ると、して―― 問題は、化け物の言った言葉) 目玉泥棒を、殺した…? (確かに、此処最近…新しく目玉を盗まれた死体の話は聞こえてない気がするが… となると、今さっき少女を襲おうとしていたコイツの目的は何だ? 疑問に思えば、また一歩… 近付き――) じゃあ、アンタは此処で何をしようとしてたのかしら? まさか、食べる気だったんじゃないでしょうね?(再度の質問は、最近この辺りで起きている事件と照らし合わせる為のソレ。 口に出したのを切っ掛けに、どんどんと近付いていくだろう―― ) [Fri 17 Jul 2009 00:18:33]
キティ > ―――― ( はあ、と一つ安堵の溜息。未だ足に力の入らぬ妖精は彼女と蜘蛛の様子に視線を向ける。 ) … 「眼球 泥棒」 ――? ( 聞こえた声。最近色々な場所で聞く殺人鬼、だッた筈。 聞くのはもっぱら魂たちに、だけれど。 )  ( 殺した、 ――蜘蛛から聞こえた声にびくッと身を震わせる。殺す事に躊躇いが無かッたのか、危なかッた。 )  ( ―― 震える体、足、両手、取り敢えず落ち着かせよう。 ぎゅーッと意味も無くマフラー抱き締めて。 ) [Fri 17 Jul 2009 00:08:07]
化け物 > (相手の力が、此方の予想外だったという話。踏んばって耐えるより先に引っ張られ、無様に壁へと吹き飛んだ。)(背中が鈍く痛み、視界がぼやける。壁に爪を立てて、体を支えながら立ち上がる。) …ヨル、ナッ (片手を壁に付いたまま、もう一方の腕を其方に向ける。まだダメージが残っている。このままでは逃げ切れない。先程まで追う側だったものが、逃げる事を考えている。) …「メダマドロボウ」ハ、シンダ。コロシタ。 (先日殺した、目玉泥棒の模倣者。蜘蛛は、其れを本物の目玉泥棒と思いこんでいて。) [Fri 17 Jul 2009 00:03:22]
フェン・メイフォン > (そして、当の化け物を吹き飛ばした少女は… ) ――――― (開いたり閉じたりを繰り返す自分の手と、吹き飛んだ化け物を交互に見遣り… 何故だか少し驚いた様な表情。 そして――) 引っぺがしてこっちに引き摺る積りだったんだけど… あぁ、成る程…力入れすぎると、それ所じゃないのか… あぁ、人間相手に試さなくって良かった… (『どうなるか分からない』 『何が起こるかちょっと分からない』 つまり―― 自分の怪力を把握しきれていないから、どうなるかの保証が出来ない―― と言う事か。そして、これは―― ちょっと予想の斜め上。 少し困った様に、少女と化け物を交互に見遣れば… 頭一掻きしてから、化け物の方へと向き直り――) 取り合えず、今の内に聞く事、聞いておこうかしらね… ねぇ…アンタ何が目的だ? 今、巷騒がしてる眼球泥棒ってのは、アンタ? (そして… 一歩、近付く) [Thu 16 Jul 2009 23:55:07]
キティ > ―――ッ ( 彼女の声が聞こえて、恐怖の色濃い瞳を向けた。――瞬間、 蜘蛛の鉤爪が自分を離れ彼女へと―― )  あッ ―― ( 危ない、とは声にならず。いとも簡単に彼女は蜘蛛を放り投げた。 ) ―――…… ( 壁に激突した蜘蛛と、投げ飛ばした彼女を交互に見遣り。解放された妖精は、 驚いた様に眼を開く。 ――女の子が、恐れる事も無くあの異形の姿をした蜘蛛を吹き飛ばしたンだもの。驚かない筈、無い。 へたりと腰抜かして、其の儘地面に座り込みながら、 ぱくぱくと口を動かした。 ) [Thu 16 Jul 2009 23:47:29]
