ヴェイトス中央病院 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Fri 15 Jan 2010 23:31:52]
君影 > (達した後の軽い虚脱感に襲われる。ねえ、私はアレを楽しんでたの?本当はずっとあのままでいて欲しかったの?沢山の人間を殺めて、そして結局は五体不満足になる人生なんかより、故郷であいつらにずっと犯され続ける方が―――――) ――――そんなわけ、ない。 (馬鹿馬鹿しいぞそんなの。有り得ないだろ普通。) (汚れた自分の手が酷く気持ち悪かった。リャンが帰ってくるのを待たずに私は布団を被る。もう寝てしまえ。そうすれば何も考えなくてすむじゃないか。) ――――どうか……… (どうか何も夢を見ませんように。だって、自信がないもの。夢のアレを欠片たりとも望んでいないと言える自信が。) [Fri 15 Jan 2010 23:26:28]
君影 > …ふっ…ん……はぁ…ん………! (気付けば私の指はその熱さを鎮める為に伸びていた。シーツを噛んで必至に声を抑えながら、乱暴に自分の秘所を弄くっていく。) (何で私 こんな事を)(嫌いだったのに。こんなの、気持ちが悪いだけだった筈なのに―――――) ―――んんっ――あっ、あぁぁー!! (そう思っても指は止まってくれなくて、私は自分が達するまでそれを続けてしまう) [Fri 15 Jan 2010 23:05:05]
君影 > (私を売り飛ばした時もそうだった。ゴメンねと繰り返して涙を流す母。あの日々は二度と思い出したくないぐらいに最低で―――――) ……………… ( ――――本当に そう ? ) (あの夢の私は悦んでいたじゃない。腰を振って、自分から求めて。そうだったじゃないか。) ……………ちが………… (今だってそう。あの時の夢を思い出すだけで下腹部が熱くなり、あまつさえもう一度見たいと願っている癖に。) ちがう………… [Fri 15 Jan 2010 22:49:18]
君影 > 何がゴメンネだ……… (母はいつも私にそう言っていた。暴力を受けた時も、集団になぶられていた時も、決まってボロボロの私を抱き締めながら涙ながらに謝るのだ。)(謝罪なんていらない。だったら止めろよ。結局アイツは自分の身がかわいくて何もしなかったんだ。謝るのは決まって全部が終わったあと。最中に母の姿を見たことなんて一度もない。) [Fri 15 Jan 2010 22:34:45]
君影 > 確かこう………いや違った? (うろ覚えの記憶を掘り返しながら手を動かしていく。最後にこんな事をしていたのはいつだったか。売られてからはやった記憶がないから――――ならまだ親元にいた時か。私だって、ただあんな事だけされていた訳じゃない。父はイカれていたが、母は良くも悪くも平凡な人だった。) ……………… (こうして一人でいると昔を思い出してしまう。あんな夢を見てしまったからだろうか。) [Fri 15 Jan 2010 22:19:56]
君影 > (病院内は清潔でなくてはいけない。だからリャンは毎日ちゃんと身体を洗いに行っていて、今はちょうどその時間。一人になって退屈な私は半分リハビリ、半分手慰みに折り紙などしているわけだ。) ………… (しかしやりづらい。両手を使えれば容易いものだとしても、今の私じゃこんなにもてこずる。片腕だと作れるものだってそう種類はない。) [Fri 15 Jan 2010 21:58:19]
君影 > (指先の感覚を取り戻すためのリハビリ。しかし元々器用な質であったから、片手になってもある程度は変わらずにこなせる。この調子ならば文字を書くといった行いなどは普通に出来そうだ。日常生活にも強く影響が出る事などはないだろう。) …………… (黙々と折っていく女の傍に猫は今はいない。) [Fri 15 Jan 2010 21:47:53]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『折り紙を折る』 [Fri 15 Jan 2010 21:42:01]
お知らせ > 君影@淫夢さんが帰りました。 [Thu 14 Jan 2010 01:33:38]
君影@淫夢 > ――――――……! (目を開けた時。視界に映ったのは見知った病院の天井だった。腕を挙げようとしてみる――――ない。夢―――――) ―――――  ……… (ベッドの中で発した言葉は空気を震わす事が出来なかった。ただ唇だけが言葉を紡ぐ。) ( 違う ) ( そんなわけ、ない ) [Thu 14 Jan 2010 01:33:10]
君影@淫夢 > (私は何度も何度も絶頂に達した。そして体力の限界をとうに超えて、まともに声を挙げることすら出来なくなってもそれは続けられた。) ――――………ぁ……はぁ……… (白濁にまみれた幼子は笑った。身体中で彼らが触らなかった場所はなかった。その小さな体の全てを堪能し、そしてその目を背けたくなる陰惨な夢は終わりを告げる。) [Thu 14 Jan 2010 01:29:03]
お知らせ > さんが退室されました。 『 …果たして、それは悪夢だったのか。 』 [Thu 14 Jan 2010 01:22:40]
> ( 男の肉棒が全ては入りきらぬ程狭く、しかしそれでも構わずに突き動かす。鬼畜、獣、正気の沙汰ではない。まともな人間がその光景を見たら、思わずそう罵って顔を覆ってしまうような。 ) ( 拒絶の声はまたしても届かず、秘所よりもずっと強く侵入を拒む排泄の穴に捻じ込まれた肉の塊。一度では奥まで入りきらず、二度、三度、四度と何度も勢いをつけて幼子の身体を揺らし、やがてその奥に押し入るのだ。小さな身体に異物が二つも差し込まれ、中で乱暴にこすれあう。幼い肉穴に、男はすぐに精を吐き出すだろう。しかし勿論それで終わることは無い。身体を離したらすぐに別の者が群がって、君影に休む暇など与えずに。 ) ( そして集まった周りの連中は、愛を唱えながら思い思いに犯し続ける。ある者は激しく、ある者は優しく、ある者は乱暴に。その忍も、魔女も、傭兵も、そして父親も。嬲るような犯し方とは別に、ねっとりと絡め取るような動きの掌が集まる。髪をなで、耳穴を撫で、唇を撫で、胸を撫で、背中を撫で、足を撫でていく。そしてその小さな身体で悦んで、肉欲に塗れた愛を囁きながら犯した。――その狂った宴は、その場にいる全ての者が満足するまで続けられた。 ) [Thu 14 Jan 2010 01:21:12]
君影@淫夢 > ギィッ…!あっ、あ、あっ!そんなにうご、うごいちゃっ、めえぇ! (幼子の秘所からは蜜が溢れている。泣きながら、苦しみながら――――しかし昏い悦びがその胸を満たしていく。)(男に持ち上げられた君影はその肉棒をより深くくわえこもうと腰を動かした。奥まで突き刺されるその行為は気が狂うのではないかという痛みを伴い、そして気が触れるほどの快楽を連れてきた。) あ……あぁ…………!ダメ!ねえダメ!!そんな場所はぁ―――――ッッッッ!!!! (もう悲鳴は声にならなかった。幼すぎる体に二本も射し込まれた少女は魚のように口を開き、弓なりに背中を仰け反らせる。) (――――その聞こえてきた声はとある傭兵の声に聞こえた。私の大事な親友。リャン以外に初めて手にした失うのが怖いもの。)(それはあるいは魔女か。無感動な忍か。)(その人達が、父が口々に言う。愛していると。もっともっと愛されろと。) ……き、て… …… (痛みの中で少女は腰を振る。息も絶え絶えに、重力を直に感じながらより深く深く男達と繋がろうと。) きてください………もっと…して。ねぇもっと、もっと、ずっと――――― (虚ろな目に笑みを浮かべて。自らの口で続きをねだる。きっとこの人たち全てと事を終わらせるまで女は目覚めない。それが終わるのは果たしていつのことになるのか――――) [Thu 14 Jan 2010 01:08:27]
> ( 声を出して嫌がる様子を口々に罵倒し、哂う。ず、と捻じ込んだ時が気持ちよかったのだろう。君影の上で男は恍惚とした表情を浮かべ、更に腰を振り始めた。痛いほどきつく、けれどもそれが堪らない。大人の男の身体に対し、君影のその姿はまるで大きな肉布団に覆いかぶさっているかのようだった。 ) ( 助けを願った時に現れた者達は、残酷にも救いの手を差し伸べることは無かった。君影に跨り腰を振る男はにやりと笑うと君影の身体を抱え上げ、下から突き上げるような姿勢になる。すると新たにやってきた連中の一人が君影の後ろに回り、解されてもいない排泄の穴に宛がい、犯そうとする。 ) ( 嬉しいか? ) ( 嬉しいか、君影。 ) ( お前は愛されているんだ。 ) ( ここの全員に、肉奴隷として。 ) ( もっと愛して欲しければ ) ( 強請れ。 ) ( 腰を振れ。 ) ( 悦べ。 ) ( まるで儀式のようだった。幼子を贄としてそれを取り囲み、呪文のようにみんながそう口にする。 ) [Thu 14 Jan 2010 00:38:37]
君影@淫夢 > (口の中に吐き出される欲望の塊。その強烈な雄の香りに目眩がしそうになる。喉に絡み付く精液を必死に飲み下したけれど、それでこの宴が終わる訳はない。まだお楽しみは始まったばかりなのだ。) (ゲラゲラと下卑た笑いが響く最低な一室。これが私の日常だ。きっとこいつらが飽きるまでこの日はずっと続いていくんだろう。) イヤァ!それはイヤッ!!そんなの私入んないよぅ!! (そそりたつそれに向けるのは恐怖の視線。そんな悲鳴も怯えもただこの場を盛り上がらせる為の演出に過ぎない。) ゥギィ………!! やっ……抜いて……死んじゃうぅ…!! (誰か助けて―――そう願った時に開け放たれる扉。その先には色んな奴がいた。それは私の数少ない友達だったり、縁遠い同僚だったり、この場にいる筈がない人達――――)(――――ただその人達が何をしにきたのかは表情が物語っていた。) ――――あぁ………。 (あんなに、いっぱい) (幼子がその人達を見て浮かべたのは、薄い小さな壊れた笑顔。) [Thu 14 Jan 2010 00:29:40]
> ( その舌の動きに男はぶるりと腰を震えさせると、欲望をその小さな口の中に吐き出した。君影が吐き出してしまわぬよう、しっかりと喉の奥に押し込んだ状態で。無理やり精液を喉に流し込んだ後、ようやく男は満足して口から引き抜くのだった。そして父親の声に男たちは笑う。 ) ( 俺なら金を出せるぜ。 ) ( おいおい、お前の所には女房も娘もいただろう? ) ( 売るときになったら真っ先に声をかけてくれよな。 ) ( 幼子が暴れるのも構わず、その肉の塊を宛がうと数人係で小さな身体を押さえつけ、そのまま腰を深く落とし捻じ込んできた。 ) ( 嫌がるのも構わずに。 ) ( 助けを求めるのも構わずに。 ) ( そしてその時、君影の家の中に誰かが入ってきた。それは同じように君影を好き勝手しようとやってきた連中だ。――でも、その人たちは――みんなあなたの良く知っている人だった。ヴェイトスに住んでいる親しい人、親しくない人、その区別無くみんな同じように獣じみた笑顔を浮かべながら、あなたを犯しにやってきた。 ) [Thu 14 Jan 2010 00:10:07]
君影@淫夢 > (男達なんてこんな奴らしかいないんだ。他人を自分の都合の為だけに自分勝手に扱う。だから私はこいつらをみんな殺してしまいたかった。だけど私はもう……―――) ………―――! (キツく閉じた目から大粒の涙が零れ落ちる。自分本位なその男の動きにも懸命に幼子は舌で奉仕をする。無理矢理に繰り返し覚え込ませられた舌技は幼くても娼婦のそれだ。) (父親はそりゃ言い値次第だなと笑うだろう。まだ楽しみ尽くしてないから先の話だけどな。) ――――― ふぅっ!!? んー!んー!!! (少女がそれを受け止めるにはまだ幼すぎる。けれどそれにも関わらず毎日のように行われるそれ。しかし慣れたからといっても貫かれる度に襲う痛さ辛さは決して変わらない。くぐもった悲鳴を挙げながら嫌だ嫌だ助けてと目を見開き首を振ろうとするけれど、しっかりと押さえつけられた男の手にそれもする事すら出来ないだろう。) [Wed 13 Jan 2010 23:57:02]
> ( 声を出せば出すほど、泣けば泣くほど男は喜んだ。怯えながらも自分の命令どおりに舌を這わせるのも気分が良い。そして更に舌を動かさせたまま、男は幼子の頭を掴み、自分が具合がいいように腰を動かすのだ。時折ちらりと下を見ては、その歪んだ表情に満足げに笑う。 ) ( 見ろよ、濡れてるぜ。 ) ( ガキのくせに。 ) ( おい、こいつ俺に売ってくれよ。 ) ( そんな勝手なやりとりを交わし、最後にげらげらと男たちは笑うのだった。幼い穴を舐る舌が蠢き、不意にそれが離れれば何の前触れも無く自分の一物をそこに捻じ込もうとする動きを見せる。 ) ( 助けは来ない。誰も来てはくれない。 ) [Wed 13 Jan 2010 23:35:40]
君影@淫夢 > ふぅ……ひゃぁ…………ひゃぁはほ…………! (息が詰まる苦しさとその臭いに涙を流した。本当は首を振って拒絶の意を表したいけどそんな事すら出来ない。だから洗うように舐めろと命令されたら私はそれに拒む事など出来ない。断ればより酷い事をされるのだ。その恐怖が身に染みているから丹念に舌を這わす。その肉棒の味と臭いはあの村の事を思い出して吐き気が込み上げてきた。) ふぁっ!ひゃめ……ぇぇ………!! (肉棒にばかり気を取られていたからその秘所への責めは不意討ちだった。幼子は体を震わせてその蕾のような秘所をより一層はしたなく濡らしていく。) [Wed 13 Jan 2010 23:27:26]
> ( その二つの忌まわしい記憶が混ざり合い、この夢が生まれた。そうやって一度浮かび上がったものは、また記憶の底に沈めるのに長い月日が必要になるだろう。或いは、もう二度と沈めることは出来ないのかもしれない。 ) ( 少女の喉を塞ぎ窒息させてしまう程太いその肉棒が口の中を犯す。小さな舌やくぐもった声が気に入ったのか、男は獣のような唸り声をあげながら恍惚の表情を浮かべる。 「いつ突っ込んでもこいつの口は最高だ」なんて身勝手な言葉が聞こえるだろう。まともに洗ってないその肉の塊は酷い味と酷い臭いがして、男はそれを承知で少女の口に捻じ込んでいるのだ。その証拠に舐めて綺麗にしてくれよ、と笑う。 ) ( 別の男がその湿り気を帯びた幼い秘所に顔を埋め、貪る。 ) [Wed 13 Jan 2010 23:11:25]
君影@淫夢 > (それは永遠に蓋をして霧のように消し去りたい記憶だった―――)(――――だった。) (閉じた霧の村での記憶。一月に及ぶあの惨状は沈澱していた記憶を掬い上げた。そしてその時屍人になりかけた影響で暴力衝動、性欲の増幅が今でも心の奥底に残っている。) イヤァァァッ――――ふぅっ………!! (その今が過去の記憶を捏造する。顎が外れそうになる事など構わずに少女の口に肉棒が入れられる。しかしその秘所は徐々に湿り気を帯はじめている。) [Wed 13 Jan 2010 23:02:03]
> ( その小さな身体に群がる。罪悪感や後ろめたさなんてものは最初から無くて、その怯え泣き喚く姿に雄として劣情を感じ、支配欲を満たすことに悦びを感じているのかもしれない。けれどもそれは本当に忘れたいものだったのか、どうか。欲望を具現化するこの世界においては――。その判断は夢を見る本人にゆだねられるのだろう。 ) [Wed 13 Jan 2010 22:47:13]
お知らせ > さんが来ました。 『欲望の赴くままに。』 [Wed 13 Jan 2010 22:42:59]
君影@淫夢 > (そこから始まったのは陰惨の一言だ。男達は少女を物のように扱う。ただ自分たちの特殊な欲望の捌け口にしか思っていない。まだ物も良く知らない少女が泣き叫ぶ姿に彼らは欲情する。庇護を受ける立場にいるべき幼子はその親の手によって虐待をされていた。) [Wed 13 Jan 2010 22:40:50]
君影@淫夢 > ヤァ………! (必死に首を振るその姿にいつもより随分怯えてるじゃないかと父は笑った。初心に戻った気分でいいじゃないかと父とは別の裸の男が言う。この男も知っている。いや何度も何度も凌辱の限りを尽くした男の顔を忘れられる訳がないのだ。) やめ…て………ねぇもう……嫌 なの……………やっと……やっと忘れられる事が出来そうだったのに………! (――――男達は大声で笑った。ヤリすぎで頭がオカシクなっちまったか?どの口が言うのかねと口々に口汚く幼い少女を笑う。)(笑いながら少女の服を脱がしに掛かった。必死に抵抗をするけれど子供の力なんてあってなきものだ。) [Wed 13 Jan 2010 22:22:18]
君影@淫夢 > (その目の前にいた男の姿に私は茫然自失するしかなかった。それは私の父親。幼い私を端金で売り飛ばした憎い憎い男。今すぐにでもその首をかっさばいてしまいたい。それほどまでに憎しみしかない相手。) ……ぁ…ぃ…ィヤ… (それなのに――――今の私はただ怯えきった言葉を口に出す事しか出来なかった。まだ五つを数える程の記憶。それでも鮮烈に刻み込まれてしまうほどにその根はあまりに深くはびこっている。) [Wed 13 Jan 2010 22:04:13]
君影@淫夢 > え? (目に映る風景はずっと昔に見た記憶があるもの。奥底に閉まって固く閉じられていた蓋が開けられた事に私はただ驚きの言葉を漏らす事しか出来なかった。) (――――ここは―――私の家――――) [Wed 13 Jan 2010 21:47:23]
お知らせ > 君影@淫夢さんが来ました。 『(小さな私がいた)』 [Wed 13 Jan 2010 21:40:49]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( …また、会えるだろうか。 …って、往診してくれるのか。 )』 [Sun 3 Jan 2010 01:11:39]
会別理久 > …ありがとうございます!   ( 慌ててそれだけ、でも今度ははっきりと言い残して、後ろ髪を引かれる思いで病院を出る。 ―――お医者様の勉強凄いですね、とか、アザリーさんもそんなことを言っていたのを思い出す。 ) [Sun 3 Jan 2010 01:09:59]
会別理久 > ( …勉強、大変なんだもん。 何年か棒に振るのは残念だけれど、こんなになってしまったのだし、もういいやと思っていた。 ―――それは、甘えか。 …でも、そんな気持ちで、人の身体に携わる仕事をしてはいけないとも思うのだ。 両親の願いだし、他にしたいことがあるわけでもないし、やるけど、でも理想的じゃない。 …それなのに。 )   …。   ( どうして、とか、漠然としてしまうけれど、問いたい言葉はたくさんある。 あるのに迷ってしまったり、まくし立てられたりして、何も聞けないが… その態度が、全てであるような気がした。 …捕まれた右手を、握手のような感覚でちょっと握り返す。 )   …先生のせいじゃ、ありません。 あれは―――   ( 色々な人に何度も繰り返した説明だ。 けれど、安全なはずの場所で娘の腕を失った父親は複雑なようで、そこは大人として失礼のないように対応するし、この誠意ある青年については好ましくさえ思うかもしれないものの、娘が繰り返す説明を聞きたくなかったのか、馬車を待たせているのでと、切り上げるように促した。 ) [Sun 3 Jan 2010 01:07:41]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 『そしてそのまま車椅子が去るのを見送るだろう。』 [Sun 3 Jan 2010 00:55:30]
ランセット > ……両手両足が無くなってもヴェイトス最強になってる人間もいる。医者の仕事なんかどうにでもなるさ。(外科はともかく、内科や研究は出来るはずだ。ひょっとしたら義肢の質によっては外科すらも出来てしまうかもしれない。あまり医学とはかけ離れた技術に期待するのもなんだけど…)……休学届けはちゃんと出しといた方がいいぞ?ほっとくと留年扱いにされちまうからね。(あっけに取られたような様子の少女に一方的にまくし立てて、軽くその残った右手を掴もう)…びっくりはしたさ。でももう、忘れた。………外来は来るんだろ?…来なくても往診ぐらいはさせろよな?(そしてぽんっと、その肩を軽く叩けば、再度父親に向かって深々と頭を下げる。自分からも、彼女の道を繋いでやって欲しい…と願って。) [Sun 3 Jan 2010 00:54:30]
会別理久 > …すみ――― ( すみませんでした、とにかくそう言おうとしたら。 …勉強? )   ………。   ( 彼が引け目に感じることはないと、私は知っている。 …その場を見ていない両親や他の人、もしかしたら彼にだって、そんな事は伝わらないだろうけど。 …だからその対応に戸惑ってしまう。 笑顔で見送るくらいできるだろうけど、わざわざ選別というのだからその気遣いは本心か。 『実習』 もうすっかり諦めていたし、片腕になって、残された右腕の肩も上がらないとなればそれが妥当とも思っていたけれど。 ―――そうか。 良い義肢を付けてもらえれば、まだ… もしかしたら… それは両親の願いで、私が心から望むようなものではないとしても、以前の生活に戻って、学生も続けられるのかもしれない。   …いや、彼は、私の義肢がどうなるということさえ知らずに、こんなことをしているのではないか?   )   …ありがとう、ございます。   あの、でも… いえ。   …怖く、ありませんか?   ( ありませんでしたか、と問うのが適当かもしれないが。 …置かれた教科書に手を添え見つめながら、脈絡もなく問う。 ) [Sun 3 Jan 2010 00:44:55]
ランセット > (車椅子を押す彼女の父親には軽く会釈をする。正直、彼女が腕を失ったのは不可解としか言いようの無い事故であったが、病院で起こったことである以上相当な引け目を感じずには居れない。本来ならここで顔を出す事も気が引けたのだが…絶対に渡しておきたいものがあった。)………勉強、大変だけど続けるんだよ?…はい、これ選別。(学校をやめるな、それだけは先輩として言っておきたかった。車椅子の彼女の膝の上に言いながら置いたのは、自分のお古の解剖の教科書)…実習、まだだったよね? [Sun 3 Jan 2010 00:30:03]
会別理久 > それなら、一度大聖堂に――― ぁ。 ( 大聖堂に、恩人の… 上司というか師匠というか、そういう人が居るから、その人に会いたいと。 …そんな話をしていたら、廊下の先に知っている青年を見つけた。 他ならぬ襲った彼だ。 …微笑にほっとする反面、どうしてそんな顔ができるのだろうとも思う。 男性だって、武器を持った人間に襲われれば、怖いものは怖いだろうに。 適当なところで、車椅子も止まる。 )   ―――…こんばんは。   ( ご挨拶がしたいと思っていたくせに、その後が繋げなくて俯いた。 …父親の方は、『ご迷惑をおかけして…』 と無難で形式的な挨拶をしている。 ) [Sun 3 Jan 2010 00:23:02]
ランセット > (退院する少女が押される車椅子、それが進む廊下で…少女を待ちわびていたかのように佇む白衣姿の医師の姿があった。)………(そして薄く笑みを浮かべつつ少女の前まで歩み寄る。退院おめでとう…本来ならそんな言葉をかけてやりたいところだが、この少女に関しては入院前より悪化した部分すらあるような状態だ。ただ、生き繋いだのみ…ともいえるかもしれない。) [Sun 3 Jan 2010 00:13:47]
お知らせ > ランセットさんが来ました。 『廊下にて…』 [Sun 3 Jan 2010 00:09:28]
会別理久 > …一度、家に帰れるんでしょ? ( 後ろで車椅子を押してくれている父を仰いで、尋ねた。 実質、退院ではなく転院だ。 概要しか聞いていないし、おそらくそれ以上は理解できないだろうけど、カバリストギルドで新しい手足を用意してくれることになっているらしい。 両親が最近はまっている新興宗教の伝手だろう。 …あそこは宗教というよりも、垣根や禁忌を取り払った技術者集団のようだから。 新しい試みのテストケースにされる可能性はあるけれど、得られる義肢の性能は、それなりに期待できるような気がする。 )   ( ただ… せっかく出られるのだから、カバリストギルドに移されて、またしばらく動けなくなる前に、行っておきたい所がある。 ) [Sun 3 Jan 2010 00:09:12]
会別理久 > ( お見舞いの時間が過ぎてから、車椅子を押されて個室を出た。 ―――最後に、ランセット先生だったか。 襲ってしまったあの人にご挨拶がしたいけれど、そんなに暇でもないだろう。 …彼が罪に問うことをしなかったのは、同情心だろうか。 それとも、医師としての矜持のようなものか。 …回復を望んでくれての事だと思うと、このまま出て行くのは申し訳ないけれど。 左腕の痛みのおかげで、今はあの衝動も抑えられている。 とても人に相談できることではないし、したらしたで、今度こそ出られないかもしれない。 …誰かを手にかけるくらいなら、ずっと拘束していてもらいたいが。 黙っていれば出してもらえるという状況でそれができないのは、私の弱さだろう。 ) [Sat 2 Jan 2010 23:52:28]
会別理久 > ( 新たに切断された左腕の経過も良好ということで、退院することになった。 …本来ならば、人一人殺そうとしてそれで済むわけもないけれど。 極めて特殊な状況から保護されたということもあり、その後の落ち着いた様子と、父親が医学者であることから、お情けや圧力もあったのかもしれない。 ―――医師に襲いかかった時、この娘の腕が解剖学的にありえない運動をしたのは何だったのか。 何故、ベッドの中にそうそう手に入らないような汚れた鉈があったのか。 この娘を襲った、シーツの中に赤い液体が溜まり動き出すという怪現象は何だったのか。 病室に置いていかれた、切断された人間一人分の手足は何だったのか。 …謎は多いが、病院で解明しなければならない事でもない。 ) [Sat 2 Jan 2010 23:31:47]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 退院。 )』 [Sat 2 Jan 2010 23:20:11]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Sun 20 Dec 2009 23:01:27]
君影 > んー……… (見ている夢がよっぽどいいのか、猫の暖かさが心地良いのか。眠っている女の頬はずっと緩みっぱなし。)(そして猫もまた幸せそうに体を丸めて。ずっとずっと相思相愛の猫と人。リャンという黒猫が傍にいる限り、君影という元忍者は割りと幸せだったりするのであった。) [Sun 20 Dec 2009 23:00:04]
君影 > (この時期の小動物は歩く小型湯タンポだ。眠っている自分は暖かさを知らず知らず求めてついこうして抱き締めてしまう。) (なーご) (猫は片腕の主に抱き締められてほんの少し窮屈そう。だけどそれよりやっぱり暖かいのがいいから文句なんて言ったりしない。この猫はよくよく君影という主になついているのだ。) [Sun 20 Dec 2009 22:54:01]
君影 > (もう何ヵ月もこの部屋にいる女は今日も平和そうな寝息を立てている。傍にいる人たちのお陰か昔よりは悪夢に魘される事は久しくなった。普段は険の強い女の顔立ちも寝ている時ばかりは安らかなものだ。) ……りゃん………… (うとうと寝言を呟き一緒にベッドの中にいる黒猫を抱き締める。) [Sun 20 Dec 2009 22:46:12]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『くかー』 [Sun 20 Dec 2009 22:40:33]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sun 13 Dec 2009 22:44:46]
君影 > リャンがいっちばんに決まってるじゃないの。ばかばかばーか☆ (普段の君影を知る者なら鳥肌が―――あるいは呆れた溜め息が―――出そうな甘ったるい声を出して黒猫とイチャイチャ。) もう、くすぐったいんだからぁ―――― (そうしてまったりと暇な一夜はまた過ぎていく。) [Sun 13 Dec 2009 22:42:22]
君影 > ――――――……? (ダラダラするの嫌いじゃない、ってか大好きだからいっかとか考えていると、先程まで眠っていた黒猫が胸の当たりに顔を押し付けてきた。) ………もう。このお馬鹿。 (ぬいぐるみに構って自分が放っておかれた事に嫉妬した黒猫。パートナーの心の内を見透かすと、私は黒猫を抱き上げその毛並みに頬擦りする。) [Sun 13 Dec 2009 22:28:25]
君影 > (元から体を使う仕事に就いていたからか、リハビリの経過はよい方向に向かっているとの事らしい。この調子ならば年が明ける頃合いには松葉杖で歩き回るくらいは出来るようになるそうだ。) 年明けか……長いの。 (ねー、とぬいぐるみに話し掛ける。そうなると退院は更にその先。それまでの間はずーっとリャンとこうしてゴロゴロゴロゴロ―――――) [Sun 13 Dec 2009 22:09:21]
君影 > (ベッドの傍にあるリャンを似せて作られた手作りぬいぐるみを手に取る。) ………しまったな。 (中途半端な時間に起きてしまった。リハビリが終わって疲れた私がベッドで眠りこけたのがおやつが過ぎた頃の時間。それからずっとぐーすかしてた訳だから流石に今は眠くない。かといってこんなに愛くるしすぎるリャンの寝顔を邪魔する気にもなれず、この退屈な時間をどうしたものかと手持ちぶさただ。) [Sun 13 Dec 2009 21:55:41]
君影 > ―――………… (女はやがてゆっくりと目を開ける。少しの間、呆けたようにぼっとして、ベッドの中の暖かさの正体に微笑み、そうして体を起こす。) …………夜か。 (窓の外では星空が瞬いている。妙な時間に起きてしまったとその夜空を見て思った。) [Sun 13 Dec 2009 21:45:11]
君影 > (安らかな寝息を立てている女。彼女のベッドの中には丸まった黒猫が主人と同じように眠っている。) [Sun 13 Dec 2009 21:33:37]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『くー』 [Sun 13 Dec 2009 21:30:58]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 転院とか退院とか、できるのだろうか。 )』 [Sun 13 Dec 2009 00:32:58]
会別理久 > ( しばらく姿を見せなかった両親は、案の定 『教団』 絡みの手続きを踏んでいたらしい。 その中身については、詳しく話を聞くどころではなくなってしまって、知らないままだけれど。 何でもこれが良いだろうという義肢の当てができたとか。 相談するような素振りを見せても、結局こうなる。 その判断に間違いはないのかもしれないけれど、これが良いからそうしなさい、という。 )   ( 一生懸命探してくれて、その方法はきっと、自分では決して用意できないとても良い物なのだと思う。 それは、ありがたいことだと分かってる。 それなのに、感謝しなければと思う一方で、何かがどこかでもどかしい。 …ちょっと声を上げるようになったくらいでは、何も変わらない。 …およそ最高の出来合いを、変える必要がないのだから。 ) [Sun 13 Dec 2009 00:18:41]
会別理久 > ( 表沙汰になった暴力衝動は、けれど哀れな被災者のヒステリーということで片付けられるのだろうか。 本人以外誰も大事には至らなかったのだし、片腕落とした怪我人に鞭打つこともなかろうと。 …社会はそんなに優しいものだっただろうかと首を傾げるけれど、案外そんなものかもしれない。 精神に異常をきたしていると認められて、罪が軽くなるとか、そんな話は聞いたことがあるし。 どうしてそうなるのか理解に苦しむけれど、社会の多数決で決められるはずの法がそう定めているのなら、これは改めるべき少数派意見ということになるのかもしれない。 ) [Sun 13 Dec 2009 00:10:49]
会別理久 > …疲れた。   ( 何をしているのかな。 変わらずに拘束されたまま、個室の闇の中で呟くのは何度目か。 どこまでも中身がなく、そもそも何か解決をみられるようなことなのかも分からない。 自警団の人と話したのは、病室に届けられていた人間の手足についてが中心だったし、あの医師にきちんと詫びてもいなければ、どうして襲いかかったのかもよく分からないのだ。 …ただ、彼を襲いたかった。 暴力を振るうことそのものが目的の暴力。 何が気に入らなかったとか、気に入ったということもなく――― ) [Sun 13 Dec 2009 00:03:04]
会別理久 > ―――疲れた。   ( 病院スタッフと同様に、拘束する必要などなさそうな状態の娘しか知らなかった両親は怒り狂い、娘が人を襲うわけがない、その医師が何かしたのではないか、拘束などしてどういうつもりだ、すぐに連れて帰ると大騒ぎになった。 …実はそれでも良かったのかもしれない。 むしろ、その方が良かったのかもしれない。 けれど 『娘は人を襲ったりしていない』 という視点から動けない両親とは根本的なところで話にならず、被害者を救い出すような気になっている彼らにそのまま連れて行かれるのが、まるで逃亡するみたいに思えて、ここに居ると言い張ってしまった。 拘束されているのが好都合とはいえ、別に残っていたいわけでもないし、出て良いのなら出たいけど。 また、つまらない意地だ。 ) [Sat 12 Dec 2009 23:55:03]
会別理久 > ( 誰って両親。 というか確率的にはたぶん当たり前の話で、状態落ち着いているはずの娘のお見舞いにちょっと来なくなったくらいで何かあったんじゃないかと心配する方が自意識過剰というものか。 けれど状況は深刻で。 少し連絡のつかない状況にいるうちに、娘は医師を襲い、そのときの事故で左腕を落としていた。 ) [Sat 12 Dec 2009 23:44:38]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 無事だった。 )』 [Sat 12 Dec 2009 23:41:31]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 禍 津 卑 だわ。 』 [Sat 12 Dec 2009 11:56:49]
マガツヒ > ああ、そう、あれよ。 ( ベッドに腰掛けて窓の外を眺める少女が不意に顔を上げて頬をひきつらせてほほ笑んだ。 窓の外は曇天。 薄く広く広がる鼠色の雲が何処までも遠く高く続いている。 ) あれが [Sat 12 Dec 2009 11:56:37]
マガツヒ > ( 医者も自警団も両親も帰ってしまって狭い部屋で少女は一人。 ぶつぶつと正しい「マガツヒ」の発音の再現に労力を費やしている。 私が聞いたあの名前はもっと振動していて、複数人が同時に発音したような響きで、男のような女のような子供のような老人のような声をしていた。 そしてそれは耳ではなくて何処か直接脳髄に向けて何度も何度も何度も何度もやめてと言っても関係なく何度も何度も何度も何度も響いていた。 あえて言うなら、眼を凝らせば高く遠く聴こえてくるあの言葉を顕わすならそれがマガツヒなのかもしれない。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:53:39]
マガツヒ > ( 少女はその名前を正しく発音できない事に苛立ち、歯をきしらせたり口をすぼめたり唇を震わせたり舌を変なふうに曲げたりしながら繰り返し繰り返し、やがて世界を心の中に閉ざしてしまった。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:49:14]
マガツヒ > ( 違う。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:46:37]
マガツヒ > ( 「マガツヒ」「まがつひ」「Magatuhi」いや「Maguwthy」いや「Magyatth」いや「Muuwggwtthi」若しくは「Magatchiffhy」否「MMMagth」? ) [Sat 12 Dec 2009 11:46:19]
マガツヒ > ( マガツヒとは何なのか? ) [Sat 12 Dec 2009 11:44:40]
マガツヒ > ( あの時私はマガツヒそのもので、然し全くマガツヒなどではなく、むしろ私が殴り殺した少年はその時確かにマガツヒであったし、私を殴った誰かはマガツヒに違いないし、マガツヒはその場に薄く広く漂う月明かりであり、あの日マガツヒに遭遇した日そのものが多分マガツヒで、然し何処にもその姿は無く、きっとマガツヒなんていうものは頭の中で勝手に発生した妄想で、マガツヒなど何処にもいなかった、のだ。 ) ( 少女の視線は時々ブレるように素早く何処かに向けられ、またどんよりと濁って彷徨う。 ) ( 終始こんなで、時折対話が成立しているように見えて、やはり全く意味がわからない。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:43:49]
マガツヒ > ( 少女曰くマガツヒとはその、壁一面に描かれた渦巻きや放物線や点や線や、床一面に描かれた渦巻きや放物線や点や線や、天井まで浸食し始めた渦巻きや放物線や点や線のようなものがそうだという。 だがそれらには別に意味は無く、マガツヒはそんな形などしていないという。 どういうことかと訊かれると、少女は何処か中に視線を彷徨わせながらしばらく医者や両親や自警団やうろうろと院内を徘徊している彼女に興味本位で話しかけた患者にこういう風に続ける。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:39:47]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 俯瞰風景 』 [Sat 12 Dec 2009 11:33:23]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 [Sat 12 Dec 2009 11:33:08]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『そんな、漠然とした無力感に浸りながら、ドーナツに齧り付いた。』 [Mon 7 Dec 2009 22:02:47]
ルゥ > (職歴はそれなりに重ねてはいるが、まだまだ年配の医師たちのように、不安や悩みを取り除けるだけの人生経験は無い。 話を聞いてあげることで、心に凝り固まった澱を取り除く手助けが出来ればいいのだけど──) [Mon 7 Dec 2009 22:02:09]
ルゥ > (心の壊れた人間は、メスでも鋸でも湿布でも、白魔術でも治せない──ということだ。 疲労などが原因でパニック状態になっている患者を、【賦活】で落ち着かせる事はある。 それなりに効果はあるけれど…心を治す術のストックは、少なくとも自分には無い。) [Mon 7 Dec 2009 21:53:52]
ルゥ > (──何が言いたいかというと……自身の能力の壁にぶち当たっているのだ。 切る医学、切らない白魔術──がヴェイトスの常識だが、ルゥの場合は外科手術との連携でより効果的な処置が出来る術だ。 外科・内科の壁も取り払われつつある。 が、“切らない”ものは白魔術士のカテゴリであるという意識は未だ以って根強い。 そして) [Mon 7 Dec 2009 21:51:18]
ルゥ > (とはいえ、ある程度の反動こそあるものの、強力な治癒術も一つ持ち、義肢や生身の四肢を繋げる術すらも開発できたのだから、正白魔術士としてはそれなりのクラスだろう、と思う。 それにしても、戦場傷病への対応に特化しすぎた能力ではあるが。) [Mon 7 Dec 2009 21:34:08]
ルゥ > (重さに耐えかねて深呼吸。ふー) (もっとも、自分の場合は錬金術にも色気を出した──その結果、得るものも大きかったけれど、純粋な白魔術としての汎用性はそこで失われたような気もしてならない。) [Mon 7 Dec 2009 21:30:12]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 [Mon 7 Dec 2009 21:29:02]
ルゥ > ( 【賦活】や【治癒】は、低級白魔術士の頃からの基礎。 実際の効果など殆ど見込めない手翳しを、ときに「そんな気休めはやめてくれ」と患者から拒まれながら。ときに「ありがとう。楽になりました」と痩せ細った死を待つだけの老人から、逆に力づけられて。 そうして延々と繰り返す手翳しの発展形である。 そういう意味では、聖職者が力ある祈りを体得するのに似ている。 無力さを何度と無く嘆きながら、それでも一心不乱に(祈りを/手翳しを)続ける。 ある種の信仰だ。 いつかは、これ(祈り/手翳し)によって誰かが救えると。 ) [Mon 7 Dec 2009 20:46:06]
ルゥ > ( “全知全能イルダーナ” と謳われた、父神の力を、幾らか受け継いでは居るものの、実際に自分が成せるのは些知少能──と言ったところか。 “太陽弾タスラム”や“轟く五星ブリューナグ”を借り受け、暴れることこそ出来るものの、闘う以外に本業の白魔術師としてどの程度のことが成せるかというと──それはあまりにも微力だ。) [Mon 7 Dec 2009 20:36:45]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『ルゥ・ファリス診療室にて』 [Mon 7 Dec 2009 20:29:16]
お知らせ > アレーティアさんが帰りました。 『(巡視をしたところは、特変無し。 皆さん良民されている様子だ)』 [Mon 7 Dec 2009 02:38:53]
アレーティア > ( コツンと、冷えた暗い廊下にナースサンダルの音が妙に響く。 夜の病院には何かが出るかもしれない なんて恐怖はあまり無い。 まだ馴染めたとは言いがたい病院なので、若干の不安はあるが。) ――― ぁら。 ぁらぁら。( 覗いた多床室の病室。 1つのベッドの患者さんの布団が床に落ちていた。) 風邪を引いてしまいます。( クス、と笑みをこぼしながら出切るだけ足音を立てぬように病室へと入れば、 そっと布団を身体にかける。 この病室の人たちは全員息をしている。 特に乱れてもいない。 問題は無いようだ と判断すれば、 次の病室へと、まわって行く。) [Mon 7 Dec 2009 02:18:52]
アレーティア > ( まるで壊れてしまったようだ と、看護士の1人が言っていた。 寒空の下、歌をうたっていたとか。 此方の質問に答えることはなく――というか、【自分】と【他人】を認識していないような気もする が。 ) ―――――どうしてですかねェ…。(強い呪いか祟りのようなものに憑かれていたということで、御祓いをしてもらったという。 その、呪いか祟りの影響だろうか?) ………んんー。 ( ぐっと、眉間に皺を寄せれば、 わさー と机に突っ伏した。) わかりませんねェ。(少なくとも、現状ではどうすることも出来ない。 出切ることと言えば、少女の状態を悪化させない環境作りに努めること。 尤も其れは全ての入院患者に言えることであるが。)とりあえず、細かい巡視と夜間は屋上等への扉の鍵は閉めることを提案したほうがいいのかしら? あァー…でも新人にそんな権利あるのかしらー… ( 言うだけ言ってみるのもいいかもしれないが、 態度がでかい と不快感与えるのは避けたいところ。巡視だって、できる限りの回数をしているかもしれないし、屋上の鍵だって、たまたま壊れていたとかもあるかもしれない。) よーし。 一先ず、私も巡視に行きましょう! ( 勢いよく立ち上がれば、カルテ等は元あった場所に戻し、廊下へと出る。 ひやりとした空気がほわりと漂う苺の香りを揺らした。) [Mon 7 Dec 2009 01:48:07]
アレーティア > ( 何枚も重なった紙の束。 患者のカルテや個人情報からはじまり、 ヴェイトス市の地図や噂話、最近起こった事件等がまとめられている。 )( ヴェイトス市に来て日の浅い自分だが、出来る限りのことは頭に入れておかなければならないと思った。) ―― って、ぁら。 コレとコレは一緒にしてはいけないですねー。( カルテと個人情報は病院のもので個人の判断での持ち出しは厳禁。 今は許可をもらって見させてもらっている。 自分の担当で無くとも、何か急に症状が悪化した時など、 たまたまその場にいた時に「この患者のこと何も分からないので何も出来ません。」では、済まないのだから。 ―――地図や噂話、事件のまとめは自分用だ。 これに個人情報は一切入っていない。 噂が本当だと若干入るのか? さておき。) えぇーと。 ウォッシュベアー村の事件に、謎の奇病…。 そういえば、自警団の方が来たというのは――― ( 何か事件に関わっている可能性があるということで、 入院している少女の元に自警団の人が訪れたという。 確か、目が覚めてからずっと、うわ言のようなものを繰り返している少女。) [Mon 7 Dec 2009 01:35:54]
お知らせ > アレーティアさんが入室されました。 『( ――トンと、紙の束を机に置いた。)』 [Mon 7 Dec 2009 01:21:34]
お知らせ > サヤさんが帰りました。 [Sun 6 Dec 2009 17:32:56]
サヤ > ( 天井を仰いで溜息をひとつ。 視界の端に飛び込んでくる窓の外の濃紺の空は、雨雲も去り星も瞬く晴れ渡り方をしていた。 ――けれど、気分は晴れなかった ) [Sun 6 Dec 2009 17:32:52]
サヤ > ( 目撃者であり通報者である少女の証言を全面的に信用する。 となると、やはり少年の目を抉り死に至らしめたのは扉の向こうの娘になる。 が、そこまで――――殺意の有無を確かめることも、ましてやあの娘が目玉泥棒と何らかの関係があるのかもこれ以上は追跡できない。 ――できない、だろう。 壊れてしまった娘が吐き出す言葉はあまりにも断片的で、特定しようと試みるにも雲を掴むような話だ ) …………。 ( ただ、それでも調べてみようと思う自警団員はいるかもしれない。 だから、報告は可能な限り細かなものとしておこう ) [Sun 6 Dec 2009 17:29:49]
サヤ > ( 短髪に手を突っ込んで手荒く掻くと、雨滴がぽたぽたと磨かれた床の上に落ちる。 医療士がそれを見て眉を顰めたがわざと見ないフリをした。 どうせ外套の裾からも絶えず雨滴は落ちている )( 通報者が神に仕える身だから虚偽は口にしないだろうということでは勿論ない。 信用の根拠となっているのは件の少女のその地位だ。 社会的に見て相応の地位にある人間とて悪行に走るケースもないではないが、一般的に見て社会地位は信用するに足る保証と言えるだろう。 その意思の有無はどうあれ、築き上げたものを全て失うリスクを負ってまで非社会的行為に走るメリットがないからだ ) 雨のおかげで検証もへったくれもなかったっちゃそれまでだが、話と合わせて不自然な点もなかったし――な。 ( 頭を掻く。 またぽたりと水滴が落ちる ) [Sun 6 Dec 2009 17:23:29]
サヤ > ( 医療士の同行を条件に病室の中へも入ったが、娘は最早会話ができる状態ではなかった。 言葉が通じないわけではないようなのだが、子供の目玉を抉ったにしろストリートチルドレンに殺し合いをさせたにしろ、『何時』『何故』『どうやって』がまるで繋がってこないのだ。 ともすれば少年が自分の目玉を抉ったのだと主体と客体が逆になってしまっていて、娘の言葉の全てが真実だとしても真相がまるで見えない。 それこそが娘が何かに憑かれていた証という話だが。 )(『祟り』だの『呪い』による犯行と言われれば個人的には眉唾ものだが――この場合、通報者の虚偽の可能性は殆どないと考えていい ) …ただの神父やシスターなら疑う余地もあるんだけどな。 ( そう、現場に居合わせ、その場を収めて通報を寄越した相手というのが ) 大聖堂のお偉いサンが嘘吐く理由、ねえもんなあ。 [Sun 6 Dec 2009 17:09:46]
サヤ > ( 隔離病室の扉に設けられた小窓の向こうで、ともすれば娘は安らいでいるかのようにすら見える。 時折唇が動いているのは本の中の一節のような、ナニカを呟いているんだろう。 豪雨の朝、痛ましいほどに白く血の気の失せた、ずぶ濡れの少女による通報を受け、赴いた公園の一角で倒れていた瀕死の娘。 ――それが扉の向こうの娘だ )( 心神耗弱状態にあったという娘の傍には目を抉られた子供の死体がひとつあった。 その亡骸の状態から、未解決事件にして自警団員として拭い去ることができない記憶を想起したのは己だけではきっとない筈。 ――…そう、殺人及び死体損壊、死体遺棄。 世間で言う目玉泥棒との関連性。 ) [Sun 6 Dec 2009 16:56:24]
サヤ > ( ――…あれはもう駄目だ。 ) [Sun 6 Dec 2009 16:48:51]
サヤ > ( だから、口に出してはならないことだが ) [Sun 6 Dec 2009 16:48:32]
サヤ > ( だが、それでも敢えて言葉にするなら。 ――誰よりも現状を理解しているのは病院勤めの関係者たち。 …その次の次の次くらいには、多分己も分かっている――分かるというより知っている。 見たことがある。 例えば最愛の妻と我が子を失った父親。 例えば無体な暴虐に晒されきった若い娘。 例えば奴隷の身に落とされた、昨日までの一般市民。 ――――全て全て、失ったモノ )    ( そう、全て。 自我さえもだ ) [Sun 6 Dec 2009 16:47:58]
サヤ > ( それは口に出してはならないことだ ) [Sun 6 Dec 2009 16:44:12]
サヤ > ( 少し前まで外は大雨が降っていた。 制服の上からフードつきの外套を引っ被ってはきたものの、雨足の前に完全防水とは叶わず前髪の先からぽたぽたと雨滴を落としながらの三白眼が、細く細く絞られて ) [Sun 6 Dec 2009 16:41:59]
お知らせ > サヤさんが入室されました。 『嗚呼――――』 [Sun 6 Dec 2009 16:39:40]
お知らせ > 少女さんが退室されました。 『 そして少女は壊れたからくりのように、毎日繰り返すようになった 』 [Sun 6 Dec 2009 03:30:06]
少女 > ( ――――脳に届く詩篇を輪唱のように口に出してみた。 「あれ」が断片的に言っていた言葉だが、「あれ」の願いではない。 これは一体だれの言葉なんだろう? 大いなる誰かか、何処にでも居る誰かか、誰か達か。 ―――――壊れたからくりみたいに頭の中では詩篇朗読が続いている。 少女はしばらくそれを聞いていようと思った。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:28:40]
少女 > 私の為に敵になってください。 [Sun 6 Dec 2009 03:23:06]
少女 > 嗚呼嗚呼誰か、 [Sun 6 Dec 2009 03:22:49]
少女 > あなたの敵は誰ですか? [Sun 6 Dec 2009 03:21:41]
少女 > 私の敵はあなたですか? [Sun 6 Dec 2009 03:21:20]
少女 > 胸中燻る陰りがいつもそう訴えている [Sun 6 Dec 2009 03:20:59]
少女 > そうでなければせめて私は世界平和の為にあなたに憎まれる敵になるべきだ。 [Sun 6 Dec 2009 03:20:38]
少女 > 私は正しい人の側でありたい。 [Sun 6 Dec 2009 03:20:19]
少女 > 正当でありたい。 [Sun 6 Dec 2009 03:19:59]
少女 > 正当でありたい。 [Sun 6 Dec 2009 03:19:54]
少女 > 誰か私の憎しみを正当化して下さい。 [Sun 6 Dec 2009 03:19:12]
少女 > 誰か私の握り拳を受け止めてください。 [Sun 6 Dec 2009 03:18:51]
少女 > 誰か私の敵を教えてください。 [Sun 6 Dec 2009 03:18:25]
少女 > 誰か敵が居なければ私は英雄になれない。 [Sun 6 Dec 2009 03:17:22]
少女 > 誰か敵が居なければ私は幸せになれない。 [Sun 6 Dec 2009 03:16:59]
少女 > 誰か敵が居なければ私を示す事が出来ない。 [Sun 6 Dec 2009 03:16:01]
少女 > あなたの敵は誰ですか? [Sun 6 Dec 2009 03:14:38]
少女 > 私の敵はあなたですか? [Sun 6 Dec 2009 03:13:15]
少女 > ( 朗々と、訥々と、詩篇は語る。 曰く――――。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:12:51]
少女 > ( やがて階段を登って登って登った先に鉄の扉があって、それを開けると冷たい冷たい空気が吹き込んだ。 此処が良い。 此処にしよう。 そう思って一番高い所を目指す。 鉄の梯子が壁についていて、何か四角い屋根の上に登ってしゃがみ込んだ。 お尻がとても冷たくて、足裏はじんじんと痛んで、でも空気がとてもクリアーで良い所だった。 耳を澄ませばあの声が聞こえる。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:09:22]
少女 > ( ざざざざざ、と音がして視界にノイズが走る。 此処は良く無い。 此処に居ては声が届かない。 何処か遠く大きなものから届くあの声が。 少女は酷くあちこち痛む身体でベッドから降りて、裸足のまま廊下に出た。 何処か広くよく透き通る場所に行こう。 そんな事を考えて頭の中で じじじ と鳴る音を気にしながら歩き出す。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:01:15]
少女 > ( 少女の身体は生きているが、少女の心は壊れている。 聞こえているし見えているし食事を与えられれば食べる事も出来るだろう。 ただ決定的に壊れてしまって、以前と同じようではなくなってしまった。 思考も感情も感覚も侵され、無感情な「あれ」が正常稼働する為に組み換えられた回路は修復できない。 客観と主観が曖昧で、この一ヶ月の事は全て覚えていて、それでいて感情はオートミールみたいにぐちゃぐちゃに擂り潰されて練り込まれて流し込まれて原形を思い出せない。 記憶は何処も欠落していないのに、以前の少女とは全然別の何かだった。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:50:11]
少女 > ( 黒く長い髪の少女が病室のベッドで身体を起こし、ぼうっと虚ろに虚空を眺めている。 その視線は時々小刻みにぶれ、呼吸は薄く、口はだらしなく半開きのまま。 行方不明届けの出ていた12歳になるホワイティアの娘だ。 一ヶ月ぶりに発見され、つい先程まで意識不明のままずっと眠っていた。 発見された当初、強い呪いか祟りのようなものに憑かれていたという話で、既にそれは大聖堂の聖女様によって祓われたというが一応念の為、個室に隔離されている。 だからまだ、少女が起き上がった事に誰も気付いていなかった。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:35:18]
お知らせ > 少女さんが入室されました。 『 半身を起こしぼんやりと視線を漂わす 』 [Sun 6 Dec 2009 02:29:02]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 腕はお腹の上から動かせず、脚をすり合わせても、片側が短くて… )』 [Sun 6 Dec 2009 01:21:52]
会別理久 > ( 左脚のように、腐っていく様を目の当たりにして諦める時間がなかったからだろうか。 左腕にはしっかりと幻肢痛まであって、熱っぽい吐息を零す。 体温が高くなっているのはもちろん、創部や無いはずの腕の痛みに、興奮していた。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:20:23]
会別理久 > ( 横になりっぱなしの身体が痛くて、ベッドの中でみじろぎする。 本当はもっと窮屈そうな拘束衣は、片腕片脚がないおかげでいくらか余裕があった。 )   ( 窓の無い病室で昼夜の区別はつかないけれど、扉の小窓から漏れてくるランプの光に、夜なのだろうと当たりをつける。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:42:43]
会別理久 > ( ―――でも、問題は本音で。 何が起きたかということよりも、その時に抱いていた気持ちが重要なのかもしれない。 脳が機能を停止すればこの意識は残らないと信じる一方で、死後に対する漠然としたイメージは持っていた。 信仰などとは関係ない、ただの空想だけれど、その人生で関わった全ての人を前に、主観で人生を再演してみせるような妄想を抱いている。 関わった人の全てが死ぬまで開演できず、自分が再演するように、他の人のものも見るとなると、長ければ一本50年とかの時間がかかる舞台をいくつも見なければならず収拾がつかないような気もするが、良いことも悪いことも、最後の最後にはネタばらしして、すっきりしたい。 勘違いしたまま、消えたくない。 ―――自分の本音に自信があるわけではなく、むしろその逆。 そんなネタばらしは恐怖なのだけど、自分がろくでもないから、みんなそうなのだと確認したいのかもしれない。 …もしかしたら、本当に自分ばかりが、周りと比較して嫌な性格しているのかもしれないけれど。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:35:33]
会別理久 > ( ヴェイトス中央病院の個室。 問題のある患者用の窓がない部屋で、拘束衣をベッドに固定された娘は、夢と現の間をさ迷っていた。 ―――このまま死ぬのなら、それはそれで仕方ないと思う。 あまり、生に執着するような気分じゃない。 かと言って自ら絶つような真似はできないから今があるのだし、そんな風に考えてしまうこと自体、アザリーさんに申し訳ないのだけれど。 半ば自分で招いたこととはいえ、事故死はどうしようもないだろう。 死後の世界なんてものがあるのかどうか分からないけれど、不測の事態で行くことになったなら、再会してもしょうがないですねって笑ってくれそうな気がする。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:17:49]
会別理久 > ( ウォッシュベアーでの怪我に続いて左腕の切断。 抵抗力が落ちているところに追い討ちをかけられた形で、患部のみならず全身の発熱が続いている。 拘束されて寝ているしかないのだし、むしろ眠り続けることができるという点では救いなのかもしれないけれど、辛いには違いない。 衛生管理の徹底された病院であっても、無菌室というわけではないのだと、当たり前のことを少し新鮮に思う。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:10:28]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 熱が下がらない。 )』 [Sat 5 Dec 2009 23:59:50]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sat 5 Dec 2009 22:39:05]
君影 > (財布にあるのは10万と少し。いくら数え直してみて逆さに振ったりしてみてもやっぱり10万と少しだった。) ――――――………… (取り敢えず私は義肢の相場を知らない。私が望む水準の物がいくらかはわからない。ただ間違いなくこのお財布の中身では足りないであろう事は確実で。) 借金か………… (私はまた深々と溜め息を吐くのだった。) [Sat 5 Dec 2009 22:34:47]
君影 > (理想は走る事にも問題のない性能の義肢である事だが。となるとまあやっぱりそれなりに品質の良い物となるだろう。) (だったら御値段のおおよその予想は―――――) ―――――リャン。ちょっとお財布持ってきて。 (私に言われてリャンはお財布口にくわえて持ってくる。中身がいくらなのかをちょっと改めて確認してみるとしよう。) [Sat 5 Dec 2009 22:13:16]
君影 > (凡そ1ヶ月もの間、まともな食事も与えられず監禁状態で凄惨の限りを尽くされたんだ。筋力その他諸々以前より遥かに落ちていても仕方がないというか当然。) (―――――取り敢えずはこうして身体をマシな線までには戻して。それから最低限、なんとか足だけでもマトモな性能の義肢を取り付ける。歩けるかそうでないかはあまりに大きすぎる差だ。) [Sat 5 Dec 2009 22:02:17]
君影 > (すっかり慣れ親しんだ病院の一つの部屋。そのベッドの上で私は癒される為に黒猫と戯れる。)(しかし改めて実感した。“なくなる”というのはこれだけの違和感が出るものなのだと。) 本気で死にかけて体力だだ落ちしてるし……… (とにかく簡単な事をするのにも苦労する。まさか寝台から昇り降りするのにもあんなに手を煩わすなんて。) [Sat 5 Dec 2009 21:49:41]
君影 > (そんな事を呟く主人にじゃれつく黒猫。私はその子の艶のいい毛並みを撫でながら深々と溜め息を吐いた。)(取り敢えずまともに動けるようにとリハビリが始まったのだけれど。これがどうして大変だった。) [Sat 5 Dec 2009 21:38:20]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『疲れた』 [Sat 5 Dec 2009 21:33:22]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『(落ち着いているが、ある日医師を襲うまでもそう見られていた。 まだ暫く、拘束は続く。 )』 [Thu 3 Dec 2009 22:41:43]
会別理久 > ( 毎日必ずどちらか片方は顔を出していたのが、二人同時に何の連絡もなくというのは、どういう事だろう。 義肢や回復するための術を血眼になって探してくれていたようだから、アンダーグラウンドな方面に関わって殺されているなんていうのもリアルな話。 …とはいえ、そんなに愚かな人たちじゃない。 私よりもずっと頭が良くて世間を知っている。 娘に対するスタンスが娘としてはやや不満だけれど、それも恵まれ過ぎた範囲での話だし、一個人として両親を見ればできた人たちと言うしかない。 …新興宗教にハマってしまっているが、それだって胡散臭い話をして無闇にお布施を要求するようなものとは違う。 いや、よく知らないけれど、そんなものに騙される人たちではないし、あれは宗教というより学会だ。 求めているのは心の安息でも奇跡でもなく、知識と技術。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:30:19]
会別理久 > ( ―――私が襲った先生は、これくらいのハンデであれば医師になることはできると言っていたような気がするけれど、片腕の機能を損ない、その上でもう片方を失うというのは致命的だ。 右腕は肩が上がらないだけで十分に使える。 とはいえそれは日常生活で役立てるという話で、少なからず手技を求められる職業に就くのは困難だろう。 …困難だけれど不可能ではないと思うのだ。 ただ、普通に免許を取るよりも高くなったハードルを越えるだけの熱意が自分にあるのかどうか、それが問題で。 …そこに悩むくらいなら人の命を預かる職に就くべきではないとも思う。 …両親は哀しむだろうけど、一子相伝の技術なんかがあるわけでなし、これなら諦めもつくのではないか。 )   ( ―――そういえば、こんな事になったら大騒ぎしそうな両親は不気味なほど静かだ。 というか、左腕を落とす少し前から顔を見せなくなって、病院でも連絡が取れていないらしい。 住居兼店舗の煙草屋には祖母がいるはずだけど、どうせボケたふり。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:23:27]
会別理久 > ( 体の一部が腐ったまま放置されても死なず、動かないはずの身体が動いたことから、自分が何か別のものに変わってしまったような感覚は抱いていたけれど、背景や理屈はさておき、事実は認めておくしかない。 まだ理性はあるようだけど、会別理久の身体はどこかおかしく、それはさておき狂っている。 )   ( この衝動は、こうして押さえつけられ気を紛らわされているうちに、いつかなくなるのだろうか。 体質の変化は当面の問題でないとしても、頑丈だろうが何だろうが生活に重大な支障をきたすレベルで欠損しているし、元の生活に戻るのは期待できない。 …養われの身は気楽なもので、それでも生活そのものに対する不安はそこまで強くないのだけれど、どうなるか想像できない。 …あるいは、ショック期を抜けていないのかもしれない。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:13:55]
会別理久 > ( それにしても、痛いなあ。 …それは不快な感覚だけれど、その中に微かな心地好さを感じてしまうのが薄気味悪い。 じっと拘束されていてただ痛いだけという状況が気分を苛立たせることもあるけれど、基本的にはその窮屈さも、快感を見出せるものだった。 その痛みを一際強くするような刺激を与えて果てることができないのが欲求不満と言えば欲求不満。 でも焦らされるのがまた良くて、ああ狂っているんだなとつくづく思う。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:03:34]
会別理久 > ( 左足を失い、右腕が上がらない状態からさらに左腕を失って、一週間で今後のことを考えられるというのは早いのか遅いのか。 性格的なものも大きそうだけれど、とりあえず、間違っても否認はしない。 混乱もしない。 体の一部が無いのは見れば分かるし、潜在的にはことの重大さを認識するのにブロックをかけていたりするのかもしれないけれど、ご都合のよろしい回復手段があるわけないのも知っている。 あるいはどこかには奇跡なんかもあるのかもしれないが… なんて考えるのが混乱なのかもしれないが。 とりあえず、そのご利益に与ることはできなさそうだと思っている。 )   ( ルゥ先生でも、轢断された腕は接続できたかどうか。 …あの時、あの白魔術師の(?)先生がいればという一点のみ、いくらか悔やまれるような気もするけれど、命を拾っただけでありがたいと思うところなのだろう。 …実を言うと、人生に価値を見出せない若者的にあんまりありがたくないのだけれど。 それでも、ウォッシュベアーであんな助かり方をしておいて、あんな最後はちょっと嫌だ。 ―――腕を手術してくれたのは、私が襲った先生だということだけど。 …怪我はなかったのか。 良かった。 ) [Thu 3 Dec 2009 21:59:03]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( これから、どうなるのだろう。 )』 [Thu 3 Dec 2009 21:48:41]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 [Wed 2 Dec 2009 23:18:11]
ランセット > (今現在行っている方法は、黴をかき集めて蒸留水に溶き、それを布でろ過し、生理食塩水に溶いて点滴する…といった方法だ。何がいけない…どうすれば良い?確かに、一度は効果が見られたのだ。)………薬効が安定しない物質なのか…??(不純物の問題、濃度の問題………それらに思考がたどり着くには、未だしばしの時間が必要そうであった。) [Wed 2 Dec 2009 23:18:06]
ランセット > (今のところ、自分達が医療ギルドの中で一定の地位を保って、ある程度好き勝手やっていられるのはひとえに、オーベン=コデンタルという天才の存在と、白魔術師の能力を遥かに越える病人、けが人が存在するためだ。あれだけ、オーベン=コデンタルがやって見せたというのに、驚くほど世間の目は冷たい。新薬ができるぞ!などといった期待はほとんど無い。そこで、勇み足で行った人体実験…結果が出なければ、足元をすくわれるには容易すぎる状況だ。) [Wed 2 Dec 2009 23:14:17]
