スラム 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 蒼花さんが退室されました。 『( 何が起こるのか分からぬ恐怖。 )』 [Sun 1 Nov 2009 23:34:40]
お知らせ > フジエさんが退室されました。 『(そして地上に声が届かぬこの場所で少女へと行うのは…』 [Sun 1 Nov 2009 23:34:10]
蒼花 > ( そう。 普通は嫌だと答える。 それは当然のこと だ。 すぐに実力行使をされないだけ、少女はまだマシなのかもしれない。) ………… そ、…蒼花…………。 ( 名を問われれば、 迷う様子を見せるものの 震える声で答えただろう。 だが、 ) …ゃっ………… やだぁっ…! ( 服を取られようとされれば、 抵抗し 、 取られぬようにぎゅっと服を握ろうとするだろう。 ただ力の差があるので、 男が力を入れれば剥がされてしまいそうだが。) [Sun 1 Nov 2009 23:32:37]
フジエ > そうじゃろう。 普通は嫌だと言うのは当たり前じゃの。 (そして首筋を撫でながら、右手の布をはずし、本来の蔦を緩やかに伸ばした。 一本の蔦が彼女の首を撫でる) だから、従いたい、と言いたくなるようにしてやろうと思う手の。 (それが「調教」となる) そういえば、おぬしの名前を聞いておらぬの。 名を聞こうか? (従わない場合にどういう目にあわせるかのデモンストレーションは昨日体験させている) 痛い目を見たいのならば、抵抗するがよかろう。 (自分より弱いと見た相手にはとことん強気である。 それがまた性格の悪さでもある。 反対の手は、彼女の服を探り、服をはだけ、下着は取り払ってしまおうとするだろう) [Sun 1 Nov 2009 23:25:07]
蒼花 > ( 男について地下室に入れば、 鍵がかかる音が耳に入る。 思わず顔を上げて鍵がかかった扉を見て、 そして、 緊張と怯えが混じる瞳で 男を見るだろう。) ―――― 奴隷 って ………… ( 奴隷ギルドに売られる というワケではなく、 個人的な というところだろう か。 ) そんな の ……… 嫌に決まってる じゃん…! ( 当然と言えば当然の答えだろう。 生い立ちは多少普通とは違うかもしれないが、 それでも少女は ただの子どもなのだから。) ―――― ひっ… ( それでも、 首筋を撫でられれば、 昨日首を絞められたことを思い出したようで。) [Sun 1 Nov 2009 23:16:05]
フジエ > (廃屋の中に入ってしまえば、更に其の奥の地下室へと向かう。 此処であれば内側から鍵をかけて邪魔が入らなくできる) そうだの。 おぬしをわしの奴隷にしたい、という所かのぅ。 お主がわしに忠誠を誓うようなら今までどおりの生活はしても構わぬぞ。 その代わり、わしの要求はすべて呑んでもらうがの? (普通であれば到底受け入れられない内容であろう。 それを承知で彼女へと告げる) 要はわしの欲求を満たす相手が欲しいわけじゃの。 (ストレートな物言いをする。 そのまま、首筋を撫でてやろう。 首を絞められたことを思い出させるかのように) [Sun 1 Nov 2009 23:10:04]
蒼花 > ( 手を取られれば、 強い抵抗は示さない。 流石に、廃屋に入る時は足を止めるけれど。 それでも強く手を引かれれば、 よろけるように 中に入るだろう。 ) ―――――― 私に、 何の用な の ……? ( と、 昨日と同じ質問をしてみようか。 未だに少女には、男の目的が分からない。 このまま奴隷としてどこかへ売られてしまう―― というのが、 有り得る話だろう か? と、考えつつ。) [Sun 1 Nov 2009 23:04:28]
フジエ > ふむ。 それならばこちらに来ることだの? (そして、観念した様子の彼女の手をとり、起こしてやれば自分が根城にしている廃屋へと彼女を連れ込むことにしよう。 抵抗がなければそのまま地下室まで連れ込んでしまうつもり。 彼女のてはしっかりと握り、逃げられないようにとしてしまう) 約束を守らぬものは、わしは嫌いだからの? (脅しを十分にこめたささやきを彼女の耳へ残し) [Sun 1 Nov 2009 22:59:24]
蒼花 > ―――― キャッ ! ( 思いもよらず解放された手。 少女はバランスを崩し、後ろに転んでしまうだろう。) ――――― ……ぁ ……… ( 金木犀のこと。 なんてことだろう。 自分のせい か 。 それでも、あの女の子は他人だ。 助ける義理なんて無い。それにあの子だってスラムの孤児なんだからある程度の危険は承知しているだろう。 けれ ど ―――― ) ――――― … わか った…。 わかった から… ( ついていくから と、 消えそうな 声で 告げるだろう。) [Sun 1 Nov 2009 22:52:43]
フジエ > (逃れるように引かれた手はそのまま開放する。 あっさりと開放された手に勢いがあればそのまま転ぶかも知れず。 落ちていた花をすべて籠へと入れてしまえば、逃げずに、応えずにそのまま立ち尽くす少女。 其の様子をみれば彼女の頭を緩やかに撫でるようにして) 先ほど、金木犀の良い香りがしたの? (つまりは彼女を追いかけるには匂いが頼りにできると言うこと。 それもあまりこの場で時間をかけてしまえば意味は無いことだが) [Sun 1 Nov 2009 22:47:21]
蒼花 > ( 何してるんだろう。 友だちでも家族でもない、ただの他人の為に。 気が付けば動いていた身体。 後悔は ――― していた。) ひぅっ…… ( 手を引かれれば、 怯えるように足を後ろに引くだろう。 その手から逃れようとするように。 ) ( 質問には、 すぐに答えることが出来なかった。 否、 これは質問ではなく ある種の脅迫。 自分に選択肢があるように見えて、 実は 無い。 ) ――――― …。 ( チラリと、 先ほどの子どもが去っていった方を見る。 もう姿は見えない。 もし、自分が逃げても、あの子には被害が無いかもしれない。 ――― 本当に? ぐるぐると頭の中に巡るコトバ。 少女は 男の囁きに 答えることができなかった。) [Sun 1 Nov 2009 22:42:54]
フジエ > (ぐい、と袖を掴まれれば少女の表情を見る。 怯えた様子ではあるが意思はしっかりとしているらしく) ふむ。 なにか用かの? (袖を掴んだ腕をこちらも握り、彼女が逃げられないようにとはして。 そのまま手を引いて) もったいないの? (彼女が落とし、散乱した花を拾おうとするだろう。 少なくても誰かを犠牲にして自分が助かろうとするタイプでは無いと見た) 少し落ち着いた場所で話をしたいのだが、良いかの? (言外にでなければ犠牲になるのは彼女の知り合いに成ることを滲ませ、彼女にだけ聞こえるような小さな声で囁いた) [Sun 1 Nov 2009 22:33:34]
蒼花 > ( 少女は 無論昨日のことを忘れてなどいない。 男の顔も覚えていた。 だから、 その姿を見れば真っ青になって 身体を強張らせているだろう。 ばさっ と、 花篭を落として中に入っていた花が 地面に散乱する。) ――――― ッ … ! ( 此方の様子など気に留める様子もなく男が通り過ぎれば、 一瞬 安堵するものの、 すぐに振り向く。 さっきの女の子が見つかったら…!) ――――― ……… ! ( それ以上のコトを考える前に、 少女は振り向き男を追いかけ、 男の袖を 掴もうとするだろう。 その手は、身体は、ガクガクと震えているけれど、 それでも少女は それ以上行かせまい と 。 ) [Sun 1 Nov 2009 22:27:07]
フジエ > (彼女には至近距離から顔をはっきり見せているので昨日のことで顔を忘れていなければフジエとわかるだろう。 仲の良さそうに戯れる少女の後ろ姿を見送りつつ、振り向いてこちらに気がついた蒼花。 こちらはそ知らぬ顔をして彼女の居る方へと歩いていく。 そのまま行けば追い越して…、そして先ほど金木犀の小枝を刺した少女を追いかけるような足取りでさえあって。 それがどういう意味を持つか、彼女が気がつくだろうか。 キリバナ事態はヴェイトスでも数人で歩いているだろうし腕と足の状態を見られなければまた一般人らしくはみえる) [Sun 1 Nov 2009 22:22:01]
蒼花 > ( おねーちゃん! おねーちゃん! と、 元気の良い声がかけられる。 どうやら昨日、一緒にハロウィン遊びをした子どものようだ。 よほど気に入ったのか、カボチャランタンをまだ持っていた。) ―――あぁ、昨日の…。 それ、気に入った? ( 一寸したことでも素直に喜ぶ様子がとても可愛くて、 蒼目の少女は小さな女の子に笑みを向ける。 ) じゃぁ、今日はこれをあげる。 ( と、 金木犀の小枝を、少女の頭に差してやる。 ) ( なに? なに? いいにおーい! ) ( この子の親はいない。 それでも、屈託無く笑えるのは すごいなと 思いながら。 此方へ向かってくるキリバナの男には、まだ気付いていない様子で。) ( ばいばーい!) はーい。 またねー。 ( ひらひらと手を振って 、 再度歩き出す時に、 やっと向かい側から来るであろう男に 気付く。) [Sun 1 Nov 2009 22:16:57]
フジエ > 訂正:足toには布を巻き→足と腕には布を巻き [Sun 1 Nov 2009 22:11:11]
フジエ > (今日は怪物の容姿ではなく、顔を出し、外套を羽織っていない着物の姿。 足toには布を巻き、普段の特徴的な引きずるような足音はせず、一般人と同じ足音となる。 長身の藤のキリバナとしての本来の姿。 こちらの姿で出歩くことは普段あまりしない。 昨日の今日であるし外套姿は警戒されているだろうとあえて本来の姿での外出。 目的はスラムに住んでいるという蒼花の家を探す事。 彼女の心に植えつけた恐怖がどれだけ残っているかの確認もしたかった。 ふらふらと歩いているうちに相手はこちらの姿を見ることができるだろう) [Sun 1 Nov 2009 22:10:32]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『(』 [Sun 1 Nov 2009 22:06:06]
蒼花 > そういえば、薔薇はもう少しで終わりだったっけ…。( 確か11月末らへんまでだった記憶。 その代わり、12月になればポインセチアが出てくる。 クリスマス付近になればよく売れるだろうから、多めに仕入れて ―――― ) …… 猩猩木、か…。( 自分の村では クリスマス というイベントは無かったものの、夢の中では視たことがあった。 元はパプテス教の行事らしいけれど 。) ( 甘い匂いをさせながら、 少女はゆっくりと 目的地も無く ただ歩いている。) [Sun 1 Nov 2009 22:00:09]
蒼花 > 忘れよう。うん。忘れよう。 ( あれは夢だったんだ…っ! と、自己暗示をしてみる。無意味なことではあるが。 )( 籠の中にはいくつか花が入っているが、 中でも目立つのは金木犀だ。 特に独特の甘い匂いが。 その匂いに誘われた小さな子どもが、 お菓子でも持っているのだろうと近寄ってくるのだが、 その都度誤解を解いて、金木犀を分けてやる。 とは言っても、籠の中に落ちている花なので何の価値も無いが。 それでも喜んでくれる子がいるから、 ついつい ―――。 ) [Sun 1 Nov 2009 21:43:30]
蒼花 > ( 身の危険が迫っているのに気を失うなんて、 阿呆としか言いようが無かった。 が、どうやらあの女の人に助けてもらえたらしい。目が覚めたら診療所――と、言うのだろうか。 お医者さんのところだった。) ―――― お礼、ちゃんと言えなかったなぁ…。( 花篭を持って路地を歩きながら、 はふ と、ため息を吐いた。次いで、あの蔦の男の人を思い出して、ぶるっと 震えた。それから、思い出したようにゴシゴシと手の甲で、唇を何度も拭って ) ―――― ファーストキス だ っ た の に …!! ( 年頃の女の子にとっては切実な問題だったり。) [Sun 1 Nov 2009 21:35:43]
お知らせ > 蒼花さんが入室されました。 『( 昨日は散々だった。 )』 [Sun 1 Nov 2009 21:30:31]
お知らせ > フィーリアさんが帰りました。 『( 耳を澄ませば、遠く遠く、高く低くー… 夜に混じる、凶歌響。 )』 [Sun 1 Nov 2009 18:14:12]
フィーリア > ( ばさり。 夜や身に広がる、同じ色。漆のよぅに、何処か滴る黒色が、澱んだ空気を打ち鳴らしー…… ) [Sun 1 Nov 2009 18:13:43]
フィーリア > ……かわれないから、みえないのかしらー……? ( 弧描く指先に触れるものは、何も無くて。飛び回る気配と、指先とー…どちらが幻なのかも、境目の存在しないよぅな光景。 ) しずんで、しずんでいけばー…… おやすみだらけの世界は、静かになるかしらー……? うふ、ふ ふふ…… それも、少しつまらない。つまらない、わー…… ( 何色にも染まらない指先を唇に這わせー…触れた部位だけ、まるで紅でも敷いたよぅに、赤。見えない月が描く弧のように、柔らかくー…何処か禍々しく。 ) ねむるなら、みんなひとしく おやすみなさいー…… 目蓋を閉じてしまえば、もぅ 憂える事も無いのだからー…… ( 歌うよぅに口ずさんで、謳う声が光を忘れた夜へと溶けて。 水平の奇妙な戯画が、猫が伸びでもするよぅに、するりー… 影を伸ばして。 ) [Sun 1 Nov 2009 18:05:24]
フィーリア > 最近はー…… すこぅし、ひとが減ってきた、かしらー……? ( 時経れば深まる宵闇に紛れ行く黒影が、ひらりー…羽ばたくよぅに揺れて、円弧を描くは黒色の日傘。長く伸びた黒髪揺らし、小首傾げて眼下の景色に目配る様なら、そのカタチの侭に少女の仕草に違いないー…けど。 ) かわりに、増えていくのね。いのちのないこ。うしなったこ。 蝕まれたかしら。それともー…… ( 日傘の影から、境界を越えるよぅに虚空へと差し出されていく手が、くるりー…弧を描く。蜻蛉に戯れるよぅな仕草の指先に掠める羽ばたきにー… くす、くす。 漣は流れ、流れて。 ) [Sun 1 Nov 2009 17:42:50]
フィーリア > ( 触れれば崩れてしまいそぅに傾いて、影だけを見れば戯画の斜塔に何処か似たー…スラムのとある屋根の上。宵に一足早く落ちた黒点のよぅな黒い装いが、全き水平で腰掛けた姿はそれだけで、もぅ何処かが、何かがおかしいモノで。真昼を照らす空の主が、まるで貴婦人の着替えのよぅに長く短い宵を経てー…夜の主へと、その座を明け渡す。その狭間。太陽の時間でも無く、月の時間でもない。だからこそー…魔の忍び寄る、逢魔と囁かれた時間に、惑いの歌は足音を潜めて忍び寄るモノ。 ) うふ……ふ、ふふ…… ( 漣のよぅに笑い声を乗せて。ささくれのよぅに笑う声を混ぜて。 ヒトの作り出した貧富の差、その証を受けた薄汚れた町並みを、ゆぅるく細めた瞳が眺めて。 ) [Sun 1 Nov 2009 17:33:27]
歌声 > ( 宵闇の悠々と落ちる頃、夜より明けぬ雲の帳が織り成す糸へと、一つ、二つ、三つ――…違う色糸を混ぜ込むよぅに、響く歌声。 スラムの界隈に浮かんでは消える、うたかたの噂。聞けば狂う、聞けば堕ちる、聞けば――…望んだ夢が見られると。されどもそれを誰も知らない、禍々しさの付き纏う、それこそが泡沫。 真偽の程を誰も知らず、歌声は只、宵の狭間に響き。 ) [Sun 1 Nov 2009 17:19:41]
お知らせ > 歌声さんが来ました。 『( 聞いては、いけない。 )』 [Sun 1 Nov 2009 17:16:03]
お知らせ > ブルーボックスさんが帰りました。 『(戻って来た知り合いにパンを一千切り分けてもらった)(みんな今日を生きるのに必死だ)』 [Sun 1 Nov 2009 13:54:37]
ブルーボックス > ――(空に鴉の飛行を見掛ける機会が増えた)(あばらやばっかりが軒並み連なるスラムの頭上にぱっかりと拡がった空を背中にして)(多分これから餌を啄ばみに行くのだ)(死にたてホヤホヤの誰かの肉を)(ここ数日のこの試みも焼け石に水というレベルではないだろう)(事態の緩和は現在のところ目には見られない)(方々で転がっている屍の数は減るどころか――) [Sun 1 Nov 2009 13:53:48]
ブルーボックス > (皆、心から信じてる訳じゃない)(此処に集まっている大概の人間達はこの実験に付属してくるものが目当てだ)―――(全員一斉にゆっくりと深呼吸で終了)(それと同時に控えていた炊き出し部隊からの御呼びが掛る)(寒々しい外の空気の中で湯気が立ち昇る程の温かいスープとパンの食事)(「労働」を終えてぞろぞろと列を成す人々の背中をじっと隅っこで見つめているの絵図) [Sun 1 Nov 2009 13:49:52]
ブルーボックス > (脳内ラズィオ体操(ラズィオさんって人が考案したから)BGM)(はい!次は頭上に大きく腕を伸ばす運動ー!)(病気の治癒も重要だがその前に予防も心掛けるべきだ!)(という風に主張した何処かの御偉い人の一声により)(スラムの人々に掛った募集募集)(健全な魂は健全な肉体に宿るのだ)(詰る所は日頃からの運動で体を鍛えることで病魔をはね付けるべしというそういうこと)(それなりに広場に集まっている例外なく貧しく痩せた人々に紛れ込み)(何層かに分かれているラインの最後方について体操に従事している最中)(箱蓋を持ち上げた触手を大きく大きく天にへと向けて差し伸べー) [Sun 1 Nov 2009 13:45:48]
お知らせ > ブルーボックスさんが入室されました。 『ペーんぺけぺけぺけぺーんぺけぺけぺけ』 [Sun 1 Nov 2009 13:41:04]
お知らせ > アトラさんが帰りました。 『オッヤスミィー。( ホント争いなンて向いてないんだ。ヘーワシュギだもの。)』 [Sun 1 Nov 2009 03:57:01]
アトラ > ( 特徴がハッキリしてる分、見れば分かる程度には明確ではあるンだろーけど。だって見たし。夜歩きが危ないのは、今に始まったコトじゃないとはいえ。それでもスラムの子供等は、此処で生きてンだから。全く出るなとも言えない訳で――そンな悠長なコトしてたら、干上がっちゃうのが大半だもの。ココロだって、オカネだってネ。) ヤブ医者ァー、ベッド借りるわよォー。( 元々黒狐もスラムの悪童。ちょっと悪さを控えるようになったと思ったら、よくワカンナイ情報だの扱ってるロクデナシ。にっがぁーい顔されながら、図々しく空きベッドに潜り込ンで。) [Sun 1 Nov 2009 03:54:41]
お知らせ > フジエさんが退室されました。 『(夜出歩くことが危険だと改めての警告とはなるだろう)』 [Sun 1 Nov 2009 03:50:37]
フジエ > (お化けの話題くらいはちらほらと出ていただろうし、さらに話題に拍車が掛かるくらい。 ともあれ、少女の体には何も残さず、帰っていくことになる) [Sun 1 Nov 2009 03:49:29]
アトラ > ロリコンとか余計な事言うからでしょォー。もーちょっと人間社会に馴染みなさいよォー。( 溜息は多少の呆れ混じり。此処で彼女に何かあったら、こンな言い争いしてた意味からしてなくなっちゃって、それこそ全員バカみたいだもン。譲歩する所は譲歩する。コッチだって黙っちゃいないけど。うン――蔦のロリコンお化けが出るから、見かけたら逃げろッてくらいは近所のガキどもにも伝えトコ。酷い情報だコレ。 ちょいと広めておけば、何かあった時も分かり易いだろーし。) どーかしらねェ?アタシ、ケンソンって信じないコトにしてンのよ。トキノミヤコやアマウラッて、その辺りの腹がワカンナイから嘘吐きでキラァーイ。( ケラッと笑い声。口調だって挙動だって、黒狐は一貫して軽いンだ。油断はそんなしてやンないけど。藪医者叩き起こして見て貰ったら、少女のカラダにヘンなモノが残されてないかも、いちおーチェックして貰いましょ。 蔦の男が去っていくのを、見送るってンでも無いけど、言いたいことはアレだ。) ……ホンット、ロクでもなくブッソーだわァ。( アー、肩凝ったなンて、久々に気ぃ張った黒狐もお疲れってなトコ。) [Sun 1 Nov 2009 03:46:25]
フジエ > ふむ。 其れで構わぬ、と言っているのだがのぅ。 (あえて蒼花を運ばせてそこを狙う手もあるのだがそういうこともなく。 蒼花を抱き上げて医者のいるところへは付いていく事にしようか。 相手も此処で蒼花が殺されるような事態は避けたいはず。 蒼花の心には恐怖の枷をはめ込んだ。 次会った時にの反応次第だろうとは考える) 勝てぬ争いをするほど阿呆ではないつもりじゃのぅ。 馬鹿ではあるがの。 (医者に見せれば肩も嵌ってしまえばたいした事は無く一日も置けば痛みも違和感もなくなるだろうという話になるだろう。 医者の場所を覚え、後はアトラに任せて蔦の男は去ることになるだろう)  [Sun 1 Nov 2009 03:30:52]
アトラ > 医者に置いて帰るンならって意味よォ?それまでくらいは許してあげるゥー。なンかヘンな事したら、せーとーぼーえーって奴するからァー。( あくまで離さない様子に、此方は此方で譲歩っぽく。運ばせる役はちゃっかり押し付けて、こっちィー、と医者のいる場所へは案内始めようとするンだ。 警戒?解く訳は無いけどサ。) [Sun 1 Nov 2009 03:23:03]
アトラ > ふぅン?なら、それでいーわー?ホントにそーならネ。どーせ、『ワカルコト』なンだし。 しっかし、フツーにセクハラしてるわねェー。悪趣味ィ。( 悪趣味な首飾り。トボけた時点で、もうコイツクロだわってのは黒狐の中で確定気味。だッて、やましくないなら自分があげたッて言えばいいだけじゃない?) 否定はしないのねェー?開き直られてもメンドーなンだけどなァ、おねーさん。今からケンカするのメンドーだしィ? ( 弄んでいたナイフは、さっき蔦を切った時からはもうしっかりと柄を握って。) 素直に置いて帰るンなら、今日のトコは見逃してあげるわァー?ネ、ロリコンの人攫いサン? [Sun 1 Nov 2009 03:21:29]
フジエ > ふむ。 そうじゃのぅ。 医者に連れて行って素直にそこに置こうというているのだがのぅ。 (少なくても、それで相手へ譲歩したつもりだったのだが、それもしたくないと言うようにとらえる。 これだけ近ければ普通に気がつきはするだろう。 気がつかせて彼女を人質として利用することを考えていたくらいだ) ふむ。 性犯罪者と言われるなら、これ以上何をしても変わらぬわけじゃのぅ。 (服の中の蔦。 ずるりと蒼花へと撒きつけて彼女を支える。 要するに離す気はないということだ。 彼女と言う荷物を抱えたまま喧嘩して勝てる相手とも思わないが。 反対の腕は、急所を狙ってくると思われるナイフを警戒しているようで)  [Sun 1 Nov 2009 03:15:19]
アトラ > あのさァ、それ聞いてアタシがアンタに子供任せられるって思うンなら、その頭カチ割っておきなさいよォー。もーちょといいもン詰めてあげるからさァ。( 凄い勢いで頭が痛い。助けてオカーサン顔も知らねーわ。今の一言だけでぶっちゃけアタシ、此処で何かあって自警団に聴取されても勝てるワー。なるたけ行きたくないけどさ!自警団!!) 社会に適応しておきなさいよォー、其処は。( 美徳でもなんでもナイとばかり、黒狐は頭を左右に。) ま、ネ。アンタがその、趣味の悪いアクセを外してあげれば違うンだろーけどねェー。( 首から伸びる一本だけなら、まだしも何かのアクセかとも思えたし、多少強引な事してるなァとも思ったもンだけど。密着して抱き上げてる訳でも無い、ちょっと距離を置いた状況で、そンな蔦が絡んでるンだとしたら、フツーに見えると思うンだ。本体から完全に切り離された蔦が動くってンなら、問題はまた別だけど。そうでない限り――この距離でワカンナイって思うのは、ちょっとナイ。) ゴメンネェー?やっぱ刺激は強かったわねェー。( 少女が気を失って男の方に崩れ落ちるのを見れば、ちぇー、とまるでフラれたような態度で、唇尖らせて拗ねた顔なンかするんだけど。一転して、男の顔を見上げるようにすれば、) ふざけンじゃないわよロリコン認定。性犯罪者って大声で叫び回られたくなけりゃ、とっとと離してオウチに帰りなさィ? [Sun 1 Nov 2009 03:02:08]
お知らせ > 蒼花さんが帰りました。 『( 少女がどうなるかは、 2人に委ねられた )』 [Sun 1 Nov 2009 02:59:42]
蒼花 > ( 少女にとっては、 長い 長すぎるくらいの緊張状態。 ) ( 助けて って、 お姉さんに ちゃんと言おう。 もしかしたら助かるかもしれない。 そんなことを 決めて ) ( 声も出づらいわよねェー  と、女性の伸びた声が 聞こえた。 直後、 ナイフの刃が 目に入る。 それは それは、 自分の首に まっすぐに ) ――― ひ ッ ………… ( 引き攣った声を 上げる。 そしてついに 緊張に耐え切れなくなったのだろう。 カクン と、 少女の身体から力が抜ける 。 ) ( 怖いことも 嫌なことも 現実から逃げるよう に。) ( 力を失った少女の身体は 、より近くにいたであろう 男のほうへと傾くだろう。) [Sun 1 Nov 2009 02:57:18]
フジエ > ふむ。 ロリコンか。 其れも悪くないかも知れぬのぅ。 (戯れるように告げて。 理由としては気に入ったから、ではある。 今後は一般人相手は難しくなるだろうことは眼に見えているが) 強情なのは元からでのぅ。 こうと決めたらなかなか変えたくはないものでの。 (頑固親父的なものも。 一回決めたら間違いを指摘されても変えないと言う) ふむ。 それは、彼女次第ではあろう? (蔦はそのまま何事も無く切られる。 そして切れ端は蒼花の服の内側に。 要するに蔦の本体は彼女の体を捕らえていると言うこと。 あまり強引に出れば彼女へ危害が及ぶ可能性はまだ十分に残っている。 距離が近いので或いは彼女をアトラを巻き込むことも出来ただろうが其れをしないのはあまり交戦をしたくないためではあり) ふぅむ。 てっきり其の娘にはどちらに行くかを選ばせるものかと思っていたのだがな。 医者に連れて行くならわしが抱いていこうというだけじゃよ。 おぬしより足の遅いわしが撒けると思うのかの? わしの自宅も心配であればおぬしがついて居ればよかろうに。 (むしろこうして相手を積極的に受け入れるような態度が警戒心を抱かさせるのだろう。 最初の枷は少女に課したつもりでいるための態度ではあり) [Sun 1 Nov 2009 02:51:25]
アトラ > ( だから警戒が抜けないンだ。其処までして自分のテリトリーに囲おうとする理由が、スレた頭の黒狐にはコイツロリコン?って以外浮かばないンだもの!そりゃァ見る目も厳しくなるってなもンだ!) それは失礼ィー?見た目によらず親切なのねー。( 信じてるのかいないのか、黒狐の口元もにやにや笑ってたりする。目まで笑ってるかって別問題。) そーいやそンな行事もあったっけ。おねーさん世知辛くッてやンなっちゃうわ。( プレゼントとか暫く縁遠くて、黒い耳と尻尾がちょっとへたれそう。はふー。) アンタ、ヘンに強情だから不審者って言われンじゃないのォー?此処まで怪しまれたら、自宅とか諦めなさいよまるでロリコンじゃない。( ロリコンって口で言った。蔦が動くかどうかまでは気にしてないけど、むしろ気になるのは、その蔦が伸びてる先だ。だって男の身体の一部ってンなら、蔦が伸びてる先は何処に――。彼女の肩に手ぇ置いた距離はこっちも。だから、) ゴメンネ?( こんなやり取りしてたら、何もなくたってそりゃ怖いだろう。だって子供だもン。だから、ちょっと申し訳なさそうに謝りながら、)  そんなもンが絡んでたら、声も出づらいわよねェー。( ヒュン――ナイフの閃く風切り音は、彼女の首に絡んでる蔦を断ち切ろうと動いた。)  [Sun 1 Nov 2009 02:34:04]
蒼花 > ( 男と 女を見る。 今 助けて くれるのはきっと、 女の人だ と、 思う。 けれど、 けれど ―――― 男の人はきっと容赦をしない。 蔦はまだ首に絡んだまま。 それに、 女の人だって 巻き込まれれば怪我をしてしまうかも しれない 。 ) ( どちらにする? 男の問いに、 少女は肩を 震わせる。 どちらに 。 言いたい方は 決まっている が ――― ) ――― ぁ … 私 は……… わた し、は……… ( 言えなかった。 真っ青になって 震えている様子 見られれば、 男はどう動くだろう? 女性はどう 動くだろう? ) [Sun 1 Nov 2009 02:27:53]
フジエ > (逆にそういうことを考えれば彼女を人質にしているのと変わらない、という事でもあるのだが) そうかのぅ? わしが通り掛かったときにこの娘が倒れて肩を抑えておったのでな。 (あくまで回答は飄々と。蒼花の行動次第とは捉えているので彼女が大人しくしている限りは強硬な手段はとらず) 今日はハロウィンだからのぅ。 趣味の無いもののプレゼントかも知れぬの。 (そして、相手の言葉。 要するに医者に行くか己の家で治療を受けるか、蒼花に選ばせる、と言うことか) ふむ。 この辺の医者の場所は確かに聞いておきたいのぅ。 わしとしてはこの娘の治療を手っ取り早く出来る家に連れてはいきたいのだがのぅ。 (相手から信用されていないのだから仕方は無い。 首の蔦は多少蒼花の動きにあわせて動くかもしれない程度。 皮膚に触れているのにまったく動かないほうが怪しい) それでは、娘。 医者に行くか、一度わしの家で治療を受けるか、どちらにする? (一度おろしたとはいえ、首の蔦はそのままであるし彼女を抱き寄せるのはたやすい距離。 下手に抵抗すればどうなるかは彼女に一度行ったとおりだが彼女はどうするか)  [Sun 1 Nov 2009 02:20:42]
アトラ > ンなの脱臼した時点で手遅れだから、心配すンのは其処じゃないわよォー。てか、そもそもその子の悲鳴で駆けつけたって訳でもないンなら、アンタが外したンじゃないのォー?( 悲鳴を聞いて見付けたのでもなければ、一体誰がやったっていうンだ。心得があるってのも含めて、余計に怪しく見えても仕方無いトコ。苦虫でも噛んだみたいな顔になっちゃう。イヤーな予感がしてきた。この界隈では結構お馴染みのだけどサ。) そ?ねぇ、おじょーちゃんのにしちゃ、趣味悪いと思うンだけどォ。ヘンな男に引っかかっちゃだめよォー?( 蔦の首飾り。この辺りに花なんて――そうだ。このちょい先に花屋があッたっけ。この子、其処で見た子だ――。植物の要素で記憶が繋がって、ぴこっと耳が動く。少女を抱え直す相手に向かって、タンッと一歩踏み出し。) ダメに決まってンでしょ。不審者って自覚してンなら、せめて行動くらいは真っ当にしなさいヨ。アンタが知らないら医者の場所、教えてやンわよォー。役に経たない知識じゃないでしょ? アンタんち程近く無いかもしンないし、モグリにゃ違い無いけど、近所の子ォが知らねぇ男の家に連れ込まれるっての見逃す方が、問題なァイ? だから、( ナイフを持ってるのとは逆の手を、脱臼してなかった方の彼女の肩に伸ばす。首の蔦にも、ちょっと手を伸ばせば触れる距離。大丈夫ッて安心させるみたいに、近所の子供あやす時みてぇだわコレ。)   ほーら。アタシらオトナがガヤガヤやってっから、この子落ち着けないンじゃない。 一回下ろしてあげないさいよォ。本人の意見ソンチョーしてあげなきゃ、カワイソーじゃなイ?( ナイフの切っ先を地面に向けて、当事者の意見聞くべきだろって言う。痛いのは可哀想だけど、あやしー男の家に連れ込まれンだとしたら、その方が可哀想だもン。) [Sun 1 Nov 2009 02:02:41]
蒼花 > ――――……!( 実際襲っているじゃないか…! なんて、 ほんの少しだけ唇を開いただけで 声には出せない。 趣味の悪い首飾り。 違う…! これ私のじゃない…! 私はこんな首飾り持ってないッ むしろ首飾り自体持っていないと 思うんだッ! 言いたいことはいくつかあるものの、 やっぱり怖い。 言えるワケが無かった。 ) ――― … ぁ…っ ( 抱きかかえられ、 思わず小さく声を上げる。 肩が痛んだのか、それとも抱き上げられたこと自体に か。 ) [Sun 1 Nov 2009 01:56:55]
フジエ > それに、悲鳴を上げているところを聞かれれば勘違いした輩が襲ってきそうでのぅ。 (実際、襲っているのだが。 一分少々でも相手に集中する必要があり、無防備になる事は相手も知っていることだとは思うのだが) そなたとわしの常識が違うのだから仕方が無かろうな。 争いになるのも。 (首飾り、と指摘されれば) さてな。 そんなに趣味も悪いように見えんがのぅ。 (一応藤の蔓である。 しれっと応えてそのまま動かすような事はしない。 肩を嵌めた少女を改めて抱きかかえる。 痛みはこれで大分和らぐだろう) わしは不審者だからのぅ。 人を助けても勘違いされて刺されそうになったことはたくさんあるんでの。 ちゃんとした治療はわしの家で行うが良いかの? (心配ならばついてくるが良かろう。と告げる。 信用されることも無ければ少女の身を任せるのもそのままであれば不安であろうから何らかの坑道を起こすだろう、とは予想の上で) [Sun 1 Nov 2009 01:50:27]
アトラ > ンな何分もかかるこっちゃないでしょォが。ヒトの事ナメてなィ?( どンな状況だったかも知らないが、傷めた筋やらの治療までその場でしろとは言ってない。外れた肩をハメるだけなら、心得があれば一分も掛からないってくらいは知ってるってほのめかして、じろりと剣呑な視線を向け。) 別にアンタに信用して貰う必要ないわよォ。アタシはそっちのかわいー隣人さんが苦しそーだったから、こンな事言ってンのよ。( 不機嫌そうに耳が揺れる。叩いた背中は予想外に硬くッて、何か入れてンのかと訝しげ。まァ、こんなご時世だし、自衛対策くらいは別に怪しくは無いケド。殴った方の手を痛そうにぶらぶらさせて、もう片方の手はくるりとナイフを弄ぶ。) 普通争う前になンとかしときなさいって思うンだけどォー。( 繰り言には違いないから、それ以上言い募りはしない。辺りを警戒もするが、この場で一番警戒しなきゃなンないのが誰かって言ったら、言うまでも無い事だ。だから、ぴくぴくと耳を動かして周囲を警戒しながらも、視線は寝かされた少女と男の挙動も舐めるように向いて。少女が頷く素振りをした時に、ン?と眉が上がって。) なァに、その趣味の悪い首飾り。( 目立たないようにったって、ンなもンが首に掛かってたら、わざと首ン所を遮ろうとでもしない限り、チラッとくらいは見えない筈無いンじゃないかと思う。 上がる悲鳴には、不機嫌そうに眉は寄せたがそれ以上の反応は無い辺り、ヤな感じにスレてンなとは自分でも思うけど。) [Sun 1 Nov 2009 01:31:53]
蒼花 > ( ―――― ああ、女の人は 助けてくれる人 だ。 そう思えば 若干安心出来た。 どうにかして女性に、 助けを求める方法を考えるものの、 いい案が思い浮かばない。 ) ( けれど、 女性のほうも薄々感づいてくれている様子 だ。 女性の言葉に飄々と答える男には、 何しれっと応えてるんだふざけるな  と文句を言いたいトコロだが。 自分の命は大切なので言えなかった。) ――――…? ( どうやら、肩は治してくれるらしい。 意外に思いつつ かけられた声に 小さく 小さく 頷いてから ) ――――― ッ いッ…ぁぁぁ…!!! ( 少々痛いどころの話ではなかった。とても痛かった。 思わず声が出てしまって、 首に絡んだままの蔦を思い出し身体を強張らせ。 ) [Sun 1 Nov 2009 01:28:32]
物音 > 此処が治安が悪い事は知っているだろうに。 そんなことをして後ろからばっさりやられたのでは敵わぬからな。 (ドスを聞かせた声にあくまで平坦に応える。 特に今は狂人も徘徊するような状態だ。 安全な場所に移動して、というのは常識であるだろう、と) そなたが見張っているから、というが、わしにはそなたを信用する材料が無いのだがな。 いきなりやってきて急いでいるのに声をかけてきて挙句に声を荒げるような者をどうやって信じろと言うのじゃ? (背中を思い切り叩かれれば、こちらも数歩たたらを踏むが、蒼花を落とさぬようにと踏ん張る。 相手には硬い樹の幹でも叩いたような感触が残るだろう) とはいえ、言い争っても仕方がないと思うのだがな。 見張る、と言うなら見張るんじゃな。 (こちらとしてはいきなり声をかけてきていきなり切れられたほうが理不尽。 理屈も間違っては居ないはずである。 とはいえ、自分が犯罪を犯しているのも事実である) 周りをきちんと見て警護してほしいものじゃのぅ。 こんな、何も無いところで寝せてすまんがのぅ。 (はずしたときとは違って床に蒼花を寝せ、体勢を整えて肩を嵌めてやる必要がある。 邪魔をされることがなければ、そのまま方を嵌めてやることだろう。 少々痛むぞ、などと声をかけ。 体勢としては彼女の首にかけている蔦はそのままに出来る限り目立たないように治療を行おう) [Sun 1 Nov 2009 01:19:59]
アトラ > フゥン?なら――ッて、ハァ?( それまでは何処か引きずるように暢気な風合い帯びていた語調が、色を塗り替えるようにガラッと変わる。一言で言うなら、アレだ。ドスを効かした声。) バッッッッカじゃないのォー!!!( 其処からの行動は唐突かつ突拍子もなく、そンでもって早い。男に近い側の手でもって後頭部か、其処に届くのが苦しいなら首か背中を思いっきりしば倒さンとしながら、逆手はジャケ裏のホルダーからナイフを抜き放たんとして。) 心得があるってンなら、先にハメるだけハメてやンなさいよバァァァッカじゃないのォォォォー!! 痛いって知ってンでしょ、心得あるってンなら、せめてそれだけは治してから治療しに連れてってやるもンでしょーがっ!!周りが心配だってンなら、アタシが見張ってやッからさぁ。それともォー、( 苦しげな少女の声に、黒狐の声がスゥッと温度を下げる。) そぅできない理由でも、あんのかしらァー?( もう、訝しむってレベルじゃァ無い。明らかに不審者を見る目だ。) [Sun 1 Nov 2009 01:02:18]
蒼花 > ( 如何すればいいのか分からない。 女性のほうは自分を心配してくれているようにも 思える。 痛みでぼやける思考で、 もうすぐ男の家に着くことを知る。 連れ込まれたら ――― ) ―――― ぅ … ぁ……… ( 少しだけ顔を上げ、女性のほうへと視線を向け、 漏らす声は苦しげに。 長い黒髪の奥にあるのは、 蒼色の瞳。 女性は自分を知っているようだった。 ――― お客さん だろうか? それとも近所に住む人か。 見たことがあるような、無いような。) [Sun 1 Nov 2009 00:57:57]
物音 > この近くにわしの住処があってな。 そこで治療してやろうとおもっての。 医者ではないが、脱臼を治すことは少々心得があっての。 (間接技を覚える上で必要な知識。 実際、ここからは程近い。 最悪は住処を捨てさっさとヴェイトスを出てしまうことを考えているような男は彼女が付いて来る事も気にはしない) わしの住処は…だが、そなたの言う医者はそれより近いかの? それに、女の細腕では運ぶのは辛かろうに。 背負うのは少々よろしくないぞ。 (背負うより腕に抱くほうが力が必要だ。 それでも構わないと言うなら力にも自信があるのだろう。 と相手の情報を集めている。 彼女と事を構える気は今の所はないのだが、あまりしつこいと其れも考える必要が出てくる。 足は進み続け、もう、3区画も進めばフジエの住処へは到着しそうで)  [Sun 1 Nov 2009 00:54:02]
> ホンット、アレも迷惑な話なのよねェー。駆除剤でもぶッかけてやれればいいのにィ。( 間延びと言うより、語尾引きずるような発音で言葉はポンポン調子よく。フゥン?軽く語尾上げて笑う声が混じり。) あら、迷惑だった?それは失礼ー。( ホントにそう思ってるのかなンて、口調が軽すぎて怪しいもンだ。長身の背に追い付いたなら、極普通に横に並ぼうとするが、近すぎる距離って訳でも無い。いきなりそンな距離まで近付く程、治安の良い場所でも無いのは、先の会話通り。) 痛いわよねェ、ソレ。なンだったら私がこの辺りのお医者まで連れてってあげてもいいわよォー?足早いンだから、私。( 相手の外套を引っ剥がそうとはしないし、ちらりと向ける視線は、男じゃァなくて少女に向いてる。顔は確かに見えなかったケド。ンー?黒狐が訝しげに目ェ細め。) この辺りの子でしょォ?チラッと見た事ある気がすンのよねェー。( 近辺ではちょっと特徴的な服装と、綺麗な黒髪がぼンやり記憶に引っかかってる。苦しげそうなら、こンなのんびりしてる場合じゃないでしょォーとばかり、歩みは会話の間だって止めちゃいない。) [Sun 1 Nov 2009 00:42:45]
蒼花 > ( 女の人は、 助けてくれる人 なのだろうか。 声音からは緊張感が無く、 ただの通りすがりのようにも思える。 だったら ――― 下手に助けを求めて、 巻き込んでしまうのは どうだろう か。 それ以前に、助けを求めようと声を出した瞬間、 首にかかっている蔦が息を止めようと絞めてきそうで 、 声を出そうにも 出せない。) ――――― … 。( 少女のほうは俯いて、その表情を伺うのは難しいかもしれない。 ただ、息を荒く苦しげにしている姿くらいは見えるかもしれないが。) [Sun 1 Nov 2009 00:35:57]
物音 > 凶暴化しているやからがでているくらいだからのぅ。 (ちょうど白黒の蝶が呪いを撒き散らして暴れることもある。 あちらこちら物騒では会った) ふむ。 だが、迷惑そうな相手に声をかけるのは空気を読んでいるのかの? (実際、足は急いでいたのだが、相手のほうが足は速い。 そのまますんなり追いつかれるだろう。 蔦は少女の服の内側から首筋に掛かっているのでちょっと見ただけではわからないようにする) 元々、このようなものなのでな。 とはいえ、治療をしなければいけないのは事実なのでの。 肩を脱臼しておるようだからのぅ。 (抱き方は蒼花の肩の負担が掛からぬような持ち方にとしている。 誰かに見られたときの口実にするためで。 後は蒼花が余計な事を言わなければ、と考える。 相手の様子は怪しんでいるようにもからかっているようにも。 要するにこちらを見定めているのだろう。 顔は積極的に見せぬものの、相手が外套をはずそうとすれば素直に見せることだろう) [Sun 1 Nov 2009 00:30:02]
> ケガ人?この辺りもまーた物騒になってンのねー。ちょっとはマシになったと思ったら、直ぐ悪化の繰り返しなんだから、昔ッから。全くもうー。 ケガしたのってこの辺りの子ォ?( ケガ人と聞いて、黒狐は軽く眉を顰める。その間にも、カツ、カツ――足音は長身の影へと向かって近付いている。決して走ってはいないが、無駄の無い進み方をしてる所為か、早足程度でも結構早いもンだ。相手が緊急ダッシュとかしなければ、普通に距離は縮まるンじゃなかろうか。) 私だって空気は読める子よォ?心配して急いでるッてな風体のヒトに声かけない程度には、弁えてるつもりなんだけどォ。緊迫感が無いわねェー?( 男や少女が黒狐の顔を見る事が出来れば、にやにや笑う口元と瞳が見えるンだろう。怪しンでるのか、からかってるだけなのか。どッちと取るも貴方次第。) [Sun 1 Nov 2009 00:21:52]
蒼花 > ( ひっく と嗚咽を漏らしながら、 相手の囁きを聞く。 頷くことも、 首を振ることも出来ず、 少女は恐怖に怯え、男の腕の中で震えているだろう。 腕の痛み。 昔の思い出が 蘇り、更に恐怖が増した。) ―――――― … 。 ( と、 女のヒトのような声が聞こえて。 ――― 助けて。 声には出さず、 思う。 少しだけ顔を上げる も、男が怖くてそれ以上の動作は 出来なかった。) [Sun 1 Nov 2009 00:19:05]
物音 > 理解したかのぅ? なに、其の程度ならすぐに元に戻してやるからのぅ。 誰かと会っても上手く話を合わせるのじゃの。 (耳元で小さく囁いてから、今はまだ逃げられないようにと元に戻すことはしない。 骨を折ったわけではないので適切な処置をすれば痛みも戻すときの痛みと多少残る痛み程度で済むだろう。 そのまま、大人しくなった彼女を抱え、スラムを移動しをはじめる。 そこで掛けられる声。 どうやら少女のようだが、今はすでに獲物を抱えている状態。 深くかかわるつもりは無く) ふむ。 わしかのぅ? 少々けが人を抱えて急いでおるのだがのぅ? (しれりと其の声に応える。 そちらへは視線のみを向けて。 顔などは隠したまま。 相手へは背を向けているような状態) [Sun 1 Nov 2009 00:13:06]
> コッチだったと思ったンだけどなぁ。私とした事が、ちょーっと離れてた界隈だからッて店屋見失うとか、うわァ不覚にも程があるって。 ( 曇天の夜、貧民街に響くにはいっそ場違いな程アタリマエの少女の声で、ぶつくさ語散る気配。 カツ、カツ――足取りは軽く、足音は反してやけに硬質で、軽やかさに重みが混じる。 目を凝らせば、歩みの主のシルエットが見えるだろう。 頭上に獣らしき耳を湛えた、黒髪の姿が。) あ、其処の人ォー?ちょっといいかしらー? ( 腕に覚えのある強面やらは、何だかんだで暗黒街に流れがちなのも事実。見上げるような長身は、立っているだけでも目立つッて事だ。闇夜に光る目が、その姿を捉えて声を掛けても不思議じゃァ無いくらい。) [Sun 1 Nov 2009 00:04:03]
お知らせ > さんが入室されました。 『 あッれー? 』 [Sat 31 Oct 2009 23:59:28]
蒼花 > (怖い。 怖い。 怖い。 殺される? 死にたくない。 首に巻かれる蔦は解かれることなく、いつでも締め付けられるぞとばかりに 。 ) …… ( 間接を外す? その意味を理解する前に、 口がふさがれて ) ――――――― ……… !!!!!! ( 左腕に激痛が走った。 悲鳴は 口付けのせいで外には漏れない。 その代わり、涙を流して、 激痛を堪えるようにぎゅっ と目を瞑る。 )( 少女はもう、自力で逃げることは難しいだろう。) [Sat 31 Oct 2009 23:55:53]
物音 > (少女が力を失えば、そのまま体を抱き寄せ、お姫様抱っこのように抱き上げてしまおうとするだろう。 首へ一本蔦を巻き、いつでも締め上げられるようにとしておく。 むしろ軽く締めてやるくらいで) そうじゃ、大人しくすることじゃな。 そうでなければ、全身の間接をはずされる痛みを与えねばならんのでのぅ。 (片手を少女の左腕へと手をかけ、唇を再び口付けで塞いでから肩の関節をはずしてしまおうとするだろう。 どれだけの痛みがあるのか、と更にこれが一本だけのものでその気になれば痛みは4倍になるのだと言うことを教えるためである。 彼女の抵抗が無くなれば今の場所から、スラムの一角の自分の住処へと移動を行う。 その地下室へと彼女を運ぶつもりで) [Sat 31 Oct 2009 23:48:20]
蒼花 > ―――― ッ… !( 叫べば、 誰か気付いてくれるかもしれない。 そんな小さな期待を持ち、息を吸った が、 首を絞められ、されに口付けまでされれば声を出すことなど到底出来ず。 それでも少女は相手から逃れようと抵抗を試みるも、 やがて力を失うだろう。 ) ( 男の言葉に、 ひっ と喉を引き攣らせ、 ガクガクと身体を震わせ 怯える瞳を 向ける。 ) [Sat 31 Oct 2009 23:41:28]
物音 > (彼女が抵抗をすれば蔦はある程度緩み、抜け出せそうになる。 が、暴れたのを感じれば其の男は容赦なく彼女の首を絞め、口付けで声を封じたまま彼女の力が抜けるのを待つ。 言葉嘘ではないという証明とするためで。 ようやく見つけた獲物らしい獲物だ。 確保は速やかに行いたい。 曇り空で周囲が暗い事も助かっている。 遠目からは恋人の逢瀬とも見えるだろう) 痛い目はみたいようじゃの。  [Sat 31 Oct 2009 23:36:26]
蒼花 > ( 自分の体に絡んでいるのは、どうやら植物―――蔦だろうか。 ということは、相手の種族は―――。 けれど、考えたところでこの状況がどうなるワケでもなく。) ―――― ッ … は なせ…ッ!( そう告げて相手を睨み上げれば、 予想外に女性らしい顔立ちが見えた。 だから何だというオハナシ。 自分が 危ない ことに変わりはない。 口付けをされれば、驚いたように蒼い目を見開く。 このまま死ぬことになるかもしれない という言葉を聞けば、 ビクリ と体を強張らせるものの、せめてもの抵抗とばかりに、 体をよじらせ絡む蔦から逃れようとするだろう。) [Sat 31 Oct 2009 23:30:40]
物音 > (いくら視線を凝らしても、長身の男らしい人影しか眼には入らないだろう。 彼女を腕の蔦で絡めとることに成功をすれば、そのまま、彼女へと顔を近づける。 反対の手は蔦のようだが腕の形とはなっている。 蔦はしっかりした力で貴女を締め付け、逃がすまいとする) このような場所であれば、人攫いにあってもおかしくは無かろう? そなたは美人でもあるしのぅ。 (彼女には外套の下の女性らしい顔立ちの顔を見ることが出来るだろう。 そのまま何かを考えようとする前に彼女の体を自らに引き寄せ口付けをしてしまおうとするだろう) 騒がぬほうが良いぞ。 騒げば、このまま死ぬことになるかも知れぬからのぅ? (腕として機能している側は首筋へと回すだろう) [Sat 31 Oct 2009 23:24:58]
蒼花 > ――――ッ…!( この音は何だ? 何かを引きずるような音。 死体か? と思ったが、それにしては何か 違う様な気がした。 とっとと離れて家へ帰ろうか。 そう思ったものの、気が付けば進路をふさがれているような形で。) ――― な、 何を言って………ッ  ゃ ぁ……ッ… 何……… ?! ( どうやってこの場を逃れようかと考えていれば、相手は手が届く距離まで近づいていた。 音の正体が、何か細長いものだと気が付けば、それが自分の体に絡み付いてきて 。) [Sat 31 Oct 2009 23:15:52]
物音 > ふむ。 この辺りはあまり治安は良くないと聞くが、若い娘が夜中に歩いていても大丈夫なものなのかのぅ? (彼女の進路をふさぐように人影は少女へと更に近づいていく。 ずるり。 ずるり、引きずる音は続く。 そして、袖から蔦がたれた) 用事、か。 声をかけるなら、なにか用事でも考えておくべきだったかのぅ? (とぼけたように告げつつ、なお近づいて。 普通に手が届く距離になれば彼女の体に蔦が絡み付こうとするだろう) [Sat 31 Oct 2009 23:09:46]
蒼花 > ( 見るからに怪しい人影。 声をかけられれば、少女は警戒するように、  怯えるように、 数歩 後ろへあとずさろうとするだろう。 けれど背に壁が辺り、それ以上は後ろへ逃れることは出来ない。) ―――― そう、だけど………。( 仕方なく、少女は相手の問いに頷きながら答える。 妙な違和感は口調と声音のギャップのせいか。)……なにか?( 用事ですか? と。) [Sat 31 Oct 2009 23:03:01]
物音 > ふうむ。 (くもり空であり周囲は暗い。 廃屋が立ち並ぶこの辺りの人の気配は多くは無い。 人影は少女に気がついたようで。 緩やかな足元と共に近づいていく) お主は、この辺りに住んでいる娘、なのかのぅ? (向けられた問いはその様な言葉。 そのまま、人影は貴女に近づくのを止めない。 声は若く、口調とは違和感があるだろう) [Sat 31 Oct 2009 22:58:07]
蒼花 > ( 冷たい風が、少女の黒髪を撫でるように吹く。もっと暖かい服を買おうかな。けれど中に着る物を増やせばまだ大丈夫かもしれない。 そんなことを考えながら、廃屋から離れようと歩き出し ) ――――…ん? ( た所で、 音に気付いた。 少女は此方へと近づいてくる長身の影を、怪訝な様子で見ていることだろう。) [Sat 31 Oct 2009 22:53:08]
物音 > (それは何かを引きずるような音。 それほど大きくは無く喧騒に包まれているような場所では聞こえないような音。 静かな夜にはこんな音がスラムに時折響く。 顔を隠すように覆われたコート。 ゆっくりと徘徊する長身の其れは緩やかに貴女の居るところへと近づいていく) [Sat 31 Oct 2009 22:49:32]
お知らせ > 物音さんが来ました。 『ずるり。 ずるり。』 [Sat 31 Oct 2009 22:47:11]
蒼花 > ( 楽しい時間、過ぎれば其れは夢の様に。 心なしか、まだ暖かさの残る廃屋から少女も出る。 見上げる空には黒い雲がかかっていた。) あれぇ。 さっきは晴れてなかったっけ? ( また雨が降るのかなぁ なんて、 ちょっと嫌そうに。 けれど、遊んでいる時に降らなくてよかったと思う。家の形は残っているとは言え、所詮は廃屋。 雨なんか降れば、ハロウィンパーティーをする前にまず、雨漏り対策からしなければならなかっただろうから。)( 自分の住んでいる家を使うという手もあったのだろうが、アソコは【おじいさん】の家だ。勝手に使うのは気が引けた。) [Sat 31 Oct 2009 22:45:28]
蒼花 > ――――ん。ソレは持ってっていいよ。どうせ売れ残りだし、使わないしね。( と言って指すのは、カボチャランタン。どうやら子ども達のお気に入りになった様子。少女が持っていてもどうせ捨てるだけなので、欲しいならご自由に と。) それじゃ、もう時間も時間だし、かいさーん。そろそろ寒くなるから気をつけよーね。( あまり夜中まで騒いでいると大人たちが怖いので、あらかた終われば解散を宣言する。 そこら辺は子ども達も心得たもの。 各々片付けを済ませれば、スラムの闇の中へと散っていく。) ( ――――― そして、廃屋には少女独りが 残された。) [Sat 31 Oct 2009 22:18:29]
蒼花 > ―――― と。 まぁ、 ハロウィンってのはこうして遊ぶわけだね。( と、 笑う子ども達に飴玉を渡してやりながら、 蒼目の少女も表情を和らげながら、告げる。 ) ( キッカケは、たまに話をするスラムの孤児の1人が、ハロウィンをしてみたい と言ったことから始まった。 売れ残ったハロウィン用のカボチャで皆でランタンを作り、飴玉は ――― 自腹だが。 予想以上に喜んだようで何より。 集まった子どもの中には、最近の事件で親が死んだ という子もいた。 それが、眼球泥棒の件でなのか、 ウォッシュベアーなのか、奇病なのかは、 知らぬが。 ともあれ、 子どもの笑顔ってのはいいものだ。 なんて、 まだ子どもの分類に入る少女は 思うのだった。) [Sat 31 Oct 2009 22:10:32]
かぼちゃランタン > ( スラムにある廃屋の1つ。 その中から、 子ども達の楽しげな笑い声が響く。 暗闇の中、カボチャランタンの灯りが4つほど 揺れて―――― ) Trick or Treat!!! ( 複数人の 子どもの声。 その声はとても とても 楽しそうに。 たて続けに起こっている事件で暗くなった雰囲気を吹き飛ばすかのような 。) [Sat 31 Oct 2009 22:03:33]
お知らせ > かぼちゃランタンさんが来ました。 『Trick or Treat!!』 [Sat 31 Oct 2009 22:00:42]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 頭痛が酷くなる。 )』 [Fri 30 Oct 2009 05:58:14]
セレニア > ( 何を失って、平気でいるのか。 それは、本当に何の価値もないものなのか。 思い出す必要の、ないことなのか――― ) [Fri 30 Oct 2009 05:47:23]
セレニア > ( その異常性は自分でも理解しているけれど、ないものはないのだし、それに焦がれたり、必要だと感じたことはなかった。 そんなことよりも、聖務を果たさなければならない。 けれど――― )   ( 頭痛はさておき、幻覚は、その記憶とやらなのではないかと思う。 この間までは現実と似た光景が重なるだけだったが、今では何の脈絡もなく、五感を幻に奪われるようになっていた。 都市部の活気はないが、それなりに整備された地方村。 特別豊かではないけれど貧しくもなく、多くの住民は穏やかに暮らしている街。 少なくともそこに居たときの自分は、暗部など知らなかったのだろう。 …名前も顔も知らない人間が、怒り、笑って、その幻を見る度に、自分のものとしては理解できない感情が沸き上がる。 繰り返されていれば、家族なのかもしれない、程度には思ってしまう。 …別にそんなことはどうでもよくて。 どこかも知らない場所に拘るよりも、聖務を果たさなければならない。 そのはずなのに… )   ( 例え和やかに笑い合うような場面でも、ついて回るのは哀しみや、怒りや、恐怖。 それらがない交ぜになった、狂おしい感情。 そして、なぜそう感じるのか証明するような、場違いな、あまりにも場違い過ぎる幻を見ることもあった。 ウォッシュベアーの話を聞いた時、それを予知したのかと思うような、住民が 『変わって』 しまい、村が滅びる様を上空から眺めるという幻。 わけがわからないけれど、そこにある感情を思い起こして、ふと呆然としてしまう。 ) [Fri 30 Oct 2009 05:43:16]
セレニア > ( コミュニケーションが取れないわけではないのだ。 経験が圧倒的に不足していて、引き出しが致命的に少な過ぎて、本人に関わりを持とうとする積極的な意思がないだけで。 能面のような無表情も、注意して見ていれば全く変わらないわけではないし、感情がないわけもない。 ただ――― )   ( 人付き合いの機微も、心の働きも、それを知るはずの土台を持っていなかった。 年齢、出身地、誕生に際して付けられた名前、一切を覚えていない。 親兄弟のこと、いたかどうかも分からないが友達のこと、家のこと、学校のこと、通えない程度に貧しければ日銭を得る手段のこと、近所のこと、お気に入りの遊びとかお菓子とか、何一つ。 おぼろげながら持っている最初の記憶は、番号で呼び合う数人の男女とヴァンパイアを狩りながら過ごしていた修道院のこと。 それも特定のエピソードを記憶しているわけではなく、どのように過ごしていたかというおぼろげなもので、個々の親交を深めたりはしなかった。 …少なくとも、覚えていない。 はっきりとした記憶を持っているのはここ数年、あの場所が無くなって、ヴェイトス市の大聖堂へ身柄を移されてから。 ) [Fri 30 Oct 2009 05:22:02]
セレニア > ( 『疲れてるんじゃないか、最近おかしいぞ』 …この少女が奇異な存在として捉えられているのはずっと以前から。 最近は問題行動が少なくなって、ずいぶん落ち着いたと判断されているけれど、奇妙であるには違いない。 それでも言葉を重ねようとする男性は、優しいのか、年長者としての義務感を持っているのか。 …そんな相手だから、もう一言。 )   …大聖堂の医務室には行っています。 問題ありません。   ( 原因不明、ということで問題ないわけではないのだけれど、どうしようもないし、それで良いだろうと言っておく。 …そして、ふと気付いたように付け足した。 )   …ありがとうございます。 [Fri 30 Oct 2009 05:04:28]
セレニア > ( では、この頭痛は何なのか。 幻覚は何なのか。 『おい、鼻血…』 躊躇いがちに同僚から声をかけられて、のろのろと鼻の下を擦る。 今まで気付かなかったぬるりとした感触が広がった。 耐刃性に富む黒獣皮の戦闘服と一体になった手袋では、その色がよく分からないけれど、同僚が言うのだから鼻水ということもないだろう。 )   ―――問題、ありません。   ( 『最近多くないか、医者に…』 気遣わしげにかけてくれる声は無視して、けれどもちろん逃げるようなことはなく、規則的な足取りで歩き続ける。 この付近にヴァンパイアがいないことは、感知能力で分かっているのだ。 できればもう少し早く進みたいが、このような不調を抱えている手前、せめて他の部分では問題を起こしたくなかった。 ) [Fri 30 Oct 2009 04:58:43]
セレニア > ( 医務室も激務に追われていて、とても頭痛のために湿布をくださいとは言えない状況。 紛らわせるもののない頭痛を抱えて、同僚と二人、粗末な街並みを歩く。 規則的に鳴らすハンドベルの音が、静まり返った通りに静かに響いた。 )   ( ―――幻覚が、止まらない。 騙し騙しやってきているけれど、わけもなく剣を抜くような事が重なって、ヴァンパイアに対する感知能力があると以前から自称し、その傾向が確認されていなければ、とうにカウンセラーのお世話になりシフトからは外されていただろう。 …人間の形をしたものを相手にする仕事で、交戦すれば、味方から劇症型の感染者を出す可能性もある。 ヴァンパイア化した者の家族に恨まれるようなことはざらだし、ついさっきまで笑い合いお茶を飲んでいた同僚を、手にかけなければならないことがある。 それに耐え切れず、ついには辞めるというのもよくある話だ。 )   ( けれど、少女は自分のそれを、そのような真っ当な感覚からくるものではないと知っている。 この聖なる務めに、精神を病むなどありえない。 務めを達成できることが、どんな形であれストレスになることはない。 ) [Fri 30 Oct 2009 04:50:28]
セレニア > ( ヴァンパイアはいなくならないし、むしろ何か事を起こすのであればやり易いくらいだろう。 ヴァンパイアに限らず、犯罪者であれ何であれ、人間社会に害を成す物は皆一様に、それを好機と捉えてもおかしくはない。 もっともそれが人間であれば、自分達もまた奇病の脅威に晒されて、感染すれば悪巧みどころではないのだが、既に生物としては死んでいるヴァンパイアに、病も何もない。 ―――実態は知らず、そのように考えてしまう。 例え感染するとしても、手を抜くことなどできないのだが。 )   ( ヴァンパイアハンターギルド内でも病に倒れる者が出る中で、大聖堂からの出向という形でそこに所属している少女は、普段と変わらず職務に励んでいた。 既に収容人数を超過している大聖堂において、人手はいくらあっても足りないけれど、そこで自分にできることはたかが知れている。 聖務に貴賎などあるわけがないけれど、自分の能力を有効活用できるのは、こちらの方だという自負がある。 症状が進むと暴れ出す患者もあるということで、荒事に慣れた者も必要ではあるのだけれど、そこで平時のままVHGで働こうとするのは、やはりヴァンパイアを滅ぼす事にこそ、より大きな意味を見出しているのかもしれないが、あえて止められはしなかった。 ) [Fri 30 Oct 2009 04:38:58]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 奇病が流行り、社会が混乱しているからといって――― )』 [Fri 30 Oct 2009 04:27:33]
お知らせ > アルマさんが退室されました。 『はぁい♪(彼女の家の前まで、手を繋いで…仲良くふたりで、帰り道)』 [Wed 28 Oct 2009 03:38:27]
アルマ > ええ………本当に♪(そう。本当にいろいろなことを考える。同じ人間を奴隷として者のように扱ったりとか――――本当に、色々。いいことも楽しいことも嫌なことも、色々沢山転がってる。それが世界と)いやん、照れますわ――――♪(ぐーねぐーね。上半身を左右にぐねぐねとくねらせるのでした)ええ。では…………あら?(背中にはいつまでたってもメアリアンの感触が来ない。あれ?と思って振り向こうとしたところで前にととっ、と彼女がやってきて…) [Wed 28 Oct 2009 03:38:00]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『 手、繋いで 帰りましょう? ( なンて。 手を 掴ンでしまおう。 )』 [Wed 28 Oct 2009 03:32:41]
メアリアン > ―――… 本当、人間は色々な事を 考えるわよね。 ( 良い事も、悪い事も。 こくン、と一つ頷いて。彼女の様に明るく、ねー、なンて云えなかッたけれど。世界は広い、と云う意見には 同意 しよう。 )  ―――…人に優しくできるのは、すごい と思うわ。 ( 呟く様に、言ッて、 )  ううン、こちらこそ ―― ありが、とう ? ( なンて、へにゃり、と少しだけ 恥ずかしそうに笑い。彼女の様に優雅に礼を出来なかッたから、 僅かに 頭を下げるのみ。 )    …うふふッ、 そう よね。  … えッ、 ( 瞬きを、数度。 )  … そッ、それは、 えッ と、流石に 恥ずかしい わ…! ( 抱き付いて泣きじゃくるのも、十分恥ずかしいンだけれど。 年齢的に、もうおンぶは 許されない と思う。かあ、ッと顔を赤くして、 彼女の前へと まわりこめば、 ) [Wed 28 Oct 2009 03:31:55]
アルマ > (最も女らしからぬ環境で育てられ、出生に関してはパプテスの協議に当てはめればおぞましいという言葉そのもの。されど豊かに実った体が、柔らかな声色と顔が温かさを紡ぎだす。与えても与えられぬと知りながら、それでも振舞う手を止められぬ亡者か。でも、こうして触れ合って幸せそうな顔を見るのは――――好きだ)ええ。そうらしいですよ?本当に良く思いつくものですよねぇ♪(世界は広いですねー、なんてお互い笑みを浮かべながら、ねー、となんとも世界の広さに感心するのでした)……そうですか?自分ではそんな積もりはないんですけどー…そう感じるなら、そうなんでしょうね♪ありがとうございます♪(くすくす。自分の喉の前辺りで掌そっとあわせ、静かにはにかんで御礼一つ)………ええ。特にこのあたりは、ちょっと危ないですし…ね。あら、おうちの方が心配してるなら、尚更陽のある方がいいですわ(その”兄”が実に複雑というか、一般的な兄ではないと知る由も無く頷いて…)ええ。そうですね。おうちまで送りますか?これで♪(そう答えるのと同時にしゃがみこんで、背中を向けるのだった。おんぶしましょうかー?である) [Wed 28 Oct 2009 03:23:41]
メアリアン > ( 触れあう体温は心地良い。時折流れる冷たい風が、更に其の想いを強くさせ。 何処か、母の様だと思うのは、彼女の体型だろうか。 柔らかくて暖かい 生きている人間の、身体は 心地が良い。 )   … 煮て ? ( ぱちッと瞬き一つ。 ) 虫を煮て 食べるなンて 、 ( 誰が最初に考えたンでしょうね、と 苦笑の様な笑み。 )   … ありがとう。 アルマさンは優しいの ね? ( 取れたフードはもう気にならない様。手の甲で、涙を拭ッて。 赤みは引かないけれど、仕方が無い。 )   …、 ( 其の身体から 離れれば、温もりが 急速に冷えていく様な、そンな嫌な感覚。 ぎゅう、と口を噤み、 腰を上げ視線が高くなッた彼女を 見上げようか。 )  … アルマさンの、言うとおり ―― 今日は帰るわ。お兄ちゃンも 心配、するだろうし …、 ( 心配してくれるかな、なンて 希望だけれど。 )  明るいうちに 今度は ―― 探しに、来るわ。 ( へにゃり、と 眉は下げたまま、笑う。 )  … 、 帰るなら 一緒に帰りませン か? ( まだ少しだけ、体温に触れたくて。 手を 伸ばした。 ) [Wed 28 Oct 2009 03:15:04]
アルマ > (ただ、こうして触れ合っているのが心地よいのは紛れもない事実。年齢も体格も違うけれど、伝わる温もりは近しく触れ合える。ましてや今は冬が近づく季節。寒い夜の風が、一層その思いを強めてくれる)……ええ…煮て、食べるんだそうです。びっくりですよね(密着しているので、此方からはメアリアンの頬が染まるのはよくわからなかった。ふにゅりと柔らかい胸がメアリアンの顔の辺りに触れるのを感じれば、こういうとき大きくてよかった、と思うのであった。)……そうですか?人間誰でも、そんなときがあるものですよ(ついフードをずりおとさせてしまったけれど、結果オーらいだったようなのでよしとした。寛容に感謝しつつも、またぽふり、と左手で他頭を軽く撫でた。そうして少女を抱きしめる眼は、いつもより楽しげに細められてた)……ん(彼女が離れようとするならば、そっとその腕を開こうか。そして離れればゆっくりと腰を上げて…彼女の動向を静かにうかがった) [Wed 28 Oct 2009 03:05:30]
メアリアン > ( 彼女の想う事も、心の内も何も解らないから。 ただ、怯えた子供みたいに縋ッて、 背を叩かれる其の感触に、触れ合う温もりに、 安心したり、して。 )  …… ン … ふ、 ッ、 く …、 ( そうですか、ッて言葉に一度 小さく頷いた。 手がフード越しに動けば、ぱさン、とフードは落ちて。 )   … イナゴの … お料理 …? ( 少しずつ嗚咽も涙も落ち着きを見せ。 きゅう、と抱き付く様に、すれば 彼女の胸の辺りが触れ。 気恥ずかしくて、 少し頬を染めた。 )   … ごめ ン なさい ――、 変な所、見せちゃッて…。 ( 髪を梳かれるのは、 好き。心地良さそうに、僅か 眼を細めて。 )   ( 身を、離そうか。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:56:47]
アルマ > ……よしよし………(自分は何をしているんだろう。ふとそんなことを思う自分が居た。心が曲がったを通り越し、既にその台座自体がぐちゃぐりゃのばらばら。その上に立ったかりそめの心が、こうして世界と触れ合っている。だからその楼閣を一押しすれば、普通ではありえないほどのおかしな歪みを見せて曲がるはず、なのに。――――こうして、少女を抱きしめて背中を叩いている。自分が一度もされたことのない事を。掛けられたこともない言葉を。何かで見て、何かで知っていた、それを。ただ口から出しているだけ。只体を動かしているだけ――――ただ、それだけの    筈)……そう…ですか(頼めない、の言葉によいもわるいも言わず、よしよしと左腕も回して頭を撫でる。フードの上からだけど気にしない)…そういえば…トキノミヤコでは、イナゴの料理もあるそうですよ…?(背中と頭をきゅう、と抱きしめた体勢のまま、虫つながり?でこの間聞いたびっくり料理の話題を一つ。涙が止まらない様子には敢えて何も言わず、ただ収まるのを静かに待つのだった。時折左手を動かして、髪を梳く様にそっと、上から下へ) [Wed 28 Oct 2009 02:49:24]
メアリアン > ――――…… 、 ( 触れた身体の体温は暖かくて、背を軽く叩かれる感触は、 幼い頃に、母が宥めてくれた時の感覚と似ていて。 )  …… ッ、 ( 唇を噛み締めて、涙を堪えようとするのに。 そンな努力の甲斐も無く、ボロボロと零れ落ちる。 )  … ひ … ッ、 ぅ … 、 ( 問われた言葉に、首を振るう。 )  …そ ンな、 こと ッ、… 頼めない …わ… ッ 。 ( 此処が安全な場所じゃ無いから、尚更。 ) ( ふわり、ひらり。 何もお構いなしに飛ぶ蝶が、視界に 入り、 )  … アハ …ッ、 本当に …、そうね …。 ( ぐし、と鼻を啜りながら。美味しそうじゃないわね 、と。 )   …、 ( 如何してこンなに涙脆いンだろう。 帰ッて来たばかりで、不安定 なのかな。 ぎゅう、と 彼女に 縋りつく様な 形に。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:38:39]
アルマ > ……色々、事情があるみたいですね…(きゅう、と抱き寄せた体、その背中をぽふぽふ、と掌で軽く叩きながら呟くように言葉零した。互いの温もりを服の布地越しに伝えるように、静かに眼を閉じて…)…誰かに頼むとかそういうのも…できない、ですか?(そうしている間にも、隣を、後ろを、そして頭上を蝶が飛んでゆく。でも、美味しくなさそうですよね?なんて意図せずに中断させる形になってしまったメアリアンの言葉に答えを返して…) [Wed 28 Oct 2009 02:31:13]
メアリアン > ……ええ、解ッてはいるンだけど。 えッ、ううン。夜しか逢えない、と云う訳でも無いン だけど…、 ( 少しだけ迷う様な、間。 )  お昼とかは、此処でも人の通りは あるから、少しだけ 歩き辛くて…。  ( なンて、ポツリ言葉を洩らす。 敵に抗う術なンて持ッていたら怖いものも無いのに、と 呟く声は独り言のように。 )   ――― … あぁ、 ( 舞う蝶に、視線を遣り、 )  そうね、せめて何かの役に立てるなら ――… ッ、 ( アレも怖いとも、迷惑だとも思わないのに。 そう続けようとした言葉は、 伸ばされた手に 中断されて、 )    … ッ 、 ( 抵抗なンて無く、抱き寄せられる。 驚いた様に、何度か 瞬きをするけれど。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:25:34]
アルマ > ……何があったのか知りませんけど、また会いたいと思うならば…無事でいませんと。今日はもう遅いですし、お友達は明日また日の有る内に探すのはどうでしょう?夜しか会えないお友達、ですか?(問いかけの形は取ったが、答えをはっきりと求めないような柔らかな口調。メアリアンが誰とどのように付き合うかは自分の口出しすることではないから…只、気になったので尋ねてみただけ。そして、実に普通勝つありふれた提案も。)………沢山飛んでますねぇ…あれがとって食べられたら、多少は役に立つんですけどね(そんな言葉を返しながら、そっと右手を――メアリアンに解るようにゆっくりと――伸ばして、静かに抱き寄せようとするだろう) [Wed 28 Oct 2009 02:19:41]