化け物 > (恐怖を感じているのは蜘蛛も同じ。相手は、今まで見てきたどの人間とも違う。)(相手の歩みは止まらない。その眼の体の芯が凍える。人に飼いならされた蜘蛛の、僅かに残された第6感が、大音量で警報を鳴らしていた。) ッ ガァッ! (一歩後ずさった後、少女へと押し当てていた腕を、思い切り相手へと振り下ろした。恐怖ごと、相手の体を切り裂かんと。) …!? (酷く簡単に、その攻撃は受け止められた。その様を、信じられないと言うように見つめると同時、とてつもない力でもって、少女からその体が引き離される。蜘蛛の巨躯が、あっけなく吹き飛ばされ、壁に激突して鈍い呻き声をあげて。) [Thu 16 Jul 2009 23:40:23]
フェン・メイフォン > 言葉喋るから、会話が通じると――  思ったんだけど、なぁ… (警告空しく、化け物は少女を捕らえた侭、離そうとはせず―― あまつさえ、その顔に『手を出した』 その上、此方に向けて唸り声を上げてくるが―― 今の所はそれだけ。 近付いてくる自身に対して、何の攻撃も仕掛けてこない――― まぁ、流石に…此方の手足を一撃で斬り飛ばす様な熱線をまた飛ばされても困る、が―― さておき…) 手、出したわね?  取り合えず、何が起こるかちょっと分からないから目は瞑っておいた方が良いわよ。あと、顔に傷がついちゃったらごめんね。(捕らえられた侭の少女に向けて少し申し訳なさそうな声。 投げ掛けると同時に、近寄る速度を、速め… 姿勢を、何時でも駆け出せるソレへと変え―― ) もう一度言うけど… その子に… 手、出したわね? (言葉吐く顔に滲むのは、苛立ちと…呆れ? 手が届く範囲まで近付けば… 少女の顔に爪を押し当てた腕、掴まんと… そしてありったけの力を込めて少女から引き剥がさんと、生の右手伸ばすだろう) [Thu 16 Jul 2009 23:30:53]
キティ > ( ちら、と視界の片隅に映ッたのはフォーウンの服身につけた女の子。――彼女の微笑みに一つ、安心した様に表情緩めたのも、束の間、 ) ――きゃあッ! ( ぐンッと腕に伝わる感触。 ) 痛ッ――…! ( 食い込む鉤爪が予想以上に痛い。なンとか振り払おうとするも、蜘蛛の唸り声にびくンッと動きを止める。 ) ―― ひッ あ…ッ ( ぴたりと顔に当たる感触に、意思とは関係なく身体が震える。 ――怖い、怖い怖い。ぐるぐると其の感情だけが己を支配して。 ) [Thu 16 Jul 2009 23:19:45]
化け物 > (離れたと言ってもそれは数歩程度、早足であっさりと距離を詰めて。掴んだ腕、鉤爪が食いこむのも構わずに、強く握りしめる。二度と逃げぬよう、逃げられぬよう。) …グウウウウウゥゥゥゥゥ! (唸る。怯えも怯みもせずに、微笑みすら浮かべる余裕を持つ相手。己を恐怖を隠す為に、相手へ恐怖を与えるため、蜘蛛は唸った。)(掴んでいた少女の顔に、もう片方の鉤爪を押しあてる。これ以上近付くなと言わんばかりに。相手の警告など、知ったことではない。) [Thu 16 Jul 2009 23:14:56]
フェン・メイフォン > (先日と似た様な…少女が何者かによって上に圧し掛かられ、今にも襲われんとしている状況。 違うのは、上に圧し掛かっているのは何処に出しても恥ずかしくない化け物と言う事―― ) 立ち去れ? はぁ、立ち去れと申したか? そりゃこっちのセリフよ、あんたらしょっちゅうあたしらの庭先で面倒事ばっかり起こしやがって…ッ (そんな事、知った事かと言わんばかりに、その 『機械野郎』 は近付いてくる。 恨み事めいた言葉吐き捨てながら、足早に… 着実に… と、ふと組み敷かれようとしている少女が此方へと振り返り―― ) あら、かわいい子じゃない。気弱そうな所とか、結構良い感じね… 大丈夫、大丈夫すぐ済ませるから(取り合えず、微笑み一つ。そして――) ……… その子に手、出してみなさい… 取り合えず、どうなるか分からないのは確かね (口に出すのは、やや意味の捉え辛い言葉。 腰のナイフは抜かず… そのまま、化け物へと近付いて行く。 このまま、何事も無ければ… 次のターンには手が出せる範囲にまで近付いていくだろうか―― ) [Thu 16 Jul 2009 23:05:32]
