墓地 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 灯火さんが帰りました。 『これも一つのメシの種ってなもンだ。』 [Sun 25 Oct 2009 14:05:46]
◆灯火 > (缶の中で顔料をぐちゃぐちゃと撹拌し、刷毛で濃度や粘りけを確かめる。刷毛からどろりと顔料を滴らせながら、口元だけがやはりにやにやと笑って) 花に埋もれりゃわかんねぇ程度にゃ、きっちり化粧してやらさ。別嬪さん。 [Sun 25 Oct 2009 14:04:31]
◆灯火 > そんなツラで眠らせるのは心苦しいって輩がいるから、こっちが出張る余地があるってなもンだからねぇ。(掠れた咳のような笑い声。床にしゃがみ込み、荷物を探る。鏝やら縫い針やら綿花やら、一見すれば繋がりの訳が分からない物品を、慣れた様子で並べて。最後に塗料缶のようなものをドンと置き) それとも、そンな人を置いてっちまったなら、やっぱり不運かもしれンねぇ。まぁいいさ。 [Sun 25 Oct 2009 13:59:32]
◆灯火 > おぅやおや、随分苦しい目にあったらしい。もうちょっとマシな顔で死にたかったって思ったかい?このタチの悪いクソ病は、そんな気持ちも置いてかせちまったかい?(苦悶の表情で固定された黒い顔面を無遠慮に撫で回し、にやにやと歪んだ口元は問いかけのように) ……まぁ、何だね。それでもアンタは幸運の部類かもしれんさ。(曲がった背中を億劫そうにゆすり、担いで来た荷物を足元に下ろす。それなりに重みと嵩のある音がした) [Sun 25 Oct 2009 13:53:13]
◆灯火 > しかし黒いのばっかりだね。別の色を探すのがまるで間違い探しだ。ハハッ(掠れた咳のような声は笑うのに似ていた。杖をつきながら緩慢に中へと足を進める。ゆっくりと首を巡らせて、物言わぬカラダの群れを確かめるように。低い台の上に安置された死体の傍らで足を止め、手袋に覆われた手をぬぅと伸ばす) [Sun 25 Oct 2009 13:46:31]
◆灯火 > 商売繁盛とはいっても限度があろうにねぇ。ったく。(墓地の片隅にひっそり佇む遺体安置所――言ってしまえば死体置き場にぶつくさと愚痴る声が響く。遮蔽物を通しているかのように判然としない、奇妙にしゃがれたような声。杖を片手に背中を丸めた、黒いローブ姿の人影がその出所) [Sun 25 Oct 2009 13:40:28]
お知らせ > 灯火さんが入室されました。 『やれやれ……』 [Sun 25 Oct 2009 13:38:35]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが帰りました。 『…え、様付け、して…ましたか?私?(言われて気づき、首を傾げる、と。)』 [Fri 23 Oct 2009 03:57:47]
◆エシェラ・クラクハインド > (触れた手の甲が冷たいのは―――雨に濡れていたから。それが結論。その真偽を疑うことすらせず、そして静かに唇を離して…)社交…ですね。好意もあれば、只の挨拶代わり、というのもあります。私の気持ちは…今の唇に込めました。伝わっていれば幸いと…存じます(少し冷えた唇の上、名残を惜しむように指先でなぞった。そして、思い起こすように、静かに眼を閉じたのとほぼ同時に)…………ぁ………(髪に触れる、柔らかな感触。驚きに開いた目を、瞬く間にしっとりと伏せさせて…) [Fri 23 Oct 2009 03:56:48]
◆エシェラ・クラクハインド > ……不思議です。そう言われると…そんな気がしてきました(しとしとと降る雨、傘に当たってはじける雨音。―――どこか、違う世界に来てしまったかのよう。そんな思いが、静かに頭を横切って行った)……あ、いえ。私にとっては、寧ろ望むところ、でしたので…だから、気になさらないでください。(その実情は離せないけれど、自分にとっては不幸ではない、と大事なところを素直に伝えて…静かに、目を細めた)……雨に濡れて…首筋に絡み付いていた髪が、とても(返す言葉は、そんな感想じみたもの。というか、感想。うっとりと夢見るように眼を細めながら紡ぎだす)………そう、ですか。慣れていらっしゃるんですね(追求や疑問は、そろそろ瞼を閉じてお休みの時に入った模様。なぜ墓場にいるのか。どうしてそんなに平然としているのか。―――らしいから、いいか。もうそんな結論が出る始末。そして、共に歩き出す…その前に) [Fri 23 Oct 2009 03:50:35]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『 ―― リゼルで良いよ。 ( 様付けは慣れない、なンて。 軽く笑い、 墓地の外へ ―― )』 [Fri 23 Oct 2009 03:40:22]
◆リゼル > ――― 墓地に、私はよく居るからね。 …… ふふ、そう だね――。でも、そンな特別な事じゃないよ。 ( 別に、何が出て来たとしても勝てる とか 逃げられる、とか。そンな無自覚な自信 故。 ) … うン、じゃあ 一緒に行こう? ( 想像していた通りの答えを 紡いでくれた彼女へ。 僅かに 笑みを浮かべて、手を差し出そうか。 ) ( 蝶も、蝙蝠も、少女自身も演者だと 云うならば。子供も 演者に過ぎない。墓に居る アンデッドの一人 だ。 ) …?――― なぁに いきなり ? ( 先までとは違う真剣な様子に、 首を傾げ。 別に減るもンじゃない、と 左手を 差し出そう。 ) …、 人は、 ( 甲に 軽い口付けの感触。 其れを 血の色で見遣り、 ) 好意を向けた相手に するン だッけ ? ( 軽いキスも、深いキスも。 あァ其れならば、 ) ――… 、 ( また 次に逢えたのなら 友達に なッてくれるだろうか。 ) ( そンな思いを込め、 彼女の柔らかな髪に 口付けようか。 ――避けられたら 其れは其れで 構わない。 どちらにせよ、 すぐに 離し、 ) [Fri 23 Oct 2009 03:39:34]
◆リゼル > ( 如何すれば、と尋ねられたとしても 自分で考えろ、と云いそうな子供。如何すれば良いかなンて自分でも分かッていなそうだ。 ) ――― うン、そういうもの。 人が多いか少ないか 位の差じゃないかな? ( 其れは、子供にとッての感覚だけれど。 偉そうに、さも当然の様に 真実の様に。 告げる故の、説得力 かもしれない。其処には 裏取りも何も 無いンだから。 ) …君にはそう見える? ふぅ ン、 ( 可笑しげに口許を歪め。 見当違いの彼女の思考は 読み取る事が出来ないけど 。 褒められるのは 嫌じゃ無い。少し 照れ臭いけど。 ――其れは顔には 出したりしない。 ) ――― 勘当… 、そう、変な事云ッたね。 ( 御免、と告げる声は小さく。 ) ―――― 子供に 艶めかしいッて ?まァ 思うのは自由 だし、告げるのも自由か。 ( はッきりと告げられた其の言葉に、 何度か瞬きを。 優しい愛らしい笑み見遣れば、 やはり そッぽを向いた。面と向かい好意や本音を向けられるのは 得意じゃ無い。 ) [Fri 23 Oct 2009 03:32:16]
◆エシェラ・クラクハインド > ……………なんだか、ここをよく知ってそうな……やっぱり、墓地で眠れるような人は違うんですね…(「騒ぎ立てなければ…」と「怖がり」。闇に隠れて本当に何か来ている可能性もあるのに、まるで全部わかっている上で言っているような印象を受けた。でも、気にはなるけど追求しないことにした。多分突き止めたっていいことはなさそうだから)の、残らないです。ご一緒させていただきたいと思います…よろしいですか?リゼルさま(流石にこんなところで一人になりたいとは思わない。とりあえず今日の修行ノルマ分は達成したし。ちょっと足りないような気がするのは気のせいで処理。最近目に見えて増えた白黒の蝶と、小さな蝙蝠。ともすればこの墓場が舞台で、蝙蝠も蝶も、そして自分も演者になったかのよう。なんでそんなことを思いついたのか、自分でも解らないけど…とにかくそう思うのでした。そして)……(なにやら妙に真剣な面持ちで何か考えた後、静かに体の向きをリゼルへと向けて)……もし、お嫌であれば…遠慮なく頬を打って頂いて構いませんので……左のお手を、拝借させていただけませんか?(そうして手を差し出せば、その手を取って…止めたりしなければ、手の甲にちゅ…と軽く口付けしようとするだろう。勿論阻止は立ったまま気絶でもしてない限り可能なぐらいの速度である) [Fri 23 Oct 2009 03:21:20]
◆エシェラ・クラクハインド > (もしもの話なので本人が知る由はないが、その事実を知れば「ではどうすれば…」とうなだれるだろう。うぅー、とかうなだれながら)…そ、そういうものなのですか…(あまりに自然に紡がれた言葉が、静かにしかしさも当然の如く説得力を纏う。なんだか、この人が言うと本当にそんな気がしてくるのは―――気の迷いだろうか。リゼルのそれとは色合いの違う赤い瞳が、そっぽを向いたリゼルの横顔を映して…)そうなのですか?サロンで寛がれていてもおかしくないとお見受けしますけれど…あ、ありがとう御座います(どこか市井の人間とは一線を画した雰囲気から、国王が無視できないレベルの貴族の家の人なんじゃないか、という考えが鎌首をもたげていた。だから――逆に、おべっかじゃない本音を聞いたのが久しぶりだったのかな、と全く以って見当外れの考えが頭の中でくるり、めぐってた。そして名前を褒められると眼をぱちくりさせた後にはにかんだ。それはもう嬉しそうに)………既に勘当されたようなものですので、はっきり言って関わりはありませんが…(はい、もいいえも言わない。只、ぼんやりとした遠くの風景のような事実だけを口にして)…そうでしょうか。お相手の年齢に関わらず、そう感じたのであれば…いいと、思うんです(珍しくここだけははっきりと、子供(に見える相手)に向けてもいいんじゃないですか?と。はっきり返すのだった。しかもどこと無く嬉しそうに笑みを浮かべながら [Fri 23 Oct 2009 03:21:11]
◆リゼル > ( しゃがンで見られてもきッと文句は言うが。 肯定の彼女の言葉に、ひとつ 頷いて。 ) ――― そうかな? 墓地だッて他と変わらない よ。 ( 向けられた赤色の視線を 見上げ返して。この身長の差が憎らしい。 ――謝罪には、別に、 と そッぽ向きながら。 ) ――― 素敵、なンて 云われたの久し振りだな。 ありがとう。 …エシェラも 綺麗な名前 だね。 ( 綺麗に笑う少女に、 子供は 少しばかり口許を緩める のみ。 ) ―― ふうン。 貴族の娘とか? …そうは見えないけど。 ――― 艶めかしいとか、子供に向かッて云う台詞じゃ無いな。 ( 何処か可笑しな弁論に、気を害す事も無く。 くすくす、楽しげに笑う。 彼女は、からかいがいのある 人間だ。 ) ―― 罰ゲームね、 まァ変に騒ぎ立てなければ構わないけど。 …うン、嘘 だもン。 ( 何も無いと口尖らせる彼女に、 こてン 首を傾げ 悪びれも無く。 ) ―――… ふふ。 怖がり。 ( ポツン、 呟いて。 ) … さて、 私はこれから散歩に 行くけど ――― 一人で此処に残る?エシェラ ? ( 片手で持ッていたトランクを両手で支え、 きィ ――小さな泣き声と共に 蝙蝠が舞う。 ひらり、舞う 白黒の蝶と一緒に。 ) ( 如何する? と 首を小さく傾げながら 。 貴女の返事を 待とうか。 ) [Fri 23 Oct 2009 02:53:20]
◆エシェラ・クラクハインド > ……あ、はい……わかりました(身長が違うのだから、仕方ないのでは…と思うものの口には出さない。それでは、今度見つめるときはしゃがんで見ましょう、とポジティブシンキン。冷えた手が伝えた冷たさが、頭を冷やした…にしては違う意味でホットだった。)寝て起きたら…ですか。墓地で寝る…凄い精神力ですね……(そうつぶやきながら、すごいなー、と思いながら視線をリゼルに向けた。じぃ。そして2秒ほど凝視したところで)あ、す、すみません…(また上から見下ろしたのに自分で気づいて謝るのでした)リゼルさん、ですか…素敵なお名前です。(そう返す傘持つ少女は、楽しげに目を細め笑みを浮かべて…)あ、その…実家が厳しかったもので、つい…出てしまうんです。え?が、ガン見、ですか?いえそれはガン見では無くてそのー……濡れて張り付いた髪がなまめかしいなぁ…とか、思ってつい見とれて…(なにやら弁解が始まるが、言ってることがちょっとおかしいような気がする。かも知れない)わ、私もそう思ったんですけど、だからこその罰ゲームだって言われちゃって………?(指を背後に向けて指され――まるで後ろに何かいるような、墓場から起きてきたものがいるような言葉を投げかけられる。と)…お、脅かさないでください……何もいないじゃないですか…(恐る恐る振り向いて、何もないのを見てからふー、とタメイキ零してちょっと唇尖らせた。――――でも、なんだろう。この人が言えば、本当に出てきそうな気がする。なぜか、そんな漠然とした予感というか感覚が…そっと背筋を撫ででいった気がする) [Fri 23 Oct 2009 02:40:11]
◆リゼル > ( 少女の動作を視界に捉えながら、 彼女の向こう、虚空を見遣る。 雨は未だ シトシト、降り続いている様。 忌々しげに 肌に張り付いた髪を 梳かし、 ) ( チョップは当たッた様。 伸ばした手はすぐに少女から離し、 ) ――― …まァ、 別に良いけど。 私、見下ろされるのは嫌い なンだ。 ( 覚えておけと云わンばかりの 声音。彼女から離した手は 僅かに少女の熱が伝ッて。心地良いけれど、 落ち着かない。 ) ―――… 寝て起きたら夜だッた ッてだけだよ。 ( 嘘は 云ッて無い。 ゆる と、彼女の瞳へ再び視線を向け、 ) エシェラ――…? ( とン、と 傘の中へと入り。 ) 私は リゼル。 よろしく ? ( こてン、と小首を傾げて 。 ) ――― 随分と、礼儀正しいンだね …。 ( ガン見してた人物と同じには見えないよ、 なンて軽口を紡ぎながら。 返された、少女が此処に居る理由 に関しては、 ふうン? と口許を笑みに変え、 ) ―― 随分と季節外れ だし、 こンな時間にやるのは危ないン じゃないかな? だッて、 ねぇ、 ほら ――…、 ( 指を差すのは、少女を通してすぐ後ろ。 …貴女の背後。 ) … この時間はね、 アンデッドが起きだす時間 なンだよ ――…? ( 要は、貴女の後ろにお化けが居るよ 、ッてね。 … 冗談 だけど。 ) [Fri 23 Oct 2009 02:23:35]
◆エシェラ・クラクハインド > (静かに、深く、長く。吐いて……吸って………塩の満ち欠けより緩やかに、されど最後のカマイタチが薬をつけるよりは早く。教えられた呼吸の整え方を静かに繰り返す。そうしているうちに震えていた膝も止まり、心も落ち着くという寸法だ。それはいいのだが)………(あ、なんか不機嫌に…?でも、そんな顔も可愛いかなぁ…なんて思っていたら)あうっ?も、申し訳御座いません…(本当は遮るなり、避けるなり…するべきだったのだけれど、どうにも殺気もなにも感じなかったのでつい無防備採択。そして直撃。で、濡れた彼女の手の感触がどこと無く冷たくて気持ちよかった、なんて思うのでした)ええ…どうやら、そのようですね。……こんな夜に、傘も差さずに…如何なさったのですか?ええっと…私はエシェラと申します。お嬢様、お名前は?(近づいてくる彼女を遮りはせず、程なくして二人は同じ傘の下。その状態から僅かに体の向きをリゼルに向け、自分の名を告げた後に名を問うのだった。右手を自分の胸に重ね「簡略の礼にて失礼します」と静かに呟いた後に)(で)……………ば、罰ゲームで…季節外れの、肝試し……です(問いかけには、誤魔化しを、ひとつ) [Fri 23 Oct 2009 02:11:30]
◆リゼル > ( 僅かに眼の前の少女の身体は震えている様な 気がした。雨の所為で冷えたのか、恐怖なのか、 分からないけれど。 其の様子は可笑しくて、 くすくす 笑う。 ) ―――…そう、人間。アンデッドでもないみたい だね。 ふうン、なンでこンな所に …――、 ( 兎に角 見られていた。見下される事ほど不愉快な事は無い。 ムス、と口を一文字に結び、 ) ―― …そンなに見るな。 ( 少しだけ背伸びをして、額を軽く叩こうか。チョップな感じに。 ) …、 ( 呟かれた 言葉が、何を意味するかは解らないけど。 すとン、と踵を元に戻せば、 ) お化けでも人形でも ない、よ。生きてるよ。 ―― 私もね。 うン、御機嫌よう? ( のンびりとしたテンポで、紡ぐ言葉。 あえて 人間だ、とは云わず。 ) ( 少女の差す傘に入れて貰おうと、一歩近付く。 ) ―― で、 なンでこンな時間に 此処に居るの …?おねーさン? ( 僅か、 小首を傾げ。 ) [Fri 23 Oct 2009 02:00:29]
◆エシェラ・クラクハインド > (思わず心の臓が口から飛び出そうになった。本当に。でも、それをぐっとこらえる。まだ皆伝には程遠いけど、ひとまずのお墨付きは貰った身。只の小娘のようにがくがくぶるぶると震えるわけには行かない――――の、だけれど)(膝がほんの少し震えるのだけは、止めようが無かった)―――に、人間です。生きてます。そういう貴方は…少なくともオバケじゃない、みたいですね(そして、改めてランタンの灯りに照らし出された、自分より背の低い少女を見た。見た。兎に角見た。気が付いたらガン見)…………………お人形さんみたい…(先ほどまでのビックリした様子はどこへやら。姿を現した少女の――場所のせいか、それとも夜のせいか…静かに沁みるように妖しい――雰囲気に飲まれてしまったよう)……あ、し、失礼しました。御機嫌よう…!(見つめ始めてから呟くまで、おおよそ10秒。その後5秒経過して、はっ、とまた我に返ったように眼を瞬かせ、まず唇から紡いだのは…ごきげんよう、でした) [Fri 23 Oct 2009 01:51:49]
◆リゼル > ( 墓土を踏み 歩く音は、彼女に聞こえるだろうか。 ゆるり、ゆる り、 静かな歩調で 一歩ずつ。 ) ( ある程度近付けば、 少女の呟きが耳に届き。 ぴくン、と動く。 ―― 何を云ッてるのかは、良く解らない。ソレ共通語? なンて失礼なこと、内心 思いながら。 ) ( 暗い墓地に ぼンやりカンテラの灯りだけ。 ) …、 わあ 。 ( 光に照らされて。 そンなやる気の無い驚いた声。 慣れぬ光に若干表情を顰めるけども、 視線は 少女の赤の瞳へ 向ける。 ) ―――― こンばンは? 人間?幽霊? それとも別の何か? ( くすくす。 小さく笑い声零して。 雨に濡れた子供風貌は 問うた。あァ 子供は幽霊だと思われても 仕方無い恰好だ。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:43:15]
◆エシェラ・クラクハインド > …た、胆力。胆力は肝要なり……っ(ぶつぶつ。誰もいないと思っている少女がまた呟きを漏らす。だが、人が聞いても「何?」で済ませられるものだけを零している。そもそもなぜこんな夜の墓場を歩いているかといえば、いわば精神力の鍛錬である。夜の墓場は怖い。21世紀になっても怖い。ましてやこの時代は電気の灯りも無く闇の濃さはとても強い。そのなかを歩くことで動じない精神を養う、というつもりだが)…だ、大丈夫。大分落ち着いてき――――(袖の先から指だけ出した右手を胸の上に重ね、心拍数を確かめるように押し付けた。そして、大分穏やかに鳴ってきたそれにふー、と一息ついたのと…声を掛けられたのがほぼ同時) っ 。 (明らかに「びくぅッ!」と全身をビクつかせ、反射的にかざしたランタンの光で照らされたリゼルを…まんまるに開かれた瞳が凝視していた。多分3秒ぐらいそのまま硬直しているだろう) [Fri 23 Oct 2009 01:35:11]
◆リゼル > ( チカ、チカ、 と角度の関係か、 灯りは消えたり浮かンだり して見える。 どうやら奥へと歩む様。 ) ――――… 頑張るね −。 ( こンな夜中に。なンて独り言。 ポツポツと呟く少女の声は 聞こえないけど。 ) ( ――― 少しだけ離れた場所から、 動かず 其のホワイティア系の少女を 見遣ッていた、 ) …、 ( けれど、 ) ( いつまでも こうしている訳にはいかない か。 雨は容赦なく振り続いて、 髪が肌に張り付いて 気持ち悪い 。 ) ( ゆるり、 と 足先を 彼女へ向けて、 ) ―――― こン ばンは ? ( なンて、声を掛け。 ) ( 別に 大した意味じゃァ無い。 ほンの 気紛れ。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:28:32]
◆エシェラ・クラクハインド > 怖いのはおばけより生きている人間、怖いのはおばけより生きている人間…死んだ人間は動かないしなにもしてこない……と、唱えても怖いものは怖いんです…(ぶつぶつと泣き言じみた言葉を垂れ流すワリには、なぜかやたらと攻めの姿勢で墓地を歩く人影が一つ。左手に器用に傘持った上にランタン掲げ、右手はセーターの袖から指先だけ出すような形でリラックス。しているように見える。そして墓地の順路をつかつかつかつか、と歩いていた。ちょっとこわばった顔を浮かべながら右を向いたり、左を向いたり)……でも死体も動くから困ります……(ゾンビとかゾンビとかゾンビとか。焼いたらスケルトンか。ともあれ、程なくしてリゼルから少し離れた順路を、ホワイティアの少女が通るのが見えるだろう) [Fri 23 Oct 2009 01:20:10]
お知らせ > エシェラ・クラクハインドさんが来ました。 『うう……』 [Fri 23 Oct 2009 01:14:28]
◆リゼル > ( ―― チカ、 と遠目に光るカンテラの明かり。 ) ―――… 変に思われるか。 こンな場所に 居たら、 ( 溜息交じりに呟いて。 傍らに置いた大きなトランクに 手を掛ける。 ) ( あまり、 雨の中は歩きたくないけれど。 あの カンテラを持つ人物が 敵だッたら 厄介だ。 ) … こンな時間に 此処に来る奇特な奴も 居ないだろう に、ね 。 ( ふあ、と もう一度欠伸を零し。 木から離れよう。 ) ( 静かに、 しとしと と降る雨が、今は少しだけ 鬱陶しい。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:12:40]
◆リゼル > ( 蝶が一匹 、更にもう一匹。 ひらひら、と舞い飛ぶ姿は 幻想的。 ) ――――… 本当に 珍しい。 ( この時期に、此の場所で 蝶 なンて。 ) ( 嗚呼、 でも、 ) 蝶にも 仲間は いるン だね ―――…。 ( ただの同族 かも知れないけど。 ひらひら 、ひらひら。 飛び続ける蝶に そンな事を 思う。 ) ( 視線は墓土へ 落として、 ) [Fri 23 Oct 2009 01:06:55]
◆リゼル > ( 静かな音を立てて降り続く雨の中を、 ) ( ――― ひら、り。 白と黒の翅をもつ蝶が舞ッた。 ) …珍しいね。 こンな時期 ―― に ? ( 暫く此処の棺桶で また眠ッていた所為で 情報に疎い。 ふぁ、と欠伸をひとつ 零して、 ) ―― むう …。 止まないなら、 走ッていこう かな ? ( ねえ? と、傍に仕えた 蝙蝠へ。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:02:06]
◆リゼル > ――― 雨、止まない ね …。 ( 誰に掛けるでも無い言葉を紡ぎ、空を見上げた。 ) ( ポツリ、 ポツリ。 ――木の下に居ても全ての滴を防ぎ切れるものでは 無く。 髪も、外套も、すッかり濡れてしまッている。 ) ――― 云う事聞いて、早めに 宿、とッておくンだッた なあ…。 ( 溜息を ひとつ。 ) ( 墓地を見渡せる 少し離れた木の下で、 空から視線を墓標が並ぶ場所へと 映し。 ) [Fri 23 Oct 2009 00:55:44]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 『( ―― 大きな墓地の 木の下で。 )』 [Fri 23 Oct 2009 00:49:34]
お知らせ > スゥ@蝶さんが退室されました。 『( 右側の額の黒いシミに 気付く事無く、 家路へと。 )』 [Sat 17 Oct 2009 20:40:54]
◆スゥ@蝶 > ……… ッ、 ( ぐるッと何かが反転する様な、 気持ちの悪い浮遊感。 ) う 、 うえ ッ、 ( 込み上げて来る嘔吐感。 土へと顔を向ければ、 底には雨に濡れた土しかなかッた。 ) …… 、 ( 辺りを見渡す。 何も、何も無い。 チョウチョも死体も、笑い声も悲鳴も。 何も 無い。 ) ( 空から降るのは 雨だ。 ) ( さッきと同じ、雨。 ) ――― カゼ だから、 へンな ユメ みたの カナ…。 ( 気持ち悪さも 抜けないし。 今日は やッぱりもう帰ろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:40:25]
◆スゥ@蝶 > ――――……… ッ、 ( ひらり、ひらり。 お空から降ッていたのは雨じゃ無くて、 ) …… チョウチョ …? ( 何匹も、なン十匹も、何百匹も。 ) ( ばくばくと鳴る心臓は 徐々に、徐々に落ち着いてきた、けど。 ) ――― なンで チョウチョ …、 ( なンだろう 。 焦げた黒いのから、 白い物が抜けて、蝶々に変ッた の ? ) [Sat 17 Oct 2009 20:37:12]
◆スゥ@蝶 > ( 何処からだろう、悲鳴が未だ聞こえる。 ) ( 其れを、消す様な 笑い声。 ) ―――― やだッ、 やあ ッ…!! ( 其の場にしゃがみこンで、呟く様な小さな悲鳴。 ) ( 笑い声が まだ聞こえる。 うッすらと開けた眼に 焼けた、焼け焦げた、黒い 何か。 ) …… ぁ、 …ぁ ゃ ッ あ… ッ、 ( 其れが人間だと、人間だッたものだと 気付くのに少し時間を要した。 ) ( その死体から 何か 薄い白の様な、光の様な 細いものが天へと 登ッて ―― ) …… 、 ( 涙でぼやけた瞳を 空へと、向けた。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:34:18]
◆スゥ@蝶 > ( ―― 死体がが目の前に あッた。 ) ――――…… ッ!! ( ひゅッと息を飲む。来た時はこンなの無かッたのに。 何時の間にか重なりあう死体があッて、 ) … やあ ッ、 …!? ( 眼を背けるように右を向いた、のに。 死体は 辺り一面。いッぱい。 あァ、死体の眼が こッちを見てる気がする。 ) …… ッ、 ( 何処からか 響く 銃声。 泣き叫ぶような そンな 悲鳴。 ) ……… ッッ ( ぎゅうッと 眼も耳も塞ぐ。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:29:20]
◆スゥ@蝶 > ―――…、 ( はあッと洩れる吐息。まだそンなに寒くないから、白にはならず 消える。 ) ( 頭がぼンやりして、風邪ッぽい。 ) なかなか ナオラナイ −…。 ( 傘も差さないで来ちゃッたから、心配掛けるかも。そンな思考が今更頭を巡ッて、 うーッと小さな唸り声零しながら、眉尻を下げた。 ) なンで、カサ わすれちゃッた カナー…ッ。 ( きッと 熱ッぽくてぼンやりしてるからだ。 ) ( はふッともう一度息を吐いて。 帰ろう、と足先を出口へ向けた。 ) 【判定】 [Sat 17 Oct 2009 20:25:07]
◆スゥ@蝶 > ( のろのろと緩慢な動作で家を抜け出して、のろのろと歩ンだ先は 墓地だッた。身体に当たる雨は冷たくて、ぶるッと滴払う様に 顔を左右に振ッた。 ) ――――…… ン に ィ…、 ( 此処に、用なンて無い筈なのに。なンで此処に来たンだろう。 ぐにゅ、ッと雨に濡れた墓土を踏みつけて、歩く。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:19:31]
お知らせ > スゥさんが来ました。 『( 雨が 降ッてる。 )』 [Sat 17 Oct 2009 20:16:58]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが帰りました。 『( 試しに吹いてみた口笛は、結構なんとかなったもの。 )』 [Fri 16 Oct 2009 23:18:55]
◆ヘヴン@試薬 > ……こまったことではあります。 ( ふらつかせていた足を一度大きく振り上げて、その反動ですとんっと地面に降りる。そんな所作は無意識か、意識的か 殊更子供じみたもの。軽い裾がふわふわと夜風に靡いて、けれどそれも黒いから 融けて溶けて分からないくらい。 ひたひた、数歩歩いてから。墓碑の群れを振り返って、顧みて。 ) このふうていでは、レクイエムもうたってあげられないわ。 ( 伏せた紫眼、ゆるく上がる口元。 憂いのような、微笑のような曖昧さ。 長く伸びた黒髪が、風の強く吹くいとままで、全てを覆い隠して。 ) ……もうすこし、おおきくなってから、なら。 ……だから、あのすがたなのかしら。 ……わたし。 ( 物珍しい遊びから興味を遠ざけていく子供のように、くちずさむ事は自分だけに意味がある。 それも何処かうたうように、謳うように …歌のように。 ) [Fri 16 Oct 2009 23:18:42]
◆ヘヴン@試薬 > ……ちゃんと、顔出ししないと、そろそろふしんがられてしまうんですけど。 こうかが、どれくらいつづくのかをきいておくべきだったかしら。 ( 独り言にも苦労する現状に、さざめく笑い声が墓地に流れていく。独特の高さを孕む子供の声で。そんなものが夜に響けば、それこそ迷い出てきたような誤解もあるかもしれないけれど。 日頃だってそんな逞しくも無いけれど、輪を掛けてちっぽけになったてのひらを、夜空に向けて翳してみる。 ぼんやりと浮き上がる肌色は白く、やっぱりこれだけ見ていると幽霊じみている気もして。 くすり、くすり。さざめく声は流れゆく。 ) [Fri 16 Oct 2009 22:42:14]
◆ヘヴン@試薬 > 前にも、こんなくうきはあったきがします。 まったくおなじでは、ないけれど。 ( 根拠はない。直感と言えるようなものでもなく、それはあくまで経験となぞらえるだけの、空気の味に似た感覚。 唇を軽く舌で舐めて潤せば、墓地渡る風がひやりと冷感を運んでくる。 もう、そんな季節。 ) ひえこめば、ここがにぎわうのも あるしゅの道理、ですけど。 ( 踵が無貌の石をかつんと鳴らす。 何もないのっぺらぼうの石面は、よくよく見ればすり切れて、もう元の字なんて判別出来ないような銘が記されているけれど、こんな夜の中では見落としても仕方ないくらいに、もう遠く遠く、掠れた文字列。 かつん、遠く刻まれた誰かの名の上を、踵がまた叩く、鳴らす。 ) [Fri 16 Oct 2009 22:34:23]
◆ヘヴン@試薬 > ( それは如何にも子供が着るらしい造作の衣服の裾で、この季節にしては少し生地が軽すぎるきらいはあるかもしれない。特筆する程軽やかな足取りでもないけれど、何せ全体的に小さいだけに、身軽じみた挙動になるのは否めない。 これもささやかで、でも結構大きな変化なのだと思いはする。 視点の違い、姿の違い、耳に届く自分の声の違い。 自分のこんな時代の感覚なんて知らないから、新鮮と言うよりは奇妙な感じ。 そんなふわふわした感覚に数日浸っていたから、だろうか。 普段の己の領域に近付いてみよう等と思い付いたのは。 ) なんだか、へんなぐあいに……ざわざわしてる気がする? ( もうすっかりと夜に染まった墓地の片隅、無貌の石に腰掛けて、ふらふらと爪先を揺らす。 迷子と言うには確信的過ぎるけれど、周囲の景色からは些か浮くのはどうしようもない。 本来の修道女めいた外観ならばまだしも。 ) [Fri 16 Oct 2009 22:24:26]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが来ました。 『( 黒い裾がひらり、靡く。 )』 [Fri 16 Oct 2009 22:20:31]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが帰りました。 『( 仰向いた額に蝶が止まる。 ――額の右寄りに、また黒く 痣が )』 [Fri 16 Oct 2009 03:55:03]
◆ドライツェ@蝶 > ( ――そして、棒立ちのまま聖句を唱え続けているらしい自分も。 彼らを止めなかった )( それはきっと、ただの偶然。 長い聖句の最後の一節を結び終えたと同時に、 ざあ。 魂の群れは天上へ。 そのかわり、天上の嘆きじみて白黒の蝶が―――― ) [Fri 16 Oct 2009 03:52:09]
◆ドライツェ@蝶 > ( だって、ほら。 ――――誰かが。 そうでなければ、皆が。 楽しそうに楽しそうに、ひとを殺しながら嗤っている。 放たれた炎に肉と髪が焦げて酷い臭いが漂っているのに、炎は徐々に迫っていて、銃の火薬に引火すらしつつあるのに。 誰も止めない。 誰もやめない ) [Fri 16 Oct 2009 03:47:47]
◆ドライツェ@蝶 > ( 聖句は死者のためのもの。 ――だから、亡骸が山をなしていてもおかしいことは何もない。 そこが墓地なのだから、むきだしの骸が山と転がっている状態などあり得ない――――そんな当たり前の判断がつかない程度には、何かがもうおかしかった。 石斧のひと振りで誰かが死ぬ。 殺される。 誰かを殺した石斧の主は銃弾の前に殺される。 殺して殺されて殺して殺されて、その中で自分ひとりが鈍々と隔絶されて聖句をただ紡いでいる。 酷く場違いで、おそろしく何の役にも立たない。 ――汝殺す事なかれ。 誰もなにも、きいてはいない。 楽しそうで楽しそうで、たのしそうだ )【判定】 [Fri 16 Oct 2009 03:40:31]
◆ドライツェ@蝶 > ( やけに黒い亡骸だった。 それはまるでブラティリアの肌のようで、生前の彼は別の人種だったような気がするけれど、記憶を辿るのも覚束ない。 ――ここ数日の消耗具合は自分でもおかしいと思う。 おかしい? どうだったろう――――思い出すことができなかった ) ――――――――。 ( 墓地に弔ってやってほしい。 そう乞われて、それが自分の職務だから、今こうしているけれど。 本音を言えば、本音を言うのが許されるなら、頭も体も酷く重い。 教会も閉じて、僧房に篭もりいつまでも眠っていたかったくらい。 よくない風邪にあたったどころでは、ない――その判断も鈍く、遠い。 誰かが聖句を唱えている。 誰か。 自分か誰か、――誰かが ) [Fri 16 Oct 2009 03:13:31]
◆ドライツェ@蝶 > ( それは死者の安寧と救済を祈る聖句。 パプテスの手順に則った、聖職者を名乗る為にこれまでに何度も何度も経典を読み、唱えてきたそれは、いくら未熟な自分でもそらで唱えられるようにはなっている筈の。 ) ――――――――…… ( けれど今はその自信がない。 自分が何を言っているのか把握しきれていなかった。 ――確かに聖句は読み上げられている。 読み上げている。 なのに声それはどこか遠く、他人の声を聞いているよう ) [Fri 16 Oct 2009 03:01:32]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが来ました。 『( 聖句 )』 [Fri 16 Oct 2009 02:57:10]
お知らせ > アヤ@蝶さんが帰りました。 『( 今は、誰かの嘲笑が 耳から離れないから )』 [Wed 14 Oct 2009 22:52:27]
◆アヤ@蝶 > ―――― ( いったい、何が起こっているのかしら。 ) ( ねぇ、スタンツェル。 ) … どうしちゃったのかな わたし ( すン、と鼻を鳴らした泣き声まじり。 ゆっくり と、瞬きを。 して、 ) …。 ( 気付けば数多の雨に打たれ、浸り ) ( スタンツェルの墓前に立膝をついて、天を仰いでいた ) ――― ( ああ 抱きしめていたお花が、 ぐちゃぐちゃだわ。 なンて、ぼーっと手元へ視線を向ける ) ( こんなお花はスタンツェルにあげられない。 また、こんど。 ちゃんと、お参りにこよう。 ) [Wed 14 Oct 2009 22:51:35]
◆アヤ@蝶 > ( 見上げた先、 ) ―――― … ( 空からは 雨粒のかわりに、 白黒の蝶が ) ( ひら ひ ら ) ( ひ ら、 ひ、 ら ) … ( 数多、降り注ぐ ) [Wed 14 Oct 2009 22:44:25]
◆アヤ@蝶 > ( 響く、銃声。 上がる、悲鳴。 ) ―― あ、 ( また、だ。 ) …ッ、 ( がくがくと体が震える。 ) ( また、あの時と―― 川辺と同じ、 ) う、 ぐッ…… !! ( げほッ、 )( 広がる光景のきもちわるさに耐え切れず、しゃがみ込んで口許を手で覆った。 ) ( 傘がコロコロと転がって、それとは逆に左腕でぎゅッと花束を抱きしめる。 ) ( ああ、 熱い。 明るい。 ) … ( あれは、炎? ) [Wed 14 Oct 2009 22:39:50]
◆アヤ@蝶 > ―― ( 安堵したようにほっと息をつき。 体調の悪さも束の間忘れて、微笑を浮かべ ) ( ――― しかしスタンツェルの名が刻まれている筈の十字は、瞬きの合間に屍の山へと変貌していた ) ―――― ッッ!!? ( こんばんは、と紡ぐはずだった言葉を、ひゅッと飲み込む ) [Wed 14 Oct 2009 22:25:25]
◆アヤ@蝶 > ( そうしたら外はもう真っ暗で、オマケに降り出した雨がどんどん酷くなっていって、 ) … ( きてほしくなかったのかしら。 ) ( そンなことさえふと、頭を掠めた。 ) ――― ( それとも、遅いわよ って拗ねてるのかしら。 ふらふらとした足取りは、けれど迷うことなく彼女の墓の前まで進む ) ( 其処にはあの葬式の日と寸分違わぬ碑があった )【判定】 [Wed 14 Oct 2009 22:20:03]
◆アヤ@蝶 > ( ―― そう思って半ば飛び出すように家を出た ) [Wed 14 Oct 2009 22:14:48]
◆アヤ@蝶 > ( スタンツェルに 逢いたい ) [Wed 14 Oct 2009 22:13:45]
◆アヤ@蝶 > ( お仕事は、休んでしまった。 ) ( 体調が悪いからしばらく休むとは、ちゃんと告げにいったけれど―― ) ――― ( それ以外は部屋にこもって、毛布を被って ) … ( 食べ物も飲み物も、あんまり口にする気がしなくて ) ( ヘンな時間に寝て、 ヘンな時間に起きて ) [Wed 14 Oct 2009 22:13:17]
◆アヤ@蝶 > ( お気に入りの、紅い大きな傘は 今は、私を覆っているというよりも スタンツェルに、と持って来た花束が朽ちないよう守ってるカンジ。 ) ――― … ( でも、この雨の中供えたら結局ボロボロになってしまいそう。 馴染みのお花屋さんで、あれこれと考えて包んでもらったものなのに、 ) … 置いていこうかな、 ( …傘。 ) ( お花のために ) [Wed 14 Oct 2009 22:04:49]
◆アヤ@蝶 > ―――― ( 傘を差してる意味って、あるのかな。 ) ( そんなことを、ぼんやりと考えた。 ) [Wed 14 Oct 2009 21:57:12]
お知らせ > アヤさんが入室されました。 [Wed 14 Oct 2009 21:52:35]
お知らせ > ルァ@蝶さんが帰りました。 『( 浸食値:7+4= 11 )』 [Tue 13 Oct 2009 22:47:23]
◆ルァ@蝶 > ( カクリ と、 膝を付いて 座り込む 。 気付けば 其処は、 此処は 、 墓地だった 。 ) なん なの ……… 。 ( 震える体を 抱きしめる 。 ぽろぽろと流れる涙を 拭うことすら 億劫で 。 原因は分からない。 けれど 、 ――― ) メア の、プレゼント ―――― 早めに 作っておこう かな ……。 ( アハッ と 、 小さく 小さく 笑いを零す。 病院に行く という選択肢を浮かべないのは、 育ちのせいだろう 。 どちらにしろ、 日に日に体調は悪くなるばかり 。 メアリアンへのプレゼントを 作り終えて 、 ヴァリスさんかカリンさんに預けて おこうかな ―――― と、 考えながら 。 ) [Tue 13 Oct 2009 22:44:24]
◆ルァ@蝶 > ――――― …… ? ( 何だろう。 赤い。 瞑っていた目を薄っすらと開ければ、 赤 が見えた。 目を 開ける。 蒼と桃の瞳に映るのは、 炎だった。 焼かれている 。 死体が 。 ―――― 煙が 空へ 天へ 昇っていく。 そして ―――― ) ゆ き …… ? ( ひらり。 ひらり 。 違う。 これは、 黒と白の 蝶 。 まるで 火による浄化を拒んだ 死んだ人の魂みたい だ 。 ひらり。 ひらり ひらり 。 ひらり 。 ひら ひら ひらひらひら 。 降り注ぐ 、 白黒の蝶 。 右手を伸ばし、 降り注ぐ白黒の蝶の一匹を掌へ 乗せようと 。 ) ―――― …… ( けれどこれは 幻。 掌に乗せようとした蝶は 、 そのまま消えた。 そして 、 ビクリ と 子どもは身体を強張らせる。 黒いシミが 増えていた。 右の 掌に 。 ) ( 【 判定 】 ) [Tue 13 Oct 2009 22:32:24]
◆ルァ@蝶 > ( 夜の墓地は 怖い。 何でこんなところへ来たんだっけ ? 帰ろう。 中ほどまで足を踏み入れてから、 やっぱり戻ろう と、 ターン して 、 ) ―――――― ぇ ? ( 振り向いて 、 目に入る景色は 、 先ほどまでの 墓地では 無かった 。) ( ――― 山 だ。 何の山だろうと 思ったら 、 死体だ。 死体の 山 。 ) ( また、 振り向く 。 石斧が 自分に向かって 振り下ろされ た。 ) ―――― きゃ ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ッ ……… ! ( 思わず悲鳴を上げる 。 どこかで 何か大きな音がした 。 バンッ と いう 音。 何かが爆発するよう な ? それが銃の音だと 子どもは知らぬ けれど 。 振り下ろされた石斧は 少女の胸に 深く 深く 突き刺さり、 鮮血が 散って ――――― 倒れた 。 ) ―――― ……… ぇ …… ? ( 倒れた のは、 自分では 無く ――― 。 あちこちで 悲鳴が上がって、 そしてそれはどんどん小さくなり、 代わりに 嘲笑が 聞こえる。 ) やぁ ………ッ … ( 耳を 塞ぎ、 目を瞑る 。何だ。 何なんだ 、 これは ――― ) [Tue 13 Oct 2009 22:19:20]
◆ルァ@蝶 > ( 昨日、宿に泊めてもらって ちゃんと休んでご飯も食べて、 体調も治るかなと思ったものの ―――― 相変わらず。 それどころか、鏡を見て背筋が凍るような 思いをした。 よく分からないシミは 腕と、 そして額にも 出ていた。 ) ―――― ッ … なんなの ……。 ( 分からない。 分からないのは 怖い 。 ぼんやりと歩いて、 なんとなく 立ち寄ったのは 墓地だった 。 なんで だろう ――― ? ふらり 。 ふらり 。 少女は墓地の中へと 足を踏み入れ る 。 ) [Tue 13 Oct 2009 22:08:14]
お知らせ > ルァ@蝶さんが入室されました。 『( ふらり。 ふらり。 )』 [Tue 13 Oct 2009 22:03:02]
お知らせ > アラタ@蝶さんが退室されました。 『( 願わくば、皆幸せな世界を作りたい─── )』 [Tue 13 Oct 2009 01:29:55]
◆アラタ@蝶 > ( 家に帰って ご飯食べよう。 引き出しに漢方薬が入ってたはずだから、それを飲んで・・・ 明日は少し休むべきだろうか。時間は待ってくれるだろうか─── 左手の甲に広がった黒い斑点を見ながら唇を噛んだ。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:29:39]
◆アラタ@蝶 > ( 冷たく雨は自分に降りかかった。 熱と身体のだるさで動くのもためらいそうになる─── ) ・・・ しんだ 人が 関係してるのかも─── ( 立ち上がろう。家に帰れば着替えがある─── 少しだけ休めばまた立ち上がれるよ ) 立ち止まらない ・・・ ( そう決めたんだ。決めたこと、口に出せば 勇気が沸いてくる気がした。 )( 大地に手を着こう。さぁ、立ち上がって───番傘を拾おうか。ゆっくりとした、おぼつかない足取りで─── でも確実に 彼は大地を踏みしめる。 ) [Tue 13 Oct 2009 01:24:10]
◆アラタ@蝶 > ( そして、嘲笑う声はその死体に火をつけた。 まだ、生きてる人がいるのに───! )( 上り行く黒い煙───魂が天に上って行くのだ。 でも、 ) また 蝶々・・・? ( ひらひら広がる蝶々は辺りに───これ、どこかで見たことのある蝶々だった。 ) ・・・・ 土・・・ ( そう、先ほど自分は転んだのだ。 頬は土に汚れて─── 見えるのは墓石達。 雨だから蝶々なんて見えないはずなのに ) ・・・ 人が死ぬって・・・。 殺すって・・・ ( 何があったんだ?人が死んだ後に広がる蝶々─── ) [Tue 13 Oct 2009 01:11:44]
◆アラタ@蝶 > ( 浮かぶのは、死体の山─── ) や、やだ・・・!こんなの見たく ( ない、って言葉は飲み込まれた。 銃声と斧の音と共に再びつみあがる死体の山─── 自分は、どこかでこの光景を見たことがあった。 忘れていたのだろうか ) こわい、こわいこわい─── ( こんなの見たくないって、思うけど それでも浮かぶ光景は─── ) ( 悲鳴が聞こえて───その悲鳴をかき消すような嘲笑う声。この声も聞いたことがあって、あああ 悲しいってものじゃないんだ。 これは絶望だ。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:56:44]
◆アラタ@蝶 > ( 雨で濡れた下駄が少しだけ冷たくて、熱が出ているから冷たいのは気持ち良いけど───寒かった。 巻いてきたマフラーもあまり効果はなかったから 傘を持つ手ががたがた震えた。 )( 足がおぼつかないから、ぐしょぐしょで濡れた土に足が取られた。 ) ッ !!! ( ばしゃん、と音を立てて盛大に転んでしまった。 番傘が遠くに飛ばされて行く─── ) ぁ あ ( その瞬間、また何かが起こったんだ。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:47:41]
◆アラタ@蝶 > ( 少しずつだけど、何かが自分の体内でうごめいてる───そんな感じがするんだ。 でもまだ大丈夫だよね─── よし。 ) 白と黒の蝶・・・ ( 本当は文献を調べようと思ったけど、恥ずかしいことに字が読めなかったンだ。誰かに頼ることも出来ないから 自分の足で動くことを決めたんだ─── ) あれはなんだったんだろう。 ( 人の死体がたくさん見えたから、だから墓地にきてみたんだ。 夜のここは怖いけど───でも頑張る。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:40:04]
◆アラタ@蝶 > (判定、3)( 頭が痛くて仕方なかった。 )( 昨日の、豪雨の中での行動が身体にだいぶ響いてるみたいだ。でも 動かなければ気がすまない。 )───ぁ・・・ でも動かなきゃ。 ( 自分で動かなければ何も始まらないって知ってるんだ。 吸い寄せられるように、少年は墓地の内部へと入って行く。 今日は運良く傘を差していた。 ) [Tue 13 Oct 2009 00:32:07]
お知らせ > アラタ@蝶さんが来ました。 『( 熱が、酷かった。 ) 【判定】』 [Tue 13 Oct 2009 00:29:13]
お知らせ > グレアム@蝶さんが帰りました。 『追跡行は、続く。』 [Sun 11 Oct 2009 23:06:10]
◆グレアム@蝶 > (しかし、あの蝶が『何か』はわからないが、繋がりは見えてきたように思う。 石斧と銃、そして蹂躙される人々。 特段、諮問探偵を気取るつもりはないが、知識と僅かな想像力があれば、其れが何を意味する光景なのかは理解できるだろう。 もっとも、あの幻視に意味があるという前提の上に成り立つ推理ではあるのだが。 ともあれ――) [Sun 11 Oct 2009 23:05:56]
◆グレアム@蝶 > (真の恐怖とは、真の神秘とは、即ち「正体が判らない」ことに他ならない。 天使、神、悪魔、吸血鬼だのと名乗って自慢げに街を闊歩している者どもの、なんと矮小なことか。 そんなもの、この黒白の蝶の前には――何の意味も為さないではないか)…………ッ、うぅ……!(よろり、と私は身を起こした。 体に鉛を詰め込まれたかのように、四肢が重い。 この蝶を追わねばならない。 そしてその一部始終を書き留めねばならない。 使命感――ではあるまい。 単なる好奇心、それも死へと続くだろうものだ。 だが、だからこそ……!)(私はコートのポケットから『天星』を引っ張りだし、紙巻を一本抜き取ると口に咥えた。 更に燐寸を取り出し、それが雨で湿気って使い物にならないとわかると、泥の中へと投げ捨てる。 ……オイルマッチなる代物を買い求めてみようか。 便利ではあるが、湿気ると使えない上、人の体温でも発火しかねないというのは頂けない)……格好がつかんね、どうにも。 [Sun 11 Oct 2009 23:00:50]
◆グレアム@蝶 > (今宵、私が幻視した風景もまた、その期待に応える――凄まじいものであった。 黒と白。 闘争。 死。 炎。 蝶。 雨――白と黒。 目まぐるしく現れては消える奇怪なヴィジョンの数々に、私は気がつくと打ちのめされ、泥水の中に膝をついている事に気がついた)――ッ、は、ァ! はぁ、はァッ ハァッ!(ばしゃりと両手も大地におろし、体を支える。 疲労感――それがこの幻視と、そして黒い染みに起因するものであることは明白な事実だ。 未だこれが『何』なのかは判別つかないが、だからこそ恐ろしく、そして面白い。 私は唇の端が釣りあがるのを自覚する。 ――そう、この時、私は嗤っていたのだ) [Sun 11 Oct 2009 22:54:23]
◆グレアム@蝶 > (全身を襲う倦怠感、歩くのも億劫であり、こうして思考を巡らせ、記録を残すことも困難になりつつある。 時間が経つにつれ滲んだ染みは広がっていく。 そんな中、私は奇妙な――誤解を恐れずに表現するのであれば――痕跡というか、残留物というか……そんなモノを辿って、豪雨の中、この墓地へと辿り付いた。 川辺で垣間見た、黒と白の蝶に魅せられたように)(いや、見せられたと表現しても良いかもしれない。 僅かな時間ではあったが、あの忘れえぬ幻視体験は、私を惹きつけてやまないのだ)(10+5=15) [Sun 11 Oct 2009 22:48:47]
お知らせ > グレアム@蝶さんが来ました。 『追跡行は続く 【判定】』 [Sun 11 Oct 2009 22:45:25]
お知らせ > 白黒の蝶さんが退室されました。 『 ――笑い声。泣き声。幼い声音が混じり響く …でも、それを聞く者は誰もいない―― 』 [Sun 11 Oct 2009 01:20:05]
◆白黒の蝶 > (…ひらり、と蝶が墓標から飛び立った。 自警団の男の首筋には小さく、黒い染みがひとつ残されて) [Sun 11 Oct 2009 01:19:09]
◆白黒の蝶 > (積み上げられた死体の山。 燃え盛る炎に焼かれ、魂が列を成して天へと上る。 その煙は黒雲となり、涙のようにこぼれた雨のひと粒ひと粒が、黒と白の蝶になって降り注ぐ―――) [Sun 11 Oct 2009 01:18:23]
◆白黒の蝶 > (―――倒れ臥す人々の屍。 石斧を手に殴りかかる若者が、銃声ひとつで跳ねて転がり力尽きる。 神聖さは踏みにじられ、黒が白く塗り替えられ、悲鳴と慟哭とが嘲笑に覆い潰されていく) [Sun 11 Oct 2009 01:15:26]
◆白黒の蝶 > (墓参りをしているらしい男の腕には、自警団の腕章があった。同僚の墓へ挨拶と別れを惜しむ男の背をじっと見つめながら――) [Sun 11 Oct 2009 01:12:26]
◆白黒の蝶 > (燐粉の代わり、呪いを撒き散らして。――舞っていた蝶が、墓標のひとつにふわりと止まる。その見えない視線の先には、ひとりの男がいた) [Sun 11 Oct 2009 01:11:19]
◆白黒の蝶 > (ひらりひらりと、片側が白、片側が黒の蝶が飛ぶ。真っ暗な墓標の合間を縫って、時折吊り下げられたランタンの明かりをさえぎって) [Sun 11 Oct 2009 01:07:37]
◆白黒の蝶 > (きゃはは、ふふ――幼い子供の笑い声。それは誰にも聞こえず、拾われることなく薄暗く落ち込んだ墓標の影に溶けていった) [Sun 11 Oct 2009 01:06:16]
お知らせ > 白黒の蝶さんが来ました。 [Sun 11 Oct 2009 01:05:13]
お知らせ > 白黒の蝶さんが来ました。 『 ――誰かの笑い声 』 [Sun 11 Oct 2009 01:04:57]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『 食べ るーッッ!! ( 嬉々として お返事を。 )』 [Wed 7 Oct 2009 23:41:00]
◆ハニィ > はぁーいッ、 ( ぴこンッて繋いで無い方の手が上がる。 ) ン―ンッ、 オバーサマも絶対喜ンでる のぅッ、 ( お花もくれたし。一緒に来てくれただけで嬉しい。 へにゃ―ッて緩く笑み、 ) ( かさ ッと何処かで鳴ッた草音に 気付かぬまま。 ててて ッと、主様の横を歩く、 ) [Wed 7 Oct 2009 23:40:19]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 『 ... 甘味でも食べて帰るゥ? ( 従者も一緒 に? )』 [Wed 7 Oct 2009 23:37:14]
◆紅梅 > ( また来る、というキミを見下ろし ) ―― 気をつけるよォに ね。 ( 余り夜に来るは好ましく無いけれど、そォも云えずにそんな言葉に留まり。 ) ( 手を、柔く握って ) いいや ァ。 単についてきただけだから ねェ―― … ( 静かにそォ告げ くるゥり、墓地の中をゆっくりと見回した。 己が家の墓は朱鷺乃都に有るし、知人の墓に参るといゥても此の様な時間に訪れる事は無いことであるから―― キミが何か起こりそォという墓の様、感じ ) ( 入り口に待つ従者の元、足を向けるとしよゥ ) [Wed 7 Oct 2009 23:36:37]
◆ハニィ > ( 当たッた、と言う様に にへッと笑ンで。 ) うン!がんばる のぅ ッ。 ( 吃驚する様なものまで、浮かせる事が出来る様に。 飛ぶ事も出来て、浮かせる事も出来て、占いも出来たら ――きッとオバーサマも喜ンでくれる。 ) … あると思う、 か、 ( 確かに 己の眼に、今はお婆様は見えていないし。なンだか、ちょッと分かッた気がする。 こくこくッと頷き、 ) … ( お婆様の墓石を撫でる。 いッつも眠れない時に、してくれた みたいに、 ) ―――…、そッか!場所はもう 分かッた からー、 また 来るのぅ ッ ( 其の時の、今の事、主の事、色々話そう。 ) ( 差しのべられた手を、 ぎゅうッと掴ンで、 ) 一緒してくれて ありが とぉー ッ、 ( なンて、満足顔。 ) [Wed 7 Oct 2009 23:24:21]
◆紅梅 > ―― また、語りかけに来たらいいんじゃないかなァ ... ? ( 己のコト? 何を云ゥつもりか知れぬけれど、 ) さて 気は済んだ ァ ... ? ( 空になった手を差し伸べて ) [Wed 7 Oct 2009 23:17:25]
◆紅梅 > ... 嗚呼、 ( クス リ ) ( 振り返るキミの視線 受け止めて笑み ) そォだ ねェ... ( キミの寝室のよな、あたたかさは無いだろォけど ) うン 楽しみにしている よ。 ( 其の時は、南瓜や灯火の他に何を浮かせて貰おゥか―― とりあえず、怪我等はせぬよォにねェ ) …其処に在ると思ォか否か、では無いかなァ ? ( ホラ、キミだって―― 誰も居ない筈の石の前に花を飾り手を合わせ、語りかけている ) ――― ( 其の様をじィと見届け。 お休みと云ゥ言葉の間、短な黙祷 ) [Wed 7 Oct 2009 23:15:23]
◆ハニィ > ―― あッ、 ( 手を戻した所で、声を上げ ) オヤスミ ッて云う前に、紅梅さまの こと、言うの忘れちゃッた のぅ、 ( 触角と翅と身体全体が項垂れた。 ) [Wed 7 Oct 2009 23:05:58]
◆ハニィ > ――… くうそう 的? ( そうかなあ、なンて。笑い声の混じる主の声音に、こてりと小首を傾げて、 ) …… ハニィ、ちょッと分かッたのぅ。 ココが静かなのはぁ みンなの寝室だから ッ、 ( ピン、と人差し指立てて。当たッてる? ッて言いたげな瞳を向ける。 ) ( … 空飛ぶカボチャや浮かぶランタン。 ちょッと考えたけど、 ) うンッ。できるよーになッたら 一番に見せる のぅッ、 ( 其の前に早く飛べるようにならなくては。木から落ちて怪我をしてから、全く練習して無い。苦手は 克服しなくちゃ。 ) …… 、 ( 帰ッて来て欲しいと望めば、強制的に帰る事になるのかな、 なンて、思いながら、 ) …… 帰ッてきても、見えない のに、 ねー。 ( なンて。 …足音が近づいて、声と 花が降ッてきた。 ) うンッ、 ( それを受け取ッて、墓の前に 置く。 白と黄色、綺麗なお花。 ) ――― 、遅れて ごめンなさい。 … 、 オバーサマ、おやすみなさ い。 ( お祈りする様に 両手を組み合わせて。 それで御終い。 お祈りのやり方なンて分からないから。 ) [Wed 7 Oct 2009 23:05:38]
◆紅梅 > 空想ォ的だ ねェ ? ( 怪奇、では無く。 クス、と小さく笑い声交じり ) へェ…… じゃァ キミもそのうち出来るよォになるのかな? ( でも其れより翅で飛べる様になるが先かと、思い乍 ) さァ。 帰ってきて欲しいと思う人がいるからじゃなィ? ( だから迎え火を焚くのだろォ、 ) … ( 答え様とした言葉は、紡がれぬままキミの声に口を閉ざし ) ... ( 歩み寄り ) ( 石を、見つめ―― ) ...嗚呼、 うん。 ( 持っていた花束を、キミへと差し出した。 供えてあげるよォに、と。 洋花で無くて悪いけれど ) [Wed 7 Oct 2009 22:52:17]
◆ハニィ > ―――… う−ン、 ( 起こッて欲しいかと尋ねられれば、悩む様な声。 ) … ン−、 起こりそう ッて思うけど ぉ、起きたら良いなッて 思わないかも なのぅ。 ( へンなり、眉尻下げて、 ) けど、 空飛ぶカボチャ とか、浮かぶランタン とか、そういう不思議なこと だッたら良いな あッて。 ( オバーサマがやッてたのぅ、なンて 言いながら。 紙と墓石に 視線は行ッたり来たり。時折、ツィと墓に触れたりしつつ、 ) … ―― 、 ( 帰ッてくる、 ) ( くるッと主の方を振り向き、 ) どうしてー ? ( なンて。死ンでもこッちに戻ッてくるなンて、不思議。 ) ( 去年も遣ッたなら今年も遣るのかもしれない。此の場所が 南瓜や灯りで飾り立てられたら、少しは雰囲気が変わるのかな、ッて辺りを見渡す。今は 墓と闇と、草の鳴る音ばかり。 ) ――― 地方村?そこッて、オバーサマみたいな魔女がいッぱい …あッたぁああ――ッ!! ( 周りへと巡らせていた視線を主へと向けようとした 時、 見付けた。紙と同じ 文字。 ) 紅梅さまッ、 これ、 メディア ッて読む? ( 紙に書かれている文字とは一緒。お墓もまだ新しい。 きッとお婆様のお墓。 ) [Wed 7 Oct 2009 22:44:32]
◆紅梅 > 不思議なコト ねェ――― … ( 事も無げに。 整然と並ぶ墓の列を見やり ) 起こって欲しい のゥ... ? ( 不思議な、コト ) ( 此の場所も清冷な石も、淀む雰囲気さえも 押し付けているのは生者の側だろォに。 此れ以上何を望むと云ゥのか―― 肝試しでもしている気なのかと、何処か楽しげな黒蝶の背を見 ふ、と袖の下で息をつく ) ―― 時々決まった時には、帰って来るらしィ よォ? ( 其れも、結局は帰ってきて欲しいと願う者たちの思い故なのだろォ けど ) 去年は、していたよォだ よ。 ( 其の前の年も、であったっけ。 人から伝え聞く許りで自ずから足を運んだ事は無いが。 納得した様子に、そうだねェ と応え ) ――嗚呼、 地方村の辺りでは 其の様な事をしている所も有るのではないかな ァ.... ( のんびり。 キミに付き歩き、 其の様子眺め 乍 ) [Wed 7 Oct 2009 22:30:20]
◆ハニィ > ( 視線は、主様を向いたり、墓へと移ッたり。時折鳴る草の音に、びくッてしてそッちを振り向いたり、 ) ( 墓から視線を外した彼を 見遣る事は出来ず、 ) ( 雰囲気、 ) ―――… う ン。公園とか、お店いッぱいあるところとか より、不思議なことが起こるよーな 気がする、のぅ 。 ( 怖いけどッ、なンて付け足しながら。 居心地の悪そうな主様とは反対に、 黒蝶は眼に僅か、好奇の色を宿して。にししッと 小さく笑う。 ) ―――… タマシイは、御許に行けるン じゃない のぅ? ( 神様か、悪魔か。此処に居残る魂も あるのかなあ、なンて ) ソーウィンッ! …うゅ?此処もカボチャとかランタンでお飾りするのぅ? ( ぱちッと驚いた様に瞬き一つ、 ) あ、 そッか。死ンじゃッた人が帰ッてくる日だから、 ( 迷子にならないように、此処も飾るのかも ッて納得。ぽむッと手を叩き合わせて、 ) … ソーウィンはね、おばーさまが言ッてたのは ぁ、 太陽と自然の恵みに感謝するお祭り だッて、 ( だから、厳密にはハロウィンとは違うのかもしれない。 広げた紙に書かれた字を眼で追ッて、一文字目から 探し始める。 ) ――― め、め、め、め …、 ( 新しいお墓を中心に メディア の名を探すけれど、 ) [Wed 7 Oct 2009 22:18:49]
◆紅梅 > ( キミが此場に何を感じるかは知らねど ) ――― ( 静謐で冷冽で幽冥な此処は、自身には余り居心地が好いとは言い難い )( 何気なく手近な墓石をチラと見やり 直ぐに視線を外した ) ―― 場の持つ雰囲気に、呑まれそう? ( 他とは違うと云ゥキミに。 クスと小ィさく笑い 乍、目を伏せて瞬きを ) そォだ ねェ。 ( まァ 盆も彼岸も過ぎた から、 ) ―― 確か キミがゆゥていた 今月の末日は、南瓜の飾りと灯火に賑やかであった筈だ よゥ。 ( 此の場所、も。 西洋の盆であるらしィ から ) ... 。 ( 紙を手に、墓を捜す キミの、数歩後に付き。 己は何も言わず ただ、キミの為すを見ていよゥ ) [Wed 7 Oct 2009 22:04:02]
◆ハニィ > いないから、 かなァ、 ( 視線を巡らせて石碑を見遣り、 ) ――― なンだかね お墓は他とはちがう 静か、 な気がする のぅ、 ( うまくは言えないけれど。 う−ン、ッて首を傾げてちょッと考えていた けど、 ) 聞こえないだけで にぎやか ッ ? ( ぴこンッて触角が動く。 ) ……… それッて タマシイ? ( 見えないだけで、今此処にいッぱいいたら如何しよう。そう考えると 少し怖い。ぶるッて身震いしてから、 思考を打ち消す様に ぶンぶンッて顔を横に振ッて、 ) ――― … おばーさまの お墓、は 、 ( ガサガサ、ポケットから探るのは此の前書いて貰ッた紙。 主様が居るから、必要無いのかもしれないけど、折角 だもン。 ) [Wed 7 Oct 2009 21:44:01]
◆紅梅 > 人がいないからじゃないの ォ? ( 億劫そうに、そォ答えた ) 全ての墓に其々の遺族が同時に参ったならば、其れは今と違った雰囲気になろォ けど。 ( 野菊、野路菊、磯菊―― 白と黄が主体の花を紙で包み抱え持ち。 首を傾げて墓の列から蝶へと視線を流す ) ―― 其れに 聞こえぬだけで 賑やかやもしれぬ よォ? ( クスリ。 )( 声無き者達の声 が ) [Wed 7 Oct 2009 21:37:06]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 『 ――― さて... ( カラ リ)』 [Wed 7 Oct 2009 21:27:54]
◆ハニィ > ( お空は生憎の曇り空。困ッた時にお月様に頼る事が出来ないお天気 だけれど、 ) おッ墓ー。 おばーさま ァーッ、 ( てッてッて、と軽い靴音を鳴らして、墓地に参上する黒蝶娘。 前回は文字が読めなくッて、お婆様のお墓を見付ける事が出来なかッたけど。今回は きッと見付かる筈だ。 ) ( 辺りは静けさに満ちて、だァれも居ない。 ) ―― どうして、お墓ッて こンなに 静か、なのぅ ? ( 墓地の中央へと進めていた足を、ぴたり止めて。 くるーッと後ろ振り返り、素朴な疑問を 投げかけた。 ) [Wed 7 Oct 2009 21:24:02]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( リベンジ:お婆様のお墓参りッ )』 [Wed 7 Oct 2009 21:18:43]
お知らせ > サヤさんが帰りました。 [Tue 6 Oct 2009 02:19:39]
◆サヤ > ( 言えたのも、これだけ ) ――――――――おつかれ。 ( たった、それだけ ) [Tue 6 Oct 2009 02:19:29]
◆サヤ > ( これだから宗教は苦手だ。 神も仏も生きている間には何もして寄越さない。 何の役にも立たないくせに形ばかりは堂々と、世の真理の面をしてみせるから――――これだから宗教は苦手だ。 全て宗教のせいにして、宗教嫌いのせいにして、短髪を掻き毟りながら場にそぐわない真似ばかりしている。 これで何をしに来たのかと言うのか ) ……………………。 ( 取れた時間は長くない。 この後も巡回はまだ続く。 ――結局、嫌いだ嫌いだと言いながら、嫌いな形式だけのがらんどうの輪郭をなぞるよう。 どかりと、座り込む勢いで屈み込み、目立たない百合をまとめて置いて、目を瞑って手を合わせた。 不謹慎な事に殉職を遂げた同僚を悼む言葉も浮かんでこない。 ただ、誰かの為に手を合わせたのは何年ぶりになるだろうかと、浮かんだのはやはり場違いな――――それだけ。 ) [Tue 6 Oct 2009 02:18:12]
◆サヤ > …………。 ( 湿った土の匂いのする夜気を、溜息のように押し出した ) 煙草を供えていいのは仏が喫煙者だった時、だよ――――な。 ( 今も火を灯さない煙草は口の端から下げている。 下げてはいるが、相手が喫煙者だったかどうかも知らなかった。 用途を話さず、よく分からないからと花屋に適当に選ばせた百合が霊花に相応しいかも知らない。 おそろしく順序がちぐはぐで、手際の悪さにがつがつと、湿った土を爪先で抉る ) …………うああ。 [Tue 6 Oct 2009 02:10:23]
◆サヤ > ……。 ( 墓前に来たとてかけられる言葉があるわけじゃない。 出向を理由にほぼひと月遅くなったし、生前特に話をしたわけでもない。 ――職務に馴れ合いを持ち込むべきではないと思うし、己がそもそも馴れ合いに向かない。 だからこうして、特に口を利いたでもない元同僚の墓の前に来て、肺に空気を痞えさせた。 酷く場違いだと、知る ) [Tue 6 Oct 2009 02:06:03]
◆サヤ > ( ――――そう、して。 束にもなれない百合を左肩の上に乗せて、真新しい墓の前にいる ) [Tue 6 Oct 2009 02:01:44]
◆サヤ > ( やがて内側から扉が開いて、この夜の当番らしき初老の墓守が顔を出した。 よく見えるよう、カンテラで己の面を照らす ) 悪ィ。 昼間来た――――だ。 昼間に預けといたモンを受け取りに来た。 ( はいはいさ、やけに軽い調子で墓守が一度引っ込んで、預け物を手に戻ってくる。 それが何かは、…一見にしかず。 華美なものでも何でもない、白い百合が何本か )( 昼間は水に浸けておいたんだろう、開きかけのソレはまだ萎れる気配がない。 ぶっきらぼうに礼を言って、遅くまで起きさせていた件を詫びる。 見送られるのも厭なのでとっとと寝ろと言っておいた ) [Tue 6 Oct 2009 02:00:02]
◆サヤ > ( 墓標の合間にちらちらと、同僚の炎の進みは遅い。 ひとつひとつの墓標の間を犯罪に繋がる何かがないか、丁寧に回っているんだろう。 いつもならあのくらいつぶさに見て回りたい――もとい。 見て回るべきだが、…今日のところは。 大股に墓地の奥へ奥へと進んで、行き着く所は簡素な小屋。 カンテラを掲げ、静まり返った墓地の空気もろとも破る勢いで何度か扉を叩いた。 明かりが洩れている。 ならば転寝程度で、墓守はまだ起きている、はず ) [Tue 6 Oct 2009 01:54:41]
◆サヤ > ( 二手に分かれる。 広い墓地内を頼りないカンテラの光が離れて行くのを見送って己は別の方向へ進んだ。 夜目の利かない人間の目では同僚の姿は夜に溶け、揺れるちっぽけな炎が狐の提灯のよう ) ――――とか。 阿呆言ってんじゃねえよ、ッたく――… ( 俯いてがりがりと後頭部を引っ掻く。 気を取り直してこちらも足を進め始めた。 あちらからも己のカンテラの炎は、狐火か何かに見えたかもしれない ) [Tue 6 Oct 2009 01:50:22]
◆サヤ > ( 夜警の巡回ルートには共同墓地も含まれている。 時々墓荒らしが不埒を働く事もあるし、鬱蒼として夜間は人足の途絶えるここは脛に傷持つ手合いが潜みそうな場所だからだ。 それから、ともすれば管轄違いに当たろうが、ここから起き出してきて悪さを働くモノもある )( 深夜、夜間の巡回中のほんの一時。 行動は二人一組でなされる――今宵のペアの相手に少し時間をくれるよう頼んだ。 使える時間は長くない ) [Tue 6 Oct 2009 01:46:33]
お知らせ > サヤさんが来ました。 『( ひと月遅れの )』 [Tue 6 Oct 2009 01:42:41]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『( 人形の有無は 偶数ならば発見。奇数ならば ――… → ) 』 [Sun 27 Sep 2009 03:16:46]
◆リゼル > ―――― …、 墓地は危ない かもね。 ( 何処か他人事の様にポツリと言葉にし、 ) ―――― む ぅ、 ( 心当たり―― 少し顔を顰めて考えるも、首を振ッた。 …冷たい風が肌に触れて、あァそろそろ外套が必要だ、なンてぼンやり考えながら。 ) … そ? ( ぱちッと瞬き一つ。 人間が一番早く死ぬ種族だと思ッたけど、嗚呼そうか。死ぬ理由は寿命だとは限らない。 ) … 付いていくよ。私の御人形だし ね。 ( 彼にそう告げれば、追い掛ける様に 歩き始める。一度だけ ぴたッと足を止めて 背後振り返り、 ) …―――― 。 ( なンの姿も見えない事を確認して、息を吐く。 ) ( 再び、歩き出そう。 ) [Sun 27 Sep 2009 03:15:24]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 [Sun 27 Sep 2009 03:05:55]