メアリアン > ―――… そう、…安心、しました。 ( なンて。多少低く落とされたトーンにも気付かないで、 片方の手でフードをより深く被ろうとひッぱりながら、片方の手で眼を擦る。 彼女が片眉を上げたのも、 見えなかッた。 )   ―――――……、 ( 見てない、の言葉に 小さく小さく息を吐いて。 )  いえッ、――変な事聞いて、ごめンなさい。 …ええ、お友達。探しているンだけれど、 見付からなく て …、 ( あァ駄目、また泣きそうになる。 短く息を吸ッたり、吐いたり。 何度も眼を擦り 、漸く 僅か、彼女の顔を見る様に、 しゃがンだままの貴女へ 顔を向ける。 )  …… 酷い、 わね、蝶々。 ( なンて、微苦笑浮かべて。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:13:59]
アルマ > ええ♪五体満足、健康そのものですわ(珍しく声のトーンを(いつもよりは)低く落として、こくりと頷きながら答えた。いつまでも顔を下に向けたままのメアリアンに、さて、と僅かに片眉を動かしたようにも見える―――けれど、目の前の貴方には見えないか)……あらあら、どうしたんですか?…黒髪の…うーん、残念ながら見てないですねぇ…お役に立てずごめんなさい。…お友達か何かですか?(逸らした視線の先に回り込みはせず、しゃがんだまま言葉を返した。尋ねられた事柄は大分アバウトだったけれど、該当する記憶が無かったので首を静かに横に振る) [Wed 28 Oct 2009 02:08:11]
メアリアン > ( ぎゅうッと、フードを出来る限り 深く被ッて、 )  …そう、ですか。病気にはなられていない様で、…良かッたです。 ――――… 。 ( 落し物か、探し物か。其の問いには 答えずに。ただ、俯く様に顔を下げる。 )   … ッ、 ( 屈ンで、視線を合わせられたら。 泣いてるのが ばれる。 くるッと 身体を少し横に変えて、 )  ―――――、 ( 息を 吐いて。 ) … あの、 黒髪の、オッドアイの女の子 見ませン でしたか ? ( 顔を隠したまま、視線を 合わさずに 問う。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:02:13]
アルマ > ………あらあら(強張りの色を消しきれぬ笑みに、擦った跡で赤い眼。この距離なら流石に見える。もっとも、近くで見てたら直ぐにフードで隠されてしまうのだけれど…)元気ですよー?そういうメアリアンさんはー……落し物、ですか?それとも、なにか…お探し?(辺りを舞う白黒の蝶など見えていないかのように、以前会った時と変わらぬ様子で首傾げて問いかけた。その場にしゃがんで、メアリアンと視線を合わせるのも忘れずに。そして、ほんのり零れる甘い香りは、さっき食べてたお団子の匂い。顔が近づいて、香りも強まる)…………?(なんだかちょっと様子がおかしい彼女に、ちょっと首傾げた。でもまだ何かあったのかとは聞かない。立て続けは言葉を返す方が疲れてしまうから。) [Wed 28 Oct 2009 01:57:35]
メアリアン > …………………、 ( ばちン、と視線が合ッた。 )( 右手を挙げて、何処か異世界の言葉を紡ぐ彼女に 取り敢えず、笑ッてみた。愛想笑い。けれど、少し引き攣り気味な。 )    …、 ( すぐ傍まで来た彼女を、見上げ、 )  こンばンは。――ええ、何が起きたのかと 思ッちゃッた わ。 ( 微苦笑浮かべ、 )  はい、 お久し振り ――です。お元気でした? ( 泣いて赤くなッた眼を 今更ながら隠す様に、被ッたフードを ぎゅうッと下に下げて。 )  … ?  ( 何処か、 甘い匂いがする。キツイ甘さじゃなくて、 何処か、控えめな。 ) ( さッき 食べていたものかしら? なンて、推測 しながら。 変りの無い様子に、また 泣きそうに なッた。 ) [Wed 28 Oct 2009 01:49:37]
アルマ > …………。ほーほーほーほー!ほひはひふりひぇひはへー♪おははいはひゃいへふは?(じぃ、と見下ろす視線と見上げる視線がぶつかる。暗いのもあって、少しの間そのままだったけれど…見上げる少女が記憶にある顔だと気づいた直後、右手を挙げながら近づいてきた。その最中なにか相変わらずの能天気な声色でのたまっていたようだが、全く解読不能。そして手を伸ばせば届くようなところまで近づいて…)……んぐ(ごっくん。けふー)いやいや失礼♪あれじゃ何言ってるのかさーっぱり解りませんですね。というわけでこんばんはごきげんようそしてお久しぶりですわ♪(はぁーい♪と変わらぬ様子で右手を軽く挙げて、その右手左右に軽く振って見せるのでした。零す吐息は微かにトキノミヤコの甘味の香り) [Wed 28 Oct 2009 01:43:23]
メアリアン > ―――… ッ、 ひ 、ぅ …、 ( 探しても見付からないンじゃないか、なンて嫌な思考が頭を過る。 ひくッ、と嗚咽を零すけれど、 )   … ッ 、  ( あァ、早く探さなきゃ。見つけなきゃ。 嫌な事になる前に。 )  ( ぐい、と手の甲で涙を拭い 、深呼吸を何度かして、 )   ( 顔を上げた )   ……、 ( ら、 )  ………。 ( 少し先の十字路で、なンだか何かを頬張ッている様に見える 女性の姿。 )   ( なンか見られている。ジッと見られている。 赤くなッた眼を、無意味に何度も拭い。 )    …… あら …? ( 記憶に在る知り合いの姿と、彼女の姿が 一致して、 )  ( 其の場に 立ち尽くしたまま、再度彼女を見遣ろう。 ) [Wed 28 Oct 2009 01:37:59]
アルマ > ふぃひゃーひふにほのほまんひゅほひゅうほほはおもひほいひょっはんふぇ……(もごもごむぐむぐ。口に白くて丸い何かを頬ばったまま、呟く言葉は何の事だかさっぱり解らぬ只の音。その”おだんご”を包んでいた何かの木の葉を折りたたんでポケットに入れた。メアリアンが顔を上げれば、そんな姿が少し先の十字路の右から出てくるのが見えるだろう)…………ふむ?(もぐもぐ。こちらはこちらで、白いフード付きコートの誰か、をじーっと見てる。もぐもぐしながら) [Wed 28 Oct 2009 01:31:54]
お知らせ > アルマさんが来ました。 『――――むぐむぐ』 [Wed 28 Oct 2009 01:26:43]
メアリアン > ―――… ルァ…? ネッビェ さン… ? ( 暗闇に声を掛けても、己の声が僅かに 反響するのみ、で。 )  …ッ、 ( きゅゥ、と胸元に掛る鍵モチーフのペンダントを握ッた。 )  ( ――何を、こンなに恐れているンだろう。 )  ……、 ( 友人達が居なくなッてしまッたかも、ッて事?死ンでしまッたかも知れないッて事? )   … ッ、 ぅ、 … ッ ――  ( 前は全然気にならなかッた事が、胸を締める。 )  …… ッ、 う 、 ぇ …ッ、 … ( 痛い。痛い。イタイ。 ――何時の間にか流れて来た涙は、止まらなくて。 ) [Wed 28 Oct 2009 01:18:48]
メアリアン > ( ひらり、ひらり。 辺りに舞い飛ぶ白黒が煩わしくて、 ぶン、と手を振るうけれど。 )   … 触れない… ッ、 ( 触れる事が出来ない。払ッた手をそのまま、元に戻し。 )    … 探さなきゃ 。 ( とン、と一歩進み始める。 )( 友人は未だ無事でいてくれるだろうか。悪魔の彼は 掛ッてはいないだろうか。 )   …あァ、帰ッて来た ッて、お話もしてない わ、 ( 彼等が何処に住ンでるのかも、知らない。 口許には僅かに笑みが浮かぶのに、眉はハの字に下がッて。 )    ( ゛お兄ちゃン゛が帰ッて来たのに、他の事を考える己の思考に、 少しだけ 違和感を 感じながら、 )  ( 人の未だ住めそうな廃墟を 覗きこンだり、確認 する。 ) [Wed 28 Oct 2009 01:04:36]
メアリアン > ―――… なンだか、雨が降りそう ね…。 ( 晴れていた空は、今はすッかり厚い雲に覆われていて。憂鬱気に、小さな溜息を吐いた。 )   ( スラムの、朽ちかけた家やガラクタが転がる 通りで。白いフードをすッぽりと被ッた、コート姿の娘は ゆるり、ゆるり、 と何時もより若干遅く、歩む。 )   ……、 ( 眼の前を飛び続ける、白と黒の蝶が 鬱陶しい。 )( これが、今広まッている病気の原因だとか、色々言われているけども。 )    … ルァ…、 ( 小さく 名を呟いた。 )( 自分の事でいッぱいで、あの時の違和感を忘れ掛けていたけれど。 助けてくれた友人は、あの時、此の奇病の特徴の様に 黒ッぽかッた。 ) [Wed 28 Oct 2009 00:51:46]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ――― くもり 空。 )』 [Wed 28 Oct 2009 00:45:28]
お知らせ > 蒼花さんが退室されました。 『( そして少女は 死体に花を添え続ける。)』 [Mon 26 Oct 2009 22:52:57]
蒼花 > うん、またね、ディーフィールさん。( 手を振られれば、ひらり ひらり 振り返す。 次いで告がれた言葉には、 よく分からなかったようで首を傾げる。 そんな特別な花なんて無いんだけどな なんて、困り顔。) [Mon 26 Oct 2009 22:52:31]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『(この蝶も花で一箇所に纏められないかな、なんて思いつつ)』 [Mon 26 Oct 2009 22:51:17]
ディーフィール > うん。 ありがと。 蒼花ちゃん (店の場所を教えてもらえれば笑みを浮かべ、そろそろ行くね、と手を振ろう) ふふ。 それでも花屋に行くのは自分だけの特別な花を手に入れたいからなんだろうね。 (そんなことを告げてから、淫魔はゆっくりと歩いて去っていく) [Mon 26 Oct 2009 22:50:07]
蒼花 > ( まだ多少の警戒はあるものの、 話をしていれば 悪い人ではないようだと思ったようで。 ) うん、こっからまっすぐいって、 曲がったトコ。( 近くに他に花屋は無いし、分かるんじゃないかな と、 笑みを向けて 。 )―――― 確かに、言われてみるとそうかもね。( 道端で、草むらで、春になればたくさんの花を 見ることが出来るだろう。もしかしたら、わざわざ店に寄って見るよるよりも多くの花を。) [Mon 26 Oct 2009 22:46:26]
ディーフィール > そうそう。 (なんとなく花の話をしているうちに多少は打ち解けてきている気はする。 ただ、警戒させてしまったこともあるので今日のところはそろそろ帰ろうかと思う)  うん。 それじゃ、探してお邪魔するよ。 (そして春になれば、という言葉に) 花がたくさんあるときに言ってもいろいろ道端とかでも楽しめるじゃない。 それじゃつまらないしね。 (なんて、無いからこそ求める) [Mon 26 Oct 2009 22:41:08]
蒼花 > そだねぇ。 確かに椿が落ちる様子って、首が落ちる様にも見えるもんね。( 真っ赤な椿が水の上に落ちる様子など、綺麗と思う反面、どこか首を連想させてしまうよう な。) ――― ん。 じゃぁそのうち、気が向いたらどォぞ。 昼間ならだいたい開いていると思うから。( なんて。 まぁ、仕入れに出ていたり遊びに出ていたりもするのだが。)―――― ちっさい店だし元々そんなに種類も無いけどねー。 春になったらまた別だろうけど。( 色も綺麗で華やかが花が多数、入荷できるだろうから。) [Mon 26 Oct 2009 22:37:15]
ディーフィール > (ちなみに、ディーフィールが考えていたのは椿らしい) そうだねー。 後は花がまるっとおっこっちゃうのは首が落ちているみたいって事みたい。 (病院としては生花そのものを嫌う医者もいるということだが) いいよ。 どいう花があるのか見たいだけだしね。 (気に入ったのが買うつもりであるが、いかんせん) …うーん。 あんまり花の名前詳しくないんだよねぇ (見て決めるのが一番だしとか) あはは。 高いのは勘弁だなぁ。 今の時期からでも育てられそうなのを買って育ててみるのも良いかもね  [Mon 26 Oct 2009 22:28:45]
蒼花 > まぁ、赤い花は血を連想させる んだっけ? お見舞いには向いてないらしいね。 ( 後は椿、山茶花もだったか? ポロリと落ちる様子が縁起が悪いとか。 死に近い場所ほど、そういうのが気になるものなのだろう か。 ) ――― ま、時期が時期だからあんまり華やかなのは無いけど ね。 希望があれば、今は咲いてない花とかも取り寄せられるけど ――― ( 但しそれは、魔術師や錬金術師が空調や温度、水を随時調節し、すごく手間がかかって咲くものなの で ) もんっっっっのすごく高いけどね。 ( 取り寄せ出来るらしい ということは知っているが、実際取り寄せたことは無いし、この界隈じゃァ買う人もいない。 ) [Mon 26 Oct 2009 22:23:06]
ディーフィール > うーん。 そんな名前じゃなかったと思うんだけど。 (彼岸に咲くから彼岸花。 個人的には好きな花なのだけれど。 病院づとめだということは知られても特に問題は無い) 問題は散りやすいところだよねぇ。 たしか雨に当たるとあっという間に散っちゃうって聞いたけど。 (匂いは強く、色も綺麗ではあるか) うん。 それじゃ、後で探してみるよ。 その時には何か買っていくからね。 今の時期咲いている花、置いているんでしょ? (なんて笑みを浮かべよう) [Mon 26 Oct 2009 22:15:04]
蒼花 > ………。 ( 赤くて病院には不向きな花 ) …彼岸花? ( いやでもそれは明らか過ぎるか。 まぁいいや。 病院 ということは、病院によく行く人なのだろうか。 誰かが入院しているか、通院しているか、勤めているか。  そんな風に、相手の素性を考えつつ。 ) うん。 ―― 置いているだけでも存在感あるよね。 金木犀。 ( その匂いが。 自分が生まれたところでは確か、丹桂と呼ばれていた か。 ) ―――― …。 ( 店のことを出されれば、警戒するように じぃ、と相手を見てみるだろう。 ) …… 遠くは無いよ。 結構近く。 ( 言って、肩を竦ませてみせながら、 お花が必要な時はどうぞご贔屓に なんて言ってみるだろう。 ) [Mon 26 Oct 2009 22:05:05]
ディーフィール > (自覚はあるので苦笑を返すだけ。 坑道を起こす気は今の所まったく見せず) そうそう。 なんだっけ。 赤くて病院においちゃいけない花くらいしか私も知らなくて。 (そんなことを言いつつ、彼女はあんまり詳しくなさそうで。 経験浅いのかなにか別の理由があるのかと思う) キンモクセイね。 うん。 綺麗な花だよね〜。 そっか。 今の季節なのか。 (もう少し気をつけてみてみようかな、なんて呟きつつ) そのお店は近いのかな? (とはいえ、警戒されているなら教えてくれないかも知れず) [Mon 26 Oct 2009 21:56:44]
蒼花 > うん、全くサッパリ全然説得力ないよね。( 相手の言葉にそう返せば、 質問には、 んー と人差し指を唇にあて、 考えるような仕草 見せて。 ) 確かに冬はあんまり花、咲かないね。 咲いてもあんまり綺麗なものないし。 ( 花屋と言っても、主に【おじいさん】がやっていて、いなくなってから覚えたことばかりなので あまり詳しくはないのだけれど。 ) あぁー、私は金木犀が好きかな。綺麗だし、匂いもいいし。( 綺麗な橙黄色に、甘い果実のような匂いを発する花。今思いつく中では一番好きかもしれない。) [Mon 26 Oct 2009 21:50:24]
ディーフィール > (数歩後ろに下がられるのをみて、バリバリに警戒されていることを悟る。 どうにもならないけれど) あはは。 そんなに警戒しても攫ったりしないよ…って言っても説得力ないか (苦笑のまま距離を詰めようとはしない) 今の季節だとどんなお花が綺麗なのかな? 冬ってあんまりお花が咲いている印象派無いんだけどねー。 (とりあえず話題づくり。 花屋ならこういうこと詳しいんじゃないかなと思いつつ) [Mon 26 Oct 2009 21:43:06]
蒼花 > うん、そう。このままゴミ箱に捨てちゃうよりは、 ね―――。 ( 誰にも看取られず、永遠の眠りについた者へのせめてもの手向けになれば と。 ) …。……私、ツァ… ぁー…蒼花(ソウカ)。 ( 可愛い子を見ると声をかけたくなっちゃう。 マズい。 この人絶対怪しい。 近寄っちゃいけない気がする。)( 少女はそう判断すれば、 1歩2歩、そぉ っと、相手から離れてみるだろう。 お花屋さん というのには頷いて肯定を示して。) そう。 小さいけど――― 一応。 [Mon 26 Oct 2009 21:36:04]
ディーフィール > そっか。 こういうところに捨てるなら最後の役に立てそうだもんね。 (かけた声に応えてくれたことに笑みを浮かべて。 困惑した様子の彼女を見れば苦笑へと変わる) ああ、ごめんね。 私はディーフィールって言うんだけど、可愛い子をみるとつい声を掛けたくなっちゃうんだよ。 (あはは。 と笑みを浮かべては見るものの怪しさは大爆発。 どうしようかとちょっと頭を悩ませてしまう) お花屋さんなのかな? (売れなくなった花、という事は花を売っているということだろう) [Mon 26 Oct 2009 21:29:19]
蒼花 > ――――― ?! ( ディーフィールの横を通り過ぎようとした時、 声をかけられた。思わず周りを見てしまうものの、どうやら自分にかけられたようだ と、判断すれば、振り向き 蒼目の少女は相手を見るだろう。)―――― こんばんは。 …何…と言われても。 売れなくなった花を捨ててたんです。 ( 店のお客さんだっただろうか? 自分は覚えていないが、もしかしたら相手は覚えていたとか、そういう可能性もある。 相手が声をかけてきた真意が掴めず、けれど無視をすることも出来ず、少女は応えるだろう。) [Mon 26 Oct 2009 21:23:42]
ディーフィール > ん〜? (ぼんやりと歩いていたところで早足に通り過ぎようとしていく蒼花をみては) あ、こんばんは。 こんなところで何してたのかな? (治安が良くないことは承知。 ただ、相手はそのまま通り過ぎようとしていたので敵意はなさそうだと。 こちらはのんびりとした口調で話しかけつつ。 両手は後ろに組んで。 あんまり敵意は無いことをアピールしてみる) [Mon 26 Oct 2009 21:17:55]
蒼花 > ( 死体に触れることは無い。 ただ、花を置くだけ。知らぬ人の死を悲しむ反面、それが知らぬ人で安心もしている。 顔の知る人物だと、とても辛いから。 ざっと視線を巡らせ、見える範囲では死体は無いようで。もう少し足を伸ばしてみようかと考え歩き出したところで、 人影を見つける。 夜のスラムは暗黒街程ではないにしろ、治安はよくない。見知った人物ならば声をかけるところだが―――。 知らない人のようだ。 そう判断すれば、少女は淫魔の横を足早に通り過ぎていこうとするだろう。) [Mon 26 Oct 2009 21:13:22]
ディーフィール > (魔力を一時補給してもフル稼働している病院の中では消耗も激しい淫魔。 人の入れ替わりを行える余裕が出来たからか余計にこき使われていて。 疲労をしつつも食事は済ませ、家に帰るついでに散歩へにとこの区画に足を運んでいた。 ゆっくり歩いている姿が蒼花からも確認できるだろう) …まだまだ、災厄は去らず、かぁ。 [Mon 26 Oct 2009 21:06:01]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 『(近くを通り掛かる淫魔)』 [Mon 26 Oct 2009 21:00:56]
蒼花 > ( 本日は店仕舞い。 売れ行きは変わらずほとんど売れない。 ―――― が、 増える死体の弔いに と、死んだものの家族やその友人が買っていくことが増えた。 商売人としては喜ぶべきなのだろうが 少女は喜ぶことができない。 )―――――はぁ。( ため息を吐き、売れ残った花を入れた花篭を持ち直す。 枯れかけて、もう売ることが出来ぬ花。 それを持って外へ出たのには 勿論理由が ある。 ) ――― あ ぁ。 また …。( 死体が増えた。 声には出さず、ゆっくりと 死体へと近づいていく。 歩いていれば必ず、何体かの死体を見つける。 其れは、最近多い黒い死体だったり、そうではなかったりする が。 ) ……おやすみなさい。( 持っている花篭から 花を一輪手にとれば、死体の上へと乗せてやった。) [Mon 26 Oct 2009 20:49:55]
蒼花 > ( 白と黒の不気味な蝶。 此れを厄と言わずして何と言う? ) ( 始まりは、近所に住む娼婦だった。 花好きな彼女はよく店に花を買いに来てくれていて 変なシミが出てきた と、ぼやいていた。 あの時は私も、彼女も、何とも思わず、ただの笑い話になった。 ) けど、ね。 これは異常だよなァ…。 ( あれから暫くして、 シミが出てきた という人は次第に増えていき、彼女はどんどん可笑しくなっていったようだった。  「白と黒の蝶がいる。」と、笑いながら 何度も 何度も 。 そして最後には 、 狂ったように ――― ) [Mon 26 Oct 2009 20:39:27]
お知らせ > 蒼花さんが入室されました。 『( 無音の厄が舞う )』 [Mon 26 Oct 2009 20:32:51]
お知らせ > ブルーボックスさんが退室されました。 『その後に知り合いとイモタマ鍋を突付くリサイクル』 [Mon 26 Oct 2009 18:40:11]
ブルーボックス > ……(がしょん)(それ以上の障害も無くどうにかこうにかミッションコンプリート)(大鍋を頭の上、もとい箱の蓋の上にへと担ぎ上げるような形を取って)(がしゃっ)(普段よりも割り増しな体重にやや跳ねる動きも鈍い)(ぐるりぐるりと箱底を返して闇にへと臨み)(がしゃっ)(がしゃっ)(一歩一歩を確かめるようにして緩慢と移動を始めるのであった) [Mon 26 Oct 2009 18:39:41]
ブルーボックス > …!?(予想よりも遥かに重い)(なみなみと水に満たされた鍋は全力で持ち上げようとして漸く布に鎮座したケツの部分が僅かに浮く程度)(ぶるぶると肉で編まれた長い感覚器官に震えを波打たせながら慎重に)(己の方にへとゆっくり、ゆっくりと引き寄せて) [Mon 26 Oct 2009 18:35:08]
ブルーボックス > ……(きょろ)(←)(きょろ)(→)(きょろ)(↑)(もう一度最後に周りの様子を窺ったその後に)(がしゃんっ)(今迄ずっと身を隠していた物陰から飛び跳ねる青い輪郭が外に出た)(がしゃんっ)(撒き散らす騒音公害も隠し立てせずに一直線で向かう自分で仕掛けたトラップ領域)(すっかりと風に晒され御湯→微温湯→寧ろ水、という段階を着々と経ている鍋の様子に)(にゅるる)(蓋を押し上げて食み出る左右の触手が前方にへと動員された)……(食べ物を粗末にすることは死と同義)(スラム住まいの間に染み付いた掟に従い)(鍋の取っ手部分に巻き付く触腕を引っ掛けて)…(せーの) [Mon 26 Oct 2009 18:32:53]
ブルーボックス > ……(もう湯気すら立ってねえ)(辛抱強く待ち構え続けてる周囲には気配らしきものは全く見当たらず)(狩猟≠トラップ)(ということが此処で明白になった瞬間であった)……!(へくちっ)(へくちっ)(がたたんがたたん)(おまけに余りにも寒い中で身を晒し続けていた御蔭で若干風邪気味かも知れぬ)(震えるくしゃみと共に箱蓋が上下に弾んで騒々しい音を立てる)(衝動的に燃え滾っていた使命感にも濃厚な「飽き」の感情が割り込んで来た)(やる気の減退がその周囲の空気の空っぽさにも滲まんばかり) [Mon 26 Oct 2009 18:26:54]
ブルーボックス > (冷めた) [Mon 26 Oct 2009 18:22:18]
ブルーボックス > (一時間後) [Mon 26 Oct 2009 18:22:13]
ブルーボックス > ―――――――――――――――――――― [Mon 26 Oct 2009 18:22:01]
ブルーボックス > ―――――――――――――――― [Mon 26 Oct 2009 18:21:14]
ブルーボックス > ―――――――――――― [Mon 26 Oct 2009 18:20:30]
ブルーボックス > (場所的には特に白黒蝶が目立つかなーという雰囲気の区域を選んでみた)(という訳で犯人が来るのを待ち構えてバリケードのように隅っこに積み上げた瓦礫の山の陰に潜んで)(そっと見守るの絵図が其処に完成されているのであった)(このトラップはカモフラージュの布が一枚で形成されているのが肝である)(もしも犯人が穴の中に落下する時にはその体重によって布も大きく穴の中に引きずり込まれ)(その巻き添えを食った熱湯ぐつぐつの中華鍋の中身も一緒に引っ繰り返って落ち込みあっつい一撃を浴びせ掛けるという恐怖の2コンボだだだだだだだ!) [Mon 26 Oct 2009 18:20:03]
ブルーボックス > (材料)(無地の大風呂敷x1、凸凹の中華鍋x1、手伝いや占いで近所のじいちゃんばあちゃんから御裾分けして貰った芽だらけのジャガイモやタマネギ)(たっぷりの井戸水を加えてくつくつことこと弱火で煮込むこと何十分か)(寒空の下に吹き荒れる秋の風に掻き混ぜられて)(茹った湯面から立ち昇る真っ白な湯気がくゆっている)(イモタマ煮の鍋を中心にして敷き詰めた風呂敷に砂を引っ掛けてカモフラージュ)(油断して近付く誰かがあろうものならばその周囲に掘り込まれ、布に隠された落とし穴の中にストン!)(というそんな寸法のありあわせの材料で作ってみた簡素な仕掛けである) [Mon 26 Oct 2009 18:15:16]
ブルーボックス > (何かと襲撃の危機に晒されていたり権謀術数の泥沼が絶えず渦を描いているヴェイトスの市民的にそんな結論に達するのも在りではないだろうか)(天啓のように感覚7に閃いた何かに衝き動かされるように行動を始めて既に数時間が経過)(スラムの片隅の若干拓けた小広場的な空間を利用し)(一つのトラップを敷設していた) [Mon 26 Oct 2009 18:09:52]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『この病気の蔓延には何か裏が在る』 [Mon 26 Oct 2009 18:05:14]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( なんとなく、この死体の肉を食む気にはなれない猫は、もう大概おかしいのだ。 )』 [Mon 26 Oct 2009 02:45:25]
ナイト > (猫は、言葉と鳴き声の違いを知っている。そして今のは、鳴声だった。やがて彼の姿が消えると、再び地面の血へと、舌を浸す。猫は思う、猫は業を集めているのだ。その他多くの生き物と、人間とでは、血の味は全然違うのだ。それを具体的に叙述できるほど猫は言葉を持たないものの、明らかに違うのだ。)       (そうして初めて、地面の少年の顔を眺めた。彼のための物語は此処で終わったのだ。誰かの物語の為の肥やしとして。)       (立ち去った彼の行き先が、不意に気になった。少年の命を喰らって、彼は――どこへと向かうのだろう。闇、既に消えた後姿が歩いて行った方向へと、もう一度視線を向けた。見えない、その先は何も見えない。) [Mon 26 Oct 2009 02:44:42]
お知らせ > さんが退室されました。 『後ろ髪を、少し引かれながら歩いた』 [Mon 26 Oct 2009 02:39:53]
> (猫は嫌いじゃあない、余計な事を喋らないところとかは特に) [Mon 26 Oct 2009 02:38:27]
ナイト > (立ち去ろうとする男は、一瞬だけ猫の関心を地面から引き剥がした。首をあげて、猫はその後姿を見送る。地面へと落ちる砂が立てる微かな音が、今宵の邂逅の終焉を告げていた。)  …ニャー。 (一声だけ、挨拶でもするかのように猫は鳴いた。彼の行為の意義を知る為に、猫はこれから考えることにする。朝まで、あるいはもっと先まで、考えることにする。考える材料を提供してくれた彼へと、最低限の感情表現をしよう。)     (舌に馴染む血の味は、断じて美味しくなどは無いけど、何か胡乱で、様々な意味を含んだものだった。) [Mon 26 Oct 2009 02:34:35]
> (野生は実に無駄が無い。 其れが自分にとってどういうものか、其れを見極める力が生まれながらに身についている。 詰まるところ、僕はこの猫にとって路傍の石に等しく、少年だったものはただの食料と言う訳だ。) (皮袋を開き、中の砂を捨てて、落ちた砂を足で散らす。 其れが終わると、僕は猫に背を向けて歩き出した。 給金が入ったら、猫を買ってみるのも良いかもしれない。) [Mon 26 Oct 2009 02:31:17]
ナイト > (鼓動が一つ、弱まって、弱まって、やがて静寂に紛れるのを、猫は感じ取った。哀悼の意を示すほどに、この生き物は感情豊かではない。ただ、目の前で命が消える瞬間を見たのは――自分が捉えたネズミを除けば――随分と久しぶりな気がした。空気に音も無く血の匂いが充満する。猫はそれを深く肺へと吸い込んで、彼へと近づいた。手招く彼を、ただ動きもせずにしばし見上げていた。呼ばれれば懐くほどの器量は無い。そうして、今の猫の関心は他のところにあった。)     (眼前、今し方人を殺めた男より、もっとほかに。猫は歩き出す。彼を通り過ぎて、その隣で地面に崩れている少年だったものに近づく。そうして、その傷口から流れた血が、地面を染め上げている箇所を見つけて、そこへと舌を浸す。ピチャピチャと、微かな音を奏でて、それを舐めとる。猫は獣だ。人間に飼いならされようと、人間の食物に馴染もうと、猫は獣だ。そしてこの香は――獣にとって、余りに魅力的だ。)      (野良にしか見えないだろう、薄汚れた猫は、貴方の直ぐ足元だ。猫の関心は血溜まりにあるが――多分、撫ぜられたところで、引掻いたり逃げたりはしない。そんな気の抜けた様を晒すということは、ご自由にどうぞ、という意思表示なのだ。) [Mon 26 Oct 2009 02:15:28]
> (少年だった者は、もう動かなくなった。 もう永遠に動かないだろう。 呼気が無い事を確かめ、皮袋に血がついていないか確かめる。 少量であれば舐めとってしまうのが一番いい。 そんな事を考え、僕は後ろを振り向いた。) ・・・うわっ!?  ―――――びっくりさせないでくれよ。 (目撃者が、いた。 鈍い鈍いと言われ続けてきたが、こんなに間近で見られていたとは。) チチチチチ……… (開いている左手を差し出して、猫を呼んでみる。 すぐにも此処を離れるべきなのだろうが―――ほんの少し、一撫でするくらいなら…・・・… [Mon 26 Oct 2009 02:08:43]
ナイト > (鈍い音がした。暗闇の中、夜の中、何度か。一度か二度か三度か、それともそれ以上か、定かではない。猫は三つまでしか数字を知らない。三つ以上は、すべて「たくさん」。血の香が鼻をついた。「彼」が、もはや誰かを演じているのではなく、彼本来の姿を晒していることに、猫は安堵する。人間が自分の本心を隠して、他の性質を装うことは多々あるが、それは猫からしてみれば大変に気味の悪いことであった。)      (故に猫は安堵する。血の匂いは猫を不安にさせたりはしない。それはこの界隈ではありふれたものなのだ。足音も立てずに、黒い影は彼へと近づいて、その一部始終を捉えた。やがて音がすっかり止む頃合になって、猫は漸く、貴方の――何時の間に近づいたのか、割と近くで、或いは、足元で、見上げた。今し方、労力を要する仕事を終結させた相手を、硝子玉のような二つなる色違いの瞳が、見上げた。)    (さて、気づいてくれるのだろうか。此処にいる、もう一つの鼓動に。警戒はそれでも解かない。警戒を解くことは、猫の本能に反する。ただ、見上げる。) [Mon 26 Oct 2009 01:50:20]
> (男は、まだ動いている。 自分の意思で動いているのか、生き物が持つ本能と言うか、生き残ろうとする力で動いているのかは知らない。 其処は、問題ではない。 男の首筋を確認する――――痕が残っては困るのだ。 ) (痕は……無い。 その為に痕跡の残りにくい道具を使ったのだが、それでも不安を感じるのは、僕が弱いからなのだろう。 ) (気を取り直し、もう一度、延髄目掛けて皮袋を振り下ろす。 ) (近づいてくるものはいないと、判断しての行動だ) [Mon 26 Oct 2009 01:44:40]
ナイト > (――その「誰か」の定義が、ヒトまたはそれに準ずるものならば、誰もいない。瞬きすらしなかった。猫はただ、何が起こったのか、見定めようとしていた。そうして緩慢に、二人の人影――今は一人となってしまったかもしれないそこへと、歩き出す。) [Mon 26 Oct 2009 01:29:53]
ナイト > (大丈夫だ。此処には誰もいない。そう――「誰も」 [Mon 26 Oct 2009 01:28:20]
> (頭部と首の境目、延髄。 狙いは其処に定めた。) (持てるだけの力と出来る限りの速さで、皮袋を振り下ろした。 重く、くぐもった打撃音。 どさりと何かが倒れ伏す音。 聞かれては困る音だ、もう一度辺りを見回す)  [Mon 26 Oct 2009 01:27:54]
ナイト > (猫は脆く矮小な生き物だ。一部の人間がそうであるように、それ故に危険に敏感である。造物主は猫に鋭い歯牙と聡明な頭脳を与えなかった代わりに、強敵から逃げ得る俊足と、敵意という悪しき意思に対する警戒を植えつけた。それで世界のバランスが取れるのなら、猫は自らの役割を演じる。)      (猫はひくひくと鼻を鳴らした。そうして、一定の距離を保って立ち止まる。さてしも此処には人間が二人いる。この一幕の加害者は誰で、被害者は誰か。獣は誰で、標的は誰か、まもなくわかるだろう。猫の頭脳にも理解できるような、明瞭な形で。久しぶりに、胸の中に埋められた小さな臓器が昂ぶった。猫は体を縮めて、低く保つ。光る瞳だけが、そこに傍観者がいることを控えめに主張していた。大きな雲が一つ横切り、元々窒息しそうな程の微かな光を放つだけだった月が、完全にその姿を飲み込まれる。濃厚な闇だけが、猫と、二つなる影に降りかかる。) [Mon 26 Oct 2009 01:14:47]
> (僕は小さい頃から、強いと言う事は、反面弱いという事だと教え込まれてきた。 例えば、天敵を持たない獅子が腹を見せて眠るように――――強い者は、強いが故に欠けている。 危険を感じる能力(つよさ)に欠けている。)  (500メートルばかり歩いたか。 少年は、僕に背を向けたまま歩き続けている。 周囲を確認する――――足音や物音はしないし、見える範囲では人影もない。 僕はコートのポケットに手を突っ込んだ。 入っているのは、なんて事のない皮袋………ただ、砂が入っている。) (男は、まだ背中を向けたまま、歩き続けている。 そして僕は、ポケットから手を抜いた。) [Mon 26 Oct 2009 01:08:48]
ナイト > (闇の中で、緩やかに猫は一つ瞬いた。観察のターケットとなった一団の動きを見守り、どうすべきか思案する。彼らについていくことは容易い、人間は往々にして、たかか一匹の猫に対して警戒したり、本気で敵意を抱いたりしないものだ。それは既に学習している。だが、この先に危険が無いとは、誰も断言できない。)     (思案の為の時間は短かった。やがて誰かが歩き始めると、猫は結論を出すより先に追随していた。一度炎が灯った好奇は、容易くは消せないものだ。) [Mon 26 Oct 2009 00:46:55]
> すいません、どちらにしても………ですよ? この話は、もうすでに誰かに聞かれちゃヤバイ話になってると・・・思うんです。 僕ら二人にとって(・・・・・・・・)。 此処から先の話は、誰にも聞かれない場所がいいかなと――――すいません。 ないですかね、そういうトコ? (少々の沈黙の後、少年は身振りでついて来いと示し、背を向けて歩き出した。) (背を向けて―――) [Mon 26 Oct 2009 00:43:27]
ナイト > (会話の内容は分からない。猫にはそこまでの聡さは無い。猫の耳に入ってくる人間の言葉を、雑音と区別することは難しい。だけど――、その代わりに与えられているのが、鋭い、余りに鋭い感覚だ。それを頼りに、猫は場の空気を一瞬で読み取ることができる。目の前で繰り広げられているのは、そう、俗に言う面倒事だ。面倒事は常に被害者と加害者に別れるものなのだが、ここにおいてどちらがどちらの役割を演じるかは一目瞭然。)     (猫は動かない。警戒を高めたまま、微動だにしない。此処にいるのは背景、この世界を取り巻く背景の一部だ。猫にはわかる。あの男は―― 一見して小心に見えるあの男は、己ではない誰かを演じてみせている。本来の性質とは異なる、誰かを。されどそんなことを語る口を猫は持たない。此処にいるのはただの背景だ。思いを持ってしまった背景だ。) [Mon 26 Oct 2009 00:33:07]
> つまり、あの――――すいません。 僕が言いたいのは………僕は貴方の役に立てる(・・・・・・・・)って事なんです。 だってそうでしょう、貴方はウチの会社にそういう投書があったって事を知らなかったのに、今は知ってる………ね? そうでしょう? それに、僕はブン屋ですから、つまらない噂を立てようとする誰かが誰なのかって事、貴方より上手く探せると………思いませんか? 厄介な噂を揉み消すよりも、多分ずっと安い値段で―――― ( 両手を軽く上に上げ、愛想笑いを浮かべる。 無抵抗と恭順と言うスタイル。  不安に陥ってる人間を騙そうとするなら、完璧な嘘を吐こうなんて考えてはいけない。 そういう事も有るかもしれない、その程度で十分すぎるのだ。 ) [Mon 26 Oct 2009 00:28:54]
ナイト > (物音、続いて人の声、でも一番最初に猫に届いたのは気配だった。敏感な感覚が、すぐさま眼下から聞こえた騒動の音を危機感と結びつける。猫は臆病な生き物だ。――臆病な生き物のはずだ。だけど、)   (タン、と軽い音。努めて足音を忍ばせて、猫は通りへと飛び降りる。ゴロツキと彼が表現する男は、地上三十センチの視線から眺めていかにも危険そうで、臆病な猫は更に萎縮するのだ。それでも、好奇が勝る。その、金色の髪の男の後ろから、体を半分通りの壁に隠して、猫はあくまで騒動から距離を取ったまま、この一幕を眺めるのだ。色違いの瞳は、闇の中で、「彼」を見つけて光を放つ。これも、この生き物の特性なのだ。) [Mon 26 Oct 2009 00:16:30]
> (静まり返った場所は、案外悪事には不向きだ。 物音や人の気配がどうしたって目立つから。 だから、僕はこういう場所はあまり好きじゃない。) す、すいません……… (スラムでも事さら貧しい地区の、さらに奥まった通り。 今日も僕は頭を下げる。 今度の相手は、スラムで少々幅を利かせるようになったゴロツキ集団の頭目だと言う少年で、金色の髪を箒みたいに逆立てて怒り狂っている。 彼がこんなに怒り狂ってる理由は――――) すみません、でもっ――――ホ、ホントに僕は何にも知らないんですよっ! う、ウチの会社に無記名の投書が届いたってだけで………貴方が何とかって貴族のご子息にクスリを流してるって………  [Mon 26 Oct 2009 00:12:43]
お知らせ > さんが入室されました。 『物音』 [Sun 25 Oct 2009 23:51:14]
ナイト > (その塔の上から、雲に紛れて刹那だけ眺めることが出来た景色が、未だに猫に焼きつく。――世界を統べるが如き大木。今では、幻だったとも思えるほどに、あやふやな記憶。天を突くが如くに雄雄しく、雲間にそびえるその姿を思い浮かべようとしたが、上手くはいかなかった。あの神秘を、叶うならばもう一度目にしたい。猫の願いは単純だ。やがて、流石のしなやかな肉体にも疲労が芽生え始め、猫はようやく疾走を止める。緩慢に、同じ方向へと向かって歩きながら、今夜の宿となる場所を探し始める。夜の間に雨が振り出しても、濡れずに済む場所。それはこの町に沢山あるようで、その実余り無い。大抵のそれらは、既に誰かによって占拠されている。そこに、要領の悪い猫が滑り込めるはずもない。) [Sun 25 Oct 2009 23:48:21]
ナイト > (猫は高いところを好んだ。人間の言葉に、「なんとか」と煙は高いところが好き、というものがあるが、断じて「なんとか」の類ではないと信じたい。体をしならせて、猫は跳躍する。隣の屋根へと、もっと高い屋根へと。いつぞやこのスラムに、朽ち果てた廃教会を見つけたことを思い出す。あすこの尖塔の上から眺めた景色を、もう一度見たいと願う。だけど、残念ながらこの小さな頭に納められる記憶は人間のそれに比べて余りに少なく、其処に至る道筋を思いだせずにいた。もう一度、速度を落とさずに飛び出す。小さく軽い体躯が着地したところで、屋根は微かな音しか出さない。元来猫は、静かな生き物だ。己にしてもそうである。饒舌なのは、この脳裏に散りばめられた思いだけだ。) [Sun 25 Oct 2009 23:38:22]
ナイト > (なんとなく不安な気分で、猫は空を見上げる。星も月も無い夜。空気は先日の雨の名残りを含み、しっとりと濡れている。それが鼻について、猫の感覚を鈍らせる。好ましくない、断じて好ましくない状況だ。こうも雨の日が続くと、猫は怠惰の虜になってしまいそうだ。スラムの、立ち並ぶ屋根の上、猫はいつものように、当てもなく駆ける。風と並ぶ、とまではいかなくとも、追いつけとばかりに。地面に影すらも落とさないほどに、もっと早く、もっと早く。) [Sun 25 Oct 2009 23:31:48]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 一陣の、妙に生臭い風が吹きぬけた。 )』 [Sun 25 Oct 2009 23:27:43]
お知らせ > 灰色の死神さんが帰りました。 『そして誰もいなくなった』 [Sun 25 Oct 2009 21:38:08]
灰色の死神 > スラムの闇の奥へと跳躍した。 [Sun 25 Oct 2009 21:37:55]
灰色の死神 > 機を逃したそれは [Sun 25 Oct 2009 21:37:31]
お知らせ > 灰色の死神さんが来ました。 [Sun 25 Oct 2009 21:37:07]
お知らせ > ブルーボックスさんが帰りました。 『(此処はスラム)(準戦闘区域である!)』 [Sun 25 Oct 2009 21:37:07]
ブルーボックス > …(がしゃんがしゃん)(そして回れ右で方向転換)(埃臭い夜風に晒す触手を一振り)(びゅう)(ごう)(普通の人間にはただの風)(普通じゃない感覚にとっては誰かの声)(今日のヴェイトス市も晴れ時々血の雨だ)(出来るだけ死霊密度が薄い場所を解る限りに吟味したその後に)(がしゃがしゃ)(騒々しい音を振り撒きながらジャンプジャンプ!)(ぽっかりと拡がった暗い暗い闇に呑まれ)(程無くして消え行く気配一つ) [Sun 25 Oct 2009 21:36:26]
ブルーボックス > (ふーっ!ふーっ!)(激しく呼吸に添って箱蓋が上下を繰り返す)(自爆覚悟で自分に向けて殴りつけた棍棒の痕跡に)(若干剥げ落ちた塗料の上に)(慰めるようにもう一本の触腕を置いて撫でつけつつ)(ぺしゃんこになって色々なものをぶちまけている黒い蟲の成れの果てもついでに巻き取るように拾い上げ)(ぐい)(半開きの箱の隙間から内部にへと突っ込んだ)(蟲も立派な蛋白質だもの)(にゅるにゅる蠢く肉の締め付けで揉み潰して消化吸収しやすいようにもっと細かく粉々にしつつ)(一呼吸)(子供達の間で流行っているてぇぶるとーくなるゲームの名残にまだ伝説の剣として扱っている骨っこを)(ぽい)(無造作に地面にへと放り捨てる) [Sun 25 Oct 2009 21:30:16]
ブルーボックス > (ぶるーぼっくす の こうげき!)(ぶるーぼっくす は もろはぎり を はなった!)(ずばばばっ!)(どらごん に ひゃくぽいんと の かいしんだめーじ!)(だが ぶるーぼっくす も ごじゅっぽいんと の つうこんだめーじ!)(どらごん を たおした!)(ぜろえん を てにいれた! 1ぽいんと の けいけんち を てにいれた! なんと どらごん は りゅうのにく を もっていた!) [Sun 25 Oct 2009 21:25:10]
ブルーボックス > (あわわわわわ)(向こうから羽ばたいて特攻してきた蟲を撃墜出来ず、回避も出来ず)(青色の塗料を塗りたくった外殻の表面をがさがさ這い回る黒いワンポイントに慌てふためき跳ね回っているの絵図)(がしゃん)(がしゃん)(揺すり落とそうとしても根性が据わっているのか離れようとしない黒い悪魔) [Sun 25 Oct 2009 21:21:45]
ブルーボックス > (どらごん の こうげき!)(どらごん は つばさ を ひろげてとびかかってきた!)(ずがあん!)(ぶるーぼっくす に ごぽいんと の だめーじ!)(ぶるーぼっくす は ひるんでいる!) [Sun 25 Oct 2009 21:19:49]
ブルーボックス > (ぶびびびびびび)(スラムの隅っこの路上でくぐもる羽音)(屍肉と共に増えた蟲は蝶だけに限らず)(蝿と一緒に急増中の黒いゴキブリが空を飛び)(何方かのあばらやの家宅の外壁に取り付いた)(ごんっ)(狙いが外れて打ち下ろされた誰のものとも知れぬ白骨死体の大腿骨が)(地面を打って跳ね返り)(軽くて硬い音を周囲に振り撒く)(端っこに絡みついて握る形となっている触手の根元には)(蟲一匹と立ち向かう青箱の絵図) [Sun 25 Oct 2009 21:17:33]
ブルーボックス > (ぶるーぼっくす の こうげき!)(ぶるーぼっくす は でんせつのけん を ふりかざしてこんしんのちからできりつけたっ!)(みすっ!)(しかし どらごん は すんでのところでひらりとみをかわしたっ) [Sun 25 Oct 2009 21:14:13]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『どらごん が あらわれた!』 [Sun 25 Oct 2009 21:12:36]
お知らせ > ブルーボックスさんが帰りました。 『(がしゃん)(何処へぞともなく消えて行こう)』 [Sun 25 Oct 2009 02:35:21]
ブルーボックス > ……(何を言いたいのかはさっぱり解らないけれども)(少しでもこの世に未練がなくなるように)(ばさっ)(蓋を押し上げて覗いている二振りの触手を用いて拡げた拾い物の襤褸布を)(そうっと、あっという間に冷たくなって行く肉の残骸に被せた)(本当は火葬にでもしたいところだけれども)(一々一人一人に時間を費やしてはいられない)(というぐらいに死体が本当に多い)(こまったもんだpart2)(丁寧に、心ばかりの弔いに隠し終わったその後に)(がしゃんがしゃん)(其の場で跳ねて跳ねて回れ右) [Sun 25 Oct 2009 02:34:49]
ブルーボックス > ……(たった今消失した生の残滓に群がるかのように)(何処からともなく湧き出した蝶が月明かりを浴びながら頭上に飛んでいるのが見えた)(最近において劇的に増加した其れに比例して)(在住している住処のあちこちで人死にが増えたような気がする)(物を言わぬ屍を目の前にして)(背景に馴染んだ青い箱の周囲に朧気に漂う何かの輪郭)(外に出ると)(ついて来る何かも少なくない)(知覚してくれば人間でなくても良いのか)(出掛ける前にぴっかぴかに磨き上げた箱の青々とした蓋が)(まるで何十人もの人間にべったべたと触られまくったかのように)(手垢に塗れてしまっている)(こまったもんだ) [Sun 25 Oct 2009 02:29:22]
ブルーボックス > …(生きている)(まだ生きている)(罅割れた獣のような唸り声は)(追い詰められた痩せ犬が漏らすものと全く同一だった)(人間として賜った理性の尽くを磨り削られ)(辿り着いたのがこの状態)(輝いている、とは、もう到底に言えずに、胡乱な意識を辛うじて繋いでいるばかりの目は、一体何処を見ているかも解りはしない)(極)(ゆっくりと)(一際に大きな呼吸によって髪の毛が散らばった背中が揺らぐのを見た)……(吐き出しきった侭)(次の息遣いにはもう続かない)(にゅるにゅると脇から伸びる触手が一振り其の目の前を過ぎり)(通った軌跡に添って見開いた双眸が)(瞼の裏側に隠れて消える)…(死んだ) [Sun 25 Oct 2009 02:23:22]
ブルーボックス > ……(まだ生きている)(骨と皮だけのやせっぽちの身体が弱弱しく上下を繰り返し)(辛うじて全身に送り続けられている血に酸素を乗せている)(まるでグリルで焼かれたみたいに真っ黒に染まったうつ伏せの姿勢から)(ひゅう、ひゅう)(か細い笛のような音が何度も聞こえた)(拠り所を求めるように瓦礫を握り締めている手は血だらけだ)(とうに乾燥した秋入りの夜風に水分を嘗め尽くされた御蔭で、目の覚めるような鮮血も濁ったような海老茶色)(思い切り加減を知らずに何かを殴りつけた指先は勿論)(元々骨強度が脆い肘や肩の関節回りから、まるで飴を捻ったかのような有様で腕が地面に投げ出されていた)(慢性的な栄養失調で艶が無く伸ばしっぱなしでぼさぼさの長髪の隙間に覗く顔は)(時折にスラムで見かける顔だった) [Sun 25 Oct 2009 02:19:15]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『いきている』 [Sun 25 Oct 2009 02:13:33]
お知らせ > ロキニスさんが帰りました。 『( そして、助けた少女が泣き止めば、 奇病の話を聞くのだった。 )』 [Sat 24 Oct 2009 02:24:30]
ロキニス > ( よほど怖かったのだろう。 少女は瞳から涙を流し 、 最初は声を殺すように泣いていたのだが、 終には大きな声を上げて 泣き出してしまった。 ) ――――― … 。 ( 青年は 、 面食らったような様子の後、 困ったような苦笑を落として ) ―――― … まー。 大丈夫だ大丈夫だ 。 こわーいオトコオンナは其処でのびてるからなー ? ( と、 慰めになっているのかなっていないのか分からないことを言いながら、 少女に近寄れば 、 その髪をわしゃわしゃと撫でてやった 。 ) [Sat 24 Oct 2009 02:24:09]
ロキニス > ( ひらり ひらり 。 白と黒の見たこともない蝶が舞っていた 。 とりあえず、 女かと思っていた男を路地の端へと移動させてから、 くるりと 振り向く 。 腰を抜かしたように地に尻をついて 、 震えているのは小さな少女だ 。 ――― ヴェイトスへ来て日の浅い青年は 今起こっていることを知らぬけれど、 幼い少女が大人に襲われていたら 助けるのが騎士ってモンだろうッ なんて 、 首を突っ込んだ結果 だ。 ) ぇーと? 大丈夫か? 怪我は ? ( 震える少女から数歩離れた場所まで歩き 、 目線を合わせるようにしゃがめば 微笑んで 、 そう問おう。 ) ―――― そうか。 じゃあ痛いトコはあるか? ( 幼い少女は質問に、 首を横に振るだけ だ。 ) [Sat 24 Oct 2009 02:07:50]
ロキニス > ( 薙ぎ払われたのは 、 黒い肌の女だ。 コン 。 と 、 得物にしていた長い木の棒を地に付けて、 青年は困ったように眉を寄せる 。 ) ―――― ぅぁ ー …。 騎士が女に手を上げるとか … ( 来た早々やっちまったー と、 ガックリと肩を落とす。 宵闇の風に揺れるのは 、 夏の向日葵のような 金色の髪の毛 。 紫苑色の瞳は 、 木の棒に薙ぎ払われ地に伏した女へ 。 完全に入ってしまったのだろう。 女は昏倒している様子で。 ) ―――― …。 ( それにしても、 体勢がひどかった。 スカートが肌蹴て蟹股になっていた。 ) …。 ……。 ………。 ( せめてちゃんとした格好にでもしようかと 1歩近寄って 、 青年の表情は 何か恐ろしいものを見たかのよう に。 ) ―――――― あ ぁ ……。 ( なんてゆーか ) 男だったのか 。 ( スカートはいてたから女かと思った。 安心したような 、 複雑な気分。 ) [Sat 24 Oct 2009 02:03:34]
お知らせ > ロキニスさんが来ました。 『( ぶんっ と、 己の背丈ほどの木の棒を振った。 )』 [Sat 24 Oct 2009 01:54:49]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『さっきと同じ、白黒の蝶と黒い死体だった。 あの子は、まだ見つからない。』 [Fri 23 Oct 2009 21:22:19]
ヴァネッサ > ( 気が付けば、雨が止んでいる。 雨が止んで、振っているときよりもクリアになった視界には何が見えるだろうか。 目を凝らした先には。 ) [Fri 23 Oct 2009 21:19:05]
ヴァネッサ > 駄目、駄目駄目! 落ち着いて、落ち着いて…わたしっ ( 首を左右に思いっきり振って、頭中を徘徊している考えを表へと放り出そうとするかように。 ただ、飛んでいったのは濡れた髪から飛び散る飛沫だけで。 ) 死ぬわけが、ないじゃない…、あの子は何もしていないのだ、もの ( 身勝手な思いだけれども、それでも、あの子が無事であって欲しい。 そう願わないとあの子が本当に死んでしまうのではないかと思えてきてしまう。 そして、わたしはまた足を進め始める。 もう、何週目か分からない、倒れる死体の顔を一つ一つ見ながら、スラムを歩き回る。 ) [Fri 23 Oct 2009 21:13:07]
ヴァネッサ > ( ゆっくりと呼吸を繰り返して、気持ちを落ち着かせてから、近くに転がっている黒くなった死体を見る。 その転がっていた死体は元は一体どんな人種だったのか分からないほどに黒い。 黄色だったのかもしれない、白だったのかもしれない。 ただ、それは頭の中の推測で、今の自分には確かめる術はない。 ただ、頭の中をひたりひたりと嫌な音を立てながら這い回るような想像が居た。 ) ルァは、大丈夫…だよね ( あの子は具合が悪かった。 最初は風邪だと思っていた。 でも、もし違っていたら。 もし、今ここで転がっている黒い死体のような病気だったら。 じゃあ、あの子はどうなってしまっている。 あの子もこうなってしまっている。 こうして、冷たい雨の中で横たえている。 いや、そんなことはない。あってはならない。絶対に、そんなことはあっては、いけない。 だから、お願い、します。 ) [Fri 23 Oct 2009 20:56:44]
ヴァネッサ > ( 白黒の蝶が視界の中を横切るたびに、何か癪に障る気がする。 こんなにも探しているのに、何で蝶ばかりが視界に入ってくるのだろう。 忌々しい、邪魔、何なんだ。 あの蝶は。 ) ――鬱陶しいっ ( 周りを飛ぶ蝶を払いのけるように腕を乱暴に振って、纏わり着くように飛ぶ蝶を払いのける。 腕に払われた蝶は中に浮く紙が風に翻弄されるように宙を舞うのみ。 )   ハァ…ハァ… ( 気が付けば、無意識に荒い息をしていた。 自分はどうしてこんなにも苛々しているのだろう。 探している最中、何度もオッドアイの少女への心配が、見つからないことへの苛立ちに変わっている。 そして、その度にそれを発散するかのように腕を振るったり、叫んだり、壁を叩いたりして自分を落ち着かせている。 本当に、一体どうしたというのだろう。 ) [Fri 23 Oct 2009 20:39:25]
ヴァネッサ > ( どこにもいない ) ――見つからない ( 銀色の髪が白い肌に張り付いている。 雨の降る中、傘も差さずに、もう何度も、何度も、スラム中を歩き回っている。 あの郊外の家には戻らず、廃屋の中で身体を休めながら、ずっと。 もしかしたら、あの家に戻っているかもしれないという可能性もあるかもしれないが、今の銀髪にそんなことまで頭を回している余裕はない。 それは、スラムを歩き回って、そこら中で見かける黒い死体と奇妙な蝶だった。 ) どこに、どこにどこにどこに…っ ( 気持ちが焦る。 焦りが妙な興奮に変質していく。 雨の中でもひらりひらりと飛ぶ蝶が鬱陶しい。 ) [Fri 23 Oct 2009 20:27:35]
ヴァネッサ > ( どこにもいない ) ――見つからない ( 銀色の髪が白い肌に張り付いている。 雨の降る中、傘も差さずに、もう何度も、何度も、スラム中をあるきまwatteiru .ano ) [Fri 23 Oct 2009 20:24:02]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『いない、いない』 [Fri 23 Oct 2009 20:19:48]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『( 見回りの自警団さンにでも 助けを求めに行こうか。 )』 [Thu 22 Oct 2009 20:55:28]
グレーテル > ( 傘も何も差さずに、のンびりとした動作で倒れた子供に近寄ッて、見下した。子供は、此の至近距離でも ぴくりッとも動かない。ナイフかなンかで斬り付けられたようだ。 ) ―― うわー、結構バッサリね?だいじょーぶ? ( 生きてる―?なンつッて、膝付いて子供に触れる。 )( 僅かに肩が動いた。生きてる様だ。短く息を付いて、子供を抱き抱える。――あ、重い。結構重い。水吸ッてるから余計か。 ) ――死体と 一緒でもちょッち我慢してネ。 ( 己がさッきまで居た廃墟ン方へと子供抱き抱えて 向かい、 ) [Thu 22 Oct 2009 20:52:37]
グレーテル > ( 泣き叫ぶ声が聞こえた。怒声が聞こえた。意味不明の言葉の羅列が聞こえた。 ) ――――………、 ( 黙ッて眼を背けてたら、雨音しか聞こえなくなッた。 ) ―――… 、あッれー、 ( ひょいッと窓から外をもう一度覗けば、黒い身体の子供は何処か消えて。白い身体の子供が、血に塗れて倒れていた。 ) 血は雨が流してくれそうだけど ォ、死ンじゃうかねー。此の天気じゃ。 ( 息交じりに呟いて。椅子から立ち上がれば廃墟ン中から出る。 其の子供に、近付いていく様に。 ) [Thu 22 Oct 2009 20:45:04]
グレーテル > ( 壊れかけた窓から見えるのは、何かから逃げる子供と、其の子供を追い掛ける子供。 ) 友達――…にしてはなァンか変な光景?ッつーか、 ( 追い掛けてる方の子供は明らかに黒かッた。そう云えば病気に掛ッた人間が当たり構わず人を襲ッてるッて話し聞いたけど。 ) ―― あー、なるほど、 ( つまりアレは襲われてる子供と襲ッてる子供 ッて事か。納得したところで己には何も出来ないが。 )  ( ごめんねー、ッて心ン中で謝ッて、窓から眼を背けた。 ) [Thu 22 Oct 2009 20:34:47]
グレーテル > ( スラムの一角に或る廃墟ン中で、真ッ黒い死体を見下していた。周りには何匹も白黒の蝶が舞い、明らかに異質。 ) ――――――……コイツ、俺のターゲットだッたンだけどなァ。 ( 元々白かッた男の肌は原形を留めぬ程黒くなッていたけど、面影は残ッてる。こう云う場合でも報酬ッて支払われるンかな、ッて。そこだけが気になる点。 ) ……、 ( ハ、と短く息を吐き、屍に十字を切ッて。 )( 隅ッこに申し訳程度に置いてある椅子に どかッと腰を下ろした。 ) アメ、止まンねー。 ( 仮面を核側にずらして、窓から見上げる空模様。この雨はもう何日目だ。 ) [Thu 22 Oct 2009 20:23:22]
お知らせ > グレーテルさんが来ました。 『( ―――…。 )』 [Thu 22 Oct 2009 20:17:32]
お知らせ > ヴァリス(中年)さんが退室されました。 『っと 暴れるな暴れるな ( と、意識を取り戻しかけたのを押さえ込んだ )』 [Thu 22 Oct 2009 02:55:32]
ヴァリス(中年) > 大丈夫 ――― かな? ( ぐぃ、と汗を拭う。しかし、それにしてもこんな状況であの子は一体何処へ行ったのか。不安に思うが、首を振る。だめだ。不安に思えば誰だって不安に思う。赤毛の彼女も、吸血鬼の彼も、雷電の同僚も、自立した家族のことも、袂を別ったバニラの少女のことも。そのほかにも一杯。 VHGの人も。 自警団の人も。 傭兵の人も。 娼婦の人も。 全部 ) 艶子さんとか即効で首を突っ込みそうだけど、ねっ ( 突っ込んでいるのだろうか。わからないけれど。そういう意味では皆首を突っ込みそう。 故郷にでも帰ってくれてるといいのだが。 ) ――故郷 ね ( と、苦笑い。 自分に帰るべき故郷は存在せず、そしてヴェイトスを第二の故郷などと言うつもりは無い。ゆるり、と一拍を置いてから首を振った。今はそんな事を考えている場合ではない。 意味もない考えだった ) よっし! こっちはOK! 異常なし! 撤収しよう! ( 「おう。こっちもだ」 元同僚達と頷きあい、暴れていた黒い人を連れてギルドへと戻っていこう。 ) [Thu 22 Oct 2009 02:53:52]
ヴァリス(中年) > ( すでに状況は市街にまで及び、小さな村は壊滅したとか、してないとか。そんな噂もちらほらと聞く。 ) ―――― ウォッシュベアーと同じなのかね これ ( 叩き伏せた男の手首を縄で拘束し、顎に伝う汗を拭う。数人が暴れているという情報を聞いてからやってきたのだが、いかんせん遅かった。あたりには血痕が数多くあり、せめて致命傷を受けた人間がいない事を祈ろう。 ) そっちは 終わったー? うっしゃ。 全員無事だ。よかったー ( 自警団、兵士、騎士団、教会関係、などと多くの組織があるヴェイトスだが、如何せん人手が足りない。小さな仕事がぽつぽつと傭兵ギルドに流れてきているし、傭兵ギルドも人手不足だ。だからって、昔所属してて、今フリーな奴に依頼としてねじ込むのはどうかと思うが。―――いや、全然普通の行動なんだが。 兎にも角にも、雷電時代の同僚数人で今回の騒ぎは拘束で落ち着いた。額から血を流している奴もいるので、はやく戻らないといけないか。ぐるりと、辺りを見回し、他に異常が無いか確かめる。これでまだ居ました、とかあったらトンボ帰りするハメになる ) [Thu 22 Oct 2009 02:41:43]
ヴァリス(中年) > ( 気がつけば、スラム、暗黒街はひどく危険な場所になっていた。どれだけ危険なのかなんて事は、言うに及ばず。初期に感染者が多かったとされる――っていうか感染者でいいのだろうか。わからないけど。――スラムでは、それなりに凶暴な輩もいる。というより、 ) そこ! 便乗して暴れてるし! ( なんて。この乱痴気騒ぎに乗じて店から品物を略奪しようとする輩もいるわけで。兎にも角にも、全身を黒っていうか、もうほとんど黒い人を拘束するのがお仕事だ。飛び掛ってきた男を往なし、腹に膝を叩き込む。地面に落ちる前に首の後ろに木刀の柄を叩き込み、昏倒させる。無駄で隙だらけの動きだったのが幸いだったが。これで訓練された騎士や傭兵が暴れだしていたらどうなるんだろう。考えたくも無い。 ) ――― もう 傭兵半引退してるってのに! ( 傭兵が暴れていたら大変だ。という事でギルドからの「お願い」が来たのだから、受けるけど。もっとも、それは特別なことではないのだが。 ) [Thu 22 Oct 2009 02:34:53]
ヴァリス(中年) > ( 黒山の人だかり、という言葉通りの光景がそこにはあった。それも、群れをなしてデモ行動をしているわけでもなく、ただ乱暴に辺り一体を破壊している。先日、他の地区でハラエががんばっていたという話は聞くが、隅々までは手が回らなかったのだろう。 ) ――ったく、 スラムでこの有様なら暗黒街ではどれだけなんだ。もう――! 無駄に力強いし! ――殺さず拘束なんて仕事、傭兵に回すなよな! ( 傭兵ギルド、雷電からの依頼である。黒い病だとかシミだとかよくわからないけれど。兎に角、暴徒と化した浮浪者が暴れまわっており、それを拘束し、一時的に牢に放り込むとかなんとか。それ以前にもう――この黒いの、他の人殺してる可能性があるんだから、無理難題とは思う。獣を相手にしているのと変わらない。殺してしまったとしても、責は無いのかもしれないが、目の前の数人は、もう無茶苦茶だ。 ) ――たったといく! ( 他の傭兵数人と一緒に、木刀を構えて突撃した ) [Thu 22 Oct 2009 02:30:10]
お知らせ > ヴァリス(中年)さんが入室されました。 『―――だぁ! 多いなこの黒い人!』 [Thu 22 Oct 2009 02:25:45]
お知らせ > 十示さんが退室されました。 『この術師の努力が報われるのであれば、貧民街の一角では──ある程度、被害が緩和されるだろう。』 [Wed 21 Oct 2009 21:51:26]
十示 > インクをふき取るのに、ナプキン一枚で足りなければ、どうする? 簡単だ。 二枚、三枚。 何度も拭いて、拭い取れるまで繰り返せばいい。 (…そう。 何度でも、だ。 少しでも効果があるのなら──何度だって繰り返してみせる。) [Wed 21 Oct 2009 21:48:54]
十示 > ……この“カタシロ”は、川に流す。 ここまでが、陰陽道の呪詛祓い“形代流し”という。 (不安げな様子の、彼らに──あまり、得意ではないが…微笑を作ってみせると) 大丈夫だ。心配は要らない、効果はあった筈だ。 ──ただ、呪いが大きすぎて、紙一枚では祓い切れないらしい。 [Wed 21 Oct 2009 21:45:22]
十示 > (祝詞を奉る頃には、怪異は収まっていた。 何事も、無かったかのように。 どす黒く染まりきったヒトガタも、彼らの黒い染みも──そのまま。 ) ──しぶといな。 ( 根競べとなるかもしれない。) [Wed 21 Oct 2009 21:40:57]
十示 > ──(黒く染まった紙が、じゅくじゅくと黒く毒々しい水を染み出させはじめた──それを見て取るや、咄嗟に印を組み) ) ──言わまくも畏こき我が建御雷之男神をはじめ、天神地祇・八百万神々たちの御前に礼代の幣帛種々捧げ奉り── [Wed 21 Oct 2009 21:36:52]
墨染めの男 > ──(一座が、おのおのの“悪所”に、紙を擦り付ける様子を見守っていた。 次の工程の説明に移るのを見計らっていたとき──異変が生じた。) (「わ…なんだ、これ!」 さっきの男だった。 紙が、見る間にどす黒く染まっていく。──こんな顕著な反応など、見たこともなかった) [Wed 21 Oct 2009 21:30:39]
墨染めの男 > 息を吹きかけてもいい。 自身の“悪所”に、そのヒトガタを擦り付けてもいい。 ──とにかく、あなた方の身に降りかかった“呪詛”を、その紙へと移す。 (「こう、でいいのか…?」 恐る恐る、と言った様子で、顔に染みの浮かんだ中年男が顔に紙片を擦り付けている──) ああ、それでいい。 ほかの者も、皆倣ってくれ。 [Wed 21 Oct 2009 21:27:53]
墨染めの男 > (ヴェイトスを飛び回る、白黒の蝶。 それが撒き散らす呪詛と、この奇病、何らかの因果関係があろう──ということは既にハラエでも考察されている。 ──なるほど、病院ではどうにもならない筈だ。 とすれば、法師の端くれとしては、効果の有無に寄らず、やれるだけの事をやりたくなるというものだ──) 身体に、黒い染みが浮かんでいる箇所。 それが“悪所”だ。 このヒトガタの紙を、あなた方の身体に見立てて──悪所の部分を、撫ぜる。 (例を示すべく、人形の腹の部分を撫でて見せた) [Wed 21 Oct 2009 21:25:07]
墨染めの男 > (──腰に巻いた革帯に五本の刀を提げた、墨染めの着物を着込んだ男が、貧しい身なりの老若男女を前に、車座で。) ──今、渡したものは…あなた方の身代わりだ。 修験道では“カタシロ”という。 (人の形を象るように、切り抜いた紙切れを摘まんで、示し。) [Wed 21 Oct 2009 21:17:11]
お知らせ > 墨染めの男さんが来ました。 『“紙”はちゃんと行き渡ったか…?』 [Wed 21 Oct 2009 21:13:59]
お知らせ > スゥ@蝶さんが帰りました。 『( 逃げなきゃ。逃げなきゃ。 ――― )』 [Wed 21 Oct 2009 21:04:01]
スゥ@蝶 > ――――…… 、 ( ひらり、ひらり。 雨の中を蝶が舞う。 白と黒の、蝶々。 ) ……… ッ … 、 ( ソレが止まッた方向に眼を遣れば、 さッき己が躓いた黒い何か。 真黒に染まッた、其れは ―― 、 )  やあ ぁああああ…!!! ( 屍 だッた 。 ) ( こンな悲鳴上げる力が まだ残ッていた様。 ずり、と重い身体を引き摺る様に 歩いて、 ) [Wed 21 Oct 2009 21:03:46]
スゥ@蝶 > ……、 ( 狂おしい程の、 )  …………。 ( なンだろう。 ) ( ぷつり、と途切れた感覚。 涙で歪ンだ視界には、もう石も 流れる血液も無い。あるのは泥だらけの己と、降り続ける 雨。 )  ――――… ぅ、 ひ ッ、ぁあ…  ( 怖い。悲しい。逃げなきゃ、何から? 今頭をめぐるのは、己の感情のみ。 ) ( ぐし、と鼻を啜り、 両手で涙を拭ッて。 )  … ううぅう…ッ、 く ろ ぉ…。おかー さン …ッ、 ( もう 歩くのも 疲れた。 ) [Wed 21 Oct 2009 20:54:25]
スゥ@蝶 > ―――――――…… ッ、 ( 色々に交差する感情の中で 最後に思うのは、 )  ( 狂おしい程の、  狂おしい程の ――――― …… 、 ) [Wed 21 Oct 2009 20:44:53]
スゥ@蝶 > ( 世界が反転した様に、ぐるぐると奇妙な感覚が付き纏う。 ) ( 何度も何度も、投げつけられた石に。がつン、と嫌な衝撃が纏ッて。 …ぼたッ、と腕に零れるのは赤い 赤い 血液。 ) ――― ひッ、 ぅ…! ( 勢い良く身を起して、頭に触れる。 その間も肌に赤く、赤く 液体が流れ落ちて。 )  ――― やッ、 やだ、 ぁあ… ッ、 ( 気持ち悪い。お腹空いた。如何しよう。嫌だ。 寂しい。如何しよう。喉が渇く。 気持ち悪い。 ――己の感情と、誰かの感情が ぐるぐると入り交ざる。 )   …… あああぁあああ ッ…!! ( 頭を抱えて、身を小さくする様に屈ンで、 ) [Wed 21 Oct 2009 20:44:07]
スゥ@蝶 > ――――……ッ、 ( ぜッ、ぜッ と短い息が零れる。もう嫌だ、もう無理だ。 走れない、歩けない。洋服も身体も泥だらけで、空からは追い打ちをかける様に冷たい雨が降り続く。 )   ……、 う 、ぅ、 … うぇ …ッ、 ( ボロボロと涙が零れて。 ) ( ぽわン、と頭に思い浮かぶのは家族の顔。お父さン、お母さン、弟。 …お母さン、帰ッて来てたのかな。起きた時には姿が見えなかッた けど、 )  … あ いたい …。 ( けど、逃げなきゃ。 何から?―― 考える事も、もう 面倒臭い。 ) ――― うぇ ッ、 ぅ、 うあぁ …ッ、 ( ボロボロ、ボロボロ。なンでこンなに涙が流れるンだろう。 )  ――― ッ! ( 思ッた矢先に 飛ンで来た石。 ) [Wed 21 Oct 2009 20:35:21]
スゥ@蝶 > ( ばしゃン、――水溜りが跳ねる。 )   …… ッ、 ぅ 、 ……ッ、  ( 逃げなきゃいけない様な気がした。何から? 何からかは解らないけど、逃げなきゃいけない様な気がした。 ) ( 雨の中、傘も差さずにスラムを駆ける。 ひらり、ひらり。飛ぶ蝶は見ないフリ。 )  ( 何かが追いかけて来るような気がした。 )  ―――――… ぅ あッ、 ( つン、ッと 黒い何かに躓いて。 雨に濡れた土の上へ、転ンだ。 ) 【判定】 [Wed 21 Oct 2009 20:25:08]
お知らせ > スゥさんが入室されました。 『( にげなきゃ。 )』 [Wed 21 Oct 2009 20:20:54]
お知らせ > プリムラさんが退室されました。 『( ――― 少年の腕の中、 寝息を立てながら少女は帰宅。 )』 [Tue 20 Oct 2009 01:20:04]
プリムラ > ―――― … ( それほど強く抓ったつもりはなかったので、 少年の反応を見て、 ぱちくりと驚いたように桜色を 大きくして 。 それから、 ふ と 眼を細めて微笑むだろう 。 ) ( 抓られたまま は、 手が疲れてしまうので少ししたら下ろすだろう 。 抱き上げているだけでも十分大変だろうし ね 。 と 。 ) ――――― … ( 敬語に戻った少年をもう一度見れば、 少女は眼を瞑って。 抱き上げられている時の 独特の振動に身を任せ、 家につく頃には眠っていることだろう。 殺すことを視野に入れられていたなんて考えもしない少女は、 無防備な姿を 晒し続けるのだろう。 ) [Tue 20 Oct 2009 01:18:42]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( ありがとう、ごめンなさい。 ―― 主に恐怖を与えた罪は、きちンと償おう。 )』 [Tue 20 Oct 2009 01:12:34]
ライヴィス > ( 財産なンて興味が無い。己が欲しいのは、一人の人間ッて立場と、自由くらいなモノだ。 今の状況を、幸せ だと思うから。失うのが 怖い。 自業自得 なのに、 )   …、 ( 何も言わぬまま、少女を抱きあげて。 今後如何したら良いのか、家で売却を言い渡されたら やはり殺すしかないか、 そンな事考えていれば、 ) ―――― ッ、 いッ、い ゥ… ッ !? ( 頬を抓られた。痛くは無い けど、少女からは予想のつかない行動で 。驚いた様に 眼を丸くする、 )  …… う、 ァ、 …、 ( ぱちぱち、ッと瞬きを。 )  ――― はい、 プリムラ様 。 ( 抓られたままなら、ちょッと恰好付かないけど。 微苦笑浮かべて、 少女を抱きあげたまま、 家へと向かおう。 ) [Tue 20 Oct 2009 01:08:20]
