芸能横丁 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが帰りました。 『(紹介と共に新たに拍手が沸き上がる。ショーはまだまだ終わらないヨ!)』 [Sun 30 May 2010 01:14:30]
ヘカテ@V,G,C > (犬でもいいじゃないか、犬る。何話題に転化してるのか分からないけど、P,Cじゃぁ結構日常茶飯事だヨ社長お仕置き光景。概ね上へモノを言えない会社てなぁ先が見えてくるモンだからとまでは言わないが、割合ノリで経営が廻るのもココンところがキモな訳だ、)『ヴェイトス大学のハイティーン、その魅力を余すところなく披露致しました、テレサ嬢ッ! 若さッて何だッ!?』(「躊躇わないことさ!!」、訳の分からない相の手もお調子者のお客をアジッてスタッフが応じる体勢だ。マヤウィ嬢にテレサ嬢、ヴィヴィアン嬢にレェナ嬢、と目下この4人がショーの華。キュートに小悪魔的に、セクシーに清純派にと、こりゃぁ個性的なモデルッ娘さンが集まッたモンだ。女は熱気渦巻くステージを横目に、MC席でハニーらが持ッてきた進行書を受け取ッて素早く目通し。次の出演者に魔術灯を当ててる間に素早く舞台の薔薇を掃かせて、灯りと一緒にスタッフとモデルさンを移動させるてぇ段取りだ。アゲるとこはアゲてサッと片付けるのが心得ヨ、)『――さぁ、お次のご出演は商業地区ぁ細工屋の娘さンですッ! 出てきて下さい、メインストリートの太陽ッ、』 [Sun 30 May 2010 01:12:45]
お知らせ > テレサ@V.G.C_さんが退室されました。 『(後に学友から「今回墜落は?」「墜落ないの?」と責められるわけだが、それはまた別の汚語。)』 [Sun 30 May 2010 00:58:13]
テレサ@V.G.C_ > (どうも魔女=猫属性攻撃というのはヴェイトスの共通認識かもしれないぜ。 先ほど例にだしたサムライには主君押込という風習があるようだが、サムライでもないのに部下から刑に処される上司って正直どうよどうなんだ。括弧内が見えたらそんな突っ込みも貰えたかもしれないね!) 流石にプロだなー?(この演出の花吹雪、タイミングアドリブだよね? そんな新鮮な感動を覚えて帰ってく様はまさに学校で面白いこと聞いた学生の姿。 魔術灯の光は火とも陽光ともちがう不思議なライトアップ、導かれるようにランウェイを戻り、舞台袖にひっこもう。) [Sun 30 May 2010 00:55:33]
ヘカテ@V,G,C > (ねこられるンだネ。丁度そンなねこな依頼もどこぞへあッたし人生一度は実施したくても仕方ない事項だワヨ。ねこるー。なンて心配しなくッても調子乗りすぎた前回ショーのあと、部下に「アタマ冷やせ」てぇ農場で正座三時間の刑に処されたな秘密のこッたい。とはいえ口先1つで各地を回ッてきたなぁ三寸具合は徹底してこりないモンで、テンション↑↑なら今日も今日とて負けないヨ。テンションだけてぇ突ッ込みもあるけど、細けぇこたぁ気にしなさンな。今、美しけりゃぁソレでいいてぇモンじゃぁないサ、)『アクセントに「Tozzi」ブランドのバングルをチョイスする所に、さりげないアイディアが光りますッ! おおッと、テレサ嬢、ここで――、』(意味深なポォズ。どこか期待に眼ぇ光らせる不埒な男どもの視線を、ヒラリ、華麗に受け流せばザワッとざわめき。してやられたてぇ小気味いいバツの悪さと口笛が軽やかに飛び交わン。タァンと一緒にステージ上空からサッと赤と黒の薔薇吹雪、演出効果で軽く散らソか、) [Sun 30 May 2010 00:41:16]
テレサ@V.G.C_ > (文面からすれば魔術で猫にされるのか、自身が猫だとマインドコントロールされた後に烏賊を食わされるとかそんな。 あるいは単に気ぐるみを着せられるだけかもしれない。 猫る。 謎。 よく使う啖呵だが、いまだ実行された奴はいない。) (知力4ってそれなりには頭良いンだけどさておけ。 サムライなら切腹モノの恥辱を乗り越え、色々あって吹っ切れたテレサの歩みは最早もじもじ君とか緊張棒歩きとは無縁のものである。 お気に入りを見せびらかしに学校に登校する学生の仕草をさせたら誰にも負けない。なんたって現役だから! 食べごろ新鮮、活き活きとした姿をランウェイに映し出せー!) ―――。(「来たっ」なんて心の中で呟いちゃうぜ運命の末端部分。 なにかあるかのよーに一旦停止してー――) 期待した人残念でしたー♪ (ずれた帽子を小さく直し華麗なターンをみせてやる。) [Sun 30 May 2010 00:32:58]
お知らせ > マヤウィ@V,G,Cさんが退室されました。 『(舞台袖からしばらくショーの様子を見守り、頃合いを見て控え室に戻ろうか)』 [Sun 30 May 2010 00:25:26]
マヤウィ@V,G,C > ( さすがに会話ができるほどの時間はなく会釈で終わったが、出撃していくテレサの後ろ姿は見送ろう。スタッフが渡してくれるタオルと浄水はありがたく受け取る。 ) …ねこる? ( そういえばどういう意味の呟きだったんだろうと思ったが、疑問を感じた所で本人がいなければ気にしても仕方が無いのですぐに忘れ。話す機会があれば思い出すかもしれないが。 ) ……うーん…ああいう格好も可愛いですわねえ…。 ( ファッションの事はよく分からないが、フラメンコドレス以外でも、もう少し考えてみるべきかしら…なんて思いつつ。 ) [Sun 30 May 2010 00:21:04]
ヘカテ@V,G,C > (ステージから退室するマヤウィ嬢へ、裏方の薔薇娘らがタオルと浄水持ッて走り寄るだろう。ランウェイはかなり熱いからネ、キリバナてぇ種にゃ水分補給は重要事項だしサ、)『見事咲き誇りましたアロエの花ッ! 夢をありがとう、プリンセス・エメラルド、マヤウィ嬢ッ! ――さぁ、変わりまして唯今ステージを渡りますは、テレサ嬢、ティーンに人気のファッションで個性的に纏めて参りましたッ! レッド+ブラックとスタンダァドをあしらッたこの配色は、さすがに今をときめく現役学生ッ、センスを外しませんッ!』(ねこられるンだ。待ち受ける未来絵図も知らず自信満々に言いきッた女。大事なのは印象サ、どンな事故でも魅力的に映りゃオールOKてな信条は、知力4てぇ半端な数値に裏付けられてる微妙な自信だから修正しようがない。だッて、コケても落ちても彼女、ヘマをヘマだけにしちゃないようだし、下手に隠しても格好付かないから、いッそフランクッぽさを前面に出してもいい。フラメンコドレスのエレガントさから一転カジュアルへ。テレサ嬢の颯爽としたウォーキングに合わせて歓声の波がワッと広がる、) [Sun 30 May 2010 00:14:04]
テレサ@V.G.C_ > おっと、おかえりお疲れ様ー?(一番手さんが戻ってくれば、出撃前に手ひらりしつつ挨拶返す余裕があった。 凄い満足そうだし、うまくやったのかなー?なんて感想。 秘訣を聞いてみたいが、長話する時間的余裕はないかな?) しねー。 ・・・・サイテーのナレーションありがと☆ あとで猫る!(ボコボコにする=ボコる、猫にする=猫る。 会場に聞こえないように小さく罵倒しつつ、手に持ってた帽子を頭にのっけた。 いつもの魔女帽ではないが、黒基調にチェーンの装飾が成された小さな帽子は相応の存在感。ネクタイを飾ったブラックのシャツに、アシンメトリーな形状が可愛い赤黒チェック柄のフリルスカート+レッグウオーマーうぃずベルト。 小さくとも刺激的なチョーカーとTozziオーナーお勧めの銀のバングルでさらなるお洒落気分。) 今なら誰にもまける気がしないね♪ よし、GO!(キャットストリートでも尖った類のお店でまとめた個性派ガールを魔術灯が照らし出す。 折角大学デビューを決めた自称都会派少女が舞台に出るのだから、若者風の少々主張したファッションで歩きたいじゃないか。) [Sun 30 May 2010 00:02:09]
マヤウィ@V,G,C > ( 盛り上げ上手な司会とショーの雰囲気から気分も高揚する。舞台袖に戻り、ホゥと息をついたマヤウィの顔は満足げで、なんかもうこれだけで既にやりきった感。とりあえず注目されるのが楽しかったらしいが、ショーモデルという点から考えると改善すべき点がいくらでもあるはず。…が、今の時点ではあまり気づいていないらしく。すれ違うテレサに目線で軽く会釈してから、用意されていた椅子に腰を下ろす。もう少し、舞台袖からショーの様子を見守ろう。 ) [Sat 29 May 2010 23:53:56]
ヘカテ@V,G,C > (ちなみにステージ背後の銀幕にゃショーの間中、後援会社のロゴ=マークが投影されてるシステムだ。舞台のアチコチで瞬き駆けめぐる魔術灯の筋と銀幕を背景に、輝くランウェイを歩いてもらうてぇ勘定ヨ。もし都合が付かなくてリハーサルが出来てなけりゃぁ臨機応変、スタッフが一般席の後ろから矢印版かかげて、モデルさンを誘導する手筈になッてるふう。「⇒進ム」「停止,ポーズ」やら木札にペンキのベタ塗り指示で、この辺りぁ結構ローコストだ。お客さンから見えないエリアだッたら多少安ッぽくてもGOッてこッたい。そンな中のハニィ=キッスに「おぉッ」てぇ今までのたぁちょぃと色の違う歓声、よッ、色ッぽいヨ!)『――さぁ、キュートな仕草に定評のあるマヤウィ嬢、本日初お目見えだから、この艶姿は貴重なワンシーンだ!――サテ、来る二番手はコケティッシュなアクシデントも皆々様の記憶に新しくござンしょう、ヴェイトス大学魔術科の彗星テレサ嬢! どうぞぉッ!』(例によッて盛り上げ重視の実況に、それなりに興奮したお客さンが拍手でマヤウィ嬢を見送ろう。次いで女が喋るなぁ、ご本人にゃ忘れたいだろう過去を蒸しッ返してネタにして、コリャ失礼だ。戻るマヤウィ嬢を追うライトがパッと消えて、また輝きゃ舞台袖に集中して、) [Sat 29 May 2010 23:43:53]
テレサ@V.G.C_ > ・・・やべ、もうはじまっちゃったよ。(リハーサルは聞いてたが、諸事情につき控え室に入るのがちょっと位遅れたのである。まさか墜落さんをトップに出してくることは無いと思ってたがやっぱり無くてよかった。精神統一なりなんなりに使うべき時間を失った程度で、なんとか本番には間に合った。) とはいえじたばたしても結果は同じ、深呼吸一つして出て行く選手達を見送るのでしたー。(せるふ描写台詞とかぽろり。 でも精神状態的には大分安定している。色々訓練はつんできたし、格好を最初のより普段のセンスに近いのに変えたということも気持ちを楽にしてるようだ。 舞台側に注目すればそろそろ一番手さんが戻ってくる頃か。 初日の私と同じブランドのドレスが見える。) [Sat 29 May 2010 23:36:38]
マヤウィ@V,G,C > ( 観客席に向ける笑顔の裏で、懸命に耐えるマヤウィ。少しでも気を抜けば、脳内で観客の容姿採点を初めてしまいそうだ。ああ、でも、 注 目 さ れ て いる……!!! )( 状況的に、注目されるのは当たり前の事だ。しかし、マヤウィが何をしようともスルーか逃げられるかが常だっただけに、少なからず異性の視線を集めている ※女性客?目に入りませんわ!※ この状況が溜らなく嬉しい。 )( 事前に言われていた位置まで歩くと、ちょっと媚びた風な仕草で観客席に向かって投げキッスをしつつターン。また舞台袖の方へと戻って行こう。 ) [Sat 29 May 2010 23:22:32]
ヘカテ@V,G,C > (嬉しそうに歩き出した彼女を一斉の拍手が迎えるだろぅ。憧れの視線、好奇の眼差し、ちょッぴりの嫉妬、好色ソな流し眼。初日の評判を耳にしたか、集まりも集まッたりは老若男女、貴族も社長も平民も客層と言や様々とりどりだ。彼女の理想なハンサム=ボーイも、銀色のランウェイから見降ろしゃぁ見つかるかも知れないネ?)『華奢なその身を飾るは、当社オリジナルブランド“Rose,Flamenca”! ヴィクトリアンレッドのフラメンコドレスが、翠緑のお髪(おぐし)に映えることッ! なお、ヘアデザインは劇団「ツァラトゥストラ」のメイクスタッフのご指導――ッ、』(女のアタマに叩ッ込ンだ資料は暗記部分もあるけど、解説ぁほぼその場の勢いだ。何気なく扇を振りゃぁソレを合図、彼女のつややかな髪を際立たせるヨに、背後から魔術灯がライトアップ。オツに済まさない親しみやすい雰囲気はソレはソレでプラス要素にゃ違いない、) [Sat 29 May 2010 23:00:51]
お知らせ > テレサ@V.G.C_さんが来ました。 『衣装チェックしつつ待機中。』 [Sat 29 May 2010 22:59:27]
マヤウィ@V,G,C > ( 出番もうすぐですからと、スタッフに囁かれて舞台を再び見れば司会がマヤウィの紹介を始めていた。 ) …素敵な表現ですわねぇ。 ( 事の成否はともかくとして、キリバナ界のエメラルドというキャッチフレーズに自然と笑みがこぼれる。そのまま舞台袖から一歩踏み出し、リハーサルで指示された通りの方向へと歩こう。モデルウォーキングという雰囲気はまるで無く、観客席に笑顔を向けながら少しウキウキしたような足取り。 ) [Sat 29 May 2010 22:51:23]
ヘカテ@V,G,C > 『前回のイベントから約2週間ッ! いささか雨天が続きましたが、今夜は乙女らの美しさを讃えるかのヨなこの晴天ッ!! 晴れやかな月の下、始まりますは美の祭典ッ、おッとコレからは一瞬たりとも見逃しちゃぁいけませンヤぃ、磨き上げられた美の真髄、眩しくッて目を反らすは一生の不覚ッッ!!』(拡声器代わりに孔雀扇をヒラリと広げ、女は相も変わらずの立石に水で喋り立てる。ランウェイのライトが全て灯りゃ、客席の後ろからスタッフの薔薇娘が「OK!」の立て札をブンブンやる。女は一度言葉を切ッて、チラリと舞台の袖に視線。手持無沙汰そな真紅のドレスが目に付きゃぁニッと唇の端あげる。Ready,OK?)『――サテ、本日最初のトップナンバーは、キリバナ界のエメラルドも名高きマヤウィ嬢ッ! その艶やかなる晴れ姿、とくとご覧あれッ!』(ズン ズンと軽いリズム。女の台詞と共にパッとスポットが袖に当たり、マヤウィ嬢の姿を浮かび立たせようと奔走する白い光――、) [Sat 29 May 2010 22:41:12]
マヤウィ@V,G,C > うーん…。 ( 今日は、観客席に美形がいないかどうかが気になって視線をキョロキョロさせたりしないように気をつけないとですわね〜。 )( なんて考えつつ、観客席からは見えない位置でくるんくるんターンというか無意味に回りながら出番待ち。背中の葉が裏方スタッフにぶつかり、さすがに止める。あ、ごめんなさい。などと小さい声で謝ったり。ヘカテの司会進行の様子に一応耳を傾けてはいるが、端からはそうは見えないだろう。 ) [Sat 29 May 2010 22:34:11]
ヘカテ@V,G,C > 『――One,two,three,four,』(ドン、)(カッと光が満ちるランウェイ。大迫力で響くドラムに乗ッて、今まで黙ッてた管弦楽器が一斉に鳴り始めるだろう。舞台の左右から金銀のテェプがパァンと弾けりゃ、記念すべきV,G,Cセカンドショーの始まりだ。軽快にアレンジされたラブ・ソングを歌いながら、軽やかな足取りで退出してく歌手と交差して、舞台裏から蒼い姿がスルリと現れて一礼せン。グロリアブルーのグラマラスカァルを結い上げた、年頃19,20歳の女は言うまでもなくペルセフォネー=コーポレーション代表取締役社長ヘカテ=ダンドリアンローズだ、)『――お集まりの皆様、長らくッ、長らくお待たせ致しましたぁッ! コレより、第1回V,G,C(ヴェイトス=ガールズ=コレクション)、白熱のファッションショー2日目のステージを開催したいと思いますッッ!! 大盛況の内に幕を降ろしましたステージ初日、世にも稀なる花達ぁ、今宵どのヨな夢を魅せてくれるのかッ!? なお共産は劇団「ツァラトゥストラ」、「Tozzi」、並びにギルド「ホープ」有志団体の皆様――、』(1日目の服装たぁ趣向の違う、シンプルなマーメイドドレスを纏ッた女の声に、背後の銀幕に次々と後援グループのロゴが浮かび上がる。交錯する魔術灯、ワッと拍手の渦。熱い夜がまた始まるヨ!) [Sat 29 May 2010 22:22:18]
マヤウィ@V,G,C > ( テンションだけは無駄に高いが、あまり訓練の成果が上がっていないキリバナ。不器用なりに頑張ってみたメイクはケバケバでこそなかったが「とりあえず塗ってみた」感が満載。つまり「この部分にこの色をつけると彫りが深く見える」「ここにこの色を乗せると顔色が明るく見える」などといった「メイクの理屈」を理解していない初心者メイクである。 ) ……ちょっとばかし緊張しますわねぇー。 ( さほど緊張してもなさそうな、けろりとした表情で言う。赤いフラメンコドレスは鮮やかで、巻いてアップにした髪型との相性は悪くないだろう。だが結局、その派手さに見合う髪飾りを見つけられなかったキリバナの頭にはごく平凡な手の平サイズのコサージュ。 ) [Sat 29 May 2010 22:16:27]
お知らせ > マヤウィ@V,G,Cさんが入室されました。 『(舞台袖にて)』 [Sat 29 May 2010 22:08:24]
ヘカテ@V,G,C > 「The branch of the pearl also,Dragon's gem also,It doesn't melt the lady's heart…,(真珠の枝も 竜の宝玉も 彼女の心を溶かさない)」 (特設ステージに光が淡く灯りゃ、流れ出すは夢のヨに甘いメゾアルト。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの三弦楽章にヴォーボエが重なる。光量を抑えた白いスポットライトの中、異国情緒溢れるバラードがスローテンポで始まるオープニング。舞台中央に立つ金髪の歌手は緩やかに腕を広げた姿勢で、ズラリ居並ぶお客席へとニッコリ優雅に笑いかける、)「Table and back,Table and back,Sha,ra,ra…,rTears are used properly…, It takes no notice even of the song of love…,(表と裏 太陽と月夜 シャララ ラ 涙も使い分けて 恋の歌すら聞き流す)」 (砂糖菓子のヨな韻を踏むなぁ、トキノミヤコの有名な物語をフェアリン風に訳したラブ=ソングだ。どンなお宝や財宝にも目ぇくれなかッた高嶺の花の正体は、月の国のお姫さンだッたッてぇ夢物語。盛り上がりのサビで、余韻を残して一旦途切れるB,G,M。タイミングを合わせてスゥッと魔術灯がカッ消えて、) [Sat 29 May 2010 22:05:53]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが入室されました。 『「The princess crescent queer,(三日月の姫は風変わり)」』 [Sat 29 May 2010 22:00:17]
お知らせ > レェナさんが退室されました。 [Thu 27 May 2010 00:14:27]
レェナ > (V,G,Cで吸収できることは沢山ある。すばらしいことに指導者もついている。ココを期にいろんな面で自分を鍛え直せればいいと、強く思って。 足の歩幅を大きくして帰ろうか。) [Thu 27 May 2010 00:14:24]
レェナ > (よく見る楽師さんの演奏も横目で見ながら、足は先へ先へ。 とりあえず宿舎に戻ったら、ウォーキングの見直しと一緒に、舞台の振りの確認もして、もうひと運動してから休もうと脳内で計画する。先ほどダンスの稽古で体のポジショニングが甘いと幼馴染ダンサーに厳しい指導を受けたばかりだ。忘れる前に体に叩き込む。その繰り返しをして何とか仕上げるしかないだろう。) せめてマリアに怒られないようにしなきゃ…  (眉をへこっと下げながら、呆れ顔の幼馴染の顔を思い出す。) [Thu 27 May 2010 00:12:35]
レェナ > (V,G,Cの方は順調かと言うと小首をかしげたくなるだろう。ちょっと成長が危ぶまれている自分にちょっと苦笑。どれだけ吸収力が弱いんだと残念な気持ちだ。 ただ、まだ期間はある。 気持ちで負けたらダメだと拳をきゅきゅっと握って。 次のショーに向けて標準をあわせてがんばらねばだ。 実際宣伝効果にはなっているはずだと。)   (そんなこんな、とりあえずバタバタした日々だが充実していることに違いない。横丁の知った顔が通り過ぎればへこり頭を下げながら。 てくてく、進んで。 )  [Thu 27 May 2010 00:03:42]
レェナ > (少しだモデルウォークを意識しながら、P.Cの社員用宿舎まで帰ろうか。V,G,Cの稽古と劇団の稽古を往復する日々がここのところ続いているが、苦にはなっていない。) (劇団の稽古はすこぶる順調。こないだ劇団ツァラトゥストラの見学(?)をしたおかげでモチベーションも上がり、稽古場は程よい緊張感がある。 このまま、リハーサルまで持っていければいいだろうなと。 ほくほくした気持ちに足取りは軽い。) [Wed 26 May 2010 23:57:05]
レェナ >  はい、 ではお先に失礼しますっ  (事務所の出入り口でペコリ頭を下げて。残っている劇団員にご挨拶。 V,G,Cの関係で、時間のやりくりが少し大変になったが、宣伝効果は上々か。劇団員達の話でも悪くない様子だった。) (がちゃり。) (事務所の戸を閉めて、通りへ出ようか。 表の通りには曇った夜空にあったしっとりした空気が流れている。) ふぅ… (小さく息を吐いて。下っ腹に少し力を入れて歩こうか。少しだけ、疲れた体がひきしまるのを感じながら、人の歩みを避けながら歩こうか。) [Wed 26 May 2010 23:49:42]
お知らせ > レェナさんが来ました。 [Wed 26 May 2010 23:41:31]
お知らせ > シンジュさんが帰りました。 『ここに来たのも』 [Wed 26 May 2010 23:07:23]
シンジュ > (6曲歌い終わり、周囲の人の圧倒の視線をまったく気にせずくるりと回った。)いーい気分♪ここに引っ越して来て正解だったわ!(脱いだ上着を雑に取り、帰路へと向かう。) [Wed 26 May 2010 23:07:00]
シンジュ > ラララー♪ラーラー♪(何だ、想像以上にいけるじゃん。さすが私♪) [Wed 26 May 2010 23:03:48]
シンジュ > あーあー・・・。ん、まあ、いけるかな?(上着を一枚脱いで、足を肩幅くらいに広げる。母の言っていたとおり歌の基本だ。そして静かに目を閉じ、深呼吸をした。) [Wed 26 May 2010 23:01:35]
シンジュ > (練習は怠っていないもののやはり人前で歌うことに意味があるしね。最近は引越しの準備で忙しかったし。勢いで6曲くらい歌おうかな?) [Wed 26 May 2010 22:58:26]
シンジュ > また・・・来ちゃった [Wed 26 May 2010 22:55:55]
お知らせ > シンジュさんが来ました。 『『運命とでも言っておこう』』 [Wed 26 May 2010 22:55:20]
お知らせ > レナさんが退室されました。 『 まぁ、いっか。 とりあえずお風呂入ってフルーツ牛乳を飲もう。 』 [Tue 25 May 2010 22:53:44]
レナ > ( 一つ大きな伸びをして息を吐いた。 ご飯は今さっき休憩中に済ませてしまったし(食費を減らせるのは貴重である)、あとはゆっくり歩いてお風呂に寄って、帰って寝るだけ。 何だかちょっと潤いの足りない生活のような気もするけど、趣味にお金を回す余裕も無いし、趣味自体が無いし、友達とかも居なかった。 ああ、でも、ちがう、友達出来ない子なんじゃなくて、あっちこっち転々としてたから、だと、思う。 やっぱり何処かに落ち着いて、専属のメイドになるべきだろうか。 相性の良い主人に恵まれたらそれも良いなって思うんだけれど。 ) [Tue 25 May 2010 22:42:59]
レナ > ( 帰路 芸能横町大通り 私服にて ) [Tue 25 May 2010 22:35:31]
レナ > ( 兎に角我慢しよう。 この仕事も臨時雇いで、急用でお休みしている本業の人が復帰するまでの繋ぎだ。 兎に角生活費が苦しい現状、贅沢は言ってられないし。 ) いってらっしゃいませー。 ( そう自分に言い聞かせながらのらりくらりとやり過ごし、6時間――――久し振りにまともな食事と生活が出来ると思えば何とか最後まで問題を起こさず、今日の所は終わった。 ) [Tue 25 May 2010 22:26:42]
レナ > ( 昔から大きな声を出すのと無理に笑うのは苦手である。 特に嫌な事をされても理不尽な要求をされても笑顔で通すというのがちょっと、理解できない。 一日4,800yenの収入で週に2、3日働けばまぁ最低ラインの生活維持は出来るけれど、やっぱり正直、厨房でずっとお皿洗って料理作って、じゃ駄目かなぁと思う。 駄目だった。 若い子がフロアーに出ないでどうすんの、と怒られた。 そんなわけで今現在も見知らぬお客さんにあれこれ根掘り葉掘り個人的な事を質問されながらどれもこれも答えられない内容ばかりで言葉を濁しながらごにょごにょしている所で。 ) [Tue 25 May 2010 21:58:23]
レナ > ( 10〜20代女性、一日6時間時給800yen、芸能横町のお洒落なカフェーでご主人様お嬢様に明るく楽しくご奉仕するメイドさんのお仕事です♪ という広告に飛びついてみたものの、「メイド」と「メイドさん」は別物だよ! と力説されて首を傾げながらフロアに戻ってきたところ。 ベテランの応募ならまだしも十代である事を条件にされるなんて滅多にないし、久し振りに普通にメイドのお仕事で黙々と掃除したりベッドカバーを換えたり繕い物をしたり平和な時間を過ごせると思ったのに。 ) い、いらっ…いえ、おかえりなさいませごしゅじんさまー ( やっぱりどう見ても熱気溢れる喫茶店だった。 あんまり作り笑顔って得意じゃ無いから今すごい変な顔したんじゃないかと思う。 ) [Tue 25 May 2010 21:42:21]
レナ > あれ これって メイドかなって思ったけど 違うかも? 違わないかも? でもやっぱりなんか違うかもかも? ( 思わずラップ調で歌ってしまったものの、でもやっぱりなんか違うというか、ようやく見つけた短期のお仕事in芸能横町は――――。 ) これメイド喫茶だ。 ( メイドの格好をしてオムレツに文字を描いたりお客さんとじゃんけんしたりおしゃべりしたりドジッ子の演出をしたりとかするお仕事だった。 ) [Tue 25 May 2010 21:27:26]
お知らせ > レナさんが来ました。 『 派遣メイドレナ・クロスビーのおしごと 』 [Tue 25 May 2010 21:23:48]
シンジュ > ここは・・・素晴らしいわ。ここでの歌の練習も可能なのかしら? [Sun 23 May 2010 02:23:03]
お知らせ > シンジュさんが入室されました。 [Sun 23 May 2010 02:22:14]
お知らせ > レェナ@V,G,Cさんが帰りました。 『じゃぁ、お言葉甘えて (あなたの親切に感謝をしながら、練習を続行するだろう。)』 [Sun 23 May 2010 01:09:35]
お知らせ > カイン@V.G.Cさんが退室されました。 『――貴女のファンである劇団員達が、集まってくるだろう。』 [Sun 23 May 2010 01:04:08]
カイン@V.G.C > いや、自分なんかに出来る事なんて……偉そうに講釈垂れてしまって、すみません。(頭を掻き掻き、恐縮しきり。 褒められたり感謝されたりといった行為には、本当になれない。 どう対応して良いのかがわからないのだ。 演技ならばまだしも、カイン・グレイホーク/アイゼンリッターを名乗る人物にとって、素の反応である。 参ったな、という表情。 とにかく、彼女には是非とも頑張ってもらいたいのだけど、ううむ。)此方こそ、来て頂いて嬉しかったですよ、ありがとうございます。 また何かありましたら、是非に。 レェナさんならいつでも歓迎ですから。(――そう言って、彼は何度か頭を下げ、その場を辞した。 ファンであり尊敬もしている役者から、こう何度も感謝されて――どうにも顔が百面相になってしまいそうだったのだ。  無論、貴女が望むのであれば、この後も此処での練習は続けられるし……) [Sun 23 May 2010 01:03:46]
レェナ@V,G,C > とっても参考になりますっ(これから、頂いたイメージを噛み砕き自分のものにせねばと。静かな歩み、花のあるポージング。 その出来を上げるには練習しまくらなければと、あなたの話を聞きながら力強く思うだろう。イメージ、メリハリ、 今日はたくさんのことを学んだと充実感じはいっぱいだ。) そんな風に言っていただいて、 本当にありがとうございますっ。 お芝居の舞台同様、お客様に満足してもらえるようなウォーキングに仕上げてみますねっ (こうして応援してくださる方のためにも、恥じない舞台にすると、それだけはしっかりお約束をして。 本番には自分の世界が広がるように、これからもっともっと頑張るようぎゅっと手に力を込める。) なんだか、すごくお世話になってしまいましたっ (へこり、ご教授していただいたお礼になるかどうか、頭を下げて。) [Sun 23 May 2010 00:59:25]
カイン@V.G.C > 明るく快活に歩いていくというのも似合う服だとは思いますけど、前回の衣装が海賊風で、多少ベクトルは違いますけど活発な動きでしたから。 衣装も完全に雰囲気が変わるわけですし、それならもう動きも完全に真逆を目指すべきだと思うんです。(ともあれ、貴女が動き出したなら、黙って頷き、その様を見守る。 ――多少もたついてはしまったけれども、その動きはワンピースに合う、とは思う。実際、彼女自身には似合っている衣装だと思うのだ。 先日の女海賊といった風貌も、とても様にはなっていたが)……そうですね。結局、今のは私の意見ですから、レェナさん風に噛み砕くともっと良くなると思います。 後は、ターンの所に何か――――アピールするような動作をやると良いんじゃないかな、とは。 移動が静かでゆっくりとしたものですから、一気に華やかになるような何かを。(殺陣もそうだが、動きはメリハリだ。 ここぞと言うところをアピールするなら、速い動きから止めてみせたり、遅い動きから素早く拳を繰り出したり、そうすることでより印象を強める事ができる)あとはレェナさん次第、ですが……大丈夫です、自信を持って。 舞台の上は貴女の領域なんですから。 他の誰にだって負ける道理がありません。 他のモデルさんは、コレが舞台に立つのが初めてって人もいるんですから。 それに、お客さんの中にだってファンはいますからね。少なくとも私がそうです。(なら、期待に応えて貰わないと、と。 最後は笑って付け加えた)【激励効果:レェナ ウォーキング+1】 [Sun 23 May 2010 00:43:52]
レェナ@V,G,C > ([判定失敗] 少し歩いてみたものの、なんだかもたついて。リアルな歩みではあったかもしれないが、あのハイテンポの舞台ではこの歩みでは遅すぎるだろうか。) …これは もう少し練習が必要そうですね (恥ずかしそうに苦笑を浮かべて。) [Sun 23 May 2010 00:38:34]
レェナ@V,G,C > なるほどっ (くすくすと、苦笑交じりのあなたの言葉には笑い混じりに返して。 戦術と言うのは言い得て妙。見る側に送り込むものをもっともっと意識せねばならないと言うこと改めて自分の中に飲み込んで。) どうでしょうか…?  (イメージの転換。腕を組んで考えるあなたの表情を覗き込むように。 目をぱちこら。 )      …お嫁さん  (腑に落ちたように言葉を漏らして。 ブーケを持って、あのまっすぐなランウェイを歩くのを想像する。) ヴァージンロードのつもりでってコトですねっ  (わっと視界が広がるのを感じて。この衣装をきて、花嫁のようなイメージ。衣装をそっと、かけて。 少し後退して、位置を取り目をそっとつむるだろう。 目の前に伸びるランウェイを想像してみようか。 ) …――――  (自分があの衣装を着てるつもりになって。 両手にはきっとブーケを持っているだろう。そっと前で両手を構える。 すっとまぶたを上げて、 長いすそがキレイに見えるよう恭しく歩き出してみようか。)[判定] [Sun 23 May 2010 00:33:19]
カイン@V.G.C > 役作りというか……自分は強いだろう格好良いだろうってのを、客に見せ付けるような。 緩急をつけて、動作を溜めて、インパクトのある動きを叩き込む事でそのイメージを刻み付ける、と。 これじゃあ殺陣になってしまいますけど。(と、最後は苦笑混じりに。 カイン・グレイホークは常に攻勢で舞台の上に立ち、アイゼンリッターもまた路上で拳を振るっている。 「見られる」のではなく「見せる」 重要なのは、どのように――つまるところは「イメージ」であり「戦術」だ) レェナさんの海賊衣装でもそんな感じでしたが――っと、コレですか。(差し出された純白のワンピース。 それは女傑といった風の先日の衣装とは異なり、また新鮮さを与えてくれる。 上手い、と素直に思った。 雰囲気がガラッと変わり、観客の受ける印象も大きいに違いないからだ)結構、裾が長いんですね。 色も白いですし、となると……うん。 お嬢様、お姫様――いや。(腕を組み、思案する。 それじゃあ少し漠然としすぎる。 そうじゃあない。 真っ直ぐなランウェイを歩いていくのだ。 それを強調するのであれば……)お嫁さん、花嫁を演じるような感じで歩いてみると良いんじゃないでしょうか? [Sun 23 May 2010 00:14:27]
レェナ@V,G,C > イメージ...(身支度を整えるあなたを待ちながら。下唇を指でさすりながら、ふむふむ頷いて。あなたの緊張には気づくこともなく、つづられた言葉に自分も考えをめぐらそうか。) そうですね、 海賊が品よく歩くイメージはないです (実際自分前回のショーで女海賊を演じながらしたウォーキングはガシガシ大またで歩いていた。つまりは役作りということか?と、おでこの前に思考がグルグル回る。) 次ですか??   次はっ …  (思い出したように、荷物の中から次の衣装を引っ張り出そうか。 前回は女海賊の衣装だったので、雰囲気を一変してみようかと。荷物から出てきたのは白のふんわりしたAラインのマキシ丈ワンピース。何段かに切り返しのあるレースのあしらった清楚な雰囲気のもの。) 実は、これも今度の舞台の衣装の一部なんですが… (恥ずかしそうにへナリ苦笑を浮かべて。ひらりあなたの目の前に差し出そうか。) [Sun 23 May 2010 00:03:42]
カイン@V.G.C > えぇと、そうですね……。 まあ、基本は一緒だと思いますし。 レェナさんなら、多分、基礎レベルについては殆ど出来てるでしょうから――(さて、此処からが本題。 実に緊張する。 正直、普通に舞台の上で立ち回るか、路地裏で殴りあうかしてる方が余程楽だ。 同業者で、それも憧れの俳優さんに、自分が指導するというのは……どうにも。 とりあえずジャケットを脱ぎ、ネクタイを抜き、シャツのボタンを上から一つ二つ外して動きやすくしながら、考えを纏めていく)――ようは「イメージ」だと自分は考えています。 自分をどう「見せる」か。 それこそ役にもよりますけど、海賊だったら大股で自信たっぷりに歩いて、荒々しく威風堂々とした感じに……だとか。(まあ、自分が演じるなら、の話だけれど。 彼女の次の舞台である女海賊がどんな役なのかはわからないから、仮定の話だ。 ――と、そうだ。 それで思い出した。 聞いておかないと)レェナさんは次の衣装、どうするんですか? 多分、それにあわせるのが一番だと思いますよ。 [Sat 22 May 2010 23:49:27]
レェナ@V,G,C > いえいえ、まだまだ勉強中のみですのでっ (ふるふる首を振って。人に見てもらってはじめて見つかることは新鮮なことばかり。自分がそれを吸収していければよりよいものに仕上げていくことが出来るだろう。なのでぜひぜひ勉強させてくださいと、にっこり笑顔でお願いしようか。鏡張りの室内に踏み入れれば、ぐるり見渡してみようか。)そんな、あれだけ動けると言うのは凄い事なのですよ。 (自分の劇団では多少の殺陣やちょっとした格闘シーンはあるが、それをダンスに織り交ぜて表現している。 ここの劇団の迫力には敵うわけがない。)はい、ありがとうございますっ  (へこ。楽しみにしてくださる方のために、一生懸命に頑張ると笑顔を向けて。) そうですね、うちダンスはしてても正式なウォーキング自体はやったことがなくて… (ランウェイで見栄えのする歩き方と言ってピンとこないことを説明しようか。自分の役になりきれば、その歩き方になるが、モデルさんのように服を生かす歩きと言うのがよく分からないのだと。そういった部分を見ていただければと、苦笑のままお願いしてみようか。) [Sat 22 May 2010 23:39:53]
カイン@V.G.C > えぇと、ならウォーキングですかね? いや、正直なところ、自分らが教えられるような事があるかどうか……。(彼女の歌劇は素晴らしいと思う。 歌や踊りと物語性の融合というのは、なかなかできるものじゃあない――生来のセンスによるものだ)(途中でタオルを受け取って髪を拭ったりしながら、一先ず彼女を案内するのは、ここ最近、他のモデル達も多く利用している鏡張りの部屋だ。 自分の姿勢や何かを様々な角度で確かめたり、立ち回りの型を確認したりする為の)レェナさんにそう言って貰えると恐縮です。自分にできるのは、跳んだり跳ねたりってだけですから……(――カインにせよ鉄仮面にせよ『彼』という人物は褒められる事になれていない。 嬉しく、喜ばしいのだけれど、どう表現したものか。 頭を掻き、何処か照れくさそうに頷いた)次の舞台は海賊物ですよね。楽しみにしてますよ――と、それじゃあ、どうしましょうか?  [Sat 22 May 2010 23:24:53]
レェナ@V,G,C > (笑顔を向けて頂いて、その瞳に一瞬緊張するものの、よく見に来てくださる方だと理解してへなり笑顔を返すだろう。) あ、すみませんっ  ありがとうございます  (ぺこっと頭を下げて。促されるままに室内へと足を踏み入れようか。タオルは大丈夫だと、恐縮しながら言おうか。そこまでは傘を差してきたのでコチラは濡れてはいない。むしろ必要なのはあなたではと小首を傾げて思う。) 今日はショーのレッスンで... (こんな機会がなければ他の劇団で稽古をつけてもらうことなんて出来ませんからと付け加えて。)カイン…  さん ?  (そう口で返しながら、聞き覚えのある名前にようやく気づくだろうか。) えっ! あ、 じゃぁ えっと  ええっ ファっっ?  (あの主演俳優の人だとと言うこと、もしくは自分のファンだなんていって貰えたこと。どちらにも驚いて、どちらに反応していいのかとてんぱって言葉にならなくなっていた。 大きく深呼吸がもう一度必要そうだ。) あわわ、 失礼しましたっ あと ありがとうございますっ  (思いっきり頭を下げて。やっとのコト出した台詞。コチラも舞台を何度も見させてもらってるコト、こないだのショーのオープニングイベントに感動したことを少しあがったテンションのままお話しようか。) [Sat 22 May 2010 23:13:16]
カイン@V.G.C > ああ、良かった。 舞台の方は何度も見ているんですけど、やっぱり声をかけるとなると緊張しますね。違ったらどうしようかと。(と、目を細めて笑いながら。 平凡な顔立ちだが、生来の顔付きと経験とが合わさった結果、眼は妙に鋭い)まあ、雨の中ではアレですしね。中にどうぞ。 すぐにタオルか何かも用意しますよ。 今日は見学ですか? それともショウの方のレッスンで?(と言って彼女を稽古場へと招き入れるが、そういう彼は傘を差していないので濡れている。 カイン・グレイホークかアイゼンリッターか、ともかくそう名乗る人物は、傘を嫌った。理由としては単純明快で、片手が塞がってしまうからだ。動きやすいようにと注文をつけて靴を作ってもらったのと同様、いつ如何なる状況であっても即応できるように、という。 勿論、馬鹿正直に劇団にそれを話したりはせず、結局は防水性のある素材でジャケットを仕立ててもらうことになったのだけど。 そして貴女の問いに「ああ」と快活に答え、頷きを返す)あまり顔を出してはいないですからね。 ――グレイホーク。カイン・グレイホーク。 貴女のファンですよ、レェナさん。 [Sat 22 May 2010 22:53:40]
レェナ@V,G,C > …―――  わわっ  (何回目かの深呼吸後、後ろから聞こえた声に思わず変な声をもらして。 ばっと振り返ろうか。)  あ、  はい   (こくり頷きながら、まばたきぱちこら。 はねた心臓を落ち着かせながら声をかけてくれた人物を改めて確認しようか。)  えっと …  劇団の方でしょうか ?   (何度か劇団ツァラトゥストラの舞台を見に来てスペクターの姿も拝見していたものの、目の前の人物と一致しなかったのか。小首をかしげながらお聞きしようか。) [Sat 22 May 2010 22:48:21]
カイン@V.G.C > (――と、思わず彼、カイン・グレイホークが呟き声を漏らしたのは、稽古場の前に佇む女性の姿に気がついたからだ。 ヴィノティーク製の「仕事着」を着込んで、芸能横丁を歩き回るのも立派な仕事。昨今は喜ばしい事に自警団の動きも活発な様子で、ならば今夜は鍛錬に専念するべきかと考えていた所だった。 その見慣れない――しかし見覚えのある――後姿に誰だろうかと一瞬思考を巡らせて、ああ、と気がついた。 此処は芸能横丁。 見覚えがあって当然だった)……すみません。もしかして、Junking歌劇団のレェナさんじゃあ無いですか?(つけていたサングラスを外し、胸ポケットに挿入しながら、貴女の背後から声をかける。 ――実はファンなのだ、彼女の。 かける声が上擦ってやしないかと、少し心配である) [Sat 22 May 2010 22:38:19]
お知らせ > カイン@V.G.Cさんが入室されました。 『―――あれ?』 [Sat 22 May 2010 22:32:06]
レェナ@V,G,C > (入り口をこそり覗き見て。活気のある稽古場に胸を高鳴らせる。) ふぁ…  (やはり自分達の稽古場とは雰囲気が違う。別の劇団の中とはそうそうお邪魔することはない。新鮮な空気に緊張してなかなか中に踏み入れられないようで。何回入り口で深呼吸したことか。)  …うぅ   (他のモデルさんが先に入っていくのを何回見送ったか。そろそろ意を決して入らなければ、もう一度深呼吸をする。) [Sat 22 May 2010 22:21:19]
お知らせ > レェナ@V,G,Cさんが来ました。 『(劇団ツァラトゥストラ稽古場の入り口。)』 [Sat 22 May 2010 22:11:23]
お知らせ > ミーシャさんが帰りました。 『 そうして今日見た劇について色々喋ったり。二人で居る幸せな時 』 [Sat 22 May 2010 02:07:15]
ミーシャ > ( 出会ったのかと言われてこくりと頷いた。そういえばなんていう偶然なのだろうかとカルミラさんも楽しそうに笑っていた。……その偶然のお陰でこうして今無事だと言えるのだが。思い返してみるとやっぱ結構危なかった。 ) ――――そうなんですか。どうりで……なんだか納得してしまいます。 ( 浮世離れした雰囲気の彼女。色々な事に疎い事や高貴な生まれであるという事に自然と納得がいく。 ) そうしましょう。もう今日はすっごく面白かったです! ( 手を繋ぎ二人並んで共に歩く。こうしてずっと。ずっと一緒に歩いていく。だから私は雪の道で一人走っていく事はないの。絶対に。それは約束した事だから。 ) [Sat 22 May 2010 02:06:39]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 私はこの娘と一緒に居れて、とても幸せだ。 』 [Sat 22 May 2010 02:04:11]
フラン > ( お互いの気持ちを確認しあえば、私は胸の中がじんわりと暖かくなる。まるで魔法のようだ。不安も溶けて、この幸せがずうっと続くんだという確信に変わる。 ) ――あら、カルミラに会ったの?それは奇遇だわ。 …そうね、あの人ともここ最近会ってないし…。 ( それからそっと耳打ちするように顔を近づけて。 ) カルミラはとても高貴な産まれの吸血鬼の方なの。でもこの街にきたばかりで、まだ色んなことに疎いのよ。だから私が色んなことを教えてあげる約束をしているの、ふふふ。 ( まさかミーシャがカルミラに血を吸われそうになっていたとは思いもせず。 ) ――さて、まだ雨も止みそうにないし… 劇場にちょっと休憩できる場所があるの。そこでお茶でも飲みながら、のんびりしていきましょうか。 ( そう言ってミーシャの手を取り、歩きだそう。 ) [Sat 22 May 2010 01:58:14]
ミーシャ > 私もずっと、愛しています。 ( わかりきったこと。だけどそれでも口にしたい言葉。幾度伝えてもその台詞は褪せる事が無い。 ) 期待以上の面白さで楽しみにしていて良かったです。もう…素敵でした。 ( 面白さは充分に伝わったみたい。―――今まであまり寄った事がなかったけれど、機会があればもう少しこの辺りにも足を運んでみようかな……?こういう事にお金を使うのも悪くはないんじゃないかと思ってきた。 ) あの、カルミラ――様…さん?………様?と出会ったんですけれど、フランさんを探していたそうです。それをすっかり伝えそびれてました……… ( ―――なんと敬称付ければよいのかちょっと悩んだ少女。なんだか様っていう雰囲気の吸血鬼だったからそうお呼びした方が良いのだろうかな? ) [Sat 22 May 2010 01:50:28]
フラン > …愛してる。 ( そっと呟いた。神様。私はあなたを裏切って、悪いことばかりしてしまったけれど、どうかこの幸せが壊れてしまわぬよう、見守ってください。 ) ( 劇を見終えたほかの客達と共に廊下を歩く。 ) 良かったわ。活字だけというのも想像力を掻きたてられて中々面白いけど、こうやって見るのも素敵ね。本当は野外でやっているようなのもあるのだけど、今日みたいに突然雨に降られると大変だから――。 ( これを機会にミーシャにも劇の面白さをわかって欲しい。今日見たのは悲恋のものだったけど、他にも痛快な内容のものや、ホラーな内容のものもあるのだ。しょっちゅう劇を観にいけるとは限らないけれど、また一緒にくるのもいいだろう。 ) ――ん? なあに、どうしたの? ( 突然の声に、ふと首をかしげて。 ) [Sat 22 May 2010 01:32:45]
ミーシャ > ――――信じます。私は…フランさんとずっと、幸せになりたい。 ( それは薄氷の上を歩いていく道のり。だけれどもそれが決して割れぬ物だと信じて私は頷こう。――――信じてます。絶対に。 )( 劇は終わり灯りがともされ元の明るさに戻る場内。取り敢えずは二人で席を立ちあがりながらもう暫く二人で辺りをうろついて。 ) 面白かったです!!ああいうお話自体は本なんかで読んだ事もあるかもしれませんけれど、実際に目の前で演じられると臨場感が凄くあって……!ヒロインのレオーネの女性もとても綺麗でしたし! ( 軽く興奮気味に捲し立てる。どうやらしっかりと楽しんだ模様だ。見ていた演劇の題材も印象深いし、しっかりと良い思い出に残る劇だったに違いない。 ) ―――――あ。 ( と、そうだ吸血鬼。いけない、危うく伝え忘れる所だった。 ) [Sat 22 May 2010 01:19:09]
フラン > ( 悲しい劇だった。吸血鬼の愛が叶わなかったという内容の劇を一緒に見たのは、感情移入しやすいというのもあったのだけど、私からミーシャに伝えたいことがあったからだ。私たちは唇を重ねる。けれど、舐るようないやらしさは無く、唇を優しく重ねてはそっと顔を離すような。私も微笑を返して。 ) ――ミーシャ。私は絶対に貴女を幸せにするわ。悲しい思いはさせないから。 ( その気持ちを伝えたかった。たとえそれが何の保証の無いことだったとしても、だ。 ――劇が終われば、やがて蝋燭の炎が灯され劇場内は明るくなる。すぐに退場しなければならないという訳でもないが、とりあえず立ち上がろうか。でも、外はまだ雨が降っているかもしれないから―― 暫くは劇場の中を歩くことになるか。 ) 劇はどうだった?楽しんでくれたのならいいのだけど。 ( 何せ初めてミーシャと一緒に観にいった劇だ。良い思い出にしたいし。 ) [Sat 22 May 2010 01:05:51]
ミーシャ > ( 絵的な面白さの為に私頑張る!―――わけはないけど。 ) 本当です。まあ仕方のない事ですけれど…… ( そんな予定が立てれたらやっぱりそう遅くなったりはしないんだろうなと肩を竦めて。 ) ( 雪の中に倒れるレオーネ。―――彼女は最期までアランと一緒にいる道を選んだ。その温もりと安らぎを知ってしまえばもう一人でいる事には耐えられない。天国で――二人が笑っていられれば―――― )( ―――そして幕は引く。彼らは最期に幸せになれたんだろうか?その別れは望まない結末だったのだろう。せめて天国では幸せになろうと―――― )( ―――私は―――今幸せになりたいと思った。天国では無い。この世界で幸せになりたい。だからアランとレオーネ。貴方達はとても悲しい最期だったんだと思うの。 ) あ……… ( 涙の跡が残る頬を愛しの人の指先がなぞる。優しい手付きで私は恋人に向き直され、そっとお互いの距離が近づく―――― ) ―――――― ( 重なり合う唇と唇。私はそっと、その愛しい暖かさに笑った。 ) [Sat 22 May 2010 00:56:10]
フラン > ( ミーシャにお姫様抱っこされたら、絵的には面白い…が…! ) 大体続きがいつぐらいになるのか、せめてそれがわかれば良いのだけどね。 ( まあ、そんな予定なんて立てられないか。 ) ( 凍える雪の中を走るレオーネ。いつしか彼女も走りつかれて倒れ、その冷たい雪の中に身を埋める。短いけれど楽しかった日々を思い返しながら――。それはアランの気持ちを裏切ることになるのかもしれないけれど、レオーネはせめて天国で一緒になることを望んだのだ。レオーネはアランへの愛を呟き、やがてそっと目を閉じて――。 劇は、そうして終わった。 ) ( じっと舞台を見つめ、涙を零すミーシャ。私はその美しさに胸を打たれ、息を呑んだ。――ああはならない。あんな悲しい結末にはさせない。本当よ、本当だってば。私はアランで、あなたはレオーネ。一人で凍える雪の中を走らせたりしないんだから。 ) ( そっと彼女の頬に手をあて、優しくこちらを向かせると、唇を重ねようとした。 ) [Sat 22 May 2010 00:36:19]
ミーシャ > ―――――……… ( 食い入るようにその劇を見つめる少女。まだ幼さの覗くその横顔は胸を打たれたようにじっと舞台を見つめていて。翡翠の瞳からは一筋の涙が零れ落ちて、舞台に夢中になっていたから隣の恋人がそっと顔を近づけてきたのに気付けなかった。 ) [Sat 22 May 2010 00:09:04]
ミーシャ > ( その村人たちの憤りを否定する事は出来ない。もうアランは奪ってしまったのだ。それなら奪われる事もまたあるだろう。アランは神に嘆いた。――――その通りだ。滅ぼされるのなら、最初から避けられない破滅の道ならば最初から温もりを与えられなければよかったのに。与えるのなら―――何故奪うのか。神様は残酷で無慈悲だ。 )( その胸を貫かれて炎に焼かれながら愛しの人を呟いた。―――縋るレオーネを振り払ったのはアランの独善だったのだろうか。これでまた彼女は雪の中にただ一人だ。それならここで最期まで添い遂げる事こそ望みだったのだろうか。――――そんな考えをレオーネがしていたとしたら、それはまた彼女の自分勝手な願いだったのだろうか。アランは彼女に死んで欲しくなかったのであろうから―――― ) [Sat 22 May 2010 00:05:45]
ミーシャ > 私は出来る側に回れそうにないんで待つ側で楽しみにしてます! ( 体力あっても力はないちびっこ。吸血鬼化の兆候があっても今の所は身体能力は変わらずらしい。 ) わかります。そういった遅筆の方に限ってとても面白かったりしちゃって続きが気になって……それで忘れた頃に最終巻が出てたりするんです。 ( 文句を言える立場じゃないけど、そこで切って放置しないでー!と作家の方に懇願したくなる。浮気しないでそっちの作品をちゃんと終わらせて!って。 )  ( 悲恋の方が盛り上がりやすいだからなのかな。特に恋物語なんかは喜劇よりも悲劇の方が割と多いような気がする。私はやっぱりハッピーエンドが一番好きなんだけれど。 )  [Sat 22 May 2010 00:05:42]
フラン > ………。 ( 私もまた、劇に見入っていた。私たちも悲しい結末を迎えるのだろうか?誰にも邪魔されること無く幸せになるのは不可能なのだろうか? ふと、ミーシャの方を向く。その横顔を見る。幼さの残る愛らしい横顔。瞳。唇。…私は、この娘を愛している。離れたく無い。 そっと顔を近づける。 ) [Fri 21 May 2010 23:45:44]
フラン > ( 長きに渡る吸血鬼の支配を打ち倒すため、街の人たちはヴァンパイアハンターと共に武器を持って立ち上がった。彼らからすれば吸血鬼は大切な家族を奪っていった憎い敵なのだ。その怒りは正当なものだろう。だが、ようやく誰かの愛に触れ己の過ちに気付き始めたアランとレオーネにとっては、不幸な結末にしかならない。何故もっと早くその過ちに気付かせてくれなかったのかと、アランは神に向かって嘆く。 ――松明の炎を掲げた者達が城へと集結し、門を破り、なだれ込む。アランはレオーネに別れを告げた。彼女が吸血鬼と結ばれたことを街の連中が知れば、彼女を許しはしないだろう。縋るレオーネを振り払い、アランは狩人の前に立ちはだかる。おぞましい吸血鬼を演じ、狩人と熾烈な戦いを繰り広げるのだった。――やがて狩人の持った杭がアランの胸を貫き、炎にその身を焦がしながら、愛しい人の名前を呟く。一人取り残されたレオーネは涙を零しながら崩れ落ち、助けにきた街の者達の手を振り払い、一人雪の降る森を駆けるのだった。 ) [Fri 21 May 2010 23:45:20]
フラン > ふふ。でも、その前にあなたをお姫様抱っこできるぐらいの力をつけないと…! ( でも吸血鬼として力もついてるから、お姫様抱っこはできそうだ。問題はすぐ体力が切れちゃうことだけど。 ) わかるわ。執筆が遅い人は本当に遅いからね。その癖他のシリーズの執筆が進んでいると、それは良いからこっちを進めて欲しいって思っちゃう。 ( まあ作家にも書きたいものがあるのかもしれないが。既に完結されているシリーズの本を読むときは、自分が読みたいと思った時に買うなり図書館で読むなりできるから、一気に読めていいんだけど。 ) ( 物語に合わせて時に強く握られるその感触に、劇を楽しんでいるのだとわかって誘ってよかったと思う。――ただ、恋愛のお話しは悲しい結末が多い。どうしてなのかしらと思うことはあるのだけれど。 ) [Fri 21 May 2010 23:45:10]
ミーシャ > ( レオーネは嘆き悲しんだ。当然だろう。生贄として差し出され、恐怖の対象である吸血鬼の元に行かなければならなかったのだ。その馬車の中でどれほどの孤独と恐怖に苛まれていたのだろうか。 ) ( その恐怖の対象であった吸血鬼の名をアランという。そして彼らは共に暮らしていく中でお互いの暖かさに触れ合い静かな安らぎと幸福を手にする事が出来た。傍に誰もいなくなり一人だったレオーネとアラン。けれど今はその孤独も癒されて―――― ) ――――――ッ ( しかしその幸福に不穏の陰がやってくる。そう、彼を滅ぼしにその雪の街にヴァンパイアハンターがやってきてしまったのだ―――― ) [Fri 21 May 2010 23:28:02]
ミーシャ > も、もうフランさんたら。……けど、ちょっとそういうのは確かに憧れちゃうかも。 ( ぽわわわんとその情景を思い浮かべて。どんな女の子でも守られるお姫様役ってのはやっぱり憧れの役割なのだ! ) つい夢中になって読みふけっちゃう事もあります。それで作家の人が途中で書かなくなっていつまでも続編が出なくてすっごくやきもきしたりとか……! ( だって大事だもんえっちなこと!仕方ない仕方ないと思いながらマセている私はつい読み進めてしまいます。 ) ―――……うぅん…じゃあお言葉に甘えて頼りにしちゃいます。 ( ちょっと迷ったけれど、彼女の好意に甘えて肩肘張らずにいくとしよう。彼女にそっと寄り添うように手を握って。 )( フランさんの温かさを感じながら私はその演劇を見る。物語の山場になったり緊張感ある場面ではついその掌に力が入ってしまったりする事もあったり。 )  [Fri 21 May 2010 23:27:59]
フラン > ( レオーネは嘆いたが、街の人たちの決定に逆らうことは出来ず、馬車で吸血鬼の城まで送り届けられる。吸血鬼の名はアランといい、背の高い、青白い肌の、黒ずくめの貴族のような井出達をしている。最初こそ恐怖したレオーネだったが、アランが実は妻に先立たれその悲しみから神を呪い、吸血鬼と成り果てたことを知る。永遠の命を手にし長い時を過ごす中で、親しいものは全て先立ってしまい、アランは孤独に苦しんでいた。レオーネはアランに惹かれていき、またアランもレオーネの優しさに触れる。――二人は束の間の幸せな一時を過ごし、契りを交わし、夫婦となることを誓うが――。 その一方で、街にヴァンパイアハンターの一団が訪れる。吸血鬼として街の人たちを脅かす領主を滅ぼしに来たのだ。 ) [Fri 21 May 2010 22:59:04]
フラン > ああ、でも――悪い狩人からあなたを守る役ならやってみたいかも。あなたがピンチの時に颯爽と現れて、あなたを抱きかかえて夜空に消えるの。「また会おう、諸君!」なんて言いながら。 ( 空は飛べないけど。 ) ふふふ、私も恋愛劇のほうが好きよ。本とかでもよく読むし―― ( たまにえっちなのもそこに入ってきちゃうけど、あれだって恋愛ものだし! ) ――そんなに気を張らなくても大丈夫よ。仮にあなたが何か失敗しちゃっても、私がちゃあんとフォローしたあげるから。 ( 緊張しているような様子を感じてそう言った。転ばないよう、迷わないよう、移動する時はいつも手を握ったままでいよう。 ) ……。 ( 演劇が始まれば、私はミーシャと寄り添うように。肩で彼女の体温を感じながら、そっとミーシャの掌に重ねて。 ) [Fri 21 May 2010 22:58:52]
ミーシャ >  ――――― ( 辺りが暗くなると舞台が照らし出される。演劇の始まりだ。全体が見やすい二階の位置から静かに、そして真剣な瞳でその物語の流れを見つめる。 )( それは白い雪に閉じ込められたちっぽけな街のお話。領主に怯え生贄を差し出す村の人達。そして今年それに選ばれたのは孤独な身の上の一人の少女。 ) [Fri 21 May 2010 22:51:19]
ミーシャ > 本当にそうですね。退治されてしまう役はごめんです。 ( その笑いに苦笑で倣った。主役にも悪役にもならなくていいからのんびり幸せにいたいな…なんて私は思ってしまうのだけれど。 ) わぁ…凄い楽しみです。派手な活劇よりも、恋愛物の方がもっと好きでしたから。 ( そういう類のお話は大好き。ただあまりにのめりこみすぎるとつい大泣きしてしまったりする時もあるけれど。 )( 嫌味にならないぐらいの絢爛な様式。ドレスを着たりしてる人も見かけてやっぱりそういうちゃんとした場なんだなという意識を持って、連れに恥ずかしくないようにしないととちょっとばかし気を引き締める。そうやって意識しすぎるとついポカミスしちゃうのが物の道理でもあるけれど。 ) [Fri 21 May 2010 22:51:17]
フラン > ( 劇は、雪に閉ざされた小さな街のシーンから始まる。町長の家に集まった村人たちは、不安そうにしきりに何かを話し合っている。ややあって、町長らしい初老の男性が村人達を静めるように言うのだ。「今年も領主様に生贄の娘を差し出さなければならない。」と。 領主は街の近くに住む吸血鬼で、毎年若い娘を生贄として差し出させている。今年選ばれたのは、レオーネという若く美しい少女だった。両親に先立たれ身寄りの無かったレオーネは、それ故に街の人たちに生贄に最適と考えたのだ。例え殺されても誰も悲しむものは居ないと。 ) [Fri 21 May 2010 22:33:46]
フラン > ええ。出来れば悪役にはなりたくないけど、ね。 ( そう言って笑う。ヒーローに倒される悪い吸血鬼のフランベルジュとか… いけない、ちょっと楽しそうだと思ってしまった。 ) ちなみに、今日の劇は後者の方よ。少し悲しい恋のお話。 ( その劇を選んだのも、私たちの関係に当てはめて考え易いからだ。感情移入もしやすい。もっとも、吸血鬼同士の恋という訳ではないけれど――。 ) ( ミーシャが声を漏らすのを見て私は微笑む。私も初めてここに来た時は同じ反応をしたものだ。間違って他のお客さんの席に座っちゃったりして、色々大変だったけど。そうして二人肩を並べて席に座れば、やがて客席や周りの蝋燭の炎が消され、中央の舞台が浮かび上がる形となる。 ――劇の始まりだ。 ) [Fri 21 May 2010 22:33:36]
ミーシャ > ( 母一人子一人のスラム育ちでも全く捻くれずに成長しているのはその溢れんばかりの愛情を一身に受け止めているからか。家族関係はいつでも仲良く良好極まりない。 ) ……はい、じゃあお言葉に甘えて。ありがとうございます。 ( 破顔しながらお礼の言葉を。支払いはわたしにまかせろー、バリバリ。 ) そうですね。それからやっぱりわかりやすいからでしょうかね。痛快な物語の悪役にするにしても、悲劇的な物語を彩る主役達にしても『吸血鬼』っていうのは特徴的でわかりやすいものですから。 ( テンプレートな悪役にすればわかりやすい敵役になり、異種族間の悲恋の話にするしてもわかりやすい障害となる。だからやっぱり物語として好まれるのだろうかと。 ) ――――………わぁ……… ( こういった場に来るのは初めてだから物珍しくて。そうして飾られた内装を田舎者丸出しにはならなくて同行者が恥ずかしくならない程度にきょろきょろと視線を向けていく。 ) ――――はい。 ( そうしてフランさんにエスコートされて私は席に着く。 ) [Fri 21 May 2010 22:12:23]
フラン > ( 本当ならキスしても良いって思ってるぐらいなんだけど、ね。流石にそれは隠れてやることにしよう。照明の落とした劇の最中とか。 ) ふふ、そうね。 ( ミーシャの話から伺える彼女のお母様との関係はいつも微笑ましい。こうして話を聞いているだけでも、良い母親だというのがわかる。 ) ううん、いいのよ。ほら、デートだと殿方の方が支払いをするみたいだし? ( 何ていいながらおどけた。私も女だけど、今日はエスコートする役だ。でもあんまり恥ずかしい財布とかだと「やめてー!」って言われちゃいそうだ。…まあ、普通の財布だけど。 ) 吸血鬼の被害に何度かあってる街なのに、こういう題材が好かれるのは―― やっぱり、何かしらそこに共感する部分があるのかもしれないわね。 ( 人の姿をした化け物に同情的な人間が多い。 ――さて、入り口を通れば絨毯の敷かれた廊下を通る。内装は凝っており、ドレスを着た貴婦人の姿もちらほらと。大ホールのように物凄い豪勢という訳ではないが、それなりにしっかりとした劇場だ。途中で階段を上り二階にあがり、両開きの扉を潜れば、中央に舞台を設けその周囲を囲むように客席が広がった空間にやってくる。客席はそれぞれ壁で仕切られ、幾つもの小さなブロックで区切られている。私たちは、そのうちの一つ。二階から舞台を見下ろす二人がけのゆったりとした客席にやってきた。 ) ――さあ、ミーシャ。 ( と、彼女の手を引きながら客席に座ろうか。 ) [Fri 21 May 2010 21:58:58]
ミーシャ > ( フランさんのにおい。両手を広げられればその腕の中に飛び込み私は嬉しそうにフランさんに抱きしめられる。そう、だって今日は恋人同士のデート。これぐらいは普通でしょ? ) ありがとうございます。母にも言っておきますね。きっと自慢そうに胸を張って嬉しそうに喜びますから。 ( 子煩悩な母親である。それはもう真剣に真剣に選んだ洋服を褒められたらご機嫌になるだろうと。 ) ――――あ、すみませんフランさん。 ( 私がこっちに行きたいと言ったのに、チケットの方は既に買ってくれていたようで。お金の方もちゃんと持ってきていたけれど、渡していたチケットが二枚分だった事に気付けばそんな言葉を口に出して。 ) 吸血鬼のお話――――やっぱりそういう類の創作物って結構メジャーなんですね。 ( こういうのを見るのは初めてだから入る前からかなりわくわくドキドキしてる。けれど確かにその題材は私達にぴったりかな。 )( そうだ―――あとでちゃんとカルミラさんからの言伝も伝えておかないと。けどそれはとりあえず劇が終わった後でいいかな? ) [Fri 21 May 2010 21:39:24]
フラン > ――ミーシャ。 ( その姿を見つけ、彼女が駆け寄ってくるのを見れば笑顔でそれを迎え入れた。手を広げ、少女の身体を軽く抱きしめようと。少々過剰なスキンシップに回りに居た客の2、3人がちらりとこちらを見たけれど、構うものか。だってこれはデートなんですもの。何にもおかしなことは無いわ? ) やっぱりそのお洋服も素敵ね。あなたのお母様はセンスがいいわ。 ( その折角のお洋服がずぶ濡れになるようなことが無くてよかった。 ) ――さぁ、それじゃあ中に入りましょうか。 ( そう言って、劇場の中へと。券はもう二人分買ってある。入り口に立っていた係員に券を渡し、半券を受け取って。 ) 一緒に見るのはどんな劇が良いかなって悩んだんだけどね。今日見るのは吸血鬼のお話しよ。 ( 私たちにぴったりでしょう?とは誰が聞いているかわからないから言えないけれど。 ) [Fri 21 May 2010 21:26:42]
ミーシャ > ( 雨というものが苦手になってきているのはその体の因子が夜の種族に蝕まれている事の証か。それとも生物上濡れるのが好まないのは当然の事か。折角のデートに雨なんてと降り出した時にはちょっとばかし不機嫌になってしまった。 ) ――――フランさん。あ、私ちょっと待たせてしまいました。 ( 迷わず待ち合わせ場所に辿りつけた少女は暫く周囲を見回していたけれど、入口にいる女性の姿を見つければ駆け足気味に急いでそちらの方へと走り寄ろう。今日は以前まで良く着ていた、母が買ってくれた数少ない綺麗なお洋服。 ) [Fri 21 May 2010 21:13:25]
フラン > ( 丁度降り始めた雨にやれやれと言った感じで肩を落とす。早めに待ち合わせの場所についてよかった。向かう途中で降られたら、私はそこから動けなくなるところだった。石造りのそこそこ立派な劇場の入り口の屋根のある場所で、私はミーシャを待っていた。まもなく劇が始まる。入り口の周りには劇場を訪れる客の姿が多い。混雑しているという程ではないが、ミーシャの姿を見落とさないように辺りを見渡して。 ) [Fri 21 May 2010 21:06:52]
お知らせ > ミーシャさんが入室されました。 『 おめかしをして 』 [Fri 21 May 2010 21:05:14]
お知らせ > フランさんが来ました。 『 待ち合わせの場所――。 』 [Fri 21 May 2010 21:01:49]
お知らせ > レェナ@V.G.Cさんが退室されました。 『えっと…  もう少しお安いので… (シュン。)』 [Thu 20 May 2010 01:52:46]
レェナ@V.G.C > …っ (すごく素敵と期待の心は浮かれてみる。 取り外してお値段チェック。)…―――――  (予算より0が多かったと、血の気がさささーーっと引くだろう。)   …――――  あー… っと  (これはっちょっと買えません。と、店員さんへなり苦笑を向けるだろ。 察したように店員さんも苦笑を浮かべたようで。)  [Thu 20 May 2010 01:52:23]
レェナ@V.G.C > (理想の女性像を思い浮かべていれば、先ほど席をはずした店員が戻ってくる。 「コチラなんていかがですか?」 と差し出された開かれたケース。 中にはシャラリ、花をモチーフにしたシルバーのチョーカー。蔓が巻きつくいたようなデザインで、お花のモチーフがシャラっと揺れている。 とっても好みの形だと目をぱっと輝かせて。 勧められながら、市長をしてみようか。 慣れない手つきで受け取って、少しもたつきながらの装着。  店員さんがおしゃれなスタンド型の鏡を自分の前に出してくれて、 少し緊張した面持ちで覗き込もうか。)[判定] [Thu 20 May 2010 01:47:31]
レェナ@V.G.C > えっと…  こんな感じの…で ―――… (うまく伝わっただろうか。 店員さんはうなずきながら、一緒に考えてくださるようで。「少々お待ちください」と言葉を残して、自分の目の前から離れていった。  何かいいものがあるのかと、言った先に視線を一瞬送るが、直ぐにガラスケースへと目線を戻すだろう。 銀製のペンダントトップが幾つか並んでいる。シンプルなのに存在感がある素敵なつくり。こういうのをつけて着こなせる女性になりたいとか、ポツリ思ってみる。) [Thu 20 May 2010 01:30:10]
レェナ@V.G.C > (とっつきやすいが、どんなものがいいのかはピンとこない初心者さん。 次回は舞台衣装ではなく、自分らしい感じでいければと思って。 白基調の夏っぽくシンプルなスタイルで行こうかと考え中。 それにあわせたアクセサリー。 どんなのがいいのかと、小首をかしげながらガラスケースとにらめっこ。 )  …うーん 。。。 (分からないと、眉を下げながら。 遅くまで付き合ってもらっている店員さんにどんなのがいいでしょうかとたずねようか。) [Thu 20 May 2010 01:23:35]
レェナ@V.G.C > (普段の稽古が終わったあと、 急ぎ足できたTozziのお店。 ガラスケースの中でキレイに飾られたアクセサリー。目をぱちこら、輝かせながら眺めるだろう。 基本的にあまり持っていないアクセサリー。持っていない上につける習慣があまりない。自分の中で一番かけてる部分は?と、考えれば一目瞭然だった。) わぁ…   (小さく声をもらしながら。一個一個に感動しながら眺めようか。シンプルなデザインが多くて、アクセ初心者にとってはとっつきやすい気がする。 ) [Thu 20 May 2010 01:15:05]
お知らせ > レェナ@V.G.Cさんが来ました。 『(Tozzi 芸能横丁裏通り新店 店内)』 [Thu 20 May 2010 01:07:30]
お知らせ > エアリーさんが帰りました。 『( …舞台の笑うところで、観衆に合わせておく。 )』 [Wed 19 May 2010 19:03:09]
エアリー > ( メアリアンがアイゼンリッターに襲われたと聞いたときは、目玉泥棒の実力を測る機会を逃したと悔やんだけれど、どうやら展開は一方的なものだったらしい。 …やはり見た目の通り、正面きっての腕力勝負となると、そう化物じみているわけではないのか、それともリーザや周辺住民を意識した芝居か。 一流の暗殺者であっても、闘技場で通用するとは限らない。 そういう事なのかと思うものの、不気味な印象は拭えなかった。 …それに、どちらであればやり易いというものでもない。 危険であるには違いない。 )   ( ロッテは上手くいっていると言うけれど、本当にそうなのか。 …不信感とは別に、兄を生き返らせようとしているなど興味は尽きないのだが、話をする機会はまた遠退いてしまいそうだ。 ) [Wed 19 May 2010 19:00:35]
エアリー > ( しかし最近は気が散っていた。 ―――アイゼンリッターは 『メアリアン』 に辿り着けなかったのではないかと、そう期待していたのだけれど、先日押し入ったそれと、自分が闇の中で会ったアイゼンリッターは同一人物だろうか。 …話を聞いたところでは、鉄仮面をかぶって済ませるような適当な扮装ではなく、全身一式それらしい鎧で武装していたという事だが、今更ながら口を滑らせたことが悔やまれる。 よりによって、自分達がロッド邸に移ってから事態が動き出すとは。 …たまたま、リーザや自分にとってはそう悪くない方向へ転がっているから良いようなものの、間近に自警団がいるという状況になってしまい、今後どうなるかは分からない。 ) [Wed 19 May 2010 18:37:25]
エアリー > ( 逃亡奴隷という身の上で、人の多い所… 特に、表通りの住人が多いところには居たくないのだけれど。 人当たりの良い笑顔や仕草の手本を求め、この区画にも出入りするようになっていた。 …大道芸などはそっちのけで、それらを見物する人を見に来ている。 彼らがどのように笑い、喜び、殺意や本気の害意とは異なる自然な不満や怒りを表明するのか。 …上手くやろうとしてもかえってあざとくなりそうなのが困り物だが、自分の芝居はこれで良いのか、不安はなかなか拭えない。 ) [Wed 19 May 2010 18:27:31]
エアリー > ( 大きめのニット帽に髪と耳を押し込んでしまえば、一見して人間と区別するのは難しい。 アクアマリンのような瞳が碧眼にしてもいささか明るすぎるけれど、人種の坩堝と化しているヴェイトス市では、特に目を引くほどのこともないだろう。 …それでも顎を引いて帽子で目元を隠しつつ、見物人の人だかりに紛れて、横目に野外ステージの演劇を眺めていた。 どこかの劇場で本編を上演している劇団の、ちょっと豪華な宣伝のようなものだろうか。 本編以前を描いた短編を見せて客を集めようということか、よく分からないがとにかく無料ということで、時折周囲を見回しながら足を止めている。 ) [Wed 19 May 2010 18:20:34]
エアリー > ( ロッド邸にアイゼンリッターが押し入ってから数日。 その家に同居しているはずのもう一人、エアリーと名乗っているハーフエルフの娘は家を空けている。 逃亡奴隷の身で、自警団沙汰に巻き込まれるわけにはいかなかった。 …一応、今のところはメアリアン・ロッドが一方的に被害を受けたことになっているし、自警団が守ってくれるというのなら、自分がいる必要もないだろう。 そもそも、荒事担当のように認識されていても、職業的な戦士ではないし戦い慣れしているわけでもない。 精神に作用するような魔法を使うというストーカー看護婦や、アイゼンリッターを相手にしたとして、勝てる見込みがあるわけではなかった。 ―――幸いロッティ・アレンビー改めリーザ・ロッドと住んでいた家はまだ残しているし、今はそこで寝起きしている。 …結局メアリアンとは、まだろくに顔も合わせていない。 ロッテもといリーザの話では、ストーカーやアイゼンリッターの出現で二人の関係はかえって上手くいっているようだから、離れても問題ないと思うのだが。 )   ( あのメアリアンこと目玉泥棒は、よく分からない。 ) [Wed 19 May 2010 18:09:46]
お知らせ > エアリーさんが来ました。 『( エアリー は にげだした。 )』 [Wed 19 May 2010 17:57:24]
お知らせ > クリスティーナ@V.G.Cさんが退室されました。 『 ま、とりあえずこんな所ですか。 』 [Tue 18 May 2010 22:10:06]
クリスティーナ@V.G.C > それからこないだのショーのレポートとインタビュー記事乗ってる雑誌もお客が読める所に置いておいた方が良いですね。 ( バックルームに置いてあるでしょ? と近くに居るスタッフに声をかけて持ってこさせる。 アピールは大事だ。 目立ちたがり屋は煙たがられると言うが、誰の興味も引かない人間は居ないのと同じである。 いかにも今流行ってるという演出を押し出して知名度を上げ、結果として利用者が増えれば増えた分だけ彼女らが身近なモデルになる、と。 まぁ本物の知名度のあるモデルが使ってるって言うのの破壊力はもっと大きいんだけれど。 イベント後も看板モデルとして誰か引き抜こうかしらん。 ) [Tue 18 May 2010 22:04:20]
クリスティーナ@V.G.C > てんちょ、こっちに大きめのPOP立てません? 折角今宣伝中なんですから、もっとアピールしてかないと。 こないだのステージでモデルさんが使った奴をもっと目立つ所に配置しましょ。 ( あっち側のがお客の通り道ですよ、と私が示した辺りと反対側を指し、お客の流れるルートを説明し始める店長。 ああ、なる程こっち側の大通り側から入ってくるんじゃなくて、反対側からお客の流れが来て、大通り側に出て行くパターンの方が多いのか。 素直に頷き、そっちの案でやって貰う事にする。 ここの女店長はいちいち私に物怖じてご機嫌取りなんてしないから良い。 いちいち私が言った言葉を命令だから全部実行しなくちゃいけないとビビるような人材は要らないのだ。 現場の人間の方が詳しいに決まってるんだから。 ) [Tue 18 May 2010 21:53:37]
クリスティーナ@V.G.C > ( Tozzi芸能横町キャットストリート店。 去年立ち上げたヴェイトス市二号店である。 「猫がいっぱい通る裏道の猫通り」と若い娘達が名付けた事から由来する、芸能横町大通りから裏に一本外れた辺りにある、知る人ぞ知る若者向けのファッションストリートである。 土地代が安く、大衆向けよりもよりコアに自分の作りたいものを作りたい芸術家肌の若いアーティストが出店するチャンスの多い辺りで、自然と今のようなスタイルになっていったと言う。 表通りだけ歩いて帰るのはおのぼりさん、とはヴェイトス市大学芸能科学生の弁。 私は私でこういう雑然とした背まっ苦しい通りに小さくて洒落た店舗がごろごろ軒を並べてる風景は好きだ。 飲食店なんかも並んでいて、お祭り屋台通りみたいなノリが365日其処にはある。 暗黒街スタイルに近いってのもあるし。 ) [Tue 18 May 2010 21:36:33]
