芸能横丁 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > カインさんが退室されました。 『本当に、楽しみだ。』 [Thu 21 Jan 2010 01:24:40]
カイン > (「前回はわりと重かったからなぁ。 今回は軽めで行く。 動きやすくして、もっと派手に立ち回りさせたいから」)(なるほどと頷きながら、手渡されたスーツをみやる。 ――ぴっちりとした革製のボディスーツだ。 まだ装飾とかはされていないので地味ではあるものの、なるほど。 これなら確かに、飛び周りやすいかもしれない。 とりあえず一度着てみて、それから微調整するという事なので頷き、更衣室へと入る。 ――ああ、糞、楽しみだ。 コスチュームを着て、子供達の前で活劇を披露して。 ――子供達の興奮した様子が、自分はたまらなく好きだったことを久々に思い出す) [Thu 21 Jan 2010 01:24:34]
カイン > それで相手した子が、さ。喜んでくれたみたいで――うん、やっぱり、こういう仕事って良いよなぁ、と思ったんだよ。(いきなり飛びかかられてマウント取られたけど、と微かに笑いながら、そう答える)(別に矛盾した話ではない。 カイン・グレイホークは犯罪者に対して過剰なまでの憎悪を抱いているが、それと同時に子供が喜ぶ姿を見るのも好きな、そういった青年なのだ。 そもそもからして全ての発端となったのは「アイゼンリッターがいるから大丈夫」という『嘘』を、子供に対してついたことである。 以来、彼は何とかその嘘を張り通そうともがき続けている。 もっとも、傍目からすれば狂人スレスレである事実は変わらないし、たった一人で街から犯罪を駆逐することなど、ハッキリと言えば不可能なのだろうが)……それで、スーツの方はどうなってるんだ? 重いのでも軽いのでも行けるつもりなんだけど。 [Thu 21 Jan 2010 01:11:37]
カイン > (――劇団ツァラトゥストラ。 かつて自分が在籍し、アイゼンリッターとして舞台の上で一年近く活動していた古巣。 『現実の』アイゼンリッターが登場して以来、長く離れていたのだけど、新しく劇をやるという話を聞きつけて舞い戻ってきた次第。 ――自慢じゃあないが、この界隈で活劇をやらせたらちょっとしたものだ、という認識はある。特に重たいコスチュームを着て飛んだり跳ねたりできる、数少ない役者の一人だ、という程度の事は思っていても間違いじゃああるまい。 こうして仲間内で衣装の打ち合わせなんかをするのも久しぶりで、少し楽しい)(「しかし意外だなぁ。もう戻ってこないかと思ってたのに。 なにか心境の変化でもあったのか? ここの所、ずっと目つきが、こう……ギラギラしてただろう」)ん、あー……うん。 クリスマスに、ほら。 サンタクロースのアルバイトをしたんだよ。 それで、ね。 [Thu 21 Jan 2010 01:07:13]
カイン > いや、俺は別に構わないんだけども。子供達から見て格好良いのかって話だよ。 不気味に思われたりとかしないか?(「不気味だからこそ良いんだよ!」)(そう友人に力説されても半信半疑に、俺はその白い仮面を手にとった。 ――そう、髑髏を模した仮面だ。 眼窩にあたる部分は目の粗い黒布が貼られており、そこを通して視界を確保する仕組みになっている。 今は慣れたとはいえ、正直、アイゼンリッターは前が見辛かったから、こういう工夫は有難いのだけど)口の部分はどうするんだ? これは開いてるけど……。(「ああ、隠してる奴と、開閉できる奴の3タイプ作ってある。 場面に応じて、裏でつけかえてくれ」)なるほど、了解だ。 [Thu 21 Jan 2010 01:02:54]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――骸骨、ねぇ。』 [Thu 21 Jan 2010 00:58:02]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『露天の暖かいミルクを頂戴しながら、賑やかな時間を過ごした様子』 [Wed 6 Jan 2010 14:43:23]
ルジェ > 「はーい、お嬢さん、キャンディいる?」 (白昼夢でもみるかのようにぽけーと、とぐろ巻いて悩んでいるのやら、思案しているのやら。 怪しげなクランク娘の近くに僅かに膝を追っては俯き加減のルジェの顔を覗いてきた芸人。 ぱ、と我に返ったルジェはえ、私?とでもいうように指を自身に指し示せばうんうん、と笑みを作って化粧の濃い男性だか女性だか判らない芸人はルジェの手をとれば其処へどっさこ色とりどりのキャンディを渡した) 「わぁっ、ありがとう!」 (笑みを浮かべたルジェはペコりとお辞儀しようとしてー…、芸人さんの額にヒットした。 いたっ!と思わずぱらぱらとキャンディを道に落としつつ。 芸人さんは僅かになみだ目になっては体を仰け反らせつつも、だ、大丈夫、とか少し顔に青みを残しつつも。 声をくぐもらせながらも。 けほ、と咳払いをして、一呼吸すれば再びマントを翻し、ばさり、広げればカラフルなリボンが現れた)「きゃーーーっ!すごい、すごい! ルジェ、今年はこれが出来るようになる!」 (…そうして。 我の家業を疎かにする事を暗示するかのような発言を残しながら。 落としたキャンディを大人げなく子供達と奪いあいしながら拾って。 毛糸で作った赤いぽんぽんがついたのはキュビエにあげようとか、帽子をつくろうとして筒抜け状態になっている白い長いマフラー状態のものはソードに渡そうとか。 ありったけ買った毛糸はルジェの手によって不器用ではあるけれど形を変えてリュックに入っているご挨拶散歩はまだ続くようで) [Wed 6 Jan 2010 14:41:01]
ルジェ > (足を運ぶには大変、大変、大変勇気が必要だった。 どんな嗅覚があるかはともかく。 一度も足を運んだ事もなく、しかし。 甘い場所ではない危機意識は持っていたらしい。 ので、朝一番。 買いこんでいたお酒をかっくし、一杯、二杯、飲んでは勇気百倍!並みにスラムにレッツゴー! …張り切って出ていったものの) 「…良かったぁ、レイサンに場所聞いておいて」 (スラムでは予想を裏切らずに迷子になった。 お天道様は空の上まで出ていた。 ようするに、昼までうーろうろスラムを迷子になっていたのだ。 …けれど。 雰囲気を異する場所に足がついた途端に、ぴっきーん、緊張がルジェの頭上から足先にまで走った。 むん、と唇を引き結び。 酔いもすっかり吹っ飛んだところで。 あっ!とばかりにルジェの目に飛びこんだるは教会の教会たるそのランドマーク) 「此処、此処だ、きっと。 レイサン此処に住んでるんだ、今」 (膝がかくりかくりとなりながらも、へっぴり腰になりながらもどうにかこうにか行き着いた。 迷子になる間もなにもなかった。 そうして、いつスラムに戻ってくるんだろう?少し寂しげな気持ちにもなったけれど。 そそくさと中に入りますればやっぱり巣篭もりして作った赤やら紫やら合い色やら。 いろんな色が混じった指抜きの手袋一式。 ぽんぽんとか可愛いのでつけてみました、手首の辺り。 器用度がそれほどではないので出来はなんともはやなところではあるけれども。 其れをこれ、レイサン(赤紫の手袋)。 あと、お世話になってる人(たまに金色とかよくわからない色が混じっている手袋)。 とわざわざメモまで書いてきた。 恐らくサイズが間違ってないのはレイ・シェリダンのものだけらしく。 あとはルジェの手をじー、と眺めつつ。 でっかいのやら小さいのやら色々作ってきたらしい。 何分同居されてる人がどれくらいいるのか判らないルジェは眉根寄せつつ7つほど作ってきたようで。それを置いてくればそそくさと暗黒街を後にした) [Wed 6 Jan 2010 14:29:59]
ルジェ > 「むー…ん、レイサン気づいてくれるといーなぁ」 (きゃあきゃあと、子供達が芸人の技を見るたびにはしゃいでいる中、先ほどまでほわぁ、暢気に笑みを浮かべていたけれども。 ふ、と深刻な表情になった。 俯き加減のルジェの外套の上にはらはらと紙吹雪が積もる。 顎をぽりぽり指で掻きつつ、眉根を寄せてはなにやら悩んでいる様子。 と、隣の少女があの人なんかぶつぶつ言ってるー、とか親らしい人に告げればとぐろ巻きをしょったルジェの様子にびびったのか、近づいちゃダメとばかりに若干、ルジェの周囲に空きが出来た) 「レイサンの手は判るけど、一緒に住んでる人。 …おっきさわかんなかったから」 (なんとこの娘、暗黒街にある教会にちゃっかり足を運んでいたようで。 どっこいしょ、とばかりに扉を開いてはよっと、という風に同じような大きい包みと「お姉ちゃんがお世話になってます」という短文きわまりない文章とともになにやら教会内に置いてきた、らしい) [Wed 6 Jan 2010 14:18:20]
ルジェ > (ぽわぽわぽわーん、と脳裏に浮かぶのは愛しい人達のこと。 ルジェは暫くは商業地区にて多量に買ってきた毛糸の束と格闘すること数日。 どこのサンタだとばかりに両手でよっこらせ、とばかりに大きな包みをエースの家の前まで置いてきたらしく。 さて、中身はと申しますればー…) 「最近すんごく寒くなってきたから、エースさんもきっと寒いと思うの」 (うん、一人納得したかのように頷く娘。 冷たい風がなびく中、ルジェの目の前でシルクハットから現れた七色の紙吹雪が再びヴェイトスの街に舞う。 其れを眩しげに見つめながらえへへ、と寒さで赤く染まった鼻を指でこすった) 「妹さんとー、お父さんとー。 それからお母さんと。 みんな一緒にあったかくなれるよね?」 (いーことしました、とばかりに胸をはってみせたが、周囲の人達は皆芸人に夢中である。 ルジェの脳内思考はほわわん、赤い色ばかりを多量に集めては恐ろしく長い、長いマフラーなんぞを編んでいた。 多分、ルジェの身長分二人くらいは、ある。 エース一人で使用した日には蓑虫になるのは間違いない。 …ほぼ嫌がらせのような新年早々のプレゼントではあるが、本人はやりきった達成感で胸が一杯であった。 どーんっと、其れをエースのお家前にたどたどしく書いた「ルジェからです」やっぱり、電報的なお手紙とともにどっかにおでかけ?それとも初詣?だったのか、お留守だったので玄関先に置いてきたという、無茶ぶり) [Wed 6 Jan 2010 14:00:27]
ルジェ > (うっすらと、太陽を包むかのような本日の空模様。 ルジェは新年賑やかな街々の様子をゆっくりと周囲を見回すように歩いていた。 いつものように外套を着て、リュックを背負って。 金色の髪は時折強い風になびかせながら、こつ、歩みを止めたのは一人の大道芸人だった) 「わー…、綺麗」 (おどけたような芝居とともに、ポケットのあちこちからカラフルなキャンディーが現れる。 と、親に連れられた子供達の賑やかな声がルジェの耳に届く。 ルジェは僅かに視線を下げ、嬉しそうにその男性が膝を落として子供の手に一杯のキャンディを渡す光景を見つめていた) 「賑やかだなー。 そっか。 ルジェ此処にきていくつ冬越してきたんだったっけ」 (にっこり。 笑みを浮かべながら空に視線を移せばひーふーというように、指を折りながら数え始めた) [Wed 6 Jan 2010 13:43:51]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『目の前の紙吹雪を眩しそうに見つめて』 [Wed 6 Jan 2010 13:39:00]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『A Happy new year 1607!!』 [Sat 2 Jan 2010 22:42:45]
霧子 > It shines. and a petal also whirls. Give an exclamation of joy. (光起ち花は舞う 歓喜の声を上げろ) Sing Te Deum. Dance hand in hand. You new are born and a new meeting visits. (賛美の歌を詠え 手を取り合って踊れ 今、新しい貴方が生誕し、今、新たな出会いが待っている) Praise the fact! (讃えよ、その事実を!) This world will not end as long as everyone hopes. (皆の望む限りこの世界は終わることなく) I keep singing as long as everyone hopes tonight.Does my voice sound in you? (皆が望む限り今夜私は歌い続けよう この声が届いていますか?)  [Sat 2 Jan 2010 22:42:27]
霧子 > From the bottom of one's hearts (心の底から) [Sat 2 Jan 2010 22:41:14]
霧子 > It shines. and a petal also whirls. Give an exclamation of joy. (光起ち花は舞う 歓喜の声を上げろ) Sing Te Deum. Dance hand in hand. You new are born and a new meeting visits. (賛美の歌を詠え 手を取り合って踊れ 今、新しい貴方が生誕し、今、新たな出会いが待っている) This world will not end as long as everyone hopes. (皆の望む限りこの世界は終わることなく) I keep singing as long as everyone hopes tonight.Does my voice sound in you? (皆が望む限り今夜私は歌い続けよう この声が届いていますか?)  [Sat 2 Jan 2010 22:38:20]
霧子 > ( わあぁ、ともう一度客席から返事が返る。 ) Get psyched up more yell! ( ひと際大きな、悲鳴みたいな声が返ってくる。 ) Then, let's go okay. ( オーケイ、それで行きましょう。 指慣らしに二三、弦を爪弾いてステージを周り、バックバンドに目配せして準備を確認。 一つステップしてジャンプ。 )  [Sat 2 Jan 2010 22:37:12]
霧子 > ( 連日降り続く雪の中、ステージの屋根や通りの歩道脇は白くデコレーションされ、舞い散る結晶はライトアップに照らされて光を反射させている。 ステージ前に集まった観客は既に何組かの演奏やパフォーマンスに十分温められていて、程良いテンションの声が返って来た。 が、あえて挑発してみる。 ) Get psyched up more yell! (気合い入れて声出せ!) Don't be a party pooper. Or are you saying it's your seriousness? (シケた声だわ、まさかそれが本気?)  [Sat 2 Jan 2010 22:28:40]
霧子 > ( 新年明けて二日目の夜もあと二時間で終わろうとしている頃。 芸能横町大通り特設ステージでは去年と同じく芸能横町芸人による新年ライブが連日行われている。 去年のライブでは、まだ前座レベルだった新人シンガー霧子のステージにマーガレット・エンジェル・ストーンズとシャリネ・エレリアというトップスターが飛び入り参加するというハプニングもあり、大いに盛り上がった。 (前座に異常に盛り上がられてその直後の数組が非常にやり悪かったという話もあるが) ) Hi, I'm glad to meet you again! Moreover, I returned here! ( 今年も霧子はラインナップされている。 中堅クラスに含まれ、ライブ二日目もそろそろ半ばを超えた辺り。 去年と違い今年は最初から黒いゴシックドレス姿に愛用の黒いギターを抱え、ステージに上がるなり観客に向かって声を張り上げている。 )  [Sat 2 Jan 2010 22:19:50]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 『Newyear live1607 in Entertainments Sidestreet』 [Sat 2 Jan 2010 22:07:33]
お知らせ > キャラメルさんが帰りました。 『( ... 明日は少し早く起きて、ミルクと一緒に食べるんだ。 )』 [Fri 1 Jan 2010 01:24:30]
キャラメル > ... あ、年が明けたって事は今日は1日か。 (1日。奇数日。奇数の日はボクが仕事でミルクが羽集めッて約束してる。) (手に持った薄桃色の紙袋を一瞥し、) ( ... 報告は必須だし、これはミルクと食べよう。1人分なら足りないだろうから、何処かでお惣菜か何かを買って、 )  (視線巡らせれば、探さなくても見付かった。アマウラ系の食べ物を売っている様。おせち?なにそれ美味しいの?)  (軽い足音を立てながら、出店へ近付き、たたき牛蒡だとか数の子だとか栗金団だとか、よく解らない名前のものをひとつひとつ質問する。)  (ボクとミルクが好きそうで、美味しそうなモノだけ買って行こう。) [Fri 1 Jan 2010 01:21:48]
キャラメル > (片手に紙袋を持って、空いている方の手を振り、店長と別れる。明日の仕事はボクじゃ無い。ミルクの番だ。この事はちゃんと報告しておかなきゃ、―そう心に決めて。)  ... 賑やか。 (歩き続けて、不意に言葉が洩れる。今日は何時も以上にこの界隈も盛り上がっている様な気がする。) (黒いスカートを揺らし、髪を揺らし、足早に歩いていた少女はふと、何でもない様な場所で立ち止まり。)  ...  (白く染まった息を吐いた。おんなじ様に周りの人も白く息を吐いているのに、顔はみんな楽しそうで。)  ( ... ボクもあぁ映っているンだろうか。それとも、暗い顔、してるンだろうか。 ) (巡った思考に、自嘲気味に唇歪め笑えば、再び歩き始め... )   [Fri 1 Jan 2010 01:14:16]
キャラメル > (不意に、背後から掛けられた声に振り返る。小さな紙袋を持った、ニコニコ顔の店長だ。)  ...店長さん。どうかされましたか?わたし、何か忘れ物でも――  (言い掛けて、言葉が止まる。差し出されたのは店長が持ってた小さな薄桃色の紙袋。勿論これは少女の所持品じゃ無い。)  ( ... こてン、 ) (意図がよく解らない、と首を傾げ、店長を見上げる。店長は笑みを崩す事無く 「一人なンだろう?これ、帰ったら食べな。」 と。)  (一人じゃない。ボク達は2人だけど。――そんな事は云わない。ボク達は、2人で1人を演じる存在だから。)  わあ...ッ、 ありがとうございます。 (嬉しそうな声をあげて、笑みを浮かべ、紙袋を受け取った。) [Fri 1 Jan 2010 01:05:44]
キャラメル > (小一時間ほど前に、何処かで鐘が鳴る音が聞こえた。其れが年明けの合図だと聞いたのはついさっき。年越しは稼ぎ時だと、夜中まで開いていたカフェの店長から。)  ... 年明け、か。 (去る年、訪れる新しい年。ボク達にとって、特別な年になるンだろう。今回は、いつもとは違う。)   (横丁の片隅に在るカフェの前で、白金色の髪を揺らし、空を見上げた。)  (未来を象徴するかの様に、鮮やかに晴れた闇色の空。光り輝く星。)  ( ... にィ、 ) (自然と口の端が緩む。) [Fri 1 Jan 2010 00:57:13]
お知らせ > キャラメルさんが来ました。 『( ...―――― )』 [Fri 1 Jan 2010 00:54:03]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 お名前聞いておけばよかったなあ、と思うのでした。 』 [Tue 29 Dec 2009 01:58:26]
だいだら > …何だか、思ったより優しい人なのかも。 ( ああいう人に是非幻想一座に遊びに来て欲しいけど、見たら嫌がるかもしれないし、それに自警団の人を連れて行くとなるとやっぱり座長に怒られそうだし。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:58:07]
お知らせ > レイン・パレットさんが帰りました。 [Tue 29 Dec 2009 01:56:50]
レイン・パレット > お前もな。頑張るといい。 ( おっかない女は振り返らずに手だけ振っておく。そうして再び人混みの中に紛れ込んで仕事を続けるとするだろう。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:56:38]
だいだら > そ、そりゃあ…まあ…。 ( だいだらは言い返す事が出来ずに唸る。ぐうの音も出ない程の正論であったからだ。 そして座長にはちょっと怖いお姉さんに目をつけられてしまったと言っておこう。そうすれば嫌でも注意するはずだ。…でも、そうすると上手くその場を凌いだはずの私に八つ当たりがくるんだよなあ、困った。 ) う、うん。でもきっとお姉さんもめろめろにしちゃうよ。 ( どうしてお姉さんの所を強調したのかわからないだいだらは、ちょっと気圧されつつも不思議と「お姉さん」という言葉を大脳に刻んだのであった。だいだらの脳だから大脳である。 ) き、気をつけるよー…! ( 売り込みの仕方とか気にしたことなかったし、「お代は見てからで結構」といいつつ入り口で入場料を取るのは詐欺紛いなんじゃないかと思ったり、思い当たる節があるのか微妙に必死になりながら頷いた。 ) ―――あ。 ( おっかない人だ、と思ったら優しく頭を撫でられて。単純なだいだらは、それだけで嬉しくなるのである。 ) あ、きっ う、 あの、 ( 何か言わなくちゃ、と思って口をぱくぱくさせて。 ) 気をつけてねー!お仕事頑張ってねー! ( と、その後姿に声をかけた。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:48:41]
レイン・パレット > 当然だ。こうして初対面なのだから表面上を語るしかあるまい。複雑ならば一度顔を合わせただけで分かる筈がないだろう。 ( 思春期のお子様を相手にするのは実に面倒。面倒だから駆け引き放棄でこうして直球を投げる。 ) それでいい。くれぐれもよろしくな。 ( 後から聞いてなかったなんてのは通用しない。する時は躊躇なくだ。化け物たちの泣き落としをそれ無理と容赦なく切ってすててやるとしよう。 ) そうか、その時にはお姉さんも引っ掛からないように注意しなければな。 ( 大事なとこなので強く主張しといた。その一つ目じゃあなんてのは言わないでやるのは優しさか誤魔化しか。 ) 強引な売り込み、詐欺紛いも苦情の元だ気を付けておけよ。 ( 飛び跳ねる少女の頭を今度は優しく一撫でしようとする。そうして伝える事を充分に伝えた私は再び警羅に戻ろうとするだろう。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:41:17]
だいだら > う…。お、お姉さんは私の表面しか見てないんだ。本当はもっと複雑な奴なんだよ。 ( だが、ご指摘の通り単純な奴なのだろう。しかしだいだらは思春期なので、そういうのはあまり認めたくない年頃である。 ) う、うん…。わかった。座長には、ちゃんと伝えておきます…。 ( ひとまずは見逃してくれるみたい。そのことにほぅ、と安堵の吐息を一つ。でもこのお姉さんの言うとおり、これ以上苦情が酷くなったら私たちは立ち退かなければならない。最終手段は魑魅魍魎と大差の無い芸人達が総出でお涙頂戴とうわんうわんと泣き叫ぶことだが、これが通用したことはあまりない。 ) そ、そりゃあ今はちんちくりんだけどさー!もう少ししたらお姉さんみたいに背もおっぱいもおっきくなるんだい! ( だいだらはその場で飛び跳ねた。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:23:42]
レイン・パレット > お前は単純な奴だな………。 ( わかりやすいというか何というか。こうして喋っていると危うく毒気を抜かれそうになる。 )( ふーとようやく笑いが治まって一息つく。あんな親父ギャグかなにかのようなので笑ってしまうなんて何という恥ずかしさか。割と悪役チックな笑いは似合うのかもしれないが。 ) 今日の所はお前に注意を促すだけだが、座長に良く伝えておいてくれ。これ以上苦情が酷くなるようなら市法に則って速やかに退去させてもらう事も有り得るとな。 ( この連中にも事情があるだろう。だがそれにまで斟酌していたら治安は成り立たない。大を生かす為に小を殺す。市政というのはすべからくそういうものだ。 ) そういったのはせめてもう少し女を磨いてから出直してこい。 [Tue 29 Dec 2009 01:17:04]
だいだら > あひぃ、大正解! ( してやられた、って顔で。 ) う、ううう? ( と思ったら突然相手は笑い出した。だいだらビジョンだと悪役が「クックック」と笑ってるに等しいので、それはそれで結構怖かったりするのだが、何だろう。耳が赤い? ――はっ、そうか。きっとこれは私の芸人としての才能が開花したんだ。この調子で相手を笑い転げさせて、腹筋を攣らせよう。その間に逃げよう。 ) こ、こ、け…… ( しかしだいだらの芸人としての才能はそこで枯れてしまった、残念。 ) ……は、はい…わ、わかってます…。ふ、付近の住民の皆様には、なるべくご迷惑を掛けないようにと、注意をしてるのですが…。 ( うーん、どうだろう。夜中になると不気味な声が外に漏れているだろうし、いくら見世物でも気味の悪い連中が居る小屋はやっぱり迷惑がられているのかもしれない。 ) うっ ( でこぴんされて私はおでこを片手で抑える。驚くべき事に、そのでこぴんは今まで私が味わってきたどのでこぴんよりも痛かった。この人、でこぴんだけで喧嘩に勝てるかもしれない。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:53:38]
レイン・パレット > ( 色仕掛け?をした後にしまったという顔をする少女。私はこいつがからかっているのでも何でもなく天然でやっているのだと溜め息と共に理解する。 )( そしてせいやっと彼女の額におもいっきしでこぴん弾こうとする。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:46:36]
レイン・パレット > つまりセンスも悪くボロくてちっちゃい場所が幻想一座なのだな。よくわかった。ありがとう。 ( 実際どうかは知らんが、少なくとも騙そうとしてたという事はそういう所じゃないのは確定なんだろう。 )( 虚仮にしてないよ!苔も生えてないよ! ) …………沽券に関わる滑稽これこっきり…………くっ、ククッ、ククククッ………! ( 何故か笑いのツボに入ったらしい。耳を赤くすると口元を抑えて明後日の方向を向くと必死に笑いを噛み殺した。 ) おべっかは良い。言っておくぞ。不法に構えるのは周りの住人に迷惑が掛かる。それを良く理解しているのかお前? ( 今日は立ち退きまでさせる気はないが、後々に苦情がくればそれに対処せねばならない。私はそういう職務にあるのだからな。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:41:49]
だいだら > ( プランA、色仕掛け。 ) ね、ねえお姉さん。今日のところは、大人しく引き下がっておくれよ。私の身体を好きにして―― ( と言いながらちょっと肩を出したりするけれど、そこで私は気付くのだ。女の人にこんなことしたって意味ないじゃん!勿論、一つ目の時点でかなりあれだけど。 しまったぁ、って顔をする。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:27:18]
だいだら > そう、そうだよ!このままずっと歩いていくと凄くおしゃれで大きくて立派な建物があって、そこが幻想一座なんだ。 ( 本物は今にも崩れそうなほどボロな小屋だけど。 やった、何とか乗り切れそうだ!この人がそっちに向かって歩き出したら、私は兎より早く逃げよう――と思ったら、やはり世の中はそんなに甘くはないらしい。 ) ……ひぃ!ご、ごめんなさいっ べ、べつに虚仮になんてしてないよ!苔も生えてないよ!沽券に関わる滑稽これこっきり鶏こけこっこー、どれも違うよ! ( あっ、あっ、怒ってる!?どうしよう、どうしよう!と、慌てるあまり私は意味不明のことを口にする。 ) 街の平和を守る自警団の人たちにはほんともう、憧れちゃうな私っ ――いや、その、別に、何か落ちてたってわけじゃ、その。 ( ちょっと涙目になってきた。こ、ここは座長に教わったセオリーどおりに自警団の人を篭絡するしかない。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:26:58]
レイン・パレット > ( 芸能横丁、幻想一座、慌てふためく一つ目の少女―――― ) ほう、そうだったのか。ではあちらの方に向かえば幻想一座とやらはあるという事なのか。 ( 指差した方向は逆になった看板が指し示す所。なるほど、ついうっかり間違えて今の今まで逆に持ってしまっていたと。本来はこのヘンテコな持ち方だと。そういうことなのだな。 )( 眼鏡を外して目の間を揉むとほぅと溜め息を吐いた。 ) ――――虚仮にしているのか?そうなのだろうお前。 ( 余りにも無茶な言い訳に怒り心頭の女。どうせ言うならまともな嘘を吐け。 ) はっはっ。そうか、それは光栄だな。そうかそうか、嘘じゃないか。別にまだ何も言っていないのだがな。はっはっ。どうした、何故目を逸らす。そちらの方に何か落ちてでもいたか。 ( 目も口もちっとも笑っていない自警団の女はキツく詰問し続ける。――――そうか、思い出した。確か以前同僚の誰かが不法に生業をしている一団に立ち退きの要求をしたといっていたが―――確かその一団の名前か。幻想一座。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:14:07]
だいだら > ( だから私は最初から座長に言ったんだ。自警団の人が見回りにくるかもよ、って。でも私の意見なんてちっとも聞いてもらえず―― くそう!どろを被るのはいつも私だ!このままじゃ「だいだら」じゃなくて、「どろだら」になっちゃうよ!「どろだらけ」みたいな感じで! ) あっ、えっと、その、んと。よ、よく思い返してみたら、一座の方向はこっちだったなぁって…! ( しかし看板を逆にするということは、書いてある文字も逆になるということである。不自然さ爆発であった。 ) ( んひぃ!とっても威圧的な目で見られている!その威圧的な目が二つもある!これじゃ、いくら私の目玉が大きくても一つじゃ太刀打ちできっこない。 ) え、ええっとね。わ、私の将来の夢は自警団になることなんです。だから、その、憧れの意味を込めて「自警団だー!」って…。ホントだよ!嘘じゃないよ!嘘だと思うなら私の眼を見て!いややっぱり見ないで! ( 威圧的だからきっと目をそらしちゃう。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:56:01]
レイン・パレット >  ――――思い出せん。 ( 幻想一座というフレーズはどこかで聞き覚えがあったのだが。しかしいかん。警羅中だというのにのんびり芸など見れるかという。そんな私が足を止めてもただの冷やかしだ。客になる気がないのなら早々に立ち去らなくてはな。 ) ?お前は何をしている。 ( 歩みを再開しようとすると、驚きの声と共にわたわたして終いには看板を逆に持ち始める少女。あやしい。凄くあやしい。その少女を静かな威圧感の含んだ眼差しで見つめた女は彼女に質問をする。 ) 見ての通りの自警団だが。それが何かしたというのか。 [Mon 28 Dec 2009 23:50:14]
だいだら > ( 普段顔を隠すのは怖がられるのを避けるためだ。怖がられると暴力を振るわれたり、こちらのいう事を聞いてくれなかったりする。 けれどもこうして見世物として成り立つ状況ならば、顔を晒すのは苦ではない。私は奇異の視線を向けられてなんぼのだいだらだ。これが日常の風景として当たり前のように溶け込んでしまったら、その時のだいだらは何の意味も持たないだいだらに成り下がってしまうのである。 ) ………。 ( だから私はただ黙ったまま、看板を持って突っ立っているだけなのだが。 ――ふと立ち止まった女性の服が、自警団のそれだとわかるやいなや目をびっくりさせたように見開いて。 ) じ、じけいだんだー! ( と、慌てふためくのだった。何せ幻想一座はギルドや市に無許可で運営しており、市の土地に勝手に小屋を建てている。当然、立ち退きの対象なのだ。 ) あ、あわわ、あわわわわ。 ( だいだらは慌てて看板を逆に持ち、矢印の方向を反対に向けた。仲間を守ろうとする本能が働いたのである! ) [Mon 28 Dec 2009 23:35:49]
レイン・パレット > ( ―――それを見て思わず足を止めてしまった。大きな看板を持っているのは一つ目の少女。それも大きな大きな一つ目だ。見た目には普通の少女なのにその一つ目だというのが余計に奇異さを際立たせる。 ) 幻想一座……… ( わかりやすく自警団の格好をした女はちらりと路地裏へ続く道と目をやった。足を止めてしまったのは少し気まずい。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:29:21]
だいだら > ( 普段はフードで顔を隠しているけれど、宣伝ともなればその大きな一つしか無い目玉は晒したままだ。道行く人はそれを見て気味悪そうにしたり、驚いたり、逆に興味を持ってじろじろ見たりしている。その小さな姿が持っている看板には、こう書かれている。「おいでませ 幻想一座 この世の怪奇がここに集う 入場料2000エン」 そして狭い路地の奥を示すように、最後に大きな矢印が書き込まれている。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:15:06]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 看板を持って立っている小さい姿。 』 [Mon 28 Dec 2009 23:11:17]
レイン・パレット > ( だからこそわかりやすさが大切だ。こうして露骨に此処に居るという事実を人々に伝える。それが表通りの安全性をより増す事になっていくのだ。 )  ( ――――そんな気持ちで歩いていくものだから芸の中身なんかは殆ど見てもいない。隣を歩く人波ばかりに気を張っている。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:09:27]
レイン・パレット > ( こうして自警団が巡回していますよ、という事をわかりやすくアピールする事は大切だ。そうする事によって衝動的な犯罪以外を未然に抑える事が出来る。そうした地道な行為が平和な街並みを維持することに繋がっていくのだと私は考えている。 ) [Mon 28 Dec 2009 22:52:11]
レイン・パレット > ( 自警団の制服と腕章を着けた女。道行く人達に視線を送りながら少しずつ活気の戻ってきた芸能横丁の通りを歩いていく。 )( 隙なく制服を着こなしている姿や立ち居振舞いは他者に冷たい印象を抱かせる事が多い。最も女は望んでそうしているのだから構わないのだが。 ) [Mon 28 Dec 2009 22:36:04]
お知らせ > レイン・パレットさんが入室されました。 『年末の盛り上がり』 [Mon 28 Dec 2009 22:27:41]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 すう、と薄く息を吸い込んだ。 』 [Sun 27 Dec 2009 01:52:05]
エリー > ( 空のカップをソーサーに戻して背凭れに凭れかかり、眼を閉じる。 ただ、疲れただけだ。 今日もずっと机に向かって書き物をしたり、歩きまわって定期的な現状調査をしたり、自分以外の誰かになって暫く過ごしながら情報を集めたりしていた。 そう、ただ、単純に疲れてしまっただけ。 少ししたらまた目を開けて、そろそろ此処を出よう。 雪の中を一人歩くのも良い。 悲観的で感傷的で、いいじゃないか。 ) [Sun 27 Dec 2009 01:51:37]
エリー > ( 憎しみを持続させるというのは存外、難しいものだ。 こうして苦痛の記憶を掘り起こさなければ、穏やかな時間に任せて忘れてしまいそう。 きっとそれも出来るんだろう。 それが正しいのかもしれない。 不幸な事件を忘れて、運が悪かったと諦めて、それより未来を見て進もう、なんて言って。 ) ( たまたま、運悪く、私はそれが出来ないくらい実は頑固で、気が強くて、馬鹿なんだと思う。 あんなに毎日舞台やお芝居の事ばかり考えていたのに。 全部放り出してどうしてこんなことをしている? ) …馬鹿だから。 ( 本当だ。 ) [Sun 27 Dec 2009 01:37:04]
エリー > ( 酷い事件の相次いだ今年後半だったが、通りは年末を控えて幾らか活気を取り戻しているようだ。 ドッピォのエスプレッソをちまちまと味わいながらそんな風景を他人事のように眺め、ただ時間を過ごす。 家に帰っても誰も居ないし、ただ冷たい闇と一人暮らしには広すぎる空間があるだけ。 帰りたくないのだ。 特に夜は。 仕事漬けで居られればそれで良いのに、ここしばらく緩やかな平和が戻ってきてしまった。 苦しい方がまだマシだ。 ただこうして安穏と、ぼんやりと緩やかに、穏やかな日常が続くよりは。 私以外の皆がそうである事は素晴らしいけれど、私はそこに加わる事が許されない。 忘れてはいけない。 胸を潰すような怒りと、恐怖と、激痛を。 横たわり動かなくなったお父さんと、ハンターに首を刎ねられて始末されたお母さんと、失われたお姉ちゃんの亡骸を。 )  [Sun 27 Dec 2009 01:16:44]
エリー > ( 今年もようやく終わる。 いや、また今年も終わりを迎えてしまった、か。 大通りに面したカフェーの窓際席、橙色の灯りに照らされた店内は暖かく、窓から見渡す景色は雪が滾々と降り積もっている。 一緒にクリスマスを祝う相手も無く、特別それを望むでもなく、いつもどおり―――ここ3年、いつもどおりの年末が訪れる。 来年の今日までには死んでいると良いのに、なんて思いながら。 家族と祝う年の瀬を失って以来、この季節はそれを確認する為の嫌なシーズンになった。 家族が死んで4年目、突入だ。 ) [Sun 27 Dec 2009 00:47:42]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 大通りに面したカフェーの窓辺 』 [Sun 27 Dec 2009 00:41:03]
お知らせ > ヴィヴィアン@サンタさんが退室されました。 『 まずは、雪でも降らないかしら?( 見上げた先の曇天に、きらきらのトップスター ) 』 [Mon 21 Dec 2009 00:08:59]
ヴィヴィアン@サンタ > ( そのヒントを探しに、こうして通りを眺め、行きかう人々を観察しているのである。本来であれば、人物像を思い浮かべ、それに適した演出をするのが適当なのだろうけれど、相手は不特定多数である。 衣装には空を飛ぶだけではない力が備わっているようだけれど、それを使いこなすにはもっと慣れが必要だ。 ) テーマは決まっているのだから、それに従うのがベター。 ( だが、魔女らしさも忘れてはならない。私はサンタクロースではなく、魔女である。魔女がサンタではいけない決まりも、サンタが魔女であってはいけない決まりもないけれど、魔女らしいクリスマスというのはなかなか難しいテーマだ。 ) んー・・・   ( 脳に糖分を贈るべく傾けたカップはもう冷めかけていて、あまァい幸福感は薄くなっていた。 頭ばかり動かしていても仕方が無い、ここらが潮時か。 ) そうね、習うより慣れろだわ。 ( 人間、身に付いた物しか行うことができないものである。今日もあの衣装を着てそれらしく振舞う事で身に付いていくだろう。 となれば、今日もあの倉庫へ行くべきだ。 ) [Mon 21 Dec 2009 00:04:14]
ヴィヴィアン@サンタ > ( パプテスの救世主の誕生を祝う気はさらさらないが、多少無理やり気味でも活気がある事は良い事だ。まあ、その一端を担うことになるとは思わなかったわけだが―― 状況はそう悪くは無い。 衣装に頼らなくても空を飛べるし、日常的に霊薬の配達業務を行っているから地理や番地も大まかに頭に入っている。 問題は、演出だ。 ) そう、演出なのよ。 煙突から投げ込まれた金貨だって、暖炉に干してあった靴下にJACKPOT、入らなければ奇跡ではなかったの。( お腹の上で腕を組み、イメージをなぞるに指をくるくる。 贈り物はそれそのものではなく、アイデアを練る段階、数ある物の中から選び出す行為、それを手に入れるまでの経緯、贈る手段、贈られた相手がそれを手にする所までに物語があるからこそ美しいのだ。 もうすでに贈る相手は決まっており、プレゼントは用意され、贈る手段も明確だ。 自分が担うのは、プレゼントを贈られる相手が、そのプレゼントを手にするまでの演出。 ) 贈り物にはサプライズが必要だわ。 それを見つけた時の期待感、包みを開けたときの驚き、それはエモーショナルでなければならないの。( それをViewtifulに演出する為にはいかにすべきか。 それが問題である。 ) [Sun 20 Dec 2009 23:47:02]
ヴィヴィアン@サンタ > ( Q.誰に? A.寮の連中に。 Q.何を? A.夜な夜な外出している事を。 まあ、時期が時期であるから、同僚である未通女どもには男の所に行っているって言っておけば誤魔化せるだろう。 まるっきり間違いではないし、倉庫でアレな衣装を着て夜な夜な訓練に明け暮れているのを知られるのは美しくない。 ) 仕事以外で出かけないのかしら、うちの女どもは。 ( カップを傾けながら一人語散る。まあ、人の視線にあれこれトラウマのありそうなゆるゆるおっぱい女と、取り付く島も無いマスクドフェイスあたりじゃフラグが立たなくても仕方が無いか。 そう人の事は言えないのが、癪だけれど、出かけるところは色々ある。 仕事だけの人生なんて真っ平だ。 ) まあ、暫くは何事も無く過ぎてほしいけれど。( 暮れに入ってから悲惨な事件が多発し、人が死にすぎた。 本来の業務である戦闘員としての仕事がないのは辟易するが、平和なのはそう悪い事じゃない。 ) [Sun 20 Dec 2009 23:29:26]
ヴィヴィアン@サンタ > ( この街で最も華やかな町並みをくるくると高く結い上げられ、適度に散らされた盛り髪が特徴的な魔女はキャラメルマキアートを傾けている。既にP.W.M.Cの業務を終え、ブリルブラウスのパンツスーツにボルドーのロングコートといった装い―― 足元は勿論ヒールである。 シンプルな装いだが、総額は軽く6桁に乗っている。 エレガントに振舞いつつ、コーヒーの一滴も零さないように細心の注意を払っているのは内緒である。 ) そろそろ勘付かれてるわね―― 変なところに聡いんだから。 ( 足を組みなおし、背凭れに背をゆっくりと預けて ふう、とため息を一つ。 ) [Sun 20 Dec 2009 23:14:46]
お知らせ > ヴィヴィアン@サンタさんが来ました。 『 通りに面したカフェにて。 』 [Sun 20 Dec 2009 22:53:37]
お知らせ > ミツさんが帰りました。 『 ナキアさんも気を付けてーッ。おやすみなさーい! ( 手を振り、駆ける。 )』 [Fri 18 Dec 2009 02:35:02]
お知らせ > ナキア@サンタさんが退室されました。 『 気をつけてお帰りくださいね。 おやすみなさい、好い夢を。 ( 風邪、ひかないように。 )』 [Fri 18 Dec 2009 02:32:56]
ナキア@サンタ > そうですねぇ、来てくれるといいですねー。 …でも、ミツさんのところはきっと大丈夫なのですよ。 ( 来てくれると思うです、と頷いて、 ) あ、すみません寒いところで長々とー…、  私はもう少し。 練習してから帰ることにします。 ( トナカイさんの首あたり撫でて、 ) [Fri 18 Dec 2009 02:32:04]
ナキア@サンタ > ふふ、ミツさんに遊んでもらえたら、よろこびますよぅきっと。 ( はい、と頷いて。 魔女の村なら、名前を出せばきっとあそこの家だよって教えてもらえるとおもう。 ) そうなんですかー? ( 今日は誰にどんな夢をあげてきたんだろうかと、思いつつ。 格好的に彼女さんとかでしょうか )  ぇ あ、 …そーですね、ミツさんを見習って がんばりますー? ( ちょっとドキってした。けど。けど。 お芝居の役柄としてのことだろうって。 へらっと笑って―― でも、頑張るのは がんばろう。ちゃんとサンタとしての夢を与えられるように。こわさないように。 )  今日の格好も、かわいらしいのですよぅ。 ( 照れる貴女に、魔女はにこにこ、頷いて ) ふわふわもふもふー…、 ですね。 ( トナカイさんといい、そういう感触がお好きなんでしょうか。 でもとってもよくわかる。いいですよねぇ、もふもふ。 )   うぇ、 ( ずぃっと踏み込まれて、ちょっと後ろにのけぞり ) …… はぁ、 怒られるですか… ( ぱちン、瞬き。 でもおばぁちゃんですよぅ。 ) みんなに喜んでもらいたいっていうのは けっこうよくばりだと思うですよぅ。 ( なんて、ふふっと笑う ) [Fri 18 Dec 2009 02:30:13]
ミツ >  クリスマスはサンタクロースもいますしねー、本物が来てくれるか楽しみで  ッ、ぅ、しゅン!! ( くしゃみが洩れた。 )  寒くなってきましたねー…、 ワタシはそろそろ帰ろうと思いますがー、ナキアさんはどうしますー?  ( 首を傾げ。 ) [Fri 18 Dec 2009 02:16:17]
ミツ >  ――冬はわんこさんは良いですよね、もふもふでッ。…もふもふでーッ。 ( 大事な事なので二回云いました。ミツの頭の中はもふもふワールドが広がりンぐ。 )  ぜひ、にーッ。  ( こっくり何度も頷いて。ぜひお会いしましょう、遊びましょう とか。おばぁちゃん宣言に抱いた疑問は 笑顔に流された。 )  ……んー、意外に、ですねー。格好さえそうであれば何とかなるもンなんですよー。 ( 妹とか娘とか。本当に求めてる人にはちゃンとするけど、下心満載さんが多い商売。 )  他の誰よりも、ゆめを与えられたらいいンですけどねー。 それは、サンタさんにお任せするしかないよーです。 ( なりきりたい訳じゃなくって夢を与えたいだけ、だから。役者とはちょッと違う。 ぴこッと貴女を指差して、 ね、サンタさん。 なンて楽しげに笑う。 )  ライバルですねー、負けちゃダメ ですよー。  ( らいばる。舞台のことだと思いッぱなし。 )  あは、うン、まあ、たまーに?…ほんのたまーに、ですがー。  ( 照れた様に頬掻いて。 のっとひげが好ましいと、思うのです。 )  ゆめ与え時の稼ぎ時ですからー…。  もふっと埋もれたいです。手触りはもちろん、こうッ、ふわふわでもふもふで…! ( こう!と指わきわき。コトバじゃ表現出来ない程のこだわり。 )  ナキアさん…、は地方村の方でしたかー。ワタシは普通に居住区の辺りなんですけどー。  あ、ありがとうございますーっ。 ( 遊びに行った時はよろしくです、 なんて、 )  … おばぁちゃん…、  ( おばぁちゃんッて、 )  ナキアさんー ッ、  ( ずいッと一歩アナタの前に、 )  本物のおばぁちゃんに、怒られちゃいます よッ。そんな可愛らしい姿なのにーッ  ( おばぁちゃんッて言うのは60歳以上ですよ、とか 考え述べつつ。 )  …ンー、でも考え方は大人と云うかおばぁちゃん…。 欲がないのですねー? ( 浮かべられた笑みに、嘘偽りがないんだなあ、とか実感してしまうわけです。 )  プレゼントは、 好意でもらったプレゼントは、なんでも嬉しいモノですよー。  ( へらッと。 )  [Fri 18 Dec 2009 02:12:28]
ナキア@サンタ > もふもふー…、 そうですね、今は冬毛でもふもふかもです。 ( 使い魔を思い描き、へら、と笑って頷いた。 ) また会う機会があったら遊んであげてください。 ( なンて。 驚く様子にぇへ、と笑う。 ) いやぁ、力量はある気がするですが…、 ( でなければ娘とか妹とか、なりきるのはきっと難しいと思うし ) でも、他のヒトと同じよりー…、というコトなんでしょうか。 ( 普通の役者に興味がないってことは。 貴女の言葉に思わず あ、ハイ、なンて頷いてしまったり。 )  ぁは、ライバルかもですねー。 ( 自分よりほんものっぽいサンタさんとか。らいばる? ) それこそ、貴女はそういうお願いがありそうな気がするですが。 ( 男性から。 だめですか、ひげ。 ) やっぱりオシゴトですかー。 たいへんですねぇ、 ( もふる、という言葉にはふふっと笑って。頷いて同意しよう ) なるほどー…… もふっと埋まりたいんですね。手触りだいじー? ( なんて何気なく。首を傾げて訊きながら、プレゼントリスト脳内メモ。 ) あ、すみません。 私はナキアというのですよう、地方村の方に住んでいるです。 ( そっちの方に来ることがあったらどうぞ、と。 馬車を逃して泊まるトコに困った時でもなんでも。 ) 私、ですか? ( きょと、 )  ンー、おばぁちゃんですから、もらうよりあげることの方が多くて…、 おばぁちゃんは、渡したプレゼントで相手が喜んでくれたら、それがいちばん嬉しいのですよぅ。 ( ぇへら。 ) [Fri 18 Dec 2009 01:58:25]
ミツ >  うわあ、わんこさんですかーッ。もしかしなくても、もふもふですかー? …ンふふ、わんこさんは誰とでも仲良くなれそうなイメージですけどー。トナカイともうまくいきそうな、  ( 怖がりじゃダメですかねぇ、なんて くすくす控えめな笑い声。 )  …確かに、そうですよねー、    はい? ( おばぁちゃん? ッて首傾げて、不思議そうにアナタを見つめ。 )  ふつーの役者には興味なくてッ。 なんていうか、そんな力量もないかなーッとか。 ( へらッと笑う。 お待ちしてます―、なンて冗談めかして告げつつ )  ですよねー。クリスマスの舞台いっぱいあったらライバルですねー?  ( 頑張って下さい、と握り拳ひとつ作ってファイトーなンて。 内心の慌て具合なンて気付かない。 )  …あ、若いオンナノコサンタが好きなのはおにーさんとかおじさまですね、きっと。  ( うんうん頷き、 髭は無しな方向で、と即座に却下。 だって、ほら髭なんて付けたらお笑い系サンタの称号が付けられてしまいそうです、よ。 )  いろいろ、嫌なことが多かったですしねー。…あッ、ミツは当日もいちおうお仕事ですよー。いろいろ、悩んでるンですけどー。 ( うっかり普段使ってる一人称が出た。 )  …トナカイ見付けたらもふりに いきます、 ( 想像して、こう、手がわきわき動く。もふッとしたものは大好きです。 )  …はへ?ほしいもの ――…、 ( うーん、首を少し大きく傾げて、 ) トナカイはそりゃあもうッ。…けど、飼育場所に困るのでー、 ( 撫でられ気持ちよさそう(*に見える)トナカイを見ながら、 ) …… ん ぅ、 ッと。 もふもふした巨大なぬいぐるみは憧れますねー。 ( こーんなの、とか両手大きく広げながら。 )  … ぅえッと、 ( 名前がわからず、少しの間の後、 )  アナタなら 何を願いますー?  ( クリスマスに。 ワタシも教えたンだから教えて下さいよー、なンてそンなノリ。 ) [Fri 18 Dec 2009 01:37:21]
ナキア@サンタ > でもうちにはもうわんこさんがいるので、飼えたとしても仲良くしてくれるかちょっと心配ですけど。 ( 怖がりですからねぇ、と笑う。 どっかで使い魔がくしゅンてしてるかもしれない。い。 )  ん、 おともだちー… は、演技でなくなってくれたら嬉しいですけど。 おばぁちゃんとだと釣り合わないですかねぇ ( なンて、茶目っぽくふふっと。 きっと孫とおばぁちゃんな実年齢。 ) 頑張ってるんですねぇ。 普通の役者さんにはならないですか? ( 続く言葉にちょっと驚いたよにきょと、としてから はにかみつつありがとうございます、と告げよう ) あー、 でも時期的にありそうですねーそんな舞台……  他にも、 ( 貴女の言葉にうんうん、頷いて。思わず呟いた言葉、ちょっと内心慌てつつ最後の言葉を付け足す。 ) いやぁ、子どもさんたちはやっぱり、ふつうのおじぃさんサンタさんのが好きなんじゃないでしょうかー。 おひげ、つけた方がいいですかねぇ? ( かくし、首を傾げ ) 今年は色々あったぶん、盛り上がってるみたいですねぇ。  … トナカイさんもいそうですけど。 ( きぐるみ的な。 あったかそうですね。もふ。 ) クリスマスー…… ンと、ミツ( ちら、と名刺見 )さんは プレゼントとか、何かほしいものってあるですか? ( トナカイ? なンて、傍らのトナカイさん撫でつつ冗談めかし。 ) [Fri 18 Dec 2009 01:22:16]
ミツ > ( 恐る恐る手を伸ばした先にあったのは、良い感じのもふもふ加減。抱きしめたくなる位だけど、ちょっと怖いからそれは止めておく。 )  ですよねー。この角があったら向かうところ敵なし的なー。 …あら、そうなんですねー。 ッ わかります!  ( 欲しくなりますよね、もふもふッ とかすンごい勢いで同意した。 ) ( 一家に一匹トナカイは必需品じゃないでしょうか。…。 )  ( 名刺、受け取ってもらえれば にへーッと若干照れ笑い。 )  はいー、ゆめのお手伝い 夢屋ですー。そうですね、孫とか娘とかもありますよー。 あは、でもアナタの場合はー、お友達とかが妥当線でしょうかねー? ( 首傾げたまま、笑顔のまま。 本当の年齢なんて、見ただけじゃ解らないもん。ミツの中では、貴女はミツとおない歳くらいなイメージ。 )  うー、そうなんですよ、ねー。 今はひとりで、今後増やしていけたらいいなあ、とか…ッ。 あ、興味があったらぜひどうぞー?お客としても、スタッフとしても歓迎します、よー? ( 可愛いしッ、なンて。 )  トナカイを使う舞台とか、だとやっぱクリスマスがテーマですかねー。 …ンふふー、アナタみたいなサンタさんだったら子供は喜びそうです がー。 ( サンタさんのイメージってやっぱりオジイサンッて感じ。 舞台とかお店とか、そこでお仕事してる子かなー なンて。 )  ( トナカイを家畜にッて少し憧れる。一日中もふもふし放題 な。 )  やっぱり一大イベントですからー。お店もパフォーマーさんもサンタさんですよねー。……一人くらいトナカイがいても良いと思うんですがー。  ( きぐるみ的な。 そンなお店があったら衝動でミツは色々買っちゃいそう。 )   [Fri 18 Dec 2009 01:08:10]
ナキア@サンタ > いえいえ、 ( 笑みを返し、 傍らに避けて立てば、貴女とトナカイさんとをのんびり眺めていよう。 ) そうですねぇ、立派な角ですものねー。 いいえー、残念ながら借り物なのですよう。でもなんかこう、ちょっとほしくなっちゃうですよねー ( うん、うん。緩く貴女の言葉に頷く。 可愛くって力持ちなんて。おまけに毛皮ふかふかなんて。 )( それにしても自分でいうのもなんだけれど、言動が全然サンタっぽくないから 場所も相俟ってバレる心配はなさそうだけども、サンタとしてはどうなンだろう。…。 ) ほぇ、 ( 軽く首を傾げ瞬きをして、名刺を受け取り ) 夢、屋?  へぇ…、お年寄りからだと 子どもがいたらいいなぁ、なんていう要望もありそうですねぇ。 ( 自分をふくめ。 でも魔女にはもう子どもたちがたくさんいるから。血は繋がっていなくとも、 ) お一人でやってらっしゃるんですかー?  あ、えぇまぁ そんなようなものです。 ( 問いに こくん、何気なく頷いてみせた。 私たちには珍しいですが、北の方だと家畜ですものねぇ。 )  あ、わ。 ありがとうなのですよぅ、 ( 照れまじり、ちょっとそンな言葉に慌てつつ、 ) もうすぐクリスマスで、こういう格好のヒトも多いですよねぇー。 貴女は…、 当日もお仕事とかですか? [Fri 18 Dec 2009 00:55:29]
ミツ >  やったあーッ。ありがとうございまーすッ。 ( 嬉しそうに、にへッと笑ってトナカイの隣。案外近くで見ると大きいみたい。 おー、とか言いながら、恐る恐る手を伸ばす。 )  トナカイに頭突きとかされたら軽く死ねそうですよねー。…ッと、この子、アナタの子ですかー?  ( お名前は? なンて首を傾げながら。さっきからの会話の流れから、何となく借り物のような気がするけど。 )  あー、ワタシは、…役者、みたいなものですかねー。説明が難しいのですがー…ッ。  ( 人材派遣的な…ッ。 こそそッと名刺なんて差し出そうか。 )  女の方はあまり使わないとは思いますけどもー。 ( なんて、眉下げ へろン。 )  妹が居たら良いな、とか、お姉さんが居たら良いな、とか、そういうご要望にお応えする商売をしておりますー。  ( ぺこン 頭を下げて。 )  … あらー?舞台とか、何かで使うンですかー? トナカイとか珍しいー。 ( 人に馴れた鹿、とか 考える人は凄いと思うのですよ。 )  えへー、ありがとうございまーすッ。アナタも、お疲れ様ですよー。 サンタさん衣装も凝ってますねー。 ( サンタクロースって感じ! なんてマジマジ見よう。 ) [Fri 18 Dec 2009 00:41:33]
ナキア@サンタ > はい、どうぞー。 ( 笑みのまま気軽に頷いて、少し横に避け場を譲ろうか。 一応、気をつけてくださいね、とはいうけれども。 私もトナカイさんたちと会って間もないですし、大丈夫かなぁなんて。のほほん。 そういえばサンタさんのトナカイさんにはお名前があるそうですが、私のソリを引いてくれるこのコたちにもお名前はあるのだろうか ) オシゴト? 売り子さん? それとも役者さんですかー? ( 希望が多い、っていうのはお店の要望か、それかそういう役が多いのかなぁなんて ) 私も今まで見たことなかったので――…、 まずは馴れるところから ですかねぇ、 ( なンてちょっと情けなさそうに肩が下がる。 どっかの国ではトナカイを馴鹿というらしいですけども。 ) 寒い中、お疲れ様ですよぅ。 [Fri 18 Dec 2009 00:31:35]
ミツ > ( れんしゅー、とか聞こえた気がしたから、やっぱりパフォーマーか何かなんだろうと推測。 おんなじ様な格好して、白い袋持って、貴女から一、二歩下がった位置で、ぴたッと止まる。 )  うわあーッ、本物ですかー。ワタシ、本物のトナカイとか見たことなかったんですよねー。もふって良いですか…ッ?  ( 遠慮無しに、キラキラした目を向けつつ。 浮かべられた穏やかな貴女の笑みに、もふる許可を出してくれそうだ、なンて考えつつ。 )  ほへ。  ( 瞬き三回。自分の格好見て、袋見て、ああ!と納得した様に手を叩き、 )  ワタシはオシゴト帰りなんですようー。クリスマスはサンタの格好希望が多くてー、 …アナタ、は練習ですかー?  ( こてり、おんなじ様に首傾げ。 ) [Fri 18 Dec 2009 00:20:00]
ナキア@サンタ > れんしゅーって どうやったらいいんですかねぇ… ( 砂地とはいえ、ここじゃソリは引きにくいだろうか? まだ海岸の砂の方が滑りやすいかもだけど、 ) んー、 ( 海岸って隠れるとこがないのですよぅ。 ココや商業地区みたいにおなじような格好してる人もそういないでしょうし―― 今日はいつもの魔女服ではなくて赤いサンタさんの。 この格好だけなら商業地区でもこの辺りでも見かけるし、紛れるかなぁと )  ふぁ、 ( 思っていれば早速。 振り返った先に、そンな感じのコォトに身を包みそれッぽい白い袋を担いだお嬢さん。 いきなりでちょっと間抜けな声がもれたけど。ど。 ) こんばん はー。 えぇ、たぶんほんものだと思うのですよぅ。 ( ふにゃ、と笑みを浮かべて頷いてみせる。 ) 貴女も何か、練習ですかー? ( こてン、首傾げ。 それとも同業者? とも、ちょっと思ったけど、 ) [Fri 18 Dec 2009 00:13:06]
ミツ > ( なんだかトナカイっぽいのが見えるンですが。ミツの気のせいでしょうか。幻覚でしょうか。 )  これって本物ですかー?  ( そう、いきなり貴女に声を掛けるのは 赤に白ファーのサンタ色調のコートを着た少女。髪を緩く三つ編みにして、手には白い袋を持って、のたりのたり、貴女へ足を進めていく。 )  ( いつものお仕事の帰り道。今日は時間が残ってるから、ちょっと宣伝して帰ろうと寄った空き地にいた、少女とトナカイ。何かの舞台の練習だろうか、なんて。 ) [Fri 18 Dec 2009 00:05:59]
お知らせ > ミツさんが入室されました。 『 うわあ、 』 [Fri 18 Dec 2009 00:01:33]
ナキア@サンタ > 海岸とかだと乙女たちとばったり逢ってしまいそうですしー…、 ( もっと、と鼻先を寄せるトナカイさんに もうおしまいですよぅ、と空手をひらひら振ってみせる。まだあるけど、とりあえず今はオシマイ。今日の練習が終わったらまたあげよう。 )  …… ( 撫でようと手をのばしながら、大きいなぁとしみじみ思う。魔女より大きなトナカイさんは、背中にも乗れてしまえそう。 地方村という土地柄、馬車くらいは御せる――もちろんそういう技能持ちのひとには遠く及ばない腕前だが――けれど ) トナカイとソリは、はじめてなのですよぅ… ( んむー。 ) ( あ、犬ゾリもいいけどちょっとわんこさんたちたいへんだなぁ、と連想に思考がズレつつ ) [Thu 17 Dec 2009 23:52:05]
ナキア@サンタ > ( 人数分、用意してあるのだそうだ。 )  …。 ( もしゃり、もちゃり。 手ずから草を食べるトナカイさんにほわわんと和む。 ) おもちかえ りー… ( しないけど。しないけど。 トナカイさんを家畜化してる地方のひとたちがちょっと羨ましい ) ( 横丁の、少し奥まって静かなあたり。どこかの空き地。 練習場所に悩んで、いっそここならそういうパフォーマンスの練習と誤魔化せるかなぁと。 思って、 ) [Thu 17 Dec 2009 23:39:36]
お知らせ > ナキア@サンタさんが来ました。 『( トナカイとそり。 )』 [Thu 17 Dec 2009 23:26:08]
お知らせ > ヴェロニカさんが帰りました。 [Thu 17 Dec 2009 22:58:50]
ヴェロニカ > (しかしクリスマスか。 うちの面子はそんなに男っ気のある方じゃないから、皆で寮でパーティでもすることになるんだろうか)となると、何かチキンとかでも用意しないといけませんかね? みんな魔女ですけど。(全員で食べるとなると、簡単で安価で量が多いものが良いんだろうけど。シチューとかなら良いだろうか。 まあ、いずれにしてもあと一週間はあるのだし。 その内に良いアイデアが出てくるだろう、と)よ、っと! さって、お仕事頑張りますかっ。 [Thu 17 Dec 2009 22:58:33]
ヴェロニカ > (大道具の入った木箱を2、3個積み上げてから、やはり軽々と担ぎ上げる。 まさか怪腕公も、自分の籠手がこんな使い方をされるとは思いもよらなかっただろう。 引越し、介護、棚卸し、その他諸々の力仕事は、女性揃いのPWMCにあっても比較的ヴェロニカの担当となる事が多い。 そもそも怪力だの鎧だのは、一般的な魔女のイメージとはかけ離れる能力だ。 いくら魔術の類がオンリーワンだといっても、まっとうな魔女としての開業は望めない)お仕事があるだけマシですけどねー、実際。(故に彼女は真面目にせっせと働くのである。 こんなご時勢に自分を雇ってくれたのだし、路上での占い師とかと違ってきちんとお給料も保証されている。 なら、その分はきちんと働くのが真っ当な生き方というものだろう) [Thu 17 Dec 2009 22:46:49]
ヴェロニカ > (どういう理論の元にその方程式が導き出されたかは定かでないが、理解はしかねる。 が、一方でファッションに詳しい辺りは好ましい相手だと思う。 自分はあまり華美な服装はしないけれど興味が無いわけじゃないし、手袋には拘りたいから、相談できるのは嬉しい)ラティも少しはあのテンションの高さを見習えば良いと思うんですが……ああ、でも二人もいたら面倒ですね、アレ(うん、と小さく頷いて一人で納得し、担いでいた背景画を指定された場所に置く。 軽く伸びをして筋肉を解したら、すぐに取って返す。 そういえば、コレって食事代は別途出るんだろうか。 弁当とかは用意されてなかったから、当然自腹でガッツリ食べたのだけれど。 もしアレだったらPWMCの方に必要経費として計上しておこう。 なにせ食費=燃費だ。 おなかがすいたらはたらけないじゃないか) [Thu 17 Dec 2009 22:35:57]
ヴェロニカ > (ラングフォード・プラーベート・ウィッチマシーナリー・カンパニー、即ちPWMCに所属する魔女傭兵ウンエントリッヒことヴェロニカ・フォーグラーは、丸められた舞台の背景画を何本かまとめて軽々と持ち上げながら、さらりとそう答えた)(年の瀬ともなれば何処もかしこも忙しくなり、それは芸能横丁といえども変わらない。 クリスマスや大晦日を狙い打っての公演も増えてくるし、荷物の出し入れその他の量も増え、中小規模の劇団では人手も不足してくる。 というわけで傭兵とは名ばかり、その実は派遣会社と化しているPWMCに依頼が出され、両腕に装着された白銀のガントレットのお陰で馬鹿力を発揮できる彼女が送り込まれたという次第。 無論、性質的な理由もあった筈だ。 「魔女=美しい」という方程式を信条とする同僚などは、こんな力仕事は請けたがらないだろうから)最近は帰りが遅いですけど、何やってるんでしょうかね、彼女。 [Thu 17 Dec 2009 22:21:56]
お知らせ > ヴェロニカさんが入室されました。 『……いえ、仕事ですから。』 [Thu 17 Dec 2009 22:14:03]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『( それとなく何が欲しいかきいてみようか。 …でも、それとなく って、難しい。 )』 [Sat 12 Dec 2009 01:09:21]
イェルク > ( ホントに欲しいものをあげられたらいいのにな。 ) サンタさんは すごいなぁ… ( はふん。息をつきながらてっこてっこと足を動かす。 だってね、いつも私が ほしいなぁって、思ってたのをくれるんだもん。 お手紙送ったりとか、お願いしてみたりとかしているわけじゃないのに。どうしてわかっちゃうんだろ ) ( 前なんて、クリスマスをお父様と一緒に過ごしたいなって思ってたらほんとにそれが叶った。 ―――サンタさん=お父様が、頑張って予定あけてくれたんだとは知らず、 でもお父様も喜んでくれているみたいだった ) [Sat 12 Dec 2009 01:06:03]
イェルク > 手帳 とかー…… 、 ( うーん、 うーん。 )( お父様とかセンセイとかの欲しいものってなんだろう? )  …、 ( いや、センセイはきっと珍しい材料とか本とかがほしいんだ。きっとそうだ ) むー…… っ、 ( それで前、墓場とか見にいったけどその時センセイが欲しいって言ってたのはみつからなくって。結局センセイがどっかから自分で手に入れてた ) センセイがほしいのは わたしはむりー… かもーっ、 ( だってセンセイにも手に入らないものなんだもん。手に入るものだとしたら自分でどうにかしちゃうんだろうし、 )  …、 ( へふって息をついて、肩を落とした ) [Sat 12 Dec 2009 00:55:48]
イェルク > ( その通り、お父様がサンタの正体だとはまだ気づかない ) 今年は 何がいいかなー…。 ( クリスマスプレゼント。 お父様と、センセイと、ニールと、ルカと、 って 指折り数える。 ) ( 何かいい案が思い浮かぶかもって、思ってこうして通りを歩いてるんだけど )  マフラー とか、 てぶくろ とかーっ…、 ( 無難なのしか浮かばないなぁ。 ) んー、 ( もっとこう、身近でいつも使ってもらえるもの って考えると、 ) ペンとか 靴かなー… っ、 ( お父様は、こう。 お仕事のイメェジ的にそんなかんじ。 お父様のお仕事、よく知らないけど。たくさん書類を相手にしてたり、どこか出かけたり。なんだかえらいひとなんだってことはぼんやりと ) [Sat 12 Dec 2009 00:33:13]
イェルク > ( サンタさんはいるんだよ。 ) いるって、お父様 ゆってたもんー、 ( だから、いるんだ。 この街に来るまで、お父様にサンタさんのこと教えてもらうまで、 私のところにサンタさんが来たことはなかったんだけど。 ) 前のとこには いなかったのかなーっ、 ( きっと私がそこにいるんだって 気づかなかったんじゃないかなって、お邸のメイドさんは言ってた。 そうかもしれない。 ひどいとこだったから。 ) … ( でもヴェイトスにはいるんだ。 だってこの街に来てからは、サンタさんくるようになったもん。 )  …、 ( ちらほら、通りで見かける赤と白の衣装。 白いお髭をつけたら、お父様も似合いそう なんて、ふふっと笑った ) [Sat 12 Dec 2009 00:13:23]
イェルク > ( 街中あっちにもこっちにもサンタさんがいる! ってびっくりした。 )   ―― でも 街の中にいるサンタさんは にせもの、なんだよ ねー… っ、 ( ちょっぴりへにょんと残念そうな声音。 でも今でも街でサンタの格好してるひとたちを見ると、もしかしてこの中にほんもののサンタさんが紛れ込んでるんじゃないかな って、ドキドキしてしまう ) だっておんなじ格好してるひといっぱいいる しー … っ、 ( もしいてもわかんないもの。だからもしかしたらいるかもって。 勝手に期待して緊張する ) [Fri 11 Dec 2009 23:57:55]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『( 初めてこの街に来て、サンタさんのことを知った冬は )』 [Fri 11 Dec 2009 23:47:08]
お知らせ > ミツさんが帰りました。 『 ゆめー、ゆめはいかがですかー。 』 [Fri 11 Dec 2009 23:04:14]
ミツ >  ――― ふむー、そうきますか。誰かを雇うというのも手段の一つだとは思うンですけどー。  ( 雇う程のお金がないってところが問題なンです。まだまだ小娘の年齢を抜けていないミツには厳しいンです。 ) ( 因みに曲がり角の影は、石畳に生息する妖精さんでした。本物か、幻覚か、錯覚かは分かりませんが。 )  … 悩んでてもお金は手に入らないですしー、時間の無駄遣いになっちゃいますねー。  ( うんしょ、と掛け声と一緒に箱から腰を上げて。 はー、と背中を数度叩く。年齢が若いのと体内年齢が若いのはイコールで結ばれないらしいです。 )  さて、ご回答ありがとうございましたー。  ( にへ。 妖精さん(仮)に手を振って、大通りの方までのろのろと歩く。 ) [Fri 11 Dec 2009 23:02:35]
ミツ >  ……彼女のレンタル。 ( いいかもしれない。 けど、パプテスの信者さんにとっては神聖な日である訳で。そんな浮かれた商売してたら怒られちゃうかな。 )  それにー、人手不足ですよねー。  ( 彼女なら1時間っていうわけにはいかない。 うーん、首を捻りながら、視線は明後日の方向に。 )  3時間パックとか、そんな感じにしてー…、  ( 朝コースと、昼コースと、夜コース。 3段階に分ければなんと、か…。…。 )  なりませんか、ねー。  ( へふり。溜息も真っ白だ。 ) ( どかン、と放置されてた箱(*おそらくどっかの大道具)に腰を下ろして足を組む。 )  迷いますねー。迷います。 ――そこのあなたー、ご意見をどうぞーっ!  ( ちょっと強気な口調で、びしいっと指を突き刺しつつ、曲がり角の陰にご質問タイム。 ) [Fri 11 Dec 2009 22:48:59]
ミツ >  彼女に妹、メイドに女王様。お客さまのご希望にがんばって答えまーす。 夢屋ー、夢屋を宜しくお願いしまー ふぇくしゅ!  ( ずぴ、と鼻を啜る。いくらお月さまが覗いてるからって寒くないわけじゃないンだよね。 洩らす息は真っ白だ。 )  うー、寒い…さむーい…。  ( 言ってたら更に寒くなった、ような気がする。 )  やっぱり裏通りじゃダメですかねー。人いないし、通りまで声も届かないしー。…でも恥ずかしいンですよ、ねー。  ( のんびり間延びした、少しだけ訛りのある口調でぼんやり。 ふわぁー、と思いっきり「あ」の口で息を吐いて、白くなったのを見ながら 目を細める。 )  …クリスマスの彼女レンタルとかー、  ( 儲かりそうですよねー、なんてごにょり。 ) [Fri 11 Dec 2009 22:35:58]
ミツ > ( 今年は雨が多かったから、お月さまがおそらに顔を出している日は珍しい。 片っぽの手を瞼の上あたりに乗せて、ほぉー、と息を洩らす。 )  絶好のオシゴト日和ー!ってやつ、ですねー。  ( 空から視線を外してガッツポォズ。 ) ( 「ゆめや」と共通語で書かれた掌サイズのちっこい旗を鞄から取り出して、咳払いを一つ。 )  ゆめー、夢はいりませんかー?欲しい人材の早変わりー。夢屋でーす。  ( 営業する気があるのかって問われる位の小さい声で。 通りより一歩裏道に入った、路地裏ともいえるような場所で宣言活動中。 )  ( だって、通りでおっきな声で宣伝するのって恥ずかしいンだもん。 ミツはそこまで恥知らずじゃありませんっと。 ) [Fri 11 Dec 2009 22:25:57]
お知らせ > ミツさんが来ました。 『 晴れた。 』 [Fri 11 Dec 2009 22:17:32]
お知らせ > カイン@サンタさんが帰りました。 [Tue 8 Dec 2009 23:20:02]
カイン@サンタ > (パン、と軽く頬を叩いて、向かう先は――知り合いの劇団だ。 クリスマス公演をするとか何とかで誘われていたが、返事を保留していた。 でも、もう構う物か。 当たって砕けろだ。 テンションに身を任せてみるのも悪くない。 それにきっと、これはそんなに悪い結果にならないんじゃないか、なんて。 そんな事を思うのだ) [Tue 8 Dec 2009 23:20:00]
カイン@サンタ > ……………本当、なんて言うか――うん。(それだけで、また『理由』が一つ増える。 戦う理由。 踏みとどまる理由。 怪物にならない理由、だ。 少なくとも、絶望しないでいられる。 ――サンタクロースは本当にいるんだぜ?)( 今夜もまた自警活動に身を投じるが……近いうちに『飛行』とやらも試してみよう。 嘘か本当か――嘘みたいな本当の話、か?――あの赤い衣服を着ていると空が飛べるんだとか。 ともあれ、気分は浮かれたままだ。 この持て余した感情をどうにかするには――)……よっし、いっちょやってみるか! [Tue 8 Dec 2009 23:08:31]
カイン@サンタ > (降り続ける雨もなんのその、だ。 先日のような豪雨じゃないし、こうしてみる限り芸人も客もいる。 ようは此方の気持ち次第。 雨が暗くて陰隠滅滅としたものだなんて誰が決めたんだ? こんなにも楽しいってのに)(犯罪者を殴り飛ばして、死霊術師と戦って、それでも世の中は変わらない。 人を守ったりできるかもしれないけど、救ったり、笑わせたり、幸せにしたりはできない。 神や天使は信用していない。 ――だけど、こんな世の中にサンタクロースはいるのだ。 現れれば誰だって笑顔になる。絶対無敵、最強の救い手。 ――それが、嬉しくないわけがない。 たった一晩限定とはいえ、自分がそれと同じ存在になれるのだから。 紛い物の正義の味方でも、たった一晩だけは『本物』になれる) [Tue 8 Dec 2009 22:37:43]
カイン@サンタ > ……まったく。参ったな、これは。(仕事が手につかない。 ――と、劇場で一仕事を終えた青年は、芸能横丁の雑踏を歩きながら呟いた。 芸能横丁は一際派手に装飾が施されていることもあって、街全体と比較しても浮ついている雰囲気が漂っている。 元から気分が良い事も手伝って、どうもその気に中てられてしまったらしい。 ただ道を歩いて、笑いあっている人たちや、芸を拾うしている連中を見ているだけで、顔に笑みが浮かんで仕方が無いのだ。 ――今もここで『サンタはいるんだぞ!』と大声で叫びたくなるくらいに。 それをやると契約違反になるだろうし、やらないが) [Tue 8 Dec 2009 22:24:38]
カイン@サンタ > (クリスマスが近いこともあって、街中でもう飾りつけが始まっている。 道行く人々も心なしか浮かれ顔。 ――そして青年も例外ではなかった)(ここのところくらい事件が多かったから? ノー。 確かにクリスマスみたいな明るいイベントは嬉しいが、それだけが理由じゃない)(恋人と一緒に過ごせるから? ノー。 残念ながら、そういった相手は存在しない)(プレゼントがもらえるから? ノー。 プレゼントを貰う立場じゃあない)(考えてもみろ、こんなに嬉しくて幸せなことがあるか? 神も悪魔も好き勝手歩き回り、ろくに人を救おうともしないこんな街で――だけど、サンタはいるんだそうだ。 なんてこった) [Tue 8 Dec 2009 22:12:41]
お知らせ > カイン@サンタさんが来ました。 『 足取りは羽のように軽い。 』 [Tue 8 Dec 2009 22:09:24]
お知らせ > 乾いた風さんが退室されました。 『夜が明けるまで、小屋の周りのみ風が吹き荒れていたとか』 [Sun 6 Dec 2009 02:55:52]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 でも、どうして私がこんな目にあわなくちゃならないんだろう。悲しかった。 』 [Sun 6 Dec 2009 02:53:17]
だいだら > ( どうやら風の神は本格的に怒ったらしい。風が私に向かって集中砲火だ。もう駄目だ、溜まらない。 ) ばーーーーか!! ( 私は最後に罵倒すると、お尻から桶を抜いて駆け足で一座の中に戻っていった。中に入ってしまえばもう風は吹かない。舞い立つ埃もない。そう考えて。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:49:01]
乾いた風 > ( 本当に残念至極ではあるが、罪深過ぎる人の子は神罰による救済も叶わぬようである。  そもそもにして、人の子が神に対し悪句罵言を並べ立てたとして、それに目くじらを立てるような神など居る筈も無い。 改心を信じ、罪を悔いて救われる事を祈るが故に罰を与えるのである。 そう、身の程を知らぬ戯けた愚かな愚鈍な愚昧な卑小且つ矮小で無知蒙昧で無明な人の子が神を語ろうと、余を、二度までも救いの手を差し伸べた差し伸べた慈悲深く聡明で寛大な余を罵ったとて、怒りに任せて報復するなどという事はありえない事だ。 この上は、渇きの風:風力MAXにてデカ目(省略名)の罪深い心根が吹き飛ぶ事を祈るばかりである。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:46:07]
だいだら > うぁー! ( ようやく見えるようになってきたというところで、また狙ったように風が吹いて砂が目に入った。私はよろよろと後ろに下がり、石に躓いて背後に置いてあった桶にお尻がはまってしまった。立とうとするけれど、目を瞑っていなければならないので立てない。 どうやら、風の神は私の言葉に怒ったらしい。 ) なっ、なにするのよー!こんな事で怒るなんて、神様にしては器が小さいにも程があるよ! 私は山の神様なんだ!私が力を付けたら、お前なんか一ひねりなんだからねっ! ( 桶に嵌ったお尻が抜けず、何とかその状態のままうつぶせに転がる。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:26:57]
乾いた風 > ( 人の子というものは、真に、真にもって度し難い存在のようである。 己が罪を悔いるどころか、あろう事か神に弓引くような言動――――ド許せぬ。 もしも余に肉の器があれば物理的神罰(→PPPKP)を降すところであるが、無いものは無いということで却下する。 次点で余の信者たる乙女イドに命じて調伏させるという案もあるが、いかんせん今は居ないので却下である。 ヴァリエーションに欠け、芸が無いだの使い回しだのという批判を受ける恐れはあるが、今一度乾きの風をデカ目玉(仮名)に向かって吹き付けてくれようと思う。 ヒュルリと。) [Sun 6 Dec 2009 02:22:35]
だいだら > ( 目をごしごしと擦るけれど、こういうのは擦って痛みが取れた試しがない。目蓋の上でごろごろする感覚がとても嫌だった。 ) なんなのもう…風の神のばか!吹くんなら海岸で吹いていればいいんだ!こっちは譲って海には行かないよういしてるのに…どうしてここでも吹くの! ( 懺悔と思いきや、突然だいらだは怒り出した。普段理不尽な扱いを受けている分、一人で居るときは随分と強気な発言をするものだ。着物の袖で目を覆い、涙を拭う。 …やっと少しだけ見えてきた。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:12:19]