ランセット > ………膿瘍が出来てるな…(その患者の創部を触診してみれば特有の弾力を感じた。認めざるを得ない。抗生物質は奏効してない。)…オペ室準備して。切開して膿を出そう…(この場で壁をぶん殴りたい気分だった。結果が出せなければ意味が無い。不当に異端扱いを受ける自分達は非常に危うい橋の上にいるのだ。このヴェイトスでは科学は主流でなくとも、魔法という極めて認知度が高い技術が存在してしまっている。魔法であればいいけれども、科学的アプローチなどは考えられない…イモリの尻尾や、木乃伊を煎じて飲ませるのはいいが、黴から薬を抽出するのは突拍子も無い…そういう認識をする者がどうしても多いようだ。) [Wed 2 Dec 2009 23:10:14]
ランセット > (看護師の報告を聞いて青年医師は苦々しげに顔をしかめる。最近、良く分からないゴタゴタに巻き込まれもしたが、自身の研究もしっかりと継続していた。報告された患者は、現在開発中の新薬、“抗生物質”を実験的に投与していた者で、本日で3日目になる。期待されていた薬効が出るならば、そろそろ熱が下がってもいいはずだった。) [Wed 2 Dec 2009 23:02:51]
お知らせ > ランセットさんが入室されました。 『熱が下がらない?』 [Wed 2 Dec 2009 23:00:26]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『( 再び、青年は眠りについた )』 [Tue 1 Dec 2009 05:51:12]
ヴァリス > ( 例とするならば、「殺人容疑を掛けられた容疑者を拘束し、拘束後に殺人が起きなければ犯人だという可能性は残り、逆に殺人が続けば犯人である可能性が無くなる。」 というのと同じ、らしい。つまり、「吸血鬼が個人と親密な関係があるならば、その人物としか吸血鬼しない傾向があり、この長期入院時にほぼ必ず吸血したくなるだろうそのときに病院に来なければ、親密な関係とは言えず、仮に来たとするなら、その人物は親密な関係であるという証拠になる」といったところか。たぶん、そこらへんの聖堂関係者がどこかにいるかもしれない。想像することしかできないが。 ) ―― ともかく、できれば年内に退院したいなぁ。 ( というのは、うまくいけば、との事だが。眠ることしかできず、また無理に体を動かせば危険――当初よりは幾らかマシにはなっただろうが――なのは変わらず、日がな一日眠るか考え事するしかない。もっとも、体力回復のために勝手に眠くなるし、鎮静剤や解熱剤の中には睡眠誘導剤も含まれているのだろうが。薬が効きやすいのはこういうとき、便利だよなぁ、なんて。思いながら―― ) [Tue 1 Dec 2009 05:50:59]
ヴァリス > ( また病室には簡易の洗礼と十字架や聖水などが置かれた。無論、吸血鬼から守る――という建前もあるだろうが――のではなく、進入させないためだ。 青年がかかわっているとされる吸血鬼はお世辞にも「市民に害を与えない善良な吸血鬼」という御目溢しに値する場所にはいない。そもそも、お目こぼしがあるのかどうかはさておき、結論としてはこうだ。「吸血鬼にかかわっているのは認めても、個人対個人という親密は認めないならば、その活動を休止するのは病院という場所において当然であり〜」以下省略。つまるところ、吸血鬼親密派だかなんとか。そんな一派があるという話は置いといて、そういう側の人間であるのはわかるが、病院では多種多様な人間がいるので、吸血鬼の入室面会は認めない。そしてカリンが貴方と今持って関係がある事を確認するために「吸血禁止」という状況を今回の怪我を相まって使うという。 ―――えーと、つまり。不特定多数に商売として血を売っていたのを証明するために、個人個人で来れない状況である今を利用して、カリンが来なければカリンとの関係性が薄弱であるという論の一資料にはなる、とのこと。 ) ――― うあぁ。 なんかこんがらがった ( ぐるぐる、目を回した。 ) [Tue 1 Dec 2009 05:45:44]
ヴァリス > ( 12/15日前後に退院予定だという。無論、リハビリなどを抜いて、だ。そういったアフターケアをするのにはお金がかかるし、件の「白黒蝶事件」においての損傷などで、ある程度の治療費は依頼主であったギルドが持ってくれるという話ではあった。無論、渡されるはずだった報酬も治療費に当て、貯金も少し削って、治療費は払うことになるが、これが依頼ではない負傷であったら、どれだけお金が掛かっていたか。想像するに笑えない。 ) ―― で、後は・・・。 ミックスだからもしかしたら退院は来年に延びるかもしれない、と。 まあ、手探りだろうし仕方が無いよね ( ぼりぼりと頭を掻こうとして――掻けない事に気づいた。その後、腸からの雑菌が漏れる事も無く、順調。ただし、血流の流れにやや難があり、もしかしたら貧血などが残るかもしれない。とは言われた。ほかにも色々と弊害は残るかもしれないが、今はまだ完全に「これとこれ」とは言えない。そうだ。 ) まあ、確実だなんて言えないよね ( なにせ、病人はミックスだし。 手探りになるのは仕方が無いことだ。後日、新たに「こういった症状がでるかもしれない」といわれることは覚悟しておいてほしい、といわれた。 ) [Tue 1 Dec 2009 05:39:27]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『一応の目安として――・・・』 [Tue 1 Dec 2009 05:34:35]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( もちろん、何人かの目にも触れていた人形も、病室から消えていた。 それで、幕。 )』 [Sun 29 Nov 2009 22:54:43]
会別理久 > ( ウォッシュベアーの生き残りで、気がふれていると拘束されているにしては、患者の受け答えは落ち着いたものだった。 自分の病室から切断された人間の手足が見つかるというだけで、平静でいられなくてもおかしくはなさそうだけれど。 むしろ追い討ちのような怪現象に見舞われ、左腕も切断されてしまったばかりで、どこかネジが外れているのかもしれない。 )   ―――。   ( 喉、乾いたな。 )   ( 今日は一日、同じ話を繰り返していた。 『どういう事だ』 と聞かれても、私にだって分からない。 知っているのは話したことが全てで、昨夜やって来た夢の女の子も、人形も、もちろん人間の手足も、全く心当たりがない。 ―――もしかしたら夢の少女としては、その手足を白魔術でも使って、私の失われた左手足の代わりに接続してはどうかということなのかもしれないけれど、正規の手段で取り寄せた物でなければ勝手はできず、ここの霊安室か、自警団にでも持ち帰られたのだろう。 ) [Sun 29 Nov 2009 22:23:13]
会別理久 > ( ―――当然、また病室を移されている。 とはいえ同じ作りの、窓がない部屋は変わったことを感じさせず、拘束が解かれることもない。 …この患者が汚れた大鉈で医師に襲いかかったことには、被害者や病院の方針が介入する余地もあるかもしれない。 ウォッシュベアーの惨劇で精神を病んだと解釈して、哀れに思い罪に問わないこともあるかもしれない。 しかし、どこから持って来られた誰のものとも知れない、切断された人間の手足が転がっているのは別の話だ。 この患者がそれをした可能性は低いが、当事者として自警団と関わらないわけにはいかない。 ) [Sun 29 Nov 2009 22:08:27]
会別理久 > ( そして昨夜。 夢の中で包みを渡してきた少女が、病室にやって来たという。 暗くてはっきりとは見えず、おぼろげな容貌しか分からないけれど、それらしいスタッフや入院患者はおらず、見舞い客の面会時間も過ぎていた。 )   ( 夢で見た白い少女は拘束されている患者に人形の足はどこかと迫り、患者の口の中に手を入れると――― それまで患者は気付いていなかったようだが ―――そこから人形の右足を引き出して、完成させた人形を持ち去った。 …代わりとでもいうように、人間一人分の切断された手足を残して。 ) [Sun 29 Nov 2009 22:00:57]
会別理久 > ( 何日か前に、女の子に何かを渡される夢を見た。 目覚めたら夢の中で渡されたのとそっくりな包みがベッドの中に転がっていて、中には人形の頭部が入っていた。 …最初は左足に巻かれた包帯の中から、人形の左足が見つかり。 続いて右腕が車椅子のシートに転がっていた。 シーツのお化けに襲われた夜に胴体が見つかり。 医師に襲いかかって自分の左腕を潰してしまった夜に、左腕が見つかった。 ―――右腕に関しては本人の証言のみであるものの、他の事には全て証人がいる。 胴体と左腕については自分で見つけたのではなく、事件が起きた場所を清掃したスタッフが拾い、それを後で知った。 ) [Sun 29 Nov 2009 21:52:44]
会別理久 > ( 医師に襲いかかって拘束されている患者の個室から、人間の腕が二本と足が二本、白い布に包まれて見つかった。 合計四本、一人分のそれが一人のものであるか定かではないけれど、何にせよただ事ではない。 患者の状態は最後に確認されたときと変わらず、拘束衣でベッドにつながれていて、何らかの特殊な能力でもない限り抜け出して元に戻るなど不可能。 しかし病室に人の出入りはなかったはずで、患者の証言も要領を得ないものだった。 ) [Sun 29 Nov 2009 21:44:13]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 大騒ぎだった。 )』 [Sun 29 Nov 2009 21:32:46]
お知らせ > アレーティアさんが帰りました。 『( 夜の病院。 微かに香る苺の匂い )』 [Thu 26 Nov 2009 21:19:09]
アレーティア > ( 新人ではあるが、経験者ということもあり、暫くしたら何名かの患者さんの担当となるらしい。 但し、危険度の少ない患者さん―――状態の安定している患者さんや、軽い病気や怪我の患者さんらしい が。 ) ………気になる患者さんが何名かいるンですよねェ…。( 病状的なものではなく。 もちろんカッコイイ異性とかでも無い ) ――― さてッ! まだ挨拶をしていない先生に挨拶しなくっては! ( もちろん看護士さんなどにも。 挨拶は大切。 最初のイメージって大切。 患者さんへの挨拶は昼間にしたから、いいとしようか ) [Thu 26 Nov 2009 21:18:41]
アレーティア > ―――― はぅあぁぁぁぅ… ( 看護士を見送ってから頭を抱える。 嫌だこんな筈では無かったのに と。 )( 自分が来る前は、事件や病気で忙しいらしかったヴェイトス中央病院。 今現在は大分落ち着いたという話だった。 そのおかげて、研修も順調に進んでいるし、分からないところはしっかり訊くことができている。 ) ―――― 忙しい時に当たってしまうと、大変ですからねェ…。 ( はふ。 と息を吐く。 ...猫の手も借りたい時に入ってしまうと新人研修と兼ねて なんて称され即戦力として使われることとかも故郷であったり、無かったり。 落ち着いている時でよかった。本当に。 ) [Thu 26 Nov 2009 21:03:42]
アレーティア > えぇ〜と... ( 一寸考えてから、 ササーと看護士さんへと近寄っていって ) 私、クリスティアの病院から来たアレーティアと申しますッ。 此処には最近勤め始めたばかりで...。 やっぱり病院が違うと雰囲気とか仕事の手順とか違っていて慣れるまで大変というか、まだまだ足手まといな娘なのですがどうぞよろしくお願い致します ッ! ( 捲くし立てるように一気に言い、ぺこーと頭を下げてみる。 看護士のほうは、数秒瞬きを繰り返した後、こちらこそ... と、思わずと言った様子で返してくれた。 ) ( それでは、巡視があるので ) ( と、看護士は言い、まるで逃げるように去っていった。 ) [Thu 26 Nov 2009 20:58:26]
アレーティア > ( 最近勤め始めたばかりの医師。 誰もいないのを見計らっておもいっきり腕を伸ばして腰を反らせていたのだ が ) ―――― … ぁら。 あ、 あはははははは…。 ( 通りかかった看護士の1人に思い切り見られてしまった。 笑うしかない。 そして相手も笑うしか無いようで、なんとも言えぬ気まずい雰囲気が流れてしまった。 ) [Thu 26 Nov 2009 20:50:54]
お知らせ > アレーティアさんが入室されました。 『( ぐい〜 と腕を伸ばす )』 [Thu 26 Nov 2009 20:48:27]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 『そして、静かに院長室を後にした。』 [Wed 25 Nov 2009 22:01:03]
ランセット > (自分の責任を問うているのでは無い。残念ながら、医学の手の及ばぬ現象と言う物が少なからずこのヴェイトスには存在する…と、院長は淡々と語った。)はい…しかし…今回の分の外傷については…、自分も主治医として関わろうと思います。…その、彼女自分の後輩なんです…メンタルケアも充実させないと…(“それでいい。”…っと、院長は軽く頷く。“今回の件については、何であろうが君個人では無く病院として果たすべき責任もあるだろう。君のほうでも義肢職人の方に当たってみてほしい。”)…はい、教授。 [Wed 25 Nov 2009 21:59:53]
ランセット > だいたい、鉈がベッドの支柱を偶然壊してそのまま倒れる何てどういう冗談ですかっ!?そもそも自分は殺されかけたんですよっ!!?“ランセット君っ。”(自分が責任を問われていると感じ、被害者意識もあいまって自然と声を荒げていたのを、院長の一声で現実に引き戻される。)………失礼しました。オーベン教授。 [Wed 25 Nov 2009 21:52:44]
ランセット > 自分の発言が問題だったとは思えません。入室したときには既におかしかった。だから包交車も持ち込まなかったんです!(少しだけ嘘だ。実際は持ち込んだけれども、拙いと思って遠くにやったのだ。)そもそも、あんな物が何でベッドサイドにあったりしたんですか??外部からの面会者とか居なかったんですか??(自分に向けて振り上げられた鉈。明らかに病院の備品の類ではなかった。勿論、前日にそんなものは無かったはずだと看護師は証言しているのだが…) [Wed 25 Nov 2009 21:47:35]
ランセット > はい…彼女の左腕は殆ど轢断されていて…明らかに保存は不可能でした。断端形成術は妥当だったと考えています。(目の下にクマをくっきりと浮かび上がらせた顔で、ランセット医師は病院の責任者の前で報告を行っていた。)…はい…問題はむしろあんな状況で彼女に拘束着を着用していなかったという事だと思います。前日の騒動だって、彼女の精神徴候を示唆していたわけであって……(出来うる限り平静を保った口調ではあったが、言葉尻は震えている。はっきり言って機能の出来事は、病院での業務の想定範囲を超えていた。) [Wed 25 Nov 2009 21:41:14]
お知らせ > ランセットさんが入室されました。 『院長室にて…』 [Wed 25 Nov 2009 21:37:10]
お知らせ > ミーシャさんが帰りました。 [Tue 24 Nov 2009 23:40:08]
ミーシャ > (血を飲んだら渇きが治まるなんて。それじゃあまるで吸血鬼じゃないか。) [Tue 24 Nov 2009 23:39:55]
ミーシャ > ―――――もう、気をつけなきゃダメだよお母さん。 (母の指から口を離すと私は笑いかけた。ゴメンゴメンと苦笑いする母。) 私ちょっとおトイレ。 (そう言って部屋から出た。二三歩進んで私は喉に手を当て立ち止まる。) (喉の渇きはもう安らいでいた。) …………そんな……ね。 (蒼白な顔で私は呟く。そんなわけないじゃない。バカだなあ私は。) [Tue 24 Nov 2009 23:33:26]
ミーシャ > (「とにかく、今日は大人しくここで寝てなさい。どっちみちドア直したりとか片付けしなきゃいけないんだから、少なくともそれまでは危なっかしくてミーシャを一人でお家に置いておけません。」)(母のその言葉に私ははーいと間の伸びた返事をする。よろしいと頷く母。直後にあいたっと眉をしかめる。) ――――もうお母さんったら。 (ナイフで指を切ってしまったらしい母。私は迷うことなくその指にかぶりついた。)(―――――――) [Tue 24 Nov 2009 23:25:09]
ミーシャ > (「本当に………心臓止まるかと思ったんだから。」) (その言葉にしゅんと項垂れてコップの中の水を飲む。) ……………ごめんなさい。 (――――私のその言葉に母は目を開き、そしてくすっと優しく笑った。) (「ミーシャが謝るところじゃなーい」) (父譲りの桃色の髪をわしわしと撫でてくる) [Tue 24 Nov 2009 23:11:22]
ミーシャ > ………それでもお家で寝てれば大丈夫だったもん。 (「そうしてたらおっそろしく大変な目に遭ったのがつい昨日でしょうが!」)(私の反論に母は怒ったように額を指で何度も突っついてくる。そう言われるとあぅぅと返す言葉に詰まってしまう私。)(母は肩を竦めた。) [Tue 24 Nov 2009 22:58:17]
お知らせ > ミーシャさんが来ました。 [Tue 24 Nov 2009 22:54:37]
ミーシャ > 熱も下がってます。手の怪我だって跡も残らないようなものなんだし入院することなんてなかったってば。 (「嘘おっしゃい。まだ少しふらっとするぐらいの熱は残っているくせに。」) (額と額を突き合わされてドキッとした。その通りだ。まだ完調じゃないっていうのはすっかりバレてる) [Tue 24 Nov 2009 22:31:13]
お知らせ > ミーシャさんが入室されました。 [Tue 24 Nov 2009 22:28:29]
ミーシャ > (「大袈裟じゃない。」) 大袈裟ですっ。 (病院の一室で一組の親子がそんな会話を交わしている。一人はベッドで体を起こした桃色の髪のホープ。もう一人は年の離れた姉といっても通じそうな若々しさの母親だ。ベッドの傍でリンゴの皮を剥いている) [Tue 24 Nov 2009 22:20:22]
お知らせ > ミーシャさんが来ました。 『もう…大袈裟なんだから。』 [Tue 24 Nov 2009 22:16:03]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『(同居人の学費を考えると、貯金も必要かとも思うが──どうしたものか。 一人思案する。)』 [Tue 24 Nov 2009 00:04:05]
ルゥ > うん…いつか慰安旅行ぽく、集団で旅行とかいいですよねー。 旅客馬車を一台仕立てて。(こくん。) お尻痛くならないように、ソファベッドとかも積み込んで。(こく、こく。) [Tue 24 Nov 2009 00:02:53]
ルゥ > ティアン中華街で食べ歩きとかー。 (んー…) でも、お高いんでしょうー? (別に高くは無いと思うが。) [Mon 23 Nov 2009 23:29:04]
ルゥ > 中・長期で休暇とるとしたら、どこにしましょうかね…?(かくん、と首を傾げながら…) 一頃、行こうと思ってたのが、アマウラ温泉めぐりなんですけども。 (うーん…) (でも、外人嫌いな風土だし、妙な目で見られるだろうか。それはそれで落ちつかなそうな気もする。) [Mon 23 Nov 2009 23:28:17]
ルゥ > (白黒の蝶も、さらにその前のウォッシュベアーの被害者たちも、ぼちぼち退院。 一頃の「休み?それ美味しいですか。かじっていいですか?」状態からは既に脱している。 久しぶりに、自宅でゆっくりしてみたい気分でもある。休暇も随分たまっていることだし──) [Mon 23 Nov 2009 23:22:05]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『とりあえず』 [Mon 23 Nov 2009 23:19:11]
お知らせ > 会別理久@人形さんが帰りました。 『【お人形をさがして:2】』 [Sat 21 Nov 2009 23:15:19]
会別理久@人形 > ( ―――でも、どこかで安心もしている。 劇的っていうのは何であれ疲れるし、生きることに熱心でなくても幸せ感じることはあって、私は停滞感というか、のんびりしているのが好きだった。 それなのに。 )   ( …どうしてこういう事するんだろう。 何か面白い事なのかもしれないけれど、私にはそういうのが分からないって、付き合いある人なら分かりそうなものなのに。 こんなお節介な知り合いはいないはずだから――― でも他人がこれをしていると思うと、さすがにちょっと気持ち悪い。 もしくは、その、いわゆる怪談の類かもしれないなんて考えるよりは、いくらかマシな気もするけれど――― )   ( 動かした時に、肘掛けの上に乗せてあったのが落ちたとか、そんな感じ。 座面の右隅に、人形の右腕だけが転がっていた。 当然、その質感は例の――― ) [Sat 21 Nov 2009 23:14:52]
会別理久@人形 > ( 事故もなく、無事に車椅子へ腰かけた。 片腕と半分(?)、それに片脚が残ってくれたのは、本当に不幸中の幸い。 …なんて前向きには考えられないけれど。 割と静かに受け止めている方だと思う。 ただ、ようするにそれがそれほど重要でないということで、つまり人生に価値を見出していないということになるなら、かなりろくでもない。 )   ( この現状に泣きもするし、自分のスタンスを疑問視して、アザリーさんの手前もうちょっとましな生き方できないものかと思っても、こんなものだ。 劇的には変わらない。 私の人生にドラマはなく、何かが始まったように思っても、やがて消えてしまう。 …アザリーさんのことがあるから、あと肩脚を失って、片腕の機能を損ねたから、何かないとおかしい、何かあってほしいと、そんな気になるだけで。 ) [Sat 21 Nov 2009 22:58:52]
会別理久@人形 > ( ―――折り畳み式の車椅子なんてないかもしれないけれど。 ゴムタイヤもなくて、せいぜい木の車輪が付いてる椅子かもしれないけれど。 さておき。 カーディガンを羽織って、乗り移る――― 【判定】 ) [Sat 21 Nov 2009 22:42:23]
会別理久@人形 > (結局人形―――の頭部と左脚―――は届けずに、サイドテーブルの中にしまってある。あの状況で落とし主が見つかるとは思えないし、かといって残りを探そうという気にもならないのだけど、そもそも片脚になってしまった私は院内を移動するのがせいぜいだ。)(いや、これが悪戯とかそういうものなら、どこか身近から出て来るはずではあるのだけれど。)(右肩の筋が欠けて腕が上がらなくなったのに加えて、長い間拘束されていた左腕もまだ満足に動かせない。一人で杖をつくのは危険ということで、院内の移動には車椅子を借りている。とはいえ這って移動できないこともないし、創部さえ安定すればあとのリハビリや義肢の手配は通院で十分だろう。家族がいなければまた違ってくるかもしれないけれど、ベッドを占領していることもない。急いで空けなければならない状況は、過ぎてしまったが。)(まだしばらく眠れそうになくて、お手洗いへ行っておこうと布団から抜け出した。めっきり寒くなってきたのもあるし、移動に時間がかかるから行きたくなってからだと辛い。)(身を起こし、布団を剥がして左腕で車椅子をたぐり寄せる。畳んであるのを開くだけで一苦労だ。) [Sat 21 Nov 2009 22:21:01]
会別理久@人形 > (あんな夢をみたのは、思い出せないだけで、どこかでそんな人形のプレゼント方法や、お呪いの話を聞いたのを無意識に覚えていたのかもしれない。)(ヴェイトス中央病院の大部屋。寝静まった闇の中で、左脚を落とし右肩を抉り取られて入院している娘は、ベッドの中からじっと虚空を見つめていた。リハビリや、たまの晴れ間に中庭へ出る以外は、回診と家族のお見舞いがあるくらいで、横になって過ごしているとつい眠ってしまう時間も長くなる。すると夜に眠れない。)(患者を気遣って暖かくはしてくれているのかもしれないけれど、実際の気温とはまた別の、病院特有のひんやりとした空気にはもう慣れた。消毒薬や清潔なシーツ、包帯のにおいも嫌いじゃない。一時期騒がしかった奇病患者も一様に解放へ向かっているということで、静けさを快適なんて思ってしまう。ただ、そのくせカーテン一枚隔てた向こうには人がいると思うと、やっぱり落ち着かないものがあるのだけど。) [Sat 21 Nov 2009 22:05:17]
会別理久@人形 > (だから左脚の断端管理のためにきっちりぎっちり巻かれている包帯の中から、その人形の頭部と似た質感の左脚が出てきても、まだこれは私にとって、どう捉えて良いのか分からない悪戯だった。私はジョークとかよく分からなくてつまらない反応しか返せないことが多いようだし、これも今時のはやりなのかな、なんて思ったり。こんな事をする友人に当てはないけど、私を含めて医科のクラスメートはこういったテーピングの仕方も習っているはずで、私が忘れているのはさておき、彼女達の誰かの仕業でもおかしくはない。それに、ここは病院だ。いたずらっ子な先生がいるのかも。) [Sat 21 Nov 2009 21:52:20]
会別理久 > (夢の中で女の子に、その子の大切な何かを探してと懇願されて、白い布の包みを渡された。それが何かは分からなかったけど、目を覚ましたらその包みがベッドの中に転がっていて、中には黒い髪の人形―――の頭部だけ―――が入っていた。)(迂闊にも、夢の中の出来事が現実になって、あの子は人形の身体を探しているのかもしれないなんて考えてしまう。おまけに見つけられなかったら代わりに私の身体を持っていかれるんじゃないかとか、子供みたいなことを考えてみたり。けれどそんなのは御伽話だ。)(御伽話みたいな事が現実に起きることもあるし、自分だってウォッシュベアーの生き残りだけれど、私の人生的にそういった劇的なイベントに直面するのは稀で、こんな想像はまず子供の空想だと思ってしまう。) [Sat 21 Nov 2009 21:46:50]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『(一般的な線で考えるのなら、誰かのいたずら。というか、それ以外はありえない。)』 [Sat 21 Nov 2009 21:39:39]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 [Sat 21 Nov 2009 01:47:36]
ヒルダ > ( それを思えば、ひとまずは良しっていう形に落ち着くのだけど。そんな一件落着の雰囲気を一発でひっくり返したあげくうっかりまたもとの一件落着になりそうなぐらい、尿を取られたのは大きかった。 ちなみに、私は気高くて美しい女性だから、たった今排泄した尿は同じ重さの金と同じ価値がある。だから看護師の奴が懐に尿瓶を忍ばせないよう見張らなくてはならないが…その必要はなさそうだ。 ) …とりあえず、さっきの看護師に顔をあわせるのも気まずいし、さっさと着替えて退院しよっと。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:45:32]
ヒルダ > ( それから少しして、抑制帯をとられた私はベッドに突っ伏して自分の身に起きた不幸を嘆く。それほどまでに尿を取られるっていうのがショックだった。 ) もうお嫁にいけないわ…。 ( ぐすん、と鼻を啜る。いやとっくの昔にお嫁にいけない感じにはなっていたのだが。 ) ( それにしても、こうして私が生きているってことは、ティエンさんはやったってことか。あの幼子を倒したのだ。詳しいことは想像もできないけれど、蝶も見えないしこの身体にあった不快感を感じなくなったのなら、そういうことだ。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:40:54]
ヒルダ > ( 最悪だ。目覚めたら尿瓶をあてられてそこにしているなんて。 「あ、目が覚めたのですねヒルデガルドさん」という看護師の言葉に小便の音が重なり、その見事なヴェイトスフィルハーモニーの合奏に立ち見客も現れるほど。やがてその曲目も終わりに近づき、じょろん、という未来になんの希望も残さない酷い楽器の音で終わった。死んだ、死んだわ、私。前世と今世と来世、再来世の赤っ恥のこきっ恥をプレゼントボックスにつめて手渡しされた気分。やがて看護師は尿瓶をとって、ご丁寧に拭いてくれた。 ) 拭かなくていい!いいから、早くこの縛ってんの外してよ!自分で拭くから! ( でも、もう拭き終わった後なんだけどね。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:35:50]
ヒルダ > ( そして辺りに飛んでいた蝶の姿は見当たらず、私はゆっくりと意識が途切れる直前のことを思い出す。そう、虚ろな意識の中。私はティエンに出会い、彼女に託したんだ。そしてその後、私の肌は真っ黒にそまり暴れまわったのだろう。だからベッドに縛り付けられているし、手足に包帯が巻かれているし、私の股の間に尿瓶を持った看護師が屈んでいるのだ。そしてなんだかじょろじょろという音が。 ) ちょ、ま ……! ( しかし、待ってと言われて待てるようなものではない。看護師は私が目覚めたことに驚いて顔を上げたが、尿瓶の位置だけはそのまま保持した。流石プロだ、零さなかった。でも、私はそれどころじゃない。 ) こ、こういうのってオシメでやるんじゃないのォォ――ッ!? ( いや、オシメでやってもそれはそれで嫌だが。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:29:02]
ヒルダ > ( ――と、私は突然目が覚めたら私はベッドの上だった。見上げる天井はあまり見覚えの無いもので、微かに人の話し声や気配がどこからか感じられる。 ) ここ…… どこ? ( そう思って起き上がろうとしてみたら、起き上がれない。手足が動かない。いや―― ベッドに縛り付けられているのだ。6インチのリリパット達に取り囲まれ縛り付けられたのか――さしずめヒルデガルド旅行記といったところか。或いは美しい私は変質者に捕らえられこれから陵辱の限りを尽くされるのかはわからない。 確かに、こんな風に縛り付けにされてしまうような生き方はしているけれど、縛りつけられるような筋合いは無い。 ) ―――痛…っ ( 覚醒してすこし意識がはっきりしてくると、右手の痛みと左足の痛み、そして額にも痛みを感じた。ぼんやりとした目で見れば、痛みの原因となる部位に包帯が巻かれている。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:14:36]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『 はっ。 』 [Sat 21 Nov 2009 01:02:14]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Thu 19 Nov 2009 01:32:33]
お知らせ > 蜷潜さんが退室されました。 『 ――欲しい物があったら言え。(そう言って静かに闇に溶ける) 』 [Thu 19 Nov 2009 01:31:16]
君影 > 断固拒否する。それが許されるのはあと10年前だ。 (そろそろ大人の年齢の私がそんなんしたら流石にいったいぞ。天然愛されキャラとか無茶言うな。まあ確かにリャンとかと話してると時々そういうテンションになるけどさ。) 死にたくはないぞ。なんかあそこで生き残ったのなら死ぬと思う気が失せる。――――え゛?本当は働きたくはないんだが。―――あ、いや冗談な。 (こわっ!?本音はニートになりたいんだけど養ってくれる親はいないし生きてくには金稼がないとで結局働かなきゃいけない。…………めんどくさい。) おやすみ蜷。今度もお見舞い品持ってきてくれな。 (ひらひら) [Thu 19 Nov 2009 01:28:06]
蜷潜 > 普段からあれで問題ないと思うが。 若干キモかわいいが。 ( 誤用だろうか。 歌って笑ってごろごろしてれば、ほらあの子天然だからー、とか生温かく愛されるんじゃないかと思うのだが。 ああそれ幼児の扱いか。 ) まあ意思確認が出来てなによりだ。 豪天寺艶子が来ない時を選んで来るのも面倒なものだし―――死にたいとか働きたくないとか言い出さなくて何より。 殺さずに済んだ。 ( ぽんぽん、と荷造りみたいに包んで刳るんで作業終了。 働きたくないって言っても殺されるようだ。 君影を横たわらせて布団をかければ、来た時と同じように前触れ無く帰ろうとする。 ) そろそろ身体を動かすリハビリもしておけ。 [Thu 19 Nov 2009 01:06:54]
君影 > (こうして日がな1日だーらだらしてると私もすっかり呆けてきそうだ―――……いややってることあんま変わんない気がしてきたな。) 私が気にするんだよっ!このド畜生…………なんで間の悪いところは良く見てくれるんだよこの阿呆。 (やだもう泣きたい。そんなにキリっとシリアスしてる私は―――………変だなあ。やだ想像したらちょっとキモい。)(怪我人だぞー。もっと丁重にやれーとぞんざいな扱いに文句を垂れつつ相手のなすがままに着替え中。) ――――そうだな。脚さえまともなら片腕はどうにでもなる。そこだけでも元通りに近い感覚を取り戻せれば……… (最優先は脚なのは私も心の底から同意だから頷いて) [Thu 19 Nov 2009 00:56:34]
蜷潜 > 平和呆けというんだろう。 ( 少なくともこの数カ月は医者も患者もそれどころではなかっただろうし。 そんな空気でも無かっただろうし。 自分以外の全ての人間が平和呆けでもしていてくれれば此方は仕事がし易いが。 ) 私は一考に構わん。 高らかに歌おうが日頃見た事の無いような緩んだ顔で猫と愛を語ろうが正月に部屋着で一人で部屋に転がっていようが。 ( キリッ とかしている方が不安になる。 そんな事を言いながら無造作に布団をひっぺがし、脇に手を差し込んで抱え上げ、ほいほいと脱がしにかかる。 芋や大根でも扱うような無造作感。 ) 現実的な話、なにはともあれ脚だ。 腕は兎も角。 独りで歩けるかどうかだけでも全く違う。 借金してでも良い脚を都合して貰え。  [Thu 19 Nov 2009 00:39:18]
君影 > (大して私は接客業出来ないし人当たり悪いし引きこもりだしドが付くほどの獣好きだし引きこもりだし。社会不適合者な私とあまりに差がでけえ!しかし蜷を嫁にしたらなんかやたら淡白な夫婦生活になりそうな予感) どいつもこいつも変人ばっかの巣窟なんだな病院。 (ナチュラルに自分は外してるのか。そして私の知識には偏見の歴史がまた一ページ。) 別に歌ったっていーだろーが!聞いてるなよアホ!芋や大根なら気にしないがお前じゃそういう訳にはいかないだろうが―――――むぎゅっ! (枕を押し付けて返された。) 私は戦うのを職にするのはゴメンだな。元から別にそういうのが好きなわけじゃない。暗殺は嫌いじゃなかったけど。 (まあそれでも機械の手足は欲しくはあるが。何より片手片足は不便だ。しかし貯金してない私には多分手が出せる金額じゃない。) どれもそれなりには詳しいが専門に出来るかは自信がないな…… (しかし飛燕で働くのを続けるのならそのあたりが妥当になるのか。火薬や毒、忍具の扱いにはそれなりに得手だ。) [Thu 19 Nov 2009 00:28:54]
蜷潜 > ( この蜷潜、一見ヒトゴロシくらいしか出来無さそうなものだが、ところがどっこい海に潜って漁をしたり、厨房で料理を作ったり、接客業に従事したりとか色々なにげに出来たり。 お土産買ってきたり尿瓶取り換えたり。 良い嫁になりますヨ。 時々帰りは遅いが。 ) やたら廊下を歩きたがる怪我人とか、何となく遊びに来る幼児の無い人間とか、淫売窟代わりに利用する看護師とかな。 ( 窓から入ってきて帰り際に名簿にサインしていく忍者は含まれないらしい。 誰も気づかなければ不審者ではないのだよ。 ) 人目とかあんまり気にしないのかとおもlt  っていた。 時々独りで歌っているし。 ( ぱふ、と枕を顔で受け止めた後、そのまま続けた。 ぎゅう、と逃げられない怪我人の顔に押し付け返す。 多分独りだから歌っているんだろう。 何度も見かけたが。 ) 自認が的確でなによりだ。 余程良い機械ならクランクも無い選択肢ではないが先ず高価過ぎる。 目立つ目立たないを気にしないのなら純粋に戦闘に特化するのも仕事といえば仕事だが。 ( そもそも忍ばない、という選択肢。 忍者だから頑なに隠れひそめというわけでもないだろうし、飛燕に拘らないのなら、戦闘スキル自体はまだ生かしようはある。 ) 専門知識でもあればそっちで活かす方法もある。 毒とか火薬とか、暗器とか。 [Thu 19 Nov 2009 00:05:59]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 [Thu 19 Nov 2009 00:04:37]
君影 > (わ、私だって壁ぐらい登れたさ。多分。私とこいつの仕事の姿勢はハッキリと似て非なるものだ。まあどっちも暗殺者向きってのはあるが。――――いやというか私は暗殺者以外出来ないんだけどな。) げ、マジか。……まあ今のお前とかも一応不審者の類いなんだけどな。 (窓から入ってくる人間をそうよばずになんとすると笑い。) デリカシーっていう言葉が私の辞書にはあってだなっ! (ちょいやー!と枕を投げつける。) ―――――今までと同じ働きは出来ない。体力を回復させるだけでも今の私は時間を食うし、何より失った物が多すぎる。クランクは悪目立ちが過ぎるからどのみち暗殺仕事は無理だな。 (猫の喉撫でて笑う。) となると後は普通に市民に紛れて情報収集だけど、そんなことこの私が出来るはずないのはお前も知ってるだろう? [Wed 18 Nov 2009 23:52:53]
蜷潜 > ( 「ごみ箱に入るかどうか椅子からティッシュ丸めたの投げてみた」とかそんな感覚。 あまり多くの事に興味関心を持たない人間だが、自分の身体能力と自分にとって実用的な経験については積極的である。 今日の教訓:蜷潜は壁を登れる ) 時折こう言う場所にも不審者が出るとも聞く。 ん…あまり我慢すると膀胱炎とか怖いぞ。 ( 何故怒る。 とばかりに首を傾げ、着替えを捜して棚など探りつつ。 ) ――――それで。 何か考えた事はあるか。 ギルドには現状を見たまま報告してある。 ( 棚の中から適当に着替えを見繕いつつ、背を向けながら唐突に切りだした。 ) [Wed 18 Nov 2009 23:29:59]
君影 > さよけ。まあVIPでもない限り基本警戒薄だろ。本当に侵入さえしちゃえば後は楽なもんだ。 (働き者っていうのかこういうの?いや多分こいつの場合ワーカーホリックとはまた別だ。) お前に尿瓶の世話されたくないわ。何か枕でもぶつけたくなったぞ。 (微かに頬染める。ういろう分けてくれてるから投げないけど。) ―――……けど着替えの方は手伝え。寝汗掻いてちょっと気持ち悪い。 [Wed 18 Nov 2009 23:19:36]
蜷潜 > 実験をしてみた。 侵入しようと思えば出来るものだな。 見つかる前に壁さえ登れれば。 ( 梯子とか持ってきたら多分アウトだろう的な。 そしてその不法侵入にはそんな程度の理由しか無く。 それでいて当人にとっては結構有意義な実験でもあった。 ) 後で受付に寄ってちゃんとサインしてくる。 何かする事はあるか? 着替えとか尿瓶とか。 ( 聞いているんだか居ないんだか。 独りで食べるのも大変だろうと、ういろうの箱を開けて黙々と切り分けつつ、抑揚の無い声でいつもどおり。 )  [Wed 18 Nov 2009 23:08:14]
君影 > (起き上がる事は出来るようになってもまだ一人では歩き回る事も出来ない。視界の悪さもストレスが溜まるしあるはずのない左手をつい動かそうとしてイラッとくるしそれなのにたまに幻肢痛で痛くてウザいし。) 本当……最悪な目に逢っちゃったよねリャン……… (腕の中で抱かれた黒猫に話し掛ける) (話し掛けてたらガラッと窓が開いた。) ………とりあえずさ。まず一言言うぞ。 (軽やかに現れた無感動な死神に一言。) ―――ドアから来いよな。あ、けど土産は偉い。病院食って味が薄くてどうもな。 (びっくらこくだろうが!と文句一つ。それから土産にお礼一つ。) [Wed 18 Nov 2009 23:02:09]
蜷潜 > 邪魔する。 ( 挨拶を飛ばして窓を開けた。 なんにせよ前置きが色々と不足しているがそんな事を気にする人間ですら無かった。 から、と軽快に窓を横に引いて縁に編み上げブーツの足をかけ、軽やかに病室に舞い降りた。が、天使からは程遠かった。 むしろ死神に近かった。 ) 変わった事は無いか。 ああ、土産を持ってきた。 ( そして勝手に会話をスタートして、ベッドわきのテーブルにういろうの箱を置いた。 どこまでもマイペースに。 ) [Wed 18 Nov 2009 22:54:40]
お知らせ > 蜷潜さんが来ました。 『 *まどのそとにいる 』 [Wed 18 Nov 2009 22:51:17]
君影 > (お風呂入りたい。)(お酒でも飲みたいリャンとだらだら…はしてるか。こうして何もしなくてもいい環境というのは素敵過ぎて良いことだけど、それでもだらだらする事しか出来ないって環境は徐々に苦痛になってくる。) [Wed 18 Nov 2009 22:46:33]
君影 > ……………… (右手を掲げてみても包帯で覆われた右目は何も映さない。考えてみれば酷い怪我だ。片手片足片耳片目を失ったんだ。こうして命があるだけでも私は運が良い方なんだろう。) ………普通に運が良かったらそもそもあそこに行ってないっつの。 (思わず自分にツッコミいれた。) [Wed 18 Nov 2009 22:22:46]
君影 > ………ずきずきするな。(疼くような痛みに肩を竦める。やっぱり最近冷えてきたからかな。それとも痛み止めが切れてきたか) [Wed 18 Nov 2009 22:11:20]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『いっ……た。』 [Wed 18 Nov 2009 22:08:02]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『ランプ代わりのそれを掲げて、夜警に廻るのでした。』 [Tue 17 Nov 2009 23:25:25]
ルゥ > ──さてさて、本業の方、頑張りますかっ──。(んーっ…っと大きく伸びをすると、光り輝く槍を召喚し──) [Tue 17 Nov 2009 23:25:03]
ルゥ > ……まぁ、お金に困ってるわけじゃありませんし、分割ならそれでも…? (思案しながら…、手紙をしたためる。 黒兎さん宛てに。 「体質改善のための薬が出来上がりました。 60万エンになります。 少しお値段が張るので、ご家族の方と相談の上、ご連絡ください。 ヴェイトス中央病院 白魔術士ルゥ・ファリス」 よし、っと。 [Tue 17 Nov 2009 23:22:17]
ルゥ > 材料だけで、50万エンですしね…都合10日程も掛かったことを考えると、工賃込みで65万は…。 (きゅ、きゅっ。 硝子の栓を締めて、ひっくり返し──薬液が零れないことを確認した。) [Tue 17 Nov 2009 23:03:44]
ルゥ > 丸底フラスコの中の液体は、とろりとした、透き通るような綺麗な青色──栓を取り、匂いを嗅ぐと──これが、閉口するようなカレー臭。 まごう事なき、重中毒中和剤、である。) ──なんだか、造るのに豪く時間かかってしまいましたが…。(ぐったりしながら、ポーション用の小瓶の中に、出来上がった薬液を移し変えていく。 とくとく。) [Tue 17 Nov 2009 23:01:08]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『出来上がり──。』 [Tue 17 Nov 2009 22:58:55]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『無論、それらの処置には自分も立ち会うことになるのだろう。』 [Mon 16 Nov 2009 01:37:32]
ルゥ > (点心をほおばりながら、机の脇の書棚に目をやった。 そこには先日、新顔の看護士から届けられた患者についてのバインダーがあった。 件の患者たちについても──状況は悪くない。 残念ながら、一頃のように腕のいい食医は不在だが、睡眠と栄養、休息によって、手術に必要な体力は患者方にも徐々に付いて来ているようだ。 外科の執刀医のスケジュールが空き次第、かれらの処置が始まるだろう。) [Mon 16 Nov 2009 01:37:14]
ルゥ > ……うん、この色──ですよね。 (灼けつくような、緋色の液体。フラスコを転がすと、とろ──っとした粘度を示す。 熱源をフラスコから離し、これからゆっくり冷やし、時間を置く。 “錬金術の壷”の中に格納し、暗所保管するのだが──とりあえずは粗熱を取らなくてはならない。) ──ふぅ…あとは、出来上がりを待つばかり──ですねっ。 (お疲れ様でした、と。 自分で自分を労った。 自分へのご褒美に、看護士からの差し入れである、桃まんをほおばる。スイーツ。(笑)) [Mon 16 Nov 2009 01:29:43]
ルゥ > 錬金術なんて、緑になって、白くなって、赤くなって、金属光沢帯びて──みたいな、無茶な変色はよくある話ですし……。 (うん、と頷いて。 不安の中にいる自分を、少しだけ勇気付けた。) (でも、飲み薬で、そんなに色を変化させる薬──ほかにあったか、というと。 吹き込んだばかりの自信がしぼんでいくのを感じた。) ど、どんまい…私。 (ぐ。) [Mon 16 Nov 2009 01:23:45]
ルゥ > (ともあれ、あの図太さがあれば、両手両足拘束がストレスになる?と言われても半笑いで笑い流すほかない──そんな繊細な神経してたら、そもそも拘束必要ありません。) (丸底フラスコの中の薬液は、くつくつことことと煮えている。 いろいろな薬剤が交じり合ったそれは、血のように赤く、ごぽごぽとあぶくを立てている。) ──出来上がりを知っているせいか……本当に、これで大丈夫かどうか不安になるんですよね…。 (一度、作った事もあるポーションだ。 この状態も製作途中に見たはずなのだ。 だが、出来上がりの澄んだ青色からはかけ離れたこの色合いに、不安感をあおられる──) [Mon 16 Nov 2009 01:20:22]
ルゥ > (生い立ち故か、職業病か、それとも種族特性故か。兎に角自身が死の淵に立って、その深淵を覗き込んでいるような状況であることが理解できないのだろう。 内臓の損傷なんて、酷く高熱が出るものだ。 苦しいだろうに、その苦しさを全く感じさせない。 堪えているようにも耐えているようにも見えないあたり、余程強いか、阿呆なのだろう。) ──まぁ、ヴェイトスにはいろんな人間が居て、いろんな考え方がある──ってお話ですよね。 (こくり。 一人頷きながら、アルコールランプの火を眺め続ける。) [Mon 16 Nov 2009 01:16:06]
ルゥ > (「君の患者だがね。仮にも重体なんだから、もう少し、手心というか──」 言い辛そうに、両手両足をベッドに拘束されている某患者の件について、苦言を告げる。 件の患者がヴァンパイアとの関わりについても噂されているから、それも関係あるのだろう。 にっこりと笑いながら、返して言った。「看護士が、『重体だから動かないで』、と血相変えて制止したのを、半笑いで『ああ、僕大丈夫だから』って寝返り打つような患者に、先生でしたら他にどういう手段が取れますか?」 開腹手術の直後の事だ。 もしかすると、今も内出血しているかもしれないのだ。 で、あるにも関わらず体力が戻るまでは再手術も出来ない。 八方塞がりの極みである。 ──流石に、現在は安静にしているようだが──しょっちゅう昏睡状態にも陥っている患者の事だ。 真逆、面会者がこんな深夜に尋ねてきているとは思わない。) [Mon 16 Nov 2009 01:11:13]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『外科の先生から苦言を呈された。』 [Mon 16 Nov 2009 01:04:40]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Mon 16 Nov 2009 00:14:09]
君影 > (それがいいか悪いかという話ではない。ただ私はクノイチとしての色気も学ばず市政のものたちに紛れる術も覚えずただまともに身に付けたのは暗殺者としての手練手管だけ。) (そんな私が一体この先どうやってお金を稼げばよいというのか。想像も付かない) ………………… (――――もういいや。寝ようか。くー。) [Mon 16 Nov 2009 00:13:48]
君影 > (黒猫の喉を撫でてやりながら私は考える。)(忍者廃業なのは確定的に明らか。ひょっとしたら情報収集の任ぐらいはあるかもしれないが、それは決して一月の給料に値しない子供のお小遣いぐらいなものだろう。) …………… (もう私は暗殺者には戻れない。) [Sun 15 Nov 2009 23:48:29]
君影 > 相変わらず勝手なノリの奴。リャンもそう思うでしょ? (傍らの猫を撫でてそう話し掛ける。蜷の奴ったら一方的なんだから。一人で確認して一人で満足して。………別に起こしてくれてよかったのに。) ………次は土産でもまた催促する? (私が首を傾げると黒猫はピコんと耳を立てて反応する。もうこの子ったら。) [Sun 15 Nov 2009 23:20:38]
君影 > (固形物もしっかりと喉を通るようになった昨今。これ以上の強い痛み止めは体の害になるので薬や白魔術の効果は初めのころより大分弱めになった。それにより丸一日眠り続けるという事もなくなり、ただの重傷患者と呼べるぐらいには回復した娘。) [Sun 15 Nov 2009 23:09:16]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『(人形を弄くる)』 [Sun 15 Nov 2009 23:03:07]
お知らせ > リートさんが退室されました。 『 (――早く退院して、ちゃんと直接お礼と謝罪をしたい) 』 [Sun 15 Nov 2009 22:20:24]
リート >  (まず、病院を抜け出して心配を掛けたことを謝って、探してくれたことを感謝して。それから、キヨやその周囲に災禍の無い事を確認する文言が並ぶ。それから己の症状が快癒に向かっていること、手紙を見る頃には己は退院しているかもしれないという事を書き添えてもらって。長くもなく短くもない手紙はそのままスタッフに預けて、歌い手は休むようにというスタッフの言葉通り再び横になった) [Sun 15 Nov 2009 22:19:33]
リート >  (あるのは水差しだとか、薬ばかり。見かねたスタッフが己に少し待つように告げて、やがて紙とペンを持って帰ってきた) …お手数をお掛けします。えっとじゃあ、早速出悪いですけど (己の用件で長い時間スタッフを拘束しておくわけにもいかない。己以上にスタッフの手を必要としている人は多いのだから)  [Sun 15 Nov 2009 22:11:33]
リート >  …知り合いに手紙を出したいんです。…今も探し回ってくれてるかもしれないから (虚脱状態を脱したら己には直ぐにでも退院許可が下りるだろう。自分から言いに行くべきなのだろうけど、出来るだけ早いほうがいいと思って) …だから代わりに書いてもらえませんか? (手紙を。どれだけがんばってもこればかりは己一人では無理だから。この部屋に書くものはあっただろうか。ベッドから身体を起こしてサイドボードを探る)  [Sun 15 Nov 2009 21:56:39]
リート >  (少女に連れられて病院に戻った歌い手は病院のスタッフにしこたま怒られて、再びベッドに押し込められた。病は快方に向かってはいたものの、代わりに酷い虚弱状態だったためだ。奇病に罹った患者が続々と快癒して行ったために、己がここに居たときのような賑わいは無い) …あの…すみません (ちょうど見回りに来ていたスタッフに声を掛ける。…この人は己が何故盲いたのかその理由を知っている)  [Sun 15 Nov 2009 21:47:05]
お知らせ > リートさんが入室されました。 『 ―― 。 』 [Sun 15 Nov 2009 21:41:18]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『くれぐれも机の上には触らないように、と口酸っぱくなるほど言い聞かせて外へ出る。』 [Fri 13 Nov 2009 23:09:31]
ルゥ > (蓋を閉め、アルコールランプに火でことことと煮詰めながらそーっと戸口へ。 戸を開くと、看護士と鉢合わせ。) なんですか? (「いえー、なんでも?」 にっこり) [Fri 13 Nov 2009 23:08:19]
ルゥ > うん……とりあえず、これを一昼夜火に掛けて──二日かけて熟成。 それで出来上がり──っと。 (地震とか、粗忽者の闖入とか、暴れ馬が突っ込んできたりしないことをとりあえず祈ろう。) [Fri 13 Nov 2009 23:00:36]
ルゥ > 洒落にならない金額になってまいりました今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は元気です。 (あの兎耳の娘さんに払える金額なのか、どうか。 正直微妙になってきた50万エン。 まぁ、あの年齢で従士持ちの男の子がご主人なら、お金の話は問題ないかもしれないが。) (フラスコに、抽出した薬効成分の溶け出た液体を湛え、ビーカーに注ぐ。 シリンダに測り取り置いた粉末の薬剤を注ぎ、反応で薬液の色が変わるのを、注意深く様子を伺って…) [Fri 13 Nov 2009 22:58:26]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『そろそろ材料費が』 [Fri 13 Nov 2009 22:55:13]
お知らせ > 蜷潜さんが退室されました。 『 窓を閉じ、黙って病室を出る 』 [Fri 13 Nov 2009 02:46:09]
蜷潜 > ( 一つ―――― 一つだけ残念な事があるとしたら、本気でやり合う機会が永遠に失われた事か。 自分と同じような歳格好に自分と同じような身の上の人間などそう居るものでもない。 自分とは違った殺し方をする君影と、本気で殺しあったらどんな過程が生まれ、どんな結末が訪れただろう。 怠惰で内気で駄目そうな奴だったが、単純な能力だけなら十分な才能があったように思える。 ) ( 何かの折にまた共闘する機会も失われた。 少なくとも蜷潜は今後、君影が戦いの舞台に戻る事は無いだろうと思っている。 それを嗤う事も無いし、蔑む事も無いし、まあ、ただ、運が悪かったのだろうと。 誰にでも等しく訪れる可能性のある結末の一つ。 特に人を殺して糧を得るような人間に、生き死にの文句を言う資格は無い。 ) ( ―――肌寒くなってきた。 ) [Fri 13 Nov 2009 02:44:10]
蜷潜 > ( ―――部屋の主、君影の復帰はほぼ無いだろう。 ギルドにも見たままをそう伝えてある。 忍ぶ事も殺す事も視る事も出来なければ、女を武器にする事すら出来ない。 まぁ元々出来ない性格だったが。 機械の身体にでもなるか? 相当金がかかると言うし、幾らかマシになるとはいえ不便には変わりなく、悪目立ちもするだろう。 今まで通りにはならない。 ) ( それでどうするかは本人が決める事だ。 意見を求められれば考えはするし、何か出来る事を求められるならやっても良い。 ―――出来る事が何もないから首を括ってくれと言うなら、まあ私が適任なんだろう。 誰よりも躊躇せず余計な事を考えずに事を済ませ、知人として看取る事すら出来るのだから。 ) ( それすらも含めて、本人の口から何かが出るまで私は余計な事は言わない。 ただこうして時々顔を出して、様子を見るだけだ。 ) [Fri 13 Nov 2009 02:20:22]
蜷潜 > ( この二カ月で随分とこの街も人が減った。 治安も悪化したし、物価も高くなったし、病気が治ろうが人が暴れなくなろうが、被害自体はまだこれから長らく後を引くだろう。 ――――個人的な話をするなら、ウォッシュベアーも白黒の蝶もあまり興味が無かったし、今も無い。 醤油が高くなって困るとか、そんな程度だ。 むしろ奇病で暴れ出す人間が増えて此方も仕事の隠蔽が楽だったくらいだ。 ターゲットが出歩かなくなった分、結局面倒さは同じくらいか。 こんな時勢でも人殺しの依頼は舞い込む物で、ヒトの生き死ににいちいち価値や意味を見出している暇も無い。 どうでもいいことだ。 私には仕事があって、普通に喰って寝て働く事が出来て、鍛錬の結果を試す場所が与えられる。 満足だ。 ) [Fri 13 Nov 2009 02:04:49]
蜷潜 > ( 曇天の空は街を照らさず、夜道を遊び隠している。 窓から見渡すヴェイトス市は薄暗く、静かで、少し肌寒い。 あれこれと騒がしくなっているうちにもうそんな季節が巡ってきているようだ。 ―――蝶はもう飛んでいない。 少しは静かな年明けを過ごせるだろうか。 どうせ酔払いの集まる場所で年を明かすのだろうし、期待はできないか。 ) ( そんな事を考えながらもうしばらくそうして窓枠に腰掛けて外を見ている事にした。 少し空気を入れ替えた方が良いし、まだ真冬ほど寒くは無い。 ベッドの中に寄り添う部屋の主とその飼い猫が文句を言いだす気配も無いし、目覚めないならそれでも構わない。 一方的な生存確認は済ませた。 ) [Fri 13 Nov 2009 01:53:18]
お知らせ > 蜷潜さんが入室されました。 『 とある病室の窓辺に座る 』 [Fri 13 Nov 2009 01:38:54]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『(ポーション作成 (4/7) )』 [Thu 12 Nov 2009 22:31:02]
ルゥ > 結構、いい値段になりそうなんですよね──問題は、あの患者さん……支払いは可能なのかしらん。 (無理なときは…まぁ、諦める他仕方ないのだろうが。) [Thu 12 Nov 2009 22:30:31]
ルゥ > (とりあえず、八方手を尽くして手に入れた材料──を、とりあえず手に入った物から加工し、薬効成分を抽出する。 下準備で時間のかかる材料も多いので、前倒しで作業を進めるに越した事はない。) [Thu 12 Nov 2009 22:29:21]
ルゥ > (今、作ろうとしているポーション。重中毒中和剤は、レアモノの材料が多すぎるのが難点である。 別の材料で代用できるものも少なくはないのだろうが──その辺のコストダウンを図る研究、レシピの再編成をやるには時間がなさ過ぎる。) [Thu 12 Nov 2009 22:25:52]
ルゥ > ……兎にも角にも、暇が出来るならそれはそれで──うん。 (実験器具を、机の奥から手元に引き戻し──ポーションの材料を、乳鉢で磨り潰す作業に戻る。 ごりごり。) [Thu 12 Nov 2009 22:09:08]
ルゥ > (入院患者を、裏口から葬儀場直送で送り出すよりは、当然ながら元気になって貰って自分の足で退院するに越した事はない──) 結局、殆ど何も出来ませんでしたけど、ね。 (頬杖付いて、嘆息しながら──無力感に苛まれないと言えば嘘になる、が──ここ数日の大量の入院患者が、三々五々と健康を取り戻して退院していくのは、喜ばしい事である。) [Thu 12 Nov 2009 22:03:10]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『それはそれとして。』 [Thu 12 Nov 2009 21:59:50]
お知らせ > アラタさんが帰りました。 『( 眠りにはいりま、せう。 )』 [Thu 12 Nov 2009 03:22:56]
アラタ > ( 終わったこと、まだ気づかない )( けど、 嗚呼 この安堵 また意識が、 意識が ) [Thu 12 Nov 2009 03:22:47]
アラタ >  お、みず のみたい・・・・ ( 誰も回りにいる気配はなく。 そこに寂しさを感じた )( まだ、黒いままなのだろうか?それとも、それとも─── 病院はまだ騒がしくて、でもどこか安心した空気に満ちていた ) [Thu 12 Nov 2009 03:22:11]
アラタ > ( でも、不思議と絶望感ににたあの感覚はなくなっていて、 だから?うん───だから 少しだけ気分は良かった ) ( でも、気分だけだ。 何も、なにも。 何もかも─── 動く気配はなかった。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:17:14]
アラタ > ( 見たことのある天井なのは 確かで、 ああまたか と、思った。 )( 今まで自分が何をしてきたのかすら覚えていない───そんな現状 ) [Thu 12 Nov 2009 03:16:04]
アラタ > ( あそこで 意識を失ってから、どれだけの時間が経過したかもわからない。 だから、ああ だから今が何時なのかも定かではなかった。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:13:45]
アラタ > ( 糸が切れたように 眠りにはいっていた。 ああ、自分がいつここにきたのか分からない。 ) ─── どこだ・・・ろ  ( うっすらと戻ってくるけども、嗚呼まだぼやけてくる ) [Thu 12 Nov 2009 03:08:50]
お知らせ > アラタさんが入室されました。 『( 意識が、 ぼやける )』 [Thu 12 Nov 2009 03:03:38]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『それでも、やれるだけの事をやる。 それが、医の道に携わる者の本分だ。』 [Mon 9 Nov 2009 21:07:56]
ルゥ > (翌日には、ヴェイトス中央病院属、正白魔術士ルゥ・ファリスの署名で、VHG、大聖堂、騎士ギルド、自警団、奴隷ギルドに連絡が届くだろう。 『入院患者、ヴァリス・ファングレーの喉に吸血痕らしい傷跡を確認。 本人に対する検査が必要であれば、受け入れる用意がある。 尚、当人は現在腹部創傷にて重体中の為、逃亡の恐れは無い。 安静を要するため、手荒な行為は避けていただく事。』 奴隷ギルドには、『該当人物の吸血鬼奴隷の購入履歴、接触履歴は無いか』──という照会。吸血鬼なんて、偏見かもしれないがアウトローか奴隷、或いは貴族。 そういった両極端な身の上にしか居ないという認識の上。 一般庶民には、奴隷購入が最も簡単な吸血鬼との接触方法だろう、という話。 そこから噛み痕をつけた“当人”にJackpotする可能性などは、雲を掴むようなものだろうが──) [Mon 9 Nov 2009 21:06:16]
ルゥ > ──文書になっているもの、ですからねぇ。 (意識不明の患者である。 床擦れを防ぐために、ベッドの上で幾たびに渡って移動もさせた。 詰り、それだけ目撃したものも多いということだ。) 見た子が、「恐れながら…」って連絡しちゃったら、明るみになったときに隠蔽したって事になっちゃいますかね…? (かくん、と首を傾げて) まぁ、普段どおりに処理するだけですけど。 (明らかな犯罪者、怪物の来院は関係部署に連絡。、疑いもそれで晴れるはずだ。 ──大体からして、牙の痕=吸血鬼と考えるなど短絡もいいところだ。 簡単な検査と、診断。 それで胡散臭い報告書類も、吸血鬼問題もご破算だ。) [Mon 9 Nov 2009 20:51:53]
ルゥ > (──中央病院は、公営施設である。入院費用、治療費が貧しい患者でも支払い可能な金額であるのは、貴族、豪商、富農、聖職者らからの寄付金があればこそだ。誰も気が付かない侭であれば、知らん振りも出来たかもしれないが──、学者を名乗る怪しげな人物が調査をしてしまった。混血種族の成分調査など、遺伝子調査、血液の成分分析など無い時代の事だ。如何な手段で行うものか判ったものじゃない。身分も明らかでない名簿登録もない、学者とは名ばかりの、山師のような存在だ。そんな出処も怪しげな文書ではあるが、病院の調査依頼に基づいて報告された、調査報告書なのだ。それに──吸血痕の存在が記録されていたのだ。) [Mon 9 Nov 2009 20:39:46]
ルゥ > (とある患者の世話をした看護士が“それ”を見た、という話。──フラスコを揺さぶって、少しずつ薬剤を反応させながら、言い分に耳を傾ける。 首にある傷も状況証拠の一つではあるが、曰く、夜中──面会時間外に誰か尋ねてきている様子、だとか。いわゆるところの吸血鬼の恋人アマ・ラーミアと言う奴であれば、夜毎病院に訪ねてきて、血を啜っている──という事になる。表沙汰になれば、入院患者は良い気持ちはしないだろう。) [Mon 9 Nov 2009 20:39:31]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『──首に、咬状痕…ですか。』 [Mon 9 Nov 2009 20:39:18]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sat 7 Nov 2009 03:36:38]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 ぱたん、と病室の扉は閉じられた。 』 [Sat 7 Nov 2009 03:34:09]
君影 > 気のせいのわけがないだろう! (断言) 冗談のつもりだったに決まっているだろう!! (断言そのに。結論。艶子はやっぱり馬鹿だ!) 真面目なのはいいことだ。私には真似出来そうにない。 (だーらだらする事に関しては自信があるけど勤勉にはなれない私。退院出来るまでどれくらいかはわからないが、きっと外に出れない事に文句は言わないに違いない。だってヒッキーだし) ああ…そうしてくれ。今日はありがとう。 (確かに思ったよりずっと疲れた。新しい清潔な服に着替えさせられてベッドに横になる) また来い。私も喜びリャンも喜ぶ。 (おやすみ艶子。そう言って扉から出ていく彼女を見送り私は目を瞑った。睡魔はすぐに私を夢の世界へと連れていく) [Sat 7 Nov 2009 03:31:06]
艶子 > な、何だか「艶子だからな」とか「艶子だから仕方ない」とかそういう台詞をよく聞かされるのは気のせいか! ( どうやら何度も言われているようでした。 ) さ、最初は冗談のつもりだったのか!? ( 私が感じていた違和感はこれだったのか!でも最終的に冗談じゃなくなったから良いのか……あれ? ) 仕方ないなあ。ま、様子見がてら掃除していってやろう。 ( アパートだから大家がある程度管理するだろうが、それでも誰も入らないと空き巣の被害にあわないとも限らないし。 ) ( 私は照れ隠しに口を尖がらせ、うううと唸る。実は私って涙腺ゆるい方なのかもしれない。 ) ふふん、こう見えて私は真面目な奴なのだ。それに今はまだ傭兵の仕事もお休み中だからね。 ( 商業地区で起きたような事件に巻き込まれる事はあるが。…君影が床に伏せっているのは、今は好都合かもしれない。病院は外よりかは安全だろう。 ) ん、そうか?そうだな、それじゃあここまでにしておこう。 ( 清拭を受ける方も実は体力を使うと病院の人が教えてくれていたし。選択した新しい服を君影に着せよう。 ) ――それじゃあ、今日はそろそろ帰るね。また来るからな。 ( 私は微笑んで、台車を押す。 ) おやすみ、君影。ゆっくり休め。 ( そのまま部屋の出口へ向かおうと。 ) [Sat 7 Nov 2009 03:15:48]
君影 > もう諦めた。先に謝られたらどうしようもないだろ。まあ艶子だしな……… (○○だから仕方ないってある意味最強の文句だと思う) ―――……………馬鹿な子ほど可愛いってあながち冗談でもなかったかな。 (よく理解してない艶子の様子が何だか可愛いとかつい思ってしまった。リャンには当然劣るけどね!) そうか………――――それで汚れたらまた来て掃除してくれ。あ、いや別にそんなよっぽどの状態でもそもそもないけどな。ははは。心配性だな艶子は。 (棒読みになったけど気にしない。綺麗な君影――――うん、普段がアレなぶんちょっとキモい!) (そんな艶子の様子にばーかと私は微笑み。何回今日馬鹿って言ったろう。今度気が付いたら数えてでもみようかな) (あの村での爪痕は体だけじゃなく心にもある。この疼きはその中の一つ。) ………勉強熱心だな。忙しいのに大変そうだ。 (それを誤魔化すために会話を紡いでいく。―――こんなの何かの気の迷いに決まってることだから) ――――あ…いや別にいい! ―――……今日はな…なんかもう疲れて眠くなってきた。悪いな。手間掛けて。 (下はどうかと聞かれて少しだけ声が上擦った。) [Sat 7 Nov 2009 03:03:22]