◆ティス > ――― (眉を寄せて息を吐く―――危なっかしいなという内心の独白と共に) 何所か心当たりの場所等、無いのですか。 (秋風に貴女の銀糸が舞い遊ぶ様を眺め乍) ―――… 人間で無くとも直ぐに死にますよ (男は言葉を紡ぐのと同じだけの時を掛けて瞬きを一度だけした。寿命で死ねた人間はむしろ稀なのでは無かろうか。墓石の彼女も寿命で亡くなる事は叶わなかった。だが寿命で死ねなかったからと云って其れで幸せか不幸せかが決まる訳では有るまい――彼女は如何で在ったろうか) ……(男は既に墓守の小屋の方へと足を向け乍、つと貴女を振り返り) ――ついてくるか否かは、御自由に (そう告げ、人形の有無を墓守に問う為歩きゆこう) [Sun 27 Sep 2009 03:05:49]
◆リゼル > ――……… うン、 ( 言葉に少し悩む様な間が空いて、 ) …決まッた寝床があッた方が便利 だよね。 ( 答える。此処に居る理由なンて 唯何と無く、だ。―― 大蒜の首飾りは恐らく死ねる。死なないにしてももう地上に出る事は出来無そうだ。其れは勘弁願いたい。 ) ( 逸れた視線に、 そう? と小さく首を傾げ、 ) ―――… 人間は、すぐに死ぬね。 ( 花を手向ける様を見遣りながら、独白の様に呟いた。少しだけ、視線を落とし。 ) …、 ( 墓石を、彼が見遣ッていた 数秒か。数十秒か。其の間は口を開かず、同じ様に墓を見た。 ――知らぬ名だ。 ) … そッか、墓守なら知ッてる かなァ。 うン、 ( こくンと一つ頷いて。 ――見付かれば良いけどなァ、なンてぼンやり考える。あァ今度からはきちンとしなきゃッて思いも共に。 ) [Sun 27 Sep 2009 02:49:56]
◆ティス > 何処ぞに寝床を定める予定は無いのですか。 (既に此処に定めているのだと云われれば其れ迄の事で在るが。眠りについている内に大蒜の首飾りでも掛けて埋められたら如何するのだろう)(問いにはいえ、と視線を逸らし) ――そうですね。 (男は増えた墓の一つ――二週間程前に立てられた自警団員の墓へと花を手向け――) …… (暫くの間其の墓石を見つめていたが徒其れだけだ。何を思っているか男の表情から読み取るのは難しく、其の内に貴女へと向き直り) ―――墓守に訊いてみましょうか。 (貴女の眠る棺に土を掛けた誰かしらが居ると云う為らば。傍らにあった鞄、其の行方を知っているやも知れぬと) [Sun 27 Sep 2009 02:42:20]
◆リゼル > うン、普通。快適ッて程じゃァ無いし、 ―――… 何? ( 溜息交じりにそう告げれば、ふと己の腕の辺りに向けられた視線。こてンと小首を傾げて尋ねる。 ――土ごと棺桶の蓋を開けるのは、別に苦じゃァ無い。重く感じない訳では 無いけれど。 ) …、 新しい墓が増えた ね。 ( 花弁が消えれば、ポツリと呟くのはそンな言葉。 …彼が花を捧げに来た 顔見知りの女性も、増えた墓の一つ か。 ) … ――― ン、消えた。 ( 真新しい墓に視線を遣りながら、呟く様に言葉を返し。 其の視線を彼の方へと向き直れば、 ) そ。あの ―― 助けて貰ッたお人形。 ちょッと、ね ――… ぞんざいに扱い過ぎたかも なァ。 ( 少しばかり眉を下げ、溜息交じりに答える。 ――そこは反省しなくてはいけないか。見渡す限り、人形の姿も、鞄も見えない。 ) … ――― ティスは よく此処に来る? ( 見なかッた、鞄?と 付け足して。 ) [Sun 27 Sep 2009 02:29:35]
◆ティス > 普通、ですか。……。 (男の視線は少女の腕に注がれる。其処等の子供と違わぬか細く白い腕――あれで良く棺の蓋ごと盛り土を除けられるものだと) ―――… (姫君の視線が風に舞い散る花弁を追おうとも男は其れにつられるでは無く――今宵月の女神を覆う無粋な雲のヴェールは無く、貴女の背後に半月の月を望んで目を眇めた)(知り合いと云うより顔見知りだろうか、其れも一方的な――彼女が此方を見知っていたか如何かは解らないが男は生前の彼女も知っている。死に顔も知っている。何せ彼女にエンバーミングを施したのは己で在るのだから) ―――消えた?(視線の先を貴女へと戻し、男は僅かに眉を顰めた。アノコ、とは誰であろうかと一瞬戸惑ったが――そう云えば以前共に掘り起こした筈の鞄が彼女の傍らに無い) 嗚呼、あの御人形ですか? [Sun 27 Sep 2009 02:18:27]
◆リゼル > ――― うン、普通 かなァ。 ( 陽の光が遮られるから幾分良いけれど、なンて呟く様に言葉を返し。 ) … 、 ふゥ ン ? ( 白い花弁が 一枚、二枚、 風に流されて飛ンで行く。其の様子を眼で追ッて、 闇に消えれば彼へと視線を戻した。 ) ―――… 。 ( 知り合いとか?ッて訊くのは 止めた。墓参りに来るンだから、知り合いなンだろう と。 ) …ああ、 ( 言葉に、少しだけ表情を顰め、 ) ―― 消えちゃッたン だよね。 あの子。 ( と、ひどく曖昧に答える。 ――置きッぱなしにした自分が悪い事は分かッているンだが。無くなッたのは、気に食わない。 ) [Sun 27 Sep 2009 02:05:16]
◆ティス > ―――土の褥は如何ですか (こんばんはと応える声は儀礼的な鸚鵡返し)―――… (貴女の視線の先に気付けば男は酷く詰まら無そうに手元の花へ視線を落とした。夜風に微かに揺れる白い花はちらちらと花弁を散し夜に溶けてゆく) ――まあ其の様な物です。(まるで墓参りをするのは男では無いかの様に他人事めいて問いに答え) 何か御探しの様に見受けられましたが――― (先程迄吸血姫が視線を巡らせていた先、男も愚鈍な様で首を廻らせ) [Sun 27 Sep 2009 01:58:05]
◆リゼル > ( 眠る前の記憶を思い返してみる。――酷い眠気が襲ッて来て、何も考えずに寝床に来て。人形の入ッた鞄は其のまま置きッぱなしで眠ッた気がする。 ――けど棺桶には土が掛ッてた。墓守が墓荒らしの所為だと直したのか、其れとも ――…。 ) … ン ? ( 背後から掛ッた声に、そこまで考えていた思考を止めて 振り返る。 ) ――― あァ、 … こんばんは? ( くすくす、と小さく笑い 、 溜息交じりに掛けられた言葉には、 ――寝起き、 と答えた。 ) … 、 ( ちら、と彼が手に持つ花束に目を遣り、 ) ―――… 君は、墓参り? ( こてン、と小首を傾げて尋ねよう。 ) [Sun 27 Sep 2009 01:42:47]
◆ティス > (月明かりを鈍く照り返す十字架の群れは相変わらず酷く無機質だ。生きている者の匂い等露程もしないのに其れでも人々は死して尚此処に訪ね来る――其れを理解出来ないと切って捨てるならば今宵の男の行動は如何判ずるべきか) ―――(男は新しく出来た墓の一つに用が有った。新しいと云っても二週間程前の物に為るか―――真白い秋桜許を選び包んだ花束を無造作に片手で持ち、もう片方をポケットに突っ込んだ侭足を止めたは墓の前では無く)――― …何を為さっておいでですか、 (姫君、と呼ばわる声は溜息混じり) [Sun 27 Sep 2009 01:36:30]
お知らせ > ティスさんが来ました。 『―――…』 [Sun 27 Sep 2009 01:22:49]
◆リゼル > ( 真新しい墓へと近付いて、見遣るは生没年月日。其れを見る限りはそこまで時間は過ぎていない様。 ) …、 ( 前みたいに気付いたら1年過ぎてました、ッて事にならない様に気を付けないと。 ) … 何処に遊びに行こうかなァ。 ( 欠伸交じりに呟いて。ゆるりと周囲を見渡す。 ) … ? ( 両手を見遣る。 ) …… 、 ( 周囲を見渡す。 ) ―― あれ、 人形何処やッたッけ。 ( 何時もは埋めるンだけど。今回は其処ら辺に置きッぱなしだッた覚えがある。 キョロキョロと辺りを見渡す様は、まるで迷子。 ) [Sun 27 Sep 2009 01:15:03]
◆リゼル > ( ―― 少しだけ、冷たい風が身体に触れる。 …棺桶は其のままに、ゆるゆると 石碑の並ぶ場所まで歩ンで、 辺りを見渡した。 ) ( 新しい墓が 何個か出来ている様。 ―― 今はどの季節で、何月なンだろう? 暫く眠ッていたから、とンと解らない。 ) … ふあ 、 ( 再び洩れた欠伸。 ゴシッと眼擦り。 ) … そンな 寝過ぎた感じは しないけど、 ( ―― さて、如何だろう。ぼンやりと 暗闇の中、佇む。 ) [Sun 27 Sep 2009 01:04:21]
◆リゼル > ( 墓地の奥、雑草が生い茂る隅ッこで。踏み固められていない土が盛り上がり、がこンと棺桶の蓋が開く。 ) …、 ( 中から這い出た子供風貌は、きょろッと辺りを見渡し 欠伸を零して、 ) … 夜 かあ、 ( 呟いて、空を見上げた。 久し振りに見上げた月は 綺麗な金色。 空は 綺麗に晴れていた。 ) [Sun 27 Sep 2009 00:57:13]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 『( ―― 月が 出てる。 )』 [Sun 27 Sep 2009 00:51:59]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『( メの つくカードは無かッた…! 肩を落として、今日は 家路へ。 )』 [Sun 20 Sep 2009 21:24:19]
◆ハニィ > ( 不意に、ぴたり ッと泣きやンで。 ) …、 ( スカートのポッケからタロットカードを取り出す。此処に書いてある文字は、何となく読めるから。其れに 当て嵌めていけば良いンだ。 ) ( ぺッたン、と墓土の上に 正座して。膝の上に ハラリハラリ、カードを落としていく。 ) ―― おばーさまの 名前の、 メ 、メ、 メ、 メがつくの は ァ …ッ、 ( ハラリハラリ。 78枚のカードを 一枚ずつ見遣ッていく。 ) [Sun 20 Sep 2009 21:22:02]
◆ハニィ > ――――…… おばあ …さま。 ( ポツン、呟いた。 )( 墓地 ――初めて来た場所 だけれど。街よりもずッと暗く感じる。 石碑の文字だッて、じいッと見なければ解らない程。 ) ―――… う、 うううう ッ、 ううー ッ、 …! ( 読めない文字の羅列が続く石碑。十字架。 所々にお花のあッて。 何だか すごく不気味で、怖い。心細い ッて云うのか。 ) ―――― おばあさま ァ ッ! ( 迷子の子供が泣き叫ぶみたいに、目の辺りに 手を遣りながら、わンわン泣き出す。 ) ( ―― どうして、見付からないの。色ンな人に道を聞いて、 ようやく墓地まで辿り着いたのに。結局 見付からない、なンて そンなのは 嫌。 ) [Sun 20 Sep 2009 21:10:12]
◆ハニィ > う、 うゅ、… 、 ( きょろッと辺りを見渡す。 あッちにも、こッちにも石碑は並ンでいるけれど。 よく見れば、新しい物と古い物 の差が解る。 ) …、 ( お婆様が亡くなッたのは つい最近。だから、在るとすれば 新しいお墓の筈。 ) ――― あきらめたら ッ、そこで しゅーりょー なのぅ ッ。 ( グッと拳を握り。 取り敢えず 新しそうな石碑の方へと てッこてッこ歩み寄る。 ) ( 「 」 …石碑に書かれている文字は さッぱり解らず。こてンッて小首傾げた。 ) ―― … ? ( 何個か在る 新しそうなお墓を 行ッたり 来たり。どれも文字はよく解らなくッて 、へたり、ッと心成しか翅が下がッた。 ) [Sun 20 Sep 2009 21:01:29]
◆ハニィ > ( ―― 眉がハの字に下がッた。 ) …、 ( 共同墓地の中央ら辺で、立ち尽くす黒蝶翅。 右見て、左見て、後ろ見て、ついでに上も向いてみて、 ) ――――…、 ( がッくり、項垂れる。 )( 墓地には大量の十字架が有り、ろくに文字の読めない黒蝶は、目的の「おばーさまのお墓」を探す事が出来ず。 ) う、 う、ううう−…ッ。 なンで ッ、こンな いッぱい あるの ぅ …ッ、 ( 嗚咽にも似た声上げたながら 呟く様に言ッた。 ) [Sun 20 Sep 2009 20:50:53]
お知らせ > ハニィさんが来ました。 『( ―― へにょ、 )』 [Sun 20 Sep 2009 20:47:04]
お知らせ > ケミーさんが帰りました。 『( 職場に戻ったら、笑顔でいようと女は思った )』 [Sun 13 Sep 2009 01:21:04]
◆ケミー > ( 過去を振り返り縛られず、未来へ逃げずに直視する )( …自分の後を誰かに託せる強い彼女の家族なのだから、そうしてきっと強く乗り越えて行くだろう。 今日、嗚咽を耐えながらも葬儀をやり遂げたように。 家族だけじゃない、彼女に笑顔を貰った人たちも ) ( だから ) [Sun 13 Sep 2009 01:20:07]
◆ケミー > ( 彼女が起き上がってきたら、多分、わんわん泣いてしまっただろう。 ごめんね、と何度も言い続けて、逆に慰められてしまいそうになりながら ) ( 起き上がって来るのは望む所で、それは参列している人々もきっとそうだと勝手に思っている ) ( 親族の元にと呼ばれたら、驚きはするけど躊躇いなく頷くだろう。 他に同じ事を言った先輩や同僚も居ただろうか ) ( 人死にには慣れていない。 でも、こんな仕事についているならいずれ「よくある事」になる。 同僚や街の人々が儚くなるのを見続けて、いつか慣れて行く。 我を忘れないために必要な事で、感情を失うからではない。 こうできたら、こうしていたらを考える ) … ( 次なる彼女を、同じ語彙族を生まない為だ ) [Sun 13 Sep 2009 01:18:45]
お知らせ > ジュン=ワタヌキさんが帰りました。 『 襟元を正し、最後まで見送ろう――。 』 [Sun 13 Sep 2009 01:04:18]
◆ジュン=ワタヌキ > ( 「 今なら神様にも俺が話付けてやるから 」 )( 起き上がるというなら、男はそう答えたろう。 神父の仕事が無くなってしまうけども、ソレはソレ我慢して貰おうか。 )( 遠間から式を見守る同僚、彼女が同席したいと言うなら親族の元に共に来て欲しいと男は云うつもりで。 ご両親は覚悟していた、では納得出来ない部分も十二分に理解出来る。 以前、目の前で仲間を喪った経験がある――、歯痒さと無念と無力さだけが残ったが。 ソレでも小説ではない、ヒトが死んだ後も物語は続く。 恨み言も当然だろう、自分だってそんなに出来た人間じゃあない。 ―――けれども、隊長として最後まで責務は全うしようと。 彼女が笑顔で旅立てるならば―――。 ) [Sun 13 Sep 2009 01:03:50]
お知らせ > 墓地さんが退室されました。 『 そしてその事に対し、感謝をするだろう。 』 [Sun 13 Sep 2009 00:57:03]
◆墓地 > ( 同様の思いは家族の胸の内にもあった。こうなる前に何かできたのではないか、なんて。人は誰しも終わってから、終わってしまった事を繰り返し考える。そして後悔する。そして無念に思うのだ。 神父が腰を抜かすのを覚悟してでも、この棺おけの蓋を蹴破って這い出ることができたなら、そうしただろう。その場に居る全員は驚き戸惑うだろうが、悲しむよりかはましだ。 ) ( 自警団と遺族とのやりとりは、殺伐としたものになるかもしれない。悲しみながらも頭を垂れる両親。そして兄達は恐らく恨み言の一つも言うだろう。二人を口汚く罵るかもしれない。けれど、いつかその兄達も納得し、理解する日がやってくる。その日の為に、そうやって話し合うことは必要なのかもしれない。 ) ( …そして式は無事に終わりに近づく。棺は土に覆われ、神父は十字を切った。 …怒りや悲しみをどこにぶつけたらいいのか。事件は今後どうなるのか。遺族はどうやって失ったものを埋めていくのか。判らないことだらけである。…ただ一つだけ確かなことは、最後にこうして色んな人に見送ってもらえたコンスタンツェという女は、幸福だったということだ。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:50:02]
◆ケミー > ( 眺めて、見つめて思ったことは。 一番無念なのは誰なのだろう。 大事な娘を、姉妹を失った御遺族か。部下の信念を見てきたであろう隊長か。 共に働き元気づけられていた同僚か。 朗らかな笑顔をいとおしく思う友人達か。 自分の無念を自分の出来る形で果たそうとする人達か。 比べようもない ) ( 彼女が今の彼らの姿を見たら、微笑むか笑顔を見せようとする気がする。色んな感情をないまぜにした表情で ) ───スタン─── ( かすれた声で予備ながら、棺が見えなくなる頃になって、やっと爪先を踏み出した。 土に還るのとは少し異なるのかも知れないけど、いずれ彼女は土に還る。 ほとんど姿が見えなくなった棺の近くへ進み出て、震える指で土を被せよう ) ( ご家族の言葉を受けて良い立場なのか、それはわからない。 ただ与えられた時間の限り、葬儀には残る心算。 激情を向けたいと思うのなら自身が受けたいと思っていた。 彼女を殺めた者について、それに関連した事について、彼女と話していたからだ。 もっとその事に一緒に踏み込んでいたら…何とか出来たんじゃないか、なんて後から幾らでも言えるものだとしても ) [Sun 13 Sep 2009 00:33:05]
◆ジュン=ワタヌキ > ( 様々な思惑が交差する墓場、せめて今だけは彼女を弔ってやりたかったのだけども――。 ソレも個人的な感傷か、墓場を後にする影か数人。 その中には顔見知りも。 心の中で溜息を一つ、仕方の無い事だろう。 彼女の想いを無駄にしたくない気持ちには変わりは無くとも、やり方は想いの数だけ。 だが、今土の下で眠りについた彼女は――、自分の事など放り出して他人を心配してしまう性分だったと記憶している。 ) ――。 ( 後で、自警団の一人として親族には挨拶に向かうつもりでいる。 彼女が自警団であったのならば、此方も最後まで同僚として彼女と親族には接するべきなのだろう。 恨みの言葉か感謝の言葉か、何れにせよ遺族の言葉は黙って受け止める腹積り。 最後位はしっかりしないと―――託す方もおちおち寝てられないに違いない。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:24:00]
◆墓地 > ( コンスタンツェは生前、こう考えていた。たとえ自分が駄目になってしまっても、必ず誰かが引き継いでくれると。だから自分の前の誰かが駄目になってしまったら、それを必ず引き継ごうと。コンスタンツェの命が潰えたとて、それで終わりではないのだ。家族。親友。自警団や共に協力し合った仲間。それぞれに想いを託すのだ。 ) ( 忙しい中、こうして来てくれた事にコンスタンツェは感謝するだろう。笑えというのは無理にせよ、元気出してと事の張本人のくせに言ったかもしれない。 ) ( ―― 一方で、この状況を嘲笑う悪魔の姿もある。確かに、コンスタンツェという女が迎えた結果だけを見れば、コンスタンツェは敗北してしまったことになる。無念に思う負の感情もまた、そこに漂うものであった。 ) ( そして土が被せられて行き、棺が覆われていく。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:15:26]
◆ケミー > ( 幸運に、か。 訪れる時間を得られた、参列の一人 ) ( 躊躇いか傍観か、やや遠まきに身をおいて ) ───…。 ( 土の眠りのしとねを手向ける中。 知る姿は幾つか視界の中に。 そのうちの離れる姿を見たのかどうかは知れず。 ひと目でそれとわかる沈んだ表情が変わるでもなく、気の利いた言葉を呟くのでも無く ) [Sun 13 Sep 2009 00:10:09]
お知らせ > ケミーさんが入室されました。 [Sun 13 Sep 2009 00:04:57]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『――――――報復を。』 [Sat 12 Sep 2009 23:58:34]
◆カイン > (土はかけない。 棺の中の肉体は既に腐敗している筈だ。 あとは骨になり、それさえも消え去る。 ――それだけだ。 コンスタンツェという女性は死んだ。 事実はそれ以上でもそれ以下でもない。 故に――土はかけない。 そうするより他に、するべき事がある)(報復を。 しかるべき制裁を。 目玉泥棒に。 このヴェイトスに潜んでいる怪物に。 我が物顔で生きている犯罪者どもに。 それ以外に、為すべき事はない。 自分の腕の中で死んだ女性の為に、できる事はそれだけだ)(最後に一度、周囲を見回した。 彼女を悼む為に訪れた人々を。 怪物どもに襲われた人間の数だけ、こうして悲しみ、怒りを抱く者がいる。 なら――戦うしかあるまい)(埋葬の光景に背を向けて、ゆっくりと歩き出す) [Sat 12 Sep 2009 23:58:25]
◆ジュン=ワタヌキ > ( しかし――得心がいった。 平凡と言われるかも知れないが、極々普通の家族と友人。 何処か特異性を求められる自警団という集団に於いて彼女の存在は至って”普通”だった。 普通だからこそ素晴らしい―――、剣を振るうだけの男はそう考える。 例え相手が何者であろうと、素直に話していける。 事件の半ばで命を落としたが、彼女の想いに触れた人々に何かが残った事を祈り。 ) ……有難うコンスタンツェ君。 遅刻は出来るだけ――控える事にするよ。 ゆっくり休んでくれ。 ( 祈りの言葉の後、丁重に土を被せて行く。 小さな声で、彼女を見送る。 兄の視線、真摯な想い。 ソレには黙って受け止める他に無い。 偽善と罵られ様とも、葬儀は死者の為ばかりでは無く。 残る、生きて行かねばならぬ人々の為の別れの挨拶では無いのか。 湿っぽいのは苦手だが、小さな敬礼を一つ。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:55:04]
◆墓地 > ( そんな隊長の姿をコンスタンツェが見たら、ちゃんとした格好できるんじゃないですかと笑ったことだろう。それとも、遅刻してきたことに小言でも言ったかもしれない。そんな遅れてきた自警団の隊長に対し、コンスタンツェの兄は一層怒りを顔に滲ませたけれど―― 大声を張り上げたり、詰め寄って殴りつけるような事はしなかった。妹の前でそれをすることは、よくない事だと知っていたのだ。だから、拳は強く握り締めたまま。 …そして犬柄の眼鏡拭きはありがたく使わせて貰おう。天国に行ってもきっと眼鏡は手放せないだろうし。それをくれた男が、同僚達が、一層の決意を持ってこの街の平和の為に尽くしてくれるのなら、コンスタンツェも命を張った甲斐があった。 ) ( 聖歌が歌い終われば、神父が前に出て言った。祈祷を捧げるだろう。 ”灰は灰に、塵は塵に” だ。 ) ( そんな一連の流れも、神を信じぬ男には滑稽にみえるのかもしれない。それでも神を信じるもの達にとっては、それが慰めになる。もう一度ここに来てくれると言ってくれた友人の心に対しても。 ) ( そして、ラサートが胸に誓ったとおり事件はまだ終わっていない。その決意は、いつか犯人を捕まえることに繋がるのだろうか。 ) ( …神父の祈祷は終わり、綱につるされた棺がゆっくりと墓穴に降ろされていく。やがて参列した者達の一人一人の手で、その上に土がかぶせられていくことだろう。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:42:50]
お知らせ > ラサートさんが退室されました。 『それこそが自身の追悼の意に他ならないのだから…』 [Sat 12 Sep 2009 23:31:49]
◆ラサート > (響き渡る聖歌。自身もハプテス信者の端くれなれば自然と小さいながらもその文句が口をついて出る。その間だけ、少し心が空になった。)(聖歌が終われば俗念が引き戻され、ちらりと役者の青年がいるであろう方向に目をやる。ただ芸能横丁で出会っただけの青年。投函された複数の文書。その現場にいる人間にか分かりようの無い記述の数々…。自警団への出頭。……そして、なんの繋がりがあるのか、コンスタンツェ団員の葬儀への参列…。もちろんただの正義感の強い青年なのかもしれない。偶然、裏ではコンスタンツェ団員と付き合いがあったのかもしれない…。でもそういう偶然の可能性を模索するよりは…状況証拠しかないけれども、よっぽど疑わしい事実が一つあるんだ。)………お前が…アイゼンリッターか…(黙祷を一つ、聖歌が終われば海兵は一人敬礼し、葬儀の列からそっと離れた。)(だが正直そんな推理はどうでも良い。今大事なのはクリスティアに逃げたと推測される、メアリアン・ロッドにどう対処するかという事…そして…) [Sat 12 Sep 2009 23:31:24]
◆カイン > (神などいない。 いるわけがない。 ――本来、死ぬべきは目玉泥棒だ。 ここに埋められようとしている女性ではない。 目玉泥棒に殺されてきた人々では断じてない。 ……裁かれるべき目玉泥棒は、のうのうと逃げ延びている。 そして殺してきた連中の事など気にも留めていないのだ。 笑わせるな。 こんな世界に、神がいるわけがない)(苛立ちがぐるぐると腹の中で渦巻く。 背中の傷が痛む。 ――視界の端に見えた水兵は何故か驚いていた。 知った事か。 葬式に来ただけの人間を疑いたければ、捕まえたければそうすれば良い。 そんな事をしている暇があるのならば)(――糞) [Sat 12 Sep 2009 23:19:22]
お知らせ > アヤさんが帰りました。 『( 粛々と進む儀に、粛々とならって―― おやすみ、スタンツェル。また逢いに来るよ。 )』 [Sat 12 Sep 2009 23:18:55]
◆アヤ > ―――― ( 貴女に渡したロザリオは、私が小さな頃からずっと肌身離さず身につけていたもの。 ) … ( 今私が手にしているロザリオは、私が譲り受けた祖母の形見の品。 貴女に渡したロザリオの代わり、この先ずっと身につけてゆく 貴女と同じ型のロザリオ。 )( それはそう、きっと死してもなお私と共に在り続ける筈。 今貴女の手にロザリオが在るように。 死して尚、別たれることの無きように ) ……。 ( 例え我、死の影の谷を歩むとも、災いを恐れじ。 ―――汝、我と共に在せばなり。 )( … これからは、きっと主だけでなく貴女も共に在ってくれるのでしょうね。 ) ( 小さな声も謝罪も、――例え周囲が彼等を振り返ったとしても――今のアヤには届かない。 まっすぐに棺に視線を注ぎ、ロザリオを手に祈りを捧げ、 掠れた小さな声で、けれど微笑みながら聖歌を謳う彼女には。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:15:39]
◆ジュン=ワタヌキ > ( 午後の仕事を抜け、墓場へとやって来た自警団制服姿の男。 流石に今日は襟元を正し、腕には喪章。 普段は薄く浮いた無精髭も綺麗に剃刀をあて幾分まともな格好。 ) ……遅れて申し訳無い。 ( 小声での謝罪と共に一団へと加わる。 出来るならば、個人として弔ってやりたいとの思いは最後まであったが。 最後まで見送るのも、また隊長の務めなのだろう。 兄であろうか、強い視線を感じながらも気付かぬフリを決め込んだ。 残された遺族の気持ち、理屈などで割り切れる問題じゃあ無いのだろう。 一発殴られる覚悟でこの場へと赴いた。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:02:22]
お知らせ > ジュン=ワタヌキさんが来ました。 『 遅れて来た男。 』 [Sat 12 Sep 2009 22:55:20]
◆墓地 > ( そのロザリオを、二人の繋がりとしよう。死が二人を別つ、けれども尚繋がり続ける為に。そのロザリオを手にしている限り、お互いの事を忘れぬよう。詰まりながらの拙い聖書の朗読に重ねるようなその呟きと、その想いはきっとコンスタンツェの耳に届く。 ) ( 怒り。誰かの死に直面した者が抱くのは悲しみだけではない。コンスタンツェの兄は、カインと同様に怒りを感じていた。自警団に、そして何より犯人に。その感情が理不尽なものだと理解しつつも、コンスタンツェの兄は式に出席した何名かの自警団員達を睨んだ。怒りの矛先がそこしかなかったのだ。そんな兄とカインの怒りの声は、きっとコンスタンツェの耳に届く。 ) ( …やがて聖書の朗読が終わり、聖歌の合唱が始まる。相変わらず家族達はちゃんと声を出せず、掠れるような歌声だけど。 …期間は短かったが、共に事件解決の為に協力しあった海軍の男。自警団の同僚達や、ラサートのような男がいるから安心して託すことができるのだ。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:52:31]
◆ラサート > (葬儀には最低限顔を見せるのみにして…プライベートな付き合いは殆ど無かった自分は事件の解決に全力を注ぐ事で追悼の意を示そう…そう思い、この場に立った。海軍の制服を纏い、制帽を胸に抱き、戦死者に送るのと同じ形式の黙祷を送る。)………(だが少し遅れて到着した自分が、先日自警団に乗り込んできた青年の姿を視認したとき…葬儀の場にありながら己の心臓が高鳴るのを感じた。…何故…彼がこの場にいるのだと…) [Sat 12 Sep 2009 22:48:30]
お知らせ > ラサートさんが入室されました。 『制帽を胸に抱き…』 [Sat 12 Sep 2009 22:40:34]
◆カイン > (殺人――否、犯罪というものは、ただ被害者の人生を狂わせるだけじゃない。 こうして此処に集まった人々、その全員の人生を狂わせる。 ……当たり前だ。 親しい人が、殺された、犯された、奪われた。 ……それが、何でもないような事であるわけが、ない)(「何が悪いの?」 あの娘はそう言った。 否、あの怪物は。 そして兄の為に殺すのだと喚いていた。 あの怪物は、この場を見て尚、そんな戯言を吐くのだろう。 逃亡を続けているあの怪物は、今もきっと日常を謳歌しているに違いない)……――笑わせるな。(低い声で、微かに呟きが漏れた。聖句とは対照的な、怒りの言葉) [Sat 12 Sep 2009 22:35:01]
◆アヤ > ( 葬儀の際にロザリオの有無が確認出来たなら、おそらく彼女へと微笑みかけたに違いない。 おそろいね、と小さく呟きながら―― 私も生涯このロザリオを手放さぬようにしよう。 そう思い、ロザリオを包み持つ。 ) … ( ああ、主よ。 感謝します。 )( 彼女と出会えたこと、話せたこと、笑い合えたこと、親友になれたこと、 …彼女と共に居られたその全てに。 そしてあの部屋と、今日と、二度にわたり彼女との別れの場を用意してくださったことに。 ) ――― ( 口の中で微かに、彼女の父に添うよう聖句を紡ぐ ) [Sat 12 Sep 2009 22:34:19]
◆墓地 > ( コンスタンツェの父は、その棺を前に涙を堪えながら聖書の朗読を始める。今ままで何度も読み上げてきたその聖書の一文が、どうにも声が震えてしまって一行に先に進まない。まるで文字を覚え始めた幼児のように何度も詰まりながら、それでも一字一句間違わぬように読み上げていく。傍らには寄り添うような妻の姿と、泣きはらした目と憮然とした表情の兄達と、いまだ状況をよく理解できていない弟の姿があった。 ) ( 棺の中、コンスタンツェの両手にはしっかりとそのロザリオが握られている。もう永遠にそのロザリオを手放すことは無いだろう。 …そして、最後に女を病院まで運んだ男の姿もそこにある。怒りに震える男の姿が。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:17:26]
◆カイン > (青年は遺族ではない。同僚でもなければ、友人でもない。 これから埋葬される女性とは、数度顔を合わせただけだ。 しかし、だからこそ此処にいる。 葬儀の末席から、じっと、睨むように棺桶を見詰めている)(其処にあるのは悲しさではない。悼む想いでもない。 ただ、純粋な怒りだ。 ――彼女は慕われていた。 家族に、同僚に、友人達に。 ……その事実が怒りへと繋がっていく。 ――目玉泥棒を名乗る、あの娘に対しての、怒りへ) [Sat 12 Sep 2009 22:14:50]
◆アヤ > ( 粛々とした雰囲気に身を委ね、参列の末席に俯きがちに立っていた。 ) ――― … ( ああ、だめ。 笑顔をみせようと決めていたのに。 主の御許に彼女が召されるのを祝福する為の場なのに――― ベールって、なんて都合のいいものなのかしら。 ) … ( 小さく、唇を引き結ぶ。 手にしたロザリオをきゅッと握り締めた。同じものは、まだ彼女の手に飾られているだろうか。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:11:26]
お知らせ > カインさんが来ました。 『(コートのポケットに両手を突っ込んで)』 [Sat 12 Sep 2009 22:05:11]
お知らせ > アヤさんが来ました。 『…。 ( 喪服に身を包み )』 [Sat 12 Sep 2009 22:04:00]
◆墓地 > ( ―――時間は遡ることおよそ20時間前。空は重苦しい曇天に覆われ、墓場の空気を一層陰鬱なものにしていた。その墓場の一角に、喪服を纏った人たちの姿が見える。その中には神父の姿や、墓守の姿。遺族の姿も見えよう。 葬儀の後、生花と共に棺の中に納められた遺体はここに運ばれ、深く掘られた穴の側に安置してある。棺は黒い布で覆われ、納棺式が始まろうとしていた。 ) [Sat 12 Sep 2009 21:58:50]
お知らせ > 墓地さんが来ました。 『( 9月12日、午後2時頃。 )』 [Sat 12 Sep 2009 21:56:00]
お知らせ > キティさんが帰りました。 『( ずる、―― と足を引き摺ッて 其の場を離れた。 )』 [Sat 12 Sep 2009 00:13:02]
◆キティ > ( 土を踏む音と、誰かの声が聞こえた。 ) ―― あッ、 此処ッ、此処です ッ 、来て…! ( ほうッと息を吐いて、上を見遣る。ああ、結構な高さがあッたンだあ、なンて 他人事みたいに。漸く現れた 墓守さンは 慌てた様に 降りて来てくれて。 ) ―― わたしは、… だいじょーぶ なので…、 この子…、 ( 傍らの白い服の少女を指差した。―― 同じ様に此処から落ちて、打ち所が悪かッたのか。殺された後に投げ捨てられたのかは 解らない、けど。 ――遅れてしまッて ごめンなさい。 ) ( 墓守は亡骸を 抱え、遠ざかる。 其の様子を 最後まで見送ッた後、 ) [Sat 12 Sep 2009 00:12:21]
◆キティ > ―――… ッ …ッ … 、…、 ( パクパクと開いた口からは息の様な音しか洩れず。少し離れた場所で 其れを見遣ッた。 わたしが 感じた死の気配は、彼女のものだッた ンだろうか。また遅れてしま ッたのかも知れない。 ) ―― ご、 ッ ごめンなさい … ごめンなさい ――ッ! ( 傍に居る事が出来無くて。泣く事が出来無くて。 ――今更、ボロボロと涙があふれてくる。 ) ―― ひ ッ、 う、ッく、 うう…ッ、 ( 何度拭ッても 涙は止まらない。足の痛みも止まらない。 座り込ンだ まま、亡骸と向かい合わせ。 ) ―――… お墓 ッ、作ッて もらわな きゃ …? ねえ …? ( グッと立ち上がろうとしても、 ) ―― あ ッ、く…ッ、 ( 足の痛みで 立ち上がれない。 ) ―― 誰か ッ、 誰かあ… ッ、 ( 泣き声混じりに 叫ぶ。―― 此処には墓守さンだッて 居る筈。きッと気付いてくれる。 ) [Sat 12 Sep 2009 00:06:19]
◆キティ > ―― う…ッ、 ぁ、痛 …――… ッ、 ( どくどくどくどくッと嫌な程鳴る心臓。むくッて上半身起こして、手とか足とか見遣る。 服は砂だらけだけど、パッと見怪我はして いない様。 グッと 立ち上がれば、 ) ―――― ぅあ ッ! ( ずくン、と右足が痛む。まるで熱を持ッた様。 ) ( じわり、と眼に涙が浮かンで。暗闇を見渡す。 ) ――― …、 ( ふと、己の傍らに白い服が見えた。変な方向に首の曲ッた其れは、 如何見ても生きている様に 見えず、 ) ――― ひッ、 ぁあ 嫌 ぁあ ッ…! ( ずりッ、と尻餅付いたまま、其れから 離れようと ―― ) [Fri 11 Sep 2009 23:55:53]
◆キティ > ( 夜の静けさは 落ち着くけれど、少し怖い。 昼間の、商業地区の大通りも 妖精にとッては同じ位 恐怖、だけれど。 ) ( ―― 明るい街、お店、賑わう人達。 仲間に入りたいのに、勝手に疎外感 なンて感じて、入ッていく事が出来ない。 今一歩、勇気が出ない。 ) ( ―― そンな事 考えていたから、だろうか、 ) ――― ッ、 あッ、 きゃああぁぁああッッ!? ( 歩いていッた先に 少し高い段差があるなンて 気付かなかッた。ずるッと滑ッた足は 体勢を戻す事も叶わず、 そのまま数メートル下へ ―― ) [Fri 11 Sep 2009 23:44:40]
◆キティ > ―― うーン と、 … えッと ぉ、 ( さく、さくッと墓土の踏む音 と、時折鳴く 何かの声しか聞こえない。 ぎゅーッてマフラーを抱き締めて、怯えた眼で 辺りを見渡した。 ) ―――… だぁれも …居ない …? ( 見当たらない。 もッと、奥?さく、さく、鳴る土音。光が殆ど無い様な 真ッ暗な道を ただ、ただ、歩く。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:39:24]
◆キティ > ( 墓地の真ン中で、ぼうッと見上げた空には 綺麗な金色のお月さまが浮かンでいて、 ) ―― うわ あ…ッ、 ( 小さく小さく 声を上げた。 こう云う日は、何かとても素敵な事が起こる様な 気がする。――けれど、妖精が此処に来た理由は 幸せな事探し、では無くて。誰かが死に近付いている様な気がしたから なンだけれど。 ) ―― … ン ッと ぉ? ( この辺り、――? ッて呟きながら、墓地の奥まで 歩いていく。 ) [Fri 11 Sep 2009 23:30:18]
お知らせ > キティさんが来ました。 『( ―― おつきさま 。 )』 [Fri 11 Sep 2009 23:27:08]
お知らせ > オリヴィアさんが退室されました。 『こうして支えてくれる、かけがえのないものがあるから、私は騎士として全力を尽くせるのです…』 [Sun 6 Sep 2009 21:36:34]
お知らせ > ロサ・ガリカさんが退室されました。 『涙で疲れた分、元気の出るようなものを作ろう。』 [Sun 6 Sep 2009 21:34:53]
◆ロサ・ガリカ > ( そう、これは奥様と私だけの秘密。奥様のお世話をするメイドですもの、それぐらいあっても普通だから。 ) そのような事は…。奥様の人望があるからこそ、ですわ。 ――はい、奥様。トレボーニウス家のメイドの意地にかけて、腕をふるわせて頂きますわ。 ( こういう冗談のやりとりも少しずつ自然に出来るようになってきた。こうしていつもの調子になって、私達は日常に戻っていく。でも、それは亡くなってしまった人を忘れてしまったわけではなくて、心配させまいとしっかり生きていく為なのだ。 ) ( そうして、二人で一緒に肩を並べて歩き出そうか。 ) [Sun 6 Sep 2009 21:33:02]
◆オリヴィア > (うん、鼻もかんで、涙も拭って…私がこうして泣きじゃくった証拠は目元の赤さくらいで、もうロサさんだけの秘密です)(こちらもロサさんが居てくれてよかったと思います…そうでなければ、全てを投げ出して空虚な家を引き払って故郷に帰っていたかも知れませんから)え…? あら…本当…。うふふ、みんなに励まされるなんて、ダメな騎士ですね。なんて…。それでは、戻りましょうか。帰りに良いワインでも買って…ちょっとした料理はお任せしてもよろしいですか?(最後の方はいつも通りのちょっといたずらっぽく意地の悪い微笑みを浮べて、ロサさんのメイドとしてのプライドをこーちくちく刺激してみますよ。買ったワインに合うものをよろしくお願いしますねって事ですから) [Sun 6 Sep 2009 21:26:47]
◆ロサ・ガリカ > ( はい、それはもう。ハンカチを奥様に差し出してから。 ) ( こっちに来て良かった。最近、私は何度もそう思うようになった。メイド長としての厚遇も、誰かの上に立つという立場も要らない。私は今、この方のメイドで居られて満足だ。 私はその言葉を聞いて、微笑を返した。 ) あ――…。 ( と、その時。メイドは空を見上げ、掌を上に向けて。 ) 奥様。雨、止みましたよ。 ( まるでそれは奥様の涙のように、止まった。 ) きっと旦那様も、奥様を勇気付けようとしてくれているのでしょう。 ( それとも、奥様の支えになろうとする私に嫉妬したのかもしれない。なんて冗談を内心で。 ) [Sun 6 Sep 2009 21:19:37]
◆オリヴィア > (せ、せめて、鼻をかんでからとかの後で見てくださいね、その…酷い事になってそうですから…)…はい、なんでしょうか?(ありがとうございますと小さくお礼の言葉を言いながら、ロサさんの方へ向いてその言葉の続きを促して…)はい…。ありがとう、ございます…。ロサさんがいてくれて…本当に、嬉しいです…。これからも、よろしくお願いいたします…(ぺこりと頭を下げて、改めて…ずっと、居てくれる事を願って…。そう…できるのならば、死が二人を分かつ時まで…) [Sun 6 Sep 2009 21:12:57]
◆ロサ・ガリカ > ( 大丈夫。この雨のせいだろうか、墓地に人影は少なく、私達を見ているものは居ないかもしれない。 ) ……はい、奥様。 ( 大丈夫だ、というその言葉を聞いて。最後に少しだけ強く、奥様の身体を抱きしめて。その後両手を話すと、真っ直ぐに奥様のお顔を見詰めた。本当に大丈夫かどうか、それを見極める為に。それが大丈夫だとわかれば、ようやく一歩後ろに下がり。 ) ………奥様。 ( 言おうか言うまいか、少し迷ったけれど。いう事に決めた。それは奥様にだけではなく、旦那様への言葉として必要なものだったから。 ) 私はいつでも、奥様のお力になります。…私は、いつも奥様のお側に居ます。 ( 旦那様が亡くなられてから、ずっと一人で頑張ってきた奥様。これからは、私が旦那様の代わりにそれを支えていこう。役不足かもしれないけれど、それが私にできることだから。 ) [Sun 6 Sep 2009 21:05:06]
◆オリヴィア > (きゅっとロサさんの身体を抱きしめて…普段なら、こんなところを他の方に見られたらとか思うだろうけども、今はそんなのも関係なく本当に子供のようにすがり付いて…)…ん…ぅ…ん、もう……大丈夫です…(そうして、泣いていた時間はいかほどか、さほど長くなかったかも知れないし、ずっと泣いていたかも知れない…人前でこんな風に泣いた事もなかったから、その感覚は分からない…でも、こうして支えてくれた人もいたから…大丈夫だと、言えた…。うん、大丈夫…また一つの踏ん切りがついたから、これからもまだ頑張れますから…) [Sun 6 Sep 2009 20:55:44]
◆ロサ・ガリカ > ( どうして人は死んでしまうのか、子供心にそんな事を考えた事があった。死ななければ誰も悲しまないのに。 ) ………。 ( 私の瞳にもまた涙が潤む。奥様の心の痛みを思えば、私は涙を滲ませずにはいられなかった。 ) ――はい。構いません、奥様…。 ( そう答えたけれど、奥様が求めるならばいつでも、何度でもこうしようと思った。 きっと奥様は今まで涙を堪えていたのだろう。悲しみから逃れる為に、そんな事を考えられなくなるぐらいの忙しさの中に身を投じたり。自分に言い聞かせて悲しみを振り払おうとしたり。 ) 奥様……。 ( 身長差のせいもあるのかもしれないが、今はまるで奥様が小さな女の子のように見えて。私は優しくその肩を抱き続けた。 ) [Sun 6 Sep 2009 20:49:27]
◆オリヴィア > (私がここで泣いていたら夫が天上でのんびりしていられないから、あの日以来夫の事で涙を流した事はなかったのだけど…一度、心のタガが外れてしまえば、涙は止まる事を知らずに流れ続けて…こんな姿を見せてしまうかも知れないと思ったから、待っていてくれてもと言ったのだけど…今はこうして、ロサさんの優しさに甘えてしまって)今日…今日だけです…から…このまま、しばらく…もう、少しだけ…(ロサさんの胸に顔を預けて…こみ上げる涙の熱さがロサさんの服を通して伝わってしまうだろうけども…今はこのまま、もうただ流れ続ける涙が枯れるまで…) [Sun 6 Sep 2009 20:39:32]
◆ロサ・ガリカ > ( 良いのだ。何も悪いことなんて無いのだ。神様は、亡き夫の前で泣くなと仰ったのか。聖書にそう記されているのか。 ――無い。だから、良いのだ。私のこのメイドをやる以外に特に取り柄の無い両腕が、奥様の慰めになるというのなら、私は喜んで両手を差し出すのだから。 ) いいんです、いいんですよ、奥様。あなたがこうして涙を流すのを、一体誰が咎めるというのでしょう。 ( それは例え旦那様であっても咎めたりはしない。むしろ、もし私が何もせずに突っ立っていたら、私は旦那様からお叱りを受けたに違いない。旦那様がどういう方だったかはわからないけれど、きっとそうだ。 ) …………。 ( 背中を撫で、その涙を受ける。構うものか、どうせ全てこの雨が涙のことなんて無かったことにしてくれる。 ) [Sun 6 Sep 2009 20:34:33]
◆オリヴィア > …ごめん、なさい…。ごめんなさい…っ(いくら鈍い私でも、ロサさんがこうしてきてくれた理由がわかっていたから。私がいつものように振舞おうとするのを慰めてくれるのを、どこかで期待していたのだと思う…。自分から、慰めて欲しいなんてお願いする事もせずに、自分はこうして、ロサさんの優しさに甘えてしまっている…。それも、こうして、夫の墓名碑の前で…。だから、夫とロサさん二人に、謝罪の言葉を返して)………(夫の戦死の報を聞いて、取り乱して、一日涙に明け暮れて…。それからは、夫は騎士としての務めを果たした、役目を果たし神の元へ召された、夫は後悔などしていないと自分に言い聞かせて、時には目を背けながらこうしていたのだけど…。自分の気持ちだけ言うなら、あまりにも早い死にあまりにも短い結婚後の幸せ。今のロサさんとの幸せがあるから、なぜ今ここにあの人がいてくれないのかと思ってしまうと涙が止まらなくなって…言葉にならないものが涙としてこぼれ続けて…) [Sun 6 Sep 2009 20:28:08]
◆ロサ・ガリカ > ( この慰霊碑を前にすると、私は悪魔の所業に怒りすら覚える。何が楽しくて多くの人を悲しませたのか?普段はあまりそういう風に考えたりはしないのだけど、目の前の慰霊碑と側に立つ奥様を見ていると、平静であろうとする私の心が締め付けられるような思いになる。 ) 奥様…。 ( 慰霊碑に刻まれた名前に触れ、旦那様に話しかける様子を見て…。その肩が震えているのをみて、声が涙に濡れるのを見て。 ) …っ ( 私はヴェイトスに来て、随分感情的になったと思う。気丈に振舞おうとする奥様に対し、歩み寄ったりこちらから何かするのはいけないことだと。いけないことだと思いつつ、私は一歩、二歩、奥様の方へと歩いていった。 ) おく、さま…。 ( そして両手で、そっとその肩を抱こうとする。メイド風情が出すぎた真似だろうか?でも、そんなことはどうでもいい。私の大事な人が肩を震えさせているのだ。ならば、その肩を私は抱くべきだ。 ) [Sun 6 Sep 2009 20:16:14]
◆オリヴィア > (私も、クリスティア本国にて遠征騎士の為の武器や食料、カタパルトなど必要なものの輸送、補給の為に立ち回っていたところで、現地には居なかった…。一人一人分かるようになっていたら、こんなところではなく、きちんとクリスティア本国で勇敢に騎士としての職務を果たしたとして家族たちに迎え入れていただろう。ドラゴンの炎で焼かれ、誰が誰かも区別が付かず、それを聞いてどれだけ辛かっただろうか落涙したものです…)…貴方、以前にお話したヴェイティアンハーフの子は、まだまだ手が掛かりそうです。他はこちらの生活は順調です、助けてくれる方も着てくれましたから…。うふふ、恋人と言う訳ではないので安心してくださいね?(ゆっくりとその墓名碑のところにある夫の名前に手を触れつつ…そんな報告。でも…肩が震えて、いつもならこうして淡々と冗談交じりに報告して終わりにできたのだろうけど…小さく肩を震わせて…)…悲しくは、ないです…でも、まだ、寂しいです…(普段は、押さえているのに…ロサさんに甘えたい気持ちが出てしまったのか…そんな泣きそうな声を漏らして) [Sun 6 Sep 2009 20:00:20]
◆ロサ・ガリカ > ――はい。 ( そういって頷くと、私も慰霊碑の方へと視線を向ける。ヴェイトス市が悪魔の軍勢に襲われたことは話に聞いていたが、当時はクリスティアに居たためその詳細は良く知らないままだ。勇敢な騎士たちの遺体は、きちんと一人一人解るようになっていたのだろうか。それとも、遺体が見つからないような状態だったのだろうか。 ) ………。 ( 愛する人の死は、いつまでもその人の心に暗い影を落とす。時と共にやがて忘れていくのだと語る者も居るけれど――…。 ) ( 私は何も語らぬまま、奥様の側に立っていた。この人の涙が溢れるようなことがあったら、耐えられずに誰かの腕の中で泣きたいと思うようなことがあったら、その時は優しく抱きとめてあげよう、と…。 ) [Sun 6 Sep 2009 19:50:07]
◆オリヴィア > (「お役に立てると思いますから」その言葉に内心を見透かされたような気がしてちょっと言葉を続けられず慰霊碑の方へ視線を向けて…)そう、ですか…それでは、お付き合いよろしくお願いいたしますね?(小さく微笑んで、そのまま慰霊碑に…あれからそれなりに時間も経ったから、雑草とかも見かけるようにはなったかも知れないけれども、ここは夫が眠る終の棲家…その碑に花を添えて…。ロサさんがいてくれた方が助かるのはあるけども…我慢できなくて、弱い自分を見せてしまうかも知れないのがロサさんの負担になるかもとか思ったりとか…もう、何年も経ったのにまだ吹っ切れてないのかとか、そんな自分も恥ずかしくて…じっと夫の名前の刻まれたところを見つめるままに) [Sun 6 Sep 2009 19:42:19]
◆ロサ・ガリカ > ( 旦那様は悪魔との戦争で命を落とした。旦那様だけではない、多くの騎士がその戦いで死んでいった。今日は、彼らが眠る慰霊碑へ花を手向けにやってきたのだ。 ) ――いえ。色々とあるでしょうし、何かとお役に立てると思いますから。 ( なんて、具体的にどうしたいということが含まれない曖昧な言葉を返す。それは勿論本心だが、ご一緒しようと思った理由はもっと別のところにある。 雨のせいだろうか。それとも纏う黒のせいだろうか。或いは、墓地の雰囲気がそう感じさせるのか。普段明るく元気な奥様が、今にも消え入りそうな蝋燭の弱い炎のようにみえたのだ。だから私は、例え手伝う仕事が何も無くともこの人の側に居るべきだと判断した。 ) [Sun 6 Sep 2009 19:33:28]
お知らせ > ロサ・ガリカさんが入室されました。 『同じように喪服を身に纏い。』 [Sun 6 Sep 2009 19:28:06]
◆オリヴィア > (もう、何度も訪れているいわゆる赤い雨戦争で犠牲になった方たちの合同慰霊碑の所へ去年と同じように白い菊の花を手にし歩いていく…)…ロサさんは、家で待っていてくださってもよろしかったのに…(去年と違うことと言えば、家で働いてくれているメイドさんが一緒にきてくれている事か。雨の中付き合わせるのは申し訳ないかなとか思っていたところですし、そんな言葉をかけて…) [Sun 6 Sep 2009 19:26:47]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『喪服を身に纏い、雨が降り続く墓地を歩き続け…』 [Sun 6 Sep 2009 19:22:06]
お知らせ > プリムラさんが退室されました。 『( 少女は墓地を 後にした。)』 [Wed 26 Aug 2009 23:24:50]
◆プリムラ > ( そろそろ家に帰ろう。 奴隷の吸血鬼と約束していた、 吸血鬼関連の本も結局出していなかった 。 早めに見てもらったほうがいいだろう 。 それに、 血 だ。 結局自分は全く調達できていないワケで。 涼しくなれば、 夏ほどは悪くなっていない何かの血は 、 手に入るのではないだろうか 。 ) ―――― … 。 ( サァサァと降る雨。 一緒にお祭り 、 行けるかなぁ なんて心配をしつつ。 ) [Wed 26 Aug 2009 23:24:37]
◆プリムラ > ―――― … そういえば … ( 不意に少女が 、 呟く。 まるで何かを 思い出した湯に。 ) To See Spirits of the Air. ――― の魔術が 、 死者の墓から粉末を作る って、 材料あったっけ …。 ( キョロキョロと周りを見る。 何かを探すように。 けれど 、 その次に右手の人形が 、 ぱた と、 手を動かした。 ) 「 あとオンドリの脳みそとクルミの油と新しい蝋だったっけナ。 ――― この雨の中 、 墓を掘り返すのカ? 」 ………… 。 ( 1人ボケに 1人ツッコミ 。 傍から見ればそれにしか見えない。 実際、 そうなのだろうけれど。 黒猫の人形が言う通り、 この雨の中墓を掘り返すのは難儀だ。 ) ―――― …。 ( カクリ と、 少女は小さく肩を落とす。 ) [Wed 26 Aug 2009 23:21:46]
◆プリムラ > ( 此処に来た深い理由は無いのだけれど、 墓地は あまり嫌いではない。 どの国でも人は死んで、 そして弔われる 。 それがよく分かる場所だ 。 勿論弔われぬ者も ――― ヴェイトスは多いような 気はするけれど 。) 「 此処 、 ヴェイトスなら悪魔召喚とかしなくてモ 、 悪魔に逢いそうだナ 。」 ( ひょこり ひょっこり 、 右手の人形が揺れながら 、 そんなことを 。 まァ。 元から人間の世界にいる悪魔なんてわけアリが多そうだけれど 。 強い悪魔がそこらへんを歩いていたら、 きっとバランスが崩れて しまう。 ) [Wed 26 Aug 2009 23:08:43]
◆プリムラ > ( ポツリ ポツリ 。 そんな音から入って 、 今は サァサァ と流れるような 雨が降る。 黒いワンピースを着た少女は黒い傘をさし、 墓地の真ん中に立っていた。 半そでのワンピースから出る腕が 、 周りが闇色だからだろう。 やたらと 白く見える。 ) ――― …。 ( 随分寒い 。 そろそろ夜に半袖で出歩くのはやめたほうがいいかもしれない。 ) [Wed 26 Aug 2009 22:59:08]
お知らせ > プリムラさんが来ました。 『( 墓地の真ん中 )』 [Wed 26 Aug 2009 22:48:25]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 彼女の変調は、ここでようやく… 正しく認識したとはいえないか、この事態では。 )』 [Wed 19 Aug 2009 04:19:27]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 一人で歩くと言い張るも、途中で高熱を出して崩れた 』 [Wed 19 Aug 2009 04:18:17]
◆セレニア > …同じ、です。 申し訳ありません。 ( そう報告しないのと空とぼけるのと、評価を秤にかけてもばれる嘘だし、カムラもそうならと困惑気味に口を開く。 幻術の類だろうか。 ―――それでもカムラの状態は確認。 ランタンの灯り一つでは頼りないけれど、こちらは聖画や聖水は無事だ。 傷を洗うかと尋ねようとして… 撤収が先か。 まごつきながら頷いた。 ) …了解。 カムラ? ( とにかく、戻ろう。 先に立って歩き出し、姿勢を崩したカムラをやや慌てて振り返る。 ―――カムラが無事なら、まだ。 …とはいえ、やはり戦うために随伴している者としては、失態だ。 せめてカムラにはしっかりしてもらわないと。 ) …盾は放棄します。 背に乗りますか? ( だっことか無理だけど、おんぶする? 身長差あるが、筋力でどうにかなるだろう。 ) ( ―――ふと、肩から下ろした盾を見つめる。 ん、赤っぽい汚れ… いや、使い込んでいるし、暗いし。 ) [Wed 19 Aug 2009 04:13:51]
◆エリー > ( 階段を昇って現れるエリエッタ・嘉村の姿は後ろ半分が泥だらけ、ところどころすり剥いたようで血も滲んでいる。 今はしっかりとした足取りで歩き、あれこれと状況を整理しようと言葉を発しているが、多分安全な状況―――自宅で独りになったりしたら、途端に痛みが襲うだろう。 今はまだ脳内麻薬が出ているような状態だ。 ) ――――そう、ですか。 …あまり覚えていません。 手分けをして敷地内に散って、ある程度声が届く範囲で捜索をしていて――――誰かとなにか話していた、ような。 ( 見渡す場所は、墓石の並ぶ見慣れた墓地の光景だ。 酷く遠くまで行ってしまったように感じたのは、崖の下が全く覚えのない景色だったのと、真っ暗闇だった所為だろう。 …他の四人の姿は相変わらず、見当たらない。 ハンター、自警団、墓守、と立場の違う人々が纏めて行方を晦ますなんて事があるだろうか? ) ―――いったん戻って報告した方が良さそうです。 明らかに異常事態ですし、危険な場所です。 ギルドに報告して、自警団にも連絡を回してもらって。 ( 不意にがくん、と腰が落ちて少し意識が飛んだ。 心身ともに問題ないと思えるくらいしっかり立って会話していたのに。 言う事を聞かないっていうのはこういうのを言うのか。 ) [Wed 19 Aug 2009 04:03:10]
◆セレニア > …。 ( 何をしていた、と指摘されてもおかしくはない。 頭の中にあったカムラとの位置関係が、崖に落ちたことも含めてこれほどずれているのも妙だ。 目を離していた。 何に、かは分からないが、カムラがもっと近くで呼んだ時には反応できなかったのではないか。 …いや、呼んだのか? ) 了解。 ( 口数少ないのはいつものことだけれど、どこか考え込む風な、言いたいことがあるのに黙り込むような空気は伝わってしまうだろうか。 ここに繋がる状況を整理したいのだけれど、こちらからの申告に問題が出てきそうで、恐ろしい。 …というか、いつものカムラならその辺りを明らかにしそうだと思うのだけれど、やはり転落というのは決まりが悪いのか。 ) 付近にヴァンパイアはいません。 …カムラは。 どのように、転落しましたか? ( 少なくとも、ヴァンパイアが接近すると現れる【人影】は見ていない。 もっとも、雨では分かり難いのだけれど。 ) [Wed 19 Aug 2009 03:49:57]
◆エリー > 多少擦り傷と打ち身がある程度で思ったよりは――――あちこち泥だらけですけど。 灯りと聖水も駄目です。 ( この距離である程度現実的な会話を交わせば、少しは気が休まる。 闇と雨と静寂が現実味を奪い、寒さと怪我がさらに悪い方向にばかりイメージを肥大化させていたと思う。 皆の安否も気になるが、とにかく戻ろう。 上を歩くセレニアの灯りだけでも周囲の地形の輪郭ぐらいは見える。 ――――いつの間にか雨も止んでいる。 ) …安全な範囲で捜索して、進展がないようならいったんギルドに戻りましょう。 この状況で二人だけで長居するのはよくありませんし。 [Wed 19 Aug 2009 03:38:25]
◆セレニア > ―――。 ( ふと、思う。 この声が幻覚であるわけはないし、エリエッタ・カムラという人物と同一のものと判断することもできる。 だが、ヴァンパイアというのはそういうものだ。 他の構成員と連絡が取れないのが、全滅しているからだとしたら。 ) ( ふと剣の柄に手を乗せる。 …いや、こんなものは妄想で、現実的ではないと思うのだけれど、何だかぼやけた状況がひどく不安にさせた。 ) …確認しました。 損害は? ( だからご無事ですか、で良いのだけれど。 ) 申し訳ありません。 …霊廟の、影に… なっていて。 転落したことを、認識できず… ( 膝もついて地盤を確かめるようにしながら下を覗き込む。 何かもごもごと言っているが、雨音にかき消されてしまうかもしれないくらいだ。 ) …墓守他、全員と、はぐれました。 ( ありえない。 ) ロープはありません。 階段… こちらへ来るまでには、見ませんでしたが… この先で、墓地の区画が割れています。 ―――了解。 装備は十分ですか? ( 声に何かを感じたか。 寒くありませんか、で良いのだけれど。 ポンチョを着ていても、いつもケープを羽織っているシルエットは変わらない。 ) [Wed 19 Aug 2009 03:31:51]
◆エリー > ( 比較的縁があり、尚且つ目立つ少女だ。 セレニアという娘に私をどうこうするメリットがあるとは思えないし、性格上他人に吹き込まれてとか、異常な思想に偏ってとか、吸血鬼幇助に走るとかそういう可能性は極めて低い。 ――――信用すべきだ。 現状、独りでいる事の方が余程よくない。 ) ―――――此処です。 何かロープでもあれば登れそうですけど…近くに階段とか、ありませんか? 一応ここも整地されている感じがするんです。 ( もう声を張り上げなくても届くだろう距離に橙色の灯りが見えている。 シルエットもセレニアのものだ。 ) 少しおかしいです、墓地の――――管理堂に戻りましょう。 雨も酷いですし、闇雲に動いても余計に統制が取れなくなります。 [Wed 19 Aug 2009 03:13:21]
◆セレニア > …カムラ? カムラ! ( これだけ声を上げて… というか、他の構成員と離れて行動しているのに、なぜ合流できないのだろう。 大きな霊廟などもない崖の縁を、ランタン掲げて歩いているのにだ。 …抱く疑問はカムラと同じもの。 違うところがあるとすれば、この事態がマリア様から自分へ向けられる評価にどう影響するかと――― ふと、応答が途絶えたカムラを呼ぶ声に、焦るような色が混じる。 あるいは追う、ような? 可能な限り張り上げた声にどのような感情を読み取るかは、それぞれだ。 難しい。 ) カムラ! カムラ、どこですか!? 返事を! ( 他の誰からも応答がないのに、カムラとだけ呼び続ける。 ―――それは… 少なくとも自分で自分を理解する範囲では、カムラはマリア様に評価されている特に守らなければならない者で、そして調査ではあまり役に立てない自分がなぜ同行を許されたのかと言えば、例え襲撃があっても敵を滅ぼし、重要度順に無事に帰還させるためだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 03:05:13]
◆エリー > ( セレニアを待つ間、暫し黙り込む。 この事態を楽観するならただこのまま助けを待って上に登って、いったん帰って雨がやんでから日中に再調査、で良い。 どのみちこの天候ではそう長く続けられそうにないし、視界も悪過ぎる。 状況も不透明で、一度立て直したいところだ。 ) ( ……静か過ぎる。 依然としてセレニア以外の気配がない。 じわじわと不安が押し寄せ、自分の所在地を報せる行為が本当に正しいのかと黙り込んだ。 視界の利かない闇の中、何処かに――――誰かが悪意を持って潜んでいるとしたら? ) ( とても辻褄の合う話だ。 ) ( この闇の中、今の私一人に何か対抗できる手段があるだろうか? 一秒後に即死しているとしてもあながち不自然ではないと思わせる空気だ。 …この雨が浄化の水として効果を発揮するのなら良いが。 ) ( 若しくは ) ( 吸血鬼では無く ) ( 最初からいた5人のうちの誰かが害意のある人物だったら? ) ………。 ( セレニアが近付いている。 音でそう遠くない事が分かる。 ) ( 知る限り彼女に私を襲う理由も動機も無い筈だ。 知っている限りでは。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:52:16]
◆セレニア > ( 街を背にスロープを登って… この高台からは、ヴェイトス市の灯りが見える。 雨雲に覆われているというのもあって、崖の下ともなれば真っ暗闇か。 境界線。 なんだろう、嫌な感じだ。 あっちとこっち。 ヴァンパイアと人間。 ) 了解、そちらの方位は捉えています! 崖から離れないでください。 …墓守は。 ( このまま進めば、じき接触できると考えている。 襲われたというわけではなさそうだし、動けるようなら大きな怪我もないだろう。 …気がかりは、こちらがカムラを見失っていたことだ。 いや、ほんの少しぼうっとしていただけで、カムラは落ちてすぐに声を上げ、自分が何かに気をとられていたのも一瞬かもしれないが――― ) ( これでしばらく放っておいたなんてことになったら、また、失敗だ。 また。 また。 また。 …それでも私が一番乗り。 他に誰もいないというのは、むしろ幸いかも――― ) …? ( いや、何を考えてる。 それこそ… 他から応答がないのが、おかしな話だというのに。 ) ―――墓守! いませんか! ( ロープとか、そんな装備はないんだ。 …他にも呼びかけながら、やがて声ははっきりと。 灯りも見えるだろう。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:42:34]
◆エリー > 南って言っても―――――。 ( 星が見えない。 景色も駄目だ。 どっちに歩いても不正解のようで下手に動く事も出来ない。 スロープの上り坂側に居るのなら街の灯りも届きそうなものだし、やはり裏手側なんだろう。 ) ――――寒い。 ( 此方の位置を報せる手段はとにかく声を上げ続けることだけだ。 朝が来るまでこうしていたくないのなら。 ) ―――――登る手段がありません! 視界が悪くて下手に動く事も! 其方から降りてくるのは危ないです! [Wed 19 Aug 2009 02:31:27]
◆セレニア > …セレニアです! 崖の上にいます! 南へ進みます、動かないでください! ( 雨模様とはいえ、高台から周囲を見渡すことができれば方位は分かる。 まさかカムラが落ちた時の状況を認識していないとは知らないが、方位が分からなくても、声に近付こうとするのなら問題ないか。 ―――まずは、灯りだ。 他から火をもらった方が早いのに、同行していた連中は何をしている。 ) セレニアです! カムラが崖に落ちました、各員応答を! ( いつものケープとは違う雨具の下で抱え込むようにして、難儀しながら灯りをつけた。 どうやら、どこかに引っ掛けて元栓を切ってしまったようだ。 ) …。 ( カムラは… 襲われた? いや、それならそう言うだろう。 この雨だし、崖の下を覗こうとして足を滑らせるのもありそうだけれど。 ) ( それにしても、マリア様も評価している優秀なバックアップである彼女の挙動に注意していた自分が、気付かないというのは――― ) ( 急斜面に沿って、ランタンを高く掲げながら進む。 ) [Wed 19 Aug 2009 02:19:53]
◆エリー > ( ――――少し妙な、何処か不自然な気がする。 私は確かに、確かに、ドジでドンくさくて先走り過ぎるところはあるし、二百歩譲ってドジで転げ落ちたとしよう。 ほら、雨で滑ってとか。 ) ――――こんなに放っておかれる? ( 仮にも同じギルドから来た二人と、自警団員二人と、此処の責任者が一人だ。 吸血鬼事件かもしれない、という前提で捜査をしている最中に姿を消せば、もっと捜索されても良い気がする。 それとも此処が余程離れた場所なのか、私が思った以上に長く昏倒していてその間に皆の呼び掛けに応えられなかったのか。 ) ( 嫌な状況だ。 灯りが手元にないのも不覚だし、雨も酷い。 周囲の景色がいいところ3m四方くらいまで、足元やすぐそこの崖、周囲にぼんやり見える木々くらいのもので、足元を注視していないと危険過ぎる。 どんどんおかしな方向に歩いているんじゃないかという不安すら感じる。 ) 声…セレニア? ( 遠くで私の名前を呼ぶ声がした。 雨音に混じってセレニアと聞こえた気がする。 舞台から客席まで響かせる時のように大きく息を吸って、お腹から声を絞り出す。 ) 此処です―――――灯りが無くて周りがわかりません!! [Wed 19 Aug 2009 02:02:02]
◆セレニア > ( 名誉挽回にはやる気持ちを抑えて、最近は周りに合わせた良い子にしているつもりだけれど、慢性的な頭痛に加えて幻覚まで見るようになってしまっている。 …実は任務中にも何度か。 今のところ致命的な事態は招いていないが――― ) ―――ぁ? ( 闇の中から、遠くの声に呼び戻された。 何をしていたのか、この墓場が幻覚の続きではないのか、束の間迷う。 けれど、微かな戸惑いを除いて気持ちは平静で、幻覚を見たとき特有のざわめきはない。 ) ( うずくま… いや、屈み込んでいた霊廟の影から立ち上がった。 うっかり消してしまったのか油が切れたのか、消えたランタンが足元に転がっている。 暗いわけだと納得するが… さて、いったいどれだけの時間闇を凝視していたのか。 もしかしたらそれこそ錯覚で、ほんの一瞬かもしれないけれど――― なぜ屈んでいたのかも、よく思い出せない。 何かを見つけたのだっけ。 ) …? カムラ? ( そうだ、声。 …まず対処しなければならない現実が、感覚を引き戻す。 ランタンを手に取り、声の方へ向かおう。 霊廟から離れてすぐのところにある崖。 これか? ) ―――セレニアです! カムラ、状態は? どこですか! ( 無事ですか、で良いのに。 …仮にも大聖堂の聖歌隊所属で、意外や大きな声を張り上げる。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:49:03]
◆エリー > ――――誰か居ませんか―――――! 崖から落ちて上がれなくなってしまいました―――――! 誰か居ませんか――――――! ( 近所迷惑という立地でも無い。 少々恥ずかしいのを我慢するなら自分の所在をはっきりさせるべきだろう。 5人も居たのだ。 多分私は急に姿を晦ましてしまっているし、誰か探しているというのが普通だろう。 こんな雨の中で申し訳ないが。 ) ……。 ( それから、どうしたんだったか。 そう遠く離れない程度に手分けして敷地内を見て回ることにして、何かあったらすぐに報せるくらいのつもりで。 声の届かない距離には離れなかったと思う。 視界に一人二人入るくらいには。 …それから? ) ( 何の理由があってあんな危険そうな崖の傍まで来たんだったか。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:27:50]
◆セレニア > ( それとも、全員がどうにかなってしまっているか――― 何にせよ、その同行していたハンターの一人にこの少女がいた。 あくまで自己申告でしかない感知能力を当てにされているということはないかもしれないけれど、戦士としては普通に使える程度まで評価は回復している。 …といいな、とか。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:26:06]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( ただの事故だろうか。 )』 [Wed 19 Aug 2009 01:22:55]