乾いた風 > ( 人の子というものは、真にもって度し難い存在である。  始終あれやこれやと敵を見繕っては争ってばかり、神である予としては胸を痛めるばかりである。 今日も芸能横丁で人の子らに耳を傾けていた余は、偶々争う人の子らを発見し、これはいけぬと仲裁した訳である。 その甲斐あってか、争っていた人のこの片割れは引き下がり、目が一つしかない方の人の子も、大きな目を押さえて懺悔の涙を流している。 悪因悪果、喧嘩両成敗、今日もまた余の英断によって人の世の平和が一つ守られたようだ。) [Sun 6 Dec 2009 02:09:05]
だいだら > ( こういう時は最後の手段だ。何か突飛な行動をして相手を驚かせて、追い払うんだ。 ) 帰ってくれないと、ここでうんちしちゃうよ! ( この言葉には流石の自警団のお兄さんも驚いたようだ。多少人気の少ない場所にあるとはいえ、いきなり目の前で粗相するというのだから。けれど、私たちは世間様から嫌われ石を投げられるはみ出しものだ。今更何をしたって、誰も驚かない。やれって言うんなら、スートリア像の掌の上にだって粗相しよう。 ) ( 私が着物を捲ってその場にしゃがみ込みいきむと、自警団の人は「わかった、わかった」と言いながら一歩後ろに引いて。また明日来るからなと言い捨てると、背中を向けて立ち去った。 ) ……ふう、危ないところだった。実はさっきしたばっかで全然でないんだよね。 ( ――と、着物の裾を元に戻したところで。 ) ――むぁ! ( 砂埃が舞ってそれが目に入った。瞳が大きい私はそれだけでもう目を開けていられなくなり、涙を流す。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:59:36]
乾いた風 > ( やけに冷たく乾いた風が一陣、揉める二人の間に向かって吹き付ける。 しかも天の高みより。 嫌がらせのように砂埃を舞い上げながら。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:57:24]
お知らせ > 乾いた風さんが入室されました。 『ひゅるり』 [Sun 6 Dec 2009 01:51:59]
だいだら > 帰ってー。帰れー。 ( 私は両手で自警団の人の身体を押すけれど、びくともしない。流石自警団だ、鍛えているのだろうか? ) ぐぬぅ…動かざること山の如し…。 ( 単に私の腕力がないだけかもしれないが。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:49:09]
だいだら > ( こういう時の対応の仕方は大体決まっている。お金を渡して見逃してもらうか、身体を売って見逃してもらうかだ。でも、お金は無いし身体を売るのも嫌だ。第一、私なんかが色仕掛けしたって余計に気味悪そうに見られるだけだし。 ) きょ、今日はもう遅いから帰ってよ。私じゃ難しいことわからないし、座長が帰ってきたら話しておくから。ね?ね? ( しかし自警団の男は中々引き下がらない。なんでも、夜な夜な不気味な声がするということで自警団に通報が入っているらしい。それは、あれだ。芸人仲間の呻き声だ。その多くは腹が減っただの、オシメを取り替えろだの、そういう要求の声なんだけど。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:43:40]
だいだら > ――だ、だからねっ 座長は今居ないの。今バイクツに行ってるんだ。今日はもう帰ってこないから―― ( 幻想一座は市やギルドの許可を得ずに運営しており、建物が建てられている土地も元々はヴェイトス市のものだ。当然、不法何とか罪っていう罪になるんだろう。 私は幻想一座の入り口で、自警団の制服を着た男の人と必死にやり取りをしていた。男の人は終始気味の悪そうな目を私に向けている。本当なら私じゃなく、責任者である座長が応対すべきなんだろうけど―― 今は居ない。バイクツに行ってる。他の芸人仲間は中に居るけど、面倒ごとと見るや全部私に押し付けて「上手く言って追い払うんだよ!」なんて無理難題まで出されていた。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:35:12]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 幻想一座、自警団の人に注意される、の巻 』 [Sun 6 Dec 2009 01:30:48]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 [Mon 30 Nov 2009 02:22:23]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『それ以上の報酬は、無いだろう。』 [Mon 30 Nov 2009 02:20:09]
カイン > ………………。(彼女の言葉に応えることは無かった。 ただ笑みを返すだけだ。 ……でも、自己満足では無い筈だと、そう思うから)――――おやすみ。 貴女が安心して眠れる事を、願ってる。(そして、その為に自分は戦うのだ。――あの光景を見て、腐敗臭に満たされたあの邸で、笑うことはできないけれど。 彼女が、自分の友人や知人達が、顔も見たこともないヴェイトスの住人達が、平和に日々を過ごせるのなら……)(そうして、去り行く馬車に背を向けて、青年は歩き出した。 一連の事件において、彼が唯一受け取った報酬は無い。 ただ――貴女が彼の為に涙を流し、キスを与えてくれたのなら)(そして貴女が安心できるのなら) [Mon 30 Nov 2009 02:19:41]
シャーリー > 貴方は………可哀想な子だ。 (他者の為に己の身を捧げる。ただ他の人の為に生き続ける。それがどれほど辛いことなのかを私は知っているから。雨に紛れて私の目からは涙が零れる。)(神は人に何もしない。だからこその奉仕なのだ。) (私は彼に顔を近付けて唇を重ねようとする。ほんの少し触れ合うだけのフレンチキス。) おやすみ。せめて貴方に良い夢が見られますように。 (私はそう呟くと馬車に乗り込んだ。) [Mon 30 Nov 2009 02:07:49]
カイン > (ただそれでも、絶対に認めてはいけない邪悪というものは存在する。 例えば――あの死霊術師のような……)……無償の奉仕、ね。 ――なら、神は人に対して何をしてくれている?(……生憎と自分は、そんな愛を持てるほどに心が広くは無い。――いや、心が耐えられないのだろう。 こうして戦い始めてみて、よくわかる。 ――実際、こうして疲れ果ててしまっているじゃあないか)(停留所の前で立ち止まり、彼女と視線を交わす)――――――いや、そうじゃあ……無い筈だ。(そして、首を横に振った)……誰かしら……助けられる、かもしれない。 一人でも救えるかもしれない。(今回は、誰も助けられなかった。守れなかった)……一人も助けられない事だってある。 だけど……次回は。次こそはと、そう思うから。(貴女の瞳を真っ直ぐに見て、疲れきった顔だけれど、それでも微かに笑みを浮かべて)――だから、止めない。 [Mon 30 Nov 2009 01:55:10]
シャーリー > (正義の反対は悪なんかじゃない。また別の正義だ。―――――そんなものだ。正義なんて。) それは差別だよ。母が子を愛するのは。人が人を好きになるのは。奴隷が主に媚びへつらい鞭打つのは。何一つこれらの意味は変わらない。愛とはエゴかい?違うよ。愛とは無償の奉仕だ。 (―――――世界には愛が満ち満ちている。ただ人の心にだけ愛がない。そうなってしまったのは、遥か祖先が禁断の果実を食べてエデンを追い出されとしまったから。) ならキミがしているのは自慰かい? (やがて馬車の停留所に辿り着く。私は足を止めるとその青年の輪郭を指で撫ぞるようにする。) 上手くやり方もわからずに…ただそうしないといけないから繰り返す。そんなに酷い物を見てしまう事があるとわかっていても止められない。 (化け物はただじっと貴方を見つめている。――――何もかも知ったかぶりをして。) [Mon 30 Nov 2009 01:43:43]
カイン > (そして当然、人の身で答えが出せるわけもない。 自分が純然たる正義だと宣言できるような人物が、果たして『正義』かというと違う以上、永遠に悩み続ける他に無いのだろう。 ――自警活動なんてものに身を投じてしまった以上は)…………それは愛とは違う。 全てを平等に愛してるって事は、全て平等に『どうでも良い』って事だ。(そして、そうである以上は、人の手でやるしかない。 何もかも、全て。 ――この世に悪徳が蔓延しているのも、神のせいでもなければ、悪魔の仕業でもない。 ……わかりきったこと、か)…………………笑う、か。(――笑えるわけがない。 そう呟く顔には、微かに笑みが浮かんでいた。 あの死体の山を見て。 殺され、犯され、喰われ、弄ばれた死体の山を見て。 尚、笑顔を浮かべる事は……)…………なら、自虐なんだろう。 あんなモノを見て……俺には、笑えない。 笑うには――あんまりにも、性質の悪いジョークだ、アレは……。 [Mon 30 Nov 2009 01:24:04]
シャーリー > (私には迷子を導く標も何もない。)(正しさなんてものは人によって違う。いわゆる正義なんてものを貫いた為にババを引いて馬鹿をみたりする奴もいる。だから私は彼に大して答えを出してあげて救いをもたらす事は出来ない。所詮は怪物。闇夜の眷族が人を照らす事など出来はしない。) 神は全てを愛しているからさ。 (私は迷うことなく答える。) 人も獣も怪物も悪党にも一切のえこひいきも無しにただ平等に愛を注いでいる。だから神は何もしない。奇跡を自らの手で起こしたりはしてくれない。全てを人の手に委ねている。 (――――故に神は無力だ。祈りは嘆きだ。天上におわす神々はそうした人々を眺めて涙を流してそれは雨となって地表に降り注ぐ。) ―――――その結果でキミ自身も笑顔でいられるようにしないと。じゃないとキミがしているのはやっぱり自虐だ。 (――――自分が笑顔でいることが出来ずにどうして他人を笑顔にする事が出来る?なんて。だから私はいつでも笑う。) [Mon 30 Nov 2009 01:16:01]
カイン > …………………………。(その指摘に、答えられなかった。 彼女に対して間違っていると言い張れるだけの自信は、とっくの昔に尽きている。 思えば――あの禍つ日以来、ずっとそうだった。 やるべき事はわかっているつもりだが……それが正しいのかどうか、よくわからないのだから)……俺には、とてもそうとは思えない。 愛しているなら、なんだって――………(あんな行為を看過できるのだ、と。その言葉を呑みこんで)………神は、人を救おうとしない? 死後の救済じゃなく、今、此処で。(矛盾していると、呟いた。 人の手による犯罪を何度も何度も何度も繰り返し目撃してきた。 ――それに抗い続けるつもりではある、けれど)……――――疲れてるんだよ。 俺は……。 本当に……。(達成感など微塵も無い。 ――それでも只管に、続けなければいけないのだ。 恐らくは自分が死ぬまで)(彼女の表情に、微かに笑った)でも、……それでも続けるんだから。多分、俺も好きなんだろうな。 何にでも首を突っ込むのが(それが自虐だというのならば、きっとそうだ) [Mon 30 Nov 2009 00:56:38]
シャーリー > 寂しそうだよ凄く。キミはまるで迷子の幼子みたい。 (何処に向かえばわからず途方に暮れている――――そんな顔をしていた。) ボクも乗せてもらえないなあ。―――――当然。神様はこの世界を愛している。そして世界は愛に満ち満ちている。悲しい程にね。 (笑いながら頷いた。それはこの世界の矛盾を知っている化け物の言葉。存在事態が害を成す害悪種のセリフ。) ――――キミはさ。ひょっとして自虐とか好き?ちなみに私は大好き。何処でもかんでもついついやっちゃうのが悪い癖だ。 (唐突におどけた口調で語り始めるだろう。走りながら舌を出して肩を竦める) [Mon 30 Nov 2009 00:47:01]
カイン > ……そうかな? そうかもしれないが――……でも、別に寒いからじゃあ、無い筈だ。(腕を組みながら、並ぶ速度で人のいない横丁を走っていく)……乗せてもらえるほど、良い者じゃないよ、俺は。 ――神を信じてる?(――何処に行こうか。 そう問われて、青年は一瞬沈黙した。 人の姿が見たくて此処を訪れたのだが――店。飲食店にしろ、他の店にしろ、入りたいとは思えなかった。 食事風景や、何かを陳列している光景は――あの腐臭に満ちた邸を連想させる。 停留所の方へと、短く応えた)…………だとしても、今はそういう気分なんだよ、俺は。(――代償行為。 救えなかった……塵となってしまった少女に対しての) [Mon 30 Nov 2009 00:33:48]
シャーリー > あはは。今のキミの方がよっぽど辛そうだ。だから大人しく着ていなさい。 (たとえ濡れてなかったとしてもノーセンキューと断ってただろう。踊り子の口調はどこまでも軽くて気安い。) そしてノアの方舟に乗るかい?神様の大掃除は本当に大雑把だ。 (そのまま腕を組むようにして走るとしよう。雨宿り出来そうなお店か。それとも馬車の停留所へと向かうか。どうするかい?と首を傾げて尋ねてみよう。) 女の子だなんて恥ずかしいなー。そんなお年はとうに過ぎちゃってるのに。 [Mon 30 Nov 2009 00:23:18]
カイン > 濡れてなけりゃ、上着を貸した所だけど……生憎、これじゃあな。(雨水を吸い込んで重くなったコートは、防寒の役には立たないだろう。 芸人なら体が資本なのは当然の事だろうが、彼女の軽口が嬉しかった)………酷い話だよ。 ――いっそ、何もかも洗い流してくれればサッパリするのかもしれないが………あぁ、と。(腕を掴まれ、立ち上がる。 抵抗するような気力体力は無かったし、抵抗したいとも思っていなかった。 だから、からかうような様子に……わかった、と頷いた)……俺だけならともかく、女の子を雨曝しにはできないものな。(元々それなりに鍛えてはいるものの、魔術を使って強引に<加速>させ続けた反動は重い。 貴女がどれくらいの速さで走るのかにもよるが、同じくらいのスピードにしかならないだろう) [Mon 30 Nov 2009 00:14:59]
シャーリー > (彼のその憔悴しきった様子に私は刹那息を呑み。)(何事もなかったかのように笑顔は変わらない。) 風邪引くほどボクは柔じゃないさ。……さっむーいけどね。――――ま、そゆこと。 (吸血鬼風邪引かなーい。体が頑丈っていうのは素敵な事だ。まあめっちゃ寒いけど。) 残念。お天気さんの機嫌は今日も悪いみたいだ。 (彼に釣られて私も見上げた。空を覆う黒雲は星も月も隠してしまっている。) ―――――― (私は彼の腕を取ろうとする。) 走ろ。こんな雨の中にいるのはおばあちゃんは少し辛い。 (悪戯めいた笑みを吸血鬼は浮かべる。) [Mon 30 Nov 2009 00:05:34]
カイン > (なら、止めるわけにはいかない。 絶対に、止めるわけにはいかない)……うん?(――聞き覚えのある声に、ふと顔を上げる。バシャバシャと水を蹴るような足音。 其方へと視線を向ければ、肌も露な格好で走る女性の姿があった。 先日、やっぱり芸能横丁で出会った彼女だ)(相変わらずの笑顔が、疲れきった心に染みる。 微かに唇を持ち上げて、此方も笑って見せた)……そんな格好をしてる方が、風邪を引きそうに見えるよ。  ――仕事帰り?(その衣装を見る限り、きっとそうなのだろうけれど。 そして視線を再び真上に向ける。 真っ黒い雨雲へ)……やっぱり、雨は当分、止まないみたいだ。 [Sun 29 Nov 2009 23:52:35]
シャーリー > 確かに晴れてたのにぃー! (休日だから人も多かった。客の食い付きも良かった。だから今日は万々歳で終わると思ったのに―――――暗雲立ち込めて雨がザーザー降りだしててんやわんや。結局大した稼ぎもなく寒々しそうな踊り子スタイルのなか路地を駆けてく吸血鬼―――――) ――――――キミは。 (雨に打たれながらベンチにもたれかかる青年に気付き私は足を止める。それはついこないだ出会ったばかりの人。) ボーッとしてると風邪引くぞ青年。 (私はいつもと変わらぬ笑みを貼り付け彼に話し掛ける。) [Sun 29 Nov 2009 23:47:50]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『んもーう!!』 [Sun 29 Nov 2009 23:38:57]
カイン > (――今日だって、何処かで誰かの人生が蹂躙されている。 助けが入るだろうか? きっと、その可能性は低い。 ………………自分が介入しなければ、そのまま何もかも終わっていただろう現場には、幾度も立ち会っている。 あの死霊術師にしろ、自分が館に入るまでは、誰もがその行動を看過していた。――そう、この自分も含めて、だ)…………………。(別に誰に頼まれたわけでもないし、物語の主人公のように“大いなる力”だとかを持ち合わせているわけじゃないけれど。 ただ……こうは思うのだ)(自分が自警行為を続けることで1人救えるかもしれない)(もしもやめれば、その1人を見捨てることになるだろう) [Sun 29 Nov 2009 23:35:39]
カイン > (――あの踊り子は『雨はいつか止む』と言っていた。 本当に止むのだろうか。 あの時……死霊術師を捕らえて館から出た時は、確かに止んでいた。 だが――)……今はまた、降っている。 昨日よりも激しく。(動かない左腕を投げ出したまま、右腕を真上に伸ばし――雨粒を掴むように握り締める。 自分のやっていることに、意味は本当にあったのか? 誰も救えなかった。 死霊術師は捕らえたとしても、自警団やらの判断如何では生きたまま放逐されるかもしれない。そうあって欲しくは無いが、捕らえたのは「怪しげな鉄仮面」だ。 ドラゴンパウダーも、街にはびこる犯罪者も、目玉泥棒も、アクセラレーターも、まだ好き勝手に日々を謳歌している。 ……仮に連中を根こそぎ叩き潰したところで、また新たなアウトローが出てくるだろう)……糞。 [Sun 29 Nov 2009 23:31:05]
カイン > (そして、仇を討ったわけでさえもない。 木乃伊に、死体を弄ばれた少女に、そう話したはずなのに。 食堂で喰われた人々を見た時、そう決意したはずなのに。 土壇場で――踏みとどまってしまった)(……殺すべきだったのではないかと、思う)(自警団に突き出したきり、あの死霊術師がどうなったのかはわからない。 あれは怪物だ。殺してしまうべきだった。 だが――殺せば、同類になるのではないか。 『法』によって裁かれるべきではないのか。 わからない…………本当に、よくわからない)………疲れた、な。(雨曝しのまま、ふと目に付いたベンチに腰を下ろした。 背もたれによりかかり天を見る。 暗黒――分厚い雨雲に覆われた空に、星が光っているわけもない) [Sun 29 Nov 2009 23:20:01]
カイン > (―――――死、だ)(……おぞましいほどに、あの屋敷の中には死が満ち溢れていた。 脳裏にこびりついて離れない。 殺された者、弄ばれた者、喰われた者、犯された者、解体された者、人生を踏み躙られた――それが善人であれ悪人であれ大人であれ子供であれ男であれ女であれ――本当なら、今も自分の人生を歩んでいる筈の人々。 ……何もできなかった。 自分は、何も……何一つとして)(で、あるならば)(こうして、誰もこの区画にいないのも道理か。 自分は誰も救えなかったのだから) [Sun 29 Nov 2009 23:14:20]
カイン > (芸人の姿は無い。 当然、客の姿もなげれば、楽しげな笑みも無い。 人毛の完全に途絶えた芸能横丁。 其処をロングコートを着込んだ青年が、傘も差さずにぼんやりと歩いていた。 傍目に見ても突かれ切っているように見える彼は、実際、本当に疲労困憊の極みに達していた。 ――――昨夜は、あまりにも多くの事を体験しすぎたから) [Sun 29 Nov 2009 23:10:12]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――――豪雨。』 [Sun 29 Nov 2009 23:08:02]
お知らせ > オウルさんが帰りました。 『結局少年は、いつもどんなメロディを吹いたのかは覚えていないのだけど』 [Sat 28 Nov 2009 23:40:20]
オウル > (悲しげで、切なげなメロディで、今度は歩くことなく、少年はその場で立ち止まり笛を吹く。) ……♪ (激しい指の動きなんて全然無くて、ただ気分と直感で音を選んで吹いている。) 〜〜 (そのメロディは、まるで過去を振り返るような、そんな音色である。) 〜〜 (いつものメロディよりも長く、今夜はそのメロディがしばらく、響いている事だろう。) [Sat 28 Nov 2009 23:37:24]
オウル > (明かりを受けて照らされる銀の髪が月明かりの様にもみえる。) …… (メロディが浮かばなくなっては立ち止まり、周りを見れば奇特な人でもいるのか、何人かが少年について歩いてきた様子に少年は少し恥ずかしくなった様子で顔を赤くしていた。) ……いや…その…練習してるだけですから (視線を露骨にそらして、少年を見つめる人たちに言う。 少し休憩した後でまた違うメロディのものが始まる。) 〜〜♪ (そのメロディはいつものものとは少し違うメロディだった。) [Sat 28 Nov 2009 23:23:58]
オウル > (銀髪に金の瞳の少年は、初心者が多い通りを笛を吹きながらゆっくりと歩いていた。 回りを注視するでもなく、ただ笛を吹きたくて、練習用だったはずのその笛はすっかり使われて、なれた物になり少年の手に馴染んでいる。) 〜〜♪ (その音色は、ゆっくりと流れる水の様に何かの曲というのではなく、ただ、少年の気持ちをただ外に出しただけというものだ。) 〜〜♪ (その中に時々混じるにごったような音色が、若干目立つ気もする。) [Sat 28 Nov 2009 23:12:55]
お知らせ > オウルさんが来ました。 『少年は、ゆっくり歩きながら笛を吹く』 [Sat 28 Nov 2009 23:05:59]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 [Sat 28 Nov 2009 00:36:13]
シャーリー > (私もまた手を振り返す。――――もうちょい待つか。それでも止みそうになかったら私も雨の中帰るとしよう。) [Sat 28 Nov 2009 00:35:28]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『――青年は、雨の中へと去って行った。』 [Sat 28 Nov 2009 00:29:01]
カイン > 外れ外れ。そもそもからして、相手がいない。(残念そうな彼女の顔を見て、楽しげに返す。 ――だからこそ、平穏に日々を生きている彼らの人生を踏み躙る輩が、許せないのだ)……………………。 そう願いたいね、本当に。(神を信じる事はできないし、未来が明るいものだと信じることも難しいが。 それでも、そうあって欲しいと思う。 であるならば、行動するしかないのだ。 頷いて)幸運だった、ってのは否定できないね。 ……ありがとう。 頑張るよ。(そしてひらり、と彼女に軽く手を振って――) [Sat 28 Nov 2009 00:28:50]
シャーリー > あらら残念。大外れだったかな。 (笑い飛ばす彼の顔にちぇーっと。―――普通に暮らせる事以上の幸せがこの世界のどこにある?) ―――――― (本当に最近は雨ばかり。私はその寒々しい光景がなんだか寂しくなってくる。) ―――………? (彼は呟いた。) ―――明けない夜はなく晴れない雨はない。 それは自明さ。けど………その最中にいる時はわからないものだよ。 (だから私もまたこうして行きずりの誰かにポロっと自分の本音を漏らす。) それは良かった。ここでボクと出会えてキミはラッキーだったじゃないか。 (ふざけた言葉を口にする。私はいつでもニコニコ笑顔だ。――――なーに、さっき溜め息吐いてたって?細かいこと言わないの!) おう!頑張れ青年。 (親指立てて彼を応援。) [Sat 28 Nov 2009 00:22:19]
カイン > はっは! まあ、デートなら良かったんだろうけどね。 生憎と“仕事”だよ。(図星だったら慌てたかもしれないけれど、そうでないなら笑って流せる。 ――本当、そんな風に、ただの役者として過ごしている方が、まだしも幸福だったかもしれないが)………………。(彼女の冷たい声。それを聞きながら、降り注ぐ雨粒へと視線を向けた。 終わり無く、絶え間なく、何時までも続きそうな雨だ)…………こうやって雨を見てると、さ。(そしてポツリと、呟くように)わからなくなってくるんだよ。 その内に晴れるかもしれない、って事が。 だから――なんだろう。 支えが欲しくなる。 ……芸能横丁だったり、誰かの笑顔だったり、明るく振舞ってる人だったり。(そして首をめぐらせて、舌を出す女性の顔を見、笑った)だから……うん。 ありがとう、と言っておくよ。 明日、頑張れそうだ。 [Sat 28 Nov 2009 00:05:52]
シャーリー > あらそうなの。―――――あ、わかった、ひょっとしておデートだ。 (だからその下見に来たとかって私は勘違い。――――彼の覚悟も何も私は知らないからさ。) 羨むものじゃないよこんなの。信じるというのは盲目であれという事だ。――――私はただ不幸を見ないことを選んだに過ぎない。 (冷たい雨に合わせるかのような冷えた声。――――確信なんて持つものじゃない。信じる者は救われる。独善に酔えるからだ。そしてそれは時に悪人よりも質が悪い。) ――――なんてね。ちょっとカッコつけ過ぎた? (舌を出しておどけた顔。) [Fri 27 Nov 2009 23:59:07]
カイン > ……いや、土曜日に、ちょっと重要な仕事があってさ。 その前に見に来たいな、と思ってたんだよ。 ――そしたら生憎、この天気だった、と。(参ったね、と肩を竦めて見せる。 確かに、仕事を片付けてから見に来るほうが、意欲は沸くのかもしれないが。 見納めかもしれないとも思うのだ。)……羨ましいね、そうして信じられるってのは。 そうあって欲しいし、そうあるべく行動もできるけど――信じるのは、難しいな。(自分の行動に意味はあるのかどうか。確信が持てないのは、常に――そうだ) [Fri 27 Nov 2009 23:36:27]
シャーリー > そう時間が合えばまた日曜にも会えるかもね。私も稼ぎ時だからどっかで踊っていると思うよ。 ―――――何か緊張してる事でもあるのかい? (ちょっとばかしぎこちない笑みになんとなーくそんな事を聞いてみる。) みんな笑える日か。いつかはくるさ。いつかはね。ボクはそう信じているよ。 (胸元の銀のロザリオを祈る形で両手に握り締める。――――そう、いつかは。五世紀ではその時は来なかったけどいつかは。) [Fri 27 Nov 2009 23:32:01]
カイン > ……そうだな。来れると良いな、日曜日に。――その時は晴れることを祈るよ。(“仕事”にかかるのは土曜日の夜。 本当に、その楽観的な予想の通りになれば良いのだけど。 初めての大掛かりな“仕事”である以上、浮かべる笑みは、少しばかりぎこちない)まあ、ね。 でも、誰かが働かなきゃ街は回っていかないからさ。 ――――確かに、皆が笑っているってのは、一番良い事だろうけど。(なかなか、そう上手くは行かないよなぁ、なんて。 思ってしまうのだ) [Fri 27 Nov 2009 23:13:15]
お知らせ > カインさんが来ました。 [Fri 27 Nov 2009 23:09:25]
シャーリー > それは御愁傷様。まあ週末なんかにまた来るといいんじゃないかな。流石にその辺りはみんないるし……その時は雨もきっと降らないって。 (私は彼に対して楽観的な未来予想図を語る。) 毎日がお祭りでもボクは一向に構わないんだけどね。ボク自身の商売繁盛にみんなの笑顔。これはもう文句なしじゃないの。 (クスクスと無邪気に笑いながらそんな冗談を。) [Fri 27 Nov 2009 22:59:50]
カイン > 久々に……今夜くらいは、客として見て回りたかったんだけどね、俺も。 こんな雨じゃあ、やってる芸人もいないものなぁ。(全く参った、と。 明日の事を考えると……正直、これが最期かもしれないのに。 そう思いながら、彼女――何度か横丁で見かけた事があるし、先だって『鉄仮面』として、スラム街で目撃もした――の言葉に頷いた)正直、毎日がお祭り……とまではいかなくても、暗い話を吹き飛ばせるような何かは、欲しいよ。 ここ最近は、本当に酷い事件が多すぎたから。 [Fri 27 Nov 2009 22:45:20]
シャーリー > ボクみたいなしょっぱい踊り子にとっては見に来る人が少なくなるのは死活問題なんだよな。全くこうなると困り果てたとしか言えない。 (お陰で今日も予定していた仕事は中止。まあ路上でやるとなるとこの雨じゃそれは当然か。) ねえ?キミもそう思わない。毎年年末は騒がしいけど、たまには楽しく賑やかな事が起こるのもいいと思うんだよね。 (唐突に前触れなく隣で一緒に雨宿りする青年に話し掛けたりするだろう。) [Fri 27 Nov 2009 22:40:28]
カイン > (などと零すのは、やはり貴女の隣で雨宿りしている青年だった。 ロングコートを着込んだ彼は、苦笑混じりに人気の絶えた通りを眺めている。尚、いつも持ち歩いているシーバッグは傍に無い)……どうにも、妙な事件が続いたからなぁ。 此処まで影響が出てるとは思わなかったけど。(近隣の村で異変がおき、街では蝶が飛び交い、多くの人死にが出た。 事件が解決したらしいとはいえ、気軽に演劇や歌や奇術や曲芸を見に来れる気分には、そう簡単にもどれないのだろう) [Fri 27 Nov 2009 22:30:06]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――参ったな、どうにも。』 [Fri 27 Nov 2009 22:23:35]
シャーリー > (近頃は面白くない話題が続いた事や連日の雨にこの界隈もめっきり人波が少なくなった。) 蝶の騒ぎが治まれば………なんてのは甘い期待だったかなあ。これじゃ食べていけないよほんと。 (踊り子としては一流とは呼べない私にとっては特にだ。世知辛い世の中に普段は吐かない溜め息も出てくるというもの。) [Fri 27 Nov 2009 22:21:49]
シャーリー > 本当に天気ばっかりはどうしようもない。 (踊り子の格好に上着を羽織った青い髪の女が溜め息を吐く。ひとまずは軒先で雨宿りだ。) [Fri 27 Nov 2009 22:12:28]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『やれやれ』 [Fri 27 Nov 2009 22:07:51]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 通りを行き交う人は少ない。事件の余波はこれからだ。 』 [Wed 25 Nov 2009 00:41:04]
エリー > ( 酷い年末だ。 ここ数年まともな年なんて一度として無かったが、これは酷い。 私個人があれこれ仕事を抱えているだけならまだ良い。 ――――私以外の人達が片端から苦しみ悶え死んで行くのをただ何も出来ずに眺めて、そしてわけもわからぬまま全て終わった。 そんな数ヶ月間だった。 ) (       ) ( どうして私が生き残る側なんだろう。 ) ( 覚めたミルクティーを含み、小さく息を吐いた。 ) [Wed 25 Nov 2009 00:36:03]
エリー > ( プロスパンダ。 奴隷ギルドだ。 最近は迷走しているのか、あれこれと企画を立てては存在をアピールしているが。 良いイメージは無い。 奴隷は野放し。 大した教育もしていない。 甘やかした粗悪品を垂れ流している印象だけだ。 暴れたり必要以上に主張をしたりロクに知能もモラルも無いまま値札をつけて。 なにより最低なのは、どうも吸血鬼擁護団体なんじゃないかっていう所だ。 何のために血を売る? 商品に吸血鬼が混ざっているというのは本当か? あの屍怪物に市民権みたいなものを与えて数を増やしてのさばらせて、感染者をそんなに増やして回りたいのか? 家族を吸血鬼にされてみろ。 いや、されたら大喜びで自分も感染するのか。 ) [Wed 25 Nov 2009 00:28:14]
エリー > ( ―――「浪人」は余所の担当だろう。 人間には興味が無い。 モラル論だの人種論だのは教育機関なり役所なりが議論すれば良い事だし、人間が暴れているなら自警団でも傭兵団でも騎士団でも出て行って捩じ伏せると良い。 ) ( 吸血鬼は? 昨今あまり話を聞かない。 それどころではなかったのか。 散々処分されて連中も逃げ隠れが上手くなってきているというのもあるし、最近ではまるで自分達が迫害の被害者であるかのような顔をして人間に媚びて血を「分けて頂く」ようなのも多いらしい。 「血は吸わなくても大丈夫」なんていうのはもう吸血鬼と名乗るのをやめて頂きたい。 別の生物だろう。 ) [Wed 25 Nov 2009 00:11:57]
エリー > ( 昨今の治安の悪化だ。 グールの大量発生だの、疫病紛いの呪いだの。 この手の事件が相次いで、悪い事に今年は降雨量も尋常ではない。 二つ続いた事件の特に何が悪かったといえば――――数多の魔術系、武力系ギルドの乱立するヴェイトス市が結局まるで何一つ、事態の収拾も解明も出来なかったという事だろう。 どちらの事件も気がつけば手遅れで、気がつけばわけもわからないまま事体が終わっていた。 ヴァンパイアハンターズギルドも例外ではない。 ごく稀に露出する吸血鬼の相手だけをしていて成り立つ程暇な組織ではないのだ。 街の衛生や不浄なアンデットへの対策、対応もVHGがある程度担当する部分に含まれている。 今回何をした? 何ができた? 何もしていない。 わけがわからない、お手上げだ、と右往左往していただけだ。 そして百人二百人と人が死んだ。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:58:57]
エリー > ( さて、前置きが長くなった。 私が今こうしているという事は私が出る必要があるから、という話に繋がる。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:40:17]
エリー > ( 役割分担で負担を減らすというのは効率的だが――私はあくまでエリエッタだ。 他の変装人格も然り。 ようするに身体と時間は一つしかないということと、あらゆる能力は元々エリエッタに全て備わっているという事。 ただあれもこれもと散漫になっている物を各々が一点集中で担当しているから効果的だという。 ) ( ポジティブな担当分野ばかりではない。 カミラは叶えられなかった現実への逃避、アダラナは根源にある後ろめたい願望、ジョジョは嫌悪を、リカは失望をそれぞれ担当している。 隔離していると言っても良い。 エリエッタ・嘉村はガス抜きをしなければならない程多く負担を抱えている。 こうする事でもっと端的には―――死を回避している。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:36:21]
エリー > ( 我々・・は多重人格者ではない。 各々がエリエッタ・嘉村であるという自認を持った上で同時に別人としての人格を成立させている。 所謂自己暗示と反復練習によるもので、なにか特別な魔法であるとか異常な精神構造だというわけでもない。 ただ、エリエッタが幼少時から極めて極端な「役に没入する」タイプの演者であるという話だ。 私、マイリの人物像も発生から古く、10年以上エリエッタと共に存在している。 余分な物を徹底的に配して思考する時、エリエッタの自信が損なわれている時、強い意志を必要とする時、私の出番が訪れる。 私は虚像だが、割とそれも気に入っている。 だからこそ達観できるのだし、徹底した俯瞰をする為にはこの環境は好ましい。 なにせ、煩わしい現実の話はエリエッタに押しつければ良いのだから。 私は必要な思考だけしていれば良い。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:21:02]
エリー > ( 25歳、心理学、犯罪心理学者。表情が薄く愛想のない理屈屋。 女性である事を仕事から遠ざける。珈琲でなく紅茶を好む。 それがホストキャラクターであるエリエッタ・嘉村が与えた私、マイリ・ウィニフレッド・イスマスの設定だ。 ついでに言えば、フェアリン系クリスティア人だとも追記しておく。 現在の場所は芸能横丁大通り沿い、エリエッタ行きつけのカフェ窓際席。 テーブルの上にはミルクティーと二冊の本と小さなメモパッド。 店内に客は少ない。 窓から見渡す大通りの様子も概ね同じ。 流行らない店だからではないだろう。 純粋にここ数カ月のヴェイトス市の有り様を示している。 ) ( 外に出る人が減ったのだ。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:09:31]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『マイリ・ウィニフレッド・イスマス (Mhairi Winifred Ismas )』 [Tue 24 Nov 2009 23:02:28]
お知らせ > No nameさんが帰りました。 『ともあれ、今しばらくは傍観を続けよう』 [Sun 22 Nov 2009 23:51:27]
No name > ( 今度、余の信者たる乙女イドに、一つ余を讃える歌でも歌わせてみようか。 相談してみるのも良いかもしれない。 ) [Sun 22 Nov 2009 23:50:56]
No name > ( 神的に見れば、まったく持って非効率極まる事だと思う。 子孫を残して未来を紡ぐと言う生物の本義にはなんら寄与しない行為に血道を上げて何になると言うのだろうか? そんな事にかまける余裕があるなら異性を口説くなり、狩りの修練をするなり、子作りをするなりすれば良いのにとは思う。 ただ、大概文化を築き発展させる者達は、そういう暇人が多いと言うのもまた事実だ。 ) ( 面白い事に、パプテスやスートリア等の大手宗教は音楽を崇拝行動の中に盛り込んでいる。 パプテスでは聖歌隊、スートリアでは声明衆、崇拝対象を賛美する楽曲で宗教儀式を荘厳するのだ。 信者のニーズを信仰に盛り込む事で信者を獲得すると言う柔軟な発想には余も頭が下がる思いだ。 パプテスは嫌いだが [Sun 22 Nov 2009 23:42:12]
No name > ( どうやら人の子は歌を好むものらしい。 こうして見下ろしてみても、そういう者達の姿がちらほらと見受けられる。 ) ( 一人で歌う者、複数人で歌う者、楽器を用いる者、そのスタイルは様々である。 また、曲調・リズム・旋律も多岐に渡り、複数人が同じ楽器を使って主旋律と副旋律を奏でたりもする。 更に、同じ楽器でも弾く手法が複数あるという念の入りようだ。) [Sun 22 Nov 2009 23:23:10]
No name > ( 現在、信者はたった一名。 まさにゼロからの再スタートである。 どん底から這い上がるのに必要なのは、這い上がろうという意思を保ち続ける事だ。 意思とは心の姿勢であり、全ての行動は其れを軸に決定される。 這い上がろうという心の姿勢を保ち続ければ、自ずと行動も這い上がる為の者となっていく訳だ。 ) ( そういう訳で、眼下に犇めく人の子らを観察している訳だが、目下の所とりわけ力を入れて観察しているのが歌を歌う者達である。 [Sun 22 Nov 2009 23:11:05]
No name > ( 傍観、傍らで観るという字面が示すが如く、直接関わりの無い立場から物事を眺めたりする事を言う。  楽を奏でる者、芸事を披露する者、詩や物語を語る者、そう言う者達を眺めて観察する。 そして考える。 ) ( 人が何を考え、何を思い、何を求め、何を頼るのか? 神とは人に頼られる事で存在する者である故に、それらを知る事は大切な事である。 愛の精霊エロス様として公園のベンチの下で過ごした数ヶ月が、その事を切ない程に教えてくれた。 再び神殿(正確にはミコミコ教で言う所の社というものらしいが)を持つに当たり、信者のニーズに対応するべく、世論に耳を傾ける事にした。 [Sun 22 Nov 2009 22:57:14]
お知らせ > No nameさんが入室されました。 『傍観』 [Sun 22 Nov 2009 22:43:13]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『 白 似合うヨッ、 ( 絶対。俺が保証する。 なンて。 リボンもきッと 綺麗な白。 )』 [Fri 20 Nov 2009 01:17:09]
グレーテル > ( 少女の言葉にちょッと罪悪感。 役作りなンて もう随分昔に辞めてしまッたから。格好以外は、全部素だ。足も眼も、包帯には理由が あるし、 )  そッかあ。エルぴょンはせんせー大好きなのネ。  ( 嬉しそうな様子に、そう、思ッて。 )  まだまだー?そッか、じゃあエルぴょンが自信つけたら、おにーちゃンにも見せて欲しいなァ? ( なンて。 首を傾げながら、少女の頬に 触れようか。 )  …ンー、持ッてないからねー。リボン。 でもお揃いかッたら毎日付けるヨ。 ( こう、リボンを通して繋がッてるンだッて思いながら。軽く変態ちッくなのは気の所為だ、うン。 )  ――― そうなン? じゃあ尚更ッ…! ( 俺が選ンであげるヨ、と。 ) ( ふわり、ッと触れた少女の髪は 柔らかくて、表情は緩みッぱなし だ、 ) [Fri 20 Nov 2009 01:15:57]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『 白いのとか はーっ? ( リボンも、きっと一緒に選ぶんだ。 ) 』 [Fri 20 Nov 2009 01:06:58]
イェルク > すごー い、 ( いつも役作り、してるだなんて。 アレ、でもそうするといつも会ってるおにぃちゃんは役に入り込んだ状態なんだろうか。格好だけで言動は素なんだろうか。 ぅーん、とちょっと悩む ) う んっ。 センセイはねー、すごいんだ よーっ。 ( ぇへへ。 嬉しそうにこくり、頷いて )  う、ま、まだまだ だよーっ、 ( ふるふる、首を振る。 感心してもらえたのは気恥ずかしくって、ほっぺがちょっとあつくなる けど、でもぜんぜん。初歩的なものばっかりで ) あ、あれ。 おリボンは あんまりしない、 のー…っ? ( かな。 って、首を傾げた。 あ、でもそうか役作りだから。役の格好以外じゃそういうのはしないのかなって、 )  んー…、 およーふくとか ね、 まだちょっと慣れない からーっ、 ( へな、とちょっと困ったみたいに。 こんな風にちゃんとした服、を着せてもらえるのもお父様に会ってからで。服の名称とか、わからないものいっぱいだし。 ) ほん とーっ? う ん、 じゃぁ、 ( お願いします って。 髪に触れる手に恥ずかしそうにほんの少し顔を下向けながら、 ) [Fri 20 Nov 2009 01:05:57]
グレーテル >  そッ、仮面も包帯もこの格好も役作りー? ( 納得してくれた様子に へらへら笑いながら頷いて。 )  先生ッて凄いンだネー。 …ン、エルぴょンはー? ( 言葉を、待ッて、 )  ン ? ( 想像してンのッていッたら やッぱ金だとかそンな物だけど、 ) ( 紡がれてく 出来るもの、に瞬き 一つ、 )  へえーッ、エルぴょンも結構色ンなもの作れンのネ? ( 素直に感心。料理とか、糸、布、蜂蜜、中和剤その他諸々 己にはなァンにも作れンし。 )( 硝子、作れる様になッたら 見せてくれると 嬉しい。他のものも、機会があるのなら。 )  …うン、そうだね――  …… ッて、リボン…!? ( 初体験だ。リボン。いッつも普通に結ぶし。 あァけれど、少女とお揃いなら嬉々として買うンだろうと思う。 )  えー?似合うと思うけどー? …分不相応ッて そンな事無いヨ? オンナノコは宝石なンだから さー、 ( 云いながら、少女の赤い髪に触れようと 手を伸ばす。 ) ( 自信が無いのか、謙虚なのか、 そンな様子に 少し くすくす、と笑い声を零し、 )  ンじゃー、俺がエルぴょンに似合うもン 見付けたげるヨ。 自分の眼で見えないもンがあるかもだしー?  [Fri 20 Nov 2009 00:55:46]
イェルク > そうなん だーっ。 ( ふーん、てちょっと感心したように。単純に納得する。 ) ( 心の中のツッコミには気付かないまま、 )  そうだ、ねーっ。 でもセンセイのはまだわかんないのも多いんだけど、 わたし? わたし はー… ( ぅうー ん。 )( 思い浮かべて、 もご り。 少し躊躇う ) た、たぶん おにぃちゃんが思ってるみたいのは作れない よ。 お菓子とかお料理とか、糸とか布とかー…、 ( そういうのも、錬金術のうちで、 ) 蜂蜜とか、お茶葉とか、 あと、蒸留水とか中和剤とか 火薬、とかーっ? ( 最近は硝子とかも教えてもらってるけど。まだ一人じゃ作れない ) う んっ。 リボン とか、 なん か、一緒の みつけられたらいい ねーっ。 ( おにぃちゃんの髪、長いし。 キレェな色だなぁってへらり、見つめて顔が緩む ) そ、そうか なーっ? ん、んー… 好きじゃないわけじゃない けど、 かわいいの はー…っ、 に、似合わないし、ぶんふそうおう で、 ( あんまり選ばない、って。 もごもご、もじもじ。 )( お邸とかお嬢様とか、似合わないんだ。元々の私には。 メイドさんとかニールとかが、お嬢様って呼ぶの凄い申し訳ない気持ち。 お父様が知り合いの錬金術師――センセイのとこに私を預けたのは、そういう居心地の悪さを見抜いてのこともあるんだろう ) [Fri 20 Nov 2009 00:41:30]
グレーテル > ( 照れる仕草も可愛いし、 全てに癒される。でれッとした表情になるのは 仕方が無い。 )  ン、 そう。足の包帯みたいな ネ。…役作りー? ( 首傾げながら。なンの役作りッて聞かれたらアレだが。 )  ……うン、 ( 癒しはエルぴょン含むだよ、と心ン中でつッこンでおこう。口にする勇気は今ンとこ無い。 )  お手伝いしながら学ンで行けば良いンじゃない?エルぴょンはどンなの作ッてンのー? ( ちょッとした好奇心。 ) ( アンマン、熱くッてもあンま気にならないだけだ。 少女のそンな些細な仕草が、人間らしくて 可愛い。 )  ンー、そう。エルぴょンのッ。 俺はー… じゃァ良いのがあッたらネ。 ( なンて、へらり笑う。オンナノコ同士だッたら お揃い―とか出来たンだろうか。想像が付かない が、 )  そそッ、こう レースとかフリルとか?今みたいな服も可愛いと思うけどー、そういうのも似合うンじゃないかなーッてネ? ( お邸とかお父様とか、ハンカチで手を拭う仕草とか、 己とは別世界のお嬢さンみたいだ。 ) エルぴょンはあンま好きじゃないー? ( ふわふわでふりふり。 )  [Fri 20 Nov 2009 00:28:34]
イェルク > あ、あれー っ? ? ( 反応するとこそこなんだ。だ。 可愛いって言われたらもじもぢ照れちゃう、けど、 )  そうな のーっ? 足の包帯、みたいなー… っ? ( カンジで、仮装めいたものなのかな、なんて。 大丈夫なら、ほっと一息。 )  う ん、あったかいのいいよ ねーっ。 ( この季節は。 あったかいのとかもふもふしたのとか、癒される。 ) そー、かなぁ? でもね、センセイのお手伝いばっかりだから、自分でもっと出来るようにならないとーっ、 ( そう思ってるけど、中々。 構想中のものもいい案が浮かばなくって止まったまんま ) ( 食べ方は、単にもたもたしてるんだ。あんことか指について、あつ、っていいながらぱくって食べたり。おにぃちゃんみたいに綺麗に食べられないから、 )  ぇ、あ、わ、わたし のーっ? ( ようやく食べきれば、ハンカチで軽く手を拭いて、 ) おにぃちゃんのじゃ ないのーっ? ( 似合う、と思うんだけどなーっ。 ) ふ、ふり ふりー? …ぇと、お邸だと、お父様がくれたのとか、 ある けどー…っ、 ( ちょっと首を竦めて、様子を窺うみたいにちらっと見上げつつ。 ハンカチを畳みなおしてしまおう。 )( 自分で、だとそういうのあんまり買わない。地味なのばっかり選んでしまう ) [Fri 20 Nov 2009 00:15:00]
グレーテル > ( 兄妹に見られたらかなり嬉しい。恋人なら更に…ッ。 なンて、淡い期待。 )  ン?あァ、これはねー、………、 ( 答え掛けて、 ) おめめッて…!エルぴょンちょう可愛い…ッ! ( そンな台詞に移行。おめめとか、少女じゃなきゃ似合わない。己が云ッたとこで気持ち悪いだけだ。 )  眼は気にしないでだいじょーぶだヨ?心配ありがと。 ( 優しいのネ、なンて 少女とは反対に嬉しそうに 笑う。 )  ―― 癒されンねー、 ( 美味しい物を可愛いオンナノコと食べる なンて。贅沢だ。 )  ン、偉いなァ。俺よりお仕事してるンじゃない? ( どういたしまして、 ッて付け足して。 )  …、 ( 食べ方とか、可愛いなあ なンて じいッと観察。既に己は食べきッた。 )  うン、そ。俺も。 エルぴょンの一緒に選びたいなァ? ( なンて、 )  ……、 ( ぽつり、ッと聞こえた言葉には 苦笑。 ) 俺がエルぴょンより似合う訳ないッしょー。 ( 普段は女の恰好してるけど。だッて趣味だし。けど やッぱ 愛らしさとか可愛らしさとか そういうのは少女には敵う筈も無い。 )  ねー、エルぴょン。こう、ふりふりーッとした服とかッて着ないのー? ( 可愛らしいメイド服的な。的な。 ) [Fri 20 Nov 2009 00:02:21]
イェルク > ( おにぃちゃん て呼んでるから、兄妹とか、 …おにぃちゃんのがかわいいから みえない、かなーっ? ) じゃぁ、じゃぁ おめめ どうした、 のーっ? ( 包帯で覆われてる片目。 心配そうに見つめて、 )  ふふ ふー。 ( 私が作ったンじゃないんだけど。 美味しいって言われたら、なんだか嬉しくなってしまう。喜んでもらえてよかった って、 ) ぅ ん、 がんばった よーっ。 ( いっつも、緊張しちゃうんだけど。 ありがとう、ってくすぐったそうに笑い )  … ( むくもく、お口の中をからっぽにする 間。 )  … おにぃちゃん もーっ? ( でも、おんなのこのふくやさんだよ、って 言いかけて、 ) … わたしより 似合い、そー… ( ぽつり。 ぽそり。 ) [Thu 19 Nov 2009 23:50:44]
グレーテル > ( 父親ッて言うには貫録も何もかも足りないンだろうけど。外見がもッと男らしかッたら、誘拐犯に間違えられそうで危なかッたかも知れない。 )  ほンとーッ。 ( ぽふッと頭撫ぜながら、見上げられた視線を 見下ろして、にへッと笑う。 )( 風邪とか 引いてても格好悪くて言えないンだろうけど。きッと次回逢う時は仮面が別の仮面に交代されてる。 )  いッただッきまーす。 ( もふッとあンまン一口。 )  … 、 ( 口の中に ほンわりした甘さと、熱さが伝わる。 ) ン、うまいッ。こンなの久し振りに食ッたかも。 ( ちょッと熱いけど。寒い時期には丁度良いと思う。 )  お遣いかあ、ごくろーさま。  ( えらーい、なンて子供扱い。次いで、周囲に向けられる少女の視線に 僅か、小首を傾げて、 )  ( お洋服、 )  ( ばッちり聞こえた。 )  よッし、じゃァ俺も一緒に行こうかなあ。良いー? ( へらへら軽い笑み。一緒に選ぶ気満々だけれど。 ふわふわのふりふりとか着せる気満々だけれ どッ。 ) [Thu 19 Nov 2009 23:43:27]
イェルク > ( 眦を下げて微笑む、穏やかなお父様の笑みと似て けれどそれよりずっと可愛らしい笑みにみえた。 ) ほん とー っ? ( ちら、と見上げて。 撫でられつつ。 風邪とかひいてても、誤魔化しそうな気がして。 仮面さんはお留守番どころかたいへんなことになってるって、知ったらきっとあわわとなるンだろうけど )  ぅ ん、 ( おいしいよ、 って。 目を細めて笑みを深め、こくこく頷いた。 ) そっかぁ。 私はねー、センセイのおつかい と、あとー…、 ( きょ、ろ。 周囲に軽く視線向け ) お洋服とかね、ほしいな って、 ( 思ってたんだけど、と。 もしょもしょ。 誤魔化すみたいに ぱくん、両手で持ったあんまんに口をつける ) [Thu 19 Nov 2009 23:34:53]
グレーテル > ( あァ、やッぱ可愛いなあ、なンて 少女の照れ笑いに にへーッと頬が緩ンで。愛しくて堪らない愛娘とかに久方振りにあッた父親の様な、でれッとした顔。 ) うン、そう。――― 俺?まァ濡れたは濡れた けど、 ( 心配いらないよー、ッて少女の頭をぽすぽすと撫ぜようか。今朝の雨よりずッと前の豪雨ン時に濡れッぱなしで放置していた其れは、なンだか奇妙な緑色が生えて来て、もう使いもンにならず。 )  ( あんまん ふたつ、 )  ( そンな、 なンて事ない言葉が嬉しい。 ) お、ありがとーッ。 ( ほこッと白い湯気を出す其れは、見るからにあッたかそうで。少女から受け取ッて、同じ様に にへッと笑う。 ) 今日は寒いからこういうの良いネー。ありがと、エルぴょン。 ( 冷えた両手温めるよに、両手で持ち、 ) ―― いンやー?お仕事ないから、ぶらぶらッとね−。エルぴょンは? [Thu 19 Nov 2009 23:27:49]
イェルク > … ぇへへ、 ( おんなじいろだ っていうのと、やっぱりおにぃちゃんだった、 っていう安心感とで。 ちょっと照れ笑い。 ) 濡れちゃった の?  … おにーちゃん はー っ? ( 濡れなかった かな。 風邪とか大丈夫かな、ってへなり眉を寄せて。 今朝方、酷い雨が降ってたからそのせいなんだろうか。おうち出る前は晴れてたおそらは、今はもくもくくも だ。 ) う んっ、 ( こくん。 頷いて ) あま ぃー、 … じゃぁ、あんまん ふたつーっ。 ( 今日はなんだか一緒がいい 気分。 屋台のおじさんにお金を払って、両手でひとつずつ受け取って、 ) は いっ。 ( にへ、と笑みを浮かべながら 右手に持った方、アナタにさしだそう。 冷やされつめたくなった手に、あたたかなあんまんはちょっとあつい。 ) おしごとの かえりー? [Thu 19 Nov 2009 23:19:05]
グレーテル >  ン 、 ( 別にずッと見てくれていても良いンだけれど。マジマジと見られンはちょッち恥ずかしい。 にしッと悪戯ッこく笑う頬も僅かに朱色。同じ、色。 少女のが、ずッと愛らしい けど。 )  いンや、大丈夫ヨ?覚えててくれて良かッた。 おにーちゃンです。 ( お兄ちゃンッて呼び名もなンか久し振り。コインに縁があるのか、コインが引き合わせてくれるのか。後者を熱烈希望しつつ、 )  ンー、そう。濡れたまま放置してたからか解ンないンだけど、ちょーッと汚れちゃッてね。 ( お留守番ヨー、なンて。ちょッと幼い少女の口調とか声とか、其れがやッぱ可愛らしくて、にへにへッと。いつもは仮面が隠してくれる筈の情けない顔が隠れな い、 )  おまんじゅー? ( 少女につられた様に屋台向き直ッて、 )  甘い方かな―? くれンのッ? ( 嬉しそうに、声が跳ねた。 ) [Thu 19 Nov 2009 23:07:28]
イェルク > う ぇ、 ( 指摘されてようやく、ようやく、自分が相手の顔をじー ッと見つめてることに気がついた。ぱちぱち、瞬きと共に目元にうっすらと朱 ) ご、ごごごめんな さ、 あの、 ぅん、 ( こくこくこく。 言葉につまったかわり、何度も何度も、頷いて ) おにぃ ちゃん、 ( だ。 ) ( 仮面のない顔を見るのははじめて、で。 不思議なかんじ。 コインはやっぱり、私よりおにぃちゃんが好きなんだ。 ) きょうは 仮面はおるすばん なのーっ? ( こてン、首を傾げ。 おにぃちゃん のはずなのに、私より随分可愛らしい、整った顔立ちのせいもあるんだろう。おにぃちゃんかどうか、ちょっと迷ったのは ) あ、 おにぃちゃんは おまんじゅう いるーっ? ( にくまん あんまん ) ( どっちがいい? って屋台に向き直って、 ) [Thu 19 Nov 2009 22:58:27]
グレーテル > ( ぱちり、瞬き。した後は、何時も通りの へらッとした軽い笑み。 ) どういたしましてー? ( とン、と彼女の手に硬貨を乗ッけて、 ) ( ちょう見られてる。 ) ―――エルぴょン、そンなマジマジ見られッと、流石の俺も照れるかもー? ( なンて、ケラケラ笑いながら。そういえば仮面無く逢ッたのは初めて、だッたか。彼女に見られて漸くその事に気が付いた。 ) 俺ン事覚えてるー?グレーテル、 ( 自分の事指差しながら、小首かくーン。覚えていてくれたら嬉しいなあ、なンて。なンて。 落ちた硬貨拾うとか、何かデジャヴ。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:46:13]
イェルク > わ っ、 ( それに気付くのは、反応できるのは いつも転がりはじめてからで、 ) ( 落ちてる途中で気付くとか、掴むとか。 出来ちゃうヒトはほんと尊敬する。 感覚はきっと、全部錬金術の方にいっちゃってるんだ。 …でもそっちもちゃんとできてるとは言い難いんだけど。どーっ。 )   あ ? ( おんなじおと。 けど、響きの違うおと。 ) ( 私が振り向いて屈むのより早く、当たり前のように硬貨を拾い上げてくれる白いキレェな手 ) ぁ れ、 ( きょと ン。 )( ウィンクするアナタに、こちらは両目でぱちッと瞬いて ) あ、 ありが とー っ、 ( 両手を差し出して、拾ってくれたコイン 受け取ろう。 思わずマジマジと顔を見るのは、失礼だってわかってるけど、でも ) ( 仮面の無い状態で出会うのは初めてだから。 目の前の”彼女”が、ホントに彼なら、の話だけど。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:40:37]
> ( そンな男の声が、君の後ろから。 ) 落ちたよォ、お嬢ちゃン。だいじょーぶ? ( なンて、へらりと緩い笑顔向けながら、拾ッた硬貨を 少女へと差し出す。 ) ( 顔半分に包帯巻き付けた少女風貌は、彼女を見遣れば ぱちり、と片目だけで瞬きをするンだろう。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:33:14]
お知らせ > さんが入室されました。 『  あ、  』 [Thu 19 Nov 2009 22:29:19]
イェルク > ( ててて、と屋台に近付けばおじさんの陽気な声。 ほこほこ、あったかそうな色に顔が緩む。 お空の雲とか、口から漏れる吐息は おンなじ色でも寒そうなのに。 もふもふ立ち上る湯気があたたかに見えるのはちょっと不思議 )  ん、 と、 ( にくまん と、 あんまん と。 )  んー…、 ( どっちにしよう、って きょろきょろ。 視線がいったり、きたり。 前はニールが一緒だったから、いっこずつ買ってはんぶんこ できたンだけどなぁ。 ) ( とりあえず、どッちも値段は一緒だからお金を用意しておこう と、思って )  え ぁ、 ( お店の方向きながら出したせいかな。寒くて指が動き難いせいかな。 指をすりぬけて、ちゃりンと石畳を硬貨が跳ねる音。それに気付いた時にはもう、コインはころころ、お約束に転がっていく ) [Thu 19 Nov 2009 22:23:14]
イェルク > すごい なぁ… っ ( プロ意識、ってヤツなんだろうか。それとも見た目ほど寒くないのかなぁ? 踊ってたらあったまる、とか )  … ふ、 ( 頬を掠める風に小さく眉を寄せ、目を細めた。私はダメだ。寒いの苦手。白いローブの、ウロボロスの留め金あたりをきゅっと握った ) ( 蝶々が消えて、このあたりも活気を取り戻し始めてる、みたい。 ほわほわ、あたたかそうな灯りの色がそこら中に掲げられて )   ぁ、 ( もふ、もく。 )( 立ち上る白い湯気に、足が止まる。 前に、ニールと半分コしたふかし饅頭―― にくまん だ。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:12:32]
イェルク > ( ぺッこん。 御挨拶したら今日のお使いはおわり。 軽くなってくたんと首を下げたうさぎさんのリュック、肩に掛かった紐に指を入れて背負いなおす ) ( テントの幕を抜けて裏道から出れば賑やかな表通り。 どこかから歌い手か踊り子の鳴らす鈴の音がしゃんしゃんと響いてくる )  う ぅ、 ( ぴぅと吹く風に首を竦ませた。ふるり、無意識に体に走る震え。 人垣の間からふと見えた踊り子さんは寒そうに見えるのに、楽しそうに踊ってる。 ) [Thu 19 Nov 2009 21:59:07]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『 ありがとーございまし たーっ。 』 [Thu 19 Nov 2009 21:47:42]
お知らせ > ナーサリーライムさんが退室されました。 『(にっこりと微笑しながら、深々と一礼。 お捻りの量も、拍手に伴っていれば尚良かった、けど)』 [Tue 17 Nov 2009 22:25:44]
ナーサリーライム > ──♪ (謳い終わりと同時に、漣のように拍手が広がった。) [Tue 17 Nov 2009 22:24:40]
ナーサリーライム > (ト短調の遁走曲。 バロック調の音曲を謳う様は一種荘厳で──) [Tue 17 Nov 2009 22:24:10]
ナーサリーライム > Veris leta facies mends propinatur hiemalis acies victa iam fugatur, [Tue 17 Nov 2009 22:20:52]
ナーサリーライム > et iocundis imperat deus puerrilis.♪ (リズムを刻み、音韻を踏む。) [Tue 17 Nov 2009 22:19:03]
ナーサリーライム > ad amorem properat animus herilis ── (歌声に、足を止める人々に、微笑みを向けて──) [Tue 17 Nov 2009 22:18:26]
ナーサリーライム > novo mundo reserat facies Aprilis. (一人の謳い手で、ハーモニーを作れる。それが彼女──ナーサリーライムの歌だ。) [Tue 17 Nov 2009 22:17:50]
ナーサリーライム > ──Omnia Sol temperat purus et subtilis.  (高音域と、低音域。) [Tue 17 Nov 2009 22:17:06]
お知らせ > ナーサリーライムさんが入室されました。 『真新しいドレスの裾を気にしながら──』 [Tue 17 Nov 2009 22:12:44]
お知らせ > だいだらさんが帰りました。 『 さて、そろそろ一座に戻ろうか。 』 [Sat 14 Nov 2009 22:52:51]
だいだら > ( 見ればあちこちに色んなビラが貼られている。私はそれをべりりと剥がし、片手に持って歩く。そして、貼られているビラをいかに破らないように綺麗に剥がすかに情熱を注ぐのだ。二枚重ねて貼り付けられている奴は特に難易度が高く、慎重にやらなくてはならない。 ) ( そうしている内に手に10枚近くの剥がされたビラが溜まった。これで一座の隙間風はあらかた塞ぐことが出来るだろう。 ) ……でも、これは貼らないでしまっておこうかな。 ( その中の一枚に、やらしい格好をした女の人が描いてあるのがあったのだ。こういうの見ると、どきどきしない? ) [Sat 14 Nov 2009 22:48:21]
だいだら > ( ――ふと、私は立ち止まる。ちらりと見上げた建物の壁に、どこかの劇団のちらしが貼り付けてあるのを見つけたのだ。他所の劇とかちゃんと観てみたいけど、こういう顔をしているから中々客に混じれない。でも、立ち止まったのはその劇団の劇に興味を惹かれたからではない。そもそも字が読めないので、何が書いてあるかわからないし。ただ漠然と劇団のちらしなんだなあと思っただけで。 ) よいしょー。 ( 背伸びをすると、そのちらしをはがした。 ) これ、一座の建物の隙間風を塞ぐのにいいんだよね。紙代もバカにならないし。 ( 劇団の人に見られたら叱られそうなことをしていた。 ) [Sat 14 Nov 2009 22:43:03]
だいだら > ( 私はこの寒さに対抗する為にちゃんちゃんこを羽織っている。家の中だと結構暖かいんだけど、外に出るとやっぱり寒い。それでも薄い着物一枚で出歩くよりはずっとましだけど。 ) これからもっと寒くなるのかな…。こっちの冬って、どうなんだろう。きっと寒いんだろうな。どうしてわざわざ冷たくするのかしら?人も動物も寒いのは嫌だって言ってるのに、北風の神様は聞いてくれないんだから。 ( ちょっと身勝手だよね、きっと末っ子だ。 ) [Sat 14 Nov 2009 22:35:51]
だいだら > ( 歩くと言っても、人の多い大通りは歩かない。一本横にそれた狭くて暗い通りの方を歩くのだ。ひらひらと辺りを飛んでいた蝶も、この寒さには敵わなかったみたい。ある日目を様醒ましたら、蝶は居なくなっていた。黒い染みが浮かんで大騒ぎしていた座長も今日退院して一座に戻ってきたのだ。嬉しそうな座長の表情と、露骨に舌打ちをする仲間たちの温度差が見ていて愉しかった。座長はそんな態度なんて気にしないし、仲間も追い出そうとしないあたり彼らの関係はそれなりに上手くいっているのかもしれないが。 ) ……ぴんくのお姉さんも、治ってると良いな…。 ( 私はそう呟いて息を吐いた。あ、白い。 ) [Sat 14 Nov 2009 22:30:34]
お知らせ > だいだらさんが来ました。 『 横丁を歩く。 』 [Sat 14 Nov 2009 22:25:42]
お知らせ > ナーサリーライムさんが帰りました。 『(久しぶりに、それなりのおひねりにありつけたという。)』 [Sun 8 Nov 2009 01:34:17]
ナーサリーライム > 雨に濡れた 君のすぐそばに 天使がいた 物語を──♪ (静かに流れる伴奏に、併せて綴る──細く、切ない歌声。 漣のように拍手が広がって──) [Sun 8 Nov 2009 01:33:58]
ナーサリーライム > 風の中で 息を止め見てた 永遠より 長い夏を──だからNever forget♪ [Sun 8 Nov 2009 01:32:52]
ナーサリーライム > I'm proud (び──と真っ直ぐ人差し指を突き付ける。 観衆、一座の全員の目を見るように──) [Sun 8 Nov 2009 01:32:17]
ナーサリーライム > 夢だけが 武器の Warriors♪ (大きく手を、振り薙いで。 剣で断ち切るように) [Sun 8 Nov 2009 01:30:31]
ナーサリーライム > 青い傷痕 情熱の記憶── (ステップを刻み、右に二歩、ゆっくりと歩いて──) [Sun 8 Nov 2009 01:29:03]
ナーサリーライム > 胸に注げば 優しく透ける (集めたそれを、重ねて、胸に抱きとめる仕草──かくん、と。 一座を見渡せば、首をかしげて) [Sun 8 Nov 2009 01:28:06]
ナーサリーライム > ──月の雫を 手のひらに集め (手を翳し、降って来る何かを受け止めるように──) [Sun 8 Nov 2009 01:27:05]
ナーサリーライム > (アカペラで一度謳い、伴奏をお願いする。 二度程、軽く練習に流し──) …では、お願いします。 (ぺこり、会釈して…) [Sun 8 Nov 2009 01:26:11]
お知らせ > ナーサリーライムさんが来ました。 『(楽師さんと相談しながら)』 [Sun 8 Nov 2009 01:25:05]
お知らせ > スピカさんが退室されました。 『( 何も知らぬフリで すぐ横を通り過ぎた。 )』 [Sat 7 Nov 2009 21:51:45]
スピカ >   ………、  (さァ如何しよう、と少し悩んだ 結果、) [Sat 7 Nov 2009 21:51:13]
スピカ > …… コイン? (銀貨や銅貨では無く子供が遊びで使う様な少しこじゃれたコイン。)  …、  (辺りを見渡しても、別に其れを探している様な姿は視界に入らない。拾い上げたコインを指先で弄り、小さく溜息を吐いて、)  …役にも立たない玩具なンて要らないンですけどね。  (こンな玩具を拾い上げるなら死に掛けの動物の方が未だ楽しめる。指でコインを飛ばす様に弾けば、其れは面白い位弧を描いて飛んで、)   ……あ、  (全然知らない赤の他人の頭に直撃した。) [Sat 7 Nov 2009 21:48:32]
スピカ > (見遣れば黒い男がひとり、自警団の制服を纏った2人に取り押さえられていた。――其の傍には腕から血を流して怯えている踊り子の様な少女。)   ……、  (視界に映った自警団員は目当ての兄様じゃ無く。再び小さく舌打ちし、足を今来た道へと向ける。兄様が居ないのでは此処に居たッて意味は無い。)  ……ゾンビ村だったり、病気だったり。細かい事件なんて日常茶飯事ですけど―――。  (今年は厄年でしょうか。年末までには此の騒ぎも収まってくれると良い。近くの村がやられれば材料だッて高くなるし、手に入れるのも苦労する様になる。)  ……あァもう本当、つまらない。  (人混みを抜け、歩み進めれば、)    …?  (かつン、と靴の先に何かが当たった。) [Sat 7 Nov 2009 21:39:37]
スピカ > (踊り子、歌手、楽師、吟遊詩人――其れに何処かの役者。奇術師やら道化師やら、)  ……居るのは結構ですけど、  (特に眼を引く事も無く。) (人の波を縫う様に歩き進めれば、少し遠くに悲鳴が聞こえた。「病気の奴だッ」と騒ぐ声が聞こえる。)  ……病気…、  (ひら、と白と黒の翅を持つ蝶が目線の少し上を舞い。)  本当、何処にでも現れるようですね。  (゛病気の人゛。つまらなそうに息を吐き、方向転換。変な事件に自分から首を突っ込む様な性格でも無い。)    …、  (と、思ったが、)  ……兄様は居るでしょうか。  (警邏をしてる人間なら、悲鳴を聞き付けてそこに行くだろう、と。己も声のする方へ、野次馬の中に紛れ込んで近寄る。) [Sat 7 Nov 2009 21:30:24]
スピカ > (底の高い靴が躊躇も無く水溜りを踏み付ける。――喫茶店で雨宿りした帰り道。芸能横丁の所謂メインストリートッて云われる場所で。辺りにしっかり視線巡らせながら、少女は歩く。)  ……………、一生の不覚です…。  (溜息交じりに呟く。) (兄様は大体此の辺りを何時も警邏している様だが、今日は全く姿を見掛けない。予想が外れたか。 チッ、と小さな舌打を一つ。)  ………雨は降るし仕事は進まないし、最近はうまくいきません。  (良い服のデザインでも思い付けば良いンだけど。兄探しの他、そう云う事も含め視線はしっかりと周りへ向けたまま、通りを真っ直ぐに歩く。) [Sat 7 Nov 2009 21:17:09]
お知らせ > スピカさんが来ました。 『( ぱしゃ ン、 )』 [Sat 7 Nov 2009 21:11:30]
お知らせ > サヤさんが退室されました。 [Fri 6 Nov 2009 01:47:55]
サヤ > ( だから )( さっきのがきんちょか、他の誰かか。 雨の向こうに細く切れ切れの悲鳴が聞こえてきた時も、全力で駆け出しながら頭の中では――――「ああまたか」) [Fri 6 Nov 2009 01:47:49]
サヤ > ( ブラティリアの肌と奇病患者の肌の色。 「彼らこそがあの病気の感染源に違いない」「あの肌の黒いのはブラティリアか奇病患者か分からないが、自分が殴られるくらいなら先手を取って殴ってしまえ」――――防衛本能は過剰防衛へ容易に昇華する。 そして同時に、奇病とは何の関係もないブラティリアの中にも、迫害への報復と殴られる前に殴り倒せの思考は広がっていく。 病気そのものへの処方が医療関係者の職務なのと同様に、それらのトラブルを理想としては未然のうちに防ぐのも己等の職務なんだろう ) …頭ッタマ痛えなあ。 ( 雨をたっぷり含んだ短髪を乱暴に手櫛で掻く。 「それ」は己等の職務であるから、向き合うには何の異論もないのだが――――悲しいかな人間の神経は摩耗する。 増え続ける事件の前に、酷薄なくらい事務的に対応するようになっていた。 個々の事件にいちいち心を痛めて務まる仕事ではないと思うが、それが免罪符とも思えない程度には ) [Fri 6 Nov 2009 01:45:56]
サヤ > ( がきんちょの走り去った方角へ肩越しの視線を向け、少しの間先へは進まずそこに留まる。 己が来た方角へ去って行ったから大丈夫だとは思うが、それでも悲鳴が聞こえて来ない確証なんざどこにもなかった。 不幸中の幸いとも呼べない事態ではあれど、奇病患者は総じて暴走状態に近い。 例えば物陰に潜み、通りかかる誰かを待ち構えていきなり襲う――というケースは、前者と比べてそう多くない ) 獣憑きっつうのかねえ。 ライカニア諸氏から差別用語だとクレームがつきそうな表現だが、アレは。 ( 差別用語。 そういえば、奇病患者の悉くはさながらブラティリアの肌の色。 頭の痛い事に、そこからブラティリアへの差別も始まっていると聞く ) ………黒ん坊病っつーのもアウトだよな。 [Fri 6 Nov 2009 01:36:36]
サヤ > ……。 ( 安い紙巻の端を噛み潰しながら向かい合い、終始無言。 どちらも譲らず、視線を外さないかわりに身動きもしない有様は縄張りを争いの野良猫どもに似ていなくもない。 先に目を離した方が負け。 先に立ち去った方が負け ) …………………… ( こちとら餓鬼の夜遊びでほっつき歩いてるワケじゃねえんだよ。 ――――そんな心の声が聞こえたわけではあるまいが、がきんちょの方が折れた。 雨に降られながら自警団員と睨み続ける行為に何のメリットもないと判断した為だろう。 それならまだ、スタンドで――スタンドも閉店状態のところも多いようだが――温かいコーヒーでも啜っていた方がまだ実がある。 ) まっすぐ帰ェれよ。 ( 煩い、余計なお世話だ、余計な事しやがって。 悪態の言葉を声には出さず、面にべったり貼り付けて広い通りへ抜け出して行った ) [Fri 6 Nov 2009 01:27:54]
サヤ > ( 肌を黒く染めた奇病の患者が起こす騒動は、最早市内のどこでだって報告されるようになっていた。 傷害傷害傷害、死亡死亡殺人傷害傷害殺人、死亡。 毎日何らかの事件が起きてしまうのは都市の規模上不本意ながら致し方ないとしても、内容の物騒さと件数が飛躍的に増える昨今に頭を抱えたくなってくる。 顧みるに二週間前くらいからだったろうか―― ) いつまでも遊んでねえで帰んな。 ブギーマンよりおっかねえのに頭からガッツリ喰われちまうぞ。 ( こんなご時世のこんな夜こそ出歩いてナンボ。 そんな年頃のがきんちょが路地裏で座り込んでいたのでカンテラの光を差しかけながら。 ――幼さの残る顔に、面白くなさそうな色。 見たところ、奇病患者ではなさそうだった ) [Fri 6 Nov 2009 01:20:40]
サヤ > ( 平素は深夜まで人足が引きも切らない、活気に満ちた場所だからこそ、昨今の落差に愕然とする。 降り止まない雨や雨の中でもひらひらと虚空をゆく白黒の蝶や、今の情勢やなんやらの全てに挑むが如くパフォーマンスを続けている芸人の姿もないではないが、気概を感じると同時にどこか哀れを誘う光景でもあった。 ――…勿論同情のつもりはないのだが、徒労感は否めない )( ぱしゃん。 浅い水溜りに足を踏み入れてしまったのに気づき、無言で苦い面をした。 夜警の途中。 ) [Fri 6 Nov 2009 01:10:33]
お知らせ > サヤさんが来ました。 『( 閑散 )』 [Fri 6 Nov 2009 01:05:40]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『 ぶえ  ッくしゅ! ( やッぱ冬服買おッかなァ、なンて。 ずぴッと、鼻啜りながら。 )』 [Fri 30 Oct 2009 22:00:57]
グレーテル > ( 視線周囲へ巡らせば、ばちン、と幼い少女と眼が合ッた。片手には巾着袋を持ッた踊り子の様な少女。 ) あら、落としちゃッたン?気を付けなきゃ駄目ヨー。悪い人には盗られちゃうからネ。 ( へらり、気の緩い笑顔を浮かべ。 ぽかンとしてる少女の手に、銀貨を1枚 ちょこンと置いて。 )  ―――…如何したの?あァ、男か女かッて話し ネ。 ( 外見は女ッぽいけど、声も態度も口調も俺は男だ。 )  ンー、じゃァ女ッてことで。ン?声はねー、酒の飲み過ぎで妬けちゃッたンよ。 お嬢ちゃンも気を付けてねー? ( 頷いて、礼を告げた彼女を見送ッて。 また、ふらり、当ても無く歩き始める。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:48:09]
グレーテル > ――― お? ( こン、こン と足元に転がッてきた銀貨に眼を遣り、 )  ( 拾い上げ、辺りを見渡した。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:39:51]
グレーテル > ( 足に巻いた血痕付きまくりの包帯とか買い変えたいンだけど、 )  …、 ( 未だ使える様なもンを買い替えるのは勿体無い。 ハ、と短い溜息吐いて。 ) ……肩出してンのがいけねェのかね。 ( 冬服新調とか、久し振りにしてみッか。 そンな事考えながら、ゆるゆる歩みを進め。 視界に映るのは可愛い踊り子だッたり、まだ幼い歌い手だッたり、様々。 ) ( 特に これ、と意識向ける事無く、 流し見る。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:36:56]
グレーテル > ( 盛大なくしゃみが洩れた。 ) ――   ぅあー… 風邪とか引く筈ないッて思ッてたンだけどォ。 ( 雨ン中 傘も差さず 通りを歩く仮面少女風貌。 此処ら辺じゃァ傘差して無い奴もちらほら居るし、変じゃ無いッて思ッてたわけだけど、 )  ……客は傘差してンのが普通 かァ。 …ふ ッ、ぁ、 ッくしゅ ッッ! …あ゛ァ―― 寒…。 ( 仮面、核側に寄せて ぐしッと鼻を啜る。最近めッきり寒くなッてきた。薄手の洋服じゃァ寒いと感じつつ、服を買う様な機会も無く。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:28:29]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 『( ぶえ ッくしゅ―― ッ! )』 [Fri 30 Oct 2009 21:22:35]
お知らせ > マリーさんが帰りました。 『以上の中にぽっかりと残った日常』 [Thu 29 Oct 2009 22:48:55]
マリー > (たぶんこの先輩が明日倒れても、自分の体に黒いしみが見つからない限り取り乱すことはないのだろう。両親がかかってしまったら……やさしく食べてあげよう。苦しめる必要なんて全くないのだから。そう、真夜中にキスをして、目が覚めたらお休みの挨拶をして、心臓を一突きにして食べてあげよう。私なりの親孝行だ) よいしょっと。 (思考とは全く関係なく体は業務を進めていく。新しく届いていた商品を明日のために梱包を解いていく) [Thu 29 Oct 2009 22:45:52]
マリー > …………ふと考えたんですけど…………いやいいです。 (全く意味のないことを考えてしまい、かろうじて口に出すのをやめる。 家族は元気だ、仕事も普通どおりに出ている……さすがに知人で病気になった人は出てきたけれども……人というのは、こんなにも他人の不幸には鈍感なのだなぁ、と思う。私が心配しているのは自分が病気になるのが怖い、ということだけで。もちろん、二人の仮親のことは心配だが……せいぜい自分の手の届く範囲のことだ) [Thu 29 Oct 2009 22:34:09]
マリー > 職人さんも一人、倒れちゃったんですってねえ。 (大聖堂や病院はまるで戦場のようなありさまらしい。お祈りなんてしないけれど、信心深い人たちからすれば、その場所はどんな風に感じられるのだろうか。聖堂にまで反死人があふれかえったように錯覚してしまいそうだ) ……世界の終り、って意外ともうすぐなのかもしれませんねぇ。 (苦笑しながら先輩に話しかければ、彼女は笑ってくれず、かすかに顔をひきつらせ、無言で不安なまなざしを返した) [Thu 29 Oct 2009 22:15:41]