プリムラ > ( 身内は遠い異国の地 。 もし少女が死んだとして 、 少年がうまく偽造すれば死んだことが判明するのは大分後になるかもしれない。 その間 、 少女の家の財産は少年のものに なるだろう 。 ―――― ま ぁ。 するなら解放奴隷になってからしたほうが良さそうな気はするけれ ど 。 ) ( 少年から出たため息は 少女に聞こえた 。 けれどその意味までは分からず 。 抱き上げてくれるなら、 大人しく抱き上げられるだろう 。 そ と左手を少年の頬へと伸ばそうとして。 触れることが出来たなら、 痛くない程度に軽く 抓って ) ―――― こわかった から、 家まで  このまま ……… 。 ( 主人に 害 を与えた罰は 、 これにしよう。 と 決めた。 自分も楽だし。 一石二鳥。 ) [Tue 20 Oct 2009 01:01:53]
ライヴィス > ( 細い首を絞めて殺す なンて己には簡単な事だ。抵抗されるでも無い様だし ―― ひた、と手に触れた少女の頬は、何時もより冷たかッた。僅かに、眉を顰め、 )     ―――…、 ( 「 だいじょうぶ? 」 ) ( 其の言葉に、ぱちり、と驚いた様に瞬きを。 今危険に晒されてるのは、彼女だッて云うのに。 )   …、 ( 返事の代わりに、溜息をひとつ吐いた。 )  … はい、 戻りましょう か。 ( 身体全てを地に付けた少女 を、首に伸ばした手を背へと移動させ、 抱き上げようとしながら、 )  ―――…… 、 ( ごめンね、 ッて言葉は 音にならなかッた。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:51:32]
プリムラ > ( ―――― 多分 、 彼の行動は 奴隷 としてはやってはいけない部類に 入るだろう と 、 考える 。 ならばおそらく自分は 、 彼に何か罰を与えなければならない とも、 思う 。 奴隷でないにしろ、 明らかに 害のあること をしたのだから 当然だ 。 ) ( 血の気が失せ 白くなった頬に少年の冷たい手が伸ばされた 。 熱を持たない 死体の ―― 。 ) ―――――― …… だいじょう ぶ ? ( 短く紡がれた言葉を聞けば、 そんな問いを 返して 。 それから 、 身体を起こそうとするものの、 頭を少し上げただけで コテリ とすぐに後頭部も地面につける。 ) ―――――― いえ … もどり たい …。 ( 少年が 自分の首を絞めて殺してしまおう なんて考えているとも知らず 、 そう 言うだろう 。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:40:59]
ライヴィス > ( くらくらとさッきまで歪ンでいた視界は、鮮明に景色を映しだし。 桜色が、見えた。元より白い少女の肌が、更に血の気を失ッた様に 見える。 己の口の中に残る味は、確かに 少女の ――、 )     … あ 、ァ、 ( 奴隷である以上、主には手を出さないと決めていたのに。 ) ( どこか苦しげに眉を寄せ 瞳瞑る少女の頬へ 手を伸ばして。 )     …ごめン。 ( 短く 言葉を紡ごう。 )  ( 幾ら彼女がお人好しであッたとしても、 自分を殺し掛けた奴隷なンて 傍に置かないだろう し。 己は何時も自分が最優先だ。 )  …… 、 ( 檻に戻る位なら 今此処で 少女の首を絞めて 殺してしまおう 、 なンて。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:33:12]
プリムラ > ( 押さえつけられる力が緩めば 、 安心したような息を吐く 。 キィィ と 耳鳴りがするのは 貧血の所為だろう か 。 耳鳴りと 吐き気 眩暈 。 少女は眉を 寄せて それに耐えよう 。 鈍い思考の中 、 首筋から牙を離されたのが分かった 。 紅い瞳を 、 桜色はただ静かに 見返すだろう 。 ) ――――― …… ( けれどそれも長くは続かず 、 眉を寄せて瞼を閉じる 。 少年に 、 何か声をかけるべきだと 頭のどこかで 考えているものの、 かけるべき声までは 浮かばない 。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:27:20]
ライヴィス > ( 口の中に血の味が広がる。彼女の肩を押さえ付けた手の力は、少しだけ緩み。 )    ――――…、 ( 欲は止まらないものだ。1を手に入れたら、其れ以上が欲しくなる。 嗚呼 全てを飲ンでしまおうと 思う程、其の血は甘く、美味しい 。 )       …、 ( 名を 呼ばれた。 ) ( 血を吸えた為か 徐々に思考が回復して来る。感情だけ、欲望だけの 頭ン中に、理性ッてもンが働く。 ) ( 視界に映る首筋に、 ひとつ瞬きをして。ゆるり、牙を離せば 顔を上げて 少女を見遣ろう。 )     ……… ッ、 ( 何 やッてるン だろう。 ) ( 状況が 飲み込めなくて。 体勢は其のまま 赤い瞳が、雪色 と、桜の色を 映す。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:19:31]
プリムラ > ( 首筋に突きたてられた牙の 痛み 。 そして、 その部分がとても とても 熱く感じた 。 身体からどんどん血が抜けていく感覚は 、 昔に感じたことのあるもの。 ――――― あの時ほどの恐怖は 無いけれど 。 少年が吸血鬼だと知って、 買ったときから 心のどこかで 覚悟はしていたことだから か 。 ) ―――― … ( は と 小さく息を吐く 。 心なしか手が 冷たくなっていく気がした 。 このまま 体中の血を全て吸われて 自分は死んでしまうのではないかという 不安が どんどん どんどん 大きくなっていった 。 ) ―――― ……… イ …ヴィス … く … ( もう一度 、小さく小さく 、 名前を呼んでみよう か 。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:10:15]
ライヴィス > ( 小さな声で掛けられた己の名は、耳に届かない様。 ひどく、喉が渇く。ちまちまと動物の血で補ッていたところで 限界があるらしい。 肩を抑えても 少女は抵抗する様子が無く、 其のまま 首へと遠慮無く牙を突き立てた。 )      ……、 ( 流れ込ンでくる血液を 喉を鳴らして飲みこンで。死体なンかより ずッと美味しい。 血が巡り、身体が軽くなる様だ。 ) [Tue 20 Oct 2009 00:02:19]
プリムラ > ( 人を襲うくらいに症状が進行した人間は、 死に近づいているのだろう が 、 少女も 、 おそらく少年も そんなことは知らない。 もしかしたら殺したほうが この人間にとって幸せなのかもしれなかった か 。 ) ――――― ? ( 倒れた少年の様子がおかしいことに 少女は気付いたようで 。 ライヴィス君? と 小さな声で名を呼ぶだろう 。 ただ静かに、 歪んだ三日月形の唇を 見た 。 肩を押さえつけられれば 恐れるように身体を強張らせるが、 抵抗する様子は見せないだろう 。 だから ――― ) ――――ッぁ ……… ( 首筋に 牙を突き立てられる感触が あった 。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:54:34]
ライヴィス > ( 病気になッて、不安で狂ッてしまッたのなら、何て迷惑な話だ。いッそ殺してやッた方が此の男にとッて幸せなンじゃ無いか、 ッて思ッて。やはり自分は冷たい人間なンだと再確認。 人間じゃ、無いけど。 )    …… ッ、 ( 少女のお陰で余り倒れた痛みは無い。 すみませン、ッて一言告げる余裕も無い程の 喉の渇き。不意に空腹が訪れる みたいに、喉の渇きも 突然激しくなる。 )     ―――― 、 ( 白い首筋が映ッた。 死体なンかじゃ無い、健康な。年若い 少女の首。 ) ( 唇を三日月形に歪めて。倒れこンだまま、片方の手は少女の肩へと 抑えつける様に。 抵抗されないのなら、其のまま、 その首筋に牙を突き立てン と 。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:46:53]
プリムラ > ――― そう だね …。 病気になったら、 怖いし、 不安になっちゃうもん ね … 。 ( 仕事もできなくなれば生活にも大きな影響が出る。 そういうストレスがたまって、 狂気になったのだろう か? と、 考えて 。 ) ――――― ぁ ……… ッ …ぅ ……… ( 少年の身体を少女は支えることが出来なくて。 出来たことと言えば、 自分がクッションになって少年が怪我をしないように出来たことくらいか? ぱちぱちと瞬きを繰り返す少女 。 少年の目の前には、 少女の白い首筋があるだろう 。 ) ――――― だいじょうぶ …… ? ( そう問う声には、 心配そうな響きが混じるだろう。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:40:30]
ライヴィス > ――――…気でも狂ッてのかもしれませンね。 病気になッて…。 ( 奇病に関して詳しくは無いが。全身が黒くなッて死ンで行くッて事くらいは 噂で聞いた。 不安を殺す為の行動なら、襲い掛かる相手は誰でも良かッたのかも、知れない。 )      …、 ( 少女を映してた視界は、土へと移動して。 あァ倒れるな なンて変に冷静だ。 )  ( 倒れる直前に、少女の細い腕が 身体に触れた。 けど、重い物なンて滅多に持たない様な彼女に、己を支えられるとは 思わない。 )   ……… 、 ( 一緒に 倒れてしまッたのなら。 眼の前に、貴女の白い首筋が映るだろう か。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:35:44]
プリムラ > ――――― だって …… 急に追いかけてくるなん て、 思っていなかった の …。 ( 言って 、 更に肩を落とす 。 周りは見ていたつもりだったのだが、 見ていたからこそ追いかけられたのか? 倒れた男は倒れたまま。 理由を聞いても答えることは無いだろう 。 ) ( 兎にも角にも 、 慣れぬ場所を警戒心薄く出歩くのは危険だろう と、 知った 。 今度からはもっともっと気をつけよう 。 )  …… うん、 家 に  ――― ( 少年の言葉を受け、 そう答え   たが、 傍にいる少年の身体が傾いたのに 気付いた。 ) ―――― ぁ  ( 危ない 。 そう思って 、 支えようと手を伸ばすけれど 、 少女の力で少年を支えることは できるのか ――― 。 一緒に倒れてしまうそうなきがする。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:28:51]
ライヴィス > ( 蹴り倒したけど殺していないだろうし、主との約束は破ッて無い、なンて自分に言い聞かせ納得して。 泣きやンだ様子見遣れば、背を撫ぜていた手を離し、 )  ――――― 蝶? ( 言葉に、視線を 空飛ぶ蝶へ。至る所に飛ンでる この蝶か。 )    …、 ( 溜息一つ。 )  まァ、此の時期に蝶は珍しいと思いますけど。 … 周りは見ないと駄目ですよ。 ( こンな恰好してスラムを歩けば、鴨が葱を背負ッてくるようなもンだ。自衛も出来ない様な、幼く弱い少女だし。 )    ―――… 取り敢えず、此処に居たら いつソレが起きるのかも解りませンし、 家に移動  … ―― 、 ( あ、眩暈。ぐらッと世界が反転する様に 歪む。 ) ( 前に血ィ飲ンだの 何時だッたッけ。 身体が前に倒れるのを 止める事も出来ず。そンな事 ぼンやりと考えた。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:21:06]
プリムラ > ( 蹴り倒したのは、 状況が状況なので咎めるつもりはサッパリ無いのだけれど 、 なんだか時々、 この少年が分からなくなる 。 少女のイメージでは 温厚みえる なのだが、 それが 疑問に思うときがある 。 唯 主人と奴隷 という関係上 当然なのかも しれないけれ ど 。 ) ――――― … 蝶 を … ( なぜこんな場所へ  聞かれれば 、 しょんぼりと 肩を落として。 ) 変な蝶 を 、 追いかけて ――― 。 ( そしたら、 スラムまで来てしまったのだ と 。 ) [Mon 19 Oct 2009 23:12:10]
ライヴィス >   [Mon 19 Oct 2009 22:59:53]
ライヴィス > ( ポンポンと背を撫ぜて、零れ落ちる涙を 何度も拭う。 )  ――――…、 ( 時折、蹴り飛ばした男へと視線を向けて 動かないか確認なンてしつつ、少女が落ち着くのを待とう。 …あァ蹴り飛ばすのは流石に主の前では拙かッたかなあ、なンて 思いながら。 )   … ン、 ( 漸く零れ無くなッた涙に 安堵した様な吐息を吐き、 )  ……、 いいえ。当然の事ですから。 ( お気になさらず、と。 礼を云われた後に、少し躊躇う様な間が空いてから、 )  プリムラ様、何故ひとりでこンな場所へ?  [Mon 19 Oct 2009 22:54:34]
プリムラ > ――――ッ … ( 少年が ひどく慌てた声音で言う言葉が 聞こえた 。 怖いものも居ない と言われるのには、 コクコクと 頷く 。 ごめんなさい。 と 謝ろうとしたのだが、 声が詰まって 言葉が出なかった 。拭われても、 暫くは涙は止まらないだろう。 けれど背を撫ぜられていれば、 そのうち落ち着いて、 涙も止まる 。 ) ――――― … ごめん なさい ………。 ありが とう … ライヴィス君…。 ( 落ち着いてから、 もう一度お礼を言って。 ) [Mon 19 Oct 2009 22:49:33]
ライヴィス > ( トントン、ッと爪先を地で叩く。あの男の血が付着している様で気分が悪い。 ―― 差し出した手に、少女の白く細い手が触れれば、少し力を込めて 立ちあがる手伝いを。 ) ―――…… いえ、 ( 鈴が鳴る様な、小さな声が聞こえて。 ) ( なンだか落ち着かない沈黙。 …何かを言葉にしようとしつつも、何も思い浮かばず。居心地が悪そうに、少女と空を舞う蝶へ視線は 交互に。 )  ―――― え、 ( 二度目に視線が少女に戻ッた時、人形の様な顔が歪ンで 零れた涙。 間抜けな声を一つ洩らせば、 )  えッ、あ、ッと…!もう大丈夫ですよ、怖いもンも居ませンし…! ( 次に出る言葉は酷く慌てたモノ。片方の手は少女の背を撫ぜようとしながら、 もう片方の手で涙を拭うおうと。 ハンカチだなンて大層なもンは持ち合わせて無かッた。 ) [Mon 19 Oct 2009 22:39:14]
プリムラ > ( 男が口を開かなくなり、 静かになった暗い裏路地 。 此方に向き直った少年から出た 言葉 。 返す前に 手を伸ばされて。 ) ――――――― …… あり がと …う 。 ( 小さな声で礼を言えば、 震える手を伸ばし 、 少年の手を取り 立ち上がろう と 。 ) …。 ……。 ……… 。 ( それ以上 、 何と言えばいいか分からなくて、 言葉が思い浮かばなくて。 ただ、 思い返せば、 思い返すほど、 とても とても 怖くって 。 ふにゃ と 顔を歪めれば、 涙を流すだろう 。 ) [Mon 19 Oct 2009 22:32:18]
ライヴィス > ( ガン、ガン 靴に蹴り上げる振動が伝わる。ぞくッと背筋を走る快楽に、僅かに口許は三日月の形に歪め。 )  ――― ハッ、何 意味解ンない。 ( 耳に届いた叫び声は 呪詛の様な憎しみの言葉。 馬鹿にした様に吐き捨てて、動かなくなれば 一度思いッきり蹴り上げた後、 一歩離れ、 )   ( くる、と 少女の方へ向き直ろうか。 ひら、と眼の前を飛ぶ蝶が煩わしい。 )  ―――… 大丈夫  ですか?お怪我は? ( 言葉を掛けながら、 ぼンやりとした少女の前へ手を伸ばそうか。 ) [Mon 19 Oct 2009 22:24:51]
プリムラ > ( 起き上がろうとした男は 、 顔面を蹴られ 鼻から血を流し、 何かを叫ぶだろう 。 恐らく 少年と 少女に対しての 暴言 。 それはまるで呪う様に 。 恨みと憎しみのこもった眼で 睨み付けるだろう 。 けれども、 何度も蹴られれば そのうち気を失ったのか、 脳震盪でも起こしたのか 。 地に伏したまま微動だにしなくなる 。 ) ―――― …… ( 少女は そんな様子を ぼんやりと眺めながら 上体を起こすだろう 。 ) [Mon 19 Oct 2009 22:19:37]
ライヴィス > ( 巻き込むなンて、奴隷相手に気にする必要等無いのに。 ―― ガンッと言う派手な音の割には 男には大したダメージは与えられないンだろう。元々其処ら辺で拾ッた木の棒は、強度がそンなにある訳でも無く。 ) ――――… ッ、 何これ。 ( 訳が分からない。ここ等にすンでる人間ッて云うのは何となく解るけども。 強盗とも違う。狂ッてる、オカシイ人間 ッて表現が似合う 様な。 )   …ッ、 ( はあ、と一つ息を吐いて。手が痺れた様に 痛い。己は戦闘には向いていないンだ。そンな事、した事も無いし。 )  ――――― 、 ( 地に伏した男が、立ち上らンとする様子見遣れば、舌打一つ。 其のまま、 顔面を蹴らンとする。 )  ( 此の状態で主を連れて逃げるなンて出来無そうだし。 殺すまではいかなくとも、気を失う位まで 何度も、何度も。 ) [Mon 19 Oct 2009 22:12:16]
プリムラ > ( だって、 追いかけられてる状態で 少年のほうに走っていったら 、 巻き込んでしまうかもしれないじゃないか ッ … 。 けれど迷っていた分 状況は悪いほうに転んだ という 。 ) ( 後ろに転び 、 少女は男を見上げる格好 。 黒い肌の男は ただただ 狂っているようにしか 見えず 。 実際 狂っているのだろう 。 この状況に 、 少女は恐怖を感じるけれど 、 ひらり ひらり 。 白と黒の蝶が どこかへと 飛んでいくのを 、桜色の瞳で どこか ぼんやりと 眺めていた。 ) ( ――― ガッ という 音がしたと思えば、 少女の視界に入るのは 黒い男から 良く知る少年に 代わる 。 ) ( 少女を追いかけていた男は 少年から棒で殴られ 盛大な音と共に地に伏す 。 けれど すぐに、 起き上がろうともがくだろう 。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:59:32]
ライヴィス > ( 白の髪に、此の辺りじゃァ珍しい上等な服。主人を見間違える訳も無い。 ) ――― あ、ッ …! ( ぴたり、と少女の足音は止まッた、のに。耳に届くもう一つの 足音。其れを認識すると同時に、 其の黒く細い人間の腕が 少女に伸び た。 ) ――― ッ、バッ… ( 馬鹿、止まンな ッて紡ごうとした言葉は音にならず。 ただ、其の少女を庇う様に 木の棒の無い方の手で掴もうとする が、 )  ( 手は届く事無く、 空を切ッて。 )  ( 転ぶのを助けるより、こいつを先に如何にかする べきか。 ) ――――― ッ、 ( 一気に利き手に棒を持ち変えて、其の 男の顔面に力いッぱい 殴り掛らンと する。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:52:50]
プリムラ > ( 自分が 何かをしたワケではないのに、 その人間は 突然追いかけてきた。 後ろで何かを叫び喚いている気はするけれど 、 何と言っているのか 分からない 。 ただ、 分かるのは 、 逃げるべきだ ということだけ。 ) ――――― ぁ 。 ( 曲がり角を曲がり 、 誰かが立っていた 。 金色の髪 。 紅い瞳の少年 。 それはよく知っている姿 で。   そう認識すれば、 ピタリ と 、 足を止める。 流れる間は どうしよう? という迷い 。 ) ( 少女を追いかけてきた人間は その隙を逃さず 。 少女との距離を一気に詰めて 、 少女の雪色の髪に 手を 伸ばし 、 ぐいっと ひっぱるだろう 。 スラムの人間なのか、 体格はあまり良くない 。 痩せた 黒く 細い腕。 ) ( ガクンッ と 頭が後ろに引かれ、 少女の身体は 後ろに転ぶだろう 。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:45:33]
ライヴィス > ( 誤字。 しかも一ねずみ人ッてなンだろう、全く。 しかも一人じゃ の間違い だ。 おーあーるぜッと…。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:37:32]
ライヴィス > ( こン、こン、続く音に足音だ と気付く。しかも一ねずみ人じゃ無いッぽい。 ) ―――…… 、 ( 手を鼠に向ければ、鼠は腕を伝い 肩へとのッて。さて、如何しようか。面倒事に巻き込まれるのは御免だ。この辺りで、立ち止ッていれば 大丈夫か、 )  ( と、思ッたンだけれど、 )  …… うわ、来るッぽい。 ( 足音は段々近く 聞こえて来る。どッかに隠れ様にも 一番近い曲がり角は、足音が聞える方向。 手に握ッたままの 木の棒を 強く握りしめて、 )  ――――…、 ( 殴れば怯ンでくれるかな、なンて 思ッた。 のに、 其の曲がり角から 飛び出して来た人物見遣れば、ぱちッと驚いた様に 瞬き一つ。 )   ( あれ。でも、足音は一つじゃ無かッた 筈。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:36:23]
> ( その足音は 軽く 早い 子どもの足音 。 最初はゆっくりと歩いていたのだったが 、 だんだん速くなり、 ――― 今では、 遅いけれど 走っていた。 その後ろに 肌が黒くなった人間 。 引き連れている ワケでは無くって 。 ) ―――― …… ッ … ( 今 スラムで流行っている奇病の 特徴のひとつ 。 症状が進行すると 誰彼構わず襲う という 。 つまり 少女は ――― 追いかけられていた。 ) ( 追いかけてくる人間をまくためにだろう 。 裏路地に入って 。 そしてきっと その先に 、 少女をよく知る少年は いるだろう。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:30:09]
お知らせ > さんが入室されました。 『( その音は 誰かの足音 )』 [Mon 19 Oct 2009 21:23:17]
ライヴィス > ( 鼠が噛ンだ部分から血が浮かぶ。 こくン、と僅かに喉が鳴ッて。直ぐにでも飛び掛かッて飲み干したいけど、我慢だ。毒だッたら嫌だし。 )  …、 ( 浮かンだ血を 鼠が舐める。――別に変な味がするわけでも無い様で、状態は普通。少し待ッてみるか。 時間を置いてから害の出る毒ッて云うのもあるし。 )  ――― に、しても。うざい。邪魔。何これ。 ( ひらひらッと跳び回る白黒の蝶に。訝しげに眉を潜めて。 )     ( こン、と背後で 音がした。 ) [Mon 19 Oct 2009 21:13:46]
ライヴィス > ( 取り敢えず、突ッついてみる。死ンだ様に見せ掛けて生きていたら嫌だし。 )  ( 手で直接触るのは気味が悪いから 其処ら辺に落ちてた木の棒とかで。 )  ――― もしもーし。 ( 生きてますか、死ンでますか。 )  ( 返事は無い。死ンでる様だ。 さて、 ) ――― ねえ、少し齧ッて 飲ンでみてよ? ( 肩に乗ッかッてる使い魔の鼠へと 声を掛けながら目配せして。ぴょンと、何も言わず鼠は肩から降りる。恐る恐る、といッた風に 黒の死体へと、近寄ッて ――、 ) [Mon 19 Oct 2009 21:05:30]
ライヴィス > ( 眼の前にある死体は 黒だッた。 ) ――――…気味悪。飲めンのかな、これ。 ( スラムの一角。建物が並ぶ裏路地 で。何時も通り渇いた喉を潤そうと、此処まで来たわけ だけれど。 ) ( 何時も以上に死体があッて、己が見付ける死体はどれも 黒だッた。 )  …、 ( ひとつ 息を吐いて、其の死体へ近寄る。 ひらり、と眼の前に飛ンでいる蝶を払おうと 手を振ッて。 其の手は、蝶に触れる事無く 空をきッた。 )  変な病気がはやッてる ッて聞いたけど、 …ね。 ( 病気が流行ッてから、飛ぶ様になッた、白と黒の蝶。関係があるンじゃないか、とぼンやり思う。 まァ己には関係の無い事だけど。 )  ( 今の問題は 此の黒い死体の血が飲ンでも 大丈夫かどうかッて事だ。 ) [Mon 19 Oct 2009 20:53:41]
お知らせ > ライヴィスさんが入室されました。 『( 黒。 )』 [Mon 19 Oct 2009 20:47:00]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが帰りました。 『( そしてノックの音も止む。 またひとり誰かが、  )』 [Mon 19 Oct 2009 02:49:46]
ドライツェ@蝶 > ………あなたは一体、 ( 蝶が誰かの意思であるなら )  何をさせたいんですか――――【判定】 [Mon 19 Oct 2009 02:48:19]
ドライツェ@蝶 > ( けれど、逆にもし、そこに誰かの意図があるのなら。 ――乗ってみるしかないんだろう )( 続く激しいノック。 風に乗って怒号と悲鳴がここまで聞こえてくる。 誰かと誰かが争っている。 見なくとも分かる、きっと拳を振り上げた誰かの肌は黒く斑に染まっている。 ――――ぱたりと悲鳴が止んだ。 多分、自分は今誰かを見殺しにした ) ――――…………  [Mon 19 Oct 2009 02:44:30]
ドライツェ@蝶 > ( 子供の泣き声。 容赦なく投げつけられる石のつぶて。 辺りを埋め尽くす亡骸の山、それを生む石斧と銃声。 その持ち主の哄笑。 ――――目には見えずとも視界のどこかを絶えず舞う蝶の先で見たものたち。 見た場所はスラムと墓地と、川辺と――――聞いた話では、海でも。 …それは蝶のせいなのか、それとも場所のせいなのか―――― )  ……縛られた魂。 ( 根拠はこれといってない。 拝み屋の経験がそう思わせただけ。 ) [Mon 19 Oct 2009 02:38:17]
ドライツェ@蝶 > ( 少し前に鏡を見た。 黒班は更に広がっていて、額のそれは前髪で隠しきれなくなっている。 ――このまま、例えば顔の半分。 そこから更に広がって、頭部全体。 もしそこまで痣が広がりきってしまったら――――その頃はもう、自分でなくなっているかもしれない。 根拠はなく、けれど今も叩き続けられる扉の音をただこうして聞いていると、そんな気がした ) …  。 ( 否定するよう、毛布の中で小さくかぶりを振る。 ――あれはただの幻のはず ) [Mon 19 Oct 2009 02:32:47]
ドライツェ@蝶 > ( 頼られるものはそのようにあらねばならない。 ――ひとが頼り恃むは主であり、自分では無論ないのだけれど。 自分を通して、神の威光に瑕をつけるわけにはいかなかった )( けれど、それもただの怠惰でしかないのかもしれない。 ――頭が酷く重かった ) [Mon 19 Oct 2009 02:26:49]
ドライツェ@蝶 > ( それは自分たち同様、黒死病の兆候にも似た黒斑に怯え堪らず救いを求める声かもしれない。 或いはもっと深刻で、黒班持ちに襲撃される誰かの悲鳴かもしれない。 ――けれど、扉の外の切羽詰った求めに対し入り口を開けはしなかった。 ――まず、起き上がるのも難儀した。 かけたままの眼鏡を外すのも、着替えることさえ、今は酷く億劫な。 )( ――――それから、理由はもうひとつ。 救済を求めて訪れた先の教会で、やっぱりその黒斑を見たひとは、そこに何を見出すだろう ) [Mon 19 Oct 2009 02:22:52]
ドライツェ@蝶 > ( 誰かが激しく門戸を叩いているのが聞こえる。 ――ちっぽけな教会の礼拝堂から続く、簡素な部屋の簡素なベッド、簡素な毛布の中にも。 その音は届いた ) [Mon 19 Oct 2009 02:17:06]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが入室されました。 『( 教会の奥 )』 [Mon 19 Oct 2009 02:15:09]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 [Sat 17 Oct 2009 23:19:44]
リシェル > (息を切らせて走り続けた。クソッ、クソッと心の中で何度も呟く)(だからそんな目で私を見るなよな) ――――ぜ……はっ………。 (そして走り疲れた私は膝に手を置き立ち止まる。)(周りの風景を見る。知ってる場所だ。少し歩くけど元のみんながいる所にはちゃんと帰れる)(痛みに気付いて後頭部に手を当てた。血だ。壁にぶつけられた時に少し切ったか) …………… (血の付いた掌をギュッと握りしめて歩き出そう。) [Sat 17 Oct 2009 23:16:43]
リシェル > (人は理由を付けたがる。肩書きに安心して価値のないその欺瞞に踊らされる。黒死病が吸血鬼や魔女の仕業と言われたように、だから原因不明の病が流行れば理不尽な理由で憎しみの矛先を向けたがる) (私の家が故郷で迫害を受けたようにだ) ―――うっせぇぇぇ!!そんなの私が知るわけあるかぁ!! (魔女だのなんだの――そんなのが本当に出来てたら苦労するか。叫び返すと全力で金的をする。病人?知るかそんなこと) (これはくれてやると言わんばかりに急所を蹴られて踞る男に毛布を投げつけて路地裏から走り去ろう) [Sat 17 Oct 2009 22:57:31]
リシェル > な、何? (男は何かを囁いた。それがよく聞こえなくて疑問符を頭に浮かべる。今度はよく聞こえる怒鳴り声だった) (成り済ました魔女め!妙な病を俺達にばらまくな!!) ―――――っ………!? (その文句の内容に絶句する。両の目が違うのは悪魔と関わったからだとか。それとも元犯罪者の素性を知っていたからかもしれない。とにかく私は言葉を失った。違うとは言えなかった) (更に男は私を壁に叩き付ける。痛いな。このクソ野郎めが――――) [Sat 17 Oct 2009 22:44:58]
お知らせ > リシェルさんが入室されました。 [Sat 17 Oct 2009 22:36:28]
リシェル > (路地裏で修道女を壁に押し付けているのは黒い肌の男。ブラティリア―――ではない。肌には白い部分が痣のように浮かんでいる。奇病に侵されてもはや肌の色が逆転してしまったのだ) 苦しい…から…本当に。私達はほら、大聖堂から色々手助けに来ただけだからさ、ね、ね? (私の言葉も聞かずに目の前の男は壁に押し付けたまま憎悪の眼差しで睨み付けてくる。ふざけんな。こっちはそんな視線をされる覚えなんてないってのに) [Sat 17 Oct 2009 22:03:34]
リシェル > …………ね? (精一杯の媚びた笑顔を浮かべてみる。路地裏で絡まれてるのは毛布を抱えた修道女見習い。) いや…ね。その……暴力は何も解決しないと思うのよ。だから…さあ。えっと………… (大聖堂でも行われている今回の流行り病による救済措置。私はここらの地理に明るいから手伝いに来たんだけど―――こんな事になるなんて) [Sat 17 Oct 2009 21:50:19]
お知らせ > リシェルさんが入室されました。 『ま、待ってよちょっと』 [Sat 17 Oct 2009 21:38:32]
お知らせ > ユーリさんが帰りました。 『炊き出しの、始まりだ――。(厨房でキャラ変わるタイプ。)』 [Sat 17 Oct 2009 03:07:45]
ユーリ > おい、そこのガキ共――! 逃げるなよ。 これから食事の時間だ――。(物陰で様子を伺っていた子供たちを一瞥し、吐き捨てるように言って。) さあ、始めるとすっかな――。 (かぶっていたネコを全部脱ぎ捨てて、粗野な口調になって――) [Sat 17 Oct 2009 03:07:18]
ユーリ > ――材料は揃った。 場所も充分だ――あとは俺が本気を出すだけ、か。 (ぎちり、と、大振りの刃物を手に取り。) こンな場所だ、文句も出ねーだろ…、多分。 (獰猛な笑みを向けた――繰り返すが、ユーリ・スタノヴィッチは人間である。そういう意味では、後ろ暗いところなんかひとつもないのだ。 物陰でボロ纏った子供らが本気で怯えてるけど。) [Sat 17 Oct 2009 03:05:01]
ユーリ > ――コッチの教会に来て一週間。 大聖堂の連中への挨拶も、仕事始めも、ちゃーんと猫かぶってやったことだし――、 そろそろ、良いよなァ? (スラムの荒れた風景の真ん中で、ペロリと唇を舐めた。 乾いた風が、黒い外套をマントのようにたなびかせる。) [Sat 17 Oct 2009 03:00:27]
ユーリ > (ならば何扱いされるのか――この青年の場合は、吸血鬼、である。 日光に弱い白い肌、それを覆う黒い外套、赤い唇と口元に覗く八重歯。敬虔なバプテス教徒なら外見だけでニンニク投げつけてきそうな青年、出身はあのヴァンピー共の原産地ヴァーシャである。ダメ押し的な何かさえ感じる。) ――ともあれ。  [Sat 17 Oct 2009 02:57:54]
ユーリ > (あるいはそれは、あえて言うほどのことではないのかも知れない。場所柄にもよる。人間9割の村なら、言明するまでもない話だ。) (しかし、多言語多文化多民族多種族の街であれば、その命題は言明されるに足るものとなる。 ぶっちゃけ人外が多いんで明言しとかないと人間扱いされない。) [Sat 17 Oct 2009 02:54:17]
お知らせ > ユーリさんが来ました。 『ユーリ・スタノヴィッチは、人間である。』 [Sat 17 Oct 2009 02:52:41]
お知らせ > ヴァリス(中年)さんが帰りました。 『( そして、その日特に他に何も無かった。治安はまだいい、のかな? )』 [Sat 17 Oct 2009 01:36:48]
ヴァリス(中年) > ( ま、人間自由に生きたらいいんじゃないかな、とは思う。だから別に一々哀しい想いだとか、していたって仕方が無い。いたい奴は残ればいいと思うし。 ) ―――――いや、居たいからって絶賛指名手配の奴が一箇所に、しかも潜伏先候補として目をつけられてるだろう場所に居座り続けるのはどうかと思うのだが ( ぼりぼり、と首元を掻いた。真新しい吸血痕。瘡蓋が取れた。あー、気持ちいい。瘡蓋ってとるの気持ちいいよねー。あはー。 ) はっ! 日常生活の些細な幸福感に浸っている場合ではなかった! そろそろ行かねば ( よっこらせ、と壁から背を離しててくてくと歩き出す。今夜見つからなかったら自警団に報告―――・・・・する必要あるんだろうか。確か捜索願の幅が恋人や知人、友人や上司にまで枠が広がったとか聞いたけど(※日本の法律なので勘違い)。まあ、今はまだいいか。もうしばらく帰ってこなかったら捜索願を出すことにしよう。などと考えながら歩き出す。不注意きまわり無かった ) [Sat 17 Oct 2009 01:17:59]
ヴァリス(中年) > ( 気を抜いて歩く、というのは少々無防備すぎたかもしれない。とはいっても、何時までも気を張っていては疲れてしまう。ここは戦場ではない。 ) ん〜・・・・ しかし ルァはどこいったのかなぁ ( カリンほど切羽詰ってはいないが、心配には心配である。かといって、スラムを見てもあの子がいそうな場所など見当もつかない。 ) あ、すみません。こんぐらいの子で、オッドアイの・・・・ええ、見てませんか? ( なんて、聞き込みもどれくらいしただろう。未だに収穫は無い。 ) ――まあ、 仕方が無いとは思うけど ( 途方に暮れてある一角で壁に背を預けて夜空を見上げた。別段、拘束とかしようと思っているわけではない。家から出たいなら好きに出て行ったらいいと思う。黙っていたって、人は勝手に出て行くものだ。縛れるものではないからだ。 ) [Sat 17 Oct 2009 01:02:11]
ヴァリス(中年) > ( ともあれ、奇病の噂は徐々に広まっていく。やれ魔女の呪いだの、ウォッシュベアーが関係しているだの、ヴァイオレートの画策だの、色々と噂は絶えない。何かの病気、流行病なのだろう、という見解が一般的で、中年もそう思っている。 ) その不安のせいなのかねぇ。なんか最近治安が徐々に悪くなってきたような・・・・? ( スラムに入ってあそこまで暴れている人は久しぶりに見たと思う。不安は人を暴力的にさせるのだと言う学者もいるが、そこらへんどうなのだろうか。 ) そういえば、エル・ニールさんと出会ったのもスラムだっけ。あのギ○ル曽○みたいな胃袋持ってる人。あの人は大丈夫かな ( 治安が悪いからちょっと心配。けど、一度会ってそのままご飯を一緒にしただけの間柄だから、そこまで心配する必要も無いかもしれないが・・・。などと思いつつ、腰に剣を下げた中年はぶらぶらとスラムを歩く。またぞろ、暴漢が出ないとも限らないが、そんな事は滅多に無いのでちょっと気を抜いていた ) [Sat 17 Oct 2009 00:49:37]
ヴァリス(中年) > ( つんのめるようにバランスを崩した暴漢が体勢を整える前に、中年は暴漢の後頭部に肘打ちを叩き込んだ。「あびゅ」とこれまた変な呻き声を洩らした倒れたところに足を肺の辺りに押し付け、失神させる。これで無力化できたのだったらいいな。クスリをやってる奴って無駄にタフになってる奴いるし。戦争で前線の兵士に配っていた国もあったからなぁ・・・。なんて考えていると、暴漢を数人が縄で縛っていた。その際に財布でも抜き取られてるかもしれないが、それは此方も知らないこと。後は自警団に任せればいいか――なんて思っていたところ ) ――――? ( ひらり ひらり ひらり と。 何かが飛んでいる姿が視界の端に引っかかった。白と黒のコントラストを持つあれは――なんだったのだろう。何かの生き物のような気がしたが、流石に季節はずれである。 何かの見間違いだろうか、と首を傾げるが見間違いそうなものはそこには無かった。 ) ――― まあ いいか ( ぼりぼりと頭を掻いてその場から離れて歩き出す。 こんなことはスラムに入れば日常茶飯事であるから、そこまで気にする必要も無いのかもしれないが ) [Sat 17 Oct 2009 00:41:06]
ヴァリス(中年) > ( ちなみに、襲われていた男の人はとっくに逃げているという顛末。説得しないでこのまま知らぬ存ぜぬで行ってもいいんだけど、衆人環視の中、それをすると良心が痛むので説得を続けているのだけど――効果なし。うう、泣きたい。誰か交渉人を連れてきてくれ。ネゴシェータープリーズ! ) 大体、何がそんなに嫌な事があったのか知りませんけど、そうやって暴れても何も解決しないですよ? そうだ! これから飲みにいきましょう! いくらでも話し聞きますどぅわぁだばら!? 危ないな! ( 先ほどまでブツブツと呟くだけだった男がいきなり奇声をあげて襲い掛かってきた。剣を振り回し飛び掛ってきて――ひょいっと避けるのは結構簡単だった。これでもまだ現役バリバリなんだぜ! ) [Sat 17 Oct 2009 00:36:36]
ヴァリス(中年) > ( スラムは危険です。知ったことではありません。 なんていう流れで、家出と言うべきか、それとも用事があるだけなのか。なんとも言い難い我が家の同居人の少女を探そうか、と思い至り、スラムへとやってきたのはいいものの、暴れている人を発見。ただいま説得中。 ) なんでそんなに剣を振り回してるか知らないけど―――・・・・・・・聞いて無くないですか? ( と、やや遠巻きに暴漢と中年を見ている人たちに視線を向ける。どうして誰も手伝ってくれないのかなぁ、と。襲われている人を助けようと割って入ったのは自分だけど。方や、暴漢のほうはなにやらずっとブツブルと呟いていて、此方の言葉など一向に耳を傾けない。クスリでもやっているんだろうか。 ) まあまあ、今ここでそんなに暴れても自警団に捕まるだけだし、ね? 知ってます? 自警団って留置者のお尻を狙う人がでるんですよ? それはもう凄い勢いで! 僕は見たから知ってるけど、そうなりたくないでしょ!? ( 効果は無かった。依然としてブツブツと呟きつつ辺りを破壊する暴漢。タルやら木箱やらが蹴り壊される。僕のトラウマ無駄に想起説得失敗。ちょっと落ち込む。 ) [Sat 17 Oct 2009 00:32:20]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『落ち着こう、ね? 落ち着きましょう。そうそう、落ち着きましょう』 [Sat 17 Oct 2009 00:26:27]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 失調。 )』 [Fri 16 Oct 2009 02:49:17]
セレニア > ―――ッ! ( 戦士としての反射的な行動だった。 赤地に銀糸でパプテスの意匠が施されたケープを翻し、右回旋で後方へ向き直った少女はその瞬間片手剣を抜き放っている。 …遅れていた青年は何事かと慌て足をもつれさせ、水溜りに尻餅をついた。 その音に、刃を返そうとしていた少女がはっと動きを止める。 …青年だけでなく、少女も呆気に取られる沈黙。 『ヴァンパイアか?』 ようやく口を開いた青年に、どこか誤魔化すようなぎこちない頷き一つ。 …頷いておきながらさっさと納刀し、少女は逃げるように足早に、やや雑にハンドベルを鳴らしながら歩き出した。 その後を、置いて行ってくれるなと青年が慌てて追う。 …この夜は問題にならなかったけれど… 青年はこの話を同僚にするだろうし、それより何より、彼がもう少し近くに居たら、どうなっていたか――― ) [Fri 16 Oct 2009 02:48:05]
セレニア > ( 頭が痛い。 視界がぶれる。 めまいというのとは違う、何か別の光景が重なって見える錯角。 ―――緩く一房に編んだ薄紅色の髪を揺らして頭を振った少女は、大聖堂の医務室で貼ってもらった額の湿布を押し付けた。 冷感が少しだけ増す。 痛みが少しだけ誤魔化される。 …頭の痛みは筋性のものではないと思うけれど、原因不明のそれを少しでも紛らわせることができればと医務員が試してくれた 『冷やす』 というのが意外に効いて、それ以来よくやってもらうようになっていた。 見た目がいささか間抜けになってしまうのだけど、れっきとした医療行為と思えば気にはならない。 )   ( それにしても、今夜のコンディションは悪かった。 まさかとは思うが小耳に挟んだ疫病の噂などを恐れているのか、何かに感化されたように幻覚を見る頻度が高い。 灯りの落ちた質素な家々に、手にしたランプから二人の影が伸びている。 一人は自動人形のように、一人は不思議な踊りに見えなくもないステップを踏んで。 )   ( ―――チラチラと視界を掠める男の影が煩わしい。 足のやり場に困ってくるくる回っているのだと頭では理解していても、何故かいくらかの怯えとともに意識しないでいることができなかった。 )   ( まただ。 光の加減で長く長く伸びる男の腕。 現実のそれと、幻覚が重なる。 誰かが、私のすぐ後ろで両腕を広げて―――? ) [Fri 16 Oct 2009 02:27:54]
セレニア > ( …何度目か、何かを振り払うように頭を振った少女に、青年は首を傾げた。 最初の一回だけ大丈夫かと声をかけてみたけれど、問題ありませんの一言でおしまい。 目の前を虫が飛んだとか、めまいがしたとか頭が痛いとか、説明は何もなく、どうしてそうするのかさえ分からない。 最近おでこに貼っている湿布から、どこかにぶつけでもしたのだろうかと思っていたけれど、頭に湿布って貼るものなのか。 もしかして顔の筋に異常があって、そのせいで無表情だったりするのかもしれないが、何にせよ追求できる雰囲気じゃない。 ―――こんな日くらいもう少しマシな道を探せば良いのに、規定のルートを外れようとしないし、おかげで下ろし立てのズボンが汚れてしまう。 いや、ズボンはどちらにせよ仕事着で、そこは仕方がないが… 変な病気が流行っているようだし、こんないかにも色々と蔓延しそうな場所を平気で歩ける気が知れない。 どうせ、防疫の知識など持ち合わせていないのだろうが――― ついてない。 ) [Fri 16 Oct 2009 02:08:32]
セレニア > ( 舗装などされていない道は、踏み固められているとはいえ、この長雨に耐え切れずだいぶぬかるんでいる。 そこを歩く一組のハンター。 首から下の全身を覆う戦闘服に身を包んだ少女は泥跳ねなど意に介さず機械的なまでに規則的な足取りを保っているけれど、その後に続く青年は爪先立ちになってみたり飛んでみたり、どうにか綺麗に歩けないものかと試行錯誤している。 周囲への警戒などできていなさそうな様子だが、無理もないのかもしれない。 この青年が例え転んでも足を止めそうにない少女は、先天型ヴァンパイアハンターのクルースニックを自称しており、一応ギルドでもヴァンパイアに対する特殊な感知能力があるとされている。 それは主観的なもので、捉えられない他者への説明は困難だけれど、地道に重ねている実績からは、まあそう判断しても良いかと認められつつあった。 )   ( だから… せっかく多少の信用を築けたのだから、ここで失態を演じることはできないのに――― ) [Fri 16 Oct 2009 01:57:05]
セレニア > ( ハンドベルの澄んだ音が雨上がりの街に静かに響く。 遠く、近く、広がりを持って一定の間隔で鳴らされるそれは、ただ空気を振るわせるというだけではない聖性を帯びていた。 ヴァンパイアハンターギルドの警邏。 日常的に行われていることであるからこそ、この警邏に対処する術を持っていないヴァンパイアなどそうはいないのかもしれないが、新参者であればそうもいかないだろうし、どちらにせよ 『お前達を探しているぞ』 という圧力であるには違いない。 何より活動を周知させるのにも繋がる。 人々の意識に、常にそこにいるかもしれないヴァンパイアの可能性を。 …もっとも、快く思われないこともままあるようだけど。 ) [Fri 16 Oct 2009 01:41:37]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 警邏。 )』 [Fri 16 Oct 2009 01:32:31]
お知らせ > 猫?さんが退室されました。 『 シャキン──、と 何処かで裁ち切り鋏の音がした。 』 [Fri 16 Oct 2009 01:16:02]
猫? > ネコ臭い血も啜り飽きた事だし、な。 そろそろ、ホトボリも醒めただろうよ。 (ハサミは、何処に置いただろうか。──まぁ、残ってる筈は無いか。) [Fri 16 Oct 2009 01:11:13]
猫? > ( 品なく、盛大に。 ) (大欠伸しながらゲップを洩らすと──ゴミ箱から身体を撓らせて──飛び降りた。) [Fri 16 Oct 2009 01:08:38]
猫? > ── やっぱり──ヒトの肉、か。 久し振りだなぁ、コレ。 ああくそ……思い出しちまう。 (れろぉ…、と 口の周りを赤いザラ舌で嘗め回すと、人肉の腐臭交じりの吐息を ── ) げぇええぇぇっぷ。 [Fri 16 Oct 2009 01:04:36]
猫? >  (前足で、てしてしと──それを敲きながら── 中空仰いで ) にゃあ ぉ ん。 [Fri 16 Oct 2009 01:02:34]
猫? > ……っ、シ… (はぐはぐ…ごりり…ぽり…。)  (ひとしきり、齧り続けると、肉は残らずこそぎ取れて。 後は、 骨 だけとなった。 ) [Fri 16 Oct 2009 01:01:48]
猫? > (肉の薄く残った、白い棒状のモノを噛みながら、ごりごりと音を立てる── 大型の、虎縞の猫。) [Fri 16 Oct 2009 00:59:48]
猫? > ( がりごり …ぽりり…。 ) [Fri 16 Oct 2009 00:58:23]
お知らせ > 猫?さんが入室されました。 『 にゃ あ 』 [Fri 16 Oct 2009 00:56:38]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが帰りました。 [Wed 14 Oct 2009 02:55:01]
ドライツェ@蝶 > ( ぎこちなく頭を上げると飛来する石のつぶてが見えた。 泣き声に混じって石が風を切る音がする。 石はどんどん数を増して、声がそのままつぶてになったようだった。 ――それは誰に向けられたものなのか――――自分なのか、それとも泣いている幼子か、もっと別の誰かなのか――――誰かが掌に石を乗せた。 対象も分からないのに、おまえも投げろと声がする。 投げてみたらきっと楽しい。 いっそ誰かが傷つけばいい。 血が流れる  と   面白ィ   ) ――――――――…!! ( それは神の教えじゃない。 払おうとしたのか逃げようとしたのか、へたり込んだまま後ずさりでも離れようとした視界の先で。 蝶のようなものがひらと舞った気がした )  【判定】 [Wed 14 Oct 2009 02:54:40]
ドライツェ@蝶 > ( 何故掌が血染めになっているんだろう ) [Wed 14 Oct 2009 02:39:15]
ドライツェ@蝶 >  … うあ、 ( 崩れる。 頭上を渡るスラムの風が子供の泣き声に転じて反響して反響して、ずしりと覆いかぶさってくるよう。 頭を押さえているせいで耳を塞ぐこともできず、うるさいほどの嗚咽の中で自分の心音が暴れている。 こめかみの辺りが酷く痺れて、…それで漸く、頭を殴られたのではなく偏頭痛のせいと知った。 身に覚えのある痛み。 )( ――――でも、それならば。 これがいつもの偏頭痛なら、 ) [Wed 14 Oct 2009 02:38:34]
ドライツェ@蝶 > ( 隙間の多いスラムの家屋を風が強く吹き抜ける。 時に高く時に低く、反響してそれもまた別の子供の泣く声のよう。 ――だから、探しても探しても探しても、何もないところで足が挫けてよく晴れたはずの空が酷く暗くて風が鳴いて、子供の姿は見当たらない。 見当たらない――――見当たらない? ) (  違う  ) 誰もそこに居ないんです  か…!  ( きっと、きっと、そこに居る。 なのに、何故か、「見つけられない」――ささくれた木の壁に縋り、それに頼ってもう少し歩いた。 ――さっきまで疲れも何もないと思っていたはずなのに、悪い病にあたったよう ) ……っっ、  ( 壁伝いに角を曲がった途端、  がつん。 額を打ち据えられた気がして眼鏡の上から頭と眼鏡のあたりを押さえる。 拍子で両の膝をついた ) [Wed 14 Oct 2009 02:22:46]
ドライツェ@蝶 > ………。 ( 子供の泣き声なんてここじゃ珍しくもない。 親なし子も多ければ子に手を挙げる親もいる。 暮らしぶりがそうさせるのか、荒れるから暮らしが安定しないのか、卵と鶏の終わらない連鎖――人の多くが荒んでいる。 神の愛で人の物欲は満たされない。 物欲は言いすぎとしても、腹を膨らませてはくれないことを誰よりもここの住人たちは知っている。 神の愛より有難い言葉より、その日のパンと水と毛布―――― ) ………、  ( ずれかけた意識を引き戻す。 子供がどこかで泣いていて、ならば探し出して親を探して、親元に戻れないなら教会に泊めて―――― ) [Wed 14 Oct 2009 02:11:33]
ドライツェ@蝶 > …おかしいなあ。 ( 多分眩暈に近いもの。 顧みるに、安泰な暮らしでは決してないけれど、職業柄もあって規則正しく生活しているつもりだ。 軽い子供の世話や年配者の愚痴やらも特につらいとは思わない。 ――疲れているという自覚はなかった。 この区域での罹病は殊更やっかいだから、健康には留意している――とも、思う ) 知らない間に慢心していたんでしょうか。 少し早めに寝るようにした方が、  … ( 風に乗って遠く、近く。 どこかで子供の泣く声  が ) [Wed 14 Oct 2009 01:54:52]
ドライツェ@蝶 > ――――……  ( 立ち止まった ) ………………。 ( 立ち止まったというよりは、足が止まった。 普通に歩いている途中で不意にかくんと膝から力が抜ける ) [Wed 14 Oct 2009 01:35:11]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが来ました。 『( 教会へ続く路地の途中 )』 [Wed 14 Oct 2009 01:33:28]
お知らせ > ルァ@蝶さんが帰りました。 『( ―― もし、 男が悪魔だと知ったとしても、 結果は変わらなかったかもしれない 。 )』 [Tue 13 Oct 2009 03:18:13]
お知らせ > アウレリカさんが帰りました。 『少女は悪魔に魅入られた』 [Tue 13 Oct 2009 03:16:39]
アウレリカ > ( 宿に着けば自分の部屋と少女の部屋をとり、後ほど宿の主人に金を払って、少女に出来る限りのサービスを行う事と、少女が宿を出る際に自分のの連絡先を記したメモ書きを渡すように言いつけるだろう。 ) [Tue 13 Oct 2009 03:16:19]
ルァ@蝶 > ( 愚かな少女。 男が悪魔だと知っていれば もしかしたらもっと警戒していたかもしれない 。 けれど少女はそれを知らず、 知る術ももっておらず 。 その優しさが偽りでないことを願いながら 、 男の手を 軽く握り返し 、 宿へと歩き出すだろう。 ) [Tue 13 Oct 2009 03:09:22]
アウレリカ > ( 少女の手をそっと握ると、アウレリカは何も言わずに歩き出す。 悪魔は優しいものだ。 人を陥れる時、悪魔はいつも優しい。 ) [Tue 13 Oct 2009 02:56:43]
ルァ@蝶 > ―――――― ……。 ( 差し出された手を見る 。 信じていいのか 分からない 。 優しいフリをして 助けるフリをして 、 捕まえて売り飛ばす人だっているし、 騙してひどいことをする人だって いる 。 孤児で スラムで育ってきた少女はそれを知っているハズなのに 。 それでも 人を疑い切れない少女は どこまでも愚か者なのだろう 。 ) ( 少しの間の後、 少女は すっかり冷たくなってしまった手を 差し出された男の手に乗せるだろう 。 ) ――――― ありがとう …。 [Tue 13 Oct 2009 02:50:17]
アウレリカ > いいさ。 ( そういって、ルァに傘をもっていない方の手を差し出した。 この少女が直面している何かを知らなければ、この少女が持つ物の中で最も価値のある物を買い取ることは難しいだろうと判断し、今は信頼を得る事に力を注ごうと。 信頼とは、信じて頼る事。 信じれば頼ってしまうのが人間の習性だ。 ) [Tue 13 Oct 2009 02:45:30]
ルァ@蝶 > ( 男が立ち止まれば、 不思議そうに 見るだろう。 それから、 告げられた言葉には 困ったような表情を 浮かべる 。 見ず知らずの人を 信用してもいいのだろうか と 。 けれど、 雨は冷たいし 身体は冷えているし、 とても だるい。 どこかに 泊まる というのは とても惹かれる。 ) ――――― ……。 ( 断るべきだ と 、 思う 。 けれど、―――― ) いい の …? ( じぃ 、 と 相手を見て 、 尋ねる 。 確実に雨が凌げる 暖かいトコロ は 、 今の少女にとっては 何よりも惹かれる場所 だ。 ) [Tue 13 Oct 2009 02:33:35]
アウレリカ > それじゃ、ルァ。 ( 言われるまま、少女の名を呼んで、立ち止まる。 ) 君は私に一つ親切をしてくれた。 だから、私も君に一つ親切を返さなければならない。 君がよかったらだが――――君の部屋をとろうと思うんだが?  [Tue 13 Oct 2009 02:29:16]
ルァ@蝶 > ―――― 良い言葉、 じゃ ないかぁ …。 言われてみればそうかも 。 ( 特に考えずに使っていたけれど、 確かに男の言う通りかもしれない 。 答えられなかったのは ――― そもそも孤児だから家が無い というのが 大きかったりする 。居候している家は此処から少し遠い郊外にあり、 今から帰るのは大変で 。 またどこかの廃屋に入りこむしかないかと 思っていたから。 ――― 勿論、 手のシミのことも 気にしてはいるが 。 ) ―――― あうれりか …? 私は――― ルァ、 だよ 。 ( 歩きながら、 答える。 お嬢さん って呼ばれるのは 何か恥ずかしいから名前で呼んで ? と、 良いながら。  宿はすぐに見えてくるだろう。 見えれば、 あそこじゃなかったかな  と 指をさして。 ) [Tue 13 Oct 2009 02:21:07]
アウレリカ > 『今さら』と言う言葉は良い言葉では有りませんよ、お嬢さんのようにまだまだ先の長い人には特にね。 ( 歩き出す少女に連れ立って、アウレリカは歩き出した。 少女は質問に答えなかった。 つまりは、答えられなかったという事だ。 嘘をつく、はぐらかすと言う選択もあったのにそれをしない―――正直である事と、その理由が深刻だと言う事がよくわかる。 はぐらかす事さえ出来ない程に『理由』が深刻なものだという訳だ。 ますます持って、都合が良い。 ) お嬢さん、私はアウレリカと言う者で、市内で宝石商を営んでいる。 『お嬢さんは?』と御聞きしても?  [Tue 13 Oct 2009 02:15:59]
ルァ@蝶 > ( 男の推測は当たっている。 都合が良い と 思われていること 少女は知る筈も 無く 。  不意に 肌を打っていた雨が消えたと思い見上げれば、 自分の頭上に傘がかざされていて 。 それが 男の傘だと知るのに そう時間はかからなかった。 ) ―――― いいよ。 もう十分、 濡れてるし …。 今更だから 。 ( と、 疲れたような 苦笑を向けるだろう 。 ) ―――― 宿 …… 近くにあったかな … あったかも …。 ( 視線を逸らせば、 呟いて。 お嬢さんは? という問いには 答えなかった。 答えられなかった 。 ) ( こっちだったかな なんて 良いながら、 宿があるはずの方向へ向かって ゆっくり歩き出すだろう 。 ) [Tue 13 Oct 2009 02:01:46]
アウレリカ > (少女が逃げようとしないのならば、少女の頭上に傘をかざそう) [Tue 13 Oct 2009 01:57:26]
アウレリカ > ( アウレリカは少女を観察する。 警戒の度合いはそれ程高くない、それは逃げようとしない事が証明している。 こちらの目的地を聞いてくる事から、好奇心の強さと悪印象を持っていない事を推測できる。 こんな時間帯に一人で泣いていたと言う事は、一人でいなければいけない理由、泣かなければいけないような出来事があったということだろうか――――そう推測した。 それらは全て自アウレリカにとって都合が良い。 ) この雨ですし、宿でもとろうとね。 お嬢さんは? ( [Tue 13 Oct 2009 01:56:37]
ルァ@蝶 > ( 道に迷った。 そう言われれば 少女のほうは何やら納得をしたようで 。 ) ―――― 変な 人 。 ( 優しい声音で話す男に、 一言 そんな言葉を 。 完全に警戒を解いたわけではないが、 それでも、 男が近寄れば 少女は逃げず その場所に留まっているだろう。 ) ―――― ドコに行くとこだった の ? ( 分かるところだったら 送ろうか? と 、 小さく首を傾げて 尋ねてみようか 。 自分は特に これから用事は無いし 。 あんな変な体験をした後。 何となく 1人は心細いと思ったせいかもしれない。  それ以前に 。 困っていたら 自分が出来る範囲で 手助けをしたいと 思うせいかもしれないが 。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:44:02]
アウレリカ > ほう? ( 思わず、驚きの声を漏らした。 気狂いだと思っていた少女が見せた反応は、警戒と対話。 どちらもある程度以上の知性がなければ出来ない事だ。 俄然、少女への興味が湧いた。 ) 道に迷ってしまったんですよ………この辺りは不慣れなもので。 でも、それでなくとも貴女のような子供が、こんな時間に傘も差さずに立っていたら、声位はかけるんじゃあないですかね? ( 努めて優しい声音で言いながら、少女へと近づいて行こう。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:37:04]
ルァ@蝶 > ――――― … ? ( 声をかけられれば 、 声の主を見るだろう 。 お嬢さん? と 、 小首を傾げて 。 ) ――――― …… だれ ? ( 気が狂っていると思われているなど 少女が知るハズも無く 。 男が近づいてくれば、 警戒するような 眼差しを向ける 。 けれど、 原因の分からぬ体のだるさで 、 警戒することすら 億劫な様子で 。 疲れたように息を吐くだろう 。 ) ――― 私に 、 何か 用 ? ( お金は無いよ? と 、 肩を竦めて見せて。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:29:00]
アウレリカ > ( それを見つけた時、アウレリカは小さく溜息を吐いた。 雨の中でなきながら薄笑いを浮かべて立ち尽くす少女―――気狂いでは取引をする事も叶わないからだ。 それでも声をかけるのは、保護者の方に取り入る機会があるかもしれないと考えたからだ。 ) お嬢さん、夜の雨は体に毒ですよ。 ( 笑みを浮かべ、近づいていく。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:22:06]
ルァ@蝶 > ( 何度か深呼吸を繰り返し、 身体の振るえは、 自分の中に押し込める 。 最後に 大きく 大きく 息を吐き出せば 、 背筋を伸ばし 空を 見上げて。 ) ――――― なん なのか なァ …… ( アハッ と 、 薄く笑う 。 笑わないと、 恐怖にが自分を 包んで 消してしまうような気が して 。 涙は 止まっただろうか。 ――― 多分止まっていない。 けれど こんな雨の中 誰かが歩いていたとしても 自分のことなど気にしないだろう 。 男が此方へと歩いてくれば、雨の中傘もささず、 雨宿りもせず、 ただ路地に突っ立って 涙を流す 蒼と桃の瞳の子どもが いることだろう。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:11:37]
アウレリカ > ( ひょろりと背の高い影が一つ、スラムを歩いていた。 降りしきる雨の目を欺くような黒いインヴァネスコートに身を包み、山高帽を目深にかぶったそれは、傘を片手に薄暗いスラムの通りをきょろきょろと見回しながら歩いていた。) ( それが探しているのは、弱い人間。 或いは、弱った人間。 例えば、この雨を避ける塒すら持たないような人間。 弱い人間、弱った人間は、目先の餌に自分の持つ物を容易く切り売りする。 それがどれほどの価値を持つものなのかなど何もわからずに―――――強欲の悪魔アウレリカは、そういう人間を探していた。 何かを打ち付けるような物音の正体を確かめようと、その音がした方向へと進んでいく。) [Tue 13 Oct 2009 01:05:38]
お知らせ > アウレリカさんが来ました。 『物色』 [Tue 13 Oct 2009 00:49:36]
ルァ@蝶 > ――― ッ はぁ ………。 ( 気付けば、 壁を殴っていた左手が 痛い 。 後頭部の痛みは消えていて、流れていた血も 消えていた。 ) ―――― 何なの……… 。 ( 幻術 なんて、 少女は知らない 。 ただただ 怖かった。) ――― … ぇ ……… ?! ( 甲を見れば 、 シミは僅かにだが 大きくなっていた 。 なんとなく、 原因は手の甲のシミにあるのではないか と 。) 何かの 、 病気 …… ? ( 声が 震える。 人に感染するものだったら どうしよう と、 不安が大きくなる 。 だって、 誰かにうつるものだったら ―――― ) かえ れな  い …… 。 ( 冷たい雨に身体の体温はどんどん奪われていく 。 左右違う色の瞳から流れた涙は 、 雨と混じって地面に落ちた 。 )      ( 【 判定 】 ) [Tue 13 Oct 2009 00:42:44]
ルァ@蝶 > ( 抗えない飢え 。 そして焦り。 憧れ 。 狂おしいほどの ――――― 狂おしいほどの 、 何 だ ? ) ――― め … て …………… ッ … ( ぐしゃり と、 髪の毛を掴む 。 ) ―――― や め ―― て … ッ …… ! ( 重なる景色は 記憶は 誰の ものだ ? 自分の …?  痛い 。 苦しい。 悲しい 。 お腹が 空いて ――― そして、 焦がれた 、 親の  人の  温もり 。 けれどそれが手に入ることは ―――― これ は 、   狂おしい …? だれ の ? ) や  ……め ――――― …… ( がくり と 膝が落ちる 。 ) だれ ――― か … ( 分からない。 怖い 。 これは何? ) ―――― たす け …… ( 思わず 呟く言葉 。 と 、 不意に視界に 何かが入る。 2重のセカイ。 ぼやける視界。 ひらり。 ひらり 。 これは 何? 白 。 雪 ? ) ――― …ッ !!! ( ガツッ と 、力いっぱい 壁を殴る 。 拳に痛み 。 響くように 腕 、 肩 。 荒い息を 何度も 何度も 繰り返す 。 何度も何度も、 壁を殴りつける。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:20:42]
ルァ@蝶 > ( 暫く歩いていくと、 不意に 身体がぐらり と 傾いた 。 一瞬意識が飛ぶ 。 ) ―――― … な ……… に …………… ? ( 景色が2重に なるような 変な感覚だ 。 2重に重なる景色 は どこか 歪んでいるような 。 子どもは 眉を潜めながら 歩き出す。 と、 何処かで 子どもの泣き声が聞こえた 。  さっきの子? と思うが、 その声は とても近い。 まるで 自分が泣いているよう に 。 ガツッ と、 何かがぶつかるような 衝撃 。 後頭部に痛みが走り 、 手を当てれば、 ぬるり と、 生暖かい液体が 手に触れた。 ) ―――― …… ぁ … は …ッ … ( 見れば、 紅い血が 手についている 。 何か投げられた という認識は すぐにできた。 無意識に 右目を 押さえる 。 そう だ。 よく この眼のせい で ――――― 。 でも 、 何だ ?   自分の中になった感情と よく似ているけれど、  けれど 違う感情 が 、 自分の中で 膨らんでいく 。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:13:47]
ルァ@蝶 > ( だるさが いつまで経っても治らない 。 けれど お仕事はしないといけないし 、 居候させてもらっている家の家事だって、 しなきゃいけない と 思うと 、 のんびり休むのは憚られる 。 ) ( そんなことを 考えて歩いていれば 、 泣きじゃくる子どもが 自分が向かう方向から 走ってきて 。 ) ―――― … ? っと … 大丈夫 …? ( 子どもはよく前を見ていなかったのだろう 。 自分にぶつかった 。 子どもは一瞬 顔を上げて此方を見て ―――― そして 、 ギクリ とする 。 その子どもの頬には 自分の手の甲にあるのと同じような 黒いシミが あった 。 ) ――― ぁ …ねぇ……ッ ! ( そのまま子どもは、 やはり泣いたまま 、 走って行ってしまった 。 何だか嫌な感じがしつつも 子どもを見送り 少女はまた歩き出す 。 何だろう か。 何だか、 此方へ行ったほうがいいような 気が して。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:59:26]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『( 子どもの泣き声 。 )』 [Mon 12 Oct 2009 23:54:28]
お知らせ > ヒルダ@蝶さんが帰りました。 『( 私はぞっとして、急いで宿まで帰った。 )』 [Mon 12 Oct 2009 23:46:56]
ヒルダ@蝶 > ( 私の身体に突然できた黒い染みと何か関係があるのだろうか?だとしたら、やっぱりお肌が荒れてるとかそういうお話じゃなくなってくる気がする。もし、これが何かの病だとしたら、今見てしまった幻覚は症状の進行を表しているのだろうか? そもそも、今見た光景は一体何なのだ。どうして子供は泣いている。どうして草を齧り泥を啜る。何故石を投げつける。どうして私の身体が血でべっとりと汚れていたのだ。 ) お、落ち着くのよヒルダ…。お前は魔女よ、今までだってこういう可笑しな現象を体験してきたじゃない。 ( けれども突然みせられた幻覚に、今はただ「怖い」「薄気味悪い」と感じるだけだった。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:46:32]
ヒルダ@蝶 > ( 昨日お酒を飲みすぎて、酔いがまだ抜けてないのかもしれない。悪戯好きな魔法使いが、この場所に幻覚を見せる術を施したのかもしれない。 …かもしれない。だが、そうでは無い事を私は知っている。 ) ………。 ( 私はその場所に何かの気配を感じていた。見えないが、何かが居る。さっきまでは感じ取れなかったけれど――それが何だかは判らないが、少なくとも酔っ払ってみた幻という訳ではなさそうだ。 …私は落としてしまった箒を拾い上げると、辺りを見渡しながらそれに跨る。そして心を集中させ、――1、――2、――3、のリズムで地面を蹴るとふわりと浮かび上がった。 …居る。空にも居る。私の周りに居る。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:39:11]
ヒルダ@蝶 > ――――― ッ!! ( 次の瞬間、がしゃあぁんという大きな音と共に私は何かにぶつかった。痛みと衝撃に小さくうめき、ゆっくりと目を開けると、そこは私が居たスラムだった。天地が逆さまになった世界で、さっき潜ったアーチが見える。 ) あ……痛 、ぅう…… ( 逆さにひっくり返ったせいで、スカートが捲れて下着が丸見えだ。ぐらりとバランスを崩すように足を倒すと、べちゃりと地面に四つんばいになる。私が突っ込んだのは、木材が立てかけてあるところだった。倒れた木材があちこちに散乱している。スピードはそんなに出していなかったから、怪我はしなかったみたい。それより、さっき額にぶつけられた石――。 ) あ、あれ? ( そう思っておでこを触ってみるけれど、なんとも無い。さっき見えたべっとりついた血もどこにもない。…私は、今、何を見たのだ。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:30:56]
ヒルダ@蝶 > ( それから前に向き直ると、今度は―― 私が居るところは、スラムじゃなかった。あの歩きにくいでこぼこの石畳や今にも崩れてきそうな壁ではなく、荒れた土と草の開かれた場所を私は飛んでいた。眼下では誰かがその土の上を這いずりまわり、その草を齧る。その誰かは悲しそうな目で私を見上げるのだ。 ) ―――うッ!! ( 状況を把握できぬまま、今度は額に何か硬いものがぶつかる衝撃。そして痛み。――石だ、石を投げつけられた。どうして?誰に?っていうか、ここはどこなの? 私はその痛みで箒のバランスを崩し、前につんのめった。必死に立て直そうとするけれど、額からの出血が酷いみたいだ。ほら、もう――顔中、胸も、腕も、掌にもこんなに血がべっとり。私の白い肌を流れ落ちている。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:25:22]
ヒルダ@蝶 > ( 【侵食値:3→5】 ) ( アーチを潜ってすぐ先の建物の側で、子供が泣きじゃくっているのを見たのだ。アーチを潜る前には確かに居なかった筈だ。私は優しいから、引き返して「どうしたの?」って聞いてあげてもいい。私はすれ違う瞬間にその子供を見下ろし、すれ違ってから振り向くと―――そこには子供の姿は無かった。 ) ……えっ。 ( 何、今の。見間違い?でも、泣きじゃくる声は聞こえた。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:17:48]
ヒルダ@蝶 > ( 前方にアーチを描いた陸橋が迫り、私は少し高度を落とす。 ――それなら、この染みは一体なんだというのだろう。放っておいても良いものなのだろうか。顔の火傷のほうには出てなかったし。…このまま、単に染みが出ただけでその後何も変わりが無いというのなら放って置く所だけど。 ) どうせ右手は包帯とか手袋で隠してしまって、人目に晒すことなんて殆ど無いからね。 ( 多分、見られたとしても黒い染みよりも火傷の醜さに目が行くだろう。私はそんな事を思いながらアーチの下を潜る。この時に目をちょっとだけ瞑るととってもスリリング。ぶわ、と左右と上をアーチが通り抜けていくと、風になびいて雨具のフードと黒髪が舞う。……けれど、次に目蓋を開いた瞬間、私は驚いた。 ) ( …【判定】 ) [Mon 12 Oct 2009 23:03:42]
