大聖堂 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > カインさんが退室されました。 『貴女との約束は、守るつもりだ。』 [Tue 27 Apr 2010 22:07:00]
カイン > (程なくして、戻ってきた修道士が「今日はいらっしゃらないようです」と教えてくれた。 まあ、仕方無い。元から約束さえしてなかったのだ。逢えれば良いと思っただけで。  頷いて、長椅子から立ち上がった)……………。 じゃあ、伝言だけ頼めるかな?(逢っても逢わなくても、私のやる事は決して変わらない。 ただ、伝えておくべきことがあったのだ)……これからやることの結果がどうなるかは、わからないが―― [Tue 27 Apr 2010 22:06:47]
カイン > (――色々と手は考えた。 奴を法の裁きの下に引きずり出すための方法を。 殺すしかないとツヤコは言った。 その通りだ。 殺すしかない。 だが、自分は「殺さない」という誓いを立てた。 それは、鉄仮面を被った『何か』が怪物にならない為の、枷だ)………だが、どうにも、これしかないらしい。(それが絶対に正しいとは言えないが、間違ってもいない筈だ。 奴が平々凡々とした「幸福」を得ている現状こそが間違っているのだから。 だから――「殺さずに殺す」のだ。 これしか無い)(いつの間にか、雨が降り出してきたらしい。 大聖堂の中に響く、水滴が屋根や路面を叩く音に、しばし耳を澄ませた。 雨は嫌いじゃあない) [Tue 27 Apr 2010 21:33:59]
カイン > (――目玉泥棒。 世間が忘れない、奴自身が悔やんでも、あるいは奴の関係者、アクセラレーターだとかいうトチ狂った吸血鬼が許したとしても。 自分だけは忘れないし、認めないし、許さない。 当たり前の話だ。 「幸せになりたいから」だとかいう理由で十人もの命を奪っておいて、それで看過されるのならば、もはや秩序や法律などあったものではない。 世間は私を狂人だというけれど、殺人鬼の下手な悲劇のヒロイン気取りな芝居を是とする社会が正気だとは、到底思えない。 自分の為すべき事を為す。 つまるところ、全てはそれだけだ)………………。(そうとも、と。 長椅子に背中を預け、聖母像の描かれたステンドグラスを見上げながら、呟く。 いつだってそうだ。 自分がやるしかなかった。 その事実は、何一つとして変わらない) [Tue 27 Apr 2010 21:16:29]
カイン > (大聖堂。 神が実在するか否かはともあれ、信じるに値する存在でない事は確かだという認識を持っている彼にとっては、そう用事のある場所ではない。 だが、此処にいる友人――と思っているのは此方だけかもしれないけれど――には、逢いたいと思う理由があった。 この青年が鉄仮面を被った怪人である――或いは、鉄仮面を被った怪人が青年である――ことを知っている人物。 以前、死霊術師の舘に挑んだ際に協力を得、また彼の行動方針に大きな影響を及ぼした少女。 即ち――聖女サンクトゥス)……それじゃあ、待たせてもらうよ。(取次ぎを頼んだ修道士が聖堂の奥へと駆けて行くのを見やり、彼は礼拝堂の長椅子へと腰をおろした。 連絡もせず、急な来訪だ。 いるかどうかもわからない。 ――だが、これからの行動を考えると、逢っておくべきだと思えたのだ) [Tue 27 Apr 2010 21:09:31]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――さて。』 [Tue 27 Apr 2010 21:04:49]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(――クリストよ、貴方ごときの妄言で、この私を欺けるものか、)』 [Mon 26 Apr 2010 17:25:05]
イェルマーレ > (さァ、役者の衣装を整えて。大事な小道具を良く磨いて、観客に気付かれないようにひそかに背景を転化させて。どうしようもなく胸が躍るステージの幕を開けにいこう“斬り裂きエルク”。この上なく忌まわしく比類なく高貴な存在たる我が絶対神に、深海と腐敗の王都から私の献身をご覧いただくために、)(バサリ、)(室内の闇を攪拌してカラスのように舞う衣服の裾。黒々と夜気を吸収する牧師服を身体にまとい、艶光る解剖刀を握りしめ、ワイヤーフレームの眼鏡を掛け直せば月光の筋が反射して、少年は修道士から殺人鬼へと変貌をとげる。良い目眩ましになッてくれていた一因子が消滅した今、気楽に“収集”を行える期間はまたも長くはなかろう。脳喰い某の他にも身に迫る危機は多々あると、街が我に帰る前に一部でも多くの“部品”を手に入れなければならない。いや、違う。実際はそゥ身構えるほど難解なことではないのだろう。周囲への信頼感、各環境の安定性、事前事後にわたる警戒度、今までのように要方面に子細に気をまわし手抜かりなく作業に及べば、どこから何が出て誰に小突かれる不安もあるまい。今夜は安心して出かけよう、)(少年は窓に手をかける間際、一瞬だけ寝台を振り返らン。全てが静止した白黒の風景はあたかも一枚の絵画のようにも見えた。)(白い目蓋を半分降ろして瞳を眇める。無意識に口元に持ち上がッた親指に少年は気が付かない、) ――…すべて、思い過ごしだ、(そゥ決定付けて前歯に爪をはさむ、ガチリと噛ンで窓の鍵を開こうか、) [Mon 26 Apr 2010 17:23:05]
イェルマーレ > (それにしてもヴェイトス市とは一難去ればまた一難と実に多忙な街だ。次から次へと緞帳が上がれば悲劇の幕に事欠かず、世情の目まぐるしさと言ッたら本当に油断も隙もない。最もその一難の端役に甘ンじる私の言えた義理ではないが、さて、)(―――“エイブラハムの絵画”、) ――…いや、気にするほどでもないか。私とした事が子供でも理解できる愚説を相手に、わざわざ理論立てて反証を掲げるなンて柄にもない、(唇を歪めて軽く首をふる。真実であるはずがない。展覧会は閉鎖されたというからもはや真実を確かめる術などないのだ。珍しく無益な時を過ごしたものだ、この私が。馬鹿馬鹿しい、ともう一度腹の中で反復して、いい加減にこの唾棄すべき議題を頭から追いやろう。シャ と音を立ててカーテンを閉め切り、清潔さだけが取り柄の寝台に歩み寄る。シーツを大きくめくり上げ、仕舞ッてあッた革鞄の柄を両手で握ッてズルリと引き出す。ベッドの上に投げ出してパチリと蓋を開ければ鈍くも神々しい刃の光が眩く瞳を射るだろう。頼もしい相棒よ、私の中で渦巻く杞憂を消し去ッておくれ、)(大小様々な形状をした解剖刀の並列を認めれば、桜色の口角が始めて満足そうに吊り上がらン。そゥだ、調子を取り戻せイェルマーレ=L=クリシュケン。蒙昧な者共が得手勝手に囁きかわす戯れ言など忘れてしまえ。世俗の妄評に惑わされている暇があるものか。私には私の舞台を開幕させる権利がある、) [Mon 26 Apr 2010 17:13:36]
イェルマーレ > ――…ソレが本当なら、何をおいても調査に行くンだがな…、実際噂が立ッたか立たないかの時期に、展覧会も中止になッたようだし……、(少年は独り言を繰りながら、薄汚れたカーテンをやや持ち上げて斜眼になる。故エイブラハム氏と言えば自分のような門外漢ですら、少しは名前に聞き覚えがある類なき天才画伯だッたはずだ。生前は衆人に注目こそされなかッたようだが彼ほど才覚を謳われた人間が渾身の筆を振るッて仕上げた絵画なら、ソレは作品が意思を持ッたと聞いてもそンなにおかしくはなかろう。この場合、ケェスにもよるがまま語り継がれる記録の多くが作者自身の霊魂の憑依であり、つまり“絵画”という物質に個々の生命体が生じる変異とは異なるからだ。真実と言うなら酸素から鉄金を精製するような話で正に空前絶後の事態である、)(だから事実無根の騒動に自身が踊らされていては我慢ならない。前例がないゆえに信憑性が薄く然したる根拠の見当たらない噂は、とどのつまり事実と受け取るに決定打たる確証がない。耳を傾けるだけ無価値と言うもので真に受けるのはもッと下らない。その手間でその時間でその瞬間で解明できる知識が微量でもあるじゃァないか。目的を達するためにはどれほど時を掛けようが一向に気にならないが、利益のない無駄足無駄骨くたびれ儲けは英知を探求する者にとッて許しがたい背徳行為だ。一日一秒の研鑽を侮る輩に輝かしい神秘を授かる明日はない、) [Mon 26 Apr 2010 17:02:10]
イェルマーレ > (だが我らが世にはもッと下らない風聞がある。忌々しげにもうひとつ嘆息を、) ――……“エイブラハムの絵画”か…、(フン と鼻を鳴らさンばかりの少年の口ぶりは、声に出した単語をかたくなに「妄評だ」と否定する。そもそも大衆とはその多くが見識量の割に自己を疑わない性質で形成されていて、とかく根拠の浅い噂に左右される存在なのだから仕様がない。ただ荒唐無稽を曰うのも割りきる分には大いに結構だがあまりの妄言・流言の声高ぶりに辟易すれば大概にしろとウンザリする。言うに事欠いて「絵画」の中に人間が取り込まれるだと? 「絵画」に妄執なり妄念なりが宿ッて人を引きずり込むようだと? あまつさえ引き入れられた人間が「絵画」の中で苦悶する様子が見られるだと?) ――…ちッ…、何の童話だ……、(甘やかなテノールバスが歌うように毒づく。窓から離れ枠組み近くの壁に背を預けながら、ユッタリと凭れた頬杖を腕組みの体勢に構え直さン。耳にするだに馬鹿げた話だ。恥ずかしげもなく語る方にも失笑を禁じえないが信じる方もどうかしている。第一紙面などと言う1cmの厚みもない平面体にどうやッて立像体、それも生きた人間を生態反応を残した状態で物理的固着化させたと言うのだ。仮に「絵画」の内部に描かれたとおりの第三世界が存在するとして、言わば空想の産物である画像背景に現実界の生命作用をどういう理屈で契合化させるのか、) [Mon 26 Apr 2010 16:50:09]
イェルマーレ > ――…たッた、1ヶ月かッ…、あンなに人目を奪う事件は稀だッたものを……、(“脳喰らい”などという面白味のない名称で浸透していたか、半月ほど前まで世間を賑わせていた怪異の話だ。自警団員たッての討伐依頼という華々しい鳴り物入りでデビューを飾ッたと思えば、予め段取りが取り決められていた消化試合のごとく淡泊に退治されてしまッたというからつまらない。せめて半年位は不滅の怪人でいて欲しいものだ。彼を遣わした神(ジュピター)も不本意な結末にさぞお嘆きでいらッしゃるだろうに!)(大聖堂の修道士寮では夜半過ぎからランプをともす習慣がそゥない。尊き唯一神と聖霊と子を崇めうやまう敬虔な信者達は、日付が変わる前に就寝し明朝と共に起床するライフサイクルを義務づけられ、当然のように無駄な夜更かしを嫌う傾向にあるからだ。だからこそ私がやりやすい事もある、)(少年は月光がすける窓際に華奢な身体をあずけ、眼鏡の奥から紫水晶色の瞳を流し眼にメインストリートを見下ろして嘆息する。近頃は街のダークサイドが消極的でいけない。たしかに無目的の悪目立ちは愚昧な行為だ。何を冒すであれ機を見るに敏に行動しなければどれほど手の込ンだ画策も水泡に帰す。特に犯罪者と称される人種が暗躍するには迅速に事を運ぶに当たッて、まず第一に大衆に溶け込む技術がなければ何事も成就は難しい、) [Mon 26 Apr 2010 16:40:08]
お知らせ > イェルマーレ@夜中さんが来ました。 『(例えば明晩24:00、自室で発した第一声は、) ――…下らない…ッ…、』 [Mon 26 Apr 2010 16:30:32]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Mon 26 Apr 2010 05:59:24]
ドライツェ > ――――――…………    失礼します。 [Mon 26 Apr 2010 05:59:20]
ドライツェ > ( 祓う対象を理解しようとするか、傲慢は捨てて全て神の御手に委ねるか ) [Mon 26 Apr 2010 05:59:04]
ドライツェ > ( 立ち上がり、その場を辞そうとしたところで ) …… ? ( 振り返る。 肩越しの視線を上司に当たる人物へ返し、 ) ……………………。 [Mon 26 Apr 2010 05:56:03]
ドライツェ > ( 三桁にも上ろう数の犠牲者を出した忌むべき犯人は単独犯だったと言う。 一人で三桁。 事件の規模から考えて複数による犯行だと考えていたから、…実際はシスターの話によれば多重高速詠唱を極めた瞬時複数召喚術の使い手だったらしいので、ある意味複数犯ではあったのだが ) 他には結局何にも出なかったんですよ。 複数犯によるものだと思い込んで無為に走り回って完全に後手を引きました。 ――…ええ。 そもそも一人で複数を相手取るだけの腕前がないのも事実なんですが、先入観で動いた私の手落ちです。 この反省と教訓は次回に。 ( 薄い報告書はすぐに読み終えたようだった。 短い言葉と共に受理され、教区に戻るよう指示された。 表向きはスラムの教会の代理管理人を務めている。 教会はもう開放されていてもおかしくない時間になっていた ) [Mon 26 Apr 2010 05:54:16]
ドライツェ > ( 実際仮面の脳味噌喰らいは口封じなどしなかったろう。 目撃者もまたあれの裁定基準を満たす知能の持ち主ならば話はまた変わってくるが、結局何故有識者ばかりを執拗なまでに狙ったのか、想像だけは逞しくできても語られない真実は誰にも知り得ない話だ。 ――もっとも仮にその内部思考を分かる形で聞けたとしても、だから何だとしか言えなかったろうけれど。 仮面の奥から向けられた視線から汲み取れた、肥大した自我への認識を徒に強くしただけだろう。 ――ぺらりと羊皮紙を捲る音がする。 その音をただ聞きながら窓の向こうの空を見た。 よく晴れた春の日差しの前触れが差し込む ) [Mon 26 Apr 2010 05:43:05]
ドライツェ > ( 内容は先日終結を見たと言う仮面の脳味噌喰らい事件を聖堂用に纏めたものだったが、大分遅れた割に内容は薄く、それだけに今更感が色濃く漂う。 ――何しろ自分は帰結の瞬間に立ち会わなかったので書きようもないのだが、学生でもあるまいし提出すればいいというものでも勿論なく、空気はどうにも重く苦い。 ) ――神出鬼没でしたから。 ( 言い訳ともなろう言葉は、そんなもの ) 一般に事件が公開された時点で『ゆうに二桁を下らない』数の被害者が出ていました。 それだけの数の人を殺め、誰一人として目撃者が挙がらなかった。 或いは目撃されたと思しき相手も片っ端から手にかけたのか――――失礼しました。 決着がついた事件とはいえあまりにも不謹慎でした。 [Mon 26 Apr 2010 05:37:35]
ドライツェ > ――…大分遅くなりましたが。 ( 一般の信者には解放されていない奥の間。 その机の上に束ねた羊皮紙をぱさりと置いた ) [Mon 26 Apr 2010 05:29:46]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( 束ねた羊皮紙 )』 [Mon 26 Apr 2010 05:28:20]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Sun 14 Mar 2010 02:45:18]
ドライツェ > ( それは遠いいつか、神の下僕たらんと決めた日から。 ――――「だから」全てはその為に ) …。 ( 一連の事件は「ただの」凶悪な殺人犯なのか、或いは己等退魔師の領域に関わってくるものなのか。 それを見極める為にも、準備は怠りなく整えておかなければならないだろう――――矢尻で抉られた痕が残る革表紙の聖典を指先で撫ぜて、もう一度術式の確認を ) [Sun 14 Mar 2010 02:45:10]
ドライツェ > ( 同じく大聖堂経由で話がいったであろう、暗黒街のシスター・ジャスティスは尼僧でおられるのだけれど、あの女性の行いは世間的には退魔師と看做して何の遜色もなかったんだろう。 ――ある意味、自分と逆に当たる ) …私が退魔師ですと名乗れるのは、ひとえに大聖堂が身柄を保証してくれるからに過ぎないのですよね。 実績らしきがあるわけでもないですし。 ――…もっとも、本当は我々のような仕事は暇であるに越した事はないんですけど。 ( 対外的な実績は要らない。 ただ、そう名乗るに足るだけの力は備えたいと思うし、備えなければならないと思う。 きっと、多分、そういう事だ ) [Sun 14 Mar 2010 02:37:39]
ドライツェ > ……まだ駆け出しなんですけどね。 [Sun 14 Mar 2010 02:27:09]
ドライツェ > ( ――自警団が大聖堂へはどのように説明したかまでは分からない。 分からないが、上層部はエクソシストの派遣を決めた。 その中のひとりが自分だったという話 ) [Sun 14 Mar 2010 02:26:17]
ドライツェ > ( 被害者の共通点は教育関係者や術者など、見識者と呼ばれる面々に何故か限られているらしい。 それも、割られた頭蓋の中身は「持ち去っている」のではなく「食している」との説が濃い、とか―― ) …傷めた部位と同じ器官を食することで薬と為す、のはどこの文化だったでしょうかね。 ( 一元的な物の見方が許されるならば、それは恐ろしく原始的な迷信であり、教義上それは啓かれるべきだと思う。 思うが、熊の胆が肝臓に効くのと脳を喰らって知能が向上するのとでは迷信にしても毛色が違う。 そんな気がする。 そも、犠牲者をわざわざ選んでいる時点で土着の民の迷信だとも考えにくい ) [Sun 14 Mar 2010 02:21:58]
ドライツェ > ( 説法台の上には試験管状の小瓶が数本置かれている。 その中に収められた無色透明の液体は、それこそが聖職者により清められたものだ。 ――特定の存在には毒となり害を為す水。 これまでは、例えば死霊が去った後の僅かな残滓を清める為に棺や辻に振りかけるだとか、その手の用途が多かった )( ――のだけれど ) ――…「今回は」どうなんでしょうね。 ( 呟きは殆ど息に等しい。 ――――そう、自警団から協力者の公募があったという脳味噌喰らいの一件は。 ) [Sun 14 Mar 2010 02:09:29]
ドライツェ > ( ステンドグラスが雪に翳る。 礼拝堂内部の灯火は時間が為かか細いものに抑えられ、一段とひっそりとして暗い。 3月も十日を過ぎてのこの雪が、最後のものとなるのかどうか。 ) ――――…。 ( ほう、と小さく息をつく。 しんと静まり返った礼拝堂に小さく小さく息が凝って、すぐに溶けて見えなくなった ) [Sun 14 Mar 2010 01:56:35]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 翳る )』 [Sun 14 Mar 2010 01:50:23]
お知らせ > イェルマーレ@昨夜さんが退室されました。 『――さァ、何から手を付けよう、か、(見てごらン、夢は、膨らむばかりだ、)』 [Thu 18 Feb 2010 16:50:07]
イェルマーレ@昨夜 > (いまさら邪魔してくれるなよ、向かい風、)(欠損の入ッたクリストの前でリスめいた仕草で首を傾げる。よく眺めればそッちの方がお似合いだ。これ見よがしな荊の冠より押しつけがましくなくッて実に趣味が良いじゃァないか。キュ ィ。唇と瞳だけを半月型に釣り上げン。) ――…大人しく、していて、下さいね。貴方も…、遥けき御園(ヴァルハラ)におわす大神(ジュピター)も…、(――く すッ、)(噛ンで含めるかの抑揚で、物いわぬ聖人に忠告するひとり芝居。無価値なやりとりに失笑が漏れる。少年は真顔に戻ッてカーキ色の裾引きをひるがえしながら残りの階を降り行こう。後ろ手にレンチを放り出すと ――ガラン。いずこの暗がりで鈍い響き。知らずうちに口元に上がる右手は、親指の爪をいつものように中節歯の間に挟み込まれる。噛み締めると、ギャ リと広がる味。錆と鉄と少量の亜鉛に似たソレが、今度は本物になッて口内に広がる。あァ、人間は何て簡単に血が、赤血球と白血球と血小板と脂肪と糖と無機塩と蛋白質と大量の水分の混合物が、出て来やすい生き物なンだろう。顔を傷付けても指を噛み切ッても脚をかすめても血液はたやすく顔を出す。)(子供らしさを留めた微笑がいびつに歪ンでく自覚。面ざしに黒々と影が落ちる。あァあの子の血液は、どンな色素をしているのかな。一刻も早くおいで、大事な大事な大事な“部品”。) [Thu 18 Feb 2010 16:48:05]
イェルマーレ@昨夜 > (ガチィ ン !)(唐突に振り上げたレンチに叩き付けられて、ありがたい聖者のありがたい脚部に亀裂が入る。散らばる旧い金属片。) ――…ほゥら、見なさい。何もできない。ふふッ…ははは、こンな子供相手に何もできない…、何 もできない くせに!! ――…あははははは、あーッッははははッ、ははははははは!! (少年は喉を反らして哄笑を張り上げる。どゥだ、どゥだ、どゥだ。私の勝ちだ。この私の勝利だ。思い知れ、無力で無責任で無気力なでくのぼうめ。私の悲願をさえぎる者はもはや何もない。この街で“作業”に取り組み始めた当初こそ、某かの手順か始末か不手際でも目立ッたせいだろうか、廃棄した死骸が人目に通ッて小煩わしく騒がれてこそいたが、近頃は自警団の巡回も甘くなッた。1月の始めにスラムに捨ててきた不必要な『部品』などは依然、発見もされてないと言うじゃァないか。うまい傾向だ。いまや運命の女神(ラケシス)は明確に私の味方ではないか。私は存分に己の知識と刃をふるう事が許されている。愚昧な民衆が崇めたてまつる鉄屑に救済の力などありはしない。気を付けるべき心がかりは何ひとつ存在しないンだ。) [Thu 18 Feb 2010 16:37:10]
イェルマーレ@昨夜 > あァ――…、でも、この前見掛けた、商業区の靴屋の娘(こ)も捨てがたいな…、非常に優秀な献体になりそうだ…、いや…、優秀を言うならスラムにいる花売りも…、少し幼すぎるが、あの皮膚の張りようは何物にも代え難い…、(夢は次々に興味深い画像を結ぶ。どう見積もッても13〜14といッた外見年齢にそぐわない成人的な男性の渋みが携わる囁きは、無人の礼拝堂を反響しながら空中にほどけて停滞していく。財力面にも人材面にも豊かなヴェイトス市は目移りに事欠かないから困り物だ。歌うような口調の中にも隠しきれない陶感が滲む。)(縁無し眼鏡のレンズの奥で薄光りする紫水晶色の瞳。す ゥ、と、視認不可能な独白の語尾を追うように流れて壇上にとどまる。ステンドグラスの中央部には、金属腐食を他にすれば何百年と立とうとモチーフに変化のないブロンズ製の聖者像が、神聖ながらも恨めしげな表情で十字架に張り付けになッている。くッ と喉の奥を震わせる嘲笑。立ち上がッて緩やかな歩調で接近せン。) ――…あなたも大変だ…、聖域で謳われる背徳を目の前にして、手も足も出せない象徴的聖遺物の役目を果たすことが仕事だなンて、気の毒な…、(ぺたン。白い手が蜘蛛のように聖者のすねを撫ぜる。磔刑をも乗り越えた彼が一体どンな気持ちがするものか、一つ訪ねてみたいものだ。) [Thu 18 Feb 2010 16:26:03]
イェルマーレ@昨夜 > (強いては事を仕損じるとは良く言ッた話で、段階で分別すればまだ交流を深めようと言う可愛らしい時期なのだから初期も初期に違いない。アリス=アンジェリカ=エインズワースは確かに童心の多くがそう形成されるに相応しく、余計な警戒心や猜疑心など持ち合わせがないように伺えるが、だからと言ッて一足跳びに距離を縮めようと画策するのは早急な結論だ。都合主義の展望や予測を主軸に置いて勇み足で策謀を練るせッかちな人間に大計は為せない。ユダはあれでいてクリストに背信するに最も効果的な機運を狙ッたつもりだろうが彼は詰めが甘かッた。後のち露見する計略など三流に過ぎない。) ――…私は違う。四方に盤石の布陣を踏まず、物事に着手した事なンて、一度もないさ…、(少年は階段の手摺に腰掛けてユックリと脚を組まン。光沢が上下へ流動するレンチをしげしげと眺めては気だるげに手首を廻す。近い未来に思考を馳せれば口角を綻ばさずにはいられない。骨盤・臓器の強健度・健康面は元より、あの娘は何より筋肉の付き方が素晴らしい。特に柔軟性に富む背柱起立筋、広背筋の鍛え方は年齢にして申し分がない。腹ばいにさせて縦に割り開けば、菱形筋から外腹斜筋まで鮮やかな筋がさぞ整然と並列していることだろう。待ち構えていよう瞬間に胸は高なる一方だ。) [Thu 18 Feb 2010 16:16:12]
イェルマーレ@昨夜 > ――…何と言う、簡単な手間だ…、(低音域のテノォルが呆れた調子を独白に含ンであえかな闇を振動させる。取り立てて人目をはばかる必要性など何もない。挙動不審を見咎められる懸念など、夜も更ければありがたい慣習が片付けてくれる問題点なのだから実に造作もないことだ。呆気なさに拍子も抜ける。大神(ジュピター)の徒は己の信仰心のみに傾向し過ぎていけない。皆が寝静まる深夜に不穏な輩が侵入を図り、不埒な計画を実行に移していたとするならどゥ対処を成そうと言うのだ。) (くつ ッ――、)(気の毒に。憫笑が洩れる。ヌラヌラと淫美に発光する月明かりを浴びて上品な風貌が桜色の唇に半円を描く。何事と言うでもない、単的にパイプオルガンを“本当に”人事不省に貶めただけの話だ。先日に置ける芸能横丁の話題に載せた“口から出任せ”を真実にすり替えたまでの勘定だ。たッた今朝まで不自由ない演奏を奏でていたオルガンの支障は、明日の礼拝ですぐにでも明らかになろう。コレで一手、ささやかな舞台の設置が整ッたと言う算段だ。) ――…だが、道程はまだ長いな、(左手で弄ぶレンチの先端を口元に上げて桃色の舌が軽く舐める。錆と鉄と少量の亜鉛。化合固体の成分は赤血球の塩気を味蕾に想起させる。) [Thu 18 Feb 2010 16:08:07]
イェルマーレ@昨夜 > ――…ふぅ…、こンな所かな…、(オルガンのスライダーから引き抜いたレンチを手首で軽く旋回させる。筋肉の強張ッた肩をレンチの先端で2、3度叩けば腰を上げようか。パイプオルガンの内構造は大層な外見の割に原始的だ。金属管を繋ぐボルトの数本も外して結合部の歯車を撓ませば事足りるだろう。薄い肩甲骨をそびやかすように斜に構えた姿勢で背を傾ける。)(万物を統べる大神(ジュピター)のお膝元、謹厳な戒律を厳守する修道士達の生活習慣は規律正しい。0:00時の点呼も終われば礼拝堂に人影など見当たらないのが通常の様式だ。だが燭台灯もあらかた落ちた薄闇色の堂内で、たしかに蠢いた細身のシルエットは真鍮色に艶光るパイプオルガンの傍らからスゥ と姿を晒し出そう。)(揺れる頭髪はオルガンの反射を受けて同じ色彩に淡く輝く。いささか乱れたソレを右手で掻き挙げながら階に足を踏み込ンだのは色白で細面の少年僧だ。ステンドグラスを透かす月光を背中に受け、修道衣の裾を引きながら穏やかな足取りで階段を降りて来るさまは、さながら聖者でも気取るような演出を装うふうに。非常に機嫌がいい。讃美歌のひとつでも歌いたい具合だ。)(――讃美歌が、忌まわしくも尊い邪神とその僕を讃えているならの話だが、) [Thu 18 Feb 2010 15:58:58]
お知らせ > イェルマーレ@昨夜さんが来ました。 『(――ガ キン、)』 [Thu 18 Feb 2010 15:50:09]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( 連絡先を控えて、とりあえず伝言も頼み、大聖堂を後にした。 )』 [Sun 10 Jan 2010 01:33:36]
会別理久 > ( 何かの縁か、私を救出してくれたのはシスター・ジャスティスで、その後瀕死のアザリーさんに会ったのだと思うと、何だかこちらは会わせる顔がないけれど。 もしもアザリーさんに何かあったら、彼女の最後がどんなだったかを伝えるのが約束で、体の状態が落ち着いたら、シスター・ジャスティスに会いに行くことになっていた。 ―――特殊な状況下、腐った脚をぶら下げたままでいたのに生きているという、生理学的にも異常な状態にあったため、当初は大聖堂で治療を受けていたのだけれど。 その時には時間が取れず… 今、アザリーさんの記憶があの頃と少しでも変わってしまっていないかと思うと、少し不安になる。 人の記憶はいい加減だ。 大切なことを省いたり、ありもしないことを付け加えてしまったり、そういうことが往々にしてある。 …そもそも、アザリーさんとお話した時間はそれほど長くなく、消耗しきっていたのもあって、正しく把握できていたかどうかも怪しい。 ) [Sun 10 Jan 2010 01:22:47]
会別理久 > ( もう四ヶ月になるか。 …たまたま立ち寄ったウォッシュベアーという地方村で、村人が動く死体と化し、まだ変化していない人間を襲って喰うという事件に巻き込まれた。 折り悪く土砂崩れで街道が閉鎖され、村に居合わせた者は脱出できず、救助も遅れ、生き残りは数えるほどだったという。 …そんな中、脚を喰われて動けない私を、助けてくれた人がいた。 その人も無事とは言い難い有様で。 足手まといを連れて行く余裕なんて無かったはずなのに、当たり前のように肩を貸してくれた。 途中ではぐれてしまったけれど、彼女がいなければ私が助かるなんてありえなかった話で。 …それなのに、彼女は殺されてしまったという。 ―――シスター・アザリアという彼女の… 上司というか、先生というか、暗黒街の教会で一緒だったというのが、シスター・ジャスティスだった。 ) [Sun 10 Jan 2010 00:59:43]
会別理久 > ( 大聖堂の事務室・受付。 母親らしいイエロティア女性に車椅子を押されて訪れた娘は、服や膝掛けに隠されていても、左腕と左脚を失っているのが一目で分かる。 …とはいえ、大聖堂の職員ともなると慣れたものか。 受付の修道士はごく自然な態度で用件を聞き、手紙を送っても良いが、こちらに伝言を残すこともできると教えてくれた。 …彼のことを直接は知らないけれど、ずいぶんすんなり話が通るところをみると、ジャスティスさんから話してあったか、こちらでお世話になった記録が残っているかしたのかもしれない。 ) [Sun 10 Jan 2010 00:30:41]
会別理久 > ( ―――彼女が暗黒街の教会に… 勤務? していることは知っている。 けれど、表通りの一般市民、それも車椅子の人間が訪ねるにはいささかハードルの高い土地で、まずは本部?の方にどうすれば会えるだろうかと問い合わせに来た。 …両親は、段取りはしてあげると言ってくれたけれど。 …もちろん、その方が両親の負担も少ないだろうけれど。 無理を言って、連れて来てもらっている。 ) [Sun 10 Jan 2010 00:24:39]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『 シスター・ジャスティスにお会いしたいのですが。 』 [Sun 10 Jan 2010 00:19:20]
お知らせ > アレックスさんが帰りました。 『 わたしは、ゆるされますでしょうか 』 [Fri 1 Jan 2010 03:58:54]
アレックス > ( 聖教会の聖剣のイメージを得て形作るのは まったく新しい 己だけの聖剣―― 如何なる吸血鬼をも滅ぼしうる、対吸血鬼の切り札となるであろう聖剣である。 それを手にする事ができれば、私は再び―― 頭を振る。 ) 違う・・・っ! ( 違う。違う。違う。そうじゃない。それはいけないことだ。いけない。許されないことだ。そうじゃない。わたしは、わたしは、わたしは ) 私は――・・・ ッ ( 声を絞り出し、唇を噛む。 違うのだ。 決して、己の欲望からそれを手にしてはならないのだ。 ひとのよのやすらかなよるをまもるために、よきことのために、よくぼうがためおおくのかなしみをうむじゃあくなふっかつをゆるさぬために。 )・・・・・・・・・ ッ! ・・・・・・ 神よ ( 跪き、組んだ両の掌を額に押し付ける。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:58:16]
アレックス > ( 度々頭痛を堪えているような素振りを見せていたセレニアの体調が悪化しているのが気がかりだ。無理せず療養してほしいと思う気持ちも強いが、今回の目的には彼女の詳細を把握する事も含まれている。 彼女の事を知ることが、彼女を不調から救う事につながればいいのだが―― )( そしてもうひとつの目的は、聖剣を訪ねる事。 かつて行われた聖剣戦争で勝ち残った二つの聖剣のうちの一振りである【聖典概念】カイオヴァスまたは【擬似聖典】Lost Oneを再びこの目にし、己の抱く聖剣のイメージを確かにするため、クリスティアを訪ね、その手引きを聖教会より選出された使い手であった聖女認定セレスティア様に無理を言ってお願いしたのである。 )――・・・  再び、この手に。( 聖剣を。 そう思うだけで・・・ この体の中に昂ぶるものがある。 それは強烈に残された聖剣戦争の痕跡。 万能感に包まれ、思うままに破壊の力を行使する悦び。 いけないことだと、どれだけ言い聞かせても、悔いていくら己を罰しても、決して消えない情念がこの身に深く根付いている。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:46:32]
アレックス > ( ほとんどの準備は終了しており、ルートも決まっている旅である。本日早朝にヴェイトス市を出発して街道を進み、衛星都市にあるパプテス教会を巡礼しながらクリスティアを目指す予定だ。 街道警備隊により街道の安全は守られており、宿は巡礼する教会を頼るため、無理な野宿をしなければ安全な旅と言える。 もともと修道している身であるため、一人分の荷物はそう多くもない。 紆余曲折あったものの盟友である豪天寺艶子と部下であるセレニアが旅の供を申し出てくれた。 何があっても心配はいらないだろう。 )・・・ すこし、厳重すぎる気もしますけれど。( ありがたいことだけれど私事の旅に、大層な護衛だと苦笑する。 旅の目的が私事であるから本来、一人で行うべき旅だと思う。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:19:59]
アレックス > ( 大聖堂は粛々と新年を迎え、救世主の洗礼を祝う公現祭に向けて緊張感が高まっている。そんな中、クリスティアへと出発することにした。 ヴェイトス市地方村で起こった凶事によって重軽傷を負った人々の容態も安定、蝶による奇病もほぼ完治に至り、中央病院での奉仕活動も打ち切られた。 今は落ち着いているものの、しばらくすればまた何かの事件が起こるだろう。 年が明け、仕切りなおすにはよい機会であるし、出発するのならば今だと思い至った。 自分が不在の間、何かが起こる可能性を考えると落ち着かないものがあるが、例え名が通っていたとしても自分一人の力など高が知れている。 抑止力を狙って吸血鬼撲滅のプロパガンダになっているが所詮、一人の人間でしかない。 身の程を弁えるべきだ。 ) [Fri 1 Jan 2010 03:02:09]
アレックス > ( 聖女認定セレスティア様との約束から、もうずいぶんと経ってしまった。ヴェイトス市の治安が不安定な事もあるが、なかなか機会を設けられずにずるずると予定が延びていた感は否めない。 吸血鬼によるものと思われる大きな事件は減少傾向にあるものの、昨年も様々な凶事がヴェイトス市に起こり、多くの人死にがあった―― 人々が安らかに眠れる夜を守ることを担う者として、その凶事を未然に防げなかった事は不甲斐ないとしか言いようがない。 己を責めた所で死んだ者は蘇らず、大切な者を失った悲しみは癒えることがない。 )―― 我々にできるのは、せめて安らかであるよう祈るばかり。( 呟いた声とともに、溜息が漏れた事に少し遅れて気がついた。 遠くで新年を祝う花火の音が聞こえ、顔を上げる。 大きな教示が立て続いて起こったが、ここ数ヶ月が穏やかであったことがせめてもの救いか。 人々はたくましい。 ) [Fri 1 Jan 2010 02:40:28]
お知らせ > アレックスさんが来ました。 『 巡礼 』 [Fri 1 Jan 2010 02:36:21]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( お気を付けてと見送る時には、聖女としての声であったろうから。)』 [Wed 25 Nov 2009 01:41:36]
サンク > ……私のこれも、希望なのかもしれませんけど…。( 全てでは無くとも、何かは残るだろう。残す事は出来るだろう。元々、その為に己は此処に居るようなものだ。 どれだけの事が出来るかなんて、どれだけの事が出来たかなんて。振り返るような事でも、思い煩うような事でも無い。そんな暇は無いと言えば、いっそ無鉄砲な前向きさ。 ――…だから。寂しいと思ってしまうのは。本当は傲慢なのだろうけど。) ……人では立ち向かえない。それでも、人でなくてはならない。 力では無く、種ですら無く、…ですわ。( ヒントは此処まで。そんな物言いで唇に人差し指を宛がえば、其処だけ見れば他愛ない子供の内緒話。 ――…救われたいのは、一体誰なのだろうか。そんな思考がふと、脳裏を掠めたのも。気のせいであれば良いことなのに。) ……その言葉が真実に出来れば、それはとても素敵な事。どうか、遍く祝福を。( それは願う事。偽りの仮面を真実に変える事では無く。だから、彼自身の望みとは、必ずしも重なり合わないのかもしれないが。) ――…楽しみにしておりますわ。( 緩く両手を胸の前で組み、見上げた所に伸ばされた手。 銀色の髪がくしゃりと撫でられて、暫しきょとんとした顔。) ……もう。( むー。拗ねたような顔は一瞬。) [Wed 25 Nov 2009 01:41:09]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――犯罪に挑むべく、青年は夜の街へと去って行った。』 [Wed 25 Nov 2009 01:25:07]
カイン > …………羨ましいね、それは。(後を任せられる誰か、何かの存在。 自分が斃れても、それで終わりにならないという確信。 自然と漏れた言葉には、羨望が混じっていた。 彼には其れがない。 スラムや暗黒街で犯罪と戦っている者は他にもいる。 治安を守るなら自警団だって同じだろう。 だが、アイゼンリッターは……たった独りしかいないのだ)答えが見つかれば、良いけどな。 ただ……人じゃあ、立ち向かえないような存在があるのも、事実ではあるさ。 どうしようもない、何かが……。(彼女の『宿題』に、微かに笑いながら、そう呟いた。 答えがすぐに出るとも思えない。 思えるわけがない。 だが、同時に、この活動を辞めるわけにもいかなかった。 自分が行動すれば1人は救えるかもしれないとわかってしまった以上は)努力してみるよ。 「もう大丈夫だ」なんて言葉は大嘘だけど――せめてクリスマスぐらいは、子供達に安心させてやりたい。本当の事を言ってやりたい。(アイゼンリッターの行動理由。 ちっぽけな嘘を、本当に変えたいのだ。 それが、到底不可能なことだとしても)……なら、次に逢った時に。 事件の顛末と一緒に、“この顔”の名前も教えるよ。(そう言って、彼女の頭に手を伸ばし、くしゃくしゃと撫でようとし――) [Wed 25 Nov 2009 01:24:52]
サンク > ……もしも、私が倒れても…『此処』は無くなりはしませんわ。( それは信教という形であり、役職という形でもある。理念と知識、信仰の形は受け継がれていくもの。無論、個人の資質や人格による個性や違いはあるとしてもだ。 一人の人間。それは尊い一であり、何事も最初に立ち上がろうとする意思が始まりだとしても。――…一が一の侭では限界があるのも確かなのだろう。 いっそ、酷な心配をしている自覚はあるから、それこそ眉も寄るのだが。) ……それが、人の手である事を望みます。怪物を倒すのは、何故…人でなくてはならないか。否、怪物を『倒す』のは、何故、何時だって『人間』なのか。 ――…ふふ。宿題と申してしまったら、意地悪かしら。( 代金に含めてといったら、尚更酷い気もするが。 対処療法を否定はしない。現に、先日までの災禍の中で取れた行動も、それらに違いなかったし。根源の解決にならないからといって、止める気はそれこそ無かった。少しでも、苦しむ人々を助けたいと願う事は間違いではない。 ――…其処に、禍負の偏りが入り交じってしまっている事を、未だ知らないけれど。) …考えてみれば、その日取りですわね。これまで少し怖い出来事が続きましたし、聖夜には心から祝えるように…催しなど企画出来れば良いですわ。( だから、その日が等しく人々の上に訪れるように、祝福を。椅子から立ち上がり、胸前で十字を切り。) 終わりましたら、お聞かせ下さいましな。 ――…嗚呼、困りましたわ。( 立ち上がる姿を見上げて、そ、と目許に笑み浮かべ。)   …流石に、あのお名前を此処で呼んでしまったら、驚かれてしまいそう。 [Wed 25 Nov 2009 01:16:48]