マリー > …………売れませんねぇ。 (売れない、というか、人通りが少ない。カウンター裏で、あえりゃこれやと雑務をしながら、栗色の髪の先輩店員に話しかければ、そんな風に肌だしてられるだけで幸運なもんよ、なんて言葉が返ってくる) まぁ、あの病気?のせいで大変ですもんねぇ……ちょうど、皮のジャケットとかいろいろ入ったから体隠すのにいいか、なんて思ったけど、よく考えてみればそんな時に服どころじゃないですよね? (いまだに夏の露出度を維持し続ける男着のある女、マリーはそういいながら深くため息をつき、入口の扉をじっと眺める) [Thu 29 Oct 2009 22:08:15]
お知らせ > マリーさんが来ました。 『TOZZI』 [Thu 29 Oct 2009 22:04:09]
お知らせ > カーネルさんが退室されました。 『 ―― … 間違っても、首を絞めないで下さい。 ( 唇の端を引き攣らせる。 )』 [Wed 28 Oct 2009 00:30:25]
お知らせ > スピカさんが帰りました。 『 兄様、今日は離さないです。 ( 腕の力をこめた。 )』 [Wed 28 Oct 2009 00:28:21]
カーネル > ――― …  これでも広い方だと自負しているのだけれど? (年下から年上まで、異種族や両性持ちまで半ば交際を交えた経験はある。其れを妹が知っているかは、確かではない。そして離婚や別れの原因が妹に有るとは、未だに知らない事実。) そうだね。 そうなる前にバケツに水を張って置かないと。 (肩を竦めて、話題を冗句へ摩り替えよう。火遊びが花火での遊びに摩り替えた形で会話を進めよう。) …  ( 芋 ) ―― … 。 (言葉が詰まる。何事も無かった様に、笑顔で振舞おう。相談する相手が居ないのが辛い。舌打ちもスルーした。) ―― … 暫くは安静してて下さい。 (関節の周囲の靭帯に損傷があれば、直ぐにでも手当てしないと後遺症が残る。筋力の低下や関節の稼動の部分が以前より悪くする可能性がある。―― 詰まり、妹が転んで怪我する確率が跳ね上がり、今みたいに背負ってあげる必要になる。取り敢えずは湿布を使ってから、無理に動かないようにテーピングで補強する必要がある。) 遅くなりましたし、さっさと自宅に戻りましょう。 (両手を後ろ手に組み上げ、彼女が楽に座れる形を取ろう。確認を終わればゆっくりと立ち上がってから歩き出そう。) [Wed 28 Oct 2009 00:24:59]
スピカ > ――兄様。兄様はもう少し視野を広げれば良いと思います。  (こんなに身近にいるのに、と溜息交じりに。) (兄が誰かと交際する度、結婚する度嫌がらせする方の身にもなって欲しい。バリエーションはそこまで豊かでは無いのだ。 眉を下げた困った様な表情を。)   …、  (遊び?其の先に続く言葉は催促はしない。何と無く想像がつく。)  兄様、火遊びも程々にしておかないと、酷い火傷になりますよ。…スピカは良いんです。兄様が居るので。兄様以外の男なんて芋と同じです。  (サラリ、失礼な事言い放ち。肝心な部分はスルーされた。ちッ、と舌打を。)  …兄様、スピカは歩けないようです。  (尻餅付いた尻も痛いけれど、捻った足が痛い。厚底靴はこういう時厄介だ。)  ………兄様…、  (隣で向けられた背に、表情綻ばせて。)(首に腕を軽く回す様に、背に乗ろうか。) [Wed 28 Oct 2009 00:09:46]
カーネル > 其れを選ぶのも探し出すのも大変なんですよね―― …。 (両手をポケットに突っ込んだまま、遠い目で夜空を見上げた。交際を何度も繰り返し、少しでも長続きしそうであれば結婚も申し出した。其れでも二度も失敗を繰り返す始末。自嘲めいた笑みを漏らしてしまった。) ま 、 今は遊び… (遊びで割り切った関係なら、と言い出す寸前に、話し相手が妹だと感付けば、途中で言葉を遮らせた。) 如何でしょうか? スピカも家に篭ってないで、ボーイフレンドでも探しましょう? (見上げる妹に対して、見下ろした兄。) ――― …。 (其処は敢えてスルーした。視線を喫茶店の店員へ向けたり、歌う人へ視線を巡らせて――誤魔化した。錠剤が効いて来たか、安らぎと同時に眠気も襲い掛かる。) ―― … こらこら。 伸びてしま、 (妹が尻餅に付いた。嘆息を漏らせば、妹の挫いた足首を指先で触れよう。) ―― … 足を痛めたかも知れませんね。 (素っ気無い態度で、小さな嘆息を漏らした。妹の隣に跪けば、妹へ背中を向ける。乗れ、と言わんばかりに。細身の割りに筋肉は引き締まっている。背負う位何でも無い。) [Tue 27 Oct 2009 23:59:34]
スピカ > (頷かれたが、考えてもよく解らないから、考えない事にした。貧民窟だろうが暗黒街だろうが、見失わない限りは付いていく気満々だが、さておき。)  ………。良いじゃないですか、兄様。人間、長い人生で本当に幸せに出来る人はたった一人だそうですよ。その一人に必要とされるなら、その他大勢なんて如何でも良いと思うのですが、  (如何ですか?と、首傾げ。)  …絆も愛も大差無いかと。  (小さく溜息を吐いて、見上げる様に兄を見る。)  禁断の愛ッて素晴らしいですよね。  (ふふ、と洩れるは淡い笑み。) (薬の服用し過ぎは×××に影響があるらしいのでおススメしません。と口にする前に噛み砕く音。×××の中身はお好きにどうぞ。)  ええ、乾しっ放しで。  (頷いた。)  ―――気の所為です。幻聴です。さあ、兄様…ッ、  (ぐいぐい白衣の裾引張らンと。しかし力2では動かなかった、どころか、)  ――――あッ、  (がくンと厚底靴が変な方向に曲って、思わず白衣の裾離し、地面に尻餅。)  ――〜〜〜〜〜〜……ッッ、  (無言で俯いた。) [Tue 27 Oct 2009 23:38:48]
カーネル > (妹の言葉に、偽り無く頷こう。首を傾げる妹には、自覚が無いのか、と分析した。貧困街や暗黒街は――…完全に管轄外だ。其処へ視線を向けるよりも、身の回りの不運を取り払う。其れが優先すべき事項の一つだ、但し気分が変われば赴く事もあるが。妹が其処まで付いてくるとは、頭の中に無かった。) ―― …。 じゃあ、もっと 沢山の人に必要とされるように頑張らないと。 (気の無い返事。心底から笑えないけど、無理をした薄っぺらな微笑み。) … 思いません。 兄妹の絆を深めるなら、分かる気がしますが――。 (愛を絆へ摩り替え、話を圧し折ろうと。) 血の繋がりがある以上、―― 恋人の所が嫁ですらなれませんよ? (妹の仕草を横目で見遣った。微苦笑を漏らせば、頭が痛くなる。ポケット内の錠剤、頭痛薬を手元に寄せれば口許に持っていく。錠剤を噛み砕く音が響いた。) 干し…っ? (あれか。) ――― … 全部、婚約指輪じゃないですか!? (精神の限界に頭を抱え込みたくなる衝動が刈られる。満面な笑顔のまま、其の場で踏ん張った。) [Tue 27 Oct 2009 23:25:05]
スピカ >  ―――…?そうですか? (独り言はバッチリ聞こえた様。少しだけ不思議そうな表情を浮かべ、首を傾げた。) (厚底靴は普段歩く分には特に危なっかしくも無いが、兄がスラムや暗黒街に警邏に行くと云うなら別のものを考えよう、なんて心の中。)  ――市民に必要が無いと判断されても、スピカは兄様が必要ですから。  (必要無い事は無いと、と真顔。眠そうな目のまま、薄く笑み浮かべる兄を見る。)  …籠の中で愛を深めるなんて、素晴らしいと思いませんか。  (蝶の飛ぶ様を、兄を同じ様に視線で追い、)  妹兼恋人兼嫁にしてくれても構いません。  (むしろ歓迎です、と白い頬を薄紅に染めた。表情に大した違いは無いけども。)  雨が降る前に帰らなければなりませんね。…干しッぱなしです。  (洗濯物の話。)  …一軒、付き合ってくれるのですか。…そうです、ね …、  (口許に手を当てて悩む様な仕草。)  兄様、アクセサリーが見たいです。  (喫茶店、と迷ったけど。買い物と云われてしまったら、買い物にするしかない。)  お揃いを買いましょう?指輪と、リングとか、エンゲージリングとか。マリッジリングも良いですね。  (さァ行きましょう、と云う様に白衣の裾引張らンと。) [Tue 27 Oct 2009 23:09:53]
カーネル > … 痛みを知れば、知るほど優しさが育む、と心理学の本にありましたが―― … (スピカに当て嵌まりますね、と独り言。後半の言葉は下手に反応を示さない。駄目だ、無理するな、と下手な発言をすれば反抗心やらで何かが増長すると聞いた。肩を竦めれば、小さな苦笑を漏らす。) ――― …  守らせてくれないなら、兄さんは必要が無いね♪ (クスっ、と唇を歪ませる。そして目の前に通り過ぎようとする白黒の蝶。ふと手を伸ばせば、羽を掴んでしまおうとした。が、手は空振りで虚しく終わる。) … 丁寧にお断りします。 鳥篭の中で暮らす、気になれません―― … 。 (白黒の蝶が夜空の彼方へ、舞うように飛ぶ姿を見届けよう。) ―― … 自慢の妹です。 (淡々に言葉を告げる。妹、と強調をしては其れ以上の関係は無い、と線引きする言葉を漏らした。) …雲行きが怪しい。  これから如何します? (一軒だけ買い物を付き合う、と付け足した。視線は妹を捉えていない。あちこちへと気紛れに移り変わるばかり) [Tue 27 Oct 2009 22:56:30]
スピカ >  ―――――…。  (嘘吐き、と心の中で叫んでおく。敢えて口にしないのは、嫌われたくないから。)  …大丈夫です、慣れていますから。――其れに、これを履かないと、兄様と釣り合いませんし。  (こン、爪先で地面を叩く様な仕草。サラリと音にした言葉は本心だけれど、恐らくまた流されるンだろう。そんな事もう慣れっこ。)  いえ、全く。兄様が怪我をする位なら守られなくて良いです、市民なんて。其れに――、  (眼の前を白黒の蝶が飛ぶ。)  今はあちこちに居るじゃないですか。此れ。近くに居る事であの病気に感染するのなら、兄様も危険です。家に引きこもっていましょう?一緒に。  (此れ、と指差すのは蝶。煩わしげに払う様な動作をするけども、蝶に触れる事は叶わなかった。) (踊り子なんて既に少女の頭からは消え失せている。兄が色々な奴に眼を掛けるのなンて日常過ぎて、もう慣れた。)  …ええ、兄様の妹ですから。兄様を心配するのは当然の事。  (僅かに眼を細めて、微笑み浮かべ。健気な妹作戦実行中。兄の視線が周囲へ巡れば、チッ、と小さな舌打。ずっと見つめてくれれば良いのに。) [Tue 27 Oct 2009 22:40:46]
カーネル >  おやァ … 気付きませんでした。 (眼鏡の度が合わなくなったか、と眼鏡のフレームを軽く叩いて、軽い笑みを幾度もなく浮かべよう。わざとらしく、肩を竦めて見せる等お茶目に。) 転んだら、痛いじゃないですか―― … 其れ。 (其れは、妹の靴を人差し指で指した。見ていて危なっかしい。普段は別に危険を感じず、注意すらしないけれど。今みたいに急いだり走るのは流石に危な過ぎる。冷え切った様な双眸は、薄らと細めると微笑みが深まった。) その『危ない』から、市民の皆さんを守るのが―― …  自警団のお勤めです。 お分かりかな。 (首を傾げて、妹の眼差しを見詰める。眼鏡の橋を直そう。)(先程の踊り子は敢えて触れない。触れたら自宅中でも、ずっと話題の持ちきりにしそうだった。) ―― ふふッ 、  優しいですね。 (軽い笑みを浮かべた。其れは妹の私情に過ぎない。折った腰を戻して周囲へ視線を見遣った。) [Tue 27 Oct 2009 22:29:44]
スピカ > (毎日毎日怒られない限り後を付け回しているのだ。慣れるのも当然か。) (一瞥向ければ、後はこんな女に用は無いと云う様に、視線も意識も向けず。)  ――― ハッ、ふ、……ぅ、兄様ッ…!早ッ…、  (どんどん離れる距離に、速度を速めて追い付こうとするが躓きそうになる頻度も増す。元々体力の無い少女が息を切らして、立ち止りそうになったところで。)  ……兄様…、何の …ご冗談です ッ …か。  (立ち止り、振り返った兄。其の方まで、ヨロヨロと近付いて。)  ―――〜〜〜〜……。  (大きく息を吐いた。気付けば視線は近い位置に。)  兄様…、此処の…  見回りは―― …ハ、 ッ、 危ない と、…ッ…――。  (事件的にも、人間的にも。兄様が云う良い女というものも沢山居るし、此の場所は事件も多いと聞いた。)  心配で …、付いてきてしまい…、ました。  (はー、と最後に一度長く息を吐けば、大分落ち着いてくる。ちらり、上目遣いで兄を見た。) [Tue 27 Oct 2009 22:13:49]
カーネル > (感覚的に人一倍も鈍感だが、妹の行為は慣れ過ぎた。眼鏡が無くても、自然に避ける行為を身に付けた。其れがスルースキルであった。) ―――― …。 (得体の知れぬ視線を感じ取った踊り子は、キョトンっと戸惑いつつ視線をあちこちと巡らせるだろう。) …  ああ、 眠い。 (妹の独特な足音が、距離的に離れた気がしない。片手をポケットに突っ込んでは、規則の崩さない足取りで距離を引き離そうとする。ごく自然に気付かぬ振りを続けようとした。) ―― なんでしょうか? 迷子でもなりましたか? (距離が開いた時に、其の場で立ち止まれば振り返ろう。妹の姿を目にすれば、大胆な格好に微苦笑を零した。腰を折って、視線の高さを合わせて問い出そう。) [Tue 27 Oct 2009 22:01:11]
スピカ > (ぼんやりと眠そうな瞳に若干殺意を混めつつ、背を伸ばす兄へと抱き付く様に手を伸ばしたが、)  ―――――――…。  (歩き出されてしまッた。) (睨み付ける様に踊り子を一瞥し、振り返らず歩き始める兄の後ろを靴音鳴らして、付いていく。)  兄様、無視は酷いです。そろそろお仕事は終わりの時間じゃ無いですか。 …何処へお帰りになるのです?家とは反対の方向ですけども ―― 兄様ッ。  (兄が普通に歩くのならば、少女は少し早歩きだ。10センチの厚底靴で、時折躓きそうになりながらも、てッとらてッとら、付いていく。) [Tue 27 Oct 2009 21:50:17]
カーネル > ――― …? ( 兄様。見る目が有りませんね。 ) ―― 、 (聞き慣れた声。距離的に物凄い近い場所に居ると、判断を下せば嘆息を漏らそう。) … クスっ ♪ (向こう側の踊り子と視線が重なれば、片手で軽く振ってあげよう。唇の形で『良かった。また見に来る。』と告げる。踊り子に伝わるか確かで無いが。) さぁて 、 そろそろ  …お暇するとしましょうかねぇー。 (其の場で背を伸ばし、身体の疲れを解そうと。それが終われば、―― 妹の方へ振り向かず歩き出した。自宅とは反対の方向。自警団の方の道筋に歩き出す。) [Tue 27 Oct 2009 21:40:22]
スピカ > 自分が可愛いと解っている顔ですね。着てる服の素材も低級品ですし、゛魅せる゛為で無く、゛見せる゛為だけの衣装の様な気もします。…踊りも中の下といったところでしょうか。――兄様。見る目が有りませんね。  (貴方の真後ろから掛かる幼い少女の様な、舌ッ足らずの高い声。) (此処に警邏へ行く、とは事前に調査済み。歩く兄の後ろを見付からぬ様、人波に隠れて付けて来ていたけれど、下心満載の言葉を耳にすれば、声を掛けずにはいられないだろう。) (貴方が振り返れば、際どい丈のミニスカートにジャケットを着た、クマのリュックを背負う少女が眼に入る だろうか。) [Tue 27 Oct 2009 21:29:33]
お知らせ > スピカさんが来ました。 『 ( ――――― …。 ) 』 [Tue 27 Oct 2009 21:19:24]
カーネル > (異常が見られず、帰還決め付けたが――…気が変わった。) … まだ幼いけれど。 (将来が楽しみですね、と独り言で薄い笑みを浮かべる。自警団の制服を着用し、長い丈の白衣を羽織った青年。) ん、 ああ――  … 太股。 (踊り子の太股の付け根に視線を移動した。スリットの入った露出度の高い衣装。素材も素材で、踊り子の笑顔も元気で満たされていた。) … うん、 和みますよ。 (表情に何の変化も無いが、目の色が違った。目の保養になる、と下心が一杯だ。小さく頷けば、眼鏡の橋が落ちかけ、左手の突き立てた中指で押し上げる。) [Tue 27 Oct 2009 21:17:47]
カーネル > (目の前の光景は変わり映えしない、筈だった。大量に出現した、謎の蝶により次々と奇ッ怪な事件が発生し続ける。) 困りましたねぇ――…。 (喧騒が続く筈の日常も壊れ掛け、人々の表情に貼り付ける笑顔ですら忘れ去られている。今や黒き人が彷徨い始め、病院も自警団も聖教会も人手が足りなさ過ぎた。) … まっ 、 折角ですし。 (警邏の活動を繰り広げ、異常は見られず――。薄い笑みに細めた眼差し。その視線の先は、踊り子の連中だ。大通りの端側に立ち尽くし、向こう側の踊り子の連中がいた。) [Tue 27 Oct 2009 21:06:24]
お知らせ > カーネルさんが来ました。 『(嘆息を漏らせば、微笑へ移り変わる)』 [Tue 27 Oct 2009 20:55:31]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 [Tue 27 Oct 2009 00:12:51]
シャーリー > (楽器の変わりに止まない雨音でリズムを取ろう。冷たい冬の風と雨が晒した肌を遠慮なく打つ。人通りも疎らな雨の中でのソロステージ。その中で陽気に愉快に鬼は踊る。ヒラヒラとパシャパシャと)   (雨の中。傘を差さずに踊る人間がいてもいい。自由というのはそういう事だ) [Tue 27 Oct 2009 00:08:27]
シャーリー > (この街は何度駄目だと言われてきただろう。けれど此処はいつも必ずその危機を乗り越えてきた。だからきっと今回も大丈夫。絶望して歩みを止めるのも人ならば、それでも立ち上がり前へと進んでいくのも人なのだから) ――――あ、そうだ。 (私はふと思い付き、再び扉を開けてカフェの中へと戻る。傘を貸しましょうかとのマスターの気遣いに首を振って笑顔を向ける) いいよいいよ。それより上着預かってて!ボクちょっと外で踊ってくるからさ。 (脱いだ上着を押し付けて肌を晒した踊り子の格好になった女は路上へと飛び出した) ――――― (そして楽器も共に踊る人もいない。ひょっとしたら見る人もいない道のど真ん中の中、吸血鬼は一人舞い陽気に踊る) [Mon 26 Oct 2009 23:50:20]
シャーリー > (悲しさと苦しみが広がっている。病の影響を受けない黒人と先住民への風当たりは強くなり、親しい者を病で失った者は嘆き、あるいはその変わり果てた姿に絶望を覚える。この市にはただ負の連鎖が蔓延していた。) (ある者は逃げ出し、またある者は今度こそ終わりだと未来を悲観している) 違うよ。 (けどきっとそれは誤り)(私は席を立ち勘定を払ってカフェの扉を開けた。雨の勢いは相変わらずだ) まいったな。傘持ってきてないや。 (店の前で止む気配のない空を見上げて私は呟く) [Mon 26 Oct 2009 23:34:28]
シャーリー > (今日は他の楽団のバックで踊りを務める約束をしていた。しかし結果的にそれは向こうの一人が黒くなる病に侵されて流れてしまう。近頃はこの横丁にも活気は少しずつ減り、訪れる客も披露する芸人も徐々に少なくなってしまっている) (窓際の席で人が疎らになってきた通りを見つめて、物憂げな顔で溜め息を吐いた) [Mon 26 Oct 2009 23:22:10]
シャーリー > (また雨だ。雨期には何人の同胞が外に出られずに苦しむ事になるだろう。踊り子の格好に上着を羽織った青い髪の女は、カフェの一席で紅茶を口にする)(店の中に人は少ない。これだけの規模で病が広がると影響は何処にも出てきてしまう) [Mon 26 Oct 2009 23:11:21]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『ああ。』 [Mon 26 Oct 2009 23:04:14]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『…………やらせて下さい。』 [Mon 26 Oct 2009 21:56:56]
カイン > ああ、いや、自分は――(自警活動がある。 そう思って、断ろうとしたのだが……口ごもる。 脳裏を過ぎるのは、ヘンドリックの事だ。 このままの安月給で、彼を延々と従えていくのは……。 いや、ヘンドリックは気にしないかもしれないが、自分は嫌だ。 自分に尽くしてくれる人間を、子供の駄賃か小遣い並みの給金を支払って良しとする、なんて)――――……わかりました。 [Mon 26 Oct 2009 21:56:50]
カイン > (舞台袖に引っ込み、やれやれと一息。 これでどうにか、自分の仕事はこなせたわけだ)…………まったく。急に代役とか勘弁してくださいよ。 立ち回りだけなら何とかなるけど、台詞はトチりそうで怖いですし。(帽子とマスクをひっぺがして、舞台監督に文句を言う。 自分を此処へ引っ張ってきた張本人で、『アイゼンリッター』をやってた時のスタッフの一人だ。 独立したとは聞いていたけれど、監督になっているとは知らなかった)(「ああ、わかってるって。 次は最初から台本渡すから――っていうか、普通にキャストとして舞台に立ってみないか?」)……………はい? ええっと、俺がですか? (「ああ。アイゼンリッターの頃よりも上達してるしな。顔は地味だけど」) [Mon 26 Oct 2009 21:54:17]
カイン > 武勇の化身の如く、道を切り拓きて――(さて、残るは最後の一人。 悪徳役人である。 そして、その傍らに抱えられた人質の少女。 「こいつがどうなっても良いのか!?」 お約束どおり、ステレオタイプな台詞だが、こいつを上手く演じられる人はそう多くない。 これもまた才能、必要な役者だ)――姫君の前へと疾駆せん……!(トン、トン、トン、と軽く跳躍を繰り返しながら、素早い動きで役人に迫ると、レイピアを横薙ぎに一閃。 ズバッ!という効果音を伴い、赤い鮮血を噴出しながら役人の手首が宙を舞う。 そして囚われの少女を此方へと抱き寄せながら、ニヤリと笑った)……そして、握手をする事は無く……別れを告ぐる事もなく……!(バサァッと大きく外套を翻し、少女を包み込んだところで……暗転、である) [Mon 26 Oct 2009 21:48:38]
カイン > (ああ、実戦でこんな動きができたなら……どんなにか楽だろう。 相手の武器は殺傷能力の無い木剣であり、結末は舞台なればこそ幸福な幕引きが待ち受けている。 そう決まっているのだ。 舞台も、飛んだり跳ねたりしやすい素材で出来ている。 現実はお話のようにはいかない)激しい運命に向け、鋼の刃を振りかざし――(続いて二人目。 素早い動きで繰り出される切っ先を、口元に微笑を浮かべたまま身体を左右に僅かばかり動かして、紙一重で避けていく。 まるで子供の戯れをあしらうかのような振る舞い。 そして次の瞬間には、稲妻の如き突きが、悪漢の胸元を貫いていた)――血の嵐をば巻き起こし……!(正直なところ、剣戟の練習はここの所サボっていた。素手での立ち回りならともかく、格好をつけるなら派手に動き回るしかないのが実情だ。まあ、それは得意だから良いのだけど ……剣の方も練習しておくかな?) [Mon 26 Oct 2009 21:30:53]
カイン > (すぅーっ……)現世のあらゆる悪徳が我に襲い掛かり、闘争を見守る戦乙女が逆徒の情夫の如く微笑む――(シャリンとレイピアを抜き放ち、バサリとマントを大きく翻す。 圧倒的な敵勢を前にして、威風堂々たる態度を欠片も崩さない。 何の事は無い。 暗黒街で、スラムで、幾度と無く経験したことだ)――なれど不足なり! このVの名を前にしてはッ!(疾風の如く舞台の上を駆け抜ける。 目前からは「やっちまえ!」の叫びと共に、木剣片手に迫り来る悪漢ども。 覆面の下、露になった口元に微かに笑みを浮かべ、床を蹴る。 次の瞬間、観客が目を見開くのが、視界の端に飛び込んできた)(マントを翼の如く広げて軽々と悪漢を飛び越えたかと思えば、擦れ違い様に一閃。 背中をバッサリと切り捨てたのだ) [Mon 26 Oct 2009 21:22:09]
カイン > (マスクとソンブレロ、そしてマントを羽織り、レイピア片手に舞台の上。 対峙するのは不正に耽り暴虐を働き私腹を肥やした悪徳役人と部下一味――そして眼下には固唾を呑んで『主役』を見つめる観客達、と。 ……どうしてこうなった?)(いや、理由はわかっている。  昨日、往来の真ん中で一人の少女が不審な死を遂げた。 得たいの知れない単語を喚きながら、全身から血を噴出して、潰れるようにして死んだのだ。 軽く調べてみたところ、行方不明になってから二週間弱の、何処にでもいる平凡な娘だった。 先達てから発生している流行病の仕業か、それとも何らかの呪術的犯罪か……。 当然、現場に脚を運んだところ――「おい、カイン! 代役をやってくれ!」と、知り合いに捕まった次第。 どうも主演俳優が立ち回りで脚を捻ったかしたらしい。 何度か手伝いに顔を出したし、クライマックスだけなら台本うろ覚えでも何とかなる。 とはいえ――)……やるしかない、か。(――ここまで来たら逃げられない。 スイッチを切り替えた) [Mon 26 Oct 2009 21:14:49]
お知らせ > カインさんが来ました。 『(どうしてこうなった)』 [Mon 26 Oct 2009 21:08:49]
お知らせ > ハニィさんが帰りました。 『( 嫌な予感は無くなッて 、 けれど、不気味な黒い何かを 胸の 奥へ残して ――。 )』 [Sun 25 Oct 2009 15:00:26]
ハニィ > ―― あ…ぁあ ッ、 あ…ッ… ( 最初に零した悲鳴の後は、息をする度に 言葉にもならない音だけが 洩れる。 )  ( 握ッていた手は、握り返された手は 確かにヒトだッた筈なのに。其れはもう赤に濡れた人形でしか無い。 )  …… ―――ッ、 ひ、 ぅ、 ぁ… ッ、 ( 悲鳴が、周りから聞こえる。其の音が 何処か遠く、水の中で聞く様な そンな音に聞こえて。 ) ( 誰かが 此方の方へ声を掛けて来る。 血を浴びた黒蝶は 呆然と、ただ、 其の 掴ンだ 手を 視線に映して、 )  ( ――ひら、り。 白黒の蝶が とンでッた。 )  ( タスケテ。きょーかい。 マガツヒ。 声が、言葉が離れず。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:58:12]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 そして誰の胸にも、重たい毒のような感情が残った。 』 [Sun 25 Oct 2009 14:51:27]
マガツヒ > ( 遠巻きに見ていた人々にも悲鳴が伝搬する。 良く晴れた真昼の芸能横丁大通りで起きた異常な事件―――― 一部始終を見ていたとしても、何が起きたのか誰も説明できないだろう。 昨今世間を怯えさせている白黒の蝶の事件に埋もれてしまうか、一緒くたに扱われてしまうかもしれない。 恐らくは間近で見て、感じて、聞いた貴女が一番その異常性を体感した事になる。 ) ( 少女はとある平穏な一般家庭に生まれたホワイティア。 今年で12歳になり、来年は魔術学校に入学する予定だった。 両親は健在で、行方不明届けが自警団に出されていた。 行方不明になって13日目だった。 ) ( この件について調べる機会があれば、貴女でも、その他の誰かでも、簡単にそこまでは分かるだろう。 ) ( 何か波が引くように、貴女の感じた嫌な予感が引いていく。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:50:52]
ハニィ > ( 距離が近くなッて、ほうッと安堵の息を吐く。話が通じるンだ、害のある子じゃないのなら、怖がる必要なンて 無いと、 ) ―――… ううン、だいじょーぶ なのぅ。 … ッ あ、血 ――…、 ( 驚いた様に、瞬きを。少女の鼻から血が零れて、 其れが、口からも 水の様に零れて、 )  ( あァ、 早く連れていかなきゃ。 何処へ?病院?協会? ――何処へ、 )  ( 握ッた手に 強い力が籠められた。 )  ――――…ッッ、 ( 口を 「あ」 の形のまま、眼は驚いた様に大きく 見開いて、 )  …… あ … ぁ、あ ……ッ … ( くン、と 腕が引かれた様な感覚。 血だまりの上、座り込む少女を 視界に映して、 ) ―――  ……      … ッ、 (  マ ガ ツ ヒ  ―― 。 ) ( 紡がれた言葉と 同時に、 あァ、あァ ――崩れて いく。 ) ( 血が、己の身体にも降り掛ッて、 繋いだ手は そのままに、 ぺたン と 其の場に、座り込ンで、 )  ――――ぁ、 ぁああ ッ  いやああああぁあ ぁあああッッ!!! ( 何も分からないまま。 ただ、 悲鳴が 洩れた。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:41:52]
マガツヒ > ( 気持ちを振り絞って、生きたいと願って、手を差し伸べてくれた人に報いたいと思って、少女は一歩、踏み出した。 ) ―――…唖唖 ( だが。 禍津卑の在る場所で上手く行く事など何もない。 希望は絶望へ、悦びは悲しみへ、成功は失敗へ。 この場は既にもう、禍津卑に汚染されていた。 ) あ りが とぉ ( ぽたぽたと少女は鼻血を溢し、それはやがて濁流のようにどぼどぼと音を立てて口からも毀れ落ちた。 握られた手を握り返す力が一瞬、ぎゅうと強くなって少女がぺたんとその場に膝をついて血溜まりの上に脚をハの字にして座り込む。 ) あ゛ィッ… ま  ま まが 禍ツ まがつひ  マガツヒ   ま゛ が つ  ひ ッ!!! ( ぼこぼこぼこぉっ、とあり得ない音を立てて少女の身体が歪み崩れ、全身からぶしゅうと鮮血を撒き散らし―――――つないだ手を離すまいとしたまま、ぺたん、と前のめりに崩れ落ちた。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:31:48]
ハニィ > ( 少女が笑うのと一緒に、涙が零れていた。其れを 視界に映した黒蝶は 少し不思議そうな顔をして。―― あァ けれど、彼女は何かが苦しかッたのかも知れない、ッて思ッたら 。へな、と眉が下がッた。 )  ――!うン ッ、じゃあ 案内 するの ぅ。 ( 連れてッて、ッて聞こえたから。何度も頷いて。 )  ( ―― 一瞬だけ、本当に少しだけ、 笑みを浮かべた彼女の顔が 普通の女の子 だッた。 ) ( 直ぐに其れは、戻ッてしまッた けれど、 )  ( 特別な子じゃァ無いのかもしれない。 悪魔憑きッてやつなのかもしれない。 だから、教会に行きたがッているのかも なンて。 )   …… どうし たのぅ ? いこ ぉ? ( 彼女の前へと 踏み出して。手を 握ろうか。 )  ( 纏わりつく、 嫌な 感覚は 気にしないフリ で。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:20:37]
マガツヒ > ( 誰かがはじめて話を聞いてくれた気がした。 独りでずっとずっと寂しかったから少し嬉しくて、はひひと嗤ったら涙が毀れた。 少女は(マガツヒは)声をかけてくれた誰かに、興味を持った。 ) いぎ、ぐ、ぎ  行 ぅ きょ かい 連れて て ( ぎょろぎょろと定まらない視点が一瞬だけ止まり、歪んだ口元が少女らしい笑みに戻り―――――いぎぎ うぎ という奇声と共にまた歪んだ。 お腹の中でぐじゅぐじゅと嫌な感触がして、イキタクナイイキタクナイと誰かが歩きだすのを拒む。 意識が遠のきそうだ。 次はもう目覚めないかもしれない。 苦しいしそれでもいいかと思ったけれど、助けてくれる人が現れて、また死にたくないと思ってしまった。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:11:26]
ハニィ >   ―――… 一緒に 行く ぅ ? ( 教会 へ。場所ならば なンと無く解るから。 ) ( 手を差し出そうか。―― 嫌な予感を、漠然とした何かを 忘れるように。振り払うよう に。 ) [Sun 25 Oct 2009 14:04:31]
ハニィ > ( 少女の歩みが止まり、黒蝶は数歩 彼女から離れた距離で。遠目に向けられる通行人の視線を感じる。ポソポソ と語られる音が 聞こえる。―― けども、大して気にはならない。 )  ( 困ッてる人を助けなきゃいけない、ッてお婆様も教えてくれた。 )  ( ―― けど、 ) …… ッ、 ( 紡がれる言葉は、しッかりした人で無い其れの様に感じて。少女から音が洩れる度、びくンと 震える。 ) ――― … し ン …? きょー かい? 教会へ 行くの ぅ …? ( ぞわり、と纏わりつく 嫌な感じは、なンだろう。 彼女からなのか、周りからなのか。ただの勘違いなのか、本能なのか 分からないけど。―― 嫌な 、不安な 予感がする。 )  [Sun 25 Oct 2009 14:00:47]
マガツヒ > ( 思考が定まらない。 時折本当に何もかもを思い出せなくなって、ぼんやりと立ち止まってしまう。 自分が誰で、今何をしていて、何でこんなに苦しいのかとか、少しずつ、少しずつ、わけがわからなくなってきている気がする。 ただ まずいまずいと、逸る気持ちを思い出しては先に進む。 ) ぁ え゛唖… ( 奇声が少女の口から毀れて歩みが止まる。 周囲の人々はお祭り気分から一転してその異物の登場に露骨に顔を顰め、遠巻きに通り過ぎていく。 これが普通の反応だろう。 貴女の行動に皆、驚いている。 ) し し 死ん いぎぃ…! きょ かい いか なきゃ ( 貴女には禍津卑に触れる資質が僅かにある。 この少女から何かが発しているとかそこまで理解は出来ないが、「嫌な予感」とか「凶兆」という漠然とした感覚として訴えかけるものがあるだろう。 ) [Sun 25 Oct 2009 13:52:50]
ハニィ > ( 通り過ぎる大人たちは、少女を避ける様に眼を逸らし 離れていッていた。黒蝶は、少し後ろから、其の少女を見ていたけれど、 ) ―――――… ッ! ( くるり、振り向いた其の女の子の眼は、ぎょろッと 違和感があッて。普通の人間じゃない、様な気もするし 気が狂ッてしまッた人の様にも 感じる。 )( びくッと身を震わせて、マジマジと 少女を 見ていた、けど。 )   ―― … た す … て? ( 紡がれた言葉を 鸚鵡返し。 ) … たすけ て ?―― う、うッと 。えッと、 ま、迷子 なのぅ ? ( 其れとも、誰かに襲われた のだろうか。分からない。 格好が、私が奴隷の檻に居た時と似ているから。何処からか 逃亡した奴隷なのかもしれない。 )  ( 震えてしまッた身体を、深呼吸一つして なンとか収めて。 ) [Sun 25 Oct 2009 13:44:32]
マガツヒ > ( 少女はもうずっと歩いていた。 何かに憑かれた。 頭の中で何か全くわけのわからない音と光と激痛が明滅していて、それが言語かなにか他人の思考みたいなものだと理解した。 一切の目的と意思の無い、ただ純粋な「わるいもの」が自分の身体を通して蠢いている。 何か悪い事をしようとするわけでもない、何か酷い事を考えているわけでもない、ただ、存在しているだけでそこは「わるいもの」で満ちた。 だから、教会へ。 教会へ行かなければ。 大聖堂がいい。 そう思ってずっと歩いていた、のに。 ) た す t  k け t  ( 辿り着かない。 そんなに遠いわけが無い。 サーカスのテントが見える。 ここは芸能横丁だ。 そんな所には向かっていなかった筈なのに。 時々思考がブツリと止まって暗い所でひたすら痛みに耐え、また戻ってくると全然別の場所に居る。 永遠に大聖堂には辿り着かないのかもしれない。 歩いているけれど、この方向がどっち向きなのか分からないし、とにかく、お腹が空いて、きもちが悪くて、とても痛かった。 ) ty た 助 て 。 ( ずっとその言葉だけを繰り返しているのに、誰も助けてくれない気がした。 すぐ近くで声がしたからそっちを向いて、もう一度言ってみた。 ) [Sun 25 Oct 2009 13:38:29]
少女 > ( よく晴れた日。数日降り続いた雨が上がッて、久し振りに外に出た少女は、 其の、黒髪の女の子を見た。 ) ―――――……、 ( 裸足で、傷だらけで、何処か 違和感のある少女を じいッと 見遣り、 )  ( 一歩、彼女へ近付こうか。 )  ――― だい じょぉ ぶ? ( 恐る恐る、 声を 掛けながら。 ) [Sun 25 Oct 2009 13:28:30]
マガツヒ > ( 幸か不幸か少女は今までの23人の依り代に比べて禍津卑との相性が良く、且つ心身ともに強いものを持っていた。 禍津卑の侵食から二週間近くを経過しても未だ生きて自我を残していたニンゲンは今まで居なかったし、こうして自分の身に起きている事を直感的にせよ理解して、行動する事が出来るというのは驚異的な程だった。 さっさと精神を破壊されて肉人形になってしまえば楽になれたのに。 禍津卑自体が学習して、多少なり依り代への互換が上手くなったというのも一因か。 そもそも根本的に、五次元的な概念である禍津卑と、三次元程度の物質であるニンゲンを互換する事自体に無理があるのだ。 どのみち依り代は皆、拉げ毀れ爆ぜる。 ) [Sun 25 Oct 2009 13:26:14]
お知らせ > 少女さんが来ました。 『( 通行人の ひとり。 )』 [Sun 25 Oct 2009 13:24:20]
マガツヒ > ( はやく いかなきゃ これ くるしい だれか たすけて おなか すいた わたし だれ しぬ たすけて いかなきゃ きょうかい どうして どこに どこ? たすけて。 ) ( 黒いワンピースを着た、黒くて長い髪の少女が裸足で歩く。 よたよたと脚をもつれさせながら、傷だらけの脚で芸能横丁の大通りを独り歩いている。 目玉はぎょろぎょろ 涎はだらだら アンモニアの匂いもする。 時折短い悲鳴みたいな奇声を上げて何か訴えるような目を通行人に向けているが、あからさまな気味の悪さに誰もが目を逸らして少女から離れた。 かたかたと震える血のついた手を伸ばされて、怯えて振り払った人も居た。 少女は涙を流していたが、恐ろしさの方が先に立って誰も近づかなかった。 良く晴れた昼下がりの芸能横丁で、少女は独りだった。 ) [Sun 25 Oct 2009 13:08:48]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 教会へ 教会を 教会に きょうかいで 』 [Sun 25 Oct 2009 12:59:53]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『服、わたしの小さな頃のもので良ければ着てください。(オルゴォルと、お菓子でも買って帰ろう)』 [Sat 24 Oct 2009 20:53:28]
キヨ > ――― はい。 勿論です。 ( 微笑んで。 頷けば、小さなちいさな、 けれどやわらかな白い手をひいて ) [Sat 24 Oct 2009 20:51:04]
キヨ > じゃぁ、着せてあげますよ。 着方、教えてあげますから。 ( ね、って笑おう。美しく和服を着こなしている貴女だから、洋服の着こなしは簡単に会得できると思う。 あぁ、わたしが何か仕立てるのもいいですね。 ワンピースとか、そういう簡単なものになってしまいますが。後は毛糸のショールだとか、和裁も出来ますから着物を仕立ててあげてもいいかな なンて、勝手に思いを巡らせ )  ……、 ( 必死に否定してくれる、貴女にほっと息を零すわたしはなンてゲンキンなのだろう。それでも胸の奥底の蟠りは簡単には拭えぬまま ) … ありがとうございます。 ( 懸命に振ってくれる、その頭にそっと手を置こう。そんなに振らなくてもいいのだというように。 貴女の優しさは受け取ったから、 )   ―― じゃぁ、かわりに わたしも話をしましょう。 煌耀に比べたら、他愛ない悩みです。それでも、煌耀が聞いてくれたら 少し、心が軽くなるような気がします… だから、 ( ただ居るのが申し訳ないなら手伝ってくれたらいい。 自分だけ話すのが嫌ならわたしの話も聞いてくれたらいい。 ほンとは後者は必要ないものだけれど、それで煌耀の心の釣り合いが取れて安定するというのなら。安堵するというのなら。 ) ( 一人で涙を流させてしまうことの方が、撫でようとする手を拒まれてしまうことの方が、よほど気になってしまうから――― 貴女が望んでくれるなら、繋いだこの手はいつまでもこのまま、 ) [Sat 24 Oct 2009 20:48:38]
お知らせ > 最上煌耀さんが帰りました。 『―……本当に、ゴヤッカイになッても宜しいのですか?(と、その条件なら迷いながらも頷こう、)』 [Sat 24 Oct 2009 20:35:21]
最上煌耀 > (何も返すものがないわたしに、そンなに優しく微笑まない で、)(抱き締めてくれる手の中で、小さく小さく背中を丸めて、両手で顔を覆ッて、ただじッと嗚咽を堪えていよう。でも、その激情の波が過ぎれば、) [Sat 24 Oct 2009 20:32:34]
最上煌耀 > わッ…、わたし、み、御共、は、だッて、ヨウフク、など…、着たこと、が、ございませぬ…ゆえッ…、(裾や袖がうまくさばけなくッて、汚してしまうかも知れないと思うと、一層申し訳なくッて。人に仕立てて貰うなンて手間を掛けさせてしまう顛末になッたりしたなら、よッぽど恐縮してしまう。わたしはおきよさまに、そンなにいい境遇に置いて貰えるような立派な人間なンかじゃない。) ちが…、違うン…です、おきよッ…さま……、誰も、そのお方も…ッ、サヨウなことを、思うはずが、ございませぬッ…、(ぶンぶンと首を振り続けン。止まれ止まれと思うほど、涙は後から出てきてわたしのちッぽけな私情なンか押し流してしまう。でも誰がこの人の気遣いをお節介だなンて蔑むンだろう。余計なお世話だなンて思うだろう。そンなことを思う人間に人から思いやりを受ける資格はない。この人に手づから見舞われるご友人は世界で一番幸福だ。) お…きよさま…のッ…、お気持ち、が…、お優しい、からッ…、おきよ、さまの、思いやり、が、申し訳ない、から……ッ、う゛…ぅ゛ッ…、わたしッ…、言、たくないン、です…ッ…、言えば…、わたし、わたし、酷い人間だから、わたしのこと、みンな言えば、おきよさま、は――、(煩わしく思うンじゃないかッ て。一方にひとかたならない世話を押し付けてしまッたら、もうソレは等価値の友情とは呼びがたくなッてしまう。「鬱陶しい」とか「重い子」だとか思われたくない。おきよさまがそンな事を思うはずないッて理解していても、失うことを考えるのは何より怖ろしい。わたしはもう、誰の繋がりも、誰の手も放したくない。)(強欲で、浅ましくて、無力な小娘。それがわたしの本性だ。おきよさまのように、内も外も白く輝いている清らかな方とは並べられない、) [Sat 24 Oct 2009 20:28:32]
キヨ > ―― ね、 うちに来てください。 煌耀。 ( 俯く貴女、しゃがンだまま 見上げるように。 そっと囁いて、誘う ) [Sat 24 Oct 2009 20:15:22]
キヨ > おや、そうなんですか? でも、機会なンて作ればいいンですよ。ほら、わたしと出かける時とか、メルさ… メルと三人で出かけるときとか、いつでもどこでも! ( あるし、無いならわたしが作りましょう なンて。 ね、とからから笑い飛ばして ) え、気を遣おうとしてつかってるンじゃないですよ。考える前に動いてしまって…、 余計なコトだったらすみません。お節介の自覚はあるンですが、つい…、 ( どうしたンだろうって、思った時には手が伸びてしまって。 拒むように翳された手に、ちょっと哀しげに苦笑してゆっくり手を下ろそうか。 やはり嫌がられてるンだろうかなんて、そんな擦れ違い。それでもハンカチを持ったままの柔らかな白い手に、小さく安堵めいた息を漏らして )  …、 えぇ、 そうなンです。 苦しそうで、どうしたらいいかわからなくて――、 ( 少しでも慰めになればと、思ったのだけれど。オルゴォル。どんな曲が、いいだろう―― 黒く染まった姿を思い出して眉と視線が軽く下がるけれど、また真っ直ぐ貴女を見 ) ――― 貴女がわたしに背負わせたくないと思うているように、わたしも貴女一人に背負わせていたくはありません。 聞いたところで力になれないかもしれませんし、貴女の重みを減らす事も出来ないかもしれませんが―― 少しでも何か、してあげたいンです。 ( 伸ばした腕で、小さな体を抱きしめようか。 簡単に腕が回ってしまう、こンな華奢な肩にいったいどれほどの荷を背負うているのだろう ) 誘ったのはわたしなんです、そんなコトは絶対言いませんよ―― わたしが、言い出すような人間に見えるのなら、すみません。 ( もっと、煌耀のような気遣いにあふれた心優しい人間で在らなければ。 ) それでもただ居るだけが嫌なら、じゃぁ、家事を手伝ってくださいませんか? わたしが働きに出ている間は、つい疎かになりがちですし。 ( そっと体を離せば、 かわりに手をのばし 貴女のたおやかな手を、握ろうとそっと重ねン ) [Sat 24 Oct 2009 20:14:12]
最上煌耀 > ………じょッ、ジョウダン、で、ござりまする…、 それに、いずれ女モノの衣服を設えて頂いても、着てゆくキカイがござりませぬゆえ…ッ、 い、いえッ! 平気…ヘイキでござりますッ…、どうか、あまりお気を遣われずッ…、(三歳児みたいな返答に誤魔化されたふりしてくれる彼女を、やッぱり眩しく思ッたッておかしくないはずだ。モグモグと口の中で返答したあと、童女のフチが赤く染まッた瞳は少し眇められて、下方へすとンと落ちて行かン。あァ駄目だ、いつものとおり、格好悪い。背中に回ッてくれる優しい手に遠慮せンと手を翳さンと。こンな擦り切れた衣服に、しッとりした指先に触れて貰うなンて良くない。駄目だ、こンなンじゃ。わたし、頼るンじゃなく、頼られるひとにならなくッちゃ誰も付いてきてなンてくれないのに。大丈夫、ハンカチを貸して貰ッたから。そう言ッてみせるよに借りたハンカチを両手でモゾモゾ喉元に当てンと、) あ…、あ、ァ、そう言えば、この街では、今ヤッカイな病魔が蔓延ッておるとやら…、よもや、ご友人殿も、そのハヤリ病…に…? (チラ チラ、上目使いめに遠慮がちに問い返してみて、ふと真顔になる淡麗な面差しに「しまッた」と再度俯かンか。なンて無神経な質問を返してしまッたンだと微妙な擦れ違い。 ふる ふると頭を左右へ降ッて、下唇をグッと噛み込まン。言葉と単語を呑みこむように、続いて行く言葉の、羅列、)馬鹿な…、ばかな事で、いつも悩ンでいるのが煌耀めにござりまするッ…、思うても思うても、答えの出ぬ事で、―……とうてい価値の測れぬもので、愚かな頭でクノウしているのが御共にござりまするッ…、そのような要らぬ重み要らぬ荷を…、どうして、おきよさまに背負わせることができましょう や…?(あァ、おきよさまは笑ッてくれるのに。わたしは、わたしはまた泣き出しそうになッてしまう。笑顔と顔が合わせられずに、きつく項垂れて。ぐ、と零れそうになる滴は、ギュッと眦で抑え込ンで、)今は…良うても、何日もゴヤッカイになれば、いずれ唯飯喰らい、たかり者と思われるやもございませぬ…、わた…、御共は、それが厭なのでござりまするッ…、おきよさまに…、いつか…、いと…われてしまう…かも…しッ、知れないッ…と、思う、とッ……、ぅ…、ぅ゛ッ…、ぐッ…、(怖い。それが一番、怖くッて厭だ。おきよさまに嫌われてしまうなンて、) [Sat 24 Oct 2009 19:56:53]
キヨ > そうですねぇ、わたしに魔法がつかえて、煌耀が呼んだらいつも飛び出せたらいいンですけれど。 ( あはは、と笑ってそンなこと。 ) あ、そうですね。 煌耀は飾らなくッても、そのまンまで可愛らしいですもんねー。 でも偶には着てみてもイイと思うンですよ。 ( ふふッと笑って、砂という貴女の嘘に誤魔化されるよな。暢気な言葉を吐いてみるけれども ) ―― あ、大丈夫ですか? ( 咳が漏れれば、背に手を回し撫でようと。 ) 最近空気が冷えてきましたし、オカシな病気も流行ってますし―― 体を壊したりしていませんか? ( どういたしまして、と。 ハンカチが受け取られればほッと息を着く。もしかしたら気を遣われたのはわたしの方かもしれない、 ) ―― そうですねぇ、 ( と。砂塵が厳しいという言葉に、ぼンやり答えて )  ―― わたしは、ちょっと 病で伏せっている友人がいるもので、何ぞ見舞いの品をと… 思ったンですけれど、 ( 二度目の問いに何気なく答えれば、じッと真顔で貴女の小さな顔を見つめ )  …言いたくなければ言わなくていいですけれど。 友人が泣いていたら気になるものなンですよ、 煌耀。 ( … 告げてから、へろ、と情けなく笑みを浮かべた。 貴女を泣かせている誰かがいるなら、許せないと黒いモノが胸のうちにくゆるくらいには ) 女衒様も仰っていましたが―― わたしのことも、いつでも頼ってくれていいンですよ。 …やっぱり、わたしの家に居ませんか? 貴女が何をしているかわかりませんが、それが済むまででも、 ( 抱きしめようと、両手を伸ばし ながら、 ) [Sat 24 Oct 2009 19:27:54]
最上煌耀 > (ポケット≠ポシェット。過ちばかり繰り返して 秋☆) ―……そンな、の(へくッ、) 魔法みたい、ではありませぬ、か……、(できることは喉から込み上がる熱に声を詰まらせながら面白味のない回答するばかりで。あァ、だけど彼女はもともと仙女様だから。わたしのことなンかきッと何でもお見通しなンだ。思えば彼女には、本当に格好悪いところしか見せていない気がする。熊倉でもその後も。空回りしてたりへどもどしてたり真ッ赤になッてみたり泣いてたり、何に付けろくな挙動じゃない。慕うひとに好かれるには、もッと確りしたところを見せなくッちゃ駄目なのに。止まれ、止まれ、涙、止まれ、せッかくおきよさまが魔法みたいに現れて、わたしの頭を夢みたいに撫でてくれているのに、)(袖の影で、ズッと鼻を啜らンと、)…よ…ごれる、のは…、慣れております、故ッ…、……わたし、みたいな、かざりけない子供には、綺麗な服なぞ、似合い…ませぬ…、(袖の向こうから彼女の困ッたような気配を察せられるなら、慌てて体裁を繕わンと表情が強張るか。あァ結局、今日もおきよさまを困らせて しまう、)(けほ けホン と軽い咳き込み。ぐしゃぐしゃと袖で顔中を拭うよにして、貴女へと向きなおらンと。多少残ッた涙の跡は暗がりが消してくれると、いい、)(ただ、心遣いを無碍にしたくなくッて、目を合わせないよにしたまま、ぺこン、頭を下げて「ありがとうございます」ッてハンカチだけは両手で恭しく受け取ろうか、) ―……い、否ッ、御共の行く手のことなど、どうかお心悩まされずッ…、砂…が、目に入るのは、いつもの事にござりまする故…。ほッ、本日は、とくにサジンが厳しいゆえッ…、 あ…あァ、おき、おきよさま…は、なにゆえ、コチラへッ…? [Sat 24 Oct 2009 19:10:43]
キヨ > ( 貴女が望めばいつだって、 そう思ったあの日の続きのようだと、ふと思う。 )  どうしてッて。 煌耀がわたしの名前を呼んだからですよー? ( なンて笑みを浮かべて答えるけれど。 実際は見舞い品にオルゴールはどうかと思って近くまで買いにきていただけ。 わたしは体質状昼間は外に出難いから夜に出かけているッてだけ。 それでも出会えたのはやっぱり、貴女が名前を呼んでくれたからじゃないかな なンて、思う )( 強張った体に微かにぴくンと指先が跳ね、それでも構わず撫でようとした。 大丈夫、ここにいるよ。まやかしなンかじゃなくッて、 )  ――― ( 濡れた大きな瞳は宝玉のよで、美しいなンて場違いに見蕩れた ) ――― ああ、袖が濡れてしまいますよ。 濡れたら新しい服を買わせて戴きますから。前にメルティカさ…、 …メルもいってましたが、フリルのついたお洋服なども似合うと思いますし? ( とか。 くすり、悪戯っ子めいて告げてみよう。まぁ構えているのはハンカチなンですけれどももも。 ) その様子じゃァ、 いかなきゃいけないところ には、まだ行けてないみたいですね。 ――― どうしました? ( 怖くないですよー。 ッて。 頑なな少女の様子に困ったよにへなり、少し眉が下がる。 警戒されてるのか、それともわたしに触られるのが嫌なのかなぁ、なンて、 ) … ( ハンカチを持った手が中途半端に宙に浮いたまま ) [Sat 24 Oct 2009 18:56:18]
最上煌耀 > (そして、ごソリ、彼女が懐を探る仕草に、泣き濡れた顔にはッと理性と驚愕の色が戻れば、バッと顔をななめに背けて袖を翳さンと。これ以上情けないところを見せたくない、うンざりがられて、嫌われたくない から、反射的に、) [Sat 24 Oct 2009 18:43:31]
最上煌耀 > (決めなくッちゃァいけないのに。早く決断しなくちゃァ、折角のお金は生活のなかで使いべりして行くだけなのに。なのに大事な家臣達の価値はどこの何とも比較することができないくらい重くッて、名前を上げるだけの軽い衝撃で心はあッさりヒビが入ッて壊れてしまいそうだ。命と命を比べるなンて不遜なこと、いッたい誰が出来るンだろう。だけど行かなくッちゃいけない。“ぎるど”へ赴いて、運命の名前を上げなくてはならない。誰か、誰か、誰か、どうすればいいのか教えて欲しい。誰か、お願い、助けて――――― みンなのことを、) ―――……ッッ…!?(ほワン、とうつ伏せた頭頂に掛かる柔らかい感触に、縮こまッていた体躯はいつかと同じような動作で ひクンと一瞬強張るか。ばら ばら と頬に掛かる髪の筋と涙の粒を落としながら顔を上げると、夕顔のような白い面差し。ほンのさッきまで思い浮かべていたひとの顔だから夢想の続きかと思ッてしまう。涙でくすンで焦点のボヤけた瞳が二ッつ、貴女の紅い眼差しと結びあうことだろゥ か。あァ霞ンだ光景のなか、彼女の頭の上で長い帽子飾りがユサユサすれば「本当にウサギさンみたい」ッて場違いな感想すら思う、) ―………お きよ さま………、(胡乱な声が質問にも成りきれずに漂ッて、) ―……ど、して…、ここ…、(ひクッ、としゃッくり。最後の「〜へ?」まで言いきれずにぼンやり間抜けな問い未満に続かンと、) [Sat 24 Oct 2009 18:40:15]
キヨ > ( リートさんのお見舞いに行くのに、何か持っていかなければ。でも、何がいいだろう? お菓子はきっと食べられない。お花も、男の人の見舞いには似つかわしくないだろうか? それに近くに花瓶を置いて、もし落としたりしたら大変だ―― じゃぁ、何がいいだろう。 オルゴール、とかなら―― 歌い手たる彼の慰めになるだろうか。 )( そンな事を考えながら、お見舞いの品を買うために通りを歩いていたところだった。 嗚呼表通りのような賑やかな場所より、こういう静かなトコロで演奏を聞くのがわたしは好きだ。彼もよくこの辺りでハァプを奏でていた なンて、通りの片隅を歩いていれば耳に届いたのはどこぞの楽師のギターでも歌い手の歌声でもなく、 )   ( ぽン。 )( 夜闇に塗り潰されてしまいそうな、柔らかな胡桃の色に手を乗せン )  御呼びですか、お嬢様。  …なンて? ( あぁ、きっとこの様子じゃぁ 「おかえりなさい」を言うにはまだ早いンだろうなッて。 思いながら、目の前にしゃがみ覗き込むよう見上げようか。ポシェットからハンカチを取り出そうとごそごそ手を動かせば、もらい物のウサ耳ニットの耳が揺れる。 ) [Sat 24 Oct 2009 18:29:16]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『  ――― はい。 』 [Sat 24 Oct 2009 18:15:13]
最上煌耀 > ―………ッひ…ッ、ぃ゛う゛ッ…えッ…え゛ぇぇッッ…、(涙の膜は一度堰を切ると我も忘れる。ばた ばた 止めどなく流れ落ちてく熱い水滴は、守るもののない顔の表面にぶつかッてく秋風に容赦なく冷まされて行く。古傷だらけの両手の指で拭ッても拭ッても止まらない。薄ッぺらく丸まッた背中の後ろから音もなく這い寄ッてきて圧し掛かるお馴染みの重圧感。未来に正面を向くと否応なくあらわになッてく薄暗い青写真に、重心を失ッた心がザラ付いて行く。濡れた両手を胸の前でカサカサと開いて指折り大切なひとを数えてみる。本当のおじいさまのようだッた重蔵、優しい口調のおふじ、やかましくッて明るい金、無愛想で落ち着いた銀、大人しいお三輪、大好きな一太郎先生、――――兵衛、)(わたしはいッたい、誰を選び、誰を捨てようとしている?) …ひッぃ…ぅ゛ッ…め るさま…、おきよ さまッ……、う゛、う゛ぇ゛え゛ッ…、(食いしばッた歯と歯の間から久方ぶりのみッともない嗚咽が漏れる。縋るように呼ンだ名前は喧騒と紙吹雪にかき消され、最早誰にも届くまい。こンなことで頼られたッて誰だッて迷惑なだけだ。彼女たちに嫌われたくない。わたし、わたしだッて頑張るンだから、幸せな昔を取り戻すンだからッて自分を鼓舞するはずだッたのに。嗚呼わたしがあのとき、皆の手を離しさえしなければ。あの手を解けばきッともう逢えないよ。薄情なわたしのことなンて、みンなみンな嫌いになッて忘れてッちゃう、)(風が冷たい。身体中を巡ッてく血と心はもッと寒々しい。苦しくッて、寂しくッて、――夢はまだ遠くッて、) [Sat 24 Oct 2009 18:12:31]
最上煌耀 > (櫻ノ守邸でのもてなしは暖かかッた。おきよさまが手ずから作ッて下さッた料理は、豪華で絢爛な宮廷料理なンかじゃァ味わえッこない、家庭の温もりと作り手の愛情に溢れてた。その美味しかッたこと、心も胃も満ち足りたこと。贅沢にも入れて貰ッたお風呂の暖かかッたこと。用意してくれたフカフカの寝床がなンて心地良かッたろう。一緒にお風呂に入ッていれば、きッと童女は恥じらいすぎて終始、自分の身体を両手でかたくなに抱き締めていたろうけれど。傷だらけのいびつな自分の腕を、真珠色した滑らかな肌の前に晒したときの羞恥心を思ッて差し引いたッて、わたしは櫻ノ守邸で生まれてはじめて安息という喜びを得ることができたンだ。)(だから、嬉しかッたから。泣きたいぐらい恵まれていると感じたから。嘘偽りない真心を受ければ受けるほど、豊かな心遣いを貰えば貰うほど、童女の気持ちの根底は「こンな幸福を家臣達に分け与えられたら」に傾いてく。こンな美味しい料理を皆に食べさせてやることが出来れば、こンなに暖かい布団を掛けてあげられれば。すぐにそういう衝動へ直結してしまう。お給金と一緒に貰ッた金平糖は有り難みを込めて一欠けかじッただけで、どンなにお腹が空いても手を付けず丸々残してある。これはお三輪やおふじにあげる分だ。可哀想に、あンな牢屋暮らしでは大好きな甘味ひとつ口に出来まいに。) ―……わッ たし の…、せいで…ッ、ッ…、(そして今また、わたしの決断で誰かが救われ、誰かが見捨てられようとしている。)(じワリ、)(俯いた仏頂面のなかで、当人に断りもなく目頭が潤む。握ッた両手が肌寒さと、肌寒さ以外の理由で震えて行く。) [Sat 24 Oct 2009 18:04:11]
最上煌耀 > (わッと通りが沸き立ッて、童女は びクンと反射的に肩を縮める。歓声に警戒してソッと首を伸ばして様子を伺えば、色彩鮮やかな紙吹雪が口笛と共に風に踊ッて、富士額の上にも舞い落ちてくる。どうやら新たな催し物が始まッたようだ。これからは人通りが一層多くなり始める時間帯なンだろう。)(サッと膝の上の金子を掻き集め手巾で丁寧に畳ンで厳重に結ぶ。肩を竦めたついでのように今さらオズオズ背中を丸め込まン。近付いてくる決断の時に、見えない足音を伴ッて迫る焦燥感に、ぐニャリ 黄玉めいた瞳の光がどうしようもなく歪ンでゆく。眼差しは上目がちに周囲の光景をソロソロとさまよッて、結局どこにも焦点を定められないまンま最後に地面に深く食い込む。両手で腕を抱き締める。浅黄色の羽織一枚では凄く凄く寒い。鉄格子のなかは、きッともッと寒いだろうに。) ―……おきよ…さま…、める さま…、わたし、どうしよう……、(ぽツリ。噛み締めすぎて紅い朱唇を付いて出るのは、いつも笑ッて童女を励ましてくれた彼女達の名前だ。わたしはこンなとき、優しくして貰えた記憶のなかにしか拠り所がない。大事な家臣の誰かを選ンで助けて、大事な家臣の誰かを選ンで見捨てて。去ッて行くわたしたちを、置き去りにされた他の皆はどンな目で見送ることだろう。)(わたし、お前達にどうやッて、償えばいいン だろう、) [Sat 24 Oct 2009 17:53:57]
最上煌耀 > (――置いて行かねば ならない、) ―……ッ…置い て…ッ…、(浮かンだ言葉が意味する重圧に、ずンと胸が押し潰される。背中からは現実感に正面からは責任感に挟まれて、童女は背を縮めることも胸元を抱えることも出来なくッて、何もしないうちからすでに窒息寸前だ。貨幣を広げたままかじかむ両手を膝に置き、キリ と唇を噛み締める。小生意気に単語として解ッているつもりのことと事実を伴ッた響きとはぜンぜン定義が違う。以前“ぎるど”で門前払いを受けたとき黒髪の職員の冷笑を食らッて、相当する金額にどれほど届かなかッたのかは、うすうす具体的な理解に及ンでいる。三万八千エンは大金だ。だけど、どう工面してみせたッて家臣達六人全員分の解放に値する金額に及ぶことが叶わない。確実に何人かは牢獄に置き去りにせねばならぬ。そして家臣達の運命を決定付けるのは理不尽にも、このわたしなンだ。)(うゥン、例え誰かでも買い戻せるならまだいい。少なくともその家臣は不自由な暮らしと惨めな境遇から解放される。もしかしたらまだちッともお金が足りてなくッて、一人だッて取り戻せないかも知れないンだ。ザワつく暗雲は墨汁みたいに心のなかに広がッて、不安を助長させて行く。) [Sat 24 Oct 2009 17:45:45]
最上煌耀 > ―……ひぃ…、ふ…み…、(鈍色の輝きが荒れはてた指の中でホンのあえかな光を放つ。旧い貨幣が大小ざらざらと数えて三千いくらに、真新しい五千エン紙幣が一枚で合計八千エン。折り畳ンだ封筒に綺麗に揃えられた一万エン紙幣は、熊倉で給金を手渡されたときのまンま残ッて丸々三枚だ。) ―……して…ソウガク…、さん…万、はッ千…エン…か……、(口に出しながらこめかみを揉む。吐息が漏れでるを抑え切れない。負けン気も訊かン気も強そうなツンとした幼い顔立ちに、生活に疲弊しきッた大人が良くする萎れた仕草が妙にシックリくるのがこの小娘の特性だ。この額で、果たして家臣の何人を買い戻すことができ、何人を置いて行かねばならぬのだろう。)(夕暮れ時の賑々しい通りの片隅の、閉店して幾何年といッた風情の元軽食屋らしき店舗の手前。ほこりの積もッた上がり階段口に腰掛けた姿勢の小姓振りをした童女は、先端が赤みがかッた指先を擦り合わせて はァッと息を吐き掛けン。肘から手の甲まで覆うかつては立派な紋付手甲も、今は随分色褪せ摺り切れして、日増しに冷たさを増す寒風を防ぐ役には立たない。) [Sat 24 Oct 2009 17:37:48]
お知らせ > 最上煌耀さんが来ました。 『(膝の上に手巾を広げて、金子の額を改めてみる、)』 [Sat 24 Oct 2009 17:20:22]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( でもどこの病院行ったンだろ。お宿で訊いたらわかるでしょーか )』 [Fri 23 Oct 2009 22:51:08]
キヨ > ( メアちゃんは連絡くれるッて言ってたし。 臨時三人で一緒にって約束もあるし。 煌耀にはおかえりなさいッて言うつもりだし――、 )  … ( とりあえず、リートさんの様子でも見に行こうか。 立ち上がり、 ) [Fri 23 Oct 2009 22:50:36]
キヨ > ( そして思い出すのは、 )   ――― … ( 思い起こしかけた面影に小さく眉を寄せて、 ) ( マグを持ち上げ、ぐぃッと中身を飲み干す。 )  …ぷは、 ( テェブルにマグを戻せば からン、 からっぽになったマグの中でスプーンが円を描いて踊った ) ( こンなとこでのんびりしてる場合じゃないぞ。 そう自分に言い聞かせ、ぺちッと両手で軽く頬をたたく。 次のお仕事も今のとこ特に決まってないし、…熊倉サンが誘ってくださってたンがお世辞じゃなきゃァお願いしたいトコですが )  [Fri 23 Oct 2009 22:44:22]
キヨ >   うー… ン、 ( 掻き混ぜていた手を止め スプーンを持ち上げればぽたッと涅色の雫がマグの中に落ちる。 ) … ( 掬ったワケじゃない、ただココアにまみれただけのソレをぱくッと口に入れながら、 )  …。 ( ぼんやりしていると頭の中に、断片的に色々なコトが浮かんでくる。 ) ――― ( クリスティアの喫茶店でのメアちゃんの問いだとか。 ) … ( 夏祭りのコトとか、 ) ( 泣いていた煌耀とか )  … ( 熊倉の洗い場でのコトとか、 ) ( 肌が黒く染まっていたリートさんの姿とか )  ―――― ( 色々と、 )  … ( ちゅ、とスプーンを吸って 力なくまたマグの中へ沈めた ) [Fri 23 Oct 2009 22:22:40]
キヨ > ( ヴェイトス市に帰ってくるッて言っていた、メアちゃんも心配だ。こんな時に帰ってきて、病気にかかってしまったりしないだろうか――― なンて、とッくに彼女が家に戻っていることを知らずにぼンやりと思う。 ) ( もちろんマリアさんとかレェナさんとか、メルや煌耀も心配だけれど。 )  ――― … ( だから様子を見に来てみたンだけど。 さっきまで雨だったし、準備とか色々お忙しいかなぁ なンて、 ) …せめて何か、お土産でも用意してくるべきだったー…… ( ぐでり、テェブルの上に顔をつっぷす。そしたら差し入れ置いてくるくらいは出来たンでしょーが。 心配になって衝動的に出てきてしまったから、 ) [Fri 23 Oct 2009 22:04:55]
キヨ > ( ひら、 ひら。 ) ――― ( 白黒の蝶が当たり前の顔をして、視界を横切ってゆく )  …… ( それをなンとなく、ぼんやりと目で追えば へなり、眉が下がった ) リートさん 大丈夫かなぁ…… ( 病院、行けたかな。 )( ココアの上にのっていた生クリームはとっくに溶けて同化している。 かちゃかちゃ、意味も無く音を立ててスプーンをマグの中で掻き混ぜた。 お行儀悪いッてことは、承知してるンですけれども。 ) [Fri 23 Oct 2009 21:53:13]
キヨ >  … ( あぁ、雨があがったな なンて、ふと窓の外へ視線をむけた。 ) ( 横丁にあるカフェの、窓側の席。両手をテーブルの上に投げ出してつっぷし、ごろごろと。 たまぁに、はっふりと。 息をつく。 )  ――― ( あたたかかったホットココアは、もうぬるくなってしまっている。 熱くて持てなかったマグは、今はほンのり熱を伝える程度で、 ) [Fri 23 Oct 2009 21:46:14]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『( でろーん。 )』 [Fri 23 Oct 2009 21:37:08]
お知らせ > ナーサリーライムさんが帰りました。 『雨を避けるべく、庇伝いに走り出した。 いまさら何もかも遅い。』 [Fri 23 Oct 2009 01:46:29]
ナーサリーライム > (×野外劇場 ○広場) [Fri 23 Oct 2009 01:45:54]
ナーサリーライム > ( 振り返って…野外劇場にも、ぺこり、一礼。 誰か居ても、誰も居なくても。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:45:19]
ナーサリーライム > (ふぅ。) ──、はふ。 (辺りを見回して……ぺこん。) [Fri 23 Oct 2009 01:41:13]
ナーサリーライム >  あなたの声 私の未来繋ぐか ら──♪  ( ……。 ) [Fri 23 Oct 2009 01:40:46]
ナーサリーライム >  この世界が──闇に包まれても  ( 祈りを歌に乗せて。 半機の少女は歌い続けた ) [Fri 23 Oct 2009 01:38:09]
ナーサリーライム > (くるりとその場で回りながら──声を限りに、サビを謳う。 立ち込める暗雲が晴れるようにと。 遠く、遠く。) [Fri 23 Oct 2009 01:36:07]
ナーサリーライム >  明日という暗闇 進んでく光は──    あなたという真実 すぐ傍に、感じるから♪  [Fri 23 Oct 2009 01:32:47]
ナーサリーライム >  ──囁く 風 時間を止めた♪  (身体を揺すり、リズムを取りながら。) [Fri 23 Oct 2009 01:31:11]
ナーサリーライム > (すぅ──と、 息を吸い… 吐いて )  出会いは 奇跡 握るその手に──   [Fri 23 Oct 2009 01:29:49]
ナーサリーライム > ( 傘をささずに踊る人間がいてもいい。それが自由というものだ──と、昔の詩人は言ったらしい。 であれば──観客も居ない、雨の中、歌を謳っていても誰に対しても後ろめたい事は無い──) [Fri 23 Oct 2009 01:27:58]
お知らせ > ナーサリーライムさんが来ました。 『雨の中──』 [Fri 23 Oct 2009 01:24:57]
お知らせ > 静馬 爛花さんが帰りました。 『( …そしてそんな風に一応の理由をつけられても、溜息は止まらない。 )』 [Thu 22 Oct 2009 01:42:07]
静馬 爛花 > …あ。   ( そうか、と呟いた。 彼女… もとい、惹かれた彼は女に戻る。 男だから私を誘うようなことを言うけれど、それは一時的なものでお遊びというのが前提。 相手に飽きるのが早くてあまり経験なかったけれど、好意を向ける前から振られているのかもしれない。 そのくせ、相手の方が先に好意を伝えてきたから… というかそれが本気ではなかったのだけど、私はそう思っているから、感情の何もかもが後手に回ってしまって、処理できずにいる。 ) [Thu 22 Oct 2009 01:40:49]
静馬 爛花 > ( いつもなら、興味全開で… 言い方は悪いけれど迫れるのだ。 好意を持った相手に、あなたをもっと教えてと。 そうして意識を向けている間に、切ないとか寂しいとかは感じない。 )   ( これは彼女が本来女で、それが薬のせいだとかで男になっているからか。 それとも、匙を投げられた経験から嫌っている神職だからか。 逆に、そんな神職でありながら見直せるところがあるからか… 分からないが、どれも違う気がする。 もちろん、そのどれも興味を惹かれる理由ではあるけれど、それなら素直にアプローチできるはずだ。 できないのは――― ) [Thu 22 Oct 2009 01:31:42]
静馬 爛花 > ( …スイッチが入ってしまうというか、フィーリングで一目惚れしてしまうような、そんなことはよくあった。 それはほんの些細な一言とか、ちょっとした切欠でも良い。 胸の奥にぱっと火がついて… そして大抵は、相手に近付いて、よく見て、けれどよく知りもしないまま、そんなものかと失望して終わる。 いつものパターン。 )   ( 大人のお店で再会した藍音さんのことだって、そんなものの一つのはずだ。 そこまでは分かるのだけれど、何か、趣の違うところがある。 ) [Thu 22 Oct 2009 01:24:54]
静馬 爛花 > ( 気分的にはちょっと複雑だけれど、いつもお世話になっているし、それはいい。 大人のお店なら脱いでも分からないようなリアル胸パットとか置いているのではないかと覗いてみたけれど、あっちの世界の奥深さに物怖じして諦めた。 だから、この仕事が憂鬱とか、そういうわけじゃない。 ただ――― )   ( 秋の夜風に吹かれると、胸がきゅうと息苦しくなる。 季節ものかもしれないが、切ない溜息をまた一つ。 ) [Thu 22 Oct 2009 01:13:50]
静馬 爛花 > ( 本来はトレジャーハンターズギルドの所属で、芸能ギルド員ではないけれど、よくお小遣い稼ぎに横丁の場所を借りるため、そちらでも馴染みになっている。 それでもアルバイトを紹介されるなんて珍しいことだけれど、たまたま適当な芸人が空いていなかったらしい。 どこぞの牧場の、牛乳のPR。 条件など悪い話ではないものの、変な受けを狙ったのか、前面に押し出しているのはなぜか豊胸効果だった。 それも 『飲んだら大きくなりました』 というのではうそ臭いと妙な誠実さをみせて 『これから飲んでがんばるから一緒にいかが』 なんて内容の歌で宣伝しようという。 歌い手は当然、ホルモン牛乳なんかを必要としていそうな娘ということになり、目出度く?白羽の矢が立った。 ) [Thu 22 Oct 2009 01:08:52]
静馬 爛花 > ( ―――どうしてこんなに気になるのだろう。 …一頻り牛乳のPR曲を練習した後の小休止。 イベントがない時には芸人達の溜まり場になっているような空き地の隅で、自虐的?な歌詞を半ばやけっぱちに歌い上げていた少女は、疲労とは若干色合いの異なる溜息をこぼして芝生に座り込んだ。 ) [Thu 22 Oct 2009 01:00:15]
お知らせ > 静馬 爛花さんが入室されました。 『( 上の空。 )』 [Thu 22 Oct 2009 00:52:28]
お知らせ > さんが退室されました。 『( 良い拾い物、と男は勘違いするのでございます。 )』 [Tue 20 Oct 2009 05:36:22]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『( 幸せよ、お兄ちゃン。 今度こそ、ずッと 一緒ね? ―― 小さく、嗤う。 )』 [Tue 20 Oct 2009 05:35:38]
>  声が───まるでさぁ?鳥みたいだって言われてるンだァ ( 大丈夫、全ては上手く行くと 思うことに致しましょう。 今この手に感じる温もりは確かなものでございます。 ) 嗚呼───メアはやっぱ良い子だなァ。 兄ちゃん、良い子のメアが一番好きだよォ ( これである程度は自分の言うことを聞くようになるでしょう───。上手いこと行けばよい、と男は考えます。それは少女のためになるか分かりませんが─── ) そうだねぇ。そうだねぇ─── 早いとこ行って片付けて  少し寝てから仕立て屋でも呼ばなきゃねェ。 メアにぴったりの着物を作ってもらわなきゃ。 ( 可愛いから、何を着ても似合うよ。と付け足しましょう。 真紅の着物も瞳と同じ碧色の着物も 刺繍も好きに入れてあげちゃいますよ。 )( これから 何があるか分かりませんが───今はどちらも幸せな気分でございますから、今はこれでよいのでしょうか? 先を知るものは誰もおりませぬゆえ ) [Tue 20 Oct 2009 05:32:39]
メアリアン > ( 嫌な思い出は忘れてしまう。其の言葉に、安心した様に 息を吐いた。 ) ――― 鶯…?変ッた名前で呼ばれるの ね。 あ、でも今のお兄ちゃンなら 似合うわ。 ( あァ本当にお兄ちゃンなンだ。肌も髪も確かに色は違うけれど。おンなじなのは碧色の瞳だけだけど。 暖かい雰囲気は一緒 だもの。 ) ――――… うう、 ( お仕事。其れは仕方の無い事ッて頭では理解出来るけど。 )  …本当に?心はずッと私だけよ? ( 良い子なら、ッて云われれば。うン、と渋々ながらも頷くしか無くて。 だッてもうお兄ちゃンを失うのは 嫌なンだもの。 )  ええ。お片付けもしなくちゃ、だし。 それに、あの、護衛さンにも云わないと だもの。お友達にも…、 ( お兄ちゃンと一緒のお洋服? きょとり、と不思議そうな顔で見遣り、 )  … うン。私に似合う かしら。 ( アマウラとかのお洋服ッて着た事も無い。ちょッと恥ずかしそうに、へな、と眉を下げて。 )  ( お人形は、全部全部 お兄ちゃンがかッてくれた大事な物だから。 )  ―――― うン、ちゃンと言う事聞くわ ッ? …ずッと一緒だもの ね? ( 立ちあがり、ぎゅうッと手を繋いで。 ) ( 勘違いを起こしたままに、一緒に行きましょう か。 それが娘にとッて幸せか、彼にとッて得なのか 分からない けども。 ) [Tue 20 Oct 2009 05:25:11]
>  忘れてしまったさァ。 嫌な思い出はすぐに忘れちまうよ。 ( 笑う姿を見まして一安心───でも、この兄に固執しているところは少しだけ何かおかしい気がしまして。何せ、何故ここまで兄に許しを求め恋焦がれるのか 少しだけ興味と畏怖を持つのは仕方のないことだと思いませんか?碧色の瞳に写る貴女の兄は───一体どうなっているンでしょうか。 ) 嗚呼、メア。 兄ちゃんはなァ、今は鶯って呼ばれてるンだよ。 メアと肌の色も髪の毛の色も違うけど 大事な妹だからなァ? ( 今は、自分を兄だと思わせるのが良いことだと思いまして。これ以上なにかオカシナ行動に出るのでしたらぁ お医者に見せようと思うのでございます。 ) メアだけのことを考えようと思うけど、兄ちゃんには仕事があるからさァ?仕事で、他の人も相手にしなきゃいけねェからさ?それでも心はいつもメアだけだから そこは分かってくれるかい? ( 良い子なら分かってくれるよなァ?と告げましょう。 他の遊女の相手をしてるときに、ヤキモチを妬かれたら後が面倒だからでございます。 今のうちに言い聞かせておきませう。 ) そうだねェ。 前の家の片付けもしなきゃなんねェーから・・・。 嗚呼、洋服は兄ちゃんが新しいの買ってあげるさァ? 兄ちゃんと似たような服を着よう? 心機一転って言っただろぅ? ( 昔の思い出は人形ぐらいにさせておきましょう。 昔を思い出して錯乱されるのが一番怖いことでございます。本当は人形も持っていかせたくないけども───それぐらいは仕方ない、と思うことにしました。 ) 兄ちゃんの言うこと、ちゃんと聞かなきゃダメだからなァ? ( さぁ 立ち上がって。手を繋いで過去の思い出にさよならをつげに行きましょうか? ) [Tue 20 Oct 2009 05:14:25]
メアリアン > ―――… そッかぁ、そうよね。見た事あるわ、怒ッた顔。一番最後の時に お兄ちゃン、すごく怒ッたでしょう? ( 怒る顔のモノマネには、可笑しそうに小さく笑い。 もッと怖かッたもの、なンて。 ) ( 忘れてしまう程、ならば、もう怒ッていないかな。お兄ちゃンが知らない間も沢山 殺して来たけれど、許してくれる よね? 合ッた碧色の瞳に映る光は、暖かくて優しくて。 昔のお兄ちゃンと 一緒だ。安心する。 )   メアリアン 、よ。メアッて 呼ンでいたでしょう? …うン、思い出してくれた?ふふッ。 ――全部うまく いく?そうかな…、うン、お兄ちゃンは 嘘は言わないものね。 ( そうッと其の片手を握ろうと手を伸ばして、 )  …でも、私の事 また裏切ッたら 許さないわ? ( もう他の人は見ないでね、お兄ちゃン。 にこにこと表情を笑みに変えて、小さく小首傾げながら そう告げようか。 )  ( 新しいお家。――私にとッては幸せな思い出もある家、だけど。お兄ちゃンにとッては やッぱり嫌なのかしら。 ン−と、少し悩ンでいたけれど、 )  ( 褒められて、撫でられて。 へにゃ、と笑みが零れる。 )  わかッたわ、お兄ちゃン。 でも、お洋服とか、お人形とかもあるから …―― 一旦は帰らないと。 ( 護衛さンにも云わないと、だし。 お兄ちゃンが一番だから、云う事をすぐに聞いて傍に行きたいけど。 日記も置いて来てしまッたし。 )  [Tue 20 Oct 2009 05:05:56]
>  怒ってたら笑いかけたりしないさァ?怒ってるヤツの顔は見たことありやすかい? 眉間に皺なんか寄せちゃってェ可愛くねェ顔をしてるでしょう。 ( 怒った顔の物まねなんてしてみましょうか。 自分は何も怒っていないって顔をすれば───安心するかなァなんて。 ) それに、怒ってたとしてもよォ もう忘れちまうことだってあるでしょうに。 ( だから、大丈夫。 安心させるようにさァ?顔を見て話をしましょう。 大丈夫だよ、大丈夫だよ、と。 ) メアリン 嗚呼。 メアリン ( 覚えましょう。この子は、メアリンという子なのでしょうなァ ) 兄ちゃん、物覚え悪いから───ごめんなァ?大事な名前忘れちまって。でももう思い出したからねェ。 ン───?不安なんて何もないよォ?兄ちゃんが一緒にいるんだからさァ。何不安がってるんだい。ちゃぁんと言うことを聞けば 全部上手くいくよ? ( こんな上玉は滅多にいないから。 自分が兄の代わりになって 育てて行けば今からでも遅くないと思ってしまうのは、悪い癖でございます。 )( この兄と娘が暮らした家がある、ということは分かりましたがァ 家に帰られちゃたまったものではありませぬ。 話術は男の得意分野でございまして、 ) 嫌なことがあった家よりさァ? 新しい家のほうがよくなくないかい? 心機一転してさァ───全部やり直ししましょうや。 ( 大事に守ってくれたんだね、と頭を撫でようと手を伸ばし ) [Tue 20 Oct 2009 04:53:47]