◆エリー > ( 雨の中、状況資料が損なわれる前に急ぎの仕事だった。 実際にその墓を調べてみた結果、明らかな吸血鬼化の証拠は上がらず―――かといって亡骸が跡形も無く無くなっているという事は無視できず、周辺の捜索を始めた。 これが墓荒しか吸血鬼化かによって管轄が自警団とVHGとに分かれる。 ああ、一方的な見識にならないようにと自警団員も二人―――確か二人。 …記憶が曖昧だ。 ハンターが二人、自警団人が二人、墓守が一人。 間違いない。 私を含めて6人居た筈。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:14:46]
◆エリー > ( ギルドの仕事で来ていた。 ―――場所が場所だけにハンター二人と3人で行動していたが、はぐれてしまったようだ。 そう大きな仕事じゃなかった。 隅の方のあまり上等じゃない墓地の方で、墓石が一つ倒れて墓が荒らされているという連絡がこの墓地からあったのだ。 墓泥棒かもしれないし、雨で崩れたのかもしれないし、ひょっとしたら吸血鬼の可能背も無くは無い、という事で念の為。 事前に調べたところ、墓の主の経歴や家族に疑わしい部分は無かった。 ―――当人の未練とか、埋葬の手続きミスとか、書面では分からないようなケースも存在するけれど。 ) ( 泥を気にしながら歩く。 どこか登れる場所を探しているのだけれど、崖沿いに歩いても見上げるばかりで階段の類は無い。 周囲は一応均されているし、利用している土地だと思うけれど――――。 ) [Wed 19 Aug 2009 01:03:00]
◆エリー > ( 凭れかかっているのは坂というには乱暴な角度に切り立った土砂のようだ。 後ろ髪がべっとりと泥に汚れていて気持ちが悪い。 …服もだいたいそんな具合だろうと思うと結構憂鬱だ。 幸い骨折やあからさまな大怪我は見当たらない。 身体が冷えていて、しばらく此処で意識を失っていたのが分かる。 ―――分析力に問題はなさそうだ。 状況理解は出来るし、徐々に思考回路が回り始めている。 ) …あぁ。 酷い有様。 ( 見た目の割に結構荷物を詰め込める愛用の鞄がドロドロに汚れている。 開けてみると、中で聖水瓶が二つ割れていた。 溜息を吐いてハンカチを取り出し、とりあえず両腕を拭って立ち上がる。 あとは雨に任せて落ちるだけ落として貰うしかなさそうだ。 何処かに居度でもあればもう少し綺麗に出来るけれど、ぼろぼろの格好で帰るのだけは免れられそうにない。 ) ( ここは共同墓地の一角だ。 周囲に墓石は無いが、徐々に記憶を辿ってそこまでは確信する。 覚えのない場所だが、この土砂の上から滑り落ちたんだろう。 多分いつも墓地に来る時に使うスロープの坂道とは正反対側だ。 確かにそっちに向かって歩いた覚えがある。 上に行けば墓石が並んでいるはず。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:34:21]
◆エリー > ( ぱらぱらと頬に落ちる雨粒を最初に感じて無意識に濡れた顔を拭い、それで思考が動き出した。 まだぼんやりしている。 ―――――――横になっている。 凭れかかっている? 強い泥の匂い。 ぬぐった顔がまだべっとりしていて、見ると左手が泥だらけな上に赤い物も混じっている。 少し痛む。 いや、あっちこっち色々痛むのか。 しとしとと降る雨を見上げ、まだぼんやりと霞みがかった記憶を探ることにした。 私はエリエッタ・嘉村。 ヴァンパイアハンターズギルド職員、20歳。 時間は深夜帯だと思われる。 周囲は木々の覆い茂る薄暗い闇。 地面がぬかるんだ水たまりになっていて、雨は何時間か降り続けているようだ。 ) [Wed 19 Aug 2009 00:24:53]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 ―――どうしたんだったか。 』 [Wed 19 Aug 2009 00:18:26]
お知らせ > キティさんが退室されました。 『( そンな 雨が降る夜の お話。 )』 [Tue 18 Aug 2009 22:34:01]
◆キティ > ――― ありがと ぅ。 さようなら 。 ( 小さくなッた青い光。 ――あッという間に消えてしまッた。 ぽッかりと 穴が空いた気分。後に残るのは、 雨の音だけが響く 静寂、で ―― ) …… だいじょ ぅ ぶ。 ( うン、ッて頷いて。 足先を 墓地の外へ、向ける。 ) ( 最後にもう一度振り返るけれど、 そこには 何も無いから。 ) … ありがとう 。 ( 全然寂しくない ッていッたら嘘になるけど。 もう悲しい気分じゃ 無い。悲しくない。 あッたかい気分。 ) お仕事 がんばる ー ッ ( とッ、と駆け出して。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:33:29]
お知らせ > 火の玉さんが帰りました。 『(孤独な魂を癒した少女に、☆1を進呈。)』 [Tue 18 Aug 2009 22:28:48]
◆火の玉 > (少女の体を照らしていた青い灯りは、やがて掌ほどの大きさまで縮んでいって。少女の胸元で揺れる光が、最後にもう一度強く光った。) 「 …――バイバイ ありがとう――… 」 (火の玉は、少女の孤独も癒す事が出来たのだろうか。其れを知ることも無く、音も無く炎は消えていった。最初から何も無かったかのように、燃え跡一つ残さずに。) [Tue 18 Aug 2009 22:28:10]
◆キティ > ――――― … ( 零れた涙が 落ちた。 大きく揺れる火の玉。 赤くなッた眼は 青を見つめ。 ) … 良かッたあ。 ―― … ( 寂しくない。 そンな言葉は嬉しくて。へにゃりと 緩い笑みを浮かべる。 ) … ――― お休みなさい。 また、 … ( 生まれ変わる事が出来たのなら、 ) 遊ぼう ね。 ( 徐々に小さくなる 炎。 嬉しい 様な、 寂しい 様な。 けど、この子が寂しく無くなッた なら、 やッぱり其れは嬉しい事。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:21:26]
◆火の玉 > (少女が流した涙が、雨に交じって火の玉へと触れる。ただ静かに、燃え続けていた其れが、一際大きく揺れ動いて。) 「 …――ずっと 寂しかった 今は 寂しくない――… 」 (一人ぽっちの火の玉と、一人ぽっちの少女。出会った事で、火の玉は一人ではなくなった。少女を包み込む青白い灯りは、雨に掻き消されるように、徐々に徐々に小さくなっていく。) [Tue 18 Aug 2009 22:14:38]
◆キティ > ――――… 一人ぽッちは 寂しい ね …。 ( 涙が浮かぶ。独りで死ンでいッた人を何度も見て来た。 何度も 何度も。 ) ―― うッ、 ううう―ッ … ( 泣き虫の妖精は 涙を堪える事も 、 彼女を違う世界へ連れてッてあげる事も 出来無くて。 ボロボロと零れる涙を ぐしッと 何度か拭えば、 ) … 光が 見えるまで、 一緒に いよ − …? ( 一緒に、行く事は出来ないけれど。 ) … 私も、 ―― 一人ぽッちは 寂しい。 ( 呟くように そう云えば。 あァ、せめて送ッてあげる力が 有ればよかッたのに。 胸が痛い。 ) [Tue 18 Aug 2009 22:07:01]
◆火の玉 > (抵抗力の少ない子供が、病気で死ぬなんて珍しくも無い世の中。たった一人で、火の玉となって彷徨い続ける事は、子供には耐えがたいほど孤独で。たまたま近くを通った少女が、霊的な感覚に長けているのを察しして、近付いてきたのだろう。) 「 …―ずっと ひとりぼっち 淋しい―… 」 (迷子の人魂。ただ、少女を包み込みながら、寂しいと呟き続けて。) [Tue 18 Aug 2009 22:00:10]
◆キティ > ―――――― ッ!! ( 燃え移る炎に 眼を見開いて。 熱いッ、ッて感じる思考。ギュッと眼を瞑る けど。 ) ( ――― 寂しい。 ) ( … 声に、 恐る恐る眼を開けた。 熱く無い。燃えている 感じが 凄く怖いけど。 熱く無い。 ) …… ――― さみ しい ? ( 小さな子供の 声に、 問い掛けの様な 言葉。 ) … ひとり ぽッち … ? [Tue 18 Aug 2009 21:50:17]
◆火の玉 > (近付いてきた炎は、少女の体へと燃え移った。少女の服が、体が燃えているかのように、青白い炎に包まれるだろう。熱も無く燃えしきる其れから、静かに静かに、少女だけに聞こえる声が流れ始めて。) 「 …――淋しい 淋しい 淋しい 淋しい 淋しい 淋しい 淋しい 淋しい 淋しい――… 」 (か細い、子供の声。啜り泣く様に、炎が小刻みに揺れる。) [Tue 18 Aug 2009 21:45:28]
◆キティ > ( 故郷では滅多に見る事なンて出来なかッた。 伸ばした手は 火の玉に触れる事は叶わなくて。 ) ―――― わッ、 ( ちッちゃく声 あげた。近付く其れを なンだか避ける事は出来無い。 ) … 意思が あるの かなあ …。 ( 手を伸ばした時に 小さく揺らぐ姿が 子供みたいだッたから。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:41:19]
◆火の玉 > (火の玉とも、人魂とも、ウィル・オ・ウィぷすとも呼ばれる其れ。此処じゃ、そう珍しいものでもない。ただ、こうして生者に寄って来る事は、滅多に無い事で。)(伸ばされた手。震えるみたいに、小さく炎が揺らいだかと思えば、其れはするりと少女へと近付いて。熱を持たない青い火が、少女の胸元へと接近してきた。) [Tue 18 Aug 2009 21:36:35]
◆キティ > ―――――… ( 大きな 大きな 青白い火。 ぴたり と止まッた其れを 大きく開いた眼で見つめ、 ) ( ――― これ、なンて云うンだッけ。 ) ( 故郷でも何度か見た事が有る。 青かッたり 翠だッたり。 ) ――― 火の玉 …だッた、かな。 魂 ッて誰かが言ッてたけど、 ( 本当 なのかな? ――少しだけ 怖い。人の形をしていないからか、敵意も好意も火には伺えないから か。 ) …。 ( 熱いのかな 。 なンて、そうッと 其れに手を伸ばしてみようと 。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:29:38]
◆火の玉 > (青白い色合い、そして雨にも消えないところから、普通の火ではない事が見て取れるだろう。大きさは子供の頭程度。流れる様に近付いてきた其れは、泣きじゃくる少女の目前、中空でピタリと停止して。手を伸ばせば届きそうな距離。静かに、静かに燃え続ける。) [Tue 18 Aug 2009 21:21:53]
◆キティ > ――― ふッ、 うう… うえッ、 ッく、 ( 徐々に収まッてきた泣き声。 ひッく、ッく、と嗚咽は未だ止まらないけど。 何度も手の甲で涙を拭う。 空から落ちる雨の所為で あンまり、意味は無いけれ ど。 ――不意に、ぴくりッと反応した妖精は ゆるりと顔を後ろへ向ける。 更に真ッ赤になッた眼に映るのは 青白い、炎。 ) ……――― ? ( ゆらゆら 近付く其の光を ぼンやりと 眺めて しまう。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:17:42]
◆灯り > (灯火は、ゆらゆらと不自然に揺れながら、やがて林の中から出てきて。)(其れは、青白く光る火の玉。雨の降りしきる中、まるで意思があるかのように、其れは音も無く少女へと近付いていく。) [Tue 18 Aug 2009 21:13:29]
◆キティ > ( ぺッたン、ぺッたン。泥を踏む靴の音。 ぐしぐしッと何度も涙を拭ッても 止め処無く流れて来て。 ) うう ――ッ ふッ、 ふえ… うああぁぁぁあ …ッ ( 大きくも小さくも無い、そンな声で泣き続ける。 迷子の子供の様でも、 親を亡くした子供の様でもある そンな声。 ) ( ゆらゆら と 近寄る光。 木々を後ろに 歩いていた少女は 気付かなくて。 其れが すぐ傍まで来たのなら、漸く 振り返るだろう。 ) [Tue 18 Aug 2009 21:07:25]
◆灯り > (雨の降りしきる墓地の奥、木々の隙間から、青白い明かりが見え隠れして。まるで泣き声に引き寄せられるかの様に、其れは徐々に少女へと近付いてくる。) [Tue 18 Aug 2009 21:03:23]
お知らせ > 灯りさんが来ました。 『 ( ゆらり ゆらり ) 』 [Tue 18 Aug 2009 20:59:23]
◆キティ > ( べちょン、ッて嫌な音がした。 ぬかるンだ墓土と生い茂ッた草のお陰で 何とか生きている様です ―― ばくばくと鳴り響く心臓を抑える様に、涙目で ぎゅーッと胸抑え。 ) … ――― だ い じょぉ ぶ 。 ( 大丈夫、大丈夫。ゆッくりやれば なンだッて完成できる筈。 …死の妖精のお仕事は、ゆッくりじゃ間に合わないけど。 ) ( 息を吐いて、立ち上がる。 コートは泥ンこだけど 変わりが無いから。雨が流してくれるのを期待するしか 無くて。 ) … ふッ、 うッ、 う… うわあああぁぁぁああン… ッ ( ぺたぺたと、泥の上歩きながら 泣いた。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:56:46]
◆キティ > ――――― …… ( 怖い事、 考えちゃッた気がする。 ) だめ、 だめ…ッ。 ( こンな事考える前に、お仕事を全うしなきゃ。 ――逝く時に独りは寂しい。誰かが泣いてくれれば、其れだけで少しの救いは、 あるンじゃないか ッて。 ) ――― がンばり ます ッ ( ぐしッ、と拳で涙拭ッて。 立ちあがる。其れは 暗いけど、私まで暗くなッちゃ 駄目 …ッて。 ) ――― … ? ( ぐらり、と視界が空から 更に後ろ 木へと映る。 此処は 木の上。其の場で立ち上がる程の バランス力なンて 妖精はもッてなくて。 ) あッ あッ きゃああああ――――ッッッ ( 地面へ 真ッ逆さま。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:49:20]
◆キティ > ( 折角仲良くなッても 時が来れば消えてしまう。死ンでしまう。 ずッと一緒に居たいと願ッても、其れはきッと無理な事。永久にずーッと一緒に居られるなンて、 無いンだろう。 ) ……… ―― 淋しい よ ぅ。 ( 木の上で、膝を抱えて 小さく泣いた。 …妖精だッていずれ、消える事は あるンでしょう。悲しンでくれる 誰かの傍で消える事が出来るのなら、其れは きッと幸せ ―― ) ( それでも、 寂しい 事に変わりは無くて。 ) … 結局 、 独り なのか な ――…。 ( 生まれてくる時も 死ぬ逝く時も。 ――みンな 一人ぽッち ? ) [Tue 18 Aug 2009 20:43:27]
◆キティ > ( 靴の先から ぽたぽたと雨の滴が落ちる。なンだか 其れが少し楽しい。 ぽォン、ッて足 振り上げれば 少し遠くに飛ぶ滴。 ) 雨、 雨、 ふれ ふれ も―ッと 降れ … ッて、あなたの、お国のお歌? ( こてり、小首を傾げて。 ――少しの後、笑う。 ) わたしは、あンまり お歌、知らない の。 ――ねえ、もッと教え …―― ( 見えない程に 薄かッた 隣の少女は、何時の間にか 声も気配も、無くなッて。 彼女へ向けた言葉は 無駄に なッてしまッた。 しゅン、と肩を落とす。 ) 幽霊も 消えちゃう ンだね …―― ( なンでずッと居られないのかな。淋しいな。 …じわり、浮かンだ涙は 落ちる滴と一緒に 流れて。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:37:40]
◆キティ > おまつり、楽しそう だね ッ ( 墓地に佇む木の枝に、ちょこンと座る妖精。だァれも居ない傍らに話し掛けて、 えへへ、と小さく笑う。 ) 行ッた こと?ううン、ないの ―― だから、楽しそうだなあ ッて思ッて。 行きたい、けど …――人がいッぱいの所は まだ、怖い …から。 ( ぽつンぽつン、そンな言葉。 ) 雨、 やまない ね ――…。 ( 傘なンてもッて無いから。 もうマフラーもコートもびしょ濡れだ。 隣に居る見えない 少女は、平気そう、だけど。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:29:48]
お知らせ > キティさんが入室されました。 『( おまつり … )』 [Tue 18 Aug 2009 20:25:29]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『 (墓守とは10分後に会えた) 』 [Tue 18 Aug 2009 00:07:04]
◆ロイ > (もうしばらく待ってみて、帰ってこなければ明日だ。残念ながら今は書置き出来る物は持っていない。全く無駄足だ。そして帰れば梟の羽毛の掃除が待っている) (……たまには羽目をはずしてみたいものだ。大事なことなので二回考えた) [Tue 18 Aug 2009 00:06:31]
◆ロイ > (墓守が帰ってくるとしたらこの道だろう。誰か来れば鳴いて知らせる梟は今日は居ない。今は鳥かごの中だ。夏は暑さにやられ気味で、余り外に出たがらない。最近は雨が多いためにかそれほどではないが、やはりヴェイトスの暑さは彼の梟に厳しいらしい。引っ切り無しに羽毛が抜けて、吸血鬼は終日その掃除に追われている) (溜息) (たまには羽目をはずしてみたいものだと吸血鬼は考える。祭りは今どうなっているだろう。此方には祭囃子は聞こえない。聞こえるのは雨滴の音ばかりだ) [Tue 18 Aug 2009 00:01:47]
◆ロイ > (修正:話は聞いたが、吸血鬼は→話は聞いたが、吸血鬼は訪れたことはない。) [Mon 17 Aug 2009 23:50:09]
◆ロイ > (別にそのまま塒に帰っても良かったが、討ち漏らした吸血鬼の生死について聞いておかなければ。もしかしたら灰や服を墓守が見つけて片付けたのかもしれないし。――しかし、墓守はいったい何処へ行った? 心当たりは一つ、二つあった) …まさか祭りになんて行ってないだろうな (もう一つの心当たりは鉄鍋飯店という料理屋だ。激辛料理を出しているとか言う。話は聞いたが、吸血鬼は職業が墓守だからと言って、陰気な者ばかりではない。特に最近は娯楽も少なかったのだから、たまに羽目を外す位別に構わないと思う が) ……… (待たされている身としては面白くないものがある。不機嫌そうな面を隠そうともせず――見ている者も恐らく居ないのであろうが――闇の先を見つめていた) [Mon 17 Aug 2009 23:47:58]
◆ロイ > (先日の吸血鬼は棺桶には戻っていなかった。とすると、もう死んで灰になったのだろうか。残念ながら最近は雨が続いていることだし、その灰を確認することは出来ないだろう。吸血鬼が身に着けていたものが落ちていれば其れで死亡確認とも出来るが、生憎と、その服も見つからない。泥に埋まっているか、片付けられてしまったか――) ――、 (ともあれ、今は墓守の小屋の軒下で目下雨宿り中の狩人だ。このような時間に何処に行ったか知らないが、呼んでも返事がない上、ドアが開かない。鍵でもかけているのだろうか――金目のものなどなかろうに) [Mon 17 Aug 2009 23:35:36]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『 (今日も雨) 』 [Mon 17 Aug 2009 23:30:29]
お知らせ > ロイさんが退室されました。 『 (――家路がいつもより遠く感じた) 』 [Fri 14 Aug 2009 00:01:11]
◆ロイ > (先ほど討ち損じた吸血鬼自分の棺桶に帰ったか、辿り着けずに途中で灰になったか――ともあれ、墓守には吸血鬼の面相を知らせ、太陽のある内に該当の人物の棺桶を確認させておこう。中に吸血鬼がいれば葬式をやり直させるか、心臓に杭を打ち込ませればいい。居なければ――恐らくは死んでいるはずだ。だが、念のために明日明後日も様子を見に来る事にしよう。確実に葬ったと確信できるまでは油断ならない。油断ならないと己の身をもって知っている) ―― … (口の中が気持ち悪い。新一文字に口を引き締めて、違和感をごまかすかのように視線を彷徨わせた。それでも止まない違和感を引き連れながら、狩人は無言でその場を去る。――今はもう口を開けたくなかった) [Fri 14 Aug 2009 00:00:19]
◆ロイ > (狩人はゆっくりと起き上がる。不機嫌そうな面には漏れなく泥が引っかかっていた。口の中にも泥が入ったようだ。口の中がじゃりじゃりと不快な音を立てている。吐き出してもなかなか不快感は取れない。仏頂面に不機嫌さが刻まれる。完全に立ち上がり、いったん剣を鞘に収める。まだ汚れていない右手の甲で顔を拭った。汚れは雨が少しだけ流したが、綺麗になるはずもなかった。――早く塒に帰って汚れを落としたい) [Thu 13 Aug 2009 23:51:12]
◆ロイ > (そして踏み台にされた吸血鬼はどうなったかと言うと、目下泥まみれで地面に突っ伏していた) [Thu 13 Aug 2009 23:44:37]
◆ロイ > (そりゃァもう完膚なきまでに逃げられた。腹に剣を突き立てて、そこで終わった、と思ったのだ。最早、その骸は灰になり、雨がその灰を散らせて行くだけだったはずだ) (相手は吸血鬼で、己と変わらぬ膂力と生命力を持つモノだと言うことを決して失念していたわけではない。だが油断していたのだ) (一瞬の隙を突かれ、瀕死の重傷だったはずの吸血鬼は己の剣から逃れ、己の肩に足を掛けたかと思うと、あっという間に夜陰に紛れてしまった。それこそ「俺を踏み台にした?!」と驚く間もなかった) [Thu 13 Aug 2009 23:42:07]
お知らせ > ロイさんが入室されました。 『 ( ――逃げられた ) 』 [Thu 13 Aug 2009 23:34:54]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( そのまま、のンびり 帰路へ付く。 )』 [Tue 11 Aug 2009 22:56:29]
◆メアリアン > ( すくッと立ち上がッて、墓に背を向ける。祈りは捧げない。今日は其の為に来たンじゃない、唯の偶然、だもの。 ) ――― 痛 い。 ( 鈍痛は治まる事も無く。 けど、 ) ―――…お友達を助けようッて 思ッたのなら、 ( 少しは孤立した世界から抜け出せる様になるかしら? なンて。 ) ( お兄ちゃンが帰ッて来たら。 ずッと、ずーッと一緒に居たいから、逢えなくなるとは思うけれど。 ) …お兄ちゃン、 ( 空見上げて、ぽつン、呟けば ―― ) [Tue 11 Aug 2009 22:55:54]
◆メアリアン > ――― お兄ちゃン… お兄ちゃン…ッ ( お父さン、お母さン。私からお兄ちゃンを取り上げないで下さい。 ) ―――…… ッ、 ( 頑張らなきゃいけないのに。――此れじゃァ上手く手を動かせない。殺せない。何も出来ない。 ) ―――……… ( ぴたり、と一瞬思考が止まる。 ) ―――… 情報収集 … ( 其れ位なら、この腕だッて出来る。 ) ――…お兄ちゃン … ( 頑張るから。帰ッて来たら、沢山、褒めて下さい。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:47:25]
◆メアリアン > ―――――…ッ う、…ッ、 ( じわり、と涙が浮かぶ。 ) お兄ちゃン ―― どうして…ッ、 …どうして助けに来てくれないの―…。 ( 来る筈なンて無い、ッて頭では分かッているけども。――きッと、絶対、来てくれる。そンな気持ちは抑えられ無くて。無理をして、無茶をして、危険になれば、何時もみたいにお兄ちゃンが助けにきてくれるかも、なンて、馬鹿げた話。 ) ―― ふッ、 う――…ッッ ( 流れてくる涙を、両手で拭う。――ズキズキと腕が痛む。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:41:16]
◆メアリアン > ――― ――…ッ、分からない…ッ ( 其のまま、其の場にしゃがみ込ンで。 ) ( 友達だから助けようとしたの? …――そンな事は無い。だッて私は家族だッて殺せるンだもの。身の危険を冒してまで、友達と云う名の赤の他人を 助けるなンて事、しない 。 ) ――――― ( けど、 ) ( 実際、ついあの蜘蛛を攻撃してしまッた。 思い返して、ぞわり、と背筋に嫌なものが走る。 ) 今更、―― 怖いなンて … ( 僅かに、嘲笑う様な笑みが洩れて。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:33:39]
◆メアリアン > ( 昨晩は。蜘蛛の化物みたいなモノに襲われている友人を、何故か助けて。其のまま気が付いたら運ンで貰ッてて。病院に行ッて、手当てして貰ッて ――― 家に帰る気が起きずに、ぼンやりと此処に来た。 両親の、墓。 ) ――――……… ( 鈍い痛みが両腕に走る。――僅かに、顔を顰め。 ) ……――― ( なンで、助けようッて思ッたのかしら。 ) ( 思考は、ずッと其ればかり。 お兄ちゃン以外、助けよう、なンて思ッた事無いのになァ …何故、だろう。 ) [Tue 11 Aug 2009 22:26:38]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ―――痛い、 )』 [Tue 11 Aug 2009 22:22:29]
お知らせ > ネッビェさんが帰りました。 『(そしてその夜、男が一人行方不明になったらしい。)』 [Sat 8 Aug 2009 20:31:16]
◆ネッビェ > …逃げた、か。 (闇の奥よりい出しは、漆黒の衣を纏った痩せぎす風貌。その顔にべっとりと疲労を張り付けて、男の逃げて行った虚空を睨む。) …自分の望みを見て逃げるたあ、どういう了見かねぇ…。 (よほど恐ろしい物でも見たのだろうか。だがそれは、彼の本当の望みなのだが。悪魔には、彼が何を見たのか、知る由も無い。) さて… 向日葵の花言葉は、「貴方だけを見ている」だったけかぁ? (先程まで男が立っていた場所へと歩みより、其の墓を見下ろして。) ッ!!! (其処に、神への賛美が刻んであって、悪魔は思い切りのけぞった。) [Sat 8 Aug 2009 20:29:49]
◆男 > ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…………………………………………… [Sat 8 Aug 2009 20:22:44]
◆男 > ( あれは何だ。 )( 娘だ。 )( 娘の姿だ。 )( 娘が、闇の中から、私に向かって微笑みかけている。 )( そんな馬鹿な。そんな筈は無い。だって、私はこの手で、娘を… ) [Sat 8 Aug 2009 20:21:54]
◆男 > (そうして、どれだけ墓の前に立ち尽くしていただろうか。いい加減帰らなければ、妻が心配するかもしれない。名残りは惜しいが、そろそろ帰るとしよう。) … また、明日も来るからね。 (そう言って、私は墓へ向かって微笑んだ。 ランプを手に取り、歩きだそうとした瞬間、森の奥に何かが見えた気がした。) … ? (人影?目を細めて、ランプを掲げながらそちらを見やる。危険だ、逃げた方がいいという考えには、何故か至らなかった。)(そして、私は其れを見てしまった。) [Sat 8 Aug 2009 20:19:27]
◆男 > …今日も来たよ。 (昨日掃除したばかりの、ピカピカの墓の前に立つ。墓が綺麗な方が、娘も嬉しいだろう。飾っておいた花はまだ萎れていない。娘の好きだった、向日葵の花だ。娘は花言葉を覚えるのが好きで、良く教えてもらったものだが…。) 向日葵の、花言葉… 何だったっけなぁ。 思い出せないや。 (そう言って苦笑する。もう教えてくれる娘は、この世に居ないのだ。) [Sat 8 Aug 2009 20:13:04]
◆男 > (人気の無い墓地を、ランプを片手に歩く。私は、毎日に仕事が終わると、日課として娘の墓に行くようにしている。もう娘が死んで半年ほどになるが、其れ以来、一度も欠かした事は無い。そうでもしないと、娘が淋しがっているがしてならないからだ。妻からは、夜の墓場は危険だからやめてくれと何度も頼まれたが、こればかりは止める訳にはいかない。自分の娘がさびしがっているのに会ってやらないなんて、父親失格じゃないだろうか。) [Sat 8 Aug 2009 20:08:51]
お知らせ > 男さんが来ました。 『(今日も墓参りだ。)』 [Sat 8 Aug 2009 20:03:30]
お知らせ > ストレッツさんが帰りました。 『 やがて作業が終われば、男たちは足早にそこから立ち去って行った。 』 [Wed 5 Aug 2009 22:44:46]
◆ストレッツ > 構うことは無い、こいつの上に埋めてしまえ! ( 灰色の肌をした男がそう言った。その声には僅かな動揺が見られる。デーモンとはいえ、予想外のことが起きると心を乱すものだ。抱えてきた袋をその死体の上に積むと、掘り返した土をその上に掛け始める。それなりに深く埋めたので、多少の雨が降っても死体が出ることは恐らく無いと思いたいが…。 ) ( 再びスコップが土を掘る音のみが墓地に響く。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:41:19]
◆ストレッツ > ( ざくっ、ざくっ、とスコップが土を掘る音が響く。それ以外は静寂に包まれており、誰一人口を開かない。彼らの目的は一秒でも早くこの不愉快な仕事を終わらせ、一秒でも早くここを立ち去りたい。それだけだった。 ――だが、その中の一人が「ひっ」と声を漏らした。自分たちが掘り進んでいた先から、腐りかけの誰かの顔が現れたのである。どうやら、先客が居たらしい。そいつは虚ろな目で、男たちを見ていた。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:34:07]
◆ストレッツ > ( 男たちは適当な墓のすぐ裏側にざくっ、とスコップを突き立てた。墓では無い場所に埋めると、そこに新しい墓が出来るってなった時に掘り返されてしまう危険がある。墓のすぐ下に埋めると、墓参りに来た奴が掘り返された後に気づいてしまうかもしれないし、ならず者の連中でも墓を掘り返すことに対して抵抗があるのだろう。だから埋めるのは墓のすぐ裏手と決めた。…もっとも、これもチンピラの浅知恵に過ぎないが。本当にこれで誰にもばれないかと聞かれても、誰一人首を縦に振ることは出来まい。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:27:01]
◆ストレッツ > ( どうでもいい奴なら、死体を片付けるなんていう親切なことはしない。どこかのお人よしな神父かシスターあたりが見つけて弔ってくれることだろう。だがしかし、死体が見つかるのが不味いっていう場合がある。処理業者に頼まなかったのは連中を信用していないか、依頼する時間が無かったか。どちらかはわからない。今ここに集まっている、自分を含めた数人の男たちに詳しい事情は知らされていない。知りたがりは長生きしない、ということだ。とにかく誰にも見つからずに素早く死体を埋めることが出来れば、金になるってだけの話だ。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:18:50]
◆ストレッツ > ( 数人の男たちが暗くなった墓地を歩く。それぞれ手にはスコップを握り、先頭の男はランタンを掲げ、最後尾の男は大きな袋を肩に抱えていた。 ) ( 木を隠すには森の中という言葉があるが、だからと言ってトラブルに巻き込まれて死んだ奴の死体をここに埋めるのは、あまり良い考えでは無いような気がする。何せ高名な騎士様の墓だってあるぐらいだ、他にも一般市民の墓だってあるし、墓守の奴がきちんと管理している。アンデッドがうろつく時間帯ではあり、そいつらを永遠に眠らせるためにエクソシストの連中が見回ることだってある。その反面、ならず者が息を潜めるのにも使われていたりするが。 ) ( 死体というのは、案外処理が難しいものだ。専門の処理業者が暗黒街に居て、そいつらが食うに困っていない程度には難しい。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:12:37]
お知らせ > ストレッツさんが来ました。 『 死体袋を担いで。 』 [Wed 5 Aug 2009 22:03:51]
お知らせ > キティさんが帰りました。 『( ――人間が生きていくのも、難しいンだね… )』 [Mon 3 Aug 2009 21:15:47]
◆キティ > ( 親切な墓守さンに手伝ッて貰ッて 彼女は無事にお墓の中。――故郷のお墓じゃないのは残念だけれど。野晒より ずッと、ずーっと良いでしょう。 ) ―― おやすみ なさい。 ( 良い夢を。 ) ( 彼女にとッて、生きるッて如何云う事だッたンだろう。 −生まれた時から落ちぶれていて、必死に生きて来た彼女の命。最後はこンな場所で、自殺か他殺かも解らない死に方で。 ) ―――… ありがと ぉ。 墓守さン。 ( 綺麗に綺麗に、埋められた彼女を見遣れば、そう礼を云おう。 そうして、石碑が経つ前に くるり、と踵を返して。 ) ( 「此の子の名前はなンて云うンだい?」 ) ( 背中に掛けられた声。 少しだけ 間を開けた後、 ) ―――― O'Meara… ( そう、答えて。 ゆッくりと墓地をさッた。 ) [Mon 3 Aug 2009 21:15:15]
◆キティ > ――――… ( 少し、そうやッて 考えて居たけれども、 ) ―― ァッ、 まずはスコップ…ッ ( 思い出した様に体勢も元に戻す。 よいしょ。 ) ( てくてくと歩いた先に、灯りの付いたひとつの小屋。恐る恐る窓から覗いてみたり、扉の前ウロチョロしてみたり。 ) ( ノックするだけの事がなかなか出来ない。 けど、今回はッ、ちゃンとやらなきゃ。 すーは―ッて深呼吸。良し。 ) ――― ぁ、あのう …ッ ( こンこンッて、ノック音と一緒に。小さな小さな 声で。 ) [Mon 3 Aug 2009 21:01:30]
◆キティ > ―― ン、 ッと ぉ…。 ( 此の辺りには墓守の小屋が有るらしいから、スコップ位貸してくれるかもしれない。 横たわる彼女へ、 ちょッと待っててね、と告げて。小屋の方へと歩き出す。 ) ――… … … ( 亡骸となッた彼女はアイバンの旧家の娘さン。数年前にヴェイトスへ来たのを追ッかけて妖精を来たのだけれど。 ) ―― 泣けなかッた …。 ( 他の人に集中し過ぎていたのかな。其れとも、彼女は自分が来るずーッと前から、死ンでいたのでしょうか。 ―― ずるるーッて足止めて木に寄り掛かる。 ) ―――…… ど うし よッか なぁ。 ( こてり、と寄り掛かッたまま、少し小首傾げて。 ) ( 妖精は、彼女の家固有のバンシー だッたから。本当は、彼女の家族の為だけに、泣かなきゃいけない ンだけれど。 ) ―― 他の人の為に おしごと しても良いのかな ぁ…。 ( 今迄散々やッて来た。 何をいまさら、ッてお話かもしれない けど。誰にも悼ンで貰えない死は 悲しいンだもン。 ) [Mon 3 Aug 2009 20:57:28]
◆キティ > ( すう、ッと其の魂はだンだンと薄くなッて消えていく。―― 其れを、赤い瞳に映して漸く、言葉を止めた。 ) …… ―― ぁ …ッ… ( 小さく小さく声を零す。朽ちた屍は其のままに、魂だけが消えていッた。 ) ―― … 消え ちゃ ッた…。ちゃンと 逝けたかな ァ…。 ( 空を見上げて。――綺麗に光る星の元に、逝ければ良いのだけれど。 ) ――… 今、 お墓、作る …ね。 ( 其の亡骸へと声を掛ける。ずッと誰にも気づかれずに、此の茂みに居たンだろうか。―― とある貴族の一家の、最後の当主。彼女の為に泣く事が、一番のお仕事だッた筈なのに。 やッぱり、落ち零れ。 じわり、と眦に涙を滲ませて。 ――辺りを見渡す。スコップとか、無いかな。 ) [Mon 3 Aug 2009 20:47:14]
◆キティ > ごめンなさい。ごめンなさい。ごめンなさい。ごめンなさい。―― … ( 石碑の並ぶ其の場所より少し奥へ入ッた場所で。赤いコートに真っ白なマフラーをした妖精が一人、蹲ッている。 近付けなければ聞こえない程の小さな声で、何度も何度も 目の前に居る何かに、謝ッて。 ) ごめンなさい、ごめンなさいごめンなさいッ―― … ( ずッ、と鼻を啜る音。嗚咽と共に、謝り続ける。目の前に在る朽ちた屍と、其処に佇む魂に。 ) [Mon 3 Aug 2009 20:37:06]
お知らせ > キティさんが来ました。 『 ―――ごめンなさい。 』 [Mon 3 Aug 2009 20:33:43]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Sat 1 Aug 2009 22:37:40]
◆ティス > (「グランパ、大好きだよ。バイバイ―――」) ――――― 。 [Sat 1 Aug 2009 22:37:21]
◆ティス > ――他の方に迷惑を掛けない方法はあります。 でも、 (男はちらと少年に視線を落とし) …彼にはそんな必要は無いかもしれません。 (普段の彼が如何在るものか男は知ら無いが。母親は美しくカールさせた睫を数度瞬かせて男と少年とを見た) ――其れに。 (言葉の合間。男は小さく息を吐き) 子供の頃に大切な故人と十分なお別れが出来なかった所為で、其れ以降別れの場で如何したら良いか解らず体が思う様に動かない――等という人も少なからずいらっしゃいますから、 (男は教会の中――棺へと視線を向けた。) ( …嗚呼、眩しい) (目を細め、視線を少年へと移す頃) (「――わかりました。…ゆっくり話を聞いてあげなくってごめんね。」) ―― 。 (言葉の前半は男に、後半は息子たる少年に向けた物だろう。御婦人は一礼すると少年を抱き上げてかの棺へと楚々と歩んでいった) (男は其の様子を眺め乍) [Sat 1 Aug 2009 22:33:38]
◆ティス > (「そう。でも、もうグランパは死んじゃったんだよ。だからここに来てるんだ。…でも、ここでいくら待ってても、僕はグランパに会えないんだね」) ――― (諦めの吐息を滲ませそう云う子供に男は苦笑した。達観してる――いや諦観だろうか。ほら、もう良く無い兆候が現れ始めている) …。では…、 (云い掛けて男は言葉を止めた)(少年が背を向けている扉の先、教会の中から此方へと一人の女性が歩み寄って来る―――見覚えがある気がすると、男は思った。恐らくは依頼人の御夫人――此の子の母親だろう) ――では、私も少し許お手伝いしますから…母君とお話されては如何でしょう。 (少年にそう告げれば男は立ち上がり、御夫人と形式的な挨拶を交わした) (其の間に少年も立ち上がり)(「ママ。僕ね、グランパにバイバイって言いたいんだけど…」) …。 (反応を窺う様尻すぼみに声を掛けた少年に、母親は解り易く柳眉を顰め「え。でも…」と言葉を濁す) [Sat 1 Aug 2009 22:20:54]
◆ティス > …。 どうしました。 (思わずなのか其れとも幼いとはいえ己の手がけた御遺体の遺族を無視して足を進める事が躊躇われたのか。男は様子を窺う様静かに少年に問い掛けた)(男が近付いて来ていた事に気付かなかったのか、少年は驚いて顔を上げる) ――こんばんは。中に入らないのですか (石段の前に立ち止まり男は少年が瞬く数瞬の間、扉の開け放された教会の中を視線で示した) (「――ママが、ココにいなさいって言うんだ。僕はきっとうるさくしてみんなに迷惑をかけるだろうから、って…でも、僕、そんなことしないよ」) ――そうでしたか、(――少年が思い切り首を上げている事に気付けば男は膝を折ってしゃがみ込み視線の差を埋め) (「グランパ、とても優しかったんだよ。だから会えるとうれしくて…、病院でグランパに会った時も、僕がうるさくしてたからママ嫌なんだって。」) 嗚呼、――君の御爺様だったんですね (男が処置を施したのは)(――子供は、大人の思う以上に死を理解している。大人が自分たちの余裕の無さも手伝って、どうせ解らないからと子供を適当に扱うのは余り良い事では無い) [Sat 1 Aug 2009 22:00:52]
◆ティス > (今日此処に集まった遺族の誰ぞの心情を模しているものか等と、――馬鹿げた考えが浮かんだものだ) ―――、 (振り払うかの様息を吐き乍、男は視線を天から地へと下げて再び歩み始め――) …。 (視界の中に認めた姿に元から鈍い歩みは更に速度を落とした) (遺族の皆が教会の中に集っているというのに、幼い少年だけがたった一人) (両手で頬杖をついて顔を支え無表情にぶらぶらと足を遊ばせて、石段に座っていた) …(まるで無理矢理其処に居る事を強いられている様だ――騒いで外に出されたのとは違うのだろう、妙に大人しい) [Sat 1 Aug 2009 21:39:10]
◆ティス > (さくり)(踏み締めた土は水気を含んでいて柔らかい) ――――― (教会に併設された墓地から掲げた十字の眩しい教会の方へと男は足を進ませた) … (さくり)(緩く刻まれる足音は気乗りのしない男の内心を表しているのだろうか。何時の間にやら視界が暗くなったと思えば出ていた筈の月が雲に覆い隠されていた) (足を止めて男は天を仰ぐ。未だ雨の気配は無いが雲は鈍色に水を湛えて) …まるで、 (泣くのをぐっと堪えているかの様) [Sat 1 Aug 2009 21:25:56]
◆ティス > ( ―――門出を祝う鐘の音が教会から響く) [Sat 1 Aug 2009 21:18:14]
お知らせ > ティスさんが入室されました。 『―――カランカラン カラン カラ...』 [Sat 1 Aug 2009 21:13:58]
お知らせ > プリムラさんが退室されました。 『( そして少女は 帰路へ 。)』 [Fri 31 Jul 2009 23:34:40]
◆プリムラ > ( 墓地の隅。 膝を折って ガサガサと 雑草を掻き分ける。 ) ―――― … 。 ( 見つけた。 土で汚れた左手で 、 小さな花を 1本 折った。 それを持ち、 先ほどの墓へと 戻る。 ) 「 マ、 こんなンだけど我慢してくれナ 」 ( 人形がそういって、 少女が 花を墓の前に 添えた。 まぁ。 こういうのは気持ちが大切。 きっと。 自己満足にすらならないかも しれないが。 ) ―――― …。 ( それから、ほんの少しの間、 目を瞑った。 ――― ゆっくり、 眠れますように 。 と 。 ) [Fri 31 Jul 2009 23:31:21]
◆プリムラ > ――― …。 「 そして誰もいなくなった カ。 寂しいナ 。 」 ( 少女の 、 伏せていた顔が 上げられる。 左手を引けば、 右手のパペット人形が 口をパクパクとさせながら、 そんなことを。 ) 「 マ、 花でも添えていくカ。 」 ( 人形が そんな提案をすれば 少女も コクリと小さく頷く。 多分。 この墓に埋められた者には家族がいた。 けれど数十年 時が経つ内に誰も来なくなった。 それを気にするあまり 天国にも行けない。 ―― 多分、だ。 なんとなく。 けれど。 とても寂しいな と。 ) ――― … 。 ( 少女は歩き出す。 向かうのは 雑草が生えていそうな、 茂み。 ) 「 今から花屋ってェのもアレだからナ。 こういうのハ気持ちガ大切なんダ。 」 ( パペット人形が そんなことを言いながら体を揺らす。 ―― 動かしているのは 少女だけれど。 ) [Fri 31 Jul 2009 23:06:22]
◆プリムラ > ( 暗い 。 何故墓地は、 こんなに寒く 、 寂しく 、 感じるのだろう。 サクリ 。 サクリ 。 足を進める。 その先 には ―― ) 「 ここ だナ 。」 ( 1つの墓。 古く、壊れかけているようにすら思う。 もう長く 誰も、この墓に埋まっている者に逢いには来ていないのだろう。 ) ―――― … 。 ( 左手を 墓の前へと 伸ばす。 桜色の瞳が 、 伏せられた。 ――― 少女には、 この墓から 小さな 小さな、 泣き声が 聞こえてきている気が して。 こういうことは時々ある。 うまく 相手 と波長が合うと。 かと言って少女に出来ること等たかが 知れているのだけれど。 ) [Fri 31 Jul 2009 22:56:18]
◆プリムラ > ( 昼間はものすごい雨が降っていた。 今は晴れているけれど 、 空にはその名残であろう。 黒い雲が時々月を 隠す。 何処かへ隠れていた生き物達がまた働き出したのだろう。 姿は見えぬが、 周りからいくつもの鳴き声が 聞こえる。 そして 、 ) 「 ―――― 泣き声 だナ。 」 ( そんな 、 ひとりごとが 暗闇に落ちる。 白い髪をツインテールにした少女。 右手にパペット人形を持ち 、 サクリ サクリ。 湿った地面を踏む。 ) ――― … 。 ( 桜色の瞳は 、 何かを探すように 、 墓地の中を 見渡した。 ) [Fri 31 Jul 2009 22:47:28]
お知らせ > プリムラさんが入室されました。 『( ―― 雨上がり 。 )』 [Fri 31 Jul 2009 22:40:22]
お知らせ > ネッビェさんが帰りました。 『少女の手を取り、エスコート。似合わない?ほっとけ。』 [Sun 19 Jul 2009 01:38:59]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( そうして 帰路に付く )』 [Sun 19 Jul 2009 01:38:55]
◆メアリアン > 万能なものッてなかなか無いのね。――難しいわ。 ( 逃げ足とセットで効果を発する物、に長い期間は費やせない。玩具の蛇とか、虫の模型だとか其れで隙を縫う ――か。 蛇も虫も苦手だけど。 ) ―――時間だけは有るから色々考えてみるわ。 ( 苦笑浮かべ、 ) ――そうね、そろそろ帰らないと。 ( 毎回夜に帰宅していたら近隣住人に変な目で見られそうだし。 彼の言葉に、きょとり、と不思議顔。 そンな台詞、初めて聞いたわ。 ) どうも、ありがとう。 じゃあお願いします。 ( 不思議そうに見ていた表情を、嬉しそうな笑みに変えて。 お言葉に甘えて送ッて貰おう。 ) [Sun 19 Jul 2009 01:33:33]
◆ネッビェ > そういぅこった。 (悪魔のは逃げる為だけに特化したもの。「自衛」の意味では適しているけれど、其れは悪魔の逃げ足があってこそ。要は、玩具の蛇で脅かしてその隙に逃げるようなモノ。陳腐にも程がある。) そんときゃ、自分で何とか訓練するっきゃねェな。 (武術だってそう簡単なものじゃないだろう。それこそ、玩具の蛇を携帯するとか、其方の手段を考えた方が良いのではなかろうか。) 今後とも宜しく。 …さて、そろそろ夜も深けた。そろそろ帰った方が良ぃんじゃないかね。 (良かったら家までお送りするぜ、お嬢さん。等と言って、滑稽に腰を折って一礼しようか。) [Sun 19 Jul 2009 01:25:26]
◆メアリアン > ( 顎の下辺りから照らせば完璧だと思いま す。火傷の注意の方向で―― ) そうなの――…?防御としては適して無いのね… ( 完璧な物なンて矢張り世界には無いのだろうか。 ) そうね…――教えてくれるかどうかも微妙だけれど。 ( きッと正義のヒーローは警邏で忙しいでしょうから。 ) …ええッ。 私も、頑張るわ。 ( お兄ちゃンの為だもの。嘘に気付かない限り悪魔に協力しましょう――。 目的は唯一つ、だから。 ) [Sun 19 Jul 2009 01:18:14]
◆ネッビェ > …運が悪かったんだなぁ。 (ルァにとって。 オプションで蝋燭でも持って立ってたら、腰抜かすだろうか。) そりゃまた別の話だ。身を守る術としてなら、武術ほどは使ぇねぇぜ。 (そう言えば、生き返らせる約束してたっけ。うまく誤魔化せる方法を考えなければ、と頭の片隅で思う。) ばれねェように、出来る限り注意しておくことだなぁ。 (うっかり口でも滑らせない限りは大丈夫だろうけれど。それ以前に見つける事が先だったか。) ふん。 …ま、お前さんに損はさせねぇぜ。 (お互いに協力し合っていこうじゃあないか。少なくとも悪魔は、少女を最大限に利用するつもりで。少女も、悪魔を出来る限り利用してやると良い。) [Sun 19 Jul 2009 01:10:47]
◆メアリアン > ――― 運が良かッたのね。 ( 昼だッたらこンな簡単にはならなかッたんじゃ、ッて思う。 薄暗い場所で、ぼンやり後ろに立たれたら きッと怖いと 思うン です―― ) そうなの…?でも、生き返らせるのだッて魔術でしょう? 結構凄いと思うけど、 ( 信じ切ッている娘は不思議顔。だッて普通では死者蘇生なンて、出来ないもの。 ) ――― バレたら殺されちゃうかしら。女の子にも手加減無いみたいだもの。 ( まァ、きッと大丈夫。まずは探す事が先決、か。 ) …そう ――。 ( 少しだけ、ぞわりと鳥肌が立ッた。――余程恨みが積ッている様。 ) [Sun 19 Jul 2009 00:59:57]
◆ネッビェ > 何かやたら眠そうにしてぃたし、頭回って無かったのかもなぁ。 (寝ぼけた奴をその場の勢いだけで押し切った感じ。今後あいつに会ったら、後ろから脅かしてやる。そんな思考。) あぁ、武術にしとけ。魔術なんざ、意外と役たたねぇぜ。 (少なくとも、悪魔が使う物は、かなり役に立たない系のモノ。「魔術」という名前負けしている感は否めない。) 精々正体がばれないよぅにしとけよ。 (正体がばれたら、一発でアウト。随分スリリングではある。) …あぁ、勿論。奴さんが、本当に意味で敗北する様ってのを見てみたいねぇ。 (二度と、あの仮面を被って自警活動など出来ないくらいに、ぼろぼろにしてやりたい。そう答える瞬間、悪魔の顔は「悪魔」そのものといった顔になって。) [Sun 19 Jul 2009 00:52:18]
◆メアリアン > ――普通はそうね。反抗する気がするわ。 …ネッビェさンが怖かッたの かしら? ( 彼見遣り考える。見方によればきッと怖い。墓地とかスラムとかでいきなり背後に居たり、とか。 ) 1年…―― う…、そうね、…私もそンな才能無い気がするわ…。 ( だッたら矢張り武術を習ッた方が確実か。――魔術なンて確実に習得できるとも限らない、し。 ) ―――逢えたら、そう試してみようかしら。 暗黒街には他より頻繁に出現するッて話だけれど…。 ( 昨日は出て来なかッたし、と溜息。毎回逢えるとも限らない。 ) 鍛練 所―― は 遠慮しようかしら。 ( 場違いな気がして仕方が無い。其れは最終手段。―― ) ねえ、ネッビェさン。アイゼンリッターの事を調べて、如何するの? 復讐、するの? [Sun 19 Jul 2009 00:41:34]
◆ネッビェ > …まぁな。まさかぁあもあっさり手玉に取れるたぁ思ってなかったがな。 (何処のヤが付く自由業かと。まあしかし、下手をすれば悪魔は圧死していたかもしれないし、反省は一切していないが。 40kgが落ちてきた程度で圧死する貧弱っぷりである。) 才能がある奴なら精々1年程度でぁる程度使ぇるんだろうが…お前さんに、そっちの才能があるとは思えねェな。 (まあ、そういうことだ。其れを身につけるまでの労力を考えると、とてもじゃないがお勧めできない。) あのヒーローの事だ、「アイゼンリッターさんに憧れています、武術を教えてください。」とでもいやぁ、案外あっさり手玉に取れるんじゃねぇかねぇ? (それ以前に、居場所が判らない、という根本的な問題があったか。) んじゃ、鍛錬所にでも行って教官を探すんだなぁ。 (半ば投げやりに、そう言って。) [Sun 19 Jul 2009 00:31:46]
◆メアリアン > …――そうね。生きるのッて難しいわ。 ( 小さく溜息零して。信仰とか感情とか正義とか悪とか色々、面倒。 ) ――あら、ネッビェさンがルァに直接云えば良いのに。 ( くすくす笑ッて、 ) でも、ネッビェさンも凄いわ。踏まれたから下僕になれ宣言なんて―― ( 下僕になる経緯をばッちり少女から聞いた娘は、感心する様に彼見遣り。 ) ――――― ( やッぱり武術の心得は無い様。 思い返せば、ルカの方が強かッたような気もする。 やッぱり ルァ>ネッビェさンと云う立場解釈は拭いきれない。 ) ――悪魔的魔術… なンてやった事も無いし、きッと時間が必要よね。 ( 肩を落として、眉尻下げる、が。 ) アイゼンリッター… 教えて貰えたら良いけれど。 ( 情報も手に入ッて一石二鳥。 ) ――けど、納得させるだけの理由なンか思い付かないわ。 ( 居場所も解らないし、と嫌味を本気で受け止めた。 ) [Sun 19 Jul 2009 00:19:52]
◆ネッビェ > 人間ほどめんど…ぃや、複雑な生き方するモノなんざ、他にねぇしな。 (其れゆえに、悪魔は此処に在り、神は天に在るのだろう。) 糞、自分で言ってとぃて何かむかつくな…あぃつに、「ネッビェを敬いなさい!」とでも言っといてくれ。 (現在三人の中で最下級の悪魔、面目躍如に必死だ。今更立場逆転など、無理な気もするが。) ・・・・・・・・・おまぇ。 (ふぅ、と呆れたような溜息吐いて。) 其れをぉれに訊くかぁ? (腕力勝負でルァに負ける様な奴、訊くだけ無駄というもの。殴り合いでならメアリアンと互角の貧弱っぷりだ。) …悪魔的魔術なら心得てるが、教えるってぇなると難しいな…お前さんに才能がありゃ、別だが。 (しかし、普通の人間が黒魔術を使えるようになるまでに、一体どれだけの訓練を積めば良いやら。少なくとも、武術を習うより簡単な筈はない。) 其れこそ、「アイゼンリッター」にでも教わりゃ良いんじゃねぇのか。 (ヒヒ、と陰湿な笑いと共に、嫌味一つ。) [Sun 19 Jul 2009 00:11:24]
◆メアリアン > ふふ、確かに人の世界は複雑、ね――。 私は此処に居た事しかないから感じた事無かッたけど、 ( 家の中では気付かなかッた物が、今はほンの少しだけ、理解出来る気がした。 ) ルァなら、きッとそンな感じね!なンだか凄く簡単に想像出来ちゃうわ。 ( 彼女の表情とか、言葉とか。楽しそうに笑いながら答えた。 ) ――― あ、そうだわ。ねぇ、ネッビェさンは武術の心得とかッて、無いのかしら…? ( 見る限り無さそう、ではあるが。 ) 身を守る術とか、攻撃の仕方、とか―― 知ッていたら、教えて欲しいの。 [Sat 18 Jul 2009 23:59:01]
◆ネッビェ > まぁな。んでも、人間の世界よりはよっほど判りやすぃがなぁ。 (「力こそ全て」なんて、単純で絶対のルール。人間の世界は、正義やら人道やら信仰やら、実に下らない。 この悪魔が生き延びているのは、ライオンが子鼠を捕って食おうとしないのと同じ。ひたすら小さく目立たず隠れていたお陰。) だろぉ。あいつのことだ、「道理でそれっぽいと思った」程度で済ませちまぅぜ。 ま、いずれはあいつにも教ぇる時が来るだろぅけどなぁ。 (その時までにお互いが死ななければ、だが。この街に潜む狂気は、「目玉泥棒」だけじゃないのだから。最近は巨大な蜘蛛の化け物が暗躍していると、噂で聞いた事がある。悪魔としては、もっと頑張って貰いたい所。) [Sat 18 Jul 2009 23:49:17]
◆メアリアン > ――― ( 先の彼の言葉に一つだけ頷いて。 ) 悪魔の世界ッて云うのも、凄く厳しいのね…。 ( 確かに悪魔同志協力して和気あいあい―なンて想像がつかないンだけれど。 じゃァ今現在も生き続けてる彼はきッと凄いンじゃないか、なンて勝手な解釈。 ) ――そうなの…、 ( 教える意味なンか無い、の言葉に少し悩ンで。 ) ン―… 確かに、そうかもしれないけど。 教えても教えなくても何も変わらなそうね。 ( そう云ッて、くすくすと笑う。 ) [Sat 18 Jul 2009 23:38:20]
◆ネッビェ > へぇ。ま、人間ってなぁ変わるもんだからな。 (じわりと、彼女から感情が滲み出てくる。愛情を自分の手で潰してしまったような、深い悲しみ。) 悪魔の世界は弱肉強食…他人を信用しちゃ、生き残れねぇからな。 (逃げ足と、口先だけで、何とか生き残ってきただけ。本能的に生き残る術を知っていたからこそ、こうして生きていられる訳だが。) …あー、そうぃやどうだったか…教えてねぇ様な気ぃするなぁ。 (特に理由があって教えなかった訳じゃあないが。「私、悪魔です」と言っても、全く驚かれなさそうなほどに、悪魔らしい姿ではあるけれど。) 教えても良ぃが、あいつに教ぇた所で何になる?教える意味なんかねぇだろ。 [Sat 18 Jul 2009 23:27:52]
◆メアリアン > 小さい頃は ――優しかッたの。 ( 両親も、兄も。脳裏に浮かぶ 幸せな頃。ぐッと拳握り締めた。 ――他人を殺すのはあンなに平気なのに、如何して家族だとこンなに辛いのでしょう。兄と一緒に居る為に仕方無かッた、そンな、言訳。 思考振り払うように、一度頭を振ッて。 ) ( 悪魔に家族は居ない。――じゃァ如何生まれてくるのだろう、とか素朴な疑問。 ) 色々、教えてくれる人は居ないのね…。 ( 生き残り方とか、色々。――そう呟いた後に、あッ、と何か思い出した様に声をあげる。 ) ねえ、ルァはネッビェさンが悪魔だッて、知ッてるの? ( 昨日見た限り知らない様だッた。下僕だと云うからてッきり教えているものかと思ったけれど―― ) [Sat 18 Jul 2009 23:14:35]
◆ネッビェ > (まあ元々幽霊と似たようなものだ。お経でも唱えれば勝手に成仏していく。) ぅん。両親…ねぇ。 (少女の年齢から察するに、老衰で死んだとは考えにくい。「神様におかしくされた」とは。病気?それとも、少女自身によって殺された?恐らく後者だろう。両親をも殺してしまうほど、兄を愛していたという訳か。) 悪魔にゃぁ家族はぃないぜ。気付いた時にゃ、死なねェようにこそこそ生きてたな。 (魔界の闇から勝手に生まれたような、確かな肉体すら持たない最下級悪魔。魔界は居心地こそ良かったけれど、幽霊並に貧弱な悪魔はどう足掻いてものし上がれなくて。此方に来ても、貧弱なのは相変わらずではあるけれど。) [Sat 18 Jul 2009 23:06:21]
◆メアリアン > ( 未だ鼓動が速い。ぼンやり浮かンだ其の容姿に、一瞬幽霊かと思ッたのは秘密。 ) ――― ええ、両親。 ( 白い花の置かれた、少し古い墓。僅かに目を伏せ、 「お父さンとお母さンも神様におかしくされちゃッたのよ。」 と小さく呟く。 そうして、彼の方へと視線戻せば、 ) ネッビェさンに家族はいないの ――? ( 悪魔と云う種族について殆ど知らぬ娘は、不思議そうに、小首傾げて。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:57:11]
◆ネッビェ > … ぃよぅ。 (暗闇の中に浮かぶ、痩せこけた顔。さぞかし驚いたことだろうが。まだ少しばかり嗤いの残った顔、僅かばかり頭を下げてご挨拶。) 墓参りなんて、殊勝だねぇ。家族かぃ。 (其方へ歩み寄りながら、目線で墓を指して。まさか、少女が両親を殺害したとは思わず。) [Sat 18 Jul 2009 22:52:25]
◆メアリアン > ――― ッ ( 白い花を金色の飴玉ふたァつ。墓参りはこれで御終い。ゆッくり立ち上がれば、くる、と振り返ッた。ら。 ) ――― あ らッ ( びくッと一瞬身体が震えた。悪魔の姿確認すれば、にッこりと笑みを浮かべて。 ) こンばンは、ネッビェさン。 ――いつから其処に…? ( 少し離れた場所に居る彼へと、問おうか。 全く気がつかなかッた。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:45:48]
◆ネッビェ > (気付かれないのならば、悪魔は少し離れた場所で立ち止まり、その様子を眺めている。相手の声が聞こえるか聞こえないか程度の、位置。) …。 (あれは、思った以上に強い人間。愛する者の為に、人を殺して殺して殺して。其れが彼女の狂気ゆえだったとしても、出来る人間はそうそういないだろう。そうした人間が、悪はとても愛しい。愛する者の為に、悪魔にすら縋り付く様。神への狂信と似て非なるその様子。全く、良き人間と巡り合ったものだ。) [Sat 18 Jul 2009 22:40:45]
◆メアリアン > ――― 強くならないと…。 ( 抵抗されても殺せる位。もッともッと。――きッと今の自分じゃスラムに住む子供だッて殺せない。 ) ――― 如何しよう かしら。 ( 頼れる友達等居ないし、金銭的援助しかしない親戚だッて無理だ。武術の心得がある人なンて知らないし、―― ぼンやり思考巡らせながら、墓の前、しゃがみ込ンで真ッ白な花を綺麗に整える。 ) ――― 次は、お兄ちゃンと一緒に、来たいわ。 ( 綺麗に揃えながら、くすくすと嗤ッて。 近付く悪魔の気配には気付けず、―― 整えた花の傍に、ぽン。と飴を置いた。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:32:36]
◆ネッビェ > (真っ暗な墓地の奥から、音も無く表れた悪魔風貌。知り合いの姿に鼻一つ鳴らして、近付いていこうか。相手が気付こうと気付くまいとお構いなく。)(懐古。悲しみ。決意。酷く判りやすい感情の振れ幅。人間らしいその有様に、悪魔は僅かに嗤い。「お兄ちゃん」が、二度と戻らないと判った時、彼女はどのような顔をするのだろうか。) [Sat 18 Jul 2009 22:26:53]
お知らせ > ネッビェさんが来ました。 『暗く、暗く』 [Sat 18 Jul 2009 22:21:58]
◆メアリアン > ( 白い花、石碑、水の中に在る様に歪む。ぐッと、唇噛み締めて涙堪える。 ) …きッとお母さンもお父さンもお兄ちゃンも神様がおかしくしちゃッたのよね。だから仕方ない事だわ。そう―― 最善策だッたのよ。 もッともッともッと頑張らなきゃ。じゃなきゃ、お兄ちゃンに怒られちゃうわ。 ( 蚊の鳴く様な小さな声で呟けば、―すッかり涙も渇いて、口許を歪める。 ) そうよ、頑張ッて早くお兄ちゃンを戻してあげないとぉ。 ( そう云えば、お兄ちゃンは目玉の他に手も無いし、足も無かッた。もし其の儘で戻ッてきたなら、手も足も必要だし、千切ッた舌も必要ね。 …あァ、こンなに沢山。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:18:45]
◆メアリアン > ( 以前置いた花は綺麗に片づけられている。――がらンと空いた其の場所に真ッ白な花を置いて。十字を切る。以前来た時兄が遣ッていた。その真似ッこ。 ) ―――― 。 ( 此処は苦手だ。来る度に思い出す。――小さな頃。暖かい家族。壊れた家族。笑顔、悲鳴、泣き声、怒声、死顔。 何処で 壊れて しまッたンだろう。 ) ―― かえり たい 。 ( ちッちゃく呟いて、ハッと気付いた様に首を振る。決めたのは自分だもの。逃げない、戻らない。絶対。 息、吸ッて 吐く。 ) …悪くないわ。――メア、悪くないッ。 そうだよねぇ…お兄ちゃン…。 ( 強く、墓に向かッて話しかけた。が、何でだろう。視界が歪む。 ) [Sat 18 Jul 2009 22:02:06]
◆メアリアン > ( 雲に覆われた空見上げて、娘は一つ溜息を零した。 ) ( 両手には真ッ白な花。白い鞄は肩から提げて、真ッ直ぐに並ンだ石碑へと歩み寄る。 ) ―――いつ振り、かしら。 ( 最近墓参りなンて来なかッたから、此処も随分久しぶりだ。――両親の墓。兄の墓は無い。死ンだ事になッていないから。 ) [Sat 18 Jul 2009 21:50:28]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 [Sat 18 Jul 2009 21:47:37]
お知らせ > プリムラさんが帰りました。 [Fri 17 Jul 2009 22:30:13]
◆プリムラ > ( 採った雑草を丁寧に包み、ポシェットの中に入れる。 立ち上がり、 向かうのは墓場の出口。 ) [Fri 17 Jul 2009 22:30:12]
◆プリムラ > ( ザク 、 ザク 。 ) ( 静かな墓場に音を響かせれば、 ) 「 ォ。 上手く採れたナ。 」 ( 細長い緑の葉。 その下に続く茶色の根。 根は下のほうは切れてしまったものの、まぁ上手く採れたほうだろう。 ) 「 新しい魔術、 成功するといいナ。 」 ( 人形の言葉に、またも少女は頷く。 魔術の研究。 なんかよくわからない不思議なものが必要なことってアルヨネ。 難しい魔術の中には、触媒の入手が極めて困難なものもあるので、 墓場で取れる程度ならば、少女が行おうとしているものはそれほど難しくはないものだろう。 ) [Fri 17 Jul 2009 22:28:25]
◆プリムラ > ( この世ならざる世界を視ることができる少女にとって、世界はどのように見えているのか。 とは言え、見える時と見えぬ時、 波長が合う者合わぬ者があるので必ずしも全てが見えているようではないのだが。 ) ―――― …。 「 … ォ。 あったカ 。 」 ( 少女は何かを見つけたようだ。 まっすぐソレがある方へと歩いていく。 そこにあるのは一見すれば、 ただの草。 誰かの墓の傍に芽吹いたただの雑草。 ) 「 とっとト採取しテ帰ろうゼ。 」 ( そんな、人形の言葉に少女も頷けば、 持っていたポシェットからスコップを取り出す。 しゃがめば、 ) ( ザク、 ザク。 ) ( そんな音をさせて根のほうからその草を採ろうと 。 ) [Fri 17 Jul 2009 22:09:17]
◆プリムラ > ( 雨上がり。あの独特の匂いがする。 まだ湿っている土は柔らかく、空気も若干湿度が高めのようだ。 雲の間から見える月は、細め。 ――― 墓場 としてはいい雰囲気を出している。 ) ――― 。 「 ゃァー。 夜の墓場は怖いねェ。 早く用事を済ませて帰ろうゼ。 」 ( そう訴えるように口と体を動かすのは、少女の右手にいるパペット人形。 白い髪の少女は何かを探すように墓場を見渡し、 慎重な様子で歩みを進める。 時折、 ソコに誰かがいるように、 避ける仕草をしながら。 ) [Fri 17 Jul 2009 22:00:47]
お知らせ > プリムラさんが来ました。 『 ( 暗 闇 )』 [Fri 17 Jul 2009 21:53:31]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 [Wed 1 Jul 2009 01:42:05]
◆リゼル > 此処は 寒いね。 ( 雨はやむ気配を見せず ) ( ゆっくりと街の方へと足を向ける。―― 何処か宿空いてると良いけど。 片手には商売道具の入った鞄、 片手には震える子猫を抱いて。 ) ( ―― 宿の在りそうな場所へと 歩き始めた。 ) [Wed 1 Jul 2009 01:42:03]
◆リゼル > ―――― ねこ。 ( 小さな子猫が震える様に、蹲っていた。 ) ――― おいで、 おいで。 ( 飼い猫だろうか。懐っこい子猫はよたよた覚束無い足取りで 歩いて来る。 其の黒い頭を撫ぜて、 ) 一緒に行こうか。 ( 子猫の身体を抱き締めた。 ―― 毛は濡れて ぺッたンこ。けれど、とても暖かかった。 ) [Wed 1 Jul 2009 01:37:06]
◆リゼル > ――― あァ 紫陽花かあ。 ( 綺麗な淡い青色。―― そうッと其の花に触れた。 ) ( 薔薇や向日葵も好きだけれど、紫陽花も良いな。 ――切り取る事はせず そのまま 手を離した。 ) ( ぽつン ぽつン。 雨は止む事が無く、 ) …、 ( ―― がさり ) ( 不意に後方から響いた物音に 顔を向ける。 ) [Wed 1 Jul 2009 01:33:17]
◆リゼル > ( ぽつン ぽつン。 雨粒が落ちる。 ) ――― ( ふと視界の端。淡い色の花を見た。 ) ( 木の傍から離れ、 其方へ 一歩。 ) ――― 綺麗。 なンて名前だッたかなあ。 …確か、 ( アサジイ?アササイ?――なンか違う気がする。 ) … 何だッけ? ( 木の傍で休む蝙蝠へ ) [Wed 1 Jul 2009 01:25:40]
◆リゼル > ―――― 雨…。 ( 墓標の並ぶ其の場所より奥へ進んだ所、 木の下で雨宿りする吸血鬼が一人。 ) ――― 蒸し暑い…。 ( 纏わり付く空気と雨の所為で、不快指数100 ) ――梅雨は嫌だな ぁ … ( 空に目を向けるも、月の姿は 見えない。 ひとつ、大きな溜息を。 木の葉の隙間から落ちてくる雨粒へ 疎ましげに目を細めた。 ) [Wed 1 Jul 2009 01:17:16]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 [Wed 1 Jul 2009 01:11:45]
お知らせ > セィナさんが退室されました。 『 帰ったら少し遅い夕御飯の準備をしよう 』 [Sat 27 Jun 2009 01:24:05]
お知らせ > ロイさんが帰りました。 『 (血の付いた手袋は少女を送った後、自宅で処分した) 』 [Sat 27 Jun 2009 01:22:28]
◆セィナ > ―――― 良かったッ … (先程の無理に作った様では無い姿に、ほうッと息を零した。――地面に落ちたであろう彼の血は何故だか、気にはならなかった。此の場所には僅かながらに其の匂いが混ざっているからだろうか― ) …いえッ、 お兄さンを置いて帰れませンッ…! (立ち上がった彼の姿に安堵の笑みを口許に浮かべた。―夜に灯るカンテラは彼の顔を映し出す。矢張り少しは顔色が悪い様、 取り敢えず匂いが流れない様、鞄は強く締めて、) ――― はいッ、 (歩きだした彼の後ろに付いていく様に、少女も歩きだす。墓地には潰れた卵を1個だけ忘れたまま ――。) [Sat 27 Jun 2009 01:20:11]
◆ロイ > (やがて大蒜の気配も薄くなれば、吸血鬼の呻くような声も咳も自然と霧散して行った。ほっと安堵するような溜息を零す。血の臭いが彼女を毒しなければいいけれど) (聞かれなければ男はそれ以上何も言わない。結局痛い場所には触れないのが一番なのだ) 医者…? ああ、……明日にでも行くよ (そう言って少女が安心するのなら幾らでも嘘も吐く。無意味だ、とお互いが思っている言葉すら飲み込んで) いや、もう立てるくらいには回復したみたいだ (一瞬の間があって、吸血鬼はゆっくりと立ち上がる。蒼白な顔はカンテラの橙に染められて多少は血色もよく見えよう。あくまでも見えるだけなのだけれど) ――俺のせいで随分と帰るのが遅くなってしまったな。先に帰ってくれても構わなかったのに (帰ろう、と少女に声を掛けて吸血鬼は歩き出す) [Sat 27 Jun 2009 01:13:04]
◆セィナ > ( 声が途切れ途切れに、 ) 買ってきましょうか ? (きっと同じ鞄に入っていた物は駄目だろう、 小さな声で彼に問い掛け。) [Sat 27 Jun 2009 00:59:55]
◆セィナ > ――――― お水とか… 冷たい飲み物とか… 何か [Sat 27 Jun 2009 00:59:03]
