クリスティアフリー 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ティエンさんが帰りました。 『( ざらり 何派の残骸の、ざらついた感触ばかり。 )』 [Thu 8 Oct 2009 01:23:08]
◆ティエン > ( その為に、必要なものは。 ) ………やらなくちゃ、いけない、けど。 ( …でも、もう少しだけ。 先送りなんて、今更出来ないって分かってはいるけれど。 ) ( からっぽのてのひらを握り締めれば、其処には。 ) [Thu 8 Oct 2009 01:22:55]
◆ティエン > ( 外と中、世界と世界を繋ぐのは、あの扉一枚だった。そんな時代が確かに存在していたのだと思う。 開けなかった訳じゃなかったんだろう、あの頃も。鍵は掛かっていたし、力の無い手で破るには厚くて重たい扉だけれど、手段が全くない訳じゃなかったんだ、きっと。 それが出来なかったのは、やろうとしなかったから。 だから、此処でこうして立ち止まっていたら、何も変わらないし、変われないし。 ――… それだけは、だめだと思う。 もそもそ、緩慢な仕草で立ち上がると、裾からはらはら、粉が落ちる。 粉、白い、灰色、 ――… 灰。 ) ……嗚呼。 ( ひた。 足元に落ちるもの。ぬくもりもない、只の残骸。 雪のように降ったものは、此処じゃない 何処か。 …せめて、あの場所まで。 ) ……しなきゃ、いけないこと。……あるもの。 [Wed 7 Oct 2009 23:59:37]
お知らせ > ティエンさんが来ました。 『( ぼぅ、と投げかけた視線の先に、鉄の扉。 )』 [Wed 7 Oct 2009 22:26:28]
◆ティエン > ( 行かなくちゃいけないとは思うのに、身体もこころも動かない 動けない。それなのに、じりじり 焦がれるみたいな衝動ばかりは強くて、息が出来なくなりそうなんだ。 胸元をきつく押さえると、古めかしいワンピースの上に、また白い跡が残っていく。 … 此処に居ると、直ぐにこうなる。理由は分かってる。柩から出た時に零れた粉が、地下のあちこちに散らばってしまっているから。 ) ……発つ鳥、あとを濁さずって言うんだっけ……。 ( 掃除くらいはしていってもいいのかもしれない。 …ううん。そんな事より、きっと ほんとうに、やらなくちゃいけないことは。 ――… 光の無い地下室を見渡す。懐かしいと言うには遠すぎて、思い出と呼べるようなものは何もない。 地上は荒廃しているのに、此処だけがまるで置き去りの時間を過ごしているかのよう。 古めかしくはあるけれど、壁も調度も落ち着いたもの。壁際に設えられた本棚、小さなテーブルセットの上には、インクのうっすら残った筆記用具。クローゼットの中にあるのは、古ぼけた衣服が数着。 小さな部屋だったんだと、今なら思う。けれど、ずっとずっと昔は、これだけの世界が全部だった。 それだけで、生きていけた。いけると思って、いた? ) ……そんな訳も、無い、か。 ( ふるり。頭を横に振る。芯の無い柔弱な髪がゆらゆら揺れる。 あの頃も、これくらい長かったっけ。 ) [Wed 7 Oct 2009 22:21:48]
◆ティエン > ( いのちから見捨てられたみたいな世界の底で、ぼんやり座り込む。 …するべき事はあるのに、身体が上手く動かない。目を閉じたら、瞼の裏側にじんわり白い暗闇が滲んで 頭がくらくらした ) ……そろそろ、行かないと、なんだけど、なー……。 ( 呟く声にいらえは無い。だって此処は誰もいない場所で。誰もいなくなってしまった地で。忘れられた世界の更なる水底、地下の奥。 … 耳を澄ませたって、外に吹く風の音くらいしか届かない。 へたり、座り込んだ床の上、転がしたものに視線を落とす。 ) ……何処に行けばいいと、思う? ( 容量と使い易さを重視した、見た目は随分と無骨なリュック。この間の買い物の時にも役に経ってくれたし、きっと 今度も。 …今度。 俯く面差しの中で、軽く眉がきゅう、と寄る。逡巡よりも、うっすら苦いものを孕む色。 何か、つかえて出て来ないものを探るみたいに。 ) [Wed 7 Oct 2009 22:09:29]
お知らせ > ティエンさんが来ました。 『( クリスティア辺境 )』 [Wed 7 Oct 2009 22:04:46]
お知らせ > ブラッディさんが帰りました。 『( 温もりを感じた。 忘れ去った何かが懐かしい。 )』 [Tue 6 Oct 2009 00:33:51]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( 彼女に抱き付く様に手を伸ばして、 瞳を閉じた。 )』 [Tue 6 Oct 2009 00:31:09]
◆メアリアン > ――― ええッ、 馬車で旅するのッて すごく久し振り。 ( 意見には頷いて、同意をし。楽しそうな旅になりそう、なンて 嬉しそうにはしゃいだ。 ) …、 ( 寝転ンだ彼女を見遣り、 ) ――― うふふ、初めてね。 ( 一緒に寝てくれるなンて。 ) ( 返された毛布。もそもそッとベッドの中に入り込み、 ) ―――――… そうなると 良いな。 ( 長くお付き合いしていけると 嬉しい。 …死ぬ事も無く、捕まる事も無く。 …嫌われる事も なく。 長く ――、 ) [Tue 6 Oct 2009 00:30:39]
◆メアリアン > ――― 有言実行 ッて事ね。うン、わたしも 一度言ッた事は、曲げないようにしなくちゃ。 ( 女性に感心した様に言葉を零した後、続く言葉は独り言の様な 小さな声。 ) …秋が過ぎたら冬だもの。 寒い でしょう? ( こてン、と小首を傾げ。ブラッディさンは結構寒いのに強いのかしら? なンて。 ) ―――― …、 ( 嬉しそうに、笑う。 ) 良かッた…!怒られたら如何しようかと思ッちゃッた 。 ( ベッドへ戻る彼女は やッぱり猫みたいだなッて思う。暖かい場所が好きで、気紛れで、 ) ――― ええ、頼りにしてるわ。 …ブラッディさンが強いッて わかるもの。 ( 戦いは、見た事が無いけれど。 言葉とか、感じる余裕とか、雰囲気とか。そういう感覚的な面から 伝わる。 ) [Tue 6 Oct 2009 00:27:17]
◆ブラッディ > ンじゃ、まァー … 明日にでも準備が出来次第に出発すッかァー…? (今度は飛行で無く、馬車で外の光景を楽しむ旅はどうだ、と意見を言い出して。) 最後の夜ッて訳じゃねェー … けど、 一緒に寝るかァ…? (なんて。さり気なく誘いの言葉を放つ同時、頭を枕の元へ倒れこんだ。寝転がる姿勢にして、毛布を返して彼女が入り込むか確認しようと。) ――― … 暫く、長い付き合いになンだろォーしなァ ? (ボソっと) [Tue 6 Oct 2009 00:18:57]
◆ブラッディ > (食べ切れないケーキの壁に、絶叫が上がるまでカウントダウンが開始された。) ま、まァー …… 必ず勝つと言ったら、必ず勝ち取るぜェ。 (言葉を真実に、言葉を捻じ曲げない。戻る道など、曲がる道など、捻くれた道など決して通らねェ。自分に対する誓いであり、周囲に対する覚悟と決意の象徴であった。) 寒くなるッてェー … (今、寒い季節だッけか、なんて呟いた。暑さや寒さに縁が無さ過ぎる。人間と吸血鬼の狭間にある中途半端な体温で寒くも熱くも感じ難いから。) ――― … (くそッたれな俺でも必要としてくれてンのかァ…。) はッ そンな、 心が狭くねェーよ。 (肩を揺らして、彼女を微笑んだ。先程の感情や気持ちの正体は探れずとも、本能が何かを知っている覚えているのは確かだった。メアリアンが思い出さしてくれそうな気でさえした。何よりも争いは無いもの、この一ヶ月間は悪くなかった。) 一緒に、ッて… メアリアンの家に泊まりゃ良いの ォ … (ベッドから降りようとしたが、再びとベッドの真ん中へ戻ろう。毛布を整え直して。) そンぐれェー … 片腕で振り払ってやるよ。 (鼻で笑い、余裕の含む微笑を零した。) [Tue 6 Oct 2009 00:14:29]
◆メアリアン > ―――…分かッたわ。気にしない様に します、 ( うン、ッて自分に言い聞かせるように。 ) …うふふッ、―― 本当?約束ね。 ( なンて、笑う。残りのケーキ、沢山残ッているけれど。きッと彼女が食べきれないくらい、沢山。作り過ぎッてダメだと思ッた。 ) ……、 ( 思ッた事を、思ッた通りに言ッただけなのに。照れ臭いッて云う彼女の言葉には不思議そうな瞳で見遣ッていたけど、其の仕草に、何だかこちらまで照れてしまう。 えへッ…、なンて、小さく笑い声を洩らし。 ) ( ―― 残り半分は? なンて、怖くて聞けなかッた。 ) …ええ、あると思うわ。これから寒くなるし ――ちょうど良いと思うの。 ( 借りて、なンて言わずに貰ッていッても構わないのに、と心の中で思う。 ――叔母に対する此の嫌悪感は、何だか解らないけど。多分、お兄ちゃンの事を叔母が色眼で見ていたからだ と思う。 ) …、 ( 出来ない訳でもない、 ) ほんとッ? ( 嬉しそうに表情を明るくし、 ) …、 ( 続いた問い掛けに、ぴたりと止まる。 ) …… どッちも、 ッて言ッたら 怒ります か? ( ブラッディさンが居ないから寂しい し、 誰かと一緒に居て欲しい ッて意味でもある。本当に どッちも。 ) … ヴェイトスに帰ッた 後も、少しだけ ――また1ヶ月とかで良いから、一緒に 居てくれないかな ッて思ッて、 ( 彼女を見ていた視線を、己の足元に移して。 ゆらゆら、と足を揺らす。 ) … 此処より、 ちょッと大変になるかも 知れないけど ――、 ( ぎゅッと スカートの裾を握ッた。 ) [Mon 5 Oct 2009 23:58:49]
◆ブラッディ > 出来ねェー … 訳でも無いンだが、 (何だろう。湧き上がる感情の意味が良く分からない。) … 寂しいッて、 俺が居ねェーからか、 誰かが一緒に居て欲しいッて意味なのかァー…? (何時ものなら断言出来た筈なのに、微妙な違和感に変な感覚が駆け巡るばかり。) [Mon 5 Oct 2009 23:49:56]
◆ブラッディ > まッ、 気にしなけりゃ問題は無ェーよ♪ (何事も無かった様に、流れて行った。) よしッ 俺が代わりに、残り全部食ってやるから安心しとけッ (元々甘党だけど、幾らなんでも限界は存在する。戦いに限界は無くても食べ物には限界があるんだよッ。協力する意味合いでの発言。) 心配ねェ―― … (誰かに心配されるッて久しぶりだ。誰よりも何よりも強くなり過ぎて、勝ち抜くのが生き残るのが周りからも当たり前に思われるようになった。それから気を掛けてくれた事なンて一度も無ェー… 邪気の無ぇ声で心配されるなンざ久しぶりだ。) …… 照れ臭いじゃねェーか。 (頬を掻きつつ、照れ臭そうに俯いた。襲うフリに怯える様子を微笑ましげにした。) 半分は冗談だから安心なッ (残り半分は聞かないお約束。) ああァ…、 ファーの付いたロングコートに、ドレスかワンピースみてェーの借りて行こッかなァ… (微かに彼女から負の気配が感じた。良からぬ気配だけは敏感に働く。母上に対する感情ッてことか。) … ……、 ( 寂しい ) 、―― …。 (彼女の言葉通りに、深刻な問題に至らなかった。) [Mon 5 Oct 2009 23:45:48]
◆メアリアン > ――… ねえ、護衛の契約ッて 延長は出来ない …? ( 尋ねた声は、酷く小さい もの。 ) [Mon 5 Oct 2009 23:28:41]
◆メアリアン > …えッ、 …えッ、え ? ( なァにそのコース凄く怖い。明らかに怯えた様な瞳を向けた。音だけだと色々変に想像してしまう。 ) ―――… うう…ッ、 ( パッとお腹を抑える。 ) ……ええ、気を付ける わ…、 ( かッくり肩を落として。食事はバランスよく食べましょう。 けど、似合ッてるッて言われた事は嬉しくて。少しだけ口許には笑みが浮かンで、 ) ―― あら、心配するのは 当たり前だわ。 ( なンて、顔を上げて 自然に笑ッた。女性の浮かべた笑みが、 何だか嬉しくッて。 ) …――――― えッ、嫌ッ、 ブラッディさン冗談でしょう? やッ、 ( 言葉と笑みに びくッと震えて、勢い良く立ち上がれば、ベッドの後ろの方にコソコソッと隠れる。速く移動する事が出来ずにいたから、フリで良かッた なンて。 ) ――― 叔母様のお洋服、何着か持ッていッても良いと思うわ。あの人、一度着たお洋服は着なそうだもの。 ( なンて呟く様に洩らした言葉は、叔母に対しての嫌悪を露わにして。 ) ……、 ( 素ッ気無い言葉。ベッドの後ろの方に居たのを、再びのそのそッと戻りつつ、 ) ――― わたしも、ね。帰ろうと 思うの。 …ブラッディさンが居なくなッちゃッたら 寂しい し、 ( 俯き加減で、 ) それにね、 何だか 思ッていたより 問題も無かッたみたい。 だから ――、 ( ゆらゆらとベッドに腰掛けながら足を揺らす。 何だか、 子供の様に、落ち着かない。 ) [Mon 5 Oct 2009 23:27:50]
◆ブラッディ > いやん、あっふん、ごっきん、ばきっ、なコース。 (意味不明な発言。暴力もあれば、○○もあって、○○な展開も待つ。そんな感じ。) 好きなモンを食べるのは良いけどよォ―― … 腹が出たら、似合ってる服とオサラバだぞッ? (意地悪な笑みを浮かべる。彼女のセンスは良い。それだけ服に拘っている証拠。) … …、 心配サンキューな。 (ははッと余裕の含んだ笑みに、喜びも含んでいた。) ンならァ… 言葉通りにやンねェーと 気が済まねェーンだわァ… ♪ (愉快だなァ!?なんて脅迫気味に笑い掛けつつ、四つん這い姿勢でゆっくりと接近する。―――フリだけで終わる。) … (変身すりゃ良いンだがァ―…、あっちは理性を保つ自信が無ぇし却下か。) その辺でも調達してくりゃいッか。 (母上の衣類を借りれば良い話だけど、いつに返せるのか分からない状況は借りれない。苦笑を漏らせば適当な提案で決めつつ。) …… そうだなァ。 (素っ気無い返事。顔を上げれば天井を見眺めよう。特別な関係な訳じゃない。依頼の為に、ビジネスの為だけの関係だ。終わっちまえば赤の他人に逆戻りということになる。) [Mon 5 Oct 2009 23:14:47]
◆メアリアン > スペシャルコース…? ( こてン、と小首を傾げ。気になるけれど、其れ以上は口にしない様な彼女の仕草。殴ッたりするのかしら、なンて。 ) ―――……嫌いでは無いンだけど、つい ね?だッてケーキの方が美味しいンだもの…。 ( 野菜ジュースで良いからッて言葉に、少し悩んだ様な間の後、善処します なンて曖昧に答え。 触れる手の感触が何だかくすぐッたくて、クスクスと笑う。 ) ―――… そう?なら良いン だけど、 ( 無理はしないでね、 ッて告げて。手を離されてから、髪を抑えて、ちょッとむすッと。グシャグシャになッた様な気が する。 ) ――――… なンにもしてない ッて、…言ッてもダメです。言葉にしたから、 ( ベッドからは降りたけれど、其のまま、端に腰を下ろそうか。 ) …お洋服、無いの?もし良かッたら私の ――― は、小さいわよね…。 ( 身長的にもすごく短くなッてしまいそう。眉を下げてハの字にして、 ) ……ねえ、ブラッディさン。そろそろ 一か月 ね。 ヴェイトスに 帰ッちゃうの? ( 毛布をすッぽり被る女性へ、視線を向けながら、 トーンを落とした声音で問い掛ける。 ) [Mon 5 Oct 2009 23:00:32]
◆ブラッディ > (彼女の言葉により、納得で頷けた。) まァー … 赤の他人だッたら、スペシャルコースかなァ。 (ンぅー?なんて首の骨を打ち鳴らして、とんでも発言をした。内容も不鮮明な辺りは、想像にお任せするッ) オイオイ…っ 一応は野菜も食っとけよ、野菜の搾りたてジュースでも良いからよォ… (お節介な発言をし、微苦笑を漏らしながら後ろ頭を掻いた、彼女の髪の質は想像よりも柔らかい。余程に快適な環境を過ごしたのだろうと想像が出来た。) 疲れてねェー … 単なる寝起きが悪いだけだ。 (心配する様子に微笑んで、彼女の頭を鷲掴みするように撫でてから開放する。そして離れていく様子をゲラゲラと笑ってあげる。) まァーだ、 何にもしてねェーぞ? (降りる様子に残念そうな笑顔をした。) ンぁ…? ああ、確かに季節に合わねェーかァ… (衣服は無い。レザージャケットやタンクトップ、ジーンズに下着類だけだった。面倒臭ェーなんて呟いて、毛布を頭から被ったまま、何しようかと考えて。) [Mon 5 Oct 2009 22:49:52]
◆メアリアン > ―――… うふふ、此処では私以外こンな事しないと思うわ? ( 名を呼ばれれば、彼女と視線を合わせてそンな言葉。 女性が此処に友人を連れて来た、とかだッたら私以外にもやる人が居るかもしれないけれど、 ) …… ご飯、より甘い物が多いかしら。 最近は、…、 ( ケーキとかスコーンとか、お茶の時間に使う様なものばッかり。 次いで聞こえた言葉に、うふふッと小さく笑う。重いと云われるよりはずッと嬉しい。 頭に触れる感触に、抵抗はしないけれど。ちょッとだけ恥ずかしそうに 視線を落とす。 ) ――― あら、…そうなの?寝起きはあまり良くないの かしら?…それとも、 ( 疲れてる?なンて 心配そうな声音で尋ねたが、 ) ( 続いた言葉に、バッと手を御尻の方に遣ッて、隠す様な動作。 ) …ッ、 ブラッディさンの いじわる…ッ、 ( なンて。 彼女から離れ、ベッドからも降りる。 ) …… ブラッディさン、あの ――今その格好は寒過ぎると思うンだけど…、 ( 夏は過ぎ、秋も深まッてきている。彼女の恰好見遣れば、呟く様に紡いだ。 …娘は長袖のワンピースに更にカーディガンまで羽織る様な恰好 。女性とは対照的だ。 ) [Mon 5 Oct 2009 22:37:11]
◆ブラッディ > (突然の衝撃に、理解が付いて行けず寝惚け気味だった。暫くして、苦悶の元も消え去れば、仰向け姿勢に変えよう。) … メアリアン、かァ (前髪を払い除けて、眼前の彼女の姿が見えた。何やらか落ち込んでいる様子は感じ取れた。) いやァ…、 飯ィ… ちゃんと食ってる? (なんて。軽過ぎる、と小言と漏らした。彼女の抵抗が無ければ、頭を右手で撫でてやろう。) ああァ… 余程でも無けりゃ、起きられねェー … ンだわ。 (抱き付くように圧し掛かる彼女。はん、と鼻で意地悪っぽく笑った。) ――― … 可愛いお尻をペンペンしてやッても良いぜェー …? (気にすンな、ッてフォローする。少し離れた彼女を見遣れば、上半身を起こそう。ショーツにタンクトップ、毛布と涼し過ぎる格好だった。) [Mon 5 Oct 2009 22:27:16]
◆メアリアン > ( 乗ッかッた瞬間に女性から洩れる声。きょとン、と不思議そうな表情を浮かべた後、へによンと眉尻を下げて、 ) ―――… ごめンなさい…。重かッた ? ( なンて、申し訳無さそうな声音で。 女性とお兄ちゃンを一緒にしちゃ駄目ね、ッて少し反省。それとも太ッたの かしら。…。 ) ( けれど、身体は彼女に抱き付く様に のッたまま、 ) ―― だッて、何度呼ンでもお返事が無いンだもの …、 ( 覇気の無い声で掛けられた質問には、少しだけいじける様な そンな声。 ) 寝てるのを見たら、悪戯したくなッちゃッて…。 ( ごめンなさい、ッて呟く様に告げて。 彼女から身体を離そうか。 ) [Mon 5 Oct 2009 22:07:50]
◆ブラッディ > (惰眠を貪り続ければ、嫌な事も難しい事も考えずに済む。吸血鬼が棺桶でそっと眠りたがる理由は微妙に理解した。) ――― … 、 (無意識に寝返りを打つ度に、小さな呻き声を漏らす。指先がぐったりしたように、気が緩んだように開いていった。扉の開く音でさえ、何の反応を示さない。そこにあるのは寝息を立てる吸血鬼だけだった。) …… ッ ( ブラッディ さン ッ! ) ごはッ!? ぐえ… 、ッ (変な箇所に打ったのか、身体を跳ねさせる同時に喘いだ。何やら変な感覚に、苦悶しつつ手足を投げ出した。) … うあッ 、 あああ…ッ (寝ぼけ気味に欠伸を漏らし、身体に掛かる体重の正体に察した。) … 何の真似だ、こりゃ、ぁあァ―― …。 (覇気の無い声で問い掛けよう。) [Mon 5 Oct 2009 22:00:16]
◆メアリアン > ( クリスティアにある叔母の家。自分が利用している空き部屋の隣に、彼女の部屋が在る。 ) ―――――…、 ( さッきから扉の前で何度も呼び掛けているのに、返事が無い。 ) …… 寝ちゃッてるの かしら。 ( 小さく首を傾げた。今後の事、お話しようッて約束だッたのに。 ――少しだけ考える様な間があッて、 ) ……、 ( 扉を開く。各部屋に鍵が掛ッていないから、いとも簡単に開いて、 ) ( 猫の様に眠る彼女が 視界に映ッた。 ) ―――――……、 ( なンだか懐かしい。お兄ちゃンを起こしに行ッた時みたい。 小さく小さく、口許に笑みが浮かンで、 ) ―――― 、 ( 忍び足で 彼女に近寄れば、 ) … ブラッディ さン ッ! ( ぼすン、 ッと彼女の上に 乗ッかろうか。 ) [Mon 5 Oct 2009 21:48:24]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ――――…。 )』 [Mon 5 Oct 2009 21:41:47]
◆ブラッディ > (カーテンは閉まり切らず、締め切った窓ガラス。何の変哲も無く、殺風景と言う一言に相応しい寝室であった。) ――― んッ (寝台の上で人影があった。細長い肢体は猫のように引っ込めて、毛布で全身を覆い被るようにしていた。猫背気味に丸くなりつつ、惰眠を貪り続けていた。) …… 、 。 (睡眠は必要としないが、肉体の疲労を取り除く手段に過ぎない。日々に疲れを残さない様に、必要以上に短い時間で深い眠りに陥っていた。殺意や悪意の塊でも接近しない限りは無防備を晒されている。) [Mon 5 Oct 2009 21:39:55]
お知らせ > ブラッディさんが入室されました。 『規則性のある呼吸を繰り返して――。』 [Mon 5 Oct 2009 21:32:46]
お知らせ > gnntyehaaさんが来ました。 『FXnQPVmFXGvRfhV』 [Mon 5 Oct 2009 02:50:14]
お知らせ > ティエンさんが退室されました。 『( ■■■が死んだ時残すものに、とても良く似ていたんだから。 )』 [Sun 4 Oct 2009 22:44:06]
◆ティエン > ( がた、ん っ 半ば床に落ちるようにして、全身を柩の外へと出す。 舞い上がる粉は、やっぱり身体全体に付着していたみたいで、衝撃に合わせてふわふわ 舞い上がって … 視界が白い。 … こんな景色を、いつか見た気がするのだけど。 いつだったのか、何だったのかが、思い出せないんだ。 見たくない気がして翳した手は、赤く濡れて、白く汚れて。 ) ……着替えなきゃ、外…出られない、なー…… ( そんな事だけを口にして、きっと まだ何かから目を逸らしている。 だって、そう。 この粉は、■だから。 そう、これは ――… ) [Sun 4 Oct 2009 22:43:40]
◆ティエン > ( 息がどれだけ詰まっても、これが偽物なのも知っている。 声を張り上げても無意味だから、殺す事を覚えたのはもうずっと前の事で。 喉に残る酷い違和感に咳き込めば、思ったよりも湿った音と感触がして、ぼたりと赤いものが零れた ) ……にがい…… ( 自分の血なんて、全然おいしくない。眉を顰めて口元を拭う。手の甲にべったりと付着した赤に、さらさらと白い粉のようなものが滲んでいくのを見て、ぱちり 瞬いた ) ……何だろ、これ。 ( よくよく目を凝らしてみれば、それは濡れた場所だけではなくて 腕全体に。 … 身体全体に、服の上から肌にまで、べったりと纏わりついていた ) …… けほ。 ( うっかり意識して吸い込んでしまったら、傷んだ喉に追い打ちじみて。 其処にまた、湿っぽい音が混じって散る赤も増えてしまったけど。 … ぐい。口元を拭って、身体を起こす。 うごかなくちゃいけない。いかなくちゃいけない。 頭のあちこちは虫食いで、どうしてか、なんて … 分からないのに。 そうしなくちゃいけないって凝る焦燥ばかりに突き動かされている ) ( まず、此処を出て。 … それから、それから。 何処に行こうとしているんだろう。 かえるばしょなんて確かに無いのに。帰れる場所なんて、あるとしたら ) ……へん、なの…… ( ずる、り 。 身体を柩の外に、引きずるように出していく。 さらさら、はらはら 白っぽい粉が落ちていく。 …見れば、殆ど全身を浸していたそれは、柩の中に敷き詰められていたもののようで。 そんなものを、いつか 何処かで ■■街に降る雪のように、■■の終わりの証が それは、もう二度と会えない■■ ――… ずきん 。 ) ( 傷む、痛む空白。けれど、痛むのなら きっとそれは、何もない訳じゃない。 歯を食いしばれば、がちんと音がした … 疼くのはきっと痛みで、決して牙じゃない筈だけど。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:38:13]
◆ティエン > …… なんで、こっち … に…… ( … ずきん。 痛んだのは頭の奥。考えようとすれば走る、鈍い痛み。 歪みそうになる視界に映るものは、見知った光景。 … 見知った、けれど 遠く遠くに置いてきた筈の、いつかの景色。 思い出そうとするのすら忘れていた … だから、終わらせようとしていた 何かの。 … 何かの? ) …… あれ? ( 起因と結果は朧に存在するのに、其処までの過程がぽっかりと抜け落ちて、何もない。 虫食いの穴は虚ろな空洞を覗かせるだけで、何も返してくれない。 呆然としていたのがどれくらいかなんて分からない。 … 時間の感覚も、此処には遠いから ) ……かえらなきゃ。 ( 意識せずに零れた言葉が、音になって耳を打つ。 ) ……そうだ。かえらなきゃ、いけないんだ…… ( 何処へ? ) ( 空洞に反響するように、自分の言葉も消えていく。 聞く者は己しかいないんだから、自分が認めなくちゃ存在しないのと同じ事。 だから、今度は意識して ) ……かえ、る……んだ。 ( そんな場所、何処にも無いのに ) ( 嘲笑う声は、遠い記憶の誰かのようで。 とても自分に似ていて。 いつか、いつか 裏返しの世界で向かい合った 自分自身に やっぱり良く似ていて。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:11:39]
◆ティエン > ( 何か、全く知らないものに触れるような感慨は、頼りなくも指先に馴染んだ … 慣れた感覚に塗り替えられていく。 くしゃり、くしゃり 目の前、格子のように掛かる靄 … 白い檻のようだなんて考えても、こんなに柔い檻なんて 何の役にも立ちはしない。 ぐしゃぐしゃ 直ぐに癖の付く柔弱な髪を掻き分けて、露わになった視界には 一片の光も無い。 … でも、茫洋と瞬く赤い目に、それは何の妨げにもならないから、ちゃんと見えていたし 全部見ていた。 … 見ているんだと、思う。 ) ……ゆめ、だった……? ( 呟きが遠い。遠いのは声で、音で それを聞いている自分自身かもしれなくて。 ひりつく喉と、乾いて口腔に張り付く舌の感覚だけが、痛みと共に鮮明。 押さえた喉は、ひどく苦しかった。 … 水気のひとかけらもなくて、いっそ 声がちゃんと声になってるのが不思議なくらい もしかしたら、ちゃんとした声なんて、存在してないのかもしれない 聞こえた気になっている、だけで。 ) ( ゆらゆら 視線だけを巡らせる。 懐かしいと言うには、遠く離れすぎていた景色。 あの で、 模倣して …… … 思考の中に、ぽっかりと虚ろな穴が空いているのに気付いて、指先が喉元から頬を辿り、額にまで上がる。 … 欠けた何かを埋めるように。でも、触れる事すら出来ないけれど。 ) [Sun 4 Oct 2009 21:45:01]
◆廃館 > ( … 朽ちた館の深奥、閉じられた地下。 其処だけが、時の流れから切り離されたかのように、奇妙な静謐と不変を保っている。 地上を舐めた煤も腐敗も不思議と此処までは届かずに、古ぼけた屋敷以上の印象が存在しない。 … 尤も、だからこそ 此処がきっと、この場所で一番異常なんだろう。 … がらん、がん … がら、ん 。 床に落ちたものが、何度か天井に反響だけを届かせて、やがて何も聞こえなくなった。 … 残響を引きずって沈黙したものは、蓋だった。何かを閉ざし、もしくは仕舞い込む為に作られた器の蓋。 おかしな所を上げるとすれば、多少大きすぎるというだけ。 … 否。その用途を考えるならば、別に 何もおかしな事じゃない。 だってそれは、柩の蓋なのだから。 ) ……… ぁ …… ( 長く長く尾を引くものが途切れて、肺の中をからっぽにするような 深い吐息が落ちる … 柩の中から身体を起こした それを覆うように伸びたものがゆらゆら揺れる。 … 靄のように何処か頼りない、長く伸びすぎた白い髪を、震える指が くしゃり 掴む。 ) [Sun 4 Oct 2009 21:21:46]
◆廃館 > ( 掠れて、途切れがちで その癖、細く長く尾を引く ) ( そう呼ぶ事を許されるのだとしたら、きっとそれは 悲鳴に似ていたんだろう ) [Sun 4 Oct 2009 21:10:05]
◆廃館 > ( 館と言っても、少々大きめの家と言うだけの事で、外装に目立ったものは存在しないし、昔はあったのかもしれないが 今はもう、見る影も無く崩れてしまっている。 その癖、建物としての骨格は残された侭、時の果てに茫洋と立ちつくす威容、もしくは 只の異様。 … 内部の荒廃も酷いもので、窓を覆う鎧戸も半ば腐り果て、それなのに 廊下には光の一筋も射し込みはしない。 煤と埃に蹂躙され、朽ち果てる寸前の様を晒す壁も床も、あちこちに穴や軋み、罅が見え隠れするのに … 蜘蛛の巣のひとつ、鼠の鳴声のひとつもありはしない。 不自然に、けれど確実に滅びかけた様相は、奥に近付くに連れて次第、様子を変えていく。 深奥、もしくは地下と呼ばれる場所。 鉄の扉に閉ざされて、回手すらとうに赤錆に塗れた、その果てで ) ( … 閉じられて、外に漏れない 音がする。 ) ( かたり、がたり … がた、ん っ 何かをひっくり返すような 何かを落としたような … そして、付き纏うように絡み続ける もうひとつの響きは。 ) [Sun 4 Oct 2009 21:03:54]
◆廃館 > ( 打て捨てられた廃墟同然 … そのものに違いない陰影の中、夕闇に溶けるように形を残す館がひとつ。 地を黒々と染めるのは、影か夜か … それとも、それ以外のものなのか。 きっと、区別なんて存在しないのだろう。 もう直ぐ霜に濡れる事になるであろう地の上だとしても、虫の声も 夏を越えた死骸のひとかけらも見付からない場所では、無関係の事だから ) ( … 生きたものなんて、存在しない。 茫漠と吹くだけの風の声、撫で擦られた地の音 … 崩れた砂塵に混じって、 微かに ほんの微かに、耳を澄ましても殆ど届かない程に、混じる何かの 音 ) ( … その出所が、この寂れ廃れ、閂すらも錆付いた館の深奥というだけの。 ) [Sun 4 Oct 2009 20:35:32]
◆廃館 > ( 郊外――… 更に言うならば、辺境の地。王都や都市部からは遠く離れ、寒村も地平線の先に朧と影を見る程度に離れた距離を保つ、その場所には何もない。少なくとも、生きて意味のあるようなものは、不自然な程に存在しない。 … 数年、否。数百年に渡って、人の手が入る事を忘れた地。今を生きる忘れ去られた地。 そうせざるを得ない、其処は呪われた場所。 時のもたらす安寧に似た風化に晒され続けた大地は、乾いて茫漠と罅を晒し、草花の名残など、とうに雨ざらしの下に腐り果てている。 かつて建物であったと思しき影は傾き、壁面に無数の蔦を這わせながらも、煤焼けた地肌を未だ残し続けている。 … 耳を澄ましたとして、聞こえるものは 荒れた地を撫でる風の声ばかり。 それが常態で、それが当たり前の場所。 … 近隣の人々からは、忌まれ疎まれて、立ち入る事すら好まれない、そんな場所。 どうしてそんな事になってしまったのかなんて、もう 遠すぎて、古すぎて 誰も覚えてないくらいに 昔々の物語。 … だから、誰も思わない。 果てたものに、微かなれども続きがあるなんて事は、きっと。 ) [Sun 4 Oct 2009 20:17:54]
お知らせ > 廃館さんが来ました。 『( クリスティア郊外、一足早く冬の訪れる場所 )』 [Sun 4 Oct 2009 20:06:43]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( 今有る仕事を誠心誠意こなそう。 とりあえず、お掃除。 )』 [Fri 2 Oct 2009 23:06:35]
◆キヨ > ( 片付けを終えれば、掃除用にエプロンを付け替えましょう。 ) …え? あぁ、はい。 ( 先輩方の言葉に困ったよな微苦笑を浮かべて。少し両の指をもじもじと絡ませながら、 ) そうですね、今週末か――来週の頭には、クリスティアを離れる予定です。 ( 本当、美しいおねぇさまがたと離れるのも、まだクリスティアにいるメアちゃんを置いて帰るのも心苦しいですが。 ああでもメアちゃんはヴェイトス市に戻ると仰ってましたし。またそっちでお逢いできるのも楽しみ。 ) ( 短い間ですがお世話になりました、と丁寧に頭を下げる。 そンな言葉はまだちょっと早いけど。 ホント、皆さんいいひとたちで仕事もしやすくて――去り難くはあるけれど、 ) [Fri 2 Oct 2009 23:05:05]
◆キヨ > ( 穴埋め役とはいえ、服装は他のメイドさん方となんら変わりない。 メイドとか女中とかは、目立ってはいけないから。 主たるは屋敷の御主人様方であり、客人だ。主人を引き立てる為に、陰に動くのがメイド。舞台でいえば黒子みたいな? 無論、ハウスキーパーやレディーズメイドなンかは別格でしょーが。服装からして。 ) 後は―― お屋敷の見回りと施錠と、朝食準備のお手伝い、ですね。 ( 今日のお仕事。 他に何か言い付けられない限りは、そんなところ。 ) [Fri 2 Oct 2009 22:51:11]
◆キヨ > ( メイドさんたちの話じゃぁ、このお屋敷に勤める前には、 一日中延々とお嬢様の後について服やらカァドやらを落としていくのを拾い集めたり、 必ず決まった順番で窓を閉めないと御主人様が気にする―― なンていうちょっと変わった奉公先もあったようだ。 その点ここは勤めやすいという先輩方の言葉に、そうですね、と微笑んで頷いた。 ) えぇと―― この後はどこに清掃に行けばいいでしょうか。 ( 昼の間にも清掃はしているけれど、片付け後にもまだ清掃が行われる。それでも広い屋敷は一日で全てに掃除の手を入れられるワケではなく、このお屋敷では主要なトコロ以外は曜日ごとに場所が決まっているよう。 ) [Fri 2 Oct 2009 22:34:19]
◆キヨ > ( ココみたいに使用人の数が多いトコだと、それぞれに役割分担がなされているし一人当たりの仕事量は少なくて済む。 そも、わたしは代理できているだけなのでそう重要な仕事を任されるワケでもなく。 それでも夕食を取ったのは少し前のコトで、今はその後片付け中。 ) もうそろそろ、水が冷たくなってきた気がしますね。 ( ココがクリスティアだから、というコトもあるンでしょッか。 主たちのディナーの片付けではなく自分たち使用人の食事の片付けであるから、少しは気楽に。 他のメイドさんたちと、少しばかり言葉のやりとり ) [Fri 2 Oct 2009 22:16:48]
◆キヨ > ( その一日は家中の鎧戸を開けるところから始まる、 らしい。 ) ( キッチンや食堂の掃除、ブーツの手入れなどなど、汚れ仕事を片付けてから清潔な白いエプロンに着替える。 それから朝食準備のお手伝いをして、主の食事の間に自身の食事を済ませ寝室の窓を開けたりシーツを取り除いて。 朝食後の片付けをして今日一日の仕事を承って―― と、中々に目まぐるしい。 まぁとはいえ御屋敷によって色々差がありますが。 ) [Fri 2 Oct 2009 22:06:03]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『( メイド・オブ・オールワークスは忙しい。 )』 [Fri 2 Oct 2009 21:56:57]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『 じゃあ、次の約束の時はキヨちゃンにお願いしちゃいます、 ( 笑顔で、鞄を隠したりッ ) 』 [Tue 29 Sep 2009 00:39:56]
◆メアリアン > ( ―― 彼女と娘の考え方は きッと全然違ッてて。 私が幸せならきッと相手も幸せな筈、なンて自分勝手な考え方。彼女の様に、相手を気遣ッて なンて行動が出来無くて。 ) ―――… ? そンな キヨちゃンが謝る事なンて、 ( 首を横に一度振ッて、小さく笑う。 ――変に冗談交じりで答えられるよりは、ずッとずッと、胸に来る言葉 だッたと思う。 ) ―― ええッ。 多分、キヨちゃンの方が早いと思うけど、 ( 待ちたくない報せね、 なンて呟く言葉は笑い声交じりに。 ) ( お支払いは、こッそり準備していた。彼女の心の叫びなンて、全く気付く事無く 店員からお釣りを受け取り、 ) ――― 良かッた…ッ。 わたしも、変なお話しちゃッてごめンなさい。 ヴェイトスでまた逢ッた時は、 ( キヨちゃンの事とか知りたいです、 なンて言いながら 扉を開き、 ) [Tue 29 Sep 2009 00:38:05]
お知らせ > キヨさんが退室されました。 『つか支払いさせてくださ い!? ( メアちゃんの鞄にお金投入しようとする よ! )』 [Tue 29 Sep 2009 00:31:27]
◆キヨ > ――― あ、 ( ハイ、と頷こうと して、 ) … あああッ!? ( がぼーん。 鞄からオサイフ出しているうちにさくッと お支払いされてしまッ た!? くッ…スマートなお支払いの仕方はポイントが高い… じゃなくッて! ソレわたしの役ですから!逆ですからあああ ) ( とか、内心で叫びつつ。 ) … いや、えーとコチラこそすみませんなんか。 わたしもお話出来て良かったですよー。 ( へら、と 笑って、 ) [Tue 29 Sep 2009 00:31:12]
◆キヨ > ( 重くて苦しくて息をするのにも気を遣う。 静寂 ) ――― そりゃぁ、…… ( ぽつ。微かな声の先は、ふと零した息に途切れる。 )( そりゃあ、会うコトが出来たらいいなとは思いますけれど。 それを相手も望んでくれていなければ、わたしはちッとも嬉しくない。 例えば今日のように。わたしが幾らメアちゃんに会えたのが嬉しくて楽しくっても、おンなじようにメアちゃんも楽しんでくれなければ、楽しいなンて思えない。 から、 ) ――― あ、 ( ぱン、というオトにはッと顔を上げて ) あ… いえ、わたしこそごめんなさい。 ( メアちゃんがそう願うなら生き返っちゃうかもしれませんね、なンて いつも通り、茶化して答えるべきだったろうか。 言葉選びに失敗したかな、ッて不安にドキドキしつつ。へらっと笑みを浮かべよう ) ええ―― ほンとに。 ( 無事だといいな、と思う。 囚われているヒトたちだけでなく、救助に向かったヒトたちも、 ) はい、お待ちしてます。 帰る時には、連絡くださいねー。 ( わたしもヴェイトスに戻る前に一報入れます、と小さく頷いて ) [Tue 29 Sep 2009 00:25:25]
◆メアリアン > ―― さて、そろそろ時間も遅くなッちゃいましたし、 …帰りましょう か。 ( 席を立ち上がれば、店員さンに全てお支払。 ) … キヨちゃンとお話できてよかッたわ。 ありがとう。 ( ぺこンッ、 と。 ) [Tue 29 Sep 2009 00:18:16]
◆メアリアン > ( 返された言葉に、顔が赤に染まる。ふふ、と洩らした笑い声は 照れた様な。 ―― そう言ッて貰える事が純粋に嬉しい。 ) …、 ( 沈黙。 ) … ―――、 ( ごめンね。今のは忘れて、 ッて言葉は紡げず。視線はテーブルへと落ちたまま、 ) ……、 ( 漸く、沈黙が 途切れた。 ) ……。 ( イイエ、 ッて言葉に、ズンと頭に重たい物がのッかッた様な錯覚。 ) ――――――…… シアワセ、 …、 ( 独り言のように紡がれていく言葉は、何だかぼンやりと 現実味無く 聞こえる。 ) ( お兄ちゃンのシアワセ ッてなンなンだろう? ) …… あはッ、 ( 小さく小さく笑い声零して、 ) ごめンなさい、変な事言ッて、 ( おしまい、ッて云う様に。パンと手を叩き合わせた。 ) ウォッシュベア― 皆さン無事に帰ッてくると良いですね。 ( 窓の外へと向けられた彼女の視線。其の顔を見遣り、小さく呟いて。 ) ――――、 ( 瞬き一つ。 ) …… ええ、近い内に帰る わ。 ( そンな嬉しそうな瞳で見られると 何だか照れてしまう。 ) … ええッ、私も。 ―― また、ヴェイトスでも遊びましょうね。 [Tue 29 Sep 2009 00:14:01]
◆キヨ > えぇー? そンなー。 メアちゃんみたいなかぁいらしい御主人様なら毎日幸せでしょうけどー。 ( テレつつ、言葉を返し。 メアちゃんがしてること全部知っていたら、同じセリフをいえるかどーかはわからないけれど、 ) ――― … ( 間。 ) ( やッぱり訊かない方が良かったかなぁなンて後悔している 最中、 ) … ( 落とされた声に、ずンと胸とオナカのあたりが重くなる。 ) …、 ( 何か言わないと、ッて口を開いて、 …でも何も言えなくて、 ) ――― ( 問いかけに )( 口を噤み。 答えるか否か、眉を寄せて悩み―― ) … いいえ。 ( そッと。 声を漏らした ) 吸血鬼とか、ゾンビとか―― そういうのになって生き返ったとしても、 … 生き返ったヒトは、ソレで幸せなンでしょう か。 ( ぽつン。 )( 言葉は、問いへの答えというより独白めいて。 ) ―― そう、ですね。 ( 土砂撤去、だけでも大変そうだと思ったのに―― 少し窓の外へ視線を向け、村にいるだろう知り合いを想う。 ) 噂話は大抵そンなモノだと思いますけど―― ( ウォッシュベアーのような大きな事件も、暗黒街や地方村での吸血鬼騒ぎも、何度もあったけれど。 きっかけが、無ければ。 ) ――― えッ、 ホントーですか!? ( わぁ、ッて。 目に見えて嬉しそうに、期待に目を輝かせ。 ) ふふふ、じゃぁまたヴェイトス市の方でもお会いできるのを楽しみにしています ねッ。 [Mon 28 Sep 2009 23:57:34]
◆メアリアン > ―― キヨちゃンみたいな素敵なメイドさんが居たら 、きッと毎日素敵だわ。 ( 芝居掛ッた台詞に、恥ずかしそうに頬染めて 曖昧に笑う。 ) ( 問い掛けられた言葉に 少しだけ間があッて、 ) ……、 おにい ちゃン 。 ( ポツリと零した。 ) ねえ、キヨちゃン。 死ンじゃッた人は 生き返ると 思う? ( 何人に尋ねたかも解らない問い掛け。 きッと心のどこかでは、戻らない事なンて 解ッてる。 眉を下げて、彼女を見遣りながら 問い掛けを。 ) ―――… こッちでも噂話が流れてくるもの、 ( ウォッシュベア―。 ) きッとヴェイトスだと 凄い騒ぎ、ね。 ……―― きッかけが無ければ、古い話題は消えていくものなの かな。 ( ヴェイトスの様に色々な事が起こる街では、特に。だッたら良いな、なンて 甘い考え。 ) ―――… そう、… 私も近いうちにやッぱり帰ろうかしら。キヨちゃンも帰ッちゃうンじゃ寂しいもの。 ( 冗談ッぽく笑いながら紡いで。 ケーキの最後のひと欠片を食べきッた。 ) [Mon 28 Sep 2009 23:37:24]
◆キヨ > へへへ――― 遠慮なく御申し付け下さい、お嬢様。 …なンてー? ( お仕事中みたく芝居がかってそンなこと。 口にして、へらっと笑う ) ―― ( それは ) ( ステキなこと? ) ―― いやぁ… …。 ( 思いませんね、と言い掛けてやめた。もしメアちゃんにそういうヒトがいるなら、無神経な言葉かなって、 だから、 ) …… 誰か、生き返って欲しいひと でも…? ( さっきの自警団員さん、とかなンでしょーか。 答えにくければ答えなくていいというように、小さく尋ねた ) えぇ、たぶん今はウォッシュベアーの方が話題なンじゃないでしょうか。 ( ヴェイトスの別宅からクリスティアの本家に話が運ばれてくるくらいだし。 新しい話題が提供されれば、古い話は廃れていくモノで。 メアちゃんの内心なンて解らないまま、 ) まぁ何かのきっかけで話題がぶり返らないとも限らないですけれど―― ぇ、ああ… いいえ、 ( お知り合いだった、ンならそりゃァ気になるだろうなぁなンて。 あ、ちなみにいくら自警団に顔出してるからって捜査に関わるお話は全然聞いてませんよ。 ) ――― 、 はい。 ( 眉の下がったまま小さく笑みを浮かべようと、 ) ―― ン? ええ、そうですね。今週末か… 遅くとも来週中には帰る予定ですよー。 ( 今のところ、と。 紅茶を飲み切って、 ) [Mon 28 Sep 2009 23:28:06]
◆メアリアン > ( 彼女がそンな勘違いをしてるなンて知る由も無く、こくンと一つ頷いて。 ) ―― キヨちゃンが居てくれれば、きッとお掃除も楽しいわね。 ( なンて。お喋りとかしながらお掃除ッて なンだかとッても楽しそう。ふふ、ッと小さく笑う。 ) ―――――…、 ( それは、 ) … 素敵なこと ッて思いませン?死ンじゃッても生き返るなンて、 ( ね?と同意を求めるかの様に小首を傾げた。 ) ―――――… そう、なの。 ( そンなに話題になッて無い、なンて。何だろう、凄く 凄く笑いたい気分。此処まで逃げて来たけど、そろそろ戻ッても大丈夫 なのかしら? ) … ふふ、… ありがとう、キヨちゃン。 その事件が気になッてて、 ( 笑い声は思わず洩れてしまッた 声。 僅かに眉尻下げながら、続く言葉はそンな 言葉。 ) ――――、 ( 彼女の方と眉が下がッて、 ) …あッ、 ごめンなさい、何だか湿ッぽくなッちゃうわね。… 一、二度お話した位なの。だから、 ( あンまり実感湧かないわ、 ッて云ッた後。あァ自分は薄情な人間だ ッて少しだけ思ッた。 ) ――――… ふふッ、 こちらこそ。 ( 少し冷めた紅茶を啜る。 冷めると余計に、甘さが際立ッて、 ) … キヨちゃンッて 半月、くらいでしたッけ。こッちに、いるの…。 ( こてり、小首傾げながら。 ) [Mon 28 Sep 2009 23:17:56]
◆キヨ > あぁ―― そうですよね。 ( こくこく。 わたしだって一人でくるの不安だったンだから、メアちゃんもそうだったのかなーって。 あ、でもブラッキーさんが一緒なんですッけ。 駆け落ちかなァとかオカシな勘違い続行中。…。 ) はい、任せてくださいッ。 ( お掃除好きですし。それでメアちゃんの役に立てるならと―― それこそ、メアちゃんちに誰か住んでるなンて知らず。 ) ―――、 ( 上に向けていた視線、そッとメアちゃんへ下ろして ) … それは? ( 紡がれなかった先、そッと問う ) ――― ン? … ンー、どーなンでしょー…… ( 確かにまぁ、暗黒街以外であンま話題にしてるヒトいなかったからどンな噂が広まってるかも良くわからない―― とかはさておき、 わたしはわんこの一件以来自警団にたまに顔出すもンですから、ソコで得る話――殉職とか葬儀とか――と市井の噂話は違うンじゃないかなーなンていう。 偏りのあるはなし。 ) …少なくとも、今はそれほど話題になってないンじゃないです か? ( わたしもこっち来ちゃってるンでよくわかンないですけど、と小首傾げつつ。 ) …、 …そう… だッたンですか、 … ( しょンぼり、眉と肩が下がる。落ち着かなげにカップを手にして、 ) ( 頬が染まればちょッとほっとした。 ) え。 あ、あわ、 ―― ええと。 …ありがとーござい ます。 ( 前髪とか直すフリで。 ぇへへ、とか。てれる。 ) [Mon 28 Sep 2009 23:04:16]
◆メアリアン > ううン、…少し離れた都市ッて云うだけでこンなに変るものなのね… ッて思ッただけ。 ( 首を傾げる彼女に、ふふッて小さく笑いながら首を横に振る。 ) ―――… ( 視線を逸らしていたから、彼女の表情は見えなくて。見えていたら、きッと同じ様な表情を娘もしたンだろうけど、 ) ( 明るい声が耳に届く。 ) ――― ありがとう、キヨちゃン…ッ。暫く空けてるとお掃除ッて大変なのよね。 ( パッと顔を挙げて、微苦笑に似た表情を浮かべた。 …まさか実家に誰かが住ンでる、なンて思いもしないから。 ) ――― … 死人が生き返るとしたら、其れは、… ( とッても素敵な事。視線を上に向けた彼女とは対照的に、何か思案する様に娘は下へと視線を落とし。 ) ――― お葬式、…… ( きッと沢山の人が来たンだと思う。良い人 だッたもの。 ) ( 続いた言葉に、ぱちッと瞬き一つ。驚いた様に彼女を見遣ッて、 ) … え、 ( アイゼンリッターの話も? ) … … ねえ、キヨちゃン。 あンまり騒ぎには なッてなかッたのかしら、その ――自警団の方が殺された ッて云う事件は…、 ( ドクドクと早まる鼓動を抑えつける様に、胸元に手を当てて。じいッと彼女の見遣る。 ) …… 殺された自警団の方、 お知り合いだッた から、 ( 問い掛けられた言葉に、小さく小さく息を吐いて気持ちを落ち着かせて、 そう返そう。 ) … 、 ( 再会出来た嬉しさ ッて。 ) …、 あ、 ( 言われれば、心がポッと明るくなる感じ。でもちょッと照れ臭くて。ケーキをツンツンとフォークで突きながら、頬染めた。 ) わッ、 わたしも、キヨちゃンと逢えて すッごく、嬉しい。 ( なンて、えへへ、ッと俯きがちに笑ッて。 直球の好意ッてなンだか恥ずかしい。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:50:02]
◆キヨ > ハイッ。 …? どーしました? ( 反応がちょッと気になって。 こてン、深く首を傾げつつ。 ) ――― …、 ( 逸らされる視線。 ああ、何か事情があるッて言ってましたッけ―― なンて、その事情の中身を知らないわたしはへにょン、眉を下げて痛ましげな、申し訳なさそうなそンな顔。 ) …あッ、えっと、 帰る時は連絡くださいね! お掃除とか手伝っちゃいますよー。 ( うふふッ、とか。つとめて明るく、 ) ンー、どうなんでしょー? ( メアちゃんの質問に思案気に視線を上に投げて。 だッて吸血鬼とか、生きながらになってしまうヒトもいますからねぇ。 ) そうなンですか。 その後―― ンー、九月の半ばッくらいにお葬式があったらしいコトくらいしかー… ( 散歩ついでに自警団で聞いた話では、とは内心で ) そーいやあのへんから、目玉泥棒の話もアイゼンリッターの話もあンまり聞かなくなりましたねー。 ( どちらか一方、ではなくどちらとも。 )( 落ち着かない様子には どうしました? ッて軽く尋ねる。もしかしてその自警団員さん、お知り合いだったのかなぁなンて思いながら。 ) ぇへへ、朝ちょッと辛かったです、けど メアちゃんに再会出来た嬉しさでのりきりましたよ! ( とか。とか。プリンにそーッとスプーンを入れて ) [Mon 28 Sep 2009 22:35:28]
◆メアリアン > ( 安心ッて言葉に、ぱちりッと眼を大きくして、 ) …… あ、…うン、そうね 安心、だわ。 ( すぐに、気の緩い笑みを浮かべた。――何考えてたンだろう、ッて心のうちで思いながら。 ) ――――… うン、 ( こくッとひとつ頷き、 ) … 帰り たいな。 ( なンて。彼女の眼をジッと見れ無くて、つい逸らしてしまッた。 ) ――― ゾンビ… グール…?其れッて死体が生き返ッた ッて事、なのかしら。 ( 知り合いのところは首を振ろう。率先してそンな場所に行く様な知り合いは居ない 様な気がする。 ) ――― ええ、なかなか帰る目処が立たなくッて…。 ( 殉職 ッて言葉に、僅かに肩揺らし、 誤魔化す様に紅茶を一口啜る。… 甘い。 ) ――うン、殉職されたッてお話は 知ッてるわ。…其の後、どうなッたのかな、ッて思ッて。 ( あまり訊き過ぎると怪しいかしら? 視線は彼女の顔へ向かッたり、紅茶へ落ちたり、落ち着かない。 ) ( へにゃッと笑む彼女見遣り、可愛いな ッて思う。 言葉に、ほうッと息を吐き、 ) ――― 良かッた…。 けどあンまり遅くなると 次の日が大変になッちゃいそうね。 ( 微苦笑浮かべた。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:25:30]
◆キヨ > じゃぁ安心ですねーッ。 ( つまらない、なンて思ってるなんて知らずに。メアちゃんが安全なら良かった、なンて ) ―― あッ、もしかして戻る予定があるとか!? ( だッたらいいな、なンて。 ちょっとこう、期待したような目を向け ) そうそう。 つい最近御屋敷に届いた話じゃァ、なンかゾンビだかグールだかが徘徊してるとかー… もしかして知り合いでもいましたー? ( へなり、ちょッぴり眉下げて。気遣わしげに様子を窺う。 …眼球泥棒? ああ、ちょうどメアちゃんが居たくらいの頃は良く噂になってましたから、それで気にしてるンでしょう か? ) わぁ、けッこう長い間こッちにいるンですねー。 えーと、じゃァ自警団員さんが暗黒街で殉職なさッた話は聞いてます? ( 九月の最初、なら噂が広まってるかどうか微妙な頃かなッて。 ) ( ほにゃッとしたのを見れば、わたしも紅茶すすりつつ、つられてへにゃっと笑みつつ。 ) あッ、だいじょうぶですよー。 心配はされましたけれども。次の日ちゃンと起きて仕事が出来ればいいンだそーです。 ( ふらふら、不躾にフォーク揺らしつつ。だいじょーぶですよン、と ) [Mon 28 Sep 2009 22:14:11]
◆メアリアン > あ、ううン。クリスティアは …物騒じゃないわ、 ( つまらない位に。 ) ―― ヴェイトスに、ね 戻ッたら 物騒だし ッて思ッて、 ( くるくるッと落ち着き無く、紅茶をスプーンで混ぜ続け、 ) ―― ウォッシュベアー…、 ( 確か村と連絡がつかないッて云われてた場所、だッたかしら? ) … そう、ね。色々聞きたくて 。 その、ウォッシュベア―とか、眼球泥棒 とか …。 ―― あッ、私は、9月の最初位、です。此処に来てもうすぐ一カ月くらい。 ( ぱくン、とショートケーキを一口。広がる甘さにほにゃッと表情が崩れる。 ) ( 道案内、娘にはまだ早かッた様。 ) … でも、無事に着いて良かッた…。怒られたりとか、 しませンでした? ( 上の人とかに。帰りが遅ーいとか、 ッて尋ねながら、申し訳無さそうに眉が下がる。 ) [Mon 28 Sep 2009 22:02:11]
◆キヨ > へぇ、そうなんですかー ( あ。視線がずれた。 照れたンでしょッか、そンな所作にうへへ、と色々とダメなえみ。…。 ) あれ、クリスティアも物騒なンですかー? ン? 事件ー? ( こてン、わたしも首を傾げつつ。まぁ確かにヴェイトス市は事件に事欠かないトコロですけれど、ああ、 ) あー、もしかしてウォッシュベアーの? てか、メアちゃんいつ頃こッちに来たンですかー? ( それがわからないと、ソレ以降の話題も提供出来なさげ。 ) いえいえーッ。 お二人のおかげですよー。 ( ぇへへ。 まぁ二人して違う方向指すからちょッぴりおろおろしたりもしました、がッ。 ちゃんと無事にたどり着けました。 )( さくり、ミルフィーユを口に入れつつ ) [Mon 28 Sep 2009 21:53:35]
◆メアリアン > ( 彼女の笑顔はなンだかとても落ち着く。 ふふッと小さく笑い声零し、 ) ―― ええ、お遣いはあンまり無いけど…。 えッ、ううン、あの 、えッと、 ( カワイイコッて云われるのが照れ臭い。ツィ、と視線は一瞬外れ、 ) … 最近 物騒だから――。 あ、そう云えば キヨちゃンは最近ヴェイトスから来たのよ ね?…その、 どンな感じ なのかしら。事件とか、…。 ( 外してた視線を戻して、僅かに小首を傾げる。 ――少しでも情報は知りたいトコロ、だけど。 )( ラッディさンが今何処かに潜ンでいるのか否か、娘も知らず。喫茶店だから変装さえしていなければ、何となく解りそうな気も するけども。 ) …ッ、 ( ぺこンと彼女の頭が下がッて、ちょッと慌てた様に首と手を小さく振る。 ) … あッ、ううン、 あの時はごめンなさい。わたし結局役に立たなくッて…、 ( 結局道案内をしたのはブラッディさンというお話。 ) [Mon 28 Sep 2009 21:42:49]
◆キヨ > ( しょンぼり顔もかわいいけど、やッぱり笑ってる顔のがカワイイ。 嬉しいというメアちゃんに、にへっと笑みを深くして ) へえぇ。 あ、こないだお遣いとか行ってらっしゃいましたよね。護身術かー、確かにメアちゃんくらいカワイイコには必要ですよね護身術ッ。 ( うんうん、ッて頷いて。さしたる疑問も抱かずに。 そーいや今日もあのおねーさんはどッかに潜んで様子を見てるンでしょッか。その事実をわたしは知らないワケですけれども ) ―― うぇ。 ( ぱち、と瞬いて ) い、いやー… えぇと、 あの、…ハイ、その節はどうもお世話になりまし て。 ( ちょッぴり照れて視線うろうろあさってに向けつつ。 ぺこッと ) [Mon 28 Sep 2009 21:33:50]
◆メアリアン > ―― ありがとうッ、そういッて貰えると嬉しいわ。 ( にこにこッと満面の笑みで。紅茶には砂糖を一つ、二つ、みッつと ついでにミルクも入れてスプーンで混ぜる。 ) ――… わたしは、お家のことをやッたり、護身術を習ッたり かしら?お友達も居ないから あンまり遊びに行くッて云うのも無くて…、 ( ブラッディさンの気紛れで遊びに行く事もあるけれど。 ―― こてン、と少し小首を傾げ、 ) キヨちゃンはもう迷子になッたりしてませンか ? ( なンて、クスクスと小さく笑いながら 尋ね返そうか。 ) [Mon 28 Sep 2009 21:27:03]
◆キヨ > ( そしてかわいいおぜぅさん。 )( コレでにへにへすンなッてゆーのは無理ですよ。ホント。 ) いーえーッ。 どーせ街をぐるぐるするかベッドでうだうだするかですから、こーしてメアちゃんとご一緒出来て嬉しいですよー? ( うふふー。 紅茶に砂糖を一つ、入れてスプーンで混ぜつつ。 ) メアちゃんはこッちでどンな風に過ごしてるンですかー? [Mon 28 Sep 2009 21:20:20]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『( 目の前にはミルフィーユとプリンと紅茶と、 )』 [Mon 28 Sep 2009 21:16:03]
◆メアリアン > ( クリスティアに在る喫茶店のひとつ。人の多く無い比較的静かな店内の 隅の席で。 ) ( テーブルには幾つかのケーキと、紅茶と。事前にたのンでおいた色々なもの。 ) ――― …ごめンなさい、折角のお休みなのに ――…、 ( 僅かに眉尻下げて 眼の前へ座る相手へと声を掛けようか。 ) [Mon 28 Sep 2009 21:12:47]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( ―― 或る一角の喫茶店。 )』 [Mon 28 Sep 2009 21:07:30]
お知らせ > ブラッディさんが帰りました。 『待った、 あッちじゃね? (反対の方へ指を突き刺した。)』 [Thu 24 Sep 2009 00:37:40]
◆ブラッディ > ンじゃ、まァー … キヨさんと秘密の部屋へ参りましょーォ♪ (魔法使いの映画のパクり。全部本気で乗り込む気だッたけど、初対面でしかも依頼人の友人に遣るのは遣りすぎる気がして自重する意味で諦めた。) ははッ 猫サンは良いぜェー … (ンぁ?待てよ、身体のアチコチが刃物に出来るし、全身の変身すら出来たンだァ。 …ちょい、頑張れば動物も変身出来るンじゃねェ?) ―― ああァ、なるほど。 (人間の姿で寝ちまうと、死体だ、とか人が集まったり。無法者だ、と勘違いされて追われ掛けたり。通報されかけるなンて何度もあッた。…だが、猫なら問題は無い。ピンっと頭の上に「!」が浮かび上がった。) 手ェー … 心、 ねェ… (ちょっと複雑な表情になッた。ちゃんと理性を保てているのか自信が無かッた。けど、彼女が言うンだッたら…否定するにも気が引けた。微笑を浮かべて頷いた。) 攫いたくなッちまうじゃンかよォー … (メイドの要素もあるのは、ある意味に最強に見えた。) [Thu 24 Sep 2009 00:36:11]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『 えッと、 こッちです! ( 頼りにならない道案内を開始 する。 )』 [Thu 24 Sep 2009 00:23:15]
◆メアリアン > ―― ええ、そうですね。キヨちゃンも明日はお仕事 でしょうし。 ( あまり夜が遅くなッては大変。ブラッディさンの提案に頷いて、 ) ――― 猫さンッて 本当に気紛れ。 ( なンて、ちょッと拗ねた様に呟いて。 ――けれど、そこが彼女の個性であり良い所でもあると思うから。私の事情を聞かないのもそう云う部分があッて、だと思うし。 ウインクに、小さく笑ッた。 ) ――― キヨちゃンをさらいたいッて人は多い様な気がします けど、 ( 可愛いし、優しいし、メイドさンだし。 なンて、ちょッと心配そうにキヨを見遣り。 ) …、 ( 問われた言葉に 首を振ッた。 ) いいえッ、 行きましょう 。 ( 云いながら、少し考えて。 二人の手を握ろうか。両手に花は 私の言葉。 ) [Thu 24 Sep 2009 00:21:35]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『道案内よろしくお願いしま す。 ( スミマセン、って一寸赤くなってちっちゃくなった。 )』 [Thu 24 Sep 2009 00:18:59]
◆キヨ > はーい! ありがとうございます、よろしくお願いします…! ( お二人にぺこンと頭を下げて、案内を乞おう。 ブラッキーさんの言葉に、そうですねッて笑って頷く。 ) へェ、 ( 寝る場所、野生の猫、 ) あはは、ほンとに猫さんみたいですねー。 はい、わたしをさらおーなンて人はいないでしょうけども。 ( お心遣いはありがたく。 気をつけますと、笑って頷きましょう。 ) え。いえいえ、手が冷たいヒトは心があったかいっていいますし。 ( つか気にさせてしまったのはわたしがずっと手を握ってたせいですか。名残惜しいけれど手を離して、わたしと同じにしては随分健康的なヒトだなぁなンてちょっぴり羨ましそうに。 メアちゃんの視線に気づけば、どうしましたー? なンて笑いかけて、 ) さてッ、それじゃぁ [Thu 24 Sep 2009 00:15:32]
◆ブラッディ > 明日も早ェーし、そろそろ行くとするかねェ…? (夜空を見上げても、周囲を見渡しても時間は把握が出来ない。通路に通り過ぎる人々の流れを見れば、ああ… あの仕事が終わるッて事は真夜中辺りかなァーなンて予想するしか無かった。) ははッ 両手に花ッてヤツだなァ―― … (肩を竦めれば、両目を瞑って微笑んだ。) もち。 アッチが寝る場所にとっちゃ、最高だからなァー … (特に芸能横丁の付近で寝るのが好き、なンて独り言を。) ソッチも誘拐されないよォーになァー …? (悪戯の含んだ微笑み。次に飛び込んだ、メアリアンの言葉に舌が巻いた。) そりゃ―― … 気分で動いているからなァー 野生の猫サンを舐めんなッ (気のままに消えて、気のままに甘える。そういうもンだぜェ。なンて、片目を瞑ってウィンクをする。人差し指を唇に当てて。) あ、体温かッ? こういう体質なンだ、冷たかッたら―― ごめんなァ? (微苦笑を漏らせば、握手を解けよう。瞳の印象も、全体的な物腰も、アルビノイアにしては背が高かったり、力強いような、微妙な違和感が纏わりつく。) [Thu 24 Sep 2009 00:07:58]
◆メアリアン > ―― そうよね、もう遅い時間だもの。キヨちゃン一人で歩かせるなンて 心配だわ。 ( ブラッディさンの言葉にこくこくッと頷いて。キヨちゃンの言葉に ちッちゃく笑う。けど、照れ臭くて視線は落ち気味。頬も染めて。 ) ( 悪い事ッて台詞に びくッて震えて、彼女を見遣る。 ) ――― ええッ!……えッと、ブラッディさンは イジワルだわ…。 ( なンて。普段は一緒に寝てくれないのに、とか ポツリ。キヨちゃンの勘違いには気付かないけども、気付いていたら同じ様に赤くなッていたと思う。軽く否定なンてしつつ。 ) ( 荷物が彼女の手に渡り、腕が軽くなッた。 ) …、 ( 握手交わす二人を見遣る。色合いが似ている 様な気がする。瞳の色も。 視線が2人の瞳にいくのは、もう癖みたいなもの。 ) [Wed 23 Sep 2009 23:55:10]
◆キヨ > こちらこそ! ( お誘いありがとうございます、ってにこにこ。 わたしの方は今、現住所伝えましたし何かあればそこに。 ) わッ、ホントですか? ( 助かった、なンてぱん、と手を合わせて。 ほッとして表情が緩まる ) ぇあ、 ( メアちゃんを見、ブラッキーさんを見て。 ちょッと照れて戸惑ったよなカンジできょろっと ) うわ ぁ、可愛いお嬢さんと美人なおねーさまに送っていただけるなんて、イイんでしょうか… ッ。 ( なんて幸せモノだわたし! ああ街道の宿屋で不安がってたコトなんて馬鹿みたいだ。メアちゃんに逢えてよかった。 ) アレ、おねーさんもヴェイトス市に行ったことがあるンですか? ヤバい場所なんて、美人さんなんですから気をつけてくださいねー? ( しぴ、と人差し指だして。真面目な顔して、 めー。 なンて。 ) ( 悪いこと? 悪いことしてるメアちゃんもイイなぁ、なんて、 まぁ想像してるのはおうち抜け出しちゃうとか、門限破っちゃうとか、そんな程度なワケですが。 ) え。 ベッド?! ( ベッドだなんて、もぐりこむだなんて、やッぱり二人はそういう―――!!? … とか、ちょっと赤くなって勘違い?ぶちかまし中。 なかったことにはできませんでした。ばっちりきいてたよ! ) いやぁそんな、美人さんに言われると照れちゃいますねー ( もちろんメアちゃんに言われても、ですが。うふふふふ。 ) ( 手の冷たさには冷え性なのかなあ、なンてボケた感想。吸血鬼に会ったことがあるにも関わらず、だ。 … そういえば、わたしとおンなじ色だなぁ なンて握手しながら改めておねーさんを見つめ。 ああでも瞳の印象は、おねぇさんの方が強い。 わたしの目は赤いンじゃなく、透明だから血管が透けて赤く見えるだけだから、 ) [Wed 23 Sep 2009 23:44:53]
◆ブラッディ > ンぅ―― … そうだなァ… (家で食う寝る以外に遣ることが無い。それなら、少しでも刺激がありそうな選択をした。) 夜道にお嬢さん一人で行かせるのもアレだからなァー 大ッ賛成♪ (軽く挙手して、メアリアンの意見に同意する。)(甘ったるいなンて、うへへ、てへへ、な展開になるかもしれない。たぶん。) ヴェイトス市なァー … 迷いに迷っちゃ、やッべェー場所に着いちまったりあッたなァー …。 (ソレはよく覚えている。どの国よりも刺激の多い国だッた印象は今でも頭ン中にある。懐かしそうに微笑んでいた。) 悪い事なンてしたら、ベッドに潜り込んちまッ――― … (悪戯しちまうぞ! なンて悪い冗談を言おうとしたが、友人がいるのを思い出して。) いえ。 何もおきません。 (なンて無かった事にした! ついでに、メアリアンの荷物を片手で抱えてしまえば、キヨより握手を求める手を見眺めた。) いやァー … 可愛いお嬢さんと知り合えて、嬉しいぜェー … ♪ (握手をする。困惑するメアリアンに気付かずに。コチラの体温は人間と吸血鬼のハザマにある絶妙な体温。雪女みたいな印象も与えるだろう。) [Wed 23 Sep 2009 23:34:13]
◆メアリアン > はい、待ッてます。―― ありがとう…ッ。 ( お友達と此処でお茶出来るなンて。うふふ、と嬉しそうに笑ッて頷いた。 ) … うン。 わたしも、ヴェイトスに慣れているから 迷う事が多いンだけど…。 ―― うン、と。 ( 住所告げられれば、無駄に歩き回ッたクリスティアの地理と当て嵌めて、 ) あ、そこ 解るかも知れませン。 ( 昨日 行ッた場所の近くじゃないかなッて思い付いた。 ) ―― 折角だし、送るついでに色々とお喋りもしたいし、 …、 ( 良いですか、ッてブラッディさンに向けて小首こてり。 ) ( キヨちゃンは可愛い、なンて 思いながら、にこにこ 笑みを浮かべて。 ブラッディさンも混ざれば良いのに、 なンて。 ) … あら、 悪い事なンてしてませン。 ( 女性の言葉にふるふると急いで首を振るう。 悪い想像はいッぱいしたけど、行動に移して無いから ――ギリギリオッケーだと信じてます。 ) … ぁ、 ありがとうございます。 ( 片ッぽの手で抱える様に持ッていた柿。結構重たかッたから、 ほうッと息を吐いて。お願いしてしまおう。 ) … え、 ( ぶらッきー? ) え?え? …えッと、 え? ( キヨちゃンとブラッディさン交互に見遣り。 ) ブラッキーさン …、 ( 確認する様に呟いた。今度からそッちで呼ンだ方が良いのかしら? ッて考えながら。 ) [Wed 23 Sep 2009 23:21:17]
◆キヨ > ( 首を傾げる仕草にえへへ、って照れたよな誤魔化すよな笑み。 ) はいッ、じゃぁまたお休み貰えたら連絡します! ( メアちゃんとお茶楽しみ。 ) えー? そうでしょうか。 ハイ、ヴェイトスみたいに色々ある景色に慣れてるとどーもドレも同じように見えて… う、す、 すみません… でもホラおねーさんもいらっしゃいますし、道教えていただけるだけでもー。 ( ありがたいです、 ッて。 こういうとこなンですが、とお世話になってるお屋敷の住所を告げましょう ) あ、 ぇと、 …ありがとーございます。 ( 可愛いなンて。 逆だと思うけど、ぇへへ、照れ交じりに。 いやぁ甘ったるいなんてそんな。 まざればいいんじゃないかと。 ) キヨです、よろしくお願いします。 ( メアちゃんに紹介されてぺこンと頭を下げ。 ) …ン? ( メアちゃんの様子にきょと、と瞬く。なンでしょう、名前度忘れしたとか? …はッ。それともメアちゃんとおねぇさんはなんだか紹介しにくいイヤンな関係…ッ? とか勝手に想像ってか妄想を巡らせつつですね。 ) ほほぅ。 ブラッキーさんですか。 はい、こちらこそ美人さんとお知り合いになれてとても嬉しいです。 ( にこにこ笑って手を差し出しましょう。 握手っていいですよね、自然にスキンシップできて!…。 ) [Wed 23 Sep 2009 23:10:30]
◆ブラッディ > (甘ったるいムードに免疫が無い吸血鬼は、心の何処かで救いの手を欲しがッていた。) ああァ―― … お、私はお邪魔虫かなァー なンて。 (柿の存在の意義ッて何だろう。道端で寝転がる猫が遠い目をしたよ。)(俺、と言い掛けたが、失礼の無い様に素養の含んだ口調に言い換える努力をする。メアリアンの方に見下ろせば、柿の入った紙袋に視線を向けた。) まァー … 謝る必要は無ェーよ。 悪い事なンてしてねェーだろ? (笑顔と軽い調子で、手を小さく振ろう。) そのなンだ。 ソレさ、持たして貰うぜェー … (子供がこれだけの量を持たすのも何だが気が引けた。余計なお節介かも知れないか、なンて首を傾げてしまった。) おおォ―― … (流石、俺様だ。推理ぴッたりじゃねェーの! なンてご機嫌な態度になった。何やらか訴えるようなメアリアンの視線に気付いた。) あッ、 ブラッキーって言います。 今後ともお見知りをッ! (アクセラレーターは傭兵としての名前。ブラッディは偽名であるが、意味に危険な香りを漂わせる。どちらも却下で、以前から呼ばれたいなァー…なンて思った名前で自己紹介をした。) [Wed 23 Sep 2009 23:01:53]
◆メアリアン > ――― ? ( さッきまでの勢いが無くなッた少女に、不思議そうに こてンッて小首を傾げて。 ) ―― 良かッた…!あ、えッと、今は叔母の家に居るから其処に …、後で住所とか書きますね。 ( なンて、嬉しそうに笑い、 ) 良い方達に恵まれるのは、キヨちゃンが良い人だからね、きッと。 ( ポツリ、と呟いた。 ―― 道に迷ッた、ッて言葉に ぱちッと眼を大きくして、 ) ああ、でも ――…同じ様な建物ばッかりだもの ね。良ければ 案内 …、 ( しましょうか、 ッて首を傾げる。一緒に歩いても 迷う確率は80%位だけどもッ。 ) ――― そ、そンな キヨちゃンが 可愛いですッ、 ( 言いながら 立ちあがる。 ――と、声が聞こえた前方見遣り。 あッ、て小さく声を洩らし、 ) ブラッディさン…! ――ごめンなさい、叔母様のお使いに行ッてたの。 ( 柿を貰いに。 ) ―― … あ、えッと、 ( 二人を交互に見遣ッて、 ) ヴェイトス市でお友達になッたキヨちゃンです。 ( と、女性へと紹介し、 今度は女性の方を手で差して、 ) キヨちゃン、 えッと、 ―――…、 ( 本名を紹介すべきなのか 偽名を紹介すべきなのか迷ッた揚句、 ) … えッと、 ( 眉尻下げて、ブラッディを見遣る。 如何すれば良いですか、な視線。 ) [Wed 23 Sep 2009 22:54:06]