メアリアン > ( ぐしッと鼻を啜り。 泣きやンでからいつも思う、こう子供ッぽいから相手にして貰えないンだ、と。 )   …… 、 同じ 気持ち? 本当に?怒ッて いない? ( 其の問い掛けは、殺した事、に対する問い掛けだけれど。 きッと彼には分からない。 眼もとに手が触れれば、僅かに眼を閉じて、 すぐに ぱちりッと開ける。 )  ――――… お仕事、…、 ( 今のお兄ちゃンは御仕事をしているらしい。 娘の勘違いも続く。 ) ( 「 お嬢さん。 」 )   …メアリアン。 … メアよ、お兄ちゃン。 ( わすれちゃッた? なンて小首こてり、ッと。 ) … 料亭 、…――そうなの ね。 ええ、お兄ちゃンと一緒に居たいもの。 …でも、  …、 ( 学校すら満足に行く事も出来なかッた私に出来るかしら、と不安は募り。 )  えぇ。 お兄ちゃンが一緒に居てくれるなら、云う事も聞くわ? もう あンな事もしないから…。 ( こくンと一つ頷いて。後の言葉は 付け加える様に、小さく。 ) ( 不意に 気付いた様に顔を上げれば、 )  こッちのお家には もう帰らないの ? ( お兄ちゃンのお部屋もそのままよ? と 尋ねよう。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:43:43]
> ( 落ち着いた様子を見れば 安心するかのように肩の力を抜きまして。良かったなぁーと暖かくなった胸をなでおろすのでございます。 撫でる手は止まることもなく ) そうかい、そうかい。 あっしも同じ気持ちさァ ( きっと孤児なのだろう とまだ勘違いは続く─── そっと胸から顔を離して 目に溜まった涙を手でぬぐってあげましょう。 ) あっしは、いつもヴェイトスにいるからねェ。仕事もありやすし───どこにも行けませんよォ ( 博愛主義者、というものは全てを愛すものでして。でも、本当に好きな人は誰もいないから───だから望まれるなら形だけ一緒にいてあげることは、 ) そうですねェ、お嬢さんが望むなら一緒にいてあげれますがァ─── ( 顔は微笑んでおりますが、内心どうすればよいか迷うもので。 このまま亭に連れて帰って養生させてあげるほうが良いのだろうか?自分のことを勘違いしているようでございますし。 笑みは崩さずに、 ) あっしは───今、淫売窟のとある料亭で働いているンですが───おめぇさんもきますか? ( けして、兄とは言いませぬ。 一緒にいたいと望むのであれば───男は女衒でございますゆえ。 ) そこで働いて───あっしの側にいてくれやす? ( 綺麗な子をやすやすと逃すことが出来ないのが、商売柄でございます。 優しいだけ?いいえ違います───商売女を作って、稼ぐ世界に優しさだけでは生きていきませぬ。時に人の隙間に入り込むことも致しますゆえ─── ) ちゃぁんと、周りの人の言うこときけますかい? [Tue 20 Oct 2009 04:32:57]
メアリアン > ( 好意でくれた物を、捨てるなンて事は出来ないから。 ずッと、大事に取ッておく。 ) ( ぎゅうッと 可能ならば 抱きつかンと 其の背に手を回して。 ぼろぼろッと零れる涙は 今は止まらないけれど。 其れでも、徐々に 徐々に 嗚咽は小さくなり、涙も 止まッてくるだろう。 ) ―――… おにいちゃン… あいた か  ッ 、 ( ひくッと 最後まで言葉にならず、嗚咽で切れて。 撫でられる頭が心地良い。 )  ……… ほん とォ に? ( 何処へも行かない? )  …… ほんと ぉに、 私、だけの――― ? ( あの女の所にもいかない?ずッと一緒に居てくれるの? 抱き締められて、伝う体温が暖かい。ぼうッとしていた頭が、更に ぼンやりする様。 )  ( 口許に浮かぶは、小さな笑み。 )   … お兄ちゃン ――。 一緒に 居たい …、 ( ずッと、ずッと。 ) ( 兄と勘違いしている娘の思考。 優しさは、時に危険であるもの。 ――違う、と今一言 告げなければ、ずッと 貴方を お兄ちゃン だと、思い込む事になるだろう。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:23:08]
> ( 一度差し上げたものを返せ、というような教育は受けておりませぬゆえ───受け取って気に入らなければ捨てていただければ、と思っておりやんす。 )( 泣く子をあやすのは得意でございましたが、少々幼すぎるのが気になるところでございますが───仕方のないこと。今胸の中でないている子の気持ちを落ち着かせてあげましょう─── ) 張り詰めていたモノがあるんでしょうねェ───嗚呼、 ( きっと、兄が死んで こう今も苦しんでいるのだ と男は思うことにしまして。 よしよし、といいながら頭を撫でてさしあげます。 ) あっしは───もう何処にも行きませんからねェ。 だから悲しむことはないですよォ ( 戻ってきてくれた、ということは今自分を兄と勘違いしてるのだろう。 だから、兄代わりになって今は慰めてあげることしか出来ないけど。それで気持ちが落ち着くのであれば─── ) 兄ちゃんはもう、おめぇさんのだけ だよ─── ( 頭をそっと抱きしめならが撫でましょうか。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:14:45]
メアリアン > ( 器の広い人、ッてこう云う人の事を云うンだと思う。なンだか 心がほンのり暖かくなる様 。 )  ( 差し出したハンカチは 受け取ッて貰えずに。娘の手の中で、ほわり、と香の匂いをさせて。 縋る様に、彼の胸元に顔を埋めて、 しゃくり上げる。子供の時 みたいに。 ) ――― ひッ …ぅ…、 …ッ、 ( 頭の中が絡まッて。凄く疲れていた から。何も知らない人の暖かさが 嬉しかッた。髪に触れる手の感触は 女性とは違う、もので。 )  ――― …ッ、 おにーちゃン…ッ、 ( 抱き締められて、 其の言葉をポツリと零した。 ) ( 口調が少し違うのも、 見た眼が違うのも 気にならない。 碧の瞳に 映す色が そッくりなンだもの。 )  … ッ、 ぉ、お兄ちゃン … ッ、 ねぇ、…もどッて、 …ッく、来て くれたン で、しょ …? ( 嗚咽交じりの 問い掛け。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:07:33]
>  迷惑だなんて ( とんでもない、と首を振りまして。自分で好きでやってることでございますから、男は何も迷惑だなンて思っておりやせん。 ) 一度差し出したハンカチは、もう受け取らない主義でさァ? お嬢さん お使いなさいな ( 泣き出した様子に、おやおや 内心。 よっぽど溜まっていたものがあったのだな、と暖かくなった胸元で思いました。 ) 泣きなさい。泣きなさい。 たくさん泣いていいンだよ ( べとべとの手、頭を撫でてあげたいと思いまして 気に入っていた着物でございますが、洗濯すればまた使えますもの───そっと着物でぬぐうと頭を撫でて差し上げましょう。 それから両手で抱きしめても良いでしょうか? ) 良い子だねェ。 素直なよい子だよォ ( 男は気づいておりません。 困ってる人を放っておけないのが性分でございますから───おにいちゃん、とすがられてもきっとそれを素直に受け止めるでしょう。 年もだいぶ離れてるみたいだし、妹が出来たと 喜ぶことでしょう。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:57:46]
メアリアン > ( あァ、違うのかもしれない。 )( 何度も何度も 呼ンだから、 ――― お兄ちゃンが姿を変えてきてくれたのかしら? )    …… ふッ、 ぅ… ッ、 ( 泣いて良いよ ッて言ッてくれるのは いつもお兄ちゃン だッたンだもの。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:54:41]
メアリアン > ( はふ、と息を洩らして。さッきまでの気持ち悪さが嘘の様に 引いていく。 )  … あ、ありがとうございます、 …―― だ、だッて 見ず知らずの方にご迷惑を …、 ( きゅうッと借りたハンカチを握ッて。 はた、と気付いた視線は 唾液で濡れた彼の片方の手。 )  あッ、ああァ … あの、これ… ッ、 ( ハンカチをお返しします、と。情けなくて恥ずかしい。 ううう、と小さく声零して、顔が更に熱くなる。 )       …、 ( 不意に、掛る言葉に。其の碧の瞳を、じいッと見つめて、 ) ……… う、… ッ、 ( 身体に触れた手の暖かさが伝わッて。 ) …… ふッ、 うううー…ッ、 ふぇええ ぅ… ッ、 ( 情けないしゃくり声が零れる。 少しだけ、抵抗されないなら少しだけ、 彼の胸に ぼすッと顔を埋めンとしながら、 ) …… ッ、 ( 優しい気持ちが嬉しい。 とても暖かくッて。 だッて見ず知らずの 他人の筈なのに ―― ) [Tue 20 Oct 2009 03:51:39]
> ( 全部出た様子でございましたので、ほぅと一息つきました。 口端を上げて目を細めて微笑みましょう。 ) これで、少し楽になりますからねェ。 病院は行きたくないと言ってたので連れて行きませんがァ─── 嗚呼、何故謝るンです? ( 片方の手はべとべとになってしまたので、何かしてあげることが出来ず宙をさまよいまして、片方の手でしっかりと支えておりやんす。 ) 小さいお嬢さんでも、悩みはたくさんあるでしょうし 人に言えない事情もたくさんありやんす。 ( このまま、少女を放してしまったら なんだか取り返しの付かないことになりそうな気がして。 支える手が少しだけ強く支えさせていただきまして ) だから、泣きたいときは 一人で泣くンじゃなくてェ 誰かの胸で泣きなさいな。 ( 今、目の前にある胸で泣いてよいですよ って笑って付け足してみましょうかァ ) [Tue 20 Oct 2009 03:43:21]
メアリアン > ( 綺麗な瞳を見る度に 奪い取ッてしまいたい、と思うのは もう癖だ。悪い癖。 穏やかな声音と、表情に 少しばかり、娘も表情を緩めて。 )   …… 、 ( けれど、 このつッこまれた手の意味はよく理解出来なかッた。 如何すれば良いンだろう? と思ッて、抵抗する事も無ければ、 喉に触れる 指。一気に 何かが込上げて来る。 )  ―――… ッ、 うッ、 ぐッ、 …、 ( 顔を下げて、咽ながら。 吐き出すのは 水の様なものばかり。やはり 胃は空ッぽの様だッた。 )   …… ン … ッ、 ( 息切れする様に 細かな息を吐いて。 よろけた身体は、きッちりと支えて貰えた様。 )   …… ごめ … ン なさい…、 ( 恥ずかしいのと、情けないのと。 感情が絡まッて、 耳まで熱い。 )  [Tue 20 Oct 2009 03:37:22]
> ( 少女の碧色の瞳は何か酷くおびえたような、怖がってるように見えたのでございまして。 一瞬何か光る感じがしましたがァ。 なぁに気のせいでございましょう。 ) いえいえ。困ったときはお互い様なンです。 ( 泳いだ視線に目を細めて微笑みかけませう 可愛い子を見ると放っておけない性分でございまして─── 突っ込んだ手は喉辺りを刺激して 吐き気を促進させましょう。 さぁ全部吐き出して胃の中をすっきりしましょうネ。 )( 自分の身体を支えれなくなったら、そっともう一つの手で支えてあげませう。 何も怖くない、全部包みこんであげますヨ ) [Tue 20 Oct 2009 03:30:00]
メアリアン > ( 視線が近くなッて、一瞬びくりと身を震わすけども。 彼の碧色の瞳には、悪意なンて見えなくて。 )  ―――… そンな 、 …、 ( 差し出された ハンカチから、ふわり、と何かが匂ッて。そうッと手に取る。 何だか、落ち着いてきた気がする。 )  ありがとう ございます …。 ( こンなところを見られてしまッたのが、恥ずかしくて。まともに瞳も見れずに おろおろと視線は泳ぐ。 )    … 風邪とかじゃ無いと、 ( 思うンで、大丈夫です ッて全ての言葉を紡ぐ前に 掛けられた謝罪。 疑問符浮かべて顔を上げて、 )  ……――― ッ …、 ( 口に手をつッこまれたわけで。 そンな体験、初めての娘は 理解出来ずに 眼を丸くして間抜け面。 )   [Tue 20 Oct 2009 03:25:10]
> ( 目線近く、膝を折りまして。 顔をそっと覗き込むように ) 嗚呼、可愛い顔が台無しになっちまいますよォ。 むやみに擦るンじゃなく、これをお使いなさいな。 ( 胸から出したのは、何の変哲もない、少しだけ香の匂いがするハンカチでございます。これで涙をぬぐってくださいませ。 ) おやおや─── ( 胃液しか出てこないそのふりに、心を痛めまして。ストレス性の何かでございましょうか?熱が出てもおかしくない状況だと思います。 ) ちょっと ごめんよォ─── ( この吐き気を少しでも収めたくて、申し訳ないですが 手を突っ込もうと口元に。 嫌だったらすぐにやめますからね? ) 吐き気がおさまったら───少しは楽になりますからね。 [Tue 20 Oct 2009 03:17:42]
メアリアン > ( あァ何だか恥ずかしい。ごしごし、と既に涙も無いのに、無意味に眼の周りを拭ッて。 近付く足音に、彼を見上げよう。己よりも幾分も高い視線。 )  …… 苛め られる、なンて そンな、 ( 事無いです、 ッてごにょごにょと呟く様に。 近くなッた距離に、男の様相もよく解る。甘栗色の髪に、綺麗な 碧の瞳。 )   ―――… 、 ( 欲しいな。 ) ( ッて、思ッたら、背に感じる感触に、 再び うぐッと口許抑え、 )  …〜〜〜… ッ、 う、 ぇ… ッ、 ( 空ッぽの胃じゃァ何も吐き出せなのが辛い。 洩れるのは 息ばかりで。 )  ……… ごめ ン ッ、 なさ…、 ( 嫌な事 では無く、吐きそうです。胃液を。 げほげほッと咽て、吐かない様にするけども。 手をつッこまれたら、呆然とした直後に大泣きしそうな感じ。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:10:53]
> ( 一瞬、こちらを向いた少女と目が合った気がしたのですがァ すぐに目がそらされてしまいました。 涙をぬぐうその姿、おやァと首をかしげて男は近づいて行きませう。 ) 可愛い子がァこんなトコで泣いてるのは、誰かに苛められた証拠ですかァ─── ( 大丈夫じゃない人ほど、大丈夫、という言葉を使う と男は思っておりやんす。 触れることの出来る距離まで近づけば ) おやおや───熱でもあるんでしょうかァ ( 吐いてしまいなさい、と言わんばかりに 相手が嫌がらなければ背中をさするでしょう。 ) 嫌なことは全部、吐き出すのがいいですよ? ( なんなら、手でも口に突っ込んであげましょうかァ? ) [Tue 20 Oct 2009 02:59:23]
メアリアン > ( ひンやりと冷たい壁は、何時の間にか己の体温で温くなッてしまッた。 じわり、と浮かンだ涙の所為で、視界も歪む。 其の視界の所為で 気持ち悪さは2倍になる悪循環。 ごつン、と先よりも強く壁に 頭を打ち付けて、 )  ( ―― 雑音と認識してた音の中に、一つだけ、違う音が 聞こえた。 )   …… え? ( 其の声は己に向けられたものなのか、そちらへと視線を遣れば、 細身の男性が視界に映ッた。 一歩、一歩と近付く距離に、ぼンやりとしてた頭が 僅かに覚醒して、ぐしッと 手で涙を拭う。 )  …、 ( 病院? ) ――― 嫌…ッ、あ、いえ、 大丈夫、です…。 ( 首を横に振ッて、病院は 嫌だ、と。 変に顔を動かした所為で、再び込上げる嘔吐感。 俯いて、口を抑えた。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:53:55]
> ( ここいらに、うちの遊女が習い事をしてる場所がございまして。 夜お伺いしましたら、話が弾んでこんな時間になっちまいまして、 ) お嬢さん大丈夫ですかァ? ( 帰り道、具合の悪そうな少女を見つけた次第でございまする。 少し離れた場所から、そっと話しかけまして。 ゆっくりと近づいて行きませう。 ) もし具合が悪いンなら病院にお連れしますヨ? ( なんなら、送っていきましょうか。と付け足しまして ) [Tue 20 Oct 2009 02:47:17]
お知らせ > さんが来ました。 『( それは、久しぶりの外出中のことでした。 )』 [Tue 20 Oct 2009 02:42:44]
メアリアン > ( 息を吸う。息を吐く。 繰り返していけば、此の体調の悪さも 幾分改善されて、 )    …… はしゃぎ過ぎたかし ら。 ( クリスティアで。其れとも、帰ッて早々あンな事があッたからなのか、 分からない けど。 )     …、 ( 身体中は冷たくて、なのに 頭だけが熱い様。 こつン、こつン。壁に額を付ける。 ひンやりして、気持ちが良い。 )   …、 ( そろそろ帰らなきゃ、 ッて思うのに。 帰りたくない、ッて気持ちが混同してる。 )  ――― はやく、… 早く逢いたいよう … お兄ちゃン…、 ( あァ、 また視界が、水の中に居る様に 歪む。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:34:49]
メアリアン > ( 両手を顔の前から離し、 そのまま 強く、強く 鞄の紐を握り締めて。 何度か 小さく深呼吸。 )    … 、 ( 視線を少し上に向ければ、 月の見えない曇り空。 )   ――――…、 ( ぐるぐる、ぐるぐる。言われた言葉が回る。嫌な感情が回る。 ) ―――― 気持ち悪い……、 ( 何かが込上げて来るような 吐き気。うぐ、と口許を手で押さえて。 頭がぼンやりするのに、 嫌な言葉だけ鮮明で。 気持ちが悪くて、ふらふらして、視点が 定まらない。 )     …、 ( 建物の壁に、 こつン、と身を寄せようか。 少し経たないと 歩けそうに、無い。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:21:58]
メアリアン > ( ――ひらり、眼の前に白と黒の翅。 触れようとしても、其の手は蝶に触れる事が出来ない。 なンて、不思議。 )    …、 ( 地面にぺッたりと座り込む感じで、何度か 蝶に手を伸ばしていたけれど。 ひらッと 何処かへと飛ンでしまッた。 )  ――――…… うふ、ふ。 ( 捕まえようと手を伸ばしても触れる事すら叶わない なンて。 お兄ちゃン みたい。 ) ( 息を一つ吐いてから立ち上がり、服に付いた汚れを払い落す。 雨が降ッていなくて良かッた。 )   …、 ( 夜は、嫌な感情が纏わりつく。 ――何かを殺すと、一時忘れる事が出来るのに。 あァ今は駄目だ。 立ち止まッたまま、両手で顔を覆いながら、何度か 首を振るッた。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:07:58]
メアリアン > ( 視線は地面へと落として、 ふらり、ふらり。 )( 遠くから聞こえる派手な歌声が煩い。道化師の行動に笑う人の声が煩わしい。 … ぐるぐるとまわり続ける思考を、止めたい。 )  ――――……、 ( お兄ちゃンの事。友人の事。蘇生の事。看護師の事。…他にも色々。考える事が沢山あり過ぎて、 )  ( じわりと涙で歪む視界。 ぐしゃッと流したままの髪を掻いて、 )   …… たすけて、 ( お兄ちゃン。 ) ( 何度呟いても、来てくれない事は分かッて いるのに。 )  … ッ、 ( 不意に、がくッと身体が揺れる。 段差に気付かなかッた 様。 そのまま、べしゃン と地面へと 転ンで、 ) [Tue 20 Oct 2009 01:58:02]
メアリアン > ( 白い翅と黒い翅。この季節には珍しい 蝶々を追いかけて、こンな場所まで辿り着いた。 )  ――――… 懐かしい、 ( 流石にこの時間帯だからか、人の通りは幾分少ない。其れでも、日銭を稼ごうと未だ動き続けているパフォーマーも居る。 )    …、 ( 短く息を吐いて。 ) ( 久し振りに外に出て来たのに、何だか 気分が晴れない。 ぐるぐると頭の中を色々な考えとか、感情とかが巡ッて パンクしそう。 )     … お兄ちゃン、 ( 如何すれば良いンだろう? へにゃ、と情けなく 表情が歪ンで。 覚束無い足取りで、通りを歩く。 ) [Tue 20 Oct 2009 01:44:36]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ひらり、 ひらり ―― )』 [Tue 20 Oct 2009 01:38:35]
お知らせ > クリスティーナさんが帰りました。 『 窓の外を白黒の蝶が一匹過ぎった。 溜息が一つ毀れる。 』 [Mon 19 Oct 2009 11:47:27]
クリスティーナ > ( 件のウォッシュベアーの影響で市のあちこちに影響が出ているようだ。 病院や教会は勿論、鉱物資源の不足、高騰、死者の数だけ葬儀があって、死者の数だけ遺族が居て、生き残った人間も途方に暮れている。 この重苦しい時期に今度は疫病の流行なんて、まるでこれからどんどん転げ落ちていく未来の予兆みたいで気が滅入る。 親爺はウォッシュベアー鉱山で働いていた鉱山夫やその家族をうちの所有する鉱山で雇用するつもりらしい。 うち―――バルトロッツィは元々鉱夫ギルドから鍛冶ギルドを吸収して銃砲を扱うようになって拡大していった一族だ。 今も多くの鉱山を抱え、そこから派生する多くの事業のシェアを握っている。 雇う先は幾らでもあるだろう。 ) ……鬱陶しい空。 ( 書き物をする手を止め、また窓の外を見下ろす。 息抜きをしようにも、外に出られないんじゃあ出来る事は限られている。 今日のボディーガードは誰だったか――――…フジキだ。 よりにもよって一番喋らない、一番面白みのない、一番空気が重くなるフジキだ。 まったく、こういう時に限ってジョゼは来ない。 ひょこっと現れれば書き物なんか放り出して、一日中ベッドで過ごすのに。 ) [Mon 19 Oct 2009 11:44:12]
クリスティーナ > ( 朝から生憎の雨模様。 それでなくても窓の外を見下ろせば、遠く近く気味の悪い白黒の蝶が時折横切るのが見えて、とてもじゃないが外出する気も起きない。 ここ数日はこの隠れ家から一歩も出ていなかったりするが、食料はボディーガードに買いに行かせれば良いし、机に向かっていても出来る仕事は山程ある。 最近は芸能横丁に進出した3店舗も上手く回っているようだし――――ああ、Tozziで雇ったエルフの娘が2ヶ月も行方を晦ましてるとか店長が言っていたか。 もうクビでいいんじゃないかと思うが、判断は店長に任せる。 確かまったく未経験者でこれから頑張って覚えるとかだったが、片手間のバイトなんて気楽なもんだ、って話か。 経営なんてしてりゃあよくある話。 ) ( ジョゼを連れ込んだのは最後何日前だったか。 放し飼いの野良猫みたいなモンだから、何処へ行ったとしてもどうこう言うもんじゃあないが―――――お腹が空いたらここに帰ってくるだろうっていう自惚れがあるから放し飼いにしているんだっていう自覚は一応、ある。 私以外の人間にもそこらで身体を開いているって事も知っている。 それに嫉妬もしている。 だけど拘束はしない。 固執もしない。 いずれ組織のボスになる人間が私情で過度に何かに入れ込むような事があってはならない。 ) [Mon 19 Oct 2009 11:32:16]
クリスティーナ > ( 芸能横丁外れにあるとある高級アパートメント通りに建つ、庶民がどう逆立ちしても手が出せないようなそういう建物の、とある一室。 パレンティ・ロゼ・サングェ―――「薔薇の血族」と呼ばれるガッリア系マフィアの所有する物件の上層階。 その一室にクリスティーナ・バルトロッツィの隠れ家がある。 そのフロアーにある全室が組織の所有する部屋で、隣の部屋には常に4人居るボディガードの内誰か一人は詰めている。 ボスであるアゴスティーノ・バルトロッツィの一人娘にして既に事業の一部を受け持つ若干17歳の娘は反抗期という程ではないが生来の面倒臭がりのへそ曲がりの負けず嫌いで、何かと過保護なくせに口煩い両親の元に毎日帰るのが煩わしいと思い、結構な頻度でこの別邸に寝泊まりしている。 隠れ家的な意味が失われるとボディーガード達に苦言を受ける事もあるが、あくまで隠れ家の一つに過ぎない。 ) ――――何から隠れてるって、そりゃあ。 ( 空気の読めない親爺と、怒ると面倒臭い母親からだ。 それでも目の届く所に居るんだからまぁ、大目に見てくれと。 家を継ぐ気があるから学校にも一応通いながらあれこれ事業に手を出してるんだし。 ) [Mon 19 Oct 2009 11:15:32]
お知らせ > クリスティーナさんが来ました。 『 芸能横丁別邸 』 [Mon 19 Oct 2009 11:01:16]
お知らせ > ナイトさんが帰りました。 『( それは割りと死活問題で、猫はもう少し真剣に考えることにした。 )』 [Sat 17 Oct 2009 01:37:43]
ナイト > (その姿は――直立して歩くその姿は――つまりは素早く地面を駆け抜ける術などその生き物に必要ない、という証明だった。馬を初めとする動物を使役し、海原には帆を上げて船を走らせ、あるいは外敵から逃れるより、戦う術を選ぶことができる。それ故、人間は地面につける足を二本に減らすことができた。猫や、犬や、鳥や、その他全ての生物が選ぶ余裕など持たなかった進化のルートに、この動物だけが踏み出すことを許された。絢爛華美な衣服も、豪奢なアクセサリーも、猫には鑑賞することができないが、人間という生物が辿りついたその体の形だけは、疑いべくもなく美しいのだ。自然から遠く離れた姿を許された、選別の徒なのだ。)       (猫の吐息は、既に冷えた空気を少しだけ白く染めて、消えた。嗚呼、秋が深まり、やがて冬が来る。冬が訪れること、猫はどこかの屋根の下にいるのだろうか。それとも、まだ此処を彷徨っているのだろうか。) [Sat 17 Oct 2009 01:36:49]
ナイト > (猫は自分を蹴り上げた男を哀れんだ。猫には「憐れみ」という感情がある。既に確定できるほど、それは猫に宿っている。だから、猫はそれを惜しみなくあの男に使った。一体何が原因なのかは分からないが、あの男が黒い猫を不吉だと思っている限り、これから先道中で出会う全ての黒い猫を蹴り上げなければいけない。それはとてつもなく労力を必要とすることなのだ。或いは、蹴り上げなくとも、黒い猫を見るたびにあの男は原因不明の怒りに囚われるだろう。それもまた、とてつもなく精神を磨耗させる代物だ。憐れな生き物だ。人間と、人間に似るものと――人間に擬態する精神を持つものは。)    (ぶるり、と猫は震えた。此処は寒い、酷く寒い。そう結論付けることにした。寒いから猫は震えたのだ。断じて何か、望まぬ予想が心中に浮かんだわけではない。行き交う人の足を、地面に近い場所からただ見上げていた。すべからく、人間は美しい。地面を素早く駆ける為に、四足として進化した猫と違い、二本の足で大地に立ち、背筋を伸ばして歩ける。感嘆したい気分だった。人間は気づいてないのだろう。その姿こそが、世界の覇者として誇るべき証であった。) [Sat 17 Oct 2009 01:31:05]
ナイト > (自分の腹を舐める器用さを、猫は持ち合わせていた。こればかりは人間にも、もっと言えば大多数の動物にもできないことだ。体を曲げて、痛むあたりに舌を這わせる。外傷は無いが、猫は外傷と内傷の違いなど知らない。猫はただ、自分の舌が傷と痛みを退ける性能を持つことを、経験によって知っているだけ。何度も何度も、丁寧に舐め上げていれば、そこの痛みは少し薄まったような気がした。そろそろ立ち上がれそうな気もしたが、試してみれば軟い足がまだ言う事を聞かなかった。仕方なく猫は長居を決め込んで、じりじりと道端へと体を寄せて、また伏せた。せめて、人の目に付かないところに。せめて、また理不尽な恨みを受けないように。)     (本当はずっと前から、猫は自分に石を投げることもたちの口から、この毛並みを厭う人間がいることを知っていた。だけど――、石は当たらなかったのだ。たったの一度も。だから、気にしたこともなかった。嘆いたところで、毛並みは変えられるべくもにない。顔も知らない親から、猫が確かに受けづいたものなのだ。猫の体は脆く小さい。武器を振り上げる腕もなく、鎧を纏う力もない。恐怖から逃れる術は、ただ逃げること、としか知らない。それが近頃は、少しもどかしい。――それはおかしいことなのだ。とてつもなくおかしいことなのだ。自分の体に満足しない動物などいない。いないはずなのだ。猫は動物ではなく、猫はヒトではない。それならば、ここにいるのは何だろうか。)     (少し考えかけて、頭を振るった。多分猫は、まだこの先には行けない。根拠はないけど、根拠も無く確信できる。猫はまだ――それに足りない。) [Sat 17 Oct 2009 01:19:42]
ナイト > (無慈悲な重力が猫を地面に縫い付けていた。痛みは時と共に少しずつ薄れては行くが、立ち上がるまでにはまだ時間がかかりそうだ。既に真夜中を過ぎても、時折人通りが確認できるとおりで、猫は背景の一部になり、ただそこにいた。息をするたびに、痛みが波のように腹から混みあがってくる。先ほどまで見上げていた月を、いつの間にか見失っていた。猫は転がったまま色違いの瞳を動かして、夜空を探す。 ―― あった。きゅ、と瞳孔が狭まる。蹴られて飛んだ分だけ猫は移動して、月は建物の後ろに半分隠れていた。月を見ていたから、蹴られたのだろうか。少し考えて、結論を出す。そうだとも、普段の猫ならば、あの程度の悪意は直ぐに嗅ぎ取れた。猫は悪意に敏感な生き物なのだから。それが、あの月によって呼応された何らかの感情が、猫の視点を空へと吸いつけた。それ故、こんな苦しみが訪れたのだ。)       (お前のせいだぞ、と猫は不服そうに月へと語りかけた。小さく、ミィともニャともつかない声を奏でて。男のように、理不尽な怨嗟ではない。猫の怨嗟には根拠がある。) [Sat 17 Oct 2009 01:09:42]
ナイト > (痛い、とてつもなく痛み。人間のそれより幾分か脆弱な肺が機能を失い、呼吸が苦しくなるほど。幸い、男は今の一撃で気が済んだのか、低い声で怨嗟と罵倒を浴びせかけるだけで、二度目の攻撃に移る気配は無いようだ。僅かに香る酒精が、猫の仮説を肯定していた。――男はきっと、機嫌が悪いのだ。どんな理由があるのかは知らないし、興味も無い。猫はそれより、どうして男の怒りの鉾先が自分へと向けられたのか、そのことを考えたい。黒い毛並みが不吉なのだと、一体誰が決めたのだろうか。)    (猫は蹴り上げられた瞬間も、壁にぶつかったときも、声を上げなかった。骨を痛めていないといいのだが、と密かに願う。当たりところによっては、十分猫を殺せる重たい一撃だった。それでも猫は声を上げなかった。今の猫の声は――例え人間である相手に伝わらなくとも言葉だった。単なる鳴声ではなく、意思表現の手段だった。苦痛に揺さぶられて声を上げることは正しくない、それは表現ではなく、それをしてしまえば猫の自我は再び忘却の水面へと潜る、そんな気がした。)    (気味の悪い猫だ、と言い捨てて男は立ち去った。猫は密かに安堵を覚える。何せこれでは、逃げたくとも叶わなかっただろう。冷たい地面に伏せたまま、猫は何度も、苦しげな呼吸を繰り返す。) [Sat 17 Oct 2009 01:03:23]
ナイト > (まず間違いなく、猫は空腹だった。それに加えて、酷い疲労を感じていた。だから、鋭く磨き上げられたはずの感覚が鈍ってしまったのだろう。男の蹴り上げたつま先が、したたかに横腹へとえぐりこむときまで、ただぼんやりと芸能横丁の道端に座り、月を見上げていたのだ。)      (男は喚きながら、猫を蹴り上げた。たったの一撃、だけど、十分猫から体の自由を奪うのに足る苦痛を与える一撃。 ――壁にぶつかって、猫は思う。猫は何か、こんな仕打ちを受けるようなことをしたのだろうか。否、少なくとも心当たりはなかった。)     (男が、何かを言っている。不吉、黒い猫、不吉。微かに動いた耳が、その単語を拾い上げてレパートリーと照合し、ようやく猫は心得るのだ。) [Sat 17 Oct 2009 00:57:23]
お知らせ > ナイトさんが入室されました。 『( 体が宙に浮いた。 )』 [Sat 17 Oct 2009 00:53:31]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが帰りました。 『        ( 空白の言葉は、紡いだ唇だけが知っている。 )』 [Thu 15 Oct 2009 23:51:12]
ヘヴン@試薬 > ないわけには、いかないばしょですから。 ( くすくすくす。きっと擦れ違う人間達には、機嫌よさげに見えるのであろう子供の造作。 小さく笑いながら、流れる世界を忙しなく見渡して。 鮮やかに弾ける色彩に瞳を細めて、耳朶を擽る異国の言葉に、物語に胸を押さえる。まるで高鳴りでも堪えるような仕草で。 きっと其処に偽りは無いのだ。表れるものは何処までも、ほんとうの事には違いないのだから。 ) ここは、とても きょうかいの上にいる、せかい。 だから、どうか。 ( 長い袖から覗く指先、まだイキモノのカタチとして完成しきっていないような、小作りな子供の爪と爪がかつんと不器用にぶつかって、胸の前で祈るような形を組む。 道の端、まるで歩きながら祈るような造作で。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:48:54]
ヘヴン@試薬 > ( 通りの方に足を踏み出せば、鮮やかな色彩が目を奪う。煌びやかな衣装を翻すのは、客引きの踊り子か。舞台を宣伝する看板役か。語られる口上は物語。耳元を掠めていくのは謳う声。 鮮やかに色付く世界へ幼子の姿で踏み出して、紫色の視線はくるくるとあちこちを踊る。 ) ……ここは、とても…… ( 如何にも年端もいかない風情の子供が、真夜中に一人歩いていれば、多少の奇異の目は向けられようが当然の事で。 もう少しはしっこそうな印象なり、着飾る風情でもあれば、何処かの一座の子供として、さらりと見逃して貰えるのかもしれないが。 質素なワンピース姿では、中々そうも行かない。 )  ……けいらでもあったら、たいへんです。 ( くすくす。通りすがりに擦れ違う人に、聞こえたかもしれない笑い声。 子供らしく、らしからぬ。 くすくす、さざめいて流れるばかり。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:38:50]
ヘヴン@試薬 > ……してんが、ひくい。 ( 空に向けて翳すようでいながら、指先は大まかに高さを測る。 確か、これくらいだったろうか。いつもの自分の姿は。背伸びした先、随分高い位置に指先はあるように見えて、きゅうと眼差しが細くなる。 )  ……ずいぶん、人って育つものなんだ。 ( 耳に届く声が高い。後、呂律も微妙に回ってない気がする。 嗚呼、そうか。子供だから、舌の長さが足りなくて。難しい音はまだ発音出来ないんだ―― )  ……そだつというのは、おかしなもの …です。 ( 不変に慣れきっていたのだろう。だってそれは最初からの事なのだから。当たり前は揺らがず、だからこそそれ以外の可能性など考えはしない。 仮定すら入り込む余地が無い場所に、今はこうして発生しているイレギュラー。  … ぱしゃん。踏み出せば、足元で水の音。 耳を澄ませば、賑わいが戻りつつある横町の音。 ざわめき、喧噪、ひとの気配。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:30:08]
ヘヴン@試薬 > ( うっかり色々寸断し過ぎていた気がする――… さておき。 )  こどもの目って、こんなふうに見えてるんですか。 ( 雨が退く。地にたゆたう水溜まりから、波紋の色がゆらりと消える。空は未だ薄曇りの澱みを残しながら、雨上がりの空気を吸い込んだ。 舌先残るのは、湿った雨の味。 庇から出て見上げた空が随分遠く、高く見えた気がして。 色味だけは変わらない瞳が、じぃ、と空を向く。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:23:30]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが来ました。 『( ぱちり、瞬く。 )』 [Thu 15 Oct 2009 23:21:12]
ヘヴン@試薬 > ( ざあざあ激しく地面を打つ音。いつもは賑やかな横町に響く、今は自然のオーケストラ。 路上で芸を披露する芸人達も、今は軒先やらテントやらに避難済みか、出ている人影はいつもよりは少ない。 そんな中でも、そんな中だからこそ、張り切る輩も無論、いるものだけれど。 ) 一昔前なら、見せ物の人魚の子とか出てきたかしら。 …今はどうしているのかな。 ( ひとむかしまえ。 そんな言葉を呟くには不釣り合いな小さな影は、とあるテントの脇に積まれた機材の作る影の下。臨時に軒先を借りるような形で、雨に煙る町並みを見る。 ) [Thu 15 Oct 2009 00:06:23]
お知らせ > ヘヴン@試薬さんが来ました。 『( あまおと。 )』 [Wed 14 Oct 2009 23:59:43]
お知らせ > リート@蝶さんが退室されました。 『 (そして、首筋に浮かぶ痣には気付かぬまま) 』 [Tue 13 Oct 2009 00:13:59]
リート@蝶 >  (普段なら、きっとこんな愚かはするまい。ましてや楽器を奏でる手に怪我など――) … すみません。 破片、片付けてもらっても―― (良いですか、という言葉さえ詰まる。矢張り風邪を引いてしまったのだろうか。まさか以前みたいに伝染病なんてことは――) (ない、とは言い切れない。けれど――まさか。まさかだ) (店員には布巾を貸してもらって汚してしまった椅子や床を拭こう。店員が粗方掃除してくれているであろうが、今度は破片で手を切らないように気を付ける) 本当にすみませんでした (店員に頭を下げて、会計に向かう。割れたカップのこともちゃんと説明しなければ。ケースと杖を持つと、手に走った痛みに眉を寄せた)   [Tue 13 Oct 2009 00:13:34]
リート@蝶 >  (店員が歌い手に駆け寄ってきて、漸く歌い手は己の口を動かすことを思い出した) あ――、ご、めんな さ …い、弁償、しま すか ら (指先の震えはなくなったけれど、代わりに倦怠感が更に重くなった気がする。――頭が重い。何が起こったのかを振り返ろうとして、その作業が存外難しいことであるのに戸惑う。耳に残っているのはカップが悲鳴を上げた音――、) …あ、すみません (そうだ、破片。カップの破片を拾わないと。散らかった思考のままにテーブルに両手を伸ばす。カップの破片を拾わないと――) ――い…ッ (破片を探すような素振りをするまでもない。両手の指先に鋭い痛みが走って、伸ばした両手を引っ込める。何が起こったのか分かったのは一瞬の後。破片で手を切ってしまった)  [Mon 12 Oct 2009 23:59:57]
リート@蝶 >  (侵食値1→5) ッ、 (突然背筋に寒気が走った。それに呼応するかのように全身の体温が下がっていくような感覚。指先は冷えすぎて、まるで麻痺してしまったかのように震えた。上手にカップが包めない)  (――カップが手のひらから零れてい く ) …、 あ、ッ (嫌な音がした) (静かな店内にカップの割れる音はよく響いただろう。ささやかながらも交わされていた会話の音が途切れてしまった) ――、 (残った紅茶が床と靴を濡らした。けれど、歌い手は動くことができなかった。まだ手は瘧の様に震えている)  [Mon 12 Oct 2009 23:49:15]
リート@蝶 > (体調はあまりよくない。…風邪だろうか。倦怠感が身体に圧し掛かってくるようだ。それでも歌えないほどではない。幸い喉は普段どおりで、歌うのに支障はないのだ。音に聡い者ならば歌い手の不調などすぐに見抜いてしまうだろうが) 特に不摂生したわけでもないのに…、 (――風邪だなんて) (流行っているのだろうか。けれど、今のところそんな話は聞かない。人は少ないが、少なくともカフェにいる人間で咳き込んだりくしゃみをしたりする人間はいないようだし) ……、 (そう、気にすることもないか。また一口、紅茶を口に含んだ) 【判定】  [Mon 12 Oct 2009 23:39:04]
リート@蝶 >  (歌い手はカフェで時間を潰していた。紅茶を飲みながら、途切れ途切れの会話を耳に入れる。もしかしたら今日は歌うことなく終わってしまうかもしれない。雨の中で歌うことができないわけではないが、楽器が湿気で駄目になってしまうのは困る。使い潰し、駄目になったら買い換えると言うような豪快な金の使い方はできない。楽器は長く、永く使い続けるものだ) はー… (温かい紅茶にほっと息を吐いた。不調を訴える身体に温もりが染み込むかのようだ。両手でカップを包むように持つ。――随分と手が冷えているような気がした)  [Mon 12 Oct 2009 23:33:00]
お知らせ > リート@蝶さんが来ました。 『 (雨はやまず) 』 [Mon 12 Oct 2009 23:26:14]
お知らせ > 雨吉さんが退室されました。 『ありがとうを言う代わりに、一曲歌ってくれるかいと尋ねた』 [Mon 12 Oct 2009 23:12:26]
雨吉 > ( 『お気の毒様、まぁ、その内良い事もあるよ』 そういって女の子は肩を竦めた。 その笑顔は、なんと言うか、屈託ないというか明るいと言うか……… )( ほんの少し、救われた気がした。 ) [Mon 12 Oct 2009 23:11:19]
雨吉 > ( 思わず溜息が漏れた。 ) ( そのせいかどうかはわからない。 歌を歌っていたホワイティアの女の子がこちらに振り向いた。 『おじさん、傘も差さないでなにしてんのさ?』 にっこり笑いながら、話しかけてくるので、釣られて僕も笑った。 ) 傘、盗られちゃってね。  [Mon 12 Oct 2009 23:05:43]
雨吉 > ( 音楽が聞こえる。 ギターと言ったか、琵琶や三味線に似た楽器だ。 バチを使わずに指で弦を弾いている。 ) ( 歌が聞こえる。 若い女の子特有の張りのある高音。 ホワイティアの女の子だ、ホワイティアはちょっと年が判りにくい様に思う。 多分16・7くらいだと思う。 ) ( わかっている。 考えまいとして、他の何かの事を考えようとしている。 何かを見たり聴いたり、誰かに関わったりしてそれに集中すれば、その間は他の事を忘れていられる。 それが人を殺した事でも、忘れていられる。 僕は最低だ。 ) [Mon 12 Oct 2009 22:54:25]
雨吉 > ( 思考は連続する、と言う事をどこかの偉い学者か何かが言っていたような気がする。 例えば、何故雨の日は人恋しくなるのかと言う事を考えていたとして、それを考える過程で、雨に関連する事柄の知識や記憶が呼び起こされる事があるという事だ。 )( そう言えば昔から雨の日は好きじゃなかったな、なんてことを考えてしまうのは、きっとそういう事なんだろう。 家業の訓練は雨の日が多かった。 雨は物音や足跡を消してくれるし、目撃者も減るからだ。 それに、雨の日は外に出れなかったので、妾の子だった僕はウチの中で肩身の狭い思いをしながら過ごす事が多かった。 こうやって雨の日が嫌いな理由を考えてるって事は、思考が連続してるって事だ。 ) [Mon 12 Oct 2009 22:39:29]
雨吉 > ( 自分でも説明のつかない行動と言うのが、この世にはあると思う。 大概、人はそれを癖だとか気分だとか、そういう物だって事にしてそれ以上考えるのを止めたり、そもそも考えようともしない者もいる。 まぁ、説明をつける必要がないって事は考えたって仕方のない事だったり、考えるまでもないような些細な事だってことなのだから、それはそれでいいのかもしれない。 ) ( そう考えるに至り、僕は何故雨の日になると人恋しくなるのかを考えるのを止め、雨で疎らな観客が集まっている所を探した。 ) [Mon 12 Oct 2009 22:27:56]
お知らせ > 雨吉さんが来ました。 『雨』 [Mon 12 Oct 2009 22:19:01]
お知らせ > ヒルダ@蝶さんが退室されました。 『 不安を紛らわせる為に、今日はお酒を飲もう。 』 [Sun 11 Oct 2009 19:25:09]
ヒルダ@蝶 > …とにかく、やっぱり今日はこれで切り上げて宿でゆっくり休もう。きっと疲れてるのよ。ほら、疲れてたりしてる時って、お肌の荒れが酷くなる時があるし。体調を整えれば大丈夫よ。 ( …そう自分に言い聞かせて、魔女は椅子から立ち上がり荷物を纏めだした。鞄の中から雨具を取り出し、それを被って雨の中を走り出したのだ。 ) [Sun 11 Oct 2009 19:24:13]
ヒルダ@蝶 > ( 【侵食値:1→3】 ) ( 私は捲った包帯を下に引っ張って、その黒い染みが見えないようにした。もしこれがペストだったらどうしよう?今から魔女ギルドを尋ねギルド員として復帰しても、事と場合によってはギルドに迷惑を掛けてしまうことになる。 ) なんでこっちに戻ってきて早々こんな目にあうのよぉ…。 ( やっぱり戻ってくるべきでは無かったのだろうか。神様の罰ぐらい今となっては屁でもないけど、悪魔にまで見限られるのは困る。 …それに、まだ大変なことになってるって訳じゃないかもしれないし。このだるさはやっぱりただの風邪で、この黒い染みは―― そう!お肌の手入れを怠ったからかもしれない。考えてみれば、外にでるときはずうっと包帯をしっぱなしだったし、きっとそのせいだ。 ) [Sun 11 Oct 2009 19:19:25]
ヒルダ@蝶 > ――― やだ、何これ…。 ( 逆の手で包帯を持ち上げて見てみると、確かに自分の肌に黒い染みが浮かんでいた。昨日、包帯を取って手を洗った時には気付かなかったのに、いつの間に出来たんだろう。ここでは包帯を外すわけに行かないので、その染みがどれだけ広がっているかはわからないが…。 ) 火傷の後遺症?でも…。 ( 火傷の跡は残ったが、それだけの筈だ。痛みは随分前に治ったし――。風邪ばかりと思っていた今のこの身体のだるさに何か関係があるのだろうか? ) ちょ、ちょっと。冗談じゃないわよ。まさかペストの呪いじゃないでしょうね。 ( 病気と言わず呪いというのは、ヒルデガルド・グレーテが魔女だからなのだが、対処の仕方が判らない時点で病気であろうが呪いであろうが同じことだ。それにきっとペストなんかじゃないはず。魔女はペストをばら撒く側だから…いや、その考え方には無理があるか。とにかく、これは隠した方が良い。魔女の身体に黒いシミが浮かんだなんてことが知れたら、大聖堂の連中が私を捕まえにやってくるかもしれない。今の私は魔女ギルドの保護を受けられない立場にいるのだ。 …【判定】 ) [Sun 11 Oct 2009 19:09:32]
ヒルダ@蝶 > こうなったら、次に来た客に吹っかけてやるわ。一万…いえ、二万ぐらいなら大丈夫でしょ。私の占いの術っていうのは、凄いのよ。本来ならもっととっても良いぐらいにね。 ( 勿論、あんまり貧乏そうな相手にそうするのは可愛そうだが、二万稼げれば少し余裕が出来て何日か休んでいられるし。あまり体調を崩すと、今度は占いの能力の方にも影響がでてしまうので、なるべくなら早めに休みたいものだ。 ) ( ぎ、と粗末な椅子の背もたれに寄りかかり、机の上に手を組みながら人影のまばらな通りを眺める。こういう日はむしろ酒場とか喫茶店とかで占いをした方が儲かるんだけど、お店の許可を得なくちゃならないし、早めにどっかのお店の店主と仲良くなって占いをさせて貰えるよう交渉して――。 ) ………ん? ( その時だ。 …私の右手には、以前フェザリアンの友人―― エンジェル・マギーを辱めた報復として「強姦魔」という焼き鏝による醜い傷跡があり、同様のものが顔にもある。その二つを包帯や湿布で隠しているのだが、右手に巻かれた包帯の端から何か黒ずんだ奇妙なものが見える。最初はゴミか汚れかと思ったが、どうもそれは私の肌の色のようだ。 ) [Sun 11 Oct 2009 18:55:50]
ヒルダ > ( どうやら本格的に風邪をひいてしまったらしい。身体のだるさが残り、頭もぼうっとしてあんまり考え事ができない。けれども、今の私の経済状況はゆっくり休んで体調を整えるっていう余裕は無く、当然医者に診てもらう金も無い。身体を冷やさないように注意だけして、占いの仕事にでた。 ) だというのにこの雨は――…。 ( 本当に苛立たしい。今日もその激しさは変わらず、雨が凌げる軒下で机と椅子と水晶玉を並べて客を待つけれど、今のところ来てくれた客はゼロ。これならやっぱり宿で休んでいた方が良かったかもしれないが…。 ) [Sun 11 Oct 2009 18:44:22]
お知らせ > ヒルダさんが来ました。 『 倦怠感。 』 [Sun 11 Oct 2009 18:39:43]
お知らせ > 藍音@試薬さんが帰りました。 『ちょっと背伸びした風バングル+αが色々で大体5万エンくらい。』 [Sun 11 Oct 2009 03:17:48]
藍音@試薬 > 皮帯・・・べると だったか? べると と小物がほしいナ・・・ 香は要らんか。鼻が曲がる。 (この薬の効能も取り込んでしまえれば、男の娘に擬態した女の子――とか訳のわからないものになることもできるかもしれないな―― とかも思いつつ。 すっかり非日常がお気に入りである。 ) む・・・此処か。 判り辛い所にあるものだ。 (暗黒街辺りにあった目当てのお店の一号店は、品揃えも相応にあった気がしたが――今しがた漸くみつけたこっちの二号店はどうだろうか? 雨もいまだ酷いし、早速中に逃げ込もう。) [Sun 11 Oct 2009 03:06:02]
藍音@試薬 > ・・・・まぁ良いか。(徘徊してこのあたりの道程をを叩き込んでしまうのも悪くはないかもしれない、とか。唯一の懸案事項は)この時間でも空いているといいがな。(ってことだが、よしんばダメなら隣の地区にでも梯子すればいい事。遊びのネタには事欠かない街だ・・・”あちら側”でも期間限定の変わった遊びができるに違いない。 ミニ過ぎて機能を果たしていないチェック柄のスカートにショートパンツ、シャツの上からはネクタイなど締めてて、今の格好ではどっちかというと楽しませる側の男の娘扱いされそうだが。) [Sun 11 Oct 2009 02:42:25]
藍音@試薬 > しかし・・・この辺りは空模様で様相が違いすぎるナ。いっそ看板だらけにしてしまえば――(地図を見れない女である自分は助かるが、若者向けのしゃれた雰囲気が台無しになるだろう。 一部の人間からの訓練もあってある程度身を飾る事には理解がでてきたが、空気の読み方は相変わらずのようだ。 道に迷うのも。)――誰ぞに案内させればよかったか。(普段なら道行く人間捕まえて聞けたのだがネ。) [Sun 11 Oct 2009 02:33:06]
藍音@試薬 > ・・・・逆は然らずか。 楽しまぬうちに面倒な季節になったものだ。(春〜夏の思い出をぐるぐる見回すが大した物がない。祭りに出損ねたり、民族対立に心を痛めたり――) 噂に聞いた村といい、厄年なのかも知れんな・・・せめて現場に居れればああはさせなかったものを。(何かしていないとどんよりと凹みそうであり、今回の無茶な遊びも無力感を紛らわせるための道楽のよーだ。 幸い仕事先に出向いたら頭抱えつつ家でねてろとおおせつかった為、特段の事情ない限り、効力終了まで遊び倒す事ができる。) [Sun 11 Oct 2009 02:19:52]
藍音@試薬 > (本日の目的は現状におけるファッション性の充実であって、この辺りで密かな人気を誇ってるらしい芸能横丁裏通り、通称キャットストリートを歩いてる。 表のバカ騒ぎの方が本来は好きなのだが、芸人の皆様方はどうにも自分ほどは気合がないらしい―― ) 我が祖国では心頭滅却すれば火もまた涼しと・・・・っくしゅ。(小さくくしゃみ。そろそろ夜は寒くもなってきたか。 雨宿りを兼ね目当ての店を探すべく、左右看板を確認しつつ。) [Sun 11 Oct 2009 02:05:09]
藍音@試薬 > (雨は仕事に差し障る厄介なものだ。 呪符は濡れて役目を失い、重たい仕事着はさらに重くなり、”朧侍”を憑かせるためのボディペイントも落ちてしまうから――逆に言えば、それらを携帯していない時なら雨の中でも水の中でもさほど困る事は、ない。 嫌悪感と好奇心なら後者が勝つのが藍音という人格であり―― ) ・・・・さて、どのあたりだったか。(本日も酷い天気に負けず、横丁に繰り出したわけだ。) [Sun 11 Oct 2009 01:51:38]
お知らせ > 藍音@試薬さんが来ました。 『雨の中を歩く。』 [Sun 11 Oct 2009 01:43:25]
お知らせ > マリアさんが帰りました。 [Thu 8 Oct 2009 15:00:14]
マリア > (少し時間を取ってもう何度か今日は頑張ろうと思う。掛けられる声に笑みで応えながら、話しかければ無難な返事を返しながら。) (ウォッシュベアーから帰った人の幸せを願うのだった。 今日の分の収入は全額募金箱に送られる。) [Thu 8 Oct 2009 15:00:07]
マリア > (暫くして緩やかにバイオリンがクライマックスへ向かい、音の数に合わせて踊り子のステップも増える。  ダダダ っと踏み鳴らした音と演奏が終わるのが同時で、2人はそのまま停止した。終わりだ。)   (パラパラとした拍手が始まってから、楽師が被っていた帽子を脱いで礼をする。そのままその帽子で集金に向かった。 踊り子も後ろで一緒に礼をした。) 、、(たいした時間ではなかったけれどほのかにあがった息を整えながら、体を冷やさぬようバイオリンケースと一緒に置いてあったカーディガンを羽織り、) [Thu 8 Oct 2009 14:55:03]
マリア > (360度観客を集められるように、パフォーマー2人は道の真ん中を陣取った。屋根がないから雨が降り出したらアウトだ。踊り子は良いが繊細な楽器は水に弱い。) ―― (2人とも薄く笑みを浮かべただけで、表情に大きな変化はない。言葉もない。黒いワンピース一枚のシンプルな衣装で、その空間は非常に大人しいものだ。) [Thu 8 Oct 2009 14:48:09]
マリア > (横丁の片隅。すっきりとしない天気だけれど、そんなの関係なしに賑わう広い通り。僅かに出来た群集の中央から、高いバイオリンの音が響いた。 スローテンポなそのリズムに合わせ、楽師の周囲を円を描くように踊り子はステップを踏んだ。) (バイオリンの心地良い音と一緒に、カツカツと切れの良い靴音も響く。ダンスはアイリッシュダンスのステップを踏みながら、穏やかなクラシックバレエを思わせる。) [Thu 8 Oct 2009 14:42:36]
お知らせ > マリアさんが来ました。 [Thu 8 Oct 2009 14:33:09]
お知らせ > ハニィさんが退室されました。 『 紅梅さまにも 教えてあげよぉ ッ、 ( スキップで、 お家に帰る。 )』 [Mon 5 Oct 2009 00:07:47]
ハニィ > ――――― 、 ( キラキラしてて、 ピカピカした世界。音が溢れてて 光が溢れてて。自然と 笑顔になる様な、場所。 )  …… 、 ( 小走りで、黒翅 パタパタと動かしながら、 視界に色々なものを映していく。 )  … わああッ、 ( 綺麗な踊り子さン。 )  ふあッ、 ( 澄ンだ音色の歌姫さン。 )  うゅッ、 ( 不思議な動きの役者さン。 )  ( 面白いお顔のピエロさンに、演奏家さン。物語を紡ぐ人に、絵を描く人、 ――此処には、すごくいッぱいの人が居て、 )  …… えへへへー ッ、 ( 笑みがこぼれた。 何だか、回ッて見るだけで 凄く楽しい。 ) [Sun 4 Oct 2009 23:57:47]
ハニィ > ( 大アルカナ、小アルカナ、 ――枚数を数えて、ほうッと安堵の息一つ。 ) ―― ふゅッ、…、 ( きちンときッかり拾い上げた。お洋服のポケットに入れて、占いの練習は諦めて。 ――そこで漸く、何人かから向けられてた視線に気付く。 )    … ? ( こてン、ッて小首傾げて不思議そうに 見遣れば、視線向けてた人達は何処かへと行ッてしまい、 )  … … ? ( 不思議ッて気持ちが 増えて、首と一緒に身体まで傾いていく。 )   … あッ、そーだ ッ、 ( 思い付いた様に呟けば、 身体は元の位置。 )  めでる のに、色々 見るのぅ ッ、 ( 此処は 自分の知らない世界 だから。 ドキドキする胸をぎゅうッて抑えて、 賑やかな場所へと歩き始める。 ) [Sun 4 Oct 2009 23:41:40]
ハニィ > ―― ンン、でも 待ッてるだけじゃ チャンスは まわッてこない のぅッ! ( すくッと立ち上がり、 ) ハニィからも ぐぐいッて声 かけなきゃ ッ、 ( 何人かが振り向いたが、黒蝶は気付かない。 膝の上に乗ッけてたタロットカードが 立ちあがッた瞬間 バラバラッと落ちた。 )  …… ? ( 音と 違和感に下を向いて、 )   …ッ 、 ( タロットに気付いて、へによンと 眉下げた。 )  ああーッ!ふまないで ッ! ふンじゃ ダメーッ なのぅ ! ( バッとしゃがンで 拾い始める。 ) [Sun 4 Oct 2009 23:31:32]
ハニィ > ( 占いは、困ッている人の為にあるッて お婆様が話してくれた、から。 困ッてそうな人を探していたのだけれど、 )  …うゅ、―― 。 ( 此処に居る人は、皆キラキラしてて楽しそう。通り過ぎていく人も、ニコニコして楽しそう。 )  … ここは、 たのしい 場所 だから、なのぅ ? ( こてり、小首を傾げる。 賑やかな音楽と、歌い声。笑う声。 色々な 楽しい音が混ざる、場所。 )  …… なンだか ッ なンだか ッ、 わくわくッて するの ぅ。 ( 両手を口許に持ッていッて くすくすッて小さく笑ッた。 此の笑い方は、お家の女中さンの一人の真似ッこだ。 ) [Sun 4 Oct 2009 23:23:03]
ハニィ > ( 芸能横丁の表通りの端ッこに、座り込む黒蝶の翅の少女。 )  ( 視線は、道化師さンや歌い手さン、踊り子さンに向いたり。道行く人へ向いたり 忙しい。 ) ―― これも、 じんせーけーけンのおべんきょ なのぅッ 。 ( にへらッと笑い、膝の上のタロットに触れる。商売できる程じゃァないけれど、占わせてくれないかな、なンて。 さッきから視線はちょこちょこ 動く。 ) [Sun 4 Oct 2009 23:16:29]
お知らせ > ハニィさんが入室されました。 『( ちょこン ッと、 )』 [Sun 4 Oct 2009 23:12:17]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『さて、それじゃそうと決まったら早速月の滴に向かうとしよう。』 [Sun 4 Oct 2009 02:11:31]
ヒルダ > ( これからどうなるのかなんて、占い師の私だってわからないし。わからないほうがきっと刺激的で楽しいかもしれない。少なくともあんな田舎で一生を腐って過ごすよりは、トラブル続きのこの人生を楽しんだほうがまだお得ってものだ。きっと師匠もそう言うに違いない。…多分だけど。 ) さぁ、て。やっぱり手ごろなのは月の滴かしらね。値段的にも丁度良いし、安全だし。スラムの方に行けばもっと安い宿はあるんでしょうけどねぇ。そういうところってベッドが臭くて汚いのよ。ノミとか勘弁してほしいし。 ( 私のように若くて綺麗でイイ女は、それはもうお貴族様が好んで泊まるようなところに行くのが普通だけれど、お金が無いのだから仕方ない。まあいずれって事にしておこう。 ) [Sun 4 Oct 2009 02:08:32]
ヒルダ > ( 他にも、贔屓していた喫茶店がまだ残っていたり、お気に入りだったお店が潰れていたりなんてことに一喜一憂しながら歩く。まるで観光を楽しんでいるみたいだけど、明日からここが私の街になるのだ。新しい物好きで、人の流れが激しく、辛い出来事をなるべく早く忘れ、刺激的な快楽に弱く、まるで私のような街。それがこのヴェイトス市。 結局故郷に帰っても父親とは仲直り出来ず、ここに戻ってきてしまった。 ) 一生師匠のお墓の側に居るっていうのも考えたんだけどね。 [Sun 4 Oct 2009 02:00:34]
ヒルダ > ( 前にここで占いの仕事をしていた時は顔見知りも結構いたけど、移り変わりの激しい場所だから、今はもう占い師のヒルダなんて覚えてる人は殆ど居ないだろう。私も『ファイアー・マン』と同じように、いつの間にか居なくなった芸能横丁の芸人に過ぎないのだ。案外『ファイアー・マン』も芸風を変えて、どこかで別の芸をしているのかもしれない。私はまた占い師をするつもりだけど――。 ) …ま、人間そう簡単には変われないもんよ。女は変わるものじゃないわ、いつまでも昔のままでいるものなのよ。 ( 変わったね、って言われて喜ぶのは若い娘だけ。いつまでも変わらないねといわれた方が女は喜ぶ。…勿論、私はまだ若いが、精神的には成熟した大人という意味で、こう…。 ) [Sun 4 Oct 2009 01:55:01]
ヒルダ > やっぱ変わってないわね。…ま、そんな簡単に変わるようなものじゃないんでしょうけど。 ( 重い荷物を持ち通りかかったこの芸能横丁。今から今晩泊まる宿を探さなくてはならないのだが、その途中でこっちに寄ってみた。ここは色々と思い出深い場所で、占いのお仕事もまたここでもやらせて貰おうかと思ってる。他にも公園とか、淫売窟とか商業地区とか酒場とか、仕事できる場所は沢山あるけど。 ) あー、でもやっぱり芸人さんは変わってるわ。私の知らない人が芸をやってる。あそこは『ファイアー・マン』が火吹き芸をする場所だったのに、今は投げナイフのショーをやってるのね。やっぱり、自分で吹いた火で毛髪が全焼しちゃった事故が不味かったのかしら。 ( 何て事を言いながら、そのショーの側を通り過ぎていく。 ) [Sun 4 Oct 2009 01:47:11]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『 この通りも懐かしい。 』 [Sun 4 Oct 2009 01:41:30]
お知らせ > チエリさんが退室されました。 『(帰り道は、時折見世物に目を輝かせ)』 [Sat 3 Oct 2009 23:51:02]
チエリ > (表記に矛盾を孕んでいたような気がしないでもないが。さておき)(奴隷に求められるのは。一定の範囲において自律して動くこと。そして、自由行為によっては動かぬこと。 そういう道具) 多分、そろそろいいです……よね (視線をさまよわせる先には、さまざまな服装の、時に着飾った艶やかな、時に秋の落ち着きを持たせたしなやかな、そんな主人とは違う人々しか通らない)(彼ら彼女らが、何を求めて動くのか。それを知ることが、この奴隷に課せられた一つの命令。答えをうまく見つけ出せぬもの) [Sat 3 Oct 2009 23:46:37]
チエリ > (何故か。それはそれが奴隷であるからに他ならない。主人とはぐれたならばそれは紛失物、落し物。落とした道具が勝手にどこかへ歩いていくわけにもいかぬ。下手に動いて互いを見つけられぬよりは、じっとその場で待つほうが懸命である。 その人の形が、それをどれほど理解しているかはわからねど。精神的に見れば、それはとても奴隷らしいものであった) あと、もうすこしだけ (とは言え。最初にはぐれた時に、すぐに合流できなかったら家へ帰るようにも言われている。 落としたものが勝手に帰ってくるのなら、それはそれで便利である) [Sat 3 Oct 2009 23:36:42]
チエリ > (幸いなのは、はぐれた場所が家からそう離れていないこと。そして、これが初めてではないこと) どういたしましょうか (それが帰るべき場所は近い。人の波があるとはいえ、帰れないほどでもない。しかしながらそれはその場から動かず、どうしようかと悩んでいる) お先に帰られていればいいのですが (呟きながら、それは人の行き交う通りを見上げ、静かに視線をさまよわせる。 そこに主人の姿が無いものか、と)(もし主人が自分を探しているのならば、一人で先に帰るわけにはいかない) [Sat 3 Oct 2009 23:24:11]
チエリ > (暑さも過ぎて、秋になり風も涼しくなった季節。それでも熱気を絶やさない通りの中で、一つ小さい人の形がポツリと立っていた。人の波を避けるように、道の端によって) これでは、落ち合うことは難しそうです (その人の形は、子供のように背が低く、アマウラやトキノミヤコで見られる装束を着ている。人形のような佇まいは、この通りにおいてもある程度人目につくのだろうが。 それにしては日が悪かった。人の形は知らないことだが、なにやら最近流行りだした人間が近くでパフォーマンスをしているらしい。 人の波に押される形で、人の形は主人とはぐれてしまっていた) [Sat 3 Oct 2009 23:13:45]
お知らせ > チエリさんが来ました。 『(はぐれた)』 [Sat 3 Oct 2009 23:05:23]
お知らせ > セィナさんが退室されました。 『( 鞄の中身が 転がる音を 聞いた 。 )』 [Thu 1 Oct 2009 23:04:56]
セィナ > ( つン、と 爪先が地面につッかかッて、 ) ――― ふえッ、 あ、 あッ、  ( ぐらり、 と視界が 一気に前方から 地面へと移り変わり、 ) [Thu 1 Oct 2009 23:04:32]
セィナ > ( 木箱の所をひょこひょこッと覗きこンで調べてみたり、壁に触れてみたり したけれど、 )    …、 ( 何も解らない。 はふ、と一つ溜息を吐いて、 ) ――― やッぱり ただの噂 、 …、 ( なンでしょう ッて自己完結。くるッと踵を返したけれど、 )   …、 ( やッぱり気になッてもう一度 後ろを振り返る。 視界に映るのは、木箱と塵 そればかり。 )  …… 、 ( 今度こそ、 くるッと方向転換。来た方向 を、ゆッくり戻り始め、 ) [Thu 1 Oct 2009 22:56:26]
セィナ > ( 道を頭の中で描きながら、裏道へと入る。 ―― 華やかな世界の裏側は、暗くて何だか怖い場所。きょろきょろ、と辺りを見渡しながら、歩く。 )  ――――― … お父さン、 …こンな場所 来くるでしょうか …。 ( 明るい場所も華やかな場所も苦手だッたのに。――わざわざ明るい場所を通ッてまで此処に来るのかな、なンて 考えてしまう。歩みは止める事無く、どンどン奥へ行きながら、 )   … あッ、 ( ぴたッと 止まッた。 )  … 行き止まり …、 ( しょぼン、と眉を下げて。 ) ( 木箱やらなンやらが色々積み重ねられていて、此れ以上先へは行けない様。 )  …、 ――― 吸血鬼ッて こンな場所 くるの、かな。 人、あンまり居ない のに 。 ( 噂は所詮噂だッたンだろうか。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:46:56]
セィナ > ( 一歩、二歩、三歩 ッ、 ) ( 何とか踏みとどまッて、ほうッと息を一つ。 )  ……、 ( 謝ろうと振り返ッても、ぶつかッた相手はもう何処かへと歩いて行ッてしまッた様。 )  …… 、 ( 本当に、鈍臭い と思う。もッとしッかりしないと いけないのに。ぎゅうッと鞄を抱き締めて、前を向いて、 再び歩く。 ) ――― … え、 ッと  …? ( 聞いた場所は、横丁の裏に入ッた場所 だッた。何処から行けば良いンだろう? なンて、辺りを見渡して、 )  ―――… あ、 ( あそこ、かな。 と、目に付いたのは、建物の影になッてる細道。 ててッと小走りで其方へと 。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:32:13]
セィナ > ( お家でのお仕事は全部終わらせて、お料理の傍に 「芸能横丁に行ッて来ます。」 ッてお手紙も置いて、 )   ( ―― 此処に来た理由は たッたひとつ。前みたいに、お洋服を買いに では無くて、 )  ……   おとう さン …。 ( ポツン、と呟いた。 ) ( 何時もみたいにお買い物をしていた先で、 お客さンと店員さンが話してた 噂話。――其の、噂の中の人物がお父さンに似てる気がして。 噂場所だッた此処まで、 出て来たのだけれど、 )  ――― …ッ、 きゃッ…! ( ぼンやり考えていたから、足が止まッていたらしい。 どンッと後ろから人がぶつかッて、身体が前によろける。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:21:53]
セィナ > ( 此処には、たくさンの音が在ッた。 ) ―――――… 、 ( 綺麗に晴れた空。それ故か、何時もの通り 賑やかな通り。 )  …、 ( 右を向いても、左を向いても 人、人、ひと 。 )    ( 一人でこンな場所に来るのは、お父さンが居なくなッて、 初めて、だと思う。鞄を両手で抱き締めて、 ゆッくりした歩調で、 人の波に乗る様に 歩いた。 )   ( きょろきょろ、と辺りを見渡して。 不安げに、 眉を下げながら 。 ) [Thu 1 Oct 2009 22:10:42]
お知らせ > セィナさんが来ました。 『( 音、音、おと ――…。 )』 [Thu 1 Oct 2009 22:06:50]
お知らせ > メルティカさんが帰りました。 『( 帰路につく。――お土産のお菓子買うのはすッかり忘れたまンま。 )』 [Tue 29 Sep 2009 23:17:19]
メルティカ > ( 何だかさッきまで苛々してた気分が嘘みたいだ。 )  ンふふふふ−ッ、 ( 能天気に笑い声上げて、拾ッた硬貨を財布に戻し、鞄に仕舞う。 )  ( この場所にはあンまり好かれていない様だけど、何だか今日は気分が良い。雨なンか消えちゃえッて気持ちは変わらないけど。 )  … あたしもお姉さンッて年になッたのかなぁー ッ、 ( 甘やかしてくれる兄が居たし、知り合いと云えば年上が多かッたから 何だか新鮮だ。子供ッて素直に感情出せて良いなあ ッて思いながら、 ) [Tue 29 Sep 2009 23:16:41]
メルティカ > ……、 ( やばッ、て思ッたけど後悔ッて云うのは後で悔やむから後悔ッて云うンだ。 )  ……、ご、ッ、御免 ね? ( 振り返ッた先に居たのは、数枚の硬貨を拾ッてくれたらしい小さな子供。 怯えた様な、泣きそうな顔でこッちを見てる。 ) …… ちょーッとほら、お姉さン 苛々してて、ねッ。 あンたに怒ッてた訳じゃないからッ! ( お姉さンッて言う程 身長は子供と大して変わらないッていう悲しい話。 ) ( 言訳の様な言葉を紡いで、子供の手に500エン硬貨を乗ッければ、 )  拾ッてくれてありがと。それ、お礼ね? ( 感謝しなさいよ、と 子供の頭を撫ぜ。 ) ( 頷いて、笑顔で走り去る子供を 見送ッた。 )   …… 、 ふふ、うふふふ−ッ、 ( 子供が見えなくなッて、にンまり笑いだす。 何これあたしッてちょう素敵な女性みたいじゃない?なンて 内心。 ) [Tue 29 Sep 2009 23:04:31]
メルティカ > ――――…… ( きン、こン からン、 ) ………、…………、 ( そンな音を立てて、赤い財布から落ちた硬貨は散らばッた。 ) 意味解ンないしッ。最悪ッ、 もう…ッ! ( 眉間に皺を寄せて、不機嫌面マックス。 )  …ン もうッ、雨なンて無くなッちゃえば良いのに−ッ! ( 傘を持ッてるから拾い難い。屈ンで、傘の柄を脇に挟む様にして、 手を開けて。 )  …、 ( 溜息一つ吐いて、拾い上げる。 )   ( あたし、この場所に嫌われてるンじゃ無いだろうか。 )  ( そンな事考えてたら、 )   (  「  あの、 …  」 )  ( 控えめな声が掛ッて、 ) ――― なにッ!? ( 苛立ち露わに振り返る。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:49:02]
メルティカ > ( 前来た時に迷子になッたから、今度はちゃンと兄や常連客に色々聞いて 無事目当ての店で買い物出来た訳だけど、 )  ―――― もう、最悪ぅ …、 ( 何度目かも解らない台詞に、溜息。靴は濡れるし、スカァトにも水が跳ねるし、買ッたばかりの服や装飾品も濡れそうだしッ。 ) 雨なンか降らなきゃいいのにッ、 ――ッもう、財布出すのも大変 なンだからッ、 ( 赤い鞄を戦利品持ッてる方の手で漁ッて、財布を取り出す。確か此の辺りにあるッて云う店のパイが美味しいらしいから。 )  … おあ ッ、 あッ とおッ…! ( 財布開こうとすれば、ずるッと手が滑り コンコン、ッと硬貨が 落ちていく。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:39:42]
メルティカ > ( 思いッきり嫌そうな声出した。顰めッ面で、口はへの字。 ) ―― あたしが此処に来る時ッて何かしら最悪な事が起こる気がすンだけどッ。 ( 前回の事と云い、今回の事と云い、 ) なンなの、嫌がらせッ?マジ最悪ーッ、 ( 片手にはショッピングの戦利品持ッて、もう片方の手には買ッたばかりの赤い傘広げ。ぶつくさ文句云いながら、ばしゃンと水溜りの上を歩いていく。 )  ( ―― あッと云う間に水溜りが出来るなンて、どンな雨だよッ。 とか、内心でも文句垂れ流し。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:29:16]
お知らせ > メルティカさんが来ました。 『 さァ― いー あ― くー…。 』 [Tue 29 Sep 2009 22:26:22]
お知らせ > メアリィ@試薬さんが退室されました。 『(薬は世界を変えてくれる。より狂喜できるように)』 [Mon 28 Sep 2009 20:14:37]
メアリィ@試薬 > (それらを一気に飲み込んで。さらに通りを歩き続ける。 女の頬は上気し、鼓動は早まる) あっははははぁはははは (何が楽しいのか、女は笑い声を上げて通りを進む)(あれもこれもくだらない。それもどれもつまらない。 でもそんな世界が、よくわからないが楽しい。大道芸人がちょっとしたミスを犯すだけで面白い。歌売りがちょっと音をはずすだけでつぼに入る。無愛想な物売りを見ても笑ってしまう) やっぱいいわ、コレ [Mon 28 Sep 2009 20:09:52]
メアリィ@試薬 > (久しぶりに顔出しに行こうか。こっちの姿なら、舞台にだって上がれるかもしれない。 そうなれば、確かに刺激的かもしれない) ふふふ、いいわぁ (そこの狂気を想像して、女は怪しく笑う。すれ違った男が、怪訝な顔をして後ろへ流れた) きっかけくれたあの音には感謝しないと (退屈なものだったけれど。刺激がある世界を一つ思い出させてくれたのだから) 他には何か無いかしらぁ? (刺激そのものでもいいし、きっかけでもいい。思ったよりも気が紛れそうで、胸が高鳴った。これを冷まさぬためにも、と女はポシェットに手を伸ばし、中から数錠の薬を取り出す) [Mon 28 Sep 2009 20:03:43]
メアリィ@試薬 > (こぉー、突き抜けるような刺激とかさ。ぶっ飛んだ快感とか。頭カチ割れるような衝撃とか) そんなものがほしいわけ。わかる? (誰に聞いてるんだか。通りの隅で奏でる楽隊の音色は、秋に染まって、どこか物悲しい。そんなんじゃあたしは満足しない。 耳を劈く様な激しい、腹を殴られるような重たい、見てるこっちが失神しそうな激しい、そんな音楽は流れないものか) ま、そんなんこんな場所でやったら顰蹙か (そんな楽隊があっても、地下でしかその音は聞けないだろう) うちの店の近くにもあったっけか (そんな煩い音が店を支配するような場所が、あった。音と暴力と狂気が一緒になって店の中を駆け巡っているような) [Mon 28 Sep 2009 19:52:13]
メアリィ@@試薬 > (冷やかし半分に横丁歩く女が一人。急いで用意した、ワンサイズ上の服、少し派手な赤交じりの秋もののワンピースにいつものポシェット下げて、前よりも高い視線で歩く) ったく、なーにが新しい世界よ 体ばっかし大きくなっただけで何も無いじゃない そりゃ客は増えたかもしれないけどさ (物珍しさか、餓鬼っぽい体が嫌だったのか、うわさが流れて、体の売り上げは伸びた。ついでにセットの薬も売れた。でもそれだけ。 そりゃ最初だけは、視線が違ったり、胸が膨らんだりは面白かったが。二日で飽きた) [Mon 28 Sep 2009 19:43:45]
お知らせ > メアリィ@@試薬_さんが来ました。 『(気晴らし探して)』 [Mon 28 Sep 2009 19:36:55]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 ――で、お腹を壊したというわけです。 』 [Sun 27 Sep 2009 23:10:47]
だいだら > ( 駄目だ。これはここに捨てていこう。本当にもったいないけど、流石にこれは食べられない。足元におむすびを捨てて、私は立ち上がった。 ) 帰ろう…。お口の中が気持ち悪い。水飲みたい。 ( ふぅ、と溜息を吐くと私は歩き出した。 ) [Sun 27 Sep 2009 23:10:33]
だいだら > ( と、直後に思わせるような恐ろしい味がしたのである。味には疎い私だけど、この危なさだけはわかった。 ) ぐええええ。 ( ぺっ、ぺっ、と必死に口の中のものを吐き出す。口の中一杯に酷い味が広がり、吐き気すら覚えて。 ) お塩でしょっぱいんじゃなくて、すっぱい!座長の足の味がする! ( いや、座長の足がどんな味なのかは知らないが。 ) [Sun 27 Sep 2009 23:08:16]
だいだら > ( 食べなきゃよかった。 ) [Sun 27 Sep 2009 23:05:15]
だいだら > ( 食べた。 ) [Sun 27 Sep 2009 23:03:44]
だいだら > ( きっと気のせいだろう。そう思って私は再び歩き出した。 ) …というかこれ、食べられないのかなあ?見た目は確かにひどい感じはするけど、見た目で判断するのは良くないと思うんだ。私だって目玉は一つしか無いけど、悪さはしないし。 ( 私は道の隅っこのほうにしゃがみ込むと、元・塩のおむすびを懐から出した。この白いのはカビだろうか。おむすびの表面がなんだがぬるぬるしていて、お米が変な光り方をしている。力を入れて少しだけ割ってみると、米と米の間に細い糸が引いた。 ) ……んんん。初めて「キノコを食べよう!」と思った人に比べたら、ずっと常識的だし勇気もそんなに要らないと思うんだけど。 ( 私はじぃ、とそのおむすびを見つめ。 ) [Sun 27 Sep 2009 23:02:21]
だいだら > もったいないお化けが出るよ。ううん、むしろ私がもったいないお化けになる。 ( 座長は結局酔っ払ってておむすびが一つ減っていたことなんて気付かなかったんだけど、気付いてくれていれば私も後で思い出せたのに。こんな塩のおむすびなんて、滅多に食べられるものじゃないのに。でも、私がこんなもの持っているのがバレたら絶対に怪しまれて思い出してしまうかもしれないし、とにかく私はこれを処分する必要がある。 ) ………? ( ふと気付いたけど、何か私の周りに居る人が突然鼻を抑えたり顔を顰めたり、鼻を鳴らしてきょろきょろしたりしている。今は目玉はフードで隠しているから私を怪しんでいるわけでは無いと思うけど…。 ) [Sun 27 Sep 2009 22:56:23]
だいだら > ( しかし、部屋を出た直後に他の芸人仲間に見つかりそうになった。その人は別におむすびの事なんて知らなかったんだけど、私は咄嗟に物が乱雑にしまってある棚の中におむすびを隠した。その後、その芸人仲間からお仕事を頼まれて――その後、いつもの仕事をして――お洗濯とかして――そうしている内に、私はすっかりおむすびの事なんて忘れてしまっていたのだ。そして今、その忘れられたままのおむすびと感動の再開を果たしたのである。 ) ………。 ( 得体の知れないくりーちゃーと化した塩のおむすびを懐に隠し、私は一人小屋を出て、処分する場所を求め芸能横丁を歩いていた。 ) [Sun 27 Sep 2009 22:51:54]
だいだら > ( 7月の頭だったか。だいだらは座長に呼ばれ座長の部屋に行ったが、どこに出かけたのやら座長は部屋には居なかった。自分で呼び出しておいて、と誰にも聞こえないように文句を言って立ち去ろうとしたとき、座長の机の上に素敵なものがお皿に乗っておいてあったのだ。 ――おむすびである。白いお米だけの、塩がたっぷりまぶしてあるおむすびである。それがいち、にい、さん個も。自分はあまり良いものを食べさせてもらってないのに、座長はこんなにいいものを食べているんだ。――私はごくりと生唾を飲んで、誰も側に居ないことを確認してからそのうちの一つに手を伸ばし懐に隠すと、大急ぎで部屋を出た。私の目玉のように二つあるものが一つしかなかったら皆おかしいって気付くけど、三つあるものが二つしかなくても案外気付かないものだ、と自分に言い聞かせて。 ) [Sun 27 Sep 2009 22:48:47]
だいだら > ( なんとも気の抜けた声だったが、だいだら的には心の底から驚いていたのであった。 ) ( 私には鼻が無い。そのため、異臭や悪臭がしても気付かないという事が多々ある。座長は「羨ましい奴」なんて言っていたけど、やっぱり困ることの方が多い。今回も、鼻が無く臭いがわからなかった為にひとつの事件が起きてしまった。 自由に動き回れない芸人が多い芸能一座では、基本的に一つの部屋に雑魚寝であったが、だいだらのように普通に動き回れる芸人達は自分達の好きな場所を陣取って、そこで寝起きをしていた。そして、それ以外の場所というのは一座の人間とはいえ用事が無い限りは近寄ったりせず、何かを隠すにはもってこいだったのだ。 ) [Sun 27 Sep 2009 22:44:32]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『うわぁ。』 [Sun 27 Sep 2009 22:39:24]