艶子 > いやぁその…自分でもなるべく気をつけようという気はあるのだけどなっ。なんともかんとも。 ( やっぱり出てしまうのでした。 ) う?うん。その、なんだ…うん、私は馬鹿だ。 ………。 ( 何かが違うような気がしたが、艶子にはそれを深く理解することができなかった! ) …ど、どうやらよっぽどの状態のようだなお前の部屋は…っ。良いだろう、使って汚すのがちょっと申し訳ないぐらいに綺麗にしてやる。 ( 何この綺麗な君影…! ) だ、だってお前球に突っつくから…っ。 ( ああ、涙は全部眼帯をしている方から出ればいいのに。そうすれば幾ら泣いても気付かれないのに。 ) ( 豪天寺艶子がその時考えていることは、ただ熱心に、だ。それ以外の事は何も考えておらず、君影の身体に起きる変化に気付かない。床に伏せっているという状況でなければ、意識して赤くなって終わりにしたのかもしれないけど。 ) そうか?良かった。病院の人にコツを教えてもらったんだ。 ( 背中も丹念に拭いていって。 ) ――あ…。君影、下はどうする? ( 上は拭き終わったから次は下だけど、流石に断りも無く進めるわけにはいかずに。 君影の身体の向きをそっと元の位置に戻し、布を湯で絞りながら尋ねた。 ) [Sat 7 Nov 2009 02:39:22]
君影 > お前は私達と違ってそれを素でやるから困るんだよ………! (無意識だろうね。悪気がないと知ってるからこっちも怒りづらいんだよ!) そうそう馬鹿は可愛い。―――――お前やっぱり馬鹿だな。 (納得しちゃった!?馬鹿と認めた艶子の様子にうんと一つ満足そうに頷く君影) そうだ。だから心配しないで遠慮なく掃除しておけ。 (普段見せない綺麗な笑顔浮かべる。整理整頓とは何処の国の言葉だろう。私知らない) (思い出したくもない記憶。ただ耳にこびりついた罵声の言葉は消えないし、体に染み付いた恐怖を拭いさる事も出来ない。トラウマとはそういうものだ) 馬鹿に馬鹿って言われると中々ショックだな。 (涙をこぼす艶子と笑う私。胸を張ってよ。こうして笑ってられるのは何より貴女のお陰なんだから。) ……ぁ……… (彼女の吐息が肌に触れて背筋が粟立った。体をまんべんなく拭かれてる事とは別の気持ちよさがある。それは私が今まで頑なに否定し続けてきた感覚。) ――――あ、あぁ。――――中々上手いじゃないか。それなりに気持ちいい。 (横を向いてと言われて私は少しハッとする。………体が熱いのは熱のせいだけ?そんな疑問を胸に秘めて言われたままに背中を向ける) [Sat 7 Nov 2009 02:28:30]
艶子 > はっはっは。まあそんな悪戯心が無くともついやっちゃいそうではあるのだが。なので先に謝っておく、すまん。 ( やるらしい。しかも殆ど無意識に! ) い、いやその…!むしろ上手くいけばそのバカっていうのも払拭できるっていうか。そ、そうか、バカは可愛いのか。ん。 ( 可愛いといわれれば仕方ない。納得した。してしまった。 ) …………。 そうだよな、そんなことは無いよな。 ( どうやら本当らしい…掃除しに行くときはちょっと気合入れていこう。 ) ( その傷跡を見れば、君影がどんな仕打ちを受けたのかわかる。彼女は何時間も、何日も、繰り返し繰り返し陵辱されたのだ。その痛み、恐怖、怒り、悲しみ、そして絶望。その少しでも私が肩代わりしてやれたら良いのに。 ) ば…ばかっ ( 急に頬を突付かれたから、弾みで涙がぽろりと一つ零れた。我慢してたのに、君影め。 ) ( 大雑把な性格の割りには手先は器用、とはいえ。人の身体を拭く経験はそんなに無いし、ましてや相手は怪我人だ。自然と拭くことに集中し、拭う手は熱心に、そして優しく。無意識に零れる艶子の吐息が、その肌に触れる。 ) 君影、次は背中だ。寝たまま私の方に身体を向けて――。 ( 両手で抱くようにして、傷口を圧迫しないように君影を横に向かせる。前屈みの姿勢で君影の背中に手を伸ばし、布で拭いていく。 ) [Sat 7 Nov 2009 02:01:53]
君影 > いやゴメン。だって流石に無理だろ恥ずかしさ的な意味で。―――おいバカやめろよ頼むから。 (けど艶子はやるんだろうなきっと。街中で友人に痛いの痛いの飛んでけされた。死にたいと落ち込む未来の私。) なんだ。私の勘違いだったのか。じゃあもう付いてるなら遠慮なくばーかと呼んでやろう。 (楽しそうに艶子をからかってやる。ほらバカな子ほど可愛いっていうじゃない。だから艶子はとびっきり可愛いんだぞと言い切って) ………………… (えっ……と) ……………やだな。そんなばかなことあるわけないだろ。 (不自然な間。女は不自然な満面の笑みを浮かべて誤魔化そうとする) ――――― (ああ)(自分の体の傷を見るたびに私はこれからずっとあれを思い出すんだろうか。なくなった腕も足も胸も耳も目もあれを忘れ去ってしまう事を許してくれない) ―――――っ…… (艶子の泣きそうな顔に気付いた。それはすぐ一瞬だったけど。私は笑った。無理矢理に笑う。) ばーか。 (そう言ってつんと指で艶子の額をトンと突いてやろうと。―――何回言ったろうこいつをバカって。きっとこれからも何回も言うんじゃないかな) ――――…ん…ぁ…… (――――そうして丁寧に体を拭かれていくと、少しだけ何かが疼いたような気がした。それは痛みとは別の何か。胸の内で燻っている何か) [Sat 7 Nov 2009 01:42:26]
艶子 > こ、こいつぅ…!そういう事言うと、空気を読まずに勝手に「痛そうだな」と判断してやっちゃうぞ? ( 性質が悪いおまじないだった。 ) し、失礼な。バカはもう付いてるけど筋肉バカはまだだよ! ( 果たしてバカと筋肉バカはどっちがましなのか。筋肉バカはまだ筋肉をアピールできるから良い…のだろうか。 そして、確かに素直に言ったらお調子に乗りそうだ。 ) まさかとは思うが、住んでる時から埃が被ってたわけじゃないだろうな…! ( 主に本人とリャンのスペースだけ埃が無い感じを想像してしまった。君影の了解を得れば、頷いて。 ) ――ん。 ( 君影の服を脱がしていけば、まだ癒えぬその傷跡を目の当たりにする。 ――ああ、と思った。ぐっと涙を堪えた私の両目を褒め称えてやりたい。一番泣きたいのは君影の方なんだ。私が泣いてどうする。一瞬泣きそうになるのだけは、隠せなかったかもしれないけれど。 ) ( 布を絞ると、その傷ついた身体を丁寧に、優しく拭いていく。鎖骨のラインから胸の中央。片方の乳房を円を描くように。失った乳房の周りも。一度布を湯に浸し、絞りなおしてからそしてお腹、わき腹――。 ) [Sat 7 Nov 2009 01:17:55]
君影 > そうかそうか。ならどうしても痛い時は絶対に艶子には教えないようにしよう。羞恥で死ぬより痛みを我慢する方が遥かに良い。 (本当にやられたら確かに痛みを忘れる。主に恥ずかしさとツッコミの為に) なんだ?もうとっくにそのアダ名は付いてたんじゃなかったのか? (私は出来る限りの意地悪い口調で言ってやる。本当は凄く感謝しているんだけど、素直にそう言ったらきっと調子にのっちゃうじゃん?) ……………… (片手片足を失った。目もかたっぽ見えない。そんな私に出来ることなんて何も思い付かない。) ―――――それじゃあ顎で使わせてもらおうかな。それはもう遠慮なく任せたい。もうすっかり私んちは汚くなってるし自分でやるのはめんどくさすぎてな。 (明るい声の調子に合わせるように私も微笑みを顔に浮かべる。鍵はどこにあるか教えてやれるし勝手に入って問題なしだと告げて) ……すまない。 まだ少し自分じゃ脱ぎづらい。 (脱がせてもらったことに礼を口にした。片方の乳房を失い生々しい傷跡の残る裸身が晒される) [Sat 7 Nov 2009 01:02:42]
艶子 > もうちょっとの辛抱さ。傷が治ってくれば、痛みも引いていく。それでもどうしても痛いって時は、私が痛いの痛いのとんでけーしてやるよ。 ( あれをやられると確かに痛みが消えるのだ。…恥ずかしさで。 ) だろう?たまにはこういう一面も見せておかないと、そのうち筋肉バカっていうあだ名が付いちゃうからな。 ( その軽口は回復の兆候なのだろう。にひ、と歯を見せて笑う。そして一通り腕を拭き終えれば、再び湯を桶に浸けて。 ) ………。 ( それから、の後は続かない。それを考えられるようになったのもある意味回復していると言えるのかもしれないが、大きな難題として私達の前に聳え立つのだ。 ) ――まずはお前ん家の大掃除だろっ。きっと埃被ってるよ?私と蜷潜も手伝うからさぁ。あ、入っても良いならちょっとだけでもやっとくけど。 ( 会話を途切れさせないように、明るい声でそう切り出した。確かにそれからは長い。だから、一つずつこなしていくんだ。私はそれを助ける為にここに居る。 ) ――さ、次は身体だ。…服、脱がすね? ( 傷口に負担をかけぬように注意しながら、君影の服を脱がしていこう。 ) [Sat 7 Nov 2009 00:29:12]
君影 > (一時の危篤状態から考えれば目覚ましい回復だ。それはヴェイトスでの医療設備が一流である事の証明であるだろう。)(けれどその一流の医者達でも取り戻せないものはある。) ………面倒。痛いのは嫌いだし最悪。 (口振りはいつもの軽口だがやはり覇気はない。撫でられた左肩に私も一緒に触れようとした。――――そこにあるのはやはり痛みだけなんだな) 甲斐甲斐しいな。偉いぞ艶子。 (そうしてくれる彼女に素直じゃない礼の言葉みたいなものを口にする。ひねた性格が出てきたぐらいには元気を取り戻してはいる) (ほぅとその布の熱さに吐息を漏らしてなすがままに) そうだな。早く起き上がれるようになって、それから――――― (頷いた。流石にいつまでも寝てばっかいられない。だから早く治して) ――――それから……… (――――どうすればいいんだろう。言葉が続かなかった) [Sat 7 Nov 2009 00:11:24]
君影 > (一時の危篤状態から考えれば目覚ましい回復だ。それはヴェイトスでの医療設備が一流である事の証明であるだろう。)(けれどその一流の医者達でも取り戻せないものはある。) ………面倒。痛いのは嫌いだし最悪。 (口振りはいつもの軽口だがやはり覇気はない。撫でられた左肩に私も一緒に触れようとした。――――そこにあるのはやはり痛みだけなんだな) 甲斐甲斐しいな。偉いぞ艶子。 (そうしてくれる彼女に素直じゃない礼の言葉みたいなものを口にする。ひねた性格が出てきたぐらいには元気を取り戻してはいる) そうだな。早く起き上がれるようになって、それから――――― (頷いた。流石にいつまでも寝てばっかいられない。だから早く治して) ――――それから……… (――――どうすればいいんだろう。言葉が続かなかった) [Sat 7 Nov 2009 00:10:45]
艶子 > ( その言葉を聞けばひとまずは安心か。最初の頃は助かるのかどうかも危うかったから。しかし、これからまだまだ辛いことが続く。私がしっかりしなければ。 ) ――聞いた事がある。幻視痛、ってやつか。 ( 欠損しすでに無いはずの部位が痛む感覚があるのだという。鏡に映すことで軽減することもあるらしいが、艶子はそれに対する知識を持っていない。そっと手を伸ばすと、労わるように君影の左肩を撫でた。 ) ――うん。それじゃあ、拭くね。 ( 頷くと、清潔な布を湯の中につける。ぬるま湯では気持ちよくないので、少し熱めのお湯だ。その中で布を絞ると、最初は右腕から拭いていこう。 ) …早く良くなるといいな。 ( 手を拭きながらそんな事を口にした。 ) [Fri 6 Nov 2009 23:46:28]
君影 > (峠は越したと医者は言うだろう。事実容態は運ばれてきた当初の頃より遥かに安定している――――それでも熱はまだ下がりきらないし、自力ではベッドから出る事も難しいぐらい弱っている) ………手が痛い。左手の指先がズキズキする。おかしいよな、もうそんなのないはずなのに。 (疼くような痛みはあるけれど、それが堪えられないほど酷いという訳じゃない。何処か辛いかと聞かれ素直に答えて) ――――ありがとう。……助かるな。 (その申し出に私は頷いた。………あまり今の体は他人には晒したくない無惨な爪痕があるから、他人である看護婦の方々より艶子の方が私は安心して身を任せられる) [Fri 6 Nov 2009 23:32:52]
艶子 > ( …この病室の扉を開くとき、私はいつも一つの不安に駆られる。それは、彼女の返事が無いんじゃないかという不安。寝ているのなら良いのだ。或いは、病室を他所に移してもらったとか、そもそも私が病室を間違えたとか。でも、それ以外の理由で君影の返事が無かったら。そんな不安だ。 ) そうか、入るぞ。 ( 帰ってきた声に安堵して、私は病室の中へ。そして後ろ手には台車があり、その上には洗面器の中に汲まれた湯と、清潔な布と、新しい病衣があった。 それをからからと引きながらベッドの側まで移動して。 ) ――やぁ。具合はどうだ? ( これを聞くのが辛いけれど、何か不都合があるのならそれを把握しておきたかった。 ) 身体を拭いてやろうと思ってな、準備してきたんだが。 ( 拭くか?と、尋ねよう。 ) [Fri 6 Nov 2009 23:18:44]
君影 > (ノックの音より先に黒猫が反応する。扉の方に顔を向けた黒猫に倣うようにすると、その後に扉を叩く音と女の声が聞こえてくる。) 艶子か。大丈夫だ、私は起きてる。 (近頃病院がやたらと騒がしい事や妙な蝶が出回ってる事はこの部屋にいてもわかる。けどそれがどんな事態を及ぼしているかは知りようがなかった。今の私は自分の事で精一杯すぎるし) [Fri 6 Nov 2009 23:01:54]
艶子 > ( 腕の包帯はとれたけどまだ本調子じゃない。それが元に戻るまでは、病院のお手伝いをしようと思った。しかし、最近はウォッシュベアーで被害受けた人たちだけではなく、例の奇病で担ぎ込まれてくる人の面倒を見ることもある。病院は大忙しだ――。 その中で入院している友人を訪ねるのは個人的な理由だから良くないのかもしれないが、彼女だってウォッシュベアーの被害者には違いないのだし、少しぐらい多めに見てもらおう。 ) ……君影、起きてるか?私だ、艶子だ。 ( 扉の向こうに声を掛ける。 ) [Fri 6 Nov 2009 22:48:28]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 ノック。 』 [Fri 6 Nov 2009 22:42:47]
君影 > 理不尽だ。 (ないはずの腕がこんなにも痛むだなんて。痛いんだったらちゃんとあれよ。なくなってるなよな。ちっくしょう) (起きた主人に気付いた黒猫が枕元に近付いてきた。喉元をくすぐってやると気持ち良さそうに喉をならした。その可愛らしいリャンの様子に私は少しだけ痛みを忘れた) [Fri 6 Nov 2009 22:40:54]
君影 > (腕の痛みで目が覚めた。左手の指先がじくじくと痛む。痛さを訴える部分を確認しようとシーツの中から左腕を挙げようとした) ――――そうか。………もうないん…だっけ。 (何も反応は帰ってこない。私はそれで自分が何故こうして臥せっているのかを思い出した) [Fri 6 Nov 2009 22:24:19]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『っ…つう……』 [Fri 6 Nov 2009 22:18:08]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『ポーション作成 (2/7)?』 [Thu 5 Nov 2009 02:33:19]
ルゥ > 無理ですね…どうしたものか。 (腕組みして、首を捻り…捻り。) [Thu 5 Nov 2009 02:30:49]
ルゥ > 買えるものは、買っちゃっていいと思うんですけどね……。 材料集めに行くのも手ですが──。 (白魔術師たるもの、そんな暇はない) [Thu 5 Nov 2009 02:30:30]
ルゥ > ……って材料切らしてました。(がっくり、項垂れつ。) [Thu 5 Nov 2009 02:28:56]
ルゥ > 焼いて、潰して、粉にして……っと。 [Thu 5 Nov 2009 02:25:04]
ルゥ > 千年の老木のヤドリギと、トレントの地下茎──。 [Thu 5 Nov 2009 02:24:32]
ルゥ > 蜂蜜と、インプの翼と、キメラの骨髄液── [Thu 5 Nov 2009 02:23:43]
ルゥ > ハーブと、蒸留水と霊芝── [Thu 5 Nov 2009 02:22:59]
ルゥ > 黒サイの角と、蜥蜴の尻尾…。 [Thu 5 Nov 2009 02:21:55]
ルゥ > 今日も頑張って作りましょうか…。(硝子の錬金術具を並べて、材料を乳鉢で擂り潰し──) [Thu 5 Nov 2009 02:21:30]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『さて…っ、と。』 [Thu 5 Nov 2009 02:15:15]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Tue 3 Nov 2009 00:08:37]
君影 > (そんな事を考え始めようとしたけれど、自分でも知らぬ間に私はベッドに横になって寝息を立てていた。黒猫はぬいぐるみと一緒にその主の傍で丸くなる) [Tue 3 Nov 2009 00:08:27]
君影 > (どれくらい時間が経ったんだろう) (艶子たちと行った温泉旅行。夏の先触れすらない時期じゃなかったか。けれど今窓から覗く木の枝は寂しい様子であり殆どが枯れてしまっている。そういえば近頃は部屋の中の空気も冷たさを増しているな。気がつけば冬の時期が近付いている) ………いつの間にだろう。 (冬は嫌いだ。私は暖かい所の生まれだから。嫌いというより苦手か) [Mon 2 Nov 2009 23:31:05]
君影 > (にゃー!?発言してから気付いた………!間の悪さにごめんなさいと頭を垂れる) ………何してるのリャン?? (カメラ目線でキリっとした顔で頭を下げてる猫に疑問符浮かべる飼い主。閑話休題) [Mon 2 Nov 2009 23:17:42]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『タイミングが悪かった…! リテイク。』 [Mon 2 Nov 2009 23:10:47]
君影 > (にゃーんにゃーん)(清潔なシーツの上でごろごろごろ。尾が二股に別れた猫が自分に似せて作られたぬいぐるみにじゃれついている) リャン。程々にしてあげなさいね。 (私は体を起こした格好でその微笑ましい様子を見つめている) [Mon 2 Nov 2009 23:10:43]
ルゥ > (いろいろ支度するだけで一日が終わったりする──) [Mon 2 Nov 2009 23:10:19]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『何気に、ポーション作成というのは面倒なもので。』 [Mon 2 Nov 2009 23:09:44]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『黒猫が縫いぐるみをいじくる』 [Mon 2 Nov 2009 23:04:23]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( 含み笑いが、いつの間にか嗚咽に変わる。 )』 [Mon 2 Nov 2009 02:27:52]
会別理久 > …っふふ… っくくく…   ( 人付き合い? 人付き合いだって。 …本当に、どうしたというのか。 必要ならば付き合うけれど、必要なければ別に。 そんなスタンスでいたくせに、復学できるかどうかも怪しい、今更――― )   ( そう、病院には来たくなかったくらいだ。 来たくなかったというよりは、来る上でそれが引っかかるという程度だけれど。 そして、それはこんな姿になっていては当然の反応かもしれないけれど。 ここには、実習でお世話になっているクラスメートが居たはずだ。 もちろん奇病の流行という異常事態で、インターン以前の学生など皆帰されているのだけれど。 特に親しい友人もいない彼らに、できれば会いたくないと思っていた。 ) [Mon 2 Nov 2009 02:13:41]
会別理久 > ( この場合の脱ぐというのは、更衣室での着替えとかそういうことじゃない。 いや、それもあるのだけれど、恋人の前でとか、そんなことを考えた自分に驚いて、可笑しかった。 …生きることに消極的で、今までそんなこと考えてもみなかったのに、こんな体になってから今更なんだ。 ―――初めては腐った死体に無理やり。 そして喰われながらまわされた。 あんなのを最後にしたくないという思いでもあるのだろうか。 非処女というだけで爆弾なのに、相手は化物、そこまでは言わなければ分からないかもしれないけど、駄目押しに片脚欠損していてはそんな機会もあるかどうか。 何より突発的な暴力衝動をどうにかしないと、人付き合いさえ難しいかもしれない。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:55:11]
会別理久 > ( まず右腕の価値は、利き手だというのが大きい。 肩が上がらないだけと思ってしまいそうになるけれど、右肘から先の手の運動にも肩の固定は必要だ。 台に置くなどしてあればどうにかなるかもしれないけれど、とても不自由には違いない。 利き手交換で対処できる話とはいえ、代わりに左腕の機能を失うのでなければ、両手が使えるようになるというのは大きかった。 もっともそこが問題で 『右腕の代わりに』 といって最初にイメージするのが、左腕。 『利き手の右肩が上がるようになる代わりに』 左腕からは、肩が上がらない+αの機能を奪われても不思議はない。 )   ( ―――あとは、のんきなようで、けっこう切実な問題。 見た目の問題。 ノースリーブなんて小さい頃以来着たことないけど、右の二の腕ごっそり欠けているのは長袖着ていても分かってしまう。 偽装できるとはいえ、その、脱ぐときのことなんかを考えると――― )   …っふ。   ( 思わず、吹き出してしまった。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:41:51]
会別理久 > ( 相部屋のベッドでカーテンを閉め切って、ウォッシュベアー村の生き残りである娘は物思いに耽っていた。 今は暴力衝動もなく、痛みも抑えられている狭間の時間。 もっとも衝動については、どういったタイミングで襲われるか分からないのだけれど。 )   ( 魔術治療の 『等価』 って、何だろう。 概論くらいは教わったはずだけれど、はっきり言って理解できなかった。 まず価値観や必要性は人それぞれ違うと思うのだが、主観はどこだ。 集合無意識とやらによる世界的な共通認識? それとも、施術者の価値観? あるいは被術者の価値観か… 何が起こるか分からないということで、変にあたりなどつけても外れてがっかりするだけかもしれないが、考えるのに目安は欲しい。 右腕を上げる代わりに、何を失う可能性があるか。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:27:32]
会別理久 > ( 左脚と右肩を喰ったグール一家(?)がそんな配慮をしたとは到底思えないけれど、左脚を大腿三分の一ほど残して切断した今、ただ座ることさえ困難で、左腕が右腕のように上がらなくなってしまっていたら、状況はもっと悪かっただろうと思う。 もっとも、それを言ったら左脚を失わないのが一番で、右腕しか動かないならそれはそれでどうにかしたろうし、義足など付ければまた状況は変わってくるのだけれど。 ―――右肩なら、他の何かと 『等価交換』 することで再び上がるようになるかもしれないと、示された可能性を考える上で、ポイントになる。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:19:01]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 左腕が残されていて、助かった。 )』 [Mon 2 Nov 2009 01:11:01]
お知らせ > エルレーンさんが帰りました。 『( 翳した手がうっすら赤くなっているのを認めて、零した息は誰にも聞かれなければ良い )』 [Sun 1 Nov 2009 06:13:03]
エルレーン > ……難しいものですね。 ( 分からない。分からなかったから、分かるものを引きだそうとした。 今の私に出来る精一杯は、当たり前だが彼の望むものでは無かった。 それでも良い。怒りであれど、自分が『何者』か分からない等という曖昧な状態で惑うよりは、余程芯のある状態だ。 それにしても―― ) 案外、痛むものですね。  [Sun 1 Nov 2009 06:12:35]
エルレーン > ( 絶対安静を要する腹部重症患者の身体が、当人の意識が戻った事で動いてしまった。俗に言う寝返りだが、施術後の反応としては恐らく予想外。それによる癒着部位の剥落、腹腔内における創部再発の危険性―― 彼の病室であった事を報告するのは、重大なだけに無味乾燥な書式の連ね。 その後であった事も、問われれば別段隠すつもりはない ) 本当に、手を出す事になるとは思いませんでしたが―― ( 二三発は良いとは言われたけど、事情がやや違う。 医局の椅子の硬い背もたれに身を預け、白い天井を仰ぐ ) [Sun 1 Nov 2009 06:11:19]
お知らせ > エルレーンさんが入室されました。 『 ――はい。緊急で、検査を。 』 [Sun 1 Nov 2009 06:08:23]
お知らせ > アラタ@蝶さんが帰りました。 『すべてが、 くらく なっていった』 [Sun 1 Nov 2009 00:25:40]
アラタ@蝶 > ( 自分の息が聞こえた。 心臓の音が聞こえた。 ) ( きっと、これは夢で幻で─── すっと、自分の意識を手放そう。 ) [Sun 1 Nov 2009 00:25:31]
アラタ@蝶 > ( 判定:38+4=42 ) ( 捲った先は 真っ黒で─── 赤い文字みたいなものが 自分の身体に脈打っていた。 )( 意識が遠のいていくのが分かった。 ドクンっと 何か自分の中で脈打つ何かが───感じられた。 ) ぁ あ あ─── ( また、よみがえる変な 記憶 頭が痛い。 変な文字が頭に浮かんでくる。 頭が痛い、 ) ( 頭を抱えて床をみたら─── ) う、ああああああああああ!!!!! ( 先ほど、こぼした水と砕けた瓶が 生き物みたいにうごめいていた。 ) 来るな、くるなくるなくるな・・・・・・! ( 布団の中、もぐって全てを忘れようとしたンだ。 ) [Sun 1 Nov 2009 00:13:16]
アラタ@蝶 > ( 濁る意識の中で、一体何をすればいいのか考えるけども 思い浮かぶことはあの おぞましい姿をした幼子の姿だった。 )( ベット際に置かれた水差しに気づいたので 少年は手を伸ばし水の入った瓶を持とうとした。 ) あれ─── ( よく見ると 腕のほとんどが黒くなっていた。 前のとき以上に広がっていたのだ。 ) うそ・・・だよね・・・ ( 瓶はそのまま床に音を立てて落下して、水と破片が散らばった。 病院着である服を捲るべく 裾に手を伸ばそうか。 震える手─── でも 止まらない。 ) 【判定】 [Sat 31 Oct 2009 23:59:34]
アラタ@蝶 > ( どれくらい? 自分が意識を失ってからどれくらい立ったのか分からなかった。 起き上がる力は沸いてこなかった。 ) ぉ    みず・・・・ ( 声を出すのはこんなに難しかったのだろうか?がらがらに枯れた声で そっと言うけども誰もいなかった。 )( 窓を見れば、夜だということが確認できるのに─── 病気がここまで広がってるのが実感できた。 ) [Sat 31 Oct 2009 23:50:51]
アラタ@蝶 > ( 目を開けば、白い天井が 見えた ) あ ( ずうっと ずうっと。 意識がいったりきたりしていて、今こうして自分を掴むことができた。 ) [Sat 31 Oct 2009 23:47:32]
お知らせ > アラタ@蝶さんが来ました。 『 病室の、一室にて』 [Sat 31 Oct 2009 23:46:14]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『(持ってきてくれた差し入れをむぐむぐ食べながら…研究を再開しよう。)』 [Sat 31 Oct 2009 21:49:15]
お知らせ > エルレーンさんが退室されました。 『( 遠ざかる足音が直ぐに駆け足になるくらいには、此処は最前線なのだ )』 [Sat 31 Oct 2009 21:45:42]
エルレーン > 情けは巡るものですよ、先生。 ( 今度美味しいケーキ屋さんでも教えて下さいなんて、軽い口調で ) そういえば先生はそっちのご出身でしたっけ。うちも妖精は馴染み深いんで、結構やってました。 ( そして普通に悪戯されまくる。懐かしくも騒がしいお祭りを思い出して、ちょっと遠い目 ) 今は色々洒落にならないですからね。冗句のつもりが殴り殺されたじゃ、誰も笑えないブラック・ジョーク。 ( たはは。苦笑いしか出来ない ) せめてその半分くらいはサポート出来るように、精進したいとこです、見習いさんは。 ( 一年で敗北するなら七年戦えばいいじゃない。 色々世界が違うのでさておき )  いえ、此方こそ。そちらのカルテと資料、目通しお願いしますね。 ( ありがとうございます、と。ちょっと照れた仕草で親指を立て返し ) それじゃ、失礼しました。 ( 来た時よりは身軽に、扉を潜って ) [Sat 31 Oct 2009 21:45:11]
ルゥ > ううっ、ひとの親切が身に染みます。(くぅ、と涙ぐむ真似。 ごちになりやす!) ああ…そういやもうそんな時期なんですよね…、アイバンのケルティック系ですから、地元のお祭りなんです。(んー…、と懐かしげに唸りつつだ。) 黒塗りでお化けやる人とか、それ見て過剰防衛する人とか出てきそうですね…。 (不謹慎ですけど、肩を竦めつつ。しんなり。) まー、私は丈夫なだけがとりえですから。 睡眠と、栄養さえ取れればあと10年は戦えます。 (そういった軍は一年戦争で敗北したが。さておき。) それじゃ、ずいぶん引き止めちゃいましたけど…そちらも頑張ってくださいな。 (ぐー、とさむずあっぷ。) [Sat 31 Oct 2009 21:38:11]
エルレーン > 差し入れ置いてきますから、活力の足しにでもして下さいな。 ( 菓子箱の中身は、時節的なのも含めてカボチャ餡のおまんじゅうとクッキーだ )  …もうちょっと静かな秋でいてくれたら、Trick or Treat? くらいは言って回れたかもですけどね、此処も。 ( 浮かれたお祭り騒ぎと誹る声も上がるだろうけど、患者さん達にも華やぎや賑わいが必要な時もある。無論、看護士や医師達にも。 この状況じゃ無理そうだから、眉を下げてへろっとした顔 ) 数は力なり、ですね。 ( こくん。きっと正しく理解出来てると思う )  ん… 分かりました。ルゥ先生も、ご無理なさらないで下さいね? 先生が倒れたりしたら、それこそ医局が悲鳴上げちゃいますから。 ( 冗句じみた言葉の中に、真摯さを一匙混ぜて。 ぱちんとウインクなど ) [Sat 31 Oct 2009 21:30:59]
ルゥ > ん…まぁ、やれるとこからやってくことしか無いんですけどね、結局。 (こくん、と頷いて。彼女の言葉に肯定しよう) はい。 どうにもならなそうな時は、他の先生方にも声をかけてかずのぼうりょ…(こほん)…組織力で。 ……それから、件の、黒い患者さんが暴れてるときは……、絶対に一人じゃ対応しないでくださいね。危ないですから。 [Sat 31 Oct 2009 21:24:54]
エルレーン > 進行自体にも結構個人差が大きいみたいですしね。伝染病の可能性もあるからって病室を近くしておいたのが、効を奏すとかも複雑ですけど。 ( 目は通してみたけれど、どうしてなのかが分からない。逆に悪化する、とかならまだ理解も出来るけど。唸る ) ケースを増やして対処法を確立させていくのが、医学の前進ですしね。どうしたって前線は不利な戦いですよ、いつも。 ( 挫けてる暇も無いものだと、目尻だけ細めて。 有能な医師も魔術師も限られてしまうだけに、目の前の彼女に掛かる負担は大きいだろうとは思う。 見習いの己に出来る事は何か )  奇跡を二度は期待出来ませんよね…… ( 今度こそ、未満の取れた溜息。先日運び込まれた重傷患者さんは、流石に脱走とか出来るレベルじゃない――らしいけど ) はい。気をつけておきますね。不審な行動してる方がいたら、注意しておきます。 ( 報告例にしなければならない程の無茶無体は、それこそ頻発されても困ったものだから、無いと信じたいけど )  なくまでなぐるのをやめないレベルですね! ( 君が泣くまで以下略 ) [Sat 31 Oct 2009 21:14:29]
ルゥ > とりあえず、お薬飲ませて寝かしつけるくらいしかないのが…現状ですね。 『同じ“黒い患者”同士、集めておいておくと病状の進行が遅くなる』、なんてレポートも出てましたし……。(眉唾ですけどね、なんて肩を竦めながら) 前例の無い事態には、現状維持すら困難なんですから…こういうときには医者の無力を感じますねぇ…。 ( ジンノヴァ先生がもしご健在なら、なんて居ない人の事を思うのは甘えだろうか。 ) ……ええ、お腹から腸とか飛び出さなかったのが奇跡なんです。。 (「冒険者の街ですからね、ヴェイトス。」なんて、今更の如く溜息。) ……少なくとも、真似する患者さんが出ないよう、何かと無茶しがちな患者さんをしっかり見回ってますとも。 エルレーンさんも、見咎めたらちゃんと注意してくださいね。 二三発くらいなら、げんこでぶっても構いませんから。(にじゅうさんぱつ。) [Sat 31 Oct 2009 21:07:19]
エルレーン > なれるように日々努力、精進中です。修了課程なんて序の口って感じですものね、現場は。 ( 手を取られて一瞬驚いたように目を瞬かせるが、真面目な顔で握り返す。 現場に出ると本当思う。手が足りないって ) まだ対処療法しか出来ないんですよね… 何か未知の病原菌か毒じゃないか、とか。…ヴェイティアンが罹患しないのは、風土病が復活したからじゃないのか、とか。祟りとか呪いとか、そんな話も出ちゃってますしね… ( これだけ病床も満杯の状態では、病棟の消毒も中々出来ない。はふり、溜息未満 )  …………ぇ゛? ( お腹切って、岩?持ち上げ? ぎょっとした顔で眉を跳ね上げ ) 自殺行為にも程が……っ!? ( お腹って皮下脂肪より下もですよね…? いっそ青くなった ) [Sat 31 Oct 2009 20:53:50]
ルゥ > え、ああ、そうでしょ、うんうん。 (ちょっとだけホッとした。 ) エルレーンさんね。 しっかり勉強して、早く正白魔術師に…! (死活問題だから!と。変な気迫交じりに手を取った。ごごごご) ……っと、“奇病”も困ったものですね…、ここに居ても、何か幻視したみたって患者さん、多いですし……(その幻視のたびに、病状が悪化しているのだから──この場が、既に。言わば“汚染”されているのかもしれない。) 脱走は…まぁ、昔からそういう傾向ありましたしね…お腹切った患者さんが、ベッドから抜け出して大岩持ち上げに行ったり……。(はふ、と嘆息しつつ。) [Sat 31 Oct 2009 20:44:45]
エルレーン > 私なんかは、まだその意味じゃ本当見習いなので、逆にそっちの消耗は少ないんですけど。でも院内駆け回ってくたくたにはなっちゃいますもの。 ( ギルドからの出向とはいえ、此方での扱いは見習い看護士。こきっと肩を鳴らして見せる仕草は、実感含みの苦笑い ) どうしても、症状が重くなってしまえば頼れる人は限られてきちゃいますから。後塵としては、頑張って育ちたい所ですよ。 ( 奇病患者の収容も増える一方だし、脱走や錯乱も続出中。それとは別に重傷患者も運び込まれているとの事だし、確かに休まる暇も無さそうだと ) ……あ、あはー。 ( ちょっとびっくりしたように緑色の目を瞬かせ ) エルレーン。白魔術師ギルドからの出向で、こっちでは見習い看護士やってます。 個人で名乗るのは初なので、一応安心しといて下さい。 ( よっ、と机の上にカルテやらファイルを置いて、宜しくお願いしますと一礼 ) [Sat 31 Oct 2009 20:33:11]
ルゥ > 魔術は消耗も大きいですからねぇ…。患者さんの傷病を肩代わりする形で、魔術式構成してる方なんかは特に。 (そうでなくても、人と向き合い、力仕事も必要になるのがこの仕事。 ひ弱ではそうそう続けられまい。) いえいえ。 今でも、後でも、最終的には流れ着いてきますから…ね。 (お仕事。 心なしか肩を落としつつ。) えーっと…、 (顔をまじまじとみて。 ○色の看護士 シリーズじゃないことを確認した。 ) …前にも伺ったかもしれないけど、あなたのお名前って…? (患者の事ならいざ知らず、同僚や看護士たちの名前はなかなか覚えられない。 二度目か三度目か分からないが、恐縮しながら名前を問うてみた。) [Sat 31 Oct 2009 20:25:44]
看護士 > 寝るのも食べるのも、現場の前線出る上で大切だって教わりましたよ。何だかんだで最後は体力資本だって、学生時代から散々言われましたもの。 ( 最後のは見回り兼ねて体力トレーニングですか? なんて問いかけは流石に冗談じみた口調で )  はい。それじゃ、失礼しますね。 ( 入室許可の声を聞いてから、よっ、と少し気合い入れの声と共に扉を開く。 腕の中にはカルテとファイリングされた資料数冊、それとオレンジとブラックの包装に飾られた菓子箱 )  失礼します。 お忙しい所に、お仕事増やしちゃって申し訳ないですけど。  [Sat 31 Oct 2009 20:14:06]
ルゥ > いえいえ。 ちょっと考え事してたとこだったんですよ。 寝てるか食べてるか、病院内うろうろしてるかだと思ったら大間違いなんです。 (誰もそこまで言ってない──) とまれ、大丈夫ですよ。 今、ちょっと片しますから。 (かちゃかちゃと器具を机の中央奥に寄せて、落として割れないように。) どうぞ? (入室を促した。) [Sat 31 Oct 2009 20:08:46]
看護士 > すみません、お休みでした? ( 椅子の鳴る音に驚いたのか、少し驚いたような声。 それから )   ………せ、せんせーい… ( 少しの間をおいて、困ったような笑っているような声がして、また少しの間が空いて )  用件は、新しく入ってきた患者さんのカルテのお届けと、お疲れ様な先生への心ばかりの差し入れです。 かぼちゃの妖精からのお届けものらしいですよ? ( 柔らかくなった声音は、ほんの少しの冗談交じり ) [Sat 31 Oct 2009 20:03:52]
ルゥ > はてさて、どうしてものかしらん。 (何時だか、フォーウンマフィアが市に麻薬を流行させた際、依存症を治療するために用いたポーション──あれが有効だろうか。 然し、あれは仙丹──一種の魔法薬に対する対抗魔術的な要素も大きかった。 “普通”の麻薬に対し──) ──うわぉ。 (と。外からの声に、椅子をがたんとさせて、驚いた) た、ただいま留守にしております。 御用の方は、ぷー、と音が鳴った後にめっせーじを……。 (思わず居留守をしてしまう。 後ろめたい事など無いはずなのに。) [Sat 31 Oct 2009 20:00:06]
看護士 > ( 響くのはノック音。次いで、女性の声 ) ルゥ先生、いらっしゃいますか? ( 扉の向こうへの呼びかけの声だ ) [Sat 31 Oct 2009 19:55:08]
お知らせ > 看護士さんが来ました。 『( コンコン )』 [Sat 31 Oct 2009 19:54:09]
ルゥ > (話を戻そう──想定どおり、検査薬は変色し、麻薬とされるものと同質のものである事が明らかになった。 中でも、中毒性の高いものであった。) ──続けると、体に悪影響出ちゃいますね、これ。 ……とはいえ、止めさせても精神に悪影響出ちゃいますね。 (どっちに転んでもゆくゆくは廃人。 ひどい薬だった。)  [Sat 31 Oct 2009 19:52:49]
ルゥ > (あまりに突飛な発想は、誰も受け入れない。付いてこれないからだ。──それは、文明の発展の経緯にも似ている。『法律』という概念が成り立つには、先ず『筆記』する文化が必要なように。『筆記』するには『文字』の発明が必要なように。 既に常識となっている何かを踏み台としなくては、それは“妄想”として流されるのみだ。 例えば、現代人であれば、抗生物質がある種の黴から出来ている事をすんなり受け容れられるだろうが、当時の人々にとってはどうだろうか。牛痘を元に天然痘予防接種を発明したジェンナーも、その効果が実証されて以降ですら、「注射すると牛になる」などと長く偏見で苦しんだという話。閑話休題さておき。) [Sat 31 Oct 2009 19:40:13]
ルゥ > (最も手っ取り早い方法は、奴隷などに服用させて、反応を見る事だろうが──極力、それは避ける方針としている。 公言しない程度の常識はあるが、奴隷制度に懐疑的な思いを抱いているからである。──但し、戦争捕虜の奴隷化については限定的肯定である辺り、博愛主義とは若干遠い。さておき。) んー…っと。 (硝子器具に、水に溶かした薬を落とし、試薬を入れて振る。 変色具合を確かめようと覗き込み──因みに、これだけ硝子の実験器具が揃っているのは、医院内では自分のところくらいだろう。 そもそも、このように錬金術的かがくてきアプローチを試みるという発想自体が、白魔術師にとって常道ではない。) [Sat 31 Oct 2009 19:00:25]
ルゥ > ぺろ…これは麻薬! (などという冗談をやってみた。) ──まぁ、多分まかり間違い無く麻薬でしょうけど。 (こく。) (そんなことを嘯きながら、垂れ耳の少女から受け取った錠剤──それを、一欠け崩し、粉状にすると、試薬と合わせて成分分析する──) [Sat 31 Oct 2009 18:50:06]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『むーん…』 [Sat 31 Oct 2009 18:47:10]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 『少しでも多くの人間に医療を…』 [Fri 30 Oct 2009 22:04:36]
ランセット > よしっ…確保…っと。(病室から出れば、今の患者名を別のメモに書き記す。研究には客観性が大事であり、ある意味感情的なものは排除したほうがいいこともある。)はい、次々…(と、そのままメモを白衣のポケットにねじ込めば再び台車を押し始める) [Fri 30 Oct 2009 21:49:46]
ランセット > あ…(と、そこで今研究中の新薬の事を思い出す。今のところ、実験上では割といい成績が出ている抗生物質。患者が承諾すれば無償で使ってみてはどうだろうか?)………えぇと、実はですね、今研究中の薬がありまして…(そこで交渉。医療訴訟なんてものとは程遠い世界…ある意味人体実験には違いないが、こういう工程は実にスムーズに進んだ。ただならばと、大概の患者は快諾するのだ。)…じゃあ、明日から早速使ってみましょう。具合が悪いような事があれば直ぐに知らせてください。 [Fri 30 Oct 2009 21:45:09]
ランセット > えぇっと、鋏……って介助いねぇんだ。(いつもの癖で背後に手を出すも、無言のみが返ってくればいそいそと自分で道具を準備する。鋭剪刀、鉗子、膿盆、生理食塩水、ガーゼ…)はい、ごめんなさいねぇ〜(そのままぶちっと3本ほど糸を抜き、創部に鉗子を軽く突き入れれば、どろりと大量の膿が噴出してきた)あぁ…結構溜まってたね、痛かったろうに…(そして続けざまに創部を生理食塩水でばしゃばしゃと洗ってゆく)…えぇっと、後は漢方医の先生に薬を処方してもらってもいいんだけど…(一番は白魔術での殺菌であるが…この患者に白魔術を施すにはコスト的に相当な後回しになるだろう) [Fri 30 Oct 2009 21:39:56]
ランセット > ん〜…(血液で張り付いたガーゼを生理食塩水を染み込ませながらはがしてゆく。それでも襲い来る苦痛に患者のうめき声が聞こえるがいちいち意に介してられない。)はい、ゴメン、ん〜…結構腫れてるなぁ…(腕に無残に刻まれた縫い目に沿うように発赤と腫脹がみられる。縫い目の数箇所からはどろりとしろい浸出液も見て取れた。)ちょっと早いけど、何本か糸を抜いて膿を出しましょうか? [Fri 30 Oct 2009 21:32:22]
ランセット > うぉ、寒気が…(何か無数の視線に晒されている気がした!)…まぁ…そりゃ、ここじゃ数え切れない程の人間が死んでるだろうからなぁ。(怪奇現象何ざいくらあってもおかしくは無い。どういうわけか、自分はそう言った物には全く無縁なのだが…)はいはい、今日熱はありますか?え?熱っぽい??(病室に入れば患者の訴えに首を傾げつつ、簡易手袋をする) [Fri 30 Oct 2009 21:22:33]
ランセット > おおぅ、あっちかい…ったく、病室統一しろよ…(手元のメモを見れば次は病棟の対角線ぐらいにある病室。入院が緊急が多いせいで最近はやたらとバラバラに患者を突っ込んでいく。自分は基本的に外科担当だが、そのせいでやたら非効率的な回り方をしなくちゃならない。)あ…これ捨てといて!(がらがらと台車を押しながら途中、看護師に血やら分泌物やらで汚染されたガーゼで満たされた袋を渡す。廃棄物は焼却処分、使いまわしは厳禁というのがオーベン教授の方針だ。そのまま台車を病室の前に横付けにすれば…)…処置の時間です、入ってよろしいですか〜? [Fri 30 Oct 2009 20:39:46]
ランセット > はい、はいそれじゃあね、また明日これくらいに来るから。痛みが強い時は直ぐに知らせてね。(ひらひらっと包帯や洗浄液、ガーゼなどを大量に乗せた金属製の台車を押しながら、今しがた処置を終えた患者の病室を後にする。外傷や術後患者の創傷処置の回診だ。ウォッシュベアー事件が契機…というわけでもないだろうが、最近病院は大忙しだ。例の意味不明な伝染病(どうやら呪いとの見方もでてるらしい)やそのたもろもろでほぼ満床状態。自分も看護師付き添い抜きで一人でこうして包帯交換に回ってる)えぇっと次は… [Fri 30 Oct 2009 20:22:18]
お知らせ > ランセットさんが来ました。 『ガラガラっと包交車を押す。』 [Fri 30 Oct 2009 20:17:28]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『患者さんのご家族を、呼んでおいてください。 (医師の診断としては、深手と言わざるを得ない)』 [Fri 30 Oct 2009 03:29:28]
ルゥ > ──これで、一箇所……(「長帳場になりそうですね…」と。看護士に汗を拭って貰いながら、外科医の言葉。 その言葉に頷くと) ……患者の体力が続くか、心配なところですね。 でも、焦って傷を見落とす事だけは── (「ええ、分かっています。」 腹の中の出血は、自然と塞がることはありえない。処置が充分でなければ患者はじわじわと弱って、遠からず命を落とす事となろう。) 済みません。 (最後の言葉は、看護士に) [Fri 30 Oct 2009 03:27:27]
ルゥ > (腸が破れ、ところどころ中身が零れている。 本来ならどす黒い血──なのだろう。練乳のようなどろりとした血と、腸内の老廃物が腹の中に溢れていて、鼻が曲がりそうだ。)それでは…腸内洗浄、開始してください。(浄化石で綺麗になった水の入ったボトルに【治癒】を掛ける。経験則的に、これが最も安全な洗浄水だ。)(「はい。先生」患者の腹の中を、看護士たちが手分けして洗い流していく。スポイトで洗った後の汚水を吸いだしてゆく時間も、酷くもどかしい) ガーゼ。 (「はい」患部を拭き取り、創傷をガーゼで固定する。余計な腸が溢れてしまわないように。)(鉗子で患部を把持し、破れた腸を縫合する──絹糸を解いた細い糸で、ジグザグに縫い合わせて。) [Fri 30 Oct 2009 03:19:37]
ルゥ > (ずりゅッ! と、ナイフを抜き出すと、血が激しく噴き出した。この分では内臓も──否。最悪の事態の想定はもう終わっている筈。 ならば後は、最善手を目指して出来うる限りのことをするだけだ。)(アルコール度数の高い酒で、腹を洗う。それを清潔な布で拭き取ると、白魔術。掌を傷口に向けながら【治癒】(キュアリング)──溢れ出す白い輝きが患部を清めていく)──それでは開腹、お願いします。(「はい。メス。」「はい。」外科医療にバトンタッチした。手際よく、腹を切り開き、皮膚を切開。皮下脂肪を切開し、腹直筋を排除して、腹膜を出す。更にそこを切り開くと、腸が露呈した。創傷は深い──都度、開いた箇所に発生した出血は、器具で挟み、焼灼止血する。) [Fri 30 Oct 2009 03:17:55]
ルゥ > ……っ、はぁ──。 (大きく、深呼吸。鉄錆の匂いのしない、不思議な血臭を嗅ぎ、眉を顰めるも──とりあえず、落ち着いた。激昂していても状況に何も味方しない。) …大丈夫です。取り乱して失礼しました。(──なぜ抜かないか? 抜くときに傷口が広がるのを避けるためだ。 だが、刺したまま動かすのであれば、傷が広がってしまう。それでは意味が無いどころか、最悪だ。) とりあえず…“これ”を抜きます。 すぐに開腹して、腹腔洗浄。もし腸が破れていたら、もう──絶望的ですが、縫合を試みましょう。施術は、わたくしの浄化魔術のもと、外科の先生の執刀で。(「良いですね?」と、医師、看護士らと向き合って。方針を確認する。) [Fri 30 Oct 2009 03:11:53]
ルゥ > こんな状態で、どうして動かしたりしたんですかっ! 死にますよっ! (未明。 運びこまれた患者──如何な種族なのか、白い血を創傷から溢れさせる彼。 ……察するに、凶器を抜く事による、急な失血を避けたのだろう。彼の腹にはナイフが突き立った侭であった。)……。(「──もう、どうにもならないかもしれない。」そんな、絶望的な思いが頭を掠める──)(息は、まだあるようだが酷く衰弱している。時々途切れがちな弱弱しいそれがある限り──医師としては全力を尽くすほか無い。) [Fri 30 Oct 2009 03:06:48]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『……ばかぁっ!! (連れ込まれた患者の容態を確かめ、ぎッ──と歯噛みすると、白魔術医は怒声』 [Fri 30 Oct 2009 03:06:23]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 痛みのおかげか、衝動はすぐに去ってくれた。 …ベッドへ上がるのに、人を呼ぶ。 )』 [Fri 30 Oct 2009 02:53:54]
会別理久 > ( 両親に迷惑をかけるとか、その程度の意識で堪えられるのはせいぜいが行動に移すかどうかは保留にできる自発的な願望くらいだろう。 それをしなければならなかったり、したくてしたくてたまらない事ではなく、したいけどどうしよう、と悩めること。 一度冷静になれること。 ―――この衝動は、その類のものではなく、隙あらば身体を動かし実行しようとする。 躊躇う間などなく、身体が動く。 抗うのにも、全身緊張させ続けるような努力が要る。 )   ( それができるのは、アザリーさんが死んでしまったからだろうか。 …彼女の命と引き換えに永らえた命で、誰かを傷つけるようなことがあってはならないと。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:52:30]
会別理久 > ( 以前の自分であったなら、どうしただろう。 ―――人はそう簡単に変わらない。 ウォッシュベアーでの経験が、自分の何かを変えたなんていう実感はあまりない。 せいぜいがアザリーさんの手前、あんまり変わらないのもなんだから変えなきゃいけないかなと、ぼんやり意識する程度だ。 よく聞く偉人の昔話や物語のように、価値観やものの見方が劇的に変わったりすることはない。 けれど――― )   ( この衝動に、以前の自分ならどう対処していたか。 それは、ウォッシュベアーのことがなければこんな風にはなっていないのだけれど、例え話として、とうに負けていたと思う。 ―――最後には、どうせ失くしてしまうのが人生だ。 何を得てもそれはいつか失うのと同義。 何かを得る喜びは必ず失うという絶望と恐怖に直結している。 何かを失うことを嘆いたり恐れるなんて、生きてきた年数分感じるのが遅い。 後世に何かを残せるなんて言う人もいるけれど、自分という主観が存在しない世界など無いのと同じだ。 ずっと、そう思いながら生きてきた。 ―――その通りに振る舞うことなんて、できてやしなかっただろうけど、それでも、確かにそう思っていて、それなら、この衝動に抗うことにもあまり意味はない。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:39:21]
会別理久 > ( 個室に移ろうかという両親にここで良いと言ったのは… この状況で個室を押さえられたのかどうかは別にしても、英断だったと思う。 一人部屋に居たりしたら、まず叫ぶのを堪えようとはしなかっただろうし、そこで、ただ声を上げるだけでも衝動に身を任せてしまうと、残りもなし崩しに瓦解するだろう。 左脚がないとはいえ、両腕と片脚があればどうにでも移動はできる。 遅いかもしれないが、常識的な挙動ではどうしたって遅くなるのをクリアしてしまうのが、この衝動だ。 横丁でやってるホラー系の演劇よろしく、それなりに機敏に動いてしまっただろう。 想像すると、自分が本当に怪物になってしまったみたいで絵的に嫌だ。 けれどここに居れば、堪えられる。 すぐそこに人が居て、何であれ衝動に身を任せてはその人たちに害が及ぶという後のなさがある。 大聖堂や病院のスタッフに対するような、この人たちは私の面倒を見てくれる人などという甘えもなく、耐えられる。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:11:55]
会別理久 > ( 左腕を切断し、右肩の壊死巣を除去して、そんなものを付けていて生きていられるはずがないという、一見して分かる人間としての異常性はなくなった、けれど。 )   ( そこを切り離しても生きている。 本来失われていたはずの命がまだ永らえているということは、その部位に、この異常を引き起こしている根本的な原因はなかったということではないか。 おそらく、また新たにどこかが傷付き、腐り始めても、それ自体が致命傷でない限りこの体が命を落とすことはない。 いや、出血量などを考えれば、致命傷を受けたとして死ぬかどうかも怪しいものか。 左脚につけられた傷のどれか一つ、右肩の傷一つでも、傷口を焼く程度の処置で、あれだけの時間生きていられるわけがなかった。 )   ( ならば、あの衝動も止まらないのが道理。 ―――ほしいほしいほしい… 感じたい、動きたい、感覚も体力も、もてるもの全てをすり減らし使い切り、疲労困憊して死んだように眠りたい。 否、そうでなければ眠れない。 じっとなどしていられない。 どこからそれが起きるのか分からないが、何を求めているのかはおぼろげながら理解できるようになってきた衝動が、身体を突き動かそうとする。 それに、耐える。 さっきは耐え切れずに負けてしまったが――― ざまみろ、左脚はもうないんだ。 腐っているにも関わらず動いていたが、ないものはどうしようもない。 こんな無茶苦茶な、わけのわからない衝動に動かされることがない。 一時負けてしまっても、実行には移せず、仕切り直せる。 これなら、耐えられる。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:01:00]
会別理久 > …っふ… ッふふふふふふ… っくく…   ( 嗚咽のようで、けれど確かに笑っている声。 痛みに震え、涙を零しながら漏らした自分の声にぞっとする。 ―――そう、何も、変わっていなかった。 ) [Fri 30 Oct 2009 01:46:23]
会別理久 > ―――ッぎ…ッ っ… ァ、ぁ…   ( 思わず漏らしてしまった悲鳴は一音に止めて、激痛に耐える。 )   …っは…ッ はぁっ…   ( ベッドから床に転落。 変な角度でついた手とか、ぶつけた肩や頭とか、捻った右脚とかあちこち痛いけれど、左脚の断面と縫合されて間もない右肩の痛みは格別。 痛み止めの効きが弱くなっている時間というのも手伝って、あまりにもどうしようもなく痛くて…   それが、イイ。   ) [Fri 30 Oct 2009 00:59:48]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( バランスが悪い。 )』 [Fri 30 Oct 2009 00:53:18]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『(看護士に、ひと時の静穏を邪魔されるまでは、この間食という名の理想郷を堪能し続けて)』 [Fri 30 Oct 2009 00:34:01]
ルゥ > (べたべたのスイーツもそれなりに旨いけれど、あたらしい店を開拓するのは最高だ。 それだけ楽しみも増すし、新鮮な驚きもある──) (もぐもぐもぐ…) (すごく幸せそうな顔をして、かすてぃらにかじりつく。) [Fri 30 Oct 2009 00:32:01]
ルゥ > よく……できてますよねぇ。 (最高の組み合わせだと。) (もぐもぐ) [Fri 30 Oct 2009 00:21:19]
ルゥ > 牛乳とかすてぃらの組み合わせは…なんというか……(もぐもぐ…)(ごくごく…) 天井の地味…じゃなくって、天上の滋味というかっ…。 (ふぅ…っ。)  [Fri 30 Oct 2009 00:18:08]
ルゥ > ( 極上のかすてぃらを、牛乳と一緒に戴きながら、久しぶりの間食を楽しんでいるヴェイトス中央病院、正白魔術師 ルゥ・ファリスです。 皆様いかがお過ごしでしょうか──) …あんむあんむ……おいひぃ…。 (ごっ、ごっ、ごっ…) [Fri 30 Oct 2009 00:09:34]
ルゥ > こ、こ、こ、ここっこっ……これはッ!   旨さのフェアリン革命やーーーーーーーーーーッッ!! ( 吼えた。 ) [Fri 30 Oct 2009 00:05:36]
ルゥ >  ( もしゃー。 ) ふぁっ! (しゃくッ、とかみ締めると、口の中でほろほろと崩れる──程よい甘みが口の中に溢れ出す。) [Fri 30 Oct 2009 00:04:51]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『あーーーーーーん。』 [Fri 30 Oct 2009 00:04:02]
お知らせ > シャナ@蝶さんが退室されました。 『他人任せで解決する問題じゃない、恐らくこれは。』 [Thu 29 Oct 2009 22:30:35]
シャナ@蝶 > 【病状進行...12+7+2=21】 ( ふと、気だるさが薄れていく。 何だ、と疑問に思う間はない。 一瞬目の前に人らしき影が飛び掛ってきたように思えた。 咄嗟に右手が松葉杖を掴み取り、その人影へと振るったが――当たったはずなのに感触がなかった。 それどころかその人影はその一瞬だけ見えただけで消えてなくなってしまった。 変わりに落ちているのは、蝶の死骸。 ) な… んだ…? ( 腕が先ほどよりもまた更に黒く染まっている。 いや、そんな事はどうだっていい。 目の前に浮かぶ文字は何なのだ。 ) さっきまでこんなもの… …、何…? ( その文章は歪だ、誰が描いた訳でもない、病室に悪戯しに誰かが入ってきたとするならとっくに気付けている。 一瞬の間だ、どうやってこんな文字を此処へ書いたというのか。 それも、とても大きいとか綺麗だとか呼べる文字ではない、必死で何かを訴えようとするかのようなその文章は。 ) ……これは私の中にあるイメージ…、じゃ… ない … 。 ( 少なくとも私は一人を望んでいた。 こんな文章は己の望んだ事ではない。 だったら誰かの思考だ、私ではない誰かの。 どうやって伝えてきているのかは判らないが、物理的に不可能な方法でベットの布団の上へと記された其れは紛れも無く何らかのメッセージ。 気だるさが急に失せた理由は…病状が悪化したってことなのか? ) 留まっているわけには… いかなく、なった…な。 ( 無意識に松葉杖を投げるように蝶へ目掛けて振るった。 本当に無意識だ、何故そうしたのか考え付かない。 判るのはこのまま居ても状況は悪化の一途を辿るに過ぎない。 何よりこの不気味な声、幻影、文字、放って置いたら私の気がどうにかなってしまう。 ) 義足だけでも…何とかするしかないな。 ( 棒程度の物ならば私の資金でもどうにかできるはず。 兎に角動ける程度の対策を取ろう、このまま何もせずに終わってしまうのは…二度と、御免だ。 ) [Thu 29 Oct 2009 22:28:50]
シャナ@蝶 > ( 変な夢を見るようになったのもこの病気に掛かったせいだ。 嫌な夢ばかりみる、それこそ吐き気すら覚えるような嫌な夢。 忘れてしまいたかったのにどうしてこんな時に限って思い出してしまったのか。 ) 一度思い出したら… 忘れられるもんじゃない ( 憎悪の感情が妙に身を焦がす。 こんな所で私は何をしている、早く動け、早く狩れ。 私の力は何だ。 ) くそ…忌々しい…ッ ( 表情が歪む。 歪に怒りを浮かべる。 嗚呼今自分が鏡を見たらなんて表情をしてるんだと、貶してやれるだろうか。 ) 【判定】 [Thu 29 Oct 2009 22:05:42]
シャナ@蝶 > 【病状進行...12+7=19】 ( 瞬きをする。 ――あろうことか、見たくもない蝶のような物の数が増した。 一匹が、三匹に増えている。 どこから紛れ込んだのだろう、判らないが、身へと視線を落とした途端その異変にはっきりと気付く。 シミが、一瞬目を放した隙に広がっているのだ。 やはり原因か、少なくとも何かしらこの蝶は係わり合いがあるのだ。 だが幻覚ではない、病気に掛かっていない人物でさえ目視できる存在だ。 ) ……っ ( 身を起こそうとする。 無論上半身を起こすだけで限界だ。 立ち上がることさえ今の私には出来ない。 ) 出て行け…ッ ( 気だるい、力が入らない。 この鬱陶しい疫病神どもめッ! 睨みつけるがそれだけだ、追い払う力さえ無い。 このまま何も出来ずに見ているしかないのか…? ) [Thu 29 Oct 2009 21:56:47]
シャナ@蝶 > ( 相変わらず気だるさは取れない。 気力も、出てこない。 身体が重い、何も行動する気になれない! ) ……くそ…。 ( 私だけじゃないのはもう判っている事だ、なら自警団員の私がこんな寝転がっている場合ではないはずだ。 なのに何故動かない、私の身体。 ) う…ォ…。 ( 身体の黒いシミがまた広がってきている。 行動を起こさなければこのまま自分も狂った人々のようになってしまう。 目に見えているからこそ早く、早く行動しなければならないのに。 ) ……。 ( 不意にまた例の蝶が目の前を過ぎった。 何だろう、この蝶は。 幻覚なのか、原因なのか――だが見ているだけで妙な不安に駆られるという現実。 本当に無関係と言えるのだろうか? ) 【判定...秒数下一桁分だけ病状侵攻】 [Thu 29 Oct 2009 21:47:37]
お知らせ > シャナ@蝶さんが来ました。 『( 頭がガンガンする )』 [Thu 29 Oct 2009 21:41:49]
お知らせ > 黒兎さんが帰りました。 『?!?!?!( 聞こえた悲鳴に、 ビクッと震えた。)』 [Wed 28 Oct 2009 03:09:36]
黒兎 > にゅぅ〜〜〜 ( 撫でられて、兎の少女は嬉しそう。 こう、猫がごろごろーと する気持ちがよく分かるような。) ( 秘密、 守ると言われれば一安心。 それでも ――― そのクスリの詳しいこと分かったら、 やっぱり何か言われるのだろうか? けれど、 怖い先生じゃなくてよかった。 本当によかった。 ) ――― うん。 おやしゅみなさいなの よー。 ルゥしぇんしぇい。 ( ブランケットかけられれば、 笑みを浮かべて 、 出て行く姿を見送る。) [Wed 28 Oct 2009 03:09:23]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『 ( 病室を発って数分後──遠くから微かに悲鳴が聞こえた ) 』 [Wed 28 Oct 2009 03:07:14]
ルゥ > (ぽんぽん、と。 撫で心地がいいせいか、なんか撫で放題な私。 なでなで) ──大丈夫、患者さんの秘密は守ります。 それが医師のジャスティス、ですから。 (ぽん、と。) それじゃ、もう遅いですから……ゆっくりお休みなさい? (ブランケットを掛けてあげて、こんどこそ──シメに行こう。(もう伏字すら。)) [Wed 28 Oct 2009 03:05:29]
黒兎 > ―――― … うぅ…… ごめんなしゃい なの よー…。 ( 主に、内緒にしようとしてごめんなさい だ。 少年と約束していなければ 絶対に言わなかっただろうから。 ) ――― ぅ………… 調べちゃう… の …… ?( その為に預かったのだろうけれど 。 騎士団のほうとかにバレて、 そしたら ―――― 従者 も、 終わりかなー。うふふー なんて、 遠く 遠く 、 心の中で笑った。 ) ( さてさて。 そろそろ退院の予定だけれど、退院していたとしても、暫くは足のリハビリ等で通院しているだろう。 ) [Wed 28 Oct 2009 03:01:51]
ルゥ > ──ええ、怒りません。 お医者さんに内緒にしてるほうが、よっぽど怒ります。 (一錠、受け取ると も一度頭をくしゃくしゃっと撫でて) それじゃ…、ん…お薬について調べてみますね。 何か分かったら、呼び出すかもしれませんが… (その頃には、退院してるかもしれない。) (まぁ、そのときは、そのときか。)  [Wed 28 Oct 2009 02:56:51]
黒兎 > ――――― … ( あれ。 怒られなかった。 撫でられながら、 兎の少女はホっとしていて。 ) ( 分けてもらえないかと言われれば、 迷うように 数秒 沈黙してから、床頭台の引き出しから 白い錠剤を一錠、 出すだろう。) ―――― ほんとに、 ほんとに、 おこらない ……? ( と、 涙が引いたばかりの紅い瞳、 潤ませながら。 ――― 一回分。一回分…。 一錠で、いいよね。 うん。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:51:00]
ルゥ > ん。 よく言ってくれました。偉いですよー。 (ぽん。 なでりなでり。) どんなお薬か調べたいとこですね…… 一回分、わけてもらえませんか? (大丈夫。怒りませんよー、ってぽふぽふ撫でながら。) [Wed 28 Oct 2009 02:46:31]
黒兎 > ――――― … ( 言っちゃった。 言っちゃった。 心臓がすごくドキドキして、 気持ちが悪くなるくらい だ。 ) ―――― … う ん…。 …… ずっと 、 ずっと前 か ら… ――― 。 ( 言ってしまった から、もう後戻りは出来ない。 相手の言葉を肯定するように頷いて。 知られたら、 どうなるのか。 怖くて怖くて、耳がぺたーん と なった。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:42:04]
ルゥ > ( きょと、と目を丸くして振り返って… 何かを伝えようとしてる少女の言葉に耳を傾けた。 ) くしゅり…? (鸚鵡返しに、呟いて……) えーっと…… (行きかけた足を、また取って返した。) お薬……ずぅっと飲んでるのがあったり、するの? (そういえば、禁断症状の疑いをかけたこともあったか。 薬のこと──ということは、その仮説が正しかったのだろうか。) [Wed 28 Oct 2009 02:35:08]
黒兎 > ―――…ぁ…!( 去ろうとするのを見れば、 小さく声を 上げて。 ) ぁ ……、 あの、 あの ね…ッ! あのね…ッ !!! ( 行っちゃう。 行っちゃう。 次いつ会えるか分からない。 少年との約束を果たさないと ―――――― 怖い。 とても怖い。 ) ――――― ッ … クレェインが ね、 ルゥしぇんしぇいに、 くしゅりの こと、 言いなしゃいって …… ッ ( 言ってて と、 だんだん声は小さくしぼんで。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:30:03]