キティ > ( ずり、ずり、と少しずつだが確実に蜘蛛から離れていッた筈、だッたのに、 ) ―――ひッ…! ( びくッと其の声に言葉通り止まッてしまッた。 ) やッ―― きゃッ あッ…! ( 体力の回復死ない妖精は先程の様な悲鳴を上げる事も出来ず、今度は無抵抗。其の手を振り払う事もしないだろう。 ) ―――… あッ あうッ … ( 他人が襲われ殺される場面には種族柄何度も出くわした事がある。――けれど、今回は別だ。がくがくと震えた身体をどうする事も出来ず、 )  ―――… ( 其の異形を見遣る。 )  ( 妖精は彼女には未だ気付けなかったが、蜘蛛のはなッた言葉に、其方を振り向く。 ――彼女からも此方の様子は、見えるだろう。 ) [Thu 16 Jul 2009 22:51:18]
化け物 > (まだ鈍く痛む頭を振って、怒りを滲ませた眼で這いずる少女を睨み付ける。逃がさない。) トマレッ! (声を荒げて、少女の元へ駆け寄り、最早手加減無用とばかり、その腕に手を伸ばして。) ッ!? (其処で聞こえた声に、振り向いて。見慣れぬ服装をした、「機械野郎」。よくもまあ、こう何度も邪魔が入るものだ。普段ならこの場で逃走する所だが、今の蜘蛛は頭に血が上っていた。少女の元から離れようとせず、そちらを睨み付け。) タチサレ! (相手の目には、路地に横たわる少女、そしてローブから赤い目を覗かせた巨躯が見える事だろう。よく見れば、それが人間でない事も判る筈。) [Thu 16 Jul 2009 22:44:06]
フェン・メイフォン > 今の悲鳴…よね… ああもう、まったく―― (上がった悲鳴… 耳にすれば、まずは頭を一掻きし、ついでにチッと舌打ち一つ。 自分の縄張り周辺は見回りすべきかな、と思って出歩いてみれば… 最近、何時もに増して治安悪すぎじゃない? なんて、愚痴めいた思い抱きながら、悲鳴の方へと視線と足を向け――…) ったく、何処のどいつ?こないだの鉄板頭? あーもう、取り合えず面出しなさい、ツ・ラッ!(其方へと足早に近付きながら、張り上げる声はどこか威嚇染みたもの。 その声を上げるのは、見た目… 薄汚れたフォーウン服を身につけた少女風貌。変わった所があるとするならば、片方の手と足が鋼鉄製… つまりクランクと言う事と、腰に何か… ナイフの様なモノを下げている程度、か) (足早に近付く最中、逃げ出す妖精の姿は果たして見えるだろうか?) [Thu 16 Jul 2009 22:36:18]
キティ > ――ごほッ、ごほごほごほッ…! ( 悲鳴をあげたは良いものの思いッきり咽て。ぜ、ぜ、と再び息が切れる。 ) ――― ッ ( マフラーが鉤爪から離れた。バッ、とマフラーを自分の方へと持ッていき、ずる、ずると震える手足でなンとか後退し始める。 )  ( 走ッて逃げ出すには、妖精の体力はまだ完全に回復していなかッた。 ) [Thu 16 Jul 2009 22:28:52]
化け物 > (まだ、抵抗する。いい加減に諦めてくれれば、やりやすいのだが。そんな事を考えながら、手を伸ばせば。) ッ (頭の芯に響くような、甲高い悲鳴。黙らせようと伸ばしかけた手が、傷つけては拙いという思考とぶつかって中空で止まる。視界が揺れて、体がふらつく。鉤爪がマフラーから離れ、蜘蛛は頭を押さえて2、3歩ふらついた。) [Thu 16 Jul 2009 22:25:41]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが入室されました。 『先日の事もあってか付近の見回り中… 悲鳴に足を止める』 [Thu 16 Jul 2009 22:25:17]