◆キヨ > ( ギュッてしたいって。 ) え、あ、 ハイ。 ( ちょっと大人しくなって、わたッと柿を詰める手が揺れる。 おンなじように、照れた色が頬の上 ) ぇへへ、ありがとうございます。 ( 柿のおかげで会えたけど、今はお邪魔虫だよ柿…! ) はい、次に時間が出来たらぜひ!お手紙とか、どこに送ったらいいですかねー? 御屋敷の御主人様たちはイイヒトで―― 今日も半日お休みいただいて、街を見て回ってたンですが、 …ちょッと迷っちゃって、 ( とか。 あはー。情けない笑みで白状しよう。 ) どーいたしましてッ。 えー? 可愛いですよーメアちゃんは。 ( うふふー。首を振る様もかわいいなぁってながめつつ。柿を袋につめ終えたら、立ち上がりましょう。あの本は見ただけです。帰ったら兄者にあげようかなあ。 )( 感度!? 感度はどうだろう、試したことないですからわかりません!とか誤魔化してみる。…。 ) 面白いですか? ありがとーございます… ッと、 ( 声がかかって、 うや、とそちらを見。 ) こんばんはーッ。 ( 会釈されれば、にへっと御挨拶。 メアさんのお知り合いでしょーか、スレンダーなおねぇさん。 ) [Wed 23 Sep 2009 22:40:25]
◆影 > なんなんだァ――!! (「抱きしめてるトコですよ…!」) !!! (「ギュッてしたいわ。」) … 出会った瞬間にハグするもンなのかァ…!? (どッから見ても、親友か友人の関係しか見えねェ。)(怪訝な顔付きになり、組み上げた腕の指先に力が篭った。一度帰ったら、メアリアンをハグして見ッかなァー…?なンて思ったり思わなかったり、結末は闇の深遠へ。) ンじゃ、まァー … 、ヴェイトス市の友達と言われりゃ、それまでなンだがなァ? (感覚が良い=感度が良いンですッてか。…。)(害が無い。安堵の息を漏らせば、残念そうに溜息も漏らした。路地裏から顔を出しては、メアリアンの前方から手を振りながら近寄ろうとする。) こンなとこにいたのかァー … (ちゃっかり覗き見してましたなンて言えない。わざとらしく笑顔を振舞いながら、キヨにも頭を軽く下げよう。) [Wed 23 Sep 2009 22:30:25]
◆メアリアン > ………、 ( ちょッとだけ照れた様に頬染めて、 ) うふふ、ありがとう。私も柿を持ッて無かッたら ギュッてしたいわ。 ( なンて、表情緩めて返す。―― お友達同士のスキンシップッて 素敵な事だッて思うの。 ) ――― ええ。 …あッ、キヨちゃンはお仕事の方なンですね…ッ。 半月位…―― 時間空いたら一緒のお茶でも如何ですか。 ( こッちには殆ど知り合いが居なくて、 ッて微苦笑浮かべながら尋ねる。 柿をいそいそと袋に詰めて、 ) いえ、そンな…。拾ッてくれなかッたら 今頃気付かなかッたもの…。キヨちゃンのお陰です、ありがとう。 ( 全て袋に詰め終われば、其れを抱き締める様に両手で 抱えて、小さく首だけ下げる様に 礼を。 ) …ッ、可愛い なンて。 ( ふるふるッと首を振ッた。 ) ―― うふふ、柿の巡り合わせ …、キヨちゃンッてやッぱり 面白い。 ( クスクスと小さく笑い声を上げる。―― 夏祭りの時も思ッた事だけれど、彼女はやッぱり面白い。そう云えば、あの本は結局使ッたのかしら。あげたのかしら。 なンて、ぼンやり。彼女を見遣ッて。 ) ( 感覚のそンなに良い訳でも無い娘は路地裏にまでは気が回らない様…ッ。 ) [Wed 23 Sep 2009 22:21:12]
◆キヨ > ( にへにへ、顔は緩みッぱなしなワケで。 ) ふふふー、 柿を抱きしめてなかッたら、メアちゃんを抱きしめてるトコですよ…! ( はッまさかそこまで計算してッ…?! ) そうなンですかー。 ( 事情? 良くわからないけど、訊いたら悪いだろうし。言及せずにこにこと頷いた。 まさか自警団の空気が沈んでた理由が、目の前の彼女にあるだなンて知らずに ) ハイ、ちょっとこっちのお屋敷に半月程ヘルプ頼まれてまして。 ( ヴェイトスの方でお世話になったお宅の本家宅なンだそーです、とメアちゃんの言葉に答えましょう。 ) いーえーッ。 わたしこそ落としちゃって。 ( あはは、と情けない笑い声。 全部拾ってあげたかったンだけど。結局最後に彼女の手を煩わせてしまった ) メアちゃんみたいにカワイイコのお手伝いならいつでも、喜んでッ! きっと柿がめぐり合わせてくれたンですね…! ( なンて。 こう、柿袋に詰めながらじゃァ格好つきませんけども! ) ( 諜報員や偵察員だったら裏路地の美人なおねーさんにも気づけたかもしれませんが、 残念! わたしは感覚良くても気配とかはわからないンです。 ) [Wed 23 Sep 2009 22:08:12]
◆影 > あ―― … やべッ (出て行くタイミング失っちまった、なンて呟いた。路地裏で腕を組み上げて、背中を壁に預けよう。顔だけで通路の二人組、メアリアンと知り合いっぽい人の遣り取りを眺めよう。会話の内容まで聞き取れないもの、良好な関係を築いているようだ。) んァ…? 以前、知り合いはいないッて言わなかったッけ? (それか友達の方だッたか? なンて自問自答した。首を傾げつつ、キヨの方に視線を向けた。更に周囲へ視線を巡らせた。) ―― … 余所から来たッて事はァ…、 少なくともクリスティアに住んでねェー…ッてヤツかァ? (ヴェイトス市から送り込まれた諜報員や偵察員という可能性は無いか。或いは演技や隠蔽に長けた職人の可能性は無いか。) [Wed 23 Sep 2009 22:02:33]
◆メアリアン > あッ、 ( 視線は落ちた袋に向くが、 ) ―― ええ、メアリアンです…ッ。 わたしは、…ええ、ちょッと事情があッて…。 キヨちゃンは旅行 ですか?もしかして、 お仕事、とか ――…。 ( メイドさンだと聞いていたし、この辺りは大きな家も在るから。 こてン ッて小首傾げて尋ねる。 ) …あッ、 ええ、少し ――、 ( 考え事、と云えば考え事。 ) … あッ、 ( 柿が落ちた様子を見遣り、 ) ( 袋は其のままに そッちへと手を伸ばそう。 ) ごめンなさい、 拾わせちゃッて …――。 ( 眉尻が下がり、申し訳無さそうに言葉を。 娘自身も護衛の彼女の存在には未だ気付く様子は無く。 いそいそと柿を拾い上げる。 ) [Wed 23 Sep 2009 21:53:50]
◆キヨ > あ、 ( 袋が落ちたのにびッくりして。でも、ソレを拾おうと手を伸ばすより先に、 ) わッ、 ( 名前を呼ばれて、ぱぁッと嬉しそうな笑みが浮かぶ。 ) え、あれッ、ホントにメアちゃんですかッ…? うわー! ( 射的屋で仲良くなれたお嬢さんに、まさかこンな所で会えるなんて。 知らない土地で心細かったせいもあって、ぇへへと頬が緩む。 ) どうしたンですか、里帰り中とか? ( ホワイティアだし、ココにいるってことはクリスティアに実家があるのかなーなンて。 路地裏にいるメアちゃんの護衛さんには気づかないまンま、能天気に話始める ) 柿全部落ちちゃいましたね。 何か考え事でもしてたんですかー? ( 袋を拾おうと屈みこンで手を伸ばせば、 ) あッ、 ( 抱えていた柿がころころ、 1個2個、 落ちてしまう。 ) [Wed 23 Sep 2009 21:46:17]
◆影 > (カツンっと石畳を踏む足音。並列に配置された建物の隙間、路地裏から音が響き広げていった。路地裏から出ようとし、離れた先にメアリアンが見つけた。) ―― … おッ (先日は話を交える以前に、記憶が虚ろになり忘れた。今となり安定し、理性も記憶も保ち続けよう。兎も角にメアリアンに会って、色々と相談して置かなければならない事がたくさんあった。) ンぁ ―― … ? (良く目を凝らせば、メアリアンの他に人がいた。…殺意も敵意も悪意も微塵ですら感じられない。無害と決め付けるには早過ぎる。路地裏から出ようとしたが止めた。再びと路地裏に身を潜めつつ、メアリアンの知り合いらしい人物の足元から頭の天辺まで観察し始めようとする。) [Wed 23 Sep 2009 21:38:23]
◆メアリアン > 気付かなくッて、…、すごく助かりました。 ( ととッ、と彼女に近寄れば、少し恥ずかしそうに視線は俯きがちに、 ぺこンと頭を下げた。 ) …、 ( パッと顔を上げれば 彼女の足は止まッてて。其の顔を じいッと見遣る。何処かで見た事がある様な気がする。――しかもつい最近、 ) ッ、 ( 名前呼ばれた。 ―― ぽンッと両手を叩き合わせて、 ) …キヨ ちゃン ッ? ( 同じ様に、こてン、ッて少し小首傾げて。―― まさかこンな場所で逢えるなンて思わなかッた。嬉しそうに 表情が緩む。 ) ( が、 両手を叩き合わせた為、持ッていた 柿一個入りの袋は バサッと地面に落ちた。 ) [Wed 23 Sep 2009 21:32:30]
お知らせ > 影さんが来ました。 『路地裏に忍び寄る人影がひとーつ。』 [Wed 23 Sep 2009 21:27:26]
◆キヨ > あ、 ( よかった、気づいてもらえたみたいだ。 女の子が振り向いて袋の中を見るのを目にしながら、ほっと息をついて ) いえいえー! お気にせずッ。 ( お嬢さんの役に立てたなら喜んで、とかは内心で思いつつ。へらっと顔を緩ませる。 両腕で柿を抱えながら、わたしも彼女の方へ近づきましょう。 ) … あれッ、 ( でも途中で足を止めて、ぱちり、瞬く。 似てる。とッても似てる。 て、いうか、 ) メアリアン ちゃん ? ( かな。 こてり、首を傾げつつ。それか御姉妹?なンて ) [Wed 23 Sep 2009 21:25:35]
◆メアリアン > ( ぼンやりと考える。――何時まで此処に居るべき、なのか。ずッと此処に住ンで暮らして、なンて嫌だもの。ブラッディさンも一カ月したらヴェイトスへと帰ッてしまうし、 ) ( ぼうッとした瞳は何も映さず。 ころン、ころン と貰い物の柿が落ちていく。叔母様の友人だとか ッて人だけど、あンまり好きじゃない。 はあ、と一つ溜息吐けば、 ) …、 ( 背後から 女の子の声。 )( ピタッと足を止めて、右確認。左確認。 ―――私しか居ないみたい。 ) ( くる、と後ろを振り返れば、手を振る 白い髪の子。左腕に柿、右手にも柿。 パッと袋を見遣る、あれ一個しか入ッて無い。 ) ―― あッ 、ご、ごめンなさい…ッ。ありがとうございます。 ( 拾ッてくれた事に気付けば、小走りで其方へと近付こうか。 ) [Wed 23 Sep 2009 21:14:26]
◆キヨ > ( クリスティって何だ。誰だ。 クリスティア。 ともあれ、 ) ――― 柿? ( クリスティアの石畳の上に、 柿一つ。 わたしにとっちゃ馴染みのあるその色は、この場所にはなンだか不似合いな。 ) ( 拾い上げようと屈みこンで、ふと見れば 少し離れたところにもまた、 柿。 そのまた先にも、 柿。 ) ――― 点々と置かれた柿を拾い集めてくと最後に大きな籠が待っててばさーッと…… いやないな。 ( そんな古典的な罠。だいたいわたしをホイホイする意味はないでしょーし。 ) …、 ( だから転がってる柿をせっせと拾い集めて、 ) あッ、 ( その先に見えたのは籠ではなく金髪の少女の後ろ姿。 その腕に抱えられた袋から、ころころ落ちてくる柿。 なンだろ、気づいてないんでしょッか。 ) あ。 あのー ! ( 左腕に柿を抱えて、右手に柿を手にしたままぶンぶンと振り声を掛けましょう ) [Wed 23 Sep 2009 21:08:11]
◆物体 > ( 鮮やかとは言えない様な 橙色の柿が一つ。 ) ( ころころ、ッと 一個、二個、三個、四個、五個、 ―― 貴女の足元のすぐ傍から、等間隔で落ちている。 ) ( 其の柿の先に、 袋からどンどン柿を落としている事も気付かず、ぼうッと 歩く娘の後姿。 ) [Wed 23 Sep 2009 20:59:57]
◆キヨ > ( でも、本当にこの道は元来た道だったッけ? 曲がり角はここでよかったっけ?? ) ンー……、 ( 不安げに眉を寄せて、きょろきょろと見歩く。 なーンかこう、ヴェイトス市に慣れているとクリスティは何処も似たような建物が並んでいるカンジで、上手く記憶と一致させにくいというか―― ) …、 ( こりゃあ一人で頑張るのは諦めて誰かに声掛けて道を教えてもらった方が早いか、と小さく息をつけば―― ) を? ( なンだろ。 何か、転がって きた? ) [Wed 23 Sep 2009 20:59:49]
お知らせ > 物体さんが入室されました。 『( ころころッと 貴女の足元に転がッてくる 物体、 )』 [Wed 23 Sep 2009 20:56:48]
◆キヨ > あー、初日に案内してもらったンで大丈夫だと思ってたンだけどなぁ。 ( 余り来たコトのない所だろうし、今日は半日自由にしていいよって温情を戴いて。色々見回ったり買い物したりしていたワケですが。 色々ふらふらと歩いているうちに、途中から頭の中の地図を描くのを忘れてしまっていたよう。 一応てくてくと、多分この道を通った、というトコを戻っていってみてるワケで。 ) [Wed 23 Sep 2009 20:54:32]
◆キヨ > 迷いまし たッ… ! ( ぐッと握りこぶし作りながら、はりきって言うコトじゃないですけれども。ももも。 ) [Wed 23 Sep 2009 20:48:39]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『 うー… ん。 ( 今の状況をヒトコトで表すならば。 )』 [Wed 23 Sep 2009 20:44:54]
お知らせ > ブラッディさんが退室されました。 『襲われたい子はいませんかァ ―― … ? (なンてふざけた調子で。)』 [Tue 22 Sep 2009 23:47:58]
◆ブラッディ > まッ 、 約束の一ヶ月間だし。 (メアリアンの意志と覚悟を確認した。) 護身の術として、ナイフの扱いぐれェー … 教えてからヴェイトス市への帰還も悪くねェーかもな? (今や、ウォッシュベアーで大騒動が発生という情報を聞いた。クリスティアの連中は義理が無い限りは動かないが、被害や火の粉が降り掛かって来ないか情報の収集ぐれェーはする。どこの国も同じだったし。結局はより多くの情報を握れば握るほど有利になるンだから。) ンじゃ、 まァー … (ベッドから飛び降りれば、ちょっとした授業とヴェイトス帰還の話をする為にメアリアンを探し回そう。自分の格好を気にせず、薄い毛布を纏まったまま家内を徘徊しよう。) [Tue 22 Sep 2009 23:47:17]
◆ブラッディ > (自警団の追跡は有り得ない。彼らの仕事はヴェイトス市の警邏と徘徊が義務だ。平和の維持をするだけで、ヴェイトス市が対象であッても、ヴェイトス島全体ッて訳じゃない。訳の分からない、些細な問題で自警団が動くとしたら、ソレこそヴェイトス市での大問題になる。証拠も何も無い問題を追い掛ける等、労働力と時間の無駄遣いで市民に少なからず良い印象は持たれない。)(騎士団や退魔団(エクソシストのギルド)やVHGの連中が行動するのに、充分が過ぎるほど動機が見当たらない。) 本当ッ 何なんだろォー …なァ? (嘆息を漏らせば、周囲に耳を傾けよう。隣の部屋か一階にメアリアンがいるだろうか。) [Tue 22 Sep 2009 23:41:47]
◆ブラッディ > (メアリアンの様子には気付かない。メアリアンが語らない限りは、此方から詮索する真似はしない。時間の概念を壊す暇潰しの、面白いモノ、であッてそれ以上でも以下でも無い。) ソレ以前に、武器とか揃えとかなくちゃなァー… (ヘルハウンド。地獄の番犬を称するナイフはアイツに持って行かれた。両手でも逆手でもあらゆる角度でも牙を剥くように設計された優秀なナイフだッだンだが。) まァー… うン。 適当に見付けりゃ、良いだろォーし (天井から視線を外し、下に落としていった。頭を掻きつつ、被った毛布 払い除けよう。) [Tue 22 Sep 2009 23:32:25]
◆ブラッディ > ああァ―― … (メアリアンの自宅。二階の寝室で目が覚めた。昼間は散策を繰り返し、夕方はメアリアンの後を追い掛ける。世話になる身にして、面倒を見る身ッて何だこりゃ。) …眠ッ (第一声が惰眠への欲求であった。タンクトップにショーツなど薄着な格好で、薄い毛布を頭から被っている。眠たげに双眸を擦りつつ、周囲に視線を向けよう) ―― …。 (寝ぼけ気味に視線を天井に彷徨わせた。) [Tue 22 Sep 2009 23:26:02]
お知らせ > ブラッディさんが来ました。 『一ヶ月間かァ―― …』 [Tue 22 Sep 2009 23:18:42]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( やッぱりナイフは持ッて歩かないといけないわね、 なンて 、 )』 [Tue 22 Sep 2009 21:00:11]
◆メアリアン > ( くるッと足先を来た方向へと向ける。 ) …、 ( この辺りは比較的大きな家が多い。ぼンやりと辺りを見渡しながら、歩き出して、 ) [Tue 22 Sep 2009 20:57:48]
◆メアリアン > ( こつンこつン、ッて響く靴音が二つ。 )( この辺りはあまり人の通りが多くない様。住宅街に近い雰囲気。 ―― ピタッと彼女の足が止まッて。娘の足も止まる。 ) ―――――…、 ( ある家の前。彼女の家は此処の様。―― すッと鞄に手を入れて、 ) …あ、 ( 小さく声を洩らした。―― 鞄の中にナイフが入ッて無い。そう云えば、殺さないッて約束を守る為に殆ど叔母の家に置いて来てしまッた事を思い出した。 ) ( そうしている間に、彼女は家の中に入ッてしまッて。 ) …、 はあ …、 ( 眉をハの字に下げて、溜息一つ。 ) [Tue 22 Sep 2009 20:53:34]
◆メアリアン > ――… あッ、ごめンなさい …。 ( 振り返ッて、ぺこンと謝る。―― ぶつかッてしまッた女性は、笑顔で手を振ッて、 「気にしないで。」と 一言。 ) …、 ( 綺麗な人だ、と思う。お兄ちゃンが好きそうな女のひと。 綺麗で、清楚で、優しそうで ―――。 ) ( グッと拳握り締めて、去ッた女性を見送ッた。 ) …、 ( あァ云う人だッて お腹の中では何を考えているか解らない。 ――あァ云う人がいるから、あァ云う人を神様が作るから、 だから、 ) … お兄ちゃンは 変ッちゃッたンだ。 ( だから、だから。 ―― あァ云う人は 殺さなきゃ。神様への復讐として ――、 ) ( 彼女の後を追う様に、 一歩足が前へ出る。 ) [Tue 22 Sep 2009 20:42:24]
◆メアリアン > ( 特に目的も無く、ただ ぼンやりと歩く。 ) ―――――… 、 ( 定期的に訪れるホームシックが煩わしい。帰りたいな、ッて思う反面、今帰ッたら折角逃がす準備をしてくれた彼等に申し訳無い ッて気持ちもあッて。 ) ――――… はあ、 ( 大きく溜息を吐いた。今ヴェイトス市はどンな状況なンだろう?此処に流れてくる噂なンて、どッかの村が土砂崩れで変な状況になッてる、とか其れ位のもの。 ) … 、 ( ブラッディさンにお願いして見て来て貰おうかな、とか思ッて すぐに考え改めた。こンな所に一人ぽッちは嫌だ。 嗚呼でも、 ) ――― 一か月、 だッたかしら…。 ( 彼女が居てくれる、と云ッた期間は。 ――視線を下へ落として、不意に立ち止まれば、 ) ( ―― どンッ、 ) ( と、背中に軽い衝撃。 人にぶつかッた 様。 ) [Tue 22 Sep 2009 20:32:34]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( ――城下町の一角、 )』 [Tue 22 Sep 2009 20:27:23]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『 ( 眼が覚めるのは 翌朝。 ) 』 [Fri 18 Sep 2009 17:38:34]
◆メアリアン > ――― う …、 ッ、く、 ( お兄ちゃンと過ごしたお家に帰りたい。友達とまた一緒に遊びたい。お話したい。 ――折角、仲良くなれたのに。忘れられてしまうのは 嫌。 ) ――― ううう−ッ… お兄ちゃン、お兄ちゃ ぁ ン……ッ、 ( 沢山殺して、早くお兄ちゃんンと一緒に過ごしたい。 ) ( ぎゅうッと抱き締める力は強くなッて、 カラン ッとナイフが音をたてて床に落ちる。 ) ――― … うう−ッ、 ッ く、う――… ッ、 ( 枕に押し付けた顔から洩れるのは くぐもッた泣き声。 ――そのまま、眠りに落ちるまで、ずうッと 泣き続けて、 ) [Fri 18 Sep 2009 17:37:53]
◆メアリアン > ――― ふ、ふふッ、 うふふッアハハハ は…ッ! ( 切ッた指先から流れた血で 枕に赤の点が付く。 ) アハハハは ッ!うふふッ、 あッはははは、きゃはは ははッ! ( 楽しげに嗤えば、 ) ( 赤の点を繋ぐ様に ナイフで切り刻ンで行く。―― 枕の中身が溢れて、口許に浮かンだ笑みは 更に更に濃くなッて、 ) 物足りない の…。寂しい、寂しいの お兄ちゃン ――。 ( 不意に泣き出す。 壊れた枕を ぎゅうッと抱き締めて、 ) ―――― …… 幸せに なりたい …。 ( どンな犠牲も 厭わないから。 ) [Fri 18 Sep 2009 17:33:25]
◆メアリアン > ( お買い物に行ッて、お料理作ッて。御掃除して、ブラッディさンに色々教えて貰ッて。――何だかンだで生活は充実している筈なのに、何処か空虚。ぽッかり穴が開いてしまッたかの様に、物足りない。 ) ――――…… 、 ( むくッと身体を起こし。脱ぎッぱなしの靴を履いて、小さなテーブルに置かれた鞄の方へと進む。 )( ―― 鞄の中には、いッつも使ッてたナイフ。其れを取り出して、 枕に何度も 何度も突き刺した。 ) ―――――…… 天にまします我等の父よ、 ( ザク、 ) 願わくは、み名を崇めさせたまえ ( ザク、 ) み国を来たらせたまえ ( ザク、 ) み心の天に成る如く地にもなさせたま ――― 痛 ッ…! ( ナイフの先が指に当たり、 赤い血が流れ落ちた。 ) [Fri 18 Sep 2009 17:27:36]
◆メアリアン > ―― 悪魔召喚も何度やッても駄目だッたし、 書かれている事はあンまり理解できないし、 ( 魔術の才能なンて 無いンじゃないかしら。 )( うつ伏せに寝転ンでいた身体を仰向けにして、天井を見上げる。 ) ………… ―― ―――― 。 ( 市は今如何なッているンだろう、とか。彼等は如何してるかな、とか。目玉泥棒の捜査は行われているのかな、とか。お兄ちゃンとは何時逢えるのかな ――なンて、頭の中は ぐるぐると思考が巡り。 ) … はあ…。 ( 零れるのは溜息。 ) [Fri 18 Sep 2009 17:15:27]
◆メアリアン > ( クリスティアに在る 叔母の家。其の二階の一室で ――、 ) …… ………、 ( ベッドに寝転びながら、 ハラリハラリと黒い表紙の本を捲ッていた、 が、 ) ――― …… ン ぅ …。 ( ぽすン、と枕に突ッ伏して。 本を開いたまンま 息を吐いた。 ) ―――― 魔術 ッて難しい、のね …。 ( 黒い本は、魔術に関して書かれた本。 クリスティアに其れを持ッてくるのは如何かと思ッたけど、ヴェイトス市に戻ッた時のことを考えて そう云う知識は付けておきたくて。 ) ( ――けれど、 難しい。 ) [Fri 18 Sep 2009 17:05:57]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『 ( 自宅。 ) 』 [Fri 18 Sep 2009 17:00:25]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『お邪魔します。 ( 私の家じゃァ無いから、ただいま、なンて云わない。 )』 [Thu 17 Sep 2009 19:29:01]
◆メアリアン > ( お兄ちゃンの為に まだ捕まる訳にはいかない。まだ死ぬ訳にはいかない。 怪物と云われたッて、卑怯だッて云われたッて 構わない。――全ては愛する人の為。 ) ( こつンこつン、靴音を響かせて。口許を隠す様に パンの袋を抱えて。 ) ―― ふ、ふふ ッ、 うふふふ ッ。 ( 堪え切れない笑いが零れる。 ――嗚呼、人が居なくて良かッた。 ) ( 家の前に辿り着けば、鍵の開いた扉を開いて、 ) [Thu 17 Sep 2009 19:27:03]
◆メアリアン > ( ぼうッとつッたッていたから、家に帰る子供が不審げに此方を見ていた。 ) … あッ、 ( 引き攣ッた様な作り笑顔、浮かべて。家の方向へと再び歩き出す。 ) …、 ( 落ち着くまでは此処に滞在して。早いところ居場所を変えた方が良いかもしれない。でも、もし事件関係の人が此処まで来て 私が此処に居なかッたなら。きッと犯人だと確定されてしまう し、 ) ――――――― …。 ( 良いアイディアが思い付くには、ちょッと知力が足りなかッた。 ) ( きッと 何とかなると思う。今迄だッて 何とかなッてきたンだもの。 ――其れに、 ) 正体を隠してる様な人の言う事なンて 皆信用しないわよね。 ( ネッビェさンやブラッディさンもそう云ッていたし。 こつンこつン、となる靴音は幾分軽く。 ) ( 前向きに考える事にしよう。 ―― そう云う事する子じゃないッて証明して貰える様に。此の辺りでも人間関係を構築していかなくては。 ) ( 対人関係苦手だけど、 今は我儘言ッていられない状況 だもの。 ) [Thu 17 Sep 2009 19:19:56]
◆メアリアン > ―――― はあ…ッ。駄目ね、私やッぱり 頭良くないかも知れない…。 ( かッくり項垂れた。――よくよく考えてみれば、似顔絵が撒かれた途端、事件が無くなるなンて 自分が犯人だッていッてる様なものじゃない? …誰か模倣犯が現れないかなあ、なンて 他力本願。 ) ―― ……、 ( ぎゅう、と袋を抱き締めれ ば、 ) …、 ( … パンが潰れた様な気がした。 ) ――― … だ い じょうぶ よね。私が此処に来てるなンて 皆知らない、 … ( いや、近所の人には言ッた気がする。離れるつもりなンか無かッたし。 ただ家には帰れないから、其の誤魔化しの為に 言ッた気がする。 ) …、 ( もう、何だか自分の馬鹿さ加減に嫌気が差してくる。 ―――タスケテ、お兄ちゃン。 ) [Thu 17 Sep 2009 19:13:18]
◆メアリアン > ( ―― 立ち止まッて、空を見上げた。 ) ―――…もうすッかり暗いわね。 ( 夏場は、もう少し明るかッた様な気がするンだけど。 なンて、パンの入ッた袋を抱えて、吐息一つ。 ) ヴェイトス市は どうなッてるかしら。そろそろ 忘れてくれたかなあ…。 ( 去ッてからもう10日。たかが10日。―― 未だ記憶にも新しい、か。本当に何時になッたら帰れるンだろう。ヴェイトス市の話しッて此処まで流れて来ないから、いまいち把握出来ない。 ) ( 鉄仮面は未だ動いているのかな。自警団は如何なッてる?―― 考え出すとキリが無い。 ) [Thu 17 Sep 2009 19:04:32]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( 自宅付近 ―― )』 [Thu 17 Sep 2009 18:58:59]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『――― 家族 …。 ( ポツン、ッて呟いて。 家路へと歩き出した。 )』 [Mon 14 Sep 2009 21:18:11]
◆メアリアン > ――― 痛…。 ( 何だか最近は転ンでばかりいる気がする。考え事しているから かも知れないけど。 ) ( むくッと上半身を起して、地面へ転がッた 果物を拾ッて袋へ。 もう一個落とした筈、きょろッと辺りを見渡せば、 ) ( 「 これ落としたよ。 」 ッて自分よりずッと下に見える男の子が、差し出してくれた。 ) ――― ありがとう。 ( 其れを手に取ッて礼を云えば、男の子は走ッてお母さンの所まで行ッてしまッた。 ) … かぞ く、 ( ッて良いなあ、なンて思う。壊したのは自分だけど。 でも、もッと両親が構ッてくれたら、みンなで幸せになれてたンじゃないかな ッて、思うの。 ) ( じわッと涙が浮かンだ けど。気にしない振りで 立ち上がろう。 ) [Mon 14 Sep 2009 21:17:09]
◆メアリアン > ( コツン、こつン。靴音を鳴らして歩く。 ) ――― ルァも ネッビェさンも元気 …かしら。 ( ぽつン、と呟いて。 お兄ちゃンが居なくなッてから、沢山の人と逢ッた。お友達も出来たし、普通なら知り合わない様な人とも出逢えたし。誰かを殺す度に幸せになれるッて思うのは あながち間違ッていないと思うンだけれど。 ) ( ――けど、そンな事、きッと他人は分からないンでしょうね。 ) ( 彼等にしてみれば人殺しの私はきッと 悪。けど、けど。 幸せになる為に他人を陥れたり、奴隷を作ッたり、奴隷を使ッたり ――其れと同じ様な事 ッて気もする。 ) ―――――… 分からなく なッてきちゃッた。 ( ごちゃごちゃ色々な思考が混ざッて何を考えて良いか分からない。はふ、と小さく吐く溜息。 ) ―――… お兄ちゃン なら、こンな時 どうするか …ッ、きゃッ、 ( つン、と爪先が地面につッかかり。其のまま前へと倒れ込む。 ――袋から落ちた果物が ひとつ、ふたつ、道に転がッて。 ) [Mon 14 Sep 2009 21:08:49]
◆メアリアン > ( 仲良さそうに歩く恋人同士とか。幸せそうな家族とか。そンな人達が視界に入れば、グッと荷物を持ッた両腕の力が籠る。―― 殺したい、ッて思う此の衝動は、幸せになる為なンかじゃ無い。ただの嫉妬心だ。 ハッ、と短く自嘲染みた笑いを零し。両端にきッちり整備された 建物、の少し先。喫茶店の様な雰囲気だ。 其処に入ろうか。 ) ( ―― 殺す理由は、神様への復讐で。鉄仮面を狙う理由は、お兄ちゃンを生き返らせる為。自警団のあの女性―― コンスタンツェさンを殺した理由も、神様へ復讐する為。あァそう云えば、彼女の家族はクリスティアに居るッて 話してた様な気がする。見掛けたら 分かるかなあ、なンて ぼンやり考えていれば、 ) ( 何時の間にか 喫茶店を通り過ぎていた様。 何だか戻るのも恥ずかしいし、此のまま 進もう。 ) [Mon 14 Sep 2009 21:00:03]
◆メアリアン > ( 大きな袋をひとつ、両手で持ッて。のンびりぼンやり、辺りに視線巡らしながら 歩く娘。 ) ( ヴェイトスから離れてもう一週間か。思ッた以上に時間の流れは早くて。首に下げた友人とお揃いのペンダント見遣れば、小さく息を吐く。 ――…何時まで此処に居る事になるだろうか。落ち着いて考えてみれば、此処に来る事は拙かッたンじゃないか、なンて。 ) ―――… ッ、 にしても、… 重い…。 ちょッと休憩 していこうかしら。 ( 絡まッてる思考も、ちょッと纏めたいし。叔母の家は如何にも落ち着かない。一人で居ても苛々するばかりで、今後の事なンて考え付かない から。 流し見る様に巡らせていた視線を、今度は休憩できる場所を探して 巡らす。 ) [Mon 14 Sep 2009 20:50:12]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( ―― 城下町。 )』 [Mon 14 Sep 2009 20:43:13]
お知らせ > ブラッディさんが帰りました。 『オヤスミさんッとー …(翌日の朝は寝惚けてた)』 [Sun 13 Sep 2009 02:15:00]
◆ブラッディ > 口で説明すッより、実際に見た方が早ェーのかもなァ… (習うより慣れろ、か。小言で呟いた。護身用のナイフ術ぐれェーは扱えた方が楽か。人間はたった一つの急所で呆気無く死んでしまう。死なないと思える傷でも重要な器官を傷付ければ終わる。吸血鬼はそうでない。重要な器官を傷付けても、薄い膜を張ったかのようにその場から再生し始めるのだから致命傷が致命傷になり難い。) なァ… 今度さ、メアリアンの生きている実感ッての教えてくれ (ふと疑問が浮かび上がり、仕事とは関係がなく単なる興味で問い掛けた。) ちきしょー … いつか同じ目に喰らわしてやッからなァー …!? (肩を揺らして笑い飛ばす。) だなァ… ンぅー 寝心地が気になンなァー (そこ重要らしい。彼女の言いかけた言葉に気になったが止めた。手を伸ばされれば、無意識に身体の手が伸ばしてしまった。) じゃあ 暫くの間は宜しくな♪ (案内された部屋に踏み込んでは毛布に被ってから眠りに付いた) [Sun 13 Sep 2009 02:14:34]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『おやすみなさい。 ( 扉を閉めた。 )』 [Sun 13 Sep 2009 01:53:41]
◆メアリアン > ( 彼女の言葉と、行動を真剣に見遣り、 ほうッと息を吐いた。 ) ―― なンだか、コツが必要 そうだわ…。 ( 手の様を真似てみるけども、なンか恰好が付かない上に違う様な気がして、 すぐに止めた。 ) ―― 本気の強敵…。生きている実感… ッて大切よね。 ( なンて、ポツリ。物足りなそうな彼女の様子に、ちょッと眉尻下げて笑う。 ―― ぷすッと伸ばした手は 見事プッシュを果たし。すッと手を引けば、椅子に座ッたまま、足を揺らし 楽しそうに笑ッた。 ) ―― ふふ、あはは…ッ。ブラッディさンッて 面白いわ…ッ。 ( 笑いの合間にそンな言葉。 ) ―――… 何事の挑戦 ッてこと ね? あ、はい…ッ。寝ましょう。 ( 一緒に、ッて云い掛けて止めた。 また今度、忍びこめば良い話 だもの。椅子から立ち上がれば、そのまま 彼女へと手を伸ばし、 ) ―― お部屋、案内するわ。 ( リビングから出ようか。2階に有る 端の2部屋、其の片方が彼女のお部屋。そこまで 案内して、 ) [Sun 13 Sep 2009 01:51:49]
◆ブラッディ > こう見えても体力は長続きしねェーから、工夫をしてンのよ。 剣を振るときは、一瞬だけ全力出して、後は剣が勝手に飛んでいく。 (片手を空中に伸ばし、手首の部分だけスナップを利かせる。そして腕だけ力を入れず振り回るようにしてお手本を) 握る部分だけ最小限に力を入れて、腕は力を抜いて鞭のように動かせば、――最小限の体力で最大限の力を発揮が出来るワケ。 (体力がカバーし切れないなら、彼女の言葉通りに頭と感覚で幾らでも補える。中々鋭い彼女だと半ば歓心の声を張り上げる。) ああァ … 金も名誉も市民権も、…別に要らねェーンだわ。 本気の本気を受け止められる強敵と出会いてェーの♪ 生きている実感が欲しいからなァー …。 (ンぅ、と半ば物足りなさそうにして。) 確かに普通じゃ体験が出来ねェーことばッかりだわな。 ッて、何を―― … (他の人に信じてくれるかどうかッて程に。伸ばされた) ぶ へ ッ !? (情けない声が漏れた。ピンポンダッシュに似てる。) そりゃ、まァー … 世話になッて貰うンだしなァ 何だが、浮気みてェーなのな? (例えが180℃に捻じ曲げた。無邪気な彼女に苦笑を漏らしてしまった。) 試しにやッて見るのも悪くねェーかもなァ…? …そろそろ寝ッか? (また欠伸が漏れ出た。陽気や余裕から出る欠伸でなく、身体の本能が眠りたがっている。夜に寝て、昼間に起きる吸血鬼ッて不思議だ。) [Sun 13 Sep 2009 01:40:04]
◆メアリアン > 一撃で終わる様に――…、戦うことッて体力だけかと思ッたのに。結構頭も感覚も 使うのね。 ( はふ、と小さく溜息。難しそう、なンて。 ) ―― ええッ。がんばるわ。 ( お買い物と、お散歩。持久力や持続力が続くかどうか 解らないけど。頑張ろう、ッて意思は有る。 ) ――― 強敵、…ブラッディさンは強い人を探してる、のね。 ( 嗚呼、でも確かに。弱い人を倒そうとはしない様な気がする。何となく。 ) ―― ふふッ。私も、斬新なことばッかりで、 楽しいわ。 ( 逃亡したり、空から移動したり、――他にも色々。クスクスと小さく笑い、伸ばした手は彼女の頬に 触れようか。プッシュ!ッて感じに。 ) ―― え?だッて一緒にご飯、食べるでしょう? ( 驚いた様子の彼女に至極当然、とでもいう様に云い放ッた。こてン、ッて小首傾げて。 ) ―― 大丈夫よ、飽きない様に 味を色々変えれば良いンだもの。 ( へにゃ、と緩い笑みを浮かべよう。取り敢えず一旦泣きだしたら、 お兄ちゃ―ン、ッて連呼する上、は半日は泣きやまない と思う。面倒臭い事此の上無い。 ) [Sun 13 Sep 2009 01:25:32]
◆ブラッディ > だッたらァ… これ以上の話は要らねェー …か。 (くぁ、と口を大きく開けた。暢気で陽気な態度。) 体力は要らねェー … 一撃で終わる様にタイミングを見計らえば良い。 全部を避けろとは無理に言わねェー なるべくダメージを最小限に減らす術を知れば良いッてワケ。 おー、ンじゃ… まァ 先ずはどれだけ動けるのか明日は丸一日買い物する上に散歩でもして見ッか? (持久力や持続力を最低でも把握して起きたい。他のも知りたいが後に知れば問題は無い。なンて生き残る術に計算力を注いだ。) ―― … ンぅ …? 今は、メアリアンにくっ付いてりゃ 強敵と出会えるかなァーって面白がってる。 今も知らねェー事つーか、斬新ばっかりで面白い事だらけだなァ…? (伸ばされる手に抵抗をしない。半ば笑いつつ整った唇の合間から舌を覗かせる。) ちょっ…!? 俺、… 私も、数の内に入ッてンのかよッ!? (確かに食べてみたくはあるが、全部が食べ切れる自信は無かった。ああ、夢の世界からどうやって引き戻せばッ! 泣かれたら後の生活に頭が上がらなくなる!?) [Sun 13 Sep 2009 01:12:57]
◆メアリアン > ―――あ、そう云われるとちょッと解る気がするわ。 ( 解り易い。こくンこくン、ッて頷いて。彼女の思考は読めないから、かッくり小さく小首を傾げよう。 ) ( 全ての悪の標的になる。――ああ、其れはあるかも知れない。現に幾つかの人達には眼を付けられている様 だし。 ) ――― そう云う事ね。足は 大分早くなッたと思うンだけど、体力が追い付か無いし…。戦いのイロハとも解らないし。 色々教えて欲しいわ、宜しくお願いします。 ( 先生、なンて にッこり笑ッて言葉を紡ぐ。こう云う場合は師匠、なのだろうか?良く解らない けど、どッちでも良いか。きッとどッちでも呼ばないンだから。 ) ――――… ううう、 ( 顔赤くしながら、唸る様に小さく声を零していたけども、 ) ( ふと、 ) ―― ブラッディさンは私の事気に入ッて くれてるのかしら?それとも単に 面白いッてだけ? ( ねえどッち?ッて 笑う彼女の方へと手を伸ばし。 ) ―― ええ、 ケーキ。 チョコもチーズもフルーツケーキも美味しそうよね。朱鷺ノ都のお茶を混ぜたケーキも美味しそうだし、後は ―― ( ほわわンと夢見心地。 ) 5ホールは 私も挑戦した事無いけど…。大丈夫、二人ならきッといけるわ! ( グッと拳とか握ッてみた。因みに、娘は食後のデザートーなンていッて、6種類ほどの一切れケーキを食べられる位 甘いもの好き。暴走を止めるには 殴れば良いと思う。もれなく泣きだすが、 ) [Sun 13 Sep 2009 00:55:30]
◆ブラッディ > そうだ。 悪に必要な存在と不必要な存在もありゃ、 ( 逆に言い換えて ) 善に必要な存在と不必要な存在があるッてワケ。 (肩を竦める。アイゼンの場合は前者でも後者でもない。―― … 悪でもなければ善でもない。守るべき住民とかほざいている癖に、鉄化面を被って正体すら明かさない。アイゼンは守るべき対象ですら信頼ひとつもしていないのだから―― …。) んゥー (中身が犯罪者かも知れないッてのに、誰が信用するンだが。疑心暗鬼を生み出す原因になるし、悪の連中共はアイゼンの足取りが掴めなけりゃ、手当たりにアチコチの住人にちょっかい出すだろうし。)(アイゼンは恐れている。正体を明かせば、全ての悪の標的になることを。それを防いだから、アイゼンでなく守るべき住人ですら牙を向けられている。――ハッ 滑稽な話だ。正体を隠した時点で負けてるンだが相手にする気すら起きねェーし。今は彼女との遣り取りに集中しよう。) そうそう、上手く逃げたり避けたりしてくれりゃ、俺が守る防ぐの動作が―― … 全て攻撃の手数が増えるンだから。 (攻めと守りは同時に行える自身はあるが、誰かを守りながら戦うのは唯一苦手な戦闘スタイル。それでさえ無ければ何の問題はない。彼女の言葉に頷いた。) 気に入ったヤツや面白れェーヤツにちょかい出さないでどうするよッ? (にやにやッと落ち着かない様子を見遣れば頬杖を付いた。) ケ、ェーキ … (発音が下手であった。) ああッ あの甘いヤツかっ! …ッて、そんだけ食べられうのかァ? (なんて疑問が浮かび上がった。彼女の暴走は止められますか。ネッビィさん。) [Sun 13 Sep 2009 00:42:58]
◆メアリアン > ―――… 難しいわね −…。 ( ぺたン、ッてテーブルに突ッ伏して。悪があッての正義なのに。何のスパイスも無い様なお砂糖水の世界 なンてつまらない でしょォ。 ッて思ッて、顔を僅かに上げ、首を横に振ッた。何考えているンだろう、私が望むのは 砂糖水みたいな甘い幸せな世界 の筈なのに。 ) ―――… うン、偽善のヒーロー様、の事。 … ( 彼女の零した呟きが、耳に入ッて。――過去?ッて問い掛けようとするけども、 ) ( 止めた。ただ、痛みが引いたッて言葉に 良かッた ッて紡ぐのみ。 ) ―― ブラッディさンの為でもあるの? ( きょとン、と不思議顔。あァ初心忘るべからず精神ッて奴かしら―?なンて。 ) ―――… いじ わる。 ( 笑われれば、顔赤くしながら ちょッと不満顔。恥ずかしいのと、何だか慣れた様子の彼女が ちょッと羨ましいのと。テーブルから身を離し、スカートの握ッて足を揺らす。 特に意味は無いけれど、何だか落ち着かなくて。 ) ―――… 私の? ( 好きな食べ物。 ぴた、ッと足を揺らすのやめて、ちょッと考える。 ) わたしは、ケーキが好きッ。ディナーにケーキも面白そうね。5ホールくらいッ。 ( 味はね―、なンて瞳輝かせて。種類を指折り数え始める。 作る気満々だ。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:28:33]
◆ブラッディ > ああァー … どの道、悪なンだからどの街も歓迎されねェーぜ。 (同感すれば、同じく小さな溜息を吐き捨てよう。人間は本当に複雑な頭脳を持ち、多種多様な見方に検討を持つ。ソレが人間の力であり知恵である、感心すらしてしまうのだから。) 何をやッて、… ああァ… 偽善のヒーロー様ッて奴かァ…? (右脳と左脳が引き裂かれる痛みに険しい顔付きになる。少女の言葉に耳を傾ければ、記憶を引き摺り出す行為を止めた。途端に痛みが急に引いていった。…過去は要らないッてか、皮肉に小言で呟いた。少し複雑そうな顔を浮かべて。) いや…ッ 悪い、もう痛みは引いた。 (悪ぃ、と片手を振る。) 俺の為であり、メアリアンの為でもあるンだから、一石二鳥だしなァ…? (不用意に捕まる等の事態が起こらない限りは負けない。彼女が捕まえ難くなればなるほど、コチラの行動の範囲が飛躍的に跳ね上がる計算。) ―― ハハっ 意外と初々しいのなァー …? ( けらけら、と軽く笑って。 ) そうだなァ… ッて好きな食べ物かァ … (何だっけ。思い出せない以前に興味すら無かったから実感が湧かない。) …じゃあ、メアリアンの好きな食べ物を食べてみてェーな♪ (身を乗り出す彼女の様子に断れない。断る以前に期待すら抱いた。) [Sun 13 Sep 2009 00:16:29]
◆メアリアン > ( 彼女の様子に、また小さく笑い声を零した。 ) ―― 事情や動機や手違い…、悪ッて線引きッて凄く難しいわよね。 ( 溜息吐きながら呟いた。 ――結局感じる人によッて違うンだと思う。私の中では鉄仮面は「正義の仮面をかぶッた悪」。けれど一般市民から見れば 「正義?」。とか、そンな感じ。だッて目玉泥棒は 私の中では悪じゃ無い し。… 気分次第ッて言葉には ちょッと苦笑が洩れた。 ) ――― え? アイゼンリッター。知らない かしら?鉄仮面の名前よ。 ( そこまで告げて、彼女の様子には不思議そうな表情を。 ) ―― どうした の?大丈夫 ? ( 頭が痛いンだろうか?心配そうな声を 掛ける。 ) … ええ、お願いしようと思ッてた から。…ありがとう。 ( 満面の笑み に、何だかそンな大層れた事なのかな、なンて ちょッとはにかむ様な笑みを。 ) ( 続いた言葉、恥ずかしそうに俯きながら、 ぷくッて頬膨らませて、 ) ―――― ブラッディさン ッて、意外に意地悪 だわ…ッ。 ( なンて。 ) ―― ええ、じゃあ お買い物、一緒に行きましょうね。ブラッディさンッて何が好き? 明日は私、張り切ッてご飯作るわ。 ( 誰かに食べて貰う為に作るなンて、久し振り。 椅子から身を乗り出して、楽しげに問い掛けようか。 ) [Sun 13 Sep 2009 00:01:01]
◆ブラッディ > ンぅー まァ… サンキュ (照れ隠し。簡潔な言葉で締めれば、小さく咳払いした。) まッ それが基準ッて訳じゃねェーの 事情や動機や手違いとかもあるしなァー。 (彼女の素性はメアリアンという名前だけ。住所は王都クリスティアだという二点だけ。気分次第で決めてるしなァ…なんて呟いた。) … …は? ( アイゼンリッター? ) 何だ。 アイゼンってェー … 何処かで聞いた名前だッたよなァ…? (何だッけ、芸能の… と途切れた言葉。片手で頭を押さえつければ、怪訝な顔付きになった。記憶の断片が思い出そうとするが、ジャミング掛かったようで記憶が引き出せない。いや引き出せないンじゃなくて失ったか壊れたか―― …。) お、おおッ … なんだ、余程遣りたかったのかァ? 関心するじゃねェーの! (嫌がると言われる前提だった。予想外の答えに瞳を見開かせた。後ににかッと満面の笑顔で笑う。) ―― … テクニシャンだけど、構わねェー なンなら、良いけどォ…? お姉ちゃんの腕の中で眠る? ( 残念な声を上げた少女に意地悪っぽい微笑みを浮かべる。彼女の謝罪に片手を振った。) いーや? 明日でも買い揃えりゃ良いンだしさァ… 資金はたっぷりあンだろォーし (先程の報酬である25万もあれば充分過ぎるほどお釣りが来る。心配も気遣いも無用だと軽い調子で答えた。) [Sat 12 Sep 2009 23:48:03]
◆メアリアン > ――― うふふ、だッて本当に凄いと思ッたンだもの。 ( 小さく笑いながら、呟く様にそう告げて。 ) ――― 全てに悪を掛けられる …。 ( 自分は如何だろう。結局逃げてしまッているし、彼女の云うちッぽけな物なのかもしれない。なンて 考えて、辞めた。私のは悪じゃァ無い。 ) ――― そう、ね。アイゼンリッター…。結局正体なンて掴めなかッたわ。 ( 溜息と共に零す言葉は独り言にも似た 其れ。不意に伸びた彼女の腕に、不思議そうに 小首傾げて。 ) ――――… ッ、本当ッ?ええ、是非ッ! ( 特訓、の言葉に両手を小さく叩き合わせて。嬉しそうに頷いた。 ) お願いします、ブラッディさン! ( 元から、お願いしてみようとは思ッていたけれど。断られる前提だッたから 彼女の出してくれた提案は嬉しかッた。 ) ( ――運動すら今迄は殆どして来なかッた けど。此れを機に本気になッて頑張ッて みよう。 ) ―――― え。 ( 寝るな、と云われた言葉。残念そうな声をあげて、 ) ( 続く言葉に、自分の胸元見遣ッた。揉む程ないかも しれない、とかそンな事 ないもの。 ) ――― … そうね。 ( 彼女が座る様子見遣れば、此方も椅子に腰を落とし。 ) ――お茶も出せなくてごめンなさい。 本当に何も無いみたい、 ( なンて、申し訳無さそうに 謝罪を。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:35:23]
◆ブラッディ > いやァ… 生き残る為に必死だッたンだ。 照れるじゃねェーか。 (ははッと微苦笑を零せば、突き刺した指先で頬を搔いた。) テメェーの全てに悪を掛けられる奴だ。 悪人だから殺されたッて、無残に殺されたッて後悔はしねェーッて事な。 (逆に言い換えれば) テメェーの姿や名前すら隠し、コソコソっと殴り逃げするよーな小ッぽけな悪。 リスクの無ェー行為で周囲に迷惑掛けたり、巻き込んだりする奴が… 一番嫌ェーのよ。 (例えるンなら鉄仮面が一番の見本だなァー…なんて呟いた。彼女の頭を撫でようと伸ばしたが、ふと何を思ったのか伸ばした手は撫でる事無く止まった。) そッかァー… この一ヶ月間は、俺流の特訓に付き合ってみるか? 何、気配の読み方や戦いに置ける必要な要素を鍛えるだけだ。 (生き残る術に必要な体力作り。後は経験と技術を只管と積み重ねるだけ。) そうだなァ―― … 後、俺の隣で寝るなよッ? (うッかり胸とか揉んじまうかも知れねェーし?なんて半ば冗談で笑い出した。) … オッケー。 一先ずは一安心だなッ? (言葉を口にし、手近の椅子を引き寄せる。腰を下ろせばテーブルに腕を伸ばして項垂れよう。) [Sat 12 Sep 2009 23:22:57]
◆メアリアン > ( 力も頭も無い場合は如何すれば良いかしら、なンて真面目に考えた。 ) ―― リスク以上の メリット…。ううー、ブラッディさンは なンか凄いわ。うン、凄い… と思う。 ( ピッと突き付けられた人差し指 見遣ッて。 安全で成功を収める遣り方、というものを探ッてきた身としては 彼女の意見はとても新鮮で、とても 難しく感じる。 ) ――― ねえ、必要とされる悪 と、必要とされない悪の 違いはなァに? ( じい、ッと真ッ直ぐに彼女を見上げようか。 下げられた頭には、きょとンとした表情になり、首を横に振ッた。 ) ――― 強くなりたいわ。 ( 迷い無く真ッ直ぐと 視線を合わせて返そうか。彼女の瞳からは何も 感じとれ無かッた。純粋な興味? 解らないけど、こッちは本気。 ) ―― ええ、ソファが良ければ遠慮無く言ッてね? ( なンて。 ) ( 力無い言葉。小首傾げながら、小さく笑ッて。 内心なンてしッたこッちゃ無いッて 感じだ。 ) ―― 解ッたわ。 ( 報酬については、こくンと一つ頷いて。 ) [Sat 12 Sep 2009 23:05:18]
◆ブラッディ > 力が無けりゃ、頭を使えばいい。 ッて、ああァー … リスクが無ェー遣り方なンざ、俺は遣りたくねェーの。 リスクが高けェーなら、それ以上のメリットを得りゃいい。 (人差し指を突きつける。安全で成功の収める遣り方など経験上では資金や時間が掛かる物ばかりだと知っている。一瞬で短期間で絶大な効力を得るなら、自分の命を掛けりゃ簡単な話だ。なんて。) 良いンだよ …。 必要とされる悪と 、 必要とされねェー悪の二種類だけだ。 俺は後者の方を始末してるに過ぎねェーの。 ……ッて簡単じゃねェか。 (少女の立場を考えれば、申し訳が無さそうに呟いた。小さくと頭を下げよう。) じゃあ…、 強く なりてェーのか? (少女の前に立ち塞がり、少女を見下ろそう。決意を確認すべく、殺意も戦意も悪意も無い、――無邪気で無垢な双眸を向けよう。) ベッド、ベッドなァ…。 いやァ… また様子見すッから、あるモンのベッドで寝るか。 ( 楽しいのよ? ) いやッ、だからッ、 …じゃなくてェ…!! (力の無い声。断るに断れない。何なんだこの空気の流れ。内心で頭を抱えたかった。) ああァ… ッて、そうだなァー … そンなに貰っちまっても、使い道が無ェーからな… 五万ぐれェーは頂くとするぜ。 (残りは預けてくれると助かるンだが、と付け足した。) いーやァ、これぐれェーは朝飯前だしィ…。 向こうに戻った時までに取っといてくれ。 (現時点では半分は依頼が達成している。残りの状況を考えて、一ヶ月間の様子見とヴェイトス市への帰還が残っている。) [Sat 12 Sep 2009 22:50:59]
◆メアリアン > ―――… 理解の範疇を超えた力 が無い場合は、周囲を巻き込めば勝利を得られるッて事? ( 人質は良い手段だと思うけど、リスクが高過ぎる様な気もする。知力2の娘は彼女が解り易く説明してくれたのに、まだ気難しい表情で。口許に手を当てて、小首こてンッと。 ) ―― マフィアは敵に回すと ちょッと怖いわ ね。 ( 財力と影響力がある所ならば特に。――軽く言葉を紡ぐ彼女の様に、何となく憧れる。自信があるからこそ、出来る事 だと思うし。 ) ―― う ン…。でも やッぱり其れだけじゃ駄目 な様な気がするの…。 ( 力が無いから此処に逃げてくる事になッた訳だし、ッて言葉は 口には出さず。少し瞳を伏せたが、 ) ――… ソファ 欲しいなら、買ッてきましょうか?ベッドはあると思うけど…、 ( 期待に満ちた声の後に続いた、しょンぼりとした声音。思ッたより彼女は可愛らしい人 なのかもしれないなあ、なンて内心。 ) ―― 大丈夫よ。私 お料理好きなの。一緒に作る事が 楽しいの よ? ( なンて、クスクス笑う。逃げ出したい気分なンて 気付く由も無く。 不意に、あッと小さな声出して 鞄を漁れば 袋を一つ取り出そう。 ) ―― クリスティアまで着いたから、これ …報酬金 ッて云うのかしら? ( 30万、きッかり入ッた袋を 差し出して、 ) 一先ずは、ありがとうございました。 ( 小さく頭を下げた。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:33:27]
◆ブラッディ > だなァ… 理解の範疇を超えた力だなァ 後は周囲を巻き込む奴ッて事だ。 (英雄と言え、善良な市民を盾に取られたら手出しも出来ねェーだろ? 人質を見捨てりゃ、人格も疑われ地位もドン底だ。究極の選択に追い詰める程の――…残酷な手段。悪や怪物には通用しねェー手段だがな。)(なんて長ったらしい補足を付け加えよう。) 気に入らねェーマフィアの掃討をやッてたら目ェ付けられちまッた時期もあッたしなァ? (同じ場所に留まらないのが一番の安全策という答えに辿り着いた。) 守って貰うのは悪くねェー手段だァ。 財力や権力、信頼や友情がそうさせるンだからなァ …。 (その分だけ釣り合う見返りも必要になるかっと呟いた。) ふーん … 大変そうだなァ…。 ンじゃ、明日でもソファ買っとくかねェー♪ (少女のベッドを占拠するのは気が引けるし、床の上で寝るのも真っ平だし、ソファが丁度良い。なんて期待に満ちた声で。) …おッ ソファは要らねェ…か。 ( しょんぼり ) …ンぁ 、 そこまで喜ばれるとは心外だなァ? (微苦笑を零せば、続く言葉に驚愕する。) ―― あ? それは構わなねェーけど、… 料理はあンまり出来ねェーぞ? (口篭った表情で逃げ出したい気分だった。) [Sat 12 Sep 2009 22:20:09]
◆メアリアン > 残酷な力と ――残虐な心? ( 気難しそうな彼女の表情と、娘も似た様な表情を浮かべて。良く理解できてないッて感じだ。 ) ―― そう、なの。誰かに守ッて貰える、なンて甘い考え方じゃァ きッと此の先生きていけないと思うから。 ( せめて、自衛できる位の力は、欲しい。 ) ――― なンだか、 大変なのね…。 ( 同じ場所に戻ると狙われる、なンて。普通の生活をしていく上では あまり考えられない。きょとり、と彼女を見上げ、 ) ( 続いた言葉に、頷きながらも 困ッた様に笑う。 ) 10年 ――の内、何日此処で生活してるンでしょうね。 寝る場所が在れば良いンじゃないかしら。 ( なンて。ソファの件については、こくこく首を縦に振ッて同意しよう。 ) ( にこにこと笑顔浮かべて彼女の答えを待ッていれば、 ) ( ――差し出された手。 ) ええッ、寝る所はちゃンとあるわ。 よろしく お願いします。 ( 云いながら、其の手を握ろうか。ひやッとした体温。あァ今日は肌寒いものね、なンて。 ) ―― うふふッ。嬉しいわ。 一緒にお買い物したり、お料理したりも しましょう? ( ね?なンて 小首傾げながら。 ) [Sat 12 Sep 2009 22:04:47]
◆ブラッディ > 自信なァー …。 生き残る手段は、何時だって何だって―― … 純粋に残酷な力と残虐な心を求められるンだがァ? (自分の経験を述べても参考にならなさ過ぎる。どう述べれば良いのか、気難しい顔で告げよう。) まッ 自分の身ぐれェー守れる力が欲しいわなァ? (なんて呟いて。) ああァ … 同じ場所に戻ッてると、狙われそうだしなァ? (物騒な言動を呟けば、少女の言葉に首を傾げる。) ああァ? 10年以上もかよ…ッ!? ソファぐれェーは欲しいもんだなァ… (少女の視線を追い掛け、リビング内の家具を見眺めた。殺風景し過ぎて、生活感の微塵たりと感じない。) (どうなッてンだ―― … このメアリアンって何者なンだが。) んァ…!? ああァ… そういや、 ッてェ―― … (嬉しそうに振舞う少女の姿を見遣れば、考え込む余地ですら無くした。確かに一人で住むには…何だろう。) … ―― ヨロシク (微苦笑を漏らせば、寝るトコはあるンだろォーな?なんて片手を差し出そう。その手を握れば少しだけひんやりした体温を伝えるだろうか。) [Sat 12 Sep 2009 21:56:08]
◆メアリアン > ―― えッ、ううン。何でも無いの…ッ。ただ、私も ――誰にも負けない自信を身につけられたらな なンて思ッて、… ( 首を横に振りながら、そンな言葉。 ) ―― ブラッディさンは一定のお家 ッて無いの? ( きょとン、と驚いた様な表情を。傭兵さンッて そンなものなのかしら、なンて。 ) ――…あまり 叔母様も帰ッていない様だし。だから じゃないかしら? ( 買ッたばかりの家の様な、居心地の悪さ。 ) ――建てられたのは随分 前の筈だもの。 私が―― ( 何歳の頃だッたか。良く思い出せないけど。 結構前 だッた様な気がする。 ) ―― ちょッと覚えてないけど、 でも10年以上前の筈 よ。 ( 云いながら、リビングへ続く扉を開いて。―― テーブルとイスと、戸棚と。必要最低限のものだけが置かれたリビング。 ) ―――… なンだか、何も無さそう だわ。 ( 料理の材料とか、紅茶の葉とか、何もかも無さそう。溜息を吐いて、 ) ―― ね、ブラッディさン。しばらく お家に泊ッて くれるンでしょう? ( くるりと彼女を振り向いて、嬉しそうに尋ねよう。泊ッてくれる筈よね?なンて 確定の意味を込めつつ。 ) [Sat 12 Sep 2009 21:40:00]
◆ブラッディ > (感謝の言葉を受け取れば、照れ臭そうに笑い飛ばした。) ―― … 如何したァ? (凝視する少女の様子に感付けば、何気なく問い掛けてみよう。変な事を言ったか心配になりがちに。) いやァー … こういう家に入ンのッて… 久し振りなような、懐かしいようなァ… そんな関心、つーか感動か。 (肩を竦め、嘲笑を零す。既に失った記憶の断片か身体の本能が覚えているのだろうか、なんて内心で微苦笑する。) … 何ンだが、買ったばかりの家みてェーなのな? (鼻を動かし、周囲に巡らせる。人間の匂いが薄過ぎる。確証の無い情報から独り言を漏らした。) おおーッ … ソッチか。 (頷けば、少女に付いて行く。先程まで世話する役割が、世話される役割になり、奇妙な気持ちを抱いた。) [Sat 12 Sep 2009 21:29:45]
◆メアリアン > ――… ありがとう。 ( 其の様子に、安心した様に笑い。 ) … 誰にも負けない 自信――。 ( ジ、と彼女の方を見遣ッた。 なンだか少し羨ましい。其の自信は何処から来るのだろう。今迄の経験から、なのか。其れとも 空を飛ぶとか、特殊な力を持ッてるから なのか…―。 ) ( 扉を開いたままで、―― 後ろを振りかえる彼女の様子が視界に入れば、如何かしました?なンて 尋ねようか。 ) ―― はい、 どうぞ。…と云ッても 私のお家じゃないけど。 ( 微苦笑浮かべて。彼女が室内に入れば、己も足を踏み入れて。そのまま、扉を閉めよう。 ) ( ――室内は、生活感の無い 風。あまり叔母は此の家には住ンでいない様。 あァ、そンな所は私の家に似てる、なンて ちょッと思ッた。 ) ―― えッと、確か こッちがリビングで、 … ( 其の思考振り払う様に、歩き始め。 足はリビングの方へと、 ) [Sat 12 Sep 2009 21:19:53]
◆ブラッディ > まッ もう過ぎた事なンざ、気にすンなッて! (肩を竦めて、微笑を浮かべよう。疲れてる素振り何一つも見せず。) ああ? まァー … 気ィ 緩んでるだけだ。 それとな、誰にも負けねェー 自信があッからかなァ…? (片手で唇を覆い隠すと、次に後頭部を搔いたりする。余裕と自信の含めた微笑を貼り付ける。 少女の行動を見守りながら、叔母の立ち去った方向へ一度だけ振り返った。) …おッ ンじゃ、まァー … お邪魔しまーすッと…。 (促す手に頷けば背負った荷物袋を背中から降ろしたまま、室内へと不眠でから周囲を見遣ろう。) [Sat 12 Sep 2009 21:10:40]
◆メアリアン > ―――… 、 ( 問われ掛けた質問は、気付く事無く。振りかえッた先、彼女の仕草見遣れば、ほうッと安堵の息を一つ。 ) ―― 私は大丈夫。 いえ、だッて …わたしが逸れちゃッた、から…。 ( ごめンなさいッて ちょッと肩落とし。続く言葉に 小さく笑う。 ) ブラッディさンは なンだかいつも眠そう ――ね? ( そう云う種族なのだろうか。詮索はしないッて約束だから、問わないけれど。 さッき寄越された家の鍵を開けて、扉を開く。――あァ、後少し遅かッたら叔母に逢う事も無く、家に入る事も出来なかッた のか。小さく息を零して、苛立ちを抑えよう。 ) ―― さあ、どうぞ。入ッて ? ( 扉を開けたまま、彼女を室内へと促して―― ) [Sat 12 Sep 2009 21:00:37]
◆ブラッディ > (王都クリスティアに到着。後に少女と離れ離れになり、捜索に取り掛かったが時間は掛かった。殺意も悪意も無い人物を探す方が余程に手間が掛かる。) ―― …うン? 今のはァー… (母上か? なんて問い掛けようとしたが、言葉を取り消した。踏み込み過ぎても詮索し過ぎてもいけない。その意識が好奇心を殺ぎ殺した。鎖骨やお臍を露出する黒い装束、レザージャケットに真新しいジーンズ。頑丈そうなブーツ。第三者の存在からにすれば、用心棒や護衛の風貌を漂わせるか。) おおォー … 思った以上にデッケェな (関心の声を張り上げた。少女の言葉に首を傾げて、首を振りながら答えよう。) ンぁ… メアリアンが元気なら問題は無ェー。 ははッ 気遣いサンキューな? (疲れてねェーよ、単に眠いだけだ。 なんて軽い調子で笑顔を振舞いながら返事した。) [Sat 12 Sep 2009 20:53:11]
◆メアリアン > ( 叔母の住む家は、其れ程大きい訳でも無い、普通の家だ。二階建てで、一階にはリビングとキッチン、叔母の私室、二階には特に使われていない部屋が三つ。其の内一つは物置になッてるらしい との話しを聞いた。家の近くであッた叔母は、鍵を ぽぉンと寄越して、何処かへ出掛けてしまッた。 ) ――――… ( 其の様子に、若干の嫌悪を覚えながら こつン、こつン と無言で歩き続けて、 ) ―――… あッ、此処よ。 ( 平凡な一軒家。其れを指差して、彼女を振りかえろう。 ) ―― ちょッと着くの 遅くなッちゃッたわね…。ブラッディさン 大丈夫?疲れていない? ( なンて、小首傾げて尋ねよう。 遅くなッた理由は己が迷子になッたから なのだから。申し訳なさそうに、眉を下げて。 ) [Sat 12 Sep 2009 20:43:34]
お知らせ > ブラッディさんが入室されました。 『( 合流を果たし、少女の後を追う。 )』 [Sat 12 Sep 2009 20:38:47]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( 叔母の家――。 )』 [Sat 12 Sep 2009 20:31:23]
お知らせ > メアリアンさんが帰りました。 『( 30分後位には ――再会出来る、筈ッ。 )』 [Thu 10 Sep 2009 21:08:17]
◆メアリアン > ――… 絶対、負けない わ。こンな事で、 ( ぎゅーッと鞄を握り締めて、涙を拭い。地面を睨みつける様に見遣る。――此処で暫く暮らして、ほとぼりが冷めたら帰る。其れまでの辛抱。ずッと此処に居る訳じゃァ無いンだから。 ) ( 何度か深呼吸して、立ち上がる ――けど、状況が変わッた訳じゃ無い。左右見渡して、何となく直感で歩き始める。 ) ―――… 叔母様の家を探すより、…ブラッディさンを探して、謝らなきゃッちゃ。 ( 勝手に逸れた事。怒られるかなあ、なンて内心少し怯えながら。来た方向を戻る。 ) [Thu 10 Sep 2009 21:07:35]
◆メアリアン > ――― 痛…ッたぁい…。 ( 崩れた体勢を元に戻す程、バランス感覚に優れている訳でも無く。其のまま、思いッきり転ンで、小さく泣き事洩らす。 ――ハッと気付けば、転ンでしまッた事で向けられてくる他人の視線。かあーッて頬赤くして、勢い良く立ち上がれば其の場から逃げる様に 駆け去ッた。 ) ――――… ああッ、…もう。ふらふらなンてするンじゃ無かッた。 ( 少し歩けば人の通りの少ない場所に出る。何処を見覚えの無い景色ばかり。何だか 気持ちが悪い。 ) ( ギュッと鞄を握り締めて、じわり浮かンでくる涙を払う様に、小さく首を振る。叔母様の家も解らないし、逸れてしまうし、此処が何処なのかも解らないし。 ――なンだか無性に苦しくて、其の場にしゃがみこンだ。 ) [Thu 10 Sep 2009 20:58:57]
◆メアリアン > ――― …、 ( 振りかえッた先は 人が居た。知らない人。 ) ――― あ、あれ…ッ? ( ぽかン、ッと呆けた表情。そンなに離れたつもりは無かッたのに、女性の姿が見えない。あれ?あれ?なンて云いながら辺りを見渡して。 ) ―― ぶ ッ… ブラッディさン −?何処 ――…? ( 来た道を歩き始める。こンな全く知らない場所で迷子なンて、嫌だもの。通りすがる人とぶつかッて、かくン ッて足が突ッかかる。 ) ―――あッ、 きゃあッ! ( バランス崩して、其の場に勢い良く 身体は前へ ――、 ) [Thu 10 Sep 2009 20:48:12]
◆メアリアン > ( ヴェイトスを出立して幾日が経ッただろう。鞄一つ両手で抱えて、はあッと息を吐く。見慣れない街、ぼうッと見遣り。 ) ――― 此処が、クリスティア …、 ( なのね、なンて独り言のように小さな声。初めて来る場所、だと思う。こつンこつンッて靴音響かせて、護衛の女性から離れて キョロキョロと子供の様に。ヴェイトスとは、やッぱり違う感じだ。 ) ( ――さて、叔母の家は何処なンだろう。随分前に家に届いた地図、ぱらッと開いて小首傾げる。地図なンて、殆ど読めない。 ) ―― ねえ、ブラッディさン、 地図、解る? ( くるッと女性に振りかえるけども、 ) [Thu 10 Sep 2009 20:40:02]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ―― 城下町。 )』 [Thu 10 Sep 2009 20:33:09]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『そして、彼らと遊んでみようか。』 [Mon 24 Aug 2009 02:21:34]
◆ジャスティス > (歩む足取りはっやがてゆっくりとなり、泊まる。家には帰れないんだと今更ながら途方にくれる。ヴェイトスでの不規則な生活に慣れ過ぎているなぁ、なんて苦笑して。 ここクリスティアでは、こんな時間にうろつく不良はそういない。そういえば……自分がぐれてた時の溜まり場には、五年前の自分みたいなsっ洋年少女たちがいるのだろうか?そう思えば、足はそちらに向かって……) [Mon 24 Aug 2009 02:12:10]
◆ジャスティス > (久方ぶりに帰った家は、全く時が止まっていたかのように変化がなかった。ただ、犬小屋はきれいに掃除され、愛犬が使っていたぼろぼろの毛布は、きれいに折りたたまれて小屋の中におさまっていた。 丹羽を通って玄関に向かうたびに、足を止めてその違和感のある光景をじっと眺めてしまう) [Mon 24 Aug 2009 02:10:05]
◆ジャスティス > (この時間になると、待ちの中の明かりは、旅人のための宿と、酒場の看板が照らし出されている程度で。何気なく家に帰りながら、ふと足を止める。そういえば……この時間はちょっとまずいんじゃないだろうか。もちろんとじまりはしてるだろうし、女の一人歩きだなんてとんでもない。あー、夜鷹とかと間違えられたり、自警団に声かけられたりしたらどうしよう。亮新には友人の家に泊まるかも、と伝えているけど……。) [Mon 24 Aug 2009 00:25:39]
◆ジャスティス > (ややくたびれた城壁で囲まれた王都クリスティア。物見の塔に上って王都を見渡したのは十を少し過ぎた時だった。見渡した王都jは思っていたよりも広く、立派なものに思えた。ならば、あの毎日感じていた窮屈な空気、圧迫感はなんだったんだろうか?思春期特有のものと考えてしまえば簡単なのだろうけど) ぼんやりと、石造りの質素で清潔で少し頑迷な街並みを歩きながら、ほろ酔い加減のジャスティスは人通りの少ない通りを歩いていた。中央広場から環状に広がる道の一つは、なだらかな上り坂になっており、時折よい客が歩いている [Sun 23 Aug 2009 23:50:43]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 『戻ってきた王都は、やはり息苦しかった』 [Sun 23 Aug 2009 23:42:49]
お知らせ > リート@城下町さんが帰りました。 『 すみません、これください (お土産を買った) 』 [Fri 24 Jul 2009 00:29:21]
◆リート@城下町 > 何ですか? (問えば、陶器の人形だよ。という返事があった。ウサギがフルート吹いてるやつさ。青いチョッキなんか着てねぇ。女の子なら喜ぶかもしれないよ。なんて。目の見えない己を気遣ってか、それが何かを事細かに説明してくれた) ウサギがフルートかぁ… (…気に入ってくれるだろうか。かわいいものが好きならいいけれど。しばらく考えた後、歌い手はうん、と小さく頷き) [Fri 24 Jul 2009 00:28:57]
◆リート@城下町 > (他に分かることは? と聞かれて、歌い手は思い出の中に潜る) とても元気な人です、明るくて――きっととってもかわいい人。 ああ、フルートがとても上手なんですよ。楽器も大切にされてます (今頃どうしているだろう。元気でやっているだろうか。今でもフルートを吹いているだろうか) (フルートと言うのに老婆は何か思いついたようで、そこで少し待つように言われる。老婆が移動しているのか、ぺたぺたと薄い靴の音が聞こえた) (一度遠ざかった足音は歌い手の近くにやってくる) ( これなんかどうだい、ちょっと両手をお出し ) え、あ、はい (促されるままに両手を差し出せば、冷たい重みが掌に乗せられた) [Fri 24 Jul 2009 00:17:03]
◆リート@城下町 > (声は老婆のようである。優しい声だ) すみません、知人にお土産を送りたいんですが、お勧めのものはありますか? (何処から来たの、とかクリスティアはどうだい、とかそういう世間話がまず始まった。別に急いでもいないし話をするのは好きだから、歌い手は一つ一つの問いに答える。ヴェイトスから来たこと、クリスティア滞在は楽しかったこと) どんなものを選べばいいのか分からなくて。イエロティアの人って言うことしか分からないから… (どのようなアクセサリーを好むのかも分からない、どのような服装を好むのかも分からない。分かるのは彼女がイエロティア特有の黒い髪と肌色をしていると言う事だけだ。髪は長いのか、短いのか。好きな色は何色なのか。彼女をアルビノイアと知らない歌い手は彼の人の髪の色も目の色も知らないのだ。困ったようにへらりと笑う。歌い手はこの店に来て一度も目を開けていない。視力は疾うに失ってしまったから) [Fri 24 Jul 2009 00:11:29]
◆リート@城下町 > (此処には芸能横丁のように芸人の集まるような場所は特にない。とても静かでとてもじゃないが夜に興行するなんてことは出来なくて、昼の興行が常だった。娯楽が少ないせいだろう、客足は少なくはなかった) (そろそろヴェイトスに戻ろうと考えて準備をしていた歌い手は、ふと思い当たって一軒の雑貨店に足を踏み入れた。この辺では珍しく深夜まで開いている店だそうだ。いらっしゃい、と声が掛かれば、そちらに頭を下げて) [Thu 23 Jul 2009 23:55:26]
お知らせ > リート@城下町さんが来ました。 『 (随分と長居してしまった) 』 [Thu 23 Jul 2009 23:48:49]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 Io gli do tutti di me. ( 有らん限りを捧げ ) 』 [Thu 9 Jul 2009 00:03:56]
◆セレス > Quando io "trovo la felicita."Ma io desidero che io "trovo la felicita" a tutte le persone. ( 幸あれと、唯、全ての人に幸あれと願います ) Percio, Dio, per favore accomodi uso la mia vita. ( 天にまします我が主よ、どうか私のこの身を御使い下さい ) Io esercito questa posizione. ( この身を尽くし ) [Thu 9 Jul 2009 00:03:42]
◆セレス > ( 荒れ狂う古い者が黒い霧になって、聖女に向けて襲い掛かったかのように見えた。 瞬間、それは聖女の身体に真っ向から受け止められ、最後の一欠けらまで消えてなくなった。 ように、見えた。 光と轟音が収まると、膝を着いて苦しげに呼吸をする聖女の小さな囁くような声だけが微かに聞こえた。 ) [Thu 9 Jul 2009 00:02:49]