◆セィナ > ――― 発作…、 (心配と困惑の感情が混ざった表情。詰め込ンだ鞄の入口を密封するかの様にギュゥ、と強く握り締めて。) ―――… (「私のお父さンも大蒜見ると同じ様になるンです。お兄さンは吸血鬼ですか?」―― そンな言葉出なかった。明らかに無理をしている彼にどうする事も出来ず――、) (野菜を詰めた鞄を持ってこのまま立ち去るのは最善なのだろう。――けれど、逃げる様に立ち去るのも少女には出来ず。) ―――お医者さンッ… (見て貰った方が! ―其の言葉も音にならなかった。もし 彼が吸血鬼だったら きっと無意味だもの。) [Sat 27 Jun 2009 00:58:22]
◆ロイ > 時々、こうなるんだ。発作、 (みたいなもの、という言葉が続かない。出来ればこの少女の前で吐きたくはない。血を見せたいわけじゃない。再び喉に迫り上ってくる熱さに瞑目して、背を丸めた) …… (少女が、野菜を袋に詰め込み出した。彼女は何か気づいたのだろうか。気付いてしまったのだろうか。何か言おうとして、口を開けるが声を出すのに失敗する) ……ああ… (小さな声で少女の声に返答する。まだ不快感は消えないが、口に付いた汚れを拭って無理やりに笑って見せた) …大分、楽になった (それでもまだ、立ち上がることは出来ない) [Sat 27 Jun 2009 00:51:57]
◆セィナ > ――― ッ、 い、いえッ、あう…ッ (制された手、一瞬たじろぎつつも水を鞄の中仕舞いこンで、) ――私は大丈夫ですッ… お兄さン、早く休ンで下さいッ …! (散らばった野菜。まさか其れが原因だとも考えていない少女は、そう告げて、ふと足元に転がった野菜の1つを見た。) ―――― ――…、 ( 大蒜。 ――そう云えば吸血鬼の父も苦手だった。それは大層酷い状態に陥っていた。) ッ、 (バッと、人参白菜大蒜、全て袋に詰め込んで、更に鞄の奥に押し込ンだ。 ――彼から、数歩離れて、) ……お兄さン、大丈夫 …ですか? (幾分マシになっただろうか。――彼が吸血鬼なンて証拠無いけれど。唯の野菜が嫌いな人かもしれないし。 ――けれど、心配。) [Sat 27 Jun 2009 00:38:42]
◆ロイ > ……い、や… 大丈夫 だ。 驚かせて、すまない (言い乍げほげほと二、三度続けて咳き込む。今度は乾いた咳で吐瀉物は零れなかったものの、原因はまだそこに転がっている。これを除かねば己は満足に動けない。水を差し出してくる少女に空いた手を翳して制す。この場から立ち去りたい。もしくは大蒜を拾って立ち去ってほしい。送ろうか、と申し出たそばからこれだ、情けない。眉間に皺が刻まれ、深くなる) ……送るといったそばからすまないが、今日は一人で帰れるだろうか? 今日はどうも――調子が悪い (また咳がひとつ吐き出すようについた。そしてくぐもった声で告げる) [Sat 27 Jun 2009 00:29:51]
◆セィナ > ―――え、ッ、えぇ!?悪いですッ (勝手に驚いてお化け呼ばわりしたのはこっちなのに、―送るの言葉にぶンぶンと首を横に振った。流石に申し訳無くて、) ――――― 、ありがとうございます。 (撫でられた頭に、緩い笑みを浮かべた。うン、凄く優しい人。良かった。―申し訳ない事をしてしまったけど、 ――!?) おッ、お兄さン…!?どうしたンですかッ…!? (急激に様子のおかしくなった彼に焦った様に近付いて、) ――大丈夫ですか!?お水…ッお水飲みますか!? (ガサガサと大きな鞄の中を漁れば買ったばかりの水を取り出して彼に差し出そうと――、) [Sat 27 Jun 2009 00:13:52]
◆ロイ > 帰ったら洗濯しなきゃいけないな、その服 (泥塗れだ。驚かせた詫びにせめて家まで送って帰ろう、と申し出る) いや、俺は別に… あ、 (仕舞った、逆効果だったか。ボロボロと涙を流す少女を見て途方にくれたような目をした。ごめんなさい、と謝る声にうん、と返して、また躊躇いがちに頭を撫でんと) 随分と派手にやったな。…だが、野菜は洗えばなん と か …ッ (何故今までこれに気が付かなかったのだろう。拾おうと手を伸ばしたそれは。ひゅるりと生温い湿気を含んだ風から漂ってくる臭いは) ――ッ! (こみ上げてくる吐き気を押し込む様に手で口を押さえる。喉にこみ上げてくるものの熱さが気持ち悪い。少し湿った咳が手の向こう側から零れる。少しだけ血と体液が交じり合ったものを吐いた。吐瀉とまではいかず、喀血のような) [Sat 27 Jun 2009 00:07:43]
◆セィナ > ―――あ、はいッ… ごめンなさい…大丈夫ですッ…! (服は泥塗れだけれど傷は無い様。――けれど己以上にお兄さんの傷が心配です、主に心の。) ―― 本当にごめンなさい。お化けなンて… 凄く私、失礼な事…。 ッ、お兄さン、あの、大丈夫ですか…ッ? (おどおどと彼を見遣った。頭に触れた手にボロボロと涙が溢れだし、「ごめンなさい。」と告げ涙拭った。) ――、 あッ (散らばった食料品。主に野菜だ。キャベツに人参、白菜にトマト、其れと大蒜。) ―――すみません…ッ (ワタワタと己も1つずつ泥を払いながら拾い始める、卵、全滅だ。) [Fri 26 Jun 2009 23:47:06]
◆ロイ > (実はちょっとだけお化け呼ばわりに傷心中とか言わないよ! 言わない!) それで怪我はないか? 膝とか… (少女の目から涙があふれそうなのに、内心でうっと呻いた。泣かれるのは困る。己はこの通り口下手なのだ。そろそろと右手を伸ばして頭撫でんとし) …そうか。ならいいが。……取り返しがつかないっていうのは、さっきのお化け呼ばわりのことか? ……まぁ、場所が場所だから仕方ないだろう (お化け呼ばわりに傷心中とかいwn(略)とは言え、吸血鬼なのだから、あながち間違いでもないわけだが。ともあれ、どうやら自力で立てるらしい。吸血鬼はそのまま食料品を拾い始めようか。土が付いているのはぱさりと払った) [Fri 26 Jun 2009 23:38:45]
お知らせ > セィナさんが来ました。 [Fri 26 Jun 2009 23:35:45]
◆セィナ > (人様をお化けと叫ぶなンて私はどれだけ失礼なんだろう、とか、怖い人だったらどうしよう、とか、凄くナイーヴな人で凄く傷付いていたらどうしようとか頭の中は大混乱。静寂の中歩く音だけが、耳に届いた。) ―――あ、ああああ、あのッ (金魚の様に口を開閉。涙が今にも零れンばかりに溢れて、) ――― いッいえッ… 自分で立てまひゅッ… (ずび、と鼻を啜った。目線が合って先程の事を思い出した、) あ、あの、…あの、本当に…―あの、取り返しのつかない事を、あの…、 (少女自身何言っているか解らなくなってきた様。) [Fri 26 Jun 2009 23:27:10]
◆ロイ > (お化け=俺という結論が出てしまった今、周囲を警戒する必要もない。柄に掛けていた手も下ろし、すっかり怯えてしまった少女に遠い目をする。うん、10:0の割合で己が苛めていたように見えなくもない。怖がらせないように速度を緩めて近付き) …… (目が合った。悲鳴が止んだ。少女は放心状態ではあるが、先ほどよりはマシな状況ではある。困ったように曖昧な笑みが浮かんだ) い、いや…それは別に良い。…それより自分で立てるか? それとも起こしたほうがいいか (膝を付き、できるだけ少女と同じ目線にしてから問う。上から見下ろすのでは更に怯えられそうだ) [Fri 26 Jun 2009 23:21:12]
◆セィナ > きゃぁぁああ――ッッ おッおッ お化け―――ッッッ !! (手にした鞄を握り締めて身を小さくしてしゃがみこンだ。――― 「何だ、どうした!?」の声にハッと顔を上げる。人が居た、助かッ――… ) ………――― (目の前に居るのは青年。手には緩やかに灯りの灯ったカンテラ。ぽかンと口を開けて硬直…―― した数秒後、) きゃぁぁあッ!ごめンなさいッッ!!ごめンなさいごめンなさいごめンなさいごめンなさいィ――ッッ! (耳まで顔を真っ赤にして土下座する勢いで謝った。) [Fri 26 Jun 2009 23:12:01]
◆ロイ > (ズザアアアアアッ! なんて音が聞こえたような気がした。見事にすっ転んだ少女を目撃していた吸血鬼は目を丸くし、少女に近づく。ひとまずは少女を助け起こすためにだが) 怪我はないか…ッッッ?! (カンテラがびくりと揺れる) な、 何だ、どうした?! (静寂を引き裂く尋常ではない悲鳴に、吸血鬼は警戒態勢に入る。右手で柄を握り、周囲を見渡す。――周囲に不審な影はない! つまりは不審な影=俺…なん、だと…?!) [Fri 26 Jun 2009 23:04:44]
◆セィナ > (タイミングの神様を呪う…ッ、なンて背後の言葉は置いといて、) (脇目を触れずに走り出した少女は、綺麗に並んだ十字架の1つに思いッきり躓き、墓場で華麗にスライディング。) ――――……ッ… (後ろから掛けられた声は気付かなかった。墓土に塗れた洋服を、パンパン、と払い、辺り一面に散らばった鞄の中身(買い物帰りの食料品)を拾い集める為、振り向いた。) (――ぼうッ、と緩く浮かぶのは光。) ――――――ッッッ きゃぁぁああああ―――ッッッ!!!! (其の灯りの先の姿確認する前に大絶叫。 ――巷で有名な人魂だと思ったンです。) [Fri 26 Jun 2009 22:56:10]
◆ロイ > (――タイミング悪ッ!) (カンテラの橙がぼうと照らすのは血色の悪い吸血鬼の姿。本来ならば必要のないものだが、人の中に紛れ込むために持ち歩いている。それはセィナの背後から現れ、2,3mの距離をとって止まった) 子供が夜遅く出―― (出歩くな、帰れ。と続くはずだった。少女は立ち上がり、脇目も振らずに走り出す。己の声が届いたかどうかは分からない。さて――送っていく、と声を掛けるべきか? 迷う様に口が開き、そして閉じた) [Fri 26 Jun 2009 22:49:31]
◆セィナ > ( 帰ろう。 ) ――― ッ、 (すく、と立ち上がり鞄を握り締める。脇目も振らずに出口へと一直線。 ――だって、何も考えたくなンてないンです。) [Fri 26 Jun 2009 22:40:55]
お知らせ > ロイさんが入室されました。 『 ――何をしている 』 [Fri 26 Jun 2009 22:40:49]
◆セィナ > (熱が出た時の様な浮遊感。墓場のジットリとした暑さが身体を纏い、嫌な汗が流れた。) ――― ッ、 (ぶンぶンぶン!大きく首を横に振る。 お父さンが吸血鬼ならきっと私も吸血鬼。きっと血が苦手な吸血鬼。 其れで良い。良いの。) (己に思い聞かせる様に、) ――― それで、 ッ、良いの。 ( だって、もしお父さンがお父さンじゃないのなら、 私の両親は何処に居るの――? ) (ぺたン、と其の場に腰付いて、目の前に在る十字架を見た。) [Fri 26 Jun 2009 22:28:04]
◆セィナ > (消え掛けている名前が多すぎてなかなか進まない。―目を凝らして、父と違う名を見てはほうッと息を吐く。) ――― ン…、無い… ですねッ… (1/10見た所で一旦小休憩。はふ、と息を吐いて持参していた紅茶を飲む。――そう云えば、) …お父さンが吸血鬼なら、私は―― ? (父の様に太陽や大蒜、十字架が駄目な訳では無い。人から流れる血液だって、怖いと思うけれど美味しそうだなンて一度も思った事は無い。) あれ …? (頭の中の色々な糸が絡み合っていく様。――如何考えたって父は吸血鬼。じゃァ私も吸血鬼なの? あれ、あれ、あれッ…?) (墓地の隅ッこに立ち尽くした。) [Fri 26 Jun 2009 22:09:19]
◆セィナ > (大きな鞄を肩に掛け、少女はゆっくりと墓地へ進む。綺麗に晴れた闇色の空に、金の星が幾つも浮かんでいて ――) わあ ッ (小さく小さく声が零れた。買い物帰り、食料品を大きな鞄に詰め込ンで気紛れに寄ったこの場所は、お父さンが良く出掛けていた場所。) ――お墓が、いっぱい…。 (墓地だから当たり前なのだけれど、何処か不気味で何処か神秘的。不思議。) ――え、 ッと。 (此処に寄った理由はお父さンの墓が在るかを探る為。―そろそろッと墓地の奥まで歩み、一つ一つ掘られた名前を確認していく。 古過ぎて読めない物以外は ――) [Fri 26 Jun 2009 21:56:15]
お知らせ > セィナさんが来ました。 [Fri 26 Jun 2009 21:51:38]
お知らせ > リゼルさんが帰りました。 『 ―――良いよ、特別に。 ( 笑ッた。 ) 』 [Thu 25 Jun 2009 00:31:17]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 『――掘り起こせたら、見せて戴けますか? (人形。)』 [Thu 25 Jun 2009 00:28:34]
◆リゼル > ―――うン、鞄に入ッた私と同じ位の背丈の人形。 ( 指差した先は、先程硝子を踏ンだあの場所。大木の下。 ) ―――あッち、だッた様な気がする。 ( 埋めたのは随分昔の話だ。記憶も曖昧。 ―― 最後に続いた男の言葉に、納得する様に頷いた。 ) 確かに、――辿り着いている事には変わりないか。 ( じゃァ御言葉に甘えて、と其の場所へと歩を進める。 ) [Thu 25 Jun 2009 00:25:15]
◆ティス > ―――人形。 (――こんな処に。)(声には為らず唇のみが動いて言葉を紡ぐ) 優しさとは違いますよ―――何処に埋めたか覚えておいでですか。 (おそらく貴女の小さな手には余るだろう大きなスコップ――墓穴を作る為の物だ――を手に、男は貴女の前に立つ。力も体力も貴女の方があるのだが現時点で男は其れに気づいて無い――或いは理解したく無いのか) 構いませんよ。待たせておけばいい。此処にはこうして既に辿り着いているのですから――― (男の遅刻に焦れて、或いは見回りにと墓守が小屋から顔を出しでもすればすぐに眼につくだろう) [Thu 25 Jun 2009 00:19:53]
◆リゼル > ―― 期待してる。 ( 其の気が起きる事を、――口許だけ笑みを浮かべながら子供は云った。 ) ―――、 ( 彼の向かう場所へと、ここに来た時と同じ様に、付いていく。 ) ―― 結構前にね、埋めた人形を掘り起こしたいンだ。 ( 大きな鞄に入れた糸繰り人形。―金品目的の墓荒らし等に奪われていなければ、未だ其処に在る筈。 ) ―― 手伝ッてくれるの?…優しいね、お兄さン。 けど、急いでるンじゃないのかな? ( あッちに、と墓守の住む小屋の方を視線だけで見た。 ) [Thu 25 Jun 2009 00:12:51]
◆ティス > ――― そうですねェ、 気が向いたら。 (そんな事も有るかもしれないと、唇に笑みをはいた侭) …如何致しまして。 (再度告げられた礼の言葉に、男はゆっくりと瞬きをし乍静かに応え)(他。) …。(如何やらまだ何かあるようだ。墓守の小屋に行きかけた足を止め) えぇ、知っていますよ。 何に使うかはわかりませんが……、…手伝いますか? (無論墓暴きとかで無ければの話)(男は井戸に向かって行った時と同じく貴女への言葉もそこそこにスコップの収納場所へと足を向け) [Thu 25 Jun 2009 00:06:40]
◆リゼル > ← ) お兄さン、スコップがある場所知ッてる? ( 問うた。――帰る場所は此処だ。けれど、それは敢えて口にする事でもないだろう。 ) [Thu 25 Jun 2009 00:00:25]
◆リゼル > ――― それは残念。 ( 笑いながら、一言だけ告げて。――気が向いたら見せてね、と付け加えようか。 ) ( 綺麗に傷口に巻かれた布。―彼が立ち上がる様を見遣れば、 ありがとう 、 ともう一度告げた。 ) ――― 他。あ、 ( 漸く本来の目的思い出した様に、子供は声を上げ [Wed 24 Jun 2009 23:58:47]
◆ティス > ――― 残念乍、其の様な気にはなれませんので。 (クスリ)(貴女につられたかの様、男も軽く瞼を伏せて小さく喉を鳴らし。きゅ、と巻いた布をキツく無い程度に結んで固定しよう) ―――さて (貴女の所望した布をそうやって渡し終えたなら、男は立ち上がり) 他は、宜しかったですか (ポケットに手を入れ乍。布以外、特に所望するものは無いかと問う。スコップの事を男は知っていた訳では無い) ――用がお済なら、もうお帰りなさい。 (そう告げる為だ)(傍らの鞄やランタンを持ち上げ乍) [Wed 24 Jun 2009 23:55:32]
◆リゼル > ――― ありがとう。 ( 少しだけ血が滲んだ傷口に、緩やかに巻かれていく布。其の様と彼を交互に見遣って、 ――考える様な間。 ) ―― 試してみたいけど、 ( 巻かれていく布に目を遣りながら、小さく言葉を紡いだ。 ) ―――― 傷の手当てもして貰ったし、今日は止める。 お兄さンだって、痛い思いするのは嫌だよね? ( 少しだけ首を傾げて、問う。 ) ―――― お兄さンが自分から見せてくれるッて云うなら、遠慮はしないンだけどね。 ( くすくすと、愉快そう嗤ッた。 ) [Wed 24 Jun 2009 23:43:40]
◆ティス > ―――構いません。どうせ、一度使えば駄目になる (足りない分は墓守にでも借りるからいいのだと、緩く左右に首を振る) ――――― … (真っ赤?)(問う姫君の言葉に、唇許がふっと笑む) ―――― 試してみますか。 (同じ色を見詰め返し乍、)(男は漸く手を動かして貴女の手を取り、布を巻きつけようとするだろう) (まるで愛しむかの様に丁寧に) [Wed 24 Jun 2009 23:30:25]
◆リゼル > ( 一度水で清められた手からは先程よりも血液が流れ出ず。― 布を裂く音が静寂に響く。 ) ――それ、お仕事の用?ごめんね。 ( 使わせてしまった事への、謝罪。大した傷でも無かったのに。 ―― そう、ッと彼の首筋に触れた。唯の人間の様な熱を感じない。肌に伝わッた温度に、すッと手を離し。 ) ――― 冷たい。 ( まるで、屍人の様。――と云う言葉は音にはならず、彼の視界と、己の視界が交差する。 ) ―― そうだね、同じ血の色だ。 …ねェ、君の血の色も、瞳みたいに真っ赤? ( 嗤う様に口許歪め、彼に問う。―― 別に空腹でも、喉が渇いている訳でもない。 唯の人間では無い様な気がしたから、如何なんだろう。―そンな好奇心。 ) [Wed 24 Jun 2009 23:23:16]
◆ティス > ――― ええ。 (ポタリ)(雨粒の代わり、血の混じった雫が地面へと落ちては土へと吸い込まれていく。――血を吸うのは何も鬼許では無い様) (水を汲む為に地面に置いたランタンや傘や仕事カバンを其の侭置き去りに)(男は膝を蹤いた侭カバンから布を一枚取り出した。本来なら処置に使う其の布はまだ新しい―――少女の小さな手を包み込める様、男は幾度か其の布を裂き―――) …、 (少女の手を取ろうと伸ばした男の手は、中途半端に止まって宙に浮いた侭) ――― (其れは如何見ても華奢な少女に似合いの小さくてか弱い手だというのに)(首筋に触れた其れに何故だかヒヤリとした) (けれど本当に冷えて感じたのは触れた貴女の方かもしれない。雪女交じりの男は、人間より体温が低いから) ――― そうですね、 …貴女と同じ色ですよ。 (男は手を止めた侭じっと貴女を見詰め) 貴女の眼と、 ――― 羽と。 (同じ色だ)(告げながら、一度だけ。ゆっくりと瞬きをする) [Wed 24 Jun 2009 23:11:50]
◆リゼル > ( 歩く彼の後を追う様に、少女も歩く。静寂に包まれた墓地に、足音二つ。 ) 水?あァ、――平気だよ。これ位なら、 ( 彼の前で歩みを止める。――触れた手に、其の先の言葉は紡がず、くすくすと笑う。 ) じゃァ、御言葉に甘えて。 ( 傷はそこまで深くも無ければ、広くも無い。水で流された血液は薄まり、地面へと落ちる。 ) ―― 、 ( 子供はその場に立ったまま、膝を蹤く彼を見、 ) ―― ねぇ、 ( 口許は笑みを浮かべながら、 ) お兄さンの瞳ッて、血の色みたいだね? ( 告げた。 ――怪我の無い方の手を、緩やかに彼の首筋へ触れようと、伸ばし、 ) [Wed 24 Jun 2009 22:58:42]
◆ティス > …、 (緩んだ口許を眼に留めて、男は少し不思議そうな顔をした)(眼も同じ。髪も同じ。――けれど髪の色は、くすんだ男の髪と違って美しい――今日みたいな鈍色の空では無く、晴れた静夜に浮かぶ蒼い月の光を溶かし込んだ様な貴女の色と同じと云うのは憚られたから)(無論眼も、薔薇と見紛う貴女の色と男の暗い血色とでは幾分差があろうが) ――― 水を。 (貴女の問い掛けに男はチラと視線だけで振り返りそうとだけ答え) …。 (貴女が歩み寄ってくるのなら、目の前に膝を蹤いて其の手を取ろうか。叶うならば血色に染まった其の手を水で清めようと) 破片が入っていたら困りますから (淡々とした口調がただ其れだけなのだと行動の理由を示す)(男の落ちた視線は貴女の白い手だけで無く紅い羽にも) [Wed 24 Jun 2009 22:48:03]
◆リゼル > ( 己と同じ色の、彼の瞳を見た。――良く見れば髪も同じ色か。珍しい事では無いけれど、なンだか可笑しくて口許が緩ンだ。 ) ――― ? ( 子供の背には瞳と同色の羽。 ―あァ、仕舞うのを忘れた。と思ッた。別に困る事も無いだろう ― 此処には獣人も多いのだから。 ) …――へ? ( 手から流れ出る血液。―己の問いに答えぬまま、彼の足は別の場所へ。 ) ―― お兄さァン?何処に行くの? ( 彼の足を止める程、強い語調では無く。唯の問い掛け。 ― 彼の進む方へと、ゆるり、子供も足を進めようか。 ) [Wed 24 Jun 2009 22:35:29]
◆ティス > ――― (男は少女の姿を注視し乍、) …。 (彼女が目の前迄来ても動く事無く) そうですか。 (もうお済なら早く帰った方がいい。ご両親も心配なさっているでしょう)(――そう告げる筈の言葉は何故か口に出せずに) (血と云うより紅い薔薇の様な貴女の瞳を見詰めている。 ―――同色の羽は、其の華奢な背に窺う事は可能だろうか) …… (ちらりと視線を下げた先。互いの眼と同じ色が、貴女の手から滲み出ていた) ――― (男は迂闊にも手を伸ばして舌を這わせたい衝動を抑え込み乍)(貴女の問いに答えぬ侭、ふらり足を横へと向けて貴女から遠ざかろうとする。) (貴女が止めぬならば男は足を向けた先、勝手知ったる墓地内の井戸から水を汲んで戻ってくる事だろう。所望すれば、スコップの在り処とて心得ている) [Wed 24 Jun 2009 22:26:22]
◆リゼル > ( 彼が動かぬのなら、其の距離は徐々に縮まっていき、 ) ―― エンバーマー…。そッか。 ( 彼の前で足を止めるだろう。ランタンの灯りが己の持つ硝子に反射する。漸く持ち上げた硝子の形が十字をしている事に気がついた。 ) ――― お墓参り。うん、そンな所。 ( 敬語も礼儀も知らぬ子供はこくンと一つだけ頷いて。― 最後の質問に軽く小首を傾げた。 ) ―――怪我…?あァ、 ( そう云えば踏みつぶした物は硝子だッたな、と今更。足には何の怪我も無い。 ―硝子を握ッていた手は何時の間にか切れて、血が流れているけど。 ) ―― 何か布を持ッてない? ( ――苦笑浮かべ彼に問う。 血がどンなに流れても問題ではないけれど、勿体ない。 ) [Wed 24 Jun 2009 22:14:15]
◆ティス > ―――― (男の視界に在るのは木の陰から出てきた少女の姿)(彼女の拾い上げた硝子が、ランタンの灯りに照らされてチカと光った) …。 (吸血姫の長い蒼銀の髪がふわりと翻って、姫君と男の血色が出会う) (男は其の間、――少女が男の方へと足を踏み出してもただ其の場に佇んだ侭) ―――いいえ、私は徒のエンバーマーです。 (ふと息をついて、体ごと貴女の方へ向き直ろうか。其れでも立ち位置は其の侭に) ―――こんな時間に誰かの墓参りですか、お嬢さん。 (此の街ではそんな事も、然程珍しい光景では無いが) …足。 怪我は、なさいませんでした? (きっと先程の音は、彼女が手にしている硝子を踏んだせいだろうと思って) [Wed 24 Jun 2009 22:02:08]
◆リゼル > ( 夜の墓地に響く音。 ―バサッ、と頭上から梟が逃げた。 ) ――― 、 ( 飛び立ッた梟の方、一瞬だけ目を向け。 ――己の足元に視線を移す。綺麗に真っ二つに折れた、硝子細工。 ) ( 其れを拾い上げれば、くる、と後ろを振り返ッた。 少し先に見える、男の姿。彼からも此方の様子は見えるだろう ―。 ) …、君、墓守さん? ( この際だ。スコップでも借りよう。―― 一歩、彼の方へ踏み出し、尋ねようか。 ) [Wed 24 Jun 2009 21:51:38]
◆ティス > (何処か水場から響いてくる蛙の声と糸杉に止まった梟の声以外、之といって聞こえる物の無い其の静かな場所に男が濡れた土を踏み歩く音は良く聞こえた事だろう) ――― (―――同様に貴女が立てた鋭い破砕音もまた) …ッ、 (其の音に驚いたのか否か、貴女が居る付近の木から大きく羽を撓らせて梟が飛び立つ)(思わず足を止めた男は、眉間の皺を深くしてじっと其方の方へ視線を向けるだろう) (もし其の木の根元に少女の姿を見つけたなら、すっと目を細めて見つめるが) [Wed 24 Jun 2009 21:42:30]
◆リゼル > ← と云う事はきッと、墓守なんだろう。 ) ( じっとりと纏わり付く嫌な空気に、少しだけ息を吐いた。此処に長時間いるのは遠慮したい。 ) ( 足を一歩、墓場の入口へと向け ―― ) ( ―――バキン、 ) ( 音が鳴った。木の音では無い。―― 落ちていた硝子の破片か何かが割れた音。 ―その音は、彼まで届くのだろうか。 ) [Wed 24 Jun 2009 21:33:37]
◆リゼル > ( 彼が歩む道の少しだけ逸れた木の後ろ、少女は灯りを見遣る、 ) ( 此の道を真っ直ぐ向かう先に在ったのは、記憶が正しければ、確か墓守の小屋だったか。 ) ( ――― [Wed 24 Jun 2009 21:31:21]
◆ティス > (じとりと纏わり付く重苦しい空気の鬱陶しさにか其れとも元から其の様な顔なのか)(男は眉間に浅く皺を作り上げて小さく息を吐いた) …… (チラと窺う蛍の光はまだ弱々しく、明滅のリズムも定まらずに。其れでいて蛍光色と呼ばわれるような明るすぎる色をしていたから、知らぬ者が見ればまるで人魂だとでも思われて仕舞いそう)(そうで無くともあの光は、人の命の火に良く擬えられる様だが)(男は先客に気づかぬ侭、十字の林の間を静かに真っ直ぐ――墓守の小屋の有る方へと歩いていく) [Wed 24 Jun 2009 21:25:35]
◆リゼル > ( ザリ、と足先で砂を蹴る。靴が汚れるだけか ―止めよう。商売道具は今日は諦めて、明日にでもスコップを買いに行くか、等と思考を巡らせていた矢先、 ) ( チカ、と視界に入ッた灯り。其の距離は、まだ遠く。 ) ( ―― この時間帯に参拝客?それか墓守だろうか、 …墓荒らしに思われたら面倒だ。 ) ( 佇む木の後ろに回り、彼の様子を窺おうか ――。 ) [Wed 24 Jun 2009 21:17:59]
◆ティス > (水を吸い過ぎた綿の様に重たく鈍い色をした曇空には今夜も月の女神の御姿を望めない。天に星々の見えぬ代わり地上の明かりが墓地の下、遠く賑わっていた) ―――― (ざり)(長い階段を上り切った先、男は濡れた砂の音を立てて墓地の中へと一歩足を踏み入れる。手にはランタンの灯りと閉じた傘)(糸杉が囁きあう合間を縫って時折チラチラと光るのは蛍火の様。湿気を孕んだ生暖かい風が纏わりつく、余り良いとは云い難い空気だ) (男はまだ目覚めた許の吸血姫には気づいていない。男の持つランタンの灯りは姫の目に留まるだろうか) [Wed 24 Jun 2009 21:09:05]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Wed 24 Jun 2009 20:55:17]
◆リゼル > ( とンとン、と古びた墓標意味も無く触れながら、考える。――どッか家でも建てて隠居しようかなァとか。暴れるのも働くのも今はなンとなく面倒くさい。 ) …あ、 ( そう云えば墓場の隅に箱に入れて埋めた商売道具は在るだろうか。 ―― くる、と踵を返し方向転換。墓地の隅ッこ。大きな木の下に。 ) ( そう云えばスコップも何も持ッてなかッた。 ――手が汚れるのは遠慮したい。 思う様に物事が進まず、溜息が出る。 ) [Wed 24 Jun 2009 20:54:46]
◆リゼル > ( 棺桶の中座り込ンだまま、状況把握。整理。 ――寝てたらなンだか寝過ぎた様だ。以上。 ) ( 漸く寝床から抜け出せば、風が頬を撫ぜた。じッとりと湿気を帯びた風。 ――季節は、夏前かなァ、とか想像。 ) ( 考えながら墓標並ぶ場所まで歩み、止まる。――己が見た最後より、幾つも増えた墓標。 知り合いの名前が無いか確認しようと思い、止めた。数が多すぎる。 ) ―――これから、どうしようか。 ( 欠伸を噛み殺しながら、一言零した。 ) [Wed 24 Jun 2009 20:46:49]
◆リゼル > ( どンよりと歪んだ、空の色。 ――目を細めて、見た。 ) ―――― ふァ、 ( 眠そうに眼を擦れば、墓地の奥にひッそりと在ッた棺桶から起き上がッた。 ) ――― 、 ( 随分と長い間寝ていた気がする。頭ン中はふわふわと未だ考えが纏まらない。 ――取り敢えず、 ) ( 今、何月だろう。 ) ( ぼうッ、と思ッた。 ) [Wed 24 Jun 2009 20:39:35]
お知らせ > リゼルさんが入室されました。 [Wed 24 Jun 2009 20:35:45]
お知らせ > アクセラレーターさんが帰りました。 『( 気付けば、姿も形もなく――文字通り消えていた。 )』 [Wed 24 Jun 2009 00:15:31]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 [Wed 24 Jun 2009 00:14:31]
お知らせ > 人影さんが帰りました。 『()』 [Wed 24 Jun 2009 00:14:23]
◆人影 > …目の前に現れりゃ踏み殺せばいいだけだ。 (細めた双眸。両手をポケットに突っ込めば、ずぶ濡れになった真っ白な短髪は闇にでさえ溶け込まない。) ……はん。 (何故に弟は死んだのか、その答えはヴェイトス村で命を散ったのは覚えている。だが、犯人を特定に至る材料も手掛かりも何も存在しない。) となりゃ、村の連中がツルんでんのか。 (弟を殺したか、或いは見て見ぬ振りをしたならば――ッ!!)(一度、目蓋を瞑ろう。降り注ぐ雨により、奪われる体温など何もかも失われている。これから如何したいか、本能に委ねてしまう。考えるだけで痛みを味わうなら、理性をぶっ飛んだ方が――楽だ。) [Wed 24 Jun 2009 00:14:19]
◆人影 > (半裸に黒衣を羽織る女性は、並列する石墓の合間を縫うように歩き出す。) …世界は畜生だらけ。 (裸足で水溜りを踏み荒らしながら、泥水を次々と作り出す。泥塗れた裸足でも歩くのを止める気配は一向に無い。溢れ出す感情の行き場の発散が何処にも存在しない。闇雲に破壊を繰り広げるなど無意味。善良な市民を殺すなんで出来る筈がない。) … 悪か。 小っぽけな悪なんて幾らでもいるな。 (滑らかな言葉遣いになり、荒っぽさが雨と共に抜け落ちたかのようだ。同時に激情や情熱の対極にある、――感情と表情。体内で暴れ続ける刺激と激痛、目に見えない傷の原因が掴めず、――苛立ちが憤怒の念を強める。) [Tue 23 Jun 2009 23:58:20]
◆人影 > …、何も 許しちゃいねェ (真っ赤な双眸の瞳孔が刃物の様に研ぎ澄まされた。友達は居なくなった。弟分でさえ居なくなった。何処かで出会える筈だと自分に言い聞かせた。だが、何処にも居ない。何か伝えたくても、言って欲しくても、――何処にも存在しない。たったそれだけの事実に身が引き裂かれる思いがした。傷など放って置いても、何時かは綺麗さっぱりに消えてしまう。) …、 なんだろうな。 (痛みは生の実感を味わう唯一の快楽だ。だが今回の痛みは快楽でも何でもない不愉快な感情が湧き上がるばかり。) [Tue 23 Jun 2009 23:47:47]
◆人影 > (荒れ狂う雨。怒りに震えて、悲しみに嘆いた気でさえする。) ―― ッ 痛 ぇなァ …。 (雨に掻き消されるほど、小さな声で呟き上げた。) [Tue 23 Jun 2009 23:39:24]
お知らせ > 人影さんが来ました。 『( 余りにも逸脱した存在。 )』 [Tue 23 Jun 2009 23:34:41]
お知らせ > セィナさんが帰りました。 [Mon 22 Jun 2009 00:00:53]
◆セィナ > (もう一度両手で鞄を抱き締めて、立ち上がった。――湿ッ気のある泥が黒のワンピースに付着する。) ―――、 (無言で、パタパタと両手で落として。鞄を肩に掛け直す。) ―――…ぁ、あの、…長居してしまって…ごめんなさい、です。 (先程から座り込んでいた墓標へ、ペコンと頭を下げた。カサ、と草の鳴る音に、びく、と再び体を揺らす。) ――……こ、怖くない。怖くない。 …これで怖がってたら…お父さンの仇なんて無理、ですッ…。 怖くない、怖くない。 (両手を胸元で合わせ、ゆっくりと歩を進める。不意に、くるり、と墓地の奥へと体を向け、) ―――お父さンッ、 …私、負けません! (宣言。「仇」なんて大層な事出来るかは解らないが、頑張ってみよう。 ――生きていくには、目標が大事だから。) (深呼吸して、出口へ一歩。) [Mon 22 Jun 2009 00:00:47]
◆セィナ > ――― ッ、 …ッ、 (ひく、ひくと嗚咽が零れる。肩に下げていた大きな鞄を抱き締めて、―帰る場所は、お父さンと過ごせる場所はもう無いのだ。) ……お父さ ぁン…ッ (カサリカサリ。風に鳴る葉の音も今は何も怖くない。―聞こえる音は、所詮己には害意の無い音。) ( ――未来が怖い、と思った。 ) …… どうすれば 良い、の…――。 (奴隷に落ちるか、野たれ時ぬか、何の特技も無い自分が生き残る方法を、…―考えなくては。) ―― お父さん、私、…お父さんの為に復讐します、 …絶対。 ( 目の前から居なくなっただけなのに、お父さんは「ハンター」の人に殺されしまったんだ、と何故か確信した。) [Sun 21 Jun 2009 23:49:07]
◆セィナ > (カサリ、カサリ ――…己の足音にびくンと肩を震わす。光が無い場所、ぼンやりと墓標の所だけ明るく見えるのは、きっと、恐怖が見せた幻影――。) …お、お父さン…――! (先ほどより少しだけ大きな声。けれど帰ってくるのは反響した己の声ばかり。…はァ、と吐いた溜息はもう白くない。そろそろ、夏が来る様―。) ――…お父さン。随分季節が経ちます、…。 私一人じゃ…、もう生きていけません。お父さン。 (ズ、と鼻を啜った。意思とは関係無く、涙が零れ落ちてくる。) (――お父さんが居なくなったのはきっと、ハンター、って人のせい。 一つの墓標の前、座り込んだ。) [Sun 21 Jun 2009 23:39:33]
◆セィナ > (昼間に降った雨のせいか、酷くジメジメとした陽気。――大きな鞄をひとつだけ肩に下げ、少女は辺りを見渡した。) ―――――――― 、 (見える物は墓標ばかり。綺麗に並んだ十字架の数々。心臓が嫌な音を立てる。― 夜中に出歩いた事を後悔し、一歩、また一歩と奥地へ踏み込んだ。) …――お父さン ? (父は暗い場所が好きだった。昼間は何時も棺桶の様な箱の中で眠っていた。――だから、此処に居るのではないか、なンて直感。) [Sun 21 Jun 2009 23:30:19]
お知らせ > セィナさんが来ました。 [Sun 21 Jun 2009 23:26:59]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 [Mon 15 Jun 2009 23:09:14]
◆ティス > (仕方無しに其を避けて男は十字の列を行過ぎていく。じとりと水分を含んだ重たい風に吹かれ其処此処に生えた死の象徴たる糸杉がそよいでいた) (――嗚呼、凍った果物が食べたい)(凍らせた物を買うと値が張るので何か適当に果物を買って帰り己の手で凍らせる事としよう。林檎が食べたい処だが今の季節手に入れるのは難しそうだ。いっそ氷だけでも良い。不味い人の血等今は到底口にする気には為れない) [Mon 15 Jun 2009 23:08:32]
◆ティス > (男にとっても死体にとっても、だ)(死というものは稀な現象では無い。今も何処かで其れは起きていて己の家のドアを叩いている者がいるかもしれない。只多くの者にとって其れは自身の身近な者に訪れなければ余り意識されない様だ) (嗚呼、自分が死ぬ筈は無いと考える等―――馬鹿らしい。死は常に誰の隣にも在る。例えば今夜此処で己が死んだとしても其れは別に珍しい事でも不思議な事でも何でも無い。ましてや可哀想、だ等と――) ……(靴先が水溜りを踏んで、抗議の如くぱしゃンと水が弾けた) [Mon 15 Jun 2009 22:49:12]
◆ティス > (多分に湿気を孕んだ空気も初夏の青い草木の香に死臭を帯びた土の臭いが入り混じるのも如何考えても気分の良い物では無い。鬱陶しげに眉を寄せた侭、いっそ墓守の小屋に傘を置き去りにしてゆこうかとさえ思う) (―――併しそうはしない侭、男は微かに吐息を零しくるりと一度だけ傘を回して整然と並べられた十字の群れへと歩き出した。男の手に在るカンテラの灯りに誘われて小さな羽虫が灯りの内に飛び交う。顔に掛かる髪が煩わしくて払い除けたかったが両手が塞がっていては如何し様も無い) ――――(――嗚呼、過ごし難い季節が来る) [Mon 15 Jun 2009 22:37:42]
◆ティス > ―――― (嗚呼、雨は上がっていたのか)(天高くある半月を仰ぎ目を細めて、男は茫洋と有りの侭の情景を思った。連夜月の女神の御姿を隠す無粋は流石に雲も躊躇われたのだろう。尤も女神は貞淑なのか気まぐれに人を玩んでいるのか、何時の間にやら雲のヴェール――或いは分厚い幕の向こうに其の御姿を隠してしまう事がこの処多い様) (此処へ仕事に来た頃には未だ降っていたのだが。上がったならば手にした傘は最早無用の物。軽く眉を寄せ其を邪魔そうに持て余し乍、男は水滴を飛ばそうと傘を振った) [Mon 15 Jun 2009 22:26:45]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Mon 15 Jun 2009 22:09:36]
お知らせ > ネッビェさんが退室されました。 『ヒーローなんざ皆死ねば良い。』 [Sat 13 Jun 2009 22:36:25]
◆ネッビェ > …取り敢えず、様子見ってところか。 (少なくとも現状は大体理解できた。引き続き、さらに情報を集めることにしよう。あいつを憎んでいる奴を焚き付けるのも良いかもしれん。兎に角、奴をぶちのめすかせるか否か、まだ結論をだすにゃあ早い。持ち主の名前すら風化して消えた墓石から、億劫に立ち上がって。) [Sat 13 Jun 2009 22:35:40]
◆ネッビェ > …後ろ盾があるのかね。 (それが、英雄を応援する市民なのか、ヴェイトス市自体なのかは判らないけれど。英雄が敗れることがあったら、後ろ盾が黙っちゃあいないってとこか。) …くそったれ。 (手詰まり感。奴を快く思わない奴はいる。だが、奴を倒そうと行動を起こす度胸も無ければ、馬鹿でもないのだろう。) [Sat 13 Jun 2009 22:30:12]
◆ネッビェ > (そもそも、何で悪党どもにとって厄介の種でしかない奴を、そのままにしているのかが判らない。奴がそれなりの腕前を持っているにせよ、数人で挑めば倒すこと何ざ簡単だろうに。) …それとも、奴が実は滅茶苦茶強いとか? (しかし、実際に戦ってみた身としては、それほど強いとは思えなかった。少なくとも、徒党を組めば、勝てない相手ではないだろう。じゃあ何故、あれをのさばらせているのか。) [Sat 13 Jun 2009 22:25:41]
◆ネッビェ > (そうして、判ったことは3つ。一つ、奴さんの名は【アイゼンリッター】というらしい。一つ、奴さんは、スラムや暗黒外に現れては、小悪党やこそどろを「成敗」しているらしい。一つ、奴さんは芸能横丁じゃあ有名な「英雄」で、ファンも多いらしい。) …。 (思い出しただけでむかっ腹が立ってくる内容だ。肝心の、奴の弱点が全く判らない。) [Sat 13 Jun 2009 22:21:41]
◆ネッビェ > (苔むした墓石に腰掛けた、青白い顔の悪魔が一人。月の無い夜、時折熱を持たない明かりが現れては消える以外は、辺りに光源は無い。) …。 (漸くあの糞鉄仮面に殴られた箇所の痛みも引き、本腰を入れて奴さんの情報を集め始めた。) [Sat 13 Jun 2009 22:18:30]
お知らせ > ネッビェさんが入室されました。 [Sat 13 Jun 2009 22:15:10]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 やがて出口にたどり着く頃には、汗が滲み、息は切れ、前髪が目に入って散々な状態だった。 』 [Tue 9 Jun 2009 23:33:42]
◆だいだら > ( その時、ざざざ…と生暖かい風が吹いて、木々の葉を揺らし、ランタンの灯りが僅かにゆらめく。 ) お待ちったら! ( 私は溜まらず大声を出す。闇の奴、どうやら私が歌の続きを忘れた事に感づいたようだ。 ――何か他の歌でも歌った方が良いだろうか。とびきり大きな声で、とびきり明るい奴を。 ) わ――――― っ! ( でも、すぐには思いつかなかったのでとりあえず大声を出す。するとぴたりと風が収まった。 …私は大急ぎで駆け出し、出口を目指す。でこぼこ道に足をとられそうになりながらも、必死に。 ) [Tue 9 Jun 2009 23:32:02]
◆だいだら > ( 私は夜の闇が怖い。私のような化け物でも、怖いものは怖い。夜の闇には得体のしれないものが潜んでいる。そいつは私のような一つ目なんかよるずっとずっと恐ろしい存在なんだ。 ) 何か…………。 …………………。 ( …そこで歌の続きを忘れてしまった。私はもごもごと口篭り、続きを思い出そうとするけれど、思い出せない。どうしよう。早くしないと、夜の闇が襲ってくる。 ) 少しお待ちよ。 ( と、私は闇に向かっている。 ) 歌い疲れたのよ、だから少しお待ちよ。もし待たずに近づいてきたら、今度は天の神様も引っ繰り返って落ちてくるようなおっきな声で、お天道様より明るい歌を歌ってやるんだから。 ( 墓場の出口はもうすぐそこだ。それまで、夜の闇を騙さなくちゃ。 ) [Tue 9 Jun 2009 23:26:34]
◆だいだら > ( 歌を歌っていれば、夜の闇は近づいてこない。闇は静かなものが好きだから、唄歌いの前には現われない。だから芸能横丁はあんなに明るいんだ、みんながみんな歌うから。歌を歌わないような人たちが居ないところは、あんなに暗いじゃないか。行ったことはないけれど、貧民街や暗黒街も、この墓場と同じように暗い闇に包まれているに違いない。 ) …四角四面の櫓の上で 音頭とるとは 憚りながら しばし御免を 蒙りまして… ( 墓場に生えている大きな木が、私をじっと見下ろしている。そのまま覆いかぶさってきて、私を食べようとしている。 私はなるべく上を見ないようにしながら、小走りにそこを抜けようとした。大丈夫、木はノロマだ。あんなに大きくなるのに何百年もかかるノロマだ。あいつが私の事を捕まえようと地面に覆いかぶさる頃には、きっと何百年も経ってしまった後だ。 ) [Tue 9 Jun 2009 23:09:09]
◆だいだら > ( 急いでいる時は顔を隠して街中を歩くこともあるけれど、やっぱりこういう不気味な道を選ぶしか無い時もある。手にランタンとかいう提灯の代わりを持って、墓場の影に怯えながら歩くのだ。 …もっとも、もし幽霊以外の何かが出てきたら、驚くのは相手の方になるのかもしれないけれど。それとも、幽霊も驚いてくれるだろうか。 ) さても 一座の 皆様方よ わしのようなる 三角野郎が… ( こういう人気の無い暗い夜道を歩くのは、とてもとても心細い。だから私は歌を歌うのだ。そうしないと、私の瞳の色より黒い夜の闇が、この身体をどこかに連れ去って、隠してしまうかもしれないから。そうなってしまっても、誰も私の行方を探す者は居ないから。 ) [Tue 9 Jun 2009 22:59:19]
お知らせ > だいだらさんが来ました。 『人通りの多い道は歩きにくい。』 [Tue 9 Jun 2009 22:51:27]
お知らせ > アカガネさんが退室されました。 『うっ ぐ っ ぁ ぅぁ ( そして、龍は誰に知られることも無く墓の前で涙する ) 』 [Fri 5 Jun 2009 02:13:04]
◆アカガネ > 訂正( 明るく朗らかな世界で死んで→明るく朗らかではない世界で死んで ) [Fri 5 Jun 2009 02:12:31]
◆アカガネ > ―――お主にだけは、明るく朗らかな世界で死んでほしくなかった。名誉と栄光に輝いた道を歩み、聖人として死んでほしかった―― ( 涙した ) [Fri 5 Jun 2009 02:11:42]
◆アカガネ > なに、安心しろ。人間なんぞ食わぬよ。我を同列に扱うな ( にんまり、と笑ったまま ) お主の死など我にとって長い生命の中の一滴の雫に他ならんよ。恨みや悔恨など抱かぬよ ( 笑ったまま、つと ) [Fri 5 Jun 2009 02:11:30]
◆アカガネ > ( 簡単に水で墓をぬらした後、花を添える ) すまぬな。お主が好きだった酒も買えなんだ。このような粗悪な品で申し訳ない ( 墓にそっと立てかけるように花を供える。膝を折り曲げて視線を墓の主の名前があったと思われる場所と同じくし、アカガネは短く手を合わせた ) 結局のところ、御主は我が真名を墓場まで持っていったか。その想いに感謝するが――命のほうが大切であったろうに。などと今更言っても仕方はないことではあるが。 ( ゆっくりとアカガネは首を振った後、 ) 本当に義理堅く、得がたき盟友であったよ。御主は ( そして、アカガネは小さくぱんぱん、と手を叩くと立ち上がった ) 死者に鞭打ちもこれぐらいで勘弁しといてやろう。なに、貴様にまた会えて我はうれしかったぞ。命日にはちと――ズレたし毎年とはいかなんだが ( 苦くアカガネは笑った。まるで、その場所に亡き旧知の友がいるかのように ) なに、お主を我が忘れない限り、我もまたお主を忘れぬよ。御主はずっと我と共に天空を駆けるだからな ( にんまり、とアカガネは満足そうに笑った ) [Fri 5 Jun 2009 01:59:45]
◆アカガネ > ―――――――――真実も事実も捻じ曲げる人間らしい。長年、誰にも参られていないないのだな ( くしゃり、とその顔が哀しみに歪んだ ) [Fri 5 Jun 2009 01:51:50]
◆アカガネ > ―――はン ( そして、少女が最初に口にしたのは嘲りであった。 ) 久方ぶりに訪れてみればそのような無様な姿で我を迎えるか。無礼にもほどがある ( 別に墓の後ろに誰がいるわけでもなければ、少女に幽霊の類が見えるわけでもない。ただ、その墓の現状を嘲り、嘲笑しただけであった。 ) ――貴様ともあろうものがわざわざ薬を用立てて来てやったというのにその体たらくとは。罪人には罪人らしい末期を迎えた後も、死後もまた罪人らしくこの惨状か ( はっ! と侮蔑をこめたような息を吐いた ) [Fri 5 Jun 2009 01:51:18]
◆アカガネ > ( その両手に不器用に抱えられているのは花に水の入ったバケツである。一見すれば墓参りとわかりやすいほどにわかりやすい姿であるが、なぜ夜中に墓参りをせねばならないのか。そう疑問に思う人がいるならば、少女の行き先を知れば得心するだろう。少女の向かう墓は立ち並ぶ貴族、平民の墓とは一線を画している。罪人のための墓が立ち並ぶその一角は、一言で言えば荒れていた。荒れに荒れている墓の中にはすでに文字が欠けて岩としかなっていないものすらある。それとも元々から文字など刻まれていなかったのか。その一角人存在する古びた墓が少女の目的の墓らしい。少女はその墓の前で立ち止まると、まるでゴミ虫でも見るかのように墓を見下ろした ) [Fri 5 Jun 2009 01:46:48]
◆アカガネ > ( その姿は面妖とまではいかないまでも、少々奇異に他人の目には映ったのかもしれない。すでに夏口真っ只中である今夜は薄着であっても肌寒さを感じないというのに、腕全体をすっぽりと覆う手袋――というよりも腕袋か――をしていた。手に平部分は親指とそれ以外の指が動かせるような機能を備えた手袋状になっていた。銅色の髪を腰まで伸ばし、幼さの残る面影は夜中という時間に不釣合いであさえあった。そんな少女は護衛や付き人、ないし知人友人といった随伴者すら伴わず、墓場に訪れていた ) [Fri 5 Jun 2009 01:36:29]
お知らせ > アカガネさんが来ました。 『( その少女は肩口まで隠す手袋をし、バケツと花を抱えていた )』 [Fri 5 Jun 2009 01:32:04]
お知らせ > 闇さんが帰りました。 『(どうせ墓守辺りに見つかって「元通り」だろうけれど。)』 [Tue 2 Jun 2009 00:42:44]
◆闇 > よう、お誕生日おめでとーう。 (ぼこり、持ち上がる地面。下らない悪魔の囁き、身を委ねた人は「Undead」へと成り果てた。 生きてもいない、死んでもいないその体で、どうする?家族に会う?恋人に別れを告げる?) くくくくくくくッ、じゃあ、楽しんできな。 (腐った体でもって、再び生れ落ち、どこぞへと歩き出した其れを嘲いながら、悪魔もまた、闇の中へ消えていった。) [Tue 2 Jun 2009 00:41:41]
◆闇 > (墓石から洩れ出ていた思考、その一言でぴたりと止まる。そして、地面が、僅かに動いた。) ♪ (青白い顔、歪める笑い。鼻歌の一つでも出るってものだ。糞ったれの神の、思い通りにさせてたまるか。) [Tue 2 Jun 2009 00:34:10]
◆闇 > (舌打一つ。下手に話しかけたら、妙に元気付きやがった。馬鹿みたいに単調な思考、胸焼けがしそうだ。既に味わう気にもならず、墓石から離れて。) …そんなに嫌ならよぉ、死ななきゃいいじゃねぇか。 (どうせ逝った所で、下らない神様にもっかいこっちに堕とされるだけなのだし。) [Tue 2 Jun 2009 00:30:19]
◆闇 > (嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ) [Tue 2 Jun 2009 00:27:30]
◆闇 > (ずるり、墓石に覆いかぶさるように。此処に残っているのが、ただの残留思念だろうが、魂の抜け殻だろうが、悪魔には関係ない。ただその感情を吸い取り、味わうだけだ。)(既に死んだ者ゆえ、それは酷く味気無く、つまらないものではあるけれども。相も変わらず、墓石から流れ出る思念を、吸い取っていく。) [Tue 2 Jun 2009 00:24:04]
◆闇 > (静寂に満ちた墓場。音も無く辺りを飛び回る光に、目をくれることもなく、男はある墓場の前に立っている。) …死にたくない?死ぬのは嫌だ? (くく、喉が鳴る。) おまえさぁ、もう死んでんのに、何言ってんの? (死ぬ前だったら、悪魔にもまだ助けようがあったかも知れぬが。既に死した者を蘇らせるなど、それこそ「神の奇跡」でも頼るほかあるまい。) [Tue 2 Jun 2009 00:19:38]
◆闇 > (何故人は死を恐れるのか。これまでの記憶や自我の消失を恐れるのか。悪人は死後の世界「地獄」への恐怖か。) …俺だって、消えるのは怖いねぇ。 (闇に紛れる男が、呟いた。) [Tue 2 Jun 2009 00:15:35]
お知らせ > 闇さんが入室されました。 『(死ぬのは恐ろしい。)』 [Tue 2 Jun 2009 00:11:24]
お知らせ > ミランダさんが帰りました。 『よかったわね、レネット。この機会に、にゃんでも質問しておきなさい?』 [Fri 3 Apr 2009 04:18:05]
お知らせ > レネットさんが帰りました。 『(きっと馬車の中でも楽しい時間を過ごすのだろう)』 [Fri 3 Apr 2009 04:17:41]
お知らせ > ミニーさんが帰りました。 『 な、にゃんでも聞いて良いわよ!(馬〜車!馬〜車!) 』 [Fri 3 Apr 2009 04:14:11]
◆ミランダ > そうね、もう夜も遅いわ。 (黒鷲から、視線を空に移動させる。生憎時計は持っていないので正確な時刻はわからないが、子供の起きていて良い時間ではないのは確かだ。差しのべられた手を見て、ワンテンポ遅れてそれを掴む。妹以外の人間と手をつなぐのは初めてで、その奇妙な感覚にちいさく首をかしげた) 大人も子供も、欲望には打ち勝てないものよ。平和的解決を望むなら、物で釣るのが一番よね。 (神妙な顔で、その通りだと深く頷いた)(飛び去った黒鷲と落ちた雷を無感動に見送ると、彼方の空にひらりと手を一度だけ振って) この世で一番きらいなのは、わたくしに命令をする者よ。でも、忠告だというなら考えておきましょう。 (懲りもせず儀式はまた行うかもしれない。危ない黒魔術書は、家にまだ無数にある。だがしかし、少女は今日会った不思議な獣の忠告を忘れはしないだろう) さて、ミルドレッド。墓地の外に馬車をつけてあるの。良ければご自宅までお送りするわ。呪術とか、召喚術についていろいろお話を聞かせてほしいの。 (レネットに、繋いでいない方の手を差し出しながら、ミルドレッドに提案する。ネズミに関しては、何も言わなかった。儀式に使わない以上、捨てるも埋めるも妹の自由だ) [Fri 3 Apr 2009 04:12:02]
◆レネット > 捨てる……?(しばし悩んだあと、一度だけ頷いてネズミを抱えて困ったように辺りを見回す。ネズミをどこへ置いていいか分からず、とりあえずポケットの中へネズミを入れる。ずぶぬれのネズミの冷たさが服越しに伝わる)レネットも一緒に帰るっ(ミルドレッドが姉の方へ手を差し出せば、何を勘違いしたのか置いていかれると思い慌てて二人へ駆け寄る)わ……(翼をひろげ、飛び立った様に歓声をあげる。次の瞬間、雷が天から降った。落ちたあとも耳に残る大きな音に身をすくめ、雷が与えた木への衝撃に目をみはった) [Fri 3 Apr 2009 04:05:43]
お知らせ > 雷鳥さんが退室されました。 [Fri 3 Apr 2009 04:00:30]
◆雷鳥 > (私は鳴き聲、即ち雷鳴を響かせて墓地から飛び立つ。 と同時に、彼女達の視線の先、墓地から少しばかり離れた木に閃光と轟音を伴って……天から稲妻が走り、そして『雷』が落ちた)(私は雷鳥。或いは雷を呼ぶ鳥、ワキンヤンとも呼ばれた存在。つまりは…………神だ) [Fri 3 Apr 2009 04:00:18]
◆雷鳥 > 先程も言った通り、自由だからね。どうなっても、責任は自分で取るしかない。失敗で学べるのは人の子の美徳だが、取り返しのつく失敗で済むことを願うよ。……ああ、雨なら、もう暫く降り続く。家が遠いなら、傘を調達した方が良い。(そう言って、私は大きく翼を広げた。言うべき事は伝えたし、あとは彼女達次第。これ以上の介入をする気もなかった。 私達のような存在は、さして凄いモノではないのだ)(調べれば、民俗学やなにかの所に少しは記述があるかもしれない。さほど詳細については書かれていないだろうが)モノ、か。ふむ……これはどうかな? [Fri 3 Apr 2009 03:55:37]
◆ミニー > ( 姉妹の奇妙な関係、感覚を少し理解できないのは、一人っ子だった上に早くから親元から離れている所為だろうか。 姉妹ってああいうんだ、って少し思った。 ) …寒いし。 帰る。 あんた達も早く帰んないと風邪引くでしょ。 ほら。 ( むっつり顔でミランダの手を引こうと無造作に手を伸ばす。 姉が付いていけばレネットも付いてくるだろうって。 何だか説明不足だけど大体の話は想像出来て、そんで、その話は今しがたブツ切りになったとこで。 だったら帰ろう。 あと、連れてくフリして帰りの道をさりげなく歩かせればいいんじゃない? いいんじゃない! ) まぁでも子供はだいたいなんでも、やってみて覚えるのよ? あと、最近は物で釣らなきゃ言う事とか聞かないんだから。 ( 振り返って古い精霊だか土地神だかに軽く首をかしげて手を振った。 何だかよくわからない奴だけどまぁ、今度資料探してみようか。 図書館とかで。 なんだっけ、アレ、ネイティブヴェイティアンとかのかみさまだったら資料なさそうだけど。 ) [Fri 3 Apr 2009 03:45:23]
◆ミランダ > 世界はどうしてこうもままならないのかしらね。規則はいつだって退屈で、偽善的だわ。 (黒鷲の答えを聞くと、残念そうに溜め息を吐き出して本の表紙をするりと指で撫でた。彼の口調からすれば、死後の世界とやらについて何か知っているのかもしれない。けれども、もうそれはどうでもいいような気がした。アルコールが抜けるように、すっと興が冷めた)(魔法陣の中のネズミを胸に抱いたレネットに、戻ってらっしゃいと呼びかける。格好のごっこ遊びを中止せざるを得なくなった今となっては、ネズミはただの物でしかなかった) もう、それはいらないわ。捨てておきなさいな。代わりに新しいネズミを買ってあげるから。 (人に命令することに慣れた高圧的な物言いをする。可愛い子ネズミちゃんは、もう少女の視界にはない) [Fri 3 Apr 2009 03:34:51]
◆レネット > (不思議そうな様子で雷鳥とミルドレッドと姉のやりとりを眺める。ネズミを生き返らす遊びはしてはいけないという大きな黒い鷲。足りない頭で考えても、分からない。ようするに、幼稚な少女には理解できなかったのだ。代わりに理解できたのは、ミルドレッドのちょっと乱暴だけれど、直接的な言葉)(従うかは自由らしいけれど、自分で判断したことなど数える程。ここはいつも通り姉さまに従っておこう、そう決めて地面に置いた子ネズミの死体に駆け寄り、胸に抱き上げた。儀式をするのに必要なネズミの死体。姉の判断がどうなるのか分からないけれど、とりあえずとられてはいけないと、ぎゅっと抱く) [Fri 3 Apr 2009 03:26:47]
◆雷鳥 > そうではない。マニトゥ……大いなる意志からはいずれ必ず戻ってくる。だが、『戻してはいけない』のだ。それがコトワリだ。乱せば、逆に見捨てられる。(魂は源に還り、再び戻る。そして世界は巡り、すべては生きていけるのだ。ヒトという種は、自立すると共に、忘れつつあるようだけれど)ここに来たのは、私が昔から土地にいるモノだからだ。そして、ヒトの技術が正しいかどうかは私の知る所ではないよ。彼女に聞き給え(ゆっくりと首を左右に振り、私は呟いた。微かに笑いながら)その通り、古臭いモノの説教だ。警告はする。従うかどうかは、自由だ。 [Fri 3 Apr 2009 03:14:57]
◆ミニー > ( 今日はなんなんだろう。 ロージン(たぶん)に声かけられて走って逃げて、墓地に迷い込んだら変な姉妹に遭遇して、妹にローキックくらわせたら姉の方は笑ってるし、雨降るし鶏は喋るし。 ) 近付くと嘴突っ込まれるわよ。 自分から首突っ込んでくる説教臭い霊獣なんて大抵ろくなもんじゃないんだから。 悪魔か、妖怪か、古臭い土着神かなんかでしょ。 ( 決め付けた。雷雨の降る墓地に降りてきて話しかけるヤツなんて信用できたもんじゃない。 正体の見当をつければそんなに怖いって程でもなくて、胸を張って二人の前に立つ。 私おねえさんだし。 むしろさっきのレネットの方が怖かったし。 子ネズミ? リ・レイズなんて古今東西成功した実例を聞いた事も無い。 魔方陣消しちゃったみたいだけど、他愛ない子供の試みだ。 対価だって用意してないみたいだし。 ) [Fri 3 Apr 2009 03:08:05]
◆ミランダ > わたくしたちはただ、子ネズミちゃんに帰り道を用意してあげただけでもの。まじゅちゅではないわ。 (開き直ると、平然とした口調でそう言ってのけた。噛んだところもしっかりと耳にしていた白い少女は、にっこりと微笑んで「まじゅちゅ」を強調。「ねえ、レネット」と妹にも笑みを向ける。余計な事を言うんじゃないわよ、という圧力でもある) あなたが呼んだのではないというなら一体どういうことかしら。 (まさか自分が呼んだわけでもあるまい、と消えかけた魔法陣のネズミの死骸を見て) ……まあ、どうでもいいわ。素敵。わたくし、あれが欲しいわ。 (本を胸に抱き、うっとりと黒鷲を見つめた。すると、どこかから声が聞こえてくるではないか。ぴくりと反応を見せ、それがどうやら黒鷲から聞こえてくるらしいと気がつくと、ますます楽しそうな表情になって) 意志の疎通までできるなんて、もっと素敵。 (しかしながら、雷が落とされると表情は一転、不思議そうなものに変わる) なにがいけないのかよく分からないわ。帰りを望む者と、その手段がある。ただそれだけよ。それとも、悪戯だと言いながら慌ててあなたが姿を現したということは、その魔法陣にはそれ相応の魔力があったということかしら? (後ろ暗い歪んだ笑みを唇に浮かべた。黒魔術やサバトにおいて、この手の儀式はよくあるものだと聞く。まさかその度に、この黒鷲が姿を現すわけではあるまい。そうなると、ひょっとしてこの魔法陣にはその能力があるのかと疑わずにはいられない子供心。それなら、魔法陣を消すなんて、なんと勿体ないことをしたのだろうと悔やまれる) [Fri 3 Apr 2009 02:54:46]
◆レネット > ミニーでマウス?(ふんふんと分かったように頷き、にっこりと笑う。全然理解してないだろうことは容易に想像できる)えと、子ネズミちゃんを。(と言ったところで、姉のほうをちらりと見て、口をつぐむ。頭の足りない少女だけど、姉に関しては勘が働くらしく、多分勝手に言うと怒られるんじゃないのかと想像する)痛くないし、大丈夫。それより貴方すごい。(姉の勘違いに便乗してはしゃぐけれど、ミルドレッドの思いっきりの否定に、少し残念そうな顔を。大きな鳥の姿に好奇心はわいたけれど、流石に近づくことはせず、様子を伺う)子ネズミちゃんをこっちに戻すのは駄目なの?(少しびくついていたが、安心するようにという言葉にとりあえず頷いた。けれど、姉とやろうとしていたことをたしなめられれば泣きそうな顔で訊く) [Fri 3 Apr 2009 02:49:58]
◆雷鳥 > ああ、そんなに警戒する必要は無いから、安心したまえ。私は君たちに害を与えるモノではないし、君たちも私を知っているのだからね。…………まあ、恐がられている可能性はあるが。(慌てて三人で固まろうとしているミルドレットに、落ち着くよう声をかける。走って転んだら目も当てられない……とはいえ)……本来なら私が嘴を突っ込む事ではないのだが、流石に子供の悪戯にしては度が過ぎる。 まさかマニトゥに還りし魂を呼び戻そうとは……世界のコトワリを乱す行為そのものだ。看過はできないな。(雷鳴そのものたる聲をもって、『雷』を落とそうか) [Fri 3 Apr 2009 02:30:09]
◆ミニー > ミニーでマウスだと色々厄介だってこないだ言ったしっ!! ミニーじゃないしッ!! ( 全然よそで全然違う人に。 後半はセルフ突っ込み。 ) …ったく、これだから田舎者は…そ、ミランダとレネットね。 何かやってたんでしょ? まじゅcy…魔術っぽいの。 ( それっぽい痕跡が漂ってるし、わかるんだから。 みたいな態度で当人的には自分の方が当然年上という前提で偉そうに。 シークレットブーツを脱いだら一番チビだという現実には今のところ気付かない。 ) 蹴っ飛ばして悪かったわね、でもローニンかと思ったから正当防衛よ?ってでかっ!! なにこれでかっ!? あたしじゃないあたしじゃないこんなのしらない…!! ( ばつが悪そうに視線をそらしながら妹の方に謝っておく。 だって本当に怖かったし。 見たことも無いような鳥が突然舞い降りれば、思いっきり首を振ってミランダの問いを否定する。 距離的にはミランダが一番遠くてキックが届く距離に二人だろうか。 とりあえずレネットをひっ掴んで三人固まるべく走ろうか。 ) [Fri 3 Apr 2009 02:18:26]
◆ミランダ > (早口に捲し立てられて、目を瞬かせる。いままで姉妹に対して、そのような態度で話しかけてくる人間はいなかった。へりくだった物言いや、含みを持たせた陰湿な大人のやりとりには慣れっこだったが。率直でいやに正直な物言いをする少女に興味を抱いた。そもそも、同じ年頃の娘と関わりを持つこと事体が滅多にないことなのだ。改めて、じっと少女を観察するように見て、これはなんだか楽しそうだと薄ら笑みを浮かべた) そう、ディアボロスの。 (召喚士と聞くと驚きに目を見開いて) それは素敵だわ。わたくしは、ミランダ・E・ルゴワール。レネットの双子の姉よ。どうぞよろしく。 (ドレスの裾を指先でつまむと、愛想よく軽く膝を折って挨拶をする) わたくしも妹も、呪い事や召喚術などにとても興味がありますの。わたくしたち、きっと良い―― (お友達になれますわ、と続くはずであった言葉は雷鳴にかき消された。背後の気配に気づいて、というより反射的に振り返った瞬間、目に飛び込んできたのは大きな黒い鷲。さすがに驚いて声が出ない。妹を見て、それから勢いよくミルドレッドの方に向き直ると興奮したようにその手を取ろうとし) あなたが呼んだの? (目を輝かせ、期待に満ちた声で少女に尋ねる。召喚獣と勘違いしている様子) [Fri 3 Apr 2009 02:03:31]
◆レネット > (攻撃を加えられ、ちょっとの警戒心を持って相手を観察するけれど、大地を踏みしめ叫ぶ様子にあまり危険な感じはしない。するとしても、少しタイプの違う危険か。もう少し観察しようかと思ったけれど、姉の厳しい声に慌てて立ち上がる。姉の機嫌を損ねてしまったかと不安そうに振り返るけれど、憂鬱そうな空のおかげで機嫌が上昇したのを見てほっと一安心)ネズミちゃんていうの? 素敵な名前ね、私はレネット(早口で捲し立てられた言葉の中に、名前が含まれているのは判別できたはずなのに、まるで見当ちがいな名前を口にする。邪気の無い様子で、よろしくねと付け足す。けれど、そんな雰囲気も次第に雨に染まっていくようで、なんだか不穏な空気が強まっている。いくら鈍いとはいえ、暗いなか燐光を放つものに気づく。人ではないけれど、ただの獣というわけでもない。興味を覚えるけれど、さきほどのことを思い出し、姉の反応を待つ) [Fri 3 Apr 2009 01:56:42]
◆雷雲 > (雨粒が次々に降り注ぐ。豪雨……という程ではない。激しいが、良くある夕立だ。 木々を揺らし、墓石を濡らし、三人の少女にも鼠の死骸にも、平等に……雨が降る)(…………そして、雷鳴)(微かな燐光が灯る。三人の最も近い墓石の上。其処に止まる蹴爪、そして嘴……巨大な猛禽類のものだと一目でわかるだろう)(或いは、感覚が鋭いか、魔術的素養があるか、子供ならば……全身に文様を持つ、五メートルほどの黒鷲の姿を認識できる筈だ。燐光は蹴爪、嘴だけではなく……その文様が放っている事も)(この姿こそが、人間が作り上げた『私』の姿だった) [Fri 3 Apr 2009 01:48:22]
◆ミニー > っしゃおらー!! うわ、幽霊倒したっ? 違うし! 人間だし! BaKaJaNaINoooooooooooooo!!! ( 確かな蹴り抜いた感の後しっかりと大地を踏みしめてぐっと構え思わず叫ぶ。 多分傍から見て一番ばかっぽいのは私だ。 でも負けない。 いや私悪くない。 ) 襲って来たもの、こいつっ! ( 誰に言い訳しているのだ。 こいつっ、とよく見るとフツーの子供だった幽霊もどきを指さして闇の向こうに弁解した。 そうだ、灯り。 もう一人ちらっと見えたもの。 ) 子供がこんな時間にこんなとこで悪趣味な遊びしてるからだし! あ、消しちゃった。 何の術式よ。 っていうかあんた何処の誰。 ああいいから、先に名乗るのが礼儀だし。 ミルドレッド・アスキス。 召喚師ギルド「ディアボロス」の召喚師よ。 ( 早口に捲し立てた後、ほら名乗れとばかりに腕を組んで踏ん反りがえった。 うえ、雨降ってきたし。 どっちにしても魔方陣消えちゃうか。 ) [Fri 3 Apr 2009 01:37:14]
◆ミランダ > ずいぶんなご挨拶ね。 (一連のやり取りの後、地面に倒れた妹を見て唇を歪める。本を小脇に挟み、足でさりげなく魔法陣の一部を踏み消すとそちらに歩み寄った。一度ならず、二度も倒れた妹を横目で見やり、厳しい声で「お立ちなさい」と言いつける。心配するというよりは、いつまでも無様な格好を晒すことは許さないという冷たい響き)(不穏な空気を助長させるように、鳥の鳴き喚く声が木霊する。これはいよいよ良い雰囲気になってきたと機嫌良く空を見上げた) [Fri 3 Apr 2009 01:32:02]
◆レネット > (少女にとっては突然の悲鳴。いきなりの大きな声にびくりと立ち止まる。次の瞬間は地面の上に横たわっていた。なんだかじんじんと刺すような痛みを右足に感じるけれど、何が起こったのか分からず、倒れたまま目を見開いている)……お客さん?(しばらくして葉っぱを頭につけたままむくりと起き上がると、地面に座り込んだまま首を傾げて尋ねる。もぞもぞと身動きをして右足をかばいながらよろりと立ち上がる。けれど、やっと立ち上がったときに、夜鷹の鳴き声に乗るように吹き抜けた鋭い風にあおられ、ぱたりと倒れた) [Fri 3 Apr 2009 01:26:31]
◆雷雲 > (雨雲、雷曇は、墓地の上空に留まった。まるで、この土地に来ることが最初からの目的であったかのように)(墓地の周囲で、夜鷹がギャアギャアと甲高い聲で鳴き喚いた。一説によれば、死者の魂をついばむという鳥だ。耳障りな羽ばたきの音が響き渡る。 雷の唸り声と同時、墓地に風が吹き抜ける。葉擦れの音を伴って、木々が大きく揺れた。 地面に伸びた影が不気味に踊り、やがて周囲の闇に溶けて消える)(そして……………ポツリ、と最初の雨粒が天から落ちた) [Fri 3 Apr 2009 01:20:35]
◆ミニー > ( 魔術師が墓地でやる事なんてロクなことない。 だいたい触媒欲しさの墓暴きか、後ろ暗い呪術儀式か、ネクロマンシー辺り。 来なきゃ良かったけどもう遅い、遠くにぼんやり橙色の灯りを見つけてしまったもの。 で、そっちに気を取られてると、そいつは猛然とこっちに向かってくるわけで。 ) ギャアァァァァァァァァ―――――――!!!!! …ッこっち来ンなッ!!!! ( その、幽霊かなにかみたいな黒い人影に。 反射的にローキックを繰り出した。 こう、膝を上げてから斜め下、ふくらはぎめがけて叩きつけるリャルオス式ローキックだ。 いやほんとうつい。 ) [Fri 3 Apr 2009 01:10:24]
お知らせ > 雷雲さんが入室されました。 [Fri 3 Apr 2009 01:06:57]
◆ミランダ > (頭上で渦を巻く黒雲の低く唸るような音を聞き、視線を這わせる。あら、と頬に手をあててうっとりと双眸を細めた。すっきりと晴れていた夜空に今は月の姿は見えない。なにか素敵なことが起こりそうな、不気味な予感。次の瞬間、すぐ近くで聞こえた砂利の音と人の声に、顔を正面に向けた) あぁ、見つかってしまったわね。 (小首を傾げると、今しがた現れた少女に向けて「ごきげんよう」と優雅に微笑みかける。不用心にも走ってそちらに駆け寄って行く妹を、引きとめることはしない。ただ不愉快そうに眉を顰め、冷めた目で妹を一瞥しただけだった) [Fri 3 Apr 2009 01:03:51]