キティ > ( ずず、と後退していた身体が不意に止まる。 ピン、ッと首から先引張られる様に。 ) ――きゃあッ…! ( 視線落とせば、踏みつけられた白いマフラー。グイッグイッと妖精なりの精一杯で引張る。 ) …ッ え ッ ( 食べない=目撃者殺害? …混乱する思考。 と、其の間にも伸びてくる細い腕に、 )  ひゃぁああああ――――ッッ!!! ( 思いッきり悲鳴上げて振り払おうと ) [Thu 16 Jul 2009 22:20:42]
化け物 > (まだ逃げようと、少しずつ後退する相手。無駄な足掻きだ。足の鉤爪で、其れのマフラーの端を踏みつけようと。) …クイハシナイ。 (面倒臭そうに呟いて。相手が不味かろうと美味かろうと、人間であろうとなかろうと、蜘蛛には大した問題じゃあない。寧ろ、人間外の方が、種族価値が付く分有り難い。まあ、それもこれも奴隷ギルドの職員が決める事。蜘蛛はただ獲物を捕えるだけ。)(鉤爪で傷つけぬように気をつけながら、相手の腕を掴み引っ張り上げようと、手をのばして。) [Thu 16 Jul 2009 22:15:35]
キティ > ―― ッ ( 眼の前に突きつけられる、鉤爪。赤い液体がべッたりと付いた其れに、びくりと身を震わす。 ) ―――… ッ あ、 あう… ( ず、ず、となンとか少しずつ後方へ下がる。体力も知力も無い、なにも無い自分は結局無力だ。 )  ――― ッ わ、 わたしは ッ … 食べても まずいです ッ お腹壊しますッ 人間とは違うンですから ッ  ( 切れた息で精一杯言葉を紡ぐ。 ―妖精の頭の中では蜘蛛の目的=食事 になッている様。 ) ――― ひッ ( 黙れ、そう聞こえた気がした。 ぴたり。と声を止めて。 ) [Thu 16 Jul 2009 22:10:31]
化け物 > (そう、少女とは違う。異形であり、怪物であり、化け物。人に飼いならされ、人を狩る、蜘蛛。) ッ (鉤爪を、相手の目の前に突き付ける。先程の者の血が、まだ付着したままの其れ。捕えるならば、けして傷つける訳にはいかない。) …。 (何も見ていない。今の蜘蛛にとって、それはまるで意味のない言葉。既に蜘蛛の目的は、目撃者の排除から己の任務の達成へと変化しているから。相手が何を言おうと、逃がすつもりはない。) …ダマレ。 (聞き取りづらい声で、そう言って。) [Thu 16 Jul 2009 22:05:08]
キティ > ――― あ…ッ ( 赤い目だ。赤い―― けれど、自分とは違う。人間とは違う、其の姿。 )  やッ―― …! ( ぜッ、ぜッと切れる息。悲鳴を上げる事も叶わない。 ――音が鳴る。金属の様な、音。 ) な  ッにも …なにも ッ みてませ ンッ …! ( 息に交じる途切れ途切れの言葉を其の蜘蛛に向けて。―― 他人の死を嘆く妖精でも、己の死は怖い。 ) [Thu 16 Jul 2009 21:58:03]
化け物 > (数m程後ろから走り寄ってくる、蜘蛛の姿をした化け物。紅い目と、赤い目が交錯した。) …ッ (転んだ。動かない。もう逃げられない。逃がさない。ちきりと、腕の鉤爪が鳴る。)(殺す。殺す?捉える。捕える。) [Thu 16 Jul 2009 21:54:10]
キティ > ( ぜッ、ぜッと数メートルも進まない内から息を切らす。体力なンて全く無いのだ。 ) ――― あッ…!! ( 後ろから迫る何者かへの恐怖と、焦りから勢い余ッて足と足が引ッ掛かる。 べしゃりッ、と思いッきり転び、) ――はあ…ッ はあ…ッ… ッッ ( 息が切れる。胸が苦しい。―― 思うように動かぬ身体、無理に動かして、バッと後方へ、其の何者かが居る方へ、顔を向けた。 ) [Thu 16 Jul 2009 21:50:10]