ルゥ > いえいえ。 これがお仕事ですから。 (こくん、と頷いて、にっこりと微笑んだ。 暗いのが怖かっただけなら、ここはひと段落──といった処か。 よし、次はあの二階の灯りの主をシメるだけ(こほん) ──何か、あったのかもしれないので様子を伺いに行かなくては。 腰を浮かせて、そこを去ろうと戸口のほうへ向かい──) [Wed 28 Oct 2009 02:26:45]
黒兎 > …。……。………。 ( 大正解だったらしい。 どうしよう と、思う。 会っちゃった。 会っちゃった。 退院するまで会えないといいなー なんて、 ちょっと思っていたのだが、 逢ってしまった。 ) ( 部屋へと連れ戻されれば、大人しくベッドの上へ。 ) ぇ、と …。 ありがとう なの よー。 ( と、 お礼を 言って。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:23:02]
ルゥ > ぴんぽん。大正解です。 (微笑み、頷いて。) (とりあえず、ここに居るよりは──と。病室に連れ戻した。 話の続きは、寝台に休ませてからとしよう。) [Wed 28 Oct 2009 02:19:29]
黒兎 > ―――――…クレェイン…? ( 己の名を呼ばれたことに驚き、よく知る少年の名が出てきたことに、 更に驚く。 伸ばされた手には怯えるように少しだけ身を引くだろうが、 撫でられれば 安心したように笑みを浮かべて。 部屋に戻るかという問いには、 コクリと頷き、 手を取るだろう。) …… えぇ、と …… ルゥしぇんしぇい…… ? ( 少年の知り合い というので、 まず始めに浮かんだ名を 呼んでみた。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:15:07]
ルゥ > んと──。 (頤に指を当てて、記憶を探る。 その健啖ぶりと、何かあったときに飛び出したときの戦闘力ばかり、印象深く感じられがちではあるが──患者のことに関する記憶力についても、大いに自負する処である。 兎耳──直接、関わった患者ではないが、それを取っ掛かりに名前が出てきた) えーと…こくとー…さんでしたっけ。 クレェインさんから聞きました。 (暗闇に怯えたのだろうか。 そーっと手を伸ばすと、前髪をなでなでと、宥めようと。 ) お部屋、戻ります? (にっこりと微笑みながら、立ち上がり──手を差し伸べようか。) [Wed 28 Oct 2009 02:10:16]
黒兎 > ―――― … ( 近くに来れば、兎にも足音が聞こえたのだろう。 目は両手で覆っていたものの、ぴょこ と、兎の耳が少しだけ 動いた。) ―――― ……… にゅ … ( 顔を上げれば、 相手の緑色の目と 目が合って。 ) ―――― あの ね、 まっくら で、 しじゅか で、 うしゃぎ、 こわかったの よー … 。 ( 痛む というのには首を振って、 しゃくりあげながら そう応えるだろう。 ――― ヤキいれは嫌 イヤッ ) [Wed 28 Oct 2009 02:02:11]
ルゥ > む…。(ぴくん、と。 軍神センスは感知力。 泣き声に気づくと、そちらに向かって歩き出す──渡り廊下の向こう側、二階病棟に灯りが見えた。 こちらが片付いたらヤキを入れに注意しに行こう。) どうかしましたか…? どこか痛むとか──。 (近寄って、腰をかがめて。 目線を合わせると、うかがうように覗き込んだ。) [Wed 28 Oct 2009 01:57:51]
泣き声 > ( 魔術師の女性が歩く廊下の先。 暗闇の中から、 小さな子どもがすすり泣くような声が 響く。 ) ――― っう ぇ……… ( 廊下に置いてある椅子にポツリと座って泣いているのは、黒い兎の耳を持つ少女。 どうやら病室から出ていたらしい。 しかも、治りかけているのをいいことに、松葉杖も使わずに。) [Wed 28 Oct 2009 01:54:20]
お知らせ > 泣き声さんが来ました。 『( くすん、くすん と、 廊下の先からすすり泣く声。)』 [Wed 28 Oct 2009 01:49:10]
ルゥ > それにしても──本当、厄介な病気ですね──(はふ、と。 嘆息して長槍を肩に担ぐ。) 外科も、内科も、薬局も、食医局も──勿論、私たちも。 (かくん、と項垂れる──でも、刻む靴音に鈍りはなく。) コレといった、画期的な治療法は、誰も見つけられずにがん首並べて──何をやっているのか。 (精々が──こうして、夜警に廻る。 入院患者を元気付ける。 ほかの病気の患者に伝染らないよう、心を配る──この程度だ。) [Wed 28 Oct 2009 01:47:15]
ルゥ > (かつん、かつん、かつん── 靴音を響かせながら、先端に、ぽぉ──と燐光を点らせた槍を手に。) なぐーこはー いねがー。 (リテイク) ──ベッドから抜け出して、おいたしてる患者さんは居ないでしょうね。 (はふ…) (ひゅん、ひゅん。 槍を十字に振るうと、入り込んでた蛾が切り裂かれて落ちた。) [Wed 28 Oct 2009 01:40:58]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『かつん──』 [Wed 28 Oct 2009 01:37:50]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 理解したつもりになって、できていないと知るのはいつも後になってからだ。 )』 [Tue 27 Oct 2009 04:24:00]
会別理久 > ( もう一度。 今度はそっと、身体を起こす。 )   ―――。   ( ああ、ない。 )   ………。   ( 毛布の下にあるべき二本の膨らみの、片方がなくなっている。 …当たり前なのに、それを目にした瞬間どきりとして――― )   …っふ… ぅっく… ぅう…   ( 嗚咽が漏れた。 ) [Tue 27 Oct 2009 04:20:36]
会別理久 > ( より大きな母体があるとかいう話を聞いたような気がするし、よく分からないけれど――― 医学者である父は信じて良いと思うし、おかしなことはされないと思いたい。 …もっとも、望めば治療?を受けられるというものでもなく、その治療法に私の体が適合していなければならないらしいけど。 とりあえず、なるようになるだろうと思っておくしかなかった。 )   ―――ッく…! ぅ…   ( さて… と、上半身を起こそうとして、整復のため開かれた肩の痛みに思わず呻き声を漏らす。 そろそろ、痛み止めが切れてきているのかもしれない。 …恐怖心も強いけれど、少し、清々しい気分でもある。 不安がないわけないのに変な感覚だけれど、過ぎてしまったことはしょうがないというか、切断してしまったものは、もう戻らない。 どうしようか、これで良いのかと悩むことはないし、哀しむ段階も過ぎたという諦観は、安らげるものだった。 ―――そう、思うのに、痛みのせいか、鼻の奥がツンとして、また涙が溢れてくるのだけれど。 ) [Tue 27 Oct 2009 04:12:36]
会別理久 > ( 昨夜ファリス先生とも話したけれど、両親の方でも自律神経義肢や魔術治療について、早速方々に当たってくれているらしい。 医学者の父には元々ある程度の基礎知識はあったし、治療法の選択についてもある程度の予測はつけられていたのだろう。 ―――その上で、最近両親が凝っている新興宗教の方に任せるのが一番と力説されたときにはどうしようかと思ったけれど、新興宗教とはいっても、学会のような趣のある組織だと認識している。 信者でもないし知識も足りない私は、その組織の催しにくっついてアングリマーラまで行っても観光しているだけだったが、お祈りや儀式といったことをしているのは一度も目にしなかったし、聞かなかった。 ) [Tue 27 Oct 2009 03:59:07]
会別理久 > ( 手術前に別れた両親は、個室を押さえて今夜は泊まると言っていたけれど、自重してくれたようだ。 廊下の灯りでシルエットくらいは捉えられる闇の中、一人きり。 いや、すぐそこのベッドには人が寝ているわけだけど。 ―――…私よりも個室を必要としている人がいる、こんなになってしまった脚を落とすのはとうに覚悟していたのだからと、珍しく私から口を開いたのが良かったのかもしれない。 もっとも現状では、どうがんばっても個室はとれなかったかもしれないけれど。 )   ―――…口にしないと、分からないものね…   アザリーさん…   ( 両親は私自身よりも、私のことに熱心だ。 本質的に人生投げやりになってしまった娘を案じてのことかもしれないけれど、どちらが先だったのかはよく分からない。 ただ、今でもしっかり保護してくれていて、そこに私が口を挟む余地はないのがほとんどだった。 …別に、それでも良いのだけれど。 だから、変えて欲しいかというと、どちらでもいいということになってしまうのだけど。 それでも一応は思うことがあって、それが具体的な方向性を持たないものでも、口にしなければ何も伝わらないし、口にすれば一緒に考えてもらえる。 私の意志も反映される。 …されないこともありそうだけれど、今回はそうだった。 アザリーさんの言った通り。 ) [Tue 27 Oct 2009 03:50:30]
会別理久 > ( ―――手術室へ入る前、涙で滲む視界に左脚の惨状を焼き付けて、きつくきつく目を閉じた。 全てが終わるまで目を開くまいと… そんなことには何の意味もないのだけれどがんばっていたら、薬が効いたのかすぐに眠りに落ちたようだ。 )   ―――。   ( 静けさの中で、目を覚ます。 雨が止んだのかとぼんやり考えるけれど、相部屋の出入り口に一番近いベッドからでは窓が見えなかった。 )   ―――は…   ( 全身に重く圧し掛かる倦怠感に溜息をつく。 左脚の太股と、右肩が痛い。 …切断と、壊死部分を取り除く整復手術はうまくいったのか。 とりあえず、生きている。 ) [Tue 27 Oct 2009 03:38:56]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( 今までありがとう。 一足先に、おやすみなさい。 )』 [Tue 27 Oct 2009 03:30:40]
お知らせ > 黒兎さんが退室されました。 『( どうしようもない感情にを抑えられず、 力いっぱい投げた枕は 壁に当たって落ちた。 )』 [Tue 27 Oct 2009 00:31:58]
黒兎 > ( だってだって、 仕方が無いんだ。 お薬が無いと、 自分が自分じゃなくなってしまうように、 感情のコントロールがうまく出来なくなる。 すごくイライラして、 悲しくなって、 とてもとても、死にたくなる。 だから、 あの薬が無いと ――― 。  仕方が、 無いんだ。 己は薬が効きづらい体質 だから、 強い薬じゃないとダメなんだ。寿命が縮んでも、記憶力が落ちても、どんどん 喋られなくなっていっても ――― あれが無ければ ――― ) ふ ぇ………… ッ ( クスリが無いと 駄目 。 そう思っている時点で 既に 平気 とは言えないことに、 兎の少女は気付いてすら いない。 ) [Tue 27 Oct 2009 00:20:16]
黒兎 > ( まぁ仕方が無いだろう。 元々傷1つ無い綺麗な身体 というワケでもなかったので気にならない。 気にしないことにしよう。 うん。 ) …。……。……… ぅ にゅ …ふえ …ッ ( 見られたくない。 知られたくない。 近くにいる人には特に だ。 誰かと一緒にいるのは大好きなのに、 ずっと一緒にいればいるほど、 とても とても 苦しい。 悲しい。 ) ( 兎の少女は声を上げて泣き出して 、 ごしごしと、 手の甲で 目を擦る。 ) [Tue 27 Oct 2009 00:10:05]
黒兎 > ( 昨日、 少年と約束したものの ―――― さてどうしよう というトコロ。 ) …… むぅ…。 うしゃぎ、 平気 よぅ…。 ( だってだって ―――― なんて言い訳は きっと聞き入れられない。 飲んでいる薬は 悪いもの というのは 分かっているから 。 けれど ――― ) ぅ〜〜〜〜〜 ( ぼふッ と、 枕に拳を打ち付けてみる。 痛くはない。 右肩も大分治って、普通に動かす分には問題も無い。 火傷の痕と、自分でやったひっかき傷は、残ってしまうだろうとは 言われたが 。 ) [Mon 26 Oct 2009 23:58:54]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 『( ごろん )』 [Mon 26 Oct 2009 23:54:07]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( 両手を重ねて、一礼。 大変そうだと足音を見送?って、ベッドを下ろしランプを消した。 )』 [Mon 26 Oct 2009 04:22:22]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『──っ、また…! (不届き者を見つけたらしい。足音は駆け足に。)』 [Mon 26 Oct 2009 04:19:13]
ルゥ > ……ええ…では、ゆっくり休んでくださいね。 今は、いい痛み止めもありますから、手術についてはどうぞ安心してください。 (にっこりと微笑むと、手を振って──夜警に戻ろう。) [Mon 26 Oct 2009 04:18:16]
会別理久 > …分かりました。 すみません、少し考えさせてください。   ( 明日左脚を切断することは、もう仕方がないと思う。 魔術で元に戻す方法もどこかにはあるかもしれないと思うと惜しくなるが、そこは機械なり代替品で補えると太鼓判を押してもらえれば、いくらか気持ちも楽になった。 体力がある時の方が良いというなら、どちらにせよしばらくは無理だろうし、利き腕である右腕が上がるようになる代わりに何を差し出せるか 『等価』 で何が失われるか、考えてみよう。 )   …ありがとうございます。 ええと…   ファリス先生。   ( ネームプレートとかあるだろうか。 こちらは病室入り口にも、カルテにも、ベッドにも記されていそうだけれど。 なければ 『先生』 とだけ呼んだことに。 微笑み返して、どこか安堵するような溜息をこぼした。 ) [Mon 26 Oct 2009 04:14:08]
ルゥ > そういうこと…です。 (何でも起こり得る──ということ。副作用が眼で見えるものと限らないこと。あらゆる不安について、否定することは出来ない。) そうですね……これまででは、一年前の古傷を処置したことがあります。 じっくり考えて戴いて差し支えないと思いますよ。 ──被験者に負担が大きい魔術は、体力に余裕がある方が使う上でも安心できますので。(微笑を浮かべて。)  [Mon 26 Oct 2009 04:05:26]
会別理久 > …はい。 でも、それで歩けるのなら…   ( 医療職の中で育っていれば、偏見はない… とは言えないのかもしれないけれど、義肢を忌避したりはしない。 身体機能を損なわれるという切実さを思えば、動く機械に繋ぐのと、つっかえ棒の義足をはめるのとに、どれほどの違いがあるか。 状況が許すなら、性能が良いに越したことはないはずだ。 )   …概論だけですが、聞いたことはあります。 ―――でも、そうですか。 それなら、難しい…   え?   ( いっとき希望を抱くけど、この腕は自然に治るものではないだろう。 諦め早いけれど、例外的なものに手を出そうとしないのは性格か。 頷いて――― しかし、続けられる可能性の話に、確かに気持ちが揺れた。 )   すみません 『等価』 というのが、よく分からないのですが… 一応、その言葉だけは。   ( 両腕が自由になるのと片腕上がらないのでは、やはり大きな差がある。 説明に、耳を傾けて――― )   …成長する可能性、というのは、寿命のことですか?   ああ、いえ、何でも起こり得るということですね。 寿命が縮まるかもしれないし、寿命なんかとは別に発育が遅れるかもしれないし、それこそ、代わりに左腕が上がらなくなるかもしれない、とか…   ( 寿命とは何なのかというところから具体的には知らないけれど、何が起こるか分からないとは理解する。 )   ―――難しい、ですね。 右肩を上げるのと 『等価』 で何を失うのか…   決めるのは、早い方が良いでしょうか? [Mon 26 Oct 2009 03:55:27]
ルゥ > ちょっと、割高の医療費と──これは、医療保障出てますから心配要りません。 あとは、体のどこかの変調・衰弱か……貴女の成長する可能性の喪失。 どういった形で、副作用が出るかは…「やってみなければ分からない」──と無責任なことしか言えません。 なので…私の施術を受けるかどうかは、お任せします。 どうします…? [Mon 26 Oct 2009 03:45:07]
ルゥ > クランク──義肢補填身障者、ってまだ、偏見の対象だったりしますけどね……だんだん、安くて良質な義肢も出来てきてるみたいなんですが…。 (普及にはまだまだ道は遠そうだ。 頬に手を当てて、はふりと嘆息──) ん…そうですね、こちらは、まだ。 (傷の具合を見て…充分に治せる水準であると確認した。) 白魔術は、基本的には自己治癒能力を促す類のものが多いんです。 なので、傷口を清潔に保って、栄養を取って──抛っておいて治らない性質のものは、治らない。 過剰に生命力を引き出すことで、それを覆す事も出来るんですが…その分の皺寄せが、どこかに出てしまう。 魔術の“等価交換”の原則はご存知ですか…? (説明しながら、傷口を触れて) もし、貴女が望むなら。 その右肩、元通りに出来るかもしれません。 その代償は── [Mon 26 Oct 2009 03:37:43]
会別理久 > …自律神経義肢、でしたっけ。 あの、コロセウムのエトワールという人ですね。 ただの義足とは違って、動かせるっていう。 …でも、一般に手に入るものですか?   ( 剣闘士に興味がなくても、クランクでありながら健常者以上の能力を有した者の話は講義でも度々出てくる。 ただ、ああいった技術は確立されているものではなかったような?と首を傾げた。 それはもちろん、動けば嬉しい。 また二本の脚で歩けるというのなら、もちろん望むけれど。 )   …他の人の脚というのも、少し怖いです。 あ、予後がどうとかいうよりも、イメージ的に。 …でも、ありがとうございます。   歩ける可能性は、あるんですね。   ( 人と話していれば落ち着くことができる。 とはいえ、不安定には変わりない。 少しほっとしたのか、また涙ぐみ、奴隷の脚も検討しようと頷いた。 …というか、おそらく両親は自分のためにそれくらいしてくれるし、彼らがしたいとなれば、拒否するのは難しいのだが。 )   ―――あ、脚に比べればまだ… ただ、筋がなくなってしまったので、肩を上げるのは、もう…   ( とはいえ、魔術治療の可能性を考えれば、こちらはまだ希望があるかもしれない。 ガウンを完全に開いて、右肩を晒した。 …二の腕の上の方、肩関節近くの外側が、大きく抉れている。 しかし右腕はその一箇所のみで、傷の周りが部分的に壊死してはいるものの、他の部分は生者の瑞々しさを保っていた。 …描写欠けごめんなさい。 傷は左脚も右肩も、壊死の他に傷口を焼かれたようになっている。 ) [Mon 26 Oct 2009 03:21:57]
ルゥ > ……“生やす”のは、私には無理ですけど、“繋ぐ”術には心得があります。 機械義足なり、その…奴隷の、脚なり…代わりの脚を…繋ぐこと自体はなんとかなる筈です。 都合と、決心が付いたら……うん。ご相談に乗ります。 右肩? (かくんと首をかしげ、 見せていただけますか?と。) [Mon 26 Oct 2009 03:03:23]
会別理久 > ( 若い先生だな、とそんな印象。 もっと年上のクラスメートも珍しくない。 もちろん侮るようなことはないけれど、見られるのが余計に気になる相手ではある。 落ち着いて患部に触れられる辺り、さすが現場の人で、ふと、その表情や物腰は歳相応のものではないのかもしれないとも思うけど、人の生き死にに直結する仕事をしていれば、こんなものだろうか。 …感覚はすでにない。 触れて何事か考えるお医者様の胸の内は分からなくて、不思議でしょうと泣き笑いを浮かべた。 )   …受傷してから、そろそろ二月になります。 もう動かせないし、感覚もありませんけど… でも、たまに動きます。 右肩も、そんな時は上がります。 ストレスか、それとも… 『そういうもの』 に片脚突っ込んだのか… わけもなく暴れたくなることがあって、そんな時ばっかり。   ( 具体的には、人間から魔法生物へ転化する過程の三分の一まで侵されている。 種族をどうしようかというところだけれど、僅かでも人間でなくなれば、とりあえず人間ではないか。 ウォッシュベアーで発生した霧の中に放り込めば、あるいはもっと進行するのかもしれないが。 )   …分かります。 一応、医科の学生ですから… でも、そうでしたね。 魔術治療なら… でも、そうですね。   ( 医科とは言っても、解剖生理に傾倒する学派の所属なのだろう。 魔術は用いないという、なり手を選ばない堅実さはあるけれど時代遅れな感のある一派。 このような現象はそれこそありえないと言うしかないし、どちらかと言うと実務家よりも、魔術師達の基礎概念を魔術によらない部分で固める医学者が多くなるか。 さておき。 ―――あらゆる問題をひょっこり現れて解決するようなものの存在は、あまり考えていなかったようだ。 きょとんとする顔は一瞬期待の色を浮かべて… けれどもすぐに諦観を滲ませ、大人しく頷く。 この状態から回復するというのは、この状態で生きているのと同レベルの 『異常』 だと、そんな気がしてしまったから。 あるいは、頭が固いだけかもしれない。 切断した上で 『生やす』 なんていう、無茶な方法もあるのかもしれないけれど、元がこれではというところだし、家が裕福とはいえかけられる治療費には限りがある。 ) [Mon 26 Oct 2009 02:53:37]
ルゥ > ──切る、という……担当医の判断は、正しいと思います。 (どういう現象かはわからないが…胴体部分には害は出ていない。 ただ、不幸中の幸いと喜ぶべきか。 なんらかの、病毒がその脚に蔓延していると考えるのが自然だろう。) これを、元に戻すような魔術は…仮にあったとしても、それは神様に喧嘩を売るものです。 (でうす・えくす・まきな?そのとき、奇跡が起こった?脚がみるみるうちに血色を取り戻し──? 噛まれた、直後であれば─あるいは、救えたかもしれない。 だが、“かもしれない”を弄ぶ事には、何の意味も無い。) [Mon 26 Oct 2009 02:43:33]
ルゥ > ……ん…。 (黒ずんでいる部分は、壊死しているのか。 腐敗しているらしく、触れてみると肌の温かみとはまた違う、微温いような熱を感じる。 切断四肢であれば、繋ぎ治せる術のストックはあった。 損傷した部位であれば、たとえどんな状態であろうが癒せる自信もあった。 だが、この状態は──生きながらにして、ある部位のみ死んでいる。 自身の知る、最も強力な回復魔術【復旧】は、当人の生命力に干渉して、傷を“無かったことに”する術であるが──肉体を持たぬものや不死人には通じない。 この状態の脚に施術して、効果を表すか──正直なところ、確証は持てずにいる。ただ、糠喜びをさせるだけに終わってしまうかもしれない。) [Mon 26 Oct 2009 02:30:27]
会別理久 > ( 灯りを消そう。 もう十分見たし、それで諦めがつくと思っていたけれど、そういう問題でないのは分かった。 とにかくまずは、ベッドサイドのランプに手を伸ばそうとして――― 開けられたカーテンに、ややバツ悪そうに視線を落とした。 …教会でも病院でも、見られることには慣れたが、自分でも正視に堪えないようなものを人に見せるのはやっぱり気が引ける。 恥ずかしい、というのとは少し違う、嫌悪感を与えているはずだという、拒否感。 )   …やっと、落とすことになりました。 明日です。 ずっとそれを待っていたはずなのに… しばらく教会で様子を見ることになって、その時は早く落として欲しいと思っていたのに…   ( おかしいですねと笑おうとして、また、涙が零れる。 どうして泣くのか、ちょっと分からない。 もっと図太いと思っていたのに、保護されて、特に 『警戒』 されているわけでもない安心できる状態だからか、今はだめだった。 )   ( ガウンの前を開いて晒されている左脚は、齧り取られたのだろう、所々陥没していて、血流が阻害されたためか全体が腐敗している。 こんな物をぶら下げていて生きていられるわけがないのだけれど、腐敗は大腿部から上へは進行していない。 ―――もしも 『黒い患者』 の件がなく、スタッフに余裕があれば、徹底的に経過観察するという方向性も示されたかもしれないけれど、幸か不幸か切るなら今という状態は保っていた。 ) [Mon 26 Oct 2009 02:09:04]
ルゥ > ──ぁ…。 (そういえば、ここは“あの村”の患者の収容されている区画だったか。 生きているのが不思議なくらい酷い怪我で戻ってきたものや、半ば屍人のような状態でなお“生き”ている者もいるという。) ──失礼。 (泣き声のような返答に気が付くと、遠慮なく。カーテンを開いて──涙に濡れた睫毛を見て、気まずそうに視線を伏せた) その──脚を? (“酷い状態”の脚を見て、明日行われるであろう、処置を察した。) [Mon 26 Oct 2009 01:54:27]
会別理久 > ( 大聖堂で経過観察ということになっているうちは早く済ませて欲しいと思っていたのに、いよいよとなって、まだ動くし死にはしないのにどうしてと考えてしまっていた。 それを口にしても、では残すのかと言われれば、もちろんそんな恐ろしいことはできないけれど。 ストレスによるものか、グール化によるものか、暴力衝動に襲われている間は、この脚も確かに動くのだ。 …おそらくは後者の理由で、進行はみられないし感覚的なものでしかないが、そうであれば尚更切り落とさなければならないのは分かる。 もしかしたら、最大の損傷部位である左脚さえ切り落とせばあの衝動もなくなるのかもしれないと期待する。 しかし――― )   ( 足音に、意識を引き戻された。 相部屋の間仕切りカーテンを閉じランプを灯していた娘は、黒い患者とはまた違うけれど、ウォッシュベアー村の住人ほぼ全員がゾンビ化?したという事件の生き残り。 まだ人間として扱われる要素を残しているが、生理学的にありえない部分が多々みられている。 )   ―――すみ… ません。   ( 答える声が泣き声になっていて、自分でも戸惑う。 その拍子に涙も零れて、今更何だと微笑んだ。 ) [Mon 26 Oct 2009 01:43:09]
白衣の人影 > (“黒い患者”絡みで、暴れる患者を抑え込んだり、ノしたり、ブッ飛ばしたり、治したり。 全く以って、中央病院の近況は贔屓目に見てもブラックである。 これまでも、槍の先端に光を点らせて夜警に廻っていたが、まさか本当に振るう必要のある事態になろうとは思っていなかった。 ──ともあれ……カツン、カツン…と靴音響かせて、廊下を歩く女医の影。) ──まだ、起きてらっしゃるんですか? (消灯時間は過ぎていますよ、と言外に、どこか咎めるような口調で) [Mon 26 Oct 2009 01:33:58]
お知らせ > 白衣の人影さんが入室されました。 『──カツン。』 [Mon 26 Oct 2009 01:27:06]
会別理久 > ( ―――何度目か、これから切り落とされる左脚に別れを告げる。 とうに使いものにならなくなっていたし、覚悟する時間は十分にあった。 むしろ早く落として欲しいというくらいだったけれど、いざとなると怖いし辛い。 16年間、優秀ではなかったけれど生活に支障がない程度にはよく働いてくれた身体の一部。 やや貧相な感じもするけれど、すっきりした見てくれに不満らしい不満を持ったことはなかった。 座っていることの多い都市生活者で、土踏まずがあまりないのはコンプレックスと言えるのかもしれないが。 いずれにせよ、普段意識したことはあまりない。 ) [Mon 26 Oct 2009 01:20:59]
会別理久 > ( カーテンで仕切られた病室のベッドに寝て、ギャッチアップで上半身を起こし正視に堪えない自分の左脚を見つめる。 ガウンのような入院着の前を開いて改めて目にしたそれは、教科書のイラストでも見ないような有様に変わり果てていた。 分かってはいたけれど、恐怖心とか嫌悪感とか、哀しみとか、様々な感情がない交ぜになって、それでどうなるわけでもないのに声を上げ叫びたくなってくる。 …相部屋でなければ、そうしただろうけど。 相部屋だからと堪えられる辺り、まだ落ち着いているのかと思うと、誇らしさや一抹の寂しさもあった。 割とこんなものなのかもしれない、もっと静かに受け止める人もいるのかもしれないけれど、よく耐えているじゃないかと思う。 反面、どうして耐えられるのかと考えると、それがどうせ失う人生そのものに対しての諦観からで、褒められたものではないような気もするのだけれど。 ) [Mon 26 Oct 2009 01:06:20]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( さようなら。 お世話になりました。 お疲れ様。 )』 [Mon 26 Oct 2009 00:52:54]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sun 25 Oct 2009 23:35:08]
君影 > (蝶から視線を離し、黒猫を胸に抱え込むと再び目を閉じる。どんな病が流行っているのかも知らない。少しでも体を回復させるためにただただ眠り続けよう。今の私にとって出来る事なんてそれだけなんだから) (目を閉じてすぐに寝息を立て始める。黒猫を抱き、蝶が飛ぶ部屋で静かに私は眠ろう) [Sun 25 Oct 2009 23:34:52]
君影 > 眠いな……… (さっきまでずっと寝ていたのに。それでもまだ瞼を開けているのが億劫だ) (部屋の中を飛ぶ一匹の白黒の蝶を見つめる。なんでこんなとこに蝶が入り込んでいるんだろう。――――うざいや) (慌ただしい足音が扉の外から聞こえる。なんだか最近はこの調子だ。何が起こっているのか毎日やけにうるさいな) [Sun 25 Oct 2009 23:14:51]
君影 > (これはよくないものだ) (寝たきりで外の情報がろくにわからない今でもそれだけはわかる。だってリャンがこうして敵意を向きだしにしてるんだもの。それ以外に有り得ない) (その猫にそっと手を伸ばし緊張を和らげるように毛並みを撫でた。あげる腕に力はまだ入らない) [Sun 25 Oct 2009 22:55:23]
君影 > (何時間か振りに目を開ける。頭上にはもう見慣れた天井が広がっている) ………リャン? (傍にいる黒猫の様子がいつもと違う。尾を逆立ててフーッと威嚇をしている) (その視界の先にはどこから入ったのかもしれない白黒の蝶がいる) [Sun 25 Oct 2009 22:39:06]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『ん………』 [Sun 25 Oct 2009 22:34:38]
お知らせ > リート@蝶さんが帰りました。 『 (――彷徨い果てた先に何が待つのか) 』 [Sat 24 Oct 2009 20:35:28]
リート@蝶 >  (歌い手が手を下ろすと蝶は音も無く床に落ちた。もしかしたら死んだのかもしれないし、もしかしたら又何事も無かったかのように飛ぶのかもしれない。けれど、己はその結末を見るつもりはない。早く此処から出て行かないと) ―― (不意に、風が歌い手の頬を撫でた) (風を感じたのは一瞬だけ。ただ、それと同時に誰かの歩く音がしたからきっとあるのは窓ではなくドアだと思った。そして部屋に通じているのではなく、外に通じているのだと。歌い手は先ほどよりも歩く速度を速め、おもむろに右手を突き出す。二歩、三歩、四歩と歩いている内に、手には固い感触と微かな抵抗。それを無理やり押し切ってやればまた歌い手の頬を風が撫でていった) ―― どこ (己は何処に行けばいいのだ。そこら中を飛び回っている蝶へと問いかける。――お前たちならきっと知っているだろう?)  [Sat 24 Oct 2009 20:34:27]
リート@蝶 >  (普段ならば直ぐに脱走など露見して病室に連れ戻されたに違いない。けれど、ウォッシュベアーと今回の奇病が重なって、病院側は全ての患者に対処しきれていないのが実状だろう。ほら今も忙しそうに走る音がする。――例え見咎められたところで、大人しく戻るつもりは毛頭ない。だって、己は行かなければいけないのだから) 行かないと… 行かないと… (杖すらなく、足取りはおぼつかない。まるで夢遊病の患者のような有様。悴んだ足がもつれて思わず壁に手を突くと、何かを押し潰した様な感触) ……ああ… (蝶だ。羽が。バラバラだ。殺してしまったのか。――いつの間にか触れるようになっていたのか)  [Sat 24 Oct 2009 20:22:29]
リート@蝶 >  (己を囲い込むように設えられたそれに歌い手は眉を顰める。足を掛けてそれを乗り越え、床に着地した。足の裏に微かな痛みを感じた。着地の衝撃と、床の冷たさの所為だ。裸足であった所為で、すぐに床に温度を吸い取られた。悴んだけれど、針の上を歩くほどの痛みはない。ブーツを探す暇すら惜しんで、そっと病室から抜け出す) ……行かないと (行かないと。何処へなのかは歌い手にも分からない。けれどきっと、この蝶が教えてくれるはずだ。先日川辺や海岸に足を運んだ時のように)  [Sat 24 Oct 2009 20:13:46]
リート@蝶 > (侵食値32→38) (見たくもないのにそれは律儀にやってくる。同じイメージと感覚を伝えては、歌い手の精神を無慈悲に削り取ってゆく) ―― こんな所には い ら れ な い (萎えた手を叱咤して、歌い手は半身を起こす。焦点の合わない双眸で、周囲を睥睨する。相変わらず闇に閉ざされた視界に、何故だか蝶だけが鮮やかだ。他者から見たら気味が悪かろうといつも閉じていた目は開けたままだ。もはや遠慮すべき『人』などここにはいないのだから) (周囲を探るように右手をさまよわせると金属性の何かに手が当たった。目の見えぬ己がベッドから転落しないようにと設けられた柵だった)  [Sat 24 Oct 2009 20:04:54]
リート@蝶 > (幻覚が、またやってくる――) 【判定】  [Sat 24 Oct 2009 19:57:56]
お知らせ > リート@蝶さんが入室されました。 『 (ここにいるのはもはや苦痛にしかならない) 』 [Sat 24 Oct 2009 19:56:07]
お知らせ > シタンさんが帰りました。 『( まずはこの腕が使い物になるようにしねぇと。 )』 [Sat 24 Oct 2009 18:08:16]
シタン > ( せっかく貰ったレンゲ使いたいし。礼を言わねばならない相手もいるし、安否の気になる者もいるから―― 落ち着いたらたぶんまたこの街に戻ってくると思う ) …ま、 ( でも、しばらくは治療と向こうでお仕事かねぇ。 貰った分はきッちり返しておかねーと。借りを作りっぱなしなンてコワくてとてもとても ) あー…… ( 無理難題ふッかけられなきゃいーけど。 ああ、武器も無くしたから新しく手に入れないとなンない。 形見の弓矢ならあるけど使えないから ) [Sat 24 Oct 2009 18:07:34]
シタン > ( 結局借りを作ることになってしまう。 )  ――― ( その気まずさにだっはーと勢いよく息を吐き出して、退院の準備を進めよう。といっても傭兵仲間に預けていた以外の持ち物なンてほとんど無い。だから皮袋にぽいぽいと収めていくだけで ) … ( ティアンに戻ってからどうするかはまだ決めていないが )  [Sat 24 Oct 2009 18:02:23]
シタン > ( この様子じゃ通院するのも大変そうで、担当医には紹介状を書いていただくことにした。広まる病に身を案じた友人からも通達が届いている――一度ヴェイトス市を離れよう。 ) アイツが死んで以来か。 ( ティアンに戻るのは。 ふっと息をついて、がしがしと頭を掻く。 アイツが冷たい墓の下の住人となってから、墓参りにはまだ一度も行ってない。 治療費は寄付金で賄ってもらえることになったとはいえ、暫くの間面倒をかける事になる元主家にも挨拶に行かなければならない ) [Sat 24 Oct 2009 17:52:38]
シタン > ( 自分なんかよりもっと、この場所を、この寝台を必要としている者がいると思う。 ) ( そう思ったからッてンでもないが、折りよく退院のお達しをいただけた。 ) …コクトとかにゃー会えないままだけど。 ( この騒ぎでは仕方ない。病院に詰め掛ける者の中から捜すのは難しそうだ。黒い奇病に侵された者たちだけじゃなく、ソイツ等がおこした騒ぎの被害者なンかも病院を訪れている。コクトや自分を救ってくれた少女には、街が落ち着いた頃にまた会えたらいいと思う。 ) [Sat 24 Oct 2009 17:47:46]
シタン > ( 視界の中を、蝶々がのンびりと飛んでいた )  ――― ( いつまでも世話ンなってるわけにゃいかない。 ) [Sat 24 Oct 2009 17:42:50]
お知らせ > シタンさんが入室されました。 [Sat 24 Oct 2009 17:41:12]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( いつか、解放されるのだろうか。 )』 [Sat 24 Oct 2009 02:18:45]
会別理久 > ( やがてじっと力をこめていることに疲れきると、衝動も和らいできた。 …あんなに動けそうだったのが嘘のように、体は重く車椅子に沈み込む。 ) [Sat 24 Oct 2009 02:11:02]
会別理久 > ( 刺激を避けて、静かで穏やかな時を少しでも長く… そんな風に生きてきたことへの反動だろうかと思うと、少し可笑しかった。 )   ( 両親は病院にいることで奇病に感染するのではないかと心配してくれたけど、出るわけにもいかないし、こんな調子ではそれどころじゃない。 予防法も分からないものに対して怯えなくて済んでいると思うと、それはそれで良いことのような気もするが、どっちもどっちだ。 ) [Sat 24 Oct 2009 02:01:52]
会別理久 > ( ほしいほしいほしい。 何が欲しいのか分からない、形のない欲求が膨れ上がり、暴力的な衝動に取って代わる。 あえて言語化するのであれば、その辺の適当な人間を 『犯して殺して喰ってやる』 というとんでもないものなのだけど、耐えに耐えて見つめ直してみると、少し違うことに気付くのだ。 それしか方法を思いつかないというだけで、欲求の根本はおそらく、体力の消耗と刺激の入力。 これといって運動をしたこともない私には理解し難い感覚だけれど、疲れるのが好きなんていうスポーツマンに近いものだろうか。 そして、別に性交渉でなくても良い、ただ強い刺激が欲しい。 漠然とした話だけれど、それこそ痛みでも良い。 ―――強いショックを受けるとその事柄を忘れるというが、拘束されて、喰われながら犯されたことを覚えている。 もちろんあんなのは二度とごめんで、そんなのは当たり前なのに、あえて例を挙げるのであれば、正しくアレが欲しいという矛盾。 身体能力のイメージがかけ離れているけれど、狂戦士というのはこんな感覚なのかもしれない。 ) [Sat 24 Oct 2009 01:50:09]
会別理久 > ―――ッ… っ…   ( ぎりぎりと、肘掛けを握る手に力がこもる。 衝動に襲われている間は、どういうわけかあまり動かないはずの体を思いのままにすることができた。 既に腐り落ちかけている左脚さえ動かすことができるため、これをグール化と見て大聖堂に留め置かれていたようだけど、そこは両親の奮闘と、何より死に至るという奇病の感染が拡大している現状が味方したのかもしれない。 不可思議ではあるが一定期間様子を見ても変化が見られず… 『死なない』 といういのが最大の異常であったとしても、吸血鬼であるとかそういった大義名分がなければ、そう簡単に処分することもできないのだろう。 精神にも異常をきたしている節があるけれど、それもまた、置かれていた状況を考えれば無理からぬこと。 何より呼吸や脈拍といった生者の証は、はっきりと現れているし、一定の条件下で変化もみられている。 )   ( 今もそうだ。 興奮と全身の緊張で呼吸は荒く、心拍数も上昇している。 自分のそれが耳に煩いくらいで、よく分かる。 ) [Sat 24 Oct 2009 01:23:38]
会別理久 > ( 大聖堂の隔離施設ではその現実をあまり身近に感じることはなかったけれど、全身が黒く変色して死ぬという奇病が猛威を振るっているらしい。 ベッドはとうの昔に一杯で、それでもねじ込むように入院することができたのは父の伝手か、それとも手術が必要で、ウォッシュベアーの生き残りではあるけれど奇病に感染してはいないからか。 いずれにせよ、晴れて大聖堂から病院へ移され、左脚を切断することになった。 )   ( 現場の混乱で申し送りがうまくいかなかったのか、それともここの方針か、拘束されることはなく、車椅子に乗せられ中庭に出してもらっている。 …ふとした瞬間にわいてくる衝動を抑えるのは難しいけれど、なんとなく付き合い方は分かってきた。 もともと感情の起伏は乏しい方だし… というか、色々なことを他人事のように捉えて見て目を逸らし、重視しないことには慣れている。 情けない話だけれど、落ち着いていればこの衝動に耐えられると思えば、無駄ではなかったということか。 …そもそも人生を無駄にしているのではないかと思わなくもないけれど、有意義にする意味を見出せないのだから、しかたない。 ) [Sat 24 Oct 2009 01:10:22]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( どこもてんてこ舞いか。 )』 [Sat 24 Oct 2009 00:53:56]
お知らせ > 黒兎さんが帰りました。 『( サミシイなぁ と。 )』 [Thu 22 Oct 2009 01:04:42]
黒兎 > …。……。………。 ( 動きたい。 歩きたい。 走りたい。 跳びたい 。 暗黒街の様子が気になる 。 なんで 、 怪我なんてしてしまったのだろう。 ) ( 薬 を、 届けてもらってから 不安定になったらちゃんと飲んでいるので 、 自傷はほとんど無くなった 。 だから ―――― 退院、 出来るといいのだが。 どうだろう か。 ) うしゃぎ、 元気元気 ! なの よー 。 ( 誰にでもなく 布団の中で そんなことを 告げて 。 ) [Thu 22 Oct 2009 01:04:33]
黒兎 > ぅ にゅぅー … ( 布団の中は 冷たかった。 やっぱりヒトリは嫌だなぁ なんて 考えつつ 。 ) ―――― あ ぁ …。 おくしゅり … のこと… 。 ( 言わなきゃな と思いつつも、 何と切り出すべきか 。 過去のことなんて 思い出したくもない から、 話したくもない し 。 己にとっては 精神安定剤だ っとは言っても、 その分の弊害は確かに出ている 。 多分、下が回らないのもそのせいだろう し 。 ) はぁ〜〜〜 …。 ( 布団の中で、 大きな大きなため息を 吐いた。 考えれば考えるほど、 己は立派な薬物中毒者なワケ で 。 元々の役回りはそれだったわけだし 。 それでいいや と思っていたのだけれど ―――― ) … うしゃぎ、 いっぱい 生きたい の よ…。 ( 生きたいって 思う理由が出来たから 。 ) [Thu 22 Oct 2009 00:48:25]
黒兎 > ( そして、 ――― あんまり多くはないけれど、 己の知り合いは大丈夫なのだろうか と、 心配になる 。 便りが無いのは元気な証拠 というのは、 どこの言葉だっただろうか。 そうだと いいな と、 思うことしか出来ぬけれど 。 それにしても、 医者や、 看護士は大変だろうな と、思う。 そして、 歯がゆいだろうな … と 。 治す 手段が見つからない なん て 。 ) ――――― う ぅ…。 しゃむいの よー 。 ( 冷たい廊下。 どこからか入ってくる風は 冷たかった 。 兎の少女は松葉杖をついて 病室へと戻ろうと 。 ) ( 病室へ戻れば 、 ベッドへと もそもそ入っていく 。 ) [Thu 22 Oct 2009 00:29:14]
黒兎 > ( 廊下に出て、 窓の外を見ていた。 雨が降っていたようで、 窓にはまだ水滴が残っている 。 ) ―――― … 。 ( ひら ひら ひら 。 窓の外にも、 そして病院の中にも、 舞っているのは白と黒の不思議な蝶 。 ヴェイトスに住むようになって結構な時間が経っているが 、 こんな蝶は見たことが無かった 。 ) にゅ ぅ 〜…。 うしゃぎ、 ちょうちょ おいかけたいの よー 。 ( だってなんだか不思議で きれいな蝶だから。 足さえちゃんと治っていれば 、 走って走って 、 ひらひら舞う蝶を捕まえるのに 。 ) ( そういえば、流行っている奇病と関係があるとか 無いとか そんな噂 。 どんどん身体が黒くなっている病気らしい 。 彼らは とても苦しそうで 、 苦しそうで ――― 。 時折、 その声が廊下に響いて 、 兎の少女は泣きたいくらい 悲しくなった 。 その度に ぎゅ と 耳を 塞いでいた 。 ) [Thu 22 Oct 2009 00:16:26]
お知らせ > 黒兎さんが来ました。 『……蝶…』 [Thu 22 Oct 2009 00:10:07]
お知らせ > リート@蝶さんが退室されました。 『 (意識は闇の中に転がり落ちる) (右手が蝶に触れることなくベッドに落ちた) 』 [Wed 21 Oct 2009 23:09:11]
リート@蝶 >  (ああもうだめだ)                           (もう受け入れられない。受け止めきれない)                [Wed 21 Oct 2009 23:07:33]
リート@蝶 >  (迷い。後悔。悦び。殺意。感情の奔流。押し寄せて渦巻いて、掻き乱される。) う、うぅ…(ぎりぎりと頭を締め上げられるような感覚に歌い手はまた呻いた。歌い手はその感情を受け入れきれない。何も考えずに受け入れてしまうことも出来ず、だからといって歌い手の意思で止められるものでもない) なに を (何を望んでいるのだ。異質を受け入れられなかった人に自身と苦しみを味あわせたいのか。それならばもう叶っているだろうに。それとも、自分と同じ異質を作り出し、己の同胞としたいのか) なに を… (今そこにいて飛翔しているだろう、蝶に問う。赤子と無関係だとは思っていない。答えは返らないと分かっている。けれど歌い手は少し強張った右手を天井に向けて伸ばした)  [Wed 21 Oct 2009 23:05:21]
リート@蝶 >  (――痛んだ) (身体も、心も) (――異質とは何を指すのだろう。他人から見て異質であったから其れは排除されたのだ。言葉と暴力に蹂躙される。その痛みは歌い手にも擬似的な痛みを与える) う、ぅ… (奇妙な痛みに呻く。指先が白くなるまでシーツを握り締め、歯噛みする。侵食の広がったシミが奇妙に歪んだ。黒いシミは歌い手の顔を全て覆いつつある。衣服を寛げば肩や腕にさえ見えるだろう) (蹂躙されつくしても生への渇望だけは衰えない。否、だからこそ、だろうか。胸の内に渇望と羨望が溢れてくる。――苦しい) …、 あ、 (嗚呼、本当に孤独であるというのはこういうものなのか。誰にも受け入れられず、交わることも出来ず ) ―― さ び し い ( なんて、さびしい )  [Wed 21 Oct 2009 22:54:49]
リート@蝶 >  (侵食値29→33) (まただ。また頭が朦朧とする。頭が麻痺したようにはたらかない) (ゆっくりと目を閉じて息を吐く。同じような息遣いが周囲から聞こえてくる。隣にいるのは――なんだっただろう) (いまじぶんはどうしてここにいるのか) (いまじぶんはどうしてしこういているのか) (いまじぶんはどうして――) (薄れていくのは思考。その思考に代わる様に強制的に共感してしまう感覚) ――あ (ぞくりとした。思わず閉じたばかりの目を見開く。またあの感覚だ。己の中に勝手に入ってくる、あれ) (まるで誰かに知らしめようとするかのように襲い来るもの。歌い手は耐えるようにシーツを右手で握り締める)  [Wed 21 Oct 2009 22:31:14]
リート@蝶 >  (奇病については分からないことのほうが多い。羅患者を放置して更に伝染させるよりは隔離したほうがいいという判断で、歌い手も病院に隔離されることになった。満床になるギリギリで受け入れられたために個室ではなく大部屋。周囲には己と同じ奇病に侵されたものが眠っている) …、 (蝶の数は日増しに増えた。珍しく目を開けた歌い手は焦点の合わない目で蝶の姿を追いかける。天井も、他の患者も満足に見えないくせに、白黒の蝶を捕らえる。蝶が今生のものではない証なのかもしれない) 【判定】  [Wed 21 Oct 2009 22:23:43]
お知らせ > リート@蝶さんが入室されました。 『 (寝台の上) 』 [Wed 21 Oct 2009 22:17:31]
お知らせ > シャナ@蝶さんが退室されました。 『( そしてシャナは再び意識を失った。 )』 [Wed 21 Oct 2009 20:16:05]
シャナ@蝶 > ( 衝動だ、訳もわからない衝動。 だが此処に居ては自分が狂ってしまう、思考が出来ないはずなのに、そんな確信が心の中にあった。 ) ぐ  …ぁっ  ! ( 片手で掴んだ松葉杖に全体重を預ける形になる。 非常に不安定だ、久々に動かす体は軋む。 いつもは手伝いがあったからこそ使えたに過ぎない。 ここから逃げ出そうというのか、私は。 ) ――う、あっ! ( どさり、と倒れ込む。 無理だ、出られるはずはない。 一人で動く事なんて出来ないし、何より体力をいつも以上に蝕まれている。 こんな身体で動けるはずが、ない。 ) う、 う、 う…! ( 唸るように声を漏らし、動く。 まるで芋虫のようだ、立ち上がろうと必死に松葉杖を動かす。 そしてふと目の前に過ぎる存在に目を見開いた。 確信する、コイツが、原因 なんだ と 。 ) う、うわぁあ…ッ! ( 杖を大きく振るった。 錯乱している、思考も出来ない、身を投げ出すような体制になることも理解できない。 当然のようにバランスを崩し仰向けに倒れる。 白黒の蝶は――…無事だ。 そもそもこれさえも幻覚かさえわからないというのに。 ) 消えろッ、  きえろ っ  きえろぉ っ っ!! ( 杖を振り回す。 周りにおいてある物にぶつかり、何かが壊れたような音さえ聞こえる。 堆には右肩が嫌な音を立て、杖を放り投げてしまう。 蝶には掠りもしていない。 やがて飽きたかのように、その蝶は目の前から飛び去った。 追う気力は、もう自分にはない。 あるのは  。 自分が今までどんな感情を抱いてきたのかという、恐怖。 ) ( 殺意、後悔、迷い、衝動も。 全部経験してきたことだ、だがそれがこんなにも恐ろしく思えてしまう。 それだけ私からそんな感情が消えていたということ。 流れ込んできたその感情を、私は受け止め切れなかったということ。 ) …… …ぁ…。 ( 荒い呼吸の後、自然と目を瞑った。 疲れた? いや、どうしたのかわからない。 なにがなんだか、わからない。 あの幻覚がなんなのか、己が何をしていたのか。 嗚呼、それすら考える力が無いなんて――。 ) [Wed 21 Oct 2009 20:15:44]
シャナ@蝶 > ( ふと、虚ろな瞳の先に何かが過ぎった。 病院の中だし、存在するはずもないと思ったから認識が遅れた。 だが、これは、どう見ても。 ) … …  … 蝶? ( は、と目を見開いた。 何だ、尋常じゃない、風景が、見える。 これは、夢なのか? ) ( 目の前に羽ばたく影、いや――白黒の蝶が舞う度に病室の風景が塗り替えられていく。 これは、なんだ? 思考できない、だけど目の前に広がっているものは認識できる。 視線の先、上を向いているはずなのに見えるのは人影。 小さな子供のような影と、二人の大きな影。 小さな影を蹴り飛ばし何かを叫んで、どこかへ去っていく。 次に聞こえたのは多くの人々の様子。 なんだ、何者だ。 言葉にならないが そこに見えるのは投げられる石、いやそれだけじゃない、言葉の刃。 暴力――迫害、排斥。 ) ( 幻覚?本当に…? ) ……! ( 風景が変わる、むしり、と。 何かを抜く音が聞こえる。 見えたのは人影、子供だろうか、地面に座り込み草を引き抜いては食べ。 泥もまた同じように啜っている。 幻覚だというなら、何故私はこんな幻覚を見るんだ。 ) この…感じは…。 ( 幻覚であるという認識の最中で、私はふと思うのだ。 この幻覚の先にいる人影の感情を。 望みを。 ) ……。 ( 生への渇望とでも言うべきだろうか。 これは、何の幻覚か。 私はこんな経験をした事はない、少なくとも。 では、何の幻覚か。 殆ど思考回路は動いていない。 疑問だけが、残っていく。 だから子供が此方に振り向いた時、悲鳴さえあげたくなった。 顔がどうだとか、襲い掛かってきたとか、そういうわけではない。 ――感じたのは。 ) う…  ぁ …ッ?! ( やめろ、やめてくれ。 目を見開き硬直する。 嫌だ嫌だ、何だこれはなんなのだ! 嗚呼知ってるこの湧き上がってくる感情を私は知っている、この幻覚はこれを伝えたかったとでもいうのか。 私でさえも幾度も感じた感情、さらに、より黒くなったもの。 迷い、後悔、悦び、殺意。 そして何よりも…! ) う ……ァぁあうっ! ( 焦点が合わない、私は何を見ている? 何をしようとしている? 身体が勝手に動く、歩けもしないはずだぞ、私の身体は。 何をしようというんだ。 ) う… ォ……ッ ( 右手の伸びる先。 松葉杖だ。 片手片足でどうなるものでもないというのに。 ) [Wed 21 Oct 2009 20:02:13]
シャナ@蝶 > 【病状進行 7+5=12】 ぐ っ … … !? ( 違和感。 何だ?身体がいつも以上にダルい。 動く気力さえ奪われる、なんだ? 今までここまで突然――、 ) ( そのまま思考が鈍り始めていく。 どうなっている、何が起きている。 私は…う。 ) ……まさ…か。 ( 進行している、己にも確実に。 だって見えた、右腕に広がっている黒いシミを、はっきりと。 なんだ、これ…は…。 ) う…  ぐ ぅ  …。 ( コレは、マズい。 考える以前に直感が伝える。 このままじゃあ、自分もいずれ発症者と同じ事になる。 まさか私も暴徒のようになってしまうのか? この病気の行き着く先はアレなのか? ) ……。 ( 気力が抜けていくのが判る。 考える事が、面倒だ。 だらりと力の抜けた体がベットへと再び倒れ込んだ。 ) [Wed 21 Oct 2009 19:45:17]
シャナ@蝶 > ( 外は酷い有様らしい。 聞いた話でしかないが、原因の判らない奇病が街のあちこちで発生しているとのこと。 何名もの人間が病院に運ばれてきているということ。 動く事もままならない私には、それが入手できた精一杯の情報。 ) ……まさか。 ( 私のこれも、その奇病なのだろうか。 だとするなら…いや、しかし。 聞いた話ではその症状はそれぞれ違っている。 幻覚を見ていたり、誰構わず襲う暴走した者であったり、全身が黒ずんだ者であったり、病状がバラバラだ。 だがその共通点、それは黒いシミ。 やがて全身に広がっていくソレ。 どの発症者にも必然的に存在するもの。 これの発症原因さえ判れば…いや、わからないからこそ発症者は増え、病院でさえこんなに慌しくなっているのだろうが。 ) 【判定...秒数下の一桁目の数値分病状進行】 [Wed 21 Oct 2009 19:37:45]
お知らせ > シャナ@蝶さんが来ました。 『( 全く好転しない、それどころか。 )』 [Wed 21 Oct 2009 19:29:46]
お知らせ > クレェインさんが帰りました。 『( そして、少年もまたゆっくりと眠りに入る。白黒の蝶がひらりと窓の外を飛んでいた )』 [Tue 20 Oct 2009 05:33:02]
クレェイン > ( もっとも、麻薬なりを密売していたら問題だろうが、使用していたというならば、それは強制されるだけで済みそうな気がするが。そればっかりはまだ騎士ではないのでなんともいえない。なでり、なでり、と少女の不安を払拭するかのように、少年は少女の頭を撫でる ) んだなぁ。 死ななければ一緒かもしれないなー。 コクトは俺の従者でいられるだろうし、もし俺が出世すれば従者長か準騎士だ ( 眠そうな少女に笑いかけ、少年は思う。そうなればいいな、と。 ) [Tue 20 Oct 2009 05:32:29]
お知らせ > 黒兎さんが帰りました。 『( 久しぶりに 心地のよう眠り な気がした。 )』 [Tue 20 Oct 2009 05:28:10]
黒兎 > ( 主人からそういわれてしまえば、 約束するしかない。 少年の小指に 己の小指を 絡める。 ) ( ――― 騎士団にバレて 少年の立場が悪くなったり 、 宿舎から追い出されたりしたらとても悲しい から ――― ナイショにしたかったのに。 なかなかうまくいかないもの だ。 嘘や隠し事はいけないってェことなのです ね。 ) ――――― … ( どうしよう。 なんか少年が肉食獣に見えた。(今更だが )) ―― はぁーい 。 うしゃぎ、 も、 暴れたりしない よう に、 がんばるの よー 。 ( 離れはなれいやー ッ と 。 我が侭を 言って 。 さすがに時間も時間で 、 そろそろ少女は眠たい様子。 むにむに 、 目を擦って 。 ) ―――――― … うしゃぎ … くれーいん と、 ず っと、 いっしょいられ るー ? ( うつらうつらと 眠そうな様子で そう 訊いて )  ( けれど 答えを聞く前に 、 兎の少女は眠りに落ちるのだろう。 ) [Tue 20 Oct 2009 05:27:39]
クレェイン > ( 確か騎士団の拷問部屋が確か残っていたはず。麻薬を抜くために騎士団員を監禁する場所もあるはず! 拷問部屋はちょっと団によって違うだろうが。 そもそも、退院後、宿舎から追い出されそうな気がする ) 約束だよ。 ( と、片手の小指を突き出せばにんまりと笑おうか。できれば長生きしてほしい、と思うのは戦友として当然だと思う。 ) ――― なに? それとも何かな。コクトは今夜はキスだけじゃなくてこの先も進めたいのかな? ( ネガは許しません! といわんばかりの片手をわきわきさせるクレェイン。気をつけろ、彼は狼だ。子供の狼なのだ! ) ――ともかく、 コクトははやく身体をよくすること。そうすれば一緒の宿だって取れるんだよ? ( それならば、同じ部屋ということもできるだろう。退院しなければずっと離れ離れだよ? と耳を抓みながら言おうか ) 以上。 主人からのお小言でした。 [Tue 20 Oct 2009 05:16:39]
黒兎 > ――――― …… 。 ( 嗚呼 、 なんだか いろいろバレているような気がした。 頬を抓まれれば ちょっと痛いな と 思いつつ 。 千切れるくらい痛くされなければ、 止めはしない。 ) にゅ ……。 わ かった の よー 。 ( 出すのがいやだっていうなら に続いた言葉には、 さすがに少女もちょっと焦ったよう で。 ) ルゥしぇんしぇい に、 会ったら ――― わしゅれな けれ ば、 だしゅの よー …。 ( と、 ちゃんとお約束を して。 長生きしたい には 頷くけれど ) ―――― で も 、( 飲まなくても死ぬと思う は、 言わなかった。  ちゃんとお医者さんと相談しながら なら、 ちゃんと抜けるのだろうか。 少女には分からない。 ) [Tue 20 Oct 2009 05:10:22]
クレェイン > ―――― だってじゃないの。 そのクスリのせいでコクトの入院が伸びているのかもしれないじゃないか。 ( むに、と頬を抓めばちょっと声音を強くして言おうか。 ) コクトは、俺の隣で戦ってくれるんでしょ。 だったらこのままここで無駄な入院しないこと。 いいね? ( むにむに。 ) クスリを出すのが嫌だっていうなら、コクトで遊ぶからね。それはもう周りがガン引きするような事を毎日して、人格崩壊をするかしないかっていうギリギリのところで。やるから。 ( それに、と付け加え、 ) クスリ依存は寿命を縮めるよ。長生きしたいでしょ? [Tue 20 Oct 2009 05:02:32]
黒兎 > ( ―――― よかった と、思う。 少年が生きていて。 己も生きていて 。 こうやって、 誰かにぺったりくっついていられるのはとても嬉しい。 それが好きな人なら 尚更 だ。 ―――― 独りは サミシイ。 ) ―――― ん にゅ 。 おやしゅみー なしゃーい なの よー 。 ( コクリ 頷けば 眠ろうと眼を瞑って ――― けれど、 名を呼ばれ 少年を見る。 続いた言葉に体を強張らせて ――――― そして、 思いっきり目を逸らした。 ) … う ……… だ って、 ………… ( うぅぅ なんて、 唸る 。 そういえばこの少年は知っていたんだったー なんて 、頭抱えたい気持ちに なりつつ。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:57:32]
クレェイン > ( 少女に恥ずかしそうな顔、というのを始めて見た気がする。ちょっとびっくり。首に両手を回して抱きついてきた少女の背中をぽんぽん、と叩き、少年は小さく笑った。 ) ん。おやすみ ――― って言いたいけど。 我慢できなくなるかもしれないんだが――― ( と、やや恥ずかしそうに、困ったような顔でそう言えば身じろぎ一つ。股間が少女に当たらないように身体をずらし、 ) ま まあ 今夜は遅いから 本番はまたの機会で いい よね? いいはずだ。 いい。 うっし。 寝よう。寝るぞー。寝るんだー。 そろそろ退院だしなー ( コクトも精神面が落ち着けば退院できるだろうが・・・。 ) あ、そうだ。 コクト。 なにかクスリを飲んでたらちゃんとルゥ先生に言わないとダメだからな? これは命令だ。 ( 命令。便利な言葉。命令と言う言葉を使えば抱けるのだろうか?(状態異常:バーサーク) ) [Tue 20 Oct 2009 04:46:05]
黒兎 > ( 重なる唇 。 無理矢理 ではないし、 己も決して嫌ではない。 だから 拒否もしない 。 ) ( ただし、 少女から何かすることはなく、 少年に任せるけれ ど。 昔のこと は 、 訊かれれば 、 言うかもしれないし、 話すべきだと兎が判断すれば もしかしたら自分から言うかもしれない 。 身体が小さく非力な兎には 、 身体を使って相手の隙をつくのが効率がよかった という オハナシ。 抱ければいい人 と、 ロリコンにしかそれは使えなかったけれど、 ) ――――― …… ( 唇が離れれば、 少女は 恥ずかしそうな笑みを 返して 。 少年の首に 抱きつくだろう 。 ) いっしょ ねたいの よー ( 離れていた分、 とばかりに くっついて。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:41:04]
クレェイン > ちょっとね ( と、苦く笑えば、少女を引き寄せ、唇を重ねる。 人肌とやや湿気を感じる。唇を軽く押し当てるような口付けのあと、少年の手が少女の後頭部に回ろうか。少女が拒否しなければ、唇を舌先が擽るだろう。 少女のかつての生活、ないし一夜限りの相手なんていうのは少年は知らない。もしかしたら処女だと思ってるかもしれないし、霧の村で散らした、というのがもっとも高い確率だろうと踏んでいる程度には―――少年はお坊ちゃんだった。 ) ―――まあ 俺 キス上手じゃないとは 思うんだけど さ。 えと もう寝る? ( と、軽く照れ笑いを浮かべて言おうか。精神的に大丈夫でも、実戦で平気でいられるほどには――少年は初心だった。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:30:40]
黒兎 > ……… にゅ ぅー? うしゃぎ、 こわぁ い 顔、 して たー ? ( 思い当たる部分はあったので、 困ったように苦笑を漏らし 、 ごめんなさい。 と 、 謝ろう 。 ) ( ―――― やっぱり変わったきがする。 前の少年なら、 キスをしよう なんて 、言わなかったと 思うから。 ) ( というか妄想ショタで興奮って結構ヒドイと 思うんだ…ッ 。 つまり 兎の少女はただの代役 か…ッ ) ――――― …… ? ( 少年の内心を知らぬ少女は 、 戸惑いながらも 抵抗はしないだろう。 ただ ――― やはりなんだか恥ずかしい。 そういえば 、 一夜限りの相手 ばかりで、 長い付き合いの人とかは いなかった …ッ 。 あれ。 なんか自分って本当ロクなもんじゃァない …。 ) [Tue 20 Oct 2009 04:25:07]
クレェイン > ( ていせい 両手 → 片手 ) [Tue 20 Oct 2009 04:22:56]
クレェイン > ――― コクト? ( と、軽く首を傾げる。なにやら顔が怖かったからだ。 その時、少年は思う。いけないな、と。 何がどうしていけないのかはわからないけれど。「女の子がする顔じゃない」。それは確かだ ) ―― そそ キス。 今怖い顔してたからね。 恥ずかしがってる顔のほうが断然可愛い。 コクトがしたいなら朝まででもいいよ? ( なんて、冗談交じりに言うけれど。前は言わなかったような事だと思う。たぶん、今の己なら相手がショタなら抱くことは可能なのだろう。可能だ。絶対可能だ。ショタ最高。ハァハァ―――。 ロリを目の前に妄想ショタで興奮した ) ―――ちょっとごめんよ ( なんて、気を取り直せば、少女の脇に両手をやり、抱き寄せようとしようか。もし、少女が抵抗しなければ、そのまま唇を重ねようとしようか ) [Tue 20 Oct 2009 04:15:09]
黒兎 > ―――――― …… ( 何で眠ったって 、 それはこの兎の少女の仕業だったワケなのだが 。 そこら辺は覚えて無かったのかな なんて 考えながら。 ) ( ネグリジェババァって 何だろう。 否。 そういえば自分もソレを見たような 気がしなくも無い。 つまり ――― そいつにも か。 ) ……。 ………。 ( ぁ、どうしよう。 なんかすごく心がドロドロする。 今更 だけれど。どうしようも無いけれど 。 冷たく 暗く ―――― と 、 少年の言葉が 耳に入った。 ) ―――― にゅ ? もういちど … って、 キス? ( 問いかけには 困ったような 戸惑ったよう な。 何と言うか今まで、 流れだったり 、 無理矢理だったり したので、 確認されると 逆に困ってしまう ――― というか、 妙に恥ずかしかったり。) [Tue 20 Oct 2009 04:11:08]
クレェイン > ―――― そっかぁ 霧のせいだったのか ・・・・・・・ ( ということは。あれか。あの霧のせいでコクトは欲情していて・・・・ ) なんで眠ったんだ俺! ( ガーン! とショックを受けた様子であった。せっかくのチャンスだったのに! しかし、霧の村での出来事で得た教訓がある。霧の村に行く前はナイスボディのお姉さんが大好きだったのに。今だったらぽっちゃりと熟女以外なら「可愛ければ」何でもいける気がするぜ! ともかく、 ) いやぁ あの時コクトに奪われなかったら変なネクリジェババァとかに奪われてたりしてたのか、俺 ――― ふぅ あぶねー ( ひゅぅ、と額の汗を拭う仕草。汗なんて掻いてないけど。 ) コクト もう一度してみよう。 という俺の提案を呑んでみる気はある? ( と、少女の頭をもう一度撫でてから、問いかけよう ) [Tue 20 Oct 2009 04:04:11]
お知らせ > クレェインさんが来ました。 [Tue 20 Oct 2009 04:00:40]
黒兎 > ( 少年の手が 頭を撫でれば 嬉しそうで 。 二手に分かれて正解だった と言うのには、 何か言いたそうに。 けれど 確かに少年の言うことも一理あったので 、 黙った。 そして、 キスのことを言われれば、 そういえば、 そんなことをしてしまったっけ と、 思い出して。 ―――― なんで って、 なんで だろう ? ) ――――― ん とー …。 なんで だ ろー? ( よし。 ) きっと、 あの 変な 霧の しぇい なの よー 。 ( 霧のせいにした。 ) ( 再度もそもそと動いて、 こう。 仰向けで少年のお腹に頭を乗っけていたのを うつぶせになって、 顎をお腹に軽くのっけるような そんな体勢になろうとしつつ。 )…。……。………。 ( あ ぁ…。 初めて 、 だったのか ―――― 。 ) ―――――― … ごめんなしゃい …。 ( なんとなく わざとらしく見える少年の言葉と仕草に 、 少女は小さく頭を下げるような仕草をした。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:58:42]