ヒルダ@蝶 > ( ヴェイトスはこんなに雨の多い街だったか。きっと大気に散在する水の精霊と大地を照らす月と太陽の力のバランスが崩れかけているのかもしれない。私は雨具を身につけ、箒に跨り低空を飛行していた。相変わらず身体のだるさは取れず、かといってそれ以上症状が悪化するわけでもなく。 私がこの街を去る前に、一時期世話になった魔女がこの界隈に住んでいた。彼女は私の先生と同じぐらい高齢で、魔女ギルドにも所属しない孤高の魔女だ。性格は偏屈で、近所づきあいも無く、スラムの子供から「偏屈ババア」と呼ばれている。しかし魔女としてのキャリアは長く、この黒い染みについて何か知らないか尋ねに言ったが―― 収穫は無かった。 ) 70年ぽっち生きてたって知らんものは沢山ある、か。それを言っちゃお終いじゃない――。 ( はぁ、と溜息を一つ。 ) [Mon 12 Oct 2009 22:55:39]
お知らせ > ヒルダ@蝶さんが来ました。 『 また雨だ。 』 [Mon 12 Oct 2009 22:49:14]
お知らせ > エアリーさんが帰りました。 『( 豪雨の中を、駆け抜ける。 )』 [Mon 12 Oct 2009 03:24:57]
エアリー > ( 逃亡奴隷が偽装結婚を暴露したところで相手にされない… というか、どんな形であれ人間社会の運営に携わるようなところと関わるのはごめんだ。 逃亡奴隷の特徴など一々覚えている者がどれほどいるかというところでも、軽んじていては発覚する。 だからこそ保たれている秩序なのだろうし。 )   ( ―――どうするかは、ほぼ決まっている。 それでも悩んでしまうのは、ロッテへの疑心と… 自分の身体能力への、不安か。 ゴーテンジとその連れ、スズネのような力は、私にはない。 レピュナートやランナー達にしてもそうだ。 ちょっと鍛えてみたところで、戦士には及ばない。 ) [Mon 12 Oct 2009 03:23:49]
エアリー > ( そう思わせるための芝居かもしれない。 でも、とりあえず私に対しては、そこまで回りくどいやつではなかったと思う。 あるいは今だけ私への見返りを前提にしていても、気が変わるかもしれない。 ロッテの優位に彼女が気付いていないわけはないが、気まぐれなのはいつものことだ。 )   ( どう判断するべきか、分からない。 ただ、では話に乗らずにどうするのかと言うと――― その場合、今のままあの家に居られるのかどうか。 仮に居られたとして、家賃は私の内職でまかなわれているけれど、私の食費はロッテの分と一緒に出ていて、写本の内職だけで家賃と食費を両立させるのは難しい。 写本に費やす時間を増やせば良いのだけれど、あと2万か3万増やすというのは、簡単ではないだろう。 そして、家を出るしかなくなった場合、私には行くあてなどなく、いくらかの貯金はあるものの、職も失って、あとはどこで金を得られるか分からない。 真っ当に働くことに固執したりはしないけれど、そうでないものにはリスクが伴うものだ。 )   ( 人一人殺すリスクを無視すれば、その後ロッテにどう扱われるかで変わる私の生活は、最悪でも今あの家を出るのと変わりないだろう。 口を封じようとする可能性もなくはないが、そんなもの、ロッテが表通りの住人という地位と金を手にしてしまえばどうにでもなる。 ) [Mon 12 Oct 2009 03:17:37]
エアリー > ( あの時ロッテが持ち出したのは、ロッテに協力しなければどうという話ではなく、このままだと私がどうなるかという、それだけ。 この機会はロッテが活かすもので、私が協力することのメリットは、ロッテを介して得られるものだ。 だからこの件に協力してもしなくても、私の状況が大きく変わったりはしないのだけれど――― ロッテがあのように言ったのは、私にも利益があることが、ロッテの中で前提になっているからではないか。 ) [Mon 12 Oct 2009 03:01:07]
エアリー > ( 楽観的に見れば、好機だろう。 今まで利害の一致だけで成り立たせていた関係が、これで――― これで、何だ? 利害の一致以外で、誰かと通じるなど考えられない。 信用というのは、ギブアンドテイクのバランスだ。 いかに均等で、そしてそれが重要なものであるか。 )   ( 頭ではそう理解している。 そうとしか、理解できない。 けれど、この一年一緒に暮らしてきたという慣れは、ふと、それだけではないのかもしれないという漠然とした感覚を抱かせる。 …ロッテは私に悪巧みを持ち掛けて、そんなのはつまり、私にはどこかへ訴え出るような真似ができないという確証があって、現状ロッテとの利害関係が一致しているから、頼み易いというだけかもしれないけれど。 ロッテは意識しているのだろうか、会話の端々には私が 『ロッテ側』 についているのを前提にした流れが顔を出すようになっている。 確かに私は最低でも今の生活を維持するために、何かあればロッテにつくしかないのだけれど、そういった心情でものを言うとき、ロッテは 『そうだろう?』 という優越感のようなものをもっと押し出してくる。 ような気がする。 …それがないのを意外に思う度、なんだか可笑しいような、まんざらでもない気持ちになる自分がいて――― そんなものは何の担保にもならないのだけれど。 けれど。 ) [Mon 12 Oct 2009 02:50:27]
エアリー > ( 夜は無闇に出歩きたくない。 この街の人間の暮らし振りを見るというのでフラフラしていることはよくあるけれど、純粋な走り込み目的では朝方にしている。 その方がひと気がないから――― というのなら、今もその条件は満たしているのだけれど。 ロッテに殺しを持ちかけられてから、落ち着かない。 何かしていれば良いのだけれど、眠ろうと横になる空白の時間とか、ふとぼんやりしてしまうと 「どうするか」 というそればかり。 )   ( ぬかるんだ地面に足を取られそうになりながら、狭い路地を曲がる。 ) [Mon 12 Oct 2009 02:20:56]
エアリー > ( その蝶を見ることはなく、蝶と接触した者を見ることもない。 今後状況が進行した時に、おやどこかでこれを感じたぞと首を傾げるのはまだ先の話。 ―――豪雨の中酔狂な話だけれど、雨や何かから逃れようとするのとはまた違った足取りで、ひと気のない通りを細身な娘が駆けている。 タンクトップにホットパンツ、その上にパーカー一枚という軽装ではあるけれど、どれも機能性よりはデザインを重視したブランド物だ。 面積こそ狭いが派手なものは派手で、それがまたランニングというイメージからは遠ざけている。 ) [Mon 12 Oct 2009 02:10:07]
エアリー > ( それは厳密に言えば嗅覚で捉えたのではなく、もっと直感的なもの。 ただ、この道を変えようと思う。 これがどこか目的地を持っていたり、急いでいたりすれば話は違ったろうけども、当てのないランニング。 どのように道を変えても困らないし、その結果何かに巻き込まれたりすると間抜けだが、半端な知力に邪魔されることなく感覚に従える。 ) [Mon 12 Oct 2009 02:00:28]
お知らせ > エアリーさんが来ました。 『( 妙な臭いがして、道を変えた。 )』 [Mon 12 Oct 2009 01:56:59]
お知らせ > 白黒の蝶さんが帰りました。 『 ――飛び立つ蝶。その遠く、もう一匹の蝶がいた。二匹、三匹――と、蝶の数は増えていく―― 』 [Mon 12 Oct 2009 01:55:19]
白黒の蝶 > (――ふい、と蝶が飛び立った。泣き声から遠ざかるように。…ぱたりと飛んだ蝶が、軒先で寝ていた乞食の老人の頭にふわりと止まる。老人は眠り込んだまま――その頬に黒い染みが浮かんでも、起きることは無かった) [Mon 12 Oct 2009 01:54:02]
白黒の蝶 > (フラッシュバック――――― 泣きじゃくる子供。投げつけられる石。白い肌に絡みつく生暖かな赤い雫。…泣きながら足を引き摺り、草を齧り泥を啜る。 焦燥と憧れ。そして狂おしい程の――――) [Mon 12 Oct 2009 01:52:33]
白黒の蝶 > (飛び立とうか、どうしようか。迷うように羽を振るわせた蝶の元に、どこか遠くから子供の泣き声が聞こえた――親に棄てられたのか、まだ幼い子供が雨に打たれて、震えて泣いていた) [Mon 12 Oct 2009 01:49:16]
白黒の蝶 > (雨のせいか路地に人気はなく、汚れたゴミと壊れかけた家だけが並んでいる。時折、自分と同じように雨宿りでもしているかのような人影を家々の合間にみつけて、白と黒の羽がぱたりと震えた) [Mon 12 Oct 2009 01:47:44]
白黒の蝶 > (とても激しい雨だった。雨宿りでもするかのように、朽ちかけたあばら家の軒先に一匹の蝶が留まっていた) [Mon 12 Oct 2009 01:45:45]
お知らせ > 白黒の蝶さんが入室されました。 『 ――雨が降っている 』 [Mon 12 Oct 2009 01:44:33]
お知らせ > 雨吉さんが帰りました。 『すいません、それではお邪魔しました』 [Mon 12 Oct 2009 00:23:03]
雨吉 > ( 特におかしな物音もしないので、僕は仕事を進める事にした。 倒れている男に肩を貸してベッドの脇に運び、もたれかけさせる。 これでこの仕事は終わりだ。 ) ( 十回分以上の量を溶かした物を一気に打たれのだからまず死ぬだろうし、生きていても廃人だろう。 チンピラが麻薬の量を間違えた、この件はただそれだけだ。 ただそれだけの話 ) [Mon 12 Oct 2009 00:21:38]
雨吉 > ( 効果は劇的だった。  男は目を見開き、口を大きく開けながら何かを叫ぼうとしたが、結局、吐き出す事が出来たのはよだれだけだった。 筋肉が弛緩し始めた男が前のめりに倒れるのを確認し、耳を澄ます。 雨音に音が紛れるとは思うが、念の為にしばらく周囲の物音に耳を傾ける )  [Mon 12 Oct 2009 00:03:58]
雨吉 > ほら、これ……… ( 右手を開いてポケットから取り出した物を男に見せてやる。 何の変哲もない、ただの注射器だ。 ただ、中にはいわゆる麻薬と呼ばれる成分を含んだ溶液が入っている。 ) ちょっと、すいません――― ( 不審な顔をする男にそういうと、僕はそれをしっかりと握り、おもむろに胸倉を掴んでいる男の手に注射器を突き立てた。 男は反射的に僕から手を離し、注射器を抜こうとしたが、僕は構わず注射器の頭を押しこみ、一滴残らず中身を流し込んでやった。 ) [Sun 11 Oct 2009 23:51:29]
雨吉 > ほんとすいません、此処の所新聞のネタになるような話が無くってですね――――嘘でもホントでもいいから話聞いて来い、殺されたら線香位あげてやるから得ダネとってこいなんて言われちゃって……いや、すいません。 あっ、そうだ……お詫びにですね、これ…を。 ( そういって、男の手を左手で押さえたまま、僕はもう一度コートに右手を突っ込んだ。 ) [Sun 11 Oct 2009 23:35:54]
雨吉 > なんていうか……すいません、要するに――――最近ウチの会社にですねー、無記名の投書があった訳なんですよ。 貴方が、その――――――犯人だ・・・・・・なんて。 ( それらしくコートのポケットから手中を取り出し、わざとらしくパラパラと捲って見せる。 案の定、男はドスの利いた声で何か喚きながら僕の胸倉を掴んで来た。 ) い、いやっ! あの・・・すいませんっ! わかってます、貴方が犯人じゃないってちゃんとわかってますから! け、結構こういう悪戯とか良くあるんですよ、ええ・・・・・・すいません。 ( 僕は胸倉を掴む男の手を、服の上から両手で軽く押さえながら、何度も謝った。) [Sun 11 Oct 2009 23:23:27]
雨吉 > ( 何度目になるか、僕は眉根を寄せてそう言うと、頭を下げた。 ) ( スラム街の中心部に程近いとあるアパートの2階の一室。 見るからにチンピラ崩れと言うご面相の男は、押し殺したような低い声で黙って入れと玄関の戸を開いた。 ) すいません、それじゃあ失礼して―――えぇと、まあ要するに、1週間程前? に、ですね。 この辺りで女の子が……乱暴されてた挙句、殺されたって事件がありましてですね。 ( 言いながら辺りを見回し、周囲に人がいない事を確認して、僕は中へと踏み込んだ。) [Sun 11 Oct 2009 23:07:14]
お知らせ > 雨吉さんが入室されました。 『すいません』 [Sun 11 Oct 2009 22:50:00]
お知らせ > ルァ@蝶さんが退室されました。 『( 現在 浸食値:3 )』 [Sun 11 Oct 2009 03:04:22]
ルァ@蝶 > まぁいいや 。 ( 早々にあきらめれば、 何度目かも分からないため息を 吐いて 。 ) メアの家に行ってみようと思ってたんだけど なぁ ……。 ( 別の日に しよう 、 と 。 寝るな! 寝たら死ぬぞー! って言われそうなくらい寒い 。 が、 まぁ。 運がよければ朝 ちゃんと生きたまま、 目を覚ませるだろう 。 大丈夫。 今までずっとそうだったんだから。 ) ( 外の雨の音が五月蝿い 。 雨漏りの音が 廃屋の中に不気味に 響く 。 それでもやがて少女は うとうと と し始め て。 ) ( 【 判定 】 ) [Sun 11 Oct 2009 03:03:22]
ルァ@蝶 > ( 寒い。 だるい。 風邪でも引いたのだろうか。 それとも ―――― 冬が近いからか 。 ) ――――― やだ なぁ ……。 雪 …… 。 ( ずるり と、 埃とカビの匂いのする木の床に寝そべる 。 もうすぐ冬が来る。 雪が降る 。 メアリアンとネッビェは 元気だろう か ? ヴァリスさんとカリンさんの身体の具合は もう大丈夫なのかな? とか 、 考えながら 。 冬になっても 皆と一緒にいられれば 、 悲しい気持ちにならないかな? と 。 ) ―――― ぅー …。 さっむいー ……。 ( もそもそと身体を丸め、 できる限り体温を外に逃がさないように 。 やっぱり無理をしてでもヴァリスさんに家に戻るべき ?) ……… むぅ …。 [Sun 11 Oct 2009 02:42:59]
ルァ@蝶 > ( 酷い 雨だ ――― 。 雨宿りに 廃屋の1つに入り込んだ少女は カクリと肩を 落とす 。 郊外に戻るのもいいのだろうが、 どうにも体の調子が良くないの で 。 仕方なく野宿でもしようかと 思い 。 ) ――― むぅ。 何なんだろ う ? ( と、 呟いて見るのは左手の甲 。 今は暗くてよく見えぬけれど 、 黒いシミのようなものがあった。 汚れかと思ったのだが 、 洗っても擦っても取れぬという 。 ) ……… まぁいいや 。 ( 気にすることでもないだろう と 。 ) [Sun 11 Oct 2009 02:35:21]
お知らせ > ルァ@蝶さんが来ました。 『――― … さむ …。 』 [Sun 11 Oct 2009 02:30:46]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( 眠りに落ちる寸前、彼若しくは彼女が笑う声が、聞こえた気がした。 )』 [Sat 10 Oct 2009 01:17:40]
ナイト > (闇を探しに行こう。このスラムで見つけやすいものなんかではなく、もっと濃厚で猫に似合う闇を。それにはきっと、此処から飛び出さなければならない。一度、世界へと赴いて、たちどころにこの町に戻ったことを思い出す。あの時の恐れも、少し残っている。それでも――、)     (猫は目を閉じる。彼若しくは彼女は、酷く暖かい。)          (目が覚めたら、どこかへ行こう。猫が好む性質の闇を探しに、此処ではない、どこかへ。) [Sat 10 Oct 2009 01:17:15]
ナイト > (さて、貴方は沈黙するのだろう。そうだ、きっとそうだ。猫を相手に訥々と何かを語るヒトガタはそうはいない。そんな奇異な人を、一人、二人、三人ばかり知っているだけでも、猫はこの世界で奇跡をいくつかかき集めた証拠になるだろう。色違いの瞳はしばしそうして貴方を見上げて、またその膝の上へと落ちる。何をしているのだろう。何故猫はここにいるのだろう。猫は――誰なのだろう。芽生えたこの魂は、なんという名を冠するのに相応しいのだろうか。)      (恐れる必要は無い、と猫は自らを慰める。何せ今は夜だ。太陽は落ちて、闇が迫る時刻だ。何より一番に深く、猫を寵愛してくれる時間だ。猫はこの夜から生まれた生き物なのだ。夜はきっと猫を裏切ったりはしない。だから――、太陽が昇る前に、また闇を探そう。屋根の下でも、廃屋の中でもいい。とにかく闇を探そう。自分に、猫に相応しい場所を探そう。そうすれば、きっと無益な迷いは振り切れる。可笑しいことなのだ、こんなことは異質なのだ。猫は人の形を得ていないというのに、――ヒトと同じ思いを、飼おうとしている。) [Sat 10 Oct 2009 01:05:42]
ナイト > (抱き上げられてから、猫は何も口にしていない。否、抱き上げられる前から、空腹は猫を苛んでいたはずだ。唐突にその事実が脳裏に浮かんで、猫は悪寒をおぼえざるを得ない。空腹だというのに、猫は考えることを選んでいる。本当なら今すぐにでも此処から立ち上がって、このスラムに転がっている何らかの有機物を探して腹を満たすべきだ。それが猫として正しい行動だというのに。 ―― 「パンよりも聖書の言葉を」、そんな文句を教えてくれたのは誰だったのだろう。嗚呼、恐い。その生涯で知らなかった畏怖が、猫を包み込む。生存よりも重要な概念を持ってしまったら、猫はきっともう生きられない。それは例えば、痛みに気づかず自分の足を暖炉の火にくべるのに任せるようなことだ。)       (だけど、――自分の魂、猫の、猫に所属する魂。これを見出せないと、猫は此処から立ち上がれないのだ。衝動ではなく、何かもっと恐ろしい引力によって、そう定められているのだ。難儀に、猫は顔をあげて、自分を抱いている人間の形をした何かを仰ぎ見た。答えなど、自分の中からえぐり出すしかないとは知っている。それでも、無自覚に、まるで助けを求めるような心地で、彼若しくは彼女を見上げた。) [Sat 10 Oct 2009 00:55:18]
ナイト > (彼若しくは彼女は、子供かもしれないし老人かもしれない。此処は屋根の下かもしれないし寒空の下かもしれない。何れにせよ、猫の興味を引かない話だった。猫は考えることに忙しかった。猫を抱き上げているこの人物が、自分を放り出さない限り、猫は気に入ったこの場所から離れるつもりはなかった。彼若しくは彼女は――先ほどから、嗚呼、先ほどとはどれほど前のことだろうか、定かではない、とにかく随分と長い間、動いていないような気がする。頭に乗せられた手も、ずっしりと重く、少し息苦しい。彼若しくは彼女は、生きているかもしれないし死んでいるかもしれない。されどそんなことは些細なことなのだ。)      (猫は、考える。口には出せ無いが、覚えたばかりの言葉を使って考える。猫の形をした器に注がれた知識は、そこに魂と呼ばれる代物を生み出した。だけど生まれたばかりのそれは、直ぐに庇護の下に置かないと消滅してしまうほどに脆いものなのに、とてつもなく腕白で、少しでも意識をぼやけさせるとすぐさま何処かへと消えうせてしまうのだ。そら、今もどこかへ行ってしまった。猫はこの膝の上で、ずっとそれを探している。少なくとももう一度、精神の汚濁の中からそれを拾い上げないことには、彼若しくは彼女の膝からどくつもりはないのだ。) [Sat 10 Oct 2009 00:44:12]
ナイト > (抱き上げられたのはいつのことだったのだろうか。つい数時間前かもしれないし、何日も過ぎているかもしれない。何せその時、猫は考えることに忙しかったから、なされるがままにその膝の上に横たわった。天候は寒かったし、温もりを宿して、なお柔らかなそこは、居心地の悪い場所ではなかった。それ故、混みあがる空腹すらも忘却の彼方へと追いやり、猫はそこで考えることを続けた。随分と長く、それを続けた気がする。その間、彼若しくは彼女が猫に何か話しかけたかもしれない、毛並みを撫ぜたかもしれない、しかしどんな行為も、直接この肉体に苦しみをもたらさない限り、猫の思考を止める原因とはならなかった。) [Sat 10 Oct 2009 00:37:35]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 彼若しくは彼女の、膝の上。 )』 [Sat 10 Oct 2009 00:34:47]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( 殺さないまま血を吸うには、 如何したら良いだろう? ――考え乍、孤児の方へ と。 )』 [Tue 6 Oct 2009 21:38:41]
ライヴィス > ( 階段の下で、三角座りした状態で ぼンやりと空を見上げる。痛みがだンだン治まッてくれば、あの変な気だるさと気持ち悪さが付き纏う。 )     … 風邪 かな、 …、 ( 吸血鬼も風邪ッて引くンだろうか? 主に借りた本にはそンな事書いて無かッた けれど、 )  ( … 其れとも 血が足りて無いンだろうか。やッぱ 人の血じゃ無いと栄養ッて補給出来ないの か。 )  ――――…、 ( 異様に眠い感じも、気持ち悪さも気だるさも、其れが原因だとすれば納得だ。 )  … 栄養素でも 違うの、かな ァ。 ( グッと 足に力を篭めて、立ちあがり、 )  ( ―― 辺りを見渡す。 ) [Tue 6 Oct 2009 21:35:35]
ライヴィス > ( ――此の感覚には覚えが有る。家族が、妹が、未だ生きていた頃だ。二階に続く階段を勢い良く登ッて、滑ッた時に 似てる。あの時は視界に映るのは 地面では無く、天井 だッた、けど、 )    …、 ( … 等と考える余裕がある程、案外ゆッくりと落ちるもンだ。 ) ( 上に向いていた足を勢いよく下げて、 地面に着地しようと試みるが 、 )   痛ッッッ ――― 、 ( 足に踏ン張る力は無かッたらしい。 一瞬足が付いたと思うも、其のまま思いッきり尻餅付いて 、 )   ……ッ、 ( 足全体のしびれる様な痛みと、尻餅ついた時にうッた痛みが混ざりあう様だ。 短い息を 付いて、 )  ……、 ( ―― 立ちあがれない。 ジンジンと 足が痺れる。 ) [Tue 6 Oct 2009 21:23:04]
ライヴィス > ( ―― 帰ろう、 )  ( 立ちあがれ ば、 )  ( ぐら ッと、起きた眩暈。 )  ――― …ッ、 ( 声を出す間も無く、 )  ( 浮遊感 。 ―― 視界に映るは 月では無く、近付く 地面。 ) [Tue 6 Oct 2009 21:09:52]
ライヴィス > ( 喉の渇きは今は無い。ついさッき野良猫で潤したばッかりだ。――何時もは其れだけじゃァ足りないンだけど、 )   …… 変 なの、 ( 呟く。 ) ( と、同時に欠伸が洩れた。ぼやッと視界がぼやける。 何だか、ひどく眠い。 )  …… 疲れてン のかな ァ、 ( 頭が重い。身体は何時も通り冷たくて寒いのに、頭だけ熱を持ッてるみたいだ。 視界もすぐにぼやけるし、思考も鈍い様な 気がする。 )  [Tue 6 Oct 2009 21:09:03]
ライヴィス > ( ―― 欠け始めた月を 見遣る。 ) ………… 眠…、 ( 質素な建物が並ンでる 場所で、階段に腰を下ろしながら ぼンやり、 )  ( 家事をやッて、魔女ギルドを探して、合間に仕事を探して吸血して。 )    …、 ( 充実している様でいて、何だか物足りない。 …仕事が見付からないッて事も問題だけど、 )  ( やッぱ奴隷 ッて事を隠して働くしかないかなあ、 なンて。けど、ばれた時に如何なるか。 ――気が重い。口から洩れるのは、溜息ばかり。 ) [Tue 6 Oct 2009 20:55:05]
お知らせ > ライヴィスさんが入室されました。 [Tue 6 Oct 2009 20:50:20]
お知らせ > ヘルマンさんが退室されました。 『解決策が見つかるが先か、体が朽ちるが先か』 [Mon 5 Oct 2009 00:08:37]
ヘルマン > (動物の死骸は比較的簡単に手に入り隠匿も利くが、矢張り人型の利点は捨て難い) 新たなホムンクルスを購入する。 現在の収入では当分不可能、体の劣化に追いつけない。 当面は移動を控えた行動を取るべき (そう結論付けるが、スラムで定住するのはあまり賢い選択ではないだろう。 極力移動を避けるにしても、問題は決して少なくない) [Mon 5 Oct 2009 00:07:32]
ヘルマン > (しかし、この体もそう長くは持たない予感がある。 元々廃棄処分寸前のホムンクルスを引き取ったのだと聞いているが、確かに内臓器官の欠如した体は廃棄してしかるべきだろう。 自分が内部に居る間は腐ることはないが、それだけだ) どうも、下半身の動きが鈍い (移動の際にどうしても負荷のかかる部位の消耗は著しい。 はやいところ対策を講じねば移動中に膝が外れてしまうことも有り得なくはない。 人目がなければ蛇の死体に転移し移動すればいいが、人ごみの中でそんな事態に陥れば取り繕う手段は持ち合わせていない) 死体のストックでもあれば保険は利く・・・・が、リスクが勝るので有効的ではない (よくも悪くもこの都市は大き過ぎる。 数日前まで死んでいた人間が動いているのが発覚すれば厄介ごとは免れない) [Sun 4 Oct 2009 23:49:18]
ヘルマン > (上等な仕立てのスラックスの裾から蛇が這い上がり、体に巻きつくのを意に介した様子もなく、紳士風貌の男は隠れ家として使っていた廃屋から顔を覗かせる) ここも最近物騒になったものだ (すっかり癖になってしまった発声を伴う独り言を呟き、帽子に付いた埃を払い頭に載せる) 要らぬ騒ぎに巻き込まれぬうちにどこか別の場所を探すとしよう (この都市を訪れて初めての契約者の居る娼館には長い間帰っていない。 探しているという話も聞かないし、向こうに何かあったのかもしれないが自分には関係のないことだ。 自分が知識を提供し、向こうは寄り代となる体を提供する。 契約は既に果たされているのだ) [Sun 4 Oct 2009 23:38:27]
お知らせ > ヘルマンさんが入室されました。 『(ずるりと蛇が這い上がる)』 [Sun 4 Oct 2009 23:31:41]
お知らせ > ハニィさんが退室されました。 『 何も してない もンッ ( 言いながら、 逃げ出した。 )』 [Fri 2 Oct 2009 23:21:21]
ハニィ > ( ある程度の距離まで離れたら、ぐるッと方向転換。脱兎の如く 駆け出す。 )   … ッ、 ( 走ッて、走ッて、走ッて ―― 人の姿が見える場所まで走ッた。曲がり角を何度も曲ッたから、ココからはもう あの白いお家は見えない。 )   ………… へう…ッ、は、 ひう、ふッ、 ひゃ、 ( ゼェゼェと息を切らして。 さッき訝しそうな眼で黒蝶を見ていた孤児は、変なものでも見る様な視線で今度は見てきて、 )  ―――…… う、うゅー…、 ( 胸を抑えて、息を 落ち着かせながら、  其の子供の方を見遣り、 ) [Fri 2 Oct 2009 23:17:59]
ハニィ > ……………、 ( 取ッ手はお家にとッて大事なものだと思ッてる。 )  ……、…………、  ( へによン、と眉が下がッて。取ッ手と睨めッこしながら思案顔。 )  ……… ごめンなさ い、 戻すから 怒らないで欲しい のぅ。  ( 壊れた部分に、ぐいぐいッとくッ付ける。 手を離す。 ぼとン、と取ッ手は地面に落ちる。 )  ………、 ( 如何しよう? )  ………、 ( 一歩、 )  ( 二歩、 )  … 、 ( 三歩、 )  ( 後ろに 歩く。眼は取ッ手と 睨めッこしながら、 ツィツィツィ、と お家との距離はどンどン遠くなッて、 ) [Fri 2 Oct 2009 23:07:34]
ハニィ > ( 一歩、二歩 。建物に近付く。前に訪れてからそンなに時間は経ッてないから、そこまでボロボロな筈は無いンだ けど、 )   ――― うゅ、 キオクチガイ ッてやつ、なのぅ? ( こてン、小首を傾げて。 )  ( とりあえず、中に入ッて見よう。不法侵入?何それ美味しいの。 ) ……… お邪魔、しまぁーすッ! ( と、扉を開こうとして、 )  …… あッ、あれッ、 れッ、 ( 開かない。全く開かない。 ぐぐーッと力を篭めても開かない。 )   ――― ン゛ン゛ン゛ ッ、  ( バキン、 と、 )  ( 取ッ手が壊れた。 ―― ぽかンッて口開けて、己の手に在る其れを 見遣る。 ) [Fri 2 Oct 2009 23:00:40]
ハニィ > ( 貧民窟ッて呼ばれる場所。 お婆様が死ンで、初めて一人で訪れた場所。 )  ――――…… ここに、 灰色のお家が あッて、 反対側に、  ( ぼンやり沈み掛けた記憶を思い出す様に、ポツリポツリ呟いて歩く。 道の端に座る子供が訝しそうな眼で見てくるが気にしてなンていられない。 )  ――― それで、白い お家が、 ( スラムの細い通り道。孤児の多くが塒にする様な 廃墟が立ち並ンでる場所 。 くるッと曲ッた曲がり角、其処をびしいッと指差せば、 )  ――― ああッ、 ( 白いお家。 ――死ンだお婆様を連れて行ッた女の子がお婆様を最初の運ンだお家。 )  ( けど、 )  ―― ボロボロ …。 ( 眉を下げて、小首を傾げた。 こンなにボロボロだッた かな? ) [Fri 2 Oct 2009 22:49:20]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( ここは、 覚えてる。 )』 [Fri 2 Oct 2009 22:43:46]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 浅い眠りの中、何度も嫌な夢に魘された 』 [Thu 1 Oct 2009 22:35:33]
霧子 > ( 男がまた現れたら、どうすれば良いのだろう? こういう時、どうすれば良いのだろう。 私がいくら言葉を重ねても、男は納得しないと思う。 私は謝罪をする気が無いし、男は謝罪をさせたいのだろうし。 私のあの行為が罪だったと認める行為は、私だけでなく、多くのものを根底から壊してしまう。 なにより、新しい居場所を、新しい存在意義を失うのは嫌だ。 次の場所など無いのだと、漠然と思う。 ) ( 薄くて固いベッドにごろりと横たわる。 決してここにマギーが帰ってくる事は無い。 柔らかくて大きなベッドでもない。 黒猫のエスプレッソも居ない。 手元にギターも無い。 4年前に戻ったみたいだ。 とても虚ろで、静かで、ただ息をしているだけの。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:33:06]
霧子 > ( 「お前みたいな悪魔が何でのうのうとこんな所で歌なんか歌ってる?」 男はそう言って私を嘲った。 男は解放奴隷で、奴隷ギルドの檻の中で私を見ていたようだ。 何人もの仲間が私に連れて行かれたのだという。 何処の誰を何時解体したかなんて覚えていない。 これから処分される不良品の奴隷の個体差にそう関心を持つような事は無かったし、それはもう何百回と繰り返された作業だった。 私は与えられて存在意義を持ち、ただそれに忠実に在っただけだ。 それ以外を知らなかったし、それ以外を求められもしなかった。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:22:22]
霧子 > ( 何をもって解決とするか―――何をすれば終わるのか―――そもそも、私は法的にも社会的にも批難されるような事はしていない。 ただ感情の上で男が納得するかは別の問題だ。 今はそれが理解できる。 出来るようになった。 マギーがある日突然「社会的に許された理由で」二度と帰ってこないような所に連れていかれたら、私は納得しないだろう。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:11:05]
霧子 > ( こんな生活が長く続けられるとは思わない。 着の身着のままで出てきて、着替えすら持ってこなかった。 最低限の下着と肌着だけ安く買いそろえて来た。 今はその下着だけ着て、燭台の灯りに照らされて窓の下を眺めている。 ) ( 今のところあの男が再び現れる様子は無い。 このままほとぼりが冷めてしまえば良いと思う。 ただ偶然私を見つけて罵声を浴びせて、それで収まってくれると良い。 私に直接来るだけならまだ良い。 それならそれで考えれば良い。 ただ私の知らない所でマギーが被害にあったり、二人の部屋を踏みにじったりされるのだけは我慢が出来そうにない。 この件は、私独りの問題だ。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:02:45]
霧子 > ( 土砂降りの雨の中、ここに辿り着いて1週間になる。 最低限の宿泊ができる程度の狭い部屋に固いベッドが一つ、サイドボードが一つ、燭台が一つ。 扉には一応程度に鍵がかかっている。 食事は出ず、宿代は安いのか高いのか一日1,000yen。 以前も一度だけ利用した事のある宿だ。 いい思い出は何もない。 心の中で何度も何度も同じ女を殺しながら、無闇に髪を短く切っただけだ。 出費を減らしつつひっそりと過ごす為だけの場所。 ) [Thu 1 Oct 2009 21:55:29]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 『 薄暗い安宿にて 』 [Thu 1 Oct 2009 21:48:31]
お知らせ > ティーピーさんが退室されました。 『 っくし、と、くしゃみをひとつ。 』 [Thu 1 Oct 2009 01:33:11]
ティーピー > ああ、本気で危ないらしーなァ、ここいら辺――。(やはり不用意に入ってくるべきではない場所だったらしい。 ) ――ん、いいコト聞いた。 にーさん盗人じゃないどころか、イイ人だー。(暢気に笑うと、肩に荷物の紐を引っ掛けて。) ――ん。 じゃ、そこ、尋ねてみるかな――。あんがと、ね。 (雨の中だって、目的地があれば歩くのが少しだけ楽だ。) (がさがさと袋を担いで、歩き出す――。) [Thu 1 Oct 2009 01:32:18]
お知らせ > スズキさんが退室されました。 『(走り去る少女と、疲れた姿の少年。それを見送り歩いていこう)』 [Thu 1 Oct 2009 01:31:09]
お知らせ > キティさんが退室されました。 『( 大慌てで、 お仕事の 場所へ 走り去る 。 )』 [Thu 1 Oct 2009 01:29:27]
キティ > ―――… それじゃあ、ね。えッと 、  ( 名前が解らなくッて。少し間が空いて、 )  … 気を付けて ね 、 ( 言葉は、麻袋を持ッた彼女と、 雨宿りを続ける少年へ。 )  ( 言葉紡いで、くるりと踵を返せば、 ) [Thu 1 Oct 2009 01:29:06]
キティ > ―― …? ぅ、うン…。 ( 少年の考えは全く分からなくッて。こてン、と小首傾げながら、 忘れて、ッて言葉に頷いた。 ) ―――… 大切なものなら、 気をつけて ね。 ( 盗られない様に。見た目は普通の子に見えても、生きる為に盗む人も居るンだもの。 ) ――― フェアリン…ッ。ふふ、妖精は非現実ッて云う人もいるのに、 不思議、ね。 ( 妖精好きの現実主義者。でも、悪い気はしなくて。 むしろ、嬉しい。くすくすッと小さく笑う。 )  ( ひンやりとした体温は、泣き妖精だからか ――少女自身にも分からないけど。彼女の体温が少し移ッて、手がちょッと暖かくなッた。 ―― 離れた手に、僅かに名残惜しそうに眉を下げ、 )  ――――… 、 ( ありがとう、 ッて云われた言葉に 少し微笑み頷いて、 )  ( アナタは誰かの為に泣けると思うよ、 ッて言葉は声には出なかッた。 )  … ――空き、家。 … うン、ありがとう。 でも、 ( 小首を傾げ、 ) ―― わたし、 今から お仕事に行かなきゃ。 …… お兄さンは 移動した方が、… ( 良いと思うの、と少年へ。だッて 彼女の言う通り、此処は危ないンだもの。 ) [Thu 1 Oct 2009 01:27:18]
スズキ > あんた達───ここは危ないから───(特にスラムでも人通りのない場所だ。だから)寝るならね───もう少し先に空き家があるよ。誰も使ってないし───毛布ぐらいはあるから。(さっきまで、麻袋にはいったものが住んでいた家だけど。)雨ぐらいしのげる。(いいだろう?) [Thu 1 Oct 2009 01:17:07]
スズキ > (オニーサンという言葉に少しだけ笑った。やっぱりそう見られるのか───なんてのは置いておこう。今現実は甘くないし見るのも面倒だから───)ちょっとね。でも───そういうのも嫌いじゃないよ。(大事なものは命を張って守るだろう。そのときがきたら分かるはずさ?気にしない。でも、)流石にココで寝るのは関心しないね。夜中に起こされてヤラれるよ(二つの意味を持つのはお分かりいただけるだろうか) ・・・ アイバンじゃなくて───フェリアン。妖精が好きな現実主義者だった。(人より少しだけ冷たいのは───何か理由があるのだろうか?それが彼女の背負った悲しみなら少しでも半減してあげたいって思ったけど───今の自分には難しい自覚はしていたんだ。)(そっと握った手を離して再び立ち上がった。)優しい人は、誰かが死んだときに泣けるものさ───でも有難う。(まだ降り、止まない雨に小さく舌打ちを。そろそろ仕事に戻らなければ文句を言われるのだ───麻袋、つかんでまた歩き出す時間だよ。) [Thu 1 Oct 2009 01:15:55]
ティーピー > ああ、だって絵面だけ見てると――…、いや。 忘れて。(心底不思議そうな相手の表情に、こっちが下衆の勘繰りをしたかのように恥ずかしくなった――実際、している。) まあ、オニーサンは物盗りじゃなかったんだし、今こうして盗られてないし――甘いかな。 塒は一応スラムだけど、ホントに危ないトコは行かないから。 (ぽつぽつと会話を続ける二人にはあえて深く入り込もうとせず、横に居るだけ――。 そう意識して。)  (  口ぶりからするに、ここいらは結構危なそうだ。 寝床に出来そうな廃屋なんか探してはいたけど、できるならこの辺には住み着きたくないなァ、なんて考えながら、ちいさく欠伸をした。) [Thu 1 Oct 2009 01:05:26]
キティ > そーいうの…? ( 少年の言葉に、妖精は不思議そうに首を傾げ、 ) …… 、 ( 怖いと云う言葉には、同意でもするかのように頷いた。夜の此の場所は確かに 怖いもの。 ) ( 彼女の言葉に、きょとン とした後、微苦笑を浮かべる。 )  ―――… そのひとは、アイバンの出身 とか、かな ァ。 ( なンて。アイバンでは有名なお話 だけど。ヴェイトスでも知名度は有るのかな、ッて思う。 ――彼女には泣きたいッて思わない。逝く時が来たとしても、妖精が泣きに行く事が 無ければ良い。其れは一人じゃ無いッて事 だから。 )  ( 普通の人よりは低い体温 だけど。彼女から暖かさが伝わッて、ほンわか とした気分。 )  ――― そうか なァ?わたしは、 優しいなッて思ッた よ…。 ( だからッて、此の感情を彼女に押し付ける様な事はしない けど。私が彼女を優しいッて思ッてる のはきッと何を云われても変らない 。 ) [Thu 1 Oct 2009 00:56:15]
スズキ > (暗い道を一人で歩く怖さを知る物はさ、暗い道を誰かと歩く素晴らしさを知っているんだ。貴女は強い子だ。)御伽噺───どちらかと言えば酔狂な人が俺に教えてくれたんだ。意味もない酔っ払いの戯言だ。(お前は一人で死んでそれに泣かれろって言われた、ただの昔話。だから───自分に泣かない少女に安堵を持ったのは秘密。)(握り合った手は、生きてる証拠暖かい。誰かのぬくもりなんて久しぶりだよ。)───優しくないしただの怠け者だ。自分がやりたいことないから、だから───(そっと少年に視線を戻して。いったいなんでこんな処に居るのだろうと不思議なまなざしを送った。雨宿りといえど、)ここはスラムだよ。お前の大事なもの───全部盗まれても知らないぜ。(脅しじゃなくて本当のことだ。たまたま私達が盗人じゃなくて良かったね、って話さ。本当は誰も近づいてほしくない───そんな願。) [Thu 1 Oct 2009 00:45:11]
ティーピー > … あー。 そーいうンじゃ、なさそうだな。(そーいうの、が指す内容には非常に多種多様な色々が含まれるが。 話しかけたりしても海に沈められる雰囲気ではなさそうだ――スラムを塒にする割にビビりだった。)  …いや。 なンか取り込んでんのかと思ってさ――止んだら出るよ。(なんて言うけど、しばらく止みそうに思えない。 ) この辺は普段来ないから、ちっと怖くてさ。(傍らの袋を携えた相手の表情が険しくなったのを見て、笑顔を作って返した。 笑顔なんてなんの力も持たないとは分かっているけど、癖のようなものだ。)  [Thu 1 Oct 2009 00:39:35]
キティ > ―――… ぁ、 ありがと う、 ( 胸の奥が、ギュッと苦しくなッた。嫌な感じじゃ無くッて、何だか泣いてしまいそうな 暖かい気持ち。 )   ―――… おとぎばなしとか、 あるの かなァ? ( 小さく笑う。そンな妖精の御伽噺があッたら、嬉しいのに。 視線の位置が近くなッて、差し伸ばされた手。 ) ―――…、 ( 其の手を、ぎゅうッと握ろう と、手を同じ様に伸ばして、 )  … ――― すごく、 がんばッて るンだ、ね。 ( アナタは。 )  … 優しい ね。 ( へにゃ、と笑う。 ――けど、一人ぽッちで死ンでしまッたなら、その麻袋の中が何であろうと、かなしい事 だと思うから。 )   … ッ、 ( ぴたッと 表情が驚きに変ッて、 ) ( 声のした方向を 見遣る。ぱちぱちッと何度か瞬き。 )  ――― い、いいえ ッ…! 雨、 …降ッてるから、 風邪、ひいちゃうもの。 ( そンな言葉を、壁にもたれた 少年へと掛けようか。 ) [Thu 1 Oct 2009 00:32:15]
スズキ > (と、突然何も知らぬ人がやってきて。同業者?否───臭いが違う。先ほどまで和らいでた顔が固くなった。)───(一瞥。きっとコイツはここでは長く生きられない、そんな気がしただけ。) [Thu 1 Oct 2009 00:22:39]
スズキ > ううん。違うよ───怖いけど何かに向かっていく強さがあるよ。(自分は怖くて見ないふりばかりしてるから。小さくても自分より強いその存在に、心を引かれた。)───知ってるよ。昔聞いたから。(その場にしゃがみこんで手を伸ばした。誰かのために泣くんじゃなくて自分のために泣いていいんだよ?)そう───暗黒街に運んでね───わかんないようにするのさ。(だから何も悲しいことも辛いことも全部わかんなく出来る───。)悲しまないでいいんだ。あんたが悲しむことじゃない─── [Thu 1 Oct 2009 00:21:30]
ティーピー > (寝床がない。昼間のうちに叩き出された。 慣れてるから笑い話で済ませるけど、宿無しの間に雨が降るなんてェ、ちょっとした不幸だ。麻袋と楽器ケースだけ引っ提げて、見慣れたスラムを徘徊していた。 ) オニーサン、邪魔も口出しもしねーから、少し雨宿りさせてくれよ――。(スラムでデカい袋持ってる奴がいるとすれば、大概ロクでもないシチュエーションだ。暗黒街も含め、 人間一人が入るサイズの袋には、人間が一人入っているもの――、なのだ。 深入りは時に命の危険すら伴う。) ―― 悪ィね。 (タチの悪い勘違いのまま、二人の傍の壁に身をもたせた。煙草のひとつも持っていれば口慰みにもなるだろうが、生憎と何も無い。 つまらないモノばかり詰まった大きな袋を、乾いた地面にどさりと置いて。) ――隣、失礼するわ。  [Thu 1 Oct 2009 00:16:31]
キティ > ( たくましい、ッて言葉に 驚いた様に目を丸くした。 )  ―――ううン、本当は ね、怖くて仕方 ないンだもン。 だから、 ( たくましくないよ、ッて首を横に振ろう。 ) ( ポツポツ降る雨の中、離れていた彼女との距離まで 近付いていこうか。 ) ―――― 、 ( 其れッて、 )  … 知ッてる の ? ( 其の妖精の存在を? ――あまりメジャーじゃないなンて思ッてた少女は、さッきよりも驚いた顔をして。 ) ―――… ぁ、 … どうか な ァ?わたし、 落ちこぼれ だから、 ( なンて。 其れが死体かもしれない、なンて、ただの直感。 )  …… 暗黒街に 運ぶ ンだ、 ( 問い掛けには 首を振る。 ) ――― ううン、もう 消えちゃッた人の為には 泣けないの。 ( 視線を落として、 紡ぐ。 ) [Thu 1 Oct 2009 00:14:32]
お知らせ > ティーピーさんが入室されました。 『 ――糞、 …雨だってのに。』 [Thu 1 Oct 2009 00:10:10]
スズキ > (自分はどうしてあげれば良いか分からないし、このまま手を引っ張ってあげるのが少女のためになるのかもわからない───)そっか───本当にたくましいんだね。(出会わなければ良かったなんて思ってももう遅い。現実は目の前にある───だから小さな子は怖いのだ。誰よりも現実を表してくれる。)───それって───(昔、聞いたことがあるよ。誰かのために泣いてあげる妖精みたいな存在?嗚呼そういうことか。呼び寄せられた?否これは必然?)───あんたに誤魔化すことは出来ないよね。(麻袋、視線をやってから少女に近づいた。でもナニカは口に出すことはしない。)───暗黒街の建物だよ。本来の俺の仕事じゃないけど───ここでも泣くの?(コレのためにさ?) [Thu 1 Oct 2009 00:06:53]
キティ > ( 一人ぽッちは寂しい。 ――へにゃりと下げたままだッた眉尻、普通に戻り、 ぱちッと瞬きを一つ。 ) … うン、と、 空いているお家見つけたり、 …あとは、お天気良い日は 公園、とか…、 ( 家が無いから、日によッて違う。 ) ―――… ぇへへ ッ、そう かなあ …? ( 少しだけ彼女の表情が和らいで、ちょッと嬉しくなッて、小さく笑う。 )  …うン、危ないのは ―― 知ッてる、の。 でも、… ( やらなきゃいけない事。―― じい、ッと彼女を見遣り、 ) 一人ぽッちで逝かなきゃいけない人の為に、 泣く事 が お仕事 。 ( それをやらなきゃいけないの、と付け加え。 )  ―――…、 ( 彼女のお仕事の内容には小首を傾げる。 )  …お掃除と、後片付け ―――…、 ( 彼女と同じ様に麻袋へと 視線を遣り、 )  …… ( 楽しくないけど、生活の為に仕事をしなくちゃいけない。 ッて云う彼女の言葉に、 小さく小さく頷いて、 )  …―― どこへ  運ぶの ? ( 問い掛けよう。 ) [Wed 30 Sep 2009 23:59:57]
スズキ > (一人ぼっちという言葉は深く胸に刺さった。自分も一人だから───だからその寂しさが凄く身にしみるのだ。)───どこに住んでるの。(これ以上深入りしたくないけど、でも。)───小さいのに、ワイルドだね。(くしゃ、っと顔を少しだけ和らげた。でも、本当にね?)危ないんだよ───やらなきゃいけない事ってなんだい?(そんなことさせてるヤツがいるなら、止めに行くべきだろうか?自分に出来るかわからないけど───)お仕事?───ここで?(人でも殺しているのか?ここですることっていえば───それぐらいしか───)(次の言葉で現実に戻されるけど、)───掃除屋と後片付け屋だよ。何も楽しいことなんてない。ご飯を日々の生活のためにさ?───これも掃除して片付けるために運んでるんだ。(麻袋視線をやるが───冷えてるから臭いはしないけど。秋で良かったと心から思う。) [Wed 30 Sep 2009 23:49:51]
キティ > ――… うン、一人ぽッちなの、 ( お友達は出来たけど。一緒に行動する様な人はいないから、 )( 少し眉尻下げて、小さく困ッた様に笑う。 )  ――――… 、 ココとか、あッちの方は、 ( 暗黒街の方向を指差して、 ) やらなきゃいけない 事がいッぱいあッて、… ( 関わるな、という言葉に 俯いがちにそンな言葉。 ) … わたしも、ね。 お仕事なの。 一緒、 ね…? ( 相手と麻袋へ視線を行ッたり来たり していれば、 )  ( 逸らされた視線。 小さく首を傾げて、 )  ―― …、  お仕事 …、ねぇ、 アナタは どンなお仕事 してる、の ? ( 別に、何かを疑ッてる訳じゃない。 此の前出逢ッた女性が正義の味方、だッたから。職業に興味が湧いた だけ。 ) [Wed 30 Sep 2009 23:42:53]
スズキ > (一休みにシガーでも銜えたいと思ったけど雨だから───仕方なく銜えるだけにしておいた。)(どこかここにはそぐわないような、少女に眉を少しだけ潜めて)───一人身かい。親元から逃げ出してきたのか?まぁいいや───(自分にはどうしてあげることもできないから。)───あんまりここにかかわるんじゃない。いいことは何ひとつ───(視線の先、何かに気づかれた?少しだけ動揺したけども。相手は子供だ 大丈夫、クールに行こう?)───大丈夫。仕事だから。(目を逸らした。) [Wed 30 Sep 2009 23:34:33]
キティ > ( すン、と再度鼻を啜る。雨に混じッて、死臭が濃くなッた様な気がする。 ) ――― ふぇ、えッと …うン。でも、 ぁの、わたしは 誰かと一緒には 居ないから、 ( 暗に仲間は居ない、と口にして。 ――相手の手から離された麻袋へと視線を移し、 )  ( 続いた相手の言葉に、ハッと再び視線を貴方へと移す。 ) … ぅ、うン。でも、 ―― わたしの、出来る事ッて ココには多いから、だから …、 ( 云いながら、雨の中 一歩近寄ろうか。 )  …ぁ、あの、 ( 視線は麻袋と 貴方を行ッたり来たり。 )  それ、 ( 麻袋を指差して、 )  … 重そう ね ?お手伝い、 しよう …か …? ( 小さく首を傾げる。 ―― 死臭が、濃い。 ) [Wed 30 Sep 2009 23:29:52]
スズキ > (聞こえた声は少女?のような小さな女の子の声だった。)(それなら、コレのことだって何か分からないから安心だろう───)お前───ここらへんのスラムのガキ?ちゃんと皆でたまってる場所に行けよ───風邪引くよ。(重たい麻袋から手を離すことにした。顔についた雨を拭うためだ。)───それにお前みたいな小さな子が無防備に雨宿りをしていい場所じゃないよ。危ないから───(今もこうして亡骸を抱えるような自分がいるんだ。何かがあっても仕方ないと思うよ?) [Wed 30 Sep 2009 23:23:40]
キティ > ( ジッと、其の何かを判別する様に見遣ッていたが、 )  … ひゃッ、 あ、ぁあ、あの ッ、 ( 掛けられた言葉に、上ずッた様な声が零れた。 )  … 雨宿り  して、 いて、 ( おどおどと告げる言葉は雨の音にも負けそうなくらい小さな声。 )  ( 掛けられた声から、男女は判別出来なかッたけど。 生きている何か と云うのは 分かッた。そちらを、ジッと見続けようか。 ) [Wed 30 Sep 2009 23:19:29]
スズキ > (どちらかと言えば少しだけ感が良いほうで。この道も誰も使わないだろうと想定して使っていたもんだから───)誰かいるのか───(男なのか女なのか。つぶれたガラガラ声は言葉を発した。ここは危ない場所だけど、今自分の置かれた現状のほうが危ないことを知っているのだ。万が一のことがあったら面倒だな、と思った。) [Wed 30 Sep 2009 23:13:06]
キティ > ( すン、と鼻を啜ッて。 )( なンだか、近くに感じる死の気配は、既に死ンでしまッた様な気配にも 思える。 )  ――――… ッ、 ( ずる、 と、雨音では無い音が聞こえた。 ) ……… ? ( きゅうッとマフラーを 口許を隠す様に抱き締めて、 )  ( ―― 音のする方を、見遣ッた。 )  … な  ンだろう ?  ( ぱちぱちッと瞬き何度かして。 近付く 何かの影を見る。 言葉は無意識に、ポツンと洩れてしまッた。 ) [Wed 30 Sep 2009 23:10:32]
スズキ > (雨。冷たく自分に振り絞る。 ずるずる ずるずる 大きな麻袋に入ってる何かを引きずる陰が側に近づいていた。)───報酬は倍だね。(本来自分の仕事ではないそれまでこなしてるんだ。当たり前だよね?面倒くさそうにコートを羽織ったソレは運び物をしているのだ。) [Wed 30 Sep 2009 23:06:30]
お知らせ > スズキさんが来ました。 『( 何かを引きずる音 )』 [Wed 30 Sep 2009 23:03:25]
キティ > ( 右向いたり左向いたり。 落ち着き無く、そわそわと辺りを見渡して、 )  ―――… ?  ( 反対側へ、小首を傾げた。 ) ( 死の気配は何処かからするけれど、結構遠い所の様。其れに、普通のそう云う気配とは 違う気もして、 )  …… ぅぅ、 …、 ( 解らない、 と、眉を下げる。 ) ( やッぱり 私は落ち零れなンだと思う。 もッとちゃンとしないと、 )  ……… ぅ ンッ、 ( グッとマフラーを一度握ッて、 辺りを見渡す。 ) ( 此の辺りにも、 僅かに、死へと続く様な気配が して、 ) [Wed 30 Sep 2009 22:56:30]
キティ > ( 廃墟の屋根に当たッて、消える。 ) ―――…… さッきまで、 ( 晴れ、だッたのに。なンて、僅かに首を傾げながら、 廃墟の前。屋根がある場所で 雨宿り。 )  ――――…、 ( すン、と鼻を啜る。 )  …… なンだ、 ろう ?  ( 誰かが、沢山、此処では無い何処かで死ンでいくような気がした。 ) ( きゅ ッと首に巻いたマフラーを抱き締めて、 ) [Wed 30 Sep 2009 22:44:11]
お知らせ > キティさんが来ました。 『( 雨が ポツポツ、 )』 [Wed 30 Sep 2009 22:40:58]
お知らせ > 茉莉花さんが退室されました。 『( がぽッずるッ、がぽッずるッ ――のンびりした靴音と、引き摺る音が 響く。 )』 [Tue 29 Sep 2009 22:11:30]
茉莉花 > ( まずは眼を潰してしまえば ニンゲンは反撃が難しくなる。 ッて教えてくれたのは母でも兄弟でも無く、アウトロー達の噂話だ。 )  ( 悲鳴が聞こえて、子供が地面にバタバタと転がる。 )  … ヴヴヴヴヴ ッ、 ( 唸り声を上げて、何度も何度も 其の首に噛み付いて、 )  ( 尖ッている訳じゃない歯では噛み切る事は難しいが、其れでも 何度も繰り返せば切れた首から血が溢れ 子供は大人しくなる。 )     … ひッ ィヒ ヒァ ッ、 ( 愉快に笑ッて、 子供の長い黒髪を掴み、 ) [Tue 29 Sep 2009 22:10:40]
茉莉花 > ( オカアサンの視線の先、 ―― 一人のニンゲンの子供が居た。 )    …、 ( 「        」 ――母犬に言葉を掛けられて、こくンと頷く。 )   ヴ  ァア゛ ア。 ( オカアサンは先に帰ッてて、 ッて告げて。 )  … ひッ フ、アハァ ヒヒッ、 ( 笑い声が雨音に混じッた。廃墟の前で、雨宿りをしてる孤児 ッぽいニンゲン。 )  ( にィ、と口の端 釣り上げて、近寄る。 )  …、 ( 一歩、 )   ( 二歩、 )   …、 ( 三歩、 )  ――― ッ、 ( ニンゲンの子供がこッちを振り返ると同時に、 指を其の眼球へと突き立てン。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:06:45]
茉莉花 > ( ―― オカアサンが居た。 ) …… ヴヴ ゥ アア゛ 、 ( 怒られた子供の様に眉を下げ、かくンと首を落とす。 ) ( 「         」 ―― 母犬の告げた言葉に、こくンと頷いて、 )   ……、 ( 人間の様に立ち上がり、 がぽッがぽッと靴音を鳴らして歩き出した。 )  ( オカアサンは己を心配してきてくれた様。 そゥ言えば、今日の餌の調達係は自分だッた と思いだした。 )   … ヴ ォ ―― ヴぁ ア゛ 、 ( ごめンなさい、 ッて謝れば。 )  …、 ( ぴたッと止まったオカアサン。 己もまた、ぴたりッと止まる。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:00:42]
茉莉花 > ( 仰向けに寝転ンで 空を見上げる。―― 事は出来ず。目を瞑ッたまンま、死ンだ様に転がる。 )  ( 口は開いたままに、水を飲み、 )   … マ    ァジ、 ( 小さく声を零した。どンな意味かは知らない。此の前覚えたばッかの言葉だ。 )  ( 地を通して耳に響く豪雨の音 、 )  ( ―― 其れに混じり、 ばしゃン、と音が聞こえた。 )   … 、 ( むくッと身体を漸く起こして、 犬猫の歩く様な恰好で、其の方へと 視線を遣る。 ) [Tue 29 Sep 2009 21:53:19]
茉莉花 > ( 少し離れた場所に靴が放り投げられた。 )  ……、 ( ボツボツと空から落ちる滴が 顔を、身体を、濡らしていく。雨の勢いは 痛い位に強い。 )  ――――…、 ( 自分が滑ッて転ンだのだと、 眼に雨粒が入ッて漸く気が付いた。 ) …  ア゛あ゛あ゛ ッ、 ( 強く肩をうッたらしい。動かす時に 少し痛む。 )  ( 「あ」のままの口は 空から落ちてくる水を受け入れて 飲ンでいッた。 ) [Tue 29 Sep 2009 21:49:28]
茉莉花 > ( がぽがぽッと靴から水音がする。サイズが合わない所為か、靴は通常よりずッと水を吸いこンでいく。 )   …、 ( 人間の真似をして着だした男物の洋服も、雨を吸ッて 重い。グッと首元を引ッぱッて中を覗く。痣だらけで傷だらけの身体は、びしょ濡れだ。 )   ―――…、 ( 兄弟達は大丈夫だろゥか? ) … ヴヴヴヴ …、 ( がぽッがぽッ。 そンな音が雨に混じり響いた後、 ) ( ―― ばしゃン! ) ( 転げる 音。 ) [Tue 29 Sep 2009 21:43:55]
茉莉花 > ( ―― と、孤児風貌は思う。 )  …… ン ヴヴヴ 、…ッ、 ( スラムの通り。建物の中には入らず、豪雨に打たれる孤児風貌。 ) ( 雨の所為で髪は肌に纏わり付き、気持ちが悪い。ぶン、と顔を振るうけど、特に意味を成さず。 ) ―――… ア゛ ヴヴ、 ( 喉の奥から、唸り声の様な音が洩れた。 ) [Tue 29 Sep 2009 21:37:44]
お知らせ > 茉莉花さんが来ました。 『( ―― ヒドイ 雨 だ。 )』 [Tue 29 Sep 2009 21:34:53]
お知らせ > レンさんが退室されました。 『人を愛してしまった瞬間、死んでしまう存在なのだ。』 [Mon 28 Sep 2009 22:22:34]
レン > ( そして私は――…。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:21:58]
レン > ( その答えは愛である。その心を埋める暖かい感情である。人はそれにこの上ない幸せを感じ、誰しもそれを求める。裏切られたり失えば狂い、それを得るためにはあらゆるものを捧げ、時に人は愛によって強くなる。 …愛は、七つの大罪である内の傲慢を生み、嫉妬を生み、憤怒を生み、怠惰を生み、強欲を生み、そして色欲を生む。 ――暴食は外しておこう。それを生むときもあるだろうが。 ) ( つまり、愛は人間と悪魔の全てに繋がっているのだ。だから私は人の愛を、その心を奪うサキュバスになる。 ) ……だから、こんな身体を持っていても、全然役に立たないのかもしれない。 ( 淫魔である以上、性的な快楽に近しい存在とはいえ。しかし、人の心を奪うことは何よりも難しいことなのだ。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:21:36]
レン > ( もう一度言うが、人に快楽を与えることは簡単なことだ。それに溺れさせることも容易い。神の伴侶となることを誓った修道女ですら、手段を選ばなければ時間をかければ篭絡させられる自信がある。…しかし、それは当たり前のことなのだ。皿を地面に落とせば割れるのと同じぐらい当たり前のことなのだ。だから、芸が無い。 快楽によって服従させても、その人間が欲しいのは快楽であり、もっと効率的で強い快楽が存在すればそっちに流れていってしまうのだ。私はそんなものを堕落とは呼びたくない。では、人間を堕落させるのにもっとも適したものは何か? …私はそれをずっと考えていた。そして答えを出したのである。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:13:00]
レン > しかし……。 ( 鏡の前で私は呟く。快楽を与えるというだけならば、それは簡単なことだ。人はアサの花を乾燥させてつくる大麻という薬や、その他の麻薬で容易く快楽を得られることを知っている。同時に、快楽というものは性的なものに限らず、金であったり、地位であったり、名誉であったり、喰うという行為であったり。自分の命を危険に晒すことで快楽を得ようとするものも居る。人間とは、快楽の坩堝である。それを追い求める事に関しては、私たち淫魔など到底及ばない。私達は、人間が考え付いた快楽の求め方に追従するだけである。人間という存在が色欲の歴史を作らなければ、私達は存在できないのである。本当に恐ろしい種族だ。 …だが、私は―― 私自身は、それを好みとはしない。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:07:22]
レン > ( 人間が抱く七つの大罪の内の一つ、色欲。性的欲求を充足させる為の強い衝動であり、子孫を生すという目的に関連付けられた原始的なものである。しかし、人間はいつからか子孫を生すという目的から逸脱し、快楽のみを追い求め始めた。彼らは動物と交わり、同性と交わり、カニバリズムに目覚め、子供を犯し、老人を犯し、死体を犯し、近親者を犯しはじめた。どれも種の繁栄という神聖な目的からかけ離れたものであり、神はお怒りなられた。私達は、その神の意思から人間を堕落させる為に生まれた淫魔である。私達は、人間が望む姿で現れる。時に動物として、時に同性として、時に肉を差し出し、時に子供の姿で、時に老人の姿で、時に近親者の姿で、時には自らの命を断って。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:02:28]
レン > ( 肉惑的な体つきや、女らしさはこうして鏡に映っているものではあるが、その実態は虚像である。勿論触れる事も出来るし、今までにも多くの男がこの身体を掴み、抱き、触れてきた。だが、私が目にしているこの姿は、男という生き物がこうであって欲しいと願うイメージを具現化した物に過ぎない。そして私の性格もまた、男という生き物がこうであって欲しいと願う、淫乱な女の像を具現化した物に過ぎない。勿論、そこに細かな違いこそあれ、それは平均的であり、統計的である。 ) [Mon 28 Sep 2009 21:53:18]
レン > ( もとは壁にかけられていたものであろうが、止め具が外れ床に落ちた表紙にひびが入り、小さな破片を散乱させている。それなりに高価なものでも、割れてしまっては価値が無い。廃屋の中に置き去りにされたままでも、盗もうという者はいないのだろう。いや、盗むという表現はおかしい。もうこの廃屋は誰の物でもないのだから。それでも鏡としての機能を果たすうちは、たとえ割れてもそれは鏡である。 そしてまた、私も淫魔である。 ) [Mon 28 Sep 2009 21:47:18]
お知らせ > レンさんが入室されました。 『一糸纏わぬ姿で鏡の前に立つ。』 [Mon 28 Sep 2009 21:42:16]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( 教会を飛び出し、黄昏時の下を走る。 しかし老人の姿は既に見つけられなかった )』 [Wed 23 Sep 2009 17:41:57]
ドライツェ > ( ――その手紙が「あの」村から届けられていたということ ) [Wed 23 Sep 2009 17:40:20]
ドライツェ > ( それがパプテスの権威主義であることは承知しているつもりだ。 実際自分らの掲げる教義がどうであろうと、東の国のキョウシやオニに効果が見込めない報告も複数聞いている。 だから、こんなのはただの負け惜しみなのだろうが ) …そんなモノが跋扈する世の中は勘弁してほしいところです。 ( それこそ世も末。 ――と、再び教会の扉が外から開かれて預かっていた子供の母親が姿を現した。 一仕事終えて我が子を迎えに来たんだろう。 まさかお疲れ様ですとも言えず、いつものように子供の背を母親の方へ軽く押しやり ) 様子を見に行きたい人がいるんです、すみませんが少しだけここを見ていてもらえますか。 …ええ。 角の家の――… ( くだんの老人の名を挙げようとして、今になって思い出す。 ――確か彼には過去に勘当した息子がいて、その息子から最近になって手紙が来たこと。 親父ももう歳だし一緒に暮らさないかとその手紙にあったということ。 自分は身を持ち崩して今更倅の世話になれる身じゃないがと語る表情がそれでも嬉しそうだったこと、それから―――― ) [Wed 23 Sep 2009 17:39:49]
ドライツェ > ……。 ( 数少ない――とはいえ、それは致命的なもののようだが――短所は汲めども尽きぬ食欲の前に長期的に眺めたならば自滅を免れなかろうというくらい。 祓おうにも敵わない、人間の暴徒の群れに寧ろ近い、「死者」 ) ――――( 勉強と呼ぶにもささやかな書き取りに飽きた子供がカソックの腰にまとわりついてくる。 脚が磨り減って傾いた椅子に掛け、隣に子供を座るよう導きはすれど、眼鏡の奥の目はそちらへは向けていない。 ごく質素な神像を見上げている )――――  そういうのは。  ( 祓えない死者という存在は ) パプテスの沽券に関わるんですよねえ――――    [Wed 23 Sep 2009 17:27:03]
ドライツェ > ( だから、以下は全て仮定の話だ。 そこまで情報公開がなされていないのであれば、ただの空想に留まる話。 もしくは転寝中のとあるエクソシストによる寝言 ) ……食屍鬼。 ( グール。 各地の文献や口伝に散見される、けれどここでは従来のアンデッドとは全く別の種とされるモノ。 生者と死者の中間、もしくは長所のハイブリッドと呼んでしまっても何ら問題のなさそうな、モノ ) [Wed 23 Sep 2009 17:18:22]
ドライツェ > ( 大分短くなった木炭を半ば無意識に拾い上げ、やっぱりそこいらで拾ってきたノート代わりの木片に、 w a s ――――wash a bear、 「wash bear」。 多分綴りはこれでいいんだろう )( さきの老人が向かうと息巻いていた場所だ。 土砂崩れにより閉鎖され、今はより深刻な騒動が起きていると噂されている土地。 ――もっとも、騎士や傭兵ではない一般市民にどこまで詳細が明かされているかは些か不明瞭なのだけれど。 仮に全ての情報が公開されているのだとしても、貧民窟の片隅に殆ど引き篭もっている自分が手にしている情報量はずっと少ないのかもしれない。 ) [Wed 23 Sep 2009 17:11:35]
ドライツェ > ――――…。 ( あと一年か二年もすれば働きに出されるであろう、本来であればまだまだ親の庇護の元にあるべき年頃の子供が鉛筆代わりの木炭を手にあどけない視線を向けていた。 ――自分の子供に胸を張って業種を言えない母親たち。 子供を食べさせる為に他に手段がなかった彼女らが「働いている」間、時折こうして子供を預かるのもこの場所の勤めで、立ち去った老人を追いかけ、引き止めるべきだったのかもしれないが―――― ) …ああ、よく書けましたね。 でも、ええと、こことここは逆。 それだと発音が違っちゃいます、――――( 正しい綴りを読んだ場合と、子供が書いた間違った綴りの場合とをそれぞれ発音して聞かせる ) ね。 ( 嘆かわしい事に子供はただ子供というだけで商品とされることもある。 彼らを置いて教会を離れることができなかった ) [Wed 23 Sep 2009 17:04:23]
ドライツェ > ( 鼻先で閉ざされる扉の前に阻まれた ) 性急に過ぎますッ。 貴方が行って、  (「何ができるんですか」――――片足を失い、クランク技術に頼る金もなく、左膝にそこいらで拾った木切れを括りつけただけの老人に、一体何ができるんだろう。 何の役にも立てないであろうことはここにいる子供だって多分想像がついたはずだ。 しかし、それでもその言葉を口にするには躊躇われて、僅かな逡巡の間に叩きつけるように扉は外から閉ざされてしまった。 スラムの一角にある、古い古い教会の中。 ) [Wed 23 Sep 2009 16:56:31]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 説得は―― )』 [Wed 23 Sep 2009 16:52:25]
お知らせ > ルァ@試薬さんが退室されました。 『( そして少年は廃屋から出て行った 。 )』 [Tue 22 Sep 2009 21:37:08]
ルァ@試薬 > さーて 。 ( また男の子になったワケだが。 ) 何して遊ぼうかなー 。 ( 軽い調子の声 。 いたずらっ子のように、 子どもは1人、 笑って 。 ) まァ。 変なことは出来ないだろうけどー ( 言って、 わしゃ と 頭を掻いた 。 容姿はあんまり変わらない 。 変なことをしても眼の色でバレてしまいそうだし。  本当、 忌々しい眼だ 。  眼の色を変える薬  とかあったらとても欲しいと思う。 ) [Tue 22 Sep 2009 21:36:51]
ルァ@試薬 > ( ――― 眩暈 。 カクン。 と 、 足の力が抜ける 。 ガツッ と思いっきり膝をぶつけてしまい、 痛みが走った。 ) ――――― … ぉ ? ( 自分の身体に、 違和感。 やっぱりこの薬は 、 男の子になる薬のようだ 。 効果が短いのがもったいないけれど、 買いたい人はいそうだなぁ と 思いつつ。 ) いたたたた … 。 ( 座ってから飲むべきだったか。 それともただの貧血か 。 ぶつけが膝が痛くて、 ため息を落とした。 ) [Tue 22 Sep 2009 21:13:57]
ルァ@試薬 > ( スラムにある廃屋の1つ 。 その中で 、 子どもは手の中にある瓶を弄んでいた 。  この薬の効果で 、 数日ほど、 自分の姿が男だったのだが、 けっこうおもしろかったワケで 。 結果の報告ついでに、 魔女さんにもう1つもらえないかとお願いしたら、 くれた 。 ) ――― … よし。 ( 2回目だが、 なんだか飲むときは緊張してしまう。 瓶の蓋をとり、その中身を一気に 飲み込んだ 。 ) ( ということで、 試薬2回目。【判定】) [Tue 22 Sep 2009 21:05:50]
お知らせ > ルァ@試薬さんが入室されました。 『(――― ポン )』 [Tue 22 Sep 2009 21:00:38]
お知らせ > 茉莉花さんが帰りました。 『( 肉を噛み切る音と悲鳴。―― 今日は イイヒ だ。 )』 [Mon 21 Sep 2009 23:16:39]
茉莉花 > ( ――― 命中。 にンまり、口の端がつり上がる。 )       … 、 ( 靴を当てられた人影が、こッちに向かッてきた。何かを喋ッている様だけど、自分には理解出来ない。 )    …、 ( 「 ――――!――――ッ!―――ッ!」 … 喚いている。 ) ( 人影が、喚いている。 )   …、 ( 暫く、不思議そうに 其の人影を見上げていたけども、 )  … ゥ゛  ア、  ( 言葉にならぬ音を 孤児風貌は発した。 其の人影を見上げたまま、べッとりと袖口に血の付いたトレーナーに隠れた両手を 伸ばして、 )   ――― … ィ ア゛ アア ィア ヴ…。 ( 「 いただきます 」―― 人間が、食事をする時に言ッてた言葉を 濁ッた音で呟いて、 )    ( 笑いながら、 其の首へと 噛み付いた。 ) [Mon 21 Sep 2009 23:11:00]
茉莉花 > ( 飛ンでッた靴は弧を描き、通りすがりの人間の頭へ落ちて、 )  ヒャッ ハハハァ ッ!キャ ッハハハ! ( 靴の行方を追ッていた孤児風貌の視界が、其れを捉えれば。大袈裟に手を叩き合わせて笑いだす。 )    ( だッて 飛ンだ靴が人間の頭に落ちたンだ。 其れッて凄い確率。 )  ( ぱちぱちッ。 と手の叩く音。 ブンブン、と勢い良く足を振ッて。 )  ィヒ ッ、 ゥゥゥゥ゛ ッ! ( もう片方残ッた靴、 今度は狙いを其の通行人に定めて、 ―― ぽォン ッと飛ばした。 ) [Mon 21 Sep 2009 22:56:52]
茉莉花 > ( グィ、と喉逸らし 空を見上げた。 )   ( こう云う空を人間がなンて云うか知ッてる。―― ハレ、だ。イイテンキとも云う。 ) ――――…… ひッ、 キシシシシッ、 ( くぐもッた笑い声あげて。足をぶらり ぶらり揺すれば、 ) ( がぽッ、と靴が足を離れて 飛ンで行く。 )  ――――― …、 ( 其の行程を眼で追ッて、 ) ヒヒッ、 、ァ ハ ァアハ ッ! ( 笑う。笑う。 飛ンでッた靴を見るのは楽しい。 ――きッと、人間がイイテンキッて云いながら、笑うのと同じだと 孤児風貌は思う。 ) [Mon 21 Sep 2009 22:43:32]