クリスティーナ@V.G.C > ( そこそこ忙しげな私生活の合間を見て訪れた店舗。 なにせ現状6つの店舗のオーナーをやりつつボスの娘としてあちこちに顔を出しつつ大学生として真面目に(?)学業に励みつつ、である。 何処も中途半端にならないように気を付けたいが、やっぱり毎日のように顔を出せる程の暇はない。 まぁ格店にはちゃんと店長を置いているし、商品自体のラインナップや作成はトッツィやヴィノティーク本人が仕切っているんだからそう口喧しくする必要はないけれど。 あたしは偉そうに踏ん反りがえって、職員の生活と商品のクオリティを上げる為にあの手この手で売り込んで金儲けしてりゃあ良いのだ。 ) [Tue 18 May 2010 21:27:39]
お知らせ > クリスティーナ@V.G.Cさんが来ました。 『 Tozzi芸能横町キャットストリート店 』 [Tue 18 May 2010 21:21:04]
お知らせ > テレサさんが退室されました。 『(覚醒→麻痺だった系の話。暫く凹んでるだろうが、これで色々改善点も見つかった・・・かな?)』 [Sun 16 May 2010 03:30:00]
テレサ > ・・・・ただいま凱旋しましたー☆   ――大丈夫! 大丈夫! 捻りと回転加えながらバリスタみたいな勢いで突入してくる野良犬に噛まれたと思って諦めろ☆(視線が集中する中舞台袖に戻ってくるが、ランウエイ移動中と歩行速度がほぼ等速であるという心の不具合。 ドンマイに対して諦めろ!というのもなにか変だが、前に着いた形容は事の次第を的確に表したダメージ描写だろう。笑顔をもらって心配かけたレェナさんにも、やっほーありがとうー☆ と、感謝の言葉が返る。) ・・・・・―もう埋めるといいよ・・・!(下のほうのロルで評価されたように、実は精神的にはかなりタフな部類だったわけだ。 しかしそれでも堪える失敗というのはあるのである。張り付いたような微笑みを浮かべながら舞台袖に移動すると其処もつっきり、楽屋の適当な荷物に埋まって丸くなってしまったという。) [Sun 16 May 2010 03:26:02]
お知らせ > レェナさんが帰りました。 『(これからのスキルアップを意気込んで。)』 [Sun 16 May 2010 03:20:34]
レェナ > (周りの話でだいたいの様子を把握した。 どうにか這い上がって、元気な台詞で一礼してからの折り返し。 すごい度胸だと、感心した様子でほっと息をつく。 どうやら怪我もしてないみたいで一安心。 イベントもそのまま進むだろう。 ) あ、はいっ こちらこそっ  (ざわついた周囲からヴィヴィアン嬢の方に意識を戻して。宜しくお願いしますとペコリ。去る背を見送るだろう。 自分はもう少しそのままで。 一躍、すべての空気を持っていた魔女っ子が戻って、このステージが終わるまで、幕うちの端っこで見学しようか。) [Sun 16 May 2010 03:19:55]
お知らせ > ヴィヴィアンさんが退室されました。 『( 楽屋に戻る頃、霊薬の効果が切れた反動でぐったり萎れるのは後の話。 )』 [Sun 16 May 2010 03:14:40]
ヴィヴィアン > ( P.Cのスタッフが落ちた、落ちた、と言って血相を変えて走っていく。 ) あら、まあ ( よッぽど緊張してたのか、浮かれてたのか、怪我が無ければいいのだけれど、と思っていれば、拍手が沸く。どうやら、自力で復帰した上にさらに茶目っ気で乗り切ったようだ。 ) へぇ、やるわね。あの子。( きっと舞台袖に戻れば、ドンマイ的な慰めの嵐に合うだろうが、あそこでめげずに茶目っ気で乗り切るなんて、強いマインドだ。 変に完ぺき主義な自分だったら立ち上がれるかどうか―― そこをクールに、よりいっそう魅せて乗り切ってこそ、一流の魔女だけれど。 あんな失敗もアリ、と胸に刻む事にしよう。 ) いい物も見せてもらったし、私はそろそろ退けるわ。また顔を合わせる事になると思うけど、その時はよろしくね。 チャオ ( そうレェナに告げれば、ぴっ、とハンドサインを送って、楽屋の方へと向かおう ) [Sun 16 May 2010 03:12:04]
テレサ > (突然のモデルさん落下。 えっ何のサプライズなんですか。 と思っていたが、本当にそう思いたいのは観客とスタッフであろう。「落ちた?」「え、何?何処?」とかの興味&驚嘆の声と、一部からはちょっと笑い声の混じったざわめきが聞こえるんじゃないかな。) ・・・ったァ・・・何だこりぁ・・・・は自分か。(辛うじて着地がよく怪我はなかったし、衣装にもダメージはなさそうだ。S席にいた観客には役得と思っていただきたい。 改めて両足で地面に立って軽く頭ふるる、漸く自らの何たるかを理解した。 今日から、私の属性は、ヴェイトス1のドジっ子だ。 「いっそ殺しテ・・・!」 と、這い上がるのも急遽徴発された余りの椅子を階段代わりに上に戻る準備の間は思っていたが――― ) ・・・・いや逆転の発想だね・・・・かけるだけの恥はかいたわけよ! もう恐れるものは無いね!(ついには追い詰められてなにか覚醒してしまったようだ。 とりゃ。 なんて軽い掛け声とともに舞台に戻ると――) うぇと ・・・今のナシでおねがいしまーすッ☆(ぺこり元気な一礼とともに、会場の全員に無茶振りした。 まぁ怪我の功名というか、相変わらず気取っただけの素人歩きだが、ステージ側に戻る歩みからは、硬さは幾らか抜けていたかもしれない。) [Sun 16 May 2010 03:01:41]
レェナ > あ、じゃぁ...(照れたように笑って。クールビューティーが思ったよりも話し易そうでほっとしたりした。まだまだこれからの声にコクコクうなずくだろう。)そうですねェ  … っえ?? (幕の向こう側。表舞台でどよめきが響いて聞こえた。 何があったのかと体をそちらに向けて。何があったのかと小首をかしげてみるだろう。先ほどすれ違った娘に何かあったのだろうかと、同じように顔を見合わせながら、ざわつく人々の間に入り込んで、舞台のほうに耳を傾けながら状況を把握しようか。) [Sun 16 May 2010 02:57:01]
ヴィヴィアン > ( お互い、舞台用のメイクをしているので正確な年齢は不明だろうが、そう歳は離れて無さそうだ。敬称略でおk、と しかし、舞台から降りると、なんだか素朴そうな娘である。 ) ありがと、何とか乗り切った感じだけど、まだまだこれからよね―― ッて・・・ 何?どうしたの?( なんだか、音楽に歓声より一段高い変な声が混ざったと思ったら、ステージがざわめき始めた。 転んだのだろうか?ピッカピカに磨かれた上に、リボンとか紙ふぶきとか飛んでたから、相当滑りやすいのは確かだけど・・・ 気になるが舞台袖から顔を出す訳にも行かず、なんとなく周囲のモデル達と顔を見合わせて ) [Sun 16 May 2010 02:51:25]
お知らせ > ヴィヴィアンさんが来ました。 『ヴィヴィアンでいいわ。 』 [Sun 16 May 2010 02:51:18]
テレサ > (擦れ違った人の笑顔――レェナと紹介されてたっけか―― にも、ふわり浮いたような頼りない会釈を返す程度しか出来なかったと思われる。有名人だの美人の登場に比べれば湧き上がる輩は少ないが、いかにも公募からの登用です、という素人の象徴としては注目されてしまうだろうか。 おめかしした大学生が始めて登校するみたいな雰囲気? ある意味では活力ある姿とも言えるが、スタイルとアピール方法が食い違ってる感じでは、ある。 =いつものテレサだ。) ・・・・やばい、超緊張・・・!(然し周囲の心配を他所に、思考はホワイトアウトしている。 事前に確認した手順はすっぱり忘却、前の人を見て同様の挙動を心がけているから歩けているようなものだ。 仲間を見つけたら手を振る予定もキャンセル。 徒歩部分は素人にしては出来たほうだと自賛するし、あとは折り返し地点で簡単なポーズでも決めたら逃げ帰ろう。 そう考えて―――  何もない空間に最後の一歩を踏み出した。)  ――みゃッ?!(猫系の悲鳴とその姿がランウェイ下に消える。) [Sun 16 May 2010 02:42:50]
レェナ > (入れ替わりに出たテレサ嬢がぎこちなくも元気に出て行くのを見て。笑顔の彼女に、にっこりと笑顔を向けて激励を。 幕うちに戻り奥までたどり着けば大量の息をお腹から吐くだろう。 )  え? あ、お疲れ様ですっ(女海賊はすっかり抜け落ちた表情で、「ありがとうございます」といいながら、声をかけてくれたヴィヴィアン嬢の方へ向こうか。) ヴィヴィアンさんもとても素敵でしたっ (へなり。笑顔のまま「とてもかっこよかった」と感想を話そうか。) [Sun 16 May 2010 02:35:24]
ヴィヴィアン > ( 出番を終えて、せわしなく人が行きかう舞台袖、通行の邪魔にならぬよう脇に寄りながらより目を引いた挙動不審な子を探せば、やっぱり挙動不審なまま。大丈夫か、と不安になるが、一般公募のモデルが多数出演するこのイベントでは、そう珍しくない光景か。 何か聞き捨てならない言葉を口にしてランウェイへ出て行ったと思ったら、あ・・・ モロに照明を浴びたらしく目を覆ったり、固めのウォーキングだったり、なんだか見ててハラハラする感じ。でも、元気いっぱいな様子でなによりだ。 ) あ、お疲れ様。ステキだったわ。( と、ランウェイから戻ってきたレェナに笑顔で手を振って見せて。 ) [Sun 16 May 2010 02:27:04]
テレサ > このナレーション、ファッションショーっつーよりアイドルの紹介なンじゃ・・・!(内心だったがちょっと声に出てしまったかもしれない。激励の言葉をかけられたのは何分前か、嘗てどこぞの風呂場で「ほしたら横丁のイベントとかで隣り合わせになる機会もあったりしてね!」なんて言った言葉が、今現実になってるわけだがそれを気にする精神状態でもない。 誰かに脱げといわれれば下まで脱いでしまいそうな頭の中真っ白状態のまま、自らを呼ぶコールを受けることに。) 『邪なるかな万魔の主。嘗てあり、今もあり、何れ来られる御方。』  ・・・・・いよしっ。 やるしかない! しね、てれさっ。(祈りの聖句代わりに呟くのは悪神礼賛だったりするが、本人流の緊張回復術なんだろう多分きっと。 気合入れ治して、舞台前に歩み出せば、ある程度は震えも止まった。舞台に歩み出る一瞬、照明から目を庇うが――ミスった!と認識できるほど余裕がなかったのは幸いか。) ――― せめて笑顔で行くかね!(それも束の間気を取り直し、専門屋がみればちょっと危なっかしい少々固めのウォークで、ステージからランウエイへ。 恥ずかしささえ克服すれば、目立つこと自体は嫌いじゃないっ。) [Sun 16 May 2010 02:21:01]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが帰りました。 『『――さぁ、いよいよ噂の魔女ッ娘、テレサ嬢ですッ! どうぞッッ!!』』 [Sun 16 May 2010 02:00:27]
ヘカテ@V,G,C > (わぁぁッと会場を包みこむ歓声。不敵であどけない笑顔にワン=アクション置いてさらに勢いを増すだろう。「レェナ、レェナー!」名前を呼ンで、人垣から伸びてく汗ばむ手。あぁ、コレ。この空気、この熱気。フェアリン地方村のイベントン時より沸き上がる。ふわッと盛り上がッちゃ蕩けてく通常じゃ味わえない一体感。光を弾く白い肌が、淡く輝く頭髪がダイヤモンドのヨに瞳に染みる。煌めきの一粒一粒が眩くッてじンとする。深い感動が胸に轟く。あぁ立ち止まらなくッて良かッた。この街に会社、構えて良かッた。綺麗なモノを綺麗と思う時、人間、心ぁ1つになる。ヴェイトスはこンなに美しいンだ、なンで涙ぐまずにいられよぅ、)(女はちょぃと涙に濡れた眦グシッと軽く拭ッて、素知らぬ顔でMCを続けよう。失敗するか挫けるかてぇハラハラ思ッたイベントなれど、恵まれてンなぁと心から感じる、)『レェナ嬢が身にまとうパイレーツデザインは【Junking歌劇団】オリジナルてンだから驚きだッ! サインは後で!サインは後でお願いしやす!! モデルさンを追いかけないで下さいッッ!!』(キャーキャーッて、悲鳴のヨな応援はいッかな途切れない。前列の方に居並ぶ上流階級の紳士淑女も吐息しながら拍手をしてる。Oh,のッけから人気あるなぁお二人共。よッしゃ、お次、参りますか!!) [Sun 16 May 2010 01:59:43]
レェナ > (通りすがるヴィヴィアン嬢のうウィンクをにやっと笑って受けるだろう。先端まで歩み出れば、肩にはおったマントを大袈裟にはずして左手に持ち、肩にかけて右足体重のポージング。もうワンポーズで反対足に体重を移し、少しだけ腰を落とし、右手で前髪をかきあげて、 女らしさと男らしさの混在した表情でもう一度ニッっと笑ってみせる。 ファッションは、舞台は人を変えるんです。 って見てもらえれば今日の目標は達成出来るだろう。 意識を銀の道の向こう側に残すように顔を残しながら、反転。右手を腰にあてたまま、明るい表情と陽気な足取りで戻っていくだろう。 ランウェイの終点までたどり着けば、振り返って。 客席をぐっと見てからマントをぐるっと回しながら羽織りなおし、最後に満面の笑みを見せて、颯爽と幕の中へ姿を消すだろう。) [Sun 16 May 2010 01:51:03]
ヴィヴィアン > ( ランウェイを戻る途中、舞台袖から出てくるレェナの姿が目に止まる。ああ、やっぱりオーラが違う。さっきまでぽかーんと口開けてた娘とは思えぬスイッチの入りっぷりに、女優っぷりを見た気分。女海賊そのままだ。 賞賛の代わりにランウェイ上で行き違う際に、ウインクでも飛ばそうか。 さて、此処から先はレェナのステージ、振り返らないままウォーキングの美を意識したまま舞台袖へと入り―― 華やかなステージから一転、暗いバックステージに入る。 でもこっから先も気を抜けない。 他のモデル達は同じステージに立つ仲間でもあるけど、ライバルだもの。 そういえば、さっきの挙動不審な娘はどうしただろうか――。 ) [Sun 16 May 2010 01:43:32]
ヘカテ@V,G,C > (すッきりと整ッた後ろ姿。隅々まで神経の行き届いた姿勢は、ハタから覗く分にも見事なウォーキング=スタイル。安定したウェストの動きと来たらとても素人さンにゃ思えまい。コレが天下に名高いラングフォードP,M,W,Cのクオリティッてか。う〜ン、あすこの社長さン(*見た事ないけど!)羨ましいネぃ、)(ヒューッと口笛。ランウェイを戻る彼女の華麗なさまに立ち上がッて拍手を送るお客がどンどン増える。今や観客席ぁ完全にヒートアップだ。金銀テープや桜色の紙吹雪、薔薇の花弁がステージ上を舞う具合。薔薇は上から演出でチョイチョイ振らせてるけど、テープや紙吹雪はお客さンの持ち込みだ。VIP席に振り掛からないヨにてぇ約束でのみ、警備係の薔薇ッ娘にOK出してる、)(続いてキャーッと女の子の歓声が高く。のぼせたヨにヴィヴィアン嬢を見送る男どもの隙間から、ファンなのかティーンの娘さンらが一斉に黄色い声飛ばす、)『――さぁ、金星の魔女ヴィヴィアン嬢とすれ違うは「女海賊カミラ」!大胆かつ凛々しいファッションがレェナ嬢の清純なお顔立ちを引き立てますッ! おッとこちらのご衣裳ぁ一般販売のモンじゃぁござンせンから悪しからず! 先ほど「Tozzi」と「Vinotipe」のお品ぁ、ブランド本社へご注文下さいやし!』 [Sun 16 May 2010 01:29:05]
レェナ > (呆けた顔で舞台を見てる場合じゃなかったと、はっと意識を自分へ戻してこようか。 わぉ、あのクールビューティーの次だなんてどうしたものかと鼓動が早まるのを感じるだろう。大きく呼吸をして、手のひらに人って書いてみる姿はプロかどうかを疑いたくなるだろうか。)  大丈夫、 大丈夫。  (自分はこれから別人格になると言い聞かせて。モデルさんとしてはまだまだ、でも「ここは舞台、私は女優よっ」なんて聞いたことのある台詞を頭に反復させる。さぁ、きらきら眩し過ぎるランウェイへ一歩踏み出そうか。)    …――――   (大勢のお客様。まぶしい舞台。 ランウェイのスタートラインまで颯爽と歩みでれば、顔を上げて。舞台裏での間抜け面はどこへやら。 力強く、口の端をあげてニッと笑みを浮かべるだろう。 ファッションを魅せる と、言うより女海賊が自分の姿を魅せるような。 キレイなお姉さんがランウェイを戻ってくるのを確認して、自分の番だとマントを大きくはらって歩み出るだろう。 その歩みは力強く、 サイドのお客様にも動きにあわせて鼻先で視線を飛ばすだろう。 そのまま「女海賊」はランウェイを進むだろう。) [Sun 16 May 2010 01:15:34]
ヴィヴィアン > ( 刺激的なファッションを求める10代、20代に支持を広げるTozziのアイテムに声援が沸く。ランウェイに踏み出す前にポーズを取って、手にしたバッグに付けられた大振りなTozziのブランドロゴを見せ付ければ、腰をくねらせ、バランスよく左右に重心を異動させながらストライドも大きく銀のランウェイへと踏み出した。 視線は前方に定め、軽く顎を引き背筋を伸ばし、肩の力を抜く、といった基本姿勢は勿論、重心の移動が最重要。 劇団ツァラトゥストラの練習場でレッスンを受け、鏡を見ながら納得がいくまで練習した成果は果たして? それよりも何よりも、カイン・グレイホークからも指摘のあった自分はパーフェクトだという自信。内心ドッキドキなれど、クールを装ってランウェイを進み、舳先までたどり着けば 腕に通していたバッグを肩にかけなおし、腰を前面に押し出すような姿勢でつま先から上へ順にひねって下半身のみターン、軸足はまっすぐ、もう一方は軽く曲げ 見返りの仕草でバッグをアピールし、ウインクを一つ残せば、ランウェイを戻り、舞台袖へと戻るか。 まずは基本に忠実なノーマルなウォーキングである。 ) [Sun 16 May 2010 01:07:57]
ヘカテ@V,G,C > (言ッたモン勝ちたぁ良くいッたモンだよネぃ。舞台袖、手前でやッといて女はHu,とハードヴォイルドに遠い目しきり。他の誰にヤラせたッていずれP,Cの薔薇ッ娘ならノリぁ似たヨなモンだ。あとで…、ものすごく あやまる…!!)(ちなみに客席後ろでのカンペ無し・拡声器ッぽいハイテク無しの地声&即興のMC仕立てだ。決してがなり立てずに、さりとて客席遠くまで響くヨにてぇ上手いこと発声するにゃ、コレはコレで技術が要る。言ッてる内容ぁテキトー見えるが、第一印象と契約書類見てポンポン出て来る言葉だから、あながち事実無根とは言えないかもヨ? ヤ、ご免ナサイご免ナサイ、本当ご免ナサイ、)『引きしまッた足元を飾るは「Vinotiqe」モデル、春のコレクションらしい華やかな色使いは独特のコラヴォレーションアイテム! 女神の賜物たるそのプロポーションと艶やかな髪とを、名ブランドが美しく飾りますッッ!』(わぁッと沸く歓声ひと際。眩く交錯する光の中でなかなかどうして道に入ッた立ち姿だ。うゥン、彼女、魅せ方心得てるネッ。そう見惚れつつも蒼薔薇女は飄々としてアイテムのご紹介。厚顔でなけりゃ会社のアタマなンざ張ッてらンないヨ?)(で、彼女がこのままランウェイに進むなら、続いてReady? 袖に隠れて唇湿らせン、)『――さぁ、続きましては、「女海賊カミラ」こと【Junking歌劇団】のレェナ嬢でございますッ! 次回作の衣装をお召しになッてのご登場、その可憐で勇ましいお姿、皆様のお目に焼き付けて下さいやしッ!!』 [Sun 16 May 2010 00:57:05]
レェナ > (舞台裏で待機中のモデルさんたちの素敵に着飾ったその姿があっちこっち。 なんだか目がちかちかする田舎のコ。 「場違い?」なんて心の中でつぶやいた。今更なことを今更なりに。 腹を決めて何とかしなきゃと両手拳を握って、心の奥底で気合を入れる。)  …――― !  (きらり。赤紫の髪のキレイな女性の声に顔を上げて。 クールな台詞と身のこなしで投げキッスから颯爽と舞台へあがるのを、まばたきぱちこら見送って。)  はわぁ...  (かっこいい人だと。声をかけて貰っちゃった事にどきどきしながら、舞台の上の姿を見つめ続けるだろう。  これは言われたとおりリラックスして、あらためて気合を入れねばと両手頬に当てながら思ってみる。)  [Sun 16 May 2010 00:42:21]
ヴィヴィアン > ( バックステージの中、遠巻きの人だかりが出来ている方をちらっと見れば・・・ パイレーツファッションのおめめぱっちりの可愛い娘。なんか、あんぐりしてる。 ああ、あれがJunking歌劇団のレェナか。 ミュージカル劇団だっけ?低身長ながらさすがに締まった体つきをしてて、公募モデル達とはオーラが違う気がする。 なんとなく対抗意識で腰に手を当てて若干ポーズつけて、ふーん、って感じで眺めて居れば ) んなッ!? ( ゴッ、という鈍いオト。何事かと思えば、フラメンコドレス姿のトランジスタグラマがぷるぷる挙動不審で別の意味で視線を集めている。プレッシャーにやられたか。 なんとなくうちの金髪のワンコの同類に思えて、ハッパでもかけようかと思ったが、出番だ、と声がかかる。 カンッ、と甲高くヒールを鳴らし。 ) 先に行くわね、二人ともリラックスして楽しみましょ?天の女主のお恵みを( などとクールに余裕ぶって人前では虚勢張れるタイプである。チャオ、と軽く投げキスし、ふーっと吐息に乗せて二人に送り、背筋を伸ばし、バッグを持ち直して左右に体を揺らし舞台袖から表舞台へ―― 光を受け銀に輝くランウェイにつながる所まで進めば、ステージ正面を向いて、腰に手を当ててポーズを取って ) [Sun 16 May 2010 00:29:07]
ヘカテ@V,G,C > (一瞬、舞台袖でヒィル引ッ掛けてコケたけど、一人前のレィディは誤魔化しとくモンだこういうコト…! ちなみに音響はココ芸能横丁で拾ッてきた漂流楽団ナントカてぇ楽師団だ。二束三文に近い頼み賃の割にゃセンスにハマッてお気に入り。エ? オープニングイベント予算? えッと出来ればタダで。サービスで。低コストな部分はトコトン低コストで廻ッてるからお願いしやす! ランウェイを渡る光と影。浮かび上がるしなやかで愛くるしいシルエットらを眩しソに眼ぇ眇めて見つめン。ノリだけど! 本当、ノリと勢いである事ない事、よくまぁ思い付くモンだてぇ呆れるぐらいイロイロ言うけれど、口が廻るなぁ生来からのお調子者。薔薇科に相応の派手ッぷりたる人格の魔が差しちまうから堪忍DA。コレが口から先に生まれた女の見本だてぇヴェイトス公辞典に乗ッけておくンなしッ…!)(伴奏に合わせて二人、三人のモデルッ娘がランウェイを行こう。ノーマルウォークじゃ一旦ランウェイ舳先まで進ンでターン。ゆッくりアイテムを見せつけて、袖に帰ッてくパターンになる。くねる腰のカァブは緩やかに。煌めくヘアースタイルは貴やかに。ショーは今のトコロ恙無く進行する様子。お次、クールビューティー、A,You,Ready,OK?)『――サテお次はラングフォードP,W,M,Cの美しき刺客ッ、ヴィヴィアン嬢でぇございますッ! その美しき肢体を飾るは「Tozzi」のコーディネイト! 洗練された立ち振る舞いと厳選されたスタイルを、とくとご覧下さンせッッ!!』(そンなアジリでご紹介なるか、パッと集中する照明、) [Sun 16 May 2010 00:15:13]
テレサ > ・・・ぶっ殺されるッ・・・!(精神的に。 ガチでそう思ったものである。 物凄い舞台は良い。客の入りも1000歩譲ろう。然し服着て歩くだけだと思ってみろ、事前に紹介文朗読だとッ? 黒のドレスに身を包み、巻きつけたマントンで少々意地悪に胸元を隠した女の子Tは、「紹介されなきゃ学友以外には本人とバレねぇ!」という幻想を打ち砕かれてバックステージの壁によたれるように頭突きした。下記ロルにあるそわそわしてるに分類されるが、もうちょっと心理的強圧を受けてる感。)・・・しかもものすごい面子じゃんよ。 安請け合いするんじゃなかった・・・!(花飾り状の髪留めをツブさないように気をつけながらくるり振り返れば、低身長克服のために新調したヒール高い靴がぐらぐらする。紹介に聞いたことある名前は聞けるわ部屋の一角にどっかで見たことあるよーな顔はみかけるわで恥辱がすごい。 公募枠にみえそーな人を見学して覚悟吸収しようとしては、視線が合いそうになって目を背ける みたいな落ち着きの無さである。) [Sun 16 May 2010 00:08:16]
レェナ > (舞台裏。 大音量の音楽のなかなのに心臓の音が耳に届く。 思っていた以上に立派な紹介文に緊張が高まったようで。舞台裏の端っこで思わず口をあけて聞いていた。 )  … 高名 、 金の花…   (滅相もないと、さーっと血の気が引いてく音が聞こえましたよ。 土壇場で参加をきめたので、スキルアップはまだまだ。今回はもともとの素材で挑戦だ。 どんなスタイルでどんなパフォーマンスをするか。昨日から今日にかけて考えていたったのが今の姿。シンプルでラインの出るチューブトップから筋の見えるお腹がのぞき、薄い生地のストールをベルト代わりで腰にとめ。動きやすそうなパンツをレザーのレースアップブーツにイン。落ち着いたブルーの万とを肩にかけ、髪はつけ毛でロングにして束ねてある。せっかく新しい舞台の宣伝までしてもらったのだからと、「女海賊カミラ」その姿だ。ただ舞台裏でいる姿は端っこにちょこんといるだけ、先に進むモデルさん達の姿を緊張した面持ちのまま見送るだろう。) [Sun 16 May 2010 00:04:06]
お知らせ > テレサさんが入室されました。 『あるいみぢごくにて。』 [Sat 15 May 2010 23:56:20]
お知らせ > レェナさんが来ました。 [Sat 15 May 2010 23:53:33]
ヴィヴィアン > ( 銀一色のランウェイを色鮮やかな魔術光が駆け回り、低音の利いた音楽と、主催のペルセフォネー・コーポレーションの名物社長が会場を盛り上げる中、本番直前の慌しいバックステージでは本職さん達がリラックスしたムードで待機する中、公募モデル達が落ち着かない様子でそわそわ する中、トークに上がった魔女ヴィヴィアンも準備を終え、待機していた。 ) ( 普段はモードな格好が多いが、今日はスポンサーの一角であるアヴァンギャルドカジュアルのTozziでトータルコーディネートしている。 ウェアは勿論、自己主張の強い太めのベルトやシルバーを基調としたアクセサリーの類もTozzi。 足元を飾るピンヒールのパンプスは系列店であるヴィノテークとのコラボアイテムで、色鮮やかなシャインカラーのコンビがTozziらしさ。 赤紫の艶を持つ自由自在の髪の毛はデザイナーの意図を汲んだ盛り髪に仕立てた。 ) アダバナって失礼ね。ま、ノリだけど。( 徒花とは咲いても実を結ばない花。華やかだが実質を伴わないものの例えに使われる言葉で、内心ちょっとギクリとしたのは内緒だ!くーるびゅーてぃー然として振舞っていても、高校デビュー的なコムスメである。 ラティーシャXの効き目のお陰で、体調はすこぶる良く、スタッフの盛り上げのお陰でテンションも上々だ。 さて、ショーがスタートし、先行するモデル達がランウェイに出てゆく頃か ) [Sat 15 May 2010 23:49:49]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが来ました。 『(ナレーションだッ!)』 [Sat 15 May 2010 23:37:03]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが帰りました。 『『さァ第一回V,G,C! 一番手はこの方だぁッ!!』(てぇ日付が変わるまでショーは続く、)』 [Sat 15 May 2010 23:36:38]
お知らせ > ヴィヴィアンさんが入室されました。 『 バックステージにて――  』 [Sat 15 May 2010 23:36:36]
ヘカテ@V,G,C > (ズン、ズズン、)(五臓六腑に染みわたる華やかながら重厚なアレンジ。ゆッくり回転してくステージにランウェイが移動併設されてく光景。いかにも「コレから始まります」てぇワックワクな雰囲気を否が応にも盛り上げンか、)『魔女と言やぁご紹介を忘れちゃならない華がある! ちょぃとお転婆はご愛嬌ッ、鮮やかな若き彗星のトランジスタグラマー、テレサ嬢がいらッしゃる! 17歳の瑞々しさはどンな軌跡を描くのかッ! 今夜は、ア、眠れない!!』(ジャン、とトランペット。キラキラ輝く魔導灯に金色の楽器が瞬いちゃ消える。すでに照明はステージの中央部分に集中させてある。モデルさンが出て来ると同時に三原色が当たるてぇ事運びだ。女はタイミングを一秒一秒はかりながら、続いてどンどンナレェションを、)『――さぁ、居並ぶ皆様はそのご高名、ご存じでいらッしゃるか【Junking歌劇団】が誇る芸術の金の花ッッ!! 嘘でも夢でもござンせン、そこにいなさるッ! 話題の新作「女海賊カミラ」のレェナ嬢ご本人がご出場だぁッッ! サインとプレゼントは後ほど楽屋か歌劇団へお届け下さいッ!! 推さないで、さぁ、推さないでッッ、』(言いながらようやッと一旦台詞を切る。彼女で今のトコロ、最後のモデルさンだ。女は興奮と熱狂に蒼薔薇を開閉させながら、流し眼でチラチラ舞台を伺わン。うン、うン、良し頃合いだ。ここでアタイは挨拶と共にサッと引ッ込む。そンでBGMはJ-POP調に切り替わッてモデルさンの登場だ。さぁいよいよ始まるヨ!?) [Sat 15 May 2010 23:29:27]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが来ました。 『(*すごい、誤植:ラングフォードP,「W,M,」Cでしたッ…!)』 [Sat 15 May 2010 23:09:32]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが帰りました。 [Sat 15 May 2010 23:08:19]
ヘカテ@V,G,C > (伴奏に併せて自己紹介と本日のゲストネームを述べ終わりゃ、いよいよ主役の華、ファッションモデル達の紹介と来るモンだ。この間、ステージの裏手じゃ丁度、一番最初のモデルさンが準備されてる手筈になッている。こぅトキノミヤコがKA-BU-KI座みたいに、さッきの剣劇の場からクルッと会場丸ごと回転するてぇ感じの大仕掛けだ、)『さぁさぁ古今東西、目にも綾なる華と華とは数あれど、アロエの宝石ぁ唯一無二! キリバナ界のプリンセス・エメラルド、マヤウィ嬢がその名を連ねるッ! 玉のお肌の艶やかさ、流れる仕草の愛らしさ、目に焼き付けてお帰りなセぃ!!』(タタン! ドラミングにノッて二転三転、炎の尾のヨに扇をクルクル翻す。ちなみに紹介してンなぁ参加者全員のこッたからモチロン今夜、実際に出演するモデルさンばッかりじゃない。単なるプロフィールロールをどう盛り上げてくかてぇのも司会の腕に掛かッたモンだ、)『サテ世にも名高いラングフォードP.M.W.Cからは、魅惑の徒花ひときわ華麗に咲き誇るッ! 金星の魔女ヴィヴィアン嬢ッ!! 妙なる美貌もさることながら特筆すべきはその美髪! そのしなやかさ! 女の憧れココに集結、彼女達のステージは見逃せないッッ!!』 [Sat 15 May 2010 23:07:47]
ヘカテ@V,G,C > 『――以上ッ! オープニングイベントのご提供は劇団【ツァラトゥストラ】とラングフォードP,W,M,Cの皆さンでしたぁッッ!! 皆様、暖かい拍手をお願い致しますッッ!!』(語尾に重なッてわァッ! と戻ッてくるだろう熱気。惜しみない拍手の群れ。「カイン! カイン!!」称賛と掛声。うン、初日にしちゃお客入りは上々てぇトコだ。く〜、ニクい演出、しびれるネ大将!)(プレリュードのリズムに乗ッて舞台中央に設えられた銀幕(スクリーン)に、共産会社のロゴ=マァクが次々に映ッて変わッて千変万化。三日月に絡み付く蒼薔薇が目印のペルセフォネー=コーポレーションを始め、中小企業が2〜3社紹介。劇団『ツァラトゥストラ』の浮き文字がパッと画面に閃きゃぁ、トリを飾るは押しも押されぬ人気ブランド『Tozzi』でバシンとシメになるてぇ寸法ヨ。スポンサーショットはショーのたびに趣向が変わる案配だ。今後、ご後援が増えて下さるかも知れないしネ、)『サテも今宵は華のヴェイトス、お立ち会い、ア、お立ち会い! コイツぁ夢か幻か、はたまた異国フェアリンが妖精の見せる甘くてとろける誘惑か!! イヤイヤ貴方のお手の届く現実現世の光景ヨ!! 世にも稀なる数多の華がズラリ並ンだ美と美の共演、一世一代豪華絢爛、百花繚乱蓮歩の舞、ア、とくと、とくとぉ、ご覧あれぇ!!』(女のMCに調子を合わせて小気味良くドラムが響く。生来の気ッ風が災いするやら、ちょぃとばッかり口上廻しが時代がかッちまうのはご愛嬌だ、堪忍なすッてお客人、) [Sat 15 May 2010 22:55:23]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『――お祈り申し上げます(一礼、退室、そして――開幕だ)』 [Sat 15 May 2010 22:45:05]
カイン > (――そして、全てが終わった)(吸血鬼は一人残らず片付いた瞬間、ショーの舞台がライトアップされる。 そして派手で明るく軽快な音楽とドラムロール。 ランウェイの上に次々と颯爽と歩き出すのは、先ほどまでスペクターと共に戦っていた女性モデル、裏方らしい魔術師やら証明係やら、そして叩きのめされていた吸血鬼――)今宵お集まりの紳士淑女の皆様、お騒がせして申し訳ない。 ですが、これにて綺麗さっぱり問題は片付きました!(髑髏面の怪人――もとい、カイン・グレイホークが、仮面を外して優雅に一礼。 眼光鋭い容貌だが、顔に浮かべた笑みは人好きのするものだ)今夜のスポンサーをさせていただきますツァラトゥストラ劇団――そして、主催の株式会社ペルセフォネー=コーポレーション代表取締役兼社長、ヘカテ=ダンドリアンローズ女史! さらに先ほどの劇に協力してくださったのは、ラングフォードP.W.M.C.の魔女傭兵の皆さん!(女性モデルたちに扮した魔女傭兵達が、前に出てドレスの裾をつまんで軽く一礼(*PL様の許可頂き済み))では、皆々様方がショウを楽しめるよう、そしてモデルの皆々様のご活躍と健闘とを、心より―― [Sat 15 May 2010 22:43:41]
オープニングイベント > (一転して活劇舞台と変化したランウェイ。 スペクターよりも先にモデルの娘達を襲おうと牙をむき出してきた吸血鬼に叩き込まれるのは、彼女たちからのキツーイ洗礼だ。 ドレスの裾を翻して放たれる美しい蹴り! 彼女たちの手から放たれる魔力の煌き!  美しい衣装を纏って戦う姿は、まさしく戦場の華そのもの。 彼女たちの姿に観客は見惚れ、そして続く場面へと引き込まれる)(スペクターが女性モデルの手を引いて、ダンスでも踊るかのようにステップを踏んで一回り。 飛び掛ってくる吸血鬼どもをビュンとマントを翻して叩き落し、女性モデルの手の甲へと恭しく口付けて、観客達から良く見えるランウェイ中央に飛び出した。 そして右から左から、次々に飛び掛ってくる吸血鬼を相手取る。 無論、暴力的で無粋な動きはしない。するはずも無い。 ――Beautiful? ――No. ――Viewtiful? ――No. ――Stylish? ――No!No!No! では、どんな光景か――)(ランウェイ上を吸血鬼が武器を手にして突貫してくる。 しかしスペクターは床へ勢い良く拳を叩きつけ――)  (ダンッ!)  (――次の瞬間、宙を舞う。 驚異的な跳躍。 吸血鬼の頭上を飛び越える、完璧な後方宙返り。 そして着地と同時に、大気を切り裂いて唸る回し蹴りが放たれ、吸血鬼が吹っ飛んだ。 観客の誰かが思わず叫ぶ)(「Amazing!」)(スペクターは微かに口元に笑みを浮かべる) [Sat 15 May 2010 22:41:32]
ヘカテ@V,G,C > (きゃぁきゃぁと沸きに沸く悲鳴。アワワと席を立つ気ぃのせッかちな紳士もいらッしゃる事か。おッと待ちネぃ、コレからがお楽しみッてぇモンヨ。メインディッシュに入る前のアペリティフを呑まないなンて無粋じゃないサ、)『あぁッ! 哀れ、その美貌が災いしたか、乙女達は晴れの舞台を前にヴァンパイアの毒牙に掛かッちまうと言うのかッ!? 誰か、助けてくれるヒーローは、ア、この街に男は、いないのかエ!?』(優美とすら言える一礼に応えるヨに、よよッと袖に寄りかかる女。レースのカーテンに縋る一瞬、目配せして心得のあるスタッフに合図。ふわッと体重無き者のヨに舞台に降り立つ髑髏姿に、カッと照明のタイミング。三原色の魔導灯を当てる仕掛けに。成功したら白抜きの光、)『あーッ!? アレはッ!? あの髑髏の仮面はッ!? まさか…、このシルエットはッ…!? お客席、どなたか、そのご高名を知る方ぁ、皆さンでお呼び下さンし!! せーの、Specter―――――ッッ!!』(呼びかけ、歓声。舞台を切ッて落したヨに始まる活劇ッ!) [Sat 15 May 2010 22:40:57]
オープニングイベント > レディースアンドジェントルメン! 紳士淑女そして美しいモデル諸君! 今夜はヴェイトスガールズコレクションにようこそ来て下さいました! 心より感謝申し上げます。 ――我らの晩餐となって頂く事に!(優雅で慇懃無礼な動作で、その吸血鬼の長らしい人物が挨拶する。 ひっと引きつったような声。 ――ヴェイトス市にとって、吸血鬼とは長らく恐怖の対象だった。しかし――)HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!(次の瞬間、地獄の底を吹きぬける風のように、何処までも響き渡るような冷たい笑い声が響き渡り、吸血鬼どもの中央へと大きく翼を広げた何かが舞い降りた。 一転して静まり返る場内。 誰かが、その顔を覆う髑髏の仮面を見て、「スペクターだ!」と誰かが叫んだ)……無粋だぞ、ナイトウォーカーども。 今宵舞台を彩るのは麗しき可憐なる華々であって、貴様らの醜悪な晩餐などではない。 疾く去ね、さもなくば――否、もう遅いか。(――次の瞬間、活劇が始まった) [Sat 15 May 2010 22:27:49]
ヘカテ@V,G,C > (一瞬で落ちる照明。Wao! いい仕事するじゃないサ、さッすがプロさネ、)(暗闇に乗じた鮮やかな手際に、舞台袖の女は、コッソリ含み笑い。ザワ付く観客と何も事情を知らないハニー達の悲鳴に混じッて、ドレスの女もキャッと口元を扇で覆う、)『あぁッ!? 何と言う事でしょうッ!! この良き日に、この目出度ぁぁい夜に、何と不似合いなお客人が参られたモンだ!!』(タタン、タンッ!)(女のアジテーションに合わせて、鳴り物・打ち物が激しく鳴る。切羽詰まッたBGMに変化してステージは瞬間、騒然と、)『アレはッ!? アレに見えるは人かたまさか妖怪かッ!? あの青白い肌、あの真ッ白な牙ッ! 何てぇこッたッ、まるで物語に出るヴァンパイアのヨな妖怪じゃぁございませンかッ!! 乙女の柔肌ねらッて来たか、はたまた横丁の熱気に誘われたかッ!! この窮地、如何に脱しようッッ――!!』 [Sat 15 May 2010 22:26:45]
叫び声 > (ショーの開幕を彼女がした直後、一瞬にして場内が暗闇に閉ざされた。 次の瞬間に響き渡ったのは、まさしく人間を辞めた者の咆哮であった。 会場をざわめきが満たす。 何が起きたのかと、場が騒然となり――しかしパニックとなる直前、其処個々に炎がともり、再びステージが照らし出される。 そして“彼ら”が現れた。  観客席の中から、バックルームから、ランウェイの下から、次々と。  華美な衣装、病的なまでに青白い肌、ぎらぎらと光る赤い瞳、鋭く伸びた――牙。)(「吸血鬼だ!」「なんだってこんな場所に!」) [Sat 15 May 2010 22:12:13]
お知らせ > 叫び声さんが入室されました。 『WRRRRRRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!!!』 [Sat 15 May 2010 22:11:42]
ヘカテ@V,G,C > (ドン、)(腹の底まで響くヨなリズムが万を持しておッ始まる。ズンズンてぇ重低音の波の上に派手に乗り上げて、管楽器と吹奏楽器がクラシック=アレンジメントの前奏曲をエイトビィトで奏で出す。カッと空を染め上げる色とりどりの魔道灯。赤・青・黄の三原色がステージ上を縦横無尽に駆け巡り、銀一色のランウェイが宵闇の中央に浮かび上がりゃ、灯りがババッと舞台袖を照らし出し、蒼いフラメンコドレス姿の派手な女が孔雀扇片手に登場せン、)『お待たせ致しました! 皆様お待たせ致しましたぁッ!! 「月の女神のように煌めく美貌に」をテーマに、今春ヴェイトスで初めて開催される、乙女の乙女による乙女達の為のぉぉぉッ、』(溜めは一瞬、グラマラスカァルを鬣宜しく大きく揺らし、半身を振りかぶッてカァン! とハイヒィルを高らか鳴らす、)『ア、一大ッ! ファッションフェスタッッ!! 本日ッ、ココ芸能横丁にてッ、いよいよ開幕致しぃぃ――ッますッッ!!』(タンッ タッ タタンッ!)(女は孔雀扇を振りかざし、見事なリズムでヒィルを鳴らしつピルエットターン。クルクルッと観客席に向かッたら、バッ と真ッ青な扇を一面に広げて見栄切らン。Oh,Yes! どンどンアゲてくワヨ!) [Sat 15 May 2010 22:10:54]
お知らせ > ヘカテ@V,G,Cさんが入室されました。 『『さぁ、始まりました第1回V,G,C――ッ!!』』 [Sat 15 May 2010 22:00:07]
お知らせ > マヤウィ@V,G,Cさんが退室されました。 『もちろん劇団の建物を出るまでの間、美形な劇団員がいないかチェックするのも忘れない!』 [Fri 14 May 2010 23:30:53]
マヤウィ@V,G,C > お世話になりましたわー。ショー、頑張りますわね! ( どのモデルを応援するかはもちろんカインの自由だが、応援されれば嬉しくなるのも当然のこと。キリバナは指導してくれた劇団員とカインにお礼をいうと、ニッコリ笑ってから劇団を後にする。 ) [Fri 14 May 2010 23:29:54]
お知らせ > カイン@V,G,Cさんが退室されました。 『――どうか、頑張って欲しい。』 [Fri 14 May 2010 23:25:24]
カイン@V,G,C > (ともあれ、ヘアースタイルに関しては本番でもちゃんとできるよう、きちんとした指導が行われる。 どの器具をどう使い、どういう風に分け、アップにするのか――エトセトラエトセトラ。 カイン・グレイホークはスポンサー側の人間であるし、参加者の中には知人もおり、ウォーキングで指導したヴィヴィアンにも少し肩入れしてしまっている感もあるけれど……。 こうして髪型を見て喜んでいる彼女の姿を見ると、彼女にも優勝してもらいたいと思ってしまうから不思議だ。 結局のところ彼はお人好しであるし、努力する――否、何かの為に行動する人物が大好きなのだ。 だからこそ、特定の誰かではなく全員にそう思ってしまうのだけれど。 本心から、貴女には――) [Fri 14 May 2010 23:25:14]
マヤウィ@V,G,C > ( 【判定失敗】ヘアスタイル自体は決まったが、それに合うコサージュを見つけられるかどうかでこの髪型を生かせるか決まると言える。 ) [Fri 14 May 2010 23:19:34]
マヤウィ@V,G,C > ( 「花が咲く種類なんだから」アロエの花なら綺麗な花が咲くが、竜舌蘭の花は少々アレな大きさとデザインだったりする。だが、子を成す時にのみ咲く自分の種族の花はマヤウィにとって誇りだ。しごく嬉しそうに。 ) まあ…素敵。貴方のそのお言葉が素敵だわ。とっても「わたしならできる!」って気にさせられちゃいますわね。ふふ、ありがとうございます。 ( そしてヘアメイク担当さんが作ってくれた髪型に。 ) わあ…いいですわね。華やかですし、ドレスにもよく合ってると思いますわ。さすがプロの方ね!  ──ええ、もちろんですわ。この髪型に良く合う物を探してみます。 ( こんな凝ったヘアスタイルは初めてで、キリバナはウキウキと嬉しそうだ。【ヘアー判定】 ) [Fri 14 May 2010 23:17:51]
カイン@V,G,C > 「……ごめんなさい。こんな感じね」 [Fri 14 May 2010 23:03:03]
カイン@V,G,C > 「リボンも可愛らしいとは思うけれど、ドレスがフラメンコのでしょう? だったら、コサージュの方が華やかになるんじゃないかしら?」(そういいながら、彼女は貴女の髪の毛を器具でくるくると巻いて波立たせたりして色々と動かし、鏡を見て確認を繰り返しつつ、その髪型を変えていく。 そしてややあって――)「……さて。 こんな感じで如何かしら? コサージュの色や種類は自分で似合うものを探してみてね」  [Fri 14 May 2010 23:02:09]
カイン@V,G,C > へぇ、アロエの。 言われてみれば――……そんな香りもするね。(とはいえ、彼は葉の形状の些細の違いを見分けられるほど植物に詳しくはないし、人並みはずれて嗅覚が良いわけでもない。 葉の形状と、貴女が背中の葉に塗っている汁の匂いから、その種族を誤認する。 一報のヘアメイク係は葉っぱを掻き分けて貴女の髪を弄るのに熱心であり、疑うなどといった余裕は無いらしい)せっかくの舞台なんだから、華やかにいかないとね。 その点、君はキリバナ――それも花が咲く種類なんだから、自信を持って良い。 君が咲かせる花は、他の誰にだって負ける訳が無い。 だって、君達キリバナ以上に綺麗な花を咲かせられる存在は、いないんだからね。(アロエだとて花は咲く。 その事実を知っているからこそ、青年は貴女を激励する。 自分の実力をしっかりと認識し、過信することなく正しく自信を持ち、行動に移す。 重要なのは其処だ)【激励効果 マヤウィ:ヘアー+1】 [Fri 14 May 2010 23:01:38]
マヤウィ@V,G,C > ( 普通は努力も合わせて評価するものだが、このキリバナの場合「普通」に当てはまらないのでその限りではない。 ) あ、失礼致しましたわ。わたくしはマヤウィと申します。アロエのキリバナですの。 ( 姓がない代わりに、自分が何のキリバナか自己紹介。まあアロエは噓なのだが。 ) ──そう思われます? わたくしも、目立つ色が良いと思ってこれにしましたのよ。 ( 鏡台や衣装が沢山ある部屋に案内され、鏡台の前に座るよう促されたのでそれに従う。明るく鏡に映し出された自分の顔に、やっぱり化粧もしないと地味ですわね…なんて考えつつ。それは明日以降にするとして…。 ) アップに…なるほど、もっともですわね。お願いしますわ。やはり、大きいコサージュみたいな髪飾りとかつけるべきかしら?リボンだとさすがに子どもっぽすぎますかしら。 ( ちなみに書き忘れた背中だが、このドレスの背中は大きく開いているのでアロエらしき葉で布地が破れている…なんてみっともない事には決してなっていないが、葉が大きいのでメイク担当者からすればちょっと葉っぱが邪魔かもしれない。 ) [Fri 14 May 2010 22:48:31]
カイン@V,G,C > (――舞台で重要なのは、イメージである。 観客にどのようなイメージを「見せる」か。 貞淑な女性役の人物が派手な髪型をしていたら奇妙であるし、遊び人が地味な服装でも違和感がある。 自分の求める方向性と、それにあわせた髪型の組み合わせ。 元のスペックが低くとも、適切な服と適切な髪型であるならば、それによってググッとイメージは強調される。 重要なのはテクニックなのだ。)「初日はこのドレスで出るのね? そしてゴージャスに魅せたい、と……。 それなら折角、キレイな葉っぱがあるんですもの。 思い切ってアップにして、背中をしっかりと見せちゃいましょうか」 [Fri 14 May 2010 22:32:49]
カイン@V,G,C > (顔立ち自体については平凡な向きであるし、彼女の評価は的確だ。 青年が活劇役者として有名になったのは、主に「努力で得た実力」なのだから)グレイホーク。 カイン・グレイホーク。 君の名前を聞かせてもらえると嬉しいが――成程ね。 その赤色なら、遠くからでも君だってわかりそうだ。(案内するのは――ドレッシングルームと言うべきか、楽屋というべきか。 幾つも鏡台が並び、後ろには着替えるための衝立とハンガーにかかった衣装の数々。 そこで他にも数名のモデルたちが化粧や髪型の特訓を重ねている。 ともあれ、その鏡台のうち一つへと彼女には腰を下ろしてもらうとしよう。 室内を照らすエインズワース機械工房製のエーテル光は、前左右と三面に広がる鏡へと、貴女の顔立ちをしっかりと映し出してくれる。 些か高価な設備だが、だからこそ賃貸施設なのだ)(そして、貴女についたメイク担当者は、その緑色のロングへアに櫛を通したりしながらアドバイスを始めるのだ) [Fri 14 May 2010 22:32:39]
マヤウィ@V,G,C > ( 青年が振り向いたので、キリバナは瞳を素早く動かして相手を上から下までチェックした。随分鍛えているようで、細身ながらも引き締まった良い身体をしているように見える。鋭い眼光というのも魅力的だが、顔自体は平凡な部類だと思った。「交配相手に重要なのは努力で得た実力よりも素材と才能」と考えるキリバナは、目の前の青年をひとまず対象外に認定する。 ) ……はい、ありがとうございます。──本番ですか? そうですわね、少なくとも初日はこのドレスにするつもりですわ♪ 割と派手な色ですから、髪型も合わせてゴージャスな感じにしたいと思ってますの〜。 ( そう言うキリバナの髪型は、ただおろしただけでヘアアレンジ的には何も手が加えられていない。ドレスの色に比べると地味な髪型と言えるだろう。 ) [Fri 14 May 2010 22:20:14]
カイン@V,G,C > ――うん? ヘアメイクかな?(と、声をかけられて、青年は振り向いた。 まず目に飛び込んだのは、赤いフラメンコのドレス。派手で大胆な衣装で、普段はあまり見ることもないけれど、なるほど。モデルの方に意識が向いてしまったけれど、イベントの本筋はファッションショーだ。 こういった、特徴的な衣装も多く見ることができるのだろう。 ともあれ、笑みを浮かべて頷いた。 目付きこそ鋭いものの、どういう風に振舞えばイメージを崩さずに人に好かれるかを考えながら、モデルの娘さんに応じよう)それなら案内しよう。ちょうど自分も向かう所だったしね。 ――本番にも、その衣装で出るのかな?(後ろに葉が見えるということは、大きく背中の開いたデザインなのだろうか? いずれにしても緑がかった髪の毛と相俟って、色が良く映えている) [Fri 14 May 2010 22:05:18]
マヤウィ@V,G,C > ( アロエのような大きな葉を背中に生やした、真っ赤なフラメンコドレスを着たキリバナが劇団ツァラトゥストラに訪れた。とりあえず、一番近くにいた劇団員らしき人に自分がV,G,Cの一般公募モデルである事を説明し、どちらを伺えば良いのか尋ねている。 ) そうですわねー。ウォーキングも髪型もメイクもどれも気になるんですけれども……舞台映えする髪型とやらに詳しい方がお暇でしたら、テクニックとセンスをご教授頂きたいですわ。 [Fri 14 May 2010 21:53:48]
お知らせ > マヤウィ@V,G,Cさんが来ました。 『ごめんくださいませ〜♪』 [Fri 14 May 2010 21:47:51]
カイン@V,G,C > (前回は顔見世のつもりでジャケットを着込み、若手活劇俳優といったファッションで練習場に赴いたのだが、今回は最初から指導するつもりでいる。 その為、上は半そでのシャツ、下もトレーニング用の長ズボンと、動きやすい格好である。 靴に関しても同様だ。 ともあれ、モデルがそれぞれどのレッスンを受けるかにもよるし、別にウォーキングばかりやるわけでもない。 化粧や髪型を練習中な娘さんたちの場所にも顔を出すし、トレーニングしている子の元にも向かう。 とりあえず最初は、一通り見て回るべきか) [Fri 14 May 2010 21:43:24]
カイン@V,G,C > (――と、いうわけで、カイン・グレイホークは今日もまた練習場に赴いている、という話だ) [Fri 14 May 2010 21:37:06]
カイン > ま、自警団の人たちだって仕事なんだからね。仕方ないさ。 それはともかくとして、こっちも仕事をはじめよう。モデルさんを待たせちゃあいけない。 (――との声で、劇団の面々はようやっと動き始めた。  根も葉もない疑惑を突きつけられ、犯罪者の一味だと糾弾され、感情的になった面も多々あるのだろう。  カイン・グレイホークも含め、ウサ晴らしにやいのやいのと自警団の悪口を言っていただけだ。 自警団がいくらきちんと仕事をしたとしても、「もっと仕事をしろ」とは誰だって思うのだ。 彼らは自ら損な役回りを引き受けているという事は、ヴェイトス市民であるなら誰だって理解している。 ただ、その捜査の手が自分達に伸びた時、自警団に良い感情を抱けるわけがないというだけで。 結局はそれだけの話だ)(――つまり、本心から自警団を侮蔑しているのはアイゼンリッターだけという事で、それさえも、いつもと同様だ。 カインはショウのモデルの中に自分の知り合いの名を見つけてテンションが上がっている。 つまり彼としては上機嫌も良いところだった。 まあ、事情聴取というケチはついたけれど、別にどうって事はない) [Fri 14 May 2010 21:35:40]
アイゼンリッター > (――アイゼンリッターとしては、さもありなん、と言ったところだ。 連中が言い訳ばかりして捜査なぞ一つもせず、詰め所で愚痴っている集団だという認識を、彼はかなり前から抱いている。  自警団が鉄仮面の尻拭いをしているのではない。  自警団が何もしないから、アイゼンリッターがやっているのだ。 そして市民や他の面々の認識がどうあれ、事実として自警団は目玉泥棒の捜査をせず、野放しにし続けてきた。 奴を追跡し、ここまで追い詰めたのはアイゼンリッターだ。 「冒険者の卵」という有名な逸話通り、此方が生卵を立たせて見せた後で、ろくに行動もしていない面々が何を言おうと、何の意味もない。 文句を言うだけなら誰にだって出来る)(……リコが辞めたのは正解だったな。)(内心で、つくづく思った) [Fri 14 May 2010 21:34:18]
劇団ツァラトゥストラ > (誰も表に出さないだけで、不満はあった。 以前、アウトローによって劇団が嫌がらせを受けた時、自警団はまともに対応してくれなかった。 疑いが晴れたにも関わらず、また似たような質問をしに劇団に押しかけてきた。 前回も今回も捜査に協力したし、自主的に公演だって打ち切ったのに、あろうことか「犯罪者一味」扱いだ。   自警団が仕事をしていないという思いもある。  誰も忘れてなんかいないのだ。  何ヶ月もたつのに、芸能横丁で踊り子を殺して目玉を抉り取った犯人について、自警団員は何一つとして捜査をしていないという事実を。  にも関わらず、アイゼンリッターが関わると慌てて飛んでくる。 ――自警団が「面子にばかり拘る事勿れ主義の集団」と見られても、仕方無い行為ばかりだった) [Fri 14 May 2010 21:33:29]
劇団ツァラトゥストラ > (事情聴取をすると決定したのは「医療班の副隊長」という、およそ捜査に関わっているとはとても思えない人物で、それも「アイゼンリッターは犯罪者で、その劇をやってたんだからお前らも犯罪者だ」という感情論によるものらしい。 その話を聞いて、団員達は「勘弁してくれ」と言いたげな顔をした。 やっと経営を立て直して、新しい劇を始めてヒットさせて、他の事業――スポンサーとかだ――にも手を出し始めたのに。 そんな理屈で疑われてかき回されて、また台無しにされたら溜まったものじゃあない)「捜査に協力はしますけどね。 証拠も無しに疑ってかかって営業妨害するような真似は、金輪際ご遠慮願いたい」(そういって、劇団長は自警団員を見送った) [Fri 14 May 2010 21:32:50]
劇団ツァラトゥストラ > (これが自警団からの事情聴取――半ば尋問めいた――を受けた劇団員の反応を一言で纏めたものだ。  聞かれた事は既に以前、自警団によって疑いがかけられた時と殆ど同じ質問だったし、それに対する答えも同様。 廃棄したコスチュームが盗まれたことはあるが、捨てたモノが盗られたところで被害届を出すわけがない。  コスチュームを着て動き回るのは得意だが、朝から晩まで連日それができる体力の持ち主は普通いない。  そして社会的影響を鑑みてアイゼンリッターの演劇は自主的に打ち切られている――1年以上も前に、だ。  第一、既に疑いは晴れた筈だ。  今になって再びツァラトゥストラに自警団員が押しかけたところで、劇団員としては困惑するより他に無い) [Fri 14 May 2010 21:31:59]
お知らせ > 劇団ツァラトゥストラさんが来ました。 『「――何を言ってるんですか貴方がたは」』 [Fri 14 May 2010 21:31:45]
お知らせ > レェナさんが退室されました。 [Thu 13 May 2010 23:48:54]
レェナ > (充実しそうな先に浮かれる気持ちはもっと新しいことを求めたくなって。 何か新しい宣伝方法でも考えようかと、うきうきした足取りのまま進もうか。 せっかくの舞台。 いつもより大きい舞台なのだから、沢山の人に見に来てもらいたい。 ならばこれまでと同じアプローチではダメだろう。)  むん…  なにかいい方法はないですかねぇ   (さっきの酒場で相談してみるんだった。なんて今更の道のり。軽い足取りのまま、 家までモコモコ考えて歩いていくだろう。) [Thu 13 May 2010 23:48:52]
レェナ > (ポスターの端をしっかり押さえて、くっついたのを確認すれば、再び満足そうにうなずいて笑むだろう。ポスターが貼られたりチラシが配布されるようになると本格的に始まる気持ちになる。 これまでより規模の大きめの舞台。 ポスターもいつもよりちょっと立派に見える。)  …――― よしっと。  (うれしさのこぼれるにやけ顔のまま、ポスターやらが入った荷物を背負いなおして、帰路につくだろう。明日からもっと稽古して、もっと宣伝して、やらなきゃいけないことでいっぱいの充実した日々が続いていく。 そう考えると足取りが軽やかになっていく。) [Thu 13 May 2010 23:42:53]
レェナ > では、表にもう一枚はらせて頂きましたら、うちはお暇しますのでっ (わたわた。あわてた様子のままぺこり頭を下げて。 見知った顔に挨拶をしながら外に出るだろう。)   …――― ふぅ   (戸を閉めればにぎやかな声とオレンジの明かりが窓から漏れて。気を落ち着かせるように息を吐くだろう。 まだ少し涼しい夜の空気で、熱くなった顔が少しさめるのを感じれば、通りに面したお店の壁に向き合って。 荷物の中からポスターを抜き出そうか。 何度か張ってははがしたあとのある壁に、重ねるようにぺらりポスターを貼り付けようか。) [Thu 13 May 2010 23:34:59]
レェナ > え? はい、今回は海賊ものなんですよ(知った顔のお客さんに、演目をたずねられればそのように答えるだろう。 ポスターには金髪の女性がマントと髪を揺らす絵が描かれている。絵師さんに頼んで作ってもらったが、自分とは似つかないグラマラスな体系の女性。マスターに「さばをよんで〜」なんていじられ他のには苦笑で返すだろう。) そ、そんなところは気にしないでくださいっ (少しだけ赤面しながら、照れ隠しのように荷物をまとめようか。)  [Thu 13 May 2010 23:26:47]
レェナ >  (ぺたり。)  ではでは、どうもありがとうございましたです。 (薄暗い店内の壁に張られたポスターを満足そうに見てから、にこーっと店主に向けて笑顔を送ろうか。) マスターもぜひ見に来てくださいね  (ペコり、お酒の入った顔見知りのお客さん達にも同じように宣伝をして。チラシを一緒に手渡すだろう。 出来上がったばかりのチラシとポスター。 稽古が終われば横丁の町に繰り出して皆で宣伝活動。 ここはよく劇団でお世話になる小さな酒場、今日はここが最後になるだろうか。) [Thu 13 May 2010 23:19:24]
お知らせ > レェナさんが入室されました。 [Thu 13 May 2010 23:11:28]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 とはいっても、まがつひ様の横で私は一睡も出来なかったのだけれど。 』 [Thu 13 May 2010 00:11:36]
だいだら > ( …私は見惚れていたのだろうか?恐ろしいと思う気持ちは強く、けれどもその畏敬する相手が見せた一面だからこそそう感じたのかもしれない。――食事が終われば食器を下げて、恐ろしいが、狭い寝床で共になろう。客を招くときは目を離してはならないというのが一座の取り決めだ。物盗りでもされたら大変だというのがその理由だが―― とにかく、変に座長や他の仲間に怪しまれて神様の機嫌を損ねるのだけは避けたかったのだ。 ) [Thu 13 May 2010 00:11:02]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『その顔は青白く健康的ではないが、作り物のように綺麗に整っている』 [Thu 13 May 2010 00:07:07]
だいだら > ( 神は唐突だ。いつ怒りの声をあげるかわからない。いや、怒りなどというわかりやすい表現をしてくれるのだろうか。何も変化が見られないまま、怒るのかもしれない―― と、相変わらず一つ目は怯えていた。遠くで聞こえてきた悲鳴にびくりと身体をはねさせる。マガツヒが発した声だと思ったのだ。だが、違うようだ。そちらの声も気になったが、今は神への奉仕に専念すべきだ。 ) ………。 ( 途中、箸を落としたのを見て口にあわなかったのかとびくりとしたが、そうではなかったようだ。食事は静かに行われ、ひとまずは満足してもらえたものと見て安堵する。狭い場所で二人居るのは窮屈に感じられるかもしれないが…。 私はその静かな様子につい気を許し、いつも落ち着いてまじまじとは見れなかったマガツヒの顔を見ていた。 ) [Thu 13 May 2010 00:02:51]
マガツヒ > ( 唯一コミュニケーションが成立している部分があるとすれば、少なくとも禍津卑にはヒトの言葉が理解できていると言う事か。 部分的に理解し難い概念が混じっている事もあるし、マガツヒ自身がその言語を扱う気がまるで無いのがネックではあるが。 促されれば比較的おとなしく一つ目の後に続いて歩くし、畸形のヒトの群れをじっと観察した後、寝床にも踏み入れる。 ) ( 何処か遠くで ぃえぎゃあぁぁぁ、と奇怪な悲鳴が何処かで響いたが、今この場には関係の無い事かもしれない。 誰かがこんな晩にこんな場所で無理を通そうとしたのだろう。 今夜はやめておいた方が良い。 ) ( そ、と静かに膝を揃えてマガツヒは座り、余り音を立てずに粗末な食事に箸をつけた。 一度二度、箸を取り落としたが、それ以外は静かなものだった。 祟らない禍津卑に主張は無いし、静かな水面のようにただ其処にあるだけだ。 楚々とした行儀の良い娘のようにすら見えるかもしれない。 ) [Wed 12 May 2010 23:54:32]
だいだら > ( 何しろ相手を神だと認識している。およそ自分の理解など及ばないだろうと考えており、そしてそれはある種の思考の放棄であり、奇妙な形で両者の関わりを円滑にしているのかもしれない。 ) ( だいだらの臭いは死んでしまった仲間にあげているお線香の臭いだ。或いは、ぬかみその臭いだ。触れられるのを拒むことなく、ただ身体を震えさせながら、やがて幻想一座の中へと招こう。抱かせる為に客を自分の寝床に招きいれることは稀にあるし、座長は奥に引っ込んでいるので問題は無い。…だが、途中でマガツヒが見る、将来の生贄になるかもしれない者たちは敏感に何かを察知し、くぐもった声を漏らすのだった。 ) ( だいだらが案内するのは、押入れのような狭いスペースに潰れた布団が敷いてあるだけのところだ。こんなところで神様はお怒りになられないかと生きた心地がしなかったが――。そして、ここに来る途中に立ち寄った台所で用意した食事も持ってきている。盆の上に乗っているのは冷えた麦飯に魚肉のすり身でつくったつみ入れ、薄い味噌汁という質素な食事だ。これも満足してもらえるか不安だったが。 ) ど、どうぞ―― お召し上がりください、ませ…。 [Wed 12 May 2010 23:41:52]
マガツヒ > ( 祟りというのはそういうものだ。 打ち止めや終わりなど最初から想定されていない、のである。 誰かが鎮めるか、誰も居なくなって忘れ去られるまで何時まででも其処に淀み続ける。 最初に呪われたのが誰かなど、些細な事。 ) ( 気持ちの悪い、「気味が悪い」ではなくて、違和感のある反応のズレやレスポンスのタイミング、本来普通の人間なら意識しなくてもある筈の生理的な反応などのまるで異なった、ただヒトの器に入っているだけのマガツヒの思惑を読む事は難しい。 今回にしてもただ禍の神は催促に来たでもなし、害を振り巻きに来たでもなく、ただ、縁を持った者と接触をしに来ただけ。 機械的な巡回というのが一番近い概念か。 ) ( 座敷牢から出てくる一つ目の姿を視線だけが追い、近付けばすん、と匂いを嗅いで無造作にその顔や服をぺたぺたと触る。 ショクジ。 食事。 寄り代の「食事」だ。 招かれ、持成されて断わる理由も無し。 ) [Wed 12 May 2010 23:26:55]
だいだら > ( その差、その違いに気付くのはいつになるだろうか。或いは、ずっと気付かぬままなのかもしれない。それが一つ目にとっての悲劇である。何故なら、だいだらは自分を守るために更に生贄を捧げなければならないと考えているからだ。 ) ( 奇怪な声にそろりと顔を上げれば、笑っていた。いや―― それは笑みなのだろうか?こんな歪な笑みを私は見たことがない。 ) ひっ ( 神様が目の前で両の掌を上に掲げてそう言った時、私は再び縮こまってひれ伏した。恐ろしい!ああ、恐ろしい…! お怒りか?いや、お怒りでは無い。だが、尽くさなければならない。 ) ま、まがつひ様…。きょ、今日はお疲れでしょう。わ、わた、私の寝床で宜しければ、もうお休みになられては…。お、お食事も、お出しします、から…。 ( ここで何もせずにお引取り願っては、きっと私は祟られる。怒りを買う。食事といってもだいだらに与えられる貧しい人間の飯だが、なんとか我慢してもらう他無い。 ――座長が「こいつを捨てて来い」というまで、次の生贄は無いのだ…! 私はそろりと立ち上がり、がくがくと足を震えさせながら座敷牢裏にある出入り口から一度出て、ぐるりと回って神様がお立ちになっている場所まで歩いていこうと。 ) [Wed 12 May 2010 23:13:26]
マガツヒ > ( 一つ目と禍津卑の間に大きな感覚の隔たりが在る。 禍津卑は今、直ぐ、この場で、もっと、餌獲を寄越せなどとは考えて居ないし、あの晩のちっぽけな贄一つで向こう10年50年、子子孫孫まででも一つ目を虐めたニンゲンとその家族とその家族と関わりのある者とその土地とそこに立ち入るニンゲンとを祟り続ける心算がある。 先ず根本的に価値観と時間に対する感覚が違うのだろう。 忌み嫌われる事が常の邪其禍津卑神を祀る者が来たのだ。 相応に揮うのが務め、存在意義である。 ) ( 一つ目の問いかけに唸り声とも笑い声ともつかない奇怪な声と、口元だけ歪めるヒトまねの笑みを返し、マガツヒの寄り代がたどたどしく立ち上がり、格子に手をついたまま見下ろす。 扱い慣れて居ない道具をたどたどしく扱う子供のような覚束無い挙動。 ) 祀崇儀 邪其禍津卑神之業也徂!! ( 僅かに声のトーンが上がり、寄り代が天井を仰いで両掌を天に掲げる。 禍津卑は其処に居るのだ。 常に。 ) [Wed 12 May 2010 23:03:16]
だいだら > ( 今更ながら、私はあの夜神社に行ったことを後悔している。――いや、私が人の子とは違った顔形をしている以上、避けては通れない縁があったのかもしれない。 ) ――う? ( その言葉をすぐには理解できなかったが、音の感触で言葉の意味を知る。恐らくは、さっきの客が話していた噂の話なのだろう。 ) …… っ。 あ、 あ、の  じゃあ、あの、本当に… 神様、あの、漁村を? あの、やったのは、神様 なんですか。 ( 声が引きつって上手く言葉に出来ない。木造の格子にぴたりと額をくっつけるその様子を見ていると、そこをすり抜けてこちらに入ってきてもおかしくなかった。 ――ああ、ああ、ひょっとしたら、私は今晩、このお方を私の寝床にお泊めしなければならないのかもしれない。 ) [Wed 12 May 2010 22:43:59]
マガツヒ > ( この一つ目の地祇の末裔とは既に強い縁が出来ている。 遭遇、対話、約束。 それだけ揃えばソレが何処に居るかくらいは大凡観えるもの。 でなければどうやって奉り納めを待つ事ができるのか。 ) 見也聞也耶 大太郎法師 妾禍津卑徂? ( 先程までの、何処か無機質だが少なくとも現代語として認識できる子供の童歌とは打って変わって、相変わらずの難解なコトバ。 童歌は漁村の子供らの真似に過ぎず、ただ真似をしているだけだから感情が籠らない。 そも、感情に該当するものが備わっているのかも読みとり難い程、表情や発音からニュアンスが現れない無機質な言葉だ。 ただずい、と身を乗り出して格子に額を着け、視線を真っ直ぐに合わせてくる。 ) [Wed 12 May 2010 22:29:24]
だいだら > ( 私はそれと目を合わせてしまった。こんな時に限って他の客の姿は無く、仲間達も傍には居ない。どうしてここがわかったのか、どうして私がいるところがわかったのか―― そんなのは当たり前だ。だって神様だもの、わからないことなんてあるわけない。 ) ひ ……。 ( 私は凍りつき、がたがたと震えた。しかし本当に恐ろしいのに声が出ない、出せない。きっとお怒りなのだ、私が追加の生贄をいつまで経っても捧げないから。だから、生贄を要求しにきたのだ。ああ、ああ、どうしよう、誰か。 ) ( 私は畳の上に両手を付き、額を擦りつける。 ) かぁ かぁ かぁみ さま…。 よ、よ、よぉこそ おいで ください ました…。 ( 畏れ敬う。今の私にはそれしかできなかった。 ) [Wed 12 May 2010 22:15:50]
マガツヒ > ( 表通りの賑やかな灯りも喧騒も遠退いた暗い部屋の中。 真っ黒な髪、真っ黒なドレスを着た誰か小さな姿がいつの間にか其処にある。 それはゆっくりと踊っているのか、何かを見ているのか、それとも何の意味の無い挙動なのか、暫しゆらゆらと髪を揺らしながら音も立てずに蠢いている。 やがてその格子にひたひたと裸足の足で近付き、四つん這いにしゃがみ込み、暗い牢の奥を覗き込む。 よくみると口元が小さく動いていて、 じぃぞさん じぃぞさん と小さな呟きを繰り返しているが、表情はからくり人形のように真っ平らだった。 ) [Wed 12 May 2010 22:05:42]
だいだら > ( あっちにいけ。あっちにいけ。あっちにいけ。 それは夜寝ているとき、不意に襲ってきた少し大きめの地震の時に呟く言葉に似ている。静まれ、静まれ、静まれ、と。そうやって呟くうちに地震が収まることを心のどこかで知っているのだ。だからこの童歌も、いつの間にか小さくなってどこかに消えてしまうんだ。そう、聞こえなくなった瞬間を知覚できないぐらい、自然に。 ) ( だけど。 )             ( 私は振り返った。 畳の上に潰れた座布団が一枚敷いてあるだけの狭い座敷牢。ここに居るのは私ひとりの筈。団員の誰かが入ってきたなら、私にすぐにわかるはず。 ) [Wed 12 May 2010 21:54:17]
童歌 > うーしろーに いるもの だぁれ ( 真後ろで、声がした。 ) [Wed 12 May 2010 21:49:41]
童歌 > 御憑きやぁれ 地蔵さん 地蔵さん おーのーりやぁれ 地ー蔵さん 地ー蔵さん 地ー蔵さん ( まるでぐるぐると回っているみたいにうろうろ、うろうろ、童歌は単調で陰気な歌詞を繰り返す。 眼を瞑ってしゃがみ込んだ一人の子供を囲い、子供達が狂ったように唄い廻り踊り続けながらかみさまを降ろす遊びの歌だ。 やがてトランス状態になった子供が何か神託めいた言葉を吐くのを聞く為に。 ) 御ー乗り やぁれ 地ー蔵さん 地ー蔵さん  [Wed 12 May 2010 21:49:12]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 [Wed 12 May 2010 21:48:13]
だいだら > ( 唄の出所はわからない。近いようでもあるし、遠くから聞こえてくるようにも感じられる。一体どこの子供が歌っているのだろう?早くどこかに行って欲しい。 ) ( だいだらが居る場所はまさしく牢獄で、勝手に持ち場を離れたら座長に叱られる。早く帰ることが出来ないのだ。もっとも、この一つ目妖怪の場合この幻想一座が帰る先の家になるのだが。 ) う……っ。 ( 私は恐くなって両手で耳を覆った。けれど耳を覆うと他の音は聞こえなくなるのにその唄は聞こえてしまうような気がして―― 結局私は手を外してしまうのだった。 ) な、なんなの…? 誰? 誰が歌ってるの? あっちいってよぉ…。 ( 私はその場で震えて祈るしかなかった。「なぁぜに瞼伏せよる」というのがこの私のことを言っているような気がして、更に震えるのだった。) [Wed 12 May 2010 21:39:38]
童歌 > 物教へーにーござったかー 地蔵さま 遊びにござったかー 御憑きやれ 地蔵さん 地蔵さん おーのーりやぁれ ( 何処かで子供が唄っている。 唄いながら移動しているのか、雑踏が響きをうねらせているのか、声は大きく小さく揺れながらいつまでも続き、それでいていつまで経っても遠退いて行く気配が無い。 ) ( 暫しとある漁村に留まっていたようだが、今日はこの辺りが禍つ日のようだ。 残念な事に今宵が禍つ日とは知らず此処に遊びに来てしまった須らく全てのヒトは大小の差はあれ、禍に触れる事になるだろう。 早く帰った方が良い。 何も見ず何もせずただ、家に帰って眠ってしまうのが一番マシ・・だ。 ) 小ー遣い 小ー遣い なぁぜに瞼伏せよる 表見ーせるの 恥かしか [Wed 12 May 2010 21:31:36]
だいだら > ( 私は客が話していたことを忘れようとした。或いは、全く関係ないことを話していたのだと思うようにした。今日は気分が悪い、座長に言って早めに上がらせてもらおうか。もっとも、そんな要求をしても聞き入れるような人じゃないけれど。 ) ―――っ ( その時だ。不意に聞こえてきた童歌に身体をぎくりと強張らせた。色々な曲や歌が聞こえてくるこの芸能横丁で、嫌にその童歌だけが私に纏わりつくように聞こえてくる。普段なら気にしないようなそれを気にしてしまうのは、今しがた噂話をしていた客が「妙な唄が聞こえてきたとか」と言っていたからだ。 ) ………。 ( 私は、座敷牢を模した見世物の為の場所から外を見て、その唄の出所を探った。大きな目玉をぎょろつかせながら。 ) [Wed 12 May 2010 21:20:27]
童歌 > ( 喧騒の中、何処かで誰かが唄っている。 小さな子供のように高く、何処か虚ろで幽玄な、微かに何処かから聞こえる声。 歌声と音楽と喧騒なら入り混じって区別もつかないような芸能横丁の夜。 確かに誰かがどこかで唄っていた。 ) [Wed 12 May 2010 21:14:48]
お知らせ > 童歌さんが来ました。 『 御ー乗り やぁれ 地ー蔵さま 地ー蔵さま 』 [Wed 12 May 2010 21:11:08]
だいだら > ( 違うんだ、嘘だ、何かの間違いだ。第一、客の噂話なんて信憑性の欠片もない。おおかたどこぞでやってる三文芝居の見るに堪えないお話しを伝え聞いて、それをさも本当にあったことのように話して相手をからかっているんだ。それに、海辺の集落はそういうお話が多いじゃないか。人魚にさらわれただの、生贄として若い娘を捧げただの。 ) ( だから私には関係の無い話なんだ。 ) ………。 ( 噂話をしていた客は、そのまま通り過ぎていった。 ) [Wed 12 May 2010 21:10:55]
だいだら > ( おかしな事件が起きているらしい。子供が一人死んだとか。妙な唄が聞こえてくるだとか。そこでは前にも村人が死んだとか。一つ目の化け物が関わっているだとか。 ) ( ちょうどあんなような? ) ( そうそう、きっとあんな感じだろう。 ) ( そう言って客が私を指差すのを見て、私は目を瞑った。 そんなはずは無い、偶然だ。私は自分にそう言い聞かせる。確かに私は神社で出会った神様に、あの漁村の連中への復讐を願ったが、「もっと生贄を捧げろ」と神様は要求してきたのだ。だから生贄は足りてないはずなんだ。願いはまだ聞き届けられていない筈なんだ。 ――… そして私はその後に神様が呟いた言葉を無かったことにしようとする。あれは空耳だ。だが、確かにそう言った。願いは聞き届けたって。 ) [Wed 12 May 2010 21:05:16]
だいだら > ( それは本当に小耳に挟んだ程度の話。私は鼻は悪いけれど、耳は別に悪くない。神社で出会った神様と、そこに生贄として捧げてしまった仲間のことをぼんやりと考えながら、見世物小屋の檻の中で客達の視線に晒されていた時だ。たまたまた通りかかった二人の客が、海岸沿いの小さな村で起きているという噂話をしていた。私はその会話の内容を耳にした時、目を大きく見開いて、全身から脂汗を噴出して、震えた。 ) [Wed 12 May 2010 20:59:30]