◆セレス > Fiat !! ( 命ずる!! ) Fiat !! ( 命ずる!! ) Fiat !! ( 命ずる!! ) [Wed 8 Jul 2009 23:52:16]
◆セレス > ( 額から汗を流し、見えない何か圧力のようなものに耐えながら聖女認定が聖句を繰り返す。 酷く苦しげな顔だ。 白い髪をなびかせて両手を広げ、聖教会の印の入った純白のマントをかなぐり捨て、あられもない姿で立つ。 繰り返す声は早くもかすれ始め、一度だけ咳込んだ。 家族と男―――神父はただその姿を見守るのみだ。 ) [Wed 8 Jul 2009 23:52:01]
◆セレス > Fiat !! ( 命ずる!! ) Fiat !! ( 命ずる!! ) Fiat !! ( 命ずる!! ) [Wed 8 Jul 2009 23:37:24]
◆セレス > ( 「聖女認定」が一言聖句を唱える度に、はっきりと具体的な現象が起きた。 ) ( 家鳴りが止んだ。 ) ( 聖女認定が視線を走らせる向こうでまたどたどたと鳴り出した。 ) ( 雷光のように強い光が迸り、足音の主らしき形容し難い顔の歪んだ男―――本なんかに載っている挿絵のネイティブヴェイティアンのシャーマンみたいなヤツだ―――それが怒り狂ったような形相で暴れ回る ) ( さっきまでとは打って変わって毅然とした態度で胸を張る聖女認定が強い語調で繰り返した。 ) [Wed 8 Jul 2009 23:36:50]
◆セレス > ( 噂だけは聞いたことがあった。 聖教会秘蔵の聖女認定が存在するとは。 真の聖剣を決める代理戦争を勝ち残り、聖教会の管理する聖剣の威光を知らしめたのだとか。 目隠しを解かれた幼さの残る少女はぼんやりと辺りを見渡し、薄く呼吸していた。 本当にこれが聖女様なのか? そう思ったのがほんの数時間前の事だった。 ) [Wed 8 Jul 2009 23:22:51]
◆セレス > Leave a dishonest satan ! ( 邪な者は去れ! ) [Wed 8 Jul 2009 23:10:52]
◆セレス > ( 家族が一様に塞ぎ込んで頭を抱え、逃げだして新しい家を買う金など無いと途方に暮れた頃、男が現れた。 聖教会のカソックを着た男はこう言った。 「サーナ・セレスティアルがお前達を救って下さる。常世に起こり得ない奇跡を起こして下さる。ただ膝を折り主の代行者たる聖女認定の慈愛を見よ。」 ) ( そう言って自ら膝を折り傅いた男の後ろに、その少女は居た。 目隠しをされ、両腕と両足を鎖で拘束され、奇妙な拘束衣を着せられた少女はただじっと佇んでいて、口元はうっすらと微笑んでいた。 ) [Wed 8 Jul 2009 23:08:14]
◆セレス > Fear the name of a merciful spirit !! ( 憐み深き聖霊の名を恐れよ! ) [Wed 8 Jul 2009 22:58:25]
◆セレス > ( 6歳の息子が恐怖に引き攣った顔で寝室に駆け込んできた。 あいつは誰!? あいつが怖い!! あいつが毎晩やってきて壁という壁を叩いて回るんだ!! やめて! やめない。 やめて! やめない。 やめてよ! やめない。 如何すればいいの? ―――――沈黙。 暫ししていきなり、寝息を立てて眠っていた4歳の娘がぷすぷすぷす、げらげらげら、と笑いだした。 やめろ。 げらげらげら。 やめろよ! げらげらげら。 口を押さえた。 ぷすぷすぷす。 鼻を抑えた。 ぴくぴくぴく。 押さえた。 がくがくがく。 ) ( 短く嘔吐して、娘は止まった。 ) [Wed 8 Jul 2009 22:57:40]
◆セレス > ( 最初にそれを見たのはまだ4つになったばかりの娘だった。 「あの人はどうしていつも床に座っているの?」 最初は意味が分からなかった。 「あの人はどうしていつも見ているの?」 誰のことかと尋ねても娘はそれを説明する言葉を持たなかった。 「どうしてあの人はいつも夜中に歩いているの?」 おかしなことを言うのはやめなさいと諭した。 「あの人はどうして」 やめなさい。 「あの人はどうして」 やめなさい。 「あのひとはdぷstぺ?」 やめなさい… 「あのhthdしstyィえ」 やめろ! ) [Wed 8 Jul 2009 22:51:32]
◆セレス > ―――In the name of the sana recognition, I order. ( 聖女認定の名に於いて命ずる ) [Wed 8 Jul 2009 22:46:49]
◆セレス@クリスティア市街民家 > ( 家人に悪意は無かったし、ただ彼らは運が悪かったとしか言いようがない。 彼らの建てた家がたまたま立地的に悪い場所に在ったに過ぎない。 それでも古い者は怒り狂い、夜毎家人を責め立てた。 家は鳴り、家具は割れ、夜中に誰かが激しく床を踏みならし、天井の上で踊る。 育てていた花は枯れ、鳥の屍が庭先に落ちてきても家人は耐えた。 少し悪い事が続いているだけだ。 ここのところ天気が不安定だし、少しだけ、少しだけおかしなことが続いただけ。 家族は不幸なこと無く幸せに暮らしている。 近所付き合いだって欠かして無い。 子供達は今日も元気だ。 ) ( そう思って忘れる事にしていた。 ) [Wed 8 Jul 2009 22:42:32]
お知らせ > セレス@クリスティア市街民家さんが来ました。 『Sage aria revered...』 [Wed 8 Jul 2009 22:34:19]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 それは身勝手なことだ 』 [Mon 18 Aug 2008 03:31:53]
◆セレス@修道院地下 > ( アレッサンドラ・クレメンテ様との約束事があった。 クリスティア聖教会にご招待して、かつて私が使った聖剣χ-O-Wasを見せるという――――出発の直前に何か、ヴァンパイアハンターズギルドで厄介な事件が起きたとかで、忙しい彼女は予定をキャンセルせざるを得なくなった。 奇妙な吸血鬼の娘が自らハンターギルドを訪ねたとかで。 私は既に滞在期間を延ばし延ばしにしていて、これ以上長居できないという状態だった。 ) ( とてもよくしてくれた彼女にお礼をしたかった。 …手が空いた時にでも改めて、来て下さるだろうか? ) ( 一人誰かと知り合う度にこうして、寂しいと感じるようになってしまった。 ) [Mon 18 Aug 2008 03:30:59]
◆セレス@修道院地下 > ( これからも人生の大半を此処で過ごすんだろう。 その間、幾つの不幸の芽を摘み、何人の人の平穏を守れるだろうか。 たったの10人程度でもいい。 その10人が100年後には100人の祖先になっているかもしれない。1000年後には100000人の祖先になっているかもしれない。 私の行いはそれだけの人間の未来を作るのだ。 それだけの人間が生まれて、それだけの可能性が生まれて、その中の誰かが素晴らし未来を切り開くかもしれない。 ) ( 幸せなことだ。 ) [Mon 18 Aug 2008 03:22:15]
◆セレス@修道院地下 > ( 普通の人間なら窒息しかねないこの環境を“聖女認定”セレスティアはそう苦に感じていない。 ずっと昔からそうだし、ちゃんとした事情があってそうなのだから。 それに、生涯を捧げて自分にしかできない役目を授かるという事は得難い幸せだ。 自分が一つ耐える度に一つ世界が清浄になる。 自分が一つ耐える度に誰かの不幸が癒される。 こんなに誇らしい仕事が他にあるだろうか? その上で教会は自分を保護し、とてもよくしてくれている。 衣食住に困る事は一切なく、誰もが本来課される営み―――農業とか商業とか、そういった物も免除されている。 間違い無く自分は、幸福な部類の人間だ。 ) [Mon 18 Aug 2008 02:57:25]
◆セレス@修道院地下 > ( 部屋のもう半分は聖女の私室というには異様な佇まいを呈している。 むき出しの石床、壁から垂れ下がるものものしい鎖、その先端には手枷、足枷。 聖女を拘束する為の道具であり、この部屋自体もそう。 部屋は聖域、聖女が身につけている拘束衣は聖劾、鎖は悶え苦しむ聖女を拘束する為のもの。 そういう環境でなければ安静を得られない、暗い一面がこの地下に隠蔽されていた。 ) ( クリスティア聖教会のシンボルになるかもしれない大切な身体だ。 悪魔に隙をつかれぬよう。 異教徒に拐かされぬよう。 俗世の毒に染まらぬよう。 ) [Mon 18 Aug 2008 02:51:34]
◆セレス@修道院地下 > ( 石造りの室内には申し訳程度の机と椅子、100冊程度の本の納まった本棚、質素なつくりのベッドが一つ。 地下だけに窓は無い。 そのほかの私物や本棚の本は全てクリスティア聖教会の許可を得て検閲されたものだけで、まず大半は許可が下りなかった。 ホワイティア文化とパプテス聖教に関する本が殆どで、その不利益になるもの、異国文化の本、通俗なもの、全て不可。 まぁ、あまりそういう欲を見せないような教育が施されていたお陰で今のところあまりそういう面での大きなトラブルは無いが。 ) [Mon 18 Aug 2008 02:42:51]
◆セレス@修道院地下 > ( クリスティアにも夏はある。 蒸しもしなければ水着で泳ぐなんていう状況もありえない程度には。 それでも珍しく長くヴェイトス市に滞在してあの気候になんとか順応した身体には、この国の夏はやっぱり寒いなと感じた。 ) ( 暗い地下室は聖女の私室。 外側から鍵がかけられていて重たい扉は自分では開くことができない。 定期的に見回りのシスターが来ては様子を見て、食事をもってきたり身体を拭いてくれたりする。 会話はあまり、ない。 ) [Mon 18 Aug 2008 02:34:47]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 ただ静かに過ごす 』 [Mon 18 Aug 2008 02:25:42]
お知らせ > ミストルさんが退室されました。 [Tue 12 Feb 2008 20:29:48]
◆ミストル > まー・・・さっぶい国ってのは、得てして家の中なんかはあったかい造りだったりするんですが (そこに至るまでが大変だ) ・・・とりあえずおいしいチーズを食すために、いっちょいってきますかー [Tue 12 Feb 2008 20:29:45]
◆ミストル > (男が左腕に抱えている紙袋の中身は精油だ。クリスティアについた初日にも行ったが、その後クリスティアでマッサージやら白魔術の仕事をしているうちに補充した分はとっくに使いきってしまった。精油を補充して、明日は矢を買いに行く。そろそろ次の場所に行くことを考え始める頃だ) 後ー・・・は、防寒具・・・主に靴ですかねー (普段のブーツで雪山を登るのは危険だからして) [Tue 12 Feb 2008 20:16:36]
◆ミストル > (故郷に似ているというという事はそれだけ珍しさも面白味もないのだからして。休養はできるがもう十分だ。そろそろ刺激がほしい) ツェカン、か (吐き出す息は白い。しかし寒さは砂漠の夜の方が勝っていた) [Tue 12 Feb 2008 20:06:54]
◆ミストル > (石畳には男の他に、数えられるほどしか足音がない。店はほとんど閉まっていて、男が今しがた出てきた店も男が最後の客だったのだろう、視線を後ろに向ければがたがたと店じまいをしている) 暇なんですよねー・・・・・・ (溜息を零して人通りの少ない通りを歩いていく) [Tue 12 Feb 2008 20:02:31]
◆ミストル > (ありがとうございましたという店員の声とカウベルの音が背後で重なった。見上げた空、黒と白の世界。地に視線を戻せば点々と街灯の明かり) 懐かしいといえば懐かしいんですが (ティアンやアマウラと違い、ここは故郷にとてもよく似ている。ずり落ちかけたマフラーを肩に掛けなおして、男は通りを歩き始めた) [Tue 12 Feb 2008 19:49:09]
お知らせ > ミストルさんが入室されました。 『んー・・・・・・』 [Tue 12 Feb 2008 19:45:33]
お知らせ > エンジェルさんが退室されました。 『うーそついたら・・・ どうしよっか?タマネギ?( 拷問だった。 )』 [Sun 10 Jun 2007 01:49:15]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 指きり拳万…(まで言って後はお任せする腹心算である。) 』 [Sun 10 Jun 2007 01:44:18]
◆エンジェル > ンー、確かにね。大きい仕事をしてみたい、って欲はあるんだけど 芸能関係って底なし沼だわ。決して綺麗なだけの場所じゃないし 思ったとおりに好き勝手にやれる場所でもない。必要な物を得るのに余計な物まで巻き込んで、気が付いたら自分の思ってたものと違う、なんて良くある事だわ。 そういう意味じゃ、身軽なのは限られはするけれどやりたい事とやれる事が割と簡単に結びつくのが良い所―― ま、とりあえず頭下げましょっか。( 意地っ張りの自己主張の結果「偉人級の下っ端」という不思議な評価になる訳で。とりあえずは、今の首をつなぐ事を考えよう。 ) そう言われれば確かに見てみたい気もするけどさぁ・・・ はぁ、花よりも団子よりも本ってのは、ちょっとお姉ちゃん悲しくなっちゃうわ。付き合うけど。その代わりあたしにも付き合ってよね。( 基本的に動物が好きな方ではない。慣れてないだけかもしれないが、匂いが気になって仕方が無い。 それよりも、二人でエステを受けて籐の椅子に座ってリゾート気分を満喫したい。そんな即物的なハッピーが不足している。 ) 体重?あの質素なクリスティアの食事で太るとは思えないわネ。何なら馬車の中でお確かめになる?―――・・・いやでもマジで芋と豆ばっかり食ってた気がするのよね。気のせいかしら( ふふん、と私はスリムだ、と勝ち誇った後、ひどく深刻そうに告白した。おそるべしクリスティアの食事情。清貧にも程がある・・・! ) じゃ、指きりね。 恥ずかしがらないで一緒に言うのよ?これ、約束なんだから。( 絡ませあった小指を見てにんまり笑い、せーの ) [Sun 10 Jun 2007 01:37:23]
◆霧子 > ちゃんと稼げるようになるまではそういうのも仕方ないと思う。 でもマギーはもっと大きな仕事が出来るわ。 ちゃんとやれば。 ( ちゃんとできてない=気が短くて気紛れ だが。 でも反面、つまらない事を押し付けられて我慢するような人間には意地でもなって欲しくないと思う。 自己主張に多少の我儘は必要だ。 ) 象。 絵と説明文だけだと理解し難いものが街の中で安全に管理されているのよ。 見たいわ。 ( 結構真剣。 本当にそんなに大きいのか。 たまたま大きい種も居るという程度ではないのか。 図説されるあの奇妙な鼻は誇張ではないのか。 興味は尽きない。 ああ、本場のカレーも良いが。 ※ファッションは機能美。 ) そうね。 身体が鈍っているかもしれない。 マギー、体重は大丈夫? ( これから夏よ、と付け足した。 毎年準備時間に宛てる春のダイエットは無かったが。 また鍛錬所のグラウンドをぐるぐる回るのだろうか。 そんな事を考えながら顔を上げ、小さく細い小指を差し出し、絡めた。 ) [Sun 10 Jun 2007 01:18:36]
◆エンジェル@宿 > んー、音楽やるの仕事とは限らないわよォ?肉体労働にウエイトレスに調理手伝い、コンパニオンからホステスまで まあ、やる仕事があるだけ良いってなモンだけどネー。 二人でお仕事探すのはそれはそれで面白いかもネ。( まじまじと見つめられる視線にうふん、とか色目返してみたり。事実、夜のお店のウエイトレス兼ピアニストでお水のおねーちゃんな訳ですが。その上つい勢いでこの年になって甘ロリとかも着せられたりナ。 ) 象?ああ、あのモンスターって噂の?何でまた寄りに寄って象かなあ・・・ ま、いいけど。見せてくれると思う?あれってアングリマーラの主力兵器でしょ。軍馬も踏み潰すってゆー( 趣味は丸っきり正反対な訳で、象、ってコメントに微妙な顔。こちとら色々極めちゃったエステと色彩豊かなファッションと刺激的な食べ物がメイン。エキゾチックで魅力的な場所だ。 ) 忙しい位で丁度良いわ。正直、休暇が長すぎて時間の感覚ヘンになってるもの 完璧休みボケ ( 生温い空気、雨季を挟んでもうすぐ夏。そしたらまた楽しい事は沢山在るだろう。停留所に荷物を置き、すう、と石と木と緑の匂いのする空気を吸い込んで 足を止めて振り返る霧子に「また来ようね」と小指を差し出し。 ) [Sun 10 Jun 2007 01:03:08]
◆霧子 > そうなったら一緒に仕事、探しましょう。 それはそれできっと楽しい。 ( 家事は面倒臭いからお任せできるなら是非ともだが。 エプロンとかふりふりとかに関しては、それを着けるという人物をまじまじと眺め、着用姿を想像し、大きくスルーした。 そういう商売の人にしか見えない。 ) 寄り道は賛成する。 暑いのは別に大丈夫だし――――象、見るわ。 ( 真顔で淡々と。 象。現物を見た事が無い生物のひとつである。 楽しめば良いと言うけれど、知識と経験を増やす行為は個人的には「楽しい」部類。 服を買うとかお酒を飲むとかよりはずっと。 ) 帰ったら休む間も無く荷物を解かないと。 すること、沢山ありそう。 ( 虫の声とひたひたと足音が響く夜道。 次にこの道を歩く機会はあるだろうか? 3ヶ月過ごした街を少しだけ振り返り、そんな風に思った。 馬車の停留所の灯りは程無く見えてくる。 客待ちの御者達は灯りを囲んで珈琲を飲みながら雑談しているようだ。 ) [Sun 10 Jun 2007 00:43:12]
◆エンジェル@宿 > うっわ、ものっそ具体的でヤんなるわねッ!眼に浮かぶようだわ・・・・・・ ねえ、霧子ちゃん そうしたら養って?毎日ご飯作って待っててあげるわよー?エプロンもつけちゃうわよー?ふりふりよー?( 大げさに顔顰めたと思ったら猫撫で声で擦り寄った挙句にニカニカ笑ってみたり百面相続行中。冗談だが「うん」と言われかねなくて怖い所ではある。 こちらは兎も角平謝りか。そもそも契約だけ済ませてきた部屋に荷物が残っているかも怪しいが―― ) ン、まあ 2,3日くらいはね。霧子も行った事ないでしょ?あっちは快楽主義なトコだからきっと楽しいわよー( 個人的に、アングリマーラが治安の悪い人外魔境ってのは西洋人から見た偏見だと思っている。それを言ったら政治問題で斬った張ったの内乱中のアマウラの方がよっぽど剣呑で、常識と価値観が異なるだけ。 仮想敵国に対する政治的なマインドコントロールの結果、って奴だ。 ) ふぅん、霧子って真面目ね。もっとパーッと楽しめば良いのに( 概ね感触は悪くないものの、パッとしない感想に肩を竦め。もっと、新しい感動に目が輝くような体験をさせてあげたいのになかなか難しい。 ) そぉね、まだ寄るトコもあるし、感想聞くのはまだ早い? でもさ、やっぱり我が家が一番、って事にはならないわよぅ?( ヴェイトスに戻れば、まだ匂いも付かない新居が待っている。 宿を出れば少しだけ涼しくなった初夏の匂いに包まれた、クリスティアの夜道は来た時と変わらず暗く、静かで人の姿が無い。 どこかで虫が鳴いている。 ) [Sun 10 Jun 2007 00:28:31]
◆霧子 > 帰ったら知らない人が堂々とピアノ占拠してて、「何しに来たの?」って言われるのね。 大丈夫、私も帰ったら仕事始めるから。 ( 相変わらず日常会話では小さい掠れた声で囁き、あれこれ百面相をする顔を見上げる。 帰ったらとりあえず正式にギルド入りでもしてみようか。 前もギルドには所属していたし、安定した収入があった方がやっぱり望ましい。 ) “帰り”、やっぱり寄って行くのね。 ( 少し前に話していたこと。 どの道馬車での長旅になると、何度も馬を休ませて休憩する事になる。 あの国のゲート辺りは人が集まっていて便利で安全な部類。 治安が悪い国だと言われていても、国の正門が野原の街道より危ないなんて事はあり得ない。 ) ……勉強になったけれど。 実体験を含む知識を多く仕入れられたのは貴重。 ( 妙な言い方に微妙に目を細めつつ、思ったとおりの感想。 新しい知識を得るのは好きだ。 それと、仕事に出かけないマギーと毎日話して毎日その日の予定を考える時間には満足できた。 ) でもマギー。 家に帰るまでが旅行だわ。 ( 外に出れば夜のクリスティア市街地。 湿った匂いのする、相変わらず静かな夜だ。 そう、まだクリスティアに居る間は旅行中。 ) [Sun 10 Jun 2007 00:06:02]
◆エンジェル@宿 > 免職ンなってたらどうしよっか。居心地悪くなかったンだけどナー ま、女臭いっちゃ女臭かったケド。( うーん、とちょっと考え込む風。楽器一つで商売出来る身ではあるけれど、あの緊張感を孕んだ薄繭のような優しい空間の居心地は悪くなかった。時々それが癇に障る事は在るけれど、気に入っていたのに。 口から出るのはもう過去形じみて。 ハテ、前にもこんな事言ってたような。 ) うン?クリスティアと言ったらー・・・ ブランド物でしょ。( くりん、と指を回しにんまり。購入したもののほとんどは貴族文化の産んだ高品質な衣類や化粧品etcetc )けど、ほとんどは自分用。残りは”帰り”に調達するわ。ちょーっと稼がないと、おっつかなそうだけど。( ひーふーみー、と指折り数え、難しい顔。想定してなかった長期滞在に資金面の問題が浮上してきた訳だ。でも此処が見栄の張り所。 ) ン、そうする。 あーぁ、もっと一緒に遊びたかったなあ。( 閉められるドアを眺め、そんな風にぼやきながら手を取られ、廊下を進み 階段を下りてエントランスへ。 ) ンで、どうだった?初体験 ( チェックアウトの合間、ちらりと伺う。何の、って旅行の。 ちゃっかり宿代の半額は居残りの聖画描きにツケていってやれ。 あたしをほっといた罰、とか何とか言う。 ) [Sat 9 Jun 2007 23:49:40]
◆霧子 > 随分と最初の予定からずれ込んだから。 仕方ないわ。 ( 結局ただ上着を脱ぐだけでは足りず、クリスティアで幾つか夏物を買う事になった。 まぁ土産らしい土産も買っていなかったし、形の残る物があるのは良いかもしれない。 安物のキャミソールとかだが。 アマウラ旅行だったら今頃揃って浴衣か。 ) 何、買ったの。 お店のお土産とかでしょう? ( ヴェイトス市自体がクリスティア色濃い所為か、特別目だった特産品というのを思いつかない。 割れ物壊れ物が無いとなると、衣類とかそういう方向になるとは思うが。 ) …うん、仕方ないわ。 気長に帰ってくるのを待てば良い。 ヴェイトス市で。 ( 灯りの消えた部屋を一瞥してから差し出された手を捉まえ、扉を閉めた。 ) [Sat 9 Jun 2007 23:29:58]
◆エンジェル@宿 > とりあえず――・・・ 今度旅行に行く時は、冬服・夏服、両方用意した方が良いわね。失敗だったわ。( 苦々しい顔でトランクから眼をそらす。 誰も小旅行に半年近くの準備などしないだろうが、あたしくらいの放蕩芸人になるとその限りじゃないって話。今頃、私の名前の頭には迷子だの鉄砲玉だのついてる事だろう。定職を持ってるくせに不義理にも程があるが。 第一次防衛ラインが壊れる位ならまだいいが第二次防衛ラインまで弾けるとその想像は現実のものとなる。流石に勘弁願いたい。 ) ン、そォね。もうすぐだっけ―― っしょ・・・ っとォ!流石に結構重いわね。 ( ふぬっ、っとベッドからトランクを取り上げ、ベッドに立てかけてあったギターケースを霧子とは逆肩に掛け。 この旅行の間、二人で居る時はほとんど手を握られるか袖を捕まれるかだった訳で、手、握るんでしょう?ってなモノだ。 ちらりと視線をやるのは未だ置かれた荷物と、3人目のベッド。 )・・・ ま、仕方ないか。 行こ?( と、手を差し出し 部屋を後にする。 ) [Sat 9 Jun 2007 23:20:00]
◆霧子 > ( 来た時は冬服重装備だったが、今ではすっかり暑くなって夏服。 ヴェイトス市に戻ったらさらに暑いだろう。 寒いより何倍か良いが。 そんな事を考えてぼんやりしている内に、支度が終わったようだ。 道中鞄が弾けたら弾けたで面倒臭い事になりそうだが、今から心配しても仕方の無い事。 ボン、と音を立てて下側から弾け飛びボロボロと雪崩落ちる衣類を想像しつつ、黙った。 ) 私は大丈夫。 そろそろ出発しないと馬車、遅れるわ。 ( 見慣れた室内だが、矢張りそう愛着は無い。この国に居る間、殆んどを休暇として静かに過ごしていた所為だろうか。 どちらかというと今は、芸能横丁の部屋に早く帰りたい。 ) ( 鞄を持つ側の肩にギターケースをかけ、右手を空けておく。 いつでもマギーを捕まえておけるよう。 ) [Sat 9 Jun 2007 23:06:13]
◆エンジェル@宿 > ( トランクに尻を乗せたままぐいぐいと体重を掛け、無理矢理気味に真鍮の留め具をバチン、と下ろす。 ) ッはー・・・・・・ しんどかった。 ああ、大丈夫よ。壊れモンは入ってないから 壊れるとしたら入れモンの方?ま、何度か弾けてるし今更気になんないわ。( クリスティアの繊細で繊細で繊細なガラス製品にも興味があったけれど、流石に割れ物は遠慮しておいた。ほとんどが布・革製品って所。アクセサリ等貴重品は化粧品と一緒に金属ケースの中。 無問題、とトランクに尻乗せたままぺっかぺかのペコ顔でサムズアップの26歳独身。 ) 霧子は荷造り――・・・ って、早いわね。( 自分のようなみっともない諸問題など何処吹く風、すっかり用意が終わり、まだ新品同様の黒いトランクを振り回して確認すらしてる様を見て軽く肩を竦め。 霧子が土産を買うような相手は同行してる訳だ。 はちきれそうなトランクにベルトを掛けて、これでばっちり。 ) はい、おしまい、っとー・・・ 忘れモン無い?( きょろ、と見回す部屋。 ずいぶん長居をした物で、すっかり眼に馴染んでしまったが愛着はさほど無い。 ) [Sat 9 Jun 2007 22:56:15]
◆霧子 > ( 荷物は出発前と殆んど変わらない。 土産を買って帰る相手も居ないし、せいぜい長くなった滞在で増えたり減ったりした消耗品とか衣類程度の差。 革の鞄1つ分で収まる程度のそれを簡単に片付け終えて、収まりきらなかったコートを鞄に紐で括り付けた。 冬の終わりに訪れて夏の始まり。コートも帽子もただの荷物だ。 鞄の取っ手を持って幾らか振り回してみるが、ずり落ちる様子は無い。 ) マギー、お土産が潰れる。 ( ベッドも潰れそうだ。 そんな出立前のひと時。 ) [Sat 9 Jun 2007 22:42:21]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 出発の夜 』 [Sat 9 Jun 2007 22:36:13]
◆エンジェル@宿 > ( 革製20インチサイズのそれは、あまり物を持ちたがらず使い捨てにしてしまう私の持ち物の中では特別古い物。 べたべたとステッカーの貼られたそれの角は擦り切れ、染みや傷が目立ち、何度か補修した跡も目立つ。 革ももうくたびれて、味があると言えば在るのだけど もう流石に痛んでいるって表現するのが適当。 こいつは霧子の部屋に転がり込んだ時にも一緒だった。 もっと、ずっと前からの持ち物で、その付き合いも2桁に及ぶ。 これは今や残り少ない”遺品”の一つ。 ボロボロになったハチドリの上に張られた羽根の生えたハート型。 ) ん、ンー・・・・・・ッ! ( で、今現在の状況はってーと、土産だの衝動買いだのの結果膨らんだそれをぐいぐいと押してる訳だ。 ) 何こいつ、トランクの癖に閉まらないって一体如何いう御了見?んっとにー・・・・・・あったまきた―― ッ ふぬッ! ( どしッ、っと乗せるは尻。 みしっとか嫌な音立ててベッドがきしんだけれど知らんぷり ) [Sat 9 Jun 2007 22:34:45]
お知らせ > エンジェル@宿さんが来ました。 『ベッドに載せたトランク』 [Sat 9 Jun 2007 22:33:50]
お知らせ > エンジェル@宿さんが退室されました。 『やり直しがきかないなんて、誰が決めたんだろう。』 [Sun 27 May 2007 04:02:11]
◆エンジェル@宿 > ( 何で、直せないんだろう?そう考えたら、途端にいろんなものが押し寄せてきて ものすごく悲しくなって。寂しくなって。切なくなって。 そこで目が覚めた。 目元を拭うと、濡れていた。 呼吸が穏やかなものに変わっても気持ちがざわついて、落ち着いてくれない。 どうして、掛け違えたボタンを直せないのだろう。 どうして、掛け違えてしまうのだろう。 どうして。 どうして。 鼻の奥がツンとして、暗さに慣れない視界が歪む。 )―― んくっ ( すん、と鼻をすすり、寄り添う少女を抱き寄せ 癖の強い髪にほほを寄せる。 ) [Sun 27 May 2007 03:57:53]
◆エンジェル@宿 > ( 「間違えてなんかいない」「何を馬鹿な事を」「どうしてなのか僕にもわからないんだ」「は?」「失礼ね」「そういうものだ」 そんなさまざまな声を聞き、私はそこで初めて自分の胸元を見た。 お気に入りのシャツはやはりボタンを掛け違えていて、私は恥ずかしくて、それを直そうとして――・・・ そこで、直し方がわからなかった。 ボタンを外して、付け直す。 ただそれだけの事がどうしてもできなかった。 ) [Sun 27 May 2007 03:49:06]
◆エンジェル@宿 > ( その夢の中、誰もがボタンを掛け違えていた。 一つ掛け違えて困ったような顔をしている人も居れば、掛け違えているのに何でもない顔をして通り過ぎてゆく人、中には何段も違えてしまっている人や、違えてしまったそれを誇るように誇示する人もいた。 それはとても奇妙な光景で、何処へ行っても同じ。 そこで私は言ってみた。 なんでみんなそうなのか、って。 そうしたらある人は困ったような顔をして笑い、またある人は怒り出し、軽蔑するような目で見られ、あるいは、怪訝な顔をしたりした。 ) [Sun 27 May 2007 03:42:34]
◆エンジェル@宿 > ( 夢を見た。 とても悲しい夢だ。 その悲しい夢が氷のように私を冷やしている。 私に寄り添い眠る少女が、私の手を握っているのを確かめて、私は叫びだすのを我慢する事ができた。 ひやりと冷たい夢の残滓が触れる温度にゆるゆると溶けてゆき、呼吸がすこしだけ長いものへ変わってゆく――・・・ ボタンを掛け違える夢だった。 ) [Sun 27 May 2007 03:31:54]
◆エンジェル@宿 > ( 春の訪れを告げるマグノリアも散り、クリスティアは遅く短い春を一斉に祝うような花盛り。 同じ様に太陽は昇り、沈んでも ヴェイトスとは進み方が違うクリスティアの時間に脳が蕩けてしまったようにずるずると長引かせる休暇の 何も恐れる事のない静かな夜に バチン、とスイッチが入るように目が覚めた。 ) [Sun 27 May 2007 03:29:20]
◆エンジェル@宿 > ( 部屋の空気は薄ら寒く、しぃんと静かで ぴたりと寄り添った寝息がひとつ 静かに聞こえている。 その静寂をボールを拾って戻ってきた犬のように呼吸を繰り返し、乱している。 クリスティアの夜はヴェイトスのような喧騒や消えない魔法灯の灯りとは無縁で、宿の部屋は暗く、心細くて 何だか見知らぬ場所に置いてきぼりにされてしまったような気持ちになって、とても悲しくなった。 ) [Sun 27 May 2007 03:23:43]
お知らせ > エンジェル@宿さんが来ました。 『 夢をみた 』 [Sun 27 May 2007 03:22:11]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『 マギーは時々こうして私を困らせて、試すのだ。 』 [Fri 27 Apr 2007 03:04:19]
お知らせ > エンジェル@洞窟さんが帰りました。 『( なんだか難しいお返事に唇を尖らせて、同じく湯に沈んでみた。 )』 [Fri 27 Apr 2007 03:02:17]
◆霧子 > ( 別にまあ良いか、比率が人より多くてかなり自分ペースで存在するのはある意味楽な事でもあり、老婆の教育の賜物か産まれついての性格か。 半分くらいは正解だったし小さく頷いてみる。 ) うん。 頑張るって意識すれば良いわけでもなし。 時々必要になったら頑張れば良いんだと思う。 ( 自分も含めて。 常に頑張っている風にしないと気が済まない人種も居るが、そんなのは他人事だ。 常時力が入っているニンゲンに有能なのを見た事が無い。 ) そういう、肩書きが必要ならそれでも良い。 それでマギーが勝手にどこかに行って帰ってこなくなったりしないなら、良いと思うし。 私は最初、ほんのひと時部屋に同居人ができただけだと思っていたけれど――――それがずっと一緒に居られる理由になるなら、それでも良いと思う。 ( 即座に頷けなかった違和感はあるが、メリットを考えるならそういう返事になる。 相変わらず表情はあまり変わらないが、幾らか多めに口を開いた。 ) ――――でも、父親は要らないわ。 ( 何となく口を吐いた言葉と共に、また水母がお湯の中に沈んだ。 ) [Fri 27 Apr 2007 02:59:32]
◆エンジェル@洞窟 > そりゃ驚くけど、驚くけどサ?ある意味安心するっていうか―― ああ、生きてる、って。判る?判らないか うーん。って霧子、それ今取って付けたでしょ 霧子の思考パターンだと、「あ、転んだ」「でもそんなに深くない」「深かった所で泳げるし、まあいいか」くらいのもんでしょ( 腕組んでムムム、と思案顔の後、こらー、と。気持ちよかった、までは思いつかない当たりまだ理解が足りないか。くっついてないと理解力ダウン。 ) そう?そう言ってくれるのは嬉しいわ 頑張るってのは多分性に合わないから、ボチボチやるわ( それについて思う所はあるが、霧子が私の表現を大切にしてくれているのを台無しにするのも憚られて素直に頷いておく事にした。どっちにしてもメジャー路線ではないのは確かなのだし。 ) ありゃ、どうしてと来たか―― うん、まあね。 何時までもただの「霧子」のままじゃ、アレかな?と思ってさ。そうなると、姉妹っていうにはアレだし、養子にして親子って言うのが適当かなって。 一緒に暮らしてるのだって、色々と詮索されるのもアレでしょ?( これからは霧子も人の目に触れる事になる。芸能横丁に住む以上、私と暮らしている事も周知の事実になるだろう。それを憂えての事ではある まあ、意図は他にもあるけれど。 単にどんな顔をするのか見てみたかった、ってのも半分くらいはある。 ) ま、気が乗らないんなら良いわ。言ってみただけだから ( 言葉に詰まり、霧子には珍しく疑問符を口にするなんて思った以上の反応。それが嬉しいやらおかしいやらで笑いながらそんな風に言う。 霧子という畑にまく新たな種。 これがどんな花をつけるのか、なんて そんな悪趣味な。 ) [Fri 27 Apr 2007 02:43:28]
◆霧子 > 急にざばっと出てきても驚くと思ったから。 ( はぐらかすような回答である。 まあ実際は転んで落っこちて案外温くて気持ちよかった⇒暫らく沈んで楽しんだ後にゆっくり浮上したというだけ。 水母っぽく。 ) マギー、表現するということは形を作る事だわ。 形のある物は必ず目に触れるもので、いつか誰かの目に留まる筈。 私はマギーの音楽も歌も好きだもの。 ( 少なくとも、音楽に興味を持って始めるに至るくらいには影響を受けた筈。 マギーはもっと外側に自分を発散するべきだ。 ) ( 暫し、間。 話が急過ぎて意図が掴めない。 ) どうして? ( 短く問い返した。 今の関係では駄目なのかと。 曖昧さはある種の救いだと、時々感じる。 形は必要なのだろうか? ) [Fri 27 Apr 2007 02:25:55]
◆エンジェル@洞窟 > あ、そうだわ。 ねえ、霧子 あたしの子供にならない?( 少し言葉が切れた後、明日のお昼何にする?位の調子で ぽろっ、と。 ) [Fri 27 Apr 2007 02:16:12]
◆エンジェル@洞窟 > ・・・ 案外、わざとやってるでしょ?霧子。もう脚捕まれて引きずり込まれなければ良しとするわ 死ぬにしたって裸のままじゃカッコつかないもの( はー、と溜息つきながら湯面をちゃぷちゃぷと弄び。 死んだ後まで裸見られるなんてご免被る。)( ン、と頷いて会話に一区切り。結局の所、何か主張を持つという事は何かと相反すると言う事だ誰ともぶつからずに仲良くできる者の正体は何も考えていないか、計算ずくの詐欺師かのどちらかだろう。それにしたってそれが気に入らないという者が出てくるが。 ) そっか。あたしはー・・・ 聴かせたいとは思ってないのかもしれないわ。むしろ、言葉にならないものを表現しようとしているのかもしれないし それは外よりは内に向いているの。身勝手なのね だから売れないんだわ。( 歩んできた道も初期衝動も違うのだから、私が教えたとしても別のものになるだろう。 問題の多い売れない楽師はそんな風に肩を竦める。 言葉は五月蝿過ぎるのだ。 むしろ、声も楽器くらいに考えている ) [Fri 27 Apr 2007 02:14:29]
◆霧子 > ゆっくりと徐々に? ( それはそれでホラーだが。 肩下までの所で腰掛けられそうなところを見つけて腰を下ろして一息。 顔を両手で拭いながら振り返って無表情な顔を向ける。 ) そうね、自覚の無い無知か無自覚が大抵のトラブルの元だわ。 ( マギーの言うとおりだ。 この話題は心身を休める目的にはあまり相応しくない。 短く切ってそれ以上はやめておく。 ) 思う事とか、感じた事とか、そういうもの。 私が人に聴かせたいと歌うのだから私が感じたとおりでなければ意味が無い。 …私は漠然としているより、意味とか形があった方が良いわ。 言葉も、嫌いじゃない。 [Fri 27 Apr 2007 01:58:37]
◆エンジェル@洞窟 > うわっ!?き、きr 霧子ッ で、出てくるにしてももっとこう・・・!何とかっ、何ていうかっ、何とぞっ?( 河童の如き風情でゆるっと出てくる癖っ毛に心配だとか安堵だとか一人になって実は怖かったとかもうちょっとどうにかならないかとか色んな物が混ざって混線気味に手をばたばたと。タオル一丁でランプもってもどかしそうに手をばたばたさせてる図は案外シュール。 開けた空洞にワンワン声が響くがあくまでマイペースな様子にかっくり。 湯の流れに現れてつるつると滑りやすい岩肌の上、足元を確かめながら徐々に湯に入っていく。 温度はさほど高くなく、ほんの少しぬるいくらいか、もっと奥の源泉に近くなればもっと熱いのかもしれないが ) あんまり遠くに行かないでね、一応管理されちゃいるけど何が居るかわかんないんだから。( 用心深く何度も確かめながら進み、壁際の座って胸元程度まで浸かる場所で腰を落ち着けた。 割と頻繁に利用されているようで安定のよさそうな場所にいくつか傘の突いたランプが置いてある。 近場のランプへと火を移せば 空洞の様子がある程度照らされる いきなり開けた空洞は結構広いようで泳げそうだ。 ) うぅん・・・ まあ、要するに「知らない」って言うことが壁なんだと思うわ。正直、私も人間以外の事は良くわからないし―― あと、理解しようとするかも大事なポイントだと思うわ。誰でも知りたがりな訳じゃないし、そんな暇がある訳でもない。主張が噛み合わないことだってあるし、それをすり合わせる事がアイデンティティの崩壊を招く事だってある・・・・・・ って、バケーションには相応しくない会話ね( なかなか斬り子の思考は崩す事が出来なさそうだ。降参、とお手上げの体を見せ、つるつるした壁にもたれて湯に浸かる。 ランプの灯りを映しゆらゆら揺れる湯面はそれなりに風情がある。 ) ふぅん、私小説みたいな?お題目を歌うよりは実があるんじゃないかしら。 私は歌って実はあんまり得意じゃないのよね。 あたし、言葉が嫌いなの。 言葉には意味があるから。 [Fri 27 Apr 2007 01:45:14]
◆霧子 > ( 暫し沈黙の後、水面がゆるー、と揺れて波紋の中からぴんぴんと跳ねる黒髪が出てきた。 水を被っても跳ねるレベル。 足場を無くして滑り落ちたが、思ったほどは深くなかったようで、立ち上がれば肩までは出る。 ) …この辺り、高さがまちまち。 ちょうど良い所を探して見た方が良いみたい。 ( 相変わらずの顔で辺りを見渡し、肩まで出た癖毛がすぅっと移動を始める。 タオルびしょびしょ。 ) 私もマギーもそう。 でも、だからといってどうという事でもない。 「だからどう」という事は何も無い。 血と肉で「良く」も「悪く」も。 ( 多少羽が生えてようが色が違おうが別に大差ない、という話。 宗教、部族、国家のどれにも属さなかった娘には特に。 ) 自分で歌詞を考える方が上手く出来そう。 人が書いたものは気持ちが伴わないのね。 私は演奏より歌の方が好きかもしれない。 [Fri 27 Apr 2007 01:23:20]
◆エンジェル@洞窟 > うわぁ・・・ 凄い事言っちゃった。ンー、ンー、ン――― 流石にそれは一般的とは言いがたい価値観だわね。じゃあ、私も言葉を喋る血と肉?そうだ、って言われたら泣いちゃうけど( この手の価値観を霧子はよく口にする。それは余計な物を切り捨てて其処にある意味を解体し、無機質にしてしまう。けれど、彼女自身そうとは割り切れないものをもう持っている筈。我が身を餌に理解させられないかと試みる。要するに、霧子にとってのマギーと同じものの範囲が大きいか狭いかという話。大抵は文化や人種、宗教や部族や国なんかに分かれるのだろうけれど。 ) ちょっとだけね。盗み聞きは悪いと思ってちゃんと聞かなかったわ。割と良い線言ってると思う あとは実地経験だわね。( 自身持ってよ、と励まそうとしたら―― 「とぽんっ」 ) ・・・・・・ えっ? ちょ、ちょっと霧子!?( 足元を確かめながら霧子の姿のあった方へと近づく。深くなるって言ったのに―― いや、それ以外の理由も考えられるけど、こんな真っ暗な洞窟の中でその可能性は考えたくない。 っていうか、一人になりたくない。 ) っていうか溺れるにしてももっと自己主張してよ・・・ッ!とぽん、ってアンタ―― [Fri 27 Apr 2007 01:13:05]
◆霧子 > どれも言葉を喋る血と肉よ。 もっとわけのわからないのは居るけれど。 ( 昔、役に立たない自称天使の奴隷を解体して食肉にした事があった。 興味深いと細切れになるまでバラしてみたが、フライヤーの類だろうという結論。 やっぱり血と肉の塊でしかない。 ) …聞こえてたのね。 旅の人達に頼まれたから、少しだけ。 難しかった。 ( 男とか性的な事にまるで関心が向かない。 先ず自分が子供を生むとか育てるとかに興味も関心も無いし、嫌悪感すら最近はある。 静かに過ぎる緩やかな暮らしには必要の無いものだ。 一番欲しいのは心の平穏。 ) ( とりあえず無造作にタオルを持って深いほうへ進み―――不意に「とぽんっ」と音を立てて姿が消えた。 ) [Fri 27 Apr 2007 00:56:26]
◆エンジェル@洞窟 > そりゃあ、そうなんだけどね。類似性って言うのは同じ生き物だって言うのの判りやすい証明じゃない。人種・宗教やらはさて置き、食べ物をフォークとナイフでいただくか、チョップスティックか、それとも手で頂くか。そんな事だって良い。同じって事は安心って事よ。あたしが言うのも何だけど、やっぱりチガウモノはチガウモノなんだと思う。( 人間のカテゴリーならまだ易い話だが、それ以外となると途端に違いがあからさまで抵抗がある。セックスを嫌うのもフェザリアンの子供を持ちたくないからだし、ましてやそれ以外、割と普通に居る獣人やフレイバーの仔を孕むなんて到底考えられない。縁のある吸血鬼だって未だにどう付き合って良いか判らない部分もある。 ) ン、そうね。ここに居ても仕方ないし。( 幾ら手を当てても兆しは無い。もう半年以上前の事だ 兆しが現れるのならもっと早い―― 男受けする体つきは望んだものではなかったが、楽師としては武器になるあたりが少々憂鬱だ。 下着も脱いで籠に投げ込めばタオルを当てて。 ) そうね、そういえば下の食堂で歌ってた?あんまりちゃんと聞けなかったけど―― 多分、もと来た道の奥の方だわ。深くなるみたいだから気をつけて。 [Fri 27 Apr 2007 00:46:16]
◆霧子 > 少し形が違うだけだわ。 本当はどうでもいい事を皆で騒いで。 ( 翼があるから誰にどう迷惑なわけでもなし。 違いがあるのを嫌がるのが大衆だというの、未だによく分からない感覚。 適当に脱いだ衣類を纏めて篭に放り込めば、抉り取ったような背中の奴隷印は相変わらず。そこだけ手触りも違う。 ) …寒いわ。 早く行こう。 ( 改めて羽根の同居人を見上げれば、10年後自分が同じような体型になるとは思えない。 下腹部に手を当てるさりげない仕草に少し、嫌な連想。 目を逸らすようにして先に浴槽は何処かと歩き出した。 ) …そろそろ芸能横丁でも歌ってみようと思う。 仕事、しないと。 [Fri 27 Apr 2007 00:31:34]
◆エンジェル@洞窟 > ( 押し込めても翼のボリューム感は隠せずに歪に盛り上がり、奇妙な印象は隠せない。見慣れている物ほど違和感は気づきやすいものだ。 自分の主義主張を曲げるのは心苦しいが、こうして隠した方が上手くいくこともある。フェザリアンは不味い、とバイトで隠した事も何回もあることだし―― ) うん?ん、ンー ちょっと、ね。 ほら、あたしってこういう生き物だからサ( 先ずは一刻も早く翼を開放したくて、上着を脱ぐ。下手に脱ぐと羽が折れてしまうのでゆっくり、慎重に。翼の形はフェザリアンの中でも比較的整った方で、色にも恵まれている。楽師として活動していれば、この翼は大きな武器 欠点が長所になるような世界だから。 けれど、ここは違う。フェザリアンは人間でも、フライヤーでも、ましてや天使でもない「出来損ない」でしかない。 低脂肪な霧子とは対照的な女性的なラインを露にしつつ、背中の羽を羽ばたかせ、背伸びをするよに目いっぱい広げ―― ) そうね、残念だけど流石に長居しすぎちゃった。ゆっくりしたい、って思ってたけど休みもあんまり続くと退屈になってくるわね。( 新しい部屋。そういえばそうだ 荷物を運び込んでそれっきり、2ヶ月もこっちに居るのなら荷物をほおりだされてもおかしくはない。 まあ、敷金分は取り置いてくれるとしても猶予はあと一ヶ月だ。 レースも何もない素っ気無い黒の下着になってしまえば、下腹に手を当てる。 こうして何度も確かめているが何の兆しも無い。 ) [Fri 27 Apr 2007 00:20:14]
◆霧子 > ( 翼の押し込められたマギーの背中、痛々しいと思う。 意地になって隠さないそれを今日に限っては窮屈そうに服の中に仕舞っている。 ) …マギー、クリスティアは窮屈? ( 脱衣所、ようやく手を離しておもむろに上着から脱ぎ始める。 16歳にしては発育不審な肩から胸のラインはこれでもここ数年、幾らか肉はついたほう。 単に食事の量が増えたのと幾らか筋肉をつけただけとも言うが。 ) …そうね。 ティエンが忙しいなら先に帰る方が良いかもしれない。 新しい部屋も放ったらかしだわ。 [Fri 27 Apr 2007 00:01:33]
◆エンジェル@洞窟 > ( クリスティアに付いて以来、晒され続ける好奇の目。イエロティアは仮想敵国の異人程度にしても、フェザリアンは忌避すべき奇形で"天使と交わった"とされる罪の象徴ですらある為風当たりが強い。今回は流石に断られて無駄足は避けたかったので致し方無く羽は服の中に隠してホワイティアの旅行者を装った。 普段自由にしているだけに圧迫感の上に殆ど動かせないのは違和感が強く、辛いものがある。 さっさと脱いで自由になりたい―― ) ・・・ オウケィ、最初っから私が転ぶ心配しかされてないって事ねー?よろしくねー。( 任せろとばかりにしっかと握られる手に軽薄に言いつつもがっくりと項垂れ。 ) ま、仕方ないんじゃない?無理言って付いて来たのはあたしだし・・・ でも、そろそろ帰んなきゃネー・・・ ( もう4月も終わり5月になろうとしている。 訪れたのが3月の初めだからそろそろ二月にもなる。 ちゃんと休む事は伝えたが、いい加減怒られそうだ。 ) さあ?案外兼用だったり、男はそこらで って区別かもしれないし。ま、さっさと入っちゃお?背中窮屈でさ あ、指輪は外した方が良いかも。( 簡単な戸になっている仕切りを開け、奥へ 仕切りがあるだけで、中は行き止まりの洞窟。ちょっとした棚があり其処に脱いだ物を入れろと言う事だろう。 ) [Thu 26 Apr 2007 23:53:27]
◆霧子 > ( ヴェイトス市を離れたのは正解だったと思う。 目を離すとマギーが何処かで大変な目にあっているなんて事は無いし、話したい時に傍に居る。 あの街に居れば毎日でも思い出すような嫌な気分も幾らか薄らいで、静かな生活も心地よかった。 相変わらずクリスティア人はイエロティアを見ると何かしらの反応を返してくるが、此方が必要以上に気にしなければそれだけ。 …「里帰り」も済ませた。 ) 大丈夫。 ちゃんと支えるから。 ( もう1度同じ事を言って、しっかりと手を握る。 ) うん。 ずっと見てないけど、忙しいのね。 ( もっとティエンと話す機会があるかと思っていたが、どうやらそれも怪しく―――いい加減、長居し過ぎている。 滞在費用がそう沢山あるわけでもなし。 脱衣所の傍まで来ると、膝の少し下くらいまで温いお湯に浸かっていた。 此処まで来るのにも時間はかかったし、とりあえずゆっくりしたい所だ。 ) …ちゃんと男女別なのね。 [Thu 26 Apr 2007 23:39:29]
◆エンジェル@洞窟 > おおッとォ―― ( はし、と捕まれた袖少々バランスを崩しかける。 剥き出しの岩肌も露な天然洞窟 足元は温めの温水の流れる水溜り 片手にはランプ。手を繋ぐには少々厳しいコンディションだが何とか転ぶのは避けた。 振り返り、捕まれた袖を見て何とも微妙な面。大丈夫、と返事は色よいが 何というか捕獲されてる感じ。 クリスティアに着てからと言うもの一緒に居る時間の殆どは殆ど手を繋いだり、こうして袖の端を捕まれたり。寝る時にも別にベッドが用意されているのに頑なに同衾希望で胸に顔を埋めて寝る密着具合。 求められてるのは嬉しいのだが、その、何というか 「逃がさない」的な意図が見え隠れして少し不安になる所もある。 ) ん、足元気をつけてねー。転んだらあたしも転んじゃうし逆もまた然り?っていうかあたしが転ぶ率の方が高いって言うか―― ( 両手が塞がってちゃそれも致し方なしだが、まあ良いか、と少々呆れつつも手を握り死なば諸共体制確立。 こんな雑談もわんわん反響して、大きく聞こえる。 ) 本当はギニィもつれてきたかったんだけど、ネー 残念だわ。( クリスティアについて以来、元より聖画家の仕事の都合で来ていたティエン・ギニーは忙しそうで殆ど別行動だ。 肩を竦めて、転ぶ覚悟を決めて脚を進める。 少しずつ、深度は増していき―― ) あ、女性用はこっちみたい。( 洞窟の入り口からまっすぐ続く大きな道から少し脇にそれた小道に、人為的な構造物。 石の上に立てられた衝立程度の脱衣所が見える。 ) [Thu 26 Apr 2007 23:28:28]
◆霧子 > 大丈夫。 ( ぽつ、と小さく呟くような声のつもりが思いのほか洞窟に反響した。 裾の長いスカートはたくし上げ、膝の辺りでかぼちゃみたいになっている。 ランプの灯りとその周辺くらいしか見えないから、自然と目は灯りばかり追っている。 足裏のサンダル越しに少し滑る感触に巧みにバランスを取って歩いた。 ) ( ヴェイトス市を出発する前からマギーが言っていたとおり、今日は温泉。 ティエン・ギニーとは全く会うタイミングも無く随分と長居してしまっているし、仕方なく二人で来た。 置手紙くらいは残しておいたが。 ) [Thu 26 Apr 2007 23:07:35]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 手を伸ばし、はし、とマギーの袖を掴んだ 』 [Thu 26 Apr 2007 23:01:59]
◆エンジェル@洞窟 > 霧子、大丈夫―― ?滑らないでね。( ざぶざぶと足元までつかる程の温水の中を進みながら同伴する少女に声をかけると、洞窟に声が反響して奥へと響いて行った。 旅行の序と訪れたこの天然洞窟の中は天井が高く圧迫感は感じないが湿度が高く、あまり快適な空間とは言いがたい。 観光旅行に来たってのに何でこんな場違いな所に居るかって言うと、この洞窟には温泉が沸いていて、ソレを目当てにわざわざクリスティア王都から数時間かけて出て来て、この洞窟を管理しているという村落でランプとサンダルを借りて、ざぶざぶと踏み入った訳だ。 ぽたぽたと雫の落ちる暗い洞窟の中は独特な匂いがする。 ) [Thu 26 Apr 2007 22:58:29]
お知らせ > エンジェル@洞窟さんが入室されました。 『 ランプを片手に洞窟を行く 』 [Thu 26 Apr 2007 22:58:01]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『 小さな拍手に1つ、安堵の息を吐いた。 』 [Tue 24 Apr 2007 03:57:18]
◆霧子 > My whereabouts is ahead for each it because it isn't if you aren't...nn ...My sleep always shallowly has the dream. It's an absurd, occasionally cruel, scary dream without the meaning mostly. ( 歌は良い。 時が止まったように何も無かった私の部屋は、毎日のように流れるギターの音色と彼女の歌声で時間を取り戻し、私はそれを聴きながら独り占めするのが好きだった。 あの部屋は穢されざる場所だった。 今の部屋に引っ越すという話も最初は少し戸惑ったし、今でも少し、逃げ出したような、追い立てられたような、痛みが胸に残る。 ) Though that after a while understands it is a dream and it is a night now after it awakes. There isn't getting warm of the bed. Coffee doesn't smell. And, you aren't in by my side. [Tue 24 Apr 2007 03:55:26]
◆霧子 > You died in yesterday's dream. No do matter of such a thing though why you died cannot be recalled. I lean against near the window in that room where you aren't. It breathed, it leant there for a long time until discontinuing, and eyes were shut like the dying cactus. ( 数人の聴衆は食事の手を止めてアルコールを嗜みながら、今の所静かに歌を聴いている。 緊張しないわけが無い。 弦を弾く指が何度かもつれて音を外すのを歌の音程で矯正しながら何とか繋ぐ。 矢張り、注目が集まるのは嫌い。 ) [Tue 24 Apr 2007 03:45:39]
◆霧子 > ...My sleep always shallowly has the dream. It's an absurd, occasionally cruel, scary dream without the meaning mostly. ( 単純なギターのメロディに合わせて、静かに、ゆっくりと囁くように歌い始める。 相変わらず幾らか掠れた声だが、声量と発音はマシになったと思う。 小さなきっかけと共に、私は歌うコツを掴んだ。 ついでに言うと、曲も詞も自分で作ったもの。 本当に思う事を歌にするのが良いと思ったから。 ) Here understands at a while after it awakes and now doesn't understand some time somewhere. Either can't judge which whether it is a reality and the dream. And, you aren't in by the side. [Tue 24 Apr 2007 03:39:20]
◆霧子 > ( 夜、小さなランプの灯り、旅人達の夜更かし。 宿の一階の小さな食堂にそんな静かな状景。 後から入ってきた、今日クリスティアに着いたところという一団に声をかけられ、最初は黙っていた。 そこで蘇るのは同居人の溜息。 そうして他人を拒絶していると芸能横丁では駄目だという話。 自分で勝手に演奏して勝手に歌うのではなく、聴く側が存在して初めて成立するのが音楽だ。 理に適っている。 慣れない雑談にいちいち返事を返し、自分の素性を語れば、何か演奏してくれないかという話。 勉強したばかりで上手くは無いと断りを入れた上で、今。 ) [Tue 24 Apr 2007 03:26:22]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 "Slumber" 』 [Tue 24 Apr 2007 03:20:22]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 暗い天井を見上げた。 』 [Tue 27 Mar 2007 22:23:34]
◆セレス@修道院地下 > ( 鎖で繋がれて痛みに堪える日常がずっと続く事を望んでいるのだろうか。 痛みの後に来る、生きているという事の再確認。 存在証明。 “聖女認定”の肩書き。 それが天命であるという、存在定義を誰かに証明して貰う事で私はこの世界に在る。 人の目に触れる事が無くても、人知れずこのまま生きて死ぬにしても。 ) [Tue 27 Mar 2007 22:19:22]
◆セレス@修道院地下 > ( 整理すればするほど胸が悪くなるような嫌な夢だった。 突き詰めた先にはただ何事も無い、願わない、望まない、悲しみも無いが喜びも無い世界が横たわる。 それは、世界の死。 存在しているようで別に誰も気に掛けない、実質消滅。 全て叶えられた世界には、何も無かった。 それがとても恐ろしいと思ったし、恐ろしいと思う事が怖かった。 まるで自分を否定しているようだ。 自分のして居る事を否定しているようだ。 ) [Tue 27 Mar 2007 22:13:19]
◆セレス@修道院地下 > ( 自由を与えられる夢を見た。 私が望む幾つかの俗な願望が見せたのだろう。 ただ、とても怖い夢だった。 ) ( 「セレスティア、自由をあげよう。これから先は自分で決めたまえ。これから先は君が全てだ。これから先は君がルールだ。君が思ったとおりの世界であり、君が望んだままの形を得る。 全ては自由の名の下に許容された。」 ) ( 自由を与えられた私は先ず手始めにこの部屋を出てみた。 修道院を出てみた。 不自由な身体を治してみた。 ヴェイトス市に向かった。 会いたい人と会って好きなだけお話をして好きなだけ出歩いて好きなようにやってみた。 ) ( そうしてみると、あっという間にやりたい事が尽きて世界は真っ白になった。 全て思うままに叶う世界の中で私は別にやりたい事も無く、願う事も無く、立ち尽くし―――やがて何もすることが無くなって、永遠に眠る事にした。 ) [Tue 27 Mar 2007 22:06:28]
◆セレス@修道院地下 > ( 私は自分の意思でこの部屋を出る事が出来ない。 私は聖域から離れて長く生活できない。 私は聖教会の庇護無くして生きていく事が出来ない。 私は料理をすることが出来ない。 私は畑を耕す事が出来ない。 私は教会の意志に反する事は出来ない。 私は多分、とても沢山の「当たり前の事」を知らない。 この身を不自由というのならそうなのだろう。 けれど、それは別に私に限った話ではなく、誰もが多かれ少なかれそうだ。 私は祈り続ける代価として、一切の労働を免除され、衣食住を保障されている。 私が不幸であるならば、世界は不幸な人で埋め尽くされてしまうだろう。 ) [Tue 27 Mar 2007 21:58:41]
◆セレス@修道院地下 > ( 怖い夢を見た。 いや、あれは怖かったんだろうか。 悲しかったのかもしれない。不快だっただけかもしれない。 目覚めて暫らくの間、混線する記憶を整頓するように目を瞑って順番に思考を組み立てる。 此処はクリスティア城下町から南東、精霊の泉に程近い修道院の地下室。 外側から鍵がかけられた暗い部屋にはベッドと机、本棚には聖教会の許可が下りた本が100冊程度。 むき出しの石床。 部屋の反対側には水桶と手枷足枷、壁に据え付けられた拘束用の鎖。 此処が私の部屋。 私の名前はセレス。 クリスティア聖教会から認可された“聖女認定”セレスティア。 世俗から隠匿されたこの地下室で一年の半分以上を過ごす。 ) [Tue 27 Mar 2007 21:52:27]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 The permitted world. 』 [Tue 27 Mar 2007 21:45:12]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 今度そのうち、マギーのギターで歌ってみるのも良い。 』 [Mon 26 Mar 2007 03:15:32]
お知らせ > エンジェル@宿さんが退室されました。 『 そんな風にして一夜は過ぎ行く。 』 [Mon 26 Mar 2007 03:13:30]
◆エンジェル@宿 > ( 血腥い使命を帯びて産まれ育ち機能していた彼女の辿れる限りの事を識り、その上で慈しみを注ぐ事が証になると、そう考えている部分がある。 翼が生えているから、愛されない。 捨てられてしまう。 虐げられ、殴られ、犯されて、粗末に喰い散らかされる。 自分の辿ってきた道のりに対しての反抗。 運命に抗って、足掻く事が生きている事の証明になると。 そんな物に囚われずに欲求に忠実に振舞える少女を羨ましく思う。 ) 疑問を持たない人達も沢山居るわね。私は、そんなんでどうして息をしていられるのか疑問になっちゃうけれど――・・・ おこがましいもの。苦しくて死んじゃいそうだわ。( お国柄の強く現われた質素なベッドを軋ませて、寄り添ってくる少女に少々困りながらスペースを開け、したいようにさせて ) 楽しいお話?うぅん、それじゃあ ね―― ( 鳩尾の痛みも感じなくなった。狭いベッドの上身体をくっつけて 寝物語。全ての歯車がかみ合ったセッションの一体感を説明できたら、いいんだけど―― ) [Mon 26 Mar 2007 03:12:52]
◆霧子 > ( 結局の所―――自分が知りたいと思うのは、今現在のマーガレット・ストーンズの思うところだ。 マギーは私の昔の事とかどんな事をしてきたかを知りたがったが、同じようにマギーの足跡を辿る事にそんなに意味を感じなかった。 嫌な事なら特に、わざわざ思い出して欲しいとも思わない。 以前一度だけマギーと記憶と感情が混線した事があったが、それだけでも十二分に想像できた。 ) 誰でもそんなものか、それ以下かもしれないわ。 マギーは本当に欲しがり。 欲しいって言わないけれど。 ( もぞ、と靴を脱いでベッドの上に上がった。 あまり大きく無いしマットも薄いが、頑なに添い寝希望。 すっかり身についた習慣だ。 ) 楽しい話が聞きたい。 芸能横丁とか、酒場とかの。 マギーが少しでも楽しいと思ったこと。 [Mon 26 Mar 2007 02:53:21]
◆エンジェル@宿 > エンジェル・マギーは疑り深く、弱い人間である。フェザリアンと言う人種について回る諸問題に肥大化した自意識や、周囲から孤立した状況下で育まれた絶望感。日々晒される暴力に刻まれた痕を暗がりで舐め癒す内に、厭うそれらは更に肉や骨に結びつき、身を守る為に強固な殻を形成した。 その柔らかい核を覆い隠す殻が誰かに心情を露呈する事すら阻んでいるのだから皮肉な話―― 無神経になるには繊細過ぎ、小賢しかった。 生きてゆく為に依存的な性格に相反する自立をせざるをなかった事で出来上がった人格は螺子くれて―― 繊細さという弱さは願望を口にする事すらおこがましさを感じさせる。 けれど、この旅行の話を聞いて私があの老婆の許を訪ねたいと言った時に霧子は私の事も聞かせて欲しい、と言った。 自分は識って、彼女は識らないというのはフェアじゃない。 長い時間をかけて何度も試し、確かめた上でそんな状況を作り出して漸く胸の内を口に出来る。 ) ・・・ かも、知れないわね。そんな方法しか、見つけられなかったって事なんでしょうけど。( そうして、自分の掌を見る。楽器を弾くために硬く、変形した指。左手の小指にはスライド演奏の為の溝すら刻まれている。鍵盤を叩く指先、爪は何度も割れて歪に変形し、綺麗な手とは言いがたい。 ) きっと、それを証明できた時に笑って死ねるんだと思ってたわ。( 「死なれたら困る」「どうしていいかわからない」 そんな言葉を聴きながら、掌を下ろし少女の顔を見る。 それでも生きていかざるを得ない。 失った物を取り戻そうとするかどうかは判らないけれど―― ) かも、しれないわね。何時だって期待しすぎなのよ。 痛い思いをした分だけ、見合うものがあるはずだ、って。( 溜息 ) [Mon 26 Mar 2007 02:32:11]
◆霧子 > ( マギーにしては心情を露呈した話をしている。 彼女はその場その場の感情を強く出しはするが、自分についてのこと、自分の思うところをあまり口にしない。 どういう意図があってとか、自分の弱味とかは特に。 黙って最後まで聞いて、空になったカップをサイドテーブルに置いた。 ) だからマギーは楽師なのね。 マギーは知って欲しいけど口で言うのは嫌なんだわ。 ( 此処に居るということを音楽に代弁させるみたいに。 マギーはよく喋るけれど、本当に思う事はあんまり口にしない。 これも最近分かった事だ。 ) マギーに死なれたら困る。 私はどうしたら良いか分からないもの。 ( 実際、どうなるか、自分がどうするかなんて考えたくも無いが―――どうだろう、また処刑人にでも戻るだろうか。 前とは同じではないのに。 ) …それは難しく考え過ぎ。 大抵の時は意識しないだけで、幸せな時間だわ。 [Mon 26 Mar 2007 01:46:36]
◆エンジェル@宿 > ( 切欠は本当に、金が無いのに区画整理で住処を追われたから。身に覚えた防衛意識に野宿は安心できず、さりとて酒場の隅で寝るのも憚られた。結果として安く家賃を上げる為のルームメイト探し。今現在の状況はその頃にしてみれば予想外。怪我をして蹲っていた所に通りがかって、病院に担ぎ込んだのが縁で、自分は奴隷であった、と事も無げに言って、寂しいという事がわからないと言ってのけた少女に我が身を重ねた。 結局の所は「やり直し」。 諦めの悪い復讐者の挑戦だった。 今は、如何だろう。 ) 私はね、そういう性質なのよ。 貴女も良く知っている通り、生きている事に意味なんて無い。単に生れ落ちただけに過ぎないし、それに意味付けするのは虚しい事よ。 でも、全部を全部を無価値と断じるのなら、生きている必要もないんじゃないかしら? 上手く言えないけれど、生存している事と、生きている事は違うと思うの。 私は、「私は生きてる」って大声で言ってみたい。 「生きている」事を証明する為には痛くて苦しい事だって必要なのよ。( 別に如何でもいいと、済ませられるのなら其れも良いだろう。でも自分のような人間には難しい。 解決できるかは、実の所余り問題ではない。 )・・・・・・ 痛々しいけれど、私は 私に生きている価値が在る事を証明したいだけなのだわ。( 言葉を一度切り、零す。羽根を持って産まれ、恐らくは其れが元で捨てられた事で、私は一度殺された。全ての価値を否定されて、今もそれを取り戻そうと足掻いているだけ。 この手の話はあまり、霧子には話さなかった事だ。 ) 実の所、私は幸せって、良く判らないわ。( そういう部分ならば、よっぽど霧子の方が感受性が高く、また、才能があるように思う。 ) [Mon 26 Mar 2007 01:29:34]
◆霧子 > ( マギーと出会った頃は、彼女が何を考えているのかよく分からなかった。 それ以前に他人の考えに興味が無かったし、表層の一番薄い部分で見る限り、「家賃が安いほうが便利」というただそれだけ読み取って同居を始めた覚えすらある。 2年経ち、ようやく少しは理解が出来るようになったとは思う。 愛されていると自覚しても良いと思うし、その上で何か、試されているような、観られているような感覚もそんなに嫌ではない。 自分に興味をもたれているという事自体、安心すらする。 その内容が何であれ。 ) また、何でも解決しようとしているわ。 「別にどうでもいい」でもそんなに変わることも無いのに。 ( それでも世界は勝手に回って、時間は流れて、それなりに安穏と生活はできるものだ。 知りたがる欲求は自分にもあるし分からなくは無いが、それが自分に向けられる事には軽く防衛本能が奔る。 ヴェイトス市で暮らす中、意図して誰にも語らなかった部分だ。 ) 幸せはこれぐらいで丁度良いと思う。 少し足りないから、もう少しだけ補おうと努力するんだわ。 それぐらいで良い。 ( ミルクを足せば少しはマシになるだろうか、と珈琲の水面を覗き込みながら。 庶民の珈琲にはやたら砂糖とミルクが入っているのはそういうことか、とか。 ) [Mon 26 Mar 2007 00:55:48]
◆エンジェル@宿 > ( その性質を理解した上で、私はこの少女を相手に自分の性能を試した。 絶え間なく注ぐもので、何処までその価値観に踏み込み、全くの他人である二人の間に何かを築き上げる事が出来るか。 それが実験。 その中で自分の価値を見出す試みでもあった。 繰り返す日常と幾つかの罠。 その結果、ある程度の結果は出ているが―― やはり、出来損ないの自分のやる事。果たして是で良かったのか、そんな事を考えている。 とするならば、自ら茨の道を見つけて靴を脱ぎ捨てるような行為も、彼女に対しての贖い―― 【識る痛み】という証を立て、言い訳を用意するための物か。 ずきり、と実害を伴う幻痛が苛む。 ) 今は今よ。 この瞬間だわ。( 並べられていく種類の違う「今」に肩を竦める。それら全部をひっくるめて今だと思う。実際には過去や未来というものは無く、「今」という範囲を考え、舌に乗せる今この瞬間しかない。 ) 在る事を知ってしまったもの、確かめずに居るのは苦しくて気持ちの悪い事だわ。 知らなければ、知らないままで居られたけれど―― 霧子も言っていたでしょう?「全部無理してる癖に、苦しい癖に、何でも解決しようとしすぎる」って( 少し楽になってきた痛みに息を吐き出して、天井を眺める。過去―― 過ぎ去った「今」なくして現在は無い。 それを知っていながら避けて、聞かなかった事。 知らずに居れば、道化を演じ、虚しさを覚えながらでも幸せな幻想を保っていられた。 でも、知ってしまった。 試すよに切欠を作ったのは私で、置かれた距離を詰めたのは彼女―― 言い訳か。 ) それでも、概ね幸せ? 珈琲は確かに美味しく無いわね。( ズ ) [Mon 26 Mar 2007 00:38:58]
◆霧子 > ( 我儘で気分屋なのは先天的な素養だろう。 その上で、他人の都合を意に介さないような教育を受けてきたというのもあるが。 「思いやり」とか「気遣い」を全く持たない、知らない方が拷問とか処刑には向いている。 ) 「今」が曖昧だわ。 今現在なら、珈琲が美味しくないと思ってる。 「ここ数日」なら、やっぱり連れて行くべきじゃなかったという後悔。 もっと大雑把になら、比較的幸せだと思うわ。 先の事は、分からないけれど。 ( そういう不安が無いということは無いが。 あのまま処刑人を続けていればそれでもよかったのだろう。 悩む事も無く、疑問に思う事も無く、ただ仕事をして、ただ生きて、死ぬのなら。 でももう今は無理だ。 知ってしまった事を忘れる事はできないし、忘れたいとも思わない。 ) [Mon 26 Mar 2007 00:14:28]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 (思案) 』 [Mon 26 Mar 2007 00:03:54]
◆エンジェル@宿 > ( 普段ミドルクラス以上の豆で淹れた物を口にしている以上は、矢張りこの液体は不味いと感じてしまう。ろくに食事も口に出来ず、食べれればそれで良いと言う時期もあったというのに贅沢になったものだと思う。 目を閉じて、脈打っては引いて行く痛みを味わいながら 何の期待もなく、突き放したような返事を聞く。 )――・・・ そうね。( 認識ってしまった上では、何とも言えない思いがする。同じ、斬り子であったというのに不確定要素の介入によって道は別たれた。 それもたかが2〜3年の事 ロクデナシのお人形遊びめいた、再教育で、だ。 どんなに取り繕ってもそれは一面の事実であり、複雑な思いがする。 理解し、納得し、実行していた唯一の価値観だったものも、上書きされたものに取って代わられ、理性と知識でコントロールされた殺人人形は感情を知り、役目を果さなくなった。 これは、本能に対しての理性の敗北か―― 。 獣臭い本能を嫌い、理性と意思の昇華を望む試みの中、自らの望んだ事であれ 重く圧し掛かるものが在る。 ) びっくりするぐらいにね。( もう十分、案外我が強く、我侭な同居人の言葉にちょっと笑った。もはや自分の予想を遥かに超えて少女は動いていて、戸惑う事が多くなった。 ) ねえ、霧子。 今、どんな気持ち?( 豆の古さと、質の悪さが如実に現われた液体に口をつけ、問う。 ) [Sun 25 Mar 2007 23:57:40]