カイン > なら、何処が違うかは――聞いておきたいね。 ……今後の為にも。(神がやらないからこそ、人の手で。 勿論、ただ一人の人間に出来ることは限界があるけれど、やらなければ0だ。 行動すれば誰か一人でも救えるかもしれないとすれば、それは大きな差だろうと思う。 唇を噛み締める仕草を横目に見つつ、頷いて)結局、俺のやってる事は対処療法に過ぎないんだろう。 生えてくる雑草を、片っ端から引っこ抜いていくしかない。 ……それでも、やらないよりは良い。(――……筈なんだけどな。 その言葉は口にしなかった。 自分が唯一絶対の正解だとは思えない。 だが、間違ってはいないと信じている。 その矛盾は、常に青年を苦しめ続けている。 それは彼自身の性格に起因するものではあるし、彼が多くの犯罪と対面してきたからでもあるが……しいて理由をあげるとすればマガツヒだったから、だろう)四回に、一月……ちょうど、クリスマスまでか。 わかった。 頼りにさせて貰う。(敵がゾンビにせよ何にせよ、邪悪な存在である事には変わりない。 大聖堂の聖女による祝福が太刀打ちできないのであれば、もはや打つ手はあるまい)……じゃあ、俺はこれで行くよ。 まだ終わったわけじゃあないが、助かった。 ――ありがとう(シーバッグに布包みを収め、ゆっくりと立ち上がる) [Wed 25 Nov 2009 00:41:07]
サンク > 頼って下さる方がいらっしゃるのは、むしろ喜ばしい事ですもの。そうでなければ、私達がこうして力を受ける意味は無いのですから。 でも、違いと申しましたのは、其処ではありませんわ。( 奉じるもの、信じるものの違いではない。人の裁き、神の罰。一線上に置く事は無論しないが、違うと言ったのはもっと単純な事。だからこそ、きゅ、と唇を軽く噛んで。) いっそ根が同じであれば、引き抜いてしまえば勢いは失われますもの、ね。願望と言ってしまえば酷いですけれど。( それこそ、先に名を出した蔓の魔性の話では無いにしろ、だ。あの界隈から問題の根や種を全て排除するのは困難だとしても、溢れるものを看過し続ける訳にもいかないのだろう。身近に生きるものであれば尚更に。 奇しきも、演じる事を身につけているのは共通している事。必要とする仮面は一見全く違うものだが。 子供の姿をした聖女が何より騙さなくてはいけないのは、人ではなく神でもなく。だからこそ、祈る時だけは誰かの為にと唱えるのだけど。) 私は自ずから前線に出る事は殆ど出来ませんけど、その分…こうして誰かの助けにはなれればと思いますから。 ……未使用であれば一月程度。戦闘に耐えうるのは…規模にも拠りますけど、四度くらいは保つ筈ですわ。( 簡易聖別。元々、複数回の戦闘は余り考慮出来ない。それでも、元々この類の儀式やらにはそれなりに特化した身の聖別だ。効果は――あるだろう。) [Wed 25 Nov 2009 00:29:45]
カイン > まあ、ね。 全く同じであるわけはない――けど、立派だと思うよ、実際。……こうしてその力を借りに来てる奴が言うのも何だが、神という存在を信じ続けるってのは、簡単に出来ることじゃあない。(自分は信じることができないからこそ、犯罪に対して戦いを挑んでいるようなものだ。 神は街の何処で金が奪われ、人が殺され、犯されようと、関わってこない。 死後に裁かれるのだというけれど、ならば生者はどうすれば良いのだろうか)……恐らくは、関係あると思っている。 確証があるわけじゃあないし、殆ど勘みたいなものだけど。(ドラゴンパウダーが明確に此方を敵視したか、それとも賞金につられて動き出す輩が現れたか。 いずれにせよ、彼女のいう事は的を得ている。 自分とて此れでも本職の役者ではあるものの、その演技は――「人ではない何か」を演じることに特化しつつある。 観客を喜ばせる事こそが究極の目的であれども、その立ち振る舞いは悪漢を威圧し、怯えさせる事を意識している。 少女のように人を元気付けるの事は、できない)(――だから羨ましいと、少し思う)……確かに、危険だと判断したからこそ依頼したのは認めるけど、シスターのお墨付きなら、信用しないわけにはいかないな。 ――効き目はどれくらい続く?(片目を閉じる得意げな仕草に対し、此方は真剣な表情で頷きを返す。 敵は蔓の悪魔ほど強大な存在ではないだろうが、ヴェイトス市の平和がかかっている。 伝えられる情報は、頭に叩き込んでおかねば) [Wed 25 Nov 2009 00:07:30]
サンク > 恐らく、ですけど…違う部分がありますもの。私の身勝手な想像が、外れていて下されば幸いと思いますけど。( 昨夜、スラムであった事件については知らない。大小数多の小競り合いに隠れて、大きな被害の出なかった事件については埋もれてしまうのかもしれない。大小を論じるのも、本来は歪んでいるのだろうけれど。) 先日お話してらした事と、関係あるのかしら……。 …それにしても、いつもなさっておられるんですね。確かに、私も耳にした事はありますけれど。( 子供じみた悪戯っぽさで、軽く瞳を細めて見せて。それから一転して、真面目な面差しで小さく呟く。くるくると切り替わる表情は、意図的なものも多いのは確か。) それでも、貴方は無茶はなさるのでしょうけれど。そうでなければ、このようなお願い事でいらっしゃらなかったでしょう?( 包みを一度ぺちりと叩いてから、両手で持ち上げて差し出す。渡して、重みの遠ざかる手を軽く揺らし。) それは流石に、時間も費用もかかってしまいますもの。巧遅より拙速が必要な場合は御座いますし…。 ……効果は保証しておきますわ。蔓の悪魔が溢れた際にも、同じ事を致しましたもの。( 聖別された武器や、聖水が蔓の排除に効果があると分かった時。あの当時はそれこそ大回転だった。ぴ、と人差し指を立てて、色違いの目がウインクなぞ。) [Tue 24 Nov 2009 23:56:42]
カイン > その辺りは、此方も同じ――というと、怒られそうだな。(ただ、実際に犯罪で苦しんでいる人の事を思えば、自分が疲れるくらい問題にさえならない。 昨夜の女の子は、平穏な日々をあっさりと打ち砕かれてしまった。 それを思えば、だ)……参ったね、どうにも。 ――白状すると、実は少し忙しくなっている。 やっている事は、いつもと変わらないんだが(降参とばかりに、軽く両手をあげてみせる。 自分は、誰かが楽しそうにしているのを見るのが好きなのだと思う。 これがサンクの演技にしろ、素にしろ、こうして人を元気付けることができるのであれば、間違いなく彼女は聖職者に向いているに違いない)『お互い様』――かな。 まあ、お互いに無茶して潰れるわけにはいかないのは、本当だろうし。(やはり此れが素か、と。笑う少女を見て更に確信するのだが、それはさておき。 持ち上げられる布包みを、両手を伸ばして受け取ろうか)流石に永遠に、というのは期待してない――というと言葉が悪いか。俺には過ぎた祝福だろうし、連中と戦う間さえ続けば問題は無いよ。 助かる。 [Tue 24 Nov 2009 23:46:01]
サンク > 本当に大変なのは、私達を必要となさる方々ですもの。少しくらいで挫けてはいられませんわ。( 増えたものは弔いと、迷い出た魂への対応も。件の白黒の呪詛に侵されきった者は、結局――人には戻れなかったという話。ウォッシュベアーにおける災禍の中でも、動く屍と化したエクソシストや、救援救助に最後まで当たって命を落とした聖女も居たという話。悼みの感情は、瞬きの刹那に隠して。) うふふ。この顔色でいらしたという事は、その少しのお休みを削ってらっしゃると推測しますわー。( 実際、予備動作からして見え見えなのだから、その気になれば避けるのもあしらうのも簡単な一撃には違いない。命中とばかりにぴこぴこ指を揺らして、してやったりと深まる笑み。) ええ。言うなれば――『お互い様』?( きゃらりと笑う声は子供じみた代物だが、言葉の方は結構に悪辣かもしれない。ふう、と一息吐いて膝立ちから腰を下ろす姿勢に戻して、傍らに置いていた包み――白い布に包まれたそれを、よいしょ、と気合い入れて持ち上げて。) 此方になりますわ。簡易聖別ですから、永続とは参りませんけど。魔を退ける為の祝福を。 [Tue 24 Nov 2009 23:36:25]
カイン > ああ――確かに、多かったか。 ご苦労様、と言うべきかどうかはわからないけど。(ウォッシュベアーに、黒白の蝶に。 死者が多く出る、大惨事だった。 そりゃあ当然、教会の方も忙しくなるだろう。 聞くところによれば、大聖堂所属のエクソシストも何人か殉死したと言うし)まあ、俺の事は心配しなくて良いよ。 ……少し休めば、元気にな痛ッ!?(そう言って彼女を安心させようとした次の瞬間、額を弾かれて声を上げた。 油断していた――というのが端的にいえば正しいところか。 それと集中力が欠けている。 弾かれた場所を軽く押さえつつ、なんとなく――先日逢った際の聖女然とした姿ではなく、こういった事をする方が素なのではないか、と思う)……まあ、君がそう言うなら、そういう事にしておくよ。(そして苦笑交じりに――しかし自然な――笑みを浮かべて、頷いた。 彼女の楽しげな表情に、心が少し軽くなるのを感じる。 どうにも意識して明るく振舞う事が苦手な自分だ。 純粋に、助けられたという気持ちもある)じゃあ早速で悪いけど、本題に入ろうか。 頼んでいた品は、どうなった? [Tue 24 Nov 2009 23:18:59]
サンク > 此処の所、此方でこなさなくてはならないお仕事が多いから、私の所に回ってくる案件も多いだけですわ。…その意味では、いつもの事と仰ってしまう貴方の方が心配になってしまうのですけど。( 長椅子に腰掛けた姿を暫しじぃ、と見上げ。蹲り気味だった姿勢から背筋を伸ばして、抱え込んでいたものを一度傍らに置き。もそもそ膝立ち。) ――……えい。( それで漸くちゃんと届く距離。空いた手をするりと相手の目の前辺りまで掲げて、ぴーんと額を弾かんとする指先。所謂デコピン。所謂も何も、それ以外の何物でも無いが。) 無理までは致しておりませんから、ご安心下さいな。そんな顔で仰られたら、何だか逆に申し訳なくなってしまいますもの。( 概ね嘘吐きの自覚はある。まあ、大概の場合何かある前に、ちゃんと体力の電池切れでぶっ倒れるというだけの話だが。 浮かべて見せるのは、くすりと悪戯っぽい笑みの色。) [Tue 24 Nov 2009 23:07:40]
カイン > ……いや、此方はいつもの事だから、気にしなくて良い。 それより、君の方が心配だ。(少女の言葉にそう答えながら、礼拝堂の中へと足を踏み入れていく。 サンクの隣、長椅子へと腰をおろし、小さく溜息を吐いた)(『アイゼンリッター』の劇を見ていたような子供が、幼い子供に対して躊躇無く暴力を振るい、その人生を踏みにじり、後悔さえしない。 以前にも遭遇したことだ。 シェルとかいう、劇を見に来ていた少年が、権力にあかせて少女を暴行しようとした。 ……もう慣れた、が。 心が軋む事に変わりは無い)(とはいえ、自分がくたびれ果てるのは別に構わない。自分で選んだ道だ。 だが、自分の頼みのせいで彼女が身体でも壊したりしたら、それこそ本末転倒だ。 首を傾げて、サンクの顔を見やる)……俺の頼みのせいで無理をさせたなら、すまなかった。 [Tue 24 Nov 2009 22:56:07]
サンク > ( 脳裏に浮かんだのは決して一人では無い。最近出会った顔もあれば、暫く会ってない人もいる。一段落ついたら、旧交でも温めに行くか。寒くなってきた昨今の名物的に屋台にでもまた潜り込むか。聖堂内にいて尚胡乱な思考は、疲労の蓄積もあっての事と自覚しているだけに始末が悪い。はふー、大きく息を吐く。取り合えず切り替え切り替え――。) ( 一見すれば単純に伏しているだけの癖に、脳内がやたら錯綜しているのはさておき。扉の開く音に、ゆっくりと顔を上げる。途端、軽くなれど眉が跳ねたのは、己とて決して良い顔色もしていなかろうが、それと同等か、否。それにも増して伺える疲労の様子に。) ……ご機嫌よう、よりは。何だかお疲れ様と言ってみたくなってしまいますわ、ね。 [Tue 24 Nov 2009 22:48:06]
カイン > (と言うのであれば、こちらの青年とて大差は無い。 スラム街で遭遇した強盗団との対決は、明け方近くまでかかってしまった。 そして眠る暇などないままに「カイン」としての一日が幕を開ける。 ――無論、一日や二日の徹夜で倒れるほど柔じゃないが、疲労は蓄積される。 ……ましてや、連中が“鉄仮面”を被っていたとなれば、精神的な疲れも大きかった)(約束された二日後の今夜、そんな状態の青年は、やはりロングコートを着込み、シーバッグを片手に、礼拝堂の扉を押し開いた) [Tue 24 Nov 2009 22:42:32]
お知らせ > カインさんが来ました。 『(――疲労困憊)』 [Tue 24 Nov 2009 22:39:09]
サンク > ( 別に返事がなくても屍では無い。無いったら無い。人気の退いた礼拝席の片隅で、何かを抱えてべっしゃりと突っ伏し状態。席の上ならば、せめて蹲ると言うべきか。) ……おのれ激務……。( うーふーふー。後もう少しおどろおどろしかったら、うっかり呪いの言葉になりそうな呟きな辺り、何かと激しい。主に精神的な色々が。 昨今続く災難、災厄に関わる事項、否応無く増す葬儀や、その関連の執務の合間を縫っての聖別儀式。正直色々無茶やってるとは思うが、しかし。) ……私より無茶な方もおられますし、ね。( 比べるなという話かもしれないが。基準的に。) [Tue 24 Nov 2009 22:36:56]
お知らせ > サンクさんが来ました。 『( ※礼拝堂にいる )』 [Tue 24 Nov 2009 22:33:49]
お知らせ > サンクさんが退室されました。 『( グローブを抱えて懺悔室から出て来る時には、もう常の聖女としての顔であったから。)』 [Sun 22 Nov 2009 03:12:38]
サンク > ――……嗚呼。( 緞帳に隔てられ、掌で覆い隠したものを誰も知らない。どんな表情を浮かべていたのか。掌の下で紡がれた言葉が何であったのか。) [Sun 22 Nov 2009 03:11:37]
サンク > ならば私は願いましょう。貴方の望む道に光がありますように。 …傷付いた時に、省みる先がありますように。( 正しいだけでは正しくない。救われるだけでは救えない。無力を噛み締める事には慣れていて、だからこそ余計な事を口にしているんだろう。 ――…救いを願うのは、彼が為。彼が救おうとする人々が為。怪物は心の鏡なのだから。) ――…悪魔と死体に導かれる救いの道も、困った者だとは思いますわ。万が一の可能性だとしても。 ……お一人で立ち向かおうとは、極力なさらないで下さいな。( 出来るならば、専門の者へと助力を請うようにと添えて。 ――…それ自体が特別な意味は無かった。強いて言うならば、己が直接出られなかった時の為、言付けの為に必要になるだろうと思っての問いかけだ。しかし、返ってきた答えはと言えば。) ――……。( 息を呑んだと言うよりは、単純に絶句の類だろう。聞いた事はある。それは元となった演劇のタイトルロールであり、流言の類で――。) [Sun 22 Nov 2009 03:09:34]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――――アイゼンリッター。』 [Sun 22 Nov 2009 02:59:42]
カイン > だからこそ、できる限りの事をするだけだよ。(手を抜けば、それで傷つく人がいるだろう。人生を踏み躙られる者が必ず出てくる。 たとえ今、他者から疎まれようとも……一人でも救えるのならば、それで良いのだと思う。 最終的に、いずれ怪物になろうとも、だ)いずれにせよ、連中が何かを企んでいるのは事実――だろうからな。 少なくとも……それがヴェイトス市に暮らす人々の為になることだとは、思えないよ。(子供だから、というのが――無いといえば嘘になる。 鉄仮面を被って活動を始めた、一番の理由。 最初の記憶。 それは――自分が、ついてしまった嘘だ。 舞台を見に来た子供に。 そして……初めて鉄仮面を被って犯罪者と相対した晩、攫われた少女に告げた言葉。 アイゼンリッターがいるから大丈夫だと。 故に……席を立つ間際、名を請うた彼女、サンクトゥスにも嘘を吐く。 それを真実にする為に) [Sun 22 Nov 2009 02:59:29]
サンク > ……絶対の最強など、存在はしませんのに。 それが良きものであれ、悪しきものであれ。( 十字を切る。そう、そんなものは存在しない。それが怪物であれ、ヒトであれ。称するものも、抗するものも、何処か幻想じみた現実だ。対抗する為に人ならざりしものたるを纏うなら、それは何処か深淵を覗き込む行為にも似ている。 ――…懸念であれと願う事であれど。) あの時も、大きな災禍となりました。…繰り返される事は、望みません。事前に食い止める事が出来れば、それが最善ではありましょう。( 子供の顔を利用した狡い手口だとは、自覚している。それをおくびにも出さない程度には、板に付いているのも事実でどうしようもないが。) ――…ええ。サンクトゥスの名において、仕上げておきましょう。もしも私が不在の折にも、渡せるようにはしておきますので……。 ……お名前を頂けます? [Sun 22 Nov 2009 02:52:30]
カイン > 恐怖は武器になる事もある。……この街には、自分が絶対に最強だと思っているような、馬鹿げた怪物が多すぎる。(故に、だからこそ。 鉄仮面を被る理由の一端が此処にあった。 ただの人間をやつらは恐れないのだ。 怪物を倒すのは常に人だと物語られてはいるが、怪物に対抗するには、人ではない『何か』になる必要がある。 そう信じるが故に)……まだ、可能性だから、何ともいえない。 ただ……その『お願い』に関しては、わかった、と言わせて貰うよ。(それはつまり、端的に言えば『死ぬな』という事と同義だろうとも思う。 わかっているからこそ、頷き、応じた。 自分がしくじった時の事は考えておくべきだろうが、最初から死ぬ気で行動するつもりはない。 勝利する為には、いかに戦うべきか。 それを考えてからだ)…………これで、一先ずは俺の話は終わりだ。 じゃあ、2日――だったね。 それくらいに、受け取りに来るよ。 [Sun 22 Nov 2009 02:42:52]
サンク > ――……畏れられては、哀しい事…ですもの。( 緞帳の向こうの彼と、スラムや暗黒街に出没するという鉄仮面――かつて芸能横町のタイトルロールであったその名を結びつける事は、この場では出来ない。只、感じたのは危うさと寂寥。 間違いでなくとも、正しくても。正しいだけでは正しくないのも知っている。 ――…恐らく、そんな事はこの場の二人とも分かっているのだろうけれど。) ……蔓の悪魔。 …まさか、もう一度その名を聞く事になろうとは思いませんでした。( 息を呑むような沈黙の後、発した声は幼さは残せど堅い。ぎ、と奥歯を噛み締めたのは、緞帳の向こうでの事だが。) ――…奇妙な事ですわ。その、蔓の悪魔との決戦の折にも、こうして武具の聖別を頼まれましたの。 ……無料奉仕とは申せませんけれど、寄進は後程でも宜しいですわ。代わりに、( 一を特別にする訳にはいかぬが故の物言いだが。差し出されたグローブは無骨で、このような形で見れば、やはり立ち向かおうとするのは彼自身なのだろう。) 解決したら、教えて下さいましな。顛末を。 ――…これでは、個人的なお願い以外の何でも無いですわ、ね。 [Sun 22 Nov 2009 02:36:31]
カイン > お言葉だけ、ありがたく受け取っておくよ。(狂人扱いされるか、厄介者扱いされるか。そのどちらかばかりだ。 最近になってようやっと、こうして誰かを頼ってはいるものの……。 ただ、それでも間違ったことはしていないと信じている。 自分がいなければ救えなかった人がいる。 自分がいれば助かる人がいる。 それが自分『でなければ』ダメだとは思わないが……)暗黒街だけで済めば、まだマシだ。 蔓の悪魔と関わっている可能性もある。――あくまで可能性だが。 ……そのお願いが、自分に可能なことならば。(頷き、緞帳越しに此方も視線を向ける。 2日――まあ、調度良いくらいか。 『火』を準備しなければならないし、すぐに突入するわけでもない。 急ぐ必要はあるだろうが……) [Sun 22 Nov 2009 02:19:59]
サンク > ――…私が言うべき事では無いかもしれません。けれど、……守るも背負うも、一人で成すべき事では無いのです。それが、誰かの為であるのであれば、尚更に。( 緞帳の向こう側で眼差しを伏せ、胸中にて抱えるのは漠然とした危うさ。声音は先よりもはっきりとした寂寥の欠片を含みながら、微かに息を落とし。) ……それが可能であれば、ですけれど…余り、正面から全てを討とう等とは考えない方が懸命です。……ウォッシュベアーの二の舞になると申せば、二重の意味で酷くはありましょうけれど。 ――…助力を欲する手に出来得る限り応えたいとは、私も。…私達も。 そうですね――…お願いを聞いて頂けるのであれば、二日程で。( 未だ取り扱う儀式、弔い。その他、様々な仕事は多い。その中で儀式の準備を整えて。最短でやはり二日か。 差し出されたグローブへと、そ、と指先を触れさせながら。緞帳越し、視線は――直には合いはしないだろうが、見据える気配は伝わるだろうか。) [Sun 22 Nov 2009 02:15:34]
カイン > 彼らを否定も批判もしていないさ。 感謝もしている。(ただ、彼らがやらないなら自分がやるだけだ、と。 それだけを青年は答えた。 聖女の呟きに、青年もまた頷くのが伝わるだろうか? いずれにせよ推測。 連中の動機も、計画も、未だにわからない。 それを調べるのはこれから先だ)戦い方については此れから考えるさ。 とはいえ……頼めるのなら、有難い。 連中がいつ動き出すかはわからないから急いで欲しいが……。(すぐに出来るような類の事ではないとわかっているが、頼んで引き受けてくれるとも思っていなかった。 有難いことだと、心の底から思う)……なら、頼めるかな。 此れを――(そう言って、衝立の隙間から向こう側へ。 一組のグローブが差し出される) [Sun 22 Nov 2009 01:58:00]
サンク > ――…それを、誰より歯痒く思うのは。( ふつりと切れる言葉は、その先の答えを明示しない。緞帳越しの声音が含むのは、僅かな寂寥だけ。) ……それなりに広域で動く事は出来なくは無い、けれど…他の組織や業者に対して、全般と手を回しきれる程大きくも無いといった所、ですか…。台頭の為か、それとも…そもそもが別種の目的の為か。( 呟きは推測でしかない。自分でもその自覚はあるから、一度口を噤んで。) どのような類の術かにも拠りますけれど…死体を材料として『造られる』リビングデッドであれば、一般的には…然程知性は高くないので。地理条件にもよりますけれど、穴にでも落として燃やして差し上げるのが、手っ取り早いのかもしれませんけど……。 ……数で圧されれば、まず…単独でどうにかなるものでは御座いませんから。( 只でさえ単独で複数を相手にすれば不利となるのに、動く死者が相手では相手が苦痛や恐怖に怯む事も、疲労する事も無いのだから。) ……聖別、ですか。( 緞帳の向こうから何か物音が聞こえた。頼まれるであろう事は、この流れからすれば予測の範囲内。少し考えてから。) ……お預かりする事は出来ますけれど、今この場で直ぐに…とは。 [Sun 22 Nov 2009 01:53:14]
カイン > 犯罪は、いつも起きている。 自警団は、関わろうとしないけどな。(批判をしているわけじゃあない。 居住区の治安が保たれているのは彼らのお陰だ。 それは純然たる事実。 だが、それでも、と思ってしまうのも……仕方の無い事だろう。 暗黒街やスラムにも普通に暮らしている人はいるし、あの区画だってヴェイトス市だろうに)ああ。組織の仕業だ。……武器の聖別に――火。 術者を絶つのは、まぁ、手っ取り早いか。 ……なら、そうだなぁ……(ややあって、何かガサゴソと荷物を探る音が貴女の耳に聞こえるだろう。 鉄仮面の治まっているシーバッグの中から引っ張り出すのは、見かけによらずズッシリと重い、砂鉄の入ったグローブだ)……その聖別とやらは、今ここでお願いすることが? [Sun 22 Nov 2009 01:43:13]
サンク > ――……あの辺りがきな臭いのは、今に始まった事ではありませんけれど……。( 死体を回収する専門業者がいるというのも凄い話だが、あの界隈ならあるだろう、と思える事ではある。問題は――…。) 個人、単独の仕業…ではなさそうですわね。( ぽつり、呟きは思索の欠片。声量は決して大きく無いが、この沈黙の最中であれば聞き取るのは難しくも無いだろう。 暗黒街に直に手出しする術は少ないが、聞いてしまって安穏と看過する事もし難い。ちり、とこめかみに微かな痛み。) ――…そうですわね。聖属が有効なのであれば、武器の聖別という術はあります。後は……場所によって取り扱いは難しいですけれど、死者が相手であれば、火は有効かとは。 ――…有り体ですけれど、術者がいるのであれば、其方を断つのが一番、ではあるのですけど…。( そうさせない為に、護衛なり、それこそ死者の護りで堅めはするだろうから、ほぅ、と吐息。) [Sun 22 Nov 2009 01:35:34]
カイン > まだ、連中が何を企んでいるかはわからない。 ただ、本来なら業者に回収されるべき死体が、路上から消え失せている。 ――死体を大量発注した人物の話も聞いた。 ……まだ証拠は無いし、暗黒街だから、自警団も動けないだろうが……(つまり、現状は――知っている者が行動し、阻止するより他に手段は無いという事だ。 危険な話なのは理解している。 だからこそ、懺悔室での告解と言う形を選んだ。 彼女は――きっと、この会話の事を忘れないだろう。 カインとアイゼンリッターを繋げてもらっては困るけれど、あえて印象に残るように振舞っている。 であれば、自分が斃れても、きっと誰かが対抗策を練ってくれる筈だ)そう。 立ち向かう術が欲しい。 ……聖水をぶちまけるだけでも効果はあるんだろうけど。 やっぱり、それだけじゃ心許無くてね。 [Sun 22 Nov 2009 01:20:54]
サンク > ( どちらも災禍と言うに相応しい被害と犠牲を出した痛ましい事件。多数の犠牲の中に、目の前の青年の知己も含まれていたのだろうか。思索は泡沫、今は考えても詮無い事と、口に出す事は無い。実際には、それとは違う理由である可能性も高い訳で。) ( 懺悔室の扉を閉じれば、声が早々外に漏れる事も無い。むしろ、防音そのものと言うよりは、罪を聞き届けるは神の御前のみという、その概念の賜物かもしれないが。互い、顔や姿の見えない位置で、緞帳越しに着席する気配は伝わったか。 ――…黙して話を聞く。) ……暗黒街で、ゾンビ……ですか。人為的……。それは。( きゅ、ときつく眉を顰める。正直、危うい話だと感じはする。正誤どちらであったとしてもだ。) ……人為。それに、立ち向かう為の術を…お探しで? [Sun 22 Nov 2009 01:13:39]
カイン > (自警行為に従事する青年にとって、あれらの事件に対して何もできなかったことは、歯痒い記憶として残っている。 ウォッシュベアー村に関してはまるで手が出せず、白黒の蝶も、幾人かの患者を取り押さえて病院に送るのが関の山。 ただ、其処にあるのは使命感や義務感であって、復讐心ではない。 ――怒りや憎悪はあっても、恨みは無い。 其処まで感情を露にするわけでもないのだけど……)(小さな狭い部屋。 人が心の内を吐露する場。 秘密が護られる場。 自分にとっては必要な場所が、殆どそろっているわけだ。 椅子に腰を下ろし、緞帳の向こう側で彼女が座るのを待ち……それから口を開いた)……正直、何から話せば良いのかはわからんだが…………暗黒街で、ゾンビが大量に発生するかもしれない。 それも呪いだとか何だとかではなくて、人為的に、計画的に。 [Sun 22 Nov 2009 00:54:47]
サンク > ――…リビングデッド。動く死者、歩く死体……。慣れぬ方が対峙なさるには、危険と申すべき所、なのでしょうけれど……。( 諫めると言うには力の足りない声音は、恐らく只の呟き。 確かに昨今、物騒な奇禍が続いていた。動く死体から食人鬼を連想するのであれば、ウォッシュベアーの災禍が記憶に新しい。一瞬、復讐という言葉が脳裏にちらつくも、それは直ぐに振り切った。あの村はもう閉鎖されている。内部で繁殖していたという禍も、最早朽ちているだろう。) ――…承知しました。では、此方へ。( 思索を一度打ち切り、礼拝席を立つ。立つと言うよりは、降りるといったような態。礼拝堂の出入り口の方へ爪先を向け、此方へどうぞと示す――。礼拝堂から少し奥まった場所に、小さな懺悔室がある。当直の神父様が詰めていないのを確認してから、微かに軋む扉を開く。聖堂の中の小さな密室。秘を黙する場所。) [Sun 22 Nov 2009 00:48:10]
カイン > そう、動く死体。 ゾンビだとか、その手の類で――……。(礼拝用の長椅子に腰を下ろしながら、少女の言葉に頷いて答える。 奇異な質問ではあるだろう。 少なくとも平凡な一市民が聞くような事柄ではない。 昨今、ウォッシュベアー村の惨劇や、ヴェイトス市内の白黒蝶事件が記憶に新しいとはいえ。 だからこそ、シスターの疑問に対して、一瞬の間があった。 取り繕うことはできるだろうけれど、自分が“失敗した”時の事を考えれば……伝えておくべきかもしれない)……答えるのは吝かじゃ無いんだが。 やっぱり、懺悔室の方を借りても良いかな? [Sun 22 Nov 2009 00:30:20]
サンク > お望みであれば、場所を移すのはやぶさかではありませんけれど……。( 此処で良いと言われれば、くるりと一頻り周囲を見渡す。他の者の勤めは、現在別の場所で行われている様子。ご希望の時は仰って下さいと言い添えて、どうぞ、と近くの礼拝席を勧め。) ――…死者に対抗出来る術……です、か? 動く死体……。( 口にされた言葉を反復して、色違いの青が数度瞬く。口元に指先を宛がい、暫し考えるような面持ちで。) ……何故、そのような――…とお聞きしても?余り、尋常なお話ではありませんわ。( ス、と上げた顔は困った風でも無く、むしろ浮かぶのは純粋な疑問符か。一見の印象からすれば、荒事専門といった風でも無い青年が口にするには、物騒と言うよりは、意外な部類だったからかもしれず。) [Sun 22 Nov 2009 00:23:42]
カイン > あー……むしろ懺悔室の方が良いのかもしれないが。 まぁ、此処で良いかな。(一瞬考えた後、小さく首を横に振って、そう答える。 隠匿するべき内容かとも思うのだが、聖職者という存在が口の軽い者でないという話を信じるならば、礼拝堂でも充分だろう。 それに、其処まで深く踏み入った話をする気も無いのだし。 唯一の懸念は、彼女の年齢だが……今の物言いから察するに、自分にできない事はきちんと認められる性質なのだろう。 ならば、と頷いた)……死者に対抗できる術、というのが知りたくてね。 ああ、死霊とか吸血鬼という意味じゃなくて――……動く死体とかの類なんだけれど。(勿論、熟練した聖職者なら教典を唱えるだけで祓えるのだろうが、生憎と自分は其処まで信心深くはない。 此れから大群を相手取るかもしれないというのに、聖水だけでは頼りないのが現状だ)  [Sun 22 Nov 2009 00:14:45]
サンク > ( 外観や衣服に何か際立った特徴がある訳では無い。片手のバッグは少し出かけると言うには大仰かもしれないが、際立った凶器でも取り出され無い限り、詰問するような事でもない。只、標準からすれば大分鍛え込んでいるのであろう体格が軽く目を惹く。比べるべくもないが、数秒ほど己の手をじっと見た事に他意は無い。無いったら無い。さておき。) 懺悔室でしたら、あちら――…と申すところですけれど、その用向きでも無いようですわね。( 外見的な特徴を総合すれば、シスターで間違いないだろう。緩やかに目許細めて笑み浮かべた顔が、些か幼すぎるのを除けばだが。) ……祈りとは、代償ではありませんから。 私でお答え出来る事か、お応え出来る事かは分かりませんが…話して下さいますか?( 組み合わせていた手を解いて、片手を軽く胸元に宛がい。見上げる角度で軽く首を傾げて見せ。) [Sun 22 Nov 2009 00:04:56]
カイン > (此方の装いは、地味なセーターと、青く染められた綿のズボン。そしてロングコート。体格が少しばかり良い――良すぎる?――のと、片手に下げたシーバッグを除けば、特に変わったところは無い)あー……シスターを前にして言うのも何だけど、そういうわけじゃぁ無いんだ。(此方へと振り返った人物――シスター、だろうと思う。 正直、牧師、神父、司祭、エトセトラ。 見た目だけで聖職者の区別なんてつかないし、役割の違いも良くは知らないのだ)……少しばかり聞きたい事があって。 できるなら、神様のお力をお借りできれば、と思ってね。 祈りもしないのに、不信心だと怒られるかもしれないけど。(そう言って、微かに笑ってみせる) [Sat 21 Nov 2009 23:56:32]
サンク > ……実益と身勝手の一石二鳥――…纏めるのも、大概罰当たりですわね、これは。( 神の御業を否定するが如き呪詛。根源たる悪魔を排する事で終わりを告げた悲劇の一幕。顛末を見届けた牧師の話では、何等かの儀式の残滓で消滅する所を目撃したとの事。誰がそれを成したのかまでは不明――…終わりを迎えた物語の項を悪戯にひっくり返したい訳では無い。只、知りたい事があるだけだ。茫漠と迷走する思考を抑えるように、こめかみに指先添えた頃に、その音が耳に届く。) ……こんばんは。お祈りに参られましたの?( 礼拝堂に姿を現した人影を見れば、青年のようで。静寂の満ちる礼拝堂の中、一人祈りを捧げる姿勢であった小さな影が振り返る。こめかみに宛がっていた手を緩やかに祈りの形へと組み直しながら問いかける姿は、纏う装束からすれば聖職に携わる者に違いは無かろうが、単純な見目からすれば年端もいかない子供のようなもの。) [Sat 21 Nov 2009 23:48:45]
カイン > (神、という存在を信じられなくなってから、随分と経つ。 暗黒街やスラムで行われる犯罪の数々に触れ、その場で被害者を助けられるのが自分しかいない、という場に多く遭遇した。 罪人や咎人を裁けるのも、人間だけだという想いもある。 死人や神、或いは罪人本人が裁けるわけがない。 ――だからこそ、教会や聖堂を訪れる事は、自然と無くなっていた)……にしちゃぁ、虫の良い話だろうが。(微かに呟きながら、礼拝堂へと足を踏み入れる。 神が人間を救うかどうか、信じるに足る存在かどうかはともかくとして、その御力を是非お借りしたいというわけだ。 カツコツという微かな足音が、貴女のもとにも届くだろう) [Sat 21 Nov 2009 23:39:29]
お知らせ > カインさんが来ました。 『――教会を訪れるのも、久しぶりだ。』 [Sat 21 Nov 2009 23:34:45]
サンク > ( 殴られた所で痛くも無いだろうが。自慢じゃないが非力な事には自信がある。本気で自慢にならない。祈りの形に組み合わせた両手へと視線を落とし、暫しの沈黙。狂騒は通り過ぎ、狂乱は終焉を迎え。けれど、全てが終わったかと言えば決してそうとは言えない。失われた命は戻らず、病が極まったものから黒が払拭される事は結局無かったのだから。――…病の、呪詛の元凶たる『悪魔』の最後を見届けたという牧師の報告では、誤召喚によって現れた災厄であったとの事。必要であれば、儀式の痕跡なりを調査する事も必要かもしれない。此度の騒動の元凶が病ではなく、呪詛であったのならば尚の事。神の御業であれど、その根源を排する事の出来なかった忌まわしいものを突き止めて。) ……どうするつもり、なのか。( 頭の中で巡る思考の片鱗を口に出して、緩く頭を振る。単純な敵愾心かと言えば、そうとも言い切れない。ならば、消えないこの焦燥は一体何を源としているのか。) [Sat 21 Nov 2009 23:25:13]
サンク > ( 一時期の喧噪と狂騒は過ぎ去り、黒い病――報告によれば呪いの一種であったとの事――に侵された人々も、介抱に向かっているとの事。単純に迷い出た悪魔の仕業であったのか、それとも人為が絡むのか。背景は判明する事無く、一つの悲劇は消失するように幕を閉じた。残されたものは疲弊した街の横顔。今は静寂を取り戻した礼拝堂の片隅にて、じっと目を閉じて頭を垂れる。一見すれば祈りを捧ぐようにも見える姿で。) ――……何にしても、まだまだこれから大変なのですけど……。( 呟きと共に零す吐息は、子供じみた見目からすれば些か異質。婆臭いとか言ったら殴る。) [Sat 21 Nov 2009 23:16:26]
お知らせ > サンクさんが入室されました。 『( 礼拝堂。)』 [Sat 21 Nov 2009 23:12:07]
お知らせ > オブライエンさんが帰りました。 『漲る力を感じながら──狂信者は、再び歩き出す。』 [Fri 13 Nov 2009 03:27:29]
オブライエン > (それは、ひと時の幻であったのかもしれない。 或いは、オブライエンの脳の見せたなんらかの誤信号だったのかもしれない。 ──だが、千に一つ、万に一つ──天の御使いの光臨と、囁きを。 その祝福を受けたのかもしれない、と思うと不思議に涙が止まらないのだった。) [Fri 13 Nov 2009 03:18:47]
オブライエン > (祈りを捧げている間、不思議と暖かな気配を感じる──初めて信仰告白をしたときのように、夜であるにも関わらず、昼間の如く眩い。) ──おお…。 (神よ、と。 唇を動かし、ほろほろと涙を流した。) [Fri 13 Nov 2009 03:16:55]
オブライエン > (──我と、我が身を、一振りの剣と為さん。 願わくば、我こそ地上に於ける神罰の代行者たれかし──と。) [Fri 13 Nov 2009 03:11:59]
オブライエン > (礼拝堂。 十字架の前に跪き、祈りを捧げた。 両手を広げ、五体を投地し、全身で帰依を顕さんとす。) [Fri 13 Nov 2009 03:09:04]
オブライエン > (執行中以外は、幼い信徒には穏やかで優しい神父である。自身には厳格で、悔い改める者に対しては寛容である──然し、血に飢えた猟犬の如き容赦の無い所業は、いつか、何かの誤解から嫌疑が自分に掛かったときの事を思い、心胆を寒からしめる。) [Fri 13 Nov 2009 03:05:38]
オブライエン > (厚底の長靴を鳴らし、現れた男の姿に、あるものは微笑み、あるものは顔を顰めた。 ──神の使徒でありながら、血を流しすぎる存在であり。 そして、その剣は専ら同輩に対して──(背教者であるが)揮われる。) [Fri 13 Nov 2009 02:55:54]
お知らせ > オブライエンさんが来ました。 『──カツン。』 [Fri 13 Nov 2009 02:53:33]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( …天が鎮魂の涙を流したようにも、また )』 [Thu 12 Nov 2009 03:54:10]
ドライツェ > ( そこを辞して外に出る。 ――…幼子の願いはとてもとても遠いもの。 人と獣が共に大地の息吹を聞き、精霊の声に耳を傾けていた頃の。 …だから、何故それが今になって地の底から噴出してきたのか、残る謎もあるのだけれど、今はあの救いのない物語をただ心に留めておこう。  ――――晩秋の、久々に見る白黒の蝶の飛ばない空。 蝶のかわりに冷たい銀色の雨が落ちて、 ) [Thu 12 Nov 2009 03:52:49]
ドライツェ > …お預かりしている教会はもう少しこれ(黒班)が薄くなったら開けようと思います。 ――…今回の件で沢山人が亡くなりましたから、弔いの手はいくらでも。 ……暫くは忙しくなりそう、です。 ( 牧師としても、拝み屋としても。 しかし、大聖堂に直に勤める御方こそこれから目の回る忙しさだろうから、 ) また随時報告に上がりますので、どうかその日までご健勝であられますよう。 [Thu 12 Nov 2009 03:47:33]
ドライツェ > ( ――…だから、確かに物語は終わったのだと、知らしめる為にここにいる。 災厄が去る瞬間を見た者としてその顛末を――ほんの少しだけ、事実と異なる内容に変えて報告する為に )( 白い少女に乞われた通り、彼女の存在は一切ほのめかさなかった。 災厄は誤召喚によって現れた悪魔とも呼ぶべきものであり、己がそれを見つけた時には正しく組み直された召喚式――例の石の円のことだ――の中で消滅するところだった と。 災厄に当てられた市民の中にはあの円陣の幻を見た人だって少なくなかろうから、その中の勇気ある誰かが試みたものと思われる――それが報告の内容だ。 事実パプテスの秘蹟は今回の災厄に対し何もできなかったのだから、見識ある上層部なら手柄の横取りはしないだろう。 少なくとも、『無能主席司教』ブラザー・アレオパギタへは黙っているに違いない ) ……。 ( やり方がずるこいですかね。 呟きはごく小さく、雨音に消えるほどの。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:39:57]
ドライツェ > ( 市の上層部からも多分通達は出ているのだろうけど、ブラティリアやヴェイティアンへの不当な差別はやめるよう広く人に聞かせなければならないだろう。 ことパプテス信徒に対しては大聖堂上層部の発言はそれなりに効果を持つものとして、――…隣人への友愛もまた、教えのひとつであれば尚の事。 災厄は去ったのだと、声を大にして聞かせて回る必要があった。 そう、『おしまいを確かにする物語』は必要だ。 最後の1ページが書かれないままの本は、完結したとは呼べないから。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:20:31]