茉莉花 > ( ―――人間と云うのは、よく解らない生物だと思う。 )     ( がぽッ、がぽッ。サイズの合わぬ靴は そンな音をあげ、毎度脱げてしまいそうになる。 )       … ゥ゛ アアア ゥ 、 ( 別にこンな物要らないのに、ッて思うけど。 )  ( 人間のフリをしていれば得する事も有るのだ、とも思うから。 )   ――――…、 ( 人間 の真似をし続けるンだ。 )  ( そンな薄汚い孤児風貌は、 置き去りにされた木箱の上に 三角座りをしながら。 目の前に小さな箱を置いている。 )  ( こうしていると、 通りかかッた人間が 何かを置いていッてくれる事が あるから。 ) [Mon 21 Sep 2009 22:34:02]
お知らせ > 茉莉花さんが来ました。 『( ハレ。―― 水も落ちず、灰色が覆っていない 空のコト。 )』 [Mon 21 Sep 2009 22:27:51]
お知らせ > 刹那@試薬さんが帰りました。 『 (一足先に大人になった赤毛は考えた) (――外見だけだけど) 』 [Sun 20 Sep 2009 23:12:32]
刹那@試薬 >  (レアって言ってもまさに誰得なレアさ加減だが) (考え事をしていればいつの間にか頭痛は消えていた。がりがりと軽く頭を掻きながら立ち上がる) 吃驚させるならもーちっとまともそうなののトコにいくか… (顔馴染みが聞いていればまともな知り合いなどいるのかと笑うだろうか。――兄だ従兄弟だと騒いでた奴の好奇の目の中に、微かな羨望のようなものが浮かんでいたことを不意に思い出した) 大人なんて嫌いだって咆えてた時期もあったけどなぁ (己も、あいつらも。今よりもずっと幼い時にそんな事を言っていたな、なんて)  [Sun 20 Sep 2009 23:11:59]
刹那@試薬 >  (暗黒街に逃げ込んでから何年経っただろう。数えるのは面倒だ。そもそも数える意味すら見つけられず、軽く肩をすくめた) しかしコレ知り合いにあった時に一々説明すんの面倒だなァ (取立ての時とかもだ。代理で取立てにきましたー★赤毛の兄でーす★ヨロシクゥー★とかでいいかもう。それ以外にいい説明思い浮かばないし) (まぁ、敢えて知り合いに会ってびっくりさせるのも面白いか。赤毛は知らないことだが、この薬どうも性別転換率が高いよう。己みたいなのレアじゃね?)  [Sun 20 Sep 2009 22:54:10]
刹那@試薬 >  (暗黒街にいる顔馴染みの反応はそれぞれだ。「刹那の兄?!」「刹那の従兄弟?!」「一日でずいぶん老け込んだなお前!」etc。一番最後の奴は一発殴っておいた。物珍しそうに見てくる目だけはどれも同じで、居心地の悪さに耐えかねて此方に来たわけだ。そのまま鉄鍋飯店に行こうかとも思ったが、店主に爆笑されるような未来が容易に想像できた。行くべきか行かざるべきか――) (それにしても) ………兄ねェ (己には兄はいなかった) (寧ろ鏡を覗き込んでそこにいたのは、父の面影を持った、けれど髪の色の重ならない誰かだった。父と呼ばれるには若い容貌に、誰も父とは言わなかった。それが救いだ)  [Sun 20 Sep 2009 22:39:52]
刹那@試薬 >  (緩やかに襲ってくる痛みに、赤毛は廃材の上に座り込んだ。二日酔いはもう治まったはずだが、頭の奥底が重い――気がする。きっと気のせいだ。例え一夜にして一気に年老いてしまったとしても) そうだよな……薬飲むだけで3万て… (話が美味すぎると思った。思ったけど依頼は受けてしまった。それはもうどうしようもない。眉間を軽く押さえながら溜息を吐く) …ま、この手の薬の効力なんざ、すぐに無くなるだろうし (薬飲んで女になった奴がいる、なんて話は時々耳にする。だから己のコレもすぐに治るだろう。――呟いた声は己の知る声と余り重ならない)  [Sun 20 Sep 2009 22:26:15]
お知らせ > 刹那@試薬さんが入室されました。 『 (――頭痛) 』 [Sun 20 Sep 2009 22:17:09]
お知らせ > ルァ@試薬さんが帰りました。 『( 女だってバレたら、 またちゃんと名乗ろうかな…。 )』 [Sat 19 Sep 2009 03:17:26]
お知らせ > ライヴィスさんが帰りました。 『 とッておきの場所教えてあげるよ。 ( 吸血の際に見付けた、ひッそり佇む、無人の廃墟。 )』 [Sat 19 Sep 2009 03:14:34]
ライヴィス > ( 変に作られた態度よりはよッぽど好感が持てるけれど。 ) ……。――― ああ、そンなものか。 ( 自分が親に付けられた名を思いだしたのも随分最近の話しだし。 ――名なンて、取り敢えず其の人物だと解る物で有れば良いもンか。奴隷ギルドは番号ッて事も多いし。 )     …、 ( 少年の様子を、腕組みして偉そうに見遣ッた。 )  ( あ、手離した。 )( あ、転びそうだ。 )  …、 ( なンて、頭の中で実況しつつ。 次いで掛けられた言葉に、にッこりと笑みを浮かべる。 )  ――― 最初ッから甘えとけば良いのにさァ。 …此処じゃァ甘い言葉に注意しなきゃいけないと思うけど、 俺はあくまで礼を返したいだけだから。 ( 謝られる様な事でも、礼を云われる様な事でも無いよ、と。 )  ―――… 建物の中には俺 入れないから、入口までで、ね。 ( 少年に肩を貸す様に身を僅かに傾かせ、 ゆッくり歩き出そうか。 ) [Sat 19 Sep 2009 03:13:13]
ルァ@試薬 > ―――― … ( 素直すぎるのも困ったものだ と思う。 おかしいなぁ、 何処でどう間違ってこんな素直になったんだろう。 ) …。………。 ……… まぁ。 親につけられた名前 何て、覚えてないしね 。 ( なんて 、力なく笑って。 名前なんて、 とりあえず呼び名があれば いいだろうと。 ) …ん。 よろしく、 ライヴィス 。 ( 自信過剰な言葉には、 すごいなー と、素直に思った。 なるほど。 今度真似してみようかな なんて。 ) ( 一緒に居る という言葉には、 困ったように眉を寄せて。  壁から手を離し、 1歩、 2歩、 歩いてみるが 、 ぐらり  と 、 身体が揺れる。 もう一度壁に手をつけば、  少年に 、 苦笑を向けた 。 ) ―――― ごめん、 肩貸して………。 ( 一回断っておいて恥ずかしいお話ではあるが。 確かにこの状態で襲われたら逃げられない から。 とっとと寝床を見つけて休んだほうが よさそうだ。 ) [Sat 19 Sep 2009 03:04:21]
ライヴィス > どういたしまして。 ( 少年の身体を支えながら、クツクツと笑う。素直だなあ、なンて思いながら。 )( 油ッぽい物食べてる奴の血はドロドロで不味いし、薬物やッてる奴は毒だし、とかそンな感じだ。基本的に 動物の血でも構わない様な奴隷吸血鬼。 ) ―――― 偽名か。 ( 小さく笑ッて呟いた。 ――だッて思いッきり とりあえず ッていッたしね。 ) ――― 俺は 、 ( 何にしよう、なンて考えつつ。別に偽名にする必要性が無い事に 気付いた。 ) ――… ライヴィス だよ。 宜しく、ティース。 ( 何だか危なッかしい少年に、微苦笑浮かべ。其のまま立ち上がれば、 口許に手を当て、少し考えるが、 ) ハッ。お前に送ッて貰うほど 弱ッて無いよ。 ( なンて、自信過剰気味に言ッてみる。まァ此れだけ言ッて 頼ろうとしないのなら、もう強硬手段か放置か、 どッちかしか無いか。ジーッと 少年の様子見遣りながら、 ) ――― …… ン −。じゃあ せめて、寝床が見付かるまでは一緒に居るよ。 奴隷売買の奴等に見つかッたら、今の状態じゃ大変そうだし? ( 其れでも断られるなら大人しく帰るよ、ッて 若干ふてくされ気味に呟いた、 ) [Sat 19 Sep 2009 02:52:34]
ルァ@試薬 > ……… なるほど、 有益な情報をアリガトウ…。 ( 確かに、 今 大丈夫 を2回言っちゃったなぁ と。 離れない少年の手。 振り払うことはしない。 むしろ、 支えてくれるならば少しの間、 寄り掛からせてもらおう。 ) んー? ( 血に美味しいと不味いなんてあるのかー と 思いつつ。 そういえば処女の血は美味しいんだっけ? ) 名前かぁ …。 ( どうしよう。 ルァって女っぽい名前だよなぁ。 せっかく男だって思ってるなら、 と 少しの間 考えて ) ……… ティースでいいや。 とりあえず 。 ( と、 なんとなく思い浮かんだ 名 を、名乗ってみた。 ) キミはー ? ( まだクラクラする頭を押さえながら、 聞き返して。 それから、 立ち上がろうと 、 力を入れつつ。 )  いーよいーよ。 むしろ、 キミを 、 送っていきたい くらいだ よ 。 ( そのナリは、 身包み剥がされてもおかしくないからねー と 。 ) ( ゆらり 。 ゆらり 。 壁に手をつきながら 。 人に頼ろうとしない 悪い意味で 強情な子だ 。 )  [Sat 19 Sep 2009 02:39:40]
ライヴィス > ―――― ねえ、知ッてる?人間ッて本当の事は一度しか云わないらしいよ。 ( 苦笑向けられれば、此方は笑みを返そうか。少年を起こす事が出来ても、支える様に 手は離さず。 ) ――― ン、俺はもう平気。ありがとう、 えッと、 …名前 なンて云うの? ( 偶然飲ンだ血が吐く程不味かッたンだよ、と若干修正を入れつつ。 ――じいッと少年を見遣る。やッぱり顔色が悪い。 血を飲まれたのだから当たり前と云えば当たり前 なのだろうが。放置するのも気が引ける。 )  … 気にすンなッて云われても ね。 ―― やッぱ送る。適当な所探すなら 一緒の探すよ。 借りを作るのは嫌なンだ。 ( 言葉を紡げば、少年に背を向けて 屈もうか。 乗ッて、と。 ) [Sat 19 Sep 2009 02:26:36]
ルァ@試薬 > あ〜〜 。 だいじょうぶ、 だいじょうぶ 。 ( 起こされながら、 苦笑を 向ける。 もっと血の気が多かったらよかったのに 。 )  ( むしろ、 次に続いた少年の言葉で、家が無いと言ったのを少し後悔した。 嘘は言ってない。 あくまで居候の身。 あの場所は 家ではない。 無いんだが――― こう、 良心が痛むと言うか、何と言うか。  どちらにしろ、 この状態で郊外まで歩くのは大変 か。 ) いいよ いいよ。気にすんなー ? ( と、 笑みを 浮かべて 。 ) ―――― … テキトーな処で寝るから … さ 。 それより… もう大丈夫? ( 吐くほど不味い血を啜るほどの喉の渇きは治まった? と 。 ) [Sat 19 Sep 2009 02:17:30]
ライヴィス > ( 生きた人間の血を飲むなンて何時振りだろうか。首筋に付いた血も、己の口許に吐いた血も舐め取ッて、 少年から離れれば、 )  …―――― ッ、 ( 崩れる様な 姿。 焦ッた様に手を伸ばすけれど、 時既に遅く。 ) ―――… 御免、大丈夫?飲む過ぎた…ッ? ( 云いながら、身体を起こしてやろうと手を伸ばす。 )   … 何、食べて無いの?嗚呼、でも ――家が無いなら簡単には飯に在り付けないか。 …俺も何も持ッて無いしな、…、 ( 金銭も食べ物も、全て主から貰うものだけ。 )  …――― 送る よ。飲ませてくれたお礼。 家が無いなら、寝床にしてる所とか、 ( 無いの? ッて尋ねようか。 ) [Sat 19 Sep 2009 02:05:09]
ルァ@試薬 > ( 女っぽいと言われれば、 苦笑い。 だって女だもん…。  目玉泥棒のコトは 、 小さく頷くだけにしておいた。 犯人はもうヴェイトスにいないことを、 この子どもは 知っているから。 ――― 模倣犯のほうは知らないけれど。 )  ――― ん …… ( 突き立てられた牙。 痛み 。 身体から血液が無くなっていく 感触。 嗚呼 そうだ。 こんな感じだったっけ 。 頭が ぐらぐらする。) ( ご馳走様。 そう言う 少年の声が  、 随分遠くで 聞こえるような 気がした。 )  ―――― …ッ … ( 少年が離れれば、きっと子どもは起きていられなくて 、 地面に肘までつくだろう。 ) ( ご飯ちゃんと食べなきゃダメだねー なんて、 弱くて小さな声で 、 苦笑しながら言う。 少年のほうも大分抑えてくれたようだから、 眩暈はすぐに治まるだろうけれど。 ) [Sat 19 Sep 2009 01:57:31]
ライヴィス > ( 少年の反応に、吸血鬼は不思議そうな表情を浮かべたまま、 ) ――― まあ、お前 女ッぽいけど。 ( なンて、呟く様に云う。 ) …… どういたしまして。 ( 目玉泥棒に気を付けなよ、ッて付け足して。恥ずかしそうにはにかむ少年から 若干眼を逸らしながら。別に 素直に礼を云われたから照れた なンて、そンな事は無い。 )( ―― 少年の問い掛けが届く前に、 牙は首筋に突き立てられて。流れ込ンでくる新鮮な血液は 喉を通して体内に入ッてくる。 )   …ッ、 ( 嗚呼 拙い。止められ無くなりそうだ。 )  ( ――― 首の後ろに回した手に僅かに力が入り、 )  …   ご馳走様。 ( 喉の渇きが幾分治まッたところで、首筋から牙を離し 呟く様に云う。最後に 僅かに流れ落ちるだろう、首筋の血を 舐め取ろうとしながら、 ) [Sat 19 Sep 2009 01:46:37]
ルァ@試薬 > ―――… ぇ、 いや…うん。 まぁ、そうだ ね。 髪くらい…。 ( そうだよねー、女の子じゃないもんねー とか言いながら。 確かに今は男。 男なんだけど、 なんかどこか悲しくなるのはどうしてだろうッ 。  眼の色、 綺麗だと言われれば、 恥ずかしそうに はにかんだ。 ) ――― ありがと 。 ( 吸血鬼の少年の主人なんて知らない。 知らないよ ッ 。) ――― ? おなじたちば? ( 孤児 ということなのだろうか? そんなにいい服を着ているのに? そんな疑問を 口にする前に ) ――― ひ ぅ ………ッ ( 突き立てられた牙の感触に、  ビクッ と、 身体を揺らした 。 )  [Sat 19 Sep 2009 01:36:54]
ライヴィス > ( ごめンッて呟かれた言葉は聞こえないフリ。別に謝ッて欲しい訳じゃないし、気にしていないンだから。 ) ――― 別に良いじゃン、髪くらい。女みたいな反応すンだな? ( クツクツ堪えた様な笑い声零しながら、小さく首を傾げた。 ) ―― 眼が変?そうかな? …綺麗だと思うけど。 ( 蒼色も、桃色も。あァ 片ッぽの眼は主に似ている。主はもう少し―― 薄い桜色だけど。 ) …、 まァ、怒鳴ッたりはもうしないよ。 ( 多分。 ) 久し振りに同じ立場の人間に逢えたから、 ね。 ( はしゃいでしまッた様だ。 ―― 首筋に、手が触れて。強張ッた様子に 僅かに口許に笑みが浮かぶ。 )  …、 ( 色々悪戯して遊びたいトコロ だけど、喉の渇きが限界だ。―― 片方の手を少年の方へ置き、片方の手は 首の後ろへ。其のまま、躊躇う事無く牙を突き立てる。 ) [Sat 19 Sep 2009 01:29:56]
ルァ@試薬 > ( その、 心の狭い奴がこの界隈には多いから困る。 それだけのオハナシ。  ごめん、 ともう一度呟けば、 わしゃわしゃと乱された髪を、 ちょっと頬を膨らませて 撫でて。 ) ―――― … 変言うなぁー 。 ( むぅ と。 眼は変ってよく言われるけど、 髪が変ってはあんまり言われないんだぞッ  と 。 ) …。 …… いや、いちいち許可とかいらないから…ッ ( むしろ、 そんな許可は出さないとばかりに 。 ) ( 首筋へと伸ばされる手。 子どもは緊張したように 、 身体を強張らせていることだろう。 前に吸われたことがあるとは言え、 やはり 怖い。  それに。 殺さない という少年の言葉を完全に信じているワケでも ない。 多少は疑っている 。 まぁ 。 いいか と 。 身体を強張らせたまま、 牙がつきたてられるのを 待つだろう。 ) [Sat 19 Sep 2009 01:19:47]
ライヴィス > ――― 何で俺がお前を殴る必要があンの。 ( 呟きが聞こえれば、此方も呟く様に云おう。――自分は、苛々しただけで殴る様な心の狭い奴じゃ無い と思いたい。 )( グシャグシャと髪を乱す様に 撫でれば、手を離し、 ) ――― アハッ… 変な髪。 ( クツクツ笑いながら、失礼な言葉吐いた。 ) ――― ごめン。次から怒鳴る時は許可を得るよ。 ( 冗談とも本気ともつかない口調で云えば、少年の首筋へと手を伸ばす。 ) ――― そンな何度も云わなくッても、 …殺したりなンかしないよ。其れは 止められてるから。 ( 其のまま、首筋へと牙を近付けようか。 ) [Sat 19 Sep 2009 01:14:23]
ルァ@試薬 > ――――― …… ( 少年を見る。 あれ? 謝られた。 ) … 殴らない ん だ 。 ( 俯いて 思わず 、 そう小さく呟いて。 頭に手を伸ばされれば 身体を強張らせるが 拒絶はせず 。 ) ん、 ごめん。 びっくりしたダケ 。 ( 先ほどの少年と 同じようなセリフを 返した。  ) ( 吸血鬼かというのには、 ―――― やはり、そうだったらしい。 吸血鬼って紅い眼の人が多いのかな と 、 思いながら ―――― 。 小さく 小さく、 ため息をついた。 ) ―――― …… ちょっとならいいよ? …… ただしちょっとだけだよ? 殺さないでね? ( 先ほど、少年が血を吐いた理由もやっと分かった。 なるほど。 吸血鬼ならば納得がいった。 ) [Sat 19 Sep 2009 01:08:00]
ライヴィス > ―――――… 、 ( 少年の袖口掴ンだまま、きょとンとした表情を浮かべた。 ) ――― …何、いきなり、 ( そンな怯えた様な顔して。 )( 罰の悪そうな表情浮かべて、少年の袖から手を離し、 己の頬掻いた。 ) ――― ごめン、怖がらせた? …    ごめン。 ( 別に、そこまで己は怒ッて無い。ちょッと苛々しただけだ、相手が悪い訳じゃァ無い。 )( そうッと手を伸ばし、其の頭に触れる事が出来たのなら、 ぐしゃぐしゃッと髪を撫ぜようか。 ) ( ―― 問い掛けに、頷こう。 ) ――― そう。 でも、嫌だッたら良いよ。無理に吸う事はしないから。 ( 無理矢理吸うならば、相手を殺す勢いでやらなくてはならない。――其れは主人の命に反する事になるから。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:58:43]
ルァ@試薬 > ( うわ、 なんか呆れられてる? すっごい呆れられてる? 気付いたときにはもう 既に遅い。 でもやっぱり、少年が何のことを言ってたのかは分からない。 ――― きっと、 家に帰ったくらいの時に気付くのだろう。 あぁ! こういう意味か! なんて。 ) ――― ゎっ ? ( 引っ張られても抵抗はしない。 驚いたように 目をパチパチと させていたが。 馬鹿! と怒鳴られれば、 ビクリ と 、 怯えるように 震えて ) … ご、 ごめんなさ ………… ( 小さな声で、 謝る。 ) ( お願い、 には。 指差された首先、ちょっと触って ) ――――… もしかしてキミ、 吸血鬼 ? ( 問いかけ と言うよりは、ほとんど確信に近い問いかけ を 。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:50:29]
ライヴィス > ( 思いッきり眼逸らされた。―― 何だか、もう。はあッと盛大に溜息吐いて。 )   …、 ( 雨、 )  降らないと思うよ。 ( 何となく。――少年につられた様に空見上げてみれば、幾つもの星が見えた。月が見えた。雲は見えなかッた。 ) ―――――――― ………、 うン、そうだね。 ( 何だか色々噛み合ッて無い気がするが、訂正する気にもならず、其のまま流した。時には諦めッてのも必要だと思うンだ。 ) ―――… だーかーらーッ! ( 抵抗されないなら、ぐンッと袖を引ッ張ろうか。 ) 洗ッても落ちにくいから こうやッて話してンだッつの!この馬鹿! ( 言ッてすぐ、 ) ――― もう良いや。うン お前が良いなら其れで良いよ。 ( 諦めた。溜息交じりに 言葉紡いで。 ) ( ―― お願い、 ) ( じいッと 少年の双眸見遣る。 )   …… ほンの少し 血を分けてくれませン か? ( 君の、 ッて云いながら、其の首筋に指先を伸ばそうか。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:44:43]
ルァ@試薬 > ( さっきまではそんなに付いてなかった。  言われれば、 思いっきり目を逸らして ) ――― 雨、 降らないかなーぁ ( 薄く笑いながら空を見上げてみた。 広がる空には星が瞬いている。 いらん時に雨ふって必要な時には晴れてるなんて―― 。   物騒だろ と言われれば、 コクリ と1つ、 頷いた。 ) そうだねぇ。 物騒だね 。 でも、1人でふらふら歩いてる時点でそれなりに危ないし。 やっぱり今更な気がするんだよね 。 ( 話 が か み あ っ て な か っ た 。 自警団? 警邏? 何それおいしいの? ――― とまではいかないが。 見咎められたら、ケンカして云々と言い訳をするだろう、きっと。 ) ( 服の話になれば、 ぅ… と、 押し黙った。 何だこの人変なところで鋭い。 ) まぁ。 アレだ。 洗えばいいよねッ ! ( 洗っても取れないからこの話になっているんだろうが。  ふりだしにもどる。 )  ―――― … ? お願い? ( なに? と 。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:34:54]
ライヴィス > さッきまではそンなに目立つ程付いて無かッたと思うンだけど、 ( 誰の所為だ、ッて気持ちちょッと隠してみた。まァ良い。手の甲でぐいッと拭おうか。 ) ――――― そういう問題?此の辺りッて 最近物騒なンだろ。袖に血なンか付けてたら眼付けられるンじゃない? ( 自警団だとか、警邏してる人間に。 ひらひらと振られる手に、呆れた様に溜息一つ。 ) ――――… たッかい服だよ、確かにね。 ( 汚さない様に注意するのが大変な位だ。 )  けど、お前 替えの服なンて殆ど持ッて無いンじゃないの。 何時も来てる服が他人の血液付きッて やじゃない? ( 云いながら、其の腕を軽く掴もうと、手を伸ばす。 ) ( 視線に気付かれた。 ―― ンー?ッて小首傾げて、少年へと近寄ろうか。 ) …… ねえ、お願いがあるンだけど。 聞いてくれない? ( 此のまま襲ッても良いンだが、其れは好意を向けてくれた人間に対して失礼だから。 ――きちンと 尋ねようか。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:25:05]
ルァ@試薬 > ゃー、でもソレ、結構目立ちそうだよ? ( なんか、こう。 口の回りが真っ赤で、まるで今しがた人を食べてきたみたいだ。 小さな子どもとバッタリ会ったら、その子はきっと泣き出してしまうだろう なんて 思いつつ。 ) ( 次はちゃんと、 自分の袖口の紅に気付いたよね。 ゎぁ 。 なんて、 小さな声 出した。 ) ――― … んー。 まぁ。 どーせ汚れまくってるし。 今更じゃないかな 。 ( 大丈夫大丈夫、 とひらりと手を振ってから 。 ) ――― キミみたいな 高い服でもないしねぇ? (  と、 冗談っぽく笑って、 そんなことを 。 実際、安物の服だ。 まぁ、 新しい服を買うっていう余裕もなかなか無いけどねッ ) ( 何やら此方を見ているのに気が付けば、 なになにどうしたの? と 、 やはりまた 首を傾げるだろう。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:15:30]
ライヴィス > ―――……… 別に良いよ。水で洗えば落ちるし。 ( しょンぼりした様子の少年に、溜息一つ吐いて。 ) ―― 其れよりお前の服。どうすンの? 皮膚と違ッて落ちにくいよ。 ( 気付いていない様子に、再度赤く汚れた少年の袖口を指差しながら 呟く様に云う。 馬鹿ッて言葉は訂正しなかッた。 )   …、 ( 謝る様子に、ツィと顔を背け、 )  別に。謝る必要なンて無いンじゃない? 俺が勝手に驚いただけだし。 ( お人好しッて云うのも訂正するのは止めよう、なンて内心。 其のまま視線だけ少年の首元に遣れば、白い肌が映る。 夜目は利くが、そこまで視力が良い訳ではない吸血鬼は、其の吸血痕を確認する事が出来ず。 ) ( 首筋を流れる赤い液体を想像して、 こくンッと喉が鳴ッた。 ) [Sat 19 Sep 2009 00:05:53]
ルァ@試薬 > ( ゴシ ゴシ ゴシ ゴシ ゴシ 。 少年がされるがままならば、 存分に擦って擦って。  それから、怒ったような焦ったような言葉聞けば、  あぁ と、 小さく声を出した 。 ) ――― ごめん 。 綺麗になるどころか 逆に広がったきがする 。 ( 馬鹿なんて、 ひどいなぁ と ちょっとションボリした様子 してみせたり。 子どもの袖口は見事に紅く汚れているが、 さされた指の意味は分かっていないようで。 顔が汚れるッ という意味に取ったらしい。 ) ―――― ぁ。 それと。 驚かせてごめんね ? ( ビックリしたからつい。 と 付け足して。 少年の眼がよければ、子どもの首元。 うっすらと吸血痕が見えるかもしれない 。 もう一年以上前だから、 本当にうっすらと だから、 見えないかもしれないが。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:57:36]
ライヴィス > ――― 世の中には色ンな体質の …奴がいるンだッて。 ( 色ンな体質の人間が居る ッて云おうとして、奴に変えた。そう云えばもう自分は人間じゃ無かッたか。 )   … 溜息吐くと 幸せが逃げるらしいよ。 ( 少年の溜息に気付けば、そンな言葉を吐いて。 )  …嫌がッた?俺が? ( 其の言葉に きょとン、と不思議そうに見遣り、 ちょッと考えた後、 ) ――― 違う 。驚いただけ だよ。 ( なンて、若干眉尻下げて答える。 ――大丈夫かの問いには頷くけれど、 完璧に大丈夫 ッて云う訳じゃない。視線は首元へと 移動する。 ) ―――― … !? …ッ ンぶ ッ!? ( 肩に掛けられた 手、一瞬其方へ視線は移動し、 再び少年の顔へと戻れば、 ―― 何だか強く拭われた。思考が追い付かなくて、少しの間されるがまま だッたけど、 )  ちょッ …!馬鹿! 血は落ちにくいンだよッ!?取れなくなッたらどーすンの? ( 顔を背け、 そンな言葉を吐きながら 指差すのは 君の服。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:48:15]
ルァ@試薬 > ―――― … どんな特異体質 …。 まぁいいや 。 ( また ため息を落とす 。 とりあえず本人が大丈夫だって言うなら大丈夫なんだろう と 。 ) …… いや、 キミが触られるのイヤそうにしていたからだよ…ッ ( 笑いながら返された言葉に、更にガックリ と肩を落として。 何だろう。 何か こう、気が抜けると言うか。 何と言うか。 ) ――― で、 本当に大丈夫なんだね? ( 確認するようにそう言いながら、 少年へ近寄り、 片方の手は肩へ。 片方の手は 、 長袖の中に手を 隠し、 そのまま少年の口のほうへと近づけ  、 ついている血をぬぐおうかと。 ごしごしごしごし〜  と。 血なので、逆に少年の 顔が汚れるかもしれないが。 勿論、少年が拒絶すればしない 。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:38:09]
ライヴィス > ( 少年が浮かべる表情の意味が解らなくて、不思議そうに小首を傾げた けど、 ) ――― …… あ―――――…。 特異体質ッてやつじゃ無いかな、多分。恐らく。きッと。 ( ちょッと考えた後に、思い付いた言い訳。 言ッた後に、どンな特異体質だ、と自分で思ッたけれど。どうにでもなれ。 )( ―― 困ッた様に頬掻いて、 問われた言葉に 少年を見遣る。 ) ――― え、触るのに許可ッて必要? ( なンて、小さく笑いながら返そうか。 ) …… 大丈夫だよ、別に。 ( 肌に触れたのなら、低い体温が伝わるかもしれないけど。服の上からならば 解らないだろう。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:31:31]
ルァ@試薬 > ( 謝られれば、 子どもは何だか、 困ったような表情を する。 ) …。……。………。……… 拾い喰いして血を吐くとか、 聞いたことないよ……ッ ?! ( ため息交じりに言われた言葉には、 そんなツッコミをするだろう 。 いや、本当に。 食べたものを出すのならまだ分かるが。 ――― 実際、彼は 食べた(飲んだ)ものをそのまま出しているのだろうが。 子どもはそんなことは知らない 。 ) ―――― … ねェ。 さわっても大丈夫? ( 小さくため息をついてから、 そう 聞くだろう。 別に何もしないから と。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:25:55]
ライヴィス > ――――…… ッ、 ( 思ッた以上にさッき飲ンだ死体の血は最悪だッた様。 …吐き出して、大分楽になッた。喉はカラカラに乾いているけれど、 ) …… ――― ごめン。 ( 己に伸ばされた手は 触れる前に止まッた。 ――其の様子を視界の端で捉え、 ) 驚かせた?大丈夫。 ―――――…拾い食いしただけだから。 ( 溜息交じりに そンな言葉。最後はちょッと小声だけれど。 おろおろ慌てる様子が 何だかとッても申し訳無い。 吐き気は既に治まり、額にかいていた汗も何時の間にか 引いて。 )  [Fri 18 Sep 2009 23:16:49]
ルァ@試薬 > ( お人好し=いい鴨? そんなこと思われているなんて知らぬ子どもは 、 少年が1歩踏み出せば、 1歩 後ろへと下がるけれ ど ) ――― … ? ――――― …… ぇ、 ちょ、 ちょっと 大丈夫 ??? ( 崩れ落ちるのを見れば、 慌てて近寄り 、膝をついて少年に触れようと して、 触れる前に手が止まるだろう 。  少年が吐き出せば出来る 小さな血溜り見れば、 おろおろ と 、 慌てて 。 もしかして大変な病気なんじゃァないか と 。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:10:37]
ライヴィス > ――― 座ッてても 治りそうも無いし。ありがとう。 ( 壁に支えられる様にたッたまま、少年へと告げる。―― 心配そうな声音に、若干苦笑が洩れた。本当にお人好しな人間だ。 ) ――― 関係無いと云えば関係無いけど。 詳しいみたいだから ね。 ( 少年の顔と、其の首元に眼がいく。――お人好しだが馬鹿と云う訳ではない様。 ) ――― 孤児なンだ、 そう、 じゃあさァ、 ( 一歩、少年の方へと足を踏み出して、 ) … ―――― ッ、 ( 其の場に 崩れる様に蹲る。 ――吐き気にはサイクルがある様。喉元まで込上げてくる 腐ッた血、 ) ―― うッ、 ぐ、 ゲホッ… ッ、 ( 其の場に吐き出して。 ―― 小さな血溜が出来る。 荒く息を吐きながら、ぐいッと口許を拭い。 ) [Fri 18 Sep 2009 23:00:04]
ルァ@試薬 > ――― … 無理、しないほうがいいよ ? 体調悪いなら座っていたら ? ( 何やらものすごく調子の悪そうな少年へ、 心配そうに そう声を かけるだろう 。 自分の考えが当たっているなんて知らない。 知っていたとしても、 何かできるワケでもないが 。 ) ( 此方を見られれば、 何? と 首を傾げて。 けれど、  楽しげな 表情が なんだか怖くて。 緊張したように ぐっと 拳を 握った。 震えないように だ。 ) ―――… 何処に住んでても、 キミには 関係ないよ ね 。 ( 何やらワケありの家主とその恋人のお姉さんの家だ。 そうそう他人に言っていいものか どうかと 考えて 。 ) … 孤児だから家なんか、あるワケないじゃん 。 ( と、 肩をすくめてみせるだろう 。 嘘は言っていない 。 )  [Fri 18 Sep 2009 22:49:05]
ライヴィス > ( グッと足に力を入れて立ち上がる、が ―― グラリと視界が歪ンで よろめく。壁に手を付いて 何とか維持をしている様な状態。 )( ――少年が除外した読みが当たッている。 … ある意味腐ッたものを拾い食いしてお腹を壊した、に近いンだから。 ) ――――… ゴミ箱… かァ。 ( 今はゴミ箱に溜まる奴とか飲みたくない気分だ。がッくりと肩を落として落胆の声を洩らす。 )    ――― … 、 ( ジィ、と少年の双眸見遣る。 ) ―――  ねえ、 ( 口元には僅かに笑みを浮かべて、 )  お前 此処に住ンでンの? ( 問いかけようか。 ――未だ顔色は酷く悪いけれど、表情は酷く楽しげに。 )( 喉が渇いた。新鮮な血が、今は欲しい。 ――少年が 此処に住ンでる人間なら、ちょッと位飲ンだッて 構わないンじゃないか 、なンて。 ) [Fri 18 Sep 2009 22:42:20]
ルァ@試薬 > ふぅ ん…。 ( 大丈夫 だと言う少年を じぃ と見遣る。 高そうな服。 スラムの孤児には見えない 。 ――― ということは、腐ったものを食べてお腹を壊したワケじゃぁないか と 判断 。 体調が悪いのだろぅ。 うん。 ) ( 動物 という言葉には、 キョトンと したように、 異なる色の双眸で何度か瞬きをしてから ) ぇ〜と…。 溜まり場 ねェ…。 ゴミ箱の辺りにはよく見かけるね 。 ( 幼い頃、何度 奴らと格闘したか…ッ。 そしてやっと手に入れたご飯は既に腐ってて、その動物達のお腹の中へと収まっていくんだ。 あの行き場の無い悔しさは忘れられない。 ) [Fri 18 Sep 2009 22:31:19]
ライヴィス > ( 蹲ッたまま、再度何度か深呼吸をして、 漸く 相手の顔を見遣ッた。―― 視界に映ッたのは、黒髪を掻く 少年 とも 少女ともとれる子供。仕草から見れば 少年 か。 ) ―――― ごめン。 大丈夫。 ( 一つ息を吐き、口許から手を外す。 ――己と同じ様な声質だ。変声期前の少年の 声。 ) ( 吐き気が完全に治まッた訳では無い。じッとりと額に汗を掻きながら、 )  ――――… ねえ、此の辺 動物の溜まり場とか無かッた ッけ。 ( 心配そうな眼。お人好しッぽい奴だ、 なンて判断すれば。僅かに首を傾げながら 問う。 ) [Fri 18 Sep 2009 22:25:11]
ルァ@試薬 > ぅゎッ ( 勢い良く振り払われれば、子どもは驚いたように 小さな声を上げる。 それから はらわれて行き場を無くした手を見て、  そのまま、自分の黒髪を わしゃわしゃと 掻いた。 ) ぇ〜と … 。 ごめん、 驚かせた? ( 問う声は、 男にしては若干高く、女にしては低い 。 変声期前の少年の声 と思えばそれで通るくらいか。 ) ( 他人の手を恐れること。 警戒することは スラムの子は特に珍しく無い。 自分もそうだし 。 不用意すぎたなぁ と、 反省。 ) ―――― …… 大丈夫 ? ( 膝の上に両手を乗せ、 少し屈むような状態にし、 気分が悪そうな少年へ 心配そうな眼を 。 背をさすろうかと迷ったが、 先ほどの様子を見ると しないほうがいいかなと 思って。) [Fri 18 Sep 2009 22:15:00]
ライヴィス > ( 浅く息を吸い、深く息を吐く。 ――繰り返し、行ッて行けば自然と 気分の悪さも落ち着いていッた。 )( 拾ッた死体に安易に口を付けちゃ駄目だな。 ―― なンて、地面に視線遣りながら ぼンやりと考えていれば、 )     …、 ( 此方に 近寄ッてくる足音が聞こえた。 地面に向けていた視線を、ゆるりと 其方へ移し、 )  ――― ッ、  ( 伸ばされた手、視界に入れば 其れを振り払おうと 勢い良く腕を横薙ぎに払う 、 )   ――――… う ッ、 えッ… ッ! ( が、 途端こみ上げてくる吐き気。 口を両手で覆い、其の場に蹲る。 ) [Fri 18 Sep 2009 22:09:02]
ルァ@試薬 > ( せっかくだから、男になってるこの状況を楽しんでみようか 。 うん。 そうしてみよう。 でも女で出来ないことで、男で出来ることって何だろう?  と。 そんなどうでもいいコトを考えながら歩いていた子どもは 、 ) ―――― … ? ( 通りの片隅 。 気分を悪そうにしている人物を見かけ、 小さく首を傾げる。   後ろから吸血鬼の少年のほうへと近寄っていき、 近寄ることができれば、) ――― … ねぇ ? ( と と吸血鬼の肩へと 手を伸ばそうとするだろう。 ) [Fri 18 Sep 2009 22:01:16]
お知らせ > ルァ@試薬さんが来ました。 『―――…?』 [Fri 18 Sep 2009 21:57:09]
ライヴィス > ( 喉が渇く。頭がグラグラする。視界が歪む。 ――最悪だ。 小さく舌打ちをして、何とか通りまで 辿り着けば 建物を背に座りこンだ。 ) ――――― … ッ、 ( 口許に付いたままだッた血液を 袖で拭い。 )  ……  ――― … う、 …ぐッ、 ( 込上げる吐き気を押し留める様に 口許と腹を抑える。 あンな女の血液とは云え、折角飲ンだ血を吐くのは やッぱり勿体無い か。其れに、さッきまでと違い 此処は人の通りのある場所 だ。血なンて吐いたらどうなるか 解らない。 )  ―――――… ッ、 はあ …ッ、 ( 深く、長く 息を吐く。 幾分 気分が楽になる様な 感覚。 ) [Fri 18 Sep 2009 21:54:10]
ライヴィス > ( 比較的人の通りの無い場所。建物の影で、 )   …… きも ち   悪 ッ ――…! ( 蹲る奴隷吸血鬼。傍らに転がッているのは女の死体だ。 殺されたのか、自殺したのかは解らないけど、横たわッて死ンでいた。其の血を少し拝借したら 此の様だ。―― 異様な吐き気、頭がグラグラする。此の死人は薬物中毒であッた様。 )  ――― … うッ、 え… 、 ( 飲み込ンだ血液は 吐こうにも吐けなくて。 深い息を吐けば、ゆるりと立ち上がる。建物に寄り掛かる様にして 一歩、一歩 通りへと移動しようと、 ) [Fri 18 Sep 2009 21:43:34]
お知らせ > ライヴィスさんが入室されました。 『( ―― 裏路地、 )』 [Fri 18 Sep 2009 21:36:09]
お知らせ > ルァ@試薬さんが退室されました。 『( 軽い足取りで 、 少年は歩いていった。 )』 [Thu 17 Sep 2009 22:04:53]
ルァ@試薬 > ―――― やっぱ男に見えるのかなァ 。 ( あんまり変わった気はしないんだけどなぁ 。 そんなことを呟きながら、 ガリガリと 頭を掻いて 。  ああ。 男の子の姿のほうが、 この癖はおかしくはなさそうと ちょっと思いつつ 。 ) … これ、 いつ戻るんだろー ? ( まさかまさか、 ずっと戻らない なんてそんなことはァないよね? と 不安が浮かぶが。 変な薬じゃないと言っていたし、 こんな簡単に性転換出来るなら、 商品としてもしっかり売れるだろう と 。 試薬は 試薬 だ。 ) ――― まァ。 なんか楽しいね 。 ( 襲われるのは御免だけれど。 いつもとは違う自分 というのは なんだか楽しいなぁ と 。 ) [Thu 17 Sep 2009 22:04:26]
ルァ@試薬 > ( ドンッ とか、 ガシッ とか、 バシッ とか。 喧嘩中っぽい効果音が スラムの路地に響く 。 ) ―――― … あの ねェ …ッ  ( 音が消えた頃、 立っていたのは襲われていた黒髪に蒼と桃のオッドアイの少年 。 地に伏していたのは、 襲った側の少年達だった 。  ) ――――― …… 私は 、 女だよ …… ッ !!! ( 倒れてる少年達にそう言い捨てて、 子どもは涙眼になりながら、 この場から離れようと足早に 歩き出しながら 、 )――― … ぁ。 今は男の子だけど …。 ( 少年達に聞こえないように、 小さく付け足しす。 ) [Thu 17 Sep 2009 21:48:40]
ルァ@試薬 > ( 声をかけてきたのは数名の少年。 子どもよりも年上のようだ 。 子どもが振り向くと、 あからさまに落胆したような表情を する 。 ) ――― …… なに ? ( 不快そうな表情で 問えば、  「 まァ男でもいいか 。 顔は女みてーだし 。」 と 、 少年の1人が卑下た笑みを浮かべながら 言う。 ) ――― …… は ? ( 子どもがその意味を理解する間も無く、 少年達が動き、  子どもの動きを封じようと 手を伸ばしてくる 。 )  ―――― はァ ッ ?! ( 思わず素っ頓狂な声をあげる 。   ぇ? 何? 男でも襲われるの? そういう趣味なの? ) ――… ちょ、 まって ふざけんな … ッ ( 初めてが男の身体って 、 ありえないからッ! お断りだから ッ ! ) ( 「うゎっ!」 「 暴れんなッ 」 ) ―― … うるさい暴れるに決まってるだろバカ…ッ !!  [Thu 17 Sep 2009 21:34:26]
ルァ@試薬 > ( スラムの路地をぽてぽてと歩く黒髪の少年が一名 。 薄手の長袖シャツにズボンという服装。 上はともかくズボンはどこから調達したんだと聞かれれば ――― 別にスカートだけじゃなかったのよ! ってコトで 。 ) ――― いやまァ、 別にスカートでもいいんだろうけどね 。 ( とても悲しいことに、 外見的にはそんなに変わってないし。 特に胸とか胸とか胸とか胸とか。 ) ( 謎の薬で 少女から少年に変わってしまった子ども 。 男の身体でいろいろと戸惑うことは多大にあるものの 、それなりに 。 それなりに 。 ちなみに家主のお兄さんは子どもとは逆で 男から女になっているとか   子どもは知らない。 ) ――― …… ん ? ( 後ろから声をかけられた きがする。 ) [Thu 17 Sep 2009 21:20:53]
お知らせ > ルァ@試薬さんが来ました。 『う〜〜〜ん … 。』 [Thu 17 Sep 2009 21:12:22]
お知らせ > プリムラさんが帰りました。 『( 走っているうちに、 スラムから出ることが出来たらしい。 )』 [Wed 16 Sep 2009 23:04:20]
プリムラ > ( ホ と少女は息をついた。 ) 「 こういウ場所の人間ハ怖いからナ。 気をつけろヨ ? 」 ( 黒猫の人形の忠告も尤もな話 で。 心が荒めば荒むほど、 人間は何をするか分からない。  此処よりは、 暗黒街のほうがもっと 危ないのだろうけれど 。 さすがに少女は自分から其処へ行く気には なれない。 ――― 変なものを 見そうだし 。 ) ――― ……。 ( ピタリ 。 と 、 足が止まる。 桜色の瞳が揺れた 。 ) 「 此処、 通らなかったカ ? 」 ( 本格的に 迷子になった。 いや、 最初から迷子だが。 ) ――― … ッ ( ザリ 。 と 、 後ろから足音 。 こんな場所で 、ちゃんとした綺麗な服。 いかにもお金を持っていますと言わんばかりだ 。 怖くなる、 少女は 走り出す。 ――― 走るとは言っても所詮は子どもの足。 それほど速くもないが 。 ) [Wed 16 Sep 2009 22:49:44]
プリムラ > ( 方向感覚は悪く無い筈なのだが ――― 。 迷い込んだ場所が悪かったらしい。 立ち止まっていても解決はしないので、 トボトボと歩き始める 。 ) ――― …… ? ( ツン と、 少女の服が後ろから引っ張られた。 不思議に思い振り向けば、 痩せこけた子どもの姿 。) ( 「 食べるものちょうだい。」) ( そう 言われた 。 ) ――― ……。 ( 少女は困ったような表情をしてから、 ゴソゴソと持っているバックの中に手を突っ込む。  ふと 1つの袋が手に 触れる 。 吸血鬼の少年とででも食べようと思って買ったクッキーだ 。 ) 「 ―― … 大切ニ食べるんだゾ。 」 ( 黒猫の人形が 手を動かしながらそんなことを言って。 少女は左手で クッキーが入った袋を差し出した。 ) ( 「 ありがとうッ !」 ) ( 子どもは嬉しそうに笑って、 袋を受け取れば 走り去って行く。 ) [Wed 16 Sep 2009 22:29:30]
プリムラ > 「 ァー 。 こりゃァ迷子だナ 。 」 ―――…。 ( 桜色の瞳の少女の右手にいる人形が そう告げた 。 分かっている。 と言いたげに 、 小さな少女はカックリ と 、 肩を落とす。 相変わらずの1人芝居 と言うか何と言うか。 吸血鬼の少年以外にはまだ 喋ることが出来ないらしい。 ) ――― … 。 ( ともあれ、 見れど見れど 、 見慣れぬ景色。 辛うじて分かるのは、貧民町の何処かだということのみ だ。 同じような建物ばかりで 一度通ってきた道なのか、 そうでないのかすら 分からない 。 )   [Wed 16 Sep 2009 22:23:55]
お知らせ > プリムラさんが入室されました。 『( キョロキョロと 辺りを見回した。 )』 [Wed 16 Sep 2009 22:18:31]
お知らせ > キティさんが帰りました。 『( 泣いて、泣いて。―― 落ち着いたら、またお仕事 がんばる から。 )』 [Wed 16 Sep 2009 00:59:41]
キティ > ――― … う うう、 う ぁ、 だめ、 だめ なの ッ。 ( ぺちン、ッて自分の頬を叩いて。 )  泣いて ば ッかりじゃ、だあれも 救ッて あげられ な い …。 ( いッつも泣いてるから、だから、まともにお仕事 出来ないのかな。それとも、 やッぱり 役立たず、だからなのかな。 なンて、くるくる回る思考。 )  ―――――――― 、 ( 誰も見てない。 今は、お月様だッて見てない。 きゅうううッて強くマフラーを握ッて、 ) ―― う あ あ、 あ あ あ あ ああぁああ…ッ! ( 自分の為に、泣いた。 ) [Wed 16 Sep 2009 00:57:43]
キティ > ( 後には、 シトシト降る雨ばかり。此処は 人の姿も あンまりなくッて。 たまァに、慌てた様に走ッてる人とか、 普通に歩いている人かが通り過ぎるけど。 )  ――― ……… 、 ( だあれも こッちには気付かない様。 ううン、気付いても、孤児に見える様な妖精に 話し掛ける人 なンて、 )  ………――― さ  みしい …。 ( 其の場に 座りこンで。 ポツンと呟いた言葉に、自分が ビックリする。 )  ( ―― そンなこと 思ッちゃいけないンだもン。 寂しくないように 死人の為に泣く 妖精 なンだから。 )  ( でも、 ちょッと寂しい。 視界が歪ンで、はじめて 泣いてるンだあ ッて気付いた。 ) [Wed 16 Sep 2009 00:52:19]
キティ > ( お家があッたら、こンなに寒いことも ないのかな?あッたかいご飯、あッたかい暖炉に、優しい人に。笑顔に。 ) ――――…    あなたの 記憶 ? ( 視線を地へと落とす。 ――赤い瞳に映るのは、ボロボロのお洋服を着た小さなオンナノコ。普通の人にはきッと見えない 死ンじゃッた女の子。 )   ――― そう なの …。 ( そうッと手を伸ばして、 )  お父さン も 一緒に死ンじゃッた の?  ( 少女の頭を撫でる様な、フリ。 ) だッたら 、 お父さンのところに 行ッてあげないと。 ( 手を離して、空を指差す。 )  ―― あッちに いる よ? ( 女の子へと 笑い掛けて。 )  ( あ、ッて声出す前に。 女の子の姿は もう 消えていた。 ) [Wed 16 Sep 2009 00:44:03]
キティ > ( スラムに沢山ある中の 廃墟の一つ。 その、建物の前で。 ) ―― ふッ、あッ   ッくちゅ! ( 今日は、お仕事じゃなくッて ただのお散歩。 だッたのに、 )  ( なンて、運が悪いンだろう? シトシト降り続く雨。顔をあげて空を見遣っても、まだ 止む気配も 無くて。 ) ――――… ン 、ちょッと  ( 寒いかもしれない。 きゅうッと マフラーを抱き締める。 ) [Wed 16 Sep 2009 00:33:32]
お知らせ > キティさんが来ました。 『( ―― くしゅンッ )』 [Wed 16 Sep 2009 00:26:01]
お知らせ > ライヴィスさんが帰りました。 『( 黒い物体は、どッかから飛ンできた布団だッた。――がッくり肩落とし、帰路につく。 )』 [Fri 11 Sep 2009 23:23:00]
ライヴィス > ――――… あ、猫。 ( 廃墟の割れた窓から、一匹の猫が覗いてた。其方へと足を進め、ゆるりと手を伸ばしてみるけども、 ) ―――― あッ、 ( とン、と素早く室内に逃げ込まれた。…廃墟と云えど、何故か己は招かれていない家へと入る事が出来ない。部屋の隅ッこで此方を見遣る猫を 若干悔しそうに見遣り。 ) ――― もう良いや。 ( 諦めた。如何にもならない事を努力する気は起きない。労力の無駄遣い だと思うし。喉の渇きは消えないが、必要な分の吸血は済ンでる筈だ。 …大人しく、帰ろうか。 )  ( ふらりふらりと歩を進め、遠目に映る黒い物体。 餌だッたら、良いのに。なンて 思いながら、近付いていこう。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:21:16]
ライヴィス > ( ――取り敢えず、3は止めておこう。ばれた時に如何なるかッてのが怖いし。 ) ―――――……、 ( 動物の血で物足りないのなら幾ら吸ッても変らない様な気がする。けれど、人間を襲ッて 例え死なない様に飲ンだッて。其の餌が眼を覚ました時が厄介だ。此の辺りにはVHとか云う奴等が居ると云う、し。 ) ―――… 動物 しか無いよ、な。 ( 血が飲める分、今迄より幾分もマシなのだから、我慢しなくては。少し足取りが覚束無いのは、血液不足の所為だ。恐らく。 ――辺り見渡して、獲物を探す。さッき眼に付く分の犬やらネコやらは狩ッてしまッたが、まだ残ッているだろうか。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:12:42]
ライヴィス > ( 数刻の後、後ろ側に落ちていた髪紐を拾い上げて、立ち上がる。――見事にぶッつり千切れていて使えそうに無い様、見遣れば 何度目かも解らない溜息を吐いた。 ) ――― 喉 が、 ( 渇いたなあ、なンてポツリ。此の時刻に外に居る子供は少ないけれど、全然居ない訳じゃァ無い。殺さない程度に吸えば 良いのか。止める自信は無いけれど、 ) ―――――…、 ( 眉間を僅かに顰めて 思案。考え其の1、殺しても良い様な動物を探す。考え其の2、どッかの誰かを気絶させて死なない程度に血を頂く。其の3、主との契約を破る。 )  ――― ン−、 ( 如何しよう?なンて、小首こてり。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:02:51]
ライヴィス > ( 死骸は其のまま置き去りに、――己は建物の間から抜け出る。デコボコとした通り、其処に出て漸く 今日は雲が無い、なンて気が付いた。 ) ―――… うまく、 いかない なァ…。 ( 何事も。吸血行為はしている筈なのに物足りないし。先日は変な事で少女に八つ当たりしてしまうし。 ) ―― あ――ッ、もう…ッ、 何やッてンだろ、僕…。 ( 主には忠実に仕えて、気を許した所で財産全て奪ッて逃げ出そう、なンて 思ッてたのに 。 ) … やる気も起きないし、 何より ――…、 ( 何より、―― 頭に浮かンだ思考を振り払うかのように、首を横に振れ ば、 )  ( ―― ぶつッ、 )  ( 嫌な音を立てて、髪紐が切れた。ぱさッ、と顔の方まで掛る 長い金髪。盛大に溜息吐いて、其の場に屈ンだ。 )  ( ――何処に落ちた、髪紐。 ) [Fri 11 Sep 2009 22:51:59]
ライヴィス > ( ぼとッ、ぼとッ。スラムの一角、建物同士の間にて小さく響くそンな音。 ) ――― 足りない…ッ、 ( 口許に付いた血を拭いながら呟く。己の足元には2匹の猫と2匹の犬 ――だッた物。既に身体中の血液を吸い取られ、朽ち掛けているけども。 ) ( ――最近は、幾ら飲ンでも物足りない気がする。もッともッと血が欲しくなる。奴隷ギルドの檻から出て、自由に餌を捕まえる事が可能になッたからか。小さく息吐いて、グシャリと髪を掻いた。 ) [Fri 11 Sep 2009 22:40:27]
お知らせ > ライヴィスさんが来ました。 『( ぼとッ、 )』 [Fri 11 Sep 2009 22:34:48]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『あーぁ。 寒いなぁ 。』 [Thu 10 Sep 2009 23:07:28]
ルァ > ( 雨の降る夜 。 子どもの腕の中で息を引き取ったのは 名も知らぬ 小さな小さな 、 命 。 ) ――――― … 私も ………… ( こんな風に 死ぬのだろうか 。 そんなことを 考えた 。 それはきっと、 とても ―――― 。 ) ――― でも。 誰かいてくれる かなァ …。 ( こんな風に。 子猫が息を引き取るまで 撫で続けたのはきっと、自分の願望 だ。 そのことに気が付いてしまって、 自嘲気味に 笑みを落とす。 ) [Thu 10 Sep 2009 23:07:20]
ルァ > ( 少しの躊躇いの後、 片腕で子猫を抱いたまま、 もう一方の手で 子猫を 撫でる 。 既に力の入らない子猫はなされるがままだ。 その様子に 、 子どもは悲しげに眉を 寄せる 。 ) ――― … 死んじゃうの … ? ( もう一度、 同じ問いを かけながら、 近くにある段差に腰を 下ろした 。  こんな場所で独りっきり、 寒さで震えて死んでいくのは 、 きっと 淋しい 。 柔らかく子猫を 撫でる 。  だんだんと力を失っていく子猫 。 せめて、 最期まで一緒に いようかと 。 ) [Thu 10 Sep 2009 22:45:31]
ルァ > ( 蒼と桃の色のオッドアイが見るのは、 路地の端に落ちている 茶色い物体。 ) ―― … 猫 … 。 ( 元は白いのだろうか。 泥で汚れていて分からない。 しゃがんで、 猫に手を伸ばす 。  雨で濡れた毛 。 その身体は恐らく寒さでだろう。 震えていた 。 そ 、 と 両手を伸ばし、 その小さな身体を 抱き上げる 。 ) ―――― …… 。 ( 震える子猫は、 既に声を上げる体力も、逃げる体力も無いのだろう。 人間である子どもが抱き上げても、 震え続ける以外の反応は 無かった。 ) …… 死んじゃうの …… ? ( 囁くような小さな 問い。 もちろん猫は答えない 。 震える猫を暖めるように、 子どもは両手に軽く 力を入れた。 とは言え、自分も大分冷えているので 、 あまり意味の無い行為だとは 思うが。 ) [Thu 10 Sep 2009 22:26:42]
ルァ > ( 歩けば 、水が跳ねる 。 さァさァと降る雨 。 またか なんて嘆息 。 雨が身体を濡らすのにも構わず、 黒髪の子どもはスラムの路地を 歩いていた 。 何でだろう。 走ってどこかに雨宿り なんていう気分にも、 なれなかった。 きっと濡れすぎて 、 雨宿りしても意味がない から 。 )  ―――― ま。雨のうちは 、 いいけど … 。 ( 濡れるのはイヤだが。 もっと寒くなれば自分が一番嫌いなものが 、 雨の代わりに空から落ちてくるから。 雨ならばまだ マシだ と。 ) ――― ……? ( ふ と、 足を止めた。 ) [Thu 10 Sep 2009 22:21:27]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『( ――― パチャン )』 [Thu 10 Sep 2009 22:17:26]
お知らせ > グレーテルさんが帰りました。 『( 翌朝―― ベッドの上がびしょ濡れで 慌てるのだ。 )』 [Thu 10 Sep 2009 21:49:46]
グレーテル > (くぁ、と洩れる欠伸一つ。) ―― 眠ぃ…。 (そう云えば最近まともに寝れて無いなあ、なンて思い浮かぶ。ぐしッと片目擦ッて、何とか未だ使えそうなベッドの上に身体を放り投げた。)    (ベッドで寝るなンて何日振りだろゥ?ぼンやりと見上げた天井。ぽつン、と額の上に雨粒が落ちて来て、ぱちりッと大きく眼を開いた。) ―― ン−。拷問であッた様な気がする。こーゆーの。 (一定の間隔で水を額、と云うか頭の天辺に落としていく拷問。遣られた方は気が狂うらしい。実際見た事ないから解らぬけど。 ――ごろン、と水から逃れる様に横向けになッて、) [Thu 10 Sep 2009 21:48:54]
グレーテル > ――ンま、だーれも居ねェみたいだし、いッか。 (此処が殺人現場だろうが、どッかの化物の住処だろうが。今は居ないのだから関係無い。ずずいッと室内に入り込めば、放り投げられた毛布を一枚勝手に貰おう。) ―― ぅあ゛−ッ。気持ち悪ッ、気持ち悪ッ。 (大事な事なので二回云いました。) (仮面外して、結うた髪も外してグシャグシャッと毛布で拭う。此の毛布も嫌な匂いがするけど仕方無い。) ―――そろそろ、風呂に行かンと拙いかァ。 (面倒だし金が掛るからあンまり行きたく無いンだが。はふッて溜息吐いて。) [Thu 10 Sep 2009 21:43:09]
グレーテル > (服が濡れるから雨ッつ―奴は好きじゃ無い。仮面の奥で顰めッ面しながら、のッたりのッたり歩きながら或る廃墟に目を遣る。今にも崩れ落ちそうなちょッとお化け屋敷ちッくな建物。) ―――… (小首傾げて、腕組みしながら考える。こンな場所に誰か来るだろうか。いや、来ないだろう。だッて屋根とか今にも落ちそうだし?こンな場所に居るのは余程居場所の無い奴か、化物か ッて思う事にする。) ―― おッ邪魔しッまーす。 (がたン、と建て付けの悪い扉を開いて中へ。つン、と鼻を刺す様な嫌な匂いに眉顰めつつ 辺りを見渡す。散らばッた家具、壊れた食器、食べ掛けの食事 とか。此処は殺人現場を其のまま放置したンですかッつ―。) [Thu 10 Sep 2009 21:39:11]
グレーテル > (肌に当たる雨粒に漸く気付いた仮面少女風貌は、スラムの通りの真ン中で空を見上げた。) (最近の降水量は以上だと思うンだ。季節柄仕方無ェのかも知れないけど家無しにぶッちゃけキツイ。辺り見渡して、屋根のある場所を探す。此処は厄介だ。廃墟は沢山有るけれど大抵どッかの孤児とかに先取られてる、し。)  ――― 一緒に入れてくれたッて良いと思うンだけど なー。 (嫌がられるンだよな。己が怪しいからか、はたまたスラムの孤児は警戒心が強いからか解らないけど。あ、両方か。) ――やッばい、冷える。 (此の前は可愛いオンナノコとお知り合いになれて、俺ッてついてるッ、とか思ッたのに。調子に乗るとこの様だ。) [Thu 10 Sep 2009 21:24:07]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 『(  ぽつン、 ぽつン  )』 [Thu 10 Sep 2009 21:19:05]
お知らせ > ネネさんが帰りました。 『 はんぶん こーッ! ( 笑いながら、手渡した。 )』 [Wed 9 Sep 2009 23:29:19]
ネネ > ――― みぅ…、ヨソーガイの反応を したほうが イイ のかー? ( つン、と青年の額突ッつきながら、ちょッとだけ首傾げてそンな言葉。指先が、瘤に近付けば びくッて震えて、耳が動いて。更に突ッ付く指は強くなる。 ) … ンぅー ッとッ。ネネが ベニを嫌いになる時はッ、 ( ビシ−ッて空いている方の手で指差して。 ) ―― 思い付かない ッ! ( 結局、嫌いになる理由なンて思い浮かばなくッて。青年の思考も、読む事は出来ないから。へらへらと気の緩い笑みを。 )    ? ( 突ッ付いてた指離して、彼の懐を見遣る。 と、 ) おあッ!メシッ! パンッ! ( なンて、嬉しそうに瞳輝かせて差し出された其れを受け取ろう。真ッ白で柔らかくッて、美味しそうだ。 )  ( 頭上で鳴く烏の声。お前が取ッたのかァ、なンて感心しながら。なかなか盗る事が出来ない白猫は、ちょッと烏に対抗心。 ともあれ、受け取ッたパン、数枚あるのに わざわざ半分ずつに手でちぎッて、 ) [Wed 9 Sep 2009 23:28:47]
お知らせ > 紅鴉さんが退室されました。 『( 問題は如何にして、貴女のお腹を満たせるか、 で。 )』 [Wed 9 Sep 2009 23:20:15]
紅鴉 > ( 指が瘤に近付くにつれ、強張る貴女の背。忙しなく動く御耳。――それを見るだけで、貴女が痛みに弱いらしい、と云うコトは明白になった筈 なのに。 いつしか。鴉の指先は瘤に近い位置の御髪を梳くようになっていた … けれども。 )  本当に、  貴女は。 私の思った通りの反応を返してくれるの、 ……ですね。  ( 痛みは、嫌い。だけれども、貴女の仰る 『嫌いなこと』 を戯れの如く。し続けようと、無意識下で思ってしまっていた 鴉。背から離れた貴女の指先に、いつしか、額を突付かれていた。 目の前には、真白く。無垢な 貴女の笑顔。それを目にしているうち …、 ) ―――  ありがとうございます。  ( 後幾度。此の笑顔を目にする事が出来るのだろう?――考える時。決まって、左肩が鈍く疼いた。怪我を負ったと云うワケでもないと云うのに。 )   あぁ …、忘れていました。  ( 自身の思考切り替える為でもあり、鴉は懐に手を入れ。軽く漁った後、 )  ネネ。 お腹、空いているでしょう ? ( どうぞ、と。貴女に差出すは透明な袋に覆われた、真白く柔らかそうなパン。数枚。―― 頭上で、さも得意気な。烏の啼き声が、ひとつ。  此の鴉、またしても己の使役する烏に盗ッて来させた模様。 本来それは、咎められるべき行為なのだけれども―― ) [Wed 9 Sep 2009 23:15:52]
ネネ > ( ぎゅーッて抱き付いたまま、背を擦られれば、にふーッて満足顔。ズキズキとタンコブは痛むけれど、触ッたりしなければ 大丈夫の様。 ) ――― うンッ。 ( ありがとう、ッて言葉にはこッくり頷き一つ。息を呑ンだ事は気付けなかッた。 ) ―――…  みぅ? ( 泣きそうな表情をしていたが、其れも段々と落ち着いてくる。 髪を、梳かれるのは心地良い。瘤に彼の指先が近付けば、びくーッて背筋が伸びたり、耳が動いたりするけれど。 ) ―――… いたい ことは嫌い −ッ。けど イト う? ンー、ベニは 嫌いにはならない ッ! ( なンて、云い放てば。背に回していた手を離して、青年の額を指先で突ッ付こうか。にへーッて笑いながら。 ) ――― み゛ぁあッ! ( けれど、不意に瘤に指先が触れれば、そンな声をあげるのだ。泣きそうになッたり、笑ッたり、表情をコロコロと変えて。 ) [Wed 9 Sep 2009 22:45:42]
紅鴉 > ( 背に回された小さな御手。その感触に小さな笑み宿しながら、ぽふぽふ、貴女の背を静かに擦ろう、と。痛みの引かぬ貴女、少しでも宥められるなら良いけれど …。 ) …… !?  ありがとうございます。    ( 愛らしい、との御言葉に 一瞬。息呑ンだのは内緒のハナシ。 御髪に触れること叶った指先は、 ゆッくり、 御髪を梳くように。その際にはコブに触れてしまわぬ様、細心の気を払っていた 癖に……。 貴女の涙声。そして、今にも泣いてしまいそうな表情目のアタリにした 鴉は、 ) もし ……この侭。 ネネの仰る 『いたいコト』 を私がし続けたなら。貴女は、 私を厭いますか 。  ( それは、貴女に問いかけるようでもあり… 独白めいた声音でも、あって。鴉の指先は貴女のコブに触れるか、触れぬか… 不意打ちのごとく。時折、掠め触れたりしながら 貴女の御髪を梳き続ける ことでしょう。 ) [Wed 9 Sep 2009 22:35:08]
ネネ > ( 後頭部抑えていた手を、青年の背中に回して、ぎゅーッと抱きつこうか。 ) ( そのまま、ジーッと不思議そうな呆けた顔隠さずに、彼を見遣り、 ) ンッ!しりたい ッ! ( と、こくこく勢い良く首を縦に振る。髪に手が触れる感触がして、一瞬其方に視線を遣るけども、 後頭部なンて確認する事が出来ないから、すぐ諦めた。 ) ―― アイらしい …、 ( 褒め言葉 だと思うから。にへーッて笑ッて、 ) アリガトーッ。ベニも アイらしい なッ。 ( なンて、言ッてのける。 ) ――― ころぶの とか、なれてるン だけど ナッ。 みぅ、…じゃあ今日はずーッと一緒だナッ。 ( タンコブの痛みは今日一日無くならないと思うッ、なンて。 ―青年の手がタンコブに触れれば、びッくゥッて背筋が伸びて、 ) ―― にぁッ そこはッ いたいッ、 ( ッて、涙声。痛みには弱いらしい白猫娘。 ) [Wed 9 Sep 2009 22:15:55]
紅鴉 > ( ――無事。 貴女を抱き留めることの出来た鴉は、吐息を。ひとつ。  貴女の周囲を飛来しているであろう疑問符。それらが視認出来てしまいそうな程、貴女の表情は不思議そうなもの だったから。 )  ―― … クス ッ   貴女は、 私の思った通りの反応を返してくれるのですね。  お教え、しましょうか ――?  ( 鴉は、 貴女の御髪に。 そゥ、と触れようとしながら。 )  今宵も貴女は、愛らしいですね …と云うこと、 ですよ ?  大丈夫。貴女の痛みが引くまで、御傍についていますから …。  ( そうして。 つゥ、と… 指先は辿るように。後頭部に出来てしまわれた、小さなコブに触れる でしょうか。 ) [Wed 9 Sep 2009 22:04:24]
ネネ > ( 顔面うッて後頭部うッて、此れは踏んだり蹴ッたりッてやつだな!なンて思考は痛さの前に出て来なかッた。 ) ―― ン なァァァ…ッ ( 此の地面が雲の様に柔らかかッたら、きッと 大丈夫だッたのに。後頭部抑えながらコロコロと転がッてた白猫は、其のまま抵抗する事も無く青年に抱きとめられて、 ) ―――… ? …?… ? ( 云われた事が良く理解できず、大量の疑問符を浮かべる。後ろ頭抑えながら、ポカーンッて呆けた顔。 ) ―― そのよーな こと ッてなんだー? ( 表情其のままで 小首だけこてン ッて傾げよう。因みに顔面はちょッと鼻が赤くなッており、、後頭部は小さなタンコブ一つ。 ) [Wed 9 Sep 2009 21:51:49]
紅鴉 >   そう ……でしょう、 か。  ( 大丈夫、 そう口にする貴女を否定したいワケじゃないのだけれども…。座ったままの姿勢で背を逸らし、此方を見遣れるまでに逸らされた背 …鴉は、何か嫌な予感抱いたと同時に。 ごんッ、予感は現実のものとなり。貴女へと襲い掛かってしまった模様。 後頭部抑えて地を転がり回る、貴女のお姿。 その傍らに片膝着いた鴉は、叶うなら―― コロコロと転がる貴女を、抱き留めようとすることでしょう。そうして、 ) ネネ。 …… 私の前で 『そのような事』 をする必要は無いのですよ? 貴女は今のままで十分、愛らしいのですから ……  ( そう云って、薄ッすらとした笑み浮かべます。 …が、 後頭部打たれた痛みに悶えてらっしゃる貴女に、何云ってるのでしょうね。此の鴉は。 ) [Wed 9 Sep 2009 21:44:00]
ネネ > ( ペッペッ と口の中の砂を何度か吐く。未だ何となく残ッている様な気がして気持ちが悪い。 ――と、カァ と鳴く声に 座ッたまンま空見上げてみれば、 ) ――― おッ、 ベニ― ッ、 ( 空見上げていた顔を 背を逸らせて其の儘 グーッと後ろに遣り。駆け寄ッてきた姿を見遣れば、 にへーッと表情緩ませるけども。 ) だいじょーぶ だ、 ――― ぅ あッ! ( 背を逸らせたままの姿勢は辛かッた。ゴンッ、ッて今度は後頭部を打ッて。 ) ―――――… ンみぃ …ッ! ( 後頭部抑えながら、転がッた。コロコロ。 ) ( ―――ツンデレッてやつですね、わかります。 とか。閑話休題。 ) [Wed 9 Sep 2009 21:29:00]
紅鴉 > ( 『 カァ ―― … 』  遠く。夜空の何処かで啼く、黒鳥の声がひとつ。その後を追うような、 そんなタイミングで以って )  ネネ ッ ……大丈夫、ですか? 何処か、痛めたり ……してしまった、様 ですね。  ( 何ともタイミング宜しく。 貴女の後ろから、黒の翼背負った青年は其方へと駆け寄ッて… 貴女の安否を確認するでしょう。 )( ――べ、 別に。烏に貴女をストークさせて、烏からのSOSに慌てて駆け寄って来た、とかじゃないンだからねッ。 とか何とか…は、 さておき。 ) [Wed 9 Sep 2009 21:21:08]
お知らせ > 紅鴉さんが入室されました。 『( それは、少女の後ろから … )』 [Wed 9 Sep 2009 21:12:12]
ネネ > ( 声を上げる暇も無い程、思いッきりうッた顔。ンぶ―ッとか変な小さな呻き声。白い髪が広がッて、此れで起き上がッたら 白髪版さー○ーこー ッとか出来そうだ。 ) ―― くふッ、 ンべッ べッ! ( 口ン中に入ッた砂を 吐いて。 )  みぅー… 水−ッ 水ーッ…… ( のそのそッと起きた。随分伸びた髪。ふるふるッて首振ッて 払ッて。 ) [Wed 9 Sep 2009 21:10:35]
ネネ > ( こう云う時は色ンな事がうまくいかないッて知ッてる。例えば、仕事をしたら失敗したり。例えば、釣りをしても取れなかッたり。例えば、変な奴に出くわしたり。 ) ( だから、こう云う時は大人しくしてるべき なンだ。 ) ―― ン−ッ。でも、ナー。ベニに、 たまには ネネがご飯 ゴチソーしたいッ。 ( ふむッて悩み顔。 してたら、道のデコボコに気付かなくて、 べッしゃンと顔面から 転ンだ。 ) [Wed 9 Sep 2009 21:03:54]
ネネ > ( ぺッたンぺッたン、裸足で歩く。 )  そーいえば、 ( ぴッこン猫の耳が動き。金色の瞳が 右に、左に動く。 )  あいつら、 どッか 行ッたの かー?  ( こてり、ッて小首傾げて。 最近見掛けない、友達の猫達。野良だッたから、野垂れ死とかどッかの誰かに飼われるとか、色々あるかもしンないけど。 ) 腹は へる、しーッ。あいつらは いない、しーッ。 こーゆーの なンていうン だ? ( 傾げたままの首、更に更に身体ごと 傾かせ、 ) そーだッ! ( ぐあッと元に戻し、背筋ぴし ッと。 )  マジ サイアク ―ッ だ! ( どッかで聞いた気がする言葉。嫌な時に 使うンだッけ? ) [Wed 9 Sep 2009 20:55:59]
ネネ > ほンッとーに アメダマ みたい、だナッ! ( スラムの路地で立ち止まッて、空を仰いだ。紺色の空に浮かぶ金色の星は、綺麗な飴玉の様で。くぅ ッて小さくお腹が鳴ッた。 ) ――― さ かなー、 ッと、鳥肉 −ッと、むあーッッ!腹が へッた ゾッ! ( 食べたい物をツラツラあげていけば、食べた気になるどころか空腹は増し。グシャ―ッて髪掻いて、むうッて不機嫌面。 お腹が減ッた。 ) [Wed 9 Sep 2009 20:45:22]
お知らせ > ネネさんが来ました。 『( 星。 ホシ。 )』 [Wed 9 Sep 2009 20:40:56]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『ま、いいか 。 ( だって今は、 楽しいんだもん 。 )』 [Tue 8 Sep 2009 00:23:08]
ルァ > ん〜〜〜〜 ( と、 のんびりとした様子で両手を夜の空で伸ばす。 最近いろいろありすぎて、 なんだか混乱してしまう。 思考が追いつかない と言うべきか 。 優しい人たちに囲まれるのは、 とても心地がいい。 気持ちがいい。 心が温かくなって、 幸せな気分になれる。 ) ―――― … あはッ 。 親よりも、 他人のほうが優しい … 。 ( もっともっと前に 、 もっと子どもの頃に気付いていたら 、 何か違っていたかなァ ?  少なくとも、雪が怖いと思うようにはならなかったかもな と 、 自嘲気味に笑って 。 ) [Tue 8 Sep 2009 00:22:55]
ルァ > ――――― … 髪、伸ばそうかな …。 ( 邪魔だからテキトーに切っていたのだけれど、 友人の真似をして伸ばしてみようかなぁ なんて 。 ) ………… 似合わないかな …。 ( 手をあげて、 自分の黒髪を人房 つかんでみる。 友人のような綺麗な蜂蜜色ならまだしも、 自分の髪はまっくろだ。 まっくろくろす○みたいになったらどうしよう と 思った。 ) うん、なんか。 手入れとかよく分からないし、 どうせぼっさぼさになりそうだし…。 ( 憧れ だけにしておこう。 ) [Mon 7 Sep 2009 23:57:45]
ルァ > …… どうしよっかなぁ 。 ( 例えば 。 例えば だ 。 また ドコかで目玉の無い死体が見つかれば、 目玉泥棒はヴェイトスにいる という印に なるのではないか なんて 。 考えるのだけれど 。 ) ――― 殺すのは出来ないしなぁ 。 ( と言うかしたくない 。 かと言って、 既に死んでる死体から目玉を取るのも ―― ) 気持ち悪いな 。 そもそもスラムにある死体なんてほとんど餓死で 他殺の線は薄い となる。 そうなるともっと変な風にとられるだろう。 逆に、 本物の目玉泥棒はヴェイトスから出て行った と考えられてしまう可能性も高い。 ) ―――― ダメダメだなぁ 。 ( 他に、自分ができることを考えなくては  と、 肩を落とした。 ) [Mon 7 Sep 2009 23:47:00]