◆霧子 > ( 手を離し、ベッドに腰掛けたまま自分も珈琲を含む。 味覚にはそう五月蝿くない方だが、言われてみればクリスティアの料理は全体的に質素で味も素っ気無い。 上等なものはきっと窓の向こうの城の辺りにでも集中しているんだろう。 ) ―――そう。 多分そう言うと思った。 ( 「老婆」「先生」背筋の伸びた黒衣の女は最後に見た時と変わらない物腰で、殆んど言葉を交わす事も無く分かれた。 何年もあの老婆以外の人間と接する事のない生活を送ったが、特別な感情は無い。 愛憎共に、何も。 それが当たり前、自分に与えられた世界、そう思って過ごしたからだろう。 ) もう十分好きなようにしているわ。 ( 酸味のきつい珈琲だ。豆が悪いのだろう。 ) [Sun 25 Mar 2007 23:37:45]
◆エンジェル@宿 > ありがと ( 始めは悪い夢を見たとか何とか言って誤魔化していても、宿でも同室で、すっかり甘え癖がついて態々別に用意してあるのに自分のベッドに潜り込んで来る相手にそんな誤魔化しが何時までも通じる筈もなく、何か察している風な霧子に情けなく笑って見せて、差し出されるコーヒーカップを受け取る。 身分によって持てる者と持たざる者が明確に分かれ、貧富の差が激しいクリスティアの事 カップから立ち上る珈琲の香りも芳しくない。 それでも身についた習慣で無いと落ち着かない。 重ねた手を弄ばせさせたまま痛む鳩尾から手を離し、どうしても詰まりがちになる息を堪えてカップに口をつけて舌を刺すよな雑味を感じる液体で唇を潤す。 漸く人心地―― 印象が薄くなれば、痛みもじきに痕も残さず消えるだろう。 ヘッドボードに背中を預けて、まだ幻視の残滓が残っているのを感じ 俯いたままの霧子の前髪を見ながら少しぼんやり。 手持ち無沙汰な合間が暫し ) ・・・・・・ あなたの好きなようにすれば良い、幸せなら尚の事、だってさ。( どうせ、老婆と交わした会話の内容が判っているのなら打ち明けてしまった方が良い。情が通っていなかったとしても、老婆は彼女の師。 無意味であっても、そう在って良いのだと言われれば安心するものだろう そんな事を考えてそんな事を言った。 これも証だろう。 ) [Sun 25 Mar 2007 23:23:06]
◆霧子 > ( 「老婆」の館から帰ってきてここ数日、ずっとこの調子だ。 あそこへマギーを連れて行く事自体、最初からあまり乗り気ではなかったが、懸念していた通りだった。 マギーと「老婆」が何を話していたのかは知らないし、彼女が何を「視た」のかも知らない。 だがあそこでする話も視えてしまうものも分かりきっている。 分かりきっていたぶん、心配でもあり、やめておけばよかったと後悔するところもあり、同時に少し呆れるというか、なんというのだろう。 当たり前だ、と責めたい気持ちすらある。 ) …珈琲、貰ってきた。 飲めるなら。 ( 複雑な感情を胸に、暫し俯いて握った手をうねうねと弄る。 本当にやめておけば良かった。 奴隷ギルドで見せることを拒否したものを、結局見せてしまっただけだ。 ) [Sun 25 Mar 2007 23:03:46]
◆エンジェル@宿 > ン・・・ ふッ ・・・・・・ ふー・・・・・・ッ ( ぎりぎりと布団を噛み締めて声を殺す。あの地の果てのような館から戻って数日、繰り返し見る幻視。 私はあの館で何が行われていたのか、霧子が如何過ごしていたのかをどんな記録よりも、言葉よりもダイレクトな形で知り 許容量を超えた分不相応なチカラを使った代償と、尾を引く衝撃に苛まれ過ごしている。 何度も再生される幻視の終わりは何時も無慈悲な蹴り足が鳩尾を蹴り上げる瞬間。それがどの「斬り子」の物かは判らないが、あの地下室に残された記憶を追う内に、より強い意識へと引き摺られダミーの方へと接続してしまったのだろう。 確かに、これはキく。 あらゆる自由を奪われ、これに晒され続けるぐらいならば従っていた方がマシだと思わせるに十分な威力。 ズキン、ズキン 現在に引き戻される意識には弾ききれないノイズが走り、涙で滲んだ視界が揺れ―― 揺れる? ) ん ンンっ・・・ ( そうして漸く、揺さぶられている事に気付いた。 急速に意識が引き戻され、モザイクめいたノイズが晴れて行く。 ) っ ふ・・・・・・ ふぅ・・・ ン だいじょう ぶ。( 揺さぶる手に手を重ね、震えそうな声を誤魔化して 痛むハラにチカラを込めてのっそり、上体を起こす。 不安に焦された青い目に笑いかけても顔色の悪さと滲んだ脂汗、鳩尾に沿えた手は隠せまい。 ) [Sun 25 Mar 2007 22:48:46]
◆霧子 > ( 足音を忍ばせるような爪先立ちの歩き方は、宛がわれた宿泊先の宿でも変わらず。 眠りは浅く、短く、よく夢を見る。 一緒に眠ったマギーよりも幾らか早く眼を覚まして軽く顔を洗い、一階で二人分の珈琲を貰ってきた。 食事はまだだったが、そう食欲も無い。 とりあえず、そろそろマギーを起こして寝覚めの珈琲でも飲みながら過ごそうと思う。 今日は特別出かける予定もない。 ただ話をして、少しギターの練習をして、疲れたらまた眠るだけ。 そんな日も良いと思う。 ティエン・ギニーがここ数日どうしているか分からないが、顔を出すなら他になにかするのも良い。 ) …マギー? マギー、起きて。 ( 珈琲を乗せたトレーを片手に扉を開ければ、苦しげに呻く声。 未だベッドの上で一人眠っていた同居人に小走りに近付いて、肩にてをかけて揺さぶった。 ) [Sun 25 Mar 2007 22:37:17]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 『(静かに扉を開いた)』 [Sun 25 Mar 2007 22:29:40]
◆エンジェル@宿 > ( 窓枠の四角に切り取られた代わり映えのしない風景 人を遠ざけるように暗い影を落す青々とした緑と、日の光を反射する湖面。 見慣れているのにどこか違和感を覚える鍵の掛かった誰も居ない部屋。 フィルターを通して見る現実感の無い世界。 植え付けられて行く使命と義務。 中庭の階段を抜けて辿り付く暗い部屋。 腐臭と、血と、便と匂い。 表情の無い人形めいた顔を映す磨き上げられた刃。 全ての自由を封じられ、無抵抗な生贄。 目隠しの下、迫りくる絶望に脅えた瞳。 無慈悲に振り下ろせば赤が咲く。 芽生えていく理解不能な衝動 「斬り子」 呼ぶ声に切り捨てる思考。 斬り子 斬り子 斬り子 ・・・・・・にた く ・・・・・・けて 感情の無い ・・・くない ・・・に・・・ くない 冷たく青い瞳 ・・・スケテ シ ニ タ ク ナ イ 尖った 靴先―― ) ッ―― く ゥ・・・・・・ッ―― ! ( 幻視を突き破り、横たわる身体を衝撃すら伴って激痛が貫いた。 滲む涙、詰まる息、込上げる吐き気 硬いベッドの上丸めた躯、布団を噛んで悲鳴を堪える ) [Sun 25 Mar 2007 22:26:01]
◆エンジェル@宿 > ( 未だかつてそれが満足に与えられた事はなく、絶えず模索し続けている。 それは言葉であったり、行為であったり、物であったりするのだろう。 ズキズキと今もこの身を苛む痛みも、そんな試みに過ぎない。 そんな事にまるで意味が無い事は重々承知している。 けれど、幻想では足りないのならば証が必要になる。 証と言えば聞こえは良いが、言い訳と言っても良い。 )( 鳩尾に響く鈍く重い痛みと、脈打つ度に苛む頭痛に細く震える吐息―― 現在を刻み続ける意識に割り込む幻視に時折眉間に皺が刻まれる。 「斬り子」「斬り子」「斬り子」 交錯する意識の中に割り込む声は冷たく、感情を感じさせない。 無機質な理解と共に振り下ろす無慈悲に赤が噴出し、悲鳴が混じる。 ) [Sun 25 Mar 2007 22:04:52]
◆エンジェル@宿 > ( 何時から、そんな物を欲しがるようになってしまったのか。 それは一体何の為の、そして誰に対しての証明なのか。 夢見るだけでいっぱいになって、あふれ出していた幼さには必要の無かった形在る嘘。 歳を重ね、虚しさを覚えるほどに手に触れる事の出来るものを望み、既に手にしているものを疑い尽くして台無しにして、生乾きの傷口を引き裂いて腕を差し込み、砂の中に頭を突っ込むようにして身中に宿したどろどろと濁った澱の中を掻き回して求め続ける一粒の真珠。 生きている事に意味は無く、この世の中に確かな物などありはしないサと嘯いてみても、血が滲むほどに欲しくて堪らないもの。 ) [Sun 25 Mar 2007 21:52:09]
お知らせ > エンジェル@宿さんが来ました。 『 証 』 [Sun 25 Mar 2007 21:51:21]
お知らせ > エンジェルさんが退室されました。 『 ハラに力を込めて、裏庭より地下に降り その先で見たもの は――・・・ 』 [Mon 19 Mar 2007 02:38:06]
お知らせ > 『老婆』さんが退室されました。 『 小さく後ろを一瞥し、「そう、ですか。」とだけ老婆は言った。 そして模擬処刑場へ 』 [Mon 19 Mar 2007 02:35:04]
◆エンジェル > ――・・・ 需要があるから供給する、拷問処刑人を生産する職人・・・ そんな所かしら?需要についてはあんまり知りたく無いわ。あるって薄々判ってても目を逸らしていたい事はある。あなたみたいな人でも判らなくは無いでしょう?( ヴラーチについて無意味な理解は深まる。本来は斬り子の教育に充てられる筈の時間なのだろう、けれど挨拶もそこそこに根掘り葉掘り質問ばかりをする不躾な異邦人の会話に応じて、希望に沿うてくれている事は、彼女にとってどういう事に当るのか。 聞かれたから答える、その程度の事か。 老婆が席を立つ。 そこでようやく、冷め切ったカップに手をつけ 薫りの失われた紅い液体を飲み干す。 )・・・・・・ あのね、あの娘は珈琲が好きでね。 貴女の作法を今でも守っているわ。( 何と無く、教えておきたかった。その事に対して、老婆が何か特別な感想を持つことが無くとも この老婆が生きていた事は何らかの形で誰かに継がれ 残っていく事を。 自分がこの老婆に出来る事はその程度の事。 何時か誰にも知られる事無く彼女の生が終わってしまう時、それがせめてもの手向けになる事を祈って。 カップを置いて、老婆に従い席を立つ。 ) [Mon 19 Mar 2007 02:27:31]
◆『老婆』 > 現役を退いた人間が己の技術を後進に伝える事は理に適っている。 私がそれであり、錬度の高い処刑人を必要とする人間は幾らでも居ます。 専属で何十でも、何百でも繰り返し殺し、解体し、時には解体しつつも殺さない技術。 心身に耐え難い激痛のみを的確に与え、発狂する手前で止める技術。 如何な大男でも確実に屈服させ、口を開かせる技術。 需要は多い。 ( そこで言葉を切り、椅子を引いて席を立つ。 促すように奥の扉を開けば其処は直ぐに裏庭。 冷たい風が吹き込み、暖炉の炎が揺れた。 ) [Mon 19 Mar 2007 02:07:02]
◆エンジェル > ( それも事象として許容するのか。そういう実例があり、そういうケースが想定できるのであれば、そういう事なのだと。「それだけ」の話か。老婆の言う事を聞きながら思う。 )・・・ 貴女は誰かに依頼されて彼女達を「斬り子」に仕立てるの?( 必要があるから。 確かに其れはそうだ。 今回の旅行の当事者であり、自分の友人である吸血鬼も彼女達の存在なくしては友好的な関係では居られなかっただろう。 けれど、需要がある事と、拷問処刑人を教育する者が居る事は直接は繋がらない。 預けられるという事は第三者の手が入るのだろうが―― ) いえ、必要ないわ。代わりといっては何だけど、霧子が使っていた部屋を見せて貰っても?あと、実技訓練に使っていた部屋も。 説明は必要ないわ。( 自分は直接「視る」事が出来る。自分が知るべきは、この屋敷で霧子がどのように過ごして、何を考えていたのかを知る事だ。それにあまり意味はない。ただの自己満足だ。 ) [Mon 19 Mar 2007 01:54:57]
◆『老婆』 > 此処に預けられる娘は事情は各々違えど、皆ただの人間の娘です。 幼い内に預けられ、下地を生成する。 それでも個体差は出るのでしょう。 私と全く同じではあり得ない。 ( 変調をきたす事もあるだろう、と。 他にも今現在「斬り子」として稼動している娘たちの中にもそういった変化を起こした者もあるかもしれない。 ) 森と、湖。 彼女達に宛がう部屋からはそれ以外は見えないからでしょう。 必要が無い時は部屋から出ないようにしています。 一日に3度の食事と、座学と実技、一般教養、あとは沐浴の後で室内で自習。 それ以上を尋ねるのなら、人体の解体方法や刃物の使い方、人間を怯えさせる方法、手早く動揺を抑える訓練、そういった専門的な話になりますが。 ( 全て説明するべきですか?と老婆は続けた。 それを自分が説明する事に意味はあるのかと。 ) 専門書を読むなり、娘当人に聞くなりしても同じ内容になるでしょう。 ただそれを毎日繰り返し、誰よりも正確に身体に覚えさせるだけの話です。 [Mon 19 Mar 2007 01:42:01]
◆エンジェル > ( 老婆の言っている事は理解できる。自分自身そう考える事もある。けれど、自分のような感情的な人間にとって意味や意図というのは大切な事だ。同じ行動であれ、その意図や意味が違えばまるっきり違う角度で物を見る事になる。 虚飾を省いた結果だけを見て、其れが全てだとは言い切れない。 ) 私は感情に振り回される類の人間だから、あの娘の完璧さを羨んだわ。 それでも納得できなかった。 だから、あの娘を普通の娘のように扱ったし、そうなるように仕組んできたわ。 教えられる事が無かったから塞がっていただけで、素養は在ったのだと思う。( 選択の結果、選び取られた―― その事実の再確認に報われる想いもある。だから、これは報告のようなもの。 それをこの老婆はどう思うのだろう、欠陥品と見るのか、教育の不備とみるのか。 ) 聞かなかったわ、聞きたくなかったから。 でも、窓から森と湖ばかりを眺めて過ごしたと。 ( それでも、聞かされてしまった。聞かされてしまったから此処に居るようなものだ。 知ってしまえば、あとは馬鹿みたいに突き詰めるしか自分は方法を知らない。 目の前に広がる茨の道を見て頭にきた挙句に靴を脱ぎ捨てるような、要領良くやり過ごす事が出来ない不器用な性格だ。 )――・・・ もっと具体的な事が知りたいわ。貴女にとってはどの斬り子も同じ、なのでしょうけど 私には違うの。 [Mon 19 Mar 2007 01:28:24]
◆『老婆』 > ( マーガレット・ストーンズは恐らく「意味」を見出そうとしている。 彼女の「斬り子」が「斬り子」として育てられた理由。 凡そ一般的とは言えない此処での教育。 此処まで問われるままに語った全ての意図の更に裏読みすべき部分。 実際、そんなものは無く、彼女は失望するだけだ。 言葉にした以上の物は何も無い。 ) そうですか。 ではそれがあの娘の「優先順位」なのでしょう。 私は常に物事に「順位」を付けるよう言いつけましたから。 迷うときは順位の低い方から切り捨てろと。 ( 処刑人である、という肩書きやそれまでの修練を捨てるだけの新しい価値を持ったのだろう。 そういう事も置きえるのかと、老婆は新しい認識を得る。 ) あの娘は話しませんでしたか? そう特別なことはありません。 此処に送られてくる娘は皆一様に同じ。 単独で生きるのに必要な知識と、拷問、処刑に必要なスキルを身に付けて出て行く。 それだけです。 [Mon 19 Mar 2007 01:07:43]
◆エンジェル > ( 自分の目の前には手のつけられない珈琲が熱を失いつつある。 予想通りと言うには、甘く見過ぎていた。もっと、何か思う所が在るのではないかと そう思っていた。 其れはきっと、2年以上もの月日をかけて、完璧に機能していた処刑人を変化させてきた自負のような物があったのだろう。自分の積み重ねてきた努力と、月日に見合うだけの見返りがある筈だと期待していたのだ。 けれど、そんな物は勝手な思い込みでしかない。 「回答は十分」 少々打ちのめされた気分だ。 額に手を当て、暫し熱を冷ます。 )――・・・ 貴女の事は大体理解できたわ。 でも、これだけは言わせて。 私は道筋は示したけれど、あの娘はもう自分で物を考えて自分の欲求に従って行動しているわ。 ( あの娘が私のお人形のように言われることは耐え難い。それを嫌がるという事はそれが事実だからに違いないのだけれど、自分の意図や欲求を直視させられる事は辛い事。 ) 此処に居た頃の彼女の事を聞かせてもらえる?どんな風に過ごしていたのか ( ヴラーチその人にも興味はあったが、元はと言えばこれを知りたくて来たのだ。 ) [Mon 19 Mar 2007 00:54:10]
◆『老婆』 > ( 目に映る全ての現実を直視し、肯定の過程から善悪を差し引く。 「これはそういうものだ」という事実だけを裸にすれば、感情の挟まる余地は無く。 最初から今に至るまでそうしてきた老婆には、ずっとそうだったという話だ。 疲れたような顔をして溜息を吐く来客の姿をじっと観察している。 ) ――――マギー、その問いの回答は十分でしょう。 ( 静かにもう1度珈琲を啜り、テーブルに置いた。 ) あの娘にはもう処刑人としての機能は損なわれつつあります。 後は貴女の好きなようにすれば良い。 [Mon 19 Mar 2007 00:37:06]
◆エンジェル > ( 自分の生に、他人の生に何の意味も無い、と強がりではなく心の其処から納得できている、と言うのか。何という達観―― 生きながらにしてその境地に達せる物なのか。 老婆は老婆となるまでに一体何人を解体したのか。 卓上の空論が真実になるまで直視し、分析し、理解してきたのか。 その人生は自分の想像を絶している。 およそ、人間らしさなど存在しない意識にリンクしていることが辛い。 最早読み取る事も必要とせず、チューニングはズラされる。 )―― はぁ・・・・・・ 私は、あなたを理解できない。いえ・・・ 理解はできても、貴女のようにはなれないと思うわ。私はきっと、虚無を直視する事ができない。( 溜息とともに吐き出す感想。返事は求めない。 虚無に耐え切れないのは甘ったれているのだ。 何かに期待している。 自分に、他人に、何かに。 在るがままなんて、とても受け入れられない。 )・・・・・・ あの娘を見て、何を思うの。( 最早問う事にも意味が無いように感じる。けれど、かつて斬り子だった霧子を見て、この斬り子は何を思うのか。 ) [Mon 19 Mar 2007 00:23:20]
◆『老婆』 > 人間が存在する事に意味はありません。 草が生え、雨が降り、夜が訪れるのと同じ事。 ただの「事象」です。 息を吐き、肉を食い、森を拓き、産まれては殺す。 だからどうだという事も無い瑣末な「事象」。 其処に意味を求めるのも貴女や、あの娘の好きにすれば良い事だし、それを止める事にも意味は無い。 ( 感情も、理屈も、願望も、現実も、等しく肯定する。 だがそれだけ。 直視して理解して納得して、頭の中に留め置くだけ。 ) 私には最初からそれ以外は与えられていなかったし、私にはそういう感情を理解することが出来てもそれ自体が芽生える事は無かった。 私は「虚無」を恐れない。 [Mon 19 Mar 2007 00:04:59]
◆エンジェル > ( そして、絶える事なく繰り返し繰り返し積み重ねてきた月日は波紋を受けても揺らがない。常に思考は続いていても、歳を経たこの霧子に革命は訪れる事がないように思う。 ) 意味は無くとも必要とされているから貴女方は在り、必要とされている限りこれからも続けていくという訳? ( 「其処に意味を見出す必要は無い」先手を打たれている。既に問う事は無意味だが、問わずには居られなかった。 其れに対する答えももう説明されている。 けれど、だけど―― 確かに彼女の言う通りだ。一面の真実だが、確かな事。けれど、納得致しかねると疑問符を投げかけずには居られぬ。 己も見出した理想像だと言うのに。 )―――・・・ 虚しさを感じたことは?( そんな生に、そんな役割に何の意味があるのだろう。其処まで人は割り切れるものか。 ) 淋しいと感じたことは?( 僅か、視線を上げ 霧子にも聞いたことを、問う。 ) [Sun 18 Mar 2007 23:49:12]
◆『老婆』 > ( 老婆の言葉はほぼ思ったまま率直に語られている。 彼女に対して何か隠す事も無いし、歪めるべき部分も無い。 説明を求められた時はただ、相手が理解し納得できるよう整然と応えるべきだ。 ) 何処から由来し、いつ発生したものかは知りません。 私は唯、思想と技術を学び、その通りの機能を果たしているだけの、ただの人間です。 ( 此処まで、カップを持つ右手以外殆んど動かしていない老婆が、そう言った。 ) それは違う。 思考は絶え間なく続いている。 私も、恐らく貴女の「斬り子」も。 感情も其処には存在します。 ただ其処に意味を見出す必要は無いのです。 産まれ、生きて、殺し、死ぬ。 其処に理由も意味も無い。 特に私達「斬り子」にとってそれは「役割」であり「定義」でもある。 「斬り子」は奴隷を殺す物だと、誰かが決め、誰も咎めない。 私達が必要だからです。 ( この老婆には無かったのだろう。 幸か不幸か、この歳になるまで一切、感情に波紋を投げかけるような存在が。 ) [Sun 18 Mar 2007 23:33:10]
◆エンジェル > ( 感情の揺れは殆ど感じない。限りなくフラットで、言動と心情はリンクしている。ただ、口で言っているように興味がほんの少しある、程度か。この興味も無ければ口も開かなくなるのだろう。 )――・・・・・・ じゃあ 貴女にも「ヴラーチ」が?( 正直、驚いた。言っている事、考えている事を汲み取れば、霧子と同じ教育を受け、世に送り出されている人間は何人も居り、彼女自身も斬り子だと言う。このある種狂気の沙汰めいた生き方は何代も続いていると言うのか。 ヒトをモノと扱う奴隷制度の矛盾を埋める為の―― だれも罪悪感を感じる事のないように、誰にも見えない地下室で、誰にも知られること無く「ヒト」を腑分けて「モノ」にする為だけの装置、か。 眉根を寄せ、テーブルの上肘を突いた手を考え込むように口元に当て。 ) 何も考えず、何も感じる事無く、教えられた通りに?それに疑問を持ったことは?( なんだか、尋問染みて来た。でも、一切の疑問を感じない事など可能なのか。霧子と私の出会いのように、何かしらのターニングポイントが訪れることは無かったのか ) [Sun 18 Mar 2007 23:17:17]
◆『老婆』 > ( 館の中には先程マーガレット・ストーンズと共に訪れた何人目かの「斬り子」と、今現在預かっている一番新しい「斬り子」が居る。 二階に宛がった、廊下側から鍵をかける部屋に居るだろう。 村人達の目に触れる機会の無い「斬り子」達は存在しない事になっている。 接触させる意味が無いし、余分な要素が付随するだけだ。 それにかける時間も無駄だろう。 ) 特別には。 私は要求されるスペックを娘達に仕込み、送り出すだけです。 ( 表情は、変わらない。 ) 「私」は「斬り子」であり、娘らも皆「斬り子」。 罪悪を一身に請ける為、幾千の殺人に悼みを覚えぬように作られたものです。 「殺す」事を良しとするのではいけない。 悪しとするのでもいけない。 唯、求められた結果の矛盾を私達が埋めるのです。 「死」に意味は無く、「生」にも意味は無ありません。 [Sun 18 Mar 2007 22:59:08]
◆エンジェル > ( 先鋭化した感覚の矛先を老婆に向けて調整していく、一瞬拾った感覚は慣れた物が一つと、それ以外の幾つか。多分、霧子とそれ以外の住人だろう。 チューニングの仕方を覚えたのはつい最近の事。フィーリングでしかないけれど、要するに大勢の中から一つに焦点を当てる感じだ。 感じるものが少ないから、合わせられるだけ。 老婆らしきフィーリングにリンクすれば言葉そのままの心情が知れるか。 ゆっくり目を開け、細く溜息を一つ。 他人の意識を抱え込むというのはやっぱりキツい ) それに何も感じることも無い? でも、私は霧子の所有者じゃないわ。 沢山「お願い」はしてきたけどね。( 老婆のあの娘に対する態度というか、見方が一々気に障る。でも、此処では其れが当然の事なのだろう。あの娘はこの人の「作品」 ) 私はね、貴女が何を考えてあの娘をあんな風に教育したのか、それが知りたかったのよ。 あの娘は普通じゃなかったわ。 あの子に施された教育を見て、思う所もある。 それと・・・ あなた、何なの?( 知りたかった事。あの娘を見ていると、ある種の理想像が浮かんでくる。 それが、何か願いの形だったのか。 それとも言葉で言う通り、機能に不都合を起こさぬように、ただ其れだけを考えて教育されたのか。 それ一つで、このヴラーチに対する気持ちも変化する ) [Sun 18 Mar 2007 22:41:16]
◆『老婆』 > ――そうですか。 音楽というのは非常に面白い選択です。 矯正の時期を逃さぬのなら、今のうちでしょう。 ( 相変わらず変化の無い老婆の顔からは、極僅かな興味が窺える程度。 経験と知識を蓄える事は年老いて尚できる、数少ない成長だ。 ) マギー、私の仕事は此処で、連れてこられた娘を「処刑人」にする事だけです。 出荷したそれが所有者にどう扱われようと、どんな道を辿ろうと困ることは無い。 刃物をヴァイオリンとして扱う人が居てもそれは勝手です。 その上で、貴女もあの斬り子も幸せならばそれこそ。 ( 1つ、朗々とした語りを止めて音も無く珈琲を含む。 ) [Sun 18 Mar 2007 22:23:45]
◆エンジェル > ( 霧子との暮らしで少しは慣れているつもりだが、この老婆はまた異質だ。成熟した常識と、最低限ながらも社交性を備えている。精神的に未熟で、言動の影に幼さが垣間見える霧子とは違うものを感じる。 隙が無い。 )――・・・ ふうん、興味深い、ね。( 変質に、再教育ときたか。これでは、霧子が師弟関係以上の物を感じなかったのも無理はない。 手元を見れば、霧子と同じ作法。 これを見て覚えたのか、ちょっとした発見。 ) あの娘は処刑人を辞めたわ。私が辞めて欲しいと言って、彼女が了承したの。 今は音楽の勉強をしているわ。( 現状報告を続ける。興味深いと言っていた老婆は、それに何を感じるのだろうか。 幸い、此処は人里離れている 一度目を閉じて、深呼吸―― チューニングを始める。 意識に走るノイズに、極僅か眉間に皺が寄る。 ) あそこまで徹底した教育を施した貴女には悪いのだけど、私はあの娘が普通の娘のように生きてくれる事を望んでいる。( 霧子に施された教育は徹底した不必要の削ぎ落とし。処刑人として生きていくのに必要な事だけを詰め込まれていた。が、自分は其れを良しとしなかった ) [Sun 18 Mar 2007 22:05:02]
◆『老婆』 > ( 来訪者を真っ直ぐに見据えて静物のように聞きに入る老婆はただのホワイティアだが、村人は彼女をなにか人間ではないものではないかと噂する。 植物のような、磁器のような、善意も悪意も感じられないなにか。 ) 分かりました。 ではマギー、私から問いかける事はそう多くはありませんが、貴女とあの娘の来訪は興味深い。 ( 1つ、息継ぎ程度の間。 ) 私は今まで何人かをこの邸で教育し、解体処刑人として足るものとして外に出してきましたが、再び此処を訪れたのはあの娘が初めてです。 ヴェイトス市という環境が影響しているのか、それとも貴女が再教育を施したのか、随分変質しているようですが。 ( 音程は一定。 感情を廃したような、意図を測り難い声と口調。 そこまで言い切った所で、老婆は極少量の砂糖と、少し多目のミルクを珈琲に注いで綺麗に3回だけスプーンで掻き混ぜた。 ) [Sun 18 Mar 2007 21:41:26]
◆エンジェル > ( 明瞭で、切れ味のよい発音。老婆の洗練された態度は品の良さと知的さと、そして近寄りがたさを感じさせる。拒絶を露にする訳ではないのに、決して乗り越えられない壁が目の前にあるようだ。昔の霧子よりも、より完成された「完璧さ」が其処にある。 大陸の北に位置する大国の言葉を発し、握手に応じる手は硬く、ひんやりとしていた。 歳を経ているからか、世慣れを感じる。 ) あなたにそう呼ばれるのはちょっと想像できないんだけど、マギーでいいわ。 ヴェイトスで音楽家をやってる。 あの娘とはもう2年以上一緒に住んでいるわ。 あなたの事は少しだけだけど、聞いているわ。 あの娘は此処で何をしていたのかも、此処で覚えた技術を何に使っていたかも知ってる。( 村人はそう呼ぶ、という事は本当の名は別にあるのだろうけれど、口にしないのなら追求せず。自分にとってはこの人は霧子の先生。それで良い。 自己紹介の後、手を離して乗り出した身を引いて椅子に背を預けながら、続ける。 此方があちら知っていて、あちらが此方を知らないというのはフェアじゃない。 相手にとってみれば、それで?ってなモノだが、一旦言葉を切って反応をうかがう。 ) [Sun 18 Mar 2007 21:25:16]
◆『老婆』 > ( 白髪を頭の後ろで結った、皺枯れた細身の老婆は人形のように背筋を伸ばし、余分の無い動作で砂糖とミルクの瓶をテーブルのほぼ中央に置いて席に着いた。 黒い喪服のようなドレスは上質なもので、最初から老婆とセットで作られた物のように自然に着こなされている。 来客を迎える愛想笑いもないが、嫌を含んだものも無い無貌。 視線を真っ直ぐに来客に向け、自己紹介の言葉を黙って聞いている。 ) С приездом((遠方よりようこそ)、ミス・マーガレット。 村人は皆、私をそう呼びます。 ( 抑揚無く低い声だが、はっきりとした音量で背筋を伸ばした老婆が返答する。 差し出された握手にも、年輪の刻まれた灰色がかったホワイティアの手が応える。 落ち着いた態度だ。 ) [Sun 18 Mar 2007 21:04:49]
◆エンジェル > ( 目の前の老婆は扉を叩いた私達を見て何も言わず、また無言のまま部屋へ招き入れ そしてリビングに案内した後、椅子を引いて奥にあるらしきキッチンへと入り、珈琲をいれて出てきた。 何も、喋らない。 要するに、用があるなら其方が喋れ、という事だろう。 )・・・ ええと、自己紹介。あたしはマーガレット・ストーンズ。今、あの娘と一緒に住んでいるわ。ええと、あなたがヴラーチ?よろしく( この手の反応に慣れては居るが、やはりこの沈黙は辛いものがある、とりあえず、会話の基点として軽く挙手して自己紹介。応じるかは判らないが、握手を求め手を差し出して見る。 ) [Sun 18 Mar 2007 20:54:40]
◆エンジェル > ( 聖画家の資料集めにくっ付いて訪れたクリスティア。街どころか地域全体を覆う封権的で排他的かつ堅苦しい空気は奔放なヴェイトス人には少々馴染み難いけれど、堅牢な町並みを眺めたり、一般住宅とは打って変わって壮麗な教会を見学したりして数日を過ごした。 背の翼を見て目を反らされたり、聞こえるような陰口を言われたり、時には石を投げられたり。そんな差別を受ける事も在ったが、懐かしいとすら感じる。 さて、この旅行の大きな目的、霧子の育った場所を尋ねた訳だが―― 辺鄙な所だとは聞いたが、ここまで地の果てだとは思わなかった。 「用途」を考えれば当然なのかもしれないが )――・・・ ( 初めて会ったヴラーチ、は極端に愛想を欠きながらも尋ねた私達を通してくれた。余計な物の全く無い質素なリビングのこれまた質素なテーブルの上には、白いだけのカップに注がれた珈琲が置かれ、私は表情の無い老婆とテーブル越しに向き合っている。 霧子は、何処かに行ってしまった。 老婆は居るだけで周囲に緊張を強いる しぃん、と静まった空間は酷く気まずい。 ) [Sun 18 Mar 2007 20:49:50]
お知らせ > エンジェルさんが来ました。 『 Stranger 』 [Sun 18 Mar 2007 20:49:16]
◆森の中の洋館 > ( 「ヴラーチ(」の館は森の奥、場違いな程広く、しかし質素なもの。 使用人や奴隷の類が居る様子は無く、昔からずっと彼女は一人で其処に住んでいる。 何故こんな場所に? 普段は何をしているのか? 時折訪れる都会からの馬車は? 彼女の枯れ枝のような細身と、背筋を伸ばした無表情な物腰。 喪服のような黒いドレスと淡々とした口調。 そんな冷たいイメージも相俟って、村人は森には近付かなくなった。 そんなある日、馬車がまた洋館に向けて村を通り抜けた。 ) [Sun 18 Mar 2007 20:28:03]
◆森の中の洋館 > ( 特別用事もない限り訪れるものの無いような辺鄙な村が、クリスティア城下町から南に何キロか離れた所にあった。 何処にでもあるような目立たない農村で、教会よりも大きな建物は見当たらない平地。 東に進んでもただ湖畔に行き当たるだけ、南側を深い森に覆われた、終点のような村だ。 「洋館」はその村から森に向けてさらに馬車を走らせてようやく辿り着くような所にある。 稀にそういう馬車が村を抜けて洋館に向かう事があったが、村人達はあまり関わろうとはしない。 館の主は「医者(」と呼ばれる老婆で、村で怪我人や病人が出れば勿論治療をしてくれたが、なんとも言えない雰囲気を纏っていた。 ) [Sun 18 Mar 2007 20:15:50]
お知らせ > 森の中の洋館さんが来ました。 『 クリスティア郊外、小さな村のさらにその外れ 』 [Sun 18 Mar 2007 20:06:11]
お知らせ > エンジェルさんが帰りました。 『 苛む痛みすらも愛しいと 仕様の無い事ばかり。』 [Thu 8 Mar 2007 00:48:35]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『(「斬り子、3呼吸で感情をカットしなさい。客観、理解、直視です。」そんな言葉を思い出した)』 [Thu 8 Mar 2007 00:39:50]
◆エンジェル > ( 腕の中に収まる少女から発せられる刺々しい感情をこの身に受けるようにして、握られた掌から力が抜けてゆくのを待つ。本来感じる筈の無かった、こんな思いをさせてしまうのも全てが私のせい。戻さなければ、戻らなければ、選ばなければ、出会わなければ―― 産まれなければ、こんな事は。 けれど幾ら並べ立てたとて、今この瞬間にも記憶として過去に分類されていく現在は在る。 痛む肩、痛む胸 堪え、詰まる呼吸を吐き出して あちこち飛び跳ねた黒い癖っ毛に頬を寄せて、掴まえられた掌を握り返し。 ) ン――・・・ ごめんね、霧子。( 「嫌な気分にさせて」 そんな風に謝るのは、卑怯だと思う。誰も悪くないのに謝られても気持ちが悪いだけ それでも、口に出た。 目が乾く。 頬寄せた髪に口付けて、それを合図に手を引いて歩き出す。) [Thu 8 Mar 2007 00:32:54]
◆霧子 > ( 軽い足音だ。 それでいて走り易い履物で跳ぶように速く走る音。 この国の女性の靴ではこういう音はしないだろう。 犯人は子供か、小柄な人物。 やる事自体子供じみている。 追いついて、捉まえて、それでどうするのかと自問して答えに詰まった。 背後から回る腕と体温に、殺気立った感情をゆっくりと鎮めていく。 マギーは私の新しい価値観だ。彼女の存在を否定する事は根底を覆されるのと同じ。 表情を見せないよう振り向かず、ただその手を捉まえて感情を整えよう。 ) …寒いわ、マギー。 ティエンも待っているかもしれない。 ( もう帰ろう。 帰って暖かいベッドに潜り込んでしまおう。 自宅のクイーンサイズではないけれど、勿論一緒にだ。 ) [Thu 8 Mar 2007 00:18:02]
◆エンジェル > っ―― あ、ちょ 霧子 ッ ( 転がる礫を確認し、肩の辺りに響く鋭い痛みが引くのを堪える。 実害が如何のと話していれば、これだ―― 翼に当らなかっただけ良かったと思う。羽毛で見せかけたボリューム以上に華奢な物で、指の骨よりも折れやすい。折れた所で、支障が出る訳では無いけれど。 名前を呼んだ霧子が此方を伺い、直ぐ駆け出していく。 角を曲がる足が思った以上に早く吃驚した。 ズキン―― 響く痛みに笑い出しそうだ。 そうだ、そうだったっけ。 こんなの、子供の頃は日常茶飯事。 復讐のように晒す悪意にいい気になって、すっかり忘れていたけれど。 口元を歪めて、角を曲がった霧子を追う。 一人で歩くのは、多分危ない。 遠くへ行かない内に連れ戻さないと―― 心配も束の間、角を曲がれば不機嫌な黒衣が辺りを伺っている。 何と言葉をかけたら良いのか、思いつかなくて覆い被さるよに腕を回す。 )――・・・霧子、行こ?( 深く息を吸い 申し訳ないような、痛ましいような、そんな気持ちを吐き出して、促す。 馬鹿馬鹿しくとも、理不尽であっても、そんな物に縋らなければ誰も生きてはいけないのだと身に染みている。 自信の根拠など、驚くほど薄っぺらだ。 ) [Thu 8 Mar 2007 00:05:36]
◆霧子 > ( 「田舎」の人間程、隠したがる(ものだ。 話は直ぐに広まるし、極僅かな味方が去れば直ぐに孤立する。 故に思想は固まり、多様性は根を摘まれ、可能性は狭まっていく。 島の支配権を主張するこの国が酷く滑稽に感じられるのは、誰もその事に気付いていないからか。 未だにヴェイトス市を「汚らしい雑種の街」と哂っているのがこの国の支配階級だ。 ) ――――別に、なにも。 処刑人を辞めたって報告くらいはするわ。 多分、「そうですか」って答えると思う。 それだけ。 ( 7年ともに過ごした老婆は家族ではなかった。 彼女からそういう感情を感じた事は無いし、用事が無ければ一切言葉を交わすことも無く。 外側から鍵の掛けられた部屋で独り、本を読んだり窓の外を眺めたり、授業の復習をしたりしていた記憶の方が鮮明だ。 ) ――――マギー…!! ( 声を上げるマギー。 石畳に落ちる礫。 見上げ、大事には至らないのを確認して直ぐ足音のした方へ駆け出したが、角を曲がった先で人影を見失った。 「直接害が無ければ」なんて言った矢先のこと―――。 ) [Wed 7 Mar 2007 23:38:02]
◆エンジェル > ( そもそも、フェザリアンである事、そしてそれを隠さない時点で問題外といった所なのだろう。奇形の翼は秘められるべき物であり、「フェザリアンで何が悪い」と見せ付ける露骨さは毒。 ジェンダーフリー所か、倫理観まで崩壊したヴェイトス市では兎も角、クリスティアでは通用しない、そういった所か―― 宿場の子供が変な顔をして見ていたのを記憶している。 ) 害が無いとは言い切れないけど、ねー まあ、ここに住む訳じゃなし、ね。( フェザリアンとして虐げられて生きていた経験上から見れば霧子の言う直接、はあまりに直接的過ぎるような気はするが、現状、確かではある。突き詰めても仕様の無い話と流し笑って ) そう?面白いわよ。 まず発想の時点からネ。知ってしまった今としては、興味があるわ。霧子は言いたい事とか、聞きたい事とか、無いの?久しぶりなんでしょう?( 隔絶された環境と意識のコントロール、情を挟まぬ訓練を持って感情を削ぎ落とし、感情を持たぬ部品と化す。その発想自体が既に面白いと思う。 何故其処に至ったのか、それに込められた意味、それを成して何を思うのか―― 最早、感慨など無いのかもしれないけれど。 人体の構造を例に出す霧子に返すのは少し困ったような、淋しいような曖昧な微笑み。 恐らく、彼女に一番深く関わり、人生すら左右した人物であるのに、先生と生徒以外の接し方が判らない 問いつつも、そう受け取って―― その瞬間 風を切る、僅かな音 ) 痛 !? ッ――― ( ドッ、と 柔らかいモノに何かがぶつかり、石畳に何かが転がる。 背後には、駆けていく足音 ) [Wed 7 Mar 2007 23:19:46]
◆霧子 > ( 住民達からすれば、全く得体の知れない奇妙な姿をした連中に見えるのだろう。 装いといい、人種といい、恐らく喋り方や仕草に至るまで逐一。 特にヴェイトス人色の濃いマギーは目立つ。 抑えてみても自覚の無い部分で現地人には到底見えないような部分は隠せないだろう。 似たような話、ティアン人のアマウラ語はアマウラ人には直ぐ分かるらしい。 ) 直接害が無ければどうでも良い。 見ているだけなら困らないもの。 ( 視線が怯えていようが笑っていようが、別に誰が死ぬわけでなし。 真顔で見返せば直ぐ目を逸らす類のものだ。 ) そんなに面白い話は聞けないと思うけれど―――人体の構造とか、そういうのしか。 ( 実際は問われれば普通に言葉を返すのかもしれないが、生憎あそこで暮らす間、老婆に授業以外の質問をしたことはなかった。 彼女が必要とする事以外を喋る姿、想像できない。 少なくとも、必要な言葉を発した後は何時間でも無言で居るような老婆だ。 マギーの「聞きたい事」は気になるといえば気になるが、触れない方が良い気がして口を噤む。 ) [Wed 7 Mar 2007 22:57:34]
◆エンジェル > ( 人間以外の種族を見かけないのも特徴的な部分 ブロンド、赤毛、ブルネット等の違いはあれどホワイティアの王国といった風情。 たまに見かける住民の着ている物はどれも似たり寄ったりで、服を見ればその人物が何なのか直ぐに見当が付く。 ヴェイトスで進んでいるジェンダーフリーなど天地がひっくり返ってもありえない印象―― 男装どころか、短髪の女性の姿すら見えず、髪もスカートも一律して長い。 そんな中派手な風体のフェザリアンと、黒衣のイエロティア、それに白外套のアルビノイアは悪目立ち。 ) 霧子って、自分に都合の悪い事っていうか、興味の無い事はスッパリ切り落とせて便利よねー・・・ まあ、旅は恥の掻き捨て?( 何時もは窘めるけれど、この場合褒めている。自分はそうそう都合よく割り切れはしないから。 辺りを見回してみてもゆっくり休める場所は、部屋の中位の気がする。 ) 正直、興味は無かったんだけどね―― 知っちゃったんだもの、気になるじゃない。もし会えるんなら”ヴラーチ”に聞きたい事もあるしね。( 2年以上にもなる同居生活の中、自分は常に「今現在」を見る事を心がけてきたつもり 繋いだ手が、拷問処刑人として奴隷ギルドで通産100以上も奴隷を解体した手だとも知りたくは無かったし、そもそもこの少女が何者でも構わなかったつもり。 知らなくとも、親愛の情は育めると意地を張って。 それでも知ってしまったから―― 毒喰わば皿迄だ。 ) [Wed 7 Mar 2007 22:42:45]
◆霧子 > ( 羽根着きの女と黄色い肌の娘。 さぞかし目立つ事だろう。 ある意味夜間外出するのは正解かもしれない。昼間ならもっと多くの視線が集まる。 少なくとも、街に入ってから1度もフェザリアンやイエロティアの姿を見かけない。 それどころか、ホワイティア以外の姿自体が稀。 疎外感という意味ではアングリマーラの方がまだマシかもしれない。 今のところ直接的な害もないし、放っておくのが良いだろう。 ) 私達はゆっくり休む事を第一に考えれば良いと思う。 うるさくは無いし、知っている人が全然居ないのはそれはそれで気楽だわ。 ( 面倒臭い挨拶とか、しなくて良いもの。 そんな事を考えるマックロクロスケは日がな一日宿泊先の窓から外を見ている気かもしれない。 ギターでも弾きながら。 ) 私の方の里帰りは、何も無いけれど―――マギーが見たいなら別にいつでも。 [Wed 7 Mar 2007 22:24:51]
◆エンジェル > ( 見覚えの無い町並み、見覚えの無い白い肌の住民、けれど、我が身に降り注ぐ視線の意味だけは忘れもしない。 その彫りの不快顔付きに見え隠れするのは羽根付きを蔑み、忌避する色。 宿に居てすら、投げかけられるそれは「懐かしい」と言っても良いかも知れない。 何もかもが違うけれど、その瞳に宿るものは同じもの―― まるで違う場所なのに、あのスラムの饐えた空気を感じている。 寄り添う気配、僅かに預けられる重みと腕を掴まえ、手袋越しに手を握る温度に我に返る。 霧子も、この空気に何かを呼び起こされているような、そんな感じ。 それはほんの、些細な違いだけど。 ) まあ、こういうのも異国情緒と言えば、そうよね。 んっと――・・・ 何しにきたんだっけ。 そう、ギニィが資料集めと、里帰りを兼ねて、って。( ン、と頷いて 確認。元々、自分達には動機の無い旅行。次いでのように霧子の生まれ育った場所を見てみたい、と言い出したのは私だが。 自分に深く関わる事になった二人の人物の、原点を見たいとそんな我侭で。 ) [Wed 7 Mar 2007 22:13:39]
◆霧子 > ( 僻地に壁を築いて篭った、閉じた世界だ。 この街に変化というものが訪れる事はあるのだろうか? クリスティアで育ったといえばそうだが、残念ながら街の中を歩いた事は1度も無い。 僻地のさらに僻地、村の奥の森の奥。 そんな所で7年間1度も邸の敷地から出る事無く育った。 だから、この街を見て特に感じる事は無く、ただ身を切る寒さだけに覚えがあった。 寒いのは、嫌いだ。 ) そうね。 何も無いようなら戻っても良いし。 置手紙、してきたからティエンが追いかけてくるかもしれないけれど。 ( もふ、と音も無くマギーのコートに頬を寄せて腕を捉まえた。 手を繋ぐ癖、すっかり染み付いてしまったかもしれない。 ) [Wed 7 Mar 2007 21:57:48]
◆エンジェル > ( 同じ島の中、馬車でたった2日の距離なのに感じるのはストレンジ―― 重く垂れ込めた冬の雲がそう感じさせるのか、それとも感じる侭が事実なのかヴェイトス島支配の権利を主張しているクリスティア王国王都の町並みは色彩を欠く。 人通りも乏しく、町全体が息を潜めているような印象を受ける。 王都をぐるりとかこむ城壁もそうだが、建物の作り自体が堅牢だが質素だ。 たまに見かける住民も沈んだ色彩の似たような服を着て、没個性。 何より、誰もが此方を胡散臭い目で見るのがヴェイトス市とは大いに違う所。 )――・・・ ン?なぁに ( 淡い春色のニットコートから翼を露出させた背の高い方の視線が、呼ぶ声に斜め下。 サムい、の声に肩を竦めて ) ホント、おサムい所みたいね。 あたしも来るのは初めてだけど―― まあ、全部がこうだとは、限らない。 カモ?( 緯度としちゃあ然程換わらない筈だが、ヴェイトス市よりも格段に寒い。城壁の向こうに見える俗に大雪山と呼ばれる山脈は、ヴェイトス市ではとうとう降らなかった雪で真っ白だ。 ヴェイトス産まれには当然の事だけど、世界単位で見ればこれは異常な事らしい。 マフラーに顔をうずめるようにして表情を硬くした連れを見て、自分が悪い訳でもないのに弁解ちっく。 ) [Wed 7 Mar 2007 21:47:00]
お知らせ > エンジェルさんが入室されました。 『 異国、異郷、異邦人 』 [Wed 7 Mar 2007 21:43:41]
◆霧子 > ( 無事クリスティア到着後、何はともあれベッドで一休みして時間感覚の少し狂ったそんな夜。 先ずは軽く街を見て歩こうと宿泊先を出た。 通りに人の気配は少なく、何処に行ってもヴェイトス市のような喧騒にはぶつからない。 公園とか居住区とか、あの辺りの雰囲気に似ていなくも無いが、商店は道の両サイドに建ち並んでいる。 単に営業中の店が少ないという話。 ) ……マギー。 ( 黒尽くめの小さい方がぽつりと呟いた。 ) 寒いわ。 ( ついでに言うと、お腹も空いた。 外で何か食べようかと思えばこの調子。 屋台だの露店だのは勿論、無い。 表情の無い猫みたいな顔がマフラーに埋まって余計に硬くなった。 ) [Wed 7 Mar 2007 21:31:12]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 クリスティア城下街 』 [Wed 7 Mar 2007 21:24:44]
お知らせ > ルードヴィッヒ@サロンさんが退室されました。 『(嗚呼、弟は今頃どうしているのだろう―――と。)』 [Thu 1 Mar 2007 01:16:14]
◆ルードヴィッヒ@サロン > (―――ぼんやりと、サロンの窓から見える空を眺めて) [Thu 1 Mar 2007 01:15:57]
◆ルードヴィッヒ@サロン > (ふと思うのだ。) [Thu 1 Mar 2007 01:15:44]
◆ルードヴィッヒ@サロン > ―――…えぇ、近いうちには、ヴェイトスへ戻るつもりです。 (適当な相槌。)(何度かそんな心此処にあらずの返答で、会話が途切れた。気まずくなるのも、しばしば。其のたび見え透いたお世辞を唇に乗せて。) [Thu 1 Mar 2007 01:15:39]
◆ルードヴィッヒ@サロン > (微笑みの形、情愛に満ちた微笑の形。久方ぶりに戻った本邸で、耳に其れこそタコが出来よう程。早速教え込まれたのは、優雅に、美しく?貴族らしく?―――微笑む形から。微笑む声音から。) ははは。 …私は―――…、 まだまだ若輩者ですから、 然したることも。 (謙虚さ等、所詮其の裏返し、否定してくれるのを待っている言葉。―――適当に褒めてやれば、己が素晴らしいのだと勝手に調子に乗って、いい気になってくれる、上機嫌になってくれる『 鳥篭の鳥 』達の相手は楽だが、酷く退屈だ。) ………、え? (口にしたワインの泥水のような味に顔を顰めた。) ……え、えぇ、 ……―――とても、美味、 。 (其のワインを美味だと飲むのだから―――、嗚呼、もしやすると、この場所、この人とでなければ、さぞかし美味いのかも知れぬ、そう思う。)(微笑みの形に似せて、細めた瞼の裏には、―――今の庭園とは違う、嘗てのバラが咲き誇り、芳しい香り漂う箱庭の景色。月下で、気心知れた。心許した友人達とたわいもない会話をする時間。) ………、 (交わす会話の内容も、幾夜経とうと思い出せる貴重な時間。) ……間逆。 (其れに相反する。どれだけ言葉を並べられようと、並列するだけ。古い言葉から抜けていく、時間の浪費。今、この時。) [Thu 1 Mar 2007 01:01:54]
◆ルードヴィッヒ@サロン > 素晴らしくて、いらっしゃる。 (無理矢理に取って付けたよな、愛想笑い。薄く唇の端をあげてやるだけで、この場に居る輩には十分だと思い乍も。―――遠巻きに、己を監視する視線がちらほら。) [Thu 1 Mar 2007 00:50:26]
◆ルードヴィッヒ@サロン > ―――………、 ほぅ ……。 其れは …、 さすがアイゼンバーグ家の御息女。 [Thu 1 Mar 2007 00:49:19]
お知らせ > ルードヴィッヒ@サロンさんが入室されました。 『( ―――結局のところ。)』 [Thu 1 Mar 2007 00:48:32]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 その日を境に、「問いかける老人」の噂は上らなくなった。 』 [Thu 15 Feb 2007 00:30:17]
◆セレス > …生まれてから死ぬまでを一生夢の中というのも、悪くはないのかもしれませんね。 なかなか思うようになど、生きられませんから。 ( 老人が立ち去ったベンチに司祭と助祭が数人歩み寄り、呟く“聖女認定”の手を取った。 此処の所この通りを騒がせていた「問いかける老人」の除霊が終わるのを待って待機していた一団だ。 わざわざ聖女を引っ張り出すような事ではなかったが、久しぶりに聖教会を訪れていた聖女自身が興味を持って足を運んだという話。 ) [Thu 15 Feb 2007 00:28:19]
◆セレス > 大丈夫、恐ろしい事なんてありやしませんよ。 ただ痛みから解放されるだけです。 心細かったら、貴方が眠るまで私が此処に居ますから。 ( 小さな静寂の後、老人は帽子を手で押さえながら杖を突いて立ち上がり、首を横に振った。 そして小さく会釈をして、ありがとう、さようなら、と短く呟くと、優雅な足取りで石畳の通りを歩いてゆく。 彼なりの、旅立ちの仕方があるのだろう。 ) ええ、さようなら。 いつか神の座の下でお会いしましょう。 [Thu 15 Feb 2007 00:21:19]
◆セレス > …ではもうおやすみなさい。 全て終わってしまった事ですよ。 ええ、貴方が迷惑を書けた人達にとってはまだ終わっては居ないかもしれませんけれど、既に貴方にとっては関係のない事です。 だってそうでしょう? 死してなお責務を負うなら、何処に行けば安らかに眠れるでしょう。 ( 老人はあまり表情のない、痩せ細った顔を星から地面に向け、やがて此方を向いた。 つばの広い帽子の隙間から、白い瞳が覗いている。 ) おやすみなさい。 その為に貴方は死んだのだから。 死してなお人の世に留まり悩み苦しむなど、拷問です。 [Thu 15 Feb 2007 00:09:57]
◆セレス > ( 老人はペテン師だった。 絵空事のような夢想を楽しみ、毎日をそんな風に生き、夢と現実の境目の曖昧な男。 無自覚に妄言を吐き続け、結果として多くの人を騙しては悲しませて一生を終えた。 今際の際でようやくその事に気付いた老人は目が覚めたように正気を取り戻し、だが生涯だれにも裁かれる事なく、報復を受ける事もなく、静かに息を引き取った。 そして、幾つ物ひっかかりを残したまま死んだ老人は、幽霊になって自問自答を繰り返していた。 ) では、やり直したいと思いますか? もう1度、今度は真っ当に現実に目を向けて。 ( 「わからない」と彼は答えた。 ) [Thu 15 Feb 2007 00:04:22]
◆セレス > ――――それで、貴方は後悔しているんですか? ( 「わからない」と彼は答えた。 立派な貴族のようなコートを着た老紳士と二人、ベンチに腰掛けて星空を見上げる。 今日もクリスティア城下町は寒く、カソックの上に聖教会の白マントを羽織ってもなお冷え込んだ。 ) でも、既に過ぎてしまった事です。 変えることの出来ない事実ですし、貴方にはもう償う術もない。 ( 老紳士は黙っている。 しわしわの両手で石畳に杖を突いて、ぼんやりと星空を見上げていた。 ) 最後ですから、もう少しだけ話してみて下さいな。 もうこの先、貴方の話を聞いてくれる人は居ないかもしれません。 ( 寒い冬の夜、ベンチの上。 しわがれた老紳士のような姿をした、幽霊と出逢った。 ) [Wed 14 Feb 2007 23:49:46]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 DEADMAN'S QUESTIONS 』 [Wed 14 Feb 2007 23:42:59]
お知らせ > ヴィルさんが退室されました。 『(応じてその手を取れば――灯火の洪水に、飲み込まれた。)』 [Tue 6 Feb 2007 01:29:35]
お知らせ > ルードヴィッヒ@馬車さんが帰りました。 『(―――今宵名も無い兄弟ごっこの舞台に。)』 [Tue 6 Feb 2007 01:27:56]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > ―――…嗚呼、任せておけ。(態と粗暴な口調で返して、貴方の頬が先程の薔薇のよになるのを視て、差し出して重ねる指先に思わず力が篭る。) さあ、行こう。 [Tue 6 Feb 2007 01:27:28]
◆ヴィル > 肝に銘じておきましょう。 (言葉に躊躇が見えた時間が、なにやら要らない想像をしていた時間に等しいと考えて貰って良い。話に聞くかの方達は随分と魅力的で、早くお会いしなければ妙な妄想ばかり広がりそうな予感。道楽、酔狂、死に至るまでの時を磨耗するばかりの暮らしが――己らに与えられた役目だとは、思いたくない。言葉に彼が潜ませた意志を、虚ろながら読み取る。誇り高くあれとは、言うのは簡単なれど体感するのは酷く難しい。具体的な道しるべなど、何一つ見えない。 ―― ならばと、脆い子供は快楽へと逃げそうになる、ましてや、こうも魅力的な誘いが目前にあるわけなのだから。) 己の闇、ですか。 ―…鏡を見ているとき、僕は果たして自分を見ているのか、自分に見られているのか、それすらも分からないときがございます。 (独白の呟きを落とし、指先に絡む布地の繊維を軽く擦る。刺激的な遊戯になるに違いない。――いつも、驚く演出を用意してくれるのだ。) 実は、以前からあこがれていました。 僕を知らない人々と接することに。 (あの鳥篭の家の窓から、眺めていた町の景色が――とうとう手に触れられる場所に来たのだ。リズミカルな揺れが止む。馬車の外は、よく知っているようで、全く知らない己の故郷。 開かれる扉、飛び込む冷風。 ―― そして、指先。心躍らんばかりの期待をくれる、魔法の。) ええ、店はお任せしましょう。 ―… 兄さん。 (『兄上』と呼びそうになったのを歪め、慣れぬスラングを一つ混ぜた。瞬時、頬を僅か紅が染めたのは、冷たい夜風のせいだと思うことにしよう。壮大なごっこ遊びのかさを着て、今宵ばかり、舞台は僕等のために開かない。 ―― そうして、背景となる町へと、誘われよう。) [Tue 6 Feb 2007 01:21:22]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > ―――其方に傾倒しすぎぬようだけ気をつけ…て。 (何ぞ意味ありげに伸ばす語尾は、己のようにならぬように、との意を含めた目配せと共に。落ち着かぬ天秤のような情緒を保つ平素では得られぬ高揚を、外の人の声に感じながら) 其れが勇気か、只の恥知らずかは、実物を見て君が判断するといい。 (酷い言い様。―――或る種、貴族と言うものは皆演者なのだろう。如何にも、という素振りで振舞うてみたり、厭われぬよう温厚に振舞うてみたり。其れが面倒になり出せば、今貴方の眼前に居る落ちぶれた貴族になる。どちらが自由でどちらが誇り高いか等、既に平常な判断も出来ぬようになる。其れは其れで、日々微温湯で楽に生きられる。) ―――己の闇より恐ろしいものは無いと聞くから …、鏡の中の自分に見入らぬようだけ気をつけて。 (もう一つ、指を立てて貴方に。―――さて、どんな返答が返ってこようと、今宵はこうするつもりだったというのは、無論秘密の算段。こっそりと今はヴェイトスの邸に取り残された執事に用意させた、『 衣装 』。) …よかった。 君ならそういってくれると、信じていた。 (零れる笑みに、安堵したように、なれど、分かっていたとでも言うよに。こくりと一つ頭を振って。―――指先が静かに、馬車の壁を、こつ、こつ、と一度、二度、叩けば、やがて緩やかに四頭馬車は止まる) さあ、 これから、明日の昼か、夜―――互いの邸に戻るまでの、束の間。 何者でもない 僕達は、体裁も、名も憚ることなく、何をしよう。 (馬車が止まれば、悪戯に瞳を輝かせる悪童のよに、にんまりと口角を上げて、馬車の扉を開け、貴方に手を差し伸べよう)―――先ずは、腹ごしらえ。 そうだろう? 『 弟 』。 (幸い、年も然程離れていない、瞳の色は違えど、暗闇の中なれば、髪の色の違い等、気付くまい。何処かの喧しい兄もどきのように、貴方を『 弟 』と呼び束の間の『 兄弟ごっこ 』でも。) [Tue 6 Feb 2007 01:04:40]
◆ヴィル > なるほど、良い心がけです。私も真似ましょう。 (不思議だ、こうも穏やかに話しができる。強張ることの多い肩が、この度の間中実に穏やかであった。――さてしも朋友の効果であろう。) なに、はみ出し者だという点では、僕もそう違うところではございません。足らぬは、それを誰かに晒す勇気ばかり、というところでしょうか。 (何かを演じることだけが、妙に上手くなって行く。自分の周りに立てたその壁を壊す覚悟が、もらえそうな気がした。 ―― 窓から飛び込む光の渦。かつて近くにありながら、断じて触れることの出来なかった世界。それが今、薄皮一枚を経たてて、手が届く範疇にある。その感覚は斬新で、心拍が昂ぶることすら感じられた。) いいえ、考えるきっかけをありがとうございました。僕がすべきことはまず――…自分と向かい合うことでしょう。 (波風もなく、虚勢もなく、ただ静かに穏やかに。この兄のような友は、何時とてこんなさり気無いきっかけをくれる。そしてそれは、時として大きな切り口になりえる。) えっ…? (不規則に揺れる光に暴かれて、彼の動作が視界の隅に見えたが――気づけば髪に何かの感触。不思議そうに指先を添えて、なれぬ布地を摩る。渡される衣服を受け取り、面食らったようにしばし落ち着き無く棗は彷徨い、やがてふと笑う。――趣旨を悟った。) なるほど、面白いですね。 (――ハーグリーヴ家の当主の誘いによるものであると、いつも煩わしく付きまとう老僕も退けた。貴重な一夜限りの自由。ましてや明日には本家の応答に追われると知れば、ますます持って感慨深い。そんな魔法じみた夜。――楽しまぬ術はあるまい。) [Tue 6 Feb 2007 00:48:41]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > ………楽しみは日々増やしておかなくては、ね。 一つ消費したら、一つ楽しみを作る。 (くつりと喉の奥を鳴らして、返答に大仰に頷いて、刹那、) まあ、…一つの楽しみにしておくには、聊か大きすぎる出来事になるやも知れぬけれど。世の中には『 変人 』と呼べる人間は山ほどいるのだと言う社会勉強にはなろうよ。 (呆気羅漢とそんな事を言うてみる始末。がたがたと窓の外に揺れる景色が、ややもヒトの気配を先刻よりも含み始める。)(薔薇の砂糖漬けの小さなボトルを鞄へ仕舞い、向かいの席へ置いた鞄をごそりと引き寄せ) まあ、今の話は全て僕の戯言。 君が縛り付けているのか、そう思う周りが縛り付けられているのか、其れは君自身が結論を出すことで、あって。 ―――縛り付けられていると思うて楽しめるなら、其れでも良いのだけれど。 そういう人種は生憎、ちょっとした変人扱い故。 君がそうでないことを祈るよ。 (投げられる疑問形のニュアンスには、無責任な言葉を放り投げる。『 此処から出たい 』其の言葉を確かに聴いて、引き寄せた鞄から、一塊、布を貴方の膝へ載せようと其れを抱え) ―――なれば、 (抱えた布の塊から何ぞ取り出し、細い指と共に弄う髪に、其れをすぽりと被せる。―――其れは、然して良い仕立でも、洒落たデザインでもないキャスケット) 今宵、君が、そして僕が恐れている 『 何者でもない 』 モノになろうじゃないか。 此処から出て。 あえて、己の恐れるものに、飛び込んでいるのも、一興。 (近づけた極近しい距離で、くすりと笑うて、貴方の膝の上か、腕へ、抱えた布の塊―――貴方が受け取れば、其れは庶民が着るには少々仕立がよく、貴族が着るには少々程度の低い、 『 普通 』 の服が一通り。勿論、貴方のサイズに合わせてある―――を手渡そうと。) [Tue 6 Feb 2007 00:34:41]
◆ヴィル > それは――…ますます持って、楽しみな。 (沈黙が些か長かったのは、唖然としたせいだと思っていただきたい。珍客の香りがぷんぷんします。 『――帰ったら――』 その言葉が、何か僅かな違和感を持って、胸を擽ったのは恐らく共通した思い。あの町は――思い出せる限り灰色の空をしたあの町では、自分はもう少し、人間らしく生きれた気がしていた。カエルベキバショに選ぶのは、からんとうの風が吹くこの王都か、強弱入り混じる坩堝の仮初の故郷か。) それもまた一興となりましょう。――楽しい浪費を、もっとしてみたいものです。 (夜会などといは久しく聞かなかった言葉。あの下卑た熱気もでさえも、今は何故か酷く恋しい。 ―― 嗚呼、薄い感慨と冥い決意を混ぜ込んだ瞳の色が、いとおしげに彼を見つめ、その言葉を聴いた。『指定席』――与えられていなかったから焦がれた己と、約束させていたから厭うた彼。なんとも皮肉な対比に、なりえるか。) 私は…、自分を縛り付けている、と? (語尾には疑問の気配。自覚は薄い。愚かだと同輩を見下す一方、己は名の下に清く正しくあろうと願うた思い上がり。――それ故、己のうちに潜む愚には、気づかぬ。) なれば私は、此処から出たいと、そう願います。 ―…しかし結局、僕は恐れているのでしょう。 自分が何者でもないと、そう思い知ることが。 (特別な人間なんかじゃないと、その事実を突きつけられたとき――脆い己は、きっと砕ける。いつの間にか、自称が変わったことすら気づかずに。) 我が儘を聞いていただけるのでしたら、 (温和に、己の髪へと伸ばされる指を甘受して。) 今宵は――、この町のどこぞに紛れたい気分にございます。 (家へと帰れば小言と、ほの暗い打算に巻き込まれることは己も同じ。その疲労の前に――この良い気分のまま、どこかに安らかなやどを、と願うた。) [Tue 6 Feb 2007 00:22:32]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > そして、其のどちらにも当てはまらず、生れ落ちた時から、『 在る 』 意味を 『 みつける 』 『 作り上げる 』のが、生き生きしている、そう感じる人々) まだ君も、僕も、バードケイジの中さ。 (途切れる言葉に、一つ結論をつける。勝手に言い切る結論を。)(髪を弄う仕草を横目で一瞥して、) ―――…そうさな。 余り何も考えて居なかった。 邸に赴いて、叔父上達に諂うか、僅かな安眠を求めて何処ぞ小マシな宿を取るか。 ―――何せ、クリスティアの夜等久方ぶりすぎて、何があったものか。 (がたりごとりと揺れる馬車の中、そういえば。何時何処でこの揺れを終わらせるのか、定めていなかったと。眉を寄せて、暫し考え) ―――ヴィル、 (貴方が何気なく弄う髪へ、真似るように指先を伸ばして) 君は如何したい? (僅かに、口元を寄せて、囁くように問うてみよう) [Tue 6 Feb 2007 00:07:56]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > ―――食事どころでは無くなることも屡。 まあ…ヴェイトスに帰ったら…(呟いて、思わず、少し己に笑う。『 帰ったら、 』まるで、ヴェイトスが帰る場所だとすっかり思っているのだと、ふと気付いて。)…ヴェイトスに、帰ったら、(もう一度繰り返して)其の時は、共に夜会に行くのもいいだろう。 夜会は僕達とは間逆に、如何にも貴族らしい振る舞いをする二人が視れて愉快ゆえ。 (ギルは兎も角、恐らくバルトは、貴方にとって『 みたこともない生き物 』になるかも知れぬと、思い乍。軽口が飛び出すのを聞いて、唇が緩く弧を描く) 僕らしい、というよりも―――然したる感慨も無く、継承 し て し ま っ た 当主はそう思っているんじゃなかろうか。 思い入れも何も無いもの。 生れ落ちた瞬間から定められていた『 指定席 』なれば、得たところで、其れが当然。 何とも思わないものよ。 (しがみつくのは見っとも無いといえ、実際に醜い継承争いのある家系も絶えぬのだから、ゆるゆると首を振るうて。) ……其れは命題だね。 ヒトの生きる。 誰しもそれを探して、見付からずに、名で安泰と思うのが、僕のようなニンゲン―――其れを探し続けて、自分を羽交い絞めにするのが、ヴィル、 君のようなヒトだろう。 (そして、其のどちらにも当てはまらず、生れ落ちた時から、『 在る 』 意味を [Tue 6 Feb 2007 00:03:24]
◆ヴィル > (かすかな揺らぎが意味するところを悟れるまで、流石に感は鋭くない。先ほどの朱と色違いの花弁から撒かれた砂糖の粒を、舌が弄んで、少しずつ溶かす。味わいとともに立ち上る上品な香りは、虚ろな王都の演出に最適か。) それはそれは、楽しみですね。 (面食らったように、瞬きが数回続いて、ついてくすりと笑む吐息に紛れて叩く軽口。にぎやかな食卓――、想像しようとしても中々容易くは無い。本当に己には心分かち合える人物が少なかったのだなと、今更のように思い知る。困惑でも呆れの念でも、似つかわしい笑みでもいい。何か率直に、偽ることなく感じさせてくれるような出会いならば、願ってもいない。) ええ。 (繰り返された言葉に、小さく頷いた。口上。違いない。――何度も何度も、誰かに言い聞かせるために自分の中で繰り返してきた文句。言い聞かせる相手は、もしかする自分自身かもしれない。) ――…ルーイ様らしいですね。 (その返答を黙して聞き、楽しげに呟く。あっけらかんとして明かしてくれるその思いは、恐らく数多くの貴族子弟に共通するもの。) この名より確かに自分を証明してくれるものを、私は探しているのかもしれません。 ――そうなればきっと、この恩恵が無くとも、生き生きいけていける人たちの仲間になれることでしょう。 (そこで途切れる言葉は、即ち未だそれを探し当てていないということ。何気ない仕草で自分の髪を弄んで、背中を馬車の壁に預けた。) して、ルーイ様はこれからいかがなさいますか? (――娯楽のための施設も、己らの本家もあるこの町の、どこへと向かおうか。) [Mon 5 Feb 2007 23:52:28]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > (微か触れる髪の柔らかな感触に、押し当てた花弁を持つ指先が少し震える。雛鳥のように花弁を食む姿を眺めて、甲を擽った感触と、其の表情にふす、と笑いに似た吐息が漏れる。薔薇の香りがするのだろうか。―――馬車の中は、一片、また一片と二人で口にする薔薇の砂糖漬け、其の甘い香に満ちる。其処彼処に、雪の結晶にも似た白い砂糖が散るのはご愛嬌。) しかし、少々騒がしい食卓になるだろうから―――食事がなかなか思うよに進まぬよ。 其れだけは我慢いただくことになる。 (溜息を態とらしく漏らして、片目を瞑る。―――返答に、そんな愛想を乗せて返せるように己がなったのも、件の兄もどきや、隣の貴方のお陰だろう。少なくとも、貴族らしい立ち居振る舞いはすれど、脳内がやや飛んでいらっしゃる兄もどきの貴族は、貴方に 戸惑い か 微笑み どちらかを与えるだろう。微笑であることを今は願うだけ。) ―――……憧憬、 (つらつらと何かの口上のように漏らされる言葉に、曖昧に頷き乍、舌先に残る砂糖の感触を口内でまろばせて。) ……ん? (名を呼ばれ、顔を向ければ、口篭る仕草が刹那。)(首を傾げ) ―――………名に? ハーグリーヴの? …特別な思い。 そうだな、 ぼんやりとしていても、数日程度なら困らぬ体で要られるのも、贅沢が出来るのも、名の恩恵だとは思っているよ。 けれど、其れが特別必要なのかと言われれば、そんなものは無くても、生き生きと生きている人もいる。 (薄ら笑いを浮かべ、乍、もう一片花弁を食んで) ―――なれど、矢張りこの微温湯は甚く楽で、心地良いものなのは確か。 要らぬと手放す程でもない、けれど、死に物狂いで守りたいものでもない。 そんなところ。 [Mon 5 Feb 2007 23:38:46]
◆ヴィル > (甘味の最後の一滴が、舌根にまかれて消えた直後。口元に押し付けられるものに、小さく揺り動いた栗色の髪の端が、彼の手の甲を擽るか。ついて、その所作の意思に気づくと、頬を弛緩させて、餌付けられる小鳥のように、白色の花弁を食んだ。) ええ、是非とも。 (己を包んでいた警戒の鎧が、その飾り気の無い言葉の前に、一つ一つ解けて行く。かしずくこともおもねることもなく付き合える朋輩が、さらに増えると願っても良いのだろうか。本心を打ち解けられる相手が余りにも少なかったから、生きていたのが余りにも装いを必要とする世界だったから――接触を拒んでいたようにみえたのかもしれない。) 私は、此処を出て、ようやく此処が見えたのです。 (彼の言葉を聴きとめて、同意を示すように。棗の瞳を窓から逸らした。) かつては私も、この偽りの華やかさに彩られたマリオネットに過ぎなかったのでしょう、と。 ―…それでも、この名に輝く栄光ばかりは、今でも確かな憧憬なのです。 (ただただ誉れ高く、己の家名に恥らぬ人物となれと、そう育まれその通りに成長した。 ―― この名を下らぬと捨てられるまで、達観していない。) ルーイ様は…、 (躊躇は一瞬。) その御名に、特別な思いは抱いていないのですか? (祖や父や、数知れぬ前人が護り誇った名は――貴方にとって呪縛か、祝福か?) [Mon 5 Feb 2007 23:24:46]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > (まるで其の仕草が、甘えて何かを強請る幼子のよに見えたものだから、もう一片。今度は白薔薇の花弁を貴方の唇へ近づけ、開けとでも言うように押し当てて、無言の命令の如く。) ―――…今度、君も一緒に食事でもしよう。 三人で。 嗚呼、ノーチェス家のご子息も交えて四人でも。 (曖昧に暈すような語尾に、知らぬのなれば、知ればいいと、やんわり誘う言葉。勿論、否と言うならば、無理強いはせねど。――只、大人びた素振りを見せはするけれど、この道中で分かったのは、意外と人と触れ合うのは嫌いでないのだろうと。勝手に思ったから。楽しそうな姿をもっと見たいと思ったから。) ……そうかい? そう言ってくれると、随分と僕も気が楽だけれど。 ―――けれど、一つだけ言っていいか? (ビロゥドのカァテンを指先で捲って、空寒い夜の街がぼんやりと流れる視界。) ―――………、 嗚呼、 (自棄に小さな筈の声が、確りと聞こえて) そういう街だと、僕も思っている。 行儀、礼儀、礼節、見栄とプライド、 狭い価値観で生きる人ばかり見ていた所為もあるだろう。 (箱庭育ちなのだから。互いに。きっと、昼の下町は違う筈だと。其れは贅沢な憧れなのかも知れぬが。) [Mon 5 Feb 2007 23:11:27]