ドライツェ > ( その事実こそが何よりの説得力になるだろう。 ――スラムの一教会へ管理人代理として派遣されている、未熟な拝み屋風情が何を語るよりも、ずっと ) ――…この通り、災厄の残していったものが全て霧消したわけではないんですけども、恐らくは時間の経過と共に。 ( いつもは束ねている髪も今は解き、少しでも顔を隠すようにしている。 その髪を退け、薄れてきてはいるものの依然黒く染んだままの顔半分を見せながら。 もっともわざわざそんな真似をしなくても、教会関係者や礼拝堂を訪れる信徒の中に同様の症状を既にいくつも見ていたろうが。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:12:23]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 白黒の蝶の姿も潰えて )』 [Thu 12 Nov 2009 03:04:59]
お知らせ > ジャスティスさんが退室されました。 『さて、いつになれば落ち着くやら。』 [Sun 8 Nov 2009 23:56:19]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 [Sun 8 Nov 2009 23:55:42]
お知らせ > 維言さんが帰りました。 『( 情報収集と実務の開始。 …何にしても忙しない。 )』 [Sun 8 Nov 2009 23:55:32]
維言 > 何とかはしたいものですね。赴任早々に病や呪いにやられるといった事は無いように、心がけるとはしましょう。 まだ、再会を楽しむ余裕も無い事。 ( まずは職務が先に立つ世知辛さ。のんびりさせて欲しいものですと零すのは、愚痴と言うより単純な感想めいた響き。 ) ……存分の加減をお願いしますよ。 ( 視線は合わせない。 ) アイゼンリッター?聞いた事は無いですが…… 劇の中の存在を真似て、ですか。酔狂ではありますね。 ( 珍しいと呟く声には、感情的な色は然程無く。参考にと、その仮面の怪人とやらの容姿や特徴などを軽く尋ねて。 ) ……では、覚えておきましょう。何処かでばったり巡り会う事もあるかもしれませんから。 ( 保護と聞いて、淡く口元が何かを描きかけるが、それも直ぐに立ち消えて。 ) それではご機嫌よう。ご健勝を願いますよ。 ( かつん―― そう告げて己も歩き出す。 ) [Sun 8 Nov 2009 23:55:08]
ジャスティス > ええ、もうひと踏ん張り、という所ですね。大丈夫、今までだって何とかなったんですから。 (何度もうなづきながら、歩きだして) ……砕けない程度に手加減はしますので。 (どうしてもやりたいらしい) いやね、仮面の怪人がちょこちょこ出没していて……アイゼンリッターって子供向けの劇を知りませんか?仮面の怪傑なんですが。 まぁそれをまねた模倣犯がチンピラ相手に喧嘩をしていて。ついに賞金かけられてしまったという話でね、保護しないと、と思ってる所で。 (まぁそこまで切迫した話でもないので、大丈夫ですよ。といい、、それではそろそろと歩き始めよう。) [Sun 8 Nov 2009 23:47:08]
維言 > せめて平和的な運動に致しましょうとは言いたい所です。 では、気晴らしの出来る状態に持って行く為にも、職務に精励するとしましょう。 ( 何の矛盾も無いと頷きながら、対象は虚空だと言うのに、空気の壁の破砕音すら聞こえてきそうな見事なパンチに、頭が砕けたら人間死ぬと思います―― 真顔の言葉は冗談なのか、はたまた。 ) ふむ……些か規模は広くなりますが、その辺りも見てみますか。 有り難う御座います。 ……気になっていた事、ですか。 ( 軽く眉を上げての沈黙の後、矮躯が背筋を伸ばし。 ) ……何かか手の足りない事がありましたらば、その時はお声をどうぞ。 [Sun 8 Nov 2009 23:39:07]
ジャスティス > 私は一度、暗黒街に戻りましょうかね。前から気になってたことが動き出したみたいだし。 [Sun 8 Nov 2009 23:31:17]
ジャスティス > 、わたしは  [Sun 8 Nov 2009 23:30:52]
ジャスティス > ええ、ぜひ。ふふ、では気晴らしの手段はそちらにお任せしましょう。あら、徒手の組み手ならあまり危なくないのでは? (確実にレンガ壁のほうが負けそうなパンチを虚空に放ちながら訪ねて。むろんフル出力で殴るつもりは全くないが) ええ、まぁしかたないといエバ仕方ないんでしょうけどね……そうね、後はまぁほかの宗教施設とか、かな?規模ではパプテスには及ばないでしょうけど……っと [Sun 8 Nov 2009 23:30:49]
維言 > ……それは大層物騒なお話だと言います。積もる話は後回しにせざるを得ないのが、何とも世知辛い事ですが。 面積としては広大とは言いかねますが、その分―― おかしな深淵は見渡せない。 ( いつぞやの魔界の門も、この島に開いたもの。言い方を変えれば、あらゆる意味で密度が濃い場所とも言える。 大陸… 暫し天井を見上げて考え込み、あちらはあちらで何とも。 答えを濁すと言うよりは、比べかねたといった渋面様相。 ) ……そうですか。では、多忙が収まった折には、気晴らしでも。 ( 組み手は私が死にそうなのでご勘弁を。 冗句か本気か真顔で呟き。 ) その話は初耳ですね。此方の専門では無いからやもしれませんが。 対処の出来ない不安があると、どうしても弱い場所へ憤懣が出がちなのも困った所。 ……怪我人。となると、詳しい話はやはり、此処か病院かと言った所でしょうか。 ( 他に心当たりはあるかと、問いかけの意味も込めて彼女の顔を見上げ。 ) [Sun 8 Nov 2009 23:20:13]
ジャスティス > そう、かもね、最近は居住区だとか、郊外の地方村だとかでの事件が多いわ。まぁその話もおいおい。まったく、ね。狭い割に冒険者が絶えないはずよ。 (おかげで大陸よりも逞しくみんな生きてるんじゃない、なんて笑って訪ねて。大陸に渡ったことは、ない。) いや、ちょっと身内に不幸があってね、もう立ち直った、とは言えないけれど、動いてるほうが楽なの。 (はは、なんて笑い声をあげ、巣に話を元に戻す) ええ、暴れ出す患者の警戒に、暴動の警戒まで。まぁ大規模な暴動は今のところあまり起きてないけどね。けどこの前、アマウラの浪人たちが暴れまわったせいで、アマウラ人の居住区が焼き打ちを受けたり、と前例があるからね、結構みんなピリピリしてるわ私はどっちかといいうとそっちむきね。まぁけが人が増えちゃうけど。 (正直相手が狂気を持っていれば手減はできない。そういう考えが浮かびづらいのだ。) [Sun 8 Nov 2009 23:12:41]
維言 > それもまた奇妙なお話と言えば、些か失礼かもしれませんが。 歪みが別の所に出ているのかもしれませんね。私見ではありますが、何とも騒がしい島ではありますから。 ( 街ではなく島と括った辺りが、いつぞやの戦争から改めた認識といった所。 打つ手の乏しい呪いだか病と対峙している所為なのか、余り彼女が浮かべるのを観たことの無い類の笑みに、軽く小首を傾げ。 ) お疲れの時には、休むのもまた重要とは言います。貴女は体力のある分、過信もしてしまいそうですからと、余計なお世話も働いておきつつですね。 ( しかし、情報はきっちり得ようとする辺り、性質はさほど宜しくも無い。軽く腕組みして話を聞く内に、眉が嫌そうに寄って。 ) 成る程…… 手が足りないというのは、そういう意味もある訳ですね。此処も中々人使いの荒い事です。 ( 軽く双眸を伏せて、零した溜息は先程よりも微かに重く。 どちらかと言えば、厄介ごとに対面した時のそれに似て。 ……つまり。単純な鎮圧以外にも、異端審問じみたものを勝手に起こさせるなという、抑止力的な意味合いもあるんだろう。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:59:10]
ジャスティス > うちの近所は長いこと平和なんだけどねー。全く次から次へとよく怒るわ、ほんと。 (はふ、とどこか疲れたようにため息をつき、空虚な薄い笑みを浮かべて) ええ、お安いご用よ……うん、体外そんな感じみたいね。多少効果があるって報告もあるみたいだけど、まぁどれにしたって今のところ焼け石に水、という所ね。なんでかネイティブとブラティリアの発症者はいなくてね、そのせいで色々と悪いうわさがたっちゃって、そっちのほうも警戒しないといけなくなっちゃったわ。  [Sun 8 Nov 2009 22:51:13]
維言 > どうにも、訪れる度に一大事な印象があるのですが。この街も島も。 ( 彼女が先程口にしたアンデッドの砦も、いつぞやの聖剣戦争も―― 赤と黒の悪魔が引き起こした戦争も。胡乱な色ばかり湛えた双眸伏せて、軽く吐息。 ) お手を煩わせるのは心苦しくもありますが、そのお言葉に甘えさせて頂くと言います。 ( 今日は特に何処へ赴くと言う用向きがある訳でも無く、まずは検分。 ありがとうございますと礼を述べて。 ) 病と言うよりは、呪いといった風合いではありますか。 薬も祈祷も効果がない―― では、実際手の施しようも無くて困りもの。 ( 多少の術を扱いはするが、己もどちらかと言えば直に祓うのが専門。それこそ何かの元凶なりを叩けと言われれば、まだしも気が楽だ。実行は困難だが。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:43:41]
ジャスティス > ええ、本当に。 (ゆっくりと周囲を見渡しながら頷いて) なるほど……じゃあ、ちょっと聞きたいこととかあれば何でも聞いて。えぇ、こっちも少しは落ち着いたから。 (力仕事以外は出る幕ないのよね、なんて言いながらどこかに向かう途中なら途中までご一緒するわと申し出て) ま、さっきの話だけど、出る幕ないのよね、この呪いは。 (なにせ、全く手出しができないのだ。それらを専門にするはずの魔女や聖職者たちも難儀しているくらいなのだから、生粋の直接戦闘系としてはただ指をくわえてみているしかない。) [Sun 8 Nov 2009 22:38:14]
維言 > ……そう考えますと、随分長らくといった具合に感じられますね。成る程、久しいと感じる訳です。 ( お疲れ様です。 表情は目立って変わりはしないが、唇に乗せるのは労いの言葉。今しがたの事だけに向けた訳では無いんだろう。 視線だけが、周囲の状況を軽く伺い。やがて彼女の顔を見上げて。 ) ええ。暫く本国の方に呼び戻されておりました。…此方の人手が足りないとの事で、勤めた経験のある私が再度派遣されたといった所です。 ――…まだ着いたばかりで詳しくはないのですが、大変な病だか呪いだかとの話で。 [Sun 8 Nov 2009 22:34:07]
ジャスティス > やあ、お久しぶりイコトさん。こうやってゆっくり話をするのはアンデッド砦以来、かしら?  (息を整え、とはいえそれほど疲れた様子もないのだが。ゆっくりと背筋を伸ばせば嬉しそうににこにことして、やがて周囲の状況を思い出せばばつが悪そうに首をすくめる) …………ゆっくりどこかでお茶でも、って言えるような状況じゃないのが残念だけどね。ヴェイトスを離れていたの? [Sun 8 Nov 2009 22:27:28]
維言 > …やはり此処も慌ただしいですか。 嗚呼、水なら―― ( 手伝おうかと口にしかけた時には、最早口を挟めぬ電光石火、疾風迅雷。 …下手に己が手出しするより、彼女一人の方が早そうだと判断が付けば、無理に追いかけていく事も無い。戻ってくるまでは、前に訪れた時よりも喧噪忙しない聖堂の様子を眺め。 ) ……そうですね。これもまた縁なれば。 ( 唇に乗せるのは、それだけでは意味も持たない独白の欠片。 彼女が戻ってくるのが見えれば、急がずとも良いと軽く手で制すような仕草も見せて。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:23:54]
ジャスティス > お久しぶり、イコトさん。 ちょっと待っててね!! 水、運んでくるから。 (そういえば確認も取らずに脇を駆け抜けてゆき、しばらくすれば大急ぎで戻ってくるだろう。もしもそのまま行こうと思えば、立ち去るには十分な時間はあるだろう。) [Sun 8 Nov 2009 22:20:30]
維言 > ( 癒しと断罪で言えば、どちらに拠っているのか等考えるまでもない事で。憂う欠片も無い面差しの中、軽く眇めた双眸に映るのは忙しなく行き来する修道女達の姿。助けを求め、聖堂の門戸を叩く信徒や人々もやはり少なくは無いという事か――  …些末な思考の中断は、その内の一人が此方に近付いてくるのが見えたから。 ) ……おや。 ( 胡乱に沈む色合いの双眸が、軽く瞬きを帯び。 ) ご機嫌ようと申しますには、些か忙しなくはありますが。 お久しぶりと言います、シスター・ジャスティス。 ( 視線を合わせようとすれば、自然と此方が見上げる形。牧師服の胸元に手を宛がい、一礼。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:16:38]
ジャスティス > (あちらこちらと荷物を運んでいる修道女。水桶を持ってまた往復をしている最中、視界にうつるエクソシストらしき姿。あの背恰好、どこか見覚えが……。ちょっと小首を傾げた後表情を輝かせ近づいていく) こんにちはっ。 [Sun 8 Nov 2009 22:11:16]
お知らせ > ジャスティスさんが入室されました。 『水桶の運搬、患者の運搬、力仕事に駆け回る修道女』 [Sun 8 Nov 2009 22:09:38]
維言 > ( 礼拝堂で祈る人々の姿が、通りすがり際に見えて。緩く眼差しを伏せての一礼のみを送る。 …話に聞いてはいるが、現在この街を、それのみならず島をも侵そうとしているとすら囁かれる奇妙な病の実態を、まだこの目で見てはいない。確かめるには―― ) 此処か、病院かといった辺りでしょうか。 ( 病人という意味でならば、向こうに収容されている人数の方が多いだろう。言い方は悪いが、末期になると暴れ出すという患者を拘束し、収容する場と設備という意味合いにおいても。 ) 縛り上げて転がしておく訳にもいかないでしょうしね。 ( 異端審問の現場でもあるまいし。低い呟きは、言葉を省いてはあるがどうしようもなく物騒には違いない。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:09:09]
維言 > 純粋な病人が相手の場合、正直少しばかり門外漢と言わざるを得ないのですが。 ( 癒しの術式が得手かと問われれば、正直首を傾げざるを得ない。ならば、このタイミングで呼び戻された己に期待されているのは、その役割では無いんだろう。枯木も山の賑わいと言う心意気ならば分からないでも無いが、非常時らしき事態において、それは有効とも思えない。 ) とはいえ、選り好みの出来る身分でも無いのですが。 ( 本国から招聘されればとんぼ返り。その逆もまた然り。何とも地に足の着いていない、それでいて雁字搦めから抜け出せない状態。職業選択の自由等は存在しない身故、致し方なくはあれど。 ) [Sun 8 Nov 2009 22:01:18]
維言 > ( …扉を背にし、大聖堂の廊下へと姿を現したものは、黒一色の特徴の無い牧師服に身を包んだ、長い黒髪の小柄な姿。場所柄と風体からすれば、一応聖職者の範疇には入らない事は無いんだろう。一応。 殆ど露出の無い首元に手を宛がい、こきんと関節を鳴らし。 ) 毎度の事とはいえ、儀礼も含む挨拶とは堅苦しいものです。 ( 扉一枚隔てた向こうへの文句でもなく、さりとて罰当たりでないかと言えば微妙。 すい、と視線を廊下に這わせてから、かつん―― 一定のリズムを刻み歩き出すは、礼拝堂等が存在する方面。つまり、大聖堂の『表』とも言える場所へと向けて。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:50:47]
維言 > ……ともあれ。また今暫く、お世話にならせて頂きますと言います。 ( 儀礼的には問題も無い一礼に対して、この場の主たる御方が如何な視線を向けているかを知る事は無い。簡素な男物の牧師服の胸元に手を宛がい、上げた顔に浮かぶものくらいには、何も意味など無いのかもしれない。 …推測もまた、戯言に近しいが。 ) では、着任の知らせはこれにて。 ( それは其方が言う事では無いと、重々しく視線で咎められた模様。もう一度頭を下げて、踵を返す。 かつん、踵が床を叩く硬質な音が響き、扉の開く音と閉じる音。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:44:03]
維言 > 久方ぶりのご挨拶が、「お久しぶり」ではなく、「相変わらず大変な所ですね」になってしまいそうなのが、この街の人徳だと個人的には思ったりします。 …街に対して人徳という言葉を使用して良いのかは、悩み所ですが。 ( どう贔屓目に捉えても戯れ言にしかならない言葉は、大聖堂の奥、小さな部屋にて取り交わされる会話の一部。 戯れ言を申すなと咎められるのまでが、一連の様式美。一種の儀式と言えば、敬虔な信徒に眉を顰められもしよう。 例えば目の前の上司様のように。 ) [Sun 8 Nov 2009 21:35:34]
お知らせ > 維言さんが入室されました。 『( 聖堂奥の何処かにて。 )』 [Sun 8 Nov 2009 21:32:50]
お知らせ > フェイトさんが退室されました。 『 次のお手伝いの前に、頭からタオル被せられたりした。わぷ。 』 [Thu 5 Nov 2009 23:36:04]
フェイト > これで、よし。 ( まだ小さく雫を孕んだ瑠璃色を背に畳み、両手で桶を持ち直す。 きょろり、辺りを見渡して ) あっちだっけ? うん、あっちだった。 ( 水の必要な部屋の場所、シスターに教えて貰った場所を確認。指さし確認は出来ないから、視線だけで確かめて。 払いはしたけど、どうしても残る水気を点々と、通路の上に残しながら。 つ、ととん。 歩いて。 ) [Thu 5 Nov 2009 23:33:35]
フェイト > ( 重たくなった水桶を両手を使って引っ張り上げたら、落とさないように頑張って両手で持ち。 )  あ。巻いとかないと踏んづける。 ( 釣瓶紐を、元のように持ち柄に巻き付けて。 来たときみたいに抱えてると、何だか落としそうだから、両手にぶらんと吊り下げるかたちで。 重たく水気を含んだ瑠璃と金褐色が、ぱちゃり ぴちゃり 背中で奏でる水の声。 ) 風よりも、水の歌の日だったかなぁ? もしも、望む人がいたら、どっちの歌がいいんだろうねぇ。 ( 語りかける先には、仰ぎ見る空の色。 ゆぅくり細めた瞳の先に、照らし出す天体は見えないから。今日は、地上の灯火ばかりが、夜を頑張って照らす日。 ) んっ ( 金味を帯びた翼の先端が、ぴんっと伸びて震える。 …さむいんだ。 ) あ。水気は、はらってかないと。 中、濡らしちゃうか。 ( 扉を潜る前に、ぶるぶるっと身震い。犬か猫の子みたいに。 ) [Thu 5 Nov 2009 23:22:23]
フェイト > うわ、もうひゃっこい。 氷の粒みたいな温度だ。 ( 水を汲むには、庭に出なければならない。雨水を溜めるには時間が掛かってしまうから、やっぱり。 濡れた地面は爪先で触れると少し柔らかくて、土の匂いが雨に混じってる。 首筋を伝う雨雫に、うひゃっと声なんか上げながら、奇妙な足跡地面につけて、井戸まで歩き ) 熱、出してる人もいるのかなぁ。病院も、忙しいだろうね。病の人がたくさんならば。 んしょ。 ( 滑車に紐を掛けて、井戸の中に桶を下ろす。ひるひると落ちていったものが、水音を響かせて手応えを返してくれるまでは、数秒間の釣瓶落とし。 ) [Thu 5 Nov 2009 23:00:46]
フェイト > 温もりの兆しを運ぶもの 熱夜の涼を届くもの 実りと朽葉を知らすもの 白く雪に濡れたもの 全ては同じ 貴方の名 ( 常は静粛に満たされた聖堂の中に、澱のようにたゆたい流る喧噪の気配は、祈りの為に 願いの為に 助けを求めて縋り付く指の主の強さと数だけ。 其処に銀の匙を一つ差し入れて、散らすように掻き混ぜる。歌声が出来るのは、それくらいの事。 ) 雨、やんでないねぇ。 ( 中庭に出る扉を押し開けてみれば、冷えた雫がほつりと頬に滴って。 見開く硝子の双眸が映し出すのが、雨景色。 さあさあ、ざあざあ 空の天幕に覆われて、景色はぼんやり霞色。 ) [Thu 5 Nov 2009 22:44:21]
フェイト > ( まだ水の入っていない桶は、重量はそんなに無い。柄に緩く巻き付けられた釣瓶紐が、かろりかろり音を鳴らす。 ) 風の運び来るものは 数多の声と幸いであれ 風の運び去るものは 貴方の咎と禍であれ―― ( つ、とん。 爪先だけで地面を踏む歩みに連れて、背で翼がはたりと揺れる。空を飛ぶには足りない羽ばたきは、ほんの少しだけ 地から身体を浮かせてくれる。それだけの事。 進み行ながらにくちずさむ旋律は緩やかに、此処に馴染んだ賛美歌とは違う調子で密やかに。 ) [Thu 5 Nov 2009 22:33:36]
フェイト > ( 人の数は前に見た時よりもずぅっと多くて、忙しなさは更に数倍の様相。 様子がおかしいのに気付いた時点で引き返せばいいものを、不思議そうにはたりと揺れた瑠璃と金褐色の翼の主は、人混みの方に近付いていって。 そうして近付けば、分かってしまう。いつも笑顔を絶やさない、此処のシスター達の顔に滲んだ疲労の色も、祈りを捧げる人々に張り付いた不安の色も、そして。 ) これは、あっちに持って行けばいいのかな? ( 身体にあちこち、黒い染みを広げた人達が、一番泣き出しそうで壊れそうな目をしている事も。 随分久しぶりにこの街に来たから、詳しい事なんて全然知らないし。知らないから、お手伝いなんて言葉を簡単に口にして。あんまり力の無い腕に水桶抱えて、中庭の方へ。 ) [Thu 5 Nov 2009 22:26:49]
お知らせ > フェイトさんが来ました。 『 お祈りを聞きに来た筈が 』 [Thu 5 Nov 2009 22:21:26]
お知らせ > サンクさんが帰りました。 『( 視察と手伝いと。焼け石に水とは言わない。それでも、水を注ぐ事を諦めはしないから。)』 [Thu 5 Nov 2009 01:48:42]
サンク > 私としましては、すらりとしている方が羨ましいものですわ…? シスターはスタイルも宜しいですし。どなたと並んでも、少なくとも見劣りはなさいませんわ。( 保証ものです。なんて言いながら、ぴっと立てた指先を左右に揺らし。 流石に2メートルまで行くと、もう多少の差異は関係ないかもしれないが。見上げるだけで首が痛くなるレベル。) 余り前に出るなと怒られてはしまうのですけれど…シスターが一緒にいて下されば、煩くは言われないでょうし、ね。 …せめて軽減か、進行を食い止める方法でも確立出来れば良いのですけど……。( 司祭様のお小言は遅効性で後から来るのは、こうなれば覚悟の上。出来る事をしていた方が、まだしも精神的な衛生上はマシ。ぐっと拳を握り締めて。) はい。では、参りましょう。 ……お願いしますね。シスター・ジャスティス。( 深呼吸。意識も何もかも切り替えて、小さな身体で背筋を伸ばして。直接的な力は無い手でも、多少の癒しは使える。) ……憧れはしても、やり方を違えてはいけませんわ、ね。やっぱり。( そんな風に小さく呟いて。) [Thu 5 Nov 2009 01:48:06]
ジャスティス > ちっちゃいほうがかわいらしくていいですよ。私なんか筵ちょっと高すぎるかなとか思いますもの。背が同じくらいの男性もそれなりにいますし……。 (困るでしょ?なんて意味不明なことを言う。もっとも内の人は二メートルはあるから軽々と抱きあげられてしまうけれど) ははは、まぁお任せください。聖女様の視察ということでしたら大丈夫でしょう。自警団や騎士団も出張っているでしょうし、護衛は私一人でもまァ文句は出ないでしょう。 (司祭様対策はばっちりだ) ええ、では、張り切りましょうか。 (そういえば袖口から白いサラシ帯を取り出したすき掛けに修道服を縛り、サンク様の右に立ち一緒に歩いていくことだろう。笑顔には、笑顔を返して) [Thu 5 Nov 2009 01:20:58]
シスター > これでも、此処に来た時分からすれば多少は背も伸びましたのよ?その後が伸び悩みですけれど。 …ふふ。シスターは見た目は可愛らしいのに、お強いから。( 軽口も親しみの証と思えば、むしろ微笑ましい――と言うには、年頃の乙女相手にはやはり酷ではあるかと、ひょこっと肩なぞ竦めて見せていたら、その脇の下に差し入れられる手。色々な事をするのに慣れた働き者の手は、ゴリラだなんて思わないが、やっぱり力強いというか、軽々と抱き上げられてしまって、わひゃっと変な声。) 適材適所と申してしまえばミもフタも無いですけれど、我ながら向きませんのよね……。( 非力もだが不器用が致命傷である。燭台はひっくり返すわ窓はぶち割りそうになるわ。うふふ、遠い目ちらり。) ……もう。シスターに護衛なんてされておりましたら、見習いシスターのフリ作戦にはなりませんわ。( それなら、もう開き直った方がいいかと、被り物と一緒に茶髪のウィッグを外して、元の銀髪を晒して小さく笑い。) ええ。私もシスターのお姿を見られて良かった。こうしてお話も出来ましたし……抱っこはちょっと恥ずかしいですけど。( 最後は少し照れたように口にしている間に、爪先が床に触れる。自分の足でちゃんと立ったら、よしっ、と掌をぱちんと合わせ。) では、前線に参りましょう、か。大丈夫――まだ、留める事は出来ますわ。( 一度目を閉じて、顔を上げた時には。見習いシスターのフリの顔は剥がして。大聖堂の聖女として。) お食事に行けるくらい、落ち着かせなくちゃ。( 楽しみですもの、なんて。振り返って笑う顔。) [Thu 5 Nov 2009 01:10:31]
ジャスティス > むしろこんなにかわいらしいお姿、皆もみれば心が安らぐこと間違いなしですよ。私なんかゴリラ扱いですよゴリラ。 (ひどい話ですよねぇと言いながら、小さな体の両脇に手を入れるようにして、まるで人形でも抱きあげるように持ち上げて) まぁまぁ、力仕事はお任せください。では今日は残りはサンク様の護衛を務めさせていただきましょう。さぁ、礼拝堂でも善戦でもお好きなところへ赴かれてください。 ……それにしても、本当に会えてうれしいです。状況が落ち着いたら、食事にでも行きましょう。 (そこまでいってようやくサンク様を降ろす。) [Thu 5 Nov 2009 00:57:15]
シスター > 暫く実家の方に戻っておりましたので……戻って参りましてから、余り時間も経っておりませんの。( 体調の悪化に振り回されて、本家に呼び戻されていたというのが実の所正しかったりするが、浮かべるのは困ったような笑みくらいで、其処までは蛇足の領域。心配かけるだけになってしまうし。溜息は至近距離から聞こえるから、ついー、と視線がまた逸れた。自覚はある。自覚は。) ……でも、何だか歯痒くて。確かに、私が直接何かをしても、それこそ猫の手にもなりませんけれど……。( 不器用と非力に関しては右に出るものがいないレベル。むしろ右に誰かいて欲しい切実に。 それは既に二度くらい危機を乗り越え済みですと、そんな事ばかり神妙な顔で、ちろりと舌先覗かせて。) ……こんな事をお願いするのは気が引けますけど、やはり…、取り押さえる手が足りなくなってしまう事が。( 病状が進むと暴れ出す病。やはり何処か病と言うには奇妙で、眉が訝しげにきゅっと寄る。) [Thu 5 Nov 2009 00:43:24]
ジャスティス > 本当にお久しぶりです、サンク様。 (ニコニコと笑顔を浮かべながら、うんうんと相手の言葉にいちいちうなづく。が話の内容を聞けば呆れたようにため息をついて) もう、サンク様ともなれば指示を出すだけでいいんですのに。 (どう見ても肉体労働向けじゃないですし、子供と間違えられて司祭様に呼びとめられたら酷いですよ?なんて耳元で囁いて。次いで鼻先がつくほどに顔を近づければ、何かお手伝いできることあります?と尋ねる) [Thu 5 Nov 2009 00:20:48]
シスター > ……お久しぶりです。シスター・ジャスティス。( 内緒話の仕草の侭に、つい、と指先軽く振り。上がりかけた声に、ささっと辺りに走らせる視線ばかりは、隙を見て抜け出すスキルの熟達発揮。壮大に無駄スキル。こっちは標準よりも小さい、もとい丸っきり子供身長なものだから、軽く視線上げるくらいで漸く噛み合うか。背丈は相変わらず伸びてないのだ、こっち。) ……何か手伝えないかと思って申し出てみたのですけれど、シスター達に思いっきり止められてしまったもので……。( 困り顔の代物は、元々病弱との噂もある上、療養明け。言われて当然ではあるが――。) …私だとバレなければ、お手伝い出来るかと思いまして……。( 燭台ひっくり返して怒られましたけど!いっそ清々しく胸すら張る勢い。) [Thu 5 Nov 2009 00:11:31]
ジャスティス > ああっ!!やっぱりサン……!! (大業に身振り付きで大きな声を上げるジャスティス。七割ほど言葉を口にしたところで相手のしぐさにようやく気付き、息を止め一緒に人差し指をたててやや長身の体を丸めるようにして目線を合わせる) ……どうされたんですか?サンク様。 (今更小声でたずねて) [Wed 4 Nov 2009 23:59:56]
シスター > ( 近付かれるまでも無く分かってしまう事と言えば、小柄とかいう問題でなく、体躯的にはまだ子供の範疇じみているどうしようもない事実。身に着けているものと言えば、如何にも新米シスターらしく質素な修道服で、頭布から零れて見えるのは茶色の髪。 名前を口にしてしまったのだから当然の帰結として近付いてくる姿に、少しばかり視線が泳いだが。) ……本日は此方にいらしてたのですね。すみません、此処も中々手が足りないものですから。( 顔は被り物に隠れ気味だが、間近に見れば分かってしまうだろう。 両手を胸前で組み合わせ、申し訳なさそうに軽く首を傾げながら笑うのは、ほんの少しだけ色違いの青い瞳。 距離が近付いた所で、人差し指をぴっと立てて、内緒話でもするかの如く、しぃ、と息を潜め。) [Wed 4 Nov 2009 23:55:38]
ジャスティス > (暗黒街では全く意識しないが。ここではどう見ても不良娘である。責めて被り物を、と小言を言われつけようとしたところを声をかけられ労働力として邁進している最中である。) え? (すごく懐かしい気がする。この声は聞きおぼえがある。相手の名前を口に出すことはまだ用心してせず、大股で近づいていく) はい、なんでしょうか? (少しかがみこむようにして相手を覗き込むようにしながら質問して) [Wed 4 Nov 2009 23:45:41]
シスター > ( 燭台を落としたシスターが、別のシスターにお小言を喰らう場面。ありふれた光景ではあるが、やや声が尖ってしまうのは多忙さを増す一方の現状というのもあるか。やらした方らしき小柄なシスターは、深く被り物で覆った頭を下げて。 此処はいいから向こうを手伝ってと溜息混じりの言葉で解放されたか、かくんと肩を落として廊下へと出て来た所で、廊下を歩む修道女の特徴的な髪色に気付いて、あっ!と声上げ。) シスター・ジャスティス?( そう口にしてから、しまったとばかりに、ぱっと口を手で押さえ。) [Wed 4 Nov 2009 23:41:23]
お知らせ > シスターさんが入室されました。 『( 何かが落ちる音と、シスターの声。)』 [Wed 4 Nov 2009 23:38:07]
ジャスティス > (聞けば信仰を捨てるとわめく者も中に入るらしいし、幻覚でも見たのかデマをまき散らす患者もいるらしい。皆心が病んでいっているのだ。蝶たちに包みこまれたこの街に住む人たちは、内側から黒ずんでいっているのだろうか。礼拝堂を後輩たちに任せ、廊下に出る。中庭を望む長くまっすぐな廊下を歩きながら腕組みをして考える。今、自分に何ができるのだろうか) うんーん。 (一人悩むがすぐに答えが出るといでもなくすぐに袋小路に思考がはまり込んで) [Wed 4 Nov 2009 23:29:15]
ジャスティス > …… (心細そうな後輩のシスターたちの顔を眺めまわしながら、表情は変えずに考え込む。そうだ、かれらも戦闘班と変わりのない危険にさらされているのだ。庇護すべき対象たちが不意に襲いかかってくるかもしれない。そういう病気なのだから。さすがに重症者は隔離したりそれなりの処置をとっているのだろうが……何かあった時は彼女たちの縦になってあげないといけない。彼女たちは荒事など知らない貴族の娘たちも多いのだから) [Wed 4 Nov 2009 23:18:15]
ジャスティス > はい、これですね? (水を汲んだ樽を担ぎあげ、患者たちが多く横たわる礼拝所の一つに運んでいく。今日は大聖堂の手伝い。何しろ男手が足りないし、戦闘班は多くが出払っており、守衛たちはそう簡単に動くわけにはいかない。そういうわけで、修道女はそれなりに需要が高かった) [Wed 4 Nov 2009 23:04:51]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 [Wed 4 Nov 2009 22:58:33]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 [Sat 31 Oct 2009 22:01:11]
リシェル > (先輩のシスターに体を揺すられて身を起こす。私は体調が優れないのでお先に休みますと告げて自分の部屋へと向かった。) (裸になり体を見てみてもやはりどこにもない。私はそのままベッドに向かって今度こそ眠ろう) [Sat 31 Oct 2009 22:00:53]
リシェル > (パッと見た辺りはそんな場所は特にない。あんな病だか呪いに掛かる羽目になる事を想像するとゾッとする。私はそんなのゴメンだ) ……………こんな感じだったっけか。 (私の故郷は疫病とその後に起こった侵略で滅んだ。ずっとなくなってしまえと恨んでた村だから心がスッとしたのを今も覚えている)(その時の光景と今の場面が重なって。私はもういっそ床に寝転ぶ事にしてしまう) 気持ち悪い………… (もう一度同じ言葉を呟いて目を閉じる) [Sat 31 Oct 2009 21:46:39]
リシェル > (そういえば今朝から体がだるかった。ひょっとしたら風邪でもひいてしまったのかもしれない。) …………黒い所なんてないわよね? (あれも初期症状はそんな感じだと聞いた。袖をめくったりして目に付く所をざっと見てみるけど黒い斑点や痣みたいなのは見当たらない) [Sat 31 Oct 2009 21:31:43]
リシェル > (あるかもわからない微かな救いに群がる人々たち。祈りにすがる光景。こんな眺めは思い出したくもないものが頭に浮かんでしまう) ………気持ち悪い。 (吐き気がする。最近大聖堂は大忙しの猫の手も借りたい台所事情もあったし、少し働き過ぎたのかもしれない。壁に背を預けた格好でぺたんと座り込む) [Sat 31 Oct 2009 21:16:58]
リシェル > (お菓子か悪戯か?) ……なんて気分になれるわけないわよね。 (簡易寝台の設けられた大聖堂の片隅で壁に背を預けている修道女は溜め息を吐く。その視線の先には黒い病に冒された人々が苦悶の表情を作っている) [Sat 31 Oct 2009 21:04:35]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『トリックオアトリート』 [Sat 31 Oct 2009 20:52:52]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 一礼。 もどかしさを胸に、戦場へ。 )』 [Sat 31 Oct 2009 02:52:45]
セレニア > ( 戦闘班に居ては、当然だ。 警邏にはルートがあるし、それを他者に証明不可能な感知能力を根拠に度々変えるのは難しい。 結果さえ出せるのであれば単独行動に出るのも手ではあるが、問題行動であるには違いなく、功を焦るよりも失敗を恐れるようになった意識では、良くも悪くも独断専行には及べない。 ―――カムラに付いて調査を学べないかとも思ったけれど、戦闘班としての務めを果たした上ではそれも難しく、また彼女はつかまり難かったし、そもそも付かせてもらったところで教えられなければ学び取るのは難しかっただろう。 教えられれば理解することはできるが、見て学ぶのは難易度が違う。 ポイントを自ら抽出しなければならず、やる気の問題以前に、このまともな基礎学習を受けた記憶を失っている少女は、要領が分からない。 ) [Sat 31 Oct 2009 02:49:08]
セレニア > ( 知られずに死んでしまうことはない。 それはもしかしたら、死んだらちゃんと、総評をもらえるということかもしれない。 神の国に入ることを許されるかどうかは、神様の決めることだけれど。 それはそれとして、マリア様にも、認めて欲しかった。 お前はよく働いた、役に立ったと。 ―――でも、立てているのだろうか。 特別な何かを、成し遂げられただろうか。 シフトに組み込まれ警邏と襲撃を繰り返す戦闘ユニットの一人。 中堅の戦闘能力は備えているかもしれないけれど、それだけだ。 この程度の戦士はいくらでも替えがきくし、肝心の感知能力は、あまり活かせていない。 ) [Sat 31 Oct 2009 02:22:05]
セレニア > ( ―――帰って来られるだろうか。 最近少し窮屈になってしまった戦闘服に着替えて部屋を出る度に、そんなことを考える。 また、マリア様に会えるだろうか。 会えなかったとして… 私は務めを果たせていただろうか。 神の国に入ることを許されるだろうか。 マリア様は、認めてくださるだろうか。 ―――いや、それよりも… 哀しんで、くれるかな。 )   ( 哀しませたいなんて許されない考えだ。 もちろん、そういうわけじゃない。 …と、思うけど。 私の埋葬に立ち会って、泣いてくれるところを想うと、やっぱりまんざらでもなくて、嬉しい。 ―――…そんな、余計な負担はかけたくない。 ただでさえ忙しい彼女に、埋葬に立ち会わせることがそもそも罪だ。 そう考えることもできるのに 『そうですか』 と一言で終えられてしまうと想像するのは、どうしても寂しかった。 本当は、それが一番なのに。 分かっているのに。 )   ( ―――死に対する恐怖心は、今もある。 けれど悪夢にうなされ目覚める闇の中、彼女が上か下のベッドにいるという安心感は揺るぎなく、いなくても、その部屋に居れば帰って来てくれると思えば耐えられた。 その部屋を拠り所にすることで、例え死んだとしてもそれは確かにマリア様に伝わると信じられる。 私が死んで――― どうなっても ―――彼女が対処してくれるから大丈夫だと。 この感覚はどこかつかみ所がない部分もあるのだけれど、ようするに、葬儀に来てくれるということだろう。 ) [Sat 31 Oct 2009 02:11:03]
セレニア > ( 頭が痛い。 もうずっと。 それは治まることなく少しずつ少しずつ悪化していて、そろそろ戦闘行動にも支障をきたすだろう。 今日も湿布は貰えなかったけれど、それで誤魔化せるのもそろそろ限界だと思う。 何より、脈絡無く五感を奪うようになっている幻覚。 もしもヴァンパイアと対峙している時にあれに襲われたら、終わりだ。 ヴァンパイアハンターに組織だった襲撃を受けたヴァンパイアというのは逃げの一手を取るのが一般的という印象があるけれど、戦い慣れた相手であれば、その隙を見逃すまい。 ) [Sat 31 Oct 2009 01:52:57]
セレニア > ( 立ち寄った礼拝堂には所狭しと簡易寝台が並べられ、黒い患者で溢れ返っていた。 その中を、スタッフが慌しく行き来している。 祈ろうにも立ち入るだけで邪魔になりそうな状況に、扉の脇で膝を折り手を組んで頭を垂れた。 ) [Sat 31 Oct 2009 01:44:56]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( VHGへ向かう前に。 )』 [Sat 31 Oct 2009 01:41:42]
お知らせ > コレットさんが退室されました。 『 あぁ、神様―――…ッ ( 告げられた彼女の死に、泣き崩れた。 )』 [Wed 28 Oct 2009 22:40:26]
コレット > ( 昔、お兄様に云われた゛奈落゛の様。良い子にしていないと、奈落の門が開いてしまう、ッてお話だったと思う。 )  ―――……、めれ …でぃ…ッ…、  ( 嗚咽が零れて、うまく声が出せない。 ) ( レディーたるもの、いつも上品に、高貴に、笑みを絶やさずにいなくては いけないのに。 ) ( ハンカチと、ロザリオを抱き締めて、 ) ――――あ、あのッ。ゎ、わたし、スノーベル家の者です けどもッ、メレディア… メレディアは居ませんか?此処にくるッて、そう言っていたのですよッ… ぜったい、ぜったいいる筈なのですよ…ッ、 ( 忙しく駆け回る教会関連者の裾を、引張って、尋ねなくちゃ。 ) [Wed 28 Oct 2009 22:33:42]