クレェイン > ( ぽふ、と少女の頭が腹の上に落ちてきた。やや面食らったものの、苦笑いを浮かべて頭をなでり、なでり、 ) 君が気にすることじゃない。 そもそも、一緒にいたらどっちかがどっちかを食ってたかもしれない。コクトに欲情したのも覚えてるし、君を食べようと思ったのも憶えてる。だから、二手に分かれてて正解だったんだ ( だから気にするな、と笑おうか。 笑ってから、 そういえば、 と少年は思い出す。 あの坑道で確か――、うん ) そういえば、なんで坑道でコクトは俺にキスをしたの? ( と、軽く首を傾げて問おうか。 ) ――――はっ! 俺の初めてを奪ったな!? ( がーん! と口にだして言い、わなわなと口の中に指を突っ込んで震えようか。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:50:19]
黒兎 > ……… はぁーい。 うしゃぎ、 気をつけるの よー 。 ( コクリ コクリ 頷いて 、 そう返す 。 なんだろう。 霧の村に行ってから少しだけ少年が変わったようなきがする。 何かが吹っ切れたのか、 大人になったのか 、 兎の少女には 分からないが。 もしかしたら、 そもそも 兎の少女が 少年のことを見誤っていた可能性もあるし。 ―――― 霧の村の 影響 か ? ) ―― クレェイン はー ( 言いかけて 。 ) …。……。………。 ( ゾンビに穴の穴云々とか、 その言葉に あの村でのことを思い出してしまった。 左手で口元を押さえて 少し黙ってから 。 ) ――――― …。 ( ぐるーん と 身体を後ろへと倒して、 頭を少年のお腹の辺りにでものっけてしまおう。 (* 気をつけるとか言って結局気をつけてない。 ) ) …… ごめんなしゃい なの よー …。 ( 村の中 でも、 せめて ずっと傍にいたかったのに。 結局一緒にはいられなかったから。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:45:16]
クレェイン > ―― ふふふ 男はいつだって狼なのだ。気をつけるんだぞ、コクト。お前の主人はお前をいつも食べようとしているのだ。今まさにこの瞬間でもな ( バーベーキューソース忘れたけど。マスタードだけでもあればいいや ) 狐と言うのは安心させてから相手を食べるとか言う話を聞いたことがあるよ? それ以前に、俺コクトのことを一度本気で押し倒そうって思ったことあったしなぁー。いくら霧の影響とはいえ、火の無いところに煙は立たない ( ぼりぼりと頭を掻いた。「しょっか」という言葉には「しょうなのだよー」と口真似で返し、 ) だから、本気で、言う。 霧の影響が残っているか、残ってないかなんて誰にもわからない。もしかしたら本能が強化されていたとしても不思議じゃないし、間違いだって起こりうる。だから、嫌だったらそう布団にもぐりこむのはやめておいたほうがいいよ ( と、そう言えば少女の肩をぽん、と叩こうか。 ) こちとらゾンビにケツの穴まで汚されたんだ。今更性に関して純潔だとか貞操だとかそんな夢を持ってはいないよ。悟るのが早いとは思うけど ( と、冗談めかして笑い、片手を後頭部にやり枕に頭を押し付けた ) [Tue 20 Oct 2009 03:36:05]
黒兎 > ―――― … ! うしゃぎ、 ばーべきゅーされちゃう …?! お肉 焼かれちゃう…… ?! ( ぽかぽか陽気の日 青空の下、 じゅぅじゅぅ焼かれて香ばしい匂いを放つ兎のお肉に バーベキューソースとマスタードで更に美味しそうな味付けをされ、 野菜と共にお皿に盛られてニコニコ顔の少年に食べられるのを 想像して青くなっていた。 ) ……… む ぅ。 だって、 うしゃぎ、 クレェイン こわくないも のー …。 ( 危機意識 には そう返す 。 襲われてもどうにか出来る ではなく。 それ以前に 少年は安全な人だ という意識が強いのだろう。 きっと 。 ) ――――――――― しょっか ………。 ( 治療費、 義手云々には 、 一言だけ 。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:30:37]
クレェイン > ――― ほぅほぅ 忘れないね。 コクトの事は一度食べてみたかったのだよ。バーベキューソースとマスタードで ( どんなプレイというべきなのか。それとも本気で焼いて食べる気なのか、と。ともあれ、 ) んー。会いに来ちゃダメっていうより今の状況を少しは危険意識を持とうなー、って事だ。今でも隙あらば、コクトのことを押し倒そうと虎視眈々と隙を窺っているのだからな。お前の前にいるのは肉食獣だ。ぐるるるる ( 犬歯を剥きだしにして唸ってみる。そういえば、蟲網どうしたかなぁ、なんて思い出す。たぶん、没収されたと思う ) ん。大丈夫大丈夫。ちょっと痛むだけ。後は11月末日頃まで通院だとか言われると思うよー。募金があったみたいで、治療費は掛からないらしい。―――けど、義手のほうは辞退させてもらったけど。 [Tue 20 Oct 2009 03:25:40]
黒兎 > …。……。……… この前 の 、うしゃぎのセリフ は、 わしゅれるの よー ッ … !( と、 少し頬を赤く染めて そう返してから 、 退院してから会いたかった という言葉に しょんぼりと 肩を落とした。 ) ……… うしゃぎ、 クレェインに会いに来ちゃ ダメだ ったー ? ( 少年がそう言うのなら、入院中はもう来ないようにするけれど、 そうなると、 とてもとてもものっすご〜〜く、 淋しい思いをしそうだ。 己が。 ) ( 少年がベッドに横になれば、 大丈夫? なんて 、 心配そうに問いかけながら 兎のほうはもそもそ動いて、足を下ろしてベッドに腰掛ける形にでもなろう か。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:19:19]
クレェイン > おう 相棒 。 霧の村を二人で生き延びた気がする記憶修正だ。 それはともかくとして ―――・・・・・・、 純粋な目と心で言ってもらえるのは非常に嬉しいんだけどね! 先日君の台詞と今の状況と時間帯を考慮してくれると目の前にこの入院生活で禁じられてきた事の中の一つを満たしたくなるからできれば退院してから会いたかった! 曰く、 俺の本能が叫ぶのさ! とか、そんな感じ? ( と、かくんと首を傾げれば「あいたた」とお腹を擦ってベッドに横になろうか。入院、これで少しは長引くかもしれない。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:14:00]
黒兎 > にゅ〜〜〜〜〜 ( 少年の言葉の間、 少女はぽふぽふと 少年の身体を軽く叩き続けていて。 解放されれば、 ベッドに突っ伏して 大きく大きく息を吐いただろう 。 ) ――― 相棒ー? ( 入院患者仲間 の意味だろうかと取る。 困った入院患者 なんてレッテルなんて、 知らない! 知らない! )  うしゃぎ、 元気 よー 。 ( そう 答えて。  夜這い には首を横に振ろう。 ) 違うの よー? うしゃぎ、 クレェインに、 会いにきたの よー 。 ( それを人は夜這いとも呼ぶんだ! なんてツッコミされそうな。 ) [Tue 20 Oct 2009 03:10:49]
クレェイン > うはははは。泣け、喚け、怯えろ、恐怖しろ、とか言ってみたりする ( よっこいしょ、とベッドの上でちょっと移動。尻で潰していた少女を解放すれば、少年はにんまりと笑おうか ) よぅ 相棒 元気にしてたか? ( と、なんか気取って言ってみる。ちなみに相棒というのは「中央病院の困った入院患者」というレッテルである。きっと ) で、どしたの? また寂しさに耐えられず夜這い? [Tue 20 Oct 2009 03:05:58]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 [Tue 20 Oct 2009 02:58:54]
黒兎 > ( 突然、何か重いものが身体にのしかかった。 思わず、 ぐぇ なんて 声を出す 。 眼を開ければ待っていた人物が ――――― 己の上で胡坐を掻いていた 。 ) ( 何かうんちくを垂れる少年の下、 潰されている少女は奇病とか蝶とか黒幕とかヴァイオレートとかどうでもよかった。 ) ―――― くれー いん、 くるしい のよー 。 よー。 にゅ〜〜〜〜 ( どーけーてー と、 左手でぽふぽふと 少年の身体を軽く叩いてみるだろう。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:56:52]
クレェイン > ( それだというのに、入院患者というだけで寝ていられるのだから申し訳が立たない。 ) しっかし、ずりぃーよなー。奇病だとかさ。黒幕わかんないんじゃ、騎士団がどうがんばっても解決できないじゃん ( ベッドの上で柔らかい人肌の物の上で胡坐を掻いて、少年は不機嫌そうにそう言った。 ) 大体奇病だ奇病だって言ってて、白黒の蝶じゃん。 ―――っていうことは、誰かが蝶を操ってるとみた。事件の黒幕は魔界とかだ! そして、裏で糸を引いているのはヴァイオレートだ! さっすが俺、名推理! 今からヴァイオレート退治しにいけば俺も一躍ヴェイトス市のヒーローだ! というわけで、コクト、ヴァイオレートを退治しにいかない? ( どうやらわざとやってるらしい。むにむに、と自分が尻の下に引いてるだろう、少女の頬を抓ろうか。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:52:37]
黒兎 > ( 少年よりも軽症の筈なのに何故か入院が長引いている少女 。 きっと治療の度に痛みで暴れたり、 自傷を繰り返したりして傷の治りがやたらと遅いからだろう。 ) ( それでも、 うろうろと病院内を松葉杖で移動して … どうやら少年が蝶を捕まえに元気に出てってから、少女は病室へと訪れたらしい。 室内に人の姿は無く、 本来ならば少年が寝ている筈のベッドが寂しそうにお留守番していた。 ) ( トイレにでも行ったんだろうか? 待っていればきっとそのうち戻ってくるだろう。 そう思った従者の少女は 、 ベッドに座って少年を待っていたのだ が 。 中々戻ってこない。 そのうち眠くなって ベッドに横になって、 寒いので布団を頭から被って 寝てしまった。 ) ( つまり、  少年が放り投げられたベッドには少女がいたということで。  放り投げられた少年に潰されたか、 間一髪 、 幸運にも潰されなかったか、は ――― 。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:49:18]
クレェイン > ( 曰く、忙しいときに余計忙しくなるような真似をするんじゃない。と、アキコさんはリンゴを片手で潰せると噂の右手で少年の襟首を引きずりながら言った。そりゃ、そうなのだ。現在、ヴェイトス市はパニックと言っていい――と思う。大変だということはわかる。ずるずると尻を汚しながら病室まで引きずられれば、ベッドに放り投げられた。 「従者が心配で入院を長引かせようとしてるんじゃねぇよガキが」 どうやら此方の心のうちは読まれているらしい。いやぁ、と苦笑いという半笑いを浮かべて頭を掻いた少年にアジャさんは 「さっさと寝ろ」 と吐き捨てて病室から出て行った。未だに中央病院は忙しいのだろう。寝る間も無いのかもしれない。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:42:44]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 『( 少年の病室は空室だった。 )』 [Tue 20 Oct 2009 02:41:39]
クレェイン > そっちだそっち! そっち行ったぞ! いやぁっぉうほぅー! 捕まえればもしかして一攫千金!? 事件解決の糸口!? 関係してるのか知らないけどさ! ( どたばた、と走り回る入院患者(仮)。ききききぃいー! スリッパの底で煙が出るほどの摩擦を利用して曲がり角をカーぶっ!? ) ――― ごめんなさぃ・・・・ ( そこにいたのは看護婦。通称Aさん。正式名、アジャコング・W・アキコさん。たぶん看護婦。もしかしたら忙しくて他の病院から応援に呼ばれたのかもしれない。そんなアジャさんの特徴を一言で言えばマッチョである。女性である。噂ではバストサイズは90越えなのだそうだが、その胸板は鎧のように硬いらしい。身長はたぶん2mありそうな気がする。そんなものに睨まれれば、びくびくと白い目をまん丸にしてびくびくがたがたと身体全身を震わせる少年の姿を見て、誰がどう思うだろうか。からん、と蟲網が床に落ちた。 ) いやぁ! アジャさん! いやぁ! そのですな! あれなんですよ! こう大変な時に寝ているなんて事できないじゃないですか! でなもんで、事件解決に尽力をばしようどばーみんっ! ( 言い終える前に鉄拳制裁。退院間近っていうことは、遠慮が無いってことなんですね。鉄拳っていうか、スリッパ制裁だったけど。顔面にスリッパの底をつけた少年が襟首をむんずと掴まれ、病室までズルズルと引きずられる。この間、文章量に反比例して5秒のできごとである。 ) [Tue 20 Oct 2009 02:36:49]
クレェイン > あっちだあっち! あっちいったぞ! あんな見たこと無い蝶なんだ! 標本にするなり捕まえれば一攫千金間違いなし! ( ぶんぶん、と蟲網を振り回した少年はにんまりと笑った。 ) なんかよくわからないけど! 白と黒のコントラストの蝶なんてグングニスクに持ち帰れば・・・・ 超(蝶) 自 慢 !  なんつって! ( うはははは! まてまてー! と、蝶を追いかけるバカ一名。すぐ見失っては辺りを首を振って見回す。明日退院予定(無駄に暴れたりするので伸び伸びであるため、あくまで予定)の入院患者である ) [Tue 20 Oct 2009 02:29:55]
お知らせ > クレェインさんが来ました。 『どたばた』 [Tue 20 Oct 2009 02:26:46]
お知らせ > ビリーさんが退室されました。 『そして激務に追われてそんな余裕もなくなって、ですの口調の大声とか言う奇妙なものが響いたり…』 [Tue 20 Oct 2009 00:32:51]
ビリー > (いっその事、首から「薬の実験で副作用中」とか書いて吊るすべきかと思うわけだが…何とも間抜けな話だと思う。今度からこの手の薬は奴隷を買って飲ませるに限ると思ったわけで…どちらにしても一人で店を切り盛りしていたら時間も取れないし一人くらい奴隷がいても悪くはないかとは思っていたわけだし)『睡蓮』はどれくらいストックがありますの? 副作用なんて言ってられませんので、進行が進んでいる患者には投与を多目にして暴れださないようにして下さいですの(本当、言葉を使わずに意思が疎通できればどれほどいいかと思った事はない。いっその事指を一回鳴らしたら一錠投与とか取り決めてしまおうかとか) [Tue 20 Oct 2009 00:29:53]
ビリー > (よりにもよって、なんだ…。頭の悪そうな、よほど媚びた娼婦でも使わないような語尾が、神経質そうなフォーウン系の優男から呟かれるなんて痛いだけじゃないかと…)…よりにもよって、肉体の変化に止まらず、言語にまで問題が生じるなんて理解の範疇を超えていますの。…っっっ!(なんだろう、この自分で自分を殴りたくなる気分と言うのは…。そしてこんな時に限って人手が足りないとかで、自分も回診に駆りだされたりするのだから尚更勘弁して欲しい) [Tue 20 Oct 2009 00:22:13]
ビリー > (もう独立したはずだが、中央病院の方も人手は足りないし、現状自分が世話になる事になったマフィアもてんてこ舞いってなもので。原因はともあれ症状への対応を最前線で学んでくるとか何だかんだ言い訳つけて薬屋は開店休業状態。もっとも、頼られたところで何の役にも立てない自信はある)…現状、私に出来る事はなし「ですの」…(自分の無力さを噛み締めつつ、ふと漏らした言葉についてくる余計な語尾がまた腹立たしい) [Tue 20 Oct 2009 00:18:23]
ビリー > (窓の外を暫く見れば、その原因と思われる白黒の蝶が飛んでいくのが見える現状、ため息は大きくなって…)………(この現状に対して愚痴の一つでも言ってやりたいものだが、それも気が引ける。まったく、変な薬など飲むものではないと思ったものだ。そもそも試薬なんぞは奴隷に飲ませて観察するのが正しいやり方ではないのだろうか、とか今更ながらに) [Tue 20 Oct 2009 00:13:50]
ビリー > (ずっと女のままと言う事はなく、唐突に薬が切れたわけだが、その際余計なものがついてきたわけで…)・・・・・・・・・・・・・・(現状溢れかえる患者はどうしようもなく、暴れださないように拘束するなり、薬で眠らせるなり、隔離するなりだろうが、その感染者によって引き起こされた怪我人などの対応まで行うのだから大変さは目が回らんばかりの現状…。その中で男に戻って普段通りの仕事ができるはずの薬剤師はただただ不機嫌そうに黙り込んだまま黙々と作業を続けて) [Tue 20 Oct 2009 00:08:32]
お知らせ > ビリー@試薬副作用さんが来ました。 『(相変わらず漢方薬剤師は不機嫌だった)』 [Tue 20 Oct 2009 00:05:44]
お知らせ > 紫服の看護士さんが退室されました。 『(壊滅? まだまだ全滅したわけじゃない。 中央病院の底力)』 [Mon 19 Oct 2009 21:08:02]
紫服の看護士 > (もう駄目です〜。なんて気弱な声が上がれば「何を言ってるの」と笑い飛ばす) 別に全滅したわけじゃないし。 それにしても問題なのは戦闘班でしょうよっ。 (話を聞けばなにやら子供がうろついているのを見かけた日から急に院内での侵食が広まったということ。 白黒の蝶が原因だとは皆が気が付いているが今の所排除はできそうにないし。 侵食を受けないようにするのが優先。 気を張っていればある程度は抑えられそうな気もするけれど)  [Mon 19 Oct 2009 20:50:12]
紫服の看護士 > (せっかく休暇中に溜め込んだ魔力もかなり消耗をしている。 自分だけではなく久しぶりに戦闘班もフル稼働している。 何しろ侵食が進んだ先にあるのは周囲の人々を襲うようになる症状だからだ。 ある程度段階に分け、重傷者は一箇所に隔離しているような状態。 この侵食の厄介なところは症状が進んでも体力など落ちないところ。 ちょっと油断して暴れられると戦闘班が借り出されることになる)  [Mon 19 Oct 2009 20:36:15]
紫服の看護士 > (休んで英気を養っている間に病院が大変なことになっていたなんてまったく知らなかった看護士Dは被爆を免れた看護士として借り出されることになった。 普段は抑えている部分も遠慮はせずに行動しているおかげで現在も侵食はされずに済んでいる) ほらっ。 「元気をだして!」 私たちが暗い顔をしてどうするの! (主にムードメーカー。 士気の盛り上げ役としても院内を駆けずり回っている) [Mon 19 Oct 2009 20:27:01]
お知らせ > 紫服の看護士さんが来ました。 『(休暇から戻った職場は戦場だった)』 [Mon 19 Oct 2009 20:22:34]
お知らせ > だいだらさんが帰りました。 『( 私もめそめそしながらも、座長と一緒に横丁に帰った。 )』 [Mon 19 Oct 2009 02:57:19]
お知らせ > ジョゼ@蝶さんが帰りました。 『( その夜、幻視以上の事は起こらなかった。 )』 [Mon 19 Oct 2009 02:55:11]
だいだら > ( 思い返してみるに、ひょっとしたら始めてのおともだちかもしれない。私は基本的に虐げられる対象で、同じような仲間はいるけれど、友達という関係にはなれなくて。 頭を撫でられ、額に口付けを受ければ目蓋を一度閉じる。この人のキスはいやらしい。でも、今度のキスは優しかった。 ) うん。私も、蝶々が一杯いるところを探してみる。見つけたら、教えるね。 ( でも、どうして少なく感じたんだろう。人が大勢いるところはあんまり居ないのかな。中央病院だって、ごったがえして見えるけど街の大通りに比べたら――。 ) う、ん。わかった。なるべく近づかないようにする。 ( 蝶々を探すのと外出を控えるのは矛盾しているように思えるけれど、外出を控えながら蝶々を探せばいいだけだ。…やっぱり何か変かも。 ) あ……。 ( 最後は別れの挨拶。一緒には行けないみたいだ。お姉さんの様子や言っていることを考えると、私を危険な事に巻き込まないようにしているようにも感じられる。 私はまたべそをかいて、その姿を見送るしかなかった。 ) ま…まだ、あぞびにいごうね…。 ( お名前を教えてもらうのは、その時までお預け。 ) [Mon 19 Oct 2009 02:51:03]
ジョゼ@蝶 > うん おともだち。( こうして触れていれば容易く充足は得られ、友達というものを理解していない心の篭らない言葉でも渡っていけてしまう。 理屈をつけなければ、生きていく事は驚くほどにシンプルだ。 見上げる頭を、髪をフード越しに撫で、額に口付ける。 その大きな瞳に口付けたい衝動に駆られるけれど、今はやめておこう。 ) そう・・・ じゃあ、他の所を探してみる。 ( 芸能横丁には未だそれほど広まっていないのなら、クリスのセイフハウスはまだ安全かもしれない。数日のうちに沢山事件がおきてるようだけれど、ボディーガードも付いているからきっと大丈夫だろう。 ) 気をつけて。 こうなった人には、あまり近づかない方がいい。 あぶない目にあうかもしれない。( 外出を控えるのが、一番安全だろう、と。 そう言えば、じゃあ、と 壁に手を添えたまま、廊下を歩き出して ) [Mon 19 Oct 2009 02:42:05]
だいだら > ( 悲しい。もうこいつは駄目だと切り捨てられる仲間を、人気のない場所に置いていくのも悲しい。もう私は駄目だとお友達が言うのも悲しい。その悲しいは、驚くほど似ている。 私は寄せられるその身体を抱きしめたのか、それとも抱きついたのか、わからないけれどとにかく身を寄せ合った。 ) …うん。嬉しい。私とお姉さんはおともだち。 ( まだ目は潤んでいたけれど、嬉しそうに笑った。 ) 蝶の沢山居るところ…? ――わからない。あの蝶はどこにでも居るように見える。あ、でも…私がいつも居る芸能横丁には、そんなに居なかった気がするの。 ( それは気のせいかもしれないけれど。そしてそれは、単に感染者達に不可思議な幻覚を見せる症状が現れない場所、というだけかもしれない。 ) …ごめんね、あんまり役に立たなくて。そのうち横丁にも沢山蝶が来るのかなあ? [Mon 19 Oct 2009 02:25:44]
ジョゼ@蝶 > ( 肌蹴た胸元を直しながら、薄らぼんやりとした頭で考える。 蝶が幻視の切欠であるのなら、蝶の多い所に行けば―― ? 蝶が居る所はなんとなくわかるけれど、今現在は森の中で木を探すようなもので良くわからない。 見せられた黒いシミに言葉を失った一つ目の娘を見やれば、大きな瞳に大きな涙を浮かべていた。 彼女も、シスター・ジャスティスのようにかなしいのか。 シスター・ジャスティスも沢山泣いた。 本質的に「悲しい」を理解できない私は、これまでそうして来たようにぴたりと体を寄せる事しか思いつかなかった。 この子も、目はひとつしかなくても、こころがあるのだろう。 ) おともだちよ。 ( 一緒に遊びに行ったもの。 ) 蝶の・・・ たくさん居るところが、知りたい。( 今の所、蝶しか目印がないのだし。 ) しらない? [Mon 19 Oct 2009 02:08:58]
だいだら > ( 少し落ち着いたみたいだけど、やっぱりまだ具合は悪そうだ。また今にも倒れてしまいそうなぐらい。 ) ( その言葉と、見せられた胸元の黒い染みに私は目を大きく見開き、そしてその見開いた目が潤んだ。瞳が大きいから、それを覆う涙の量も多い。そして涙の量が大きいから、容易く瞳から溢れる。その黒い染みは座長のよりずっと大きくて、酷くなっていることがわかる。 ) そんなこと、言わないで。私、お姉さんとお友達になりたい。 ( さっきお姉さんの涙を拭った袖で、今度は自分の涙を拭う。すぐ口に入ってしょっぱいし。 ) …知りたいこと? じゃあ、私も一緒に調べる。私、目が大きいから色んなことに気付くんだよ。だからきっと役に立てると思うんだ。 ( 実際はこの街を覆う奇病に何の役にも立たないかもしれないが。ともあれ、だいだらは座長や仕事をほったらかしてジョゼにつきまとうつもりのようだ。 ) [Mon 19 Oct 2009 01:40:17]
ジョゼ@蝶 > ( なんだか体のだるさが増していて、立ち上がるのが酷く億劫だ。のろのろと緩慢に壁に手を付いて立ち上がり、ちらちらと飛び回る蝶を見やる。 まだ良くわからない。 この事態の原因には違いないであろうこの蝶は、何だ。 焼き付いたイメージ群と、どう繋がるのだろう。 この蝶は、どこから―― ? ) ( 私を支えるように寄り添う娘の声に視線を向ける。 ) わたしは もうだめよ。 ( と、胸元を肌蹴て見せれば、カフェオレ色の胸元、左胸を覆うほどに広がった黒いシミ―― 大きくなっている。 私がスラムで横たわっていた真っ黒に染まった人々と同じになるまでに、時間は余りなさそうだ。 ) しりたいことがあるの。( 今、自分の身に起きているのは何なのか。 あの幻視は何なのか。 ) [Mon 19 Oct 2009 01:32:27]
だいだら > ( ああ、あぁ。何、これ。これが口付け?私の知ってるのと全然違う。お姉さんは私の知らないことを沢山知ってるみたいだ。例えば口付けのこととか。 やがて唇が離れれば、頬を寄せ合って。少し落ち着いたのかな?私は両手でお姉さんの肩を抱いた。 …ふと気付いたら、人に見られていてすごく恥ずかしくなったけど。 ) う、ん? 蝶の居ないところ? ( 確かにここは蝶が飛んでいる。触れることの出来ない蝶が。それの何が危ないのかわからなかったけど、黒くなるという言葉は理解した。 ) ま、待って―― もしかして、お姉さんも黒い染みが…? ( そうしたら、大変だ。私は立ち上がるお姉さんを支えるようにして、側に寄り添った。 ) 白い絵の具で塗りつぶしても駄目かな?或いは、撫でてたら染みは消えちゃうかも。とにかく、放って置けない。一緒に蝶の居ないところまでいこう? ( と、見上げて言うだろう。 ) [Mon 19 Oct 2009 01:07:42]
ジョゼ@蝶 > ( 会話をぶった切り、ゆっくりと唇を合わせ、角度や位置を変えて何度も繰り返し、唇で唇を食み、すり付け、舌で舐め、深く結びつけて―― 徐々に切迫した気配が薄れ惰性を帯びて唾液で口元が塗れる頃、唇を離して頬の上を滑らせるように頬を合わせ、小さな肩に顎を乗せ、全身の力が抜けていくようなため息をつく。 触れる温度と、その実在に安定を得て、何度も呼吸を繰り返し 漸く平静を取り戻す。 周囲の怪訝な視線はお構い無しで。 )――・・・ は ふ ( そして混乱を移されて目を白黒させるだいだらから身を離して ) ここに居ると、あぶない。 蝶の―― 居ない所へ。 ( どうしてこの子が、ここに居るのかは知らないけれど、ここはダメだ。 ) でないと、あなたも黒くなる。 ( フードから覗く、おおきくてひとつしかない目を、うすぼんやりと光の漏れる目で見つめて、言う。 きっと黄色い娘も、黒くなる。 だいだらにはきっと意味のわからない事を、一方的に述べて、壁に手を着き、よろよろと立ち上がろうとする。 ) [Mon 19 Oct 2009 00:59:16]
だいだら > ここは病院だよ。ヴェイトス中央病院。 ( ふと思ったんだけど、ヴェイトス中央じゃない病院もあるのだろうか。ヴェイトス右側病院とか―― まあ、それは今はどうでもいいや。具合が悪そうなお姉さんの方が重要だし、大事だ。 胸を押さえているけど、そこが痛いのかな? ) 大丈夫?誰か読んでくる?でも、私一つ目だから病院のお医者さんに声かけてもびっくりされ――― ( びっくりしたのは、自分の方だった。抱きしめられ、私は唇を奪われちゃったんだ。私だって、接吻は始めてじゃない。でも女の人にされるのは始めて。かっと顔が熱くなるのを感じた。しかも、そのキスは他の人にされるのよりずっと…やらしかった。 ) んぁ、  あ、  ふ。 ( すごい、私キスされてる。こんなところで、お姉さんに。うああ、どうしよ。でも、お姉さんは私にすがってる。憧れのお姉さんが、この私に。それだけで、拒む理由はどこか彼方に飛んでいった。 ) ( …けど一つだけ問題があって、私鼻が無いからすぐに息苦しくなってしまうんだ。 ) ん、  ふぁっ は、はひ…っ ん ( 合間を縫って息を吸うけど、それが逆にお姉さんの唇をすっちゃって、キスに応えるようになっちゃった。 ) [Mon 19 Oct 2009 00:39:55]
ジョゼ@蝶 > ( 体温は正常、むしろ活性が低いため若干ひんやりしているくらいだ。 不調は体調不良によるものではなく―― ずきり、ずきりと頭が痛み、普段植物のように波のない気持ちがざわざわと落ち着かない。 色んな感情や、情景が混ざり、混乱している。 ) ここ は 。( 何処。左胸をぎゅっと押さえ、肩で息をしながら、緩慢に周囲を見回す。 無機質な長い廊下と、独特のにおい、階段の下からはざわめきが聞こえ、ちらちらと蝶が舞い、感覚を刺激する。 そして、寄り添うのは以前雨の中で出会った、一つ目の。 心配そうに声をかけ、涙を拭ってくれる。 なんだか酷く不安になって、その小さな体を抱きしめて、キスをしようと―― 非常に性的な奴を。 )( 不安定を埋める為に、短絡に、セックスを欲して―― 否、セックスでなくとも、生身を触れ合わせて、呼吸を、鼓動を重ねるだけで。 すがるだけの行為、拒むのも、跳ね除けるのも容易だろう。 ) [Mon 19 Oct 2009 00:28:47]
だいだら > ( おかしい。どうしてしまったんだろう。一体なにが起きたのだろう。単なる風邪って感じじゃあない。強く掴まれて一瞬身を硬くするけれど、それが一座に居た瘤じいや他の仲間たちが私に対してすがる時のものに似ていると感じたから、私は私を掴む掌を更にその上から重ねた。 ) 震えている。寒いの? ( 床に座り込んだお姉さんに身を寄せる。 ) そう。でぃだらだよ。 …違った、だいだらだよ。 ( お姉さんの瞳には涙が浮かんでいて、私はどきっとしてしまった。私は着ている服の袖を持って、お姉さんの涙を優しく拭こうとした。 ) 泣かないで。 ( 悲しいことがあったのだろうか。痛い想いをしたのだろうか。 だいだら臭はきっと、死んだ、或いは見捨てた一座の仲間を弔うお線香の匂いだ。手はちょっとだけ漬物臭いかもしれない。 ) [Mon 19 Oct 2009 00:04:22]
ジョゼ@蝶 > 【侵食値:4(レベル1)】→【判定】 [Sun 18 Oct 2009 23:58:51]
ジョゼ@蝶 > ぁ    あ・・・・・・  ぁ゛  ッ  ( 脳裏に弾ける映像に呼び起こされる身に覚えの無い感情―― 憧憬、確執、虐げられ、芽生えるもの。そして身を焼く衝動。 全身の産毛が総毛立ち、痺れに似た感覚が全身に駆け回り、ぶるぶると震わせていく。 そして、身に覚えの無い記憶が 深く― 深く―― 曖昧模糊に暈され、深く押さえ込まれ、封じられた物に重なり、突き刺さり、染みてゆく。 混血児のイメージにざりざりと、意識が砂を噛む。 あたまがいたい。 ) ( 誰かが、触れて、呼んでいる。 それにすがる様に、掌に触れたものを強く掴んで―― ) ( 身を硬く、ぶるぶると震えながら身に起きる異変に耐え、そして、全てが過ぎ去って―― それがどの位の時間かは定かではなく、ほんの一瞬だったかも知れず、湯が冷めるほどの時間かもしれない。 息は荒く、意識は朦朧としたまま、床に座り込んでいた。 誰かが居る。 このにおい―― は )――… でぃ だ、ら?( フードに覆われた小さな姿が滲んでいる。 それが涙だと、気付かなかった。 ) [Sun 18 Oct 2009 23:53:32]
だいだら > ( それはしょっきんぐぴんくのお姉さん。私、このお姉さんが好き。でもまだ名前は知らない。今度会ったら絶対に聞こうって思ってたんだ。 だから、丁度階段を上りきってきたところを見つけた私は、小走りに駆け寄って行って――。 ) えっ。 ( 急にお姉さんはまるで膝が抜けたように。とっても具合が悪そう。そうだ、ここは病院なんだ。お姉さんも風邪をひいたりしたのかもしれない。私は側によって、その人の身体を支えようとした。 ) わわわ、だ、大丈夫? しっかり…っ。 ( 私は慌てた。座長の額に黒い染みが出来たときは慌てなかったけど、お姉さんが倒れそうになるのを見たときは慌てた。 ) ( 手でお姉さんの頬やおでこを触って、熱っぽくないか確かめようとしたり。 ) [Sun 18 Oct 2009 23:36:48]
ジョゼ@蝶 > ( では、これは全て夢で目を覚ましたら、何事も無い日常であるか? これは答えが出ない。 わからない。 夢かもしれない。 元より夢と現実の区別などついておらず、どちらも同価値である。 どちらにせよ、ジョゼという視点がズレる訳ではなく、どっちでも良いというのが本当の所。 ) ( 手すりを頼りにのろのろと階段を上りきり、廊下に出る。 感覚にチラつく蝶を追ってここまできたものの、ここは蝶の存在感が多すぎて、道に迷ってしまった。 何処を見回しても蝶が居る。 否、私が探しているのは幻視。 )( 暗黒街の溜まり場でぼんやりしていて誰かに物陰に連れ込まれ、交わった時。男が自分の胎の中に精を吐き出したその後、曖昧模糊を貫いて意識に焼き付いたあの幻視を求めて、蝶を追っている。 蝶が切欠ではないのだろうか―― )  ぁ ―――( と、その時 ちり、と滲む視界―― 目の前に、フードの人影。 息を飲む。 じわり、じわりと数度、気が遠くなる。 世界がゆれる。 小さな声。 きぶんがわるい。 額に手を当て、壁に手を―― ちかちかと、目の前が白と黒に点滅する。 とても、立って居られない―― かくりと、膝が抜け―― 脳裏に、イメージが爆発した。 ) [Sun 18 Oct 2009 23:30:38]
だいだら > ( こう見えて、私は健康体だ。目は一個しかないけれど、そんなに風邪とかひかないし――。だから病院とかかかった事がない。…ううん、正確には病院に行くお金がなかったんだけど。でも、私には無くても座長にはある。座長のおでこに突然浮かんだ黒い染みに、一座はもう大騒ぎ。騒いでいるのは座長だけだったけど、とにかく私は座長の付き添いで病院に来た。今頃「俺の診察はまだか」と喚きながら順番を待っている頃だろう。 私は座長をそっとしておく事にして、普段見ない病院の中を歩いて回る。いろいろ物珍しいものもあったけれど、皆忙しそう。もっとも、だからこそフードで顔を隠した私に構う事無く、一つ目の私がこうして歩き回れているのだけれど。 ) 病院って、蝶々を飼ってる…っていうわけじゃないよね。多分。 ( 蝶々は街中でも見られるし。――と、そこで。見知った姿を見つけて。 ) あ……。 ( 小さく声を上げる。 ) [Sun 18 Oct 2009 23:12:10]
お知らせ > だいだらさんが来ました。 『 手を伸ばしてみるけれど、やっぱり蝶はつかめない。 』 [Sun 18 Oct 2009 23:06:15]
ジョゼ@蝶 > ( 全ては、他人事だ。 現実感が無い。 ジョゼと名乗るこの娘の認識の上では、己と他人が重なり合う事が無い。 ジョゼの意識は曖昧模糊としており、曇り硝子越しに自分以外の世界に接している。 発見と推測はあっても、乏しい人間性に阻害され、共感には至らない。 ) ( だからこの危機的状況下にあっても危機感や、何らかの使命感を抱いている訳ではなく、ただひらひらと舞う蝶に誘われて彷徨い歩いているに過ぎない。 ) ( 多少億劫だけれど動けないほどではなく、気の向くままに足を進め、階段を登る。 やはりそこかしこに蝶が舞っている。 手を伸ばし、手の届く場所に居る蝶に触れようと試みても、指先をすり抜けていった。 )――・・・   ( 自分の掌に視線を落とし、握る。 この蝶は、己だけに見える幻か?否。 シスター・ジャスティスも蝶を見ていた。 彼女とベッドを共にしたけれど、彼女の肌には黒いシミは無かった。 つまり、肌が黒く染まる奇病に掛かっていない者も見ることが出来るという事だ。 幻ではない。 ) [Sun 18 Oct 2009 22:53:41]
ジョゼ@蝶 > ( 己も、触れる事が出来なかった。 触れえぬ邪悪を取り除くことは、できるのだろうか。 体に圧し掛かる倦怠が重さを増し、待合室の椅子に力なく沈み込む壮年の男性や、或いは何事かを喚いて錯乱しては連れに押さえ込まれる若い女性、拘束着を着せられ押え付けられながらストレッチャーで運ばれていく男を眺め、自分がいずれそうなる事を判りながら待つばかりか―― ) ( 待合室に溢れた人々が生み出すざわめきに如実に浮かび上がる焦燥と恐怖を横目に眺め、足を進める。 ) ( これは危機、であろう。 事態は既に病院機能がパンクし、事件が多発、人死にが出るに至っている―― が、乏しい現実感。まるで夢を見ているようだ。 悲劇の上にひらひらと舞う蝶はとてもファンタジックな光景で、ある種の感銘すら覚えなくも無い。 これは汚れた世に神の下した罰だと、誰かが言えばすんなり納得できそうだ。 )( 納得したからといって、自分の何かが変わるとは思わないけれど。 ) [Sun 18 Oct 2009 22:37:27]
ジョゼ@蝶 > ( それらは既に、ヴェイトス市の至る所に溢れている。 呼び声に従い訪れた先は病院、次々と運び込まれる黒い染みが広がる人々と、それらが起こした事件での怪我人で既に機能はパンクし、屋外にまで仮設テントが建てられ、対処に追われているよう。 けれど、其処には罹患者以上に、ひらひらと蝶が舞っている。 ) ( ここはもうダメだ。 暗黒街で鮮烈に焼き付いたイメージと、街の様子から導かれる答えが物語る。 運び込まれる人々の対処に追われ、動き回る病院のスタッフにも黒いシミが見て取れる。 いずれ、ここは黒く染まり、狂気の坩堝と化すだろう―― ) ( 一体、何が起きているのだろう。 ) ( 喚きながら舞う蝶を追い払おうとする人が居る。 けれど、その指先は宙を切るばかりで、微風すら感じぬように蝶は舞う。 ) [Sun 18 Oct 2009 22:09:41]
ジョゼ@蝶 > ( 蝶を探していた。 白と黒の羽根を持つ。 ) ( シスター・ジャスティスの願いを聞いて、死んでしまったアザリーと過ごした軌跡を、思い出せる限りなぞり歩いて数日を過ごした―― きちんと時系列を追う事はできなかったけれど、自分の世界の狭さを自覚し、新しい見識と刺激を求めて訪れた事を教え、自分が知る限りのアザリーを、少ない言葉と行為で伝える道行。 その間にも、誘うように目の端をちらついていたのは白黒の蝶―― そして行く先々で目にする黒い染みに汚染された人々。 それは、たった数日間で異様なまでに増え、道端には黒く染まった死者が横たわり、狂気に駆られた罹患者が事件を起こしていた。 ) ( それらを見て、理由もわからずすっと理解する事がある―― あれは、同じだと。 ) ( 自分の左胸に広がる、黒 ) [Sun 18 Oct 2009 21:48:46]
お知らせ > ジョゼ@蝶さんが入室されました。 『 Overflow 』 [Sun 18 Oct 2009 21:34:27]
お知らせ > シャナ@蝶さんが退室されました。 『( 深い闇へと落とされるかのような感覚に襲われて、意識が途絶えた。 )』 [Sat 17 Oct 2009 20:43:43]
シャナ@蝶 > ( ――そっと意識を手放す。 明日こそは回復していてくれれば、助かるのだけれどと、届かない希望を持ちながら。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:43:22]
シャナ@蝶 > 【病状進行 1+6=7 】  …。 ( 不意にどっと体が重くなったように感じた。 時々ある、発作のような気だるさ。 本当は深刻な病気で、医師も明かしたくて明かせないだけなんじゃないだろうかと一瞬考えた。 だが、次の瞬間には思考が鈍くなりその考えは中断される。 ) …。 ( ぐったりとベットから動かなくなる。 ダメだ、考える気力さえ無くなってくる。 こうなった時は本当にどうしようもなくなってしまう。 仕方ない、何も出来ないなら体力を回復させるために、眠るべきか。 そっと瞳を閉じる。 別に眠いわけではない、疲れているというわけでもないと思う。 だが、目を開けてそのまま動けずに居るのは辛い。 思考も出来ないのならば、眠った方が少しでも気が楽だ。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:42:03]
シャナ@蝶 > ( 暫く休んでから移動手段をどうにか確保しようと思っていたのだが、とんだ邪魔が入ったものだ。 これでは仕事どころじゃない、寝ても全く変化もないし。 ) すぐに収まってくれればいいが。 ( とはいえここ暫く回復の見通しがない。 義手、義足を買った上でリハビリを始めなきゃならないというのに、こんな事をしている場合じゃないというのに。 ベットから起き上がろうとして、またいつものように左側へと倒れこむ。 相変わらず左腕を失ったという自覚がないせいだろう。 足も同等、立てる気がして、倒れる。 全く不便なものだ。 ) ( 暫く安静といわれている以上無理に動くことはできない。 一月分の疲れに襲われているのだと考えるのが妥当だろう、きっと体が悲鳴をあげてシミまで浮き出させている、そうに違いない。 他に、病気ではないものを考え当てる事が出来ない。 ) 【判定...秒数の下1桁の数値ぶんだけ病状進行】 [Sat 17 Oct 2009 20:37:06]
シャナ@蝶 > ( これでは元気になるどころの話じゃないな、と。 布団に包まったままそんな呟きを一つ。 それもこれも背中に出来たシミからだ。 何の病気かは判らないと医者は言う、身体的にも問題があるとは思えないと。 ) ……んう。 ( 思考さえまともに行えない。 一体何なの、この気だるさは。 風邪か何かかと思ったけどそういうわけでもないようだし。 ) ……せめて体が動かせれば。 ( 調べに行くくらいは出来そうなのだが――、だが待て。 医者ははっきりとこんな病状は知らないと言った。 そもそも病気なのかすら怪しい。 では、一体? …あぁだめだ、考えるだけで疲れる。 ) [Sat 17 Oct 2009 20:10:35]
お知らせ > シャナ@蝶さんが入室されました。 『( どうにも最近、調子が良くない。 )』 [Sat 17 Oct 2009 20:06:32]
お知らせ > リート@蝶さんが帰りました。 『 (歌い手は自分の病気が何であるかを漸く知ったのだ) 』 [Sat 17 Oct 2009 01:41:49]
リート@蝶 >  (「ああ、貴方も例の患者さんですね」、と――)  [Sat 17 Oct 2009 01:39:48]
リート@蝶 >  (侵食値28→29) (「ファティマさん、リート=ファティマさん!」) あ、 (よほど深く考えに沈んでいたのだろう、名前を呼ばれたのに気付かなかった。今零した声にその人も歌い手が順番待ちの人物と知れたのか「気分でも悪いのですか?」と聞いてきた。それはそうだろう、己の右手は口元に当てられたままだった) あ…いえ、なんで も (ゆるゆると右手を下ろして、椅子から立ち上がる。杖がないので歩くスピードはいつも以上に遅かった。途中から病院のスタッフに手を引かれて診察室に入る。導かれるままに歌い手は医者の前に座って、まず自分がどのような症状であるのか説明しようとした。しかしそれより早く、医者は歌い手を見るなりこう言ったのだ)  [Sat 17 Oct 2009 01:39:11]
リート@蝶 >  (また誰かが急いで己の前を横切った。どうやら、入院している患者の容態が急変したらしい。薬の名前だろうか、聞きなれぬ名前のものがいくつか医者らしい人の口から発せられ、それは次第に遠のいていった。ウォッシュベアー関係の患者なのか奇病の患者なのかよく分からないが、其れは確かに歌い手の不安を煽るものではあった。右手は口元に当てられたまま、眉間の皺が深く刻まれる) ――、 (死んだ幼子たちの姿がふと過ぎった) 【判定】  [Sat 17 Oct 2009 01:25:11]
リート@蝶 >  (ちゃんと病院に行くと約束したから来院したけれど、来ないほうがよかったんじゃないかな、と思う。己の病気はただの風邪なのだから。――そう思ったところで、あの幻覚の意味を考える。ただの風邪であんな幻覚を見るものだろうか。黒いシミは歌い手の目には見えないだけで、本当は既に浮かび上がっているのではないか。「彼も奇病に罹っているのでは」という声がする。彼とは誰だ。本当に己ではない誰かなのか?) …… (――己がその奇病に罹っているとして――もしも伝染性があったらどうしよう。宿の宿泊客に、女将さんに――見舞いに来てくれたキヨさんにだってうつしてしまったんじゃないだろうか。特に女将さんやキヨさんは女性だ。もしもシミとか、身体に、顔に 出来たり したら) …どうしよう (右手で口元を押さえる。今更動悸がしてきた。気持ち悪い。左手を、不安をごまかすようにぎゅっと握った。――早く安心したいのに。未だ己の名が呼ばれる気配は無いようだ)  [Sat 17 Oct 2009 01:10:34]
リート@蝶 >  (何年か前に伝染病に感染して以来じゃないだろうか。その際に失った視力の事なんかで暫く通院してはいたけれど) ……、 (己の診察順番は未だ回ってこない。廊下の椅子に座って名を呼ばれるのを待っているのだが、何とも手持ち無沙汰だ。それに反して、忙しそうだなと慌しく行き交う病院のスタッフ――だと思う――の足音を聞きながら思う。ウォッシュベアーの災害に巻き込まれた人々が此処に担ぎ込まれてきたと聞いた。それに、黒いシミの浮かぶ奇病の話も、聞いた。今も診察の順番を待つ人たちがひそひそと話すのが聞こえる) …時間が掛かるのは、そのせい か な (待つのはいいのだが、少し横になりたい。酷くだるいのだ)  [Sat 17 Oct 2009 00:57:34]
お知らせ > リート@蝶さんが入室されました。 『 (此処に来るのは久しぶりだ) 』 [Sat 17 Oct 2009 00:43:36]
お知らせ > 黒兎さんが退室されました。 『( 大きな大きなため息を吐いた。 )』 [Fri 16 Oct 2009 21:30:30]
黒兎 > ( このまま クレェインの部屋に行こうかな? と 考えるものの 、 ) にゅ ぅ ………。 ( 何だかこないだのことを思い出すと恥ずかしくなってきた ぞ …?! 何でだろう。 と言うか何であんなことを言ってしまったんだろう 。 ) う しゃぎ の、 ばかぁ … ッ ( 恥ずかしさで顔を真っ赤にする 黒い兎の少女 。 ) ( 穴に入りたいくらい恥ずかしい って 、 きっと多分、 こういうことだろう 。 ) [Fri 16 Oct 2009 21:30:12]
黒兎 > ( 一粒 、 水と一緒に飲み込んで 後はしまう 。 それから ベッドから降りて松葉杖をつき 、 廊下へと 出る 。 なんだろう。 ここ数日になって変に病院がざわざわと している 。 よくは知らないが、 小耳に挟んだ話では 変な病気が流行っているということらしい 。 ) ――――― しょう いえ ば ……… 。 ( 薬を持ってきてくれた売人の手や 顔に、 変なシミがあったっけ なんて 思いながら。 ) ( コツン。 コツン。 松葉杖をつく音が 暗い廊下には よく響いた。 窓の外に見える月は 、 消えそうなほど 細い 。 ) [Fri 16 Oct 2009 21:10:48]
黒兎 > ――――― ……。 ( だって 。 だって 。 どうしようもないくらい 何かが 溢れるんだ 。 怖くて 不安で 悲しくて 苦しくて 。 あの村での出来事を 昨日のことのように    ずっと過去のことのように  憶えている 。 ) ………… う しゃぎ … は …………… ( なんで 生きてるん だ ろ う ? だって 多分、 なんとなく 。 己は おおきく なれない。 元々兎は小さな生き物だし、 長生きもしない生き物だし 。 何より ―――― )……… 。 ( ベッド脇にある床頭台の引き出しを開け、中から布の袋を取り出す 。 中に入っているのは 白い錠剤だ 。 ドコから訊いたんだか、 暗黒街にいる時からお世話になっている売人が持ってきた 。 お金は退院してからとか 優しいことを言われて鳥肌が立つような思い 。 こんな強いのを長い間買ってくれる上客は中々いないから云々。 ) [Fri 16 Oct 2009 21:06:52]
黒兎 > ( 名前も黒で本当に黒兎 。 オイトイテ。 ) ( ベッドの上で盛大にくしゃみ。 ず、 と鼻を吸って考える。 何がいけなかったんだろう? いつのまにか何もかけないで寝たせい ? 一時的に獣化して戻ったのに気付かなくて素っ裸になって床で寝ていたせい ? なんかイライラして水を頭からぶっかけたせい? うん。 多分全部だな。 というか 、 入院してる人の中でも問題児に入るんじゃないだろうか。 自分は 。 ) [Fri 16 Oct 2009 20:48:49]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 『――― へっ くしゅッ』 [Fri 16 Oct 2009 20:46:00]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Fri 16 Oct 2009 02:04:56]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 それでも私は思うんだ。蜷潜はきっとイイ奴だし、私達三人は友達だって。 』 [Fri 16 Oct 2009 02:02:49]
お知らせ > 蜷潜さんが帰りました。 『 こうして和やかに過ごす事はできる。例えば明日この二人を殺せと言われても。 』 [Fri 16 Oct 2009 02:01:35]
艶子 > あ、ああ…どう、いたしまして…! ( くそう!私の秋刀魚はあまり物に敗れるのか!何たること!リャンも態度が露骨だし!おのれおのれー! 君影も港の近くに住むようになったら、リャンにとっては天国かもしれない。でも君影、ちゃんと飼い主であるお前もいい物を食べるのよ…! ) うん。 蜷潜の言うとおりだ。休んで、楽になってからだ。 ( それまでゆっくり時間をかければいい。君影の中にもきっと不安があるのだろう。私にはその不安を解消するというより、一緒に悩むことが大事だと思う。解決策はまだ見つからないのだから――。 ) そうか。じゃあ私も一度戻るね。私もまた来るよ、その時はまぐろだ! (いや、やっぱり次は君影へのお土産を持っていったほうが良いかも知れないが。 ) ゆっくりお休み。 [Fri 16 Oct 2009 01:59:10]
君影 > 名前にするには変わった字面だな。人の事言えないけれど。 (わりと珍しい漢字だなとか思う程度。まあ忍で名前に影とか付いてる私も同類といえば同類) …何か違和感あるな。やっぱ君影がしっくりくる。 (私の名を聞いてさらりとつけるあたり意外と学があるなMの字。それに比べて王様の方はというのは禁句だろう)(混ぜるな危険と注意書きを張っておかないと大変な事になる) 良い土産だぞ蜷潜。――――あ、艶子もな。嬉しいぞ (にゃーんにゃんと蜷潜の足元で黒猫が喜ぶ様に私は痛みに青い顔しつつ感謝の言葉を。けど艶子のだって嬉しいぞ。ただ今回はアレだ。間が悪かったうん) (飛燕の復帰はどうなるのかとか。無理なのはわかるがそれならどう扱われる事になるのかなんて今更ながらに不安が芽生え始める。) …………ああ。そうする。 (今はきっと考えたって良くない方向に想像してしまうに決まっている。だから出来る限り蜷潜の言う通りにしよう) (凄惨な体験をしてもこうしていられるのは周りの人達がこうして傍にいてくれてるから。そう言い切れる) ――――うん、来い。私はどうせやる事もないから歓迎する。 (次に話す内容は世間話か仕事の話しか。暗くない話題だとよいのだけれど) …………少し…喋りすぎた。私も…寝るな。 (頭がぼうっとしてきて痛みも疼き出してきた。楽しかったからってついお喋りの時間が長引き過ぎたか。) [Fri 16 Oct 2009 01:53:04]
蜷潜 > 余ったから持ってきた。 客が食う前に寝たとも言う。 ( 港の酒場の娘である。 鮪が余ったから家族で食う? 飽きる程度には食っているし。 そんな感覚。 君影はうちに来て自分の食事より猫の食事の方がグレードが高かったりする奴だという認識の下、土産に。 ) 当分休め。 楽になってきたらそれから考えろ。 言伝は承った。 ( 今回は状況確認も兼ねる。 なるほど、飛燕での復帰は絶望的。 だが口調はしっかりしていて陰鬱でもない。 認識力も問題ない。 全くの再起不能ではないだろう。 ) ―――時間も遅い。 そろそろ帰るが―――――暇を見て来る。 ( ふと窓の外を見て、空になった風呂敷を纏める。 次に来る時がそう楽しい話にはならないかもしれない、が。 ) [Fri 16 Oct 2009 01:29:47]
艶子 > あー。そ、そういう字、なんだ。 ( そういう字なんだと言いつつ、いまいち漢字を頭に浮かべられなかった。実際に書いてくれればきっとピンとくるだろう!君影がニナと呼ぶたびに修正しているので、きっと拘りがあるのだろう。 ) キミカゲは中央の文字を取るとミカだな。…大丈夫、くんえぃとは呼ばない。 ( っていうか、何でくんえぃなのかわからなかったのは恥ずかしいので黙っておこう。朱鷺の都人なのに漢字に疎い私、ああ。 ) ( そして三人の特徴を合体させるとすさまじい事になると気付いた。 ) あ、なんだ蜷潜もお土産もってきたのかってまぐろだとおぉぉぉ…ッ! ( 猫まっしぐら! お土産の内容は被ったが、お土産のグレードは被れなかった。あれだ、料理対決とかで先に出した方が負けるとか、そういう…。くそう、今度お土産を出す時は後からだそう。あれでもこの場合後から出しても勝てないし、出しにくくなる。くそう。 ) だっ、大丈夫か君影!あまり無理をするな…! ( 猫が喜ぶものを持ってくれば君影も喜ぶだろうと思ったが、どうやら私達は喜ばせすぎてしまったようだ! ) ( 二人の仕事の話には、蜷潜と君影は仕事の上で接点があるのかな、なんて考えながらもさっきの蜷潜の言葉を思い出して特に口を挟まず。…これから君影がギルドの中でどういう扱いになるのかも気になったけど…。 ) ―――そう、か。何かあったら蜷潜なり私になり遠慮なく言えよ。 ( 必要なものがよくわからない。…それは多分、喜ばしいことじゃあない。 ) [Fri 16 Oct 2009 01:18:46]
君影 > (痛みの代わりに口が回る。今だけはそれでいい。だって折角二人とも来てくれたんだから) な。それだと異人な雰囲気な名前になる気もするけど。 (ニナとかニーナとかそういう名前向こうにいなかったっけとか。) 艶子は艶子だな。元気でつやっつやしてるけどそれが一番呼びやすい。………キミとかカゲとか呼ばれたら私は困るぞ。かといってくんえぃとかも呼ぶなよ。 (Mの字に付けられたあだ名は娘の中ではいささか不評のようである)(男死ねのヒッキー。無愛想暗殺者。馬鹿。――――女として駄目っ駄目だなこの三人組とか心の中で酷いこと思う) それなりに気に入ってるぞ。………まだろくなもの食べれそうにないからこれで良かった。 (高熱のせいか食欲不振が続く。体力を戻すにもまだかなりの時間が必要だ) うわあ…ありがと。ナキアにもぬいぐるみとかリャンのおやつとか貰ってな。最近リャンのご飯が豪華で嬉しい。 (そういえば秋刀魚の季節か。いつの間にか秋が深まって冬が近付いてきてる―――――) ――――なに!?そんな豪華なのリャンにくれ―――あいたっ!ほんと…いたっ!!たたたたたっ!!! (どうやら猫だけでなく飼い主のテンションも上がった。上がりすぎて身を起こそうとして全身が悲鳴を挙げまくった。本当に痛いぞ。) あ…ああ。「仕事は終了。内容は火急にする価値なし。仔細の報告は後日。」とか…それぐらいかな。いたたぁ……… (ざっと並べれば伝えて欲しいのはそのようなものかな。詳細は口頭で伝えた方がいいし決着が着いたらしい今は急ぐべき内容でもないだろう) 必要なもの……か。 (考える。何が今足りないのかと。) ………よく…わからない。 (大半は寝て過ごして起きていても退屈を感じる時もないだからそう答えた) [Fri 16 Oct 2009 01:09:16]
蜷潜 > 蜷は巻貝、潜は漁り、繋げて蜷潜、だ。 ( 繋げなければ意味が通じない、と。 何のコダワリかニナと呼ばれると必ず訂正する。 ) 食品は食えるかどうか判断に迷った。 ただ其処にあるだけで良いものを選んだ。 ( という程度には頭を使ったようだ。 口調は兎も角、身嗜みや仕草一つ一つはそんなにゴリr…男性的でもない。 ただひたすら無愛想でストレートなだけだ。 ) ん。 ( 秋刀魚。 被ったか、と何となく宙を見上げる。 まぁ別に。 大量にあってもただひたすら猫のテンションが上がるだけで問題ないか。 ) 上鮪の刺身を。 ( 手荷物から無造作に取り出す器の中に霜の降った赤身魚。 ) ギルドに言伝があったら言え。 帰り際に寄る。 それと、必要な物があったら持ってくるが。 ( 具体的に今後の仕事の話でもしようかと思ったが、豪天寺艶子も居るし、まだそれを考えられる状態ではないようだ。 今回は自重しておく。 どうせそのうち直面する話だ。 ) [Fri 16 Oct 2009 00:41:02]
艶子 > 私もさっきニナって言いそうになっちゃった。なんかさ、言いやすいんだよ。”ニナ”って。 あだ名っぽくて良くない? でもだからと言って、私の事を”ツヤ”とか呼ばれるとすごく困っちゃうんだけど…。ニナカズキは五文字だけど、ツヤコは三文字だからさ。 ( 何かこう、つやつやしてそうだ。いや、艶子の艶はそのつやであってるんだけど。 ) キミカゲは四文字だから、ぎりぎりセーフだな。 ――へえ、やっぱりニナ…カズキが持ってきたのか。なんだ、あれだな、女の子っぽいな! ( 見渡してみると女の子っぽい女の子が一人も居ない病室。これは一体どういうことだ…!でも、確かにいつもの三人だ。 蜷潜にお礼を言う君影。その様子を少し微笑ましげに眺めたり。 ) あ、そうそう。今日はリャンにもお土産があるんだ。ほら、秋刀魚だぞー。10月の秋刀魚が一番油乗って美味いんだ。 [Fri 16 Oct 2009 00:29:04]
君影 > (その外でどんな会話がされていたかなんてリャンにもわからない。だから入ってきた猫はなーと鳴くだけ) いいじゃない。呼びやすいもの。 (それはいつもと変わらないやりとり。言葉だけなら普段と大差ない。寝たきりの無惨な姿を除けばいつもの三人) え…そう…だったのか? ――――冗談言うなよ。そんな蜷潜がちゃんと花なんて…………持ってきてたのか本当に。 (手入れは看護婦の方がしてくれてるらしい。私は目を瞬かせてその花へと視線を向けた) 気に入ってるぞ。なんだ……ありがとう。悪い。 (今は痛みが若干ある変わりに副作用の頭の鈍さは弱くなっている。寝込んでた時から来てくれてた事に礼と謝罪を小さく口にする) [Fri 16 Oct 2009 00:22:59]
蜷潜 > ( 死んだらただ死ぬだけだ。 どう死んだとか誰が殺したとか、私が殺すとか、それはただの巡りに過ぎない。 余計な事を考え出したら―――刃が鈍る。 ) ニナじゃない。 蜷潜だ。 ( 改善される事を期待しないで、繰り返したいつもの遣り取りをまた口にする。 いたっていつも通りに。 生きている間は普通に生きていれば良い。 生き死になど意識せずに。 ) 適当に見繕ったが。 ( 花の話題。 自分が随分前に持ってきて未だ健在な様子の花束を確認し、うん、と。 ) お前が目を覚ます前で面会自体出来なかったから相当前だ。  [Fri 16 Oct 2009 00:11:28]
艶子 > ( 扉が開かれれば、そのお話も終わりだ。部屋の中の君影に笑いかける。 ) やあ、君影。 ( まだベッドから起き上がれないようだけれど、最初の頃に比べたら少しは元気になったように見える。 ) はは、どうやら蜷潜も何度かお見舞いに来てたみたいだぞ。 ( 多分、君影の目が覚めていない時に来たのだろう。 ) もしかして、やっぱりあの花は蜷潜が持ってきたのかな?蜷潜が花なんて―― とか、前に君影と二人で話してたんだぞ。 ( そんな事を言いながら蜷潜の方を見る。 …例え考えが違っていても、蜷潜は君影の見舞いに来て、君影はそれを喜んでいる。それは確かだ。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:59:23]
艶子 > わかってるよ。わ、私が言いたいのはあいつが大怪我してる時ぐらい…いや、私やお前ぐらいは、そういうのを忘れてさぁ…。 ( 上手く言葉にならないのは、単にこういう時に口下手だからというだけではない。ほぼ正論を並べられて、そこから必死に反論の糸口を探しているからだ。つまり、そもそも言い返す声が小さく、弱いのだ。 それでも私はそれを認めたくなかった。 ) う…… ヌ… ( だが、扉が開かれる前の言葉についに言い返せなくなってしまった。相手の死に意味を見出し、殺した相手の為に嘆き、或いは怒り、或いは讃え。そんな風に戦ってきた私とは、まるで正反対。 ――それにしても、なんて事を言うのだろう。ただの酒場の娘とは思えない。…そういえば、私はこいつの事を良く知らない。近くの酒場の給仕で――。) [Thu 15 Oct 2009 23:59:16]
君影 > (ぬいぐるみを胸に抱いているとベッドの下からひょっこりと黒猫が顔を出す。) ………来てるのは…私の知り合い? (猫はこくりと頷く。その時小さな嫉妬交じりの視線をぬいぐるみに向けて、私はそんなリャンを笑うと頭を撫でてやる。)(艶子の奴もマメだな。それが私には嬉しい。辛い事が起こった後は優しさに餓えるものだから) (だから少しだけ驚く所があった。) ―――蜷。 (驚いたあと、私は少しだけ笑った。) 遅いぞ来るの。 (彼女が二度目の訪問だとは知らないからそんな言葉を挨拶代わりに) [Thu 15 Oct 2009 23:44:42]
蜷潜 > 人を殺す人間が自分を勘定から外してはいけない。 私情を挟まず相手を選ばず理不尽に殺すのなら、あいつに殺された人間にとって君影がウォッシュベアーだ。 運悪く殺される。 ( 責めるようでも儚むようでも無い平坦な声。 顔を背け、まっすぐに前を向いたまま。 ) お前も例外じゃない。 殺してきた人間を憐れむな。 死に貴賎を求めるな。 ただ死ぬだけだ。 死に意味を与えるな。 ( 扉が開く前に低い声で、それだけ付け加えた。 酒場の給仕の言葉にしては、重く暗く。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:31:59]
艶子 > ( そういう事を意識しだすと縮こまって生きてくようになってしまいそうだ!むしろこれは見られていることに気付かないほうが幸せというあれ。 ) そうだ。君影は何も悪くなかった。確かに、ただ運が悪くてああなったよ。で、でも…お前は君影とはあかの他人じゃなくて…!わ、私の言いたいこと、わかるだろうっ? ( 本当に、本当に蜷潜が君影の事を何にも考えていないなら、何度も病院に足を運んだりはしない筈だ。 ) ………っ。 ( しかし、君影の仕事の事を訪ねられれば私は何も言えなくなってしまう。階段で蜷潜が上、私が下。ならば自然と相手が見下ろす形になり、私は俯いてしまう。何も言えぬまま私も階段を上り、君影の病室の前にやってきた。 ) …でも、少しぐらい労ったりとか…してやれよ。 ( そう言いながらドアをノックし、返事があれば中へと。 ) [Thu 15 Oct 2009 23:22:43]
君影 > (私は隠れたリャンの代わりに黒猫が玩具にしていたぬいぐるみを仰向けになったまま片手で弄くる。)(それは手作り感が溢れている。その出来に私は微笑み天井を見上げていよう。) [Thu 15 Oct 2009 23:14:29]
蜷潜 > ( 目立つ人間は良くも悪くも注目される、という事だ。 他にもあんなことやこんなことやあれもこれもダレカガミテルカモシレナイ。 ) 他意は無い。 聞く限りの状況では君影には何の落ち度も責任も無い。 だから「運が悪かった」と言っている。 生存者の数を聞く限り、運が良かったのかもしれないが。 ( 300人程度の村人と旅人の中で、生き残ったのは50程度だという。 これからもう少し減ると考えても良い。 このまま死ぬ様子も無いのなら、運が良かった、が正解か。 ) あいつの仕事を知っているか。 ( 階段を登り切り、唐突にそんな切り出し。 目的の部屋はそう遠くない。 眼と鼻の先だ。 )  [Thu 15 Oct 2009 23:06:01]
艶子 > んなっ。 ( まさしくどこから漏れたのか。…いや、漏れてないつもりでも私はいつも声が大きいので、周りも知りたくなくても知ってしまうのかもしれない。例えば、鍛錬所でのアイリ様とのやりとりも人前でだったし。 ) そ……。そんな風に、言うなよっ。そんなそっけない言い方されたら、酷いじゃないかっ。 ( 病院の中なのでまだ声は押さえ気味だが、その冷たい態度に納得がいかなくて。確かに相手の言うとおりなのかもしれないが、そんな言葉で片付けられるものじゃない。 蜷潜はいつもこういう奴だった。どこか淡々としてて、感情の抑揚があまり無くて。でも、私達三人はつるんで港町を歩いたりした仲じゃないか。あっ、もしかして旅行に連れて行かなかったのを拗ねているのか?…いや、そうも見えないか。 ) …もっと優しい言葉があるだろう? ( 階段の途中で私はそう訴えた。 …そうこうしている内に君影の部屋の前へと。 ) [Thu 15 Oct 2009 22:58:05]
君影 > (気配に敏感な猫は誰かが近付いて来てるのに気付く。ぬいぐるみに猫パンチして遊んでいた猫は寝台の下に潜って隠れる)(誰かが来たのだろうか。リャンの行為を見た私は扉の方へと視線を移す) [Thu 15 Oct 2009 22:55:48]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『猫は首を傾げる』 [Thu 15 Oct 2009 22:48:31]
蜷潜 > お前が騎士団の人間に卑猥な贈り物をして制裁を受けた事とか。 ( 何処から漏れたのやら。 アマウラ人はプライベートというものに対して境界が甘い。 ) ――――だから、運が無かったんだろう、あいつは。 ( 抑揚のない声で同じことを繰り返した。 ) 若しくは、弱かったからだ。 ( 階段を登りながら少しだけ振り向いて、そう付け足した。 感情のこもらない目でただそれだけ。 ) [Thu 15 Oct 2009 22:44:09]
艶子 > ( 私にもよくわからない。蝶が出る季節はまだ先だろうに、なんて思ったりしたけれど。ヴェイトス市に長く住む人だけにわかる言い回しなのか、それともまた何か起ころうとしているのか。 ) …うん。そっか、お前のお店はアマウラの人が結構集まるものね。 ( これで何事も無く無事に助け出せていたら、胸の一つや二つを張って自慢したんだろうけれど。そして君影の事を知っているのなら、と思った次の瞬間だ。 ) ………。 ( まるでそっけない、驚きも悲しみも怒りもしない表情で、ただそれだけを口にした相手を見る。 …私は蜷潜と一緒に歩き出しながら、君影の部屋に向かう途中で。 ) なあ。あいつ、酷い目にあったんだぞ。怪我がどれだけ酷いかは聞いてないのか? ( いや、二度尋ねたと言っているのだから知っているはずだ。 ) それなのに。 もっと――… こう……。 ( 上手く言葉にならない。 ) [Thu 15 Oct 2009 22:35:59]
蜷潜 > ( ここ数日「蝶」というキーワードを含むあまり良くない噂を時々耳にするようになった。 此処に来てからも既に一度、その単語が耳を掠めている。 よくはわからないが、オカルトは専門外だ。 血と肉と骨がある物以外は特に。 ) お前が救出したと聞く。 アマウラ人の話は特にあの辺りでは情報が早い。 ( 在ヴェイトス市アマウラ人コミュニティはそれなりに傭兵業界では名の通る豪天寺艶子は勿論、末端の君影のような人間についても情報を拾ってくる。 君影がウォッシュベアーに幽閉されたという情報も、かなり速かった。 ) ――――運が無かったな。 ( いつもどおりの平坦な顔で、それだけ言った。 病室に行っても良いようなら、さっさと行こう。 ) [Thu 15 Oct 2009 22:28:13]