ルァ > ( スラムの路地を歩いていた子どもは、 空を見上げる 。 浮かんでいるのは欠けかけの 大きなお月様 。 ) メア … 元気かなぁ … 。 ( 想うのは 、 空を飛んでヴェイトスを出て行った 友人のこと 。  軽く頭を横に振る。 きっと 元気だ。 護衛のお姉さんも仕事をしっかりしてくれる人に見えたし。 だから大丈夫。 ) ―――― さて 。 ( あれから 、 アイゼンリッターも、自警団も、特に大きく動いた様子は無いように見える。 少なくともあの貼り紙以来、公に探している様子は無い。  友人の家のほうは知らないが。 ) …… ヴェイトスを出たのを知って、 追いかけてった …とか? ( いや、そんなまさか なんて 、 呟きつつ。 ) [Mon 7 Sep 2009 23:38:34]
お知らせ > ルァさんが来ました。 [Mon 7 Sep 2009 23:32:55]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『「あったかさ、嘘じゃない。ちゃんと、生きてる」 その温もりに、優しさに。 ルジェは包まれて』 [Sun 6 Sep 2009 03:23:55]
ルジェ > 「うん、ルジェまだまだー…、なの。 だからちょこっと、だけ。 報告しようと思って。 心配しないで?レイサン。 ルジェもレイサンみたいに、なれるように頑張るから」 (しかし、見守っている姿が見えなければこれ程にも弱い。己の未熟さを今回の出来事で思い知った。 心配はかけたくはないけれど、その眼差しで包んでいてもらいたい。そんな、やはりどこか甘えに通じる気持ちがあるのは確かなようで) 「レイサンとこの塒、もう住めるような状態じゃないんだ、ね。 うん、レイサンが元気なら大丈夫なの、ルジェ。知り合いさんのトコにいる、の?」 (ごしごしと、泣き腫らした瞳を片腕でこすりながらレイ・シェリダンの話に耳を傾けて。 もうあの思い出深い塒はないのだと、寂しさがルジェの胸を掠めた。 闘奴が生きていてくれただけで、どれほど救われたか。 ルジェは残念そうな表情を残したが、図りしれないものがある。 幾夜も眠れなかった、泣くことも、笑うことも忘れてきてしまっていたけれど。 今はただ、目の前の奇跡に感謝するルジェ) 「レイサン、もう嘘つかないよね? うん、ルジェ沢山、レイサンの声、聞きたい。 レイサンの匂いかぎたい。 レイサン、、約束したもの、ね?」 (こくり、もう泣きませんというように頷いた。 受け取ったキスの約束を、ルジェ自身も必ず、守るというように) 「うん、そう。 …さっきね? 拾ったの」 (そうして。 ルジェがどこまでその紙切れの内容について聞けたかは判らない。 なにより新たに知り合いが生きている、その確信が欲しい現実。 そうしてやがて。 ささいな雑用ばかりだったけれど、暑い夏。 引きこもってばかりじゃなくてお外に出たことや、花火を目にしたこと。 一晩じゃ語りつくせないくらいにルジェは柔らかな安堵に包まれて。 宿での闘奴のぬくもりが、ルジェの心の傷を少しずつ、癒していく) [Sun 6 Sep 2009 03:21:22]
お知らせ > レイ・シェリダンさんが退室されました。 『そうして…しばらくお互いの存在を確かめ合うかのように、共に眠りに…』 [Sun 6 Sep 2009 02:22:27]
レイ・シェリダン > ん、まだまだそんなんじゃあたしは心配だし、な…(軽く笑いながら…無理に独り立ちを強要するわけでもなく、こう見守るような形は相変わらずで…)ああ、もうさすがに塒も壊れかけだから、よ…ちゃーんと新しい場所が決まったら教えるから…。って、ああ…あたしは今暗黒街の教会の世話になってるぜ。あそこは知り合いがやってるから、よ(ちょっと間借りさせてもらってるとか伝えつつ…、あと敵討ちとかはしなくてもいいとか、色々言いたいことはあるが…今はともかく、その無茶に応えてみせるしかないってなもので…)ああ…また嘘吐き呼ばわりされたらかなわないし、な(いきなり泣かれたりされるのも困るしな、なんて…もう涙はなしと言わんばかりに)ん…なんでも良いぜ・・・。ん…ああ…これ、か…(文章の内容を見て…これは伝えるべきものかどうかとか…うやむやにするかとか思案しながら、ともあれ、今夜はルジェに付き合ってどこかの宿でゆっくり、外に出て頑張った話とか、色々聞きながら、しっかりとルジェを受け止めて眠ろうかと。寝て、起きてもどこにも行かずちゃんと自分が居る事を伝えるように、と) [Sun 6 Sep 2009 02:06:13]
ルジェ > (奇跡の価値を下落させないように努めていくー…所存です) 「そう、レイサンに一杯助けて貰ったから。 ルジェ、ルジェ一人でもちゃんとたってけるように頑張ろうって思ったの。 レイサン甘やかしてる?…かな? そんな事ないと思うよ?」 (多分、と伝えた声音は幾分か小さくて。 泣かなくなったと伝えたのにすっかり泣き顔になっている娘。 周り道かなりするだろうけれど、それでも少しずつ、身になるものがあるなら。 目の前の闘奴に心配かけさせることのないように) 「うー…。 だってレイサン、塒にいなかったから。 こ、殺してないってばっ。 ちゃんとだから、ルジェ、ちゃんと犯人見つけようってー、思って。 ごめんなさい。…って、はっ。 レイサン、今はどうやって暮らしてるの?」 (どちらへ転ぶか、それをどう受け止めるかは今は判らないけれど。 レイ・シェリダンの身の上を考えれば無茶を伝えているのは判りそうなものなのに、ルジェは倒れる姿を見たくない、勝手な思いだけどそう、願っている。 そうして、時系列あわねどルジェの片掌にある、紙切れ。思考がそれを思い出しては僅かに表情が曇り) 「…レイサン、有難う。 わきゃ?!くすぐったいっ。 うん、ルジェも守るから、レイサンも大切にしてね?」 (頬にレイ・シェリダンの唇の感触に頬も益々赤みを帯びて。 背に回した掌がふるり、僅かに揺れて。) 「お詫びって。 う、うー…ん、と。 なんでもいーい?(じ。 レイサンと今日一緒に、寝たい」 (ルジェこれ拾ったの。 そう伝えては先程拾った紙切れ、見せただろう。よもや暗黒街でもばらまかれているとは知らないルジェ。 目の前の闘奴を倒せる者とは思わないけれど、でも、という思いもあったと伝えたか。 …で、宿で丸くなっている相棒そっちのけで抱きついて眠りたいと、泣き腫らした真っ赤な瞳をまっすぐに向ければそう伝えただろうか) [Sun 6 Sep 2009 01:42:35]
レイ・シェリダン > (たまに、だから奇跡も価値があると言う事で…っ)ああ、そうだぁな…ずーっと甘えてばかりじゃ、な。もっともあたしも十分甘やかしているかも知れねぇけど、な(いきなり出来るはずもないが、自分から考えて努力していればいつかたどり着くものもあるだろうし、たまにこうして戻ってきてくれるだけでもいいのだし…。しばらく会えなかった分もあわせてもずいぶん甘いが、目の前で泣かれては仕方ない、うん)ああ、生きてるぜ? まったく、勝手にあたしを殺してくれるなよ。他の誰が何と言おうとも、ルジェはあたしを信じてくれよ、な?(どっちがルジェを悲しませる事に、苦しめる事になるかはわからないが…少なくとも泣き顔を向けられるよりかは、マシかとか…)ああ、お互い、約束な…ん…(誓いのキスと言うには何だけども…そのままキスで頬の涙を拭って…)それじゃ、心配をかけさせちまったお詫びくらいさせてくれよ…(ぽふっとルジェの頭に手を乗せて…わがまま聞いてやるから、よ。なんて…) [Sun 6 Sep 2009 01:28:40]
ルジェ > (形ある大盤振る舞いが見たいなーというのは業が深いのでしょうか) 「うんっ! そうなんだよ? いつも甘えてばっかじゃなくって、ルジェもルジェで出来ることやろうって。 …思ったの。 でも、黙って出てっちゃったから。 なんか事件起きたのかな、と思っちゃった、から。 くすぐったい、レイサン」 (鍛錬等々で築くのは苦手らしく、人との繋がりから接していこうとルジェなりに努力した模様。 あれほど切に願った事が叶った。頭を撫でて貰って抱きしめて貰って。 そうして泣き顔の中にも照れくさそうな、そう。 やっと、僅かな笑顔が綻んだ。) 「…うん、うん。 レイサンの匂いがする。 レイサンの音がする。 ちゃんと生きてる、レイサン。 良かったぁ…」 (レイ・シェリダンの心中いわんや。 しかし、ルジェにとっては本当に、優しい嘘。 変わらない事などない、とあれ程に強く、感じてしまったけれど。 今、目の前にある現実に永遠を信じたい思いすら、感じた娘) 「破っちゃヤダ、レイサン。 ルジェもちゃんと約束守るから。 自分大切にするから。 …んっ」 (濡れた頬が乾くことなく涙が溢れてはそう真摯に伝えたルジェ。 撫ぜてくれる掌が温かい。 …と、ふとレイ・シェリダンの顔が近くにあり、目を丸くしたものの。 触れた唇に幾つか瞬きしながら頬がより、紅潮して。 けれど、強く願った約束を静かに瞼を閉じれば柔らかな、甘やかな口付けにのせて)  [Sun 6 Sep 2009 01:17:07]
レイ・シェリダン > (奇跡の大盤振る舞いはいいことなのだろうか)…あー…、それは…悪い事しちまった、な…。ん、ちゃんと強くなったのな…ん(よくやったって言葉の変わりに頭を撫ぜ、しっかり胸に抱きとめる形で…今、ちゃんとしっかりここに居る事をはっきりと伝えるようにして…)あたしが約束を破るわけ、ないだろ…しっかり信じてろよ、な?(いつかは、破る事になるかも知れない約束をこうして口にする事は本当は好まないのだけど…ルジェを泣かせるよりかはマシと、優しい嘘をついて…)分かってる、一人ぼっちになんかしねぇから、よ…約束、な?(そっと泣くその頬を撫ぜて顔を上げさせる形で、約束の言葉と共に唇同士を触れ合わせて…その願いを受け取った事を伝えて) [Sun 6 Sep 2009 01:04:30]
ルジェ > (ルジェの思う奇跡ってその辺にすっころんでいるんだろうか。…と思わなくも、なく) 「ル、ルジェもう泣かないってきめたんだ。 ちゃんと強くなりましたって。 …うん、と。 ちょびっとだけどお仕事して。 それから、それから、視線も沢山怖かったけど、ちゃんとお仕事終わって帰ってきましたって。 報告したかったのに。 レイサン、…いなかったんだもの。」 (ぶんぶん、と俯けば首を横に振ってみせた。目の前に今は何処の場所でも自然、探していた闘奴の姿があって、信じていない訳ではなかった。 …けれど、自分の放浪癖は棚に高くあげて声音も泣き声に変わったルジェは小さくそう呟いてみせたか。ショックを隠しきれない不器用な、娘) 「そうだよ。 レイサン、死なないっていったのに約束破ったと思ったんだもの! ルジェも、ルジェも。 …一杯機械だけど、お花身体の中咲いてるけど。 一杯生きようってき、きめてたー…のに」 (遠い日。 レイ・シェリダンが違う世界へ行くといわれた時の足元が崩れる感覚。甘えてばかりだ、ちゃんと自分の足で立つんだと思っていたのに。 ルジェはレイ・シェリダンの体温を感じて。 生身の姿であることに、混乱した思考の中からやがてはっきりと感じとるだろう。背中に回した手を、きゅ、レイ・シェリダンの服を握り締めるように) 「お姉ーちゃん、もう、死んじゃ、やだ。 …レイサン、レイサン。 ルジェ置いてったり、しないで…」 (小さな声のままに。 ルジェは俯いた涙で濡れた顔を上げればレイ・シェリダンの瞳を見据えた眼差しは、心からの、願い) [Sun 6 Sep 2009 00:47:04]
レイ・シェリダン > (それ以外にも何度も一緒にきているのだし、そんな事で奇跡を消費しなくとも、とか)わかったから…泣かないで、くれよ…。死んでねぇから、よ。本人の言う事を信じられねぇってのかよ…な?(だから、今ここに居るじゃねぇか…とか、その感情の爆発に悪い事しちまったなとか思いながら…別に自分のせいだけじゃないけども、真に受けたルジェにとってはどれだけショックだったか理解もできるし…)あたしは嘘はついてねぇぜ? 死なねぇって、約束したろ?(以前、もし自分が死んだらって話をした時の拒絶反応を思い出して…もう、幽霊でも何でもない事を理解させるようにしっかりとぎゅっと抱きしめて…)あたしは、あたしだぜ? 他の誰でもねぇ、ルジェの姉貴のレイ・シェリダン、な。久しぶり、だぁな…(こちらもルジェの背に手を回して…今までの不安の分たっぷり安心させるように抱きとめて) [Sun 6 Sep 2009 00:30:22]
ルジェ > (ある意味一度だけ自力で塒まで辿り着いた時ってよっぽど奇跡だったんですね。 暗黒街は未知数。 中級なのになんともへっぽこ傭兵だもんだからレイ・シェリダンへの心身のこれ以上の負担は避けたい所) 「ルジェ、ルジェだって。 …だってレイサン死んじゃったりしないと思って、たもん。 けど、けど。 お家いなかったし。 ルジェ、ちょっとお街離れてたから、損ときになにかあったのかもしれないって。 …い、言ってくれた人いたけど。でも、ルジェ、ルジェちゃんと見ないとわかんないよっ!」 (困惑するレイ・シェリダンの様子に、潤み始めた瞳から涙のつぶが零れては頬が真っ赤に染まる。 最初は小声に、そうしてやがては叫んでみせたルジェ。 ちゃっかり迷子になってました報告をすませていたとは露と気づかぬまま、片手、握り締めた紙切れはぐしゃぐしゃになっていることだろう) 「嘘。 嘘。 …レイサンじゃないもん。 ルジェ、一生懸命探したもの。 でも、…見つからなかったものっ! レイサンお空でも眠れなかったから、此処に遊びにきたんだって、…ち、近づいてこないでったらぁっ! …きゃっ!?」 (後方に後づさったのはお化けかなにかかと思った節、あり。 しかし、生前の事を思えばとても適うはずもなく。 ルジェなりの精一杯の、抵抗だったりしたけれど。 距離をとられて、抱きしめられればレイ・シェリダンの身体のぬくもりがルジェに伝わってきただろう。 夜、涼しくなってきたであろうスラムの風がそよいでいたから普段より、強く) 「む、むぅ、…うー…。 レ、レイサン。 本当に、レイサンなんだよ、ね?」 (頭を撫でられて。 その感触に覚えが、ある。 逞しい身体に覚えが、ある。 なによりも、懐かしい香りが此処にある。ルジェは震える両手をそっと、レイ・シェリダンの背に回してみせただろうか) [Sun 6 Sep 2009 00:19:10]
レイ・シェリダン > (いつもいつも自分が案内していたせいとも言えなくもないけども、うん。暗黒街までふらふら歩かれたらこちらの心臓に悪いとも)…へ? あ…? ああ…あの、噂か…まだ残ってたのな。てか、それをまだ信じてたのな…と言うか、誰か訂正してくれる奴はいなかったのかよ…(やっぱり迷子か、なんて思ったらいきなり大きな声で否定されてちょっとびっくりしてみせて…。何を握り締めているのやらとか相変わらず突拍子もないルジェに久しぶりでも相変わらずだぁななんて思ったりしたが…)ちょ、ちょっと待ってくれ…あたしは、ほら死んでねぇから、よ…。あと、塒の方は勘弁してくれ…ここの所の雨でほんとにぶっ壊れそうだったから、よ…(いきなり泣かれて…相変わらず泣く子と職員には勝てずの性格で…幽霊でも何でもない事を示すようにルジェを抱きとめて、頭を撫ぜてしばらく落ち着くまでは好きにさせるようにしようと) [Sun 6 Sep 2009 00:02:10]
ルジェ > (………。結構何度もお邪魔しておりました。お花畑のようなヴェイトスの街地図(?)にでも描いてあったということで納得してくれたならこれ幸いかとっ。 案内係皆無で暗黒街を迷子でうーろうろ。 いままで放浪癖があったわりには可笑しな所は用心深いのか、…たまたまか) 「…え。 だ、だってレイサンし、死んじゃったって。 お空いったってルジェ聞いたもんっ! ち、違うってばっ。 う、うーんと、えーっと(しばし、沈黙)。 ちょ、ちょっと横丁よってみたかったけど、こ、ここ着いちゃってて。 …って違うーーっ!」 (見開いた瞳を幾つか瞬きさせながら、落ち着いた様子のレイ・シェリダンの姿を幻でも見るような、そんな錯覚さえ起こさせたルジェ。 石畳に手をついて、傍らに先ほどの紙切れを握りしめればざり、多少後ろに腰を下げてみせたか。声音に動揺の色は隠せず) 「レイサン、レイサンっ、お空行ったって、ルジェ、聞いたものっ! …レイサン嘘つきだっ。 ずっと、ずっとあの場所に居るっていってくれたじゃないっ!」 (瞳をぎゅ、っと閉じれば一つ、涙が零れた。 唇を噛みながら、肩が震えるのをひたすらに我慢して。 レイ・シェリダンを見つめれば叫ぶかのように、そう伝えたか) [Sat 5 Sep 2009 23:53:46]
レイ・シェリダン > (と言うか、何度も案内していたはずだがまったく覚えていないと言う事に突っ込みを入れるべきなのかとか思わなくもないが、少なくとも今以上の絶望をしなくて済んだのは幸いと言ったところか。そもそも自分自身も暗黒街などほとんど行った事はないから尚更と)…ん? ああ…よう、ルジェ。久しぶりだぁな…あたしの塒はこっちじゃねぇぜ? もっとも、あっちの塒は使い物になんねぇから行っても仕方ねぇんだけど、よ(それとも迷子か?なんてここ数日のルジェの絶望と苦悩をまったく知らない闘奴は気楽に久しぶりに会った妹分にそんな声をかけながら近づいていって) [Sat 5 Sep 2009 23:43:59]
ルジェ > (レイ・シェリダンの読みは正しく、そして抗えない絶望感に襲われて、とても街を出歩く気力すら沸かなかっただろう。 暗黒街自体足を運んだ事がないルジェにとって、レイ・シェリダンの現居場所は手が届かないに等しく。) 「…どうしよう。 どうしよう、エースさん。 ルジェ、ルジェ」 (声音小さく両手で汚れた紙切れを俯き見つめていた機械娘。 思考がまとまらない。 寒さがよりルジェの思考を悪い方へと促していくかのようで。 似顔絵らしきものを見つめるにつれ、眉を潜めては紙切れを持つ掌が震えだす) 「レイサンもいなくなって。 シャナもいなくなっちゃったらー…。 ルジェ、ルジェど、どうしたら」 (芯が甘いと言われた過去を思い出す。 ルジェには今の家業は未熟すぎる程に幼く、まだ未熟だった。 つん、と鼻の頭が熱くなり、瞳が潤み出してくるのが判る。 …と) 「…へ?」 (きゅ、ただでさえ草臥れた紙切れを両手で握り締めた。 足音が聞こえる。その方向へ俯いていた顔を上げてみてみればー…。 思わぬ人影に瞳を見開くこととなるだろう。 小さく、声を上げて) 「…レイサン?」 [Sat 5 Sep 2009 23:37:33]
レイ・シェリダン > (この場合、ルジェは正確に自分の塒の場所を知らなかったのが幸いとも言える。もし訪れていれば暗黒街の教会に荷物は全部移動済みで、がらんとした空き家が、ここ最近の豪雨でついに部屋の中まで水滴が落ちてくるくらいにまで荒れ果てた状態でほったらかしにされていたのだから、余計死亡説に信憑性をつけてしまう事になっただろうし)…もうあれはだめだぁな…(もう住処としては使い物にならないだろうし、やれやれと言った所…もう少しマシな塒をよこしてもらえるようにお願いしてみようってなところで) [Sat 5 Sep 2009 23:29:10]
お知らせ > レイ・シェリダンさんが来ました。 『元・塒の様子を見にきた闘奴が一人…』 [Sat 5 Sep 2009 23:25:38]
ルジェ > ↓かぶりました(汗。 二重投稿申し訳ありません(土下座 [Sat 5 Sep 2009 23:18:23]
ルジェ > (視線が揺れる。 蒼い瞳に曇りが走りー…。 ルジェは亡くなったといわれる自警団が誰なのかがとても気がかりだった。 それが万に一つでもルジェの知っている人であったなら。 ルジェは数日の間に二つも、大切な者を失ってしまったことになる。 この紙切れには「自警団」としか書かれていない為、確かめる余地がある。 レイ・シェリダンの場合はー…、ルジェの視界に本人の住まいが目に映らなかった為、鵜呑みにしてしまった経緯) 「暗黒街? …ルジェ行ったことー、なかったよ、ね。 多分。 シャナ、そこでお仕事してた、の?」 (そうして、紙切れには少女と書いてあり。 風貌みた限りルジェの知り合いとそう体格さはなさそうに見える。 街を離れていた間に、ヴェイトスの街は何故か平和だと勝手に確信していた為に、大切な人を再び失ってしまったのだろうか。 腰の痛みは一時的なものだった筈。 …なのに、ルジェはその字が他所読み取れない紙切れを見つめては顔は俯き、暫くはその場を動けずに、いて) [Sat 5 Sep 2009 23:17:50]
ルジェ > (視線が揺れる。 蒼い瞳に曇りが走りー…。 ルジェは亡くなったといわれる自警団が誰なのかがとても気がかりだった。 それが万に一つでもルジェの知っている人であったなら。 ルジェは数日の間に二つも、大切な者を失ってしまったことになる。 この紙切れには「自警団」としか書かれていない為、確かめる余地がある。 レイ・シェリダンの場合はー…、ルジェの視界に本人の住まいが目に映らなかった為、鵜呑みにしてしまった経緯) 「暗黒街? …ルジェ行ったことー、なかったよ、ね。 多分。 シャナ、そこでお仕事してた、の?」 (そうして、紙切れには少女と書いてあり。 風貌みた限りルジェの知り合いとそう体格さはなさそうに見える。 街を離れていた間に、ヴェイトスの街は何故か平和だと勝手に確信していた為に、大切な人を再び失ってしまったのだろうか。 腰の痛みは一時的なものだった筈。 …なのに、ルジェはその字が他所読み取れない紙切れを見つめては顔は俯き、暫くはその場を動けずに、いて) [Sat 5 Sep 2009 23:17:35]
ルジェ > (がさ、と。 何かを踏みつけたルジェ。 ロングブーツで歩いているので滑りやすさも手伝ったのか右足ぐいーっと、とられてしまった。両足の間がどんどん広がっていき。 それ程体が柔らかいわけではないルジェ。 足の限界値突破した、結果) 「わきゃきゃきゃっ、きゃーーーっ!」 (どたんっと、ど派手に転んだ娘。 おもいっきり腰を打ってしまってはいたた、と小声でぶつくさ文句を垂れている。 頭がくらくらするのと、落とした腰がずきずき痛むことで片目瞑っては金色の髪をがしがしと調子悪そうに書いていたけれど) 「むぅー。 …ん?」 (なんだ、これ。 とばかりに転んだその現況に視線を走らせる。 ブーツにはりついた、ここ最近の雨にうたれた草臥れた紙切れを手にしては、目を細めてみせて) 「金色の髪ってルジェに似てるけどー。 背、こんなにちっちゃくないよね。 うん。 …って、自警団の人亡くなってるの!?」 (自警団でルジェの知識で知っているのはシャナ一人。ルジェの心に不安が募る。 ただでさえ大切な人が空に行ってしまったと思い込んでいる上、立て続けに目にしてしまい、腰の痛みもふっとんでしまった)  [Sat 5 Sep 2009 22:58:13]
ルジェ > 「暫くお天気悪いなぁ。 また降ってくるのかな?」 (着ていた外套をぎゅ、と握り締めて。 スラムの煤けた町並みを眺めるように周囲に視線を送りながら歩くルジェ。 時折季節風が細い街路地から通り抜け、外套とルジェの金色の束ねた髪を靡かせる。 目を細めては歩んでいた足を止めて。 肩が身震いを起こした) 「寒…。 お昼はあんなにお日様照らしていたのに。 段々寒くなってきたからなぁ。 毎日チャームがお宿にいるのって珍しいもの」 (なんとも情けなさそうな表情を落としながら、空の様子を眺めている様子) [Sat 5 Sep 2009 22:48:20]
お知らせ > ルジェさんが来ました。 『今にも降り出しそうな、空』 [Sat 5 Sep 2009 22:44:34]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( 弱点把握: ―― 十字架。 )』 [Fri 4 Sep 2009 21:30:45]
ライヴィス > ―― 痛ッ …! ( ぶつかッた額抑えて、其れを見上げる。長身の男だ、黒ッぽい服装をした、男。―― けれど、男が胸元に付ける物に眼がいッた途端、顔色が悪くなッた。 ) ―――… ッ、 ( 鈍く月光に光る十字架。 )  ( ひくッと、息がとまる。元々は止まッている筈の心臓が、激しく動いているかの様に 耳鳴りがする。頭が痛い、気持ち悪い、怖い ッ )   ( 「 大丈夫か? 」 と己に伸ばされる手。嗚呼 彼にとッては好意的なもの だろうに、 ) ――― … 近寄るなッ! …… ッ、 ( 声が洩れた。男が不思議そうに手を止めた瞬間、 ――進行方向とは逆に駆け出す。 ) ( 怖い、怖い―― あれに近寄ッては いけない。本能が警告する。 ) [Fri 4 Sep 2009 21:27:01]
ライヴィス > ――… 早めに帰ッた方が 良いかァ。 ( 未だ満腹では無いけれど仕方ない。クシャリと髪掻いて、再び息一つ。 …1週間に1度の吸血は必須だと、少女は知ッていた様な気がするし。基本的に吸血はスラムで行ッてると、理解してくれてると良いのだが。…如何だろう、言ッてはいないから厳しいか。 ) ―――… 非常食、持ッて帰りたいのになァ。 ( 通りを歩き始める。猫でも犬でもこの際死ンだ赤ン坊でも良い。非常食になりそうな小さな獲物が落ちていれば良いのだけれど、 )  …、 ( 視界に入るのは建物と、生きた人間ばかり。つまンなそうな表情浮かべ、再度溜息。 ) ――… …、 ( 吸血鬼ッて不便だ。なンか特別な力でも有れば良いのに。空飛べるとか、動物になれるとか、物凄い怪力だとか。 ――後なンだろう。 ) ( ぼうッと 足元見ながら、考え歩けば、 ―― どかッと 何かに激突した。 ) [Fri 4 Sep 2009 21:15:57]
ライヴィス > ―――… 壊せたら良いのになァ。絶対楽しいのに。 ( 吹き出る血液も、骨の折れる音も、悲鳴も絶望を映した様な瞳も。きッと 楽しい筈なのに。――クスクス、と口許に手を当てて少女の様に笑う。肩に座る鼠は、心配げな瞳を此方に向けて。其れに対しては、眼を細めて、 ) ―― 大丈夫だよ。 ( と、一言。 ) ( 少女の亡骸、見付からない様に隠すべきか、なンて数秒程考えた後、放置する事に決めた。 元々人の通りの少ない場所だ。人死にも少ない訳では無いし、子供一人死ンでたところで騒ぎになる事も無いだろう。 ) ―――… ( 通路から抜け出し、通りへと一歩踏み込ンだところで、 ) …あッ、 ( 小さく声を上げた。そう云えば主には何も告げず出て来てしまッた。喉の渇きが限界だッた、と云う事もあるけれど。此れは拙い。 ――慣れッて怖いな。僅かに眉顰めて。 ) [Fri 4 Sep 2009 21:00:06]
ライヴィス > ( 視界に入ッた空見遣り、 思う、 ) ( スラムの狭い通り。家と家とが立ち並ぶ、間の通路。動かない少女の身体を地へと落とし、息を一つ吐いた。 )  ―――… 、 ( 口許に付いた血液を舐め取り、食事終了。久し振りの馳走だ。元々死ンでた人間なンて早々見つからないし、今日は運が良かッた か。ちらりと、視線だけ少女の方へ。 ――まるで、俺が殺したみたいだ、 なンて。僅かに笑みが浮かぶ。 ) [Fri 4 Sep 2009 20:48:29]
お知らせ > ライヴィスさんが入室されました。 『( 月だ、―― 。 )』 [Fri 4 Sep 2009 20:41:11]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『きっと、友情ってェやつだネ。 ( 多分。 恐らく、 だが。 )』 [Fri 4 Sep 2009 00:49:08]
ルァ > ( このまま、友人を逃がしてしまってもいいのか という思いはある。 けれど ――― 友人が殺してきた人も、 亡くなった自警団も、 結局この子どもにとっては 他人 なのだ 。 だから友人のシアワセを優先させる。 だって ――― 生きるのも死ぬのも、結局は運なの だから 。 ) ――― … ? ( ツキン と 、 胸に 何か引っかかったような気がした。  気付かなかった ということにしよう。 ) ……アイゼンリッターにも、 恩があるんだけど なァ 。 ( もし友人達とはちあわせした時、 自分はどう動けばいいだろうか 。   何故メアリアンに協力するのか ? 悪魔にそう問われた時 、誤魔化したけれど ――― まぁ、気付かれていそうだが。 ) [Fri 4 Sep 2009 00:48:53]
ルァ > ( 歩きなれたスラムの道を 歩く 。 この間、友人と思いついた 旅に必要そうな物 は、一応揃えてはいるものの、 自分は旅なんてしたことはないし、 友人もそれは同じようだった。 多分他にも必要なものが 出てきそうなきがする。 その時はその時だけれど 。 ) ――― …… さみしく … なっちゃうな … 。 ( 友人が ヴェイトスを出てしまったら 。 そのほうが友人の為にいいし、是非逃げてほしいけれど 。 本音を言うと、 会えなくなってしまうのはとても ――― ) いやいやいや 。 でも逃げないともっと大変なことになるしッ 。 ( ふるふると 頭を横に何度も振る 。  それにしても、 自警団はどう動くのだろうか 。 見たところ特にスラムや暗黒街が、 前以上に警邏が厳しくなったような様子はないように思える 。 自分が見えていないだけなのかも しれないけれど 。 ) [Fri 4 Sep 2009 00:33:59]
ルァ > ( 手当たり次第はがしたりは しない 。 そんなことしても無意味な上に、 見咎められるだけだ 。 思っていたよりもずっと早かったが、こうなることは友人も予想できていたようだし。 ) ――――― はぁ 。 ( 死んだ自警団の女性には大変、 大変申し訳ないけれど、 すこし 安心した。 つまり、 メアリアン の名は、知られていない。 ) にしても、 気に入らないけどね。 ( なんて、 握りつぶしたビラを捨てて、呟く。 )  ――― … ぁ 。 ( 足音がして振り向けば、 自分よりも小さな子どもが 、 小さな箱を抱えて戻ってきた 。 ) ありがとう 。 偉いねー。 ( 箱を受け取れば、小さな子どもの髪を軽く撫でながらそんな風に褒めてやって、  はい と 、 小さな飴玉を2つ渡す 。 子どもは笑顔で受け取って 、 また走っていった。 ) ――― … あと必要なものは何だっけなぁ 。 ――― 食べ物は 、…出発日が分からないと準備できないよ…メア、ネッビェ…ッ ! ( 雨に濡れてしまわぬよう、箱を持ちながら呟く。 ある程度の目処はつけているものの、 最後に買ったほうがいいだろう と。 ) [Fri 4 Sep 2009 00:17:11]
ルァ > ( 雨にぬれ、 何が描いてあったのかすらもう分からなくなった紙切れを 、 握りつぶす 。 昨日辺りから だろうか 。 スラムのあちこちに貼られていた 。 何が描いてあったかも 見た 。 友人の姿だ。 もう1名は知らないが、 友人の話からするに、恐らくヴェク という暗黒街の人だろう 。 ) ―――― やめてほしいと思わない? こういうゴミを貼っていくの 。 ( なんて、 近くを通りかかった人物へと 言ってみる 。 ) 誰だろうね 。 このところ雨続きなんだから、 せめて晴れてる時にしてほしいよねェ 。 ( インクはもうぐちゃぐちゃで、軒下や雨が防げるところに貼られたビラはともかく、 ほとんどのビラは既にただの濡れた紙切れ。  もったいない 。 と 。 ) ( 誰がやったかなんて 、 考えずとも分かる。 あの場にいた人物。 友人の顔を見たという、 鉄仮面――― アイゼンリッター だ 。 ) ( 話しかけた人物は、 まったくだ とか、そんな同意の言葉を吐いてどこかへ歩いていく 。 それを見送ってから、 子どもは小さく 肩を落とした。 ) ……死んじゃった 、 んだね …。 ( 友人が刺したという、 自警団の女性 。 )  [Fri 4 Sep 2009 00:01:18]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『( グシャリ と 、 握りつぶした 。 )』 [Thu 3 Sep 2009 23:53:28]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( それがつまり、――猫でいられなくなるということだ。 )』 [Wed 2 Sep 2009 23:47:24]
ナイト > (だが成る程、異邦人であることは楽ではない。この場合、異邦“猫”となるのか?)     (結局、全ての庇護をなくせば、この地域が一番生きるのに容易く、心地よい。闇の中、雨の垂れ幕を射抜く光を色違いの両目に宿らせて、猫は思考する。これから先の事を。人間に庇護を求めるという選択肢は、今は存在しない。その方法もまだ上手く見つけられずにいる。だから――、つまり、それで、猫はどうすればいいのだろう。それを、考える。猫には考えることができる。言葉の数はまだまだ少ないが、言葉を離れたところで、考えることができる。動物としてこれは幸運か、それとも不運か、まだ判断できないけど、猫は考えることができる。故に考える。)     (ぶる、とまた冷たい体が一つおおきく震えた。体を縮め、更に丹念に前足を舐めていく。そうして気づくのだ。 ――劇的な瞬間というのはいつも呆気ないものだ。考えることも、既に猫の一部だったのだ。それは既に、猫の本能に組み込まれていた。雨が降れば、雨宿りができる場所を探して走るように、生きる為の最上の方法を思考により導き出す、その仕組みの間に、違いはないのだ。) [Wed 2 Sep 2009 23:45:46]
ナイト > (かつてはそれなりに自分の領域を持っていたこの場所から、今はほぼ完全に疎外されたことを、猫は悔やんではいない。既に悔やむという感情を知っているにも関わらず、悔やんでいない。此処の切り取られた空と、一夜の宿となる裏路地の捨てられたタンスや、或いは餌場を探るときの優先順位など、猫が外の世界で得たものに比べてなんと矮小で取るに足らないものか。猫がかき集めた世界の記憶に比べて、なんと意義もなく無価値なものか。)      (やがて、ようやく道に面した一軒の家の軒先に、猫は居場所を得た。体から滴る水を、ブルブルと振るって落とす。無論完全には落としきれ無いが、何もしないよりはましだろう。そしてその場に腹ばいになり、足先を舌で舐める。こんな状態で毛づくろいも何もあったものではないが、せめて足先の感覚は鮮明にしておきたい。水音に閉ざされがちな耳を、それでもピンと伸ばして、周囲の気配を探る。この場所にあっては、敵に遭遇する確率は友人に遭遇する確率の十分一程度だろう。故に、まだ猫として、その警戒は怠らない。) [Wed 2 Sep 2009 23:35:40]
ナイト > (漠然と、言葉にならない概念で察している。此処には既に猫の帰る場所は無い。猫は野良、野に下ったもの、寄るべなきもの、砦無きもの。だから、一時の安らぎを探す為には、努力をし続けなければいけない。これは本能ではなく、既に思考。猫はまもなく、猫ではいられなくなる。そんな極めて理知的な焦燥に纏われながら、猫は自慢の俊足でスラムの町を駆ける。――誰かの親切で眠った柔らかなベッドを思い出す。清潔で暖かなシーツを思い出す。空腹を満たしてくれた人間の食物、体を温めてくれたミルク。猫は確かにそれらが――好きだったのだ、と思う。好きという感情が絶望によく似ていることを猫は知っている。好きだから欲する、手に入らないから焦がれる。それは人間にとって全ての原動力だろうが、猫にとってはある種の桎梏でしかない。)     …、   (体温が、水滴と共に流れ出て行く。どこまで行けば見付かるのだろうか。少し、この体を休める為の場所。湿った空気が五感を鈍らせる。それは、余り好ましく無い状況だ。) [Wed 2 Sep 2009 23:24:25]
ナイト > (降り注ぐ雨の中、猫は疾走する。屋根を飛び、路地を駆け、この天からの苛みを逃れられる場所を探す。どこか、例えばこの体を蹴りださない屋根の下。そんな場所が見つけられたら、と願う。だけど、今夜はなんだかどこもかしも満員御礼だ。――世界を廻る為に、猫はこの生まれ故郷を離れすぎた。既に此処での縄張りを失っていたのだ。その結果が今の有様だ。)    (嗚呼、今更毛皮が綺麗でいてほしいだなんて、そんな贅沢は言わないから、せめて、これ以上体温が奪われることのない場所があるなら。)      (通り過ぎる路地の、突き出た屋根の下。同族の警戒の視線を浴びて、また走り出す。其処は自分には属さない。勝ち取る為なら戦わなければならない。だが、もう戦いたくない。そんな動物としての矛盾を抱えて、また走る。雨、嗚呼、雨だ。) [Wed 2 Sep 2009 23:17:46]
お知らせ > ナイトさんが来ました。 『( 雨、嗚呼、雨だ。 )』 [Wed 2 Sep 2009 23:13:39]
お知らせ > グレーテルさんが帰りました。 『( 噂のフォーウン料理屋 ッてェトコを教えてもらッた。 )』 [Wed 2 Sep 2009 21:53:56]
グレーテル > (子猫は逃げ出し、既に此の場所には己一人。天候は未だ回復を見せず、己の腹は限界だ。)  (仮面元に戻り、首を捻る。――仕事を取りに行くか、飯に行くか。どちらにしようか。) ――飯ッつッてもなァ、 (此の辺りは詳しくない。ッつーか何処も詳しくない。世間に余り興味が無く、適当に暮らしてきた所為だろうが。)  (路地へ一歩踏み出せば、容赦なく降り続く雨。舌打ひとつ。) (目の前歩く後ろ姿に、) すッい ませーン。 (気の無い声を掛け、)  飯、美味いトコ知ら ねェ? (可愛らしく小首を傾げ尋ねた。声はひッくい男声だが。…振り向いた奴の驚いた顔がまた可笑しい。) [Wed 2 Sep 2009 21:51:50]
グレーテル > (隣の可愛らしいレディ(*子猫)はそッぽ向いて欠伸を一つ。) ――ツンデレな所も魅力的 だとは思うけどォ、ちょッと優しくして欲しいかなァ? (其の場に片膝付き、子猫へと手を伸ばす。仮面の奥はにンまり笑顔。) ―― (そッと手を伸ばせば、) ―― うッ、わ、あッ、 おッ! (思いッきり爪が伸びてきて、手の甲を引ッ掻かれた。肌に滲む血、少し見た後、) ―― ツン 全開…ッ (悔しそうな声上げ仮面を外す。手の甲から流れる血を舐め取ッて。) [Wed 2 Sep 2009 21:36:32]
グレーテル > ――― 腹減った ァ…。 (結局仕事だッたり、店閉まッてたりでここ数日ろくに飯を食べていない。限界を訴える様に腹の虫は鳴き続け ―― 仮面は其の場に俗に云うヤンキィ座り。ミニスカァトだとか気にしない、男だもン。) ――― 可愛い女の子とかさァ、救いの女神とか ァ、空から美少女とか降ってこないかなァ。現実ッて うまくいかねェよなァ。 (ボソボソと低い声音で独り言。現実と書いてリアルと読め。雨に濡れ、若干巻きが強くなった癖っ毛をくるりと弄り、) ―― そゥ 思わない? (なンて、隣へ掛ける。) [Wed 2 Sep 2009 21:26:22]
グレーテル > (雨、雨、雨、雨。己が行動する日は何時も雨が降る。そゥか、此れが世に云う雨男ッつ―奴か。出来れば晴男の方が良いが自分の力で如何にか出る事でも無ェしなァ――。)  (そンな事考えながら、スラムの一角。ある廃屋の前で雨宿りする、少女風貌仮面付き。袖の広い服をパタリと仰ぎ、仮面の奥で息を吐く。) あ゛ぁ―― 蒸し暑……ッ (仮面ッて蒸すヨネ、なンて脳内で誰かに話し掛けた。) [Wed 2 Sep 2009 21:13:39]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 [Wed 2 Sep 2009 21:10:07]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『…とりあえず、戻ろう 。 ( 呼吸が落ち着けば、 いつもどおりの様子で 歩き出すだろう。 』 [Tue 1 Sep 2009 22:32:31]
ルァ > ( 走って走って、 とにかく走って 、 息が切れてもう一歩も動けないって 思うくらいに疲れてしまった頃 、 やっと子どもは 立ち止まった。 ) ――― う ぅ 。 まだ 、 感触 が ……。 ( ゼェゼェ と 息をしながら 、 呟く 。 嗚呼、本当に。 嫌なものを 踏んでしまった 。 ツイてない 。 ) ――― ッ ぅ … 。 ( 胸を押さえる 。 全速力で走りすぎた 。 タフネス3は伊達じゃァない 。 もっと体力つけたいなぁ と、常々思う 。) [Tue 1 Sep 2009 22:32:05]
ルァ > …。……。………。 ( 何を踏んだんだろう。 嫌な感触だった。 とても嫌な感触だった 。 ぐにゃって 。 ぐにゃっ っていったぞ?!  ) ―――― … ッ … ( 心の中でそんな葛藤が繰り広げられる 。 見たくない。 けれど見なくてはならないだろう 。 頼む。 アレは 。 アレだけはやめてくれ …ッ !!!  そんな、 子どもの儚き願い 。 ) ―――― ……… ! ( 下を 見る 。 踏んだものを確認する 。 ) ――― …ひ ッ …ぅ ――― き …… きゃ ぁ あぁぁぁぁぁぁ ッ !! ( 子どもの高い悲鳴が 、 閑散としたスラムに 響いた 。 そして子どもは脱兎の如く 、 路地を走り出す。 ) ( ちなみに踏んでいたのは 、 蛇。 生きていたのか死んでいたのかは不明。 ) [Tue 1 Sep 2009 22:15:02]
ルァ > ( それにしても、どうやって買おう? この時期に子どもが旅支度していたら、多少なりとも怪しまれるだろう。 ――― 自分の眼は 、 珍しいし。 嫌だけど 。 スラムで買うならそこらへんにいる子どもにほんの少し、お菓子かお金を渡せばいい話 。 ) ――― でも、 ここ以外ってなるとなァ 。 ( 商業地区になるとまた話は別 で 。 ) ―――― ぁー …。 ( てか、 自分が働いているところ、雑貨屋じゃないか。 しかもわりとイロイロなものを売っていて 、 主人の顔もそれなりに広そうな 。 ) でもなぁ、 ぅ 〜〜〜 ( あの店主にどう話をしたものやら と。 頭をがしがしと かいた 。 考え事をしながら歩いていたので 、 前はあまり見ていなかった。 下はほとんど見ていなかった。 ) ( ぐにゃ 。 ) ( と、 足元に 、  何かを踏んだ 、 嫌な 感触 。 ) [Tue 1 Sep 2009 22:01:11]
ルァ > ( 貧困街の細くてぼこぼこした路地を歩きながら、 黒髪の子どもはゴシゴシと眼をこすった 。 ) さーて 。 準備は急いだほうがいいよねー 。 ( 時間は待ってくれない 。 動くなら早いうちに動いておいたほうがいいよなー なんて 。 ) …… とりあえず、食べ物系は後だよね … 。( とすると、必要なのは ――― 何だろう ? ) あぁー、フード付きのマントかな 。 ( オーソドックスな旅装束だよなー と 。 ) [Tue 1 Sep 2009 21:52:41]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『・・・・ねむ・・・。』 [Tue 1 Sep 2009 21:46:25]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( うまく逃げられるかな。―― 頑張ろう。 )』 [Tue 1 Sep 2009 02:58:22]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( さて。 とりあえずは明日から だ。 )』 [Tue 1 Sep 2009 02:54:55]
メアリアン > ………。―― ルァの忠誠心ッて凄いのね。 ( なンて、ちょッと尊敬の眼差しだ。 ) ―― ええ、殆ど全財産だもの。気を付ける、わ。 …おやつがバナナだけなのは寂しいわよね。 ( 小さいお菓子を買い捲る派だ。兎も角、 ) ―― 必要なものッて、いざ云われると解らないものね…。何が有るかしら。食糧とか、お水とか、かしら。 ( 他の物は大体揃ッてそうだ。あァ、あと馬とか、なンて小さく呟いて。 ) ( ―― きッと、助けてくれないだろう、なンて最初は思ッていたものだから。死を覚悟で殺人犯のまま死ぬつもりだッた のに。なンだか嬉しくて、けどちょッと申し訳無くて。 後悔では無いけれど、心が少しチクリと痛ンだ。 )  ――― 今日は本当にありがとう。…宜しくお願いします。 ( ッて、再度礼を云えば。机に放りだしたままの小物は仕舞おうか。 ) ( ―― 何処に行くか、逃亡した後如何するか、考えるだけ になりそうだ。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:51:30]
ネッビェ >  … ……… 優秀な下僕を持っておりゃあ幸せだぁな。 (本気の様な、ふざけているような、何とも本心の見えない表情と声色てそう言って。) 300万もありゃあ、取り敢えずお金に困る事は無いとは思うが、盗難にだけは気を付けねェとな。 …バナナはおやつに入るからな。 (そうするとバナナ以外に殆ど買えない気が。さておき。) 必要そうなものは、メアリアンが決めな。判らなければ二人で話しあっとけ。 (折角だから貰っておけばいいのに、等と思いつつ、お礼の言葉には軽く手を振って、気にするなとばかり。悪魔の方こそ、何でこの少女に此処まで手を貸すのか、自分でも判っていない。さっさと見離せば良いものを。) … そうだな。それじゃあそろそろ解散だな。 (次に会うまでに、各々の役割を果たすとしよう。メアリアンはただ隠れ引き籠っているだけになりそうだが。) [Tue 1 Sep 2009 02:44:25]
ルァ > …。 ……。 ………え ? ( 何で協力してんだ ? 問われれば、 首を傾げる仕草を 。 それからまた少し 、 考えるような間をおいて から、 ) ――― … ネッビェの下僕だから ? … うん。 ホラ、 ゴシュジンサマが協力してるなら、 下僕も手伝わなきゃね? ( 明らかに今考えて言ってるだろうな雰囲気で 、 言ってから 。 ) じゃぁおやつは300エンまでで。 ( 何か言った。 ) いや、 いいッ 。 さすがにもらえない…ッ ( もってって と言われれば慌てて両手を振って。 もらえない と。 ) ――― … んじゃとりあえず、 必要なもの教えてくれれば、買えるものなら買ってくるよ 。 ( もう勝手に決められるのも慣れたというか、 違和感が無いのか。 アッサリ了承すれば少女へと そう言って 。) ――― … それじゃ。 私はそろそろ戻るよ ー。 ( 眠くなってきちゃった と 。 ぐ〜 と腕を伸ばした。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:37:07]
メアリアン > ―― ええ、300万…。お家にあるもの全部売ッたらもッと出来るかもしれないけど … ( 流石に持ち歩けないから、なンて苦笑い。 300エンッておやつには貴重な値段。バナナはおやつに以下略。 あンぐりと口開ける少女に、ぽかン、と不思議そうな顔。 ) ―― あッ、えッと、気に入ッたのがあッたら 持ッていッて。此処にあるのは要らないものだから… ( お兄ちゃンからのプレゼントじゃ無い物。なンか勘違いしたッぽい娘はそンな言葉を。 )  ――― ごめンなさい。何から何まで … ありがとう。 ( 自信ありげな悪魔の様子に、頼りにしてます、なンて小さく笑い。勝手に決められた少女のお仕事、此方も ありがとう、 ッて勝手にお願い。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:32:08]
ネッビェ >  …そういや、何でルァは協力してんだ? (言われてみれば、ルァは無関係の筈。自分の立場を悪くしてまで手を貸してくる理由、悪魔には想像つかずに、首を傾げ。) … そうか、300万か。そうだよな。 (300エンじゃ、遠足のおやつの値段だ。何の話。阿呆みたいに口を開ける様子に、自分の事棚上げしてにやりと笑み浮かべた。) そりゃ、お前さんが出て行ったらアウトだろ… まあ任せておけ。 (かくいう悪魔も斡旋所や傭兵ギルドなど足を運んだことはないが、何故だか自信ありげに頷いて。交渉術自体は自信あり、この中じゃあ適任だろう、なんて。) 旅に必要な物を揃えるのは、ルァにでも任せるか。 (勝手に決めた。) [Tue 1 Sep 2009 02:23:37]
ルァ > ――― ぇ、 う、 うん …。 ( 無理をするな と、 2人から言われれば、 子どもは若干ひるんだような というか。 困ったように笑って ) ま ぁ、 私も捕まりたくないし … 。 ( あははー 、 と乾いた笑いで頬をかくだろう 。 心配される というのが慣れていない為、どう反応していいものやら 、 困った様子。 装飾品、 流石に欲しいとは 、 言えなかった 。 もらったらもらったで、 なんだか困ってしまいそうだ し 。 300万エンというのには、 あんぐり と、 口をあけた 。 ) ――――― … 。 ( なんだろう。 なんで私こんな子と友達になれたんだろう。 なんでこんな子が狂ったんだろう 。 なんて 、 頭を抱えたい気分だ。 ) じゃぁ、 交渉はネッビェに任せるとして ――― 、 あとは旅支度 かな ? ( どうしたの? と聞かれるのには なんでもないと言って 。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:19:31]
メアリアン > ―― ありがとう、…えぇ、でも本当に無理はしないで、ね? ( ハッキリ言えば此の件に関して彼女は無関係なのだから。申し訳無い気持ちでいッぱいだ。 装飾品、欲しい物があッたのなら、云えば娘は少女へとあげるだろう。迷惑を掛けているのだし。 ) ――― えッと、ごめンなさい。言葉足らずだッたわ。300万。 ( 成るべく其の範疇で雇えればいいのだけど、なンて微苦笑。足りなければ宝石等を換金に掛ければ良い、か。 ) ――― 傭兵ギルド…、どンな所なのかしら。斡旋所も利用した事が無くて、如何利用したらいいのか ―― ( 困ッた様に口許に手を持ッて行き、小首こてン、と。けれど、彼の言葉に お願いしても良い? なンて一言、申し訳なさげに付け加える。 )  ――――…? ( 少女が首を振る様子、見遣れば不思議そうに 如何したの? なンて。彼女に元傭兵の友人が居るだなンて知らないから。 ) [Tue 1 Sep 2009 02:13:10]
ネッビェ >  … まあ無理するな。お前まで目ェつけられたら溜まらねぇからあ。 (お尋ね者三人組になってしまう。既になっている気もするが。メアリアンの事だ、頼めば一つくらいくれる気もするが。) …300エン? (金銭感覚の無い悪魔が何か言うた。護衛どころか、昼飯だってろくな物が食えやしないぞ。) … 取り敢えず、斡旋所にでも依頼するのが普通なんだろうが…ただ、その方法だと確実じゃねぇ上に、時間がかかる可能性があるんだよなぁ。直接ギルドに交渉に行きゃあ早いんだが。 (ただ、タイミングの悪い事に、どこぞの村と連絡が取れないとかで、動ける傭兵が居ない可能性がある。其れに、信用のおける者が雇えるとも限らない。) …悩んでいても始まらねぇか。取り敢えず、斡旋所とギルドに交渉に行ってみるぜ。 (一番の条件は、雇い主の事を他言しない事。かなりの金がかかることは否めないが、仕方のない事と思え。時間を無駄にして八方塞になる前に、この街を出なければ、と。) [Tue 1 Sep 2009 02:03:33]
ルァ > …? ( 何か笑われた 。 何故少女が笑ったのか分からないけれど、 とりあえず笑ってくれたからいいや なんて 。 )( 換金できるものなんて無い と言われれば、 1つ頷いて。 ) そっか。 じゃぁまぁ、 どうしても持ってきてもらいたい物とかもあれば、 …… 自警団が監視していなければ、 がんばるから 。 ( 勿論、怪しまれた時点でそれらのものは諦めると思うけれど 。 装飾品や宝石は、 ほぅ と、 息を吐いた。 自分じゃァきっと、手に入れることなんて出来ないものだろうなぁ と 。 ちょっと羨ましくて、妬ましい 。 ) ぁ。 私も手伝うよー、準備 。 出来る範囲で、 だけど 。( なんて、 悪魔に負けじと 。 )( 護衛 の件で頭をよぎったのは、元傭兵の家主の青年だったけれど 、 ) …いやいやいや …。 ( 小さく呟いて、頭を振る。 まさか仲間に引き入れるわけにも行かないし、場合によってはそのまま自警団へ なんてあるかもしれない 。 ) ―― 護衛、 だったら、 傭兵ギルドとかになるの かなぁ? でも状況が状況だし …。 ( うーん 、 と、 頭をかいた。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:57:03]
メアリアン > ―――… ふふ…ッ、 ( 彼らの意見が見事に一緒で、何だか少し可笑しくなッた。 )  ええ、其れじゃァ逃げ出すまで ―― お世話になる事にするわ。 ( なンて、言ッた後。少しだけ眉尻下げ、 )  でも、家に換金できる物なンて無いと思うの。有るとしたら一緒に持ッてきたアクセサリーとか、これとか。 ( 名前がバレテいないのなら家を見張られている可能性も低いが。なンとも言えない。 ――云いながら取り出したのは、小さな装飾品や、赤い宝石。 )  ―― 後は手持ちで 300、位。 ( 流石に持ち歩けず殆ど宿屋に置きッぱなしだけれど。 )  ―――…ごめんね。軽率だッたわ。 ( 良かッたと笑う少女に、世話を焼いてくれる悪魔に ぺこりと小さく頭を下げて。 )  ――ぁ、 のね、じゃァお願いが有るの。一つだけ。 …護衛を雇いたいの。 伝手とか、方法とか ――解らない? ( こてり、と小首を傾げ。 )  [Tue 1 Sep 2009 01:47:49]
ネッビェ >  そいつの迷惑なんざ考えずに、思いっ切り世話になっとけ。勿論、危なくなったらすぐに逃げ出してな。 (と、外道じみた助言。使える者は親でも使えって言葉もあることだし。) … メアリアンの家が、自警団に見張られてなきゃいいがなぁ。 (正体がばれているのなら、見張られている事も考えなければならない。ルァの事だ、そうへまはしないだろうが。 現金があるのならば、換金の手間を省いて、早めに逃げると言う手もある。彼女が幾ら持っているかにもよるが。) OK、其れが良い。 …準備はある程度なら、手伝えると思うぜ。 (格好は少々…いや、かなり怪しいが、メアリアンよりは自由に動けるだろう。悪魔よりもルァに頼った方が良い気もするが。) [Tue 1 Sep 2009 01:38:48]
ルァ > …この際だから、思いっきり迷惑かけてお世話になっていいと思う よ 。 ( 少女を匿った時点で、それなりに自警団ともめる可能性があるのは、 そのヴェクという人も分かっていただろうし 、 と 。 それが今は一番、 最良だと 思うから 。 ) ――― … 持ち物は、 最悪… 私が持ってくるとして 。 ( とは言え。自分の眼は特徴的だからなぁ。 念のためお祭りの時に買ったお面でも持っていってみようか なんて、 考えながら 。) ( 換金の件は、 アウトローの青年にしてもらわずとも、 そのツテを紹介してもらって少女自身が行く というのもアリだろうとは 思う 。 普通の質屋に行くと足が付きやすい と、 その程度の考え だ。 ) ―――― … そっか 。 よかった 。 ( 逃げる という少女の結論に 、 安心したように 小さく笑った。 暫く会えなくなってしまうのは寂しい けれど 。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:33:25]
メアリアン > ――うン、迷惑になると思うからやッぱり早々には出ていかないと… ッて思うけど、今は、もう少し … ( お世話になる予定、なンて告げて。ルァの言葉には 不思議そうに、如何して?なンて尋ねるンだ。 ) ――― ううう…。やッぱり、すごく凄く難しい、のね…。 ( 駄目押しされれば肩を落とす。少し期待していた分だけ更に。――兄が居ない場所なンて興味は無いけれど。僅かな可能性が有るのなら、生き残るべき、なのか。 ) ――― ヴェクさンにお願いをするの?でも、持ち物殆どお家に置いてきちゃッて…、一応現金は全部持ッてきたの。 …傭兵さン、とか護衛を雇えば少しは逃げられるかしら…? ( 其れ以前に、面倒臭いと良く言う様な彼が己の持ち物売ッてくれるかも解らない。 ) ―――――… ( 今後。如何したら良いのだろう。 …再び悩む様に、視線はテーブルへ落ちる。沢山殺して死ぬ気でいたけれど、其れじゃァ今迄やッてきた事ッてなンなンだろう、ッて話し。 )  ――――… 逃げる 、わ。ヴェイトスの外。 …顔が知られない内に、奴隷でも護衛でも買ッて …、 ( ほとぼりが冷めたら、戻ッてくるのもまた手だと思う。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:24:16]
ネッビェ >  ま、今の所は御世話になっておくしかないんじゃねぇの。 (早々に出て行った方が良い事は間違いないが、今の所は頼るしかないだろう。疑うべきは、先ずこの悪魔だと思うが。) 如何しても無理、だな。準備が整うまでに鉄仮面に見つかっちまうのがオチさ。 (ルァの内心はいざ知らず、そっけなく駄目押しをして。実際、死者蘇生に時間と手間がかかるのは事実。少なくとも、自警団や鉄仮面に指名手配されている状態じゃ、実現はほぼ不可能だ。) …そうだな、ルァのアイデアは中々良いな。そうして金をつくれりゃ、信用できる傭兵だって雇えるだろ。 (手配されている中、どうやって雇うかまでは頭が回っていない。どうせ持ち物を持っていたって邪魔になるだけだし、この際綺麗に売り払ってしまった方が良いかもしれぬ。) … 今決めちまいな。 (今後、どうするのか。カウンターに行儀悪く片肘ついて、悩む少女の顔を見つめて。) [Tue 1 Sep 2009 01:14:00]
ルァ > ――― … メアは、 もうちょっと人を疑ったほうがいいと思うの …。 ( お前が言うか と 、 言われそうだが。 そこらへんは棚に上げておく。 ( そして、 兄を生き返らせる関係の悪魔と少女の会話は、子どもには分からない。 そもそも、 この悪魔は本当に死者を行き返されることが出来るんだろうか と、 少女の前では言わないけれど 、 多少は疑っている 。 ) ――― … 確かに、 死人を行き返されるのって、すごく難しいらしいよ ね 。 ( 前に家主に話を聞いた時だったか 。 結局、すごく難しそうだと思った から。 ) ――― … 顔がバレる前に街を出るか 、 留まるか、 かぁ。 ( 此方も 冷えたココアを飲み干して 。 ) ――― そうだ。 結構どうでもいいことだけど、 もしもメアが、 自分の持ち物を売ってお金を作るときは、 そのヴェクって人経由でさばいてもらったほうがいいかもねェ。 ( 普通に売ったんじゃぁ早々に自警団が見つけるだろう 。 蛇の道は蛇だね 、 と 。 少女がそこまでするかどうかは、 知らないけれど。 ) [Tue 1 Sep 2009 01:07:32]
メアリアン > ――― 早々に出ていッた方が良いのかしら…? ( 普通に信頼していた娘は、彼等の言葉にかッくりと肩を落とし。けれど今は隠れ場所なンて無い以上、如何にもならず。 )  ―――…、 ( 少女の内心も、悪魔の内心も気づく事も無く。冷めてしまッたココアを啜り。 ) ―――… うッ、…其れは、そうだけれど…。でも、約束は前から、していた でしょう?如何しても、無理?どれくらい時間が掛るの?早く戻せる様な方法は無いの? ( ココアのカップをテーブルに置き、身を乗り出して彼へと詰め寄る ――が、次の言葉に かたン、と再び腰を下ろして。 ) ――― …顔がばれちゃッたら、街からも出れなくなッちゃう し。… ( 確実に生き残る為にはヴェイトス市から出た方が良いのだろうけど。出てもなンの伝手も無い。叔母の所へ行くにはフィールドを歩かないといけないし、一人では難しい。 )  ―――…、 ( 確かに、お手上げ状態、だ。小さく息を吐いた。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:59:20]
ネッビェ >  そりゃ、法の外に居る者は、自分より弱い者を食い物にする奴が普通なんだがな。 (奴隷にするにしろ、薬を売るにしろ、金を貸すにしろ、自分達より弱い者相手にやるのが普通。ルァの言う通り、先ず売り飛ばされる事の心配をした方が良い。其れをするなら、とっくにやっているとも考えられるが。) … 。 (人を殺せば幸せになれる、か。初めは兄を独占するための行為だった様だが。其れが当たり前の様な顔する少女に、内心嬉しくも思う。) … 簡単に言うよなぁ。あのな、人を生き返らせるにゃ、時間を駆けて準備しなくちゃいけねェんだ。あの鏡の術だって、一ヶ月も待たせただろうが。 (あれは悪魔が術を取得するための機関だったのだが、其れは黙っておく。要は、高度な術を使うには時間が必要と思わせれば良い。実際に使えないなんてもう言えない。嘘を嘘で塗り固め、どんどん自分を追い込んでいる感。) で、だ。そうして準備している余裕があるかって話だ。鉄仮面はもう動きだすだろうし、自警団だって黙っちゃいねぇぜ?この街で生き返らせるにゃ、時間がなさ過ぎらぁ。 (何処か安全な隠れ家でもあればともかく、そのような伝手はお互い無いだろう。お手上げとばかりに肩を竦めて見せ。) [Tue 1 Sep 2009 00:49:09]
ルァ > ――― 優しくしてどっかに売り飛ばしそうだよね。 ( なんて、 口を挟んでみたり 。 仕事でチラチラとアウトローっぽい人物と会うことはあるが、 確かに変に襲われたりは しない 。 但し、利害の一致等の条件があるから かもしれないが。 基本、何か裏で考えていると思っておいたほうがいい と、思う。 ) ―――― … 幸せ か 。 ( 結局のところ、 其処なんだよなぁ なんて 。 身を乗り出しかけていた体を 、 元に戻しながら思う 。 ) ―――― … 。 ( 悪魔へと振られた話題は 、 子どもは何も言わず、 悪魔のほうへと視線を移動する 。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:39:36]
メアリアン > ―― 珍しい、の? ( 不思議そうに彼を見遣る。アウトローと云う職業なンて殆ど解ッ無い。 ) ――― うーン、とね。 ( 少女の言葉に、困ッた様に眉尻下げる。 ) アイゼンリッターが居なければ、こンな事にならなかッたンじゃ無いかッて考えると、 ね?後悔させたくなるわ。 ―― でも、今のは最終的な考え かしら。何の為に殺すの ッて、 ――幸せになる為よ? ( 強張ッた様な表情の少女とは正反対に、何故そンな事聞くの?とでもいう様な 不思議そうな表情浮かべ。 )   ―――…好きに、… じゃあネッビェさン。お兄ちゃンを生き返らせて くれる?今なら一緒に逃げられるような気もするの。 ( と、投げやりな言葉に対しては至極真面目な表情で尋ね。 )  [Tue 1 Sep 2009 00:34:05]
ネッビェ >  そりゃまたアウトローにしちゃ、珍しいねぇ…。 (女子供に優しいアウトロー。アウトローなんて、自分より弱い者から搾取する職業だろうに。単なる暇潰し、と考えれば納得も出来るが。) 其れ、本気か?…本気なんだろうな。 (小さく溜息を吐く。兄の為なら己の命すら厭わないなんて、少女らしいと言えばらしいのだけれど。) … 復讐なんだよ。兄を奪った社会に対して、な。 (其れは、悪魔の口車に乗せられた少女の勘違いでしかないのだが。) ま、お前さんが好きにすりゃあ良いさ。 (死んで兄と一つになる位なら、生き残って兄を生き返らせる方法を探す方が、幾分か建設的な気もするが。最終的に決めるのは少女とばかりに、投げやりな言葉を投げかけて。) [Tue 1 Sep 2009 00:25:38]
ルァ > ――――… 私も、 逃げて欲しい、 けど …。 ( だって 。 出来ればこれ以上 は無く、 生きて、 逃げて欲しいと 。 けれど、 少女の 、 これからどうするかのことを聞けば、ため息を1つ 、 落とした 。 ) ―――― メアは、 お兄さんを生き返らせる為に人を殺してきたんだよね ? ( そう、 確認するように 言えば ) アイゼンリッターが後悔するくらい殺すのは、 お兄さんを生き返らせる為に必要なことなの ? ( なんだか。 だって、 少女の言葉は、 ただの復讐にしか聞こえないから 。 だとすれば、 ) 何の為に殺すの ? ( 子どもは 、 やや強張った表情で聞いてみるだろう。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:20:27]
メアリアン > もし、死ンで お兄ちゃンと一緒になれるならね、私が死ぬまで ―― 人を殺そうと思うわ。アイゼンリッターが後悔する位。  [Tue 1 Sep 2009 00:12:45]
メアリアン > ―― なンで、…何でかしら。女子供には優しい、ッて云ッていたけれど。 ( そう云えば理由がよく解らない。こてン、と小首傾げて。 面倒臭い事は嫌がりそうな人、なのに。 ) ――― うン、解ッてるわ。ちゃンと ね、本当は決めて来たの …でも、 ( ルァの言葉に頷いて、そう告げるも。いざとなると何も言えなくなる。 )  ――― 逃げる…?けど、…逃げたら、もうきッと此処には戻れない、 でしょう?…お兄ちゃンと一緒に居る為に遣ッてきた行動全部、無駄になるンだもの。 ( ぎゅ、とスカートの裾掴ンで。小さく息を吐く。 )  ―― … 死ンだら お兄ちゃンの所に行けるのかしら。そうだッたら 死ぬ事も怖く無くなるのに。 ( 微苦笑浮かべ、そンな言葉。 ) [Tue 1 Sep 2009 00:12:05]
ネッビェ >  … そのヴェクって奴が、なんでお前さんを匿っているのか気になるが…。 (身なりから、金でも絞り取れるとでも思ったのか、匿うと見せかけて奴隷にでもしようとしたのか。こうして何事もなく出歩いていることから、そのいずれでもないようだが。随分親切なアウトローだ。) … 俺は、逃げるのが一番良いと思うがね。何なら、ヴェイトス市の外にでも。捕まったら全てが終わりだからな。 (少女が殺してきたのは、一人や二人では無い。しかも、眼球を持ち去るという、魔術的な行動もしている。自警団に捕まれば、魔女と認定されて火炙りでお仕舞い。そうなる位なら、この街を捨ててでも逃げた方がまだましだろう、と。) [Mon 31 Aug 2009 23:58:16]
ルァ > ( アイゼンリッターは気付いている か 。 正義感な強そうな人だ。 きっと何が何でも 、 目玉泥棒を探しそうな 、 きがする。 ) ――― 跡継ぎ ? へぇ … 。 じゃぁラジカルドリーマーズの頭をしてるのは、跡継ぎ修行ってトコロかなぁ 。 ( なんて言いながら、 まぁそれは今のところ、 どうでもいいことか と 。 ) ( コクン、 と 程よく冷めたココアを喉に流して 。 ) メア 。 ( あのね、 と 、 ココアのコップを置いて 、 少女を改めて 、 見るだろう 。 ) メアがどうしたいのか決めていないと、 どうにも動けないんだ よ … ? ( 少なくとも私はね、 と 付け加えて。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:53:31]
メアリアン > ――… ……、 ( コンスタンツェが生きていれば、名前も顔も、兄の事をうッかり喋ッてしまッた。全てを知られた状態で逃げる事は、不可能に近い、様な気もする。 )  ―― 気付いていると、思うわ。私が目玉泥棒だッて。 何となく、だけど。 ( 小さく息を吐く。こくンと、ココアを一口飲ンで、昂ぶッてくる気持ちを抑えよう。 ) ―― そう、ウロボロスッて所と繋がッてる …のかしら?後継ぎだとは言ッていたけれど。 ―― うン。鉢合わせになッたから、顔は知られてると思う の。 ( こくン、と頷きひとつ。 如何すれば良いンだろう。頭痛がする。自業自得なのに、彼等を悩ませて、何を遣ッてるんだろう。 ―― 如何したいのか、の質問に ぴたりと言葉が止まッた。 )  ――… 逃げ続けて、幸せになる、なンて 無理な様な気がするの。 ( 少し悩む様に、小首を傾げて。視線が泳ぐ。 )  だから、そうね、 ――… 如何したいのかしら…。 ( 上手く言葉が紡げず、再び 俯く。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:47:01]
ネッビェ >  そうか、気付かなかったなら仕方ないか…。 (今更少女を責めても仕方なし、ついてなかった、と言うしかあるまい。相手にとっても、少女にとっても。) 鉄仮面もお前さんが目玉泥棒だって、判った訳だしなぁ。 (仮にその自警団員が生きていたとしたら、名前と顔が知られている状態で逃げなければならない訳だ。髪型を変えた程度ではどうにもなるまい。何だか頭を抱えたくなってきた。) ああ、例の… そのヴェクって奴も、鉄仮面に顔を知られているのか?それなら確かに長居は出来ないだろうなぁ。 (自警団が介入できずとも、鉄仮面なら勝手に絡んできそうだ。どうにもこうにも、八方塞がり状態か。せめてその自警団員が死んでいてくれれば、手の打ちようもあるのだが。) … そうだ、お前さんはこれからどうするつもりだ?  [Mon 31 Aug 2009 23:36:14]
ルァ > う、 うん …。 ごめん、 大丈夫 …。 ( 大丈夫かというのには、 恥ずかしそうにしながら 小さく頷いて。) ――― そっか 。 似顔絵 …。 ( 如何だろう 。 もしかしたらそのうち出回るのかもしれないけれど 、 今のところはその様子は無い 。 それに例え似顔絵で出たとしても、 髪型等、多少変えれば誤魔化しはきく か 。 ) ( 子どもは、 ロッティさん とやらは知らない 。 アウトローの組織のことも細かいことは知らないが、 ) ラジカルドリーマーズ…。 ウロボロスとかいう組織と繋がってるトコロだっけ … 。 そこの頭なら、 確かに自警団相手でも … 。 ( むぅ と、 考える 。 なるほど。 犯罪者を匿うなんて酔狂な真似、何か後ろ盾が無ければなかなか出来ることじゃァない 。 ) …… そうだね 。 遅かれ早かれ気付かれるだろうし …。 でも 、メアはこれからどうしたいの ? ( 逃げたいのか、 それとも ――― まだ殺しを続けたいの か 。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:31:47]
メアリアン > ――… だ、大丈夫? ( あつッ、なンて声が聞こえれば慌てた様に少女へと。 ) ――― …ううン、気付かなかッたの。後姿だッたし、雨具を着ていたし… 気付いたのは、攻撃してからだッたから…。 ( 知ッてて殺そうとした、の部分には首を横に振ッて否定の意を。 )  ―― そうね、顔はばれちゃッたわ… けど。似顔絵でも無い限り、簡単にはばれないと思う、 …わ。 ( 少女の言葉に、少し肩を竦めてそンな言葉。金髪碧眼のホワイティアなンて、其れこそ山ほど居るンだもの。 ) ――ええ、暗黒街…。ロッティさンじゃ無いわ。ネッビェさンには一度話したかしら ―― ヴェクさン。ラジカルドリーマーズの頭ッて人。 ( 生きていたら最悪、の言葉には俯いて頷く。が、 ) ―― あの人が生きてたら、…名前もばれるわ。アイゼンリッターは知らない筈だけど。 ( と、小さな声で。生きているのか死ンでしまッたのか、確認したいトコロ。 )  ――…あ、でも、…今匿ッて貰ッてる場所も 長く居れない、と思うの。ヴェクさンも其の場所に居たから ―― 気付かれちゃう かも。  [Mon 31 Aug 2009 23:20:32]
ネッビェ > () …其れは、相手が自警団って知ってて殺そうとしたのか?だとしたら、ちょっと無謀だったな。 (少女の口から語られる、相変わらずの鉄仮面の化け物っぷりに溜息を吐きながら。) そのアウトローって、まさかあのロッティつう女じゃないよな。 (あの女がわざわざ厄介の種を匿う様には見えなかった。それ以前に、傘下に宿屋を従えている筈もないか。) … って、その自警団員知り合いだったのかよ。じゃあ、生きてたら最悪じゃねぇか。 (そりゃあ家から居なくなったのは正解だった。自警団員に関しては、悪魔は詳しい事は知らず。死んだだの、入院中だの、噂話で聞くだけだ。) [Mon 31 Aug 2009 23:11:35]
ルァ > ――― ぁ。 ありがとう…。 ( 置かれたココアのカップ 。 今度はちゃんとお礼を。 いただきます と 言って口をつけるだろう 。 まだ熱かったようで、 あつッ なんて空気の読めない声を 小さく出せば、 軽く息を吹きかけながら、 少女の話を 、 聞いて 。 ) ――――― じゃぁ … 顔はバレちゃった可能性は、高いんだ … 。 ( 自警団の人がどうなったのか、正確な情報は子どもも知らない 。 カクリと肩を 落とせば、 ) アウトロー … ってコトは、 暗黒街 ? ( ならばまだ、それなりに安全 だろうか 。 暗黒街には暗黒街のルールが ある 。 通常ならば、 自警団も迂闊には動けないだろうし と。 ) [Mon 31 Aug 2009 23:05:45]
メアリアン > ―― そう… そうよね…。 ( 二人の言葉に小さく首を縦に振り。噂がどの様に広がッているのか、自警団の彼女がどうなッたかを知ッているのか 此方も聞きたいところだけれど。取り敢えずは、正直に全て話す事に しよう。 )  ――――… えッと、 ( 言葉紡ごうとした時に、丁度置かれるココア。 ありがとうございます、と礼を言い、一口頂こう。 )  …自警団の人を殺そうとして、鉄仮面が来て邪魔されて、―― 攻撃したけど効かなくて、逃げられちゃッて。多分私の情報が自警団にいッてると思ッたので、今は或るアウトローの人の所にお世話になッてます。 …正確には、其の人の傘下の宿屋 だけど…。 ( 簡易説明完了。小さな声は更に更に小さくなッた、が。 )  ――― 知り合いの自警団の人だッて、 気付かなかッたの。 ( と、付け加え。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:59:40]