コレット > (  …―ひら、ひら。) ( モノクロの蝶が舞った。 )  ………メレディアぁ―――。  ( 家を抜け出して、此処まで来たのに。黒い人達の中に、見知ったメイドの姿が無い。 )  …ッ、  ( 零れそうになる涙をハンカチで押さえて。レディーたるもの、人前で泣いてはいけない、と彼女は言っていたから。 )              ( 辺りを何度も見渡す。 苦しそうに呻く人、意味の解らない言葉の羅列を叫ぶ人、救いを求める人、忙しそうに走り回る修道女様と修道士様。 )   (  何度見渡しても、わたしの大事なメイドが居ない。  ) [Wed 28 Oct 2009 22:18:22]
コレット > (ロザリオを握る力が強くなる。) ……じいと、一緒に来ればよかった…。 (息の詰まる感覚がして。深く息を吸い込んでも変らなくて。) (ひくッと嗚咽が漏れる。お化けの世界に入り込んだみたい。其れ以上に、酷い。) …、 (口を固く結び、涙が浮かんだままの瞳を前へと向ける。) (何時もよりずっと控えめな白いドレスを纏った少女は、一歩、踏み出して。)  ……メレディア、…どこ ぉ…? (泣きそうな声で、ナースメイドの名を呼ぶ。彼女が既に此の世に居ないなんて、知る事も無く。) [Wed 28 Oct 2009 22:10:15]
コレット > ( この様な場所の事を云うのかも、知れません。 ) …………… 。 ( 大聖堂の扉の前。何時も御祈りに来る場所。 けれど、今日の目的は御祈りでも懺悔でも無く、ナースメイドが黒い病に掛り、此処に出掛けた、と聞いたから。 ) ―――………ッ、 ( 聖堂は、身体が黒い人で溢れていた。一部が黒かったり、殆どが黒かったり、其の度合いは様々だけど。 ) ( 呻く様な声が聞こえ。瞳に涙をたっぷり溜めた少女は、ナースメイドの為に持ってきたロザリオを握り締め、立ち尽くしたまま。 )  ……ッ、 ( 忙しそうに駆ける人達を見ていた。 ) [Wed 28 Oct 2009 22:01:28]
お知らせ > コレットさんが来ました。 『 ( 奈落とは―――…、 )』 [Wed 28 Oct 2009 21:55:02]
お知らせ > ティエン@蝶さんが退室されました。 『( 霞かける思考の中で、聞いた気がするのは泣き声、笑い声  、  そして。 )』 [Wed 28 Oct 2009 03:39:15]
ティエン@蝶 > ( ぞわり、じわり 。 寒気と共に何かが身体の中で、外で広がっていくのを感じる。 ぐらり、ぐら。 意識まで持って行かれそうになるけれど、だめだ。 まだ、まだ ――…。  黒く染まる手に木炭を掴んで、鞄からスケッチブックを引きずり出す。 見たものを、見えたものを。震えそうになる手で書き記しながら。 ) 【判定】 [Wed 28 Oct 2009 03:20:23]
ティエン@蝶 > ……儀式……? ( そうだ。ヒルダも言ってたじゃないか。儀式、森の中、石の図形? 成功させれば?その儀式を行って、こんな事になったというのだろうか。いいや、違う。  ――…睨み付けた先、ひらり  。 微かな罅が蠢いて、ざわざわ 文字が 声が 音、が 。  じゃまをされた こわされた しっぱいした ころされてしまった しずんでいく  しっぱい、  … あんなものの、こえ )   ( ――… ぞわり。 背筋に這いずるものは。 きっと、海岸で聞こえた何かを想いだしたから、なんだ。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:56:23]
ティエン@蝶 > ( … くらり。 呆けていた時間がちょっと長かった気がする。まだ、自分が何をしているかくらいは分かるけれど、持って行かれそうで恐い空白の時間。 ぼやけた視界に映るものは、さらさら 風化していく景色なのに。飛び回る蝶だけが、  その侭。  ――…おかしなものだ。へんなものが見えるようになって、何日目かは忘れたけれど。でも、ある程度自分の中のイメージを見ていると分かるのに その中に幾つか、あからさまにおかしなものがある。 そぅ、今 見えているような。 )  ……これ、見た気が、する…… ( 奇妙な円形を描く石。付きまとうイメージは、感覚は 鮮明な癖に自分のものじゃない。 蹲る子供の姿には、見覚えがあった。 まぼろしのなかでわらっていたこども。 奇妙な円形が崩れていく。響く銃声に耳を塞ぎかけて、   睨むように凝視した。 ) [Wed 28 Oct 2009 01:51:28]
ティエン@蝶 > ( 僅かに人の気配、残り香のようなものがあるけれど。 祈っていたのか、倒れてしまったのか。せめて前者ならいいのに。 礼拝席の隅っこに陣取って、鞄を抱え込んで蹲る。 ――…何だか、結構最近に、同じような事をした気がするけれど。あの時も、今も 結局、頭が真っ当に働いてないのだけは同じな気がしてならない。   ひら、り 。 壁をすり抜けるみたいにして、気付けば浮いている蝶を見上げて、目線が少し細く。 )   ……止める、方法…… あるの、かなー……。 ( 元凶がいるらしき事は、話に聞いた。でも。どうすればいいのかが分からない。これまで見てきたものと、聞いたことの特徴を噛み合わせれば、推察は幾つか立てられるとしても。 )  ……幻覚、なのかな。 全部、どれも?  …… 見えるだけにしたら、おかしい、のに。 ( 聖堂の景色、磔刑の偶像。 何を見ているんだろう。ざわり、ざわり 黒く深く苔生して、朽ちるまぼろしがぐらぐら、揺れる。 ) [Wed 28 Oct 2009 00:27:22]
ティエン@蝶 > ( 熱に浮かされた記憶なんて遠いけれど、風邪とか病気ってこんな感じなんだろうか。 床と仲良くなるのが至極身体も、気分も楽なんだけれど、でも それじゃいられないのも分かってる。 家の奥から古い外套を引っ張り出してみたけれど、当たり前のようにサイズなんて何も変わってないから、普通に着られたのが幸い。 また、目深にフードを被って、外に出れば ひらり、ふらり 目に付く蝶々を追いかけて――…辿り着いたのが、よりにもよって。 )  ……こんな所にも、入れるんだねー……。 ( 自分に、なのか。目線より少し高い場所を飛ぶ白黒の蝶になのか。呟きは静寂の中、やけに響く気がして唇を結ぶ。 炊き出しや、救いを求めて押し寄せる罹患者や、脅える人達に対応に大わらわ、なんだろう。 意外なくらい、此処は静か。 ) [Wed 28 Oct 2009 00:06:44]
お知らせ > ティエン@蝶さんが入室されました。 『( 礼拝堂の静寂。 )』 [Tue 27 Oct 2009 23:58:39]
お知らせ > ジョゼ@蝶さんが退室されました。 『 ちらりと視界に映ったものを見過したまま 』 [Sun 25 Oct 2009 20:45:52]
ジョゼ@蝶 > ( 白い目に晒されたまま幻視の余韻で立ち上がる気もせずに、座り込んでいると、差し出される湯気の上がる碗。 騒ぎを止めに入った先ほどのシスターが、自分の分を持ってきたようだ。 )・・・ ありがとう。 ( 受け取ると「神様は人種の分け隔てなく見ていて下さるから、負けずに頑張って」的な内容の言葉とともに、人波から外れた場所へと移動する事を促された。 おそらく、彼女なりの配慮であり状況としてはマッチしているのだろうが、自分の心情としてはまったくマッチしておらず、的外れなフォローな感じがしたが頷いてのろのろと立ち上がる。 理解や納得がなくとも日は暮れて、また昇る。 ) [Sun 25 Oct 2009 20:42:33]
ジョゼ@蝶 > ( それらを見上げるうちに、ぐにゃり、と視界が歪み、気が遠くなる。 ああ、例の幻視、が――・・・ )( 押し寄せる濃密な緑と土の存在感、静寂の森の奥深く 鳥の羽ばたきや、虫の鳴き声すら聞こえない。 生命の坩堝の只中に穿たれた虚ろな空間に円を描く奇妙な敷石、その中央にうずくまるこども 不意に、その神秘に踏み入る影 文明の灯りと鉄の匂い―― 拒絶の声 乱される秩序 響く銃声 小さなからだが跳ね、無造作に転がって―― そして一瞬にして全てが遠のいた。 )――    ( ひゅ、と自分が息を呑む声が今更のように聞こえて、我を取り戻す。 私は路上に座り込んでいて、目の前には人の列、白い目が降り注ぎ、騒ぎを聞きつけたシスターが間に入り、罵る男性を宥めていた。 地獄に落ちろ、言い捨てられる言葉。 シスターが慌てて十字を切る )――・・・  ( そのシスターの首筋にも黒いシミを見つけ、ひらひらと舞う蝶に ああ、呪いか、と すとんと腑に落ちた。 ) [Sun 25 Oct 2009 20:21:54]
ジョゼ@蝶 > ・・・ ぁ( 鈍い頭に今頃になり、遅すぎる疑問が浮かぶ。 何故、奇病の蔓延と関係のある白黒の蝶によって呼び起こされるであろう幻視で、それらを垣間見るのか―― 。 薄ぼんやりと浮かんだ疑問に足を止め、頭上に舞う蝶を見上げた。 足を止めた事で並ぶ人の波が滞る。それが連鎖し、背後に募る圧力―― 列から押し出され、バランスをうまく取れずによろけて膝を付いた。 膝頭から、じぃん、と鈍い痛みが這い上がる。 頭上より、罵る声がする。 )       ( 見上げれば、罵声を発しているのは白人の男性のよう。 うまく聞き取れないが、私の肌の色を指摘しているようだ―― 私の肌は、薄い褐色をしていて、彼らのように、赤みを帯びた白ではない。 黒んぼ―― おまえらが―― 呪い―― 断片的に聞き取る言葉、哀れみや、疑念、侮蔑、怒りなどを含んだ周囲の白い目、余所余所しい態度。 自分の置かれたその状況に既視感を覚えた。 ) [Sun 25 Oct 2009 19:50:54]
ジョゼ@蝶 > ( この所、食事はサングェ傘下のトットリア、ラ・ベレッツァ・ロッサや、見知った人、見知らぬ人にご馳走してもらったりしているが、幻視を求める余りに十分な休息を取っていないため疲労が濃い。 まだ黒いシミは人目に触れない部位に収まっているが、このまま進行してゆけば病に倒れる前に野垂れ死ぬ可能性も濃く、体は警告を発している。 ) ( 幻視を追い求める原動力は、幻視のもたらす鮮明な感情を体験する事である。 それはドラッグにハマり込むのとなんら変わりは無く、その内容はひっかかるものの、二の次である。 今までに体験した幻視はふたつ。 侵略者によるレイプと望まれぬ子の誕生、そして、おそらくそれで誕生した仔であろう混血児の受けた迫害の追体験。 そのどれも、決して心地良い感情とは呼べず、暗く、重い負の感情であるが、それ故に厚いヴェールで覆われたような視点に強烈な印象を残した。 ) [Sun 25 Oct 2009 19:25:10]
ジョゼ@蝶 > ――・・・ ( 多くの信者やそれ以外が救いを求める列に混じりながら、その場所の外観を眺め、あまり、なじみの無い場所だと思う。 自分に関わりの深いクリスティーナ・バルトロッツィの一家が、この場所に類するものの敬虔な信者である事はなんとなく判っているものの、根本的な理解が遠い。 ああ、そういえばアザリーとシスター・ジャスティスの家も、こんな感じだった気がする。 規模はまるで違うけれど。 なんだか良い匂いがする。 食べ物を配っているのか―― )・・・・・・ おなかへった。( ひょろりとした自分の体を見下ろして、呟く。 ほぼ全ての衣食住を不特定多数の他人に依存している都合上、このような状況下ではそうそう食事にありつけない。 例の奇病に感染しているのであればなおさら―― それに、普段他人の都合に流されているからこそ得られる糧であり、現在のように自発的な行動をするほどにその機会は減ってしまい 栄養状態が悪化している。 ) [Sun 25 Oct 2009 18:57:02]
ジョゼ@蝶 > 【侵食レベル1:5→8】( 謎の奇病が蔓延するヴェイトス市の状況も、ジョゼと名乗る娘の状態も悪化の一途を辿っている。 街には白黒の蝶が大量に飛びまわり、罹患者の数は増え続け、市外にまで被害は流出しているようだ。 もはや白黒の蝶の発生と、肌が黒くなり、その拡大と共に正気を失っていく病の因果関係は明らか―― そう理解したところで、発生源が何なのか、何処なのかが判らなければ意味は無いのだけれど。 このジョゼという娘も奇病に感染し、左胸から黒いシミを広げながら幻視を求めて彷徨っている。 不調を訴える体で当所無くうろうろと歩き回り、漸く蝶と奇病と幻視の発生が係わり合いがあるのではと思いついて、足を向けた先は大聖堂―― 。 選んだ理由は、人が多そうな場所には蝶も沢山居るのではないか、と そういう単純なアレだ。 ) [Sun 25 Oct 2009 18:39:39]
お知らせ > ジョゼ@蝶さんが入室されました。 『状況は悪化を辿る【判定】』 [Sun 25 Oct 2009 18:21:13]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが退室されました。 『( 銃声が思考もろとも意識を裂く。 頭上には夥しい白黒の蝶 )』 [Sat 24 Oct 2009 09:45:03]
ドライツェ@蝶 > ( 円形に積まれた石。 上手く行くはずだったのに失敗した何か。 聞くはずではなかった声 ) ……………  ( それは何かの、 ) 儀式  ――…  ?  【判定】 [Sat 24 Oct 2009 09:44:10]
ドライツェ@蝶 > ( 両膝に走る鈍い痛みで、崩れ落ちて跪いたと自覚する。 ごく近くからの草の匂いで片側の頬を中庭の土に押し付けていると知った。 ぼやけた視界が、眼鏡を落としたらしいと教えてくれるけれど、酷い近視のくせに輪郭も細部も鮮明に見える痩せた蹲る子供の背中。 深い深い森の奥、人目を忍ぶように積まれた石。 ――『これ』は一体何なのか。 フェアリンの―――― ) …  、   ……  ( ストーンサークル? ――そうかもしれない。 違うかもしれない。 どちらなのか、推測を重ねることもできない。 頭を庇い、内臓を庇って外套の肩を握り締め、目を固く閉じると多分死産の胎児じみて、目を閉じても瞼裏に鮮明な幻は消えてくれない。 『邪魔をされた』『だから失敗した』『上手く行くはずだったのに、あんなものの声を聞くはずじゃなかった』――――それは声だったのか目に見える文字だったのか、瞼の裏、耳の底に響くナニカ ) [Sat 24 Oct 2009 09:41:04]
ドライツェ@蝶 > ( …ばちん。 眼球の奥で火花が散る。 ざあざあと砂嵐が走る。 何度も足を運び、見慣れた聖堂が幻覚の色に塗り潰されていく。 どこまでも暗い地の底のような虚無が満ちて思わず手を伸ばしてみると、指の間を空気が流れた。 ――それくらいに、リアルな幻 ) …   。 ( 肩を押さえつけられている気がしたのは、酷く体が強張ったからだ。 肩と首とが強張る。 ――身を、竦める。 声も出せず、どこか遠くで誰かの息遣いだけが激しい。 きっと、きっと――自分のものだ ) [Sat 24 Oct 2009 09:30:36]
ドライツェ@蝶 > ……。 ( フードの端を握り締め、顔を隠すようにして立ち上がる。 礼拝堂の入り口の方からはひっきりなしに生きている人とスラムで死んでいった近隣住人の声と何かの囁き声が聞こえてきた。 ――その、どれが現実でどれが幻聴なのかも既によく分からない )( 自主的に歩くというよりは猫背に前のめる重心が反射的に足を出すだけ。 転ぶ前に右足が前に、倒れる前に左足がその先にと、たどたどしい足取りの前を――――  蝶  ) [Sat 24 Oct 2009 09:21:43]
ドライツェ@蝶 > ( 裏口から中へ入れては貰ったが、今はカソックは着ていない。 質素な綿の上下と、その上からフードのついた外套を着て、左手の甲に広がる痣を隠すように、包帯。 パプテスに仕えた人間がこの奇病に罹ったと知られた日には――或いはこの罹患に宗教なんて全然関係ないことなど、周知の事実かもしれなかったが――教会の威信が地に落ちる。 そんな風に考えたのは、もう何日前だったか。 今はもう、ただの惰性。 考える気にもなれなくて閉じ篭っては親指の爪を噛み続けてみたり、ずっと昔に祓ったはずの死霊の声が聞こえたりと、有り体に言えばもう駄目かもしれないという気がする頃。 川辺での、同じ幻を見ているとの話を聞いていなければ、頭がどうにかなってしまったのだと結論を出していただろう ) [Sat 24 Oct 2009 09:16:10]
ドライツェ@蝶 > ( けれど、今は ) …………………… ( 視野を掠める。 横切る。 ――冬の日の雪やある種が終焉に散らす灰のように、降り積もる、蝶に見える「それ」が本当に蝶なのかそれとも雨か何か他の物なのか、ろくに判別がつかなかった。 大聖堂には今も見える白黒の蝶に染め上げられた痕のよう、黒く肌を染めた市民が詰めかけている。 人込み、祈り、葛藤に嘆き。 救済は自分こそにと剥き出しにされる自己愛の群れ。 ――…そんな様子を、中庭の奥から、被ったフードに半分ほどを遮られた状態で見ている。 多分、酷く精彩を欠いた死人のような瞳をして。 ) [Sat 24 Oct 2009 09:07:15]
お知らせ > ドライツェ@蝶さんが入室されました。 『( 雨は降っていないはずだ。 )』 [Sat 24 Oct 2009 09:00:32]
お知らせ > アヤ@蝶さんが退室されました。 『( 目を見開いて、床に残る蝶の足跡を―― 読めないものを、 よむ  )』 [Wed 21 Oct 2009 23:45:48]
アヤ@蝶 >    ……… ( 両手が触れたのは 床、だった。 )  ( 瞬時、ざわめきが戻り 人々は私を取り囲み、遠巻きに眺めている―― 大丈夫かと、誰かが声をかけてくれたけど、私は――… ) [Wed 21 Oct 2009 23:42:39]
アヤ@蝶 >    ―――― … ( 視線を向けた先 跳ねて転がる、 ) ( ちいさなこどものからだ。 )  …ぁ、 ( ころり、 )   …ッ、 ( まるでにんぎょうみたいに、 )  ぅ、 ( 私はその場に立ち尽くし 涙を浮かべがたがたと震えることしか出来なくて、 )   … ッ、 ( それでも覚束ない足取りで ふらり、ぺたり、 )  … ( その子に近付き 手を伸ばそうと  して―― )     ( ぺた ン、 ) [Wed 21 Oct 2009 23:39:59]
アヤ@蝶 > ( 鳴り響く、 銃声。 ) [Wed 21 Oct 2009 23:34:10]
アヤ@蝶 > (   じゃ りッ )( 踏まれ、蹴り飛ばされて乱される小石と ) [Wed 21 Oct 2009 23:33:42]
アヤ@蝶 > ( 森がみえないヒトたちにとって、私はただ虚ろに歩を進めているだけ。 そう、虚ろに――  … 虚ろな、暗い森だ。 ここは、 )  … ( どこ、なのかしら。 )( 声を出すのも憚られるような、声を出そうとしても掠れて吐息に終わりそうな、 空っぽで重苦しい静けさ。 )( 似たような心地を、私は近く味わったことがある。それはスタンツェルが死んだときの、 )  …。 ( 視線を巡らせた先に 子どもがいた。 )( じとりと暗い森の奥。 そこに蹲る幼子と、 円形に敷き詰められた小石。 )  … ( 何をしているのか と。 問いたかった言葉は声にならず ) ( 届くのは投げ付けられるのは 私じゃない、誰かの声。 )  ぁ、 ( 振り返った先 チリリとした熱が冷たい森を照らし出すのを認める間に ) [Wed 21 Oct 2009 23:32:25]
アヤ@蝶 > ( そういえばしばらく足を運んでいなかった。 この病に侵されてから、 )  ――― ( せっかくだもの。 お祈り、していこう―――…  )  … ( そう思って、ヒトの詰め掛ける扉へと、足を向けた ) ( じわり、皮膚をおかしてゆく黒さには気付かずに―― )   … ( ぺた、 )  … ぁ、 ( 思わず、怯えた声が小さく漏れた )( ――― じゅル、 と  )  … ( … ぺた ン、 ) ( 扉へ近付くたび 周囲のひとたちが 私の視界の中で、樹へと変わっていく ) ( それはきっとまた、私や私と同じヒトたちだけがみえているもの。 )   … ( 人波はいつのまにか森林へと移り変わり、騒乱は静寂にとって変わる――  大聖堂がいつのまにやら、深い森と化していた。 実際にはどこをどう歩いているのか、わからない ) [Wed 21 Oct 2009 23:11:42]
アヤ@蝶 > ( 本当はなんにもしたくないけど、同じ病に侵されている彼女がしっかりしなさいって元気付けてくれたから―― )  ( だから、さがさないと。 )  … ( あのひとなら、そんな心配はいらないかもしれないけど。 ) ( 考えるのも嫌だと思考を停止しがちな頭が、あるいは病に侵されずに済んでいる私の心の何処かが、何もしないで彼女を待つばかりでは嫌だと訴えるから―― )  … ( ぺた ん ) ( 愚鈍な動きを繰り返し、ぼんやりと周囲に視線を向ける。 白黒の蝶はどこを向いても視界の中に必ずいて、逃げるどころじゃない。 )   ―――… ( あぁ、なんだか蝶が群れている と思えば、それは蝶ではなく病に侵された者たちだった。 足を止めて茫洋と、投げかけた視線を少し上へあげれば そこが大聖堂だとようやく気付く )【判定】 [Wed 21 Oct 2009 22:57:04]
アヤ@蝶 > ( 家に帰るのも面倒でそのままずるずると宿に身を浸していたけれど、流石に心配で―― )   ――… ( ベッドを出、ショールをアングリマーラの女性みたいに頭から被って宿を出た。 )  … ( 出たところで行くあてなんてどこにもない。ただふらふらと足を動かして彷徨う。 ) ( ぺたン、 ぺた り。 )  … ( とてもとても気だるげに ) [Wed 21 Oct 2009 22:43:55]
お知らせ > アヤさんが来ました。 『( ヒルダさんが宿に戻らない。 )』 [Wed 21 Oct 2009 22:35:56]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 [Sun 18 Oct 2009 07:32:30]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 一人になった部屋で、この部屋へ来てから初めて泣いた。 )』 [Sun 18 Oct 2009 00:40:44]
会別理久 > ( シスター・ジャスティスと聞いて抱くイメージは超人だ。 そんな彼女が… ―――目を伏せた。 どんなに謝っても負担にしかならないだろう。 だから、それくらいは堪えよう。 もちろん、私が悪いわけじゃないと言ってくれるのは本心だろうけど。 ―――彼女に導かれて拾った命で、この私に、この後何ができるものか。 )   ―――はい、また…   ( しっかり頷いて、おやすみなさいと背中を見送る。 ) [Sun 18 Oct 2009 00:39:24]
ジャスティス > (あぁ、ダメだ。彼女の最後が頭をよぎる。弱音が口からあふれ出そうになる。なんで?どうして?その時に一緒に逃げてくれれば。あぁ、後一日会うのが早ければ彼女は助かっていたかもしれない。あぁどうして、どうして) ……はっ、あぁっ……。 (うなだれる。傷ついているはずの彼女の言葉に心がしぼんで申し訳なくなって) 謝る必要なんてない。あなたは何も悪くないもの……気に病む必要はないわ……うん、聞いておく。 また会いましょう、必ずよ。 ……そうね、一冊持ってきて上げましょう。 (想安いものではないが、教会には、一つ、あまってしまった聖書があるから。涙を拭き、笑顔で彼女をもう一度見下ろせば、それじゃあお休み、という言葉を残し背中を向けよう) [Sun 18 Oct 2009 00:32:51]
会別理久 > ―――私、変な話ばっかりして… それなのにアザリーさんはずっと前向きで、明るくて…   ( 努めてそうしていたのはもちろんだけれど、あの状況でできるなら何であれ真実だ。 握られた手を、握り返そうとする。 …声が詰まった。 だめだ、冷静にならないと。 だから今は… )   ―――…はい。 体が落ち着いたら、きっとお話します。 アザリーさんがどんなだったか、全部。 …あ、私の住所、分かりますか? こちらでも控えていると思いますが―――   ( 暗黒街の教会を訪ねるのは、ちょっと難しいかもしれない。 …そういえば、アザリーさんが案内してくれると言っていた。 そこまで思い出して、ついにこちらも涙を零してしまう。 )   …ごめんなさい。   ( 脈絡なく、私を助けたばっかりにと呟く。 それで、何かお願いするなんてとんでもない。 とんでもないが――― )   ―――…聖書、お借りするのは難しいですか? ごめんなさい、きちんと読んだことがなくて…   ( アザリーさんだって聖書を読み込んでいたかどうかは分からない。 けれど、その言動が信仰からくるものであれば、それを知るためには聖典が一番だろうと思う。 そんな意識が、そもそもアザリーさんのそれとは相容れないのかもしれないけれど。 知っているのは、名場面くらいだ。 ―――アザリアはトビアを導き、結婚相手を次々に死なせていたサラを悪魔から救い出した。 ) [Sun 18 Oct 2009 00:20:36]
ジャスティス > ……うん、うん。 (涙ぐみながら何度もうなづく。その縛られた手を強く握りながら何度も頷く) ……そう、あの子そんなこと……。 (誇らしげに。そう言われればうなだれて、本当に情けないことだが涙をこぼし唇をかむ。申し訳なくて、情けなくて、そして嬉しくて) いや、いいの。アザリーのことを聞かせてくれるだけで……ごめんね、突然押し掛けた上に、馬鹿みたいね私……うん、いいの。今日はもう、ゆっくりおやすみなさい。あ、何かほしいものある?今度来るとき持ってくるわ。ここでも、病院でも。 [Sun 18 Oct 2009 00:05:17]
会別理久 > ―――…。   ( 嘘だ。 アザリーさんに助けられた私が、はぐれた後でジャスティスさんに助けられた。 彼女から話を聞いたばかりの人に助けらるなんて偶然が、そうあるわけない。 だからこれは運命で、アザリーさんもジャスティスさんと合流できるはずで――― それなのに。 )   …私を、助けてくれました。 一人では動けない私を、彼女だって傷ついてたのに…   彼女一人なら、もしかしたら、逃げられたかもしれないのに…   ( 何を言えば良いのだろう。 アザリーさんが生きているというお約束はなく、それなのにジャスティスさんが口にしたことは、それを言おうとする表情から察せられるもので――― いや、そんなことはどうでもいいのだけれど。 ハッピーエンドにはどうしたってならなくても、これはない。 ないのに。 )   …でも、会えたんですね。   暗黒街の教会でシスターをしていると聞いて… 私がジャスティスさんの名前を知っていたら、彼女、自分のことみたいに喜んで―――   ( 誇らしげですらあったように思う。 そんな風に思える人と最後に会えたことは、良かったのだろうか。 …それで最後になったとしても。 )   私… 遺言なんて言いだして、そしたらアザリーさんは、自分はこんなでしたって、そのままを伝えてくれれば良いって… …ごめんなさい。 そんなのどう伝えたって、私から見えたもので、アザリーさんの伝えたいことではないのに…   ( そんなものかと流してしまった。 実際こうして伝えることになるなんて、どちらか片方生き残るとしたら彼女だろうから、本気で思っていなかった。 …彼女の口から言わせるべきだった。 それがないなら… 私の主観は排除して、彼女の行動と言葉を、そのまま伝えるしかない。 ―――ないが… 今は、体力的に、あまり長くなると辛いのも正直なところ。 しかし、話しておきたいというのもある。 話せるだけ、少しでも早く、私の意識による脚色が入る前に――― 彼女は立ち去ってしまうだろうか。 )   ( 泣きそうな、困った風な顔で見上げる。 止めるべきか、それとも。 ) [Sat 17 Oct 2009 23:53:19]
ジャスティス > ……アザリは、最後まで頑張ったみたい。うん、最後を見とれただけでも、幸運だと思う。状況が状況だったからね。 (小首を傾げ笑おうとするが泣き顔になってしまいそう) ……あなたが、生きていてくれてよかった。祈ってあげて、お願い。  (アザリーが命をかけて守った少女が無事今もこうして生きている。それだけで救われる) 色々、アザリーのことを聞きたいんだけれど、今は辛いわよね。もっと良くなったら、またお邪魔させてもらうわ……もしも困ったことがあれば、手紙でも頂戴。できるだけのことはするから。あぁ、大聖堂に送ってくれればとどくわ。 [Sat 17 Oct 2009 23:32:55]
会別理久 > …少し、ぼうっとしています。 でも、それくらいでないと暴れたりしてしまうので――― ( 両親が来ていて疲れてもいるが、大丈夫といえば大丈夫だ。 …それに、こんな顔をされて今日は疲れているのでまた今度聞かせてくださいなんて言えない。 …そのことで話が? というのは、アザリーさんの事か? )   ( ほっとしたような、元気ではないものの笑顔には違いない表情を、硬く強張らせる。 そんな顔で、何を言い出すつもりか。 ここの人に、それこそ家族の来訪がないことよりも気にして尋ねていたアザリーさんのことを教えてもらえず、何かにつけ親切な彼らが調べるとも言ってくれなかったのは、まさか。 まさか――― )   …大丈夫です。   ( それだけ言うのに、ずいぶんと間を空けてしまった。 髪を撫でられながら、頷く。 …聞かなければならない。 聞いてみるまでは、分からないし… ) [Sat 17 Oct 2009 23:25:48]
ジャスティス > っ……と。 (……顔を見て気付いた。ああ、この子はあの時私が助けた子じゃないか。しかしそれはそれで全く問題ない) ……そう、その、そのことでね……ちょっと、話が。 (端切れの悪い口調でそう告げ、一度視線をそらす。そして、何とも悲しそうな笑顔を浮かべる) 今は、落ち着いてる?本当に大丈夫?私も、少し話したいことが……あるのよ。 (そう言ってその髪をなでようとして) [Sat 17 Oct 2009 23:17:26]
会別理久 > ―――…ぼんやり、してます。 だから大丈夫だけど、それなら、ちょっと残念… ( 病気にかこつけて聖職者さまを押し倒したかった。 あなたが僧侶やっているというだけで人類の損失。 …虚勢込みだけれど、そんな軽口を返す余裕もある。 ただ、言いかけた言葉は半分も言えなかった。 早速か、広げて見せられる今後のことについて記された書面に目を走らせ――― それを、ついと後ろに控える修道女に向けて、止まる。 )   ―――はじめ…? 二度目です。 覚えています、シスター・ジャスティス。 体調は… おかげさまで、生きてます。 …その節は、お世話になりました。 あの、アザリーさんは? 大丈夫ですか?   ( そもそも、彼女が無事だという点も喜ぶべきところなのだけど、英雄という先入観からか、そこは挨拶から抜けてしまう。 …それより何よりアザリア・ヘミングウェイの事が気懸かりだった。 ここの人に尋ねても、知らないというばかり。 巨大な組織ではそんなものかと諦めていたが、ジャスティスさんが知らないということはないだろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 23:08:32]
ジャスティス > (開くドア。そして入ってきた男性は、少し距離を置いてから覗き込むようにして理久の顔を見ると、調子はどうかと尋ねて。今日は暴れてもらっても構わないよ、などと軽口をたたきながらも、手紙を広げ渡す。そこには理久の今後の扱いについて書かれていて。悪いようにはならないだろうが。そして男は一歩下がると、背後で護衛のように背筋を伸ばしている修道女を紹介する。うちのシスターでね、ジャスティス・ブラウニーという人だ。少しだけ、話がしたいらしいから、ついでで連れてきたんだ) はじめまして。体調のほうは大丈夫ですか? (笑顔に表情を変えながら、女は一歩近づき青い髪を揺らして会釈した) [Sat 17 Oct 2009 22:55:45]
会別理久 > ( 父が言っていた 『きっと同志が助けてくださる』 なんて言葉が不安なのはさておき。 )   ―――?   ( 空耳だろうか? 何かの音を聞いた気がして、眠りに落ちかけていた意識を引き戻された。 時に暴れたり、襲ったり?するもので、手足はベルトでベッドに拘束されている。 )   ( ぼんやりと扉の方に顔を向けるだけ。 返事はしないけれど、一度礼儀で確認したならば、ここの職員が遠慮することはないはずだ。 ) [Sat 17 Oct 2009 22:45:45]
ジャスティス > (どこか疲れたような顔つきの、若い修道女。若いといっても二十歳は超えているだろう。短刀らしき修道服の男が、その修道女を先導するように歩いてくる。シスターのくせに、時折どこか目がぎらつき、胸にはナイフなんてつけている。ゆっくりと理久の部屋に近づいていけば、ノックを男がして。手には、手紙のようなものを持っていた) [Sat 17 Oct 2009 22:42:05]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『足音』 [Sat 17 Oct 2009 22:35:53]
会別理久 > ( どこか本人そっちのけで嘆き哀しんでくれた、今はそれをただ愛しいと思える両親がすぐに戻ると言い残して帰った後。 急に静かになった病室で、安堵するような疲れたような、深い溜息を零す。 麻酔か、もしかしたら鎮静剤でも処方されているのかもしれない。 意識はぼんやりとして、話でもしていないとすぐにまとまりを失ってしまう。 )   ( これでおそらく、事態は動き出してしまうのだろう。 長いようで短かったお休みはおしまい。 もっともそれだって、楽なものではなかったけれど――― 安らかではあった。 生死の境にいるような停滞感が。 )   ( とりあえず、病院へ移されるのかもしれない。 うちはパプテス教ではないし、父は医学者だ。 腐った左脚をぶら下げたまま、経過を観察することをよしとはしない。 それで平気… ではないにせよ、生きているからこそ、観察する必要があるのかもしれないが。 大聖堂としても、変化のない状態にお手上げという感じらしい。 左脚はすっかり腐り落ち、けれど体へ向かって腐敗が進行することはなかった。 肩を齧り取られた右腕も、その他どこも、血行が保たれていれば腐ってきたりはしていない。 問題行動を起こすことはあるが、遭遇した事態を考えればまだ正気な方だともいえる。 また別に、ヴェイトス市でおかしな病気が流行っているらしいし、この隔離施設も、ここから出してもしっかり保護されそうな者を、いつまでも置いておくわけにはいかないのだろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 22:33:52]
会別理久 > ( 年中無休で煙草屋をしている祖母は家に居て、それを知っていたけれど、お勤めの都合で離れられなかったらしい。 個人経営の煙草屋などどうにでもなりそうで、例え店を開けたとしても閉めた後があるだろうにというところだけれど… あの人の仕事はそういうものだ。 周りからは不仲だとかボケてるとか見られるかもしれないが、家族は了解しているからそれでいい。 母は祖母の後を継いでおらず、私も、祖母が望む道と、父母が望む道の二択で後者を選んだ。 真似はできないけれど、尊敬していなくはないし、理解はできる。 本当に、あの家を離れられなかったのだろう。 ) [Sat 17 Oct 2009 22:13:11]
会別理久 > ( ―――どうやら、ここに隔離されているのは秘密裏にというわけではなかったらしい。 村一つ壊滅させた奇病患者ということなら、それも仕方がないと思っていたけれど… 当然か。 大聖堂としては何もやましいところなどないのだから、家族に知らせた上で、ここからは出せないと言えば良い。 ついさっきアングリマーラから帰ったところだという両親は、血相を変えていた。 まさか先に帰らせた娘が旅費を節約するためにウォッシュベアーへ立ち寄っていたなんて、考えもしなかったのだろう。 本当なら病院で実習をがんばっているはずで、それが片脚を実質失い、腕も上がらなくなっているとは。 ) [Sat 17 Oct 2009 21:54:49]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 両親が、駆けつけた。 )』 [Sat 17 Oct 2009 21:46:43]
お知らせ > デュオニュースさんが退室されました。 『(諸々の視線を浴びつつ、静かに待とう)』 [Sat 17 Oct 2009 00:18:14]
デュオニュース > (はじめにしては上出来かな。そうデュオニュースは、胸の内でつぶやく。いくらかは、名前を覚えたものもいるだろう。姿を覚えたものもいるだろう。 何やら、よからぬ感情が浮かんだ者もいるかもしれぬが、それは致し方ない。人に知られる代償である)(後は、凶事に関すること――原因や現状、そして今からどうしようとしているのか。そういった事柄が聞ければよい。もしよりよい援助先があるというのなら、そちらを教えてもらうのもいいし、協会を通してそちらに送るのもいい) 了解した、ではしばらく、邪魔にならぬ場所で待たせてもらおう。 (修道女の答えは、奥にて執務を行っているため、呼びに行くが来るのには時間がかかるかもしれぬ、というもの。それに対して、炊き出しや祈祷の邪魔にならぬようにと、礼拝用の椅子の端を指して、そちらに移動する旨を伝えれば、修道女は奥へと向かう) [Sat 17 Oct 2009 00:15:06]
デュオニュース > (響く足と杖の音、そして威圧するような口調が通れば、いやがおうにも視線が貴族風貌に集まる。中には、それにいぶかしむような視線を向ける者もいる) わたしは、クリスティアの一地方領主、デュオニュース・グラーフ・フォン・ヴォルフペルツである。 つい先日よりこちらに滞在しているのだが、いくつかの凶事を耳にした。 それらについて、いくらかの支援を行おうと考えているのだが、詳しく話せる方はおられるか? (その言葉の間に何もはさませぬよう、修道女の目をしかと見つめ。あたりにも聞こえるように、しっかりと、そしてゆっくりと、用件を話した)(どこへ支援を投資すればよいのか。実際にどこが援助を取りまとめているのか。そういったことの確認、それに加えて単純なパフォーマンスである。話に耳を傾けていた人々には、驚きの表情を浮かべる者もいた。 返事を待つ間で、デュオニュースは一度当たりに視線をめぐらせ、そういった人の姿をとらえた。目が合いそうになって、あわてて目をそらす者もいた) [Sat 17 Oct 2009 00:01:38]
デュオニュース > (今この街は、混沌へと歩んでいるのか。 そんな考えが、貴族風貌の頭に浮かび、そしてそれはすぐに打ち消される) 考えてみれば、いつもそのようなものだったか (遠くクリスティアにも、いくらかの事件は聞こえてくる。それを考えれば、これも茶飯事かもしれない、と) では、そろそろ動くとするか (衆人の観察を終え、貴族風貌は小さくつぶやいてようやく動き出す。炊き出しをしている近く、ちょうど手の空いている修道女へと歩みよる。カツカツと、規則正しくステッキで床を打ちながら) 失礼、少々よろしいか。 いくつか尋ねたいことがある (その言葉は、やや高圧的に。その場にいたほかの人々へも届く) [Fri 16 Oct 2009 23:45:01]
デュオニュース > (食うに食えないような、ぼろをまとった人が炊き出しを受け取る。おそらくほかにすがるもののない人々が、目に見えぬ何かに祈りをささげる。 中には、狂気の混ざったような、一種独特の雰囲気の人が交じってもいる) あれ、がもう一つの噂か (それは、もう一つのここ数日のうわさ話。曰く誰にも見えぬ白と黒の蝶が舞うという。曰く黒い染みの浮かぶ奇病が流行りだしている。曰くこの二つの話は関連している) 根も葉もないうわさ、かと思えばあれはあれで (狂人じみた彼のものは、奥より出てきた修道女につれて行かれた。それは手荒なものではなく、そっといたわるような) [Fri 16 Oct 2009 23:33:30]
デュオニュース > (ヴェイトス市からみれば辺境の村より出てきた貴族風貌。滞在し始めて数日、さまざまなうわさ――情報がその耳に入ってきた。曰く一つの村がだめになった。曰くその村から逃げ出した人々への寄付金を募っている。そんな話がここ数日でよく耳に入ってきたものだ。 そしてその話も、一つの区切りがあった。いくら集まったかが張り出され、中には名の通った署名もそこにはあった) 一つ、出遅れたから。 いや何、今からでも遅くはないだろう、こういうのは (金のあるものが、金のないものへと施すのは摂理。一つの義務である。 無理に名を売りたいわけでもないが、名を添えて寄付をすれば、いくらか知名度も上がるだろうと)(そんなことを考えながら、聖堂に集まる人々を、彼らや、聖堂で働く人の邪魔にならぬように眺めていた) [Fri 16 Oct 2009 23:25:04]
お知らせ > デュオニュースさんが入室されました。 『(そこに集う人々を見ている)』 [Fri 16 Oct 2009 23:15:46]
お知らせ > 白黒の蝶さんが退室されました。 『 ――だけど、誰も気付かない。明日の病より、今日の飢えのほうが大事だったから―― 』 [Fri 16 Oct 2009 01:05:09]