化け物 >  。 (逃げる。外見に似合わず、少しは肝が据わっているらしい。大抵の子供は、この姿を見ると足をすくませるから。だが、蜘蛛とて逃がすつもりは、毛頭ない。) …。 (相手の後について、走り出す。巨躯に似合わぬ速度で持って、徐々にその背後から迫って。普通に逃げるのであれば恐らく逃げ切れないだろう。だが、相手と自分の体格差を生かせば、逃げ切れるかもしれない。) [Thu 16 Jul 2009 21:44:38]
キティ > ( 落ちつけ落ちつけ落ち着け、わたしッ――… )  ( マフラーの下から薄ら覗き見えるのは、なンだか赤ッぽい黒ッぽい染みのついた、ローブ。) ――― ひえッ…!? ( 此方に向かう様子が見える。ガクガクと身体震わせて、けれど、深呼吸ひとつ。 ――逃げないと、危険信号が頭ン中で鳴り響いた。 ) ――――ッッ! ( バッと勢い良く立ち上がると己が来た方向へと走る――ッ ) [Thu 16 Jul 2009 21:40:40]
化け物 > (ザンッ)(巨躯が、音を立てて路地へと着地する。濃茶の剛毛を生やした手足に、紅い8つの目。ローブには、返り血と思しき染みが出来ている。その赤い目で、素早く辺りを見渡して。もしも誰かが既に居るなら、そいつを処理しなければ。) …? (一見頭の無いように見える小さな奴が、今出てきた窓の下で震えている。明らかに、今起きた事を知っている様子。とすると、見逃す訳にはいかない。鉤爪が床に擦れる音を立てながら、其方へと近付いていく。) [Thu 16 Jul 2009 21:34:50]
キティ > ( 割れた窓の下で其の細い腕を見た。 ) ――あッ あわッ わわわ…ッ ( 任務失敗だとかそンな事言ッてる場合じゃ無い。逃げなきゃ、逃げなきゃ―― 頭の中、そンな思考で埋め尽くされるも、足が思う様に動いてくれない。 ) ―――… 〜〜〜…ッ ( 声にならない声上げて、へたッと腰が抜けた。 マフラーで頭隠す。此れでやり過ごせるかもしれないッ――なンて パニックのあまりなンて馬鹿な考え。 )  [Thu 16 Jul 2009 21:27:47]
化け物 > (其れは、家の中から。割れた窓から突き出た細い腕が、一瞬強張った後、力無く垂れた。同時に、水が滴る音と、金属同時がぶつかり合うような音が聞こえてくるだろうか。) …。 (家の中には、蜘蛛の姿をした化け物と、一人の男の死骸。何もさせぬうちに捕える心算が、相手がナイフを振り回して狂乱したおかげで、うっかり殺してしまった。おまけに、先程の窓の割れる音と、悲鳴。誰かがやってくる前に急いで此処から立ち去ろうと、蜘蛛は割れた窓から外へ出ようと、足をかけた。) [Thu 16 Jul 2009 21:23:12]
お知らせ > 化け物さんが入室されました。 『ドスッ』 [Thu 16 Jul 2009 21:17:50]
キティ > ( そろりそろり、音が聞こえた方向へと足を進める。 ) ――…このあた、り… ? ( 朽ち掛けた家が何件か並ンだ、場所。明らかに一件、ボロボロの家を発見。 )  ( ――其の家から漂う、死に近い気配。 ) …この お家…ッ ( 抜き足差し足忍び足。――そう、ッと割れた窓から覗きこめ、ば )  ( 「ぎゃぁぁあああ―――ッッ!!!」 )  ( 悲鳴が、聞こえた。 )  ひゃぁああああッッ!!? ( 負けず劣らずの悲鳴上げて、窓の下しゃがみ込む。 )  ( ――バンッ 、とまた窓の割れる音。 ) [Thu 16 Jul 2009 21:14:26]
キティ > ン―― むむむむッ ( 意識集中。数秒後、ぺたンと其の場に腰を下ろした。 ) はう…も、もう駄目…ッ ( タフネス1は伊達じゃない。そよそよと頬に当たる風が心地よくて、少し眼を瞑ッたら、 )  ( 近くで何かが割れる音がした。 )  ――― ひゃあッ!? ( びっく―ン、ッて身体震わせて、辺りきょろきょろ。この辺は屋根や窓の在る建物が割と多い。…さッきの音はきッと、窓が割れた音だ。 ) …――どこ、 ッ…? ( びくびくブルブル震えながら、ゆッくり立ち上がる。 ) [Thu 16 Jul 2009 21:02:42]