◆レネット > お客さん?(首を傾げるけれど、姉の指示に頷く。そして、自分も辺りをきょろきょろと見回したところで、人の声が耳に入ってきた。何も考えずにその声の方向へ駆け寄っていく。近寄られたほうは、墓石と魔法陣を背景に、黒髪に黒いドレスを来た血色の悪い少女が薄らと笑みを浮かべて近寄ってこられるという、普通の人ならなんとも気持ちの悪い思いをするだろう。今の少女の興味はただ、墓場への客人にだけ向けられていて、上空の異常など気づきもしていない) [Fri 3 Apr 2009 00:57:46]
◆雷雲 > (今夜のヴェイトス市は快晴。月も星も、凍えてしまうほどに冴え、煌めいていた。昨今は物騒だとかで夜道を行く者は少ないが、今夜は灯りが無くとも転ぶ事はないだろう。ところが……)(天からの光が、途切れた)(墓地の上空では黒々とした曇が渦を巻き、そして蠢き始めていた。彼方からは雷の唸り声が、徐々に近づいて来ている。まるで戦神の太鼓のような、腹の奥底まで響く音だ)(この場に居合わせた三人が、果たしてこの現象をどう受けとめるかはわからない。暗黒魔術によるものか、はたまたただの夕立か、或いは死者蘇生の予兆なのか…………) [Fri 3 Apr 2009 00:49:01]
◆ミニー > ( なんか聞こえた。 知っているパターンじゃないけど、聞き馴染みのある言葉の列―――詠唱だ。 ソプラノの高い音は男の声じゃない。 少し立ち止まって周囲を見渡し、何処の誰が何してるのかなんて野次馬根性で小走りに駆けだした。 この上の木々の茂る辺りからだ。 坂を登って短い階段を飛ぶように登って、素早く見渡す。 ) うぇい! ちょ ( 変な声出た。 眼前に広がる墓石の列。 湿った空気は心なしにか腐臭が混じってるみたいな錯覚。 そしておまけに、遠雷の音。 爪先から背筋を通ってぞくぞくぞくっ、と嫌なものが走った。 ) [Fri 3 Apr 2009 00:46:06]
◆ミランダ > 誰かお客さんのようね。 (人の気配に気が付いたのは、姉の方が先だったようだ。本を閉じるとレネットに目配せする。墓守なら厄介だ。せっかく魔方陣までこしらえたのに邪魔をされては敵わない、とその根源を探して視線を彷徨わせる。唇の前に人差し指を立てて、静かにするようにと妹に指示。相手の様子を窺うように、息をひそめた。薄闇にゆらめくのはカンテラの明かりのみ) [Fri 3 Apr 2009 00:40:05]
お知らせ > 雷雲さんが来ました。 『ゴロゴロと、空で黒曇が唸り、渦を巻く』 [Fri 3 Apr 2009 00:37:31]
◆レネット > (ぴんと張りつめたような静けさに、姉の小さな呪文が目立つ。少しでもみじろぎすれば場を乱してしまうような気がして、魔法陣から一歩離れたところで黙って待つ。じっと地面に置かれたネズミの死体を瞬きせずに見つめる。耳は姉の声を、目はネズミに。何か変化があることを疑いもしないで、頰を紅潮させて儀式を見守る。もう一人の墓場への客人に未だ気づくことはなく) [Fri 3 Apr 2009 00:37:03]
◆ミニー > ( うん、それだけは間違いない、と口に出して頷いてみると、途端に周囲の暗がりがこわ…なんか、うん、あれなかんじに見えてきた。 深く暗い木々の美味しげる所だ。 ヴェイトス島のくんだまりヴェイトス市に来て数か月、未だよく知らない土地ばっかり。 外出なんてそんなにしないし、仕事はほとんどずっとギルド内だし、たまに出かけるのも馬車で目的地まで行っちゃうし。 いかにも地元って感じのよくわからない道を駆け抜けたりすれば、こういう所に迷い込んでしまうのも仕方のない事だ。 ギルド地区に帰るには前に進めば良いのか、後ろに引き返せば良いのかすらわからない。 すごく遠くに商業地区っぽい灯りが見えるけど、そっちに向かう道が分からない有様で。 だいたい引き返すって言ったって、後ろから何か追いかけてきてたらどうするの。 ほら、アレが声かけてきたから走って来たんだし。 アレよ、ほら、あれ、なんだったっけ、黄色いやつ。 ) ロージン? ( 忘れた。 黄色い山猿の仲間のあれ。 ほんっとう、イエロティアって最悪だ。 ) ( 姉妹の居る墓石の並ぶ辺りから一段低い路地を通っている。 まだこの辺りが墓地だという事にすら気付かず、それはもう着実に墓地に入るルートへ乗っている。 ) [Fri 3 Apr 2009 00:29:29]
お知らせ > ミニーさんが入室されました。 『 迷った。(間違いなく。) 』 [Fri 3 Apr 2009 00:21:20]
◆ミランダ > (妹が魔法陣の外に出たことを確認すると、本の文字を指で追いながら囁くような声で呪文を紡ぎ始める。単調で、喉の奥から絞り出すような掠れた声はとても奇怪。未だネズミに変化は起こらない。無表情にぶつぶつと蘇生呪文を唱えながら、少女はゆっくりと魔法陣の周りを歩きだした。月明かりに照らされて、足もとに伸びた影が少女の後ろをついていく) [Fri 3 Apr 2009 00:19:36]
◆レネット > はい、姉さま。(指示されれば、嬉しそうに受ける。任せられたのは簡単なことだろうけれど、少女にとっては姉から何かを任されたということが頭の中でほわほわと広がる。よたよたと、気をつけながら円の中心まで辿り着くと、最後にネズミの頭をひと撫でしてから、そっと地面に下ろす)できた、できたよ、姉さま(逸る気持ちを押さえながら、帰りもゆっくりと線を消さないように足を運ぶ。魔法陣から最後の一歩を踏み出せば、うきうきと姉の傍へ近寄る。雲一つない夜空にでている月からの光が、魔法陣とネズミにかかり、何か起こりそうな、そんな雰囲気) [Fri 3 Apr 2009 00:09:01]
◆ミランダ > (薄気味悪い墓地の雰囲気とは反する明るい調子の歌を口ずさみながら、ようやく魔法陣最後の文字を書き終えると線を踏み消してしまわないように、慎重に円から外へ出た) さあ、円の真ん中にそれを置いて。準備はすべて整ったわ。 (木の枝を放り捨てると満足げに口角をつりあげ、妹に子ネズミを魔法陣の中に置くよう指示を出す。自分は、本を両手に持ち直すと神妙な顔でコホンと咳払いをし、呼吸を整える。儀式は間もなく始まる) [Thu 2 Apr 2009 23:57:45]
◆レネット > あっちは、きっと幸せなところ。暖かくて涼しくて、幸せ。(そこで、ふと首を傾げて疑問に思う。こっちとあっちはどう違うのか。もしかすると自分が思っているような幸せなところではないのか、と)うん、この子が帰ってきたらお砂糖をあげて、ぽかぽかにして、教えてもらうの。(あっちとこっちがどう違うのか、そんな疑問は頭の端に置いておこう。だって今日はあっちのことを、この子ネズミちゃんが教えてくれるんだから。姉さまは頭が良いのねと呟いて、自分の言葉にこくりと頷いた)もうすぐだよ。(子ネズミを蘇生する儀式の準備が終わりに近づいてきたのを感じ取り、お墓から立ち上がってそろそろと姉の元へ。そうして、手に持つネズミの死体に話しかけた) [Thu 2 Apr 2009 23:42:26]
お知らせ > レネットさんが来ました。 [Thu 2 Apr 2009 23:41:52]
お知らせ > レネットさんが退室されました。 [Thu 2 Apr 2009 23:40:39]
お知らせ > ミランダさんが来ました。 [Thu 2 Apr 2009 23:39:13]
◆ミランダ > 死後の世界とは、どんなものかしら。暗くて、哀しくて、絶望的?それとも白くて、甘くて、美しい? (魔法陣の中央に立ち、円の中に本の挿絵を真似て古代文字を書き込んでいく。青く澄んだ目は虚ろで、それでいて口元には笑みが浮かんでいる。地面には、カンテラが3つ魔法陣を囲むように三角形に置かれ、オレンジ色の明かりが舐めるように少女の足元をゆらりと照らす) 子ネズミちゃんが帰ってきたら、角砂糖をひとつ上げましょう。そうしら、暖かい暖炉のそばであの世がどんな場所が聞くのよ。 [Thu 2 Apr 2009 23:25:45]
◆レネット > (灰色のネズミの死骸を抱えながら、墓石の上に膝を丸めて座り込む。黒い髪に黒い服、それに対照的な青白い肌がどこか不気味に見える少女。人差し指で小さなネズミの頭を撫でながら、姉の声が不思議な言葉を奏でているのにうっとりと耳をかたむける)あの世とこの世を繋ぐ道。帰る道。(ぼんやりと抑揚のない声で復唱する。けれど姉の笑い声が聞こえれば無表情から一転して、楽しそうににっこり笑みを浮かべる)かわいい、かわいい子ネズミちゃん。(くたりとしたネズミの死体をかかげて、ぎゅっと抱きしめる) [Thu 2 Apr 2009 23:11:14]
お知らせ > レネットさんが入室されました。 [Thu 2 Apr 2009 22:59:07]
◆ミランダ > (日が沈み、薄闇に包まれた郊外の共同墓地。その奥、朽ちた墓石が点々と並ぶ荒れ地に少女は立っていた。身にまとう衣装や髪、肌色のすべてが透けるように白く、ぼんやりと暗闇に浮かびあがる。少女は片手に広げた本を読みながら、手にした長い木の枝で地面に円を描き、歌うように言葉を紡いだ) なにか間違いがあってはいけないわ。あの世とこの世を繋ぐ道。かわいい子ネズミちゃんが帰る道。(木の葉のさざめきに紛れるように、くすくすと笑い声が闇夜に溶ける)(日が沈み、薄闇に包まれた郊外の共同墓地。その奥、朽ちた墓石が点々と並ぶ荒れ地に少女は立っていた。身にまとう衣装や髪、肌色のすべてが透けるように白く、ぼんやりと暗闇に浮かびあがる。少女は片手に広げた本を読みながら、手にした長い木の枝で地面に円を描き、歌うように言葉を紡いだ) なにか間違いがあってはいけないわ。あの世とこの世を繋ぐ道。かわいい子ネズミちゃんが帰る道。(木の葉のさざめきに紛れるように、くすくすと笑い声が闇夜に溶ける) [Thu 2 Apr 2009 22:57:47]
お知らせ > ミランダさんが来ました。 『深夜の墓地にて』 [Thu 2 Apr 2009 22:56:06]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが帰りました。 『一つ確かなことは――――このメイドはロイ氏には疫病神であった。ということ』 [Tue 10 Feb 2009 02:21:32]
◆ヴェルセリオス > ・・・・ああ、そういえば・・・そうですね。そのつもりはなかったのですが、結果として同じになってしまいました。では次は変化をつけるために――――お姫様抱っこという案を持ちかけることに致しましょうか。ええ。(そして、半ば差し出されているのかいないのか、実に微妙な位置で止まってるリアのてを、きゅ、と握り締めた。そうして繋いだところから、ほんのり暖かい熱が伝わるだろう。冬の間だけの、吸血鬼の体温が)あら、旦那様。うら若き乙女を二人も連れ込むとは、中々のたなぼたで御座いますこと。ささ、参りましょう(なんとも奇妙なことになった、と思いながらも、なんか彼の顔を見てるととてもからかいたくなってきた。悪い癖だなー、と思いつつも、既に口がぺらぺらと矢を放っている始末である。彼の家についたらついたで、お茶の用意をし始めようとするだろう。さらに其の前になるが、帰り際に)・・・・・(尻をさわっ、と撫でようとする。彼の。理由は「どんな反応を反すか見たかった」である。出来たかどうかは定かでない) [Tue 10 Feb 2009 02:20:39]
お知らせ > ロイさんが帰りました。 『 …… (何か話が進んで行ってる…) 』 [Tue 10 Feb 2009 02:15:29]
◆ロイ > (ヴェルセリオスがリアを認識したならこれ以上何も言う事はない。少なくとも険のある言い方でヴェルセリオスに話しかける事はあるまい) ……子どももそうだが、俺はお前の心配をしている (大丈夫、と尚も言うリアに面白くなさそうな表情をした) …ヴィリアに? …それは……別に構わないが… (孤児院に帰りたくない事情でもあるのだろうか。一先ずは反対せずに棲家に二名様ご招待となるだろうか。先にリアを休ませた方が良いと判断しての事) [Tue 10 Feb 2009 02:13:49]
お知らせ > リア@かくれんぼさんが帰りました。 『 あ、紅茶よりも珈琲がいいですか? ( とか。勝手にロイさんち行く方向で話を進め )』 [Tue 10 Feb 2009 02:09:17]
◆リア@かくれんぼ > ( カタイ、声。 握られたままの手が、一瞬強く握られたような気がしたのは気のせいだろうか。 不思議そうな顔のヴェルセリオスさんに、安心させるようやんわりと微笑みかける ) …その言葉、そっくりそのままロイさんにもお返しします―― けど、子どもたちに対してはちゃんと気遣ってますから。 ( 大丈夫、とまた小さく口にした。癖みたいな。自分に言い聞かせてるような。 嗚呼、だから駄目なのかもしれない。 でも、大丈夫じゃないなんて、いえない ) ――― ヴェルセリオスさんは本当に、おんぶするのがお好きなのですね。 ( くす、と小さく笑って、 ) 大丈夫、自分で歩けますよ―― ロイさんが手を繋いでくれていますし、…、 … えぇと? ( 前回おんぶを断った時は代わりに手を、という事で落ち着いたのだが。 この場合、ヴェルセリオスさんにも手を差し出すべきなのだろう、か? …。 空中で微妙なカンジに手が留まったまま。 ) とりあえず、ヴィリア(*ロイさんの使い魔。雌の白梟。)に逢いにロイさんの家に行きたいなー… と思っていたのですが、ヴェルセリオスさんもどうですか? ( お茶くらいお出ししますよ、なんて自分の家でもないのに。 今、自室である小屋はマリィが住んでることになっているし、元々ベッドは一つだから普通に住んではいるけども。 ここでヴェルセリオスさんに出会ったように、ロイさんとヴェルセリオスさんが孤児院の誰かに出会うことを危惧している ) [Tue 10 Feb 2009 02:06:54]
◆ヴェルセリオス > (見間違いだったのか?と内心で三度ほど繰り返した。やはり、考えても疑問の雲は晴れる気配が無い。彼が冗談を言うようなタイプでは無いのが、硬い声がそれをまず間違いない、と確信させる。でも自分の眼が闇に遮られない以上、この距離でリアが見えなかったのはおかしい――――の、だけど)・・・・・(まあ、いいかと早々に片付けた。どうせ考えても無駄だと。幸いランタンのせいにしたということで、いろいろな意味で馬脚は表してない、と思えたから。以上を鑑みて「じゃあいいや」と)・・・・・有りがたいお言葉です(謝る必要は無い、との言葉に、静かに、軽く頭を下げて答えた。この男の素性が気になることは気になるが、しかし今は詮索してるような状況じゃないな、と思った)・・・・いえいえ。それほどでも御座いませんよ。お体が優れませんか?もしそうでしたら私の背でも。同じ女の方が何かと問題が少ないと思いますので。如何ですか?(孤児院云々、の話は殆ど耳には言ってなかったらしく、一人違ったことを口にするのだった) [Tue 10 Feb 2009 01:57:04]
◆ロイ > (一先ず名前が合っていたのには安堵したものの、それよりも気になるのは彼女の「ひとり」という言葉の方。己の言葉を聞き返す声に揶揄が混じっていないのを聞き取って、ヴェルセリオスを見つめ、そしてリアを見た。己はリアの手を握っている。ここにいるのは間違いない) …リアは、ここにいる。あんたの目の前に (険は取れたが、硬い声で告げる。見えていない? 気付いていない? ヴェルセリオスの反応はそんな感じだ。先程、一度希薄になった気配はリアのもの。――だとしたら?) …いや、俺に謝る必要はない (『人間』だから、カンテラの灯りでは判別できなかった、という事か。――既に人間の夜目は失われて久しく、彼女の見る世界を想像するのは困難だった) …無理して体調が悪化したらどうする。風邪でも引いて子どもたちにうつったら? ……頑張るのはいいが、余り心配を掛けさせるな (リアは意外と頑固なところがあるのだ。己が言った所で聞きはしないだろうが、釘は刺しておこうか) 孤児院は――? (聞き返そうとしたが、リアがヴェルセリオスに返答をした事によって己の言葉はそれ以上続かなかった) [Tue 10 Feb 2009 01:47:04]
◆リア@かくれんぼ > ( 一瞬ロイさんがパスタ大好きになってしまったかと思った。さておき。 ) …、 ( ヴェルセリオスさんに向けるロイさんの言葉に、ヴェルセリオスさんの反応に、へら、と困ったような笑みが浮かんだ。 ) 少しくらい体調が悪いからって休んでいてはセンセイは務まりませんから―― ( 大丈夫、と楽観や我慢をした結果、”こう”なったり、何時の間にか高熱が出ていたりなんてことも過去に幾度もあったから強く否定はできないけど。 ) …… いえ、孤児院は―― ( 言葉は、続かなかった。 あそこに今、己の場所はない。それを貴方に知られるわけにはいかない。ちょうど、彼女が己に気づいて挨拶をしてくれたものだから。それで途切れたのだということにして、 二重の意味で安堵し―― ) …いいえ、お気にせず。多分、ロイさんの影に隠れて見えなかったんじゃないですか? ( ほら、インバネスとか。風でばさーって。…。 ) こんばんは、ヴェルセリオスさん。相変わらずお上手ですね―― いいえ、少し落ち着いてきましたから。平気ですよ 【乱入判定】 [Tue 10 Feb 2009 01:34:17]
◆ヴェルセリオス > (名前―――なんだろう。確か長ったらしい名前を名乗られたような気がする。うん。長いのだけは覚えてた。だがデ、とかラ、とか・・・浮かぶの葉、実際に名乗られた名前とは大分違うものばかり。つまり忘れたまま思い出せずじまい、というわけであった。)ええ。ヴェルセリオス、で御座いますよ。(これではっきりした。そして少なくとも敵意は無いようなので、改めて静かに頭を下げた。そしてさらりと流れた髪を、静かに指で書き上げて)――――――――はい?(リアもここに、と聞いて、眼をぱちくり、と二度瞬かせた。そしてまず最初に浮かんだのは「何言ってんだこの人」という気持ち。確かに自分の記憶力はあまりよろしくないが、しかし印象的な人の顔ぐらいはおぼえてる、と思ったものの)・・・・・・(しかし、つまらない冗談を言うようには見えなかった。顔を見て思うのは、寧ろ冗談を嫌うタイプだろうなぁ、と。だから、ランタンを掲げてつかつか、と更に歩み寄って)・・・・・・・・・あ、あ、ああー・・・・・・いや、これは失礼致しました・・・ほら、ランタンの明かりは、日中のように辺りをはっきりと照らしてはくれませんので・・・・(違和感の霧に包まれた事実が、今になって漸く見えたような気がした。何故今まで見えなかった――――いや、気付かなかった?と頭の中をぐるぐる廻る考えを彼に悟られまいとするかのごとく、ランタンのせいにしてぽり、と左手で頭を掻いて見せた。そしてその後、リアの方へと顔を向けて)・・・失礼致しました。月が無くとも美しい貴方を見失うとは・・・・不覚でした。お体の調子でも悪いのですか?(まるでデートの待ち合わせに遅れたカップルのように、どこか弁解するような素振りでリアに向け挨拶するのだった) [Tue 10 Feb 2009 01:27:24]
◆ロイ > (確か――前もこうして三人で会った気がする。そして彼女にはレートフェティと名乗ったはずだ。――肝心の彼女の名前は) ヴェー… (※考え中※) ………ル …、セリオ ス? (酷く発音が怪しい。いや、そんな事よりも気になったのは) (――ひとり?) ……一人? 何を言ってるんだ、リアもここにいるだろう? (冗談か何かだと思った。しかし聊か悪質だろう。咎めるような、少し険のある声が漏れても取り繕う事はしない) お前の大丈夫は当てにならないな (その結果がこれでは「大丈夫」という言葉がいかに頼りないかが良く分かる。言葉の意味はまだすれ違ったまま。小さな笑みに仕方のないとばかりに溜息が漏れた) …いや。孤児院に付いたらすぐに休めよ (礼を告げる彼女に苦笑じみた表情。握った手はまだ離さずに) [Tue 10 Feb 2009 01:15:49]
◆リア@かくれんぼ > ( 前にお二人が顔を会わせた時も、確かこの顔触れだったか。 己を含めた三人で、の。 ) ――― そうですね、すみません。自分ではまだ大丈夫、と思っていたんですが… ( 申し訳なさそうに、貴方に小さな笑み。 ある意味では本心だ。まだ大丈夫だと、思っていた。けれど、違った。 ) …… ありがとうございます。 ( 手を引かれてゆっくりと立ち上がり、 ) ( 近付いてきた彼女に、声をかけようと して、 ) …。 ( 一人。 ) ( 声をかけようと小さく口を開いたそのままに しまった、と 思った。 思わず、反応が遅れる。 ) [Tue 10 Feb 2009 01:07:44]
◆ヴェルセリオス > (男だ。カンテラを持っている男。何をしているのだろう。こんな夜更けに”一人で”墓地にいるとは、少々怪しいなぁ、と思った。もちろん自分も同類なのは滑らかに棚上げだ。そして近づくにつれて、どこか相手に見覚えがあると感じ始めた。なんだろう。状況的には印象的だったような気がする。それに、あのどこか不機嫌そうな印象を受ける顔・・・・間違いない。以前逢ってる。でもどこで?そしてどんな相手だった?それが、思い出せぬまま)・・・ごきげんよう。そしてお久しぶり―――ですね。お仕事は墓守で御座いますか?こんな夜更けに一人で(2mほど離れたところで足を止め、左手でスカートの端を摘み上げつつ軽くお辞儀を一つ向けた。しかし、目の前の光景に妙な違和感を感じる。彼一人しか居ないはずなのに、何故誰かを支える様な体勢なのだろう?と) [Tue 10 Feb 2009 00:59:07]
◆ロイ > (リアを見ていたから反応が遅れた――わけでもあるまいが。少し気付くのが遅れたのはリアの体調の差異を顔色や声から読み取ろうとして其方に集中していた所為だ。足音に気付けば顔を上げ、音源を探す。この場所に不似合いなメイド姿を視界に捉えれば、少しきょとんとした。メイド姿――記憶に引っかかるような。何せ会ったのは一度きりだ。思い出すのには時間が掛かった) …次は昼に会いに行けばいい。それと、体調の良い日に (誤魔化しの言葉を疑うことなく、だが、体調の悪さに関しては誤魔化される心算はない。咎めるように告げて) …手を貸そう (左手、はカンテラを持っているから。肩に落していた右手を離して、貴女の手を取らん。先に立ち上がり、貴女の手を引こう) [Tue 10 Feb 2009 00:51:04]
◆リア@かくれんぼ > いいえ、残念ながら―― ( 緩く首を振って、 ) 会えませんでした。 ( 嗚呼、消えかけていたくせに、声が出るようになった途端すらすらとこんな誤魔化しが口をついて出るなんて。 …内心、自嘲してしまう。 ) ( 肩に触れた手のひんやりとした温度はいつもの貴方と同じ冷たさ。 それに、小さく息をついた。寒いのではなく、安堵の篭った吐息。 ) …。 ( たてるか。 ) …えぇ。 ( 一瞬躊躇してから、肯定して、 ) … ( 立とうと試みれば、多少ふらつきながらもなんとか立ち上がれるだろうか。 支えが欲しくて、けれど十字に手は伸ばせなくて、貴方に左の手が伸びる。無意識に ) …、 ( 足音が先か、視界に入った二つ目の灯りが先か ) ( ともあれもう一つの気配を感覚に捉えれば、視線は其方に向けられるだろう ) …あ。 ( あのシルエットは、もしかし て? ) [Tue 10 Feb 2009 00:41:29]
◆ヴェルセリオス > (今日は生憎の曇り空。折角月が綺麗に見える冬の夜だというのに、意地悪な雲がその月を覆い隠している。そんなぼやきを頭の中だけで呟きながら歩くは墓地。大よそ夜に繰るような場所ではない。)・・・・・・・おや。灯り・・?(右手に掲げたカンテラの灯の向こう、夜の闇の中にも明かりが見えた。はて珍しい、とその明かりの近くへと脚を進めた。物取りや墓あらしの類で無いと良いのですけど、等と呟きながら。足音や明かりをごまかしてないので、誰かが二人の方へと近づいてきているのがすぐわかるだろう。特に足を止めるような出来事が起こらなければ、互いの顔が見えるような位置まで近づく積もり。無論、カンテラの明かりが届くぐらい、に。) [Tue 10 Feb 2009 00:39:13]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが入室されました。 『――――ん』 [Tue 10 Feb 2009 00:32:21]
◆ロイ > (貴女がいなくなれば空虚な何かを引きずったまま、『何故か』中断していた伯爵探しを再開し、そしていつか死んでいただろう。過去に“If”などなく、今は貴女のいる世界が己の目の前に広がっているだけだ。埋もれた“If”を己が見つける手段はなく、又掬い取る心算もない) ああ、あの墓守の……会えたのか? (己も姿を見ていない。職業柄ここには何度も足を運んでいるのだが、時間が悪いのか、運がないのか。ともあれ、あの人のよさそうな墓守の事、会えていれば墓場の出口まで送るとでも申し出そうなものだ。こうして一人でいるところを見ると多分彼女は墓守に会えなかったのだろう) (彼女に触れる。それは何の違和感もなく、触れていると言う感触を伴っている。だとすると、先程の希薄な気配は何だったのか。彼女の具合が悪そうな事と何か関わりがあるのだろうか。ますます眉間の皺が深く刻まれて) 平気じゃない奴は皆そう言う。俺の事は別に良い。…立てるか? (具合の悪そうな者を何時までもここに置いておく訳にもいかない。早く孤児院まで送り届けよう。仕事の最中だったかと問う貴女に首を振る。滑り落ちた十字架がふと目に入って、一瞬だけ身体が強張った。嫌な感じがするのはその形からか、それとも銀で出来ているからか) [Tue 10 Feb 2009 00:28:29]
◆リア@かくれんぼ > ( 下手にどこかで死んでしまうより、 誰の中からも私がいなくなるというのなら、そちらの方が良いと思っていた。 先程感じた絶望は、おそらく貴方に消えてゆくことを知られたくなかったから。 ――それに、きっと己は此処で消えていた方が貴方たちの為になっただろうと思う。 けれど、 ) …、 ( 意識を傾けた手は、ぎこちないながらも動いて指が僅かに土を掻く。 私はまだ、この世界に繋がれている。…川辺と図書館の時と、同じだ。誰かに会うと、――見つけてもらう、と? 私はこちらへ帰ってくるらしい。この世界に。貴方の世界に。 ) ――― … いえ、最近エーサンさんにお会いしないので この時間ならいらっしゃるかなーと思いまして、つい。 ( 姿を見なくなって久しい、墓守の名を言い訳に出す。心の中で墓守の彼に、ごめんなさい、と謝りながら。 少し乱れた息と、未だ完全に自分の存在として確立していないのか、うまく動かせない体。 頬に一筋、冷や汗を流しながらも心配そうに声をかける貴方に微笑んだ。 肩に置かれた手を拒否する気は元よりない。貴方がこの身に触れられるというのならば。 ) … 平気です、よ。 ―― お仕事の最中でした? ( …へたりこんだまま、少しばかり貴方の方へと体を向ければ 彼女にもらった銀の十字架が、しゃら、と胸の上を滑っていった ) [Tue 10 Feb 2009 00:01:30]
◆ロイ > (それでも己はリアを見つけたのだ) ああ、こんばん… (へたり込んだ貴女を見れば軽く目を見開き、地面に膝をついて貴女の左肩に右手を置こうとし) ……おい、大丈夫か? (具合が悪いのか、と男は眉根を寄せて貴女を見やる。――これでも心配している顔だ) [Mon 9 Feb 2009 23:48:50]
◆ロイ > (正体が分かったところで、カンテラを下ろした。漏れた溜息は安堵ではなく、貴女がここにいる事に対して快く思っていないため) ……どうした? …墓参りなら昼間に行けばいいだろう、わざわざ夜に来る必要なんてない (貴女の内心など欠片も男には伝わらない。告げるのは危険な場所に赴いた貴女を咎めるような言葉だけ。いらえがないのはぼんやりとしている所為だと思っていた。けれど切っ掛けさえあれば戻ってくるものだとも思っている。声を掛けて、触れて、貴女の意識を己の世界に戻していく) [Mon 9 Feb 2009 23:44:27]
◆リア@かくれんぼ > ( 貴方の世界から 私は一度、消えたのだろうに ) ――― … ( 貴方はまだ、その名前を呼ぶのか。 ) …… こんばんは、 ロイさん。 ( 誰のものとも知れぬ十字の下 足を折ってへたり込み、両手を地面について支えにしながら 小首を傾げて見上げ、 微笑んだ ) ( 嗚呼、おかえりなさい 私の声。 ) [Mon 9 Feb 2009 23:33:07]
◆リア@かくれんぼ > ( あの灯りはお迎えだなんて、そんなメルヘンでお目出度い幻想は欠片も抱けなかった。 何より、朧な自身と違ってその灯りは空想のモノではなく、確かに其処に存在するモノだと思えたから。 ) ―――― … ( …灯りが近付く。――消えていく。 …誰かの足音が聞こえる。―― 消えていく。 …灯りが掲げられて、 ―― 消えていく。 …灯りが足音の主を照らし出した。 ――― そうして、灯りの中に見た姿に 安堵ではなく、 何故だろう 絶望したのは。 ) ――― ( 外せなくなった視線 視界の片隅に、 小さく映るのは 朧な己の手足。 …嗚呼、おかえりなさい 私の手足。 わたしのからだ。 …それから わたし、も。 )( カウンター:0→2 ) [Mon 9 Feb 2009 23:27:45]
◆ロイ > (貴女を繋ぎとめた灯りを携えた男は、貴女の姿を捉えたのか漸く止まった。その時じゃり、と土が嫌な音を立てた) …、…… 何してる? (真に世界から存在を拒絶されるべきは己だと言うのに。ギリギリのところで爪を引っ掛けて漸くそこに在る貴女を、吸血鬼は驚いたように、呆れたように見つめる) ……… リア ? ( み つ け た ) [Mon 9 Feb 2009 23:15:43]
◆ロイ > (おぼろげだった気配は更に希薄になった。己に気付いて気配を消したと言うよりは、突然いなくなってしまったかのような。気難しい顔に訝しげなものが浮かぶ。吸血鬼ではない、幽鬼の類ならば己の手には負えぬが、黙って見過ごすわけにもいかぬだろうから更に近づいた。腰に帯びた剣の握りを空いた右手で意識して触りながら) (目を凝らしても、闇の中のそれの正体はつかめない。まるで人間がそうするようにカンテラを翳す。太陽ほどきつくない光源は己の顔を照らすだろうか) [Mon 9 Feb 2009 23:08:56]
◆リア@かくれんぼ > ――――― …… …、 …。 ( 霞み、闇色に沈んでゆく視界と意識の中に ふぅわりと、浮かびあがる 灯りのいろ。 ) 【乱入判定】 [Mon 9 Feb 2009 23:00:43]
◆リア@かくれんぼ > ( カウンター:6→5 5→0 ) ( 油断していたら、 うっかり足を踏み外していた。 ――― 何故だか、そんな気がした。 ) ―――― ( あ。 ) ( 出したはずの声は、音声にならない。 ズン、と圧し掛かるナニカは 図書館で感じたのと同じ――― 徐々に、少しずつ消えてゆくのとは違う。 存在することを世界に拒まれたかのような感覚。重圧。 ) …、 ( こんな時でも、 墓標を支えにはできない なんて意識は残っていて ) …っ、 ( だけど、地面につこうと伸ばした手は なかった。 ) ( 立っている屈んでいる座っているというよりは 嗚呼、まるで液状化したヴァンパイアみたい。 地面の上にただ蟠っていることしか出来ないナレノハテ。 ) ―――― ( それでも ) [Mon 9 Feb 2009 22:58:03]
◆ロイ > (本来己には必要のないものだが、相手に己の所在を知らせると言う意味でも闇の中では常に所持している。貴女の前方、多少の距離はあるが近づいてくる灯りを確認できるだろうか。夜目の利く己は普段であるならばすぐに貴女の姿に気付いて近寄るだろうが、その足の動きが乱れたり止まったりする事はない。何か他のモノを探しているのか、酷く足取りはゆっくりで、周囲を探るように視線を動かす) …… (何かがいるような。いないような――闇夜で目の利かぬ者でもなかろうに、黒に溶け込むモノがいるような気がしてならない。ゆっくりとした足取りで、しかし確実に貴女へと近付いていくだろう) [Mon 9 Feb 2009 22:42:24]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『 (灯りが一つ) 』 [Mon 9 Feb 2009 22:31:40]
◆リア@かくれんぼ > ( 周囲の認識が薄れていくと同時に、私の姿もなんだか希薄になっていくよう。 ) ――― ( 幽霊というよりは、残留思念みたいだ なんて。 思いながら、十字の林の只中に立ち 空を見上げた。 まだ、足はある。 けれど、それよりも見上げた先に月の見えないのが残念でならない。雲が晴れていれば、今夜は満月だったのに。 ) ―――― … ( ふ、と吐いた息はまだ白い。 寒さも、感じる。 纏ったショールが風に舞う。 )( 世界に拒絶されているというより、このままゆっくりと溶けていくような。 そんな気が、する。 死にたいとは思わないけれど、誰の意識からも私という存在が消えるというのなら、ソレは死とは違う気がした。 ) … ( 私は、このまま消えてゆくのだろうか。 )【判定】 [Mon 9 Feb 2009 22:29:37]
◆リア@かくれんぼ > ( こんな状態になってさえ、よくわからない。 ) ( 存在するということは、他人に認識してもらうことなのだろうか。認識されなければいないのと同じ? でもそれらは≒(近似)では結ばれても=(等号)にはならない、気がする。 現に、孤児院の誰からも認識されなくなった私はまだ此処に在る。 院長も同僚も子どもたちも、愛猫も既に私の存在しない世界を生きているというのに。 ) [Mon 9 Feb 2009 22:20:20]
◆リア@かくれんぼ > ( ―― 存在する、ということは どういうことなのだろう。 ) [Mon 9 Feb 2009 22:10:40]
お知らせ > リアさんが入室されました。 『 ―――――― … 』 [Mon 9 Feb 2009 22:09:23]
お知らせ > アイオーンさんが退室されました。 『飛翔―。』 [Sat 7 Feb 2009 03:27:27]
◆アイオーン > (富と名声を欲するもの。他種族排他を掲げるもの。それらは、どの道私の命を狙う輩に過ぎぬ。)(ゆっくりと翼を広げ、月の無い空を見上げれば…力強く、翼を羽ばたかせ――。 [Sat 7 Feb 2009 03:27:17]
◆アイオーン > ――。 (問題は、金や名声に目が眩んだ輩の話。ドラゴンというのは、いつの世であってもその希少さ、価値から凄まじい金銭で取引される。生死不問でも、だ。 そういった輩は、今回の自分の噂というものは見逃さないだろう。そして中には、自分を狩ろうとする者も当然いるだろう。) ――難儀なものだ。自分という存在の金銭価値が分かるというものは。 (そういった者の他に、異種族排他を掲げる者。名声に目が眩んだ者。そういった者達の中にも、やはり自分の命を狙う者というのはいる、そういった者どもは目的がどうであれ…。) ――全て同義に過ぎんわ…。 [Sat 7 Feb 2009 03:14:55]
◆アイオーン > (そういった者達は大いに歓迎だ。礼を弁えているもの、話の分かるものとであれば別段、命の取り合いといった事はまず起きないだろう。寧ろ話という行為だけならば、多くの情報を齎してくれる筈だ。だが――。) ―――。 (持ち上げた竜頭を同じ様にゆるり、と動かし同時に、紅い視線が鋭く、周囲の墓石の影に突き刺さる…。) ――だが、存在が広まり過ぎた所為で、生じる不都合というのも在るが。 (そう、自分の存在が世間に広く広まるというのは、何もメリットだけではない。 [Sat 7 Feb 2009 02:42:13]
◆アイオーン > お陰で、ゆるりと翼を休めることは出来た―――。 (ゆっくりと、身体を丸め地面につけていた自らの竜頭をもゆっくりとした動作で持ち上げ、周囲を一瞥。人影が無いかを確認し――。) (自分の存在が知れたことで、数多くの人間、人外が私の存在を知るだろう――。レイモンドの様に興味本位で見えようというもの。 シャナの様にどういう目的で探ろうと言うもの。 [Sat 7 Feb 2009 02:30:15]
◆アイオーン > (その一角に。佇む更に黒い岩にも似た、モノ。) ――やはり、死臭の立ち込める場は人気が少ないな……。 (自分の存在が、あの自警団の少女に知れてから一日以上が経った。私に関する噂は、どれ程世間に広まったかは分からない。だが――。) まぁ、その方が都合はよいが―――な。 (それなら、それでも別に構わない。 [Sat 7 Feb 2009 02:19:08]
お知らせ > アイオーンさんが来ました。 『静まり返った墓場。』 [Sat 7 Feb 2009 02:11:05]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ)』 [Thu 5 Feb 2009 02:22:54]
◆エリー > (Kyrie eleison;(主よ、憐み給え) Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている) To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている) ) ( 日中、暴かれた男は死体そのものの様で、目を開いたり動いたりはしなかった。 やはり親族との相談になって、結果として現状がある。 男の屍は胸に杭を打ち込まれ、首元に鎌を据付けられ、十字架と大蒜と共に土に埋め直され――――パプテス教徒だったという彼の為に聖歌が捧げられている。 方々に人材を頼み、許可を貰い、急場の作業を急いで今に至る。 今日一日この件につきっきりだ。 ) [Thu 5 Feb 2009 01:58:52]
◆エリー > ( 日のある内に墓暴きは開始された。 結果から言って、屍は墓碑の下で眠っていた。 だが確かに何者かによって土を掘り返したような痕跡はある。 蘇生後も日のある内は土の下で眠る種か、或いは彼は吸血鬼になどなっていなくて、誰か異常者がそのフリをしているのか、誰かが嘘を吐いているのか。 それを判断する便利な方法はVHGには、無い。 あるのはただ、滅ぼす方法だけだ。 ) [Thu 5 Feb 2009 01:52:07]
◆エリー > ( 親族との相談の後、墓を暴く事に決まったのが昼前。 そういえば対応に当たった辺りから忙しくてずっと何も食べてない。 …これが終わったら今日は帰れるだろう。 少し遅いけれど、何か簡単なものでも食べよう。 ) ( Kyrie eleison;(主よ、憐み給え) Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) ) ( 絶えること無く歌は続いている。 丘の上とはいえ、静かな時間だ。 市内にも微かにこの声は届いているかもしれない。 深く、厳かな、憐みの歌だ。 ) [Thu 5 Feb 2009 01:47:46]
◆エリー > ( 数日前に不慮の事故で死んだ男性が家族や友人の元を訪ねてきた、という通報が入ったのが今朝のこと。 三日前から一昨日、昨夜と三夜続けて夜毎現れ、扉を叩き屋根を鳴らし罅割れた声で住人を呼び続けたという。 VHGの地道な活動が実ってか、幸い親族、友人共に扉を開け招き入れる事は無く、人的被害は出ていない。 家人に招かれること無く扉をくぐる事が出来ない、という多くのタイプに共通する吸血鬼の特徴と一致する。 ) [Thu 5 Feb 2009 01:34:09]
◆エリー > ( Kyrie eleison;(主よ、憐み給え) Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) To koydoy'ni. Chtypa'e-sycha,(静かに鐘が鳴っている) To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) To koydoy'ni. Chtypa'e-sycha,(静かに鐘が鳴っている) ) ( 憐みの歌は続いてる。 大聖堂から派遣された3人の女性がカソックに白いローブを頭まで被った姿で輪唱を繰り返し、VHG―――ヴァンパイアハンターズギルド「カーン」のパプテス教徒達も続く。 市街地から離れた小高い丘の上の墓地に大きな焚き火が幾つも焚かれ、その姿を橙色に照らしている。 パプテス教徒でもない私、エリエッタ・嘉村はただその儀式を見守るただの一人として、多くの人の中に紛れていた。 ) ( Kyrie eleison;(主よ、憐み給え) Christe eleison;(Christeよ、憐み給え) Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) To koydoy'ni. Chtypa'e-sycha,(静かに鐘が鳴っている) To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ) To koydoy'ni. Chtypa'e-sycha,(静かに鐘が鳴っている) ) [Thu 5 Feb 2009 01:14:56]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『'kir.i.e e'le.i.son』 [Thu 5 Feb 2009 01:07:30]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 踵を返す 』 [Mon 5 Jan 2009 00:49:20]
◆エリー > ( また一年、生き延びてしまった。 続いている現実は苦痛。 暖かい記憶は苦痛。 慣れて忘れていくことも苦痛。 生き続ける限り続く痛みを胸にあとどれくらい生き続けるんだろう。 これは多分感傷だから、誰かに吐露する気はない。 生き続けているのが苦痛だから死地を求めている。 痛みと怒りを忘れたくないから憎しみを繋いでいる。 女性の姿をしていようが子供の姿をしていようがナイフを突き立てて焼き払うのは、そうしている間だけ痛みをなすりつけ、憎悪をぶつけていられるからかもしれない。 正気じゃない―――正気でいたくないんだろう。 ) [Mon 5 Jan 2009 00:27:14]
◆エリー > ( 年末も年始も墓参りをできなかった。 仕事が忙しかったり、一人でやった家の大掃除で大変だったり、疲れて一日中家で休んでいたり。 右手にダガー、左手に聖水、花も線香も無い酷い墓参りだ。 最後に残った娘が墓前で見せる姿としては最悪の部類の―――――いや、この墓石には大した意味は無いか。 母は首を撥ねられて灰になった。 父の屍は感染の疑いがあってやはり灰にされた。 姉は3年経っても行方不明のまま。 此処にあるのは顔も覚えていない祖父母と祖先の記録だ。 ) ( それでも毎年顔を出すのは多分 ) ( そこに屍すら無い悔しみを思い出す為だろう。 ) [Mon 5 Jan 2009 00:11:50]
◆エリー > ( 警戒を解いて良い状態じゃない。 早く立って、ポケットから銀のダガーと聖水の小瓶を取り出して、体勢を整えないと。 こんな所まで逃げられて一度見失って、今からうろうろ探し回るのは無謀以外の何でもない。 一度戻って報告した方が良いだろう。 …そもそも事務の私が現場で出来る実戦なんて素人が武装した程度のものだ。 アニー、ミザリー、エニシ、狩りの現場に多く居合わせる事はあっても、吸血鬼に直接手を下していたのは常に前衛だ。 ) ………。 ( 腿の痛みを我慢してゆっくり立ち上がり、眼の前の墓石を見上げた。 ) ( 嘉村家の墓 ) [Mon 5 Jan 2009 00:01:49]
◆エリー > ( 周囲を見渡してもそれらしき姿を見つけられず、とっくに限界だった呼吸を一分、二分、苦しげに繰り返して鼓動が収まるのを待った。 指先は手袋をしても冷たい癖にコートの中が汗ばんで暑くて、冷気を送り込むように首元を肌蹴る。 長い階段を休まず上った足もぱんぱんに張っていて、膝を曲げてしゃがみ込んだ途端堪え切れずに尻もちを着いた。 何をしているんだと額に手をあてて空を仰ぎ、大きく二回、三回息を吸い込んでようやく呼吸が整った。 明度と彩度の低い、灰青の曇天だ。 ) [Sun 4 Jan 2009 23:54:21]
◆エリー > ( 審問を拒絶して逃走した人物を追って走り続ければ、こんな奥地まで来てしまった。 年明けから相変わらずの自分の体力の無さと足の遅さを恨む羽目に遭っている。 緩やかなスロープを描く坂道の上には、墓地しかない。 何度も足を運んだ道だ。 何度も、何度も。 この先には他に逸れる道も民家も無い事くらい知っている。 こんな方向にわざわざ逃げる奴を怪しくないとは思えない。 荒くなる息をもう少しだけ、もう少しだけ、と堪えて走り続け、馬車停留所の抜け、長い階段を上り、墓石の合間を抜け、不審者を見失い――――其処に立っていた。 ) [Sun 4 Jan 2009 23:44:06]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 墓前 』 [Sun 4 Jan 2009 23:23:24]
お知らせ > eri-さんが来ました。 [Sun 4 Jan 2009 23:22:49]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『( そして魔女はそっとその場から立ち去った。 )』 [Sat 3 Jan 2009 22:16:25]
◆ヒルダ > ( さて、挨拶が済んだらそろそろ帰ろう。まだ荷造りは終わってないのだし。とはいっても、荷物は多くないんだけどね。ここで積み上げた信用・実績なんてのもパーになるし、けれども頬と両手の火傷と歳だけは元には戻らないや。 ) [Sat 3 Jan 2009 22:15:53]
◆ヒルダ > ( 最後はカロンの墓だ。私が殺してしまった男の墓。…人間じゃあないのだから、殺したという表現はおかしいかもしれない。でも壊したっていう言い方はちょっと酷いかも。恐らくは私がもっと聡明で判断力のある女だったら、カロンを殺さずに済んだだろう。私は彼を殺したとき、漸く―― 自分が本当にどうしようもない、救えない女だということを自覚した。 ) 悪かったわね、カロン。ほんと…ごめんなさい。 ( 殺すべきじゃあなかったと思う。言ってる事とかやってる事はともかくとして、イイ奴だったと思う。少なくとも私よりかは。 ) …………。 ( エレナの墓はこれからもギルドの連中が見てくれるけど、カロンの墓はきっと誰も見てくれないかもしれない。そのことに関しては申し訳なく思うけれど。 ) [Sat 3 Jan 2009 22:12:40]
◆ヒルダ > ( 傍らに置いたランタンを持ち上げて、向かう先はエレナの墓。こっちは魔女ギルドの連中がちょくちょく来ているのか、綺麗になってた。ギルドの中じゃ結構人気者だったし。…でも、この娘の正体は最後まではっきりしなかった。 ) ………結局、どっちだったのかしらね。カロンの事を考えれば、あんたは悪い娘だっていうことになるのかもしれないけれど。 ( 今となってはどっちでも良いか。エレナもカロンも二人とももう墓の下だ。二人とももう何かをいう事は無いし、後は私一人が後悔を抱えて行けばいいだけのことだ。その後悔が二人に対する供養にもなるだろう。 ) [Sat 3 Jan 2009 22:03:16]
◆ヒルダ > ( まず最初に、ヒルダの墓を綺麗にしてやった。…もちろんそのヒルダとは私ではなく、暗黒街で拾った捨て子の名前だ。私が拾ったときは既に死んでいたが、そのままでは不憫なのでティエンさんと一緒に墓を作ってやったんだ。 …ただ、私がこの島を去ってしまえばここにこの子の墓があるという事を知っている者はティエンさんを除いて居なくなってしまう。彼女はもう長いこと会ってないし、この子の母親は捨てた自分の子が死んでしまっていることすら知らないだろう。だから、墓を見てやれる人は一人も居なくなる。 ) ――ごめんね。でも、故郷に帰ってもあんたの事は思い出してあげるわ。 ( 墓を移そうかとも考えたけれど、止めておいた。どうせなら産まれた場所で眠りたいだろうから。 ) [Sat 3 Jan 2009 21:56:21]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『お墓参り。』 [Sat 3 Jan 2009 21:50:26]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが退室されました。 『コシ・ヌケ子さんと 覚える、所 。(視線落としながら、ぼそり)』 [Mon 29 Dec 2008 04:11:42]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・ (この街には天使も死神も精霊も悪魔も居るから、花の精霊がたまたま居て返事が返ってくる可能性も有る。そこを考えると――――見つからない方がいいのかな、などとよく解らない方面に考えが傾いた。あともし返事が来たらこの人失神するんじゃないか、と本気で思うわけで) 名乗らずに 分かれたら (ひゅう、と風が髪を揺らした。空模様でだいたいを計った時刻も時刻。そう遠く無い内に二人で墓地を後にすることになるだろうけど) [Mon 29 Dec 2008 04:11:02]
お知らせ > イェルクさんが退室されました。 『( ふにゃぁ、とあくび。 …おはな、みつかるかなぁ )』 [Mon 29 Dec 2008 04:05:58]
◆イェルク > ぅ、 うん、 ( 銀色した――ところどころ青銅が混じっているのは錆、かなぁ?――メイドさんに連れられ、手を引かれながら。 ようやく、墓地へと一歩を踏み出し。 ゆっくり、ゆっくり。周囲を見回しながら、ランタンを掲げて ) おはな さーん…… ( 呟く貴女にならうように。 呼びかけてみたところで、お花がお返事するわけないというか、 …今の状況だと、お返事されたらこわいかもだけ どーっ。 ) …あ、 ( そうだ。 お名前名乗ってくれたのに、私、教えてない。 センセイとかニールとかいたら、失礼だって怒られちゃうかな ) あの、ね。 私、 イェルクっていう、のーっ、 …イェルク・ヒルシュフェル ト ーっ、 ( 貴女を見上げて、そんなふうに。フルネェムを幼い発音で紡いで。 ) [Mon 29 Dec 2008 04:05:31]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・ (とりあえず言いたいことは伝わったようなので、良しとした。傍から見たらきっと変なからくりメイドとお嬢様の夜のお転婆おでかけに見えるかもしれない。そうして視線は墓地の奥) ・・・・ なるほ ど。 今度は だれ ・・ かと 来た方が、いい(静かに脚を進め、往路沿いに生えている茂みに眼を配りながらゆっくり歩いた。花、花・・・・ムラサキの、花と呪文のように、小さく呟きながら) [Mon 29 Dec 2008 03:58:09]
◆イェルク > ぁ、 … ふぇ? ( こてり、首が横に倒れる。 なんだろう。 しない、ってことで、いいのかなぁ。 イエスノーでは返ってこない、こたえ。 ふしぎな、ひと。 もしくはちょっとへんなひとだ。 ) …ぅ、 ( 支えがほしくって。ささえて、ほしくって。思わず伸ばしてしまった、手。 ) …ぅん、 ( 恥ずかしそうに俯いて、こく、と小さく頷いた。 ) なん、ぎ? ( ムズカシイことばは、まだちょっとわかんない。 首を傾げて、 ) ぇと、めーれーされたわけじゃないけどーっ、おはなあげたらセンセイ喜んでくれるかなぁって――― ( 思って、と。 掛けられた言葉に、ふと墓地へ視線を向け――― ) ( こきゅ、と喉が上下し ) …ちょ、 …ちょと だけー っ…… ( 時間、結構遅くなっちゃってる気がしたし。 奥まで行くのは怖いし。 ちょっとだけ。 ) [Mon 29 Dec 2008 03:51:26]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > 面倒 だから うん (ふる、ふる。先ほどから面倒とかごはんとか、本質的な回答とどうにもブレて居る回答ばっかりである、が、しかし別段わざとやっているわけでは無いのが困りものだった。) ・・・・・ (手を離せば、そのまま少し距離をとられるとばかり思っていた。だから再び手が触れたとき、少し目が大きくなる。そして、繋がった手とイェルクの顔を交互に眺めて) ・・ 暫く このまま?(そう尋ねるのと同時に、きゅ、と軽く手に力入れて、静かに手を握った。きゅー) 難儀な (センセイということは学生か何かか、と思った。学びを受けるのも大変なんだなぁ、と色々苦労を想像しつつ―――) 探す ? (手を繋いだまま、静かに尋ねた) [Mon 29 Dec 2008 03:42:22]
◆イェルク > … ぅ ? ( よくわかんないこたえ。 だけど、 ) ご、ごはんあったら さらっちゃう、のー っ…… ? ( そんな意味にもとれて、 ちょっぴりびくびくしつつ。 ) …ぁ、 う、 ぅん、 ( 告げられた言葉に、鈍く。 こくこく、数度頷いて―― 握られた手は、見た目に反して人と同じに柔らかかった。 それにちょっとだけびっくりしつつ、 それよりも立てるかどうかが不安で、ひっぱりあげてもらって、足を、 ) …、 ( 足を、動かしたら。 ちょっとふらついたけどなんとか立てたから、ほっとした。 ) …ぁ、 ( 離れようとした手、思わず手を伸ばして追いかけてぎゅって掴もうと。 する、のは またふらって体が不安定になりそうで、不安だったから。思わず ) …ん、と、 センセイが、お花、 欲しいんだっていうからー…っ、 あの、今くらいの頃に、こういうとこで、夜にしか咲かないんだ てー っ、 ( ゆってたの、 とか。 しどろもどろ、 なんとか言葉を紡ぎ。 怖いのとか、警戒していたのとかは、大分薄れてきた様子 ) [Mon 29 Dec 2008 03:34:53]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > さらっても 食べさせるごはん が ・・・・ ない (ぴた、と動きを止めて、そのまま暫く微動だにしない。そして最後のない、と同時に首をふる、ふる。微妙に答えになって無い気がしないでも無い。) ・・・・・・ 冷 たいの、座ったまま よく ない(重ねた手を静かに握り、そしてその手を引いて起こそうとする。相手がちゃんと自分の脚で立てば、静かにその手を離そうとする) さがしもの なぜ、夜中 に? (紫色・・・と、辺りをゆっくり見回しながら尋ねた。探しものなら間違いなく昼の方がいいはず、と思うが、何か理由でも有るのだろうかとそのあたりは突っ込まなかった。) [Mon 29 Dec 2008 03:24:04]
◆イェルク > ( そんな淡々と見下ろしてくる様子がちょっとこわくって。こきゅり、喉が鳴る。 けれど出会い頭の恐怖感と驚きは幾分か消えたよう。 ) さ、 さらわ ないー っ? ( おばけは主に悪い子をたべちゃうか、どっかにさらってっちゃうかするものだと思っているようだ。 ) ぇ。 う、 ( 呟きみたいな言葉に戸惑いながら、 コレが腰が抜けたという状況なんだと、 ゆっくりと理解する。 ) …、 ( 差し出された手、見つめて。 貴女の顔を、見上げて。 ) ……。 ( まだ口の端が下がった、ちょっと情けない顔のまんま おずおずと手を伸ばして、ランタンを持っていない右手の方を 時間をかけて、 そっと 貴女の手に重ねようと ) あ、え、え? ( いきなり問いを向けられて、ちょっと戸惑って、 ) ぁ、う、 ち、ちがうー…っ、 けどー…… っ、 ( あ。 そうだ。 お花。 センセイに。 持って帰らない、と、 ) …あの、紫色のお花、咲いてるの、探しにーっ…、 ( 探しに来たのだ、と。 まだ落ち着かないせいか途切れ途切れ、おどおどと見上げながらなんとか説明を。 ) [Mon 29 Dec 2008 03:17:22]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・ 食べません (こくり。小さく頷きながら、また小さな声で呟くように告げた。先ほどから硬直している様子の相手を認識しているのか居ないのか、あいも変わらずの様子にて呟いた。) ・・ 腰が tie 抜けた (そして差し出した右手を、さらにす、と前に出した。それと同時に体の向きを変えて、完全にイェルクの方を向いた形になる。両手で掴んで、ひょい、と持ち上げた方がはやいかなー、とか思ったのは秘密。それだと人攫いみたいだし。) 時に お散歩です か(のんびりマイペースと言うか、ある意味何も考えて無いと言うべきか――――浮かんだ疑問を唐突に投げかける始末。) [Mon 29 Dec 2008 03:06:26]
◆イェルク > ( …言葉の合間の耳慣れない言葉の意味がどうにもわからなかったけど、 違う、って。 それは、わかった ) …ぁ、 う … た、たべ、 ない…… ? ( 近付いたら たべちゃうぞー。 って。されちゃわないかなぁ、って。 ちょっと首を竦めて、おどおど見上げたまま。涙を拭く余裕は、まだない。 完全に警戒心は解かずに、じーっと貴女の行動を見つめて―― 見つめたところでさっきの出会い頭のように、何かあっても逃げられない気もするけれど ) ふぇ、 ( だから手を差し出されても、ちょっとびくっとなるだけでやっぱり逃げたりは出来なくて、 ) …、 ( っていうか、 ) …ぁ、 ぁれっ ( あれーっ?! ) ( 掛けられた声に、自分で立ち上がろうとしたのに、出来なくって。 そんな状況に焦って、おろおろと。なんども立ち上がろうとして、でも動けない ) な、なんでー… っ ( なんで、だろう? なんなく立てると思ったのに。 こんなこと、あるんだ。 ) ……。 ( 怖さより、恥ずかしさが勝って。 耳まで赤くなって俯きながら、 ) た、立てない みた ぃー っ …… ( もしょもしょ、状況報告。 ) [Mon 29 Dec 2008 02:58:24]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > オバケ 違い tes ます (こくり。軽くイェルクのほうを向いて、静かに頷いた。でも昔一度死んだ気がします、と思ったが言わなかった。ぼんやりとした記憶だし、なにより状況が悪化するから) (ぺたん、と尻持ちついちゃった状態見て、手を差し伸べようかな、と思ったけど悩んで考えが止まる。そして少々考えた末に――――) たてます か ( 静かに右手を差し出そうか。差し出す前に、少し意識を集中して呪いを抑えた。触れる右手は、人の肌の柔らかさ)(ひゅう、と夜風が静かに吹いた。夜の冷たさは心底冷える季節だ。このまま座らせておくと腰を痛めそうとも思って居たりした。どうでもよいことはよく頭に浮かぶ) [Mon 29 Dec 2008 02:44:18]
◆イェルク > ふぇっ、 ( 話しかけられて、思わずカバンの紐をぎゅっと握り締めながらびくっとしたけれど、 ) …、 ( え、 何、 ) ( おばけじゃない? ) ( へるん? なまえ?? ) …ぁ …… ? ( 足がふらついて へた、 と。 おしりが地面についた。 ) ( なに、なんなんだろうこの状況。 おばけじゃないって、 でももしかしたらそういってゆだんさせてたべられちゃったり、 でもおなまえきいたし、 ) … あ、 ( 喉がひどく渇いて、唇も乾いていて。 ゆっくりと。軽く唇を舐めて、から、 ) … おばけ じゃ、 ない の …? ( 最後の方は、ほとんど吐息に掠れながら。 涙の滲む目で見上げて、 ほんとぅ? って。 確かめるみたいに。 )( だって、ここはヴェイトス、で。いろんなひとが、いて。 もしかして、そういう種族、なのかな。 カナカンとかみたいな、なんて、鈍く動きを止めてしまった頭は、ようやく色々、好意的な方へ物を考える。 ) [Mon 29 Dec 2008 02:37:14]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・・・ (ここではた、と気付いた。そういえば此処は墓地だった。しかも夜だ。只の人間でも、時折見間違えでオバケだぎゃー、と大騒ぎになるのだ。自分は尚更だと言うことに今更気付いて、しかしそれから二度瞬きの時間が流れた。その間に普通の人はゆうに6回は瞬きするだろう) 私 は、オバケ ・・ と、か・・・・・脅かすた め、の ・・人形、でもあり ませんよ。(そして横を向いたまま、静かに視線だけをイェルクに向けて) ヘルン。ヘルン・ローレヌ です(静かに、呟くように――――名乗った) [Mon 29 Dec 2008 02:27:26]
◆イェルク > ( おばけだ。 やっぱり墓地にはおばけがいるんだ。 わたしが悪い子だからきたんだ。 なんて、ぷるぷる震えながら。 )( 次に耳に届いたのは、聞き慣れない言葉で。 思わずびくっと、肩が大きく跳ねる ) …ぁ、 っ、 ( 声を上げたいのに、 声が出ない。 苦しくてこわくて、ぽろぽろと涙が流れた。 こんな時こんな場所ででなかったらもっと違う反応だったかもしれないけれど。 今はまだ混乱していて、 ) ( 逃げなきゃ、なんて。そんなことまで考えて、 でも、体は動かないまま、 ) ぁ、 …… ぅ? ( え、なに、 ) ( まいご? ) … ぅ? ( おばけに、まいごですか って、きかれ た? ) ( 目をまぁるくして、ぱちくり。 ) [Mon 29 Dec 2008 02:21:54]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > has (久しぶりだった。人間のこういう顔を見るのは。生き物にはありえない肌の色、見た目。なまじ人間と同じ形をしているだけ、余計奇異に移るのだろうか。そんなことももう大分前から考えなくなった) 迷子です か。 (脚を止め、イェルクには側面を見せるような形で位置取って口を開いた。視線を向けず、まるで違う誰かに語りかけるように。とはいえ静かな夜の墓場。その声ははっきりと聞こえるだろう) [Mon 29 Dec 2008 02:13:04]
◆イェルク > ( 始めに見えてきたのは歩く足の動きに合わせて揺れるスカートの裾だった。 ) …、 ( あぁ、なんだ。 おんなのひとだ。 ちゃんと足もあるから、おばけじゃないんだ。 なんて、そんなことを思ってほっと息をつきかけて――― ) ( ちかり、 ) ? ( 視界の中、ランタンの灯りを反射して光るモノを目に捉えれば不思議そうにぱち、と瞬きをした。 )( ソレは、貴女の手だった。 ) …え、 ( 何、 と。 思っているうちに、段々と。近付いてくる貴女の全貌が、灯りに照らし出され―― ) ひ、 ぅ、 …、 ( 驚いて、息を飲み込んだ。 悲鳴なんて出せやしない。 声が、出ない。 足も、動かない。 ) … 、 ( 挨拶には軽い違和感を感じたけれどもソレを向けられてもまだ目を丸くして、なんとか声を出そうと口を開いて けれど結局でなくて。 じんわり、目に涙が浮かんできた ) [Mon 29 Dec 2008 02:06:16]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > ・・ (灯りだ。ランタンの灯が、往路の先に見える。こんな時間に?と思いはするが、それを言えば自分も同じ穴の狢。そんな考えをめぐらせながら、静かに――――とはいえ物理的に重い足取りを進める夜の墓地。何にせよ、ものとりとかその類ではないようなので、ランタンの持ち主の状況など露知らず) ・・・ ・・ (最初に見えてくるのは服。メイド装束のような、それでいてそうでないような。つまり女の人影が見えるだろう。角も翼も尻尾も無く、しかし――――肌が鈍い銀色。瞳は白金の色で、打ち出された兜か何かのように継ぎ目が走っていた。)(そして、ランタンをもった少女を視界に捉えると――――) こんばん は (静かに、ご挨拶)(そして、同じ様に静かに頭を上げ、そのまま往路を進もうとする) [Mon 29 Dec 2008 01:53:05]
◆イェルク > ( やっぱり、帰ろうか。 うぅん、でもせっかく欲しいものきけたんだし、 でも、見つかるかどうかもわからないし、 でもでも、センセイに喜んでもらいたい し、 )( なんて、「でも」の繰り返しが。 ぐるぐる、頭の中で争って、 ) …、 ( けれども、ココまで来たんだから。頑張ろうって。 思って、ようやく一歩を踏み出そうかと顔を上げた 時、 ) ―― ひっ… ( な、なんか重たい音 が? ) ( 聞こえたような、気がして。 思わずずり、と足が半歩さがり、びくりと肩を揺らす。 ) ぇ、 あ、 … あ? ( 何。 なに、 なん、 だろ? ) ( 進むことも退くことも出来ないで立ち竦んだまま、音のする方へ視線を向けて。 体はふるふると小刻みに震え、ランタンを中途半端に掲げたまま。 もっと距離が縮まれば、音の正体は灯りに照らし出されるだろうか? ) [Mon 29 Dec 2008 01:45:29]
◆ヘルン・ローレヌ”typeW” > (それは、表すとすれ少々々難しい音だった。但し、どんな音かじかに聞けば大変解りやすく通じるだろう。「完全武装の騎士が歩いてるみたいな音だ」と。つまり重い何かが地面を踏む音。音の感覚からしてそれは二本足。ペースは普通の人間の速度。往路に沿って、段々イェルクのほうへと近づいて行く形だ。ただし、音は迫れどその向こうに明かりの類は見えない) [Mon 29 Dec 2008 01:36:44]
お知らせ > ヘルン・ローレヌ”typeW”さんが来ました。 『ず し。』 [Mon 29 Dec 2008 01:33:11]
◆イェルク > ( そんなの一体なにに使うの とか。 とか。 ) …こわくてきけなかった、けどーっ…… ( 見つけられたら、センセイ喜ぶかなぁ って。 ただ単純にそんな思いで、こんなところまで来た。 )( のに。 ) …ぅー…… 、 ( 石段をのぼりきった、墓地の入り口で。立ち止まったまま、一歩が中々踏み出せない。 一度足を動かせたら、なんとか中にも入っていけそうなんだけど、 ) [Mon 29 Dec 2008 01:26:23]
◆イェルク > ( マントの裾を手繰り寄せて、ふるりと体が震えるのは寒さのせいだけじゃなくって。 逃げ腰のまま、一歩を踏み出す勇気が中々出ない。 ) ( どうにも、センセイの欲しいものっていうのが中々想像つかなくって。クリスマスプレゼントは一応あげたんだけど、ふと、センセイは今欲しいもの何かないのって調合中になんとなく訊いたら―― ) … おはな、 ( はふり、寒さに息をつきながら呟く。 )( この時期にだけ、こういう場所で、夜に咲く花が欲しいって。センセイは、答えたの。 ) [Mon 29 Dec 2008 01:14:17]
◆イェルク > ( 一瞬、目が見えなくなっちゃったんじゃないかって。 錯覚するくらいの暗闇。 ) …、 ( その中を、左手で持ったランタンでなんとか足元を照らし出しながら、ゆっくりと進む。 ) ( 長い石段を登りきって、はっふりと息をつけば、 ) …。 ( 視界に広がるのは、十字の森。 …肩掛けカバンの紐を無意識にぎゅっと握り締める。 こきゅ、と喉が鳴った。 ) [Mon 29 Dec 2008 01:06:02]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『 ぅ あー…… 』 [Mon 29 Dec 2008 00:57:20]
お知らせ > アイオーンさんが帰りました。 『飛翔―――。』 [Sun 21 Dec 2008 02:08:15]
◆アイオーン > 他に思われて逝った者だけではないという事か―。多くの種が住む街だ…身分、種族を隠しているものも多いのだろう。 (そういうモノたちのコミュニティに関わることができれば、こうして人が来るのを待つことも無いのだが、な。 考えを巡らせながら、ゆったりした動作で翼を持ち上げ…。) その方面も視野に入れて、見るか。 [Sun 21 Dec 2008 02:08:03]
◆アイオーン > ――しかし、死者を祭る場とは言え。 (巨躯を動かし、じろり、と辺りを見回してみる。) ――この腐臭は異常…不死者の類でも出る、か? (見渡す墓場、人の死体の臭いも確かにするが、人だけでもないな。魔族の類、獣――。本当に人の街に出来た墓場なのか、ここは。異種族の墓もかなり多い様だが…?) [Sun 21 Dec 2008 01:55:24]
◆アイオーン > ―――……。 (溜め息にも似た呼吸音―。) まぁ、よい。その内、見えることもあるだろう。 (幾星霜もある我が寿命の中のほんの一時の暇潰しにでもなればいい。 その位の考え、そう急く事でもない。) [Sun 21 Dec 2008 01:42:45]
◆アイオーン > (否、接触を試みるだけなら容易なのだ。人通りの多い刻に賑わう場所に行けばいいのだから。) それができるなら苦労はせぬがな―。 (だが自分はドラゴン。人とは非なる存在、この巨躯は否応なく人間に威圧感を与えるだけだろう。だからこそ、こうして全容が把握しにくい曇りの夜にわざわざ人通りの少ない場所を選んで姿を現しているのだが…その為か他種と接触するのは本当に極稀になってしまっている…。) [Sun 21 Dec 2008 01:34:26]
◆アイオーン > 『ドガガガガ…!!!』(地面を抉りながら着地。流石に少し無理があったか、巨体に薙ぎ倒された墓石を見おろして――。) ――赦せ。 (一言。墓守の存在が在るかは知らないが、いるならその者が直すだろう、いないのならそれまでのこと。) ――しかし、人里に降りて来たとは言えこうも接触しないものとはな。 (竜洞から、この街に来て早10日。寂れた村などを飛び回って来たがこの街に住む民との接触は皆無。不思議なものだ。 [Sun 21 Dec 2008 01:24:56]
◆アイオーン > (雲間から覗く月明かり、雲陰に紛れ奔る影一つ。 その影には、同じ速度で舞う鈍く光る紅が二つ。紅い光が墓場を見下ろしている。) ――死者を祭る場、か。ふん。腐臭に満ちて居る。 (ざぁ…、と風を切る音をかき鳴らしながら墓石を斃さぬように着地を試みる蒼の竜。) [Sun 21 Dec 2008 01:13:40]
お知らせ > アイオーンさんが来ました。 『影―――。』 [Sun 21 Dec 2008 01:08:03]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『( ひとまず今日はここで切り上げ、明日の朝に来て続きをやろう。 )』 [Sun 14 Dec 2008 01:33:48]
◆艶子 > ( そしてその為に、私は一番上を目指すんだ。誰にも負けないぐらい強くなって、いつか王様になるんだ。ただの王様じゃない、悪魔どもなんかでは身体に触れることすら出来ない最強の王様だ。大丈夫、私なら出来る。というより、私以外の適材は他に居ない。 ) 来年もまた来るよ。相変わらず平和なヴェイトス市でね。だから私と私の仲間に幸運をくれ。 ( そうしたら、私も私の仲間も負けることはないだろう。 ) [Sun 14 Dec 2008 01:30:47]