艶子 > ( こちらは少し雨で湿った服だ。無駄に半袖なのはまあ、あれだが。季節感の無い子供みたいだ。それから右腕を首から吊るし、左手に包んだお土産をもって。 ) ( 病院の空気があまり良いものではないのは仕方ない。今日は雨が降っていたし、もう外も暗いし、悲惨な事件があった後では。もっとも、今歩き回れている患者はウォッシュベアーの被害者かどうかはわからないが。 本当ならもう少し大きな声で喋って、その小さく聞こえてくる呻き声を聞こえないようにしたい、とも思うけれど。 ) そうか。あいつも何とか意識を回復して―――……。 ( 最初は傭兵の声も明るかったけど、ちょっとずつその明るさが失せていく。 ) …蜷潜は、もう知ってるんだよね?君影に何があったか。 [Thu 15 Oct 2009 22:19:39]
蜷潜 > ( スタッフがせわしなく動いている。 対照的に、白い患者服を着た患者達は緩慢な歩みで虚ろに歩き―――待たされる間、何とはなしにその対比を眺め、まるでゾンビのようだ、と思った。 空気はじめじめしていて廊下は暗く、闇の中で聞こえるのはボソボソと囁く声と苦痛を訴える小さな呻き声。 ) ん。 二度目になるが顔をまだ見ていない。 ( 世界一短い挨拶の声を返し、抑揚のない声で即、会話に入る。 臙脂の色無地、黒くて長いマフラー、編み上げブーツ、いつもの外出着だ。 ) [Thu 15 Oct 2009 22:11:31]
艶子 > ( どうせ雨があがるなら、私が家を出た時にあがれば良いのにと愚痴を言いながら病院へとやってきた。まだ君影はベッドから起き上がれず、退院はもっともっと先になる。ナッキーがお見舞いに行ってくれたり、家のお手伝いに来てくれたりしているのでとても助かっている。今度、肩でも揉んで上げよう。 ) ( さて、私も似たような事を考えてリャンの餌を持ってきた。――秋刀魚である。しかし、このとき豪天寺艶子は気付いていなかった。この秋刀魚に相対するのが、まさか本マグロとは…。 ) ――お? ( 病院内で見知った姿を見かけ、もしやと思い少し早歩きで近づいていった。 ) やあ、ニナ!   カズキじゃないか。 ( カズキ、を付け足すように言ったのはうっかりだ。 ) 久しぶりだな、元気だったか?お前もその、君影のお見舞いか? [Thu 15 Oct 2009 22:04:52]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 見舞品/猫餌 』 [Thu 15 Oct 2009 22:04:42]
蜷潜 > ( 二度目の中央病院訪問になる。 前に来た時は担ぎ込まれたばかりで面会する事すら出来なかったが、どうもいい加減目を覚まして口を利くくらいは出来るようになっているらしい。 死にはしないようだが、復帰も絶望的、とのこと。 やはり思った事は――――――「そうか」とだけ。 正面入り口から院内に入り、ごく普通に受付に向かう。 眠っているようなら少し顔を見て土産を置いて帰れば良い。 今日は非常に実用的で良いものを持ってきた。 本マグロ高級猫餌だ。 店の余りものともいう。 入院している本人がはたしてまともに食事を取れるかも知らぬ上でのチョイス。 あと多分それなりに悦ばれると踏む。 ) [Thu 15 Oct 2009 21:56:50]
お知らせ > 蜷潜さんが来ました。 『 見舞品/猫餌 』 [Thu 15 Oct 2009 21:51:39]
お知らせ > シタンさんが退室されました。 『…… ( もうちッとだけ歩いたら、今日はとッとと寝てしまおう )』 [Wed 14 Oct 2009 21:40:02]
シタン > ( ちゃンと訓練すりゃー動くよーになるッてお医者サマは言うけど ) ホントかねー…… ( 人形の腕ッつーか、オモチャみてーッつーか。 ) ( 触ってもぐンにゃりした感触しか返してこない自分の腕であるはずのモノは、とてもとても気持ちが悪い。 ) ( ひく、と胃が揺れた気がした。 口の中に、ヤな味が広がる ) [Wed 14 Oct 2009 21:38:56]
シタン > ( ゴツ、と杖が余りよろしくない音を立てて床を叩く。 ) ッとと、 ( 少しは扱いになれてきたかと思ったがまだまだみたいだ。 左腕が動かないのがじれったい。ちゃンとついてるのに、動かないソレは邪魔でしかない。 )  … ( いッそ切り落としたいな、なンて考えたのは一度や二度じゃ済まないンだが。 実際に腕を失った者にゃー、怒られそうな考えだ。 ) ( でもあるのに感覚がないッてのも、わりと不気味なンよ? ) [Wed 14 Oct 2009 21:29:18]
シタン > ( 廊下にはチラホラと看護士や医師、患者や見舞い客が行き交う。 どこぞで寄付金を求めるボランティアたちの声がした。寄付してやりたいが、生憎と無一文でむしろ世話になる側だッつー情けなさ。 )  … ( 一時期、ウォッシュベアーの患者や見舞い客が大半を占めていた筈の病院内に、それとは毛色の違う者が増えてきたのは気のせいなンだろうか。 ) [Wed 14 Oct 2009 21:16:32]
シタン > ( ベッドに転がってると暇でヒマで、考えたくないこと思い出したくないことが嫌ンなるくらいいくッらでも思い浮かんでくる。 ) ( だから俺は動くこと歩くことに意識を向けて、余計なコトなンて考えないようにして、 動いて疲れてベッドに戻ったら、くだらない考えに沈む間もなく眠りに落ちてしまうくらいがいい。 )  ――― 、 ン? ( 耳に届いた音に顔をあげれば、 ) ありゃまー。 ( さッきまで曇ってたオソラは土砂降りだ。 ) 最近天気悪いなー… ( 苦笑しつつ、窓辺へと近付く。 ) [Wed 14 Oct 2009 21:08:52]
シタン > ( 怪我をしてるからッて、まったく動かないのはよくない。 ) ッ、と、 ( もちろん無理すンのはダメだろーけど。 ベッドの上にいるばかりじゃァ、筋力はどんどん落ちてく一方だし。 動けるなら動いた方がいいし、その方が回復が早くなる事だってある。 ) ( だから医師の許可がおりてから、俺は出来るだけ歩き回るようにしていた。 ) [Wed 14 Oct 2009 21:01:44]
お知らせ > シタンさんが入室されました。 [Wed 14 Oct 2009 20:55:43]
お知らせ > ナキアさんが帰りました。 『 ―― 祝福あれ。 ( 祈るよう、額に唇を寄せた ) 』 [Wed 14 Oct 2009 01:40:18]
ナキア > ( 窓からのぞむ晴れた夜空には欠けゆく月のひかり。 ) …  ( 魔女は小さく口を開いて ) ( ―― 月の女神よ。 アヌよ。 老いたる月 秘められた賢きもの。 生は死を育て、死は生を導く。 我らを強くせよ、互いに愛し合うために。 閉ざされしものを開き 我らに知らしめてほしい みな、同じ大地の上にいることを。 我らの魔術と闘争により さらに大きな輪が拡がらんことを願う 愛と、人々の調和の輪が――  )  ―― …  ( そう、小さな声で唱えれば 彼女と黒猫とを、 そ、と撫でて ) [Wed 14 Oct 2009 01:37:53]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Wed 14 Oct 2009 01:37:26]
君影 > (泣いて泣いて泣き疲れて。そうして娘はやがて眠ってしまうだろう。怖かった事はもう全部消え失せた。今魔女の中であやされながら泣いている事こそが現実の世界。) (主人の涙を舐め取っていた黒猫。主が静かにまた眠りに付いたのだとわかれば魔女へ向き直りお礼の意味で頭を下げた。今日はきっともう悪夢を見ない。猫はその寝顔を見てそうだと信じた。猫はそのまま娘の傍でぬいぐるみのように丸くなる) [Wed 14 Oct 2009 01:33:07]
ナキア > ( 頭を撫でたり、緩やかなリズムでぽんぽんと叩いたりしながら―― 魔女は貴女が泣き止むまでずっと、貴女を抱きしめていよう。服が濡れるだなんてことは全然気にしない。 きっと黒猫が寄ってきて、涙を舐めてくれたりするんだろう。 泣けばいい。 きっと泣いた後は流した涙の分だけ、少し心が軽くなるだろうから。 ) ( おそらく既に告げているだろうけれど、 もう一度、乙女に感謝しなければ。 君影さんを助けてくれてありがとうって、帰ったら乙女を抱きしめて改めてお礼を言おう。 ) [Wed 14 Oct 2009 01:16:39]
君影 > (重ねられた手を私はすがるように握り締めていた。その力は子供のようにか細く弱い。自分が今はこんなにも脆弱になっている事を本人はまだ知らない)(芯に刻み込まれたものがある。私の男嫌いがそれであり、そして今回の災禍によってまた一つ増えた。それは深く根を張り簡単には抜けてくれない) ―――― …… (包み込まれるような優しい感触。それはあそこでは絶対にないもの。そしておかえりの言葉がその恐怖がそっと何処かへ押しやってくれる)      (私は泣いたと思う。抱き締められて子供みたいにわんわんとうるさいぐらいに。悪夢に魘されて泣くだなんてと後で頭を抱えたくなるけど今は気にならなかった) (もう少し夢を見ていれば良かったんだきっと。そうすれば艶子達に私は助けられる。それがあの半端に終わった夢の続きなんだよ―――) [Wed 14 Oct 2009 01:06:39]
ナキア > ――― ( 震える肩に、声に。 重ねた手を、軽く握ろうと、 )  …。 ( 魔女は、そうですね、とも そんなことありません、 とも、言わなかった。 ついでにいえば、迷惑だとも思ってなくて。 ) ( ただ、椅子から立ち上がれば覆い被さるように、横たわる貴女をやわらかく抱きしめようとするだろう )  ――― おかえりなさい。 ( きっと夢の先でその鉄格子を開けたのは乙女と、もう一人、貴女を助けてくれたという自警団員さんで だから貴女は目覚めた――私の目の前にいるのだ、と、 ) ( 魔女はそう思うことにした ) [Wed 14 Oct 2009 00:47:30]
君影 > (リャンは気に入ったみたい。私はその微笑ましい様子を眺めてたっぷり癒されるとしよう。ボロボロになったらちょっと修繕してあげようなんて思いを馳せて―――) どうしようもないんだ。もう次にどうなるか決まってる事。ただ私は冷たい床に突っ伏していて。それで、鉄格子が開いて―――― (恐怖を反芻してしまっているのか肩が震えて声が上擦っている。黒猫は主を労るように見つめ続けて) ――――ただそれで終わり。目が覚めたの。ね?つまんない夢でしょ。 (夢なのか、記憶とごっちゃになってるか今の私にはよくわからなかった。ただ寒気がするほど怖かった)(だから口にしたかった。違うんだという事を理解する為に。話す相手は猫でも人でもひょっとしたら壁とでも良かったのかもしれない。迷惑な話しだ) [Wed 14 Oct 2009 00:32:49]
ナキア > ( ぬいぐるみを撫でるその仕草を、ありがとうございます、と微笑んで見やる。 ぬいぐるみ、リャンさんのオモチャになってぼろぼろになりそうな気もちょっとした。まぁそれはそれで魔女は構わないのだけれど ) …、 ( 少しだけ目を見開いて、 軽く眉が下がる。 )  …… ( それでもただ静かに貴女の言葉に耳を傾けて。 そっと、貴女の手に己の手を重ねようと ) [Wed 14 Oct 2009 00:24:31]
君影 > だろう。やっぱりナキアは良くわかってる。何よりもリャンが一番可愛いもの。 (私はまた嬉しそうに笑う。ペシペシと叩いて何も反応がないことからようやく生き物ではないと判別したリャン。私とずっと一緒だからリャンもぬいぐるみは見慣れてなかったのか。それにしても可愛いなリャン。もう最高に可愛い。)(けどこれも好きと呟きぬいぐるみの頭を撫でる。ちょっとだけ嫉妬の視線を向けるリャンはもっとかわ(ry ) …まだあの村にいる夢を見てたんだ。周りには誰もいない。けど悲鳴だけ嫌に聞こえてくるの。それで次に悲鳴を挙げるのは私の番だなんて何故か理解出来てたんだ。 (夢の中は不思議だ。何が起こるかわかっていたり、簡単に前の事との矛盾が発生したり。けれどその全てをあっさりと受け入れてしまう) [Wed 14 Oct 2009 00:20:09]
ナキア > ( どういたしまして、と小さく応え ) ありがとうですよう。 勿論、リャンさんのほうが可愛いですけどねぇ。 ( 手作り感あふれるぬいぐるみは、商業地区の店で売っているぬいぐるみには到底敵わぬだろうけど。 リャンの様子に魔女はふふ、と微笑ましげに笑って。 貴女が喜ぶ様に笑みを深めた。 呟きには後で飾っておきますね、と花へ視線を向けながら応えて、 )  ―― ええ、私で良ければ。 ( お聞かせください、と囁いて。 ベッド脇に有る椅子に腰を落ち着けようか。聞く体勢。きっと言葉にして気持ちを鎮めたいのだろうと、 ) [Wed 14 Oct 2009 00:04:22]
君影 > ―――ありがと…… (冷たい水で湿らされた布で額の汗を拭われる。その冷たい心地好さに一息吐くと私は微笑み礼を告げる) …………中々かわいいな。ほらリャン。お友達。 (クスッと笑うとそのぬいぐるみを手に取って眺めてみる。愛くるしいと思うのは動物好きだからかそれがリャンにそっくりだからか。リャンに見せると首を傾げてそのぬいぐるみの頭にポテッと手を載せてみている)(そういえば私もぬいぐるみなんてこうしてまじまじと眺めるのは初めてだ。) ヤッタねリャン。後でお食べなさい。散らかしちゃ駄目だからね。 (リャンへのオヤツと聞いて本人の見舞品よりも喜んでるかもしれない娘。)(最初は殺風景だった部屋も色とりどりになってきた。ナキアのくれた花束に綺麗と私は呟く) ―――なあ…少しだけ、聞いてもらってもいいか………?つまらない…とてもつまらない夢の話しなんだ。 (面白くもないただの悪い夢。そこにはオチも山場もありはしない) [Tue 13 Oct 2009 23:52:02]
ナキア > ( あぁ、熱っぽいなとずんと胸と腹に重石が増える。 コワイ夢を見たと呟いていたし―― もし額に汗でも浮かんでいれば、そっとハンカチで拭おうか。 もしくは病室に洗面器と水差しがあれば水で布を濡らしてそれで )  はい。 ( バスケットからぬいぐるみをだせば、ベッドの上にそれをそっと置こう。黒猫が座って足元に尻尾をくるりと纏わせている姿のぬいぐるみ。 ) リャンのオヤツも、持ってきましたよ。 ( 小魚を干したものとか、ビスケットだとか。 ) [Tue 13 Oct 2009 23:32:33]
君影 > 本当に。随分久しぶり…… (最後に会ったのはアマウラ旅行の時?ああいや何だかんだ艶子ん家にちょくちょく出入りしてるからその時にも顔を合わせてるかも―――いずれにせよ随分遠い気がする話) (なーと返事する黒猫。娘に触れてみればまだ大分熱が高い事がわかるだろう。優しく撫でられるひんやりとした手が私には気持ち良かった) ―――なんだか…な。凄く……嬉しいかもしれない。 (ぬいぐるみちょっとよく見せて欲しいなとせがむだろう。常のひねくれた性格と違って今は素直にも見える。痛み止めで頭が少し鈍ってるからか) [Tue 13 Oct 2009 23:20:48]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 [Tue 13 Oct 2009 23:11:00]
ナキア > ――― お久しぶりです。 ( その言葉の先。 お元気でしたか、とか、お変わりありませんか、なンていう定型句はどれもこれも紡ぐことが出来ずに、ただその一言だけを口にして。 こんばんは、と黒猫にもご挨拶 )  ―― ( どんな夢を、と己が問うても良いものかどうか憚られ。 バスケットと花束をサイドボードへ乗せれば、空いた手で貴女の頬をそっと撫でようか ) …お花を、お持ちしました。 花だけでは寂しいかなと思って、リャンに似せた黒猫のぬいぐるみも―― ( 作ってきましたよ、と。囁くよう静かに語りかけ ) [Tue 13 Oct 2009 22:58:58]
君影 > あ……… (ベッドの傍で私の片手を握ったのは知っている人。) ナキア……… (猫は親しげに鳴く。そして私は静かに嬉しそうに彼女の名を呼ぶ) [Tue 13 Oct 2009 22:50:16]
君影 > リャン……あ…… (ベッドの下で眠っていた猫は主人の声に目を覚ますとすぐにその傍に駆け寄る。私はそれに安堵するとほんの少し体を起こしギュッと震える片腕で抱き締めた。) 怖い夢 見たの………ねえ聞いてリャン――― (猫に小さく語り出そうとする。その時に猫はニャーと扉の方へと鳴いた) (なんだろう?私も視線を向けたら扉が少しだけ開いてる。そしてその先に誰かいる―――) [Tue 13 Oct 2009 22:47:30]
ナキア > ( 魔女は病室内へ足を進ませれば、扉を閉め ) ―― こんばんは、 君影さん。 ( ベッドの脇まで歩み寄り、シーツの上を舞う手へとそっと手を伸ばした。 黒猫でなくて、申し訳ないけれど ) [Tue 13 Oct 2009 22:42:35]
ナキア > ( 乙女の傷に障らぬようにと、毎度ながら家事の手伝いに船に滞在している最中なので―― 今は乙女も退院したし、きっとまた見舞いに訪れる事は出来るはず。 そう自分に言い聞かせ、深く息を吸い込み そっと吐き出した。 )  ――― ( 花と、 魔女の作った黒猫のぬいぐるみと、こっそりリャンの食べれそうな乾物や菓子を入れたバスケットは看護士さんに預けていこう。 ) ( そう思ってもその場を離れ難く、扉を閉める筈の手は扉の縁をなぜるばかりで―― せめて身じろぎでもするところを見てからと、思ったのだけれど )  … ( あ。 ) ( 声を漏らし、小さく体を捩じらせ 手を彷徨わせる姿に―― 起こしてしまった申し訳なさよりも、その姿の痛々しさよりも先に ふわり、安堵が胸に浮かぶ ) [Tue 13 Oct 2009 22:40:18]
君影 > リャン……どこ ? (横になる女は億劫そうに目を開ける。掛けられているシーツをゆっくりと退かすと体を起こさずに手探りで黒猫の感触を探す) (まだ扉が小さく開けられている事には気付いていない。そこから部屋の中を覗く視線にも) [Tue 13 Oct 2009 22:37:10]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『ん………』 [Tue 13 Oct 2009 22:31:45]
ナキア > ( 彼女の体が寝台に横たわっているらしいことだけが、少しだけ開けた扉から知れた。 )  … ( 花を活けてあげたい、 と思ったけどやめておいた。 ) ( サイドボードにバスケットを置いていこうか、と思ったけどやめておいた。 )  … ( 中に入りそっと髪を撫でたかったけど、今は休んでいるのだから、と、 自制する ) [Tue 13 Oct 2009 22:24:22]
ナキア > ( 時間が遅いのもあってか、このあたりは余り人気がなく。静謐に彩られ伸びた白い廊下はいかに灯りをともそうと、果ては薄暗くどこか異質にみえた。 ) … ( けれど室内に在っては、あのノックでは聞こえないかな、と思ったけれど。 もし寝ているとしたら、起こしてしまうのは躊躇われて、 ) ( 少し間を置いてから、また静かにノックの音を響かせ )   ――― 君影さん? ( おずおずと扉を開きながら、ひょぃと首を傾げて中を窺い そっと名を呼ぶ。 ) [Tue 13 Oct 2009 22:16:18]
ナキア > ( 怪我も病気も、出来るだけしてほしくない。 なのに何故か知り合いは、病院と縁のある者が多いよう。 見舞いに来たことがあるのは中央病院ばかりではないし――、 ) ( それでもいつの間にやら院内の構造を覚えてしまう程度には、この場所に訪れているのだと気付いて微かに息を零した。 )  …… ( 乙女に教えて戴いた病室の前に立ち、ちらりとネームプレートに視線を向ける。 そこに君影さんの名のあるのを確認してから、花とバスケットを持ち直して 遠慮がちに 小さく、ノックしよう )   [Tue 13 Oct 2009 22:05:13]
ナキア > ( こうして中央病院を訪れるのははや何度目だろう。 ) ―――… ( 余り、足繁く通いたい場所ではないのだけれど、と 村娘のようなコットン地の、素朴なワンピースに身を包み、ストールをくるりと巻いた魔女は微苦笑を浮かべた。 病院自体が嫌いだとか、頻繁に様子見に来るのがイヤだとかじゃなく。 此処に来るということは誰かしら、見舞う相手がいるというコトで―― ) [Tue 13 Oct 2009 21:57:13]
お知らせ > ナキアさんが入室されました。 『 …。 ( 花束とバスケットを手に )』 [Tue 13 Oct 2009 21:51:07]
お知らせ > ビリー@試薬さんが退室されました。 『(それがすべて無駄だったと分かった時に、また深い落胆に襲われる事になるだろう)[判定]』 [Tue 13 Oct 2009 00:00:33]
ビリー@試薬 > 無力ながら、出来る事はしてみましょうか…どちらにしても必要になるでしょうし(これから流行ってくる可能性があるのなら、少しでも早いうちに対処法を見つけておけば安心と言うもの…患者を説得して協力願う形にしましょうか、と) [Mon 12 Oct 2009 23:53:03]
ビリー@試薬 > ただでさえ、村の患者で手一杯だと言うのに…(やれやれと肩をすくめて…、今はここを離れてフリーの立場だからいいものの、実際に当事者となれば毎日胃が痛くなる日々と言うものだろう。漢方薬剤師としてはその無力さは常に付きまとっていたのだが…漢方は直すというよりもかからないようにする方が得意とも言えるのだし) [Mon 12 Oct 2009 23:49:39]
ビリー@試薬 > (ただの風邪とは違い、体のどこかに染みのようなものが浮かんでそれから体調を崩したとか、崩さないとか…)染み…ですか。まぁ…黒死病とか言われても困りますが、患者の方は?(隔離とかしてます?とか…別段、伝染病と言うわけでもなさそうで、様子見とか風邪薬とか与えて返したりとかそんなところだろうかと) [Mon 12 Oct 2009 23:38:41]
ビリー@試薬 > (もうなんと言うか…女の身でいるのも慣れてきたとかそんな昨今…こうして、ヴェイトス中央病院の女医もどきとして顔を出しているわけですが、元の職場の忙しさにかまけて、自分の店が開店休業状態と言うのはいかがなものかと言うもので…誰か人を雇った方がいいのだろうかとか…そもそも、中央病院で働いていた頃より手取りは減っているのに果たして人を雇う余裕があるのかどうかと言ったところ…ともあれ、話を戻す)…風邪ではないのですか? 季節の変わり目でしょう?(最近そう言う患者が増えたとか言われて、症状だけ聞けば風邪でしかなく。季節の変わり目、寒くなってくる時期ですし布団の厚さを見誤ったとかその程度のモノと思うわけだが) [Mon 12 Oct 2009 23:36:13]
お知らせ > ビリー@試薬さんが入室されました。 『…流行病?』 [Mon 12 Oct 2009 23:32:39]
お知らせ > シタンさんが退室されました。 『( どーすッかな、と息を吐いた )』 [Sun 11 Oct 2009 20:23:09]
シタン > ( それでもまだ髪を纏めるほどの長さはない。 このまま伸ばそうかな。 でも長いとうざッたいしな。ぜってー似合わねーよな。 ) ンー……、 ( 少しクセのついた、伸びた黒髪を思案気に指先でくるくると絡ませ、いじって ) ( 弓矢の扱える知り合いとかいたかな、と考える。 )  … ( 髪飾りッくらいなら使わなくても持ち歩けるけど。 使わない弓矢は旅をする上では邪魔だ。主公の形見だから大切だし、手放すのは惜しいのだが―― ) … ( 主家に戻った時誰かに渡すか、 ) [Sun 11 Oct 2009 20:22:08]
シタン > ( 窓から、寝台脇へゆっくりと視線を動かす。 ) ( 主公が使っていた髪飾りも、弓と矢も、どれも自分じゃ使わない物だ。 使わない物に、なってしまった。 例え動くようになったとして、弓引くまでには至らない。この腕は、 )  … 髪は伸びたけどなぁ。 ( あの村でも、病院生活でも、切る間がないから。 ) [Sun 11 Oct 2009 20:10:40]
シタン > ( 退院したら、助けてくれたシャウチェにもお礼をしなければ。 傭兵ギルドに問い合わせれば連絡がつくだろうか? ) ( 勿論栗を持ってきてくれた友人や、あの家の今の主にも礼をしに行かなければならないし――― )  … 侘びに、いかねーとな。 ( 己の主、に。 ) ( せっかくもらったけど、弓はきっと、使えないよ、って。 ) [Sun 11 Oct 2009 20:01:33]
シタン > ( 外は雨音がうるさくて、いつもと同じ声量で話したのでは相手に声が届かないンじゃないかと思う。 それでもこの音だって、あの坑道の奥では聞く事の叶わなかったものだ。 )  ――― ( そういえば雨はこンな音だったな、なんて思う。 ) ( コクトや、彼女の言っていたクレェイン、は、助かったのだろうか? 閉じた硝子の向こう、黒に塗り潰された先へ視線を向けながら案じた。 もう少し、足の動くようになってから院内を捜してみよう。 左腕が動かないから杖をついて行くにも少し不便で、 ) [Sun 11 Oct 2009 19:55:54]
シタン > ( ようやく目が慣れてきた気がする。 一度二度、俺はぎゅッと強く目を瞑って、そっと開いてみた。 少し疲れて痛むような気がするけれど、それだけだ。大丈夫だとぐりぐり、コメカミの辺りを揉み解す。 )  ( サイドボードには随分中身が少なくなった栗の袋と、傭兵仲間に預けていた物が乗っていた。弓は、ベッドに立て掛けられている。 昨日見舞いがてら持ってきてくれたものだ。 ) [Sun 11 Oct 2009 19:49:11]
お知らせ > シタンさんが入室されました。 [Sun 11 Oct 2009 19:44:08]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Sun 11 Oct 2009 01:22:01]
君影 > ―――このまーぬけ。リャン良かったね。とびっきりたっかいご飯食べれるよ。 (笑いながら私はリャンに語りかける。黒猫もそれに答えるみたいに鳴いた。コイツはもう。言わなきゃわかんないのに。けどそれは退院した後のまた先の話。) ――――まさかー。ないって。それはないってば。 (それを想像しながら私も笑って喋っていよう。少し痛みが出てきたけどそれは我慢しよう。だってもうちょっと喋りたいもの)(―――やがて寝息を立てる娘の顔は静かで安らかなもの。) [Sun 11 Oct 2009 01:21:24]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 …そして、一晩中君影の側に居よう。 』 [Sun 11 Oct 2009 00:58:05]
艶子 > ( これからは、後悔するのはなるべく止めようと思う。全て忘れることは出来ないけれど、私が落ち込んでも何も解決しないし、それどころか逆に足を引っ張ることになりかねない。君影に必要ないものが焦りなのと同じように、私に必要ないのは後悔だ。 ) ああ。 ――あ、そうそう。実はさ、反省文結局間に合わなかったんだ。…だから賭けはお前の勝ち。今度、蜷のところでたらふく飯を奢ってやるよ。 ( 退院後の話になるだろうが、いつか君影を外に連れ出す事をひとつの決定事項として語ってみせた。 ――そういえば、蜷潜はどうしてるだろう。君影の事は知ってるんだろうか。 ) うん?いや、私じゃない。…案外、蜷潜の奴だったりして。 ( あの無愛想娘がお花を持ってくるところを想像するのは面白い。 そんな他愛も無い話を続け、君影がゆっくり休むのを見届けて。 ) [Sun 11 Oct 2009 00:57:20]
君影 > (助けてくれても相手は男。それを知りつつもそんな考えをするあたりは艶子達一家と関わって変わった事だ。けどお礼を言いに行くのってどういう風にすればいいのか。)(本当は自分で殺してやりたかった。自分の力で私を辱しめた憎い憎い奴に復讐してやる。それが出来たから暗殺者というクソッタレな仕事をこなしていたのに。けれどその思いを艶子が晴らしてくれたのならそれでいい。いいんだ…きっと)(治ってから自分の今の素直さを思い出したら赤面するんだろう。それぐらいに私はひねていて、だけど今は素直だ) ………そうだな。ゆっくりしよう。リャンと遊んで…艶子も来てくれて。今は…それで充分過ぎる。 (心も体も癒すのに必要なのは時間。何も出来ない無力な赤子同然の私はゆっくり時間に身を委ねよう) ―――あれは、持ってきてくれたの艶子? (口にしてから何だか少し恥ずかしくなったのか、窓際の花に目を向けて質問をする。そうして手を握り続けたまま娘が眠りに落ちるまで話は続くだろう。) [Sun 11 Oct 2009 00:45:02]
艶子 > ( きっと礼を言ったら、セインさんも喜ぶだろう。治った姿を見せてあげれば、尚更だ。私だって嬉しい。 ――本当はグールどもを一匹残らず始末してやりたい。共食いをさせて自滅するのを待つ、というのが消耗も手間も掛からない方法だというのはわかるが、怒りは残る。 ) ん、どういたしまして。 ( こういう状況だからというのもあるのだろうけれど、君影が見せる素直な表情が嬉しかった。その言葉は、私にも活力を与えてくれる。 ) ――ゆっくりさ。リャンと遊びながら、のんびりしてったら良いよ。私も会いにくるし、さ。 ( 時間を掛ける。それが大切だと思う。急いだり、急がせたり、焦ったり焦らせたりは駄目だ。ここは一つ、器のでかいこの艶子様が、君影が安心して治療に専念できるように支えてやるのだ。 ) ああ。ただいま、君影。 ( 私も微笑んで、そう言った。 ) [Sun 11 Oct 2009 00:11:45]
君影 > (それら全部を一遍に受け入れる事が出来るほど強くない。だからこれでいいんだ。それを知るのはもう少し先。) ――――あ。 (そういえばと思い出す。助けてくれたのは艶子だけじゃない。もう一人男の奴が私を抱き上げていた。…お礼言うか。治ったら。面倒だけど。)(あれは憎い。鈍磨した心でもその気持ちだけは鈍らない。だからそれを聞いて少し心が和らいでくれる) ……ああ。この間もしてくれてた。 …ありがたいな。 (今は静かに寝ていたい。痛いのは嫌いで、今はそれがどうしようもないぐらいについて回る。それを無くしたりしてくれるのには私でも感謝するしかない。) ……ありがとう。嬉しい…かな。 (きっとリャンを連れてきたのも艶子。私はコイツに出会えて救われてる。命も心も) …お帰り艶子。 (私はまだ言ってなかった言葉を笑いながら口にした) [Sat 10 Oct 2009 23:59:24]
艶子 > ( 今はそれで良いのかもしれない。痛みと共に辛いその現実を一度に突きつけられるよりは、少しずつ受け入れていったほうが。 ) ――ん。 ( 許す、という言葉に私は小さく頷いた。こうして無事に戻れたのも、セインさんやMJ、そして皆のおかげだ。 ウォッシュベアーの村人たちも犠牲者には違いないが、化け物として生きるよりは一刻も早い死を迎えたほうが彼らにとっても幸せだろう。私や君影、そして多くの人の怒りを受けてもらうことにはなるが、その愚痴は地獄で閻魔様にでも聞いてもらうと良い。 ) そうか。きっと病院の先生がお前の傷の痛みを和らげようとしてくれているんだろう。痛みが我慢できない時は、すぐに病院の人に言うんだぞ。 ( そういう痛み止めを使いすぎるのは良くないが、彼女の怪我はそれほど酷い。 ) ――ああ。もう少しと言わず、今晩はずっと隣にいてあげる。ずっとお前の手を握っていてあげる。 ( 弱々しく握り返される手。本当は両手で握ってあげたいけど、生憎右腕はまだ固定されたままだから。 ) [Sat 10 Oct 2009 23:24:04]
君影 > (無くなっている物は沢山ある。それを悲観しているように見えないのはその事実にまだ現実感が追い付いてないから。終始痛みにうなされてそれを止める薬や魔術が効いている間は思考がまともに回ってくれない) ………許す。約束はちゃんと守ったみたいだし。 (私は泣いてしまったけど、怪我したりしたら大泣きするとは言ったけど、帰って来た時に泣かないとは言ってないもの) …………うん。ありがとう。……ありがとう。 (それは心の底から言える。胸のなかで燻っていたものがそれで少しだけ救われた。あんな奴らみんな死んでいってしまえばいいんだ。) ………全然わかんない。痛い時は痛い。今は…大丈夫。 (怪我の度合いがどれ程なのか私は知らない。寝ている時間が大半だし、どの医者が担当しているかもわからなかったりする) (握り返す手に力はない。) ……傍にいて。もう少しだけでいいから。 (私はいつもはひねくれる所を正直に答えてしまった。) [Sat 10 Oct 2009 23:12:38]
艶子 > ( 改めて彼女の姿を見ると胸が痛くなる。そんな彼女に対して、私に出来ることは沢山あるはずだ。 ) ――すまん。 ( 遅いという声にもう一度その言葉を。ああ、泣かせてしまった。それがすまないと思う反面、少しだけくすぐったくて嬉しかったり…と思ってしまうのは、不謹慎か。少しだけ困ったような笑顔を向けながら、君影の側にしゃがむ。 ) ははは、言ってくれるな君影。でも、その代わり沢山のグールをやっつけてきたからな。 ( 私が倒した化け物の中に、君影を苦しめた奴が入っていることを願おう。 ) ――怪我の具合は、どうだ。私にして欲しいことはあるか。 ( 君影の手を優しく握ろうと手を伸ばそう。多分、今は薬が効いていると思うのだけど。 ) [Sat 10 Oct 2009 22:48:22]
君影 > あ……… (顔を出してきた艶子に何処も怪我をしている様子はない。いつも通りの艶子。それを見た私の目から涙が落ちた) ―――……! ……遅い。 (それに気付くと慌てたようにシーツで涙を拭いて少し不機嫌そうな顔になる) ……マヌケ。バーカ。 (痛み止めが効いているせいか頭は上手く回らない。じっとねめつけるように彼女を見上げるとそんな事を言う) [Sat 10 Oct 2009 22:38:15]
艶子 > ( 外の豪雨の音の中に、私の名前を呼ぶ彼女の声が聞こえる。私はそっとドアを押して中へと入っていった。 ) やぁ。 ( と、ベッドの上の彼女に声を掛けた。窓際に飾られた花をちらりと見て、ああ、誰かが花を持ってきてくれたんだなと思う。 ) 遅くなってすまん。村から戻った後に、情けない話だけどぶったおれちゃってさ。でも、それ以外は大丈夫、かすり傷一つ負ってないよ。 ( こうして病室を訪れるのが遅れた理由に、彼女に負担をかけないための嘘は幾つも思いついたけど、私の場合嘘が見抜かれなかった試しが無いので、正直にいう事にした。 ( 後ろでに扉を閉めると、ベッドの側に向かって歩いていく。 ) [Sat 10 Oct 2009 22:21:17]
君影 > (娘より先に返事をしたのは膝の上の黒猫。激しく窓を叩く雨粒をぼうっと眺めていた女は猫の鳴き声に一拍遅れて返事をする) ――――艶子? (部屋の中に入ってくれば殺風景だった前よりは窓際に飾られた花たちが真っ白な部屋を彩ってくれているだろう) [Sat 10 Oct 2009 22:15:06]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『にゃー』 [Sat 10 Oct 2009 22:05:00]
艶子 > ( アレックスの話では、アクトン郷という人が災害義援金を集めてくれているらしい。幾らぐらい集まって、そこから幾らでるのかは判らないけれど、ありがたい話だと思う。君影の治療費もこれで幾分かは軽くて済むだろう。感謝しなければ。…しかし、それで足りるかどうかは判らない。私のお金で間に合えばいいのだけど、もし足りないようなら何とかお金を工面しないと。 ) ………。 ( とにかく、今は君影に元気な姿を見せてやるべきだ。ウォッシュベアーから帰還してからまだ一度も顔を出していないし、きっとあいつも心配してくれているだろう。あいつ、何だかんだで私の事好きだし。 ) ……君影。 ( 小さくノックをして中に呼びかける。寝ているようなら起こすのもかわいそうなので、ひとまずは戻ろうと思うが。 ) [Sat 10 Oct 2009 22:03:51]
艶子 > ( 食欲を取り戻してしまえば身体は正直なもので、あっという間に元気を取り戻した。これもアレッサンドラのおかげだろう。右腕の骨折があるので通院は必要だが、ひとまずは家に帰る許可が降りた。…だが、私一人が先に退院してしまうことに後ろめたさは感じる。まだこの病院には、ウォッシュベアー村で負った傷に苦しむ人が大勢居るのだ。――私は君影の病室へと向かい、その部屋の前に立つ。 ) [Sat 10 Oct 2009 21:53:56]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 退院。 』 [Sat 10 Oct 2009 21:50:34]
お知らせ > 黒兎さんが帰りました。 『( その後、いつもの様子に戻れば、 痛みで泣くことになったとか。 )』 [Fri 9 Oct 2009 22:24:37]
黒兎 > ―――――― あはッ …… ( 笑うような気分じゃないのに 、 なんだか 笑いが こぼれた。 足りない 。 ) くろうしゃぎは 、 いっぱい いっぱい ヒトを殺したの に、  くろうしゃぎは 、 じぇんじぇん、 罰を 、うけて…な い 。 なんで ぇ …… ? ( 誰も、 くれないなら、 自分でするしか無いじゃ ないか ――― 。 クスクスとわらいながら 、 右腕にあった左手を 、 伸ばして 、 右肩のほうへと持っていく。 治療中の 治りかけていた傷のある トコロ 。 そこに ぐぃっ と 爪を食い込ませる 。 抉るように 、 深く  深く 。 燃えるような痛みに涙が出たけれど、 それでも兎は   笑っていた。 ) [Fri 9 Oct 2009 22:10:46]
黒兎 > ―――…………… ぁ … ( 腕 。 そうだ 、 腕 ――― 。 クレェインの腕が 無くなってた 。 眼も 無くなってた 。 なんで、 なんで ―――― ) う ぁ ………… ッ … !! ( 思考が 落ちる。 堕ちる。 どんどん悪いほうを考えていく。 想像してしまう 。 なんで 彼が あんな酷い怪我を負って、 自分は この程度なんだろう  って 。 なんで 自分じゃなかったんだろう って 。 キシリ と 、 何かが 軋む音が聞こえた気がした。 多分気のせいだろう が 。 ) ―――― … ッ ……… ( 再度、 腕に爪を立てる。 それでも、 何かが 足りない気がして ―――― 。 まだ 足りない と 。 ) [Fri 9 Oct 2009 21:54:50]
黒兎 > ( ペセルと会って、クレェインと会って、 精神的に大分落ち着けたものの、 ふとした瞬間に 、 何の前ぶれもなく 怖くなる。 恐ろしくなる 。 ) ――――― … ッ ぅ … ( というか。 せっかく暗黒街までいけたのだから、 薬を買ってくるべきだった。 何をしていたんだろう。 でも、 裸だったし、 お金も無かったし 。 ガリ、 と 、 無意識に右腕を 掻いて 掻いて 巻かれた包帯はほどけ、 何度も重ねて傷ついた部分から また血が出てくる 。 いつからだ ろう。 この、じりじり とした痛さが、 なんとなく 安心できるようになったの は 。 ) [Fri 9 Oct 2009 21:35:01]
黒兎 > ( しょっぱなから少し悲しい気分。 さておき。 ) ( 昨日病室から出たことは当然、 看護士さんにバレてしまって。 ちょっと怖かった。 ごめんなさい と、 謝ったけれど 。 で、 そんな空気だったので 、 クレェインと同じ部屋にして下さい ! なんて、 言えなかった。 ションボリ。 ) ―――― … 。 ( ベッドの上で体を起こし 、 ぼんやりと闇を 見ていれば 、 その闇の中から 何かが出てきそうな 気がして ) ――― … ッ ……!!! ( バシッ と 、 丁度手が届くところにあった枕を 、 闇に投げる、 勿論、 何か なんているワケが無い。 枕は壁に叩きつけられ、 床に落ちる だけ 。 ) [Fri 9 Oct 2009 21:22:40]
お知らせ > 黒兎さんが来ました。 『(』 [Fri 9 Oct 2009 21:16:51]
お知らせ > ビリーさんが帰りました。 『そうして巡回しつつ、すれ違った顔見知りに「はじめまして」とか言われるのはまた別の話』 [Thu 8 Oct 2009 22:25:33]
ビリー > (さすがに、この中央病院で好き勝手に鎮痛剤をばらまくとか、麻薬を処方するとかはしませんけども…まぁ、どちらにしても鎮痛剤がないと満足に睡眠も取れないと言う人間もいる事ですし…治療と最早セット状態と言ったところか)…もしもし、お加減は変わりませんか?(病室を訪ねて回って異常がないか確認して…) [Thu 8 Oct 2009 22:18:29]
ビリー > (他にも自分が出来る事は、鍼と按摩…。まぁ、鍼はフォーウンかトキノミヤコの人間でもなければ受け入れないだろうし、マッサージは…なんだろうか、別の意味に受け取られかねないのがこの中央病院の面倒なところ、とか…)そう言うのが好みならば、淫売窟にでも行ってもらいたいものですが…(などと、患者の症状を書いたカルテを片手に自分も回診に向かうわけですが) [Thu 8 Oct 2009 22:14:22]
ビリー > (基本的に量産体勢に入っている痛み止めの配合、あと必要なら化膿止めの軟膏も用意して…)見回りは…ああ、ルゥ先生が?(なら大丈夫か、と腰を落ち着けて…なんだろう、座った時の感触は今だ慣れないと言うか。後で食べ物の差し入れを用意しようとか考えつつ) [Thu 8 Oct 2009 22:06:42]
ビリー > (まぁ、かと言って暗黒街にこの格好でうろつくのも気が引けると言うか、元より荒事はからっきしダメな自覚があるので普段通りでも変わらないと言えばそれまでなのだが、向けられる視線が痛かったり、変に色目を使われたりと寒イボも立つってモンで)…自作してみたら微妙に質の悪いものだったのですよね…(あと、自作の漢方薬…と言うか仙丹がイマイチだったのでもう一度勉強と言うか、コストカットする為にケチったのが悪かったのか) [Thu 8 Oct 2009 22:02:07]
お知らせ > ビリー@試薬さんが来ました。 『…結局、ここに出戻り風味なのですが』 [Thu 8 Oct 2009 21:59:00]
お知らせ > シタンさんが帰りました。 『( にしても流石に多すぎる。 配るか。 )』 [Wed 7 Oct 2009 20:58:58]
シタン > いよ ッ、 ( さすがに床に落とすのはちょッと躊躇われて。体を捻りサイドボードへソレを置き ) ねーちょッと何コレ。 何このやッたらでっかい袋。 ( 仕事でやりとりする予定の交易品? いや、ンな大事なモン俺の腹に落とさねーわな。 ) ( 栗だ。 )  … ( ベッド横に戻って来た友人は、事も無げにそう告げた ) …栗ですか。 ( 栗だ。甘栗。 ) ( 好きだっただろ、と言われれば 少し昔の――主公がまだ生きていた頃の、三人での遣り取りを思い起こしながら ) …あぁ、 うン。 …… 好きですよ。 ( よく覚えていたなァと思う。 多謝、とへらり、友人に告げて ) [Wed 7 Oct 2009 20:57:33]
シタン > ( 体力の落ちてる体は突然の衝撃にげふげふと咳き込んで、 )  ッこら何を落としやが、ってガン無視……!? ( さっきまでの無表情は何処へやら。 穏やかににこにこと笑みを浮かべて、騒がしい男ですみませんなンて同室の皆様方に御丁寧に挨拶していらっしゃる。 当然その間俺のことは放置だ。 くッ…! ) ( つか、この腹の上のやたらゴツゴツしてて重たい袋の中身はなンだ。右手を伸ばしソレを腹からどけて、 ) [Wed 7 Oct 2009 20:42:14]
シタン > あッ、もしかして数少ないデレ? ねぇデレ?? べ、別にアンタの為じゃないんだからね!たまたま!たまたま仕事のついでで来ただけなんだから!とか言っちゃう? いっつもツンツンだもんねーオマエ。 いやぁ俺ってば意外と愛されtうげふッ……… !! ( 言葉の途中で、 なンか腹の上に落ちてきた。 )  …ッ、 ( ただしくは、友人が手にしていた布袋を俺の腹の上に掲げたと思ったら、無言でその手を ぱー にしてくれやがった。 怪我したとこに落とさなかったのは優しさと思うべきか、単に後で病院側になンかいわれるのメンドクセ、って思ったか… 絶対後者だな。 ) [Wed 7 Oct 2009 20:32:55]
シタン > あーうん、元気ですよもーちょーげんきー。 暇だし早く退院したいんだけどねン。 ( 病院つまンない、って溜息つけば、友人はベッドに寝転がった無様な俺を―― 正しくはベッドに転がったままでろりとした、動かない俺の左腕をちらりと見た。 その視線に俺は苦笑する。目の前の友人は何か、医者から話を聞いてきたらしいと見当をつけた ) しかし久しぶりねー。 いいの? 仕事ちょー忙しいンじゃない? ( まだ幼い家の主に代わって、実質あの家を取り仕切ってるのは目の前の友人のはず。 ) [Wed 7 Oct 2009 20:24:34]
シタン > ( 久方ぶりに会った友人の、第一声がそれだった。 ) ちょ… 真顔で抉るのやめてくんないかな… ( 相変わらずだなーと苦笑したら、ティアンから遥々来てくれた友人であり元上司は、お前も相変わらず元気そうだと面倒くさげに鼻を鳴らした ) [Wed 7 Oct 2009 20:16:07]
シタン > ( この間抜け ) [Wed 7 Oct 2009 20:12:09]
お知らせ > シタンさんが来ました。 [Wed 7 Oct 2009 20:09:42]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Tue 6 Oct 2009 23:44:46]
君影 > (気付けば私はまた安らかに眠っていた。痛み止めが効いている間だけは安らかに。) [Tue 6 Oct 2009 23:44:38]
君影 > (谷間の姫百合。毒性が強い花。私が生まれた場所とは真逆の土地で咲く花。だから本で見たことしかなくて、実物を見るのは今日が初めて。けどそれだと一目でわかる事が出来た。) 鈴蘭 … か …… (季節外れの白い花が揺れる。その様はとても綺麗であったとも) (キライだ。だって、だってこの花は私の――――) ( 私  の  ――――) [Tue 6 Oct 2009 23:42:35]
君影 > (また風が頬を撫ぜる。そちらへと視線を移せば微かに開けられた窓から吹く風がカーテンを揺らしていた。) ――――― (その傍の花瓶に活けられた花たち。彼女が持ってきてくれたのだろうか。それとも白夜やハッシュたちか。蜷は……ないかな。そもそも入院している事も知ってるのかなアイツ)    (そう、アレはなんという花だっけか。普段見ないから自信がまるでない。花なんて詳しく知らないもの。確か薔薇……で合ってたのかな。違ったっけ) あ 。 (私はそれとは別に活けられている花瓶の中に知っている花を見つけた) (それは私がキライな花。) [Tue 6 Oct 2009 23:27:32]
君影 > (どうなっているんだろうかと思った) 艶子……… (風に消えるような小さな声で呟いた。あの――――思い出したくもない村へとまた行くと言った艶子。怪我しているのに気にしなかった艶子。約束を守ると言った艶子。彼女は今どうしているんだろう。大丈夫――なんだろうか) ………あ――― (頬を擽る感触に思考が途切れる。いつの間にか起きていた黒猫は私の頬をそのざらついた舌で優しく舐めてきた) ねえ……リャン? (私はその子を抱き締める。自分の中の不安を打ち消すよいに) [Tue 6 Oct 2009 23:10:16]
君影 > (起こしたりしないようにそっとその背中を撫でる。柔らかな感触が気持ちいい。猫は気持ち良さそうに喉を鳴らしながら眠り続け、私はその艶やかな毛並みをすくように撫で続ける) (どれ程の時間そうし続けていたかはわからない。もしかしたら早々と終わったのかもしれないし、あるいは飽きもせずにその動作を繰り返していたのかも。それは私自身にもわからない) (ふと涼しげな風が吹いた。秋の風だ。いつの間に何だろう) [Tue 6 Oct 2009 22:55:16]
君影 > (目覚めたという実感はすぐには無かった。頭の中は霞がかかったようにハッキリとしない。)(寝ている間に痛み止めか何かを処方されたのか。無いはずの腕が痛む事も傷口が疼く事も無かった。ただその代わりに思考能力が著しく鈍っている) (清潔なシーツ越しに感じられる体重に私は微笑む。黒猫も主を心配して疲れたのだろう。今は胸の上でぐっすり眠っている) [Tue 6 Oct 2009 22:40:41]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『目を覚ます』 [Tue 6 Oct 2009 22:33:41]
お知らせ > クレェインさんが退室されました。 『やっと・・・折れた     函 ( 朝になってた )』 [Mon 5 Oct 2009 23:14:23]
お知らせ > 紫服の看護士さんが帰りました。 『(その光景に苦笑して山折り、谷折りの説明はしてから病室を出ることだろう)』 [Mon 5 Oct 2009 23:09:30]
クレェイン > 病淫? まあ、いっか。よくわかんないけど ( と、にぱっと少年は笑って、 ) ん。看護師さん。ありがとうー。 ( 折り紙と本。これで三日ぐらい暇つぶしできるといいんだけど。暇なものは暇だからなぁ。やっぱり抜け出しt――・・・ ) えーと、まずこっちを山折―――山ってなんだ? 谷? 谷折? ( ん? と首を傾げる。そんな姿が部屋を出る前に見れることだろう。どうやら言語の壁はでかいようだ ) [Mon 5 Oct 2009 23:04:36]
紫服の看護士 > 暇つぶしの種を見つけたんだからいいじゃない。 早く寝ればいい夢を見られるかもしれないよ? (夢魔が見せる夢はかなりリアリティあふれる夢になるだろう。 それで運動をしたい欲求を少しは解消して上げられれば良いのだけれど。 とは心の中) コクトちゃんね。 わかった。 面倒見てあげるね。 (そういえばストレスで自傷行為に出てしまっている患者の名前がそんな感じだったはず。 彼女とも話をしてリラックスさせたいがなかなか機会が難しい) そうだね。 さすがに上もこれ以上中央病淫の名前は広めたくないみたい。 (そんなことを告げて苦笑) それじゃ、ゆっくり練習してね。 [Mon 5 Oct 2009 22:58:59]
クレェイン > まあ、出歩かないで済むかと言われるとこれとこれでは問題は別なのですが! ( ともあれ、新しい方策を見つけたのは収穫ではあるのだけど。まあ、いっか。ぼりぼりと頭を掻いた。 ) うー・・・・やっぱり運動したいな運動。子供と遊ぶのでもいいからっ ( 運動はしたいが、ルーンも扱わないと、というジレンマ。まあ、いっか ) 看護師さん。ども、ありがとー。 あ、そうだ。今度コクトっていう従者の子がいるんですけど。会ったら伝えておいてください ( と、たった今思い出したように言おうか ) ある程度元気になったら話そうね、って。まあ、俺が話したいだけなんですけど。 あ、同室は不味いんですよね? いくら隼騎士と従者とはいえ、性別違うし ( ぽりぽり、と頬を掻いた。話し相手いないとつまらないものはつまらないしね ) [Mon 5 Oct 2009 22:53:42]
紫服の看護士 > はい。 これ。 (代表的な折り紙と正方形の紙の山である折り紙。 トキノミヤコの出身の患者さんから教わって今日に至る。 かなり練習をして片手折りできるようになったが、やってみるとかなり難しいことがわかるだろう) 最初は簡単なのからやるといいよ。 これなら出歩かなくても済むでしょ? (腕の筋肉を衰えさせないのにもちょうどいいだろう) これと同じくらい上手に作れるようになろうね。 (そしてサンプルとして自分の作った鶴をベッドの脇の机へと置いておこうか) [Mon 5 Oct 2009 22:49:20]
お知らせ > クレェインさんが入室されました。 [Mon 5 Oct 2009 22:45:21]
クレェイン > おりがみ ってなんですか? ( と、アマウラ文化に詳しくない少年はきょとん、と首をかしげつつも、小説を受け取る。まあ、これを読み終えるまでは暇つぶしができそうだ ) へー・・・器用なものなんですね ( と、ぱちくりと瞬きした。手先が器用な人間が多いと聞くアマウラだが、そんな文化があるとは知らなかった。紙で芸術品を作る国なのだろうか。なにか意味があるのだろうか。ルーンを折り紙につけたら面白そうだな、とは思ったけど ) ―――――あ。看護師さん。折り紙の紙と折り紙集みたいな、折り方が書いてある本あります? ( なんか。自分のアイディアに自分で食いついた ) [Mon 5 Oct 2009 22:45:18]
紫服の看護士 > さすがにそんなには持ってきてないね〜。 それだけたくさんあればどんなジャンルでもすぐに出せそうだね。 (目録が必要になりそうだけど、なんて) はい。 どうぞ。 (冒険小説は差し出そうか) 残念ながらそうそう都合のいいものは無いよ。 後は折り紙くらい? 片手のリハビリにもなるし (そういえば、とまた持ってきている道具をがさごそと探る。 おじいちゃんとか子供相手にはよく使う小道具) 片手で折るのは大変だけど其の分片手だけでいろんなことをする練習になるでしょ? (そういってすいすいと片手で鶴を折って見せた) [Mon 5 Oct 2009 22:38:37]
クレェイン > どんだけ本持ってきたんですか・・・。個人図書館ですか。一人で1万3千冊とか持ってるんですか ( はふ、と溜息を吐いた。如何ともし難いことに、暇なものは暇だ。「あ、じゃあその冒険小説貸してください」と手を差し出そうか ) それ、どこが楽しいのかさっぱりです。俺は俺で剣を振ってもっと強くなりたいし。強くなるためには左腕もどうにかしたいし。もうはっちゃかめっちゃかです。 ( 数学も苦手なんだけどね。 ) なにかもっと他に楽しげな暇つぶしの方法とかありませんか。もう熱中して渇望してしまうような。なにか ( 麻薬か。それは。 ) [Mon 5 Oct 2009 22:28:59]
紫服の看護士 > (天然を振りをしたわざとだと言うのは笑みをみていれば想像はつこう) 残念だね。 それじゃ、これは回収、と。 (其の小説は懐にしまおうか。 他には聖書だとか音楽入門だとかアクセサリーの作り方だとかそんなのがラインナップに並ぶ。 冒険小説もちゃんとあったりするのでこんなのがあるよ、と見せておこう) 一人に掛かりきるわけにはいかない仕事だからね。 (一日五分顔を見せる程度なら出来るのだが) 退屈だよ。 大体の人は退屈しながら自分なりの楽しみを見つけるみたいだよ。 天井のしみを数えてみるとか。 窓のそとの葉っぱの数を数えてみるとか。 円周率をどこまでできるか計算してみるとか (そもそもこの世界、円周率があるのかは疑問だが) [Mon 5 Oct 2009 22:24:54]
クレェイン > ――― こんな禁欲的な場所であんた何読ませる気ですか!! しまいには色町に抜け出したりしますよ!? ( すぱーん! と本をテーブルに叩きつけようか。いやいや、こんなのを読ませちゃダメですよ。まったく。怖いな、この看護師。新たな拷問か。ルゥ先生の呪いか。 ) まあ、毎日毎日話し相手になってくれる人ってのも大変ですからね。従者のほうも従者で治療に専念してもらいたいし ( ばぶ、とベッドの身を投げ出した。両手を広げながらも頬を膨らませた ) 入院生活って退屈ですね [Mon 5 Oct 2009 22:19:02]
紫服の看護士 > そうだね〜。 こんな本なんてどうかな? (なんて差し出した本は思い切り官能小説で。 しかも淫魔の娘が聖職者を調教するような感じのシロモノ。 実体験じゃありませんよ) 本をよむのでストレス溜まるならどうしようもないねぇ。 (こまったなーとかそんなに困った様子は無い口調。 ここは病院で職務中なので少年にみだらなことをしてあげる気は無い) 話し相手でも居ればもう少し退屈は紛れるんだろうけどね  [Mon 5 Oct 2009 22:15:16]
クレェイン > ( 少なくとも、少年よりは上手だ! ) それは簡便です。 はやく退院したいですけど、暇なんですよ! ( 動かなさないほうがいい、というのはわかる。わかるんだ。だけど、欲求と言うものは強欲に無理難題を突きつけるのだ。 ) え。本ですか? ( どんな本なんだろう。と軽く首を傾げる。けど、病院の本はあまり面白いという相場は聞かないのだが。 ) なにか伝記小説とかですか? ( そこらへんが妥当だとは思ったけれど。 ) でも、結局それだとストレスたまるじゃないですかー。あー。素振りしてぇ! ( 本を読むのも悪くないんだけどね。なんかこう、動き回りたいお年頃。体力使わないと眠った気になんないのだ。 ) [Mon 5 Oct 2009 22:08:16]
紫服の看護士 > (本人そんなに上手な絵を描いている気はない) なるほどね。 それで、更に入院期間が延びて全身拘束具で流動食を強引に口から流し込まれるような生活をお望みかな? (さらっと冗談のつもりである。 笑顔がどんなに怖かろうと冗談である) 退屈だから体を動かしたいっていうのはわかるんだけどね。 今は我慢の時なんだよねぇ。 (さすがに今彼の目の前で夢魔の能力を使うわけにも行かないので寝静まった頃にでも思い切り運動する夢を見させてあげようか、なんて考える) 本くらいなら持ってきてあげるけど? (それでも消灯時間の前には回収しに来るけどね、と妥協案。 とにかく出歩かせるのは良くないわけで) [Mon 5 Oct 2009 22:01:14]
クレェイン > 変な物なんて食べてないですよ ( ぷくー、と頬を膨らませて抗議。しかし、この看護師さん。絵うますぎやろ。うますぎてなんかムカつく。どうしたい。どうした。保存した。悪いか。 ) 具体的にどうした、って言われたら・・・。そりゃ、運動とかしたいですよ。こう、静かにずっと寝てるなんて性分にあわねーもん! ( うがー! と両手を広げて抗議した。その後、こそこそと看護師が書いた絵をサイドテーブルの引き出しに保存した。永久保存。後で対腐敗ようのルーンをかけておかないと。←ダメ人間 )  [Mon 5 Oct 2009 21:53:28]
紫服の看護士 > (その様子を見て、看護士はニヤリと邪悪な笑みを浮かべたのは見間違いではあるまい。 絵はあえて見ることはせず) あんまり変なもの食べて体調を崩しちゃだめだよ。 入院が伸びちゃうからね〜。 (そんなことを告げながらなにやらかきかき。 「青少年らしい妄想を十分に行っている様子」 なんて書いていたり) 退屈なのはわかったけど、具体的にどうしたいのかな? (小首をかしげて問いかけよう、さっき書いたものはさりげなく見える位置に置いたり) [Mon 5 Oct 2009 21:48:44]
クレェイン > ぎゃああああああああああああああああああああああああああ! ちょい待ったぁあああああ! ( 慌ててご満悦だった絵をびりばりぼきばきごくんと証拠を隠滅した。ふぅ、危なかったぜジョニー。お前、生き残れよ。この国はもうダメだ。 意味がわかりません。まあ、そこで貴方が即効で手を伸ばすなり覗き込めば絵は見られることだろうが ) ええ、もう退屈しまくりですよ! えーと、クレェイン・ラインベルトは苦情と叱責と退屈に弱い鉄壁のブレイクン・ガラス・ハートの持ち主ですから! ( あはははははー! と笑いながら視線を超流しまくる。悪戯書きばれたかしら? ) [Mon 5 Oct 2009 21:40:01]
紫服の看護士 > はいはーい。 退屈して喚いている患者さんが居ると聞いてやってきたよ〜と。 (看護士、というにはずいぶんノリが軽いが看護士である。 一発殴って昏倒させて夢を操作するなんて強引なことまではしないと思われるが割りと話し相手担当。 タイミングが合えばちょうど絵を描き終えてご満悦のところに入ってくるだろう ) [Mon 5 Oct 2009 21:36:37]
お知らせ > 紫服の看護士さんが来ました。 『(そこで入ってくる看護士D)』 [Mon 5 Oct 2009 21:32:34]
クレェイン > ( 見事な棒人間に髪の毛が生えた程度の絵が完成した。子供の落書きレベルである。しかし少年はご満悦。 )  [Mon 5 Oct 2009 21:32:01]
クレェイン > ふーんだ。こうなったら右手一本だろうとクレェイン・ラインベルト様の画力で持って看護師さんを変な絵にしてやる。まずは―― ( トリスさんへのお手紙――主に謝辞とお礼の――を書いてしまえば後はやることなくなった。教科書に落書きをするように、看護師さんやらお医者さんをモデルにした悪戯書きを始めた。先日はルゥ先生の絵を描いて――これがまた非常に少年期特有の妄想爆発だった――びりびりに破かれて捨てられて頭にたんこぶを一つこさえたが、そんなことではへこたれない。不屈のグングニスク魂は何時何処でも負けないのである。まずは先ほどの看護師の絵を描いてやる。木炭を手にして紙に悪戯書きである。何がいいだろうか。丸飲みされてるところの絵なんて想像に容易いエロモンスター的な展開だとは思うが、あの丸顔で剣とか振り回してる絵なんて面白いと思う。よし、じゃあ二つ掛け合わせてそういうシチュエーションでいこう。うむ。かきかき。完成。所要時間50秒 ) [Mon 5 Oct 2009 21:31:17]
クレェイン > だってー。暇なんですもの。タバコは吸わないけどエールも飲めないし。ひまー! ひまったらひま! グングニスク人は勇猛果敢で通ってるんですからこれぐらいの傷でへこたれたりはしながっばぁ! ――― ぃ 痛くなんか ないですよ? ええ、別に今ので痛み出したりとかなんて無いですよ? ( だらだらと脂汗を浮かべながらそれでも看護師に頼み込む。呆れ顔の看護師は「もう寝ててください。外出禁止ですよ!」 と、掛け布団を頭から被せて病室を出て行った。「そんなぁ〜」という情けない声が少年から洩れた。 ) [Mon 5 Oct 2009 21:25:29]
クレェイン > ( 入院と言うのは三日で飽きる。無論、身体はだるくてぎしぎしと軋む様に痛いのだが、やる事が無いというのは非常につまらない。他の入院患者の中では、娼婦を夜中に出張させるとか、エロ本を隠し持ってるだとか、抜け出して遊びに出るだとか、そんな噂なのか誇張なのか虚偽なのか判断つきにくい話を幾らか聞いた。まあ、面白半分に聞く話なのだが ) ――― いや さ  そんな話を聞くと抜け出したくなってくると申しますか。外の空気を吸いたいなー! って思ってくる次第でして・・・。ぅぇ、 誓約書・・・・。 う、うーん・・・・。 で、でもですね? そんな長時間入院生活続けてたら精神方が参っちゃうていうかさもありなんっていうか・・・・・。 その、ダメですかね? せめて図書館で本を借りに行くぐらいはダメです? ――――わー! わかりましたから援軍呼ばないでー! ( ベッドの上で、看護師を拝み倒したが許可は出なかった。そりゃそうだ。元気に叫んだりはしてるが、それこそ重症の身。本来ならば痛いはずなのだ。 もっとも、空元気で動けるぐらいの元気がでる人種なんていうのはそうそういないとは思うが ) [Mon 5 Oct 2009 21:22:41]
お知らせ > クレェインさんが入室されました。 『こそこそ』 [Mon 5 Oct 2009 21:17:49]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 圧し掛かっていた心の重圧が軽くなり、身体に力が漲っていくのを私は感じた。 』 [Sun 4 Oct 2009 22:04:46]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『 そうして、介助者としての仕事に取り掛かる。 叶うなら彼女の心が、幾分救われますように。 』 [Sun 4 Oct 2009 22:00:49]
艶子 > ………。 ( その言葉に私は心が晴れていくのを感じる。そうだ。アレックスが今言った通り、私の無事を喜んでくれる人がいる。私はそれをもっと感じるべきだ。 ) ( そして聞かされるのは、今回被害を受けた人たちに対して色んな形での救済がなされていること。そう、そうだ。これもいつも感じていたけれど、突っ走るあまり目に入りにくかったもの。ウォッシュベアーでも、蔓の悪魔の時も、紅い雨が降った時も、そして今も。いつも誰かが共に戦ってくれていた。アレックスの言葉に頷き、そして信じようと思う。時間はかかるかもしれないけれど、私は――私達は必ずこの壁を乗り越えよう。そう思えた瞬間、アレックスの言葉が心強く感じた。 ) ――うん。勿論、わかってる。ウォッシュベアーから助け出して、それで終わりじゃない。むしろこれからなんだ。 ( それで良い。それでこそ私の好きなアレッサンドラ・クレメンテだ。私が彼女に焦がれるのは、この残った片目に今も残るのは、たった一人でスラムの闇に立ち向かっていた彼女の姿だ。そして今の私にも、そうやって言ってくれた方がありがたい。 ) わかった。すぐに済ませるよ。 ( と、言うほど素早くは出来なかったが、これ以上アレックスの手を煩わせるわけにもいかない。そう思い、何とか自分の力で着替えようとする。 ) [Sun 4 Oct 2009 21:48:29]
アレックス > ( ややあって身を離し、艶子の頬を指で拭って ) あなたが無事でよかった。 ( 今まで何度も、彼女が死線を潜る度に言えなかった言葉を、今日はすんなり口にする事が出来た。 彼女が彼女の目的を満足に果たせなかったとしても、自分の気持ちの正直な所。 すん、と鼻を鳴らして態勢を取り繕って。 ) あなたは、あなたのできる事を精一杯やりました。 あとは私たちに任せてください。 中央病院のスタッフは懸命に被災者の処置に当たっています。 また、グングスニクのアクトン卿も災害義援金を募っています。 彼はインセクティアですが真摯な人柄で知られる方、義援金は間違いなく被災者の保証に当てられるでしょう。 被害の状況を伺うほどに楽観は出来ませんが―― 決して、決してあなたは一人で戦っている訳ではありません。 人々を、信じてください。( 彼女には根強い不信感、敗北感があるように思う。それを払拭し、ただ一人の個人ではなく、自分の信じるものの為に戦う大勢の一人となる事が出来れば、と思う。 彼女の手を握り、頷いた。 ) そして、あなたは立ち上がらなくてはならない。 あなたは助けたのだから。 助けた責任を負わなければならない。 豪天寺艶子。 あなたが、ただの英雄ではない所を、見せてください。( 伏せっている身にはキツい事を言う。こうでもしなければまた彼女は甘ったれてしまうだろう。王様になるとあの時無邪気に語った筈だ。へし折れた夢でも、ひねり出してみせろ。 そうして、手を離す。 ) 着替えと、替えのシーツを用意してあります。自分で出来るようなら、体を拭いて、着替えてください。 出来ないのであれば、手伝います。( 彼女は大勢の患者の一人でしかないのだ。そう多くの時間を割いていられない。 ) [Sun 4 Oct 2009 21:32:50]
艶子 > ( 悲しいことにその癖はまだ抜けきってはいない。でも、その別れから今までの時間の流れの中で、多分恐らくだけど―― 学んだこともある。そしてそれはきっと成長と呼べるものだと信じている。 ) ――そうかい?そう言ってくれると、勇気が沸いてくるよ。 ( 包帯の感触。その下にあるであろう酷い火傷。もう少し早くクロゥアーテを討つことが出来たら、彼女もアイリ様も騎士団の人達も傷つかずに済んだかもしれないというのが、自惚れだと言うのは判ってる。あれが私のベストだったのだということも。 薔薇の香りを感じながら、私はアレックスの瞳が滲み、声が震えるのを聞いた。 ) …それもよく言われる。 ( 涙を零しながらも、少しだけ笑って言った。抱き返す手をほんの少しだけ強くして。暫しその状態のまま、別れから今までの時間を埋めるように抱き合おう。 ) …アレックス。次も上手くいくかどうかは判らない。また助け出すことが出来ずに失敗してしまうかもしれない。それでも私に出来る事があるのなら、私はこれからもそれをやっていこうと…思うんだ。 ( 刀は折れても尚、この私に力を与えてくれる。無事に助け出せなかった怒りと悲しみと無力感はあるけれど、君影もアレックスも生きているのだ。それは私の希望となる。 ) [Sun 4 Oct 2009 21:12:07]