キティ > いい お天気――…。 ( 空にはぽッかりお月様。濃紺の闇に浮かンでいる。 ) ( スラムの端ッこ歩いていた妖精は、見渡す様に視線巡らせて、 ) …どこ …だろう。 ( 呟いた。――死の気配がしたンです。今度こそ本来の任務を全うするンだ!と意気込ンではみたものの、死に向かいそうな人間は、此の辺りには居ない。 ) [Thu 16 Jul 2009 20:56:50]
お知らせ > キティさんが来ました。 [Thu 16 Jul 2009 20:53:45]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『( そんな様子、半月だけが見ていた。 )』 [Wed 15 Jul 2009 22:57:22]
ルァ > 出てこない。そりゃソウダ。 呼んだ理由は特に無いのです、すみません と、後ろの人が頭下げた。 ) ――― ゆっくり寝たいなァ。 ( ふぁ、 と 大きく 欠伸。 寝れないのは慣れているがやっぱり眠気は辛いな と。 けれど夜風が気持ちいいこの季節。 もう少し歩いてみようか。 ) [Wed 15 Jul 2009 22:57:00]
ルァ > ――― … ま、なるようになるか。 ( 楽観的に考えてみる。 もやもやと考えていても何も解決するワケがない。 とりあえずは利害が一致している部分――― 情報収集をしよう。 今自分に出来ること。 自分の為になることだ。 テクテクテク。 大分歩いたが特に異常は無い。 人にも会わない。 こりゃぁ情報収集は、今夜は無理かなァ 、 なんて。 ) ぁ。 ―――― ねー、 ネッビェー。 ( 呼んでみた。 呼んだら出てくるかもって言っていたからとりあえず呼んでみた。 いやこれで出てきたら相当驚くが。 ) [Wed 15 Jul 2009 22:51:23]
ルァ > ( 今後、状況が如何転ぶかは知らないが、下手をすれば自分も眼球泥棒の仲間とされる可能性は 十分にある。 早々に手を切ってしまったほうがいいのだろう が、 ) …… 困ったなァ。 ( 簡単に手を切れるほど、あの少女も、少年も、嫌いにはなれない。 少年のほうは まぁ。 アイゼンリッターをよく知らないから動けないが、 少女のほう。 眼球泥棒は明らかに大きな事件となっている。 ) もし、 私がメアの名前を―― 自警団とかに教え たら …。 ( 名から素性及び住居が割り出される確立は、あるだろう。 何処の誰だか分からない者がウロウロしているスラムや暗黒街ならいざ知らず、ある程度いい所の者ならば、 恐らく。 ) …… 困ったなァ…。 ( 出るのは、 ため息ばかり。 ) [Wed 15 Jul 2009 22:32:01]
ルァ > 鉄仮面、アイゼンリッター。 舞台…。 そっち方面は全然分からないんだよなァ。 まぁ、きっとメアが調べてるか。 ( 歩きながら考える。 舞台なんて金持ちの道楽だ。 だからアイゼンリッターという舞台も見たことがないし興味も無かった。 だからその劇関係の調べは先日会った、眼球泥棒の犯人の少女が得意とするだろう なんて、 勝手に推測。 ならば自分はウロウロして、鉄仮面の目撃情報とか調べるのが良いだろう とか。 )―――― …ァー …。 眼球泥棒、 か。 ( そういうコトをするような少女には全く見えなかった、 と、 頭をかく。 まぁ、外見などアテには出来ないが―― 。 ) [Wed 15 Jul 2009 22:16:15]