◆艶子 > ( ここに来ると私はいつも思うんだ。ああ、あんまり馬鹿なことやってられないなって。 今現在、幸運か実力か、きっとその両方だろうが、往き続けられている上に最も前線で活躍が出来るこの私が、やらなければいけない事はすぐに判る。そして、彼らの声が聞こえる。 『豪天寺艶子、ヴェイトス市はお前に任せたぞ』っていう声が。ああ、何という責任重大な!しかし私はどんなに辛くても弱音は吐かない。または吐く相手を選ぶ。私がやるしかないのだ、この私が!何故なら、私は強いから! ) 私、絶対に無駄にしないから。――約束する。 ( 彼らの声に応えるように私は頷いた。 ) [Sun 14 Dec 2008 01:23:34]
◆艶子 > ( 二年という時間は長いだろうか。短いだろうか。少なくとも私にとってはまるで昨日の事のように思い返せるし、死んだ騎士たちの家族にとっても決して長いものではないだろう。その悲しみは二年という年月では癒すことは出来ない。私もまた、父親を失った身だから良く判る。 しかし、平和であり続けるヴェイトス市のどれくらいの人たちが、この墓の下で眠る英雄たちの事を思い返してくれているのだろう。 ) 皆口には出さないだけで、心の底で彼らの事を思い返しているに違いない。 ( そう思いたい。いや、そうである筈だ。 ) [Sun 14 Dec 2008 01:12:09]
◆艶子 > ( 悪魔の軍勢に攻め入られ多くの人が命を落としたあの忌まわしい事件から、二年が過ぎた。彼らの犠牲の上に今日までヴェイトス市は平和であり続け、私もまたこうして生きている。 ) ………。 ( 私は墓守に許可を得てから墓石の上に降り積もった土や枯葉を払い、花を添える。そうして一人一人の墓に感謝と経緯を篭めて祈る。けれどその数は多く、すっかりこんな時間になってしまった。もう少し早くから始めるべきだったか。 ) はー……。 ( 白い息が零れる。今日は生憎の曇り空で、一際寒い。コートの前を締め直し、墓を掃除している内にすっかり冷えてしまった両手をコートのポケットに突っ込んで、温まったらまた取り出して、作業を続ける。 ) [Sun 14 Dec 2008 01:06:00]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『騎士たちの墓の前で。』 [Sun 14 Dec 2008 00:54:46]
お知らせ > アリスさんが帰りました。 『 -おめぇあれ、安置所だよ- 』 [Fri 5 Dec 2008 00:40:18]
◆アリス > ( 程無くして作業終了。 溢れていた水も止まり、かこかこと新品のハンドルを上下させると普通に水が出るようになった。 金具をしっかり閉めて―――終了、と。 ) 終わ…あれ。 ( さっきの人が居ない。 ) 引っ込んじゃったのかな。 ( と、反対側から全く別の男の人がカンテラを持って歩いてくる。 「何してんだ坊主、お、直ってるじゃねーか」と。 坊主じゃないけど。 ) あ、ええっと、ご依頼を請けて来ましたエインズワース機構士工房です。 これから御挨拶に行こうかと思って―――もう一人の人にはさっき会ったんですけど。 ( と、建物の方を指さしてみるも、男の人は怪訝そうな顔。 ) [Fri 5 Dec 2008 00:38:37]
◆アリス > うへ、ちべたい…焚火とか欲しい…( 大して時間のかかる作業じゃない。 どうせ丸ごと交換になるだろうと、換えの部品を担いできたし。 幸い地面に埋まっている根元からの破損じゃないし、上の方半分をそのまま交換すれば終わりそうだ。 錆びて硬くなった留め具を力いっぱい回して外し、時々水を被りながらも滞りなく作業は進む。 ) ( ―――直りそう?―――― ) あ、はぁい、もうちょっとで終わりまーす。 ちょっとお値段張りますけど、そろそろ古くなってたし換え時だったと思いますー。 ( 後ろからかけられた声に返事を返して挨拶をする。 数時間前に工房を訪れた墓守の人だ。 ) [Fri 5 Dec 2008 00:23:21]
◆アリス > ( そうそうこういうとこ。 こう、死んだ猫を埋めたら帰って来て云々っていう墓地そっくりな――――… ) ちがーう…! 知らない! 忘れた! 子供とか埋めないもの…!! ( 墓地って単語一つで蘇るトラウマ小説を振り払い、屋根の付いたポンプ式井戸の所に辿り着いた。 周りは墓石が途切れ、近くに小さな建物がある。 灯りはついていない。 その先は森になっていて、とてもじゃないけど凝視する気にはなれなかった。 ) …うわ、こりゃ酷い。 どうやって壊したんだろ。 ( 上下させるハンドルのついたパーツが丸ごと壊されて真っ二つになって地面に落ちている。 ブロンズで出来たカタマリだし、自然にこうはならないだろう。 地中の水圧が結構強いのか、自然にそこから水が溢れていて、排水溝みたいな所にだばだば流れ落ちている。 さっきの音だ。 ) …まぁ、先に修理しちゃおうっか。 ( 挨拶は後で良いや。 ) [Fri 5 Dec 2008 00:13:40]
◆アリス > こ、こんばんは〜…あのーっ…ううう。 ( 遠慮がちに声をかけてみるも、特に誰が出てくる気配も無い。 呼びつけておいてこれはあんまりだと思うけど、何もしないで帰るのもなんだか御遣いの出来ない子供みたいで嫌だし。 何度かへこたれそうな声を出した後、観念して音のする方へ墓石の間を縫って歩くことにした。 ) [Fri 5 Dec 2008 00:05:19]
◆アリス > ( ぼしょぼしょ呟き続けていたら本番前に咽喉が乾いてきたという大いなる罠。 墓地だ、としか言いようのない無機質且つ陰鬱な光景が眼前に広がり、ずーっと遠く丘の先の方まで続いている。 依頼をしてきた墓守さんの姿は見えない。 小屋とかあるんだっけ、墓守さんの。 ) えぇっと…。 ( 何処かで断続的な物音が聞こえている。 何の音だろう。 ポンプ井戸だろうか。 ) [Thu 4 Dec 2008 23:46:51]
◆アリス > ―――カンテラって良いよねー…何が良いって別に何でも良いんだけどもうね、なんかね、良いよねー。 ( 馬車停留所辺りまで来る頃にはもう本当に考えるネタが無くなって来てわけのわからない事をぼそぼそ。 「よねー」って同意を求める形にして返事返ってきたらどうすんの! とか自分を脳内叱責しつつ。 誰も居ない、馬車一つ無い広場は伽藍としていて真っ暗で、ぽつんと立ち止まると冷たい風が吹き抜ける。 色々なあれを絞り出す感じで低く唸った後、気を取り直して長い階段を登る事にする。 墓地はこの上に広がっている。 途中で振り返れば、遠く商業地区の灯りの列が見渡せる。 思えば遠くまで来たもんだ。 帰りたい。 ) [Thu 4 Dec 2008 23:40:34]
◆アリス > ( 目的の墓地は緩い坂道を登って行った先の小高い丘の上で、まだ少しある。 カンテラの橙色の灯りが左右に揺れるのをぼんやり眺めながら「寒い寒い」とか「お腹空いたから帰りに何か食べて…」とか「あー」とか「うー」とか呟いて歩く。 ) まだかなー。 もうちょっとかなー。 ( あと5分くらいである。 何度も来たことあるし知ってる。 ) ………。 ( ひとつ、じーっと足もとの灯りを注視しつつもちゃんと見ないこと。 風景とかじっくりみないこと。 ふたつ、足音をぺたんぺたん鳴らしつつ何かしら考え事をして尚且つそれを意味無くても口に出し続けること。 異音とか聞いちゃわないこと。 聴かなかった事にできるとなおよし。 みっつ、ペット墓地のあれとか脳みそ食べに来るあれとかの事をいちいちこんなタイミングで思い出さないこと。 あんなの読ませたお父さんを怨むこと。 よっつ、この調子でどうでもいいことを延々と考え続けること。 仕事の事とか、帰りに食べるものとか、読みかけの本のこととかなどなどなどなどなど。 ) [Thu 4 Dec 2008 23:31:56]
◆アリス > ( お仕事である。 墓地の端にあるポンプ式の井戸が誰かに壊されて修復不能状態だとかで。 ) …この時間は ないんじゃ ない かな あ…。 ( 明日の朝まで待ってくれれば良いのに今日今直ぐじゃないと困る! って。 こんな時に限ってお父さんは遠出してるし、お弟子さん達も一緒に行っちゃったし。 独りでも別に 丸ごと交換くらいできる、けどー。 ) …ほら、寒いし。 ( 水浸しになるの嫌だなー、とか。 寒いし。 ) 寒いし。 ( 寒いから嫌なだけ。 ) [Thu 4 Dec 2008 23:21:27]
◆アリス > ( 墓地だ。 ) ―――――…Ch Cherry of parfait. (パフェのさくらんぼ) Granulated sugar of sponge cake. (カステラの粗目糖) Only a delicious place is mine mine mine. (美味しいとこだけ僕のもの) I am a ghost. Nobody doesn't see me.(僕はおばけ 誰にも見つからない) Scared one is only a decayed tooth. (怖いのは虫歯だけさ) ……Scared one is only a…… (だけさー…) ( 甲高いソプラノなのに妙にビブラートの利いた声が虚しく虚空に響く。 静か過ぎるのもなんだかなー?…なんて思って歌っている筈なのに何故か居もしない誰かの迷惑にならないように声を潜めてこそこそ歌う感。 だって、ほら。 …起しちゃったら、あれ、だ、し。 ) [Thu 4 Dec 2008 23:12:21]
お知らせ > アリスさんが入室されました。 『 暗くて 寒くて 静かな 』 [Thu 4 Dec 2008 23:05:59]
お知らせ > ティスさんが帰りました。 『だからどうという訳でも無い、徒の戯言』 [Sun 16 Nov 2008 22:54:13]
◆ティス > (其れは十字を掲げる宗教者達が好む書物に在る言葉)(受け取り方も解釈も各々違うだろう。彼らは幾らでも都合良く解釈してくれる。然し言葉通り受け取るならばなんと皮肉な言葉だろう) “I tell you the truth, unless you eat the flesh of the Son of Man and drink his blood, you cannot have eternal life within you.” (言葉に従い赤子の血を洗礼に使っていた事もあったと云う。其れは伝聞の域を出無いが――彼らは其れを魔女等の仕業にして保身を図ったとも聞く) [Sun 16 Nov 2008 22:53:26]
◆ティス > ―――貴方方の中の或る者が 死人の復活等は 無い と 言っているのは、どうしたことか。 (男は面白そうに言葉を紡いだ) [Sun 16 Nov 2008 22:43:20]
◆ティス > (十字の石は歪んだ円月を受けて鈍く照り返り、男の手にしたカンテラの灯りに茫洋と浮かび上がる) (夏を過ぎ死臭は然程気にならなくなった。徒静謐として無機質な、何も無い空間。其れは生者達がそうで在れと願った結果でもあるのだろう。例えば―――) … (灯りに浮かび上がる十字の中、黍の巻かれた其れを目に留めて男は立ち止まる) ――― (唇が三日の月の形を模した)(之 は、”吸血鬼予防”なのだそうだ) [Sun 16 Nov 2008 22:39:04]
◆ティス > (其れは感傷か感想か或いは事実か)(遠く、自身と関係無い処で産まれ死んでゆく。今も何処かで) ――― (然し乍死は無関係とも云い難いか。其れは自身の職に近過ぎる)(今も何処かで)(失われたモノを嘆く誰かが自宅の扉を叩いて居るかもしれない。今宵此処に訪れた理由とて其の結果。墓穴を一つ増やして戴く様。此の十字の群れに復仲間を加えて戴く様。願う書類を手に) … (灯りの煌きに背を向けて整然と並ぶ生者の成れの果ての中、歩き出す) [Sun 16 Nov 2008 22:15:59]
◆ティス > (階段を上った先に広がるは足元の石段以上に冷たく冴えた石の群れ。長い段を上りきっても未だ手の届かぬ遠き月は望を過ぎ欠け往くのみ。見仰げば薄き雲が朧。女の纏うヴェールの様、風に吹かれては月の女神の見姿を前に優美に揺らめく) ―――― … (ざり。靴底で小さく土が泣き、振り返った先。街の灯りはひらりひらリと重なり合い。一つ増え又、一つ消え) ―――― (まるで命を模しているかの様) [Sun 16 Nov 2008 22:04:47]
お知らせ > ティスさんが来ました。 [Sun 16 Nov 2008 21:47:45]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(そして少女は、墓守から死神に変わる)』 [Fri 7 Nov 2008 23:22:22]
◆ルーア・リシア > ( 乾いた手を払い、土を落とす。動きの定まらないそれらを静かに見据え、片手でそっと鈴を取り出した。 ) ――おいで。お話をしましょう。 ( 抑揚のない声で、コトノハを紡ぐ。 ) 冬の間際、黒のとばりに抱かれた死者たちのお話を―― [Fri 7 Nov 2008 23:22:04]
◆ルーア・リシア > ( 言われなければ、それとわからぬくらいの小さい畑。作業はすぐに終わり、立ち上がれば、彼方に街の明かりが移った。聖夜を迎えるための色をつけるその場所なら、自分の求めるものも、あるいはあるのではないかと思う。そんな思考も、冷たい空気の中で仕事をしていけば、やがて麻痺してしまうのだろうか。お風呂に入りたいな、とふと思った。そんな折、墓標の合間を縫って騒がしく飛ぶ、いくつかの霊魂が見えた。 ) 何かあったのか――いいや、後で考えよう。 [Fri 7 Nov 2008 23:19:35]
◆ルーア・リシア > ( 小さな吐息、伸びる細い白。移り行く時の声を聞くように、少女は目を閉じた。藁を広げる手が止まる。 ) 考えすぎ、か―― ( メイドに言われたことばは、今も忘れない。もっと自由になれると、そういうふうにしていいときもある、と。 ) けれど私は知らない。 ( それは喪失を恐れる問いかけか。また藁を敷く手が動き出す。わからないから、学ぼうか。でも、どこで? ) どうやって。 ( まぶたが上がる。 ) [Fri 7 Nov 2008 23:12:58]
◆ルーア・リシア > ( 風の声の他には、何もない。ただ暗闇が立ち並ぶ墓標を包むだけ。それでも見えざるものたちの声は聞こえるから、静寂というには遠すぎるものだった。――もうすぐ冬がくる。生をあらわす色を塗り落とし、全てを白に染める冬が。 ) [Fri 7 Nov 2008 23:07:45]
◆ルーア・リシア > ( 今年のハロウィンも、昨年どおり墓守たちの菓子くばり、その他もろもろあったようだが、己は見回りの仕事の順番もあって、結局参加することはできなかった。だからこそ、その後始末をするというのは、これでいいのかもしれないと思える。頬打つ夜風に黄色い二つのテールをなびかせ、かぶせた藁が飛ばないように土をかぶせる。 ) ( こっそり練習していた草笛も、結局ふけないままだったから、来年まで時間をもらえたと思えば気も楽だった。乾いた指先で藁を掴み、立ち上がって、また別のところへ藁を広げる。そんな繰り返し。ランタンの明かりが、持ってきた荷車の横で揺れていた。 ) [Fri 7 Nov 2008 22:58:44]
◆ルーア・リシア > ( ハロウィンを終えた今は、乾いた土と植物の蔓に葉、それと使い道のなかった小さな小さなカボチャくらい。黒いローブをまとった墓守は、そっとしゃがみこんでそれらを見つめた。持ってきた藁を、一束ずつ広げて、畑にかぶせていく。 ) ( 野犬に食べられたり、人に持ち去られたり、形の崩れたカボチャもあったり。年に一度の大きな役目を終えたこの場所も、冬の間に雪の下で等しく土に還るだろう。 ) [Fri 7 Nov 2008 22:48:43]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(墓地の片隅にある、小さなカボチャ畑)』 [Fri 7 Nov 2008 22:42:01]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 『( 灯りと十字の中に立ったまま、「二人」を見送って 手を振り返した )』 [Sat 1 Nov 2008 02:37:21]
◆キリル > ――― どういたしまして。 ( 緩む頬。見上げる視線を、小さく微笑んで受け止める。恥ずかしさよりも、嬉しさが勝ったようだ。 ) あぁ―― うン、ちゃんと伝えとくから心配すンなって。 ( 少し視線をずらして。ひらひら手を振り、付け足された言葉にだけ、答えた。 ) だってそっちのがアンタ、好きかと思って。 ( 洋菓子よりも、和菓子の方が。 名前とか固くなる前に云々は、店の者からそっくりそのまま受け売りなのだけれど。 ) …… ン。 楽しみに、 してる。 ( 目を細め。 )( それは姉の感想か、それを伝えられる事か、妹へのお礼か――そう考えた時に、妹へのお礼?と少し不思議に思ったが――、カンザシのこと、か。 )( 或いは全てかもしれない。 カンザシについても、今夜は特に否定の言葉なく。 離れる姿に、ランタンから手を離し ) …さんきゅ。 アンタもな。おやすみ。 [Sat 1 Nov 2008 02:35:39]
お知らせ > 菊千代さんが帰りました。 『(十字架林の中を「姉」と共に歩く。 姿が見えなくなる前に手を振って)』 [Sat 1 Nov 2008 02:23:23]
◆菊千代 > (目の前の青年が、妹に対して、どう接しているのか解る気がした。 彼の言葉はするりと自分の中に落ちてくる。 辺りの風景を一度見回してから、控えめな笑みを浮かべる事で同意する) ………「ありがとうございます」。 (言い換える。これで良いかと問う言葉にはせずに、やや恥ずかしそうに小首を傾げて見上げた) 私も――…貴方に今日会えてよかったと思います。 「姉」と帰ることが出来るのもキリル様の――妹さんのおかげですし、ね。 (わざと言葉を付け足して、くすりと笑う。そして、受け取る和菓子。)…てっきり、洋菓子かと思っていたのですけど、これ―…。(栗きんとんだと言う。 素直に驚きで目を丸くして) よくご存知ですね。 ……姉も喜びましょう。 ありがたくいただきます。 姉の感想が聞けたら、妹さんへのお礼をお渡しする時にでも、お伝えしますね。 (カボチャを撫でる青年の指先を視線で辿り――改めて青年へ視線を絡めた。 気遣いが滲む仕草に言葉が、素直に嬉しくて。) ………ええ、また。 次は、貴方の簪を―…なんて。 (冗談ですと付け加えると、一歩後へ引いて頭を下げた) ……良い夜を。キリル様。 [Sat 1 Nov 2008 02:22:58]
◆キリル > じゃァ――― 、 ( 送っていく、と言いかけて。 貴女の手にしたランタンに目を留めればふ、と柔らかく目を細め ) …今日は道案内がいるから、大丈夫だな。 ( それにまだ、街中にはしゃぐ子どもたちもいるだろうし。 姉と一緒に、帰ればいい。 手をのばし、貴女の抱えるランタンを軽くひと撫でしようと ) 気をつけて帰れよ。 また、店に行く。 [Sat 1 Nov 2008 02:04:06]
◆キリル > ――― 今日みたいな日なら、墓地の中も悪くないだろ? ( 待ち合わせ場所にしたって、おかしくないくらいの場所だ。 闇色に浮かび上がる幾つものぼやけた灯りに、少なくとも、己はそう思う。 ) あのな。 そういう時は「すみません」、じゃねーだろ。 もっと別の言葉くれた方が、俺は嬉しい。 ( …自棄ついでに、少し欲張りすぎだろうか。こんな言葉は、普段ならもう少し、口にするのを憚るのだけれど。 ) ――― 前の方だけでいいよ、俺は、アンタが俺に会いに来てくれて、ホントに嬉しかったンだから。 …来てくれて、さんきゅ。 ( 僅かに覗く視線に 照れ交じりに、少し情けなく笑いかけ て、 ) …ン。 ( ゆっくりと、 ) どういたしまして。 ( 体の向きが変わってゆくのを、ほんの少し口の端を上げて視界に入れながら ) じゃ、 これ。固くなる前に食べろよ。 ( マントの下、肩に袈裟懸けにかけたカバンの中から取り出すのは紙袋一つ。 中には大きな笹の葉に3つほど、和菓子が包まれている。 ) なんだっけ、栗きんとん、ってヤツ。 ( 正月にあるような黄金色のものではなくて、芋きりや芋茶巾みたいに練ってある生菓子。あんまり時間が経つと乾いて、ぼそぼそしてしまう。 ) [Sat 1 Nov 2008 02:00:10]
◆菊千代 > (吹っ切れたように言葉を連ねる青年のストレートな物言いに、言葉を奪われてゆく。 返す言葉が音にする前に逃げていく感覚に、唇が硬くなった。 頭の上に乗る重さに上下する頭。) ――――だって。墓地の中でまた会おうだなんて、思うと酔狂な――しかも一月二月またぐような約束でしたから。 そのように言われると、逆に申し訳なくも、なります、よ。 しかも、発端を考えれば私の――好奇心というか、我が侭というか、願いとか、そういうものが最初でしたし―…。 あー……。 (そう思うと、更に申し訳ない気がした。 俯いて、口ごもる) ……。 ………。やっぱり、そうやって考えると、「すいません」と言いたくなってしまいます。 (今は振り向く事が出来ない。 抓った頬が熱いから、どんな表情を自分がしているのかよく解った。 視線が逃げ場を求めて十字を――姉の名前を辿る。 ) ……色々、お気遣いいただいて、有り難いやら申し訳ないやら。 (顔を見せるまでは振り向かぬ。だが、僅かに後を覗き) ……「姉と一緒に帰ります」から、できれば、いただけますか。お菓子。 ………そして、その。 (踵を引いて、体の向きも変えてゆく。 僅かに帽子のツバを持ち上げて) ……ランタンのお礼を妹さんに。 今日のお礼を貴方に。 [Sat 1 Nov 2008 01:44:10]
◆キリル > 覚えてた。 楽しみにしてた。 実際にアンタが墓の前に居るの見て、嬉しかった。 ( まるで箇条書きのように。 簡潔にぽんぽんと、言葉を放る。 …口ごもっていた先ほどまでとは、まるで逆 ) … いや、謝る必要はねーけど。 つか、馬鹿なのは俺で、アンタじゃないって。 ( まだ照れ隠しにむぅとした表情の引かぬまま。 帽子ごし。 ぽふ、と軽く頭に、手を乗せようと ) ま、会えなかったらかわりに、アンタの姉さんの墓にランタンとお菓子置いてこうかと思ってたけどな。 花は、いいのが見当たらなくて――、 ( 言いながら、視線がとまるのは貴女がお姉さんに捧げた花。あの日と同じ、白い色 ) …でも、アンタがあげたならいいか。 ( 夜風に花弁が微かに揺れる様、見つめて少し表情が緩む ) …菓子は、どうする? ( いらない、ならそれはそれで構わないけれど。 向けられた背中、軽く首を傾げ 見つめて ) [Sat 1 Nov 2008 01:24:43]
◆菊千代 > (背を向けたまま青年の跳ね上がる声を聞いた。 帽子の下でやや潤んだ双眸が、驚きに見開かれる。 言葉通りに受け取っていたものだから、思わず振り向いて、逆に不思議そうに見上げた) え、――…。 自惚れた言い方になりますが、あの日の、とてもあやふやな約束を、覚えていてくださったからだとばかり思っていたものですから―…。 (だから、それが違うというのなら、別の用事があるのだろうとばかり思っての言葉。 瞬きを二回ほど落として) ……私の姉に。 ( その意味を考える沈黙。 その間に青年が、まるでミスを犯したかのような仕草を見せるから、思わず黙って言葉を待って) …… 、 … あ。 …………あぁ、はい。 ばか。 ……ばかですね 。ええ、その―… (今度は此方が視線を逸らす番。 振り向いた顔をまた背けて背中を向けた。 …不意をうたれたような気持ちが胸に広がり、自然と頬が熱くなるのに気が付いた。 指先で自分の頬をつねって) ……すいません。 (蚊の鳴くような声で、取り敢えず謝った。何に対してかよく解らない謝罪だけど) [Sat 1 Nov 2008 01:10:38]
◆キリル > …、 ( 頬に触れる風の冷たさに、目を細めた。 視線を感じても、沈黙が落ちるを知っても、横を向いたまま。 並ぶ十字と、時折やってくる子どもたちや他の人影の オレンジ色に浮かびあがる様を、ぼんやりと。 見ているようで、 )( けれど意識は貴女に向けられているものだから。貴女が背を向ければ、それを追いかけるかのように視線だけが動き、 ) …あぁ。 大事に、抱いていってやれよ。 …うちの妹も喜ぶ、上手く出来たってはしゃいでたから、 ( 貴女のような人に、大切に扱われたのだと知れば。 ) ――― ( キリル様も誰かの墓を訪ねにいらしたんです か ? ) ―― はァ? ( 思わず、呆れたような声が漏れた。 なんだそれ。 ) …なんだそれ。 …… いや、間違っちゃいねーけど。 アンタに会えなくても、アンタのお姉さんには会ってこうかと――― ( 口にしてから、 ) …。 ( 墓地に墓穴を増やしてしまったような気がして、片手で顔を抑えた。 ) …あー。 うん。 オゥケィ。 わかった――― はじめからはっきり言わなかった俺が悪かった。 あぁ、 ( そんなふうに、なんだか意味のない言葉を漏らして、 呼吸を一つ。 ) …アンタに会えたらいいなと思って、 来たに決まってるだろ、ばか。 ( ばかはおれだけど。 )( これでいいかよとでも言いたげに、照れ交じりやけっぱち。 ) [Sat 1 Nov 2008 00:55:20]
◆菊千代 > (混じらない視線はそのまま。代わりにランタンの三角の瞳を覗き込んでいる。 橙色の灯りは夜風の冷たさを忘れさせる色だと思う。 そして、ランタンの灯りよりも暖かなモノをくれる青年の言葉が、隣から聞こえると思わず顔を上げて、青年の横顔へ視線を注いだ ) … …。 (そういう意味と共に、このランタンを手渡してくれたというのなら、それはとても有り難い事だ。 そして、とても嬉しい事。 とても、とても―…言葉にするのが勿体無い、胸につかえる気持ちに、唇を硬く引き結んでランタンを抱える腕に力をこめる) …… 、 ……。 ( 何かを言いかけたのを口の中で止めて、青年に背を向けた。 顔を見せぬように俯き、震えそうになる声を一つ呼吸を置くことで整えて) じゃあ、しっかりと抱えて帰らなければいけませんね。 …落としたりしたら、怒られてしまう――…それこそ、姉様の声がカボチャの中から聞こえたりして。 きっと、慌てて泣いてしまいます、私。( 指先でランタンを大切そうに撫でながら、ふと、言葉をとぎらせた) ……。 (会いにきたわけじゃない。 ああ、もしや――と) じゃあ、キリル様も誰かの墓を訪ねにいらしたんですか―…? (極自然に浮かんだ問いを口に上らせ) [Sat 1 Nov 2008 00:31:39]
◆キリル > … ( 覗き込まれたカボチャのジャックは、貴女の顔を照らし出す。 ) … それさ。 悪い霊をよけて、イイ霊を呼んでくれるンだって。 ( 嬉しそうな表情。つられてこちらも顔が緩むけれど、それを自覚すれば隠すように少し顔をそむけて、 )( だから、悪戯されずに済むだろうし、 ) トキノミヤコのオボン?の、送り火みたいなもンだから―― 、 …その灯るあかりに、人の魂が入り込むとか宿るとかも言われてて、 ( だから、 )( …だからもしかしたら、アンタが持ってたらお姉さんがくるかもしれない、なんて。アンタにみえるように、ランタンの灯りになって。 …灯りと話は、やっぱりできないかもしれないけど。傍にいては、くれるかもしれない。灯りが消えて、かえってくまで。 ) … 今日だけは、寂しい雰囲気じゃなくなるからな。 ( 己も、墓地―― というよりは灯るランタンを見回して ) あー、 俺そういうの率先して参加するタイプじゃねーし。 子守あるし? ( なんて、冗談めかして肩を竦めた。妹たちが友達と出かけてから、だ。家を出たのは。 ) べつに、アンタと会いたかったからとかじゃなくて、 …、 …、いや、会えたらいいなとは思ってたけど、 ( …言ってることが支離滅裂だ。 墓場に視線を向けたまま、中々貴女へと戻せないでいる ) [Sat 1 Nov 2008 00:11:43]
◆菊千代 > (キャンディを青年の手の中に落とすと、代わりに差し出されるランタン。 …一瞬、躊躇いはしたけれど、素直に受け取った。くりぬかれたカボチャの顔を覗き込みながら) ……これを持っていたら、既に悪戯された後だと思って、悪戯されずに済むかしら―…(くす) …ありがとうございます。いただきます。 (ランタンを手に下げるのではなく、両手で胸に抱えた。 嬉しそうに唇を緩めて、ランタンと顔を付き合わせるようにして子供っぽく微笑む。) …ええ、大丈夫。 ハロウィンと縁の薄い店ですし―…店も締めてきましたから。 それに、見てみたかったんです。 貴方の言う「からっぽじゃない日」の此処を。 (眉を寄せる青年から、墓地へと視線を流した。 夜風が十字架林の間を走り、頬に掛かる黒髪を押さえて、ふ――と、緩い吐息を漏らした) キリル様こそ、ご学友と約束…とか。 ……ハロウィンパーティーとかあるでしょうに。 [Fri 31 Oct 2008 23:51:52]
◆キリル > …… わ、笑いすぎじゃね…? ( ひく、と口の端を引きつらせ。 ンでも妹たちを恨む反面、彼女が笑ってくれたのが嬉しいと思うのだから困る。 見上げてくる視線を受けて、どんな顔すればいいのかわからない。 ) … そうだな、 やるよ。 ランタン。俺が持ってンのより似合う。 ( 差し出したキャンディを受け取ろうと手を伸ばす代わり、ランタンを差し出し ) … つか、用意してると思わなかった。 さんきゅ、俺の方こそ―― 、 店とか、忙しいンだろ? なのに、来て大丈夫だったのか? ( 気遣わしげに、眉が寄る。 …無理を、していないだろうか。…無理させてるかもしれない、自分が考えるのも滑稽だけれど。 負担をかけたくは、ない ) [Fri 31 Oct 2008 23:40:11]
◆菊千代 > ――…覚えていてくださって、ありがとうございます。 お会いできて、よかった。 (キャンディを差し出しながら) [Fri 31 Oct 2008 23:24:45]
◆菊千代 > (答えを聞いたら、ますます笑いが引いてくれなくて、顔を隠したまま小さく肩を震わせた。 一頻り笑った後、漸くツバを指先で持ち上げて、控えめに青年を見上げる。 ) じゃあ、私も帰る頃にはキリルさまと同じ格好になっているかもしれませんね…? ……少し、ほんの少しですけど、今日なら見えて、聞こえるかもしれないと思っていたんで …、…。 (言葉が途切れた。 其方からそう言われるとは思わなくて。 きょとりと目を丸くする) ……。 (――もう一つの「もしかしたら」――いつかの口約束の実現を、ひっそりと願っていたから。 脇に抱えた布製のバックの中へ指をもぐらせると、カボチャを模ったキャンディを一つ取り出して) …今日此処で、これを貴方に渡せるかもしれないって、思っていたんです。 本当は―…お会いしたら、私から先に言おうと思っていたんですけど、先を越されてしまいましたね。 (女にしては珍しく、擽ったそうに肩を竦めて笑った) [Fri 31 Oct 2008 23:22:58]
◆キリル > ――――― Trick or Treat ? [Fri 31 Oct 2008 23:04:49]
◆キリル > ( …聞こえた笑い声に、少しばかり視線をはずした。そっぽ向いたみたいに。 ) … 見えたら、もっと賑やかなンだろーな。 見えないと、知らない間にイタズラされてたり して―――、 ( 注がれる視線にふと、我が身を見返し ) …、 あー…… コンセプトはイマイチわかんね。 最後ンのがセイカイ。 イタズラ好きのジャックの化身が、うちには二人もいるみたいだ。 ( なンて、照れ混じりに微苦笑し肩を竦めて ) …。 …そっか、 ( 小さな動きを視界に収め、ぽつりと ) …じゃァ、 [Fri 31 Oct 2008 23:03:28]
◆菊千代 > (橙色の暖かな灯りにライトアップされた墓地――その灯りに照らされた、いつかの人。 巻かれた包帯の意味を一瞬考えるも、直ぐに理解して――小さな笑い声を零す) ……賑やか、確かに―…。いつか貴方と一緒に見た時と欠片も重ならない風景で、少し戸惑う程です。 ……これが「空っぽじゃない日」の風景なんですね。 残念な事に、私にはやっぱり見えませんけど。 ――見えるのは―…(ちら、と、包帯へ視線を注ぐ) ミイラ男でいいのでしょうか。 或いは墓場の魔法使い…? それともなければ………悪戯されてしまった後のキリルさまでしょうかね。 (口元に指を添えて、笑いを隠す。帽子のツバを少しだけ引き下げて、笑みを浮かべる顔を隠した) ……。 (その帽子が頷いて上下する。 終わったのだと) [Fri 31 Oct 2008 22:50:16]
◆キリル > ( 黙って見守る間、貴女の聞いたその音は、青年の耳にも届いただろう。 帽子の下、夜風に揺れる黒髪に 僅かに目を細めた ) …あ、 ( 前ばかり向いていた顔が、流れるように此方へと動くのに気づいて、 )( …見つかってしまう。 そう思い、少しバツが悪そうにぎくりとしたけれど。体は動かぬまま、丸い黒真珠の双眸が細められる様を ただ、見つめて )( 逆に、こちらの目が少し丸くなる ) … 今日は、 ( …墓場の有様、一瞥し ) …… 賑やかすぎるな。 誰かが何か囁いてても、もしかしたら音に紛れて聞こえねーかも。 …なんて、 ( …言い訳みたいだ。 何に対してか、わからないけれど。 )( なんとなく照れ隠しにむすりと軽く眉を寄せ、貴女と貴女の姉に歩み寄ろうか。 その出で立ちは頭と腕が白い包帯で巻かれ、髪は三つ編み、黒いマントに手にはジャックオーランタンというなんともちぐはぐなもの。二人の妹がそれぞれ好き勝手やった結果だ。いつも通りの格好で出かけるつもりが、行きがけにイタズラっこに捉ってしまった。お菓子もやったのに。 ) …オハナシは終わり? ( 姉の名が記された十字、ちらと見て ) [Fri 31 Oct 2008 22:32:16]
◆菊千代 > (瞼を落として耳を澄ます。 死霊術師には聞こえているんだろう墓場の住人達の声を求めて。 普段は絶対に聞こえないだろうけれど、今日ならもしかしたらと思って。)――――――――。(白百合の花弁が夜風に穏やかに揺れるのが聞こえる。 遠くで賑やかな子供の声が響いた。 枯れ草が十字架の合間で揺れる音を聞いた。 ――花火がどこかで咲くのを聞いた。 夜の音は様々あれど、そこに懐かしい声は聞こえない) ――……。 (聞こえないのが普通なのだと理解はしているけれど、聞こえないと解ってしまうと寂しかった。 そして同時に「もしかしたら今日なら聞こえるかもしれない」と、信じていた自分も分かってしまって、思わず表情を緩ませた) …トキノミヤコ人だからかしらね。案外信じてしまっていたのね、私―……。 今日ならっ…て―…。 ……。 (溜息を零すように笑って、瞼を押し上げる、と――自分の足元に溜る影の形が変わっているのに気が付いた。 増えたランタンの灯りに照らされて、自分が作る影が、僅かに伸びているのに気が付く。姉の名前を見つめていた視線が自然と後へと流されて) ………。 (僅かに目を丸くして驚きの表情を浮かばせる。 その後、双眸を細くして) ……今日は、どう見えますか。 (何時ぞやの問いを、挨拶とした) [Fri 31 Oct 2008 22:12:41]
◆キリル > ( といってもアマウラテイストではない十字林の墓で、しかもカボチャの灯りの多く在る今夜は尚のこと、青年の体を隠し切るのは無謀。 そうとわかっていながらも、身を潜めずにはいられなかった。 ) な、…、 …、 ( なんでいるんだ、と口の中で微かな声。 )( いや違う、居て欲しくなかったンじゃなくって。 どうせ行っても時間合わずに会えなくて一人楽しすぎるぜーで終わると思っていたものだから、 ) …、 ( まさか先に来ているなんて思わなくて、 ) … 。 ( どうしよう、嬉しい。 ) …ンン、 ( 彼女の姉の墓から十ほど離れた墓の傍。隠れるのを止めてきちんと立ち上がりながら、 ) ( 彼女が姉に語りかけるのを、そっと見守ろう。 手には墓場に数あるランタンと同じ、オレンジ色のカボチャの灯り。行きがけに妹に無理矢理持たされたもの。 ) [Fri 31 Oct 2008 22:02:26]
お知らせ > キリルさんが入室されました。 『( … かくれている。 )』 [Fri 31 Oct 2008 21:50:24]
◆菊千代 > (今宵の墓場は、墓全体がランタンのようだった。 普段はひっそりと闇に沈む時間だというのに、今日は墓地の入り口から見渡す限り明るい。 昼間に比べれば人も少ないのだろうが、夜だというのに自分と同じように、十字架林の中を歩く人影もある。 ――本当に、今日は「からっぽ」じゃないのだと思えて、自然と表情は柔らかなモノになる。 ) …今日は、ハロウィンなのよ。 トキノミヤコのお盆と同じ。 だから、もしかしたら今日は姉さんも居るかもしれないって聞いたから――……来てみたの。 (女の胸に抱えられている白百合に一度顔を埋めて) ……聞こえている? [Fri 31 Oct 2008 21:49:39]
◆菊千代 > (顔が隠れてしまう程大きな幅広帽子をかぶった女が墓の前に立っている。 帽子も、足首までのワンピースも、羽織るショールすら黒い女は、周りのジャコランタンがなければ、夜の中に溶けてしまうことだろう。 オレンジ色の灯りにが墓地の所々で灯っているのを眺めながら――ひっそりと笑った) ………今晩は、姉さん。 [Fri 31 Oct 2008 21:39:56]
◆菊千代 > (もっとも、自分の瞳には夜の十字林が見えるばかりなのだけど) [Fri 31 Oct 2008 21:33:46]
お知らせ > 菊千代さんが入室されました。 『(今日は、空っぽじゃない日)』 [Fri 31 Oct 2008 21:32:41]
お知らせ > MJさんが退室されました。 『 胸を張り、風を切り歩こう――吸血鬼を討った正義のミカタとして。 』 [Tue 21 Oct 2008 00:48:45]
◆MJ > ( 死者を前に、言葉を吐くのはコレで二度目だ。 ケジメの様なモノだ、理解などは求めない――同居人にも聞かれれば応えるが理解されるとは思って無い。 化け物同士故に通じた言葉――、ソレも錯覚か。 ) お休みなさいモビィディック。 アンタに涙とか似合わないから、地獄で高みの見物としゃれ込んで下さいナ。 ( 背を向ければ、一度だけ手を振り。 [Tue 21 Oct 2008 00:47:44]
◆MJ > ( 一転、笑みを消し。 墓地を見下ろす、ソコには正義のミカタでも王の右腕でも無い。 歳相応の孤児の顔。 ) けども、悪逆っプリは嫌いじゃアリマセンでしたよ。 ( 世に仇無し。世界を嘲笑し踊る吸血鬼―――恐らくは群れる事すら拒絶したであろう吸血鬼。 神に唾を吐き、好き勝手に暴れまわっていた己と似た部分を感じた――決してあの悪逆には告げなかったが。 ) 艶子に逢ってなければ惚れてましたネ―――。 けども、オレサマは前に進みマス。 ( だが、貧民窟で英雄に打ち倒された時点で悪逆達とは道を違えた――、この言葉は言わば感傷の様な心の泡沫。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:43:42]
◆MJ > 付き纏ったとか、オレサマ蛇みたく執念深いですからネ。 まッ、コレも運命だと――。 ( どっかり、と墓の前に座りあのニヤケ面が引き攣るのを想像し口の端を歪めた。 嘘だと、口元の歪みを残した儘。 声ならぬ声で。 ) 知ってましたヨ、ホントは艶子と嬲り嬲られる関係をお望みだったって。 だから、三度目は無いと思ってたオレサマが行ったんデス―――、艶子はモビィディック、アンタのモノじゃあナイ。 ( 彼女は死んでも、殺しても良かった。 英雄と呼ばれる存在になら。 ) 意地悪いと思いましたカ? オレサマに執着があるとすればソコだけデス。 ( 何時ものヘラとした表情の儘、墓標に向けて告げる。 同居人は惹き付ける力があった、力としての象徴では無くて、人間としての。 焔を前に、獣が叩き潰した理由は―――全く以って人間的な……。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:38:09]
◆MJ > ( 結局――彼女の墓は建てられるのだろうか。 灰は灰へ、塵は塵への吸血鬼とて、人間の尊厳としての『 死 』を与えるハンター達だ。 恐らくは――ヒトとして葬られる事になるんだろう。 当の本人が望むか否か…、ソレは想像でしか無いが。 餓鬼が刻んだ名は、結局は悪逆の名を冠する吸血鬼としての名前。 ) 言葉は、尽きた筈だったんですけどネ。 ( ヒトであるのは弱すぎた心、ならば怪物として葬ろうと―――。 交わした言葉は胸の中で。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:25:02]
◆MJ > ( 吸血鬼では無く、道化でも無く。 一人の弱きヒトとして死んだ女。炎に焦がれ、殺し侵し尽した末路としての死に様。 同居人の傭兵が、せめともとハンターギルドへ一報を入れたらしい。 古くより暗黒街を中心に暴れまわっていたと同居人から聞いた。 ) ―――俺が、俺たちがガ●●ムだッ! 嘘、嘘。 冗談デスよ。( 聖印の彫り込まれた短剣、さるクリスティアの騎士から譲り受けた形見。 簡素な墓、墓標代わりの十字架に名前を彫り終え。 再び地へと突き刺した。 固体名 『 モビィディック 』 悪逆なる吸血鬼。 ) [Tue 21 Oct 2008 00:19:45]
お知らせ > MJさんが入室されました。 『 墓に刻まれた名――。 』 [Tue 21 Oct 2008 00:19:28]
お知らせ > 菊千代さんが退室されました。 『(誰かに告げる「さようなら」)』 [Sat 18 Oct 2008 01:13:42]
◆菊千代 > (金木犀の香がやけに鼻に残る。 指先を黄金色の小さな花を一粒摘んで、視線を夜空へ流す。 月の見えない空は、只管に暗く重い) ………。………言葉にするのも『今更』だから。 [Sat 18 Oct 2008 01:01:07]
◆菊千代 > ……。 (何かを言いかけて) ……。 (何かを躊躇って) ……。 (何かを飲み込んだ。) …………虫の知らせかしら、ね。 [Sat 18 Oct 2008 00:55:11]
◆菊千代 > ―――……。 (自分の声は余り大きくない。周りの人が普通に喋ったら混じって消えてしまうような、細い声だという。 商売につくようになっては、意識的に声を大きくしていたけれど、独りになるとどうしても小さく、空気が抜けるように喋るようになる。 もうコレは、癖なんだろう。 夜風にすら掻き消されそうな自分の声しかきこえぬ夜の墓場。 備えた金木犀がかさりと夜風に揺れて、淡い香を漂わせた) [Sat 18 Oct 2008 00:40:58]
◆菊千代 > 故郷の花は、流石に持ってこれないけれど―…金木犀なら、香だけはつれてこれるから。 (淡く笑う) …本当はね、もう少し遅くに―…(数ヶ月前交わした会話を思い出して、表情を和らげた。)「からっぽ」じゃなくなる日に、来ようと思っていたのだけど、花は生ものだから、そうもいかなくて―…。 [Sat 18 Oct 2008 00:37:36]
◆菊千代 > (膝を抱えるようにしてしゃがみこんでいる女は、そっと右手を十字架に触れさせた) 墓に花を供えるのって、香で浄土に導く為なのですって。 だったらって思って。 (す、と、抱えた枝の香を吸い込んで、吐息としてもらす。 ひゅ…と吹く夜風に瞳を細めて) [Sat 18 Oct 2008 00:29:31]
◆菊千代 > (とある石の十字架の前。 ダークスーツにインバネスを羽織った洋装の女が、ひそりとした声で語りかける。女の声に返す相手は、見渡す限りの十字架林の中には居ない。女は手にした金木犀を両手でたいせつそうに抱えて) …この花、トキノミヤコから持ってきたものなの。 ……覚えている? [Sat 18 Oct 2008 00:02:38]
◆菊千代 > ――聞いて姉さん。 (囁く) [Fri 17 Oct 2008 23:57:10]
お知らせ > 菊千代さんが入室されました。 『(金木犀の一枝)』 [Fri 17 Oct 2008 23:56:39]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 [Tue 14 Oct 2008 00:34:23]
◆艶子 > それじゃあな、また来る。せめてお前の名前ぐらいは墓に刻んでやりたいものだ。 ( そこには何も埋まっては居ないが、私がそこにいると認識してやれば、そこが彼女のひとまずの居場所となろう。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:33:44]
◆艶子 > とりあえず、VHGに知らせなきゃ。私らみたいな傭兵が無償でこういう事してると、良く思われないかもしれないけどな。 ( 結果だけ見れば勝手に警邏に出向いて、VHGの仕事を一つ取ってしまったのだから。前にも雷電の上役からあまり彼らの縄張りにちょっかいを出すなと釘を刺された事もある。ギルド同士の関係ってものがあるんだろう。これで私がフリーの傭兵なら、好きに出来るんだろうけど。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:30:12]
◆艶子 > ( 訂正。死って → 知って ) [Tue 14 Oct 2008 00:24:13]
◆艶子 > ( 私は相手がどんなヤツか、何を考えているのか、知らない。ただ最後に灰になったところから、吸血鬼であろうという事は判った。 …でも、私は極力自分たちが戦った相手の事を知りたい。死って記憶に留めておきたい。それが生き残った者、勝利した者の義務だと思うから。…正確には、勝ったのはMJだけれど。 ) 悪いな。何も理解してやら無いままで。でも、お前の事はこれから調べるさ。 ( 相手が化け物だろうがなんだろうが、どうして刃を交える結果に到ったかという経緯は私にとって非常に大事な事だ。それを理解してやることが、相手への弔いだと私は考えている。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:23:13]
◆艶子 > 名前は…なんだったか。 ( 角材と短剣を手にした傭兵は、無縁墓地の一角でそんな事を呟く。 相手は名乗らなかったし、MJも「お姉さん」としか呼んでなかった。彼に聞けば名前ぐらいは知ってるのだろうか。 ) 名前の無い墓ってのも何かおかしいしな。けれどもまあ、とりあえずという事で――。 ( 傭兵はナイフで角材を削り、文字を刻んでいく。暗黒街で戦い散った吸血鬼の墓、と。 VHGの方で何者なのか把握しているかもしれないし、改めてあっちで墓を作ってくれるかもしれない。でも、作ってくれないかもしれない。だからこれはとりあえずのお墓。 ) ( そして私は文字を刻んだ角材を地面へと突きたてた。 ) [Tue 14 Oct 2008 00:17:32]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『ん…。』 [Tue 14 Oct 2008 00:07:38]
お知らせ > ロイさんが帰りました。 『 (――笑えぬ話だ) 』 [Thu 9 Oct 2008 23:00:37]
◆ロイ > (ただし、木々の隙間を縫い、己の視界の端に赤い灯はちらちらと漂った。灯が歩く動作に引きずられ、赤い蝶のなり損ないのようになるのもはっきりと見えた) (虚ろな顔をした参列者の顔まで見えそうだ、と男は更に皺を深くする) (己が『死んだ』時も『こう』だったのだろうか。あの頃はまだ泣き女の風習が残っていたはずだ) …… (もし、そうだとしたら) [Thu 9 Oct 2008 22:59:00]
◆ロイ > (己はそれにあからさまな不快感を示した。眉根に皺を寄せ、集団の行く先とは逆方向に道を曲がる) (薹の立った女が泣く声に合わせて他の女が泣く。――その他の女も妙齢の者はいない。死者の親族よりも死者を悼んで泣くと自負する泣き女を、男は余り好きではなかった) (所詮は貴族がパフォーマンスとしてやっていた事だ。故人がそれで喜んでいるとも思わない。――少なくとも己の故郷ではそうであったように思う) (己が道を変えると梟も其れを捉えて己の背後の高木まで飛んできた。羽音で確認し、男は振り向く事は無い) [Thu 9 Oct 2008 22:51:37]
◆ロイ > (闇の中にポツリとある白。主の心配を杞憂と笑うかのようにのんびりと羽繕いをしていた。別にお転婆をしていなければそれでいいのだ。その様子を見やって正面に視線を戻して漸く気付く。足を止めて『それ』を見た) …… (赤い灯の連なりはごくごく小さな虫のようにも見えた。己の行く先を遮るようにゆっくりと動いている。そして聞こえてきたのは女の慟哭) …泣き女か (最近は貴族の葬式でも見る事が無くなった。フォーウォン系の人間が亡くなったのだろうか。泣き女に見送られるという風習がまだあそこには残っていたはずだ) [Thu 9 Oct 2008 22:40:45]
◆ロイ > (男は左手にカンテラを持ち、狭い道を行く。――夜目の利く男にとって灯りなど本来は必要のないものだが、持つ意味はあるのだ。ゆらゆらと揺れる灯は苔むした墓石の輪郭をなぞるように周囲を照らす) (男は前ばかりではなく、時折後ろを振り返る。ただし、その目は真後ろではなく、高木の枝を見ていた。闇夜には聊か目立つだろうか、己の使い魔の姿を確認するためだ。普段から傷つかぬように注意は払っているものの、興奮した梟が枝に羽を引っ掛けたりして怪我をする可能性が無いわけではなかった) [Thu 9 Oct 2008 22:31:58]
お知らせ > ロイさんが来ました。 『 (――歩む) 』 [Thu 9 Oct 2008 22:23:22]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『私は、何かに気づいた――だから――』 [Mon 29 Sep 2008 21:32:52]
◆ルーア・リシア > ( 生者から死者へ。死者から魂の輪廻へと。失われ、見送り、ここから消え去ってなお、心に残るものがあると――教えてくれたのは、この子だったのかもしれない。阿鬼にも言われた言葉だ。変わった死神だと。 ) ――ちがう。 ( 誰に言うわけでもなく、唇が動く。 ) よく、わからないけれど―― ( 墓標から手を離すと、立ち上がって空を見た。滾々と湧き出る水のように、どこまでも広がる黒い幕。ちりばめられた星のひとつ一つが、魂のキラメキであると、最初に言い出したのはだれだったか。 ) 自分でも、よくわからないけれど、きっと―― [Mon 29 Sep 2008 21:32:03]
◆ルーア・リシア > ( 墓標にそっと、指先を伸ばす。子供の髪を撫でるように、手を丸めて。ひんやりとした石の感触を確かめるようにして―― ) もうすぐ、冬がやってくる。あなたは今、どこで何をしているのかな。 ( 他愛ない会話を楽しむように、ふっと頬の緊張が緩む。もうここにはいないあの子。墓守として、死神として、この手で――そして見送った。 ) このあたりの墓も、痛まないように補修しないと、ね。 [Mon 29 Sep 2008 21:26:55]
◆ルーア・リシア > ( しばらくぶりに見たその子の墓は、綺麗だった。人の手が入っているのだろう。墓前には、薄紫の花弁の跡があった。その華がなんというのか、墓守は知らない。けれど思いを辿れば、己と初めて出会ったときのあの子も、心は今夜のように、冷たい風に晒されていたのだと思う。 ) 久しぶりね―― ( そっと呼びかけても、返事はない。気配もない。墓は静かだった。分っているのに、なぜだろう。声がでた。 ) [Mon 29 Sep 2008 21:07:10]
◆ルーア・リシア > ( もう一度、確かめるように、思い起こすようにして、あたりの様子を確かめる。暗がりから、明るい場所にでるように、頭の中が開けていくようだった。 ) ――そう、か。このあたり、だったっけ。 ( 忙しさと日常の繰り返しの中で埋もれた記憶の欠片。一度手ごたえを感じれば、掘り起こすのは存外簡単なものだった。足は自然と、その墓の前へと。 ) [Mon 29 Sep 2008 21:02:20]
◆ルーア・リシア > ――ん。 ( カンテラを持ち上げ、あたりに異常ががないことを確認してから、その場を去ろうと足を動かす。けれど、頭の片隅に引っかかったものが、ブーツのつま先に力をかけた。 ) [Mon 29 Sep 2008 20:59:42]
◆ルーア・リシア > ( 殺風景な墓地では、幾度歩き回っても大まかな景色しか把握できない。昨日も、今日も、明日も、墓が増えることはあっても、減ることはないから。気がつけば、指先が冷え込んでいた。仕事を終えたら、熱い風呂にゆっくりと浸かりたい。そんな欲求にかられる。ランタンの明かりを揺らし、風にマントをはためかせて、湿った土を踏みしめる。 ) このあたりは、よし―― [Mon 29 Sep 2008 20:51:22]
◆ルーア・リシア > ( 遠く、遠く、寒空の暗がりへと溶けてゆく。りぃん――リィ…ン―― 透き通ったその音は、死者に安らぎを与える子守唄か。あるいは、墓守の存在を知らせる時の音か。墓地の見回りという仕事の合間に、ふっとついた溜息が、まだ白くないことになぜだか安堵する。 ) そろそろ、冬支度――か。 ( 星空を遠く見つめて、墓守の少女はつぶやいた。 ) [Mon 29 Sep 2008 20:47:03]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(墓守が奏でる鈴の音は――)』 [Mon 29 Sep 2008 20:43:16]
お知らせ > 阿鬼さんが帰りました。 『 ルーアちゃんのお友達に先ず興味がいきますけど、スイマセン続けて下さい。 ( 夜は深け往く』 [Wed 24 Sep 2008 00:28:25]
◆阿鬼 > あーき、あき、あき。 死神の子ぉ。 俺の墓地からやって来たぁ、とかで良ければ。 ( 先天的なセンスはゼロだった少女。 アカペラを披露するも、歌わぬ方がマシだったろう。 ) 怖いので止めて欲しいです、そんなお代わりなんて――。 しかも二個も。 ( 残る欠片を食べ終えれば、恐怖に慄き顔を背けながらも空いたお皿をそっと彼女の前に。 ) 死神だから変わっているでは無くて――、変わっている死神。 それは現世からすれば”普通”なのかもですけど。 或いは普遍的な幻想に基く何か…をルーアちゃんが持っている。 ( 特異であると少女は思う。 彼女の言葉だとユニークと称するのか。 ) 食い意地は張ってます、食生活が乏しいと活力が生まれませんし。 ( 肉ばかり食べている気がする。 何の肉だが言う迄も無いけど。 ) はいな? ( 境界に揺蕩う漆黒の死神。 その口から話されるのは、極々平凡な――誰しもが共有出来る実体の無い噂話。 ) [Wed 24 Sep 2008 00:27:32]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『これは、友達の友達からきいた話なんだけど――』 [Wed 24 Sep 2008 00:15:04]
◆ルーア・リシア > 歌うの? 阿鬼のうたには、ちょっと興味があるけど…。 ( おいしそうにまんじゅうをほおばる姿を見て、やっぱり小脇に抱えられてラチされるのは相手だろな、とか。初めてであったときの会話なんぞ思い出したりした。 ) ふふっ、それなら――その可愛い口につめるだけつめてしまおうか。 ( 自然と、漏れた笑みだった。お茶を喉に流し込む。 ) えぇ。 ( 続く言葉には、ややうつむき加減にうなずいて。 ) “ここ”が好きなのかもしれない。なんだかんだいってね。それに、変わっていなければ、死神は勤まらない。 ( きっと、そうなんだと思う。変わっているからこそ、キットー― ) それにしても、阿鬼は何にでも興味を示すのね。可愛らしいとおもう。――そんな阿鬼に、もうひとつ、プレゼントをしようかな。 ( 狭間の世界に佇む死神が、珍しく楽しそうに、口を開く。その表情は、閉ざされた時間の刹那を、心から楽しんでいるようだった。 ) [Wed 24 Sep 2008 00:14:45]
◆阿鬼 > 崖っぷちの阿鬼でも良いですよ。 歌うと微妙に語呂が悪そう。 ( 問題は、住宅街の中という事。 対岸の火事を見物というには――少し距離が近い、其の辺の無意識の圧迫感が噂の伝播に拍車を掛けているのか。 少女は、美味しそうに口の中に広がる饅頭の餡子に舌鼓を打つ。 ) そんな、自分が怖がるとか――。 ( ふと、手の中にある齧り掛けのソレを見遣り。 ) ――饅頭が怖いです、特に漉し餡を見たら震えが止まりません。 ( 桃色吐息を吐き出しつつ、ほっこりと語った。 ) ルーアちゃんは、冥界でも現世でも無くて”ここ”なんだ。 ( 他の死神が聞いたら、眉を潜めるだろうその言葉。 生者の住む世界でも、狭間に近いこの場所。 ) ――随分、変わってるね。 [Wed 24 Sep 2008 00:05:03]
◆ルーア・リシア > 皿の上の阿鬼、と命名してあげる。 ( 興味本位、なんとも“らしい” ただ、皿の上のそれがどく饅頭でなくとも、喉に詰まらせるようなことが起きなければ良いが。噂の出所とやらに、かるく思いを向けながら、思案する。 ) おあいにく様。私が住んでいるのは“ここ” ( さらりといって、己も饅頭を口に運ぶ。満月のてっぺんから、三日月の形がとれた。 ) べつに――そんなことはいってないけれど。 ( つい、と視線をそらした。表情か変わらなくても、目は語る。 ) ほら、貴女――さっきも私の反応を気にしていたでしょう? その――怖がる相手といったほうが、貴女の楽しめるリアクションができると、そう思っただけ。 ( ふぅ、と言い訳を終えた跡のように、小さく息を吐いた。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:52:30]
◆阿鬼 > 確める気が無いから興味本位――、自分の好奇心はお皿の上。 ( 饅頭の盛られた皿、胸元で手を合わせれば瞳輝かせ。 確める気も無ければ、真実を知りたいとも思わない。 今は未だ、この事件も一過性の風邪の様な症状。 ) 散文詩は、辞書が欲しかったです。 それか翻訳機。 ( あむ、と早速饅頭に齧り付けば中身を確める真実の探求。 ) 彼岸に住む、死神っぽく無いお話ですけど……。 ( 口を動かしながらも、舌も動かす。 忙しないが、どちらかを選ぶ気は無い少女。 意味深な視線は小屋のあちこちへ。 ) ――この小屋に来る自分では無い、他のヒトと行きたい、と? ( 猫を思わせる瞳が、ニンマリと細まって。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:44:57]
◆ルーア・リシア > ――コウキシンは、阿鬼の退屈を殺してはくれないと思うけれど。 ( 噂は、より事実が混ざれば混ざるほど、多種多様に広がっていくもの。現に、噂の根源が日常の隣にあるのだから、口頭で聞かされた話に実体などありはすまい。ならば、と饅頭を皿にのせて、阿鬼のもとへ持っていく。 ) 人間の文献は、面白い。それを読み漁るのも、噂を聞いていくのとなんらかわりないと、私は思う。 ( それが真実だと確かめることはできない。ただ、興味が尽きることはない。 ) 団結力がないから、勤まる仕事なのだとおもうけれど? 戻ってこなくなっても、ちゃんと存在している。その場にいなくても、この世からいなくなったわけじゃない。 ( だからきっと、そこに行く意味もあるのだろう。 ) 季節はずれの肝試し…好きな男性と行くものだと、聞いていたけれど? ( ウソかまことか冗談か、首かしげでたずねてみた。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:30:50]
◆阿鬼 > 興味本位は噂話の部分だけですって、この世に絶望した魔術師が死後世界を道連れにする為に装置を完成させて命を絶っただとか――。 実は、魔術師は他殺で魔法具に取り殺されただとか――。 ( 所謂、無責任な与太話。 指折り数えても両の手でも足りない程。 死神が謎の死などに興味を持つのは騙る迄も無く冗句だが。 ) じゃあ、狙って受けの良い物を作れる人は天才であると――。 つまり、素人好きが多いって事なんだ。 ( 解ります、とか頷く。 どうにも読む文献が違うらしい両者。 逸れた話題は、指で弾かれ夜露と消え。 ) 唯の危惧ですから、本腰は入れないで勿論構いませんよ。 死神って団結力無いですよね皆。 風に吹かれた葉っぱみたく飛んでいった儘帰ってこない方も居ますし……。 [Tue 23 Sep 2008 23:20:17]
◆ルーア・リシア > ( 考えていた。ただ、その時間が長すぎて、阿鬼がいぶかしむようにさせてしまったが。続く彼女の言葉で、考えがまとまった。 ) やっぱり、貴女ならそう切り出すと、思っていた。ただのノリと興味本位で迫られたら、ちょっと困る、ところだったから―― ( ようやく、という感じで、口の端に緩い笑みを浮かべてみせる。自分なりの、精一杯のしゃれのつもり。彼女のいわんとしていることも、理解できるから。 ) ひとつ、私がこの世界で学んだ文献をおしえてあげる。わざとらしい萌えほど受けが悪い。 ( ぴっと人差し指を立てると、それをまげて、はじく。己らにしか見えないであろう形亡き者をどけるようにして、ルーアは立ち上がった。 ) ただ、私には管轄区がここと決まっているから、貴女のサポートという形になるけれど。 ( それでもいい? と首かしげ。台所へと向かう。もてなしが茶だけというのも、寂しいものだ。 ) [Tue 23 Sep 2008 23:04:43]
◆阿鬼 > ( 「 そう 」 だとか 「 知らない 」 など先刻迄、三点リードに押し潰されそうな空間と違い漸く対面の少女が語り掛けてくれていた。 思えば、彼女なりに話の邪魔をしないつもりであったのか――真相はきっと聞かない方が良いと少女は一人で結論を出す。 ) 奴隷ギルドも――暇ですから。 ( 余りにも変わらない日常という意味での暇。 奴隷への調教や、教育、販売。 ソレ等が365日変わらぬルーチンワークで行われている。 結果として些細な変化でも敏感になる、外部からの刺激として。 ソレはギルドの奴隷としての自分と、其処で死神を続ける自分にも当て嵌まる事実。 だからこうして、この場所を尋ねて来た。 ) ルーアちゃんが噂好きなのも所謂ギャップ萌えに繋がるけども、ソレは少し置いておいて。 ( 何も無い空間を掴み、脇に退ける仕草。 ) 気になりませんか? 自分達の出番かも――知れませんし。 [Tue 23 Sep 2008 22:55:53]
◆ルーア・リシア > ( 短い相槌がひとつだけ。けれども相手の話を頭で整理するのには、こうするのが一番適していた。 ) もちろん。あなたの話は、少し大げさに感じたけれど。 ( 茶をすする相手の顔を見て、その眉が寄る様をみていた。 ) 墓地を訪れる人たちも、そんな話をしていたとおもう。街では有名な噂になっているみたいね。 ( たしかに、と阿鬼の言葉を肯定してから、わざわざたずねてくれた客人に問いかける。 ) でも、貴女がそんなお土産をもってきてくれるなんて。私は、街の噂にはうといほうだから…新鮮だった。 ( リアクションにもうといというのは、もう語るまでもないが。 ) でも、私にどんな反応をきたいしていたの? 阿鬼。 [Tue 23 Sep 2008 22:41:53]
お知らせ > ルーア・リシアさんが入室されました。 『(返すのは、やはり――)』 [Tue 23 Sep 2008 22:33:36]
◆阿鬼 > ……――ちゃんと、聞いてました? ( 自分が話している間中、返って来るのは必要最低限の相槌のみ。 ソレも魔法生物の様に一定のリズムで返すだけの住人。 むぅ、と眉根を寄せながらお茶を啜る少女。 ) 一言で纏めると、住宅街にある屋敷に怪物が出たという事ですが。 ( 少女は、先ず得られた噂話やら目撃情報、背びれ尾びれの付いた話を交えて大袈裟に話したのだが。 一向に乗ってくる様子の無い住人に痺れを切らし、仕方ないという感じで纏めた。 亡くなった魔術師が残した遺産、その魔法具が勝手に動き出し屋敷は異界へと成り果てた――そんな事件が秋も深まるこの時期に発生した。 肝試しでは足りなかったニンゲンは大喜びでは無いか? そんなニンゲンが居ればの話だが。 ) [Tue 23 Sep 2008 22:30:42]
◆阿鬼 > ( 長い話を終えれば、一息付くように少女は湯飲みを傾けた。 墓地の片隅にひっそりと佇む墓守の家、内装には飾り気も無く最低限の家具だけが揃えられた部屋が住人の性格を顕わしている。 此処の住人は――機能美を追求しているのか、清貧を旨としているのか少女には判断は付かないが。 椅子に腰掛、対面の人影へ視線を流す。 この小屋の住人――聞けば、墓守として生活をしているらしい。 ) [Tue 23 Sep 2008 22:22:58]
お知らせ > 阿鬼さんが来ました。 『 ――と、言う訳なんですよ。 』 [Tue 23 Sep 2008 22:15:35]
お知らせ > ロクパーさんが帰りました。 [Tue 23 Sep 2008 13:56:42]
◆ロクパー > (のろり,と瞼を上げれば,)ァァ…,(眼球に止まっていた蝿が,ブーンと飛び立つ。)あかんわ。手を伸ばすのも,なんやしんどいし。(カァカァと何処かで,カラスが鳴く。)つらいし。(否,闇の類かもしれない。)なん,まぶしィときは,ごっつつらいなぁァ。(あァ,とため息をつく。鳩血色の双眸を,そっと伏せた。) [Tue 23 Sep 2008 13:56:40]
◆ロクパー > (袖が揺れ,ぞろりと百足が零れ落ち,湿った地面を消えた。言葉に混じる吐息が,)はらが,…,(腐った果実の匂いがした。)へったなァ…。(そうして,ぎょろぎょろ瞼の裏で動けば,涙のように白い白い蛆がぽろぽろと落ちた。)アレェ,なんやろ。アレェ。(汚れた布一枚。覆われた四肢が,闇色の気配を発す。)うまいンかなァ。とどかへんかなァ。あァ…,(頬が引きつる。糸で縫われた部分だ。)はらへったなァ…。 [Tue 23 Sep 2008 13:46:22]
◆ロクパー > (空が遠い。白い月が,) ――…ぅ,ゥゥ…。(蛇の鱗のよゥな,葉と葉の間から女の貌のよゥにのぞく。)ゥ…,ぅぅ…。(それがなぜか怖ろしくなって,再び瞼を伏せては唸った。)腹が,(ブーンブーンと蝿が身の回りを遊び,ススキ色の前髪を揺らせば,) バクッ! (血色の悪い唇からのびた,ワイン色の舌がとらえて,)もぐもぐ…たりねェし。(木々の間。崩れた墓石の間に,転がる死体が一匹) [Tue 23 Sep 2008 13:36:39]
お知らせ > ロクパーさんが入室されました。 [Tue 23 Sep 2008 13:29:42]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『花束は両親の墓前へ』 [Sun 14 Sep 2008 23:32:41]
◆ヴァネッサ > ( 涙が零れそうになっている。 腕でそれを誰にも見られたくないと思いながら拭い去ろう ) ――探す…絶対 ( 花束を持つ手に先ほどとは違う力が入った。やるぞって、そういう意気込みの力。 身体に当たる風がさっきよりも冷たくないような気がする。 銀色の髪は靡いている ) ―――よしっ ( 足がまた前に進みだす。 一歩一歩力強く。 目的があるから。 しっかりとした目的が ) [Sun 14 Sep 2008 23:32:17]
◆ヴァネッサ > ( ヴェイトスに戻ってきた一番の理由は彼女のお墓にいくことだったのに、いざ来てみればその場所すら知らない。 墓地に来ればあるだろう何て思っていた自分が恥ずかしくて ) ――ごめん、なさい ( 口から漏れたのはそんな言葉。 足を止めて、墓に囲まれた銀髪の女の子は泣きそうな震える声。 周りを囲う墓石は何も声をかけてはくれない ) ――――― ( 情けない。今の自分をそう思った。 そうわかっているのに、気持ちはどんどん下へ下へと落ちていく。 冷たい海の底に沈められたみたいに重くて、寒くて、寂しい ) [Sun 14 Sep 2008 23:02:00]
◆ヴァネッサ > ( またあの子のお墓を探し始める。花束を持つ手に力が入ってしまう。 見つからなくて、気持ちが焦ってしまう。 お墓の場所すら知らない自分に苛立つ、情けなくて、そして悲しくて ) ――ミザリー…どこにいるの…? ( 口から漏れた言葉は弱々しくて、風がそれを笑うかのようにまた強く吹いて ) [Sun 14 Sep 2008 22:47:05]
◆ヴァネッサ > ( 夜の風が冷たく感じる ) ここに、あるかな… ( その手にある花束はお墓参りように花屋で見繕ってもらった。 その花の色が暗い夜の黒の中にぽつんと浮かんでいるようで )( 今日は両親の墓参りではない。 友人。もうこの世にはいない同属の友人の墓参り。 でも、その墓の場所を自分は知らない。どういう風に埋葬されたか、どんな墓なのか、そしてどこにあるかも ) ―――ない… ( 何度も何度も墓を見て回った。両親の墓の前も三回ほど通った。でも、あの子の墓は見つからない。 探している墓がここには無いことなんて、まだ知らない。 夜の風が長い銀髪を撫でて、墓地に寂しい風の音を残していく ) [Sun 14 Sep 2008 22:25:32]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『手には花束』 [Sun 14 Sep 2008 22:20:09]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが退室されました。 『誰かと食べる食事は美味しい。陳腐な言葉だけど――――真実だと思った。心の底から。』 [Mon 8 Sep 2008 00:08:56]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・一安心です。もし大怪我でしたら、治るまでの間仕事を増やして休業の間の食い扶持などを稼がないといけないかな、などと半ば本気で考えておりましたから(くつくつ。眼を笑みの形に細め、口から紡いだ言葉は―――半分は冗談だが、半分ぐらい本気だった。そんな風に考えるあたりも、なんだか変わったのかな、と思うわけで)・・・・・・え(そんな顔を、という言葉を聴いて、慌てて自分の顔をぺたぺたと触り始めて)・・・・どんな顔をしているか、私には良く解りませんが・・・・良い事のようでしたので、喜ばしい事と思っておきますね(自分の両の頬をそっと指先で押さえながら、「ちょっと恥ずかしいような気がしますが」と小さく零したり)いいのですよ。雇われているわけでは有りませんし。それに報酬なら何時がばー、と襲い掛かって取り立てるかわかったものではありませんから、どうぞ油断なさいませんようご注意を・・・(小さく響く、色合いの違う二人の笑い声。込めた色合いが違えど、朗らかな気持ちはきっと同じ)ええ。解りました。私は足場の悪さも無視できますから、速やかに仕上げますね(ハンマーや釘を受け取りつつ、ふわりと浮いて程なくすれば天井からごんごんと打ち付ける音が響いて) [Mon 8 Sep 2008 00:07:50]