アレックス > ( その事が、彼女と自分とが袂を分かつ直接的な原因となった。 可哀想な自分に浸り、他人にまで慰める事を求める甘ったれた性根をさらけ出した豪天寺艶子を、認められなかったのだ。 それが自分と理想を共にした、自分の分身であったなどと、決して。 そして私は孤独になり、彼女は彼女に優しい者達のもとへと行った。 何度か接触があったけれど、その度に私は彼女を認めることが出来なかった。 ) 豪天寺艶子としては合格です。あなたは、それでいい。( それでいいんです、と彼女の震える肩を抱き、涙の伝う頬に頬をすり寄せて、深く息を吸う。彼女は汗と、消毒液のにおいがする。 彼女が、彼女らしく、誰かの為に怒り、持てる全力を振るったのなら その姿は尊いものだと思う。 )――・・・  ( 思考が停止する。何故、彼女が私にお礼を――? ほんの気まぐれで彼女に戦う力を与え、幻想から彼女の弱さを認めずに叩きのめした私に、何故―― )・・・ いえ、そんな事は ( じわ、と涙腺が緩む。私が彼女にしてやれた事など、何一つないのに。こんな大怪我をしたのも、彼女の友人を助けられなかったのも、全部私のせいかもしれないのに、この人は―― 。 ) あなたは、救いようの無い馬鹿ですね。( 少し涙のにじんだ声で言い、少しだけ強く、抱きしめて。 ) [Sun 4 Oct 2009 20:52:15]
艶子 > ( 今ならその想いに気付けるかもしれない。薄っぺらな自信と、それを覆い隠すただの勢い。 私は子供の頃は負け犬同然で、けれども私の頭を地面に押さえつける手は、噛み付けばすぐに引く事を知った。武器を向ければ敵は驚き、殺意を向ければ敵は怯み、こちらが死を厭わぬ態度を見せれば、相手は私の弱さに気付かず容易く逃げることを知った。そうやって徐々にエスカレートしていったのだと思う。やがて大きな事を言うようになり、敵以上に自分に眼を向けなくなる。 ――ただ、今回の事件で、折れてしまった刀を見て、一つだけ気付いた事があった。 ) ――う、 ん。そうだな。いつも、そう言われる。 …傭兵としては失格だな。勝てる戦いだけに参加して、危なくなったら逃げるのがプロなのに。 ( それを卑怯だと罵る声もあるだろうけど、そんな傭兵にだって友達や養うべき家族が居たりするのだ。 ) ………っ ( 涙で滲む視界が、金色に染まる。それは彼女の髪の色だ。私の肩の震えは一層強くなり、堪えようと思った涙と嗚咽が止まらなくなる。片腕だけでアレックスの服を小さく掴んで。 ) ( でも、それだけじゃあない。失った刀が教えてくれたことがあるのだ。 ) ……でも、アレックス。 刀、折れ、 折れてしまったのだけど。無事に救い出すことは、今回も出来なかったのだけど。 ( ああ、嗚咽のやつめ。もう少し私に喋らせろ。 ) それでも、今回何人かの命を救うことが出来たのは。取りこぼしてきたものは多いけれど、それでも今まで救えたものがあったのは。お前のおかげだと思ってる。折って初めて気付いたんだ。その刀で自分が今まで誰と戦って、誰を助けてきたのか。 …だから、お前にお礼が言いたかったんだ。 ( 顔を離して相手の目を見て言いたかったけど、正直今の私は見れた顔じゃないから抱きしめられたまま言おう。 ) ありがとう。本当に…。 [Sun 4 Oct 2009 20:27:08]
アレックス > ( 以前、彼女は私に言った そうして居ないと、ちっぽけで惨めな自分に耐えられないのだと。私は責めた。そんな事は知った事ではない、と。 彼女は沢山の物を手にしていながら、その輝きに気付かない。 ただ、自分の惨めさを払拭する為だけに貪欲に名声を求めていた。 大勢に夢を見させた大言壮語は嘘、いつまでも我が身の惨めさを慰めていたのだ。 酷い侮辱だった。 許せなかった。 )・・・ その無理の度に命を縮めているのですよ?あなたが死んだら泣く者のことを、たまには思い出してほしい。( こんな事を言ったとしても、その場になれば頭からすっ飛んでしまう事は判っていても、ついつい小言が口をついて出る。それが艶子の良い所であるとも判っている。大事な場面で命を惜しむ豪天寺艶子にどれだけの価値があるのか。それこそ、ただの惨めな小娘しか残るまい。 )――・・・   ( 今回は、違うようだ。彼女は自分の口を押さえ、震えて、告白し始める。 己の無力感を。 友を助けられなかった、不甲斐なさを。 自分はかけられる言葉を持っていない。 どんな慰めも、いっそ死んでしまった方が、と思える彼女の友人の有様には気休めにもならない。 だから、そっと身を寄せて、震える彼女を抱きしめた。 ) [Sun 4 Oct 2009 20:04:56]
艶子 > ( そのレイピアで貫いた傷は確かに剣士としての寿命を縮めた。時折感じる肩の違和感は、いつかきっと爆発する。それが日常生活の中でなのか、鍛錬中なのか、実戦の最中なのかはわからない。ただ、右腕を折っても左腕だけで戦った今回のように、右肩が壊れてしまったら左腕だけで戦おうとするだろう。 ) ……うん。案外無茶が効くものだなって我ながら思った。 ( アレックスの言葉はとても静かだ。優しく語り掛けてくれた昔が懐かしい。 そしてアレックスの手が止まり、私達は見つめあう。右目を失ったことは確かにろくな理由では無かったけれど、馬鹿をやった代わりに凄く大事なことを学んだから、それほど気には留めていなかった。だが、この折れた右腕は違う。折ってしまった理由は右目の傷に比べて凄く真っ当だけれど。 ) ………。 ( 残ったほうの左目が辛そうに歪む。左手で自分の額を覆って、口元が歪んだ。 ) 友達が……私の友達が、ウォッシュベアーで…。それで、私、助けたくて、でも…。 ( 額を覆った手で自分の口を覆う。この動きに意味は無く、ただやり場の無い想いの表れになっているだけ。 ) 私、また駄目だったんだ。お前の時みたいになるのが嫌で、一生懸命頑張ったんだけど、また間に合わなかったんだ。命は助かったけど、あの怪我じゃ…。 ( 治る傷ならまだ良かったのだろうが、あれはもう治らない。 ) [Sun 4 Oct 2009 18:59:58]
アレックス > ( 折れた右腕は、少なからず自分に責任がある。 私は、彼女が分不相応な夢を持ち、それゆえに死地に赴かないように、その自信の根拠である剣の腕を奪おうと試みた。 具体的には利き腕である右腕の支点である肩をレイピアで貫いたのだ。 よもや、その状態で再び剣を持ち、戦おうと思うとは思わなかった。 豪天寺艶子の諦めの悪さを侮っていたと言える。 ) あなたは、出来うる限りの事をした。 こんな体になるまで、戦った。( きっと、豪天寺艶子はまた分不相応な事を考えているに違いない。だから、言い聞かせるように、静かに言葉を重ねる。 自ら触れ回らずとも、豪天寺艶子の働きを疑うものなど居ないではないか。 )―― では、何故。( わざわざ死ぬような戦い方をするのだ。 いつの間にか、汗をぬぐう手は止まり 視線は彼女の一つだけの瞳に。 この傷も、ろくな理由ではなかったはずだ―― 寝台の傍らにある椅子に腰掛けて、問う。 ) [Sun 4 Oct 2009 18:45:08]
艶子 > ( 最後に会ったのは彼女に右肩を貫かれた時だ。私はそれが悲しくて、酷くアレックスを恨んだことを覚えている。あの時はまだ自分が万能だって信じていたっけ。でもそんな事はどうでもいいや。伝えなくちゃ。今まで会いに行く勇気が沸かなくて、次も沸くかどうかは判らない。 ) あ、ああぁ アレックス、わた、わたし ( でもそんな私を彼女の手が制する。私はふす、と吐息を一つ吐いて僅かに起き上がりかけた身体をベッドに沈める。やっぱり私は元気じゃないかと思ったが、遅れて今消費した体力から倦怠感と痛みが来た。 汗を拭う手とその言葉に、一度浮かべた笑みが少しずつ消えていく。 ) …うん…。 ( 私は、よく戦った。よく戦ったと思う。多分みんなそう評価してくれると思う。 ) ( 私は彼女の瞳を見て、次に彼女が見ているものを見て、それが折れた右腕だとわかると。 ) ………。お前が、例えば。スラムで私の行く道を塞ぐ悪漢だとか、化け物だとか、悪魔だったら「惜しくないよ」って言うけど。誰にも言わないでね? ( 特に私の事を強いとか、英雄だとか思ってくれてる人や、敵対する相手には知られたくない。 ) 本当は惜しい。死ぬ思いをするのは嫌だ。 [Sun 4 Oct 2009 18:32:21]
アレックス > ( かつて、豪天寺艶子と、私アレッサンドラ・クレメンテは志を一つにし、硬い絆で結ばれていた。 それは、それは今思えば恐ろしいくらいの一体感で、ただ一つのズレも許さない幼さで―― 未熟な私は彼女の大言壮語が口から出任せの嘘だと知り、躓き一つで容易く脆弱な地金を晒して二束三文で心を許す娼婦と成り下がった彼女を許せなかった。 否―― 私はただ、私の剣になると言ったその誓いを果たさなかった彼女を許せなかった。 私は天秤にかけられ、そして選ばれなかったのだと。 その事は抜く事が出来ない棘となって私の胸を苛んでいる。 )――・・・ ええ。( 艶子が気がついたようだ。包帯で覆われた顔が少しだけ苦さを含んだ微笑を浮かべ、動かないで良い、と今にも起き上がらんばかりの彼女を手で制す。 ) よく、戦ったようですね。 ( そっと汗をぬぐいながら、言葉を選ぶ。自分はその戦いに参加しなかった。ならば、かの地での事は何も言うべきではない。 彼女の状態から、彼女の戦いぶりだけを摘出しようと。 ) ―― 命は、惜しくありませんか?( 固定された右手を見て、少しだけ咎めるように言った。 ) [Sun 4 Oct 2009 18:20:58]
艶子 > ( 水の音がする。清潔感のある心地よい音だ。ここ暫く耳にしていた水の音は、どれも足元の泥水か血溜まりを踏みしめそれが跳ねる音か、身体に纏わりつき体温を奪っていく不快な雨の音だけだった。誰か、私の側に居る。誰だろう。 ) ん………。 ( それから浮かぶ汗を拭う布の感触。それは冷たい。それは優しい。それは私の意識を鮮明にさせ、悪い夢が私に向かって伸ばす手が引っ込んでいく。やがて片方だけ残った瞳がゆっくりと開くと、傍らの誰かの姿を見た。 ) アレックス…? ( ああ、アレックスだ。懐かしい薔薇の香り。悩ましい香り。痛みや疲労感を紛らわせてくれるような香り。不思議な事に、これも夢かとは思わなかった。そこにいるのは、確かにアレッサンドラだった。 ) …来てくれたのか。 ( 目覚めたばかりで覇気はないが、口元の笑みは凄く嬉しそうだった。途端に活動を中止していた思考が回りだし、色んな感情が溢れ出す。言いたい事とか、すごく溜め込んでいて。でもすぐには言葉にならない。 でも嬉しかった。 ) [Sun 4 Oct 2009 18:12:34]
アレックス > ( 大きな被害を出す事になったヴェイトス北方地方村であるウォッシュベアー発の災害―― 人口300名ほどの鉱山の街は喰人鬼で溢れ、彼らは住民や不幸にも滞在していた旅人達を蹂躙した。 その事態がヴェイトス市によって把握された時すでに街は壊滅状態にあり、原因不明のままウォッシュベアーは土砂によって封鎖された。 それは解決とは言えず、かの地ではまだ地獄が続いてる。 有志による生存者の救出が図られたものの、その処置は暫定的な、悪く言えば場当たり的な対処であり、事件は何一つ解決していない。 村一つが壊滅したと言っても被害者の規模はそう多くは無いが、ヴェイトス島は貴重な鉱山の一つを失ってしまった。 経済的には大きな影響がでるだろう―― そんな思考を振り切るように軽く頭を振る。 今この病院には助かるか、助からないか危うい命があるのに、そんな事を考えるのはいけない事だ。 ) ( ちゃぷ ) ( それに、支援活動に来ているというのに、個人的な理由で、比較的軽症である彼女の元を訪れた事―― 重傷者のもとに自分が行って何かしてやれる訳ではないけれど、罪悪感にすこし胃が痛む。 ) ( ちゃぷ ) ( 冷たい水の中で遊ばせた布をきゅ、と固く絞り、ベッドの上の患者を見やる。 ) ( かつて、私の分身であった、豪天寺艶子。 暫く見ないうちに、また傷が増えたような気がする。 ) ( 彼女の脳裏に深く刻まれた薔薇の香りの主は、彼女へと向き直り、その額に浮かんだ汗を手にした布でそっと拭い始める。 ) [Sun 4 Oct 2009 17:58:10]
艶子 > ( そうだ。これは呪いだ。自分を救ってくれなったくせに、これから誰かを助けようとする私の足に絡みつき、底なし沼に引きずり込もうとしているのだ。 ) ( 悪い想像は夢の中で形になり、現実味を帯びさせる。目が覚めればそうではないとはっきり言えるのに、夢の中ではまともな判断が出来ずそう思い込んでしまう。不眠の原因はこれだろうか。――身体を動かさないからこういう夢を見るのだ。身体を動かせばそれは心地よい疲労感となり、私に安眠を与えてくれる。医者が言うように本当に疲れているのなら、夢なんて見ないぐらいに熟睡してしまうのに。やっぱり、私は疲れていないのだ。 ) ………。 ( その時だ。私は目を瞑ったままで、まだ意識は半分夢の中だったが。鼻腔をくすぐるものがあった。 あ。何だろう、この香り。どこかで嗅いだことのある香りだ。 ) [Sun 4 Oct 2009 17:52:08]
アレックス > ( 清潔な着替えと、シーツ、水をたたえたボウルを載せたワゴンを押し、部屋に入ってくるのは、全身に包帯を巻いた見習い修道女。暫し、足を止め、寝台の上の人物を憂いを帯びた視線で眺めた後、サイドボードへボウルを置き、ワゴンにかけられた布を水につけ、固く絞り―― )( グングスニクの戦鬼蟲、アクトン・クロスロード卿が発起人となり災害義捐金が募られている他にも救援活動が行われている。人道的理由、経済的理由それぞれあるが、各組織が事態の収拾に動いているだろう。その中、被害者の多くが担ぎこまれた中央病院には大聖堂より人的援助が行われ、重傷者への対処に追われる病院の労働力として医術の心得のある神官や修道士・修道女たちが奉仕活動に従事していた。 アレッサンドラ・クレメンテもその一員として、ヴェイトス北方地方村における災害支援活動に参加していた。 それがこうして豪天寺 艶子の病室を訪ねたのは、偶然ではない。 ) [Sun 4 Oct 2009 17:47:16]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 扉を開け、入ってくるのは―― 』 [Sun 4 Oct 2009 17:40:58]
艶子 > ( こんな嫌な焦燥感は初めてだ。君影の安否が判らなかった時とはまた違う。無事か、それとも無事ではないのかという不安ではなく、無事ではないと判っているのに手を打てず、ただ悪化していくのを見ているしか無いような状態。やらなくちゃならない事は沢山あるのに、身体が言う事を聞いてくれない。また手遅れになるぞと、ドマァニが私を睨みつけて言うのだ。あの最後に私を睨んだ恐ろしい形相で。きっとあいつは今頃私の事を恨んでいるだろう。救い出してくれなかった事を恨んでいるだろう。そういう恨みを抱えて死んだ奴は、死後蘇ってその恨みを晴らしに来るのだ。この体調の悪さは、その恨みの呪いによるものなのかもしれない。 ) [Sun 4 Oct 2009 17:33:29]
艶子 > ( 大怪我をしたって訳じゃあないんだ。そりゃあ右腕は折ってしまったけど、それだけなら歩き回るのに支障は無いし。ウォッシュベアーから辛うじて生還した人に比べたら、私は元気なくらいで。 …身体を酷使した事による疲労は勿論なんだけど、私は精神的にも随分参ってしまっているようで、お腹は空くのにあまり御飯を食べられない。睡眠時間も思うように取れず、体力の回復が遅れてしまっている。でも、それは医者の奴がそう言ってるってだけで、私は信じてない。だって私は豪天寺艶子だ。身体はともかく、精神的に参ってる?あり得ない。きっと私を大人しくさせておく口実に使っているだけだ。だから私は、本当なら自由に歩き回れるはずなのに。 ) ………。 ( 中途半端な睡眠不足は、明るいうちから何度も短い眠りに誘い、今も半分は夢の中だ。 ) [Sun 4 Oct 2009 17:25:15]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 まだベッドの上。 』 [Sun 4 Oct 2009 17:17:41]
お知らせ > シャナさんが帰りました。 『…どーだか。 (小さくまた、苦笑した。)』 [Sun 4 Oct 2009 16:51:25]
お知らせ > ヴァリス@試薬さんが帰りました。 『次に会った時はたぶん中年じゃないぞー! ( ばたん ) たぶん』 [Sun 4 Oct 2009 16:50:31]
シャナ > ああ、そうしてくれると助かる。 金は取りに行く時か、後払いだな。 ( こく、一つ頷いた。 この剣にはかなりお世話になっている、だがまた共に戦えるなら、少し痩せるのも仕方が無いかもしれない。 ) 部位を無くした上でこの程度で済んだのだからありがたいと思え。 元気だったら最高に機嫌が悪かったぞ。 ( 多分ぼかすか殴ってたんじゃないだろうか、なんて。 少なくともいずれ元気は戻ってくることだろう。 ) 煩いおっさんめ。 連絡先は、判った。 じゃあその時にでも連絡する…。 ( 高笑いをしている相手には白い目で見つめながら。 ) 全く、少しは静かになって来い。 病院にいるのは私だけじゃないんだぞ。 ( 別に病室の中で騒いでも煩がられるのは隣の部屋にいる病人だけだろうが。 人物の名前、そしてよろしくという言葉を聴けば再び頷いた。 出会ったら伝えておこう。 ) 気をつけて帰れよ。 ( そう最後に小さく告げようか。 ) [Sun 4 Oct 2009 16:48:03]
ヴァリス@試薬 > 担任 → 退院 ( 失礼しました! ) [Sun 4 Oct 2009 16:42:10]
ヴァリス@試薬 > もちろん。鍛冶屋に出すよ。 ( 多少、痩せるかもしれないけれど。それでも、この剣はこの剣で思い出深い品だからなぁ ) 愚痴ってレベルじゃなかったと思うけど。やる気があるようでよかったよ。愚痴いって元気が戻ってきたなら何より。後ろ向きな発言ばかりよりは全然マシマシ! ( ともあれ、そろそろ時間的にお腹が減ってきt(ry ) お暇しないと病院の方に迷惑がかかる時間か。まあ、生きてればまた会えるのだからそこまで気にしなくていいとは思う。睨むだけ元気元気 ) そう言ってる間は子供だよ。 連絡先は前で大丈夫だよー。間も変わらず郊外に住んでるしねー。んじゃま、ちょっと剣借りておくよ。担任したら取りに来るんだな。はーははははは! ( なぜか高笑いを付け加えておいた。拝啓 シャナ様。あなたの大事な剣はこのヴァリスが頂いていきます。貴方の愛しいヴァリスより。 戦闘民族じゃないけどね。詳しくは毎週日曜日9時をチェック ) んじゃま、また遊びにくるよー。今度は果物でも持ってくるよー。あー、それと ( と、少女に小さく手を振りながら笑おうか ) ワタヌキさんによろしくー。あとベッキンさんとかもー。 ( じゃね、と病室から出て行こうか。最後まで騒がしい迷惑人ではある ) [Sun 4 Oct 2009 16:40:21]
シャナ > 手入れするだけでどうにかなるような状況なのか、そいつは。 ( 実質剣として使うにはボロボロだ。 手入れ一つでどうにかなるものなのかと考えるが、今の自分では手入れもしてやる事は出来ないし、それを拒絶する事はなかった。 ) 私だって愚痴くらい言いたくなる。 第一さっきまでだろう、勝手に引き摺ってるのはお前だろうが。 ( テンションをあげれる程力が無い、それだけの事だ。 戻ったら一発殴ってやろう、絶対殴ってやろう。 そんなオーラーを醸し出…せはしないが。 ) 手伝うも何も、約束した事だろう。 忘れてはいないようだな…少し安心した。 ( 手合わせはしてもらう。 己の力を取り戻す為にも、必要なのだ。 ) 屁理屈はいい、私は言いたい事を言っただけだ。 ( ふざけた態度を取る奴だな本当に! そんな事を思いながらがるる、と唸るように睨んだ。 ) …大丈夫だ、私だって子供じゃない。 ( 正攻法でやる、それだけだ。 自警団員を続けられるならそれでもいい、それで今後続けていく。 問題はいつ、己が回復するかだ。 ) 変な気遣いはいらない。 だが…そうだな、一報くらいは入れる。 以前の連絡先でいいのか? ( 立ち上がる相手に首をかしげて問いかけよう )  [Sun 4 Oct 2009 16:31:55]
ヴァリス@試薬 > では、その中年にその剣の手入れを任せなさい ( ほれ、よこせーっとベッドを迂回して剣を手にしようと向かおうか ) もっささっきまで定まってなかったじゃないか。自警団続けられないとか。剣が振るえなくなったとか。色々さー ( どうやら現在進行形で日進月歩的なにゃんとかかもしれない。もしくはやっと意思疎通ができたのかもしれないとか。片方ハイテンションで片方ローテンションだったからかもしれないが。兎も角 ) んじゃ。まあ。前の続きで片腕で剣が振るえる様にぐらい手伝うなー。 ( よっこらせ、と椅子から立ち上がろうか。「約束ちゃんと達成してなかったしね」と、続けて。 ) ぜーんぜーん一言じゃないじゃん ( ほじほじと耳の中を小指でほじくってから、 ) 否定はしないけどさ。 手段と目的をごっちゃにならないよう気をつけてね ( ひらり、と手を振ろうか。 ) 今度はちゃんとしたお見舞いを持ってくるよ。 ああ、それと治ったらご一報を。手合わせぐらいはできるからさ ( うんうん ) [Sun 4 Oct 2009 16:17:36]
シャナ > 安心しろ、放っておいてもその剣はいずれ死ぬ。 暫く手入れしてやれなかったからな…錆や刃毀れが酷い。 ――中年はお前しか居ないだろう、今この場で。 ( 歯型をつけるだけで精一杯だった。 口を離せば深い吐息を漏らし、疲れたように表情を変える。 体力が無いのは、この程度の行動だけにも及んでくる。 ) 別に自殺するとか言っているわけじゃないだろう? 次の目的も定まっている、どこが後ろ向きなんだ? ( 元々元気が無いのは仕方ない。 体力も無いのは、不可抗力だ。 仕事を投げ出すと言ったつもりはない、まだ出来る事はある。 ) 諦めるとは言っていない、確かに戦う手段は失ったが…取り戻す事が絶対無理というわけじゃない。 時間は掛かるし、希望を持つには少し遠い未来の話になりそうだが。 ( だが物理的に不可能というわけじゃない。 仕事さえ続けられれば、どうにかなるはずなんだ。 それが何年先になるかなんて判りはしないけれど。 「お前が間接キスしてどうする。」そんな突っ込みを入れながら。 ) 最悪その仕事を選ぶしかない、あまり得意じゃないんだがな…。 気が変わった? ( ぴく、と眉間を動かした。 何をまた、寝言を言っているのかと突っ込みを入れたくなったから。 ) ヴァリス、一言言ってやる。 私はお前と別れてからずっと「守る為」に剣を振るってきた。 それ以外の何者もない、ずっとだ。 今となってその剣は相棒だ。 こればかりはお前に否定はさせない…。 ( 鋭く睨んだ。 生気が戻ってきたようにも見えるだろうか、確かに今はこんな事を言っているけど、その意思だけは折れたわけではない…! ) [Sun 4 Oct 2009 16:03:44]
お知らせ > シャナさんが来ました。 『言わなければ探る気はなかったぞ。 (そんな事を呟いて。)』 [Sun 4 Oct 2009 16:03:40]
ヴァリス@試薬 > 隠してもどうせバレることなので隠さないのですよ、刑事さん。 ( ふふん、となぜか自慢げ ) そんな風に剣を振るわないならその剣なんて折っちゃうぞー? 例えばの話だよー。何年か前の話。 だ、誰が中年だぁああ嗚呼あああああああああああああああああああああああああぁいたばおああ!? ( 噛み付かれた! 歯型がくっきりと右手に残った。歯並びきれいなんですね、シャナさん。兎も角、 ) そこまで言ってないけど。今のほうが絶対に後ろ向きだ ( ふーふー、と噛み付かれた右手に息を吹きかけながら、言う。 ) 右手一本で剣を振るえるなら、なんで自警団を諦める必要があるのさ。 ( くっきり残った歯形に己もかぶりついて「どうだ。間接キスだぞ!」とふざけてから、 ) 自警団だって書類整理とかの仕事とかもあるじゃないか。そもそも君が剣を手にしたときに言ったのは嘘じゃないんだろ? それとも気が変わった? ( 気力も体力も無いところ申し訳ないと思うけれど。 ) ―――――えーと、困ってる人を助けたい、じゃなかったな。あれ、なんだっけ。あれ? ( なんて言ってたっけ? と、意地悪に笑いながら首を傾げようか。 ) [Sun 4 Oct 2009 15:35:59]
シャナ > …少しは隠そうと思わないのかお前は。 ( 逆にすがすがしいものだ、なんて思うけど。 普通知人には黙っていたり隠すものだろう。 ) 同じことだ。 振るえなくなれば剣なんてどういう意味でも存在意義なんてない。 馬鹿を言うな、私がそんな事してまで稼ごうなんて思うように見えるか? …少なくとも、職を失ったわけじゃないのだ私は。 ( ヴァリスがどんな光景を見てきたかなんて知らない。 だが少なくとも私は全てが全て折れたわけではない。 だから、心配など無用。 ) ……。 ( ばーか、と言われればふぅ、とため息を漏らす。 怒る気力は元々無い、聞こえてくる言葉が――戯言にしか聞こえてこないのは、心まで疲れてしまってるからだろうか。 ) 煩い黙れ調子に乗るな中年。 ( が、と唐突に口を大きく開けて、チョップしようとする手に思い切り噛み付こうとする。 腕が使えないなら、口がある。 ) 思い出してみろ、私がいつ元気で活発な奴になった事がある? 変わってないさ、私もな。 ( いや、全部が全部ではない。 物を見る目くらいは、変わったかもしれない。 だけど性格が変わるわけがない、そんな簡単な話ではない。 ) …つーかせめて病み上がってからそういう事を言え。 病みあがってたら右手一本で剣を振り下ろしてやる所だが。 ( 気力も体力も、無い。 それ以上に、私がそんな元気だった時期は存在していない。 それは彼の思い違いなのだ、と。 ) [Sun 4 Oct 2009 15:28:33]
ヴァリス@試薬 > やましいだらけですよ。詳しくは犯罪履歴を見てちょ ( まあ、色々やりました。そんな時代が僕にもありましたさ。 ) そうだけどさ。敵討は確かにお勧めできないけれど。僕が君に預けたのは物理的な剣じゃなくて、心の剣なんだよ? と格好良く言ってみる。 ともかく、あまり自棄になりすぎて奴隷とか娼婦とかになろうなんて思わないでよ? ( 戦後、行き着く先は誰も彼も悲惨な末路。そんな道筋はたくさん見てきた。明るくて活発で舞台の紅一点だった女の子が戦後、身体の一部を失ったからと娼婦に身を窶した時など、見ていられなかったのを憶えている。それこそ、昔の話だが ) ―――・・・・・・。シャナさんの ばーか ( むすっ、とした顔でそう言った。傷に塩を擦り込ませるような行為かもしれないが。 ) そりゃ、 挨拶も無しに旅に出た僕も悪いとは思うけれど。昔の君に戻ってどうするのさ。 何が借り、とかだよ。そんな風に考えられたなんて、信じられない! ( てぇい! と、その額にチョップをくれてやろうとしようか。 ) いま、 断言する! 僕にしては物凄く珍しく断言する! そんなことじゃ元気なんて一生でない! ずっとそうやって落ち込んで腐ってればいいじゃない! べーっ! ( しまいには舌まで突き出してあっかんべーだってやってやる! ) [Sun 4 Oct 2009 15:17:58]
シャナ > なんだ、やましい事でもしたのか? ( 純粋な疑問、他意はない。 お世話になったという事は既に終わったことなのだろうし、己がどうこうする必要はない。 ) 元々私が自警団員に入ったのは仇討ちが理由だ。 …その目的と別に目的と一緒に剣を預けたお前の言う台詞かそれは。 ( 右手の人差し指で壁に立てかけてある剣を指差す。 ではアレはなんの為のものなのか、と。 ) 起き上がる見通しはあるのだろう? 私とは違う。 ( ふぅ、とため息。 何度目だっただろうか。 ) ま、代理執筆でも構わないが、な。 どの道どうにかして金稼ぎをするつもりだ。 ( 金さえあれば後はなんとかなる。 それまで、どれだけ掛かるかわからない。 それだけが不安なだけだ。 後は、ただ体力が無いだけ。 ) お前まで落ち込むな、そんな要素一つもないだろ。 ( 四肢もある、何も行動に制限がない、充実しているのだから落ち込むなんて失礼だろう、そんな事を思った。 ) 元気を出すのは無理だ、これだけはどうにもならない。 もっと時間が立ったらにしてくれ。 ( 元気を出す、気力が今はない。 もう少し安静にして落ち着くまではどうやっても物理的にも不可能。 ) それに…もうお前の世話になるつもりは微塵もない。 これ以上借りを作るのは私が納得行かない。 ( 私は子供じゃない。 自分でなんとか出来る、放っておいてもいずれなんとかして復帰する…と、思う。 とはいえ暫くはどう生活するか考えなければならないが、安い義手くらいなら買えるだろう。 ) [Sun 4 Oct 2009 15:07:05]
ヴァリス@試薬 > へ、へぇー・・・・自警団なんですかー・・・・。それはまたお世話になりました! ( 過去に何度か。つい最近では女装して図書館で司書をビビらせた罪で。ともあれ昔は色々お世話になったなぁ。主に吸血鬼がらみで ) だったら、代理執筆でもいいじゃない。そんなに自警団にいることに固執してるの? ( と、中年はやや眉根を寄せて言おう。事件自体を体験していないが故に何とでも言えるかもしれない。無責任なのかもしれないけれど。でも、体験してないから、こそ、無責任にがつがつ言ってやる ) シャナさん。そんなに自信喪失しなくてもいいじゃない。 外部突入した僕の友達は今も起き上がれないぐらいになってるし。生きてただけで本当にめっけもん・・・・だよ? そんなに落ち込まれると僕も落ち込むよ・・・ ( しゅん、とちょっと俯き加減になるけれど。ぶんぶん首を振って元気一発ファイト一発だ! ) シャナさんなら大丈夫だよ。そうだ。なんだったら家に来ても大丈夫だから。元気だしなよ。ね? 僕だって仕事無いけど生きてるし。代理執筆の仕事なら片手でも出来るよ? ( スラムの子とか。友達とか。事情違うけれど、なんだか、色々と共同生活を送ろう的な家になってるけれど、さ。ヴィラっていうらしい。ああいう家。ちょっと違うか ) [Sun 4 Oct 2009 14:53:56]
お知らせ > シャナさんが来ました。 『( 失礼、ミスりました。 )』 [Sun 4 Oct 2009 14:47:13]
お知らせ > シャナさんが退室されました。 [Sun 4 Oct 2009 14:46:56]
シャナ > 少なくとも何も知らない人間が聞いたら白い眼で見られそうなウィンクだな。 ( 半眼で相手を見据える。 感情を表に出さないのは、体力的な問題もあるのだけど。 ) ――嗚呼、そういえばお前には言ってなかったか? ( 何の仕事をしているかどうか、そういえば最後まで言えなかったな。 ) ――自警団だ、今回の件は調査で向かった。 尤も…既に手遅れだったが。 ( ヴァリスが何故行方を晦ましたか、その理由を知らない。 だから、あっさりと己の職業を明かす。 今回何故こうなったかも。 もはや、全て終わったことだから機密も何もあったものではないのだが。 ) 何故お前が大丈夫なんて言うんだ。 とはいえ…もしかすればお前の友人かもしれないな。 ( 苦笑を浮かべるがどこかぎこちない。 軽く笑うだけでも、少し疲れる。 ) 何とかする為の手段を失ったんだよ私は。 …本当陽気なものだなお前は。 ( 今後は寝た切りの生活になる。 義手を入手し移動くらいは可能に出来るだろうけれど、何か片腕だけでも出来る仕事を探さないといけない。 出た言葉は随分と冷淡に聞こえるだろうか。 今回ばかりは、どうにもならない事であると判っているからなのだが。 ) [Sun 4 Oct 2009 14:36:37]
ヴァリス@試薬 >  いつまでも心は10代なのさ! ( きらりん、とウィンクなんてしてみるけれど。まあ、意味はない。中年のウィンクほど気持ち悪いものは無いからね ) そりゃ、違うかもしれないけれど。でも、シャナさんは守りたいものがあって戦ってたんでしょ? まあ、なんの仕事をしてるのか知らないけど・・・ ( あまり深く関係があるわけでもないのだけれど。 ) だ、大丈夫だよ! ( ぐ、と根拠無い自信を出すけれど。どうなのかな。そんなに無茶する人は友達に一人いるけど。お互い、よく憶えていないなら、結局のところわからないのだろうけど ) 絶望的な事でもなんとかなるさ! えーと。ほら! ね! 今度生還祝いのパーティやろパーティ! ( うん! と元気付けてみるけど――・・・無理なのだろうか。元気になってくれないのかな、と。なんだか、笑う前に戻ってしまったみたい。笑っても――なんだか、後ろ向きだし。 )  [Sun 4 Oct 2009 14:28:29]
シャナ > そうか。 だが変わったのは見た目だけみたいだな。 ( まるで変わってない、そんな事はないのだろうけど。 第一元々そこまで長い付き合いではない。 ) 気にするな、利き腕は右腕だ…左腕は無くなったけど。 それに義手で戦うと言うが、それは戦うとは意味が違うんじゃないか? ( どちらかと言えば守る、という意味ではないだろうか。 そんな事を思うも、物理的な戦いはきっと出来ない。 性能の高い義手を手に入れるにはそれだけの金が必要になるし、己にはそんな余裕なんてない。 ) ほう、お前の知り合いがな。 …助ける寸前、な。 確か私の所にも一人突っ込んできた奴がいたが…数が多すぎたからな、逃げてもらったよ。 無事ならいいが…。 ( 同じ人物なんだろうか、名前も知らないし、見た目もはっきりとは見れていない。 だから、なんとも言えない状況である。 ) 私が生きてたのは偶然だ、本当ならあそこで死んでいた。 元気を出せ、というのは無理は話だな。 このまま終わるつもりはないけど、絶望的。 ( いずれにしても自警団はやめる事になる。 戦う事が出来ない以上、いられない。 さらに己の収入源はそこだった。 義手を手に入れられれば続けられるだろうが、それは収入源あってこそなんだから。 ) [Sun 4 Oct 2009 14:19:29]
ヴァリス@試薬 > ――色々と心労が重なってね。もうそろそろ老けるのが早くなるお年頃なんだ・・・ ( ふ、なんて冗談めかしてみるけれど。やはり心配そうな顔はすぐに出る。 ) ―― あ ( その、ごめん、なさい、と小さく呟く。ヘタな事を聞いてしまった、と。でも ) その、行方を晦ました事についてはちゃんとした理由がありましてな! ――まあ、それは別にいいんだけど。でも、右手――、だ、大丈夫だよ! なんか最近募金活動とかもしてるみたいだし。義手で戦う事だってできるよ! ( ぐ、と握り拳を作って励ます。それで元気になってくれるとは思わないけれど。 ) あ。うん。その――友達が村の事件で外部突入組みで入ったんだけど。助ける一歩前のところで失敗しちゃったって落ち込んでたから。顔もよく知らないし名前もわからないんだけど。だめもとでその人を探しに ( と、困ったように頭を掻いたけれど。「でも!」と返り咲き ) そんなこより。シャナさん! 元気出して! 生きてただけでもめっけもんだよ! 戦うことだけが全てじゃないよ! ( ぐ、と握り拳を作って言う。 ) 僕にできることならなんでもやるよ! だから元気出して! [Sun 4 Oct 2009 14:03:36]
シャナ > ……そうか、随分老けたじゃないかお前。 薬?何を飲めばそんな老ける。 ( 普通に加齢だろう、なんて思えばため息を着いた。 見た目と違って中身の変化は殆ど無いらしい、なんて。 顔を覗き込まれれば軽く肩を竦める。 ) お前、これが大丈夫に見えるか? ( 右腕を布団から引き出すと、軽く左肩の方を捲った。 勿論そこには何も無い。 ある物も、無い。 ) 知るわけが無いだろうな、私はお前が行方を晦ましてる事すら気付くのに時間が掛かったんだから。 ( 怒る気も起きない。 どころか、気力もない。 どっと疲れが来た気分だなと、本当におき楽な奴だと。 ) 具合?最悪だ、もう戦う事は出来ない。 ( 歩く事も出来ない、何も、出来なくなった。 具合も状況も全くいいとこ無し。 まだ疲労も回復しきっていない。 気だるげなしゃべり方なのもきっとそのせいだと…思いたいが。 水を飲むかと問われればゆるく首を横に振る。 散々飲んだ、そんなもの。 ) …私の事はもういい、言いたい事はあったが…言ってどうなるものじゃないだろうしな。 ( 元気な時なら剣で叩き斬るくらいはしてたんだが、なんて呟く。 威勢よく喰らい付くにはだめだ、体調も酷い。 ) それより、人を探してるそうだが。 今回の件はそれか? ( 片目だけ開き問い掛けようか。 ) [Sun 4 Oct 2009 13:55:51]
ヴァリス@試薬 > おおー! そうだよそうだよ! 君の知るヴァリス・ファングレーとは僕のことだ! ただいま絶賛お薬のお仕事で中年です。よろしくね! ( と、元気よく笑ってそう応えた、ベッドの近くの椅子に腰掛ければ、心配げに顔を覗き込もうか。 ) 大丈夫? 随分と大変な事件だったと聞いたけど・・・・  ( へにゃり、と眉尻が下がったハの字の眉。無精髭に白百合の香りはしないけれど。貴方が信用してくれるかどうかはわからない。けれど ) ごめんね。全然知らなかった。君があの村にいたとか。想像もできなかった。でも、無事でよかった。具合はどお? ( 触ってもいいものかどうか。わからなかった。でも、何かしたほうがいいような気がする。えーと。「あ、水飲む?」とちょっとテンパりながら水差しに手を伸ばすぐらいしか出来なかった。やれやれ、人探しどころか、もっと重要な事を見つけてしまったではないか。 ) [Sun 4 Oct 2009 13:46:22]
シャナ > ( 互いに経緯など知らない。 だから此処にあの男が居る事そのものがおかしいと感じた。 だっていつの間にか消えて、それから音信不通になって。 あまりにも長い月日が過ぎ過ぎている、よもや無事に目の前に現れるなんて思えるものか。 だから良く似た名前の別人かと、そう思ったのだ。 声が聞こえてくる、そこでふと違和感。 …最後に会った時の声と大分違うのではないか? ではやはり、別人なのだろうか。 ) …どうぞ。 ( 思い違いならそれで構わない、別人であり、人探しをしているという言葉が聞こえれば今回の騒動に巻き込まれた人物だろうかと首を傾げる。 そう、入ってくるまではとても本人だとは思わなかった自分がそこに居た。 現れた人物は、――嗚呼、やはり別人か、そんな事を思う。 己の知っている人物と比べて老けているし、イメージも大分―― ) ( 自分の名を呼ばれ我に返る。 大分キツい目をしていたのだろう、二つ瞬きをして相手を見据えた。 ) ……念の為聞くが、お前は私の知り合いである「ヴァリス・ファングレー」か? ( 確かに暫く、会っていない。 だがそうだとしても此処まで老けるものだろうか。 確かに少し若返えさせれば本人と同じなのだろうが…! ) [Sun 4 Oct 2009 13:41:29]
ヴァリス@試薬 > ( ともあれ、貴方が入院してることなど中年は知りもしなかった。故に再会したのは偶然だろうか。ともあれ、何故か戻ってきた看護師はやや怯えていたようだったことに軽く首を傾げながら、 ) すみません。ヴァリス・ファングレーという者です。その、ちょっと今人を探してまして ( と、軽くノックしてから病室へと入ろうか。 ) ・・・・・・・・・・・あー、れ? ( と、軽く貴方の姿を見つけて首を傾げようか。どっかで見たことあるのに記憶と名簿が一致しない、というわけではない。「なんでいるんだろう?」という素直な気持ちである。だって、なぜなら、まさか友人の一人があの村の事件に巻き込まれていたなんて想像だにしていなかったのだから。だから、ニ、三泊おいてから、 ) な、なんでそんなに目つきが鋭いのかな? シャナさん ( びくびく、と中年まで怯え始めた。少女に睨まれて怯える中年がそこにはいた。 というか、僕だった ) [Sun 4 Oct 2009 13:32:12]
患者の一人 > ( まだ起き上がる事も辛いなんて、一ヶ月もあんな状況だったから仕方ないのかもしれないけれど。 今となっては自警団員どころか、戦闘すら行えないただの貧弱な存在。 嗚呼全く、私の存在意義がこんな簡単に潰されるなんて。 ) ……。 ( 横に置かれた剣を見る。 白い布で覆われている片刃の剣、刃を露出しておくわけにもいかないから、新しく布で覆ってもらえたのだろう。 だが、一ヶ月感酷い状況で放置していたのだ、刃毀れどころか錆すらついている、らしい。 まだ自分では見ていないが、柄の部分で既に錆が見て判る。 これでは、見なくても判る。 はぁ、とため息を着く中、ふと扉が開く音が聞こえた。 びく、と身を硬直させたが、意識してではない、恐れているのは、体の方だ。 身をゆっくりと起こす。 そこにいるのは看護師だ、見覚えのある人物、というわけではない。 いや、あっても忘れているだろうか、運ばれてきた時点では意識を手放していたのだから。 だから、次に告げられた言葉を一瞬理解できなくて、 ) ……ヴァリス…? ( 半眼のまま、どこかで聞いたような、なんて考えた。 頭がぼーっとしているから、思考が眠ったままなのだ。 だが、理解した途端、すぐに全ての意識が覚醒した。 バカな、なんであいつが? ) ……あ、ああ…頼む。 そいつは私の知人だ。 ( ああそうだ知人だとも。 いつの間にか勝手に居なくなったあの男は私の! 目付きはこの時かなり鋭くなっていたのか、看護師は少し引き気味になっていた。 それもそうか、生死すら怪しかった人物が急に殺気立ってそんな事を言うのだから。 ) [Sun 4 Oct 2009 13:26:11]
ヴァリス@試薬 > ( 馴染みの医者曰く、「一番忙しかった時期は終わったんだけどねー。でも、入院患者が増えたことには変わりないんだよね」と言っていた。だとなると、やっぱり忙しいのだろう。 ) やっぱ探すの難しかったのかなぁ・・・ ( とはいえ、せっかくがんばって霧の村までいったカリンに結果ぐらい教えたい、と思うのはおかしいだろうか。いい結果なら教えるし、悪い結果なら「わからなかった」と嘘を吐けばいい。折角行動を起こしてくれたのだから、そのやる気を潰したくは無い。 ) なんだか。身内だとか一蓮托生とか言ってるけど。僕は彼女のお母さんか何かか ( ぼりぼりと頭を掻いて苦笑。まあ、面倒を見てると思う。たぶんだけど。まさか見られてる、とかでは無いとは思うけど。さておき、 )( 貴方の元に現れた看護師が一人、ひどく面倒くさそうに言おうか。「なんかヴァリスって男が、人を探してるそうなんだけど。面会します?」と。 ) [Sun 4 Oct 2009 13:14:17]
患者の一人 > ( 扉は閉ざされ、その奥に一人ベットの上で横になっている人物が一人。 左腕のあるべき所には何も無い、静かに目を瞑っている患者。 服は患者用の白い服に着替えさせられたが、左腕の所とそして右足の部分に酷く違和感を覚える。 それが嫌だから、眠っている。 ) ……。 ( 今後どうするか、そんな事を考えてはみたが、どうやっても今のままでは自警団員に復帰する事なんて出来ない。 だからこそ、表の足音が妙に煩く聞こえる。 何より、化け物どもの恐怖が今になって湧き上がってきたのかどうかわからないが、足音が近付く度に反射的に体が竦む。 回復しきっていない体だから、もし化け物が来たとしても戦う事は愚か、逃げる事もできない。 生ける屍とは、自分なんじゃないだろうかなんて思うほどだ。 ) ( それにしても何だ、今日はやけに騒がしいななんて思う。 最初自分を助けようとしてくれた人物については、名前も容姿もはっきりとは覚えていない。 女性であった、というのは覚えているが、会話をする余裕もなかった。 ――故に、聞いた所でこの患者が答えられる可能性は皆無に等しい。 ) [Sun 4 Oct 2009 13:11:10]
お知らせ > 患者の一人さんが入室されました。 『( 騒がしいなんて思う。 そこまで煩いわけではないけれど。 )』 [Sun 4 Oct 2009 13:03:31]
ヴァリス@試薬 > ( と、そう医者から言われた。 頭を掻きながら、「すいません」と謝った。いや、謝ったからってどうなるわけでもないのだが。 ) 鉄分と、後は精神安定系の薬と・・・・ ( と、紙袋を受け取った中年はぶらぶらと中央病院を歩きながら、思う。数人の入院患者がいる事は知っているのだが、面会謝絶という言葉ばかりが返ってきた。これではカリンが助けようとした女性(?)がどうなったか、なんていうのはわからない。事情を説明したが、看護師さんはおざなりに聞いてまわってくれてるようだ。忙しいところに申し訳ない。 )  [Sun 4 Oct 2009 13:01:17]
お知らせ > ヴァリス@試薬さんが入室されました。 『お薬、飲みすぎればいいってもんじゃないんだからね。』 [Sun 4 Oct 2009 12:52:57]
お知らせ > 銀嶺さんが帰りました。 『死の恐怖、ルゥ・ファリスだ。 (素直にベッドに戻って行った!)』 [Sun 4 Oct 2009 01:16:50]
銀嶺 > (突然の襲来に動揺の色が隠せない。心臓に悪過ぎる。) ――― … 忘れてはならなかったな。 (全身に伝う冷や汗が止まらず、其の場で座り込む姿勢だった。身体が強張り過ぎて、逆に動けないのが現状であった。) … 兎も角 助かった、か? (死の恐怖。畏敬の念を抱いた瞬間であった。彼女を止める者はこの世には存在しないかも知れない。) …… 、 (頭を抱え込んだ) ………。  うん、寝よう。 (現実逃避。何事も忘れ去り、ベッドで埋まっていよう。あれが死でさえ支配し兼ねない。) [Sun 4 Oct 2009 01:15:18]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『死の気配に引かれ、集まってきた死神を追い払いながら──夜警は続く。』 [Sun 4 Oct 2009 01:05:20]
ルゥ > ねないこーだれだー。 悪い子はー、お仕置きです。 抉ります。 ちょお抉りますー。 (槍を扱いた。 ひゅぱッ──と。夜の病院に響き渡るは、槍の穂先が音速を超える破裂音──。 これがッ! これがッ!これが『ルゥ・ファリス』だッ。 そいつに触れることは、死を意味するッ!──しません。 さておき) ──まったく。 (ふぅ、と小さく吐息を漏らすと──かつ、かつ、かつ──靴音鳴らして、歩いていく。 感覚が鋭敏であれば、音源は次第に遠ざかっていく事を察せよう。 ──あるいは別の獲物(わるいこ)を発見したのかもしれないが。) [Sun 4 Oct 2009 01:03:10]
銀嶺 > (目蓋を閉じ、意識を根深い所へ沈めよう。肌に触れる夜風の冷たささが気持ちが良い。喉の奥まで洗い流す、清い空気でさえ美味い気がした。其れらの得た感触が、次の瞬間に消し飛んだ。) ―――〜 …ッ!? (余りにも絶妙なタイミング。聞き入れた声色に見覚えが有り過ぎる。身体を一瞬と強張らせ、重い目蓋を開かせた。) … ああ、目の前だったら。 (心臓が口から吐いたかも知れない。感覚的に遠い気がすると察すれば、其の場で身体を起こした。急激な運動による痛みに悶えつつ周囲に視線を巡らせた。) そうだ、非常用の階段… あったっけ。 (一番大事なのは騒がずに逃げる算段をすることッ!) [Sun 4 Oct 2009 00:54:43]
ルゥ > ──そうは問屋がおろしにんにく。 さぁ、て── (槍を担いで深夜に病院の廊下を徘徊するワンダリングドクターと言えば、最早他に無く。 ちなみに看護士や医師は巡回するのであって徘徊は老人か夢遊病か認知症である──。) 部屋で大人しく寝てない悪い子は居ませんか──。 [Sun 4 Oct 2009 00:45:39]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『ところがぎっちょんきりぎりす。』 [Sun 4 Oct 2009 00:43:10]
銀嶺 > ――― … ああ、 (病院の中で隠れられる場所を確保して置こう。) … 此の姿では拙いな。 (自らに置ける状況を理解し直した。怪我人だと一目で看破される顔の傷に、苛酷な環境に於ける肉体が衰弱してしまっている。心や考え、見た目が健康的とは言え、深層の根深い部分が完治に至らず。弱体化という形に辿り着いた。其れが問題であり、何時のタイミングで完治するのか己自身にも分からない。) …  取り敢えず、寝るとしよう。 (狭苦しい病室に帰るより、広々とした空間にお月様の鑑賞は悪くない。看護士の徘徊時間より早く戻れば問題は無い。) [Sun 4 Oct 2009 00:38:18]
銀嶺 > (ひとつの場所に拘る必要は何も無い。毎日が平穏と平和という日常は、余りにも退屈が過ぎてしまう。) ――― …。 (ヴェイトス市に、ヴェイトス島に、戦うべき場所や守るべき場所が何ひとつも存在しなくなれば、必要とされる場所へ自ら望んだ場所へ身を放り込む。―― … だけれど、此の場所から離れる事は出来ない。) … 会いに行きたくても、なぁ。 (微苦笑を漏らした。何ヶ月も会っていない恋人に駆け付けたい気分だった。昂ぶる気持ちを抑えて、改めて考え直した。)    我慢は無理であろう…。    (半ば嘆息を漏らした。顔の傷は特に目立つ。隠蔽の工作は難しく、出会った瞬間に怪我人だと心配されるのも、心配をさせるのも気が引けた。) [Sun 4 Oct 2009 00:24:26]
銀嶺 > ―― … 一先ずは回復に専念か。 (其の場で座り込めば、仰向けに寝転がろう。 背中の打撲も少々と痛むが、無理に動かない範囲でなら問題は無い。日常生活に支障を及ばない気がするが、日常の大抵は自然の中で暮らす事が多い。気のままに現れては仕事を請け負い、全ての用事が終えた時は姿を消す。手数や人手が足りない状況だけヴェイトス市に留まる様にしている。) …  退院の手続きと住む場所を探さないと。 (其れ以外は、ヴェイトス市から離れ、ヴェイトス島から離れる。資金の全ては換金用の宝石に変えて置けばひとつの悩みは解決する。) [Sun 4 Oct 2009 00:14:56]
銀嶺 > (病院の屋上で佇む青年。ギプスの嵌められた左腕を吊るし、顔の右半分は包帯だらけだ。全身の擦過傷と打撲の痛みは、突き刺さった針が抜け落ちる様に楽になった。) … 良い天気であろうし。 (患者服の帯を崩し、右手を懐に仕舞おう。そして背筋を猫の様に伸ばして、夜空に浮かべるお月様へ顔を上げよう。手を伸ばせば、届きそうな気がするけれど止めた。) 難しい話は止そう。 (今宵は満月に等しい。いや満月かも知れない。的確な時間も日程も把握が出来ない。嘆息を漏らしては、月の光を、夜の風を、肌で感じ取れば居心地を良さそうに唇を緩ませた。) [Sat 3 Oct 2009 23:54:12]
銀嶺 > (霧の村の件。ウォッシュベアーと呼ばれた村は完全に閉鎖され、長い時を経れば地図から“ウォッシュベアー”という名前は取り除かれる。) ――― ああ。 (戦争は何時の世でも、何時の時代でも失うものは必ず存在する。) 自然の淘汰、か…。 (常に世界は変わり続け、環境が変化し続ける。変化する中に新たな環境へ適応する能力が付いていけずに滅びる種族はよくある。逆もまた然りに変わり続ける過酷な環境に適応し続け、進化を繰り返してきた種族も存在する。) …… 、 (世界が何を選び、何が生き残るのか誰にも分かる筈が無い。) [Sat 3 Oct 2009 23:45:17]
お知らせ > 銀嶺さんが入室されました。 『失ったものは余りにも多過ぎる。』 [Sat 3 Oct 2009 23:33:31]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『しかし、後悔する時間というのも無駄なのだろう。私はなす術もなく、身体を休めるしかなかった。』 [Sat 3 Oct 2009 17:12:10]
艶子 > ( ああ、畜生。どうして私はもっとベストを尽くしてこれなかった?無為に消耗していった時間の中で、もっともっと出来る事があった筈だ。そうすればこんな風に後悔する事も無かった。 ) う………。 ( 寝ている場合ではないと思い、ベッドから足を下ろそうとしたが、通りかかった病院の職員に見つかり咎められ、ベッドに戻された。私はこれ以上時間を無駄には出来ないのに。大きな怪我をして死に掛かっているわけではないんだ。ただ身体に無理をさせたというだけで…。 ) [Sat 3 Oct 2009 17:11:17]
艶子 > ( ヴェルセリオスは無事に街にたどり着けただろうか?住んでいる場所とか知らないから、様子を見に行ってやることもできない。 シスターはアザリーを助け出せただろうか?結局彼女の力になる事が出来なかった。 ドマァニのところにも行ってやりたい。そして花を添えてやりたい。 私の分と、君影の分の治療費を払わなくちゃ。私はすぐ退院できるだろうけど、君影のは幾らぐらいあれば良いんだろう。宝石を処分して、お金を作らなければ。とりあえず当面の入院費用は、手持ちの分で何とか出来ると思うけど――。 ) ( 色んなことがぐるぐると頭の中をめぐる。 ) [Sat 3 Oct 2009 17:02:36]
艶子 > ああ……。 ( 悲痛な色の呟きを漏らすと、私は肩をがっくりと落とした。目に涙が滲み、とても大切なものを失い、胸がぽっかりと空いたかのようだ。この刀は、私が生き抜いてきた証そのものなのだ。 ) ( 労わるように刃を収め、それをベッドの傍らに置く。すん、と鼻を啜ると涙を拭う。 …私はどれぐらい眠っていたのだろう。多分、もう10月に入ってしまっているのだろうけど。 ) …アイリ様の反省文、結局終わらなかったな。事情を説明すればきっとわかってくれるだろうけど、情け無いや。 ( これで君影との賭けも負けだ。でも、無事に帰るという約束は果たした。彼女のところに行って、元気な顔を見せないと。泣き顔なんて見せるなよ、艶子。一番泣きたいのは君影自身なんだから。 ) [Sat 3 Oct 2009 16:58:13]
艶子 > ( 動きの鈍い左手でその刀に手を伸ばす。どうしてこんなに手が動かないんだろう。寝起きだからかな?身体も酷くだるいし、お腹も凄く空いている。 でも、側にある刀を手に取るぐらいなら何とかできそうだ。私は刀の鞘を掴むと、ゆっくりと持ち上げて――…。 それがいつも手にしているものより、随分と軽くなっている事に気づいた。 ) !! ( その瞬間、私は全てを思い出したのである。布団を跳ね除けるように飛び起きれば、全身の痛みは激しくなる。ぐ、と辛そうな声を漏らしながら、起き上がった姿勢のままその痛みが引いていくのを待った。 ここは病院だ。私はヴェルセリオスを助けたあと、MJと一緒に村の出口に向かって…そうだ、そこで気を失ったんだ。 ) ………。 ( 私は手にした刀を自分の膝の上に置き、ゆっくりと抜き放ってみる。そこには中ほどから先を失った刃の姿があった。 ) [Sat 3 Oct 2009 16:50:40]
艶子 > ( 目を覚ますと、それはどこかで見たことのある天井だった。この天井には見覚えがある。そうだ、ヴェイトス中央病院の天井だ。 どうした、またヘマをやらかして大怪我でもしたのか。何だか右手が動かしにくいし―― いや、動かしにくいのは右手だけではない。全身だ。全身の筋肉の、特に腕や足といった箇所に継続して痛みがあり、よくもまあこんな状態で眠りにつけたものだと思う。 ) ………。 ( 窓からは明るい陽光が差し込み、心地よい風がカーテンを揺らしている。私はそのまま顔を横に向けると、すぐ側に刀が立てかけられてあった。私の刀だ。 ) [Sat 3 Oct 2009 16:44:40]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 覚醒。 』 [Sat 3 Oct 2009 16:39:59]
お知らせ > 紅梅さんが帰りました。 [Fri 2 Oct 2009 21:32:59]
紅梅 >   ...... だから 宜しく、 ねェ ?  ( ―― 自身は己から名乗りゆく型の人間では無い。 寄付を受け付けている者達との遣り取りは従者に任せて、己は先に馬車に戻るか 少し離れた所から其の様ォ子を見やるとしよゥ ) [Fri 2 Oct 2009 21:32:10]
紅梅 > ( 村内へ救助に入った者達への報酬も治療を鑑みれば十分とはゆかぬよゥ。 )  まァ ――― ... ( 公からも幾許か、支援はあると思ォけれ ど。 其れだけでは足らぬからこそ、箱を手にした者達が在るのだろう―― 其の様ォな話 ぽつり、ぽつりと控え居る従者と紡ぎ乍 廊をゆき、 ) [Fri 2 Oct 2009 21:26:27]
紅梅 > ( 村の閉鎖される以前、災害支援にと寄付した金子は少し位キャンプに役立ったろォか。 そゥいえ ば―― … )   ... ( 此処にも箱を手に寄付をと呼びかける者の姿が在るよォ。 ) ( 村人であれば既に村は閉鎖され財産も失われていよォし、そゥで無くとも村内で荷物と共に所持金を失った者等在れば―― 治療費の支払いは侭ならぬ、 か。 ) [Fri 2 Oct 2009 21:14:33]
紅梅 > ( 何処を見ても同じ景色なのではと錯覚するよォな院内は清潔だろゥけれど、無味すぎて無機すぎて余り好かない。 鼻につく独特の香に、小ィさく眉を寄せた。 今夜は何の香も焚かず。 常は緩く崩している着物もしかりと整え―― 嗚呼 髪が短くなったとゆゥて、笑いながら撫で回された黒髪を 手櫛でそと直そォ か? )  ――― … ( 随分と人の在るものだと、廊を歩きながら思ォ。 多くは例の村から運ばれ来た者たちと、彼等を見舞う者達であろゥけれ ど ) [Fri 2 Oct 2009 21:04:42]
紅梅 > ――― 其れでは ゆるりと、養生なさいますよう。 ( ... 失礼致します、 と 言葉少なに病室を後にした ) ( さほど音を立てずに扉をそォと閉めれば、微かに息を吐く―― 手土産にと持参した花束は恙無く病室に飾られ、今は空手。 他の荷は後ろに控え居る従者が手にしている ) [Fri 2 Oct 2009 20:52:46]
お知らせ > 紅梅さんが来ました。 [Fri 2 Oct 2009 20:47:16]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Fri 2 Oct 2009 02:54:26]
お知らせ > メルビルさんが退室されました。 『 ネームプレートを確認して、君影という名前を覚えておく 』 [Fri 2 Oct 2009 02:37:15]
メルビル > ( *今回の施術によって退院までの日数30日の1割―――3日分の回復が早まった。 純粋に今日1日の回復分も含めて4日分。 ) [Fri 2 Oct 2009 02:36:53]
メルビル > ...continues repeating half seven times, the distance from the start to the end. ( やがて詠唱は終盤に入り、均等なペースで正確に一語一句刻まれた詠唱は想定していた通りの時間で終わりに近づく。 両手が塞がった状態で行われる為、額を伝う汗を拭う事も出来ない。 これはある種、改良の余地がある部分だ。 助手でも付ければ良い? いや、人が居ない方が集中力が落ちなくて良いか。 ) The normalization of the circuit is executed at the same time as completing treatment. Confirming the operation If it is normal, it's assumed that it ends.  All the distances are tightened by the interaction of three M of Might, Mistic, and Magic.... ( そしておよそ60分の詠唱の全てが終わり、ゆっくりと娘の額から掌が放された。 重たい本をテーブルに下ろし、一口水を含んで、汗ばんだ前髪をかきあげてようやく一息―――ハンカチを取り出して、自分の汗で濡れてしまった娘の顔を軽く拭う。 さて。 ) ―――お休みなさい。 しばらくは、ただ休みなさい。 ( もう聞こえていないかもしれないが、それだけ言って椅子から立ち上がる。 部位再生の可能性を娘に伝えるのはやめておこう。 もう少し練り上げなければ確実ではないし、この娘に高い費用を払える財力があるかもわからない。 順番をいつ回せるかも。 ) ( 静かに灯りを消して、部屋を出よう。 ) [Fri 2 Oct 2009 02:33:49]
君影 > (ああ、けどこれは思ったより)(眠れ……そう―――) (体を蝕む痛みはその詠唱が進む度に鈍摩していき、それと同時に頭の中がより一層霞みがかったようになっていく。軽口も口に出来ないぐらいに) (心が落ち着いてから。痛みが少なくなってからだ。考えるのはそれからでいい。だから今は少しの間、安らかに目を瞑り続けるとしよう)(この女のような被害者はあと何人いるのだろうか。病院が静けさを保つのを祈ろうか。) [Fri 2 Oct 2009 02:25:44]
メルビル > In addition. It's turned on intermittently, and is more equal to the rhythm of heart sound. One drop, two drops, three drops. One millisecond standby and continuance afterwards.  ( 痛みを和らげる、というのは要するに―――痛覚神経を鈍麻させるという事だ。 痛覚と触覚は密接に繋がり、想像力を促す思考回路は実際の痛み以上の痛みを想起によって肉体に与える。 それを、麻痺させるという事は。 )It blockades it from the 24th to the 33rd temporarily. The efficiency improvement of all the ether circuits is pressed on that. ( ほとんどあらゆる感覚、思考を鈍らせるという事だ。 ただ息をして横たわる廃人に近い有り様に。 ) ( それでも現状よりずっとマシだろう。 ただほんのしばらく、心を避難させておくだけだ。 ) ( 詠唱は続く。 うっすらと汗ばみ、室温は少し暑い。 まだ先は長いが、咽喉の調子も良くは無い。 なにせ今日何回目かもわからない長編詠唱だ。 これが終わったらもう誰の悲鳴にも遭遇しないでまっすぐ仮眠室に行ける事を願う。 ) [Fri 2 Oct 2009 02:10:17]
君影 > それは…本当に助かるな……… (本音だ。寝ている間は時々の悪夢にうなされて起きてる時は苦痛に苦しむ。それが一夜だけでも無くなるのならこんなに嬉しい事は無い。この医者にはまた来てほしいと思った。男じゃないし) ――――― (手を当てられて淡々と紡がれていく詠唱。疼く痛みに額に汗を浮かべながら私は目を閉じた。邪魔するのはやだし、する事も他にないからさ。) 子守唄……にはどうやっても聞こえない…な。 (ただ少しだけ軽口を言って。眠れぬ私の耳に意味のわからぬ詠唱が届き続ける) [Fri 2 Oct 2009 02:06:07]
メルビル > ――――ひと晩ぐっすり眠れる事は保障するわ。 怖い事も忘れて。 ( ひと晩―――およそ6時間程度の痛み止めだが、無いよりはマシだろう。 毎日はついてあげられないが、痛むようなら時々施しに来ようか。 ) ―――Essential revival continuance Conservation of mass and natural providence, ... ( 未だ名前も聞いていない娘の額に左手をあて、右手には専用の魔術書を広げる。 一語一句間違えることのできない詠唱がなにせ60分も続くのだ。 丸暗記など出来るわけもないという話。 それだけ私の技量で治癒魔法を扱うのが歩不相応ということかもしれない。 ) As a base...Water 35ℓ, carbon 20s, ammonia 4ℓ, lime 1.5s, phosphorus 800g, salinity 250g, niter 100g, sulfur 80g, fluorine 7.5g, iron 5g, silicon 3g, and 15 other elements. ( 淡々と一定の音程とペースで詠唱を開始する。 宗教色の無い、思想の存在しない、数学のような呪文だ。 理屈やの私にぴったりだ。 ) [Fri 2 Oct 2009 01:52:44]
君影 > (ずっと眠り続けていたいと思う時がある。牢に囚われていた時。ベッドの上で痛みに苛まれる時。高熱の苦しみにうなされる時。私は目が覚めなければ良かったのにと思う。)(それが悪いか。私はそれほど強くない) 痛み止め…… (今の私には天啓のようにその言葉は輝く。けれど続いたもう一つのセリフに不安になる) ………ああ。 (元から他人に触れられる事が苦手な性質。先の件もあってそれは更に悪化した。) わかった。 ガマン…する。 (頷いた。落ち着け。これは治療。ここは病院。私がいる場所はもうあそこじゃないんだから。だから決して拒絶するな) [Fri 2 Oct 2009 01:40:59]
メルビル > ( 私の表情はあまり変わらない。 声の抑揚も。 性格だ。 私はこうして少し俯瞰で物を見て、感情をぼんやり薄めて生きている。 直視できる程丈夫ではないし、自分が本来激情家だと理解しているからだ。 感情に任せて何かするとロクな事がない。 経験上。 ) 痛み止め、安眠作用、活性化の順に施術を行います。 小一時間ほどかかるけれど、貴女はただ、拒絶しないでくれさえすれば良いわ。 それと、私の治療は施術中、直接肌を接触した状態を維持し続けないといけないから。 掌で触れ続ける事は我慢して頂戴? ( 否応無く施術をする事に決めた。 質問など挿むまでもないだろうし、何より痛がっているのだ。 「痛み止め」を二重に、「安眠」を一回、「活性化」を一回…連続60分詠唱というヘヴィな内容になるが、まぁ無理ではない。 一字一句間違えずに詠唱しきれば良いだけだ。 ) [Fri 2 Oct 2009 01:26:02]
君影 > (大丈夫かと言われて私はベッドの上で首を縦に振った。こっちの方が口を開くより楽だもの)(呼吸は落ち着いてくれない。痛みで起きている間はバカみたいに辛い。体は動かない。頭も回らない。人生で最低最悪の状態だ。多分これ以上いったら私の人生が先に終わってる)(医者か。白魔術は全くわからない。恐らくまだこの娘は魔術による治療は受けていないか) …………腕が……痛い………左腕……――― (とにかく自分の状態を伝えよう。医者ならなんとかしてくれるかもしれないじゃないか。) なんで…なんで無いのに……ふざけるなよ。 (左腕に感覚は無い。けど痛い。その矛盾に私は苛立ち言葉を荒くする) [Fri 2 Oct 2009 01:15:42]
メルビル > こんばんは、少しお邪魔して良い? 白魔術医のメルビル・セブルラキスです。 ( 医師、ではないから普段は否定するけれど。 医者だと言った方が患者の信用は得られるから時に使い分ける。 医者のように診断もできなければ薬とか手術とかも全く、だが。 辛うじてカルテが読める程度だ。 専門用語だけ前後の文脈からあたりをつけながら。 ) ( 患者の姿はウォッシュベアーから運び込まれてきた中でも特に痛々しい部類だ。 生きているギリギリの線、といったところで―――まだ若い娘だろうに、痛々しいものだ。 生き残った事が良い事なのか悪い事なのか、今は何とも言えない。 ) [Fri 2 Oct 2009 01:01:05]
君影 > あ……… (扉が開いた時に私は少しばかり体を強張らせてしまう。)(どうにもダメだ。一過性だと思いたいけど誰かが来たりすると緊張してしまう。クソッ。無駄な事を) ―――ッゥ! アッ………! (知らない顔――といっても眠っている時間の方が長い私にはそういう奴が何人もいておかしくない――なんて考えてたらまたこれだ。左腕の痛みに顔を歪める。ホントはあるんじゃないのか?自重しろよクソが。)(患者は重傷で此処に運ばれて来た。肉体の喪失部分は多く今はベッドに寝たきりで高熱は下がらない。) [Fri 2 Oct 2009 00:51:55]
メルビル > ( ――――当面はまぁ、技術として実践できる程度に完成度を上げる事か。 それと、教科書を作ろう。 正直それなりのレベルの白魔術師でないと理解も実践も出来ない代物だが、こんなのを生涯自分だけで担うなんていうのは重過ぎる。 なんならギルドに出資しても良い。 新人、もっと育て。 ) ――――んん。 ( 苦しげな悲鳴にいったん思索を止める。 この部屋の患者の白魔術治療は請けていただろうか? 区画からしてウォッシュベアー関連の患者だろうが、その全てを診られるだけの時間と体力が私一人ではどうにも追いつかない。 が。 ) 大丈夫ですか? 入りますよ? ( 私は気まぐれで気分屋な女だ。 間近で女性の悲鳴が上がって通り過ぎるのを好しとしない程度にフェミニストの同性愛者で。 ) [Fri 2 Oct 2009 00:41:03]
病室 > (病室の中で女は絶え間無くやってくる痛みに悲鳴を上げる。例のウォッシュベアーの村で起こった不幸に巻き込まれた一人。) くぅ……ハッ、ハッ……… (腕が痛い。なくした筈の左腕の指先も痛む。けれどそこに膨らみはなくやはり私の左腕は無いままだ。それなのに痛いって理不尽じゃないか。)(足音が聞こえてくる。私は気付かなかったが傍にいた黒猫がベッドの下に隠れたからそうなのだろう。此処に来るのか。それともただ他の患者へと向かう途中なだけか。) [Fri 2 Oct 2009 00:32:36]