◆ヴィル > (知れずに己の口元に、指先を差たるままは、口元に消えた甘味を無意識に惜しむ仕草か。屈託なく笑むのが不慣れな故、安い感傷が浮かぶように見えるかもしれぬが、道中窓から見える景色に随分とはしゃいでいたのは相手に知れる道理。この旅は、望んだ効果をもたせてくれた。) 良いではございませぬか。少々煩わしい程のお方こそ、真摯な思いを抱かれているのでしょう――。 (語尾が少し有耶無耶な伸びなのは、知らぬ相手を推測するのに、少し危惧を抱いたから。) いいえ、連れ添いをねだったのは私でございます。帰らねばと願いながら、―…なんとなく恐れて先延ばしにしてきたのです。 (父や兄からの催促は以前から頂戴していた。遊学の名を借りて、放蕩同然に飛び出した次男の身を案じたのか。それともなんらかの打算か。) 年末年始の動乱もおわり、落ち着いている時期でございましょう。 ―― これは私の個人的な感覚ですが…、 (唇から、漸く指が離れる。カーテンの隙間をさりげなく広げて、) この町は元来、人々の間の距離が遠いように思えます。 (そう、嘯く。) [Mon 5 Feb 2007 23:01:05]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > (貴方に花弁を移した指先で、もう一片、今度は己の唇へ。小さく食み乍、淡く儚げとも言える間近の笑みに、慣れぬから頬が僅か震える程度の笑みを返し) ―――…別に朋友と僕が思っているわけ、でも。 あちらが一方的に、兄を、兄だ、兄が、と喧しいだけ…。(そう素っ気無い返答を一つ、しぱり、と瞼を瞬かせ)―――…けれど、其れはこうして、自分の里帰りに君を連れている僕にも言えることか。 (付け加えるように、語散て、苦笑いを載せる)(王都である筈の街は、聊か賑わうヴェイトスという街を見た所為か、其方に慣れた所為か―――寂しい風情にすら見えるから、) ………本当に。 …はてさて、そんなに長く離れたつもりもなかった、が。 こんなに廃れた風だっただろうか、我が故郷は。 (僅かにくい、と上がる口角は、苦い色。) [Mon 5 Feb 2007 22:51:36]
◆ヴィル > (惜しむように、やわらかく食む仕草。少年の口元へと消えた朱の一片、僅かな動作で咀嚼した。唇に残る砂糖粒の一つ、己の指先で探り当てて、舌で拭うた。――仄か広がる甘い味わいと芳香漂うエッセンス。) 美味しゅうございます。 (幾分か子供らしい表情を取り戻して、変わらずの印象淡い笑み。) ルーイ様には随分と、良き朋友の方々がいらっしゃるのですね。 (実際、この逃避行は遠足じみたもの。しらがみを放棄したく逃れた町へと、同じ理由で戻ってくるとは、いやはや皮肉。) ―…ついてしまいましたね。 (窓辺のカーテン揺らし、夜闇に瞬く景色。賑々しくもどこか空虚――そんな印象の街角。) [Mon 5 Feb 2007 22:44:36]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > (自分を弟のように猫可愛がりをする貴族から聖誕祭に戴いた、薔薇の砂糖漬け。遠足のお菓子のよに、そっと忍ばせていた。) [Mon 5 Feb 2007 22:38:35]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > (赤薔薇の花弁は、薄桜色の開いた薄い花弁にそぅ、と。) ニコニコ兄上がくれたんだ。 如何? (―――其れは、舌の上に載ればそぅ、と花弁に沁み込む砂糖が溶けるだろう。其れから、薔薇本来の香りと、甘み。)(其の味は、去年の聖誕祭から飽きる程口にしていた己はよく分かっていたけれど、隣の貴方が御気に召すかどうか。分からず、僅かに首を傾げて問う。) [Mon 5 Feb 2007 22:37:22]
◆ヴィル > (棗の色彩をした双眸を、ゆっくりと瞬かせて、悪戯に口角を吊り上げた。そして、存外とも言うべきかの素直。薄い唇が、時間を掛けてその細い指先へと寄せられて――。) [Mon 5 Feb 2007 22:32:08]
お知らせ > ヴィルさんが来ました。 『( 隣の、少年風貌は。 )』 [Mon 5 Feb 2007 22:29:37]
◆ルードヴィッヒ@馬車 > (馬車の小窓にはビロゥドのカァテン。其のカァテンの僅かな隙間から、白い国に辿り着いたことを知る。―――隣に掛けるヒトへ、そぅ、と何やら指先を突き出して) お食べ。 (指先には、赤薔薇の花弁が一枚)(ただ、普通の赤薔薇ではないのだけれど) [Mon 5 Feb 2007 22:26:12]
お知らせ > ルードヴィッヒ@馬車さんが来ました。 『 ほら。』 [Mon 5 Feb 2007 22:24:18]
◆馬車 > (馬車は静かに、緩やかに行く―――つい先刻、馬車はクリスティア、と呼ばれる地に前輪を乗せたところ。)(白馬と黒馬二頭ずつの4頭馬車は、ごとごと、ごと。静かに間も無く度の片道の終着が訪れる兆し) [Mon 5 Feb 2007 22:23:25]
お知らせ > 馬車さんが来ました。 『( 大通りの真ん中を )』 [Mon 5 Feb 2007 22:21:36]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『あの、いえ。ちゃんと自粛してます、よ…?回数を、こぅ(以下略』 [Wed 20 Dec 2006 02:58:27]
◆セレス@修道院地下 > ( 格好よくって可愛くって強くて優しくて。当人が聞いたら悲鳴を上げそうなそんなイメージは日々膨らむ。 この地下室で出来る事といったら精々読書と書き物、簡単な内職と、狭いスペースでの柔軟運動くらいのもので。 あとはお祈りをして食事をして眠る、単調な日々だ。 そんな中でひっそりとウェイトを占めるのは、自慰道具要らず、動く必要もなし、いわゆる空想、想像、考え事の類。 特に調子が悪化して手足や目や口を封印されている状態で出来る事なんてそれだけだ。 自然、毎日のように繰り返しているのは、ほんの僅かな自由を得た、ヴェイトス市での日々の思い出。 ) [Wed 20 Dec 2006 02:52:11]
◆セレス@修道院地下 > ――――贈り物届いた、かな。 ( ふと、視線を宙に彷徨わせても映るのは石の天井だけ。 遠く離れた街を想い、少し口元がにやけた。 ちゃんと届いただろうか。 気に入って貰えるだろうか。 それとも全然駄目、だろうか。 短い時間の間に一喜一憂を繰り返し、最後に見た彼女の横顔を思い出して浸る。 話したい事が沢山あったけれど、殆んど検閲削除されてしまった手紙。 王宮でのこと、クリスティアのこと、身の回りの些細な出来事。 全部駄目。 結局残ったのは、自分は元気だと言う事と、クリスティアでは雪が積もって寒いということ。 それから、贈り物を自分で選んだという事くらいだ。 ) [Wed 20 Dec 2006 02:41:26]
◆セレス@修道院地下 > ( 新しい本はどれも相変わらず聖教会の検閲を受けて許可が下りたものだけ。 パプテス以外の信仰や俗悪なもの、異文化的なもの、娯楽文学。 そういった類は全て排除され、結局棚に並ぶのは似たような本ばかりだ。 それでも聖女認定にとっては新しい活字である事には変わりなく、変化というもののまるで無い暮らしの潤いになっていた。 ) [Wed 20 Dec 2006 02:32:56]
◆セレス@修道院地下 > ( クリスティア城下町から南下しておよそ70km。南側を精霊の泉、西側を永世の森、東はヴィジランジャ川という僻地に修道院はある。 人里離れた所に建てるものだし、訪れるものが無いのは当たり前の事――――そんな、一見普通の修道院の地下、隠匿されるように聖女認定は暮らしている。 聖域結界を張られ、外側から鍵のかかった地下室に1人、悪意に憎悪に犯され易い身体を鎮めるよう。 ) [Wed 20 Dec 2006 02:23:03]
◆セレス@修道院地下 > ( 聖教会、クリスティア王宮での御勤めも終わり、久しぶりに帰ってきた修道院。 相変わらず静かで何も無く、精霊の泉の畔には雪が積もっていた。 いつものように服を脱いで持ち物を調べ、地下室に余計なものを持ち込まない事を確認した上で世話係のシスター達は立ち去った。 1人暗い地下室に蝋燭の灯りを灯し、持ち込む事が許可された新しい本を数冊、机の上に積んだ。 暫らくはこれで新鮮な読書を楽しむ事が出来そうだ。 ) [Wed 20 Dec 2006 02:05:11]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 今日も1人、静かに 』 [Wed 20 Dec 2006 01:59:36]
お知らせ > カール@城下町さんが退室されました。 『(外套姿は門の向こうへ。)』 [Sat 16 Dec 2006 18:42:07]
◆カール@城下町 > (仕事を終えた身は軽い。後はギルドに戻って完了報告をすればひと段落だ。) (けれども足はゆっくりとしていた。夜の森に入るのが嫌だ。慣れていると云ってもやっぱり嫌だ。 危険は街中の非では無いのだから。) 安宿に泊まろうかな…。 (城壁の外になるが、其処なら遅くに入っても大丈夫であろうし。) [Sat 16 Dec 2006 18:36:50]
◆カール@城下町 > (一分の隙なく敷き詰められた石畳の通り。一定の間隔で佇む街灯が照らしている風景は、町と云う人工物を強く意識させる。 普段は森の中のギルドで過ごしている少年には、どうしてもこの白い町が箱庭のように思えてならなかった。) …。 (そして、そんなものを造ってしまう人間のスゴさにも内心舌を巻く。…此処は、獣に襲われる事はないのだ。) [Sat 16 Dec 2006 18:25:48]
◆カール@城下町 > (すっかり日の沈んだこんな時間に、通りを歩いている者はそうそう無い。規則正しい生活をしているクリスティア人なら、今頃は家族と食卓を囲んでいる事だろう。 時々すれ違う人の大体は、コートや外套の前を掻き寄せて足早に過ぎる男性だった。…仕事帰りのお父さん達だろう。) (ちらりちらり と横目に見ながら、少年は何人に抜かされたか数えていた。) (今ので六人目。) [Sat 16 Dec 2006 18:17:11]
お知らせ > カール@城下町さんが入室されました。 『( 人通りが少ない。 )』 [Sat 16 Dec 2006 18:08:30]
お知らせ > セレス@城下町さんが帰りました。 『 それはもう、とても。 』 [Wed 6 Dec 2006 13:04:41]
◆セレス@城下町 > ( ようやく表に出ればとっくにお昼を過ぎていて。 皆で昼食をとって帰りましょう、と―――やっぱり場所は二人にお任せだけれど。 クリスティアの冬は冷たく、渇く。 何か暖かいものでも食べに行こうか。 ) ( 不意に、昨日の謁見の最後に国王陛下に向けられた問いかけを思い出した。 「貴女は幸せですか?“聖女認定”」 散々楽しく笑った後、カザン様は真面目な顔をしてそんな事を言ったのだった。 ) [Wed 6 Dec 2006 12:59:53]
◆セレス@城下町 > ( 其処から先はなんだかもう、シスター達と小奇麗な店主に囲まれての質問攻めにぐるぐるしていた記憶しかない。 彼女のおおよその背丈だとか、雰囲気だとか、これとこれならどっちが良いかとか、次々に向けられる問いかけに真剣に返答を返し返し。 そして最終的に決まったのは―――――。 ) …すごい、ひらひら。 ( これでもか、と言わんばかりにレースとフリルのついた黒のゴシックドレス。 お人形のようなひらひらの袖とコルセット、ひらひらの長いスカートと黒いオーバーニーソックス、パンプス。 確かに これを着せたら 問答無用で ) 可愛いかもしれない。 ( 「「セレスさま、承認!」」 決定しました。 ) [Wed 6 Dec 2006 12:48:29]
◆セレス@城下町 > ……服、ですか? えっと…確かに、ええ。 ( 「いつも同じような格好をしている」が引っかかったらしく。 二人はその方向に目星をつけたようで。 それを言ったら自分も私服らしい私服を持っていないのだけれど。 そうこうする間にいつの間にかシスター二人に引き連れられるような状況で衣料品店の並ぶ界隈に。 どちらかというと大衆向けではなく、きちっとした正装をオーダーメイドするような所が多い。 ) [Wed 6 Dec 2006 12:37:05]
◆セレス@城下町 > ええと、あの、は、はい、女性です。 こぅ…長い髪を黒く染めていて、小柄で、ええっと…かっこ、かわ、かっこかわいい?( 期せずしてギャル語。 二人のシスターが交互に質問を突きつけてくるのに一生懸命頭を働かせて、どういう方なのかと説明を。 次第に妙な気合が二人に入って来た気がしなくもない。 なにか、こぅ、ちょっとした実用的なものでも良いかな、とか思っているのだけれど――――。 ) あ、あの…毛染め液とか。 ( 「「駄目です」」 ) ひぃ。 ( 怖い。 ) [Wed 6 Dec 2006 12:28:40]
◆セレス@城下町 > それで―――――( 遠く青い空を見上げてひたと脚を止める。 聖教会からあまり離れるようなら、と付き添いをして貰っている二人のシスターに振り返った。 ) 何処で何を買えば良いんでしょう? ( 本当に。心の底から。「贈り物」という感覚は分かるのだが、自分でした事もなければそのやり方を本で読んだこともない。 資金の方は幾らか予算から都合して頂けるとかで、その範疇で。 その範疇もよくわからないのだけれど。 ) …幾らでしたっけ。 10万エンってどれくらいですか? ( 10万という数字は理解できるけれど。とても多いような、そうでもないような。 べたべたのいちごだいふくにして幾つ分くらいだろう、とかそんな感覚。 ) [Wed 6 Dec 2006 12:09:17]
◆セレス@城下町 > ( 昨晩のカザン国王陛下との謁見で、陛下から頂いたアドバイスのとおりに。 そう思い立って、聖教会に帰るなり先ず思う様手紙を書いた。 そして教会のチェックが入る度に書き直し、削除し、を繰り返し――――結局書きたかったことの半分以上を削られて、酷く事務的で無難な文面が出来上がった。 その事を思い出す度にぷくぅと頬を膨らましてむくれるが、全く音沙汰内よりずっと良いと思いなおす。 様々な商店の並ぶ静かな通りを見渡しながら、気を取り直して贈り物探し。 自分の目で見て誰かにプレゼントを贈るなんて今まで一度もした事がなかったし、それはそれで心躍るものだ。 ) [Wed 6 Dec 2006 11:56:47]
お知らせ > セレス@城下町さんが入室されました。 『 そうだ、贈り物をしよう。 』 [Wed 6 Dec 2006 11:47:56]
お知らせ > セレス@城下町さんが退室されました。 [Sat 25 Nov 2006 14:45:44]
◆セレス@城下町 > ( 薄く小さく呼吸を繰り返し、目を閉じた。 無い物強請りなどするべきでは無いし、自分には他の誰にも代われない「役」が与えられている。 その為に皆が支え、生きる力の足りないこの身を守ってくれている。 それはとても幸せな事で、既に生まれてきた意味を全うしているという幸福だ。 1つ呪いを解く度に、1つ悪魔を祓う度に、地上に善なるを広げているという事実がこの身を支えている。 だから、それしか出来ないのだから、せめて誇らしく胸を張ってみせなければならない。 寂しいと、思っても。 ) [Sat 25 Nov 2006 14:35:09]
◆セレス@城下町 > ( お金を持ち歩いているわけでもなし、少し歩いて周って疲れを感じると通りのベンチに腰を下ろし、ぼんやりと道行く人たちを眺めた。 この景色の中に馴染む事も無い、彼らと共有する感覚も無い、地下に棲むアルビノイア。黒いレザーで身を包まなければ表も歩けない、人肌を直に感じる事も出来ない壊れた器。 ただ祈り清める為だけに生まれた神の僕。 いっそ肉体を与えられず、誰の目にも映らなければもっと客観的にこの景色を見られただろうか。 ) ( 羨ましいと、思ってしまった。 ) [Sat 25 Nov 2006 14:28:01]
◆セレス@城下町 > ( 見上げる空は薄く青く晴れ渡り、遠くの雲がゆっくりと流れている。 空気は冷たいが風は穏やかで、通りの木々h葉を落として静かに佇む。 静かに、厳粛に、クリスティアの冬が訪れていた。 帰郷から2ヶ月程過ぎただろうか?地下の暮らしは時間の感覚を狂わせ、実感を損なわせる。 19という自分の歳さえ、稀に見聞きする周りの同年代とはズレている気もする。 ) 手紙、書いてみようか。 ( 不意に思いついた言葉を後から追って、ああ、それは良いなと頷いた。 受け取り主からすればたったの2ヶ月程度で、かもしれないけれど。 色々と思う事、感じる事、聞いてもらいたい事があった。 聖教会の検閲を経て大聖堂所属の方に手紙を出すとなると色々と手間がかかるか、そもそも却下されるかもしれないけれど。 ) [Sat 25 Nov 2006 14:19:04]
◆セレス@城下町 > ( 昼間の割に思ったより人の通りが少ないと感じるのは、相変わらずあの街のことばかり考えてしまうからだろう。行ったら行ったで道に迷ったり変な人に声をかけられたり周りに迷惑をかけたりするばかりだけれど、過ごしたほんの数ヶ月間の記憶がまだ強く残っている。 特に最後の、一夜。 そっとポケットの中を探り、花模様のレースを確かめた。 常につけている手袋越しではその感触はわからないから、取り出して頬に寄せる。 たったそれだけでじんわりと胸に染みて瞳が潤んだ。 ) [Sat 25 Nov 2006 14:09:47]
◆セレス@城下町 > ( 先日からとある大変な事情で聖教会に厄介になっている。もう暫らくは滞在する予定もあり、久しぶりに訪れた街を散策する時間を得た。 お昼前までお城の構造を覚えたり、国王陛下とその周辺の事情を覚えたり、最低限の礼儀作法(という名の物凄い量のあれこれ)を覚えたり。 そんな長い苦行から一先ず開放されて一人ようやく外出。 聖教会が見える範囲から離れぬよう、という条件付で、治安の良い静かな街並をゆっくりと歩いて行く。 極一般的な聖教会のカソック姿の娘は、アルビノイアである事を除けばそう目立ちはしないだろう。 “聖女認定”の名は4月頃ヴェイトス市で行われた「聖剣戦争」の際広まりはしたが、その容貌や素性は相変わらず一般には知れ渡っていない。 ) [Sat 25 Nov 2006 13:57:41]
お知らせ > セレス@城下町さんが入室されました。 『 久しぶりの来訪。 』 [Sat 25 Nov 2006 13:50:27]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 暗闇の中、以前とは違う苦しさに声を上げる。 』 [Sat 18 Nov 2006 03:08:15]
◆セレス@修道院地下 > ( これを辛いと感じるのは罪だ。 与えられた天命に背く事であり、神の家で養われる恩を忘れる事だ。 “聖女認定”と呼ばれる限り逃れ得ぬ責務であり、此処を放り出されても今更行く先の無い身の上に選択肢は他に無く。 ) ……ん ん ンふゥ…… ( こんな淫らな姿を見られたくないと、思うようになってしまった事実が苦しく。 ) [Sat 18 Nov 2006 03:07:34]
◆セレス@修道院地下 > ( ずっとこうだったじゃないか。 今更特別どう思う事もない。 ただ痛みに耐えて、責め苦の時間が終わるまでやり過ごすだけだ。 どうせ終わる前に思考する事も出来なくなって、気絶してしまうのだし。 卑猥な声を上げるのも、たまらず失禁してしまうのも、いつもの事だ。 世話係の修道女達だって、今更それを見て何とも思わないだろう。 ) [Sat 18 Nov 2006 02:59:50]
◆セレス@修道院地下 > ( 右腕と左足、左腕と右足を繋ぐように金属の拘束具が嵌められている。小さな口にも枷が嵌められ、息苦しそうに鼻で息をしている。 どう見ても受刑囚、若しくは拷問中の捕虜。 贔屓目に見ても特殊なプレイ中の娼婦の姿だ。 拘束具――――呪いの力を弱めるべく聖女の為に作られた黒い聖衣を持ってしても聖女の日常生活は不安定で、今日もそんな周期だった。 これが、この地下では日常の風景である。 ) [Sat 18 Nov 2006 02:54:47]
◆セレス@修道院地下 > ( 暖炉に火の入った地下室でもまだ寒いのか、吐く息は白く石床が冷たい。金色の鎖は4本。5つある壁のフックには1つだけ空きがあった。 其処にかかるはずの鎖は今、手元には無い。 時間の感覚が麻痺する程の間石床にに座って過ごし、ぼんやりとその鎖の鳴る音を聞いていた。 ) [Sat 18 Nov 2006 02:48:20]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 じゃら、と鎖が鳴った。 』 [Sat 18 Nov 2006 02:41:47]
お知らせ > カール@城下町さんが帰りました。 『そろそろ戻ろう。 (少年は宿へと向かう。)』 [Wed 15 Nov 2006 17:56:33]
◆カール@城下町 > 竜洞で卵を貰うか、…仔竜を見つけて協力してもらうか、だなあ。 (騎乗する者は人馬一体でこそ。…この場合は馬じゃなく竜だけれども。 一緒に暮らし、心を通わせる過程が必要なのだ。) …。見回りの間に竜に出会えれば、良いンだけど、 (そして説得して仔を預けてくれたら良いのだけれど。) ――…そンなに上手く行く筈ないよなあ。 (日はとっくに暮れてしまった。) [Wed 15 Nov 2006 17:55:45]
◆カール@城下町 > (明日からまたいつもの日常だ。特に変わった事が無ければ森の中でずっとうろうろしている仕事。) ――…そう云えば、 (閉店準備を始める商店街は静かな喧騒に満ちている。何処か物悲しい通りを歩きながら、少年は城壁の向こうの森を思った。) …。俺、騎竜どうしよう。 (まだまだ見習いの身、免許を取るのは遠いが、…むしろ、遠いからこそか、) (自分の乗る竜の事を考えなければならないと思っていた。) [Wed 15 Nov 2006 17:42:09]
◆カール@城下町 > 足痛ッてー…。 (馴染みの町にまで戻ってきた。その安心感が気を緩める。 痛みまで思い出してしまった。) 噛まれた傷ッて響くなあ…。ちくしょう。 (やわらかいところを噛まれた。失態だ。 毒が無かったから良かったようなものの。) [Wed 15 Nov 2006 17:29:13]
◆カール@城下町 > (文句の、と云うよりは、安堵の。) 人心地付いたあ。 やれやれだよな、全く。 (今頃、町の宿の方ではお土産を分け合っているのだろう先輩達。彼らから離れられたのにホッとしているなンて、知れたらきっとぶいぶいと文句を云われるだろうか。…口に出さなきゃバレはすまい。) (報告の仕事はギルドに戻って初めて終了だが、今日一日はゆっくりして良いと上から許しを貰っている。ちょうど兵士達の休養日になったようだ。) [Wed 15 Nov 2006 17:12:10]
お知らせ > カール@城下町さんが来ました。 『( ――…溜息。 )』 [Wed 15 Nov 2006 17:05:41]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『…私は、何なんだろう (小さなうわ言は誰の耳にも入らず、闇に消えた。)』 [Sat 11 Nov 2006 04:00:59]
◆セレス@修道院地下 > ( 熱が下がったらその次は御小言だ。分かっている、ほんの1km程度とはいえ、皆の目を離れて遠くまで一人で歩いていってしまった結果がこれだ。 あの時はただ、もっと遠くまで、遠くまで、歩いていける身体が欲しいと願っただけだった。 それで、もう一歩先へ、もっと先へと南に向かった。 別にそれで、遠い街へ辿り着けるわけでもないのに。 ) [Sat 11 Nov 2006 03:43:05]
◆セレス@修道院地下 > ( 不甲斐無い。それこそ、ああいうものを撃ち滅ぼす為に教会に守られ、養ってもらっているのではないのか。 それすら儘ならないのなら、自分はいったい何なのだ。 ただの病弱な――――足手まといの金くい虫じゃないか。 高熱に頭はきりきりと痛み、身体の末端が酷く冷える。 ぐるぐると停滞して前進しない思考を繰り返しては意識を失い、ほんの数十分でまた目を覚まして同じ事を考えるという悪循環に見舞われる。 ) [Sat 11 Nov 2006 03:32:40]
◆セレス@修道院地下 > ( あの怪物は何処へ逃げただろう。 湖畔で遭遇した蟲使いの怪人は聖句に焼かれて水の中に逃げ、そこで姿を見失った。 南を精霊の泉、西側に永世の森、東の果てにヴィジランジャ河、そして北に向かえば王都クリスティア。 ひっそりと湖畔に佇む修道院は人里離れ、来訪者は少ない。 修道院というのは元々そういうところだし、基本的には自給自足で成り立った施設だ。 あの怪人がまだそう遠くに行っていなければ、皆で戦わなければならない。 数こそ何十人と居るものの、多くは戦いとは無縁のシスター達だ。 まともにやりあったら必ず犠牲者が出るだろう。 ) [Sat 11 Nov 2006 03:12:05]
◆セレス@修道院地下 > ( 無茶な外出を諌められる暇も無く担ぎ込まれ、ベッドに横たわっている。 首筋に流れ込んだ毒は猛毒というほど恐ろしいものではなかったが、脳の近くという場所が悪い。 酷い熱と吐き気を催して倒れ、未だ体調を崩していた。 普通の人間ならここまで悪化しないのかもしれないが、生憎身体は弱い。 世話係の2人の修道女がつきっきりで額のタオルを替え、ろくに休まず見守っているのが申し訳なかった。 ) [Sat 11 Nov 2006 03:03:25]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 薬缶がしゅんしゅんと音を立てている。 』 [Sat 11 Nov 2006 03:00:05]
お知らせ > カール@城下町さんが退室されました。 [Thu 2 Nov 2006 19:19:07]
◆カール@城下町 > (大雪山からの風が来れば、この辺りなど真っ白にされるのだろう。宗教は関係ないけれど、聖夜の頃にはこの白い街に来てみたいと思う。 きっと、いつもよりちょっとだけ明るく見えるに違いない。) ――…さてと。 (道行く人がますます減ってきた。のろのろしていると、店はきっかりそれぞれの定時で閉まってしまう。) 明日の朝一で出られるようにしないと…! (少年は大通りを駆けて行った。) [Thu 2 Nov 2006 19:19:06]
◆カール@城下町 > (少し閉鎖的な雰囲気が少年は苦手だった。…けれども少年はホワイティアだったので、実際のところは街の人々に特別差別されるような事はなかったのだが。 たまに、ごくり、と息を呑む。息苦しいと思った。) 帰りは重くなるぞう。…頑張らなきゃなあ。 (荷の重さを考えると、) …。 (連れてきた馬の心配をした。「あいつ、大丈夫かな」。 今は城壁の、門番の厩を借りて置かせてもらっている。) (はああ。手に息を吹きかけた。 クリスティアはもう、初雪は見れたのだったか。) [Thu 2 Nov 2006 19:11:36]
◆カール@城下町 > (待ち人。町人。ちょうにんと入れるべきだった ともあれ。…。) ええっと。修理に出した武器と新しい蹄鉄の受け取り、配達される食料の内容チェック、…うーん…。 (がりがりと後ろ頭を掻きながら、少年は大通りから外れて街灯の下へ。歩きながらではメモも読みにくい。) (竜の紋章が小さく入った外套が少年の身分を示していた。ただ今おつかい真っ最中、である。) (クリスティアはギルドのある竜洞から最も近い。) [Thu 2 Nov 2006 18:53:10]
◆カール@城下町 > (晩飯時の城下町。整然と敷き詰められている(ように見える)住宅からは、あたたかい色の灯りが零れていた。晩飯の良い匂いも。 不思議な事に、各家庭の味が混ざって酷いニオイになったりしない。どの家がどンなメニューなのか、鼻で嗅ぎ分けられた。 何の訓練だ。) (家庭のある人々の大体は家に入ってしまっている。スケジュール通りに生きているようなクリスティアの人は、用事もないのに外をブラ付かないイメージ。) (多分、今こうして城下町を彷徨うように歩いているのは、待ち人より余所者の方が多いだろう。) [Thu 2 Nov 2006 18:42:43]
お知らせ > カール@城下町さんが入室されました。 [Thu 2 Nov 2006 18:35:37]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『 遠く遠く、記憶する世界を細密に思い浮かべる。 』 [Thu 26 Oct 2006 14:52:19]
◆セレス@修道院地下 > ( 「自己」を身体の外まで伸ばすのだ。 肉体の外まで心を広げ響かせ、世界に触れて浸透する。 そのイメージを掴むのが難しく、試行錯誤して不意に目を開く。 ふぅ、と溜息を吐いて低い天井を見上げ――――それがどういう事なのか、もう一度イメージを練ってみる事にした。 遠く遠く、何処までも自分を繋げる為。 届かせる為。 ) [Thu 26 Oct 2006 14:49:41]
◆セレス@修道院地下 > ( 身体の中を巡る命の熱量は巡り廻る。その流動を感じ取り、そして末端部から認識を外へ。 存在するという影響力を身体と世界の境界線を越えて奔らせるという概念。 座したまま緩く開いた掌、指先、爪の先から外へと向かうイメージ。 ) [Thu 26 Oct 2006 14:39:22]
◆セレス@修道院地下 > ( 全てが1であるという捕え方。 流動する大きな流れの中の、時と、空間と、発生する熱量。 大地と空と芽吹く生命と、光と闇と生と死と、其処に境目は無く。 全てが1つで「世界」となる。 そのごく一部であるセレスティアルの中に細分化された「意思」の断片が発生して、世界全体に対して微量の影響力、熱と重さと質量を持つ。 ) [Thu 26 Oct 2006 14:08:51]
◆セレス@修道院地下 > ( 修道院地下、心身の安定の為に改めて本を読み漁った魔術概念。 この地に縛り付けられた身体、この身体に縛り付けられた心、ただ待つだけでは解き放つ事も侭為らないのだ。 少しでも何か、自分で出来る事を考えなければ。 ) ――――――――。 ( すぅ、と息を吸い込んで目を瞑る。 概念は理解できる。 それがあまりに浮世離れして、人間の身に馴染まない、人間の感覚から遠いイメージであれ。 もともと浮世離れしている自分だ。 それくらいでちょうど良いだろう。 ) [Thu 26 Oct 2006 13:46:58]
◆セレス@修道院地下 > ( この肉体が世界から発生したその一部であるということ。 「これは私である」という境界線について。 熱や重さや感情、目に見えない影響力を視るということ。 境界を越えて自己を拡大するという発想。 常に不安定なバランスの上に成り立つ私、セレスティアと名付けられた私について。 ) [Thu 26 Oct 2006 13:27:48]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 手繰り寄せるように、存在を拡大するように、繋げることだ 』 [Thu 26 Oct 2006 13:21:15]
お知らせ > バラエ@郊外さんが退室されました。 [Mon 23 Oct 2006 21:13:48]
◆バラエ@郊外 > (なるべく賑やかで、そうだ、酒場と一緒になってるトコが良い。) [Mon 23 Oct 2006 21:13:47]
◆バラエ@郊外 > まア良いや。次に目指せば。 …全く俺も、北へ南へと落ち着きが無エ。 (苦笑。) (今日は適当に、安そうな宿へ行こう。…くる、と角を曲がる。) [Mon 23 Oct 2006 21:11:08]
◆バラエ@郊外 > 綺麗好きのくせに、直ぐに見つからねえンだからヨ。…ヴェイトスくらいオープンな街じゃねーと気楽に入れネエのかネエ…。 (うろうろ。酒場は結構見掛けるのに。) [Mon 23 Oct 2006 21:06:03]
◆バラエ@郊外 > それにしたって何処ぞの宿は借りネエと、ヨ。あと風呂だ。 (安いところが良い。当然だが。) [Mon 23 Oct 2006 20:55:32]
◆バラエ@郊外 > 自分じゃ解ンねエッてか。…道理だ。 (自分に関してはとっくに麻痺してる。身体って上手いこと出来てンな、と呟いた。) [Mon 23 Oct 2006 20:50:55]
◆バラエ@郊外 > (ぱすぱす と粗末な服を叩いて、気持ちばかりは埃を落とそうとしてみる。元は白っぽい色だったはずだが、今は大分黄ばんでいた。) (城壁の外の地区で暮す人達は同業やその系統の客に慣れて居るハズだが、それでも男の傍は器用に避けていく。) そンなに臭いかネエ。 (くんくん。袖口の辺りを嗅いでみた。) [Mon 23 Oct 2006 20:48:11]
◆バラエ@郊外 > (白い城壁の外の区域。小汚い男はまず此処でストップした。) はあ、やっとこヒトの気配がすらア。 [Mon 23 Oct 2006 20:41:39]
お知らせ > バラエ@郊外さんが入室されました。 [Mon 23 Oct 2006 20:39:41]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 ……続き、書かないと。(大きく息を吸って、吐き気を堪えた。) 』 [Mon 23 Oct 2006 13:15:16]
◆セレス@修道院地下 > ( 正体不明の恐怖が其処にある。 焦りのような、もどかしさのような、この部屋が酷く狭いと感じるような不安感。 今まで感じた事の無かった感覚ばかりがこの数ヶ月で押し寄せて、ずっと混乱している。 根底から覆すような、考えてはいけないような、拒否反応。 「なにか根底から間違っているのではないのか」。 考えるだけで血の気がひて、今のこの状態をどうにか変化させなければと焦る。 それで結局、何をどうしたら良いか見当もつかずに途方に暮れ―――――。 ) [Mon 23 Oct 2006 13:14:26]
◆セレス@修道院地下 > ( ただ在るだけで痛むこの身体が枷である限り、思う侭振舞う事はできないだろう。 一生をこの地下に繋がれて過ごすのかもしれない。 今までそれを特別どうだとも思わなかった。 自分が周りの誰とも違う境遇にあっても、それは天に選ばれるという栄誉と共にこの身に課せられたものだと。 だから別に、それで良いと思っていた。 尽きるまで祈り捧げ、静かに朽ちるものだと。 それで生涯にどれだけの不幸を地上から消し去る事が出来るか、それだけが存在意義だと。 ) [Mon 23 Oct 2006 13:08:42]
◆セレス@修道院地下 > ( 色々な事があった。 色んな人と出逢った。 沢山の事を知った。 それでも矢張り一番最初に想うのはいつも、黒い牧師服を纏った彼女の事。 大きく感情が揺れる時は決まって彼女が其処に居た。 こうしてその顔を思い出そうと目を閉じる間、酷く悲しくなるということ、最近知ったばかりだ。 顔を見たい人と、もっと話をしたい人とどうしても会えないという事がどういうことか19歳になる今になってようやく知った。 遠く深く、人の目の届かない地下にあって、唯一揃いの黒いリボンだけが存在を繋いでいる。 ) [Mon 23 Oct 2006 12:59:43]
◆セレス@修道院地下 > ( 夏の始まりから終りまでを過ごした、ヴェイトス市での経緯。 空を覆った赤い瘴気のこと。 聖女自身の思うところについて。 書くべき事、書きたい事が多過ぎてとたも長くまとまりの無いものになってしまいそうだが、苦痛ではない。 むしろこうして文字にしておく事が、薄れて行く思い出と感情を繋ぎ止める事になっている気がした。 嬉しくてはしゃぎまわった事も、恥ずかしくてぼろぼろに取り乱した事も、悲しくてわんわん泣いた事も、酷く遠く感じる。 まだ1月2月程度なのに、もうずっと昔の事のようだ。 記憶を確かめるように目を閉じて顔を上げ、頭の後ろで髪を纏める黒いベルベットのリボンに触れた。 日常的に掌を覆う黒い皮の手袋越しではその感触を楽しめないから、それを解いて長い髪を下ろし、頬に当てて暫し物思いに耽る。 ) [Mon 23 Oct 2006 12:47:39]
◆セレス@修道院地下 > ( 時間は緩やかに過ぎてゆく。 優しく緩やかに、どろりと緩慢に、感覚を麻痺させながら。 精霊の泉の畔、城下町から南に遠く離れた修道院がある。その地下にひっそりと一人、蝋燭の灯りに照らされて娘がペンを走らせる。 “聖女認定”と呼ばれる娘はそうして時間の感覚を鈍磨させながら外側から鍵の掛けられた部屋に篭り、クリスティア聖教会に提出する文書を書いていた。 体調は、比較的良い。 少し脚が筋肉痛になった程度だ。 ) [Mon 23 Oct 2006 12:40:07]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 じじ、と蝋燭が音を立てた。 』 [Mon 23 Oct 2006 12:34:55]
お知らせ > セレス@修道院外さんが帰りました。 [Sat 21 Oct 2006 03:14:56]
◆セレス@修道院外 > ( 時折過る風が冷たい。 遠くでさらさらと鳴る森の木々の向こうに闇が続いている。 そろそろ修道院に戻らないと皆が心配するだろうか。 焦らないでゆっくりと歩いてみよう。 そしてクリスティアの長い冬が明ける頃、また大好きな彼女に会いに行けると良い。 その時恥ずかしくないよう、毎日を精一杯過ごそうと、思う。 ) [Sat 21 Oct 2006 03:14:33]
◆セレス@修道院外 > ( もっと動けるようになりたい。 一人で遠くまで、遠くまで、自分の思うとおりに歩きたい。 今度の滞在で切に感じた力不足はそう思い至らせた。 そして、自発的に何かをするという極当たり前の事を自分が殆んどしていなかった事実に気付く。 与えられた役割。 与えられた衣食住。 与えられた世界。 未だそれは続いていて、自立する事など到底できないまま19年。 子供でも知っているような常識が悉く欠落したままだ。 そんな自分のままではいけないと思う。 ) …思ったら、次は動き出さないと。 [Sat 21 Oct 2006 03:06:13]
◆セレス@修道院外 > ( 暫らくこっちの環境に調子を戻すのも大変だった。 料理の味付けはヴェイトス市に比べて薄いし、皆静かで素朴な顔をしている気がする。 なるほど、これは質素な暮らしなんだと修道女達の姿を見てようやく納得すると共に、やっぱり「どちらが良い事なのか」と考えてしまった。 慣れている筈の地下室での暮らしが酷く息苦しく狭く寝付けない。 最近ようやくそういうズレが幾らか直ってきたところ。 当然、聖教会からは長すぎる滞在について根掘り葉掘り聞かれたし、それは良くない事だと諌められもした。 唯一の救いは、幾らか我儘を赦してもらえた事か。 頭の後ろで銀色の髪を束ねる黒いベルベットのリボンだとか、こうして外を歩いて積極的に運動することとか。 ) [Sat 21 Oct 2006 02:55:39]
◆セレス@修道院外 > ( 長かったヴェイトス市滞在から帰って幾許か。 ここは相変わらず時間がループしているかのように同じ景色が繰り返していて、どちらが自分にとって正常なのか暫らく混乱してしまった。 だから、風が冷たくなって遠くの山肌が白くなりはじめたのをみて、どちらかというと安心したのだ。 世界はちゃんと繋がっていて、同じ時間が流れている。 次にヴェイトス市を訪れた時、全て変わってしまったりはしないのだ。 ) [Sat 21 Oct 2006 02:47:24]
◆セレス@修道院外 > ( クリスティア城下町から南へ抜けた人気のない静かな場所。永世の森と精霊の泉に囲まれた辺境の其処に、その修道院はある。 風が木々を揺らす音だけがさらさらと静かに流れ、湖畔が静かにたゆたう。 10月も半ばを過ぎて、北の果てクリスティア領の冬は近い。 そんな夜の風景を暫し眺めて小さく震え、少し厚着をした聖女は手袋をした両手で頬を覆った。 空は蒼く黒く、遠くまでずっとそんな色をしている。 僅かな赤みが差すことも無い。 ) [Sat 21 Oct 2006 02:39:44]
お知らせ > セレス@修道院外さんが来ました。 『 寒くなって来た。 』 [Sat 21 Oct 2006 02:27:56]
お知らせ > ユディトさんが帰りました。 『(最後に響いた言葉に、精神ダメージ。然し笑っていられる辺り、慣れとは怖い)』 [Mon 25 Sep 2006 22:43:04]
◆ユディト > 昔から、結構本気の積もりなのに。 (… 肩を竦め。残るワインを一気に飲み干す。 そして綺麗に空いた皿を重ねては、手に持ち席を立ち) [Mon 25 Sep 2006 22:42:00]
◆ユディト > 先に昔話持ち出したのはシェバトの方!! よってイーブンだ!! (主張! だが然し、其の間にも己の鶏は食べられてゆく。決して劣勢では無い、筈、なのに、何故こんなにも悔しく、負けた気分なのだろうか…!) … 仕方ないなあ。早く寝るよう、尽力はするよ。何ならシェバトが寝物語でもしてくれれば、嗚呼いや済みません御免なさい冗談です。 (睨まれる前に軽口は止め。 先に食堂を後にする、其の姿を眼で追っては) … 本当、酷いなあ。 (『昔っから、そんな冗句ばっかり』――) [Mon 25 Sep 2006 22:40:51]
お知らせ > シェバト@宿屋さんが退室されました。 『 馬鹿だ 馬鹿馬鹿馬鹿阿呆ッッ!! 腐れホモ!!! (非道かった。)』 [Mon 25 Sep 2006 22:38:42]
◆シェバト@宿屋 > …………あ、明日も早いんですから貴方も就寝準備! 歯は磨きなさいね!! ( …そんな、妙な捨て台詞と一緒に。) [Mon 25 Sep 2006 22:37:50]
◆シェバト@宿屋 > ッな!!?その話を持ち出す方が卑怯なんじゃないですか!?禁止!! 第一ッ、!! (鶏をフォークにブッ刺し、そのまま己の口に次々運びながら! ぐもぐもぐもぐもぐもぐも(中略)…ぐもぐも ごっくん!呑み込む!) …ッぶは、 …………昔っから、そんな冗句ばっかり、ッし、信じてませんから!! (――あの薬は、精神にも影響があるのだろうか。「男」だった頃より、嫌悪よりも羞恥が主張するのは何故なのか。手の甲で乱暴に口を拭い、食器をがちゃがちゃと重ねて手を合わす!合掌!) ……御馳走様でした今日の糧に感謝します! (足早に、食堂を後にせん。) [Mon 25 Sep 2006 22:35:45]
◆ユディト > (細腕を叩く様を、何所か眩しそうに見遣り。 浮かせた腰を戻し、改めて座り直す。) 其れを言われちゃお終いだなあ、ッて言うかシェバト、昔の失態を出すのは酷いよ! それを言ったらシェバトだって、掃除を頼まれた時に箒の柄で――… (酷いと彼女を非難する割には、愉しそうに、男は言葉を交わし。頬杖を付いては、彼女の過去を明かして行く。) 其の言葉を其の侭返すよ。『こういう言葉は好きなひとに言うもの』だろう? ッて あ、 ちょ、シェバト!! 俺の鶏…!! (皿が奪われた!!) [Mon 25 Sep 2006 22:30:02]
◆シェバト@宿屋 > ……言って要りません!何度も云わせて頂きますけど、そう言う台詞は好いた女子に言いなさい心臓に悪い、 あ、鶏要らないんなら貰いますよ! (フォークを勝手に彼の皿に伸ばして、ソテーを奪おうと!) [Mon 25 Sep 2006 22:25:20]
◆シェバト@宿屋 > 財力でなく腕力で勝つ努力をして下さいな、……まあ未だ先は遠そうですけど。 (そうして得意げに自身の細腕を叩いてみせる様を見ていると、どうやらまだ気持ちは半分くらい男同士のままらしい。幼い頃からずっとこうした遣り取りをしてきたのだ、…それこそ、彼がいつも言っていた戯れ言のよう これが自分の好意なのに。) …、? (目の前に、身を乗り出しやって来る銀糸 に) ――――…。 (ふと、ことばに詰まって 黒眼がちの眼を丸く見開き。) …な、 (声を出そうにも、音にならない。言葉にならない。) ッバ、馬鹿言ってんじゃねえですよ!!お養父さんに叱られて私の背中でピーピー泣いてた癖に、よくもまあそんな大風呂敷、 (褐色ゆえに解り難いが、頬に僅か朱を雑じらせて早口に反撃…!) [Mon 25 Sep 2006 22:23:12]
◆ユディト > いつか俺がシェバトを守ってみせるよ。 (戯言遣いの道化と思われていても、又、実際に其の道化を日頃演じて居るのだとしても。理解の上で尚、囁く。) 酷いなあ、結構痛いんだよシェバトに殴られるの! … 冗句よりこっちがお好みなら、幾らでも言ってあげるのに。 冗句より本音の方が、言うのは容易い。 (…さても、何所まで本心だか) [Mon 25 Sep 2006 22:15:52]
◆ユディト > 吝嗇も何も無いよ!! そんな時ばっかり俺を頼るのは無しだ…!! (よよよ、と嘆く仕草等を見せ。) まあ、未だ勝てる日は遠そうだけどねえ。……それこそ小さかった頃から、いつか勝ってみせると頑張っては居るんだ、俺も。 だから、 (未だ先は遠いけれど、と繰り返し乍ら。 少しばかり身を乗り出して、彼女にだけ届くよう、小声。) [Mon 25 Sep 2006 22:13:15]
◆シェバト@宿屋 > 本音もクソも、あるかッ。大体、ある筈のものが無くなって無い筈のものが増えてみなさい、客観的に自分の容姿なんぞ見られる訳が無い! (全ては戯れ言だ。彼がそうなら自分もそう返す。偶にキレる。それが幼い頃からの決まり事。) ……褒め言葉だと言うなら、そう受け取ってあげます。 私はてっきり、また頭の湧いた冗句に繋がるのかと思って殴る準備してたんですけど。 (ついと視線を逸らして呟いた。鶏肉頬張りながら。) [Mon 25 Sep 2006 22:09:15]
◆シェバト@宿屋 > あ、ケチ!! (フォークでテーブルを指してブーイング!ブー!) 主も何も何らかの磁場が歪んでこうなったとしか。…まあ良いです。 (頼られて悪い気はしない。鶏肉を弄って細かく切り、細々と啄みながら。) ……まだ、アームレスリングじゃ負けませんね。 (くふ、と嬉しそうに笑った。幼い頃から連戦連勝なのだ。以前より、自分の腕もずっと細く華奢にはなったが――まだ負けはせんよ!) [Mon 25 Sep 2006 22:06:51]
◆ユディト > 酷いなあ。俺は正直に自分の本音を言ってるだけなのに! (けたけたと笑えば、其れは戯れにしか聞こえなく 『為る』 が、) …… 冗談に聞こえる? まあ今のシェバトに取って、可愛いと云う言葉が如何届くかは、俺には推し量れないけれど。 (彼、もとい彼女は数奇な境遇を辿った。其の戸惑いや苦悩等は同じ経験をしない限り決して分からぬだろうが) でも、褒め言葉の積もり。だからあんまり自分を卑下しないでよ。シェバトを可愛いッて思ってる俺まで哀しくなっちゃう。 [Mon 25 Sep 2006 22:03:41]
◆ユディト > 割れた食器代の弁償はしないよ…!! (主張! 裕福に見えてとんだ守銭奴だ!) … 御免なさい俺が悪かったので如何か殺さないで下さい。(あ、折れた。 何時になってもこの幼馴染には敵わない。) まあね、此処で出会えたのも神のお導き、と。 … 土地も知らぬ、ろくに知人も居らぬ。如何せなら気心知れた相手が傍に居た方が嬉しいじゃない。 (掛け合う積もり、には楽しそうにそう返し。) 今ならもうちょっと、良い所も見せられる、……と、思いたいのだけれど。ね。 (腕力でこそ敵わぬが、…己の手元に視線を落とし。筋肉の薄い、自らの腕を眺める。) [Mon 25 Sep 2006 22:00:51]
◆シェバト@宿屋 > ……、 (その、昔話の延長か。宿の客はあまり居ないのか、疎らに人が居るだけの此処で 彼の声はよく聞こえた。) ……… 昔から、そう言うタチの悪い冗談ばかり言う。貴方のそう言う所は悪い癖だと思いますよ。 (諭すように呟いて、ワインを一口。) [Mon 25 Sep 2006 21:55:51]
◆シェバト@宿屋 > いっそアレだ、試してみましょうか、パーティ芸。テーブルクロス抜き。 (どう転んでも凄惨な現場になりそうだ。) 何アンタそれ私の真似ですかねえちょっと不愉快極まりないんで刺していいですか。 (言いながら片手にはしっかりフォークが握られて居た訳だが。よーしトバルカイン頑張っちゃうぞー、主に斜め上の方向に。) …まあそれは半分くらい冗談として。ほら見なさい、どうせ掛け合う積もりで居たんでしょうが。私が此処で見放そうが見捨てようが。 (じろりと不遜に彼を睨め、しかしそれも直ぐに笑うような息と一緒に破顔した。) …でも結局二人で余計に迷って、先方の司祭様が見付けて下さったんですよね。全く、男の二人連れで情け無いったら。 [Mon 25 Sep 2006 21:53:30]
◆ユディト > ――おや。 (驚いたような、声) 今も充分可愛いけれどね。いや、元々シェバトは凛々しかったし、格好良いとも思っていたけれど。 (すらすらと、然し揶揄る様な調子は無い。) 滑稽だ何て、良く言うよ。 ―― もう一度言おうか。 可愛く為った。 [Mon 25 Sep 2006 21:50:26]
◆ユディト > 凄惨な現場に為りそうなので、断固として拒否します。 (思わず敬語になった。) シェバト冷たい。酷いなあ、こう、優しく絆して、『如何してもと云うなら私も残ります』くらいの言葉をさあ…。 (無理を言った。二度言おう、無理を言った。其の上、屈辱的な程に似ていない声真似にはくねくねと良く判らぬ身振りも付いていた、と追記しておこう。) そうそう、放っておいたら何所へ行く事やら。諦めてるなら話が早い。わざわざ上に「既知だし、彼女が良い」と掛け合う手間も無くなるし。ねえ、『飼育係』さん。 (くく、と喜色宿した笑い声を洩らし。) 懐かしいね。あの時は、狼狽える俺をシェバトが手を引いてくれたっけ。でも俺なりに、如何にか良い所を見せようと必死だったよ。 (酒が、口を軽くする。懐かしき記憶を掘り起こし、両目を軽く瞑り乍ら。) [Mon 25 Sep 2006 21:46:58]
◆シェバト@宿屋 > 純粋じゃない自覚があるのは良い事ですね。……今は可愛くないとでも? (澄まして。) …まあそれもそうですよね、只さえ器量の良くない素材が、こうなった所で滑稽も甚だしい訳ですし。 (ふふん、笑い。) [Mon 25 Sep 2006 21:39:17]
◆シェバト@宿屋 > 拭いて差し上げましょうか。生憎ハンカチなんて気の利いたものが此処に無いので、テーブルクロスで。 (何処の豪快さんかと。) 何にせよ二人で仕上げなければならない仕事なら、適材適所で効率良く進めた方がいいですからね。まあそれが終わったらへばろうかくたばろうが是非にと。 ……貴方が此処で生涯過ごそうと決めようが、私は帰りますよ。 (クールと言うか、つめたい女だ。) ヴェイトスに着くまでは良いですが、それからが問題ですね。ヴェイトスは此処と違って、歓楽街が多くありますから。 (要するに遊び場が多いから、一人で野放しにするのも危険か。溜息。) 断る訳が無いでしょう。どうせ貴方の飼育係だって私に押し付けられるに決まってます。…… そう言えば昔、隣町の教会に届け物をしに行った時は、二人で迷ってしまったんですよね。 (昔話をするのは年寄りの証拠か。苦く笑い。) [Mon 25 Sep 2006 21:38:07]
◆ユディト > …… 前髪にスープが付着した俺には何の反応も無しかい いや予想してたから良いんだけど…。 (ちょっぴり目頭を押さえ乍ら嘆く。ツンツンも悪くは無いがいつかデレが雑じる日は来るのか、そんな論議も兎も角だ。) ふふん。へばって其の分の仕事量がシェバトに科されなかった分、有り難く思って欲しいね! (調子の良い事を口にしては、もう一口。中々悪くない。飲み頃だな、と思いを巡らせ。) 事後処理……嗚呼、一気に此処で生涯過ごしたくなってきた。 まあ仕方ないけれど、さあ。 (と、彼女の蒼眸が、己の其れとかち合う。) ……じゃあ聞き返すけど、俺が見知らぬ土地で迷わず目的地に辿り着けると思うかい。寄り道もせずに。 … 良かった。断られたら如何しようかと思ってたよ。 (ワイングラスを置けば、次はスープへと手を伸ばし。スプーンで一口。) 言われてみればそうだなあ。当時はまだ俺も純真で、シェバトももっと可愛かった気がする。 (余計な一言) [Mon 25 Sep 2006 21:31:43]
◆シェバト@宿屋 > ……申しわけありません主よ、私は今日豆粒一つの魂を無碍にしてしまいました。 これで宜しくて? (大袈裟に胸で両手を組んで、祈りの姿勢――から、つん、と澄まして彼を睥睨する。ツンツンだ。) …知ってますよ。あんまり押し付けてへばられても迷惑ですから、言ってみただけです。 (言いながら、スープの底に沈んだ具をフォークで掻き出して囓る。コーンと人参とキャベツ。うむ、出汁扱いなので具は食べなくてもいいのだが、中々美味い。) 此方でずっと野良仕事……と言う訳にもいきませんものね。帰ったらきっと事後処理に宛がわれるでしょうが。 (ふと視線を向け。) …… まさか小さな頃じゃあるまいし、一人じゃ行けないなんて言いませんよね? (胡散げに。) まあ、良いでしょう。馬車も空きがあるでしょうから、一緒に行きますか。…… それにしても、久し振りですね。二人で何処かに行くなんて、何時以来でしょう。 [Mon 25 Sep 2006 21:18:58]
◆ユディト > ギャッ (額と、其処に掛かっていた前髪に、スープの汁を纏った豆がクリティカルヒット! 非常に嫌な感触! 眉を顰め。) シェバト。食べ物を粗末にするなッて云われた事無い? まあ良い、……これでも俺なりに雑用請け負ってたんだけどなあ。 (まあ正直な話、腕力も余りない、前衛には及ばぬ己では、出来る仕事にも限りが在ったと云う面も在る。その点、彼女はシスターや司祭にとって使い勝手が良かったのだろう。) へえ、それは良かった。俺もいつまでも此処で過ごす訳には行かないし、……嗚呼、この状況だ、向こうも状況把握してない足手纏いが増えるのも面倒らしくてね。説明したら、急いで向かわなくても構わないとは言って貰ったんだけど。 (ワインを傾け、嚥下し。) なら俺も同じ頃合、ヴェイトスに向かうよ。同行させて貰っても? [Mon 25 Sep 2006 21:10:52]
◆シェバト@宿屋 > (パンをもしゃもしゃしながら。) レディ言うな。 (スープに入っていた豆をフォークで選り分けて、スパンッ!!と眼前の銀髪目掛けて打ち込んだ。指弾だ。最も、煮られて柔らかくなった豆如きでどんなダメージが与えられるかどうかは謎だが。敢えて言うならメンタルダメージ。) そう仰るなら、そのレディとやらの分も貴方が請け負ってくだされば良かったんです。…… 私はこう、何かを直すとかそう言う事には向いてないんですから。 (パンを呑み込んでスープを啜り乍ら喋る。器用だ。) 帰ってもやることは変わりませんよ。…… 今日連絡が入ったんですが、市の騒ぎは一応沈静化されているようです。私は来週の頭には此処を発ちますけれど、 貴方は? [Mon 25 Sep 2006 21:01:58]
◆ユディト > (勿論目の前の彼女が、『彼』だったと。昔からの付き合いで在る己は充分過ぎる程知っている筈だが。 彼女の対面に座る、男の前には同様のメニュー。鶏肉を口に運びながら其の様な事をのたまい。) まあ、俺は雑務にも慣れてるから余り苦にも思わないのもあるのだろうけれど。 (一応は助祭職。司祭に命ぜられれば雑用もする。とは云え己の使える司祭の放任主義と、己の出自の所為か、他の助祭たちに比べれば苦労も少ないが。) ……其れに、もう、戻る日も近いだろう? あとちょっとの我慢じゃない。 [Mon 25 Sep 2006 20:58:54]
お知らせ > ユディトさんが来ました。 『聖職者で、ましてやレディがそんな暴言、どうかと思うよ。 (…声は彼女の正面から)』 [Mon 25 Sep 2006 20:53:11]
◆シェバト@宿屋 > (第一自分は例の紅い雨から逃れる意味と、本部への定期連絡を兼ねてこっちに来ている筈だった。だのにこう、教会のシスターや司祭様方に使われるわ使われるわ。見た目は少女だが力は、少なくともそこらのシスターよりはある。やれ壁の修理だの、やれ蝋燭の入れ替えだの水汲みだの……ッ。) まあこれも聖務の一環―――…と思えるかッ!! (キレた。半分に千切ったパンを口に突っ込んでもしゃもしゃ。うん、美味い。) [Mon 25 Sep 2006 20:49:42]
◆シェバト@宿屋 > (食前の祈りもカッ飛ばして喰らう飯は、美味い。此の辺りの小さな宿屋は大概教会とくっついているので、其処の司祭様に見られたら頭をカッ飛ばされそうではあるが。さておき。ざくざくと切り分けた鶏肉を、行儀悪く片肘ついて頬張る。今日のメニューはチキンのソテーとパン、スープ、サラダだ。食後にココアを付けて貰っている。此の宿は規模こそ小さくあるが、元々城の料理番をしていたコックが料理を作っているので、飯は美味い。) ………嗚呼、 生き返る……。 (ワインで鶏を流し込み、少女風貌はオッサン臭く呟いている。) [Mon 25 Sep 2006 20:44:23]
お知らせ > シェバト@宿屋さんが来ました。 『 食堂。 』 [Mon 25 Sep 2006 20:39:16]
お知らせ > アシム@水樽さんが退室されました。 『( 樽に水が満ちるまで。 )』 [Fri 22 Sep 2006 21:47:32]
◆アシム@水樽 > ( ざばー。 何度か繰り返すうちにじわじわ、腕と背中と腰の辺りに懐かしい疲労痛というか。 水の乏しい土地に生まれ育った習性、水を零さないよう零さないようちまちまと掬っているので作業はことの他時間がかかる。 ) 川、掬っても 水、減らない なくならない。 不思議ー…わ。 ( 降り出した雨にも赤い濁りはさほど目立たないが、折角温まった体もこれでは雨に冷やされる。 ) …うう。 これは 丁度いい そう思う、しか。 ( 発想の逆転。 体が冷えるんならもっと働けばいいじゃない――まりー(誰) ) ( ペースを上げて ) [Fri 22 Sep 2006 21:46:23]
◆アシム@水樽 > ( 水汲み自体は経験がないわけじゃない。 馬ならぬ駱駝を連れて、貴重な水場まで足を運んだことなら何度もある。 足音を立てない歩き方とか、人の死角を突く接近とか。 そんなものの鍛錬よりはよっぽど楽しかったと記憶している。 駱駝の目は相変わらず何を考えているか分からなかったが、それでも。 ) …たまに涎 飛ぶ される、けど。 ( それも結構な異臭の消化液。 折角汲んだ甕の中身で泣く泣く洗い流したりしました、ええ。 昔のほろ苦い思い出にちょっと、膝抱えてちんまりしたくなったのは気のせい。 多分。 ) [Fri 22 Sep 2006 21:31:49]
◆アシム@水樽 > ( ヴェイトスから遠いせいか、夜を覆う不気味な赤も心なしか薄まって見える。 それが瘴気の源が断たれたからとは知らないが、とにかく。 あの「赤」が濃いと馬もどこか荒々しく、御者の手綱捌きにも余裕がなかった。 約束の期限までもいくらもないし、急げというサインなんだろう。 袖の上から腕を摩って温めて。 ) …よし。 樽。 桶ー。( 円筒型の樽の縁を接地させて、川辺まで転がしたら。 ヴェイトスのものより透明な水を汲み上げ開始。 ) [Fri 22 Sep 2006 21:20:30]
◆アシム@水樽 > これ、川ー…なのは、分かる。 ヴェイトスにも あった。 ( ヴェイトスより幾分落ち着いた雰囲気の街並みも、地方部族の目から見たらどちらも大差ない。 砂ばかりを見て育った者には山も海もベクトルが違うだけ、「珍しい」のひと括り。 ) …でも、あれ 何だろ。 ( 大きくて高くて長くて、白くてぎざぎざ。 ――山と雪。 それが何だか分からないものだから、草を食む馬の気紛れな嘶きがなければいつまでも見入っていたかもしれない。 ) [Fri 22 Sep 2006 21:10:26]
◆アシム@水樽 > ( 眼前に広がる稜線は冬にはまだ間があるにも関わらず白い。 万年雪に覆われた山、そこから流れ出る清流を目の前に臨んでいる。 いや眺めてないできりきり汲めって話だが、その。 ) 寒ー… ( 麻織の服は通気性を重んじたもの、秋風がとかく身にしみる。 ) [Fri 22 Sep 2006 20:58:27]
お知らせ > アシム@水樽さんが入室されました。 『《 クリスティア領北方 》』 [Fri 22 Sep 2006 20:51:28]
お知らせ > レッドフォックス@水樽さんが帰りました。 『さて、お得意の姿勢固定睡眠を・・・(居眠り運転は大変危険です)』 [Fri 22 Sep 2006 02:53:29]
◆レッドフォックス@水樽 > 明日の夜までにはアングリマーラに戻っちまわねぇとな。・・・お前さんもそれまでには回復しとけよ。(重労働と未成年飲酒によって完全にグロッキーして水樽と一緒に揺れている相棒を横目で見つつ、男は何時ものニヤけ笑いを浮かべた) [Fri 22 Sep 2006 02:47:29]
◆レッドフォックス@水樽 > (だが、全ては自分が選んだ修羅の道。やり遂げねばならない。何より、『ヤツ』と約束した)・・・偶然とはいえ見つけちまって、それを読んじまったんだ・・・義務は果たすぜ、「フォックスハウンド」・・・我が師匠・・・(ボウガンをマントの下に直すと、再びしっかりと手綱を握った)『漢』ってのは約束は必ず守らにゃならねぇ・・・そのためにも、まずは水樽を運び終えねぇとな。 [Fri 22 Sep 2006 02:42:19]
◆レッドフォックス@水樽 > (それにしても、今回の旅は本当に色々あった。主に自分の未熟さを晒す事が多かったが、その1つ1つが無駄なことではなく、自分の成長に繋がったと自覚している。市に戻ったら1から鍛え直すつもりだ)・・・鍛え直すと言やぁ・・・(男は腕を少し曲げて、また戻してみる)・・・あ〜、やっぱまだ痛ぇ。流石にあの水樽は重過ぎだぜ・・・ぶっちゃけ、オレとアークだけじゃ明日まで掛かっても積み込みすら終わらなかったかもな・・・(痛む二の腕。だが、今回ずっと手綱を引いていたのも併せて心なしか腕力が少しだけ強くなった気がする。ボウガン修行時代は技術を優先させて筋トレを怠ったために、修行の後半で苦労したのを思い出した)・・・もうちょっと腕鍛えとけば、あの技の習得も既に出来てたかもしんねぇからな・・・(・・・あの技。この先自分が傭兵を続けるなら必要になるであろう技。・・・いや。自分の真の目的を果たすためには大前提として必要となる技・・・)・・・どれ。(座ったまま、右手でボウガンを手に取る。肩を、肘を、手首を回し・・・戻してみる)あ痛たたた・・・ダメだ、まず帰って休んでからだな。・・・まぁ、休んでからでも無理だろうけどよ。(帰ってから毎日本気で鍛えて、早くて一ヶ月ちょいあれば習得できるだろうか。仮に習得は出来たとして、そこから実戦で使えるほどに磨き上げるには更なる時間を費やすだろう。・・・しかも、それで覚えた技は自分にとっては『大前提』の1つなのだ)・・・果てしねぇなぁ・・・(ボソリと嘆いた。溜息が夜の闇に吸い込まれていく) [Fri 22 Sep 2006 02:34:55]
◆レッドフォックス@水樽 > 早く帰らねぇとな・・・期限に間に合わなくなっちまう。(急ぎたいのは山々だが、何分行きとは荷物が違う。馬は思ったほど速くは進んでくれない)後は時間との勝負ってか・・・やれやれ、オレが一番苦手な相手だぜ。(そんな事をボヤきながら、男は空を見上げた。未だ紅い雲に覆われた空は、何時また紅い雨を降らすか分からない。さっさと消えて欲しいと思う反面、さっさと消えるとせっかく運んだ水樽が無駄になるな、とかどうでも良い事を考えていた。まぁ仮に帰った頃に水が清浄に戻っていようが、何だかんだで汚い都会の水よりは田舎の綺麗な水の方が需要はある。それなりの価値にはなるだろう) [Fri 22 Sep 2006 02:17:12]
◆レッドフォックス@水樽 > (何時ものソレを口に咥え、男は馬車を動かし始める。馬車の中には大量の水樽。後はコイツを市に持ち帰れば仕事は終了である)・・・痛っ・・・こういう言い方は何だが・・・田舎者の飲酒量を甘く見てたぜ・・・(まだガンガンと響く頭を抑えながら、今日の事を思い出した。アシムの言っていた通り、全力で馬を走らせ何とか日中にクリスティアの地方村の1つに到着する事が出来た。その後は、アングリマーラ製のチーズを手土産に村の屈強そうな男数人を買しゅ・・・協力を仰ぐ事に成功し、水樽の積み込み作業は速やかに終了。その後は、お礼も兼ねて村に唯一の酒場で手伝ってくれた男達と共に酒を酌み交わした。・・・実のところ、男は酒は得意ではないのだが嗜む程度飲めば良いだろう、後は話でもして盛り上げようと考えていた。だが、男達はそれはそれは驚くほどの豪快な飲みっぷりで、結局今の時間まで付き合って飲み続ける羽目になった) [Fri 22 Sep 2006 02:06:50]
お知らせ > レッドフォックス@水樽さんが入室されました。 『さぁ、て・・・』 [Fri 22 Sep 2006 01:50:03]
お知らせ > ユディト@城下町さんが退室されました。 『(そして、足音は夜に融け――やがて消えた。)』 [Thu 21 Sep 2006 23:52:36]
◆ユディト@城下町 > ( 心の暗殺リストに関しては、聞かなかった事にした。 厭な事は直ぐ忘れる! 都合の良い事だけ聞く! これ信条!) [Thu 21 Sep 2006 23:52:17]
◆ユディト@城下町 > (うわあやっぱりそういう扱いなのは変わらない!) …… まあ、ねえ。特に変わった事も無くて、退屈してたよ。シェバトが居るならまた面白く為りそうだけれど。 ( 騒がしく、の間違いかも知れぬ。 … 振り返る其の表情には、少しばかり虚を突かれ。) そう、かな。うん。有難う。 …… ふうん、シェバトは少しばかり、変わったかな。 (一人ごちる様に。) でも、芯は変わってないみたいで、俺も安心した。 (既知との邂逅で緊張が多少解けたのか、破顔し。) [Thu 21 Sep 2006 23:51:19]
お知らせ > シェバトさんが帰りました。 [Thu 21 Sep 2006 23:49:34]
◆シェバト > 確かにこう、心の暗殺リストには入ってましたけど。 (フフッ! 笑い。) 変わって居ないようで、何より。 (…… 言って、田舎町の暗い道を、先に歩いて行った。) [Thu 21 Sep 2006 23:49:31]
◆シェバト > 本当。嘘は吐きませんよ、貴方じゃないんだから。 (非道い事言った。) 昔からくだらねー冗談ばっかり言ってる貴方とは違うんです。……そうですね。此処数年お会いしませんでしたが、御元気そうで何より。 (先先歩いて居たが、不意に振り帰って笑った。) 少し安心しましたよ。 [Thu 21 Sep 2006 23:47:04]
◆ユディト@城下町 > いや、だって何か…嫌な過去として封印されてそうだなあみたいな事も、ちょっと思ってたから…。 (死ね云々の遣り取りは日常茶飯事か。そして余計な発言でしょっちゅう苛立たせている自覚は一応在るらしい。 自覚が在るが直らないのも又、事実。) 別に構いはしないよ。まあ確かに布団が変わると眠れないんだけれどね。 (話したい事も聞きたい事も、幸い沢山在るのだから。) 眠れなかったら眠れない、其れで良いよ。 (其の、己の我が儘に付き合わされるだろう、この幼馴染は難儀な事だが。 頷いては、歩を進め。其の後を付いて歩かんと。) [Thu 21 Sep 2006 23:46:21]
◆シェバト > ……私は会った人間の顔と名前を合致させるのがやたらと不得意ですが、流石に幼馴染みの名前くらい覚えていますよ。 (最初に会ったのは何時だったか、修道院にいた頃だからきっと10年よりもっと前だ。彼も故郷から遠く離れ難儀な生活を送っていたが、きっと今の自分より難儀じゃないと言い張らせて頂くまじで。) 教会の手配で、市に家くらいは買ってるんでしょうけど――お気の毒様という事で。硬いベッドと平たい布団で眠って頂く事になるでしょうね。この辺の宿、安いのはいいけど質素ですから。 (肩が凝ると一人語散、付いておいで、と手を振り。) [Thu 21 Sep 2006 23:40:50]
◆ユディト@城下町 > (然し何も知らずに巻き込まれるよりは、この都市に避難する事が出来ただけ自分は幸せだろう。ましてやその矢先に、彼(或いは彼女?)とも再会出来たのだから――此れも又、神のご加護とでも云う事か。) ……本当? 有難う、流石にこう知らない街で行き成りサバイバル野宿は勘弁だからね。そうしろとは云われなくて良かったよ。 ゆっくり、話そう。 (…余計な口も多いし、気丈に繕っては居るが。 流石に、既知の居らぬ、知らぬ街。 不安くらいは、あるのだ) [Thu 21 Sep 2006 23:35:18]
◆ユディト@城下町 > (そんな惨劇が回避された事にも気付かず、笑ったものか困ったものかと悩む男は、確かに幸せだったかも知れぬ。己ではその幸せに気付いては居らぬが、幸せなど往々にしてそのようなものだろう。) ちゃんと覚えてて貰えただけ嬉しいよ。うん、あの、だから、…いや、俺、何か悪い事言った? (云ったとも。 元気を出してと張本人に慰められた所で嬉しくあるまい。) ……まあ冗談は兎も角もだ。 (冗談なのか。) シェバトも色々大変だったみたいだね。その辺の話もゆっくり聞かせてよ。死ねとか貶されても寛大に受け容れる俺ちょう偉い! (自画自賛の余計な一言がついた) [Thu 21 Sep 2006 23:32:09]
◆シェバト > 秘密を護るも何も、別に隠してなんか居ませんからッッ。……まあいいです。そこらでトランクを枕にして眠れと言いたい所ですが、貴方も来た時期が悪かったですね。 (ヴェイトス市は戦争の真っ直中、出るのも困難だったが入るのはもっと困難だろう。教会関係者であれば幾らかマシかも知れないが、異動早々戦火の真っ直中って酷過ぎる。) …良いでしょう。私がこっちで取ってる宿に案内します。 [Thu 21 Sep 2006 23:29:35]
◆シェバト > (隠し子とか言ったら恐らく血が出るまで殴っていたので今の彼は幸運だ。そして何そのファンタジー双子!!自分の詰めの甘さにも絶望するが!) ………そうですかユディト助祭。…お久し振りです、トラウム・ニヒト・フィンスタニス。 (項垂れ打ち拉がれながら。ああ、こっちで築いた友人知人ならまだしも、母国の知りあいにまでこの体たらくなのかトバルカイン(自問)。仕方ないじゃないですか(自答)。) 誰が女装趣味かッつうか心が乙女か!!!女装で背が縮むってどんなミラクル!!?あああ親切に声を掛けた私が馬鹿でした大馬鹿でした阿呆でした!!死ね!!! (久し振りに会う竹馬の友に、死ねとか言った。溜息吐きたいのはこっちだ。) [Thu 21 Sep 2006 23:26:19]
◆ユディト@城下町 > (重苦しい、このまま地面に落下してめり込みそうな勢いの溜め息が洩れた。) で、秘密を守る代わりにでも、異動になったうえ偉い災難に巻き込まれて如何していいか見当もつかない幼馴染を助けてはくれないか。 (助けを求めてはいるようだが、非常に恩着せがましい! …空いた片腕で、がしがしと頭を掻き。如何して良いか判らぬのは事実なのだ。) [Thu 21 Sep 2006 23:21:36]
◆ユディト@城下町 > …… 其の名で呼ばれるのも、今は稀なんだけどねえ。最近はずっと洗礼名のユディトで通ってる。 (『トラウム』と言い掛けた彼女に、隠し子ならぬ隠し妹説は却下。 まだ「実は双子で、ひとりが怪我すると同じ跡がもうひとりにも!」とか云われたら騙されてたかも知れないのに!) …………シェバト。久し振り……。 (沈黙が痛い。) 大丈夫俺はシェバトが女装趣味でもいや寧ろ心が乙女だったとかそういう秘密があっても幼馴染の縁切ったりしないよ。 (開口一番 それ。)(数年前、最後に逢った時、彼は確かに『男』だった、から。) [Thu 21 Sep 2006 23:19:26]
◆シェバト > ( …… 重たい沈黙が、二人の間に漂い始めた。) [Thu 21 Sep 2006 23:12:24]
◆シェバト > はは、でも、異教の方は教会を厭いますから――見た所司祭、いや、助祭殿ですか。………………。 (何かを考え込むような難しい顔で、顎に指を添えて暫し熟考。 しばらく お待ち下さい。) ……… あの、間違えて居たら申し訳ありません。物凄く謝ります。 (フリーズから復活した頃、「そうじゃなかったらいいな」の色が濃厚な引きつり笑顔で何か宣うた。最後に会ったのは何時だ、少なくとも本国に居た頃だから二年か三年前。冷や汗とも脂汗ともつかない何かを垂らしながら、……じ、と見上げ。) その、もしかして貴方トラウ―――…、……………。 (…名前、出た……ッッ!!!褐色なので解り難いが、顔面が蒼白になる。) ……………。 (己の思い違いでなければ、目の前の彼は既知だ。幼馴染みだ。しかも「思い違い」が「確信」に変わった。…非常にまずい。) ……。…。 (妹です☆ミ、と誤魔化した所で、火傷の跡まで一緒の兄妹って、何よ―――…) ………。 [Thu 21 Sep 2006 23:12:04]
◆ユディト@城下町 > 初対面、だと、……いや、ともすると、 (ふ、と何らかの可能性に気付いたのか、顔を上げ。真っ直ぐに彼女の蒼眼を見詰める。) 『シェバト』と云う『神父』を、ご存知でしょうか。もしや、縁者で? (…… 親類と思った、様子。) [Thu 21 Sep 2006 23:07:33]
◆ユディト@城下町 > 成る程、…為らば最初から教会を訪れれば良かったかな。 (話を聞いては軽く嘆息し。 己も又、布にこそ包まれては居るが、荷物と共に鉄槌を抱えている。ゆえに得物を持って居ると気付いた所で言及もせず。然し長物を、二本も提げるとなれば護身程度では無かろう。ともなればエクソシスト等の前線か、 … エクソシスト?) …… ヴェイトスで。ともなれば、新しい同僚と云う事になるのかな。トバルカイン、殿、……。 (名前を口にしては、益々 何かを呑み込んだような表情で。聞き覚えのある名だが、いや、然し――…『彼』は男で、) [Thu 21 Sep 2006 23:04:08]
◆シェバト > ああ、連絡を兼ねて今此方に参じているのですけれど、……… あの、何処かでお会いした事は? (化石時代のナンパのようだ、と、言ってから自分で思った。) [Thu 21 Sep 2006 22:56:30]