お知らせ > だいだらさんが来ました。 『 いやな話を耳にした。 』 [Wed 12 May 2010 20:56:41]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『( そうして新人さんの芸に見入ったりしていて )』 [Mon 10 May 2010 22:49:37]
シャーリー > ( さて、それじゃまだまだもうちょいぶらぶらしてよっかな。バニラの歌姫も帰ってきて、これからはまた芸能横丁も賑やかさが増していくかななんて事を想像しつつ。この煩いぐらいに楽しげな喧騒の中を散策して回ろう。たとえ見慣れている道でも、そこには新しい発見もたまにあったりするから。こういうのって、やっぱちょっと楽しいからさ。 ) [Mon 10 May 2010 22:44:12]
シャーリー > ( サングラスを外してそこに書かれている詳細を見て。――――まあやっぱし特に私自身が出来る事はないやと肩を竦める。容姿もスタイルも取り立てて恵まれてはいないだろうし、かといってスポンサーとして手伝えるような何かも無い。出来る事といったら、精々周りの皆とか芸人仲間に宣伝したりとかその程度のもんかな。そんな事を考えながらそのチラシを鞄の中に入れようか。 )  [Mon 10 May 2010 22:29:14]
シャーリー > ( オリヴィアちゃんとか出ないかな?なんて一瞬考えたけれど、一か月のお泊まりは騎士団所属じゃちょっと難しいのかなやっぱり。ルジェちゃんなんかも愛らしい子だとは思うんだけれど、やっぱりクランクとかは差別的に見られる事もあるし……いや、むしろだからこそこういう華やかなイベントに出てそんなイメージを払拭していくべきだろうか!? ) うーん、やっぱ誰かそそのかして出場させたいなあ。着飾った女の子達ってとっても可愛いものさ。 ( こういうのってやっぱり自分から出る!って言い出したりする人はよっぽど自信が無い限り中々いないだろうし、だったらちょっと無理やりにでも後押しして出場促したりした方がいいかなあとか考え中。 )( ―――まあけど本当に嫌がる性格もあるから、そういうのも程々にしないといけないかな。そんな取りとめもない思考をしながら、店頭に置いてあるV,C,Gのチラシを手にとって改めて詳しくそこに記されている文面を目で追っている。 ) [Mon 10 May 2010 22:16:26]
シャーリー > ( そりゃまあオリヴィアちゃんみたいな可愛い子がお祭りの場に歩いてたら声を掛けない男の人はいないよねとか一人で納得。女の二人連れってのは向こうも声を掛けやすかっただろうしさ。 ) けどミスコン…いや正式にはヴェイトス=ガールズ=コレクションだったっけかな。面白くなるといいなあ。こういう賑やかなのが続くってのは本当に嬉しいよ。 ( 機嫌良さそうに呟き歩く。商業地区の方でもデカデカと横断幕も張られていたし、話題性はやっぱ結構あると思う。だから私も一観客として見に行けたら行こうかなって今からちょっとばかし楽しみにしている。 ) [Mon 10 May 2010 22:04:38]
シャーリー > まさか結構ナンパされるとは……私も案外まだまだいけるのかね。………まあオリヴィアちゃんが傍にいたからだっていうのがぶっちゃけた理由だろうけどさ。 ( ベレー帽にサングラス、胸元にぶら下げているのは銀のロザリオに鯉をあしらったペンダント。全体的に露出度の少ない野暮ったい格好をした青髪の吸血鬼はのんびりとした足取りで横丁の路地を進んでいる。 ) [Mon 10 May 2010 21:53:41]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『 しかしまあ 』 [Mon 10 May 2010 21:48:35]
お知らせ > シャリネさんが退室されました。 『(少女はまた一曲、歌を歌う。「芸能横丁の歌」を。)』 [Sun 9 May 2010 02:18:57]
シャリネ > (歓声と拍手があるなら、私はきっと嬉しくて泣きそうになってしまうんだろう。 深々と、膝が地面につくほどの辞儀をして、お土産を配って、配って、歌を歌い続けるんだ。 今夜はずっと、ここで歌っていたい。) [Sun 9 May 2010 02:18:29]
シャリネ > 知ってるの どんな顔をしているのか  覗いたのは 泣かせたかったから (穏やかに、悪戯に、口ずさんだのは、少し意地悪を言う、淡い音。 柔らかい音、穏やかな水にも似た、穏やかな、穏やかな―――)   知りたかったの 何を想ったのか 頬を両手で包んだのは 愛しかったから  (ごめんね。ごめんね。大好きだよ。 そんな想いは、私の中だけでいい。 ―――どうやったって偽物にはならないこの想いを、歌にできるなら私は、泡になってもきっと幸せよ)  どうしようもないくらい どうしようもないくらい (不器用な愛を重ねて、不器用な想いを重ねて、不器用に糸を違えて、私が求めて―――独りよがりだったのかもしれなくても)  想いが膨らんで 私はどんどん苦しくなって それでも愛して 愛して―――    (求めるように、堰を切る。口ずさむ音は、少し募るように速まった。脈打つ速さより、ほんの少しだけ速く。 強さは、淡い、切なさ交えて) (そっと、俯いて、目を閉じてみた。 浮かぶ景色、歌にして)  同じ空を 見てみたかったの 同じ音 聴きたかったの 知りたかった 触れたかった   (願いは叶わない。わかってるの。だからこそ、微笑むことができる。 歌を、歌えるよ。) 一緒にいたかったの―――………    大好きよ(鎮まるような、サビの終わり。 また一曲繋ぐまでの間が空くけれど、終わりと捉える人もいるかもしれないし、素通りしている人だってきっと、当たり前に存在するだろう)  [Sun 9 May 2010 02:14:03]
シャリネ > (そして、たどり着いた先には――――やはり、知らない楽師が。)(けれど、それでいい。だって、人は流れていくものだから。それでも私は、歌えばいい。だから私は、足を止める。 いつもの場所は、たまたまそこで歌っていたからなだけ。どこでも、いい。)(少女は、バスケットをことりと置いた。)(久しぶりのいい緊張感。少し昂る気持ちを抑えるように、息を吸って、はいて。深呼吸した後、そっと指を折り、祈った。) (―――歌の神様。 たいせつなひとたち。 ヴェイトスの大好きな景色。 大好き。大好き。)(目を、開いたら―――) [Sun 9 May 2010 02:02:14]
シャリネ > (さく。―――さくり。…ふわり。 マカロンを食べ終えたら、そっと歩き出そう。バスケットに抱えたお土産を両手で抱えて。)  ………よ、いしょ―――。 (そういえば、もうすぐ219歳。あっという間に一年一年が過ぎて行く筈なのに、ヴェイトスに来てからは月日が長いように感じてしまった。) (バスケットから覗く鮮やかな果物の色を眺めながら、宝物を抱える様な幸せそうな微笑み浮かべ、”いつもの場所”へ歩く。そこが”いつのも場所”であってくれるかなんてわからない。だって、半年以上いなかったんだもの。そこがなくても、仕方がない。それでも、此処は歌を歌うことを赦してくれる。だから私は、ここ-芸能横丁-が好き。) (いつもの場所へ、歩いていく。歩いていく。楽しみ半分、不安半分) [Sun 9 May 2010 01:58:38]
シャリネ > (――――祖国の味は、質素だけれど懐かしかった。それもいいけれど、バニラの味はヴェイトスのほうがおいしいかもしれない。)(頬が緩み、思わず綻んだ。大切な人たちはもういないけれど、ここにはちゃんといるのだから、しあわせ。) ―――  ただいま。(久しぶりの空気を味わうように、誰に云うでもない小さな呟きは風へ、喧騒へと淡く掻き消えて行く。) [Sun 9 May 2010 01:47:30]
シャリネ >  (曇り空の中、雨が降ってしまいそうな景色の中で。雨音のような人のざわめきは久しぶりでも全く変わっていなかった。) (ヴェイトスに舞い戻り、一番最初に戻ってきた場所は地方村。馬車に乗って、大切な人に挨拶をして、お土産のソーダパン、林檎、洋ナシ、オレンジをごろごろ抱えたら、馬車から降りて一峰さんに渡すまで結構大変で、色んな人に手伝ってもらったほど。お土産を分けたらすっかり大方なくなってしまって、もっと買ってくればよかったと嬉しくなった。帰ってくる居場所がもう一つ出来たなんて、200年生きていてこれほどうれしいことはきっとない。)(家に帰ってきて、芸能横丁へ飛びだして、どこいってたんだい、なんて問いかけに答えながら向かった先はお気に入りのお菓子屋さん。そこでバニラのマカロンを食べて、幸せ心地に浸った。) [Sun 9 May 2010 01:46:38]
シャリネ > (ふわり、ひらり。白い裾が揺れる度、その温度が暖かいことを感じる。先日まで自分がいた場所とは、大違いだった。暖かくて、少し湿気が帯び始めて、そんな季節に思わず僅か恍惚を含んだ溜息を吐いた。立ち止まり、安心するように壁に寄り掛かって、一口。さくりと、柔らかい感触を口にする。甘い味が広がって、少女はふわりと微笑んだ) [Sun 9 May 2010 01:46:10]
お知らせ > シャリネさんが入室されました。 『喧騒の雨が。』 [Sun 9 May 2010 01:29:17]
お知らせ > レェナさんが帰りました。 [Fri 7 May 2010 21:55:08]
レェナ >   ( 少しはみ出たが、抱えてける量におさめて。 ようやく重い腰を上げる気になろうか。  がさり、 抱えて席を立って。 会計を済ませれば、店の外へ。 振り続ける雨の中へ傘を差して駆け出そうか。) [Fri 7 May 2010 21:55:04]
レェナ >                …―――― 目がシパシパする…  (だめだめな目を擦って。 肩の力をすとん、力を抜いて。 がさがさ広がっていた資料をまとめようか。 雨はやむ気配もない。 これは何とかこの荷物を抱えて帰らなくてはと、 小さく息をつく。 荷物さえなければ濡れて帰ってもいい所だが、これらをぬらす訳にはいかないだろう。 とりあえず、鞄の中に少しずつ詰め込んで。 パンパンになるまで限界に挑戦してみる。) [Fri 7 May 2010 21:50:31]
レェナ > (少量口に含んだ紅茶の香りに溶けて。 温い空気の春の雨をまったり肌に感じながら、テーブルに頬杖をついく。 スケジュール表を横目に見ながら、台本に手を伸ばそうか。 ちょうど今は中間地点。もう少しすれば通し稽古に入って忙しくなって、本番までの時間がこれからもっと早く流れていくことだろう。 書き込みでいっぱいになった台本。 もう半分くらい字が読めない。 )  (さて、どうしたものか、と。 手持ち無沙汰に広げた台本の書き込みを目を凝らしてみてみるだろう。) [Fri 7 May 2010 21:39:51]
レェナ >  (窓の外に目をやって、「雨がやんだら帰ろうか。」なんて、いつになるか分からないのに、そんな事を思ってみる。 このカフェから家までは同じ横丁でも少し距離がある。 目の前に並んだ資料を持って帰ることを考えると少しだけ憂鬱だった。 事務所と同じ方向に帰る団員に頼んで半分くらい事務所に持っていって貰えば良かったなんて、今更後悔しても遅いだろう。 窓から資料に目を戻して、台本と舞台図、衣装デザインに照明・音響のキューシート。 それにスケジュール表に、名簿。 人数が少し増えた分以前よりどれも量が多い。) 嬉しい事なんですがね...  (へなり、苦笑を浮かべて。 もう一度カップに手を伸ばすだろう。)  [Fri 7 May 2010 21:26:38]
レェナ > (雨の音を外に聞きながら、 香る紅茶を一口のどに流そうか。 横丁の通り沿いのカフェ、 奥の窓際席。 先ほどまで演出家やら舞台関係者と打ち合わせをしていて、ひと段落着いて解散したところ。 メンバーは先に雨の中帰っていったが、まだその気になれなかったので一人で内容の確認でもと残ってみた。 店内には他にもお客さんがいるがいたって静かで、 雇われ楽師が店内でヴァイオリンを奏でている。) … ふぅ 。  (他の人たちの食器はとっくに片付けてもらって、テーブルには自分の紅茶と資料だけが残っていた。) [Fri 7 May 2010 21:18:02]
お知らせ > レェナさんが入室されました。 [Fri 7 May 2010 21:06:35]
お知らせ > ヘカテ@V,G,C会場予定地さんが退室されました。 『よォッしゃァ! 気張ッて宣伝行くワヨぃ!!(他にも商業地区で横断幕振るとかネ!)』 [Fri 7 May 2010 17:55:17]
ヘカテ@V,G,C会場予定地 > (パチィン、女は指を鳴らして広報係を呼ぶ。5/15正午までに各ファッションブランド系列の会社・企業らに向けて大々的な告知プロモーションを働きかけられるヨに算段付けよう。勿論、スポンサーモデルも打診する。イベント性がイベント性だから出来りゃ女社長の仕切ッてるとこが話し易いが、気が乗ッてくれればアタマが男だろうがはたまた両性だろうが選り好みはしやしない。モデルは女の子限定だけどネ!)(軽やかに駆けよる広報係につられて散ッてた社員も集まッてくる。女は居並ぶ薔薇娘どもを見回してタァンとヒィルを音高く鳴らし、凛ッ と孔雀扇を翳して問いかけン、) アタイのハニー共に聞く! ――ア、ペルセフォネーの乙女の使命は!?(『『『月の女神のように煌めく美貌に!!』』』) 月の女神の光のご加護は!?(『『『全ての女に降り注ぐ!!』』』) 目指すはヴェイトス百花繚乱、華の命は短けど!(『『『その美しさに意義がある!!』』』) ア、女の真価ぁ中身だが! (『『『飾る外見(そとみ)も醍醐味よ!!』』』) 女に生まれた喜び競う、美と美の祭典ここにあれ!! ――A,Beautiful,Style!(『『『Beautiful,Style!!』』』) Beautiful,Smile!(『『『Beautiful,Smile!!』』』) 世界に誇れ、Beautiful,Girls!(『『『世界に羽ばたけ、Beautiful,Girls―――!!』』』) [Fri 7 May 2010 17:52:08]
ヘカテ@V,G,C会場予定地 > (気を取り直して企画書をまた一捲り。ちょいとばかり眉を潜める風情、) ンッンー…、協賛会社の集まりも、イマイチ芳しかないネぇ。まッ、P.Cが大衆向けのブランドたぁ違うしネ、知名度も知れてらぃ。確実なハイリターンが見込めなけりゃ気持ちのケツが付かないてぇとこかネぃ、(つまるところヴェイトスてぇ街がファッション=コスメにどンぐらい関心を寄せてるかてぇ問題だ。何つッてもどうも昨今が風刺はSeve Woman.高級化粧品に馴染みが薄いなぁ詮方ないこッた。スポンサーさンも肩入れしたモンか考えらぁネ。で、現在がとこと言や小会社が数件ポチポチ固まッてる塩梅だ。フェアリン地方ならまだしも女の顔は昔ほど広かぁない。ノー=アドバンテージで事を始めようてンだから、度胸と勢いと腹の据わりは我ながら見上げたモンだと自負したいが、現実的にも金銭的にもソレだけじゃぁ少々困る。しかしまたイベントを成功し切る自信と鋭意もタップリ持ち合わせたモンヨ、)(女はクルクルッと企画書丸めてパァンと膝を引ッぱたかン。パンがなけりゃぁ強奪してくりゃイイじゃない、) ぃ良しッ! こうなりゃ、いッちょ広告は派手におッ始めるヨ!! Hey、ハニー、アポの準備ッ! [Fri 7 May 2010 17:40:10]
ヘカテ@V,G,C会場予定地 > (次に出演モデルの契約状況の確認だ。P.Cからも何人かランウェイに上げるつもりだし、めぼしい娘さンらに声を掛けちゃぁいるものの「私なンて」てぇ照れ臭がッてそうそう首を縦に振ッちゃあくれない現状ヨ。まぁネ、ソイツぁ想定済みサ。元よりファッションイベントなンて物ぁ流行に敏感なタチでもなけりゃピンと来ないモンだし、天地の神さン妖精さンから稀な美を授かッた女ッてのは往々にして自覚しちゃいないモンだ。だからこそ、こういッた勧誘はガンガン推してく必要があらぁネ。片ッぱから誘うワヨ!) ふンふン、今ントコ、V.G.Cグランプリの有力候補ぁこの娘さンだネ。えーッと、Ma…、Maya…、(あァこの娘だ、マヤウィ。アロエか何かのキリバナてぇ触れ込みのお嬢さン。女はまだご本人のお顔を直接見ちゃぁいないものの、受付口の薔薇ッコが肌やら髪やらが小細工なくッても半端なく綺麗な娘さンだッたてぇ騒いでた。羨望する気持ちぁ重々わかる。アタイら薔薇科はどうしても肌付きに難が出てくるからネぇ。自分の頬ぺたに片手ぇ宛てがッて思わず女も溜め息を、) …イヤイヤ! 考えりゃ、この娘さンがグランプリ取りゃ、キリバナ界を代表する美貌てぇ事触れになるしネ!(おうサ、) [Fri 7 May 2010 17:32:13]
ヘカテ@V,G,C会場予定地 > うーン、あッとはゲストスペースを、ユッタリめに広さ取りたいネ。ランウェイに沿うけど狭苦しくなくッ、てな感じにサ、(女は仮設された椅子に優雅に腰掛け、脚を組みつつ手にした会場設計企画書をペラリと捲る。他の薔薇ッ娘らと言や、とッくに三々五々に散ッてッて各作業をアシストしてる。久しぶりのショーアップに皆の顔ぁウキウキ輝いて嬉しそうだ。我慢出来ずにスキップしちまッたり鼻歌歌ッてたりする娘ッこもいる。無理もないか、念願叶ッて会社ぁ構えた華のヴェイトス、漸く開催出来るイベントなンだしネ、)(微笑ましげに頬を緩ませ、チェアーの肘掛けに頬杖を付く。V.G.C会場はステージ全長50m奥行10m、ランウェイ20mから構成される三角フラスコタイプのオーソドックスなデザインだ。予定のまま事が進みゃVIP席10席を左右5脚ずつ最前列に、一般席はちょいと間を開けて30+30で60人程度が座れるスペースを確保出来る勘定になる。いやサ、会場自体に奇をてらッても仕方あるめぇ。飽くまでショーの主体はモデルの娘さンとブランドだ。ツマの形がシンプルなほど彼女達の美しさ・可憐さ・女ッぷりの真髄が際立つッてなモンヨ、) [Fri 7 May 2010 17:22:14]
ヘカテ@V,G,C会場予定地 > (芸能横丁のとある一角から扇状に、燦然と布陣するはフリンジとレェスのフラメンコドレス御一行だ。三角形の底辺から白、緑、黄色、金にオレンジにパールピンク、ちょいと上ッて赤に紫、黒と、美意識に則ッて徹底したカラー=グラディションを象りゃァ、最後に頂点部分に陣取ッて胸ェドンと張ッて構えてンのは蒼いドレスの薔薇女ヨ。うンうンと満足げに大きく頷き、来る翌週15日にイベント初日を迎えるV.G.C会場の建設風景を眺めやらン。うぅン、イイねぇイイねぇ、この独特の熱気。お祭り好きの血が騒いじまうヨ、) ――おッ、ちょいと待ちナぃ、ソコの衆! その辺もぅちびッとだけ魔術灯の数、増やせやぁしないかぃ? こぅ足元にサ、ズラァーッと45度角に並べンのヨ、ヘッドライトと重なるッてぇネ、(真ッ青な孔雀扇をチョイチョイッ と手首のスナップで翻し、ランウェイを設置中の作業員らに通り掛かりざま注文付ける。他はともかくステージの仕様にだきゃ妥協ぁ出来ねぇ。特にランウェイはモデルッ娘の花道ヨ。ステップの自由が利くぐらい幅広く、ドレスの裾のターンが映えるヨに光量多く。最善を計算して設計しなきゃあンめぇヨ、) [Fri 7 May 2010 17:12:24]
お知らせ > ヘカテ@V,G,C会場予定地さんが来ました。 『Oh、グッジョブ! こいつぁイメェジ通りじゃぁないかエ!』 [Fri 7 May 2010 17:02:15]
お知らせ > キャラメルさんが帰りました。 『   白くならないや、息。 ( 呟き、 ――家路へと )』 [Mon 3 May 2010 01:12:43]
キャラメル > ( ぶつかった男が謝りながら拾おうとした包みを、少女は奪う様に拾い上げ )  大丈夫ですから、御気に為さらず。ぼうっとしていた私にも責任がありますし…――ごめんなさい。  ( そう、申し訳無さそうに頭を下げる。 ――それじゃあ、云いながら男に背を向け、其の重い包みを持ち直して歩き出そう )  ( 包みの中は、大切な大切な羽集めの道具。僕の大切な斧。 ――此処には本来持ってくべき物では無いけど、羽集めが終わって急いで此処まで来たんだ。仕方ないでしょ? )  ( ハー、長く長く息を吐いて ) [Mon 3 May 2010 01:12:06]
キャラメル > ( 楽器の音、声、唄、――色々な音が頭に流れ込んでくる が、其れを一つ一つ聞き取る程の集中力も能力も無い。 数分もしない内に、閉じていた瞳を開け、 )   …音は情報を運ぶと言いますけど、  ( 難しいですね、なんて溜息 )  ( 羽集めをする上で情報を集める事は必要不可欠。 僕等が安全に、捕まる事無く殺される事無く一つになる為に、重要な事 )    ( ああ、そンな事考えていたからか )  ( 通行人と肩が思いっきりぶつかり 地へと落ちる大きな少女の包み )  ( ゴトン、 )  ( 重く鈍い音が響く ) [Mon 3 May 2010 01:01:07]
キャラメル > ( 指先を硝子細工から離す。 こんなちっぽけな一輪華で○万エン。これは無いだろう )  ―――…無駄遣いより、もっと二人の為になる事に使わなきゃいけませんね。  ( そう、例えば武器の手入れや新調。衣装や家具、部屋代にアリバイ作りの交際費 )     ( 早く羽を集めて一つになりたい。本当は奇数偶数なんて分けずに、其々違う場所で羽を集めたい位 だけど )   ( 捕まっちゃ意味が無いもンな。 )  ( 小さな溜息が零れる。出店に背を向け、歩き出せば、辺りに溢れる音や声に 耳を澄ます ) [Mon 3 May 2010 00:50:18]
キャラメル > ( 【片翼】は今何処かで羽集めの最中だろうか。――あの子は、僕より抜けている部分があるから変な事にならなきゃ良いんだけど )   ――― あ、  ( ぼんやりと思案しながら歩めば、ふと目に入った綺麗な硝子細工の一輪華。其の方へと足を進め、指先で花を象った硝子に触れる )  ……綺麗。  ( 此の前羽集めの時に"ついで"に貰った御金で買えるだろうか。横目で値段を見遣り、僅かに眉を潜める )   (  ぼったくりだ  )  ( 悪態は心の中で ) [Mon 3 May 2010 00:39:13]
キャラメル > ( 偶数日から奇数日へと変われば、僕の羽集めは終了になる。小さな靴音を芸能横丁の路地に響かせて、高く二つに括った髪を揺らしながら、少女は小走りに歩く )  ――――…  ッ、  ( 小刻みに繰り返される呼吸。一つ大きな深呼吸をし、正常に戻せば辺りを見渡そう )    ( 此の辺りは、夜こそ煌びやかな世界になる )  ( 僕みたいな子供が歩いてるのが不自然な位だ。 ――内心思うも、其れを態度に出したりはしない。小走りだった歩調を緩め、のんびりと歩き出そう ) [Mon 3 May 2010 00:28:28]
お知らせ > キャラメルさんが来ました。 『(  鳴る 靴音  )』 [Mon 3 May 2010 00:23:49]
お知らせ > レェナさんが退室されました。 [Wed 28 Apr 2010 23:16:36]
レェナ > (必死になりすぎて情けないポーズをとりながら、なんとか踏みとどまって。  傘はあさって方向に投げてしまったが、濡れた石畳への激突は避けられたようだ。 あわてて雨を避けるように荷物を抱えて、きょろきょろ傘のありかを捜そうか。 見つければ駆け出して、もうだいぶ濡れてしまった体を傘の下へと移すだろう。)  …はぁ 。    (踏んだり蹴ったり。 濡れた肩を落として。とぼとぼ家に帰るだろう。) [Wed 28 Apr 2010 23:16:33]
レェナ > ( 沈みかけた気持ちを切り替えるように、 演出の言っていたことをもう一度思い返して、舞台のことでも考えようか。 ) (衣装はやっぱりこないだのデザインは却下になった。演出も脚本かも自分も満場一致。 もっと軽いもので、証明の映える衣装にしようとのこと。 明日その旨をデザイナーに連絡しなければと、脳内メモメモ。 )…――――――― っあわぁ     (踏み出した右足が石畳に踏み込んだ瞬間、ずるっと前に滑って、思わず変な声を漏らして...  こけないよう必死でバランスを保つように 傘を忘れてバタバタ手を振り回す。) [Wed 28 Apr 2010 23:09:24]
レェナ > (街灯の明かりが濡れた石畳に鈍く反射している。 そんな道を何人かの人々が行きかって。 そんな間を慎重に荷物を、守りながら進むだろう。 今日の横丁は比較的静かなほうだろうか。 お天気のいい日は楽師やダンサーがもっと道を占領してにぎやかな道のり。雨の日の夜は帰り路をいそぐ人々がほとんどか。もっと早い時間ならまだいたのかもしれない。)  …――――――  (あの賑やかさが好きな分、この静かな道は寂しくも思えるだろう。) (そんなことを感じながら。 いつもよりも遅い足取りで進んでいく。) [Wed 28 Apr 2010 22:59:19]
レェナ >  (ぱしゃり。 水溜りを少しけってしまって、靴に水が浸入してくるのを感じる。 げんなり。 そんな表情を浮かべて肩を落とす。 ずるり、かばんが肩から落ちかければ、あわててまた肩にかけなおすだろう。)   あっぶない 、 セーフ (苦笑を浮かべて。荷物の中には演出がまとめた舞台の資料が盛りだくさん。 かえって、脚本家の意見と照らし合わせながら、セットやら衣装やら決めていかねばならない。) [Wed 28 Apr 2010 22:53:21]
レェナ >  (雨が傘を叩く。 傘をくるりまわして、てくてく横丁の道を進む。 )   … むン  ( 演出の家で打ち合わせをして、帰ろうと思ったらこの雨だ。 ここのところ多い雨。 傘を持ち歩くのが習慣になりそうだ。 荷物が濡れないように、肩にしっかりかけなおして。 濡れかけた靴先にそっと目をやる。  )   お天気になればいいですのに...  (洗濯物もたまり、 稽古着が着々と減っていく。 困ったものだと小さくため息をつく。) [Wed 28 Apr 2010 22:47:50]
お知らせ > レェナさんが入室されました。 [Wed 28 Apr 2010 22:40:25]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――私は警邏へと向かう。』 [Wed 28 Apr 2010 22:26:42]
カイン > (そうして俺は劇場を後にし――) [Wed 28 Apr 2010 22:26:31]
カイン > カイン・グレイホーク、と。 ありがとう、来てくれて。 また見に来てくれると嬉しいね。(調べてみる価値はあるが、一先ずは目先の事に集中すべきか。 目玉泥棒、メアリアン。 手は考えた。 あとは道具を揃えるだけ。 それとタイミング。 ――邪魔が入る可能性は、常に計算に入れておくべきだ)さって、と……じゃあ着替えるかな。 ああ、飲み会? 悪いけど、俺は良いよ。 最近付き合い悪い? そうかな、そんなつもりも無いんだが……。(今夜の警邏は暗黒街からにしよう。 居住区の、メアリアン邸宅の周辺状況は把握できた。 まあ、内部も一般的な民家だと思って良いだろう。 ただ、あの引越し業者が気になる。 新たに目玉泥棒と暮らし始めた第三者。 ――八割がた敵だろうが、情報が不足している。 せめてアクセラレーターのような気違いでない事を祈ろう。 あの手の連中はいちいち相手してたら始末におけない。 戦うならば絡め手。 殺人鬼の相手をするのだ。 奥の手の一つ二つは隠し持った上で、切り札は最後まで残しておかねば) [Wed 28 Apr 2010 22:25:38]
カイン > ああ、はい、どうも。お疲れ様です。(暗黒街の事件は気になる。――暗黒街で殺人が『無い』とは言わない。 言わないが、あそこには確かに犯罪者、それもマフィアやギャングだとかいった金を持つ部類の連中が暮らしており、連中にとってのみ都合の良い治安が保たれているのも事実だ。 だが、だからこそ、あんな無意味な殺し合いは気になっていた)ええ、そうですね。明日も頑張っていきましょう。――ああ、サイン書いてくれって子が? わかりました。 あ、衣装のまま行ったほうが良いですかね?(似たような事件は前にスラムで――あれは子供達だったか、浮浪児とかの――もあったが、関連性は無いだろう。 だいたい、無意味だ。 殺し合いを見て楽しむような狂人でもなければ、なんの金銭的利益にもならない。 魔術的要素は考えられるが……糞、その手の知識は無いからな)じゃあ、このままで行きますね。 [Wed 28 Apr 2010 22:16:02]
SPECTER > (そして怪人は吸血鬼を打ち倒し、ヒロインの静止を振り切って、街の闇の中へと去っていく。 これから先も、彼は同じように繰り返していくのだろう。 血を啜る者どもを影に引き摺りこみ、滅ぼし続けるのだ。 最後、ヒロインはこう叫ぶ。 「せめて名前を教えて!」と。 返事は無い。   ――ここでふと、観客は思うのだ。「彼の名前はなんだったっけ?」と。  舞台劇の冒頭、第一幕の始めで一度だけ呼ばれた彼の名は、此処までの怒涛のストーリーで忘却の彼方に押し流されてしまっている。  だが、それ故に解答は明白だった。  彼は『SPECTER』なのだ。 これまでも、これからも――) [Wed 28 Apr 2010 22:12:08]
SPECTER > (吸血鬼に全てを奪われた男の復讐劇。 何処にでもいるような男が、髑髏面を被り、敢然と巨悪に立ち向かう。 その恐ろしげで寂しげな風貌、美しい吸血鬼ハンターのヒロイン――彼女は実は吸血鬼貴族の娘であり、ダンピールであった事が明かされた――との悲恋、そして随所で見せる活劇。 観客を楽しませ、喜ばせ、劇に夢中にさせるための工夫が随所に施されている。 かつて舞台劇『アイゼンリッター』で培った経験が、全て活かされた演劇だ。 劇団ツァラトゥストラ十八番の魔術による演出も相俟って、今夜も観客の入りは上々だ) [Wed 28 Apr 2010 22:04:03]
SPECTER > (髑髏の顔を持つ怪人と、ヴェイトス市を密かに掌握せんと目論む貴族――吸血鬼との最後の戦いは、暗黒街の時計塔にまで及んだ。 眼もくらむような高所、堕ちれば死は――たとえ不死者であっても!――免れないだろう。 そんな場所での激しい剣戟、立ち回り。 ひらりと黒い外套を翻して怪人が跳躍し、軽々と吸血鬼の頭上を跳び越せば、おお、と観客席から声があがる)(怪我で立ち回りのみ代役を立てていた活劇俳優、カイン・グレイホークが復帰して以来、この劇の活劇部分は再び迫力を取り戻した。 舞台の上に更に作られた時計塔のセット。 文字盤部分のみとはいえ、それでもかなりの高さがある。 その上で縦横無尽に戦いを繰り広げてみせる事ができる役者は――それも重い衣装に仮面をつけて――ヴェイトス市でも、そう多くはいない) [Wed 28 Apr 2010 21:59:31]
お知らせ > SPECTERさんが入室されました。 『第三幕 そしてフィナーレ』 [Wed 28 Apr 2010 21:55:32]
お知らせ > レェナさんが帰りました。 [Thu 22 Apr 2010 23:35:43]
レェナ > (どうやらもう一度デザイナーと話し合わなければならなそうだ。 机に突っ伏したまま、 そのまま ゆっくりゆっくり睡魔の誘われていこうか。 ちょっとだけ… そんな当てにならない言葉をつぶやいて、まぶたをゆっくり閉じていくだろう。)  [Thu 22 Apr 2010 23:35:39]
レェナ > (次に、海の精のコールド役の衣装。 これもマリアの衣装同様保留。 次にめくって出てきたのは主人公の海賊カミラのドレス。 ) うーん…  (自分の着る衣装で、2シーンほどドレスを着る予定。 そのドレスのデザインだが… ) こ、 これは…   (胸元がバーーーンっ てあいている。 思わず引きつる顔。 誰がいったいデザインしたんだとか知ってるのに悪態をつきそうになって。役のイメージは確かにしとやかなイメージより大胆なイメージだが、まさかそんなところで大胆さをアピールしてくるとは予想外だった。 これには思わずため息をついてしまって。)  これは 恥ずかしくて着れない ... (机に再び突っ伏して嘆くだろう。) [Thu 22 Apr 2010 23:31:41]
レェナ > (深い青のベロア生地。とメモには書いてある。比較的上半身がタイトで、スカートがフレアで…。 彼女の役回りはダンスがメイン。ベロア生地では重すぎる。軽めの生地で、オーガンジーの生地を沢山重ねるような、そんなふわっと感が欲しい気がする。)   むむむ。 (頭を少し悩ませて。 これは、誰かの意見を聞くなり、本人に確認するなりした方がいいだろう。 と、いう結論までたどり着くだろう。 )  よし、 これは 保留っ  と。  (そうやって事務所での独り言は小さく響いて。 ぺらり、次の衣装案に目を移すだろう。)  [Thu 22 Apr 2010 23:19:01]
レェナ > (ブルー基調の衣装案。 幼馴染が着ている姿を想像して、出てくるシーンを想像して。)   …ちょっと   暗いかも ? (じゃっかん色味が暗い気がすると首をかしげて見てみる。 穴が開くほど、 とまでいったかどうかは分からないが、ある程度で目を離して。 )  うーん…  マリアが着るんだったら もっと 明るくてふわふわ  ...うんー…  (自分だけで見ている分には、今の衣装案は「海の妖精」というより「夜の女王」って感じ?なんて眉をひそめて。) [Thu 22 Apr 2010 23:10:11]
レェナ > (もそもそ。 取り合えずもう一度体を起こして、大きく伸びをしようか。 体の端から端へ血が通う感覚を覚えて、 大きく息を吐くだろう。) さ、 もうちょいですよ   (肩をぐりんぐりんまわして、もう一度机に向かおうか。 色鮮やかなデザイン画はあいまいな記憶の中を塗り替えるように視界へと入ってくる。 パラりめくって出てきたのは海の妖精の衣装。幼馴染にやってもらう予定の役の衣装案だ。)  [Thu 22 Apr 2010 23:04:42]
レェナ >  あ  もう、こんな 時間です か。  (団員達を見送って、ちょこっと残って衣装案だけにでも目を通してて... その後の記憶がない。 どうやらぽっくり眠っていたらしい。 衣装案によだれがたれていないことが不幸中の幸いか。 少し髪をかきあげて、また机に上に頭をごてっと置こうか。 まだスッキリしない頭。 このまま目をつぶったらまた眠ってしまいそうだ。)  [Thu 22 Apr 2010 22:56:49]
レェナ >                  …―――― はっ!   (目を覚ましてみれば見慣れた事務所の風景。 ぼやけた目をこすりながら、うつぶせていた机から顔を上げる。 )  あららら 、いつの間に寝てしまったのでしょうか…  今何時ですか... ?   (どうやらいつの間にか寝てしまっていたようだと、状況を確認するように、もそもそ独り言。 机一面に広げた衣装案を大雑把にまとめながら、時計の行方を捜す。) [Thu 22 Apr 2010 22:52:41]
お知らせ > レェナさんが入室されました。 [Thu 22 Apr 2010 22:45:27]
お知らせ > ミケさんが帰りました。 [Mon 19 Apr 2010 23:24:34]
ミケ > (荷物の口をしっかりと閉じて、改めて人の波を抜けて自分達の部屋まで帰ろうか。 先ほどよりも早いテンポで、石畳を蹴って進むだろう。) [Mon 19 Apr 2010 23:24:33]
ミケ > (それにしても最近はヴァイオリンは弾いていない。そんな状況では人前でまともな音楽なぞ奏でられるわけもなく。ネレアが聞いたらとことん馬鹿にされること請け合いだ。)  …  ふぅ   (そんなホビットの姿を思い出せば思わず出るため息。 これはこっそり練習をしとかねばなんて思ったり。 取り合えず、今は急いで帰って、食料と吉報を届けるとしようか。) [Mon 19 Apr 2010 23:21:27]
ミケ > (にぎやかな横丁の音を伴奏に、こないだ初お披露目した曲の旋律を思い出す。あの曲をヴァイオリン用に楽譜を起こしてホビットの練習用にでもしようかと思っていたが、カジノで演奏できるなら自分が弾く専用に新しく考えてもいい。何パターンかネタで持っておくのはいいことだろうなんて。)  …――― (荷物を持ち直して。頭の中ではヴァイオリンの旋律で楽しげな曲がめぐりめぐっているだろう。 するり、するり。  若干前方不注意なのか、たまに肩が人に当たってしまうだろう。) [Mon 19 Apr 2010 23:18:07]
ミケ > (以前ビンゴに挑戦したカジノで演奏をさせてもらえるそうな。 この間お世話になったオルガさんという女性のはからいか、ホビットにその旨を話したら喜ぶことだろうと、バツゲーム中でも足取りは軽い。 ネレアに話したらきっとすぐに行こうと言い出すだろう。)  (そしたら彼女の食費関係ももう少し心配が減るかもしれないなんて、取らぬ狸の皮算用なんかしてみたりする。)  …だといいんだけどな。  (ぽつり独り言なんてつぶやいて。 ふわり、春風が銀髪を揺らす。) [Mon 19 Apr 2010 23:09:56]
ミケ > (ギターケースをかついで。買い物袋を抱えて、人通りの多い横丁を進む。 ) (今日もまだまだバツゲーム中。相変わらずよく食べるホビットはエンゲル係数を着々と上げている。困ったものだと、仕事を求めてギルドに顔を出してみたところ、気になった内容の仕事をふと思い出す。) ふむ…   (小さく息をついて。荷物を持ち直しながら晴れた夜空の下を歩く。) [Mon 19 Apr 2010 23:01:17]
お知らせ > ミケさんが入室されました。 [Mon 19 Apr 2010 22:46:06]
お知らせ > オルガさんが退室されました。 『 私はマフィアだが、私にだって良心はある。 』 [Tue 13 Apr 2010 22:36:28]
オルガ > ( ――やがて曲を弾き終えれば、私は疎らな拍手の中の一つとなる。懐から財布を取り出すと、金貨を一枚ギター弾きに放った。銅貨が多い中で金持ちの気まぐれだとか、嫌味ったらしいだとか思われたかもしれないが、いいじゃないか。私は見栄っ張りだし、金は沢山あるんだからそれを自由に使っても良いんだ。それに、彼の曲を聴いて心を震えさせたのは間違いない。これは彼に対する正当な評価だ。純粋に彼の曲だけを聴いて、というわけではなく、彼のその風体やらを含めた私情の入り混じる評価だったが――。 ) [Tue 13 Apr 2010 22:34:55]
オルガ > ( 老いたギター弾きは、みすぼらしい格好をしていた。奏でる曲も周りの華やかな風景には溶け込まない、悲しげな曲だ。若者は派手で、勢いがあって、艶やかで、活発なものを求める。勿論そうでない者も居るだろうし、時には物悲しげな曲に浸りたいと思うかもしれないが、やはり流行らないのかもしれない。私はその曲を聴きながら、彼の半生を勝手に想像するのだ。 ) [Tue 13 Apr 2010 22:28:38]
オルガ > ( ネレアさんとミケ君に出会ったからという理由もあるけれど、今回楽師をカジノに招こうと思ったのはそういった部分でお手伝いできたら良いなと思ったからかもしれない。仕事を提供できれば、彼らにとっても良いだろうという。品のあるカジノ、という体裁を取り繕っている以上、そこに招く芸人の種類は限られてしまうけれど。 ) ( 私は客が2、3人しか集まっていない老いたギター弾きの前で立ち止まる。彼の音楽に興味を惹かれたのではなく、同情を覚えて足を止めたのは彼に対する侮辱かもしれないが、どうか許してほしい。 ) [Tue 13 Apr 2010 22:20:28]
オルガ > ( 私は思うのだ。世の中に職というものは沢山あるけれど、その中から芸人という人を笑わせたり驚かせたり喜ばせたりする道を選ぶ人は、きっと根はいい人なんじゃないかって。そうさ、子供が好きだったり、人を笑わせるのが好きだったり―― そういう人が夢叶わず敗れ去って行くのを見るのは、とてもとても痛ましい。カジノという一種のエンターテイメント施設の支配人を任せられているという立場もあるのだろうが、私は子供の頃にああいう夢のある仕事に憧れていた時期もあった。だから、彼らには頑張ってほしいと思う。 ) [Tue 13 Apr 2010 22:16:22]
オルガ > どうせなら、横丁に張り紙でもして宣伝したほうが効果的かもしれないな。「カジノで演奏してみませんか!」っていう――。 ( カジノには金持ちも多く集まるから、彼らにとっても悪い話では無いと思うのだ。賃金もこちらできちんと払うし、悪い仕事では無いと思う。まあ、そこで金持ちに気に入られるかどうかは本人達の技量によるのだが。金持ちなんて気まぐれなものだ、彼らの評価をそこまで気にしても仕方が無いというのもあるのだが。 ) ( 街を歩けば華やかな印象の強い芸能横丁。しかしこうしてみれば、客の集まりにも差が見られる。流行や芸人の技量も人気に関わってくるのだろうが、客の集まっていない芸人をみると少し物悲しい思いにさせられる。 ) [Tue 13 Apr 2010 22:13:34]
オルガ > ( 今日は景品に出来そうな品物集めはお休みして、芸能関連のギルドの人とお話しをしてきた。芸能横丁で活動している楽師の方々を招いて、カジノで仕事をさせても良いかという。芸能横丁のギルドを通して彼らに仕事を依頼するということで、話の決着はついた。斡旋料ということで多少高くついてしまうが、まあそれぐらいは問題ない。いちいち歩いて楽師を探して回るよりかは効率的だし。 ) ――さて、と。 ( 建物から出てきた私はぐ、と伸びをした。この後は特に何も無いし、偶にはこの通りを見て帰ろうか。 ) [Tue 13 Apr 2010 22:07:42]
お知らせ > オルガさんが入室されました。 『 今日は芸能横丁。 』 [Tue 13 Apr 2010 22:03:03]
お知らせ > ミケさんが帰りました。 [Sun 11 Apr 2010 02:55:08]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『( 暫くその場でオロオロして、保護者に手を引かれて帰ってくンだろう )』 [Sun 11 Apr 2010 02:54:08]
お知らせ > ネレアさんが帰りました。 [Sun 11 Apr 2010 02:46:58]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 ありがとう、と短く名も知らない娘に囁いた 』 [Sun 11 Apr 2010 02:46:36]
ミケ > (相方の傍で彼女の名前を再確認。そして続いて名乗るだろう。) ミケ… です。 (長い自分の名前を短縮したまま答えて。楽しみにしている旨も付け足して伝えようか。彼女が去る姿を見送って、かわいらしい赤髪のお客さんにの帰り姿も確認しておこうか。) (そそくさと片付け始めるホビットの姿に、きっと腹の虫がなく音がSEで入ってるだろう。いつものこととはいえ困ったように彼女に合わせて帰り支度を始める。 今日の買出しはもうしてあったから、後は帰るだけ。 なんだかどっと疲労感を感じ、 早くとこにつきたいと願った銀髪はあっという間に荷物をまとめるだろう。) [Sun 11 Apr 2010 02:45:55]
ネレア >  わたしはネレア。ええ、もちろん、また会いましょう。 (ぎゅ、と手を握り。) ミケ、わたしたちも行きましょうか。片付けてしまいましょう。 (もういつものことだけれど、娘はお腹が空いている。本日最後の食事がまだなのだ。 だんだんと去っていく人たちに手を振ったりしながら、荷物をまとめる動作は速い。なんたってお腹が空いている。) [Sun 11 Apr 2010 02:39:19]
イェルク > ( 同じ音でも、全然違う。 きっと同じ曲を演奏したとしても、全く違う音楽になるンだろう―― だから、受け止め方も反応も二人の時とは違うもの。 どちらも同じ賞賛の意には違いなく、そのキモチに優劣はない )  … ( ちぱちぱとちいさな拍手で、呆けたようにしているのはつまんなかったからじゃなく衝撃から抜け切れてないせいだ。似たようなものを、楽師の青年が感じているなンて気付けないくらいに、 )( あれ、もう終わったの? なンて物足りない感をようやく感じ始めた頃には、どうやらお開きの雰囲気。 機械的だった両手の感覚が、ようやく感じられ始めたのに―― まばらになってきた拍手、そのかわりに所々で漏れる惜しむ声を耳に入れながら手を止めて、ぎゅっと傘を掴みかけ――― ) …、 ( ようとしたところで、また手は離れる。 )( キリコと目が合った、なンて自意識過剰だろうか。 頬を染め、ぱくぱくと酸素を求めてから―― ) …ぁ、 ホール、 聞きに行き―― ます、 ( ようやくでた声は周囲の賛辞に交じって、小さなソレは呟きのよう。見送りに手を振る代わりのよう )( きっと御父様は何かの伝手や付き合いで行く筈、だから。 ) [Sun 11 Apr 2010 02:35:55]
霧子 > ( 反応は悪くないようだ。 あまり公開前に演奏すべきではないかとも思ったが、むしろ宣伝になるかもしれない。 こういう仕事は初めてだったけれど、少しは自信になった。 ) そう、霧子。 貴方達の名前も覚えておきたい。 ( 後回しになったが。 握手を求められれば素直に此方も手を差し出し、二人に問う。 同じ分野の人間と輪を広げるというのはこういう感じか。 以前は有り得なかったこと。 奴隷に畏れられるのが仕事だった頃は。 ) この辺りに住んでいるから。 また逢う機会もあると思う。 それか、芸能ギルド辺りで。 ( ギターを仕舞って肩に掛けなおし、そろそろ行くわ、と最後に。 傘を持って路地に戻ろうと顔を向けると、さっきギターの青年と話していた娘と目が合った気がした。 ) [Sun 11 Apr 2010 02:27:30]
ミケ > (音が鳴り止んで。一瞬の静寂を感じた後、傍に合い方の声が聞こえる。周りにつられるように、それがごく自然に拍手につながって、近くの赤髪の少女と同じように抜け切れない感覚をかみ締めるだろう。自分の知らない音楽に出会ったこと。それだけで鼓動の音は鳴り止まない。この地に着てから、あの狭かったお家を出たことを本当に強く感じている。こうした音楽に触れることができるのだから。)  (握手を求めたホビットの隣で自分も賞賛の声をあげようか。出来上がったものをせひきいてみたいと。 ) [Sun 11 Apr 2010 02:20:32]
ネレア > (娘は保守的な唄を歌うが、音楽に関しては寛大だ。この文化の入り混じった島の素晴らしいところは、ほんとうにいろんな人がいろんな音楽を奏でることだとつくづく思う。) 素敵だわ! (演奏が終われば、手をパチパチと叩きながら興奮した声を上げ。) 完成したらまた是非聞いてみたいわ。 キリコさん? (名前を確認するように、語尾が上がり、) どうもありがとう。 わたし、とっても感動したの。 (低い位置から、握手を求めて右手を差し出す。) [Sun 11 Apr 2010 02:13:32]
イェルク > ( もちろん、また聴きにくるつもり。他のお客さんの迷惑にならない程度に、 むしろきっと、他の方の影に隠れてちょろちょろと。 )  ―――― ( こンな近くで聴けるなんて、と二人の時も十分雨の日の偶然を喜んだのに、 こンな目の前で聴くことができるのは初めてだ。 それも、ギターケェスにお金を入れに前に出てきたなンていうきっかけで、 ) …。( 両手で掴んでいた傘は、いつのまにかまた肩に乗っている。 意図的じゃない、知らないうちに指から力が抜けて とすン、と肩に転がっていた。そして今もソレに気付かないまま、ただただソコに立って音を浴びる。声を受ける。 ) ――― ( それが途切れても暫くは呆けたまま、 短く紡がれた謝意に、あたりに鳴り響く拍手と賛辞の口笛に は、として周りに遅れてようやく動きを取り戻した。ぱちぱちと、まだ余韻から抜け出ない両手の動きはノロマ。 ) [Sun 11 Apr 2010 02:09:25]
霧子 > ( 芸能ギルドに入って活動を始め、最近になってようやく認知されるようになってきた程度の知名度。 特定方向には強いがはっきりとした志向性の所為で好き嫌いが分かれるのは良いことか悪いことか。 ) Whole army drow a sword!! Whole army sortie charge!!  ( 殆どノンストップで動き続ける指と、叫ぶようなあまり高く無い声。 保守的な層からすれば、乱暴な、雑音のような、品の無い音楽かもしれない。 奏法からして格調あるとはお世辞にも言えない。 振り払うように弦を掻いた指が振り上げられ、ギャァンと音を立てた。 ) For the future of someone somewhere. Now be bravely. You also hold the boast in the hearts!! ( 最後にもう一度吠え、弦の振動が余韻を残す中、大きく息を吸って湿ってくるくるになった天然パーマの前髪を掻き上げた。 ) 皆に感謝を。 ( 相変わらず演奏が終わると素っ気ない。 一応、二人の楽師と聴衆達に視線を向けて一言だけ。 ) [Sun 11 Apr 2010 02:03:44]
ミケ > (ホビットの相方にはない新鮮な女子の反応につられてほんわかな気持ちになって。是非これからもお客さんでいてほしいと思うだろう。) (…―――きり こ ?)(黒い彼女の名前がところどころから聞こえて。聞き覚えのあるその名前に、改めて彼女の顔をみようか。先ほど相方がいっていたように見覚えがあると、記憶の戸棚からすぐに引っ張ってくる。大ホールで演奏をする、格上の彼女の演奏に耳を傾けて。自分の音とは違う音色。あれだけの曲をあれだけの速さ。新しい音楽に触れるとき、いつも胸がざわつく。まるで武者震いのように、鼓動を高めてその音が鳴り止むまでじっと聞き続けるだろう。) [Sun 11 Apr 2010 01:53:57]
ネレア >  発表前? うふふ、わたしたちラッキーね、 (キリコ、キリコ、彼女の近くからだんだん自分のほうに伝わるそれが彼女の名前なのだろう。記憶を探ってみるけれど、どうだろう、知っていただろうか。だけれど、) ンン、 (その個性的な音と、表情を変えない姿は確かに記憶にある。劇半音楽、なるほど。どうりで目立ちすぎない、だけれど演奏が迫ってくる。 彼女の言ったとおりだ、自分たちとは全く違う歌い方。) (深い興味と関心の瞳で彼女を見つめ、) [Sun 11 Apr 2010 01:51:31]
イェルク > …ぇへ へーっ、 ( どういたしましてのかわり、へにゃりとゆるッこい笑みをみせて―― 真ン中、の言葉にはまた少し頬を染めて、どうしようと迷っているうちに―― )  ( 軽く請け負う、ホビットの少女の声。 )( ――さわり、周囲に囁きが広がる。 雨の中それは喧騒というよりさざなみのよう。 )  … ( キリコ。 )( あぁ、このひと が――― ) ( ぼンやり頭の中で周囲のささめきを咀嚼しながら、ごく自然な動作で避けて道をあける。 ) ( あっという間に設えられたその空間に、群集は囁きを止め 彼女の姿が収まるのを視線を注いで待つ――観衆の無言の促しは、まるでソコに彼女が立つことによって何か完成でもするかのような。或いはそこに立つのが極当たり前のことのような、 ) ( こくン、と誰かが喉を鳴らす音が微かに耳に届いてから  数拍、 ) ( 音が、はしりだした。 ) [Sun 11 Apr 2010 01:44:29]
霧子 > ( 比較的近い観衆から伝言ゲームのように会話が周囲に伝わっているようだ。 本人は自己紹介の一つもしていないが、何人かが「キリコ」という名前を出している。 ) ―――発表前の曲だからまだ未完成だけど。 そのうち大ホールで完成した物を演奏できる、筈。 ( ギターをソフトケースから取り出してストラップを肩に掛け、前置き。 あまり気の利いたパフォーマンスをせず、演奏して歌って帰ってしまうというのが世間の一般的な「霧子」のイメージのようで、その辺りで好き嫌いがはっきりと分かれる。 ) 戦場へ向かう人へ。 ( ギターの上を小刻みに正確に細い指が奔る。 先日依頼されて作り始めた、戦場へ向かう若者達がテーマの群像劇の為の劇半音楽。 ボーカルは最小限に控え、主にギターとバックバンドの演奏になる予定。 奏でる速度はじわじわと加速し、ヒステリックな音を立て始めるが、少女の顔は変わらない。 感情表現を全て楽器に託しているような無機質。 からくり仕掛けのように異常に速く、正確な演奏で。 ) [Sun 11 Apr 2010 01:37:10]
ミケ > (むしろ混乱させてるのホビットの余計無い一言だと心の奥底で思いながら、余計わたわたさせてしまったのを申し訳なく思うだろう。赤い髪の彼女の一生懸命に紡いだ言葉に、相方に向けたしかめっ面を捨てて笑みを浮かべようか。) そうか、 そんな風にいってもらえると嬉しいよ (これからも是非聞きに来ていただければと。そして次回は是非まん前で、なんて少女に告げようか。) (相方の急かすような指図に、仕方なさそうに動こうか。ギターケースの中にたまったお金に気をつけながら、中身を移動させて。 ギターケースがあるべき役目に戻れるよう、自分の抱えたギターをしまいこむだろう。 これでスペースは空き、黒い彼女に場所をあけ渡せるだろうか) [Sun 11 Apr 2010 01:28:16]
ネレア >  あら、本当? ミケ、演奏してくださるって、それ片付けてちょうだいな。 (ギターケースを指差して。自分は台を担いで横にどける。踏み台のようなそれは、間違いなく彼女には必要ないだろうと。) さあさあ、 (スペースができれば当たり前のように手招きして、自分は客側の一番前に立ち、) [Sun 11 Apr 2010 01:20:37]
イェルク > ( ぇ、あれ、ちが、 ) …っ、 ( 歌い手さんと楽師さんを交互に見てから、また首を横に振る。 嬉しかったからびっくりしたんだって、あぁ、目と目で通じたらいいのに、 …いや、私がわかりにくい反応してるのが悪いんだけ、どーっ、 )  …ぅ と、 こんなに近くで聴いたー…、 のは、 ( きっと、はじめて。 人が多いと諦めちゃったりするし、 こうして言葉を交すのは、ぜったいにはじめて。 ほんのり頭を下げて、ちらと視線で窺うような所作が引っ込み思案な性格を示す。 いつもはお金だって、投げても届かないから御父様とかニールに任せっきりで、 …でも今日はなんか、自分でちゃんとしたかったから。 ) ( おほしさまみてはしゃぐのと、芸人さんたちみてはしゃぐのはまたちょっと違うんだ。私のなかで。 ) … ぁの、センセイに怒られたときとかね、失敗したとき とかー…っ、 しょげてても、 楽しいきもちになれる、の。 ( 貴方たちの声と音を聴くと。 )( 言葉足らずに、たどたどしく感想を告げよう。 )  (  …耳に入る会話、 一曲くらい、という言葉にちょっと期待するような視線を黒い歌い手さんに向けてしまったかも。 ) [Sun 11 Apr 2010 01:16:39]
霧子 > ( いちいち種族を気にしたり観察したりするのは元の職業柄か、若しくは特に差別意識が無くても大多数の側である「人間」の主観だからか。 他意はない。 ただ、個体差から来る思考や分化の違いというのがこの街では割と付き纏うというのを知っているだけ。 ) 自分と全く違う歌い方に至る過程を考えると興味深い。 楽器も。 ( そう言ってちらりと小さな娘(?)のパートナーに目を向けると、すごいしかめっ面の真っ最中だった。 ファンサービスの最中のようだが。 ) 教えてくれた人がそうだから。 楽器と、歌。 一緒にやる事もあるし。 ( 訥々と断片的な表現に変わらない表情。 これでもだいぶ喋るようにはなったほう。 ) …ここ、借りれるなら一曲くらい出来るけれど。 [Sun 11 Apr 2010 01:06:25]
ミケ > (頬の色まで赤くなった彼女の反応を見て、びっくりさせてしまったのは悪かったと、銀髪は少し眉を下げようか。 思い切りのよいお辞儀にくすり、ほほえましく思って。) そう言ってもらえて良かった、 えっと、僕等の曲聴くのは初めて? (ギターを少し持ち替えながら続けて、ギターケースからはみ出たりしてる硬貨をさりげなく拾い上げてケースに入れる。 さっきまで別方向で会話していた相方の声に気づけばあえてしかめっ面で向くだろう。自分にとっては最大の愛想を振りまいてたのにと顔に書いて。)  [Sun 11 Apr 2010 00:58:33]
ネレア > (種族を珍しがられていることには少しも気づかない。それは彼女の表情から特別な感情が読み取れなかったからで、娘が自分の種族を気にしていないからでもある。) 勉強? わたしたちが? うふふ、そんなこと言われるのは初めてよ。嬉しいのだわ。 でもあなた一人で歌って演奏もするのでしょう? わたし、すごく尊敬するわ。 (娘はバイオリンを練習中だ。) この辺り? それならまたすぐに会えるわね。ぜひあなたの歌聴いてみたいもの。 (対照的に、娘は要らないことまで喋る。  楽師のそば、赤い髪の少女は、なんだか怯えているように見えた。) ちょっと、ミケあなた愛想が足りないんじゃないの? (しかめた顔で青年を見上げ。) [Sun 11 Apr 2010 00:54:38]
イェルク > ぇ、あ、 い えっ、 ( わ、 わ。 )( ちょくせつ おれい、いわれちゃった ! )( 頬を髪と同じ色にして、両手でぎゅうっと傘の柄を掴んで。 ふるふる左右に首を振るのは、びっくりして声の出ないかわり お礼を言われることじゃないって伝えたくて――むしろ、私がお礼いいたいくらいなのに、 ) ぁ、のっ、 ( なンとかひり出した声はひっくり返るし、 ) こちら、こそー…っ、 す、すてきな歌と曲 ありがとーございまし、 た…っ、 ( それでもそこまで告げて勢いよくぺっこーンと頭を下げる )  … ( あぁ、歌い手さん、なんだ―― ) ( なンとはなしに歌い手さん同士の会話を聞きながら、ぱち、と瞬いて黒いドレスの少女をみやる。 歌や曲を聴けば、あるいは名前を聞けば聴いたことがあると気付くかもしれない――、なにせ、声と音は届いても、観衆に阻まれてその中央を望む事は中々叶わないから。舞台の時はもちろん、こういう場所でも人垣を割って入っていく性でもないし、今日みたいに雨で人が少ない日は別だけど、… ) [Sun 11 Apr 2010 00:46:08]
霧子 > ( ああいう種族をなんというんだったか。 奴隷ギルド時代にもあまり見た覚えが無いし、都市部にはあまり出てこない種族なのかもしれない。 ) ( そんな事を考えて居ると、向こうから声がかかった。 この距離で声をかけられるのは予想外だったが、思いのほか目立っていたらしい。 何人かが振り返って此方に視線を向け、じわじわと人波が割れる。 前に出ない方が不自然な程度に。 ) 勉強になったから。 ( 挨拶を飛ばして短く、あまり大きくはない声で返事らしきものを返す。 こういう時大抵の人は照れるような半笑いになったりするようだが、あまり表情は変わらなかった。 ) この辺りで、ここ2、3年。 ( やはり、必要最小限しか言葉は返らない。 ) [Sun 11 Apr 2010 00:40:52]
ミケ > (ホビットが地についたことを確認すれば再び、お客様に向き直って。ちょうど人の間を縫って出てきた赤い髪に目がとまるだろう。 その手から、ギターケースに落ちる金属音がなれば、彼女に向かってお礼の言葉を投げようか。) ありがとう、お嬢さん (口を少し緩ませて笑顔をのぞかせながら、ほかの所に少し目の言った少女に声をかけてみようか。お客様の感想をきいてみようなって考えながら。 ) [Sun 11 Apr 2010 00:31:12]
ネレア >  よいしょ っと、 ふう、 (台から降りるだけでも大仕事だ。小さいって不便。) (地面に立った小さな娘のタンバリンに、まるでそれまで出し物のように綺麗な線を描いて飛んできた硬貨が入る。先に入っていた硬貨を弾き飛ばさない、絶妙な力加減で。) (そして娘はそちらに視線を向ける。驚きはしないが、ここは芸能横丁だ、興味を示した視線で。) ありがとう、 わたし、あなたのこと何処かで見かけたことある気がするのだわ。歌を歌う方よね? (会話をするには少し遠い。歌を歌っていたときと同様の、大きな声を黒衣装の彼女へと。) [Sun 11 Apr 2010 00:26:10]
イェルク > ( お金は投げても絶対届かないから、むしろ誰かの背中にぶつけてしまいそうだから――観衆の間をすみませんすみませんとぺこぺこ頭を下げながら歩み出て、トキノミヤコ人のこどもが賽銭箱にお賽銭をころンと落とすのと同じように 握り締めていた手をパーに開いてコインをギターケェスの中へ )  … わぁっ、 ( 思わず漏らす歓声。 飛ぶ銀色さえモノクロめいて、けれど線を描くその輝きは目に残る美しさ。 目に残る線を、結ぶ二つの点を いったりきたり、まぁるい目がきょろり。さっきのひとだ。 ) [Sun 11 Apr 2010 00:22:12]
霧子 > ( 参考になった。 しばらくあまり芸能横丁で面白い楽師や歌い手に巡り合わなかったし、雨の日に嫌々出歩いた価値は少しあったようだ。 マナーとして代金は出すべきだろう。 余程大きな舞台や定期的な仕事が無い限り、楽師にとってこの収入は重要だ。 ) ( 距離は6m程度。 そっと1,000yen銀貨を取り出して親指の爪の上に乗せて視線と指先と歌い手のタンバリンを直線で結び、極精密な力加減でびんと弾いた。 丁度良く届くよう、楽器を傷めないよう。 ) [Sun 11 Apr 2010 00:10:29]
ミケ > (顔を上げて、お客様の顔を一通り見ながらもう一度お辞儀をする。見知った顔には慣れたように、拍手には笑みを浮かべて。だが、ホビットの余計ない一言に小さく眉を寄せる。 )  …――― ん 。(いつもの作業、といった感じでホビットが台から降りるのを手伝おうか。きっとホビットと同じところに目がいっただろうが、じろじろ見ることはできず。 同業者と思われる風貌には特殊な緊張感を感じるだろう。) [Sun 11 Apr 2010 00:09:30]
ネレア >  はいはい、どうもありがとう、 お金はそこに入れてって頂戴ね、今晩のお食事代なのだわよ。 (自分たちの手前のギターケースを指差して、タンバリン目掛けて飛んでくるものがあるのなら、うまくキャッチして見せようと。) (台の上からぐるりと集まった人たちを見回すと、ときどき見覚えのある顔、何度も聴きに足を止めてくれているのだ、を見つけて嬉しくなったりする。 今日の群集の中でひときわ目に付くのは赤い髪と、黒いドレスにギターケース。) ――ちょっとミケ手をかして頂戴な、 (台から降りたいのだ。) [Sun 11 Apr 2010 00:03:10]
イェルク > ( 快く色付いた音と声に、ついふらふら誘われて来ちゃったけど。 私の後ろからセンセイかニールがきっと、仕方ないというかのようついてきてくれてるンだろう。まだ例の事件は終わってなくて、夜は危ないみたいだから、 )  … っ、 ( ぱちぱちぱちぱち! )( 両手で思い切り拍手を打ち鳴らす所作は子どもと同じ。 手拍子はできなくっても、拍手は出来ると響かせる大きな音――― 途中とぎれるのは、肩から転げそうになった傘を慌てて引き止めたから。 )( ビンゴ。 私は買わなかったけど、こんなに楽しそうなものなら参加してみれば良かったな。 なンて、単純に。 もし次があるなら、テェマ曲にどうだろう――今回も盛況だったみたいだけど、もっと売れるかも。 ) ( わッと沸く観衆。 おひねりがギターのケェスに、お調子者が投げたコインがタンバリンの輪の中へ飛ぶンだろう―― 私もわたわたと財布を取り出そうとして、ふと、モノクロの色彩に目を留めた――このひとも、楽師さん?歌い手さん? どっちだろう、 ) [Sat 10 Apr 2010 23:57:37]
霧子 > ( 相変わらずよく雨が降る。 幾らか暖かくなってきたのが救いだが、楽器が濡れる面倒にいい加減辟易する。 黒のヴィクトリアン風ボンテージドレス姿に黒いギターケースを背負い、黒いフリルのついた傘をさし、黒髪のマックロクロスケはぼんやりと遠巻きに群衆に混ざる。 他人の芸風や演奏を観察するのも自分を客観的に見る為には必要な事だ。 昔は全く興味のない事だったが、この仕事を始めてからそういう事を意識するようになった。 舞台の上の小さな娘―――随分と小さいが、亜人の一種だろう―――の、楽しそうに歌う様。 ああいう風に表情豊かなのは自分にはできない。 上手く表情を作れないのは相変わらずだ。 ) [Sat 10 Apr 2010 23:46:12]
ミケ > (最後の盛り上がりにあわせて音も強く強く。 観客に中から聞こえる手拍子に心踊らせて、そのままの勢いでラストを迎えるだろう。)   …―――――  (最後まで引ききればすっと小さく息をついて、ギターを定位置から少しはずすだろう。 台から落ちるんではないかと思わせるくらいのホビットにあわせて、腰を上げて聞いてくださった方にペコり静かめにお辞儀をする。 高揚した気持ちをゆったり静めるためにゆっくり息をして、 整ったら顔を上げようか。) [Sat 10 Apr 2010 23:38:52]
お知らせ > 霧子さんが入室されました。 『 群衆b 』 [Sat 10 Apr 2010 23:37:14]
ネレア > (心動かす経験が、人との出会いと会話が、身近に起こる作り話のような街の出来事が、娘の創作意欲を刺激する。 そうなればもうあっという間に詩が浮かぶ。今回みたいに。) (ギターの音に、もしくは可愛らしい手拍子の音に合わせて、シャン シャンとタンバリンを鳴らした。 タイミングを計って最後にまた息を吸い込む。予定通り ) Hey BINGO! BINGO! BINGO!  Hey BINGO! (気持ちよく歌い上げた娘は満面の笑みで、台の上から大げさなくらいの動作でお辞儀をする。天気のせいだろうか、いつも同じ場所で歌うよりは少ないけれど、それでも何人かの拍手を聞きながら顔を上げ、) [Sat 10 Apr 2010 23:30:32]
イェルク > ( ――ような、 )  … ( 声と音に、 くるくると傘を回していた手がまず止まった )( それから足を止め 振り向いて、 )  … ( ふらふらと導かれるように進む、小さな靴。  気が付けば、いつのまにか集う群衆の最中に紛れ込んでいる。 ) ( 傘を頼り無げに肩に掛け、 周囲に習い ぺちりぺちり。慣れぬ手拍子を、歌に合わせて ) [Sat 10 Apr 2010 23:25:40]
お知らせ > イェルクさんが入室されました。 『( 雨色の景色に、彩が灯る )』 [Sat 10 Apr 2010 23:15:55]
ミケ > (ビンゴで負けてバツゲーム(?)のようになった買出しから帰ってみれば、もう詩ができていた。 急かされるようにその詩に曲をのせ、今日にはお披露目。 もうギャンブルなんかしないという気持ちを忘れてしまうような位の陽気なに、心の中では若干苦笑いを浮かべるだろう。)  (フィニッシュに向けて、テンポアップ。 楽しい空気がより盛り上がるように、音が空気が熱くなる。) [Sat 10 Apr 2010 23:11:48]
ネレア >  BINGO!  Hey you get everybody here, How thrilling game is starting, You will get enormous fun and, You will win what you imagine (さて、歌はというと、もちろん昨日のビンゴゲームを歌ったもの。ビンゴ売りのお姉さんオルガさんの歌というよりはビンゴゲームそのものの歌になったけれど、一等が取れなかったので許していただきたい。) You hear a lady talking to you, How tempting How attractive, You will get her poetry or you will be a loser (ギターのテンポを心地よく聴きながら。) [Sat 10 Apr 2010 23:05:09]
ミケ > (聞きなれたアイバン語の歌声に、カジノのにぎやかなイメージ。 小刻みにかき鳴らして、 自分の上体もそれにあわせるように揺れ動く。) [Sat 10 Apr 2010 22:59:05]
ミケ > (ホビットの声が響く。小さな体でよくこんな声が出るものだと、いつものように感心しながら、小刻みなタンバリンの音にアップテンポな曲が合わさって。 彼女の声を底上げするように盛り上げるようにギターを鳴らそう。 ) [Sat 10 Apr 2010 22:56:33]
ネレア > (良い前奏だ、と娘は思う。彼の音楽思考と自分のそれの近さ、まったく同じだと錯覚することさえある、には最初のころずいぶん驚かされたもの。 スウ、と湿った夜の空気を吸い込んだ。いち、に、)  BINGO!  (歌いはじめと同時に、シャン、とタンバリンが鋭い音を鳴らす。) Hey everybody get here, How exiting game is starting, You will get ton of dream and, You will win what you wish (さらさら、まるで春先に降る雨音のように、細かくタンバリンを震わせながら。) You see a lady smiling on you, How tempting How attractive, You will get her smile or you will be a loser (聴く人が聴けば僅かに田舎訛りのある、アイバンの言葉で紡がれる。) [Sat 10 Apr 2010 22:50:01]
ミケ > (ポツ、 ポツ、 雨が布をたたく音が混じりながら。 タンバリンの音を隣に聞く。 )  (台の上に立つホビットの隣に地べたにシートを引いて、その上にギターを構えて座って。開いたギターケースを前にして、 彼女のタンバリンに合わせて陽気な音を奏で始めようか。) [Sat 10 Apr 2010 22:39:17]
お知らせ > ミケさんが入室されました。 [Sat 10 Apr 2010 22:34:46]
ネレア > (ころころと天候の変わる一日だこと。それでもたくさんの芸人が出し物に励む、厚手の布が雨をしのぐために張られた中央付近。) (シャラ シャラ とタンバリンを鳴らしながら、小さな娘は40センチほどの高さの台の上だ。) [Sat 10 Apr 2010 22:33:53]
お知らせ > ネレアさんが入室されました。 [Sat 10 Apr 2010 22:29:27]
お知らせ > レェナさんが退室されました。 [Sat 10 Apr 2010 12:33:08]
レェナ > (いい時間を過ごせば、軽くなった腰を上げて。 そろそろ稽古場に戻ろうか。 もう少しすれば幼馴染もやってくる頃だろう。 その前に稽古場にピアノを引っ張ってこなければならない。 練習用にバーも出しておかなければと、準備の内容を頭の中で返して。 )   あ、 すみません   (事務所にいる団員に声をかけて、お茶をご馳走様と、準備の手伝いを頼もうか。 さすがに一人でピアノは引っ張れない。 快く引き受けてくれた団員と一緒に事務所へ戻ろうか。 外に出れば雨は上がり、曇った空が広がっている。 このまま晴れれば良いのにね、 って笑顔で交わして。 濡れた路地を歩いていくだろう。) [Sat 10 Apr 2010 12:33:02]
レェナ > (席について、すっきりした香りのミントティーを一口。 )    ふはぁ    (だらしない顔でふにゃり。 紙袋から自作サンドウィッチを取り出して、大きい一口でかじりつく。 )  (もぐもぐもぐもぐもぐもぐ…)  (思っていた以上にお腹がすいていたのか、 食が進む進む。 もりもり食べていたら、あっという間になくなってしまう。 )  よし、 腹八分目。  (ちょうどよく空腹をしのいで、重たくなりすぎないいい感じ。 最後に閉めるようにお茶をちびちび飲んで、ゆったりとした時間を過ごしてみる。 気分はすっかり浮上した。 よし、いい感じ。)  [Sat 10 Apr 2010 12:24:46]
レェナ > (うっすら暗い事務所の中。 何人かの団員が事務所内で食事を取っていて、「お疲れ様です」なんて声を掛け合う。 自分の荷物を置いたデスクまでたどり着けば、 ガサゴソ 今朝作ったお弁当を取り出して。  紙袋に入ったそれをデスクに出して、 給湯室に向かう。 )     あ。     (ハーブのいい香り。 小さなキッチンにふんわり漂った香りに雨の憂鬱さが消えたようだった。 白いポットをのぞくと、半分くらい残ったミントティー。 ラッキー なんて、にへり笑って。 自分専用においてあるカップに注いで、戻る道のりで団員に声をかけるだろう。)  お茶を入れてくださったのはぁ… ? (そこまで言ったら一人の団員が名乗り出て、その子にぺこりお礼をひとつ。 少し浮上して気分のまま席に戻る。) [Sat 10 Apr 2010 12:15:55]
レェナ > (稽古場は自分たちの事務所から斜向かいの所を借りていて、雨に濡れた道を横切らなければならない。 表に出たところで小さく息をついて、 目を細めて空を仰ぐ。 )   …―――  (少し憂鬱な雨に眉を下げて、小走りで事務所まで向かおうか。 ぱしゃパシャ、 道をける音が雨の中に小さく残る。  ずぶぬれになる前には渡りきり事務所の戸の前にたどり着いて、 がちゃり 少し立て付けの悪いドアを開けるだろう。) [Sat 10 Apr 2010 12:02:30]
レェナ > (雨。 稽古場の窓から外をのぞいて、春先なのに肌寒い今日この頃。 午前のレッスンが終わり、休憩に入ったところ。 団員たちは各々過ごし、ほとんどのものが食事にでたようだ。)     … ふぅ 。  (自分も食事に出なければと考えながら、まだ動く気にはならない。 午後は幼馴染からのダンスレッスン。 さっさと食べて、早めに準備したほうがいいだろう。 )     … むん。   (そこまで考えれば重たい腰を上げて、窓際をゆったり離れるだろう。) [Sat 10 Apr 2010 11:55:01]
お知らせ > レェナさんが来ました。 [Sat 10 Apr 2010 11:46:19]
お知らせ > ミケさんが退室されました。 [Thu 8 Apr 2010 22:45:34]
ミケ > (5回目の食事と一緒に、この絵を出して見せようと。 帰る足を急がせて。) [Thu 8 Apr 2010 22:45:30]
ミケ > (これこそウォーリーを探せ。 口の端をあげて小さく笑うだろう。)  すみません、 この絵 いくらですか? (こんな小さいのでも書いてもらっていたことには変わらない。分をわきまえる意味でも巨大な肖像画よりもコチラのが自分たちにはお似合いだ。 ) (お金を払って、又荷物をひとつ増やし、その場をあとにするだろう。) [Thu 8 Apr 2010 22:43:47]
ミケ > (たくさんの人物が流れるように描かれた絵。 たくさんの人の中をじーーーっと見てみると見覚えのあるシルエット。)   まさか      (小さくつぶやいて、 絵を書く人物に声をかけようか。)   すみません、 これって ここで書いたんですか??  (そう聞けば絵描きは顔だけ上げて小さく頷くだろう。 描かれている見覚えのある風景は横丁の町並みで、人の通る脇で小さなシルエットが踏み台にのった姿がある。)   [Thu 8 Apr 2010 22:39:47]
ミケ > (ふと相方とのやりとりで、そういえば肖像画の話を思い出す。 )  ふぅん・・・   (こんな風に描いてほしいものなのかと小さく首をかしげて。並べた絵をじっと見てみようか。 個人の肖像画であったり、たくさんの人物が通りすがる絵であったり。)     ・・・―――――  あ   ? [Thu 8 Apr 2010 22:33:18]
ミケ > (足の間をうまく抜けたりんごを追って通りの端まで。腰を折って拾い上げて軽く磨いてみようか。 若干傷は付いたけど言わなきゃ気づかないで食べるだろうとか思うのは少しひどいだろうか。)  …まぁ、いっか    (いいことにした。 ) (落し物を荷物の中にに戻したところで、路地の脇で絵を描く人に気づく。 何枚かの絵を立てかけてあり、ほとんどが人物画のようだった。) [Thu 8 Apr 2010 22:24:35]
ミケ > (やっぱりどんな形であれギャンブルはよくない。 今度はどんなにねだられても、ホビットのワガママを許しはしないと心に誓いながら、すました顔でそのまま歩みを進めよう。)   …――― あっ    (人の間を抜けようとしたところで、ぶつかってしまい荷物からりんごが転がり落ちる。 小さく息を吐いて、落し物の後を追う。) [Thu 8 Apr 2010 22:18:08]
ミケ > (カツカツと靴音を鳴らして。 今夜は天気がいいせいか、人通りも多い横丁を通る。 )    …ったく   (こないだネレアの口車に乗せられて、手を出したビンゴは見事に外れて。しかもホビットに負けたせいで夜の買出しを負かされる羽目になった。 両手に抱えてるのは彼女のための食料だ。) [Thu 8 Apr 2010 22:11:01]
お知らせ > ミケさんが来ました。 [Thu 8 Apr 2010 22:02:37]
お知らせ > カルミラさんが退室されました。 『――1人分くらいの赤が混じっても、誰も気にも留めないほどに。』 [Thu 8 Apr 2010 03:58:12]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 雨は次第に強く、絶え間無く、街に降り注いだ 』 [Thu 8 Apr 2010 03:56:31]