お知らせ > ルーア・リシアさんが退室されました。 『(それが、今感じている、私の気持ちだから――)』 [Sun 7 Sep 2008 23:59:01]
◆ルーア・リシア > ん……。 ( 痛い部分をさわられれば、素直に表情に出す。こんなふうに、感情を表に出すようになったのはいつからか。そんなに、悪いものでもないかもしれないと、思ったり。いつになく真剣な面持ちのメイドを見れたことが、なぜだか嬉しかった。 ) なんだか、少し、変な感じ。 ( いつしか、口元には、うっすら笑みが浮かんでいた。 ) 私にもそんな顔をしてくれるんだね、貴女は。 ( たぶん、彼女がこんな目をするのは――彼女がほんとうに、大切に思っている人たちに対して、だろうから。 ) ありがとう。大きな怪我がなくて、よかった。 ( ひととおり終わると、改めてヴェルセリオスに礼を言った。 ) メイドをただ働きさせるのは、なんだかきが引けるな。 ( 冗談っぽく笑うと、あぁ、今、笑ったんだ、自分は。なんて――自分で思って。 ) どうせだから、分担しよう。貴女は、とりあず屋根、おねがい。もう一度ハシゴをあがるのは、ちょっと疲れそうだし。その間に、私は部屋を片付けておくから。 ( 終わったら、二人でシチューを作って食べよう、と。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:58:39]
◆ヴェルセリオス > (一時の気の迷いか、それともはたまた――――でも、実際にどうなのか、なんてどうでも良い事なのかもしれない。今感じている自分の気持ちで、皆動いているのだから)・・・はい(あー、ちょっと警戒されてる、と思った。でも自業自得なので其の辺りを気にはしなかった。寧ろそう思われるのが普通だと思っていたから。でも了承の返事を得られると、ベッドに座るルーアの前でしゃがみこんで)・・・・ここは、どうでしょう・・・あ、痛いですか。ではこちら・・・こちらは大丈夫、なるほど・・・(足首から体を上に、髪の中に破片が入ってないか、背中に小さいのが刺さってないかと、関節を痛めていないか、と文字通り「全身を舐める様に」調べたのだが、いつもと違って目が真剣で、「そういうような」雰囲気は零。)・・・良かった。大きな怪我は無いようです(ふー、と心底安心したような吐息を吐いた。)・・さて、次は・・・・シチューと屋根、どちらを先にしますか?どちらも、私に任せていただければ速やかにこなして見せますよ(最後に足首を確かめたので、また目の前でしゃがみこんだ姿勢のまま――――くす、と何時もよりどこか柔らかな笑みを浮かべて、問いかけた) [Sun 7 Sep 2008 23:50:19]
◆ルーア・リシア > ( 不思議な気持ちだった。すっかり「そういうものだ」と思い込んでいた相手からもたらされた、意外な言葉。偶然なのかもしれない。たまたまなのかもしれない。けれど、いつしか、死神としてあった己の心にも、変化が起きているのがわかる。「そういうふう」に見ていた相手にたいする、申し訳なさというか。以前では考えられなかった、不思議な気持ち。 ) え、えぇ……。あんまり、よくないかも。 ( みてあげようか、といわれれば、少しだけ、とまどう。そんなふうに言って、えっちぃことされるんじゃないかと。どうしても思ってしまうから。けれど―― ) おねがい、できる……? ( ややあって、ルーアは顔を上げた。ヴェルセリオスをみて、静かに答える。促されるまま、ベッドに座った。 ) 痛みって、後から出てくるのね……。少し勉強になった、かも……っ! ( 傷を確かめるように、意識を向けると、素直に脳に入ってくる痛覚。細い腕、肘の部分。太ももの近く。頬の辺りにも、薄く切った跡が血のにじみで見て取れるだろう。その部位を触れば、打撲も多少あるのがわかる。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:39:37]
◆ヴェルセリオス > (自分でも不思議と言うか、どこかに驚きの気持ちがあるのは確か。時が流れれば変わらぬモノは無い、とは何時だか図書館で読んだ何かの本の一文だが、そう――――確かに、以前なら「不注意が過ぎますね」とか「命綱を用意したほうがよろしいのでは?」などと言っただろう。でも、今日はそんな言葉も気持ちも浮かばなかった。直接ではないにせよ、怪我をさせてしまった。そう思った時、出てきた言葉はあの一言だけだった)・・・・怪我、大丈夫・・・・ですか?私、少しは心得があるので・・・まず、身体を見せてもらって良いですか?(片づけをはじめたルーアの直ぐ側まで近づいて、まず手当てをしましょう、と持ちかけた。ベッドの上に転がっていた小さな木片をベッドの脇に避けて、座ってください、と促した。) [Sun 7 Sep 2008 23:28:51]
◆ルーア・リシア > ……ぇ? ( いま、なんといったのだ、彼女は。不意をつかれたように、目を開く。『ごめんなさい』そういったのだ。いつもなら、しれっとした顔で、もっと事務的で。かえってきた意外な反応に、とまどってしまう。 ) ぁ……いいの。気にしないで……。穴を開けたのも、怪我をしたのも、私の不注意。開いた穴は、またふさげばいい。 ( だから、気にしないで、と。うなだれた様子の、今までみたこともないヴェルセリオスの態度に、すっかりペースを乱されてしまっていた。怒りの感情も、いつの間にか消えてしまっている。 ) もう、いいから……貴女らしい登場といえば、そうだし。変わりないみたいで、あんしんした。――シチューをつくりにきて、くれたんでしょう? その……ありがとう。 ( 在り来たりの言葉しか出てこなかった。なんだか心がむずかゆい。死神なのに……。痛みをこらえて、部屋の木屑を片付けに掛かる。動きはどうしても、ぎこちない。 ) [Sun 7 Sep 2008 23:18:38]
◆ヴェルセリオス > (幸い体の小さい少女だから良かった。これが傭兵ギルドにいるような筋骨隆々の男だったら本当に部屋が崩壊していたかもしれない。そして開いた穴から月明かりが入ってくるが、それの有無に関わらずものを見る事の出来る目は、あちこちに刻まれた小さな傷を見る事となる。自分の不注意で、負わせてしまった、傷を)・・・・・・・・ごめんなさい(体の前で両腕を重ねて、背筋を伸ばした姿勢から・・・深く頭を下げた。「申し訳ありません」ではなく「ごめんなさい」と。そちらの方が相応しいと思ったからだ。少しすると頭をあげるが、何時もと違って背筋が伸びておらず、柳の枝が垂れているように前にうなだれていた。しんなりと) [Sun 7 Sep 2008 23:05:15]
◆ルーア・リシア > ( 上をみれば――見たくはないが、お月様がはっきりとみえる。今もぱらぱらと、後ろのほうで月光とともに、残骸が落ちる音が聞こえる。本当に、崩壊していないのが不思議なくらいだった。顔にださない、というより、出したくないが正解かもしれない。 ) 何が、無事……っ! ( 強い口調が、痛みで途切れる。腕を押さえて、唇をかんだ。受身はとったつもりだったが、時間をおいて、血がにじんできたようだ。 ) あなたのせいだ……とは、いわないけれど……もう少し何とかならなかったの、あの登場。まるでのぞき――いっ、た……っ。 ( まるで我知らず、というようなこのメイドが、とってもにくたらしかったりもしたのだが、今はそんなことよりも体がいたい。 ) つきを見ながらシチューをすするの? ……おかげで修理する箇所が増えた。 ( あんまり大丈夫じゃないのである。それでも、ヴェルセリオスの前で情け無い姿を見せるのは、なんとなーく嫌なルーアであった。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:58:32]
◆ヴェルセリオス > (まずはえーと、小屋が崩壊しなくて良かったと思った。何分21世紀のコンクリとか鉄筋とは訳が違うのである。次に、落ちた拍子に頭を打ってたり、折れた木が刺さったりしなくて良かった、と思った。でも、どちらも顔に殆ど出ていない辺りが問題かもしれない。外見的には、ぱち、ぱちりと二度ほど瞬きしたぐらい)まずはご無事を喜ばせていただきますね。ええ。それで・・・・久々にシチューなど如何ですか、と参ったのですが・・・・・・どうしたんでしょう。私の事をとても怖い眼で見ているような気がします(はておかしいな。何かしたかしら、と内心首傾げつつ―――キャッチしたランタンを手近なところへ置いて、風呂敷を小屋の片隅に置いた) [Sun 7 Sep 2008 22:44:56]
◆ルーア・リシア > ( いい感じに落下音と物が壊れる音が響き――秋の夜長に小屋が揺れる←? 塵や埃が舞い散る間があって――しばらく。おーぷんざ、どあ。 ) ……。 ( ヴェルセリオスが開けた扉の先には、ものっすごく顔を険しくした死神の少女が立っていた。顔には擦り傷、服には埃、髪も毛先がぼさっと。 ) ……で。 ( しばらくヴェルセリオスを見つめた後、静かに、殺気みたいなものを漂わせながら、口を開いた。 ) 何をしにきたの? ( 部屋の置くは、無残なまでに木屑とか色々散らかっていた。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:38:58]
◆ヴェルセリオス > ・・・おっと危ない。資材は大切に(ひゅっ、と身を沈ませて、落ちる途中のランタンをキャッチ。流石に火がついていたらスルーせざるを得なかったけど)少し前からですよ。中々良い光け(そして、そんな風に返答の途中で姿がふっ、と消えて)・・・・大丈夫でしょうか・・・・・(落ち着いて着地して、風呂敷を右手にひっつかんで静かにドア開けた。さて、中でどうなっているのやら・・・?) [Sun 7 Sep 2008 22:30:42]
◆ヴェルセリオス > (夏の暑さも終わりを告げ、これから少しの間過しやすい秋が来て――――次は冬である。個人的には幾ら寒くても困らないのだが、生憎と種族を隠して生きているので冬は違う意味で困るのであった。さて、そんな季節についての話とは関係なく、物を見るのに光を必要としない其の目は存分に、かつたっぷりとルーアの下着とか太ももとかを堪能したのであった。そして、こちらを振り向いた、と思ったら)――――――――なんですかいきなり。・・・あれ、そういえば飛んだところをお見せした事有りましたっけ・・・?(むう、と首をかしげた。が)、まあ、それはそれとして(あっさりと記憶捜査を打ち切って) [Sun 7 Sep 2008 22:27:44]
◆ルーア・リシア > ( 動いた瞬間、傍らにおいてあったランタンが倒れ、ゴロゴロころがって下に落ちた。火がほとんど見えなかったから、火事にはならないだろうが……。 ) いつからそこに―― ( むしろ、何してた、とい痛げに、眉を寄せて、踏み出す一歩が屋根を踏み抜いた。枯木を束ねてへしおったような音と共に、ヴェルセリオスが視界から消えて――少女は家の中へと落下したのであった。まる。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:21:34]
◆ルーア・リシア > ( 残暑の季節を向かえ、秋の色香が日に日に強まる頃。殺風景な墓地にも、強い風が吹き始める。それでも、気温はまだ夏で。釘を打ちつけるたびに、体の火照りを感じる。そんな身に、この風は心地よかった。 ) ――? ( ふと、その手が止まる。集中から引き戻される違和感。風のおと、だろうか――ちなみに、マントは邪魔になるので脱いでいたりする。よって下から見ていたヴェルセリオスには、何かしら下着でも見えたかもしれーぬ。 ) ( 『お久しぶりですね』その聞きなれた声に、体がこわばった。 ) ヴェ――!? ( ヴェルセリオス、といおうとしたのだが、いえなかった。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:21:25]
◆ヴェルセリオス > (ふわっ、と其の体を浮かび上がらせて―――まずは下からじー、と眺める。いきなりそれか、と怒られそうだが「私はそう言う性格です」と開き直るのがヴェルセリオスだった。8秒ほどじっくり眺めると、1mほど後方から声を掛けようか。「お久しぶりですね」と) [Sun 7 Sep 2008 22:09:19]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・おや。この音は・・・(音色とその頻度で、何かを打っているのが解った。木のような気がするから、多分冬に備えて穴でも塞いでいるのかな、とぼんやり想像しながら進める脚。やがて小屋と、その音の発生源が見えてくると、じー、とその姿を眺めて)・・・・・・よし(家の傍らに風呂敷とランタンを置くと、背筋を伸ばして――――ほど無くして、背中からぶわっ、と噴出すように現れる、赤黒い血で形どられた血の色の翼。騒がしくはしてないけど、この間特に気配を消すような事はしてないので、気付かれても可笑しくないかも。かなり保護色だけどランタン灯してるし) [Sun 7 Sep 2008 22:07:50]
◆ルーア・リシア > ( 燃料切れか、ランタンの明かりが弱まっているのも気づかず、少女は淡々と、自分の家の補修をしていた。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:02:34]
◆ルーア・リシア > ( メイドの思いか期待か、いずれにもこたえられぬといったように、いつもと変わらず、その場所にあった。ただひとつ、家から乾いた板を叩くような音が、断続的に聞こえてくるだろう。夜目が利くなら、音のするほうを、みてみるといいかもしれない。) ( 屋根の上――お世辞にもいい足場とはいえないそこにハシゴで上がり、黄色いツインテールの少女は、屋根板に釘を打ちつけていた。 ) [Sun 7 Sep 2008 22:00:44]
お知らせ > ルーア・リシアさんが来ました。 『(――その家は)』 [Sun 7 Sep 2008 21:58:03]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・・一番困ったケースは、変わらぬ様子で小屋があるので安心してシチューを作ったら違う人が帰ってきた、というケースでしょうか。その場合・・・(想像してみた。墓守の人が家に帰ると、見慣れぬ身長の高い女がシチューを造って待っていました。でも相手が待っていたのは自分の前の担当者で――――)・・・・・ある意味面白い事になりそうです。(くつくつ。軽く肩震わせながら自らのしょうもない想像に眼を細めて)・・・そういえば、結局あの奴隷追いかけっこはどうなったんでしょう。まあ、私にはどうでも良い事ですが・・・・(同種族同士で兎狩りの真似事とは、ニンゲンって本当に悪趣味だなぁ、なんて思う) [Sun 7 Sep 2008 21:55:44]
◆ヴェルセリオス > (首から肩にかけて触れる、幾つかの硬いものの感触が転がる。転がるが零れ落ちも離れもせず、その感触はそのまま首と肩に生じたまま。勿論、それは落ちてもらっては困るもので)・・・・思えば、こうやってお邪魔するのも―――久しぶりですね(背中に乗せているのは風呂敷。たためばかさばらず、物を入れるのに向いている。其処に入っているのはじゃがいもに人参、皮袋に詰めた牛の乳、といった按配で、様はシチューの材料である。)・・・・・お引越しとか、配置換えとか・・・・していらっしゃらないと良いのですけど(久々に、墓守の彼女の家でシチューでも作ろうかと思ったので、こうして、久々。この間カバリストのあの人から血を貰って、久しぶりに体が元気になったから、というのもある) [Sun 7 Sep 2008 21:45:54]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが来ました。 『ごろっ』 [Sun 7 Sep 2008 21:40:37]
お知らせ > オリヴィアさんが帰りました。 『(ひとつ頭を下げて…岐路へと。自室で夫が好きだったワインをゆっくり飲もうかな、なんて)』 [Sun 7 Sep 2008 00:27:09]
◆オリヴィア > …貴方を含めて、皆さんのお陰で、この街は、まだ平和です。平和すぎて…困った人もいますけども(この平和を退屈と捉えて、自分の楽しみの為に無用の混乱を招くような者も居ないわけでもない現実に小さくため息を漏らして…。そのような事には関わらないと決めたのだから、別段何か行動するわけでもないけれども…)このまま平和を守っていけるように、及ばずながら尽力させていただきますね(この亡くなった方たちの為にも、誓いを新たにして…もう一度十字を切って…) [Sun 7 Sep 2008 00:07:28]
◆オリヴィア > …ヴェイティアンハーフの子の先生になったのは言いましたっけ? 結構、苦労してます。でも…辛くはないです(脳裏にあの元気な娘を思い浮かべて…。まだまだ前途多難だけども、あれも駄目これも駄目で雁字搦めのお人形さんにしては意味がないのだし…ゆっくりでもわかってもらうしかないかなとか)あと…、しばらくこちらに住む為の家も探そうかな、なんて…寮でも、悪くはないのですけど、誰かを招くとかできませんしね(知り合いの方、色々増えたんですよ…とか、月に帰るお姫様のお話の顛末を口にしながら…) [Sat 6 Sep 2008 23:58:37]
◆オリヴィア > こちらは…いくつか、大変な事もありましたが…幸い、甲冑をつけて立ち向かうような敵はいません。その点では平和だと思います…貴方と、皆さんのお陰ですね(自然災害でホワイティア入植地が危険な状態になったので騎士団で危険な仕事に従事したりとかはあったけれども…。自分は地図とにらみ合いで必要な資材を滞りなく現場に届ける仕事だったけど…でも敵らしい敵はいないといったところ) [Sat 6 Sep 2008 23:50:41]
◆オリヴィア > (ゆっくりと膝をついて十字を切り、祈りを捧げて…しばしそのまま、夫との思い出を脳裏によみがえらせて…)…本当に、ついこの間のような気もするのだけど…早いものですね(祈りが終われば立ち上がり、話しかけるようにして…いつも通り応えはないけども、思い出の中の夫と心の中で繋がりあうかのように言葉を続けて…) [Sat 6 Sep 2008 23:47:22]
◆オリヴィア > (「赤い雨戦争」その前線で戦っていた者達の損傷はかなり激しく、強い炎に炙られたその身は誰が誰か判断するのは難しいほどで、こうしてまとめて慰霊碑の形で弔われている。何度か足を運んでいるものの、命日にちゃんとこうしてお参りにきたのは初めてで…服装も簡素ながら喪服をまとい改めてこうして慰霊碑の前に立って)この街を守り抜いたお祝いは、また後で行われるかも知れませんけれども…(今は、親しい知り合いが居るわけでもないこの街の為に奮迅し命を落とした夫をこうして弔いに…花を添えればもう何度も見た夫の名前が刻まれたその石碑の前に立って…) [Sat 6 Sep 2008 23:42:12]
◆オリヴィア > (黒のワンピースに黒の靴…帽子はせずに略式の形で喪服をまとった人間は白い菊の花を手にゆっくりと墓地の中にある合同慰霊碑を目指してゆっくりと歩を進めて…)…あれから、時が経つのは早いものですね(どたばたしていて、あっと言う間だった気がするけれど…今こうして初めて、夫が眠っている地で命日の墓参りへと) [Sat 6 Sep 2008 23:36:23]
お知らせ > オリヴィアさんが来ました。 『花束を手に、ゆっくりと墓地を歩き…』 [Sat 6 Sep 2008 23:31:38]
お知らせ > フィア@スレイブさんが帰りました。 『(不安を払うかのように犬は眠る事を選ぶ。)』 [Sat 6 Sep 2008 21:14:29]
◆フィア@スレイブ > (スンと鼻を鳴らして隠れていた草むらから外の様子を除き見る。此処まで逃げてきて今更ではあるがだんだんと不安になる。あの貴族に買われて狩をするから逃げろと言われた。自由に走り回れる事が嬉しかったはずなのに、今はこうして墓地で隠れて怯えている。なんと言う矛盾だろう。こうして隠れているうちに少しずつ足りぬ頭は考えてしまうのだ。 もしかしたら、自分は狩の為に放たれたのではなく捨てられたのではないか。 一度浮かんでしまった不安はなかなか頭から離れては呉れない。) [Sat 6 Sep 2008 21:12:14]
◆フィア@スレイブ > お腹すいたぁ……。(正直もう草にも飽きてきた。第一草では食べても空腹はあまり満たされない。否、腹は満たせても心が満たされる事がない。)お肉食べたい……。(はぅ。 と溜息をついて身体を丸める。)お肉……。美味しいお肉……。鼠、兎、鳥……なんでも良いからお肉食べたい……。こう……噛んだら血がじゅぅ〜って染み出してきて……。(そんな事をまるで呪文でも唱えるかのように口の中で呟いていると不意に腹の虫が鳴いた。)ダメだ……。こんなことしてたら余計にお腹が空く……。 [Sat 6 Sep 2008 20:52:38]
◆フィア@スレイブ > (この生死をかけた鬼ごっこも明日を過ぎれば終わりを告げる。これからも逃亡奴隷としての生活は続くのだろうが、とりあえずの鬼ごっこは終わりを迎える事になる。ただ、これからは狩人が雇われたランナーから本職のギルドの処刑人達に変るだけなのだろうが、今の犬には知る術はない。知る事の出来ない未来を心配するよりも今日の食事の方が犬にとってはとても重要な事だったりする。もしかしたらもうすぐ散る命かも知れないが、ご飯は大事だとこの長いようで短い逃亡生活で嫌というほど思い知らされた。) [Sat 6 Sep 2008 20:32:27]
お知らせ > フィア@スレイブさんが入室されました。 [Sat 6 Sep 2008 20:12:40]
お知らせ > 蜷潜さんが帰りました。 『 いらっしゃいませー(※棒読み&表情変わらず) 』 [Sat 6 Sep 2008 03:25:01]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『あい…そ……?(うそん、と疑い深げな視線だったとか)』 [Sat 6 Sep 2008 03:23:58]
◆君影 > ( そんな逆転劇が起こるとは予想できなかった。 まさかあの頃はこんな事になるなんて思ってなかったんです。 パートナーは後にそう零したという。 ) 高くないならなんでもいい。 任せるから選んで。 ( 特に食に好き嫌いは無い。 栄養だけはちゃんと計算しているけれど、それ以外は安さ重視の食生活。 実はたまに猫の方が良い物食っていたりもする。 ) 今度艶子にも聞いてみるかな。 遊びに行った時にでも。 ( 白夜は可愛かったなー。 けどもう一人の奴は二度と会いたくない! 既に暮らしている亜人の三人中二人とは出会っていた。 ) よし! 今度試して―――……いやだから違うっての。 ( 出来るかそんなこと、とノリツッコミをしたりする。 ) 物騒なの。 …………そういうのお願いしたいのに。 ( 何か二人とも出来る事と出来ない事が似通ってる気がする。 ) [Sat 6 Sep 2008 03:23:12]
◆蜷潜 > ( 猫の方が高収入な罠とか期待。 もういっそ登録名/リャン パートナー/君影 ) ん。 たまには陸の食べ物が食べたい。 肉とか。 野菜とか。 ( 魚介と海藻の比率が高くて非常に偏った食生活である。 サザエ山盛りオンリーとか贅沢なのか貧しいのか。 ) うん、あの辺の連中は殆どそうだな。 ゴウテンジツヤコは知らん。 アレは後から海岸に住み着いたヤツだ。 ( ごろごろと亜人の類があと3人住んでいるらしいがよくは知らない。 飛燕の所属でもなし、ゴウテンジは少し移民達と立場が違う。 ) 「何で家に居るんだよ!今日パートだろ!」とか逆ギレすれば良い。 ( その金で飯食ってるんだが。 お勧めするぞ、とばかりにぽんと肩に手を置いた。 ) そうか。 まぁ片端から握り潰すくらいしかできんが。 加減とか交渉とか愛想とかは期待するな。 愛想はいけるか。 ( 接客業だもの。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:55:20]
◆君影 > ( 私は正当な報酬を要求する! ニャー!! いつか飛燕の上司に思いのたけをぶつけてやる! ) ぐぅ…… いく。 ( ちっとも通じてない事に呻き声を漏らした。 けどお腹減ってるのは事実だし。 あ、けどやっぱなんか癪だ! うぐぅ。 ) じゃあアマウラというよりもヴェイトスの人か。 ( 自分で聞いておきながら、どうでもよさそうに小さく欠伸。 それに釣られてリャンも欠伸。 流石にここで一夜を過ごす気はないから、私も当然のように蜷潜の後ろに付いていく。 ) 一番気まずいのはトイレに行こうとしてばったり顔を合わせた時。 ………らしい。 私はよくしらないけど。 ( 知らないけど!と静かに強調した。 順番を少し間違えてた事におーあーるぜっとになったのはほっとこう。 ) 手伝ってくれると助かる。 けど期限がさ。 多分明後日まで。 それと金額の問題からボランティアになりそうだけど。 ( それ以降を過ぎれば奴隷を監視する事も無くなるだろうし。 手伝ってもらうには少し遅かった。 あと払うお金はきっと気持ち程度になると。 ) そうそう。 それで今度依頼主にそれを報告しなきゃいけないんだけど。 魚守を使わして貰う。 ( あそこなら、まあ多分貴族の人が錫音も監視してたとしても、私との会話の内容まで聞かれんだろう。 多分。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:47:13]
◆蜷潜 > ( モンスターペアレントは怖い。 そのうち猫も働いてるから2人分給料よこすのが当たり前とか言いだしそうだ。 面白いが。 ) 腹が減ったなら当然だと思うが。 何処か行くか? ( 昼間から寝てるんだしな、と。 目と目で通じあう作戦失敗! こんなもん。 ) 移民は何百年前からだったっけ。 なんかそれくらいから根付いてる連中の末だ。 アマウラなんか行ったこともない。 ( ま、用事は終わったしそろそろ墓地を降りて市街地に戻ろうかと歩き出す。 一緒に来るも来ないも特に気にしない。 そういう女だ。 ) 家族がいない時にこっそり買い出しに行ったりな。 ( もうニートという名の紳士とかでいいとおもう。 ) なんだ、つまらん。 手がいるなら貸しても良かったのに。 [Sat 6 Sep 2008 02:26:53]
◆君影 > ( ちょっと甘やかし過ぎてる感はある。 他の動物とかちゃんと躾るけれど、リャンに関してはそういうところが駄目だった。 きっとこの子はリャンが問題を起こして文句を言われても、相手が悪いとか言い出すモンペアな子。 ) ………………… ( むー、と不満そうに睨み付ける。 なんだそのどうでもよさそうな顔は! 私にとっては重要だぞ!と視線で語ろう。 そんな視線で会話を交わせるほど心が通ってるとは思えないけど。 ) じゃあ蜷はアマウラからこっちに? ( ―――あ、そうとも限らないか。 顔も知らない、って言ってるんだし、こっちで育った事だって普通に有り得る。 質問の後にそう気付いたけど、訂正すんのめんどいからいいや。 ) 自宅警備員は毎日が忙しい。 漫画とかの評論を掲示板で語ったりとか――――いやてか私自宅警備員違うし。 ( 何か時代の最先端を行き過ぎた発言は聞かなかった事にしてほしい。 ニートじゃないよ。 ニートだとしても無職という名のニートだよ。 ) どっちでも。 見つける事すら出来なかった。 ( 黒猫の頭を撫でてやりながらさらりと出来ませんでしたと言う。 ………あ、白夜の件ではちゃんと見つけれたっけか。 手に余ったのは錫音の依頼の方で。 ……まあやっぱ訂正とか説明とかめんど。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:17:12]
◆蜷潜 > ( 牛を食うな猫。 というか飼い主管理不行き届きかもしれぬ。 ) あまりそういう風に見えた記憶はないがーまぁいいや。 ( どっちが主人でも。 あんまり崩れない表情のまま心の底からどっちでもよさげにぶった切った。 ) 親とか、近所の知り合いとか、まぁあの辺りは昔からのアマウラ移民の集落みたいなものだ。 散歩には、なる。 ( 墓参りには興味はないが、用事でもなければこんな所までいちいち出歩かない。 新鮮と言えば新鮮か。 ) ふうん。 自宅警備員も忙しい時があるんだな。 ( すっとぼけてみた。 ) で。 片付けたのか。 逃がしたのか。 ゴウテンジツヤコがしばらく喚いていたが。 ( 近所だけにあの傭兵が海辺で何かすればだいたい耳に入る。 君影の姿も一度確認されている。 ) [Sat 6 Sep 2008 02:03:49]
◆君影 > ( 牛肉でも喜んで食べるよ! ちょうだいちょうだーい、と犬探しに帆走する相手にもすねこすりを始めるだろう。 ) なっ!? わ、私がリャンの世話してあげてる側なのに! ( 無愛想な顔がムキになったようなものに変わり、頬を朱に染めながらその感想に反論する。 ) ……………………ふうん。 親、ね。 ( あいつらなんか死ねばいいのに。 むしろ殺してやりたいのに。 目が据わったものになっている少女は心の底から憎んでいる自分の両親を思い返していた。 ) 最近まで忙しかったけど。 やっと暇になった。 後は報告終わらせるだけ。 ( 淡々と答える。 そうだ。 ついでだから報告場所には魚守にでもしようかな。 ) ――――そうね。 やりやすいし片づけやすそう。 ( つい同意してしまう。 まだ彼女が飛燕の関係者か裏を取ってないのに。 ) 墓参り。 ( 言葉少なく視線の意味に答える。 まあ大して気にならないし、そう珍しい事でもないのかもしれないけど。 ) [Sat 6 Sep 2008 01:48:53]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 [Sat 6 Sep 2008 01:38:50]
◆蜷潜 > ( ない。 無い袖は振れないし、今常備するなら牛肉だ。 ※イベント板参照。 犬探しに牛肉携帯。 ) 保護者とはぐれた幼児のようだと思った。 ( 率直な感想を述べた。 幼児はこんな所で半日寝ないが。 ) 大した用事でもなし―――顔も知らん親と話す事なんか特に無い。 行けと言われて纏めて片付けにきた。 ( と、残りの花束も墓石を確認してはぽんと放り込んでぱんぱんと手を合わせて3分とかからず全部終わった。 死者に価値は無いし、この行為にも意味はない。 育ての親の魚守店主の精神衛生を守る程度だ。 ) 暇なのか。 ――――仕事をするには良い場所ではあるが。 ( ふむ、と周囲を見渡す。 目撃者は出難く、隠れ易く、事前に用意していれば逃げ易い。 ついでに証拠隠滅の為なら埋め易そうだ。 ) ( なにを? ) ( ちろ、と視線を君影に戻した。 ) [Sat 6 Sep 2008 01:33:22]
◆君影 > ( ないの?ないの?とちょっと悲しそうな黒猫。 主に少し怒られたのもあいまって胸の中でしょんぼりしてる。 ) ……………む? 何? ( かすかに目元が赤いあたり、少し泣きそうになってたらしい。 なんともなしに蜷潜の後ろを着いていって。 ) さっきまで昼だったのに…… 知ってる。 呼びやすいじゃん。 ( うわ、すごい適当。 ) 私墓参りなんてしないし。 …………? 終わり……? ( さくっと終わらせた相手。 普通こんなんだったけか。 よく知らんけど。) [Sat 6 Sep 2008 01:20:36]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『意識が少し飛んでたみたい』 [Sat 6 Sep 2008 01:00:43]
◆蜷潜 > ( 別に墓前に次々と魚肉を置いていっても良いが喜ぶのは猫含む肉食動物オンリーだろう。 多分親は喜ばないし墓守も喜ばない。 むしろ怒られる。 ) …なんだろうな、この絵面は。 ( ぼんやりと感動の再会を眺めながら歩き、ああ、確かこのへん、と墓石の名前を確認しながら進む。 まぁ知り合いはだいたいアマウラ系の墓石の集まる辺りに埋まってる。 ) 夜だな。 結構前から。 ニナじゃない、蜷潜だ。 ( あ、これだ、と目的の墓石を見つけて適当に花を放り、ぱんぱん、と手を合わせて0.03秒くらい頭を下げて振り返った。 ) 墓参りだろう、普通に考えて。 ( 墓参り、終了。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:42:12]
◆君影 > ( あれ?おねーさんお魚持ってない?と足元をぐるぐる回ってた行為を止めてしょんぼりする猫。 一応猫又も妖怪。 全然化け猫らしいことをしてないけれども! )( 君影起きたー!と黒猫は主人の声がする方に跳ねるような足取りで戻っていく。 猫の鳴き声と主人の泣き声が墓場に響いたあと、少し時間が経って蜷潜の方に猫を抱えた少女が近寄っていく。 ) ――――― ( 何をしていたかと尋ねられた少女は空を見上げる。 すっごい暗い。 ) ―――……もう夜だったんだ……! ( 昼からずっと寝ていたらしい。 流石に変わりものの少女でも、家があるのにわざわざ野宿をするという事はしない模様。 ) 蜷は? 妖怪なら見かけなかったけど。 ( 運動会出来るほど数いそうにないし、めんどいから参加したくないとか真面目に答えた少女。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:35:21]
◆蜷潜 > ( 両親の記憶は無いし、まともに聞いたこともない。 物心ついた頃から漠然とアマウラ系移民の共同体の中にいて、親は両方死んだとだけ聞いている。 どんな人物だったか、なぜ死んだか、記憶にない誰かの事を聞いたところで余計なしがらみやストレスを抱えるだけなような気がして、面倒だから聞かなかった。 その他何人か居る墓参りの対象と同列に、纏めて墓を見に来ている程度。 ) ん。 すねこすりか。 ( ※妖怪。 無造作に抱えているのは残念ながら魚類でもなければ貝類でもない。 花束。 足元をちょろちょろと動き回る黒いカタマリを眼で追いつつ、遠くから聞こえる声に顔をあげた。 ) こんな所で野宿か。 それとも妖怪と運動会か? ( 墓参りという発想は無いらしい。 真顔で訊いた。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:17:36]
◆君影 > ( 誰か居た! 誰だろう? )( 魚のおねーさんだー! )( 起き抜けでお腹が減っていた黒猫は、階段を上っていた人物を視界に入れると、寝ている主を起こさないように抜き足差し足で胸の上から降りて蜷潜のいる方へと駆け出していく。 ) ( 尾が二股の黒猫が相手の傍に辿り着けば、にゃーにゃー♪鳴きながら、ご飯頂戴とでもせがむように相手の足もとをぐるぐると回り始めようとするだろう。 彼女の事はご飯くれる人だと認識しているようである。 場所を考えれば持っていないのが普通だろうが、そのあたりは所詮猫だからか。 )( 猫がやってきた方角からは、りゃ、リャン? リャン!?と主人の軽く慌てた悲鳴が響いている。 胸に感じていた重さが無くなったことによる不自然さで君影も起きたようだ。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:08:07]
◆蜷潜 > ( ざくざくと雑草を踏み締めながら長い階段を登る。 途中で振り返れば、海岸線は市街地を隔てて遠く遥か向こうに見えた。 帰りもこの道程を歩いて帰るのかと思うとちょっと面倒臭いし、いっそどこかに宿を取ってしまおうかなどと考えながらまた登り出す。 墓参りなどというものとは縁がなさそうな海女にも一応、時々参りに来る程度の肉親は居た。 まぁ、なにせ何代も前からヴェイトス市に根を張るアマウラ系移民の一族だ。 それなりにこういう形式的な事には五月蠅く言われるというもので―――ひらけた墓地に辿り着けば、どの辺だったっけか、と辺りを見渡して適当に歩きだす。 ) [Sat 6 Sep 2008 00:01:27]
お知らせ > 蜷潜さんが入室されました。 『 墓参り的ななにか 』 [Fri 5 Sep 2008 23:52:26]
◆君影 > ( おぼろげな睡魔から先に目覚めたのは黒猫の方。 視線だけで軽く辺りを見回して、主よりも先に起きてしまった事を把握した。 )( もう少し寝ていようかな、なんて黒猫は考える。 人がいる場所は好き。 けど君影と一緒にいる時間が一番大好き。 今は君影とお休みの時間。 だから主人の傍から離れたりしない。 )( あ、けど周りの気配に怪しいのが無いかは確認しとこう。 けっこう迂闊で危なっかしい所が多いから、こういう無防備な時にはちゃんと自分が見張ってあげてないと。 ) [Fri 5 Sep 2008 23:43:53]
◆君影 > ( ここはいい。 肝試しの時期からも外れているお陰で、訪れる人は参拝客と墓守ぐらい。 静かにこの子と風を感じながらうたたねをする事が出来るのは、何ものにも代えられない幸せだ。 ) ( すぅ、と静かな寝息を零す。 その地面には様々な人達の亡骸がある筈だけれども、人が溢れ返っている場所なんかよりもずっとずっと落ち着ける場所だった。 ) [Fri 5 Sep 2008 23:28:19]
◆君影 > ( 年の頃にして15,6の少女がいた。 黒い服装に身を包んでいるその少女は、木の幹にもたれかかりながらあどけない寝顔を見せてまどろんでいる。 その胸の上には二股の尾を持った黒猫が、主と同じように気持ち良さそうに丸まっていた。 ) [Fri 5 Sep 2008 23:16:40]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『(寝息)』 [Fri 5 Sep 2008 23:12:52]
お知らせ > ペセル@ランナーさんが退室されました。 『そのまま、しばらくはのんびりと』 [Fri 5 Sep 2008 01:43:58]
◆ペセル@ランナー > (この依頼も数日で終わる。 逃がした奴隷の数がずいぶん多いが、それもまた仕方が無いことか) 私だけ、というのも情けない話なので、できればほかの方にもがんばっていただきたいところですわね。 (ん〜と伸びをする。 余裕があるのは一応捕まえた人はいるため、で) [Fri 5 Sep 2008 01:23:46]
◆ペセル@ランナー > ここ何日かはせわしなかったのですもの。 さてさて。 (そう呟けば、久しぶりに…) ゆっくり眠る貴方たちが見てきたものはなんなのかしら? 希望? 絶望? ふふ。 どちらにしても眠りは訪れている。 幸せであれ、不幸せであれ。 眠りは幸運だったのかしら? それ以上苦しまなくて。 眠りは不幸だったのかしら? これ以上幸せは続かなくて。 さてさて。 (どこか歌うようにもつむぎだす。 特に意味も無い言葉遊び、というもの。 少しばかり大きめに呟いてみよう) [Fri 5 Sep 2008 00:56:44]
◆ペセル@ランナー > (周囲をぐるりと見渡しても人影は見えない。 気のせいだったか、と地面に降りることにした。 そのままお邪魔した墓石はきれいに掃除をしておく。 お邪魔したからにはきれいにしておこう) さて、気のせいでしたか。 それなら、こちらの用事を済ませることにしましょうかね。 (とはいえなんてことは無い、適当な場所へ腰掛けてこの場所を眺めるだけだ。 寂しさも感じられるこの光景。 どこか気に入っているようで。 恨みとのろいと、髪のひと束と。 それには気が付くことも無く) [Fri 5 Sep 2008 00:46:26]
お知らせ > ウィグス@スレイブさんが帰りました。 『(そして、主との逢瀬を邪魔された恨みと呪いも微かに残り香が、あるやも知れぬ。)』 [Fri 5 Sep 2008 00:42:12]
◆ウィグス@スレイブ > (そこには切り落とされた黒い髪が一束と、なけなしの最後の金で捧げたたった一輪の向日葵が静かに手向けられる墓石を見ることが出来るだろう) [Fri 5 Sep 2008 00:41:22]
◆ウィグス@スレイブ > (もしも、その幸運なランナーが、偶然にも其の墓前を見つけられるのであれば。) [Fri 5 Sep 2008 00:40:19]
◆ウィグス@スレイブ > (見えた) …、(うっとうしいやつめ。こんな時間に此処に来る人間など、そうそう居るわけもないと思っていたが。どんな気紛れを起こして墓参りをする奴なのか―――せっかく主に会いに来たというに、風情もけったくれもなかった。) (ほんの数分、たったほんの数分だ。否、一瞬といっても間違いなかろう。まだ、手をあわせたばかりで。風情も何もなかった。) ………、物好きは貴様だ。忌々しい奴め。(地を這うよな微かな声で、ヴェイトス広しと言えども、偶然にも同じタイミングで人気の少ない場所へやってきた 望まざる来訪者 へ、呪う気持ちを腹の底。) ……、 また、いつか。 (主の墓前に一度振り返り、瞳を伏せる。)(まだこちらに気づいていないというのなら、闇に其の宵闇より闇色の髪を溶かせてこの場から去らせていただこう。) [Fri 5 Sep 2008 00:39:28]
◆ペセル@ランナー > ん…? 人の声…かしら? (先ほどより奥へ進んだためか声が聞こえた気がした。 怪しい幽霊の声なのかもしれないが、周囲をさらに注意をして見てみることだろう。 もしかしたら先日出くわした天才芸術家でもまた来ているのかもしれません) さて、どなたかいらっしゃいますか? ちょっと失礼しますよ? (失礼して墓石のひとつの上に上り周囲を見下ろそう。 多少目線は高くなる分、相手からは丸見えだろう。 そうして周囲の動く姿が見えないかを確認する) こんな場所にいらっしゃる物好きな方はどなたでしょう? [Fri 5 Sep 2008 00:33:35]
◆ウィグス@スレイブ > (静かにただ墓前に手を合わせる―――静かな夜更けの墓前だ。気持ちを落ち着け、永遠の褥に眠る主と対話をしていた。が) …。 誰居るか、いや、獣の類かも知れぬが。 (其れが人か何かまで判別出来るほど洗練されたものではない。ただ、逃げるものの逃げる 理由 を、押し付けられる 枷 を知らぬものに出くわすのは正直なところ、頂けなかった。特にこの時間、この場所だ) …、薫の君、 (何故こんなにも肩身狭く生きなくてはならないのだろう。勝手なものだ。主など。)(呪わしいこの命をつくり、先に旅立ち、そして勝手に獲物にする。―――それでも未だ人を憎めぬ。やさしさを、生きる意味を知ってみたい。墓前の前、幸い黒髪は闇に目立つことはなかろう。静かに姿勢を低く落とし、周囲に眼を向ける。さて、其の姿が、目立って見えるというのであれば、失敬だとは思いながらも、墓石の間、すばやくは逃げれぬ故、そろりと、せめて音を立てぬようにその場を離れん) [Fri 5 Sep 2008 00:27:18]
◆ペセル@ランナー > さて…。 (ゆっくりと周囲を見渡す。 人気の無い場所だ。 こういう場所は隠れる分にはいいけれど一度見つかってしまえば目立つので奴隷はそんなに来ては居ないだろうと考えていたのだが…。 軽く視線を注いだ範囲には人影を捕らえることはできなかった。 そのまま少女は墓地の奥へと足を進める。 こちらは銀髪なので相手からは目立つだろう) [Fri 5 Sep 2008 00:20:33]
◆ウィグス@スレイブ > (静かに墓前に手を合わせる其の周囲は、朱鷺の都式の墓石が並ぶ地帯。ヴェイトスでよく見られるタイプの所謂人がそう足を踏み入れる場所ではなかった)(まあ、ほんの息抜きでそんな場所に足を踏み入れるものがいるのであれば、目に入らないこともなかろう。とても其のハンターが強運なのであれば、さもありなん) [Fri 5 Sep 2008 00:18:34]
◆ウィグス@スレイブ > ―――……薫の君、 (昨日の食料調達をこの逃走劇の最後にしようと、買い込むだけ買い込み、 ) …余り……、美しいものにならなかった。 (わずかに残った金銭で花を。そして、髪をそっと一束墓前に添えた)(今夜は暑かった。そっと浴衣のすそを揺らしておかっぱは墓前に手を合わせる) [Fri 5 Sep 2008 00:16:02]
◆ペセル@ランナー > (情報集めにも疲れた。 ここが悪くない場所だと覚えていた少女は変装を解き普段の黒のワンピースとショール。 腰にフレイルという服装で石が並ぶこの場所へとやって来た。 それなりの広さがある墓地で逃亡奴隷のその姿は見つけられるだろうか) [Fri 5 Sep 2008 00:15:47]
お知らせ > ペセル@ランナーさんが入室されました。 『(息抜きのつもり…』 [Fri 5 Sep 2008 00:13:48]
◆ウィグス@スレイブ > (此処には其れが刻まれた石があった。唯の石ではなく、たった一人、ただ自分を必要としてくれた嘗ての主が安らかな眠りを守る冷たい褥) [Fri 5 Sep 2008 00:00:30]
お知らせ > ウィグス@スレイブさんが入室されました。 『(主の名)』 [Thu 4 Sep 2008 23:56:48]
お知らせ > フィア@スレイブさんが帰りました。 『(行動するだけの勇気があるのかさえも……。)』 [Fri 29 Aug 2008 00:35:25]
◆フィア@スレイブ > (終わりの見えない恐怖は怖いと言う思いを通り越して、今ではすっかり野良犬と化してしまっているように思える。それも臆病すぎる野良犬で尻尾は完全に後ろ足の間に巻いてしまっていそうではあるが、追い詰められた動物と似たような立場である事には変わりが無いかもしれない。その場合、犬はどういった行動に出るのか本人でさえも知る由も無い。) [Fri 29 Aug 2008 00:34:46]
◆フィア@スレイブ > (それ以前に人に出会った経験が無いのだから、どうとも言える状況ではないのは確かだ。)う〜。(ここ数時間ほど治まっていた筈の腹の虫が再び鳴きだした。腹が鳴ると犬は手近に生えている草を毟って口へと運ぶ。最近は明るさで昼か夜かは解るものの日にちの感覚は薄れてきている。あと何日あるのかも犬には解らない。もしかしたら一生こうなのかも知れないと思えてさえ来る。一通り草を胃に入れて再び犬は身を小さくする。) [Fri 29 Aug 2008 00:23:18]
◆フィア@スレイブ > う〜……。(茂みの中で蹲って身体を休める。だが、警戒だけは解く事無く視線を巡らせる。このままだと死ぬかもしれない。でも、狩人に見つかったら殺されてしまう。どの道生きていられないかもしれないがそれなら、少しでも生きていられる可能性のある方を選択する。のが賢いと思い込むのは頭の足りぬ犬。今まで幸いにも狩人には発見されていない。墓地に住み着いているとの情報が流れていないのか。それとも忘れ去られているのかは定かではないが、比較的運のいい方だと思う。) [Fri 29 Aug 2008 00:04:55]
◆フィア@スレイブ > (空腹からぐるぐると鳴いていた腹の虫は今ではすっかり大人しくなっている。別に空腹が満たされたからではなくて空腹を通り越してしまったから。もう鳴く力も無くてただ草むらで横になる。草を食べたり水を飲んだりして命を繋いでいるもののもともとが草食動物とは身体の作りが少し異なっているのかそれだけでは栄養面で補われる事はない。身体は日に日に弱っていっている。) [Thu 28 Aug 2008 23:46:07]
お知らせ > フィア@スレイブさんが来ました。 [Thu 28 Aug 2008 23:29:35]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 来年は、はぐれないよう気をつけてくださいね。 』 [Sun 24 Aug 2008 01:07:25]
◆トート > 大丈夫、ちゃんと御両親の元にいけるよう―――― …では、私が送り火の代わりになりましょう。 ( そう告げれば死神は、服の中から首に下げた小さな水晶球を取り出して。 それを、子どもの額辺りに翳そうか。 ) ( 子が嫌がらなければ、そのタマシイは一時的に水晶球の中に眠るだろう。 ) [Sun 24 Aug 2008 01:06:48]
◆トート > ―― 迷子、ですか。 ( やれやれ、と。 立ったままでは少年を怖がらせてしまうようなので仕方ないからしゃがみこんでやる。 ) ( 曰く、お盆で両親や兄弟と地上に戻ってきたはいいが一人だけはぐれてしまい、街中を探し回ったが見当たらなくて、みんなの眠る墓の前まで戻ってきたのだという。 ) …精霊流しか、もしくは送り火にのり損ねてしまったんですね――― ( まぁ、初盆の子どもの死霊にはよくあることだ。ぽんぽん、頭を撫でてやり ) [Sun 24 Aug 2008 00:56:17]
◆トート > ( 歩み寄った墓の前には一人の朧な少年。―――死霊だ ) ――― どうしました? ( 声をかければ、少年の肩がびくりと揺れる… ように見える。 ) …。 ( じっと見下ろし返答を待つ死神に、少年はおずおずと顔を上げて口を開いた )( 「おいてかれちゃった」 ) ……。 ( 何処かで聞いた台詞だ。 ) [Sun 24 Aug 2008 00:46:43]
◆トート > ……はぁ。 それって怖いんで、 ( 死霊のハナシに耳を傾け。 怖いんですか、と応えようとして ) …… ? ( 感覚にひっかかるモノを感じ、そちらの方へと意識を向けた。 )( 届くのは僅かな啜り泣き。 ) ……。 ( 死神は大鎌を両手で持ち直し、枝の上から地面へと。とび降りようと ) [Sun 24 Aug 2008 00:31:49]
◆トート > ( こなしている、とはいえ今のところ特に異常は見当たらない。例の墓守が頑張ってくれているおかげなのだろうか。 死神はふらふらと、足を揺らし視線を――というよりは感覚を――墓地へと向ける。 ) …肝試しの事? あれは貴方たちが悪いんですよ、お盆だからってはしゃぎすぎて―― あんまり怖くないんじゃないかと思うんですけどね、私のは。 ( どうすればもっと怖く出来ると思います? なんて。死神の感覚では人の恐怖感はイマイチよくわからない。 ) [Sun 24 Aug 2008 00:22:15]
◆トート > ( ――響いてくるのは、虫の音。 ) 嗚呼 涼しくなったんです、ね―― ? ( かくり。首を傾げて尋ねるが、明確な返事を返すモノは何一つない。 当然だ。彼らは寒さを感じぬ死霊なのだから。 )( 肝試しだけでなく本業ももちろんこなしている。 墓地の片隅、定位置となった木の枝の上。 ) [Sun 24 Aug 2008 00:12:51]
お知らせ > トートさんが来ました。 『( 草葉の翳から )』 [Sun 24 Aug 2008 00:03:03]
お知らせ > 艶子@ランナーさんが退室されました。 『そうしてヒューマンどもは、今日も駆けずり回る。』 [Wed 20 Aug 2008 04:50:02]
◆艶子@ランナー > むー、そうかい?じゃああと二つぐらい考えておくよ。 ( しかし考えてみれば、私にも他人に知られたくない秘密はあった。もしそれを暴かれたら…私はきっと、怒り狂うだろう。 ) ああ。皆が皆べるみたいなら、私ももうちょっと気が楽なんだけどな。 ( でも、そんな事を気にして立ち止まる方が私らしくない。彼女のように一々区別なんてしなくていいのかもしれない。 …だが。 ) ………。 ( そこに、何か得たいの知れない物を感じ取ったのはきっと気のせいなのだろう。 ) 逆に私をやっちゃうような奴隷が居たら、ぜひともあって見たいや! ふふふッ、またな! ( ぱ、と手を振った。 ) [Wed 20 Aug 2008 04:49:54]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが帰りました。 『どちらも、ご苦労様なことで・・・(くつ、くつ)』 [Wed 20 Aug 2008 04:43:21]
◆ヴェルセリオス > 逆にやられぬようご注意を・・・・それでは、御機嫌よう。 [Wed 20 Aug 2008 04:42:51]
◆ヴェルセリオス > (自覚は無くてもよいのではないだろうか。思わずとも其れを不足無く揮えることは良い事である。身についているとも言える)・・・無理に持っても致し方ございませんよ。適度に、保てるだけの・・・・そう、一つかふたつが、お勧めです(中には人には明かせぬものもある。暴けば命がなくなるものもあろう。秘密もまたそれぞれだ)トキノミヤコのサムライは、武器が無くても敵を殺す術を学んだと言います。矢尽き刀折れても体はまだあるはず。良い事かと・・・・(そう、いつも武器があるとは限らない。武装が禁じられているところもあるのだから)・・・・はい。私は嘘は申しませんよ(良い所だったら本当にやる。ただし笑顔は期待してはいけない。)・・・なるほど。まあ、あまり期待せずに・・・と申し上げておきます。はい。・・・・・・そのような事で、一々区別などしませんよ。ご安心を(しずしずと頭を下げて――――其の言葉の内に、ニンゲンそのものへの侮蔑の色を僅かに忍ばせて) [Wed 20 Aug 2008 04:42:42]
◆艶子@ランナー > ( 確かに、そうかもしれない。無い頭で色々考えるから余計に悪化する。頭が無いのならば、いっそ考えなければ良いのだ。 …それを艶子が自覚する時は果たしてくるのかどうか。 ) なっ、なるほど!それは良い事を聞いたぞ!私も沢山秘密を持つことにするよ! ( しかしその秘密は悉く暴かれてしまうのだろう。 ) 流石の私も今から素手格闘の技術をマスターしようとは思わないさ。…いや、学ぶ分には無駄じゃないと思うけど。 ( いつもこの手に愛刀があるとは限らないのだし。 ) う、嬉しくて飛び上がってちゅーと申したか。 ( 見たい!この淡々としているヴェルが嬉しくて飛び上がってちゅーするところを!ちょっと真面目に探してみようかな、と思ってしまった。 ) それでも良いのさ。足取りが掴めればね。それに、またべるの周りに現われるかもしれないだろう? ( 偶然会える事を期待して町をさまようよりかは良い。 ) ……そっか。 ん、ちょっと。 …安心した! 変な目で見られるの、嫌だし! ( 勿論、これはヴェルセリオスから見た場合という限られたものだけれど。少し安心したのは確かだ。 ) うん。気をつけて帰るんだぞ。私はもう少しこの辺りを探してから帰るよ。 …じゃあな、べる。 [Wed 20 Aug 2008 04:35:55]
◆ヴェルセリオス > ・・・そろそろ私はお暇致します。もう時期世が完全にあけます・・・・(白ずんだ空を眺めて、静かに呟いた) [Wed 20 Aug 2008 04:28:30]
◆ヴェルセリオス > (短い同意を以って、この話はお仕舞。其の素直さは、あるいみ艶子が命を駆けて学んだ処世術の一つかもしれない。世の中素直に納得した方が面倒がない場合もある。)ふふふ、秘密は女を綺麗に見せるものですよ。艶子様(軽く曲げた右手の指を、軽く自分の唇に触れさせながら笑みを浮かべた。こうして美しさを比べれば自分に軍配が上がるが、彼女が女らしさを捨てて掴んだ戦う力では逆に自分が這い蹲る事になろう。ニンゲンでもそうでなくても、そう多くのモノは手に入らぬのだ。概ね二つに一つ。)・・・・そうでしたか。トキノミヤコの組合とも違ったので乱心なさったのかと思いました(以前仕えていた主の影響で、トキノミヤコの武術関係の知識はあった。先ほどの構えが冗談とわかり・・・まあ、よかったかな、と思った。)ええ。何処かには(既にいるとは知らずに、こくりと頷いて)・・・そうですね。一番は小規模邸宅のメイド募集の知らせなど持ってきていただければ・・・・・嬉しくて飛び上がってちゅーしちゃいます(と、相変わらずの無表情のまま呟いた。とても「嬉しくて飛び上がってちゅー」しちゃうようには見えない)・・・・・・なるほど。覚えていて、そのような特徴の人を見かけましたら・・・・・・お伝えする前にどこかに行ってしまうきがしますが。(現代は違ってお互いの位置を知るだけでも一苦労。というかのろしでも上げない限り無理だろう。伝令を飛ばせるような社会的地位はお互い無いのだから)・・・・いえ、奴隷ギルドにも、逃げる奴隷にも、其れを追うものにも、特に何も・・・・・(何の感情も抱いていないように、ふるりと首を振った。) [Wed 20 Aug 2008 04:27:52]
◆艶子@ランナー > うん、判った。 ( 素直に頷いた。 豪天寺艶子は人間側に居る、人間である。影はただの影だと感じている類の。…それでもただの影である筈のものが、突然牙を剥いた事もある。人が闇を恐れるのは、影が只の影では無い事を本能で知っているからなのかもしれない。 ) ちぇー。けちんぼ。 ( 唇を尖がらせた。でも、多分。何年経っても自分はこの人みたいな美しさは身につかない、と思う。認めるのは嫌だが、彼女の言うとおり生まれ持ったものなのだろう。 ) い、いや…これはちょっとしたフェイントというか。勿論!今でもバリバリの剛剣使いだぞ! ――う、うむ…そうか。私みたいなのがタイプな男も居るか。 ( うちのMJ以外見たこと無いが。 ) そうか… もし仕事が嫌になったら私に相談するんだぞ。大した事は出来ないが、飯ぐらい奢ってやれるからな。 ( ヴェルの言う事情が何なのかは尋ねず、そう言った。ヴェルは人の施しを受けたがるようには見えなかったが…いざという時というのもある。 ) 私、今そいつらを追ってるんだ。殺して連れ帰るか、生かして連れ帰るかどっちでも良いっていう条件でな。 …もし見つけたら、私に教えてくれないか。 ( そう言いながら、奴隷たちの特徴を告げる。 ) ――でも、さ。その…べるは、やっぱりそういう仕事している奴は嫌かな? 奴隷といっても人間な訳だし。 ( ちらりと横目で彼女を見た。 ) [Wed 20 Aug 2008 04:16:27]
◆ヴェルセリオス > そういうもので御座います。ですのでお気になさらずに・・・・そうでなくても夜の、しかも墓地で御座います故・・・(影は本当に只の影か。風の音は向こうから誰かが呼んでいる声ではないのか。墓地は死人の住処)・・・・秘密ですので、正解発表も無しです(例え30だろうが40と言われようがこの回答は変わらない。沈黙は最も安易な逃避方法であり、隠蔽はもっとも安易な先延ばしである)・・・・はて、何時から徒手空拳を第一にするようになったのでしょうか。(にこりともせず呟いた。哀れむような視線を向けているように見えるかもしれないが、本人はじー、と只眺めているだけのつもりである。)・・・・まあ、お気になさらずに。私ではなく艶子様がタイプと言う方もいらっしゃると思います。ええ(そんな人が実際にいるかどうかはどうでもよかった。居ても可笑しくはないと言う話。無論口には出さない。本質的に性格が悪いのだ)・・・・・・ご心配はありがたいのですが、これでも色々と事情がありまして(それこそ己が吸血鬼である事も含まれる。誰にも言えない事情というもの。他にもあるだけに其の辺りは絶望的だ。そんな事を考えながら静かに頭を下げて)・・・・・・?(そんな事を艶子が感じ、思っているとは梅雨知らず・・・笑みには軽く首を傾げて)・・・・・逃亡奴隷で御座いますか?・・・ああ、そういえば客の会話の中にそんな単語があったような気がします。 [Wed 20 Aug 2008 04:05:12]
◆艶子@ランナー > あー、判るぞ。私もこの前、暗黒街を歩いていたときにランタンに照らされた自分の影に向かって『誰だッ!』って言っちゃった時があってな。 ( あほの極みである。 ) んんんん。20歳! ( 自分より上ということで、2つ歳を乗せた。これで艶子が20歳だったら22と言ったし、22だったら24と言っただろう。つまるところ、ヴェルセリオスが大人っぽいのもあるが、艶子も子供っぽいのである。そして本人がそれを自覚していない。 ) うん。任せておけ!私は最強だからな。 ( あちょー、と適当なフォーウン拳法っぽい構え。 ) う、上や下ではない…? ( まるで謎解きのような言い方に艶子は首を捻るが、判らない方が良かったかもしれない。 …意外にある胸。意外という言葉は、時に切ない意味を孕む。これでも少しは成長したのだ。 ) ちっ、乳尻おさわり! ……。 ( もごもごと、何かを言いたそうに口篭り。 ) べるー。お、お前はもっと良いところに勤める事が出来ると思うんだ。 ( どうやら、心配しているようである。 ) ( 艶子はヴェルセリオスの、人ならざる何かを感じ取っていた。しかし、だからと言って人間ではないと気付いたわけでもなく、無意識のレベル。単に不思議な魅力のある女性だ、と思っているだけの。こうして表情の薄い瞳を見つめていると、不思議な気持ちになるのだ。 …ややあって、にひ、と笑った。 ) ああ、そうだ…。なあ、べる。お前は逃亡奴隷の事は知っているか? 最近逃げ出したばかりの…。 [Wed 20 Aug 2008 03:53:57]
◆ヴェルセリオス > 影はものの見え方を大きく変えますので・・・・・・(しずしず。まんまと煙に巻いてもにこりともせず。ただ静かに眼を伏せるのみ)18ですか。もう大人ですね。艶子様。・・・・私ですか?さて、何歳に見えますでしょうか?そして女に歳を聞くものでは御座いません、と言うわけで伏せさせていただきます。ご了承くださいませ(実年齢は実際のところ数十。それも50以上。自分が自分で居た頃から厳密にカウントすると三年ほどだが、外見的には大人に見える事は自覚していた。ただ、顔つきは僅かに少女の面影を残し、発育の良い体と高い身長が大人に見える要素を作っていた)・・・・・・・ふふ・・・ありがとうございます。変なのに付きまとわれたら、ご相談にまいります、ね。(艶子の明るく自信たっぷりな物言いに、顎を軽く引いてくすりと笑みを浮かべた。伸ばされる手を遮る事も無く、ぽすりと肩を叩くだろう。ワンピースに包まれた、普通の人間と変わらぬ肩を)・・・・上や下と言ったことでは御座いません。飛ぶ鳥は魚の鱗を持たず、駆ける馬は蛇の舌を持ちません。(上下ではなく水平方向である、と主張した。そして胸張る様子を眺めると、意外とあるんだなぁ、としんみり思った。しんみり)・・・・・・・・不思議・・・ですか。只そう見えるだけですよ。今はチチシリおさわりしても放り出されない酒場で日銭を稼いで暮らして居りますので。不思議などどこにも御座いませんよ(卑下するわけでもなく、淡々と、また淡々と現状を口にした。無論、自分の種族の事に関する詮索を遠ざける意図も有っての事)・・・・・・・・・(視線を向けられれば、また同じ様に見つめ返す) [Wed 20 Aug 2008 03:42:58]
◆艶子@ランナー > う、うう、そうか…? まあランタンの灯りのせいなら仕方ないな。 ( 簡単に煙に巻かれてしまった。 ) えへへ、そうだろ!私ももう18歳だもんね。 そういえば、べるって何歳なんだっけ? ( 落ち着いた口調や物腰と、身体の女らしさも相まって自分より年上に違いないという認識があった。…まあ、それは決して間違った認識では無いのだが。 ) いえいえ、どういたしまして!でもべるよ、だからと言って言い寄ってくる男に簡単に気を許しちゃダメだぞ。男は基本的にケダモノなんだからな。 もし言い寄られて困ったら、私が追い払ってやるから言いなさい。 ( 肩に手を伸ばしぽん、と叩こうとする。 ) は、はっきり言ったな!べるめ! …ぐぬぬ、ちょっと引っ掛かるものの言い方だけどまあいい! ( えへん、と胸を張った。 ) でも、べる。お前は何だか不思議だよ。雰囲気というか、こう…何だろう。 ( 上手く言葉に出来ない。それは彼女が闇の眷属だからなのか、それとも単なる艶子の思い込みなのか。 ) ………。 ( また艶子はヴェルセリオスをじぃ、と見つめるのだ。 ) [Wed 20 Aug 2008 03:31:48]
◆ヴェルセリオス > ・・・いえ、別段残念がってはいませんが・・・・・ランタンの光の加減でその様に見えたのでしょう。お気になさらずに(ランタンの光のせいにしてうやむやにした。とはいえ白昼の元でも似たような事をのたまって煙に巻こうとするのだが。つまり基本的に変わらない)・・・・・・・・ふむ(艶子の言葉を聴いて、少し眼を細めて其の体を上から下まで眺め、少しの間考えて―――)・・・・あながち法螺でもないようですね。以前お会いした時より、大人になられたような気がします。すこし――――ですが(そう告げるメイドの目に、冗談やいいかげんさの色は無かった。相変わらず感情の色の薄い目であったが、継げた言葉に嘘の色を映さぬ目であった)・・・・・・・あら、まあ。ありがとうございます。(ぱち、ぱちりと眼を二度ほど瞬かせて・・・しずしずとまた頭を下げた)・・・・・こればかりは、持って生まれたものの差かと。・・・・・・・多少は、女性らしさが出てきたように見受けられます。(以前は男と見間違うほどのものだったが、今はとりあえず女と容易に判断出来るようになっていた。しかしそれでも一応、とつけてしまうのは―――元来の性格の悪さか、はたまた) [Wed 20 Aug 2008 03:22:40]
◆艶子@ランナー > 人間の姿のままでケダモノになるかもしれないけど、見た目は多分変わらないよ。…な、何でそんなに残念そうなのっ。 ( 私って一体何だと思われているんだろう、とかちょっとショックを受けた様子。 ) 髪も切ったし。後はこぅ、全身から滲み出る大物的なオーラがべるの認識を誤らせたんだ。 ( うん、と一人で頷いた。 ) ( 豪天寺艶子の丸い瞳がヴェルセリオスの瞳を見つめる。何かを覗き込もうとしているかのように。 ) …べるってさ、美人だよな! ( 頭の後ろで腕を組んで、そう言った。 ) どうやったらそんなに綺麗になれるのかなぁ。でも私もちょっとは女らしくなったように…見えない? ( あまりに女らしくないと嘆いて豊胸剤を貰ったりもしたが。その頃に比べてどうか、と尋ねてみる。 ) [Wed 20 Aug 2008 03:12:55]
◆ヴェルセリオス > (其の視線を、静かに――――表情の薄い瞳が、受け止めた) [Wed 20 Aug 2008 03:05:10]
◆ヴェルセリオス > しないのですか。酒が入ったり興奮するとケダモノに変身するような気がするのですが・・・・・・・それもなしですか(どこか残念そうな口調でそんな言葉を返した。テンパる相手と裏腹にこちらはどこまでもマイペースだ。基本的に全部冗談なのでどうでもよいことなのである。こちらからすれば)はい。今ようやく。片眼を覆うだけで何を、と思われるかもしれませんが・・・・暫く逢いませんと、片眼を覆われただけで解らぬものである事が今良く解ります・・・・(そしてしずしずと頭を上げるが、相手が何か手をわきわきさせているのを見て―――「得物でもなくしたのかしら」と内心首かしげた。自分のように何かを摘んでお辞儀をするという考えを持ってるなんて、夢にも思わない)・・・・・・・・如何なさいましたか? [Wed 20 Aug 2008 03:04:43]
◆艶子@ランナー > しないよ!変身なんて! ( グールとゾンビに来て最後は人狼。私はグール出ない事とゾンビで無いことと人狼で無い事を証明しなくてはならないのだが、どんどん証明しなくてはならない事が増えて行って一杯一杯になりかけて、いた…。 ) ん。やっと思い出してくれたか!まあ、あの時はまだ私は両目があったからな。 ( 印象が変わってもおかしないか、と思いながら。 相手が頭を垂れたのを見て、慌てて私も何かを掴んで頭を下げようとしたが、掴むものが無かった。ので、そのまま頭を下げた。 ) ………。 ( そしてそのままじぃ、とヴェルセリオスを見上げる。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:59:29]
◆ヴェルセリオス > ・・・・・今宵は満月では御座いませんよ。(唸り始める相手を見れば空を眺めた。そうして視線を少しの間とはいえ外したのは、本質的には危険を感じていないという証拠に他ならなかった。されど人狼扱いは冗談か否か。)・・・・・・あ(頭の中でぽん、と何か出来上がったような顔をして、ぽむ、と軽く手を打った。催し物や乳房のことで思い出すのがいかにもヴェルセリオスの性格を現していたがそれはさておき。無事記憶は繋がった。「そういわれてみれば」と言わんばかりの視線を向けて)これは失礼致しました。随分と久しゅう御座います・・・・(右手でスカートを軽く積み上げながらお辞儀を一つ向け、しずしずと頭を垂れた) [Wed 20 Aug 2008 02:53:19]
◆艶子@ランナー > うううううう。 ( どうしたら信じてもらえるかと艶子は唸った。 記憶の中にあるヴェルセリオスと今のヴェルセリオスはまるで変わらない。歳を重ねても余り変化が無い人なのだろう――と艶子は思ったが、まさかそんな彼女がヴァンパイアであることなど知りもしない。人と吸血鬼は違う時間の中を生きているかのようだ。艶子はこのまま歳を重ね、やがて老いて死んでいく中、吸血鬼たちは老いる事無く永遠の闇を生きる。 ) 何だ、忘れちゃったのか?艶子だよ、豪天寺艶子! ほら、蟲王決定戦の時とか、豊胸剤貰ったりとか…! ( おっぱいのおっきな人、という認識がある為、豊胸剤の事は特に良く覚えていた。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:49:03]
◆ヴェルセリオス > ・・・ですので、傍から見れば判別が付かないという事でございます・・・・(しれっと皆灰色のレッテルをどこへ放るわけでもなく放って)・・・・・・?私の名前をご存知ということは・・・・(姿を現したイエロティアの少女―――いや、女性か。それから眼を離さずにまた首をかしげた。今度は小さく、右に。最大の問題は眼帯にあった。以前逢った時は、確か両目とも健在であったと記憶している。ゆえに「眼帯の知り合い」を頭から探しているので、一向に該当が浮かばないのだ。)失礼ながら・・・・お名前は?(表情の薄い顔、その眼をわずかに細めて――――名を問う) [Wed 20 Aug 2008 02:43:25]
◆艶子@ランナー > いやっ、そうだけどさっ!でも犯人じゃないヤツも「俺じゃない」って言うよ! ( こんな時間だ。警戒されても可笑しくはないが、ならば誤解は解いておかないと。私の身体が腐ってなかったり、足が無かったりしてない事を見てもらわないと。 近づいて行けば、長身の女性の姿が目に入る。闇に溶けそうな色のワンピースと、それとは対照的な白い肌。 ) あ…。 ( 相手の姿を目にして、会ったことがあると気付く。そうだ、確か……。 ) べる! ( 正確にはヴェルであり、もっと正確に言えばヴェルセリオスなのだが、長い名前なのでヴェルから下は思い出せなかったようだ。 ) 久しぶりだ、元気だったかーっ。 [Wed 20 Aug 2008 02:37:26]
◆ヴェルセリオス > 盗みの犯人は決まって「俺じゃない」と申します・・・・・というわけで、保障は出来ぬものかと・・・・(相手が近づいてくる音にあわせてランタンを上げて光を届かせる。もう慣れたものだ。そういえばこの声は、以前どこかで効いたような気がする。この喋り方、言葉遣いもどこかで。されど誰だか思い浮かばず、はて、どこの誰であったかと首をかしげた。)(そしてそちらが少し歩けば、ランタンを掲げた長身の女を目にするだろう。シンプルな藍色のワンピース一つを纏い、静かに音の主であるそちらを眺めている女を。顔を見れば思い出すだろうか。以前逢った時と同じ顔をしているのだから。) [Wed 20 Aug 2008 02:33:05]