ネッビェ > (そうこうするうちに、二人の前にココアが入ったカップが置かれることだろう。まあ遠慮せず飲んで、体だけでも温まればよい。) …ふぅん… (取り敢えず其処の所は事実なようだ。尤も、それだけではあまりに漠然としすぎている。黙り込んだままの少女、目を細めて見つめよう。) … そりゃ、お前さんが話してくれない事にゃ、俺らは事実を知りようがねェしなぁ。 (噂は所詮噂、真実に近かろうと遠かろうと、信憑性があるものではない。少女から話して貰わなければ、少女へアドバイスも出来ないし、今後どう行動するかも決められないのだ。) [Mon 31 Aug 2009 22:51:09]
ルァ > ( 女性人2人の気まずい空気を見事に破ってくれた悪魔。 ナイスだネッビェ! なんて、心の中で思ったかもしれない。 ) ―――― … 出来れば、 話してほしいけど … 。 ( 問いかけに、 子どものほうはそんな風に返して。 ) ……… スラムのほうでも、 それなりに噂になってる … から … 。 ( とは言え、 子どもが耳にした 噂自体は、噂の域を出ず、更に言えば 、 まぁ暗黒街だし で済む程度でもある噂話だ。 鉄仮面も、自警団も、錯綜する噂の中では別のものになっているものも あるし 。 知り合いだからこそ、 噂が本当かも と、 思えたくらいで。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:47:21]
メアリアン > ( テーブルだッたり、彼だッたり、少女だッたり。視線はあちこちに忙し無く動き、 ふと声が零れれば、ビクリと身を震わす。 ) ――――… ぇ、 ッと。 ( 自警団と鉄仮面。其の言葉が彼の口から出れば、やッぱり噂にはなッているンだと 不安になる。こくり、俯いたまま 小さく縦に首を振ッて。 ) ―― ……、 ( 困ッた様な、 そンな間。噂がどの様に流れているか、娘には解らないから、 )  …あッた事、全部 正直に話した方が 良い? ( と、呟く様に 問い掛けよう。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:40:16]
ネッビェ > (お礼の言葉には、小さく笑みを浮かべよう。) … さて、と… (二人が腰かけたのを確認すれば、此方から口を切りだそう。さて、何から訊いたものか。ルァを目を見返しもせずに、悪魔は少しの間考えて。) … お前さんが、自警団員、其れに鉄仮面と会ったってのは、本当か。 (気まずい沈黙を破るかのように口を開く。自然と声が潜められるのはご愛敬だ。様々な噂が飛び交っている状況でも、「目玉泥棒」「鉄仮面」「自警団員」の3つは、大抵の噂の中でも登場してくる。そのものずばり、な質問ではあるが。) [Mon 31 Aug 2009 22:35:00]
ルァ > ――― … 。 ( チラリと店主を見る。 よかった。 知らない人だ 、 と 。 あまり素行のよろしくない子どもなので、 下手に知り合いだと困ることになりかねないから。 と、 別の方面で安心している子どもがここに一名 。 ) ( さておき。 同じく椅子に腰を下ろせば、 注文されるのを見て 、   お礼を言うタイミングを逃して 、 困ったような表情 。 飲み物がきたらちゃんとお礼言おう。 と心に決めて 。 ) …えーと … 。 ( 聞きたいことはある。 けれど、 どこからどう、どんな風に聞いたらいいのか分からず 。 助けを求めるように、蒼と桃の眼は悪魔のほうを見るか 。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:31:05]
メアリアン > ―――…。 ( 何だか、今更気恥ずかしくて、ルァと繋いだままの手をぎゅーッと強く握ろうか。少し俯けば、帽子が表情を隠してくれる。 )    ――…、 ( キョロキョロと物珍しげに辺り見渡し。 )  …―― えッと、―― はい。 ( 促されれば、少しの躊躇の後、少女と手を離し椅子に腰を下ろそうか。 )  ( 注文には、 有難う、と呟く様に言ッて。 口を閉ざす。何から言ッたら良いのか解らず、少しだけ 視線が泳ぐ。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:25:35]
ネッビェ > (あれだけ他人を殺しまわっていても、正体は只の女の子。窮地に陥れば、怯えもするだろう。慰めるのが下手な悪魔の代わりに、ルァは上手くやってくれた。) … ああ。 (短く返事をすれば、扉から手を離し。客が居ずとも、愛想の無い店主が一人、カウンターの向こうに腰かけているのだが。適当に席の一つにでも腰を下ろそう。) …お前らも座りな。店主、こいつらでも飲める何か温かい物、二つな。 (二人の意見を聞く事もせず、勝手に注文し。二人にも席に着くよう促そうか。) [Mon 31 Aug 2009 22:19:50]
ルァ > ( 少女が泣きじゃくる様子見れば、 きっと怖かったんだな なんて 、 思いながら背中をまた 、 軽く叩くだろう 。 ごめんね には小さく首を横に振って 。 ) ―――― … 。 ( 酒場へと行く道では、 少女は特に何も言わず 。 酒場の扉、 押さえてくれている悪魔見れば、 ちょっと迷ったように立ち止まったけれど 、 ) …… ありがとう … 。 ( 少女と同じように 、 お礼を言って店内へと入る 。 酒場と言えば賑やかなイメージがあるのだが、 此処は静かだ。 客の姿が見当たらない 。 ) … そうだね 。 ( と、 誰も居ない という少女の言葉に 、 同意するだろう。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:14:31]
メアリアン > ( ぎゅむーッと少女に抱き付いたまま、体裁構わず泣きじゃくッた。 …安堵と、恐怖と。色々覚悟して来たのに、全て壊れてしまいそう。 少女から離れれば、手の甲で涙を拭い、 )  …ごめンね。 ( ッて、小さく謝ッて。そうして、少女と一緒に、悪魔に付いて歩いていく。 )   …ぁ、 ありがとう。 ( 酒場の扉、抑えてくれている彼へと言葉掛けて。そのまま店内へと足を踏み入れる。 ――酒場なンて滅多に …と云うか今迄来た事が無い。隠れ場所も酒場兼、とされている場所だが。基本居るのは宿屋の方だ。不思議そうに辺り見渡して。 ) ―― 誰も居ない、のね。 ( なンて、安堵した様に呟き。 ) [Mon 31 Aug 2009 22:09:23]
ネッビェ > (まあ殆どの奴は気付かないだろうが、見る人が見れば判るだろうって話。用心しておくに越したことはあるまい。) … ふん。 (やはり、こういう慰め方が出来るのは、ルァならではか。悪魔には絶対に出来ない…というか、やる気も起きないし、やっても逆効果と思われる。兎に角、少しはましな表情になったであろうメアリアンを尻目に、ある小さな酒場に入っていって。客の一人も居ない、小さな酒場。盗み聞きされる心配はないだろう。扉を抑えたまま二人が中に入るのを待とう。) [Mon 31 Aug 2009 22:02:07]
ルァ > ( スラムの子どもの格好をしたいならこの子どもを参考にすれば良い。 ―― 最近は大分マシだけれど ッ 。 ) ―――― … んー ? ( なんて。 名前呼ばれれば返事をして 。 嗚咽 。 そして、 抱きしめ返されるのに気が付けば、 ぽんぽん、 と 、 少女の背を軽く叩くだろう 。 此方も、安心して泣きそうになったが、 ガマンガマン。 ) ―――― … うん 。 ( 差し出された手を取れば、 少女に続いて子どもも、 悪魔について歩くだろう 。 ) ―――…って、 何よー、相変わらずってー ? ( そんなことを問いつつ。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:53:52]
メアリアン > ―――… えッ!? ( 己の服装を見遣る。何時もより幾分地味な筈、だ。多分。如何しても帽子は必要だッて思ッて 被ッてきてしまッたけれど。指摘に驚いた様な声をあげ、次いでへにょりと眉尻下げた。 )   ―――― キャッ、 ぁ、…ッ ( 触れた少女の身体は暖かくて、なンだか耐えていた涙がじわりと浮かぶ。 ) ――…ッ、う、… ルァ ――…。 ( ひくッと嗚咽が漏れる。抵抗が無いのなら、ぎゅー―ッと強く少女の身体を抱き締めよう、と。 )  …え?えッと、 ( お話中、の言葉に少し詰まる。少女が知ッているのか、如何なのか。少し考えて、 )  …、 ( 今迄の様子から知ッているンだろうな、なンて判断。 ) ―― あッ、 ま、待ッて… ! ルァ…、 ( 歩きだした彼にそう掛けて、――少女には手を差し出して、いこ?と。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:47:31]
ネッビェ > (泣くなら今のうちに泣いておくのが良い。酒場で泣かれた日には、変な目で見られる事請け合いだ。) 服装が既に目立っているだろうが。 (スラムの住民ではあり得ない、質の良い洋服。暗黒街ならまだ儲けている奴もいるだろうけれど、此処じゃあ傘も持たない貧乏人ばかり。今更指摘しても遅い気もするが。) おーおー。 (何だか、ルァの尻に揺れる犬の尻尾が見えた気がしたが。漸く気付かれれば、フンと鼻を鳴らした。) …お前は相変わらず、か。 ああ、気にするな。 (ルァがスラムに住んでいる以上、例の噂は聞いているだろう。其れならば、情報を共有して置いて拙い事は無い。抱き合う二人を横目に、早く行くぞとばかりに歩き出して。) [Mon 31 Aug 2009 21:41:34]
ルァ > メアー 。 よかったぁーッ ( 抱きつけば、ぎゅ〜と抱きしめて 。 色々と聞きたいコトはあったが、 それ以上は声が 出なかった 。 本当、 よかった ・・・ 。 ) ―――― ぁれ 。 ( ふと、 友人の傍にいた人物へと眼を向ける 。 ) ……… ネッビェ …。 ( よかった と 、微笑む 。 2人とも それほど変わらない。 友人の少女のほうは 、 元気が無いように見えるけれど 。 ) ……。 ……… ごめん、 2人でお話中だった … よね … ? ( 邪魔しちゃった ? と 。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:37:51]
メアリアン > ―――…… 、 ( ぎゅーッと帽子のツバ持ッて深く被り直した。安堵と申し訳無さと不安と、色々あッて泣きそうだ。――表情隠す様に、深く深く。 )  ―― う、…はい…。此処に来るのに、傘、持たない方が良いかな、…ッて。思ッて…。 ( 風邪をひく、の言葉にはしゅンと肩落としながら頷くけれど。 小さな声で言訳なンて。此処の人達は傘を持ッてる人の方が珍しい。 結局身なりで目立つ事は、娘は気付かず。 )   ――― …? ( 不意に掛ッた声。くるり、と振り向けば 見知ッた少女の姿。 ) ―― る …ッ ( ルァ、と呼ぶ前に抱きつかれるンだろう。 避ける事はしなかッた。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:30:32]
ネッビェ >  … だから、謝っても…まあ良いか。 (下らない言い合いをしていても始まらない。自警団や鉄仮面が探しているかもしれないのに出歩くのは、少々不用心と言わざるを得ないが、隠れていては悪魔に合う事も出来なかったことだろう。流石に傘も無しに外へ出るのは、もう少し体調管理をしろと言いたい所だが。悪魔は風邪などひきません。) 仕方ねぇだろ、そのままじゃ風邪引いちまう。 …うン? (背後から聞こえた、聞き覚えのある声。上半身を捻って後ろを向けば、やはり見覚えのある人影がメアリアンへと突進する所で。) … 。 (悪魔は、邪魔しなかった。黒くて悪かったな!) [Mon 31 Aug 2009 21:24:59]
ルァ > ( 雨の中、 傘もささずに走っていた子ども 。 ―― この子どもはいつもさしていないけれど 。 何処か雨宿りできるところを と思っていたのだけれど、 前方に見えた2つの人影 。 1つは探していた友人の姿で 。 ―― 悪魔のほうは、 黒くてまだ分からなかった。 ) ―――― メア ・・・ ッ ! ( 大声で叫びたいところだが、 状況を考えると流石にそうもいかない 。 そのまま走って近寄って行こうとするだろう 。 更に避けられなければ、 そのままメアリアンに抱きつこうとする が 。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:19:32]
メアリアン > ―――… ご、ごめンなさい …。 ( 如何やら事情は知ッている様子。無愛想に返された言葉に、結局何も返す事が出来無くて、再度謝る。 )  ――… あ、はい。 …―― 大丈夫、かしら…。 ( 漸く雨はあがッたけれど、長時間雨に濡れていた所為で 酷く寒い。移動にはこくり、と頷くけれど。 ――自警団だとか、他の人にばれないかしら、なンて不安。促されれば、其のまま、 歩きだすのだが―― ) [Mon 31 Aug 2009 21:14:25]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『( 水が跳ねる音 。 )』 [Mon 31 Aug 2009 21:13:26]
ネッビェ >  … 御免なさいで済めば、自警団は居らねぇんだよ。マジで。 (無愛想な表情に台詞は、会えたことによる安堵の裏返しか。雨に濡れた少女の姿は、いつもよりも小さく見えた。) …取り敢えず、何処か酒場にでも行くか。此処じゃ濡れちまうしな。 (何か温かいものでも飲ませた方が良いだろうと思い、少女を促しながら歩き出そう。色々と訊きたい事はあるが、今は移動が先。) [Mon 31 Aug 2009 21:09:23]
メアリアン > ( ぱしゃン、と水溜りが跳ね、靴を汚す。雨の所為で多少視界が悪い、少しばかり表情顰める、けども。 )  ―――… ッ、 ( 掛けられた声に、ビクリと身体を震わせて。恐る恐る振り返れば、探していた相手の姿に、ほうッと安堵の表情が浮かぶ。 ) ―――… ネッビェさン…。 ( 此方も彼に駆け寄ッて、――酷く申し訳無さそうな、表情を浮かべ、 ごめンなさい、 と小さく謝ッた。 ) [Mon 31 Aug 2009 21:02:13]
ネッビェ >  …ん? (自分の足音とは他の足音に、濡れた地面を見つめていた顔を上げ。雨の中の少女の姿を見つけた瞬間、痩せた悪魔の顔に、心底安堵した表情が浮かび。直ぐに其れは、いつもの不機嫌な表情へと戻るが。) … おいっ! (大声を上げて此方の存在に気付かせながら、小走りで近付こう。) [Mon 31 Aug 2009 20:55:33]
メアリアン > ( ぼンやりと空を見上げて居たけれど。此のまま此処に居続けても仕方無い、か。 ) ――――…、 ( 再度、溜息を吐く。此の雨の中長時間探し続けたら絶対に体調を崩す様な気がする。今の状況で其れは 非常に宜しくない。 )  ――― … 如何しよう…、 ( 同じ言葉を、ポツリ。普段纏めている髪を今日は下ろしている所為か、髪が首に纏わりつく。気持ち悪い。 ) ――――…、もう…ッ、 ( 止まぬ雨に苛立たし気に呟いて。 ぱしゃン、と雨の中、歩き出そうか。娘も未だ、悪魔には気付いていない様。 ) [Mon 31 Aug 2009 20:52:01]
ネッビェ > (雨は相も変わらず降り続き、どうにも止む気配はない。僅かばかり不愉快そうに顔を歪めながら、速足で歩く悪魔一人。) … 家には未だ誰もいねェし… どこ行きやがった。 (もしや、既に自警団に捕まってしまったか。そのような嫌な考えが浮かぶほどに、悪魔は焦っていた。)(ばしゃり、と水たまりに足を踏み入れつつ、歩く。屋根下に居る少女に気付くのは、もう少し後か。) [Mon 31 Aug 2009 20:46:33]
お知らせ > ネッビェさんが入室されました。 『(傘も差さずに歩く、黒尽くめ一人。)』 [Mon 31 Aug 2009 20:42:02]
メアリアン > ( 或る廃墟の屋根の下。白い帽子を深く深く被ッて、空をぼンやり眺める娘。 ) ――――… 、如何しよう…。 ( しとしとと降り続く雨。此れ位の雨ならば、と思ッて隠れ場所から此処まで出て来た ――のだけれど、傘を持たないで来たのは失敗だッたかもしれない。 ) ―――…ッ、 くしゅ…ッ、 ( 小さくくしゃみを洩らして。溜息一つ。 早く、早く見付けなくては。スラムに来れば逢える、と悪魔の彼は言ッていたけれど。運次第だもの。 ) [Mon 31 Aug 2009 20:36:13]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( ―― 屋根の下、 )』 [Mon 31 Aug 2009 20:32:02]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『(青年の悲しみの涙はどこまでも深く、遠く。店主の満面の笑顔だけが瞼の裏について離れなかった』 [Mon 31 Aug 2009 01:00:48]
お知らせ > エル・ニールさんが退室されました。 『―― 後編に 続く。』 [Mon 31 Aug 2009 00:59:19]
エル・ニール > それを実行してしまったら、老いも死も無い地獄に連れて行かれる事請け合いですわ、あはははは ―― ("あのお方"はそう言う面倒を嫌うお方だと伝え聞く。直接出会った事は無いが ―― そもそも面と向かって顔を合わせる、なんて想像もできない。) ―― あら。私、自分が怖い人じゃありません、なんて一言も口に出した覚えはありませんが。 (ニコニコ笑いながら、悪魔は食指を山へと伸ばす。) 嗚呼、久々に食べる人の作った料理 ―― 素敵、ですわ。 (何処となく艶を帯びた声音が、漏れる。嗚呼、願わくばこの甘美な時間が永遠に続いてくれたなら。私はそれ以外の物を望む必要など無くなると言うのに。) (凄まじいペースで消費されて行く料理の山 ―― と、食器の山。) [Mon 31 Aug 2009 00:46:16]
ヴァリス > ――お、受けました? まあ、最後の手段ですけどね! ( うはははは! と青年も笑って――ちょっと待てぇい! ) もしかして、――えーと、(名前聞いてなかったや)貴方は、怖い人? ( と、やや苦笑いを浮かべつつ首を傾げ、 ) ――ぇ、なにそのマジ返事。ちょっと怖いんですけどって本気で頼んじゃったよこの人!? ていうかおやっさん、何嬉々として「これはいい売れ残り処分できたぜ」とかみたいな顔で笑ってるの!? めっちゃいい笑顔!! ( うわぁーん! と頭を抱えてテーブルに頭突きした。エールをちびちびと飲みながら、 ) うう、意地悪。おぼえてろよー。こう、思いつく限りの罵詈雑言で苛めてやる。意意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪意地悪地悪意地悪意地悪 他、思いつきません ( ぅぅ、と半泣きになりながら己のたこ焼きをパクつきながら、目の前に料理の山が形成されるのを胡乱気な瞳で見つめた。 ) [Mon 31 Aug 2009 00:39:26]
エル・ニール > ふ、ふふ。それ、本気で仰っているのでしたら ―― あははは、途方も無い大言壮語と言いますか、はは、は。 (突然笑い出した、女。笑いが漏れ始めたのは、主に"ヴァイオレートに ―― "の行からだ。) ええ。案外美味しい物って、その辺に転がってる物ですよ。それに ―― 無ければ奪えば良い、違いますか? (私は嘘を吐いて居ない。この街は、あの荒野に比べてとてもとても素晴らしい刺激に満ちている。) 私、自分でも臓腑の容量を図り兼ねる節が御座いまして。あればあるだけ、一切合財残さず食い尽くして尚、満腹に至った事がございませんの。 (―― 何故なら私は、そう言う風に生まれたのだから。そんな言葉は、敢えて言わずに置く。) あら、素晴らしい。素敵な泣き顔を期待させて頂きますわね。 (ニコニコ笑ってドSな事をのたまいつつ、改めて無情にも注文した訳だ ―― "上から下まで、取り合えず全部持って来て下さいませ"と。) [Mon 31 Aug 2009 00:31:38]
ヴァリス > う、うーん・・・・。じゃあやっぱり吸血鬼化が一番なんだろうか。いやいや、それは不味いし・・・・やっぱりヴァイオレートに会いに行ってみるしかないのかなぁ ( と、独り言のように呟いた青年は「ま、いっか」と言って頭を掻いた。 ) 路上生活が・・・楽しい、んですか? でもほら、女の子だと結構危険じゃ、ないですか? や、親切とかじゃないですから。フツーですから。 ( と、そこは否定しつつ出されたエールを一口含んで――「メニューの上から」――ぶはっ!! ) え!? なに全部頼む気!? どんだけ食べるんですか貴方! もしかして前世はギャル曽○とかだったりするんですか!? そんな細い体してどこに入るんですか! もしや人間とかそういうレベル以前に「私の異はブラックホールと繋がってるんです」とか言い出したりするんですか!? ( ぜー、はー、と肩で息を吐きつつ、青年は叫びまくった。力の限り。先手を打ったつもりだが!! ) それ、全部食べたら――僕、泣きますけど、いい、ですか? ( 食べたい、と言われたら逆らえない。嫌だとは言えない日本人。じゃなかった。押し切れない青年であった ) [Mon 31 Aug 2009 00:20:48]
エル・ニール > 基本的に悪魔と言う物は、メリット以上の事はしない物ですから。老いと言う一種のシステムを消し去るとなれば ―― 考えるまでも無いかと。どうしてもと言うのなら、余程力のある者にお願いしなくてはならないでしょうね。 (知らないか、と言う問いには"さあ、私もその辺りは疎い物でして。"なんて返すだろう ―― 基本的に、荒野の魔物は他の魔物に対し"餌"以上の認識を持つ事は少ないのだから、当然と言えば当然である。) うふふ、親切な方ですのね。生憎と、これはこれで中々楽しんで人生過ごさせて頂いておりますの。たまにこう言う風に親切な方にも巡り合えますし、ね。 (にこやかに笑いつつ、"ええ、勿論"なんて返そう。) ……ありがとうございます。ではとりあえず、このメニューの上から ―― (女は何気なくとんでもない事を言い出そうとしている。止めるなら今しかない ―― !) [Mon 31 Aug 2009 00:13:00]
ヴァリス > ああー。そんな話もありますよね。本人の願いとは別の形で曲がった叶え方をする悪魔、だとか。でもなぁ・・・不老の方法って結構見つけにくいんですよね。や、貴族連中も必死に探しているんだから、当然なんだろうけど・・・。なにかそういう噂知りません? ( と、首を僅かに傾げるが。冗談の範疇のつもりなのだろう ) でも、お金が無いと大変じゃないですか。寝床とかなら僕の家は部屋余ってるんで貸すことはできますけど、タダじゃないし――・・・・っと、ここでいいですか? ( と、指差したのは、それこそ祭りの余り物を集めた雑食店のような場所だ。ていうか、雑食店ってなんだ。変な造語が今誕生した気がする ) ここなら安いですからどんどん頼んでいいですからね ( と、青年は言うが、果たしてこの女の腹具合は如何なものか。まあ、食べても男二人分ぐらいだろう、と勝手に思う。まさか、今己の命が「美味しい食べ物」によって救われたとは露知らず。 ) お好み焼きとたこ焼きとエールで! [Mon 31 Aug 2009 00:04:55]
エル・ニール > あらあら。貴方の親切への対価として、私の親切心から警告させて頂きますと ―― そう言う話は決まって悪魔から足元を見られ、法外な代償を要求された挙句の果て、最後にはどうしようもなく惨めな末路を迎える ―― そう言った類の話ですわ。それでもどうしてもと仰られるのでしたら、精々お気を付けられますよう。 (―― ま、私も悪魔ですがね。なんて心中で付け足しつつクスクス笑い。)うふふ、そうですわね。……最も、お金が無い人にはどうしようもなく冷たいのもまた事実ですが。(先にも言ったが、この女は一文無しである。が ―― スラムの住人は大概、赤貧極貧一文無しだ。) 飲食店、ですか。嗚呼、駄目ですわ。私ついついつまみ食いしてしまいそうで。 (このまま進めば、この青年を襲う好機は二度と得られぬだろう ―― が。女は思う。どうせ食べるなら、美味しい物のほうがよい、と。だから、手は出さない。) [Sun 30 Aug 2009 23:58:24]
ヴァリス > んーと、なんて言うんですかね。ちょっと人間の領分を越えたお願いがあるんですよ。それをちょっと叶えてもらいたいなぁ、って。――その、不老って悪魔によっては可能だって話。あるじゃないですか? ( と、そう言った青年は白百合の香りを纏っているので、普通の人間ではない香りがするだろうが。 ) そういえばそうですよねー。スラムって結構食べ物屋多いですもん。なんの肉使われてるかわからないのとか多いですけど ( と、楽しそうに笑った青年は「ん〜」と宙を見やり、 ) その、貴方が嫌じゃなかったら色町とか・・・。や! 住み込みの仕事とか結構あると思いますよ? 飲食店とか結構! ――・・・知り合いには今、いませんけど ( ごめんなさい、と申し訳なさそうに笑って青年は後頭部を掻いた。あともう少し(次T)で露店街だ ) [Sun 30 Aug 2009 23:46:57]
エル・ニール > あらあら。それは頼もしいですわ ―― 羨ましい事です。 (クスクスと、微笑ましげに女は笑う。嗚呼 ―― そう言えば美味しそうな匂いがする。他の何でもない、この男から。) あら、一体何のためにそのような事を? 貴方さえ宜しければ、教えて頂きたいのですけれど。 (悪魔に進んで関わろうとするのは、悪人か狂人か、或いはそれらと相反する者だけだ。そして ―― 少なくともこの青年は、前述した二つには見えないが。) ……仕方ないのですよ。他に行き場が無いのですから。それに ―― 味にさえ拘らなければ、食べ物を探す事は案外簡単なのですよ、これで。 (ぴたり、青年の真後ろを歩きつつ。) ……住所不定で身元のはっきりしない女子供をまともに雇う方なんて、居ると思いますか? [Sun 30 Aug 2009 23:41:31]
ヴァリス > 訂正 青→青年 [Sun 30 Aug 2009 23:33:03]
ヴァリス > うはははは。これでも僕はそこそこ強いので安心なのです! ( えへん、と青年は胸を張った。ジャスティスさんに「盗賊ぐらいなた倒せるんじゃね?」という判子もらったもんねー! と、子供染みた理由だが ) いや、悪魔は探してるんですけどね。これが中々見つからない。まあ、場合によっては本当に、古城か地下迷宮でも行こうかと思ってるぐらいなんですよ。あ、こっちですこっち ( と、歩き出しながら、青年はにまにまと笑った。警戒心を抱いている様子は無く、血痕などには気づかなかったようだ ) ――うわ。大変ですね・・・。じゃあスラムにいるほうがもっと危険なんじゃないんですか? ( と、軽く首を傾げた青の行き先。あと少しでスラムでも比較的賑やかな露店が多い場所にでるだろう。およそ2T後ぐらいだろうが。 ) よーし、今日はなんかおごっちゃいますよ! 今ならたぶん夏祭りの余りとか安く売ってるだろうし! あ、お仕事は探さないんですか? [Sun 30 Aug 2009 23:32:29]
エル・ニール > あらあらそうでしたの。ですがご注意あれ? この界隈で迂闊に目立つと ―― それこそ、骨も残りませぬ故に。 (金やら何やらなど言うに及ばず、肉を食料として奪う物も居れば、老若男女委細気にせず犯す性犯罪者だって闊歩しているし ―― 何より、並のダンジョンに巣食うモンスターより余程厄介な怪物が闊歩しているのだから。) あら、それは素敵なお誘いですわ。私とてもとてもお腹が空いておりまして。だと言うのに食べられる物は碌に無く、お金も無くて困っておりましたの。(綺麗さっぱり何も無い。何も、何も、何もだ。強いて言えば、何かの惨劇の跡に残った血痕位なら、目を凝らせば見付かるかもしれないが――この界隈では、別段珍しい事でも無い。) [Sun 30 Aug 2009 23:26:39]
ヴァリス > 重罪!? それは申し訳ないです ( と、青年は苦笑いを浮かべて小さくお辞儀をしよう。腰にある剣がかちゃりと音を立てたが、防具というものを青年はあまり装備していなかった ) あ! 今の言葉は冗談ですからね、冗談。こう一人でいて寂しくなると冗談を言いたくなる性質で――! きにしないでくださいね? ( と、慌てて付け足す青年は女性をただの女性としか認識してないようであった。ぶんぶんと両手を振って弁明しつつ、 ) ―――? ( と、青年は軽く首を傾げた。物があまり無い路地。――それ自体は「掃除好きなレレレのおじさんがいたんだろう」と思うのと同時に、「きれいすぎないかな?」と思うのだ。だってここはスラムだから。だが、それは今だ疑問にも違和感を感じる前の「不思議」程度にしか青年は認識しておらず、 ) あ、そうだ。じゃあ何かご馳走しますよ。眠ってるところ邪魔しちゃったわけだし。あっちのほうに屋台とか出店ってありましたよね? 行きません? ( あっちあっち、と青年は朗らかに笑って一つの路地を指差す ) [Sun 30 Aug 2009 23:17:25]
エル・ニール > (そして、一つ。貴方は違和感を感じるかもしれない。そう ―― この近くには、貴方の視界を遮っていた建築物の壁を除いて、だが ―― 異様なほど物がない。石ころや虫の死体に至るまで。) [Sun 30 Aug 2009 23:13:10]
女の声 > (声の立った物影では、薄汚れたドレスの女が壁に凭れていた。女は壁に寄りかかったまま、ずるずると音を立て、ゆっくりと立ち上がる。) 安眠妨害は重罪ですわ。特にお腹が空いたレディの眠りを妨げるのは最低の行いに御座います ―― 最も、それ自体を咎める心算は御座いませんわ。どうかご安心を。 (こんな所で大声を張り上げるのは、酷く不用心な行為である。何故かって、そりゃあ。此処には金と食う物のためなら手段を選ばなかったり、手段のためなら目的を選ばなかったりと、そう言った"極めて性質の悪い"連中の塒になっているからだ。) (そう。"極めて性質の悪い連中"だ。例えばこの辺りをエサ場にしているモンスター、とか。) [Sun 30 Aug 2009 23:10:09]
ヴァリス > ――――――NON! ていうかなんか聞こえた気がする!? ( びくぅ! と背を奮わせた青年はあっちを見たり、こっちを見たりしてみる。物陰に気づけば、恐る恐るそこを覗いてみようとしてみたり! しようか ) もしかして、おやすみのところ失礼なんかしちゃいました? [Sun 30 Aug 2009 23:04:58]
女の声 > (物陰から、酷く鬱々とした響きが返ってきた。) [Sun 30 Aug 2009 22:59:20]
お知らせ > 女の声さんが入室されました。 『……煩い……ですわ……』 [Sun 30 Aug 2009 22:58:45]
ヴァリス > ――ま、出てくるわけないと思うか。いっそのこと魔王だとか魔族の貴族とか出てくれたほうがなんか格好いいよね。メフェストフェレスだって医者の前に現れて知識授けたわけだし ( うんうん。その勢いで不老の方法などご教授してくださると助かるわけですだ。ま、これで出たら笑っちゃうんだけどね。HAHAHAHA ) [Sun 30 Aug 2009 22:45:26]
ヴァリス > 悪魔さぁあああああああああああん! いらっしゃいませんかぁああああああああ!? ( 叫んでみた ) [Sun 30 Aug 2009 22:38:55]
ヴァリス >  ( 人影のあまり無い路地に入りながら、 ) よし、ここは一声大きく聞いてみるのが一番だ。えーと、とりあえず吸血鬼はナシにして、悪魔を探せばいいんだよね。すー、はー、 ( 深呼吸。辺りに誰もいないことを確認して ← 恥ずかしい ) [Sun 30 Aug 2009 22:38:47]
ヴァリス > ( しかしまぁ、スラムやら暗黒街やらは今日も平和である。そんなことを思いつつ特にやることないんだよなぁ、と後頭部辺りをぼりぼりと掻いた ) ――平和はいいけど傭兵とかは商売あがったりだからなぁ。そこら辺、結構辛いものがあるわけで――。とりあえず、鉄仮面とか蜘蛛だとか不老だとか探すとしても――・・・手がかりがあんま無いわけでして。 ( どうするべー、と下唇を突き出して不貞腐れた ) [Sun 30 Aug 2009 22:32:07]
ヴァリス > ( 連絡がつかないなんて結構ある。商人の世界での「また今度」なんていうのも年単位で「またこんど」になるぐらいである。いや、これは違うか。だが、一つの村で暮らす息子夫婦に連絡がつかないからって心配性なんだなぁ、と思うだけであった。 ) 僕なんかよりもちゃんとした傭兵ギルドか、自警団に行ってみるといいですよ。何でも屋ほど頼りにならないのは無いですから ( と、困ったように老婆に言うと、老婆は小さく頷いた。もしかして、「絶対に大丈夫ですよ」と言って欲しかったのかもしれない。後で気づくとなんだか申し訳なかったが、そういう噂がある事程度は頭の隅にとどめておいて、再び路地を歩き出した ) [Sun 30 Aug 2009 22:20:19]
ヴァリス > ( と、最初その話を聞いたときは軽く首を傾げた物だ。 ) えーと、とりあえず・・・・。連絡がつかないんだよね? ( と、青年は困ったような顔でおばあちゃんを見た。最近の日課である鉄仮面探しと不老探しに街を歩いていたら(というより散歩だが)青年を傭兵だと気づいた老婆が青年に「鉱山で暮らす息子夫婦の安否が気になって」と話し始めたのだ ) でも、そこって確か――・・・・ほら、土砂崩れとかで交通が滞ることもたまにある村でしょ? そういうのじゃないのかなぁー・・・大丈夫だと思いますよ? ( たぶん、という言葉は心の中で呟いた。確実な事は無いとはいえ、そう楽観する程度には、時代は交通の便が悪かった )  [Sun 30 Aug 2009 22:06:05]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『ウォッシュベアー?』 [Sun 30 Aug 2009 21:56:40]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 『それから窓下に飛び降りる事無くスラムの夜空に足を掛けた。』 [Sat 29 Aug 2009 22:58:17]
デュラハン > (主との交信を終えればその場で立ち上がり)まさに出資者は無理難題をおっしゃる・・・と言う奴ですかね。(数日前に会った同業者がスポンサーからかなり厳しい要求をされていた事を愚痴っていた時の姿を思い出せばその状況が今の自身にダブって見えて。それからその同業者が自身に見せた物の様に溜息が零せば足元の陣を消し湿り気を帯びた風が入り込む窓の方へと向き直り)まぁ・・・やるしかありませんか。(そのまま部屋から飛び降りるように窓枠に足を掛けそう呟くだろう。) [Sat 29 Aug 2009 22:57:46]
デュラハン > (と言っても、単に離脱するための術を準備するにしてもその目的地を考えれば簡単に準備できるはずも無く。またその準備が下手に発覚すれば自身にとって非常に好ましくない事態が起きるだろう事を考えれば秘匿の必要があるだろうし、仮に主が考えている事態が起きればその中でも確実に使用出来る物にしなくてはいけないとなればその手段と準備に必要な難度は想像するに難しくなく。)「・・・・・分かりました。」(どんな無茶苦茶な内容であれど主から命令を下された以上はそれを拒否する訳にもいかず。仮面の下に渋い表情を浮かべれば主の指示に従う旨を口にして。) [Sat 29 Aug 2009 22:50:24]
デュラハン > (主の話の内容を要約すれば、魔界において自身の主と敵対する同属が数年前に起きた同属であるヴァイオレートとクロウァーテによるヴェイトス島侵攻の時の様に人の世界への侵攻を画策しているらしいという噂がある為、万が一に備えて独自に「魔界に帰還」する何らかの方法を用意しておけという物。無論、現段階では噂の信憑性は高くないしその同属が侵攻対象としている場所がこのヴェイトスであるという話もないのだが、もしその噂が本当であり可能性は低いがこの島に侵攻するのであればやはり主の手駒である自身の安全が怪しくなるという主なりの考えなのだろう。) [Sat 29 Aug 2009 22:38:06]
デュラハン > (魔界に居城を構える自身を創った主への不定期報告。実質的な活動を殆どしていない様な現状だが、主に対しての報告は頻度こそ多くないが欠かすことは無く。)「報告は以上です。」(そして今回の報告も普段どおり自身や部下に起きた気に止まる事を伝達し滞りなく終わるかと思ったが)「此方への通達・・・ですか?」(どうやら今回は主の方に何か思うことがあったらしく、報告を終えた後にも話が続いて。)(それから数分ほど主からの言葉に黙して聞き入った後)「要するに危険に備えて離脱の術を用意しておけ・・・と?」(全てを聞き終え頭の中でソレを理解すれば復唱する様に確認の言葉を返す。) [Sat 29 Aug 2009 22:24:49]
デュラハン > (ソレが口にするのは人であれば人の声や動物の鳴き声とも明らかにかけ離れた物、例えるならばノイズという表現が一番合うだろう神魔の言葉によって紡ぐ詠唱句。やがて男の詠唱句に合わせるように魔法陣が僅かな靄を放ち出せば、其処に漂う空気に感覚の鈍い者であっても明らかに異質な重さと言うべき何かが混じり始め)「・・・・・・」(男が詠唱句を言い終えたとほぼ同時、まるでソレを待っていたかのように部屋の空気を低く歪な音が揺らして。それは先にこの男が口にしていた言葉と同じ物による何者かの言葉であり)「此処に。」(その独特の重さを湛えた空気の震えに対し男は身を屈し立ち膝で頭を垂れれば、異界から届いた己の主からの声にそう返した。) [Sat 29 Aug 2009 22:11:37]
デュラハン > (そこはスラムのどこかにある一軒の廃屋。所々朽ちて今にも抜けそうな床とその上に薄く積もった埃が何年も来訪者どころか棲家にする者すら居ない事を示すそんな建物の奥から何者かの足音が小さく鳴り響く。)「ギィッ・・・ギィッ・・・」(足音の発生源、廃屋の2階にある少し広めの部屋に立つのは灰色の外套を纏う何者か。ソレは手にした白墨で床に魔法陣らしき何かを描いていた。) [Sat 29 Aug 2009 22:02:13]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『湿った風が通る部屋の中』 [Sat 29 Aug 2009 21:56:20]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『( さァて、仕事の時間だ。 )』 [Sat 29 Aug 2009 20:59:24]
グレーテル > (立ち上がり服に付いた汚れを払う。雨の様に冷たい眼を向けてくる連中に、仮面の奥でへらりと笑い、) 此の辺で安くて美味い店、知ンない? (と、尋ね始める始末。) ――― …。 (返答は返ッて来なかッた。ちぇー、とか不満気に言いながら、足は右へ行こうか左へ行こうか迷う様に爪先が動く。) あ、あンさァ ―― (一番気の弱そうに見えた男性へと近寄り、) 暗黒街ッて、どッちィ? (困ッた声音で尋ねる。) [Sat 29 Aug 2009 20:48:55]
グレーテル > (ザぁぁァァと降る雨が差し伸ばした手を濡らす。) 天使の手ッて、冷てェンだなッ (現実逃避。汚い物を見る目で俺を見ないでクダサイ。)   ッ、 (結局通行人に蹴ッ飛ばされて漸く体を起こす仮面少女風貌。雨の所為で服はピッタリと体に張り付き、年頃の少女らしい体系を露わにしている。) ―― … ンだよゥ、蹴ッ飛ばす位なら手を差し伸べてくれッて ―― あァー、でも男は勘弁。女の子限定ナ。容姿重視で。  ( 最低な事ゆッた。 ) [Sat 29 Aug 2009 20:41:31]
グレーテル > (其れまでニヤニヤと仮面を見ていた浮浪者風貌の男達は声を聞いた瞬間、掌を返した様にどッかに消え。) (相変わらず仮面の腹は、グゥグゥと鳴り。雨の音と混ざッて不協和音を奏でる。) いや さー、別に飯奢れとか言わねェのにさァ… さッきまでのニヤニヤ顔が青褪めたら、ちょッち俺も傷つく ンだよなァ…。 (そう思わね?と傍寄ッてきた子猫へ問い掛ける。俺の味方はお前だけだよゥ、なンて仮面の中で涙ホロリ。) ( が、 ) (ハン、と鼻で笑うかの様に子猫は消えた。マジか。) あ゛――――… やべェ、幻覚が見えてきた しィ。マイスウィートエンジェル…ッ! (君と一緒に居られるなら死ぬ事だッてオッケーさ!とか。言いながら。倒れたまま通行人に手を伸ばした。) [Sat 29 Aug 2009 20:31:11]
グレーテル > (ザァザァ降り頻る雨の中、其れは其処に在ッた。赤と青の面を被ッた奇妙な其れはスラムの通りに仰向けに倒れながら、空を見上げている。) ――――…、 (仮面の中、僅かに零れる息。) ――――…、 (ツインテェルにした淡い水色の髪、短いスカァト、両足に巻かれた血塗れの包帯。少女の姿をした其れの腕がピクリと僅かに動き、) ―――… 腹 、減 ッ た…。 (メッチャ低い成人男性の声が零れた。) [Sat 29 Aug 2009 20:24:18]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 [Sat 29 Aug 2009 20:22:52]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( 最近、 情報収集がサッパリ進まない。 )』 [Sat 29 Aug 2009 01:41:01]
ルァ > ――――― … 。 ( これで、身を守れるかどうかはとても不安だ。 だから強くなりたい 。 怖いと、恐いと 、 思わなくなるように。 強くなって強くなって 、 そして守れるようになりたい と 。 ) ―――― ナイショ、 だよ ? ( 人差し指を立てて口元に持っていき、 クス と 、 ちょっとだけ月に笑いかけた ものの、 ) …ッ … いたたた… 。 ( 頬の筋肉を動かしたせいだろう。 殴られたところに痛みが走った 。 というか、口を動かすだけでも結構 、 痛い 。 困ったナァ。 早く治らないかなァ。 ) [Sat 29 Aug 2009 01:39:27]
ルァ > ―――― … 服もほしかったのに…。 ( メアみたいな可愛い服っていいよなー なんて 、 呟く 。 いや、 きっとああいうふわふわ女の子な服は似合わないと思うけれど。 でも、似合わないだろうからこそ憧れるもので。 ) ヴァリスさんに戦い方とか教えてもらいたいなぁ 。 ( 元傭兵だからきっとそれなりに戦い方を知っているだろうッ なんて 。 家主が戦うところを見たことが無い子どもはそう思いつつ 。 ) ―――― ま、 とりあえず今はこれでいっか 。 ( ぴょん、ぴょん と小さく跳ねて、 ホルダーが落ちてこないことを 、 確認する 。 ) [Sat 29 Aug 2009 01:25:01]
ルァ > ―――― … 静かな夜だなぁ 。 ( なんて、 のんびりとした調子で呟く 。 子どもの胸元で、 友人とお揃いのペンダントが 、 揺れた 。 ) ( ナイフを購入した店から離れれば 、 細い路地に入って 買ったばかりのナイフを装着していく 。 ) ―――― ゥーン 。 … 少し大きいのかも 。 ( 太ももにつけたホルダーが だ。 なんだか落ちてきそう。 もっと少し太らないとダメ? でも少し手を加えれば大丈夫かなぁ なんて、 考えつつ 。 右足に2本、 ポケットに3本。 ) …。 ……。 ………。 ( 今度は、バックも買ってみよう。 ポケットに物が入りすぎて何が何だかわからなくなりそうだ 。 ) [Sat 29 Aug 2009 01:08:30]
ルァ > ( ナイフ3本と、 足につけるナイフ用のホルダー 。 流石に全部ポケットに入れているワケにもいかない 。 足にホルダーがあってナイフが隠れてるってなんかカッコイイよね なんて 。 主にスカートをはいているので、 取るときに不便そうだけれど。 子どもはそこまでまだ考えていない。 ) ――― はい、 お金。 ありがとう 。 ( お金を渡して商品を受け取り、   店を 出た 。 ) ――――… ぁ。 月だ − 。 ( 外に出ればひんやり とした風が頬を撫でた 。 昨日、主人に殴られたところはまだ脹れていて少し熱を持っている 。 だから冷たい風は、 心地がいい。 ) [Sat 29 Aug 2009 00:48:45]
ルァ > ( 暗黒街で友人と鉄仮面等が遭遇していることなど知らず。 黒髪の少女は、 スラムにある小さな店で 、 ナイフを見ていた。 ) ( そういえば、 昨日のロールでまるまる1ロールが飛んで消えていった  ことを後から気付いた 。  なんて、 背後の嘆きありつつ。 ) ( オイトイテ。) ―――― … やっぱ2本じゃぁ ね … 。 ( 持ったまま使うのなら2本で足りると言えば足りる。 けれど投げた場合は別だ 。 予備もいくつかほしいな なんて 。 最近はご飯もヴァリスさんの所で食べられるので、 少しずつお金がたまった 。 ほんとうはもっと貯めていきたいけれど、 やはり自衛の為。 必要なものは揃えないといけないだろう と。 ) …… これ、3本 。 あとこのホルダー 。 ( 指を指して、 店員に 言うだろう。 ) [Sat 29 Aug 2009 00:36:23]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『――― ナイフ、 かぁ 。』 [Sat 29 Aug 2009 00:31:01]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『EISEN RITTER Journal Fri 28 Aug 1606』 [Fri 28 Aug 2009 01:06:53]
アイゼンリッター > (教会の屋根に腰を下ろし、ベルトのポーチから小型の日記帳を取り出す。 目玉泥棒という特定個人を追いかけるようになって以来、調査資料代わりにつけ始めたものだ。 これでなかなか、役に立っている。 細く鋭く削られた木炭をページに走らせようとして、ふと呟く。)……せっかくだから、署名もつけておくか。 [Fri 28 Aug 2009 01:06:32]
アイゼンリッター > (自分に調査は向いていない――というより、できない。 まず人手はなく、財力もなく、権力もなく、魔法のような特殊な能力も無い。 ……状況は前回と同じだ。 自分は情報を得た。しかし調査はできない。 そして――)自警団は情報を持っていない。 だが、調査はできる。 ……簡単な事、だな。(適材適所、といえば聞こえは良いか。 自分だとて市の法律から見れば犯罪者だろう事は理解している。 街の治安の為、互いに利用しあっている――と言った所か。 好意的に表現すれば、だが。 自分の行動は疎まれこそすれ、其処まで大きな騒動になってはいない。故に放置され、泳がされている。これがもっとも適切な表現に違いない) [Fri 28 Aug 2009 00:52:58]
アイゼンリッター > (もうあの娘から接触してくる事は無いだろう。 アイゼンリッターに警戒された事は理解しているのだろうから。 惜しい……本当に惜しい。 だが、だからと言ってあの場で何ができた? 証拠は無い。――状況証拠だけだ)(ふと足を止めた。 教会――あの暗黒街の教会とは違い、長らく放棄されている廃墟のような――の屋根の上。 十字架に片手を這わせて支えにしながら、眼下に広がる町並みへと目を向ける。 紅いマフラーが風に靡いた)………だが、一歩前進、か? 少なくとも、情報に当てはまる少女は実在した。 これだけでも収穫……とするべき、だな。 [Fri 28 Aug 2009 00:48:56]
アイゼンリッター > (手がかりは全部、目の前に転がっていたのだ。 容姿というのは、本当に恐ろしい。 自分にとってあの少女は『守るべき市民』であり――現状、それは変わらないが――それ以外の何かとして見ていなかった)糞、聞かれる立場に回ってどうするんだ、俺は……ッ(…………自分が今追跡している殺人鬼、通称『目玉泥棒』。 調査の過程で掴んだ特徴は、こうだ。 1.ホワイティアの少女である。 2.身形が良い。 3.主な犯行現場はスラムと暗黒街。 ――――そしてあの娘は何と言った? 「目玉泥棒に関する情報がある」と言ったのだ。 これだけ揃っていて……)糞、なんて様だ……ッ [Fri 28 Aug 2009 00:33:25]
アイゼンリッター > (――走り、跳ぶ。単純な行動の繰り返し。 屋根の上を移動し始めてから少し経ったが、慣れてきたように思う。 少なくとも単純に跳び移って警邏するだけなら、もうそんなに問題にもならない。 ただ――)…………失敗した。(そう思う。 ――先日、アイゼンリッターの正体を探ろうとする少女に出会った。 身なりの良い、ホワイティアの、スラムや暗黒街に何度も来なくてはならない用事のある――女の子だ。 ……糞。失敗した。 自分に交渉なんかできないのはわかっていたが、これはあまりにも酷い) [Fri 28 Aug 2009 00:27:18]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――――失敗した。』 [Fri 28 Aug 2009 00:24:27]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『―― 水、どこにあったかなぁ …。』 [Fri 28 Aug 2009 00:10:56]
ルァ > ( まったく昨日はとんだ災難だった 。 ) ――――― 平和ボケ かなぁ。 ( 少し違うかもしれないけれど 。 なんだか最近は近くに誰かがいてくれるコトが多いから 、 注意力というか 。 警戒心というか。 そういうのが緩んでしまっているような 気がする 。 ) ( 抜かれたナイフのように、 冷たく鋭く 、 なりたいと 、黒髪の子どもは思うのだけれど 。 なかなかどうして それは難しい 。 ) ―――― はぁ … 。 ( 膝に額をつけたまま、ため息と共に カックリ と、肩を落とす。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:44:45]
ルァ > ( 口の中が鉄錆の味がする。 多分殴られた時に口の中も切れたのだろう 。 ズルリ と 、 階段の段差のところに座りこんで 、 膝に額をつける 。 ) ―――― あはッ … 。 ( 暴力は怖い 。 痛いのは嫌だ 。 大人の男は嫌いだ ―― 。 でも働かないとお金がもらえない 。 目頭が熱くなる 。 怖いのは 、 恐い 。 昨日も怖かったし 。 何なんだろうあの異型の女性は 。 ) ―――― 強く 、ならないとなァ…。 ( 少しだけお金もたまったし、 武器になるようなものを買うべきだろうか なんて、 考えつつ 。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:34:07]
ルァ > ( スラムの一角。 屋外にある階段の上 。 最近はなんだか此処に来ることが 多いような気がする 。 ちゃんとした舗装もされていないし、手すりも簡単なのしか無い上に今にも壊れそうだ。 少々危険な場所ではあるけれど ( 前落ちたし ) 眺めが良いから 、 なんとなく来てしまう。 ) ――― っぅ …。 痛い … 。 ( 左の頬を手で押さえつつ 顔をしかめる 。 昨日 暗黒外でちょっとした(?) 騒ぎを起こしたことがバレて 、自称雑貨屋の主人に殴られた 。) 私のせいじゃないのに … 。 ( 主人の 、 虫の居所が悪かったというのもあるかもしれない 。 ストレス発散ってェやつだ 。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:22:06]
お知らせ > ルァさんが来ました。 [Thu 27 Aug 2009 23:15:18]
お知らせ > リースさんが帰りました。 『実際に殺ッてみればイイのよォ ( 夜の中へ走り出そう )』 [Thu 27 Aug 2009 22:58:24]
リース > あー、ン。 この邪魔ナ石がァ―― ( 角材で大小さまざまな石を押しのけていきながら、ふと瓦礫を払いのけている角材を持つ手が止まる ) ――これよりィ、石の方が硬イかしらァ ( かがんで、落ちている手にもてるくらいの石を手に取る。 その手にとった石と角材を見比べて。 ) どうかしらァ、これェ。 ( 石を持った手を横薙ぎに目の前に人が居るつもりで振り回してみる。 ) んーン。 ( 石の重さのおかげの遠心力のせいか、すごい勢いがあるように思える。これが当たれば、人は死ぬんじゃないかしら。 こう、ぱかーんと頭に叩きつけてやれば金槌ほどじゃないにしろ案外死ぬんじゃ…。 ) ア、簡単なことじゃなァい ( 考えるのが面倒になってきた。元々考えるなんてあまり得意じゃないものねぇ。 ) [Thu 27 Aug 2009 22:54:58]
リース > ( 太刀や金槌なんかと比べると見劣りするが、何にも無いよりずっとマシだ。 ) ンー、ン。 使イ安いのはイイのだけどン。 ( ブン。  軽い。刀や金槌と比べるととても軽い。 こんなもので、人を一発で殺せるのかしらぁ。 ) もっとォ、重いもノねェ ( 足の変わりに手に持った角材で瓦礫をどかしていく。 邪魔な瓦礫の石が多い。本当に、邪魔邪魔。 ) [Thu 27 Aug 2009 22:45:37]
リース > ( かつてはごっちゃごっちゃと武装して、歩くたびに金属の擦れる音がしたものだけど、今じゃそんな音も聞くことは出来ない。身が軽くなったのが寂しく思えてしまうくらい。 ) 今のあたシ、最高ニ情けなイわねェ ( 三日月のように開いた口からはくつくつと笑いが漏れる。 こんな武器の少ないあたしなんて情け無いに決まっているじゃない。 もう、本当最悪だわ ) あァン。 これイイんじゃなァい? ( 瓦礫を蹴飛ばしている中、足にいい具合なものが当たった。 それをひょいと拾い上げて、じっくりと眺める。 でかすぎも無く、短くも無い。 30cm程の角材。手に持てるくらいの太さだ。 ) [Thu 27 Aug 2009 22:31:23]
リース > ( 此処のところの雨風で崩れ去った廃屋跡。 下を見ながら歩き回る猫背の女が一人。白いワンピースには血の跡がいくつもついた変な女。 ) イイもの、ないかシらァ? ( デカイ白いやつに盗られて、変なバケモノみたいなやつの戦いで失くして、鉄仮面のやつとのいざこざでも無くなった。 武器。武器武器武器武器武器。もう、なぁんにもない。ナイフ一本に鉄爪だけなんて全然強くない。 武器が二つだけなんて弱っちい。 ) なァんでもイイからぁ、無いかシらねェ。 ( 死体の白さを持つ足で瓦礫を蹴ってどかして探すも、武器なんて落っこちているものじゃないのねぇ ) [Thu 27 Aug 2009 22:20:17]
お知らせ > リースさんが来ました。 『在庫不足』 [Thu 27 Aug 2009 22:11:04]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『 最悪だ…ッ ( 一人、呟いた。 )』 [Wed 26 Aug 2009 21:14:51]
ライヴィス >  帰ろ、 ( 餌も無い此の場所に長居したッて変な事を考え始めるだけだ。余裕が無くて主人には行き先を告げる事が出来無かッたし。 )  ( パタリ、 )  ――――― ッ、 ( 顔に当たる冷たい滴。見上げれば次々と降ッてくる雨。 苛立たしげに舌打一つして、主人の家の方向へと 駆ける。 ) [Wed 26 Aug 2009 21:13:52]
ライヴィス > ―――― 居ない、か。 ( こンな場所で転がッてる様な餌は。心底残念そうに溜息吐いて。 其のまま、歩き続ける。 ) ――― 。 ( 奴隷ッて立場を抜ける為には如何したら良いだろうか。今後絶対に奴隷にならぬ為には―― 奴隷制度を無くす、しか方法は無いンだろうな。 )    ( ぴたり、と足を止め空を見上げる。月も星も見えぬ、厚い雲に覆われた空。――まるで未来の様だ。先の見えない、曇天。 )  ( 現状に不満があると云う訳では無いけれど。奴隷である以上ひとつの命ある個体としては扱ッて貰えない。 …其れは、不快だ。 )     … 如何すれば、 ―― あ…〜ッ、訳解ンないッ ( 考える事は止めだ。満足に血液の回ッて無い脳で考えたッて、良いアイデアなンか浮かぶ筈無いし。 ) [Wed 26 Aug 2009 21:07:48]
ライヴィス > ( 僅かな血を吸ッただけで、身体の重みが嘘の様に消える。――が、未だ物足りない。もッと血が欲しい。我慢する事は出来るけど、もう少し獲物を求めて歩き出そうか。 狭い抜け道を、来た時とは反対の方向へと歩めば、人の多い場所へと出る。人が多い、と言ッても座り込ンでる孤児だとか倒れながら文句を言う酔ッ払いだとかそンなものばッかりだけど。 ) ――――― …、 ( 奴隷の身分である自分の方が身形が良いなンて、不思議だ。此れもあの少女のお陰なンだけど、 )  … ―― え − ッと、 ( 座り込ンでたり、転がッてたりする中に死体は無いか、横目で確認しながら、歩む。 ) [Wed 26 Aug 2009 20:51:42]
ライヴィス > ( 身体に砂でも詰まッている様だ。酷く重い身体は思う様に動かず、何とか身を立ち上らせれば、壁に寄り掛かる様にして歩き始める。…ふと、廃屋の横、狭い抜け道を見遣れば、黒く小さな物体が転がッていた。 ) ――― … 、 ( ゆッくりと、注意を払いながら其の方へ。細身の己の体は難無く狭い通路へと入りこみ、――そして、物体の前で足を止めた。 )   …猫、 ( 黒猫だ。沢山の傷を負ッた猫の屍。 其れのすぐ前で膝を付けば、黒色を持ち上げ、口許へも持ッていく。 )     …ッ、 ( ず、と喉の方へと流れ込ンでくる、久し振りの血液。最後の一滴まで残さぬ様吸い取れば、小さく息を吐いて。 )    ―――― …有難う。サヨナラ。 ( 呟く様に、渇いた亡骸へ。 ) [Wed 26 Aug 2009 20:41:53]
ライヴィス > ( スラムの一角、と或る廃屋の前。 壊れかけて閉まらない扉の直ぐ横で、喉元押さえながら座り込む吸血鬼。 ――何時も通り、を演じる事が出来ぬ程、身体は血液を求めている。喉が焼ける様に熱い、嫌な汗がじッとりと身体に纏わりつく。 ) ―――…ッ 、ハ…ッ… ( 身体の先まで氷に付けた様に冷たいのに、喉ばかり熱をもッた様。早く血が欲しい。 ――赤い瞳を周囲に巡らせても、目に映る景色は ただの建物ばかり。 ) [Wed 26 Aug 2009 20:31:10]
お知らせ > ライヴィスさんが来ました。 [Wed 26 Aug 2009 20:26:47]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『( 子どもの足音も、 段々と消えるだろう。 )』 [Tue 25 Aug 2009 22:29:42]
ルァ > ( そして、 子どもは歩き出す。 一度だけ 、 猫の死骸があったほうを振り向くけれど 。 ) ――――― … 静かな、 夜だなぁ 。 ( 空を見上げてそう呟けば、 ザワリ と 、 それを否定するように空気が揺れた。 ) ( 嗚呼。 静かだけれど穏やかとは言えない貧民窟。 きっと何処かで何かは起こっているかもしれない なんて 、 思いつつ。 ) [Tue 25 Aug 2009 22:29:12]
ルァ > ( ギィ と 、 軋んだ音を立てて扉を開ける。 夜の冷えた風が頬を撫でる。 もう夏も終わりだなぁ と、 思い知らされる気分だ。 ) ―――― ぁー。 流石に晴れてはいないかァ。 ( 見上げた空は 、 ただ黒かった。 厚い雲で覆われて星も、月も見えない。 ) ―――― … ? ( ふと、 足元に黒い物体があることに気が付いた。 何だろうと見てみれば、 ―――― 猫の 死骸だ。 たくさん傷がついている。 子どもの仕業か、それとも大人か。 分からないけれど。 ) ――― 運が 悪かったね 。 ( お墓を掘って埋める なんてことは してあげない。 ――――― 穴を掘るのは 、 嫌いだ。 ) おやすみ、 猫さん 。 ( 子どもが猫にしてやることと言えば、 そう 声をかけるのみ。 ) [Tue 25 Aug 2009 22:11:38]
ルァ > 雨、 上がったのかなー … ( ふぁ と、 大きな欠伸をひとつ。 ついでに両手を伸ばしてみたり 。 ) ――― … 昨日は楽しかったなぁ 。 ( ふふ 、 と 嬉しそうに笑う。 友人と買い物に行ったときも同じ気持ちになった。 ああいう気持ちは、 心地がいい。 ) ( そんなことを思いながら立ち上がれば、 廃屋から出ようとドアのほうへ向かって 、 歩だろう。 ) [Tue 25 Aug 2009 21:55:08]
ルァ > ( 友人の少女と 、 悪魔のことなどこの子どもは知らない。 いつもの通りお仕事を して 、 それから ――― ) ―――― … ぁ れ …。 ( 雨が酷かったので、 廃屋の中で雨宿り。 何処にでもある廃屋だ。 多少の雨漏りはしていたものの、 雨宿りするには十分で。 中で座り込んで雨が止むのを待っていたら 、 どうやら寝てしまっていたらしい。  やっと起きたものの、 まだ眠いのだろう。 ゴシゴシと手で眼をこすり 。 ふ と、 気が付けば、 大きかった雨の音が 聞こえなくなっていることに気が付いて。 ) [Tue 25 Aug 2009 21:49:00]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『…ん …。 』 [Tue 25 Aug 2009 21:44:54]
お知らせ > ライヴィスさんが帰りました。 『( 結局血は手に入らず、 主の家へと帰ッた。 )』 [Mon 24 Aug 2009 22:38:23]
ライヴィス > ( きら、と子供の胸で光る何か。近付いて漸く解ッた。 あれは、十字架だ。 )  …… …――― ( 血の気が引く。喉の渇きは酷いのに、近付けない。感じた事も無い様な 恐怖に似た感情が己の感情を占める。ズ、と一歩足を引いて 、 )   … ッ、 ( 踵を返し、来た時よりもずッと早く 歩み去る。十字架なンて人間だッた時は平気だッた筈だ。元々はパプテスを信仰していた位なンだから。 なのに、近付けない。怖い。嫌な感情。 )   ―― …ッ   …ッ… ( 通路を出て、通りを歩き、かなり其の影から離れた所で 力尽きて、膝をつく。ぜ、ぜ、と洩れる息は荒い。喉が熱い事も、身体が寒い事も忘れる位 怖かッた。 変に吹き出てくる冷や汗を、手の甲で拭ッて。 ) [Mon 24 Aug 2009 22:30:32]
ライヴィス > ( 滲ンだ血を舐めて。…けれど、其れじゃァ意味をなさない。ぱン、と服に付いた土を払い落せば、立ち上がる。立眩みの様に、再び視界が歪ンだが。今度は、何とか踏みとどまッた。 )    … 、 ( 血の匂いは感じない。やッぱ今日は死体を見つける事は難しそうか。 ふらりふらり、安定しない足取りで歩め ば、 ) ――――…… ッ 。 ( 家と家の間。せまい通路の奥。子供の様な小さな人影が、転がッているのを見つけた。 )  …… ―――― … ( こンな所に転がッてるンだ。死ンでいるだろう。 小さく息吐き、其の人影へと近寄る。 ) [Mon 24 Aug 2009 22:24:12]
ライヴィス > ( 軟弱だ。たッた数日血が飲めないだけでこンなになるなンて。…ギリ、と歯を食い縛る。悔しい。憎い。 吸血鬼になンて、なりたく無かッた。特別な力が無いのなら、人間の方が未だマシだ。 )  ―――― ッ… ぅあッ… ! ( 地面ばかり見て、そンな事考えていたからか。支えにしていた壁が無くなッた事に気付けなかッた。 ず、と手は思いッきり空を切ッて、そのまま べしゃッと崩れ落ちる。 )  ……―― 痛…ッ、 ( 屈辱的だ。 ――じわり、と手の擦り傷から僅かに血が滲む。 ) [Mon 24 Aug 2009 22:10:54]
ライヴィス > ( 走り去る数人の子供。ぼンやりと歩く少女。…さッきから通り過ぎるのは、生きた人間ばかりだ。襲いかかッて良いのなら、好都合なのに。子供とか女ならば騙して連れて来て噛み付けば良いだけ。 ) ……―― … ッ、 ハ…ッ… ( ぐらりと、一瞬歪む視界。血液不足は己の場合命に関わッてくる。仕方無い、歩くか。 通路の奥から抜け出せば、僅かにふらつく足取り。 なンとか、壁に寄り掛かッて 押さえて。 ) …… ―――… 、 ( 喉が熱い。身体が寒い。奇妙な温度を感じながら、一歩、また一歩ゆッくりとした歩調で歩む。 ) ( 廃屋の中か、其れとも、どッかの路地裏か。今のままじゃァ動物は捕まえられそうに無い。死体を 探しに行こう。 ) [Mon 24 Aug 2009 21:58:59]
ライヴィス > ( スラムの一角、廃屋の陰になる通路の奥で、凭れかかる様に座り込む奴隷吸血鬼。 ) ――――…… ッ… ( 喉が熱い。焼ける様だ。長く続いた雨の所為で餌なンて取れる筈も無く。漸く此処まで歩いては来たものの、今日に限ッて動物も見付けられず、死体だッて手に入らない。身体は酷く冷たいのに、喉の奥だけが燃える様に熱い。 )  …… 血が… 、 ( 足りない。 )  ( 主人の家のテーブルには、殴り書きで餌を捕りに行く、と書いたメモを置いておいた。…けれど、成るべく早く帰らなくちゃ。 赤い瞳が、通路の奥を見遣る。 ) [Mon 24 Aug 2009 21:48:34]
お知らせ > ライヴィスさんが入室されました。 『 ( 熱い、 )』 [Mon 24 Aug 2009 21:43:54]
お知らせ > ネッビェさんが退室されました。 『(彼女が望むままに、悪魔はその体を擦り続けた。)』 [Mon 24 Aug 2009 05:51:16]
お知らせ > ルァさんが退室されました。 『( 少しだけ。 もう少しだけ、 此の侭 …。 )』 [Mon 24 Aug 2009 05:49:37]
ルァ > ( 此れで本当に冗談だったら、恥ずかしくて泣きながらキックくらいはいれていたかもしれない。 ) ( こうやって 、 甘えることには慣れていなくって、 正直どうすればいいのか分からない。 聞こえてきた声に1つ 頷いて 。 背に悪魔の手が触れたときは ビクリと身体を強張らせただろが、 やがて安心するように 力を抜くだろう。 ―――― 与えられる優しさを、 差し出される手を 、 何も考えず受け取るのも 、  悪くないのかも しれない 。) [Mon 24 Aug 2009 05:44:35]
ネッビェ >  判れば結構。 (一人偉そうに頷いて。いつかきっと、少女自ら、友人を祭りへと誘えるようになるのかもしれない。) ……… あー、一寸した冗だ……… (相手が固まった様子に、照れ隠しの笑み浮かべながら、良い訳を口ごもろうと視線を伏せれば。胸元へ入ってくる、少女の体。) ・・・・・・・・・。 (そのままの体勢で、固まる。きっと悪魔の方も、耳まで真っ赤に染まっていることだろう。暫くフリーズした後、少女の小さな声に我に返って。) … 今は俺が居るから、な…。 (我ながら気障な台詞とは思うけれど。少女にだけ聞こえる声でそう言えば、その手で少女の背中をゆっくりと擦り始めて。少女が満足いくまで、抱きしめたままでいるだろう) [Mon 24 Aug 2009 05:34:55]
ルァ > 私自身 かぁ。 ――― うん、 そうだね。 ( そうだ。 少し見方を変えるだけだ。 すぐすぐ、変えるのは難しくても 少しずつ 変わっていければ ――― 。 ) ――― … 飛び込んでみろ って ―― 。 …… 。( まるで ふざけているような 動作。 そうやってからかってー なんて 、 言おうと口をあけてみるけれど 声は出ず。 その代わり ) ――――― … 。 ( そ っと。 飛び込むというよりは ぎこちなく 、 寄るように。 悪魔の胸へと 娘は寄るだろう。 ものっすごく恥ずかしいのできっと耳まで真っ赤になって。 ) ――――― … さみしい …。 ( 顔を見られぬように俯いて。 小さく 小さく。 僅かに震える声で 呟いて 。 ) [Mon 24 Aug 2009 05:24:45]
ネッビェ > (お礼の言葉に小さく苦笑して。確かに、人を励ます悪魔なんて、聞いた事がない。まあ良いか。) … ま、最後に決めるのは、ルァ、お前さん自身さ。 (悪魔は言葉を囁くのみ。其れを受けてどう行動するか、決めるのは少女自身。難しくても、己で決断せねばなるまい。) ……… 気にするな。ほれ、俺の胸に飛び込んでみろ。 (痩せこけた両腕広げて、少女を受け止めんと胸を差し出して。ふざけた動作だが、頬は相変わらず朱に染まっている。 少女がどう捉えようと、悪魔がどう否定しようと、少女へ手を差し伸べる物たちの中に、悪魔が入っている事は間違いなさそうだ。) [Mon 24 Aug 2009 05:14:33]
ルァ > ( なんとも言えない不思議な関係。 誰かに問われたら、 知り合い としか言えないような。 ) ――― … ありがと 。 ( 言って、小さく笑って。 あれ。 普通悪魔って人を不幸にするもののハズなのに、 励まされちゃった なんて 。 ) ――――― …… うん …。 ( 本当は孤独が嫌。 図星を見事につかれてしまって、 娘のほうは何とも 言えなかった。 どう在りたいか。 どうしたいか。 それはとても、 難しくって。 ) ( 付け加えられた言葉には ―――― 驚いたように悪魔を見て。 というか、驚いたようで。 最初 その言葉の意味を理解できず、少し考えてしまった。 冗談か、 からかっているのか。 そんなことまで考えたけれど、 そういう雰囲気では なくって。) ――――― …… ありがと …。 ( やっと、 それだけを返す。 傍に居てやってもいい 例え嘘でも、その場限りの言葉でも、  嬉しい。 ) [Mon 24 Aug 2009 05:04:22]
ネッビェ > (仲が悪い訳でもないが、友達かと問われればそうではない。主従関係とも違う。酷く形容のしがたい関係で。) 要は、気は持ちようってこった。 (闇へと目を向ければ、世界は幾らでも暗くおぞましい物になるし、光へと目を向ければ、世界は楽園になるだろう。立ち位置が変わらずとも、視線が変わるだけで世界はいかようにも姿を変える。ほんの少しだけ、前向きになってみるが良い。) … 本当は孤独が嫌なんだろ?だったら、その手を跳ねのけてまで逃げるなんて、馬鹿げてるこった。 (相手にとって失礼などは問題では無い。要は、少女が、自分自身が、どう在りたいか。少女がしたいように、したい事をすればよい。) 其れに、もう一つだけ付け加えさせてもらうが … あー、何つうか、だ…   寂しい時位なら、俺が傍に居てやっても良いぜ…。 (等と、青白い頬を微妙に紅色にした悪魔が、顔逸らすしながら言うのだ。) [Mon 24 Aug 2009 04:49:33]
ルァ > ( 笑えば少し、 気分が楽になった。 そもそも仲良し(?)の人の前でそんな沈んだ表情は、 するモンじゃァないだろう。 両手をあげて ぺち と、 軽く自分の頬を叩いて みたり。 ) ―――― あぁ、 なるほど。 確かにそういう考え方も あるかぁ。 ( 考えてもいなかった と 言わんばかりに。 悪いことばかり考えていたけれど、 いいコトだって 、 あるのか と。 ) …… わたしを、たいせつに?? ( 悪魔のほうを見て、 驚いたような様子で。 大切に、 想われていることを気付けないのは とても愚かなこ。 そして 、 相手に対してもとても失礼なことだ ―― 。 ) ―――― …… 。 ( 望むのかと問われると 返答に窮する。 望む と、 言いたいのに。 本心はきっと 否 と 。 ) [Mon 24 Aug 2009 04:37:18]
ネッビェ > (散々笑えば、少しは少女の表情も和らいだだろうか。笑いすぎて苦しそうな様子に、喜び半分呆れ半分と言ったところで。) … 成程なぁ。 でもよ、こうも考えられるんじゃねぇの。 別れの時は必ず訪れるけれど、再開の時もまた必ず訪れるってな。 (冬が終われば春が、悲しみが終われば喜びが、不幸せが終われば幸せがやってくる。永遠の喜びが無いのと同じように、永遠の苦しみもまた、存在しないのだ。) … それに、だ。お前さんを大切に思い、孤独で居させなくする輩もいるんじゃないかねぇ。その手を跳ねのけてまで、お前は孤独を望むのかい? (メアリアン然り、処女の居候する家の主人然り。少女がそれでもなお孤独を望むのであれば、闇は少女を優しく包むだろう。死が誰に対しても平等なのと同じように、闇もまた誰に対しても優しいものだ。) [Mon 24 Aug 2009 04:19:15]
ルァ > ( 笑いの波が収まれば、 苦しかったのだろう。 何度か息を 吸ったり、 吐いたり。 悪魔の内心、 娘は気づかなかった。 ) ――― そうだねぇ。 断られるのも怖いし 、 楽しく遊んで、 でも、別れることになったらって 、 考えるのも怖いし …。 ( 物心ついた時から 、 拒絶されてきた。 いつも孤独は隣になって、 その恐怖から逃げようとした。 逃げ切れないと気付いたら、 見ないフリを しようとした。 自身でも気付かぬうちに。 無意識に 。) ―――― … 。 ( 悪魔へ、 蒼と桃の色の瞳向ける。 思ってもいなかった感情を言い当てられて 、 驚いたから。 そのまま視線は階段の下へとうつる。 暗い 暗い。 闇。 真っ黒だ。 ) ――― でもさァ。 ……… 独りのほうが 楽と言えば楽だよね 。 … 誰かと一緒にいたら、 いつ独りになっちゃうんだろうって 不安になるけど。 独りなら、 それ 以上 は、 無いから さぁ 。 ( ぼんやりと 階下を見つめながら 、 呟くようにそう 言って。 ) [Mon 24 Aug 2009 04:08:33]