白黒の蝶 > (――気が付けば、向かいの建物の屋根に留まった蝶は一匹ではなくなっていた。何羽も、何羽も。その隣の建物にも。空にも。――ふわり、と蝶が飛ぶ。 ひらひらと舞う蝶の一匹を、毛布をかぶった浮浪者が指差したころ――― シスターたちの首筋や、肩に、黒く小さな染みが浮かんでいた) [Fri 16 Oct 2009 01:03:27]
白黒の蝶 > (フラッシュバック――――暗く湿った森の奥深く。円形に敷き詰められた小石と、蹲る幼子。虫の声音も鳥の鳴き声もなく、ただそこにあるのは死と同義なまでの虚ろさだけ。――それは鮮明に。鮮明に。 不意に差し込む篝火と、理解のできない拒絶の声。踏み躙られ、蹴り飛ばされる小石と銃声。ころりと、跳ねて転がる幼子の身体。――それは鮮明に。とてもとても鮮明に。) [Fri 16 Oct 2009 01:01:00]
白黒の蝶 > (神という名のなにかが踏み潰して塗り固めた大地から、実った麦穂を同胞に施す。そこに踏み潰された誰かの声は届かない。その痕跡もない――) [Fri 16 Oct 2009 00:51:29]
白黒の蝶 > (どこかでおきた不幸な事件を、誰かが購い埋めようと。老いも若きも疲れた顔をして食事と暖具を求める人々に、笑顔で施しを与えていく若いシスターたち。向かいの建物の屋根の上に留まった白と黒の羽を持った蝶が、それをじっと見下ろしていた) [Fri 16 Oct 2009 00:48:33]
白黒の蝶 > (聖堂に、人々が集っている。 口々に祈りと感謝の言葉を語りながら、暖かなスープと毛布を受け取っては流れていく) [Fri 16 Oct 2009 00:45:59]
お知らせ > 白黒の蝶さんが来ました。 『 ――祈りの声 』 [Fri 16 Oct 2009 00:44:23]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 確かにありえない部分がある。 そこを、どう見るか。 )』 [Wed 14 Oct 2009 19:34:17]
会別理久 > ( 呼吸も脈もあり、肌が腐ったりはしていない、それだけ見れば生きている。 大怪我しているだけの、ただの娘なのだけど――― ) [Wed 14 Oct 2009 19:33:44]
会別理久 > ―――ぅう… ぅーッ…!   ァあ… アァ!   ァアああああああッ! アぁー―――ッ!   ( その悲惨な身体状況と比較して、どこか平静過ぎるきらいのある娘だけれど、そんなのは無理をしているだけで、この狂乱こそが本心なのかもしれない。 外から見る者はそのように評するかもしれないが。 …問題は、精神状態よりも身体機能だ。 娘が落ち着いているときに確認しても、肉を齧り取られた手足は、その筋肉が働く運動を行えない。 当然だ。 しかし――― 死んでいるはずの状態でまだ生きているのだからこの上不思議はないかもしれないが、右腕だけでなく左脚までもが、拘束を解こうと確かな圧力で暴れている。 それで拘束が解かれることはないが、発揮できる力以前に運動そのものがありえないことに変わりはない。 ) [Wed 14 Oct 2009 19:29:01]
会別理久 > ( こんな状態では、どこでも拘束されるだろう。 むしろ、して欲しいと思う。 取り返しのつかないことをする前に。 )   ―――っふ… ぅ…   ( 次第に痛みが鮮明になり、次いで意識がはっきりしてくると、また、体が疼いた。 …ほしい、ほしい、ほしい。 何が欲しいのか自覚はないが、あえて言語化するのならそのような感情に襲われる。 無闇に体を動かしたい。 痛みなど構わずに、力の限り暴れたい。 気持ち良くなりたい。 …爪を立てるのも粘膜の交感を求めるのも、それならば満たされるのではないかという安易な発想から導き出された手段だ。 そうしたいわけではなく、満たされるものがあるのなら何でも良いが、それが何か分からない。 ) [Wed 14 Oct 2009 19:19:45]
会別理久 > ( …未だに、そんな風に考えてしまう。 ろくでもないとも思うけれど、この気持ちは本心だ。 アザリーさんの手前、改めなければならないと思うけれど。 ―――いや、彼女なら、意識して改めるものではないと言うだろうか。 )   ( ここへ搬送されてからどれくらい経ったのだろう。 時間の感覚が曖昧で、数日とも一年とも感じられる。 とにかく寝たきりになっていて、管理はよくしてくれるものの、手足を拘束されてしまうとただでさえ動かせない体が痛んだ。 損傷されなかった部位も、こう動かさないでいると弱ってしまって、もう肩を貸してもらっても歩けるかどうかは怪しい。 これが病院ならもう少し後のことを考えたケアをするだろうにと他人事のように考えるのは、ある種の身内びいきか。 ―――いずれにせよ、回復と比例して、発作的な性・暴力衝動に駆られることが多くなっている。 意識が清明であればあるほどその確立は高く、幸い麻酔か何かで朦朧としていることがほとんどだけれど、介護者の体をついまさぐってしまったり、かと思うと爪や歯を立てることが何度かあった。 ) [Wed 14 Oct 2009 19:13:51]
会別理久 > ( それなのに――― )   ( 両手足を革ベルトでベッドに固定された、隔離施設の個室。 見慣れた天井を半覚醒の意識でぼんやりと眺めて、この状態をさして辛いとは思っていなかった。 不安だし、不自由だ。 けれど例えここを出られたとして、生活の全ては白紙に戻る。 早く出なければならない理由はないし、その後にこそ待ち構えている苦労を思うとむしろ出たくない。 このままここで、この安らかな停滞感を永遠に。 白紙に戻されてしまう生活に新たな一歩を踏み出すことなく、白紙は白紙のまま、どのようにも描ける綺麗なままであってほしい。 ) [Wed 14 Oct 2009 18:57:23]
会別理久 > ( アザリーさんに話したことだ。 他にもたくさん、遺言にかこつけて誰にもしたことがないような話をたくさんした。 お互いけっこう死にかけで、追われる身で、どこへ逃げれば良いのかも分からなくて、よくそんな余裕があったものだと思うけど、むしろだからこそだろうか。 私はすぐに余裕を無くしてしまったけれど、話せるときにはとにかく話していたような気がする。 彼女はどこまでも前向きで… というか自然で、もしかしたらそれで当然なのかもしれないけれど、凝り固まっていた私の意識を解してくれた。 難しく考え過ぎだと、もっと素直で良いのではないかと。 そんなものはつまり、彼女が宗教者だからかもしれない。 マニュアルかもしれない。 でも、何であれ、そこには命を賭す重みがあった。 常識的に考えれば私のことを置いて行くべきで、別にそれを恨みはしないし、後ろめたく思う必要もないだろう。 溺れて死ぬかもしれないという状況で、一人しか乗れないボートから他人を落としても、人間社会が掲げる法の罪には問われない。 ) [Wed 14 Oct 2009 18:48:49]
会別理久 > ( 何もすることがない、しなくて良い時間というのは安らかだ。 衣食住をまかなわれているのだから当然。 これがもし何もしなければ飢えて死ぬとなればやはり働いて糧を得て、死に至るまでに予想される苦痛や恐怖を何とか先送りしようとするのだろうけれど。 いつの頃からか私の中で確立されていた価値観は、どうせ全て失うことが前提の人 『生』 において、積極的に何かを求めるということをしなかった。 今直ぐ安らかに死ねるというのであれば、いつでもどうぞ。 ただ、自ら手を下すことは許されない。 そんなことをすれば家族や係累は哀しむだろう。 病気や事故であれば諦めもつくかもしれないが、自ら命を絶たれてはそこにあったはずの想いに縛られる。 何故、自分で自分を殺したのか。 そこは遺書で言葉を尽くせば解決するかもしれない。 でも、人間社会は難しい。 案外静かなものかもしれないが、即物的なところでは命を絶った場所の地価が下がるし、周囲の目だとかそういったものがどう影響するか、おそらく社会活動にも支障が出る。 ―――自分がどのように考えていようとそれを他者に押し付けてはいけないし、むしろ真っ当に生きようとするのは奨励したい。 私にはそれができないというだけで、できたらいいなとは思うから。 ) [Wed 14 Oct 2009 18:37:36]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( 退屈は、嫌いじゃない。 )』 [Wed 14 Oct 2009 17:59:24]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( アザリーさんは、無事なのか。 ウォッシュベアーは、どういうことになっているのか。 )』 [Sun 11 Oct 2009 02:23:23]
会別理久 > ( 家族に会えないのはわきまえている。 ―――つもりだけど、もしかしたらそこは教会の判断ではなく、両親がアングリマーラから帰っておらず、祖母は店を離れられないのかもしれない。 そう思うと、少し寂しい。 両親の方は私がヴェイトス市に戻ってちゃんとやっていると思っていて、祖母の方はまだ両親とアングリマーラにいると思っている、なんて。 それこそ、落ち着いてから説明すれば良いのだけれど。 というか、してくれれば。 ―――自分がここでどういう立場にあるのかは、本当のところよく知らない。 全部、推測だ。 もしかしたらウォッシュベアーとは全くの別口で、何か病気をもらってしまったのかもしれないし。 )   ( ただ、どうしても早く知りたいのが――― ) [Sun 11 Oct 2009 02:18:14]
会別理久 > ( 掲げた手で、乾いた唇に触れた。 もうずいぶん鏡を見ていないが、見たくない。 体の状態も、落ち着いてから知らせてくれれば良い。 こんな風に腐ってますよ、とかではなくて、切りました、残念ですが… というところまで事が進んでから。 ―――というか、壊死が広がって、早く切っていれば股関節は残せたのに、なんて話にはならないのだろうか。 まるっきり実験動物の扱いになっているとは思いたくない。 彼らはそういう部分をカモフラージュするプロかもしれないが、世話は、よく焼いてくれているし。 ) [Sun 11 Oct 2009 02:01:28]
会別理久 > ( この体はどうなっているのだろう。 何もかも億劫になってしまうぼんやりとした感覚で、左手を見つめる。 傷だらけなのはさておき、肌が腐ったりはしていない。 ウォッシュベアーの住人達のようには、なっていないが――― )   ( 青い霧の影響と言ってしまって良いものか。 とにかく、事件の根本的な原因になっているものに、私も侵されているのかもしれないと思う。 …そう思うと、少し楽にもなれるのだ。 腐った死体相手に、それも喰われながら悦んで腰を振っていたなんて、ありえないことをすっきり説明してくれる。 救いになるかというと、そうでもないけれど。 ) [Sun 11 Oct 2009 01:55:45]
会別理久 > ( どうやらそうらしいと認識した時には、この施設の正気を疑った。 宗教的であれ何であれ、それなりの規模を持って広く信仰される団体のすることにしてはあまりにお粗末だ。 けれどそう考える反面、納得もする。 なるほど、間違いなく死んでいるはずの状態で死なないのだから、急ぐことはないのかもしれない。 本当に、手を付けずに経過を観察して――― )   ( 実験動物のようだという感覚は気持ちの良いものではないけれど、必要な犠牲だとは理解できるし、献体のお世話になっている身としては、一応どうぞ使ってという気持ちもある。 ただ、見殺しにされるような感覚は拭えず、複雑だ。 ―――だから、それで死なないからこその対応なのだとしても。 ) [Sun 11 Oct 2009 01:51:09]
会別理久 > ( 舌を齧り取ろうとしたんじゃないといいね、なんて酷く他人事な感覚で溜息をついた。 寝惚けていたというか、全く覚えが無い。 気付いたら司祭が目の前で何か言っていて、ぼやける視界の中でその顔が近付いた。 もちろん自分で動いたのだそうだけど、両肩上がらないはずなのにどうやって? 左肩はまだ回復の可能性があるとしても、右はそのための筋肉が大部分失われている。 ―――だから、余計に問題なのか。 ただの痴女では済まないという。 )   ( 疫病・奇病・悪魔憑きなどが収容される隔離施設の天井を見上げて、自然にしていても溜息のようになってしまう重たい息を長く吐き出す。 痛みがそれほどでもない代わりに、全身の血が鉛になったみたいに重いのは、薬が効いているのだろうか。 麻酔などを常用してほしくはないというか、それこそやっぱりどうして平気なのかという問題になりそうだが、幸い七転八倒の苦しみというのは今のところそう多くない。 …まだ、腐った左脚の残骸をくっつけているらしいにも関わらず。 ) [Sun 11 Oct 2009 01:44:29]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( キスしたらしい。 )』 [Sun 11 Oct 2009 01:32:46]
お知らせ > ユーリさんが退室されました。 [Tue 6 Oct 2009 00:23:41]
ユーリ > え?ええ…ヤー、勿論違います。僕は人間ですよ――ほら。(懐から取り出した十字架を、素手で触れてみせる。 ) …この通り。見た目のことはよく言われます。 (物語ではあるまいし、実際のヴァンパイアがこんな外見をしていたら即座にハンターに狩られてしまうと思うのだが――それは教会関係者ゆえの考えか。一般的には吸血鬼といったら、八重歯に色白でヴァーシャからやって来るものらしい。) いえ、良いですよ――。 慣れてますから。(気遣いに笑顔で答え、十字架を片手で弄りながら聖堂を辞した。) [Tue 6 Oct 2009 00:22:49]
ユーリ > (横合いからこちらの顔を興味深げに覗き見てくるいくつもの視線を尻目に、お喋りは続き――) 出身、ですか? えっと、ヴァーシャの生まれで―― 「やっぱり本当だったんだ!」「新しい神父サマは吸血鬼だ!」 ――はぁ。(言われ慣れている。大丈夫だ。どこに赴任しても最初の声はそれだった。どの村でもすぐに誤解は解けたが―― …惜しむらくは、ここが大都会で、今口々に騒いでいた子供達とは恐らくもう会えないこと。) [Tue 6 Oct 2009 00:17:12]
ユーリ > (「あら、新しい神父さん?」――後ろから声がして、振り返ると――顔を見た途端、ぎょっとされた。) ――あっ…、オプロスティ(申し訳ない)――すみません、驚かせて。(外見が不幸にも吸血鬼っぽいというのは、神官としては結構苦労する――何しろどんな職業よりもバプテス教徒と接する機会が多いのだから。) [Tue 6 Oct 2009 00:12:57]
ユーリ > (色白で八重歯がばっちり。流石に仕事の最中は黒いマントは羽織っていないが、完全にヴァンピー全開の姿に神官服は、却ってパンチが利いた外見には違いない。) ――え?あ、はい。ヴェイトスには昔少し住んでいたことが――ええ。先月までは地方の村のほうに… (身の上なんか話したりしていると、信徒の方々もやってきて、ちょっとした和やかな井戸端会議のように。) [Tue 6 Oct 2009 00:08:31]
ユーリ > ユーリィ・スタノヴィッチです。 (十字を切って、通りすがりに声をかけてきた神父様に挨拶――。 ヴェイトス市の教会に移ってきたということで、一番デカい事務所にアイサツ回り――俗世間的にはそんなところだろうか。)  [Tue 6 Oct 2009 00:05:42]
お知らせ > ユーリさんが来ました。 『 今日からこちらでお世話になる―― 』 [Tue 6 Oct 2009 00:02:44]
お知らせ > メルティカさんが帰りました。 『( 後ろから届くシスターの声に 気付かない振りをして、 )』 [Sun 4 Oct 2009 23:00:30]
メルティカ > ( 視界に映ッたのは質素なロザリオを身に付けたシスターの姿。彼女はきょとンとした表情を浮かべた後、笑顔で 「 どうされました? 」 と問い掛けて来る。 )  …… ッ、 ( 其の仕草が、酷く苛ッときて。にッこりと優しく微笑む姿に 母親を重ねて、胸の中がぐるぐると回る様で気持ちが悪い。 )  …… … 敵だッて分かッたら、殺すくせに…ッ、 ( 今はにこにこと笑ッてたッて。其の笑みが敵だと決めつけた瞬間嫌悪に変るンだ。 ) ――― 別に、何でも 無いですッ、さようならッ! ( 早口で捲し立てて、その傍を通り抜ける。 ふわッと流れた風がシスターの長い金髪を揺らして、 …そう云う細かいところも苛ッとして。 扉を勢い良く開け、走り去る様に 駆けた。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:53:05]
メルティカ > ( 結局。…結局此処に入れるッて事は自分は悪魔でも、大魔王の化身でも無い唯の人間で。其れも人生15年しか生きていない様な脆くて弱くて、愚かな――、 ) … 神様なンて、大ッ嫌い…ッ。 ( ギリッと唇を噛み締める。じわりと溢れ出てくる涙は悔し涙だ。すとンと下ろしていた手、拳を握りしめて ギッと十字架を睨む。 ) ―――… 絶対に、…絶対にッ、 あンた達が正しいなンて認めないンだから…ッ、 ( 憎しみを篭めた声音。其の音はひどく小さな音、だけれど。 )  …… ッ、 ( 不意に、 ギィッと軋む音がして、 )( 勢い良く其方を 振り返ッた。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:40:36]
メルティカ > …… 此処で御祈りを捧げて何になるンだかッ、 ( 人の姿が見えないのを良い事に云いたい放題。 ) ―― … 神様なンて、 ( いざッて時は助けてなンてくれないのに、 ) ( ぐるぐると思考が巡り、ぐしゃッと髪を掻いた。一度小さく息を吐けば、一歩一歩、奥へと進み、 )  ( 一番端ッこで止まり、くるッと正面に向き直る。此処から信者の顔を見渡すのは さぞかし楽しいン だろうね。 )  ――――…… 、 ( 再び振り返ッて、細部を見遣る。やはり結構な年月は経ッてるみたい。綺麗に見えても 古かッた り、 )  … これなら、 ( 壊せるンだろうか。簡単に? ―― そンな思考が巡り、首を振ッた。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:28:08]
メルティカ > ( 吸ッて吐いて、吸ッて吐いて。深呼吸終了。 ギッと扉を睨み付けながら、勢い良く開く。あ、結構重い。グッと腕に力を篭めて、 )  ――――… ッと、とととォ ! ( 篭め過ぎた。勢い余ッて、聖堂の中に数歩踏み込ンで、止まる。 )  …………大聖堂 ねェ、 ( ふン、と小声でちょッと馬鹿にした声音。椅子が在ッて、通路が在ッて、 ――ゆるゆると踏みこンでいく。 ) ………… 、 ( これでもかッて位十字架が主張してくるかと思ッてたけど、そうでも無い感じ?ステンドグラスなンかは綺麗だし、 )  ( 思わず、はふッと小さな息が洩れた。 )  ( 人が居ないのはこンな時間だから? ッて云うか本当に勝手に入ッて良かッたの? なンて、不意に不安が込上げて。キョロキョロと辺りを見渡す。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:14:14]
メルティカ > ( 大聖堂の前で、其の建物を見上げていた。 ) ――――……、 ( ヴェイトスに移り住ンで一番毛嫌いしていた場所だ。訪れるのは初めて。 ごくッと緊張した様に息を飲ンで。一歩歩いては止まり、一歩歩いては止まり。 漸く辿り着く扉の前。 ) ……何これ、これ勝手に入ッちゃッて良いンだよね。…良いンだよねッ? ( 誰かに問い掛ける様に紡ぐ言葉。手に汗が滲む。 扉に手を掛け ――ようとして止め、一度深呼吸。 ) [Sun 4 Oct 2009 22:00:44]
お知らせ > メルティカさんが来ました。 『( 見上げていた 。 )』 [Sun 4 Oct 2009 21:55:28]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( …いや、どうでもいいとまでは、もう言えないけれど。 )』 [Sat 3 Oct 2009 21:30:46]
会別理久 > ( …家族の話は出て来ない。 何かを検めている様子のシスターに、自分の体について聞くこともない。 その辺りは、わきまえているのと、怖いのと… というか、急がないのと。 ) [Sat 3 Oct 2009 21:25:18]
会別理久 > ( ―――鍵を外すような音がして、蝶番が重たく軋む扉が開いた。 入って来たのは尼僧服の女性。 医術より奇跡の方が勝っているこの時代、それを嫌がったりはしないけれど、属している世界の都合か、やはり違和感があった。 …こちらが目を覚ましているのに気付き、優しい笑顔。 両親も、最近こういうイイ顔をすることが多くなったような気がする。 どこか吹っ切れているというか。 目が覚めましたか、気分は? )   ―――おもい…   ( あ、喋れた。 酷い声だし、呂律も回っていないけど、少しほっとする。 )   アザリーさんは…?   ( 同じパプテスの教会関係者ならそれで通じるのではと思ったけれど… お友達ですか? だめか。 )   …暗黒街の、教会の… ジャスティスさんの…   ( 部下? お弟子さん? 妹分? なんて言うんだろう。 ) [Sat 3 Oct 2009 21:17:52]
会別理久 > ( とはいえ。 シスター・アザリアに助けられた私が、シスター・ジャスティスに救出されるなんて、なんて偶然だろう。 それこそ物語じみた運命も感じられる。 アザリーさんについて提供できた情報は無いも同然だとしても、生きているとは伝えられた。 それなら、ジャスティスさんがアザリーさんに会えなきゃ嘘だ。 )   ( 自分に運命論者の気があるなんて思ってもみなかったけど、そこには何か、そういった流れのようなものがあるのではと感じていた。 )   ( ―――それを言うなら、会別理久は、こんな目に遭う流れに乗っていなかったのだが。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:58:01]
会別理久 > ( …色々あり過ぎて感覚が鈍磨しているというのなら、これはこれで狂っているか。 )   ( あれから何日経ったのだろう。 シスター・ジャスティスと、パプテスの人達に助けられて、断片的な記憶から今居るこの場所が大聖堂の医療施設だとは知っているし、それで当然だと思う。 今後のことに不安がないわけはないけれど、この状態を引き摺って生き続けるのが億劫だと言えばそれもそう。 …そう感じた上で、でもやっぱり生きてみようかという意識も芽生えているのだけれど… 今はそんな気持ちを教えてくれた、シスター・アザリアのことが気がかりだ。 )   ( 助けが来た、ということは、じきに事態は収拾するだろうと思う。 アザリーさんも、どこかで救助と合流して、満身創痍でだだをこねたって連れ出されているだろう。 楽観的に考えることができなくはないが、あの状況を知っていると、希望にばかりは縋れなかった。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:52:11]
会別理久 > ( 事故にでも遭って、眠っている間に酷い夢を見たのだと言われたら信じてしまいそうだ。 生憎と、記憶はしっかりしている。 腐った死体に犯されて悦んで、喰われながら感じて、人間の死体を口にした。 気って、案外狂わないものなのだと意外に思う。 物語のようにはいかない。 狂ったところで救いはないから、こんなものなのか… それとも、やっぱり、死に対していくらか心の準備ができていたのか。 …そんなわけがないと、自覚したばかりだが。 )   ( どうせ失ってしまうはずの人生だからと、大切に生きてこなかったのは確かだ。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:43:33]
会別理久 > ( …前回目を覚ました時に、誰かがもう大丈夫とか言っていたのを何となく覚えている。 全然大丈夫じゃないのだけど、と答えたかったのに、口は動かなかった。 )   ( 全身がひどく重たいけれど、今度はちゃんと目を覚ましている。 体なんかは起こす気にもなれないが、毛布から利き手の右腕を引っ張り出そうとして、うまく動かなかった。 痛みがないということは、この靄がかかったような意識は麻酔でも効いているのだろうか。 代わりに左手。 今度は一応動いたそれを、目の前にかざしてみる。 指先が包帯に包まれているのは… そういえば、扉を引っ掻いて爪が剥がれたような。 生爪剥ぐって拷問だと思っていたけど、そうでもなかったような気がする。 ―――露出している素肌が、傷こそついているものの腐っていたりはせず、少し安心した。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:35:18]
会別理久 > ( ―――大聖堂の隔離施設。 いわゆる悪魔憑きだとか、疫病・奇病患者を収容するための場所。 その個室で、数日前にウォッシュベアーから搬送されて来たイエロティアの娘は、何度目かの意識を取り戻した。 )   ―――…。   ( 素っ気無く清潔な空間。 怪我も大病もしたことがなく入院の経験はないけれど、見学や実習で馴染んだ空気。 一瞬、また実習中に貧血でも起こして倒れたのだろうかなんて寝惚けたことを考えてから、病院とは微妙に異なる宗教的な意匠に気がついた。 …そうか。 そうだったっけ。 ) [Sat 3 Oct 2009 20:25:25]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 峠は越えた… らしい。 )』 [Sat 3 Oct 2009 20:16:15]
お知らせ > イェルマーレ@外部突入さんが帰りました。 『(――ウォッシュベアー派遣隊の馬車へ少年が潜り込ンだのは、9/22日深夜の事だ、)』 [Tue 22 Sep 2009 18:26:20]
イェルマーレ > 主よ、今日の恵みに感謝致します――、 [Tue 22 Sep 2009 18:24:31]
イェルマーレ > (『そ れ な ら 私 の 大 願 は 保 障 さ れ る』) ――…私の、(私の、私の悲願は、私の大望は、こンなにも容易くこンなにも早く、圧倒的な現実的な何にも動かし難い誰にも否定出来ない理屈も叶わない実在理論となッて確かな形になッて明瞭な事実となッて歴史も文献も太刀打ち出来ない証明となッて、)(『そ れ が 真 実 な ら 私 の 願 い は 叶 う』) ――…あァ…――あの子 も、あの子もあの子もあの子もあの子もあの子もあの子もあの子も、あの人 も、(きッと、みンな戻る。ずッと有り得ない反魂術を夢見ていた。もう夢ではない。この手の届く事実が世界に証明してくれる。黄泉還りは決して不可能ではない、) ―――――…行かなけれ ば…、(ゾッとするような声の響き。細い影は全身を震わせながら長い間、床と空間の合間にうずくまッていたけれど。不意にユラリ煙のように立ち上がる。爪の剥がれ掛けた指で掻き毟ッた頭髪には紅い蛋白質がところどころに張り付き、修道服にも皺が寄り這いずッたせいで木屑と埃だらけだ。ただ焦点が膨張したかのような紫水晶色の瞳だけが、爛々と光量を増しながら暗闇に燃えている。倒れ込むようにチェストに縋り付き旅装と鞄を引ッ張り出す。)(何としても赴かねば。この目で真実を確かめなければいけない。実在する奇跡をこの手で調査しなければならぬ。自我を残す死霊。生前の面影を持つ死体達。動く、食す。もうそれは『死』ではない。新しい生命と呼ぶべきだ。あァ誰も誰も一度は登ッたヴァルハラの丘を降りてくる?やッぱりちゃンと還ッて来れるンだ。いい気味だいいざまだクリストよ。貴方は何一つ救うことさえ出来はしないが、私は間違ッてなどいなかッた。やッぱり身体さえあれば、みンな、きッとみンな、)(逆さに構えたロザリオをきつく握り締める。私は今、敬虔なる大神(ジュピター)の使徒などでなない。神もマリアもイェスの加護も私には必要ない。今も過去にも未来にも、私は偉大なる邪神クトゥルーの忠実なる僕イェルマーレ=L=クリシュケンだ!) [Tue 22 Sep 2009 18:22:39]
イェルマーレ > (未知なる知識へ向かう探究心の衝動は何事をもッてしても抑えがたい。今、この瞬間にもウォッシュベアーでは目にしたことのない阿鼻叫喚の地獄が崇高な魔手を広げているのかと思うと、その場に居合わせていられない現実に気が狂いそうになる。黄泉路から還ッてきた食人鬼達の個々が自我を形成するばかりか、人間、つまり生前で言う三大欲求のうち食欲・性欲の二つを持ち合わせ、あまつさえ物質界に肉体を携えて現れる超高度レベルの死霊を召喚できたと言う例を文献で読ンだ覚えがない。そもそもネクロマンスを用いた邪術では、生前ないし後付される個体意志を持ッた魂を現世に蘇らせる事は不可能だと歴史に断言され続けて来たのだ。少年が死霊術を使用するに当たッて幾度となくぶつかッてきた厚く高い壁でもある。いッたいどれほど膨大量の魔力を持ち合わせれば、そンな反魂術(或いは肉体的変化術か?)を施すことが可能なものか。何だ誰だどういう仕業だ、何が原因だ、何が根本に起因されている、その現象は先天的か後天的か、呪の構成はどうすればいい、何を媒介にすればいい、どこを術場にすれば完璧に、)(いや。それは本当に『実現可能』な現実だッたのか?) ――――…それ な ら、(ガチャン。空の花瓶が窓辺から滑り落ちる。破砕した陶器の破片が色の抜け落ちたような部屋の中で、やけにゆッくりとした質感を持ッて床から跳ね上がり、見開いた薄い瞳に反射する。眼差しの色彩と共にスゥッと遠ざかる理性。ほの暗い情熱の色がその席に取ッて代わる。) [Tue 22 Sep 2009 18:11:39]
イェルマーレ > (礼拝の後、大聖堂の関係者(*少なくとも自分達は知ることができた)へ向けて市から伝達が合ッたのは昨日のことだ。見習い修道士である少年は当然のように待機組を言い渡されたが、指を加えて大人しくしておく気は毛頭なかッた。話に聞くだけでも凄まじい現状だ。ただの事故じゃァなかッたじゃないか、やッぱり異常事態があッたンじゃないか。)(食人鬼。死してなお馥郁たる生命力を求めて徘徊する死人の事だ。冥界の力を操る私になンて馴染み深く親しみある単語だろう。それは肉体としての機能が完全に停止したにも関わらず稼動する死体。人間であれば有機体も無機体も区別なく捕食し原動力とする悪鬼。親愛なる隣人ハデスの僕(しもべ)だ。確かな種類属性はまだ知れないが、それは恐らく食肉ゾンビ?いやグールか?ウォッシュベアーは今や生ける屍の温床地だと!?)(目も眩む恍惚感。あァ、ルルイエの芳香。激しい震撼が心に走る。聞くに付けて何たる事件だ、それは紛う方なく我が神クトゥルーが現世に賜れた冥界の恵みの洗礼ではないか!) ――…私…が、私が行かず誰が行くと言うンだ…、私以外の誰が、その大いなる恵みの素晴らしさを正しく理解すると言うのかッ…!(ズ ルリ、先が紅い五指で顔を半分覆う。傷付いた手先を無意識に当てないようにか肘から床に滑り落ちてうなだれる。荒い呼吸。動悸が収まらない。狭い部屋中を這うように彷徨いながらブツブツと繰り言が垂れ落ちる。調査欲が好奇心が、喉元から鷲掴みにされて揺さぶられる。行きたい、行ッてその尊い英知の断片に触れてみたい。あの優男、ドァマニ=フランチェスコのようなお人よしどもに先を越されるなど我慢ならない。私の、この私以外の誰がその栄光の真価を知るものか!) [Tue 22 Sep 2009 18:01:12]
イェルマーレ > ―――冗談じゃない!(ダ ン)(閉じたばかりの自室の扉に怒り任せの拳を叩き付ける。バラバラと落下する細かい木片。安普請の建て付けが大きく撓ンで拳の形状に木目が歪む。あの忌々しい通達のお陰で誰の目を憚ることもない。どうせ隣室の修道士は留守だ。私と違ッて彼にはエクソシストの素質があッたのだから!) こンな機会…こンな機会ッ…、何回あると言うンだ!? それをみすみす見逃せと言うの…か……ァァ あッ…!(ガリガリと扉に突き立つ爪の先。木屑が爪と肉の間に挟まッて剥がれて行くのも気にならない。低ゥいテノールバスは執念に彩られながら空気中に立ち上り、窒素の隙間に充満し、高低に揺らぐそのトォンに怖気が立つような憎悪が滲む。)(照明が落ちた室内。家具がベッドとチェストばかりの質素な修道士部屋の戸口で、修道衣姿の少年が側面からズルリと崩れ落ちる。かッと振り乱した頭髪は蜂蜜色。金色の房の合間から覗く瞳は失望感にわなないて、犬科の肉食獣さながら薄紫色に暗く輝く。品の良い顔立ちには今や隠蔽しきれない興奮と焦燥がこびり付き、薄い肩口と唇と頬が絶え間なく小刻みに振動する。言うまでもなく口惜しさでだ。この期に及ンでまだ煩わしい身分が邪魔をするのか!) [Tue 22 Sep 2009 17:50:28]
イェルマーレ > (9月朔日未明。連日の豪雨、また元来鉱山地帯であッたが故の地盤の緩みが原因の一環と思われてたウォッシュベアーの土砂災害事件だが、先日になッて新たな情報が判明。ウォッシュベアーは先だッての状況報告と内容は一変、現在、村は正体不明の食人鬼なる悪魔が跳梁する悪界へ堕落したとの報告が入ッた。原因は現在のところ山村を覆う青い濃霧の発生源だと思われているが詳細は不明。なお真偽は定かではないが霧を何らかの方法で摂取することに因り自らも食人鬼化するらしいと言う情報があり、調査を続行するに危険性は非常に高い。当派閥はこの事態を重く受け止め、ヴェイトス市災害自治体に全面的に協力を支援する方針を示すものとする。当派閥に所属するエクソシスト並びにその資格のある修道士・修道女、聖人・聖女の資格資質を大聖堂(*またはクリスティア本堂)から認定された者、僧兵経験者、VPG所属戦闘経験者、また18歳以上で医療や白魔術、及び奇跡の力の使用許可と心得がある者。以上の条件に当てはまる者全てに任意でウォッシュベアー遠征要請を求めるものとする。他資格のない者は現状待機。中央病院・『リスカ』から生存者運搬および怪我人手当・ボランティア等の支援要請がある時などの有事に備え、兄弟姉妹達の無事を祈り心静かに日々を過ごす事――、)(以上が大聖堂末端部の老司祭バリー=ストウ氏が傘下の神官達に下した主な方針だ。) [Tue 22 Sep 2009 17:40:36]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(話はおおむねこういう所だ、)』 [Tue 22 Sep 2009 17:31:43]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが退室されました。 『まず、向こうに行く為の準備をするとして 今はとりあえず、腰が砕けるまで頑張ろうと思った』 [Sat 19 Sep 2009 02:09:49]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 [Sat 19 Sep 2009 01:43:07]
リシェル > そして朝帰りして先輩に怒られちゃいました。てへ♪ [Sat 19 Sep 2009 01:42:58]
フェン・メイフォン > また、何か妙なトラウマを… (洗い流しで、まったく別のものが頭に過ぎるのは生活環境の違いだろうか―― なぜ灯篭流しが頭に浮かぶ) (さておき) そうねー。 家って言うか地元の方も心配だけど… いっそ、あいつらもタダ飯で釣って連れて行くって手もあるし。 炊き出し位なら出来るでしょ、あいつらも―― うん、目玉泥棒。あと、鉄仮面の変質者。 鉄仮面は…何か評価が浮ついてるし、目玉泥棒は死んだって聞かされたんだけど―― あの蜘蛛、ガセ掴ませやがって… 今度あったら腕の二、三本ブチ折ってケツにぶっ刺してやる―― (ボソリ。 何か、不穏な言葉が 漏れた――) (そして――) んっ… (―― 暫し、二人で天井を見上げる。 けれど…その時に見るのは、大聖堂の天井ではなく、もっと別の… 人それぞれの何かなのだろう―― ) (そして… 彼女も立ち上がり、軽口を投げてくれば… 苦笑漏らし) 貧乏人に何を言うか―― まぁ、食べた後で軽く運動に付き合ってくれるならば考えない事も無いけど (あたし、最近ご無沙汰だし。シスターになった場合、そう言う機会もめっきり減るだろうし―― 此方も軽口… 少しえちぃなソレを返し、大聖堂の出入り口へと足を向けていくだろう) [Sat 19 Sep 2009 01:37:21]
リシェル > そうよね。洗い流しって意味?………やだ、なんかトラウマが……… (リシェルのトラウマではなく誰かのトラウマ。青怖い。ホント怖い。) そっちの方がいいと思うわよ。やっぱ色々怖いわよ最近。 (そっちでは目玉取ってく殺人鬼だっけかと。少し古い話か?) (私の言葉を笑うでもなく真摯に彼女は受け止めてくれる。私もまた彼女の言葉を一つ一つ噛み締めるように頷いた。) じっくりと考えて…か。 (天井を見上げる。人は何故空を見つめるのだろう。何もない。何もない筈なのに。―――その先にある物を想像しよう。そして私が何を望んでいるかを思いだそう。シスターになる道か。今のままの生活を続けるか。私は―――――) ―――うん、行くか!あれよね。こういうのは誘った方が奢りよね? (軽いジョークと一緒に立ち上がる。考えよう。そして答えを出そう。私は今岐路に立っていて、それは避けては通れない道なのだから。) [Sat 19 Sep 2009 01:24:56]
お知らせ > リシェルさんが入室されました。 [Sat 19 Sep 2009 01:08:31]
フェン・メイフォン > うん、忘れた。 だから、今のあたしの言葉も… 誰が言ったかだけは忘れる事。 あっ、内容は―― 任せるわ。(立ち上がれば、伸びを一つし… 微笑浮かべた顔、彼女へと向けて―― ) お腹、空いたわね。 何か、一緒に食べに行く? [Sat 19 Sep 2009 01:07:33]
フェン・メイフォン > ウォッシュアウト? 変な名前ね…それに、あんまり聞いた事の無い村だけど―― まぁ、一応…ナキアさんの村には顔は… 出しておくかな。 その村の近場だったりゾンビ犬が居たりするかもしれないし… うん、会えたらその時にでもね(村の名前が知り合いの居るソレとは違うと分かれば… 僅かに安堵の吐息を漏らす。 もっとも、これは事情を知らないからこそ出来る事――) (無言の侭、彼女の言葉を耳にし続ける。 時折、相槌でも打つ様に頷きながら… じっと、その場で彼女の言葉の一つ一つを耳に入れ… そして、また再び思案する様に顎に手を当てて、僅かに俯き――……) 人生の岐路に立った時、まずじっくりと考え、その道の向こうにあるものを想像しなさい。 そして、それが納得行くもので… そして、そうなれる様に努力する事が出来るのであるならば、胸を張ってその道を進みなさい―― 一応、親類の受け売り…みたいなモンかな? あたしは考えずに突っ走って酷い目に会ったけど。 (苦笑し、大聖堂の天井を見上げれば… 吐息、一つ。 そして――) [Sat 19 Sep 2009 01:06:03]
リシェル > ――――ゴメンね!なんかよくわかんない変なこと言って。忘れて。 (失言を笑って誤魔化した。空元気でも嘘でもこういう時は笑っとけ。) [Sat 19 Sep 2009 00:57:08]
リシェル > ウォッシュアウト?だかなんだか。そんな感じの名前だったかも。まあ私も近々炊き出しとかの手伝いに行く予定だし向こうで会うかもね。 (微妙に間違ってる村の名前。こっちは軽い気分転換にここじゃないどこかに行きたかったから。まあ大聖堂は手が足りてない雰囲気だしちょうどいいかなって。ゾンビーな犬とかは…きっと出てこないさ!って楽天的に。) ……あ……ゴメンねフェン。この話を聞いた時、実は結構嬉しかったりするのよ。私が魔女になったのは半分成り行きみたいなもんだし。 (リシェルという少女(見た目だけ)は変わった。唯我独尊の性格も鳴りを潜めて他人の気持ちを察せれる。シスターも最初は形だけのつもりだったのに今では様になっている所もある。)(けど――――) いきなりの話だったから驚いて…なんか、その話に喜ぶなんて私が私じゃないみたいな違和感もあって。 (その変化に一番ついていけてないのはきっと私自身。) [Sat 19 Sep 2009 00:54:21]
フェン・メイフォン > 土砂に巻き込まれて無いのが何より一番なんだけど、ね…。 まぁ、その部分だけでも分かれば十分かしらね。 気になるのは、土砂崩れが起きたのが知り合いの居る村か、だし―― (ただまぁ、時間が許せば撤去作業なりを手伝いたい所ではあるが… そう思ってしまうのは、限定的な場所ではあるが地方に恩があるからか。 ゾンビ犬程度なら、出ても叩き伏せられる自信は… まぁ、モノにも寄るがあるにはあるし。) ……… (浮かない表情の侭、言葉を呟く彼女の… その顔を見遣る。 浮かない表情を見る限り、大丈夫… と口では言っているが、望んでいない事は確かなのだろうが―― むぅ…と、思案し… そして――) 確定じゃないなら、辞退するのもありじゃないかなぁ… って、あたしがアレコレ言える様な問題じゃないんだろうけどさ… あー、いや何ていうか…変な事言っちゃってごめん(言葉を吐き出せば、少しバツが悪そうに頭を掻き毟り… 溜息を一つ。 浮かない表情の原因を知れば、もっと気の利いた事も言えるだろうが… それを聞く事に気が引けてしまう) [Sat 19 Sep 2009 00:29:08]