カルミラ > 困ったわね。 お腹はすいたけれどさっきの肉はきらい・・・と。(人とは違う目線と感覚故に多少の予感はあるのかもしれないが――その巨大な内包物に気がついていない間は、それこそ不思議な捨て猫餌付けしてみたい、程度の認識か。 この街には何れ居城を構えるのだ。庭に放って何の不備やあろう。) あら?  ・・・不思議なことも続くのね、と。(私まで、なんて呟いたのは雨のせい。振り出した以上濡れてられないが、自ら質を落とす間抜けな男に気を取られている間に、袖をホールドされている。) どうやら・・・貴女のまわりにいると、みんな悲鳴を上げる事になりそうね?(その皮肉は正鵠を得ているが、誰がそれに気付けようか。 何にせよまずは避難だ。 バッグを小さく開き、手に入れたばかりの傘の世話になる――周辺の”ニク”を売る”店”にでも引きずっていって、其処で自分も食事に預かることにしよう。) [Thu 8 Apr 2010 03:51:33]
マガツヒ > ( 継続的に依り代の肉体を維持する為の糧を得る方法というのを理解すれば、繰り返し丁度良い依り代を選別する無駄を幾らか省けるとは以前から想定している。 依り代はヒトなのだから、ヒトの方法をとるのが効率的だろう。 では、ヒト的な食糧の供給方法とは? ) ( 大通りを往くめかし込んだ男女が口汚く罵り合いながら歩いている。 何かあったのだろう。 些細な事が。 ) お お な か すい た 。 オナカ スイタ。 お腹が空いた ? ( 数度修正し、眼前のヒト亜種に言語を使って通じるように訴えてみる。 虚ろな視線が僅かに定まり、白い手がゆらゆらとその袖を掴まえんと延びる。 状況、依り代の性能、性質、恐らく、これが最も高い可能性として依り代が十分な糧を得る為の方法だろう。 この身体には狩猟をするだけの機能が不足している。 ) ( どん、と不意に、罵り合うカップルの男が後ろから衝突した。 そして薄汚れた娘に罵声を浴びせると同時に、派手によろけて転んだ。 降り出した雨にでも足を取られたのか、「折れた!」と喚きながら腕を抑えている。 ) [Thu 8 Apr 2010 03:39:34]
カルミラ > (片方は聊か無遠慮に過ぎる方法ではあるが、互いが互いを観察している状況といえるのか。 端的で曖昧すぎる反応を見ると人間というよりそうインプットされた人形のようにすら感じるが・・・) 共通語でいいわ? ――まぁ お気に召さない、といった所かしら。(餌として機能しないと見るや、人間は一時の不幸から開放されることになる。 後で見てみたが、確かにコレはダメそうだ。試すまで無く味が強すぎる。何やら騒いでいるが無視した。) 見た目より我侭なのね。  どれがいいの?(ひとさし指で指差すサイン。意志の疎通はボディランゲージ基本だ。 選んでみて?とかそんな意図。 食事予定物に食事を与えてるのも妙な話だが、そこらの人間より弄ってみて面白いならそれもいい。) [Thu 8 Apr 2010 03:21:24]
マガツヒ > ( マガツヒは観測している。 観測、というのは物の観方として―――非常に大局的だったり、逆に極一部に重点的だったり、そして感情移入を排除したデータ的な物の観方。 だから当人にとって理解しているようでも、実践しているようでも、依り代自体を勘定に含めない視野や、ヒトの感情から来る部分を意に介さない計測が、結果として酷く不自然な振舞いとして表に出て居た。 黒髪の娘の世界観に、「自己」とか「嗜好」とか「願望」というものが欠落している。 空腹を訴えるのも、ただ維持に必要な数字が足りて居ないというデータのようなもの。 娘には表情らしい表情が無いし、人目を気にしたり相対的に観たりという感覚が無かった。 ) ( 意訳するに、ヒトを食用する事を提案しているようだ。 大型のヒトは何事かと交互に視線を向けて何か云っている。 質問と、抗議の意図がある。 ) 喰得迩悪此 肥巨宕 ( 聞き取り難い奇妙な発音で、訥々と娘が呟く。 必要な栄養素は得られるかもしれないが、こんな大きなものは依り代には摂食できない。 偶然か、意図してか、小首を傾げて小さく息を洩らした。 ) [Thu 8 Apr 2010 03:01:18]
カルミラ > (道化の真似事か、それとも何か――盟友の半端者を例に出すなら、あちらは姿見が、此方は中身が何か違っている感。 定まらない視線は見返す側からは少し不気味で、食欲を僅かばかり減衰させる。) ――随分と野性的な表現ね。人は肉を食べたのかしら?(知識としては知っているが、栄養不足の野生動物が本能で必要素を欲するような物言いに感じたらしい。 汝食の娯楽を知れ とばかり、困った顔。) ・・・でもニクならその辺りを歩いているわ。 いかが?(見もしないで横に伸ばした手が、ニンゲン一人の腕を捕まえてきた。 こんな日に横丁をうろついたこの中年男性こそ不運である。 本当に栄養不足の野生動物的反応だったら、これにかみつくのだろうか。 飼い猫の反応見るみたいに災厄の神格を扱って、観測の次は実験だ。) [Thu 8 Apr 2010 02:42:36]
マガツヒ > ( 観測するに、此処にはこうして雑多な亜種が多く棲んでいるようだ。 何処か因果の狂った様な奇妙な街である。 黄泉の亜種は此方に注意を向け、原始言語を続ける。 空気の振動を利用して音波に意味を持たせる、非常に断片的で非正確な、勝手の悪いコミュニケーション方だが、ヒトとヒト亜種の大半はこれ以上の接触方法を持ち合わせない。 容量の限られた依り代の脳からその音の列を読み解き、此方に対する問いかけであると判断する。 ) ( が、それに応答する義務が無い。 その上、要求すべき必要構成物をどう表現するべきか判断し兼ねた。 依り代を維持する為に必要な物を簡潔に、且つヒト種に理解出来るよう伝えなければならない。 ) ニ ク 。 ( 蛋白質、及び鉄分、ビタミン、が最優先と判断する。 ) ( 依り代の眼球が黄泉の亜種の全体を観測するように、小刻みに上下左右に動いた。 ) [Thu 8 Apr 2010 02:24:29]
カルミラ > (最初にジャグラーを見たとき、次にすれ違ったとき。理由は”二度も目に付いた”というだけだが、これだけ人が居る中で起こればまあ立派な動機ではあるだろう。 少々汚れているのが気になったが、甘藷も人も土に根差す物。洗って飾れば汚くはないに違いない。)・・・田舎の花、というのかしら。 悪食の気は起こさないようにとおとうさまに―― あら。(相手が大の大人でも喰らうのは訳無いが、荒立てて”無作法な人間”に邪魔されるのも趣味でない。 声をかけるなり後をおうなり、なんて考えてたとき、相手の方から先に言葉があった。それは自分の言葉の粗末なリピートで、自分を前にした人間においては初めての反応。) ――あら、奇遇ね。 お好みは何かしら?(振り向いた相手と向かい合ったままで、問い掛けの意図は質問と観測が半分半分。今まで見たどんな人間より奇妙なその雰囲気に、少し反応を量ってみたくなった。) [Thu 8 Apr 2010 02:11:09]
マガツヒ > ( マガツヒは学習している。 本来こんなミクロの世界を知る必要性は皆無だが、神降ろしによって一時的に分御魂となったこの個体は天に還らず、今猶こうしてヒトの視点に留まっている。 まだ相応の贄を貢がれて居ないし、これは一つの展開として新鮮な情報源でもあるし、何より、その禍つ神の滞在によって被る異例の災厄など、当人には気にも止まらない些末なことだった。 この街一つ禍津卑に飲み込まれたとしても、その恐怖と不安が島中に伝染し、島の外まで伝わり、結果として禍津卑としての存在定義も満たされるだろう。 ) ( ショクジニシヨウカシラ。 食事にしようかしら。 嗚呼、そのとおりだ。 この依り代は十分な生命活動を行う為の糧を暫く得て居ない。 ) ショク ジニ シヨウカ シラ。 ( 同意するように口に出し、その声の主を何とはなしに振り返る。 ヒトに類似した、ヒトではない個体のようだ。 是はどちらかと云うと黄泉比良坂の側に居るのが正しい。 ) [Thu 8 Apr 2010 01:55:41]
カルミラ > (例えば強力な台風があるとして、人を傷付けるのは大抵台風の目ではなく、風に飛ばされた瓦礫であろう。 マガツヒを悪運の中心とするなら、今其方に向かって歩を進める少女は、そういう瓦礫なのかもしれない。しかも特大で、ご丁寧に血を吸う前から赤色をしてる。 何にぶつかるかは、まだ定かではないが。)(誰ぞが刃飲みか火吹き芸にでも失敗したのだろうか。 聞き慣れたタイプの悲鳴に再び視線を奪われ―― ) 長々と続けるから質が堕ちるのね。( しかし興味は流れなかった。失敗ジャグラーへの歩行を中断させただけで。 先程までは中々のモノだったが――慣れてしまったのか間が悪いのか、今や観るべき輝きが見当たらない。 何故だかにまでは気付けないが―― ) ・・・もう食事にしようかしら。(そう思い立ったのは何処か場違いな、物乞いのような娘とすれ違ったときだ。 空が雲って重いから、さらさらした食感の幼年者は口に合うに違いない。 ふわり優雅に振り返る。) [Thu 8 Apr 2010 01:42:21]
マガツヒ > ( 今夜の芸能横丁には近付かない方が良い。 禍の中心が今其処を漂っている。 些細なものから大惨事まで、ありとあらゆる引き金がブービートラップのように張り巡らされ、あなたが引っかかるのを待ち構えている。 誰が何の目的で、というわけでもなく、今日は運悪くそういう日なのだ。 運命というものを持つもの全てに須らく。 ) ( 黒く長い髪の娘が一人彷徨っている。 お世辞にも綺麗とは言い難い汚れた服を着て足は裸足。 ぼんやりと周囲を見渡したり、急に立ち止まって一点を凝視したり、小さな声で何かを呟いていたり、通り過ぎる誰もがまず、物狂いかなにかだと認識して目を逸らすような。 ) ( 何処か人込の向こうでなにか、悲鳴が上がった。 娘は振り返りもせず、また小さく何か呟いた。 ) [Thu 8 Apr 2010 01:23:33]
カルミラ > (相応に人を引き寄せていた楽団の演奏もまた、不運なことに聞き手の少女の趣味には合わなかったようで――)及第点及ばずね。 雨も降るわ。(もう少しえきさいてぃんならお抱えに欲しかったかもしれないけど。 なんて評価で再び歩み出すと――今度は失笑と溜息の混成物が耳に入るか。珍しいもので無ければ耳にも留らない、街のざわめきに消されそうな、僅かな数。)……?(ジャグリングというものを間近で見たことは無いが、がっかり顔で何かしら道具を拾ってるのを見れば、恐らくやらかした後だと大まかに理解できた。 丁度前の団体への興味が失せていた所。視線と行き先は其方側に移るか。 目に付いたその男が下らなくても、何ぞ新しい興味を引くものがあればいい。綺麗な芸とか、美味しそうな子とか――) [Thu 8 Apr 2010 01:13:59]
マガツヒ > ( からころと乾いた音が石畳に響き、ジャグラーの男は苦笑しながらそれを拾い上げた。 元々そう注目されて居たでも無い男の周りから一人、二人、立ち見客が離れて、男は肩を落とす。 ただそれだけの風景。 大して才能が無いのかもしれなしい、何か手に怪我か障害かがあるのかもしれない。 たまたま心配事があって集中が出来ていなかったのかもしれない。 関係ない。 つまらない失敗に観客の心が離れて、去っていった。 それだけが結果の全て。 ) ( まず大抵の誰の目にも、ジャグラー本人にとっても、そう。 余程勘が良いか、何かの修練を積んでいるか、其処を歩いてくるみすぼらしい姿の娘の事を知っているでもない限りは。 ) [Thu 8 Apr 2010 01:02:03]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 手を滑らせたジャグラーが棍を取り落とした 』 [Thu 8 Apr 2010 00:55:24]
カルミラ > (なんせ生れ落ちて以来の箱入り娘。外界に疎い無菌培養にとっては、普段通りの横丁模様も煌めいたものに映る。 月の見え辛い雲模様も気にならない程度の上機嫌。 路上でやってる名も無い楽団の音楽に、立ち止まっては耳を傾け―― ) 知らない民謡・・・それとも雨乞いか何かなのかしら?(初めて聞いた異国の歌に戸惑いを見せたりの不思議挙動をしてる。 最近良く降るのは此処で毎日集団儀式してるからなのか――とか。上機嫌でも気配りとかの精神は無く、立ち止まるにしたって道の真ん中になっちゃってるが、本人は迷惑を気にも留めてないので多分大丈夫。) [Thu 8 Apr 2010 00:50:10]
カルミラ > (あの図書館の蔵書はダメなのかもしれない。確かに地元では大きな意味が無い限り、簡素な儀式はしてもお祭り騒ぎはしなかった。だが、此処では常時お祭りが行われている通りがあるのだ。 ひねもす音を出したり歌ったりで流石に住もうという気にはならないが、それだけ人が多いので食事と暇潰しにはもってこいな場所。) ここは賑やか者の城ね。 ・・・これだけ人が多いと誕生祭も多いのかしら? (大きなバッグに赤いドレスの姿も、ここでは特段珍しいものではないだろう。石畳の道をゆったりと歩きながら、現在異国観光満喫中だ。) [Thu 8 Apr 2010 00:33:09]
お知らせ > カルミラさんが入室されました。 『お祭りには意味があると本に書いてあったけれど] 』 [Thu 8 Apr 2010 00:29:04]
お知らせ > ネレアさんが退室されました。 [Mon 5 Apr 2010 00:12:25]
ネレア >  きっとオルガさん、わたしのことを思って良いほうのカードをくれたのね、感謝しないと。 (1位になったら歌を作るといったけれど、当日までの待ちきれない気持ちや抽選最中の焦る気持ちは、ほかと比べたことのない新鮮なものであった。娘の中には、すでに新しいうたのイメージが膨らんできている。) 紙、紙 と (かばんの中をガサガサ漁って、作詞用のノートを机に広げ。) (負け犬ミケはメロディーをのせるだろうか。  もちろんだ。娘が良いものを書くのなら、彼はそれに最高の音を乗せてくれるだろう。 この興奮と喜びがもう少し街に佇むと良いなと願いながら――) [Mon 5 Apr 2010 00:12:23]
ネレア > (抽選の結果を娘は横丁で見守った。片手にビンゴの紙を握り締めて、伝えられる数字をひとつも聞き逃さないようにその結果に全神経を注いだ。なんといったって、) とうぶん食事3食だなんて、ミケは無理を言い過ぎたのよ。 無理を言い過ぎると神様は聞き入れてなんてくれないもの。 (負けたらどうしよう、は、結果が出る前は考えないようにした。今になって想像してみるが、それはうまく想像できないほど娘にとっては受け入れられない現実であった。) もしそうなってたら、ひとりこっそり歌を歌ってご飯代を稼がなきゃならないところだったわ。 (食べることはやめられない。) [Mon 5 Apr 2010 00:05:50]
ネレア >  わたしの勝ちよ。ミケが運試しでわたしに勝てるわけないのよ。 うふふ、 おまけに商品まで貰っちゃったのよ。信じられる? (言葉は本日相席になったひとに向けられる。賞は逃したけれど偶然のラッキーで食事券を手に入れたのは、娘を幸せにするのに十分の効果があった。) あしたからは文句言わずに買出しにも行ってもらうのだわよ。 うふふ、 (満足そうに、残り少なくなったカップの中身を小さな体のなかに流し込みながら。) [Mon 5 Apr 2010 00:00:35]
ネレア > (オレンジ色のランプがぼんやりと暖かい趣のある一本道。ぼてん ぼてん と控えめになる太鼓形の民族楽器の音を心地よく聴きながら、娘は外の席で弱くて苦い酒を吸収している。 背の低い椅子と机が心地よいが、それはけして娘や同族のために作られているわけではなく、それがその飲食店のデザインである。) うきゃきゃきゃきゃ (その表情は楽しそうに、娘は幸せに少しだけ酔っ払っていた。両手でつかんだ木製のカップ、椅子や机のサイズに比べて、それは娘には大きなサイズ、をことんと机の上に置いた。) [Sun 4 Apr 2010 23:52:49]
お知らせ > ネレアさんが入室されました。 [Sun 4 Apr 2010 23:44:03]
お知らせ > 霧子さんが退室されました。 『 ――帰って少し弾いてみようか 』 [Tue 30 Mar 2010 21:42:33]
霧子 > ( 戦争をしに行くというのはどういう気持だろう。 凶器を握って人を殺しに行き、自分もその中の一人として群体に埋没していずれ自らも殺される覚悟をして、いつかどちらかが精も根も尽き果てて許しを請い貢ぎ捧げるまで戦場で日々を過ごす。 街で暮らす私達には何処か遠い国の出来事のようだが、間違いなく存在する世界の話。 彼らはどんな気持ちで槌鉾を振るい、どんな気持ちで血を流し、どんな気持ちで生き、死ぬのだろう。 ) ( 奴隷達の生き死にを支配してきた私がそれに今更のように感傷を抱くのは、滑稽だと思った。 ) [Tue 30 Mar 2010 21:30:25]
霧子 > ( 舞台の内容は戦記もので、静かな時代から動乱が始まり、運命に巻き込まれた若者達が戦場に向かう姿にスポットを当てる群像劇のようだ。 キャラクターの行動原理やイデオロギーに描写の重きを置いて、実際に戦争が始まってからよりも、戦地に向かうまでの心の動きを描き込んでいる。 素直に面白そうなストーリーだと思った。 誰が強い、何が格好いい、にはあまり興味が無いが、これなら曲も描けるかもしれない。 ) [Tue 30 Mar 2010 21:11:18]
霧子 > ( 大通りにある小さな喫茶店の一角に陣取り、窓際の席で珈琲を飲みながら脚本を読む。 ここに入ったのには大した意味はない。 自宅が芸能横丁端の高級アパルトメントにある都合、そう遠くないから何度か入った事があるという程度。 マギーはまだ仕事から帰って居ないし、急ぎ帰る程の理由も無い。 今日も雨が酷く、仕事が一つ中止になって暇な夜の寄り道。 今年は雨と雪で野外の仕事ががたがただ。 ) [Tue 30 Mar 2010 20:58:35]
霧子 > ( ふと、あまり普段縁のないような仕事が入った。 舞台劇の劇半音楽を幾つか作って演奏して欲しいという。 何故私なのかと聞くと、キャラクターイメージとギターの速弾き奏法が舞台のイメージに合うのだとか。 興味は無くも無いが即答は避け、脚本を借りて先ずは読んでみる事にした。 それで興味が湧けば今度は役者や練習風景の見学を、とまで話は進んでいる。 向こうはかなり乗り気なようだが、イメージが湧かなければ断わるつもり。 ) [Tue 30 Mar 2010 20:52:53]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 『 劇半 』 [Tue 30 Mar 2010 20:46:46]
お知らせ > カインさんが退室されました。 [Fri 26 Mar 2010 00:05:38]
カイン > (重ねて言うが、この青年を精神科医に診察させれば、間違いなく狂人といわれるに違いない状況である。 強迫観念に突き動かされ、鉄仮面に自我を侵され、その上でマガツヒの影響まで受けているのだから。  だが、その一方で、この人物がこう『ならざるをえなかった』状況があるのも事実である。 故に彼は、こうして同僚たちと談笑し、他の芸人たちを家まで送り届けながらも、その狂気を加速させていくのだ――) [Fri 26 Mar 2010 00:05:35]
カイン > (――しかし、やはり自警団では怪物を押さえ込めてはいない。 この現状は、はっきりと言って笑い事では済まないレベルに達しているように思える。  脳喰らいに対して、未だに何らかの手が打てていないとなると、これは――)………………。(カイン・グレイホークとして振舞ってはいても、内心では自分ならばどうするか、という方向に思考が向かっている。 怪我を治療しないと、右腕がろくに上がらないから戦えない。 ――これではダメだ。 口先ばかり動かして何も行動しないというのでは、ただのクズではないか。 早いところ怪我を治して、再び警邏に向かわなければなるまい。 いや、それだけじゃあない。 脳喰らいに対しての戦術を構築しなければ。 相手が悪魔、吸血鬼の類であれば、また教会に赴いて武具に祝福を授けてもらうのが一番だろうが……問題は魔術師であった時、だ。 呪文を口にするより早く殴る、以外に対抗策が思い浮かばない) [Thu 25 Mar 2010 23:57:05]
カイン > (勿論、これで芸能横丁の人間――客も含めて、だ――を全員守れるわけではないが、常からの言葉通り、やらなければゼロである。 それに、自警団員やら衛兵やらが巡回するのと違って、芸人たちが集団で練り歩くとなれば、それは一種のパフォーマンスだ。  必要以上に他の芸人や、お客さんたちを怖がらせずに済む。  一挙両得、とまではいかずとも、そうデメリットは無い筈だ)……どうにも、まだこのスーツとかは着慣れてないんだけどね。 早いところ馴染ませないと。(微かに苦笑を浮かべながら、笑顔で芸能横丁を行く。 程なくして他の劇団からもゾクゾクと人が合流するから、人数もちょっとずつ増えていくし。 あとはこれで居住区まで移動し、各々の地区ごとに別れて帰宅することになるわけだが) [Thu 25 Mar 2010 23:52:35]
カイン > (劇団ツァラトゥストラの役者や裏方、そして劇団と交流のある他の芸人たちを集めての、集団通勤。 ――公演の開始時間・終了時間をなるべく揃えて、皆で一緒に行動しよう、という話だ。 芸人というのは――容貌だけで喰ってける連中も多いが――賢く、センスが無ければやっていけない。 脳喰らいの標的になる可能性も高い。 自分たちの身は自分たちで守らなければ)まあ、数を揃えれば簡単には手は出せないからね。 十人、二十人を一辺に襲って始末できるような輩なら――俺たちが何を考えたところで無駄だろうし。(と、笑いながら同僚の活劇役者たちと共に、他の芸人――歳若い踊り子だったり、衣装係だったり、子役だったり、女子供・老人の類だ――を守るようにしながら、ヴィノテーク製のスーツを着こんだカイン・グレイホークは、そんな風に結論付けた) [Thu 25 Mar 2010 23:45:10]
カイン > (相手が魔術師であったとしても同様だ。 常識の範疇外にある超常能力を操る輩が、このヴェイトス市には多数闊歩している。 ――昨今、街を脅かしている脳喰らいに至っては、その際たるものだ。 経験則上、相手の脳みそを啜る、なんて輩は、怪物か猟奇殺人鬼か魔術師か、或いはその全てである事が多い。  実際、過去に対決した悪漢――アクセラレーターであったり、目玉泥棒であったり、死霊術師であったり、人形染みた殺人鬼であったり――は全て、そうだった。 悪魔と契約を交わしたり、人外だったり……)(そうした存在に対抗する戦術を、常日頃から考えて行動しているのが鉄仮面――即ちカイン・グレイホーク/アイゼンリッターという人物である。 勿論、まともに日常を送っている一般人の思考ではないし、狂人染みた妄想による結論ではあるのだが。 そして、今日この場、この状況で取りうる対抗策といえば――)(――数、である) [Thu 25 Mar 2010 23:41:01]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『相手が人外だ、という認識を持った上で行動する。』 [Thu 25 Mar 2010 23:36:49]
お知らせ > マオさんが退室されました。 『それは手厳しいな。 ( そんな事を告げながら、彼女を家まで送ることにした )』 [Sun 21 Mar 2010 23:33:00]
お知らせ > コレットさんが退室されました。 『 ( 紳士様に、お家まで、案内して頂きましょうか。 )』 [Sun 21 Mar 2010 23:31:52]
コレット > ふふふーッ、無問題なのですよ。  (にっこりと微笑みながら、何度か頷いて。)  マオ様はお忙しいのですねー。 …わたしも忙しくはありますけどッ、  (ちょっと張り合ってみた。連絡の件は、素直に頷くが。)  わたしに?  (頼み事?不思議そうに瞬きを何度かした後、口許に笑みを浮かべ、)  あら、マオ様。紳士はレディーのお願いは聞いても、見返りは求めちゃ駄目なんですのよ。  (ちょっと高飛車に言ってみた、が、)  …わたしに出来る事でしたら、良いですけど。  (すぐに折れる。とりあえず怒られない範囲ならOKですよ、と。)  はあいッ、助かりますのですよーッ。  (傘を差し直して、) [Sun 21 Mar 2010 23:31:14]
マオ > ( いわゆる八方美人で周囲の女の人を泣かせてしまうような人のことをいうのだろう。 ある意味その通りともいえて ) コレットに優しくすることには何も問題はない、ということだな。 ( 妙に自信ありげなところは似ているのかもしれない ) ああ。 そうしてくれ。 散歩に出たり商談に出ている可能性もあるからな。 ( そうすれば都合の良い日に合わせることができるだろう ) 当然だ。 それじゃ、約束を守ったときには、コレットに何か頼んでも構わないか? ( 自分だけわんちゃんとされるのは不公平だと、そんな事を告げてみよう ) 約束したことは絶対守る主義でね。 ( 悪魔としても契約は絶対守るものである ) それじゃ、そろそろ行こうか? 家の住所がわかるなら大体案内できる。 ( そういって家の場所を聞くことだろう ) [Sun 21 Mar 2010 23:25:48]
コレット >  いいえッ、わたしは怒られるより優しくされた方が嬉しいのですよ?  (傾げられた少年の首に、控えめに笑い声を零して。)  けど、けど、天然タラシさんはね、"優しい"とは違うみたいなのですよーッ。  (良く解りませんけど、と云う言葉はどこか誇らしげに無い胸を張って。)  ルビーアイキャット… 商業地区外れの宝石屋さんですね。今度、お礼に伺いますッ  (名前は覚えたから、後でジイに探しに行って貰おう。)  んー… じゃあ、どうしても会えなかったら、連絡しますのですよッ  (パッと笑顔を浮かべるが、)  (うっかり言ってしまった真実に、罰の悪そうな表情へと早変わり。)   …ほん、と ですよー?約束なのですよッ? 約束破りさんには、一日わんちゃんの刑なのですッ。  (慌てた様に、必死に、そんな約束を勝手に取り付ければ 取られた手に交わされる口付けに、)  約束、破っちゃダメですよ。  (と、笑いながら。) [Sun 21 Mar 2010 23:17:29]
マオ > ふむ。 コレットはこんな風に優しくされるのは苦手なのか? ( 天延たらし、と言われてこちらも首かしげる。 自覚がない辺り、天然、というのだろう ) 商業地区の外れだな。 ルビーアイキャットという名の宝石屋のようなものだ。 ( 魔術の媒体で利用する天然石を卸している店、というほうが正確ではあるが、彼女にはこういったほうがわかりやすいだろうと思い ) 待ち合わせの掲示板にでも連絡をくれればこちらから出向かせてもらう。 ( そして、警戒心はかなり緩んでいる様子の彼女。 うっかり口を滑らせたことに笑みを浮かべれば ) 約束しよう。 レディ? ( なんて彼女の手をとって手の甲へ口付けしてしまおうとするだろう。 やっぱり天然タラシと言われても仕方はない ) [Sun 21 Mar 2010 23:10:09]
コレット >  はいッ、仲良くしましょうねッ。  (何度か嬉しそうに頷いて、)  うむッ、む、わたし、そういうの何て云うか知ってるのですよ! えっと、確か、天然たらし!  (びしい、と少年指差して。あれ、違ったっけ? なンて少し眉下げて傾げられる、首。)  マオ様もおべんきょの最中なのですねー。  …公園、お店? お店は商業地区の辺りですか?お名前、伺っても?  (偶然会う事を期待するより、お店を知っていた方が的確だろう、と。)  そうして頂けるととてもッ…  (助かるのですよッ、と勢い良く。) (服、の言葉に自身のドレスを見遣り、)  ……御言葉に甘えて、ッて言いたいのですけど そろそろ帰らないと抜け出した事がお兄様にばれ ――― …れ、れ、れ、 (つい、ぽろッと零してしまった言葉に、ハッと口を抑える。じい、と上目で少年見上げ、)  な、内緒なのですよ?  (なンて、微苦笑。) [Sun 21 Mar 2010 23:03:13]
マオ > それはよかった。 では、改めてよろしくな。 コレット。 ( 笑みを浮かべる。 そして水晶については ) もちろんだ。 コレットが喜ぶ顔は泣いている顔よりもずっとかわいいからな。 ( ナンパになっていることに気がついているのかいないのか ) いやいや。 まだまだ未熟者だ。 学ぶことが多すぎて大変だ。 ( 立派だ、といわれてもただ、苦笑をうかべ ) そうだな。 よく居るのは自分の店か、公園だな。 気分転換にこっちまで足を伸ばすこともあるが…。 ( コレットはどこが都合がいいかたずねよう ) 差し支えなければ、家まで送っても構わないかな? ( というか、道がわからなくなっていたのならば案内抜きでは帰る事はできないだろう ) ぬれた服をきれいにしてから帰るつもりなのであれば、我が家に招待いたしますが? ( なんて、少しおどけて見せよう。 初対面の人間にそこまで気を許さないだろうとは考えていた ) [Sun 21 Mar 2010 22:56:04]
コレット > (お兄様の印象を悪くしてるなんて気付いてません。無意識ですッ、本当に、多分。)  もちろんなのですよッ。マオ様とはお歳も近いようですし、  (外見年齢じゃァ計り知れないところがあるヴェイトスだが、少年は如何見ても人間だったから。へにゃりと浮かべる緩い笑顔。)  物売り、ですか   …手?  (良いもの、の言葉に好奇に満ちた視線を少年へ送り、) (掌に乗っけられた水晶に、)  わあぁあッ、  (嬉しそうな歓声。)  綺麗ーッ!これ、貰ってもいいのですか?  (太陽に透かして見たら、もっともっと綺麗だと思うけど、今日は生憎のお天気。掌のキラキラな水晶に、頬を紅潮させて。)  お父様とお母様を?  …マオ様はご立派なのですねー。  (同じ位なのに、お仕事なんて。私には無理だもン。お兄様のお仕事も解らない。遊ぶ事とおべんきょがお仕事です、状態。)  …助けてもらったお礼に、今度何かお返ししたいのですけど、 マオ様はよくこの辺りにいらっしゃいます?  (それとも、もっと別の場所の方が良いのかな。 少年を見つめて、首を傾げ。) [Sun 21 Mar 2010 22:47:47]
マオ > ( もしも本当に兄がここまで連れてきていて、妹をほっぽり出して帰った、となればそれはどれだけひどい兄なんだ、ということになりかねないが ) 僕はコレット、と呼び捨てにさせてもらうが、構わないか? ( やっぱりえらそうである ) ああ。 この辺りには物売りに足を運ぶことがあるんだ。 ちょっと手を出してみろ。 良い物をやる。 ( そう告げれば、コートの中に着込んでいる服のポケットを探ってから、彼女へと小さな水晶を手渡そうとするだろう。 割れた欠片で売りものにはならないような物だが、美しさが損なわれているわけではない。 「虹が見える」ということで喜ぶ人もいる。 そんな欠片 ) 両親を早くになくしてしまってね。 親の商売を引き継ぐことになっていろいろ苦労しててね。 ( 自分自身が商売をして歩いているのは本当だが、両親はもともとヴェイトスにはいない。 明るく告げているので気にしないようにと含めつつ ) [Sun 21 Mar 2010 22:39:10]
コレット >  マオ様ッ。わたしは、コレットです。――あら、助けて頂いた方を呼び捨てになんて出来ませんわ。  (ちょっと貴族らしく言ってみるものの、背伸びしてる感が否めない。ふふ、なんて借りたハンカチで口許隠しながら笑う。)  ま、ち、あわ、せ……。  (どころか、お兄様はきっと今お家。)  う、んと、…えっと、待ち合わせはしてなくて、ですね、 えと、  (しどろもどろに言いながら、ハッと思い付いた様に、)  お、お兄様は先に帰ってしまったのかもなのですよッ。  (なンて。)  (言いながら、差し出された白い傘に、)  はいッ、わたしのなのです。ありがとうございますッ。  (あまり汚れて無い其れに、安心した様に息を吐き、受け取ろう。)  マオさまは、この辺りの方なのですか?  (小首傾げて、尋ねつつ。) [Sun 21 Mar 2010 22:30:28]
マオ > ふふ。 僕にはマオという名がある。 できればそちらの名で呼んでくれ。 呼び捨てでもかまわないぞ? ( 笑顔になった少女にこちらも笑みを浮かべれば、兄とはぐれた、という。 確かに先ほど兄を呼んでいたようなので辻褄としては大きく間違ってはいない ) ふむ。 それは困ったな。 どこか待ち合わせでもしていたのか? このあたりを歩くことはよくあってね。 地理には詳しいつもりだ。 ( そして、先ほど拾った白い傘 ) これは君の傘かい? ( 確認するように差し出そう。 もしも違っていたら遺失物として届け出るべきだろうし ) [Sun 21 Mar 2010 22:22:07]
コレット >  …ありがとうございます。 (ドレスに付いた泥がハンカチを汚していくのを見ながら、申し訳無さそうに礼を云う。涙はその間にすっかり乾いて、良い人が居てくれた、なんて安心感を少女は持つのだ。)  じゃあ、アナタは紳士なのですねッ、うん、紳士様ッ。  …… え、と。うと。ん、と。  (にぱッと明るく笑いながら、紳士を連呼してた少女は、次いで問われた言葉に、眉をハの字に曲げる。)  お、ぉ、ぉ、お兄様と、はぐれて、しま ッて?  (困った様に首傾げ。吐いた嘘。しかも疑問形。)  ……ええ、ありがとうなのですよ。 (二枚目のハンカチが差し出されるなら、素直に受け取ろうか。)  [Sun 21 Mar 2010 22:17:37]
マオ > ( すっかりと汚れている服を見て軽くハンカチで泥は払ってやろう。 一般市民にまぎれている間は紳士であろう、と考える。 魔としては少々間違っていそうだ ) 泣いている女を放っておくなんて紳士じゃない、というだけだ。 見たところ、この服もかなり良い物とみたが、どうしてこんな所に一人で? ( 治安が良いとはいえ、絶対安全、とは言い切れない。 それは自分にもいえることではあるが。 それは棚に上げておこう ) 涙はこれで拭いておくといい。 ( 紳士のお手本、を読んだばかりの人間のように、2枚目のハンカチを指しだろう ) [Sun 21 Mar 2010 22:11:18]
コレット > (好奇心で冒険に出て、迷子になって、腹いせに石を蹴ろうとしたら滑って転びました、と云うと何とも間抜けな話だが。はらりはらり、と降る雪が髪に少し色を添えた頃、)  ……えう、  (差し出された手に、涙で真赤になった眼を少年に向ける。)  (二度も転んで、ドレスはすっかり泥色だ。お兄様に怒られる。)  ………う、ぅ、…う、  (差し出された手と、少年の顔を交互に見た後、)  か、かわッ、  (自身に掛けられただろう言葉に、ぱッと表情が輝く。) (可愛い顔ッて言われて嫌な顔する女の子は居ないと思うの。)  あ、ありがとう ございます、です…。  (そうして漸く、少年の手を借りて、立ち上がろうか。) [Sun 21 Mar 2010 22:03:54]
マオ > ( 雪に倒れこみ、泣いている少女。 どうやら暴漢に襲われている、というわけではなさそうだ。 半分安心しつつ、半分はどこか来たはずれと思った魔はそのまま、白い傘を拾ってから彼女へと近づけば、自分の傘を差して雪をよけるようにしてから彼女へと手を差し出して起こそうとするだろう。 解けかけの雪にうまったりしたら服は泥だらけになってしまっているだろう ) こんなところで、どうした。 せっかくのかわいい顔が台無しだな。 ( 明らかにナンパの台詞である。 しかも妙にえらそうだ。 周りから見れば背伸びした少年が少女を助けようとしている図、と見えるだろうか) [Sun 21 Mar 2010 21:57:04]
コレット > (べちゃ、ッて嫌な音が聞こえた。)  う、ぅ、うううううーっ……!  (元々瞳いっぱいに溜まっていた涙が零れ落ちそうになるのを、ぐ、と堪え、)  ……しゅ、スカートが…。  (濡れちゃう前に立ち上らなきゃ、と勢い良く立ち上がるが、)  ぴゃあッ……!?  (再び、今度は前のめりに地面へと倒れ込む。雪って凄く、ツメタイです。)  う、ぅ、うわあああああああンッ…!!おにいしゃまぁああああ…ッ!!  (芸能横丁の細道で、人の通りも疎らな其処で、大声あげて泣き喚く少女に、人は視線を向けるのみ。差してきた白い傘は、少女の背後、少年が足を向けた先に ぺっちゃり落ちているだろう。泣き喚く少女は、周りの事など何も見えず、気付かず、聞こえず。) [Sun 21 Mar 2010 21:49:11]
マオ > ( 今日出向くのは安全なところだからと護衛は付けず。 ふらりと通りで繰り広げられる芸の鑑賞をしにやってきている少年の姿をした魔。 悪天候のためか人通りもまばらで芸を行っているものも少ない。 少々失敗したか、と思いつつ通りを歩いている所で声が聞こえた気がした ) ふむ。 なにかのトラブルか? ( 本来なら首を突っ込むべきではないのだろうが、好奇心が勝り、先ほど少女の声が上がった方へと足を向けよう。 黒い傘にはすっかり雪が積もっていた ) [Sun 21 Mar 2010 21:44:19]
お知らせ > マオさんが入室されました。 『(そんな姿を見つめる。 少年の姿)』 [Sun 21 Mar 2010 21:39:47]
コレット > (『芸能横丁に行ってきます!』ッて、リツとナイトには告げて出発してきたけど、其れ以外は、家族にも使用人にも言ってない。迷子になって、数年後に白骨死体になって見付かった、とかなったら如何しよう。嫌な想像が頭を過り、身震いする。)  ……これもー…この道が解り辛いのがダメなのですぅ……。  (地理に文句。涙目で、ぷすーッと頬を膨らませて、)  もうッ、  (えいッ、ッてレディーらしくなく地べたに落ちた石なんて蹴ろうとしたから、)  あッきゃあッ!!?  (ずるり、踵が雪で滑った。) [Sun 21 Mar 2010 21:33:30]
コレット > (雪の降り続く芸能横丁の細道を、滑らない様、転ばない様、慎重に歩く赤いドレスの少女。手には僅かに華の柄が描かれた白い傘を持ち、地面を見つめながら、慎重に、慎重に。)  ………う、ぅ、う、……。  (油断すると転んでしまいそう。普段はこんな雪の日に外に出る事は少ない、けど。今日は気紛れにお散歩に行きたくなって。――其の気紛れを行動に移すから、こうなるンだって解ってるのに。)  ……ここは、何処なのですかあ…。  (えぐ、瞳にいっぱい涙を溜めて、掠れた様な声。) [Sun 21 Mar 2010 21:20:51]
お知らせ > コレットさんが来ました。 『  ( 行ったり 、来たり 、 )  』 [Sun 21 Mar 2010 21:16:44]
お知らせ > SPECTERさんが退室されました。 『第二幕、了』 [Fri 19 Mar 2010 23:08:47]
SPECTER > (立ち回りの直前で不自然に行われる暗転。 そしてぎこちない殺陣。 活劇シーン以前――あるいは、公演開始初日頃の――演技と比べると、微妙に雰囲気が異なるような気がするのだ。 勿論、劇としての面白さは損なわれていないし、演劇通でもなければハッキリと指摘はできないかもしれないが。 それでも、しばらくの間、劇を見に来た客達は活劇シーンに違和感を覚える事になるだろう……) [Fri 19 Mar 2010 23:08:40]
SPECTER > (第二幕は、そんな状況下のヴェイトスで、吸血鬼に立ち向かう女性ハンターが主役となる。 彼女は吸血鬼との戦いを通じてスペクターと邂逅し、彼もまた吸血鬼なのではと考えて追跡を開始する。 一方のスペクターは如何なる理由によるものか、吸血鬼の脅威から彼女を救い、守り、その戦いを手助けし……かと思えば、時に偽りの情報を与え、吸血鬼から遠ざけようとする。 二人は時に対立し、時に共闘し、会話を積み重ねながら、奇妙な友情を育んでいく。 その一方、ヒロインである女ハンターは、自分の記憶に奇妙な欠損がある事に気づき、その謎にも翻弄されていく。 そして空白を埋める為、何かを知っていると思しき貴族――吸血鬼との噂がある――の舘に乗り込み、捕らわれの身となってしまう。 彼女を助けるべく現れたスペクターもまた、窮地に陥り……というところで第二幕は終わるのだが)(おや、と観客達は首を傾げていた) [Fri 19 Mar 2010 23:06:17]
SPECTER > (ヴェイトス市に影が落ち始めてから、早くも数年が経過した。 殺人事件や行方不明事件の数が少しばかり上昇し、夜には何処からか悲鳴が聞こえ、市民達は震えて眠る日が増えた――言うまでもなく、吸血鬼である。 この脅威に対して敢然と立ち向かうVHGの面々であったが、しかし状況は芳しくない。 市の上層部にさえ吸血鬼が食い込んでおり、結果的に彼らへの風当たりが強まってきていたのだ。 そして、もう一つの問題が存在していた)(――SPECTER――)(そう呼ばれる、髑髏面の怪人。 躊躇無く殺し、闇夜であっても昼間のように疾駆し、獲物を狩り立てる、黒衣の男。 特徴だけ抜き出すと紛れも無く吸血鬼のそれだが、彼はそうではない。 スペクターの標的は、吸血鬼なのだ。 吸血殲鬼(VAMPIRDZHIJA)とでも呼ぶべきその存在に、彼らは翻弄され続けていた) [Fri 19 Mar 2010 22:58:21]
カイン > (スラムや暗黒街で犯罪が繰り広げられ、自分以外に誰も助けに入らなかった事――自警団の管轄外であるし、“善良な市民”といった類は、厄介ごとに関わりたがらないのが普通だ――目玉泥棒という名の連続殺人鬼が未だに蔓延っている事――芸能横丁でさえ殺人を犯している相手に対しての捜査方針としては疑問が残るものの、少女が犯人と言うことは俄かに信じがたいものだし、何より自警団は人手不足だ――そして肉塊と臓物とが蠢く、死霊術師の舘――その死体が非合法に獲得されたものだという証拠が無い以上、外法であっても魔術の研究に過ぎない――これらの事件を目撃して、精神が変容しない方が奇妙であろう。 現状、屋根上を駆け回って犯罪者を襲う鉄仮面の行動は、狂人のそれだ。 直接に会話を交わすか、或いは犯罪から救われた者でもなければ、その存在を歓迎するわけもない)(ここ数日間、その鉄仮面の行動が鳴りを潜めているのは、自警団員に負わされた傷によるものだ。 右腕が上がらないのでは警邏などできない。 こうして舞台に立つのも本当は困難なのだが、出なければ出ないで怪しまれる。 無理を言って、立ち回りの場面だけ代役、という事で出演を継続させてもらっているが……さて) [Fri 19 Mar 2010 22:46:55]
カイン > (劇団ツァラトゥストラの舞台裏。 革製の衣装を着込み、傍らに髑髏の仮面を置いた主演俳優が、左手で新聞を握り締めて毒づいた。 クズばかりだ。 怪物の跋扈する現状を、ただ依頼者に丸投げするだけで傍観している自警団。 自らの手では何もしようとしない市民達。 そして、怪我でまともに戦うことのできない自分。 此処は誰の街だと思っているのだ。 ヴェイトス市だ。 ――ヴェイトス市に暮らす、何処にでもいるような平凡な人たちの人生が踏み躙られているのだ。 誰にとっても他人事ではないはずなのに)(それは誰だって持っているような、真っ当な怒りだ。 悲惨な事件や何かを耳にした時、そのような事をする犯人は死んでしまえば良いのに、と思うような……或いは、被害者達の事をかわいそうに、と思うような。 しかしカイン・グレイホークないしアイゼンリッターの感情は、異常なほどに強い。 犯罪者、怪物の類への憎悪は、もはや狂気の域にまで達している。 居住区の治安を守る事が目的であり、人手が足りず、武力も少ない自警団にとっては、依頼を出すことも当然だろう。一般の市民もさして問題視はしていない筈だ。 ただ、彼がそう受け取らないだけで――幾度と無く目にした悲惨な光景、それに対する自警団の反応、そしてマガツヒが彼を変えてしまった) [Fri 19 Mar 2010 22:37:32]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――クズばかりだ。』 [Fri 19 Mar 2010 22:31:26]
お知らせ > レェナさんが退室されました。 『(ゆっくり、ゆっくり。 家路をたどって。)』 [Fri 19 Mar 2010 00:40:29]
レェナ > (どっちにしたって次の舞台は初めて家族が見に来る。 変なプレッシャーを感じずにはいられないが、 自信を持って出せるものに仕上げることは、これまでとかわりない。 いつもどおり、いつもどおりやっていく。それしかない。 )   (大きく息を吸って、はいて。 肺に冷たい空気をいれて、もやもやしたものを吐き出そう。 そうすればしっかりと前を見据えて、しっかりとした足取りを取り戻すだろう。 )   [Fri 19 Mar 2010 00:39:29]
レェナ > (元気ついでに、こっちに様子をみに来るなんて書いてあった。 しかも全員で。 )  …――――   (想像しただけでため息が出る。 幼馴染にもこの旨は伝えるべきだろう。 きっと大騒ぎになるからってあらかじめ耳にいれとかなければならないだろう。 )  [Fri 19 Mar 2010 00:29:58]
レェナ > (雪は実家を思わせて。 ほんの少し今より寒くなる。  )  (もう一度封筒に視線を戻すだろう。 差出人の名前は懐かしい父の名前。  飛び出してきてから数年経って、 とうとう見つかってしまったようで届いた手紙。 内容は娘を心配する父の言葉が暑苦しいまでにつづられていた。)  …   はぁ    (白い息は漂って消える。 父と兄弟たちは元気そうだ・・・。) [Fri 19 Mar 2010 00:23:16]
レェナ > (まだまだ寒さの続く雪の夜道を大きな荷物を背負いながら歩いて。 こないだ頂いたチョコの味を思い出す。 期待して待ってくれている人たちのためにもいいものを作らねばと、気合の入る味だった。 )  よし、頑張らねばです  (なんて独り言をつぶやいて。 凍りかけた道を慎重に進むだろう。 おもむろに、かじかんだ手を荷物の中に探らせて、 かさり 一通の封筒を取り出す。 ぎゅっと眉に力を入れて、それを見つめる。)    …  はぁ  (ため息と一緒に眉の力を抜けば、困ったように空を仰ごうか。 漆黒の空から白い雪がちらり降り続けている。)      [Fri 19 Mar 2010 00:17:59]
レェナ >  んー… っ  (歩きながら首を傾けて筋をのばす。 最近稽古にかける時間が増えて、バイトをしていたときとは違う部分に疲れが出る。 体の内部から構造改革中のようだ。)   あぅ・・・  (筋肉痛。 これはきっとダンス指導のせいか・・・ 。 今日の昼間の稽古を思い出せば思わず苦笑を浮かべるだろう。 おかげさまで団員たちのスキルアップは必至。 感謝感謝でもう頭が上がらない。) [Fri 19 Mar 2010 00:09:23]
レェナ > (がちゃん。  音を立てて立て付けの悪い戸を閉める。 事務所の戸に鍵をかければ小さく息を吐く。)    戸締り よしっ  と。   (稽古も事務的作業も一通りすまし、 団員のいなくなった事務所も掃除して。 すべてを終えればこうして戸をかけて帰る。 慣れた日常の一こまはもう流れ作業のようなもの。 戸に背を向けて大きくのびをすれば、家路に足をのばそうか。)   [Thu 18 Mar 2010 23:55:28]
お知らせ > レェナさんが来ました。 [Thu 18 Mar 2010 23:45:35]
お知らせ > ビャスリムさんが帰りました。 『(最後には“死神”出て、頭、抱えた、)』 [Wed 17 Mar 2010 17:05:07]
ビャスリム > (――タン、) ……ッ、……“審判”の…逆位 置……? (黒い眉が潜められる。十字印の中央、最初にめくッたカード。一枚目の運命は“障害”だ。いま直面している問題や具体的な正体を示す位置。“審判”の逆配置が意味するモノは“執念”。全てに置ける“悪い予感”と“再起不能”。不吉すぎる。力量以上の挑戦、荷が勝ちすぎるゆゥ意味 なンやろうか。方角、は。また一枚、) ……暗黒…街…やろ か……、(ツ と視線を投げン。あッちか。ややなぁ。行きたないなぁ。怖い人らに見つかッたら、また何か、怒られるもン。眉が下がる。少し情けない顔で三枚目を、)(――タン、) ……せや から、“吊るし者”の…逆位置とか……、(どない せいッちゅゥねンな。ケルト・クロスで左に来るカードは“近未来”だ。“無駄”や“苦境”。さらに“実らない成果”の意。取りあえず全部が全部、自分の手に負える事態じゃァないと良ゥ理解した。深読みすれば、ソレは自分の戦闘スタイルは向かない。敵に物理的な干渉はあまり効果がない。そうとも取れる。頭の中身、食う、言うンやもンな。いずれ手ェ降しとンの、妖物には違いなさそう、やけど、) ……幽霊…とか、やッたら…どないしよ……、……む…ムリや……、……せやッ たら、オレ…、絶ッ対、ムリやぁぁ……、……せゃかて…出来る、思ぅたもン……、オレ でも…、何か、力ン、なれる…思ぅたン やもンン……、 [Wed 17 Mar 2010 17:00:03]
ビャスリム > (だから準備に当たッてビャスリム=ビューローが最初に始めたことは、武器の手入れや情報収集じゃなく、振り切ッて占いだッた。他人との積極的な会話は自分に向かない。外れない手枷をいじり廻しても始まらない。傷薬や薬草を買う金もない。人脈、ない。どうせなら、確実にできること、した方がいい。なけなしの第六感。運命をカードに託す。そゥして敵の位置を知る。性質を知る。手口を知る。出現時間を知る。有効な攻撃方法を知る。もちろン占いは占いだ。当たり前に100%は的中しない。自分の占術に自信があるわけでもない。けど、太陽の明かりが届かないなら、星の恵みがあッてもいい気がする。しないより、多分、ずッとまし。何より自分で決められない方針、カードが導いてくれるから。)(人より大きい地黒の手のひら、骨太い指先。慣れた仕草でカードを切ッて行く。ゴーグルに映る呪的な紋様。クルクル巡る。) ……“現在”…“過去”…“未来”……、“過程”と…“結果”……、“ハジマリ”と…“オワリ”……、(相反するモノを言葉に乗せて。カードに全てを委ねて。顕在意識。潜在意識。障害。予兆。光明。解決策。スプレッドはケルト・クロス。道程を示すアルカナ――、) [Wed 17 Mar 2010 16:46:34]
ビャスリム > (空を見上げる。見えない太陽。景色は相変わらず不明瞭で分かりにくい。曇ッたモノで遮られるヒカリ。何時間しても大地を照らさない。雲の上は晴れているだろうに。世界には、どこまで境界線があるンだろう。オレの見る世界に、いつ光は差すンだろう。明るくない。ちッとも明るくならない。地下にいても外に出ても、故郷にいても旅立ッた場所も、ガンディアもヴェイトスも、あの国もこの街も、―――どこも、)(「お前だけでも、この闇から抜け出せ」。あなたは、そゥ言ッてくれたのに、)(薄暗いのは、みンな、一緒 だよ、ザンビアナ、) ……、……占い…せな……、(伏せる瞳。落ちる睫。カチャ リ、ゴーグルを掛け直す。荷袋をモソモソして水晶玉とタロットカードを取り出そう。青年風貌は今回の事件の正式名称を知らない。“夜魔”だか何か魔物の名前も分かッてない。仕事は概要と内容、目的を理解していれば大体やれる。報酬は割合気にしない。貰えればいい。自分みたいなのが討伐依頼で、いたずらに敵の手強さを先読みしても、ただ怖くなッて怯むだけだ。意味、あンまりない。あッちが自分より強ければ、何したッて強いことに変わりないンだから。) [Wed 17 Mar 2010 16:36:56]
ビャスリム > (ただ、依頼を請け負うことができたときは、少なからず安堵した。名乗り出るのに勇気がいッた。ぜッたい門前払いされると思ッたから。オレの顔、知ッてる人、出てきたらどゥしようと思ッたから。「お前、今度は何をやッたンだ」「お前みたいな悪いヤツが何しに来たンだ」ッて顔されると思ッた。とにかく、しかられるンだと思ッたら怯ンだ。また怒鳴られるのは嫌だッた。やッぱりいい顔なンて、されなかッたけど。)(吐息。折り畳み式の椅子に腰掛ける。) ……他…もッと、問題…あるモン な……、(オレ、たくさン。暗黒街の手駒。ガンディアの逃亡奴隷。反逆罪。色々な悪いこと、断れなかッた酷いこと、ある。自警団に捕まッて詰め寄られたときみたいに、違うッて嫌だッて、言えなくて。本当のオレ知ッたら、この間の人、なンて顔するンだろう。)(だけど、どンな思われていても今はいい。自警団の人のヤクに立ッている間は、怖いヤツらに嫌なことで、利用されない。何か盗ンでこいとか誰か殺してこいとか、言われない。汚い仕事、しなくていい。逃げられる。少しの間だけ。暗黒街と自警団。力の弾圧は似ていても、正義を掲げるだけで、こンな違う。) [Wed 17 Mar 2010 16:25:31]
ビャスリム > (横丁のいつもの位置。卓の脚をガ コンと引き出す。編み込みの黒髪とターバンの端を背中に払ッて立ち上がる。)(大柄で背の高い青年風貌はゴーグルを額にややずらす。見上げた空は薄暗い。かすみのように雲が覆ッて太陽の光、届かない。) ……“アレ”… 降らへン のな……、(切れ上がりの眼を細める。アレ。あの、白い粒。ちょッと残念に思う。見たことなくて、物珍しかッた。南国育ちの男はたいてい雪という概念を知らない。青年風貌も例外ではない。この前まで、永遠みたいに空から落ちていた冷たくて白くてキレイな欠片は、もゥ名残も見られない。アレ、溶けるから。指とか地面とか、触ッたら。良ゥ知らンけど、多少積もッても、すぐ消えるモノみたいやから。)(視界、開けてよかッた。あの白い欠片は、オレの世界、見通し悪くさせるから。残念だけど安心する。がッかりしたけど、ほッとした。矛盾しがちな感情も青年風貌のなかでは平行する。互いに反発することはない。自分の内部で「こうだ」「斯くあるべし」と言う、確定的な何かを持ッている訳じゃないから。)(そういう、自分の意志とか、不確かで。) [Wed 17 Mar 2010 16:15:12]
お知らせ > ビャスリムさんが入室されました。 『(占術卓を組み立てる、)』 [Wed 17 Mar 2010 16:04:20]
お知らせ > SPECTERさんが退室されました。 『序幕、了』 [Wed 10 Mar 2010 02:24:12]
SPECTER > (かくて、平凡な人生を得られるはずだった男は死に、その亡霊が街へと舞い戻る――――) [Wed 10 Mar 2010 02:24:01]
舞台 > (ぼんやりと立っていた男は、ややあって、ふらふらと河に歩み寄り、水を煽った。 濁った泥水は酷い味だったが、乾いた屍や地下の水溜りに比べれば遥かにマシだ。 そして水面に写った顔を覗きこんだ男は――自身の顔が、まるで骸骨のようになっている事に気がついた。 思わず手で顔を撫で、そして無表情のまま足元に転がっていた――恐らくは墓所から此処まで流されてきたのだろう――髑髏を拾い上げ、ゆっくりと自身の顔へと被せる。 ――もはや、何を為すべきかは明白だった。 ヴェイトス市を見やり、髑髏の口元が、醜く歪んだ)HAHAHAHAHA HAHAHA HAHAHA HAAAAAAA !!!!(――地獄の底を吹きぬける風のように低く、鋭く、しかし何処までも響き渡る、哄笑) [Wed 10 Mar 2010 02:22:23]
舞台 > (――やがて、男は頬を撫でる風の感触によって、自分が外にいる事に気がついた。 カタコンベから伸びた通路が、放棄された下水道に繋がり、其の末端が川辺に突き出ていたのだ。 それは途方も無い幸運であったのか、或いは何年も経つまでたどり着けなかったことが不幸だったのかは定かではないが、彼が再び地上に這い出た事には変わりない。 夜であり、星の光を覆い隠す黒雲に空が覆われていた為、そして穴倉の底で蠢いていた長い年月から、すぐには信じることなどできなかったが……。 ここはヴェイトス市であり、男が帰ってきた事実には変わりない) [Wed 10 Mar 2010 02:09:09]
舞台 > (――彼の結婚式を吸血鬼の一群が襲ったのは、全くの戯れから)(目前で両親を殺され、友人を殺され、妻を殺され、全てを奪われ、ただ独り生き残った男。 彼は吸血鬼たちの手によって教会の地下墓所<カタコンベ>へと堕とされた。 誰も訪れぬような古びた穴倉の奥底。 一寸先さえも見えぬ暗闇の中、脱出路を捜す男は、やがて狂気へと陥っていく。 泣き、喚き、怒り、叫び――……どれほどの時間が経ったのか、一日や二日、一ヶ月や二ヶ月という程ではあるまいが……それでも、男は生きていた。 葬られた屍を糧に、辛うじて……) [Wed 10 Mar 2010 02:03:58]
舞台 > (物語は極平凡な、一人の男の人生として始まる。 ヴェイトス市に生まれ、育ち、学校へ通い、友達と遊び、恋をし、挫折を味わい、立ち上がり、やがて恋人と結ばれ、円満な家庭を築く……より正確に言えば、築こうとしていた、のだ) [Wed 10 Mar 2010 02:02:45]
カイン > (もっとも、劇の途中で仮面は被るのだけど……例によって例の如く、だ。 ――目玉泥棒、アクセラレーター、その他の事を全て一度忘れ、スイッチを切り替える。 深呼吸をして、最後にもう一度、衣装を確かめる。 他の役者、裏方、同僚の皆も緊張した――けれど楽しげな様子で開幕を心待ちにしている。 自分は芸能横丁が好きだ。 この騒々しいヴェイトス市という街は大好きだが、その中でも、特に。 何よりも、この……皆が笑みを絶やさないという点が気に入っている)(そしてブザーがなり――幕が上がった) [Wed 10 Mar 2010 01:56:33]
カイン > (――新作の初公演。 中規模の劇団である以上、座席数も大手劇団や大ホールとは比べるべくもないけれど、満員御礼となると相応のお客さんが来ていることになる。 連続活劇アイゼンリッターをやっていた頃以来じゃあないだろうかと、舞台裏で密かに笑う。 なんだかんだ言って、やはり自分は――というよりカイン・グレイホークは――役者なのだろう。 鉄仮面を被って悪漢と戦うことと、人を楽しませることは、別に矛盾はしていない)(舞台衣装を纏い、深呼吸。 素顔の役者として舞台に立つ――それも主役として、となると、これは初めてだ。 先達て劇団を訪れた自警団員には、役者として相応しい振る舞いをしてはみせたものの、やはり緊張は覚える。心地良い類のものであるのが、唯一の救いだが) [Wed 10 Mar 2010 01:53:03]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――劇団ツァラトゥストラ』 [Wed 10 Mar 2010 01:48:38]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( 今日は仕事後に、素敵な御褒美をたくさんいただいてしまった )』 [Tue 9 Mar 2010 00:06:35]
キヨ > ( あめとむちとかなンだそれ羨ましすぎます初心者サンたち。 …。 ) あぁ、 なンだか似合いますよねマリアさん。 ( 春の川辺、だなンて。 絵になると思えども、吹いてる時にばったり出会うコトを思えば嬉しいような恥ずかしいような。 )  え ぁー… ( 刺されるのとチョコを量りにかける数瞬 ) いやしかしもったいない。 ( ぼそ、と零すけども、 せっかく戴いたチョコをダメにする気もなく。ゆっくり味わって、いただきます。 ) はい、 任せてください。 ( 商品を全て受け取ればお待たせしました、と後について店を辞そうか―― ) [Tue 9 Mar 2010 00:05:41]
お知らせ > マリアさんが帰りました。 [Mon 8 Mar 2010 23:58:14]
マリア > (目の色変えて指導してます。初心者指導者は、飴と鞭戦法を練習中。良い指導者になれるようがんばる。) やったあ。 これから暖かくなってくるし、川辺の散歩を増やそうかな。 (楽器素人だから音が鳴ってれば良いんです。知り合いってだけで3割美味く聴こえる魔法もかかるから大丈夫。)  どうぞどうぞ、 (慌てふためく彼女はかわいらしい。にこにこと、観察するかのように眺め。) でも刺されたら困るから、なるべく早く食べちゃってくださいね。 (これは冗談。) はい、行きましょう。 もし帰り道にリートさん見かけたら教えてくださいね、 (彼女のお会計を待ってから、ドアのベルを鳴らして外に出る。) [Mon 8 Mar 2010 23:57:37]
キヨ > ( こんなに穏やかでおしとやかそうなおなのこがすぱるただなんて、…ものすごく練習見に行きたいキモチに駆られたのはともかく。 ) え、あ。 あー、 れ? ( お世辞、ってわかってても。 こう、緩い笑みのまま動揺が露。 お会計の手がもたついてお金落としそうになったり、 ) あー… ぅ、 ん。 たまに川辺とか海岸あたりで吹くことがあるので、…機会があれば、 ( なンて照れ交じりの曖昧な約は、お聞かせするのが余りにも申し訳なくて。 )  ( ぇへら。 疑問符浮かべた顔に、笑顔のまま反応を待ち ) はい。 ( どういたしまして、と手を離せば―― ) …を? ( 空いたばかりの手に差し出されたチョコ。 思わず反射的に受け取ってから、ぱち、と瞬き ) えッ、 …ぅ、 わ、 い、 いいんですか!? ( あ、声がひッくりかえった、 )( ぱくぱく、空気を求めて魚みたいに口が動く。顔があついから、きっと赤くなってるンだろうななンて思った ) わー… ええぇ、 コレはマリアさんのファンから刺されるフラグ? いやでも、 あの、 … ありがとうございます。 ( 戴きます、と唇笑ませながらも神妙そうに。包みを両手で大事に持ち直し ) ぇ、と。 よろしければ別れ道までご一緒しても? ( よろしいですか、と商品を受け取ればかくンと首傾げ。 というかお嬢さんは既に会計終わってたンだから付き合せてしまっていることになるけども、 ) [Mon 8 Mar 2010 23:44:35]
マリア > (踊り子はスパルタなので、ダンスの質が上がっていることは保障します。) (にへら、) ぜんっぜん? (面白そうに、彼女と同じ音で繰り返し。) フルートかっこいいじゃないですか。ぜひ聴きたいです。 (頭悪いだなんて、いやいや、そんなことないですよと首を振り。音楽の世界も奥が深そうだ。) ――え? (差し出された袋を、なにか珍しいものでも見るように凝視すること数秒。) ほんとう?  ありがとう。 (にっこり。遠慮なく受け取った。 女二人、日持ちしなくてもあっという間になくなります。 それに、) じゃあこれはキヨさんに。 (すでにお会計済みのヘーゼルナッツチョコ5つ、受け取った手逆の手で差し出した。) [Mon 8 Mar 2010 23:32:22]
キヨ > ぇへへ、 ( 向けられる柔らかな笑みに、浮かぶ笑みは更にゆるっこく。あぁ、かわいいなぁなンて。 )( しかしほンと楽しみだ。無意味にリズムを取りたくなるような心地。今回はどンな音を織り交ぜて、舞台が進んでいくのだろう? ) ―― いいえ、ぜんッぜん! ( いっそ清々しく、笑みのままでそう告げて ) オジサンの影響で、フルートだけは吹けるンですけどね。 ホラ、わたし頭悪いので技術的なコトはどうも――、 ( あはは、と髪を無意味に弄る。 単に吹きたい時に吹くだけ。趣味の域を出ない。 ) はい。 あぁ、コレは―― 、 ( 一つだけ別に、手提げ袋に入れて貰った詰め合わせの箱。 受け取れば貴女に向き直り ) ―― レェナさんと、マリアさんに。 ( どうぞ、と差し出そう。 既にお土産あるけれど、チョコだから日持ちしますよね。 ) 舞台、楽しみにしてます。 [Mon 8 Mar 2010 23:21:13]
マリア >  もちろん! (つられて頬が緩む。ほんわり。) へえ、歌が歌えて楽器も演奏できるなんて多芸。 ハープ、神秘的な音がきれいで良いですよね。 ―― 楽器は詳しいんですか? (リートさんを見つけたら弾いてもらわなきゃ。とつぜんやってきてハープ弾いてください、なんて怪しい踊り子。) …、 (次々に袋に入れられてゆくお菓子。 くすり笑って。) キヨさんもだれかにお土産? (量がひとりじゃ多いかなって。いや一人で食べても良いんですけれど、大量のスイーツを食べる体系には見えません。) [Mon 8 Mar 2010 23:12:09]
キヨ > わぁ、そうなんですか! ( わかりやすく、ぱッと顔が輝いて、 ) うわぁ。うわぁ。 …たのしみです、決まったらぜひ教えてください。 ( また見に行きます、ッて半ば確定的に。勢い込んで何度も首を上下させ ) はい、歌声もイイですけど実はわたしが先に惹かれたのは彼の奏でるハープの音色で…、 ( てへ。 やっぱり楽器なのでした。 ) そちらもオススメしておきます。 ( 微笑んで、軽く肯く。 最近会ってないけど元気だろうか、病に侵された時を知っているだけに心配もひとしお。 ) へぇ…、 なるほど。 ( じゃぁ、煌耀が食べられるようになったらまた買いに来よう。 ヘーゼルナッツ。 ) ンー…、 わたしは、 そうですね、 ( ヘーゼルナッツも入った色ンなチョコの詰め合わせと、 )( ホットチョコ用のチョコレェトと、 ) ( ミニカップケェキ、 ) ( ビターガナッシュのトリュフ ) ( 色々考えてたら、なンか多くなってしまった。 ) [Mon 8 Mar 2010 23:04:37]
マリア >  ふふ、 (知っている。好きなパフォーマーを追い掛け回すのも難しい。) ありがとう。 レェナちゃんちの次の大きな公演には、わたしも踊りだけ参加させてもらうつもりなんです。 (演劇のなかでの踊り。新しい経験は勉強になることばかり。) リートさん? (記憶をたどる少しの間 ―― 踊り子はずいぶん昔彼に会ったことがあるけれど、それはたしか夜の公園で、彼が歌い手であったことも知らない。) ――歌を聴いたら、もしくは会ってみたら、知ってるかもしれないです。 こんど気をつけて見てみますね。 (わたしを好きだといってくれるキヨさんの好きな歌い手。きっと気に入るに決まっている。)  わたしは、 (箱を示して) コレが好きなんです。シンプルで気持ちよく甘いところが。 (つられてカウンターに視線を動かし、でもどのチョコも好き。) ヘーゼルナッツ、お勧めですよ。 (もしかしたらなにか買ってくのかな、と思って。) [Mon 8 Mar 2010 22:53:21]
キヨ > うーん、演奏の方は―― 気になるヒトはいるンですけどね、 ( 中々演奏のタイミングと合わなくって、と微苦笑浮かべ ) 劇団ならレェナさんを、踊り子さんならマリアさんをプッシュしますよ。 歌い手さんならリートさんですかね…、…知ってます? ( かくん、首を傾げ。 みなさんどこか共通する雰囲気をお持ちな気がするのはわたしの好みの問題でしょうか。かかか。 ) へぇ、 ( お土産、と示されたチョコを見、視線をマリアさんに戻し ) じゃぁ、マリアさんはどンなチョコが? ( わたしもナッツチョコとか好きです、と再びレェナさんへのお土産をチラと見。 カウンターに並ぶチョコを見 ) [Mon 8 Mar 2010 22:39:33]
マリア > (いるのならそれは、踊り子を通り過ぎてカウンターに並んだチョコレートに注がれている可能性が70パーセント。ここのチョコレートはほんとうに美しくて美味しい。 ウェイトレスの向いてる可能性が25パーセント。フレンドリーな店員にファンが多い。 残りの5パーセントにキヨさんを入れさせていただきたい。) 演奏?すてき。 だれかとくべつ贔屓してるひとはいるんですか? (お仕事おつかれ様。彼女のさりげない気遣いは気づかないほど自然。) (合計金額に、ヘーゼルナッツのチョコレートを5つ加えてもらう。紙幣を一枚手渡しながら。) レェナちゃん? (きょと。考えるように視線を天井に向けて、すぐに笑みが漏れる。) レェナちゃん、なんでも食べますよ。 甘いほうが好きなのかなァ。 (おつりと箱に入ったチョコレートを受け取って。) これもお土産なんです。 (レェナちゃんへの。) [Mon 8 Mar 2010 22:30:44]
キヨ > ( 今この瞬間にも店内から熱視線送っているひとがいないとも限らない。 含むわたし。…。 ) はい、演奏聴くの好きなンですよね―― 今日は仕事帰りなンですけれど、 ( ぇへ、と笑って隣に並ぶマリアさんの邪魔にならないよう、肩掛けカバンを掛けなおす。 ) ( マリアさんがお会計する様子に あ、とほんの微か声をもらし ) …そうだ、マリアさん。レェナさんって、どんなチョコがお好きかわかります? ( 並ぶ商品へチラと視線向け ) [Mon 8 Mar 2010 22:18:05]
マリア >  お久しぶりです。 (なぜに声量が落ちた?とくに気にした様子もなく。 ほら、ポピュラーな名前、たぶん、だから、おんなじ名前だってだけで手に汗握る人はいませんて、たぶん。) このへんはよくいらっしゃるんですか? (カウンターまで進んで彼女の横に立つ。 バックの中からお財布を取り出す様子を見て、店員が合計金額を出してくれるのを気配で感じながら。) [Mon 8 Mar 2010 22:12:58]
キヨ > ( チョコレート。 ) …ううん。 ( そういえば、渡しそびれている。 ) ( せっかくだから、何か買っていこうか。あぁでもまだ煌耀には無理かな。 ホットチョコ、くらいなら―― )  … お? ( 耳に届いた愛らしい呼び声に思考を中断して振り向きましょう ) あぁ、 マ、 ( 思わずぱっと一面に笑み浮かべ、名前を呼びかけてもごッと口を一度閉じ、 ) …お久しぶりです、マリアさん。 ( ぇへへー。 さっきよりは声量を落とした、こそっとした声で名前を呼ぼうか。 いやほら、ゆうめいじんだし。こっそり。 ) [Mon 8 Mar 2010 22:05:21]
マリア > (ベルの音が耳に届くのを合図に席を立ち上がる。支払いと、幾つかのチョコレートをお土産に選ぶのに同じくカウンターに足を向けて、あ、と思わず声が漏れた。) キヨさん。 (懐かしい友達に会ったような笑みと一緒に。) [Mon 8 Mar 2010 21:55:55]
キヨ > ( 仕事帰りにそっと、入り口のカウベルを揺らした )( 喫茶より購入のつもりで、向く足はカウンター近く。 薄暗い店内と相俟って、元々余り視力のよくないわたしの目に貴女の姿は朧―― 残念ながらまだ気付くことが出来ずに。 けれど貴女にはカウベルの音も耳に届いただろうし、音に顔を上げればわたしをみつけるのはきっと簡単。 ) [Mon 8 Mar 2010 21:51:03]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『( 甘い香りに惹かれて )』 [Mon 8 Mar 2010 21:46:51]
マリア > (昼、とくに薄暗い曇りの日、は外の席、夜はキャンドルで暖かい色に染まる中の席が、踊り子は気に入っている。 ホットチョコレートが人気の飲み物だけれど、いつでもたっぷりとミルクの入った紅茶を注文してしまう。 一口サイズで、いっそ芸術品のように素晴らしいチョコレートを3つ一緒に注文するとき、飲み物もチョコレートだと甘すぎてしまうから。) (小さな店のテーブルは全て埋まっている。席についてからずいぶん経つことに気がついて、机に広げた紙を一枚ずつまとめて丸めてバックに差し込む。) [Mon 8 Mar 2010 21:43:28]
マリア > (もう一週間もしたら、さらに彼女のなかで膨らんだ世界観が踊り子のもとに届けられるのだろう。それは踊り子にとっても純粋に楽しみな事柄でありながら、彼女の熱意には僅かに嫉妬を覚えさえする。) (顔をあげて店内を見回す。狭い部屋の中は、濃くて甘ったるいチョコレートの香りでそこらじゅうが満ちている。 こじんまりとして店内に数席、外に数席しかテーブルのないこのカフェは、もとはチョコレートの専門店なのだ。) [Mon 8 Mar 2010 21:35:16]
マリア > (レェナちゃんちの劇団は、全体的にここ数ヶ月で格段に良くなった。役者ひとりひとりのやる気が顔を見て伝わってくるくらい違うし、関係者の数もゆったりと増えているようだ。それになにより、) (紙を見つめたまま、すう、と目を細め、そこに書かれたお話の詳細をできる限り鮮明にイメージする。 彼女の作るお話は、前よりずっと深く味わい深いものになったと、素人目に思う。それは間違いなく、いままでバイトに割いていた時間を丸ごと劇団に使うようになったからだろう。)(彼女はいま良い波に乗っている。) [Mon 8 Mar 2010 21:26:06]
マリア > (夜はまだまだ冷えるけれど、春の気配を含み始めたやさしい季節だ。芸能横丁は、一年のうちで春が一番美しいと踊り子は思う。) (最後の一口を飲み干して重たいカップを机の隅によせる。もし手の空いたウエイトレスが下げにきたら持ちやすいように。)  ふうん、 (声は小さくため息のように漏れる。机の上の幾枚かの紙は、幼馴染の役者からもらった次回公演の詳細が書かれている。見慣れた字を、もうこれで何度目か、最初から読み直す。) [Mon 8 Mar 2010 21:17:05]
お知らせ > マリアさんが入室されました。 [Mon 8 Mar 2010 21:07:05]
お知らせ > ルビエ@“運命の人”さんが帰りました。 『(共に歌われることのない独奏の歌が、細く細く――、)』 [Mon 8 Mar 2010 07:35:25]
ルビエ@“運命の人” > A hh …、…―――h hh…―――、(始まる調律。グラグラする頭を壁に預けて唇だけが音をつむぐ。ぽた ぽた。落ち続ける身体のしずくをメトロ=ノォム替わりにして。そゥ失望。羞恥。運命に対する憤怒と未来に向ける恐怖。今なら歌えるのかもしれない。原作の歌姫の音域と表現力に歌手のかたがたのどなたも歌い上げることのできなかッた“The Phantom of the Opera”の“カルロッテ”が。) ………ごめン、なさイ、(――ディル、)(こころの、鳴るままに、任せて、)(くずれた唇がすぼまれば、紅い筋と共に流れるソレはそォッと始まるオペラ。“The Phantom of the Opera”の第二幕。怪人の策略で喉をこわした歌姫カルロッテのつンざかンばかりのアリア。栄光の座から滑り落ちる瞬間の彼女のこころ、彼女の絶望、彼女の驚愕、魂。声のつばさに乗ッて朝もやのなかで、歌えソプラノ。響けアルト――、)――…Desagreable. Dieu…、(“嫌よ、神さま!”)(悲鳴のように、) ――…Pourquoi est ce que… vous prenez ma lumiere…?(“なぜ、私の栄光を取り上げるの?”)(哀しみを、) Pourquoi… est… ce que vous m abandonnez……?(“なぜいま、私を見放すの?”)(現実になる絶望感、) Dans――… mon vous… ayant donne beaucoup de voix si loin…――!(“私は今まで、貴方のためにたくさンの、たくさンの声を捧げてきたのに!”)(誰もいない薄闇のなかで、いくつもの傷で出来あがる歌は響く。かすかに、小さく、奇跡のように。あァ、馬車のすきまから朝日のひかりが幾すじも差し込ンできている。こうしているとわたくしも、まるで物語のなかの怪人のよう。舞台からこぼれる恵みのひかりになぐさめられて、おぞましいモノにまみれながら暗闇でひとり唄を唄いつづける。それは恐らく、これからも。カルロッテにはカルロスもビアンジもいて、彼女といッしょにテナーとバスの三重奏を響かせたのだろう。彼女はステージの上で。わたくしはいま、馬車の片隅で、) [Mon 8 Mar 2010 07:31:01]
ルビエ@“運命の人” > (失望と。恥ずかしさ。そして収まりようのない憤怒。すでに起こッてしまッたことへのやり場のない憤り。そして今まで積み上げてきた栄光をうしなッてしまうことへの…、これは…彼の、恐怖…?)(あァ、これは、)(冷たい床に打ち捨てられた仔鬼の眼が、腫れあがッた瞼を持ち上げて括目する。すでに薄くなりつつある闇の中でひかる紅。真紅の瞳にこうこうと燈る情熱の火。ソレは天啓を受けて一秒ごとに強くなる。)(かハ ッ、)(裂けた唇から胃液がもれてツッと顎へしたたるのを弱々しいしぐさでぬぐう。血みどろの半身をズル とおこして傍らの壁にもたれかかろう。口元の膿と血と涎を拭いて時間をかけて整える呼吸。荒く上下する胸がしだいに起伏をなだらかにする。) ――…もうシ、わケ、ござイ、ませン…、デぃル、ノ、る、ト…、(呟きが涙に濡れる。あまりにも申し訳なくて、自分が恥ずかしくて。ごめンなさい。ごめンなさい、ディル。罪深いわたくしを許して。わたくしはあなたの輝きと誇りを傷付けてしまッたのに。あなたを悲しませてしまッたのに。この期に及ンでなお、唄うことばかりかんがえている。あなたの失望と怒りに感応してあたらしい音ができあがる。酷いこと。不遜にもあなたのこころを犠牲にして、わたくしはみずからの奥から新たな音楽ができあがろうとしているのを感じている。)(でもわたくしは、もゥ。わたくしの中で完成されるこの歌の衝動をおさえきれない――、) [Mon 8 Mar 2010 07:20:32]