お知らせ > 最上煌耀さんが帰りました。 『(――そして、秒末一桁×1000が、生まれて初めての詐欺の成果で手にする金子になる、)』 [Sun 27 Sep 2009 00:45:33]
最上煌耀 > (後で刀のからくりが露見しても、身元を調べに調べて最終的に問い詰められるのは憎ッくき小西のやつだと言うわけだ。いい気味。貴様たちがばかにするわたしにだッてこれぐらいの悪知恵は働く。後はなるべく捨て目の利かないような御仁に目を付けて。そして出来ることなら、悪どい行いにためらいがないような凶悪な顔立ちの大人がいい。この期に及ンで良心の痛まないところを確保しようと言う、わたしの醜い弁護心を守るために。) ―……ッ、(重蔵、おふじ、皆。今に待ッておれ。)(家臣達の顔を思い浮かべると、こころはスッと冷水を被ッたみたいに冷たくなる。どンなに非道なこともずるいことも、何だッて出来そうな気がしてくる。深呼吸。ゆッくりと。わたしに勇気と狡猾さをおくれ、お前たち――、)(暗がりでシャラと本身を少し抜いて確認する。交差する独鈷杵の飾り掘り。将軍家ゆかりの逸物だとたやすく勘違いさせることができる葵紋。黒光りするなめらかな刃。いつわりの銘は名森是定。何度も心のなかで反復する。ぜッたい言葉になンか詰まらないように、さも自然に言葉に出せるように。頬当ての隙間から横目で人の群れを凝視する。誰がいいだろう、誰が騙しやすそう――…だろゥ、)(躊躇う な、) ……ッ、もし――、……そこな御仁ッ!(そうして目星が付けば。意を決して雑踏へ向かい踏み出さンか。これからが腹の括りどころだ。裏ッ返りそうな声を抑えて低く声音を作ッて。このあと何があッたッて、きッと最後まで台本を読み上げてみせる。) ――その方ッ、和国の刀にキョウミはないかッ? 然らばソナタになれば、これなる業物、お譲りしても構うまいッ、 [Sun 27 Sep 2009 00:41:13]
最上煌耀 > (童女はまるで汚物にでも触れるように己が袖を指先でつまむ。いかにも着古したというふうのシナリとした感触に鳥肌が立つ。鼻を寄せてフンと匂いを嗅ぐと焚きしめた梅香の薫りのなごりがした。ゾぉッとする。あのいけ好かない男の身を包ンでいた着物だと思うと身の毛がよだつ。だけど、) …ふンッ。致し方あるまいて。この羽織は身分のインペイに必要不可欠よ。あとは頬宛てを被れば、ある程度ニンソウも隠れようッ…、(仏頂面で己に言い聞かせるような独りごと。瑣末事を気に掛けていられる身ではない。大願成就のためなら気持ちの悪さぐらい、高慢ちきな大人を相手にして床に額を擦り付けるぐらい、何でもないことじゃァないか。臣下の重みより良家の誇りが優先するような卑しい性根など無くッて良い。鼻に皺を寄せたまま頬宛て頭巾と襟を引ッ張りあげン。これで裾の影に隠して高足下駄を履けば、少々身のたけの低い若侍風貌に見えるだろうか。さしずめ海のむこうの都落ちの武士が食いつめて、刀を質に入れにきたと言う理屈を不自然に思われないぐらいには。) [Sun 27 Sep 2009 00:27:22]
最上煌耀 > (番い柊が目印の最上家とは異なる紋入れの墨羽織は、ヴェイトスへ来る前に拝借した着物だ。まさに拝ンで借して貰ッたンだ。故郷の伊駿河城で名ばかりの同僚、イヤらしい賺した笑い方をするあの大人、若年寄筆頭の小西影虎に頼み込ンで。落ちぶれた当家には着るものにも事欠くのですッて言ッて、どうか大江様の古着の一着なりとお恵み下さいと土下座して。わざわざこちらから詰所まで行ッて人気のない場所へ呼び立てたことが現実味を帯びたみたいだ。あの耳障りな嘲笑をあげながら一頻りお家とわたしの両方を念入りに虚仮にしたあと、さして疑いもせず着古した紋付きを放り付けてきたッけ。) ……ふンッ。若年寄衆が頭と言えど、ショセン青二才よ。何に使われるかも知らねど…、(あの時の小西のいかにも得意気な顔つきを思い出して小鼻を鳴らす。あいつらなンて武家に頭さえ下げれば屈伏させたと思い込むンだから手間料の安い男たちだ。大人たちはあンなに威光をかさにきて威張り散らすくせに、目先のことしか見えていないンだから本当にばかみたいだ。わたしのほうがずッとズル賢い。ざまをみろ。) [Sun 27 Sep 2009 00:17:07]
最上煌耀 > (兵衛――、) ……ッ…くッ、(思い出の余韻を振り切ろうとしてぶンと頭を振る。弧を描く髪と一緒にしゃらンと鳴る飾り紐の鈴の音さえうッとうしい。昔ッからあンなにも怖くて厳しくて大嫌いだッたいかめしい隻眼面さえ、脳裏に思い浮かべれば懐かしさと人恋しさで胸が潰れそうになるからイヤな気持ちだ。手のなかの風呂敷とその中の模造刀を知らず知らずのうちに握り締める。ここへ来る前にちゃンと確認した。食うや食わずの状態のときも手入れだけは欠かさず行ッていただけあッて、きンぴかのなまくら刀の拵えも斬れない刃も今も奇跡的に綺麗に輝いてる。和刀のことなど何も知らない素人が気軽に持ち上げても、役立たずの武器だッて一見分からないぐらいには。)(嗚呼、いよいよだ。忙しなく指を握り合わせ片手をヒラと広げて羽織の柄を確認する。単衣の上に重ねているのは柊紋の入ッた浅黄色の上衣ではない。上から下まで墨汁色した真ッ黒の墨流し。白い染め抜き紋は散り松葉。模造刀と同じにこの日まで密かに大事に保管してきた切り札。) [Sun 27 Sep 2009 00:07:49]
最上煌耀 > ………ッ、(眩しい。ぺタンと横丁の壁に背を預ける。瞼を閉じ喉を小さく鳴らして上向ける。なるべく肩の上を滑ッてく結い髪の感触だけを意識する。大きく息を吸い込ンでから三秒溜め、唇を解いてゆッくりと吐き戻す。この呼吸法を二度も繰り返せばどンなに高ぶッた神経も落ち着くと教えてくれたのは父だッたろうか。技術指南方の兵衛だッたろうか。職人なら誰でも教わる精神安定法を教授されたときはまだ十(とお)になる前のことだッた。当時から居丈高な大人に反発してばかりだッた可愛げのないわたしは賢らな理屈や道理に関係なく、ただ偉そうに叱り付けられたり説教されたりすることが気に入らなくて、教わッてる間中やッぱりじッと無言で彼らを睨ンでたように覚えてる。) ……う、(「嘘つき」と今なら口答えだッて出来る年になッたのに肝心の文句を言う相手は居ない。何度となく深呼吸しても胸は落ち着かないし鼓動だッて収まらない。ちッとも役に立たないじゃないか。兵衛のばか。) [Sat 26 Sep 2009 23:55:42]
お知らせ > 最上煌耀さんが入室されました。 『(光の奔流に圧倒される、)』 [Sat 26 Sep 2009 23:45:01]
お知らせ > シャリネさんが帰りました。 『(先程の出来事を、触れる程度でも、彼女に話さなければいけない気がした)』 [Wed 23 Sep 2009 12:21:07]
シャリネ > (足早に消えて行く彼女。暫く私は、もう拾いようもなく手をつけることができなかったぐしゃぐしゃに転がった野菜たちを眺めていた。―――どうにも、嫌な不安感が頭から離れない。見上げたら、貴女は雨の向こうにいなくなって。そしてまた繰り返される言葉。「マギーに会ったら伝えて」) (私は何も知らない。事情さえ分からない。けれど、マーガレット・エンジェル・ストーンズという歌姫に、何となく会わなければならない気がした。けれど思い当たるのはブルーローズくらいで、私は彼女のことをほとんど知らない) ――― 探そう。(静かに呟いた細い声は豪雨に掻き消える。会ったら、ではなく、会わなければ。私が探して見つからない間に、霧子さんが帰ってくるならいいけれど、帰ってくる前に伝えることができるなら――――) [Wed 23 Sep 2009 12:20:48]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 (そしてその姿は別れの挨拶も無く、雨の向こうに消えた) 』 [Wed 23 Sep 2009 12:14:23]
シャリネ > (彼女が自分の話を聞いていないということは、自分がハンカチを差し出したときの返答で気がついた)え、霧子さ――――(白い傘から飛び出た貴女にきょとんとしてしまい、その後の言葉耳にすれば、貴女見上げて暫く何も言えないまま) ――――――  ……  わかった。(静かに頷いて。これ以上、ついていかないほうがいいのだと、何となく感じたから。私は頼まれたことを成しに行こう) 気をつけてね。 マギーさんには、会ったらちゃんと伝えるから。(立ち上がり、私は貴女に手を振ろうか) [Wed 23 Sep 2009 12:10:10]
霧子 > ( トマト―――タマネギ―――キャベツ―――ぼんやりと耳に入る言葉を聞き流しながら、別の事を考える。 自分の事はいい。 最初から想定で来ていた事で―――タイミングはあまりよくなかったが、それでも思ったよりずっと遅かった。 最近になってようやく世間の目に留まるようになったから、か。 それは、別にいい。 だがマギーに被害が及ぶのは駄目だ。 ギルドや知り合いや、目の前に居るシャリネにも。 男がこれ以上何もしてこないという確証が無い。 歌っている所は見られていた。 芸能横丁の自宅は? マギーの事は? 何処まで固執されているかもわからない。 反射的な行動だったのかもしれないし、これで憂さが晴れたのならいい、のだが。 ) ―――――…行くわ。 ( まるで返事らしい返事を返さず唐突に切り出して、白い傘から出る。 ) マギーに会ったら伝えて。 出来るだけすぐ帰るって。 [Wed 23 Sep 2009 12:03:10]
シャリネ > (買い物袋の惨劇を目にすれば、酷い――――と口にはせずとも落ち込んだ表情浮かべ。屈みこんだまま、「問題ない」の一言は、世間で言う挨拶の応答のような気がしてしまい) ―――― ……… とりあえず、これ使って?風邪ひいちゃう。(ハンカチをバスケットから急いで取り出して) ――― ……トマトはだめそうね―――タマネギも衛生的に……キャベツならまだ何とかなりそうだけど表面は痛んでそうだし……(転がった野菜たちに、可哀想に。と視線を向け、そっと、地面に瞳を伏せ) ――― ………  確か、ニンジンなら貰ったものがあるけれど――――(地方村で手伝いをしていたときにくれた、他の経営者からの野菜の差し入れがあった。たくさんありすぎて、食べきれなくなってしまって。結局此処まで持ち帰ったはいいけれど、使い道がなくて困っていたところ) (とりあえずは、貴女の濡れた髪を拭おうと、そっとハンカチを持った手が動く。振り払われればすぐさま退けるつもりで) [Wed 23 Sep 2009 11:50:27]
霧子 > ( 買い物袋の中身はほぼ全滅。 横に倒れて泥水が沢山入ってしまったし、零れ落ちたものも多い。 洗って食べられるものもあるが、自分だけが食べるものではない。 マギーと食べる予定だったものだ。 ) ――――――。 ( かかる声に顔を上げる。 張り付いた前髪と頬を濡らすものが視界を遮って、雨のノイズが声を歪ませている。 雨の匂いに混じる僅かなバニラの匂いで、それがシャリネ・エレノアだと理解した。 ) 問題ない。 ( 白い傘が自分の傘より先に雨を遮った。 短く一言だけ言葉を返す。 それ以上の応答は思いつかなかった。 ) [Wed 23 Sep 2009 11:41:02]
シャリネ > (男の罵声がとめどなく耳に入る。不安が募っていく中、今あの場所を通ってはならないと、それだけはわかっていた。―――― 一瞬。男の声が止まる。気になって少しだけ顔を覗かせれば、知り合いは何かを男に言っている。それも束の間) (「悪魔」―――憎悪の声だということは、耳にしてあからさまにわかってしまう。買い物袋を拾い上げる彼女に、切羽詰まった心配げな表情を隠せぬまま道へ飛び出さん) ―――― 霧子さん…… っ (真っ先に、彼女の上に傘を差し出そう。貴女がこれ以上濡れないように) ――――大丈夫?怪我はない―――?(荷物があるなら、一緒に拾い上げようとするだろう。転がったものがないかどうか、辺りを見回して) [Wed 23 Sep 2009 11:31:53]
霧子 > ( 男が解放奴隷ならこれ以上あまり事を荒立てるのは良くない。 捻った指を捕まえたままスカーフを引っ張って男の耳に口を寄せる。 そしてただ、「私に関わるな」とだけ警告した。 喚き散らす理解力の無い奴隷に制裁を加える時のような感覚を思い出す。 ) ( 男は脅えるような眼で一度黙り、掴む手を緩めると土砂降りの水たまりの中に手と膝を着く。 そして飛び退くように立ち上がると、憎悪の籠った声で最後にもう一度だけ「悪魔め!」と叫び、走り去っていく。 ) ( 私はその背中が見えなくなるまで見送り、地面に落して台無しにした買い物袋を拾い上げた。 傘も、だ。 ) [Wed 23 Sep 2009 11:23:34]
シャリネ > (こんな豪雨じゃ仕事はできない。殆ど野外で仕事をする身の上。仕方なく外でお茶をして、どうにも雨が止まないから帰ろうと思い、店を出て歩いた先)  ――――― ?(強烈な罵声に、降りやまない豪雨。思わず立ち止まり、白い傘からそっと顔を覗かせた。位置は、貴女の対角線沿い。男の斜め後ろ。不思議そうに窺う姿から微かにバニラの香)(だが、その姿を確認して瞳を見開いた。)(あれは、霧子さん――――。)(言葉を飲み込むように、唇を結び。なぜか思わず壁沿いに隠れてしまった。壁に背をつけ、暫くはじっとしている。何が起きているかもわからないし、何だか此処にいてはいけない気さえして。見てはいけないものを目にしてしまったような、僅かな罪悪感と、不安。どう見ても良いことが起きているようには見えない。只事ではないと感じるからこそ)  (事実なのは、彼女の目の前にいる男の人は、”怒っている”のだということ)(壁からは、白い傘の角だけが僅かに見えるだけ) [Wed 23 Sep 2009 11:12:21]
霧子 > ( 男は散々言い散らし、私の反応が薄い事に業を煮やして襟首を掴み上げようとした。 反射的に男の小指を捕まえて外側に捻り、足を引っ掛け、スカーフを引き絞る。 これ以上を許す道理はない。 男が奴隷ならこの場で処分しても法的な問題は無い筈だが――――――そこだろう、と目星をつけた首の奴隷印の位置には、抉れたあ赤黒い痕があるだけだった。 ) ( 解放奴隷だ。 ) [Wed 23 Sep 2009 11:02:45]
お知らせ > シャリネさんが入室されました。 『(豪雨と 罵声)』 [Wed 23 Sep 2009 10:58:28]
霧子 > ( 今の私にはこの男の耐え難い怒りや絶望を理解できるし、この男はそういう沢山いる中の一人だという事も想像できる。 だからどれだけ口汚い言葉を吐きかけられてもただ受け止めることにした。 ) ( だが私は決して謝ってはいけない。 それは私が罪人だと認める行為だ。 私は法的認可のもと、奴隷処刑人の職務に基いて奴隷―――自由と権利を持たない非市民を処刑していた。 法的認可なしに殺した事は無いし、そもそも私はその為だけに育てられてそれ以外の存在意義を持たなかった物だ。 ) ( だから謝ってはいけない。 私が罪人であると認めるという事は、多くの物を揺るがしてしまう。 ) [Wed 23 Sep 2009 10:56:18]
霧子 > ( 私は黙って罵声を受け止める。 男の気が済むのを待つ。 男は私に連れられて帰ってこなかった友人の名前を上げたが、私はその名前を知らなかった。 管理番号でしか商品を覚えていなかったし、これから処分する粗悪品なら尚更。 ) ( 私は耐えなければならない。 おそらくこの男の言う事は事実だし、私はその友人を殺したのだろう。 性別、年齢で括っても心当たりは2桁はある。 単純に殺した奴隷の数だけなら3桁。 4桁は無い、という程度にしか覚えていない。 ) [Wed 23 Sep 2009 10:46:48]
霧子 > ( 何でお前みたいな悪魔がのうのうとこんな所で歌っている? 男はそう言っていた。 悪魔、と揶揄されるのは久しい。 私は前の仕事場では陰でそう呼ばれていた。 だがそれは私の素性を知っているごく一部だけだった。 公式な書類上で記される私の肩書きは、「奴隷ギルド職員」以上でも以下でもなく、今もそうだ。 芸能ギルドに提出した書類の前職の欄にはそう書かれている。 だから私の事を「悪魔」と呼ぶのは、直接私の仕事を見た事がある職員か顧客か―――――奴隷くらいのものだ。 ) ( 男の首には不自然に大きなスカーフが巻かれている。 これは罪人や奴隷が焼印や刺青を隠す典型的なやり方。 この男は奴隷か解放奴隷だろう。 同僚とそうまともに会話をしたことは無かったが、この顔に覚えも無い。 並ぶ檻の中の何処かで、私を見ていたのだろう。 ) ( 男は私を殺人鬼と罵り、私が歌う姿を嘲り、買い物袋の中の肉とトマトにまでケチをつけた。 血の赤がお似合いだな、と。 ) [Wed 23 Sep 2009 10:40:07]
霧子 > ( 夕食に使うつもりだったトマトが一つ、二つ、袋から零れ落ち、汚濁の中に転がり落ちた。 呆然とその行く先に目を奪われながら、浴びせられる罵声をただ受け止める。 突然降り出した豪雨が空をどんよりと黒く染め、男のがなる声にノイズをかけている。 トマトなしのボルシチは冴えない、と思ったがこれからまたトマトだけ買いに戻るのも面倒。 男の罵声は続いていて、私はまた肩を小突かれ、それを黙って聞いている。 雨粒が前髪を濡らして頬を伝い落ちる。 なにもこんな日に現れなくても良いのに、と胸の中で呟いた。 ) [Wed 23 Sep 2009 10:29:46]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 『 濁流 豪雨 転がるトマト 』 [Wed 23 Sep 2009 10:20:05]
お知らせ > メルティカさんが退室されました。 『( 落ちてた気持ちが無くなッたのは 確かだ。 ――気付くのは、もう少し後 だけど、 )』 [Tue 22 Sep 2009 02:51:13]
メルティカ > ―― 何だか言ッてる事 ババ臭いけどあンた幾つよ? えた、えたーなるふぉーす ぶりざー ど? ( 阿呆みたいにぽかンッて口開けて。なんだそれは、ッと。 ) ―― …あの辺物騒だけど 家賃が比較的安いからねッ、 ―― 、よ、 よろしく…。 ( 道案内。送ッて貰うのは方向音痴の自分にとッて ものすッごい助かる。けど、素直に礼を云えず、もごもごッと口の中で、呟いた。 ) ――― 怪物、ッぽいと思うけど。ああ、でも、 ( 何となく解るよ、ッて答えて。区切られるのならばそこからはその話には触れない。 ) ―― 魅惑の新星、ねェ。じゃあその新星さンを覗きにたまーになら来るよッ。 どンだけ凄いのかしッかり見てやンだからッ。 ――― …ッ、 ( なンか今 履かないッて云われた気がした。履いてるよッ! )  儚い美少女ッてとこで笑わないで ―― ッて、触るなぁああ! ( 最初に触ッたのはあたしだとか、そンな事は些細な問題だ。 ) えッ、ちょ ―― !待ッ !置いていかないでよ 、ちょッとぉぉ―――ッ!! ( 逃げ出した彼女を 追いかける様に駆け出す。 キャッキャウフフッて スピードじゃ無い気もするンだけどね…! ) [Tue 22 Sep 2009 02:49:28]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 (こんなんでも幸せの足しになると良いんだけど) 』 [Tue 22 Sep 2009 02:39:16]
エリー > あれはね―――真っ盛りだとわからないものなのよー。 かっこいい単語を適当に組み合わせて必殺技名とか考えちゃうのよ。 エターナルフォースブリザードよ。 敵は死ぬ、よ。 ( 何だか分からなくてもんだいなし。 ) あら、結構物騒な方向に住んでるのね―――まぁスラムなら多少地理も詳しいし通り道だしいいか。 ( こっからスラムを抜けてホワイティア居住区に行けた筈。 ついでだからその辺までは送っていこう。 地元ったって、女の子一人歩きが危ないのには変わりない。 ) 怪物、ね…まぁそうかもね。 そういう事情の怪物も世の中には居るかもって話よ。 ( 例が極端すぎたわね、と苦笑してひとまずその話を区切る。 そんな人間の実在を想像できないうちはまだ、健全かもしれない。 ) 目立たなきゃ駄目なんだから。 格好だって肩書きだってそりゃぁ派手になるわよー。 まぁこういう格好するの楽しいけど。 メルティカ。 メル? これからもめげずにこの辺に来るなら今後ともヨロシク? 可憐で履かない( 誤変換したがあえて直さないのがジャスティス! ) 儚い美少女ね。 ぷふ。 ( 無い胸押されてなんだこのやろーうとやり返し、逃げるように駆け出す。 キャッキャウフフ部分である。 ) [Tue 22 Sep 2009 02:38:26]
メルティカ > ( 50文字以内できッかり答えられた。何だか負けた気がした。 ) 何さ、過ぎ去りし思春期ッて!何だかくッさい! ( 取り敢えず思春期ッぽく反抗してみた。其れは反抗期だ、なンてツッコミは受け付けないンだから…ッ。 )  くう…ッ、分かッたわよ−ッ。生クリームのッけた うンッッッッッと甘い冷たい奴ね! ( 歩きだした彼女の後ろを、焦ッた様にパタパタと小走りで追い掛ける。 ) ―― スラム、若しくは暗黒街ッ。 ( 家の場所。 ) ――― お金よりも命よりも 未来より、も…?全部捨ててまで殺したいッて それ最早人間じゃないと思うンだけどッ。化物だよ、怪物。 ( そンな幸せならば下でも良いとか思ッてしまう。――取り敢えず、自分が幸せならば、今は其れで良いか なンて、ぼンやり。 )  シンガー…ッ。へぇー、ふ―ン、 どーりで派手なわけねッ、  ( シンガーッて聞くと華やかなイメージ。ぴッたり彼女に当てはまッて、 別にどうだッて良いけどォ、みたいなニュアンスを言葉に込めた。華やかな女性の姿は、ちょッと羨ましい。 ) ――― … 魅惑の新星とか自分で云うのはどうかと思うけど―ッ! ( 彼女の胸を、ぼすッと押す様に手を伸ばし、 ) ―― あたしは 、メルティカッ。メルティカ・フィシュナート。  ( 職業は、云わなかッた。 その代り、 ) 可憐で儚い美少女 ッて有名なンだから …ッ、 ( 自分の中でだけどね…ッ! ) [Tue 22 Sep 2009 02:19:42]
エリー > 過ぎ去りし思春期の甘酸っぱさを堪能? ( ひらがな21字でOK。 悪趣味な幸せゲットだよ! ) 生クリームのっけた冷たいヤツよ? じゃないと歩けない。 ( 注文の多い案内人は勝手な事を言いながら歩き出す。 とりあえず表通りに出るとして、どっち行きだろう? ) あ、家どっち方面? うーん、でもその人にとっては殺す事がお金よりも命よりも未来よりも最高に最高に欲しいもので、貴女が欲しいと思うようなものなんてドブに捨ててしまうかもしれないわよ? ほら貴女が下だ。 ( 禅問答みたいなキリのない話。 だから誰より上なんて意味が無いのだ。 自分が満足すればそれで良い。 ) え、うそー。 私芸能人よ? シンガーよ? 私の方が似合うもんねー。 ( 張り合った。 ) 人の名を聞く時は先に名乗れ!って感じね? OK、魅惑の新星、カミラ・エリザベート・ルースの名前を胸に刻み込みなさい! ( そしてお名前改めてプリーズ! 偉そうに(そんな立派でも無い平凡な)胸を張って高らかに名乗り、さぁ、と両手を広げて促した。 ) [Tue 22 Sep 2009 02:05:20]
メルティカ > どこがッ、なにがッ、理由を50文字以内でッ! ( 貴女の感じる其の幸せの理由をッ、と 笑顔浮かべる女性に喚く様に云わンと。 ) ――― そうそう、複雑な道なのがいけない ッて、いう …! ( 両手なンて広げつつ。こッから先は行かせまいと。耐えろ、耐えるンだタフネス2…ッ! ――けれど、少しの後に、 ) 奢れば良いンでしょーッ!奢ればッ! その代りきッちり案内しなさいよッ! ( むッすーと膨れッ面継続中。キィキィ喚きながら、偉そうに言い放つ。 ) ――――… なンかいッきなりヘビーなンだけどッ! ( 其の例えがッ。―― 阻む様に伸ばしてた手を腕組みして、ちょッと首を傾げる。 ) ――― その幸せ はァ、… あたしより、下、かな。だッてそンな事したら こう、正義の連中とかに追われる訳じゃない?未来を犠牲にして一瞬の幸せを得るッて利口とは言えないしィ、 ( と、返した所で ころッと変ッた話し。 ) ―――― …… 、 ( なンだかツッコミたいとこはたッくさンあるけれど、 ) そのポーズ 絶対あたしの方がはまる…! ( とか、一番如何でも良い様なトコに眼を付けた。いや、如何でもよく無い。小娘にとッては重要なンだ。 ) ――― とりあえず、 あンたの名前はッ?何やッてる人? ( とりあえず、まずはそこから。きちンと覚えておこう、と思う。 ) [Tue 22 Sep 2009 01:51:30]
エリー > ああ楽しい。 すごい幸せ。 声かけて正解。 ( 本当に幸せそうなこの笑顔。 高らかに歌いだしそうだ。 ) そうねー、この辺の道複雑だものね――――ああ、お姉さん珈琲飲みたくなっちゃった。 でも進めないわ。 ( 唐突に。 そして行く手を阻まんとする少女の肩をわざとらしくぐいぐい押して、進めないわ、とか。 案内してほしければ珈琲奢れ、的な。 性質の悪いタカリである。 ) とことん勝負の世界ねー? じゃぁさ、人を殺すのが生き甲斐の人が―――毎日獲物を探して街中を練り歩いて、ようやくターゲットを見つけてその胸を貫いて、血塗れで感じる幸せは。 貴女の幸せより上? 下? ( 「人間」を「吸血鬼」に挿げ替えるだけでいい。 それが私の生きている理由の全てだ。 ) …まぁ当面の幸せは、可愛いお嬢ちゃんの名前を聞いてー、一緒に珈琲でも飲んでー、キャッキャウフフと家に帰る事ね? ( まるでおっさんの願望である。 きらっ☆みたいな感じでポーズをつけて可愛いぶる様が若干気持ち悪いかもしれない。 ) [Tue 22 Sep 2009 01:36:52]
メルティカ > 何それッ、何それッ!ちょ―ッとあたしより背が高いからッて!子供扱いしない ――――… ( 迷子、ッて言葉に止まッた。ついでにぽかぽか叩く手も止まッた。 )  まッ、迷子じゃ無いもン …。此処がッこう、解り辛いからいけないのッ! ( 場所の所為にして、プイッとかそッぽ向いたり。けど此れで置いてかれたら止める。喚きながら行く手を阻む心算。 ) ――― 幸せ ねぇ。…あンたの思う幸せッてどンな事? ( 差した指は華麗に避けられた。くッそう、とか思うも、顔にしか出さない。 )  ―― 下から狙われるのは、面倒臭いけど…。でもさァ 、誰かと比べないと やッてられ無いじゃない、 ( あいつより幸せだから、とか、自分より下が居る、とか そンな安心感があッて生きていける様な気がする。 とか、ブツブツつぶやきながら。 )  [Tue 22 Sep 2009 01:24:08]
エリー > お嬢ちゃん迷子? 綿あめ買ってあげようか? っぷふふふふふふ! ( ぽこぽこ叩かれながら子供扱い続行。 いや本当に迷子なんじゃないかって思うんだけど。 何でもいいけどおねえちゃん見た目の何倍か華奢だから子供パンチすら響くわ。 一回だけウッとか声が漏れた。 ) えー? 何番だっていいじゃない。 私いま結構幸せだもの。 上位キープって疲れない? ずっと下から狙われるのよ? 自分が誰よりどうかなんて知らない知らないっと。 ( 突きつけられた人差し指を避けるようにひらひらステップを踏んでご高説。 本当、どうでもいいのだそんな事は。 )  [Tue 22 Sep 2009 01:14:41]
メルティカ > (誤字:正体面 ッてなんですか、初対面でお願いします (…。)) [Tue 22 Sep 2009 01:07:39]
メルティカ > ――――… ッ!? ンなぁああああッ!!? ( 爆 笑 さ れ た …! ) ちょッ、人が真剣に言ッてンのに笑うとかッ!爆笑とかッ! なにそれッてちょ、撫でるにぁあああッ!! ( ちょッち噛ンだ。わしわし撫でられる頭に、ぷッく―とか脹れッ面しながら、相手をぼすぼすッと叩こうと。 ) 子供ッていうなぁあ−ッ!あたし もう大人だもン!あンたと同じ位… とはいかないかも知ンないけどッ! ( 何この人、正体面なのにちょう失礼。早速印象が更新された。 ) ( 笑われて ぶッす―とふくれッ面崩さないけど。 くすくすと嘲笑われるよりは まァずッと良いのかもしれない。 )  ――― じゃァ あンたは大人の回答が出来るッて云うの!?何番目なら満足なのよッ! ( びしいッと指差して。 ) [Tue 22 Sep 2009 01:06:29]
エリー > ( 演技と言えば演技、演技じゃないといえば演技じゃない。 頭の中にエリエッタの客観とカミラの主観が同時進行している感じ。 主観がカミラだからその言動も行動も一貫して 派手で、少し言葉がキツくて、自信に満ちた女だ。 ) あっははははは!? こどもがいる! 子供がいる!! どうやって測るのよそれ――――――っはははははは!!! ( 指さしてお腹抱えて笑った。 そして子供扱いするように頭をわしわしと撫でてやろうかと手を伸ばす。 こういうのは諭したり怒ったりすれば良いってもんじゃないだろう。 説教臭い言葉も、理屈は通る説明も、塞ぎ込んでいる子には届かないし。 たまには誰かが笑って上げるのがいい。 そんななにをしかめっ面になってるんだって。 誰にも笑って貰えない人こそ本当に不幸だ。 ) [Tue 22 Sep 2009 00:59:03]
メルティカ > ―――… 、 ( 彼女の言葉で、立ち止ッて笑ッてた様な奴等が再び歩き出した。 ) ( 其の様子を、 拗ねた表情から、ぽかンッと驚いた様な表情に変えて。 ――何だか、彼女は見た目通りッぽい性格の様だ、なンて勝手に解釈。 距離の近くなッた彼女を見遣る。 ――あ、背高い。羨ましい。とか、派手だ、特に髪とか服とかッ。 なンて頭ン中にぐるぐるッと 如何でも良い様な事が巡る。 ) ―――― …ハ? ( 「何番目くらい。」 ッて云われても。 口の中で もごもごッと呟いて。ちょッと考える。 ) ――――… 一番!あたしが一番幸せッてとこまでいッたら満足。 ( 近寄ッた彼女の瞳、ジッと見てこッちの答えを返そう。 ) [Tue 22 Sep 2009 00:49:58]
エリー > ( ただの迷子にしちゃ物言いが物騒だ。 身なりはそんなに悪くないというか、気を使っているくらいか。 一人で泣いちゃったり、衝動的に叫んじゃったり、微笑ましい程度に繊細なお年頃だ。 私も多少心当たりが無くも無いし、それが不快だとは思わない。 ) っと――――質問のその前に。 ここ雰囲気悪いわね。 はいはい、見世物じゃありませんよー? ( 少女に近づき、両手を広げて視線を向けていた野次馬に向けて、はい行った行った、と促す。 こういう行動もまた、内気で目立つのが嫌いなエリエッタには出来ない事だ。 )  さて、と……で、あなたは何番目くらい? 上から数えて何処らへんまで行けたら満足? ( 覗き込むようにして顔を近付け、質問に質問返しだ。 ) [Tue 22 Sep 2009 00:39:10]
メルティカ > ( 拗ねた子供の様に、ジッと其の場に立ち尽くして。 時折腕だけ動かして、涙を拭う。 ) ( ―― 気分を紛らわす事なンて出来ない。やッぱり来るンじゃ無かッた。来るなら、せめて にーにーと、 )  ( そンな事、俯きながら考えていた矢先、 )  ―――… ッ、 ( びくッと一回身を震わせて、勢い良く 声のした方を見遣ッた。 )   …、 ( 派手な人。 第一印象はそンなもの。 ) ( 観察するかのように、 じいッと、ちょッと彼女を見遣ッた後、 )  ――――… 多くないッて、 あたしより幸せな奴 ? ( 苦笑気味に掛けられた言葉へ、 むすッと拗ねたみたいな表情崩さずに 言葉を返す。 ) [Tue 22 Sep 2009 00:27:02]
エリー > ( ああ、こりゃ酷い。 この辺りは始めて来るような人がよく迷う。 なんというか芸能横丁というの、知る人ぞ知る、みたいな、通好み、みたいな妙なマイナールールがまかり通る事が多く、一見さんを冷ややかに扱う人間も少なくは無い。 ありがちな光景といえばそうだけど、素通りするのはあんまり気分が良くない。 ちょっと声をかけるくらいしても良いだろう。 余計な御世話だったとしても。 ) ―――――。 ( と、少女が不穏な言葉を発した。 小さな娘が口にするには随分、悲しい言葉だ。 思春期的といえばそうだけど。 ) 案外そんなに多くないかもしれないわね、それ。 ( 苦笑気味にかける言葉はあんまり優しく無かった。 エリエッタ・嘉村なら違う言葉を選んだだろうけど、私はカミラ E ルースだ。 ) [Tue 22 Sep 2009 00:20:50]
メルティカ > ( 何だか笑い声が聞こえるしッ。ひそひそと話される会話が己を笑ッているンじゃ無いか ッて感覚。 ) ―――… …、 ( むすッて口をへの字に曲げて。顰めッ面しながら、視線は地面。 ぎゅーッと掴ンだ、スカートもそのまンま。何だか歩き去る事も出来無くて、つッたッた。 )  ――――… ぐ ッ、  ( こッちの意思に関係無く 涙なンか出て来て。 ) …      あたしより幸せな奴なンか 皆 死ね、 ( ポツリと物騒な言葉吐いた。 周りに居た人が怪訝な顔をしたから、其れなりに声量は有ッたンだと思う。 )   ( 立ち止ッた女性に気付かないまま、 ぐしッと小娘は涙を拭い。 ) [Tue 22 Sep 2009 00:08:47]
エリー > ( 一仕事終えてギルドの人達との打ち上げをそこそこに、少し歩いてから帰ろうかと思っていたところ―――此処で言う所の「仕事」とか「ギルド」とかいうのは「こっち」の仕事を指す。 二重生活を始めてしばし、吸血鬼狩人エリエッタ・嘉村と 芸能横丁シンガーカミラ・エリザベート・ルース、使い分けに幾らか慣れてきた頃のこと。 ) ――――おっきな声。 ( ふと毀れた率直な感想。 声の主はまだ若そうな女の子だ。 保護者の同行が必要か、そろそろ独りで歩きまわりたい年頃かっていうくらいのホワイティアの。 あまり見る顔じゃない。 迷子かなにかだったら声をかけた方が良いだろうか? 他に誰もそうしないなら。 ) [Mon 21 Sep 2009 23:59:07]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 ふと立ち止まる 』 [Mon 21 Sep 2009 23:53:57]
メルティカ > ( ハッと気付く。 )    …、 ( めッちゃ見られてる。 )    ……、 ( あぁ、もう嫌だ。こンな事ばッかり。 )   ( 自業自得なンだけどッ。解ッてるンだけどッ。 )   ( 恥ずかしくッて、立ち止ッたまンま、 スカートをギュッと握りしめる。 )  [Mon 21 Sep 2009 23:53:16]
メルティカ > ( 何だか ひどく、つまらない と思う。 )  ( ―― 断じて、今迷子になッてるからじゃなくッて、 )  ――――… あたしでも、  …、 ( 落ち込む事ッてあるンだなあ、 なンて ぼンやり。 ) ( 悪の大魔王だー ッて、襲わなくなッてどれ位経つッけ。 )  … ン ぁああああッ!もうッ!もうッ! 気分紛らわすのに来たのに意味無いじゃンか 馬鹿ぁあああ―――ッ!! ( つい 道の真ン中で 叫ンだ。 ) [Mon 21 Sep 2009 23:51:06]
メルティカ > ―――― …… あァ、もうッ。 ( 口から出る言葉は苛立ちばッかり。 くしゃッと髪を掻いて、周りを見渡す。 )   …、 ( 歌う人。踊る人。あそこに居るのは道化師―― あッちに居るのは役者、か。結構美形… ッてそンな場合じゃないンだけど。 )  ( ついつい見惚れた視線を、ツィと横に流して、 )   ( 改めて解るのは、暗黒街とかスラムなンかとは全ッ然 違うッて事だけだ。 ) ―― 暗黒街も明るいッちゃァ明るいけどね、 ( 夜でも賑わしいと云うか騒がしいと云うか。 ) ( はあッと溜息吐いて  ――立ち止ッた。 ) [Mon 21 Sep 2009 23:40:43]
メルティカ > ( 慣れない道は行くもンじゃないな、ッて後悔したところでもう遅い。此処は何処だ。 )  ――― 目当ての店も見付かンないし、意味わッかンないッ。つーか、今あたしは何処にいンのッ。芸能横丁なの、此処は−ッ!? ( 横丁の表通り。こンな時間になッても 道化師だとか歌ッてる人とか踊ッてる人とか居るから 芸能横丁だとは思うンだけど、だけど …ッ、 )  ( 迷子になッた事を誤魔化す子供みたいに、口をへの字に曲げて。眉間に皺寄せて。 ズンズンと人の波を歩いていく小娘一人。 ) [Mon 21 Sep 2009 23:27:00]
お知らせ > メルティカさんが来ました。 『 ( 迷ッた。 ) 』 [Mon 21 Sep 2009 23:22:26]
お知らせ > ネネさんが退室されました。 『 まッてろ、サカナーッ! ( そンな声と共に、 )』 [Thu 17 Sep 2009 22:04:46]
ネネ > ( 手の中で硬貨を弄る。――結局 金で食べ物買う方法が解ンないから、いッつも青年に任せッきり。 ) ―――― うし ッ、 ( ぴょン ッと木箱から飛び降りて、 ) 食いもン ! かい いくぞ ッ! ( 幾らッて云われたらこの硬貨を差し出せば良いだけ だと思う。なンて簡単なンだろ。きッと出来る筈 だ。 )   ――― お ッ? ( 手に持ッたまンま だッた財布は、其の場に放り投げて、 )  ( 白猫耳は、 楽しそうに 駆け出した。 ) [Thu 17 Sep 2009 22:04:18]
ネネ > ( ――― どうやら、ばれる事無く成功した様。 にンまりと笑う。 ) ( ぺたぺた、ともう少し歩けば少し開けた場所に 木箱が沢山放置されている。其の中の一つに 飛び乗ッて座れば、 カーディガンの中に隠しこンだ財布を取り出して、 ) ――― しゅーかくッ。 しゅーかくッ。 ( 嬉しそうに声上げながら、 財布を逆様にした。 )  ( コロコロ ッと手に落ちてくる硬貨。 )  ―― ンッと、 これが え−ッと、 いくらだ? ンむゥ、 ベニなら わかるのに ナッ、 ( 白猫耳は、お金ッて良く分かッていない。 首を思いッきり傾けながら、掌の硬貨を見遣る。 )  ( ―― 本日の収穫 1万エン。 )  ―― パン、かえる かー? ミルク とか どうだッ ? ( 唇への字にして。ちょッと 困惑顔。 ) [Thu 17 Sep 2009 21:54:52]
ネネ > ( 盛り上がッてる観衆の後ろを す−ッと通り過ぎるフリをしながら、 )     ( 一番後ろに並ンでだ 男の尻ポケットから財布を抜き取ッて、それをカーディガンの袖口へと隠し込む。 ) ( ―― あとは、素知らぬフリして ぺッたンぺッたン歩くだけ だ。 )  …… みぅ 。 ( 今迄はわざとぶつかッて、荷物落とした所をかッさらッたりしていたが。 こッちの方が成功率が高い。 )  ( ぺッたンぺッたン、ぺッたンぺッたン。 ある程度まで離れた所で、裏路地に 入りこみ、 息を吐いた。 )  ――― ばれて ない  かッ? ( 来た方向、 ひょこ ッと見遣る。 ) [Thu 17 Sep 2009 21:43:18]
ネネ > ( 横丁の表通り。晴れだッてこともあッて賑いを見せている 場所に、 )  ( ぺたぺた。 そンな音を立てて、裸足で歩く白猫耳。 )  ――――  ……、 ( 息を潜めて、 ぺッたンぺッたン。 ) ( わあッと 歓声の聞こえる方へ 歩く。 )  ――――― おお ッ、 ( 盛り上がりを見せていたのは、とある踊り子の前。彼女が舞う度に 集まッた観客から拍手と歓声が飛ンでいる。 )  ( にしし、ッと白猫耳は ちッちゃく 笑い、 ) [Thu 17 Sep 2009 21:33:20]
お知らせ > ネネさんが来ました。 [Thu 17 Sep 2009 21:27:20]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 もう暫くの間は―――吸血鬼殺しを続けられる。 』 [Wed 16 Sep 2009 02:24:27]
エリー > ( 当面はこうして時折姿を見せてこの界隈で認知されるようになる事だ。 VHG職員には話せない事でも、慣れ親しんで馴染んだ女になら話せる事もあるだろうし―――ごく個人的な話、この恰好と仕事は私の精神衛生上良さそうだ。 いい具合にストレス解消になる。 ここ暫らく塞ぎ込む事も多かったし、心身ともに疲れ切っていた。 限界が近いんじゃないかとすら思った。 これならもう暫くは大丈夫。 ) [Wed 16 Sep 2009 02:23:18]
エリー > ( 潜伏調査、と一言で言い表せない事も無い。 まぁ要するに、ヴァンパイアハンターズギルド職員、エリエッタ・嘉村では深く入り込めない場所というのもあって。 おまけに普段の私ではどうしても浮いてしまう区画もある。 この芸能横丁とか、淫売窟とか、普通にしていると子供っぽくて大人しそうに見える私ではどうしても駄目な時と場合、というか。 ) ( そんなわけで用意された、私のもう一つの顔―――まぁ、二つどころか幾らでも別人を演じる事は出来るけど―――はっきりとした所属先と名前を持った別人、としてのもう一つの顔がこれだ。 芸能ギルドに話を通して偽名で籍を入れてある。 カミラ・エリザベート・ルース。 仰々しい上に本名もじりという微妙な偽名で。 まぁ―――――化粧でこれだけ化ければそうそう知り合いにもバレやしないだろう。 ) [Wed 16 Sep 2009 02:11:19]
エリー > ( 数曲を歌い終えて聴衆に手を振り、舞台袖へ引っ込む。 思ったより声も出たし、雨ふりがかえってテンションを上げた。 タオルを受け取って髪を拭きながら―――ああ、脱げばいいのか、と気付く。 ピンク色の長髪はウィッグだ。 地毛は栗色のセミショート。 ) お疲れ様―――どうです? 問題なかったでしょう? ( イベントのプロモーターを務めた小さな事務所の支配人が満足げに頷いて絶賛した。 私の態度が少し大きくなっているのは完全に役に入っている証拠だ。 演技をしているという自覚を持ちつつ人格の根底から別人になるから、わざわざ意識して言葉を選ばないでも私は、自信とエネルギーに満ちたシンガーの人物像に入り込める。 私はエリエッタ・嘉村。 何でこんな所でこんな事をしているかというと―――まぁ少し経緯がある。 ) [Wed 16 Sep 2009 01:50:29]
シンガー > ( 数曲を歌い終えて聴衆に手を振り、舞台袖へ引っ込む。 思ったより声も出たし、雨ふりがかえってテンションを上げた。  [Wed 16 Sep 2009 01:45:01]
シンガー > Now, Possible to charge, to attack, to throw, and to go !! I'm waiting while getting irritated.  ( 情動に任せてステージの前へ前へステップを踏み、両手で観客を煽る。 拳を突き出し宙を蹴り、かかってこいとばかりに両手をひらひらさせてくるりとターン。 大きく息を吸い込んだ。 ) Now, Possible to charge, to attack, to throw, and to go―――――――――――――a a ah !! Ah...I am waiting while getting irritated. [Wed 16 Sep 2009 01:39:01]
シンガー > However, become silent only if you want to attack me. I'm not in such a tiny place indefinitely, and am not interested.  ( 黒と金の衣装に長いピンク色の髪をなびかせる、大人びた力強い声の女性だ。 人種はホワイティアのようにも見えるし、イエロティアのようにも見えるし、衣装の派手さが目立って特定し辛い。 雨の中、時折長い髪を払って歌い続ける。 発散するような、挑みかかるような、挑発的な声だ。 ) I hear it if there is an insistence. Say with confidence. I am always an attack mode. There is no scary thing. Barrel-ass you if slow ! [Wed 16 Sep 2009 01:26:03]
シンガー > ( 芸能横丁大通りの一角、とあるステージ。 扇形に広がる石段の席に聴衆が座り、申し訳程度に雨避けの付いたステージの上では一人の女性シンガーが歌っている。 20代くらいの女性で、良く伸びる張りのある声だがシャリネでもない、マーガレット・ストーンズでもない、ごく最近現れた新人だ。 新人、というには随分と肝が据わっていて、堂々とした振る舞いが目を引き、興味を惹いた通行人が時折足を止めて眺めている。 ) [Wed 16 Sep 2009 01:19:55]
お知らせ > シンガーさんが入室されました。 『 雨の中声を張り上げ、両手を広げる 』 [Wed 16 Sep 2009 01:10:34]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『エルぴょンが呼ンでくれれば何処にだッて参上するよ。 (住所不定者はそゥ言ッて、誤魔化し。)』 [Tue 15 Sep 2009 22:52:46]
グレーテル > ―― エルぴょンッてやッぱ可愛い。 (チョコレェト食べる様子を見遣りながら、ポツンとそンな事呟いて。何だか孫に甘い爺さンの気分だ。そンな年齢じゃないがッ。) まッ、コインがオンナノコでもオトコノコでも、感謝しないとなァ。転がッてくれたお陰でエルぴょンと逢えたンだし。 (口説き再挑戦。) 錬金術。へ−ッ、すッげ!エルぴょンの将来は有名錬金術師 かなァ。 (他愛の無い話、楽しそうに頷いたり。驚いたり、相槌うッて。) ――じゃ、そこにいこッか。ケーキとか色々あッたし。  ――…好きなお菓子、かァ。ンー… パンプキンパイとか、結構好きヨ? (作ッてくれるならなンでも、ッて付け足して。だッて女の子からお菓子のプレゼントとか、貰うだけでちょう幸せ。) [Tue 15 Sep 2009 22:50:42]
お知らせ > イェルクさんが退室されました。 『( あ、でも住んでるとことか、聞いちゃだめなのかな。どうかな。 )』 [Tue 15 Sep 2009 22:42:26]
イェルク > わぁ いっ。 ( ありがとーっ、って笑って。 くるくる包みを広げれば、ぱくってチョコを口の中に入れよう。ころころ、転がせば時々ほッぺがぷくってカタチを変える。 ) そうかなーっ? じゃぁやっぱりおんなのこだねーっ。 ( だっておにぃちゃんの方へ、転がっていっちゃったンだもん。 ) ンと、錬金術の、センセイーっ。 お父様のお知り合い、なの。 ( 工房で色々教わってるんだよーっ、て。工房の場所とか、他愛ないハナシをしながら、 ) うんーっ。 おにぃちゃんがつれてってくれるとこなら、どこでもいー、よーっ。 ( ぇへへ、って笑って。 ちょッとだけ、きゅ、って。握った手に力こめ、ついていこう。 ) おにぃちゃんは、好きなお菓子とか あるーっ? ( お礼に今度何か作ってあげるよ、って、 ) [Tue 15 Sep 2009 22:41:49]
グレーテル > (ポンポン、ッて何度か撫でれば、名残惜しいけど手を引いて。俺がしたらウザさ10倍だと思うンだ。) ――ン、良いよゥ。食べな? (期待の眼差し向けてくる少女に、親戚の伯父さンよろしくにまにまッと笑いながら頷く。) ――えッ、いや。いやいやいやッ、?コインが男だッたらエルぴょンの傍から離れないと思うヨ?片時もッ。 (ッつーか、可愛いッて。え、可愛いッて。容姿か?なら嬉しい。努力してるもンねッ!とかにこにこ笑う少女に、ちょッとなンとも言えない気分になりつつ。ポツポツ雨降ッて、視界が悪いのと、元々片方しか視力が無いのと の所為か、例え目元が赤くなッてても気付く事無く。気付いていたら、嬉しそうににへ−ッと笑ッたンだろうけど。) そゥなンだ。先生ッ、へー、ガッコの? それとも、何かやッてンの? (雨を見遣る少女。そンな普通の動作ですら萌に変えてしまうンだなァ。なンて、にまにま。) ―― マジッ、やッた。じゃ、いこッかー?この先のカフェとかどーう? (握られた手を、握り返して。少女に合わせる様に ゆッくり歩き出そうか。) [Tue 15 Sep 2009 22:33:24]
イェルク > うー…っ、 ( そうかなぁって思いつつ、大人しく撫でられる。 おにぃちゃんがしたらみんな萌えるンじゃないかと思うよ。…。 ) チョコ、食べていーのーっ? ( お金をちゃンと袋に収めて、 ちゃンとポッケにしまえば。 チョコの包みを摘んで、期待するよう貴方を見つめる ) … でもこのコインがおとこのこでも、おにぃちゃんのことはすきー、かもーっ? ( おにぃちゃん可愛いもんねーっ、って。 悪気なくにこにこ笑った。 だって巡り合うためだなンて。恥ずかしくッて、 …目元が紅くなってたら、ごまかしたのがバレちゃうかもしれない、けどーっ、 ) うぅ ん、 ( ふるふる。首を横へ振った ) あ、私も好き、だけどーっ。 師匠(センセイ)が、ねーっ。 ( 好きなの、って答える。 )  … ふぇ、 ( 問いかけにきょとン、てして、 ) …、 ( お空をみあげて、 )( ほっぺに落ちてきた雨に わ、って反射的に目をつむッて、ごしごし拭いながら上にあげてた顔を戻す。 ) … うン、 するー っ。 ( 答えながら、伸ばされた手をきゅっと握ろう。 お使いのお金とは別に、自分のオサイフは背負ってるウサギさんカバンの中に入ってる し、 ) [Tue 15 Sep 2009 22:20:40]
グレーテル > エルぴょン嫌いになるとか無いからッ。 (へーきへーき、なンつッて頭ポンポンッと撫でようか。にへらーッと崩れた笑みはそのまンまで。全力で否定する少女もきッと萌えると思うンだ。) (安心させる為に言ッた言葉が、逆に不安を与えてるなンて気付かないまま。落としたモノに笑みを浮かべた少女を微笑ましく見つめ、) どーいたしまして? あー、コインが。うーン、そッかあ。 (格好良く決めたつもりだッたのに見事にスル―かッ。あれだ、天然には勝てないよネ。ちょッと肩落として、コイン見つめる彼女に、どーだろうねー?なンて。) バナナマフィン? なに、エルぴょン好きなの? (反対側へ小首傾げ。) あッ、でもお使いならあれか。おかーさンとかァ? (なンて。――もう一度空に眼を遣り、雨が止ンでいない事確認すれば、少女へと手を伸ばす。) 傘無いならさ、雨止むまでどッかでお茶でもしない? 雨宿り。 (ど?ッて少女の答えを待とう。) [Tue 15 Sep 2009 22:08:39]
イェルク > うー… 私がきらい、なの かもーっ、 ( だから手を離れてッちゃうのかな、なンて。ちょっとしょンぼり項垂れて、ぎゅッと両手で袋を握る。 仮面の下が知れていたら全力で否定させて頂く所存だけれど、 )  えッ!? ( こわいもの。 出てこない、ッて言われたら 何故か、出てくるのかなって身構えてしまう。 怖いものが手の中に入ってるなンて考えてなかったから、逆に。 ) …あ、 ( でもてのひらの上に落ちてきたのはかくれんぼしてたコインと、ちぃさなチョコで。 ほッとして笑みを浮かべ、 ) ありが、とーっ。 えー? うー…ん、私より、おにぃちゃんが好きなの かもーっ? ( コイン、が。 ) … おんなのこ、かなーっ… ( このコイン。 思わずじッと、手のひらの上の金色見つめた。 )  いまーっ? いまはねー、後はバナナマフィン買って帰ったら いいのーっ。 ( こてン。 一緒になって、逆方向へ首を傾げ。 ) ( 少女の師匠は工房で何か製作中だろうし、雨が降ってるのが解れば雨宿りして帰りが遅れるくらいは承知してくれるだろう。 ) [Tue 15 Sep 2009 22:00:26]
グレーテル > (コインだけじゃ無かッたのか…ッ。ッて内心隠しながら。) あー…ッ、そッか。エルぴょンの持ち物ッて茶目ッ気あるンだネ。 (笑ッていッた。もじもじと照れ臭そうな仕草をする少女が可愛らしくッて、仮面の奥で表情が崩れる。萌殺す気か。)  別に怖いもンとか出て来ないし?安心して良いよゥ。 (手を仮面に視線が動く少女にゆッくりそゥ言ッて。伸ばされた手に向かッて、グーにしてた手を開放する。ぽとンッて少女に手に落ちるのは金のコインと一口サイズのチョコレェト。) 拾ッたッつーか、コインが俺の方まで転がッて来たンだよ。あれかなァ?エルぴょンと俺を巡り合わせる為にコインは落ちたのかも ネ? (なンて、ケラケラ笑ッて。傘が無い、ッて言葉に空を見上げた。――降り始めたばッかの雨は止む気配が無い。ン−ッて腕組みして考えれば、) 俺も傘持ッて無いンだよね。エルぴょン 今時間ある?お使い中とかァ? (小首こてンと傾げて。) [Tue 15 Sep 2009 21:49:10]
イェルク > こんばんはーっ。 う、 ち、ちがーぅ、 よーっ? わたしじゃなくって、メガネと、メモと、おかねー、が、 ( かくれんぼしたんだもんーっ、 って。 気恥ずかしそうにもじもじ、手にした袋を無意味にいじくッた )  え、あれ、 わ 、 ( おろおろ、今度は貴方の仮面と、ぐーって握った手とを視線が往復、して、 )  … ( 握った手の下に、そッと開いた手を伸ばす。 ) 拾ってくれた、のーっ? 傘、は、 …持ってきてなく てー… っ、 ( あう。しょンぼり肩を落とす。 曇りのうちに行けば大丈夫かなって、思ってたから。 ) [Tue 15 Sep 2009 21:39:33]
グレーテル > (ポツリポツリ雨が仮面に当たッたなンか嫌な音。) やッほう、エルぴょン。こーンなとこでかくれンぼ? (コイン持ッてる手ヒラヒラ揺らし。少女のポケットから出た皮袋見て、少女を見て、また皮袋に戻した。彼女のやッた仕草を真似ッこ。) うンうン。正直者には全部あげよッか。まァ銀のコインは無いンだけど。 (コイン持ッてる手、グーに握ッて少女の方へと伸ばす。) ――― エルぴょン、傘は?オンナノコは体冷やしちゃいけねェのよ? (軽い感じに尋ねようか。ちょッち心配。身体強そゥな子に見えないし。) [Tue 15 Sep 2009 21:30:39]
イェルク > ( さッきまで曇ってた空からは雨まで降ってくるし、 ) あう、 ぅ、 ( 私も泣いてしまいたい。 あぁ確か、前にオマツリの時お父様とはぐれた時もうろうろしてたら雨が降ってきて、 )  … ふぇ、 ( あれ、今日は声も降ってきた。 )( 驚いて振り返れば、前にも見た赤と青。 ) あ、 ( 目をまァるくして、「あ」の形に口が開いて、 )  あ、う、 えぇ とッ、 ( ポッケから取り出した、お金の入ってた小さな皮袋見つめて、 アナタを見つめて、 袋を見つめて、 ) ふ、袋に入ってた コインッ……! ( ずぃッとソレを差し出して一生懸命示してみた。 )    …た、たぶん きん、 いろー っ? ( ちょこン。ちッちゃな声で付け加えて。 たぶん、たぶん、そのくらいの、金額だったと 思う。 ) [Tue 15 Sep 2009 21:23:47]
グレーテル > (横丁の表通りを、ぼや−ッと散歩していた。仕事の失敗した所為で、暗黒街とかには居辛いし、仮面なンか被ッた俺が普通の歩ける場所ッつッたら芸能横丁した思い浮かばなくッて。)  (当ても無く、目的も無く。強いて言うなら女の子探し?してたら、ちょッと離れた場所できょろきょろッと辺りを見回してる子を発見。しかもどッかで見掛けた感じ。声を掛けないまま近寄ッて驚かそうとした けど、)  (足元に転がッてきた金貨を拾い上げる。其れと、少女の後姿を交互に見遣ッて、)  ――お嬢さン、お嬢さン。アナタが落としたのは金のコイン?銀のコイン? (仮面の奥でにンまり笑いながら、後ろ姿に声を掛けようか。) [Tue 15 Sep 2009 21:14:09]
お知らせ > グレーテルさんが来ました。 『( 拾い上げた 手。 )』 [Tue 15 Sep 2009 21:07:45]
イェルク > ( メガネを見つければほッとして、あちこち見回した。 大丈夫、壊れてないみたい。掛けなおしながら、近くに落ちてた買い物メモを拾おう。 ぱたぱた、手を動かして持ち物の確認。 ) ( ウサギさんカバンの口はちゃんと閉まったまンまだし、 後は、 )  …あ、 ( ぽふ、って。 叩いたポッケの中に、あるはずの重みと硬さが無くなっていて、 )  …… ( さぁッと、頭の先から冷気がおりてくる。 )  お、 ( ぱくぱく、口を動かして、 ) おか ねッ…!? ( うそ。 あれ。 あれ、 ) ど、どこー…っ 、 ( どこに落としちゃったんだろーっ?! )( 転んだあたりをきょろきょろ見回して、 ) [Tue 15 Sep 2009 21:05:44]
イェルク > ッ、 ぶ、 ( かしゃン、 メガネが外れてどッかに落ちた。 )( 前に手を伸ばしたおかげで少しはマシだったけど。よろけて足がもつれたまンま倒れて、マトモに地面とキスをして、 ) い、 いたたた たー… っ、 ( 手のひらで押さえながら、顔をあげる。 ) うー、 ご、ごめん な、 ( ごめんなさい、ッて。 きょろり、周りを見回しながら言おうとして、 ) …あれー っ? ( 地面に座り込み、きょとん、首を傾げた。 確か青っぽい服を着てたヒトだとおもったンだけど。 ぶつかったッぽいひとは周りにいなくって、 )  …あ、 ( そうだ、 メガネ。 どこにいったかな、って、きょろきょろ、周りを見回す ) [Tue 15 Sep 2009 20:56:39]
イェルク > ん、と、 ( もらったお金でお買い物して帰って来てね、ってセンセイに言われてるんだけど。 こっちで良かったかな。道を窺いつつ右側に曲がって、お金が入ってるのとは逆のポッケから買い物メモを取り出す。 )  …ば、バナナ マフィンー っ? ( 御丁寧にお店の名前までばっちり。 ) ( そういえばここのお店のマフィン、好きだって前に言ってたっけ? センセイのお友達も好きだって言ってたから、きっと明日か、近いうちにでもそのヒトが来るんだろう。 ) … でも、 じゅっこ、 は、 ( 多いんじゃないかなぁ、って。 こてり、首を傾げた ら、 ) ふ、 ぁッ! ( メモに視線、落としてたせいだろうか。元々トロいせいもあるンだろうけど、 誰かにぶつかって、よろける ) [Tue 15 Sep 2009 20:45:23]
イェルク > ( はい、確かに。 と、言葉を返されてほッとする。 ウサギさんのリュックを背負って、代金を受け取った。マエキン、ってのはもらってるらしいから、受け取った金額は渡した品物に比べれば少ない。 それをポッケにしまって、 )  ありがとーございまし、たーっ。 ( またよろしくおねがいします、 って。 ぺっこり、お辞儀をして劇団のテントを出ていこう。 )  …、 ( こッちであってるよね、なンて。きょろきょろ辺りを見回しながらテントの裏から表通りへと出てこれば、夜の横丁は相変わらず賑やかできらめかしい。 ) [Tue 15 Sep 2009 20:35:17]
イェルク > ( いち にー、 さん しー…、 )  …、 ( ウサギさんのリュックから取り出し、テーブルの上に並べた品物を指差し確認、 して、 ) これでぜんぶー…っ、 です、 ( トコトコ劇団の人に近づいて書類を渡し。その人にも確認してもらう。 センセイのオツカイで、今日は納品に来ていた。 ) [Tue 15 Sep 2009 20:28:36]
お知らせ > イェルクさんが入室されました。 『  …ぇ、と、 』 [Tue 15 Sep 2009 20:23:43]
お知らせ > クリスティーナさんが帰りました。 『―――ええ、とても楽しい事を。( 今日はマニアックプレイの日のようだ。 )』 [Mon 14 Sep 2009 02:54:42]
お知らせ > ジョゼさんが退室されました。 『何か、いい事思いついたの?( スタッフの白い視線の中、するりと腕を取って )』 [Mon 14 Sep 2009 02:50:36]
お知らせ > クリスティーナさんが入室されました。 [Mon 14 Sep 2009 02:43:07]
お知らせ > ジョゼさんが来ました。 [Mon 14 Sep 2009 02:39:59]
クリスティーナ > だったら頭の中ずっと私の事一色でいーです。 私の事ばっかり考えてれば良いんです。 ( 無茶を言いながら複雑な作りのベルトをキュッと締める。 自分で脱げないっていうのも悪くないかも? 脱ぎたくなったら私におねだりしなくちゃいけないっていう。 私の機嫌が悪かったら脱げないっていう。 あ、またオヤジ笑いしそう。 ) さ、ちょっと遅くなっちゃいましたけど軽くなんか食べて―――帰りましょ。 ( そっからが本番ですけどね、と呟いて先に更衣室を出て振り返る。 うん、カッコカワイイ我が自信作だ。 おいで、と手をのばして腕を組んで歩こう。 ) ( その晩、まさかの反逆があったかどうかは―――次回ロルでわかるかもしれない。 ) [Mon 14 Sep 2009 02:36:26]
ジョゼ > ( ずきん、ずきん、と脈打つたびに響く痛みが引けていくに従い、腕の力を緩め、次第に長くてさらさらした栗色の髪を撫でながら乱れた息を整える。 無理やり押し込まれたから痛み自体は酷いが、傷自体はほんの数センチほどの小さなもの。刃物で刺される事もあるのだから、デリケートゾーンとはいえピアス2つ程度はまだまだ軽症な部類か――  ) ン・・・ んんっ・・・ 沢山すぎて、覚え切れなくなっちゃうよ・・・。( きっと、その度に空けられるのだろうけれど―― そのうち、クリスにも付けてあげよう、なんて思った。 おそろいだ。 唇を何度も触れ合わせ、舐め、食んで、舌先を舐め合って―― っと、いけないいけない。夢中になりそうだ。 ) ん、きっと痛くて、はけない・・・。 これ どう、きるの?( と、やっぱり見ただけでは着方が判らなくて、ほとんどマネキン状態で着せられていく事だろう。 ) [Mon 14 Sep 2009 02:20:11]
クリスティーナ > っふふふ――――( そしてこの笑顔。 頭を抱きしめられて頬をお腹に押しつけながら、子供みたいな御満悦。 間違いなく歪んだ愛情表現だが、普段我慢しているものを思い切り吐き出すとどうしてもこうなってしまう。 独占欲だ。 多分同じ事を自分以外がやったらそいつを殺しかねない。 ) 痛くて良いんです。 痛みで疼く度に思い出しなさい? 擦れて気になる度に思い出しなさい? それを見る度に思い出しなさい? あなた、忘れっぽいんですから。 ( 一先ず満足して立ち上がって、何度も何度も唇を重ねる。 続きは帰ってからにしよう。 いい加減、スタッフに迷惑だろうし。 ) ほら、着替えちゃいましょう? 下着はナシで。 直接着るんですよコレ。 ( 拘束衣だかカジュアルドレスだかっていう黒のレザーを掴み上げ、あっちこっち悪戯しながら着せていこうか。 かなり目立つデザインだけどまぁ、Tozziの看板にでもなってもらうとして。 芸能横丁なら丁度良いくらいだ。 ) [Mon 14 Sep 2009 01:54:44]
ジョゼ > んッ  ふ・・・ ッ  !  っ   ――  ( 普段真綿に包まれたような感覚を突き破って鋭い痛みが入力され続けて、思考が乱れて形を成さない。 歯をかみ締め、余裕なく鼻から息を漏らしながら、ただじっと堪えていれば―― 漸く、一本目が貫通した。 滲み出した血が作った球が張力の限界に達し、つ、と伝い 露出した粘膜の肉の色と、カフェオレ色の肌の上を生温く伝い ぽたりと床に敷かれたフェルトに落ちてじわじわと染みて行く。 押し込む手が手が離れてから漸く、引き絞られて詰まった息を無理やりに吐き出し、吸って。無理やり通された大陰唇は腫れ上がり、ずきん、ずきん、と痛む熱さが脈打っている。 ) クリス・・・ いたい、よ。( 漸く終わった、と肩を掴んでいた手を、頬に当て、撫ぜようとしたら―― ずッ ) ぁ ―――   ッッ !! ( 声にならない声を吐き出し、びくりと引いた体が壁面にぶつかって再度大きな音を立てた。 頭の中が痛みで塗りつぶされて、何も考えられずにおなかにキスをするクリスの頭をぎゅう、とおなかに押し付るように抱いて。 ) [Mon 14 Sep 2009 01:30:48]
クリスティーナ > 世間の好印象と数字の実績とおエライに貸しさえあればファミリーはもっと大きくなりますよ。 私の代で市政にだって口出しできるくらいまで育てようかって思ってますし。 ( 王政でもなければ宗教がデカい顔してるわけでもない。 この街を掌握するのはお金と人望だ。 その為なら慈善事業だってするし、いい顔だって見せる。 皆がそれで幸せならいいんじゃないです? ってなもんだ。 ―――みんな、っていうのは。 私とファミリーと、そのお友達、のことですけど。 ) ほらほら、動くと千切れちゃいますよ? うふふふふふふふふ…! ( 好き勝手やって好き勝手どっか行って知らない服なんか着てくる子に手加減なんかしてあげない。 許容してるつもりでもこう、結局、嫉妬して、でもそれを言っちゃいけないって我慢してるのは、いっつも私なわけで。 こんな方法でその言葉を飲み込もうなんていう私も相当不器用だ。 愛憎入り混じってサディスティックな笑い声を洩らし、乱暴に二つ目のピアスを掴み上げる。 ) そうそう、確かそんな名前。 前に来たんですよ、お店に―――無理してシルバーのリング買ってって。 お金持ってなさそうなのに。 ( いたって普通の声色で、普通に話を続けながら二つ目のピアスを血のにじむそのすぐ横に突き刺す。 やってるこっちまで痛くなりそう。 カーテンの一枚向こうに人の歩き回る気配がする。 頬が紅潮して胸がどきどきする。 珍しく表情を作るジョゼの顔を見上げながらその臍の辺りに舌を這わせ、何度もキスした。 ) [Mon 14 Sep 2009 00:48:21]
ジョゼ > ――  ジゼンカ ?( なんだか機嫌の良さそうなリズムに身を任せながら、するりと下着を脱いでどれから着るの?とフィッティングを待っていたら何かをあけるようなパチ、と小さな音。 なにやらしゃがみ込んでごそごそ、と――  ) ッ あ !!  ッ ( 突如思考を塗りつぶす鋭く強い痛みに珍しく、小さく悲鳴を上げた。反射的に腰が引けて、クリスの肩を掴み、もう一方の手はブースの壁にぶつかってガタッ!と、と少し大きな音が上がる。 容赦なく押し込まれる針にみるみる間に染み出した血が赤く球をつくり、押し込む針と指を汚していくだろう。 ) っく・・・ ン―――  ッ Da i  ッく ( ぐりぐりと無造作に捻じ込む動作に体が引きつり、息が詰まる。ぎゅう、と肩を掴む手に力が篭りながらも、抵抗らしい抵抗は見せず、ぶるぶる震えながら腕をつっぱって体を支え―― ) Da  ・・・ R  a ? [Mon 14 Sep 2009 00:26:59]
クリスティーナ > ―――そーですね。 良い事言う。 ( ジョゼは他の誰とも全く違うから良いのか。 見た目だけじゃなくて、喋りも、仕草も、返ってくる反応も、独特のものだ。 だから良いのか。 特別な感じがして。 ) 悪巧み? 人聞きの悪い―――慈善家で通ってるんですよ? 私。 今どき悪いやくざなんて流行らないったらない。 ( それとこれとは全然別である。 小さなケースに1つかみはある消毒済みのピアスから一つ掴み出して鼻歌交じりにジョゼの前にしゃがみ込み―――前置き無しで無造作に大陰唇に針の先端を突き刺した。 それはもうとてもいい笑顔で。 何個付けようかとか既に二つ目以降を想定しつつ。 ) Dyndalla? アマウラ系っぽくない―――アレ、名前前に聞いたことあるような…もっとなんか、アマウラっぽい変な発音じゃありません? Da Da Die? なんだっけ。 ( 変な名前だったから覚えてた筈なんだけど。 なんて言いながら手元は針を貫通させんとぐりぐり薄い部分を探しつつ。 服着せる筈だったのになんか変な方向に楽しくなってきた。 ) [Sun 13 Sep 2009 23:54:51]
ジョゼ > ううん、クリスと居る感じがする。( 矢継ぎ早で歯切れの良いリズムでいっぱいになって、ふわーっとなる感じがそれっぽい。この感じは好きだ。 実際、言葉の意味自体はあんまり頭に入っておらず、雰囲気や動作から推測して判断してる所が大きい。 だからピントがずれる事も多いけれど、クリスは呆れても怒ったりしないから好きだ。 )――― クリス、楽しそう。 何か、わるだくみ?( いい事思いついた、って顔に、なになに、と顔を寄せて。 こういう顔をしたときは大抵ひどい目にあわされるのだけど。 ) うん、そう。 でぃ・・・ んン でぃだら?って言うの。( おおきなおめめのジェスチャーに頷く。なんだかクリスも知っているようで、すこぅし嬉しい。 ) ん、わかった。 ねえ、クリス これ、どう着るの?( ひと段落、とばかりに一抱え抱えてきた衣装の山からチョイスを始める彼女の隣、なんだかベルトが沢山ついた服を摘み上げて首をかしげ。 なんだか、フクザツでひとりでは着れなさそうである。 ) [Sun 13 Sep 2009 23:35:17]
クリスティーナ > ん、あ―――気をつけますけど。 半分くらい聞いてれば良いです。 ( ジョゼにはそんなに大事な話も難しい話もしない。 どうしても訊かせたい事があったらそれ一つだけに絞って細かい事は言わない事にしている。 最初の頃はこのコツを掴むまで大変だったけど、まぁ慣れればこれはこれで気楽だ。 面倒な背後とか思惑が無い子だから隠れ家にまで入れているのだし。 ) ま、ピアスは新しいのまた付けましょ…沢ッ山ありますし―――新作発表会みたいにしてあげます。 ( ふふ、とか恍惚の笑み。 決めた。 今日は耳のヤツだけじゃなくって新しい穴いっぱい開けてやろう。 これでもかってくらい性器の辺りに。 いっぱい。 テンション上がってきてオヤジ笑いになるのを堪えるのが大変だ。 ) 友達? 珍しい―――…ああ、それ、知ってるかも? こぉんなの? 黒い髪の。 ( こぉんな、と両手で自分の顔の前に大きな一つ目を作る。 前にこの店に来た子じゃないか? あんなのそこら辺に二人も三人も居ないだろうし。 ) あー…あんだけ辛ければ鈍くても分かるかしらん―――ま、今度行ってみましょ。 ( さて、そろそろこの子風邪引いちゃいそうだ。 いったん身体を離して、下着からチョイスしてみる。 バッティスティッラ・トッツィの作るものは想像出来る範疇の少し上を行ってくれる感じが心地良い。 今日のテーマはボンテージとカジュアルの融合?みたいな。 ええ、ええ、ボンテージ好きですけど。 黒レザーとかベルトとか拘束具とか。 ) [Sun 13 Sep 2009 23:08:31]
ジョゼ > ( 自分の顔を眺めて呆れたような、でもちょっとだけ拗ねたような顔で零した言葉に、ンー?と首をひねる。 ねこ。 うまく説明できないけれど、あれは脚のあたりの毛皮と骨格の関係が好きだ。 そんなナナメ上の思考はさておき、主に彼女の消化不良のジェラシーはあちこちあけられたピアスホールや、刃物傷なんかに表される訳だ。 彼女と過ごすたび、何かしらの徴を付けられる感。 ) ―― クリスは、早口。 すこぅし目が回る。( リーダー的な立場に居るせいか、言動がきびきびした彼女の言葉は忙しい。矢継ぎ早に繰り出される言葉に頭が追いつかずに、ええっと、と、一拍置いて そうだ。 ) ともだちが、できたの。 お目目がとっても大きくて、おもしろい子。 Tozzi、好きって言うから。( あげた、という事をトロくさく時系列もめちゃめちゃに述べ、最終的に、外したのか、という言葉に うん、と頷き。 ) ふぅん? わたし、味がよく、わからない。 辛いって、どんな感じ? ―― ぁん( つつつ、と背筋をすべる指がくすぐったくてぴくん、とお尻を突き出すよに背筋を伸ばす。 この娘、感覚が何もかもが不鮮明なようで、頭だけでなく五感も鈍い。 何を食べさせてもほとんど味を判っておらず、なんとなくおいしい気分?といったもので―― ゆらゆらとあやされながら、かるぅく寄りかかって、ほぅ、と息をつき ) [Sun 13 Sep 2009 22:41:43]
クリスティーナ > ( 立場上、あんまり入れ込み過ぎて私情が入り過ぎるのは良くない。 だから放し飼い。 余所で知らない奴の家に泊まってくるのはしょっちゅうだし、ジェラシーが無いわけでもないが、独占は駄目だ。 私は自分の者には固執する方だから。 嫉妬心を楽しむくらいの余裕を持たなきゃ。 ) 部屋猫でもなし―――。 ( ひとりごと。 ほったらかした方がいい猫も居るって話。 ) はいはい、今日はこれからどっか食べに行って一緒に寝ましょ。 ここんとこどうしてたかも聞きたいですし―――あら、ピアス、こないだあげたのもう外しちゃったんです? ( 腰に腕を回して癖の強いピンク髪を撫ぜていてふと気付いた。 食費とかに充てたんならそれはそれで構わない。 お金の計算もしないし、物持ちの悪い子だから何かの時にそういう風に使わせるくらいのつもりで与えているものだ。 ) ああ―――ありましたね、そういう話も。 企画段階じゃ聞き耳立ててたんですけどね―――味は悪くないですよ、あそこ。 ダートとエミリーは嫌がりましたけど。 ( もう少しお店は選んでください、って。 庶民の生活を知らないボスなんて今時やってけるかっての。 ) 貴女、辛いのとか大丈夫でしたっけ? ( 好き嫌いがあった記憶は無いけど。 そんな話をしながらしばらく腰の後ろにまわした腕を背中の筋からお尻に向けてつつつと滑らせたり、子供をあやすみたいに狭い個室内で右に左に緩くステップを踏んだり。 こういう何でもない時間も嫌いじゃない。 ) [Sun 13 Sep 2009 22:14:08]
ジョゼ > ( 自分の持ち物はほぼ100パーセント貰い物である。誰かのお下がりだったり、見立ててもらったり、プレゼントされたり、拝み倒されて着たり。 えり好みはあんまりしない。 色んな服が着れるのは楽しいし、身についた習性で唯々諾々としたもの。 うろうろしてる内にてんでちぐはぐな格好になる事もあるけれど、それはそれで。 ) あ ――。 おかえり。( 少し広めのフィッティングルームのカーテンを空けて入ってくるクリスに、もそもそ向き直って首に腕を絡め、かるぅくお帰りのキスなど。 ) うん。 でも すこぅ し 寂しかった。( 出るな、というのに頷き、寒かったし、と体をくっ付け暖を取りながら詰まれた服をチラ見など。 ) ン・・・ 辛いもの、は?( なつのできごと、と脳内検索した結果思い当たったのが、からいもの。 なんだか、一部で頑張ってたお店があったような話を聞いたけれど、行く機会には恵まれなかった。 ) [Sun 13 Sep 2009 21:58:52]
クリスティーナ > ( 匣の中の娘。 とか思ったらそんな事は無かった様子。 しばらく忙しくて見なかった放し飼いの娘をそこの通りで捕獲したのがしばらく前。 ここんとこ陰惨な話ばっかりで少しリフレッシュしたかった所――――さっそく横丁の隠れ家にでもシケこんで暫らく隠遁しようかと思ったら、何だか見覚えのない、気に入らない服なんか着ている。 私はこの子―――ジョゼを過剰に拘束しないが、他人の趣味の服を着せられているのは気に食わない。 全部捨てさせてまるごとお着替えタイム。 私の趣味全開の格好にして遊ぶ事にした。 ) お待たっせ――――その恰好でお店に出ちゃ駄目ですからね。 ( お行儀悪く足で脚を掻く娘の前に着替えを積んで、更衣室のカーテンを閉める。 あら寒そう、なんて脱がしておいてなんだけどそろそろそういう季節か。 ) …まったく、何だか色々お寒い夏でしたけどね。 ( 雨もそうだし、世間もそうだし、薄暗いことこの上ない。 ) [Sun 13 Sep 2009 21:34:26]
ジョゼ > ( ハコといっても変態の手によって匣の中に「みっしり」と隙間なく押し込まれている訳ではなく、ましてや脱出ショーの類でもない。 何時かそんな戯れででっかい金庫の中に閉じ込められた事があったなあ、なんて この店のオーナーに連れ込まれた気が狂ったようなピンク頭の娘は、フィッティングルームの中、凝ったレースがふんだんにあしらわれた下着姿で立たされ坊主。 )( 例によって無目的にあちこち徘徊してるうちに、「あら、ジョゼじゃありませんか」なんてとっ捕まって、服装を見咎められて「ちょっと来い」と連れられてきて、下着までひん剥かれ、1からコーディネートしなおされている最中である。 ) ( カーテンの向こう側、歩き回るヒールの音と、スタッフが若いオーナーに自分をアピールしている声がする。 ちょっと寒いなあ、なんてなんとなく手持ち無沙汰の片足立ち、一方のつま先で軸足をかきかき。 ) [Sun 13 Sep 2009 21:22:05]
お知らせ > ジョゼさんが来ました。 『 *はこのなかにいる* 』 [Sun 13 Sep 2009 21:03:47]
クリスティーナ > ( 芸能横丁メインストリートから細い脇道に逸れ、ごちゃごちゃと入り組んだ路地に入り込んだ辺り。 目的が無ければ先ずそんな道に入らないし、雑然とマニア御用達の小さな店舗がひしめくそんな裏路地。 そこが芸能横丁キャットストリート。 情報に熱心な若い子達を中心にファッションに興味のある人々に注目されるその一帯がそう呼ばれている。 名前の由来は「やたらと野良猫が住み着いているから」なんていい加減な理由で女の子達がつけたとかなんとか。 本当の名前は知らないが、もうそれでいいんじゃないかっていう。 だからファッションブランド「Tozzi」の新店も、芸能横丁裏通りキャットストリート店、が正式名称。 名付けは私、オーナーのクリスティーナ・バルトロッツィである。 誰に話しているのだ? 取材とか来た時はこういう風に最初説明しているのだ。 ) さて、そんな話はまぁ今日は良いんです。 ( と、店内をうろうろ歩きまわりながら次々と衣類を選んで歩く。 店長を任せている若いスタッフが自分達の頑張りをアピールしながらついてくるが、今日は別に仕事の視察をしにきたわけじゃないから適当に追い払う。 まぁ抜き打ちで見にきたってのもあるけど、ちゃんとやっているようでなにより。 ) 今日は面倒くさい話抜きのプライベートなんですからね? ( と、両手いっぱいに抱えた各種衣類を持って更衣室の方へ。 ツレはちゃんと待っているだろうか? ほっとくと何処で何をしているか分からない娘だ。 ) [Sun 13 Sep 2009 21:00:51]
お知らせ > クリスティーナさんが来ました。 『"Tozzi"芸能横丁裏通りキャットストリート新店』 [Sun 13 Sep 2009 20:49:13]
お知らせ > ティーピーさんが退室されました。 『 ずいぶん冷えるな――。 』 [Thu 10 Sep 2009 02:32:45]
ティーピー > まァ、良ィ修行にゃーなるんだけど――。 (ついでに腕を見込んだどこかの酒場のマスターとかが声を掛けてきたり――それは流石に虫が良すぎる。路上演奏で得られるものなんて、わずかな満足感と、その数倍の疲れだけだ。多くを期待するものでも、ない。) ――帰ってクソして寝る、か。 (通りの隅で楽器を大事そうにしまいこみ、なおも賑わう通りを一度だけ、ちらりと見て――) [Thu 10 Sep 2009 02:32:33]
ティーピー > (曲名を告げて深く一礼すると、わずかに残っていた聴衆も終わりを察して、散っていく。) ――こんなモンか。 (ここで引き止められてアンコールなんかせがまれるなら、それはもう楽師冥利に尽きる、というものである。 ) ――ほんの二、三曲なのに、やっぱ疲れるなココは――。 (少しくらいおヒネリがもらえるかと期待してもいたが――まあ、そう甘いものでもない。大多数の人間にとって金は食うためにあるもので、腹も膨れない芸事に投げ込む小銭なんて持ち合わせていない人間の方が多いのだから。) [Thu 10 Sep 2009 02:29:31]
ティーピー > (息を吹き込みながら、ちらりとギャラリーを見ると――幸い、飽きて帰られたりはしていなかった。 そのまま憂いを帯びた旋律を交えながら、突き抜けるような高音で曲を終える。) ――っはァ。…『荒野の民』でした  (楽器を降ろして) [Thu 10 Sep 2009 02:25:37]
ティーピー > ――ふう。 (ぱらぱらとギャラリーが立ち去り、お客が数人になると、笑いかける程度の余裕も出てきて――。)  お嬢さん、どんなのがいい――? (残っていてくれたお姉さんに、くるくるとトランペットを回しながら笑いかける。 ――『かっこいいの!』―― ) 格好いいのね、オーケイ… (ちゃっ、と楽器を構え、思い出すように視線を上にやり――。 曲目は一瞬で決まった。よし、この曲で行こう。)  『 ―――…… ♪ 』 (耳をつんざくような刺激的なフレーズから始まり、勇壮なメロディを高らかに歌い上げる――) [Thu 10 Sep 2009 02:22:16]
ティーピー > 『 ――― ♪♪ 』 (子供の喜ぶような、聞き映えのする派手な唄を。 ――自分の音だけで表現するのは、少し大変だけれど――ごく短い曲を、ぱンッ、と、乾いた音で閉じる。 ――群集の低いところから、たどたどしい拍手が聞こえた。)  (再び深く頭を下げて――、上げる頃には、お客の数は更に半分に減っていた。 ――そんなものだ。)  [Thu 10 Sep 2009 02:12:44]