◆女 > 嗚呼、やっぱり。この界隈、酒場なんかも少ないし、一人で出歩くのもおかしな話だと思って。失礼致しますね? (くふ、と柔らかく笑う。だが、その神父服の腰には何か長物を二本提げている。…武器だと知るのに、そう理解力も洞察力も必要無いだろう。胸の前で十字を切り、一旦腰を折り挨拶しながら。) 教会は、教徒ならずとも深く懐を広げていらっしゃいますよ。数少ない宿屋も、大概教会とくっついてますし。―――……? (歩み寄って来る彼に、一瞬火傷顔を歪め怪訝な顔をしてみせた。目が泳ぐ。) ああ、私は、ヴェイトス市で任を勤めております トバルカインと申します。……失礼、貴方、 [Thu 21 Sep 2006 22:55:28]
◆ユディト@城下町 > (――…と。通りの先、小さな教会から出てきた影に眼を瞬かせ。教会に出入りする相手で在れば、幾分信頼も置けるだろうと(此れが泥棒で在ったりしたら最早如何しようもない訳だが)、数歩近寄り。) (…女性?) (神父服を纏う彼女に違和感を覚えるものの、それ以上如何と云う事は無かった。 その時、彼女も此方に気付いた様子。掛けられた声に) 嗚呼、……助かります、よ。本当に来たばかりと云う状況で。右に行くか左に行くかも分からず、 (返答を。歩み寄らんとし乍ら) [Thu 21 Sep 2006 22:49:08]
◆女 > (黒い、黒い神父服。しかしそれを纏う人影は少々小柄で、シルエットにも柔らかみがある。女だった。男装を快く思わないパプテスの根差すこの街で、なかなか見られない服装ではあっただろう。 ヴェイトス市などの所謂『都会』に比べ、夜も昼も何処かぱっとしない街並み。丁度その女は、小さな教会から出て来た所だった。…またもあまり見られない黒色人種の肌、掌に、ほうと息を吹き掛け。) ――――…、 (ふと其方に向けた顔は、ガラス玉のような右眼を覆うように火傷が走っている。… 僅かに首を傾げ、其方に近寄って行こう、と。) …旅の方? 如何かなさいましたか。 [Thu 21 Sep 2006 22:43:30]
お知らせ > 女さんが来ました。 『 ( 夜の闇に蕩けるような。)』 [Thu 21 Sep 2006 22:37:08]
◆ユディト@城下町 > (完全に予定外だ。都市の場所程度は把握していたが、然し流石に宿や食事処の場所までは知る余地も無い。……最低限の事は如何にかしなくてはと思うものの、矢張りアクティブに歩き回る元気も無い訳で。 せめて訊ねられる人間は居らぬか、と周囲を見渡す。) … (抑もがこの時間。加えて知らぬ土地と為れば良いカモだ。他人を頼るのは少々自殺行為にも思えたが、自分の足で歩き回り宿を見つけたとしても、其処が信頼出来るかは別の話。) [Thu 21 Sep 2006 22:36:23]
◆ユディト@城下町 > (慣れない街に、然し能動的に見て回る元気も余裕も在りはしない。尤も観光しようにもヴェイトスに比べれば閉鎖的な都市で在るし、其の上、夜も更けて来ている。 だから特に目的も持たず、最低限の荷物を抱え、男は宵の路地をゆるりと歩いていた。冷たい風が、神官服の裾を靡かせる。) … 参ったな。予想外だった。 (教会から下った突然の異動要請に、故郷を離れヴェイトスを訪れる事に為ったのだ、が――まさかこんな状況に為っているとは知らなかった。荷物をのんびり整理する等と云う余裕も無く、一先ずはこの都市へ避難したかたちだ。) [Thu 21 Sep 2006 22:30:57]
お知らせ > ユディト@城下町さんが来ました。 『 (夜風が頬を撫ぜる。) 』 [Thu 21 Sep 2006 22:22:33]
お知らせ > シェーラ@水樽さんが退室されました。 『 此方でお夜食頂く約束もありますし。 ( ※食費計上。 )』 [Wed 20 Sep 2006 20:19:28]
◆シェーラ@水樽 > ( この空の色が、ちゃんと向こうでも見られるようになれば良いと思う。 汗を拭いながら見上げた空を横切る何かの影。 )( ――鴉の声。 ) ………。 ( 先日、奇妙な文書が落ちてきた時にも、こんな声が聞こえた気がする。 暫し空を見上げるが、今日は何も落ちては来ない。飛ぶ鳥の影も、もう彼方。 ) ……急ぐとしましょうか。 ( こきっと首を鳴らして背筋を伸ばす。 ) [Wed 20 Sep 2006 20:18:44]
◆シェーラ@水樽 > ( 昼間の内に農家を回って、馬蹄の打ち直しに勤しんできたという話だが。此処に来るまでに大分磨り減ってたらしい。 )( …馬の取り扱いなぞ、Masterが存命だった頃に多少、お手伝いをした程度。その後に仕えた家には、自分より詳しい方がいた訳で。 )( だから、そうなのだと言われると納得せざるを得ないのが悔しい所。 結局は適材適所か。 ) ……重い重い。 ( 口で言ってられる分、余裕があるように思えなくも無い。 ) ( 台車が空になる頃には、大分息も上がる。 喘ぐように吸った空気が、大分冷たい。 大雪山から吹き降ろす風の所為か。それとも、そろそろ秋が近いという証か。 ) [Wed 20 Sep 2006 20:07:11]
◆シェーラ@水樽 > ……何と言いますか。 ( がらりごろり。 )( 台車を引っ張りながら仰ぐ空は、久々に見る真っ当な空色といった所か。 )( それでも、視線をアマウラ方面に流してみれば、端の方からうっすらと赤い色が靡く様が見える。 )( クリスティアはヴェイトス等と比べると閉鎖的な地域性。余所者がガイジンだー、と言われるのは別の国だが。 )( 只今戦乱真っ最中のヴェイトスからの客人ならぬ代物は、胡乱げに見られる事六割、不安げに情勢を聞かれる事二割、その他が二割といった所。 ) …同じ腰に来るなら、そっちはそっちで活力にー…なるかどうか。 美味しいご飯で帳消しにしたい所。 ( 馬車の傍までやって来て、一息。 )( 御者代でパイプを美味そうに吹かす御者に、思わず恨めしげな視線も飛ぶが。 )( …この後が彼の仕事本番だから仕方ない。 とはいえ、か弱い女子を手伝う気概は! )( ※あんまりか弱くない。 ) [Wed 20 Sep 2006 19:56:24]
◆シェーラ@水樽 > ( 重いものを一気に持ち上げる時には、ぎっくり腰に充分ご注意下さい。 )( トントン腰を叩きながらの肉体労働。これでも腕力は女子の人並みよりはある方だが、中腰の作業は腰にくる。 ) 別に、腰にくるといってもやーらしぃ意味では無いのですが。 ( 誰も聞いてない。 ) ( 作業中の独り言としても、大概に阿呆な部類を呟きながら、よいせっと樽を台車に積む。 少し離れた場所で、馬車が御者と一緒に待っている。 )( 御者も馬も、もう一踏ん張り頑張って貰う所。昨夜は鋭気を養う一回休み。帰り道は、迅速かつ無理なく安全にを、より一層心がけなくてはいけない訳で。 ) [Wed 20 Sep 2006 19:49:05]
◆シェーラ@水樽 > ( 伝わるものが空気、雲、、天候。そんなものだけあって、時間の問題なのかもしれないが。 今が無事なら、取り合えずこの仕事には支障は無い。 )( 他にはありまくりだが気にするな。 しろって話か。 ) …想定して然るべきでしたが、大した重労働になりますよSir. ( 桶で汲んだ水を、水樽の中に満たしていく。一個ずつ運んでいると埒が明かないので、近くの農家で台車借りました。 ) [Wed 20 Sep 2006 19:43:50]
◆シェーラ@水樽 > ( 場所については、毎度の如く入室参照。電波みみみー。 ) ( クリスティアの都市部では無く、近隣に点在する地方村の一つ。其処を流れる川は、ヴェイトスで見たものより澄んだ透明な色。 ) [Wed 20 Sep 2006 19:14:33]
お知らせ > シェーラ@地方村さんが入室されました。 『( 川辺。 )』 [Wed 20 Sep 2006 19:10:07]
お知らせ > セレニア@聖教会懲罰房さんが退室されました。 『( マスター? )』 [Sun 20 Aug 2006 02:36:24]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ―――ッぃ… ぅ…っ…! ( それは、鞭の傷に比べれば何でもない痛みだったけど…。 最も信頼を寄せる人の一人に受けた暴行は、その正常に機能しているとは言い難い意識に、深い傷を残す…。 …自分の中で、何が起きているのかは知らない… そもそも、何をされたのかも分からない…。 これが誓いだと彼女は言ったけど… 自分達は神に身を捧げた存在で、性交渉はご法度だ。 これは、違うのだろうか ) ―――。 ( 呆然と虚空を見つめたまま。 枷を外されれば、 べしゃり と崩れ落ちるのみ。 …見下ろしてくるティフィスに、すがるように、そっと手を伸ばそうとするけれど… 微笑が返って、背を向けられる。 …分からない… 何も… ) [Sun 20 Aug 2006 02:36:15]
お知らせ > ティフィスさんが退室されました。 『おやすみなさい。わたしの――セレニア――』 [Sun 20 Aug 2006 02:22:46]
◆ティフィス > ( 快楽を与えるつもりも、得るつもりもない。これは神と聖教会が定めたこと。そして、ティフィスに下された命令。それをただ実行しただけ。セレニアの中に来るべき日に備えて烙印を刻み付けると、あとはさっさと肉棒を引き抜き、布でふき取る。股元通り服を着込むと、セレニアの手枷をはずした。 ) これで貴女の身は清められたわ。あとはゆっくり休んで、司教様にご挨拶をして、ヴェイトスへ戻りましょう。 ( 相変わらず、ニコニコと微笑むだけ。呆然とした瞳を惚けた瞳で見つめて、あとは彼女に背を向け、部屋を出て行く。セレニアへの目的は性交でも子をなすことでもない。ティフィスの一部を彼女の中に仕込み、吸血鬼となったそのときに発動させる。それは聖教会が表向きには記していない禁断の術のひとつであった。 ) [Sun 20 Aug 2006 02:22:29]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ―――っくふッ…! ヒッ…!? 〜ゃ、やめてください、マスター! …ッは…! わ、私達はっ… …ッ ……ッっ! 〜か、神に仕えっ… ( ふくく、と… 笑うというには苦しげに、その愛撫へ抵抗を続け。 何も知らない身体には、液体こそ塗り込まれてしまっても反応は鈍い――― が。 抱き締められて、その見慣れぬ器官がそそり立つ腰を押し当てられれば、ようやく何をしようとしているのか、されそうになっているのか、本当に理解したようで―――。 がしゃん! がしゃん! 鎖を鳴らし、逃れようと腰を振る。 無駄な抵抗 ) ―――ゃ、やめっ… いけません、マスタ…―――ッあァあああああああッ…! ( いきり立ったものが割れ目に当たって… 指も知らなかったその場所を無理に貫通されてしまう…。 快楽ではなく痛みに身悶えして、挿入されたそれを、ぎう!と容赦なく締め付けて… それでも聖水?によってすべりを良くされたものは、用意に最奥をこつんと叩く。 ―――そのほかには何も無い、放出… それを、感じられたかどうか…。 …呆然と、目の前で平然としているティフィスを見つめていた… ) ( 聖水と、少しの愛液と… 宿る事に失敗した種が溢れる中に、血が混じっていた ) [Sun 20 Aug 2006 02:13:26]
◆ティフィス > 受け入れなさい、セレニア。これは教会の――神のご意向なのよ。 ( やんわりとした声音で告げて、セレニアの言葉も聴かないままに、液体を塗りこんでいく。指を曲げて肉を掻き分け、膣内へと進入し液体を塗りこむ。中を十分にほぐし、それが終われば指を引き抜き、セレニアを抱きしめるようにして、ゆっくりとしたから肉棒を進入させていく。奥の奥まで到達すれば、ティフィスは身を震わせて、セレニアの中に種を注ぎこむ。”ヤドリギ”と呼ばれるその種は、セレニアの下腹部に根付いてその力が必要となるときまで眠り続けるのだ。 ) 全ては神のお心のままに。 ( ティフィスは、セレニアが吸血鬼となったとき、それを葬るための楔として聖教会が選んだのである。すべては、聖教会の謀であった。 ) [Sun 20 Aug 2006 01:58:36]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ( 何が、あったのだろう。 次第に明瞭になる意識は、やはりどこかに、彼女の異変を感じている。 今までスケッチブックで静かに伝えて来ていたのが、突然話せるようになったのだから、戸惑って当然と言えば当然だけど… どこか、何かが…。 ……何を、されたのだろう…… ) ―――ッ… ( じゃらり。 一度強く鎖を握って、姿勢を正す。 …正直、立っているのもやっとな状態で、これは辛い…。 ティフィスは、さっさと枷を解いてくれるような人ではなかっただろうか。 …それでもニコニコ笑顔には、それらを口に出す事が出来なくて… ただ、『意義不服』にとんでもないと首を振る ) ―――いえ… いいえ。 了解、しました。 これからは、今度のような事にならないよう、気をつけます。 …よろしく、お願いいたします。 マスター… ( 『保護者』 …今回彼女がクリスティアへ召還されたのも自分のせいと思っている…。 興奮状態に陥る意識では、確約は出来ないとしても… 彼女の指示には従うと、首を振――― ) ―――。 ( ―――何故だか、突然脱ぎ落とされる修道服。 …豊満な女性的な体と… そこにはあり得ない器官… 躊躇いも無く触れる修道女に、きょとんと、呆けたような顔をしている ) ―――は、ぁ…? …ぁの… マスター、聖教会への忠誠は… 教会への忠誠は勿論ですが… 私は現在、大聖堂所属の――― ッ!? なっ…! マスター? …ッひゃぁ!? マスターッ!! な、何をっ…… ッん…… っく ( 彼女だって、現在は大聖堂所属の筈だ。 やはり何かおかしいと思うけれど――― 続く行動は、それどころじゃない。 健康診断などで検められる事くらいあったかもしれないけれど… 自分ですら特に触れた事が無い場所に、知らない手つきが何かを塗りこむ。 くすぐったそうに身を震わせて。 背の痛む身体を、少し暴れさせる ) [Sun 20 Aug 2006 01:49:15]
◆ティフィス > ( シスター・ティフィスは神の声を聞いた。そして奇跡を授かりしゃべれるようになった。これほど喜ぶべきことがあるだろうか。だから、生じたほんの僅かな違和感だって、気にならないだろう。あの扉の向こう、あの部屋で、彼女に何が起きたのかなど、しらずとも―― ) うぅん、正確には教育係と監視役かしら。あなたが問題を起こしたときに責任を取れる保護者が必要でしょう? 一緒に戦ったりはしないけれど、私が一緒にいれば、貴女は吸血鬼を狩ることも許されるわ。この決定に異議不服をもうしたてるのなら、私も一緒に報告に行くけれど。 ( そうニコニコ笑って説明すると、シスターティフィスは修道服を緩めて脱ぎ落とした。ぱさっと布のこすれる音と落ちる音が聞こえて、ティフィスの裸体があらわになる。その股の間には、生殖器がそそりたっていた。己の肉棒に、聖水のようなものを垂らして。 ) セレニア。貴女の内側から心の穢れを取り払い、以後も聖教会にたいして誠意ある忠誠を誓うようにしましょう。 ( そういうと、ボロボロになったセレニアの修道服をたくし上げて、聖水のような液体を片手に塗って、彼女の秘部へと塗りこんでいく。丹念に、丁寧に。 ) [Sun 20 Aug 2006 01:31:49]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ―――申し訳… ありません、でした… ( 疑問は、嘘のように――― 無くなっているようで、今度は別の引っ掛かりがあるのだけれど、今は、それを明確に意識はしていなかった。 …『彼女は、自分がこうしているこの状態で、それでも優しく微笑むような人だっただろうか』… ) ( どうにか立ち上がっても、両手首の位置は頭の上。 『司教様の言葉』と聞けば、それでも再び片膝を折って、頭を垂れた ) ―――マスター…。 大聖堂…の… 意向は、教育…係り、では…? ( 『マスター』と呼んではいるけれど、彼女は聖女で、審問官ではない。 だから吸血鬼との戦闘を、明確に許可されるとは思っていなかった。 16課と縁のあった者が、何かしら手を打ったのかと思うけれど… これまた、それでもティフィスを指名するのは、妙な気がする。 …自分が従うという意味では、適任だけど…。 覗きこむような瞳を、ぼんやりと見つめ返して ) ( 『そればかりじゃない』 と言われるのだろうと思っていたら、自分の存在意義を、ヴァンパイヤハンターという形で肯定してくれる彼女…。 やはり妙だと思う反面嬉しくて… もう一度、もしかしたら司教様の言葉に対してよりも、真摯に礼をする ) ―――分かりました。 マスター。 ( 身体を清めると言われれば、それは当然、色々と酷い状態の身体を拭ったりする事で… 傷の痛みに、そこを洗浄される痛みを覚悟しつつ、すんなりと頷こう ) …ありがとう、ございます…。 [Sun 20 Aug 2006 01:23:14]
◆ティフィス > セレニア、貴女は一人で吸血鬼と戦い、そして大聖堂の意向に反しました。そこで、司教様からの言伝をあなたに送るわ。 ( セレニアの頭を撫でて、惚けた顔のまま言葉を紡ぐ。 ) セレニア。聖教会は貴女にヴァンパイアを狩る許可を下しました。ただし、私が共にある場合という条件付きとする。以上よ。 ( にっこり微笑んで、ティフィスは惚けた顔のまま、セレニアを見つめた。顔を近づけて、見入る。 ) 今まで辛かったでしょう? ヴァンパイアを狩りたくて、でも狩れなくて――これからは私が一緒よ。いいわね? ”私のセレニア” ( そうして、顔を離すと、ティフィスは次なる言葉を発した。 ) さぁ、あとはあなたの体を完全に清めて、この傷みは終しまいよ。 [Sun 20 Aug 2006 01:11:18]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ( 膝をつくような姿勢から、ちゃんと立とうと力の入らない足を踏ん張って、手枷の鎖を握る ) ―――。 ( まだぼうっとしているけれど、次第に覚醒しつつある瞳でティフィスを見つめ… 何だ、全て杞憂だったんだと、焦燥した顔に、微かにほっとした表情を乗せた。 …やっぱり、教会に間違っている事なんて、何一つ無い… 自分は理解できないだけで、きっと何か、いけない事をしてしまったんだ…。 …彼女が話せるようになるというのは、奇跡に近い事だろう… それが、起こったのだから ) ―――はい。 ( 『もうすぐ終わる?』 その意味をよく考えずに、頷いた。 …規定の回数、鞭打ちは受けた筈だけど… ) [Sun 20 Aug 2006 01:05:50]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ―――まス た… ( 掠れた声で切れ切れに呟く、少女の目はまだ虚ろ。 …そこが現実か、厳格化の区別も付いていない様子で… そっと頬に触れる感触に、それを確かめるように瞼を落とす。 そうだ、私はこの声で歌っているのを、知っている ) は、ぃ… ( その言葉に、わけもわからぬまま再び目を開けて。 膝を突く [Sun 20 Aug 2006 01:00:52]
◆ティフィス > ( 少女が辛そうに顔を上げるのを待って、その頬にそっと片手で触れる。 ) 神託は終わったわ。私の声が聞こえる? セレニア。 ( 優しく頬をなでて、問いかける。 ) 父なる神は私におっしゃいました。迷える貴女を私の手で正しき道へと導くのだと。そのために、神は私に奇跡を与えてくださいました。私は”話す”ことができるようになったのよ。 ( 愛しげなまなざしを向けて、ティフィスは微笑む。 ) 痛かったでしょう? でも大丈夫。もうすぐ罰は終わるわ。 ( その言葉に答えるように、二人のローブの男は扉を閉めて外に消えた。 ) [Sun 20 Aug 2006 00:54:29]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ( 鞭で打つ、という単純な罰だけれど… クリスティア聖教会のそれは、大聖堂よりも過酷。 …少なくとも、『道具』として扱われていた少女にとって、今更驚くような処罰ではない… ) ( 違うのは、それを心静かに受け入れて、その痛みに、充足を得る事が出来ないという事だった ) ( 間違ったことをしたとは、思えない。 鞭で打たれて、皮が裂けて、声も出なくなり、終には失神して、冷水や熱湯で叩き起こされ、上体を起こしていられずに鎖で吊るされても… その罰が正当なものであると思えずに。 それで、何が赦されると言うのか分からずに。 ただの拷問でしかなかった ) ( 大聖堂へ移された時、ものの役に立たない我が身を呪って、いっそ与えて欲しいとさえ思った罰だけど… その感覚が、酷くおぼろげになっている。 教会は絶対だ。 肯定する声は、今なお胸の内で高らかにそう唱えているけれど。 そうでない部分が生まれて、ここへ来て、抱く疑問が膨らんでいた ) ( もっとも今は、何も考えられない。 ただ罰を終えて、最低限刺激から開放された身体を弛緩させるのみ ) ―――。 ( 遠くに、声が聞こえる。 どこかで聞いたような、けれど『話している』のは知らない声。 …その声で連想する、『母』と呼べる存在の記憶は無く… その代わり、一人の人を思い描いた…。 …ティフィス… マスター。 そうだ、彼女はどうなった。 『何をされた』 ) ―――ぁ… ( 重たそうなまぶたを薄く開けて、垂れていた頭を起こす。 チャリ チャキ 体重を支える鎖が鳴った ) [Sun 20 Aug 2006 00:49:16]
◆ティフィス > ( 重たい鉄の扉が二人のフードを目深にかぶった男たちの手によって開かれる。彼らに付き従われ部屋に入ったのは、金髪をウィンプルで覆い隠した女性だった。こつ、こつ、と靴音を響かせて、気を失ったセレニアに近づく。その手には金の装飾を施されたビンが抱えられていた。 ) セレニア――起きなさい、セレニア。 ( 気を失った少女の耳に、母親のような穏やかな声音が届く。それはスケッチブックに描かれた文字ではなく、はっきりと発音された言葉であった。 ) [Sun 20 Aug 2006 00:41:41]
お知らせ > ティフィスさんが入室されました。 『(ひとの気配が近づき、扉が開く。)』 [Sun 20 Aug 2006 00:38:30]
◆セレニア@聖教会懲罰房 > ( 窓が無いから通気性は極めて悪く、石造りの室内であればそこそこは涼しい筈が、生温い空気が滞っている ) ( 水と、鉄の匂いが充満するその場所で、鞭で何度も荒く裂かれた背を自らの血で塗らし、薄紅色の髪と瞳が奇妙な半裸の少女が、両手首を天井から下がる枷で吊るされて、ぐったりと気を失っていた ) [Sun 20 Aug 2006 00:36:46]
お知らせ > セレニア@聖教会懲罰房さんが来ました。 『( 昼も夜も分からない )』 [Sun 20 Aug 2006 00:31:45]
お知らせ > シャルレ@住み込み宿さんが退室されました。 『(瞼を閉じる)(それでも昔の夢を見るのだから、贅沢をまだ望ンでいるのだろう―――)』 [Mon 10 Jul 2006 02:12:01]
◆シャルレ@住み込み宿 > (絶対にやってみせると、啖呵を切って出て来たから。) 絶対、戻ったらへんねん! (ぐ、と拳を握って、反動をつけて寝そべった床から起き上がる)(それから、褥へ上がって) [Mon 10 Jul 2006 02:10:50]
◆シャルレ@住み込み宿 > ……… ものすごい、恵まれとった。(服、飯、本、菓子、呼びつければ何でもしてくれる従者が居て。)(そンな環境、―――) 贅沢は敵や!(何其の、戦時中な台詞) 贅沢を抜けられたら―――其処から、スタートやな。(鍛錬を幾らしても。幾ら自分で働くコトを覚えても。)(雨風を凌げる屋根や、床や、―――固くても、ゆっくりと身を横たえられる褥があるコトが、有難いのだと思えるようにならなくては。もしも、憧れた冒険譚のように、外へ出て行くのならば、そンなモノは一つとしてない場所だって、有る…―――否、全部無いと思って正しい、筈。) [Mon 10 Jul 2006 02:09:34]
◆シャルレ@住み込み宿 > (ぺぺーい)(投げ捨てるように並べた本は―――小さい頃に憧れた、冒険譚ばかり。) ヴォケ … ッ。(両腕を投げ出して、硬い床へごちん、と背中から転がる)(薄い床。階下の秘め事まで筒抜けになり兼ねない床。それに、薄い壁。薄い天井は、じりりと照らす灼熱の陽光を遮るだけで、熱はこの部屋に篭る一方。それに、硬い褥。) 贅沢はやめられへん、て、―――セシルはんが言うとったけど、(宿の常連客)―――………ウチはそないヤワや無いねん。絶対、 抜け出したる。(贅沢)(―――今まで、華美な程の装飾、無駄に豊富に使われた資材、寝転がれば、体が沈んでしまうような褥。勿論、天蓋だって愛らしい薄桃色で。そンな、環境が当たり前だった。だから、) 贅沢やなンて、思うたコト無かった、けど―――(今なら、贅沢だったと胸を張って言える。) [Mon 10 Jul 2006 01:49:37]
◆シャルレ@住み込み宿 > ちィとくらいなァ 『 手伝いを出したろか? 』くらい言えへんのか、あの、ヴォケオヤジはッ。(がんがんと本を並べる手元。)(そンな優しい言葉は愚か、) なァーにが、 どーせ直ぐ逃げ戻ってくるンやさかい、持って行くだけ無駄とちゃうかー? やねんッッ。 ヴォケ!(ばす!と本を並べた拍子、指を強か木箱で打撲。) ッたァ … ! ―――うぬァーッッ。 アレも。コレも、ソレも、ドレもッッッ…!(誰かの所為にしようと、癇癪を起こしかけた苛立つ拳が) ウチの自業自得やけど ッッ …!(―――ばうン。褥の側面を打つ) [Mon 10 Jul 2006 01:44:21]
◆シャルレ@住み込み宿 > ンまに、おとーはんも、イケズやで。ホンマ。(白い外套に身を包んだ儘、正に出掛けから帰って来たばかりといった服装。外の湿気と、重々しい雲を背中にくっつけた儘、室内へ入ってしまったのではないかと思う程、蒸し暑い天井裏。其処が自室として宛がわれて長い部屋。)(落ちた本は実家の屋敷から持ち出した己の本棚にあった書籍。) と、と、とー…、コレでやっと半分っちゅートコロやろか。(乱雑に積まれた木箱。横向けに、丁度本棚代わりに使えるように並べた其れ。其処へ、褥の上に落とした本を納め乍) まァ、…自立の為やー、言うて家出とンのに、こないなコト、屋敷の人間使てやっとったら、何が自立やー言う話やけど。( せやけどなァ。―――思わず愚痴っぽくなる。) [Mon 10 Jul 2006 01:40:05]
◆シャルレ@住み込み宿 > ―――ッこいしょー ッとォ。(ばたばたと音を立てて、声と同時に褥の上に本が数冊落ちる) [Mon 10 Jul 2006 01:35:30]
お知らせ > シャルレ@住み込み宿さんが来ました。 『(―――住み込み宿の一室)』 [Mon 10 Jul 2006 01:34:47]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『 そうだ、これ以上は分不相応だ。 』 [Wed 21 Jun 2006 02:01:01]
◆セレス@修道院地下 > ( なんにせよ、あの街で少し想い出を作り過ぎただろうか。 あんなに長く外に出て、一箇所に留まったことは今まで1度も無かった。 出会った人達とお別れするのが寂しいことだと、自由に空の下を歩けないことが不自由だと、自分は物を知らなさ過ぎるのだと、教えられてしまった。 生きていく上で、聖女としての天命をまっとうする上でそれは必要の無い事だけれど―――――。 ) [Wed 21 Jun 2006 01:57:14]
◆セレス@修道院地下 > ( その後、アレックスにもその格好はどうか。どうか。と諭されたが、これはさるご高名な司祭様が作り出した聖衣である。 暴走し易い“奇跡”を体内にとどめる結界の役目を果たし、この修道院地下のような神聖な場所以外で脱ぐ事の出来ないもの。 とっても由緒正しいオーダーメイドなわけで。 帰ってくるなり聖教会の司祭様にも聞いてみたが、大丈夫。問題なし。それはそれで。というお言葉を授かっている。 ) ――――…変態趣味、だなんて。 ( 結構気にしていた。 眉の根を顰めてぷぅ、と頬を膨らまし。 ) [Wed 21 Jun 2006 01:49:24]
◆セレス@修道院地下 > ( とりあえず大聖堂と青猫にはお礼の品を贈っておいた。 もう届いた頃だと思う。 色々考えた結果、どちらも人の多い所だし、食べ物が良いだろうという結論。 …それと、フレア・ロンドの所在は分からなかったが、彼女の分もどうにか届くようにと大聖堂にお願いしてある。 喜んでもらえると良いのだが――――。 ) …お元気だと良いけれど。 ( なにせあの戦いをご老体で最後まで生き抜いたのだ。見事としか言いようが無い。 ) ( とっても失礼なメイド姿の聖剣使いの顔がフィっと浮かんだが、お世話になったかと思い返すと絶対なっていないという結論に至った。 凄い失礼なことを言われただけだ。 変態趣味、とか。とか。とか。 だから何も送らない。 頬紅でも送って差し上げればよかっただろうか? ) [Wed 21 Jun 2006 01:36:49]
◆セレス@修道院地下 > ( 昼夜の感覚は薄いが、少しだけ眠気があるのと、上の修道院から物音があまりしないのが恐らく夜であるという確証。 日付の感覚もあまりないが、訪ねれば数時間おきに様子を見に来る世話係のシスターが教えてくれた。 ヴェイトス市での“聖剣戦争”終結から1ヶ月と20日。 帰国からは20日。 麻痺した感覚ではそれが早いのか遅いのか計りかねるが、市で世話になった人たちの顔と名前が少しぼやけてきているくらいだ。 大聖堂で出会った人々。 アレックサンドラ、維言、ティフィス、オブライエン神父に審判のシスター・ジャスティス。 娼館「青猫」の娼婦達。 それから、最後までその後が気になっていたフレア・ロンド。 その前の訪問で世話になったソノウチ・イツカというアマウラ人の娘には会えず仕舞いだった。 ) [Wed 21 Jun 2006 01:27:36]
◆セレス@修道院地下 > ( じりり、と音を立てて蝋燭がまた溶け落ちた。 久しぶりに体調がよく、痛みも我慢できる程度に収まっている。 頭痛は無いし、許可を頂いて枷の一部を外してもらった。 部屋の隅に置かれた木製の椅子に座り、蝋燭の灯りで本を読む。 何度も何度も読んだものだが、気に入った本をこうしてサイクルさせる分には今の所飽きは来ていなかった。 ) [Wed 21 Jun 2006 01:20:16]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 比較的穏やかな、夜 』 [Wed 21 Jun 2006 01:16:08]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『 ( そしてじりじりと時間は流れ、纏らない思考は繰り返す。 ) 』 [Wed 14 Jun 2006 01:28:56]
◆セレス@修道院地下 > ( この地下室に居る時間は安心できる。 19にしては童顔だと言われる自分の顔が安心できる。 自分の未来だとか、こうして行き続ける先の想像だとか、世間の流れだとかが怖いのだと、先のヴェイトス市訪問から帰ってきてようやく理解した。 私はこのまま、変化する事無く同じ事を繰り返しながらある日突然終わりたいのかもしれない。 寿命が長くないと言われているアルビノの身体が、それを叶えてくれる気もする。 私は「未来」「将来」が怖い。 そしてこんなことを考えるのも怖い。 だから、あえて痛みがぶり返してくる事を望んだ。 考える暇もなくなるようにと。 ) [Wed 14 Jun 2006 01:25:03]
◆セレス@修道院地下 > ( 時々疑問に思う事もある。 聖女であるとされる身体。 祟りを飲み込む力。 呪いを飲み込む力。 出生の定かではない私。 何故その神聖な力がこれ程身体を蝕むのか。 痛みを訴えるのか。 そも、これは何なのか? 司祭様は「ただの人の身には余る力」だという。 何故それを「ただの人」である自分が授かったのか。 分からない。 考え出すと怖くなるから考えない事にしている。 我が身が求められ、世界から1つ、また1つ不幸の種を摘み取るという事実があれば良い。 それが天命だと、人が言うのだからそれで良い。 正しいことをして生きているのだから、それで、良い。 ) [Wed 14 Jun 2006 01:17:29]
◆セレス@修道院地下 > ( そういえば最近少し暑くなって来た。 少し肩の辺りが痛い。 季節なんて感覚も外に出ないと忘れがちだが、もう夏になるのだ。 ヴェイトス市で世話になった人達に贈り物をするんだった。 ああ、姿勢を少し変えようか。 苺大福、美味しかった。 気がつけば直ぐに秋になっているんだろう。 ゆっくりと、ゆっくりとだ。 お腹の中の何かを刺激しないように、ゆっくりと。 ああ、なんだっけ。 やっぱり思考が定まらない。 早く眠ってしまえば良いのに。 どうせ痛みで起こされるけれど。 ) [Wed 14 Jun 2006 01:06:05]
◆セレス@修道院地下 > ( 床の冷たさを頬に感じる。 小刻みな波がお腹の辺りで起きては引いて、今は少し遠ざかっている。 音は聞こえず、世話役のシスターが来る足音も無い。 時間の感覚は無く、今が夜なのか昼なのかもわからない。 多分、夜だろう。 身体と耳を通して微かな振動を捉える。 まだ誰か起きているのだろう。 なにか思考を巡らせようと思うが、いつ次の波が来るかと思うと長考はできそうにない。 色々な人の顔が脳裏を横切った。 口枷が少しキツイのか、だらだらと涎が垂れて筋を作っている。 ) ( いつもどおりだ。 ) [Wed 14 Jun 2006 00:58:28]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 なにひとつかわらぬにちじょう 』 [Wed 14 Jun 2006 00:50:26]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 ( 聖女のくぐもった呻き声と鎖のじゃらじゃら鳴る音は、暫らく続いた。 ) 』 [Sat 3 Jun 2006 03:07:09]
◆セレス@修道院地下 > ( 今日はお祈りの後、お世話になった人リストを作ってお礼の品を考えようと思っていた。 ヴェイトス市での長い長い2ヶ月間は、少なからず世間ズレしている自分の感覚を再確認する有意義な時間だった。 それを考えると、隠蔽された地下室で何時間も何時間も呻き続ける自分の境遇に僅かな疑問が浮かんでしまった。 違う。 これは間違いではない。 聖女という特殊なものとして、神に祝福されるという特例を頂いた身だ。 これはその代価であり、義務。 そして神の加護を皆の為に行使するのも義務。 一般的な生活を自由に送ることができないのもそう。 その代わり食事も家も教会が世話してくれているのだから、間違いない。 ) [Sat 3 Jun 2006 03:01:24]
◆セレス@修道院地下 > ( どれくらいこうしているんだろう? 問いかける事もできない、知ったところで意味の無い疑問が頭を過る。 何度経験してもそうだ。 あらゆる自由を奪われた状態で出来ることなど考えることしかないし、早く終われ、ということで結局頭は一杯。 苦痛の時間が去るのをひたすら待つ以外無いのだから、今がいつかなんて何の意味も無かった。 ) ――――…ぅあ、あ、あ、あ……んッ! ( 断続的な責め苦は続いている。 声を潜める意味も無く、鍵のかかった地下室にひたすら淫猥な声が響いた。 ) [Sat 3 Jun 2006 02:54:53]
◆セレス@修道院地下 > ( もう延々何時間もその責め苦に耐え、石床の上でのた打ち回っている。 絶え間なく体中に苦痛を与え、気絶と覚醒を繰り返す。 鉄の扉はしっかりと封印され、長い事誰も入ってこない。 汗でびっしょりになった身体を拭いたり、僅かに何かを食べさせてくれたりという数時間おきの世話はあったが、朦朧とした意識では殆んどその記憶すら薄く。 その実、自分が失禁している事にすら気付けずに居た。 聖女、というにはあまりに卑猥な姿だ。 ) [Sat 3 Jun 2006 02:43:05]
◆セレス@修道院地下 > ( 暫らく調子が良かったのに。 ヴェイトス市に向かって帰ってくるまでの2ヶ月間、聖剣のお陰もあったのかもしれないけれど、もう安定してしまって発作的に体調を崩すような事は無いんじゃないかって勝手に思い込んでいた。 いい加減な根拠だった。 ) ――――――ゥ…ぐ…うふゥゥ―――――――。 ( まるで体内から何かが飛び出そうとしているみたいだ。 熱を帯びて体の隅々まで侵す正体不明の何かが暴れ回るたび、枷を嵌められた口の端からくぐもった声が洩れる。 掻き毟るように指を引き攣らせ、身体を反り返らせながらひたすら苦痛に耐え、石畳に突っ伏した。 身体にはその「逆流」を抑えるための黒い拘束衣。 右手首と右足首、左手首と左足首を枷で繋がれ、首から伸びる幾重もの鎖は、猛獣でも縛めているかのように壁に繋がっている。 目隠しと口枷すら、流出を押さえる為のものだ。 “聖女認定”セレスティアの体内には、何か正体不明の、人間の身体では本来抑えきれないようなものが封じられていた。 ) [Sat 3 Jun 2006 02:36:17]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 ―――揺らぐ――― 』 [Sat 3 Jun 2006 02:27:06]
お知らせ > シャルレ@宿の裏さんが帰りました。 『(―――だから、早朝、誰にも見つからないように、鍛錬。)』 [Wed 31 May 2006 04:33:08]
◆シャルレ@宿の裏 > (50迄拳を叩き込んだら)――― ごじゅ ッッ…!(包帯に、薄らと赤が滲む) ふしー。ほな、次はランニングやなッ。(其れも厭わない。其の儘、部屋着―――薄手の中チュニックに、薄手のショートパンツ―――で、城下町をぐるりと走る。父親に見られでもしたら、きっと父親号泣する。はしたない格好で!!と。) [Wed 31 May 2006 04:32:39]
◆シャルレ@宿の裏 > (早朝。朝の仕込みをする前に、一時間早起きの鍛錬。4時に起きて、0時に寝る生活。4時間睡眠の宿屋稼業にも慣れてきた。) いち、にぃ ッ さん、 し!(テンポを上げて、拳を叩き込む。)(無論、痛みは増す。) [Wed 31 May 2006 04:30:13]
◆シャルレ@宿の裏 > (宿の受付に立つ度、宿の客に心配される始末。夜は夜で、食堂に出れば、『 嗚呼、相変わらず包丁でざっくりいってんだ 』ッてな視線を浴びて。) ご ッ ろくー しちッはち!(いや、来た当初より切る位置も頻度も高くなッてるッてどれだけ成長ないンだって話。)(箱入り娘だッたお陰で、働き出した当初は炊事なンてからっきし。当然。) きゅー よんじゅッ!!(がつーん。)(思いっきり打ち込む) [Wed 31 May 2006 04:27:40]
◆シャルレ@宿の裏 > (それに拳を打ち込む) ―――しッ、 しッ、 ッ、 し …!!(痛い。痛い。普通に痛い。)(打ち込む度、ぎゅ、と眉を顰め乍。―――随分と炊事は上達した。きっと今なら、自分で作った飯も食える。そう思うくらいには。) ッし、 ―――三十ッ。(がん、ぶつける拳。幹に巻いた布は、着古した自分の洋服だったもの。其れを幾重にか重ねただけの、幹は、まだ然して鍛えられていない拳には結構堪える。) いち ッ、 にッ、 さんッし…!(毎日続けてるうちに、少しは痛みに鈍くなるかと思ったけれど。マメが出来たり、出来たマメが潰れたり、手の甲は包帯巻き。) [Wed 31 May 2006 04:23:52]
◆シャルレ@宿の裏 > (右、左、右、左―――)(規則的に、リズミカルに。住み込み宿の裏、薪やら何やらをストックする納屋の前、一際太くて大きな樹木の幹に巻きつけた布。) [Wed 31 May 2006 04:20:00]
お知らせ > シャルレ@宿の裏さんが来ました。 『(拳。)』 [Wed 31 May 2006 04:18:48]
お知らせ > セレス@街外れの修道院外さんが退室されました。 『 「いちごだいふく」の衝撃に対抗できるようなクリスティア名物は何か――――。 』 [Tue 30 May 2006 23:07:27]
◆セレス@街外れの修道院外 > ―――…あ、そうだ。 個人的にまた贈り物、しよう。 ( 前にお世話になったソノウチイツカさんも大聖堂を訪ねてきてくれていたらしい。彼女にも手紙を書いて、それからお世話になった大聖堂の面々に、青猫に、…できればあの老婆にも。 ちゃんとしたお別れが出来なかったのだから、これくらいはしておきたいと思う。 皆、元気だろうか? ) [Tue 30 May 2006 23:00:40]
◆セレス@街外れの修道院外 > ( 苔生した大きな岩の上に腰掛け、空を見上げれば星空。 そういえばヴェイトス市ではこんなに星が見えなかったものだ。 この空は確かに、あの街に続いているのに。 ) ――――…楽しかったな。 ( 色んな人と出会った。 色んな所を歩いた。 色んな事を考えて、知らないものを見て、食べて、それから何故か沢山怒られた。 思い出すと無性に胸の辺りが寂しくなるけれど、最初から分かっていた事。 知り合いの多くが街を離れていた所為か、帰りの見送りは無かった。 一言二言でもお話をしておきたかった人が何人か居たけれど、タイミングが悪く、それも叶わない。 次にまた会う保障も無いのが心残りか。 ) [Tue 30 May 2006 22:51:58]
◆セレス@街外れの修道院外 > ( 冷たい湿った空気と静かな夜。 味の薄い質素な料理と垢抜けないシスター達。 1ヶ月も離れている事は今まで無かったし、酷く懐かしくすら感じる。 少し離れた所に見える修道院の建物を見遣り、帰ってきたんだな、と再確認した。 これからまた、地下室に閉じこもって過ごす生活が始まるが、それが今までどおり。普通なのだ。 余暇を頂いてのこの数週間は、贅沢そのものだった。 戒めるべきこと。 ) [Tue 30 May 2006 22:42:01]
◆セレス@街外れの修道院外 > ( 力を失った聖剣“χ-O-Was”を聖教会に収め、労いの言葉を頂いた。 奇跡こそ成就しなかったものの、聖剣を破壊されず最後まで残ったという成果は、聖剣と聖女、そしてその選出をした聖教会の評価を上げるに足るものだったと。 隠匿されがちだった聖女認定の名も公にされた事で、今後は広く喧伝されるのだろう。 聖剣戦争終結から1ヶ月。 ようやく帰ってきたのは夜も遅い時間。 ヴェイトス市でならまだまだ宵の口であるが、クリスティアでは人気の無くなる頃だった。 真っ白なアルビノの聖女は馬車を降りて修道院で食事を摂った後、暫し風に当たると言って外に出ていた。 聖霊の泉の湖畔が近く、その辺りを散策する心算だ。 ) [Tue 30 May 2006 22:30:24]
お知らせ > セレス@街外れの修道院外さんが来ました。 『 静かな帰還。 』 [Tue 30 May 2006 22:25:10]
お知らせ > シャリオット@研究所さんが退室されました。 『(楽しそうな狂的技師をよそに、そっとため息。)』 [Thu 4 May 2006 01:49:06]
◆シャリオット@研究所 > (『あーくまのちーからー♪ みーにー、つーけたーっ♪』) としがばれますよ?はかせー。 (きゅぃーん、きゅいーん。 迷子の子犬が鳴く声でなく、どりる。(オーパーツ)の音を響かせて。) [Thu 4 May 2006 01:47:25]
◆シャリオット@研究所 > (『魔改造は男の浪漫なんだよ。うはぁ、燃えてきたぞうー』) …手が動いてたら、あたまどやしてますよぅ? はかせー。 (とりはずされてるのが辛いところだ) [Thu 4 May 2006 01:42:32]
◆シャリオット@研究所 > (『従来、馬の部分をナイトメアのそれに変えようと思うんだ。どう?』) いや、どうっていわれましてもー。 (困る。) [Thu 4 May 2006 01:41:17]
◆シャリオット@研究所 > (今度のオーバーホールは、生体部分にもかなり手を入れるらしい。 よくわからないけれど。) [Thu 4 May 2006 01:40:38]
◆シャリオット@研究所 > …あんまり、いじって壊さないでくださいねー? (『いや、待って。造ったの僕だから。』 そんな反駁) [Thu 4 May 2006 01:35:21]
◆シャリオット@研究所 > (銀色の髪に、メタリックブルーの瞳。人に造られた娘は、手術台の上で、自分の体を眺める) あのですね、はかせー。 [Thu 4 May 2006 01:34:34]
お知らせ > シャリオット@研究所さんが入室されました。 『むー。』 [Thu 4 May 2006 01:33:09]
お知らせ > シャルレさんが退室されました。 『(人込みは、ヴェイトスよりも歩きやすいのは確か。)』 [Wed 29 Mar 2006 20:21:13]
◆シャルレ > ―――蜜柑、小麦粉、醤油に、海ぶどう? 海ぶどう?(首傾げた)―――そないなもん、何処に売ってンねん。(余り見慣れない食材に首を傾げ、)ま、しゃーないか。探そう。 クリスの店にあるかも知れんし、聞いてみよ。(メモをポケットの中に突っ込み)(歩き出す) [Wed 29 Mar 2006 20:20:00]
◆シャルレ > ………。(己の足と、行き交う人の足を見ながら、)(―――ドンッ) あ、(視線を落とせば人にもぶつかるというもの。落とした視線は気落ちの証、やかる(気力も無く。) すみません…。(殊勝な態度は何処へやら。しゅんむり謝れば、相手も難なく「 いいえ 」と微笑む。) ―――…アカンアカン。 買いモンや、買いモン。(ぺこりと、ぶつかった人に頭を下げ、その人を見送れば、ふるり首を振るうて) ぇええぇーと。 [Wed 29 Mar 2006 20:14:20]
◆シャルレ > (ヴェイトスはクリスティアと違い、危険な場所だと。まだ未熟なじゃじゃ馬娘には早いと―――しらけた半目で告げらりた。) おばちゃんも、おっちゃんも(下働きの宿の夫婦)好きやけど、(ずるり、荷物が音を立て)―――早う、ヴェイトスに行きたいンや。(視線は地に落ちる。) [Wed 29 Mar 2006 20:11:38]
◆シャルレ > (両手の荷物は地にする程に袋は膨れ上がり、ずるりずるりと音を立てん)(不満げな顔は時折、行き交う人にぶつかれば『 何処見とンねん、我ェ 』とでも突っかかりかけん、三白眼に変わり果て。) 結局、まだ無理やとか、何でやねん。(不満、不満、不満も不満。)(少々の小銭をため、何とか生きる術というものも学んだような気もすると言うに。父親に下された判断は) ヴェイトスがなんぼのもんやねん! 否、行きたいけど。 [Wed 29 Mar 2006 20:06:17]
◆シャルレ > ―――なんでやねん、なんでやねん、なんでやねん、なんでやねんッ。(突っ込みの練習ではない。) [Wed 29 Mar 2006 20:03:29]
お知らせ > シャルレさんが来ました。 『(どッさり荷物を両手に)』 [Wed 29 Mar 2006 20:02:49]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『 ――――ぁ。 ( 傾け過ぎた椅子の重心が後ろに傾きすぎて――――。 )』 [Mon 27 Mar 2006 02:32:46]
◆セレス@修道院地下 > ――――――…また仕事、来ないかな。 ヴェイトス市辺りから。 ( ぎ、と行儀悪く軋ませた椅子を傾け、殺風景な石の天井を見上げる。 自分に仕事が回ってくるという事はそれだけ不幸があるという事に他ならないが、ほんの数日間だけ滞在したあの騒がしくて料理の味が濃い街が、何となく恋しくなった。 ) [Mon 27 Mar 2006 02:31:33]
◆セレス@修道院地下 > ( 読み古した本を棚に戻した。 聖人が起こした奇跡についての伝承本で、繰り返し読み過ぎてすこしボロくなっていた。 100冊少々ある本はどれもそんな具合で読みつくしていて、そろそろ新しい本を何冊か取り寄せてもらいたい所。 最近はアマウラとかヴェイトス市とかに少し興味があるのだけれど、多分検閲を通らないだろう。 外国文化に関しては全く通してもらえない。 ) ( 少しだけ、この部屋を狭苦しいと感じる。 ) ( 一瞬だけ芽生えた棘がちくりと胸に刺さり、直ぐに首を振って目を閉じる。 それは考えてはいけない事だ。 それは贅沢だ。 ) [Mon 27 Mar 2006 02:23:11]
◆セレス@修道院地下 > ( 体調が良い日は室内で身体を動かしたり、修道院の傍の湖畔まで散歩させてもらえる。 食事もちゃんと日に3回。 祈りを捧げる時間もあるし、検閲が通れば物を取り寄せてもらう事も出来る。 ただの娘だった自分を聖女様(と呼んで皆が必要としてくれる。 十二分に幸せな筈だ。 ) [Mon 27 Mar 2006 02:16:08]
◆セレス@修道院地下 > ( この身に余る力がこの身体の中に在るという。 それを安定させる為の拘束衣であり、人工的に聖域化された地下室。 此処を尋ねたとある司祭はその姿を見て「まるで囚人のようだ」と嘆いたが、何と言われようとこれは自ら望んだこと。 こうしていれば誰かに迷惑をかけるどころか、皆の幸福の為に役立てるんだよ。 生まれてきた意味を、天命を与えられるという事はとても幸せな事なんだよ。 いつか誰かがそう言って、その言葉に頷いたのだ。 だから、これは自分の意思に他ならない。 ) [Mon 27 Mar 2006 02:10:41]
◆セレス@修道院地下 > ( 外は今日も雪だろうか。 この地下室に戻ってから何日目だっただろうか。 疑問形が多くなってしまうのは、日の光の届かない部屋に独り暮らす故。 そろそろ春だと言うし、もう雪も振りはしないか。 なにもかも想像の範疇で独り物思い、読みかけの本にまた視線を落とした。 質素な木の机の上でキャンドルがぼんやりと灯り、無音の室内を仄かに暖めている。 何事も無い比較的穏やかな、聖女認定の日常。 外界を隔てる鉄の扉さえ自由に行き来できればそれこそ幸福そのものの。 ) [Mon 27 Mar 2006 02:03:58]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 比較的穏やかな日々 』 [Mon 27 Mar 2006 01:58:00]
お知らせ > シャリオットさんが帰りました。 [Sun 26 Mar 2006 14:35:08]
◆シャリオット > …とりあえず、もう暫くは帰りを待ちますかっ。 (はふり。 嘆息しながら 楯を操る流儀の型稽古を繰り返して─ ) [Sun 26 Mar 2006 14:35:00]
◆シャリオット > (ホヴァー馬……ちょっとすわりが悪いのでエアロホース。 ちょっと格好いいかもしれない。(そうか?)) [Sun 26 Mar 2006 14:34:00]
◆シャリオット > …まぁ、はかせも リプレイスに向けていろいろ改修考えてるって言ってましたし─。 (若干のジャンプ機能がつくとかなんとか。腕に仕込んでる圧縮エア機構を足にも積もうか、とか。) [Sun 26 Mar 2006 14:31:59]
◆シャリオット > (それまでに散々酷使された丸太は、その一撃で半ばから折れ、無惨に爆ぜ飛んだ。) …く、ふぁいなる・じゃすてぃす、まだ試してませんのにっ。 (軟弱な、と丸太をなじった。) [Sun 26 Mar 2006 14:27:36]
◆シャリオット > Honorable-Valentianus!(すたーず&すとらいぷす!って感じのノリで前へ弾けるように駆け出していく。銀色の楯が、残像を引きながら立ちふさがるものを撥ね飛ばす勢いで。対人だと10対0で保険料此方持ち。何の話。) [Sun 26 Mar 2006 14:26:02]
◆シャリオット > (例によって、ちょくちょく攫われる王女様を取り戻すための小部隊編成に、同行して留守の間、何があったのか──戻ってきたら、相方が居なくなっていたという) …便りが無いのは元気の印、っていいますけど──。 (楯を構えなおす。両腕を眼前に組むようにして、楯を正面に掲げる─) [Sun 26 Mar 2006 14:12:40]
◆シャリオット > (錬金合金製。シャリオの部位の中で、最堅を誇る箇所。クリスティアの王家の印章が刻まれた楯。) [Sun 26 Mar 2006 14:09:43]
◆シャリオット > (遠心力で加速された一撃が、がつん、と重く丸太に叩き付けられると、反動でじぃんと腕に響いた。) [Sun 26 Mar 2006 14:03:18]
◆シャリオット > せぇ、のっ! (丸盾を、円盤投げのようにぐるんぐるん振り回す。) [Sun 26 Mar 2006 14:01:09]
お知らせ > シャリオットさんが来ました。 『光る!廻る!』 [Sun 26 Mar 2006 13:56:59]
お知らせ > セレス@とある邸宅さんが帰りました。 『 少し後味の悪い仕事。 』 [Tue 21 Mar 2006 21:47:28]
◆セレス@とある邸宅 > ( 疲れきった子供を抱えて邸を出ると、聖教会からの迎えが来ていた。 子供を預け、ようやく一息ついて空の屋敷を見上げる。 結局、誰が悪かったのか。 少なくとも、幼子が犠牲になるなど罷り通るべきでは無い筈だ。 ) [Tue 21 Mar 2006 21:47:13]
◆セレス@とある邸宅 > 知らぬ者の眼が魅惑する、我がか弱き子羊を……去りなさい、夜、小麦の中に毒麦を蒔く嫉妬深い者。 神の御名に膝を折りなさい、大罪を煽る者よ。 ( それそのものは幼子を衰弱させる程度の力しかない弱い呪いが身体の中に吸い上げられていく。 決して気持ちの良いものではないし、風邪をひいたみたいに頭がぼんやりとしてくる。 気を引き締めて、幼子の頬に触れれば、其処から這い出すように最後の悪霊が此方に流れ込んできた。 びくん、と腕が引き攣るように跳ねたが、幸い折れはしなかったようだ。 ) ――――もう大丈夫です。 貴方も、この御邸も。 でも今夜だけ、教会にお泊りしましょう? 怖い夢を忘れるよう――――。 [Tue 21 Mar 2006 21:43:09]
◆セレス@とある邸宅 > ( 「子供部屋が1番おかしい」「子供部屋に何か住み着いている」。それで真っ先に憑り付かれたのがこの子か。 それを黙っていたのだ。両親は。 そして醜く豹変した我が子すら怖くなって、置いてきた。 此方を向いて歪に顔をゆがめて奇妙な声を出す子供は、笑っているのか泣いているのか怯えているのか、分からなかった。 ) ――――……嗚呼。 貴方を迎えに来ました。 一緒に参りましょう? ( 室内に足を踏み入れると、爪先から一斉に小さな悪霊たちが這い上がってくる。 それを自らの体内に片端から吸い上げながら、幼子に歩み寄った。 ) [Tue 21 Mar 2006 21:33:38]
◆セレス@とある邸宅 > ――――――――……なんて事。 ( 扉を開けてあまりの信じ難い光景に絶句した。 退去しろと言った筈だ。 男爵も夫人も使用人も出て行った筈だ。 ) 何故ッ!! 何故子供を残す……!!! ( ベッド。木馬。積み木。絵本。色とりどりの遊具。 その中でその幼子は、床に座り込んで遊んでいた。 醜怪な赤子のような姿をした悪霊に囲まれて。 ) [Tue 21 Mar 2006 21:27:49]
◆セレス@とある邸宅 > ―――――――…! ( 何かが微かに静寂を乱した。 僅かな声。 それはボソボソと未だ続いていて、酷く陰鬱に胸に響く。傷みを訴えて。 ) ………でも、これは。 ( 嫌な予感がして少し足を速めた。 声は間違いなく、件の子供部屋から聞こえてくる。 ま さ か―――――。 ) [Tue 21 Mar 2006 21:21:16]
◆セレス@とある邸宅 > ( 返事の無い静寂が支配する廊下を一人、そのまま歩いて二階へ。 外観から予想できたとおり、二階も矢張り同じように長い廊下が続いていた。 等間隔に並ぶ窓から月明かりが差し込み、真っ暗な廊下を黒と白のコントラストに切り分けている。 そのまま進んだ。 特に酷いのは廊下の半ばにある子供部屋だという。 ) [Tue 21 Mar 2006 21:10:19]
◆セレス@とある邸宅 > ( とある貴族の邸宅で始まった、小さな怪現象。 いわゆるポルターガイスト的な物音、揺れ、囁くほどの幻聴、それから悪夢。 典型的な呪いの一種で、恐らくは人災。 家人が誰かの恨みを買ったのだろう。 解呪を生業とする自分にとっては大した事の無い見慣れた物だが、一般市民からすればいざ己が身に起きればそれは恐ろしい事だろう。 ) [Tue 21 Mar 2006 21:02:11]
◆セレス@とある邸宅 > "Glory to God in the highest heaven, ( and on earth peace( among those whom he favors(." ( こつ、こつ、と革のブーツが床を鳴らす。 淀んで濁った空気がドロリと滞留しはじめて、招かれざる客を観察している。 ぴりぴりと肌を刺す視線は聖句に顔を顰め、よりいっそう嫌悪感をこちらに向けた。 ) 居るのは分かっています。 姿を現しなさい。 神の御名に於いて命じます。 [Tue 21 Mar 2006 20:47:14]
お知らせ > セレス@とある邸宅さんが来ました。 『 一人静かに、長い廊下を歩き―――。 』 [Tue 21 Mar 2006 20:39:54]
お知らせ > セレスさんが帰りました。 『 ひとまず、聖教会へと。 』 [Thu 16 Mar 2006 02:14:00]
◆セレス > ( 『Sanna Selestial、そろそろ。』 不意に背後からそんな声をかけられ、教会からの迎えが来たのだと気付く。 確かにこれ以上表を歩いても何も無いだろうし、あまり頑丈じゃない身体は風邪を引いたり筋肉痛で悲鳴を上げたりしそうだ。 小さく頷き、踵を返した。 明日以降、空いた時間があったらゆっくりと見て周れば良い。 ) [Thu 16 Mar 2006 02:13:36]
◆セレス > ―――――寒い国は発展が遅いって本に書いてあったけれど―――――。 ( そんなものかもしれないと納得。 クリスティアの皆が寒さを凌ぐ為に家に篭る間、ヴェイトス市は毎日その時間をフル活用するのだ。 暑過ぎてもやっぱり作物が育たなかったりして大変だと言うが、アングリマーラはどうなのだろう? 暑いとも寒いとも聞かないティアンは?アマウラは? 外国の文化に関する本は許可が下りなくて全く分からないけれど、1度くらいはこの目で見てみたいと思う。 適わない夢だろうか。 ) [Thu 16 Mar 2006 02:00:07]
◆セレス > ( 聖教会からあまり離れてはいけない。 それが一人で歩く条件だった。 一際目立つ教会の、尖った屋根を目印にそれを見失わないようにその周辺を歩く。 場所柄よく整理されていて治安はよさそうで、そのぶん面白みの無い道が続く。 それでもただ単純に、普通の民家が連なるだけの道でさえ普段見ることが出来ないもので。 安上がりといえば安上がりな観光である。 ) [Thu 16 Mar 2006 01:43:03]
◆セレス > ( それが良い事か悪い事かは分からない。 どんどん変わっていくという事は新しくなっていくという事で、単純に素晴らしいと言っても良いかもしれないが――――多分世界という器は有限で。 何かが其処に生まれる時、何かが消えて失われるのだと思う。 無くなったものというのが、目に見えないけれど其処に「ある」という事。 そんな大層な話、小娘一人考えた所でどうというものでもないけれど。 暫し黙々と黙って、久しぶりの散歩を楽しむ事にした。 普段出歩けない分、こういう時に動いて見て触っておかないと。 ) ―――どんどん置いていかれそう。 [Thu 16 Mar 2006 01:37:49]
◆セレス > ( クリスティア市内での小さな仕事を請けた。 とある邸宅のポルターガイスト現象の様子を見て、場合によっては浄化を、と。 規模はそれほどでもない、との事だ。 仕事は明日からとして、今日は聖教会に寝泊りする事になっている。 ) ――――市街も久しぶり、ですね。 ( 誰に言うでもなく白い息を吐いて街並を見渡す。 先日訪れたヴェイトス市はこんな時間でもお構いなしに灯りが灯され、ヒトが波を作っていたものだ。 5年前の案内書も役に立たなかった。 それに比べてこの街は見る限り大した変化も無く、何時来ても静かな物で。 ) [Thu 16 Mar 2006 01:32:12]
◆セレス > ( 深夜に到着した馬車は聖教会の敷地の中へと消えていった。 我儘を言って一人、少しだけ散歩させて貰う許可を得れば、未だ寒いクリスティア市内の路地を見渡す。 皮の拘束衣の上にはあまり防寒用とは言えないカソックと、パプテス教会の関係者である事を表す白い外套を羽織っている。 暫し石畳の続く静かな路地を見渡し、先ずは気侭に歩いて見る事にした。 ) [Thu 16 Mar 2006 01:23:28]
お知らせ > セレスさんが来ました。 『 街へ。 』 [Thu 16 Mar 2006 01:18:57]
お知らせ > マド@郊外さんが帰りました。 [Tue 14 Mar 2006 06:49:33]
◆マド@郊外 > 風呂入ろ。 (朝風呂って贅沢。 また帰るまで垢を溜めるのだから。) [Tue 14 Mar 2006 06:49:32]
◆マド@郊外 > こンな寒ィトコに居たら折角の春も過ぎっちまうな。 ――…此処からヴェイトスまでは5日くらい、かァ。馬車の護衛でも探してくるかな、1日2日分は短縮出来るだろ。 (踵を返す。) [Tue 14 Mar 2006 06:48:32]
◆マド@郊外 > (「寒いから」と云って巻き取られてしまった布団。 どうやら、早起き出来たのは其の所為らしい。) (未だ眠い眼を擦って、ボサ付いた髪を其の手で梳いて。冷たい空気が頭皮に触れて スゥッ とする。) うひ。 (首を竦めた。) [Tue 14 Mar 2006 06:46:45]
◆マド@郊外 > (数日前、夜の内に到着したクリスティアは、当然、門を硬く閉ざしていた。他所者が入れてもらえる訳も無く、連れと一緒に郊外の安宿に泊り込んだと云うオチ。) ふ クァ、…――ぁぁあ ふ。 (伸びをしながら、すがすがしい空気の中で盛大に欠伸。) (宿の裏手の小さな庭に男は居た。) MJは未だ寝てンだろなァ。アイツ何時起きるンだ? [Tue 14 Mar 2006 06:36:16]
◆マド@郊外 > ッても、この辺の人達にしたらコレは当たり前の景色で、 (城壁の外とは云え、朝の息遣いが壁越しに聞こえてくる。) もっと早い時間に起きてるのが普通、ッてか。 …すっげ。クリスティアってやっぱ、丸ごと修道院か何かみてーな。 (ハァ、と吐息は感嘆か何か。) [Tue 14 Mar 2006 06:31:55]
◆マド@郊外 > (白い城壁が眼に痛い。) うっわ、超早起きじゃね? (自分的に快挙。) (朝日に眼を細めた。) 大雪山が眩しーッ!! (吐く息が白い。此処は未だ春の足音が遠い。) [Tue 14 Mar 2006 06:24:35]
お知らせ > マドさんが入室されました。 [Tue 14 Mar 2006 06:23:13]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 びく、びくっ。 痙攣する爪先が石畳を擦って音を立てた。 』 [Mon 13 Mar 2006 00:55:09]
◆セレス@修道院地下 > ( ちょっとだけ。 ちょっとだけ見逃して欲しい。 そうしたらまた此処で大人しくしているから。 そんな妥協案を神様にお願いするのは心の弱さ。 祀り上げられて聖女などと呼ばれ、それらしい肩書きを与えられただけの田舎娘には、所詮限界があったという。 せめて人の見て居ない所でだけ、快楽に溺れさせて欲しいなどと―――――。 ) [Mon 13 Mar 2006 00:50:43]
◆セレス@修道院地下 > はー はー はー あぁ―――――ふンぅ…!! ( 指先まで覆う手袋と股間を覆うベルトがもどかしい。 無闇に外す事を許されて居ない拘束衣には若しかして自慰行為をさせない為でもあるのかと勘繰ってしまう程に。 両手を前と後ろから股の間に差し込んで強く擦りながら、直接其処に触れられたらどれだけ気持ちが良いかと身悶えた。 ) [Mon 13 Mar 2006 00:43:18]
◆セレス@修道院地下 > ( 浄化の仕事をしていない時でもこういう事は多々ある。 今まで消滅させてきた呪いがまだ残っているのか、それとも体質なのか。 ――――単に禁欲生活に対する欲求不満が溢れ出しているだけだとしたら、聖女などとは程遠い。 戒めなければと思う意思を裏切るように、コソコソと指先は中指を立てて乳房を弄りだす。 その都度声を殺して息を潜め、鉄の扉の外に声が聞こえないようにと唇を噛んだ。 これは身体の中の悪魔がそうさせているんだと自分に言い訳をしながら。 ) [Mon 13 Mar 2006 00:35:42]
◆セレス@修道院地下 > ( 鈍痛はいつも胸からお腹の辺りにかけてやってくる。 血管を通って体中に響くように、其処からジワジワと身体を這い回っては勝手をしはじめるのだ。 ) ――――う…はァ……ぁ―――――。 ( 身体中の皮膚という皮膚が敏感に刺激を感じ取りはじめ、軽い衣擦れに淫靡な声が洩れ始める。 呼吸に合わせて僅かに動くだけであっという間に高揚して、口の端からとろりと唾液が落ちてもそれどころではなく。 早く終われと只管時が過ぎるのを待った。 ) [Mon 13 Mar 2006 00:28:13]
◆セレス@修道院地下 > ( 酷い眩暈がして読みかけの本を机に伏せ、額に手を当てる。 ふとした瞬間、こんな風に酷く体調が崩れる事がある。 ああ、カップが倒れそう。 机の上の陶器のカップが傾いている気がして手を伸ばすと、急に頬になにかがぶつかってきた。 酷く冷たいそれは重く圧し掛かる壁。 ) ―――――……あー、あ、あ。 ( ではなくて。 ごろんと音を立てて椅子が転がる音を聞いて、ようやく自分が石畳に倒れたのだと理解した。 ぼんやりと思考は麻痺して、身体を起こす事とか、なにが起きているのかとかを考える事なく、暫らく奏して居る事にした。 未だぐるぐる目が回っていて、やがていつもどおりお腹の辺りが傷み始めるのを待って身体を丸める。 ) [Mon 13 Mar 2006 00:17:15]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 [Mon 13 Mar 2006 00:10:23]
お知らせ > 黒幕(忍者マニア)さんが退室されました。 『 ――イエス、ドクター―― 』 [Sat 11 Mar 2006 04:27:13]
◆黒幕(忍者マニア) > と、言う訳である…貴様の任務は、忍者を見敵滅殺である。判ったのであるなッ、四号…!(がたんッ!とひときわ強くボタンを叩けば、フラスコがぼんやりと光り…――。) [Sat 11 Mar 2006 04:26:48]
◆黒幕(忍者マニア) > まあ、良いのである。既に完成済みの四号のボディには、どのような強敵も吹き飛ばす「世界絶対破滅砲 〜アンリミテッドスペシャル湯煙温泉美人女将は見た〜」が標準装備であるからな。くっくっく、誰が邪魔をしているのかは判らぬであるが、我輩の知的探究心の邪魔立てをするような愚か者どもは、軒並み吹き飛ばしてやるのであるぞッ…!(くるりと椅子を回し机に向かえば、フラスコに浮かぶ三つの小石とそれに繋がる小さなボタンのたくさん並んだ板へと手を伸ばし)…くくく、この超ド級天才である我輩に掛かれば四号の魂などあっというまに作成可能であるッ!…そうであるな、来週あたりには完成しているのであるな。では、来週の土曜の夜…ちょうど日付の変わる、土曜と日曜の境目に、ヴェイトスあたりを探索させてみるとするのであるッ。(独り言をつぶやきながら両手はがたがたと板の上のボタンを流れるように叩き、その指の動きに合せフラスコの中で泡が爆ぜ背後で稲妻が踊る。) [Sat 11 Mar 2006 04:25:34]
◆黒幕(忍者マニア) > やっと!やっと、壱号から参号までの記憶メモリーが手元に揃ったのであるッ! これにより、新たな我が作品を完成させることが可能であるッ!(再び稲妻、がらがらびしゃーん) …壱号から参号は、どう言う訳だか判らぬのであるが、情報収集の段階で倒れてしまったのであるからな。…首尾よく忍者に遭遇できた訳でもなし、おかしな話なのである。(椅子にどかりと腰を下ろせばふんぞりかえってつまらなそうに鼻を鳴らす。我が渾身の自信作が、三体揃って行方知れずとはどういう理屈か。) [Sat 11 Mar 2006 04:16:36]
◆黒幕(忍者マニア) > くっくっく、かっかっか、はーーっはっはっは!(白衣を着た男が一人、暗がりの中で吼え猛た。吼え声に合わせその背後でがらがらがしゃんと稲妻の映像が流れる。叫び声には稲妻だろうという美学だが、地下では稲妻が見えないので仕方なく映像にした次第だ。そうそれが彼のジャスティス。) 葉ーっはっはっふっげふげほごほッ!!(そして叫び続けてから咽た。) [Sat 11 Mar 2006 04:10:48]
お知らせ > 黒幕(忍者マニア)さんが来ました。 『クリスティア市内 某所地下550m』 [Sat 11 Mar 2006 04:07:02]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『 それでも本が無ければとっくに狂っていて不思議ではない環境だという自覚は、無い。 』 [Mon 6 Mar 2006 02:13:35]
◆セレス@修道院地下 > ( 聖女本来の仕事が無い間はかなり退屈なもので。 身体的な理由であまり長く此処を出ることは出来ないし、修道女に混じって同じ仕事をする事も出来ない。 祈りを捧げ、本を読み、適度に身体を動かし、内職じみた簡単な手作業を暫らくこなして過ごす日々。 自分が特殊な環境にあるという理解はあるが、一般平均が何処にあるのかというのはイマイチピンと来ない。 なにせ、知識の大半は本で読んだ話ばかりである。 娘のイメージする「世間一般」とは、物語の中の世界に近かった。 ) [Mon 6 Mar 2006 02:04:27]
◆セレス@修道院地下 > ( 体調は悪くない方だ。 今現在抱えている呪いや崇りは無いし、身体を拭くくらいの時間なら拘束衣を脱いでも堪える事が出来る。 あまり酷い時は鎖で繋いで手枷足枷目隠し口枷という凡そ聖女らしからぬ姿で暴走を食い止めなければならない。 この拘束衣は内側に閉じ込めた負の力を抑えると同時に、無軌道に発散されつづける聖属性の封印の意味もあった。 良いものだからといって駄々洩れにしておいて持つわけもない。 あくまでそういうエネルギーの一種である。 ) [Mon 6 Mar 2006 01:57:25]
◆セレス@修道院地下 > ( 来訪者は限られている。 修道院のごく一部、聖女認定の素性を知る数人か、何処かでその存在を耳にして尋ねてくる人達か、聖女の存在を知るパプテス教会の関係者か。 滅多に他人に触れる機会のない娘は、どんな人間が来るにしても案外、楽しみにしていた。 あまり明るい用事で来る人は少ないけれど。 ) [Mon 6 Mar 2006 01:51:21]
◆セレス@修道院地下 > ( 部屋は殺風景で、窓は無い。 通風孔程度の小さな穴があるが、寒い時は閉じてしまう。 家具は本棚と机、それからベッドとクローゼット。 何れも修道院で暮らすシスター達が作った素朴な物で、クローゼットの中には同じようなカソックが数着あるのみ。 部屋の半分は石畳剥き出しで、それこそ牢獄の如く壁に打ち付けられた板から数本の鎖が垂れている。 誰の目にも異様な部屋だ。 ) [Mon 6 Mar 2006 01:47:19]
◆セレス@修道院地下 > ( 燭台の蝋燭に照らされて本を読む。 学と言うものがあまり無いからあまり難しくない本が多く、そして修道院の検閲が入る為にパプテスの教えに反する物は置かれて居ない。 自然、クリスティア以外の国の情報は少なく、精々ホワイティア文化が地盤にあるヴェイトス市の本が数冊。 それも5年前のもので、先日訪れた印象として、情報としては少し古かった。 クリスティア領南、精霊の泉の畔に建つ修道院の地下。 鉄の扉で仕切られて内側からは開く事が出来ない牢獄のような部屋。 其処が“聖女認定”セレスティアの部屋。 ) [Mon 6 Mar 2006 01:43:13]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 今日も独り其処で。 』 [Mon 6 Mar 2006 01:37:09]
お知らせ > セレス@湖畔さんが帰りました。 『 やがてカンテラを持ったシスターが迎えに来る。 』 [Fri 3 Mar 2006 23:53:00]
◆セレス@湖畔 > ( 景色は変わる事無くたださわさわと冷たい風が吹き、白い息がゆっくりと流れていく。 暫しそれをぼぅっと眺め、何も考えないでそうしている。 他に出来ることも思いつかないし、残りの自由な時間はそうしていようと思った。 それが良い。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:50:00]
◆セレス@湖畔 > ――――はぁ…はァ…ンは……身体、鍛えないと。 ( 少し歩いただけで簡単に息が上がり、脚がガタガタ言い出した。雪の積もって居ない所に1度座ってしまうと、もう立ち上がる気も失せた。 意識して自室でも身体を動かしているつもりだったが、実際はこんなものだ。 お城と月と針葉樹林をぼうっと眺め回しながら、暫し休む事にする。 静かで寒く、何も無い所だ。 修道院は視界ギリギリの距離に微かに灯りを灯しているのが見える。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:22:56]