ルビエ@“運命の人” > ………――、(ディル の、)(30分程度がすぎたろうか、それとも1時間くらいたッただろうか。少しは気の晴れたディルノルト=シモンが充満する悪臭に辟易して立ち去ッたずいぶン後だ。馬車のすみに置かれた舞台用の描き割りのうらで、襤褸切れのようなありさまで転がッた影が小さくわななく。ほンの少し、――コホ、)(自分自身の血と膿で頭髪から爪の先まで濡れそぼり、汚れきッた仔鬼はうつぶせに倒れ伏したままソッと咳き込もう。コレ以上、もゥどなたの気にも障らないようにソッと。痛めた肺に空気を入れなければ声が出ない。声が出なければ唄えない。ディルの今夜のステージがままならない。) ………ッ…、(頑張ッてヒュ と風音。プシ 血の粒が鼻の奥から散る。干からびた喉まで届かない。あァまだ、だめ、)(ディル の、)(ディルの気持ちはよく分かる。よりにもよッてあのような大事な場面で失態をおかすなンて。なンて惨いことをしたンだろう。罪もないディルノルトが皆様のまえで恥をかかなければいけない理由などドコにもないのに。わたくしの喉がまだ完全に調子を取り戻していなかッたせいで彼はあのような目にあッて。皆様に見つめられてどンなに恥ずかしかッただろう。どンなにがッかりしたことだろう。彼の失望と羞恥を思うと胸がつぶれそうになる。) [Mon 8 Mar 2010 07:07:04]
ディルノルト@“運命の人” > (触ンのもキモいから靴の先だけで血と膿汁だらけの顎を持ち上げてやる。うわッ、タダでさえ陰気なツラがホラーなメイクになッててマジウケる。顔中が腫れて傷口から汚ェ体液が流れてドロドロのベチャベチャだ。気色悪い気持ち悪い。あーあ、てめェの何百回も価値のある大事な興行馬車の床に汚物をボタボタ落とすンじゃねェよ、このカス。髪の毛でも掴ンで上向かせてやりたいところを我慢して爪先で顔を正面から踏みつけてやる。俺の白魚のような指を汚すワケにはいかねェからな、そら、グリグリッと、) なァ〜…蛆虫チャンよォ…今日のアレどうしてくれンのよマジ。“コノハナ”ッてさァ、俺のメインソングなワケね。――どれだけ! 大事か! 分ッかッてンだろ、その腐れ頭でもよォ!!(ソレをトリでしかもサビで半音落とすとかマジ有り得ンし。俺に恥をかかせやがッてこの能無しが!!)(バきッ、ゴキン、大道具馬車の暗がりからは湿り気をおびた鈍い音が断片的に響いてやまない。端正な横顔を嗜虐的に歪めたフェイクの青年は音楽家らしく罵声の感嘆符でリズムを取りながら拳を振るう。ときおり通りかかる団員達は皆、音にも光景にも耳も目もくれない。ディルノルトだッて馬鹿じゃなし“アレ”の喉は潰すまい。汚れた場所の掃除は“アレ”にやらせればいいだけのことだ。止める必要などどこにもない。) [Mon 8 Mar 2010 06:57:15]
ディルノルト@“運命の人” > (哀れッぽく伸びた黒い手の先を俺は見逃さない。両手で床に這いつくばッて許しでも請うつもりか? この俺の気を逆撫でして「ごめンなさい」で済むと思うのかよ。第一考えてもみろよ、そのクソみてェな脳みそで。お前がこの俺に許してくれッて? はァ?何ソレ取引? お前と俺が会話なンて高等な真似ができる立場なモンか。調子乗りやがッて、この下等生物が!!) ――ざッけンじゃねェッッ!!(ぐシャ ン、)(長い脚を振り上げて力任せに踏みしだく。足の裏で腐液まみれの手が潰れる感触。か細い悲鳴が空気を裂く。ツンと鼻を突く濃い異臭。卑らしい感触だ。嫌らしい声だ。ドブから生まれたような姿してるくせに女みたいな高い声出しやがッて、マジ気持ち悪い。あァ汚ェ、靴に汁が着いた。上等なブランド革なのに台無しにしやがッて、このゴミ、)(爪先を後ろに振りかぶッて腹を思いッきり蹴り上げてやる。ヒュゥ、クリーンヒット。ごぶ だの、がはッ だの呻いて黄色い液吐きながら油虫がひッくり返る。そうそうソレでいいンじゃン? ニンゲン分相応の声が一番だぜ。あ、違ッた。お前ニンゲンじゃなくッてゴミだッたよな、悪ィ悪ィ、) [Mon 8 Mar 2010 06:47:32]
ディルノルト@“運命の人” > (腹が立つ、腹が立つ、腹が立つ腹が立つ腹が立つ。度を越したムカ付きで腸が焼き切れそうだ。この俺の大事な大事なハラワタがだぞ。大罪だ。コイツは処刑されるべきだ。その腐液まみれの貧相な首をギロチンの穴に突ッ込ンでな。腐ッた血を撒き散らしてさぞ良ゥく飛ぶだろゥよ、)(ディルノルト=シモンの白い拳は、夜があける前からずッと休まる事を知らないよう。膿染みだらけのローブ姿に容赦なく振り降ろされる。絹のような繊手が力任せに殴打するたびに飛び散る黄色い体液。頭をかばッて倒れ伏したその格好が気に入らない。抵抗しませンと諸手を挙げて宣言するような弱腰の姿勢が気に食わない。コイツの声も、コイツの眼も、耳まで裂けた口から出てくる会話にすらならない片言言葉の成り損ないまで、コイツのやらかす一挙手一投足が俺様の癇に障る。この俺を誰だと思ッていやがる。このシケた楽師団は誰のお蔭で今まで営業してこれたと思ッてンだ。譜面にそッて演奏するしか脳のない楽師どもや音域2オクターブが限界のド下手くそな歌手連中や、ましてお前みたいな気色悪ィ汚物まで、慈悲深いこの俺がみィンな養ッてやッてンだろゥがよ。身のほどを知りやがれ蛆虫野郎、) [Mon 8 Mar 2010 06:35:10]
お知らせ > ディルノルト@“運命の人”さんが来ました。 『(腹が立つ――、)』 [Mon 8 Mar 2010 06:23:54]
お知らせ > リコさんが帰りました。 [Sat 6 Mar 2010 00:53:20]
リコ > ( …………しかし、それにしても。 ) 話してただけなのにえらい疲れたです…………。 ( 肩が凝った気がする。 昨夜忠告を受けたばかりだが、まだ休むわけにもいかないし………ん? 先程いろいろとメモした手帳を眺めながら、ふと立ち止まる。 ) アイゼンリッター……目玉泥棒……アクセラレーター………。 ( いっしょくたにしていたが、これは全部別の事件じゃなかろうか。 アクセラレーターは目玉泥棒の参考人だが、もはや別の事件と化している。 ………三つも事件を抱えていれば、それは疲れるはずだ。 重たい溜息をついて、リコは横丁を後にした。 ) [Sat 6 Mar 2010 00:53:19]
リコ > ( ふむ。 最後に礼を述べてから劇場を後にし、情報を整理する。 一応、極端に不自然な内容はなかった。 …………ただ、隠そうと思えば隠せる範囲だ。 またもや、本当にまたもやだが、証拠は何もない。 ない、が…………少なくとも実際に会う前よりもあやしく感じたのは確かだ。 俳優という職業柄、何処か演じているくさい部分があるのかもしれないが………嘘を言っているか、本当のことを言っていないか、そういう匂いがする。 何かをつかめたわけではないが、リコは自分の感覚を信じることにした。 ………したからって何ができるわけでもないが。 ) [Sat 6 Mar 2010 00:51:03]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『鉄仮面を被って犯罪と戦うなんて、まともな人間のする事じゃないですよね?』 [Sat 6 Mar 2010 00:46:46]
カイン > あー……そうですねぇ。 自分も世間一般で聞いてる噂と同じ程度にしか知りませんが。 良い奴かと聞かれれば疑問ですが、助かってる人もいるんだから悪いとも言い切れない。(問われたことに苦笑を浮かべつつ、そろそろ時間なのでと席を立ちながら頷いた) 奴のお陰で舞台が終わって、給金が下がったのには参りましたがね? (ともあれ、それだって新作で挽回はできそうだ。 当時の自分が迂闊だったというのは否定できないけれども。 まあ、と。 去り際に貴女のほうを向いて、肩を竦めてみせた)一つ言えるのは。 実際、あの劇をやってた奴の言う台詞じゃあないんでしょうけども。 [Sat 6 Mar 2010 00:46:20]
リコ >  ええ、そんなにお時間は取らないと思うのですが―――アイゼンリッターについてお聞きしたいのですが。 ( まあ今日の本題はこれだ。 相手がアイゼンリッターであるという確証を得られると一番楽だ。 が、実際問題として期待するのは、怪人アイゼンリッターの心理状態や、その他もろもろをこの会話から想像することができないか、ということだ。 本物と贋物とを比べてやろうというのだ。 本物が本物だとなおよしというだけで。 ) とはいえ、もちろん劇団で公演なさっていた劇ではありませんです。 巷を騒がせた怪人アイゼンリッターもどきについてですが、ご存知ですか? ( 劇団の人間であれば当然知っているだろうし、暗黒街に足を踏み入れているなら聞こえないはずがないだろう。 だが、一応聞いておく。 ) [Sat 6 Mar 2010 00:40:50]
カイン > (相手が切り上げてくれて助かった、と内心で安堵する。 今の自分はカイン・グレイホークであって、アイゼンリッターではない。 相互の繋がりを感じさせるような、主義主張のぶつけ合いは遠慮願いたいものだ。 ともあれ、そういった犯罪地区に平気で足を踏み入れるような迂闊さを印象付けることができたのなら、それは成功と言えるかもしれないが。 危機感の無い一般市民という印象は、アイゼンリッターとは乖離しているだろうし)ええ、今にして思うとゾッとしません。 こうしてピンシャンしてますがね、何とか。(そう言って笑う。 全くだ。 あの場で逃がすという迂闊な判断は、ゾッとしない。 仕留めておくべきだった。何としても)ええと、まあ、内容にもよりますけれど、聞くだけならば。 そろそろ此方も稽古に戻りたいので。 [Sat 6 Mar 2010 00:36:59]
リコ >  あなたはそれでいいと……………いえ、結構。 ( 価値観の違いからくる問答は時間の無駄だ。 どうせ熱くなって理屈じゃなくなるのがリコだから、気をつけないと。 ……暗黒街に本社のある企業が進出することはあり得るだろう。 だがそれと、境界が曖昧になっているということは同意ではない。 スラムはともかく、暗黒街は暗黒街だ。 犯罪者の巣窟でまっとうに暮らす一般人という響きが既に矛盾している。 それは被害者か加害者か、そのどちらかだ。 ) ふむ……………いえ、まあ仕方がないですね。 お怪我がなかっただけ、よいことです。 ( 吸血鬼アクセラレーターに関してはあまりネタが入らなかった、か。 まあ性格の不一致から考えて、彼が遭遇した時期と現在との間に、何かがあったらしいのは確かだが。 ……いや、ネコかぶってただけかも。 うーん。 ) わかりましたです、ありがとうございましたです。 最後にもう一件お伺いしたいのですが、お時間は? [Sat 6 Mar 2010 00:26:29]
カイン > (閑話休題。興味はあるけれど、自警団員と二人して頭を捻っていても、答えは出ないだろうし)まあ、ヴィノテークなんかはあっちの方にお店がありますからね。 ……けっこう、行ってる人は多いんじゃないですか?(Vinotiqe、裏にバルトロッツィ・ファミリーがあるファッションブランドで、女性向けのブランドTozziとあわせてヴェイトス市に進出してきている。 まあ、バックがアウトローである事の認知度はそう高くないだろうとは思うけれど、暗黒街と一般居住区の境目は、とっくの昔に曖昧になりつつある。  そして暗黒街やスラム街にも、真っ当に暮らしている一般市民は暮らしているのだ。 昨夜の会話を思い返し、微かに苦笑いを浮かべた)化け物……だとか――つまらない、だとか。 そんな感じの事を言っていたように思いますが、細かい部分に関しては、どうにも。(良く覚えていないというよりも、わからなかった、という方が正確だ。 支離滅裂な内容で、あっさりと逃げ出してしまい、思わず呆気に取られて追う気も無くなってしまったくらいで) [Sat 6 Mar 2010 00:18:28]
リコ >  さあ………どうしてですかねえ。 ( 考えたこともなかった。 きっとそれなりのご馳走に見えながら財布的にはそこまで高くはないという、そういうラインにあるからなのではないだろうか。 天丼は高いし、親子丼だとなんだかなあ、であるし。 そんなもの出されたらつい口も緩くなりそうだ。 ) 演じる分には構いませんですがね…………。 ( よくいままで無傷でいられたものだ、と思いはした。 居住区よりだろうと暗黒街は暗黒街だ。 境目は明確だ。 明確でなければ――どこで線を引けばいい。 犯罪者と、一般人の。 ………まあ、どうでもいい。 聞き取った飲み屋の名前をメモして、脳内地図と照らし合わせる。 ちぇっ、こいつら前に私に知らぬ存ぜぬを極め込んでたですよ、なんて。 ) わめき声の内容は覚えておいでですか? どんな細かなことでも結構です。 ( しかし、この吸血鬼の証言にしても、難しい。 リコの遭遇した吸血鬼とは若干性格に違いがある。 ) [Sat 6 Mar 2010 00:07:27]
カイン > ああ、やっぱり。 なんとなくそんな気はしてたんですが……しかしなんでカツレツなんでしょうかねぇ、アレは。(素朴な疑問だ。というか、いったい何処の誰があんな展開を思いついて実行し始めたのやら。 まあ、古典的な王道というのは、誰にとってもわかりやすいからこそ王道足りえるのだが)なにぶん、正義の味方ばっかり演じるわけにも行かないんですよ、舞台の上ではね。 ――ただ、お話は良くわかりました。 気をつけます。(どうもきちんと伝わっていなかったようなので、改めてはっきりとそう宣言する。 ――カインとして暗黒街での情報収集が出来なくなるのが辛いところだが、まあ、元よりそう多く実行してきたことではない。 問題は無いだろう。今のところは)ええ、大丈夫ですよ。 何て言ったかな、確か――(と口に出すのは、暗黒街でも比較的居住区よりの、平凡な飲み屋の名前だ)……と、会話の内容ですか。 夜でしたし、最初の頃は特に気にもしてなかったので……何とも。 女の子はホワイティアだったように思うんですが――ああ、あと、白い女が、なにやら喚いていたのは覚えてます。 [Fri 5 Mar 2010 23:59:28]
リコ >  カツレツですか、ないですねえ、そういうのは。 一応出入りしているお店があるですから、出前で出せますですけど、費用は当人もちですね。 ( 取り調べられる側が食事する権利はあるけれど、取り調べる側が出してやる義務はない。 第一、食いものでつられたとかそういうのを言われると厄介だ。 ) 私としては、背筋を伸ばしてまっすぐ歩く方が格好いいと思うんですがねえ。 ( これは本音だ。 リコはフォーマルな格好ばかりで、あんまり崩した格好とかはできない人種だったりする。 妙に崩しても格好悪くなるだろう。 だからよくわからない。 いまわかるのは、今回の忠告をこの俳優はあまり真面目には受け取っていないだろうということだけだ。 多分また行くだろう。 平気で。 ) はあ、なるほど。 それがアクセラレーターだ、と。 一応その酒場も教えておいて頂けますですか? ( 自警団の自分が訪ねていっても答えてくれるとは思わないが、一応。 そして、もしこれ以降あなたがまたそこに来ていると聞いたら、次は渓谷になりますです、と改めて釘をさしておいて。 ) 覚えている範囲でよろしいのですが、会話の内容や、その場の人物などはお聞かせ願えますですかね? [Fri 5 Mar 2010 23:50:23]
カイン > (ふと思い立って墓参りに行った際、墓地で頭に何か被っている人物と少女が会話をしていた。 すると突然、辺りに霧が立ち込め、あっという間に吹き抜けたかと思ったら真っ白な女が現れていた。 あとは丁々発止。 女が空を飛んで槍のようなものを飛ばしたりとかの大立ち回り、というわけだ)……で、あっという間に皆いなくなってしまったんで、幻覚でも見たかと思ってたんですがね。 その――暗黒街の酒場に行った際、酔った勢いで「そういえばこんな事があった」と話したんですよ。 そうしたら、どうもそいつは有名な吸血鬼らしいと言われましてね。(それで通報したのだと、VHGで伝えたのとほぼ同じ内容を繰り返した) [Fri 5 Mar 2010 23:41:25]
カイン > ええ、ありがとう。(笑顔で頷く。――互いの腹の底はどうあれ、応援されて嬉しくないわけがないからだ。 次へと続く活力となってくれる。 鉄仮面として彼女にどう対応すべきかはともかく、役者としては期待に応えるのが筋というものだろうから)ふぅむ……そんなものですか。 やっぱり、舞台の上と現実というのは違うんですね。 となると、取調べの時に自警団員がカツレツを差し入れてくれるというのも、実際には無い?(今は懐かしのステロタイプな展開だ。 一向に口を割らない容疑者に、厳つい顔の団員が泣かせるような話をして、白状するとカツレツでも喰うか?などと優しく語り掛けるとか何とか。 舞台の上でもとんと見かけなくなってしまったが)ああ、アウトローが、というわけじゃありませんよ。 アウトローの『歩き方』が格好良いというだけです。 ……まあ、この辺りは難しいところなんですけどね。 無法者を題材にした劇なんてのもありますから。(子供達が犯罪者に憧れるような内容は、個人的には不満だけれど、信念を貫く生き様は素晴らしいと思っている。 まあ、忠告はありがたく受け取っておくとしよう。 カイン・グレイホークとして、だが)えぇと、そうですね。 実際、自分でも半信半疑なんですが――なにしろ、あまりにも現実離れしてたものですから。 [Fri 5 Mar 2010 23:41:05]
リコ >  それでは私の方でも精いっぱい応援しないとですね。 ( 言っていることに嘘はなさそうだ。 俳優としての意識というか、そういうのがあるのは感じる。 仕事意識がある人間というのは活力あふれるものだ。 ) とんでもない。 我々もそういうときは大体必死でして、凝った台詞なんて思い浮かばないものですよ。 ( 大抵、待てこの野郎とか、そういう怒声の類だ。 一応自警団のものだ、くらいは言うが、あまり恰好よく言えた記憶はない。 ) アウトローが格好良い、などというのは他の団員の方には聞かせない方がいいかもしれませんですね。 もちろん、観客の皆様にも。 暗黒街の酒場で汚い商売に触れていないところなどないですから、お気をつけて。 いらぬ疑いをかけたくはありませんですよ、我々も。 ( 苦笑しながら、しかし指すべき釘はさしておく。 暗黒街は、少なくとも現状に置いてそんな気易い場所ではないのだ。 たとえば今の相手のような格好をしていれば、それこそ身ぐるみはがれる程度には。 ) まあその件に関しましては、あくまで軽ーい忠告です。 まあ被害にあっても大した相談はいたしかねますという程度のですから、お気になさらず。 ( 場所が場所だけに自己責任だ―――と、まだ二つ聞くことが残っている。 急ごう。 ) ところでVHGへの通報ですが、二度手間とは思いますですが、お聞かせ願えますですかね? [Fri 5 Mar 2010 23:29:14]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Fri 5 Mar 2010 23:20:53]
カイン > そうしてくれると、此方としても嬉しいですね。 家宝に――はならずとも、自慢の一品程度にはできるよう、努力させてもらいますよ。(具体的にはこう、十数年後に鑑定してもらったら結構な額がついた、程度には。 活劇役者として大成すること自体は目的じゃあないけれど、その過程で多くの人を喜ばせる事ができるのだから、決して手を抜くつもりはない。 その方向性は、鉄仮面を被って犯罪と戦うことと、なんら矛盾してはいないのだから)舞台の上でも、あまり言う機会が無いものでして。 ――ああ、でも自警団なら機会はあるんじゃないですか? 小説なんかでは良くありますよね、犯人のアジトに踏み込む、とか。(自警団を題材にした演劇なんかでもあるか。 まあ、死ぬような台詞は、そういった場面でしか言って欲しいとは思わないが。 現実に人が死ぬのは、勘弁願いたいものだ、本当に)――ああ、その件ですか! いやあ、面目ない。 『格好良い歩き方』となると、やっぱりアウトローの方々が一番なのでね。 参考にさせてもらうついでに、酒場なんぞで一杯二杯、と。 ええ、以後は控えさせてもらいます。(バツが悪そうに頭を掻いて、苦笑い。 やはりVHG経由の通報だったか。 酒場で酒を呑んだ際にアクセラレーターの情報を聞いた、という風には伝えてある。 これも矛盾してはいない――筈だが) [Fri 5 Mar 2010 23:18:56]
リコ >  ありがとうございますです。 大事にしますです。 ( そういえば色紙とか持ってきていなかった。 そういうところ慣れていないとだめだ。 追っかけとかはそこら辺すごいのだろうなあ。 さっと確認したサインの字体に、見覚えはない。 まあならどうでもいい。 今後役立つこともあるかもしれないが、しばらくはプレミアがつくまで保管だ。 ) ふふふ、なるほど、確かにそういう類の台詞は、言ってみたいものですねえ。 ( リコとしても、自警団だ、動くな! とか、なんじゃこりゃあああ! とか言ってみたい。 後者は死んでしまうが。 ) やんちゃさんですねえ。 今回の忠告は、どうも暗黒街に顔を出すことがあるとお聞きしましてですね。 あ、これはVHGに対するあなたの通報からわかったことですけど。 ( たまたまだ。 それがなければ知ることはなかったろう。 ) ご存知の通り、暗黒街はブラックマーケットや犯罪が横行しているです。 善良なる一市民として、出来れば今後は控えていただきたいのですが。 ( 笑顔のままではあるが、一応言っておくべきことは言っておく。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:11:30]
カイン > それじゃあ、リコさんへ、で。(そう何人も有名俳優を抱えているような劇団ではないけれど、アイゼンリッターショウで握手会やサイン会を開いた名残で、待合室には色紙と筆記具が完備されている。 手早く、けれど丁寧に署名して、彼女へと差し出した。 ――尚、以前に自警団へ送った手記の筆跡とは、だいぶ異なる。 サインだからという事もあるが、アレは意図的に乱した文字で記したものだからだ)答えられる事ならば。――ああ、プライベートな質問は劇団を通して、と。 うん、いや、一度言ってみたくてね、こういう台詞も。(などと笑いながら、素直に頷いてみせる。 活劇役者としての実力はあるが、最近になるまで話題にならなかったのだから、無理も無いのだけれど。 ともあれ、忠告との言葉にはふむ、と不思議そうに首をかしげた)どうだろう。 思い当たる節がありすぎて困るね。 [Fri 5 Mar 2010 23:03:42]
リコ >  そうですねえ、リコさんへ、とお願いしますです。 団宛だとなんだかもったいないですから。 ( 営業スマイルで朗らかにそう返しておく。 サインが欲しいのはあながち嘘でもない。 そういう遊びめいたこともたまにはしてみたいし、色々役に立つかもしれないから。 進められれば素直に席に戻って、さて、対面の相手に改めて。 ) ええ、本日はいくつか伺いたいことがあるのですが、まず最初に、形式上ですが忠告をさせていただきますです。 覚えはあると思うですけれど? ( 笑顔のまま小首をかしげて、そう。 ) [Fri 5 Mar 2010 22:57:59]
カイン > (アイゼンリッターとして鉄仮面を被っている際は、勤めて相手を威圧するように、低く、しかし妙に通る声を作っている。 対して、今この瞬間は普通の声だ。 或いはカインが舞台に立っているのを見た事があるのであれば、似ていると感じたかもしれないが――……)どうも、リカルドさん――愛称はリコ、ですかね? サインはどっちで書けば良いかな……ああ、自警団宛にした方が良いのかな。 いや、社交辞令でも『サインを貰いにきた』なんて経験はあんまり無いもんで、嬉しくてね。(立ち上がった彼女――間違いない、アイゼンリッターとしては幾度も遭遇し、共に戦ったことのある女性だ。 そういえば、名前は聞いていなかったっけか。 ともあれ、立ち上がったリカルド女史に座って下さいと勧めつつ、自分は彼女の対面に腰を下ろす)それで、俺に何か用があるとか? [Fri 5 Mar 2010 22:52:47]
リコ > ( 出された紅茶と変わったお菓子に、少々恐縮する。 稽古中ということは忙しいだろうに。 迷惑をかけただろう、あ、結構おいしい。 ) ああ、いえいえ、こちらこそ急にお邪魔してしまいまして、申し訳ないです。 ( 少しして現れた俳優に、リコは席から立って挨拶を。 ………しかし、役者と聞いてイメージするよりも、随分鍛えられた体だ、と服装以前にそちらに目が行った。 なるほど、舞台の上とはいえ動き回るのには体が大事なわけだ。 ………もし彼が屋根の上を走り回ろうとしたら、十分できるくらいだろう、と少しだけ考えた。 考えるだけだが、一般人にしては鋭い眼光を見ると、うん。 ) 私は自警団のリカルド・アンブロッシオというものです。 よろしく。 ( 特に声音を変えているわけでもなければ、聞き覚えがあるなくらいには感じるだろう。 ) [Fri 5 Mar 2010 22:43:54]
カイン > (自警団員を無下に扱うような団員がいるわけもなく、だからと言って媚を売るわけでもないが、普通に来客として扱われる。 待合室のような場所へ通され、紅茶と菓子が待っている間に振舞われる、という程度だが。 ちなみに菓子は果汁を寒天で固めた飴で、この劇団お手製の品として売店などでも販売されているものだ)(――ややあって――)――ああ、お待たせしました。 すみませんね、ちょうど新作の準備中だったもので。(そう言って現れた俳優カイン・グレイホークは、しっかりと鍛えられた体躯をヴィノテーク製のジャケット、シャツ、スラックス、革靴で包み、胸ポケットに色眼鏡を差し入れた、伊達男風の装いで、貴女の前に現れた。 役者というには平凡な顔つきだが、しいて特徴を挙げるとすれば、その目だ。 単に目付きが悪いと取るか、眼光鋭いと取るかは人それぞれだが、受け取り方によって印象はガラッと変わるかもしれない)……どうも、俺がカイン・グレイホークです。 [Fri 5 Mar 2010 22:37:49]
リコ >  はあ、稽古中だったですか、これは申し訳ないです。 あ、会って頂けると、はい、わかりましたです。 ( 素直に顔を出すといわれれば、こちらも素直に応じるまでだ。 会えないだろうことも考えてきているから、素直に応じてくれただけで重畳。 何か得られるものがあればなおよしだが、まあそうそううまくいくものではない。 気を楽にしていこう。 ) [Fri 5 Mar 2010 22:30:29]
カイン > (そろそろ来る頃か、という予想はしていた。 恐らくはVHG経由で名前が伝わったのだろうが――まあ、まさかそれだけで「暗黒街の鉄仮面はお前だ!」という風な展開にはならないだろう、という判断に基づいての行動だ。 新作に向けての稽古の最中、自警団員が来たという報せを同僚から受けた彼は、小さく頷きながら思考を纏め、頷いた)しかし、それだけの事で自警団が来るとは、俺も顔が売れてきたって事か。 わかった、すぐに行くって伝えてくれ。 流石に汗くらい拭かなきゃぁな?(笑みを交えて団員に答え、着替えを取りに控え室へと向かう。 一方で、それを受けた団員が貴女のもとへと向かい、その旨を説明して、少し待って欲しいと頼むだろう) [Fri 5 Mar 2010 22:26:27]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『(――ふむ)』 [Fri 5 Mar 2010 22:21:01]
リコ > ( そんなことを考えながら訪れたのは、まさしくその劇場であった。 適当な挨拶を済ませてから、カイン・グレイホーク氏の所在を尋ねると、いぶかしむような目で見られた。 ) ああ、いえ、ファンとかそういうのではなくてですね。 その………私は自警団のもので、はい。 ( 薄手のコートの上からまいた自警団の腕章を見せて。 ) 大したことではないのですが、先日暗黒街の方で見かけたという話が入っているのですよ。 それでまあ、火遊びはよろしくないですよという忠告みたいなものです。 形式上のものですけれど。 ( ついでに、サインでも貰っておこうかなあなんて思いましてですね、などと頭をかきながら付け加えて、いくらか警戒を削いでおく。 ) [Fri 5 Mar 2010 22:12:09]
リコ > ( 劇団ツァラトゥストゥラ。 芸能横丁東口より徒歩数分圏内の同名の劇場に所属する演劇団体だ。 規模は大きくはないが小さくもない、中小程度。 劇自体も面白く、巷を騒がせたアイゼンリッターもどきの事件もあって知名度はそれなり。 見に行ったことはないが、魔術を使用した演出があり、評判なのだという。 ) ……………演劇ですか………私の故郷でも結構盛んだったですけど、どんなものなのですかね。 ( ヴェイトス市に来てからはろくに演劇など見ていない。 今度たまっている有休をとって、じっくりとそういう文化的な催し事を楽しむのも悪くないかもしれない。 ―――まあ、しばらくは無理そうだが。 ) [Fri 5 Mar 2010 22:02:13]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Fri 5 Mar 2010 21:57:28]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『安っぽいチンピラと思われないようにする、って事で。』 [Fri 26 Feb 2010 01:04:16]
カイン > (さて、一先ずの目標としては――) [Fri 26 Feb 2010 01:04:02]
カイン > (カイン・グレイホークは犯罪者に対する強烈な憎悪を抱く人物ではあるが、同時に活劇で子供を喜ばせることを好む人物でもある。 それらは矛盾せずに交じり合っているし、その両者に対する努力は『装束を纏って悪漢と戦う』という点で一致している。 派手で大胆な立ち回りは、子供達を熱狂させ、同時に無法者を威圧することができるのだから)(ただ唯一の難点としては、前述の通り――彼は「仮面の演者」として振舞うことに長けていても、「役者」として振舞うことには慣れていない。 素顔での演技が苦手というのではない。 職業的にそう認識され、憧れられるような存在として振舞う――ということだ)……でも、そういう風に振舞わなきゃならないし、慣れなきゃならないんだよなぁ(劇団の看板を背負う主演俳優になるということと、人気俳優を目指すということにおいて、それは必須だ。 小さくぼやいたが、すぐに口元を引き締める。 結局のところ、何の事は無い、いつも通りだ。 『服装を糺し、らしく振舞え』という) [Fri 26 Feb 2010 00:47:19]
カイン > (もちろん用意してくれるといったって、私服として好き勝手に着れるわけでもないのだが。 いずれにしたって有難い話であることには変わりない。 演劇や活劇で舞台に立つことだって好きだし、自警活動と並んで大事なことだ。 それに給金がある程度あがれば、我が家を支えてくれている執事にだって相応の賃金が支払える。 ――唯一の難点は、そんな風に……俳優、役者として意図的に振舞うような演技には慣れていないという点だ)……やれやれ。(表情を隠す補助として、ジャケットの胸ポケットにしまわれていた色眼鏡を取り出し、かける。 幾分か気持ちは楽になったので、後は此方が頑張るのみ、だ。 口元に笑みを浮かべて、肩で風切るように飄々と歩く――威張り散らしたり、犯罪者を威圧するのではない。 人を魅せるような、颯爽とした歩き方、というのを意識しなくては) [Fri 26 Feb 2010 00:39:56]
カイン > (というのも、劇団が用立てた、業務用の衣装だからだ。 これからツァラトゥストラの主役俳優として、顔を出して表に立つ人間の私服が地味じゃあ困るというわけで、自分で賄えるまでは――まだ新作の公演も始まってない段階じゃ、賄えるわけもないのだが――こうして劇団が用意してくれるという、なんとも良い話なのだが)……どうにもなぁ。 この手の服は着慣れないもんだから。 大丈夫かな?(ヴィノテーク製のジャケット、シャツ、スラックス、シューズ。 スーツというにはカジュアルだが、芸能横丁の若者と比較すると幾分カッチリしたファッションだろうか。 肩幅が大きく、体格の良い自分には、こういった服の方が似合う――というのが衣装係の意見。 まあ、流行の派手なファッションは性に合わないから良いのだけど、不安は不安である)(特に、そんな格好になれるため、芸能横丁をぶらついてこい、と放り出された日には、だ。 鉄仮面を被ってれば、幾分か楽なんだろうが、そうもいかない) [Fri 26 Feb 2010 00:35:48]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――ヴィノテーク製スーツ、プライスレス。』 [Fri 26 Feb 2010 00:30:29]
お知らせ > ヒルダ@占いさんが帰りました。 『そして私は客を待ち続ける。その人が占いで幸せになるかどうかはわからないけれど。』 [Wed 24 Feb 2010 21:58:30]
ヒルダ@占い > ( だから占いは胡散臭いものでなくてはならない。 ) ……それって私が今目指そうと思っているものと反対のことになっちゃうわよね。 ( こつこつと信頼を築き上げていくということは、胡散臭さを脱臭させるということだ。まあ築きあげられるその信頼とやらも流石に天までは届かず、どこまでもインチキ臭さは残るだろうからそんなことを考える必要は無いのかもしれないが…。 ) ( この占いの能力は私の生まれ持った才能だ。それを活かせと神様か悪魔様が私に囁いた運命だ。貴族の息子が貴族になるのと同じように、私は占い師になり、こうして占いの力で人を正しい方向に導いたり、或いは惑わしたりしなければならないのだ。私はそこに疑問を持たないようにしよう。インチキ臭くてもいいのだ。 ) [Wed 24 Feb 2010 21:56:56]
ヒルダ@占い > ( けれども占いというのは外法であると私は考える。己の未来を見通すことは、本当ならば恐ろしいことだ。仮に私が全ての未来を見通せることが出来るとして、更に一年後にこの街が滅びることを占ったとしよう。そして全ての人たちがそれを信じたとしたら、一体誰が明日を誠実に生きようとするだろう。――私ならまず誠実には生きない。酒とドラッグとセックス三昧の一年を過ごし、街が滅びる一日前に賛美歌を歌いながら崖から飛び降りて死ぬ。 私が全ての未来を見通せるなんてことはできてはならないし、一年後に街が滅びるのはあくまで可能性の話でなくてはならないし、その占いの結果を全ての人が信じるなんてことがあってはならないのだ。 ) [Wed 24 Feb 2010 21:47:43]
ヒルダ@占い > ( このヴェイトス市に再びやってきてすぐにきっついトラブルに巻き込まれ、美人はやっぱり薄幸なのねと涙を流すが、それもどうにか安定してきた。魔女ギルドにも復帰し、こうして占いの仕事も出来るようになった。 ――美人の薄幸とその間逆はどちらが良いかという問いかけが多々あるが、私は美人で幸福以外はごめんだ。まあ、それはともかくとして。 ) やっぱりお金貯めるのは難しいわ。根気欲コツコツと…っていうのはわかるんだけど、こんなことしてたら自分の店を持つまでにおばあちゃんになっちゃう。 ( 何とかして効率よくお金を稼ぎたい。だが、リスキーなのは駄目だ。私はリスキーな話に手をだすと確実に何らかのトラブルに巻き込まれる。やはりこつこつと信用を積み重ね、この占いの仕事を繁盛させていくのが一番―― ) …結局こつこつとになってしまうわけね。 ( はふぅ、とため息。ため息をつくと幸せが逃げる?幸せじゃないからため息が出るのよ。 ) [Wed 24 Feb 2010 21:37:35]
ヒルダ@占い > ( こういう寒いときはどこか暖炉の火で暖まった場所でこの占いのお仕事をするのが一番なんだけど、いつも利用させて貰ってる酒場のご主人のお父様が事故で大怪我したとかで、今日は病院の方に行っててお店を閉めてしまっている。小さい酒場だから代わりに誰かをってわけにもいかないのだろう。まあ、命に関わるような怪我じゃないみたいだったから、その点は彼らにとってはラッキーか。でも私はどうなるのよ?この馬鹿みたいに寒い中で占えってわけ?こういうのは術者の身体的・精神的コンディションが重要だってのに。 ) 愚痴ったところで気温がグーンとあがるわけじゃないけどさ…。 ( コートに包まるようにして、横丁の通りの脇で机の上に水晶を置いて客を待っていた。ああ、早くこないかな、春。 ) [Wed 24 Feb 2010 21:24:14]
お知らせ > ヒルダ@占いさんが来ました。 『 ついてない。 』 [Wed 24 Feb 2010 21:19:43]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『(珈琲を飲み干し、警邏へと向かう)』 [Mon 22 Feb 2010 23:07:31]
カイン > (その上で厄介になるのは、相手の容姿だ。 贔屓目に見たって、鉄仮面を被った自分と、あの目玉泥棒では、自分の方が危険人物に見えるだろう。 VHGならばともかく……ヴェイトス市の司法制度が、果たして外見に惑わされずに裁いてくれるものかどうか。 そもそも自警団が目玉泥棒を解放してしまう可能性だってある。 ……ただ捕らえるだけではなく、決定的な証拠が必要だ)……コンスタンツェが刺された時、逃したのは痛かったな。(あの時、目玉泥棒の逮捕よりも、刺された彼女を病院へ運ぶことを優先した。その判断に後悔は無いが、あそこで捕らえていれば……という思いは確かにある。 いっそ、この手で――という考えも無いではないが、それは確実に一線を越える事に繋がるだろう。 様々な要因が、辛うじてそれを踏み止まらせているが……)……忌々しいな。(吐き捨てるように呟いた。 連続殺人鬼、目玉泥棒。 どうにかして、奴を法の裁きの下に引きずり出さなければ) [Mon 22 Feb 2010 23:07:19]
カイン > (実際のところ……自分に目玉泥棒が見つかるかどうかは定かではない。 が、やらなければ可能性はゼロのままだ。 暗黒街やスラム街を警邏し、芸能横丁や居住区を見張り、あの連続殺人鬼を捕らえる可能性が1%でも上昇するのなら、何でもやるべきだろう。 過日にバラ撒いたビラは、目玉泥棒の犯行を止めるのに一番有効な手だったと考えている。 吸血鬼アクセラレーターの情報をVHGに流し、目玉泥棒の容姿も自警団に伝えた)……やらないよりはマシ、だな。(自警団やVHGがコレで動き出せば御の字。もし黙殺して何もしなければ、今まで通りに自分一人で調査を続けるだけの話。 捕らえて、自警団に突き出す。 ――自分は法の代理執行人ではない。 ヴェイトス市の犯罪者には、ヴェイトス市の法に則った裁きを)殺人犯には制裁を――適切な処罰を、だ。 [Mon 22 Feb 2010 22:59:52]
カイン > (チラチラと降り続ける雪。 厄介だ、と思う。 色々な痕跡が隠されてしまうからだ。 細かな現場検証ができるわけではないけれど、それにしたって、調べることから何かがわかるかもしれないじゃないか。 もっとも、犯罪者の足元が滑りやすくなるという点は歓迎したい。 ブーツに鎖を巻いている此方が、はるかに有利になるだろうから)…………と、集中集中。(珈琲の苦味を舌上で感じながら、芸能横丁の通りへと視線を向ける。 色とりどりの服を着て、楽しげに談笑しながら歩いていく彼ら。 ――自分は、この区画が好きだ。 疲れている時に見ると、少しばかり心が休まる) [Mon 22 Feb 2010 22:23:41]
カイン > (新作に備えての舞台稽古を終えた後、適当なスタンドで珈琲を買い、ベンチに腰を下ろして通りを見据える。 傍目には芸人を適当に眺めているだけだろうが、その視線が向けられているのは通行人に対して、だ。 さしたる結果が出るとは思えないけれど、警邏に向かうにはまだ少し時間が早い。 無駄に使える時間は一分一秒さえないのだから、それを考えるとやってみる価値はあるだろう)……………。(珈琲を口元に運びながら、通行人を見やる。 探しているのはホワイティアの少女――目玉泥棒、メアリアンだ。 最近、暗黒街やスラム街では眼球を抉られた死体が発見されたという話を聞かない――彼が昨晩の被害者についての情報を得るのは、もう少し先の話だ――以上、目玉泥棒は市街地に潜伏していると見て間違いあるまい。 墓地での邂逅から、あの小娘に罪の意識が皆無であることもわかっている。 堂々とこういった場所に顔を出すこともあるだろう。 なにせ、芸能横丁で大胆不敵に殺人をしてのけたのだから) [Mon 22 Feb 2010 22:12:30]
お知らせ > カインさんが来ました。 『(見張り)』 [Mon 22 Feb 2010 22:04:54]
お知らせ > フレッタさんが帰りました。 『大抵はどっかからの分捕り物なんだけどね――』 [Sun 21 Feb 2010 03:01:13]
お知らせ > ロッティさんが退室されました。 『 みぃんなで幸せを分け合いましょう? 』 [Sun 21 Feb 2010 02:56:57]
フレッタ > それは――期待しちゃうな。色々と飢えてるだろうし・・・でも”礼儀正しく”やってよね?(中々手の及ばない区画であるだけに魅力的だが――マフィアの手の届かない位置で独立独歩、なんて考えてたらどうしようという恐怖もある。前言を翻す物言いだが、やっぱり中途半端にへたれなのがフレッタの生きる秘訣であり、この程度で終わってる理由らしい。) ―――仰せの通り。(そんなものかな、と小さく肩竦めた。 似た境遇で暮らしてても、人は優しくも厳しくもなるよーだ。) 勿論、既に取り掛かってるよ。 書類に関しては半ば仕上がってるし・・・・それが仕事なんだ。 仕上げは任せて。(すべきことを確認し、任せる、の言葉に力強く頷いた。 信用こそが”瑪瑙の鍵”の中核なんだ。金と意思が交わされ契約と成った以上、なんだってやってやるとも。) [Sun 21 Feb 2010 02:52:11]
ロッティ > 前にも言ったかもしれないけど、向こうに住むようになったらいい商売回すわよ? ―――ホワイティア居住区で委託販売なんて。 ( 折角一等地の大きな邸に住むようになっても収入が無いんじゃあ意味が無い。 暗黒街暮らしの経験を生かしてバイヤーまがいの仕事をしようかって考えているのだ。 暗黒街でしか手に入らないような品を流したり、このフレッタ・ビーチェと手を組めば非合法のアリバイ作りやら違法ドラッグの流通やらも直接マフィアを介さず美味いこと独占できそうじゃないか。 ) 甘っちょろいわ。 反吐が出る。 ( 一番の本音。 あんな恵まれた金持ちの家に生まれて金があって親戚やら兄やらも居て、16にもなって働いている様子もない。 寂しいなんて贅沢な話。 半ばまで燃え尽きた煙草を灰皿でぐいともみ消し、吐き捨てた。 ) 本当、良い向きだわ。 間空けるとロクな事無さそうだしさっさと進めちゃいましょ。 あとはあたしが彼と結婚していたっていう証拠固めよ。 ( 式を上げたという教会や、執り行った神父、証言者、なにかしらの書類、もっともらしいエピソード。 最後の一つはあたし自信があれこれでっち上げた方がリアリティがあるだろう。 推敲くらいして貰った方が良いかもしれないけど。 ) ここまできたら最後の詰め、任せるわよ? ( 報告書を受け取り、最後にもう一度釘をさす。 もう後戻りは無い。 失敗する気もしない。 やっちまえ。 ) [Sun 21 Feb 2010 02:36:33]
フレッタ > それはそうだ。 ちょっと見習ってみようかな。(三つのうち想像力以外は似た所がある為に、どん底からこの地位に至った人間だ。 この度の企みが成功したら、ってことにしようか。 なんて中途半端なブレーキはあるが、店の拡張と権力強化はいずれしなければいけないことだし。) ひとりぼっちで周りがこんなのだもの、そりゃ飢えるさ。(ロッティの印象その通りなら、それこそ絶好のカモだろう。 数分前の言葉通り、仕事に不必要な同情が沸きそうにさえなる。 啜った珈琲と一緒に喉奥に封印しとこう。) 僕のコネクションを信頼して欲しいな―― って言っても俄かに信じられる話じゃないよねぇ。 これで遅刻が許されるといいんだけど。 (お陰でフライングした書類は半分作り直し。此方のミスだしこれは仕方ない。 途端に機嫌が宜しくなる彼女に、一応の釘だけさしておくけど――)二面性だし気をつけないとね、矛盾しないように。 ・・・足場がもう十分ならそうするつもり。 街での遊び方だのに関しては――キミの方が詳しいか。(――無駄だろうなぁ。 まあ大きな計画だ、ちゃんと自重して慎重にやると信じるしかない。 調査結果を簡易に纏めた紙を差し出して、仔細は此処にね? としておく。) [Sun 21 Feb 2010 02:21:00]
ロッティ > 行動した人間にだけなんかしらの結果が訪れるってもんでしょう? どうせ何もしなきゃ一生駄目ならなんかした方がマシなのよ。 ( 楽観的でご都合的で想像力が足りないのである。 上手く行った時の儲けにはあれこれと思いを巡らすが、しくじった時のイメージは非常に甘い。 今度の事にしたって、相手は自分を信用しきっている餓鬼だし、謝るか逃げるかすりゃあ良いだろう、程度。 ) 何となく扱い方がわかってきたからねぇ…時々優しい言葉をかけてちょっとだけ飴をあげれば良いのよ。 優しさに餓えてるって奴? ( やさしいことば、0yen。 特にあたしん所はそれが有り余ってる。 いくらでもかけてあげるさね。 耳触りが良くて楽しくて安心できて都合の良い言葉を。 ) あら…最高ッの話じゃない? そんな奴が暗黒街にシケこんで女と同棲して結婚までしちゃってたって全然不思議じゃないじゃない。 なにそれ、本当? ( 都合が良過ぎて嗤っちゃう。 裏でどうしても暗黒街には来ない人間だっていう証拠があったりしたら最悪だったが、その全く逆ときた。 あたしが考えた一から十まで作りごとだった筋書きが、いっきに半分くらい状況証拠を固めてしまった感じ。 俄然機嫌もよくなるってもんだ。 ) 朗報だわね。 もう準備始めちゃいなさいよ。 あたしはあたしで思い出作りでもしてみるわ。 ここ数年分のさ。 [Sun 21 Feb 2010 02:03:13]
フレッタ > ・・・僕にキミ程度の勇気があれば今頃媚びてもらえてたのかもしれない。(恐怖というものが無いのか。 みたいな。 そう考える人はいっぱい居て、その巣窟に飛び込んでいくって事よ?) ・・・まるで調教済みじゃないか。事が済んだ後でも小動物でいてくれるといいけど――今回の件もあるし、運が回ってきてる?(気をつけるに越したことは無いのだし、少しばかりは警告も混ぜてはやるけれど。 どうも順調に進む=調子に乗る、という傾向があるのはこれまでの接触で確認済みだ。 それが行動力になってるし、一つの良さなんだろうけど。) 抜け目ないなぁ――― まぁ続きを先にね。 ・・・・彼、暗黒街や淫売窟でも目撃証言があるし、不逞の輩を家に招いてたって話もある。 目立たないようにはしてるみたいだけど、裏では随分と悪いことをしてるみたいだよ?(表裏があるというか、抜け目無いタイプというか―――そんな調査結果がつらつらと出てくるか。)・・・下手をしたら逢った事ぐらいあるんじゃないかな。 旦那様相手に妙な言い方だけどさ。 [Sun 21 Feb 2010 01:50:43]
ロッティ > 男と女が出会ってなにするってそりゃああんた。 ( なにいってんのあんた、みたいな顔をして えっくす に限りなく近い感じの口パク。 どんな男でも調子の良いリップサービスと下半身の処理だけやってやればコロってなもんだ。 男なんてその辺はみーんな一緒。 ) しかもその男の話になるとあたしの顔色窺うのよあの子。 お姉ちゃん(※お母さん)に嘘ついたのバレたみたいな顔して。 いい義姉妹になれそうだわ? ( 時折―――ロッティ・アレンビーはメアリアン・ロッドの凶行について忘れているフシがある。 若しくは都合良く解釈してナメてかかっているのか。 なにせ目の前であの無力そうな娘が人を刺し殺したり兄を監禁したり死体の眼球を抉りだしたりしている所を見た事が無いから。 メアリアンの日記の内容もやはり描いた本人の主観の所為か、そんな恐ろしさがいまいち伝わってこない。 まるっきり全く共感できない人間の異常さだけはゾっとするが。 ) ちょっと。 明細書きなさいよね? ボったくっんじゃないわよ? ( 調査費オーバー、に過敏に反応する。 金回りが良くなって浪費が増えている半面、相変わらず他人が自分の金を無駄に使うのは気に食わないようだ。 続く話に黙って耳を傾けながら煙草を取り出し、火を点ける。 「貢がせた」の辺りで少し顔を上げた。 ) [Sun 21 Feb 2010 01:36:47]
フレッタ > ・・・出会ってナニしようってのさ。 あったとして、懇意になれるかまでは保障しないよ?(まさかこの態度で接するんじゃないだろうな、とか冷や汗ものである。自分に関係の近いボスやらドンは、総じて容赦って奴が無い。 穴だらけにされるぞ。しかもその時は紹介した奴も危ない。) それは同情を禁じえないね――親切にしてまであげてるのに。 この結果を見たら尚更だ。 それとも薄々感付いてたのかな?(余計とも取れる意地悪い接触に少々呆れつつ――それでもくすす、と悪そうな笑いも漏れてしまうさ。 ロッティが狙ってやったんじゃないなら、目の付け所だけは本当に素晴らしい、と。) うん、面白い。 お陰でオーバーしちゃったよ調査費も。  ――放課後は芸能横丁が多いけど――その癖妹を理由に浮いた遊びの誘いは断ってるみたいだね。 いいお兄さんじゃないか。(此処までは普通のどこにでもある――に沿ったお話。 悪い癖だ。注目させといてわざわざ引っ張って。)これで金髪碧眼高身長じゃモテただろうね――”引っ掛けた女に大分貢がせてたみたいだし。”(報告の本旨に入ろう。 ) [Sun 21 Feb 2010 01:22:07]
ロッティ > 縁ねぇ。 ドン・なんたらと引き合わせてくれるようなツテでもない? ( たとえあったとしてもこの女に価値を感じるドンが果たして居るかどうか怪しいものだが。 若くもなければ賢くもない、特にこれといった特技があるわけでもない。 しいて言うならやたらと口が回る事くらいか。 信用できない人間とも言うが。 ) あんたが結果出してくれないとこっちも動けないのよ。 妹様の様子見てご機嫌取って来たけどさ―――あいつやっぱおっかしいわ。 お兄ちゃんはどうしたんだか、バイクツの男に入れ込んじゃって。 そいつは胡散臭いからやめとけって言ってやったのに―――ま、それで帰ってこなくなるならあたしも楽っちゃ楽だけど。 ( ペンネの皿を片付けてドッピオのエスプレッソを片手に今日もよく口が回る。 一応、人に聞かれたく無い話だし、多少は声のトーンを落としてはいるが。 ) 面白い? ( カップを持った手が止まる。 金持ちのボンボンでクレイジーな妹に殺された哀れなお兄ちゃん。 妹主観のフィルターのかかった日記からは、やたらと素敵で素敵で素敵な上に素敵なお兄ちゃん像しか浮かんでこない。 ) [Sun 21 Feb 2010 01:05:53]
フレッタ > (そのあたりの背後事情がしれてたら警戒位はされたかもしれないが―― 今の所は治安も良くて安価ないい場所 認識でいいみたいか。) 手厳しいなぁ・・・でも僕がドン・何たらって呼ばれるよーな人間だったらそもそも縁が無かったと思うよ。 (縁は大事にしないと。 とか漏らす此方も客対応の態度ではないので、ご無礼合戦はある意味痛み分けとも取れる。) もちろん万全さ―― と大見得切るには少し遅れちゃったけれどね。 何しろ特殊な事情があったから・・・・(消えかけた珈琲と半端な消費のパスタを机の端に退かして、横にあったバッグを膝の上に。) 準備と―― 調査 だったよね。  あれから色々調べたんだけれど――行方不明の旦那様、結構面白いよ?(中から引っ張り出した資料を要約して読み上げる。少し小声で。 ――生来の茶目っ気故、”当たり障りの無い部分”からいくけど。) トウィードル=ロッド 21歳・・・当時は街の大学に所属。 成績容姿ともに悪くは無く、性格は明るくて社交的―― [Sun 21 Feb 2010 00:53:13]
ロッティ > ( ロッティ・アレンビーはこの店のバックにあるマフィア組織とか、流行りのファッションブランドと同系列の店だとかそういう裏事情は知らない。 ああいう所に住んでいる割に、マフィアとの関わりの薄い人間である。 そりゃあ大組織のボスの御眼鏡にでも適えばその限りじゃあないが、生憎御縁の無い話。 しがない水商売の女だ。 ) そーねェ。 アンタがしがない雇われ店長じゃなかったら女でも百歩譲って媚びてあげられるんだけどねぇ。 ( 相変わらず相手次第で口の悪い女である。 メアリアン・ロッドの前では絶対に見せないような露骨な態度でフォークをひらひらと揺らす。 ある意味素といえば素の顔だし、自然体といえば聞こえは良いか。 ) で、ちょっとは進んでるわけ? こっちはもういつでも未亡人になる準備できてるんだけど―――ああ、「行方不明」か。 旦那は。 [Sun 21 Feb 2010 00:33:32]
フレッタ > (自分の店だってあるけれど、喫茶店でも甘味処でもなく半地下の後ろ暗い売店だ。打ち合わせや話し合いなんかを長時間行うのにはあまり適しているとは言いがたい。加えてこうも肌寒い雪の日なんだし、割合あったかい何処かの店の方がマシか――となるのは至極自然な流れであった。 そうでなくても、客のご機嫌取りに接待することも多いけど。) 同伴が僕じゃご不満かな。 これでも引く手数多なんだよ? ――休日以外は。(もちろん、主にクレーマーでだが。 壁を隣の店の隅、単純で控えめなパスタと珈琲、という出勤前頭脳労働者的組み合わせで向かいに座るフレッタは、何時も通りのいかれた男装に加えて、黒のバッグを隣の椅子に転がしていた。 一応は知り合いの息がかかった店であるし、注文も居座るのも慣れたもんだ。) [Sun 21 Feb 2010 00:20:24]
お知らせ > フレッタさんが来ました。 『=女二人雑談しててもある意味違和感無いお店。』 [Sun 21 Feb 2010 00:14:14]
ロッティ > ( その名の通り、芸能横町メインストリート沿いの一等地に構えるまだ新しいガッリア料理の店。 お高いイメージのあるガッリア料理をなるべくリーズナブルな値段で提供して一般に広めよう、なんていう試みで展開しているという。 生まれも育ちもヴェイトス市の、特に質の悪い部類で育ったロッティ・アレンビーにしてみれば何処料理だとか言われてもちょっとあんまりわからないが、まぁ、後々セレブの仲間入りするんだったらこれはこれで丁度良い入門書か。 本格的なお店に入った時、料理の名前と内容が一致した方が良いに決まっているし。 ) まぁ、それ以前に相手があんたじゃねぇ。 ( などと行儀悪く頬杖をついてペンネ・アラビアータをつつきながら雪煙る窓の外を眺める。 いい加減今年の冬は寒過ぎるんじゃないのか。 ここ暫く雪も降らなかったってのに、またこれだ。 ) [Sun 21 Feb 2010 00:04:03]
お知らせ > ロッティさんが入室されました。 『 "La Bellezza Rossa" 芸能横丁大通り店 』 [Sat 20 Feb 2010 23:56:45]
お知らせ > apxqrqlcさんが入室されました。 『JdsJPuaXKUmj』 [Wed 17 Feb 2010 01:14:07]
お知らせ > ジョゼさんが退室されました。 『 そんなこんなで、セーフハウスに向かう馬車の中、盛り上がったり。 』 [Wed 17 Feb 2010 01:09:48]
お知らせ > クリスティーナさんが帰りました。 『何だか悪いけれど、学友との食事よりも早く帰って盛り上がりたい気分だ』 [Wed 17 Feb 2010 01:03:21]
ジョゼ > ( 結局、自分が何者であるかという物語を持たないまま半分娼婦のような爛れた生活を送っている。どうやら、他人と自分は色々ちがうようで、私は彼らのように機敏ではなく、彼らは私のような能力を持たない。それでも、生きているという事はあまり変わらず、食べて、寝て、交わって、同じように暮らしているのである。不特定多数の人間と関係を持っているが、クリスティーナ・バルトロッツィは特に自分を気に入って可愛がってくれ、彼女のおかげでホームレスに等しいはずの生活のクオリティをお金に不自由しない位に高められている。 ) うん  そうする。 ( 蝶の時のクリスはなんだか凄かった気がする。朦朧としていたからあまり覚えていないけれど、ずっと付きっ切りだった。普段みたいに痛い事もしなかったし。こんな時、どうすればいいのか、よくわからない。 くっついていれば、全てが満たされるのに。 言葉は不自由だと思う。 ) たぶん、無理。 転ぶと痛いわ。( 運動能力は限りなくローである。テーブルの下でねっとりと擬似エッチが繰り広げられる中、テーブルの上では巷に出没する仮面の怪人の話から、ファッション、コスメなどと話題はめまぐるしく移り変わり、目が回りそうだ。 私は、言葉という音に呑まれて思考の焦点が定まらなくなる。 暗黒街の溜まり場でも思うけれど、彼女たちのどこからこんなに言葉が生まれてくるのだろう? 視線を落とし、指先からぴりぴりと極微弱な電気を発してクリスの性感を探る悪戯をしながら、今夜、どんな事をしよう、とぼんやりと考えながら時間をすごす。 ) [Wed 17 Feb 2010 00:52:27]
クリスティーナ > ( 最初に見かけたのは暗黒街の溜まり場だ。 単純に髪の毛の色が目立ったのと、知り合いの顔触れの中に普通に混ざってたのが目を引いてちょっと話してみた程度。 変わり種に目が無い私は喋れば喋る程わけのわからない娘に興味を持ったってわけだ。 全く通じて無いわけでも、頭が悪いわけでもないのは話してみるとよくわかったし。 それがあんな特殊能力持ちだったもんだから、ついつい連れまわすようになって。 ) そうそう、困った時は私んとこ来なさいね。 こないだも探し回ったんですから。 ( 結局件の蝶の話は何が何だかわからないまま終わってしまった。 なにせ関わったジョゼの言う事が全くわけわからないし、その後後を引く事無く無事済んでいるし。 黒ずんだ滲みを浮かばせて朦朧とするジョゼを見た時は流石に肝が冷えたし、その上で何も有効な事を出来なかった事は未だに悔しい。 犯人でもみつけてブン殴ってやれれば少しは気もすんだんだろうけれど。 ) ああ、そうね。 人が多いのと音が五月蠅いのと妙な格好してても目立ち難いのがどうしても犯罪に直結しちゃうのよね。 鉄仮面被ったショー・レスラーみたいなのが近付いてきたら走って逃げるんですよ? ( ピンポイントで。 テーブルの上でそんな話をしながら下では指を絡めていちゃいちゃと擬似エロス。 帰ったらこのままのテンションで程良く盛り上がれそうな。 ) [Wed 17 Feb 2010 00:14:30]
ジョゼ > ( この娘はジョゼというが、その名前は自称であり、何処の誰か、何処で生まれ両親は何をしていたのか、それを知っている人間はヴェイトス市に一人も居ない。本人も知らないのである。 ジョゼの世界はほんの数年前、この街の片隅で突然に始まり、成人になりかけの女性の機能と超常の力を備えながらも、人間としての経験値はゼロからスタートし、アンバランスを埋められないまま今現在に至る。 ジョゼという名前も、自分の名前も知らない娘にジョン・ドゥ或いはジェーン・ドゥ的に付けられたものであり、もはや誰が言い出したのかも覚えていない。 そんな、正体不明の人間である。 ) クリスが守ってくれるのね。 ( はんぶんこの意思疎通で伝わるのはそのくらい。それでもクリスの言う事に頷き、判った、と答えている間、手の止まっていた皿からラヴィオリがいくえふめい。 居なくなったラヴィオリを追って視線を皿、クリスと動かし、何度も口付けた唇に縁取られた口にラヴィオリが消えるタイミングでワンテンポ遅れて あ、と口が開く。 )――・・・ バッグ、取られないように気をつけて。( ふと、同席している彼女らに視線を向けてぽつり。芸能横丁に限って言えば、ひったくりやスリなどの被害が多い。トロ臭い自分など、格好のカモであり、何度も盗まれては再び買い与えてもらっている。 ) うん。行く。 ( テーブルの下、太ももの上に置かれた手に手を重ねて、戯れに指を絡ませながら頷いた。クリスのセーフハウスは好きだ。 あたたかくて、やわらかくて、いいにおいがする。 さわさわと手に触れながら、くぅっ、っとワインを傾け。 ) [Tue 16 Feb 2010 23:58:19]
クリスティーナ > ( 意思の疎通が半分くらい出来ているか出来ていないか。 交わす言葉にいちいち説明を加えたりもしないけれど、大抵の事は別にそれで構わないんじゃないかって。 根本の部分のシンプルな好き、嫌い、が伝わってればあとは些細な事。 身近に置く子はこれくらいの方が気楽だ。 ) 貴女の安全地帯でもあり、ある意味馬鹿な子が地雷を踏まない為の安全地帯でもあり…あ、それ美味しそうですね? ( 自分の皿のムール貝の香草焼きをほったらかして行儀悪くラヴィリオにフォークを伸ばす。 凡そお嬢様らしからぬ作法である。 ) 最近はこの辺も治安良くないですし、帰りは向こうの居住区と寮まで送らせますね。 ( ここ暫く物騒な話が多い、とかそんな話題から。 いちいちマフィアの幹部クラスが顔を出すような大事はそう無いが、まァ確かに暗黒街や淫売窟辺りでもそういう話は聞く。 相変わらず、件の鉄仮面がウロチョロしてるって話つきで。 ) …ジョゼは今日うちに泊まりなさいな。 ( 話の合間、そっとジョゼの太股に手を置いて耳元に囁く。 泊まりなんて話をしたらご学友一同までセーフハウスにご案内なんて事になりかねない。 それじゃあそこの場所の意味が無いし。 ) [Tue 16 Feb 2010 23:29:07]
ジョゼ > ( そんな風にマフィアの娘の寵愛を受けながらも、決まった住処を持たず、人の財布で飯を食い、他人のベッドを渡り歩く生活をしている。意図があってそういう生き方を選択した訳ではなく、自然とそうなった。 大多数には行動のトロさや頭の回転の鈍さから、頭の具合が多少宜しくない娘と思われているようである。 一枚ヴェールを挟んで俯瞰しているのが正しいのだが、抗議したり、説明したりする努力を払わないので、そのまんまである。 そういう事はあまり興味が無い。 ) あんぜんちたい? ( クリスティーナは、時々優しい顔でよくわからない事を言う。 そういう時、決まって私はその意味を知ろうと、限りなく広がる思考の地平に没入するのであった。 けれど、本当の意味を知るには時間はあまりにも早足で過ぎ去っていき、ほら、何も判らないうちに目の前に皿が並んでいく。 ) うん。 ( 湯気の上がる皿の前で、ぼんやりと中空を眺めていれば、促されて、のろのろとフォークを手にして、ラヴィオリをつつきだす。 クリスと、お友達とが何やら会話をしているけれど、他のテーブルで交わされる会話と混ざり合い、吸収されて形を持たないものになり、よくわからない。 そのうち彼女らの顔さえも、判別できなくなって、私と私以外の世界は、きっと限りなく薄いヴェールで隔てられ、ほんとうには触れ合う事はないのだろう。 ) [Tue 16 Feb 2010 23:12:32]
クリスティーナ > ( まぁなにせ自分が着せた服を着て自分が選んだ香水を使って、ご飯を食べさせて髪を梳いて(全然真っ直ぐにならないが)、セーフハウスまで連れ込んで一緒に寝るくらいだ。 殆どペットみたいな扱いだが、愛着が無い方がおかしい。 最初はそんな事はなくて、特殊な能力と人畜無害さを理由に手元に置いていたんだけど。 ) なんでも無いですよ。 貴女の安全地帯を広げてるだけです。 ( この見た目だ。 学友達も一発で覚えただろう。 こうして方々でジョゼの背後に私の存在を示しておけば、いざって時に助かる事だってあるだろう。 自発的にそういう味方を作ろうとしない子だし、近づいてくるのは下心のある奴ばっかりだ。 ) はいはい、私もおなかぺこぺこですよう。 さっさと食べちゃいましょ。 ( オーナーとその愛人にお腹空いた発言をされれば次々に料理を運ぶ店長もやや引き攣り顔である。 皆もっとリラックスしていいのに。 ) [Tue 16 Feb 2010 22:50:17]
ジョゼ > ( 花のようなデザインに折られた布ナプキンをどこから開いたものか考えあぐねてる間に、ちょちょいとクリスにちょっかい出されて綺麗にひざの上。 しかしまったくもって開き方が理解できずに他の人のナプキンをもっさりと髪に覆われた目で追っていれば、自分の呼び名が聞こえた。 ) なに? ( ワンテンポ遅い上に、話を聞いていないのがモロバレな感じで問い、またまたワンテンポ遅れて自分に集まる視線に、ぐるりと周囲を見回した。 なんだか、暗黒街やスラムでは見ない、フツーの人たちだ。 ) ジョゼ。 ( こういう時は、名前を言っておけば良いだろう、的に説明の足り無すぎる自己紹介。 承知しない、の一言に薄々クリスティーナ・バルトロッツィが只者ではないと知っている彼女らの笑顔が若干引きつり気味である。 ) おなかすいた。 ( ピンク頭はといえば、何時も通りはらぺこで、表面化の機微などお構いなしである。 ) [Tue 16 Feb 2010 22:36:54]
クリスティーナ > ( 当たり前みたいな顔をして自分の横に座らせたピンク頭の不器用な手つきにちょっかい出していると、思ったよりも早く注文の品が届いた。 トレーを持っているのがバイトじゃなくて店長直々だったりするのも何だかなぁって気もするし、待たせないのは良いけど、急ぎ過ぎてゆで加減失敗とかしてたら後でねちねちと苛めてやろう。 ) ああ、紹介遅れましたけど。 まぁ、私の大学以前からの友人でジョゼっていいます。 ぼけぼけしてますけど虐めたら承知しやがりませんからね? ( と、そこでようやく謎のピンクのご紹介。 少し前の謎の蝶の事件から回復して以来また、何だか愛着が強くなった気がする。 あんまり固執し過ぎるとよくないとは思いつつ、ついつい甘やかしたり部屋に連れ込んだり服を買ってあげたり。 私の息がかかった店なんかはもう大抵、顔パス状態である。 ) [Tue 16 Feb 2010 22:20:21]
ジョゼ > ( 大学の友人に混じってテーブルについているプラスアルファは愛人である。 ヴェイトス大学の経済学部の学生の中に、ビビッドな黒x赤基調のパンクスタイルで首輪からベルト、ブーツに至るまでスタッズだらけのショッキングピンクのギズモ頭が混じって、若干引き気味の「この人誰?何?」的な目で見られている訳である。 本人は気にした風もなく布ナプキンを不器用そうにひざの上に広げている。 ) ( 昨年末に市内をどん底に突き落とした蝶の呪いに汚染されていた体も、クリスの別邸で献身的な介護+十二分な栄養によって回復し、そのままだらだらと居座って爛れた怠惰な日々をすごし、最近漸く普段通りの糸の切れた風船のようなヒモ生活に戻っている。 今日は何故だか、こんな場にいるが、この店には何度も訪れていて、特に何も言わなくてもV.I.P扱いの無銭飲食をしており、餌場の一つである。 ) [Tue 16 Feb 2010 22:07:49]
お知らせ > ジョゼさんが来ました。 『 + α 』 [Tue 16 Feb 2010 21:59:44]
クリスティーナ > ( 学友たちには残念ながらあまり正確な素性は話していない。 この程度の店を経営するくらいの財力はある家柄だというのはもう、そもそも送り迎えの馬車が大学に来たりだとか身につけているものの価格だけでもバレバレだし、オープンにしてしまっているが。 薄々感づいている子も居るんじゃなかろうか? 家に友人を呼ぶ事はないし、大学以前からの長い付き合いのある人間が一般区画側に誰も居ないのだから、よくよく調べでもすれば分かりそうなもの。 まぁ、正直、別にバレても問題ないといえば問題ないのだけれど。 ただ周囲の反応が露骨に変わりそうで面倒臭いのと、いわゆる「カタギの視点」というのをもう少し勉強したいというのが適わなくなるだけの話。 あと何年もすればいよいよもって自由が利かなくなりそうな身の上だし、今の内に遊んでおきたいもんだ。 ) [Tue 16 Feb 2010 21:50:28]
クリスティーナ > ( ガッリア・ロゥマ地方の独創的な料理をよりリーズナブルにより広く大衆に向けて、というのが触れこみの比較的新しい飲食店がここ、芸能横町大通りと、商業地区レンガ通り店と二店舗ある。 ゆくゆくはもう1、2店は市内に作って誰でも知っている味、くらいのものにしたいものだ。 店内隅、窓際の席。 大学の学友数名+αと共に注文した料理の到着を待ちながらそんな事を語るのはその美しい赤ラ・ベレッツァ・ロッサの若きオーナーにして大学生、クリスティーナ・バルトロッツィ。 雇い店長はもっと良い席を空けて盛大にサービスをしようとしたが、毎度毎度それじゃあお客の視点がわからない。 一番じゃない席から見た店の雰囲気は? 誰もが皆受けている普通のサービスは? いきなりオーナーが現れた時のスタッフの練度は? 少し意地が悪いかもしれないが、タダでやってるんじゃない。 遊びではないのだ。 ) [Tue 16 Feb 2010 21:43:29]
お知らせ > クリスティーナさんが入室されました。 『 "La Bellezza Rossa" 芸能横丁大通り店 』 [Tue 16 Feb 2010 21:30:31]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(歪ンだ悦びと感謝をヒッソリ抱える。小さな手をソッと引いて行こう、)』 [Thu 11 Feb 2010 01:50:01]
お知らせ > アリスさんが帰りました。 『 何だか照れくさいなと思いつつも、最後には結局送って貰う事にした 』 [Thu 11 Feb 2010 01:44:50]
イェルマーレ > うン、…て言うか、敬語、使わなくッていいですよ。ふつうの友達ができたと思ッて、気やすくして下さいね?(なンて、こッちも親しげな具合で時折言葉使いを変えてみせる。無防備で無警戒で無邪気な子供。後ろ暗さのない娘は操りやすい。この子の眼に映る私に欺かれる時、無垢なその瞳がどンな反応を示すンだろう。何て楽しみ、何て期待感。これからはこの少女の関心を惹きつけておけるように、機構科学に堪能になッておく必要性がある。気が合ッて、趣味が合ッて、話をするのが楽しい年上のお兄さんの顔を造ッておかなければ。神よ、また一人、至上の宝に巡り合わせて頂けたこと、心より感謝致します。)(遠慮する少女の顔を覗き込むよう、くるンと首を傾げて、その頭髪にそぉッと手を触れンとするか、) また、そンな…、厭じゃなければ遠慮しないで? 友達になッて下さるなら、それぐらい当然ですよ? 特に淑女のエスコートですから、ね?(どゥ? と、瞳と瞳を合わせンと。ついでに出来るならハンカチに包ンだ手も握ッてしまおうか。ホラ、大丈夫。安心感。) [Thu 11 Feb 2010 01:41:13]
アリス > はいっ、アリスでいいです! それじゃ、エルクさん、で。 よろしくお願いしますっ。 ( 良くも悪くも悪意に鈍感で、世の中はシンプルで純粋にできていると思っているから口から出てくる言葉もシンプル&ストレート。 「悪い人」が世の中には居ると言う事を知ってはいても、それはこんなに身近な普通の人に混ざっているものではなくて、全然、全く、理解できない都合のあからさまな人達しかイメージができない。 だから優しげで親切な目の前のお兄さんをそんなに警戒しなかった。 大聖堂の人なんて聞けば尚の事。 ) あ、うん、はい、そうですね…そろそろ帰らなきゃ。 あ、ええと―――そんな危険な所は通らないし、何だか悪いですし―――。 ( 歩き慣れた辺りである。 暗黒街とかスラムとか(あと淫売窟)でもない限り、ヴェイトス市の大概の場所は大丈夫だと、遠慮しようとするけれど。 ) [Thu 11 Feb 2010 01:32:32]
イェルマーレ > Aが三つで…、アリス・アンジェリカ・エインズワース? うン、呼びやすい…、アリスさン? でいい?(素朴な心情の吐露に、少年はゆッくり瞬きして微笑を強めンと。胸の前でロザリオを握ッて祝福の十字を切る、儀礼的なポォズを彼女の前で一通り。) 素直な方ですね、アリスさン。それにやッぱりご親切です。貴女に神のご加護があらンことを。 …あァ、ごめンなさい、お呼び立てしたせいで…話し込ンでしまいましたね…、(自分もオルガンの調子に考えを寄せようとして。はたと夜も遅いのに、と常識的な感想ひとつ。そのあたりの感覚は余人と一緒だ。いつのまにか日にちをまたいでいるし、流石にご両親が心配なさッているかも知れない。無邪気な感性で二親さンに「このお兄ちゃンとお話してたの」なンて報告されると、あまりイイ顔されない気がする。) えェ、宜しくMs,エインズワース。貴女こそ、何か困ッたことがございましたら、いつでも聖堂までお越し下さいませ。神は迷える者に、いつでも門を開かれておいでです。(ぴこ と頭を下げられるとさらに幼い感じがする。ふふッと軽い吐息でもいちど微笑ンで、) じゃァ、仕事の話は、また後日で…、今日は僕が家まで送ッていッても構わない? [Thu 11 Feb 2010 01:23:51]
アリス > ( こういう時どうリアクションしたらいいんだろうな、なんて所在なさげにハンカチが巻かれる様をじっと待つ。 近所の男の子達とは全然違うけど、教会とかにずっといるとこんな感じなのかなー、なんてちらりと横目に癖の強い蜂蜜色の髪を見た。 ) うーん、あんまりそういう褒められかたしたことないです。 ちょっとくすぐったい。 ( ミス、なんて着ける時点でまずない。 ) あ、オルガンなら多分―――音の事はちょっとわからないから調律師の人とかに聞いて貰いながらになりますけど。 修理になるか、調律になるかも見てみないと。 ( 技師が必要な段階か、調律師が手を加えれば修正出来るレベルかっていうはなし。 仕事の話になると口が回る。 ) いえいえ、あ、大聖堂なんだ…アリス・アンジェリカ・エインズワースですっ。 こう、サインで書くと A.A.A、って。 ( わかり易くてお気に入りのサイン。 お返しするようにぺこんとまたお辞儀した。 ) [Thu 11 Feb 2010 01:10:59]
イェルマーレ > (ハンカチを巻く手つきは、お伽噺の騎士がお姫様に恭しくそうするみたいな、幸せでありふれた1シーンを模倣するように丁寧にだ。後二年、いや一年でもいい。この手と指がこのままの形で成長してくれれば良いのに。やッぱりヴェイトスは宝物庫だ。脳内を渦巻く感想は人にしては凶悪でおぞましいモノだろうけれど、例えば小さいころ、カマキリやバッタの背を開いてみた時のようなあンな感覚に近い。もちろン口になンかしないけれど、) ……綺麗な手ですね、Ms,エインズワース、(少女から見えないよゥに邪悪な弧を描いた瞳は一瞬伏せて呟かン。台詞は聞こえるかも知れないけれど「コレでよし」と立ち上がろう。顔を上げれば少女に見せる微笑みは普通の柔和な少年のソレだ。) それは嬉しいお話ですね。例えばパイプオルガンなどでも大丈夫ですか? そう言えば調子が悪かッたような――、(と、言いかけて「あァ、」と苦笑して首を横へ振らンと、) それこそ宜しいですよ、お気を遣われなくても…、あァ…、申し訳ございませン、名乗りもせずに。僕はイェルマーレ。イェルマーレ=L=クリシュケンと申します。ご察しの通り、今は大聖堂で神への奉仕を学ばせて頂いています。 …エルク、でいいよ?だいたいの神父様やシスターには通じるし、(改めて宜しくね、とお辞儀を。) [Thu 11 Feb 2010 00:59:28]
アリス > ( もし目の前のお兄さんの考えている事がわかったとしても、その嗜好に至る経緯が全く理解できないだろう。 やや機械フェチな所のある自分の嗜好に置き換えてみると少しは分かり易いかもしれないけれど。 握り易そうなグリップとか、丈夫そうなボディとか、均一な蛇腹とか、整然と並んだ鍵盤とか。 ) 教会のかたですよね? 何かあったら是非うちの工房を見に来てください! 結構何でも扱ってますから。 ( ここですかさず宣伝である。 これも癖と言えば癖。 うちの商品は良い物だっていう自負故の。 少々普通の機械よりお高いけれど。 ) あ、いえっ、痛いわけじゃあ…手袋、いつもはしてるんですけど今日はお仕事じゃなかったから――――すみません。 あの、洗って返します。 おなまえよろしいですか? [Thu 11 Feb 2010 00:48:09]
イェルマーレ > (絶賛には間違いないかも。第一関節、第二関節、指伸筋、屈折筋。触れることが叶えば、スルリと触れた手触りは皮膚一枚下の美しい骨格の作り具合が良くわかろうか。確かに同年代の子供達よりは鍛えられた感触かも知れないが、やッぱりまだまだ柔らかい。未成熟で、未発達な身体と神経。食欲旺盛は結構なこと。) へェ…、機構師さンなンですね。それであの技術を…、あァ、ごめン、触ると痛い?(エインズワーズ機構師工房。そう言えば、通いの診療所で名前を聞いたことがあるようなないような。ふーン、と思考を馳せるように顔を少し傾けて、その小さな手を両手で柔らかく握り締めンと、) いけませンね、グローブも無くッて…、貴女の技術は素晴らしいけれど、同じくらい貴女も指も大事なものなンですよ? Ms,エインズワーズ…、で、いいのかな…?(ね?ッて、笑ッてしゃがみ込まンか。特に抵抗されなければ彼女の右手にハンカチをゆッくり巻き付けよう。その間、この小さな技術師の指筋を堪能できるなら是非、そゥしてみたい。) [Thu 11 Feb 2010 00:38:49]
アリス > ( ダイエットのし過ぎはよくないが、娘が食欲に負けてホールケーキ一つ平らげて帰ってきてご飯がのどを通らなかったらお母さん的にはお説教ものである。 余所の娘さんに比べて何だか男の子みたいに毎晩沢山食べる様とかも心配といえば心配。 余所の娘さんよりもカロリーを消費しているのです。 ) お爺…祖父の代から商業地区で工房やってます。 エインズワース機構師工房っていう―――えっ、わ、だいっ、大丈夫っ。 ( 差し出した小さな手は幾らか汚れているものの、まぁ成長中絶賛(?)の子供の手。 まだまだ柔らかく、技師特有のがちがちした指でもない。 まぁ、技師といっても少々特殊な部類でもある、し。 ) [Thu 11 Feb 2010 00:28:51]