ティーピー > (深く一礼して、ぐるり、と周囲を見渡す。 思ったより多く残ってくれた。 子供の姿もちらほら――、 そしてどの子供も一様に、次を期待している顔だ。 ) (演奏がひと段落するまでは、余計な言葉は要らない。子供達がわくわくした表情をしているなら、なおさらだ。 ) (次は楽しげな曲にしようと、楽器を構え直して。)   [Thu 10 Sep 2009 02:08:27]
ティーピー > ―― (真っ直ぐに立ち上がり、吹き口を唇に宛がって――すぅ、と息を吸い込み。)    『 ――――♪ 』 (弾けるようなファンファーレが、人の群れの真ん中を貫いた。)  『 ―――…、 ――― ♪ 』 (始めの一瞬で振り向いた通行人の半分以上が、興味ない、という風に視線を外す。 ――上出来だ。) (独奏で人目を惹くなら、超絶技巧をひけらかしてやればいい。 派手に体をひねっておどけながら、複雑な指使いをなぞり――見る者によっては魔法のようにも見えるような技巧をこらした一曲を、情熱たっぷりに吹き切った。 )  ――お、ぉ。 (楽器を下ろすと、思ったより多くの客が自分を囲んでいる。 ――興奮、する。) [Thu 10 Sep 2009 02:03:26]
ティーピー > (この賑やかな横丁に来ると、いつも思う――ここは随分大きな街なのだ、と。 ) (他に街は知らないが、こんな贅沢な路上ステージ、そうそう各地にあるものでもない。 喧騒は正直だ。 下手な演奏、華のない音を一瞬でも見せてしまえば、お客は一瞬で引いていく。 お上品なステージでならふんだんに許される「間」というやつを、ほとんど許容してくれない。) ――やっぱり緊張する、なァ―― 。 (あまり上等でない服に、不似合いなほど輝くトランペット。 慣れた手つきで指慣らしをしながら、ぼんやりと雑踏を見上げる。 ひとつひとつの顔など、見ている暇もない――何かの群れのように、絶えずうごめく人の流れ。 今から自分はこの中に大音量を放り込むのだ―― )  なまじ音量があるだけに、なァ――。 (トランペットが爆音を響かせれば、誰もが一瞬そちらに目を向けるだろう――そこまでは簡単だ。 そして、それ以上の時間、お客の足を留めたいと願うなら――) クールに吹くしかねーってか。 …うし。 ファンファーレから行くか―― 。 [Thu 10 Sep 2009 01:54:49]
お知らせ > ティーピーさんが来ました。 『 賑わう一角に、トランペット抱えた少年が一人。 』 [Thu 10 Sep 2009 01:45:22]
お知らせ > ルビエさんが帰りました。 『(巡り逢えなかッた誰かに向けて、安らぎの鎮魂歌を――、)』 [Wed 9 Sep 2009 23:00:12]
ルビエ > (朗らかな心遣いを忘れない人々のほほえみを、けして『護りたい』などと大それた望みを抱きはしない。武力もなければ知恵もない仔鬼ごとき非力な歌い師が、どれほど愛おしさを人々に向けていても何ほどの力にもならない。奇跡のように理解を示されたとして吐き気をもよおされるか嘲笑われてしまうに違いない。手を見てごらン。垢と膿にまみれた不潔な爪。顔を水たまりに映してごらン。真ッ赤に光る嫌らしい瞳に裂けた唇。お伽話の唄いに出てくる悪魔そのもののみにくい風貌。身体からはいつもひどい悪臭がする。)(かつてこのすがたを一目見て顔を歪めなかッたかたはいない。わたくしと姿麗しいかたがたとの隔たりはどこまでも遠い。わたくしはこれからもずッと、永久にかなわない憧れをどなたにも気取られないよう、ひそかに想いつづけることしか許されない。)(だけどそれでいい。) ……それデ、わたくしハ、かまわなイ……、(胸元にそォッと両手を重ねて瞼を閉じる。祈るように。想いをはせる。それだけで胸はいッぱい。だから今夜は、旅立ッて行く見知らぬ愛しいかたがたに向けて、ただ気付かれはしないように、怖がられないように、気持ち悪がられないように、静かに静かに、) [Wed 9 Sep 2009 22:58:07]
ルビエ > (たとえばどれほど永えていようともいつか寿命の最果ては訪れる。誰しも永遠の別れは避けられないものなのだろう。だけど“殺す”という出来事は、とてもにわかに信られない事にひとがひとに害を成して命が失われていくと言う意味を現すらしい。そのようなおぞましい事が本当にあるものなのだろうか。そンな意思がもし本当にこの世にあるというのならば、その思いには名前すらあるまい。この芸能横丁ひとつ見ていても分かること。ひとはやッぱりひとが好き。ひとはひとのかたわらが好き。) ………、(すン、)(仔鬼は黄染みまみれの袖口でコレも黄色い涙の粒を瞼を抑えるようにして拭い、馬車の前輪の隙間から外の様子をソッと伺う。口々に残酷な事件をささやいて顔をしかめる華麗な衣装の芸人達。誰かれと大きな声でしゃべるのは相手に注意して欲しいから。笑いが掠めるのは相手が惨たらしいことに巻き込まれていない今が嬉しいから。そこには善良な他人の安否を気遣う思いやりが、こうして目に見えるかたちで溢れている。もしもこのうえ、ふたたび見知らぬ誰かが亡くなッてしまうのなら街中の皆が泣いてしまう。きッと今までの不幸と同じように。) [Wed 9 Sep 2009 22:48:36]
ルビエ > (何気ない忌み言葉が、起こらない奇跡が、生来気の細い仔鬼の神経を静かに痛めつけて行く。ひたすらぼンやりとした形で怖い。この戦慄の出所がわからないからいッそう怖い。膿で常に湿り気をおびる肩をローブごと両手で抱き締めて身体中で微かにおののく。ざわ、ざわ。とりとめない喧騒がふたたび不吉な話題を口にする。) ……土砂、崩レ……、(あァ、何人も出ていッて帰ッてこないと、楽師のかたがささやき交わしているのを聞いている。もしかすると彼らもまた。とりとめのない想像は無惨な映像を頭で結び、脆弱な心根を勝手に追い詰める。自分や自分を取り巻くなにかに及ぶ災禍でないとしても、取り返しのつかない哀しみと喪失感の物語に胸の痛みを覚えるなと言う方が無体な話だ。誰かを亡くすと言うことは世界中で嘆きに伏さなければならない悲しみなのに。その方を知らない方はもう出会うこともできない。その方を知る方はもう話もできない。言葉を交わす。例えば挨拶のようにほンのりと互いの心を潤す、ただそればかりの小さなやりとりすら叶わなくなるのに。) [Wed 9 Sep 2009 22:38:27]
ルビエ > ………ッ! (尖ッた耳を両手で塞ぎ首を可能なまでに竦める。べちャリ、各所から分泌された膿同士が混ざり合う汚らしい感触。きつく閉じた目の端から滲ンで玉になる涙さえ、黄色い異臭を発して落下する。)(もう沢山だ。聞きたくない。もうこのようなことは耐えられない。考えられる許容量を越えている。器から零れた忌まわしい単語は北国の根雪のように心の底にわだかまり、内側から仔鬼を浸食して行く。わたくしの中身が怖いものに削り取られて行く。通りを行きかうかたがたはただ在ッた事実を口になさるだけなのに、どうして怖ろしいことがらばかりこンなにも耳の奥に残ッてしまうのだろう。わたくしはいつまで立ッてもこの美しい街の影が受け入れられない。この宝石箱のような街のどこかで毎日のように誰かが儚くなッているなンて。それはどうしても取り返しがつかないことなのか。落としてしまッた尊い御霊(みたま)は、散らばッた断片を硝子細工のように寄せ集めて、もう一度輝きを取り戻すことができないのか。) [Wed 9 Sep 2009 22:28:07]
ルビエ > (煌びやかなはずの芸能横丁の空気が汚らわしい自分の身体の末端へ押し寄せてくる。瘡蓋だらけの肌から黄色い爪の縁から汚れた赤毛の先端から、じわじわと浸透してくる喧騒にうッすらと恐怖を覚えて仕方がない。馬車の下、泥草だらけの車輪の真横に、ただじッと息を殺して座ッていてても不穏なささやきが聞こえてしまう。 ――自警団が、――目玉泥棒に、――犯人がまだ捕まッていないッて、――そこの暗黒街で、――怖いねぇ、――かわいそうにねぇ、――まだ若い子がねぇ、――あンな死に方するなンて、――死ンで、――死ンでたの、――殺されて、) ……殺され、テ、(漠然と呟く声の旋律は少女みたいに淡く震えて、微かに大気を振動させながら消え失せる。楽師達が忙しく動く足音とざわめきが、またあたりを支配する。)(黒い耳朶の周囲をかすめて去ッていく断片的な単語の渦。はッきりしない会話の輪郭がいッそう気味の悪さを増長させる。外見(そとみ)のおぞましさなら、わたくしこそ同じようなものだと言うのに。なンて勝手な解釈だろうか。) 殺、さ――…、 [Wed 9 Sep 2009 22:18:17]
お知らせ > ルビエさんが来ました。 『(薄ぼンやりと不安になる、)』 [Wed 9 Sep 2009 22:09:33]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『いンや、ここは男が出すもンでしょッ。 ―で、クレープ屋ッてどッち? (困ッた様に訊いた。)』 [Wed 9 Sep 2009 00:24:45]
グレーテル > (抵抗される事無く握ッた手。其の感触を確めるかのように、ちょッと強く握ッたり、緩めたり。少女の表情に、へらンと満足げに笑う。) ――― ンー。うン。そッかあ。 うン、 (言葉とか、仕草とかジッと黙ッてみていたけど。言葉が終われば何だか照れ臭そうに、空いている方の手で頬掻いた。) ――― そンな事云われたの、初めて。やばいな、照れる。 (なンて。仮面の奥、頬を赤くしながら。ぎゅーッて少女の手を強く握ろう。)  …、 (へにゃッと笑う少女。素直な子。) ―― ン、ホントー。お仕事はたまにしか入ンないしッ。だからー、エルぴょンが遊びたいな―ッて思ッた時、呼ンで?呼ンでくれたら何時でも行くから。 (仮面を取る事が出来ないから、商業地区とかそッちには行けないけど。精々芸能横丁位だ。) ―― よしッ、しゅッぱーつ! (手を引いて、楽しそうに歩きだす。) [Wed 9 Sep 2009 00:23:11]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『 …でも、お金はちゃんと自分で出す よーっ? 』 [Wed 9 Sep 2009 00:14:28]
イェルク > … わ、 ( 手を握られて。ちょッと驚いたような、照れたような声。 ほんのり目元を染めて、握られてない方の手が閉じたり開いたり、もぢもぢ動く ) …あ、 ン と、 ( 自分でも良くわからない言葉は、やッぱり相手にも伝わってなくって、 ) …名前も性別も関係なく、アナタのことを見てる けど、 ( だから教えてくれなくてもいいんだけど、 ) 性別がわかったらおにぃちゃんって呼べるし、名前がわかったら グレーテルおにぃちゃん、て呼べる から、 ( むー。 難しいな、ッて口がちょっとへの字になって、 ) … それは、嬉しいなー…っ、 て、 ( 思って。 だから、アリガトウ? )( 少しでも伝わればいいな、って。 まっすぐアナタを見て一生懸命に、 )  … うン、 ( 反対に、自分の名前を知れて嬉しいと言ってもらえれば ほッとして。 くすぐったそうにへにゃっと笑った ) ほん とーっ? ( お仕事中じゃ ない。 のに、なんで仮面つけてるンだろーっ? この場所なら芸人さんいっぱいだから、目立たないだろうけど。 )  … ん、 い こー っ、 ( 小さく頷き。 手を引かれて、足を踏み出す ) [Wed 9 Sep 2009 00:14:13]
グレーテル > (危なッかしいとは思ッている。さッき人にぶつかッて謝ッてる様子、バッチリ見ちゃッてたからねッ。) …、 (少女へと伸ばした手、) ―― (おずおずと少女の手が伸ばされれば、其の儘ギュッと握ッてしまおうと。) ――― ぅえッ? (不意に少女が紡ぐ言葉。こてり、と小首を傾げよう。―そゥ、性別も名前も関係無い、だから何でも良い。) (ワタワタと必死に言葉を探る少女を、不思議そうに仮面は見下ろし。視線があちこちに動いたり、小さく手を動かしたり。ああ可愛い、なンて思いながら言葉を待つ。) ―――― へ、 (呆けた声。礼を述べられた理由が良く解らない。) …ンー、良く解ンないけど、 どーいたしまして?俺も嬉しいよ、エルぴょンの名前とか知れて。 …だから、ありがとう、なのかなー? (へらへらッと笑いながら。礼を云われる事なンて滅多に無い。理由は あンま良く解ンなかッたけど。悪い気分じゃァ無かッた。) (サラサラとした少女の髪を撫ぜるみたいに、軽くポンポンッてやッて手を離す。) ン―?どーしたの? …ああ、仕事中じゃ無いから平気だよゥ。今日は俺も遊びに来たンだよね。 (何だか言いたげな様子に、そンな言葉。実際役者とかじゃァ無いけれど。そう思ッて貰ッてた方が良いだろう なンて。) クレープッ。良いね、決定。食べにいこッ。 (少女と視線と合わせ、笑いながら言葉を返す。手を引いて、歩き出そゥか。) [Wed 9 Sep 2009 00:01:09]
イェルク > ―――― あぅー… っ、 ( 説得、の言葉に へにょり、頭と眉と肩が下がる。 やっぱり危なっかしくみえるのかなぁって、 ) …、 ( ちらり、差し出された手を見、 )  …。 ( おずおず、手を 伸ばす。 )  ―――― ( なんでも、いい。 …が、多いな、って思った。 性別も、名前も、あなたを構成するモノなのに。あなたにはどうでもいいモノ、なのかなー…っ? )  …、… あのね、性別も名前も 私が目の前のアナタ自身を認識するには関係ないかも、だけどーっ、 ( ぱふ、て。言葉の合間、息ついて、 ) でもね、あの、 …な、なんてゆーのか なーっ…… ( センセイとかお父様みたいに、スラスラ言葉が出てこない。視線が逃げる見たく横とか下とかに向いて、鞄の紐を掴む手がもそもそ小さく動く ) …あの、おにーちゃん、って呼べるのも、お名前教えてくれたのも ね、… うれしー、 からー…っ、 ( うン。 嬉しい、で合ってるのかどうかも良くわかんないけど、 ) …ありが とーっ? ( …なのかな。 首を傾げて告げた礼の言葉。 うン、よくわかんない。 ) ( ぴょん、は、 良くわかんないまま うン、て小さく頷い て。 ) …わッ、 ( ぽんぽン、てされて。 気恥ずかしそうにちょっと俯き気味のまま、なんとなく頭、手で押さえよう ) …あ。 あ、 えーっと、 ( 何でも屋サン で、役者さん で。 宣伝中とかじゃないのかな、いいのかな。 なンてアナタの姿に勘違いしたまンま、 ) …く、 クレー プ… っ、 ( 道行くヒトの食べてたの、美味しそうだった から、 )( 恥ずかしさに下向けてた視線、 ちら、と上げてアナタの反応を窺う ) [Tue 8 Sep 2009 23:45:17]
グレーテル > (少女の視線が、揺れて、) ――いやッ、ほら、危ないし?迷子になるかもだし?ヘタしたらぶつかッて転ンじゃうかも知れないしッ! (手ェ差し出したままなンか必死に説得する。単に手繋ぎたいだけなンだけどねッ。) ―― ン、あ、そッかァ。何でも良いけどォ、 (名前を教えて良いものか、少し迷う。まァ良いか。) 俺の名前、グレーテル。そッちで呼ンでくれて良いよ? (ッて云いながら少女を見た。悩ンだ様な声 だけど、嬉しそうな笑顔。見ちゃッた。ああもう可愛いなァ…ッ!落ち付け俺の欲望…ッ。) ―― ぴょン。おッ、良いの?じゃァそう呼ぶ。 (呼び名決定→エルぴょン。うン可愛い。彼女の新しい面何か発見出来たら随時更新予定、だッ。) ―――… (口噤む彼女に満足そうに頷いて。別に秘密にしてる訳じゃァ無いけれど。何となく響きが良いじゃないか、二人だけの秘密ッて。 性別に関しては疑問符いッぱい浮かべてる様が見える。クツクツ、仮面の奥で笑うのに。手は己の口許隠す様に添え、) ――――… ( 何この可愛い笑顔…ッ。いけない道に走りそうだ。 ) そッ、おにーちゃン。 (にへッて笑いながら少女の頭に手を伸ばし、可能ならポンポンッて撫ぜたいトコロ。) ―― さッて、と。何食べたいー? (仮面のまンま、少女を見降ろして。) [Tue 8 Sep 2009 23:24:50]
イェルク > …… え、 ( おろり、目が揺れる。 あなたの手と、自分の手と。何度も何度も、視線が往復して、 ) ぅ、ち、ちゃんと 歩ける、 よー…っ? ( 繋がなくても大丈夫、って。 視線を上げて見つめ、 )  … うン、 ( たいした問題じゃない。そう言うあなたに、こくンて頷いた。 ) あの、でもね、なんて呼んだらいいのかわからない、 からー…っ、 ( おねぇちゃん、か。おにぃちゃん、か。 どっちで呼んだらいいかな、て、 ) か、 …可愛い かなーっ、 ( 悩み声。 だけどちょっと嬉しそうに、ぇへって頬が緩んで、隠すように前髪を直すフリ。 )  ぴ、ぴょんー… っ? ( ぱちり、瞬く。 ぴょん、てなんだろ。私が知らないだけで、 さん、とか、ちゃん、とかみたいな接尾語なのかなーっ? ) あ、あの、好きに呼んでくれ て、 ( いいよ、ッて。 もそもそ、スカァトとか袖とか掴んで、ちょっと落ち着かないカンジ。 ) …あるいみ、で? なんでも や、 ( なんでもやさん? って、言われた事繰り返そうとしたら、 指先がわたしのお口の前。 ) …、 ( 秘密。 言ったらダメなことなんだ、って。口を閉じた )  …ぅー… っ? ( 両性? 無性? ハテナマァク頭の上に浮かべて、 白状してもらえればきょと、と見上げ ) … じゃぁ、おにぃちゃん だねーっ。 ( へら、とちょっと笑う。 ) [Tue 8 Sep 2009 23:13:26]
グレーテル > そッか。なら決定−。いこ? (ゴーイングマイウェイ。頷いた彼女の手を引こうと、袖に隠れた手を伸ばす。)  ン、そゥ。どッちでも良いの。 (クツクツ楽しげに笑い、) だァッてねー、性別なンてたいした問題じゃないデショ? (頬に手当てて、小首こてンッて傾げる。少女の名が告げられれば、声色明るくして。) イェルクッて云うの!かッわいい名前。ンじゃー、なンて呼ぼう?エルぴょンとか? (早速呼びな考え中。ぴょンなのはどッか彼女がウサギッぽいからだ。スカート摘ンで御挨拶、なンてされる程良い身分の物じゃァ無い。名前聞ければ満足した様に仮面の奥で笑う。) ―― ンー?ある意味で役者 なンかなァ。実際のお仕事は 何でも屋さン。 (秘密ね―?ッて彼女の口許に指先持ッていこゥか。) ――両方 ッて、 (嗚呼、両性ッて奴か!いやいやッて首振る。) 両性ッつーより無性に近いかもね?まァ良いや、白状しよゥ。生物学的に見れば立派な男性だよゥ。 (小首傾げる仕草可愛いなァ―、なンてえへらッと。擦れてない感じのとこが良いと思う。) [Tue 8 Sep 2009 22:56:09]
イェルク > ( あとは、多分、あなたが仮面をつけているから。 ) …ぁ、 う、うんっ…… ( こく、ン。 ちッちゃく、一度だけ頷いて、 )  ――― ふぇッ!? ( 驚いて、目をまぁるくした ) ど、どっちでもいー のーっ……? ( おろおろしながら、そう口にして。 名前を尋ねられたら一度きゅっと口を噤み、 ) … い、 イェルク = ヒルシュ、フェル ト …… で、す… っ。 ( ちょッと緊張しながら、そう名乗った。もじもじ、手が今度はスカートをいじるのは、お父様のお客様に会う時みたくちゃんとスカート摘んで御挨拶しなきゃいけなかったのかな、なンてちょっと悩んで。 ) … ぇと、 役者、 さんーっ? ( 役者さんで、男だけど仮面被ってオンナノコの役をしてるのかな、って思って。 それとも、 ) … おねーちゃんとおにーちゃん、両方なのー っ? ( どっちでもイイ、っていうから。 両性、とかなのかな って。 ちょッぴり首を傾げて、窺う ) [Tue 8 Sep 2009 22:44:52]
グレーテル > (さッきの罵声は相手が男だッたからッつー最低な理由。因みにぶつかッたのが女の子だッたら、気を付けてね―♪で終わッたと思われる。) ―― ン、そゥ。デザート。甘いの好きィ? (鞄の紐弄りながらも、ちょッとたどたどしく返してくる少女の言葉に にへにへと笑みは止まらない。) ―― …、 (お姉ちゃン?お兄ちゃン?そンな言葉に少女と同じ様に首傾げて思案。指先を頬に当てたりして、) ―― どッちでも良いよゥ?どッちが良い? (変な質問だと、我ながら思う。小首傾げたまンま、 お嬢さンのお名前は?なンて尋ね返し。 包帯に付いている血は本物だッたりするけれど。結構古いものだ。既に赤よりも黒に近い染み。) [Tue 8 Sep 2009 22:32:30]
イェルク > ( びくってはねたりなンだか怯えたようなのは、さっきの罵声が尾を引いているせい。 コワイひとなのかな、て思ってるのと、 あれ、声が、ッて悩んでるのと。 )  … あ、 ( 何か言わなきゃと思ってるのに、口からでたのはその一音だけで。 鞄の紐、もじもじと手でいじりながら、 )  え、ぅ、 で、でざーとー…っ? ( ひかれる言葉、だけれど。 いいのかな、って。申し訳なさそうな悩み顔であなたを見つめ、 ) … ( 見つめ て、こくり、小さく喉を鳴らし。 そっと、唇を開く )  ―――― お、おねー ちゃん? ( かなって、思ってたンだけど。ハスキーなのとは多分ちょっと違う、低音。 )  …… おにー ちゃんーっ? ( なのかなぁ って。 こてり、首を傾げて。 ) … ( 喋らなければ、おねぇちゃんなのになーっ? 足の包帯についてるシミは、なんだろう? エンシュツ、ってやつなのかなぁ ) [Tue 8 Sep 2009 22:22:33]
グレーテル > (止まれたは止まれたけれど、無理に足に力を入れたからかちょッと挫いたッぽい。此れだから貧弱は嫌なンだッ。もッとこう、格好良くいきたいのに。) ――― ン? (あ、の口で止まる少女見遣り。ちょッと考えて、嗚呼さッきの暴言の所為かッ!ッて納得。うン、恐らく通行人に罪は無かッた。立ち止ッたのは仮面の方だ。) ――― ぅおッ (声掛けたら少女が跳ねた。え、変な事した?やッべーとか仮面の奥で困り顔。あァでもこう、鞄の紐握り締める仕草とか。ちょッと俯いた感じとか。なンか小動物ちッくな瞳とか。胸にピンポイントでときめきをくれるンだよなッ。) ―― そ?なら良かッたァー。 いンや、悪いのは俺 ――ッつーかあの通行人Aの所為だし?気にしないでー? (なンて、袖に隠れた手をひらひら顔の前で振ッて。) (可愛いなァ可愛いなァ。にへーッと顔が崩れる。そンな表情も隠す仮面ッて本当に便利だ。)   …でさッ?驚かせちゃッたお詫びとして −、何かデザートとか食べに行かない?俺奢るし? ( ちゃッかりナンパ開始。 ) [Tue 8 Sep 2009 22:08:55]
イェルク > ( あなたの方見て固まったまンま、 )  …、 ( 目の前で足を留めてくれたなら、数拍の後ようやくそれを認識する。止まってくれてありがとう。 無意識に体に入ってた力を抜いてほッと息を、 )  ――― ッ、 ( …つこうとして、ひゅッと飲み込んだ。罵声にびくっと肩が揺れる )  …… あ、 ( なンか思わず私が ごめんなさい、て、言いそうになったけど、 )( え? あれ? ) … ( 逃げてく通行人さんに罪は無いと思う、けど。口を挟む間もなくッて、ぽかんと見送り、 )   … ふぁッ!? ( 声掛けられてびくっと。ちょっと跳ねた。 ) あ、 … う、 ( 思わず肩掛け鞄の紐をぎゅッと両手で握り締めて。俯き気味にこくこく頷く。 視線は窺うよう、あなたを見上げたまンま、ちょッぴり眉がハの字。 ) あ、わ、 わたし は、だいじょう ぶ ……っ ( 小さく、頷いて ) あ、ぇ、と … ありがとーござい ますーっ? ( なンだろうか。一応、 ) [Tue 8 Sep 2009 21:59:05]
グレーテル > (がッつり少女の方を見ていた仮面。其の恥ずかしそうな彼女の仕草に お持ち帰りしたい気持ちを抑えて、抑えて。) ―――― …ッ、と、 ぐッ、 (トントン とンッと。ちょッとよろめいたけど、彼女のすぐ傍で何とかギリッギリで止まるだろゥ か。) ――― ぁ、 (ぽつン、と小さく呟いて。ぐるりッと身体を通行人A(*男)に向ける。) ッぶねェなッ!前見て歩けこンの猿顔ッ! (俺が転ンで此の子に激突してたら如何してくれるンだと。いや、其れで彼女が怪我とかしちゃッたら責任もッて嫁にしますけどネッ。そンな内心は隠しながら、男にびッしぃ云い放ち。男が慌てた様に逃げ去れば、くるン、と彼女へ向き直ろう。) 大丈夫ゥ?ぶつかッてない? (小首かくン。親近感もッて貰えるように可愛い仕草心掛けるけど。――多分此のどッから聞いても男!みたいな声とさッきの暴言で台無しだと自分でも思うンだ、正直。) [Tue 8 Sep 2009 21:46:07]
イェルク > ( 横丁のコたちはみんな美しく輝いてて、お客さんたちはみんなそッちばかり気にしてる。 から、まさか貴方がこっちを見ていたなんて、仮面のせいでわからなくって )  …あ、 ( おろ、 視線は貴方に向けたまま、気恥ずかしそうにほんのちょっと俯いて、足を半歩後ろに引いた。 なンだろう、何かの宣伝とかかな、なンて。 手を振ろうとした所作に思うのはそンなことで、 )  … ふ、ふぇッ!? ( コチラによろけてきた女性に目を丸くしてびくっと。逃げるどころか足が竦む。 てかあの、もし倒れこまれたら絶対支えられないけど、…ふ、踏み止まってくれる かなーっ? ) [Tue 8 Sep 2009 21:34:47]
グレーテル > (歌う少女の周りに人が集まッている。キラキラと踊る女性に観客から声援が飛ぶ。こう云う場所は 自分とは縁の遠い場所の様だ。ッてかあの踊り子可愛い。ッつーか美人。 なンて考えながら、ツィ、と視線は他の場所。一人だけに留まッたりはしない。)  (不意に耳に届いたのはオンナノコの謝る声。此処ら辺はぼうッとしてると人にぶつかりそうだ、なンて其方を見遣る。あ、やばッ、可愛い。丁度視界に入ッたのは ぺこぺこと謝る小動物ちッくな子。へらーッて仮面の奥の顔がにやければ、)  ( ぱちッ、 )  (ッて視線が合ッた。仮面を被ッてて良かッたと心底思ッた瞬間。あンなにやけ顔、女の子には見せられないッ。)  (立ち止まッて、袖に隠れた手をひら−ッて振ッてみようとしたけども。後ろからぶつかッてきた通行人A(*男)の所為で思いッきり少女の方へよろめいた。) [Tue 8 Sep 2009 21:23:27]
イェルク > ( おどおど、窺うように。 あッちこっち、視線をきょろきょろと動かした。 ) …、 ( 顎にあてた手は唇に触れたり顎を触ったり頬に添えたり、無意識にそわそわと動く ) あッ、 ( みんな、歌い手サンとか踊り子サンとか、キラキラした人たちに夢中で、 ) す、すみま せ ん… っ、 ( だから時々、誰かとぶつかってしまう。芸人サンに気を取られて、私が歩いてるのに気づいていないから ) ( ぺこぺこ謝って、はふっと息をついて、 )  …、 ( 情けないカオしてまた歩き出そうとしたら、視線の先に仮面のオンナノコがいた。 どッかの役者さんとかなのかなーっ、 て。 思わずぱちり、派手な色した面を瞬いて見つめる ) [Tue 8 Sep 2009 21:15:17]
グレーテル > (のッたりのッたり。時折躓いたり、よろめいたり。足腰はあンま丈夫じゃないみたいだ。)   (右向いて、左向いて、左向いて、右向いて。時々振り返ッてみたり、少しだけ早く歩いてみて転び掛けてみたり。行動はまンま子供の其れ。)  (初めて来た場所だが、今後も来てみたい と思う。だッて可愛い子多いしッ。にへーッと仮面の中はにやけた笑顔が零れる。) [Tue 8 Sep 2009 21:05:31]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『  ――― ぅ、 ( おろり、周囲を見回して )』 [Tue 8 Sep 2009 21:05:07]
グレーテル > (のッたりと緩慢な動作で横丁の通りを歩く。足が遅いのは如何しようも無い、バンクルの核が目の位置にある所為だ。 キラキラとした世界、だと思う。裏の世界が基本の自分にとッては眩しい位だ。)  (歌い手、絵師、吟遊詩人、楽師に役者 ――その他大勢。)  やあッぱ、こう云う所に居る女の子ッてキラキラしてるよなァ。マジ完璧。 (溜息交じりに呟くンだ。夢に向かッて行動する子ッてメッチャ良い。呟いた独り言。隣歩いてた奴が振り返ッた。)  (声は成人男性の其れだ。容姿と合わない、なンて知ッた事。あンま喋らない様にしよゥか。) [Tue 8 Sep 2009 20:53:21]
グレーテル > (空は綺麗な濃紺。星が良く見える晴天。表の世界デビューにはぴッたりだと思うンだ。) ―――… 。 (そンなこンなで何時もはスラムとか暗黒街しか出た事の無かッたが、芸能横丁に踏み込ンでみた次第。 仮面被ッた少女風貌は、キョロリと辺り見回した。美女美少女テンコ盛り選り取り見取り。はあッて仮面の奥で感嘆の溜息吐いて、表情はにへにへ、ッと。)  ( しかし、 )  (何だか自分も注目を浴びている気がする。仮面の所為か、此の恰好の所為か、はたまた足に巻いた血濡れの包帯の所為か 解らぬけれどッ。) [Tue 8 Sep 2009 20:43:06]
お知らせ > グレーテルさんが来ました。 『( 踏み出してみた。 )』 [Tue 8 Sep 2009 20:38:25]
お知らせ > レェナさんが帰りました。 『(さわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわさわ)』 [Mon 7 Sep 2009 23:41:09]
レェナ > そういっていただけるなら ばしばし頑張っちゃわなきゃデスねっ (ぐっと両手で小さくガッツポーズを作って。 そんな風に幅が広がっていくのに少しでも貢献できてるのなら、本人は知れば喜ぶでしょう。) ああ、 そんなたいした部屋じゃないのですよ〜 (一緒に笑いながら、うふふふふふ。 是非遊びに来てください!)  だだだ、大丈夫って… !(大丈夫かどうか自信がないとか。 ただ目の前に差し出されれば、もうにんわり理性が吹っ飛ぶだろう。)  はぁぅ…  では…  そそその、お言葉に 甘えて…    (そうつぶやけばその場に座り込んで、そっと手を伸ばそうか。) [Mon 7 Sep 2009 23:40:38]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( 愛犬は、 少しはレェナさんを癒せただろーか。 )』 [Mon 7 Sep 2009 23:29:28]
キヨ > ふふー。 レェナさんがそンだけ力入れてるお芝居、また次も観るのが楽しみですよ。 ( ほンとに。 わたしが横丁来る目的は主に楽師の演奏聴きたいが為だったのに、 今じゃァお芝居とか踊りとか、興味の幅が広がっている。 まあ同じお芝居でもやっぱり率先して観に行きたい!って思うのはレェナさんの劇団ですけど。 ) … あッ、いや気にしないでください。どんなお部屋なのかなー? って思ってただけですよー。 ( うふふ、うふふ。笑って誤魔化 す! おうち、行っていいんだろうかッ… )   …。 ( きょとん。 )  … ( にこッ。 ) ( ふふふふふー とレェナさんを見つめる。 あぁ、そんなトコが可愛いなぁッ ) 大丈夫ですよ、 ハゲる前にすとッぷかけますから。 ( あと撫でられすぎて、もしかしてくまごろーが犬ぱんち食らわせたり、 しそうになった時とか。 ) ちゃんと止めます。 だからそれまでは存分にッ。 ( さぁ! なんて促す。 わんころはくふん、とレェナさんの足元に擦り寄ろう と、 ) [Mon 7 Sep 2009 23:28:09]
レェナ > え? えーっと そうですねェ (お芝居関係のやりたいことで結局時間を使うのだと恥ずかしそうに苦笑しようか。 ちょっとの時間をも芝居に打ち込みたいのだろうと自己考察。 いいと思ってくれるそんな方のためにも頑張らねばです。) そうなんですよー え、椅子っ?? (きょとんと目を丸くして。そんな事いわずに家に来てあげてくださいvv きっとマリアも喜ぶことでしょう。) はぅぁっ …  わわわ、  そそそその… (近ずけられれば少し足を引いて。それはかなりの危険行為だとよりいっそう力がはいるだろう。 )  うち…  その、好き過ぎて好き過ぎ、て、    たぶん… わんこが  ハゲちゃうかも しれないのです よ  (もう、それ以上そんな目で見られたら理性なんてさよならバイバイまた明日で吹っ飛んでしまうだろう。) [Mon 7 Sep 2009 23:11:58]
キヨ > ふへへー。 どーいたしましてッ。 ( 笑顔が見れれば、わたしもにへっと。 頬をでれでれと緩めて、 ) そーですか。 じゃァおうちでのンびり…、 ( してください、と言いかけてふと視線が貴女とわたしの荷物に行って ) …のんびり、劇の内容煮詰めるンでしょッか? ( そのための大荷物かなぁ、なんて。 あぁでも、相変わらず一つの劇に対する力の入れようというか、そういうのが凄い――良いなぁ、って思う。こゆとこ見るとなおさら、劇観るのが楽しみになるッてもんで。思わずふふっと笑った ) ほほぅ、ルームシェアですかー。 いいなー部屋になりたい。 椅子とかでもいいッ…! ( ぐッと手に力を込めてなんか切実に。 レェナさんもマリアさんも訴えて勝てると思います。…。 )   …、 ( ぱちくり。 瞬き、 ) え。 じゃァどうぞ、構ってあげてください。 ( なンて逆に近づく。 ちかづく。 )( わンころは尻尾振って貴女を見上げている よ! くぅン? とか首を傾げるオマケつき。 ) [Mon 7 Sep 2009 22:53:50]
レェナ > はい、ありがとうございますです (そんな風にいっていただけて、自分は本当幸せ者だとありがたそうに笑うだろう。) (そんなに意気揚々に答えてもらえば、申し訳ない表情も和らいで、感謝の意を込めて笑うだろう。) はい、このまま今日は おうちに帰るので … あ、はい。マリアとはルームシェアしてるんですよ (お金がもったいないからなんて笑ってみようか。 何より節約節約。 ステキ空間かはあやしいとかなんとかかんとか。)   いえいえいえいえ、   そんな… では ないのです よっ   (少し距離をとられるのを悲しいような安心のような複雑な感情でぐるぐるしてきて。 わんこにそんな目で見られては我慢の限界を感じずにはいられないだろう。)    その…  実、は…   なんといい、ますか…  大好きすぎる、です よ・・・っ  (力んだまま眉をさげて。情けない自分の姿に涙が出ると握り締めたこぶしに思おうか。) [Mon 7 Sep 2009 22:44:13]
キヨ > 一生懸命なレェナさんはとッても魅力的ですけど、たまには思いっきり寝ちゃおー、とかもしてくださいねッ。 ( なンて、にへっと笑った。 ) そうですよ。 ( こッ くり。 重々しく頷いて、 ) うはーい! まッかせてくださいなー! ( 申し訳なく思う必要なンてないッくらい、むしろはしゃいだカンジにわたしはお荷物をお預かりしませう。 ) おうちまで持ってけばいーンでしょッか?? あっ、そーいえばレェナさんマリアさんと一緒に住んでるンです かッ…!? ( 以前雨ン中レェナさん送ってったとこと、こないだマリアさん送ってったとこを結びつけ。 ふと。 かわゆいおなのこが二人で住んでるお部屋とかもうなにそれ。なにそのステキ空間。 ) 危険ッ!? も、もしかして前に噛まれたことがあるー、 とか?? ( 思い切り撫で回したくなるのを我慢しているだなんてわたしは知らないので。 申し訳なさそうに、ちッとリードをしっかり持って。あんまりくまごろーが貴女に近寄らないようにと ) ( まぁ話題のわんこは貴女に 撫でて撫でてッ遊んでッ とでも言いたげな期待した目を向けてはッはッと舌をだしてるワケですが。 ) [Mon 7 Sep 2009 22:28:35]
レェナ > (遭遇率のもんだっ…  とか、ゲフゲフっ。 きっとつけが回ってくるのは私達、笑。) そうでしょうか… ? (疲れてるのかどうかと聞かれれば疲れてるのかもしれないと。確かに充実しているからこそ、その疲れは気にもならないようだ。 舞台関連の資料が一式詰まったかばん。中身は台本やら楽譜やら舞台図やら… なんでこう紙類って重いのか。)  そ、  そうですか?  (真顔でそんな言われては、断るのもなんだか申し訳なく。 うーんと考えるように視線が宙を泳ぐ。)  ではお言葉に甘えてしまいましょうか  ? (もうしわけなさの入った顔のままだがにこり笑って。 かばんに差し込んでいた舞台図の入った数本の筒を抜き取って差し出そうか。 なんだか本当にすみませんとペコペコ頭を下げて。) そうなんです、かぁ  拾ってもらえ て 、 良かったですねぇ … はぃっ…! ( わんこの目線を感じて体をより強張らせて。こちらもヒクヒクと息をするだろう。)   え?  いややや、  そ、そんなことはないのですよ! た、ただ、 その… ちょっと危険で・・・ (自分が、と心でつぶやく今日この頃。むしろ大好きなんだとこぶしを握り締めて涙ながらに思うだろう。) [Mon 7 Sep 2009 22:19:36]
キヨ > ( マリアさんといい、何故か恋人さまが不遇な…! 役得過ぎませんかわたし。後でツケが回ってきそうな感。 ) ( 笑顔にほンわり、癒される。きっとこう、ほわッほわした空気が周りに飛び交ってるみたいなカンジ。 ) ンー、まぁ元々細いですからアレですけど。 疲れてませんー? ( 大変だけど充実してる、ッてカンジなんでしょっか。お荷物の中身はやっぱりお芝居関連? ) いえいえ、でもそんな、可愛いお嬢さんに重い荷物持たせてわたしは何もナシなんていうのは。 ( こう、ね。 心苦しいじゃないですか。 なンて。 なンて。 真顔で告げますが何か。 でも体力は貴女のがあるという事実。 ) …あ、はい。 野良犬だったのを知り合いの方が拾って―― わたしがいただいたンですよ。 だから熊五郎って名前はたぶん、その方がつけたンでしょうけどねー。 ( なんて話している間、くまごろーはじーっとじーっと貴女を見上げている。鼻はひくひく、動いたまンまでしたが )  …。 ( はて。 )  … わんこ、お嫌いでした? ( 軽くリード引いて飛び掛ることないようにしつつ。 ) [Mon 7 Sep 2009 22:01:19]
レェナ > (彼が殴りかかろうとするならば喧嘩ストップ方式で、ボケ役者は間に割って入るでしょう、笑。)(あなたの笑顔につられてまたへなり笑って。「はい」と答えながら小さくうなずくだろう。)  えぇ?? そうですかね?? (細くなったかどうか本人の自覚は内容で。 そういえば体重なんて最近計ってない事に気づく。 覗き込まれたらなんとなく恥ずかしくて、多分荷物のせいですよ、と笑ってみる。)  ややや、大丈夫ですよっ  (両手を前に小さく振りながら。 こんなものを持ってもらうには申し訳ないと首を横に振ろうか。 ) 体力には自信あるのでっ (力2の体力5っていうアンバランスに苦笑をひとつ。)   っふぇ!! ・・・ ―――  っっ!!  (思いのほか自分は疲れてたのかも知れないと目を見開いて。 足元に可愛らしい茶色のわんこがふンふン… 条件反射のようにぐっとこぶしを握り締めありえないくらい力を込めようか。)   く、くまごろうさんって言うのですか・・・ ? (くすぐったいのを通り越した危険状態で、プルプル震えて。すぐにでも飛び出して行かないようにきゅっと体に力を入れたままわんこを見て。 あなたのコでしょうかとぎこちなく小首を傾げるだろう。) [Mon 7 Sep 2009 21:48:55]
キヨ > うぃ、おひさしぶりですよー! ( ぇへへぅへへ。 にへにへ笑っておでこにすちゃ!と手をあてて敬礼モドキ。 あぁ可愛いなぁ可愛いなぁ。相変わらず目とか、足とかこう、綺麗だ。太ももとかすンげく触りたくなる。マリアさん時と同じく恋人さまにへち殴られる覚悟完了済み。 ) あッ、でも後でお渡ししますねっ。 ( 荷物背負い直すの見ればそんなこと。にこっと ) なンかレェナさん前より細っこくなりました?? 荷物大きいせいでそー見えるンでしょッか。 ( はて。 覗き込むよう首を傾げて。 ムリしてないといいけどなぁ。 ) お荷物お持ちしましょッかー? だいじょうぶ、コレでも小さい時からオツカイ任されてましたからねッ。 ( ようやく一昨年くらいから重いものもちゃんと運べるように(具体的には力3に)なったンですよ! なンて。 腕をぐッとまげてみせた。 ちなみにクッキーは肩掛け鞄の中ですよ、と ) … あッ、こーらくまごろーうらやまs…… じゃない、ダメですよー? ( レェナさんがくすぐったいでしょう、なンて。 貴女の足元に近づいてふンふン匂いを嗅ぎ回る愛犬に ) [Mon 7 Sep 2009 21:29:37]
レェナ > (大きく息を吐いて。 荷物を背負いなおす。 )  ・・・―――  よいしょっと。  (楽譜やら台本やら詰め込んだ荷物はやたら重い。 )  …   え??  (聞きなれた声を耳にすれば、少し先から駆け寄ってくるあなたを見つけて。 自分も少し駆け寄ろうか。) キヨさんっ  お久しぶりですねェ (クッキーの話を聞けば、ふと幼馴染の顔を思い出して。ふにゃふにゃしてるときにそんな事を言っていたような記憶がちらり。) わぁ、本当に持ってきてくださったですね (「ありがとうございます」とぺこり大きく頭を下げて顔を上げれば満面の笑みを浮かべるだろう。早帰りは三文の得だとか造語が頭をよぎりながら、荷物を軽く背負いなおして。) [Mon 7 Sep 2009 21:18:53]
キヨ > ( 少し遠くから、手をぶんぶん振って。 貴女のトコへと駆けてこー。 おろしてる方、右手にはリードを掴んでいたりして。その先には首輪に繋がれたわんころが、舌を出してはッはと息をしながらわたしとおンなじよーに貴女の元へと駆けていく。 ) こんばんはぁッ、 お忙しいですかー?! ちょうど、クッキー焼いたンで持ってこーかと思ってたトコだったンですがー ( 近寄りながらそんな。 前にマリアさんに 差し入れ持ってくってレェナさんにお伝えください、って言ってたのを有言実行。 お忙しいかもだけど、ちょっちくらいお話出来るお時間とか無いかなとか。とかとか。 ) [Mon 7 Sep 2009 21:08:50]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『 レェナさんッ! 』 [Mon 7 Sep 2009 21:03:06]
レェナ > (自分達の公演準備におわれ、ばたばたの毎日。何か忘れてることはないか、明日することはなんだったか、何度も確認する。 団員の一人が気を使って早く帰るようにしてくれたので、今日は思いのほか早めにあがることができたが、 逆に何か忘れてないか心配になる。)  …―――むん、  大丈夫のはず・・・   (きゅっとよせた眉間をへなり緩めて。 スケジュール帳を荷物の中へ押し込もうか。) [Mon 7 Sep 2009 20:59:27]
レェナ >    お疲れ様でしたぁ   (事務所のに残っている団員に声をかけて、がさがさと大荷物を背負って通りへと出ようか。 夜の空気はもう秋のにおい。 少し涼しくなった夜の道を歩き始めて。)  (にぎやかな道の脇を通りながら、荷物の一部からスケジュール帳を引っ張り出して、チラチラ今後の予定に目を通しながら進む。) [Mon 7 Sep 2009 20:54:09]
お知らせ > レェナさんが入室されました。 [Mon 7 Sep 2009 20:48:16]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 …まだ人前で歌ったり出来るなんて、確認したくは無かった 』 [Mon 7 Sep 2009 00:18:59]
エリー > ( 歌う事自体は嫌いじゃない。 感情を刺激されるし、内に込めた物を吐き出せる。 少々不本意なシチュエーションではあるけれど、まぁ、長い事鬱々と溜め込んだ精神衛生上良くないものを出してしまおうか。 お酒も弱いし、人付き合いも悪いし、つくづく私は発散が苦手だ。 ) It... begins to walk when the fog clears up. It's likely to end without fail some time though my journey course still continues―――――――――――。 ( 最後にひとつ静かに一礼すると、それなりの数の拍手と声援を貰ってほっとする。 ほら、やってのけましたからね、という顔を興行主に向けてステージを降り、大きく息を吐いた。 こんなぶっつけ本番、緊張しない方がおかしい。 ) [Sun 6 Sep 2009 23:47:12]
エリー > ( 地道な活動の一環として、今まで居住区、商業地区、淫売窟辺りで吸血鬼に関する注意を促し、説明をして回り、馬蹄を配って回っていた。 今回はこの区画がその対象だったのだが―――とあるひねくれ者の興行主がこう言った。 「時間割いてそんな辛気臭ぇ話聞かされるだけ聞かされて、辛気臭ぇアクセサリ押しつけられて、はいどうもって受け取れって?」 そんな意地の悪い言い方をした後、男はさらに意地悪く続ける。 「ここは芸能横丁だ。 俺がこのダサい馬蹄を玄関に吊るす代わりにあんたはうちの店で芸を見せる。 それで手を打とう。」 困る様を見て面白がっている顔だった。 お断りする事だって出来た。 出来たが、そんな理由で若し後になってこの区画に此処だけ防犯の穴があくような事があったらそれこそ私が大人げなかった所為になる。 ) ( だから、不本意ながら。 ) I seem to be strongly made though I want to break down unfortunately―――――― ( 私は借り物の真っ赤なドレスを着て、久しぶりに本気のメイクをして、髪を結いあげて、バーのステージに立って高らかに歌い上げているのである。 ) [Sun 6 Sep 2009 23:33:24]
エリー > ( 聞き齧った程度の歌だ。 たまに横丁で休日を過ごしたりする時に何度か耳にして覚えた、そう長くない曲。 突然上がらされた舞台だし、アカペラで歌えそうなのが他に思いつかなかった。 ) ―――I'll put away sadness in the interior of the heart.  Because it loved. As long as loved.  ( ゆっくりとお腹の底から声を出す。 久しくこういう事をしていなかった。 自己主張は最低限に抑えていたし、声を張って喋るのもあんまり好きじゃない。 ギルドじゃ私の声を思い出せない人だって沢山いるだろう。 それは別にいい。 そういうつもりでそういう人物像を演じているんだから。 さて、むしろ現状の方が不本意だ。 今日は休暇ではなくて、VHGのまっとうな仕事として来ているというのに。 ) [Sun 6 Sep 2009 23:24:18]
エリー > It... begins to walk when the fog clears up. It's likely to end without fail some time though my journey course still continues―――― ( 小さなステージの上、スローテンポの出だしで静かに歌い始める。 聴衆はひとたび黙り込み、私の声に耳を傾けた。 人前で歌を歌うなんて学生時代殆どなかったし、あったとしても独りじゃなかった。 大抵誰か、クラスのもっと目立つ子の傍らでコーラスをする程度で、そもそも芸能科って言ったって私はどちらかといえば主張は控えめで、地味で目立たない方だった。 ) Your memories aren't forgotten. It begins to walk again though it's lonely....  ( 何でか今、独りでステージの上に立ち、歌う羽目になっているわけだが。 ) [Sun 6 Sep 2009 23:14:28]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 (深呼吸) 』 [Sun 6 Sep 2009 23:07:59]
お知らせ > アヤさんが退室されました。 [Sat 5 Sep 2009 21:26:40]
アヤ > ( そのかわり、次にスタンツェルに――葬儀とか、お墓とかで――逢う時は、 彼女に笑顔をみせられるようにしよう。 ) [Sat 5 Sep 2009 21:25:31]
アヤ > ―― すみません、 ( 空いたグラスを置いて、カウンターでカクテルを作っていた店員をそっと呼んだ )( 頼んだ料理は全然減ってない。 その代わり、普段一杯で酔いが回ってやめてしまうお酒は次に頼むので三杯目だ。 ) … ( ああ、泣いたせいで頭が痛いなぁ。 )  …ありがとう、 ( もう今日は、たくさん呑んで はきだしてしまおう。 ) [Sat 5 Sep 2009 21:23:36]
アヤ > ( アレだけ泣いたのに、まだ出てくるなンて。 情けないぞ。スタンツェルが困ってるぞ。 そう目尻にハンカチをあてながら自戒してみるけれど、結局更に涙が滲んだだけだった。 ) ( 元気の無さは同僚にも伝わってるみたいで、最近はカウンターじゃなく奥での目録整理や書庫作業ばかりやらされてる。 そンな気遣いが嬉しくて、申し訳なくて、 )  … ( ふっと息をついてグラスを手に取れば、中でからンと氷が踊る ) [Sat 5 Sep 2009 21:06:59]
アヤ > ( …思ってたのに。 ) ( 結局一人で来ることになっちゃったよ。ねぇ、 ) ――――― ( 唇が声無く彼女の名を紡ぐ。 ) ( 薄暗い店内にはオレンジ色に灯るあかりの他に 魔法で作り出されたものだろうか、曇りガラスに閉じ込められた一定時間で光の色が移り変わる灯りが、仄かに店内を照らしていた。そンな暗い店内に、私はきっと救われている。 店は入り口から細長い作りになっていて、私のいるカウンター席は一番奥。 ホールに2人しかいない店員さんたちは皆さん忙しいようで、お酒作る時以外はあンまりカウンターの中にいない。 ) [Sat 5 Sep 2009 20:54:32]
アヤ > ( ジメジメと湿っぽくていけない。 )  … ( すン、と小さく鼻を鳴らした ) どうしてよぅ…… ( ユカイな気分になれるかと思って、逃避に呑んだ慣れないオサケは 今日に限って、気持ちをどンどこ沈ませるばかり。 ツマミの美味しい無国籍料理のダイニングバーは、いつか彼女と来たいなって思ってた店の一つ。今担当してる事件が落ち着いたら、一緒にどうかなって、 ) [Sat 5 Sep 2009 20:40:03]
お知らせ > アヤさんが来ました。 『( 空は、 曇っていて )』 [Sat 5 Sep 2009 20:31:45]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『(衣装を返して帰り道。ブランド店を見かけてふと思う)……テレサに何か埋め合わせしないとな。』 [Mon 31 Aug 2009 23:51:52]
カイン > (魔法のように数秒で何枚も何枚も複写できたら良かったのだけど、そんな便利なものは無い。 自分が知らないだけだが、あったとしても、とんでもなく高価だろう。 基本的に手作業で複写する以上――しかもそれが百枚以上ともなれば――時間もかかる。 また何日かあとに来てくれと言われ、ピエロはひらひらと手を振って複写屋を後にした。急いでくれよ、とは頼んだけれど、あちらも仕事だ。 数日かかるのなら、それより早くは無理なのだろう)…………これで準備は良し。完成したら実際に行動して――あとは仕掛けをご覧あれ、ってな所か。(正面から戦ってやる、なんて事はしない。してやらない。 ――目玉泥棒め。徹底的に追い詰めて、叩き潰してやる) [Mon 31 Aug 2009 23:50:54]
カイン > (そして二人目。 【ホワイティアの男】【ツンツンと立った金髪】【嫌らしい面構え】【長い舌】【耳に大きなピアス】【髑髏をあしらったパンクファッション】 ――自分は、その男の顔しか知らない。恐らく暗黒街で、それなりに幅を利かせられる立場のものだろう、という程度しか知らない。 この男が本当に目玉泥棒を匿っているのかどうかさえわからない。 だが、知った事か。 事実であったにしろ、此方の勘違いだったにしろ、『この男が自警団殺しを匿っている』という情報が知れ渡れば、暗黒街の他の面々にとって――あまり都合が宜しくない。 それに目玉泥棒である娘に対して、更なるプレッシャーを与える事ができる、筈だ)……うん、まあ、だいたいそんな所かな。(描きあがった絵を、丸めて小脇に抱え、二枚分の代価を支払うと立ち上がった。 ――次はこれを、複写屋に持ち込む) [Mon 31 Aug 2009 23:46:10]
カイン > (まず一人目【典型的なホワイティアの少女】【二つに括った蜂蜜色の髪】【碧眼】【十代前半】【上等な衣装】【小柄で華奢】――などなど、事細かに特徴を伝え、絵師に描き起こしてもらい、随時その絵を確認して修正を加えていってもらう。 なるべく写実的に。 あの殺人鬼に似るように。 もちろん、実際に本人を目の前にして描いているわけじゃあないから、多少の違いはあるだろう。 だが……ハッキリ言うと、そこはそれほど問題じゃあない。 絵を目にしたものが殺人鬼を見て「あれ、似てる?」と思う程度で、十分なのだから) [Mon 31 Aug 2009 23:40:31]
カイン > (ついで赴くのは、無論、似顔絵屋である。 ――しばらく通りをうろついて、比較的腕の良い絵描きを探す。 単に土産としてディフォルメした絵を描く者もいるし、写実的な絵を描く者もいる。 千差万別だ。 探すのは写実的な絵を描く似顔絵屋。 人気や客足の有無などは関係ない。 絵が上手ければ、それで十分だ)…………ああ、いや、俺の絵じゃぁ無いんだ。 特徴を教えるから、二人ばかり似顔絵に起こして欲しいんだけど――頼めるかい?(問題無いよ、と絵師はそっけなく言った。 ならば、と対面に腰を下ろし、事細かに二人の――ある娘と、男の特徴を伝える事にする) [Mon 31 Aug 2009 23:36:26]
カイン > (これから自分がやろうとしている事は、まあ、ハッキリといえば、あまり性質の良い事じゃあるまい。通常ならば人格を疑われても仕方ない事だと思う。 ――だが、知ったことか。 連続殺人鬼、そしてそれを匿っている輩。 そいつらを徹底的に締め上げ、炙り出すのに、手段を迷ってなんかいられない。 奴らは――ヴェイトス市の敵なのだから)(まず訪れたのは、貸衣装の店だ。 そこで適当にピエロの装束を着込み、メイキャップを施してもらう。 これでパッと見て誰からも素顔はわかるまい。 芸能横丁の良いところは、多少なりとも奇抜な格好をすれば、それで変装が済んでしまうという辺りだ。 ――この区画にピエロが何人いると思う?) [Mon 31 Aug 2009 23:31:34]
カイン > (治療の為に訪れた病院で聞いたのは――乱暴な応急処置を見た医者からはお叱りの言葉を受けた――そんなあっさりとした事実。 鉄仮面によって運ばれてくる途中、既に死んでいたのだという。 もっと早く病院に来ても助からなかっただろう――というのは、何の慰めにもならないけれど。 これで手加減する理由は、完全に消え失せた。 何人も殺された。 ……何人も。 「お兄ちゃんが戻ってくる」とかいう理由で。全くの私欲で。 あの殺人鬼にはきっと理解できないのだろう。 殺された人々にだって、大切な者はいただろうに)(――だが、だからと言って青年は、すぐにスラムや暗黒街に飛び出したりはしなかった。 テレサという娘からの助言が無ければそうしていただろうが……病院の帰り道、彼が赴いたのは芸能横丁であった) [Mon 31 Aug 2009 23:26:26]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――彼女が亡くなった。』 [Mon 31 Aug 2009 23:19:23]
お知らせ > 静馬 爛花@夏祭りさんが退室されました。 『( 多少なり、受けたのか。 会場の空気・旋律と対照的に、それを知る余裕はなかった。 )』 [Sun 30 Aug 2009 23:20:14]
静馬 爛花@夏祭り > ( わあ何これ。 あれ、この間と違わない? そんな声は聞こえないが――― やがて、蠢く人影たちが同じ姿勢を取り始めた。 細くなり太くなり、その輪郭を不気味に… 見方によってはひょうきんに変えながら、緩急つけた旋回運動を開始する。 群舞だ。 )   ( 物珍しげに、でもどうせ魔術でしょ?というスタンスで立ち尽くす観衆の周りで、その影と、幻の提灯が踊りだす。 ) [Sun 30 Aug 2009 23:00:08]
静馬 爛花@夏祭り > ( ―――結局。 初日・二日目と同じように、お子様と心臓弱い方への注意を促し演奏を始める。 心なしか人が集まって来たような気がしなくもないけれど、舞台上からは照明の逆光で客席がほとんど見えない。 そしてすぐトランス状態に陥れば、人の目も何もなくなってしまう。 )   ―――!   ( 鬼気迫る演奏という点では、むしろ迫力を増している。 文字通り肝心要である姉がいない状況で、暴走しがちな… むしろ暴走しなければ術として成立しない魔術を、自らの意思で制御しようとするのは難しい。 楽器の種類・サイズからすると妙に響く音が、術の媒体として空間を支配する。 浮かび上がるのは幻の提灯。 長く伸びる観衆の影が踊りだし――― けれど、提灯お化けが襲いかかることはなく、むくむくと膨らみ立ち上がった観衆の影にも、鮫のような口は現れない。 )   ( 恐れろ哀しめ怒れ怯えろ、そうすれば私は気持ち良くなれる。 害意一色に染まりそうな意識を必死で食い止めて、頭に浮かぶ食人祭りを書き換える。 まじにならないでよ。 茶化すように、すかしてかわすように。 ―――そんな余裕ありはせず、そしてこれは奏者本人も認識していないことだが、蠢きながら立ち上がった観衆の影たちは、何をしているのだと戸惑うように術の主を仰いでいる。 もっとも、目も口もなくてどこを見ているかなんて分かるものではないけれど。 ) [Sun 30 Aug 2009 22:55:07]
静馬 爛花@夏祭り > ( 結局、名のある芸人の舞台なんかとはかすりもしなかった。 …いや、そういうところは前座も競争厳しいような別世界なのだろうけど。 ―――大した舞台じゃないんだし、ふけちゃおうよ。 安易な誘惑との間でゆらゆら揺れる。 )   ( もう行かなきゃ。 でも、行くの? )   ―――でも、そうね。 これが憑き物のせいだって言うんなら…   ( その克服は、課題だ。 かつて祓えないと匙を投げたアマウラの神官は、この憑き物がいつか私達に取って代わると言っていた。 喰われる、とかそんな表現だったっけ。 今まで、そんなことを自覚したことは… あまり、なかったのだけど。 そうだとすれば、負けてたまるか。 ) [Sun 30 Aug 2009 22:36:14]
静馬 爛花@夏祭り > ( 肩に乗せた赤い蛇の目傘は二人で入れる大きなものだけど、それでも足元は濡れてしまう。 気持ち悪くて、下駄に足袋の小さな足をもじもじさせる。 ぼうっとしているうちに、ありがちな歌を歌っていた芸人がまばらな拍手に見送られ引っ込んだ。 ステージには興味の無い祭り客が、会場眺める少女の前を次々に素通りしていく。 ) [Sun 30 Aug 2009 22:24:07]
静馬 爛花@夏祭り > ( やんなきゃね。 …でも、このままふらっといなくなったって大した問題にならないんじゃないか。 時間になっても来ない芸人が、縁日で酔っ払っていたなんてよくある話。 ―――というか、そんな選択肢が首をもたげている時点でもうダメじゃないか。 )   やなやつよ。   ( 思いっきり怖がらせてやれば良い。 そういうのが好きなのだっているだろうし、どうせ幻だ。 百鬼夜行レベルで現実に作用する術が使えるのなら、もっと他の事をしているだろう。 芸人でもトレジャーハンターでもなく… では何だって思うと、やっぱり考えたくもないのだけれど、すると思う。 )   ( いつからこうなのか。 自分と姉の中に入ったという憑き物のせいにすることは簡単だが、自分が人の負の感情を好むらしいという事実を、受け入れ難い。 )   ( どうして… 喉が渇いた時の水、お腹が空いたときの食べ物、初めて口にする甘味みたいに、罵詈雑言浴びせられているわけでもない、人の気持ちが美味しいと感じるのか。 というかトランスしていて周りが見えないはずの状態で、どうしてそこだけ、形すらないものを捉えられるのか。 それがただの思い込みだとしても気持ちの良い話ではないが、錯覚でないとも言い切れない、どこか宙ぶらりんな感覚で、首を傾げた。 ) [Sun 30 Aug 2009 22:16:42]
静馬 爛花@夏祭り > ( 花火の時にはどうにか晴れた空も、すぐに再び豪雨となって、今もしとしと降り続いている。 始めの頃こそお天気を窺って様子を見ていたものの、まだノルマがあって、今更そうも言っていられない。 おひねりなんてもらえないし、横丁に立つ時と同じくらいの稼ぎにしかならないけども、一応契約しているという自覚はある。 それに、仮にも初の大舞台だ。 あまり売れていない芸人の、そのまた前座だとしても。 ) [Sun 30 Aug 2009 22:02:54]
静馬 爛花@夏祭り > ( 一日、二日と大盤振る舞いで術を披露してみせたけれど、スキルアップさえすればそのまま攻撃になりかねない幻覚は、エンターテイメント性に欠けていた。 そもそも 『魔術』 なんていうカテゴリーが大道芸においては邪道とされる節もあって、受けがイマイチなのはもちろん、本人も納得できない。 けれど。 )   ( 驚き、怯え、恐怖心、そんな思いをさせられる怒り、などなど… 観衆のそんな気持ちが肌で感じられることそのものは、なぜだか心地好く、術を行使するトランス状態で楽しませるように工夫するのは難しかった。 )   ( 相容れない感覚を保留するように、三日目は演奏だけにしたけれど、それこそ何の反響もなく、誰の記憶にも留まらなかっただろう。 自分でも、やっていて居た堪れないくらいで。 ) [Sun 30 Aug 2009 21:59:06]
静馬 爛花@夏祭り > ( 特設のコンサートステージを見つめる観衆を更に後ろから眺める位置に立って、楽器ケースらしい鞄を抱えたファンタジー和装の少女は思わしげな溜息をついた。 出番は次の次、そろそろ舞台袖に行かないといけないけれど、今日はどうするか、まだ決めかねている。 ) [Sun 30 Aug 2009 21:51:53]
お知らせ > 静馬 爛花@夏祭りさんが入室されました。 『( そして四日目。 )』 [Sun 30 Aug 2009 21:48:11]
お知らせ > シャジャールさんが帰りました。 『自宅に初めて招いた友人の正体は…』 [Fri 28 Aug 2009 02:06:16]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『 こういう他愛も無い時間というのも、今の私には結構大事なのかもしれない。 』 [Fri 28 Aug 2009 02:01:55]
シャジャール > ………?うん、そりゃそうだ。(何か当然の事を、改めて言いなおすような娘の様子に変なのっと軽く首を傾げたりもするが)はは、良いって。人が来てくれるのは嬉しいんだ。(実際、性的な意味ではなくて寝るときにちょっと人肌恋しいのだ。昔は一緒に寝てくれる親友がいたが、今のお手伝いさんには断られたし…旦那にはまだ何となく気恥ずかしかったりする)はいはい…えぇっと、タコヤキ回って…(などと最短ルートを脳内で検索し始め) [Fri 28 Aug 2009 01:59:30]
フラン > ―――っ。 ( その言葉に一瞬言葉に詰まる。何か意図が無いにしても、こういうのはやはり驚いてしまう。 ) そ、そうですね。土砂降りとかだと、本当に屋根の下に逃げたりしなくちゃいけないし。 ( それを隠そうとしながら、会話を続けて。 ) …そうですか?では、お言葉に甘えて―― い、いえ、特に何が心配だというわけでは、決して。 ( 自分から話のきっかけをつくっておいて何だが、こういう話題にはどうにも弱い。 ) と。それじゃあ、行きましょうか。 ( 暫くは降り出すことは無いと思うけど、外にいるときに降られたら大変だ。そう想いながら、歩き出そうか。 ) [Fri 28 Aug 2009 01:50:17]
シャジャール > だよねぇ、最近のは特に酷いよ。吸血鬼じゃなくたって、屋根の下に逃げ込むっての。(そんな相手の心情を知るべくも無いが、さらりとダイレクトな例え話を挙げてしまう。勿論意図など無い。)あぁ、まぁね。(元は偽装結婚。でも、ちょっと偽装じゃなくなってきてたりする。)ん?だいじょぶだいじょぶ。旦那部屋別だし。心配だったら、アンタアタシと一緒に寝る?(旦那の性格が性格なので毎日盛るような事はない。部屋も、プライベートルーム完備なのだ。) [Fri 28 Aug 2009 01:45:13]
フラン > ( 確かに悪い遊びとか教わることになっていたかもしれない。が、悪い人ではなさそうなので何だかんだで交流があったかも――。 ) 本当、雨は困ります。中々外を出歩けませんし、降り出したらすぐに屋内へ―― ( は、とそこで気が付いて口篭る。正確には屋内で無くとも良いのだが、自分の吸血鬼の弱点に関わることだ。話題は避けるべきか…。 ) 旦那さん―― シャムさん、結婚なさっていんですね。 ( 自分と同じぐらいの年代だと思うので、少しびっくりだ。でも、この時代だと別に珍しいことでもないか。 ) ……でも、あの……。 ( 旦那、ベッド、という単語を変にくっつけてしまうと、これまた変な考えが。ほら、夜の営み的な。 ) お邪魔じゃあないですか? [Fri 28 Aug 2009 01:38:26]
シャジャール > (良く店に→来る店に) [Fri 28 Aug 2009 01:34:25]
シャジャール > あははは、まぁまぁ。(もし自分がスクールメイトだったら絶対悪い遊びとか教えてたタイプだろう。フランベルジュからすれば、関わらないほうが良いタイプ、とか言われてたかもしれない。)…あぁ、雨かぁ。最近凄いよねぇ…うちも水入りかけたよ。(最近の豪雨を考えれば雨を心配するのは極自然と思えた。)あ、勿論大歓迎。時間も時間だし泊まってってもいいよ。旦那とお手伝いがいるけどベッド空いてるから。(初めて良く店に泊まれとは中々奇抜な提案かもしれないが、自分には自宅としての認識が強いのだ) [Fri 28 Aug 2009 01:29:58]
フラン > い、いやっ、だって…うううう。 ( 背中を叩かれながら。これが男性だったら「失礼な方」って言ってつんとそっぽを向いて立ち去ることも出来るのだけど、何せ同じ女の人だからただ恥ずかしくて。…でも、あまり反応しすぎる私が変なのかも…。 ) 生理のことじゃなくて! …雨、また降りそうだなって思ったんです。 ( 雨が降り出したら、私は吸血鬼特有の奇行に走ってしまう。それならば最初から屋内に居たほうが良いかもしれないと思ったのだ。 ) あっ。 そういえば、まだシャムさんのお店にお邪魔してませんでしたよね?屋台を一通り見て回ったら、寄らせて頂いても宜しいですか? ( まるで雨宿りにでもしにいくみたいで恐縮だけど、一度行こうと思っていたのだ。 ) [Fri 28 Aug 2009 01:22:25]
シャジャール > …なのかなぁ…(そんな強い奴がいたなんて話は、ベルゼルガにいた頃にも聞いたことは無かった。だから思わず目を細めてしまう。)…あはは、誰も聞いちゃいないって、そんなの。(妙にパンツに反応する様子がおかしくて、かるくぱしぱしと背中を叩きながら言って)だよね。アマウラ人じゃなけりゃ知らない人も多いだろうし。…そーだね、すーすーして案外気持いいかも。…ん?あぁ、時期的に怪しいなら履いとけば?アンタ結構重いタイプ??(あくまで月のもののことかと思ってて。あいも変わらずあっけらかんと) [Fri 28 Aug 2009 01:09:42]
フラン > もしかしたらすごく強いのかもしれませんね。 ( しかし、吸血鬼である私とはきっと敵対する関係になるのかもしれない。吸血鬼を捕らえたという話はまだ聞かないが。 ) あ、あの…あまりそんな、大きな声でぱんつのお話は…! うーん、その辺は屋台のおじさんに尋ねてみるときっと教えてくれると思いますよ。何せタコヤキを売ってるんですから、誰よりも詳しいはずです。 ( そしてぽかんとされそうな。 ) よりアマウラの空気を楽しむのなら、やはり付けない方がいいのかもしれませんが――― せっ!   …ち、違います。 ( 突然だったのでびっくりしたが、まあ同性だし…。 ) ああ、でも…。 ( ふと曇り空を見上げてみる。突然降り出したりはしないといいけど…。 ) [Fri 28 Aug 2009 01:03:49]
シャジャール > あぁ、その事件結構有名だよね。まだ(マフィアとかに)捕まんない…ってある意味尊敬するよ。…ん?パンツがどうかしたの?(生憎こちらの育ちは底辺だ。まともに下着をつける習慣が出来たのも、そんな昔じゃないぐらいに)いいね。…でもタコの個数がどうやって運勢に繋がるんだろう?多分多いほうが運がよさげだけど…(では12個パックで入ってたり入ってなかったりだとどうなるんだろう?8個パックの場合は?などと混乱し始め)…あぁ、アタシ達も着てみちゃう?…ん〜、つけないほうがいいって話は聞いたことあるけど………あ、もしかして生理?(はい、こちらは完璧に良家のお嬢様的なデリカシーは欠けてます) [Fri 28 Aug 2009 00:55:53]
フラン > 確か、アイゼンリッターの姿をした男が、暗黒街やスラムで喧嘩をする事件が起きて、恐らくそれで煽りを受けたのではと聞きました。…まだ出没するらしいですよ、アイゼンリッター。 ( 自分は会ったことはないが。 ) ぱんつ…… ( 急に出てきたその単語に、恥じらう私は良家の娘。そう、良家の娘。ああ、良家の娘。 ) そ、そうですね。最初からつけてないのでしたら、無くなりようがないですからね…。 ――ああ、オミクジ。それも聞いたことがあります。屋台を見かけたら、二人でやってみましょう。 ( 多分普通にタコが一個ずつ入っていたら、普通の運勢ってことだ。 ) それとユカタと調達しないといけないですね。でも、あの、その…やっぱり下着は付けちゃいけないんでしょうか? ( ボンダンスで自警団にしょっ引かれることになるとは…!いやまだしょっぴかれてないけど。 ) [Fri 28 Aug 2009 00:47:29]
シャジャール > 役者が怪我でもしたのかね?(人気あったんでしょっと)そうそう、だからパンツも履いちゃダメなんだってさ。この間の騒動でも多分アマウラ人は平気だったんだよ。(何か合ってる様な合ってない様な事を言いつつ横に並んで言い始め)あぁ、それはアレだね。オミクジ…ってやつだよ。フォーチュンテリングってあるじゃない?タコの個数で運勢を占うんだよ。…じゃあ、ボンダンスの前に爆薬用意しとかないとね?(傍から聞いてたら自警団にしょっ引かれそうな話をにこやかに語る娘二人) [Fri 28 Aug 2009 00:39:58]
フラン > そのアイゼンリッターも随分前にやらなくなってしまったみたいですけどね。 …えっ ユカタってそういう意味があったんですか!…なるほど、確かに脱がし易い服ではありますね。ふむーっ。 ( 歴史文化学科の目が光る。流石は性に奔放なアマウラ文化だ、要チェック! ) タコヤキは中にタコが入ってるのですが、稀にタコが入ってないハズレと、タコが二つ入ってる当たりがあるそうですよ。 ――なるほど、フォーウンのお祭りの時のものですね!それなら私も一度見たことがあります。 ( フォーウンとトキノミヤコは外交的にも密接な関係にあるというし、それがBON-Danceに継承されていてもおかしな話ではない。要チェック! …と、どんどん間違った方向に行くのでした。 ) [Fri 28 Aug 2009 00:31:34]
シャジャール > あぁ、そうそう、それ、あいぜんりったー、あいぜんりったー(訂正されると、何か100万年前からそんなの知ってたよ風にしたり顔で返答し)へぇ…アレだね、あのアマウラの人たちが着てる服だね。何か、腰紐を引っ張って脱がしやすくしてる構造になってるんだとか…(どっかで、よいではないか、よいではないか的な資料を見た模様)食べ物はおいしそうだね。…って、ボンダンス!?…あ、あぁ、それ多分知ってる!フォーウンとかで爆弾爆発させながら大騒ぎしてるの見たことあるもん。いや、凄いよあれ、踊ってないヒトとかも爆弾放り込んだりしてボンボンボンボン煩いの。(何か、竜とか派手な装飾が爆竹の中で舞い踊る的な中華祭りを想像しています) [Fri 28 Aug 2009 00:24:40]
フラン > ろーぜん…ああ、アイゼンリッターですか?いえ、アイゼンリッターは観たことは無いです。小さな子供とか、男の人とかは結構観ていたみたいですけど…。 ( それに、アイゼンリッターは最近変な話ばかり聞くし。 ) そうなんですか?ユカタという前で合わせる服を着て、リンゴアメとか、タコヤキとか、オコノミヤキっていう食べ物を売ってるんです。確か芸能横丁でもBON-Danceっていう踊りをやっていたような――。流石にどんな踊りかは知りませんが、"BON"っていうのは多分爆発音の事だと思うんです。なので花火を利用した踊りではないかと推測しているのですが…。 ( 真面目な顔してすごい変なことを言いました。 ) [Fri 28 Aug 2009 00:13:21]
シャジャール > じゃあさ、ほらアレ、有名ななんだっけ…ろーぜんりったー?とかも見たりしてるの?(そうは言いつつも、演劇と聞けば何となく知ってる単語(間違えてるが)を出してしまい問い返す。ちなみに、アイゼンリッターの劇がとっくの昔に終わってる事なども知らない。)あ、うん、いくいく。アレって、アマウラ式なんだろ?アタシ、フォーウンとかリャルオス式のは良く行くんだけど、アマウラ式のって行ったことなくって。(財布の中にはまだ小銭が結構残ってたはずだ。予想外のエンターテイメントにちょっと心躍った。) [Fri 28 Aug 2009 00:04:27]
フラン > ( そう。マニアやファンの取り扱いは注意しなくてはならない!ついつい熱く語ってしまうことを自覚しているので普段はなるべく抑えているのだが、劇を見逃したという悲しみと怒りでいつもより感情を外にむき出しにしがちなのだろう。 ) はい、まだやってますよ。8月一杯はやってますし、確か明後日は花火大会があったと思います。 宜しければシャムさんもご一緒しませんか? ( 一人で食べ歩きっていうのも何だか切ないし、それに時間も遅いから二人の方が何かと安心だろう。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:58:45]
シャジャール > …え?…そ…そぉなの??(いきなりの剣幕に、マニアとかファンにはしてはいけない質問があるなんてことを少しばかり学習した元職業暗殺者。)ふぅーん、そうなんだ。その、屋台ってお祭りの?まだやってんの??(祭りがやってるらしい地区とは関係ないほうを通ってきたのか、屋台と聞けば興味を引かれたようで、少し身を乗り出すようにして問い返し) [Thu 27 Aug 2009 23:54:51]
フラン > え、ええ。まあ…当の昔に帰ってしまっています。ええ。 お、面白いですよ!確かに大きな劇団に比べて演技のレベルは下がるかもしれませんが、それを補う荒削りながらも斬新な演出が見所の…っ。このまま引き抜きとかなく上手くいけば絶対有名な劇団になるはずです! ( と、ここでヒートアップしてしまった事に気付いて深呼吸。 ) ……失礼しました。 まあその、ここにいつまでもいても仕方ないので、そろそろ屋台でも巡って帰ろうかと思っていたところで…。 [Thu 27 Aug 2009 23:50:19]
シャジャール > …見たい劇??(何か話しかけたら急に大人しくなったようなフランベルジュの言葉を聞けば、ふと舞台らしきセットが薄闇に浮かび上がってるようで…なんか演劇を見に来て見逃したというより、誰もいない舞台に忍び込みに来たといった雰囲気で)…なんか、もう舞台裏の役者さんとかも当の昔に帰っちゃってる感じだけど…(何か、熱狂的舞台ファンの真理を理解できない褐色女は呆れるともなんとも取れないような声色でボソッと。見られないもんはいくら来たからって無駄でしょう?みたいな思考だ。)そんなに面白いもんなの?? [Thu 27 Aug 2009 23:46:00]
フラン > ( ハンケチを勢いであるってなんだ。ハンケチを食い破る勢いである、だ。…いや、それはそれで問題だが。 ) はぁ…。ちょっと泣きそう。 ( がっくりと肩を落とす。いつまでもこうして突っ立っていても仕方ない。折角の夏祭りなんだし、何か屋台でも回って美味しいものでも食べてみようか。わざわざこうして外に出てきたのだから、それを無駄にしたくないし―― なんて思いながらくるりと振り向いて歩き出そうとすると。 ) あ。 ( と、声を漏らした。 確か一度…そうだ、色街で出会った女性だ。名前は、そう―― ) シャムさん、こんばんは。 …あ、いえ、その。 ( もしかしてうーうー唸っているのを見られたのだろうか。口をもごもごさせて、恥ずかしそうに視線を逸らしつつ。 ) じ、実は観たい劇があったのですけど、時間の関係で観れなくて…。未練がましく足を運んでみて…。 [Thu 27 Aug 2009 23:36:00]
シャジャール > (いつもの買出しの帰り道、何だか世間では祭りとかそんなのをやってたみたいだけど、そんなものに行かずともこの季節は自分にとってしっくり来て嬉しいわけで…生暖かい夜風に当たりながら鼻歌交じりに闊歩すれば…なんだか、う〜う〜とか心霊現象みたいなうめき声が…)………アンタこんなとこで何してんの?(心霊現象の発生源…いや心霊ではなかったのだが…の女に少し控えめに声をかけてみる。確かずっと前に会ったフランベルジュとか言う学生だったか…) [Thu 27 Aug 2009 23:31:04]
お知らせ > シャジャールさんが来ました。 『ありゃ?』 [Thu 27 Aug 2009 23:27:03]
フラン > ( もしかしたら来年の夏に同じ劇をやるかもしれない。けれど劇団は水物で、劇団員が変わっていたりするものだ。今年と来年と、二度同じ劇を観た客が「やっぱりあの役はあの人じゃないと駄目だよね、去年の方が良かったね」って評価しているのを聞いたら、それこそ私は悔しさでハンケチを勢いである。そういった評価は、二度観た者にしか許されないのだ。その時点で私は評価するというラインに立てていないのだ。好きな劇団なのに! ) や、やっぱり悔しいよう! ( 誰も見ていないと思って軽く地団駄を踏んだ。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:19:33]
フラン > ( 些細な失敗や不幸ならば、まあこんなこともあるよとなるべく早く忘れるようにするのだけど。絶対に見に行こうと心に誓っていただけに、どうしても悔しさがこんこんと沸いてくるのだった。それはもう、こんこんと。 劇というのは例えば何度も同じ内容、同じキャストでやっていたとしても、その日その日で少しずつ微妙な変化や慣れが出てくるものだ。だから私のような演劇好きは何度も見に行ったりするし、演技の微妙な変化を見抜いて通ぶったりするのだ。ましてや夏祭り限定の一度限りの劇ともなれば……。 ) う。 うう。 ううううう。 うーうーうーうー。 ( 駄目よ、抑えるのよフランベルジュ。お前は良家の娘、はしたない真似はお止しなさいったらお止しなさい。 ) [Thu 27 Aug 2009 23:13:32]
フラン > ( 当然、贔屓の劇団も何かしらやったりする。それを逃すフランベルジュさんでは無いというわけだが、吸血鬼の特性上雨が降れば逃さざるを得ない。がらんと空いたステージと、がらんと空いた客席の前で、私は悔しさのあまりぷるぷる震えていた。夏の湿った風に下に落ちたごみが流れ、私の足に一度ぶつかってから、また流浪の旅を続ける。 ) た………。 楽しみにしていたんですけど。 ( 愚痴っても仕方が無い。けれども愚痴を言わずにはいられない。その劇団の催しものが終わってから随分経ち、終わっている時間だろうとわかっていながらもここにきた私の執念、お分かりいただけるだろうか? ) [Thu 27 Aug 2009 23:06:09]
お知らせ > フランさんが来ました。 『 夏祭りともなれば。 』 [Thu 27 Aug 2009 22:58:41]
お知らせ > 静馬 爛花@夏祭りさんが帰りました。 『( だから今日は、演奏だけ。 妙に響く音だけれど、聞き流されて終わる。 )』 [Thu 27 Aug 2009 02:42:20]
静馬 爛花@夏祭り > ( ―――やがてつつがなく順番が回り、しとしと雨が降り続ける中、三度目の舞台に立つ。 土砂降りというわけではないけれど、どうしたってお客は少ない。 雨音に負けぬ、それ自体魔術の一部である声を張り上げた。 お子様や心臓の弱い方への注意は省く。 そして、術を使うということも報せない。 ) [Thu 27 Aug 2009 02:41:33]