◆セレス@湖畔 > ( 振り向けばまだ修道院は見えている。 遠くに見えるクリスティア城を見上げながら、針葉樹の間をゆっくりと歩いていく。 別にこのまま歩いて徒歩で街まで行こうと言うわけでもない。 それなりに距離はあるし、それこそ朝までに辿り着けるかどうか。 院長に怒られてしまうし、そんな体力だって無い。 ただ少し、城や街というものを思い出しながら、其処で普通に営む人達を想像して楽しむだけ。 さく、さく、と足元の雪が音を立てて足跡を残した。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:18:21]
◆セレス@湖畔 > ( 一つ長い仕事を終えた翌々日。 身体は軽く、幾らか体調も良い。 カソックの下の拘束衣を脱ぐ事は基本的に出来ないが、それにはもう慣れてしまった。 ) ――――…外はこんなに寒いのね。 ( 冬は寒い物。 雪は冷たいもの。 子供の頃は当たり前だったし、知識としてそれは当たり前の事として知っている。 ただ、それに実際触れる機会があまりにも少なく、たまに体感してようやく冬というものを思い出す。 季節に限らず、多くの物に対してそうだ。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:12:25]
◆セレス@湖畔 > 湖畔て3回もイッテル。_| ̄|○ [Fri 3 Mar 2006 23:06:13]
◆セレス@湖畔 > ( それだけの事が単純に楽しいと思う。 凍える冬の湖畔を一人、厚手のケープを羽織ったカソック姿の娘はそんな事を考えながらゆっくりと湖畔を歩く。 修道院が見える範囲までという規制つきの外出ではあるが、外気に触れ、地下室より広い空間に出る事自体が気分転換になった。 所々雪の残る湖畔は針葉樹に囲まれ、その中にひっそりと修道院が建っている。 月明かりが雪に反射して、案外明るかった。 ) [Fri 3 Mar 2006 23:05:19]
お知らせ > セレス@湖畔さんが来ました。 『 ただ、歩く。 』 [Fri 3 Mar 2006 22:57:41]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 ――ああ、そういえば手紙は出して頂けましたか? 』 [Wed 1 Mar 2006 23:53:14]
◆セレス@修道院地下 > ( 「問題ありません、ご立派でした」と柔らかく返る返事にただ、そうですか、と答えて目を閉じた。 また暫らくは休息を戴けるだろう。 読みかけの本でも読みながら、裁縫でも勉強しながら、静かに過ごせると良い。 ) [Wed 1 Mar 2006 23:52:37]
◆セレス@修道院地下 > …。 ……。 ………。 …………。 ( 「お疲れ様でした、Sanna」と声をかけられて、ぼやけていた意識が戻ってきた。 目隠しが外され、口枷も無い。 垂れっぱなしだった唾液も拭われて、今は拘束衣を脱がされて身体を拭いてもらっているようだ。 いつも通り、何かパプテス呪術を行使しているという感覚も無いまま、浄化は終わっていた。 ) ―――…特に、問題ありませんか? ( 脱力して身体を任せたまま、世話係を担当しているシスターに尋ねる。 悪夢を見て記憶が混乱している時みたいに未だ思考が混乱しているが、反射的にそれだけ口を吐いて出た。 ) [Wed 1 Mar 2006 23:48:35]
◆セレス@修道院地下 > ( 思考が断続的に途切れてちかちかする。 もういい加減慣れてきた、限界を超える痛みに対するリミッター。 失神直前の合図。 口枷の隙間から唸るような声と零れ落ちる唾液。 痛覚を刺激される度にびくんびくんと跳ね上がって痙攣する身体。 手首と足首が枷で繋がれて満足に姿勢を変える事も儘ならず、いっそ意識が落ちてしまった方が楽になれるのだが―――――。 ) [Wed 1 Mar 2006 23:23:53]
◆セレス@修道院地下 > ( だが悪くなるよりは良い。 何もしないよりはずっと良い。 結局は無駄な努力だとしても、何も為さぬ者がそれを馬鹿にするよりはずっと良い。 良い方へ、良い方へ、誰かが歩き続ける限り、いつかその意志を継いだ誰かが辿り着くだろう。 こうして一つ痛みを消して、一つ幸福を祈って、積み重ねた先の世界にきっと誰かが辿り着くだろう。 ) ―――――…う、うぅァ……!! ( ぶり返す痛みに思考は断絶される。 がちゃがちゃと音を立てる鉄の枷が石畳を擦り、自由の利かない手足の指が藻掻くように引き攣った。 ) [Wed 1 Mar 2006 23:15:08]
◆セレス@修道院地下 > ( 内側から突き上げる害意を外に出さぬよう、無闇にばら撒かれる事無くこの身体の中で塞き止めて消してしまう為にこうしている。 人目につかぬ修道院の地下に人口的な聖域を造り、その中に依代となる「聖女」を隠し、駄々洩れの悪意が毀れださぬよう拘束衣を着せる。 誰の目にも付かぬその奉仕は人に讃えられるものでもなく、誰かが気付ける程大きく世界を浄化出来る程の奇跡でもなく、ちっぽけなものだ。 ) [Wed 1 Mar 2006 23:03:13]
◆セレス@修道院地下 > ( 最後の山場だ。 再び聖縛鎖で壁に繋がれ、両手両脚には枷。 目隠しと口枷を嵌められて石床に座ってただ耐える。 弱まって消えかかった呪詛が、最後の抵抗とでも言うかのようにお腹の奥から鈍痛を響かせる。 その波がもう何時間も続いていて、酷い周忌が訪れる度に脂汗が滲み出した。 死にはしない。 死にはしないだろう。 ただ、終わりはいったい何時なのか、どれくらいこうしているのか、泥泥とした時間が無闇に精神をすり減らした。 ) [Wed 1 Mar 2006 22:55:03]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 Phantom Pain 』 [Wed 1 Mar 2006 22:50:49]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 何が届くかはついてのお楽しみ。 』 [Mon 27 Feb 2006 23:09:29]
◆セレス@修道院地下 > ―――…あ、そうだ。 ( 不意に舞い降りる天啓。 アドヴァイスありがとう某PL神様。 かたん、と椅子を鳴らして立ち上がり、傍らの本棚から幾つか本を引っ張り出した。 色々調べてから、次の巡回が来た時に頼んでおこう。 ぱっと視界が晴れたようにスッキリして、その夜はあれこれと忙しかった。 ) [Mon 27 Feb 2006 23:09:15]
◆セレス@修道院地下 > ――――贈り物。 ( 何故にこんな簡単なものが未だ決まらないのか。思わず机に突っ伏して頭を抱える。 今回は色々特殊なのだ。 司祭様でもなければクリスティア貴族の方でもない。 イエロティア、ヴェイトス人、トレジャーハンター、若い女性。 受け取り手のあらゆる要素が複合して余計に頭を悩ませる。 何が喜んでいただけて、何が駄目なのだろう。 世話係の修道女に聞いてみても。やっぱりヴェイトスやイエロティアの事は詳しくなかった。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:54:39]
◆セレス@修道院地下 > ―――――ふぅ。 ( ひとしきりの祈りを終え、目を開けて立ち上がる。 自分の声が静まれば、また静かで何も無い自室の景色ばかり。 それを不満だと思う感覚は麻痺しているし、屋根と食事と着る物があるという事と相殺だと思う。 少なくとも自分は与えられた使命を真っ当する限り、餓えたり凍えたりして死ぬ事は無いのだから。 ) ―――さて。 ( と、一つ呟いて部屋の隅の質素な椅子に腰掛ける。 此処暫らくの悩み事というか、考え事に今日も頭を悩ませる。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:48:13]
◆セレス@修道院地下 > 謂れなき暴力が弱き者を打ち据えぬよう。 欲望が誰かの眼を濁らせぬよう。 歪む事無く健やかに子供達が在るよう。 悪魔の囁きに徒に愛を疑わぬよう。 信頼を裏切り、誇りを失う者の無いよう。 試練を前に勇気が振り絞れるよう―――――( 言葉は力。形成す事でより祈り願う事を確かにするだろう。 殺風景な地下室に、その声は静かに反響する。 天に届かすには些か狭く低く暗い所からの祈りではあるが。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:32:23]
◆セレス@修道院地下 > ( 比較的安定した体調が続く。 よく身体を動かして解し、ゆっくりと休み、修道女達の裁縫を手伝って気がつけば夜。 夕食の後、暫し祈りを捧げる事にした。 自ら出ることの出来ない地下室で、誰かの為に出切る事はそう多くは無い。 だからそんな時は祈る事にしている。 一つ祈ることで誰かの身に降りかかる不幸が一つ、退けられますようにと。 大した事でなくてもいい。 なるべく誰かが心を痛めて荒んでしまうような事が無いように。 ) [Mon 27 Feb 2006 22:21:06]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 It prays, it sings, and it dedicates it. 』 [Mon 27 Feb 2006 22:15:34]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『そしてクリスティアにある物は大抵ヴェイトス市にもあると知る。地盤がクリスティア文化故か。 』 [Thu 23 Feb 2006 00:45:26]
◆セレス@修道院地下 > ――――うぅん、降参。 ( 考えても調べても、「これが正解」という結論は出なかった。 贈り物なんてそんなに悩む物ではないのかもしれないが、滅多に無い機会に酷く気を入れてしまうのは矢張り隔離された穴蔵生活故だろう。 そろそろ見回りが来る頃だろうか? 彼女に聞いてみるもよし、今度は違った角度から攻めてみよう。 聖女は案外、楽しんでいた。 ) [Thu 23 Feb 2006 00:38:31]
◆セレス@修道院地下 > ( 都市といえばクリスティア。そう思っていたし、他の国なんて今度のヴェイトス市訪問がはじめてだった。 クリスティアより栄えている国は無いと思っていたし、本棚には外国の資料が殆んど無い。 正直、あの豊かなヴェイトス市に住む彼女にいったい何を贈ったら恥ずかしく無いものか。 自分が普通に良いものだと思って贈ったら、「なんて質素なんでしょう」などと笑われやしないだろうか。 ヒントを求めて次々と本棚の本を引っ張り出しては無為に時間を浪費している。 これはこれで指を動かし頭と目を使って独り言を呟き、拘束されていた間に溜まったストレスを解消しているのだが。 ) [Thu 23 Feb 2006 00:20:43]
◆セレス@修道院地下 > …現ヴェイトス市民というのもポイント、かしら。 ( ヴェイトス市民。やたら沢山居て、大きな高い建物に住んでいて、味の濃い食べ物を食べる。 人種や宗教の観念が雑多で、あらゆる文化が出鱈目に混ざっていて、夜も眠らない。 そんな印象。 ほんの数日の滞在だったし、手元にあるヴェイトス市案内の本は5年も前のもの。 実際目にしてきたものとは随分と違っている。 思ったよりも治安は良かったし、魔女狩りとか奴隷馬車とかも見かけなかった。 ) ―――――全然参考にならないし。 ( そして夜になっているわけである。 ) [Thu 23 Feb 2006 00:15:50]
◆セレス@修道院地下 > ――――アマウラ人で、トレジャーハンターで、女性で。 それから…うぅん。 ( やっぱり誰かに聞いたほうが良いだろうか。 読みつくした本をまた引っ張り出しながら一日中考えていたこと。 ヴェイトス市でお世話になった方へのお礼の件だが―――正直何を贈れば良いのか分からない。 なにしろ全く縁の無い文化圏の人だったし、ああいった人がどんな物で喜んでくれるのか。 自分が動かせるお金でどれくらいまで可能なのか。 その辺りが特に難しく。 ) [Wed 22 Feb 2006 23:51:55]
◆セレス@修道院地下 > ( そして今居るもう半分側がいわゆる「自室」と呼べるスペース。机と椅子、本棚、ベッド。全て修道院のシスター達の手作りで、本棚には取り寄せて頂いて検閲の通った本が100冊程度納まっている。当然窓は無く、内側から開けることの出来ない鉄の扉が一つ。換気用の穴が天井に幾つか。 殺風景な部屋だ。 ) [Wed 22 Feb 2006 23:47:00]
◆セレス@修道院地下 > ( 室内ははっきりと半分、二つの空間に分かれている。 半分は昨日まで鎖で壁に繋がれて転がっていた、戒め拘束する為のスペース。むき出しの石畳と壁から垂れる聖鎖のレプリカ。水桶、枷、そんなものしか無い。 色々と「汚して」しまう事も多く、世話係のシスターにまめに掃除してもらっている。 ) [Wed 22 Feb 2006 23:43:55]
◆セレス@修道院地下 > ( 小康状態が続いている。 今朝から具合が良く、許可を頂いて枷を外してもらった。 その代わり2時間おきに見回りが来るという手間をかけさせてしまう、申し訳ない状態でもある。 今のところはバランスを崩す兆候も無く、久しぶりに修道服に袖を通して暫し身体を動かした。 聖域であるこの部屋を出る事が叶わぬ都合どうしても身体が鈍ってしまうし、拘束されている間は尚の事。 入念にストレッチを繰り返し、骨と筋の具合を確かめた。 自立して歩くのは何日ぶりだろう。 矢張り少し感覚が鈍い。 ) [Wed 22 Feb 2006 23:40:15]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 Lull 』 [Wed 22 Feb 2006 23:35:32]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 Continuance 』 [Tue 21 Feb 2006 00:06:24]
◆セレス@修道院地下 > ―――――――…ゥ。 ( 口枷で拘束された唇が僅かに震えて音を出す。 また大きな波が来そうだ。 闇の向こうから、呪いの中心から、10数える暇の無くある種慣れてしまった感覚が来るのがわかった。 抗う術は無い。 浄化そのものはただこの身体に呪いを封じている間に既に勝手に行われている事であり、自分に出来ることはただひたすら時が過ぎるのを待つ事だけ。 息絶えぬよう。 ) あ、ううゥ う ア あ゛ あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!! ( ドン、と中から破裂するような断続的な痛み 気が遠 り な意識 維 不可 。 激痛 痙攣 耐え そういえ 、 だ お礼 イツカ ――――――― ―――。 ) [Tue 21 Feb 2006 00:04:58]
◆セレス@修道院地下 > ( 教会の関係者や噂を聞いて訪れる人々が幾らか居る。 森と泉に近い、クリスティアの僻地にある修道院をわざわざ訪れるのは、悪魔憑きや呪い、土地への呪詛、崇りに悩むような人達。 必ずしも力になれる程ではないが、矢張り何かしらの形で彼らの役に立ちたいと思う。 不幸の芽を一つでも多く摘み取り、誰かの安息を守る事はきっと素晴らしい事だから。 誇らしく生きる事だから。 ) [Mon 20 Feb 2006 23:54:36]
◆セレス@修道院地下 > ( 此処暫らく来訪者は無い。 もっとも、浄化中の今のような酷いコンディションの時はあまりまともなコミュニケーションは取れないかもしれないし、そもそも修道女達が規制しているのかもしれない。 上の事は分からないが、彼女達に悪意が無い事だけは知っている。 皆が良かれと思って祈り、捧げ、営んでいる。 地下室に閉じ込められて束縛される事が自分なりの奉仕なら、彼女等を怨むのは筋違いだ。 役に立てる事を悦びとして、生き甲斐として生きる事が出来るのは幸せな事だった。 ) [Mon 20 Feb 2006 23:49:55]
◆セレス@修道院地下 > ( 石床に転がったままだった背中が痛い。 熱でもあるのか思考する度に頭が痛い。 お腹から胸にかけてもやもやと存在している誰かの呪いが無理矢理拘束衣に封印されていて暴れまわっている。 そんな複数のストレスの前にまともな思考は5秒と続かず、右手首と右足首、左手首と左足首を繋ぐ拘束ベルトがぎしぎしと音を鳴らすばかり。 これを軋ませているのは自分なのか、体内の呪いが拘束を解こうと暴れているのか区別はできない。 暫らくこうして悶えているうちにまた、気絶するのだろう。 何処か他人事みたいな視点は痛みと共に直ぐに掻き消された。 ) [Mon 20 Feb 2006 23:42:54]
◆セレス@修道院地下 > ( 長い長い闇から覚醒すると、其処は相変わらず暗く冷たい地下室だった。 どれくらい意識を失っていたのか見当もつかないが、それを考えるのはあまり意味の無いこと。 未だ体内に呪詛の存在を感じるということは、手足目口を塞ぐ拘束具が外されて居ないという事は、己の仕事を続けなければならないという事だ。 それ以外に存在意義は無く、それが正に与えられた天命に他ならなかった。 取り込んだ呪いの浄化は、今日も続いている。 ) [Mon 20 Feb 2006 23:37:33]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 Continuance 』 [Mon 20 Feb 2006 23:33:45]
お知らせ > 影さんが退室されました。 『(―――数ヶ月ぶりに、邸宅の門を潜る)』 [Wed 15 Feb 2006 01:14:08]
◆影 > ―――そろそろ認めて貰うで。(決意と共に口にした言葉。駆ける足は心なしか速くなろう) [Wed 15 Feb 2006 01:13:56]
◆影 > (僅か乍、島の中心、一番の賑わいを見せる ヴェイトス市 で、恥じるべき失態を犯し、―――其れでも、家を大人しく継ぐよりも自由奔放、一人で自力で生きる世界へ憧れを抱いた小娘は、) お金も溜まったンや。コレでも。(―――生まれて此の方、労働の苦労も知らず、書物で知っただけの『 冒険 』に憧れた小娘が、束の間逃走の日々の追憶の中、学んだことは) ( 自由 は 責任 の上に成り立つものだということ )( 人 との 関わり が 如何に重要であるかということ ) ―――何より、知ったンやから。(学んだ) [Wed 15 Feb 2006 01:09:18]
◆影 > (其れは商業の下町を抜け、―――悠々と宵闇の中聳える城の裾元、立ち並ぶ貴族の屋敷の中へと。) ―――ッ、迎えくらい寄越してくれはッたらえぇのに。(ほンにイケズな、お父上。)(舌打ちすら密やかに、闇夜の中を。) [Wed 15 Feb 2006 01:03:54]
◆――― > (誰にも気付かれること無く。其の影は ざァ―――と、弄るよに吹き荒ぶ風の中、揺れるカイトのよに、) ………、(下町風な宿、店、立ち並ぶ其の中を駆ける。)(一目に付かぬように) [Wed 15 Feb 2006 01:01:57]
◆――― > (闇)(宿―――) (漏れる光)―――……、(殺した息も微かな音よ。其れに気付く者も無き今、白き精霊すら見えぬ闇夜の中、宵闇に溶け入る黒の外套はひらひらとはためかん) [Wed 15 Feb 2006 00:59:27]
お知らせ > ―――さんが入室されました。 『(―――宿)』 [Wed 15 Feb 2006 00:56:47]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 『 貰って嬉しい、もの……。 』 [Sat 11 Feb 2006 23:53:42]
◆セレス@修道院地下 > ( 手に取った本は“ヴェイトス市案内”。 5年前の本。 地下の暮らしにあまりに鈍磨し過ぎて、5年なんて時間の感覚が分からない。 ただ、先の仕事で訪れたヴェイトス市という街は―――――。 ) …こんなに田舎じゃなかったわ。 ( 思い出して小さく笑った。 5年、という時間はこんなに世界を変えるのだ。 出発前にひと通り、予習のつもりで読んだその本を、今度は僅かな滞在の間の思い出を振り返るつもりで読み返す事にした。 人の波に酔って吐き気を催して路地の隅に座り込んだのも、過ぎてしまえば思い出だ。 あの時の親切な女性―――ソノウチさんといったか。 彼女は元気だろうか。 ) …あ、お礼。 ( 間違いなく何かお礼を送ると言ったのだ。 トレジャーハンターギルドを通して、と。 ) ……何が良い、かしら。 ( トレジャーハンターの女性が喜ぶものとは何ぞや? そも、トレジャーハンターというものを物語の中でしか知らない。 ) …後で報告して、何が良いか相談してみよう。 [Sat 11 Feb 2006 23:49:50]
◆セレス@修道院地下 > ( 部屋の隅に置かれた質素な木の机と椅子。 それから200冊程度の本が納められた本棚。 この部屋の家具といったらほぼそれくらいのもので。 大抵のものは誰かに頼んで一時的に借りてすぐに返す事になっている。 それで事足りるし、読書、睡眠、食事、お祈り、軽い運動、考え事、それから稀に請ける事を許される簡単な内職の仕事。 それだけする事があれば問題も無く。 視覚的に単調な分は、時折訪れる来客をまじまじと観察したり、外に出る仕事を貰った時に纏めて堪能する事にしている。 ) …さて、3時間。 ( 読みかけの本があった。また暫らく拘束されるかもしれないし、貴重な時間を楽しもうか。 机の上のキャンドルに火を灯し、本棚から一冊の本を引っ張り出した。 ) [Sat 11 Feb 2006 23:37:00]
◆セレス@修道院地下 > ( 鈍った身体を解すように、しばらく手足を伸ばし、腰を捻り、肩を解す。 久しぶりに外された目隠しと口枷が無いと、蝋燭の灯りくらいしかないこの部屋ですら少し眩しく感じ、ただの呼吸も上手く行かない感じ。 何度繰り返しても慣れないのは、これが不自然な生活だからだろう。 ) [Sat 11 Feb 2006 23:26:54]
◆セレス@修道院地下 > ( シスターは胸の前で小さく十字を切ってから鉄の扉を閉じる。 ガン、と重い金属音がして鍵がかかると、足音はすぐに離れていった。 拘束を緩めた状態の聖女と長く同室している事は危険だという判断からだろう。 最悪、この部屋に閉じ込めておきさえすれば聖女が食い破られても呪いが流出する事は防ぐ事が出来る。 ) [Sat 11 Feb 2006 23:23:01]
◆セレス@修道院地下 > ( その夜は幾らか体調も安定して、浄化が順調に経過している事を示していた。 胸からお腹の辺りにかけて未だ異物が侵食している感じはするが、普通に生活して我慢できないほどでもない。 勿論、この地下室で拘束衣を身に着けての話ではあるが。 ) …はい、分かりました。 では3時間後にまた。 ( 世話係のシスターにひと通り身体を拭いて貰って、汚れた部屋を掃除して貰って、拘束衣の上に修道服を着ながらそう答える。 3時間の休息。 久しぶりに鎖を解かれて過ごす時間だ。 ) [Sat 11 Feb 2006 23:19:22]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 静けき夜 』 [Sat 11 Feb 2006 23:12:34]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが帰りました。 [Tue 7 Feb 2006 22:56:05]
◆セレス@修道院地下 > ( そして聖女の正体を知る者もその行為に罪悪感は無く、むしろより実際的な形で神への奉仕をする事が出来る彼女の特別せいを純粋に尊んでいる。 此処には誰一人として、悪意ある者は居なかった。 ) ―――――……ぅ、ァ…あ。 ( いつもの彼女が身体を拭いていってくれたのだろう。 咽るような暑さもべたつく汗も無く、幾らか楽になっていた。 今日も聖女はそうしてあらゆるものに感謝しながら床に横たわっている。 ) [Tue 7 Feb 2006 22:56:00]
◆セレス@修道院地下 > ( 修道院はクリスティア城下町から南に下り、精霊の泉と永世の森に囲まれた湖畔に建てられている。 その名の通り修道院として機能し、外界から離れて集団生活をするパプテス教徒集団の家。 時折教会からの遣いが来る以外、あとは迷い込んだ旅人か噂を聞いて尋ねる者くらいしか来訪者は無い。 大半の修道女は地下の聖女がどんな存在なのかよく知らず、兎に角自分達とは違っていて、立ち入る事を禁じられた地下で祈りを捧げているのだと聞かされている。 ) [Tue 7 Feb 2006 22:52:18]
◆セレス@修道院地下 > ( 地下の聖域、身体中を拘束する皮の拘束衣、それから娘自身が僅かに持つ神性。 その三重の封印をもって呪いや崇りの類を浄化する。 誰がそんな事を最初に考えたのか、“聖女認定”セレスティア自身も知らない。 娘はただ、先天的に負の力を吸収する魔法の使い方を知っていて、僅かに聖属性を持っていただけの村娘だった。 高い知性があるわけでもなく、高貴な出身でもなく、お金があるわけでもなく、与えられた「聖女」という称号もまた、形ばかりのもの。 実質上「道具」若しくは「儀式の一部」だという事は誰の目にも明らかだった。 ) [Tue 7 Feb 2006 22:45:43]
◆セレス@修道院地下 > ( 僅かに胸が上下し、引き攣ったみたいに手足が時折痙攣している間はまだ大丈夫。 ただ苦痛が限界に達して気絶しているだけだ。 世話係を任されているシスターはそれだけ確認して、鉄の扉の小窓を閉じた。 その足音が遠ざかり、かつかつと階段を登っていく音で部屋の主、セレスティアは目を覚ました。 相変わらず目隠しと口枷で顔は覆われていて、右手首と右足首、左手首と左足首が繋がれている。 少し身体を動かすと、首の後ろから鎖が壁に繋がっているのも確認できた。 まだたったの2日目…2日目、だと思う。 ヴェイトス市近郊の隠し祭祀場の呪いを身体に封じ込めて帰り、浄化をはじめて2日目。 修道院地下の自室は人口的に作られた聖域になっている。 ただひたすら此処で、浄化が進むのを待つだけ。それが与えられた仕事だった。 ) [Tue 7 Feb 2006 22:39:12]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 死んだように眠っている。 』 [Tue 7 Feb 2006 22:30:45]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 それは浄化というのはあまりにも――――。 』 [Tue 7 Feb 2006 01:45:26]
◆セレス@修道院地下 > ( 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 泥泥。 ) ………い、ぎッ…ぁひ…ッ!! ( 泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥泥―――――――………何時終わるのか分からない。 それは明日明後日ではない事だけが確かな事で。 流れる時間はただひたすら遅く、長く、重く、暗く。 気絶と覚醒を繰り返し、数時間おきに誰かが来て身体を拭いたり食事を流し込んだり水を飲ませたり、下半身の拘束を外して排泄を促したりする。 感覚の壊れた頭ではそれについて何か考える余裕は無く、時間の感覚も無く、どれがどんな順番に訪れたかすら分からない。 不意にアンモニア臭に気付いて、自分が失禁してしまった事に気付いてはまた意識を失う。 ) [Tue 7 Feb 2006 01:36:33]
◆セレス@修道院地下 > ン…ゥ、ぁ、あ――――! ( 暴れだした激しい責めに娘の身体が跳ね上がり、紅潮した顔が苦悶に悶え、口枷の脇から唾液の筋が零れ落ちた。 ) ……! ………! …………!! …………ンふゥッ!!! ( じゃらじゃらと音を立てて壁に繋がれた鎖が鳴り、手首と足首で繋ぎ合わされた両手両脚がもどかしげに拘束具を捩る。 お腹を上下させながら息苦しげに息を吐き、もじもじと脚を内股に擦り合わせながら、堪えきれずに声を上げた。 ) [Tue 7 Feb 2006 01:02:59]
◆セレス@修道院地下 > ( 胸の奥でどす黒くて鋭利なものが、細かく細かく内側から攻め立てる。 我慢していればいずれ溶けて消えてしまうものだとは理解しているが、先に自分の身体が参ってしまわなければの話。 これは自分の中に取り込んだ呪いとの闘いであり、天に課せられた義務でもある。 生き永らえ、恵みを受ける事を許された身に出来る、唯一の奉仕。 だからこの苦痛は耐えるものではなく、受け入れるべきもの。 存在意義を明確にする刺激であると、娘の脳は置き換えた。 ) [Tue 7 Feb 2006 00:54:36]
◆セレス@修道院地下 > ( 泥泥泥泥泥泥泥泥。 ただドロドロと、絶望的に緩慢な時間が流れている。 それは終わる保障も無い拷問を待つ、ただ他になにもせずに待つだけの時間の責め苦。 括り付けられた手足に意味は無く、塞がれた目と口に意味は無く、ただ穢れを浄化する為だけの器として娘が横たわっている。 ふーふーと息苦しそうに呼吸を荒げ、淫猥な黒い拘束衣の胸を上下させながら、ただその時間が終わる事だけを待っていた。 森と泉の畔に囲まれた修道院の地下室に、そんな人間が居る事を知るものは少ない。 ) [Tue 7 Feb 2006 00:48:59]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが入室されました。 『 泥泥と。 』 [Tue 7 Feb 2006 00:43:31]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが退室されました。 『 あ、ぐ ゥ…!! ( じゃら、と鎖が音を立てた。 ) 』 [Mon 6 Feb 2006 00:01:28]
◆セレス@修道院地下 > ( 自分の置かれている立場が異常であると自覚している。 この修道院地下が異常であると理解している。 然し、この立場や境遇、彼女達を怨む気持ちは無かった。 少なくとも自分の身体が少しでも世界を浄化していくのだという実感があったし、存在意義を持つという充実感がある。 そして修道院の皆にしても、これが正しい事だと心から信じての行いならば、それは憎むべき事ではない筈だ。 ) ―――ン…ぐ、ゥ… ( そして、最初の痛み(が身体を苛み始めた。 閉じ込められた数多の怨念が矛先を内側から向けてくる感触。 石畳に横たわりながら、長い長い浄化の時間が始まった。 ) [Sun 5 Feb 2006 23:58:19]
◆セレス@修道院地下 > ( 石壁に繋がれた4本の金鎖が首の後ろに全て繋がれる。 右の手首と右足首、左手首と左足首が各々拘束用の金具で接続され、最後に目隠しと口枷が嵌められて完全に自由を奪われる。 6時間おきに窺います、と残してシスターが部屋を出て、鉄の扉に鍵がかけられた。 足音が去れば静寂――――其処で出来る事はただひたすら、呪いに打ち勝つべく耐えることだけ。 この状態では食事どころか排泄すら、6時間後に来る(筈の)彼女に頼る他無い。 矢張り全て赤裸々。 ) [Sun 5 Feb 2006 23:45:04]
◆セレス@修道院地下 > ( 物を隠し持つどころか、此処では心一つ隠す事もできない。 文字通り赤裸々。 シスターの指が簡単に奥まで入ってしまう程に、この羞恥プレイに濡れている事さえ隠しようが無いこと。 卑猥な水音が饒舌に状況を語っている。 ) ――――……それでは、浄化にかかります。 聖縛鎖(で繋いでしまって下さい。 少々今回は量が多かったみたいです。 ( やがてチェックが終わり、再び拘束衣を着せられると、ようやく自室である聖域に入る事を許された。 此処で聖鎖のレプリカに繋がれて居る限り、最悪呪いの暴発だけは防ぐ事が出来る。 ) [Sun 5 Feb 2006 23:34:40]
◆セレス@修道院地下 > ( 「身体検査」を受けていた。 帰還して先ず最初に、身体に異常は無いか。 それから余計な物を隠し持って部屋に持ち込まないかを調べられるのだ。 “聖女認定”と呼ばれ、僅かな地位を与えられる身も、実質囚人のようなもので。 或いは道具かもしれない。 股間部を覆うベルト状の拘束を外され、脚を広げてくださいと下からかかる声。 言うとおりにして目を閉じる間、世話係のような立場のシスターが、慣れた手つきで秘所の中を確認する。 ぐ、と指を二本入れて奥まで左右に拡げて。 びくん、と身体が震えるのを数人に注目されながら耐え、声が洩れないように細く細く吐息を溢す。 震える身体と紅潮した顔を見れば、我慢している事など皆分かっているだろう。 ) [Sun 5 Feb 2006 23:27:20]
◆セレス@修道院地下 > 少し料理の味が濃くて、人が多過ぎたくらいです。 ヴェイトス市の資料本、5年前のでしたよね? 新しいの、今度入れて頂けますか? ( クリスティア城から離れ、森と泉の畔に建てられた静かな修道院の、その地下に聖女の部屋はある。 帰還して間も無くその鍵のかかった部屋の前で修道服を脱ぎ、数人のシスターに囲まれてそんな風に報告を始めた。 修道服の下から露になった身体には、一見して卑猥な黒の拘束衣。 聖女を聖女たらしめ、呪いをその体内に封印する為の装具であり、それを自発的に脱ぐ事は許されて居ない。 何箇所かに設けられた鍵を外されて部分が露出されると、聖女は苦しげに顔を顰めた。 呪いを吸収して帰ってきた直後で未だ浄化を行って居ない身体。 あまり長時間鍵を外されるだけで暴走してしまうだろう。 ) [Sun 5 Feb 2006 23:18:38]
お知らせ > セレス@修道院地下さんが来ました。 『 ええ、特に問題ありませんでした。 』 [Sun 5 Feb 2006 23:11:10]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『 ―――ぁ、そうだ…。 …女の子は、身体冷やしちゃだめ… 』 [Wed 1 Feb 2006 04:53:17]
お知らせ > レッドさんが退室されました。 『 ...to be Next⇒クリスティア街道/T(この〆も久しぶり。) 』 [Wed 1 Feb 2006 04:53:03]
◆跡野末理 > ―――バカよ…。 ( えっちらおっちら身を起こして。 …多分本音と思える言葉に、改めて、弱っているものの可笑しそうな苦笑を零す… ) …そうね… 惚れたりは、しないけど… なんとなく… 少しだけ、分かったような気がするわ。 …あなたのこと…。 ―――な…何よ。 寝てばっかり、だったから…調子悪いだけ。 一人で、歩け――… ………んッ… ( 意地で立ち上がろうとするものの、肩を貸されればそれ以上は拒まず――― 小屋を後にした ) [Wed 1 Feb 2006 04:50:47]
◆レッド > オレが逃がしたってバレなきゃ良いンだよ。 だいたいこっちの方が面白そうだ。 身体鈍ってるし。 ( 相変わらず毎朝ストレッチと抜き撃ちの練習は欠かさないものの。 本ばっかり読んで実験して、の暮らしもまぁまぁ面白かったが生来の流れ者気質。 旅の口実に使わせてもらってるようなもんだ。 ちなみに礼の内容に関してはまだ全然ッ考えて無い。 ) あー? 惚れた? こっちが素だよ。 街じゃああいう恰好の方が色々やり易いけどさ。 ( 太いベルトを巻いて火薬の詰まった筒の中身を確認。 久しぶりの本気衣装に気が引き締まる気分。 ) ほら、またお姫様抱っこ御所望か? 足引っ張るくらいなら我慢すんなよ? ( そのほうが迷惑、とばかりに先ずは自然に肩を貸し。 ゆっくりと先ず、街外れのボロ小屋を出るだろう。 脱走幇助、本格的なはじまり――――。 ) [Wed 1 Feb 2006 04:43:05]
◆跡野末理 > ―――そうだけど……… ( 『少し考えれば分かるでしょ?』なんて繋げそうになって、流石に止めた。 …とりあえず、自分の出せる『お礼』で、錬金術の決め台詞『等価交換』は成立させられそうにない。 …一生尽くすとか言うなら話は別かもしれないけれど…。 何やら言いたそうに、でも食事中なのもあってもごもごと濁される言葉は… 着替える少女を無遠慮に見つめて、絶句させられた ) ………凄い…化けっぷりね…。 なんだか… わたしがつくづく一般人だって、思い知らされるわ…。 ( むしろこの子がスパイなんじゃなかろうかとか、飛躍した意識で怪訝な顔をして――― 微かな苦笑を零しつつ、ちょっぴり本音の軽口。 …指示にはあくまで従順に… 生まれたての牛だか馬だかみたいな、力の入らない様子で身を起こす… ) ………ッく… [Wed 1 Feb 2006 04:34:48]
◆レッド > ( 宿には「用事が出来た。向こうの宿に一端戻る」とだけ言伝してきた。 「向こう」がヴェイトス市で「宿」が月の滴亭だと分かるのは相棒くらいだろう。 なに、もともと常に一緒ってわけじゃない。 狭い島の中なら居場所さえわかれば会うのは難しく無いだろう。 そんな感じで色々奔走してきた二日間。 スパイが素性を知られたら相手を殺す、というセオリーはアマウラ程はっきりしていないし――――。 ) だって別にオレがなんか探られたわけじゃなし。 クリスティア国民でもなし。 礼ができるか出来ないかはオレが判断すンの。 貸しのままにして後でなんかしてもらうかもしれないし。 ほら、そろそろ行くぞ。 ( こんなジャケットじゃ動き辛ェや、とおもむろにその場でジャケットを脱ぎシャツを脱ぎ、申し訳程度に少女の形をした身体を晒す。 荷物の中から着替えを取り出して、ブーツにはナイフを、腰の後ろにはハンドアックスを、左の腰にカットラスを提げて旅支度完成。 画像参照のこと。 元に戻っただけだが。 ) [Wed 1 Feb 2006 04:23:02]
◆跡野末理 > ( 昏々と眠って、たっぷり休ませて貰った。 …今まで死んでいなければ、馬車旅にだって耐えるだろう… 折角、助けてくれたのだし。 経費については里に請求するかどうか悩むところ――― いや、そもそもレッドを生かしておくわけには… まぁ、待とう ) ………ん。 …わかった。 ( 警備と聞くと、緊張の色も浮かぶ。 …一応涙はせき止めて、そこは素直に頷こう… なるべく早く、貰った物を口へ運ぶ。 …食欲なんて無いし、なんだか咀嚼するだけで疲れるし、味も何もよく分からないんだけど… 一応、命かかっていればそれくらいは。 でも ) ……クリスティアの、忍者…スパイ?は、よっぽど…甘いのね…… ……助けたって…… ( …堪え切れず、そんな事を言ってしまう。 …生きたいという素直な気持ちと… 死ぬ勇気も無いから、いっそ殺してくれという気持ちの板挟み… ) ……助けられたって… 大したお礼なんて出来ないんだからね…… ( 沈黙を開けて、微妙に前後で繋がらない言葉を続けた。 『亀のようにはいかないわ』なんて無駄なフォローも。 ウラシマタロウ ) [Wed 1 Feb 2006 04:14:12]
◆レッド > ( こんだけ動いて考えて出来りゃ良いか、と内心は一安心。 樽を開けたら中で死んでるのとかマジ勘弁だ。 だいたい医者だの馬車だの出費だって後できっちり払ってもらわないと―――いや、死んだらアリ金全部貰って…まァ待て、待て。 ) うん、屈葬状態で。 ワイン樽に混ざって貰うわ。 街道警備詰め所が当分無い所だけ出してやるからさ。 例は成功してからだ。 ( 街外れに馬車が待っている。 ちょっとしたら出発するぞ、という素振りで荷物を纏め始め。 ) …森は迂回して2日もありゃ普通につくからさ。 まぁ適当に―――ん? なにってなにさ。 クリスティア出るんだろ? ちゃんとやってンじゃんか。 [Wed 1 Feb 2006 03:59:59]
◆跡野末理 > ………ッ。 ( 痛みに構わず、腕を上げて乱暴に顔を拭う。 …拠り所を無くして、自信を無くして… 『ただの末理』にされた忍びはどこまでも情けなく… 小さく笑うその様子に、大泣きしてしまいそうになっていた ) …は―――た…る? ( もう少し、居心地の良さそうな所は無かったのかと… 別の理由で泣き出しそうな、不服そうな顔で復唱してしまうけど… 贅沢は言えない ) ………………ありがと。 ( 言いたく無さそうに、言い難そうに。 搾り出すようにそう言って。 …そっぽ向きつつ、渡されたものを味わうでもなくもそもそと口に運んだ… ) ……何、考えてるの……? ( ぽそりと、それだけ ) [Wed 1 Feb 2006 03:51:40]
◆レッド > ( 空気を読まない無遠慮な声など投げかけつつ、室内に上がりこむのはいつもの金髪。 よう、などと適当な挨拶を後から付けたしながらベッドに座り込み、怪我の具合を確かめる。 まだ生きているようで何よりだ。 ) 馬車の手配、できたからさ。 今から出発すンぞ。 怪我は樽ん中で治せ。 ( 思いやり不足。 出る前に食っとけ、と干しぶどうパンとチーズなど差し出しつつぶっきらぼうに。 ) こんなしょっぱい闇医者に期待すんなよ。 向こうでまともな治療受けるまで我慢我慢、と。 ( 泣き顔に、ぷ、と小さく笑ってやる。 ) [Wed 1 Feb 2006 03:42:21]
◆跡野末理 > ( …もしかしたら、ここまでは、まだ良いのかもしれない…。 …それでも早々と嘆くのは… 利用するだけ利用して、助けてくれた者を殺める覚悟も無いからだ ) ………。 ( …身の危険を顧みず、よく知りもしない相手である自分を助けてくれた人を、殺す事など出来るものかと思ってしまう…。 それだけは、やらねばならぬ事であるにも関わらず――― ) …泣いてない。 ( …そう言った声が泣いていて ) ……痛み止めの、効きが…悪いのよ…… [Wed 1 Feb 2006 03:39:35]
お知らせ > レッドさんが来ました。 『 おッす。何泣いてンだ。 』 [Wed 1 Feb 2006 03:37:23]
◆跡野末理 > ( もし忍の末理が明るみに出る事があれば… それを知った者の口を封じるか、でなければ自らの口を永遠に閉ざす。 …その覚悟も、当然の事として持っている積りで居た… ) ………。 ( それでも現実には… 良いように弄んでくれた暴漢の事を殺せもせず… 不覚にも傷を負い、どうあっても逃げおおせぬと言う状況になっても命を断たず、己を忍と知った者に助けを乞うて生き延びている… ) [Wed 1 Feb 2006 03:33:17]
◆跡野末理 > ( …何があったって、どんな事になったって自分は大丈夫だと思ってた。 …跡野末理は、アマウラの片田舎の薬師の娘… しかしてその実態は、如月忍軍・跡野流のくノ一なのだから… ) ………。 ( 薬師の娘がどんな目に遭ったって… その裏にしたたかで狡猾な忍の末理が居れば、大丈夫だと思ってた… ) [Wed 1 Feb 2006 03:27:10]
◆跡野末理 > ( …自分の里でも、ねぐらでも、隠れ家でもない場所で何をしているんだ…。 …ふと、そんな風に考えたら鼻の奥がツンとして… 濡れた顔はそのままにしておいた ) ………。 ( 酷く、心細い ) [Wed 1 Feb 2006 03:20:36]
◆跡野末理 > ………。 ( どこか遠い感じのする痛みに疼く傷に顔を顰めて… 寝床の脇に手を伸ばす。 水差しを手にとって、そのまま口を付けた ) ………。 ( からからに渇いた喉が急に潤され、痛みを訴えるのも構わずに… コクコクと喉を鳴らす。 勢い余って口の端から水が零れ出し… 口を離した。 ……タイミングを謝って、仰向けの顔にパシャリと水がかかる…… ) [Wed 1 Feb 2006 03:14:05]
◆跡野末理 > ( 怪我のせいか… 質が良いとは言えない痛み止めのせいか… 抗生物質だか何だか、その他の薬のせいかは分からないけれど… そんな感想と一緒に目を覚ます ) ………。 ( 昼尚暗く、狭苦しいこの場所で目を覚ますのは何度目か… 数えようとして、止めた。 …この場所へ運び込まれてからどれくらいの時間が経ったのかも、判然としない… ) [Wed 1 Feb 2006 03:07:44]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( ―――だるい )』 [Wed 1 Feb 2006 03:01:11]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 服の中からは、『マシンマル』の調書――― )』 [Mon 30 Jan 2006 04:32:45]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『(』 [Mon 30 Jan 2006 04:32:06]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 運を天に任せて――― なんて、性に合わないけど )』 [Mon 30 Jan 2006 04:24:10]
お知らせ > レッドさんが帰りました。 『 さて、ちょっと忙しくなる――――悪くは無いか。 』 [Mon 30 Jan 2006 04:20:54]
◆跡野末理 > ………似合ってる… ( それなら、あっさりと受け入れよう。 …後半部分には『嫌』と内心で答えて。 …気を失ったフリをして、あと暫くは気を保つように頑張るのだろう… 一応姿勢が制御されて重たくならない体と、だからこそある痛みへの反応で、バレバレかもしれないけれど ) ―――。 ( こういう時、小さな声が気持ちを落ち着かせるのはどうしてか…。 …闇医者の元へ運び込まれる頃には、本気で気を失っていて――― 応急処置を受けられれば、当分死にはしないだろう。 ―――裸? 大丈夫。相手が相手だけに気にならなくはないけれど…それでも女の子だったし ) [Mon 30 Jan 2006 04:18:44]
◆レッド > ん、そうだよ。 あとな、寝る前にこんだけ。 助けるからには洗いざらいッ話してもらうからな。 ( 馬鹿みたいにアッサリ肯定の言葉。 もともとそんなに気合入れて男装しているわけでもなし、結局最終的にはバレるんだし、とか。 なんだ最終的って。 暫らく見つからずに済めば、やがて胡散臭い区画へと足を踏み入れるだろう。 こういう所、下見しておいて良かった。 「まぁ、寝ちまえ」と小声で呟いて―――市街地から離れのスラムへ姿を眩ませていく。 目覚めれば何処か、狭苦しい潜伏先で応急手当を受けているだろう。 よし、裸見る。 ※台無し。 ) [Mon 30 Jan 2006 04:10:46]
◆跡野末理 > ……ッ! …ッ…… ( 動かれれば、反応はより希薄になる。 自分で歩くよりずっと楽だけど、痛いものは痛い。 …ただ… 聞こえる言葉と抱かれる感触に、怪訝な顔をする ) ……女の子……? ( 掠れた声で、それだけ。 今の今口にしている内容からは、意外な結論だけど… ) ……ごめん…… ( ご迷惑をおかけします、お世話になります、ぶっちゃけずっと男の子だと思ってたよ、などなど… 一杯含めた短い一言を発して… 頷く ) ( 勘付かせてしまったり、そもそも失敗したり。 未熟なのだろう。 ……見習いの仕事は大丈夫?と思わなくもないけれど…… 自分の命がかかっていれば、余計な事は言わず――― ) [Mon 30 Jan 2006 04:03:11]
◆レッド > 別に。 一緒に飯食った人間が死ぬのは好きじゃねぇってだけ。 まぁ正直オマエが可愛くなかったら微妙。 いじょ。 ( 今更国とか法律とかに拘る気も無い。 だいたい何をやらかしたのかは知らないが、そんな大それた悪事をするヤツはもっとこう…悪ぶらない(もんだ。 本当に怖い悪ってヤツは、一般人の顔をしているもんだ。 ) じゃ、直ぐいくぞ。 先ずは闇医者、それから馬車の調達。 なんかの箱にでも寝てて貰うか、ね。 ( とりあえずは潜伏先を用意しなければ。 自分は何食わぬ顔をして宿に戻り、機を見て国外まで護送する。 国家機構士になるのは――――もうちょっと御預けになりそうだ。 闇夜を静かに、駆け出した。 ) [Mon 30 Jan 2006 03:55:31]
◆跡野末理 > ( うるさい、余計なお世話、仕方ないじゃない誤魔化しようもない状態なんだから――― 誰だって上手い言い訳なんか出来やしないと言い返そうとするものの、やっぱりそんな元気はなく… 何か言いたそうな目で見据えるのみ。 …でもそんな想いは全部吹き飛んで、『正解』の言葉に耳を疑った… ) ………いい、の…? …どうして……… ( ばかと言うか、かわいそうな子を見るような目で、思わず呟いた。 …この時点で相手を信じてしまいかけている自分がばかなのかもしれないけれど…。 〜この少年がしようとしている事は、間違いなく犯罪だ。 裏ルートとか言ってるし、やっぱり本当にカタギじゃなかったか――― ) …わかった。 ……ちゃんと返させてよ……? ( 途中で死なせてくれるなと、どこまで本気か分からない相手に… けれど、精一杯冗談ぽく微笑み返し。 …抵抗はせず、されるがまま… 抱えてくれるなら、任せるだろう。 …時折苦しげに、身を強張らせて… ) ……無いわ…任せる……。 ………ぁ。…ありがとう……… [Mon 30 Jan 2006 03:45:53]
◆レッド > ほんッ…と、強情なー。 しかも言い訳下手過ぎ。 ( というより頭を働かせる余裕が無いのか、と。 心配げな顔は見せない。 傍から見てまだ全然大丈夫、という態度で薄く笑うのが患者への気遣いってヤツで。 ) そうそれ、正解。 こういう時はとりあえず生き延びろ。 で、利用できそうなヤツは何したって良いから利用する。 今からオレは“レディの味方”レッドだ。 ( 貸しはでけェから覚悟しろよ? などと冗談っぽく(元気になったら本気で言うが。)続け、マツリの肩に手をかける。 抵抗しないなら、とりあえず抱きかかえてこの場を離れようか。 さて、場所の問題もあるが―――――。 ) …どっか希望は? 無きゃ裏ルートでヴェイトス市に逃げるぞ。 [Mon 30 Jan 2006 03:35:15]
◆跡野末理 > ―――じゃぁ… それに… するわ…… ( ふ、と。 くれた模範解答?に、自嘲気味な笑みを零した。 …立っているのがやっとと言う様子で、今の所両手は手ぶら… それとなく少年の腰に拳銃がささっているのを確認すれば、それ以上動く事もなく… ) ……人違いよ…… 嬉しくない… 偶然だけど…。 …私のは… ( …ああ、カマかけられたのかな?と、ここで気付くけど… 黒髪のさほど多くないクリスティアで、特に小柄で、矢で怪我してるなんて他に居ないだろう。 … 『私のは、もうちょっと脇の方。自分で縫えないけどね』 なんて、切れ切れに答えた… ) …どうしよう、かな…。 ……頭、ぼうっとして……。 ……自決は、まだ…嫌……。 ……でも、あなたを……どうにかして…… ( 『どうにかして逃げるなんて無理そうだし』 相手の大袈裟な態度に、軽口で返そうとしたものの… 余計な体力は使いたくないと、じ…と少年へ視線を戻す ) ……助けてくれる……? ( 静かに、本題だけ。 …命運は相手に握られていると言って、良いだろう…。 口を封じられるとも思えないし、もし封じられたとして逃げおおせるとも思えない。 …捕まれば良くて奴隷ギルド行きか… ) [Mon 30 Jan 2006 03:23:56]
◆レッド > ( 深夜の誰も居ない静かな路地。多少足音に気を使っても気を張っているニンジャの耳には聞こえても仕方が無い、かも。 さて。 ) ……十字架を円で囲む覆面の連中にボコられたッてんじゃなけりゃその怪我はねェだろ。 騎士団、探してたぞ。 「黒髪黒ずくめで、小柄な女」…それから―――背中に矢傷。 ( 下手な言い訳、と大袈裟に溜息など吐きつつ。 矢傷は見て居ない。 大袈裟な反応も含めてただのカマかけだ。 ) …で、どうすんのさ。 ( そんな抽象的な問いかけ。 先ずはそれを聞いておかないと。 大怪我をして騎士に追われ、目の前に敵になるか味方になるか、立場を曖昧にする顔見知り。 こちらも決めかねるが、どうする?と。 ) [Mon 30 Jan 2006 03:08:59]
◆跡野末理 > ( ごめんなさいっ… きっと意識が過敏になってとか、そんな。 何にしても、どちらにしたって隠れられやしない。 …何か聞かれたら、『持病の癪で…』なんてアマウラテイストな言い訳で通じるのだろうか…などと思いつつ。 …聞き覚えのある声に、苦しげな溜息を一つ付いた… ) ……スパイじゃ、ない…ったら……。 …これは…… ( これは… どういう事にしよう。 物取り?外国人嫌いの過激派の仕業?ギャングの抗争に巻き込まれて? …言っても無駄だと思うから… 口を噤んで。 …クリスティアの平和を守る?正義の味方の登場に… どうにか、立ち上がるだけは立ち上がる。 …腰より少し高い位置に巻き付けられた黒い上着は、ぐっしょりと重そうだった… ) ―――奇遇ね…… ほんと…… ( 自分で情けないくらい、声も弱い ) [Mon 30 Jan 2006 03:00:29]
◆レッド > ( あんまり靴音を響かせると探し回ってる連中にこっちまで追いかけられるかもしれない。 そもそも、そんな格好良く見参出来るなんて期待はしてないから、爪先でとッ、とッ、とッ、と軽い音を立てながらゆっくりと走っていく。 なにもかもが推測の範囲で、若しかしたらあの娘は今も普通に宿の自室に――――――。 ) ……よう、女スパイ。 しくじったか? ( そして、そんな凡そセイギノミカタじみたシチュエーションが巡ってくれば、身を縮めて動けない既知の娘にゆっくりを歩み寄って声をかけた。 暗くて状況を判断し難いが、できるだけ穏やかに、声を潜めて。 冗談でも言うように軽く首を傾げる。 ) [Mon 30 Jan 2006 02:50:16]
◆跡野末理 > ( そう遠くへ行っていない、という騎士団の目星は間違っていたのだろう。 …パプテスの巡礼者のような事を言っていたイエロティアの宿の傍… 少し行った先で路地を駆け回れば、きっとそこに居る。 …色々と飛ばして犯人が追い詰められる時のテーマでも流れるのだろうか… もしくは一番最初に犯行現場と真犯人の映ってしまうあそこのテーマ ) ……ぇ?ッ―――!? ( 駆ける足音に、ぎょっとした。 騎士団の靴音とは違うと思うけど、誰だこんな夜中に走るのは―――。 身を隠そうとするものの、身体は動かずに。 …寒空の下…夜の影の中に、白いブラウスがポツンと浮かぶ。 …お下げ髪ではなくポニーテールにして、ヘアピンで前髪をかっちりと留めていれば印象は大分変わりそうだけど… 息苦しい覆面を取り払った顔は、そのまんま。 …風向き次第では血の匂いすら届けるだろう… ) [Mon 30 Jan 2006 02:41:13]
◆レッド > 待て、待て――――( 自分に向けて一つ制止。 まだあった。 キーワード。 ) 「騎士」だ。「騎士団」が捕えた仲間。 騎士が拘束していた仲間。 国営の施設。 ( ―――――んん、と道端で立ち止まって胸の前で腕を組み、額に指を当てて黙り込む。 此処暫らく急速に性能を上げはじめている脳細胞がぐるぐる回転している感。 フルハタニンザブローのテーマでお楽しみ下さい。 ) ――――――。 ( 黙って駆け出す。 幾つかあるうちの、キーワードに当てはまらないものを除外して、ある程度行動範囲を絞ろうと。 自分が足を運ぶ国営錬金術研究所も除外。 それらしき話に覚えが無い。 キーワードは「アマウラ人の女」「騎士団」「国営」「自我のあるカラクリ」「捕虜」「マツリの宿」。 必ず出くわすなんて期待は出来ないが、ヒトが身を隠す可能性がありそうな裏路地や暗い通りを率先して駆け回り――――。 ) [Mon 30 Jan 2006 02:32:37]
◆跡野末理 > ( ―――どれくらい、こうして居ただろう。 …ほんの一瞬だと思いたいのだけれど、気を失っている間はいつも『ほんの一瞬』だ。 …落ちた塀の下… 熱を帯びて身体を苛み続ける傷を庇うように身を起こす。 庇いようなんてないのだけれど ) ―――ッ! …!! ( 無謀にも、宿へ戻ろうとしていた。 傷の手当てをしなければならないし… 夜明けまでにどこかを身を隠せば――― 何処かって、何処だ ) ハッ ハ… ( 浅く息をついて、簡単に通りを覗う。 …その姿勢に無理があって、塀にもたれるように膝を折った… ) ………。 ( マズイな…と思うのだけど。 本当にマズイ事に、じわじわ感覚が遠くなっている。 闇の中、灯りも持たずに蹲るブラウスが独り――― ) [Mon 30 Jan 2006 02:24:54]
◆レッド > ―――ふぅん。…ああ、ご苦労さん。 ( 変に詳しく聞こうとするのも相手に印象を残す。 騎士も急ぎ足のようで、止める事も無く見送った。 暫し、その背中が遠くなるのを眺め――――。 ) …仲間ァ? ( アマウラ人のスパイでも捕まえていたのだろうか? 黒髪の娘を「アマウラ人」と断定するならそれくらいしか思いつかない。 要人を捕虜にしたなんて話は耳にしないし、そもそもアマウラとはそれほど交流もなければ敵対関係にも無い。 ) ……アマウラ、女、捕虜……カラクリ? ああ、「自我のあるカラクリ」だ。 ( 並ぶキーワードから明確な答えは出てこない。 さて…少し気になる所だが、見失ったというのなら何処かに隠れているのだろう。 宿に戻るにしても手負いで、しかもイエロティアの客は目立ちすぎる。 ) ……ちっ。 その辺転がってねェかな。 [Mon 30 Jan 2006 02:16:03]
◆跡野末理 > ( 『ああ…どうも、我々に捕らえられた仲間を助け出しに来たようで――― ぁ、いや。 ご協力に感謝します。』 取り戻さなければならないような要人は居ないはずなのだが…という疑問が顔に出てか、簡潔に応えながらも騎士の表情はいぶかしむようなものだった。 …最後だけ表情を引き締めて、貴方に敬礼をして、見方に『ダメだった』とジェスチャーを送り、足早にその場を去って行く――― ) [Mon 30 Jan 2006 02:09:08]
◆レッド > は? 何なんだよオマエら。 何かあったの? ( 何かあったんだろうけどさ。 そんな呟きと共に声をかけてきた騎士に向き直る。 態度が不遜なのはいつものことだが、身なりはそんなに悪く無い、はず。少々薄汚れているものの。 黒髪の少女、というだけなら心当たりはあるし、矢、ときた。 前に話した時既に胡散臭い匂いを感じ取っていたが―――――。 ) まぁ、しらね。 今宿から出てきたばっかだよオレ。 [Mon 30 Jan 2006 02:02:37]
◆跡野末理 > ( 『ああ、君。 黒髪黒ずくめで、小柄な女を見なかったか―――』 少し進めば、貴方が宿から出て来たばかりと知らない騎士団が声をかけて来る。 帯剣だけして飛び出して来たような騎士は続けた 『背に矢を受けているはずなんだが―――』 ) [Mon 30 Jan 2006 01:57:06]
◆レッド > ――――――最近多いのか、ああいうの。 ( こんな夜中に慌ただしく通りを走る騎士団。 ヴェイトス市じゃ兎も角(?)この静かな街に似つかわしくない光景だ。 前にもなんだかこんな騒ぎがあったっけね、などと不信けに視線を送るも、流石にその騒ぎの正体がなんであるかはわからなかった。 犯罪者でも隠れてンのか、と。 そんな発想をしても別に部屋でじっとして居ようとは思わない辺り、肝が据わっているのか危機感が足りないのか。 人気の無い方へ、騎士団に背を向けて歩き出す。 ) [Mon 30 Jan 2006 01:52:31]
◆跡野末理 > ( 宿を出る少女の前を、数人の騎士団が通り過ぎて行く。 『見失った…』だの『まだ近くに…』だの、そんな話をしながら… 歩調には、早くも諦めムードが出ていた ) [Mon 30 Jan 2006 01:48:12]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 死ぬ思いをしているその頃――― )』 [Mon 30 Jan 2006 01:43:27]
◆レッド > ( ねぇんだってさ、そういう施設。少なくともこの辺じゃ。 宿のショボいシャワーとお湯張った桶で我慢しろと。 仕方なくそのまま歩きだし、夜の街へと。 何処か人気の無い広場でも探して其処で射撃テストだ。 ) ……ま、別に誰に会いに行くでもなし。 ( 成果を見せに行くのはまた今度だ。 どうせ夜だしそんなに目立ちゃしないだろう。 ) [Mon 30 Jan 2006 01:39:51]
◆レッド > ちょっと出かけてくるわ。 夜の内に帰ると思う―――あ、どっか風呂とか無い? ( 一階、食堂のマスターも兼ねる宿主に声をかけておく。 ヴェイトス市的な感覚だと市内に公衆浴場なんて施設が当たり前みたいに存在したが、こっちでは見当たらなかった。 あれは便利なものなんだが―――。 ) [Mon 30 Jan 2006 01:33:17]
◆レッド > ( 分量を計り、擂鉢で丹念に調合した硫黄と硝石。 出来上がった黒い粉末を油紙に拡げて丁寧に分配し、今度こそ出来た、と満足げに頷いた。 読み終えた基本的な専門書はベッドの上。 メモが床に広がり、少年風貌の両手は真っ黒に汚れていた。 胡坐をかいていた足を解して立ち上がる。 ) ……早速試してみるか。 腕、鈍ってねーだろうな。 ( 自作火薬の完成である。 暫らく出番の無かったフリントロックを1度バラして組みなおしてから何回か抜き打ちの練習をしてまた腰の帯に挿すと、そのまま宿の自室から廊下へ出た。 ) [Mon 30 Jan 2006 01:31:09]
お知らせ > レッドさんが来ました。 『 ……よし。 』 [Mon 30 Jan 2006 01:26:12]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( 数瞬、気を失いかける――― )』 [Fri 27 Jan 2006 02:53:16]
◆跡野末理 > ( ―――よしっ、越えた…! ) ―――ッはっ… はァッ…! ぁ…ッ!? ( そんな安心感を覚える塀の上。 …僅かに緩んだ気は、消耗しきった身体をグラつかせ… ) ――――――−- ( ドサリ、と影が地面に落ちるのと同時。 …形容し難い… けれど苦悶のそれである事は疑いようも無い悲鳴が上がる ) [Fri 27 Jan 2006 02:47:25]
◆跡野末理 > ( 腕を上げただけで、脇腹に開けられた穴に火種でも入れられたような痛みを覚えるけれど… 迂回するリスクに対する危機感は、どうにか痛みを堪えるに足りた ) ―――ッあ゛っ! …ッ゛ぁアぁ゛―――ッ!! ( もう、一息で超えてしまわなければ、絶対に再挑戦する気にはなれない――― 呻き声を漏らしてしまうのも構わずに、塀に身を乗り上げる。 …あまりと言えばあまりな声は、遠くの一般人には猫の喧嘩にも聞こえたろうか… 近くに居れば、隠しようもないけれど ) [Fri 27 Jan 2006 02:42:43]
◆跡野末理 > ( 騎士団達へ向けた言葉をそっくり己に返して… 灯りも持たず、夜道を進む。 …この先塀を一つ飛び越えて、その向こうの大通りを横切れば、自分が部屋を取っている宿の筈だった…。 …当然フロントを通っては出て来ていないし、こんな格好で戻る訳にもいかないから… 二階の自分が泊まっている部屋へ戻るには、テラスを登らなければならないか… ) ( 『飛び越えて』? 『登って』? …無理を言うと、表情の険を濃くして… 当面の難関、行き止まりの壁へ手をかけた ) ―――ッぐ… [Fri 27 Jan 2006 02:37:40]
◆跡野末理 > ( 時折背後を確認する… 大丈夫、血痕は残していない。 さっきまで近くへ迫っていた足音も、もう遠くへ消えている。 …脇腹に受けた矢は幸い内臓に深刻な損傷を与えはしなかったようだし… 毒なども塗られていなかったようで、今の所異常は無い…。 『詰めが甘いわ』 笑みを作って呟こうとするけれど… 傷の痛みに、それは叶わなかった ) ―――ッハ… ッ [Fri 27 Jan 2006 02:29:56]
◆跡野末理 > ( 石造りの街には珍しいイエロティアのお下げ髪は… この寒いのに上着も持たず、着ていたらしいセーターすら腰より少し高い位置に【きつく】巻いて、白いブラウス一枚になっている ) ―――ふッ… ぅ… ( 苦しげに息を漏らす顔は険しく… 時折崩れそうに、足をもつれさせた ) [Fri 27 Jan 2006 02:14:34]
◆跡野末理 > ―――ッ…! ッ… ( ともすれば上げそうになる呻きを堪えて… 細い路地を足早に進む ) [Fri 27 Jan 2006 02:09:35]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( 長い夜の一幕 )』 [Fri 27 Jan 2006 02:07:18]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( …長い夜の始まりは、二十五日の事でなくてもいいですか…? )』 [Wed 25 Jan 2006 03:53:59]
◆跡野末理 > ―――ッ!? ( ―――脇腹に鋭い衝撃と、一拍遅れて灼熱感が走った――― ) [Wed 25 Jan 2006 03:50:56]
◆跡野末理 > ( 鎖帷子も何も無く、クナイが数本と、忍具がある程度だ。 さっきまでは心細くも感じていたけれど、少しでも身軽なのが幸いすれば、追って来る騎士団員達との距離は開いていく ) ―――ッ。 ( 煙幕でも撒き菱でも使うべきかもしれないけれど… 折角、捕らえられた悪人の奪還に来たフリをしたんだ。 アマウラの『忍』と思わせるような印象は、極力与えたくない。 ―――追い詰めた、という空気の走った騎士団員達を背に… 鍵縄を投げて、壁を登る。 目端の利く者が早くも壁の向こうへ周ろうとするのを、視界の隅に捉えながら… 壁を登り切ろうとしたその時 ) 【 矢が飛来する。 秒数一桁偶数で命中、奇数でハズレ――― 判定 】 [Wed 25 Jan 2006 03:49:12]
◆跡野末理 > ( …相手と己の位置関係を確認して… 咄嗟に、【建物の方】へと駆け出した。 『待て!』 慌てたような僅かな間の後、当然のように後を追って来る。 …ブラックアウトしたような思考の中で、忍びとして育てられた本能に近いものが、身体を動かしていた…。 ―――何度と無く騎士団員達の目を借りて垣間見た建物の構造を思い描き… 捕縛した人間を捕らえておく一角へと向かう。 …騒ぎを聞きつけて、向かう先からもランタンの灯りが覗いた… ) ………ッ! ( それでも、建物の窓へ飛び付いて… 飛び付くだけ飛び付いて… ここから先は芝居でも何でも無く、諦めるように窓枠を離れて――― 今度こそ、【建物の外】へと走り出す。 …精一杯のフォローだ… 最初に己を見つけた彼は、出て来たところか、入って行くところかは確認出来なかったと思うから… あとは、捕らえている人間の中に、少しでも奪還される可能性のある人物が居る事を祈る… ) [Wed 25 Jan 2006 03:35:33]
◆跡野末理 > ( 『誰だ!』 …頭へ冷水を注ぎ込まれたような感覚に襲われた…。 …闇の向こう… 建物の影になっている角から、ランタンを提げた騎士がこちらを覗うように身を屈めている――― ) [Wed 25 Jan 2006 03:26:08]
◆跡野末理 > ( ―――鍵のかかっていない窓から、外へ出た。 …肌をひりつかせるような冷気も、今は心地良くさえ感じられる…。 ここまで来れば、成功したも同然。 …さっさと宿へ戻って、一番早くアングリマーラへ向かう隊商へ混ぜて貰えるように話を通す…。 ―――レッドにも一応、挨拶して行こうか。 何しろ跡野末理は忍なんかじゃない、ただの旅行者だ。 そろそろ路銀が尽きてしまうと言え、焦る事なんて何も無い――― ) 【 気を抜いた。 …秒数一桁偶数で、守衛の騎士団員に発覚、奇数で発覚しかけて物陰へ――― 判定 】 [Wed 25 Jan 2006 03:21:34]
◆跡野末理 > ( 騒然とした空気の中では…姿さえ見られねば、多少の物音など問題にならない。 通路を駆け、事務室へ飛び込む。 あらかじめ確認してあった書類棚へ飛び付いて、中を手早く… けれども丁寧に、漁る――― ) ―――ぃよしっ! ( あった。 几帳面なクリスティア気質に感謝しつつ――― 拳を握って小さく声を発してしまうのは、未熟さ故だろうか ) ………。 ( 油で消え難いとは言え、ほんの小さなボヤは沈静化しつつあるようだった… 長居は無用だ。 …服の中に書類を押し込んで… 少し乱れさせてしまった書類棚の中身を、整える。 …一見、何事も無かったように… ) [Wed 25 Jan 2006 03:10:09]
◆跡野末理 > ( 踵を返して、来た道を小走りに戻る。 深夜とあって、いくつもある使われていない部屋の一つへ潜り込み、息を潜めた… ) ………。 ( にわかに騒がしい声が上がったのを確認して――― また、目を閉じる ――― ) ―――。 ( 火を見て踵を返し、駆け出す者… 慌てて跳ね起きて、扉へと向かう者… 事務室に居た二人も、今、己の身を隠している部屋の扉の前を通って行って…角を曲がった ) [Wed 25 Jan 2006 02:59:49]
◆跡野末理 > ( ドガシャッ! と、重たい金属音交じりのガラスの割れる音を響かせて… ランプが床に落ち、水溜りのように小さく炎が広がる。 …放って置けば本格的な火事になるけれど… 待機所などのあるこの付近には、今の物音を聞きつける者も居るだろう ) 【 それだけに、秒数一桁が1、5、6、0で身を隠すのが一足遅れ騎士団に侵入が発覚――― 判定 】 [Wed 25 Jan 2006 02:52:23]
◆跡野末理 > ( 中には二人。 二人とも非武装で、特に警戒はしていないけれど… これでは、発覚せずに調書を盗み出すのは難しい ) ………。 ( そ、とその場を離れ… 増改築でもされたのか、一部板張りになっている廊下へと進む。 …薄暗い廊下を照らすランプの金具を乱暴に緩めて――― ランプを落とした ) [Wed 25 Jan 2006 02:48:16]
◆跡野末理 > ( 何ら異常無く、今日もこの詰め所は平常運転なのだろう…。 罠なども無ければ、難なく事務室前へ辿り着く ) ………。 ( 元々、タチの悪い要人を捕縛するなりしていない時には、襲撃などとは無縁の場所らしい。 外面こそ整えているけれど、さほど緊張した警備体制はとられていない…。 …それでも、ここから先は別だ。 …警戒云々以前に、大抵常に一人ないし二人程度の人が居る… ) ―――ッ。 ( 扉に手を置いて、身体を預ける姿勢で… 一つ深く息をして、目を閉じた――― ) 【 秒数一桁が偶数で中の人間は二人、奇数で一人――― 判定 】 [Wed 25 Jan 2006 02:40:28]
◆跡野末理 > ( 他人の視覚を通して見慣れた通路へ踏み出せば… 遮る物の無い石造りの廊下。 ここは早く通り抜けるしか無いと、靴音も気にせず、やや足早に奥を目指す――― ) ………。 ( やはり忍び装束くらいは持って来るべきだったと、今更ながらほぞを噛んだ ) 【 秒数一桁が1、5、6、0で不運にも騎士団と遭遇――― 判定 】 [Wed 25 Jan 2006 02:20:13]
◆跡野末理 > ( キィ… と、鉄の蝶番が音を立てる。 周囲に人の気配は無い… と思うけど、自分の感覚などまだまだだ。 扉に頬を当てるようにして、通路に人影の無い事を確認し… 廊下へ踏み出した ) 【 秒数一桁が1、0で勘の良い騎士団に発覚――― 判定 】 [Wed 25 Jan 2006 02:15:34]
◆跡野末理 > ( 判定は成功だけれどはじめてのタグ挑戦は失敗。しくり。何の話。 ―――すっかり闇に慣れた目は、部屋の中にある物の影ををある程度捉え… 他人の視覚を通して見知ったそこを、静かに歩く ) ………。 ( ほんの僅かに立ててしまう靴音や、自分の纏う洋服の衣摺れですら…静寂の中では耳障りだ。 その程度の音が外へ漏れる事は無いと分かっていても勘に触るのは、気が昂っているのだろう… もう、戻れない。 戻らない。 …落ち着けと深呼吸して、重たい扉へ肩を当てた… ) [Wed 25 Jan 2006 02:12:00]
◆跡野末理 > ( 騎士団詰め所。 マシンマルの連行されたと思われるそこで… 黒ずくめに覆面の娘が、潜んでいた屋根裏から天井板を外した ) ………。 ( 灯りの落ちた暗い室内の空気は、まだ暖かいけれど… この時間、この場所に来る者が滅多に無いことは、確認してある。 …今一つパッとしない筋力でぶら下がり、片腕で屋根板を戻しつつ床へと降り立てば… <EM>カタン</EM> と僅かに音がした ) 【 秒数一桁が1、0で部屋の前を通る騎士団に発覚――― 判定 】[注意:そのタグは使用を禁止しております。ご了承下さい] [Wed 25 Jan 2006 01:58:58]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( …その日は、ただ篭もってはいなかった… )』 [Wed 25 Jan 2006 01:50:10]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( 二十時、六名交代。それに――― )』 [Thu 19 Jan 2006 20:53:54]
◆跡野末理 > ( ―――やがて、闇の中で眼を明ける ) ………。 [Thu 19 Jan 2006 20:53:10]