イェルマーレ > (*誤 字 とか…!! なんて言うか聞かなかったフリを…ッ!!) [Thu 11 Feb 2010 00:18:23]
イェルマーレ > (健康な子供、特に少女と言う生物はそれだけで至宝だ。近頃は何を血迷ッたかダイエットだのカロリー制限だの、無様な健康管理がすぎて見るに堪えない肌を持ッた娘も居るから興ざめする。その点、この少女は実に申し分ない。今すぐにでも路地に連れ込ンで攫ッてみてもいいくらい。駄目だな、他人に興味が沸いたら誰でもすぐ分解して、つぶさにその成立ちを調査してみたいと思う癖は抜けないからいけない。この子ぐらいの年齢の子なら、この技術と心根を神が与え賜うた環境・教育のまま、もう少し成長してくれたほうが解体の“し甲斐”がある。パイプの上で全体重を支えられるあの腰筋、背中から裂けばきッと綺麗に筋が並ンでいるンだろうなァ、)(最上霊長類の暗部を知らない瞳は澄ンでいて、少年の唇の端を持ち上げさせよう。『目玉泥棒』の気持ちが分かる。先ほどのパイプに眼を向けて、) あァ…、お小さい頃からの習慣なンですね。このような研鑽惜しまないご息女を持てて、貴女のご両親は、きッととても鼻が高く思われていますよ。…ほら、待ッて?(ぱッと出されかけた手。引ッ込めるなンて勿体ない。良く見せて?)(囁くような調子で指を唇の前に出し、(ぱッと出されかけた手。引ッ込めるなンて勿体ない。良く見せて?)(囁くような調子で人指し指を少女の唇の前に突き出し、片手で彼女の手を捉え掛けンとしてみよゥ。) …ね? ちゃァンと見せて? 指…、怪我していたらどうするの? [Thu 11 Feb 2010 00:15:44]
アリス > ( 容姿――顔立ち、体型の話をするなら、年齢よりさらに子供っぽい部類。 整っていなくはないけれど、「子供」といって差し支えない。 よく動き回る性格上、健康的な骨肉と血色と姿勢の良さは褒められそうな部分では、ある。 勿論、人の良さそうな目の前のお兄さんがどんな事を考えているのかなどわかるわけもなく、大人に混ざって仕事をする事があるとはいえまだまだ単純で純朴で、どちらかというとまだ人間の暗い面を知らない、子供である。 ) あ、えっと…うちが工房なんです。 子供の頃からああいうの、触ってたから見つけちゃうと気になってこう、つい。 ( 開けっぱなしのドアとかしっかり閉まって無い蛇口が気になるレベルで。 落ち着きなく肩を揺らして少し早口気味に子供っぽい高い声で説明しながら、また小さく笑う。 そりゃあ褒められて嬉しく無い事はないけれど。 本当にそういうつもりでやってるわけでもないし。 ) そんなに綺麗な手じゃないですよう? ほら、いつもこんなことしてるから結構汚れ…てるのを見せられてもこまりますよね。 ( 両手の指を広げてほら、と見せようとして、なに自慢だとやっぱり引っ込める。 ) [Thu 11 Feb 2010 00:02:45]
イェルマーレ > (―― 綺麗な子だ、)(修道服姿のイェルマーレ=L=クリシュケンは心内でそッとほくそ笑む。かわいらしい顔立ちだけれど、際立ッて外見的な容姿のことではない。骨格の筋肉の付きようだ。下半身に重心の整ッた骨盤と背筋、高所で平衡感覚の取れる神経規管。水際立ッた手際も素晴らしい。脳中枢の仕組みも知りたいな。ぜンぶ解体してみれば、もッと良くその組立があらわになるだろうに。ここが衆人監視の場だなンて勿体ない出会いだ事。)(数分でそンな不届きな思いを一度に過ぎらせて、少年はニコリと笑みを深くせン、くす、手を当てた顎を軽くななめに傾けて。) そのようにご謙遜なさらなくても…、貴女の年齢であのように周囲への心遣いができるということは、たぐいなく素晴らしいことなンですよ。もッと誇りになさッて下さい。(少女の様子をして見ればアンマリ褒められなれてないようだ。珍しく思う。低年齢の高技術取得者と言うものはたいがい周囲から持ち上げられ慣れていて、鼻ッ柱と我の強い人間が多いのに。)(少女の返答を聞けば「おや、」と少し見開く薄い紫色の瞳。少し屈みこみ視軸を彼女と合わせよう。それなら尚、と彼女にハンカチを勧めンと、) …いつものことなンですか。それなら尚更お持ち下さいまし。 ハンカチより貴女の白い御指が汚れるほうが、神が悲しまれましょう。 …それとも、本当に迷惑?(なンて、上目づかいに尋ねてみて、) [Wed 10 Feb 2010 23:48:53]
アリス > ( 太ってるわけじゃない。 少しだけ丸顔で、少しだけお尻が大きくて、結果ほんの少し丸く見えるだけ。 お母さんは意地悪なのだ。 ) はい? え、ああ、さっきの…あはは、なんか大袈裟過ぎるしっ…! ( 不意にかかった声に振り向けば、少し年上っぽいお兄さん―――パプテス教会とかで見るような格好の、が丁寧というか、ちょっと大げさというか、なんだか、すごい褒められている。 反射的にぺこっ、と大きくお辞儀して、少し照れた。 本当にそんな大したことはしてない。 気になったからちょっと触っただけ。 ) あ、いえっ、いつもの事ですしこれからも汚れるかもしれないし、いいですいいです! ( 手。 ああ、そういえば手袋してなかった。 けど、割といつもの事だし―――この先同じようなものがあったらきっとまた、同じ事をするし。 ) [Wed 10 Feb 2010 23:36:08]
イェルマーレ > (そンなおりか。行きかう人波の中から彼女の後ろ姿に声を掛けてきたのは、面差しの細い金髪の少年だ。地味な色合いの修道服を身にまとッた13〜14歳頃のブラザーは、小さく拍手を二、三回打とう。彼女が気付いてくれたなら、ペコリ、軽いお辞儀の仕草。横丁の人鳴りから滑り出ンと。)――…先ほどの技術を、拝見させていただいていました。貴女はお若いのに、とても細やかな心配りをお持ちなのですね。きッと、神も貴女の御業をご祝福になられておいでです。(修道衣姿の少年は、形式ばッた挨拶で語りかけて来るだろうか。そうすればふと気付いたヨに顎に指をやらン。少女の方へ歩み寄れれば、袖のたもとから白い木綿のハンカチを取り出し、そッと微笑ンで彼女へ差し出さンと、)……宜しければ、コレをどうぞ? 手が汚れてしまいましたでしょ? 余計なことでなければ、ぜひ、 [Wed 10 Feb 2010 23:24:31]
お知らせ > 少年さんが入室されました。 『―― 失礼いたします、』 [Wed 10 Feb 2010 23:14:47]
アリス > ( さて―――今日は良い天気だ。 芸能横町は今日も賑っていて、あちこちで大きな声と拍手が上がっている。 そういえばお腹も空いてきたけれど、何処か美味しそうな店でもあれば――――(お母さんの顔が過ぎった。「だからアリスはもちもちぷくぷくなのよ」ととてもいい笑顔で)――――何処か美味しそうなお店があれば、少しだけ、ちょっとだけ、何か食べて行きたいけど。 ) [Wed 10 Feb 2010 23:09:37]
アリス > ( 人通りの多い路地である。 道行く人と視線が合う度にどうぞ気にしないでくださいすぐ終わりますから、とばかりにぺこぺこと頭を下げる。 時々くすくすと笑いが起きるのは、ポンプの上によじ登った小さな娘がお尻を天に突き出して真剣な顔でバーに跨っている様がやや滑稽だからか。 そんな大したことはないけれど、ずっと放っておかれたらそのうち取っ手の部分が外れて落っこちてしまいそう。 そんな事を考えながらぐいぐいとボルトを強く締め直し、一仕事。 やりきった満足顔で一息つき、ポンプから飛び降りる。 ) [Wed 10 Feb 2010 22:50:42]
アリス > ( 両親も少し心配するくらいに機械弄りが好きなのである。 凡そ女の子らしい趣味とか何処何処の誰君が好きとかそういう話を口にした事が無く、不思議な人物だった祖父が残した本や機械に埋もれて育ち、かれこれ11年。 今もほらまた、取っ手の緩んだ青銅色の井戸のポンプを弄り始め、腰の後ろから螺子巻きの工具を引っ張り出している。 大人用のそれはやや大きく、よじ登るようにしないと姿勢が安定しないようだ。 勿論、衆目を気にする事もなくよじ登った。 ) [Wed 10 Feb 2010 22:37:13]
アリス > ( そういうものが勿論、アリス・アンジェリカ・エインズワースにもある。 家業である機構師工房の仕事もまだ見習い未満だし、昼間なんかは毎日じゃないけれど(描写された事はないが)読み書き計算、歴史に運動、程度の勉強を教える学校にも通っている。 友達だって居るし、こうして休みの日を自由に過ごす事だって普通に在るのである。 ) ( そんな休みの日にまでツナギを着て工具を腰に吊るし、ふと目に入る、普通の人は気にも留めないような灯りや歯車やウィンチの状態を確かめたり、その場で軽く修繕したりしながら芸能横町なんて場所を歩く辺り、筋金入りではあるけれど。 ) [Wed 10 Feb 2010 22:30:25]
お知らせ > アリスさんが入室されました。 『 何事もない仕事以外の一日 』 [Wed 10 Feb 2010 22:24:19]
お知らせ > キャラメルさんが退室されました。 『 はい、只今。 』 [Tue 9 Feb 2010 22:21:59]
キャラメル > ( 後は扉の方へと向かい、呼ばれるのを待つだけ。特にやる事も無いし、草臥れたメニューでも直していようか )  ……   ( 自然と溜息が洩れた。普通の日常なんて僕はやっぱり似合わないのかも知れない。こんなにも、こんなにもつまらないんだ )  ( 素に戻り掛ける思考は、視線を客へと向ければ何とか留める事が出来る )   ……  ( 片翼は、如何しているだろう )  ( 呼ばれた声に顔を其方に向け、 ) [Tue 9 Feb 2010 22:17:02]
キャラメル > ( 扉の先に居たのは女が一人。彼女ににっこりと営業的な作り笑いを浮かべ )  おひとり様ですか?空いているお席にどうぞ。  ( そう促す ) ( 客が席へと向かうのも見遣れば、少女は裏へと入り、水とお手拭きを盆の上に乗せ、客の座った席へと歩む )  ご注文がお決まりになりましたらお呼び下さい。  ( ことン、軽い音をさせ水の入ったグラスをテーブルの上に ) [Tue 9 Feb 2010 22:05:33]
キャラメル > ( 比較的どの時間帯も忙しくないこのカフェは、芸能横丁の片隅にある。店員は少女と店長のみの小さな店。値段も普通、食べ物も普通。内装が少しばかり少女趣味なのが、男性客の少ない要因か ) ( 箒で床に落ちた塵を掃き、濡らした布巾でテーブルを拭く。草臥れたメニューは片して、新しい物を置く。あっという間に仕事は無くなった )  …ふあ、  ( 不意に洩れた欠伸に、目を擦り )  …んあ…ッ、いらっしゃいませ。  ( 鳴ったベルの音に慌てた様に振り返る ) [Tue 9 Feb 2010 21:49:43]
キャラメル > ( 扉に掛けたベルの音が店内に響き渡り、少女は顔を上げた。これで店内にはもう客は居ない。くるり、と足先をバックルームに向け掛けて、ふと扉に振り返る ) ―――…良いお天気。 ( 月が良く見える良い闇空だ。羽集めには丁度良い。――片翼は、今頃如何してるだろう、なんて呆と考える )  ……、  ( 客が居ないと意識が素に戻りそうになるから駄目だ ) ( 両手で軽く頬を叩き、隅から掃除用具を取り出す。誰かお客が来るまで掃除でもしていよう。其の方が、気が紛れる ) [Tue 9 Feb 2010 21:34:14]
お知らせ > キャラメルさんが入室されました。 『 ありがとうございました。 』 [Tue 9 Feb 2010 21:28:48]
お知らせ > ラナウェさんが帰りました。 『またね。(小さく呟きを漏らして、手を振り返す)』 [Fri 5 Feb 2010 01:47:05]
お知らせ > ミニーさんが帰りました。 『 曲がり角を曲がる前にもう一度手を振った。 』 [Fri 5 Feb 2010 01:45:28]
ラナウェ > なるほど、確かに意味もなく呼び出されてたら召喚させる側も大変だもんね。 ( こくこくと小さく頷いた。 私が召喚の意味すらちゃんと理解してないっていうのはよく判った。 やっぱりこの子はすごいや。 ) うん、がんばるね。 私もミルドレッドみたいにしっかりしないと。 ( すっかり尊敬してしまった本人はもはや目標設定が完了しているようだった。 ) ん、良かった。 ( 魔法商店は芸能地区から抜けた道へ行くとその一軒しかない為、目印になる。 100点と言われればなんとなく嬉しくなって、己の精一杯の笑みを浮かべた。 見えるのは口元の微笑程度なんだけど。 ) うん、判った。 私もありがとう、ミルドレッドに会えてよかったよ。 今度、そうさせてもらうね。 ( 今思えば私はこの時嬉しかったんだと思う。 お礼を言われた事も、人と話す事さえ少なかったから。 だから精一杯の思いを込めて、ありがとうと答えた。 駆け出す彼女に私も手を振ろう。 またね、という意味を込めて。 ) [Fri 5 Feb 2010 01:41:48]
ミニー > そんなもんを公衆面前で呼び出す機会とか無い方が良さそうだけど。 本来召喚術っていうのは、悪魔とか異界の住人の知恵を借りる為につかうものなのよ。 ( 薬草の知識、宝石の知識、宝のありか、嘘吐きの正体、そういうの。 得意分野に関しては自信満々に語って見せる。 その他が全然駄目なだけに。 ) ふぅん。 まぁまだ学生なんだし? 社会に出たらもっとたいへんなのよ。 がんばんなさいよ。 ( 社会人二年生のお言葉である。 ) …そう、100点、そのとおり。 え? 脇の、裏路地に…ああ、うん…      覚えた。    ( 覚えた。 忘れないうちに今聞いたルートを辿っていかねば。 ) それじゃもう遅いしそろそろ帰るから。 えっと…まぁ、なんか、ありがとう。 なんか必要があったら召喚師ギルドで私の名前とか出しなさいよ。 ほら、魔法のアドバイスとか、知識系の調べ物とか探し物、とかー。 ( 少しは割り引きしてあげるから、と続けて小走りに駆けだし、一度振り返って手を振った。 ) [Fri 5 Feb 2010 01:31:02]
ラナウェ > へぇ、そうなんだ。 今度見てみたい、かも。 ( 段々無表情のまま目を輝かせ始める。 期待の眼差しとでも言うのだろうか。 ) うん、頑張ってはいるつもりだよ。 でも私はまだ未熟者だから、誰かと護るなんてきっとまだまだ出来ないよ。 ( いつになったらそんな事が出来るようになるんだろう。 昔のように、変な力を使わずに誰かを護れるように、なれればいいな。 ) え、…うんと。 ( 所謂触ってはいけない部分だったらしい。 ここまで判りやすく焦っている姿を見せられれば私にだってわかる。 まぁ、最初の時点で気付けなかった私に問題があるかもしれないけれど。 ) あの道をまっすぐ行くと、小さい魔法商店があるの。 そこのすぐ脇の裏路地に入って暫く進むとギルド地区の大通りに出る、だよね? ( ちょっと狭いけど、なんて付け足して。 私は正規ルートを知らないからこの説明しか出来ないけど、この子は納得してくれるかな? ) [Fri 5 Feb 2010 01:15:26]
ミニー > …巨人? まぁ、次辺りそういうデカイ系とかいってみようかと思ってた、けどー。 ( 嘘じゃない。 嘘じゃないの。 まだ伏せられてる???/☆3はそっち系の予定なのです。 高枝切り鋏とか圧力鍋とかパイナップルスライサーとかハトプロテクターとかなら召喚できるけど。 ) わざわざ学校まで行って勉強するんだからそれなりにやる気あるんでしょう? ヒトを護るなんて誰でもできるこっちゃないわ。 ( 自分で手いっぱいの人間が殆ど。 かくいうこのミルドレッド・アスキスも余程親しい人間が酷い目に遭ってでも居ない限り、そんな事が出来る気がしない。 ) あ、う? あれ、あにょ、あ…じゃなくて、あっちの、だいたい、ほら、でしょ? ( わけのわからない事をいいつつ大雑把に指差した恐らくギルド地区がある方向がブレまくった。 罠か? これは罠か! 髪の毛の中から肩の上からあっちこっちに仕事の無い妖精達を絡みつかせて露骨に焦っているような困っているような挙動を見せてなかなか歩きだそうとせず、ちらちらと顔色を伺う。 ほら、ちゃんと説明しなおしなさいよ! とばかりに。 ) [Fri 5 Feb 2010 01:02:27]
ラナウェ > 今のよりすごいのも出せるの? やっぱりミルドレッドってすごいね…巨人とかも呼び出せちゃうの? ( 私は好奇心旺盛な子供のような性格をしてる、それは知ってる。 だから自分の知ってる、というより聞いた事があるような話で思い出した事を聞いてみたりするのだ。 ) 立派…? そうなのかな。 ( よくわかんない、と呟く。 そもそも自分に守るものなんて今この街には無い。 自分が大学に入れられた理由もそれじゃない。 そう、ミルドレッドの考えは正しい。 ハリボテの思想に深い理由なんてあるわけがない。 だから、立派と言われれば『よくわからない』。 ) あれ、あの道でいいの? もうちょっとちゃんとしか道があるんだと思ってたけど…。 ( あくまで自己流で発見した道だから、ギルドの人々が使ってるとは思っていなかった。 だから驚いて問い返した。 いや、驚いたのは当然内心だけなのだが。 一応確かに道は見つかるだろうが、道の途中で裏通りを通らなければいけない。 危険はないだろうし確かに本来のギルド地区に向かう道に繋がっているが、狭いし。 正規ルートがあるんじゃないのかと考えてただけで。 ) その、なんか大変そうだから。 ( 妖精にたかられる姿を見て心配そうに声のトーンが下がる。 さっきの妖精の行動を見る限りだと道案内役、というわけではなさそうだし。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:48:46]
ミニー > こんなの初歩だもの。 もっと色々呼び出せるんだから。 あそびじゃないから、やらないけど。 ( 得意げ。 ) ああー? まぁ物騒な街みたいだけど。 立派な心がけ? ( 疑問形っぽいのは単純に、その動機とか目標にピンとこないから。 言葉面だけ聞けばそりゃあ、良い事言ってるんじゃないの? くらいの。 さっきからあんまり表情変わらないし、言葉数も多く無いし、ちょっとそれ以上深い理由みたいなのは伺えない。 ) そう、正解。 そのとおり。 ( あっちか。 ) ( 全然役に立たない妖精達をぺしぺしと掌で追い落としつつ、とりあえず目指すべき方向把握。 危うく自分の魔術に溺れて痛い目を見る所だった。 たっぷりじっくり芸能横町ツアーさせられる所だった。 ) …な、なにが。 あっちでしょ? なにも問題ないし。 ( 癖のあるハニーブロンドの髪にからまる妖精を鷲掴みにしてぽいと投げ、全然もんだいなし、と胸を張る。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:33:43]
ラナウェ > 私、召喚師の人なんて見た事なかったから、妖精さんを出したのを見てびっくりしたの。 ( と、無表情の私が言っても説得力に欠けるのだけど。 とりあえず知識が無い人物からすれば兎に角すごいとしか言い様がないのだ。 自分よりも若い人っぽいし。 見た目的にだけど。 ) ううん、誰かを守りたいからその術が欲しいだけだよ。 どちらかというと自警団みたいな思想、なのかな? ( とはいえ、自分の種族的に考えると入れてもらえると本人は思えず、曖昧な答えになってしまうのだけど。 見た目だけで言えば確かにホワイトティアのように見えるのだが。 ) ギルド地区…ならあっち。 ( 妖精が示した方向とは違う方角になるが、人が出入りをしている方角を指差す。 ギルド地区には散歩で通ったことがある為自分なりのルートであるが、その道を歩いていけばギルド地区に通じる道が見つかるはずで。 ) ……大丈夫? ( 首をかしげて問いかける。 妖精達になにやら悪戯されまくってる様子で、少し心配になった。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:19:47]
ミニー > え? ああ、まぁ、うん、そりゃあ? …召喚師だし。 ( すごい人。 というのの定義にもよるが、まぁ魔術師なんて誰でもなれるもんじゃないし、この歳でっていったらかなりレアだと思うし、うん。 ギルドじゃ極普通の平均的人材だが、まぁ、歳を差し引いたらそれでもやっぱりエリートか。 自信持って良し! ) セントー学部? 最近じゃそんなのあるんだ…なに、兵隊にでもなるの? ( 大学生ならいいとこの娘かもしれない。 騎士って可能性もあるか。 クリスティアとかと違ってこの街の騎士団って兵隊っぽいし。 …ホワイティアっぽいし。 ) そんな子供じゃあるまいし、歩けばそのうち帰れるでしょっ。 参考までにギルド地区ってどっち側だか当然しってるでしょ? ( 下手糞な誘導である。 教えてくださいと言えない天邪鬼。 ) うるさいうるさいっ、あんたたちは黙ってろっ!! も、ほんっと、役立たないんだからっ!! ( 好き好きに行きたい方向を指す妖精達に怒鳴り付ければ、「エー」みたいな顔をして各々降りて来て、召喚主さまの髪の毛を弄んだり頭の上に乗ったりせわしなく飛び回ったり歌を歌ったり好き勝手始める。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:07:19]
ラナウェ > ( 人に対して怖いだとか嫌いだとかいう感情を覚える事があまりないラナウェは警戒心むき出しにされた所で動じもしない。 というよりも、警戒心が強かったのは学園に来た頃の自分も同じだから他人とも思えない、というのが正論だろうか。 そして続く言葉におおーと、口を三角形の形にするように、無表情は変わらぬのだが目を輝かせてミルドレッドと名乗る少女を見た。 名前だけ聞いた事はあるけど、やっぱりすごい子だったんだ。 ) じゃあやっぱりミルドレッドはすごい人なんだ。 ――私はヴェイトス大学の学生。 戦闘学部に所属してるの。 ( 腰に掛けたスティレットと鞘を軽く右手の人差し指で突付く。 一応稽古帰りといったところだった。 ) そうなの?それじゃあお節介だったかな……。 え? ( 上空から聞こえた声。 なにやらあちこちに指を差している。 これは、えっと、なんと言えばいいんだろう。 ) つまり…どこ? ( 頭上を見上げたまま問いかけてしまった。 一応鼻が利く為、一箇所だけ妙に強い、甘い匂いを先程から感じていたが、そっちにも指が差されてて、まさか…そういう人なのかなと内心で呟いた。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:52:40]
ミニー > ( 特別今、機嫌が悪いとかキツく当たっているとかでもなく、いつもこんな具合である。 ビビりで警戒心が強く、幼少から年上に混ざって過ごしてきたせいか同年代よりも自分は大人だという自負が強く、その割に幼い外見にコンプレックスが強く。 さっきまでなにやら陰鬱な気持ちになっていたようだが、一連の妖精の騒ぎでそんなものは吹っ飛んでいた。 ) おわ、いきなり自己紹介…なに?なんのひと? おおっと人に尋ねる時はまず自分からね。 私はミルドレッド・アスキス。 召喚師ギルド「ディアボロス」の召喚師ッ。 ( それはもう誇らしげに胸を張った。 実際少し、エリート意識があった。 ) 違うっ。 迷って無い! 知らない道で休んでただけだし。 今から帰るし。 ( と、その上空で5色の妖精が「「「「「あっちー!」」」」」と5方向を指差した。 甘い匂いがする方向と、楽しそうな音楽が聞こえてくる方向と、なにか大きな拍手が上がった方向と、派手なテントが見える方向と、子供がたくさん走っている方向だった。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:40:34]
ラナウェ > ( 魔術知識皆無、であるなら妖精の知識なんてあるはずもない。 故に私にとっては驚きと感動しか無い、と言える。 勿論相手の心情がどうあったかは別問題なんだろうけれど。 ) ……迷子? ( 首を傾げる。 えーと誰が? 聞こうなんて考えたが、目の前の少女の表情で理解した。 なるほど、迷子っていうのは。 ) 私、ラナウェ・エメラルド。 そう、やっぱり魔法なんだ。 ( 初めて見た、と付け足すがその少女の警戒心っぷりときたら。 って冷静に考えてみればそうか、初対面だもんね。 少なくともこの状況を見る限り、あと見世物じゃないって言ってる時点で芸能横丁で芸を見せてるような人ではないっていう事だろうし。 とは言っても、何も知らずにこの状況だけ見ると一瞬見世物にも見えてしまう、と弁解したいところなのだけども。 ) 迷子、なの? ( そして不器用な自分が小声で問いかける。 上手く言葉を丸めるという事が出来ないから、無表情のまま問いかけた。 ただ、単純なお節介精神。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:30:45]
ミニー > ( 力はない、頭悪い、別に凄い特技があるわけでもなく、あえていうなら数ばっかりいてすばしっこいのだけが取り柄の連中。 雑用とかこんな使い方くらいしか思いつかないが、この、圧倒的な、扱い難さはどうか。 小馬鹿にされてる気すらする。 だから気が乗らなかったのだ。 「マイゴー?」「マイゴー!」 とまた合唱しながら降りてくる様に、近くで誰かがくすくす笑った気がして、狂犬みたいに周囲を睨みつけた。 ) んあ? なに、だれ。 これが魔法じゃなかったらなんなの。 …みせものじゃないし。 ( あれだけ派手に演出されてそう言われても誰も納得しないだろうが。 態度の悪い子供は不意に話しかけて来た見知らぬ誰かに警戒心剥きだしにして指揮棒みたいなロッドを突きつけた。 「魔法にきまってるじゃない」的な物言いは、人生13年どっぷりそれだけに浸かって来た人間目線である。 勿論、一般論じゃあない。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:20:33]
ラナウェ > …。 ( 視界に降り注ぐ星型の粉のようなものに再び妖精達を見上げた。 何か、すごく楽しそう。 ) ……。 ( 思わず私は拍手。 妖精達に向けてでもあり、目の前の怒鳴っている少女に向けてでもあり。 兎に角なんというか、この演出はすごい気がする。 ) ……綺麗。 ( 思わず言葉すら漏れる。 先程道を歩きながら見てきた物とは段違いだ、これが『魔法』なのかな? ) あなたって魔法使い…なの? ( 視線を叫ぶ少女の方へと戻すと、二、三歩近づいて問いかける。 と、質問してから気付いたけどこの服装見覚えがあるような、ないような? ) [Thu 4 Feb 2010 23:11:00]
ミニー > ( 派手好きでお祭り好きで悪戯好きな妖精達は術者の想定しない余計で余分で無駄に凝った演出を用意していたようで。 夜空に飛び交う赤、青、緑、黄色、ピンク、五色の妖精達はなにかきらきらと輝く☆型の鱗粉みたいなものを降り注がせ、好き勝手に飛び回っている。 下から声を張り上げて文句を言う娘の声が届いていないのか、聞こえていて無視しているのか、練習していた演出に夢中なのか、「ひさびさにー」「よんでくれてー」「どうもー」「ありがー」「とーう♪」 と、微妙にトーンの違う輪唱などしながら腕を組んで隊列を組み、見上げる人々に向けて手を振った。 ) こらーっ!! 余計な事すんなーっ!! あんcy(噛んだ) あんたたちは黙って空から道教えてくれりゃ良いのっ!! おりてこーい!!! ( だから嫌だったのだ。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:03:34]
ラナウェ > ( へぇ、こんな面白そうな所があるんだ。 芸能横丁に足を運ぶ事自体は初めてだったから、好奇心旺盛に視線を屋台や手品師のような人に向けては正面に戻す。 しかしながら、周りを歩く人物には好奇心があるようには見えないだろう。 私は感情を表に出すのが苦手だ。 表情に出すなんて、もっての外。 だから無表情に視線をめぐらせているようにしか、きっと見えない。 だから友人だって、出来ないのもわかってるのだけど。 ) …… 、 ? ( 耳に違和感。 いや、正確には違和感じゃなくてこう、此処の雰囲気とは違う声、呟き? なんだろう、己の犬耳が小さく震え、その声の元を探る。 何の言葉かは判らないけれど、少なくとも私はその声に惹かれ、辺りを飛び交う賑やかな声の中、やや早歩きで路肩の隅の方へと引き寄せられる。 で、声の主はその子だという事が判ったのだけど、次の瞬間、何か大きな音と共に何かが飛び散っていった。 え、なになに!? ) ……妖精…? ( 目を凝らして見ると、小さな妖精のように見えた。 魔法の話とか、聞いたことはあったけど妖精を実際に見るのなんて初めてで。 次に聞こえた甲高い声に我に返った。 ) ……。 ( じ、と、その声の主を見つめた。 内心では、この子すごい人!?なんて考えているのだけど、当然無表情なのに変わりは無く。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:54:34]
ミニー > ( ぼわん、と思ったよりも派手な光と音がして、広場の隅で何かがぱぁっと飛び散った。 それは5色の小さな妖精達で、蝶のような羽根をもち、子供のような顔をしていて、せわしなく飛び回る。 ) ほら集まれー。 こらー! おまえらー! どっか行くなーっ!! ( そして甲高い声で子供が叫んだ。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:47:28]
ミニー > "Clamorous party" Fairies! ( いま我が呼応の声に応えよ、「姦しい妖精たち」! ) [Thu 4 Feb 2010 22:44:18]
ミニー > Answer my responding now, from the abyss in the magic square marked to my feet ! ( いま我が呼声に応え足元に刻まれし祈印の淵より居出よ! ) [Thu 4 Feb 2010 22:44:06]
ミニー > In the name of that concealed magician, I appeal for the demand. "Summon thine. " ( あの秘儀の魔術師の名に於いて、我、求め訴えたり 汝召喚す ) [Thu 4 Feb 2010 22:43:48]
ミニー > I promise thine consideration, and rouse you by goetian magic. ( 我、汝に等価を約束し、喚起によって魔法の成就を要求する ) [Thu 4 Feb 2010 22:43:29]
ミニー > Let us bless this significant encounter together. ( この有意義な邂逅を共に祝福しよう ) [Thu 4 Feb 2010 22:43:16]
ミニー > From here over there. From over there here.  ( 此方から彼方へ、彼方から此方へ ) [Thu 4 Feb 2010 22:43:04]
ミニー > The borderline can be removed at any time. ( その境界線は朧げで、いつでも取り払う事が出来る ) [Thu 4 Feb 2010 22:42:48]
ミニー > The world is created to a multi origin.  ( 世界は多元に創造されている ) [Thu 4 Feb 2010 22:42:30]
お知らせ > ミニーさんが入室されました。 [Thu 4 Feb 2010 22:42:23]
お知らせ > ミニーさんが退室されました。 [Thu 4 Feb 2010 22:42:17]
ミニー > Magic always overflows internally and outside of me.  ( 魔力は私の内側と外側に常に溢れている ) [Thu 4 Feb 2010 22:42:03]
お知らせ > ミニーさんが入室されました。 [Thu 4 Feb 2010 22:41:55]
お知らせ > ミニーさんが帰りました。 [Thu 4 Feb 2010 22:41:49]
ミニー > Coordinates are in this conduct oneself according to the fortune-telling. ( 聖星術によると座標は正しく此処にあり ) [Thu 4 Feb 2010 22:41:37]
ミニー > o goes o goao ( 詠唱す 呻吟す ) [Thu 4 Feb 2010 22:41:24]
ミニー > ( 通行の邪魔にもならず、そう目立つ場所でもなく、まぁ多分落書き一つくらいあっても怒られないと思う、丁度良さそうな路肩の隅にしゃがみ込んでポケットからチョークを取り出し、慣れた感じで複雑な線と文字の集合体を描く。 一つ一つの線に意味があり、順番があり、正しく回路として機能させるための幾つかのポイントがある。 ただそれらしい形を描けば良いというわけでもないのだ。 ) …まぁ、こんなもん。 ( よし、と出来あがった魔方陣を確認して立ち上がり、指揮棒のような短いロッドで宙を画く。 訥々と、囁くように紡がれる魔法の言葉は以下の如く。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:41:00]
ラナウェ > ( ニット帽を被りなおし軽く顔を横に振る。 危なかった、本当に危なかった。 ) 帽子マニア…。 ( 居るもんなんだなぁ、と小さく呟く。 今からちょっと前、芸能横丁に入った頃に不意に帽子を触らせてくれと言って掴みかかってきた人が居た。 思い切り蹴り飛ばしてしまったのだけど――それは置いといて。 話を聞いたら珍しい帽子が欲しいとかで、自分の耳のせいで少し出っ張っているニット帽が珍しかったらしい。 探せば売ってそうなものなんだけどな、そう思いながら華麗に振り払い(?)今に至る。 幸い諦めは早い人物だったらしく、追いかけては来なかった。 ) …くちゅん。 ( さすがに学生服だけでは少し冷えるのか、小さくくしゃみをした。 散歩癖があるとはいっても、何か暖かい服装はしないとだめかもしれない。 で、そんな私は言ってる事とは逆に散歩中。 帰る気はまだ無く、ふらふらと見物程度に周りのお店や見世物に視線を向けては歩みを進める。 同じ学生もこんなところにはいないだろうし、なんて確証もない安心感を持ちながら。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:39:19]
お知らせ > ラナウェさんが入室されました。 『とある少女は散歩癖にて。』 [Thu 4 Feb 2010 22:27:52]
ミニー > …かえろ。 ( 歩いてれば端っこに辿り着くだろうさ。 どっちかの壁だか、出口だか、果てだかに。 白い息を吐いて立ち上がって、とりあえず適当に歩きだそうと―――――ふと、思いついたとある案に、あー、どうしよう、微妙、微妙、と腕を組んで思案する。 こういう時の為のというか、こういう時くらいしか役に立たなさそうな召喚術があるなー、と。 でも役に立つか微妙なのだ。 ) それ存在意義無いし。 …まぁいいや、たまには使ってやろう。 ( 思い直し、踵を返す。 簡易魔法陣が描けるようなぼこぼこしてない地面が必要だ。 端っこの方でやればそんなに目立たないと思うし、適当な場所を見繕おう。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:18:06]
ミニー > ( 寒くなってきてからあんまり外に出なくなったし、たまの休日をまた部屋で一日過ごすのもちょっと冴えない気がして外に出てみる事にした。 この街に来てそれなりに時間も経ったけど、相変わらず行かない所には行かないし、知らない所は知らない。 それも何だか発展性に乏しいと思うし、少しだけ足を延ばしてみようと思った。 ) …のが失敗。 ( 楽しげなところを一人で歩くというのは楽しく無いのだということ、忘れていた。 あれだ、皆でゲームをして遊んでいるんだけど自分は見てるだけで順番は回ってこないみたいな。 見てるだけ。 あの煌びやかな灯りも、楽しげな音楽も、屋台のおいしげななにかも、私には関係ない。 お金を出せばそりゃあココアとチュロスのセットを買えるだろうけど、買ったら負け。 自分ルール。 お腹が空いて一人でもそもそ寂しくチュロスを食べる孤独な少女などでは、私は、ないのだ。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:01:32]
ミニー > …別にマヨってないし。 迷ってないマヨ。 ( 即座に否定した。 これは迷子ではない。 知らない道で休んでいるだけだ。 困って無いし、歩いてればいずれ帰れるし、そんなにたいしてお腹も空いてない。 あえて言うなら少し寒いくらいのこと。 賑う大通りにはやたら人が歩いているけれど、とりあえず、当面、誰かと待ち合わせる予定はなく、ミルドレッド・アスキスは石畳の広場のベンチで一人だった。 指先は冷たく、通りを歩く人達は楽しげで、何処かから七色の灯りと弦楽器の音楽とバターの匂いが流れて来て、何だかかえって面白く無い気分になった。 ) [Thu 4 Feb 2010 21:43:56]
お知らせ > ミニーさんが来ました。 『 まよった 』 [Thu 4 Feb 2010 21:34:28]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『(――スイッチを、切り替える)』 [Fri 29 Jan 2010 00:15:50]
カイン > (――溜息を一つ。 これでよかったのかどうか、わからない。 結局、自分にできることなんて、この程度なのだ。 ――カイン・グレイホークにできることは)(劇団ツァラトゥストラの方を見やり、シーバッグを片手に歩き出す。 芸能横丁とは正反対。 暗黒街、スラムの方面へ。 少なくとも一人のチンピラを殴り飛ばせば、それで被害にあうだろう一人が守れる。 それはアイゼンリッターにできることだ) [Fri 29 Jan 2010 00:15:40]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『上の空の中でも辛うじて、劇団と彼の名前は頭の片隅に残った 』 [Fri 29 Jan 2010 00:10:49]
カイン > (彼女は自分の横を通り過ぎて、芸能横丁を後にしようとする。 ――自分はこういう時に、どうすれば良いのかが本当にわからない。 呼び止めるべきなのか、その手を掴むべきなのか、何もしないのが正しいのか。 彼女にとって何が一番良いのか。 ――今回に限った話ではない。 自分の行動は間違ってはいないのだろうけれど、しかし決して正しいわけではないのだから。 しかし、かといって『行動しない』という事を、自分に許す心算は無かった)(腕も掴むことはできず、彼女を呼び止めることもできなかったけれど――) カイン・グレイホーク。 劇団ツァラトゥストラの、カイン・グレイホーク。(――横を通り過ぎ、去っていこうとしていく彼女に、そうやって自分の名前と職場を告げた。 情けない話だが、これが今の自分にできること、だ。 正しいのか間違っているのかも定かではない、恐らくは自己満足なのだろうけれど) ……何かあったら、話を聞くくらいはできるから。 ……いつでも来てくれ。 [Fri 29 Jan 2010 00:06:51]
エリー > ( 時々訪れる沈黙が重い。 場をつなぐ言葉を考えるより、一人になりたいという気持ちが優先してしまって、いつもみたいに円滑に人間関係を上手くやる事に気が回らない。 わかってる、今、自分が、かなり重症なんじゃないかっていうのは。 きっと彼は下心のあるなしは別として、本当に具合悪そうに見えて親切にしてくれているんだろう。 でも今回に限って言えば申し訳ないけれど、ありがた迷惑なんだ。 ) 本当に御免なさい、大丈夫、帰りたいんです、ありがとうございます。 ( 0点。 トラブルなく悪印象も与えずその場をやり過ごす態度として褒める所なし。 いつもならそう思うような言葉、口調、態度。 私は逃げるように、彼の横を通り過ぎようとする。 ) [Thu 28 Jan 2010 23:54:05]
カイン > (こうやって話しかけるのは……本当に苦手だ。 いきなり「休んでいったら?」なんて言って警戒されないわけがないだろうに。 犯罪者を殴り飛ばし、笑顔で子供と応対することはできても、慰めたり気遣ったり……本当に難しい。 内心で溜息を一つ。 それでも彼女の調子が悪そうなのは見て取れるし、放っておくわけにも――行かないだろう)大丈夫、って――……。(とても調子が良さそうには思えないのだが)えぇと、じゃあ……なら、珈琲を一杯だけ、付き合ってくれないかな。 このまま帰すのは、正直に言って心配だから――って、ああ、糞、これじゃあ本当にナンパだ。(顔を顰めて、頭を引っ掻く。 彼女が心配であり、放っておくわけにもいかない事は理解しているが、じゃあどうすれば良いかとなると、まるで無策だ。 本当、犯罪者と殴り合っている方がよほど楽なのに)……とにかく。 大丈夫って言われても、信じられないんだよ、俺は。 [Thu 28 Jan 2010 23:42:01]
エリー > ( いつもならこういう具合に突然声をかけてくるような見知らぬ人間は、まず最初にそれとなく観察してその素性を探ったりする所だが、今は他人の関心を割いている余裕すらない。 兎に角落ち着かないと。調子を整えないと。人の居ない所で、先ずは衣装を脱いで化粧を落として最初から。 やや上の空といった具合で見知らぬ男の言葉を聞きながら、頭の中ではそんな事を考えている。 「寒そう」「気になって」「うちの劇団」「役者」「休んでったら」断片から何を話しているのか漠然と聞いているが、ディティールはぼやけてしまっている。 どちらにしても、そういうんじゃない、具合が悪いわけじゃない。 ) いえ、すみません…別に、そういう、んじゃ。 大丈夫です。 ( 話せる事情が驚く程何も無い。 普段変装しているけど上手く出来なくなったとか、舞台から逃げて来たとか、淫魔にかどわかされて悪い夢を見たとか、これ以上自分の素性をバラして目立ってどうするんだ。 ただ今は貝のように黙って家に閉じこもってしまいたい。 ) 本当、なんでもないです。 ( それに彼は全くの知らない人だ。 ) [Thu 28 Jan 2010 23:31:50]
カイン > (カイン・グレイホーク/アイゼンリッターは他人に対して覚えた違和感を、犯罪者か否かという観点で判断する。 暗黒街やスラムを徘徊するようなゴロツキの類ならともかく、外見が少女の殺人鬼や怪物、或いは老人の姿をした死霊術師などと遭遇した現在、その傾向は加速しつつあった。 ともすれば不躾と思われるかもしれない様子で、女性の姿を注視する)(違和感――不釣合い、というべきか。 派手なステージ衣装に対して、戸惑ったような返答と頼りなげな足取りは、噛み合わない。 直感的に表現するのであれば、背伸びしてお洒落した女学生、なのだろうけれど……それともまた、何かが違うような気がする。 ただ――)……いや、ちょっと寒そうにしてたから、気になってさ。 ええと、すぐ其処にうちの劇団――ああ、俺、役者なんだけど――があるから……もし体調か何か悪いんだったら、休んでったら、どうだろう?(これじゃあナンパか、と苦笑混じりに、青年は口を開く)(ただ――犯罪者特有の、周囲に警戒を配るような臆病さや、挙動不審ではない、と思う。それに確固たる証拠があるわけじゃあない。 スイッチを切り替えろと、改めて言い聞かせる。 アイゼンリッターではないのだから、今の自分は) [Thu 28 Jan 2010 23:21:22]
エリー > ( 硝子窓に映る自分の顔はステージに立って衆目を一身に浴びる女の顔をしているようには見えない。 何処からどう見てもただの、私だ。 ヴァンパイアハンターズギルドのエリエッタ・嘉村ですらない。 これは、そうか、ハンターになって四六時中仮面を被るようになったエリエッタじゃなくて、それ以前の―――甘ったれで、ぼんやりとしたマイペースで、お姉ちゃんっ子で、引っ込み思案で、一人で本を読んでいるのが好きだった、素顔のエリエッタだ。 もう随分と前に封印してしまったような。 ) ( 原因は分かっている。 晒されてしまった。 化けの皮を剥がされてしまった。 自覚させられてしまった。 自分の本性を。 ――ー思い出しただけで頬を染める、あの夢の所為だ。 ) …えっ、あ、え、はい、あの、はい。 ( 突然かけられた声に顔を上げる。 要領を得ない返事を返し、視線を逸らす女は何処かアンバランスに見えるかもしれない。 それ以上の言葉も無く、あまり見て欲しくなさそうに俯く。 ) [Thu 28 Jan 2010 23:09:11]
カイン > (――スイッチを切り替える。アイゼンリッターからカインへと。 以前は明確に意識しなければ出来ない行動だったのが、最近は酷く曖昧だ。 こうしてコスチュームを脱ぎ、鉄仮面を外しても、どこか違和感が残っている。 シーバッグに衣装を詰め込んで裏路地から表通りへと向かう最中も、ついつい周囲に視線を配り、奇妙な箇所が無いか確認してしまうのだ。 まるでスラムや暗黒街を警邏している時と同じように)(前方から近づいてくる彼女の姿が目に付いたのは、そうして道を歩いている時だった。 雪のチラつく中、傘も差さずに――まあ、それは自分も同じだが――歩いてくる女性。 見覚えのあるような、無いような……記憶に定かではないが、衣装から察するに横丁の芸人だろうとは思う。 ただ違和感を覚えたのは、彼女が衣装のまま、という点だ。 路上パフォーマンスをするような様子でもない)ああっと……。(一瞬の躊躇の後、彼は女性へと声をかける事にした。 カイン・グレイホークであれ、アイゼンリッターであれ、こういった人物を放っておけないという点は、変わらない)――――その、大丈夫――ですか? [Thu 28 Jan 2010 22:54:56]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――?』 [Thu 28 Jan 2010 22:46:58]
エリー > ( 今までどうやって別人になる為の導入をしていたっけ? 考えなくてもパッと切り替えれば切り替えられた気がする。 芸能横町のシンガー、カミラ・E・ルースは自由奔放で自信に充ち溢れた大人びた女。 口は悪いけど苦労人で世話好きで、特に子供には優しくて、義理堅くて。 そんな事をいちいち確認し直さなくても自分の事なんだから、そういう風に振舞えた。 というより、そういう人生を歩んできたそういう自分であると意識せず役に入り込めた。 それが今、全然、全く、出来なくなってしまっている。 ) ―――寒い。 ( 外は今日も雪が降り続いていた。 ステージを逃げ出して一人、途方に暮れて、人目を避けるように表通りから離れて行く。 何処へ行ったら良いかなんて、見当もつかなかった。 ) [Thu 28 Jan 2010 22:44:16]
エリー > (  [Thu 28 Jan 2010 22:37:17]
エリー > ( 自分の家の住所をふとド忘れしたみたいに、何でも無いスペルを思い出せなくなってしまったみたいに、私は鏡の前で戸惑って。 ステージではカミラ・エリザベート・ルースの出番が迫っていて。 心音は激しく、思考は定まらず、人の目は針のように刺さって、泣きだしたいような気持ちになって私は逃げ出した。 いつもどおりの計算づくの仕草ができない。 見透かしたような顔が出来ない。 其処に居て当然みたいな自信に充ち溢れた態度が取れない。 家を出た時はまだそこまで気にしていなかったのに、控室で衣装に着替えて鬘を被って鏡の前に立った私は、ただのエリエッタ・嘉村だった。 化粧の所為だ、化粧をちゃんとしてないから違和感があるんだ。 そう思って何度も何度も手直しすると、余計に何だかおかしい気がして、全然出来て無い感じがして、しまいにはこんな恰好で今まで舞台に上がって実在しない誰かのふりをしていたのかと、恥ずかしくなってしまった。 全然出来てないじゃないか。 偽物まるだしじゃないか。 どうしてあんなに自信ありげな素振りができたんだろう? 怖くなって、恥ずかしくなって、居た堪れなくなって、後先も考えないで逃げ出してしまった。 ) [Thu 28 Jan 2010 22:34:28]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 あれ…あれ… 』 [Thu 28 Jan 2010 22:18:56]
お知らせ > ミルクさんが帰りました。 『( そんな、穏やかな偶数日の夜。)』 [Sun 24 Jan 2010 02:11:06]
ミルク > ―――― いらっしゃいませ。 ( 桜色の唇で笑みを浮かべて、礼をし ) 空いているお席にお座り下さい。 ( 席まで案内 は、お客様が多いときにはするが今は空いている。 ドコがいいか選んで座ってもらったほうがいいだろう と。) ( 客が席へと向かう間に水とメニュー表を用意し、 席へと持っていく。 ) どうぞ。 ( 薄い笑みを浮かべ、 水とメニュー表を静かにテーブルへと 置く。) [Sun 24 Jan 2010 02:04:08]
ミルク > ( こんな時間だが、お客は疎らにではあるが訪れる様子。今現在は、店内に客はいないが。 先ほど帰ってしまった客でとりあえずは最後のようだ。) ――――…。 ( ...ハ ふ。) ( 小さく息を吐く。 客がいないと、つい気が抜けてしまう様子だ。 【 ミルク 】 にならないようにだけは注意しなければならないだろう。 ) ( ...だって、今は 【 ティー 】 なのだから。 ) ( 其のことは誰にも気付かれてはいけない。 知られてはいけないから。 ―――と、 ) ( ...ツィ ) ( と顔を上げて、鮮やかなチャイニーズレッドの色の瞳を店の入り口へと、 向ける。) [Sun 24 Jan 2010 01:38:06]
ミルク > ( 芸能横丁にある小さなカフェ。 【 ティー 】 として働いている少女は、客が去り空席となったテーブルから、空になったプレートを持ち上げ つィ と唇を綻ばせる。) ―――― …。 (...今頃、【 片翼 】 は何をしているんだろうかと、考えるとなんだか体が疼くような、変な気分になるのだ。) お疲れ様です。 …これもお願いします。( 厨房の皿洗いにプレートを渡し、一声かけてホールへと戻る。) [Sun 24 Jan 2010 01:27:40]
お知らせ > ミルクさんが入室されました。 『( 小さなカフェ )』 [Sun 24 Jan 2010 01:21:37]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『本当に、楽しみだ。』 [Thu 21 Jan 2010 01:24:40]
カイン > (「前回はわりと重かったからなぁ。 今回は軽めで行く。 動きやすくして、もっと派手に立ち回りさせたいから」)(なるほどと頷きながら、手渡されたスーツをみやる。 ――ぴっちりとした革製のボディスーツだ。 まだ装飾とかはされていないので地味ではあるものの、なるほど。 これなら確かに、飛び周りやすいかもしれない。 とりあえず一度着てみて、それから微調整するという事なので頷き、更衣室へと入る。 ――ああ、糞、楽しみだ。 コスチュームを着て、子供達の前で活劇を披露して。 ――子供達の興奮した様子が、自分はたまらなく好きだったことを久々に思い出す) [Thu 21 Jan 2010 01:24:34]
カイン > それで相手した子が、さ。喜んでくれたみたいで――うん、やっぱり、こういう仕事って良いよなぁ、と思ったんだよ。(いきなり飛びかかられてマウント取られたけど、と微かに笑いながら、そう答える)(別に矛盾した話ではない。 カイン・グレイホークは犯罪者に対して過剰なまでの憎悪を抱いているが、それと同時に子供が喜ぶ姿を見るのも好きな、そういった青年なのだ。 そもそもからして全ての発端となったのは「アイゼンリッターがいるから大丈夫」という『嘘』を、子供に対してついたことである。 以来、彼は何とかその嘘を張り通そうともがき続けている。 もっとも、傍目からすれば狂人スレスレである事実は変わらないし、たった一人で街から犯罪を駆逐することなど、ハッキリと言えば不可能なのだろうが)……それで、スーツの方はどうなってるんだ? 重いのでも軽いのでも行けるつもりなんだけど。 [Thu 21 Jan 2010 01:11:37]
カイン > (――劇団ツァラトゥストラ。 かつて自分が在籍し、アイゼンリッターとして舞台の上で一年近く活動していた古巣。 『現実の』アイゼンリッターが登場して以来、長く離れていたのだけど、新しく劇をやるという話を聞きつけて舞い戻ってきた次第。 ――自慢じゃあないが、この界隈で活劇をやらせたらちょっとしたものだ、という認識はある。特に重たいコスチュームを着て飛んだり跳ねたりできる、数少ない役者の一人だ、という程度の事は思っていても間違いじゃああるまい。 こうして仲間内で衣装の打ち合わせなんかをするのも久しぶりで、少し楽しい)(「しかし意外だなぁ。もう戻ってこないかと思ってたのに。 なにか心境の変化でもあったのか? ここの所、ずっと目つきが、こう……ギラギラしてただろう」)ん、あー……うん。 クリスマスに、ほら。 サンタクロースのアルバイトをしたんだよ。 それで、ね。 [Thu 21 Jan 2010 01:07:13]
カイン > いや、俺は別に構わないんだけども。子供達から見て格好良いのかって話だよ。 不気味に思われたりとかしないか?(「不気味だからこそ良いんだよ!」)(そう友人に力説されても半信半疑に、俺はその白い仮面を手にとった。 ――そう、髑髏を模した仮面だ。 眼窩にあたる部分は目の粗い黒布が貼られており、そこを通して視界を確保する仕組みになっている。 今は慣れたとはいえ、正直、アイゼンリッターは前が見辛かったから、こういう工夫は有難いのだけど)口の部分はどうするんだ? これは開いてるけど……。(「ああ、隠してる奴と、開閉できる奴の3タイプ作ってある。 場面に応じて、裏でつけかえてくれ」)なるほど、了解だ。 [Thu 21 Jan 2010 01:02:54]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――骸骨、ねぇ。』 [Thu 21 Jan 2010 00:58:02]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『露天の暖かいミルクを頂戴しながら、賑やかな時間を過ごした様子』 [Wed 6 Jan 2010 14:43:23]
ルジェ > 「はーい、お嬢さん、キャンディいる?」 (白昼夢でもみるかのようにぽけーと、とぐろ巻いて悩んでいるのやら、思案しているのやら。 怪しげなクランク娘の近くに僅かに膝を追っては俯き加減のルジェの顔を覗いてきた芸人。 ぱ、と我に返ったルジェはえ、私?とでもいうように指を自身に指し示せばうんうん、と笑みを作って化粧の濃い男性だか女性だか判らない芸人はルジェの手をとれば其処へどっさこ色とりどりのキャンディを渡した) 「わぁっ、ありがとう!」 (笑みを浮かべたルジェはペコりとお辞儀しようとしてー…、芸人さんの額にヒットした。 いたっ!と思わずぱらぱらとキャンディを道に落としつつ。 芸人さんは僅かになみだ目になっては体を仰け反らせつつも、だ、大丈夫、とか少し顔に青みを残しつつも。 声をくぐもらせながらも。 けほ、と咳払いをして、一呼吸すれば再びマントを翻し、ばさり、広げればカラフルなリボンが現れた)「きゃーーーっ!すごい、すごい! ルジェ、今年はこれが出来るようになる!」 (…そうして。 我の家業を疎かにする事を暗示するかのような発言を残しながら。 落としたキャンディを大人げなく子供達と奪いあいしながら拾って。 毛糸で作った赤いぽんぽんがついたのはキュビエにあげようとか、帽子をつくろうとして筒抜け状態になっている白い長いマフラー状態のものはソードに渡そうとか。 ありったけ買った毛糸はルジェの手によって不器用ではあるけれど形を変えてリュックに入っているご挨拶散歩はまだ続くようで) [Wed 6 Jan 2010 14:41:01]
ルジェ > (足を運ぶには大変、大変、大変勇気が必要だった。 どんな嗅覚があるかはともかく。 一度も足を運んだ事もなく、しかし。 甘い場所ではない危機意識は持っていたらしい。 ので、朝一番。 買いこんでいたお酒をかっくし、一杯、二杯、飲んでは勇気百倍!並みにスラムにレッツゴー! …張り切って出ていったものの) 「…良かったぁ、レイサンに場所聞いておいて」 (スラムでは予想を裏切らずに迷子になった。 お天道様は空の上まで出ていた。 ようするに、昼までうーろうろスラムを迷子になっていたのだ。 …けれど。 雰囲気を異する場所に足がついた途端に、ぴっきーん、緊張がルジェの頭上から足先にまで走った。 むん、と唇を引き結び。 酔いもすっかり吹っ飛んだところで。 あっ!とばかりにルジェの目に飛びこんだるは教会の教会たるそのランドマーク) 「此処、此処だ、きっと。 レイサン此処に住んでるんだ、今」 (膝がかくりかくりとなりながらも、へっぴり腰になりながらもどうにかこうにか行き着いた。 迷子になる間もなにもなかった。 そうして、いつスラムに戻ってくるんだろう?少し寂しげな気持ちにもなったけれど。 そそくさと中に入りますればやっぱり巣篭もりして作った赤やら紫やら合い色やら。 いろんな色が混じった指抜きの手袋一式。 ぽんぽんとか可愛いのでつけてみました、手首の辺り。 器用度がそれほどではないので出来はなんともはやなところではあるけれども。 其れをこれ、レイサン(赤紫の手袋)。 あと、お世話になってる人(たまに金色とかよくわからない色が混じっている手袋)。 とわざわざメモまで書いてきた。 恐らくサイズが間違ってないのはレイ・シェリダンのものだけらしく。 あとはルジェの手をじー、と眺めつつ。 でっかいのやら小さいのやら色々作ってきたらしい。 何分同居されてる人がどれくらいいるのか判らないルジェは眉根寄せつつ7つほど作ってきたようで。それを置いてくればそそくさと暗黒街を後にした) [Wed 6 Jan 2010 14:29:59]
ルジェ > 「むー…ん、レイサン気づいてくれるといーなぁ」 (きゃあきゃあと、子供達が芸人の技を見るたびにはしゃいでいる中、先ほどまでほわぁ、暢気に笑みを浮かべていたけれども。 ふ、と深刻な表情になった。 俯き加減のルジェの外套の上にはらはらと紙吹雪が積もる。 顎をぽりぽり指で掻きつつ、眉根を寄せてはなにやら悩んでいる様子。 と、隣の少女があの人なんかぶつぶつ言ってるー、とか親らしい人に告げればとぐろ巻きをしょったルジェの様子にびびったのか、近づいちゃダメとばかりに若干、ルジェの周囲に空きが出来た) 「レイサンの手は判るけど、一緒に住んでる人。 …おっきさわかんなかったから」 (なんとこの娘、暗黒街にある教会にちゃっかり足を運んでいたようで。 どっこいしょ、とばかりに扉を開いてはよっと、という風に同じような大きい包みと「お姉ちゃんがお世話になってます」という短文きわまりない文章とともになにやら教会内に置いてきた、らしい) [Wed 6 Jan 2010 14:18:20]
ルジェ > (ぽわぽわぽわーん、と脳裏に浮かぶのは愛しい人達のこと。 ルジェは暫くは商業地区にて多量に買ってきた毛糸の束と格闘すること数日。 どこのサンタだとばかりに両手でよっこらせ、とばかりに大きな包みをエースの家の前まで置いてきたらしく。 さて、中身はと申しますればー…) 「最近すんごく寒くなってきたから、エースさんもきっと寒いと思うの」 (うん、一人納得したかのように頷く娘。 冷たい風がなびく中、ルジェの目の前でシルクハットから現れた七色の紙吹雪が再びヴェイトスの街に舞う。 其れを眩しげに見つめながらえへへ、と寒さで赤く染まった鼻を指でこすった) 「妹さんとー、お父さんとー。 それからお母さんと。 みんな一緒にあったかくなれるよね?」 (いーことしました、とばかりに胸をはってみせたが、周囲の人達は皆芸人に夢中である。 ルジェの脳内思考はほわわん、赤い色ばかりを多量に集めては恐ろしく長い、長いマフラーなんぞを編んでいた。 多分、ルジェの身長分二人くらいは、ある。 エース一人で使用した日には蓑虫になるのは間違いない。 …ほぼ嫌がらせのような新年早々のプレゼントではあるが、本人はやりきった達成感で胸が一杯であった。 どーんっと、其れをエースのお家前にたどたどしく書いた「ルジェからです」やっぱり、電報的なお手紙とともにどっかにおでかけ?それとも初詣?だったのか、お留守だったので玄関先に置いてきたという、無茶ぶり) [Wed 6 Jan 2010 14:00:27]
ルジェ > (うっすらと、太陽を包むかのような本日の空模様。 ルジェは新年賑やかな街々の様子をゆっくりと周囲を見回すように歩いていた。 いつものように外套を着て、リュックを背負って。 金色の髪は時折強い風になびかせながら、こつ、歩みを止めたのは一人の大道芸人だった) 「わー…、綺麗」 (おどけたような芝居とともに、ポケットのあちこちからカラフルなキャンディーが現れる。 と、親に連れられた子供達の賑やかな声がルジェの耳に届く。 ルジェは僅かに視線を下げ、嬉しそうにその男性が膝を落として子供の手に一杯のキャンディを渡す光景を見つめていた) 「賑やかだなー。 そっか。 ルジェ此処にきていくつ冬越してきたんだったっけ」 (にっこり。 笑みを浮かべながら空に視線を移せばひーふーというように、指を折りながら数え始めた) [Wed 6 Jan 2010 13:43:51]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『目の前の紙吹雪を眩しそうに見つめて』 [Wed 6 Jan 2010 13:39:00]
お知らせ > 霧子さんが帰りました。 『A Happy new year 1607!!』 [Sat 2 Jan 2010 22:42:45]
霧子 > It shines. and a petal also whirls. Give an exclamation of joy. (光起ち花は舞う 歓喜の声を上げろ) Sing Te Deum. Dance hand in hand. You new are born and a new meeting visits. (賛美の歌を詠え 手を取り合って踊れ 今、新しい貴方が生誕し、今、新たな出会いが待っている) Praise the fact! (讃えよ、その事実を!) This world will not end as long as everyone hopes. (皆の望む限りこの世界は終わることなく) I keep singing as long as everyone hopes tonight.Does my voice sound in you? (皆が望む限り今夜私は歌い続けよう この声が届いていますか?)  [Sat 2 Jan 2010 22:42:27]
霧子 > From the bottom of one's hearts (心の底から) [Sat 2 Jan 2010 22:41:14]
霧子 > It shines. and a petal also whirls. Give an exclamation of joy. (光起ち花は舞う 歓喜の声を上げろ) Sing Te Deum. Dance hand in hand. You new are born and a new meeting visits. (賛美の歌を詠え 手を取り合って踊れ 今、新しい貴方が生誕し、今、新たな出会いが待っている) This world will not end as long as everyone hopes. (皆の望む限りこの世界は終わることなく) I keep singing as long as everyone hopes tonight.Does my voice sound in you? (皆が望む限り今夜私は歌い続けよう この声が届いていますか?)  [Sat 2 Jan 2010 22:38:20]
霧子 > ( わあぁ、ともう一度客席から返事が返る。 ) Get psyched up more yell! ( ひと際大きな、悲鳴みたいな声が返ってくる。 ) Then, let's go okay. ( オーケイ、それで行きましょう。 指慣らしに二三、弦を爪弾いてステージを周り、バックバンドに目配せして準備を確認。 一つステップしてジャンプ。 )  [Sat 2 Jan 2010 22:37:12]
霧子 > ( 連日降り続く雪の中、ステージの屋根や通りの歩道脇は白くデコレーションされ、舞い散る結晶はライトアップに照らされて光を反射させている。 ステージ前に集まった観客は既に何組かの演奏やパフォーマンスに十分温められていて、程良いテンションの声が返って来た。 が、あえて挑発してみる。 ) Get psyched up more yell! (気合い入れて声出せ!) Don't be a party pooper. Or are you saying it's your seriousness? (シケた声だわ、まさかそれが本気?)  [Sat 2 Jan 2010 22:28:40]
霧子 > ( 新年明けて二日目の夜もあと二時間で終わろうとしている頃。 芸能横町大通り特設ステージでは去年と同じく芸能横町芸人による新年ライブが連日行われている。 去年のライブでは、まだ前座レベルだった新人シンガー霧子のステージにマーガレット・エンジェル・ストーンズとシャリネ・エレリアというトップスターが飛び入り参加するというハプニングもあり、大いに盛り上がった。 (前座に異常に盛り上がられてその直後の数組が非常にやり悪かったという話もあるが) ) Hi, I'm glad to meet you again! Moreover, I returned here! ( 今年も霧子はラインナップされている。 中堅クラスに含まれ、ライブ二日目もそろそろ半ばを超えた辺り。 去年と違い今年は最初から黒いゴシックドレス姿に愛用の黒いギターを抱え、ステージに上がるなり観客に向かって声を張り上げている。 )  [Sat 2 Jan 2010 22:19:50]
お知らせ > 霧子さんが来ました。 『Newyear live1607 in Entertainments Sidestreet』 [Sat 2 Jan 2010 22:07:33]
お知らせ > キャラメルさんが帰りました。 『( ... 明日は少し早く起きて、ミルクと一緒に食べるんだ。 )』 [Fri 1 Jan 2010 01:24:30]
キャラメル > ... あ、年が明けたって事は今日は1日か。 (1日。奇数日。奇数の日はボクが仕事でミルクが羽集めッて約束してる。) (手に持った薄桃色の紙袋を一瞥し、) ( ... 報告は必須だし、これはミルクと食べよう。1人分なら足りないだろうから、何処かでお惣菜か何かを買って、 )  (視線巡らせれば、探さなくても見付かった。アマウラ系の食べ物を売っている様。おせち?なにそれ美味しいの?)  (軽い足音を立てながら、出店へ近付き、たたき牛蒡だとか数の子だとか栗金団だとか、よく解らない名前のものをひとつひとつ質問する。)  (ボクとミルクが好きそうで、美味しそうなモノだけ買って行こう。) [Fri 1 Jan 2010 01:21:48]
キャラメル > (片手に紙袋を持って、空いている方の手を振り、店長と別れる。明日の仕事はボクじゃ無い。ミルクの番だ。この事はちゃんと報告しておかなきゃ、―そう心に決めて。)  ... 賑やか。 (歩き続けて、不意に言葉が洩れる。今日は何時も以上にこの界隈も盛り上がっている様な気がする。) (黒いスカートを揺らし、髪を揺らし、足早に歩いていた少女はふと、何でもない様な場所で立ち止まり。)  ...  (白く染まった息を吐いた。おんなじ様に周りの人も白く息を吐いているのに、顔はみんな楽しそうで。)  ( ... ボクもあぁ映っているンだろうか。それとも、暗い顔、してるンだろうか。 ) (巡った思考に、自嘲気味に唇歪め笑えば、再び歩き始め... )   [Fri 1 Jan 2010 01:14:16]
キャラメル > (不意に、背後から掛けられた声に振り返る。小さな紙袋を持った、ニコニコ顔の店長だ。)  ...店長さん。どうかされましたか?わたし、何か忘れ物でも――  (言い掛けて、言葉が止まる。差し出されたのは店長が持ってた小さな薄桃色の紙袋。勿論これは少女の所持品じゃ無い。)  ( ... こてン、 ) (意図がよく解らない、と首を傾げ、店長を見上げる。店長は笑みを崩す事無く 「一人なンだろう?これ、帰ったら食べな。」 と。)  (一人じゃない。ボク達は2人だけど。――そんな事は云わない。ボク達は、2人で1人を演じる存在だから。)  わあ...ッ、 ありがとうございます。 (嬉しそうな声をあげて、笑みを浮かべ、紙袋を受け取った。) [Fri 1 Jan 2010 01:05:44]
キャラメル > (小一時間ほど前に、何処かで鐘が鳴る音が聞こえた。其れが年明けの合図だと聞いたのはついさっき。年越しは稼ぎ時だと、夜中まで開いていたカフェの店長から。)  ... 年明け、か。 (去る年、訪れる新しい年。ボク達にとって、特別な年になるンだろう。今回は、いつもとは違う。)   (横丁の片隅に在るカフェの前で、白金色の髪を揺らし、空を見上げた。)  (未来を象徴するかの様に、鮮やかに晴れた闇色の空。光り輝く星。)  ( ... にィ、 ) (自然と口の端が緩む。) [Fri 1 Jan 2010 00:57:13]
お知らせ > キャラメルさんが来ました。 『( ...―――― )』 [Fri 1 Jan 2010 00:54:03]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 お名前聞いておけばよかったなあ、と思うのでした。 』 [Tue 29 Dec 2009 01:58:26]
だいだら > …何だか、思ったより優しい人なのかも。 ( ああいう人に是非幻想一座に遊びに来て欲しいけど、見たら嫌がるかもしれないし、それに自警団の人を連れて行くとなるとやっぱり座長に怒られそうだし。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:58:07]
お知らせ > レイン・パレットさんが帰りました。 [Tue 29 Dec 2009 01:56:50]
レイン・パレット > お前もな。頑張るといい。 ( おっかない女は振り返らずに手だけ振っておく。そうして再び人混みの中に紛れ込んで仕事を続けるとするだろう。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:56:38]
だいだら > そ、そりゃあ…まあ…。 ( だいだらは言い返す事が出来ずに唸る。ぐうの音も出ない程の正論であったからだ。 そして座長にはちょっと怖いお姉さんに目をつけられてしまったと言っておこう。そうすれば嫌でも注意するはずだ。…でも、そうすると上手くその場を凌いだはずの私に八つ当たりがくるんだよなあ、困った。 ) う、うん。でもきっとお姉さんもめろめろにしちゃうよ。 ( どうしてお姉さんの所を強調したのかわからないだいだらは、ちょっと気圧されつつも不思議と「お姉さん」という言葉を大脳に刻んだのであった。だいだらの脳だから大脳である。 ) き、気をつけるよー…! ( 売り込みの仕方とか気にしたことなかったし、「お代は見てからで結構」といいつつ入り口で入場料を取るのは詐欺紛いなんじゃないかと思ったり、思い当たる節があるのか微妙に必死になりながら頷いた。 ) ―――あ。 ( おっかない人だ、と思ったら優しく頭を撫でられて。単純なだいだらは、それだけで嬉しくなるのである。 ) あ、きっ う、 あの、 ( 何か言わなくちゃ、と思って口をぱくぱくさせて。 ) 気をつけてねー!お仕事頑張ってねー! ( と、その後姿に声をかけた。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:48:41]
レイン・パレット > 当然だ。こうして初対面なのだから表面上を語るしかあるまい。複雑ならば一度顔を合わせただけで分かる筈がないだろう。 ( 思春期のお子様を相手にするのは実に面倒。面倒だから駆け引き放棄でこうして直球を投げる。 ) それでいい。くれぐれもよろしくな。 ( 後から聞いてなかったなんてのは通用しない。する時は躊躇なくだ。化け物たちの泣き落としをそれ無理と容赦なく切ってすててやるとしよう。 ) そうか、その時にはお姉さんも引っ掛からないように注意しなければな。 ( 大事なとこなので強く主張しといた。その一つ目じゃあなんてのは言わないでやるのは優しさか誤魔化しか。 ) 強引な売り込み、詐欺紛いも苦情の元だ気を付けておけよ。 ( 飛び跳ねる少女の頭を今度は優しく一撫でしようとする。そうして伝える事を充分に伝えた私は再び警羅に戻ろうとするだろう。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:41:17]
だいだら > う…。お、お姉さんは私の表面しか見てないんだ。本当はもっと複雑な奴なんだよ。 ( だが、ご指摘の通り単純な奴なのだろう。しかしだいだらは思春期なので、そういうのはあまり認めたくない年頃である。 ) う、うん…。わかった。座長には、ちゃんと伝えておきます…。 ( ひとまずは見逃してくれるみたい。そのことにほぅ、と安堵の吐息を一つ。でもこのお姉さんの言うとおり、これ以上苦情が酷くなったら私たちは立ち退かなければならない。最終手段は魑魅魍魎と大差の無い芸人達が総出でお涙頂戴とうわんうわんと泣き叫ぶことだが、これが通用したことはあまりない。 ) そ、そりゃあ今はちんちくりんだけどさー!もう少ししたらお姉さんみたいに背もおっぱいもおっきくなるんだい! ( だいだらはその場で飛び跳ねた。 ) [Tue 29 Dec 2009 01:23:42]
レイン・パレット > お前は単純な奴だな………。 ( わかりやすいというか何というか。こうして喋っていると危うく毒気を抜かれそうになる。 )( ふーとようやく笑いが治まって一息つく。あんな親父ギャグかなにかのようなので笑ってしまうなんて何という恥ずかしさか。割と悪役チックな笑いは似合うのかもしれないが。 ) 今日の所はお前に注意を促すだけだが、座長に良く伝えておいてくれ。これ以上苦情が酷くなるようなら市法に則って速やかに退去させてもらう事も有り得るとな。 ( この連中にも事情があるだろう。だがそれにまで斟酌していたら治安は成り立たない。大を生かす為に小を殺す。市政というのはすべからくそういうものだ。 ) そういったのはせめてもう少し女を磨いてから出直してこい。 [Tue 29 Dec 2009 01:17:04]
だいだら > あひぃ、大正解! ( してやられた、って顔で。 ) う、ううう? ( と思ったら突然相手は笑い出した。だいだらビジョンだと悪役が「クックック」と笑ってるに等しいので、それはそれで結構怖かったりするのだが、何だろう。耳が赤い? ――はっ、そうか。きっとこれは私の芸人としての才能が開花したんだ。この調子で相手を笑い転げさせて、腹筋を攣らせよう。その間に逃げよう。 ) こ、こ、け…… ( しかしだいだらの芸人としての才能はそこで枯れてしまった、残念。 ) ……は、はい…わ、わかってます…。ふ、付近の住民の皆様には、なるべくご迷惑を掛けないようにと、注意をしてるのですが…。 ( うーん、どうだろう。夜中になると不気味な声が外に漏れているだろうし、いくら見世物でも気味の悪い連中が居る小屋はやっぱり迷惑がられているのかもしれない。 ) うっ ( でこぴんされて私はおでこを片手で抑える。驚くべき事に、そのでこぴんは今まで私が味わってきたどのでこぴんよりも痛かった。この人、でこぴんだけで喧嘩に勝てるかもしれない。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:53:38]
レイン・パレット > ( 色仕掛け?をした後にしまったという顔をする少女。私はこいつがからかっているのでも何でもなく天然でやっているのだと溜め息と共に理解する。 )( そしてせいやっと彼女の額におもいっきしでこぴん弾こうとする。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:46:36]
レイン・パレット > つまりセンスも悪くボロくてちっちゃい場所が幻想一座なのだな。よくわかった。ありがとう。 ( 実際どうかは知らんが、少なくとも騙そうとしてたという事はそういう所じゃないのは確定なんだろう。 )( 虚仮にしてないよ!苔も生えてないよ! ) …………沽券に関わる滑稽これこっきり…………くっ、ククッ、ククククッ………! ( 何故か笑いのツボに入ったらしい。耳を赤くすると口元を抑えて明後日の方向を向くと必死に笑いを噛み殺した。 ) おべっかは良い。言っておくぞ。不法に構えるのは周りの住人に迷惑が掛かる。それを良く理解しているのかお前? ( 今日は立ち退きまでさせる気はないが、後々に苦情がくればそれに対処せねばならない。私はそういう職務にあるのだからな。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:41:49]