メルビル > ( 5つ―――最後に。 私の方の体力もかなり厳しい。 月に一人…いや、1部位の施術が出来れば良い方だろう。 1年で12か所? ここの患者の数を考えると頭が痛くなりそうだ。 話が広まれば、過去身体を欠損した人間だって来るだろう。 これは早々に白魔術師ギルドの人材を教育しないといよいよもって私の寿命と残りの人生の自由時間が無くなりそうだ。 ) [Fri 2 Oct 2009 00:26:33]
お知らせ > 病室さんが来ました。 『うぅ…あぁぁぁ!!』 [Fri 2 Oct 2009 00:22:41]
メルビル > ( 霊体、クランク、カナカン、フレイバー、キッシャー、バングル…自ら「神族」と名乗るようなものもか。 ようするに人間、もしくはそれに近い構造をしていない生物に関してはまったく保証が出来ない。 そもそも臓器の構造がわからなかったり、アストラル体の比率が高すぎる精神生命体だったりには人間の都合がそのまま通らないものだ。 結局ここが人間の社会で、人間の街で、私が人間の魔術師だからだ。 ) [Fri 2 Oct 2009 00:15:21]
メルビル > ( 3つ、これはネックという程ではないか。 部位にもよるが恐らく再生には長い時間がかかる。 単純に質量の関係だが、眼球、耳、鼻、くらいの大きさで2か月程度。 腕や足丸々なら半年以上はかかる。 ゆっくりじわじわ復元されていく感じ。 まぁこの辺りはまだ実際の行使をしてデータを取らないと何とも言えないか。 もっとかかるかもしれないし、眼球みたいな細密で特殊な部位は難易度も跳ね上がるかもしれない。 肉と骨を再生させるのと違って。 ) [Fri 2 Oct 2009 00:11:17]
メルビル > ( 2つ、施術時間は凡そ3、4時間。 患者はその間耐え難い激痛に見舞われ続ける。 これは私にどうできる事でもない。 患者にはそれなり、どころか相応の体力と精神力が無いとかえって命取りになりかねない。 途中でショック死しかねないくらい苦しいだろう、という事。 見ているこっちも気が滅入りそうだ。 ) [Fri 2 Oct 2009 00:04:21]
メルビル > ( ネック1、必要経費――――拘束時間、技術料、必要経費、諸々計算してどう安く見積もっても50万は超える。 …多分このハードル一つとっても、金持ちが先にスケジュールを埋めに来るだろう。 倍額払って順番に割り込む、なんて輩すら出てきそうだが、そんな人間は無視だ。 病院が何を言おうと、ギルドが何を言おうと、私がやらないと言えば絶対に手足が再生するなんて事は起こらないのだ。 それに生憎、私はまったくもってお金に困っていない。 そんな人間に恵まれるまでもなく、私を必要とする人間は他にいる。 ) [Thu 1 Oct 2009 23:57:36]
メルビル > ( 一つ――――困ったことに、か、若しくはタイムリーな事に、か、研究中の魔術を実践投入する機会が来ているのかもしれない。 もう少し研究と練習は必要だが、出来ない事は無い。 理論上は。 ) …嫌だわ本当。 考えただけでも。 ( 部位再生、である。 ) 理論上可能だとか気付けちゃう自分が嫌だわ。 ( そしておそらく自分なら実践できる、という事実も。 出来るのは良い。 それで助かる人がたくさんいるのも良い。 だが、その条件は正直――――考えるだけで鬱になりそうなハードルの高さだ。 ) [Thu 1 Oct 2009 23:43:28]
メルビル > ( 長い廊下を歩くのも久しぶりだ。 自宅とギルド――――どっちも書斎と研究室だが―――を往復して、自分のやりたい事だけをやっていたからこの、他人のペースに合わせるというの自体久しぶりな気がする。 相変わらず忙しい所だ。 いや、忙しい時しか呼ばれないのか。 眉間を揉み解し、肩を鳴らして小さく息を吸う。 此方も覚悟が必要な仕事だ。 なにせ、他人に分からないくらい疲れる。 魔術治療は。 ) ――――次の患者は? 今日はあと1、2人が限界だけど。 ( またお金持ちが順番にねじ込んでくるか、ウォッシュベアー関連か、まぁ、気楽な仕事は来ないだろう。 ) [Thu 1 Oct 2009 23:37:53]
メルビル > ―――私に出番が回ってくるっていうのはね。 ( 喜ぶべきことじゃあないわ、と続くがそこは飲み込んだ。 白魔術師ギルド所属魔術師、メルビル・セブルラキス。 本来所属ギルドに籠り研究を続ける身の上だが、過去の実績もあって、こういう非常時には未だにヴェイトス市病院に駆り出される。 なにせ絶対数の足りない白魔術師の中で、具体的な治癒魔術を理解している数少ない人材である。 本人の望む望まずに関わらず、こうなるのは想像できていた。 ようやく籠る事が許される立場まで来たばかりだったのだけれど。 ) [Thu 1 Oct 2009 23:30:59]
お知らせ > メルビルさんが来ました。 『 しばらく静かにしていたけれど 』 [Thu 1 Oct 2009 23:25:07]
お知らせ > 黒兎さんが退室されました。 『にゅ ぅ …。 ( 何度か試みて、 やっと戻れた とか 。 )』 [Wed 30 Sep 2009 22:15:12]
黒兎 > ( 落下した衝撃の痛みは 、 酷かった 。 ズキズキと その余韻は長く続き、 少女は冷たい床の上で 嗚咽を漏らして涙を流す 。己は こんなに 弱かったか ―――― 。  ずる と 、 床を這う 。 動かす度に痛みが襲う 。 それでも、 それでも ―――― 逃げなきゃ 。  )  ――― チ が …ぅ … 。 ( 違 う 。 逃げなくて良い。 此処は 病院だから 。 少しだけ冷静になった兎は 、 自分にそう 言い聞かせる 。 ) ( 病院だから ―― ベッドに戻らなくては 。 そう思う ものの 、 涙に濡れた顔を上げれば、 困ったような 表情を浮かべた 。  ―――― 自力では 戻れない気が する 。 ) [Wed 30 Sep 2009 22:11:05]
黒兎 > ( どのくらい 外を眺めていたのか分からない 。 不意に 、 足音が聞こえた 。 暗い場所 。 響く足音 。  身体に 痛みが戻る 。 雨の音が 大きくなる 。 足音はまだ 聞こえている 。 )  ――――― あ ……… ぁ …………… ( 兎の少女は ベッドの上で ガクガクと震える 。 ) ( 足音は 誰 ? 近づいて くる 。 何を しに ?  ――― 違う。 此処は 病院だ 。 アソコじゃない 。 アイツらじゃない 。 ―――― 本当に ? 本当に ? ) ―――― い ゃぁ …… ッ ! ( 逃げなきゃ ――― 。 そう思って少女は 、 ベッドの上で動く 。 動かない左足は本当に邪魔だ 。 でも 、 逃げなきゃ と 。 少女は動き 、 そして、 ベッドの上から少女の身体が 消える 。 ) ――――― っ … ( 次の瞬間 。何かが落ちるような音がして 、 少女は 冷たい床の上に いた 。 )  [Wed 30 Sep 2009 21:36:10]
黒兎 > ( ベッドに仰向けになったまま 、 黒い兎の少女は ぼんやりと窓の外を眺めた 。 水滴が 窓について 、 落ちていく。 どうやら外は雨が降っているようで 。 ) ( 右腕の包帯は 、 メチャクチャにする度に 看護士さんが巻き直してくれた 。  「 これじゃぁ いつまで経っても治りませんよ 」 と 言われながら 。  足の骨折はまだ治らない。 当たり前だ 。 骨が折れているのだから 。   雨の音が 遠い 。 腕も 足も 、 痛い筈なのに 、 今はまるで、 膜一枚隔てているかのような 気分だ 。 ) [Wed 30 Sep 2009 21:17:45]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 『( 此処 何処だっけ …。 )』 [Wed 30 Sep 2009 21:11:25]
お知らせ > クレェインさんが退室されました。 『恐怖のルゥ先生。あいつの笑顔には気をつけろ。実しやかな噂が誕生した瞬間であった』 [Tue 29 Sep 2009 23:53:16]
クレェイン > りょーかいしましたー。ちゃんとトリスさんにもお礼を言うまで面会謝絶にならないよー注意しまーす ( めっちゃ棒読みだが。 それにしても、先生の手真っ白だなぁ。細いなぁ。白魚みたいだなぁー。こう、触られたら古い角質から食ってくれるような。そんな魚みたいな―――。いいイメージじゃねー ) お願いします ( 笑顔こえーよこの先生。背後に阿修羅が立ってるよ。なに。なんなのこの先生。時々9本になる3刀流とか使えるんじゃないんだろうか。怖いわ。 ) わかり ましたー ( ぎこちない笑みで返した。 ) [Tue 29 Sep 2009 23:51:53]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『──わかって、いますよね?( に こ り。)(「ヴェイトス病淫」を越える何か、爆誕。)』 [Tue 29 Sep 2009 23:49:25]
ルゥ > んぅ、よろしい。(五指をゆっくりと、小指から開いて、ひらひら。 右手首から先の印象が、自然石から白魚のような細いそれに戻ったかもしれない。 殺人魚かもしれないが。) さっき言ったのは、“こういうこと”続けるなら──って話です。 面会謝絶になるかどうかは、あなた次第ですよ? (もう、って微苦笑しつつ肩を竦めて──) わかりました。 あとで、看護士さんに書くものと、背凭れと、作業卓運んでもらいますから。 (一つ頷くと、回診に戻ろうと背を向けて──) それでは、お大事になさってくださいね? ……くれぐれも。 [Tue 29 Sep 2009 23:45:59]
クレェイン > めっちゃ怒ってるぅー! なんかめっちゃ怒ってるぅ! いやだなぁ、騎士を目指す人として嘘は吐きませんって! 信用安全安心信頼がモットーなグングニスク人なんですがら゛っ!!  ・・・・・・・・・ ぉぅ ( 大声で喋ったせいで別の場所の傷口が開いた様子。「いででででででっ!!」と腰の辺りを擦りながらベッドに突っ伏した。 ) ―――動きたくても動けません。先生―――・・・・・。 皆様には大変ご迷惑をおかけして本当に申し訳ないと思います。ええ、ごめんなさい。本気でごめんなさい。マジもうしませんから。 ――っていうか、できませんから ( うひぃ、と悲鳴を上げながら口元まで掛け布団を引き上げて上目遣いで様子を窺うも、一転。 ) あ、先生。ご迷惑づいでにもう一つ頼まれてくれませんか? ( と、言い出してみよう。ちょっと元気が無いのは痛いから ) 騎鳥騎士隊のトリスさん。 トリス・クラクハインド ――― って方に直接お礼を言いたくて連絡をとるのに手紙を書きたいんですけど。やっぱり、面会謝絶は勘弁してもらってもいいですか? [Tue 29 Sep 2009 23:33:52]
ルゥ > ん……、そう──ですか。 ( ふむ、と首を傾げ。 聞き流してもいいとは思うけど、妙に気に掛かった。 ……ウォン先生だったら、特定できただろうか? 同僚だった漢方医の顔を思い浮かべながら、ともあれ、医局に相談してみることにしよう、と。) ──え? いいえー? 怒ってませんよー? (にこにこ) クレェインさんは、この拳を振り落とさせるようなことは、もうしないって信じてますからー。 ね? (にこにこにこ。) ────(底冷えするような声で、笑顔を貼り付けたまま──) 10回。 11回目、でしたっけ…? (ごごごごごごごごご) ──ええ、怒ってませんよ?怒ってませんとも。 でも、このわたしが赦しても、看護士さんやお医者様、白魔術師の皆様は、どうかなぁ────? (にこにこ) [Tue 29 Sep 2009 23:25:28]
クレェイン > ――――えーと、 薬、 ですか? ( と、少々困ったように首をかしげた。薬なぁ。薬。 ) え。あ。いえ。出て行きませんから安心してくださいって! てか、すぐ思い出すんでその握り拳しまってー! 殴らないでえお母さん! 違うか! 母に殴られた記憶ねぇー! ちょい待って! 待ってください先生! ( なんで怒ってるの!? 理解できない少年はわたわたと両手を突き出して振った。 ) え、えーと・・・・ 何かお薬を持っていたのは知ってます。 けど、なんの薬かまでは心当たりが無い、です・・・・・。 ( 確か、精神なんとかって聞いた気がするけど、薬については無知なのでなんとも言えない。よもや、違法性の高い薬だとか、そういう話も知らなかった。びくびく怯えてるのは気配に敏感だからだろうか。グールに襲われた後は人の気配に敏感になった気がする。人型=襲ってくる みたいな ) えとー・・・・。 なんで怒ってるんですか? ( おそるおそる聞いてみる。もうしないって誓いましたよね? この病院に来てから11回目の誓いだったと思うが ) [Tue 29 Sep 2009 23:15:41]
ルゥ > ──なにか、継続して服用してたお薬とか、心当たりは無いですか? (カルテを見る限り、禁断症状のようにも見て取れた。 そして、他の患者には同じような症状は出ていない。 もしかしたら──という話ではあるが。) ……わかりました。 治療中で「安静にしている」と伝えておきますね? (にっこりと笑いながら、握りこぶしを、手の甲向けながら胸の高さに。 ゴゴゴゴゴゴ、と効果音が聞こえそうな、気配。) [Tue 29 Sep 2009 23:09:08]
クレェイン > ―― それは、言われると弱いです。 ( むぅ、と不満げな視線で先生を見上げたが、渋々といった体で了解。入院してる間にルーンぐらい書いておくしか無いのかも知れない。左腕を義手にするなんて事は、どちらにしてもある程度体力が無いと無理だろう ) に、2週間ですね。えーと、一週間が7日だから――14日。 わかりました。よー。 ( その後再び鍛錬をしないといけないだろう。えっちらおっちらベッドに戻ってから、少年は ) よかった。どっかダメになったところとか無かったんですね。 ( 腕や足が無くなったりは、してないらしい。 ) え、なんですか? ( と、ベッドの戻ったところで首をかしげた。なんだろう。なんかずばっ! と言われた後に言いよどまれると、何か大切な話を振られてる気がする。気のせいだろうか? ) [Tue 29 Sep 2009 23:09:02]
ルゥ > ──鍛錬は後で積み直せますが、今無茶して死ねば、そこまでです。 あなたは、騎士さまになるんでしょう? たった二十日、たった一ヶ月、身体を休めたくらいでどうにかなるような鍛錬しか積んでいなかったのだったら、所詮そこまでのものだったという事です。 これまであなたが今まで積み重ねてきた事は、『その程度』のものなんですか? (普段の、ゆるめな面立ちを引き締めて──軍神の裔として、言葉を紡ぐ) いいですか?ヴェイトスはこれまで数限りなく内外に問題を抱え、そのたびに、前に立って剣を振るってきた人たちがここに運ばれてきました。 あなたより、酷い怪我のものだって少なくありませんでしたが、無事助かった人は、泣き言一つ言わずに、血と汗を流して再び戦える身体に仕立て直したものです。 ──あの人たちに出来て、あなたはそれが出来ないと? ……ともあれ、最低2週間は我慢する事、です。 散歩程度なら、容態次第で許可が下りると思います。(勿論、今日みたいな無茶をやらないなら、と──釘を刺しておく) ……全身の傷の処置と、左足の骨折の処置、ですね。私はそのとき、別の患者さんの手術に立ち会っていましたから、後聞きですけど。 熱も出てますし、錯乱してたみたいですね。(はた、と。)──ひとつ、もしご存知だったら…ですけど。 [Tue 29 Sep 2009 23:04:17]
クレェイン > む。 でも―――20日!? そんなにベッドの上で寝てたら身体鈍っちゃう! ( ええええ! と病院内では失礼千番に値する大声で持って少年は応えた。「だめですよ。そんなに掛かったら原隊復帰どころか――もう!」 ) そんなぁ〜・・・・・せ、せめて病院内の中庭とか散歩しちゃだめですか? 買い物とか、色々歩き回るだけでも――・・・ ( と、懇願の体で頼み込みます。拝みます。なんでもします。お願いします。先生に頼んでどうにかなる問題でも無いだろうが ) ――義手の値段、高いですから。故郷には頼りたくないし――・・・・そんないいもの付けてはもらえなさそうです。 ( と、苦笑い。 そも、こういった場所にセールスにくる義手は大体がボッタの値段であるのは言わずもなが、だが。 ) ええ。暴れた? あの子がそんなになるまで――・・・どんな治療したんですか ( いや、フラッシュバックとかの症状が無い少年にはわからない事だろうが。いくらなんでも病院のせいではないだろう。 ) あ。そう、ですね。 あ、先生。コクトには ―― ( と、やや言いづらそうにしてから、 ) 腕のこととか、目の事とか、騎士になるのが難しくなった、とか。そういう暗い話は伝えないでください。お願いします ( と、少年は頭を下げようか。「心配かけたく無いですから」と、付け加えて。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:47:46]
ルゥ > こんな無茶続けてるようじゃ、抜糸担当の外科の先生より、教会のご厄介になる方が早いですよ。(やれやれ、と)──早く治したいなら、お医者のいう事は素直に聞くもんです。傷口が綺麗な開腹手術で、8日ってところなんですけど──処置が遅かったですから、白魔術のサポート込みでも最低20日間は様子を見ます──。(絶対急所──胴体が化膿しかけていて、腹膜炎を併発していないだけでも、どれだけの幸運に恵まれていることか。然し、血気に逸るこの青年──少年、と言っていい顔立ちの──は、言ったところで伝わるまい) ……抜糸してすぐも、激しく動くと傷口が開きますから──動いていいのは、一ヶ月後ですね。(それまでは、ダメです。ってプレッシャーを掛けてみた) ……ん。義手については、前向きに考えた方が良いと思いますよ? 最近は、生活に困らない程度の義肢なら、そう人の腕と変わらないものもあるみたいですし。(それこそ、現職復帰するにしても、帰郷するにしても──だ。) コクト……?ええ、随分暴れたみたいですけど…(苦笑して)……処置は終わっていますよ。お互い、気になるのは判りますが──最低限、動けるようになってから、元気な顔を見せに行きましょうね。 伝えておきたいこと、ありますか? [Tue 29 Sep 2009 22:41:10]
クレェイン > ―― それ、 どれくらいで抜けるんですか? できればはやく治したいです。 ( 少年は不満顔で頬を膨らませた。できればはやく力をつけないといけないじゃないか。できれば、以前よりもつけないといけないぐらい。 なんて治癒という白魔法(?)を掛けられながら、  ) 無茶無体、とか言うんですよね? 面会謝絶なんて、最近来たの誰だと思います? 騎士団の騎士の教育担当官が遠まわしに故郷に帰ることを勧めてきたのと、義手の訪問販売ぐらいですよ。ろくな用事で来る人なんていませんよ。ライバルが落ちるならそれに越したことが無いでしょうし ( 先生、だからだろう。敬語で受け応えた少年は不承不承ながらも「はーい」と応えて、 ) 先生。コクト――という子も救出されたって聞きましたけど。元気ですか? ( 医者であるならば、騎士見習いと従者という関係を知っていてもおかしくないだろう。それを貴方が知っているかどうかはわからないが。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:25:46]
ルゥ > ──そういうのは、せめて抜糸が終わってからにするもんです。(ふぅ、と溜め息を隠す事もなく。) 第一、あなた、左腕の処置が終わって、まだ何日も経ってないんですよ? そういうのは、頑張りって言いませんっ。 (仰向けの相手の傍に屈みこむと、【治癒】。 とりあえず流血を止めようと、両手を翳して…) ──ともかく、続くようだったら、あたしの権限で面会謝絶にしちゃいますからね? ──兎に角、今は「治す事」に専念してください。  [Tue 29 Sep 2009 22:20:22]
クレェイン > あ――・・・・。先生。 ( だったと思う )  運動しないと身体鈍っちゃうんで ( と、いい訳染みた事を言って苦笑いを浮かべて視線を逸らした。 ) 退院したらすぐに原隊に復帰できるようにがんばってるんですよ。ほら、怪我なんかも全然大丈夫ですか――だだだだ  だっ! ( いてて、とわき腹を押さえた。腐りかけた傷からの出血だろう。油汗を浮かべながら「あ。大丈夫ですから。大丈夫ですから」と全然大丈夫じゃない顔で言った ) [Tue 29 Sep 2009 22:10:43]
ルゥ > ませんよ?(予想通りのことを言って現れる白魔術士(おれ)、参上。) ──怒るのは当たり前です。 病院はこー、治すための場所であって、患者さんが自虐するのを生暖かく見守る場所では無いんですから。 (ぴ、と人差し指を突きつけながら、明かり取りの──竿状の物体を手に現れるは、白ローブの上からコートを纏った女性であった。どっとはらい。) [Tue 29 Sep 2009 22:07:59]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『何をやってるんですか。クレェイン・ラインベルトさん。そんな事では怪我はいつまで立っても治り』 [Tue 29 Sep 2009 22:05:10]
クレェイン > ――― ぅ ( どさっ、と腕立てがたったの数回で終わってしまった。顔には早くも汗が浮かび、苦しげに喘いだ。片腕での鍛錬が此処まで辛いとは思わなかった。胡乱気に己の身体を見やれば、包帯が血を滲ませているのがわかった。傷の治りが遅く、まったくもって完治していない証拠である。 ) ―――― ・・・・ また、 怒られる ( 「何をやってるんですか。クレェイン・ラインベルトさん。そんな事では怪我はいつまで立っても治りませんよ」 そう、言われるのは目に見えていた。 ) 休んでる暇は ――― 無いんだけどな。 ( というよりも ) 休みたくない ( というのが、本音なんだろうが。ぜぇはぁ、と戻りきらない体力で呼吸を荒げた。冷たい床が火照った背中に心地よかった。 ) [Tue 29 Sep 2009 22:03:20]
クレェイン > ( 所詮は眠れぬ身なのだから。ならばこそ、無駄にはしたく無かった。片腕片目を欠いた状態でなお、騎士を目指すならば尚更だ。片腕だからと相手と剣を交えて押し負けてはいけないからだ。負けるわけにはいかない。故に、片腕だけで全力を出せるように鍛えなくてはならない。その焦燥を恐怖に上塗りすることでどうにか精神の安定を保て無くてはならない――。騎士見習いが錯乱の末にグールと間違えて他の患者や医者を襲ったなどと言う話を作ってはいけない。 ) ―――ぐっ ( しかし、無理は無理であった。無理を通さなければなるまい。そうしなければ、面目は保たれない。無論、己では無く、グングニスク系騎士見習い、という物だが ) [Tue 29 Sep 2009 21:50:07]
クレェイン > ( 痛みに歯を食いしばってベッドから転げ落ちた。聞くところによれば、犠牲にあった人達は精神病を大なり小なり煩ったそうだが、少年はその中でも小さかったのだと聞かされた。それはたぶん、自分を襲ったグールは殺したし、恨むべき者がいないからだろう。屈辱な気持ちは腐るほど味わったが、それを屈辱だと、雪辱だと知っている故に、まだ己を御することができたのだろう。ただ、深夜の病院での足音の恐怖には打ち勝てなかった。しばらく眠れないだろうな、とは思った。だから、 ) ――― っぅ  ( 痛みに歯を食いしばりながら、床の上で片腕で身体を持ち上げた。そして、下ろし、持ち上げる。その繰り返し。片腕での腕立て伏せで体力を戻そうと、少年は始めた。何度も医者や看護師に止められはしたが、少年はやめる気は無かった。所詮、腐りかけは「皮膚だったのだから」 ) [Tue 29 Sep 2009 21:42:51]
お知らせ > クレェインさんが入室されました。 『―――痛いけれど』 [Tue 29 Sep 2009 21:36:53]
お知らせ > 黒兎さんが退室されました。 『( やがて訪れた看護士に 包帯を巻き直された 。 )』 [Mon 28 Sep 2009 15:55:09]
お知らせ > 黒兎さんが来ました。 『―――― …。』 [Mon 28 Sep 2009 15:55:05]
お知らせ > 黒兎さんが退室されました。 『( やがて訪れた看護士に 包帯を巻きなされた 。 』 [Mon 28 Sep 2009 15:54:04]
黒兎 > ( 分からない。 怖い 。 何が分からないのかが 分からない 。 何故こんなに怖いのかが 分からなくて怖い 。 廊下で響く足音にも 怯えてしまう 。 常用しているクスリを 全然飲んでいないせいで 更に 精神が不安定になっているのだと 思うが 、 だが さすがにあのクスリが欲しいです なんて 医師には言えない 。 極めて違法性が高いものだ 。 さすがに不味い 。 なら我慢するしかない 。 ) ……… ふ … ぅ え …… ッ … 。 ( とうとう兎は泣き出してしまう 。 そういえば、 あの村で逢った人たちは どうなっただろう 。 アザリーは ? シタンは ? 教会にいた子達は ? 無事なのだろうか … ? ) ( 分からない。 聞いていない 。 まだ村にいたら――― 。 ) [Mon 28 Sep 2009 15:53:40]
黒兎 > ( 何度も何度も 右腕を引っかく 。 だんだん ヂクヂク とした 痛みが 発生する 。 ) ―――― たり ない …ッ  ( 足りない。 全然足りない 。 こんな痛みじゃ 、 ダメだ 。  腕から血が出ようとも 、 兎は 引っかき続ける 。 ) ( 暫くして やっと 左手を 右腕から離せば 、 せっかくの治療も全く意味のない状態になっていた 。 若干 落ち着きを取り戻した兎は 右腕の様子を見て 軽くため息 を ついてから、 ) ―――― くれぇいん は 、… ( 大丈夫だろうか と 。 助かった とだけは聞いたが 、 他のことは分からない。 病院にいるらしいが病室は教えてもらえなかった 。 多分、 知ったら這ってでも行くと 思われているのだろうか 。 ――――― 行くけれど 。 足を骨折した己は 松葉杖無しでは動けず 。 けれど右肩の傷のせいで 、 まだ松葉杖も 使えない 。 ) [Mon 28 Sep 2009 15:46:44]
黒兎 > ( ―― Ns = 看護士 です 。 癖って怖い 。 ) ――― … は 、 ぅ ……… 。 ( 痛みで満足に眠ることもできない 。 眠っても 、 痛みですぐに覚醒してしまう 。 今まで ここまでの怪我をしたことが無かったから分からなかったが、 己の体質は とても厄介だ 。 けれど 、 その体質の理由を病院の人に言うわけにもいかない 。 ) ( 熱に浮かされる頭の中で再生されるのは 、 あの村での 出来事 。 記憶 。 数人の男に犯され ――― グールに犯され ――― 己は 確かに 、 悦んでいた 。 ) ――― … うしゃぎ   、  きた ない  … ッ  ( 荒い息に混じって 、 小さく呟く 。 無事な左手を、 ゆっくり 腕へと もっていき  、  ) ( ぐ  、  と 、 手首から 腕に 爪を立てて引く 。 何度も 何度も 。 既に治療を終えまかれていた包帯は 何度もそうすることで解けていき 、 皮膚が顕になる。 ミミズのように紅く 長い線が 何本も腕に 出来上がった 。 ) [Mon 28 Sep 2009 15:39:48]
黒兎 > ( 病院のベッドの上 。 あの地獄から助け出され 治療を受け終わった少女は 、 ホッとするのも束の間 、 次は高熱と傷の痛みに 魘され続けていた 。 痛い。 とにかく痛い 。 高熱が続いていて 、 既に自分でも何を考えているんだかすら 分からなくなる 。 痛み止めや解熱剤も服薬はしたものの、 薬が効きづらい体質の兎にはほとんど効かぬようで効果が出ない 。 ) ――― ッ…ぅ …… ( 治療中も痛みで暴れて 、 Ns複数人に押さえつけられた 。 それが 、 あの村での出来事の記憶を思い出させて 、 錯乱状態になり更に暴れるという ――― 病院の人たちに ものっすごく迷惑をかけていると 思う 。 ) [Mon 28 Sep 2009 15:31:07]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 『―――ッ … 』 [Mon 28 Sep 2009 15:23:22]
お知らせ > クレェインさんが退室されました。 『( そして、眠れないながらも、やっと眠れたのは朝になってからだった )』 [Mon 28 Sep 2009 03:02:37]
クレェイン > ( コクト に また あの場所に戻らせないためには ―― ・・・・ ああ 己が騎士であることは必要不可欠だ。 信頼、信用もあるだろうが。 そういう条件で「雇用」した以上、それを欠いてしまえば建前が無くなってしまう。ならば、どうするか。おのずと答えは見つかるが――その方法までは見つからない ) 無い頭でいくら考えても仕方ないか。 下手な考え休むに似たり っていうしなぁ ( 明日、また考えよう、と少年は深呼吸を一度吐いて瞼を落とした。 はやくは眠れなさそうだが、痛みがゆっくりと引いていくのは素直に心地よかった。 ) [Mon 28 Sep 2009 02:58:05]
クレェイン > ( ごろり、と病院のベッドの中で寝返りを打ち、天井を見上げた。今でも――夜が少し怖い。静かな病院が怖かった。ひたり、ひたり、と何かがやってきそうだからだ。静かな廊下を誰かが歩くたびに身体が震えた。もし、その足音が「奴ら」だったら、と。 ) ―― ふぅ ( 深呼吸。それで気分を落ち着かせるに足りるものではないが、病院から出された痛み止めは「鎮静剤」としての役割もある物なので、しばらくはお世話になりそうだった。 ) ―― コクト は 。 助かったらしい けど ( まだ、病院に入院してから会っていない。己よりもひどい目に合ってなければいいのだが・・・。できれば、五体満足でいてほしい。 ) ―― ほんと どうしようもないな ( 己は。これでは騎士として重用されるかどうかすら怪しい。この先どうしようか。無い頭でひたすら考えた ) [Mon 28 Sep 2009 02:53:39]
クレェイン > ( 無くした左腕が痛いのは、まだ「ある」と認識しながらも「無い」からだと医者に言われた。正直な話、よくわからなかったのだが。これが不思議な事に左腕の「指先」が痛いのだ。このリハビリに鏡を挟んだ箱に手を入れるというのがある。上から見たとき、斜めに挟まれた鏡により、無事な右手が左腕に見えるという代物だ。そうすることで、脳が「無い」と認識するのではなく「ある」と認識させることで、普段から「ある」と無意識することで痛みを和らげる・・・のだ、そうだ。そこらへんはよくわからないけど。 ) ――― ん  ぁ ・・・・ ( 錠剤を口に放り込み、水で嚥下する。それだけでも相当な重労働だった。いつかは慣れるのだろうか。慣れないといけないのだろう。ちょっとだけそれが、億劫だ ) [Mon 28 Sep 2009 02:43:30]
クレェイン > ( なぜ、腕が痛いのだろう。と、そう思ったら目が覚めた。―――いや、正直焼ける様に痛かった。 ) ――っぅ ( と、ベッドの上で転がった。確か、痛みがひどかったら飲むようにと、渡された薬があったはずだが・・・。どこえやったっけ・・・ ) [Mon 28 Sep 2009 02:37:22]
お知らせ > クレェインさんが入室されました。 『腕が痛い。』 [Mon 28 Sep 2009 02:35:56]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sun 27 Sep 2009 23:14:42]
君影 > (私はそのリャンの様子に笑顔が零れる。このままずっと戯れていたいんだけど) ゴメンね…少し……眠いや… (衰弱は酷く目を閉じている時間の方が今の私には多い。今もそう。せっかくリャンと会えたのに、喋りたい事はもっと色々あるのにそれすらも辛いだなんて)(抗えない眠気に私は目を閉じる。見る夢は悪夢だろうか。いやきっとこの子が傍にいるんだからそうじゃないに違いない) (微かに感じる花の匂いと涼しげな風を感じて私は眠る。瞼を閉じた女がの寝息は安らかだった) [Sun 27 Sep 2009 23:14:14]
君影 > リャン……… (ただ愛おしくてその名前を呼んだ私に小さく鳴いて返事をする。この子ったらもう。病院だという事を気にしてわざわざそういう事するんだから――――) ―――――いいリャン。 (少しフラッとしながら私は言い聞かせる) 見付かっちゃダメよ。病院に猫とか追い出されちゃうに決まってるんだから。 (猫は真面目な顔で頷いた。) けど…ずっと傍にいてね。 (猫は笑顔で頷いた。) [Sun 27 Sep 2009 23:00:49]
君影 > (猫は傷付いた主の傍に近寄りただ顔を擦り寄せた。私は右手でその子の感触を確かめるようにギュッと抱く。それだけで良かった。離れていた時間。傷を負った主人をなんとか労りたいと痛切に願う気持ちを理解するのには) ……………… (無言の時間が流れた。まるでそこだけ時間が止まったような静かな空間)(やがて人は涙を流し、猫はそれを舐めた) [Sun 27 Sep 2009 22:47:51]
君影 > (涼やかな風に私は目を覚ました。空気の入れ替えの為か窓は開けられている。そして窓辺には花が飾られているのに気付く。それは私が眠る前にはなかったもの) ―――…… (なんだっけか。知ってる花のような気がする。ボウッとした頭の中それを思いだそうとした時に何かが私の上に乗っている事に気付いた) ―――あ……… (そこには黒猫がいた。尾が二股に分かれていて少し小さな猫。私の大切なリャン) [Sun 27 Sep 2009 22:37:45]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『さっきまでなかった物がそこにある』 [Sun 27 Sep 2009 22:28:48]
お知らせ > 銀嶺さんが退室されました。 『爪先を掠らせ、松葉杖の倒れる音が響いた。』 [Sun 27 Sep 2009 21:46:43]
銀嶺 > (傷は時の経過と共に消え去る。負傷はしたが四肢が満足な状態で救出された。矢張り他の者は手足が失い、消えぬ傷跡を死ぬまで背負うのだろう。) ―― … 不公平が過ぎる。 (癒す力を何度も欲した記憶は確かにある。神の能力の結晶は、長年封印され続けた武器。精霊の能力も私の物ではない。三兄弟の戦士共が血に滲む思いで手に入れた能力。私が私の物と言える能力は、…全ての武器を操れる。だが、其れも神の能力ではない、と言い切れる自信は無い。) …… 、   。 (命を掴んだ。なのに、表情を曇らせた。喜びたくても笑いたくても、出来ない。右手を退ければ、窓の向こうにある夜空を眺めた。直ぐ傍らに松葉杖が用意されていた。それに手を伸ばそう。) [Sun 27 Sep 2009 21:40:49]
銀嶺 > (霧の村へ彷徨う人達を脳裏に過ぎれば、嫌悪に満ちた表情を浮かべる。目の前で多くの命が虐げられ、無残な形で散り去った。傍らで何時に命を失うのか恐怖を身体の根深い所に刻まれた。)    くそ     (身体を引き起こせず、右手を左眼に覆い隠した。目の前にある染みの残した天井より真っ暗な闇へ移り変えた。) ―――  悔しい、なぁ …。 (恐怖よりも、無力感よりも、己自身が貧弱な現実に舌打ちを鳴らした。自らの手で奪い続ける命と、周囲に悲惨な形で散り去る命を良く覚えている。皆、未練があった。未練を果たせずに命を散らせる事に悔しいことは此の上に無い。) [Sun 27 Sep 2009 21:26:01]
銀嶺 > (狂気に満ちた霧の村。二度と引き返せず、周囲に身渡る限り敵だらけ。最初は連携の取れた連中共を打破し続けるのを楽しんでいた。) …… 、  。 (握り締めた拳を開き、シーツを握り締めた。そして身体を引き起こそうと、全身の筋肉に力を入れた瞬間。駆け巡る電流が痛みとなり、全身の力が抜け落ちた。ベッドに落下し、鈍い衝撃が更に追い討ちをした。)  ―― 痛ッ、た …。  (呻き声を漏らし、身動ぎをした。微か乱れた呼吸を整えようとし、小さく咽てしまった。暫く大人しくし、長い夢を見ていた感触に、夢と現実が曖昧だ。けれど、痛みが現実だと教えてくれた。) [Sun 27 Sep 2009 21:09:33]
銀嶺 > (僅か開いた窓の隙間より、忍び込む夜風が部屋の隅まで行き着いた。無意識に吐き出す二酸化酸素などが、運び込まれて新鮮な空気と風が次々と運び込まれる。) ――― …。 (夜の風が吹く度に、入り込む度に、呼応するかの様に指先が動いた。左腕はギプスで嵌められ、擦過傷や打撲で顔の右半分は包帯で覆う。太股や背中、胸板も擦過傷を刻まれ、塗り薬に包帯で手当ては終えている。後は誰も居ない部屋の中で、ベッドの柔らかい感触に身体を沈めていた。) ―― … (右の指先を握り締め、拳を作ればこそ左の目蓋を重々しく開かせた。) [Sun 27 Sep 2009 20:58:26]
お知らせ > 銀嶺さんが来ました。 『朦朧な意識が覚醒する』 [Sun 27 Sep 2009 20:47:53]
お知らせ > 蜷潜さんが退室されました。 『 もう9月も終わる 』 [Sun 27 Sep 2009 00:49:11]
蜷潜 > ( だからこの来訪も、文字通り顔を見にきただけのこと。 どの程度生きていて、どの程度酷く、どんな調子であるかを見て確認して、そうか、という。 今後の仕事上で連携を取る事がもう無さそうだとか、当人の意志はどうなのかとか、いや――――――来るのが早かったか。 もう少し眠っているべきだろう。 今は何を聞いても得られる回答は正常ではない。 ) ―――邪魔をした。 花を宜しく。 [Sun 27 Sep 2009 00:48:22]
蜷潜 > ( 他人の命を奪う者が、死を憐れんだり死に憤ったりしてはならない。 それが知人であろうと他人であろうと平等であろうとするのなら、死は死でしかなく、それ以上の意味を見出す必要もない。 私怨や嗜好で殺す人間の仕事には必ず矛盾やトラブルが生まれ、純粋さを欠いていく。 シンプルである事が何事に於いても、究極であると、蜷潜は考える。 ) [Sun 27 Sep 2009 00:43:05]
蜷潜 > ( 運の無い話――――仕事での負傷ではなく、全くのイレギュラーに巻き込まれたとか。 誰の身にも起こり得る事ではあるが、あまり若い内だと今後が大変そうだ。 復帰があるのかないのか――――無いのなら、あの内向的な娘に他に出来る事があるのか甚だ疑問ではあるが。 ) ( だがそれも、私には関係のない話。 選ぶのも決めるのも私ではない。 果敢無んで命を絶つのすら、自由だ。 ) ( 長く待たされるようだ。 暫らくそこらに座って待つか。 蒸し暑くも無い夜だ。 ) [Sun 27 Sep 2009 00:29:19]
蜷潜 > ( 相当酷い、とだけ聞かされた。 受付で「まだ生きているか」と聞くと、渋い顔をした看護師が曖昧に頷いた。 暫し、待たされる。 なにせ家族でも無ければ親戚でも無い。 誰かれ構わず通して良いものでもないのだろう。 ) 駄目なら構わん。 花だけ置いて行く。 ( そう言って差し出すと、また看護師が渋い顔をして「お待ち下さいね」と言い残して何処かに消えた。 別段急ぐわけでもないが、手持無沙汰だ。 ) [Sun 27 Sep 2009 00:17:46]
蜷潜 > ( 早い報せを受けて、病院を訪れる事にした。 魚守の仕事は無く、丁度裏の仕事で下準備をしていたところ――――標的の生活サイクルと交友関係を掴んで、襲撃ポイントを絞りこみ、2度のチャンスを得る事が出来る通りを見つけてその、帰り。 安否不明になっていた知った顔が見つかって、此処に収容されたとかそういう話。 薄桃色と橙の薔薇…多分薔薇、のミックスされた花束を抱えた色無地にマフラー、網上げブーツのアマウラ女が一人、受付に名前を記す。 花の事はよくわからないが、とりあえず見舞いの花を見繕ってくれと頼み、あれこれ見せてくる花の中で綺麗だと思ったものを花束にして貰った。 どういう有様かわからないからフルーツ等も避けた。 普段なら確実に食料の方が喜ばれるだろうが。 ) [Sun 27 Sep 2009 00:06:04]
お知らせ > 蜷潜さんが入室されました。 『 来訪 』 [Sat 26 Sep 2009 23:55:28]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Sat 26 Sep 2009 01:20:29]
君影 > ――――あ。(艶子が去ったあとでスッゴく大事な事を聞きそびれてたのに気付く) リャン…元気かな? (もう一ヶ月も会ってないなんて………泣きたい) [Sat 26 Sep 2009 01:20:07]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『身体はまだ悲鳴をあげている。でも、悲鳴をあげる元気はあるってことだ。 ――やってやるさ。』 [Sat 26 Sep 2009 01:17:00]
君影 > ―――お願いだ。 (その瞳に宿っていたのは漆黒の殺意。あそこで長く過ごした事での影響は根を張っている) ゆっくりでいいぞ。どうせ…暇だもの。 (今の私にやることなんて――――) ――――お休み……な。 (喋り過ぎて疲れた。凄い眠い。艶子が去ったあとすぐに私は目を閉じた) [Sat 26 Sep 2009 01:15:27]
君影 > 左腕が健在じゃなくて良かったな。健在だったらお前死んでるぞ。 (そういう台詞で直ぐにエロな意味だと思って眉を寄せるあたり染まってる) ――――― (運がなかったんだ。もしも上手く立ち回れて捕まる事がなかったら。いいや、それ以前にこの仕事が私じゃなくて他の奴に回されてたりしたら。けれど現実にはそうならなかった。それだけのこと。ただ大波に浚われただけ) ―――…………! (そんなありきたりの言葉で…納得できるもんか。握る手の力が少しだけ強くなる) ………大声出したせいで疲れたじゃないかこのバカ。(こうして何でもかんでも人のせいに。このあたりは何時もの君影だ。めんどくさがりやで人任せで他人に責任を擦り付ける女) 私だってどっちも得意じゃない。だから……… (お前は強いよ艶子。けど強くてもどうしようもない時があるんだ。私はそれを知ったばかりだから臆病になっているんだろう) ………デブってたらそのネタで一ヶ月はからかってやる。 (だから、約束だぞ。絶対に) [Sat 26 Sep 2009 01:09:23]
艶子 > ――ああ、任せろ。必ず泣いて詫びさせる。 ( その頼みごとに力強く頷いて、私は立ち上がった。 ) ――じゃあな。なるべく早く片付けて、ここに戻ってくる。 ( 最後にもう一度微笑みかけると、ゆっくりを背を向けた。 ) [Sat 26 Sep 2009 00:31:15]
艶子 > はははは、ようやくお前らしくなってきたな。別にお金で返さなくても良いんだぞ? ( にやりと笑って言った。 ) ………。 ( そう。君影は…勿論、私もだけど、いつかはこんな風になるかもしれない状況に身を置いていた。潮時なんてものは気まぐれにしかやってこない。いつだって大きな波が一気に押し寄せて、何もかもを滅茶苦茶にしてしまう。そうならないように私はうまく立ち回るべきだったのに、私は救えぬほどの間抜けだ。そうやって顔を伏せ、感傷に浸っていたら。 ) お、おい……。 ( 急に馬鹿呼ばわり、しかも三回も言われて目を丸くした。驚きと同時に、私は少しだけ安堵して。ゆっくりと息を吐いて笑った。 ) 泣くのは得意だけど、泣かれるのは苦手だ。大丈夫さ、天下無双の… ( 私は天下無双か?友人一人救ってやれぬ私は、本当に強いのか?いや、今はまだ自分の強さを信じよう。それが仮初のものでも、生きて帰る為に。 ) 私は天下無双の大剣士だ。怪我どころか、キャンプの炊き出しで丸ッと太って帰ってきてやらぁ。 ( そうさ。無事に帰らねば意味がない。セインも言っていた。 ) [Sat 26 Sep 2009 00:30:29]
君影 > ……私からもう一つお願いがあるとしたら、本気でアイツらぶっ殺して。心の底から憎いの。 (好き放題に奪っていったあの連中に復讐したい。本当なら自分の手で。それは不可能だから艶子に託す―――怪我するなというお願いには少し矛盾するかもしれない頼み事) [Sat 26 Sep 2009 00:10:07]
君影 > ん。それじゃ…ありがたく少し借りる。お前に借り作るの、なんか少し悔しいからちゃんと後で返すぞ。けど倍返しは却下する。 (―――もう既にこの時点で借りだけどなと小声で。) ………いつかはこんな事になるかもしれないって…覚悟少しだけしてた筈なんだけどな。 (そして私は嫌味をいいながらも本の少しだけ手伝ってやるんだろう。実はそんな日がずっと続くと思ってた――――時間よ戻れとどれだけの数の人間が願ったろう。私はそれが叶った人を知らない) (私は一つ息を吸って呼吸を落ち着かせた。痛みは疼くし熱で頭はぼうっとしてる。喋り続けるのは少し辛いんだけどさ。) バカ!バーカ!バーカ!! (私は思った事をそう口にした。それは気付けば随分と久しぶりの大声になってたさ) …………絶対…ちゃんと帰って来なかったら泣くぞ。いい年した私が大泣きしてやる。だからお前は…行くんなら……これ以上怪我なんてするな。 (損な性格をしていると思う。あんな場所に傷付いた体で救出に向かうなんて普通は貧乏籤以外になんて呼べばいいんだ。)(そんな艶子だからこそ、私も皆も惹かれるんだろうな) [Sat 26 Sep 2009 00:05:40]
艶子 > …お前の報いを受けさせる。私は、連中を許さない。 ( ウォッシュベアーの村人も犠牲者だ。だが、それでも許さない。 ) [Fri 25 Sep 2009 23:44:44]
艶子 > ああ。時間をかけてさ、ゆっくり治していけばいい。…入院のお金とか、気にしなくて良いからな。お前も知ってるだろうけど、私はお金持ちだし。完治したら、倍にして返してもらうつもりだし。 ( お金のことはやっぱり口に出しにくい。気にするなって言っても気にしちゃうかもしれないから、そんな軽口で誤魔化した。 ) ………。 ( 全部夢だったら良かったのかもしれない。私はアイリ様に突きつけられた反省文の多さに嘆いて、君影はそれを笑うんだ。そう、港町で会った時まで時間が戻ってくれたら。 ) …ああ、行かなくちゃならない。まだあそこには生きている人が居るし、お前を助けるのを手伝ってくれた人たちに、恩返しなくちゃ。…本当は、お前の側に居たいんだけど…。 ( きっと皆、心配する相手が居るんだ。それは仲間であったり、同僚であったり。だから、今度は私が彼らの力になる。それに―― ) それに…。 ( きゅ、と本の少しだけ強く手を握って。 ) [Fri 25 Sep 2009 23:44:27]
君影 > そう。それなら…少しはマシになるかもしれないかもね。 (元の仕事に戻るのはきっと無理だろう。多分飛燕は片腕片足の無くなった忍者なんて切り捨てる。クランクは私も疎い。やっぱり馴染むのに時間が掛かるのだろうか。お金とか足りるんだろうか。わかんないことばっかりだ) 夢じゃ…ないんだ。 (今のこれも。あそこで起こった苦しみも。私は病院のベッドで眠っていて、そして左腕があるべき場所にはなんの感覚もない。失った場所は数えるのが嫌になるぐらいだ)(握られる手。私はずっとあの暗い坑道の中でこの感触を待ち続けてたんだ。) バカだよ………お前。 お前まで怪我して…けどまた、行く気なんだろあそこに。 (プイッと顔を逸らした。何となく今の私の表情は見られたくなかったから)(肩は吊るしていて、そして逆の手には刀を持っている。こいつは、きっとそういう奴なんだよな) [Fri 25 Sep 2009 23:34:54]
艶子 > 良い先生が沢山いる病院なんだ。昔な、私も腕を砕いてしまったとき、ここの先生に治して貰ったんだ。 ( 医学にとんと疎い私は、彼女の傷をどこまで癒すことが出来るのかはわからない。もしかしたら魔法のように、五体満足に回復してくれるのではないかっていう淡い期待もあったけれど、きっとそうはならないんだろう。  ) そう、ヴェイトスだ。 …もう、怖い思いはしなくていいんだぞ。終わったんだ。 ( 勿論、彼女はこれから自分の怪我と戦っていかなければならない。失った体の機能と戦っていかなければならない。だから…だから私は、これから君影を助けていこうと思う。街の端から端まで、腕の良いクランク技師を探して回ろう。彼女が就ける仕事を探そう。それまで私の家で面倒みてもいい。君影が何の心配もせずに治療に専念できるように。 戦闘馬鹿の私でも、してやれることなんだ。 ) ………。 ( 私はベッドの側でしゃがみこみ、そっと君影の手を握った。 ) [Fri 25 Sep 2009 23:00:25]
君影 > (耳も腕も片方ずつ無くした。その時の事は思い出したくもない。ううん。忘れたいのはあの村で私に降りかかった災難の全てだ。けれど目を瞑ればその記憶が瞼の裏に焼き付いて離れてくれない) ―――…… 艶子。 (名前を呼ばれてようやく傍に居てくれた彼女に気付けた。そう――ここは病院だったの) …初めて来たかも。ここの病院。 (今までヴェイトスに来てから大きな怪我も病気もならなかったしな。平素よりもちいさな声でゆっくりと言葉を紡ぐだろう) ………ヴェイトスなんだ。 [Fri 25 Sep 2009 22:52:11]
艶子 > ( …彼女の怪我は酷い。片目を失い、乳房を食われ、右足を失い、更にあの化け物どもに陵辱され続けたのだ。その拷問は想像を絶する。医者の話では予断を許さぬ状況には変わりなく、少なくとももう―― 君影は仕事は続けられないかもしれない。 ) ………君影。 ( うなされる君影の顔を覗き込み、その名前を呼ぶ。痛みと熱にうなされているのか、それともあの悪夢の続きを見ているのか。 ) ――気付いたか?ここは病院だよ。ヴェイトスの中央病院。街で一番大きな病院さ。 ( 私は優しく笑いかけた。 ) [Fri 25 Sep 2009 22:39:19]
君影 > (それが余りにも辛いから私は目を開ける。目の前に広がったのは白に染められた天井。横たわる感触は固い地面ではなく柔らかなものだ) ………ここ、どこ? (純粋な疑問とあそこではないという事の再確認のように独り言を呟く。隣の艶子にはまだ気付いていないようだ) [Fri 25 Sep 2009 22:36:19]
君影 > (夢に出てくるのはあの災厄の反芻。その夢の中で私はまた犯されて喰われる。夢だよこれは。だって艶子達が私を助けてくれたんだから) (ねえ、そっちが夢じゃないっていう保証は?) ――――― (私は悪夢と高熱にうなされ続ける) [Fri 25 Sep 2009 22:31:49]
艶子 > ( 自分の折れた右腕の治療というのもあったが、私は君影の顔をもう一度見ておきたかった。それが済めば、私はまたあの地獄に戻るつもりだったからだ。身体はもう限界に近かったが、それでも私は戦わなければならない。 …本当は、君影の容態が安定するまでずっと側に居たかったけど、まだウォッシュベアーには助けを求める人が居るはずなのだ。だから…。 ) ………。 ( 右手を肩からつるし、左手に鞘に納めたままの刀を持ち、君影の側にそっと寄り添う。 ) [Fri 25 Sep 2009 22:29:19]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 私はその部屋を訪れた。 』 [Fri 25 Sep 2009 22:24:10]
君影 > (高熱は続き予断は許されない状況であるのは間違いない。しかしそれでもあの場とこの病院のベッドを比べてしまったら天と地だ。その安らかさが女を眠りに誘う。けれど痛みと高熱の苦しみが安眠を妨害してくれる) [Fri 25 Sep 2009 22:13:31]
君影 > (中央病院にある入院患者が使う個室の一つ。その中で一人の女が熱に浮かされていた)(救出されたあとキャンプにて応急処置を受ける。そして即座に病院に運ばれて今朝がた到着。治療は取り敢えず良い方向へ向かった。けれど傷は深く、それが治るのには時間が掛かるだろう。そして失い続けたままの傷もある) [Fri 25 Sep 2009 21:54:49]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『眠っている』 [Fri 25 Sep 2009 21:46:23]
お知らせ > ビリー@試薬さんが帰りました。 『一通り挨拶した後で看護婦に聞かれた「お店の名前は?」の言葉に後日ちゃんと伝える約束をして…』 [Wed 23 Sep 2009 04:07:01]
ビリー@試薬 > ええ…ビリーですよ。ビリー・ウォン。別に女の時の名前とか考えてませんから…(尻へ伸びてくる手を迎撃しながら、呆れ顔であいさつ回りを終えて…や、本当は薬を飲む前に来いってなものだが、前述の通りの理由で飲まざるを得なかったわけで、立つ鳥跡を濁しまくりと言うか) [Wed 23 Sep 2009 04:05:23]
ビリー@試薬 > 人が女になったのはどうでもいいとして…お世話になりました。また何かしらあればよろしくお願いいたします(元同僚共はどうでも良くなさそうだが…。顔付きと体つきが女になっただけで中身はこれっぽっちも変わってない上に、元々腕力はそこらの女性と同レベルくらいしかない自覚はあるので当人的にはまったく変化は感じられないから余計に腹立たしい) [Wed 23 Sep 2009 04:00:09]
ビリー@試薬 > (まぁ、それを迂闊に言ったら小一時間その苦労に関しての愚痴を聞かされたわけで…そもそもこの手の薬は魔女達の専売特許と言える技術だしおいそれとは提供されないとは当然か)…お陰で目の前で飲むはめになりましたがね。その時は服がきつくてどうしようかと思いましたが(この胸の大きさはなんだとか問いたいところだったが、まともな回答は期待できなかったのでやめた…) [Wed 23 Sep 2009 03:54:30]
ビリー@試薬 > …こんな簡単に性転換の薬が用意できるのであれば、もう量産してもいいのではないかと思いますがね…(年に一回は必ずある、この手の依頼。中央病院に勤務している時には必要のないモノだと思ってスルーしていたが、独立して薬屋をやるのならあれば十分需要はあると思うのだが…) [Wed 23 Sep 2009 03:50:03]
ビリー@試薬 > (急な話でしたが、まぁ…この病院のVIPルームに匿われたフォーウンマフィアの患者に引き抜かれたと言うかスカウトされて独立と言う運びになり、9月1日から始まった準備がほぼ形になったので挨拶に伺ったわけだが…)で、なんでしょうか? ………もはや、年中行事で驚くに値しないでしょうに(嘆息を漏らしながら、自分に向けられた視線に呆れたように…、ええ、胸に余計なモノがついてますよ、以前どこぞの女と入れ替わったハメになった時に用意していた服がこういう形で再び役に立つのは非常に不本意でしたが) [Wed 23 Sep 2009 03:48:15]
お知らせ > ビリー@試薬さんが来ました。 『どうしてこの手の薬と言うものは…【判定】』 [Wed 23 Sep 2009 03:42:31]
お知らせ > デスさんが帰りました。 [Sat 29 Aug 2009 22:43:10]
デス > (じっと見ていると相手が微笑んだように見えて……生前に見せてくれた笑顔等が連想で思い出されて再び泣き出してしまうのだけど… 暫く一緒に居て…そして悪魔は彼女の元から去っていった) [Sat 29 Aug 2009 22:39:58]
お知らせ > コンスタンツェさんが帰りました。 『 そしてまた、部屋の中には静寂が戻る。 』 [Sat 29 Aug 2009 22:38:30]
コンスタンツェ > ( ――何度目か。その劣情をその身に受ける。不思議と女の死体がどこか艶かしさを取り戻したかのようだった。間に合わなかった告白に、女の表情に笑みが浮かんだようだった。 ) ( そして再び身体の時間は静止する。悪魔がここを訪れる前と同じ状態に戻る。誰かが触れ続けない限りはそこに静止したまま、ただ朽ちていくだけの存在は… ほんの少しだけ、そしてほんの少しの間だけ、生前の面影を取り戻す事ができた。 ) [Sat 29 Aug 2009 22:34:27]
デス > (何時も可愛い反応をして…自分の事を好きとまで言ってくれた相手…今は自分の勝手な欲望で身体を動かされて僅かな反応をしたように見せかけている相手の身体を何度も続けて犯していきながら…その僅かな変化を見取りながら最後に一度震えながら絶頂して…)ぁ……スタンチェル……好き………いや…(軽く頭を降って…)うん、多分…愛してる、だったのさ…ね…。(たっぷりと相手の中に精を注ぎ込んだ悪魔…そんなことを囁きながら…相手の唇にもう一度口付けをして…)………(繋がったままの相手…此方が動くのを止めれば当然反応も無く……暫くの間…じっと…その顔を、身体を、そして生前の事を、忘れないように…していて) [Sat 29 Aug 2009 22:26:15]
コンスタンツェ > ( 死体は痛みを訴えない。涙を滲ませたりはしない。しかし、横たわるその粗末な台が揺れるたび、女の身体は違った顔を見せるのだった。今まで何の反応も無かった分、それはより際立って見え―― 乱れた髪が一房はらりと顔から耳に落ちるだけでも、不思議な躍動感を持たせるかもしれない。 ) ( もう動かないのに.。 ) ( もう何も考えられないのに。 ) ( 悪魔の瞳から零れた涙が、コンスタンツェの肌を濡らす。渇いた肌に落ちたその涙の粒は、その肌を滑りながら台の上へと落ちていった。死んだ肉の中に吐き出されるのは、劣情か。別れの切なさか。或いは愛か。形あるものは全て崩れ去る運命にある限り、この女の肉体もやがては朽ちる。その形を保っている間だけ、人はその肌に触れる事が出来る。だから。 今だけは。 ) ( 悪魔の精で穢れた肉が、ぬるりとした感触を与えるだろう。まるで、生きているかのように。 ) [Sat 29 Aug 2009 22:14:46]
デス > ん………は、はは………ねぇ…今…奪ったのさ、ね……(僅かに開いた相手の口…反応したように動いた相手の身体…すでに相手の死を受け入れている悪魔…理解しているのにそれでも僅かに嬉しくて…腰を動かして…まだ幾らかの柔らかを残した相手の膣を犯し始める) ぁ… …ん… …スタンツェルの中… 凄く… きつい…ぁァ、… けど …気持ちいいっさね…っ……ぇ…っ(柔らかさを残しているとはいえ所詮は死体…反応は無く当然濡れるわけも無い。頭の中で死んでいる相手を犯すという行為の意味が分かっているため、瞳から涙を流して時折絶頂して膣の中へ白濁の精を放ちながら、構わずに腰を動かし暫くの間ひたすらに犯していき) [Sat 29 Aug 2009 22:06:00]
コンスタンツェ > ( 人の死に対して、誰もが怒りと悲しみを覚える。そのやり場の無い感情は、一体どこに向かわせればいいのか。時に殺した相手に向かうだろう、時に運命にも向かうだろう、そして時にこういう形で向かうこともあるだろう。その悪魔の嘆きを受け止めるものが、魂の無くなったこの抜け殻だけだというのなら。 ) ………。 ( 硬直した身体の足を強引に開き、ぎしりと台が軋む。閉じた肉の合間を押し入るように侵入してくるその硬さと熱に、やはりコンスタンツェは何の反応も示さない。デスに対しては、何かが破れるようなあっけない程の抵抗を感じさせ、それと同時に痛みを与えるかもしれない。こうして、コンスタンツェ・ヴィーゼンタールは女になった。 ) ( だが。 ) ( 口付けに、張り付いていた女の唇が剥がれ、僅かに口を開いたかのように見せるだろう。がくんと揺れた台が女の身体を僅かに動かし、反応があったかのように見せるだろう。 ) [Sat 29 Aug 2009 21:55:26]
デス > (悲しみとか怒りとかがぐるぐると頭の中で回る。指を少し中に入れて触る感触は…予想よりも柔らかくて…指先に僅かに当たったのは処女膜だろう…)ね……決めていたのだし…今、奪って…あげるっさ…ね。(舌を薄く出して笑みを浮かべる顔は少年の雰囲気と少し違っていて… 羽織っていたフード付のコートを、下着を脱いで相手と同じ姿へ…否、普段は隠す羽や尻尾、角を露に…全身に刻まれたルーン文字も時折、薄く発光させながら彼女の横たわる寝台に上がって…非力さ故、若干苦戦しつつも相手の足を開かせて…)もう…遅いかもしれないけど(先走りで濡れた男の子部分…まだ柔らかい相手の秘部へ押し当てながら、眠ったように瞳を閉じた相手の顔に囁いて)…僕の物に…してあげるっさね…っ。(呟くと相手の唇に自分のをあわせて…やや強引に腰を前に…死体の彼女の、純潔を奪おうと…) [Sat 29 Aug 2009 21:46:30]
コンスタンツェ > ( 恐らくは、神も見落としていることだろう。それに悪魔のすることならば不思議でもない。生前でも、きっと―― 女は拒まなかったかもしれない。最後まで散らすことのなかった純潔が奪われようとしても、それを咎めるものは誰も居ない。本人ですら――。 ) ( その指に、頬と同じ感触を返す。傷口だけは固まった血の硬さを返すだろう。それは乾いた感触。それは冷たい感触。それは血の通っていない、朽ちる途中にあるただの肉の感触。既に硬直している体だったが、そこだけは思ったよりも柔らかい感触を返すかもしれない。 ) [Sat 29 Aug 2009 21:35:26]
デス > (そういえば自宅以外で服を捲ろうとすると凄く恥ずかしがって…でも自分がお願いするとそれを受け入れてくれた相手… 今は…そういう反応は一切無く…白い肌は生前のそれとまた違った雰囲気…何か感じてはいけない魅力を感じて)…綺麗っさね……傷…も……全部……さ…(頬を撫でていた指がそっと滑り降りる…首への傷…腹部の傷の辺りも、胸も臍も触れて…秘部も撫でて)…結局…奪って……あげられなかったさ、ね……?(どちらかと言えばアブノーマルな処での関係だったのもあって…奪うことはしなかった純血。指で其処を擦り愛撫するように触って……何か少し壊れたような笑みを浮かべながら涙を流して) [Sat 29 Aug 2009 21:25:04]
コンスタンツェ > ( ――生前ならば慌てて自分の身体を隠したりしたのかもしれないが。布を剥ぎ取られても何の反応も見せず、ただその姿を晒すだけだった。布の下のその肌は白く、室内の薄暗い照明でその肌の白さは一層際立つ。致命傷となった腹部の傷は縫合によって幾分か整えられていたが、それでも見た目は痛々しくみえるかもしれない。首に付けられた傷も同様だが、こちらは傷口は幾分か小さい。普段きっちりとまとめてある髪は解かれたままで、少しだけ乱れた金色の髪がその白い肌に纏わり付いていた。 ) ……………。 ( …再び沈黙を返す。 ) [Sat 29 Aug 2009 21:03:00]
デス > (見た目よりも古い世代の悪魔の少年。人間と若干違う思考を持っているのだがこういう時の感情は人間と一緒のようだ、と考えつつ…瞳から涙が零れそうになっていて)…僕は…人間の中で…君が一番気にいっていたのさ…?しっかりしてる風なのに…面白くて……さ…。(相手の頬…軽く撫でるも何の反応も無い…色々と…寧ろ迷惑をかけた気がするけど… 何だかんだいいつつも受け入れてくれた相手は動かない…… 暫く無言の悪魔…焦れたように相手の身体を覆う布…バァと何時もやっていた悪戯のように剥いでみて)…ふふ、どうさね?起きないと…悪戯したりするっさ…ね…?(布を剥げば生前と余り変わらぬ…しかし致命的な傷がある相手の裸体が露になって…暫く反応を見るように眺めていて) [Sat 29 Aug 2009 20:52:10]
コンスタンツェ > ( コンスタンツェは、この子のことをどう思っていたのだろう? 弟のような存在だったのか。ただ劣情に身を任せるのに丁度よかったというだけなのか。その答えは結局最後まで出すことはできなかったけれど、少なくともそこに安らぎを感じていた。あともう少し―― この子と過ごす時間が長かったら、きっとコンスタンツェは自分の気持ちに気付いたかもしれない。簡単に言ってしまえば、きっと好きだったのだと思う。 思い込みの激しい、どちらかといえば物事に突っ込みがちな性格をしていた。勘当されるのを覚悟で、この子を連れてクリスティアの両親の所に向かうなんてことも、起きたのかもしれない。けれども、全てはそうはならなかった可能性の話。 ) ………。 ( 呼びかけに対し、返事は無い。デスの声がその部屋の中に響き、それが返ってくるだけだった。かつてその手に返した温もりは無く、微笑みかけることも無く。 ) [Sat 29 Aug 2009 20:41:21]
デス > (病院と言う場所,初めて来る悪魔。聖職者関係も割と多いらしいと使い魔から聞いて目深にフードを被ったが、どうも泣き顔を見られないよう、とか良い方向へ誤解されたのか、特に疑いもかけられずに此処へ来れた。 若干、死の香り…魔法的な力だろうか…を感じる男・・・遺体を搬送と言う言葉から彼女の状態を改めて認識… 男が出て行くのを見送った後…ぽてぽて…横たわった彼女の元にたどり着いて)―…やぁ、元気…じゃなさそうさね…。(自分と話す時、色々な反応をしてくれた相手に笑顔で話し掛けながら相手の頬に手を当てて…その体温の冷たさと、反応の無さに…小さく震えながら息を整えようとして) [Sat 29 Aug 2009 20:33:00]
コンスタンツェ > ( それは眠れる者を目覚めさせる口付けになったのかもしれない、が――…。 保存の処置の許可は降りた。これで少なくとももう少しだけ、女はこの姿を留めることが出来るだろう。恐らく、家族の対面も可能になるはずだ。家族にとっては、冷たい石造りの墓に触れるよりは、冷たい亡骸に触れいと願うはず。 ) ( 少年が入った部屋の中は酷く静かで、酷く殺風景で―― そんな中に、コンスタンツェの亡骸は横たわっていた。デスに対して照れくさそうにしたり、恥ずかしそうにしたり、嬉しそうにしたり、色んな表情を見せたその顔は、もうどのような変化も見せない。まるで眠っているかのように、ただそこにあるだけだ。 ) [Sat 29 Aug 2009 20:28:49]
お知らせ > ティスさんが退室されました。 [Sat 29 Aug 2009 20:21:53]
ティス > (頬を辿り、男の親指は彼女の唇をそとなぞる――いっそ口付けでも等という気がふと起こったが) ―――、 (病院の廊下には足音が良く響く事だろう。聞こえてきた二人分の足音に男は彼女から手を離せば、彼女を覆う布を首元辺り迄掛け直してやる) (安置室の扉が開き、顔を覗かせたはフードを被った少年風貌と――彼を案内してきたのか彼の背後に立つ看護婦の姿) ―― ええ。 (少年の言葉に静かに応えた男の代わり、看護婦は此方へどうぞと貴方を誘い――ついでにエンバーマーへと歩み寄れば自警団からだと告げて手にしていた書類を差し出した) … (男は胡乱気に其れを受け取り、内容を改めれば思わず少し許目を丸くする――渡された書類には、エンバーミングを許可する旨が記されていた)  ―――其れでは、私は搬送の準備に取り掛かりますので。 (看護婦へとそう告げ、御遺族だろうか――訪れた少年へと軽く会釈すれば男は安置室を辞そう。此処で処置は出来無い、一度家に遺体を運ぶ必要がある――処置は早い方が良いからというのでは無いが男は思わず早足に廊下をゆき準備に取り掛かろうかと――其の間、少年が彼女に対面する時間はあるだろう) [Sat 29 Aug 2009 20:21:11]
デス > (知人の家を訪れると聞いた情報。教えてもらった場所は病院であった。 悪魔は若干悪くなった顔をフードで隠すようにしながら病院の中を進み)…スタンチェルは…此処さね?(目的の部屋、の戸を開くと横になったコンスタンツェと、病院の職員らしいのがいたので、そう尋ねて…) [Sat 29 Aug 2009 20:06:13]
コンスタンツェ > ( この女を殺した殺人鬼もまた、その頬に触れた。今までにも沢山その頬に触れた者が居た。しかし、今後こうやって頬に触れられるのはもう残り僅かだろう。 そして、家族や友人との対面の為の保存処置ならば、断るものは居ないだろう。この場にまだ姿を見せないコンスタンツェの家族もそう望むはずだ。朽ち掛けた娘の姿よりは、まだ生前の面影を残す綺麗なままの娘の姿のほうがよいだろうから。自警団側もそれに対しては反対しない筈だ。コンスタンツェの家族が離れた場所に暮らしていることは自警団も知っているだろうから、エンパーミングの許可は出ているだろう。コンスタンツェの友人も、まだ本人が死んだことを知らぬ者は多いから。 ) [Sat 29 Aug 2009 20:01:54]
お知らせ > デスさんが来ました。 [Sat 29 Aug 2009 19:59:33]
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