静馬 爛花 > ( がんばって練習したのだろうけど、どこかで見たような大道芸を終えて前座が引っ込む。 出番が近付く舞台を見つめながら、落ち着きなく楽器のケースを抱いた。 )   ( ふらりと立ち寄っては適当なところで入れ替わる観客達。 それを背後から眺めて、もうしばらくしたら、彼らにまたあんなものを披露するのかと思うと気が滅入る。 反面、舌なめずりしてしまう。 )   ―――イヤなやつよ? 静馬爛花。   ( 良い人になりたいなんて微塵も思わないけれど、粋じゃない卑しさのようなものが身に付いてしまうのは、ごめんだ。 言い聞かせようとするけれど、難しい。 もしかすると変態趣味の人間とかって、こんな感覚なのだろうか。 好きなものは好き、という。 どこまでもシンプルで、抗い難い――― ) [Thu 27 Aug 2009 02:01:18]
静馬 爛花 > ―――なんだろ。 ( 思い出し笑いした口をそっと押さえて、また呟いた。 この感性は何だろう。 自分がひねくれた子どもだという自覚はあるし、確かに優位に立つのは好きだ。 でも、進んで反感を買ったり、哀しませてやろうなんて思うことは滅多にない。 そんなことには興味がないというか、つまりどう思われようが構わないくらいの無神経さはあるのだけれど、結果的にそうなってしまったとしても、それは何かの副次的なものだった。 今までは。 )   ( それが、進んで求めるには至らないとしても、心地好く感じている。 もっと、欲しいと思う。 …それこそ嫌がらせして喜ぶような卑しいやつになりたくないと思っていても、キモチイイという感覚は誤魔化しようがない。 何故そう感じてしまうのかは分からないが、とにかく、感じてしまうものはどうしようもないのだ。 思えば自覚はなかったものの、その気はあった。 いつからか思い出せないが、ヴェイトス市でそこそこ落ち着いた辺りからか… 家を出てからしばらくは姉と二人きりという時間が多くて、人との感情の交流は少なかったけれど。 ) [Thu 27 Aug 2009 01:52:45]
静馬 爛花 > ( 緊張するということはない。 今日で三度目。 きちんとした舞台にも一応慣れた。 それに、素人だって申請すれば出してもらえる前座は、喉自慢のようなところもある。 ―――それは良いのだけれど。 )   ( 二度に渡って歯止めが利かず、芸として披露したはずの術は娯楽性に欠けてしまった。 それを反省するものの、どうすれば良いかは分からない。 かなめがいれば、解決だ。 でもいないと、途方に暮れてしまう。 何しろ術の行使中、観客のことなどほとんど意識している余裕がないのだから。 そして何より、一番の問題は――― )   ―――っくふ。   ( 戸惑う心境に反して、口角が吊り上がる。 つい漏らしてしまったという感じの笑みが零れる。 誰より本人がよく分かっている、その本物の笑みを浮かべるわけは、観客の悲鳴、恐怖、怒りさえもが、心地好かったからだ。 ) [Thu 27 Aug 2009 01:43:08]
静馬 爛花 > ( なんだかなあ。 )   ―――なんだろ。   ( 何人か前の前座が舞台で大道芸しているのを、観客よりもやや引いた位置から眺めて。 芸人らしいファンタジー和装の少女は、その衣装にも祭りにも不似合いな溜息を零した。 露店の脇に置かれている背の高い樽に腰かけて、地に付かない足をパタパタ打ち合わせている。 アンニュイ、というわけでもないけれど、乗り気がしない。 調律済みの楽器が納まっているケースは膝の上。 細かな傷とかたくさんついて貫禄がついてきたそれを、手持ち無沙汰という感じで撫でている。 ) [Thu 27 Aug 2009 01:30:35]
お知らせ > 静馬 爛花さんが入室されました。 『( 三日目の出番を待ちながら。 )』 [Thu 27 Aug 2009 01:23:18]
お知らせ > 静馬 爛花@夏祭りさんが退室されました。 『( これは、芸能ではないと。 )』 [Wed 26 Aug 2009 05:03:30]
静馬 爛花@夏祭り > ( 賛否両論。 やはりまばらな拍手。 あまり売れていない芸人のそのまた前座という立場では、どちらにせよこんなものかもしれないが――― 奏者にも、よく分かっている。 ) [Wed 26 Aug 2009 05:02:43]
静馬 爛花@夏祭り > ( 物好きなリピーターがいたかどうかは分からない。 あるいは、偶然居合わせてしまった人があれば、この夜が前回よりも 進んでいる ことに気付いただろう。 ―――緑や紫の火の玉が、観客の影を長く長く地面に伸ばす。 するとその影が躍りだし、やがて膨らみ起き上がる。 提灯お化けか人魂かという違いはあれど、ここまでの流れはワンパターンだ。 しかし――― )   ( 前回は立ち上がるところで消えていた影達が、今夜は観客達へ腕を伸ばし圧し掛かろうとする。 ―――その腕が実際に触れることはないのだけれど… うねうねと蠢く影のずんぐりとした頭部に、真っ赤な線が一本走った。 口だ。 楕円に開いた線の中に、そこだけ妙に生々しく並んだサメのような歯でそれと分かる。 人を丸呑みできそうなサイズまでむくむくと肥大した頭部が大口を開けて――― )   ( そこで霧散。 辺りは何事もなかったかのように… けれどその影響を受けた人々を取り残して、静まり返っている。 遠い祭囃子も喧騒も聞こえてはくるが、術のためか、虫の音はなかなか戻らなかった。 ) [Wed 26 Aug 2009 04:57:05]
静馬 爛花@夏祭り > ( 例えば無数の怪物を生み出すような――― そんなものを現実にする力はまだないけれど、このような幻としてでも、思い描いたものを現実に投影した場合。 その怪物達は発生したきり、誰に率いられるでも滅ぼされるでもなく、怪物として、際限なく活動し続ける。 それは悪役でもやられ役でもない、ただの暴力。 単純な力として、襲い掛かるもの。 ―――音も気配もするけれどそれ以上物理的には現実に干渉しない幻の段階だとしても、決して楽しませるものではないのが伝わってしまうというか、恐ろしいばかりになってしまう。 それでこそ楽しめるという人も、中にはいるかもしれないけども。 ) [Wed 26 Aug 2009 04:42:06]
静馬 爛花@夏祭り > ( 姉がいないと、歯止めが利かない。 というか、締まりがなくなってしまう。 ―――本気で術を行使する間、認識することができるのは姉だけと言っても過言ではないだろう。 むしろその状態だけは自分の夢想にどっぷりつかっている意識の中で鮮明に再現される。 )   ( だからきっと、その気になれば、姉だけは 【乱火】 の炎の対象外に指定することができるだろうし、その能力を強化したり、身を守る鎧を纏わせることもできる。 基点に、することができる。 けれど――― ) [Wed 26 Aug 2009 04:26:06]
静馬 爛花@夏祭り > ( 芸の世界で魔術というのは、きっと邪道だ。 それはようするに、いつかずっと未来における特撮のようなもので、不思議なこと・凄いことが起きて当たり前。 そのセンスや完成度を問われることはあっても、生の曲芸目の当たりにしたような感動はないと思う。 もっとも、そういった魔術に馴染みがなければ話は別で。 子どもが泣き出し大人も驚き、反応いまひとつなのは、怖がらせようとしたならある意味でいい線いっているのかもしれないが。 )   ( 提灯お化けの変わりに、今日は人魂。 紫や緑といった火の玉が、ときに苦悶する人の顔などに形を変えながら飛び回る。 その表情だとか呻き方だとかは、心底恨めしそうで、背後で掻き鳴らされる旋律とあいまって、冗談にしては余裕のない仕上がりになっていた。 ) [Wed 26 Aug 2009 04:12:47]
静馬 爛花 > ( 一日目よりも緊張はしなかったけれど、前回の受けを思うと気がかりではある。 複雑な心境で舞台に上がった双子の片割れは、お子様・心臓の弱い方への注意を促し、余計な挨拶は抜きで演奏を開始した。 ―――前回のことがあるから分からないけれど、わざわざ自分を見に来るような客はいないと思っている。 名前とか、何してるかなんてどうでも良い。 自分だってそうだ。 それを気にかけるのは、芸が気に入ったその後で。 ) [Wed 26 Aug 2009 03:50:01]
お知らせ > 静馬 爛花さんが入室されました。 『( 出番、二日目。 )』 [Wed 26 Aug 2009 03:37:09]
お知らせ > リートさんが退室されました。 『 (後はお土産話など良ければ) 』 [Wed 26 Aug 2009 01:43:22]
リート >  楽しんでないわけじゃない、と、思うんですけどねぇ… (あ、甘かった、だと?!) ああ、無理はしませんよ。大丈夫 (そうしたら暫く興行は中止――まぁ、己にはまだ歌があるけれど。指先に手が触れて、歌い手は軽く笑った) そうなんですか。…ウサギならかわいいから喜ばれるかな、なんて思ってたんですけど。猫のほうが好きでした? (それとも犬なんかのほうが良かっただろうか、ううん…) (考え事をしている時だって、目は閉じたまま) いいえ (ありがとう、と聞けばほっとしたように息をついて) あ、あれ、また盆踊りに行くんですか? (手を掴まれれば立て掛けてあった杖――奇跡的にすぐに指に引っかかってすぐに掴むことが出来た――を取り)  [Wed 26 Aug 2009 01:42:28]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( 部屋に帰ったら人形を、大切に大切に棚に飾ろう )』 [Wed 26 Aug 2009 01:32:55]
キヨ > そーですかねぇ。 一緒に楽しめばいいのにー。 ( 小さいとこのを含めたら、月に一度とか甘すぎると思う。 …。 ) ふーん… じゃぁムリにしなくても。 ( 指先割れちゃったりしたら困りますものねぇ、とか、貴方の指先を手に取ろうとしつつ ) ( だから別に拗ねてません てば。 )  …… はぇ? ( 問い返されて、きょっとん。 ) あ。 あぁいえ、周りにうさぎぽいもの贈られることが多いものだからつい―― …、 ( まっくろくろすけサンに貰ったうさみみニットだとか。 だから、 )  …。 ( 閉じたままの貴方の目を見つめ ) はい。 嬉しいですよ―― ありがとうございます。 ( 微苦笑を浮かべて。 けれど声ばかりは明るく、 )( 嬉しいのは、ほんと。 うれしいのも、 ホント。 )  ―― さてッ。 ( ウサギを箱にしまいなおし、籠バックにしまいこんで ) じゃァ、もうちょっと踊ってから帰りましょうかー! ( 今度はリートさんも一緒に、なンて手を掴んで引こうと。 ) [Wed 26 Aug 2009 01:31:40]
リート >  楽しいですよ。けど、一年を楽しむことに関しては、イエロティアの方には敵いませんよ (ヴェイトスにいればそりゃもう各国のお祭りとか楽しんじゃうんだろう。月に一度は祭りとか楽しんでるんじゃないだろうか…。…。) 多少は仕方ないですねぇ。全部の弦でそういう演奏が出来るわけじゃないですし (出る弦と出ない弦ある。し、ハープのピチカートはギターのピチカートよりも難しかったりするのだ) (だってそんな拗ねるとか思ってなかったし。し) どうですか? (声が聞こえてきたから思わず問うた) え? キヨさんはウサギなんですか? (問いにはずれた答えが返ってくるだろう) (はっきりした色の区別は出来るが、常閉じたその瞳はその色すら映さない。目を開けるとどこを見ているのか分からぬ、ほとんど色を失った瞳が見えてしまうだろうから。気味悪がられないようにと決して開けることはない。だから己は貴女をまだアルビノイアではなくイエロティアと思っている。あなたが言い出さない限りはその認識は変わらないだろう。だからその質問の意味がよく――) …あ、いいえ。喜んでもらえたみたいで、良かったです (今の問いは何だろう? 問うて良いのか、どうか)  [Wed 26 Aug 2009 01:18:33]
キヨ > うや、リートさんは楽しくないンですか? いちねん。 ( 年中行事には予定がそこココに入ってるし、トキノミヤコやアマウラなら神社仏閣とかで其々行事ごととか催されるだろうし。 異国の祭も祝っちゃうし。大人しく見えて祭り好きな ) あ、そうそう。 ( 聞いたことのある言葉に、ソレソレ、と笑って頷く ) …ん。指痛めたりとかしません? ( 単に思いついたままぽんぽン言葉を出すばかりで、あんまり深く考えてないものだから。 こてン、首を傾げて )  うー…… ( あれェなんでわたししょうがないなぁとか宥められてンでしょっか。いやそもそも貴方がたった200エン気にするから。どうせどッかで気ィ使われて奢られてしまうンだろうし、今日くらいはわたしが出したっていいじゃない。 )   …、 ( なんだろう。両手に乗るくらいの大きさだけど、ちょっと重い箱。 じッとソレを見つめて、どきどきしながらリボンを摘んで―― しゅるり。 )  … わッ、 ( 開けた箱の中から出てきたのは、ウサギの。白磁にちょンと黒目のさした、 )  … えッと、 ( …ウサギの黒と、目が合う。 あぁ白いのは、一緒なのに。 ) … わたしですか、 これ。 ( フルートを吹く様、まじまじと眺めながら。  はっきりした色の区別はできる らしい、貴方の視界では。白い色はわかっても、瞳の色まではわからなかったンだろうか。 ) ―― ぇへへ、ありがとうございます。大切に飾らせてもらいますね! ( そッとウサギを両手で胸に寄せ、嬉しそうに笑う。 けど、なぜだろう。嬉しいのに、胸につきンと陰がさす ) [Wed 26 Aug 2009 01:00:10]
リート >  …イエロティアの方って本当に一年を楽しんでますよね (夏にも秋にも冬にだって祭りがある。楽しそうで何よりだが) …ピチカートですかね? それならちょっと練習しないといけないですね (ハープは琴の代わりはでいるかもしれないけれど) …。 (にこ。ふふっ。妙な間がそこにはあった) はいはい、分かりました (ちっともその言葉を信じてなさそうな声で。仕方のない人だと苦笑浮かべつつ) (貴女の手が箱を受け取る気配がすれば、己は手を離そうか) いいえ、どういたしまして (己はぎゃくに置いてあった茶を探して、口をつけようとする) どうぞ。お気に召すかどうかは分かりませんけど (その場で開けてください。貴女の喜ぶ声が聞きたいんです。――お気に召さなかったらごめんなさいだが) (開ければ中に陶器で出来たウサギの人形。青いチョッキを着て、フルートを吹いている。己は貴女がアルビノイアであることを知らないまま、黒目のウサギのソレを買った)  [Wed 26 Aug 2009 00:44:49]
キヨ > ン、秋祭りとかもどっかの神社であるかもしれないですしねー。 ( 今回に間に合わなくても来年とか、まぁ気長に。今回みたいな大々的なお祭ではなくても。 ) でもハープでも… なンでしたっけ、あの指で弾くやつ。ああいう演奏なら意外と合うかもしれませんよー? ( わたしは、フルートはともかく他楽器はよくわからないので首を傾げつつそんな。琴みたいなンをイメージして )  …。 ( へら。 にこっ。 笑ってごまか せ! )   べ、べつに機嫌損ねてるわけじゃないですよ! ( むぐー。 口をへの字にしたまンま、 こう、せめてもの抵抗のように貴方の頬をつつこうと手を伸ばし、 )  ン、 ( その手が、差し出された箱を思わず受け取った。 …。 ぱち、と瞬き )  …。 …ありがとー ござい、ます。 ( 石段の上にお茶を置き、両手で箱を持って。 何故か子どもじみて拙い、お礼のことば ) …。 …開けても? ( わたしのトコの文化なら後で開けるンですが。リートさんとこはその場で開けるンでしたっけ? ) [Wed 26 Aug 2009 00:26:41]
リート >  そうですか? それじゃ、楽しみにしてます (やっぱりこう、渋い色合いが多かったりするのだろうか。きっと男物も女物も着付けられるままに着てしまう事だろう。でも、貴女はそんなことをしないって信じていますから) そうですね、お祭りに来て気分を害されては困りますし (己もそうだが、周りもだ) じゃあ出任せ? (にこっ) (おや、今の音は…踏み潰されたような音は彼女の声だろうか) 意地悪を言ってるつもりはないんですけど。……、…、… (声の感じから、彼女が拗ねているというのをひしひしと感じる。歌い手は暫く黙っていたが終に折れた) …分かりましたよ、お茶は頂きますから。機嫌を直してください。 (後コレ、と、鞄の中で形を確かめてから差し出すのはちゃんと包装された箱だ)  [Wed 26 Aug 2009 00:16:47]
キヨ > わたしはむしろ似合うとおもいますけどもー。 ういうい、まぁうちにあるもンしか貸せませんけど。 ( 柄とか色とか選択の幅が狭そうだけどまぁ男物なら女物に比べて元々そう数や種類もないでしょっし。 むしろわたしの私物の浴衣やら甚兵衛着せたりとか… たぶんしない。おそらく、しない。 )  まぁ、不協和音になると頭痛くなりますしねッ。 ( 視覚以外の感覚に頼る貴方なら尚更でしょーか。 ) いや、嘘じゃないですよ。 ぽろっと出たのがそれだっただけで。 ( まがお で、告げて、 )  …んぐ。 ( 踏み潰されたみたいな声をもらす。 ) …。 ( ちょっと む。 としてふいっと顔を前に向け )  …。 ( お土産は じゃぁいいです、 っていえるけど。お茶飲んでもらえないのは困る。 だって慣れない雰囲気で疲れてるだろうし、 )  …。 なんでそんないじわるいうんですか。 ( むー。半眼になッて視線を向ける。 石段にひざを立てて座っている、その膝に軽く顔を埋めて。ぷー。 ) [Wed 26 Aug 2009 00:07:36]
リート >  ホワイティアが着ても、変じゃないですか? そうですか…では良いと言って下さったらその時はお願いします。柄とか違いとか良く分からないもので… (兄君のものを貸していただけるのか、それとも父君のものか。十中八九お任せになるのではなかろうか。ううん) 演奏するときはそう心がけてます。たまには聞く側も悪くないですよ。色々と勉強になりますから (もってきてないのだ、残念) お土産です (こっくり頷いた) ……もうちょっとマシな嘘をつきましょうよ (10エンって。10エンって。ため息が出た) お金を受け取っていただいたら飲みますし、お土産も差し上げますよー (どうします? ってにこにこ(にやにや?)笑ってみせた)  [Tue 25 Aug 2009 23:59:11]
キヨ > おッ、じゃぁ機会があれば是非にッ。 あはは、一着だけじゃないからだいじょーぶですよ。父者のの方がいいですかー? ( とか、気軽に。 ) そうですかー? 櫓から離れたとことかならいーンじゃぁ。ライブとかもやってるみたいですしねー。 ( うや、持ってきてないのか。残念、持ってきてたらお祭の雰囲気に流されて一緒にやりますかーとか言ったかもしれなかったけど。 ) お土産? ( ぱち、と瞬く。 旅に行ってたンは知ってましたが、まさかもらえるとは思ってなかったのででで。 ) え。 …10エン? ( にへらー。 ) まぁまぁ飲みねィ。 ( 酒をすすめるかのように。 )  ソレよりもお土産が みたーい なー? ( うふ ふー? ) [Tue 25 Aug 2009 23:37:56]
リート >  浴衣ですか。一度くらいは着てみたいですね、前から興味はあったんですけど…。…お兄さんのですか? 一寸悪い気が… (ヴェイトスに着てから浴衣とか着物を見る機会は多々あったけれど、見る機会は見る機会のままだった) ええ、盆踊りにハープの音ってなんだか妙でしょう? うーん、最近は余り。やっぱり祭りが主役ですから (余り目立たぬ所で演奏する事はあっても、祭りの雰囲気を壊さない程度だ。そして今日はハープを持ってきてはいない) すみません。 いいえ、ちゃんとお支払いします。 あはは、違いますよ。お土産です (冗句には軽く笑って。ベンチか石階段か一先ずそこに腰を下ろせば杖を立て掛けて、一旦茶も置いた。鞄の中から取り出すのはまず財布) おいくらでした? (財布の中の硬貨を、指の腹で擦りつつ)  [Tue 25 Aug 2009 23:29:13]
キヨ > そうですかー? うーん、うちに寄ってくだされば浴衣くらい着付けてあげたンですけど。ホラ兄者のとか、きっとちょうどいいくらいじゃないですか? ( 浴衣は有る程度フリーサイズなのが便利。 ) どーいたしまして。 ってか、リートさんは今回参加しなかったンですねー。 残念。そのへんで普通に演奏はしてるンですか? ( 演奏しますー? とかお茶受け取って飲みつつ、 ) ン? あぁ、ハイ。 ( 手を握りなおして、 ) こッちですよーぅ。 代金は結構ですが。 渡したい物ってなんでしょう。三行半? ( いや結婚とか以前に恋人ですらねーですが。だからこその冗句。 ともあれベンチか、そのへんの石階段あたりにでも手を引いて ) [Tue 25 Aug 2009 23:13:44]
リート >  (以前は定期的にイベントに参加していたから祭りで此処がどれほど混むかはいくらかは予想がつく。今回はイエロティアのお祭りということで見送ったが。だって音色とか明らかに浮いてしまうし。歌い手は常と余り変わらぬ格好だ。異国の装いは少し興味はあるけれど。歌い手が見れないのが本当に残念なくらいかわいいと誰かが言ってた。とまれ) あ、いえ。僕はいいです。…踊りは下手ですし (故郷の踊りならともかく、異国の踊りはかなり自信がない。少し困ったように、照れたように笑み返しながら。一応お土産を持ってきたのだけれど。今まで渡すタイミングがなかったからまだ肩から提げた鞄の中だ) ありがとうございます (渡されたソレを受け取り、歌い手は見えぬくせに、また目を閉じたままきょろきょろと周囲を見回す) どこか座れるところはあります? お茶の代金と…あとキヨさんに渡したいものがあるんですけど  [Tue 25 Aug 2009 23:02:25]
キヨ > ( 確かに晴れてたらもッと賑わってたンでしょうねー。 どっちにしても杖とかあぶなッかしいので今日はわたしが杖の代わりになりませう。 浴衣は前にマリアさんとお会いした時とおんなじもの。たった今ちょっぱやで誰かが細工したらしいので柄の適当感は目をつぶって欲しいってゆってた。浅緑の地に花が散った浴衣らしい。団扇は背中のほう、帯に挟んでいますとも ) 良かったですねー。後でリートさんも盆踊りします? ( へらり、笑いかけつつ。声に混じるのは悪戯な色。 旅から帰った貴方から連絡を貰って、ちょうどお祭やってるから一緒にどうですかってなったンだけども。わたしなりにはしゃいでいますよ、一応。いつもどおりとかいうなー ) ン、りょうかーい ( お店のおにーさんにお茶をオーダーしてお金払いつつ。 まず一つを貴方に ) [Tue 25 Aug 2009 22:47:23]
リート > (何時もより人の気配が少ないのは歌い手には少し助かっている。誰かとぶつからないか普段は結構気を使うものだ。常に己の目の代わりとして使っている杖は今は左手に収まっている。今は彼女が杖代わりになってくれているから。少女の足音は常とは違う下駄の音。浴衣を着ているのだろうが、残念ながら歌い手にはどの様な柄かはわからなかった) ええ、そうですね。今日は祭りに行くのは無理かな、と思ってたんですけど (目は見えぬくせにきょろきょろと周囲を見回す。雰囲気の変化につられてだろうか。ともあれ不意に声をかけられて、音に顔を向けて) あぁ、じゃあお茶でも… (冷えた麦湯とか売ってるんだろうか)  [Tue 25 Aug 2009 22:27:04]
お知らせ > リートさんが来ました。 『 あ、はい… (手を引かれながら) 』 [Tue 25 Aug 2009 22:14:53]
キヨ > ( 未だ豪雨が上がって一時間程の、人のまばらな横丁で ) ( 濡れた石畳をかこン、と下駄で踏みしめ ) いやー、 雨が上がって良かったですね! ( お久しぶりの挨拶もそこそこに、ほんの十数分だけ盆踊りに混じってきていた。 今はその輪から離れ、貴方の手を引いて手近な出店の前 ) えぇッとー… あ、何飲みますー? ( 手首を軽く掴んだまま、振り返る ) [Tue 25 Aug 2009 22:12:15]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『 ほらッ、こっちですよー! ( 貴方の手をひいて、 ) 』 [Tue 25 Aug 2009 22:04:33]
お知らせ > 静馬 爛花@夏祭りさんが退室されました。 『( 下手に引っ込んで、精根尽き果てたようにダウンした。 )』 [Mon 24 Aug 2009 02:21:33]
静馬 爛花@夏祭り > ( とりあえず。 このまま突っ立ってもいられない。 すごすご引き下がろうとしたところで――― まばらな拍手。 前の漫才よりはいくらか大きい気がしないでもない拍手をもらう。 喉元過ぎれば、ということか、それともやはりただの芸でしかないと納得してもらえたか――― )   ―――〜ありがとーッ!   ( 詰まりそうになる声でようやくそれだけ言って、退場。 多少の動揺を残しながら、アナウンスがつつがなく進行し――― ) [Mon 24 Aug 2009 02:20:47]
静馬 爛花@夏祭り > ( ―――そこかしこで影が立ち上がり、それぞれ近くの観客へ向き直ったところで、唐突に、それらが霧散した。 )   ( 演奏を終えて… もしかして中断されたのかもしれないが、続けられそうにないありさまで、奏者は肩で息をしている。 )   ( 後に残るのは遠い祭囃子と、子供の泣き声。 俯いていた奏者は顔を上げ、しんと静まり返った会場を見渡す。 まばらな反応は、好意的なものではないような気がした。 ―――かなめがいないと、特に周りが見えなくなる。 締め方も、舞う姉がいれば、彼女を怪物の親玉なり正義の味方なりに仕立てられるが、今のは途中で力尽きたといった感じだ。 ) [Mon 24 Aug 2009 02:15:00]
静馬 爛花@夏祭り > ( 幻だから大丈夫、本物じゃないのよ。 泣く子をあやす声が聞こえるが、そう言う本人もどこか不安げなのは、確かに触れられないが気配もすれば音もある幻のリアルさと、その後ろで掻き鳴らされる、次第に不協和音になりつつある演奏のせいだろう。 もはや音楽とは呼べない代物だが、不思議とこの光景には合っている。 )   ( 一際大きく、悲鳴が上がった。 )   ( いつの間にかむくむく膨らみ 『立ち上がっていた』 影が子供をあやすお母さんを後ろから――― ) [Mon 24 Aug 2009 02:01:21]
静馬 爛花@夏祭り > ( 人体の関節を無視した形で、もみくちゃにされるように踊り狂う自身の影。 思わず自分の体を確認する観客達の傍らに、宙に浮いていた提灯がすぅっと降りてくる。 )   ( 長く長く伸びた影はもはや原型を留めない。 膨らみ細まり破裂して、再び現れる。 影と影がくっついて、渦を巻き、御伽噺に出て来る怪物のような姿をつくる。 )   ( 驚いた、気味悪いが、でも体はなんともないし、楽しめる。 観客がそんな余裕を取り戻したところで――― 傍らに降りて来ていた提灯が割れた。 横にぱっくりと二本の線が入り、巨大な一つ目と真っ赤な口が開く。 実体のないはずのそれらが 『ケケケケケケ』 と奇声を発し長い舌があかんべえ。 コミカルなデザインではあるが、口の中に並ぶ鋸のような歯が異様に鋭く、目玉のぎょろつき方が変に生生しいせいで、大人もひるませ幼い子供は泣き出した。 ) [Mon 24 Aug 2009 01:53:07]
静馬 爛花@夏祭り > ( 提灯だ。 そこら中に糸を張り巡らせ吊るしてある 『〜商店』 とかいう名前が入っているやつ。 その無記名のものが、ポツポツと宙に浮いている。 数が、増えていく。 )   ( うっすら浮かび上がり、次第にくっきりと。 風に吹かれてゆらゆら揺れる提灯はまるで本物のようで、けれど手をかざしても触れるものは何もない。 『すごいすごい』 とは言うものの、簡単な手品を見たようなものだ。 ここまでは。 物珍しげな空気の中で 『ひゃ、下』 驚いたような声が一つ。 )   ( 宙に気を取られる観客の足元で、彼らの影が、踊っていた。 ) [Mon 24 Aug 2009 01:42:57]
静馬 爛花@夏祭り > ( 決してとびきり上手いわけじゃない。 ただ、不思議と空間を震わせる響きを持った音色が、祭囃子のような旋律を奏でていく。 …次第にハイテンポに。 それでもメロディーラインは安定しているが、どこか人を不安にさせるような危うさがあった。 どこかに急激な変調がありそうで、けれどもそれがなかなか訪れないような。 )   ( それでも始めはただの演奏だった。 何だ、仕掛けが動かなかったのかと、観客が首を傾げる頃――― 『あれ?』 という声がぽつぽつと聞こえてくる。 )   ( 憑かれたように弓を躍らせる少女には、そんな反応が届いているのか。 ―――徐々にテンポを上げていく中、観客を取り巻く提灯の数が増えていた。 ) [Mon 24 Aug 2009 01:37:17]
静馬 爛花@夏祭り > トレジャーハンターやってます、らんかです! 〜はい、ホントはゲーノージンじゃありませーん! 術に楽器を使うので、出させてもらいましたっ! これから演奏始めると、皆さんの周りで色々おかしなことが起こります! でも全部そう見えてそう聞こえるだけの嘘っぱちですから、慌てないようにお願いします! あ、坊ちゃん嬢ちゃんおじいちゃんおばあちゃん、心臓の弱い方も要注意! 目を瞑ってればすぐに終わりますので――― それでは! がんばって聞いてくださいっ! ( 色々突っ込みどころ満載な挨拶に、さざなみのような苦笑。 芸人じゃないのかよ、とか。 がんばるのはそっちだろ、とか。 ちょっとした野次に笑い返して、トンと楽器の尻に据え付けた片手棍で舞台を叩き、弦に弓を当てた。 ) [Mon 24 Aug 2009 01:27:46]
静馬 爛花 > ( なぜか息苦しくなるのは何だろう。 大きな舞台という、中身のないただの施設に気圧されているのだとしたら、笑ってしまう。 度胸ならそれこそ、武術をやっているかなめよりもあるつもりなのに、その姉がいないとこんなものなのか。 吸いきれない息を大きく吸って、長く深く吐き出した。 )   ( 前に出ていた前座の漫才が終わろうとしている。 まばらな笑い。 それだって義理を含むという感じの。 この程度なら、演奏だけで良いかもしれない。 消耗激しい魔術の方は、横丁でもあまりすることがないし、自前の技術だけで勝負するというのなら、元々は魔術なんてその片鱗さえ持ってはいなかった。 でも――― )   ( それでは一人でも出る意味が、なくなってしまう。 かなめとの都合も合わせずに滑り込みで申込んだのは何のためだったか。 つまらない意地だけど、自分には芸人としてどこまでできるのかという――― )   ( …まばらな拍手。 アナウンスに送られて下手へ退場する芸人を見送り、立ち上がった。 薄く化粧を乗せた、鏡の中の自分に微笑む。 いつも通りやればいい。 むしろ、おひねりなんてそれ以上に期待できないのだから、それこそ好きにやらせてもらおう。 『ランカさん!』 そう促すアナウンスの声も、年齢見てか微笑ましげだ。 )   よし、行こ。   ( そう声をかける相手はいないから、小さな声で呟いて歩き出す。 ちょっと頭の中が白いけど、緊張は遠退いた。 舞台を照らす照明のおかげで客席の方はほとんど見えないし、大丈夫。 いける。 )   ―――〜こんばんはーッ!   ( 挨拶大事。 立って演奏できるよう片手棍を据え付けた楽器振り上げて、舞台の下に広がる暗闇へ声を張り上げた。 魔術回路起動。 妙によく通る声が、空間にキンと響く。 ) [Mon 24 Aug 2009 01:16:17]
静馬 爛花 > ( 特設ステージの袖で出番を待つファンタジー和装の少女は、緊張しているのか、やや心細げに調律を済ませた楽器を撫でた。 )   ( 本業はトレジャーハンターだと自称しているこの芸人は、横丁に立つ大多数の中に埋没していて、特に知られているということはない。 マーガレットだとかシャリネとかマリアとか、最近ではキリコ? とにかくそういったゲーノージンとは別世界の住人で、参加受付のミーハー女にもがっかりされた。 それでも通ならば、本来は双子の姉妹で出し物をしているのだと知っているかもしれないが、今は一人。 申し込みも、とりあえずそのようになっている。 )   ( 芸能ギルドに所属しているわけでもない素人が、前座でもいわゆるビッグネームに関われるはずがなく、この後に予定されているメインのことも、その話を聞いてから慌てて調べた。 とにかく、注目度は低いコンサート。 屋台で買ったもの食べながら歩くのもなんだし、足を止めるついでにちょっと見て行く?とか、観客のノリもそんなものだ。 普段横丁に立つ時の方が見物人の反応はダイレクトなのだし、今更緊張することもない。 そのはずなのに――― ) [Mon 24 Aug 2009 00:57:31]
お知らせ > 静馬 爛花さんが来ました。 『( やっと晴れて、一日目。 )』 [Mon 24 Aug 2009 00:35:31]
お知らせ > キヨ@花火大会さんが帰りました。 『( まったり花火を堪能したら、盆踊りの方も行ってこよう。 )』 [Sat 22 Aug 2009 23:07:31]
キヨ@花火大会 > そンなにイヤか…! ( この子ッたら…! ) むぅッ。 ( 膨れっつらで手を離す。 いいですよわたし一人で花火堪能しますから…! )( わしわし、ちょっと乱暴に頭をなでくりつつ立ち上がりましょうか ) 来週は海岸まで行きましょッかねー ( 次こそくまごろーに花火を拝ませてや る! ) ( あぁでも大人しくしててくれるかなぁ。 帯に挟んでた団扇を抜き取ってはたはた、扇ぎつつ ) [Sat 22 Aug 2009 23:06:12]
キヨ@花火大会 > ( 抱きしめるよう腕を回して持ち上げようとしたらば、 )    …んぶ。 ( ねこぱんちならぬ いぬぱんち をマトモに顔に食らった。 )   ……… 。  ( わんころがわたしの顔に手をあてたまンま、しばし時が流れる。 ) ッ、ちょ、 ( ひょいと顔を横向けて手から逃れて、 )   むぶッ、 ( またわんころの前足を顔に食らう。 まるで手招きしてるみたいな動作でこう、足は繰り出されているワケで、 いやそんなのを観察してる場合じゃなくッて ) [Sat 22 Aug 2009 22:51:49]
キヨ@花火大会 > ( ちなみに今日の浴衣は藍色です。 ) てゆっかくまごろーは見えるン? ( わたしの視界でも遠いしそのへんの屋根に遮られてたりするワケで。 目線の低いわんころなら、尚更見えないンじゃないかなァと、 ) ンー、 ( しゃがんで、頭を低くして。くまごろーとおんなじくらいの目の高さで見てみたらば、 ) あー… ( 端っこだけちょっと見える、くらい? ) 更にびみょー… ってわひゃ、 ( 顔が近くなったせいでしょう、ほっぺ舐められてそンな声。 こらーと言ってみても愛犬は尻尾を振るばかり。 あ、ちっと元気になったンかしら。 ) ッし、くまごろーにも花火を見せてあげよー。 ( うふふー。 )( にへにへ笑みを浮かべつつうちわを腰の方、帯に挟み込んで。 籠バックを腕に通し、わんころ抱き上げてやろーかと ) [Sat 22 Aug 2009 22:39:35]
キヨ@花火大会 > ( 海岸やFSでなくとも居住区など「(景観の差はあれど)見えそうかな?」と言う場所であればどこでも構いません ってどっかのエライひとがゆってたらすぃとのことなので横丁ですともよ。 閑話休題。 )   ( 大急ぎで補修されたらしい櫓の上ではドンドンと、太鼓の音が心地よく響いている。 )  ッていうか腹にくるー。 ( オトが。 足元では愛犬が鳴いている。花火やお囃子の音に驚いてるンだろか。 しぃー。と、指を立てて静かにと注意すれば くぅん、と尻尾を丸めてお座りした。 あ、なんかすごい情けないカオ。 笑って指先でわんころの眉間を軽く小突く。 ) おうちで待ってた方が良かったンじゃないかいー? ( お出かけしようとしたらつれてけとばかり吠えてごろごろしていたもンだから。散歩ついでに連れてきたけども )  [Sat 22 Aug 2009 22:24:17]
キヨ@花火大会 > かー ぎやーァ ( とか言ってみてもホントに玉屋さんと鍵屋さんが打ち上げしてンのかどうかはわかりませんけれどももも。 むしろ さおだけーとか続けたくなるこのキモチはなんだろうか。さておけー ) うーン、 やッぱこのアタリからだとちっとばか遠いなー… ( はたはた、うちわで扇ぎつつ。 目の高さに手を翳して空をみやる。 少し曇ってきたような気がするのは気のせいだと思いたい。打ち上げた時の煙が空にわだかまってンだろか。 ) [Sat 22 Aug 2009 22:13:25]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『 たァまやー 』 [Sat 22 Aug 2009 22:07:30]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『本当のお兄ちゃンに早く逢いたいな…。 ( 空見上げて、呟いた。 )』 [Fri 21 Aug 2009 22:11:47]
メアリアン > ( 何人かのお友達ッぽい人と居た。…お兄ちゃンに似てる人。 ) ( 店員がケーキを持ッて来れば、ぺこンと小さく頭を下げて。一口。 ) ――…… ( 視線は彼の方に向いてしまう。大きな声で話しているから会話も聞こえる。 「あの女が――」「――今度は、」「暗黒街とか…―」「――大学で…」 途切れ途切れの会話。如何やら誰かを騙す作戦の様。 ) …… 似てる 。 ( 容姿も、中身も。お友達と遊ぶ兄も彼等と同じ様な話しをしていた から。 ) ―― ご馳走様でした。 ( あッという間に平らげれば、店員にお金を渡して、扉の先へ。 ) ( 店内の音が、全て聞こえなくなッた。 ) [Fri 21 Aug 2009 22:10:54]
メアリアン > ――― …お兄ちゃン… 。 ( 逢えるまで最低でも後4日。 ) ( 逢えたら笑ッてくれるのかな。何時も思い出すのは酷い酷い罵倒の言葉 ばかり。其れを拭えるくらい 優しく笑ッてくれるのかな。 ) ―――… お兄ちゃン…。 ( お兄ちゃンを考えている時はどンな言葉だッて聞こえない。素直に頑張ろう、ッて気持ちになれる。 ) …――ケーキ食べたら 帰ろうかな。 ( 食べ終わッたパスタの器片付けに来た店員さンにオーダーして。ぼンやりと扉を見遣ッた。 )  ( ――からン、 )  ( 開く音。こンな時でもお客さンッてやッぱり来るンだあ、なンて見ていたら。 ) ……―― ッ あ、… ( ちッちゃく声上げた。 ) ( 蜂蜜色の髪に、碧色の瞳。背が高くて色が白くて、… ――お兄ちゃンに 似てる男の人。 ) [Fri 21 Aug 2009 22:04:56]
メアリアン > ( ふう、と小さく息吐けば再び顔を上げ、鞄の中の黒い本を取り出す。前回雨の中置きッぱなしにした所為ですッかり汚れた其れは、中身も一部読めなくなッてしまッて。 ) ……―― 肝心な所が… ( 悪魔召喚方法の頁が丁度、読めない。 ) ……―― ( 店内に居る恋人同士の会話が聞こえる。言葉にするのも嫌な位、有触れた愛の言葉。馬鹿みたいだ。 ) … 死ンじゃえばいいのに…。 ( ぽつン、と呟く。――通り魔か、若しくは此の豪雨の所為で死ねば良いのに。絶望を味わッて 消えればいいのに。 ) ―――… ッ ( 考えを消す様に、一度首を横に振る。 …考えると殺したくなる。此処は駄目だ。騒ぎになるもの。 ) [Fri 21 Aug 2009 21:52:10]
メアリアン > ( 情報収集は進まないし、本人に逢えても失敗するし、此の天気じゃァ復讐だッて出来ないし。家でぼうッとしているのが嫌で、傘片手にぶらぶら歩きまわるけれど。 )  ( ――結局何もしていない事に変りは無い。 )  ( 雨の日こそ人が少ないから排除を重点的に遣るべきなのか。けれど反撃されたら視界も悪いし少し怖い。 …頭ン中はごちゃごちゃ。う―ッて小さく唸りながらテーブルに突ッ伏した。 )  ( 魔術の勉強とか?でも、家で出来る事じゃァ無いし。 何かを遣りたくて、けど何も思い浮かばなくて。苛々する。――同じ店内に座る幸せそうな恋人とか、見るだけで苦しくて悔しい。 ) [Fri 21 Aug 2009 21:42:36]
メアリアン > ( 芸能横丁の一角に在る喫茶店。一番後ろの隅ッこの席に座り、ぼンやりと窓から風景を眺める娘が一人。 ) ―――流石に、このお天気じゃァお祭りどころじゃないわね…。 ( 溜息交じりに呟きながら、紅茶を啜る。「BON-Dance」ッてやつ見てみたかッたのに、なンて。喫茶店も人が疎ら。こンな日に外に出る人は少ないンだろう。 ) ………―― 帰りたくない な ぁ 。 ( 雨の中外を出歩くのも嫌だけれど、最近はあまり家にも帰りたくない。はあ、と大きな溜息吐いて。食べ掛けのパスタを口に運ぶ。 ) [Fri 21 Aug 2009 21:34:29]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 [Fri 21 Aug 2009 21:29:42]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『それから部下の服が乾くまで二つの言葉で騙りと相談を続けるだろうか?』 [Thu 20 Aug 2009 23:17:11]
デュラハン > (マフィアではない一介の奇術師にはスパゲッティを注文する程の気概は無いのですよとかいうのは誰かの呟き。)(咄嗟に付いた嘘であったが自身の様な職業の者と付き合いの多い店主はソレを信用してくれたらしく、すぐに湯気の立ったコップとタオルを持ってきてくれて。)ありがとうございます、御代の方はいくらに・・・(店主の手早い応対に感謝の言葉を告げ代金を払おうとすれば店主に制されて。それから店主はデュラハンのイベントショーの報酬から代金は差っ引いておくよなんて笑いながら口にし、部下が脱いだ濡れた服を手に店の奥に引っ込んで行き)大丈夫ですか?「そうですか。まぁ、潜入において重要なのは貴方の知識や見聞を深めることですからね。」(その姿を見送れば、同時にくしゃみをした部下を気遣う言葉と経過報告への言葉を口にするだろう。)(そして続けられた部下からの次の行動を伺う言葉を聞けば)「そうですね・・・貴方が現状で得れるものが多くあると思うなら続けた方が良いとは思いますが、あまり無いと思うならば原状を維持しつつ次のターゲットを探すのも手かもしれませんね。」(どこか曖昧な気配を含む言葉を返すだろう。実際の所今回の潜入行動に対しての大まかな判断は部下に任せてある以上、自身は活動に大きく関わる様な指示を出す気はなく。またそういった状況を判断する力を養う為の潜入でもあるのだから自身が具体的な指示を出すのはあまり良くないとも思えて。) [Thu 20 Aug 2009 23:15:21]
お知らせ > チョコさんが帰りました。 [Thu 20 Aug 2009 22:52:17]
チョコ > ( 『 きィ ―― 』 扉を開く微かな音は、雨粒の叩くそれに掻き消えてしまう… か。扉を開け、店内に居たであろう方に貴方の伝えた御言葉―― 『この子にスパでティを食べさせてやりたいのですが、構いませんか?』でなかった事に、少年は何処かホッとしていたとかいないとか…。… さておき、自身を連れて入店した『理由』を伝えて下さっている貴方を少年は見遣っており… やがて。椅子に促されるまま、腰掛け。 ) ……  ありがとうございます。 でも、 ぼく…… お洋服。お借りするワケには ―― ッ  くしゅ っ  ( 躊躇っているうち、小さなクシャミが零れてしまい。しゅん、と俯いた少年は貴方に勧められるまま、濡れた服を脱ぎ貴方が示して下さった外套を纏うことでしょう。 そして―― )  『 ご期待に沿える様な報告をご用意出来ず、申し訳在りません。 …今現在。これ、と云った変化の兆しは見受けられませんでした。 』  ( 貴方の部下として。応えるその声は、ご期待に添えなかった事に対して、気落ちした様な 声音。次いで、「こう云った現状を続ける事と、新たなターゲットを見つける事 …どちらの選択が貴方にとって有益となるでしょうか?」 と、新たな選択肢を天邪鬼なりに模索していたようで。 ヒトデナシの言で以って、貴方に、お伺いすることでしょう。 ) [Thu 20 Aug 2009 22:50:00]
デュラハン > (ライカニアの少年を騙る部下からの表向きの言葉に軽く首を傾げて見せれば)えぇ、お客さんの名前は全員ではありませんが覚えていますから。(奇術師とその客らしく振舞い返すだろう。)(自身の手を握る貴方の濡れた手により付けている手袋が僅かに湿る感触を覚えるも気にすることは無く。貴方の手を取ればすぐ後ろにあった店の戸を開け)すいません、この子に暖かい飲み物と体を拭くタオルを貸して頂けますかね?(その場で店の中にいる者にそう大きな声で伝える。つい数分前に仕事の打ち合わせを終えて出て行った筈の者が濡れ鼠のライカニアの子供を引き連れて戻ってきた事に店の人間から少しばかり不思議な目で見られたが、傍らの少年が知り合いの同業者の子供で風邪をひかないように雨宿りをさせたいのだと伝えれば店の主はソレを承諾する言葉とともに奥に引っ込んで行って。)それじゃ其処に掛けて。(雨が降っているからなのか定休日だからなのかは分からないが他の客の姿の無い店内の中、手近にあった椅子に腰掛けるように指示し)とりあえず風邪をひいてはいけませんし、とりあえずその服を脱いでコレを着ていてください。「それとアレから何か報告するような事はありましたかね?」(濡れた服を脱ぎ自身の外套を纏う様に促しつつ、同時に貴方の上司として活動の成果を尋ねるだろう。) [Thu 20 Aug 2009 22:17:39]
チョコ > ( ―― 此方に向けられた貴方の視界。そこに映ることでしょう、犬耳少年。『現時点』での自身の名を呼ばれると、茶色の犬耳が ぴくくッ と小さく揺れて。 )   ……はい。 覚えてて、 下さったンです ね。 嬉しい、です !  ( 連動するかの様に、尾の振り具合が幾分激しくなりました。 )  『 ありがとうございます。 』  ( 返される貴方の御言葉、ほッとしたように。口元を僅かに綻ばせて、 )  雨宿り。 ……した方が良かった、みたいです。 もう、 遅い気が……します、 けど… ( 随分と濡れた事を指摘され、自身の身体を見遣れば正に濡れネズミ。 思わず、しゅん、と耳と尾が萎れ掛けたところ… 差し出された貴方の御手。気付いた途端、少年の顔は嬉しさに彩られ。そゥ…と、貴方の御手に触れることでしょう。 ) [Thu 20 Aug 2009 21:58:51]
デュラハン > (普段であれば雨の降っている芸能横丁に来る事は滅多にないこの男。ただ、今日はそれなりに付き合いのある同業者から手伝いを頼まれたショーイベントの打ち合わせがあった為、天気的にもあまり乗り気ではなかったのだがこの場所に来る事になって。無論、手伝いを拒否することも無理ではないのだが、人の存在を騙る上で横のつながりを無碍にする事はあまり得策ではなく。まぁ、これくらいである程度の信用が得れるならばこの悪魔にとっては安い労力だろう。)(それから暫く空を見上げていたが降り続ける雨が止む気配は無く。此処に来た時と同じように雨に打たれて帰るべきかと考えていた矢先)はい?(雨音に混じり聞こえ始めた異音、そしてソレに続けて聞こえたピエロと言う言葉に視線を其方に向ければ)おや、君は確かチョコ君だったかな?(誰に聞かれていると言うことは無いのだが、表向きの今の貴方の名前を口にした後)「必要であれば多少の遅れくらいは構いませんよ黒紫。」(続けて貴方の本当の名前と貴方の謝罪を不要な物であると伝えよう。)(それから貴方の姿をじっと見れば)ずいぶんと濡れているね?風邪をひくと行けないからこのお店で少し雨宿りしていかないかい?(そう言って握手をするように手を差し出そうか?) [Thu 20 Aug 2009 21:42:22]
チョコ >  ぁ、  何か。 じッとり、してきた。  ( ぷるぷるッ、と。しきりに頭を振り水滴を弾いている少年でしたが、雨粒の速度と量の方が優に勝っている模様。淡い茶の髪と、そこから覗く犬耳も洩れる事無く… 雨粒を被弾しており。 ) 雨宿り …… した方が良い。よね ?  ( そう云う事はもっと早くに思いつきましょう。… てくてく。 濡れネズミ少年はそのまま足を進め行き… )  ――…  ぁ  ( 進行方向。その先に有るのは小さなバー。けれど少年の注意が向いたのはバーそのものではなく、 )  ピエロ、さん … !  ( 『貴方』のお姿見つけた少年は嬉しそうに、駆け寄ろうと… そして貴方のお傍まで近づけたならば。 )  お久しぶり、です。 ピエロさん …!  ( ぱたぱた。尾を振りながら、 )  『 あれから間が空いてしまい、申し訳在りません。黒紫です。 』  ( 貴方にのみ、届くことでしょう ――ヒトデナシの言で以って。自身の素性を明かします。 ) [Thu 20 Aug 2009 21:31:05]
デュラハン > (空を覆う雲から落ちて来る大量の雨粒のせいで普段よりも人通りの少なく見える芸能横丁。その場所に普段であれば些か不似合いにも思えるよれた灰色の外套を纏う人影があって。)終わる頃には止むかと思っていましたが中々に止みませんね?(外套の端から出した手にステッキを持つその人影は空を仰ぎながらそんな言葉を口にすれば小さくため息を吐く。)(人影のいる場所は濡れ鼠になっている少年から見れば丁度進行方向にある小さなバーの前。貴方が何事も無く歩を進めたのならばその存在にすぐ気づけるだろう。) [Thu 20 Aug 2009 21:19:01]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『空を仰ぐ灰色』 [Thu 20 Aug 2009 21:08:03]
チョコ > ( ―― バシャバシャ と。 叩きつけるような雨のなか、ひとりの少年が人通り疎らな横丁を歩いていた。 )  雨 ――… 濡れちゃった。 お兄さんとこ、帰るまでには 渇く かな …。 ( 渇きません、寧ろ傘もさしていない時点で濡れる一方。現在進行形です。 )( そんな少年は濡れネズミ状態なまま。あちらをキョロキョロ、こちらをキョロキョロ。雨のなか、探しものでもしているかの様な。そんな素振りを先ほどからしております。 ) [Thu 20 Aug 2009 21:05:56]
お知らせ > チョコさんが来ました。 [Thu 20 Aug 2009 21:00:58]
お知らせ > 雷鳥さんが帰りました。 『――――――神だ。』 [Wed 19 Aug 2009 01:54:40]
雷鳥 > (――多くの人間にとって、それは単なる雷鳴であり、稲妻しかあるまい。 或いはこの時代に、私の本来の言葉を聞き取れる者がいたならば、その意味が伝わったかもしれないけれど。 しかし、聞こえなくとも意味はある。 これは神鳴だ。 悪しきモノを退ける事のできる、今の私にできる、精一杯の感謝。 今となってはどれほどの効果があるかもわからないが、大事なのは何よりも想いである。 私は人間に感謝している。 その証明の為の、一声なのだから)(そして私は大きく翼を広げ、ゆっくりとヴェイトスの空へと飛び上がった。 私は雷鳥。雷を呼ぶ鳥。或いはワキンヤンとも呼ばれる存在。つまりは――) [Wed 19 Aug 2009 01:54:28]
雷鳥 > 我らが祖なるマニトゥよ(Oyutin Amuran Osaga Reraw) 真理の道へと導きたまえ(Eamati Kibitimo Tehitimo Nirnis) 摂理の道へと導きたまえ(Eama Tikibi Timotehi Timo Nirutes) 我がスピリットを清く保ちたまえ(Eama Titomatu Koyikowo Tiripu Sagaw) 子たる我らを教え導きたまえ(Eamati Kibitim Eisoowa Rerawu Ratok) 地の全てに平安を与えたまえ(Eama Teatao Wnaiehi Netebu Sonit) 太陽の恵みに感謝致します(Usamisa Tiaysna Kini Mugemo Nuoyiat) 今年も動物たちには豊かなる草を(Owasukura Nakatuya Hinitatu Tubuodomi Sotok) 人の子には豊かなる実りを齎したまえ(Eamati Saratomowi Ronimura Nakatuya Hinoko Notih) [Wed 19 Aug 2009 01:41:38]
雷鳥 > (――さて、私も一つばかり仕事をしておこうか。この土地に古くからいる者として――別にそんな偉そうに振舞うつもりは毛頭無いけれど――祭りを行ってくれたのなら、応えるのが当然だろう。 もはや忘れ去られて久しいこの身ではあるけれど、まだ幾許かの力は残っている。 簡素ながら、この土地に暮らす全ての人々への感謝を込めて――嘴を大きく開いた) [Wed 19 Aug 2009 01:40:01]
雷鳥 > (祭祀という事を抜きにしても、こうして人々が喜び、楽しむ姿を見るのは、私としても嬉しいものだ。 私は、近頃に街で起こっている騒ぎの事を知っている。――人が人を殺す。たったそれだけの行動だが、日常的に起こるとなれば酷く陰惨なものだ。 そして、私はそれに関わる事ができない。 なぜならば、それは人が人の手で解決できる問題なのだから。 私の手は必要ないと、そう信じているのだから。 故に――)…………今日は、本当に良い日だ。(私は、そう想う。 皆が楽しそうに、幸福なのだ。やはり人というイキモノは素晴らしい。 我々のような存在には出来ない芸当だ。 ――喜びを分かち合うという、単純だが、とても難しい事を、彼らはいとも容易くやってのける) [Wed 19 Aug 2009 01:04:26]
雷鳥 > (いつの世であり、人間たちが様々に変化しようとも、変わらないものの一つ。 もちろん、本人たちがそれを意識しているかはわからないけれど、本質は等しく同じだ。 ――神々、精霊、あらゆる万物に宿りし者どもへの感謝。 私のような存在にとって、これほど心地良い時はない。 そして何故だか、不思議と懐かしい気持ちになる。 未だ、大地に線が引かれておらず、誰のものでも無かった時代を思い出す)―――ああ、そうか。(太鼓のリズム。 笛の音や踊りこそアマウラの民が神々への感謝を表す為に生み出したものなのだろうけれど、この太鼓を叩く音は、このヴェイトスの地に古くから住まう人々のそれと、同じなのだ。 ―――――そんな事を考えながら、私は芸能横丁の建物の屋根に止まり、道行く人々を見下ろしていた) [Wed 19 Aug 2009 00:55:25]
お知らせ > 雷鳥さんが来ました。 『――――祭りだ』 [Wed 19 Aug 2009 00:49:36]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『 あれ… ッ? ( この方向ってレェナさんちの? なンて首を傾げたりする ) 』 [Tue 18 Aug 2009 21:03:57]
キヨ > ――― 、 ( 呼ばれた名前に、 なンだかどきっとした。 )  はい、任せてください! ( くるッと傘を翻して。 お嬢さんの濡れないよう に。 )  ( 傍で風に揺れる柔らかな髪の動きに目を奪われたりしながら、 ) [Tue 18 Aug 2009 21:03:11]
お知らせ > マリアさんが帰りました。 [Tue 18 Aug 2009 21:00:37]
マリア >  ええ、ぜひ。 教えてください。 (盆踊り。) ――キヨさん、 (復唱して、微笑んだ。) どうもありがとう、じゃあ近くまでお願いしようかな。 (そしたら行き先は、レェナちゃんちの同じ方角。近所だから走って帰ってもいいのだけれど、もう少し、話をしていたいな、なんて。) (彼女の隣、傘に入ったのだった。) [Tue 18 Aug 2009 20:58:37]
キヨ > ( それでも可愛いとか思うあたり大分盲目かもしれないが、構わない! 控え目なお二人のラヴを草葉の陰からこそッと応援してます。 ) わぁッ、 じゃぁ晴れた日があったらぜひ! ( 盆踊りするマリアさん一目見ようと毎日横丁通いそうな自分がいる。 大歓迎とか言ったらたいへんなことになるぜ! 本気で恋人様の風魔法にやられるふらぐ。 )   あ、はい。また何か差し入れとか持って行きますッて、 お伝えください! ( にへっと笑って、 ) ン、 ( 言い淀む様にちょっときょとンとしてから、 ) あ。えっと、わたしは キヨ、 って言います。 ( 覚えてくださったら嬉しいと、ぇへら、照れまじりに笑みを浮かべ ) ぇへへ、どういたしまして。 また、踊り見にいかせてもらいます ねっ。 ( 今日は生憎の雨だから、残念だけども。 )  ―― あ、そうだ。 よかったら送って行きましょうかー? ( ひょぃ、と傘を軽く振って示し。 雨、いつ止むかわかりませんし。 前にレェナさんも雨の中送ってったことがあるような。 ) [Tue 18 Aug 2009 20:51:25]
マリア > (飛ばされたらヤバイかも! いえ、もうグーで行きます。ゴリッ みたいなヤバイ音も鳴らします。…、) このあいだ、遠くからだったけど、見かけました。 みんなでワイワイ楽しそうだったから、もう少し天気が回復したら行ってみようと思ってたんです。 (天気関係ないとか行ったくせに。) (こんな可愛いストーカーなら大歓迎だッ! ―― 幼馴染のファンに出会うのは初めてで、大ファンだなんて、なんだか暖かい気持ちになった。あ、コブシ。) ありがとう、 レェナちゃんにも伝えておきますね。 えっと、… (名前は?再び首を倒し、) ――― (大 好 き で す! なれない言葉に、踊り子も赤くなる。 そわそわ、落ち着かぬ様子で、) え、 ありがとう。 (そわそわ) 嬉しいです。 [Tue 18 Aug 2009 20:40:21]
キヨ > ( むしろ風で飛ばされるのかな! こらッ!とかって恋人様を殴るマリアさんとかなにそれいっそ萌える。微笑ましい。 )  ンっと、トキノミヤコとかアマウラ系独特の踊りで――、 あっちの櫓の方でやってるンですけど。 ( たぶん兄者ならもッと流暢な説明ができるンでしょうけど。 わたしじゃぁなんて説明したらいいかわからず、百聞は一見にしかずと櫓の方さししめし。 ) あはは、そうですね。あ、太鼓とかも叩きたいなぁ! ( ビール撒き散らすとかなにそれ楽しそう。誰か優勝でもしたみたいな。目に入ったらたいへんでしょうけど。 ) 簡単なモノですからマリアさんも今度、気が向けばぜひ。 ( とか。 とか。 首を傾げてえへへって。 照れ混じりに告げる ) へぇ、そうなんですか! ( わぁいあたっちゃった! でもけしてストーカーとかじゃないよ。ないよ。 ) 次の公演が楽しみだなぁッ…。  えぇッ、 レェナさんの大ファンなんです! ( 劇は全部みてます! と、こぉ、軽くコブシを握り締めつつ。 前にチラシ配布のお手伝いとかも、させてもらったことある。 同居人さんには色々お世話になっております、なンて? ) あッ、もちろんその、 マリアさんも! ( 緊張にぐッと手を握って、興奮に赤く染まった顔で意気込ンで、 ) だいすき ですッ… ! [Tue 18 Aug 2009 20:23:20]
マリア > (彼の場合力は3だから大丈…ゲフゲフ。そんなことがあろうなら、わたしが彼を殴りますが何か?) ボンオドリ? ああ、 (こないだ見かけたやつだ。) 思いっきり踊りまくったら、雨も関係ないですよ。 (汗とか、ノリでビールを撒き散らしたりとか…。?) (ぎこちなく紡がれる自分の自分は、なんだか違うものみたいに優しい響き。 続く彼女の言葉を聞いて、面白そうに、笑みを浮かべる。) よくご存知ですね、 (その通りだったのだ。) ――最近ずーっと基礎ばっかりやっててみんな退屈してるけど、順調に上達してますよ。 …、あ、レェナちゃんちの劇見たことは? (首傾げ。) [Tue 18 Aug 2009 20:09:12]
キヨ > ( なにその反応ッ。 ほれてまうやろおおおぉぉ…ッ! ) ( ひッくり返った高音さえ愛らしい。 恋人様に殴られる覚悟は始めから完了済み だ! かのドラゴンキラァに殴られるならいっそ本望である。 )  あ、 あ ぁ。 ええッ! ( 両手で傘を持ったまンま、そろそろと近づく。 右手には巾着を下げて、 ) 盆踊りやってるッてハナシを聞いたンで、もう、思いっきり踊りまくるつもりだった ンでー すー… がー  … ( へふ。 微苦笑してひょぃと上を見、雨空を示しましょうか。 夜になれば止むかと思ったけど、まだまだ降り続いたまンまだ ) あ、あの、 マリアさん は? ( ちょっと呼び方に迷ってから、ぎこちなく ) レェナさんとこの練習見た帰りとか、 ですか? ( 確か振り付け指導してるとか。 かくり、首傾げて窺うような ) [Tue 18 Aug 2009 19:52:56]
マリア > (そういってもらえると、日々の女の子努力も報われるのだ。 なんだか緊張気味の様子の彼女に、踊り子も驚いたように眼を開いた。) こ、 ( ぱちぱち。 ) こんばんはァ ッ。 (緊張は感染する。なんか、ちょっと語尾が跳ねた。) (落ち着け、落ち着け。踊り子は息を吸い込んで自分に言い聞かせつつ、屋根の下、同じく彼女のほうへ足をすすめ。) ――素敵な浴衣ですね。お祭りですか? (和装は彼女の白い肌が良く映える。) [Tue 18 Aug 2009 19:41:58]
キヨ > ( あ、 目があった。 )  …、 ( わたしを見返す不思議な色の瞳に、思わずちょっと赤くなッて、目をまンまるに見開く。 ) ( うわ、手足ほッそい。顔ちっちゃい。睫毛長い。 …レェナさんも可愛いけど、レェナさんとはまた違う雰囲気の美人さん だ。 耳に髪をかける仕草が、こう、ぐっとくる。 )  …、 あ、 ( ぱくぱく。 )( 出店の金魚みたいに赤くなッて口を動かして、 ) こッ… こんばん は! ( カタイ声で、ご挨拶。 ) …、 ( 許されるならこう、遠慮がちにちょこちょこ近づこうか。 浴衣は浅緑の地に花が散ったもので、薄墨色がちょっとしたアクセントになっている。 ) [Tue 18 Aug 2009 19:31:51]
マリア > (ひとまず大きな屋根の下に入れば足を止める。服についた雨粒はすぐに沁みてしまうけれど、それでも両手で軽くはたき落として、) ふう、 (横髪を耳に掛けた。 瞬間、視界の中に自分に向けられた視線に気付いて、浴衣の彼女と目が合うか。) …、 (お祭りに合わせて浴衣かな、なんて思い。笑みを作ってはっきりと瞬きと、踊り子はほんとうに小さく、頭を下げた。 挨拶をするように、または、自分の名前に答えるように。) [Tue 18 Aug 2009 19:22:15]
キヨ > ( 駆け出したその姿を、思わず目で追った。 ) ( 浴衣を着て、和傘を手に。 止まない雨にうんざりとして、傘をくるくる回しながらあてもなく通りをぶらぶらと歩いているところだったワケですけども。  思わず立ち止まって )   … 踊り子、 マリア? ( 目をまァるくして、ぱちン。瞬く。 )  ( えッ、ホンモノ? ) [Tue 18 Aug 2009 19:11:07]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『     あ。 』 [Tue 18 Aug 2009 19:05:21]
マリア > (そう決めたら、だらだらと食事をしていた手を早めた。たいした量ではないと思ったけれど、ゆっくりとチップスを食べていたら思ったよりお腹が膨れた。 店の入口のウェイトレスに、食事代をずいぶん居座ってしまったから、多めに手渡し、)  ありがとう、 (屋根のある場所まで、雨の中を小さく駆け出した。) [Tue 18 Aug 2009 19:04:28]
マリア > (そんなふうに遠い記憶を思い起こすなんて、きっと止まない雨のせいだと思う。 右手のフォークでレタスを突きながら、それでも雨の中忙しなく歩く人たちを眺めた。きっと夏祭り運営部のスタッフだと、書類なんかを持って歩く人を見ながら思った。) わたしも参加すればよかったな。 (気が付いたら受付が終了してショックを受けたのだ。 こんな天気が続いているせいで、何かないと外に出る気にもならないから。 ライブ会場はこの近所、もう少し賑やかなほうだったし、食べ終わったら見にいってみよう。) [Tue 18 Aug 2009 18:58:27]
マリア > (とは言っても、花火大会に行く、と具体的に予定を立てたわけでもなく。いつも忙しそうな幼馴染は、一緒に住んでいてもなかなかゆっくりと時間が取れない。) 手伝ってあげたいのは山々だけど、わたし台本とか書けないしな。 (演技をしたのだって小さい頃に学芸会でやったくらい。何の役だったか?魚B とか?) …、(こりゃだめだ。伏せた両目が情けなそうに笑む。)  あのときの劇、レェナちゃんは何役だったっけかな。 (思い出せないくらいだから、たぶん主役じゃなかったんだろう。そんな彼女も今では一劇団の団長だ。) [Tue 18 Aug 2009 18:45:57]
マリア >  よく降るなァ…、 (喫茶店の外席、テーブルに肘を着いて、通りをぼんやりと眺めながら、踊り子は軽い夕食にサラダとチップスをつまんでいるところだった。 テーブルのしたで退屈そうに組み替えられる足は、時々吹く風と共に入ってくる雨に濡れた。) せっかく今年はお祭りなのに、 …、週末の花火までには良くなると良いけど。 (チップスを指でつまんで口に入れ、) [Tue 18 Aug 2009 18:38:05]
お知らせ > マリアさんが来ました。 『(雨…、)』 [Tue 18 Aug 2009 18:32:10]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『( ソコで踊るお父様を発見しました。 )   …。 ( 微妙なキモチ。 )』 [Sun 16 Aug 2009 22:27:02]
イェルク > ―――  ( ヒトの波に流れ流され、いつのまにか櫓のトコまで来ちゃって、 ) [Sun 16 Aug 2009 22:26:48]
イェルク > こ、 こー えんー … っ  ( こうえん。 公園。 はぐれたらソコに集合しようねって、お父様言ってたけど、 )  どこー  っ、 ( ヒトが多すぎて、方向がわかんない。 方向感覚、麻痺してしまった感。 おンなじとこでぐるぐるぐるぐる、回ってそうな。 )  う、 ( こーえんみつけるのと、おとーさまみつけるのと。 どっちが早いだろ。 )( 泣きそうだ。 でも、堪えなきゃ。 ) [Sun 16 Aug 2009 22:23:31]
イェルク > ( でも、ヒトが多いから転ぶこともなくって、 )  ふ ぁ? ( 数歩たたらを踏む。 おでこが前のヒトの背中にぶつかって、 ごめんなさい、 って咄嗟に口にした。 恥ずかしい。 誤魔化すみたく周囲にきょろっと視線を向けようか。 前のヒトは良くあるコトだと熟知してるのか、あんまり気にしてないみたいだけど。 恥ずかしさにココから逃げてしまいたい。けど、逃げていく隙もない。 ううぅ。 )  [Sun 16 Aug 2009 22:07:10]
イェルク > ( 設置された櫓が、人波の上 目印みたいに、立っている。 ドンドン、響いてくるアレはなんだろう? 櫓の上に何かあるみたいだけど、そこまではよく見えない。 )  …、 ( お父様はおっとりに見えて アレで中々ユカイなことがお好きなヒトだから、 ) BON-Dance   とかー…… っ、 ( しに行ってる、 のかなーっ? ) ( そういえば 興味ありそうだった、し。 )  …。 ( でもなんだろう、すごい 違和感 が、 )  ―― あ、 ( なンて考えてる間に、私もまた波に流されてしまう。 ) …ひゃ っ、 ( ヒトの波に足がついていけないでいたら、後ろから来た誰かにぶつかってしまったみたい。 ごめんなさいって言う間もなく、 ) ( あ、転びそう。 ) [Sun 16 Aug 2009 21:56:29]
イェルク > … ( 動きにくいし、 転ぶンじゃないかって不安で、 )  お、 おとー さまー…… っ  ( どこ? )  …、 ( どこにいっちゃったんだろ、 ) … っ、 ( 人の波に飲み込まれたまンま、 )  …、 あ、 ( 見上げたおそらからは、 雨まで降ってきちゃったし ) ( 人がいっぱいで、どこに何があるのか見えない。 )   ぅ。 ( 口も眉も、へにょんと情けなくたれる ) [Sun 16 Aug 2009 21:40:27]
イェルク > ( 見知ってる筈の横丁が、まるで全然違うトコみたい だ。 )  … う、 ( 見慣れない服装に、 聞き慣れない音楽。 知らない言葉。 そンなものばかりが目についた。 ―― もうちょっと周りを良く見たら、見知ったモノも聞き知ったオトも認識できたんだろうけど、 )  …、 ( おろおろと見回す視界に映るのは、目立つものばかり。 ) ( 慣れない履物のせいで、足が痛い。 せっかくだから、って、お父様にユカタっていうのを着せさせられてるんだけど ) [Sun 16 Aug 2009 21:32:41]
お知らせ > イェルクさんが入室されました。 『( ここ、 ド コ? )』 [Sun 16 Aug 2009 21:22:50]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『――――〜〜〜ッッ!!? ( 激辛ハッカ味に、声にならない悲鳴を上げた。 )』 [Thu 13 Aug 2009 23:29:45]
メアリアン > ( すう、と息を吸ッて吐く。最近はお兄ちゃンを考えても不安になッたり苦しくなッたりしない。 もッと頑張ろうッて気持ちに、なる。良い傾向だ、と自分では思うけれど。 ) ――――… ( 顔をあげて、残ッていたケーキとサンドイッチを平らげれば、最後に紅茶を飲ンで。もう一度窓の外を見遣る。 雨は止む兆しを見せない。仕方無い、もう帰ろう。 鞄を肩に掛けて立ち上がる。 ) ――― ご馳走様でした。 ( 店員に声を掛け、金を払う。 店の外、真ッ赤な傘を広げて歩き出せば、 ふと昨日貰ッた飴に気付いて、 ) ――― あァ、忘れてたわ…。 ( ぱくン、と口の中に入れる。 ) [Thu 13 Aug 2009 23:26:17]
メアリアン > ( そう云えば、今日は何日だッたかしら。確か―― 13日。悪魔と約束した期日は1ヶ月後。 この怪我が治る頃には一度お兄ちゃンに逢えるンだ。 ) ―――― 逢いたい、逢いたい… お兄ちゃンお兄ちゃンお兄ちゃンお兄ちゃン……。 ( お兄ちゃンを解ッてあげられるのは私だけ。守れるのだッて私だけ。 戻ッてきたら、今度は逃がしたりなンか、絶対しない。 ――近くに居なければ聞こえない様な、其れ位小さな声で、呟く。 ) ――――頑張ッて   殺すわ。 ( 大好きなお兄ちゃンの為に。 …汚い女は殺して、其れでも足りなければ子供の殺して、其れでも駄目なら強くなッて男も殺そう。情報だッて もッと頑張ッて沢山得なくちゃ。 ) ( クスクス、クスクス。嗤う。 ) [Thu 13 Aug 2009 23:11:04]
メアリアン > ( 記した情報見遣り、再び溜息。報告する程多くも無い情報―― と云うか、 ) …如何やッて復讐、するのかしら。 ( あの悪魔の彼は。其れによッて必要だと思われる情報も変わッてくるンじゃ無いかしら、なンて。 こくン、と紅茶を一口啜れば、ノートは閉じる。 )  ( ――正体を暴いてしまえば簡単な様な気がする。鉄の仮面を付けて犯罪者を倒して回る、なンて 生身には自信が無いからじゃないか、とか。 ――ぐるぐる、ぐるぐる、回る思考。収集が付かなくて、其の場に突ッ伏した。 ) ―――…… ( 協力者、と云うのも中々集まるものでは無いし。 此のままだと、お兄ちゃンと一緒に暮らせる日が何時になるのか解らない。 ) [Thu 13 Aug 2009 22:58:58]
メアリアン > ―― なンだか、あの時が一番うまく進ンでた気がする わ。 ( 窓の外見遣りながら、ぽつンと呟いて。 ――視線を元に戻せば、ケーキを一口。うン、甘い。 重い物を持つと腕に痛みが走るから料理なンて出来無くて。結局外食、 しかも甘い物ばかり食べている。 ) ――― あ、そうだ。 ( 思い付いた様に、鞄の中からノートとペンを取り出して。昨日聞いた鉄仮面の情報を忘れない内に記す。 ) ……え―ッと、 … ( つらつらと覚えている情報を小さなノートへと。 ペンに力が入る度、腕に鈍痛が走り、若干顔顰めるけども。 )   …こンな感じ かしら。 ( 今迄聞いた情報は覚えて居る限り全て記している、メモ帳。 喫茶店の一番奥の席だからか、見られないと云う安心感も有り、大ッぴらに広げて。 ) [Thu 13 Aug 2009 22:47:22]
メアリアン > ( お気に入りの場所になりつつ有る、芸能横丁の一角に在る喫茶店。 テーブルにはケーキが数種類と、紅茶と、サンドイッチが並ンでいて。 ) ――― … 雨、ねぇ…。 ( 窓の外見遣りながら、小さく呟く。 さッきまで歌ッたり、踊ッたりしていた人達の姿は何時の間にか見えなくて。なンだか、閑散としてしまッた。 ) ……―― 雨、 ( そう云えば、此処で唯一殺害を起こした日も、雨だッたなァ、なンて 思い出す。思えばあれが原因で一般にも知られちゃッたのよね、眼球泥棒。 はあ、と一つ溜息を。 ) [Thu 13 Aug 2009 22:34:11]
お知らせ > メアリアンさんが来ました。 『( 或る一角の、喫茶店 )』 [Thu 13 Aug 2009 22:29:42]
お知らせ > マリーさんが帰りました。 『ありがとうございます。 売れた〜。挨拶だけ、丁寧に(マニュアル対応)』 [Sun 9 Aug 2009 23:53:47]
マリー > (キッツい視線が一瞬目に突きささる。そして一瞬で和らぐプレッシャー。お客さんの視線が届く前に、つんと澄ました顔になる。さすがプロ私じゃ真似できない) ごめんなさい、今のは冗談です……うう、というか、時期も時期で、もともと一点ものみたいなものですから、ほとんど同じ型ってもう在庫ほとんどないんですよね。あんまりヒール高いと、似合わなくなっちゃうし、これ、お勧めですけどねぇ、いいものだから二シーズン三シーズン余裕ですし。 [Sun 9 Aug 2009 23:46:53]
マリー > こう、一点だけ、こう冒険しちゃってる!!って感じでワクワクしません? (かーなり主観的な同意を求められお客さんは苦笑い。ちょっと押しが強いかなと自分でも少し気になったけどもういけるとこまで行くまでだ) お値段、お勉強……していいのかなぁ? (調子に乗っていってしまう前に何とか踏みとドまり、先輩店員の方を振り返って) [Sun 9 Aug 2009 23:29:26]
マリー > 幾何学模様にも見える繊細な織りこみの焦げ茶の牛皮。内張りも外張もとびっきりの牛側を使っているため、本当に足は痛くない。それはしばらくはこすれる部位が多いからしんどいかもしれないけど。とにかくこの人は足が指先まできれいだから、ほんとに会う。) ね、足袋穿いてないのが始めは気になるかもしれないけど、ほんときれいな指してるんだし、こっちの方がいいですよー。え?恥ずかしい? もーまたまたー。 (アマウラ人にしては長身の女性は頬を赤らめて口元を袖で隠して苦笑い) [Sun 9 Aug 2009 23:25:32]
マリー > どうです? 似合うでしょー?意外と。あんまり溶け込み過ぎてないところが、逆にポイント。牛皮で、布の緒と比べても全然こすれないし痛くない。ねー、どうですか?その深い藍色に会うと思うんですよ〜。 (なーんて、店先にいたアマウラの女性を呼び止め、サンダルを見せるのは露出度の高い店員) [Sun 9 Aug 2009 23:20:22]
お知らせ > マリーさんが入室されました。 『TOZZI芸能横丁店』 [Sun 9 Aug 2009 23:10:01]
お知らせ > ルビエさんが帰りました。 『(だけど恐怖は拭いきれなくて。その日の歌声は、少し震えた、)』 [Sun 9 Aug 2009 01:31:32]
ルビエ > (前奏曲が始まる。ゆるやかな竪琴と胡弓のスロー。奏でられる長調に合わせて涼しげに銀の鈴が鳴る。どこか懐かしく旧い民楽は、朱鷺の都の小さな村に伝えられた心優しいあやかしの豪族を讃える唄。豪族はよその国からいくさに敗れて、流浪のはてに東国の村に落ちつくのだけど、彼のおもざしはとてもみにくくて最初はどの家も門を閉ざしてしまう。だけどその優しく無欲な心根を知ッて、やがて彼は受け入れられる。豪族はお礼に村にはがねと金と真珠を与えて作り方を教えるのだ。村人たちが欲に眩ンで、宝を奪い取ッてみにくい彼を追い出してしまうまで、豪族はひとびとを信じていたのだと。)(おのれの容貌さえおそろしくなくば、ずッと仲良く暮らしていられたかも知れぬのに。そう涙を流した豪族の気持ちのなかの、どこに恨みや怒りがあッたろう。彼はただ悲しくて。良くしてくれたひとびとのたくさんの望みにこたえられなかったことが、ひたすら悔やまれて。感謝ばかりが伝えきれないままで。)(だからこそ、この唄がふさわしい。はてしない哀しみの残像から与えられためぐみへの感謝だけを抜き取ッて。この街の、このステージで、このうす曇りの夜のなか、唄を聞いてくださるかたがたへの感激を思えば何もむずかしいことはない。) ―――…Ah……、(胡弓の音階に重ねて小さく喉のチュゥニング。息をひゅぅと吸い込んで、) [Sun 9 Aug 2009 01:29:05]
ルビエ > (湿気た熱気と臭いも籠もる。饐えた空気。まばたきをした拍子に地面に落ちる黄色い膿。べチャリ、) ―――…ッ、(背けるように顔を捻れば、頭上に当たる床下の向こうからさわさわと大きくなる人の気配。動揺がそォッと沈下する。髪の中からこわばッた指を引き抜く。板一枚隔てて存在する生命力の匂いを嗅いで、仔鬼は少し安堵を取り戻す。)(いいえ。わたくしはなんて愚かなのだろう。むごい空想をひとりでえがいては怯えてばかり。ディルはいま、生きてここにいるのに。いま、こうして確かに輝いているのに。)(板間から降り注ぐあわいひかりはディルノルトの金髪に魔術灯が反射しているから。こンなにも美しい。途方もない恐怖を塗り替えられる。それはひとえに、ディルとディル達を讃えてくれるお客様がたのおかげに他ならない。不穏なうわさにおののき、怖ろしい思いをしていらッしゃるのは、この街に住まうかたがただッて同じはず。だけどこのように、不安なきもちのなかのささやかな娯楽としてディルの唄を聞いて下さる。ほんのわずかの安息を、わたくしどもの音楽に求めて下さる。なンて光栄なことだろう。ほら、もう。わたくしは充分なおちつきと幸福感に満たされる。この醜怪なすがたを晒せずとも、せめて感謝を唄で伝えなくては。) [Sun 9 Aug 2009 01:21:23]
ルビエ > (「殺す」)(身震いが止まらない。ひととはとても美しく賢いかたがたなのに、なぜこのような言葉を作り出してしまうのだろう。彼らの繊細な心にふさわしいのは、親愛や友情や育みの喜びであり、彼らのきらめく瞳が映すものは、ツバキの花びらや蒼い切り子の硝子細工や眩い春の日差しなどのやさしいものたちこそが、このうえなく似合うのに。)(なのに。――目玉を取り殺す、金属の面を被ッて殺す、刃物を操ッて裂き殺す、蜘蛛の怪人が襲い殺す、内臓を抉り殺す――、殺す、殺される、ころす なンて、ことば さえ、) ――…っ。あァっ…、(い や。気が、狂いそうになる。垢まみれの赤毛を爪で掻き毟る。裂けた唇から漏れる戦慄の声音。おぞましい単語が自分の内側に充満していく恐怖。わたくしはこのけがらわしい外見ばかりか、今にこころのなかまで真ッ黒なもので埋まッてしまう。)(この街はこンなにも華やかで麗しいのに。なぜ「死」や「血」や「殺す」などと言う、たくさんのものを脅かすような非現実な言葉と隣合わせでいなくてはならないのだろう。なぜ忌まわしい言葉を添えねばならない出来事が起こらなくてはいけないのか。) [Sun 9 Aug 2009 01:10:12]
ルビエ > (ディルと言う至宝を失ッたときの世界のことを考える。黄金色の天使のように輝く彼をなくしてしまッた瞬間のことに思いをはせる。彼が無残にあやめられて打ち捨てられてしまうことを思うだけで、怖くて怖くて堪らない。瞼をねばりと伏せる。涙ぐんで痩せた肩を抱き締める。) ……ッ、わ、わたくし。ハ……、(ギュゥと爪が肩に食い込む。わたくしはなンて不遜なことを考えるのだろう。明日がかなたへ消え、太陽のひかりがなくなッてしまうような計りしれない嘆きと、わたくしごときの哀しみを比べたりして。あァ。だけど、思うことそのものがどれほど不敬なことと分かッていても。たかが想像のなかで「もしも」などと考えてしまう残酷な出来事ひとつひとつのそれが、あまりにも怖ろしくて夜も眠れない。時間差で耳に入る忌まわしい事件の何もかもが頭のうちで明瞭な映像を結ンで、無力な仔鬼を怯えさせる。陶器人形のように美しいディルが壊されてしまう。あの女性も壊されてしまッた。どうして?どなたが? なぜ、このようなむごたらしい仕打ちを?)(考えたくない。このようなおぞましい話など耳にしたくない。このような身の毛もよだつ想像などしたくないのに――、) [Sun 9 Aug 2009 01:01:30]