だいだら > ( プランA、色仕掛け。 ) ね、ねえお姉さん。今日のところは、大人しく引き下がっておくれよ。私の身体を好きにして―― ( と言いながらちょっと肩を出したりするけれど、そこで私は気付くのだ。女の人にこんなことしたって意味ないじゃん!勿論、一つ目の時点でかなりあれだけど。 しまったぁ、って顔をする。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:27:18]
だいだら > そう、そうだよ!このままずっと歩いていくと凄くおしゃれで大きくて立派な建物があって、そこが幻想一座なんだ。 ( 本物は今にも崩れそうなほどボロな小屋だけど。 やった、何とか乗り切れそうだ!この人がそっちに向かって歩き出したら、私は兎より早く逃げよう――と思ったら、やはり世の中はそんなに甘くはないらしい。 ) ……ひぃ!ご、ごめんなさいっ べ、べつに虚仮になんてしてないよ!苔も生えてないよ!沽券に関わる滑稽これこっきり鶏こけこっこー、どれも違うよ! ( あっ、あっ、怒ってる!?どうしよう、どうしよう!と、慌てるあまり私は意味不明のことを口にする。 ) 街の平和を守る自警団の人たちにはほんともう、憧れちゃうな私っ ――いや、その、別に、何か落ちてたってわけじゃ、その。 ( ちょっと涙目になってきた。こ、ここは座長に教わったセオリーどおりに自警団の人を篭絡するしかない。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:26:58]
レイン・パレット > ( 芸能横丁、幻想一座、慌てふためく一つ目の少女―――― ) ほう、そうだったのか。ではあちらの方に向かえば幻想一座とやらはあるという事なのか。 ( 指差した方向は逆になった看板が指し示す所。なるほど、ついうっかり間違えて今の今まで逆に持ってしまっていたと。本来はこのヘンテコな持ち方だと。そういうことなのだな。 )( 眼鏡を外して目の間を揉むとほぅと溜め息を吐いた。 ) ――――虚仮にしているのか?そうなのだろうお前。 ( 余りにも無茶な言い訳に怒り心頭の女。どうせ言うならまともな嘘を吐け。 ) はっはっ。そうか、それは光栄だな。そうかそうか、嘘じゃないか。別にまだ何も言っていないのだがな。はっはっ。どうした、何故目を逸らす。そちらの方に何か落ちてでもいたか。 ( 目も口もちっとも笑っていない自警団の女はキツく詰問し続ける。――――そうか、思い出した。確か以前同僚の誰かが不法に生業をしている一団に立ち退きの要求をしたといっていたが―――確かその一団の名前か。幻想一座。 ) [Tue 29 Dec 2009 00:14:07]
だいだら > ( だから私は最初から座長に言ったんだ。自警団の人が見回りにくるかもよ、って。でも私の意見なんてちっとも聞いてもらえず―― くそう!どろを被るのはいつも私だ!このままじゃ「だいだら」じゃなくて、「どろだら」になっちゃうよ!「どろだらけ」みたいな感じで! ) あっ、えっと、その、んと。よ、よく思い返してみたら、一座の方向はこっちだったなぁって…! ( しかし看板を逆にするということは、書いてある文字も逆になるということである。不自然さ爆発であった。 ) ( んひぃ!とっても威圧的な目で見られている!その威圧的な目が二つもある!これじゃ、いくら私の目玉が大きくても一つじゃ太刀打ちできっこない。 ) え、ええっとね。わ、私の将来の夢は自警団になることなんです。だから、その、憧れの意味を込めて「自警団だー!」って…。ホントだよ!嘘じゃないよ!嘘だと思うなら私の眼を見て!いややっぱり見ないで! ( 威圧的だからきっと目をそらしちゃう。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:56:01]
レイン・パレット >  ――――思い出せん。 ( 幻想一座というフレーズはどこかで聞き覚えがあったのだが。しかしいかん。警羅中だというのにのんびり芸など見れるかという。そんな私が足を止めてもただの冷やかしだ。客になる気がないのなら早々に立ち去らなくてはな。 ) ?お前は何をしている。 ( 歩みを再開しようとすると、驚きの声と共にわたわたして終いには看板を逆に持ち始める少女。あやしい。凄くあやしい。その少女を静かな威圧感の含んだ眼差しで見つめた女は彼女に質問をする。 ) 見ての通りの自警団だが。それが何かしたというのか。 [Mon 28 Dec 2009 23:50:14]
だいだら > ( 普段顔を隠すのは怖がられるのを避けるためだ。怖がられると暴力を振るわれたり、こちらのいう事を聞いてくれなかったりする。 けれどもこうして見世物として成り立つ状況ならば、顔を晒すのは苦ではない。私は奇異の視線を向けられてなんぼのだいだらだ。これが日常の風景として当たり前のように溶け込んでしまったら、その時のだいだらは何の意味も持たないだいだらに成り下がってしまうのである。 ) ………。 ( だから私はただ黙ったまま、看板を持って突っ立っているだけなのだが。 ――ふと立ち止まった女性の服が、自警団のそれだとわかるやいなや目をびっくりさせたように見開いて。 ) じ、じけいだんだー! ( と、慌てふためくのだった。何せ幻想一座はギルドや市に無許可で運営しており、市の土地に勝手に小屋を建てている。当然、立ち退きの対象なのだ。 ) あ、あわわ、あわわわわ。 ( だいだらは慌てて看板を逆に持ち、矢印の方向を反対に向けた。仲間を守ろうとする本能が働いたのである! ) [Mon 28 Dec 2009 23:35:49]
レイン・パレット > ( ―――それを見て思わず足を止めてしまった。大きな看板を持っているのは一つ目の少女。それも大きな大きな一つ目だ。見た目には普通の少女なのにその一つ目だというのが余計に奇異さを際立たせる。 ) 幻想一座……… ( わかりやすく自警団の格好をした女はちらりと路地裏へ続く道と目をやった。足を止めてしまったのは少し気まずい。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:29:21]
だいだら > ( 普段はフードで顔を隠しているけれど、宣伝ともなればその大きな一つしか無い目玉は晒したままだ。道行く人はそれを見て気味悪そうにしたり、驚いたり、逆に興味を持ってじろじろ見たりしている。その小さな姿が持っている看板には、こう書かれている。「おいでませ 幻想一座 この世の怪奇がここに集う 入場料2000エン」 そして狭い路地の奥を示すように、最後に大きな矢印が書き込まれている。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:15:06]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 看板を持って立っている小さい姿。 』 [Mon 28 Dec 2009 23:11:17]
レイン・パレット > ( だからこそわかりやすさが大切だ。こうして露骨に此処に居るという事実を人々に伝える。それが表通りの安全性をより増す事になっていくのだ。 )  ( ――――そんな気持ちで歩いていくものだから芸の中身なんかは殆ど見てもいない。隣を歩く人波ばかりに気を張っている。 ) [Mon 28 Dec 2009 23:09:27]
レイン・パレット > ( こうして自警団が巡回していますよ、という事をわかりやすくアピールする事は大切だ。そうする事によって衝動的な犯罪以外を未然に抑える事が出来る。そうした地道な行為が平和な街並みを維持することに繋がっていくのだと私は考えている。 ) [Mon 28 Dec 2009 22:52:11]
レイン・パレット > ( 自警団の制服と腕章を着けた女。道行く人達に視線を送りながら少しずつ活気の戻ってきた芸能横丁の通りを歩いていく。 )( 隙なく制服を着こなしている姿や立ち居振舞いは他者に冷たい印象を抱かせる事が多い。最も女は望んでそうしているのだから構わないのだが。 ) [Mon 28 Dec 2009 22:36:04]
お知らせ > レイン・パレットさんが入室されました。 『年末の盛り上がり』 [Mon 28 Dec 2009 22:27:41]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 すう、と薄く息を吸い込んだ。 』 [Sun 27 Dec 2009 01:52:05]
エリー > ( 空のカップをソーサーに戻して背凭れに凭れかかり、眼を閉じる。 ただ、疲れただけだ。 今日もずっと机に向かって書き物をしたり、歩きまわって定期的な現状調査をしたり、自分以外の誰かになって暫く過ごしながら情報を集めたりしていた。 そう、ただ、単純に疲れてしまっただけ。 少ししたらまた目を開けて、そろそろ此処を出よう。 雪の中を一人歩くのも良い。 悲観的で感傷的で、いいじゃないか。 ) [Sun 27 Dec 2009 01:51:37]
エリー > ( 憎しみを持続させるというのは存外、難しいものだ。 こうして苦痛の記憶を掘り起こさなければ、穏やかな時間に任せて忘れてしまいそう。 きっとそれも出来るんだろう。 それが正しいのかもしれない。 不幸な事件を忘れて、運が悪かったと諦めて、それより未来を見て進もう、なんて言って。 ) ( たまたま、運悪く、私はそれが出来ないくらい実は頑固で、気が強くて、馬鹿なんだと思う。 あんなに毎日舞台やお芝居の事ばかり考えていたのに。 全部放り出してどうしてこんなことをしている? ) …馬鹿だから。 ( 本当だ。 ) [Sun 27 Dec 2009 01:37:04]
エリー > ( 酷い事件の相次いだ今年後半だったが、通りは年末を控えて幾らか活気を取り戻しているようだ。 ドッピォのエスプレッソをちまちまと味わいながらそんな風景を他人事のように眺め、ただ時間を過ごす。 家に帰っても誰も居ないし、ただ冷たい闇と一人暮らしには広すぎる空間があるだけ。 帰りたくないのだ。 特に夜は。 仕事漬けで居られればそれで良いのに、ここしばらく緩やかな平和が戻ってきてしまった。 苦しい方がまだマシだ。 ただこうして安穏と、ぼんやりと緩やかに、穏やかな日常が続くよりは。 私以外の皆がそうである事は素晴らしいけれど、私はそこに加わる事が許されない。 忘れてはいけない。 胸を潰すような怒りと、恐怖と、激痛を。 横たわり動かなくなったお父さんと、ハンターに首を刎ねられて始末されたお母さんと、失われたお姉ちゃんの亡骸を。 )  [Sun 27 Dec 2009 01:16:44]
エリー > ( 今年もようやく終わる。 いや、また今年も終わりを迎えてしまった、か。 大通りに面したカフェーの窓際席、橙色の灯りに照らされた店内は暖かく、窓から見渡す景色は雪が滾々と降り積もっている。 一緒にクリスマスを祝う相手も無く、特別それを望むでもなく、いつもどおり―――ここ3年、いつもどおりの年末が訪れる。 来年の今日までには死んでいると良いのに、なんて思いながら。 家族と祝う年の瀬を失って以来、この季節はそれを確認する為の嫌なシーズンになった。 家族が死んで4年目、突入だ。 ) [Sun 27 Dec 2009 00:47:42]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 大通りに面したカフェーの窓辺 』 [Sun 27 Dec 2009 00:41:03]
お知らせ > ヴィヴィアン@サンタさんが退室されました。 『 まずは、雪でも降らないかしら?( 見上げた先の曇天に、きらきらのトップスター ) 』 [Mon 21 Dec 2009 00:08:59]
ヴィヴィアン@サンタ > ( そのヒントを探しに、こうして通りを眺め、行きかう人々を観察しているのである。本来であれば、人物像を思い浮かべ、それに適した演出をするのが適当なのだろうけれど、相手は不特定多数である。 衣装には空を飛ぶだけではない力が備わっているようだけれど、それを使いこなすにはもっと慣れが必要だ。 ) テーマは決まっているのだから、それに従うのがベター。 ( だが、魔女らしさも忘れてはならない。私はサンタクロースではなく、魔女である。魔女がサンタではいけない決まりも、サンタが魔女であってはいけない決まりもないけれど、魔女らしいクリスマスというのはなかなか難しいテーマだ。 ) んー・・・   ( 脳に糖分を贈るべく傾けたカップはもう冷めかけていて、あまァい幸福感は薄くなっていた。 頭ばかり動かしていても仕方が無い、ここらが潮時か。 ) そうね、習うより慣れろだわ。 ( 人間、身に付いた物しか行うことができないものである。今日もあの衣装を着てそれらしく振舞う事で身に付いていくだろう。 となれば、今日もあの倉庫へ行くべきだ。 ) [Mon 21 Dec 2009 00:04:14]
ヴィヴィアン@サンタ > ( パプテスの救世主の誕生を祝う気はさらさらないが、多少無理やり気味でも活気がある事は良い事だ。まあ、その一端を担うことになるとは思わなかったわけだが―― 状況はそう悪くは無い。 衣装に頼らなくても空を飛べるし、日常的に霊薬の配達業務を行っているから地理や番地も大まかに頭に入っている。 問題は、演出だ。 ) そう、演出なのよ。 煙突から投げ込まれた金貨だって、暖炉に干してあった靴下にJACKPOT、入らなければ奇跡ではなかったの。( お腹の上で腕を組み、イメージをなぞるに指をくるくる。 贈り物はそれそのものではなく、アイデアを練る段階、数ある物の中から選び出す行為、それを手に入れるまでの経緯、贈る手段、贈られた相手がそれを手にする所までに物語があるからこそ美しいのだ。 もうすでに贈る相手は決まっており、プレゼントは用意され、贈る手段も明確だ。 自分が担うのは、プレゼントを贈られる相手が、そのプレゼントを手にするまでの演出。 ) 贈り物にはサプライズが必要だわ。 それを見つけた時の期待感、包みを開けたときの驚き、それはエモーショナルでなければならないの。( それをViewtifulに演出する為にはいかにすべきか。 それが問題である。 ) [Sun 20 Dec 2009 23:47:02]
ヴィヴィアン@サンタ > ( Q.誰に? A.寮の連中に。 Q.何を? A.夜な夜な外出している事を。 まあ、時期が時期であるから、同僚である未通女どもには男の所に行っているって言っておけば誤魔化せるだろう。 まるっきり間違いではないし、倉庫でアレな衣装を着て夜な夜な訓練に明け暮れているのを知られるのは美しくない。 ) 仕事以外で出かけないのかしら、うちの女どもは。 ( カップを傾けながら一人語散る。まあ、人の視線にあれこれトラウマのありそうなゆるゆるおっぱい女と、取り付く島も無いマスクドフェイスあたりじゃフラグが立たなくても仕方が無いか。 そう人の事は言えないのが、癪だけれど、出かけるところは色々ある。 仕事だけの人生なんて真っ平だ。 ) まあ、暫くは何事も無く過ぎてほしいけれど。( 暮れに入ってから悲惨な事件が多発し、人が死にすぎた。 本来の業務である戦闘員としての仕事がないのは辟易するが、平和なのはそう悪い事じゃない。 ) [Sun 20 Dec 2009 23:29:26]
ヴィヴィアン@サンタ > ( この街で最も華やかな町並みをくるくると高く結い上げられ、適度に散らされた盛り髪が特徴的な魔女はキャラメルマキアートを傾けている。既にP.W.M.Cの業務を終え、ブリルブラウスのパンツスーツにボルドーのロングコートといった装い―― 足元は勿論ヒールである。 シンプルな装いだが、総額は軽く6桁に乗っている。 エレガントに振舞いつつ、コーヒーの一滴も零さないように細心の注意を払っているのは内緒である。 ) そろそろ勘付かれてるわね―― 変なところに聡いんだから。 ( 足を組みなおし、背凭れに背をゆっくりと預けて ふう、とため息を一つ。 ) [Sun 20 Dec 2009 23:14:46]
お知らせ > ヴィヴィアン@サンタさんが来ました。 『 通りに面したカフェにて。 』 [Sun 20 Dec 2009 22:53:37]
お知らせ > ミツさんが帰りました。 『 ナキアさんも気を付けてーッ。おやすみなさーい! ( 手を振り、駆ける。 )』 [Fri 18 Dec 2009 02:35:02]
お知らせ > ナキア@サンタさんが退室されました。 『 気をつけてお帰りくださいね。 おやすみなさい、好い夢を。 ( 風邪、ひかないように。 )』 [Fri 18 Dec 2009 02:32:56]
ナキア@サンタ > そうですねぇ、来てくれるといいですねー。 …でも、ミツさんのところはきっと大丈夫なのですよ。 ( 来てくれると思うです、と頷いて、 ) あ、すみません寒いところで長々とー…、  私はもう少し。 練習してから帰ることにします。 ( トナカイさんの首あたり撫でて、 ) [Fri 18 Dec 2009 02:32:04]
ナキア@サンタ > ふふ、ミツさんに遊んでもらえたら、よろこびますよぅきっと。 ( はい、と頷いて。 魔女の村なら、名前を出せばきっとあそこの家だよって教えてもらえるとおもう。 ) そうなんですかー? ( 今日は誰にどんな夢をあげてきたんだろうかと、思いつつ。 格好的に彼女さんとかでしょうか )  ぇ あ、 …そーですね、ミツさんを見習って がんばりますー? ( ちょっとドキってした。けど。けど。 お芝居の役柄としてのことだろうって。 へらっと笑って―― でも、頑張るのは がんばろう。ちゃんとサンタとしての夢を与えられるように。こわさないように。 )  今日の格好も、かわいらしいのですよぅ。 ( 照れる貴女に、魔女はにこにこ、頷いて ) ふわふわもふもふー…、 ですね。 ( トナカイさんといい、そういう感触がお好きなんでしょうか。 でもとってもよくわかる。いいですよねぇ、もふもふ。 )   うぇ、 ( ずぃっと踏み込まれて、ちょっと後ろにのけぞり ) …… はぁ、 怒られるですか… ( ぱちン、瞬き。 でもおばぁちゃんですよぅ。 ) みんなに喜んでもらいたいっていうのは けっこうよくばりだと思うですよぅ。 ( なんて、ふふっと笑う ) [Fri 18 Dec 2009 02:30:13]
ミツ >  クリスマスはサンタクロースもいますしねー、本物が来てくれるか楽しみで  ッ、ぅ、しゅン!! ( くしゃみが洩れた。 )  寒くなってきましたねー…、 ワタシはそろそろ帰ろうと思いますがー、ナキアさんはどうしますー?  ( 首を傾げ。 ) [Fri 18 Dec 2009 02:16:17]
ミツ >  ――冬はわんこさんは良いですよね、もふもふでッ。…もふもふでーッ。 ( 大事な事なので二回云いました。ミツの頭の中はもふもふワールドが広がりンぐ。 )  ぜひ、にーッ。  ( こっくり何度も頷いて。ぜひお会いしましょう、遊びましょう とか。おばぁちゃん宣言に抱いた疑問は 笑顔に流された。 )  ……んー、意外に、ですねー。格好さえそうであれば何とかなるもンなんですよー。 ( 妹とか娘とか。本当に求めてる人にはちゃンとするけど、下心満載さんが多い商売。 )  他の誰よりも、ゆめを与えられたらいいンですけどねー。 それは、サンタさんにお任せするしかないよーです。 ( なりきりたい訳じゃなくって夢を与えたいだけ、だから。役者とはちょッと違う。 ぴこッと貴女を指差して、 ね、サンタさん。 なンて楽しげに笑う。 )  ライバルですねー、負けちゃダメ ですよー。  ( らいばる。舞台のことだと思いッぱなし。 )  あは、うン、まあ、たまーに?…ほんのたまーに、ですがー。  ( 照れた様に頬掻いて。 のっとひげが好ましいと、思うのです。 )  ゆめ与え時の稼ぎ時ですからー…。  もふっと埋もれたいです。手触りはもちろん、こうッ、ふわふわでもふもふで…! ( こう!と指わきわき。コトバじゃ表現出来ない程のこだわり。 )  ナキアさん…、は地方村の方でしたかー。ワタシは普通に居住区の辺りなんですけどー。  あ、ありがとうございますーっ。 ( 遊びに行った時はよろしくです、 なんて、 )  … おばぁちゃん…、  ( おばぁちゃんッて、 )  ナキアさんー ッ、  ( ずいッと一歩アナタの前に、 )  本物のおばぁちゃんに、怒られちゃいます よッ。そんな可愛らしい姿なのにーッ  ( おばぁちゃんッて言うのは60歳以上ですよ、とか 考え述べつつ。 )  …ンー、でも考え方は大人と云うかおばぁちゃん…。 欲がないのですねー? ( 浮かべられた笑みに、嘘偽りがないんだなあ、とか実感してしまうわけです。 )  プレゼントは、 好意でもらったプレゼントは、なんでも嬉しいモノですよー。  ( へらッと。 )  [Fri 18 Dec 2009 02:12:28]
ナキア@サンタ > もふもふー…、 そうですね、今は冬毛でもふもふかもです。 ( 使い魔を思い描き、へら、と笑って頷いた。 ) また会う機会があったら遊んであげてください。 ( なンて。 驚く様子にぇへ、と笑う。 ) いやぁ、力量はある気がするですが…、 ( でなければ娘とか妹とか、なりきるのはきっと難しいと思うし ) でも、他のヒトと同じよりー…、というコトなんでしょうか。 ( 普通の役者に興味がないってことは。 貴女の言葉に思わず あ、ハイ、なンて頷いてしまったり。 )  ぁは、ライバルかもですねー。 ( 自分よりほんものっぽいサンタさんとか。らいばる? ) それこそ、貴女はそういうお願いがありそうな気がするですが。 ( 男性から。 だめですか、ひげ。 ) やっぱりオシゴトですかー。 たいへんですねぇ、 ( もふる、という言葉にはふふっと笑って。頷いて同意しよう ) なるほどー…… もふっと埋まりたいんですね。手触りだいじー? ( なんて何気なく。首を傾げて訊きながら、プレゼントリスト脳内メモ。 ) あ、すみません。 私はナキアというのですよう、地方村の方に住んでいるです。 ( そっちの方に来ることがあったらどうぞ、と。 馬車を逃して泊まるトコに困った時でもなんでも。 ) 私、ですか? ( きょと、 )  ンー、おばぁちゃんですから、もらうよりあげることの方が多くて…、 おばぁちゃんは、渡したプレゼントで相手が喜んでくれたら、それがいちばん嬉しいのですよぅ。 ( ぇへら。 ) [Fri 18 Dec 2009 01:58:25]
ミツ >  うわあ、わんこさんですかーッ。もしかしなくても、もふもふですかー? …ンふふ、わんこさんは誰とでも仲良くなれそうなイメージですけどー。トナカイともうまくいきそうな、  ( 怖がりじゃダメですかねぇ、なんて くすくす控えめな笑い声。 )  …確かに、そうですよねー、    はい? ( おばぁちゃん? ッて首傾げて、不思議そうにアナタを見つめ。 )  ふつーの役者には興味なくてッ。 なんていうか、そんな力量もないかなーッとか。 ( へらッと笑う。 お待ちしてます―、なンて冗談めかして告げつつ )  ですよねー。クリスマスの舞台いっぱいあったらライバルですねー?  ( 頑張って下さい、と握り拳ひとつ作ってファイトーなンて。 内心の慌て具合なンて気付かない。 )  …あ、若いオンナノコサンタが好きなのはおにーさんとかおじさまですね、きっと。  ( うんうん頷き、 髭は無しな方向で、と即座に却下。 だって、ほら髭なんて付けたらお笑い系サンタの称号が付けられてしまいそうです、よ。 )  いろいろ、嫌なことが多かったですしねー。…あッ、ミツは当日もいちおうお仕事ですよー。いろいろ、悩んでるンですけどー。 ( うっかり普段使ってる一人称が出た。 )  …トナカイ見付けたらもふりに いきます、 ( 想像して、こう、手がわきわき動く。もふッとしたものは大好きです。 )  …はへ?ほしいもの ――…、 ( うーん、首を少し大きく傾げて、 ) トナカイはそりゃあもうッ。…けど、飼育場所に困るのでー、 ( 撫でられ気持ちよさそう(*に見える)トナカイを見ながら、 ) …… ん ぅ、 ッと。 もふもふした巨大なぬいぐるみは憧れますねー。 ( こーんなの、とか両手大きく広げながら。 )  … ぅえッと、 ( 名前がわからず、少しの間の後、 )  アナタなら 何を願いますー?  ( クリスマスに。 ワタシも教えたンだから教えて下さいよー、なンてそンなノリ。 ) [Fri 18 Dec 2009 01:37:21]
ナキア@サンタ > でもうちにはもうわんこさんがいるので、飼えたとしても仲良くしてくれるかちょっと心配ですけど。 ( 怖がりですからねぇ、と笑う。 どっかで使い魔がくしゅンてしてるかもしれない。い。 )  ん、 おともだちー… は、演技でなくなってくれたら嬉しいですけど。 おばぁちゃんとだと釣り合わないですかねぇ ( なンて、茶目っぽくふふっと。 きっと孫とおばぁちゃんな実年齢。 ) 頑張ってるんですねぇ。 普通の役者さんにはならないですか? ( 続く言葉にちょっと驚いたよにきょと、としてから はにかみつつありがとうございます、と告げよう ) あー、 でも時期的にありそうですねーそんな舞台……  他にも、 ( 貴女の言葉にうんうん、頷いて。思わず呟いた言葉、ちょっと内心慌てつつ最後の言葉を付け足す。 ) いやぁ、子どもさんたちはやっぱり、ふつうのおじぃさんサンタさんのが好きなんじゃないでしょうかー。 おひげ、つけた方がいいですかねぇ? ( かくし、首を傾げ ) 今年は色々あったぶん、盛り上がってるみたいですねぇ。  … トナカイさんもいそうですけど。 ( きぐるみ的な。 あったかそうですね。もふ。 ) クリスマスー…… ンと、ミツ( ちら、と名刺見 )さんは プレゼントとか、何かほしいものってあるですか? ( トナカイ? なンて、傍らのトナカイさん撫でつつ冗談めかし。 ) [Fri 18 Dec 2009 01:22:16]
ミツ > ( 恐る恐る手を伸ばした先にあったのは、良い感じのもふもふ加減。抱きしめたくなる位だけど、ちょっと怖いからそれは止めておく。 )  ですよねー。この角があったら向かうところ敵なし的なー。 …あら、そうなんですねー。 ッ わかります!  ( 欲しくなりますよね、もふもふッ とかすンごい勢いで同意した。 ) ( 一家に一匹トナカイは必需品じゃないでしょうか。…。 )  ( 名刺、受け取ってもらえれば にへーッと若干照れ笑い。 )  はいー、ゆめのお手伝い 夢屋ですー。そうですね、孫とか娘とかもありますよー。 あは、でもアナタの場合はー、お友達とかが妥当線でしょうかねー? ( 首傾げたまま、笑顔のまま。 本当の年齢なんて、見ただけじゃ解らないもん。ミツの中では、貴女はミツとおない歳くらいなイメージ。 )  うー、そうなんですよ、ねー。 今はひとりで、今後増やしていけたらいいなあ、とか…ッ。 あ、興味があったらぜひどうぞー?お客としても、スタッフとしても歓迎します、よー? ( 可愛いしッ、なンて。 )  トナカイを使う舞台とか、だとやっぱクリスマスがテーマですかねー。 …ンふふー、アナタみたいなサンタさんだったら子供は喜びそうです がー。 ( サンタさんのイメージってやっぱりオジイサンッて感じ。 舞台とかお店とか、そこでお仕事してる子かなー なンて。 )  ( トナカイを家畜にッて少し憧れる。一日中もふもふし放題 な。 )  やっぱり一大イベントですからー。お店もパフォーマーさんもサンタさんですよねー。……一人くらいトナカイがいても良いと思うんですがー。  ( きぐるみ的な。 そンなお店があったら衝動でミツは色々買っちゃいそう。 )   [Fri 18 Dec 2009 01:08:10]
ナキア@サンタ > いえいえ、 ( 笑みを返し、 傍らに避けて立てば、貴女とトナカイさんとをのんびり眺めていよう。 ) そうですねぇ、立派な角ですものねー。 いいえー、残念ながら借り物なのですよう。でもなんかこう、ちょっとほしくなっちゃうですよねー ( うん、うん。緩く貴女の言葉に頷く。 可愛くって力持ちなんて。おまけに毛皮ふかふかなんて。 )( それにしても自分でいうのもなんだけれど、言動が全然サンタっぽくないから 場所も相俟ってバレる心配はなさそうだけども、サンタとしてはどうなンだろう。…。 ) ほぇ、 ( 軽く首を傾げ瞬きをして、名刺を受け取り ) 夢、屋?  へぇ…、お年寄りからだと 子どもがいたらいいなぁ、なんていう要望もありそうですねぇ。 ( 自分をふくめ。 でも魔女にはもう子どもたちがたくさんいるから。血は繋がっていなくとも、 ) お一人でやってらっしゃるんですかー?  あ、えぇまぁ そんなようなものです。 ( 問いに こくん、何気なく頷いてみせた。 私たちには珍しいですが、北の方だと家畜ですものねぇ。 )  あ、わ。 ありがとうなのですよぅ、 ( 照れまじり、ちょっとそンな言葉に慌てつつ、 ) もうすぐクリスマスで、こういう格好のヒトも多いですよねぇー。 貴女は…、 当日もお仕事とかですか? [Fri 18 Dec 2009 00:55:29]
ミツ >  やったあーッ。ありがとうございまーすッ。 ( 嬉しそうに、にへッと笑ってトナカイの隣。案外近くで見ると大きいみたい。 おー、とか言いながら、恐る恐る手を伸ばす。 )  トナカイに頭突きとかされたら軽く死ねそうですよねー。…ッと、この子、アナタの子ですかー?  ( お名前は? なンて首を傾げながら。さっきからの会話の流れから、何となく借り物のような気がするけど。 )  あー、ワタシは、…役者、みたいなものですかねー。説明が難しいのですがー…ッ。  ( 人材派遣的な…ッ。 こそそッと名刺なんて差し出そうか。 )  女の方はあまり使わないとは思いますけどもー。 ( なんて、眉下げ へろン。 )  妹が居たら良いな、とか、お姉さんが居たら良いな、とか、そういうご要望にお応えする商売をしておりますー。  ( ぺこン 頭を下げて。 )  … あらー?舞台とか、何かで使うンですかー? トナカイとか珍しいー。 ( 人に馴れた鹿、とか 考える人は凄いと思うのですよ。 )  えへー、ありがとうございまーすッ。アナタも、お疲れ様ですよー。 サンタさん衣装も凝ってますねー。 ( サンタクロースって感じ! なんてマジマジ見よう。 ) [Fri 18 Dec 2009 00:41:33]
ナキア@サンタ > はい、どうぞー。 ( 笑みのまま気軽に頷いて、少し横に避け場を譲ろうか。 一応、気をつけてくださいね、とはいうけれども。 私もトナカイさんたちと会って間もないですし、大丈夫かなぁなんて。のほほん。 そういえばサンタさんのトナカイさんにはお名前があるそうですが、私のソリを引いてくれるこのコたちにもお名前はあるのだろうか ) オシゴト? 売り子さん? それとも役者さんですかー? ( 希望が多い、っていうのはお店の要望か、それかそういう役が多いのかなぁなんて ) 私も今まで見たことなかったので――…、 まずは馴れるところから ですかねぇ、 ( なンてちょっと情けなさそうに肩が下がる。 どっかの国ではトナカイを馴鹿というらしいですけども。 ) 寒い中、お疲れ様ですよぅ。 [Fri 18 Dec 2009 00:31:35]
ミツ > ( れんしゅー、とか聞こえた気がしたから、やっぱりパフォーマーか何かなんだろうと推測。 おんなじ様な格好して、白い袋持って、貴女から一、二歩下がった位置で、ぴたッと止まる。 )  うわあーッ、本物ですかー。ワタシ、本物のトナカイとか見たことなかったんですよねー。もふって良いですか…ッ?  ( 遠慮無しに、キラキラした目を向けつつ。 浮かべられた穏やかな貴女の笑みに、もふる許可を出してくれそうだ、なンて考えつつ。 )  ほへ。  ( 瞬き三回。自分の格好見て、袋見て、ああ!と納得した様に手を叩き、 )  ワタシはオシゴト帰りなんですようー。クリスマスはサンタの格好希望が多くてー、 …アナタ、は練習ですかー?  ( こてり、おんなじ様に首傾げ。 ) [Fri 18 Dec 2009 00:20:00]
ナキア@サンタ > れんしゅーって どうやったらいいんですかねぇ… ( 砂地とはいえ、ここじゃソリは引きにくいだろうか? まだ海岸の砂の方が滑りやすいかもだけど、 ) んー、 ( 海岸って隠れるとこがないのですよぅ。 ココや商業地区みたいにおなじような格好してる人もそういないでしょうし―― 今日はいつもの魔女服ではなくて赤いサンタさんの。 この格好だけなら商業地区でもこの辺りでも見かけるし、紛れるかなぁと )  ふぁ、 ( 思っていれば早速。 振り返った先に、そンな感じのコォトに身を包みそれッぽい白い袋を担いだお嬢さん。 いきなりでちょっと間抜けな声がもれたけど。ど。 ) こんばん はー。 えぇ、たぶんほんものだと思うのですよぅ。 ( ふにゃ、と笑みを浮かべて頷いてみせる。 ) 貴女も何か、練習ですかー? ( こてン、首傾げ。 それとも同業者? とも、ちょっと思ったけど、 ) [Fri 18 Dec 2009 00:13:06]
ミツ > ( なんだかトナカイっぽいのが見えるンですが。ミツの気のせいでしょうか。幻覚でしょうか。 )  これって本物ですかー?  ( そう、いきなり貴女に声を掛けるのは 赤に白ファーのサンタ色調のコートを着た少女。髪を緩く三つ編みにして、手には白い袋を持って、のたりのたり、貴女へ足を進めていく。 )  ( いつものお仕事の帰り道。今日は時間が残ってるから、ちょっと宣伝して帰ろうと寄った空き地にいた、少女とトナカイ。何かの舞台の練習だろうか、なんて。 ) [Fri 18 Dec 2009 00:05:59]
お知らせ > ミツさんが入室されました。 『 うわあ、 』 [Fri 18 Dec 2009 00:01:33]
ナキア@サンタ > 海岸とかだと乙女たちとばったり逢ってしまいそうですしー…、 ( もっと、と鼻先を寄せるトナカイさんに もうおしまいですよぅ、と空手をひらひら振ってみせる。まだあるけど、とりあえず今はオシマイ。今日の練習が終わったらまたあげよう。 )  …… ( 撫でようと手をのばしながら、大きいなぁとしみじみ思う。魔女より大きなトナカイさんは、背中にも乗れてしまえそう。 地方村という土地柄、馬車くらいは御せる――もちろんそういう技能持ちのひとには遠く及ばない腕前だが――けれど ) トナカイとソリは、はじめてなのですよぅ… ( んむー。 ) ( あ、犬ゾリもいいけどちょっとわんこさんたちたいへんだなぁ、と連想に思考がズレつつ ) [Thu 17 Dec 2009 23:52:05]
ナキア@サンタ > ( 人数分、用意してあるのだそうだ。 )  …。 ( もしゃり、もちゃり。 手ずから草を食べるトナカイさんにほわわんと和む。 ) おもちかえ りー… ( しないけど。しないけど。 トナカイさんを家畜化してる地方のひとたちがちょっと羨ましい ) ( 横丁の、少し奥まって静かなあたり。どこかの空き地。 練習場所に悩んで、いっそここならそういうパフォーマンスの練習と誤魔化せるかなぁと。 思って、 ) [Thu 17 Dec 2009 23:39:36]
お知らせ > ナキア@サンタさんが来ました。 『( トナカイとそり。 )』 [Thu 17 Dec 2009 23:26:08]
お知らせ > ヴェロニカさんが帰りました。 [Thu 17 Dec 2009 22:58:50]
ヴェロニカ > (しかしクリスマスか。 うちの面子はそんなに男っ気のある方じゃないから、皆で寮でパーティでもすることになるんだろうか)となると、何かチキンとかでも用意しないといけませんかね? みんな魔女ですけど。(全員で食べるとなると、簡単で安価で量が多いものが良いんだろうけど。シチューとかなら良いだろうか。 まあ、いずれにしてもあと一週間はあるのだし。 その内に良いアイデアが出てくるだろう、と)よ、っと! さって、お仕事頑張りますかっ。 [Thu 17 Dec 2009 22:58:33]
ヴェロニカ > (大道具の入った木箱を2、3個積み上げてから、やはり軽々と担ぎ上げる。 まさか怪腕公も、自分の籠手がこんな使い方をされるとは思いもよらなかっただろう。 引越し、介護、棚卸し、その他諸々の力仕事は、女性揃いのPWMCにあっても比較的ヴェロニカの担当となる事が多い。 そもそも怪力だの鎧だのは、一般的な魔女のイメージとはかけ離れる能力だ。 いくら魔術の類がオンリーワンだといっても、まっとうな魔女としての開業は望めない)お仕事があるだけマシですけどねー、実際。(故に彼女は真面目にせっせと働くのである。 こんなご時勢に自分を雇ってくれたのだし、路上での占い師とかと違ってきちんとお給料も保証されている。 なら、その分はきちんと働くのが真っ当な生き方というものだろう) [Thu 17 Dec 2009 22:46:49]
ヴェロニカ > (どういう理論の元にその方程式が導き出されたかは定かでないが、理解はしかねる。 が、一方でファッションに詳しい辺りは好ましい相手だと思う。 自分はあまり華美な服装はしないけれど興味が無いわけじゃないし、手袋には拘りたいから、相談できるのは嬉しい)ラティも少しはあのテンションの高さを見習えば良いと思うんですが……ああ、でも二人もいたら面倒ですね、アレ(うん、と小さく頷いて一人で納得し、担いでいた背景画を指定された場所に置く。 軽く伸びをして筋肉を解したら、すぐに取って返す。 そういえば、コレって食事代は別途出るんだろうか。 弁当とかは用意されてなかったから、当然自腹でガッツリ食べたのだけれど。 もしアレだったらPWMCの方に必要経費として計上しておこう。 なにせ食費=燃費だ。 おなかがすいたらはたらけないじゃないか) [Thu 17 Dec 2009 22:35:57]
ヴェロニカ > (ラングフォード・プラーベート・ウィッチマシーナリー・カンパニー、即ちPWMCに所属する魔女傭兵ウンエントリッヒことヴェロニカ・フォーグラーは、丸められた舞台の背景画を何本かまとめて軽々と持ち上げながら、さらりとそう答えた)(年の瀬ともなれば何処もかしこも忙しくなり、それは芸能横丁といえども変わらない。 クリスマスや大晦日を狙い打っての公演も増えてくるし、荷物の出し入れその他の量も増え、中小規模の劇団では人手も不足してくる。 というわけで傭兵とは名ばかり、その実は派遣会社と化しているPWMCに依頼が出され、両腕に装着された白銀のガントレットのお陰で馬鹿力を発揮できる彼女が送り込まれたという次第。 無論、性質的な理由もあった筈だ。 「魔女=美しい」という方程式を信条とする同僚などは、こんな力仕事は請けたがらないだろうから)最近は帰りが遅いですけど、何やってるんでしょうかね、彼女。 [Thu 17 Dec 2009 22:21:56]
お知らせ > ヴェロニカさんが入室されました。 『……いえ、仕事ですから。』 [Thu 17 Dec 2009 22:14:03]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『( それとなく何が欲しいかきいてみようか。 …でも、それとなく って、難しい。 )』 [Sat 12 Dec 2009 01:09:21]
イェルク > ( ホントに欲しいものをあげられたらいいのにな。 ) サンタさんは すごいなぁ… ( はふん。息をつきながらてっこてっこと足を動かす。 だってね、いつも私が ほしいなぁって、思ってたのをくれるんだもん。 お手紙送ったりとか、お願いしてみたりとかしているわけじゃないのに。どうしてわかっちゃうんだろ ) ( 前なんて、クリスマスをお父様と一緒に過ごしたいなって思ってたらほんとにそれが叶った。 ―――サンタさん=お父様が、頑張って予定あけてくれたんだとは知らず、 でもお父様も喜んでくれているみたいだった ) [Sat 12 Dec 2009 01:06:03]
イェルク > 手帳 とかー…… 、 ( うーん、 うーん。 )( お父様とかセンセイとかの欲しいものってなんだろう? )  …、 ( いや、センセイはきっと珍しい材料とか本とかがほしいんだ。きっとそうだ ) むー…… っ、 ( それで前、墓場とか見にいったけどその時センセイが欲しいって言ってたのはみつからなくって。結局センセイがどっかから自分で手に入れてた ) センセイがほしいのは わたしはむりー… かもーっ、 ( だってセンセイにも手に入らないものなんだもん。手に入るものだとしたら自分でどうにかしちゃうんだろうし、 )  …、 ( へふって息をついて、肩を落とした ) [Sat 12 Dec 2009 00:55:48]
イェルク > ( その通り、お父様がサンタの正体だとはまだ気づかない ) 今年は 何がいいかなー…。 ( クリスマスプレゼント。 お父様と、センセイと、ニールと、ルカと、 って 指折り数える。 ) ( 何かいい案が思い浮かぶかもって、思ってこうして通りを歩いてるんだけど )  マフラー とか、 てぶくろ とかーっ…、 ( 無難なのしか浮かばないなぁ。 ) んー、 ( もっとこう、身近でいつも使ってもらえるもの って考えると、 ) ペンとか 靴かなー… っ、 ( お父様は、こう。 お仕事のイメェジ的にそんなかんじ。 お父様のお仕事、よく知らないけど。たくさん書類を相手にしてたり、どこか出かけたり。なんだかえらいひとなんだってことはぼんやりと ) [Sat 12 Dec 2009 00:33:13]
イェルク > ( サンタさんはいるんだよ。 ) いるって、お父様 ゆってたもんー、 ( だから、いるんだ。 この街に来るまで、お父様にサンタさんのこと教えてもらうまで、 私のところにサンタさんが来たことはなかったんだけど。 ) 前のとこには いなかったのかなーっ、 ( きっと私がそこにいるんだって 気づかなかったんじゃないかなって、お邸のメイドさんは言ってた。 そうかもしれない。 ひどいとこだったから。 ) … ( でもヴェイトスにはいるんだ。 だってこの街に来てからは、サンタさんくるようになったもん。 )  …、 ( ちらほら、通りで見かける赤と白の衣装。 白いお髭をつけたら、お父様も似合いそう なんて、ふふっと笑った ) [Sat 12 Dec 2009 00:13:23]
イェルク > ( 街中あっちにもこっちにもサンタさんがいる! ってびっくりした。 )   ―― でも 街の中にいるサンタさんは にせもの、なんだよ ねー… っ、 ( ちょっぴりへにょんと残念そうな声音。 でも今でも街でサンタの格好してるひとたちを見ると、もしかしてこの中にほんもののサンタさんが紛れ込んでるんじゃないかな って、ドキドキしてしまう ) だっておんなじ格好してるひといっぱいいる しー … っ、 ( もしいてもわかんないもの。だからもしかしたらいるかもって。 勝手に期待して緊張する ) [Fri 11 Dec 2009 23:57:55]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『( 初めてこの街に来て、サンタさんのことを知った冬は )』 [Fri 11 Dec 2009 23:47:08]
お知らせ > ミツさんが帰りました。 『 ゆめー、ゆめはいかがですかー。 』 [Fri 11 Dec 2009 23:04:14]
ミツ >  ――― ふむー、そうきますか。誰かを雇うというのも手段の一つだとは思うンですけどー。  ( 雇う程のお金がないってところが問題なンです。まだまだ小娘の年齢を抜けていないミツには厳しいンです。 ) ( 因みに曲がり角の影は、石畳に生息する妖精さんでした。本物か、幻覚か、錯覚かは分かりませんが。 )  … 悩んでてもお金は手に入らないですしー、時間の無駄遣いになっちゃいますねー。  ( うんしょ、と掛け声と一緒に箱から腰を上げて。 はー、と背中を数度叩く。年齢が若いのと体内年齢が若いのはイコールで結ばれないらしいです。 )  さて、ご回答ありがとうございましたー。  ( にへ。 妖精さん(仮)に手を振って、大通りの方までのろのろと歩く。 ) [Fri 11 Dec 2009 23:02:35]
ミツ >  ……彼女のレンタル。 ( いいかもしれない。 けど、パプテスの信者さんにとっては神聖な日である訳で。そんな浮かれた商売してたら怒られちゃうかな。 )  それにー、人手不足ですよねー。  ( 彼女なら1時間っていうわけにはいかない。 うーん、首を捻りながら、視線は明後日の方向に。 )  3時間パックとか、そんな感じにしてー…、  ( 朝コースと、昼コースと、夜コース。 3段階に分ければなんと、か…。…。 )  なりませんか、ねー。  ( へふり。溜息も真っ白だ。 ) ( どかン、と放置されてた箱(*おそらくどっかの大道具)に腰を下ろして足を組む。 )  迷いますねー。迷います。 ――そこのあなたー、ご意見をどうぞーっ!  ( ちょっと強気な口調で、びしいっと指を突き刺しつつ、曲がり角の陰にご質問タイム。 ) [Fri 11 Dec 2009 22:48:59]
ミツ >  彼女に妹、メイドに女王様。お客さまのご希望にがんばって答えまーす。 夢屋ー、夢屋を宜しくお願いしまー ふぇくしゅ!  ( ずぴ、と鼻を啜る。いくらお月さまが覗いてるからって寒くないわけじゃないンだよね。 洩らす息は真っ白だ。 )  うー、寒い…さむーい…。  ( 言ってたら更に寒くなった、ような気がする。 )  やっぱり裏通りじゃダメですかねー。人いないし、通りまで声も届かないしー。…でも恥ずかしいンですよ、ねー。  ( のんびり間延びした、少しだけ訛りのある口調でぼんやり。 ふわぁー、と思いっきり「あ」の口で息を吐いて、白くなったのを見ながら 目を細める。 )  …クリスマスの彼女レンタルとかー、  ( 儲かりそうですよねー、なんてごにょり。 ) [Fri 11 Dec 2009 22:35:58]
ミツ > ( 今年は雨が多かったから、お月さまがおそらに顔を出している日は珍しい。 片っぽの手を瞼の上あたりに乗せて、ほぉー、と息を洩らす。 )  絶好のオシゴト日和ー!ってやつ、ですねー。  ( 空から視線を外してガッツポォズ。 ) ( 「ゆめや」と共通語で書かれた掌サイズのちっこい旗を鞄から取り出して、咳払いを一つ。 )  ゆめー、夢はいりませんかー?欲しい人材の早変わりー。夢屋でーす。  ( 営業する気があるのかって問われる位の小さい声で。 通りより一歩裏道に入った、路地裏ともいえるような場所で宣言活動中。 )  ( だって、通りでおっきな声で宣伝するのって恥ずかしいンだもん。 ミツはそこまで恥知らずじゃありませんっと。 ) [Fri 11 Dec 2009 22:25:57]
お知らせ > ミツさんが来ました。 『 晴れた。 』 [Fri 11 Dec 2009 22:17:32]
お知らせ > カイン@サンタさんが帰りました。 [Tue 8 Dec 2009 23:20:02]
カイン@サンタ > (パン、と軽く頬を叩いて、向かう先は――知り合いの劇団だ。 クリスマス公演をするとか何とかで誘われていたが、返事を保留していた。 でも、もう構う物か。 当たって砕けろだ。 テンションに身を任せてみるのも悪くない。 それにきっと、これはそんなに悪い結果にならないんじゃないか、なんて。 そんな事を思うのだ) [Tue 8 Dec 2009 23:20:00]
カイン@サンタ > ……………本当、なんて言うか――うん。(それだけで、また『理由』が一つ増える。 戦う理由。 踏みとどまる理由。 怪物にならない理由、だ。 少なくとも、絶望しないでいられる。 ――サンタクロースは本当にいるんだぜ?)( 今夜もまた自警活動に身を投じるが……近いうちに『飛行』とやらも試してみよう。 嘘か本当か――嘘みたいな本当の話、か?――あの赤い衣服を着ていると空が飛べるんだとか。 ともあれ、気分は浮かれたままだ。 この持て余した感情をどうにかするには――)……よっし、いっちょやってみるか! [Tue 8 Dec 2009 23:08:31]
カイン@サンタ > (降り続ける雨もなんのその、だ。 先日のような豪雨じゃないし、こうしてみる限り芸人も客もいる。 ようは此方の気持ち次第。 雨が暗くて陰隠滅滅としたものだなんて誰が決めたんだ? こんなにも楽しいってのに)(犯罪者を殴り飛ばして、死霊術師と戦って、それでも世の中は変わらない。 人を守ったりできるかもしれないけど、救ったり、笑わせたり、幸せにしたりはできない。 神や天使は信用していない。 ――だけど、こんな世の中にサンタクロースはいるのだ。 現れれば誰だって笑顔になる。絶対無敵、最強の救い手。 ――それが、嬉しくないわけがない。 たった一晩限定とはいえ、自分がそれと同じ存在になれるのだから。 紛い物の正義の味方でも、たった一晩だけは『本物』になれる) [Tue 8 Dec 2009 22:37:43]
カイン@サンタ > ……まったく。参ったな、これは。(仕事が手につかない。 ――と、劇場で一仕事を終えた青年は、芸能横丁の雑踏を歩きながら呟いた。 芸能横丁は一際派手に装飾が施されていることもあって、街全体と比較しても浮ついている雰囲気が漂っている。 元から気分が良い事も手伝って、どうもその気に中てられてしまったらしい。 ただ道を歩いて、笑いあっている人たちや、芸を拾うしている連中を見ているだけで、顔に笑みが浮かんで仕方が無いのだ。 ――今もここで『サンタはいるんだぞ!』と大声で叫びたくなるくらいに。 それをやると契約違反になるだろうし、やらないが) [Tue 8 Dec 2009 22:24:38]
カイン@サンタ > (クリスマスが近いこともあって、街中でもう飾りつけが始まっている。 道行く人々も心なしか浮かれ顔。 ――そして青年も例外ではなかった)(ここのところくらい事件が多かったから? ノー。 確かにクリスマスみたいな明るいイベントは嬉しいが、それだけが理由じゃない)(恋人と一緒に過ごせるから? ノー。 残念ながら、そういった相手は存在しない)(プレゼントがもらえるから? ノー。 プレゼントを貰う立場じゃあない)(考えてもみろ、こんなに嬉しくて幸せなことがあるか? 神も悪魔も好き勝手歩き回り、ろくに人を救おうともしないこんな街で――だけど、サンタはいるんだそうだ。 なんてこった) [Tue 8 Dec 2009 22:12:41]
お知らせ > カイン@サンタさんが来ました。 『 足取りは羽のように軽い。 』 [Tue 8 Dec 2009 22:09:24]
お知らせ > 乾いた風さんが退室されました。 『夜が明けるまで、小屋の周りのみ風が吹き荒れていたとか』 [Sun 6 Dec 2009 02:55:52]
お知らせ > だいだらさんが退室されました。 『 でも、どうして私がこんな目にあわなくちゃならないんだろう。悲しかった。 』 [Sun 6 Dec 2009 02:53:17]
だいだら > ( どうやら風の神は本格的に怒ったらしい。風が私に向かって集中砲火だ。もう駄目だ、溜まらない。 ) ばーーーーか!! ( 私は最後に罵倒すると、お尻から桶を抜いて駆け足で一座の中に戻っていった。中に入ってしまえばもう風は吹かない。舞い立つ埃もない。そう考えて。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:49:01]
乾いた風 > ( 本当に残念至極ではあるが、罪深過ぎる人の子は神罰による救済も叶わぬようである。  そもそもにして、人の子が神に対し悪句罵言を並べ立てたとして、それに目くじらを立てるような神など居る筈も無い。 改心を信じ、罪を悔いて救われる事を祈るが故に罰を与えるのである。 そう、身の程を知らぬ戯けた愚かな愚鈍な愚昧な卑小且つ矮小で無知蒙昧で無明な人の子が神を語ろうと、余を、二度までも救いの手を差し伸べた差し伸べた慈悲深く聡明で寛大な余を罵ったとて、怒りに任せて報復するなどという事はありえない事だ。 この上は、渇きの風:風力MAXにてデカ目(省略名)の罪深い心根が吹き飛ぶ事を祈るばかりである。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:46:07]
だいだら > うぁー! ( ようやく見えるようになってきたというところで、また狙ったように風が吹いて砂が目に入った。私はよろよろと後ろに下がり、石に躓いて背後に置いてあった桶にお尻がはまってしまった。立とうとするけれど、目を瞑っていなければならないので立てない。 どうやら、風の神は私の言葉に怒ったらしい。 ) なっ、なにするのよー!こんな事で怒るなんて、神様にしては器が小さいにも程があるよ! 私は山の神様なんだ!私が力を付けたら、お前なんか一ひねりなんだからねっ! ( 桶に嵌ったお尻が抜けず、何とかその状態のままうつぶせに転がる。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:26:57]
乾いた風 > ( 人の子というものは、真に、真にもって度し難い存在のようである。 己が罪を悔いるどころか、あろう事か神に弓引くような言動――――ド許せぬ。 もしも余に肉の器があれば物理的神罰(→PPPKP)を降すところであるが、無いものは無いということで却下する。 次点で余の信者たる乙女イドに命じて調伏させるという案もあるが、いかんせん今は居ないので却下である。 ヴァリエーションに欠け、芸が無いだの使い回しだのという批判を受ける恐れはあるが、今一度乾きの風をデカ目玉(仮名)に向かって吹き付けてくれようと思う。 ヒュルリと。) [Sun 6 Dec 2009 02:22:35]
だいだら > ( 目をごしごしと擦るけれど、こういうのは擦って痛みが取れた試しがない。目蓋の上でごろごろする感覚がとても嫌だった。 ) なんなのもう…風の神のばか!吹くんなら海岸で吹いていればいいんだ!こっちは譲って海には行かないよういしてるのに…どうしてここでも吹くの! ( 懺悔と思いきや、突然だいらだは怒り出した。普段理不尽な扱いを受けている分、一人で居るときは随分と強気な発言をするものだ。着物の袖で目を覆い、涙を拭う。 …やっと少しだけ見えてきた。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:12:19]
乾いた風 > ( 人の子というものは、真にもって度し難い存在である。  始終あれやこれやと敵を見繕っては争ってばかり、神である予としては胸を痛めるばかりである。 今日も芸能横丁で人の子らに耳を傾けていた余は、偶々争う人の子らを発見し、これはいけぬと仲裁した訳である。 その甲斐あってか、争っていた人のこの片割れは引き下がり、目が一つしかない方の人の子も、大きな目を押さえて懺悔の涙を流している。 悪因悪果、喧嘩両成敗、今日もまた余の英断によって人の世の平和が一つ守られたようだ。) [Sun 6 Dec 2009 02:09:05]
だいだら > ( こういう時は最後の手段だ。何か突飛な行動をして相手を驚かせて、追い払うんだ。 ) 帰ってくれないと、ここでうんちしちゃうよ! ( この言葉には流石の自警団のお兄さんも驚いたようだ。多少人気の少ない場所にあるとはいえ、いきなり目の前で粗相するというのだから。けれど、私たちは世間様から嫌われ石を投げられるはみ出しものだ。今更何をしたって、誰も驚かない。やれって言うんなら、スートリア像の掌の上にだって粗相しよう。 ) ( 私が着物を捲ってその場にしゃがみ込みいきむと、自警団の人は「わかった、わかった」と言いながら一歩後ろに引いて。また明日来るからなと言い捨てると、背中を向けて立ち去った。 ) ……ふう、危ないところだった。実はさっきしたばっかで全然でないんだよね。 ( ――と、着物の裾を元に戻したところで。 ) ――むぁ! ( 砂埃が舞ってそれが目に入った。瞳が大きい私はそれだけでもう目を開けていられなくなり、涙を流す。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:59:36]
乾いた風 > ( やけに冷たく乾いた風が一陣、揉める二人の間に向かって吹き付ける。 しかも天の高みより。 嫌がらせのように砂埃を舞い上げながら。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:57:24]
お知らせ > 乾いた風さんが入室されました。 『ひゅるり』 [Sun 6 Dec 2009 01:51:59]
だいだら > 帰ってー。帰れー。 ( 私は両手で自警団の人の身体を押すけれど、びくともしない。流石自警団だ、鍛えているのだろうか? ) ぐぬぅ…動かざること山の如し…。 ( 単に私の腕力がないだけかもしれないが。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:49:09]
だいだら > ( こういう時の対応の仕方は大体決まっている。お金を渡して見逃してもらうか、身体を売って見逃してもらうかだ。でも、お金は無いし身体を売るのも嫌だ。第一、私なんかが色仕掛けしたって余計に気味悪そうに見られるだけだし。 ) きょ、今日はもう遅いから帰ってよ。私じゃ難しいことわからないし、座長が帰ってきたら話しておくから。ね?ね? ( しかし自警団の男は中々引き下がらない。なんでも、夜な夜な不気味な声がするということで自警団に通報が入っているらしい。それは、あれだ。芸人仲間の呻き声だ。その多くは腹が減っただの、オシメを取り替えろだの、そういう要求の声なんだけど。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:43:40]
だいだら > ――だ、だからねっ 座長は今居ないの。今バイクツに行ってるんだ。今日はもう帰ってこないから―― ( 幻想一座は市やギルドの許可を得ずに運営しており、建物が建てられている土地も元々はヴェイトス市のものだ。当然、不法何とか罪っていう罪になるんだろう。 私は幻想一座の入り口で、自警団の制服を着た男の人と必死にやり取りをしていた。男の人は終始気味の悪そうな目を私に向けている。本当なら私じゃなく、責任者である座長が応対すべきなんだろうけど―― 今は居ない。バイクツに行ってる。他の芸人仲間は中に居るけど、面倒ごとと見るや全部私に押し付けて「上手く言って追い払うんだよ!」なんて無理難題まで出されていた。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:35:12]
お知らせ > だいだらさんが入室されました。 『 幻想一座、自警団の人に注意される、の巻 』 [Sun 6 Dec 2009 01:30:48]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 [Mon 30 Nov 2009 02:22:23]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『それ以上の報酬は、無いだろう。』 [Mon 30 Nov 2009 02:20:09]
カイン > ………………。(彼女の言葉に応えることは無かった。 ただ笑みを返すだけだ。 ……でも、自己満足では無い筈だと、そう思うから)――――おやすみ。 貴女が安心して眠れる事を、願ってる。(そして、その為に自分は戦うのだ。――あの光景を見て、腐敗臭に満たされたあの邸で、笑うことはできないけれど。 彼女が、自分の友人や知人達が、顔も見たこともないヴェイトスの住人達が、平和に日々を過ごせるのなら……)(そうして、去り行く馬車に背を向けて、青年は歩き出した。 一連の事件において、彼が唯一受け取った報酬は無い。 ただ――貴女が彼の為に涙を流し、キスを与えてくれたのなら)(そして貴女が安心できるのなら) [Mon 30 Nov 2009 02:19:41]
シャーリー > 貴方は………可哀想な子だ。 (他者の為に己の身を捧げる。ただ他の人の為に生き続ける。それがどれほど辛いことなのかを私は知っているから。雨に紛れて私の目からは涙が零れる。)(神は人に何もしない。だからこその奉仕なのだ。) (私は彼に顔を近付けて唇を重ねようとする。ほんの少し触れ合うだけのフレンチキス。) おやすみ。せめて貴方に良い夢が見られますように。 (私はそう呟くと馬車に乗り込んだ。) [Mon 30 Nov 2009 02:07:49]
カイン > (ただそれでも、絶対に認めてはいけない邪悪というものは存在する。 例えば――あの死霊術師のような……)……無償の奉仕、ね。 ――なら、神は人に対して何をしてくれている?(……生憎と自分は、そんな愛を持てるほどに心が広くは無い。――いや、心が耐えられないのだろう。 こうして戦い始めてみて、よくわかる。 ――実際、こうして疲れ果ててしまっているじゃあないか)(停留所の前で立ち止まり、彼女と視線を交わす)――――――いや、そうじゃあ……無い筈だ。(そして、首を横に振った)……誰かしら……助けられる、かもしれない。 一人でも救えるかもしれない。(今回は、誰も助けられなかった。守れなかった)……一人も助けられない事だってある。 だけど……次回は。次こそはと、そう思うから。(貴女の瞳を真っ直ぐに見て、疲れきった顔だけれど、それでも微かに笑みを浮かべて)――だから、止めない。 [Mon 30 Nov 2009 01:55:10]
シャーリー > (正義の反対は悪なんかじゃない。また別の正義だ。―――――そんなものだ。正義なんて。) それは差別だよ。母が子を愛するのは。人が人を好きになるのは。奴隷が主に媚びへつらい鞭打つのは。何一つこれらの意味は変わらない。愛とはエゴかい?違うよ。愛とは無償の奉仕だ。 (―――――世界には愛が満ち満ちている。ただ人の心にだけ愛がない。そうなってしまったのは、遥か祖先が禁断の果実を食べてエデンを追い出されとしまったから。) ならキミがしているのは自慰かい? (やがて馬車の停留所に辿り着く。私は足を止めるとその青年の輪郭を指で撫ぞるようにする。) 上手くやり方もわからずに…ただそうしないといけないから繰り返す。そんなに酷い物を見てしまう事があるとわかっていても止められない。 (化け物はただじっと貴方を見つめている。――――何もかも知ったかぶりをして。) [Mon 30 Nov 2009 01:43:43]
カイン > (そして当然、人の身で答えが出せるわけもない。 自分が純然たる正義だと宣言できるような人物が、果たして『正義』かというと違う以上、永遠に悩み続ける他に無いのだろう。 ――自警活動なんてものに身を投じてしまった以上は)…………それは愛とは違う。 全てを平等に愛してるって事は、全て平等に『どうでも良い』って事だ。(そして、そうである以上は、人の手でやるしかない。 何もかも、全て。 ――この世に悪徳が蔓延しているのも、神のせいでもなければ、悪魔の仕業でもない。 ……わかりきったこと、か)…………………笑う、か。(――笑えるわけがない。 そう呟く顔には、微かに笑みが浮かんでいた。 あの死体の山を見て。 殺され、犯され、喰われ、弄ばれた死体の山を見て。 尚、笑顔を浮かべる事は……)…………なら、自虐なんだろう。 あんなモノを見て……俺には、笑えない。 笑うには――あんまりにも、性質の悪いジョークだ、アレは……。 [Mon 30 Nov 2009 01:24:04]
シャーリー > (私には迷子を導く標も何もない。)(正しさなんてものは人によって違う。いわゆる正義なんてものを貫いた為にババを引いて馬鹿をみたりする奴もいる。だから私は彼に大して答えを出してあげて救いをもたらす事は出来ない。所詮は怪物。闇夜の眷族が人を照らす事など出来はしない。) 神は全てを愛しているからさ。 (私は迷うことなく答える。) 人も獣も怪物も悪党にも一切のえこひいきも無しにただ平等に愛を注いでいる。だから神は何もしない。奇跡を自らの手で起こしたりはしてくれない。全てを人の手に委ねている。 (――――故に神は無力だ。祈りは嘆きだ。天上におわす神々はそうした人々を眺めて涙を流してそれは雨となって地表に降り注ぐ。) ―――――その結果でキミ自身も笑顔でいられるようにしないと。じゃないとキミがしているのはやっぱり自虐だ。 (――――自分が笑顔でいることが出来ずにどうして他人を笑顔にする事が出来る?なんて。だから私はいつでも笑う。) [Mon 30 Nov 2009 01:16:01]
カイン > …………………………。(その指摘に、答えられなかった。 彼女に対して間違っていると言い張れるだけの自信は、とっくの昔に尽きている。 思えば――あの禍つ日以来、ずっとそうだった。 やるべき事はわかっているつもりだが……それが正しいのかどうか、よくわからないのだから)……俺には、とてもそうとは思えない。 愛しているなら、なんだって――………(あんな行為を看過できるのだ、と。その言葉を呑みこんで)………神は、人を救おうとしない? 死後の救済じゃなく、今、此処で。(矛盾していると、呟いた。 人の手による犯罪を何度も何度も何度も繰り返し目撃してきた。 ――それに抗い続けるつもりではある、けれど)……――――疲れてるんだよ。 俺は……。 本当に……。(達成感など微塵も無い。 ――それでも只管に、続けなければいけないのだ。 恐らくは自分が死ぬまで)(彼女の表情に、微かに笑った)でも、……それでも続けるんだから。多分、俺も好きなんだろうな。 何にでも首を突っ込むのが(それが自虐だというのならば、きっとそうだ) [Mon 30 Nov 2009 00:56:38]
シャーリー > 寂しそうだよ凄く。キミはまるで迷子の幼子みたい。 (何処に向かえばわからず途方に暮れている――――そんな顔をしていた。) ボクも乗せてもらえないなあ。―――――当然。神様はこの世界を愛している。そして世界は愛に満ち満ちている。悲しい程にね。 (笑いながら頷いた。それはこの世界の矛盾を知っている化け物の言葉。存在事態が害を成す害悪種のセリフ。) ――――キミはさ。ひょっとして自虐とか好き?ちなみに私は大好き。何処でもかんでもついついやっちゃうのが悪い癖だ。 (唐突におどけた口調で語り始めるだろう。走りながら舌を出して肩を竦める) [Mon 30 Nov 2009 00:47:01]
カイン > ……そうかな? そうかもしれないが――……でも、別に寒いからじゃあ、無い筈だ。(腕を組みながら、並ぶ速度で人のいない横丁を走っていく)……乗せてもらえるほど、良い者じゃないよ、俺は。 ――神を信じてる?(――何処に行こうか。 そう問われて、青年は一瞬沈黙した。 人の姿が見たくて此処を訪れたのだが――店。飲食店にしろ、他の店にしろ、入りたいとは思えなかった。 食事風景や、何かを陳列している光景は――あの腐臭に満ちた邸を連想させる。 停留所の方へと、短く応えた)…………だとしても、今はそういう気分なんだよ、俺は。(――代償行為。 救えなかった……塵となってしまった少女に対しての) [Mon 30 Nov 2009 00:33:48]
シャーリー > あはは。今のキミの方がよっぽど辛そうだ。だから大人しく着ていなさい。 (たとえ濡れてなかったとしてもノーセンキューと断ってただろう。踊り子の口調はどこまでも軽くて気安い。) そしてノアの方舟に乗るかい?神様の大掃除は本当に大雑把だ。 (そのまま腕を組むようにして走るとしよう。雨宿り出来そうなお店か。それとも馬車の停留所へと向かうか。どうするかい?と首を傾げて尋ねてみよう。) 女の子だなんて恥ずかしいなー。そんなお年はとうに過ぎちゃってるのに。 [Mon 30 Nov 2009 00:23:18]
カイン > 濡れてなけりゃ、上着を貸した所だけど……生憎、これじゃあな。(雨水を吸い込んで重くなったコートは、防寒の役には立たないだろう。 芸人なら体が資本なのは当然の事だろうが、彼女の軽口が嬉しかった)………酷い話だよ。 ――いっそ、何もかも洗い流してくれればサッパリするのかもしれないが………あぁ、と。(腕を掴まれ、立ち上がる。 抵抗するような気力体力は無かったし、抵抗したいとも思っていなかった。 だから、からかうような様子に……わかった、と頷いた)……俺だけならともかく、女の子を雨曝しにはできないものな。(元々それなりに鍛えてはいるものの、魔術を使って強引に<加速>させ続けた反動は重い。 貴女がどれくらいの速さで走るのかにもよるが、同じくらいのスピードにしかならないだろう) [Mon 30 Nov 2009 00:14:59]
シャーリー > (彼のその憔悴しきった様子に私は刹那息を呑み。)(何事もなかったかのように笑顔は変わらない。) 風邪引くほどボクは柔じゃないさ。……さっむーいけどね。――――ま、そゆこと。 (吸血鬼風邪引かなーい。体が頑丈っていうのは素敵な事だ。まあめっちゃ寒いけど。) 残念。お天気さんの機嫌は今日も悪いみたいだ。 (彼に釣られて私も見上げた。空を覆う黒雲は星も月も隠してしまっている。) ―――――― (私は彼の腕を取ろうとする。) 走ろ。こんな雨の中にいるのはおばあちゃんは少し辛い。 (悪戯めいた笑みを吸血鬼は浮かべる。) [Mon 30 Nov 2009 00:05:34]
カイン > (なら、止めるわけにはいかない。 絶対に、止めるわけにはいかない)……うん?(――聞き覚えのある声に、ふと顔を上げる。バシャバシャと水を蹴るような足音。 其方へと視線を向ければ、肌も露な格好で走る女性の姿があった。 先日、やっぱり芸能横丁で出会った彼女だ)(相変わらずの笑顔が、疲れきった心に染みる。 微かに唇を持ち上げて、此方も笑って見せた)……そんな格好をしてる方が、風邪を引きそうに見えるよ。  ――仕事帰り?(その衣装を見る限り、きっとそうなのだろうけれど。 そして視線を再び真上に向ける。 真っ黒い雨雲へ)……やっぱり、雨は当分、止まないみたいだ。 [Sun 29 Nov 2009 23:52:35]
シャーリー > 確かに晴れてたのにぃー! (休日だから人も多かった。客の食い付きも良かった。だから今日は万々歳で終わると思ったのに―――――暗雲立ち込めて雨がザーザー降りだしててんやわんや。結局大した稼ぎもなく寒々しそうな踊り子スタイルのなか路地を駆けてく吸血鬼―――――) ――――――キミは。 (雨に打たれながらベンチにもたれかかる青年に気付き私は足を止める。それはついこないだ出会ったばかりの人。) ボーッとしてると風邪引くぞ青年。 (私はいつもと変わらぬ笑みを貼り付け彼に話し掛ける。) [Sun 29 Nov 2009 23:47:50]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『んもーう!!』 [Sun 29 Nov 2009 23:38:57]
カイン > (――今日だって、何処かで誰かの人生が蹂躙されている。 助けが入るだろうか? きっと、その可能性は低い。 ………………自分が介入しなければ、そのまま何もかも終わっていただろう現場には、幾度も立ち会っている。 あの死霊術師にしろ、自分が館に入るまでは、誰もがその行動を看過していた。――そう、この自分も含めて、だ)…………………。(別に誰に頼まれたわけでもないし、物語の主人公のように“大いなる力”だとかを持ち合わせているわけじゃないけれど。 ただ……こうは思うのだ)(自分が自警行為を続けることで1人救えるかもしれない)(もしもやめれば、その1人を見捨てることになるだろう) [Sun 29 Nov 2009 23:35:39]
カイン > (――あの踊り子は『雨はいつか止む』と言っていた。 本当に止むのだろうか。 あの時……死霊術師を捕らえて館から出た時は、確かに止んでいた。 だが――)……今はまた、降っている。 昨日よりも激しく。(動かない左腕を投げ出したまま、右腕を真上に伸ばし――雨粒を掴むように握り締める。 自分のやっていることに、意味は本当にあったのか? 誰も救えなかった。 死霊術師は捕らえたとしても、自警団やらの判断如何では生きたまま放逐されるかもしれない。そうあって欲しくは無いが、捕らえたのは「怪しげな鉄仮面」だ。 ドラゴンパウダーも、街にはびこる犯罪者も、目玉泥棒も、アクセラレーターも、まだ好き勝手に日々を謳歌している。 ……仮に連中を根こそぎ叩き潰したところで、また新たなアウトローが出てくるだろう)……糞。 [Sun 29 Nov 2009 23:31:05]
カイン > (そして、仇を討ったわけでさえもない。 木乃伊に、死体を弄ばれた少女に、そう話したはずなのに。 食堂で喰われた人々を見た時、そう決意したはずなのに。 土壇場で――踏みとどまってしまった)(……殺すべきだったのではないかと、思う)(自警団に突き出したきり、あの死霊術師がどうなったのかはわからない。 あれは怪物だ。殺してしまうべきだった。 だが――殺せば、同類になるのではないか。 『法』によって裁かれるべきではないのか。 わからない…………本当に、よくわからない)………疲れた、な。(雨曝しのまま、ふと目に付いたベンチに腰を下ろした。 背もたれによりかかり天を見る。 暗黒――分厚い雨雲に覆われた空に、星が光っているわけもない) [Sun 29 Nov 2009 23:20:01]
カイン > (―――――死、だ)(……おぞましいほどに、あの屋敷の中には死が満ち溢れていた。 脳裏にこびりついて離れない。 殺された者、弄ばれた者、喰われた者、犯された者、解体された者、人生を踏み躙られた――それが善人であれ悪人であれ大人であれ子供であれ男であれ女であれ――本当なら、今も自分の人生を歩んでいる筈の人々。 ……何もできなかった。 自分は、何も……何一つとして)(で、あるならば)(こうして、誰もこの区画にいないのも道理か。 自分は誰も救えなかったのだから) [Sun 29 Nov 2009 23:14:20]
カイン > (芸人の姿は無い。 当然、客の姿もなげれば、楽しげな笑みも無い。 人毛の完全に途絶えた芸能横丁。 其処をロングコートを着込んだ青年が、傘も差さずにぼんやりと歩いていた。 傍目に見ても突かれ切っているように見える彼は、実際、本当に疲労困憊の極みに達していた。 ――――昨夜は、あまりにも多くの事を体験しすぎたから) [Sun 29 Nov 2009 23:10:12]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――――豪雨。』 [Sun 29 Nov 2009 23:08:02]
お知らせ > オウルさんが帰りました。 『結局少年は、いつもどんなメロディを吹いたのかは覚えていないのだけど』 [Sat 28 Nov 2009 23:40:20]
オウル > (悲しげで、切なげなメロディで、今度は歩くことなく、少年はその場で立ち止まり笛を吹く。) ……♪ (激しい指の動きなんて全然無くて、ただ気分と直感で音を選んで吹いている。) 〜〜 (そのメロディは、まるで過去を振り返るような、そんな音色である。) 〜〜 (いつものメロディよりも長く、今夜はそのメロディがしばらく、響いている事だろう。) [Sat 28 Nov 2009 23:37:24]
オウル > (明かりを受けて照らされる銀の髪が月明かりの様にもみえる。) …… (メロディが浮かばなくなっては立ち止まり、周りを見れば奇特な人でもいるのか、何人かが少年について歩いてきた様子に少年は少し恥ずかしくなった様子で顔を赤くしていた。) ……いや…その…練習してるだけですから (視線を露骨にそらして、少年を見つめる人たちに言う。 少し休憩した後でまた違うメロディのものが始まる。) 〜〜♪ (そのメロディはいつものものとは少し違うメロディだった。) [Sat 28 Nov 2009 23:23:58]
オウル > (銀髪に金の瞳の少年は、初心者が多い通りを笛を吹きながらゆっくりと歩いていた。 回りを注視するでもなく、ただ笛を吹きたくて、練習用だったはずのその笛はすっかり使われて、なれた物になり少年の手に馴染んでいる。) 〜〜♪ (その音色は、ゆっくりと流れる水の様に何かの曲というのではなく、ただ、少年の気持ちをただ外に出しただけというものだ。) 〜〜♪ (その中に時々混じるにごったような音色が、若干目立つ気もする。) [Sat 28 Nov 2009 23:12:55]
お知らせ > オウルさんが来ました。 『少年は、ゆっくり歩きながら笛を吹く』 [Sat 28 Nov 2009 23:05:59]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 [Sat 28 Nov 2009 00:36:13]
シャーリー > (私もまた手を振り返す。――――もうちょい待つか。それでも止みそうになかったら私も雨の中帰るとしよう。) [Sat 28 Nov 2009 00:35:28]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『――青年は、雨の中へと去って行った。』 [Sat 28 Nov 2009 00:29:01]
カイン > 外れ外れ。そもそもからして、相手がいない。(残念そうな彼女の顔を見て、楽しげに返す。 ――だからこそ、平穏に日々を生きている彼らの人生を踏み躙る輩が、許せないのだ)……………………。 そう願いたいね、本当に。(神を信じる事はできないし、未来が明るいものだと信じることも難しいが。 それでも、そうあって欲しいと思う。 であるならば、行動するしかないのだ。 頷いて)幸運だった、ってのは否定できないね。 ……ありがとう。 頑張るよ。(そしてひらり、と彼女に軽く手を振って――) [Sat 28 Nov 2009 00:28:50]