ルァ > ――― 眠れない。 ( ノソリ。 寝床にしている廃屋から出る。 横になる。 眠る。 眠りがまだ浅いまま目が醒める。 何度繰り返したか分からない。 ) ―― まァ、 いいけど …。 ( ひやりとした外の風が頬を撫でた。 気持ち良い。 眠れないことなんてよくある。 眠れない時は眠れない。 そのまま横になっていてもいいのだが、 情報収集もかねて少し散歩でもしようか。 もしかしたら有力な情報がソコらへんに落ちているかもしれないし。 情報じゃなくてもいいが。 ウン。 何でもイイ。 ) [Wed 15 Jul 2009 22:08:59]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『( ため息。 )』 [Wed 15 Jul 2009 22:00:52]
お知らせ > マンドレイクさんが帰りました。 『 ( これで日光浴出来れば完璧なのに、 なンて思ッた )』 [Tue 14 Jul 2009 23:27:27]
マンドレイク > ―――ン。 ( ンまい。此の前の吊下げ死体みたいに不味くないとこ見ると未だ新鮮みたい。 )  ( じゅるるるるーッと全て飲み干す。新鮮ッて程じゃないけど腐ッて無い。そういうの 珍しい。 )   …けぷうッ ( ぽむッとお腹叩いて。 )  満腹じゃッ  ( 満足げに笑ンだ。 )   ( さてさて、後方からはさッきの男らしい怒鳴り声が聞こえる。長居は 無用 かッ )   …ごちそー さま。 いい夢 みろよ。 ( ぺたン、と干乾びた男の額に触れて。 ) [Tue 14 Jul 2009 23:26:16]
マンドレイク > ( よッ、よッと声出して反対側に渡る。 ) ―――ふう。 ( あの調子だと此処まで来るかもしれない。紫花は てててッと早足で曲がり角曲がる。 ――と、不意に鼻かすッた腐臭に眉を顰めた。 )  …ンあ?  ( ガラクタ置き場だ。其の中に半身埋めた誰かの姿。其の容姿からして、男か。 )  … もし もーし? ( 其の方へ、歩む。腐臭は強くなッて。 )   ( 喉に引ッかけた様な傷を負ッた 男が死ンでた。 )   ( しゅる、と蔦を其の屍に伸ばし、首の傷口から血液を吸収する―― ) [Tue 14 Jul 2009 23:18:37]
マンドレイク > … お? ( 鼻を抑えて此方を睨みつけてるのは 怖い顔したおに―さン。 )  ンあ――…。 ( ばッちり眼があッた。 おに―さンの額には青筋が浮かンでる。 )  ぼーりょくは、 いけないと 思います。  ( 見た目幼女がなンか言ッた。 )  ( ぷッち―ンッて音が聞こえた気がした。 )  おッ?おッ? わッ ―――ッッ!  ( 追ッかけて来た!紫花は孟ダッシュ。足には自信があンだぜ…!とでも云う様に小柄な身体生かして、ほッそい男の入れない様な路地に 入り込ンで。 )  あッかン べー。  ( 調子に乗ッた幼女は 入れずどなッてる男に ンベー、と舌出して。 ) [Tue 14 Jul 2009 23:10:48]
マンドレイク > ( べッち―ンッ! )   …ンあ?  ( 素敵に良い音が、静寂に包まれていたスラムに響いた。 ) [Tue 14 Jul 2009 23:05:24]
マンドレイク > ( てててーッと窓から離れて、玄関と称したでッかい穴から抜け出す。 ) …ンッ ( さてさて夜の御散歩だ。――夜ッて光合成出来るンかな。 ) …のど、渇くー。 かれるー。 お日さま―。 ( やる気の無い、だら―ッとした態度で。紫の花ゆッさゆッさ揺らしながら歩く。 )  うべぇ――… 。 ( 廃墟はひンやりしてたのに、外はじわッと生温い空気が纏わりついてくる。 )  のけーッ  ( 空気へ向かッて。 周りも見ずに両手思いッきり パタパタパタ―ッ ) [Tue 14 Jul 2009 22:59:02]