◆艶子@ランナー > ちっくしょう。手の皮擦り剥いっちまった…。 ( やがてじんわりと血が滲み出し、ずきずきと手が痛む。 ――でも、一つだけ判った。 私はあの時と変わってない。繰り出した拳の痛みも、自分自身に苛立って木を殴りつける馬鹿さ加減も。 ) ( ばちんっ!と両手で自分の頬を叩く。 しっかりしろ馬鹿艶子。本当にもう…何べん同じこと繰り返せば気が済むんだ。 ) ……。 ( 思い切り叩きすぎてちょっと涙を滲ませながら。 その時、後ろの方から女の人の声が聞こえてきた。 ) あっ、 あー、いやっ! グールでもゾンビでも無いぞ! ( 慌てて返事をして、足元に置いたままのランタンを拾い上げると、声のしたもう一つの灯りの方へ近づいていった。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:27:29]
◆ヴェルセリオス > (ぼう、と光放つランタンが静かに進む。こんなモノは必要ないのだが、これもニンゲンの町で穏便に生きて行くためのカモフラージュ。それに、光が草木に落とす影の模様を見るのは好きだった。なので、まんざらでもないのだ)・・・・・・・グールですか?若しくはゾンビであれば返事をしてくださると・・・・こちらも回れ右をする決断を早められて助かるのですが・・・・(こちらからは、音の正体が何であるかはわからない。但し、ランタンの灯が向こうにも見えるのはわかる。だから、グールとかゾンビであるとは本気では思っていない。) [Wed 20 Aug 2008 02:22:31]
お知らせ > ヴェルセリオスさんが入室されました。 『・・・・・騒がしい・・・』 [Wed 20 Aug 2008 02:19:43]
◆艶子@ランナー > 痛ェ――――ッ!! ( 目に涙を浮かべながら、赤くなった拳の先にふぅふぅと息を吹きかける。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:19:35]
◆艶子@ランナー > い…… [Wed 20 Aug 2008 02:19:20]
◆艶子@ランナー > ( 私はランタンを足元に置くと、その大きな木の目の前に立った。 …息を大きく吸って、そして静かに吐いて。ぐっと両の拳を握り締めると、ファイティングポーズを取る。そして一歩小さく踏み出すと、私は拳を木に向かって繰り出した。あの時と同じように。 しかし、あの時よりずっとずっと早く、重く、鋭い拳だ。 ) ――――ッ! ( どんッッ、という音が響き、僅かに木が揺れた。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:19:05]
◆艶子@ランナー > ( 弱かったころの豪天寺艶子は、一体何を考えていたのか。昔の私と今の私はどう違うのか。何を得て何を失ったのか。 ) ――ちくしょう。なんなんだこの気持ちは。今の私は超が付くほど強いはずなのに。 ( 私は自分を否定するのが嫌いだ。何故なら、今まで自分で積み上げてきたもの、他の人が協力して積み上げてくれたものを否定することになるからだ。 ) [Wed 20 Aug 2008 02:12:01]
◆艶子@ランナー > ( あれから私は強くなった。もう、例え目の前に吸血鬼が10匹現われても私は臆す事無く立ち向かっていくだろう。今の私はあの時に理想として思い描いていた剣士になれた。自分を鍛え、幾つもの死線を乗り越えて、勝って、負けて、生き残って、また勝って。 ) …でも、この木を悔しさで殴りつけていた私の方が、もっと直向きだったように感じるのは何故だろう。 ( 少なくとも、やらなかったはずだ。 …逃亡奴隷狩りなんて。 ) [Wed 20 Aug 2008 01:55:05]
◆艶子@ランナー > ( 見覚えるある大きな木だ。それをランタンの灯りで照らし、見上げる。 ――そうだ、前に吸血鬼リゼルを追いかけていた時に、この木の前でリゼルと思わしき少女を見つけたんだ。 しかし私は相手が吸血鬼かもしれないという恐怖に負け、相手をそのまま逃がしてしまった。 ) …そうだ。その時、確か… この木を拳で殴りつけたんだっけ。 ( 自分の不甲斐なさと情けなさに、腹が立って。 ) [Wed 20 Aug 2008 01:51:10]
◆艶子@ランナー > ( 薄気味の悪い場所だが、私はここが不思議と嫌いじゃない。戦争で散っていった騎士団の人たちや、私と志を同じくして戦った戦士たちが眠る場所でもあるからだ。彼らはいつだって私に勇気を与えてくれる。そして私もまた、誰かに勇気を与える存在になりたい。 ) ………。 ( しかし、私は今逃げた奴隷を追い掛け回す猟犬だ。そんな大それた事を考えられる身分じゃないように思えて、首を振った。 ――その時だ。ふと、私は見覚えのある場所にたどり着き、立ち止まった。 ) ここは――。 [Wed 20 Aug 2008 01:45:47]
◆艶子@ランナー > ( ここは暗黒街やスラムとは別の意味で潜伏に適した場所だ。とはいっても、この墓地の闇の中に潜むのは逃亡奴隷ではなく化け物と相場が決まっているが。それでも人目を避けられるという点では決して悪い場所ではない。墓を荒らせばちょっとした収入を誰にも見られずに得る事が出来るかもしれないし。 ) 墓守や見回りをしているヴァンパイアハンターなんかも居るだろうけど、ね。 ( もっとも、彼らが逃亡奴隷に一々関わろうとするかは疑問だが。墓守も墓を荒らしてなければ何も言いはしないだろう。追い払われる事はあるかもしれないが。 ) ( 腰に提げた刀をいつでも抜けるように気を引き締めながら、足元に気をつけて私は歩みを進める。 ) [Wed 20 Aug 2008 01:33:58]
お知らせ > 艶子@ランナーさんが来ました。 『ランタンで辺りを照らしながら。』 [Wed 20 Aug 2008 01:26:23]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『―― じゃァな、”姉様”。 ( 誰かが置いた花束の中に、スプレーマムの花束を重ね )』 [Sun 17 Aug 2008 14:59:01]
◆キリル > ―――― 話。 できた? ( ぽつ。 )( 実際のところ、青年は死霊と話なんて出来ない方がいいと思っている。けれど彼女が望むなら、叶えばいいのに、とも思う矛盾。 ) …もしホントに話できるンなら、俺が来たって内緒な? ( 残り少なくなった桶の中身、十字架の上で ざば、とひっくり返し。 )( ――― 自分が居ては話にくい事もあるンじゃないかって。 思ったから、近くまで来ても中々墓地の中まで足を運べなかった。 ) [Sun 17 Aug 2008 14:54:10]
◆キリル > ( 彼女がイエロティアだったから、その姉もイエロティア。 そんな単純な図式が成り立たないかもしれないのがこの街だ。 ) …実はおねぇさま、とかそういう系? ( 肉親以外で、…肉親以上の家族の絆を、作ることの出来るのがこの街だ ) ま、でも――― ( 曇り空でも覆い切れない光溢れる空を見上げ。青年は目を眇めて ) …涼しく感じられたりすンのかね。 ( じりじりと肌を焼く強さは無いが、曇った気候はじめりとした不快な湿度を感じさせて焼けるのとは違う、じっとりした暑さがある。 水浴び、とかそんな感覚で青年は物を言った ) [Sun 17 Aug 2008 14:39:14]
◆キリル > 水ってどんだけかけるんだ。全部?全部か? いっそ桶ごとざばっとやったらダメなのか? ( それはトキノミヤコ様式への文句というより、図書館で本を読んできた癖手順の曖昧な自分に向けたもの。 )( くそう、と頭をかき回しかけて、今日はポニーテールに結い上げていたことを指先の感触に知れば息をついて手をおろし ) …つか、 アレだ。 ”姉様” が、トキノミヤコ系とは限らねーじゃん。 ( なァ? )( 語りかけるように、長方形の寄り集まったモノ―― 十字架の天へと視線を向けた。 )( 十字の中にホワイティアの在ることは珍しくもないが、その足元に置かれた桶と柄杓は異様な光景だろうか。 ) [Sun 17 Aug 2008 14:28:13]
◆キリル > くッそ、 …一応調べて来たンだが、 ( 手順全てメモ書きしてくるべきだったか?しかし一々注釈を入れなければならない単語が余りにも多い。 青年が今手にしている桶と柄杓も、単語だけでは意味がわからなかったモンだ ) …… ( 青年は柄杓で桶に張った水を掬い、既に雫を滴らせている四角い墓石へとぎこちない動作で ざばり、水を降らせた ) [Sun 17 Aug 2008 14:18:55]
◆キリル > ―――― あー、 こんな感じで良かったンだったか? ( 尋ねても目の前の相手が答えないことを、青年は知っていた。 ) [Sun 17 Aug 2008 14:09:25]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( ざ ぱッ )』 [Sun 17 Aug 2008 14:06:33]
お知らせ > ウィロゥさんが退室されました。 『(さようなら生臭いニオイ。こんばんは御先祖様方。)』 [Thu 14 Aug 2008 20:01:33]
◆ウィロゥ > (陽が無いから倒れたりはするまい。けれども、頭はボーッとする。) …さっさと終わらせよう。それが一番良い。 (夜の墓場は怖いところだ、とは聞くけれど、何故かこの辺りの墓場には やわらかい灯りが幾つも点っているから不気味に美しい。) 何かの行事だろうか。 (ある程度深く掘り終えた穴に、枯れたり腐ったりしている花を放り込んだ。) [Thu 14 Aug 2008 19:59:04]
◆ウィロゥ > (湿気が口の奥に栓をするけれど、) 咽喉が痛くなるのよりは、マシだな。 (胸を大きく上下させて、深呼吸を。先程からそんな不自然な呼吸を繰り返している。 溜息を付いているようにも。) (…穴を掘る手が止まった。肉体労働はそれほど得意では無い。) くっそ、 (舌打つ。) 水持って来れば良かった…。 [Thu 14 Aug 2008 19:41:07]
◆ウィロゥ > (いつの間にか額には汗が滲み、シャツが冷たいと感じる程には濡れてしまっていた。) (墓場の外れに穴を掘る作業は暫く続いていた。捨てられた花を其処に埋めるつもりなのだ。) (陽が沈んでも空気は火照ったままだから、風はまるで透明で巨大な生き物が傍を這って行くように思える。…少し、息苦しい。労働の所為だろうか?) [Thu 14 Aug 2008 19:23:00]
お知らせ > ウィロゥさんが来ました。 『(風が生温い。)』 [Thu 14 Aug 2008 19:16:18]
お知らせ > フィア@スレイブさんが退室されました。 『―――イタダキマス―――』 [Thu 14 Aug 2008 14:50:08]
◆フィア@スレイブ > (きっとこれの親はさっき自分が食べた兎だったのだろう。そう思うと子兎達に申し訳ない気持ちになる。だが、自分とて食べないと死んでしまう。仕方のない事だったのだと言い聞かせてもまだ小さい子兎がこの場所でこの先も生き延びていけるとは思えなくて、気が付いたらそっと手を伸ばしている自分が居た。手を伸ばして触れようとしても子兎達は逃げようとしない。それをいい事に子兎達を腕の中に抱き上げる。) [Thu 14 Aug 2008 14:49:28]
◆フィア@スレイブ > (昔誰かが言っていた。死んだら皆、土の下に隠れるんだと。それをお墓と言うのだと。あれは誰が言ったのか思い出せない。)……。(兎の骨を埋めて、ふらふらと人気のない墓地の奥へと歩いていく。歩いて、歩いて、奥に進むと何か小さなものが動くような音がしてそちらに視線を向ける。草むらの奥、少し窪むような穴になった入り口付近。そこに居たのは5匹の小さな兎で、側に親兎が居るような気配はなかった。) [Thu 14 Aug 2008 14:35:33]
◆フィア@スレイブ > (犬が追いかけるから兎は逃げる。兎が逃げるから犬は追いかける。そうして少しの間この鬼ごっこは続いて、それでもすぐに決着はついた。兎に追いついた犬が兎の息の根を止める為に喉に食らいつく。兎がもがいても放さないようにしっかりと銜えてやがて兎が動かなくなったなら有り難くその肉を食らうだろう。骨は流石に食べられないので埋めるわけだが、)これも、お墓になるのか? [Thu 14 Aug 2008 14:24:17]
◆フィア@スレイブ > (墓地の外れ。少し高く伸びた草むらに身を隠している。その犬の目の前には一匹の兎が居て、犬にはどうやら気が付いていないらしい。耳をせわしなく動かして鼻をピクピクと動かして警戒はしているらしい。その兎の動きが一瞬ピタリと止まる。気付かれたのか、それとも違う何かだったのかは解らないがその一瞬で犬は兎目掛けて駆け出す。) [Thu 14 Aug 2008 14:09:36]
◆フィア@スレイブ > (逃亡奴隷とされてからもう何日がたったのか解らない。だが確実に食料は底をついていて、もう何日食べていないかも解らない。もともとがギルド育ちである犬には買い物などという芸当は出来ない。お金の価値は知っていても、それを使ってやり取りをする物の対象は奴隷しか見たことがなく知らないのだ。となると、やる事は逃亡奴隷となっている今は一つしかない。) [Thu 14 Aug 2008 13:52:36]
お知らせ > フィア@スレイブさんが入室されました。 [Thu 14 Aug 2008 13:37:23]
お知らせ > ディーバ@生贄さんが帰りました。 『( 奴隷は帰り道を急いだ )』 [Sat 9 Aug 2008 23:29:36]
◆ディーバ@生贄 > …あ。 ( もしかして、とうとうオバケ、が! )( 期待して、気配のあった気がした墓石の方に向かい、その後ろに回る。が。 ) …あ、れ? ( 何もいない。……気のせいだったのかな…と思いつつ、居住区の方へと歩き出した。──その歩みは本当にノロい。だから、先ほどの気配が本当に霊魂の類だったのか、奴隷が近づく前に逃げた「誰か」だったのかは判明することはなく。 ) [Sat 9 Aug 2008 23:29:27]
◆ディーバ@生贄 > …………。 ( 怖いことは怖いのだけれど、逃げねばならないと思うほどの恐怖ではない。 ) えっと……。 ( どうしよう、折角来たのにオバケに会いません。 )( かと言って、この奴隷はスラムや暗黒街に行こうと思うほど無謀ではない。また別の機会を待って、今日は帰ろうか…そう思って振り返ったその時。 ) ……? ( ── あれ? ) ……。 ( 誰かがいるよう、な。姿は見あたらないけれど、そんな気がした。墓参りに来られた方なら隠れる必要はない、し……。 ) …誰かいます、か? [Sat 9 Aug 2008 22:59:16]
◆ディーバ@生贄 > ( 虫が大の苦手とか、そんな性質があったら話は簡単だったのだけど生憎そんな事もなくて。でもさすがに幽霊の類に遭えば、「逃げなきゃ!」という気になるはず。 ) ……こんばん、はー…。お邪魔して、まーす……。どなたかいらっしゃいません、かー…? キモダメシ、に参りまし、たー…。 ( 墓地の雰囲気に、ちょっと腰が低くなりつつも墓石の間を進んでいくメイド風。 ) [Sat 9 Aug 2008 22:31:51]
◆ディーバ@生贄 > ( 白いうさみみの生えた変わった魔女帽子を被ったメイド風が墓地に入ってきた。買い物帰りなのだろう、食材など色々入った布鞄を肩から下げている。 ) ……。 ( キョロ、キョロ。と墓地の様子を見回す。 ) おばけ…とか、いないものでしょう、か…。 ( 「逃げる時だけ」足が速くなるという帽子。全速力でも競歩レベルという驚異の歩行速度のこの奴隷は、速く走ることに凄く憧れていた。なので迷わずこの報酬を選んだのだが、日常生活において「逃げる」というシチュエーションは実はあまりなかったりする。墓地くらいなら、ちょっとこう人魂を見て逃げるとか、そんな出来事に遭遇できるんじゃないだろうかと思って寄り道したのだ。 ) [Sat 9 Aug 2008 22:19:11]
お知らせ > ディーバ@生贄さんが入室されました。 『…♪』 [Sat 9 Aug 2008 22:04:15]
お知らせ > フィア@スレイブさんが帰りました。 『(とりあえず、今日は此処で身体を休めよう。)』 [Sat 9 Aug 2008 00:56:57]
◆フィア@スレイブ > (貴族はフェアなゲームだと言った。だが、鬼は此方の情報を知っているのに此方は鬼の情報は知らない。おまけにもともと正当な手続きを踏んでギルドから買われた奴隷がヴェイトス市内の土地勘なんかあるわけがない。逃げ延びた時の報酬を考えると妥当なのかもしれないが、何処か此方の方が不利に思うのは気のせいだろうか?それでも何はともかく奴隷はただ逃げるのみ。) [Sat 9 Aug 2008 00:56:00]
◆フィア@スレイブ > (自分情報が狩人達に回されているらしい事はこの鬼ごっこの主催者である貴族の説明から理解はしているつもりだ。それでも、その情報が何処までのものなのかが解らない。だが、当然の如くライカニアである事は知られているだろう。ならば、犬になったときの姿は?たとえ獣化した時の姿を狩人達が知らなくとも、犬種や普段の毛色から容易に想像もつくだろう。もしかすると、そちらの方もギルドから情報が出されているかもしれない。) [Sat 9 Aug 2008 00:40:40]
◆フィア@スレイブ > (狩人が何処にいるか解らない。誰が狩人であるのかも解らない以上誰も信じる事はできない。この鬼ごっこはどうやらこの奴隷が思っていた以上に厳しく孤独な戦いになるかもしれない。まだ初日、こんな日があと1ヶ月近くも続くのかと思うと不安になる。こうして人の気配のない墓地に来てみたものの、安心は出来ない。ここには狩人以外にも他の野犬や猫などの危険がある。それらからも身を隠そうと墓地の奥、少し背の低い木が茂っている一角で犬は身を潜めている。) [Sat 9 Aug 2008 00:23:22]
◆フィア@スレイブ > (人気のない墓地にそれは居た。変った毛色の子犬。子犬といっても大型犬である以上それなりの大きさはあるのだが、それでもまだ子犬だ。強制的に参加させられた命懸けの鬼ごっこ。このまま逃げ果せたならばそれは勿論一番いい結果といえるだろう。逃げ延びる事ができたなら例え危険が付き纏っていても一応の自由だけでなく20万という大金も手に入るのだから。) [Sat 9 Aug 2008 00:06:40]
お知らせ > フィアさんが来ました。 [Fri 8 Aug 2008 23:52:09]
お知らせ > トートさんが退室されました。 『 どんな未練が此の地におありで? ( さぁ、仕事を始めよう ) 』 [Thu 7 Aug 2008 00:45:03]
◆トート > まぁ――― 一番いいのは今のうちに一緒に門に行っていただく事ですが…… ( 何気なく言いながら周囲を見回せば、魂たちと死神の間にぽかりと円状の間が空く。 ) … ( なんともまぁ、わかりやすい。 )( けれど数年前まで魂を呼ぶことの出来なかった身を思えばマシではあるのだろうけれど。 ) ――― それで、 [Thu 7 Aug 2008 00:43:55]
◆トート > ( なにしろ数が多いので、全てを把握しきれない。上から管理業務のヒトも幾らか降りてきてくれてるのかもしれないが。 ) 人手が欲しいなんて、言いたくもなりますよ…マトモな人手が。 ( 息をついて幹から背を起こせば、大鎌を持ち直した ) 貴方たちも文化が違うとはいえ期間中は騒がない方がいいですよ? ( 仕事が増えて困る、というよりは期間中騒げば容赦なく処理を行う死神もいそうだからだ。消えたくなければ大人しくしていた方がいいとそういう事。 ) [Thu 7 Aug 2008 00:37:33]
◆トート > ( 息をつきながら、眺めるのは墓地の中に整然と並ぶ墓標。 )( 此処に名のある者たち全てが戻ってくるわけではない。既に生まれ変わりを果たした者はもはや魂の状態では無いから当然迎え火を焚かれても寄りくる事はないのだ。 ) …中々門に戻って来ない方もいますし…時々、連れて戻ってきてしまう方がいるんですよね…… ( はふり。 )( 先月のお盆では、老人の霊が妻を連れてきてしまった。 送り火と共に息を引き取った老婦人に、息子たちは父が連れて行ったのだろうと言っていたが、事実なので笑えない ) [Thu 7 Aug 2008 00:21:14]
◆トート > 具体的には来週一週間くらいがっつりと休みたいんですよね… だってオボンですよ、オボン。先月も大変だったんですから――― どうしてトキノミヤコのハロウィンは一日で終わらないんでしょうか。 ( 期間中、地上に戻る死霊たちの管理が大変なのだ。ホワイティア文化ならハロウィンだけで済むのに。 ) えぇ、お仕事はお仕事です。しかりこなしますよ―― でも、面倒くさいんですよね。 ( 「お仕事はお仕事です」と、「面倒くさい」。この死神の口癖だ。真面目に仕事をこなすかと思えば、こなすけれどもやる気はない。 ) [Thu 7 Aug 2008 00:01:24]
◆トート > 無理とかすげなく言わないでください、少し現実逃避するくらいいいじゃないですか… こう、「働きたくないでござる!」というトキノミヤコの有名な格言もあることですし。 ( ありません。 ) ( 定位置と化している木の枝の上。死神はやる気なさげに幹に寄りかかりながら大鎌を弄び、周囲に浮かぶモノたちと言葉をやりとりす。 肉を纏った死神の姿は生者にも目に出来るが、死神の話し相手を目視できる者は稀だろう ) [Wed 6 Aug 2008 23:53:07]
お知らせ > トートさんが来ました。 『 休暇を取りたいのですが。 』 [Wed 6 Aug 2008 23:42:36]
お知らせ > ペセルさんが帰りました。 『面白い場所を見つけたとご機嫌だったとか。』 [Sun 3 Aug 2008 03:02:06]
お知らせ > リシェルさんが退室されました。 『じゃね。バイバイペセル。(ひらりと手を振り見送って。少女はもう暫しこの場で筆を動かす。)』 [Sun 3 Aug 2008 02:49:54]
◆ペセル > (とてもエロスな光景を思い浮かべているとはさすがに思っていないらしい) ふふ。 分かりませんよ? 実はすっかりやさぐれているのかもしれませんし? (楽しげに笑みを浮かべて返そう) 天才に胡坐をかいていないからこその大天才。 覚えておきますわ。 (かなり本気で思っているのだろうと少女は理解。 今度あったときには大天才芸術家と言うのかもしれない) ふふ、死からの再生。 タロットカードにもありましたわね? (終わりが新しい始まりでもある。 そのことに同意をして) 世界は面白いですね。 退屈をしなくてすみます。 でも苦労の方が多くて。 母が一箇所で落ち着いて生活していたのがちょっと分かった気もしちゃいますね。 (一長一短。 留まることと旅すること良いことも悪いこともある) 地方村ですね。 大天才のリシェルさんの芸術、見に生かせてもらうことがあるかもしれませんわね。 さて、そろそろ私、宿に戻りますわ。 少し眠くなってきましたの。 (思えば昨日も夜遅くまで起きていた、小さく欠伸をして) [Sun 3 Aug 2008 02:47:39]
◆リシェル > ああ…その気持ち良くわかるわぁ……! ( 少女がうっとりぽわんと思い浮かべているのはエロスな光景。 ) ――――ふうん。 あれね。 そういう言葉だけ聞いちゃってると、貴女の性格の方が歪んじゃってるように聞こえるわね。 わりと。 ( くすくすと笑いながら魔女は言う。 ―――まさにこれこそ鏡なんだろう。 自分ならその言葉をどういう意味で言うのかと考えて、魔女はそんな意味で相手の言葉を捉える。 ) 天賦の才も磨かなければくすんでしまうわ。 日々精進を惜しまないでこその大・天・才!よ。 ( センスが大事の商売だ。 けどそれでも半分は冗談。 といっても才能溢れていると激しく自惚れてはいるから半分は本気だが。 )( その良い場所に行儀悪く座っちゃってる魔女。 死者への畏敬の念とかそういうのはあんまりないようだ。 ) 終りの場所―――いいえ。 始まりでもあるわ。 終りは始まり。 始まりは終わり。 まるでメビウスの輪やクラインの壺のよう。 ( 詩的な言葉を口にする。 誰かの死に立ち会って初めて歩みを進める事の出来る人間もいる―――私はそう考えている。 ) ――――そうね。 広い世界を見て回るのは良い事だわ。 正直漂泊の旅なんてしている貴女が羨ましくなっちゃうもの。 ( 田舎の村にずっといた少女時代と、アトリエに籠りっきりだった去年まで。 そういう風に色々な世界を見て回るってのはどんな風なんだろうかと思わないでもない。 ) リシェル。 私の名前はリシェルよ。 地方村の方に住んでるわ。 ( 姓は無い。 あるのはただ名前だけ。 元気そうに自己紹介をする相手に微笑みながら自分もそれを返して。 ) [Sun 3 Aug 2008 02:30:28]
◆ペセル > 貴女も素敵な言葉を紡ぐのですね。 此処は最果て。 真実と事実と過去の入り混じった終焉を飾る地。 ええ、良い場所だと思いますわ。 (そう思うのであればもう少し墓石を大切にしても良いとは思うが) ええ。 それもずいぶん前のことですけれど。 小さな村でじっとしていたので世界を見て回ろうと思って此処まで流れ着いてしまいましたわ。 (腰のフレイルも母親のものではある) そうそう。 大切なことを聞いておりませんでしたわ。 名前! 私はペセルと申します。 (ぽん、と手を打って思い出したように声を上げる) [Sun 3 Aug 2008 02:11:37]
◆ペセル > ええ、あられもない姿を観察するのはとても楽しいものですわ。 (曲解なのか真実なのか。 くすくすと可笑しそうに少女は素面の彼女へ応えよう) ええ、ちょっとした事で傷つけてしまってゆがんでしまう所までそっくりだと思っていますわ。 だから、大切に大切に扱わないといけないものですわ。 本当は。 (天才を自称する彼女に) ふふふ。 天才芸術家ですね。 分かりましたわ。 けれど、天武の才だけで芸術を求めているわけではないのなら、芸術家で良いとは思うのですけれど…。 (その辺りのプライドは良く分からない。 やや納得いかないところはあるようだが概ね受け入れたようではある) [Sun 3 Aug 2008 02:06:27]
◆リシェル > ( それってなんかちょっぴり変なの。 ) ふうん……中身はどっちの時でも一緒の筈なのに、それってまたちょっとおかしな気分にもなる話よね。 ―――なるほど、視姦をするのが大好きということね。 ( 曲解した納得の仕方。 聖職者に不相応な言葉を素面で言う。 ) ――――鏡、か。 それはまた面白い言葉だわ。 ( 彼女の言葉に得心したように頷く少女。 ) て・ん・さ・い! 芸術家ね。 そこは大切な所ですからどうかお間違えなく。 ( その言葉に籠った経緯を敏感に感じ取れば、得意そうに言う少女。 それはまた随分と自信ありげな様子でもある。 ) ――――そう。 本来ならそれは忘れてはならない物。 けれども忘れる事で前に進める事もある物。 生前何を為したか―――その行いすらも時と場合によっては捻じ曲げられてしまう。 矛盾……そう、矛盾。 ちぐはぐしている。 そんな壊れた要素が琴線を引いてたまらなくなってくる。 ここは―――いい場所だわ。 ( 口にするのは言葉遊びのように抽象的な言葉。 少女の感覚がこの場で捉えた物はそのような事であった。 ) まあこんな服着てるし一応は。 ――――そう。 形見の物……なんだ。 [Sun 3 Aug 2008 01:54:47]
◆ペセル > いえいえ、元が良かったからそう聞こえるだけです。 ただの小娘の戯言ですわ。 (おかしそうな微笑にこちらも笑みを浮かべよう。 女性的な凹凸に欠けているのはこちらも同じ。 胸を張ってようやく確認できる程度か) そうですわね。 今まで自分はとても冷たい人間だと思っていたのに、普段と変わらないことをしたらとても優しい人間だと言われたとか。 人の価値観なんてそれこそ人それぞれによって違いますわ。 私はそんな価値観を観察するのが好きなんですの。 (今こうして話をしているのもそうだ) 人と話すのは自分を映す鏡ですわ。 これは受け売りですけれど。 (先ほどの月のやりとりは良い例であったのではないだろうか) あらあら、それは失礼。 芸術家なのですね。 唯一つの物に自分の全てを注ぎ込む。 浮気な私にはとても真似出来そうにはありませんわ。 (こめているのは敬意。 ただ、少女の語り口から察することが出来るかはわからない) 此処はやがては忘れられることが定められている場所。 語り継がれることはあっても真実の記憶とはまたずれている。 そのような寂しさの中に眠る芸術を込めているのかしら? (自分が此処に足を運んだのもそういう何かを感じたからかもしれないが) あら、教会の関係者でしたの? 別に教会のシスター、というわけではありませんわ。 亡くなった母の物なんです。 (自分自身が信者かは言わず) [Sun 3 Aug 2008 01:36:20]
◆リシェル > お上手な返し。 センスを感じるわねえ。 ( クスクスとおかしそうに微笑んだ。 ) そうなの。 私の方がお姉さんなんですよ。 ( 自慢げに無い胸を張る。 女性的な凹凸に欠けたその貧相な姿は、お世辞にも十代の半ばを超えてるとは思えないような外見である。 ) …………ふうん。 つまりはあれということですか。 時には周りの人間の違いによって、自分がどういう人間なのかという自覚が変わる事もあると。 そういう事? ( 退屈するだろうという事には頭を振ってそれを否定する。 とんでもないとでも言いたげだ。 ) まさか。 作品を生み出す為に今よりも遥かに急がし過ぎて充実してたわよ。 ( 嘘偽りない事実だ。 あの時の私といまの私。 どちらが芸術に真摯に向き合っていたかと聞かれれば、私は過去の自分だと応える自信がある。 ) 芸術の完成。 ( 淀みも迷いも躊躇も一切なく答える。 ) 亡くなった者たちを埋葬する心。 忘れられた者と覚えられている者の差による空虚感。 寂しさ……そう。 寂しい場所だ此処は。 だから描こうと思ったのかも。 ( 後半は自分に向けてへの独り言のようである。 そしてふと相手の胸のロザリオに気付けば苦笑して。 ) なんだ。 ひょっとして同業者様でしたか? ( や、正確には私はシスターじゃないけどさ。 ) [Sun 3 Aug 2008 01:17:58]
◆ペセル > いつも其処にあるからこそ、見えない時には寂しく感じるのではないですか? 寂しくないと言っちゃう冷たい女は見放されてしまうかもしれませんよ? (彼女の言葉に冗談めかして応えよう。 考え方の違い、という事で深く追求する気も無い) そうなんですか。 あなたの方がお姉さんなのですね。 (手を後ろに組んで彼女へと近づいていく) そんなものですよ。 そもそも、他の人が居なければ自分がどういう人間なのかもわかりませんし。 (彼女の過去は知らない。 それに触れる様子は見せず) 人とかかわらないようにするのは楽ですけれど、その分とても退屈してしまいますわね。 (それは大きな変化の無い生活だったとは想像する。 一人でいると行動は大体決まったものになっていると思っている) 絵ですか。 ただ一枚の紙に記録を残す。 この絵に込めたい物はなんですか? 静かな魂の寝所? それとも、寂しい亡者の漂着点? (スケッチブックを覗き込むようにする少女の首には銀のロザリオ。 距離が近づけばそれに気が付くことは出来るだろう) [Sun 3 Aug 2008 01:02:15]
◆リシェル > ( 柔らかな微笑みを浮かべて、雲の上に隠れているであろう月を見上げる。 ) 月はいつでもそこにあるわ。 ちょっと姿が見えなくなったからって、寂しいなんて言っちゃう女はしつこくて嫌われちゃうわよ? ――――ええそうですね。 けどよく実年齢より下に見られてしまいますので、きっと私の方が年上だと思いますわ。 ( いけしゃあしゃあと二十代後半の娘は嘯く。 それは余所行きの丁寧な口調と声だ。 ) そんなもの……ですかね。 一時期人と殆ど関わりを持たなかった私には耳が痛い言葉です。 ( 確かに―――楽しかった。 ああして人と関わるという事が、こんな気持ちにさせられるなんて。 仕事を受ける前までは予想もしてなかった。 ) 大した事ですけど、構いませんよ。 絵を描いています。 今この目の前に映る風景を。 ( そう言って少女はスケッチブックを相手に見せるようにする。 そこには薄ら寂れた墓地の風景画のラフが描かれている。 ) [Sun 3 Aug 2008 00:47:40]
◆ペセル > 月の見えないさびしい夜にこんばんは。 同い年くらいかしら? (外見は自分とさして変わらない少女の声が聞こえればそちらを向いて礼をしよう) あら、何を当たり前の事を。 人は人間と交わるから人なのですわ。 人と会わずに生活していればただの獣と変わりませんわ。 (銀髪を揺らしながら流れるような言葉は歌のようにも何かの呪文のようにも響く) 所で一生懸命に何をしているのかしら? 私が聞いても構わないようなこと? [Sun 3 Aug 2008 00:36:01]
◆リシェル > 兎は寂しいと死んじゃうらしいけど、ひょっとしたら人間もずっと一人ぼっちだと死んじゃったりして。 ( 少し離れた場所から何気ない独り言のような軽口が響く。 相手がもしも声のした方に視線を向けるなら、そこにはシスターの格好をした炎髪灼眼の少女がいるだろう。 ただし片方の目の色だけは赤とは違い、澄み切った空を思わせるような真冬の青だ。 )( 少女は罰当たりにも墓石に腰掛けながら、真剣な様子で画材に何かを書き記している。 ) [Sun 3 Aug 2008 00:29:36]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『その点は兎も人も似たようなもんだわねえ。』 [Sun 3 Aug 2008 00:24:01]
◆ペセル > 人はみぃんなさびしがりや。 誰かが居なければ自分が間違っているのか正しいのか。 ゆがんでいるのか整っているのか。 立っているのか座っているのか。 小さいのか大きいのか。 分からないんですもの。 それは魂だけになっても同じかしら? (荒れ果てた墓の一つ。 積もっている埃を片手で払ってあげようか) あなたは生きていた時は嫌われていたのかしら? それとも忘れ去られた英雄? 折角お墓を立ててもらっても忘れられてしまえば居ないも同じ。 [Sun 3 Aug 2008 00:17:09]
◆ペセル > それにしても…。 (ぐるりと辺りを見回す。 西洋、東洋と大まかに分かれているようだが…) 石は意思。 確か記憶を溜める性質があったのだったかしら? 石を乗せるのはその人の記憶を残そうとしている事なのかしら? (よくよくみれば草もぼうぼうに荒れ果てているものもあれば最近掃除をしたばかりのものも見受けられる) [Sun 3 Aug 2008 00:01:43]
◆ペセル > (そもそも住む所と仕事を探していたはずなのだが…) …当面の宿と日雇い仕事は何とかなりそうだし、折角の街。 しばらくは楽しまなくちゃ。 (という事らしい) ふふふ。 お墓。 死者を弔う信仰の形。 このお墓はその魂が望んで立っているものだけなのかしら? もしかしたら望まぬ供養をされてもがき苦しむ魂も居るのかもしれないわね。 (そういう魂を見るのは苦手。 案内をしている死神も居るだろう) 私ができるのはこうして眺めて想像するくらいかしら。 [Sat 2 Aug 2008 23:53:11]
◆ペセル > ぼちぼち見て回りましょうか。 (先日の男に教えてもらった宿に主な荷物は置いてきて。 現在は多少のお金と首から提げたロザリオ、腰につけたメイスのみ、という格好) これで宿泥棒にでも入られたらしゃれにもなりませんけれど…。 (防犯はある程度してきたつもり。 大勢の冒険者が利用していると聞いているのでそれほど大きな問題は起こりにくいとは思うが) 皆さん使っているだけあって良い宿でしたわね。 (宿の感想はこれくらい。 そして墓石が並ぶ墓地を歩きながら墓石の形だのを見ていく) [Sat 2 Aug 2008 23:48:33]
お知らせ > ペセルさんが来ました。 『此処は墓地ですね。』 [Sat 2 Aug 2008 23:45:03]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『(リャンが心配する。あまり遅くまでいられない)』 [Fri 1 Aug 2008 23:56:47]
◆君影 > ( 不味い。 当たり前の話だが。 ) 楽に殺せる人だと嬉しいな。 ( ふと小さく呟くように偽らざる本音が口にでる。 相手は楽であればある程良い。 割に合わない仕事は全力で遠慮したい。 けれどただ目的を遂行する為の道具に過ぎない私にはその運を天に任せるしかなくて。 ) 楽だと良いな、本当。 ( もう一度同じ言葉を繰り返す。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:46:21]
◆君影 > ( 明確に、一言一句の間違いなしに文章を頭の中に刻みつける。 これも訓練された事の一つ。 そしてそれが終われば飛燕の印が記された紙片を丸め、口を開けて一息に呑み込んだ。 )( 燃やしてしまうのが一番楽でもあるんだけど、生憎と深夜の墓地でそれをやるのは少しばかり目立つ。 目立つのは嫌い。 だからそれはやらない。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:33:39]
◆君影 > ( どのような類の任務なのかは開く前に理解している。 十中八九殺しの仕事だ。 私にはそれぐらいの用途しかない。 たまに何をとち狂ったのか情報収集の類の命も下されるけど、そんな物は決まってマトモに遂行した事が無い。 )( 今回のターゲットはティアン系の女。 記されている身体的特徴と生活範囲に目を通し―――知っておくことはそれだけで良い。 その他の面倒な所なんて知る意味も何もない。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:20:10]
◆君影 > ( 受け取った事を確認すると、鳩は吸い込まれるような夜空へと飛び立っていく。 私からの返事は必要ない。 出来るか出来ないか、とかそういう次元の問題じゃなくて、与えられた依頼は必ず遂行しなければならないのが私達の務めだ。 例えそれが命と引き換えになるようなものだったとしても。 ) ( まあ私にはまずそんな大仕事は回ってこないが。 伝書鳩から与えられた文を開き、どのような任務なのかその詳細を確かめる。 ) [Fri 1 Aug 2008 23:07:48]
◆君影 > ( 人気の無い夜半の墓地。 幽霊でも出てきそうな薄気味悪さの中、黒い服を着た少女は顔色一つ変えずに佇んでいる。 ) わざわざありがとう。 お疲れ様。 ( 腕に止まった鳩に優しげな表情を浮かべながら労いの言葉を掛けると、その足に結ばれた紙切れを解く。 ―――概ね飛燕からの指示を、私はこのような方法で受けている。 他の人がどうなのかは知らない。 さして興味も無い。 ) [Fri 1 Aug 2008 22:54:21]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『(腕に鳩が止まる)』 [Fri 1 Aug 2008 22:49:32]
お知らせ > パレスさんが帰りました。 『…その足取りは確りと大地を踏み締め、毅然とした態度で墓地を後にする…』 [Tue 29 Jul 2008 12:24:53]
◆パレス > ……俺のしけた面、お前も見たくないだろう? ……俺はもう行くぞ。 剣の訓練をしたいからな…。 もっと強くなる為に…。 簡単に負けない様に…な。( 剣の柄を握る手が「ギリギリ」と音を鳴らす…。 自然に入る力がそうさせる…。 その感情を抑えながら墓標に背を向けて歩きだす…。 一人でも…一人でも、この尊い犠牲が出ない様に…そう願いながら……振り向かず…ただ真っ直ぐ前を向き歩きだす…。 道は後ろには無いから――。) [Tue 29 Jul 2008 12:21:38]
◆パレス > 「 黙祷止め!」( 再び掛かる声に頭を上げ、再び見やる墓標達…。 ――そして、一つ、一つ…墓石を閉じていく…仲間達、皆の手で… その作業が終わり、解散となっても…その場から動けない仲間が多い…。 そして俺もその一人…。 ゆっくりと、自分の荷物に手を入れ、中から取り出すのは「ブランデー」。)……お前、これが好きだったよな…。 ―俺からの餞だ。 飲んでくれ。( ブランデーのボトルを開けその墓標にかけ流していく…。「トク…トク…トク…」流れ出るウイスキーで濡れる墓標…。 其れをただ、黙って見つめていた…。)……俺がお前の分まで生きてやるよ。 だから静かに眠れ…。故郷の事を思い出しながら…。 ―お前とはまた…一杯交わしたかったな…。(「最後の一口」そのウイスキーを自分で飲み干す…。 仲間との杯…。 最後の杯…。 其れは何とも言えない…味だった…。 悲しみの味… 無念の味だ…。 周りの墓標でも、思い人がその故人の墓標に思い思いに語り、―そして、泣き崩れていた…。 その周りの様子を見ながら…目の前の墓標に顔を向け、剣の鞘でその墓標を「カッ、カッ」と軽く叩く。)……剣の訓練あれだけしようと言ったのに…。 出来なかったな。 ―遅いんだよ、馬鹿。 [Tue 29 Jul 2008 12:11:00]
◆パレス > ……さっ、もう休ませてやろう…。 なっ…。 そんなに泣いていたら、コイツだって…成仏出来ないぞ…。( 泣き崩れていた女兵士の肩に手を軽く乗せ、言葉を掛ける…。 暫くその場を動かないで居たままのその女兵士も「コクッ…」と首を小さく縦に振り墓標の下に愛しい人を収めて…。)「…良いか!お前達! この勇敢だった友の姿を忘れるな! そしてこの尊い犠牲を無駄にするなッ! ―そして、この者達が生きられなかった分生き抜け! ……其れが、生き抜く事が…彼らへの餞だ…。 ―黙祷!」( 隊長号令で、一斉に黙祷を捧げる…。 静まり返るこの墓地の空の下…みんなは何を考えているだろう…何を思っているだろう…。 この尊い犠牲に得た教訓か…… それとも、この別れを受け入れられない悲しみか……。 ただ後ろから聞えてくるのは…悲しみに打ちひしがれる仲間達の涙を零しすすり泣く「鎮魂歌」…。) [Tue 29 Jul 2008 11:45:57]
◆パレス > 『―グングスニクの勇敢なる魂…異国の地にて此処に眠る…』( 一つ一つの墓標に書き記された文字…そしてその墓標の下に収められていく仲間達…。 納骨する中で最も親しい間柄だったものは、その遺骨を手放せず、泣き崩れているものも居る…。 彼氏、彼女…最も愛しい人との永遠の別れ―。 そして、その俺の友もその墓標の下に収められていく…。)………。( 静まり返った晴れた墓地… 其処には言葉は無く…ただ、人の影だけが、動き続けていた。) [Tue 29 Jul 2008 11:30:37]
◆パレス > (――あれからどれぐらい経っただろう…。 ヴェイトス市を出て数ヶ月。「街道のモンスター討伐及び、その周辺地域のモンスター駆逐」の名目の名で部隊を結成…。 ヴェイトス島をぐるりと回っていた…。 ――そんな中でやはり油断は生じるもの…。 夜営キャンプに突如として現れるモンスター…その奇襲に旅先で何人もの仲間が犠牲になった…。 だがその尊い犠牲の緒k下でそのモンスターも駆逐する事が出来たのは…「これ以上の死者が出ない」と言う意味では、良い結果だった。 …だが、此方からとすれば、大事な仲間…親友として呼べる友を、目の前で失った時の怒りは今もその脳裏に鮮明に映し出される…。)――何が、「俺は死なねえよ」…だよ…馬鹿野郎…。 簡単に首元食い千切らせやがって…。( ―モンスターにより戦死したその身体は仲間の手で、その場その場で荼毘に…。 ――骨に変わっていく仲間をただ、呆然と見守っていた…。 ―何度も…何度も…。 …そしてその遺骨が、今…ようやく永遠の長い休みに入ろうとしている…。) [Tue 29 Jul 2008 11:22:15]
お知らせ > パレスさんが入室されました。 『―――ヴェイトス市に戻ってきた…。仲間の亡骸と共に…』 [Tue 29 Jul 2008 11:08:59]
お知らせ > K.T.さんが退室されました。 『―――殺す前に僕は生きてませんでし、た ( じめった空気を現すような低い旋律を奏でだす )』 [Tue 29 Jul 2008 00:30:08]
◆K.T. > それでは今宵――― じめった魂の皆々様方にお送りしま、 すの、は。 ( ゆるりと弓を弦にあてて ) ……あ。 [Tue 29 Jul 2008 00:28:47]
◆K.T. > ( 未熟な白髪頭には、導ける魂の数など知れたもので。 ) 魂の祭りだワッショーイなんて…本当、 殺す気ですか、と … ( 今日も地味にじめった――湿ったじめっとした状態のこと――空気の中、旋律を奏でようと立ち上がる 。チェロをケースからひっぱりだして …、嗚呼、弦が湿気で緩んでる。 嘆息一つ) [Tue 29 Jul 2008 00:27:48]
◆K.T. > ( そしてそれに、迷える魂の叫び声は遠慮なく昼夜を問わずに聞こえてくる ) ( この時期の魂の声は酷く歪んで煩くて汚くて旋律も何もない雑音だものだから、紅い骸には苦痛以外の何者でもなかった――― ) …BON というヤツが来ると、 もっと…酷いと… 先生が言ってました、ね …。 ( どうもあらゆるところから「 魂 」が大集結して夏祭りだワッショーイするらしいと )(※間違った知識) [Tue 29 Jul 2008 00:24:58]
◆K.T. > ( 町全体に湿気というヤツがもんもんとしているのだけは分かる ) [Tue 29 Jul 2008 00:22:34]
◆K.T. > ( 暑くはない。 暑いなんて感覚はない。 あせもでない ) ( が ) ―――…墓場は涼しいと聞いた、のに。 ( 其れは或る意味正解だけど、或る意味間違い )( 生きても死んでもいない仮初の身体に、暑さは感じない。 あせもでない。 必要ないから。 が。 しかし。 だ ) [Tue 29 Jul 2008 00:19:55]
◆K.T. > ………… ……じとじとして、じりじりして、くさくて、 召されてしまいそう、 です…。 ( でろーんとそのまま地べたへ頬をつけた ) [Tue 29 Jul 2008 00:17:15]
◆K.T. > ――― …これが、地上の夏というヤツです、か・・・っ。 地上の夏というヤツなんです、 ね…! ふ。 ふふふ。ふふ、 ふ…( かたかた かたかた )( 紅い塊から白髪がびょんと飛び出る 。ふぁさふぁさと白髪が震えて ) ――― いい度胸で す …! 僕のっ、 僕の眠りを妨げようとはァアアアアアアアアアアアアアア ふぁっき―――(下品なので以下略) ( ぐぉら! と、この紅い塊の普段を知っているものが見たなら、別人だと思うのではないかという程の、勢いで声をあげて ) [Tue 29 Jul 2008 00:16:10]
◆K.T. > ―――ふ、 ふふッ … ふーふふふ… ( それが ) ( かたかたと骸が動き出すが如く、かたかた かたかたと肩を震わせる ) [Tue 29 Jul 2008 00:12:45]
◆K.T. > ( それは、無味無臭――― いや、味は知らないが )( 生きる匂いはしなかった 。 されど、死した匂いもしなかった。 紅い塊は、よくよく暗闇に目を凝らせば、でろりと木の幹に凭れたヒトガタである事にも気付けるだろう ――― 其の人が、夜目が利くのであれば。 ) [Tue 29 Jul 2008 00:11:31]
◆K.T. > ( ―――ともあれ、桜の木の下には骸があると謂う。 )( はてさて、誰が言うたかは知らねど、事実、夏の暑い夜更けの其処に――― 骸然と座り込む 『 紅い 』 物はあった ) [Tue 29 Jul 2008 00:09:01]
◆K.T. > ( 木下って誰だ )( 木の、下 ) [Tue 29 Jul 2008 00:07:44]
お知らせ > K.T.さんが入室されました。 『(桜の木下には)』 [Tue 29 Jul 2008 00:07:20]
お知らせ > パキラさんが退室されました。 『言いつけられた仕事が全て終われば、ぎこちなく両手を合わせてみた』 [Sun 27 Jul 2008 22:34:34]
◆パキラ > (猫だと知っても未だ緊張の収まらない――本当にさっきの音はあの猫が立てた音だったのかと――自身の体を宥めながらぎゅっと握った手を解し、そろそろと伸ばして再び灯りを掲げよう。ぎこちない足取りでとん、とんと鈍い動作で茂みから墓石の方へと体を回転させる)(墓石を一周して元の通り向き直れば再びランタンを地面に置いた。傍らには花束が横たわっている。墓石は時間をかけただけあってそれなりに綺麗になったと思う。あとはご主人様からお預かりしてきたお花をお供えするだけだ) ―――― (風が木々を揺らす音や梟の鳴き声に幾度か肩を揺らしながらも、今まで供えられていた――既に枯れている花を花束の包みに巻いて、反対に新しい花を其処に生けよう。ひしゃくで水をすくって花を供えた筒に水を足す) [Sun 27 Jul 2008 22:33:28]
◆パキラ > (夜の墓地で一人でいるのは奴隷の少女とて人並みに怖かったが、これがご主人様のご命令ならと少女は小さく手を握り締めた。大丈夫。そう言い聞かせながら視線を目の前の墓へと戻し、傍らに置いていたランタンを手に取って掲げ見よう。苔の這っていた墓石は少女が始めに目にした時よりも幾らか明るい色味に為ったように思う。まだ掃除の手の足らない場所があるだろうかと、灯りを手にしたまま少女はその墓石をぐるりと一周する)(最中、がさりと墓地を囲む茂みが揺れて) っ、ひゃ、 (驚いてぱっと其方の方を向き、体をちぢこませたが) …あ。 (耳に届いてきた鳴き声に、どうやら音の主は猫らしいと知れて安堵の息をつく) [Sun 27 Jul 2008 22:11:22]
◆パキラ > (パシャリ―――)(夜の墓地に響くのは水音。草陰から響いてくる小さな虫の音。生温い風をその身に受けながら、整然と並ぶ墓石の中に少女が一人桶とひしゃくを手に立っている) 気持ち良い、でしょうか (耳元の葉が不安そうに小さく揺れた。少女の語りかけたは対面している墓石。今宵ご主人様から少女の仰せ付かった仕事は、此の墓の掃除であった。墓はパプテス様式ではなくアマウラ…スートリア様式のものだ。静謐な空間には少女の為す事が一々良く響いてしまうのでその度に少女は少し慌てた。今もひしゃくを桶に入れてその桶を地面に置いたら、カラリと予想外に音が響いて目を瞬いた。騒々しくするつもりは全くないのにと、少々恥じ入りながら辺りを見回す。何方かにご迷惑をかけてはいないかと) [Sun 27 Jul 2008 21:50:59]
お知らせ > パキラさんが入室されました。 [Sun 27 Jul 2008 21:31:44]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが退室されました。 『(昼夜逆転の放浪貴族、ここにあり)』 [Fri 25 Jul 2008 08:44:10]
◆レイド@メイドロボ > (帰って寝て・・・次に彼が行動するのは街が寝付き始めてからだろう) [Fri 25 Jul 2008 08:43:41]
◆レイド@メイドロボ > (なので、ついうとうととしてしまう。まぁ、悪魔も夏の陽気に当てられてしまうのだ。すぐに暑くなって起きるだろうが。)・・・ん〜・・・さすがに連日連夜の徹夜も厳しい、かな?(鼻ちょうちんとか作っていた自分が少し恥ずかしい。・・・だが、関節をどうするか?のアイディアはなぜか浮かんできたらしい。)・・・関節にクッション・・・つまりは軟骨の役割を果たすものを挟んでみれば・・・(でもしかし・・・とブツブツ言いながら、街が起きると同時に工房へと帰っていく) [Fri 25 Jul 2008 08:43:04]
◆レイド@メイドロボ > (たまには早朝の朝日の中、散歩するのも悪くは無い。むしろ好きだ。自分のような存在には忌み嫌われる太陽も、人間の世界へ来てからは随分と気持ちよくなってくる。)ん〜・・・気持ちのいい朝だね。(夜更かししても眠気を感じないのは悪魔だからか、それとも一晩中人形をいじっていたからか・・・。)ね?バロンもそうだよね?(あきゃきゃきゃ、と軽く人形は笑う。それを見て楽しそうに墓地を歩き、墓地の奥の方にある、名もついていない荒れた墓の並ぶ区域まで来ると、崩れた墓石に腰を下ろす。) [Fri 25 Jul 2008 05:35:46]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが入室されました。 『(人形を伴った散歩)』 [Fri 25 Jul 2008 05:32:56]
お知らせ > 菊千代さんが退室されました。 『(夜鳴鳥の囀りに、朝が近い事を知る)』 [Sat 19 Jul 2008 04:45:12]
◆菊千代 > ええ、空っぽじゃない日に、 またここで――…。(同じような言葉を繰り返して、曖昧ながらも「約束」の言葉を告げる。 会えなくとも恨みはしない――そんな響きがお互いの言葉の裏側にあることは、わかっているよう。 ……まるで子供がする約束のようだ、と、内心で笑いながら) …キリル様。 月見華店主の菊千代は、キリル様の髪に似合うだろう簪を探す日が来る事を、楽しみにしております。 (ひっそりと名乗り返して) [Sat 19 Jul 2008 04:44:35]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『( からっぽの墓地に、鳥の鳴き声が響く )』 [Sat 19 Jul 2008 04:37:58]
◆キリル > じゃ――― いつかからっぽじゃない日に、またここで。 ( 彼女の反応を見るに、そのくらいの約束で構わないのだろう。曖昧な約束は確実には会えないかもしれないが、何時遭遇できるのかと思って足を運ぶのも一興だ ) ああ、その時は答えてもらえるといいな。 …お客様とか。ちょっと切ないなーソレは。キリルだよ。キリル=ルィジン。―――簪って女性の装飾品じゃなかったっけ? ( 少しむ、として。それでもからかわれているのだとわかっているから、すぐに笑った ) [Sat 19 Jul 2008 04:36:51]
◆菊千代 > (顔を赤らめるような反応こそ無いが、ストレートな「慰める」という仕草にくすぐったさは感じた。 口元に手を添え、小さな笑い声と共に肩を揺らす。 人の表情の裏側を読むこと職業としていた過去の癖で、なんとなく――自分がどう見られているかは分った気がした。 ) ……来月にもありますね。旧盆…8/13 から 8/16 でしたか。 ハロウィンでも結構です。 「空っぽじゃない日」なら。 私も、空っぽじゃない日に姉に会いにこようと思います。 …そして、今日答えてもらえなかった問いでも、もう一度投げかけてみましょう―……。(青年がカbンを直すなら、此方は手にしたランタンと、布で出来たハンドバック――和物だ――を持ち直して) ………お客様になるかもしれない方のお願いを断る事はできませんね。 (お願いする、と、頷いて) 学生さんが気に入る物があれば良いのですが。 …その髪を纏めるのに、簪でもお使いになられるというのなら、お役に立てるのですけれど。 (なんて、からかい混じりの言葉を投げながら、墓地の出口へと足は向かい) [Sat 19 Jul 2008 04:27:22]
◆キリル > ( 学校にもイエロティアはいるし、彼らが幼く見えることは知っているから凄く下には見ていないが、自分と同じ年くらいの女性だとも思ってない感。 ) ( 添えられた手に、体を離してゆっくりと手を下ろそう ) ン? ( 瞬き、 ) ソレって来年のオボン、ってこと?あ、来月にもあったっけ――?ソレともハロウィンに? ( 笑う顔をまっすぐ見つめて問いかける。 肩に掛けたカバンの紐を掛けなおした。大学にいる時はカバンを二つ持ち歩く事が多いが、今はこれ一つだ ) … とりあえず、今日は送る。店の場所も確認しときてーし。 [Sat 19 Jul 2008 04:17:58]
◆菊千代 > (ああ、そんな顔をさせたかったわけじゃないのに。 ホワイティアの青年の表情が、触れてはいけないモノに触れたような顔になるから、此方の方が慌ててしまう。 僅かに眉を下げて) ――…貴方からみてどう見えるのかを尋ねたのは私です。それにね。 …変に気を使わずに、そのまま答えてくれた事を嬉しく思いますよ。 ……私自身、納得できる一言でしたし。 (視線を僅かに落として) だから、そんな顔をなさらないで良い―… (言葉に説得力を持たせるためにも、此方の気持ちに偽りが無い事を伝える為にも、改めて青年の視線を合わせようとした時だ。 思ったよりも近い場所に青年の両腕があって) ――……。 (しかも頭まで撫でられたものだから、きしりと固まった。 イエロティアはただでさえ幼く見えると聞くから、もしかしたら物凄く下に見えているのかもしれない。 ……男の胸にそろりと両手を添えて、顔を上げる) では、「空っぽじゃない日」に、また此処でお会いしましょうか。 ……その時改めて貴方から見てどう見えるか、お聞きしたく思います。 ( くすり 小さく肩を竦めて笑う) [Sat 19 Jul 2008 04:09:23]
◆キリル > ――― ( 姉に会いにきた―― そう言う彼女の言葉を、青年は黙って聞いていた。 下がったままの眉が寄って、眉間に皺を刻む。 舞い散る紙で感傷に水を差した挙句、もらした一言で感傷に水を注いでしまうとは。言葉遊びにもならない ) ( 無理して微笑んでいるように見える貴女へと、青年は思わず両腕を伸ばした。 抱きしめて、頭を撫でてやろうとした。 そんなホワイティア男性のオーバーなリアクションは、イエロティアの貴女には唐突なものだろうけれど。 ) … ごめん。 …でも、からっぽの日ばかりじゃないと思う。さっきのオボン、とか… ハロウィンだとか。帰ってくる日だってあるよ ( その時はきっと賑やかだろうと、青年は笑う。 ) [Sat 19 Jul 2008 03:59:03]
◆菊千代 > (此方を見る男の視線に気がついてか、或いは――感想をしっかりと聞くためか、水平に動く双眸が、男を見上げて止まる。 ) ―― ……からっぽ。 (言葉の響きを確かめるかのように、ぽつりと呟きとおす) ……空っぽ。 ――そう。 (妙に納得した様子で、一度深々と頷く。そして、今一度夜の墓場を眺めた。 ――空っぽ。 此処にはもう何もないのだろう。 故人当人にとっては、器だけしかない場所。死人の「意思」など此処にはない。 意思が抜けた肉の器のみ。 ) ………。(謝る事は無いと言葉にする代わりに、首を緩く横に振って、唇に笑みの欠片を乗せた。) ……私の、姉に会いにきたんです。 (自分の姉が埋まっている十字架を眺め) でも、会いにきたといっても、何も答えてくれない、何も教えてくれない。 ただ、此処に姉の肉が在るのだと知らされただけ。 ……貴方の言う「空っぽ」は、酷くしっくりくる言葉の形だと思います。 (唇に乗せた笑みに、苦いものがまじった) [Sat 19 Jul 2008 03:48:40]
◆キリル > ――― ( 言ってから、はたと口を噤んだ。 思わず感じた印象をそのまま口に出してしまったが、…墓参りに、故人に挨拶に来ていた女性になんて事。 ) …… 悪い。 ( 少しばかり、眉を下げて申し訳なさそうに ) [Sat 19 Jul 2008 03:42:29]
◆キリル > 勉強っつーか、結局単なる散歩だな。煮詰まっちゃって――― 気分転換と、なんかひらめかないもンかと。同じ場所に立つ事で主人公の気持ちが理解できないかな、なんて安直だったけど。情景描写に関しては、やっぱり実際見ないと納得出来ない部分もあるからな。その表現が真実か虚構かっていう。 ( わざと情景に見合わない描写を隠喩として入れる作者もいるのだと。 結局さっき思いつきかけた事、忘れてしまったが。それこそ風の悪戯で。まぁ、一度思いついたことなんだからまた考えているうちに思いつくこともあるだろう ) ――― ( 青年は、改めて墓地へと視線を向けた貴女の姿を見やる。何かの物語の場面に重ねて思考を巡らせているのかもしれないし、単に髪を押さえながら景色を眺める様に見惚れているのかもしれない ) ふゥン、 ( 慣れない言葉の響き。覚えようとするかのように店の名前を小さく繰り返す。 ) ンじゃ、機会があったら寄らせてもらう。 ――― うン? 墓地が? ( きょとん、として―― 青年も、改めて墓地を見た。 入口まで来た途端舞った資料に気取られて、結局あまり体感も追体験もできていない。紙束をカバンに仕舞いこみ ) ――― … 。 … からっぽ。 ( ぽつり、一言だけ ) [Sat 19 Jul 2008 03:36:00]
◆菊千代 > (彼の表情を見るに、これで合っているらしい。 紙にのった土を軽く払いながら) ……勉強をするにも色々あるのね。話の中に出てくる風景を見に来るなんて勉強の仕方があるなんて、考えもしませんでした。 ――…夜の墓地。 (晴天の空には月と星。青白い光が注ぐ十字架林――その間を細い石畳の通路が伸びる様子は、蜘蛛が糸でも巡らせているように見えた。頬を撫でる風に舞う黒髪を押さえながら、視線を景色から男へと戻して、改めて差し出す) ……。 (言葉を捜すような沈黙を一秒。 ややあってから、顔を上げて) 商業地区で商いをしております。 まだ出来たばかりの店で、知名度も何もないのですけどね。 「月見華」ともうします。 名の通り朱鷺乃都や、アマウラからの品を売る店です。…… 。 ……それよりも、その。 …夜の墓地が、どのように見えたか、お聞きしてもよろしいでしょうか。 ( [Sat 19 Jul 2008 03:20:00]
◆キリル > ( 青年は青年で変化の小さな貴女の表情が気にはなったが、イエロティアだからだろうと勝手に納得していた。それに僅かな変化に注意を向けるのもなんだか少し、面白い。 ) うン、そう。 一応そろそろ休みではあるけれど、休みの初め頃はまだレポート提出があるから。 ( 休みと行っても本当の意味では休めないと、肩を竦める。既に遊び回っている学友も多いだろうが ) 墓地は、ハナシの中に出てくるから実際夜の墓地で受ける印象ってどんなもんかと思って―― あぁ、文学部だから俺。 ( いきなり話がどうこう、と言ってもかみ合わないだろうと。 文学研究をしているので、その中の一場面に出てくる光景を実際体感しておきたかったとそういうこと。体感してその感想がそのままレポートに活かせるわけではないが。何か思いつかないかと思って ) アンタは?何してるヒト? ( 別のトコロで紙を拾い上げながら、離れた距離に少し声量を上げて問う。 )( 白い紙が白い手に踊るのを見れば、体を起こして破顔した ) さんきゅ。 わりぃな、夜も遅いのに付き合せて。送ってこうか? ( 少し足早に再び歩み寄ってその紙を受け取ろうと手を伸ばしながら ) [Sat 19 Jul 2008 03:09:46]
◆菊千代 > (青年の焦りを薄く感じとって、しぱりと瞬きを一つ) ………。(そして、安堵混じりの吐息を洩らした姿に、笑み一つ。 …ずいぶんと表情がころころ変わる人だと思った。 ) その様子だと学生さんかしら。――遅くまでお勉強だなんて大変ね。 墓地に関係する事で勉強でもしていらしたのかしら。 …ああ、でも、そろそろ夏季休業とかの時期なのかしら。 ( 「そっち」 といわれた方向へ視線を流すと、頷いてカンテラを手に歩き出す。 目で追うよりは、紙が囁く「かさかさ」という音を頼りに探して) ………ん。 (白い何かが揺れるのが見えた。拾い上げて一瞥。 ……辞書を引かないと分らないような単語の羅列に、眉をはねあげる) …… (離れた場所に居る男へ、ヒラヒラと揺らして見せる。「みつけた」と) [Sat 19 Jul 2008 02:56:45]
◆キリル > ( 繰り返される単語に、あれやべぇ違ったかな?と青年は内心で焦る。その程度の記憶だ。 ) …、 ( だから、紙を受け取って手にした束に加えながら続く言葉にほっと息を付いた。もっと別の国の風習だったかと、考えていたところだ ) ンーと、文化系の本はワリと読むから。宗教関係も、文化としてなら面白いンだけどな。 …そっか、邪魔してたらどうしようかと思ってた。 ( 挨拶が終わっていたと知ってまた安堵の息を一つ。 ) え、マジで?さんきゅ、じゃァ―― あっちの方にもう一枚飛んでったから、 ( そっちを頼む、と告げて青年は別の方向に踵を返す。今落ちているところからまた飛ばされてしまったら追いかけるのが大変だ。その紙にもまた、何かの本の抜き書きが書かれていることだろう。難解な単語の並ぶ紙は、どこかの教授の論の抜粋らしい ) [Sat 19 Jul 2008 02:46:06]
◆菊千代 > お盆 ――……(意外そうな響きを帯びた声で、男を見上げる。 金髪に碧眼――線が細いように見えるのは、比べる相手が傭兵やらそういう相手にしてみたら、の話。 …ホワイティアの学生か、魔術師か――そんな事を頭の隅で考えながら、近付く相手に紙を差し出す。) …よくご存知ですね。その通り、朱鷺乃都の季節の行事ですね。 ………でも、今日はただの墓参りです。 挨拶も終えて、ぼんやりとしていたところで――……。 まだ、他にも散ったものがあるのなら、拾うのを手伝いますよ。 (墓の傍においたランタンへ視線を流して) [Sat 19 Jul 2008 02:34:38]
◆キリル > ( 貴女の拾った紙に綴られているのは、とある文学作品の抜書きとそれに対する青年なりの考察メモ。走り書きに踊った字 ) …、 ( 見上げられた視線、かち合えば少しどきりと鼓動が跳ねて数瞬の間。 異国の衣に身を包む彼女はなんとも涼しげな雰囲気のヒトに見えた。白い肌が滑らかで赤子のよう。そう思うのは、相手がおそらくイエロティアだからだろうか。本に出てくるトキノミヤコ女性の装いに似ている ) ――― さんきゅ。 ( 僅かに視線を外して、拾ってもらった紙を受け取ろうと手を伸ばそう ) いや、ちょっと思いついたことがあって確かめようとカバンから出して捲ってたもンだから…、 ( 言い訳のよう、無意味に長く要領を得ない説明の言葉 ) …、 …アンタは… えぇと、墓参り? なんだっけ、”オボン”? ( 確かトキノミヤコではそんな風習があるとか。本で読んだ知識は曖昧で、それがもう過ぎたことを青年は知らない ) [Sat 19 Jul 2008 02:20:26]
◆菊千代 > (胸に抱いていた白百合の花束を、そっと墓標の足元に添えた。 ――と、その白百合の傍に、紙が一枚) ――? (自然とその紙に手が伸び拾い上げる。 内容には目を通さず、ただそれが「何」なのかを探る為に一瞥して、顔を上げた。 十字架林の中から、白地に蝶の小袖姿の女が立ち上がり辺りを見回す姿が見えることだろう。) ――……。 (僅かに首を傾げて、謝る相手を気遣うように、顔を覗き込むよう見上げて) お気になさらず。 天気が良い日ですから、きっと夜風が悪戯をしたのでしょう―…。 [Sat 19 Jul 2008 02:10:02]
◆キリル > う わ、 ( 焦った声。 小さな呻きが、ばさりと鳴る紙舞う音と共に。 墓の入口の方から ) … ( あぁ、やっちまった。思いながら少し憮然として、紙を拾い集めながら墓場の中へと足を進める。 )( 墓参り中の貴女の足元にも、風に遊ばれた紙が一枚、ひらりと舞い落ちよう ) …、 ( 十字の中に女性の姿を見てとって、青年の手が止まる。 ) … あ、と…… …スミマセン。 ( 思わず口をついて出た言葉は、足元にまで舞ってしまった紙と、死者との会話に水を差した非礼を詫びるもの ) [Sat 19 Jul 2008 02:00:39]
◆菊千代 > (手入れするものがいない墓は、石でできているとはいえども、やはり寂れた感じがするのは否めない。 ――軽く指先で文字をなぞりながら、砂や草を払い) ………。 私はね、逃げたのよ。 (いろいろな事から) ……逃げた場所にまた戻ってくるなんて、思わなかったけど。 …だけど、これで暫くの間は、私が手入れをしてあげられるわ。 ――姉様の好きな花、季節になったらもってくるわね。 赤い――曼珠沙華。 [Sat 19 Jul 2008 01:52:00]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( 紙が舞う )』 [Sat 19 Jul 2008 01:49:47]
◆菊千代 > ――…ヴェイトスでは、どう過ごしてらしたの。 (辛い事はなかったですか。 ) 姉様の好きな人って、どんなひとだったの。 (貴方を愛してくれましたか。 ) ・・・どうして幸せになれなかったのかしらね。 ( 姉様はその時、どうして――逃げようとしなかったのか。) …朱鷺乃都に戻れば、普通に幸せになれたかもしれないのに。 [Sat 19 Jul 2008 01:42:31]
◆菊千代 > 私がおいかけた、直ぐ後に朱鷺乃都へ便りが飛んだなんて思わなかったのよ。 ……ごめんなさい。 姉様と私は、すれ違ってばかりいたのね――…。 (冷えた墓地の風が頬を撫でる。その風がまるで、姉の指先のように感じて、瞳を細めた。) ――…姉様。 [Sat 19 Jul 2008 01:38:55]
◆菊千代 > (故郷に帰って。先ず自分がした事は、自分がヴェイトスを訪れた理由たる自分の姉の足取りを改めて辿る事だった。 ――姉は) ……。 (花が枯れるように死んだのだという。 姉は愛しい人と幸せには、なれなかったのだという。 …姉は) ………ひっそりと死んだのですってね。 直ぐにこれなくてごめんなさい。 ( 「TOKIKO」 )(そう刻まれた墓標に、視線を落とし、指先を滑らせる) [Sat 19 Jul 2008 01:34:45]
◆菊千代 > (十字架に刻まれた名前は ) ごきげんよう姉様。 (自分が姉と慕った相手) [Sat 19 Jul 2008 01:30:37]
◆菊千代 > (十字林の中。白百合を片手に佇む姿がある) [Sat 19 Jul 2008 01:28:36]
お知らせ > 菊千代さんが入室されました。 『(花束を片手に)』 [Sat 19 Jul 2008 01:28:05]
お知らせ > レイド@メイドロボさんが帰りました。 『(今しばし、試行錯誤にふけるとしようか・・・。)』 [Mon 14 Jul 2008 00:27:43]
◆レイド@メイドロボ > それは、仕方ないね。また今度、工房でじっくりと打ち合わせを重ねようか。それまでには人体の動きはほぼ再現できていると思うから、いろいろと話し合おう。(ではまたいずれ・・・。と会釈を返して墓石の上に座り込み、相手を見送る。) [Mon 14 Jul 2008 00:27:25]
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