ネッビェ >  … そいつは良かった。 (肩を震わせて笑いをこらえる様子に、悪魔は満足そうな…少々歪んではいるが…笑みを浮かべて。遠慮しないで噴き出せば良いのに。) … 断られたら、ってか。けど、誘わんかったら何時まで経っても一人ぽっちだぜ? (悪魔は生まれた時から一人だった。人と触れ合った今でも、孤独が辛いと感じる事はない。其れは、悪魔が悪魔だからこそ。人である以上、孤独への恐怖とは常に隣り合わせなのだろう。) … 思っても居なかったって顔だな…。 (小さく息を吐いて。人はえてして、自分の感情に気付かないものだけれど。) 一人でいる事が寂しいと感じるのは、当たり前の感覚だと思うぜ。 (少なくとも人間は、一人では生きられない種族なのだから。) [Mon 24 Aug 2009 03:53:12]
ルァ > ―――…。 ……。 ……… ッ… うん、満足、… すっごい満足。 ( 悪魔から出た厭味ったらしいセリフ。 何が面白かったのか、 言われた娘は肩を震わせて必死で笑いを堪えるように。 ) ( メアリアンを誘えばいい という言葉には、 あー、そっかー なんて 声を上げて。 ) そうだね。 でも誘うのって何か勇気がいるよねー 。 ( 孤独を嫌うからこそ だ。 その先が 怖くて怖くて、 たまらない。 誰かと共にいることを知らなければ、 自分が孤独だと 知ることも無かったのに 。 ―――― 楽しいことは何時までも続かない という言葉には、 小さく 頷いた。 ) ……。 ………… ぇ ??? ( 寂しいのか? その問いには 、 言われた本人が驚いた様子 で。 ) そうなの かな …。 ( この気持ちが そう なのだろうか 、 と。 ) …そうなのかも ね ぇ… 。( 認めたくは無いけれど。 認めぬわけにも いかない 。 ) [Mon 24 Aug 2009 03:40:03]
ネッビェ >  ・・・・・・・・   こんなお洒落なものプレゼントしてくれて有り難う!                 ってぇ言えば満足か? (おどけた仕種と共に、厭味ったらしい台詞を。其れでも四六時中身に付けているのだから、気にいってない訳では無いのだろうけれど。) じゃあ、一人じゃあ楽しめない口か。 …メアリアンでも誘えば良いじゃねぇか。 (人は孤独を嫌うもの。それなのに人と触れ合うのを躊躇うのは、少々理解しがたい所で。) そういう事だ。 (祭り自体は悪くない。羽目を外す人間から溢れ出る感情は、悪魔にとっても不快なものでは無いから。ただまあ、自分がそうして馬鹿騒ぎするのは、似合わないどころの話では無い。) … 嬉しい事ばっかり、か… 成程ねぇ、楽しい事は何時までも続かねェしなぁ。 (納得したように、二三頭を振って。夏が終われば秋がやってくる。幸せが終われば、不幸せがやってくる。喜びが終われば、悲しみがやってくる。永遠の喜びなど、この世界には存在しない。) … 寂しいのか?  [Mon 24 Aug 2009 03:30:37]
ルァ > ぇー。 そんな理由なんだー。 ( なんて、 わざとらしくガッカリしたような 仕草。 まぁ 付けてくれているだけいいのだけれど。 悪魔の素直な言葉には、 苦笑を 向けるだろう。 ) 確かにそういうのも 好きだよ ? ( そう。 確かに 独りが嫌なら誰かを誘えばいい。 簡単なことだ。 けれどそれを 躊躇ってしまう。 だから実現しうる選択肢の中から 、 はずすのだ。 ) ――― ま、 そうだよねぇ。 ネッビェは 。 ( この悪魔が賑やかな人の輪の中に入ってバカ騒ぎしているイメージは、 どうがんばっても想像がつかない。  元気が無い という言葉には、 複雑そうな表情を する。 ) ――― … そうかなァ? 最近はうれしいことバッカリだよ? ( 嘘ではない。 けれど、 嬉しい事。 その後を考えると ――― 心がざわざわと する。それだけのこと なんだ。 ) ――― … まぁ、 うん。 もうすぐ夏が終わるなー。 秋が来るなー。 冬がきちゃうなー とか ね? ( なんて、 おどけたような調子で言葉を続けるか。 ) [Mon 24 Aug 2009 03:18:26]
ネッビェ >  … そりゃ、置いとく場所もねぇし、捨てるのも悪いしなぁ。 (最初はこれの僅かな重さが気になったものだが、今では慣れた。) … そうなんか。てっきり、馬鹿騒ぎが好きかと思ってたぜ。 (素直に意外の念を示しながら、首を振る様子を眺め。 一人が嫌なら、同居人でも、あのブラコン少女でも誘えば良いだろうが。) … お前の考えている通りだぜ、きっとな。 (馬鹿騒ぎは、中に入って一緒に騒ぐより、外から眺めて愚かな姿を嗤っている方が好きだ。誘われたって行きやしない悪魔、少女を馬鹿には出来ない。) 俺はまあ、悪くはないけれどよ… お前さんこそ、ちっと元気がねェンじゃないかねぇ。 (日焼けなど縁がない、青白い顔に皺をよせて、少女を見つめながら。 少女から流れ出る不可思議な感情。虚無、孤独、憎悪、その何れにも似て、いずれとも違う感情。其れを敏感に感じ取って。) [Mon 24 Aug 2009 03:07:56]
ルァ > ( 近くに寄れば見えた 、 逆十字。 つけててくれてるんだね、 なんて 、 少し弾んだ声音で言う だろう。 ) …? お祭り?? ( 悪魔の言葉には、 相手が自分をどういう性格としてみているか なんて想像すらせず、 不思議そうで。 けれどハッキリと首を横に振るだろう。 ) いかないよー。 … だってさ、 賑やかなところって イヤな気分になるんだよね ぇ …。( 独りで行くと 、 だ。 誰かと一緒だと楽しい気分になるから 気にならないが。 基本的に 誰かと一緒に何処かへ行く という選択肢は 、 この娘は浮かべない。 ) そう言うネッビェは ――― ( 言いかけて、 とてもじゃないが そういうところは好きじゃなさそうなイメージだなぁ なんて 思って 。 ) ……… 元気? なんだかいっつも顔色良くないから、元気なのかそうじゃないのか、分かりづらいなぁ。 ( だから、 そんなことを言ってみる。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:55:57]
ネッビェ > (少女の台詞に、ほんの僅か首を動かして頷けば、此方も少女の方へと階段を下りていく。首にかけた逆十字が、月明かりに鈍く輝いて。) こんな所で一人っきりたぁな。お前、祭りはいかないのかよ。 (目の前の少女は、どちらかと言えば祭り事が好きな性格と認識しており。どうにも愉快そうな雰囲気では無い様子に、怪訝そうに目を細め。) [Mon 24 Aug 2009 02:47:22]
お知らせ > ネッビェさんが入室されました。 [Mon 24 Aug 2009 02:41:51]
ルァ > ( ―――― トンッ ) ( そんな 軽い音がした。 ナイフを回収するべく樽のほうへと歩く。 ) ―――― … 。 ( 投げたナイフは 、 ちゃんと樽に刺さっていた。 それだけ確認すれば刺さったナイフを引き抜いて、しまって ) ――― … ぇ ? ( 聞こえた声に 驚いたような声をあげて。 周りを見てその声の主を 探せば 。 先ほどまで自分がいた階段の上に 黒い影 が。 ) …… こんばんは 、 …って、 ネッビェ …? ( パタパタと小走りで 娘は悪魔に近づいていこうとするだろう。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:38:51]
ネッビェ > (階段の上、痩せた悪魔が、ナイフが樽に突き刺さる様を見た。) …今晩は。 (胸の前で両手を鳴らしながら、目下の少女へ向けて、掠れた声をかけて。) [Mon 24 Aug 2009 02:35:19]
お知らせ > ネッビェさんが来ました。 『ぜ、と吐息漏らし。』 [Mon 24 Aug 2009 02:31:46]
ルァ > ―――― … このまま、 … 。 ( 続けばいい と、 思う。 自分と、 目玉泥棒の少女と、 悪魔の関係。 銀髪の吸血鬼と 、 元傭兵の青年との 、 関係。 今のままが続けばいい と。 ) ―――― あはッ …。 ( 無理なのは分かっているけどね と。 また苦笑を 落とした。 だっていつかはまた 独りになるんだろうから。 淡い期待なんて、 希望なんて、 望むだけ傷つくだけなんだ。 ) ―――― … 。 ( 階段を降りきれば、 ふ と、 前を見て眼を細める。 ナイフを持った右手を 動かし ――― ) ( ふっ と 鋭く息を吐くと同時に 、 程よく離れた場所にある樽に向けて ナイフを投げ る。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:23:36]
ルァ > ―――― … なんだか最近は、うれしいことが多すぎて …… 変なカンジ 。 ( 勿論、変な蜘蛛に襲われるという嫌なこともあったけれど、 友人に助けてもらうといううれしいこともあった。 大好きなお姉さんに再会できたし、 ――実は最初の頃、 ちょっとだけ怖かった家主のお兄さんも面白い人だと 思うようになった。 というか、お姉さんとお兄さん、あの2人が一緒にいる時の雰囲気がなんとなく、 いいなぁ なんて。 ただ自分が其処にいるのはとても場違いだとも 思うんだけれど。 ) なんか、 こう。 入ってちゃァいけないような ね 。 ( なんて呟けば、 小さな苦笑を 落とした。 ナイフを回すのをやめて立ち上がれば、 トン、 トン、 と 、 軽い足取りで階段を降りていくだろう。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:12:03]
ルァ > ( 屋外にある階段に座って、 くるり くるり 、 手元でナイフを弄びながら、 黒髪にオッドアイの娘は呟いた。 遠くに聞こえる賑やかな 音。 この貧民街も 心なしか雰囲気が 明るい。 それはそうだ。 此処に住む者全員が全員、 金が無いというワケでもない。 商売をしている者もいるし、 お祭りの時ぐらいは と、 楽しむ者だっている。 ) ―――― ま 。 私には、 関係ない か 。 ( くるり。 ナイフを回す。 そう、関係ない。 だってそんな明るいところに独りで行っても淋しいだけ。 苦しいだけ。 イラつくだけ。 楽しそうに笑う合う親子を見ると ―――― 悲しくなる。 そういえば昨日はすごい音がしたなぁ。 花火というものらしい 、 と、 小耳に挟んだ。) [Mon 24 Aug 2009 02:01:02]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『――― お祭り 、かぁ 。』 [Mon 24 Aug 2009 01:56:49]
お知らせ > フジエさんが帰りました。 『(そして、この日。 戯れに壊した猫の死体がスラムに転がることになる)』 [Mon 24 Aug 2009 01:02:59]
フジエ > (一通り中を物色してみたが誰も利用している形跡は無い。 少々残念に思いつつも、誰かを連れてくるにはちょうど良さそうだ。 今は使われていないようだが、地下室も備えられていた。 食料の保存庫らしく広さはそれほどでもないが掃除しておけば生活くらいはできそうだ。 覚えておこう) …勝手に使うわけにもいかないだろうがのぅ。 (これだけぼろぼろなら格安で借りることも出来るかもしれない。 一応、不動産を当たってみるかと思いつつ、次の廃屋を目指し、男は歩いていく) [Mon 24 Aug 2009 01:01:40]
フジエ > (ゆるり、と進めた歩みはそろそろスラムを回りきる。 人の姿も特に見かけはしないのでそのまま予定通り、スラムの廃屋らしきところを見て回ることにする。 ある程度は縄張りらしきものはあるのだろうが、そういうことは知らない。 誰かがちょっかいをかけてきたらそのときに尋ねよう) ふむ。 まさに、これぞ廃屋、という雰囲気じゃのぅ。 (床にはうっすらと埃。 戸や窓は開いていたらしく落ち葉やら泥やらが入り込んで悲惨な状態になっている。 寝ることが出来そうなのはおくのスペースではある) …これでは誰も居ないかのぅ [Mon 24 Aug 2009 00:49:54]
フジエ > (相手は自分の手に負える相手であることを願いたい。 嬲ることは好みであっても嬲られるのは好みではない) [Mon 24 Aug 2009 00:38:14]
フジエ > (先ずは道に沿ってぐるりとスラムを一周する。 さすがにそれだけで獲物が見つかるとは思っていない。 そこで見つけることが出来ればかなりの幸運だ。 ぐるりと一周した後は、明らかに廃屋と思われる家の中へと足を踏み入れてだれか住んでいないかを確認する。 持ち主以外がすんでいれば相手を責める口実とはなろう) クク…。 (ただ、 [Mon 24 Aug 2009 00:37:36]
フジエ > (とはいえ、此処の住人も奴隷狩りなどが足を運んでくるくらいは十分承知をしているだろう。 さすがに家の中に踏み込んで荒らすような露骨なことはしたくない。 なので、この時間に外に出ているものを探している。 良くあるパターンとしては人ごみでスリをやった帰り、というような場合。 そういえば、物乞いなどもこの辺りでは出ているのだろうか。 昼間は来ていないので今度は昼間に確認をしておこうと考える) …… (ずる、と何かを引きずるような音がかすかに響く。 数日もすれば、怪物がスラムを徘徊している、といううわさが立つかもしれない。 自警団などに目をつけられなければそれも歓迎だ。 好奇心を持った相手が来る可能性も出てくる) [Mon 24 Aug 2009 00:27:18]
フジエ > (ヴェイトス市に入り、数日は地理の把握に勤めていた。 外見は不気味なので主な活動は夜。 目立たないようにと行っていた。 昼間は町外れの日向で寝ていることが多い) まぁ、大体はわかってきたところかのぅ。 (暗黒街は少々トラブルが多すぎる。 狩りを楽しむ位のつもりで足を運ぶならこのスラムくらいの治安がちょうど良さそうだと思い、此処で狙うこととする。 身寄りの無い子供などであれば奴隷として仕込まれる前に捕まえることが出来るかもしれないとも思っている。 足音も静かに目深に外套をはおった怪しい男はスラムを歩いていく) [Mon 24 Aug 2009 00:16:00]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『(野宿が多い)』 [Mon 24 Aug 2009 00:10:40]
お知らせ > スパイダーさんが帰りました。 『(そして、海岸を警備する自警団に見つかり、全力逃走するのだ。び)』 [Sat 22 Aug 2009 21:20:23]
スパイダー > (其れは、途切れることなく空を照らしては、暗闇へと消えていく。色も形も大きさも様々な「火の花」が、蜘蛛の紅い目に写り。) …。 (やがて、恐怖感よりも、其れに対する興味の方が強くなっていった。あれは一体何なのか。生まれた初めて見る其れに、蜘蛛は心を奪われた。) …。 (其れを見上げたまま、蜘蛛は足を踏み出して。蝋燭の火に惹かれる羽虫の様に、化け物はそちらへと歩き出した。) [Sat 22 Aug 2009 21:19:38]
スパイダー > (再び、爆発音と共に、空を光が染め上げ、通りを猫がぶっ飛ぶように逃げて行った。蜘蛛はびくりと体を強張らせながら、物陰に隠れて其れを見上げる。) … ナンダ、アレハ。 (生まれて初めて見る其れは、蜘蛛にとって驚きや恐れの対象でしかなく。海岸で多くの人間が、花火を見上げ歓声を上げていることなど知る由もない。いまにも、猫に倣いこの場から逃げ出したいほどで。) [Sat 22 Aug 2009 21:07:39]
スパイダー >  ッ !? (突然、遠くより聞こえた爆発音に、驚いて身を竦ませる。振り向いて空を見上げれば、月よりなお明るい光を放つ虹色の花が、今まさに散る所で。) ………ナンダ? (ローブの奥から、紅色の8つの目が其れを見上げ。) [Sat 22 Aug 2009 21:02:24]
スパイダー > (普段なら出来るだけ一目につかぬよう、誰も通らぬような裏道を使うのだが…今日は比較的人が通るであろう広い道ですら、まるで人気が無かった。辺りを見渡しながら、ますます首を傾げ。) …。 (本日、海岸にて花火大会が行われる事を、蜘蛛は知らなかった。スラムの住民の大半が、商業地区や海岸へと流れた事も。知っていたとしても、蜘蛛の様な化け物が其処へ出向ける筈もないが。) [Sat 22 Aug 2009 20:56:01]
スパイダー > (此処最近の雨に加え、肩と背中に傷を負った事もあり、暫く仕事をさぼっていた蜘蛛。漸く土砂降りも降りやみ、職員に追い出されるように仕事へと出てきたのだが。) … ? (人が、居ない。居ないとかそういう程度ではなく、気配すらしない。)(首傾げながら、姿を隠す事も無く小走りでスラムの路地を駆けるが、人っ子一人見当たらず。) [Sat 22 Aug 2009 20:50:39]
お知らせ > スパイダーさんが入室されました。 『久し振りの晴天。』 [Sat 22 Aug 2009 20:46:02]
お知らせ > 藍音さんが帰りました。 『気にせず頼れ。(最後まで偉そうにしつつ――帰って家を住処にしてる猫どもに食い物やらねば。)』 [Fri 21 Aug 2009 04:10:43]
お知らせ > 園内一花さんが退室されました。 『いいえ。 …ありがとうございます。 ( お節介なんてとんでもない。 折を見て、きっと。 )』 [Fri 21 Aug 2009 04:07:28]
藍音 > 休暇のヤツが引っ張り出されるに違いない――止めとくか。 人員の確保も急務だと思う。(我が身に照らすと判りやすかった。 質ばかりではいずれ限界が来るとも思うのだが。) 人の上に立つなら人より上の知恵を見せてもらいたいからな―― (例えば賭博黙示録ばりの命をはったメンコであるとか ・・・確かに見たくもない。) 違うのか。  早とちりが過ぎたようだ。   ・・・地道に努力していけば難とでもなるのではないか。 廃れた社が再興するのは誰しも望む所だろう。(祭られた神も喜ぶに違いあるまい、等と。) 手が要る様なら声を掛けてくれ。機嫌次第では手伝おう――― もっとも、要らぬ御節介になるかもな。(どうにも家族・・・口調からして伴侶? と中がよさそうであるし。 妬けるゾ、と呟くこの藍音。 隙あらばノンケでも構わず食っちまうような人間なんだぜ。 バレたら穏やかではすまないからキヲツケロ。) なんのってお前決まっているだろ―― まあいい。此方も用事を思い出した事だし・・・・いずれ だな。(色々考えたが、今日はまっすぐ帰る事にするか。 此方にも待っているイキモノが居るのを忘れていた。 水が苦手な連中だ、皆難儀しているだろう。) [Fri 21 Aug 2009 04:01:35]
園内一花 > …。 ( 黙る。 その話が終わったからか、あるいは反応しそびれたのか。 記録、か。 …さぞ辛いだろうと思うのだ。 自分の価値観では、それこそ舌を噛み切るかという。 そもそも、知っていたらの話だけれど。 ) 〜通りますか? …できるなら、していると思いますよ。 ( 人いないんだ。 で、行きたくない人を無理にローテーションさせて行かせるというのも… 自分たちの移動がそれこそお参りであることを考えると、あまり意味がないようにも思う。 現実的な安全確保に繋がるのだから、それはそれとして割り切っても良いのだが――― 生憎ここに居合わせた二人というのは、来るだけあってちょっとやそっとの事態には独力で対処できるという。 ) …結局力づく、ということになってしまうんですよね。 でもそれは、人間同士の取り決めであった場合です。 ( 人間同士の戦争を、めんこで代行するのは難しい。 けれど、審判が神様のめんこ勝負では、けちのつけようもない。 …納得できなかったとしても、誰かの血を見るのとめんこと、起きることは同じではないか。 もっとも、本当にシュールだけれど…! ) …は? はぇっ!? や、や、違いますそんな。 違います。 ( はっとしてぱたぱた首を振る。 が、顔を赤らめている辺りフォローのしようも。 ) ―――私は… 神社だった土地建物を買って、そこに住んでいるんです。 いつか、そこを正式なお社として任せていただけないかと思っていて… ( だから、偉くなりたいわけではないけれど、そうならないと目的を果たせない。 …藍音さんは現場が好きなのかな、と首を傾げる表情は、やや心配そうだ。 気楽、という言葉が少しだけ哀しく聞こえてしまう。 ) 〜待たないで寝ちゃってとお願いしてしまいました。 こんな時間ですからね。 ( 夫婦?どちらかが出勤するという交代制。 起きて待っていられては身が持たないと思う。 …他の人と飲みに行けたり、帰りをそれほど強行に急がなかったり、最近は落ち着いてきている。 もっとも――― 伴侶が藍音さんと二人きりで飲んだなら、それは穏やかではなさそうだけれど。 我慢はできるだろう。 きっと。 )   〜何の言い訳ですか? …はい、いずれまた。   ( それこそちゃんと約束したなら、誰とどこで飲むから遅くなると言って来るのだろう。 くすくす笑って、風邪引かないうちに帰ろうか。 ) [Fri 21 Aug 2009 03:47:20]
藍音 > それは良かった。 私の記録はここで打ち止めだな。(仕事中の被暴行率100%記録など誇りにもならないが。)・・・上申しておこうか。 面倒が有った時にはいいだろうしナ。(一人での巡回がつまらない、と言うのも理由の一つだが。)多かれ少なかれ組織と言うものには――アマウラに資料を送ってやりたいな。(ヴェイトスの出島では国が三つに分かれてる。 笑えない。) ・・・たとえばだな。 メンコで勝った奴が願いを一つかなえる―――として、聞くか? その願いが無茶だった時。(命がけのバトルだったら多少は同情も集まるけどね、とか―― 藍音は様式美を評価するようだ。)・・・? ……態度から察するにそれは下じゃなくてシモの話だ。 曲がった意図などないぞ。(自分の言葉が予想外の取られ方すると戸惑うよね! トキノミヤコ言語ムズカシス・・・!) 私は死ぬまで鉄砲玉だ。 気楽だよ。 いつか園内が上官になったら、愚痴具合を密告してやろう。(部署が違うので難しそうだが、任せとけ、と微笑んだ。 黒い考えの時だけ良く笑う。) ・・・待つ者有る身なら引き止めんよ。 園内一花は逃げはすまい?(とはいえ家族持ちとなるとどうなんだろう。 機会だってまたあるだろうし、このズブ濡れのまま入られる店も嘆こう。   一人で男引っ掛けて飲むのも嫌いではないしな。 とも。) いずれ誘うさ。言い訳できる時にでもナ。(でも誘うのは諦めないのでした。) [Fri 21 Aug 2009 03:29:14]
園内一花 > ? そんなことありません。 分かりませんよ? ( 空とぼけているのか、本心か。 どちらにしても、悪く思っている節はない。 柔和な表情で、やや困った風に頷いている。 見た目はもう、諦めるしかない。 巫女装束というのは、祭祀用の飾りを付けなければ作業着なのだし。 ) 〜この雨では、仕方ありません。 でも、そうですね… できればこういった所に来るのは、二人一組にできると良いのですが。 ( 多少なりと危険のある場所で行動する最小単位だ。 人手不足には泣かされる。 もっとも、来たがらないというのが最大の理由っぽいけれど。 ) 〜蔓の悪魔事件のドルーチ派というのも、一応、パプテスの流れをくむものでしたっけ? …内部抗争も日常的にあるそうですね。 異端宣告とかって… ( 陰陽寮内においては、自分がそれを受けそうなボーダーラインにいるわけだけど。 人外も珍しくない組織では、どうにかこうにか。 )   〜あら、良いじゃないですかそれ。 個人技でというのなら同じですよ。 街が壊れたりもしませんし。   ( 対してこちらは、和むじゃないですかと乗り気。 格好付けて大惨事って、ツッパるヤンキーと何が違うのかと。 )   〜そういえばそうですね。 って、下って… そんな…   ( あれ、何か意味取り違えた? 「地に満ちる」 と、雨雲お留守で海を割る 「下は勤労」 かけたかと思ってもじもじしてしまったけれど。 こほん。 )   …私達も偉くなったら、こんな風に言われるのかなあ。 てゆか年功序列で上がっていけるものなんでしょうか。   ( 巫女になって数年の自分では、まだまだ先の話になりそうだけども。 )   …あ、ごめんなさい。 あんまり遅くなると家族が心配しますので… 〜といっても、もう遅いですか。 それじゃあ、ちょっとだけ。   ( というか、家に帰りたいのだろう。 けれど、もう遅いし、職場の付き合いも大事。 寝顔を見るのが少しくらい遅れたって、逃げやしない。 ) [Fri 21 Aug 2009 03:09:57]
藍音 > 其方の匂いが気になるような輩には私など獣か栗の匂いにしか見えんだろうよ。 気にするな―――寧ろ濡れ鼠の格好をこそ気にするべきだな。 この近辺でその態度その姿ではいつ行方を晦ますか。(遠巻きに反応可愛いなぁ、と言われたようだ。) ……それで良く抗争が起きないものだな―― 不遜で処罰される輩も多いと聞くが・・・(宗派ごとの矛盾とかは流石に判らない。 総合的にどういう教えなんだろう。なんて興味? も出るが。) 戦争が好きなんだろうよ。 とぅなめんとなら聖剣かるたでも聖剣あや取りでも――いや、戦争でいい。(シュールな想像になった。 やっぱ格好は付けて欲しいよ。) 海をも割けるのに か? 下は勤労だが、上は面倒が嫌いと見た・・・!(居ない所で他人の悪口言うのって楽しいよね。 道義的には兎も角。)べりばりと無駄に永い南蛮被れの名前よりは余程好い――  そしてその十示も弾丸か。 知り合いの陰陽屋はとことん現場に縁があると見える―――上官横暴だな。 今日の業が掃けたらウサでも晴らしに行く か?(見回りも後数箇所、飲むなり食うなりしてストレスを発散したい気分だと――相手の都合など気にせず誘うのが藍音クオリティ。) [Fri 21 Aug 2009 02:49:47]
園内一花 > …ええっ? あぁう…   ( 汗臭いって、ちょっとショックだ。 しかたのないことだとは理解している。 しているけど、でもちょっと。 )   …はい。 失礼しました。   ( 禊して清潔にしてからするお仕事なのに、と… 微妙にしょんぼりするのも演技なら、相当の役者か。 何にせよ、何かのにおいから話は逸れる。 連中の神が頭を? )   …あちらもそう思っていますよ、きっと。   〜へぇ、読んだことあるのですね。 私も一応、聞きかじってはいますが… でも、聞いたことがあります。 あちらの中には、神様と同じことができるようになることこそ、人間に課せられた使命と考える一派もあるとか。 つまり、問題の全解決ですね。 妥協しない、という。   ( それはそれで、たくましい姿勢とも思うけど。 小さな溜息つくあたり、そうまでして求めるのは何であるのかと思ってしまう。 )   …聖剣戦争は、あのような仕組みこそどうにかしてもらえないかと… でも、あの代理戦争をしなければ、もっと大きなものを起こさずにはいられないのですよね。   ( あの神様達は。 だから納得しろと言われても、せめて場所を選ばせて欲しいとか、色々あるが。 )   〜雨が降って困るなら、町全体を屋根で覆うのがパプテスでしょう? 自然現象との付き合い方は、きっと私達の方に分がありますよ。   ( 分からないけれど、半分冗談。 合わせるようにくすくす。 )   覚えてもらいやすくて助かります。   ( トキノミヤコ系には受けがいい。 恥ずかしがっていたけども、希望の名だと言われて以来、胸を張って名乗れるようになった。 )   …あ、はい。 十示様に指示していました。 〜最近は鉄砲玉で、あまり会えないのですが。   ( 戻ったと思ったらどこか行っちゃってるような。 今も山篭りとかだろうか。 ) [Fri 21 Aug 2009 02:31:04]
藍音 > 勤労者の臭いならするかもな。 夏も盛りでこの雨だ。気にすることもない――(忘れてくれ。 とばかり手ェひらひら。 実際風呂が頻繁でない文化の連中は相当臭うようだが、まともな匂いならこの圧倒的な水量に消されてるとこだろう。 それ以上の追求はない。)連中の神が頭を垂れれば万事解決なのだが――どうも野郎は性格が私と似ていてな。 教本には「地に満ちて地を従わせよ」と書いてあるそうだぞ?(自分の生活のためには八百万の神を向こうに回して虚勢を晴れる、という根性ばかりは褒める所だが。)それこそ「地を従わせ」ようとしたのでなければ―――自信の程だけ効果はあるのだろうよ。 上に確認だけは入れておくか。(それを悪魔の所業と呼ぶこともままあるためか――悲観的に考えすぎるきらいがある。 橋の炎上とかあんな事件の後でもあるし。)聖剣戦争といい、貸しも多くなってきた。 そろそろ取り立てに回らんとな――― この雨対策も、パプテスの奇跡とやらで雲を割って頂くのはどうだ?(悪戯っぽくくすりと笑う。不遜など何処吹く風であった。) ・・・ああ、思い出したぞ。 そのうちいつか話してやろうと思っていた名だ。  確か十示の所に出入りしていなかったか――― 違ったか?(記憶というのは一つ出てくると籍を切って溢れるもの。 懐かしい同僚の名前なんて出しつつ。) [Fri 21 Aug 2009 02:09:55]
園内一花 > ―――〜え、においっ? やだな、臭いますか? …ううん、祠へ行く途中でついたのかな… お参りする前からだと、そのせいもあったかもしれませんね。   ( 環境の良いところではないし、この雨で色々溢れていると心当たりはいくらでも。 くんかくんか… こっそり袖のにおいかいでみたりしつつ。 その 「匂い」 が指すものが何かは――― 勘付いた上ではぐらかしている可能性もあるが。 分からないらしい。 )   …事後承諾、なんてことにはできないでしょう。 それこそ、事業主もパプテスですから、一悶着起きかねません。   ( そうならないようにするのが祭祀の務め。 ミコミコ的には、パプテスの神様も八百万のお一方でいいか。 お互い、こういったところに派遣され易い者は大変になりそうだ。 )   …って、あの話本当なんですか。 一応、聞いていましたけど、今ひとつぴんとこなくて… それで衛生が保たれると思えば良いのかもしれませんが、凄いですね。   ( 色々と、凄いと思う。 技術ももちろん、そこまで手を加えるという発想からして。 ―――けれど、取り壊す? やんわり微笑んで首を振る。 )   …そんなことされたら、黙っているわけにはいきませんから。 「移設をお願いします」 ということで話が来たのだと思います。 相当、一方的ではあったみたいですけど… あちらも良かれと思ってすることですし、それに、ミコミコの霊的守護がなくなればどういうことになるか、分かっていないわけがありません。   ( どんなに一神教を唱えようと、現実に作用する奇跡として他宗派が存在し、それらが相手にしているものを、パプテスが相手にするのは難しいのだから。 互いの事情を考え譲り合い。 )   …ここでパプテスに花を持たせれば、貸し一つ。 もしかしたらこちらが返しているのかもしれませんけど… そしたら、お返しのお返しに期待しましょう。   ( 楽観的かもしれないが。 どうどう、と。 )   …本当、よく降りますね。 子供たちも楽しみにしてたのに…   ( 残念、知らなかったか。 とはいえ、気にした風もなくくすりと笑う。 )   〜ごめんなさい、失礼しました。 そのうちいつかといいます。 こうしてお話するのは初めてですね。 [Fri 21 Aug 2009 01:54:12]
藍音 > 相済まん仕事柄だ。 変な匂いを感じた気が―――雨畜生のせいであろうよ。 祠建てるに穢に塗れてするヤツも居るまい。(自嘲的な顔しつつ両手挙げて首竦める様はちょいとスレた生意気娘っぽく映るだろうか。 子供の一件は後で調べれば納得するだろうが今は意識の外、判っても祝辞より勘違いした同情が届きそうだ。) 先に機嫌を取った所で作ればまた悪化しそうだ・・・・知ってるかこの街の下には下肥溜めの川が流れているのよ。油虫塗れの堪忍袋ではこの雨も頷ける。(旧イベントで存在確認された下水道のことだろうが――やたら表現が攻撃的なのでそれこそ臭いだしそうな描写だ。) それに手掛けるのはパプテスの・・・・連中は一柱教ではないか。 移設どころか取り壊し兼ねんゾ。(逆に此方の表情はどんどん険しくなってく。 影に日向に妨害しそうな勢いすら。)然りだな。 雨乞いを逆しまに行ってくれようかとさえ思う。――折角の故郷の空気が・・・ん、ああ。 そうだ。(相手の側から名前が出るとなんか照れるな。 とか。 多少あれども深いほどでなし、というその縁。 互いが互いを、下手すれば交流以外の方法で多く知っているかもだ。) ……ええと。 なんといったか。 ほら。(本人にほら、とか言ってもダメだ。 名前ド忘れしたと素直に言えない。) [Fri 21 Aug 2009 01:30:16]
園内一花 > ( 賭博場になりかけたこともあるという訳アリ物件の神社を買って、そこに伴侶を祀れないかと画策していたりするのだが、現状便利に使われるばかりであまり出世の道はない。 …とはいえ、こうして相手にされない祠を回るのには、ただの務めというだけでない、それなりの理由があるのだけれど。 さておき。 相手の幻獣も陰陽寮所属となれば公然の秘密。 狐の耳と尻尾を生やした我が子を勤め先に連れて来たこともあるくらい。 もしも問われたとして、幸せそうに答えそうだ。 )   …あ、だからでしょうか? 大聖堂の方から、この街の治水事業に手をつけるという話があったそうです。 どうも大きな規模になるようで、こちらも影響を受けますね。 …このところ水神様のところを回るのが多いのですが、それに備えたご機嫌取りかな。   ( 祠を移すとかいう話になったら何を要求されることやら。 頭が痛いとおっとり苦笑する。 )   お祭りは残念ですね。 せっかくなのに… 花火は、上げられるといいのですけど。   はい、おつかれさまです。   ええと、藍音さん。   ( 確認するように名を呼んだ。 あっちこっちふらふらしていれば、相手の顔と名前くらいは一致しても良いか。 交流は少なかったと思うけれど、魔界戦争などでも縁はあったはず。 ) [Fri 21 Aug 2009 01:17:01]
藍音 > (あるいは陰陽寮というのは藍音やら園内といった多部署兼任を多く抱え込むことで勢力を維持しているのかもしれないが――末端の人間にはそーした経営上の哲学は判らないことだ。 経歴こそ違うが、立場は同じような生き物同士か。 の割に此方の口調が偉そうなのは共通語不足かなんかだろう。)  ――ふん?  ・・・ん。  気のせいかな。 (ちなみに処女性に関しては此方は壊滅的で、しかもお相手の9割方は人間ではない。 =妖怪関連には鼻が利くからキヲツケロ。 雨のせいもあって多少鈍っちゃ居るようだが。 手放しで微笑まない&近付けばくんかくんか嗅がれるぞ。)そも西洋被れの街は治水に何が有り過ぎるからな。 何ぞ良い手があればいいが・・・(はふ、とため息一つ。 町でも設備の足りないスラム、錬金魔術・工房系の乱立してるあたりは特に酷かろう。)  土着の輩が鯰か亀かは判らんが―――そうであれば雨流れした祭も救われるか。 修復ご苦労、此方も巡回が一つ省けて助かったよ。(釣られて眺める此方はあまり信仰心は無さそうだが。 前述の問題も匂いとかの面で憂慮してるだけっぽい。) [Fri 21 Aug 2009 01:04:38]
園内一花 > ( 園内一花は変り種の巫女だ。 その経歴はもちろん、陰陽寮内での立場も陰陽師と神祇官をまたいでいる。 正確な所属は退魔機関になり、月一程度の務めは果たしているのだが、その他自由にできる時間を事務方として過ごすうちに、神祇省のこういった 「裏方」 を任されることが増えていた。 …それだけならまだ、というところだけれど。 加えて妖狐と交わり子を成している。 その相手が厳密に言えば幻獣で、妖狐から天狐へ昇華しつつあるものだとしても、処女性を失っているには違いない。 そのおかげで陰陽寮内のいわゆる人外組とも上手くやれているのだけれど、あっちもこっちも例外的だった。 )   ―――あら。   ( 気持ちは同じ。 あるいは、どんな天気でもそうしたかもしれないけれど。 偶然鉢合わせた同僚を見て、嬉しそうに微笑んだ。 )   こんばんは、お疲れ様です。 こう激しいと、難儀しますね。   …あ、はい。 ずいぶん痛んでしまっていました。 水神様ですから、このお天気でいくらか機嫌を直していただけると思ったのですけど… 難しいですね。 水も汚れているそうです。 こうして街から流れ込むと、この辺りではもっと酷くなってしまうのだとか。 ( 来た道を振り返り、物憂げに。 ―――それに何より、巫女一人で参るというのがまず軽視している。 そこは、口に出し難いところだけども。 ) [Fri 21 Aug 2009 00:48:25]
藍音 > (天候による経年劣化、あるいは遊ぶ子供に蹴っ飛ばされたりするのだろうか――このあたりの施設は良く壊れる事で悪名高い。 記憶を頼りに向かう先に姿をあらわすは、奇しくもそんな事情を感じさせる姿か。 はたと足を止める。) ――全く頭が下がるな。 似た物同士の濡れ鼠か。(各部署への派遣が多い藍音だが、大本はハラエの所属。 似た格好似た仕事姿には親近感も覚えよう。 其方に歩みつつ、声を掛けてみるとする。) ――悪天の中精が出るな。 ”それ”はこの先のモノか? [Fri 21 Aug 2009 00:34:34]
園内一花 > ( 豪雨の中、ガタゴトと重たい車輪の音をさせて、通りの角から白装束に緋袴の人影が現れた。 木材積んだ手押し車に提灯吊るして、肩に傘を引っ掛けているけれど、いくらか濡れてしまうのは諦めるしかないような有様だ。 それにしては、泥はねなんかは器用に避けてるが。 )   ( そうして確認された祠の、補修作業の帰り。 元冒険者という変わった経歴をもつこの女も、スラムや暗黒街へよく派遣されている。 ) [Fri 21 Aug 2009 00:21:45]
お知らせ > 園内一花さんが来ました。 『( そうして確認された祠の、補修作業。 )』 [Fri 21 Aug 2009 00:15:49]
藍音 > (独り言が示す通り、この最悪の天候の中で治安の悪い地区の巡回などという事をしてるのは上司の命。 諸人家に引っ込んで犯罪・陰謀どころか人ッ気すらあるまいと力説したが、取り合ってもらえなかった。 此処の所いつもそうだ。)クソ暑い日も雨の日も―― 病める時も健やかなる時も――は敵性言語か。(仕事上異文化の学習には余念がない。) 全く仕事熱心に頭が下がる。 (何ぞ気まぐれな予感でもあったのか、あるいは誰かサボり魔でもいるのだろうか――なんて考えながら歩く歩く。 任務的にはちっこい祠やらを確認したり、街の様子を視察したりする行為だが、怪異に敏い輩を歩かせる事で魔術的なセンサーを巡回させるような意図もあるんだろう。) [Fri 21 Aug 2009 00:12:09]
藍音 > (遠い、とは主に距離を表すものであるが、概念的に表現した「道のりの永さ」もまた同じ言葉で表される。 任務的にも時間的にも天候的にも夏祭り参加の目処が立ってないスラム巡回中の退魔幼女にとっては、トキノミヤコ言語のアバウトさは程好い使い易さと言えよう。) お上の小心ほど手に負えんモノもない。 ・・・・いつか雨中に放り出してくれる。(無論小さな傘やらナニやらは携帯しているが、これだけ強い雨の中、十分な対策とは言いがたい。 風に煽られ、あるいは地面や低い屋根に跳ねた飛沫を浴びて、紅白基調の改造巫女服を肌にべったりと張り付かせていた。) [Thu 20 Aug 2009 23:58:01]
お知らせ > 藍音さんが入室されました。 『祭囃子が遠い。』 [Thu 20 Aug 2009 23:47:58]
お知らせ > ルジェさんが退室されました。 『不思議そうな表情を落として、帰路に着いたことでしょう』 [Thu 20 Aug 2009 04:48:10]
ルジェ > (ヴェルセリオスの様子に、やっぱり小屋らしき中に避難して正解だと思ったルジェ。 そうして、久方ぶりに見知った者に出会うと笑顔が綻んだ) 「一杯濡れてるね、ヴェルセリオスさん。 ルジェ濡れちゃったら動けなくなるから、お外怖かったの。 風邪ー…、引かない?えええっ?!そんなに触って大丈夫なのっ!? (ごくり)。 で、ではっ」 (大丈夫?とか思ったけれど。 それよりもやっぱり視線が釘付けなのは彼女の胸周辺だったりするあたりが大変正直ものなルジェ。 ぽにょん。 それでは、となりに彼女の胸に触れれば柔らかい感触が指にふに、と触れて。 つんつんしたかったのだけれどー…。) (豪雨を吹っ切って迷いこんだスラムの街。 思わぬ体から力が抜けた。 よもやヴェルセリオスに思わぬ悪戯をくらってしまったとは露と気づかず体は無防備そのものといった雰囲気。 ヴェルセリオスの考えていたおしおきを耳にしたなら顔真っ青にしていただろうけれど。 ルジェはヴェルセリオスに対してまだ警戒心を持つことが出来なかった。 でー…、もちろん女性と思っているので立派なものをお持ちであったなどと気づくこともなかったが。 唾液と聞かれれば少しだけ首、ひねるかもしれない。 可笑しな所に鼻が効く娘。 …で、結局拝見したのだろうか、立派なものをっ) [Thu 20 Aug 2009 04:47:38]
ルジェ > (少しだけ、時計の針が元にもどり…) [Thu 20 Aug 2009 04:38:21]
お知らせ > 君影@自宅さんが退室されました。 [Thu 20 Aug 2009 01:21:33]
君影@自宅 > (目を閉じてしまえば眠りは早かった。良い夢が見られる事を。) [Thu 20 Aug 2009 01:21:23]
君影@自宅 > 死ね。 (いやそれは違うな。) 殺す。 (いつか私は故郷に帰るんだ。そこにはあいつらがのうのうと暮らしてるんだろう。私の性格を決定付けて端金で売り払った奴。そんな奴に捨てられるのが怖くてそれらの事を知りながら何一つしなかった奴。私はいつか両親を殺してやるんだ。) (ハッ) (いつかってのはいつの話なんだろうな。本当は大してやる気なんてないんだろうな。それも知ってる私は私を嘲る笑いを浮かべる。)(今日はもう寝てしまおう。出来れば深い眠りがいい。もういっそ目覚めないような深い眠りが。)(私は大切なパートナーの重さを胸に感じながら瞼をそっと閉じる。) [Thu 20 Aug 2009 01:03:34]
君影@自宅 > (となると後はやることなんてやたらと種類豊富な忍者道具の手入れとリャンと遊ぶぐらいのもの。そりゃまあいつも通りではあるけどさ。少し前はそれ以外にやることなんてなかった。) リャン。 雨やだねー。 もう本当に…嫌。 (後片付けも超適当に終了。呼ばれて傍に寄ってきた猫を胸に抱きながら安物のベッドに仰向けで横になる。)(雨は嫌い。私の故郷も雨が多いところで。こうしてずっとずっと降り続けていると色々と思い出してしまう事もある。) [Thu 20 Aug 2009 00:51:05]
君影@自宅 > (機嫌が悪いのは最近仕事ばっかりだったのがある。近頃サボり気味だったツケがきて色々たるいの含めて飛燕から仕事回されてきたのなんの。真面目に忙しかったから魚守とか艶子んとこにもすっかり顔を出してない。)(それもやっと一区切りついて家でだらけてようと思ったらこの暑さ。暑い。これだから夏は。じゃあ気分を変えて艶子とか蜷のとこ行こうと思えばこの雨。もう。あーもう全くもう!) [Thu 20 Aug 2009 00:37:14]
君影@自宅 > もう季節なんて全部春でいい。 秋もまだ許す。 けど夏と冬なんてこの世から消え失せればいいのに。 (そんな子供染みた事をブツブツ口にしながら自前の癇癪玉を完成させる。別に飛燕で買っても良いけれど、材料からやった方が安上がりで済むんだもの。) 最近雨もうざいし。 ザーザーザーザーアホみたいに降ってくれちゃって。 火薬は湿気るかもしれないは仕事だるかったわでホント死ねばいいのに。 死ねばいいのに。 (苛々苛々。) [Thu 20 Aug 2009 00:27:40]
君影@自宅 > (薄手のシャツ一枚を着て気難しそうな顔で唸っているのは黒髪黒目の典型的イエロティア女性。その傍らでは尾が二股に分かれた黒猫が主人の邪魔をしないように静かに佇んでいる。) 配分はこれでよし。 暑い。 よしの筈だな。 暑い。 後はこれを空の器に入れて―――あぁもう暑い死ね! 夏は死ね!! (癇癪玉を自作している最中。部屋の暑さに癇癪を挙げる忍者。) [Thu 20 Aug 2009 00:19:38]
お知らせ > 君影@自宅さんが来ました。 『黒色の粉末を弄くる』 [Thu 20 Aug 2009 00:10:44]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが帰りました。 『お互いの家へ帰ること、であった』 [Wed 19 Aug 2009 23:39:28]
ヴェルセリオス > …こうして見ると、なかなか可愛らしい顔立ち…ですこと。………ん。(びしょぬれの長いスカートを捲り上げ、ショーツをずらして自分のペニスを手で包み込み…にちゅにちゅ、と扱き始めた。実に卑劣で、変態的な行為だと知っているがだからどうした、と思うだけ。ルジェが眼を覚ました時、どんな反応を返すのか――くつ、くつりとそれを想像して楽しげに眼を細めながら…)…んっ……。(半音高い声と共に、どくんっ、と吐き出される白い欲望の残滓。それほど量は多くないものの、ルジェの顔をどろりと汚して)……さて、では、私はこれで失礼…してもいいのですが、それではつまらないですね(ぼふり、とルジェの横たわる直ぐ近くにしゃがみこみ、壁に寄りかかって豪雨が奏でる雨音を静かに聞いていた。そうして、彼女が眼を覚ます迄待つのだった。それこそ物取りの類が、この無防備なナカに入ってこないとは限らないのだから)…(そうして眼が覚めた彼女が顔の異変に気づけば「馬の唾液ではないですか?」などとシラを切るのだ。しかし、臭いなどでバレたら――――「私のですよ」と今度はあっさりと白状するだろう。ご希望とあらばスカートをまくって証拠も見せようか。だがとりあえず、彼女が目覚めたあと最優先なのは――――) [Wed 19 Aug 2009 23:39:27]
ヴェルセリオス > …私のような悪辣なモノの前で、無防備な寝顔を晒すことが…どんな結果を招くのか…と。(よいしょ、とルジェの顔をこちら側に向けて、自分はその顔のすぐ隣に両膝を突いて膝立ちの姿勢。そして、左手を伸ばしてルジェの顔の金属部分を指でなぞり…)機械交じり、ですか。経緯は知る由もありませんが…この境目に力任せに指を入れ、接合部を開いてあげたらどんな絶叫を上げるんでしょうねぇ。面白そうです(人の間で暮らし始めて数年。朱に交われば赤くなる、と言う言葉あるとおり、大分頭のナカもニンゲンに寄ったところもある、と自分では思っていた。だが、それでも自分は人ではない。魔物だ。今でも、意味もなく人を殺すことになったとしても何の痛痒も感じない。今考えていることもただの興味に過ぎない。そして、考えることと行動は―――常にイコールではないもの) [Wed 19 Aug 2009 23:23:22]
ヴェルセリオス > ………はて。(手を伸ばしてくるとかと思いきや、ぼふん、と音を立てて後ろに倒れたルジェ。近づいてみると、すーすーと安らかな寝息が耳に届く)………………これはちょっと、警戒心と緊張感を養うと言う意味でも…お仕置きが必要、ですね。(ぺちぺち、とルジェの頬を叩いて、起きないかなー、と様子を見てみる) [Wed 19 Aug 2009 23:12:43]
ヴェルセリオス > …なるほど。馬小屋か何かですか。それならば尚更好都合。では失礼致しまして…と(ふむ、と特に表情変えずに呟いて、ドアのところで最低限服をぎゅ、と絞って水気を切った。完全に切れるものではないが、多少はしておくべきだと思ったので。それから、こつりと脚を踏み入れた。既に靴の中から下着までびしょぬれで、此処までくるともう服を着たまま泳いできたような気分だ。今頃憩いの川辺は憩いどころではない水量だろうなぁ、などと思いつつ)…随分とまあストレートですね。しかし、女性の割にはお好きなことで…ええ、どうぞ。何でしたら触るといわず揉むなり挟まるなり舐めるなりご自由に(やはり特に表情を変えず、どうぞ、と軽く胸を突き出す始末。とはいえ別段軽蔑したり呆れているわけではなく、基本的に感情的でないときはこんな調子である。あと、気に入らない相手に同じ事言われたら蹴る) [Wed 19 Aug 2009 22:34:14]
ルジェ > (ヴェルセリオスの判断が正しい。何故、スラムに来てお化けがくるだのなんだのが思考を支配するのかさっぱり判らない機械娘。 ルジェは見覚えのある人だ、と気づいた瞬間、ほーっと、肩の力を抜いた) 「ヴェルセリオスさん、一杯濡れてるよ。いーよ?ルジェん家じゃないけどー。 藁一杯あるの。 部屋に一杯。だからね? 此処で休んでもいーよって。 お天道様がいってくれたの」 (勝手たる解釈を悪びれるでもなく報告。 そうしてヴェルセリオスが中に入ってくる折に跳ねる水音に思わず両手で顔を庇った。 飛沫が半端なく飛んでくるとか思ったからだ) 「わっきゃーーーっ!ヴェルセリオスさん胸おっきいっ! ルジェ触っていーい?」 (エースさんもきっとこーゆーのがいっかもしんない、そんなジェラシーにも似た思いにさらされながらもたゆたう胸はしっかとルジェの量目を奪って離さない。 出るところは出て、くびれもしっかりしているとはなんというないすプロポーッションっ! ルジェの両手が本人の顔から離れてたぷたぷ揺れるその胸に触れようとか、片手、人差し指でぽにょんとか触ろうと動いている始末です) [Wed 19 Aug 2009 22:26:07]
ヴェルセリオス > (最初はすわ物取りか、と内心身構えていたが、ずぶ濡れでもはっきりと――特に、自分の眼であれば――解る、ルジェの明るい髪と目の色。それと悪戯な表情が記憶との照合を容易にしてくれたのであった。得体の知れない誰かと、とりあえず色々と話した事のある相手ではまるで別物。故に、肩の力を抜いててくてくと近づいた。実際にはばしゃばしゃだが)ここは、貴方の家でしょうか?そうで有ってもそうでなくとも、特に問題なければ私も少々雨宿りさせて頂きたいのですが…如何でしょう?(ぼたぼたと髪を、肩を、胸を伝って雨が地面へと落ちて行く。濡れてぴったり張り付いた服が浮き彫りにする胸や尻はやはりばいーんと大きく、其処に視線が向いているのに気づくと…)……(無言で両手を持って乳を持ち上げ、ゆさゆさと揺らして反応を見る始末だ) [Wed 19 Aug 2009 22:20:00]
ルジェ > (なにやら足音が聞こえるも、雨の音でそれが生身の人間なのか、お化けなのかさっぱり区別がつかないルジェの思考(2極端)。 なので、今宵一体ヴェルセリオスの身になにかあったのか予見する力があったのなら、はりきって転職していたことでしょう。 …しかし、そんな能力なんて、なかった) 「…いててー。 …て?」 (さすがにその足音も近くまでくれば誰、かとはは判る。生きているかどうかはまだ疑っているという臆病者。 雨音も雷も、風もとりあえずシャットダウンしてやるーーー!とばりに扉を閉めようとしたら、ルジェの遠い記憶。 見たことが、ある人がお辞儀してくれたので、釣られて、お辞儀) 「今晩はー。 ねー、ねー、ずぶ濡れになってる、るー…よっ!?」 (胸がっ、私にないものがあるとばかりにそれに釘付けっ。 暫くは虚無僧の如く←言いすぎ、邪念抜きにてお仕事励んでいたのに復帰するのは瞬速だった!」 (入って! 雨、もっとひどくなりそうだから」 (入ってこないと、しめちゃうぞー、とか上目遣いにもにま、とか悪戯っ子のような表情を覗かせた) [Wed 19 Aug 2009 22:14:09]
ヴェルセリオス > (訂正*雨のせい) [Wed 19 Aug 2009 22:10:29]
ヴェルセリオス > (ちなみに面倒くさがりなのか、傘もささずにずぶ濡れである。体に張り付いた服が少々R指定ちっくだが飴の正で逆に見づらいという。) [Wed 19 Aug 2009 22:10:04]
ヴェルセリオス > (とかなんとか呟いていると)…………おや、お久しぶりですね。(丁度ドアを閉めようとしたルジェと眼が合うのであった。そして何事も無かったかのようにさらりごあいさつ一つ) [Wed 19 Aug 2009 22:07:34]
ヴェルセリオス > 男と言うものは、どうしてああもこう…ヘンなところに力を発揮するものだか…(市内を揺るがしたパンツ消失事件もすっかり需要が追いついて過去のお話。基本的に女性的な身体のせいか、自分も見事にその対象となって下着が消えて、その間は件の酒場はお休みしていた。いや、別段ノーパンで働いてめくられるぐらいなら構わないが、そこらの男連中よりちょっとばかり立派なモノをぶら下げているとなれば、敬遠されること請け合いだ。それももう先月のことか。そして今はその酒場の帰り道、近道を歩きながらぶつぶつ呟いていた)…全く、一人が後ろから尻を触ろうとして、其れをブロックした瞬間に前から右と左の胸を両方から触ろうとするとは…一人踏みつけて「俺を踏み台にした!?」と言わせればよかったかしら(結果としては、二人目…右の胸はモロにもまれたが一人目と三人目は撃墜。全くおさわり酒場は地獄である。ふーはは。誰) [Wed 19 Aug 2009 22:06:17]
ルジェ > (ぴしぴし。 …どころがバケツひっくり返したような雨の反撃にルジェは目を見開いた。 頭上を見上げれば、もう、燃え尽き寸前ですよ、お嬢さんー…などと。 なんとも頼りなげな屋根の悲鳴が聞こえてきそうな気配。 流石に濡れるのはやばい、そう感じたのかずりずりと、腰を落としたままに壁づたいに両手を広げてがっさがっさ何処か入り口でもないものか、探していたら) 「…あれ?」 (さわさわ。 約一部、壁、ではないものが手に触れた。 ルジェは目を細めてそちらの方へと視線を動かしたが、暗さには勝てる筈もなく。 手探り状態のまま、その扉らしきものに手を届かせてはがばりっ、開いてみせた) 「中入れるんだっ! …って。きゃーーーっ!きゃーーーーーっ!!!」 (昨日の俺への悪口はしっかと聞こえてたんだぞばりに、雷が轟き、ルジェは精一杯悲鳴を上げた。 ここに落ちないでくださいっ!とか都合の良い呪文を唱えつつ、勢いよく駆け込んでみれば足元のものにつま先とられ、殆ど中へ突っ伏しながら駆け込んだ状態。 わさっ、と藁の中から顔を出すルジェ) 「お部屋じゃない、のー? 此処、何処だろ」 (でも雨露防げるかも。そんなことを思っていたけれど。 風やら雨やら扉開いたままでは中に入ります。 すぐにルジェは慌てたように膝をたてたまま体制をなおしては扉をしめようと、動いた) [Wed 19 Aug 2009 22:01:41]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『…まったく。』 [Wed 19 Aug 2009 22:00:50]
ルジェ > ↓訂正:右足は義足なので痛みが走ることはないですねー…(しょぼん 左足首の間違いです [Wed 19 Aug 2009 21:49:20]
ルジェ > (ずき、ロングブーツの足元に痛みが走って。 ルジェは眉を寄せた。 派手にすっ転んだつもりではないのに、思わぬ右足首をひねった様子。 ルジェは頬を拭った掌に滲む血を舐めながら、より雨音が激しくなるにつれ、ばたばたと強く屋根が軋む音が聞こえて。 ルジェは壁に身をますます摺り寄せた。) 「あれー? …えっと、何処で転んだんだろ」 (酒、でも飲んできたのか、この娘。 今一前後の記憶が定かでない。 じつはちょこっとだけ飲んできた。うーろうろ。スラムの知り合いのお家でも行こうと思ったものの、やっぱり場所に辿りつけなかったルジェ。 と、ふと古びた街灯を背に鼻歌歌うくたびれた風袋のスラムのおっちゃん発見! (ぴっこーん)…で、人がいるーとか、にっこし近寄って道教えてくださいとか尋ねるつもりだったのに、喉渇いたからお水下さいなどと用件180度回転にて警戒心皆無で話かけたものの。 頬が蒸気して呂律回らぬおっちゃんが一杯くれたのは、水、ではなく酒だったりするのだけれど。 …何分当人が気づいていなかった) 「ふりゃふりゃする。 …はっ、ダメだっ。 ルジェちゃんとお家帰んなきゃ。 お化けさん出たら道きこうっ」 (ちょっと怖いけど。 かなり怖いけど。 すんごく怖いけど。 ぐるりぐるり思考が回る。 ついでに酒も回って目も回る。 痛みだけがようやくルジェの思考を現在に繋いでいるような、もの) [Wed 19 Aug 2009 21:37:22]
ルジェ > (どうやら雨が小雨になった辺りで、あちこちに僅かばかりの賃金代わり、そんな果物を知り合いに配りに行こうとしたらしい。 しかし、思わぬ方向音痴の配達屋。まっすぐ到着地に着く筈もなかった。 居住区かと思ったらー…、墓地。 淫売屈かと思ったら、べたべたのお店前。 と、そんな調子でどこをどう歩けばそこへあたるんだとばかりに歩き回ったもんだから、疲れも手伝って気分転換に夏祭りでも見に行くんだ、などとなんとか発起して立ち上がって歩いてみやれば、到着地点はよりにもよってスラムである。 ぶっちゃけ何度となく迷子になってはふんらりと訪れた場所であれど、豪雨も手伝っていつもよりずっと、スラムの町並みが薄ぼんやり、なにやら不気味なひんやり冷たい空気すら感じて。 ルジェは体を奮わせては暗い夜道に目を細めた) 「…ぐっ。お化けとか、出るのかな」 (ここ、病院じゃないんだけどな、とか。 お化けの場所まで確定してどうするという感じではあれど、至って本気のルジェの心境。 寒くて小さく肩を震わせながら、もし、もし、お化け出てきたら病院紹介してあげようとか、思考が可笑しな方向へ傾きつつ足の疲れを癒している様子) [Wed 19 Aug 2009 21:08:47]
ルジェ > (今一頼りになりそうにない、そんな古ぼけた屋根の下。 思わぬ豪雨に足止めをしっかりくらった機械娘1匹。 ぎゅ、と外套を握り締めて、できるだけ体が濡れないように建物の壁に寄り添って小さく小さく、身を縮めては困ったように黒く染まる夜空を見上げた) 「うー…、ごめんなさい、お天道様ー。 ルジェ帰りたいです。 帰らせてくださいー」 (小さくぶつぶつと。ルジェの言葉は雨の音にかき消された。 大切そうに抱きしめたいつものリュックではない布袋を抱きしめつつ、頭を垂れては溜息ついた) 「…芸能横丁の近くってこの辺じゃなかったのか」 (ぽそり。 地図ちゃんとみたのにー、とか文句垂れていたのだけれど、あいかわらずお花畑のような地図でなにを捉えることが出来るのか機械娘しかわからないであろう。 ルジェは布袋を抱きしめたまま、先日とは違う雨の激しさにこし、左手で右の僅かに残る生身の頬を拭った。 少し、擦傷があるのはどの辺りかで転んだらしく) 「痛っ! …うー、雨、やまないのかな」 (機嫌悪いのかな、そんな風に空を見上げては困ったように溜息を落とした) [Wed 19 Aug 2009 20:59:48]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『思わぬ災難』 [Wed 19 Aug 2009 20:50:19]
お知らせ > プリムラさんが帰りました。 『( 気が利く人が傍にいるといいなァ。 )』 [Wed 19 Aug 2009 02:30:13]
お知らせ > ライヴィスさんが帰りました。 『( 眠る前に、暖かい紅茶でも入れてみよう。――そンな事、考えた。 )』 [Wed 19 Aug 2009 02:27:44]
プリムラ > ( 例え奴隷の扱いを知ったところで、 この少女に出来るかと言うと ――― なんかもう、今更で出来ない気はするけれど。 ) ( 少女自身は自分の変化に気付いているのか いないのか。 恐らく気付いていないだろう。 行きましょう と言われるのに頷いて、 歩き出す。 ) ―――― くしゅっ ( 歩きながら、 たまにくしゃみも して。 帰ったら身体洗って着替えて眠ろう。 そうしよう。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:22:54]
ライヴィス > ( 吸血鬼としては今の環境は素晴らしく良い訳だから、 其れは奴隷の扱いじゃないですよ、とか 絶対に言ッたりしない。 )  ( 最近は、笑ッてくれる様になッた、 ッて 嬉しい気持ちになる。小さな子が 感情を隠さなきゃいけない とか、出せない、なンて 悲しい事だ。 少女の様子に、眼を細めて 小さく笑う。 )   ―――― 行きましょう。 ( 傘を持ッているから、手を繋いだりは出来ないが。 少女の歩みに合わせて、 歩き出す。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:13:08]
プリムラ > ( 奴隷なのか使用人なのか友人なのか。 少女としても扱いがよく分かっていない。 まぁ奴隷は所有物だから、どんな扱いをしてもいいハズ! うん。 ) ――――― … 。 ( 楽しみ。 楽しみが 楽しみ。 なんだかとても暖かい気持ちになって、 ぇへへ なんて。 そんな感じで笑うだろう。 ) ――― … 「 ァー。 こりゃァ風邪に要注意 だナ。 」 ( 心は温かくなっても身体は温かくはならぬ。 気付けば濡れた服にどんどん体温奪われていた。 帰りましょうか という問いに、 コックリと首を縦に。 頷いた。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:05:58]
ライヴィス > ( 花火、お祭り、――基本的に奴隷はそンな場所に行く事なンて滅多に無い筈なのに。不思議な気分だ。 )  ―――― … ? ( つン、と服の裾が引張られれば 顔を少女へ向ける。 )    …  僕も、楽しみです。 ( 楽しみだと笑う彼女が可愛らしくて。自然と笑みが洩れた。 ――迷子云々は、手を繋いでいればきッと大丈夫だろう。 )  …さて、―― 服乾かさないと風邪引いちゃいますね。 ( 少女も、雨に濡れてた筈だ。 … 帰りましょうか? と、彼女へ。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:57:45]
プリムラ > ―――― … 。 ( 花火も、夏の風物詩 も、 よく分からないけれど。 なんだかとても 楽しい気分。 ) ――――― … 。 ( ねぇねぇ、 と言うように、 吸血鬼の服の裾をちょっとひっぱろうとしつつ 。 )――― ……… たのしみ …。 ( って、 ふわふわ と笑顔で 言うだろう。 吸血鬼の失礼な心配なんて知らない。 けれど心配は尤もなことで、 何かに気を引かれて離れる ということは無いにしろ、 人の多さで逸れてしまう事は大いにありそうだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:49:15]
ライヴィス > ( 吸血鬼の頭ン中も少女と同じ様な ファンタジック花火が思い浮かンでいたり。 )    ――夏の風物詩…。 ( 夏、―― 花火や浴衣は見た事が無いけれど。西瓜とか氷とかそンな物を想像した。 )  綺麗 なンでしょうね。 夜なら多少は涼しいでしょうし。 ( 吸血鬼は暑さなンか感じないが。 …人で混み合うのだろうし、 プリムラ様は平気かなァ、とか 迷子にならないかなァ、とか 今からなンか失礼な事を思う。大して年は違わない筈なのに、なンだか心配で仕方が無い。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:40:40]
プリムラ > ( 空に浮かぶ花みたいな火 ―――― 。 少女の頭の中に浮かんだのは、 お花の形をした ふぁんたじっく な 火の玉 だった。 ) ( どうなんだろう ?  なんて、首を傾げつつ。  雨が止むといい には、 1つ 頷いた。 ) 「 アレだな。 夏の風物詩ってェやつだナ 。 」 ( 夜の空の咲く花の下。 浴衣を着て た〜ま○〜 なんて、 夏の風物詩の1つ。 ) ( 少女自身は見たことないけれどッ 。 本に少しだけ書いてあったきがする程度。 ただ言ってみただけ というやつだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:30:38]
ライヴィス > ( 漸く納得してくれた少女に、安心した様に息を吐き。 )  空に浮かぶ 花みたいな火 ッて聞きましたけど ―― どン なですかね。 ( 楽しみです、ッて云いながら。相変わらず雨の降り続ける空を見上げた。 ) ――― 雨 止むと良いですね。 ( 火、と云う位だ。雨が降ッたら出来ないンだろうな、なンて。 )  ―― アマウラの衣装… ですか? ( 記憶たぐッても残念ながら想像はつかなかッた が、 )  良いですね。見てみたいです。 ( ―― 笑ッて返す。 雰囲気大事。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:18:14]
プリムラ > ―――――― …… 。 「 … ま、 確かに雷みたイだったら、 こンな異国の地まデ広がらナいナ。 」 ( ころりと変えられた意見。 少女はやっと納得したらしい。  音は大きいらしい というのには不安そうな目をしたが 、 まぁ ―――― 。 ) 「 よーシ。 楽しみだなァ、 花火。 」 ( 吸血鬼と一緒ならば、きっと怖さ半減 かもしれない。 ) 「 雰囲気ヲ出して、 アマウラ衣装でも着込むべきカ?? 」 ( そんな提案までしてみたり。 雰囲気って大切 。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:10:12]
ライヴィス > ( 見上げてくる桜色の瞳を、赤色の瞳に映して。 一つ、縦に頷いた。 ) 本当ですよ。――ほら、雷みたいだッたら 誰も遣ろうとか言い出さないンじゃ無いですか? ( さッきは雷みたいだのとか言ッてた吸血鬼は、ころりと意見を変えて。そンなに反応するとは思わなかッた ――。 )   ( 見上げ続ける少女に、スーッと視線を外し。 )  … 音は、大きいらしいですけど。 ( 雷みたいな感じじゃ無いとは思いますよ? なンて。吸血鬼自身見た事が無いンだ。 噂話とか世間話とかを聞きながら、想像しただけ。 )   … 、 ( 一緒に行くか、の猫の台詞に きょとり、とした表情浮かべたが、 ) ―― … 光栄です。 ( 直ぐに笑みへと変わる。 ――少女には友達は居ないのか、と。こう云う話しや、後ろ付けていッたりで、少女を探ろうとする辺り、ストーカーの名は否めないのかも、…いや断じて以下略)) [Wed 19 Aug 2009 00:55:39]
プリムラ > ―――――― ………。 ( 捲くし立てられた言葉を聞いて、少女は じ ぃ と、 桜色の瞳で吸血鬼を見上げるだろう。 本当に? と 言わんばかりに。 恐らく他の何よりも雷を苦手とするこの少女には、先ほどの言葉はトテモ衝撃的だったらしい。 ) ―――― … 。 ( 一緒に と 、 言われればやはり少女は吸血鬼を見上げたまま。 花火は雷みたいだ というのは嫌な意味で 、 気になるが ―― ) 「 じゃァ一緒に行くかァ。 ロゼも1人で見るのはつまらなかったしナ 」 ( だって悲しいことに、少女には友だちは(以下略) そして吸血鬼奴隷はストーカー疑惑浮上。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:46:19]
ライヴィス > ―― あ、すみませン…。け、けど、綺麗 みたいですよ?空に花が咲いている様 ッて話しを聞きました。 ( 焦ッた様に、言葉を捲し立てる。音は凄いらしいが、 ッて事は云わない様にしよう。さッき雷みたいだッていッた時点で気付いているかもしれないが。 )    ――― 僕は、 ( うーン、と少し考える様な間。 )  興味はありますけど、…一人で行く様な場所でも無いですし。 プリムラ様が行くならご一緒したいです。 ( なンて、へらりと笑う。…実際花火なンて物は見た事が無いし、興味はある。知らない事が有るのは嫌だ。許せない。そンな変な意地。 …彼女が、友達とかと行くと云うのなら、こッそり付けるつもりだッた。(断じてストー以下略)) [Wed 19 Aug 2009 00:33:12]
プリムラ > ( 知らぬ吸血鬼の内心。 いつか下克上されてしまいそうだ。 コワイコワイ。 ) ――――― … !!! ( 花火は雷みたい という言葉に、 ビクリと 怯えるように身体を強張らせるだろう。 花火は見ないことにしよう。 そうしよう。 けれど見ないは見ないで、花火の音で更に怯えることになってしまいそうだ。 ) ―――― … 。 「 お前サンは見に行かないのカ? 花火 。 」 ( と、 人形からの問い。 ――― 確かに人ごみは得意ではないが、それよりもまず、一緒に行く人がいない というのが大きくて。 まだヴェイトスに越して日も浅いので友人もいなく。誘うなら吸血鬼を誘おうかと思っていたものの、 先ほどの言葉。 ――― 花火を見に行かない と、 言外に言われているような気が してしまったから だ。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:24:28]
ライヴィス > ―――――― あは、…有難う御座います。 ( 笑う人形にそンな言葉。…傘の柄握る力、僅かに強くなる。奴隷なンて立場、何時か壊してやる。 そンな心の内は見えぬ様、何時もの顔、を貼り付けて。 )      …、 ( 何度も何度も頷く少女。 )  ( やッぱり女の子 か。雷が苦手な様子の少女に、僅かに口許が緩む。 )     … 花火ッて 雷みたいなもンらしいですが。 ( ロマンの欠片も無い事をぽつン、と。餌取りの際に小耳に挟ンだ話しだ。 困ッた様な仕草に 不思議そうに、見遣ッた。人混みが嫌いなのか、――とイメージで。 ) ( 歩く速度は、少女に合わせてゆッくりと。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:18:39]
プリムラ > 「 よく気がきくヤツだナ。 」 ( さすが奴隷ッ なんて、人形が笑うだろう。 吸血鬼に傘を渡せば自由になった左手で、濡れた髪を軽くはらった。 ) ――― … 。 ( 雷は嫌、 という言葉に、少女はコックリコクリ。 何度も頷く。 あの光も 音も、 怖くて怖くてたまらない から。 ) ――――― … … ? ( お祭りのことは知っていたが、行かないのかという問いには若干、困ったように首を傾げるだろう。 此処から離れようという吸血鬼について、ゆっくりと歩き出す。 歩けるには歩けるが、その速度は大分遅いだろう。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:10:15]
ライヴィス > ( 役目に忠実なのだと胸を張ッて宣言したいトコロ だ。 ) ( 不思議そうな少女の様子に、 お気になさらず、とでもいう様に微苦笑浮かべ。 ) ――― いいえ。当然です。 ( と、傘を受け取れば翳し。 雨は未だ止む気配を見せない。 ) … 雷、は 嫌ですね。 ( 煩いし、落ちるし。 ――そンな事考えていれば、 あ、と何か思いだした様に彼女へと 視線下げる。 ) … そういえば、――アマウラのお祭りが遣ッてるみたいですよ。 花火、プリムラ様は見に行かれないンですか? ( 僅かに首を傾げ。 …少女位の年齢ならば友達が居てもおかしくない、と思うのだけれど。 )  … 取り敢えず、 此処からは離れましょうか? ( 死体のある場所で話す話でも無いか。…彼女を、死体から反対の方へと促そうと。 歩けますか?なンて 尋ねつつ。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:57:34]
プリムラ > ( 役目に忠実なのか単なる主人ストーカーなのか悩むトコロ? ) ( 似たようなもの という返事には、少女は少々不思議そうな様子見せるものの言及はせず。 ) 「 おォ。 ありがとサン 。 」 ( 吸血鬼が傘を受け取ろうとするのなら、 そのまま渡してしまうだろう。 だって其方のほうが背が高いので。 少女の背だと実は少し 大変だったり。 ) 「 ――― しかシ降るなァ。 雷が鳴らなきゃいいガ。 」 ( 人形が、そんな呟き1つ 落として。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:49:03]
ライヴィス > ―――… ? ( 強く握られた手に、不思議そうな顔をするも。あァ死体を見たからか、なンて納得して。 少しだけ握る力を強めた。 ) ―――― 散歩 …えぇ、似た様なものです。 ( 雨が苦手な吸血鬼。外に出れない、と云う訳では無いけれど。特別な事がなきゃァ出る事も無かッたなぁ、と内心。(断じてストーカーと云う訳では以下略)) ( 手が離れれば、其の儘傘は少女の手の中へ。 吸血鬼はと云えば傘は持ッていないけれど、大して気にした素振りでも無い。 一緒に入れる様に、と彼女がしてくれたのなら、 じゃァ持ちますよ?と傘を受け取ろうとするか。 ) [Tue 18 Aug 2009 23:39:15]
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