シャーリー > あらら残念。大外れだったかな。 (笑い飛ばす彼の顔にちぇーっと。―――普通に暮らせる事以上の幸せがこの世界のどこにある?) ―――――― (本当に最近は雨ばかり。私はその寒々しい光景がなんだか寂しくなってくる。) ―――………? (彼は呟いた。) ―――明けない夜はなく晴れない雨はない。 それは自明さ。けど………その最中にいる時はわからないものだよ。 (だから私もまたこうして行きずりの誰かにポロっと自分の本音を漏らす。) それは良かった。ここでボクと出会えてキミはラッキーだったじゃないか。 (ふざけた言葉を口にする。私はいつでもニコニコ笑顔だ。――――なーに、さっき溜め息吐いてたって?細かいこと言わないの!) おう!頑張れ青年。 (親指立てて彼を応援。) [Sat 28 Nov 2009 00:22:19]
カイン > はっは! まあ、デートなら良かったんだろうけどね。 生憎と“仕事”だよ。(図星だったら慌てたかもしれないけれど、そうでないなら笑って流せる。 ――本当、そんな風に、ただの役者として過ごしている方が、まだしも幸福だったかもしれないが)………………。(彼女の冷たい声。それを聞きながら、降り注ぐ雨粒へと視線を向けた。 終わり無く、絶え間なく、何時までも続きそうな雨だ)…………こうやって雨を見てると、さ。(そしてポツリと、呟くように)わからなくなってくるんだよ。 その内に晴れるかもしれない、って事が。 だから――なんだろう。 支えが欲しくなる。 ……芸能横丁だったり、誰かの笑顔だったり、明るく振舞ってる人だったり。(そして首をめぐらせて、舌を出す女性の顔を見、笑った)だから……うん。 ありがとう、と言っておくよ。 明日、頑張れそうだ。 [Sat 28 Nov 2009 00:05:52]
シャーリー > あらそうなの。―――――あ、わかった、ひょっとしておデートだ。 (だからその下見に来たとかって私は勘違い。――――彼の覚悟も何も私は知らないからさ。) 羨むものじゃないよこんなの。信じるというのは盲目であれという事だ。――――私はただ不幸を見ないことを選んだに過ぎない。 (冷たい雨に合わせるかのような冷えた声。――――確信なんて持つものじゃない。信じる者は救われる。独善に酔えるからだ。そしてそれは時に悪人よりも質が悪い。) ――――なんてね。ちょっとカッコつけ過ぎた? (舌を出しておどけた顔。) [Fri 27 Nov 2009 23:59:07]
カイン > ……いや、土曜日に、ちょっと重要な仕事があってさ。 その前に見に来たいな、と思ってたんだよ。 ――そしたら生憎、この天気だった、と。(参ったね、と肩を竦めて見せる。 確かに、仕事を片付けてから見に来るほうが、意欲は沸くのかもしれないが。 見納めかもしれないとも思うのだ。)……羨ましいね、そうして信じられるってのは。 そうあって欲しいし、そうあるべく行動もできるけど――信じるのは、難しいな。(自分の行動に意味はあるのかどうか。確信が持てないのは、常に――そうだ) [Fri 27 Nov 2009 23:36:27]
シャーリー > そう時間が合えばまた日曜にも会えるかもね。私も稼ぎ時だからどっかで踊っていると思うよ。 ―――――何か緊張してる事でもあるのかい? (ちょっとばかしぎこちない笑みになんとなーくそんな事を聞いてみる。) みんな笑える日か。いつかはくるさ。いつかはね。ボクはそう信じているよ。 (胸元の銀のロザリオを祈る形で両手に握り締める。――――そう、いつかは。五世紀ではその時は来なかったけどいつかは。) [Fri 27 Nov 2009 23:32:01]
カイン > ……そうだな。来れると良いな、日曜日に。――その時は晴れることを祈るよ。(“仕事”にかかるのは土曜日の夜。 本当に、その楽観的な予想の通りになれば良いのだけど。 初めての大掛かりな“仕事”である以上、浮かべる笑みは、少しばかりぎこちない)まあ、ね。 でも、誰かが働かなきゃ街は回っていかないからさ。 ――――確かに、皆が笑っているってのは、一番良い事だろうけど。(なかなか、そう上手くは行かないよなぁ、なんて。 思ってしまうのだ) [Fri 27 Nov 2009 23:13:15]
お知らせ > カインさんが来ました。 [Fri 27 Nov 2009 23:09:25]
シャーリー > それは御愁傷様。まあ週末なんかにまた来るといいんじゃないかな。流石にその辺りはみんないるし……その時は雨もきっと降らないって。 (私は彼に対して楽観的な未来予想図を語る。) 毎日がお祭りでもボクは一向に構わないんだけどね。ボク自身の商売繁盛にみんなの笑顔。これはもう文句なしじゃないの。 (クスクスと無邪気に笑いながらそんな冗談を。) [Fri 27 Nov 2009 22:59:50]
カイン > 久々に……今夜くらいは、客として見て回りたかったんだけどね、俺も。 こんな雨じゃあ、やってる芸人もいないものなぁ。(全く参った、と。 明日の事を考えると……正直、これが最期かもしれないのに。 そう思いながら、彼女――何度か横丁で見かけた事があるし、先だって『鉄仮面』として、スラム街で目撃もした――の言葉に頷いた)正直、毎日がお祭り……とまではいかなくても、暗い話を吹き飛ばせるような何かは、欲しいよ。 ここ最近は、本当に酷い事件が多すぎたから。 [Fri 27 Nov 2009 22:45:20]
シャーリー > ボクみたいなしょっぱい踊り子にとっては見に来る人が少なくなるのは死活問題なんだよな。全くこうなると困り果てたとしか言えない。 (お陰で今日も予定していた仕事は中止。まあ路上でやるとなるとこの雨じゃそれは当然か。) ねえ?キミもそう思わない。毎年年末は騒がしいけど、たまには楽しく賑やかな事が起こるのもいいと思うんだよね。 (唐突に前触れなく隣で一緒に雨宿りする青年に話し掛けたりするだろう。) [Fri 27 Nov 2009 22:40:28]
カイン > (などと零すのは、やはり貴女の隣で雨宿りしている青年だった。 ロングコートを着込んだ彼は、苦笑混じりに人気の絶えた通りを眺めている。尚、いつも持ち歩いているシーバッグは傍に無い)……どうにも、妙な事件が続いたからなぁ。 此処まで影響が出てるとは思わなかったけど。(近隣の村で異変がおき、街では蝶が飛び交い、多くの人死にが出た。 事件が解決したらしいとはいえ、気軽に演劇や歌や奇術や曲芸を見に来れる気分には、そう簡単にもどれないのだろう) [Fri 27 Nov 2009 22:30:06]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――参ったな、どうにも。』 [Fri 27 Nov 2009 22:23:35]
シャーリー > (近頃は面白くない話題が続いた事や連日の雨にこの界隈もめっきり人波が少なくなった。) 蝶の騒ぎが治まれば………なんてのは甘い期待だったかなあ。これじゃ食べていけないよほんと。 (踊り子としては一流とは呼べない私にとっては特にだ。世知辛い世の中に普段は吐かない溜め息も出てくるというもの。) [Fri 27 Nov 2009 22:21:49]
シャーリー > 本当に天気ばっかりはどうしようもない。 (踊り子の格好に上着を羽織った青い髪の女が溜め息を吐く。ひとまずは軒先で雨宿りだ。) [Fri 27 Nov 2009 22:12:28]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『やれやれ』 [Fri 27 Nov 2009 22:07:51]
お知らせ > エリーさんが帰りました。 『 通りを行き交う人は少ない。事件の余波はこれからだ。 』 [Wed 25 Nov 2009 00:41:04]
エリー > ( 酷い年末だ。 ここ数年まともな年なんて一度として無かったが、これは酷い。 私個人があれこれ仕事を抱えているだけならまだ良い。 ――――私以外の人達が片端から苦しみ悶え死んで行くのをただ何も出来ずに眺めて、そしてわけもわからぬまま全て終わった。 そんな数ヶ月間だった。 ) (       ) ( どうして私が生き残る側なんだろう。 ) ( 覚めたミルクティーを含み、小さく息を吐いた。 ) [Wed 25 Nov 2009 00:36:03]
エリー > ( プロスパンダ。 奴隷ギルドだ。 最近は迷走しているのか、あれこれと企画を立てては存在をアピールしているが。 良いイメージは無い。 奴隷は野放し。 大した教育もしていない。 甘やかした粗悪品を垂れ流している印象だけだ。 暴れたり必要以上に主張をしたりロクに知能もモラルも無いまま値札をつけて。 なにより最低なのは、どうも吸血鬼擁護団体なんじゃないかっていう所だ。 何のために血を売る? 商品に吸血鬼が混ざっているというのは本当か? あの屍怪物に市民権みたいなものを与えて数を増やしてのさばらせて、感染者をそんなに増やして回りたいのか? 家族を吸血鬼にされてみろ。 いや、されたら大喜びで自分も感染するのか。 ) [Wed 25 Nov 2009 00:28:14]
エリー > ( ―――「浪人」は余所の担当だろう。 人間には興味が無い。 モラル論だの人種論だのは教育機関なり役所なりが議論すれば良い事だし、人間が暴れているなら自警団でも傭兵団でも騎士団でも出て行って捩じ伏せると良い。 ) ( 吸血鬼は? 昨今あまり話を聞かない。 それどころではなかったのか。 散々処分されて連中も逃げ隠れが上手くなってきているというのもあるし、最近ではまるで自分達が迫害の被害者であるかのような顔をして人間に媚びて血を「分けて頂く」ようなのも多いらしい。 「血は吸わなくても大丈夫」なんていうのはもう吸血鬼と名乗るのをやめて頂きたい。 別の生物だろう。 ) [Wed 25 Nov 2009 00:11:57]
エリー > ( 昨今の治安の悪化だ。 グールの大量発生だの、疫病紛いの呪いだの。 この手の事件が相次いで、悪い事に今年は降雨量も尋常ではない。 二つ続いた事件の特に何が悪かったといえば――――数多の魔術系、武力系ギルドの乱立するヴェイトス市が結局まるで何一つ、事態の収拾も解明も出来なかったという事だろう。 どちらの事件も気がつけば手遅れで、気がつけばわけもわからないまま事体が終わっていた。 ヴァンパイアハンターズギルドも例外ではない。 ごく稀に露出する吸血鬼の相手だけをしていて成り立つ程暇な組織ではないのだ。 街の衛生や不浄なアンデットへの対策、対応もVHGがある程度担当する部分に含まれている。 今回何をした? 何ができた? 何もしていない。 わけがわからない、お手上げだ、と右往左往していただけだ。 そして百人二百人と人が死んだ。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:58:57]
エリー > ( さて、前置きが長くなった。 私が今こうしているという事は私が出る必要があるから、という話に繋がる。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:40:17]
エリー > ( 役割分担で負担を減らすというのは効率的だが――私はあくまでエリエッタだ。 他の変装人格も然り。 ようするに身体と時間は一つしかないということと、あらゆる能力は元々エリエッタに全て備わっているという事。 ただあれもこれもと散漫になっている物を各々が一点集中で担当しているから効果的だという。 ) ( ポジティブな担当分野ばかりではない。 カミラは叶えられなかった現実への逃避、アダラナは根源にある後ろめたい願望、ジョジョは嫌悪を、リカは失望をそれぞれ担当している。 隔離していると言っても良い。 エリエッタ・嘉村はガス抜きをしなければならない程多く負担を抱えている。 こうする事でもっと端的には―――死を回避している。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:36:21]
エリー > ( 我々・・は多重人格者ではない。 各々がエリエッタ・嘉村であるという自認を持った上で同時に別人としての人格を成立させている。 所謂自己暗示と反復練習によるもので、なにか特別な魔法であるとか異常な精神構造だというわけでもない。 ただ、エリエッタが幼少時から極めて極端な「役に没入する」タイプの演者であるという話だ。 私、マイリの人物像も発生から古く、10年以上エリエッタと共に存在している。 余分な物を徹底的に配して思考する時、エリエッタの自信が損なわれている時、強い意志を必要とする時、私の出番が訪れる。 私は虚像だが、割とそれも気に入っている。 だからこそ達観できるのだし、徹底した俯瞰をする為にはこの環境は好ましい。 なにせ、煩わしい現実の話はエリエッタに押しつければ良いのだから。 私は必要な思考だけしていれば良い。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:21:02]
エリー > ( 25歳、心理学、犯罪心理学者。表情が薄く愛想のない理屈屋。 女性である事を仕事から遠ざける。珈琲でなく紅茶を好む。 それがホストキャラクターであるエリエッタ・嘉村が与えた私、マイリ・ウィニフレッド・イスマスの設定だ。 ついでに言えば、フェアリン系クリスティア人だとも追記しておく。 現在の場所は芸能横丁大通り沿い、エリエッタ行きつけのカフェ窓際席。 テーブルの上にはミルクティーと二冊の本と小さなメモパッド。 店内に客は少ない。 窓から見渡す大通りの様子も概ね同じ。 流行らない店だからではないだろう。 純粋にここ数カ月のヴェイトス市の有り様を示している。 ) ( 外に出る人が減ったのだ。 ) [Tue 24 Nov 2009 23:09:31]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『マイリ・ウィニフレッド・イスマス (Mhairi Winifred Ismas )』 [Tue 24 Nov 2009 23:02:28]
お知らせ > No nameさんが帰りました。 『ともあれ、今しばらくは傍観を続けよう』 [Sun 22 Nov 2009 23:51:27]
No name > ( 今度、余の信者たる乙女イドに、一つ余を讃える歌でも歌わせてみようか。 相談してみるのも良いかもしれない。 ) [Sun 22 Nov 2009 23:50:56]
No name > ( 神的に見れば、まったく持って非効率極まる事だと思う。 子孫を残して未来を紡ぐと言う生物の本義にはなんら寄与しない行為に血道を上げて何になると言うのだろうか? そんな事にかまける余裕があるなら異性を口説くなり、狩りの修練をするなり、子作りをするなりすれば良いのにとは思う。 ただ、大概文化を築き発展させる者達は、そういう暇人が多いと言うのもまた事実だ。 ) ( 面白い事に、パプテスやスートリア等の大手宗教は音楽を崇拝行動の中に盛り込んでいる。 パプテスでは聖歌隊、スートリアでは声明衆、崇拝対象を賛美する楽曲で宗教儀式を荘厳するのだ。 信者のニーズを信仰に盛り込む事で信者を獲得すると言う柔軟な発想には余も頭が下がる思いだ。 パプテスは嫌いだが [Sun 22 Nov 2009 23:42:12]
No name > ( どうやら人の子は歌を好むものらしい。 こうして見下ろしてみても、そういう者達の姿がちらほらと見受けられる。 ) ( 一人で歌う者、複数人で歌う者、楽器を用いる者、そのスタイルは様々である。 また、曲調・リズム・旋律も多岐に渡り、複数人が同じ楽器を使って主旋律と副旋律を奏でたりもする。 更に、同じ楽器でも弾く手法が複数あるという念の入りようだ。) [Sun 22 Nov 2009 23:23:10]
No name > ( 現在、信者はたった一名。 まさにゼロからの再スタートである。 どん底から這い上がるのに必要なのは、這い上がろうという意思を保ち続ける事だ。 意思とは心の姿勢であり、全ての行動は其れを軸に決定される。 這い上がろうという心の姿勢を保ち続ければ、自ずと行動も這い上がる為の者となっていく訳だ。 ) ( そういう訳で、眼下に犇めく人の子らを観察している訳だが、目下の所とりわけ力を入れて観察しているのが歌を歌う者達である。 [Sun 22 Nov 2009 23:11:05]
No name > ( 傍観、傍らで観るという字面が示すが如く、直接関わりの無い立場から物事を眺めたりする事を言う。  楽を奏でる者、芸事を披露する者、詩や物語を語る者、そう言う者達を眺めて観察する。 そして考える。 ) ( 人が何を考え、何を思い、何を求め、何を頼るのか? 神とは人に頼られる事で存在する者である故に、それらを知る事は大切な事である。 愛の精霊エロス様として公園のベンチの下で過ごした数ヶ月が、その事を切ない程に教えてくれた。 再び神殿(正確にはミコミコ教で言う所の社というものらしいが)を持つに当たり、信者のニーズに対応するべく、世論に耳を傾ける事にした。 [Sun 22 Nov 2009 22:57:14]
お知らせ > No nameさんが入室されました。 『傍観』 [Sun 22 Nov 2009 22:43:13]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『 白 似合うヨッ、 ( 絶対。俺が保証する。 なンて。 リボンもきッと 綺麗な白。 )』 [Fri 20 Nov 2009 01:17:09]
グレーテル > ( 少女の言葉にちょッと罪悪感。 役作りなンて もう随分昔に辞めてしまッたから。格好以外は、全部素だ。足も眼も、包帯には理由が あるし、 )  そッかあ。エルぴょンはせんせー大好きなのネ。  ( 嬉しそうな様子に、そう、思ッて。 )  まだまだー?そッか、じゃあエルぴょンが自信つけたら、おにーちゃンにも見せて欲しいなァ? ( なンて。 首を傾げながら、少女の頬に 触れようか。 )  …ンー、持ッてないからねー。リボン。 でもお揃いかッたら毎日付けるヨ。 ( こう、リボンを通して繋がッてるンだッて思いながら。軽く変態ちッくなのは気の所為だ、うン。 )  ――― そうなン? じゃあ尚更ッ…! ( 俺が選ンであげるヨ、と。 ) ( ふわり、ッと触れた少女の髪は 柔らかくて、表情は緩みッぱなし だ、 ) [Fri 20 Nov 2009 01:15:57]
お知らせ > イェルクさんが帰りました。 『 白いのとか はーっ? ( リボンも、きっと一緒に選ぶんだ。 ) 』 [Fri 20 Nov 2009 01:06:58]
イェルク > すごー い、 ( いつも役作り、してるだなんて。 アレ、でもそうするといつも会ってるおにぃちゃんは役に入り込んだ状態なんだろうか。格好だけで言動は素なんだろうか。 ぅーん、とちょっと悩む ) う んっ。 センセイはねー、すごいんだ よーっ。 ( ぇへへ。 嬉しそうにこくり、頷いて )  う、ま、まだまだ だよーっ、 ( ふるふる、首を振る。 感心してもらえたのは気恥ずかしくって、ほっぺがちょっとあつくなる けど、でもぜんぜん。初歩的なものばっかりで ) あ、あれ。 おリボンは あんまりしない、 のー…っ? ( かな。 って、首を傾げた。 あ、でもそうか役作りだから。役の格好以外じゃそういうのはしないのかなって、 )  んー…、 およーふくとか ね、 まだちょっと慣れない からーっ、 ( へな、とちょっと困ったみたいに。 こんな風にちゃんとした服、を着せてもらえるのもお父様に会ってからで。服の名称とか、わからないものいっぱいだし。 ) ほん とーっ? う ん、 じゃぁ、 ( お願いします って。 髪に触れる手に恥ずかしそうにほんの少し顔を下向けながら、 ) [Fri 20 Nov 2009 01:05:57]
グレーテル >  そッ、仮面も包帯もこの格好も役作りー? ( 納得してくれた様子に へらへら笑いながら頷いて。 )  先生ッて凄いンだネー。 …ン、エルぴょンはー? ( 言葉を、待ッて、 )  ン ? ( 想像してンのッていッたら やッぱ金だとかそンな物だけど、 ) ( 紡がれてく 出来るもの、に瞬き 一つ、 )  へえーッ、エルぴょンも結構色ンなもの作れンのネ? ( 素直に感心。料理とか、糸、布、蜂蜜、中和剤その他諸々 己にはなァンにも作れンし。 )( 硝子、作れる様になッたら 見せてくれると 嬉しい。他のものも、機会があるのなら。 )  …うン、そうだね――  …… ッて、リボン…!? ( 初体験だ。リボン。いッつも普通に結ぶし。 あァけれど、少女とお揃いなら嬉々として買うンだろうと思う。 )  えー?似合うと思うけどー? …分不相応ッて そンな事無いヨ? オンナノコは宝石なンだから さー、 ( 云いながら、少女の赤い髪に触れようと 手を伸ばす。 ) ( 自信が無いのか、謙虚なのか、 そンな様子に 少し くすくす、と笑い声を零し、 )  ンじゃー、俺がエルぴょンに似合うもン 見付けたげるヨ。 自分の眼で見えないもンがあるかもだしー?  [Fri 20 Nov 2009 00:55:46]
イェルク > そうなん だーっ。 ( ふーん、てちょっと感心したように。単純に納得する。 ) ( 心の中のツッコミには気付かないまま、 )  そうだ、ねーっ。 でもセンセイのはまだわかんないのも多いんだけど、 わたし? わたし はー… ( ぅうー ん。 )( 思い浮かべて、 もご り。 少し躊躇う ) た、たぶん おにぃちゃんが思ってるみたいのは作れない よ。 お菓子とかお料理とか、糸とか布とかー…、 ( そういうのも、錬金術のうちで、 ) 蜂蜜とか、お茶葉とか、 あと、蒸留水とか中和剤とか 火薬、とかーっ? ( 最近は硝子とかも教えてもらってるけど。まだ一人じゃ作れない ) う んっ。 リボン とか、 なん か、一緒の みつけられたらいい ねーっ。 ( おにぃちゃんの髪、長いし。 キレェな色だなぁってへらり、見つめて顔が緩む ) そ、そうか なーっ? ん、んー… 好きじゃないわけじゃない けど、 かわいいの はー…っ、 に、似合わないし、ぶんふそうおう で、 ( あんまり選ばない、って。 もごもご、もじもじ。 )( お邸とかお嬢様とか、似合わないんだ。元々の私には。 メイドさんとかニールとかが、お嬢様って呼ぶの凄い申し訳ない気持ち。 お父様が知り合いの錬金術師――センセイのとこに私を預けたのは、そういう居心地の悪さを見抜いてのこともあるんだろう ) [Fri 20 Nov 2009 00:41:30]
グレーテル > ( 照れる仕草も可愛いし、 全てに癒される。でれッとした表情になるのは 仕方が無い。 )  ン、 そう。足の包帯みたいな ネ。…役作りー? ( 首傾げながら。なンの役作りッて聞かれたらアレだが。 )  ……うン、 ( 癒しはエルぴょン含むだよ、と心ン中でつッこンでおこう。口にする勇気は今ンとこ無い。 )  お手伝いしながら学ンで行けば良いンじゃない?エルぴょンはどンなの作ッてンのー? ( ちょッとした好奇心。 ) ( アンマン、熱くッてもあンま気にならないだけだ。 少女のそンな些細な仕草が、人間らしくて 可愛い。 )  ンー、そう。エルぴょンのッ。 俺はー… じゃァ良いのがあッたらネ。 ( なンて、へらり笑う。オンナノコ同士だッたら お揃い―とか出来たンだろうか。想像が付かない が、 )  そそッ、こう レースとかフリルとか?今みたいな服も可愛いと思うけどー、そういうのも似合うンじゃないかなーッてネ? ( お邸とかお父様とか、ハンカチで手を拭う仕草とか、 己とは別世界のお嬢さンみたいだ。 ) エルぴょンはあンま好きじゃないー? ( ふわふわでふりふり。 )  [Fri 20 Nov 2009 00:28:34]
イェルク > あ、あれー っ? ? ( 反応するとこそこなんだ。だ。 可愛いって言われたらもじもぢ照れちゃう、けど、 )  そうな のーっ? 足の包帯、みたいなー… っ? ( カンジで、仮装めいたものなのかな、なんて。 大丈夫なら、ほっと一息。 )  う ん、あったかいのいいよ ねーっ。 ( この季節は。 あったかいのとかもふもふしたのとか、癒される。 ) そー、かなぁ? でもね、センセイのお手伝いばっかりだから、自分でもっと出来るようにならないとーっ、 ( そう思ってるけど、中々。 構想中のものもいい案が浮かばなくって止まったまんま ) ( 食べ方は、単にもたもたしてるんだ。あんことか指について、あつ、っていいながらぱくって食べたり。おにぃちゃんみたいに綺麗に食べられないから、 )  ぇ、あ、わ、わたし のーっ? ( ようやく食べきれば、ハンカチで軽く手を拭いて、 ) おにぃちゃんのじゃ ないのーっ? ( 似合う、と思うんだけどなーっ。 ) ふ、ふり ふりー? …ぇと、お邸だと、お父様がくれたのとか、 ある けどー…っ、 ( ちょっと首を竦めて、様子を窺うみたいにちらっと見上げつつ。 ハンカチを畳みなおしてしまおう。 )( 自分で、だとそういうのあんまり買わない。地味なのばっかり選んでしまう ) [Fri 20 Nov 2009 00:15:00]
グレーテル > ( 兄妹に見られたらかなり嬉しい。恋人なら更に…ッ。 なンて、淡い期待。 )  ン?あァ、これはねー、………、 ( 答え掛けて、 ) おめめッて…!エルぴょンちょう可愛い…ッ! ( そンな台詞に移行。おめめとか、少女じゃなきゃ似合わない。己が云ッたとこで気持ち悪いだけだ。 )  眼は気にしないでだいじょーぶだヨ?心配ありがと。 ( 優しいのネ、なンて 少女とは反対に嬉しそうに 笑う。 )  ―― 癒されンねー、 ( 美味しい物を可愛いオンナノコと食べる なンて。贅沢だ。 )  ン、偉いなァ。俺よりお仕事してるンじゃない? ( どういたしまして、 ッて付け足して。 )  …、 ( 食べ方とか、可愛いなあ なンて じいッと観察。既に己は食べきッた。 )  うン、そ。俺も。 エルぴょンの一緒に選びたいなァ? ( なンて、 )  ……、 ( ぽつり、ッと聞こえた言葉には 苦笑。 ) 俺がエルぴょンより似合う訳ないッしょー。 ( 普段は女の恰好してるけど。だッて趣味だし。けど やッぱ 愛らしさとか可愛らしさとか そういうのは少女には敵う筈も無い。 )  ねー、エルぴょン。こう、ふりふりーッとした服とかッて着ないのー? ( 可愛らしいメイド服的な。的な。 ) [Fri 20 Nov 2009 00:02:21]
イェルク > ( おにぃちゃん て呼んでるから、兄妹とか、 …おにぃちゃんのがかわいいから みえない、かなーっ? ) じゃぁ、じゃぁ おめめ どうした、 のーっ? ( 包帯で覆われてる片目。 心配そうに見つめて、 )  ふふ ふー。 ( 私が作ったンじゃないんだけど。 美味しいって言われたら、なんだか嬉しくなってしまう。喜んでもらえてよかった って、 ) ぅ ん、 がんばった よーっ。 ( いっつも、緊張しちゃうんだけど。 ありがとう、ってくすぐったそうに笑い )  … ( むくもく、お口の中をからっぽにする 間。 )  … おにぃちゃん もーっ? ( でも、おんなのこのふくやさんだよ、って 言いかけて、 ) … わたしより 似合い、そー… ( ぽつり。 ぽそり。 ) [Thu 19 Nov 2009 23:50:44]
グレーテル > ( 父親ッて言うには貫録も何もかも足りないンだろうけど。外見がもッと男らしかッたら、誘拐犯に間違えられそうで危なかッたかも知れない。 )  ほンとーッ。 ( ぽふッと頭撫ぜながら、見上げられた視線を 見下ろして、にへッと笑う。 )( 風邪とか 引いてても格好悪くて言えないンだろうけど。きッと次回逢う時は仮面が別の仮面に交代されてる。 )  いッただッきまーす。 ( もふッとあンまン一口。 )  … 、 ( 口の中に ほンわりした甘さと、熱さが伝わる。 ) ン、うまいッ。こンなの久し振りに食ッたかも。 ( ちょッと熱いけど。寒い時期には丁度良いと思う。 )  お遣いかあ、ごくろーさま。  ( えらーい、なンて子供扱い。次いで、周囲に向けられる少女の視線に 僅か、小首を傾げて、 )  ( お洋服、 )  ( ばッちり聞こえた。 )  よッし、じゃァ俺も一緒に行こうかなあ。良いー? ( へらへら軽い笑み。一緒に選ぶ気満々だけれど。 ふわふわのふりふりとか着せる気満々だけれ どッ。 ) [Thu 19 Nov 2009 23:43:27]
イェルク > ( 眦を下げて微笑む、穏やかなお父様の笑みと似て けれどそれよりずっと可愛らしい笑みにみえた。 ) ほん とー っ? ( ちら、と見上げて。 撫でられつつ。 風邪とかひいてても、誤魔化しそうな気がして。 仮面さんはお留守番どころかたいへんなことになってるって、知ったらきっとあわわとなるンだろうけど )  ぅ ん、 ( おいしいよ、 って。 目を細めて笑みを深め、こくこく頷いた。 ) そっかぁ。 私はねー、センセイのおつかい と、あとー…、 ( きょ、ろ。 周囲に軽く視線向け ) お洋服とかね、ほしいな って、 ( 思ってたんだけど、と。 もしょもしょ。 誤魔化すみたいに ぱくん、両手で持ったあんまんに口をつける ) [Thu 19 Nov 2009 23:34:53]
グレーテル > ( あァ、やッぱ可愛いなあ、なンて 少女の照れ笑いに にへーッと頬が緩ンで。愛しくて堪らない愛娘とかに久方振りにあッた父親の様な、でれッとした顔。 ) うン、そう。――― 俺?まァ濡れたは濡れた けど、 ( 心配いらないよー、ッて少女の頭をぽすぽすと撫ぜようか。今朝の雨よりずッと前の豪雨ン時に濡れッぱなしで放置していた其れは、なンだか奇妙な緑色が生えて来て、もう使いもンにならず。 )  ( あんまん ふたつ、 )  ( そンな、 なンて事ない言葉が嬉しい。 ) お、ありがとーッ。 ( ほこッと白い湯気を出す其れは、見るからにあッたかそうで。少女から受け取ッて、同じ様に にへッと笑う。 ) 今日は寒いからこういうの良いネー。ありがと、エルぴょン。 ( 冷えた両手温めるよに、両手で持ち、 ) ―― いンやー?お仕事ないから、ぶらぶらッとね−。エルぴょンは? [Thu 19 Nov 2009 23:27:49]
イェルク > … ぇへへ、 ( おんなじいろだ っていうのと、やっぱりおにぃちゃんだった、 っていう安心感とで。 ちょっと照れ笑い。 ) 濡れちゃった の?  … おにーちゃん はー っ? ( 濡れなかった かな。 風邪とか大丈夫かな、ってへなり眉を寄せて。 今朝方、酷い雨が降ってたからそのせいなんだろうか。おうち出る前は晴れてたおそらは、今はもくもくくも だ。 ) う んっ、 ( こくん。 頷いて ) あま ぃー、 … じゃぁ、あんまん ふたつーっ。 ( 今日はなんだか一緒がいい 気分。 屋台のおじさんにお金を払って、両手でひとつずつ受け取って、 ) は いっ。 ( にへ、と笑みを浮かべながら 右手に持った方、アナタにさしだそう。 冷やされつめたくなった手に、あたたかなあんまんはちょっとあつい。 ) おしごとの かえりー? [Thu 19 Nov 2009 23:19:05]
グレーテル >  ン 、 ( 別にずッと見てくれていても良いンだけれど。マジマジと見られンはちょッち恥ずかしい。 にしッと悪戯ッこく笑う頬も僅かに朱色。同じ、色。 少女のが、ずッと愛らしい けど。 )  いンや、大丈夫ヨ?覚えててくれて良かッた。 おにーちゃンです。 ( お兄ちゃンッて呼び名もなンか久し振り。コインに縁があるのか、コインが引き合わせてくれるのか。後者を熱烈希望しつつ、 )  ンー、そう。濡れたまま放置してたからか解ンないンだけど、ちょーッと汚れちゃッてね。 ( お留守番ヨー、なンて。ちょッと幼い少女の口調とか声とか、其れがやッぱ可愛らしくて、にへにへッと。いつもは仮面が隠してくれる筈の情けない顔が隠れな い、 )  おまんじゅー? ( 少女につられた様に屋台向き直ッて、 )  甘い方かな―? くれンのッ? ( 嬉しそうに、声が跳ねた。 ) [Thu 19 Nov 2009 23:07:28]
イェルク > う ぇ、 ( 指摘されてようやく、ようやく、自分が相手の顔をじー ッと見つめてることに気がついた。ぱちぱち、瞬きと共に目元にうっすらと朱 ) ご、ごごごめんな さ、 あの、 ぅん、 ( こくこくこく。 言葉につまったかわり、何度も何度も、頷いて ) おにぃ ちゃん、 ( だ。 ) ( 仮面のない顔を見るのははじめて、で。 不思議なかんじ。 コインはやっぱり、私よりおにぃちゃんが好きなんだ。 ) きょうは 仮面はおるすばん なのーっ? ( こてン、首を傾げ。 おにぃちゃん のはずなのに、私より随分可愛らしい、整った顔立ちのせいもあるんだろう。おにぃちゃんかどうか、ちょっと迷ったのは ) あ、 おにぃちゃんは おまんじゅう いるーっ? ( にくまん あんまん ) ( どっちがいい? って屋台に向き直って、 ) [Thu 19 Nov 2009 22:58:27]
グレーテル > ( ぱちり、瞬き。した後は、何時も通りの へらッとした軽い笑み。 ) どういたしましてー? ( とン、と彼女の手に硬貨を乗ッけて、 ) ( ちょう見られてる。 ) ―――エルぴょン、そンなマジマジ見られッと、流石の俺も照れるかもー? ( なンて、ケラケラ笑いながら。そういえば仮面無く逢ッたのは初めて、だッたか。彼女に見られて漸くその事に気が付いた。 ) 俺ン事覚えてるー?グレーテル、 ( 自分の事指差しながら、小首かくーン。覚えていてくれたら嬉しいなあ、なンて。なンて。 落ちた硬貨拾うとか、何かデジャヴ。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:46:13]
イェルク > わ っ、 ( それに気付くのは、反応できるのは いつも転がりはじめてからで、 ) ( 落ちてる途中で気付くとか、掴むとか。 出来ちゃうヒトはほんと尊敬する。 感覚はきっと、全部錬金術の方にいっちゃってるんだ。 …でもそっちもちゃんとできてるとは言い難いんだけど。どーっ。 )   あ ? ( おんなじおと。 けど、響きの違うおと。 ) ( 私が振り向いて屈むのより早く、当たり前のように硬貨を拾い上げてくれる白いキレェな手 ) ぁ れ、 ( きょと ン。 )( ウィンクするアナタに、こちらは両目でぱちッと瞬いて ) あ、 ありが とー っ、 ( 両手を差し出して、拾ってくれたコイン 受け取ろう。 思わずマジマジと顔を見るのは、失礼だってわかってるけど、でも ) ( 仮面の無い状態で出会うのは初めてだから。 目の前の”彼女”が、ホントに彼なら、の話だけど。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:40:37]
> ( そンな男の声が、君の後ろから。 ) 落ちたよォ、お嬢ちゃン。だいじょーぶ? ( なンて、へらりと緩い笑顔向けながら、拾ッた硬貨を 少女へと差し出す。 ) ( 顔半分に包帯巻き付けた少女風貌は、彼女を見遣れば ぱちり、と片目だけで瞬きをするンだろう。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:33:14]
お知らせ > さんが入室されました。 『  あ、  』 [Thu 19 Nov 2009 22:29:19]
イェルク > ( ててて、と屋台に近付けばおじさんの陽気な声。 ほこほこ、あったかそうな色に顔が緩む。 お空の雲とか、口から漏れる吐息は おンなじ色でも寒そうなのに。 もふもふ立ち上る湯気があたたかに見えるのはちょっと不思議 )  ん、 と、 ( にくまん と、 あんまん と。 )  んー…、 ( どっちにしよう、って きょろきょろ。 視線がいったり、きたり。 前はニールが一緒だったから、いっこずつ買ってはんぶんこ できたンだけどなぁ。 ) ( とりあえず、どッちも値段は一緒だからお金を用意しておこう と、思って )  え ぁ、 ( お店の方向きながら出したせいかな。寒くて指が動き難いせいかな。 指をすりぬけて、ちゃりンと石畳を硬貨が跳ねる音。それに気付いた時にはもう、コインはころころ、お約束に転がっていく ) [Thu 19 Nov 2009 22:23:14]
イェルク > すごい なぁ… っ ( プロ意識、ってヤツなんだろうか。それとも見た目ほど寒くないのかなぁ? 踊ってたらあったまる、とか )  … ふ、 ( 頬を掠める風に小さく眉を寄せ、目を細めた。私はダメだ。寒いの苦手。白いローブの、ウロボロスの留め金あたりをきゅっと握った ) ( 蝶々が消えて、このあたりも活気を取り戻し始めてる、みたい。 ほわほわ、あたたかそうな灯りの色がそこら中に掲げられて )   ぁ、 ( もふ、もく。 )( 立ち上る白い湯気に、足が止まる。 前に、ニールと半分コしたふかし饅頭―― にくまん だ。 ) [Thu 19 Nov 2009 22:12:32]
イェルク > ( ぺッこん。 御挨拶したら今日のお使いはおわり。 軽くなってくたんと首を下げたうさぎさんのリュック、肩に掛かった紐に指を入れて背負いなおす ) ( テントの幕を抜けて裏道から出れば賑やかな表通り。 どこかから歌い手か踊り子の鳴らす鈴の音がしゃんしゃんと響いてくる )  う ぅ、 ( ぴぅと吹く風に首を竦ませた。ふるり、無意識に体に走る震え。 人垣の間からふと見えた踊り子さんは寒そうに見えるのに、楽しそうに踊ってる。 ) [Thu 19 Nov 2009 21:59:07]
お知らせ > イェルクさんが来ました。 『 ありがとーございまし たーっ。 』 [Thu 19 Nov 2009 21:47:42]
お知らせ > ナーサリーライムさんが退室されました。 『(にっこりと微笑しながら、深々と一礼。 お捻りの量も、拍手に伴っていれば尚良かった、けど)』 [Tue 17 Nov 2009 22:25:44]
ナーサリーライム > ──♪ (謳い終わりと同時に、漣のように拍手が広がった。) [Tue 17 Nov 2009 22:24:40]
ナーサリーライム > (ト短調の遁走曲。 バロック調の音曲を謳う様は一種荘厳で──) [Tue 17 Nov 2009 22:24:10]
ナーサリーライム > Veris leta facies mends propinatur hiemalis acies victa iam fugatur, [Tue 17 Nov 2009 22:20:52]
ナーサリーライム > et iocundis imperat deus puerrilis.♪ (リズムを刻み、音韻を踏む。) [Tue 17 Nov 2009 22:19:03]
ナーサリーライム > ad amorem properat animus herilis ── (歌声に、足を止める人々に、微笑みを向けて──) [Tue 17 Nov 2009 22:18:26]
ナーサリーライム > novo mundo reserat facies Aprilis. (一人の謳い手で、ハーモニーを作れる。それが彼女──ナーサリーライムの歌だ。) [Tue 17 Nov 2009 22:17:50]
ナーサリーライム > ──Omnia Sol temperat purus et subtilis.  (高音域と、低音域。) [Tue 17 Nov 2009 22:17:06]
お知らせ > ナーサリーライムさんが入室されました。 『真新しいドレスの裾を気にしながら──』 [Tue 17 Nov 2009 22:12:44]
お知らせ > だいだらさんが帰りました。 『 さて、そろそろ一座に戻ろうか。 』 [Sat 14 Nov 2009 22:52:51]
だいだら > ( 見ればあちこちに色んなビラが貼られている。私はそれをべりりと剥がし、片手に持って歩く。そして、貼られているビラをいかに破らないように綺麗に剥がすかに情熱を注ぐのだ。二枚重ねて貼り付けられている奴は特に難易度が高く、慎重にやらなくてはならない。 ) ( そうしている内に手に10枚近くの剥がされたビラが溜まった。これで一座の隙間風はあらかた塞ぐことが出来るだろう。 ) ……でも、これは貼らないでしまっておこうかな。 ( その中の一枚に、やらしい格好をした女の人が描いてあるのがあったのだ。こういうの見ると、どきどきしない? ) [Sat 14 Nov 2009 22:48:21]
だいだら > ( ――ふと、私は立ち止まる。ちらりと見上げた建物の壁に、どこかの劇団のちらしが貼り付けてあるのを見つけたのだ。他所の劇とかちゃんと観てみたいけど、こういう顔をしているから中々客に混じれない。でも、立ち止まったのはその劇団の劇に興味を惹かれたからではない。そもそも字が読めないので、何が書いてあるかわからないし。ただ漠然と劇団のちらしなんだなあと思っただけで。 ) よいしょー。 ( 背伸びをすると、そのちらしをはがした。 ) これ、一座の建物の隙間風を塞ぐのにいいんだよね。紙代もバカにならないし。 ( 劇団の人に見られたら叱られそうなことをしていた。 ) [Sat 14 Nov 2009 22:43:03]
だいだら > ( 私はこの寒さに対抗する為にちゃんちゃんこを羽織っている。家の中だと結構暖かいんだけど、外に出るとやっぱり寒い。それでも薄い着物一枚で出歩くよりはずっとましだけど。 ) これからもっと寒くなるのかな…。こっちの冬って、どうなんだろう。きっと寒いんだろうな。どうしてわざわざ冷たくするのかしら?人も動物も寒いのは嫌だって言ってるのに、北風の神様は聞いてくれないんだから。 ( ちょっと身勝手だよね、きっと末っ子だ。 ) [Sat 14 Nov 2009 22:35:51]
だいだら > ( 歩くと言っても、人の多い大通りは歩かない。一本横にそれた狭くて暗い通りの方を歩くのだ。ひらひらと辺りを飛んでいた蝶も、この寒さには敵わなかったみたい。ある日目を様醒ましたら、蝶は居なくなっていた。黒い染みが浮かんで大騒ぎしていた座長も今日退院して一座に戻ってきたのだ。嬉しそうな座長の表情と、露骨に舌打ちをする仲間たちの温度差が見ていて愉しかった。座長はそんな態度なんて気にしないし、仲間も追い出そうとしないあたり彼らの関係はそれなりに上手くいっているのかもしれないが。 ) ……ぴんくのお姉さんも、治ってると良いな…。 ( 私はそう呟いて息を吐いた。あ、白い。 ) [Sat 14 Nov 2009 22:30:34]
お知らせ > だいだらさんが来ました。 『 横丁を歩く。 』 [Sat 14 Nov 2009 22:25:42]
お知らせ > ナーサリーライムさんが帰りました。 『(久しぶりに、それなりのおひねりにありつけたという。)』 [Sun 8 Nov 2009 01:34:17]
ナーサリーライム > 雨に濡れた 君のすぐそばに 天使がいた 物語を──♪ (静かに流れる伴奏に、併せて綴る──細く、切ない歌声。 漣のように拍手が広がって──) [Sun 8 Nov 2009 01:33:58]
ナーサリーライム > 風の中で 息を止め見てた 永遠より 長い夏を──だからNever forget♪ [Sun 8 Nov 2009 01:32:52]
ナーサリーライム > I'm proud (び──と真っ直ぐ人差し指を突き付ける。 観衆、一座の全員の目を見るように──) [Sun 8 Nov 2009 01:32:17]
ナーサリーライム > 夢だけが 武器の Warriors♪ (大きく手を、振り薙いで。 剣で断ち切るように) [Sun 8 Nov 2009 01:30:31]
ナーサリーライム > 青い傷痕 情熱の記憶── (ステップを刻み、右に二歩、ゆっくりと歩いて──) [Sun 8 Nov 2009 01:29:03]
ナーサリーライム > 胸に注げば 優しく透ける (集めたそれを、重ねて、胸に抱きとめる仕草──かくん、と。 一座を見渡せば、首をかしげて) [Sun 8 Nov 2009 01:28:06]
ナーサリーライム > ──月の雫を 手のひらに集め (手を翳し、降って来る何かを受け止めるように──) [Sun 8 Nov 2009 01:27:05]
ナーサリーライム > (アカペラで一度謳い、伴奏をお願いする。 二度程、軽く練習に流し──) …では、お願いします。 (ぺこり、会釈して…) [Sun 8 Nov 2009 01:26:11]
お知らせ > ナーサリーライムさんが来ました。 『(楽師さんと相談しながら)』 [Sun 8 Nov 2009 01:25:05]
お知らせ > スピカさんが退室されました。 『( 何も知らぬフリで すぐ横を通り過ぎた。 )』 [Sat 7 Nov 2009 21:51:45]
スピカ >   ………、  (さァ如何しよう、と少し悩んだ 結果、) [Sat 7 Nov 2009 21:51:13]
スピカ > …… コイン? (銀貨や銅貨では無く子供が遊びで使う様な少しこじゃれたコイン。)  …、  (辺りを見渡しても、別に其れを探している様な姿は視界に入らない。拾い上げたコインを指先で弄り、小さく溜息を吐いて、)  …役にも立たない玩具なンて要らないンですけどね。  (こンな玩具を拾い上げるなら死に掛けの動物の方が未だ楽しめる。指でコインを飛ばす様に弾けば、其れは面白い位弧を描いて飛んで、)   ……あ、  (全然知らない赤の他人の頭に直撃した。) [Sat 7 Nov 2009 21:48:32]
スピカ > (見遣れば黒い男がひとり、自警団の制服を纏った2人に取り押さえられていた。――其の傍には腕から血を流して怯えている踊り子の様な少女。)   ……、  (視界に映った自警団員は目当ての兄様じゃ無く。再び小さく舌打ちし、足を今来た道へと向ける。兄様が居ないのでは此処に居たッて意味は無い。)  ……ゾンビ村だったり、病気だったり。細かい事件なんて日常茶飯事ですけど―――。  (今年は厄年でしょうか。年末までには此の騒ぎも収まってくれると良い。近くの村がやられれば材料だッて高くなるし、手に入れるのも苦労する様になる。)  ……あァもう本当、つまらない。  (人混みを抜け、歩み進めれば、)    …?  (かつン、と靴の先に何かが当たった。) [Sat 7 Nov 2009 21:39:37]
スピカ > (踊り子、歌手、楽師、吟遊詩人――其れに何処かの役者。奇術師やら道化師やら、)  ……居るのは結構ですけど、  (特に眼を引く事も無く。) (人の波を縫う様に歩き進めれば、少し遠くに悲鳴が聞こえた。「病気の奴だッ」と騒ぐ声が聞こえる。)  ……病気…、  (ひら、と白と黒の翅を持つ蝶が目線の少し上を舞い。)  本当、何処にでも現れるようですね。  (゛病気の人゛。つまらなそうに息を吐き、方向転換。変な事件に自分から首を突っ込む様な性格でも無い。)    …、  (と、思ったが、)  ……兄様は居るでしょうか。  (警邏をしてる人間なら、悲鳴を聞き付けてそこに行くだろう、と。己も声のする方へ、野次馬の中に紛れ込んで近寄る。) [Sat 7 Nov 2009 21:30:24]
スピカ > (底の高い靴が躊躇も無く水溜りを踏み付ける。――喫茶店で雨宿りした帰り道。芸能横丁の所謂メインストリートッて云われる場所で。辺りにしっかり視線巡らせながら、少女は歩く。)  ……………、一生の不覚です…。  (溜息交じりに呟く。) (兄様は大体此の辺りを何時も警邏している様だが、今日は全く姿を見掛けない。予想が外れたか。 チッ、と小さな舌打を一つ。)  ………雨は降るし仕事は進まないし、最近はうまくいきません。  (良い服のデザインでも思い付けば良いンだけど。兄探しの他、そう云う事も含め視線はしっかりと周りへ向けたまま、通りを真っ直ぐに歩く。) [Sat 7 Nov 2009 21:17:09]
お知らせ > スピカさんが来ました。 『( ぱしゃ ン、 )』 [Sat 7 Nov 2009 21:11:30]
お知らせ > サヤさんが退室されました。 [Fri 6 Nov 2009 01:47:55]
サヤ > ( だから )( さっきのがきんちょか、他の誰かか。 雨の向こうに細く切れ切れの悲鳴が聞こえてきた時も、全力で駆け出しながら頭の中では――――「ああまたか」) [Fri 6 Nov 2009 01:47:49]
サヤ > ( ブラティリアの肌と奇病患者の肌の色。 「彼らこそがあの病気の感染源に違いない」「あの肌の黒いのはブラティリアか奇病患者か分からないが、自分が殴られるくらいなら先手を取って殴ってしまえ」――――防衛本能は過剰防衛へ容易に昇華する。 そして同時に、奇病とは何の関係もないブラティリアの中にも、迫害への報復と殴られる前に殴り倒せの思考は広がっていく。 病気そのものへの処方が医療関係者の職務なのと同様に、それらのトラブルを理想としては未然のうちに防ぐのも己等の職務なんだろう ) …頭ッタマ痛えなあ。 ( 雨をたっぷり含んだ短髪を乱暴に手櫛で掻く。 「それ」は己等の職務であるから、向き合うには何の異論もないのだが――――悲しいかな人間の神経は摩耗する。 増え続ける事件の前に、酷薄なくらい事務的に対応するようになっていた。 個々の事件にいちいち心を痛めて務まる仕事ではないと思うが、それが免罪符とも思えない程度には ) [Fri 6 Nov 2009 01:45:56]
サヤ > ( がきんちょの走り去った方角へ肩越しの視線を向け、少しの間先へは進まずそこに留まる。 己が来た方角へ去って行ったから大丈夫だとは思うが、それでも悲鳴が聞こえて来ない確証なんざどこにもなかった。 不幸中の幸いとも呼べない事態ではあれど、奇病患者は総じて暴走状態に近い。 例えば物陰に潜み、通りかかる誰かを待ち構えていきなり襲う――というケースは、前者と比べてそう多くない ) 獣憑きっつうのかねえ。 ライカニア諸氏から差別用語だとクレームがつきそうな表現だが、アレは。 ( 差別用語。 そういえば、奇病患者の悉くはさながらブラティリアの肌の色。 頭の痛い事に、そこからブラティリアへの差別も始まっていると聞く ) ………黒ん坊病っつーのもアウトだよな。 [Fri 6 Nov 2009 01:36:36]
サヤ > ……。 ( 安い紙巻の端を噛み潰しながら向かい合い、終始無言。 どちらも譲らず、視線を外さないかわりに身動きもしない有様は縄張りを争いの野良猫どもに似ていなくもない。 先に目を離した方が負け。 先に立ち去った方が負け ) …………………… ( こちとら餓鬼の夜遊びでほっつき歩いてるワケじゃねえんだよ。 ――――そんな心の声が聞こえたわけではあるまいが、がきんちょの方が折れた。 雨に降られながら自警団員と睨み続ける行為に何のメリットもないと判断した為だろう。 それならまだ、スタンドで――スタンドも閉店状態のところも多いようだが――温かいコーヒーでも啜っていた方がまだ実がある。 ) まっすぐ帰ェれよ。 ( 煩い、余計なお世話だ、余計な事しやがって。 悪態の言葉を声には出さず、面にべったり貼り付けて広い通りへ抜け出して行った ) [Fri 6 Nov 2009 01:27:54]
サヤ > ( 肌を黒く染めた奇病の患者が起こす騒動は、最早市内のどこでだって報告されるようになっていた。 傷害傷害傷害、死亡死亡殺人傷害傷害殺人、死亡。 毎日何らかの事件が起きてしまうのは都市の規模上不本意ながら致し方ないとしても、内容の物騒さと件数が飛躍的に増える昨今に頭を抱えたくなってくる。 顧みるに二週間前くらいからだったろうか―― ) いつまでも遊んでねえで帰んな。 ブギーマンよりおっかねえのに頭からガッツリ喰われちまうぞ。 ( こんなご時世のこんな夜こそ出歩いてナンボ。 そんな年頃のがきんちょが路地裏で座り込んでいたのでカンテラの光を差しかけながら。 ――幼さの残る顔に、面白くなさそうな色。 見たところ、奇病患者ではなさそうだった ) [Fri 6 Nov 2009 01:20:40]
サヤ > ( 平素は深夜まで人足が引きも切らない、活気に満ちた場所だからこそ、昨今の落差に愕然とする。 降り止まない雨や雨の中でもひらひらと虚空をゆく白黒の蝶や、今の情勢やなんやらの全てに挑むが如くパフォーマンスを続けている芸人の姿もないではないが、気概を感じると同時にどこか哀れを誘う光景でもあった。 ――…勿論同情のつもりはないのだが、徒労感は否めない )( ぱしゃん。 浅い水溜りに足を踏み入れてしまったのに気づき、無言で苦い面をした。 夜警の途中。 ) [Fri 6 Nov 2009 01:10:33]
お知らせ > サヤさんが来ました。 『( 閑散 )』 [Fri 6 Nov 2009 01:05:40]
お知らせ > グレーテルさんが退室されました。 『 ぶえ  ッくしゅ! ( やッぱ冬服買おッかなァ、なンて。 ずぴッと、鼻啜りながら。 )』 [Fri 30 Oct 2009 22:00:57]
グレーテル > ( 視線周囲へ巡らせば、ばちン、と幼い少女と眼が合ッた。片手には巾着袋を持ッた踊り子の様な少女。 ) あら、落としちゃッたン?気を付けなきゃ駄目ヨー。悪い人には盗られちゃうからネ。 ( へらり、気の緩い笑顔を浮かべ。 ぽかンとしてる少女の手に、銀貨を1枚 ちょこンと置いて。 )  ―――…如何したの?あァ、男か女かッて話し ネ。 ( 外見は女ッぽいけど、声も態度も口調も俺は男だ。 )  ンー、じゃァ女ッてことで。ン?声はねー、酒の飲み過ぎで妬けちゃッたンよ。 お嬢ちゃンも気を付けてねー? ( 頷いて、礼を告げた彼女を見送ッて。 また、ふらり、当ても無く歩き始める。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:48:09]
グレーテル > ――― お? ( こン、こン と足元に転がッてきた銀貨に眼を遣り、 )  ( 拾い上げ、辺りを見渡した。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:39:51]
グレーテル > ( 足に巻いた血痕付きまくりの包帯とか買い変えたいンだけど、 )  …、 ( 未だ使える様なもンを買い替えるのは勿体無い。 ハ、と短い溜息吐いて。 ) ……肩出してンのがいけねェのかね。 ( 冬服新調とか、久し振りにしてみッか。 そンな事考えながら、ゆるゆる歩みを進め。 視界に映るのは可愛い踊り子だッたり、まだ幼い歌い手だッたり、様々。 ) ( 特に これ、と意識向ける事無く、 流し見る。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:36:56]
グレーテル > ( 盛大なくしゃみが洩れた。 ) ――   ぅあー… 風邪とか引く筈ないッて思ッてたンだけどォ。 ( 雨ン中 傘も差さず 通りを歩く仮面少女風貌。 此処ら辺じゃァ傘差して無い奴もちらほら居るし、変じゃ無いッて思ッてたわけだけど、 )  ……客は傘差してンのが普通 かァ。 …ふ ッ、ぁ、 ッくしゅ ッッ! …あ゛ァ―― 寒…。 ( 仮面、核側に寄せて ぐしッと鼻を啜る。最近めッきり寒くなッてきた。薄手の洋服じゃァ寒いと感じつつ、服を買う様な機会も無く。 ) [Fri 30 Oct 2009 21:28:29]
お知らせ > グレーテルさんが入室されました。 『( ぶえ ッくしゅ―― ッ! )』 [Fri 30 Oct 2009 21:22:35]
お知らせ > マリーさんが帰りました。 『以上の中にぽっかりと残った日常』 [Thu 29 Oct 2009 22:48:55]
マリー > (たぶんこの先輩が明日倒れても、自分の体に黒いしみが見つからない限り取り乱すことはないのだろう。両親がかかってしまったら……やさしく食べてあげよう。苦しめる必要なんて全くないのだから。そう、真夜中にキスをして、目が覚めたらお休みの挨拶をして、心臓を一突きにして食べてあげよう。私なりの親孝行だ) よいしょっと。 (思考とは全く関係なく体は業務を進めていく。新しく届いていた商品を明日のために梱包を解いていく) [Thu 29 Oct 2009 22:45:52]
マリー > …………ふと考えたんですけど…………いやいいです。 (全く意味のないことを考えてしまい、かろうじて口に出すのをやめる。 家族は元気だ、仕事も普通どおりに出ている……さすがに知人で病気になった人は出てきたけれども……人というのは、こんなにも他人の不幸には鈍感なのだなぁ、と思う。私が心配しているのは自分が病気になるのが怖い、ということだけで。もちろん、二人の仮親のことは心配だが……せいぜい自分の手の届く範囲のことだ) [Thu 29 Oct 2009 22:34:09]
マリー > 職人さんも一人、倒れちゃったんですってねえ。 (大聖堂や病院はまるで戦場のようなありさまらしい。お祈りなんてしないけれど、信心深い人たちからすれば、その場所はどんな風に感じられるのだろうか。聖堂にまで反死人があふれかえったように錯覚してしまいそうだ) ……世界の終り、って意外ともうすぐなのかもしれませんねぇ。 (苦笑しながら先輩に話しかければ、彼女は笑ってくれず、かすかに顔をひきつらせ、無言で不安なまなざしを返した) [Thu 29 Oct 2009 22:15:41]
マリー > …………売れませんねぇ。 (売れない、というか、人通りが少ない。カウンター裏で、あえりゃこれやと雑務をしながら、栗色の髪の先輩店員に話しかければ、そんな風に肌だしてられるだけで幸運なもんよ、なんて言葉が返ってくる) まぁ、あの病気?のせいで大変ですもんねぇ……ちょうど、皮のジャケットとかいろいろ入ったから体隠すのにいいか、なんて思ったけど、よく考えてみればそんな時に服どころじゃないですよね? (いまだに夏の露出度を維持し続ける男着のある女、マリーはそういいながら深くため息をつき、入口の扉をじっと眺める) [Thu 29 Oct 2009 22:08:15]
お知らせ > マリーさんが来ました。 『TOZZI』 [Thu 29 Oct 2009 22:04:09]
お知らせ > カーネルさんが退室されました。 『 ―― … 間違っても、首を絞めないで下さい。 ( 唇の端を引き攣らせる。 )』 [Wed 28 Oct 2009 00:30:25]
お知らせ > スピカさんが帰りました。 『 兄様、今日は離さないです。 ( 腕の力をこめた。 )』 [Wed 28 Oct 2009 00:28:21]
カーネル > ――― …  これでも広い方だと自負しているのだけれど? (年下から年上まで、異種族や両性持ちまで半ば交際を交えた経験はある。其れを妹が知っているかは、確かではない。そして離婚や別れの原因が妹に有るとは、未だに知らない事実。) そうだね。 そうなる前にバケツに水を張って置かないと。 (肩を竦めて、話題を冗句へ摩り替えよう。火遊びが花火での遊びに摩り替えた形で会話を進めよう。) …  ( 芋 ) ―― … 。 (言葉が詰まる。何事も無かった様に、笑顔で振舞おう。相談する相手が居ないのが辛い。舌打ちもスルーした。) ―― … 暫くは安静してて下さい。 (関節の周囲の靭帯に損傷があれば、直ぐにでも手当てしないと後遺症が残る。筋力の低下や関節の稼動の部分が以前より悪くする可能性がある。―― 詰まり、妹が転んで怪我する確率が跳ね上がり、今みたいに背負ってあげる必要になる。取り敢えずは湿布を使ってから、無理に動かないようにテーピングで補強する必要がある。) 遅くなりましたし、さっさと自宅に戻りましょう。 (両手を後ろ手に組み上げ、彼女が楽に座れる形を取ろう。確認を終わればゆっくりと立ち上がってから歩き出そう。) [Wed 28 Oct 2009 00:24:59]
スピカ > ――兄様。兄様はもう少し視野を広げれば良いと思います。  (こんなに身近にいるのに、と溜息交じりに。) (兄が誰かと交際する度、結婚する度嫌がらせする方の身にもなって欲しい。バリエーションはそこまで豊かでは無いのだ。 眉を下げた困った様な表情を。)   …、  (遊び?其の先に続く言葉は催促はしない。何と無く想像がつく。)  兄様、火遊びも程々にしておかないと、酷い火傷になりますよ。…スピカは良いんです。兄様が居るので。兄様以外の男なんて芋と同じです。  (サラリ、失礼な事言い放ち。肝心な部分はスルーされた。ちッ、と舌打を。)  …兄様、スピカは歩けないようです。  (尻餅付いた尻も痛いけれど、捻った足が痛い。厚底靴はこういう時厄介だ。)  ………兄様…、  (隣で向けられた背に、表情綻ばせて。)(首に腕を軽く回す様に、背に乗ろうか。) [Wed 28 Oct 2009 00:09:46]
カーネル > 其れを選ぶのも探し出すのも大変なんですよね―― …。 (両手をポケットに突っ込んだまま、遠い目で夜空を見上げた。交際を何度も繰り返し、少しでも長続きしそうであれば結婚も申し出した。其れでも二度も失敗を繰り返す始末。自嘲めいた笑みを漏らしてしまった。) ま 、 今は遊び… (遊びで割り切った関係なら、と言い出す寸前に、話し相手が妹だと感付けば、途中で言葉を遮らせた。) 如何でしょうか? スピカも家に篭ってないで、ボーイフレンドでも探しましょう? (見上げる妹に対して、見下ろした兄。) ――― …。 (其処は敢えてスルーした。視線を喫茶店の店員へ向けたり、歌う人へ視線を巡らせて――誤魔化した。錠剤が効いて来たか、安らぎと同時に眠気も襲い掛かる。) ―― … こらこら。 伸びてしま、 (妹が尻餅に付いた。嘆息を漏らせば、妹の挫いた足首を指先で触れよう。) ―― … 足を痛めたかも知れませんね。 (素っ気無い態度で、小さな嘆息を漏らした。妹の隣に跪けば、妹へ背中を向ける。乗れ、と言わんばかりに。細身の割りに筋肉は引き締まっている。背負う位何でも無い。) [Tue 27 Oct 2009 23:59:34]
スピカ > (頷かれたが、考えてもよく解らないから、考えない事にした。貧民窟だろうが暗黒街だろうが、見失わない限りは付いていく気満々だが、さておき。)  ………。良いじゃないですか、兄様。人間、長い人生で本当に幸せに出来る人はたった一人だそうですよ。その一人に必要とされるなら、その他大勢なんて如何でも良いと思うのですが、  (如何ですか?と、首傾げ。)  …絆も愛も大差無いかと。  (小さく溜息を吐いて、見上げる様に兄を見る。)  禁断の愛ッて素晴らしいですよね。  (ふふ、と洩れるは淡い笑み。) (薬の服用し過ぎは×××に影響があるらしいのでおススメしません。と口にする前に噛み砕く音。×××の中身はお好きにどうぞ。)  ええ、乾しっ放しで。  (頷いた。)  ―――気の所為です。幻聴です。さあ、兄様…ッ、  (ぐいぐい白衣の裾引張らンと。しかし力2では動かなかった、どころか、)  ――――あッ、  (がくンと厚底靴が変な方向に曲って、思わず白衣の裾離し、地面に尻餅。)  ――〜〜〜〜〜〜……ッッ、  (無言で俯いた。) [Tue 27 Oct 2009 23:38:48]
カーネル > (妹の言葉に、偽り無く頷こう。首を傾げる妹には、自覚が無いのか、と分析した。貧困街や暗黒街は――…完全に管轄外だ。其処へ視線を向けるよりも、身の回りの不運を取り払う。其れが優先すべき事項の一つだ、但し気分が変われば赴く事もあるが。妹が其処まで付いてくるとは、頭の中に無かった。) ―― …。 じゃあ、もっと 沢山の人に必要とされるように頑張らないと。 (気の無い返事。心底から笑えないけど、無理をした薄っぺらな微笑み。) … 思いません。 兄妹の絆を深めるなら、分かる気がしますが――。 (愛を絆へ摩り替え、話を圧し折ろうと。) 血の繋がりがある以上、―― 恋人の所が嫁ですらなれませんよ? (妹の仕草を横目で見遣った。微苦笑を漏らせば、頭が痛くなる。ポケット内の錠剤、頭痛薬を手元に寄せれば口許に持っていく。錠剤を噛み砕く音が響いた。) 干し…っ? (あれか。) ――― … 全部、婚約指輪じゃないですか!? (精神の限界に頭を抱え込みたくなる衝動が刈られる。満面な笑顔のまま、其の場で踏ん張った。) [Tue 27 Oct 2009 23:25:05]
スピカ >  ―――…?そうですか? (独り言はバッチリ聞こえた様。少しだけ不思議そうな表情を浮かべ、首を傾げた。) (厚底靴は普段歩く分には特に危なっかしくも無いが、兄がスラムや暗黒街に警邏に行くと云うなら別のものを考えよう、なんて心の中。)  ――市民に必要が無いと判断されても、スピカは兄様が必要ですから。  (必要無い事は無いと、と真顔。眠そうな目のまま、薄く笑み浮かべる兄を見る。)  …籠の中で愛を深めるなんて、素晴らしいと思いませんか。  (蝶の飛ぶ様を、兄を同じ様に視線で追い、)  妹兼恋人兼嫁にしてくれても構いません。  (むしろ歓迎です、と白い頬を薄紅に染めた。表情に大した違いは無いけども。)  雨が降る前に帰らなければなりませんね。…干しッぱなしです。  (洗濯物の話。)  …一軒、付き合ってくれるのですか。…そうです、ね …、  (口許に手を当てて悩む様な仕草。)  兄様、アクセサリーが見たいです。  (喫茶店、と迷ったけど。買い物と云われてしまったら、買い物にするしかない。)  お揃いを買いましょう?指輪と、リングとか、エンゲージリングとか。マリッジリングも良いですね。  (さァ行きましょう、と云う様に白衣の裾引張らンと。) [Tue 27 Oct 2009 23:09:53]
カーネル > … 痛みを知れば、知るほど優しさが育む、と心理学の本にありましたが―― … (スピカに当て嵌まりますね、と独り言。後半の言葉は下手に反応を示さない。駄目だ、無理するな、と下手な発言をすれば反抗心やらで何かが増長すると聞いた。肩を竦めれば、小さな苦笑を漏らす。) ――― …  守らせてくれないなら、兄さんは必要が無いね♪ (クスっ、と唇を歪ませる。そして目の前に通り過ぎようとする白黒の蝶。ふと手を伸ばせば、羽を掴んでしまおうとした。が、手は空振りで虚しく終わる。) … 丁寧にお断りします。 鳥篭の中で暮らす、気になれません―― … 。 (白黒の蝶が夜空の彼方へ、舞うように飛ぶ姿を見届けよう。) ―― … 自慢の妹です。 (淡々に言葉を告げる。妹、と強調をしては其れ以上の関係は無い、と線引きする言葉を漏らした。) …雲行きが怪しい。  これから如何します? (一軒だけ買い物を付き合う、と付け足した。視線は妹を捉えていない。あちこちへと気紛れに移り変わるばかり) [Tue 27 Oct 2009 22:56:30]
スピカ >  ―――――…。  (嘘吐き、と心の中で叫んでおく。敢えて口にしないのは、嫌われたくないから。)  …大丈夫です、慣れていますから。――其れに、これを履かないと、兄様と釣り合いませんし。  (こン、爪先で地面を叩く様な仕草。サラリと音にした言葉は本心だけれど、恐らくまた流されるンだろう。そんな事もう慣れっこ。)  いえ、全く。兄様が怪我をする位なら守られなくて良いです、市民なんて。其れに――、  (眼の前を白黒の蝶が飛ぶ。)  今はあちこちに居るじゃないですか。此れ。近くに居る事であの病気に感染するのなら、兄様も危険です。家に引きこもっていましょう?一緒に。  (此れ、と指差すのは蝶。煩わしげに払う様な動作をするけども、蝶に触れる事は叶わなかった。) (踊り子なんて既に少女の頭からは消え失せている。兄が色々な奴に眼を掛けるのなンて日常過ぎて、もう慣れた。)  …ええ、兄様の妹ですから。兄様を心配するのは当然の事。  (僅かに眼を細めて、微笑み浮かべ。健気な妹作戦実行中。兄の視線が周囲へ巡れば、チッ、と小さな舌打。ずっと見つめてくれれば良いのに。) [Tue 27 Oct 2009 22:40:46]
カーネル >  おやァ … 気付きませんでした。 (眼鏡の度が合わなくなったか、と眼鏡のフレームを軽く叩いて、軽い笑みを幾度もなく浮かべよう。わざとらしく、肩を竦めて見せる等お茶目に。) 転んだら、痛いじゃないですか―― … 其れ。 (其れは、妹の靴を人差し指で指した。見ていて危なっかしい。普段は別に危険を感じず、注意すらしないけれど。今みたいに急いだり走るのは流石に危な過ぎる。冷え切った様な双眸は、薄らと細めると微笑みが深まった。) その『危ない』から、市民の皆さんを守るのが―― …  自警団のお勤めです。 お分かりかな。 (首を傾げて、妹の眼差しを見詰める。眼鏡の橋を直そう。)(先程の踊り子は敢えて触れない。触れたら自宅中でも、ずっと話題の持ちきりにしそうだった。) ―― ふふッ 、  優しいですね。 (軽い笑みを浮かべた。其れは妹の私情に過ぎない。折った腰を戻して周囲へ視線を見遣った。) [Tue 27 Oct 2009 22:29:44]
スピカ > (毎日毎日怒られない限り後を付け回しているのだ。慣れるのも当然か。) (一瞥向ければ、後はこんな女に用は無いと云う様に、視線も意識も向けず。)  ――― ハッ、ふ、……ぅ、兄様ッ…!早ッ…、  (どんどん離れる距離に、速度を速めて追い付こうとするが躓きそうになる頻度も増す。元々体力の無い少女が息を切らして、立ち止りそうになったところで。)  ……兄様…、何の …ご冗談です ッ …か。  (立ち止り、振り返った兄。其の方まで、ヨロヨロと近付いて。)  ―――〜〜〜〜……。  (大きく息を吐いた。気付けば視線は近い位置に。)  兄様…、此処の…  見回りは―― …ハ、 ッ、 危ない と、…ッ…――。  (事件的にも、人間的にも。兄様が云う良い女というものも沢山居るし、此の場所は事件も多いと聞いた。)  心配で …、付いてきてしまい…、ました。  (はー、と最後に一度長く息を吐けば、大分落ち着いてくる。ちらり、上目遣いで兄を見た。) [Tue 27 Oct 2009 22:13:49]
カーネル > (感覚的に人一倍も鈍感だが、妹の行為は慣れ過ぎた。眼鏡が無くても、自然に避ける行為を身に付けた。其れがスルースキルであった。) ―――― …。 (得体の知れぬ視線を感じ取った踊り子は、キョトンっと戸惑いつつ視線をあちこちと巡らせるだろう。) …  ああ、 眠い。 (妹の独特な足音が、距離的に離れた気がしない。片手をポケットに突っ込んでは、規則の崩さない足取りで距離を引き離そうとする。ごく自然に気付かぬ振りを続けようとした。) ―― なんでしょうか? 迷子でもなりましたか? (距離が開いた時に、其の場で立ち止まれば振り返ろう。妹の姿を目にすれば、大胆な格好に微苦笑を零した。腰を折って、視線の高さを合わせて問い出そう。) [Tue 27 Oct 2009 22:01:11]
スピカ > (ぼんやりと眠そうな瞳に若干殺意を混めつつ、背を伸ばす兄へと抱き付く様に手を伸ばしたが、)  ―――――――…。  (歩き出されてしまッた。) (睨み付ける様に踊り子を一瞥し、振り返らず歩き始める兄の後ろを靴音鳴らして、付いていく。)  兄様、無視は酷いです。そろそろお仕事は終わりの時間じゃ無いですか。 …何処へお帰りになるのです?家とは反対の方向ですけども ―― 兄様ッ。  (兄が普通に歩くのならば、少女は少し早歩きだ。10センチの厚底靴で、時折躓きそうになりながらも、てッとらてッとら、付いていく。) [Tue 27 Oct 2009 21:50:17]
カーネル > ――― …? ( 兄様。見る目が有りませんね。 ) ―― 、 (聞き慣れた声。距離的に物凄い近い場所に居ると、判断を下せば嘆息を漏らそう。) … クスっ ♪ (向こう側の踊り子と視線が重なれば、片手で軽く振ってあげよう。唇の形で『良かった。また見に来る。』と告げる。踊り子に伝わるか確かで無いが。) さぁて 、 そろそろ  …お暇するとしましょうかねぇー。 (其の場で背を伸ばし、身体の疲れを解そうと。それが終われば、―― 妹の方へ振り向かず歩き出した。自宅とは反対の方向。自警団の方の道筋に歩き出す。) [Tue 27 Oct 2009 21:40:22]
スピカ > 自分が可愛いと解っている顔ですね。着てる服の素材も低級品ですし、゛魅せる゛為で無く、゛見せる゛為だけの衣装の様な気もします。…踊りも中の下といったところでしょうか。――兄様。見る目が有りませんね。  (貴方の真後ろから掛かる幼い少女の様な、舌ッ足らずの高い声。) (此処に警邏へ行く、とは事前に調査済み。歩く兄の後ろを見付からぬ様、人波に隠れて付けて来ていたけれど、下心満載の言葉を耳にすれば、声を掛けずにはいられないだろう。) (貴方が振り返れば、際どい丈のミニスカートにジャケットを着た、クマのリュックを背負う少女が眼に入る だろうか。) [Tue 27 Oct 2009 21:29:33]
お知らせ > スピカさんが来ました。 『 ( ――――― …。 ) 』 [Tue 27 Oct 2009 21:19:24]
カーネル > (異常が見られず、帰還決め付けたが――…気が変わった。) … まだ幼いけれど。 (将来が楽しみですね、と独り言で薄い笑みを浮かべる。自警団の制服を着用し、長い丈の白衣を羽織った青年。) ん、 ああ――  … 太股。 (踊り子の太股の付け根に視線を移動した。スリットの入った露出度の高い衣装。素材も素材で、踊り子の笑顔も元気で満たされていた。) … うん、 和みますよ。 (表情に何の変化も無いが、目の色が違った。目の保養になる、と下心が一杯だ。小さく頷けば、眼鏡の橋が落ちかけ、左手の突き立てた中指で押し上げる。) [Tue 27 Oct 2009 21:17:47]
カーネル > (目の前の光景は変わり映えしない、筈だった。大量に出現した、謎の蝶により次々と奇ッ怪な事件が発生し続ける。) 困りましたねぇ――…。 (喧騒が続く筈の日常も壊れ掛け、人々の表情に貼り付ける笑顔ですら忘れ去られている。今や黒き人が彷徨い始め、病院も自警団も聖教会も人手が足りなさ過ぎた。) … まっ 、 折角ですし。 (警邏の活動を繰り広げ、異常は見られず――。薄い笑みに細めた眼差し。その視線の先は、踊り子の連中だ。大通りの端側に立ち尽くし、向こう側の踊り子の連中がいた。) [Tue 27 Oct 2009 21:06:24]
お知らせ > カーネルさんが来ました。 『(嘆息を漏らせば、微笑へ移り変わる)』 [Tue 27 Oct 2009 20:55:31]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 [Tue 27 Oct 2009 00:12:51]
シャーリー > (楽器の変わりに止まない雨音でリズムを取ろう。冷たい冬の風と雨が晒した肌を遠慮なく打つ。人通りも疎らな雨の中でのソロステージ。その中で陽気に愉快に鬼は踊る。ヒラヒラとパシャパシャと)   (雨の中。傘を差さずに踊る人間がいてもいい。自由というのはそういう事だ) [Tue 27 Oct 2009 00:08:27]
シャーリー > (この街は何度駄目だと言われてきただろう。けれど此処はいつも必ずその危機を乗り越えてきた。だからきっと今回も大丈夫。絶望して歩みを止めるのも人ならば、それでも立ち上がり前へと進んでいくのも人なのだから) ――――あ、そうだ。 (私はふと思い付き、再び扉を開けてカフェの中へと戻る。傘を貸しましょうかとのマスターの気遣いに首を振って笑顔を向ける) いいよいいよ。それより上着預かってて!ボクちょっと外で踊ってくるからさ。 (脱いだ上着を押し付けて肌を晒した踊り子の格好になった女は路上へと飛び出した) ――――― (そして楽器も共に踊る人もいない。ひょっとしたら見る人もいない道のど真ん中の中、吸血鬼は一人舞い陽気に踊る) [Mon 26 Oct 2009 23:50:20]
シャーリー > (悲しさと苦しみが広がっている。病の影響を受けない黒人と先住民への風当たりは強くなり、親しい者を病で失った者は嘆き、あるいはその変わり果てた姿に絶望を覚える。この市にはただ負の連鎖が蔓延していた。) (ある者は逃げ出し、またある者は今度こそ終わりだと未来を悲観している) 違うよ。 (けどきっとそれは誤り)(私は席を立ち勘定を払ってカフェの扉を開けた。雨の勢いは相変わらずだ) まいったな。傘持ってきてないや。 (店の前で止む気配のない空を見上げて私は呟く) [Mon 26 Oct 2009 23:34:28]
シャーリー > (今日は他の楽団のバックで踊りを務める約束をしていた。しかし結果的にそれは向こうの一人が黒くなる病に侵されて流れてしまう。近頃はこの横丁にも活気は少しずつ減り、訪れる客も披露する芸人も徐々に少なくなってしまっている) (窓際の席で人が疎らになってきた通りを見つめて、物憂げな顔で溜め息を吐いた) [Mon 26 Oct 2009 23:22:10]
シャーリー > (また雨だ。雨期には何人の同胞が外に出られずに苦しむ事になるだろう。踊り子の格好に上着を羽織った青い髪の女は、カフェの一席で紅茶を口にする)(店の中に人は少ない。これだけの規模で病が広がると影響は何処にも出てきてしまう) [Mon 26 Oct 2009 23:11:21]
お知らせ > シャーリーさんが来ました。 『ああ。』 [Mon 26 Oct 2009 23:04:14]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『…………やらせて下さい。』 [Mon 26 Oct 2009 21:56:56]
カイン > ああ、いや、自分は――(自警活動がある。 そう思って、断ろうとしたのだが……口ごもる。 脳裏を過ぎるのは、ヘンドリックの事だ。 このままの安月給で、彼を延々と従えていくのは……。 いや、ヘンドリックは気にしないかもしれないが、自分は嫌だ。 自分に尽くしてくれる人間を、子供の駄賃か小遣い並みの給金を支払って良しとする、なんて)――――……わかりました。 [Mon 26 Oct 2009 21:56:50]
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