リシェル > まあわりと対応はちゃんとしてるし土砂も地道に取り除いてるし。大丈夫よきっと。 (村の中はまさに魔女の釜の中だという事実を知らないから言える言葉だこれは。) 行ってもそうわかる事は少ないわよきっと。なんか陸の孤島状態みたい。しかし唯一の出口が土砂で埋まるのなんて不幸よね。 (あれからゾンビ犬が出たっていう話は聞かない。向こうに行っても情報得られず土砂撤去の手伝いさせられて終わりなんてこともあるかも。) ―――大丈夫よ。悪魔との契約切れば。元から対した代価も払ってないしね……… (動かない表情のままエセシスターは呟く。それはつまり魔女としての力を失うということ。私にある不老の力もなくなる。) [Sat 19 Sep 2009 00:16:54]
フェン・メイフォン > ん? 確定じゃないって… あぁ、まぁ大丈夫だとは思うんだけどね… そうそう土砂崩れが起きそうな様な場所じゃ無かった気がするし―― 万一巻き込まれても、援助物資があるなら… (その肝心の知り合いの一人が、空から援助物資を運んでいる事実までは知らないが―― 聞けば、少しだけ気が楽にはなる…か) ゾンビ…? また、妙なのが出たわね。 ゾンビなんて自然発生―― ああいや、偶にするか。 うーん… やっぱり、少しだけでも家空けて様子は見に行くべきかしら…ね。(現状の確認をするだけなら… 多分、日帰りでも何とか出来ない事も無いだろうし… それからどうするか決めても―― 暫し、思案。) (それから、彼女の言葉を聴けば… 一呼吸分の間を置いてから、彼女の顔を見遣り――) ………… 大丈夫なの? 洗礼なんて受けて(投げる言葉は、祝福ではなく… 確認。 一応、素性を知る身としては…色々と心配なのだろう、か) [Fri 18 Sep 2009 23:53:46]
フェン・メイフォン > nn [Fri 18 Sep 2009 23:46:50]
リシェル > そうなの。まあまだ確定じゃないけどね。それは御愁傷様。けど大丈夫じゃない?援助物資だって送ってるみたいじゃん。土砂に巻き込まれてない限りは多分。 (割と現状を楽観視しているのは彼女と違って知り合いが巻き込まれてないからか。) なんかゾンビーな犬だったけか?詳しいのは私もわからないわよ。けど手伝ってる人達にも被害も出たみたい。物騒ねー。 (だからこっちも軽く警戒だけはしてるわねって。地理的にそこまで近くはないから私のとこは多分大丈夫かな。) ………正式に洗礼を受けてシスターにならないかって言われた。それでこれからはこっちにいることになるかも。(いい話の筈なのだが表情は浮かない。) [Fri 18 Sep 2009 23:46:11]
フェン・メイフォン > ん、そうなの? それはまぁ、会いやすいと思うけど―― うん、その件。(何人か地方に知り合いが居るから、ちょっとその人達の事が気になってね。 …と、漏らして溜息ひとつ。 土砂崩れと言う事柄を考えれば、地形的にも絞れるし多分、みんな大丈夫だろう―― とは思っているが。それでも気になってしまうのはヴェイトスと言う街の何が起きても不思議ではない特性の為、か。) 変なバケモノ? それは、ちょっと初耳ね。 スラムの噂は良く耳に入るけど、あいにくと地方に関してはさっぱりだから―― けど、バケモノか… (地方でバケモノ、と言うのはあまり聞かないが… 実体験含めて例が無い訳でもない。 そう考えると、直接安否の確認は必要か。 しかも噂になると言う事は例の事故とは別件の可能性も高い。) … ところで、何かダルそうだけど…どしたのよ?(シスター修行が辛いとか? なんて、頭に浮かんだ不安を一時紛らわす様に…傍らの彼女へと問いかける。 行儀良く座る姿を見ても、素性を知る身としては… 矢張り、なんちゃってシスターにしか思えないのが、悲しい所) [Fri 18 Sep 2009 23:15:00]
リシェル > んーこれからはこっちにいるのが増えるかも。けどどしたのさわざわざ私に――――ってああその件か。 (確かに私も地方村に居を構えてる。となると自然入ってくる情報も多い。村の名前は覚えてないけど。) こっちは平気。ただ噂だと変な化け物?みたいなのも出てきたから獣避けの柵とか改めて作ったりして私もそれ手伝ったりしてた。 (傍にくれば行儀正しく座り直す。こうしてるとちゃんとしたシスターに見えなくもないのかもしれない。) [Fri 18 Sep 2009 23:03:22]
フェン・メイフォン > (とりあえず、手短なシスターにでも彼女の事を尋ねてみるか―― そう思い、礼拝堂の隅っこに座る手短なシスターへと視線を向ければ… ) あらま。 (ドンピシャ、それが知り合いのシスター。 シスターとは思えない行儀の悪い格好で手を振る彼女に、此方からも手を振ればそちらに近づき――) あらま、尋ねる手間が省けたわ。 今日は、こっちに居たのね?(何か大事故が起きたらしいけど、そっちの村は大丈夫? と、尋ねながら彼女の隣へと腰を掛けようか) [Fri 18 Sep 2009 22:50:14]
リシェル > もっと早くだったらな。(ちらりと偶像へ視線向ける。) 芸術に出会う前に、契約をする前にこの世界を知ってたら迷わなかったよ神様。 (別に神を貶してはいない。言ってもどうしよもない事がある。これもそう。) (お邪魔しまーすと。こんな時間に珍しいかなとそっちの方を見てみれば意外な人物がそこにはいた。) あら、この場が似合わない人。どしたの珍しい?懺悔にでも来たとか。 (ちょっと行儀悪く頭だけで後ろ向くと、逆さになった世界には知り合いの顔があった。おーいとその格好のまま手を振ってみる。) [Fri 18 Sep 2009 22:43:50]
フェン・メイフォン > (名前までは耳に入って来なかったが、ある地方村で起きた『土砂崩れ事故』。その村が知り合いの居る村のどれかか否か、気になるが… 死んだ(と蜘蛛が言っていた)ハズの目玉泥棒が生きていただの何だの、そんな噂も耳にする今日この頃。 家を空けて地方に行くか… それとも、後で落ち着いてから確認に行くか―― 迷う事数日、ふと… 知り合いが(魔女だけど)シスターやってたな、と思い返せば… 大聖堂へと足を踏み入れ…) えーっと… お邪魔、しまーす… (もう神なんぞ信じない、と心に決めている身だが、大聖堂に入ればそれでも感じてしまう妙な重々しさ。 それに、小柄な背を更に低くしながら顔を出せば… 辺りを伺う様に視線を巡らせて…) [Fri 18 Sep 2009 22:34:45]
お知らせ > フェン・メイフォンさんが来ました。 『恐らくは初めて訪れた、その場所。 足を踏み入れ、辺りを見回し…』 [Fri 18 Sep 2009 22:19:27]
リシェル > (どれくらいの間そうしてたか。時間は特に気にしてないからわからない。) ………地方村…炊き出しの手伝いにでも行こ。 (えっとなんて名前の村だか。忘れたけど土砂で埋まってちょっと大変なんだっけか。気分転換になるかどうかはしらないけど人手があって損はないかな。)(そうして私は結論を先伸ばし。伸ばして伸ばしてその先に答えがあるのか。そんなのは知らないなぁ。その時になったらわかるでしょ。) [Fri 18 Sep 2009 22:05:42]
リシェル > (言い訳はある。意外にシスター見習いとしての仕事が忙しかったとか、クリスティアで研修があったからそれに時間を取られたとか。)(けどそんなの関係ない。私は頼まれた仕事の完成に遅れた。それが事実。) 自信失うなぁ… (いっそ芸術なんて忘れてしまおうか。人のまばらな礼拝堂の隅っこの席に座るとうろんな瞳で天井を見上げる。ただぼうっと。椅子に背中を預けながら何も考えずに私はしばらくそうしていた。) [Fri 18 Sep 2009 21:55:08]
リシェル > (この話はまた後日という事にしてもらうと一礼して部屋を出た私の足はなんとなく礼拝堂へと向かう。この時間だ人なんて殆どいないだろうなあ) けど…なあ。 (シスターの話では地方村から来るのも大変だろうと大聖堂勤務になるそうだ。この話を受けるとここで暮らす事に私はなる。)(芸術活動がな。)(私は深々と溜め息を吐いた。共同生活となるとスペースを取る私の作業をするのは厳しくなりそうだ。安息日はあるからその度に地方村に戻ってという手段はあるんだけど、製作スピードが著しく落ちてる私にはそれも厳しいかな。) やっとオリビーに頼まれてたのも終わったんだけどね………遅すぎだ。この下手くそめ。 (今朝がたシュクレとオリヴィアに送った壁時計の図案はそろそろ届く頃合いだろうか。どちらにせよ完成した達成感よりこんなにも時間が掛かってという自分への侮蔑が遥かにある) [Fri 18 Sep 2009 21:46:52]
リシェル > (真面目にやってるって部分を評価されたみたいだけど少し困る。真面目な気分は少しもなく、ただ自分にとって気に入らないから掃除したりその際にちょぴっとレイアウトを勝手に弄ったりとかしてたり。)(やっぱり私はやりたい事をやってるのだ。その性がシスターに向いてるとは思えない。) 考える時間を頂いてもよろしいですか?地方村での今の生活も嫌いではありませんし、それにやらなければいけない事もありますので。 (急な話にびっくりした気持ちがある。それに安定した暮らしは密かに夢描いてたものの一つだ。だからこの話を聞いて嬉しくなかったといえばそれは嘘になる。) [Fri 18 Sep 2009 21:33:12]
リシェル > (猫のように笑いながらその言葉を受け流そうとした。けど目の前にいる年配のシスターの方の目はマジだ。) いやじょーだんですよね?そりゃないって。………マジ? (話の内容は私が正式に洗礼を受けてシスター見習いから正規の修道女になるというもの) だって私………色々やっちゃってますよ?誘拐とか…その。それはお話は嬉しいですけど。 (事実自堕落に生きてきた私ではあるが規則正しいシスターとしての生活は新鮮で新しい発見があり嫌いではない。芸術家は常に新しい感覚を求めなければ錆びてしまうのだ。) [Fri 18 Sep 2009 21:24:43]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『またまたご冗談を』 [Fri 18 Sep 2009 21:16:21]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『「耐えるも試練」、ですか、大神(ジュピター)、(すかしてステンドグラスに視線を流した、)』 [Wed 9 Sep 2009 00:25:07]
イェルマーレ > ――…しかし、気になるのは中央病院の動きだな。どうにも音沙汰がない。(本来ならば真ッ先に救護班として要請を受けていていいはずのマリア=マグダラはどうしているのか。注意して街の様子を伺ッてはいるが、『リスカ』とは別にして少なくとも現在のところ医療のスペシャリスト達が現地へ派遣されたという噂は耳にしない。こちらも単に土砂崩れと高を括ッているのか、それとも被災地からの怪我人の待ち受け体制でも貫くつもりなのか。せッかく腕の良い医師が粒ぞろいを果たしていると言うのに、揮わないとは実に勿体ない話だ。思う存分おのれの技術を発揮することが出来る機会などそうそうないだろうと思うのに。) ……ともあれ早速、手詰まり、…か。(チュ ル)(親指の爪を軽く吸ッて誰にともなく呟く。一手目でクィーンを追い込まれるなど私も未熟すぎるチェス・プレイヤーだ。どうあれ現在のところ、自分自身が怪現象(*極端な湿地帯でもない山村に突如発生する濃霧など怪現象以外の何だと言うンだ)へ挑む足掛かりは見付からないという訳だ。本当、思い通りに進まないこと。道を阻まれるのは苛立たしい。もどかしいと言ッたらない。臍を噛む思いをするとはこの事だ。) [Wed 9 Sep 2009 00:21:05]
イェルマーレ > (何れにせよ大聖堂の御墨付きを以て堂々と探索行と言う至極優雅な手段は使用出来そうにないようだ。やはり無理を言ッてでも選抜隊に引ッ着いていけば良かッたか。後は同じように痺れを切らしつつある有志軍でも扇動する事が出来るならしめた物だが、それにしてみてもいざKama=Kuraともなればギルド・少なくとも市営団体レベルでの保証と許可が要る。有象無象が寄せ集まッて具体的な支援案も後押しの財政力もないまま気力のみを武器に被災現場へ駆け付ける事ほど無益な茶番はない。却ッて邪魔にしかならないと、統率と効率の問題で騎士団辺りの人間に摘み出される結果が関の山だ。)(ぶツン、爪を噛み千切る。つゥ。指先から血液が一筋伝う。) ……やれやれ、こうなッてしまッては大聖堂預かりと言う肩書きが煩わしい事この上ないな。今のままじゃァ個人で動くことも叶わない……、(恨めしげな流し目をドアに送る。保護者と言う名目上の人物が存在する身の上である以上、大ッ平に勝手は許されない。今目立つ事は得策ではない。あァ、個人的判断・個人的責任で事件に臨むなら何の問題もなかろうに。) [Wed 9 Sep 2009 00:10:40]
イェルマーレ > (むろん選抜隊の安否を気遣ッて進言した訳では断じてない。興味の発端は山村に向かッた彼等からいまだに「一報も報告がない」現状事実に起因する。たかだか土砂崩れ程度の調査で済むなら、なぜ定期連絡が入らないのか理解に苦しむ。単純に土砂に巻き込まれて全滅していたならつまらないの一言に尽きるが、何らかの人為的ないし超自然的な異常事象の渦中に居るせいならどうしてくれる。それが希少なケェスなら歴史的証人になれるところだ。実際エクソシスト達の運命如何はどうでも良い。成長も極まッて衰えて行く一方のテロメア細胞の塊に興味はない。どうも私の心理面に良心とやらの作用は無縁らしい。実に残念な事だ。それは先ほど却下された遠征の立案にも採用される。) ――…体裁と体面。俗世間から確立している筈の聖地の中でも、切ッても切れない繋がりらしきものがおありらしい。…は。面白いことだ。(これを笑い種と言わず何を言おう。低く喉を鳴らして蔑笑する。) ――…馬鹿馬鹿しい。(ついでに桃色の唇を曲げて十字架の前で悪態を吐き捨てた。) [Tue 8 Sep 2009 23:59:50]
イェルマーレ > (老司祭は皮膚の表面に刻まれた年輪の如き皺を苦しげに顔の中央に寄せ、一言「慎みなさい」と返答して力なく首を振ッた。ソレで質疑応答は終了してしまう。) ――…司祭様!(――ばタン、) ……………ちッ、(堂内に取り残された少年は閉ざされたドアを前に小さく舌打ちせン。俯き加減に傾斜した面ざしが忌々しげに薄く引きつる。神の御前で180°に態度の変貌を遂げる修道士は、眼鏡の奥の薄紫色の輝きを皮肉めかせた半眼に歪める。背筋を伸ばす。溜め息混じりに緩やかな前髪を掻き上げながら、傍らの壁に凭れ掛かり大人びた動作で腕を組む。) ――…これでまず一手は塞がれた形となる…か、(親指の爪を噛む。おおかた市長の手前人を割けないと言うところだろう。現時点に置いて最善の処置を施したと世間的に好評価を得た矢先、大聖堂のような大規模な組織力の余計な介入は顔に泥を塗るばかりだ。全くこれだから老人は気骨の足りない。年老いた霊長類など利用価値が無ければ単にカルシウムとタンパク質を申し訳程度に備えた水袋に過ぎないと言うのに。) [Tue 8 Sep 2009 23:50:10]
イェルマーレ > (しずしずと歩を進める衣擦れの音を軽やかな革靴のソレが追い掛ける。だけど先ほど堂内に響いた良く通る重高音は、靴音の発生源と印象があまり一致しない。成人男性の苦みを持ち合わせるテノールバスはどう見て考えても聞こえた位置が低すぎる。)(聖衣の裾が纏わる足を止め、困り顔で振り向いた老司祭の視線の先で、蜂蜜色の頭髪が丁寧な動作で下がる。一礼して持ち上がッた幼さの残る顔立ちが年相応のひたむきさを備え、血管が透けそうに白い喉が不釣り合いな低音を放つ。) ――…今やウォッシュベアーへの支援活動は『スターブルーム』を始め、カバリスト団体や奴隷ギルドまで参加しておられると言うではありませんか。要請のお声が掛からない我らと言えど…、怪我人の搬送や治療、皆さんの炊き出しなど、出来ることは沢山あるはずです。…僕達だけここで安穏と調査報告を待ッているだけなンて…、それが大神(ジュピター)の御心にかなう選択とは思えません。 [Tue 8 Sep 2009 23:41:03]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『――お待ち下さい、司祭様!』 [Tue 8 Sep 2009 23:30:36]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(いざ届け、我が恨みも呪いの声もッ……!)』 [Wed 2 Sep 2009 23:16:11]
イェルマーレ > (ざ、)(新しい水流を浴びて、きッちりと祈りの印を結び直す。だが死角になるその手が成すのはパプテスのするソレではない。逆さまにロザリオを握ッてウラミツラミで人を呪う邪教の指組みだ。雨のヴェール越しに紫水晶色の瞳が、執念にゴゥワゴゥワ燃えて輝いてる。置いてけぼりの怨みを思い知れェエエ!)神よ…、どうか我が兄弟達の御魂を御守り下さい…、(訳:そしてきゃつらめに恨み言を訴える機会をお与え下さい、) 運命から禍いの道を避け、安らぎの定めにお導き下さい…、(訳:願わくば偉い目に合ッてやがりますように、) メフィストの誘いに抗う力を以てラプラスの天秤からお救い下さい…、(訳:あと持ちかえッた調査記録とかこッそり掠め読めますように、)(ガゴゴゴゴゴーゴ、敬虔な言葉とうらはらに黒空気の濃度は120%に上昇。前回のスラムの『解体』も隠匿が成功しているし上手く事が運ンでいると思えば、その先で新しい知識を得る機会を失ッたりと安定しない。あァ悔しい。もどかしい。運勢の風向きが腹立たしい。後で確実に風邪を引くと理解していても、祈りにかこつけて八つ当たりでもしてなきゃやッてられない。喰らえ我が怨念……!!) [Wed 2 Sep 2009 23:15:05]
イェルマーレ > (とか見せかけつつ内心では、うぉのれェェェェェドァマニ=フランチェスコめェェェ、よくもこの私を置いて行きよッたなァァァァァ、あァの栗毛頭がァァァ!!的な怨念がゴォーゴォー渦巻いてる状態だけど。はい?心配ッて何語?)(遠巻きに観察する分には何ら異常無く見えてその実、一心不乱に祈り(*恨み)を捧げる細い背中からは、第六天さながらの尋常じゃない負のオーラが滲み出てて接近し難いパワーフィールド形成中。エクソシストの資格を持たない為に選抜隊から弾かれたが、めッちゃ連れてッて欲しかッた。明確な理由が周囲に預かり知れず、全く予期しない原因不明の事態により隔絶された山村など、一体どンな数奇な突発的事故があッたものなのか好奇心が揺さぶられ過ぎる。不倶戴天の悪魔が去来したか物質空間に何らかの異常が生じたか、はたまたお猿に襲撃されたか、何れの事象にせよどれだけ有意義な記録が取れたと思うンだ畜生ォォォォォ!!) くッ…、僕の力が及ばないばかりにッ…、(訳:こンな機会を逃すなンてッ…!) [Wed 2 Sep 2009 23:00:26]
イェルマーレ > Amen…、(祈りの言葉を呟いて、がくン。突如その背が地面に崩折れる。) ……駄目だ……、こンな脆弱な祈りでは、神に僕の声など届きはしないッ……! ブラザー=ドァマニ達のご無事を願う思いなど…、けしてヴァルハラに届かないッ…! (低い呻きが口の端を割り、ロザリオを握る手が痙攣を始めて雨粒を弾く。音信不通となッたウォッシュベアーなる山村へ大聖堂派遣のエクソシスト達が旅立ッて数日目。まだ定期連絡等の音沙汰のない彼らの無事をせめて祈らんと、神に捧げる水垢離を開始した少年の背に、修道女達の気遣わしげな視線が投げ掛かる。まじないの作法こそパプテスのソレではないものの、兄弟達の無事を思う気持ちは尊ばれる。その健気な心意気に免じて許可を降したものの、振りしきる雨の中、ずぶ濡れの華奢な影は酷く頼りなく思えてたまらない。やはり止めさせたほうがいいのでは。そンな眼差しが声なく飛び交ッて。) 駄目だッ…、もう一度ッ……! (はたして少年は苦悩するように柳眉を歪ませ、再度、傍らの手桶を掴まんと。) [Wed 2 Sep 2009 22:53:34]
イェルマーレ > (冷たい真水が頭頂で弾け、球体状になッて四散する。濡れて張り付いた前髪や眼鏡の縁からポタポタと落下する水素の粒子。額に頬に肩に胸、剥き出しの傾椎を降り鎖骨から第一胸椎。薄く蓄えられた皮膚の表面を伝ッていく水滴に、容赦なく身体が冷却される。気候は向秋。いかに残暑が残れど雨の中、二時間近く井戸水を素肌に浴び続ければ体熱は下がる一方だ。血流硬化に手足は痺れ、身体は寒気を訴える。)(ごトン)(手桶を脇に置き、頭を軽く左右に振ッて水滴を飛ばす。大聖堂の裏庭に一人きり諸肌を脱いで屹然と正座している少年は、悴む指先を合掌に揃えて瞑目する。掌の間にロザリオを携え青白い唇を戦慄かせ、幾度目かとなる祈りの聖句を唱え出す。) ……遥けきヴァルハラの園に居わす偉大なる父神(ジュピター)よ…、どうか旅立つ我が兄弟達を見守り下さい…、かの者らの道程から邪悪なものを取り除き、過酷な試練に合わせずその大いなる御手にてお救い下さい…、 [Wed 2 Sep 2009 22:43:16]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『――はッ…! (――さパン、)』 [Wed 2 Sep 2009 22:34:03]
お知らせ > ドマァニさんが退室されました。 [Mon 31 Aug 2009 03:20:28]
ドマァニ > (翌朝、ドマァニを含むエクソシスト数名が、ウォッシュベアー村へと出発した。霧に包まれた村で、彼らが何を見るかは、神のみぞ知る。) [Mon 31 Aug 2009 03:20:16]
ドマァニ >  はい。はい。 …判りました。其れでは。 (何時もの細かい注意にいちいち返事をすれば、一礼をして部屋を後にする。口煩いのは、あくまで自身を心配しているから。其れは良いのだけれど、同じ事を何度も何度も言われれば、空でも復唱出来るほどに覚えてしまう。一つ、常に主の慈愛を忘れることなかれ。一つ、汝の敵を愛し、速やかに神の身元へと送るべし。一つ、己の力を過信せず、引き際を見極めるべし。) …まあ、直ぐに帰ってこれるでしょう。 (明日…いや、今日の早朝に出発する為に、急いで準備をしなければ。早歩きで自信の部屋へと戻りながら、そんな事を呟いて。) [Mon 31 Aug 2009 03:16:50]
ドマァニ >  … 成程。悪魔の仕業か否かを確かめるためにも、我々が調査に赴くのですね。 (手を打っておくのは早いに越したことは無い。青年の谷も、数人の調査員が共にウォッシュベアーへと向かう手はずになっている。万一悪魔と遭遇しても、ある程度は対応できるであろう人員。青年以外は皆、ある程度腕の立つ人ばかり。青年は精々荷物持ち程度だろう、と考えており。) [Mon 31 Aug 2009 03:08:43]
ドマァニ > (色被り過ぎだろ。)(気の無い返事に苦笑する上司に、罰の悪そうな笑みを浮かべれば、再度姿勢を正す長身の青年。大聖堂、エクソシスト部門のとある小部屋にて。) …それで、そのウォッシュベアー、ですか?その村と連絡が取れないのが、悪魔の仕業ではないかと? (真面目な顔をして頷く上司とは反対に、青年は俄かには信じられないと言うように頭に「?」を浮かべている状態。悪魔の恐ろしさは常日頃叩き込まれている身だけれど、村一つに影響を与えるほどの存在がそうそう簡単に現われる筈はないと。)  [Mon 31 Aug 2009 03:01:17]
お知らせ > ドマァニさんが入室されました。 『…はぁ。』 [Mon 31 Aug 2009 02:55:26]
お知らせ > イェルマーレさんが帰りました。 『(―――――そうして、彼女からは眼球と肝臓を戴くとしよう、)』 [Sat 22 Aug 2009 18:15:54]
イェルマーレ > (怪訝そうな表情の娘の前で格子窓を開く。素顔を突き合わせて悪戯ッぽく人差し指を口に立てる。人の目でも憚るように小声で囁く。) …本当はこンなお誘い…いけないことなンですけど…、少しだけお祭りに行ッてみません? 僕…、何だか今みたいに元気がない貴女を見てると心配で…。 ほら、今日、久しぶりに晴れじゃないですか。…ほンの少しだけならきッと神もお見逃しになられますよ、…ね?(駄目押しに小窓から手を伸ばして娘の二の腕に軽く触れる。それで彼女の顔色が紅潮すれば此方のものだ。)(こンなふうに、どうにか上手く祭りの場へ連れ出そう。若い娘が憧れるシチュエーションを装ッて手でも繋いで。例えば海岸を散歩して。芸能横丁で踊ッて。商業地区を歩き回ッて――、そうやッてやがて巧みに誘導して行く先は人気のないスラムかどこかの路地裏だ。「疲れたから、ちょッと休みませンか?」なンて手招いて。「足、痛くありませんか?」なンて気遣ッて。「僕、ジュースでも買ッて来ますから待ッていて下さいね?」なンて背を向けるふりをして。そッと服の裏から取り出すンだ、私の意思と知識欲に忠実な相棒を。)(その時初めて今日の祈りを捧げよう。祭りの期間中は市内の警備も強化されているだろうから、相変わらず隅々まで『調査』する時間がない事が悔やまれるけれど、そう。神よ、本日の糧に感謝致します。と。大小の解剖刀で逆十時を慎ましく切ッて、) [Sat 22 Aug 2009 18:15:00]
イェルマーレ > (私は、たかだか情緒不安定症の引き起こす精神状態の一部でしかない、憂いや落ち込みなどと言ッた心因的な感傷の類に興味はない。解剖して理解出来ないものにかける労力はないし、本格的に感情面の神秘性を追究するなら、それこそ解体すべきは脳だ。それにしたッていざ偏桃体細胞やニューロンの増殖性をつぶさに調べてみたところで、心情的感覚の微細なところが確たる身体情報として新たに知れるべくもない。調査するだけ無駄なンだ、「ココロ」なンて下らない代物は。現在医学じゃァどう頑張ッても割り切れない。そンな安定もしない形状も解らない不明瞭なモノを後生大事に臓器の隙間に詰め込ンで、個々の主軸にして生きて動いてるンだから人間は本当に健気でいじらしい。)(ホラ。例えばこの娘だッて、さッきみたいにちょッと最もらしい説法を説いた程度で、もうその青い瞳に期待と安堵の影が現れ始める。ふつう商業地区の診療所で週に数回会うだけの顔見知りに向ける信頼ではない。聖堂と告解室と修道服と十字架と。この何かしら神性を強調する背景や小道具に面白いぐらい影響される。本当に聖職者という社会地位は便利なことこの上ない。) …ね、ちょッといいですか? [Sat 22 Aug 2009 18:06:33]
イェルマーレ > (娘は沈鬱な面差しでうなだれる。網目状の格子を隔てて、その細ォく傾いた首筋に青い静脈が透けて浮かンで見える。この鮮やかな色、造形美。内部構造さえ理解出来れば用がない花火などとは比ぶべくもない。これを美しいと言わず何と言おう。きッとあの、しなやかな血管を斬り裂けば、熱く、新鮮な赤血球が、両手に溢れて零れるほど、)(こクン。小さく喉が鳴る。) …そンなお顔をなさらないで?(内心の陶酔感を誤魔化すように声を掛ける。) 神はいつでも憂い子を見守ッていて下さいます。…貴女の謙虚で慎ましいお心悩みは、貴女の愛するご家族にもきッと届いておられるはず。感謝を知る者に叱責は必要ありません。ことここ父神様のもとへ至ッて、貴女が悔い改めることなど既に何事もないンです。(告解室に反響する大人びたテノールバス。努めて穏やかに説法を説く。とは言えパプテス教徒として世俗に溶け込むための、最低限の知識の一つとして習得した型嵌りの説教ごときで救われる心身症など何が大した悩みであるものか。滑稽な話もあッたものだ。山師イェスの信徒をかたるに何とも相応しい状況だこと。まるで示し合わせではないか。) [Sat 22 Aug 2009 17:57:46]
イェルマーレ > (娘が話し始めたその時、遠方からパ ァンと聞き覚えない破裂音が木霊を引いてきた。瞬間的に夕空が閃光を放つ。楕円眼鏡レンズに光彩の破片が反射して、少年は眩しそうに瞳を細める。向かい合う小窓の格子越しに、喋る娘の背面へ目線を飛ばす。方角からして海岸か。そう言えばどことなく世間が騒がしいと思えば、ヴェイトスでは今週から市方主催の夏祭り(ハニカブル)が催されているようだ。ならば先ほどの炸裂音は、例の朱鷺の都が「花火」とやらの試し打ちか何かだろうか。連日の豪雨に本日の花火大会もどうなることかと危ぶまれたが、久方ぶりの晴天に早速屋台を組み立てているらしき所もある。)(上空に打ち上がり一定位置で破裂して様々な色彩の火の粉を散らす、火薬とリンの化合物の仕組みにも心惹かれるものがあるが、焦っちゃァいけない。物事には順序がある。手掛けるべき順序と言うものが。ペテロへの洗礼を前にヤコブの祝福を先駆けては行きますまい。)(視軸を戻して、再び娘に微笑みかける。) …では貴女は、ご自分の持病及び通院・治療費の負担に依ッて、ご家族に迷惑を掛けていやしないか…と、お心を痛めておいでなのですね? [Sat 22 Aug 2009 17:50:34]
イェルマーレ > (――素晴らしい。最早芸術とさえ呼ぶべきだ。皮膚一枚隔てて脈々と息づく毛細血管。衰退の気配すら感じられない若々しい細胞。どれ一つ取ッても遜色ない。これで胃腸の疾患さえ無くば、この『倹体』は完璧だッたはずだ。全く大神(ジュピター)は誠に味な真似をなさる。)(く すッ。低い含み笑いが口元を掠める。格子の影でふくよかな唇が半月型につり上がる。) 「――…ブラザー?」 …あァ、ごめんなさい。どうぞ、お話を続けて下さい。(あァ いけない、気配が漏れたか。カーキ色の袖口で口角を覆い遠慮がちな咳払いひとつ。ニコリと緩やかに笑み直す。その眼差しには先ほどまで映ッていた歪ンだ恍惚感の欠片も見えない。もッとも修道服姿で小窓の向かいに着席する金髪の少年―― ブラザー・クリシュケンの紫水晶色の双眸には、告解室に相談に来ている小物屋の娘が、今だッて内臓の集合体と臓器を固定するカルシウムの骨組みと、それらを内包する皮膚膜らの生体結合物にしか見えてやしないが。) [Sat 22 Aug 2009 17:40:27]
お知らせ > イェルマーレさんが来ました。 『(甲状腺、上大静脈、大動脈弓、横隔膜を境目に肝臓と胃袋、)』 [Sat 22 Aug 2009 17:31:43]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 変えるから… 思いきり抱きしめた。 )』 [Fri 14 Aug 2009 01:50:27]
セレニア > ( 元々、気持ちが落ち着く香りだ。 薔薇も油も、ヴァンパイア化を防ぐとされる。 入浴後には、これがないと気持ち悪くてしょうがない。 馴染みのものだけど、それでも。 )   ( 今日も挨拶くらいはできたし、眠るのはこの部屋。 日に一度はすぐ傍に居られて、彼女も自分のことを意識してくれる。 得体の知れない幻覚に抱く焦燥感や寂寥感も安らいで、頭痛も、いくらか治まった。 )   ( …清潔になるよう心がけていても戦闘服は戦闘服。 それで触れてしまって、カバーもシーツもかえなければと思う。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:40:01]
セレニア > ( フランドールの祈りのおかげか、戦闘がなかったのは決して喜ぶべきことではないのだけれど、昨日はヴァンパイアとの接触もなく、帰りは早かった。 上で眠り、この下段を使ったのは相部屋の彼女。 VHGでの上司に当たる、アレッサンドラ・マリア・クレメンテ。 …そっと枕を抱き寄せた。 シーツも枕カバーも変えてしまったけれど、彼女が使っている薔薇の香油が微かに香る。 もっとも自分も使っているのだからその区別なんかつかないけれど、あの方の香りという意識があると、とても特別。 先に帰って来たときは、こっそり枕を交換していたり。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:28:25]
セレニア > ( こぢんまりとした二段ベッドには、粗末だけれど清潔なシーツが皺一つなく敷かれている。 多人数部屋で自分のベッドメイクしかしていなかった時も機械的な几帳面さはあったけれど、相部屋になってからは、殊更に気を遣うようになっていた。 二段ベッドのどちらをどちらが使うとは、決まっていない。 後になる方が起こさなくても済むようにと、先に帰って来た方が上で寝ることになっている。 本心では、自分が先だった場合はむしろ起こして欲しいし、後になってしまっても、起きてくれると嬉しいから複雑なところだけれど。 …ただでさえ激務で、先日はしばらく療養しなければならなくなった彼女の睡眠時間を削ることも許せない。 軋んでくれていたドアの蝶番にも、泣く泣く油を注した。 )   ( だから、戦闘服を着て突っ伏すなんて通常できることではないのだけれど、それほど今は、辛かった。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:18:32]
セレニア > ( ―――頭が痛い。 キリキリキリキリ、締め付けられるような窮屈な痛み。 これは慢性的なものだけれど、こういう時、特に酷くなる。 ありもしないものを見たり、聞いたり… それが何かは心当たりがないのに、それにまつわる漠然とした感情だけが、一時意識を支配する。 )   ( 聖教会派のパプテス呪術による記憶操作や人格強制、洗脳が破綻しかけて起きる兆候だとは、本人は知らない。 クリスティアで所属していた部署が異端宣告を受け壊滅して以来、条件付けの最適化が行われず、蓄積され続ける記憶や経験によって新たに形作られる人格を、以前の人格に対処するための術式で抑え続けることが難しくなってきていた。 )   ( 剣を取ろうと膝をつく。 ためらいがちに触れてももう怒声は降ってこないけれど、酷くなる頭痛に、そのままベッドへ突っ伏してしまう。 ) [Fri 14 Aug 2009 01:04:16]
セレニア > ―――ッ!? ( 短銃と剣を納めたベルトを思わず取り落とし、静まり返った僧房の一室に大きな金属音が響く。 …無人の部屋で、そんなはずはないのに、すぐそこで怒鳴られたような錯覚に、鼓動が跳ね上がっている。 いや、例え本当に怒鳴られたのだとしても、ちょっとやそっとで動じることはないはずだ。 やけにリアルな錯覚だけでなく自分の反応にも戸惑って、すっぽ抜けた手を見つめたまましばらく動けなかった。 指先が震えている。 なんだか、繰り返し繰り返し注意されていることをまた繰り返したような罪悪感がある。 )   ( それは何のことはない、いつもの行動だった。 今夜もVHGでの務めのために、尼僧服を脱いで、少し窮屈になってしまったけれど表皮のように馴染んでいる戦闘服に身を包む。 短銃と剣を納めたベルトを腰に巻こうとしたところで、唐突に、何の前触れもなく、怒られたような気がした。 ―――質素だけれど丁寧に掃き清められた二人部屋には、今は自分一人。 ドアも閉まっているし、それこそ開けば気付くはずだ。 軋んでいた蝶番にはこの間油をさしてしまったけれど、それでも狭い部屋。 開く扉に反応しないほど鈍くない。 ) [Fri 14 Aug 2009 00:34:49]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 怒られたような気がした。 )』 [Fri 14 Aug 2009 00:20:57]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 思い出したようにキリキリ痛み出す頭。 冷感のある湿布に手を当てて、耐える。 )』 [Thu 13 Aug 2009 01:47:17]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『吸血鬼が彼女の無事を祈るのは滑稽だけど、それでも今晩が無事に過ぎるように祈ろう。』 [Thu 13 Aug 2009 01:45:32]
セレニア > ―――素晴らしい方です。 アレッサンドラ・マリア・クレメンテ様をご存知ありませんか。 私はカーンで、あの方の指揮下にあります。 ( ふと、盲目的な色が宿る。 その人のことを話すのがとても誇らしいような。 それまでに見せたどんな変化より、はっきりと表情を晴れさせて。 …カーンの中で更に風当たりの強い個人だけれど、それをはばかることはないし、それに彼女は正しく理解していると思っている。 )   はい。 きっとお役に立ちます。   ( 追いつけるとは思わない。 追いつきたい、とも。 ただ、彼女に評価してもらうことは喜びで、目標だ。 ―――この反応は前後するが、くすくす笑われてしまうと、何かおかしかっただろうかと目を瞬いた。 )   神のご加護を。   ( 送れるところまでついていこうかと一歩動くが、別れる姿勢に、この場でそのまま。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:42:24]
フラン > ………。 ( 見た目通り、なんて言い方をすると失礼だし、第一印象からそんな風に感じたわけじゃないけど。彼女の言葉から自分を追い込んでしまうタイプの性格なのではと感じた。 ) マリア様という方がどのような方かは存じませんが、その気持ちを積み重ねていけばいつか追いつくことも出来ると思います。 ( まさかあの有名な炎の魔女の事だとは思わないが。 …無愛想な娘だけれど、単に感情表現が苦手なだけかもしれない。…いや、それを無愛想というのか。とにかく、こうしてみるとちゃんとした感情の変化が少しだけ見て取れる。…当たり前といえば当たり前だけど。 私はその「がんばります」の一言にくすくすと笑った。 ) ―― はい、そうですね。ありがとうございます。それでは、今日は失礼しますね。 セレニア様も、どうかお気をつけて。 ( 確かに、娘が出歩くにはもう遅い時間だ。また背後から吸血鬼に襲われても敵わないし。 何か言いよどんだ様子だったのが気になったけど、追求するのもおかしいかと思い、ぺこりと挨拶するとその場を後にしよう。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:28:02]
セレニア > ( 以前は、亜人はもちろん他人種も根絶しなければならないと考えていた。 というか、そのように教えられたから、そのようにしなければと。 けれど今では、とりあえず保留と思える。 何より、ヴァンパイアを滅ぼすのが自分に課せられた使命で、他にかまけている余裕もない。 …実はとても過激なのはさておき、それが表に出ることはなくなった。 )   …いいえ、私は、足りません。 マリア様はもっと…   ( 気高い、というのはマリア様のような人をいう。 大聖堂の炎の魔女。 あるいは包帯女などとも呼ばれるが。 だからこそその評価は求めてやまないものだけれど、簡単に受け取ることができなかった。 …言葉遊びは苦手で返事に困るけども、気遣ってくれているのだとは分かる。 困った風な… もしくは照れているような俯き加減で、ただ頷いて。 )   がんばります。   ( 何かしまらない言い方でもどかしい。 )   …そうですか。 祈りは… 教会でなければできないものではありません。 だから…   ( おや、教会を軽んじるようなことを言おうとしているのではあるまいか。 もごもごと言いよどんで、何か言おうとしたのを途中で止めてしまう。 )   気をつけて、お帰りください。 夜も更けています。   ( そんなこと分かっていると思うけど、ヴァンパイアの時間だ。 道が同じなら送れるが、送れなかったとして代わりを連れてくることなどできるわけもなく、言い出せなかった。 ) [Thu 13 Aug 2009 01:12:14]
フラン > ( カーンに対する風当たりが強いというのは知っている。亜人種が多いこの街は、パプテスの吸血鬼狩りを異種族狩りと捉え警戒する声があると聞いたことがある。吸血鬼は見た目が普通の人と変わらない分、カーンの活動が残忍非道なものに見えてしまうこともあるだろう。自ら血を分け与え吸血鬼を庇う者もいるぐらいだ。 …私もそういう人の世話になっているか。 吸血鬼としては複雑なところだが、彼らの活動はもっと評価されて良いと思う。 ) ――――。 ( そしてセレニアのその言葉と決意に、私は少し胸が詰まる。 ) ご立派です。そして何より気高い意思をお持ちです。大げさな言い方になってしまいますが……。 でも、パンの方だって食べてくれる人がいてくれないと。 ( まるで言葉遊びみたいに茶化す感じになってしまったが、無事に帰ってこそパンを焼く人の努力は報われると言いたいらしい。 フランは元々人見知りしない性格だというのもあるが、セレニアに対して微笑を向けている。 ) セレニア様、ですね。 はい、今日は礼拝に。最近身の回りが忙しくて、日曜は欠かさず来ていたのですけど…。 [Thu 13 Aug 2009 00:47:32]