ルビエ > (仔鬼はいつものようにステージの下でディルノルトの出番を待ちながら、大きすぎる深紅の瞳に涙を溜めて固く閉じ、両手で尖ッた耳を強く塞ぐ。光の届かない板張りの床の中はとてもとても暗くッて、ただでさえ小さな仔鬼の体躯は、仔鬼自身の萎縮によッてもッとちッぽけなかたちにしぼんでしまう。) あ…ぁぁ…、イや…ダ…、ソレは。イや……、やメテ……、(怯えが滲むメゾアルト。鼠色のローブも黒いウロコみたいな皮膚で覆われた手も指も、とめどなく震えて止まらない。痩せた膝を折りたたんで背中を丸めて必死に自分を守ッていても、怖ろしいイメージは想像力のむこうから勝手に顔を覗かせる。)(ここでも、おひとり亡くなられたのだと。ディルが、もしもディルまであやめられてしまッたらどうしよう。哀しみのあまり明日は来ないのではないか。打ちひしがれるあまり太陽は昇らなくなッてしまうのではないか。星と月はきらめきを失い、空は地上へ落ちて来てしまうだろう。喪失感は止まるまい。) [Sun 9 Aug 2009 00:53:37]
お知らせ > ルビエさんが入室されました。 『(わたくしは、たまらなく怖ろしい――、)』 [Sun 9 Aug 2009 00:42:33]
お知らせ > メアリアンさんが退室されました。 『( 他人とは違う事。ッてどンなだろう?――会話の向こうで、そンな思考。 )』 [Fri 7 Aug 2009 02:24:32]
お知らせ > ロッティさんが帰りました。 『(調子よく喋り、良い店を紹介し 特技/話術 趣味/買い物 が発揮される一日だった)』 [Fri 7 Aug 2009 02:22:54]
メアリアン > ―― 優しいのね、 ( あァ云う場所、何となく其れには納得した。普通に居住区で、そう云う訳有の子がいたとしても世話を焼く人間なンて殆ど居ないだろうし。 )   …。 ( 暗黒街の怖さは忘れそうになるけれど。そう云えば一度浮浪者の様な男に襲われそうになッた な。なンて。 時間ッて怖い。恐怖も忘れてしまうもの。 ) ―― アイゼンリッターの情報を集めるには、どうしても暗黒街とかスラムに行かなきゃいけなくて、… ( 治安が悪い場所に来る正義の味方だから、当然と云えば当然かもしれないけど、 なンて苦笑浮かべ。 ) ―――でも、… ( 本当にお礼を良いのかしら? ――大人ッてそういうもの? …少し考えるけれど、疑うのは、いけない事だし。 ) ―― ありがとう。 … ――あッ、そう、ね。 ( 随分長居してしまッた。 ――鞄を持ッて立ちあがり。 ) ほんとう?――私お店とか知らないから嬉しいわッ。  [Fri 7 Aug 2009 02:19:11]
ロッティ > まぁ偶然でも出会って、話して、関わっちゃったからねェ…まぁああいう場所だし、助け合いも必要ってことよ。 ( 綺麗に纏めてみた。 そういや最初家に泊めた時はお互い警戒心剥きだしだったか。 馴れたもんだ。 ) ほっといたらそこら辺で妙なのに捕まって酷い事になるんじゃないかってェ暗黒街の外まで送ったんだから。 ( あたし以外の妙なのにさ。 マジであの辺こんな子供が一人で歩いてたら奴隷にされるか強姦されるか殆ど二択だろうに。 ) お礼? そういや前もそんな話になってたっけね。 いーのよそんなの。 あたしゃ大人なんだからさぁ、たまに元気な顔見せてくれりゃ。 ( ここで「お礼」なんかされちゃいったん「貸し」がリセットされっちまうっての。 長い目で見て―――ロッティ・アレンビーには世話になりっぱなし、ってくらいにならなきゃ。 ああ、「いい人」も維持してかなきゃね。 ) ( タダより高い物は無いってもんさ。 ) 少し長話になってるわね。 そろそろ出ましょ? 帰り道にお勧めのお店とか教えてあげるわ。 [Fri 7 Aug 2009 02:09:27]
メアリアン > ―― 何か事情は有るのかもしれないもの、ね。 ( けれど。エルフの子が犯罪者だッたら如何するンだろう? 凄く親切だけれど、少し心配だ。 なンて。 )  …そ、そうかしら?あァ でも、怖い場所、だものね。 ( 今迄普通に行ッていたから気付けないが。本当はすごく怖い場所 なンだと思う。一般市民にとッては。 )  ――隠してるつもりだッたのに、最初からおかしいッて思われてたなンて。 ( かッくり肩を落とし。 ――何時もそうだ。何故だか上手く隠せない。 ) … 私、解り易いのかしら。 ( なンて呟く。も。 言い回らない、ッて言葉に安心した様な表情を浮かべて。 ) ありがとうッ。 信じてるわ。 ( メリット。確かに メリットは無い。 ) ――そうだ、ねえ、私ロッティさンにお礼がしたいわ。 前にアイゼンリッターの事教えてくれたお礼もしていないし… ( 小首傾げて。 )  [Fri 7 Aug 2009 01:53:16]
ロッティ > ―――言いたくなったらそのうち言うと思うから待ってるわ。 ( これは少し嘘だ。 アレは多分奴隷かなんかで、しかも追われている身。 人目につくのを嫌がったり、自衛する為に無暗に体を鍛え出したりするし。 懐きもしなきゃ笑いもしない、辛気臭い餓鬼だ。 利害関係が無きゃあんなの家に置いておくかっての。 ) フツー、あんたみたいな子が暗黒街まで一人で来てアイゼンリッター探してるなんて時点であり得ないって。 最初っからよ。 ( じゃなきゃ二度も三度も関わる理由が無い。 臭うからわざわざこっちから近付いたんだし。 ) OKOK、あっちこっちで言い回って良い話じゃないわ。 大丈夫よ、あたしはただのカフェのねぇちゃん。 パプテス信者でもなきゃ自警団員でもないし―――メリットが無いでしょ? あっちこっち言い回るような。 ( あたしが「いい人」なら。 ) [Fri 7 Aug 2009 01:44:01]
メアリアン > ――何処かから逃げ出して来た子、なのかしら…? ( 服もボロボロで、知り合いも行き先も無い、なンて。 ) ――ロッティさンはやッぱり良い人、なのね。 ( 部屋を貸して、きちンと管理もさせて。――エルフの子の事は知らないけれど、きッと感謝してるンだろうなァ、とか。ぼんやり考える。 )   …おかしかッた?――じゃあ、結構前から嘘吐いてるッて気付いていたの? ( 娘なりに頑張ッて吐いていた嘘、だが。頭に手が乗れば、なンだか隠し事が無くなッて、楽になッた気分。…否、隠し事はまだあるンだけれど。其れは此処には必要ない もの。 ) …―― え、えッと… ( この間の、――其れで通じる相手なンて一人しか思い浮かばない。此れは言ッて良いもの、なンだろうか。違う、と云えばいいのだけれど。 では誰、ッて云われたら何も言えないし。 )  ( そンな事、考えている間が空いて。 ) ――― うン。 ( 頷いた。 ――もし、不都合があッたら。殺せば良いッて 彼も言っていた し。 ) でも、本当に 内緒ね?喋ッた事がばれたら お兄ちゃンを戻して貰えないかもしれないわ ( 焦ッた様に、そう付け加えた。 ) [Fri 7 Aug 2009 01:35:17]
ロッティ > だって服はボロボロだし知り合いは居ないっていうし行き先も無いっていうしさ。 まぁ最初は一晩二晩のつもりだったけど、良く働くもんだからついね――――自立できる位になったらその後は本人次第ね。 ずっと置いとくってのも変だし、内職代から幾らか貯金させてるわ。 ( これも嘘じゃない。 飴と鞭をやらないと誰だってそのうち不満を並べ出す。 あたしは家事全部やらせて家賃まで払わせて万万歳だし、あいつ―――エアリーにとっても悪い環境じゃない筈。 利害関係だけで成立している共存だ。 ) 話した方が楽ンなるわ。 辻褄合わせ大変だったでしょ。 ( あっちこっちおかしかったもの、と付け足して笑う。 そっから先の話は―――― 一つ一つ断片的に見えていた情報が纏まった感じ。 お兄ちゃん、死者の蘇生、アイゼンリッター、が線で繋がった。 復讐、ってのはやっぱ嘘。 ) こっちもすっきりしたわ。 ( と、少し身を乗り出してメアリアンの頭をぽんと軽く撫でようと手を伸ばす。 で、だ。 ) 悪魔ってのはあいつ? なんだっけ。 この間の。 ( 悪魔、ねぇ。 神様と同じくらい胡散臭いわ。 ちょっとクレイジーな人間にしか見えなかったし。 ) [Fri 7 Aug 2009 01:23:27]
メアリアン > ―――ふふ、そうね。 ( 大きな話。確かに ――小さく笑ッて同意する。 )    ―― え? ( 嘘、嘘?――柔らかい口調に一言零した後、ツィと視線を外す。 …彼女の言葉を聞きながら、 喋り過ぎた、とか、如何しよう、とかそンな事ばかり巡ッていたけれど。 ――彼女を信頼して、全て話して、協力を仰ぐ?なンだか、もうそれしかない様な気がする。 彼女はお友達、だし、きッと大丈夫。 )   ――行く場所が無い、 知らない子を? ( やッぱり彼女は優しいンだ。 ――少し考える様な、そンな間が在ッて。 ) ――嘘、吐いても きッともう駄目だと思うから。お話するわ。 …でも、 ( 内緒にしておいてね?なンて 付け加え。 ) … お兄ちゃンはね、もう居ないの。最近、死んじゃッて ―― それでね、その時にお兄ちゃンを生き返らせてくれる ッて云う人とあッたの。 交換条件は、アイゼンリッターの情報、で 。 ( だから彼の情報と、協力者を探してるの。 と。 )  ( 肝心な部分なンて云ッてない けども、此れで通じるだろうか。 外していた視線を、彼女へ向けて。 ) [Fri 7 Aug 2009 01:11:57]
ロッティ > ――――ふぅ。 何だか随分と大きな話になってきたわね。 ( 大きく息を吸い、肩を竦めながら呆れたような声で。 相手を緊張させないための間ってヤツだ。 …さて。 ) メア。 お兄ちゃんが叔母さんの所に居るって嘘でしょう。 ( 硬くならないように、責めるようにならないように、そのままの柔らかい口調で苦笑して。 はは、演技の天才かも? 餓鬼相手の子供騙しか。 ) 今までの話総合してきゃちょっと想像できるわよ。 責めないわよ? 前からいつも言ってるけど――――ちょっとそっと会って話した程度の相手に何でもかんでも話さないのは正しいわ? ( 珈琲を一口。 こうして間を空けるのは次を考えながらアドリブで喋ってるからだ。 どうする? 突っ込んだ話始めちゃったわ。 でもタイミングだと思ったんだもの。 そんな事を考えながらだ。 ああ、丁度いいや。 あのエルフの餓鬼の話も混ぜてクッションにするか。 ) ちょっと無口だから自分の事言いたがらないんだけどね―――行く場所が無いみたいだからうちで預かってんのよ。 タダ飯食わせる程余裕は無いから家事と内職くらいやって貰ってるけどさ。 ( そのうち会わせるわ、などと次につなぐ為の約束。 「見知らぬエルフを保護するような人」なのよ私は。 ほら信用しちゃいなさい。 ) [Fri 7 Aug 2009 01:00:17]
メアリアン > ――― そう ね。有名になりたい訳じゃないけど …――けど、 ( お兄ちゃンの為の行動が他の人と一緒なンて、そンなのは嫌。―けど、案外他の人が遣ッていない事ッて云うのは難しいもの。ふう、とひとつ息を吐く。 もう少し頭が良かッたら、何か思い浮かぶかもしれないのに。 ) ―――― そうよねッ!悪魔なら其の力が在る筈よね! ( ぱあッと表情輝かせ。 ――少しでも疑ッた自分が恥ずかしい。悪魔、なンだもの。 誰かに、肯定して貰えれば其れだけで今迄の疑問なンて消えてしまう。 娘の思考は単純。 )  ――月の御姫様。何だか御伽噺みたいね? … 不思議だわ。 ( お姫様の為にみんなが協力して― ッて考えるとなンだか素敵だけれど。 …其の時期は何をしていたッけ。 記憶辿れば、 あァ監禁したお兄ちゃンの御世話ばッかだッたなンて思いだす。 ) ――― エルフ? …人間じゃないのね。 ( 人で無い事には少し、気後れするけれど。 彼女が2人で出掛ける位の相手だもの。きッと 良い人な 筈。 ) ―― 是非お逢いしてみたいわ。 …私もお友達になりたい。 ( なンて。笑みを浮かべて 彼女へと。 ) [Fri 7 Aug 2009 00:48:29]
ロッテイ > そうそう、有名人なんて皆そうじゃない。 どっかなんか凄いのよ。 ( 煽る煽る。 折角メアリアンの周りに居る他の誰もが彼女の無茶を諌めたり自粛させたりしているのに、この女だけは全く逆の方向に誘導しようとしている。 このまま大人しくなられちゃ話にならないという無責任な野次馬の感覚で。 火事場泥棒の方が近いか。 目的はそこから自分の利益を生み出す事だけだ。 ) 悪魔? まぁそりゃぁ――――神様が奇跡で蘇るなら、悪魔が魔法で蘇らせるんでしょうね。 実在するんなら。 ( 単純なイメージだ。 残念ながらオカルトや魔術にまったく知識のないロッティにはいつもみたいないかにもっぽい蘊蓄を言う事が出来ない。 神様の反対は悪魔、奇跡の反対は魔術だろうって程度のホワイティア的な考え。 さっきの本はそういうのか、と少し考えを巡らせるが。 ) 月のお姫様が作らせたとか、よくわからない噂だったけど―――結局誰も何だかわかんないままなのよね。 ( あの事件に真相を誰も理解できなかった。 月に帰りたいという娘が現れて、皆がその話に乗せられて、街中巻き込んでお祭り騒ぎになって、っていう。 ) ちょっとした縁でねぇ―――仲は良いわよ? この間も二人で出掛けたし。 ( 嘘じゃぁ無い。 ) 妹分みたいなものかしらねぇ。 なんかエルフとかみたいだわ。 ちょっと喋りが固いけどそういうものなのかも。 [Fri 7 Aug 2009 00:37:04]
メアリアン > ―――… 同じ程度…。 う―ン、じゃあ、他の人よりもッと凄い事を起こせばいいのかしら ? ( 考える様に小首傾げて。思案顔。 ) ええ、生き返らせる事ッて 出来るのかしら。 ( 彼女の真剣な様子を演技と見抜ける筈も無く、 真剣に考えてくれる様子が素直に嬉しい。 ) 聞いた事、無いけれど。何処かに 人知れず居るンじゃないかしらッて 思ッて…。 例えば、 例えば、ね。 悪魔とかにお願いしたとして、 完璧に蘇る事ッてあるのかしら? ( パプテスの聖人様。――居るのならば、生き返ッた経緯とか、方法とか聞きたいけれど。 )   ――見たかッたわ。その船… ――なンだか、楽しそうね。 ( ぽン、ッて両手を叩いて。 ) 居候さンが居たのねッ。 ――年が近いの?逢ッてみたいわ! ( お友達に、なれるかしら? ) ―― その子は ロッティさンのお友達? ( 居候させる位の、仲なンだろうけど。 ) [Fri 7 Aug 2009 00:24:45]
ロッテイ > 他人と同じことしてる内は他人とおんなじ程度って事よ。 ( 口では何とでも言えるもんだ。 特別な何様でも無い暗黒街のアバズレ女でもこれくらい景気のいい事は。 それに自分を大きく見せるのは―――何だか優越感があって気持ちがいい。 メアリアンの中で自分が幾らかでも頼れる大人に見えているだろうと勝手に想像していい気になっているのだ。 ) 死者を …蘇らせる? 生き返らせ、る? ( …きた。 ) 大きな話だわね。 ( 少し真剣な顔(をする演技)をして背筋を伸ばし椅子に凭れかかる。 ) そういうのって魔法とか奇跡とかそういう類よね。 少なくともそんな事が実際に出来るって話を信じてる人間はそう居ないと思うけど――――聞いたこと無いじゃない。 生き返った人の事なんてさ、ああ、一人だけ居るか。 パプテスの聖人サマ? ( 作り話だ。 あんなのは。 生き返ったジーザスは何処行ってどうしたのさ。 ) 飛んでったのは見たわよ? それで月まで行ったかは知らないけど。 結構な馬鹿騒ぎだったわ。 ( ※一般イベント板No.8170参照のこと。 ) 16ったらそろそろもっといろんな事知っても良い年だしねぇ…うちの居候…変な子だけど、まぁあんたと歳近い子が居てさ。 アレとも会わせてみたいわ。  [Fri 7 Aug 2009 00:14:24]
メアリアン > ――待ッてるだけじゃ、駄目…。 うン、そうね…ッ。一人でお家に居ると、色々考えちゃうから …―― そう、何でもやらなきゃ駄目、よね。 ( 自分が出来る事。考える方が先だけれど。―― 兄の為に、頑張らないと。なンだか、悩ンでいた色々な物が抜けたみたい。 彼女の内心なンて、解らないから。 ) ―― あの、 ねぇ、 ロッティさンは、死者を蘇らせる事ッて 出来ると思う? ( 物知りな彼女なら、何か知ッている事があるかもしれない、 なンて。 ) ――― 月に船を飛ばす …成功、したの? ( そンな事出来るンだろうか。 ――すッかり冷めた紅茶、飲み干して。 ) …えぇ。――色々、知る事も大事よね。外に出ないと。 ( 何が起きているか、とかは知る必要があるかもしれない。 ) ―― ほン とう?ロッティさンさえ良ければ 一緒にどこかへ行きたいわ。 ( お友達と遊びに行くのが楽しい ッて、つい先日解ッたばかり。 誘いに行こうかしら、ッて言葉に嬉しそうにそう告げて。 )     … 16歳 なの。小さいかしら…? ( 驚いた様子の彼女に、 ちょッと肩を落として。 ) [Fri 7 Aug 2009 00:01:04]
ロッテイ > なんか危なっかしいのよね―――そうね、でも待ってるだけじゃダメよ? 出来る事は何でもやってみなさいよ。 じっとしてるより気分も晴れるでしょう? ( 自分じゃ絶対やらないような耳触りの良い事をしゃあしゃあと言ってのける。 けしかけているのだ。 勝手に暴走して勝手に自滅して馬脚をあらわしてみろ、と。 そしたら恩を売っても良いし、自警団かどっかに突き出してやっても良いし。 ) そりゃ、去年だって何だか月に船を飛ばすとか言って海辺でお祭りしてたし―――駄目よ本当、家が大変でももっと外出なきゃさぁ。 機会があったらどっか誘いに行こうかしら。 ( 氷の溶けたアイスコーヒーをかき混ぜてひと啜り。 最近は餓鬼の子守りばっかりか、なんて自分に突っ込みつつ。 ) え、なに、16!? 13くらいかと思ってたわ。 ちっさいわねぇ…。 ( 素でちょっと驚いた。 自分が16の時ったらとっくにお酒に煙草にセックスまで覚えてスラムのボロ家のクソババァの所を出てた頃だ。 何処居たっけ、どっか男の家だ。 背も今くらいあった。 ) [Thu 6 Aug 2009 23:51:13]
メアリアン > ―― 心配してくれてありがとう。お兄ちゃン… 早く良くなッて戻ッて来てくれると良いンだけど ―― ( 彼女の言葉に 一つ息を吐いて。 ――如何にか信用して貰えた様子。叔母が居るのは嘘では無い。 嘘では無いが、娘は叔母をとことン嫌ッている。生活費を払ッてくれているのは叔母だが、ここ数年は逢ッてもいない。 ) ―― 激辛祭り … アマウラのお祭り―― お祭りッて、行ッた事無いわ。 ねえ、ロッティさンはある? ( お祭り、ッて云う位なンだから賑やかで楽しいンでしょう。 人も沢山、集まるンでしょうね。 )  ―――飲み屋… お酒、ね。 お酒ッて美味しいのかしら? ――子供、だけど、…私、もう16だわ。お兄ちゃンはそれ位から飲ンでたもの… 。 ( 親にも誰にも秘密で、だけれど。こッそり兄の後を付けていッたから知ッている。 ――彼女の知り合いの店は、酒以外にも有そう、だが。 ) [Thu 6 Aug 2009 23:38:53]
ロッテイ > ( 少し逃げ場を塞ぎ過ぎているか。 細かい事実は分からないが、メアリアンが人には言い難い事情を抱えているって言うのは十分過ぎる程分かった。 なんせ初対面からして「アイゼンリッターに復讐」なんて言って一人で暗黒街ウロウロしてたんだもの。 これくらいは予想出来る範囲内。 …急ぎ過ぎるな。 自分から助けを求めさせるのが理想だ。 その方が恩を着せ易い。 ) ああ、そっか。 この間泊まった時ちょっと訊きづらかったのよね。 お兄さん大丈夫かって。 それなら安心だわ。 ( 親戚、か。 半々だ。 嘘だと言い切る根拠もないし、急に降って湧いた感が無いでもないし。 …今度また調べてみるか。 ) 激辛祭りだのアマウラの祭りだのってあっちこっちで宣伝してるわよ? アマウラってあんまり詳しくないしイエロティアで勝手に盛り上がるだけかもしれないけど。( ロッティ・アレンビーは差別家だ。 ホワイティア以外はロクなもんじゃないと思っているし、少し前に会った浪人騒ぎのお陰で最近はイエロティアも信用していない。 少し偏見が入ると「イエロティアは野蛮で無知」と全体で括るような女。 少し付き合いが長くなるとロッティのそういう露骨な部分に気付いて離れていく人間も多い。 ) あぶく銭でも入ったのかしらね――――ああ、飲み屋よ飲み屋。 オコサマにはまだ早い早い。 ( 少しからかうような口調。 まぁ実際淫売窟よりの暗黒街の知り合いが出すような店だ。 いかがわしさは否めない。 ) [Thu 6 Aug 2009 23:28:55]
メアリアン >  お祭り? ―― あ、えぇ。一緒に帰りましょう。 ( お祭りッてなンだろう。情報に疎い娘は、何も解らず。 こてン、ッて小首傾げるだけ。 ) ―― そうだッたの。 お店を開くなンて凄いのね…ッ。 どンなお店なの? ――ッあ、 聞いても大丈夫かしら? [Thu 6 Aug 2009 23:19:06]
メアリアン > ――――… え え。料理は好きだもの。 ( 若干顔色が悪くなる、が。 ) ――今は、お兄ちゃンはお家に居ないの。 怪我が酷いから、今は叔母の所で看病をして貰ッていて…―― ( 苦笑を浮かべてそう返せば、紅茶を啜る。…嘘を吐けば吐く程 身動きが取れなくなッていくような気がする。――いッそ全て話して協力を仰ぐか、黙ッて距離を置くか 、ッて彼は云ッていた けど。彼女はお友達、だし 黙ッて距離を置くのは―― …なンて、思考が頭を巡る。 ) ――― [Thu 6 Aug 2009 23:15:05]
ロッテイ > 自炊してる? お兄さんの世話とかもあるじゃない。 ああ、責めてんじゃないわよ? あんたくらいの歳じゃ人一人世話するのなんて荷が重いとは思うし適当な息抜きは必要だわ。 ( …というか。 私はその「お兄ちゃん」の実在をかなり疑っている。 この間泊まった時もそうだ。 病気とか怪我とかで顔を出せないのは良い。 人に見せられない酷い有様っていういのもあり得る。 でもそういう身内が居るんだったらもう少し――――ちょくちょく様子見に行ったり、楽しく雑談なんかしてないであたしを帰らせたり、ねぇ? ) 本当にキツかったら言いなさいね? ( 少なくとも身内に兄が存在した事だけは事実だ。 近所の人間に聞いている。 メアリアンの妄想じゃぁない。 だとすると――――。 ) ま、あっちこっちで祭りとかの準備もしてるし。 辛気臭い話ばっかじゃやんなるわ。 別に用事とかなかったら途中まで一緒に帰りましょう? ( 「死者蘇生」ね。 少し、読めたわ。 コイツとその家から感じるどこか薄っ気味悪いのの正体。 ) ( 利用するにしても情報売るにしても、使えるネタだわ。 ) ん、ああ? 用事はもう終わったわ。 知り合いがこっちにお店開くっていうから顔出してきただけで―――お酒少し入ってるけど大丈夫よー。 ( おっと。 あんまり考え事ばっかしてると不審がられる。 「お友達」だったっけね。 ) [Thu 6 Aug 2009 23:07:08]
メアリアン > ――ええ、大丈夫。ちゃンと食事もしてます。 ( 有難う、と彼女へ返し。―独り言、聞かれていなかッた様。小さく息を吐いた。 だッて、彼女は、何時も通りだもの。 ) ―― そうね、最近は 聞かない、わね。 ( 妙な事件の話は。――鉄仮面の話も、内臓泥棒の話も、蜘蛛の話も、あまり耳にしない。情報に疎いだけ、なのかもしれないけど。 ) ――― え? ( 目玉の。 ――少しだけ視線をテーブルへ移した後、彼女へとまた戻し。 ) ――でも、その 事件も最近は聞かないから 。 ( きッと大丈夫、なンて付け足して。自分が目玉泥棒に狙われる事なンて在る筈が無いと 思う。―― 完全に無い、ッて云い切れないのは模倣犯が居るッて話を聞いたからだけれど。 ) … そういえば、ロッティさンは待ち合わせ とかですか? ( 話を変えよう。 少し小首傾げて。 ) [Thu 6 Aug 2009 22:53:53]
ロッテイ > ( ロッティ・アレンビーはずっと見ていた。 メアリアンを見つけて店内に入り、ウェイトレスを追い払ってから直ぐにメアリアンの後ろ側から近付き――――声をかけるでもなく、何をするでもなく、とぎれとぎれに聞こえる言葉の断片に聞き耳を立てて。 見つかったら見つかったで悪びれるでもなく「見つかっちゃったわね」などと言って笑って、何も聞いてないような態度で誤魔化しただろう。 先に声をかけたのは、店員や他の客が不審に思う前に切り上げたに過ぎない。 ) ちゃんとした食事も摂ってる? その辺心配だわ。 ( 心にもないこと―――客商売で覚えたリップサービスだ。 先ずは相手に関心ありげに外堀から会話を始める。 直球は駄目だ。 自分の話とかも駄目だ。 相手を中心に話を組み立てること。 自分から喋らせるんだ。 ) 独りってのもね――――最近は少し妙な事件も減ったけど、ほら、この辺もあったって知らない? 例の、目玉の。 ( 向かいの席に座って珈琲を一杯頼み、喋り出す。 相手がその「目玉の」犯人だとは全く頭にはなく、少し脅かす程度のつもりで自分の目を指さしながらそんな話。 ) [Thu 6 Aug 2009 22:46:09]
メアリアン > ――――… ( 眼球採集は割合上手くいッていたのに。――なンだか最近は上手く事が進まない。情報は集まらないし、叔母は煩いし、良いアイデアは浮かばないし―― 何度目かの溜息、吐いた所で ) ――――きゃあッ ( 後ろから掛ッた声に小さく声を上げる。…背後も気配もなンにも気にしていなかッた。気にしていた所で、殆ど気付かなかッただろうが。―― くる、と顔を向ければ、見知ッた女性の姿。 ) ロッティさン…――今晩和。 待ち合わせ、とかじゃ無いの。何となく、甘い物が食べたくて。 ( 黒い本を鞄の中へ仕舞い込めば、 ) ええ、どうぞ。 ( 此処いい?の言葉に、そう返す。 ) ―― そう かしら? ( 良く食べるのかな、解らない。まだ少し残ッた紅茶と、空になッたケーキの皿。 少しだけ、気持ちが落ち着かないのは、聞かれていたかもしれないッて云う 不安から。 ) [Thu 6 Aug 2009 22:35:12]
ロッテイ > ( 偶然だった。 別に大した用事も無いが、腐れ縁の男がここらで店を開くっていうから顔出して、顔見知りと少しだけ飲んで雑談して、興が乗らなくて先に帰ろうと抜け出した所――――覗きこむ気も無く、ただ眼がそこを通過しようとしただけ。 そこに見知った姿が映らなかったら。 ) ( それが10分か少し前のこと。 すぐに喫茶店の中に入り、席へ案内しようとするウェイトレスを追っ払った。 ツレが其処に居る、と。 ) ( そして ) ――――メア? こんな所で誰かと待ち合わせ? ( いつもどおりの猫なで声で後ろから話しかける。 待ち合わせるような相手なんかこいつに居るのか? なんて心の中でせせら笑いながら。 ああ、あの胡散臭い男―――ネッビェとかいうのはそうかもしれないが。 ) 邪魔じゃなかったらここ、いい? あんたよく食べるわねー。 ( それで ) ( さっきの ) ( 「死者蘇生」ってなぁに? ) ( 後ろで聞いてたけど。 ) [Thu 6 Aug 2009 22:27:53]
メアリアン > ( そもそも彼にそンな力が無かッたら如何しよう。――こてン、少し小首傾げた後、首を横に振ッて。 ) ――疑ッちゃ駄目よね…。 ( 親切で、お兄ちゃンを蘇らせてくれるッて、云ッてくれるンだから。 ) ―――…私も情報収集、頑張らなきゃ。 ( 紅茶を飲ンで、呟く。最近の活躍の話はあンまり聞かない。中身の、未だに良い情報は得られないし。 ) ―― 難しい わね…。 ( 情報収集も、何もかも。 )  ( 最後のケーキを食べ終えれば、口を拭い。本を閉じた。 ) ――――… ( お兄ちゃンを蘇らせるのに、沢山犠牲が必要だと云われたら … )  手ッ取り早い方法ッて、火を付ける事よね。 ( 元々小さく呟いていた声を、更に潜め。 ) ( ――けれど、家の近くじゃないと難しい。魔法が使えない以上、遠くで行うなら火を持ッて歩かないといけないし ―― ) [Thu 6 Aug 2009 22:20:26]
お知らせ > ロッテイさんが入室されました。 『 忍び寄るもの 』 [Thu 6 Aug 2009 22:20:14]
メアリアン > ( むくッ、と身体起こせば紅茶を啜り。ケーキを一口、運ぶ。 ) ――――… ( 砂糖の甘みが口の中で広がり溶ける。こくン、と飲み干せば、 ) ―― 犠牲が必要なら云ッてくれれば、 ( 頑張るのに、と。…やッぱり彼に、怖い、ッて云ッてしまッたのは間違えだッたかしら。 ) ( ――あの時は、人殺しを好き好ンで遣ッている様で自分が怖かッた、けれど。でも、全てはお兄ちゃンの為ッて考えたら、そンな恐怖も消えてしまッた。悪い事じゃない、大好きな人の為に遣る事。 ) ――― … ( ぱくッ、ともう一口。 ) ( 犠牲が必要だ、と云われたら如何しよう?―― 一人一人殺してたンじゃ捕まるリスクも高い、し。 ) [Thu 6 Aug 2009 22:09:58]
メアリアン > ( 真ッ黒な表紙の本は、鉄仮面の情報を探して暗黒街をふらふらしている時に見掛けたもの。魔術だとか、悪魔だとかそンな言葉に惹かれ、突発的に購入してしまッた、が。 ) ―――…ッ、 難しい…ッ ( ぺたンッてテーブルに突ッ伏して。細かい文字を読むのは苦手だ。――学校には依然通ッてはいたけれど、成績は良くなかッたし。 ) …死者蘇生 ――の事なンて殆ど載ッて無いし…。悪魔は邪悪なもの、としか書いてないし。 ( はあ、と大きな溜息を吐いて。なンだか色々な人から色々な話を聞いて。何を信じるべきなのかが段々解らなくなッてきた。 ) ……―― ( 頼らず自分で遣るべきなのかもしれない。けど、魔術なンて今迄見た事も無かッたし。 ) ―――ネッビェさンは、本当に叶えてくれるの、かしら。 ( 1ヶ月後の約束。――叶えられるならば直ぐに出来る筈。何故、1ヶ月と云う期間が必要なのかしら? ) …力が、足りない? ( とか?なンて。 其れは、犠牲が足りないッて事なのだろうか。 ) [Thu 6 Aug 2009 21:58:27]
メアリアン > ( 芸能横丁の一角に在る喫茶店。外からは歌い手や踊り子が見れる、そンな場所に在る。 …其の喫茶店の奥、隅ッこで外には目も向けず一冊の本に目を通す娘が一人。 ) ――――…  うー…ン。 ( 僅かに眉顰めて。文字だらけの本と睨めッこ。席は2人掛け用であり、テーブルの上には紅茶と小さなケーキが数種類置いてある。 ) [Thu 6 Aug 2009 21:48:51]
お知らせ > メアリアンさんが入室されました。 『( ――一角にある喫茶店 )』 [Thu 6 Aug 2009 21:45:30]
お知らせ > チョコさんが退室されました。 『( 淡々と、これまでの『経緯』を上司様にお伝えする事でしょう。 )』 [Wed 5 Aug 2009 23:53:54]
チョコ > ( 貴方も …、と告げられた少年は きょとん、とした表情で。犬の耳が生えてるからかな、それとも、尻尾かな? そんな思考巡らせていた処。 ) ぇ …?…… あれ?  何で ? ( 貴方のステッキが、自身の手にしたシルクハットを突付いた 途端。被り口から顔を覗かせた孔雀鳩。間も無く飛び上がり、ピエロさんの肩に乗り此方を見遣って来。 ……そんな様子に少年は、 ) わァ …!  おにぃさん、 あの人たちより 凄いですね! だって、おにぃさんが渡してくれたこのお帽子、鳩さんが出て来るお帽子、なんて …! ( 緩やかであった尾の振りは、孔雀鳩を目にした途端。高速に振り始められ。 ステッキで示されたお店に向かう際にも、ピエロさんに向ける眼差しは興味深そうなもので。 端から見ればそれは、興味津々にピエロさんに懐いている風に見受けられることでしょう。 ) ( やがて、お店に着く… と。ライカニアの少年は先ほどまでの言葉遣いとは、一転。 ) [Wed 5 Aug 2009 23:52:56]
お知らせ > デュラハンさんが帰りました。 『奇術師らしい立ち振る舞いで周囲の人間に騙るだろう。』 [Wed 5 Aug 2009 23:46:57]
デュラハン > (微妙にズレている感がある言葉にこの上司が突っ込むこともなく。)私が不思議な人・・・確かにそうかもしれませんね。けど、私からすれば貴方も不思議な人だと思いますよ?帽子から鳩を出せるんですから。(そう言えば貴方が手にしたシルクハットをステッキで軽く突付き、一羽の孔雀鳩を呼び出すだろう。シルクハットの被り口から頭を出した孔雀鳩は外の様子をキョリョキョロと伺えば、間を置くことなく飛び上がりすぐに主の肩に乗り・・・ソレからライカニアの少年に視線を向ければ、その正体を知ってか知らずカどこか不思議そうな感じで眺めるだろうか?)とりあえずあのお店に行きましょうかね?(先ほど指示した店にステッキで向かうような素振りを見せれば貴方の手を引き) [Wed 5 Aug 2009 23:35:19]
チョコ >  ――…それでは。  紫色の服のピエロさんに貰いました、ッて云います。  ( 微妙にズレている風にも聞こえる、その返答。… けれども、 ) そう、ですか。 … でも、ぼく。 ピエロさん見たの初めて、なので。 ピエロさんて、何だか… 不思議な感じがしますね。  ( 未知のお人への遭遇。その事に少年の犬耳は、忙しなく ぴこぴこ、動いており。… 不意に、貴方のステッキがシルク法度を持ち上げ。それが此方へと差し出され。一瞬、戸惑うような素振り見せるも… そゥ、とシルクハットに指先を伸ばし。触れてみよう、と… ) 『 ……  はい。 』 ( 短く、了承の意を伝え。… 期待に尾を振り振り、ライカニアの少年はピエロさんに付いてゆきます。 ) [Wed 5 Aug 2009 23:23:23]
デュラハン > (二つの顔を持つ自身の言葉に部下はその意図を理解したのだろう、先ほどの言葉とはかけ離れた少年の言葉を聞けば)良い両親なんですねぇ。まぁ、紫色の服にピエロの仮面を付けた人から貰ったと言えばきっと許してもらえますよ。(他人の子供を甘やかしている様な素振りそう返すだろう。)(それから自身が伸ばした手に貴方の手が触れたのを確認すれば)えぇ、あの人達のようなすごい事は出来ませんが、私もここでお客さんを楽しませるのが仕事でしてね。(反対の手に持ったステッキで頭上のシルクハットをヒョイと持ち上げ貴方が手に取れる位置に差し出すだろう。)「それではすぐ其処の店にでも入りましょうかね。」(それから自身の指示を素直に受け笑みを返した部下にすぐ傍にあったカフェのような場所に入る指示をだそうか?) [Wed 5 Aug 2009 23:01:13]
チョコ > ( 先ほどまでの気配とは異なり。今の、貴方のそれは和らいでいるようにお見受け… 出来た、から。 )( お詫びに、何か買ってあげますよ。… 貴方の、表向きの装いに天邪鬼は漸くと、安堵して。 ライカニアの少年は、 )  …… わァ !  ぁ、 でも。 ぼく、 『知らないひとから、物を貰っちゃいけません。』 ッて… 云われてる、ので。  ( 貴方の御好意に対し、何か云いました。――御好意は、素直に受けましょうよ?  そんな風に戸惑い見せていた少年もやがて、貴方に頭を撫でて頂けると尻尾を ぱたぱた、 軽く左右に振り始め。差し出された御手に、 そゥ、と触れて。 ) でも、ぼく ……お話。聞いてみたい、です。 おにぃさんも、あの人たちみたいな事。出来ますか? ( あの人、と視線向けるは先の大道芸人。 )  『 分かりました。お供します、どちらへでも …。 』  ( 次いで口にするは、ヒトデナシとしての 返答。… そうして、少年は貴方に向かい。懐こい笑み向けることでしょう。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:47:11]
デュラハン > (部下からの謝罪の言葉を聞けば僅かに肩を揺らし)いやはや、怖がらせてすいませんでしたね。お詫びと言っては何ですが、何か買ってあげますよ。(歓声の為に自身とライカニアの少年が何を話しているのを誰かに聞かれる事はないだろうが、ずっとヒトデナシの言葉で会話していれば流石に誰かがその不自然さに気づかないとは言い切れず。その為に表向きは子供のお客さんを驚かせた事を謝る奇術師として、本質は部下を許す意味を持つ言葉を口にすれば、貴方をあやす様にその頭に手を伸ばすだろうか?)(それから貴方の方に手を軽く差し出せば)それで機嫌を直して貰えます?「とりあえず報告を聞きたいので、出来る限り仲良さげに一緒に来てもらえますかね?」(続けて人の言葉とヒトデナシの言葉で貴方にこの場から動く言葉を告げるだろう。) [Wed 5 Aug 2009 22:31:33]
チョコ > ( 貴方から返されたのは、数秒の沈黙。 染み付いた癖が出てしまったにしても、流石にマズかったのかな。少年のなかで、困惑気味な思考が回り掛けた処。 貴方から発された、御言葉 ――それを受けた少年は、 )  『 脅かし、だなんて…… そんなつもりは、まったく。でも ……その… ごめんなさい。 』  ( 酷く慌てた様子。それでも何とか、貴方と同様―― ヒトデナシの言語で以って、返し。 ため息、ひとつ。貴方の気配から、何とも… 呆れのオーラのようなものを感じた気が、して。 少年は、しゅん、と俯いてしまう。貴方のお姿に、ぴょこ、と跳ねていた犬耳も今は。申し訳無さそうに、 ぺたり、と伏せられており。 ) [Wed 5 Aug 2009 22:14:48]
デュラハン > (自身の突飛な言葉に薄っすらと涙を目に浮かべるライカニアの少年。一瞬、子供相手なので不味い応対をしたかとも思ったが)・・・・・。(ライカニアの少年から返された言葉に対し考えを廻らせること数秒。一度だけ見たその顔と眼前の貴方の顔が合致すれば)「報告の為に上司を脅かしに来るとは貴方らしいですね?」(ため息を一つ吐いた後に一応ではあるが本当に貴方であるかを確認する為にヒトデナシの言葉でそう口にして。その顔に浮ぶ表情は仮面に遮られ見えないが、言葉の抑揚で苦笑いや呆れている様な気配をj感じさせるだろうか?) [Wed 5 Aug 2009 22:06:00]
チョコ > ( ―― わァ …! と沸き起こった歓声。何事か、と其方を見遣れば空を舞う焔の筋が、幾筋か …それを目にした途端。本能的なもの、か如何かは定かではないけれど。少年の纏ったワンピースから生えた、犬の尻尾が びくッ、と竦んだようで。 そんな時、 『何処かでお会いしましたか?』 との、貴方の問いかけ。 先の、焔への怯えも重なり。ライカニアの少年の双眸は、じわッ、と涙で潤んでゆき。 ) …  お忘れ、ですか? ぼくの、こと。  ぼく、 貴方の『部下』の……  黒紫、です。  ( 口元に、ぐーの手を宛がって。潤んだ瞳で貴方を上目遣いに見詰める… そんな『芸当』は、この姿になってからいつしか。素の状態でも、染みつきつつあるようです。 ) [Wed 5 Aug 2009 21:50:42]
デュラハン > (「戻った方が良いか」とは言ったものの、別に天候が悪い訳でもなければこの後に何か用が在るわけではなく。)(ふと歓声が聞こえた方に視線をやれば、恐らくは大道芸人が投げたのだろう火の付いた棍棒の様な物がいくつかお手玉の様に空を舞っていて。)ん・・・?(職業柄かそれともそれが知った声だからか。歓声とはどうにも違う質の驚く声が僅かに聞こえれば、その視線をすっと下に落とし)・・・・・・。(其処に居るのはどこかで見た様な記憶があるライカニアと思しき少年。ただ、その姿を一度しか見たことの無いこの悪魔はすぐに貴方と気づくことはなく。)どこかでお会いしましたかね・・・?(僅かに身を屈め道化を模した仮面を付けたその顔を貴方の眼前にまで近づければそう告げるだろう。)(スラムならばもう少し距離を置いて観察していたのだろうが、貴方に対して不思議と警戒感が湧かなかった事と場所が場所だからか悪魔はいつになく大胆なアプローチをしてみて。) [Wed 5 Aug 2009 21:38:48]
チョコ > ( 夜尚賑わいの衰えぬ、 横丁。その人だかりに流されてしまわぬ様、気を払いながら歩いていたのだろうか。 淡い茶色の髪をした少年は、幾分覚束ない足取りで道を歩いており … )  ……  そろそろ、戻った方が良い  よね …  ( 思わず、と口から零れる 呟き。―― 『彼』の指令により、とある少年の下に身を寄せている天邪鬼ではあったけれども。随分と、『彼』への現状報告に間が空いてしまっていることが酷く気に掛かっている。そんな風で。 そんな折、茶色の髪間から覗く同色の犬耳が ぴくッ、と反応するかのように。跳ねて。 少年は歩みを止めた。 )( それは、壁に背を預けた『貴方』からすれば… 距離的に極近い位置。恐らくは前方、に当たるでしょうか。 )  ……  ぁ、  ( 見知った、どころか忘れるハズのないそのお姿に思わず。少年は、小さく声を零しており。 ) [Wed 5 Aug 2009 21:26:50]
お知らせ > チョコさんが来ました。 『( ふらり、 と … )』 [Wed 5 Aug 2009 21:13:40]
デュラハン > (ココ最近はこれと言った大きな事件もない為か変わらぬ賑わいを見せる芸能横丁。その道の所々に出来ている人だかりから少しばかり離れた場所に目を引く色が一つあって。)そろそろ戻った方が良さそうですかねぇ?(この場所にしか似つかわしくない色の服を着たソレは間近の建物の壁に背を預けた状態でそんな言葉を呟けば、手にしたステッキの柄で頭上のシルクハットの鍔を軽く上げて空を仰ぐ。) [Wed 5 Aug 2009 21:07:02]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『雑踏と歓声の隙間』 [Wed 5 Aug 2009 21:01:37]
お知らせ > 静馬 爛花さんが退室されました。 『( まあ、良いか。 また来てみよう。 )』 [Wed 5 Aug 2009 03:22:21]
静馬 爛花 > ―――〜ん、馬鹿に…? ぁー… ( そう言えば、馬鹿にするなって怒っていたような。 …下には下がいる、というのは、座長の質のことなのだけど。 だって、取り上げられるお金を持たせるなんて、本来必要ないことだろうに。 奴隷、と勘違いしているからこその意識。 ) [Wed 5 Aug 2009 03:21:15]
お知らせ > 静馬 爛花さんが入室されました。 『( ふと、気付く――― )』 [Wed 5 Aug 2009 03:18:37]
お知らせ > 静馬 爛花さんが帰りました。 『(それにしても無駄な出費。 ごめんねかなめ。 一緒に来れば… いや、面白くなかったけど。)』 [Wed 5 Aug 2009 03:12:29]
静馬 爛花 > ( …あろうことか、その出し物をこそ、ちらりと見ただけで通り過ぎようとした。 けれども自分を意識してそうしたのは何となく分かるし、後ろ歩きで戻って来て言うことにゃ。 ) ―――〜やめなさいよそれこそ気持ち悪い! それよりほらほら、片目で受け取れる? いっくわよ――― ( 1000エン硬貨二枚をヒラヒラ振って、性交スルーで一つ目娘に放り投げた。 キャッチできなかったら返して欲しいが、好みじゃないけどがんばってくれたようだし、良しとしよう。 …まさか、そこまで読んだ嫌がらせじゃあるまい。 そう考える程度には趣味じゃない。 ) [Wed 5 Aug 2009 03:06:53]
静馬 爛花 > 〜でも、するしかないのよね? ( では? …もちろん普通に、仕方なくやっていてもいい。 何かするより、そこに居るだけの方が楽だから。 でもそれが不満なら。 ) …そうよね。 見ずにはいられなかった。 もしかして何かあるんじゃないかって… 何をしてもこうなのよ。 ( もう、どんよりと空を睨んではいない。 困ったもんだねという軽い調子で肩竦め、首を振る。 ) …そう。 我慢しちゃうんでしょうけど――― それでいいの? 他にしようがないのかもしれないけど、ほんとに何もない? 選択肢ってどんな状況でもあるものよ。 色々考えるまでもなく、するかしないか自動的に決まっちゃってるだけ。 …例えばこんな小屋一思いに燃やしちゃうとか。 例えばさっきのおじさんにもうちょっと好かれて待遇良くしてもらうとか。 ―――ワンポイントアドバイス、取り返しのつかないことは後回しね。 経験者談。 ( でも、客に声を張り上げられるなら、まだ好みだ。 相手の反応、捉えていないわけもないけれど、その上で意に介した風も無く――― ) [Wed 5 Aug 2009 02:54:58]
お知らせ > だいだらさんが帰りました。 『 今晩の出し物は、達磨女と一つ目娘の性交だ。 』 [Wed 5 Aug 2009 02:45:58]
だいだら > ―― それなら、私は芸人じゃなくていい。 ( 少なくとも私のこの一つ目を見て驚かなかったのだから、既に芸人ではなくなっている。芸が受けなかった芸人は、もう芸人じゃない。 納得していないのは自分の扱かわれ方だ。望んでも居ない芸をさせられて、つまらないと言われて終わり。…そんなの、あんまりだ。 ) あなたの言っていることはよくわからない。 私になんて声を掛けず、目を合わせずに通り過ぎれば良かったんだ。或いは私になんて声を掛けず、小屋の中を除いて「わあ、気持ち悪い」って思って、2000エンを置いてそのまま帰ればよかったんだ。 ――我慢、出来るよ。いつものことだもの。そうなるようにしつらえてあるんでしょ? ( 幾ら叫んでも、座長にお金を取り上げられるのと同じように、私の声は届いているんだか居ないんだか。こうやって叫ぶこと自体がもう意味の無いことなのだ。座長のように愛想笑いを浮かべていればよかったのだ。 ) …とてもじゃないけど、選択肢の総当りなんて私には無理。 ( それをやるには足りないものがある。目玉だ。 ) ――― 。 ( ぎり、と歯を食いしばる。笑うな。笑うな。…だが、叫んでも無駄ならば、私にも考えがある。客は私たちを見て、その内心で自分たちの幸せを密かに噛み締めているんだ。内心でああはならなくて良かったって思っているんだ。2000エンはその値段、絶対に払わせてやる。 ) 一度見ておけば、孫の代までの語り草。お代は見てからで結構です。 ( 静かにそういうと、爛花の横を通り過ぎて先に小屋の中に入っていった。 ) [Wed 5 Aug 2009 02:43:38]
静馬 爛花 > 〜うん、何が違うのかしら? …だいだらも、私とその、達磨女に違いはないって思うのね? じゃあ、見たって面白くないのも分かるわね? でも、代金を払えと言うの? ( くくくと肩を震わせて、楽しそうに笑う。 分かってるくせに、という意地悪か。 あるいは本当に、何も感じてやしないのか。 ) 〜まあ、せっかくだからどれほどの芸か見せてもらいましょ。 体張ってるって意味ではこれ以上ないくらいだし。 [Wed 5 Aug 2009 02:25:20]
静馬 爛花 > 〜どうかしら? お金とれるかっていうと分からないけど。 普通の芸人なら何かもってるわね。 でなきゃ芸人じゃないもの。 あなたは芸人なんじゃないの? 見せられるものがあるから芸はいらないの? ( 望んでしているわけではないとしても、他に道がないのなら芸人だ。 では、都合なんてお構いなしでそのように見る。 座長じゃない、だいだらが提供できる芸は見た目だけと。 でも、まあ普通のうちに入るとは思っていた。 つまらない芸人なんてごまんといるわけで、その中で一つ目の姿という芸がどの程度のランクかというと、そんなに低くないかもしれない。 不気味だけど、キャラクターとしてまとまっているというか、案外かわいいし。 肩を竦めて、それはそれでと頷いた。 ただ、それでは納得していないようだから、聞いたんだ。 ) 〜あっははは。 入る前から払わないなんて言わないわよ、見てもないのに決められないでしょ? ( だが、意地悪でなく心から、大したことないと思ってしまうのだ。 あなたと私にたいした違いはない。 きっと、達磨女や逆足男も。 だから芸がなければ。 この娘の感性では、例え感銘を受けたとしても直後に打ち消されてしまうのだけど。 ) …そうなのよね。 身体ばっかりじゃなくて、立場なんかも。 全部、そうなるようにしつらえられてるとしか思えないのよ。 成功も失敗もあらかじめ全部決まってて、私はそんなことを何度も何度も繰り返したのを覚えてる。 や、見るまで忘れてるから後出しなんだけど――― 何か起こるでしょ? 今日あなたに会ったのもそう。 今、こんな事が前にもあったような気がしてる――― つまんなくて、つまんなくて。 …こんな話、分かってもらえるとは思わないけど、あなたはどう? 全部そうなるように決められているとしたら、我慢できる? この後私がお金を払わないで帰って、あなたがあのおじさんからお金を取られて… きっとそうなるけど、それでいい? ( 言葉遣いは気にしていなかった。 けれど、声を荒げるのに対してものれんに腕押し、糠に釘といった調子で、かぶいた恰好の少女は、どんよりと暗い瞳で空を見上げて、わけのわからないことを口走る。 ) …一念発起して行動起こしてみても、それさえ、前にもそうしたって思い出すだけなんだけど。 選択肢の総当りをしてれば、いつか、新しいところにいきつけるんじゃないかと思うのね。 [Wed 5 Aug 2009 02:17:31]
だいだら > …うん、無理だよ。だって私、本当は普通の女の子だもの。それ以外に芸が無いのが普通でしょ? ( どうやら相手は興味をなくしたようだ。 ) 払わないって言ったら、本来ならただ小屋に入れないだけ。でもあなたは私という芸人を観ていったわ。だから、座長はお金を貰っとけと言ったんだ。回収できなければ、それは私のせいになるってだけ。 ( だが、下には下がいるというその言葉に私は頭の中がかっとなった。 ) ばかにするな! あなたなんて、偶々手足がちゃんと付いていて、偶々目玉が二つちゃんと付いてただけのくせに! ( けど、その声には迫力が無い。本人は一生懸命声を張り上げているつもりだけど。 ) 私とあなたの一体何が違うと言うのっ。 どうしてこんなに私は蔑まれなくちゃならないのっ?慣れっこなわけ、無いじゃないか! ( 嗚咽を混ぜながら、しかし大声にはならない。とめどなく溢れる感情をそのまま言葉にしているのだ。 ) 見ていきなよ。達磨女は最高だよ。元々はあなたと同じ、普通の女の人だったんだ。それがさらわれて、乱暴されて、戯れに手足をちょん切られて、気がおかしくなっちゃっただけの人だ。 偶々そうなっちゃっただけの人だ。 [Wed 5 Aug 2009 01:49:12]
静馬 爛花 > ―――。 ( 取り消されて、そこでようやく興味以外の表情を見せた。 失望とか、そんな感じの。 ぱっちり開かれて目がすっと細くなり、もう微笑んでいない口元から溜息一つ。 ) 〜まあね、普通無理だもんね。 でもその一つ目は、ただの奇形って感じじゃないと思うんだけどな。 人間として見るとおかしいけど、一つ目としてはすっきり纏まってるって言うか――― なのに無理って言うのね。 じゃあ、無理ね。 ( 拒まれれば、羽織もあっさり引っ込める。 どうやら気は済んで、すっかり興味をなくしたようだ。 そういった意味では、満足したのだろうけども。 ) 〜へぇ、それじゃあ払わないって言ったらどうなるのかしら。 払えって迫るわけじゃなくて、あなた達から取るの? 〜で、それを 「それで良い」 と言うの? …しょうがないのかな。 奴隷じゃ逆らったって誰も味方してくれないものね。 …ん、あれ、けどお駄賃くれるんだ? やっぱり多少は良いおじさんじゃない。 下には下がいるって意味で。 ( 初対面で縛られていただいだらの気持ちがいつもと比べてどうかというのは分からない。 でも、話しているうちに気になる部分を見つけたようだ。 また、見つめてる。 もっとも、もう足は何歩か小屋へ向けて歩き出しているけれど。 ) [Wed 5 Aug 2009 01:29:34]
だいだら > …うん。じゃあ、もう少し大人になるまで飲まないようにする。 ( お酒を飲むと喉がうえっ、ていう感じになるから嫌いだから、大人になってももしかしたら飲まないかもしれないけど。 ) ……… ごめんなさい、山を動かすのはやっぱり無理だと思う。 ( 相手が期待しているらしいのを見ると、急に自信が無くなったのか直前の自分の言葉を取り消してしまった。私はただ目が一つというだけで、あとは普通の女の子なんだ。山を動かせる女の子は普通じゃない。 ) だから、一つ目で満足できないのなら…私の芸はここまで、だよ。 ( ぐし、と目をこする。それを喜んでいいのかどうかはわからない。普通で居たい、普通に扱われたいと願うけれど、それじゃあ芸人としては出来損ないになる。 ) お代は見てからのお楽しみっていうのは座長の嘘っぱちだよ。入場の時にお金取られるもの。嫌なら払わなくても良いよ、私が代わりに出すから。そうしないと、また裸で外に放置されるから。 ( どうせたったの2000エンだ。 ) …要らない。 ( 肩に掛けられようとする羽織をそっと両手で拒んだ。 何だろう、変な感じ。気持ちがなんだか酷い。 ) [Wed 5 Aug 2009 01:08:26]
静馬 爛花 > ( お酒は気持ち良くなるもの? ) 〜知らないけど、圧倒的な美味しくなさだったから、あれを美味しいって言うには飲んだ後で酔う気持ち良さを知らないと難しいんじゃないかと思うのよ。 ついでに二日酔いなんかのデメリットも抱えるわけでしょ? あとけっこう高いし。 よっぽどなんだと思うんだけど、子どもがあんまり飲むと死ぬらしいから、もうちょっとお預けね。 ( うーんと考え込む風にして話すが、どこまでも主観的な感覚だ。 大人になると味覚が変わるということを知らない、小利口な。 山動かせるかも? ) 〜あ、じゃあそれ予約。 正直一つ目なくらいじゃあんまりだけど、山が動くのは見てみたいわ。 ( そっちには見物料を払っても良いと思う。 つまり、こっちには…? 壮大な絵を想像して楽しげにするものの、さらりと失礼かもしれない。 ) 〜ああ、行っちゃった? …ま、そんなに面白い人ではないわね。 てゆか、お代は見てからじゃないの? もちろん見せてもらうけど、満足できるのかなあ? ( 正直無理だと思う。 そして満足しなかったら、言葉通りに受け止めて払わない気満々だ。 …だったのだが。 ) …っておおっとちょっとちょっと? 泣くことないでしょ慣れっこなんじゃないの? あー… ( そこまでは考え及ばず泣いたと思ってしまう。 裸だし、楽屋?にでもなんでも引っ込んでくれて良いのだが、とりあえず、グラデーションになるよう重ねて着ている… というか肩からは落として腕に引っ掛けている、薄い生地の羽織を脱いでだいだらの肩にかけよう。 私が泣かせたみたいじゃない。 ) [Wed 5 Aug 2009 00:49:36]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 [Wed 5 Aug 2009 00:47:34]
だいだら > ………。 ( だいだらは肌に残る縄の痕をさすりながら立ち上がると、自分の身体を手で隠しながら。 ) 全然、良いおじさんなんかじゃない。 ( 呟くようにそう言った。じわりと涙が滲むけれど、これは目玉が大きいからちょっと涙ぐんだだけで大げさに涙が出てしまうのだ。 ) [Wed 5 Aug 2009 00:29:07]
だいだら > ( いっそ燃えて―― 燃やしてしまえば良いのだろうか。ふとそんな考えが頭を過ぎったが、小屋が燃えても私や他の皆が困ってしまうのだ。 大きな瞳は肯定でもなく否定でもなく、あやふやに揺れ動いた。 ) うん。パンっていうこっちの食べ物は歯にくっつくから好きじゃないかも。 そうなんだ、気持ちよくなるものなんだ。 ( 確かに、座長が気持ちよさそうに酔っ払っているのを見る。でもその翌日は酷く具合が悪そうに見えるけど。 ) …ううん、お腹は壊す。 ( そこら辺は普通の人間と同じらしい。 いつの間にかだいだらの言葉が敬語ではなくなっているが、多分目の前の少女との会話に慣れてきたのだろう。 ) やっぱり、神社とか苦手なのが普通なのかな? …今はまだ山は動かせないけど、いつか動かせるようになるかも。 ( それを聞いて座長ははっ、と笑ったが、もしそれが出来るようになったら、誰も私のことを馬鹿にしなくなるに違いない。この前スラムで出会った蜘蛛のように、私を敬うに違いない。 爛花の問いかけに対しては、そいつに大した芸はありませんよとぶっきらぼうに返すのみ。そうして「おい、だいだら。きちんと金は貰っておけよ」とだけ言い残すと、そのまま何も言わず小屋の中に引っ込んでしまった。答えにくい質問から逃げたのだ。 ) [Wed 5 Aug 2009 00:29:01]
静馬 爛花 > 〜ん、ごめんね。 答えられないわよねえ。 ( おじさんいるし。 でも、どうなんだろう。 燃えてしまえば良かったか、それほどでもないか――― そこから何か読もうとするように、大きな目をじーっと。 ) 〜へぇ、和食なんだ。 私も好き。 …そうそう私も、何が美味しいんだかね。 〜でも一度しこたま酔ってみたいなあ。 どんな感じなのか。 たぶんあれは、美味しいものじゃなくて気持ち良くなるものなのよ。 ( 何だか世間話ムードだが、質問攻めはお客の特権か。 ) 〜傷んでても普通に食べられるなら、お腹壊さない限りは得してると言えなくもないけど… 熱いお風呂の温度が分からなくて火傷するようなものだもんね。 ( 良い物食べてないくらい、この小屋だしなんとなく想像出来る。 ただ、その中身が気になった。 もしかしたら、面白いもの食べてるかもしれないと。 ここは、拘る様子は見せない。 ) 〜ふぅん、妖怪だったら、ああいうところは苦手なんじゃないのかしら? ああ、そういえば平気だけど。 …あ、同じものなの? へぇ、知らなかった。 だいだらか。 それにしてはずいぶんと可愛らしいけど、じゃあ将来が楽しみね? 山を動かせるんでしょ? 今はそういう芸はないの? ―――それとも隠してるのかなあ? ( どうかしら? ここは座長に聞くところではないのだけれど、くるりとそちらを向くのは反応見るためだ。 とんでもない隠し芸があるかもなんて、考えたことある?って。 けれども、やはり他意はない様子。 どうであれば良い・悪いなどという判断はどこにもなく、ただどうするのか見ているという。 ―――だから、縄を外すのには意外そうにした。 ) 〜あれ、罰はおしまい? 恥ずかしいって言ったから止めるの? 恥ずかしがってる、とは思ってなかったのかしら? ―――同い年だしね、ちょっと目のやり場に困っちゃってたのはそうだけど。 ( いやん、なんてわざとらしく身もだえして頬に手を当てる。 それらしい素振りを見せたことはなかったが。 ) 〜私に遠慮したならありがとう。 良いおじさんね? ( くるりとだいだらに向き直って、同意を求めるような話し方だけれど、イントネーションはこのおじさんをどう思ってる?と聞いている。 実は、飼育員のようなものかな、という程度の感覚だ。 ) [Wed 5 Aug 2009 00:15:24]
だいだら > ( 一つ目娘は問いかけに対し、また座長の方をちらりと見る。座長は「そう!そうなんです、炊事当番だったんですよ」と言うが―― 直後の言葉に驚いたような表情を見せ、顔を引きつらせながら愛想笑いを。 ) ん、と。お味噌汁とかお芋は美味しいと思います。でも、お酒は美味しいと思いません。 ――辛いっていう感じは無いんです。ただ、偶に食べ物が痛んでることに気づかないで食べてしまうことがあるので、損はしているかもしれません。 ( あくまで味覚が弱いだけで、美味い不味いの判断はつくらしい。何を食わせているのか座長はまた愛想笑いを浮かべて言わなかったが、今のだいだらの言葉に答えはある。しかし、食べているものがそれほど良くないのは仕方が無いかもしれない。 ) ――う? ううん…別に、苦手じゃあないと思う。思います。 ( サイクロプス。こっちでは一つ目巨人のことをそう言うんだって知っている。 ) ――だいだらぼっちです。だから私の名前もだいだらって言います。いや、もしかしたらだいだらぼっちなんかじゃ無いかもしれないけど―― 13歳です。 ( 少女に問いかけられた座長はむ、とした表情を作ると。渋々だいだらの縄を解いた。このままだと色々突っ込まれそうだと判断したのだろう。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:51:05]
静馬 爛花 > 〜あらら、やっちゃったわね。 寝タバコはないでしょ、炊事当番だったとか? …火事にならなくて良かった? それとも――― いっそ燃えちゃえばすっきりしたかなあ? ( くくっと肩を震わせて、拳を口元に当てて笑う姿はなんとも無邪気だ。 でも、何か。 ) 〜ふぅん、美味しいとか不味いっていうのはあるの? 〜で、味覚の方はどうなのかしら? 鈍くて幸い? 損してる? ( 後半の問いは、くるりと座長の方へ顔を向けてだ。 どんな物食べてるのかと。 ) 〜何よ、はっきりしないのね。 神社仏閣は苦手? ほら、一つ目っていうと妖怪もあるけど、サイクロプスとかいるじゃない? 今いくつ? これからどーんと大きくなったりして。 …って、そっか。 売りが見た目だけにしては… いや珍しいけど、裸でも見せないとお客来ないってことなのかしら。 〜でも、そうよねえ。 恥ずかしいって。 ( 言ってるけど?と、また座長の方を向く。 どうするの? 罰だからそのまま? …どちらに対しても、ただ、問うだけだ。 あなたを知りたいと言いたげに、好奇の目を向けて。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:38:22]
だいだら > ( 座長はいまだ愛想笑いを浮かべているが、内心では僅かに「何だこの客は」と思っている。何しろ自分の痛いところを突いてくるのだから。 そして、なあにたいしたことじゃありません。ちょっとへまをやらかしまして―― そう、小屋でボヤ騒ぎを起こしたんです! と、適当な嘘を。 ) ………。 ( どう答えて良い物かちらりと座長の方を見たが、すぐに目の前のお客に視線を戻して。 ) はい、わかりません。臭いが感じられないから、味覚も他の人より鈍いみたいです。 ( これも自分では良くわからない。他人にそう言われたから、そうなのかなと思っているだけで。 ) 妖怪です。…妖怪だと思います。でも、もしかしたら人間かもしれません…。 芸は、出来ません。 ……。 恥ずかしい、です。 ( 続く質問に一つずつ答えたが、最後の質問には俯きつつ小声で言った。勿論、恥ずかしさの為だ。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:19:58]
静馬 爛花 > ( 強い口調に、ここは苦笑しても一つ肩を竦めた。 ) 見世物が挨拶しないのと、どっちがお客を引かせるかしら。 てゆか、話せるんだ。 〜で、何したの? これが芸とは言わないでしょ? おじさんの趣味? ( スルーされていることに気付かないわけはないのだが。 ごく普通に話すようなトーンで苦情に近い感想挟みつつ。 けろっとした顔で首を傾げる。 どうなのかと。 ) 〜でも残念ながら、あなたにその恩恵がどれほどのものかは分からないのね。 ( だって臭いという概念がないだろう。 きっと空気中に存在する刺激物を、角膜で捉えるくらいで。 よく言えました、でもお約束の口上か。 ) 〜人間なの? 芸はできる? …身体は普通なのね。 恥ずかしい? ( 声が震えているのは、怒りか恥辱か。 今自分が暑いせいで、寒い、とは思ってもみなかった。 何にせよ、ストレートに聞いてくる。 が、なぶるような調子も特にない。 ただ、好奇の色があるだけで。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:11:32]
だいだら > ( 少女の問いかけには「勿論ですとも!」と大げさに言ってみせるだろう。そうしてやっと捕まえたお客を嬉しそうに小屋の中に案内しようとするのだが、その前に少女がだいだらに話しかけたのを見て立ち止まる。男はお客様に挨拶しろ、と強い口調で一つ目の娘に言うだろう。 一つ目娘が何をしたか、という点は笑ってごまかすだけだった。淫売窟でぼったくられた話なんて、とてもじゃないが他人には言えない。 ) い、いらっしゃいませぇ。 ( 私はまだ少し咳き込みながら、大きな瞳でその相手を見上げた。 ) ――はい、鼻はありません。臭いもわかりません。便利なのは肥溜めの臭いも感じずに済むので、汲み取りのお仕事に向いてるということで御座いましょうか。 ( これはいわゆる客に対する語りである。寒いせいか、声が震えているが。 ) [Tue 4 Aug 2009 23:00:03]
静馬 爛花 > ( 愛想笑いににっこりと微笑み返す。 それだけ見れば愛想の良い娘だけれど、座長がバツ悪そうなのに対しては、いささか違和感があるか。 続く口上には、男から小屋へ、そして一つ目の女の子に視線を移す。 困ったな、ということか、あるいは悪趣味というニュアンスか。 ひょいと肩を竦めて、首を傾げて――― )   〜本当に? おじさんは孫の代まで語り草にする? まいっか。 見てみないことにはね。   ( 期待しないけど、とでも言うようなさっぱりとした態度だ。 でも、そう言いながら二人の方へ足を進める。 どうやら入ることにしたらしい。 通行人から、おいおい的な視線が注がれるかもしれないが、何を気にする風も無く――― ) 〜で、一つ目娘は何したの? それとも、趣味なのかな? へぇ、鼻はないんだ。 臭いとかって分からない? ( 一つ目の女の子の大きな目を覗き込みながら、同年代の裸体がさらされて、縛られ濡れ鼠なことに対する言葉がそんな。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:48:42]
だいだら > ( 座長は一言二言私を罵倒する声を浴びせると、空になった桶を乱暴に放った。そして、丁度通りかかったイエロティアの少女が見ていることに気づくと、少しばつの悪そうな愛想笑いを浮かべる。それから、あなたに対してこう言うだろう。 「いかがですお嬢さん」 「世にも奇妙な生き物たちの芸を見ていきませんか」 「一度見ておけば、孫の代までの語り草!」 「達磨女に、逆足男に、一つ目娘、いろんなのがいるよ!」 ――と。 ) けほっ   う、  ………。 ( ぎゅ、と目を瞑ってからぱちりとまぶたを開ける。視界が水で滲んでよく見えないが、どうやら客を一人呼び止めているらしい。小さく咳き込みながら、私は足を止めたイエロティアの少女を見た。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:33:16]
静馬 爛花 > ( それはもう、ガン見している。 タイミングとしては水の音にそちらを向いたら二人がいたような。 そそくさと通り過ぎたり目を逸らしたりするものだろうに、かぶいたファンタジー和装の少女は足を止めて、楽器のケースらしい、そのくせ片手棍も吊るされていたりする鞄を手に顔をそちらへ向けている。 顔を顰めるでも、嘲笑うでもなく、街角の寸劇に興味を引かれたような顔で、次どうするの?という感じで。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:25:47]
お知らせ > 静馬 爛花さんが来ました。 『( 見てる。 )』 [Tue 4 Aug 2009 22:20:13]
だいだら > ( と、その時だ。入り口から座長がぬっと顔を出し、私を睨み付けた。もう解放してもらえるのだろうかと思ったが、その怒りに満ちた表情と手に持った水の入った桶を見れば、どうやらそうではないことがわかる。 ) …っ。 ( 次の瞬間、座長は新たに冷水を私の頭に浴びせた。夏の外気と自分の体温で温くなりつつあった水が、また冷たいものにかわり、更に体温が奪われる。 その直前に感じていた憎しみは、冷水と一緒にどこかに流れていってしまった。 ) ぷはッ げほっ…  う、  ぅ。 ( 水が目に入って思わず目を瞑り、咳き込んだ。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:18:52]
だいだら > ( …私は、ほんの少し。ほんの少しだけど、その時――…。 私を変な目で見ている連中を、憎く思った。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:15:12]
だいだら > ( 目玉が一つしかないこと以外は普通の女の子なのに。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:14:31]
だいだら > ( 時々通りすがる人の視線が痛い。見世物になるのはもう慣れてるけど、やっぱりこういうのは嫌だし恥ずかしい。私は―― 私は、目玉が一つしかないこと以外は普通の女の子なんだ。 ) ………。 ( ちらりと濡れて張り付いた前髪の隙間から、こちらを見る通行人の方を覗いてみる。視線が合った相手は一瞬ぎょっとしたような顔をして、そそくさと立ち去ってしまった。 …やっぱり、小屋の外に居る私は見世物としては成り立たない。小屋の中ではお客は気味悪そうにしていても、逃げ出すようなことは無い。それが小屋の外に出れば、一転してただの異物、ただの異形だ。関わり合いになるのもためらってしまうような。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:14:05]
だいだら > ( 座長がこんな風に怒り狂った時、一座のほかの人間は庇ったりしない。中には古株で座長との付き合いの長い芸人は、文句を言ったり否定したりするけれど、そういう発言力のある人も庇ってはくれない。彼らが不満を口にするのは、自分に対して不利益があった時のみだ。 そういう私も、他の連中が苛められている時に庇ったりはしない。だから少なくとも一座の中では、私のこの待遇は公平と言えるのかもしれない。私が普段から勇気を出して皆を庇っていれば、どうして今みたいな状況で誰も助けてくれないのかと文句を言うこともできるのだけれど。 ) ………。 ( ぶる、と身体を震えさせた。こういう時、普通の人間ならくしゃみの一つでも出すのだろうが、あいにく私には鼻が無い。 ) [Tue 4 Aug 2009 22:01:31]
だいだら > ……お腹空いたな。 ( そういえば晩御飯がまだだ。夕方前に病院から帰ってきた座長にずっと苛められていたから、ご飯を食べる時間なんてなかった。そもそも私が食事を用意する係りなので、他の連中もきっと空きっ腹だろう。座長だけは多分どこかで済ませてきたのだろうけど。 ) ( 幻想一座の小屋はそれほど人通りの多くない場所にあるが、それでも私の姿を見た通行人は何事かと一瞬足を止める。確かに客の注意を引くには効果はありそうだが、果たしてその後に客が中に入ろうと思うかどうか。家族連れとか、恋人同士とか、逆に気まずくて入りづらいだろうに。 …もっとも、座長はそこまで考えてはいないのだろうけど。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:53:18]
だいだら > ( 私は裸のまま縄で縛り上げられ、更に冷水を浴びせられた状態のまま入り口に放置されていた。やはり、先日の淫売窟の一件がよほど気に入らなかったのだろう。私はいつも以上に座長に痛めつけられ、こうして一風変わった客寄せのお仕事をやらされている。私は項垂れた状態のまま、店じまいの時間が早く来ることを願っていた。 真夏とはいえ裸で水を浴びせられたまま放置されれば、身体の熱を容赦なく奪っていく。凍死するようなことは無いだろうが、それでもとても寒かった。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:47:09]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 幻想一座の小屋の前で。 』 [Tue 4 Aug 2009 21:39:46]
お知らせ > キリルさんが帰りました。 『( 拾い上げたカァドは、フランドール嬢に宛てたものだ )』 [Mon 3 Aug 2009 20:27:26]
キリル > ――― 、 ( あぁ、そうか。 )( カァドを拾い上げようと、手を伸ばしながら思い出す )  … ( 帰りに出していこうと思ってたヤツだ。 適当にカバンにつっこンでたら折れるかもと思って、本に挟んだンだったか。 )  ( なンかもう、いい加減相手には忘れられてそうだけど――― ) ( 帰り支度を済ませて、暑いだろう店の外を思いながら。まだアイス珈琲と呼ぶことの出来るソレを、飲み込んだ ) [Mon 3 Aug 2009 20:25:53]
キリル > ( 本当はノートやレポート用紙やメモ用紙も持ち込んでテェブルに所狭しと広げて進めたいところだが、ここでそれは少々憚られた。サイ○リヤならやるンだろうけど。西の方にもあるので安心してほしい。 …さておく )  …ン ? ( ペェジを開いたところで ひらり、 ) ッ、と、 ( 本の間から何か落ちた。 しおりのような細長いものじゃない、何か―― カァド? ) [Mon 3 Aug 2009 20:15:17]
キリル > ( 本には随所に、紙を細く切った簡易のしおりが挟まっていて、上の方に簡単なメモ書きがされている。 論文集のしおりはまばらなものだったが、物語の方は 全ペェジに挟んであるンじゃねーの、と友人に揶揄られた事がある。 だがそうでもないと、青年としては思っているのだ。 ただ、項目ごとに印をつけてしおりを挟んでいるから、同じペェジに何枚も挟んでいたりするけど。 )( 挟んである、といえば―― )   …、 ( もうおわり、と思ったくせにまた本を手にとり、ぱらぱらとペェジを捲る。 いい加減帰らないとと思ったのだが、今日新たにしおりを追加した箇所で気になるところがあったから ) [Mon 3 Aug 2009 20:10:19]
キリル > ンー、 ( 軽く伸びをして、首を左右に倒せばゴキッと嫌な音をたてた。 ちっと疲れた、と内心でごちながら小さく息をつく。 )  ( 読んでいた本は卒論のテーマに関わる物語と論文集だ。 自宅だとどうにも進まずに、こういう それしかできない、ッて場所に自分を追い込んでみた。 セィナには一応どこに行くかは伝えてあるし、もし晩御飯作ってくれてるなら入る余裕は十分あるから安心して欲しい。 ) [Mon 3 Aug 2009 19:58:05]
キリル > …、 ( このへんでキリにするかと、青年は紐を本に挟み閉じた。二人がけのテェブル席には青年が手にしているのとは別に厚く装丁のしっかりした本が二冊積まれている。その上に手にしていた本を積んで、ぬるくなったパンプキンスープを飲み干した。 オヤツ代わりにつついたラザニアの皿は、少し前に店員が下げてくれたようだ。 テーブルの上には本の他に今しがた飲み終えたスープカップと、まだ半分ほど残っているアイスコーヒーのグラスがある ) [Mon 3 Aug 2009 19:53:16]
お知らせ > キリルさんが入室されました。 『( La Bellezza Rossa )』 [Mon 3 Aug 2009 19:40:09]
お知らせ > リートさんが帰りました。 [Mon 3 Aug 2009 00:58:33]
リート >  ……聞くだけ聞いてみよう (それだけなら多分迷惑にはならないはずだ。多分)  [Mon 3 Aug 2009 00:58:30]
リート >  (足を止めたのは比較的静かな区画だ。余り賑わっていないような、人気のある歌い手なら絶対歌わないであろう場所。己はこういった場所でよく歌っている) ――今日はここで歌おうか (ヴェイトスで歌うのは本当に久しぶりだ。最後に歌ったのは―― ) ……あ、 (そうだ、キヨさんに連絡を取ろうと思っていたんだった。クリスティアの土産も買ってきたというのにすっかり忘れていた) 連絡…取れるかな (今はどうしているだろう。もう既に働いていていたら、雇い主の家に住み込んでいるだろうし、仕事をしているのなら忙しい中わざわざ来てもらうのは気がひける。歌い手は少し考え込むような仕草)  [Mon 3 Aug 2009 00:56:15]
リート >  (噂話で分かる変化は他にもあった。知り合いだった幾人かがいつもの場所から消え、顔も名も知らない歌い手が当然のような顔で歌っているらしい。旅芸人の一座は別の街へと興行へ行き、別の見世物がごく自然に業を披露しているのだという) (そして、今の己には居場所らしい居場所はない) (まぁ、其れは当然だ) (興行しなければ芸人など忘れられていくものだ) (分かっていてもクリスティアに行ったのは吟遊詩人だったころ――目が見えていたころ――の放浪癖が出てきたせいだろうか) (そんなことを考えながら歩いていれば、以前聞くことのなかったような曲が流れ込んできた。ああ、これも変化だ。杖が石畳に引っかかったように、止まった)  [Mon 3 Aug 2009 00:41:28]
リート >  (噂話も歌い手の耳に入る。良いものも悪いものも、時に憶測や悪意や揶揄を含んだものも。人の口から齎される情報なので、主観が混じるのは仕方がない) 色々あったんだなぁ… (此処最近のヴェイトスの事情はクリスティアにいた己の耳にはまだ入っていなかった。情報の伝達は遅いから仕方のないことだろう。とりあえず、最近は随分と血腥い事件が多かったようだ。他は――どこかの飲食店がイベントを開催している、とかそんな)  [Mon 3 Aug 2009 00:25:22]
お知らせ > リートさんが入室されました。 『 (様々な音と共に) 』 [Mon 3 Aug 2009 00:15:47]
お知らせ > セルマさんが退室されました。 『 ――――ぴぎゃッ!? ( 頭っから後ろにすっころんだ。 ) 』 [Thu 30 Jul 2009 00:54:25]
セルマ > (ざわざわと、人の心をざわつかせるような―――そんな、感情の乱れ。意識を集中すれば感じる、精神的な意味を含めての、自身の糧の匂い。) ………とは、言っても。 (小さく呟きながら、油で光っていた手、見直し。) やっぱ実際、食べてるってカンジするヤツの方が、好きなんだケドね。 (肩竦めながら、また天見上げ。) ―――んで、絶対つきって、やわこくて、もちもちしてそぉ。 (こっちの世界に落ちてきて、初めて体験した、食べるという事。中々どうして、面倒くさいながらも、楽しいそれは―――何度も、というわけにはいかないが、結構クセになってるわけで。) ――――ン。 (ぐ、と思わず片手、月へと伸ばし。) [Thu 30 Jul 2009 00:54:05]
セルマ > (ばり、ぼり、と骨を砕く音、民族音楽に紛れながら響かせ―――見事噛み砕けるのは、腐っても悪魔の端くれの証か否か。ごくんと喉を鳴らせば、見事噛み砕かれ、細かくなった骨が胃袋へと収まって。やる気の無さそうな半目ではふりと吐息零せば、自由になった両手、ぱたぱたと振り。) やっぱココは商売する以外は、裏通りの方がいいネ。おいし。 (呟きが指すものは、先程まで食べていたチキンに対するものではない。気の無い瞳が、一瞬何か狙うような、獣に近い色を帯び。) ココは、ニンゲンの嫉妬とか、そういうのがいっぱい溜まってる。 (すん、と鼻を鳴らせば―――そうする事で感じるわけではないが、人間のマイナス感情に、気を向けて。) [Thu 30 Jul 2009 00:27:08]
セルマ > (口端から、涎が垂れた気がして。ぐいと手の甲で口元を拭うと―――涎とは違う、油のべたついた感触。うへ、と表情歪めながら拭った手の甲見下ろせば、その先に見える、薄っぺらい黒服が、妙な艶を帯びて見える。横じまに見えるのは、浮いた肋骨か。一応性別的には、女である筈なのに、その証の一部であるはずの、柔らかな胸の膨らみ等は、一切見当たらない、薄っぺらい身体。見ごたえも何もない、見慣れた身体に小さく息吐くと、ごしごしと服に油で汚れた手、擦りつけ。) もっちりしてそーよネ。 いっぺん齧ってみたいわぁ。 (呟きながら、傍らに畳んでおいてある、真っ黒なマントに手伸ばし。) …―――あ、そっか。 (今日は"おうち"に商売道具を置いてきてたんだ。) どっかそこらに、ちょーどイイの落ちてるっちゃ無いだろし…いっか、メンドクセ。 (ナイフはあれど、切るモノが無いんじゃどうしようもない。居直るように、あぐりと殆ど骨だけになったチキンに、噛り付き。) [Thu 30 Jul 2009 00:13:10]
セルマ > (芸能横丁の隅っこ。どっかの民族音楽を、篝火の中心でどんちゃん賑やかに流している所から、少し離れた、楽屋裏に近い所。幾つか並べられた木箱の上、あまりお行儀が良いとはいえない体勢で座り込んでいる悪魔が一匹。片手には骨付きチキン―――だったものが、握られて。口の周りは、薄闇の中でも、気持ち悪い具合に油でてかり。開いてる片手に付いた油汚れ、ぺろりと舌先で舐め上げながら、天を見上げた。) ……――――つきって、うまいのかな。 (ぽつりと呟く、一言。) [Thu 30 Jul 2009 00:00:46]
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