マンドレイク > ( 見上げた空に煌めくのは、幾つかの星屑。さッきまで雨、降ッてなかッたけ? )  ( 紫花は朽ち掛けた廃墟の割れた窓から外を覗きこむ。―― 昼、晴れてくれれば光合成が出来るのに…ッ!くッと拳握り締めた。 )  ―― かれるー… かれる――…。 ( 最近は昼間ずーッと寝てたら、なンだかその間は晴れていたらしい。えー、これッてイジメか。そうか。 ) [Tue 14 Jul 2009 22:52:44]
お知らせ > マンドレイクさんが入室されました。 『―――ンあ。』 [Tue 14 Jul 2009 22:49:57]
お知らせ > スパイダーさんが帰りました。 [Mon 13 Jul 2009 22:26:04]
スパイダー > (少しの間考えた後、蜘蛛は少女の体を抱き上げ、普段捉えた奴隷を入れておく麻袋の中へと入れた。)(この死体は奴隷ギルドへ持ち帰る。そして、血の一滴も残さずに吸い尽くそう。大して量も無いけれど、直接体液を啜るのは久しぶり。自分へのささやかなご褒美という訳だ。精々他の職員に気付かれないようにしなければ。)(僅かばかり膨らんだ麻袋を抱え、蜘蛛は歩き出す。後には、血で染まった路地と、がらくたに紛れた男の死体が残されている。) [Mon 13 Jul 2009 22:25:10]
スパイダー > (とすると、やはり隠しておくのが良いだろう。蜘蛛はそう結論付けて。) …。 (まだ血を流し続ける男の死体を持ち上げれば、道の隅のがらくたの山に放り込む。そうすると、上手い具合に半身をうずめた様子になる。これで、傍目には馬鹿な酔っぱらいが、がらくたの中で寝ているように見えるだろう。) …。 (この哀れな少女はどうするべきか。擦り切れて薄汚れた衣装を、痩せて骨と皮ばかり体に纏った其れを見下ろして。強盗するにしても、この少女がお金を持っているようには見えないだろう。だとすると、騒ぎに便乗した快楽殺人か。蜘蛛にはどうでもよい事だけれど。) [Mon 13 Jul 2009 22:17:57]
スパイダー > (これをどうするべきか。本当に目玉泥棒ならば、このままにして自警団に見つけさせるべきか。しかし、下手をしたら、二人を殺した犯人、すなわち蜘蛛自身が「目玉泥棒」扱いされるかもしれない。一人殺したとはいえ、正当防衛なのだけれど。まあ、蜘蛛の様な化け物が正当防衛を主張したところで聞いてもらえる筈が無い。蜘蛛自身もそれは良く理解している。)  [Mon 13 Jul 2009 22:11:03]
スパイダー > (道に転がるは、男の死体。そしてその少し離れた所に、目をくり抜かれ少女の死体。鉤爪から血で滴らせながら、其れを見下ろす、化け物風貌。)(仕方のないことだった。唐突に聞こえた悲鳴、行ってみたら血で濡れたナイフを握りしめた男。当然のように襲いかかってきた男に反撃すれば、あっけない鉤爪は喉に食い込んで、男は事切れた。) …「メダマドロボウ」カ。 (近頃頻出する、目玉をくり抜いて持ち去る殺人鬼。噂には聞いている。正確には、それを模倣した通り魔か強盗なのだろうが、蜘蛛には知る由もない。) [Mon 13 Jul 2009 22:03:24]
お知らせ > スパイダーさんが来ました。 『…。』 [Mon 13 Jul 2009 21:57:29]
お知らせ > ネッビェさんが退室されました。 『手札がまた一つ、増えた。』 [Mon 13 Jul 2009 02:54:38]
ネッビェ >  そぅだな、そぅしてくれ。 (自宅へと戻る少女を見送って。) んじゃ、任せたぜぇ。 (精々役に立ってくれ。最後にそう言った後、男も踵を返して歩き出し。珍しく、不健康そうな顔に愉快そうな笑みを張り付けて、男は闇へと溶けて行った。) [Mon 13 Jul 2009 02:54:15]
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