セレニア > ( 聖なる務めに優劣があるとは思わないし、自分が特別なことをしているという意識はあまりない。 誇りに思うけれど、むしろ当然で、ただ批判されることだけは許せないという。 ―――でも、そうして評価されて悪い気はしない。 社交辞令と考えるところかもしれなくても、そういった部分は単純で、素直に 『ありがとうございます』 と重ねた。 微笑む代わりに、どこかほのかにきょとんとする風な顔をして。 ) …それが私の務めです。 与えられた使命を誇りに思いますが、私はパンを焼けません。 ( どう言えば良いのか分からなくて脈絡ないけれど、それぞれ務めがあって、どこかでパンを焼いてくれる人がいなければ戦うこともできないという。 …うれしさだとか、もどかしさだとか、はっきりそれと認識する部分が弱くても、感情はある。 やや困った風に視線を逸らして、頷いた。 )   ―――失礼しました。 セレニアといいます。   …フランドール様は、礼拝に?   ( ふと、尋ねる。 通りすがりの容疑者でもない市民に興味を示すのは珍しいが、どこかへ取り次ぐか、とか、そんな感じの気遣い。 当たり前のことでもあるけれど、それができるというのは、この少女にしてみるとちょっとした進歩。 ) [Thu 13 Aug 2009 00:31:32]
フラン > ( 無愛想な娘、というのが第一印象。戦闘の中に身を置いているからだろうか。それでも歳相応のあどけなさや、おでこに貼ったままの湿布とか―― そういう部分にどうしても幼さを見てしまう。私が少し年上だからというのもあるかもしれないけど。 ) そうでしたか、ヴァンパイアハンターギルドの――。 ( こちらからも有難うございますと返して、彼女の無事を祈ろう。祈りは短いものになってしまうけれど。それが終われば、再び少女の方へ向き直ろう。 ) 私たちが安心して平和に過ごせるのも、貴女のような方が居てくれるお陰です。ですがどうか、無理だけはしないでくださいませね?貴女の無事を祈る方々の為にも。 ( 吸血鬼が何を言うのかと自分で思ったが、これもまた本心交じりだから困ったものだ。そして幼いと感じてしまうからだろうか、こんな少女に危険な任務が課せられている事に胸を痛める。エリエッタさんもそうだけど、ハンターの方というのは辛い務めを背負わされているように見える。 ) ――宜しければ、お名前をお伺いしても良いですか? [Thu 13 Aug 2009 00:19:04]
セレニア > ( 愛想の良い微笑みもなく、睨んでこそいないけれど、信者を見つめるその顔はあまりにも無表情だ。 ぴんと張り詰めるように姿勢良く、ケープの裾を引っ張るのはすぐに諦めたらしい。 )   いいえ。 大聖堂所属のヴァンパイアハンターです。 現在は【カーン】へ出向していますので、これからギルドへ向かいます。   …あ、りがとうございます。 フランドール様にも、神のご加護がありますように。   ( 話しかけられやすいタイプではないし、そういったことを言われる機会はあまりないのだろう。 VHGに対する世間の風当たりなんかが常々不満だったのもあって、意外そうにほんの少し眼を丸くして、以後の表情は心なしか柔らかい。 いくらか緊張が抜けた、という程度のもので、気付かないかもしれないが。 ) [Thu 13 Aug 2009 00:09:26]
フラン > ( そう、一番出会いたくない。そのまま静かに立ち去ることも出来たが、そうはしなかった。なぜなら普通の人間ならば、そんなことはしないからだ。そしてフランベルジュ・フランドールが大聖堂に居たという事実を知っておいて貰うのは決して悪いことではない。…そこまで自分が考えていたかどうかは判らないが。 或いは単純に、自覚は無いがいつもの悪い癖が出たのかもしれない。フランベルジュは同姓の同世代の娘の血を好む。それが聖職者ならば尚更だ。吸血衝動の無い今でも、そんな本性が滲み出ているのかもしれない。 ) いいえ、私こそ。 失礼ですが、エクソシストの方ですか?そしてこれからお仕事に…? ( 或いは、たった今仕事を終えて戻ってきたばかりなのかもしれないが。 ) 申し送れました、私はフランベルジュ・フランドールと申します。宜しければ、貴女の無事を祈らせてください。 ( 同じパプテス教徒として、だ。そして吸血衝動が無い今は、それを本心とすることができる。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:58:48]
セレニア > ( おそらく今一番会いたくない職業だろう。 決意を揺さぶるような、威嚇するような。 それとも、その決意を前にすれば、どれほどのものでもないか。 目の前に立つことはなくても、欺こうとしているものはもっと強大だ。 何にせよ一見した限り、年端もいかない少女の姿は迫力に欠ける。 神様が何かを意図してということも、きっとない。 今はたぶん、ただのすれ違い。 )   ( 祈る姿勢はどこまでも真摯だ。 いっそ芝居なのではないかというくらい。 ロザリオでもあるのか胸に手を当てて、微かに祈りと感謝を口にしている。 時折、何かに耐えるように、わずかに顔を顰めながら。 )   ―――。   ( その信者がこちらへ近付いてくるのは感じるけれど、声をかけられなければ用があるのかどうかも分からないし、配慮されるままに礼拝は止めない。 とはいえ、略式なもので、すぐに立ち上がる。 )   …。   失礼しました。   ( そうして面と向かって、やっと意識するのだ。 そういえば、こういったところで帯剣するのはよろしくないと教わったことがあったっけと。 『何か?』 なんてぶっきらぼうに問おうとしたのをふと止めて、別の言葉に言い直す。 ケープをちょっと引っ張ってみたって、膝より下の剣先は隠せないが。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:47:31]
フラン > ( 目を閉じて吐息を一つ。これから待ち受ける苦難の日々に不安を抱くのは当然のことだ。だが、希望はある。こんな私を信頼し、力になってくれる人たちがいる。だから私は―――。 ) ぁ。 ( と、小さく声を漏らした。ふと瞳を開けば、丁度少女が一人礼拝堂へ入ってきたからだ。ただの少女ならば気に留めることは無かったが、その少女は帯剣し、戦いの衣装を身に着けていたのだ。傭兵の人には見えないし…だとしたら、エクソシストの方か、狩人の方か。 …おでこに貼ってる湿布が何だか微笑ましいけど。 ) ………。 ( 私はそっと席を立ち、少女の側へ近づいていった。勿論祈りを邪魔するつもりはない。声を掛けるにしても、それが終わってからだけど。 特に忍び足というわけでもないので、近づく気配は相手にも伝わるか。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:34:51]
セレニア > ( 緋色のケープで上体を隠した、薄紅色の髪と瞳が奇妙な少女が静かに礼拝堂へ入ってくる。 腰に提げた剣はケープに隠しきれていないし、あまり頑丈そうには見えない脚を覆うのはタイトな戦闘服と、パプテスの意匠が施された銀のプロテクター。 肩には盾も背負っていて見るからに戦闘職である辺り、この場所には不釣合いかもしれないが、医務室に寄った足で出ようとしたためルートが変わり、元々一般の信者に対する配慮はいまひとつ欠けている。 誰に恥じることもない聖務、何をはばかることがあるのかと。 )   ―――。   ( 額に湿布か何かを貼っていて、ひえぴたな感じなのがいささか間抜けだが。 静かに礼をして、信徒席の隅っこまで進み膝をついた。 立ち寄ったから、略式の礼拝。 ―――そこにいるホワイティアの少女のことは認識しているけれど、特別なものは感じない。 感知能力も、その少女が満たされている今は働かないだろう。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:28:19]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 一般用出入り口ではなく、祭壇側の扉から。 )』 [Wed 12 Aug 2009 23:17:43]
フラン > ( …でも、そうやって迷っても居られない。私がこうして人としての正気を保っている間に、やるべきことをやらなければならないのだ。この罪悪感や後ろめたさも、夜空に新円が描かれれば春の淡雪の如く消え去り、私はまた罪を犯してしまうのだから。今私が抱えている迷いや不安が、意味のないものになってしまうというのなら。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:14:11]
フラン > ( 普段から大聖堂に通っていれば、疑いを持たれる危険は少なくなる。万が一疑いを持たれても、その疑いを薄める事ができる。 そうだ、私は人間の時もあるのだというこの揺らぎを利用して、全てを欺こうというのだ。そして私は人間に戻り、私の大事な人たちと幸せに過ごすんだ。 ) …駄目。 酷く不安だわ。本当にこれでいいの? ( 決意と言うにはあまりに脆く、今にも心が折れてしまいそう。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:09:43]
フラン > ( …私はここで、一つの決心を持たなくてはならない。それは強い意志を持って望まなければならない。 私はこの先、血を啜ることを止めはしない。というより、止めることは出来ない。月に一度必ずやってくる満月の日に、私は狂った獣になり。そして一月に一度誰かの血を啜らねば、私はより化け物になっていく。だから私は止まる事ができないのだ。 ) だから…。 ( ―― 大事なのは、如何にばれぬようにやるかということだ。ああ、ああ、お許しください神様。あなたは全てをお見通しなのに、私は隠れて罪を犯そうとしています。今日、大聖堂にやってきたのもその一つなのです。 ) [Wed 12 Aug 2009 23:00:04]
フラン > ( それから私は祭壇の前にやってくると長椅子に腰掛け、十字に貼り付けられたクリスト様を見上げる。クリスト様は十字に貼り付けられる運命を背負っていた。それは逃れようの無い定めだった。では、私が呪われた身体になったのも運命なのだろうか?克服せよと神は私に仰っているのだろうか?しかしそれは、あまりに辛く苦しい茨の道だ。自分ひとりに与えられた試練ならばまだしも、多くの人を犠牲にしながら進まねばならない呪われた道だ。 ) …………本当にそれがあなたの望みなのですか。 ( と、私は一人呟いた。 ) [Wed 12 Aug 2009 22:46:32]
フラン > ( と言うのが大聖堂の入り口を潜った時の感想だ。暫く来ていなかったから、神様に嫌われてしまったかと思ったけれど、そういう事もなく中に入ることが出来た。大聖堂に立ち入れる吸血鬼なんて、私の他に居るのだろうか? ) こんばんは、シスター。 ( すれ違った顔見知りの修道女に挨拶すれば、最近姿が見えなかったから少し心配して…なんていう世間話をいくつか。 ) ええ、はい… すいません。ちょっと大学の方の勉強が手間取ってしまって。 ( 何でもない、普段どおりの会話だ。この修道女も、私が吸血鬼だなんて夢にも思っていないに違いない。 ) [Wed 12 Aug 2009 22:32:24]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『ああ、入れたわ。』 [Wed 12 Aug 2009 22:27:27]
お知らせ > キリルさんが退室されました。 『( 結局何一つ進まないまま )  …、 ( 聖水を購入して帰った )』 [Mon 10 Aug 2009 19:17:17]
キリル > ( ――― けれど、この場所に居ても平気だ。 )  …、 ( 首に掛けた銀の十字も平気だし、目の前のステンドグラスを聖画とみなすならそれも平気だし、朝方に朝日を受けながら部屋に帰った時も、鏡を見た時も、居住区のドアに時々飾られてる馬蹄を見た時も、横丁でガーリックのきいたパスタを食べたときも、 ) ――― ( 何事もなかった。 ) ( ギリギリで回避出来たことを知らない青年はそんなことを繰り返し考えながら、 ) [Mon 10 Aug 2009 19:16:15]
キリル > ―――――― ………   ( 秒数下一桁が0〜4で吸血鬼化、0のゾロ目でグール化。 以降もしも吸血された場合はその度に数値が1ずつ増えていき、6回目(0〜9/不完全な数字)で完全に吸血鬼化する事とする ) 【判定】 [Mon 10 Aug 2009 19:09:15]
キリル > ( VHGに―― あのギルド員に、相談すべきだろうか? )  ……、 ( けれど、どこまで信用できる? ―――俺は どこまで、 信用されて いる? )  … ( まだセィナの父親の件もどうなってるかわからないし、 俺はあのギルド員に名前も住所も全部話したけれど、 俺はあのギルド員の名前さえ知らない。 ――彼女が意図的にそうしているのだとも、青年は知らず )  …… 。 ( どンだけ自分が真剣に悩んでいる事でも、ギルド員たちにとってはよくあることでしか無いのだろう? )( …以前ギルド員と邂逅した商業地区で、VHGをして 大学の事務局や自警団みたいなところで、個として認識されていないような感覚がする と表した青年には、あそこはひどく事務的な場所に思えていた。 ―― ああ、どこまで信用したらいい ? )( それに――― 、 )  …、 ( もしも 俺自身が、 吸血鬼になっていた ら? ) [Mon 10 Aug 2009 19:06:05]
キリル > ( いっそ夢であってほしいと思うたび、手の傷がつきンと痛んで自己主張する ) ―― わかッてるよ、 ( 夢なンかじゃないということは。 きゅっと、眉間の皺が深くなった ) ――― ( ああ、どうしたらいいのだろう。 誰に相談したらいい? 親?妹?友達?セィナ?それとも見知らぬ誰か? ) … ( どこにでも居るわ、本当に当たり前の顔をして紛れ込んでいる。隣の席に座った誰かだったり、どこかのお店でお金を渡した相手がそうだったり、同じ学校の人がそうだったり――…。 )  …ッ、 ( フランベルジュの言葉が思い起こされて、力なく頭を振った )( いったい誰を信じたらいい? ) [Mon 10 Aug 2009 18:47:13]
キリル > ( 青年が起き上がったのは日が落ちてからで、その時セィナはいなかった。 買い物にでも行っていたンだろうか、青年は少し出かけてくるから晩メシはいらないと書置きして家を出てきた。それからは風呂に行き、横丁を歩いて―― いつのまにやらココに来ていたようだ )   ――――― … ( いったい、どうすればいいのだろう )( 口にしたらなンだか更に弱ってしまいそうで、きゅっと唇を引き結び自問する。 自分の人生なンて、他人は対して気にしないような山や谷はあったとしても――ただただ平穏に何事も無く過ぎていくものだと思っていたのに。 ) [Mon 10 Aug 2009 18:38:10]
キリル > ( 鏡を片付け青年は店員や周りに謝罪して金を払い店を出た。もうあの店には行けないだろう。 一番大きな鏡の破片は捨てずになんとなく持ち帰った。彼女のあのハンカチに包んで―― ) ( けれどそのまままっすぐセィナの待つ部屋に帰る気にはなれず。 ぼんやりと川辺や公園へ足を向けた。結局どこをどう通ったのか、青年はよく覚えていない。 確か川の水に傷口を浸して血を流した気がするのだけれど、 )  ――― ( 部屋に戻ったのは朝方、まだセィナが眠っている頃だった。 適当に傷口を消毒して布をあてがい包帯を巻いて。ソファに転がり、タオルケットを被った。 暑かった筈なのだが、それを気にする余裕がその時の青年にはなかったのだろう。案の定寝苦しく、何かおかしな夢を見た気がするが覚えていない ) [Mon 10 Aug 2009 18:24:50]
キリル > ( 通うのは家の近くの教会ばかりだったから、この場所に今まで訪れることがあったかどうか記憶が曖昧だ。少なくともこの数年は無いように思う )  …… ( だというのにどうしてココへ来たのか、青年自身も解らないまま )( 右手には白い包帯が幾重にも巻かれている。少し緩いようであるのは、医者ではなく青年が自分で巻いたからだろう ) …、 ( 小さく息をつき、瞼を伏せる。 あれから――― 、 ) [Mon 10 Aug 2009 18:14:16]
キリル > ( 通路のただ中に、青年は一人佇んでいた。 周囲に灯ったロウソクは柔らかに辺りを照らし出し、 )  ―――― ( ステンドグラスもまた、その淡いオレンジ色の光を受け輝いていた。 彼は一時間ほど前にこの場所を訪れてからずっと、何をするでもなくただそれを見つめている。 胸元には銀製の十字のチョーカー。 青年は信仰事には無関心ではあるが、人生におけるタブーを――結婚式や墓等の様式を尋ねられる意味で宗教は、と問われたのならパプテスになる。親の信仰から、だ。幼い頃は日曜のミサにも連れて行かれたけれど、もう良く覚えていない ) [Mon 10 Aug 2009 18:08:36]
キリル > ( 明るい夕刻ではなくまだ日付が変わったばかりの頃に、時は遡る ) [Mon 10 Aug 2009 17:57:51]
お知らせ > キリルさんが来ました。 『( Mon 10 Aug 2009 00:00:00 )』 [Mon 10 Aug 2009 17:54:56]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( もしかしたら冷感よりも、そのように接してくれるという安心感が――― )』 [Tue 4 Aug 2009 21:13:17]
セレニア > ( 必要ない、そう言って今度こそ立ち去ろうと思うのだけど、突き飛ばしてしまった後ろめたさがあって、つい黙り込んでしまう。 それを了解と受け取られ、諦めるまでは付き合おうかと浅い溜息を零した。 )   ( 結局、できることがあるわけじゃない。 熱もないということになった。 ただ――― 冷たくすれば痛みが紛れるかもしれないと、額に湿布を貼られてしまう。 さすがに微妙に顔を顰めたが… 確かにほんの少し、マシになったような気もした。 薬液の香気が若干目に染みる、ひえぴた。 ) [Tue 4 Aug 2009 21:12:32]
セレニア > ―――。 ( さっさと立ち去ろうとしたら、腕を掴まれた。 親切心からの行動に違いない。 それは、分かっているはずなのに――― 少し強かったその力を感じた途端、視界が揺らぐ。 ここは板張りの廊下、壁は漆喰で、そろそろ灯りがないと歩き辛い夜闇に覆われはじめている。 …それが、その瞬間、総石造りの廊下に入れ替わった。 それ自体はどうでもいい。 よく見る幻の一種だろうと思える程度にはこんな事が稀にあるし、すぐ治まるとも当たりがつけられる。 けれど――― 何故か、怖かった。 ただちょっと親身なだけと知っているはずの修道士が、急に恐ろしくなった。 理由は分からない。 ただ、この廊下で、こうして腕を掴まれた時、とても怖かったという――― )   ―――ッ!   ( 鼓動が跳ね上がり、息も上がっている。 気付けば幻は消えていて、少し離れたところにさっきの修道士が座り込んでむせていた。 それをしたきり固まったような自分の姿勢を一泊遅れて認識し、突き飛ばしたのだろうかと納得する。 )   ―――もうしわけ、ありません。   あの…   ( 混乱してしまうが、状況はシンプルだ。 手を貸そうと歩み寄ったら、修道士はまだむせながら、こちらこそと笑って手を振った。 突然触ったりしてもうしわけない、女性を呼んでこようか、やっぱりちょっと様子を見たほうが――― ) [Tue 4 Aug 2009 20:41:41]
セレニア > ―――はい。 失礼します。 ( ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、お馴染みの用法容量に頷いて、スツールを立つ。 夜間活動的な敵に備えて、VHGへ行くのはこれから。 淡々と一礼して踵を返した背に、今日は休んではどうかと気遣わしげな声がかけられる。 )   問題ありません。   ( 医務室を頼るほどになると、集中力の低下も招くし、ないわけないのだが。 軽く振り返りながら言う小さな身体には、表情の乏しい顔と平坦な声が相俟って、親切を受け付けないものがある。 )   ( それなのに、それが聖職者ということか。 扉を開け廊下に出たたところで、詰めていた修道士が追ってきた。 ―――これから任務という都合もあって、今出せる薬はないということだったが、もしかしたらいつもの頭痛ではなく熱でもあるのではないかとか、何やら頼りないことを言い始める。 新人なのかもしれない。 )   熱感はありません。   ( お節介で、休ませるために発熱していることにされるなんてまっぴらだ。 そんな風に計らいかねない優しい気配に、にべもなく首を振る。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:22:04]
セレニア > ( 基本VHGに出向している少女も、そんな頭痛持ちの一人だった。 発症した当初は医務室に訴えていたけれど、薬などを何種か試してみて結果が出ず、今では特に酷い時だけ思い出したように足を運ぶ程度になっている。 )   ( 殊更に痛がったりはしない、むしろ我慢強い人間がそれでも耐えきれず表情を歪めるというのには、重いものがあるのか。 詰めていた修道士は気の毒そうにしながらも、そのせいで眠れないというのに対して睡眠薬を出すくらいしか、できることはない。 …けれど、この薬が使われるのは夜が明けてからだ。 ) [Tue 4 Aug 2009 20:02:05]
セレニア > ( その原因は様々で、きっと500年1000年経ってもなくなることはない。 今後治療法の種類は増えるかもしれないが、その数も少ないうちは尚更、どうしようもないと諦めるしかないだろう。 )   ( 大聖堂では聖歌隊に参加している他、一般の修道女の仕事には手を付けず、基本VHG [Tue 4 Aug 2009 19:50:05]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 慢性的な頭痛。 )』 [Tue 4 Aug 2009 19:45:46]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 『(残った氷は、傭兵に提供したらしい。)』 [Fri 31 Jul 2009 02:20:28]
ドマァニ > (あんまり近寄られるとこちらまで熱中症で倒れそうなので程々にして下さい。こんな良い体格になりたいと思ったとか思わなかったとか。) 其れはまぁ、次の機会にでもお願いします。 (サイン貰う気満々らしい。 鼻血噴き出す勢いで興奮している様子に、はてなと小首をかしげるけれど。) 其れではツヤコさん、僕もこれにて失礼します。 (そりゃもう誰も居ない保健室で…と、乙女の妄想は置いといて、要は介抱という名のサボりだったりする裏事情。医務室で濡れタオル当てたり団扇で扇いだりしつつ、少年が起きるのを待つのであった。) [Fri 31 Jul 2009 02:19:19]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 今日はいけない妄想が溢れて、夜眠れなさそうだ…! 』 [Fri 31 Jul 2009 02:14:50]
艶子 > うん…何か視界に入るだけで体感温度が上がる気がします。 ( あんなポーズとって、自分だって暑いだろうに…。っていうか草刈りしなさいよあんたたち! ) シ、シスターったら!いけないひと! …私、シスターがどうして強いのかわかった気がします。 ( と、司祭様に報告しに行くシスターに別れを告げて。 筋肉マッチョの傭兵達は、氷を貰えてご満悦だ!礼を言いにさらに距離を詰めるだろう! ) うむ!そのゴゥテンジ・ツヤコだ! サインしてあげてもいいぞ! ( 私の成果を知っていたようで、傭兵は一気に気分がよくなった。 ――しかし、気絶した少年をお姫様抱っこするその様子を見れば、私のボルテージは一気にクライマックスだ。 ) ど………!! ( どこでどうやって寝かせるんだ! というアレな質問は、出来なかった!こちらもぺこりと頭を下げて、立ち去るその姿を見送るだろう。 ) [Fri 31 Jul 2009 02:12:48]
ドマァニ >  大丈夫ですよ、吸血血は此処には近寄る事すらできませんから。 (と、一見まともな顔した狂信者は抜かした。それにしてもメイスを軽々と持ち上げるその剛腕、噂通りのお方のようで。驚きよりも呆れの方が強いのは何でだろう不思議。 近付いてきたら傭兵の皆さんの口にも一個一個氷を放り込む所存。皆さんにも無償の愛を。) ツヤコさん、ですね。 …おや、ひょっとして、「屍龍」や「鴉ノ王」を退治した、あのゴゥテンジ・ツヤコ氏ですか。 (小さな驚きの表情。エクソシストの見習いとして、この街で起きた大きな事件は学んでいるのだか、その何も聞き覚えがあり。 頭痛が痛いって感じですね。) あ。 (ゴリラがどうとか謎の台詞残して気絶した少年。ハァ、と小さく溜息吐いて、その体をお姫様だっこした。女性陣の視線に気付くことも無く。) 僕も、この子を何処かへ寝かせなければならないので… お騒がせして申し訳ありません。 (報告はシスターに任せて、少年の介抱でもするとしよう。色々と迷惑をかけた艶子氏にぺこりと頭を下げて。) [Fri 31 Jul 2009 02:06:53]
ジャスティス > ……マッチョは好きだけどこのくそ熱いときにちょっと……。 (押しの強い傭兵たちをじっくりと観察しながらうむうむと唸る) んふふ、あの一緒に入っていく指がなんとも。 (目を切らんとさせながらぽつり呟く修道女。いいかげん聖職者としてどうかとは思う) ……まぁ抵抗されないと殴るにしても面白くないわよね。 (最後の捨てゼリフに満面の笑みでそういって) ああ、私、これからまた市彩さまのところに行こうと思ってますから、とりあえず口頭で報告しておきますね。 (そういって大聖堂の方を見つめる修道女。ドマァニに会釈し、洋平たちにまた後で海で、なんて一度別れ、大聖堂の中に消えていく……) [Fri 31 Jul 2009 02:01:13]
艶子 > そろそろお祓いした方が良いと思いますよ、そのメイス…! ( うろ覚えだが、殺傷が目的ではないという理由で聖職者の武器にメイスが推されていたような気がするのだが、ひょっとしたら殺傷目的の高い私の刀より人を殺めているのではないかと恐怖! そしてスルーされる傭兵たち。でもあんまりスルーしすぎるとだんだん近づいてきて自己主張が激しくなってくるから注意だ! ) ん。私の名前か。私は豪天寺艶子。今、ヴェイトスで最も最強の名に相応しいファイターだ。 …最も最強、って言葉は変? ( 馬から落馬みたいな…。 ) ( そして素早い動きで離れる少年。うん、このちょっと目つきが悪い方の修道士の人の言うとおり、これだけ動ける元気があるなら大丈夫そうだ。まあシスターを警戒しての行動なら、例え全身の骨が折れていようとも離れたかもしれないが! ) …なんだか、無理矢理口に氷入れるのって…やらしい感じがするなあ。 ( しかも年上の修道士と年下の修道士…。はっ、まさかこれはいけない世界の入り口なのでは!? …と思ったら、倒れた。ああ。 ) [Fri 31 Jul 2009 01:55:12]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『だが、僕は…ほんものの、ごりらに、会っ…たッ!(ばたーん。要らん台詞言い残して本撃沈。)』 [Fri 31 Jul 2009 01:50:39]
イェルマーレ > (細マッチョ・ゴリマッチョどちらがお好き?とか訊いてる場合じゃない。)なな何だろうあれは吸血鬼…吸血鬼ッ!?そう言えば血を吸えるとか仰ッてッ…、……はッ!? もしや研究対象ッ!?(その間も傭兵さんの首にだれんと両手預けたまンまさッき倒れてたとき宜しくブツブツ言い出す少年。――こ…ッこれは後でメモろう! (腕廻したままガッチュポォ。ほっぺた撫で撫でもまァ悪くないしね。でもそのうちはッと我に返ッてスザァッと光速もかくやな勢いで傭兵さんから離れンと。理由?後ろから手が! 恐怖の権化サタンの姫が迫ッてきているからですよ笑顔で。蒼白な顔色硬直させて、勢いそンままザザザッと後ろ手下がりに2mの距離を置かんと。) 、 、 、(はう、はう、はう。恐怖のあまり半笑顔を張りッつけて「僕」「何も」「していません」と声なき弁護。ちなみにこちらの修道服はカーキ色なのでドァマニさんほど熱気吸収はしないけれど、別の意味でいま、汗が引くよ!助けて我が大いなるクトゥルー!) さ、さ、さまざまな方面からの助言、大変ありがたくお伺い致します…ッ、こ、これから重々気を配るように心がけますッ…、ほほ、本日は大変お手数をお掛け致しましてまことに申し訳あり…、ま…、(あ、やばい。怒涛の展開にまたふらッと来た。ぐらァーと傾くついでに口の中に氷突ッ込まれて今度こそ撃沈な感じ。) [Fri 31 Jul 2009 01:47:17]
ドマァニ > (ふしだらと思うからふしだらなのです。そう、人は誰しも、生まれた時に神の祝福を纏って生まれてくるのですから…!(笑顔キラキラー) 背景の輝く肉体美は全霊を以てスルーして、と。) この状況が既に天罰っていうか、取り敢えず祈りを捧げて落ち着いてみるのは如何ですか? (その言葉をそっくりそのまま青年へと返すと良い。抱きついちゃって微笑ましいやら見てるだけで暑苦しいやら。顔面から面白い位汗ダラダラ垂らす夏用修道士服+裾捲りな青年、其れでも全身黒で熱い事この上なしって話。あ、因みに誤字じゃないですよ。) …あんまり?     まあ、抱きつくだけの元気があれば大丈夫そうですけど。一応、此方からも後で報告しておきますね。 失礼ですが、お名前をお伺いしても宜しいですか? (少年に抱き付いた傭兵に問うて。報告内容はこうだ。「草取り中に熱中症で倒れたエルク修道士が、女傭兵とシスター・ジャスティスの介抱によって一命を取り留める」 聖堂関係者なので、少年とかの有名な撲殺シスターについては知っているので。)(そして氷は受け取らないなら無理矢理その口元に押し付け、咥えさせんとするおせっかい。ぐいぐい。) [Fri 31 Jul 2009 01:37:35]
ジャスティス > ……そろそろ喋り出してもいいんじゃないかなぁと。まぁあんまり人間の血はすってないわよ? (10?20?首をかしげる。いただいたドマァニさんからの氷を口の中で転がせば幸せそうに) もう、こんな好いものあるなんて、さすが大聖堂。 こらこら、あんまり女の子にくっつくんじゃありません。 (笑顔になりながらゆっくりとイェルマーレに腕を伸ばす) [Fri 31 Jul 2009 01:32:04]
艶子 > ( ちなみに「うちの連中は半裸だぞ」の台詞のところで、傭兵たちが肉体を誇示してます。背景で。 )  シ、シスター!妖刀みたいなこと言わないでください! ( メイスがン百人目の犠牲者の血を求めてる、とか…。でもシスターのメイスだとそれくらい求めそうだ。 ) まあ、今日は暑いからなー。今なら鼻水をずるずる出しても「汗です」って言ってごまかせそうなぐらいだからなー。    いや、私の鼻の下のこれは汗だよ? ( いやいやほんとに。 ) パプテスにも三途の川があるのか…! ( そして氷を渡されれば、ひゃっこい!とか言いながら。 ) はっはっは。まあ、これからは気をつけるんだぞ?不用意な失言で命を失った奴はたくさんいるからな! ( イェルマーレの頬を抓る手を離してあげた。暑さに気をつけるより失言に気をつける方が優先らしい! ) ――お、おい。こらこら。幾ら私が刺激的な格好をしているからといっても、神様の前でこういうのは不味いんじゃないか…っ? ( ひしぃ、と抱きつかれて。まあまだ少年なので振り払ったりはしないし、シスターが怖いのも無理は無い!よしよしと肩を抱いてやるね!そんでもって、豪天寺艶子の大サービスだ! ) [Fri 31 Jul 2009 01:27:24]
イェルマーレ > (自分の状況の全てが分かる魔法の言葉「こッちの世界」発言で大体の事情は知れた。知れたけど。何で僕、昼間ッからモロ肌脱いでるふしだら極まりない格好してる知らないお姉さんに頬ッぺた延ばされてるンだろう。あぁー日焼けも手伝ッてひりひりしてきた。やめてぇ。むぎゃーと顔を歪めつつ、だけどとにかくお礼が先だ!)い、いひなりふひつ(不吉)なはふげん(発言)はとても気になりまふが…、(引きつる声でふがふが、)と、とにはふ、危らいところ(?)を、た、たふけていただいたようで感謝いたし…ま……ッ、 ひッ、ひなゃぁああああッッ!? なんかなんかなんか申し訳ありませんお許し下さい神よ僕に天罰をぉッッ!(おうわぁ――、殺気消えたけど最初の台詞ちょう怖いィ―――!! ひぃッと全身総毛立たせ、瞬間的にばッと傭兵さんの首に手ェ絡めて抱き付く所存。背中がったがた震わせながら謝り捲りの儀式開始。(怖いけどまともそう)傭兵さん→(ちょう怖い台詞インパクト大)シスターさん。この瞬間少年の中で認識が決定した。修道士さんに至ッては既にビビり半泣き上体の少年に取ッて、一番威圧感ある存在だッたという。早口だしね。傭兵さんにひしぃーしてる予定なんで氷受け取る余裕とかナッシン。)(この間きッと数分のドラマ。迂闊に気ィ失うモンじゃァありませんね。いずれ混乱極めるから。) [Fri 31 Jul 2009 01:16:29]
ドマァニ > (売れないYO!そしてぶっかけよりも飲ませた方が良いんじゃあないですかって言う。 ゼーハー言いながら其処等に容器下ろせば水が跳ね散って顔に掛かるけどああ冷たい。 麗しき女性の半裸だろうが全裸だろうが人一人の命掛かっている時には気にする余裕ありませんとも。いやしろ。) シスターお言葉ですが、今日日の暑さは気合で何とかなるものでは無いと思うのですが。 (メイスをしまう様子に安堵しつつ突込み入れる所存。ぐるりと様子一瞥すれば、なんかこう既に復活したって言うかひょっとして氷一個無駄にしました?感。ぐったり。) えーッと取り敢えず生きてますね?サンズノカワは渡ってませんね?我等が主の元へ召されてませんね? …取り敢えず氷でも額に当てといた方が良いですね、きっと。 (この中で一番テンパってるんじゃないかってくらい捲し立てれば、雑用ナイフで氷砕いて、その破片をお三方へと手渡そうと。 下っ端の修道士は結構不規則な生活しているもので、忠言が耳に痛い。) [Fri 31 Jul 2009 01:09:19]
ジャスティス > ……久しぶりに血が吸えると喜んでたのに……。 (鉄分補給が必要なんですよメイスにも。六枚刃に頬をすりつけてメイスをいたわりながら背中に戻して) ……気合いが足りない気合が! (腰に手を当てて精神力だと激励を飛ばす。が、優しいことにドマァニを邪魔せず横にどいて道をあける) こんな、元気の盛りに不健康な生活してる大人より先に経たっちゃだめよ? (みんな規則的な生活してなさそうだと偏見に満ちさ視線を向けながら腰をかがめて声をかけて) [Fri 31 Jul 2009 01:05:55]
艶子 > ( えらいこっ茶。これは…売れる! …さておき。 ) おっ。今度こそこっちの世界に戻ってきたな。大丈夫か? んん? ( 笑顔で心配しつつも頬をつねる手をなかなか離しません。 ) お前、除草作業中に暑さで倒れちゃったみたいだな。こんなに暑いのに律儀に修道服なんて着てるから―― 私たちを見てみろ。ほれ、ほぼ半裸だぞ。 ( シスターは来たばっかりなのでいつもの服かもしれないが、傭兵連中は半裸でした。私も含め。 ) ……? うわあああシスター!お、落ち着いてください!鈍器は不味いです、鈍器は!拳ぐらいなら何とか耐えますけど、鈍器は! ( 修道士の少年が目を丸くしたのと同時に、背後に感じた殺気にはっと振り返ってみたら、そこにはうつろな目のままメイスを振り上げるシスターの姿が。今のゴリラ発言が不味かったか!  と、その時新たに修道士の人が氷をもってやってきた。しめた、あの人を呼び込んで場の空気をうやむやにしよう! ) こ、こっちだー!急いでくれ、もう意識が無いんだ! ( いや、思いっきり気づいてるしずざざと身も引いてるけど、でも意識が無いことにしよう!じゃないと、このままだとシスターに叩かれる! ) [Fri 31 Jul 2009 00:54:53]
イェルマーレ > (お茶は万病の薬なンデスよきッと。死人に掛けても蘇るそれがお茶。ヴァルハラでも評判を広めておきますよアディオス!お空に浮かぶ笑顔きら。)(しかして頬ッぺたムギャーな反魂術施されたらさすがに起きるます。激痛にぎにゃーと歪む眉。痛ッたい、) ――うッ、うわッ、何!? び、吃驚した、こんにちはッ、(ぱッと目ェ見開いてがばと上体起こすと同時に反射的なご挨拶。ビビリ顔のまま茫然と瞬きす。)(え。何でお茶被ッてるンだろう僕。戸惑いながらぐしょぐしょの前髪摘まんで耳に掛けンと。ポタポタ滴垂れまくる濡れ眼鏡の位置ととのえて改めて、シスターさんと傭兵さんを交互に見上げるかたち。て言うか問答無用で片方のお方暴力に訴えるポーズ満々デスよ? 少年は自分のうわごとも覚えてない無責任感発動して目ェ丸く。)え、は、はの――、ろ、ろうひまひた、らにがッ!? はぶッ!?(頬ッぺた摘ままれたまンま傭兵さんに訊き返してみた。続けてその向こうから氷抱えた修道士さんが突進してくれば連鎖的にビビッてすざッと身ィ引く感じ。鬼気迫るゥ。ほんと、何がおこりましたか、神よ、) [Fri 31 Jul 2009 00:49:07]
ドマァニ > (お茶だけに。)(さておき、何か一人ぶっ倒れた少年が居て、しかもそろそろ神の身元に召されそうとかで、誰か葬儀屋を!葬儀屋を呼べェーっ!てな物ですか。違う? 兎も角、空気の読めない修道服其の二が、一抱えほどの荷物を持ってえっちらほっちら現れる訳です。) えーっと、熱中症で死にかけって言う人はどこですかぁっ!?あっち!?どうも! (其処等の傭兵Cにきつい口調で問うて。命が危ないらしいんで余裕無いんです、御免なさい。全身汗だくにしながら倒れた少年&剣士&シスターの方へよたよたと駆け寄っていって。) はいはいはいははいはいはいはい、氷が来ましたよッ!しっかりして下さい! (挨拶もせずに其方へ駆け寄っていく。容器の中には半分ほど溶けかかった氷の塊が入っている訳で。貴重だけれど、人命には代えられませんよね。) [Fri 31 Jul 2009 00:43:30]
ジャスティス > 怖いところみたいねぇ、モンスターも多いし。うちのの実家にも行ってみたいんだけど、来年かなぁ。 (とぱとぱぱちゃぱちゃと音を立てながらはじけるお茶の流れを眺めながらつぶやいて) ……。 (二人のトークに、無言で左手でメイスを握り振りあげる。目はうつろだ) [Fri 31 Jul 2009 00:38:58]
お知らせ > ドマァニさんが来ました。 『えらいこっちゃ。』 [Fri 31 Jul 2009 00:36:34]
艶子 > 常世の森かあ。確かにあそこは入り組んでて危険ですからね、すれ違ってしまうかも。私も一度行ったことがあるんですが、巨人に追いかけられて死ぬかと思いました。 ( そして倒れている少年を助け起こせば、シスターがお茶をたぱたぱとかける。何やら私たちの知らない世界に旅立ってしまわれたかと思いきや、お茶の効果によってカムバックしたようだ。すげえなお茶!これから私は死にそうな人がいたらお茶を頭にかけよう。 ) お、おい。大丈夫か? 何だその…ばるはらって。ここはヴェイトスだぞ。 ( ぺちぺちと頬を叩いていたが、女ゴリラの言葉に私の怒りに火が付いた。 ) 失敬な!?ゴリラはシスターー…じゃない!私たちはゴリラじゃない! こら起きろー! ( また気を失いそうな感じだ。頬っぺたつねってやる! ) [Fri 31 Jul 2009 00:33:47]
イェルマーレ > (ヴァルハラの園が見えてきます父神様。和洋折衷で逝き途中にサンズ・リバーとかあッたら、死神と交渉してきッちり値切るけれど六文銭を。シュワァー、額とか腕とか出てるところ真ッ赤にして、カンペキぐッたりしてる12、3の子供。すごい適当な処置にもされるがままの無抵抗で。じょろじょー、)うッ…、ン……、(金髪お茶でべしょべしょにして。小さく呻きながら少年の目が薄ゥく開くか。ぼんやァりと周囲見渡して。その視線が傭兵さんへ留まッたなら、瞳うるませてロザリオ握りしめ、)神よ……、僕の目だけは、まだヴァルハラに居るのでしょうか…、目の前に筋肉隆々の女ゴリラさんが……、これは…、僕の望みが見せる夢ッ……? (ばたッ。開口一番ちょう失礼極まりない台詞吐いて再び失神コォース。はらッと涙、目の端に浮かべても一度あの世へリッターンズ。お茶ぶッかけで回復は駄目ミタイ。医術の奇跡達成ならず。) [Fri 31 Jul 2009 00:27:01]
ジャスティス > なんかね、常世の森抜けて帰るっていってたから、結構奥地よねぇ。すれ違っちゃったりしたらさびしいから私待ってる。 (遠くの方を眺めながらため息また一つ) はいはい、なるべくじみなのをね。 (忠告ありがとう、なんていいながらも、声のした方に顔を向ける) ……もどれー。 (とことこと歩いて行けば、全く容赦なく頭にちょっとぬるくなったお茶をかけてあげようとする。艶子さんのアドバイス通りだ) [Fri 31 Jul 2009 00:20:44]
艶子 > ( と、その時。なにやら不吉な人の声が聞こえたような気がした。何事かと思い視線をそちらにやれば…何やら誰かが倒れているような。 ) ………!? ( うちの連中かと思ったが、違う。格好は修道士だ。そういえば、傭兵に混じって草むしりをしているのが居たが…。 ) お、おおい!大丈夫か! ( 慌てて駆け寄って助け起こそうと! ) 猿!?エテ公がどうかしたか!? …シ、シスター!お茶をこいつに! [Fri 31 Jul 2009 00:15:29]