◆跡野末理 > ( …溶け出すように、その『拠り所』を抜け出して…。 最寄の『拠り所』…おそらくは最前『こちら』へ笑いかけていた彼を素通りし、その向こうにある、二人組みへ接近しつつある別の『拠り所』に意識を這い寄らせていく――― ) ( ―――広めに造られた、やはり石造りの通路を歩く『こちら』に、続いて三名…やはり武装したホワイティア男性が合流し、重厚そうな扉が開かれた。 武具保管庫のような其処には、先に二人の男性が居て… 内一人は、さっき見た彼だった ) [Thu 19 Jan 2006 20:50:34]
◆跡野末理 > ( 柔らかなランプの灯に照らされた、石造りの堅牢な印象がある一室で… 『こちら』へ笑いかけながら口を動かす、品の良さそうなホワイティアの男性を見つめる。 焦点は顔にあるけれど、見慣れないホワイティア圏らしい鎧と剣、それらを身に付けるがっしりとした体躯は、彼が騎士と呼ばれる人間である事を思わせた。 …腰の剣に手をかけて、それを外すのを見たところで… 『こちら』もまた自身の身体に視線を落とし、武装を解き始める ) [Thu 19 Jan 2006 20:28:08]
◆跡野末理 > ( 下方広範囲に分布する、馴染みのある感覚の拠り所――― 視力や聴覚や触覚や、五感を持つ、『おそらくは人間の身体』に自身の意識を這わせ、染み入るように優しく侵す… ) ―――。 ( …音の無いままの世界で急にぼんやりと戻った『視覚』は、けれどもう、闇の中には居なかった――― ) [Thu 19 Jan 2006 20:16:48]
◆跡野末理 > ( ―――一度深呼吸をして…全身の力を抜いた… 意図的に、抜き過ぎる程に弛緩させ、その意図も取り払う――― 細く浅く長く…巡らせた気の中へ、自身が溶け込むような錯覚を覚え… 感覚が遠退いていく… ) ( 瞼の裏で闇を認識していた視力が失われ、柱時計の音が消え入るように途切れ、細い身体を蝕んでいた冷気さえ曖昧なものとなり… 拠り所を無くしたような意識は、けれど確かに其処に在って、溶け込むことのできる同種の感覚の存在を捉えていた ) [Thu 19 Jan 2006 20:05:18]
◆跡野末理 > ( 黒一色で覆った身体を横たえて、小柄な影は身動き一つせず気配を抑え、けれど眠ることもなく… それだけを生きている証に、浅く胸を上下させていた ) ( …遠くに柱時計の鳴る音を聞き…明けているのか閉ざしているのか覚束無い眼を閉ざす ) [Thu 19 Jan 2006 19:51:18]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( …夜より暗いその場所で… )』 [Thu 19 Jan 2006 19:38:11]
お知らせ > ピィク@鍛錬場さんが帰りました。 [Thu 19 Jan 2006 02:55:50]
◆ピィク@鍛錬場 > (咽喉に赤い味が込み上げてきたら、多分この衝動も止まるのだと思う。) (動けなくなるまできっとこの調子。) [Thu 19 Jan 2006 02:55:48]
◆ピィク@鍛錬場 > (血を見たいと思わないだけ未だマシか。 護る筈の剣が聞いて呆れる。) (――ォン!! 思考ごと空を断ち切る。) [Thu 19 Jan 2006 02:53:58]
◆ピィク@鍛錬場 > (戦わずには居れぬ血が滾る。 たまに其処へおぼれそうになってしまうから、) (剣を振るうのは、或いは予防のような気がした。) [Thu 19 Jan 2006 02:49:52]
◆ピィク@鍛錬場 > (目の前に敵を想定して剣を振るう。…最近コレは中毒なんじゃないかと思い始めた。) (短く呼気。空は曇っているし風の冷たい夜には、雪以外に白いものは城壁と吐息ばかり。) [Thu 19 Jan 2006 02:46:11]
◆ピィク@鍛錬場 > (馬鹿の一つ覚えのように。場所が変わってもやる事はいつも一緒だ。) [Thu 19 Jan 2006 02:41:32]
お知らせ > ピィク@鍛錬場さんが入室されました。 [Thu 19 Jan 2006 02:38:29]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( カラのカップを屑篭へ放って――― オーパーツじゃなかろうかと焦ったとか )』 [Mon 16 Jan 2006 02:18:25]
◆跡野末理 > ( …もしかしたら、失敗するかもしれない。 殺されるかもしれないし、もっと酷い事になるかもしれない。 …それでも… 自分の人となりや忍というものを、『こういうものなのだ』と、何となく納得してる ) ―――何だっけ。 目隠し裸鞭打ち? ( マストなんかも出て来てたような気がする、どうでもいいけど。 面白いやらしい罰〜と、知り合いが挙げていたものを思い出して… それで死なない程度で済ませて貰えるのなら楽なものだと、可笑しそうに苦笑を零す ) [Mon 16 Jan 2006 02:10:32]
◆跡野末理 > ( …『マシンマルは騎士団に連行された』… ならば、騎士団に記録や調書が残る筈だ。 それを、頂戴する ) ―――。 ( それを足掛かりに本拠を探り出せれば良いが、そこまで出来るとは思えなかった。 …悠長に構え過ぎていたと、今更ながらほぞを噛むけれど… 何も無いよりはずっと自己満足になる。 …それに、騎士団に挑むのは楽しみだった… ) [Mon 16 Jan 2006 02:06:00]
◆跡野末理 > ( シュミレート ) ( 目を閉じて、立ち上がる自分を想像した… ―――遊歩道を周って、施設の正面へ行く。 守衛に呼び止められるだろうけれど、一応、用があると言う人間を中まで通す事に問題は無いだろう。 で、何の用か。 …自分はアマウラからの旅行者で、機構学に興味を持っている、以前父がお世話になった人がここに勤めている筈なのだけど、見学させては貰えないだろうか――― カット。 自分が受付の人間であったなら、こんな怪しいの通さない。 …アマウラかぶれの研究者(推定)が、本当にここに居れば話は別かもしれないけれど… 何より、それを確認するのが先だろう ) ( ただ、一々確認しているだけの余裕も無い。 賭けに出て時間切れなんて、御免であれば… 危険ではあるけれど、『確か』な一点に絞るべきだろう ) [Mon 16 Jan 2006 01:58:43]
◆跡野末理 > ( 石造りの街にしては街路に木々の多い一画にある、装飾用のレンガで外壁を覆われた瀟洒な建物は【国立機構学研究所】。 …自分の追っている【マシンマル】シリーズの生み出された場所として、候補に挙げている機関だ。 施設の設備・規模を見る限り、技術的に可能であれば巨費を投じて造り出す事も可能と見える… ) ………。 ( …けれど、それだけでは、張り付いて地道に探るには根拠が弱い…。 時間さえあれば粘着する所だけれど… 切実な話し、復路の路銀を考えると、お金がそろそろ尽きそうだった ) [Mon 16 Jan 2006 01:43:14]
◆跡野末理 > ( ユニセックスのカジュアルな洋服に身を包んだお下げ髪のイエロティアが、湯気を上げるテイクアウトしたコーヒーのカップに口を付けた ) ………ふぅ… ( 散歩をする人も無い時間。 白く煙る息を長く吐き出して… 視線の先、木々の間に覗く建物に、目を細める ) [Mon 16 Jan 2006 01:27:08]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( 遊歩道のベンチに腰掛けて )』 [Mon 16 Jan 2006 01:21:45]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( では、何処か? それをどう調べる――― )』 [Sat 14 Jan 2006 03:17:15]
◆跡野末理 > ( 八方塞で、何もしようが無いように思えても、手ぶらでは帰れないと… ベッドに横たえていた身体を、グンと起こした ) ……RALは、除外して良いわね……? ( …思考を纏めるように、何度目になるか、少ない情報を整理し始める。 マシンマルの造られた場所として、最有力候補だった王立錬金術研究所=RALの可能性は、すっかり低くなっていた。 …一度ならず二度までも騎士団に拘束されたらしい。 王室主導の計画だったとすれば、いかに失敗が重なったとしてもこれは無いだろう。 それに、RALで師事しているという錬金術師見習いの軟派な少年も、何一つ知らないと言っていた… その言葉は信じて良いと思う。 あそこまで目立つ存在を知らないのなら、RALは中心的な役割を担う場所ではないとみていいだろう ) [Sat 14 Jan 2006 03:16:31]
◆跡野末理 > ( …試されている。 …勝手にグレて修練をサボっていた補欠の下忍が、ちょっと心を入れ替えて… それで使い物になるかどうか、量られているのだろう。 …成果は期待されていないはずだ… ) ………。 ( そう思うからこそ、意地になる部分もある ) [Sat 14 Jan 2006 03:07:03]
◆跡野末理 > ( …つまり… ) [Sat 14 Jan 2006 03:00:22]
◆跡野末理 > ………。 ( 元より、大した成果は期待されていないだろう。 …国内の問題であれば、あるいは如月の仕える大名に直接関わる問題であれば、如月の忍がクリスティアにも来るだろうけれど… 『ましんまる』の一件は、どちらかと言えばアマウラとクリスティアの問題だ。 そういった規模の大きな事へ当たる為に、忍者団体【飛燕】があると思っている。 …如月も【飛燕】に人を出してはいるけれど、自分は違うのだし、アマウラで活動を停止した『ましんまる』の身体を持ち帰ったとは言え、ここに居るのはお門違いだ ) [Sat 14 Jan 2006 03:00:03]
◆跡野末理 > ……どうしろって言うのよ…… ( ポツリと呟いて…冷たい手を額に当てる…。 クリスティアにアマウラ人… ただでさえ街並みに溶け込めはしないのに、何かを嗅ぎ回るなんて無謀なんだ。 …未熟とは言え、自分も多少の変装は心得ている。 変え易い顔立ちというのもあって、化粧と髪型で年齢や性格的な印象などを多少なりと変える事は出来るだろう…。 それでも、ホワイティアに化けるのは流石に無理があった ) [Sat 14 Jan 2006 02:50:14]
◆跡野末理 > ( クリスティア市内の旅人向けの宿。 アマウラ人の娘の泊まる一室で、控え目に… ごくごく控え目に、隣近所に聞こえない程度の奇声が発せられて… ) 〜もー―――っ! ( それをもう一声続けた後――― ベッドの上にあぐらをかいて地図を広げていたお下げ髪が、ぼふりっ と仰向けにベッドへ倒れ込んだ ) [Sat 14 Jan 2006 02:45:35]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『 あ゛ー―――っ! 』 [Sat 14 Jan 2006 02:41:41]
お知らせ > 夜未@宿屋さんが帰りました。 [Fri 13 Jan 2006 14:02:30]
◆夜未@宿屋 > (異形であることは痛いほど悟っていた。) あのー、すみません? (控えめに掛けた声に、明るく答えてくれる誰かがいると、いいな。) [Fri 13 Jan 2006 14:02:28]
◆夜未@宿屋 > (鍛錬は、肉体的な向上を願ってではなくって、今の時点では限界調べ。何処までやって、この機械の腕がきしまずにすむだろうか、とか。) 腹減ったなぁ。 (一人でいる青年は、案外おしゃべりだった。口下手というわけじゃないと自分ではひそかに思っているけど、人前に出れば無言になりがちなのは否めない。) (扉を開いて廊下に出た。中途半端な時間だけど、何か用意してもらえるだろうか。 ―… 町に出るのは、嫌だった。) [Fri 13 Jan 2006 13:59:19]
◆夜未@宿屋 > (こういう仕事を請けると、旅人みたいで楽しいね、とか言われることがある。実際、旅人と何処が違うのか、真剣に考えたことはなかった。 ―― たぶん、何にも縛られないのが旅人で、どこまでいっても使役される身分となる自分たちとは、違うだろうな。) はぁ......。 (額に汗の雫が浮かんだ。手を休めて、そのまま床にぺたんと。疲れるのは金属の腕だけではない、連結した肩の筋肉は、ちゃんと疲労を感じる。) [Fri 13 Jan 2006 13:53:28]
◆夜未@宿屋 > (どうしてわざわざ夜に、とも疑問に思ったけど、先輩の彼が決めたことなら間違いはなかろう。きたときと違って、多少なりとも戦いを糧にしている傭兵だけの帰路だから、端的に恐れを感じる必要もなさそうだ。) うぃ…っしょ。 (自室、といっても三人との共同利用だけど。他の二人はまだ、クリスティアの町を堪能しているよう。クランクは一人、腕立て伏せを床の真ん中でしていた。) [Fri 13 Jan 2006 13:48:36]
お知らせ > 夜未@宿屋さんが入室されました。 『( 出発は、今夜。 )』 [Fri 13 Jan 2006 13:45:57]
お知らせ > 夜未@城下町さんが退室されました。 [Wed 11 Jan 2006 22:01:37]
◆夜未@城下町 > (この世界で生きる事は容易くない。人は皆誰かを殺しながら生きている。それを、八歳の時に思い知らされた。) (城下町の賑わいの中、小柄なクランクの姿が紛れ込んでいった。出発の日は、近い。) [Wed 11 Jan 2006 22:01:35]
◆夜未@城下町 > (別段、体の不具を卑下しているわけではない。なにより近い場所に、母の慈しみを感じられる己の体を、青年はある種の憧憬に似た親愛の情を抱いている。 ―… ただ、トラブルは無いに越した事がない。) (己の存在そのものが、誰かに不快な思いをさせるかもしれないなら。それが自分をも伝染してしまうのなら――。) [Wed 11 Jan 2006 21:57:04]
◆夜未@城下町 > (手入れは欠かしていないが、安物の四肢はともすれば冷たい風に軋んだ。すれ違う人々から視線を受けて、なんとなしに居心地の悪さを感じる。誘い出した仲間は酒場へと入っていった。無論誘われたが、断った。明るい灯火の元に、異形の手足が曝されるのを恐れた。) [Wed 11 Jan 2006 21:48:37]
◆夜未@城下町 > (異郷の店先を一つ一つ、何気なしに歩く。夜闇が異端の証である黒い肌と黒い髪を覆い隠してくれる。) (折角だからと出てみたのは良いが、元来遊びまわる癖などない。露店の店先を覗いたりしては、通り過ぎていく。) [Wed 11 Jan 2006 21:43:35]
お知らせ > 夜未@城下町さんが入室されました。 『( 賑わい中。 )』 [Wed 11 Jan 2006 21:40:41]
お知らせ > 夜未@宿屋さんが退室されました。 [Tue 10 Jan 2006 15:59:39]
◆夜未@宿屋 > (――…今度は中々眠れなかった。夕日が部屋をくれないに染めていくのを、灰色の双眸は見つめ続けた。) [Tue 10 Jan 2006 15:59:36]
◆夜未@宿屋 > (町を歩けば、言われこそしないものの、機械の四肢を持ち黒髪でブラッティリアの血を引くひきうとは視線を浴びる。気にする事無いよと肩を叩いてくれた仲間も、気まずそうに目をそらしての事だ。) (もう少し、眠るとしよう。そして夜闇が、肌や髪の色を全て多い尽くしてくれる夜が来たら――町へ繰り出そう。) [Tue 10 Jan 2006 15:55:30]
◆夜未@宿屋 > うわぁ…、もう昼過ぎ? (目を上げた窓に、既に紅くなりつつあった太陽が見えた。なんだか一日損した気分。折角のクリスティア、遊ばないと。遊ぶといっても、何を?) 酒場…くらいかな。 (教会や城にはめっきり縁が無い。仲間は皆ホワイティアのなか、ひきうとは多少なりともこの国でやりにくさを感じている。) [Tue 10 Jan 2006 15:51:24]
◆夜未@宿屋 > (それから数時間眠っていたわけだ。) う、…うん? (暖かい布団の中から、こそり動き出した青年。結局道中何事もなく、平穏無事のうちに送り届ける事が出来た。此処にて二日滞在し、同じ道をひき戻る。今度は馬と傭兵だけなので、来た時の倍のスピードで帰れるわけだ。) [Tue 10 Jan 2006 15:46:15]
お知らせ > 夜未@宿屋さんが来ました。 『( 到着したのは、早朝。 )』 [Tue 10 Jan 2006 15:44:17]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『 馬に『宜しく』? ( 何の例えかと、馬面な大男なんぞを想像したり――― ) 』 [Mon 9 Jan 2006 05:29:27]
お知らせ > レッドさんが帰りました。 『 馬だよ馬。 大飯喰らいの駄馬!(酷い言われようだ。) 』 [Mon 9 Jan 2006 05:24:47]
◆跡野末理 > 分からないわよー? こう、すっかり足を洗って忘れた頃に、まだ悪さしてる昔の仲間に出会っちゃったり――― ( 冷や冷やさせられた事への仕返し気分で、膨れる少年にからかう様に言いながら… 『ごちそうさま』と席を立って、お代をカウンターに ) ―――〜シャリオ? ( 少なくとも今さっき、不審者の一人は捕まったみたいだから… それ程、心配する事も無いと思う。 不穏な言伝も、注意が向くのは相棒?らしい人の名前で… もしかしたらご家族?などと首を傾げつつ ) [Mon 9 Jan 2006 05:22:25]
◆レッド > 証拠ねェもん――――今悪い事してないし。 何処の誰がオレ見て海賊だとか言うもんかよ。 ( ぷー、と軽く膨れてみせる。 犯罪っぽいことは長らくやってないし、むしろ真面目に労働してたことの方が多いくらい。 いや露骨にやべぇヤツを撃ち殺したりはしたことあるけどそれは正当防衛で。 殺意はあったが。 ) んじゃぁちゃゅちゃと行くか――――オヤジ、帰ってこなかったらシャリオに宜しくー。 ( 半分は本気で夜道の護衛気分で。もう半分は軽い夜のデート気分で。 先に席を立ち、腰に挿した銃の具合を確かめてからそんな不穏な言伝ひとつ。 此処で言わなきゃ良いのに、というのはご愛嬌。 ) [Mon 9 Jan 2006 05:14:47]
◆跡野末理 > …人の事よりあなたはどうなのよ。 本当に元海賊なんでしょ? 〜お縄にならないように気を付けた方が良いんじゃないの? ( あろう事か吹聴するとは何事かと、目は表の騒乱を追うようにしながら、どこか上の空っぽく返して… ) ―――ええ、お願い。 ( 戦わずして負けた感じを覚えつつ…思わず頷いてしまった。 〜今なら、面倒事に巻き込まれても、遠慮なくこの元海賊の少年を囮に使えそうな気もするし ) [Mon 9 Jan 2006 05:06:24]
◆レッド > ( なんか来たワアアァァァァア!! しかもこんな時間に!微妙に☆増えて! グッバイお疲れ会おうぜ! ※打ち切り最終話っぽく。 ) 長い事船を降りられない海の上じゃ、約束事とか規律ってのは大事なんだぜ? それくらい罰が厳しくないと違反者続出ッつーか―――――――やっぱ送ってった方がよくね? ( なんか今。 明らかにおかしい姿とか。 声とか。 未だ遠くで聞こえる騒ぎとか。 普通に心配になって裏心なしに思ったりした。 いや、何処に泊まってるのかチェックできるというアレはあるが。あるが。あるが。 ) [Mon 9 Jan 2006 04:57:44]
◆跡野末理 > ―――そう、残念。 …仕方ないわね、見習いなんだし… ( 信用無くても、仕方ない。 別に嫌味とかでなく、これと言って失望なんかでもなく… ただ、しみじみと呟いて。 ―――実は晴れて居ないんじゃないか忍者疑惑 ) ………何それ。 あなた、そんな事してたの? …わたしにされる心配がなくたって、どこかで誰かがされてるって考えるのも嫌じゃない…そんなの… ( 何だかすごく楽しそうな少年の笑顔に、何故か気分はまな板の上の鯉。 …むすっと、内心の動揺を隠すように不機嫌な表情を作って…紅茶を啜り… ) 〜勿論、帰るわ。 送ってくれなくても大丈夫よ、って言うか今の話聞いた直後に送って貰うのも何だか嫌だし。 勝手に押し掛けて来たのもわたしの方なんだから、気にしないで。 〜それにこの街には、夜だってそんなに不審者は居ないんじゃない? ( 規律だ何だと、厳格な印象のある街だ。 そんな事を言う娘の背後… 宿の一階の窓の外を歩むのは、大柄な男で――― 振り向いた時には、視界の外で騎士団と何やら騒ぎつつ遠ざかって行くような――― ) ………。 [Mon 9 Jan 2006 04:52:17]
お知らせ > 魔神丸参号★3さんが帰りました。 『⇒騎士団登場。 マタカァァァァァァ!?』 [Mon 9 Jan 2006 04:47:05]
◆魔神丸参号★3 > (セクハラシーン見ても反応するレバーが存在しないって言う話。最低。) ……ムウ、オカシイ。一号モ、二号モ、戻ッテ来ナイデハ、ナイカ。一体、ドコデ油ヲ、売ッテイルトイウノダ。(忍者と元海賊が宿屋で愉快な会話を繰り広げている丁度その頃! 宿屋の外をボロクズを羽織ったヒゲヅラの巨漢がのっしのっしと歩いていた。) …ククク、我、三号ハ、アヤツラトハ、モノガ違ウゾ。何故ナラ、街ナミニ溶ケコムタメニ、ツケヒゲト、ローブヲ、用意シタノダカラナ。(そして見事な浮浪者ファッション。しかもがっしりした巨漢がのしのし歩くモンだから、ある意味先日の超科学忍者合体DX超合金とかよりよっぽど目だってたり目だってなかったり。) [Mon 9 Jan 2006 04:44:16]
お知らせ > 魔神丸参号★3さんが来ました。 『イヤ、ベツニ。ダッテ、我、繁殖機能無イシナァ――。』 [Mon 9 Jan 2006 04:40:31]
◆レッド > まあ、結論から言うとマジでアレはうちじゃ見た事ね、って事。 余程の機密でオレには見せてくれないってンなら別だけど―――現物ちゃんと見てないからなんとも言えないか。 ( 馬子と同じ感じなら雰囲気で解かるかもしれないが――――などと内心。 未だNINJA疑惑は晴れて無いし結果を教えるかは別として。 ) うん、だから忍者じゃないんだろ? ( ※すごい満面の(邪悪な)笑み。 ) だったら目隠し裸マストも全裸鞭打ち晒し者も心配いらねェし―――――♪ ( いらねぇし―――♪ ※エコー。 でもほら、皆見たがってると思うよROMのひととか…! そんな異界からの電波はさておき。 冷め切った珈琲を飲み干し、カップをテーブルへ置いた。 そろそろ遅い時間だし、と。 ) そんで、今日もこのまま御帰り? 送ってっても良いし、泊めても良いし。 [Mon 9 Jan 2006 04:38:04]
◆跡野末理 > ………。 ( 何よ? 何っ! さっさと信じて納得しなさい全部偶然よ! …前回よりちょっと愛想良く、唸る少年に微笑みながら、内心は大焦り。 …祝言を挙げた後の事を心配するくらいなら既に許婚が居て…許婚が居るのならやはりそう簡単に旅などさせて貰えないだろうし… 深く深く突っ込まれればボロが出てしまう。 追求を避ける為にも可能な限り綺麗に整えようとした結果は、整い過ぎてしまうという未熟さで――― 沈黙に堪えて、続く言葉が騙されてくれたようであれば、ホッと胸を撫で下ろす ) ―――ゃ、だからっ… それは、あのマシンなんたらを作ったのがあなたの師事している所かもしれないって思っただけで… ( …緊張が解れたせいもあってか、ニヤけ顔に思わずじりりと身を引いて。 …誤魔化すように紅茶に口をつけて――― 罰がどうのという言葉に、噴出しそうになった ) 〜あ…あのね。 何でか有名になっちゃってるみたいだけど、忍者なんてアマウラにだってそうそう居ないのよ? わたしだって見た事無いし。 …こんな所にそれと分かる格好してうろうろしてるわけないじゃない… ( ごにょごにょもごもご ) [Mon 9 Jan 2006 04:28:20]
◆レッド > ちなみに「やっぱり嘘だった」とかだったら容赦なく面白いやらしい罰を考える。海賊式で…! ( ついでに最悪なことを宣言した。 ) [Mon 9 Jan 2006 04:18:07]
◆レッド > んー……―――――( 綺麗に回答が返って来るような、口が回りすぎるよう、な。 なんとも言えないがこれ以上問い質す材料も無い。 こっちの勘繰りすぎだったらそれこそ格好悪いし。 暫し沈黙の後、口を開いた。 ) まぁ、いいか。 勘繰りすぎたかな。 いや、でもそりゃ、それじゃぁ今日はオレに会いに来たッてことで。 ほほぅ…ッ! ( 途端にニヤけたエロ顔になるあたり、非常にわかりやすい性格なのは相変わらずで。 ) [Mon 9 Jan 2006 04:16:22]
◆跡野末理 > ううん。 ぁー、今のもちょっと違… あ、そうそう、そんな感じそんな感じ。 ( 発音に可笑しそうにしつつ… 内心は、どきどきしてた。 重なった偶然を『そんなものか』と片付けてしまわずに繋げて来る人間は、案外多くないというのに… ) 〜あれ、言っていなかった? …面白くなくてもね… やっぱり、一生に一度くらいは出ておきたいじゃない。 本場クリスティアの、聖誕祭礼拝。 …祝言上げちゃったら、まず旅なんてさせて貰えないし…。 ( …言いながら、ごそごそと胸元を探って… ほら、と見せるのは平凡なロザリオ ) …家は薬師をしているわ。 わたしには一人で食べていけるだけの腕も無いし…手伝いだけだけどね。 ( 不思議な偶然が、重なっただけだ。 問い質す少年を楽しそうに見つめ返すポーカーフェイス… ただ、直球な相手の姿勢には、背中がじっとり汗ばんでしまう ) [Mon 9 Jan 2006 04:07:59]
◆レッド > NINJA↑? ニンジャ↓? 忍者。 OKOK。 ( 平坦でヘンな発音。 そんなどうでもいい感想など。 ホワイティアにアマウラ独特の抑揚の無い発音は困難也。 ) それだ。 なんでさ。 こんな面白くも無い僻地にわざわざ観光? 親戚が居るとも思えないし、アマウラ人の観光客なんて聞いた事ねー。 マツリ、なにしにクリスティアまで来たのさ? オシゴトなーに? ( なんにせよ目的不明過ぎるぜ、と行儀悪くテーブルに肘を着いて頭を乗せて問い質す。 流石にこっちから声をかけた都合、出会いは偶然だとしても―――アマウラ人にアマウラ風機械。 腑に落ちない。 ) [Mon 9 Jan 2006 03:53:47]
◆跡野末理 > 〜ニンジャ、ね。 に、ん、じゃ。 ―――そうね、こっちの方で言うなら、スパイかしら? …で、どうしてわたしがニンジャになるの。 ( 微妙な発音を直しつつ――― 続いた相手の言葉には、キョトンと目を瞬いて。 …肩を竦めてつまらない冗談に付き合って笑うような、そんな微笑を零す… 今日も今日とてユニセックスな、色気も飾り気も無いカジュアルな服装で、マフラーと上着を脱いで、隣の席に ) …まさか、本気じゃないでしょ? 〜ある意味、探していたと言えばそうだけど…興味の対象を探していたって言うか。 『アレ』が空から降って来る事なんて、どうして予想出来る? ―――聖誕祭は、来た甲斐があったけど。 …他に見所もないし、そのまま帰るのも惜しいと思ってたから、あなたの所に来て見ただけよ。 …あんなの作る人は、いかにもアマウラが好きそうじゃない? そんな人が居るのなら、あなた達の仕事場も見せて貰えるかもしれないって、思っただけ。 ( 『ストーカーでもないから、安心して?』などと、冗談めかしつつ… 面倒事は持ち込んでくれるなと言いたげなマスターに、『本気にしないで』と笑いながら、紅茶を注文した ) [Mon 9 Jan 2006 03:45:37]
◆レッド > ( ふと、かかる声に言葉を止める。 こんな時間に起きている人間も少ないし、その声は――――。 ) マツリじゃんか。 遅いのはお互い様ッつーか――――( ああ、1つ線が繋がった。 というより、まぁ当然の線だ。 わざわざアマウラから来て夜中に動き回る女。 機械だのなんだの凡そ一般向けじゃないものに興味を持つ女。 カラクリニンジャ。 ニンジャ。 そして入ってくるなりの台詞。 暫し緊迫した表情で眉間に指を当て、事態の整理。 ※古畑任○郎のテーマでお楽しみ下さい。 ) あんなの知らねェよ。 探し物はアレだったのか? 女スパイさんよ。 ( 座れよ、と隣の椅子を引いてカウンター側にまた向き直る。 夜中に宿を訪ねてくる女を追い返す程粗野じゃないつもりだ。 ) [Mon 9 Jan 2006 03:32:45]
◆跡野末理 > ( ひょっこりと後ろから。 まさに求めていた話題の真っ最中な知人を見かければ、話が早いと挨拶も抜きに声をかけて ) ―――こんばんは? 随分遅いわね。 ( 初めて会った時もだけれど。 身体大丈夫?なんて苦笑を零しつつ… 『隣、いい?』と首を傾げた ) [Mon 9 Jan 2006 03:25:17]
◆レッド > そんで、ニンジャ↑?( 発音要注意。 ) わけわかんねぇ。 まて、ソイツがニンジャなの? ソイツがニンジャ探してたの? どっちよ。 ( 話が非常にややこしくなってきた感。 空を飛んでーとか合体してーとかもう、いや、質量無視して馬になるロリも居るからまぁ……いややっぱ駄目だろ。 ) [Mon 9 Jan 2006 03:22:06]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『 あなたの所のものじゃないの? 』 [Mon 9 Jan 2006 03:19:04]
◆レッド > ( 珈琲を啜りながら思索に耽る。 “研究所”じゃ聞かない名前だ。 もっとも、まだ正式に其処の研究員だとか職員だとかじゃないし、知らないことなど幾らでもありそうなものだが。 それにしたって聞く限りじゃそんな胡散臭ェもの、作ってるとは思えないが――――。 ) パンチの効いた駄馬なら居るけどな。 ( 肉とか好きなヤツが一頭な。 ) [Mon 9 Jan 2006 03:18:28]
◆レッド > ( 宿の一階食堂。迷惑な時間に軽食を摂りながらそう尋ねた。 暫らく前になんかあったらしく。 ソーセージを突付きながらそんな話に耳を傾ける。 ) マンとマシンが1つになって…じゃねぇ。 “ましんまる”ねぇ。 ( メカは弾けたのかもしらんが。 ) [Mon 9 Jan 2006 03:14:49]
お知らせ > レッドさんが来ました。 『 なにマル? 』 [Mon 9 Jan 2006 03:11:33]
お知らせ > エミリア@自宅さんが帰りました。 『(そうして、数日後には、学生寮へと戻るのだ。)』 [Wed 4 Jan 2006 22:45:15]
◆エミリア@自宅 > (新興宗教勢力『ドルーチ派』及び『劣等種狩り』。 それらの情報は、明らかに少ない。新しく、表立った動きが無いためだ。 それでも、ヴェイトス市よりも信仰の強い街でならば、情報を得やすいだろうと。 既に両親にも、何か無いか、と掛け合った。旨くいけば、ヴェイトス市へと戻るときには、新たな情報を得ていることだろう。) とりあえず、ちゃんとしたレポートを提出したいですね。 (そんな、近未来の理想像を実現させるためにも。エミリアは、本へと目を向ける。) [Wed 4 Jan 2006 22:44:15]
◆エミリア@自宅 > (いつからここでこうしていただろう。 食事は、両親に呼ばれて、調べ物を中断して皆で食べた。そうして、またここに戻ってきた。 ああ、その前に、甘いものを口にしたっけ。 いやいや、そんなことよりも、今はこの本を調べることが) そろそろ、区切って。 もう一つのほうでも。 (時折、確かめるように見直すメモの束。そこに書かれた文字に符合するものは、今のところ全くと言っていいほど見つからない。 どこかが似ていても、他のところで、別物だと、解る程度のものしかない。 この本を探し終えれば、次は、もうひとつの道。とある新興宗教勢力のことについて。そちらを調べ始めたほうがいいはずだ。 直に、ヴェイトス市に戻らなくてはならない。それまでに、いくつかを手にしたい。) [Wed 4 Jan 2006 22:38:15]
◆エミリア@自宅 > (いまは、改めて悪魔関係の本を漁っているところ。 教会、魔女ギルドあたりほど詳しい本は無いかもしれないが、それでも数冊、珍しい本があった。 問題なのは、読めない本は無い、と言うこと。即ち、ナンテコッタ、彼女が口にした本は、決して見つかることが無い、と言うこと。) 見当違いも、甚だしいんですけど。 (エミリア自身、徒労、だとも思っている。 ヴェイトスの古い伝承に残る悪魔。『“波状網”NetBewt/R/R/R 』 メモされた文字を、片っ端から開いたページの文字となぞり合わせてゆく。 ぱらり、と、静かに、書庫に響く音。そうして、頁が捲られる。) [Wed 4 Jan 2006 22:23:00]
◆エミリア@自宅 > (何冊もの本とともに自宅へと着いたエミリアは、新しい年を祝うこともそこそこに、持ち帰った本を、書架―物によっては自室の―へと並べ、書庫で数冊の本を読み始めた。)(エミリアは、両親に事を知らせ。同時に、いくつかのことの、口止めをした。 両親は、そんな彼女のことを、微笑んで、見守った。「あまり危ないことはするな」と、忠告も交えながら。) [Wed 4 Jan 2006 22:08:49]
◆エミリア@自宅 > (規則正しく、林立する書架。所狭しと並べられ、本と本棚でないものは、一つ置かれた机と、換気用の窓、入り口の扉程度の場所である。 この家に収められた本の数は、数えられるものでなく。この部屋と似た部屋が、他にもある。出版された本の全てが集まるわけでもないが、それらの多く―特に学術的意味を持つもの―が広く集められている。)(そんな場所で、外より持ち込まれたランプの灯りが、机と、その上に広げられた本、そしてヴェイトス市より、久々の帰郷を果たしたエミリアの姿を、照らしている。) [Wed 4 Jan 2006 21:50:12]
お知らせ > エミリア@自宅さんが入室されました。 『(それは、書庫の中。)』 [Wed 4 Jan 2006 21:40:49]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( より奥を目指す事になるのなら… まだ、無理は出来ない )』 [Tue 3 Jan 2006 04:30:44]
◆跡野末理 > ( 建物の造りを見られただけでも、前進か。 …忍び込んでの下見など、リスクを高めるばかりかもしれないけれど… ) [Tue 3 Jan 2006 04:28:03]
◆跡野末理 > ( 今のは、守衛の視界だっただろうか。 …この地において数少ない知り合いの、軟派な少年の顔が飛び込んで来れば… 直感的に、ここに何かあると感じるものの――― ) ……引き際ね……。 ( さらりと決断を下せば、素早く部屋を後にする…。 身体能力的にもボーダーラインだし、この状況での手応えは、ろくな結果を招かないと感じたから。 巡回する警備の位置を確認して、静かながら飛び出すように部屋を出て、鍵を閉める。 …慣れない工法の鍵に、少し時間がかかってしまうけれど… それ以外は、慣れたもの。 付近に人が居ないのを確認してあれば、多少の物音は気にせずに… 通路を突っ切って、夜闇に消えた ) [Tue 3 Jan 2006 04:25:58]
◆跡野末理 > ( カーテンを閉めて。 今度は重厚な机の裏側に身を隠して… 深く目を瞑る。 過負荷に悲鳴を上げる身体に鞭打って…『視界』候補の位置を探り出し、数人の目を盗んで行く。 有効範囲内には書き物をしている研究員らしき人物の視界もあるけれど… 注視される一点のみを途中から追ったところで、内容を知るのは困難な場合が殆どだ ) ………。 ( 屋根裏に潜むなり何なり、その方法で探り出すには途方も無い時間と労力が掛かってしまう。 …自分には、ハードルが高い… ) ―――レッド…!? ( は、と思わず眼を開いて… 術を解いてしまって… 冷えた手を熱っぽい額に当てた ) [Tue 3 Jan 2006 04:10:18]
◆跡野末理 > ( …建物全体に染み付いたような、火薬と鉄のニオイが気に障る…。 酷使している異能に、ふらつく脚にしっかりと力を入れて。 窓に寄ってカーテンを薄く開き、星明りを取り入れる… 散乱するファイルや本の表題に、申し訳程度にざっと目を通した。 手に触れずに確かめられる範囲のものを改めて… さっぱりだと頭を振る。 …比較的容易に入り込めたこの区画は、それ程重要な研究は行われていないのだろう… 総合的な技術の結晶と言うよりは、部分部分の特化を思わせる名前が目立つ。 分かることなんて、その程度なんだ ) ―――。 ( 『マシンマル開発計画』なんてベタな名前の資料が転がっていれば良いのだけれど ) [Tue 3 Jan 2006 04:00:12]
◆跡野末理 > ( 目安は、アマウラかぶれの研究室。 大量の本・本・本で…研究員の部屋など何所も似たようなものだけど、それでも多少は個性が出るだろう。 …カマをかけて素顔で正面突破を試みるのも考えたけれど、怪しまれたら最後だし、怪しまれずに済む可能性は高くない。 …独力で何とかなれば、と考えたのだけれど… ) ―――。 ( 独りでって言うのがまず無茶なんだ。 …うず高く積まれた箱や本の中に身を潜めたまま… そこからは見えない筈の警備員が部屋の前を通過し、かつこの部屋に何ら注意を払っていないのを確認して… 視界を、自らのそれに戻す ) [Tue 3 Jan 2006 03:50:24]
◆跡野末理 > ( かさばる上着を表の常緑樹の枝葉の中へ隠して、忍び込んだ王立錬金術研究所…。 カジュアルではあるけれど、今日は上から下まで黒ずくめ、髪型もポニーテールに変えて、前髪をヘアピンでかっちりと纏めたイエロティアが… 今は無人の一室で暗がりの中に息を潜めて、ほぞを噛んだ ) ………。 ( 未熟な身は薬に頼らねば幻術の一つも使えないし… それどころか熟練の戦士が相手では隠行も通じるかどうか怪しいもので。 虎の子の憑眼で細心の注意を払い進んでいるものの、探し物が出来る状態ではなかった ) [Tue 3 Jan 2006 03:39:39]
◆跡野末理 > ( orz ていくつー? 感想の一言だけだし大丈夫。 何の話 ) ―――。 ( そう、しっかりとした警備だった。 年末年始くらい、戸締りだけちゃんとして無人になって欲しいと思うのだけど… 研究員が出て来ている…と言うか帰らない?…のだから、仕方ない ) [Tue 3 Jan 2006 03:28:31]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( そして、しっかりした警備だ――― )』 [Tue 3 Jan 2006 03:23:24]
お知らせ > レッドさんが帰りました。 [Tue 3 Jan 2006 03:21:28]
◆レッド > ヨッス、Happy new year! 今誰が居るー? ( 多少顔見知りになった守衛に軽く挨拶をしてみれば、流石に守衛まで時間間隔麻痺というわけでもないようで。 長い事出てきて無い人とか何人か居るからなぁ、とか嫌な返事も帰ってきたが。 なんだよ長い事って。 一言、二言言葉を交わして守衛と別れ、研究所へと足を運び――――あけましておめでとう、の言葉にどんなリアクションが返ってきたかは、またのお話し。 ) [Tue 3 Jan 2006 03:21:21]
◆レッド > ( 研究所の建物が見えてきた。 こんな時間だが、一応裏口から入れとのこと。 守衛に声をかけて許可証と名前を出して、ハイどーぞって感じで。 ) ま、どうせ今日も時間も季節も関係ないって連中が閉じ篭ってなんかやってンだろ―――――。 ( 研究者ッてヤツはそんなものだ。 ほうれんそう食って徹夜したり冒険者に混じってうに投げたり。 なんのはなし。 ) 年明けたことすら気付いてなかったらヤだな、マジで。 ( ありそうな話なのが嫌なところ。 ) [Tue 3 Jan 2006 03:11:33]
◆レッド > ――――なーんとなく、わかりかけては居るんだよな。 ( 幾つかの本を読んで、実践してみて、あと少しで与えられた「宿題」をクリアーできそうな段階まで来ている。 もともと機械関係は得意だし、道具の使い方と理屈は問題なし。 錬金術に関する正しい知識を詰め込む作業は案外楽しく、それなりに日々は充実していた。 ) …運動不足にならなきゃな。 ( それだけが心配。 ) [Tue 3 Jan 2006 02:56:36]
◆レッド > ( 借りてた本を返したり、細かい機材だのマテリアルだのを借りに行ったり。 そんな用件で時々研究所に足を運ぶ。 正式に所員じゃないし内情は殆んど知らないが、「王立」だけあってしっかりした設備だ。 専門知識を勉強するには丁度良い所だろう。 ) [Tue 3 Jan 2006 02:54:02]
◆レッド > オレも随分ヴェイトス被れしてるって話。 ( 独り言は白い息になって直ぐに闇夜に消える。 こんな時間にわざわざ外出するなんて、ヴェイトス市民くらいのもんだ。 雑然とした街並を思い出しながら一人身体を縮めて歩く。 行き先は研究所だ。 正式名称“Royal Alchemy Laboratory” 王立錬金術研究所。 略してRALってとこか。 ) [Tue 3 Jan 2006 02:50:18]
お知らせ > レッドさんが来ました。 『 ようするに―――― 』 [Tue 3 Jan 2006 02:44:58]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( トントントン、階段を上る足取りも、一際軽やかに )』 [Mon 2 Jan 2006 04:13:52]
◆跡野末理 > 〜ごちそうさまでした。 ( お代をテーブルに置いて、温まった身体で部屋へ戻ろうとしたら… ルームサービスの食器を下げる職員と擦れ違う。 トレイの一つは、どこか見慣れた『盆』と言える形をしていて、その上に載っているのは――― ) …あ、ちょっと。 それ、おとそかしら? 甘酒? …へぇ、してくれるのね。 一つ、部屋までお願いできる? …ええ、ありがとう。 ( 歳をどうのと言わせない、大人びた微笑を貼り付ける。 …諦めていたけれど、少しでもお正月らしく出来るのは…やっぱり嬉しい ) [Mon 2 Jan 2006 04:11:32]
◆跡野末理 > ………? ( そういえば…『ましんまる』って、随分とアマウラびいきな名前じゃない? …忍者がどうのと言う時点でそうかもしれないけれど… このネーミングセンスもヒントだと思う。 敵対者として、忍者の排除を目標にしていると言うよりは… どちらかと言うと『忍者好き』な印象だ ) ………。 ( カマをかけてみましょうか。 今度はこっそりと、楽しげな笑みを零して… ) [Mon 2 Jan 2006 03:58:53]
◆跡野末理 > ( ―――ただ、笑ってばかりも居られない。 …【騎士団】に連行された【マシンマル2号】を追跡して張り付くには、己の力量が不足していて… 折角目の前に現れた手掛かりを、見す見す逃してしまったのだから… ) ………。 ( 『あんな調子なら放っておいても大丈夫ではないか』 『王家主導の計画だったとしても、本気でアマウラを意識しての事では無いだろう』 意識はさっさと片付ける方に向きがちだけれど… それだけに、このまま憶測だけで手を引くというのも、やや躊躇われる… ) [Mon 2 Jan 2006 03:50:58]
◆跡野末理 > ( やんちゃをした犬猫でも見たかのように、仕方の無さそうな微苦笑で首を振って… ) …嫌いじゃないけど。 ( 恐らく巨費を投じて造られたであろうそのカラクリの漫才のような存在感に、『敵わないわ』と呟いた。 …なんて言うかアレは忍んでないし。 【飛燕】の草や自分のような者も居るかもしれないけれど、あんな探し方であぶり出せるとは思えないし。 何より同胞の筈の騎士団にお縄とか… 〜忍者がどうのと言いながらこちらへ顔を向けた時には、一瞬ドキリとしたけれど… 危機感を覚えるにはユーモラス過ぎた ) [Mon 2 Jan 2006 03:42:10]
◆跡野末理 > ( 昨夜… 新年を迎えてどこか浮ついている町の空気に、宿で大人しくしていたら… にわかに表が異質な賑わいに包まれて――― カーテンの隙間から通りを伺ったら、ソレは居た。 マシンマル2号 ) ………っぷ。 ( ついに思い出し笑いを堪え切れなくなって、短く吹き出してしまう。 くくくっと楽しげに声を殺して笑う様に、不振そうに向けられた店員さんの視線へ咳払い一つ ) [Mon 2 Jan 2006 03:29:58]
◆跡野末理 > ( ―――全て謎のまま、何も見なかった事にして帰りたい気分だ。 …両掌で包むようにして持っていたカップにもう一度口を付けて… 微かに震えている事を自覚する ) ………。 ( 寒さのせいだけでは無いだろう。 店内は十分に暖かい。 …恐怖か、戦慄か、あるいは高揚感…? 否。 ) [Mon 2 Jan 2006 03:19:35]
◆跡野末理 > ( 『ミテタヨ』とはテンションの異なるソレ。 …部屋を取っている異邦人向けの宿の一階、カフェテラスで、かっちりとしたお下げ髪のイエロティアが慣れない紅茶のカップを口に運んで… 暖かな息を深く吐き出した ) [Mon 2 Jan 2006 03:08:40]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『( ミチャッテタヨ…(・д|壁 )』 [Mon 2 Jan 2006 03:04:48]
お知らせ > シャルレ@住み込み宿さんが帰りました。 『(でも、まだ忙しい、から―――ぱたぱたと宿を走り回ろう)』 [Sun 1 Jan 2006 00:47:21]
◆シャルレ@住み込み宿 > (盆に載せたるは甘酒)(甘い香りがほンのりと)―――……忙しいの、終わったら、帰ろかな。一日くらい。(窓の外、咲き誇る大輪の華を見上げて。) [Sun 1 Jan 2006 00:46:22]
◆シャルレ@住み込み宿 > (廊下の窓辺)(宿の廊下。新年早々、宿で酒を飲もうというお客様のお部屋へ酒瓶を届けに馳せ参ずるところ。ダレも居ない、廊下を歩きながら、一人語散た)―――お父はん、元気してはるやろか。(窓の外、見上げて思うのは、実家の父。屋敷の皆、―――) [Sun 1 Jan 2006 00:38:22]
◆シャルレ@住み込み宿 > (住み込み宿だった)―――A Happy New Year?(窓辺から、遠くで上がる花火を見上げて、へふり。溜息つかん) [Sun 1 Jan 2006 00:34:07]
お知らせ > シャルレ@住み込み宿さんが来ました。 『(年越しは―――)』 [Sun 1 Jan 2006 00:33:16]
お知らせ > 魔神丸弐号★2さんが退室されました。 『ダカラ、拙者ハ何モ怪シク……オイ、聞イテイルノカ!ウワ何ヲスル離セヤm―――』 [Sun 1 Jan 2006 00:16:49]
◆魔神丸弐号★2 > サテ、今日ノ、忍者探索ダガ――(横に掘られた溝(モノアイ)で周囲睥睨する巨人、新年うかれきった通行人が視線も合わさず行過ぎる。)……オカシイ。確カニ、コノ辺リカラ、忍者ノ気配ヲ感知シタノダガ。……超科学忍法・忍者探知レェーーダァーーー。(何やら掌サイズの白いストップウォッチ取り出しスイッチオン。深緑色に塗りたくられた盤面に光点がぴこーんぴこーん) …ム、近イナ…!我ガ性能ヲ、試スタメノ敵ガ、スグソコマデ近ヅイテ、イル!(かッ!と眼光も鋭く振り向いたその先に! 完全武装の騎士団が!) ………………。 イエ、拙者ハ、怪シイ者デハ、アリマセン、ヨ?タダノ、善良ナル、イチ忍者、デス。(ノー。ノー。) [Sun 1 Jan 2006 00:16:01]
◆魔神丸弐号★2 > ソウ、拙者ノ姿ハ、誰ニモ見エナイ!何故ナラ、高性能ナステルス機能ヲ備エテイルカラダ!…トウ!着地フォーメーション!超忍者合体、コンバイーン!(がががびしゃーとか電光放ちながら3機編隊が変形合体魔神丸弐号ーぅとかやってる時点でステルス性台無し。西洋の街並みを一切無視してからくり忍者が我が物顔で町闊歩。) [Sun 1 Jan 2006 00:10:28]
◆魔神丸弐号★2 > 大丈夫ダ!気ニスルナ!(上空を飛来する謎の飛行物体が突如くわと口を開いて物を言う。飛行物体は大小様々3機編隊で新年早々クリスティア上空をお騒がせ。否、誰も見ていないので騒いじゃいないんだが) [Sun 1 Jan 2006 00:07:47]
お知らせ > 魔神丸弐号★2さんが入室されました。 『あ・ハッピィ・ニューイヤーン・バカーン!』 [Sun 1 Jan 2006 00:05:59]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( 確証は無いけれど行動に出る価値はあるか… 塀を横目に、施設脇を通り過ぎた )』 [Fri 30 Dec 2005 02:30:03]
◆跡野末理 > ( 『金持ちの道楽』 その一言で片付けて、さっさと帰りたい気分だった。 勿論そんな真似はしないけれど、寒いし、居心地悪いし ) ………。 ( 夜も更けた今は勿論、昼間でも人通りの少ない施設である事は確認してある。 …研究職などの関係者以外に立ち寄る用は無く、また、関係者以外は立ち入り禁止でもあるのではなかろうか…。 …『見学させてください』などと言い出せばまず間違いなく浮いてしまう事は、容易に想像できた…。 …けれど巨大な建物は、塀の外からでは【憑眼】の有効範囲をゆうにう超えてしまう… ) ―――。 ( 聖誕祭を終えて、歴史や文化に明るくなければあまり見て回る所も多くない… 観光地化されていない土地柄は、長居し辛いのも確かで――― ) [Fri 30 Dec 2005 02:28:00]
◆跡野末理 > ( パッと見た規模は大きく、加えて『王立』と言う看板、それらは高度な技術の生み出される場所として納得のゆくものだけれど… 果たしてそのような国営の機関が、お世辞にも平和的とは言えないからくり人形を単身外国へ送りつけるようなマネをするだろうかと思う ) ………。 ( その【ましんまる】の辿った結末を思えば、尚更だ。 冗談で送り出すようなものでも、冗談に出来るほど安上がりなものでも無いだろうに… その性能と言えば冗談のようで。 思考は煮詰まってしまう ) [Fri 30 Dec 2005 02:17:41]
◆跡野末理 > ( 【王立錬金術研究所】 それがこの塀の向こうにある、白亜の建物の名前だ。 …『クリスティアから、忍者に挑戦しにアマウラへやって来た』…とわざわざ自己紹介して農民に難癖を付けて返り討ちにあった、完全自立のからくり人形【ましんまる】、ソレが造られた候補地の中でも、ここは有力だった。 …ただ… ) ………。 ( 『王立』ね、と眼を細める ) [Fri 30 Dec 2005 02:10:59]
◆跡野末理 > ( 煙草でも吸っているかのような白い息を引いて… 冬の澄んだ星空を見上げ、多少履き慣れた感のある『靴』で石畳をコツコツ叩く ) ………噂でもされたかしら。 ( ぽそり、ベタな事を呟いて。 …帽子とマフラーに隠されても黒髪黒瞳のまごう事無きイエロティアは、中空を漂わせていた視線を、脇に聳える石塀へ向ける――― ) [Fri 30 Dec 2005 02:02:50]
◆跡野末理 > ( ヴェイトス市の方では何やら大変だったらしいけど… 聖誕祭を無事に終えて、まだ年越しを控えてもどこか落ち着いた空気のある石造りの通りに、小さく細いくしゃみが上がる ) ………んン。 ( 堪える間も無かった突然の事に、鼻をすすって。 ふぅと身体を温めるように、深く息を吐いた… ) [Fri 30 Dec 2005 01:52:48]
お知らせ > 跡野末理さんが来ました。 『―――ッくしゅ!』 [Fri 30 Dec 2005 01:48:33]
お知らせ > 跡野末理さんが帰りました。 『( およそ、見当違いかもしれないけれど )』 [Sat 24 Dec 2005 04:24:22]
◆跡野末理 > ( 八方塞に思えていた状況は、一人の軟派な少年との出会いで、偶然にも僅かな光明を見出せていた。 彼の師事する所だけではないだろうけれど――― クリスティアには確かに、完全自立型のからくりを作る技術があると言う。 意外なキーワードだった『錬金術』も絡めて …それすら知らなかったのだから無謀もいいところだと改めて思うけど… 道行く人にそれとなく訪ねて回ってみたところ、いくつかの公的機関に目星を付けられた――― ) [Sat 24 Dec 2005 04:22:56]
◆跡野末理 > ( 追われる時、逃げる時、速力に任せて闇雲に走るだけでも、一般人相手であればどうにでもなるが… 地理が頭に入っているのといないのとでは、大きな差が出る ) ―――。 ( …で。 それで。 と… 走らせていた視線を、最後に一つの建物に止めて… 顔だけは、食事に戻した。 ……クリスティアくんだりまで来た目的… 『ましんまる』は、どこで生まれたのか… ) [Sat 24 Dec 2005 03:58:18]
◆跡野末理 > ( もくもくと口を動かしつつ…さてと、と脇に小さく広げたタウンマップへ目を移す。 お行儀悪い。 異邦人でなくても、お客さんの多い時にやったら摘み出されたかもしれないけれど… 今、摘み出されないのなら気にせずに ) ………。 ( ここ数日で大分覚えた、通りや主要な建物を反芻するように目で追って… 一つ頷く。 人の手の行き届いた石造りの街は、覚え易い。 …建物の建築様式にも慣れない為、屋根伝いに移動するような真似は難しいけれど… もう、地図が無くてもそれ程苦労はしないだろう ) [Sat 24 Dec 2005 03:43:28]
◆跡野末理 > ( 入れてくれるだけ良いと思うし、目立つのも避けたければ、いっそありがたいくらいだけれど… やっぱり少し、寂しくも思ってしまう。 複雑なトコロ ) ―――。 ( なるほど身体の大きな人種の国だけあって、食事もスケールが違う。 惜しむらくは、その量に比例するように味付けも大味な所か…などと思いつつ、慣れない食器で慣れない料理を口に運んだ ) [Sat 24 Dec 2005 03:28:09]
◆跡野末理 > ( カジュアルな洋装のお下げ髪が… おのぼりさんよろしくタウンマップを眺めながら、遅めの食事を取っていた。 …時間も時間で、通りに面した席も空いているのだけれど… 通されるのは、大抵こういう端っこの席になる ) [Sat 24 Dec 2005 03:12:41]
お知らせ > 跡野末理さんが入室されました。 『( レストラン。 奥の方の、隅っこの席で )』 [Sat 24 Dec 2005 03:07:36]
お知らせ > 跡野末理さんが退室されました。 『( オヤジさんのツッコミを遠くに聞きながら… 思わぬ出会いに、ちょっとした手応えを )』 [Mon 19 Dec 2005 07:02:21]
◆跡野末理 > 〜だから余計に気になるのよ。 ( クリスティアのでなければ、意味が無い。 マッシィーンマル(×)の事は勿論口にしないけど… 〜ただ、雛形と言うか垢抜けない技術と言うか… 固い守りの中で純粋培養された技術を興味深く思うのも、本当。 悪いなんて事は無い、とやや落ち着いたポーカーフェイスで首を振り… 〜連絡先を教えるべきか否かは、やはり迷ってしまった… この辺りの決断の遅さも、未熟さか。 …彼がここに居るのなら、教えず焦らしてまた来てもいいと思うけど… つれなくして諦められてしまうのもうまくないと思う… 結局、自分の泊まっている宿を教えて。 今日は入り口で別れよう――― ) [Mon 19 Dec 2005 06:59:17]
お知らせ > レッドさんが帰りました。 『 ( …お前ら早く寝ろ。オヤジはそんな青春風景にツッコミを入れたそうな。 ) 』 [Mon 19 Dec 2005 06:52:21]
◆レッド > そういう最先端技術がごろごろ一般に流出してるのってどっちかってェとヴェイトス市だと思うぜ? こういう国は、ガードが固い。 ( 役に立てなくて悪いな、などと蜂蜜色の髪をわしわしとかき上げる。いいとこ見せられんのは勿体無いところ。 ) ふぬ、添い寝してくれると快適に眠れそうなのに――――今度なっ! こっちじゃ知り合いも少ないしマジ諦めねェー! だから連絡先。 ( 教えれ。 そんなアグレッシブ獣モード。 送って行くべきかとも思うが、正直もう朝だ。 暗い夜道っていうには説得力に欠ける――――とりあえず、席を立って入り口までか。 ) [Mon 19 Dec 2005 06:46:41]
◆跡野末理 > ―――それは何より。 ( 爆発させたなんて知らなければ、『楽しい』という言葉に、素直に微笑んで――― 何、食い意地て何 ) ―――そ…そう。 ぅ、ううん、そんな、いいわよ別に。 凄く興味あるって訳じゃないから… その、暇つぶしになればっていうくらいだし――― ( やっぱりダメか。 軽い感じはするけれど、筋は通すという印象の相手… 仕方ないと、『今日のところは』諦める。 …努めて自分にとって重要でないことを印象付けようとするのは、逆効果なくらい失敗していそうだけど――― 時間? ああっ ) 〜それはまた今度ね。 ありがとう、思ったより楽しかったわ…。 ( 見学させてくれないって言うし。 すっぱりさっぱり首を振って。 〜でも、まんざらでも無さそうに微笑んで。 ―――内心では、相手がまたを期待してくれるかどうか、妖しいものだとも思ってる。 …芝居ならまだしも、探りを入れたり、相手の懐に入り込んだりするのは苦手だ。 気の利いた話題の一つも持ち合わせていないから――― 椅子を立って、コートを着て ) [Mon 19 Dec 2005 06:41:09]
◆レッド > まァ、長い事頭使ってなかったし丁度イイんじゃね? 今まぁまぁ楽しいよ。 ( 二階で火薬を暴発された宿の主人的には渋いだろうが。 ともあれ。 ) 案外普通っつうかすげぇ食い意地張ってるっていうか――――…ああ、いや。 ワリィ。 期待させちゃったかもしんねぇけど、アレは見せられねェんだ。 オレも作るのには関わって無いし、参考にはならないかな。 ただ、「ある」ってのはホント。 ( 公私混同はマズイ。 いい加減で豪快そうな海賊稼業だったが、1度海に出てしまえば強制集団生活。 船の上で「ルール」を破るヤツは食料1週間分置いて無人島に置いて行くって決まりがあるくらいには。 秘密だってンなら秘密だ。 ) …と、やべ、こんな時間か。 ホントにお茶だけンなっちまった―――……… オレの部屋泊まってく? ( 最後に煩悩に帰する。ちょっとやそっと頭がよくなっても性格は変わらずだ。 ) [Mon 19 Dec 2005 06:28:57]
◆跡野末理 > ( 半分くらいは本当かもしれない、という曖昧な納得の仕方。 はぐらかすようであれば追求はせずに… 『楽しみで襲われてもたまったものじゃないでしょうけど』 と締めて ) …素材を扱うところから勉強しないといけないなんて、大変ね…。 ( 基礎は大事だけれど、別ジャンルの技術として棲み分けをしてしまう人も居るだろうと思えば…『がんばって』なんて微笑んで。 ―――作ってる? 『もっと複雑なよくわかんないの』? ) 〜ええ、よろしく。 ………そうね、ちょっとだけ。 自分で考えて一人でに動く人形がある、なんて噂もあるし…気味悪いけど、面白そう。 …レッドのいる所でも、それ、作ってるの? …私なんか、見ても何にも分からないと思うけど…見学させて貰えないかしら…? ( …言ってから…しまった、食い付き過ぎたかな…と臍を噛む。 まるで見越していなかった事だけに… 内心、急いてしまった ) [Mon 19 Dec 2005 06:20:37]
◆レッド > どうだろな? 海と船と海賊に詳しいのは確かだけど。 ( 肯定し過ぎると後で言い逃れも出来ない。 いちお、店の人間も居る事だし、信じても信じなくてもいいや、というスタンスで通す。 ) 歯車と滑車だけじゃ限界ってこった。 火薬とか薬とかカレー粉とか色々作るぜ? まぁオレ、機械の方は兎も角、そっちはまだ勉強中だけど。 ( ヴェイトス市にも少ないし、絶対仕事になるとは思う。 腕を上げてもっと色々学べば、だが。 ) はは、家の名前はうちも面倒だからな。 お互い様で――ヨロシクな。 ………なに、興味あんの? それ、話しちゃって良いのかなァ。 理論上はそれ、作れるし作ってるよ。 もっと複雑なよくわかんないのも。 ( 馬から人間にトランスフォームする不思議生物をな。 質量保存の法則を無視したような。 流石にあれ、国家機密らしいから下手に言えないが。 ) [Mon 19 Dec 2005 06:06:26]
◆跡野末理 > …『賊』が退屈するって言うのも、ふてぶてしい話じゃない? ……本当に、海賊もしてたの? ( 貴族の道楽の船旅でなく、なんて。 具体的な話になれば、意外そうに目を瞬いて ) 錬金術っていうのも、機構士に関係あるのね。 ( 『こう、薬とか作ってそうなイメージだった』って、頷いて… 胡椒の話とか聞いていると、だんだんと、ちゃらちゃらした印象が薄れていく…。 名を問われて、本当に興味を持ってしまいそうになっていたのを引っ込めるように一呼吸おいて ) …マツリ。 一応家名もあるけど、おかしな事になってるからマツリでいいわ…。 ―――〜ねえ…機構士って… からくりも、作ったりするのかしら? ただの機械や、義肢としての…クランクのからくりとかじゃなくて… 頭の先から爪先まで全部作り物の人形とか、そういうの…。 [Mon 19 Dec 2005 05:57:01]
◆レッド > ( 怖い物知らず。反省しない。そもそもナンパしてから先のことは行き当たりばったり。 悪く言えばそんな人間性。 計算しないのが良くも見えれば悪くも見えるような。 珈琲に砂糖とミルクを入れて掻き混ぜ、まぁ予想通りのリアクションに屈託無く笑った。 ) 退屈だからもう海賊は廃業さ。 もともと船の機械はオレが全部受け持ってたようなもんだし、機械弄りでやってこうってさ。 丁度錬金術師のコネが出来たから其処で勉強して今度は機構士ってわけ。 ( ゲイシャとかには見えないな、などと貧相な想像力。 アマウラ人の女、ってそもそもそんなに外に出てこないし、他に職業が思い当たらないっていうのもある。 ) 旅なんかしてると収入無いしな。 こっち来る時も馬に積めるだけ胡椒積んで来てさ。 あ、そうだ。 わりィ、名乗り遅れた。 オレ、レッド。 本名は長すぎるからレッドでいいや。 アンタは? [Mon 19 Dec 2005 05:44:03]
◆跡野末理 > ( それならそれでもっと上手い立ち回り方があるだろうにと思えば、難儀な性格とも言える… そもそも男装である事自体に気付けていないのでは、思いもしない事だけど。 コートを脱いで、隣の椅子に腰掛けて… どう考えても関連性に欠しく思える職業の並び方に、どこまで本当?と笑みを零す ) 〜なるほど、退屈しなさそうな職歴ね。 わたしがニンジャやサムライだって言っても、信じて貰えそう。 ( 冗談めかして、細い肩を竦めよう。 一見、お世辞にも毎日健康皆勤賞とは言い難い身体は…車椅子や毛糸の膝掛けの似合いそうな感じ。 目の前の『今の彼』が、とりあえず海賊のイメージには当たらないのと同じくらい…戦闘職には見えないだろう ) 〜そうでしょうね。 鎖国開国で揉めるなんて、地続きの土地で何してるんだろうって思うけど…。 〜商人の真似事もしてたのね? ( なるほど…ついでに行商すれば儲けられたのかと。 市場を見極める事なんて出来ないけれど、器用そうな相手を楽しそうに見つめて ) [Mon 19 Dec 2005 05:34:09]
◆レッド > ( 一番立ちの悪い人種である。 男装しつつ同性を口説いて別に悪気があるわけでもなく。何処かで断っておけば良いものを、いちいち自分の魅力は男だとか女だとかじゃねー!とか無駄なポリシーを持っていたり。 それで以前某メイスが似合うシスターに風呂場で殴られても未だ改善せず。 ) 元貴族でもと海賊で今は機構士見習い、とか言ったら信じる? ( 乱暴に椅子に座って珈琲を頼み、足を組んでカウンターに肘を着いて頭をのっけ、悪戯っぽく笑う。 全部事実なんだから笑ってしまうところで。 ) ああ、アマウラの方か…出島までは入れたンだけどな。 和紙と漆器買い漁ってヴェイトス市で転売して良い稼ぎになったっけね。 ( あそこの人間ならそりゃ、国が好きかとか言い出すわけだ。 納得。 ) [Mon 19 Dec 2005 05:13:20]
◆跡野末理 > ( この誘いの趣旨を誤解していたら、それこそ恥ずかしいばかりだけれど… 半ば男性と確信してしまっているだけに、どんなに要素があっても確証を得るまでは『女性的な男性』になってしまう。 必要であれば二階へも行くだろうけれど… 確認しないままにそうなったら、素でびっくりする事請け合いだ ) …ヴァーシャ…? あ、島の外の人なのね…。 へぇ… え、船乗りだったのっ? 旅人? ( クリスティア貴族のぼんぼんではないのかと… 全く見破れなかった事にこっそりショックを受けながら、呆気に取られたような、意外そうな表情で。 …連れて来られたのが宿の一階であれば、なるほど…と頷いた。 覚悟していたとは言え、いかがわしい所でないのにはホッとする。 注文は、彼が答えるのを待って『同じ物』にするだろう ) ―――わたしは、アマウラ。 と言っても、国境沿いの、本当に本物の『田舎』だけど。 [Mon 19 Dec 2005 05:05:43]
◆レッド > ( 声、指の細さ、顔つき。抑えても抑えきれない何処か女らしい部分もあるし、正直そこまで頑なに秘密にしているわけでもない。 触れば一応オマケ程度に胸があったりとか。 ) 故郷(くに)はヴァーシャだよ。あんま覚えてねェけど。 人生の半分くらいは船の上かヴェイトス中の色んな所で過ごしてる。 別にこの街は嫌いじゃないけど、退屈は大嫌いだね。 ( 腕組スルー! 文化の違いに軽くショックを受けつつ渋々歩く。 そういやイエロティアの子とはそんなに親しくなった事も無かったか。 ) ――――タダイマー。 なんか温かい飲み物2つ頂戴。 ( 程無くして到着するのは極普通の一般宿。 裏路地でもないし、いかがわしい所でもない。 カウンターで眠そうにコップを拭いていたオヤジが、珈琲か紅茶どっちが良い、とマイペースに訪ねた。 連れのイエロティアにいちいち反応していては宿屋など営業できないのだろう。 特にリアクションは無い。 ) [Mon 19 Dec 2005 04:50:35]
◆跡野末理 > ( 遊び人なりの矜持を、自分をしっかり持っている…? 取り巻きでも連れていれば分かるけれど、独りなのに声も潜めずに発する過激な台詞。 …自分が過敏になってしまっているだけかもしれないけれど、一瞬ひやりとして… 男性にしては線の柔らかい気のする相手を思わず見つめてしまう ) …良いじゃない。 国から出た事も無い癖に、『外は素晴らしいものばかりで溢れてる』なんて…安易な夢を見てしまうよりは。 故郷を愛せるって素敵な事よ。 あなたは…ここの人でしょ? 田舎は嫌い? ( やはり馴染みのない動作で… 何が『ほら』なんだろうと、差し出される腕に首を傾げながら… それとなく道を覚えつつ、宿への道を歩こう ) [Mon 19 Dec 2005 04:42:04]
◆レッド > ( 迷ってる迷ってる、あと1歩。 そんな感覚。 本気で嫌ならもうここいらで凄いエグい打撃が脇腹か顔に来てる所だ。 駆け引き自体を楽しみつつ、さて。 ) 此処の連中は国から出た事も無い癖になにもかも此処が一番だって信じてンのさ。 ド田舎なのにな。 ああいうのと一緒にすンなよ。 ( 聞こえても別に良いや、とばかりの声量で声のトーンを落とさず。 街中の喧嘩で負ける気はしないし、法律上外国人を受け入れないなんて話は無い。 むしろ間違ってるのはこのド田舎連中だと、胸を張って言えるつもりだ。 ) む…それじゃ、ほら。 ( もうちょっと紳士的なエスコートをするか、と一端肩から手を放して腕を差し出し。 カップルってェのは腕を組んで歩くもんだ。 目的の場所は二階に自分の部屋がある極普通の宿屋。 一階が遅くまでカフェをやってる。 此処なら展開次第で自室に流れk(略。) ) [Mon 19 Dec 2005 04:28:08]
◆跡野末理 > ( さてどうする。 きっぱりと拒否しなければ簡単には引かない手合いだというのは感じるけれど… このまま流されていいものか。 ヴェイトス市の二の舞は御免。 それでも、このままでは路銀が尽きるまで誰とも口もきけないまま…なんて事にもなりそうで。 …逡巡するのが足に出る。 ぎこちなく引き寄せられて… 数歩歩かされながら ) …強気ね。 皆にはガイジンを嫌うのが流行っているみたいだし、後で後悔しても知らないわよ? ( 苦笑交じりに溜息を零したら… 覚悟を決める ) ―――いいわ。 でも、離してくれる? 歩き難いから。 ( 資産家の放蕩息子であれば… 武器こそ持っているようだけれど、いざとなればどうにでもなるだろうと。 自分の意思で足を進めつつ…歩き難いのも本当。 振り払いはしないけれど、離すのを促すように肩を上げた ) [Mon 19 Dec 2005 04:18:23]
◆レッド > ( お、クールな反応。 嫌いじゃない。 ぎゃぁぎゃぁウルセェーのは駄目だ。媚び売るのも。 黒髪とイエロティア特有の幼げでリアクション薄めの雰囲気がイイわけで。 オレサマゴキゲン。 ) なんでさ。 そういうの流行んないぜ? 文句あるヤツは直接言えば良いンだ。 なァ? ( 通りを歩く見知らぬ通行人に相槌を求めれば、そそくさと去っていく。 まぁ地元の連中はこんなもんか。 別に気にしないが。 ) まぁほら、こんな寒いトコで立ち話しなんて風邪引くし、どっか入ろうぜ? ( なー?などと少し強引に肩を引き寄せて歩き出す。 最初は皆困惑するもんだ。話しながら和ませりゃ良い。 ) [Mon 19 Dec 2005 04:04:18]
◆跡野末理 > ( さすがに表通りでは、よっぽど住民を刺激するような事をしない限り、即私刑というような事はないようで… それにはホッとしたけれど、取っ付き辛いのは変わらない。 右も左も分からない様な街でこれでは、やはり自分には情報収集など荷が重いのではとアンニュイになりかけた矢先――― かけられた、場違いな気のする明るいというか軽い声に。 そちらを向きこそするものの、思わず目を瞬いて… 暫く、固まってしまって。 無抵抗で肩に手をかけられつつ… 推定少年に、本気で戸惑いながら首を傾げた ) ―――あなたとお茶をするのは、危なくないの…? …仮にわたしが危なくなくても、あなたはマズイんじゃないかしら… ガイジンなんかと一緒の所を見られたら。 ( ウィンクの意味はよく分かっていないけど。 なんだかこういった事になれているらしい事は、感じ取って。 見栄えの良いジャケットに、おそらく飾りであろう武器… 資産家の放蕩息子と当たりを付けながら… 曖昧な言葉を口にしつつ、拒否する素振りは見せない ) [Mon 19 Dec 2005 03:55:55]
◆レッド > ( 海賊団、ヴェイトス市、何処に行っても極彩色の世界だった。 この街の無個性ぶりったら、建物から食い物、言っちまえば人種まで皆同じようなのばっかで―――――。 ) あれ。 おぉい、そこの可愛い子、何処の子?ガイジンだろ? こんな遅くに女の子が一人歩きなんて危ねェし、オレとお茶しない? ( 途中から酷く急角度に路線が折れ曲がった。 危険そのものが危ないぞーと言いながら接近してくる感。 馴れ馴れしくそのイエロティアっぽい娘に近付けば、気障なポーズでウィンクなんか恥ずかしいことまでしつつ、さり気無くその肩に手をかけようかと。 見た目は少女より少し年上くらいのホワイティアの少年だか少女だかで、そこそこ見栄えの良いジャケット姿に銃を挿している。 ) [Mon 19 Dec 2005 03:42:42]
◆跡野末理 > ( …馴染めるかと言われると、肌に合わないものを感じるけれど…。 統一感のあるその雰囲気には、自分がその統一性の中で異物であるにも関わらず、好感を持てた… ) ………すみません? ( 立ち寄った書店で、タウンマップを買おうとして。 …なかなか会計を受け付けてくれない、無視を決め込んでいた愛想の悪い店員から訝しげに向けられる視線に… 困った風な微苦笑を返す。 弱気な笑みを睨み返すのは気が引けるもの… 相手の視線は逸らされ、イエロティアの胸元で止まって… そこで揺れる宗教色のある十字架に、仕方無さそうに顔を顰めて… 会計を済ませてくれた ) ―――あの、この街でからくり……を……。 ( 口を開き、問いを発しようとしたけれど… それには、ただ『しっし』と手を振られるのみ。 …小さく会釈して店を出る。 〜寒いなあ、と白い息を…けれど俯かず、夜空に吐き出して… ) [Mon 19 Dec 2005 03:36:06]
◆レッド > ( こんな夜中に出歩いて楽しい街じゃあない。 籠もりすぎて色々消耗品を買いそびれた結果、仕方なく宿を出ることになったが――――もと海賊にこの寒さは挫けそうだ。 石畳を歩きながらポケットに手を突っ込んで首を縮めた。 ) [Mon 19 Dec 2005 03:29:38]
お知らせ > レッドさんが来ました。 『 さッみぃ―――――。 』 [Mon 19 Dec 2005 03:26:33]
◆跡野末理 > ( 所々に雪化粧を施された石造りの街は、噂に聞くとおりの『灰色の街』で… 区画整理の行き届いた街並みは、自然にも打ち勝つ人の支配を感じさせた ) ………。 ( 見慣れないホワイティアの顔立ちは、評価の難しいところだけれど… 気のせいか、表情の引き締まっている人が多いようにも思える。 …パプテスにとって大切な祭礼を前にしても、ヴェイトス市のような賑やかさは無く… どこか粛々とした空気があって ) [Mon 19 Dec 2005 03:15:52]
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