艶子 > それもシスターの良いところだと思いますけどね。きっとシスターが甘やかしてしまう分、ほかの人が厳しくやってくれます。むしろ、他の人が厳しいからこそ甘やかしてくれる人が必要なんじゃないでしょうか。 厳しいだけじゃ、人間伸びませんよ! ( と、偉そうなことを行ってみる。 ) ふぬー。まあ、あまりに帰りが遅いようなら会いに行く口実ってことで旅に出てみるのも良いかも知れませんね!ブロウンも喜ぶんじゃないかなあ。 そういえば、彼はどこまで行ったんでしたっけ。 ( 湖畔くらいまでってことは、結構遠くなのだろうか。 ) う、ううん。仕方ない!じゃあお言葉に甘えて、部下どもも海につれていきます。 ――あ、あんまり際どいのは駄目ですよ!私は全然OKですが、野郎の目があるんですからっ! [Fri 31 Jul 2009 00:15:23]
修道士 > (ほンとに死んでるワケではありまセンが状況的には似た感じ。炎天下+もやしッ子=の簡単な式で求められる当然の展開。汗など体液を大気熱に絞り取られて水分不足で倒れる症状を、人は古来より熱中症と呼びます多分。和やかの会話のちょッと右手の脇でひッそり脱落してく小柄な修道士風貌在り。司祭様にお叱り受けまして、きのう斡旋所で暴れた罰も兼ね、傭兵さん達に混じッて草むしりに参加していた私デスが。) さ……る…、お…さるさん……が……、(ワケわからないことブツブツ呟きながらうつ伏せにバッタリ倒れてる少年、軽くご臨終。キチンとフードは被ッてたから日射病にはなッていないだろうけれど、目ェ廻して意識不明と化してることに変わりはない。むしろ今すぐ井戸水ブッかけて欲しい気持ち。シュー、) [Fri 31 Jul 2009 00:12:12]
お知らせ > 修道士さんが入室されました。 『(*焼死体)』 [Fri 31 Jul 2009 00:08:18]
ジャスティス > そうだといいなぁ、けど甘やかしちゃうんだろうなぁ。 (そこまでいって笑い声をあげるがだんだんとその声がしぼんでがっくりと肩を落とし、最後は笑い声がため息になる) はぁ…………。 ってため息つくと幸せが逃げるわね。そうそう、旅に出たいのよねー。ブロウンさんの見送りにかこつけて子はんくらいまで遊びに行けばよかった。 (お茶をついで回りながら、首だけは常に艶子さんの方向をむく) まぁ、ほら、人間仲美代中身………こらこら隊長さん。 (人心をつかむには交流よ?と) けど、どうしよっかな、先に上がって、買ってこようかな、水着。 (腰に手を当てて悩んだ様子で) [Fri 31 Jul 2009 00:06:04]
艶子 > うーん。でもあれですよ、ジャスティス様ががそういう人の立場になったらきっと後輩から好かれるシスターになると思うんです。私は年上の先輩にも頭は上げますが、部下とか後輩からも頭を上げられるんですよ! ( 艶子としてはそれが大変な不服らしい。 ) ま、まあ…そうですね。私もそういう死に方はしたくないです。 あぁ、なるほど。修道女とか教会の人だと、街の外にでるようなことは稀でしょうしね。それこそ冒険者とか、商人とか、それを護衛する傭兵とか――…。 え?あいつらは井戸水でも被ってれば良いんですよ!絶対私とシスターの体を比べて評価とかそういうことするんですから! ( でもやっぱり連れて行くべきだろうか。ぐぬぬー。 ) [Fri 31 Jul 2009 00:00:28]
ジャスティス > 修道女長様とか、年上の先輩たちとか、頭上がらないのよ私〜。今ももう修道女の本分をしっかりと自覚しなさい!とかもーがみがみ言われちゃって。 (両手で頭を押さえてくねくねと悶える修道女。部下たちからしたら変な元気のあるシスターだと思われるだろう) …………それこそ死んでも死にきれないでしょうに。 (とっさにとかならかっこいいけど、そういう使われ方では死んでも死に切れまい) 護衛任務とか、市街にでたりね〜。まぁ、寝ずの番とか大変なんでしょうけど……え?ああ、いいわねぇ、皆さん一緒に? (あ、けど水着持ってないのよね、なんて) [Thu 30 Jul 2009 23:56:09]
艶子 > 良く通る声だって言われます。 ( ああ、だからMJとの夜の生活の時の声が漏れてシスターに聞こえてしまったのか! ) なんと、そうだったのですか。よりにもよってシスターにそんなことをやらせるなんて…。 ( しかし教会にも上下関係があるのだろう。厳しい世界だ。 ) ………ぞっ、雑兵の命は尻拭き紙一枚の価値しかありませんから! ( きっと次々と流されていってしまうだろう。泳ぎとかはまあそれなりにできるかもしれないが…。 ) 雷電の仕事に?でもけっこう汚い仕事とか回ってくるんですよ。 ( しかし、確かにある意味自由な存在かもしれない。傭兵を軽視する人は多く、それ故に責任も軽いということもある。 ) 草刈りが終わったら、一緒に泳ぎに行きませんか? ( と、誘ってみる。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:50:17]
ジャスティス > うん、艶子さんは、声に張りがあるからね、いいことじゃない。  (ニコニコしながら笑ってお茶を注いでいって) いやぁ、普段は私もやってるのよ、ここに戻ったら私も下っ端だからねぇ、まぁ教会でもやってることは変わんないけど。 (怖い先輩がいっぱい、と苦笑して白い歯を見せる) まぁねぇ、そういう見せ場がほしいのもわかるけど……けど、雷電ってそういう訓練もしてるの? (なれずに流されたりしたら大変じゃない?なんて首をかしげて) ま、私もたまには雷電みたいな仕事に憧れたりもするけどねぇ。 (ああ、いいなぁ泳ぎ行きたいな、なんて見えるはずのない海岸の方を眺めて) [Thu 30 Jul 2009 23:43:45]
艶子 > んお? ( そのとき聞こえてきた声の方を振り向けば、なんとそこにはシスター・ジャスティスの姿が。…いや、「なんと」とかつけちゃったけどここは大聖堂なのだから、むしろシスターのホームグラウンドというか、居ても全くおかしくないのだが。 ) あ、う。すいません、声大きかったですか。 ( 大きな声で喋ってるっていう自覚が無かっただけに、ちょっと気恥ずかしそうに。…もしかしたらアレックスとかにも聞こえてしまっているだろうか。 シスターの姿が見えれば、部下どもは嬉しそうに寄ってきてコップを受け取るだろう。くそ、げんきんなやつらめ! ) はい。ちょっと雷電から雑用を押し付けられて…きっと大聖堂のご機嫌伺いですよ!まあ役に立つのは嬉しいですが、もっと騎士団みたいに氾濫しそうな川をせき止める作業とか、そういうカッコイイのをやりたいです。 ――そうですね、こういう日は川とか海で泳ぎたいです。 [Thu 30 Jul 2009 23:35:42]
ジャスティス > (うわあ訂正、今真昼ですっ!!) しっかしほんと気持ちいいくらい熱いわよねー。 (自身もおでこに汗を浮かべながら嬉しそうに空を見上げて) [Thu 30 Jul 2009 23:31:15]
ジャスティッス > 今晩は〜。 (そんなことを言いながら、トコトコ歩いてきたのはやたら物騒なものをあちこちにつけた一人の修道女。まるで不良少女のように、髪を真っ青に染めている。気の強そうな眉と通った鼻立ち、元気いっぱいの笑顔で薬缶をぶら下げて歩いてきて) あ〜、やっぱり艶子さんか。中までよく声が聞こえたわ。 (お茶だけどいかがですか〜?なんて言いながら、真鍮製のコップを二つ三つ周囲の人間に渡していく) こんなこともやってるんだぁ [Thu 30 Jul 2009 23:29:14]
お知らせ > ジャスティッスさんが来ました。 [Thu 30 Jul 2009 23:22:00]
艶子 > ( よーし。ここは気の利いた言葉を言って連中を奮い立たせよう。人の上に立つ者は、カリスマ性と巧みな話術が必要になるのだ。 ) 良いか、お前らっ!今日のお前らの努力はきっと神様も見て下さっているゾ!お前らがおっちんで天国行きか地獄行きかっていう段階になったら、必ず今日のことを考慮して査定してくれるからな! ( 死なないような奇跡は与えてくれないの?っていう声が聞こえたような気がしたが、無視しよう。私はそういうあげあしとりっつーか、心無い突っ込みは嫌いだ。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:18:53]
艶子 > ( 傭兵隊の連中も同じように土塗れになっている。何とか涼しいうちに終わらせようということで、朝の早めの時間からこうして除草作業をしていたのだが、思いのほか大聖堂の雑草は強く、まだ終わりそうになかった。きっと神様の恩恵を受けて育っているからこんなにがっしり根付いているのだろう、畜生め! ) 良いか、ちゃんと根っこから抜くんだぞ!根っことらないとまたすぐに生えてくるからな! ( 私は部下どもに声を張り上げるが、連中のテンションはすでに0に近い。返ってくる声も力なかった。 …くそう、私は隊長だ。本来なら奴らの側で日除け傘を差して冷たい飲み物を飲んで休んでても良い身分なんだ。でもそれじゃあ皆がかわいそうだし士気に関わるからってこうして一緒にやってるのに、なんだその気のない態度は!私だってもう終わりにしたいよ! ) [Thu 30 Jul 2009 23:10:27]
艶子 > ( ”今の私ならアイリ様やレイだって倒せる。” などと自惚れる程度に、豪天寺艶子は自身の成長を噛み締めていた。しかし、例え幾ら成長しようともそれを発揮し周囲から評価してもらう機会を設けない限りは、扱いはまったく変わらないのである。 ) ( 豪天寺艶子傭兵隊総勢10名は、傭兵ギルド雷電より名誉ある任務を言い渡されていた。それは…大聖堂裏の草取りであった。 ) くそう!こんな雑用押し付けやがってー!! ( 7月も終わりに近づいた夏真っ盛り。炎天下の中、私たちは汗と泥に塗れてのボランティアに勤しんでいた。私は土塗れになった腕でおでこの汗を拭う。もちろんおでこに土が付くが、そんなことはもうどうでもいい。 ) [Thu 30 Jul 2009 23:05:00]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 時間は遡ること10時間前、丁度お昼時である。 』 [Thu 30 Jul 2009 22:55:51]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『(あァ、やッぱりもッと「勉強」しなくッちゃァ――、) ――ね、ふふッ、』 [Sat 11 Jul 2009 23:34:01]
イェルマーレ > (幾度改めて見ても知識評価の見出せない代物だ。こンな単なる石膏だか金属だかの塊を衆人が未だありがたがッて崇めているのかと思うと笑えてしまう。世界中の知的生命体はかしこいくせに、いつになれば善神崇拝は無意味だと気が付くのか。)(この無価値で無意味な無機質固体の塊が、今まで無力な生命達にどンな加護や庇護を与え賜うたと言うのだ。私は何もかも知ッている。この無能なる石くれどもはシスターや孤児院の仲間達が八つ裂きにされた夜だッてただひたすら教会の中で突ッ立ッていた。ひとり惨劇も知らぬげに、血飛沫を浴びて月光の中を白々と。シスターも兄弟達も、あんなに昼に夜に精一杯の祈りと歌を捧げてささやかに暮らしていたと言うのに。引き裂かれた腕や足や首に何の慈悲を恵んでくれた?いたいけな依存の伴う信仰心にどンな落ち度が合ッたと言うンだ。)――…僕はもう、貴方なンかに頼らない……、貴方の奇跡は当てに出来ない…、とッても不平等で非効率的なンだもの……、(讃美歌を歌うような口ぶりで囁く台詞。ヴァルハラで指を加えて見ているのが貴方のお似合いだ大いなるイェス。私は私自身の手で、生命体が半永久的に稼働する神秘と魂の繋がりを解明してみせる。貴方の子供達をこの手で隅から隅まで調べ上げて。そこへ備わる命と言う稼働体の仕組みを理解して――、)(あァこの前の『標本』がとッても恋しい。アレはまだスラムに有るンだろうか。拾いに行ッてはいけないだろうか。)(親指の爪が口元に昇る。ガリ、) [Sat 11 Jul 2009 23:32:55]
イェルマーレ > ―――――、(不意に途切れる旋律。)(少年は背後を振り向きざま、凄まじい目付きで燭台を投擲せん。)(カシャァン、儚い金属音を立てて燭台が砕け散る。紫苑色の陰火が輝く瞳に、聖者を磔ッ付けた十字架が映る。)(少年はユラアリ立ち上がり、雲を踏むみたいな足どりで一歩一歩聖遺物に近寄ッて。)(バン。上体から倒れ込むよう両手を十字架の表面に叩き付けん。聖者の脚元に跪くような格好に背をズルズル丸めて、) …どゥだろう…? 貴方を尊ぶべき場所で…、貴方を敬愛する歌が不適当に貶められ…、辱められる気分は…。背徳的高揚感…? 破滅的嫌悪感…? 無機物に根源的な感情ッてどこにあるンだろう…?(無いか。いずれ無機質物には前頭葉はおろか扁桃体も 脳幹も、自律神経系も、そもそも大脳からして無いンだもの。つまらない。中身のないものからは本当に学べるものが無い。価値が無い。)(凭れ掛かるようにしてプツプツと独り言。夢見るような焦点が胡乱げに定まッて肢体が残念そうにベッタリ離れる。一歩二歩後ずさッて停止する。正面から見上げるかたち。) [Sat 11 Jul 2009 23:21:20]
イェルマーレ > ……Hail, Holy Queen enthroned…、 above, Oh Maria…、(礼拝が終わり、信徒達がそれぞれに解散して行っても、少年は無人となッた大堂にポツリ。教壇のきざはしに緩やかに腰掛け先ほどの賛美歌を口ずさむ。燭台の一つを指に絡めて弄び、二本の脚を煙のようにくゆらせて。滑らかに堂内に反響してくテノールバス。)(ただしその歌詞の中に天使の名は出てこない。その調べで聖者が讃えられることは無い。光彩の多い瞳が背徳的な陰りを帯びる。) …Triumph all ye Dagon…、…Sing with us ye Azathoth…、 ッふふ ふ――ッ、(我慢できないと言うよう、口の端から零れる無邪気な笑い声。くすくす、くすくす。) ふ… はッ、ふふふふふッ、(顎に手の甲を当てて優雅なソレは、やがてステンドグラスを震わせる低い哄笑に変わッて行く。)(我らと踊れダゴン、我らと歌えアザトホース。我が主、尊き邪神の卷達よ――、) [Sat 11 Jul 2009 23:09:19]
イェルマーレ > (少年の独特の低い声音は、周囲の賛歌と同調して微量に含んだ邪気の片鱗も現れやしない。これが滑稽でなくッて何だと言うのか。パプテスは絶対神を謳うくせに、件の偉大なる父君はこの程度の冒涜にも気が付かないンだ。唯一神が聞いて呆れる。)Salve, salve, salve, Regina…、Salve, salve, salve, Regina……、(オルガンのリズムに合わせるよう、緩慢に左右の修道士の懸命な姿を観察しながら紫色の眼差しに隠る愚弄と侮蔑。下らない。精進の見返りに何がしかの超次元的な力を個人に齎さぬ限り、形骸化された信仰に置いての神格は無意味の一言に尽きる。宗教上に至ッて分別された何れの神も、地上の超物理的な事象ないし摂理の全てに当たり、あまねく無力な存在に過ぎない事実は血生臭い歴史が証明している。)(馬鹿馬鹿しい。建設的な物なら信心を以てしても見い出せる。即物的で合理性があッて自らの望みへの研鑽になるもの――、) [Sat 11 Jul 2009 22:58:34]
イェルマーレ > Triumph all ye cherubim…、Sing with us ye seraphim…、(愚かなこと――、)(声の音程の関係で青年代の修道士達の列に混じッた金髪の少年は、歌いながら彼らより一つ分低い頭の位置で俯いて。譜面の裏側で桃色の唇が浮かべた微笑はうッすら嘲りの色を穿く。伏せた睫が描く半円。ニッタリと邪悪な光。)(少年は礼拝の時間が大好きだ。隣立する信者の誰もが陶然たる思いで大神を讃えているさなか。私は一人心のうちで、聖なる調べにいたずらに冒涜の変え詩を乗せ、謹厳なる賛辞をひッそり踏みにじッているのだから。)(こンなに愉快な話はない。ケルビムをクトゥルフと呼び、セラビムをヨグ=ソトホートと詠ンで。人知れず邪神の名に擦り替えられて貶められる聖人達。真実神が耳を傾けておいでならさぞ怒り心頭に発しておられよう。何て痛快な話。)Heaven and earth resound the hymn……、(曲の進行に連れて譜面の頁を捲る。) [Sat 11 Jul 2009 22:48:50]
イェルマーレ > Hail, Holy Queen enthroned above, Oh…、 Maria…、(今夜も礼拝に幕が降りる。選曲は『聖なる女王』。教壇右部に配置されたオルガンを若い親父がなだらかに奏でる。)(鍵盤の叩く音色が厳かに振動させる空気の波。何年と使われ続けた旧い管楽器しか出すことが叶わない荘厳な重低音。ステンドグラスから透けて注ぐ月光が、整列する神の使徒達を祝福する。)Hail, Mother of mercy and of love, Oh…、 Maria…、(ソプラノからメゾアルトまでは前列に居並ぶシスター達が、テナーからバスまでは後列に畏まるブラザー達が、それぞれ手に翳した聖なる楽譜の教えに習ッて、一部の乱れも許されぬとばかりに定められた音節を厳めしい顔つきで唄い上げる。大いなる神へ捧げる賛歌に礼を欠くまいと整然と揃わせた和音。ここに立ち並ぶ神官尼僧の全ての男女が、みな心は一つだと思うンだろう。善良なる隣人は自分と等しく敬虔な心持ちで神を讃え歌ッているのだと疑ッてもいまい。)(それを考えると可笑しくなッてしまう。) [Sat 11 Jul 2009 22:37:02]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『(パイプオルガンの音に並ぶ賛美歌の調べ――、)』 [Sat 11 Jul 2009 22:26:06]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 『(吸血鬼と疑わしき人物の情報を持って。)』 [Sun 21 Jun 2009 21:55:18]
ドマァニ >  ひっ!?は、はい! (突然速足に歩き始めた先輩、立ち尽くして見送っていたら、付いて来いと怒鳴られて。くしゃくしゃになった書類握ったまま、小走りに後を追いかけて。) ど、どちらに行くのですかぁ!? (質問には答えてもらえなかった。向かう先は、無能司教の所。司教様を問い質した後、VHGに二人のエクソシストが訪れるだろう。) [Sun 21 Jun 2009 21:54:51]
ドマァニ >  き、聞いてない…?いやでも、司教様へお話していた内容を、勝手に口外するのは憚られたので…。 (鋭い視線に縮みあがりながら、必死で言い訳して。司教様の方から話がなかった事と、男から話が無かった事、両方に腹を立てているのだろう。少しの間、虚空を睨みつけながら何かを考え始めた先輩を、逃げ出したい気持ちで見つめて。) [Sun 21 Jun 2009 21:50:33]
ドマァニ >  以前この街を襲った…なんでしたっけ、メアリ?…ミレディ、あれは常識外の吸血鬼だと聞いています。 (吸血鬼だろうと、悪魔だろうと、人間の知りえていることなど些細なものだ。だからこそ、更に学び、更に鍛錬し、経験を積むことが大切なのだろう。男など、まだ一般人と大して変わらないのだから。) …あぁ、そう言えば、今日ミサにいらした夫人が、司教様とお話ししてました。知り合いが吸血鬼なんじゃないかぁって言ってたようなっ!? (不意に先輩が壁を殴りつけ、ずんと鈍い音が響き。思わず書類握りしめ、23歩後ずさって。) [Sun 21 Jun 2009 21:47:03]
ドマァニ > (相変わらず不機嫌そうな顔をした先輩が、指で書類の一か所を指さした。目を細めて其れを見れば。) …雨、ですか。 (作戦が行われた時、その場所で雨が降っていた、と書かれている。何か言いたげな先輩の、鷹の様な眼を見返して。) 判りますよ。吸血鬼は自らの力で流水を渡ることが出来ない…ですよね。 (理由など知らないが、とにかくそういう事なのだ。自然の川は勿論、雨や下水も駄目らしい。表情を変えずに頷いた先輩が、言葉をつづる。あくまでもそれは知識にすぎない。我々の知識を超える事は幾らでも起きるし、その時最善の対処をするには、経験を積まないといけない、と。) [Sun 21 Jun 2009 21:41:39]
ドマァニ > (元々、VHGがパプテスと近しい関係になったのは、吸血鬼の個体の多くが、パプテス系の呪術を苦手とするものだからだ。聖水然り、聖画然り、十字架然り。それでも、ある程度の実力を持つ個体には効果が薄いし、始祖吸血鬼に至っては、効果があるのかすら疑わしいそうだ。不明瞭なのは、始祖吸血鬼を相見えて、生き残った者が全く居ないからだ。) …で、無事に吸血鬼を仕留めて、特に騒ぎ立てる者も無かったんですよね。 (酷く簡潔に書かれた書類にも、特にマイナスなことは書かれていない。もし標的を取り逃がしたとしても、自身の恥を外部に漏らすようなことは無いだろうけれど。) [Sun 21 Jun 2009 21:33:15]
ドマァニ > (ここ最近、大聖堂とVHGの仲は良好らしい。男の様な下っ端は存ぜぬところだが、二つの組織が提携して、大規模な治水工事も行う予定。とまあ、一応は味方同士ではあるけれど、パプテス教を絶対とする大聖堂直属のエクソシスト部門と、人種も宗教も動機も様々な者が集まっているVHGでは、決定的な違いがあり。一番の違いは、動機だろう。VHは、始祖吸血鬼に家族、友人、恋人を奪われ、復讐のためにVHへとなる者が多い。エクソシストにも、そのような者が居ない訳ではないけれど…どちらかといえば、「絶対なる神の敵を打ち倒す正義の味方」と考えているものが多い。この男のように。) [Sun 21 Jun 2009 21:24:21]
ドマァニ > (昼間の土砂降りが嘘みたいに、月の綺麗な夜。窓からのぞく星空を眺め、のんきにそんな事を口にしたら、先輩に睨まれた。) …済みません。真面目にやります。 (手にした書類に、再び視線を落として。書類は、昨夜の狩りに関するVHGからの情報が主だ。吸血鬼の住処に、小規模な襲撃をかけ、何体か滅したらしい。誰でも知りうる、当たり障りのない情報だけだけれど、一応味方同士と言う事で、あちらから大聖堂のエクソシスト部門へと、報告がなされている。) [Sun 21 Jun 2009 21:17:04]
お知らせ > ドマァニさんが来ました。 『晴れましたねぇ。』 [Sun 21 Jun 2009 21:09:13]
お知らせ > ドマァニさんが帰りました。 [Sun 7 Jun 2009 01:10:29]
ドマァニ >  アーーーーーーッ (そして、悲鳴と、バケツがひっくり返る派手な音が、夜の大聖堂に響いたらしい。) [Sun 7 Jun 2009 01:10:03]
ドマァニ >  ぅおっしゃ終わったぁ! (その叫び声は聖職者として如何なものか。最後の方は若干適当な感は否めないけれど、何は兎も角掃除完了。) んじゃバケツ片して雑巾洗って…あーあーあー、酷ぃ。 (よく見れば自分の膝のところ、酷く汚れていた。情けなさそうに肩を落としながら、バケツ引っさげて、大聖堂を出て行った。) [Sun 7 Jun 2009 01:07:31]
ドマァニ > (最低限の明かりしかついていない聖堂内、響くのは自分の声と、雑巾を洗う際の水音だけ。先ほどの雨のせいか、少々空気が冷えている。にも拘らず、青年の額には、汗が浮いている。) 明日の朝も早く起きて最終準備さしなくちゃいけないのにぃ。 (愚痴っても仕方ない。) [Sun 7 Jun 2009 00:56:29]
ドマァニ > (他の人はどうしたかって?知らん。気付いたら消えていた。用事があったのかもしれないし、疲れたから先に上がったのかもしれない。それは別にかまわないのだけれど。) だったらせめてモップくらい使わせて欲しいんですね。はい。 (ずっと屈んでいるから、腰が痛い。一回伸びをしてから、またしゃがみ。雑巾洗って、またしゃがみ。それの繰り返し。) [Sun 7 Jun 2009 00:50:25]
ドマァニ > (訂正 大ホール→大聖堂)(雑巾をバケツに付けて汚れを落とせば、きつく絞ってまた床を磨いていく。モップなんて便利なもの、下っ端が使わせて貰えるはずなく、こうして這い蹲って拭いているのだけれど。) つーか大聖堂広すぎなんですけどっ!これ一人で掃除しろとか、無理じゃないですかぁ!? (取り敢えず、半分は終わっている。まだ半分。後半分。) [Sun 7 Jun 2009 00:46:22]
ドマァニ > (雑巾片手に、床に這い蹲っている、修道士風貌。夜も遅いってのに、お掃除です。お仕事です。はい。) 仕方ないですよね、何故か人員足りなくて掃除終わんなかったんだから…! (土曜日は、日曜のミサの準備で、大体大ホールを掃除するって決まっている。下っ端も当然借り出されて、司教様のお立ち台用意したり、蝋燭のセットしたり、今みたいに掃除したり、雑用をこなす訳だ。それが何故か今日に限り、人が足りなくて、まだ終わっていないっていう。) [Sun 7 Jun 2009 00:42:55]
お知らせ > ドマァニさんが入室されました。 『(掃除中。)』 [Sun 7 Jun 2009 00:38:18]
お知らせ > イェルマーレさんが退室されました。 『――――― くすッ、』 [Tue 26 May 2009 00:51:23]
イェルマーレ > (ギャリ、)――おや、(ふと口内に覚える違和感。整えられた柳眉を潜める。口の前に据えていたはずの人差し指を眼の位置に持ち上げてみれば、一対の紫水晶色に、これまた毒々しい色合いが重なッて来た。)――あァ、変な味がすると思ッたら。(我に帰ッてマジマジ見なおしてみれば、いつの間にか第二関節からの指先がぱっくり割れて血がたらたら滴ってる具合。無意識に爪を食んでるうちに中の肉まで噛み千切ッていたらしい。まッたく浮かれるとすぐこの悪癖が出て困る。でも今日だけは仕方がないか。なにせ人間を始めこんなに沢山の種族がこの街に在住している事が判明したンだもの。心躍りもする。)(そうさ、こンなに沢山の人間達。タンパク質と水分とカルシウムの生命体達。心臓の、胃袋の、肝臓の、膵臓の、腎臓の、十二指腸の、あらゆる臓器・はらわたのたッぷり詰まった、慈しむべき愛おしき人々達。)(栗鼠のような瞳がスゥッと窄まッて弧を描く。出血した指を軽く宙に踊らせて、もう一度唇に寄せる。)(チロリ――。ピンク色の舌先が白い歯を割ッて出て、傷口にペトリと触れた。ゆッくりゆッくり時間をかけて、肘まで垂れてきた血の粒を根こそぎ舌でなぞッてく。)(緩慢な所作で肘を水平に支え替えて。舌を静脈の筋に重ねて這わせて行きながら、目線の先だけ、も一度窓の外へやッた。) [Tue 26 May 2009 00:50:43]
イェルマーレ > (ゴォン…と鐘が鳴ッた。そう言えば就寝時刻はとッくに過ぎてる。こンな真夜中に外の風景に見とれてるところを、他の修道士や神父さまに見つかッたりしたらそれは厳しく叱られてしまう。比較的規律のゆるやかなパウロ会所属とは言え、清貧・貞潔・従順からなる基本的な生活風潮に大差あるわけじゃなし。)(両肘の上に顔を乗ッけたまンまチラリ後ろに流し眼送る。幸いと言うか当然と言うか、周囲に目立ッた人影は見当たらない様子。聖職者の共同体ッて規則正しくッて嬉しいこと。)(視線の向きを興味ある方向に戻せば、窓ガラス越しの街路に、人波は相変わらずチラホラ途切れるふうはない。活気の溢れる街の様子に嬉しくなッてしまう。人間なンて、たかがタンパク質と水分とカルシウムの固まりに、脳と言う司令塔を一つ据えただけの生き物なのに。あらゆる種族を上回る無限大の可能性を備えたりするンだから、夢のようなお話。彼らはジュピターが創り出した最高の芸術品だと思う。それを証拠に太古の亜人類発祥歴からいまだもッて最多人口を誇るのは、どンな時代だッておしなべて人類に他ならない。神は崇高にして偉大なるアーティストだ。これほど強靭で向上心に長けた遺伝子を持つ種族を、少年はとりわけ別に知らない。不満だらけな現状への耐久性に優れているから、何とかして今日を乗り切ッて、明日もどうにか折り合いつけて頑張ッていこうッて青写真をキチンと引いて考えてる。)それぞれ異なる希望に満ちて生活する人々。)(少年は口元で遊ばせていた人差し指を、何気なく上唇の真上に添えてみる。フワフワした薄皮の弾力楽しむよう。指の腹で二、三度フニフニ、悪戯ッぽくつッついて。)(フニフニ、フニフニ、フニ、カリ、ガリ、ガリリ、ギャリ、ギャリ――、) [Tue 26 May 2009 00:41:01]
イェルマーレ > (だけど数ある種族の中でも、少年はやッぱり人間がお気に入りだ。)(自分と同じ霊長類ヒト科だからッてつまらない理由じゃァもちろんない。取りとめなく刻まれる歴史の中のどンな例を挙げてみたッて、こンなに洗練された知的生命体はそうそういない。例えばエルフやフレイバーやバンクルとか、生態そのものが一種普遍的に変わらない優秀な個体だッて充分興味深いけれど。彼らはダラダラ続く人生においてさしたる終着点が見つりにくい分、晩年は退廃的に陥りやすくッていただけない。もッと切望的に。もッと希望を見据えて生きてかなくッちゃァ。せッかく一つのかけがえない生命を享け賜うたのだから。)(そンなふうに考えてて、ふッとひととき我に帰る。思い出し笑いするみたいな表情。窓辺にコツンと寄せる額。首を小さく引ッ込めて軽い握りこぶしを口元に。)ふふッ…、修道士…が差別的な事を思っちゃぁ、駄目だよね…。この世界の全ての命は、父神さまが意味を持ッてつかわしたものなンだから…、(上品に軽やかに。笑い声挙げて舌を出す。神さまのお膝元でめッたな暴言なンて宜しくないや。)(それでもやッぱり人間はとッても尊く思う。限りある時間の中でめいッぱいの成長を遂げて、なのにまだ遣り残したことがあるッて悔やみながら次代を継いでいくンだから。こンなに建設的で神聖視されるべき継承なンて他にない。) [Tue 26 May 2009 00:32:56]
イェルマーレ > (でも、そうでなくッちゃァ困ッてしまう。)(胸に手を当ててお行儀良しの姿勢で一礼。司祭と別れて窓へ向き直る。良く磨かれた手すりにフンワリと両肘を付いて。組ンだ両手の上に顎を乗せる。夢見るような瞳で降ろす視線。)(夜の中でもキラキラ光る人工の明かり。オレンジの光点を一つずつ眼で追ッて。)ホラ…、あれは露天商?あ、ホラ自警団…、大学生、騎士、傭兵…、曲芸師、手品師、菓子売り、踊り子に歌い手の人…かな?(指折り数えて独り言。とッくに日が落ちたッて言うのに窓の下を通り過ぎる人々のバリエーションは増えるばかり。いつまでたッても目映りする。もちろん見習いの身分だから一日中空き時間モノはないけれど、きッと日がなぼォッと外を見てるだけでも飽きそうにない予感がする。)(ひと一人がふりわけられた寿命のうちの一日を一生懸命過ごす行程は、なンて綺麗なんだろう。なンて愛くるしいんだろう。今日を精一杯生きてきて明日も精一杯生きるんだッて、くもりのない主張に胸が詰まる思いがする。どンな種族だッて関係ないンだ。強靭な命の意思はどンなだッて神々しい。)(胸のあたりを手で押さえて。ふくよかな唇から、ほうッと恍惚の溜息が洩れる。)…本当に…、なんて美しい街だろう……。人も人以外のものも、こンなに生命力に溢れていて……、(少年はとろけそうな笑顔のまンま、ウットリも一度ガラスをなぞる。) [Tue 26 May 2009 00:25:29]
イェルマーレ > それに僕、こういう共和制度の都市ッて初めてなんです。クリスティアは王政だッたし、その前の土地だッて皇族主体の独立国家で…、そうそう、秋には豊穣祭ハニカブルッて言うお祭りがあッて…、あッ……、(ウキウキと言葉を続けかけて不意にキョトンと一瞬、何かに気付いたふうにウサギみたく丸くなる薄い紫の瞳。両手の指先で上品に口元押さえて、どうしようッて誤魔化すみたいなはにかみ笑い。曖昧な角度でうつむいて、二、三度小さく首を振ッて。)…いけませんね、懐かしがッても仕様がないッて口にした側からこれじゃ……、大神(ジュピター)も、僕の不徳をご覧になッている事でしょう。皆さんにこんなに良くして頂いているのに、お恥ずかしいかぎりです…。(薄い胸の前で十字を切ッて、慎ましく唱える祈りの言葉。年齢に不釣り合いなテノールが滑らかに短い懺悔紡いでく。)(人畜無害げな華奢な体躯と、女顔を強調するような長い睫毛。つりあいの取れた玉子型の輪郭。パーツはどれもこれも軟弱だけど。頼りなげな印象の彼の、仕草もふるまいもずッと落ち着いてみえる佇まい。心配して声をかけた司祭も「この子なら大丈夫」ッて満足そうに頷いてくれたよう。) [Tue 26 May 2009 00:16:04]
イェルマーレ > (ツツッ…、とステンドグラスを真ッ白な指でなぞッて振り返る。蜂蜜色の髪の毛がフワリ。蝶々みたいにひるがえッて頬のあたりに収まッて。月明りが射し込む窓を背にして逆光の中、うす桃色の唇がソッと甘やかな笑みを結ぶ。)――はい、何とか。皆さん、とッても親切な方ばかりで、今はすごく過ごしやすいです。(老司祭の問いかけにハキハキ応じたのは、年齢にして13、4歳頃の色白な金髪の少年で。まだ卸したての名残りが残る新品の修道服や、胸に下げた古めのロザリオが彼の素姓を物語るだろう背景事情。4月からヴェイトスの大聖堂へ移住を受けて少し。ブラザー・イェルマーレ=L=クリシュケンは、保護された当時から今までずッと大人びた印象が崩れない。)(少年は柔和な微笑みを深くして、再び窓の外へ視線を戻して、)それに、いまさら孤児院やクリスティアを懐かしがッても、仕様がありませんし…。新しい習いごとや覚えなきゃいけない作務の方が多くッて、前の街のことなんか、思い出している暇もありませんもん。(とッても賑やかで心が躍りますッて言ッて、聞くだに嬉しそうな応答を。) [Tue 26 May 2009 00:08:05]
お知らせ > イェルマーレさんが入室されました。 『「この街には、慣れたかね?」』 [Tue 26 May 2009 00:02:11]
お知らせ > ルーチェさんが退室されました。 『 A M E N 』 [Thu 30 Apr 2009 23:22:20]
ルーチェ > (祈りましょう、全知全能の神に。祈りましょう、我らが主に。)( さすれば 御霊は 救われん  [Thu 30 Apr 2009 23:21:46]
ルーチェ > (そうして今日も、私は祈る事が出来る。主よ、有り難う御座います。主よ、有り難う御座います。貴方の慈悲で、私は此処に居ます。) [Thu 30 Apr 2009 23:19:53]
ルーチェ > (私が娼婦になった時、私は毎日、神様に祈った。哀れな貴方の子らに、生きる糧をお与え下さい。か弱き私に、生きる糧をお与え下さい、と。慈悲深い神様は、私にパンと水を買う金をお与えになった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:16:29]
ルーチェ > (私が奴隷になった時、狭い檻は寒かったし、怖かったけど、毎日、神様にお祈りしていた。良いご主人様に出会えますように、と。慈悲深い神様は、私に娼婦という生きる道をお与えになった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:10:49]
ルーチェ > (私が病気になった時、お母さんは必至でお祈りしてくれたそうだ。主よ、この子の命をお救い下さい、と。慈悲深い神様は、視力と引き換えに、私の命を救って下さった。ありがとう神様、と私は祈った。) [Thu 30 Apr 2009 23:05:24]
お知らせ > ルーチェさんが入室されました。 『(祈る)』 [Thu 30 Apr 2009 22:59:07]
お知らせ > リシェルさんが退室されました。 『……悩むのは苦手だ。(それより今は時計だ時計)』 [Sat 18 Apr 2009 00:52:29]
リシェル > ( それをしなくても今の生活は満ち足りている、か。 )( 昔の私はする事がなかったからただそれに傾倒していたのだろうか。 それとも純粋に作りたいから作り続けていたのだろうか。  )( 芸術が私の傍から離れたの? 私が芸術を傍から離したの? ) [Sat 18 Apr 2009 00:51:53]
リシェル > ( 礼拝堂にいた顔見知りの先輩シスターに愛想笑いをしながら会釈をする。 やっぱり人の数は少ない。 まあ当然と言えば当然かな。 )( ―――――後世に名前の残る作品を作る。 1000年2000年後も人の目に留まりその心を揺り動かす事の出来る芸術を生み出す。 それは一つの永遠の形。 私にはそれが出来るかもしれない。 ―――――ただそれだけに情熱を注ぎ続ける事が出来れば。 ) ……さて……ね。 ( 自嘲が混じった笑いが自然と頬を歪ませた。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:38:02]
リシェル > ( 研修の話が急だった事も重なってこんなにも伸びる結果になってしまった。 急いでいないと言われたとはいえこれは失態だ。 仮にも一流を名乗る者として恥ずかしくなる行動だと猛省している。 大まかなデザインの設計はもう出来ているから後はそれを煮詰めてシュクレの方へと送るだけ。 ) ………だっていうのにここまで遅れるか私。 まったく本当にふ抜けてきている。 ( やれやれだ。 )( 溜め息を吐きながら礼拝堂へと続くドアを開けた。 もう日付も超えてしまったような時間だ。 いるのはきっと熱心な信者というより、この雨のせいで帰るに帰れなくなってしまった人たちだろう。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:23:21]
リシェル > ( 本当に普通になってると思う。 外に出るのなんか買い出しとパトロンの所へ顔を出すときだけ。 それと創作の閃きの足しにならないかと辺りをうろつく時ぐらい。 その他の時はひたすら物を作り続けていた。 ただただ感性の心の赴くままに行動をする。 私はそういう人間だった。 ) 人間変わるもんだあなあ………… ( 豪雨に晒される外の夜を映す窓ガラスをそっと手でなぞる。 昔の私と今の私。 どっちがいいかって言われたら答えに詰まるだろう。 それはそう簡単に答えの出ないものだ。 ) ………ま、取り敢えずやる事はやっとかないとーね。 ( 礼拝堂の様子を窺ってみようか。 このどしゃ降りでどれだけの人がいるのかはわからないけれど。 もしかしたら雨宿り代わりに使ってる輩もいるかもしれないが―――― )( まあ私のやらなきゃいけない事っていうのはこれとは別なんだけどさ。 やらなきゃいけないってのは遅れに遅れた依頼の事だ。 ) [Sat 18 Apr 2009 00:11:52]
リシェル > ( 私がヴェイトスに帰ってきたのはついこの間の話だ。 イエロティアの流れ者騒ぎが治まってきた桜の花も散り始めた頃合いの事。 ヴェイトスから離れて何処へ行っていたかというと、パプテスの本家本元であるクリスティアの方へだ。 )( 真剣にシスターの事について学ぶ気があるならと。 新米研修の話が挙がっていたらしいのだが、その枠に私を入れてくれた。 まあそれで折角だからと。 世話になってる人の好意を無碍にすんのもちょっぴし心が痛むからでその話を私は承諾したわけで。 ) 久々に戻ってきたらきたでこっちはどしゃぶり続きなんだからーもう。 ( 今日は大聖堂のお手伝いの日。 けどなんかこういう事をしてると私普通にシスターしてるように見える気がするな。 )  [Sat 18 Apr 2009 00:00:39]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『止まないなぁ』 [Fri 17 Apr 2009 23:55:41]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 『( 今はそれに気づけない。 その愚かさをこそ、雨は打つ )』 [Tue 14 Apr 2009 01:33:19]
ドライツェ > ( 積み重なる嘘。 それに気づいた頃、知らず嵌り込んでいた深みはいかほどのものとなる事か ) …おやすみなさい。 [Tue 14 Apr 2009 01:32:42]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 朝になって、雨が上がったら帰ろう。 』 [Tue 14 Apr 2009 01:31:29]
フラン > 多分寝ているでしょうから、「こんな時間に何考えてるのよ」とか怒られそうですけど。…べたべたの甘いものとかで釣ることにします。 ( 門限は―― ある。きっと寮長に小言を言われるだろうが、その時は豪雨を理由に言い訳をするだろう。…だが、ここ最近その頻度が多くなってきている。吸血鬼としての特性は、そういった些細なところから生活を破綻させていく。もし門限の事を指摘されたら、また嘘を吐いてその場凌ぎを試みたことだろう。 ) 大丈夫、見つかります。あなたのような良い人ならば、必ず。 ( 根拠は無いが、確信はあった。 ) お気をつけ下さい。私の場合、今のは嘘ですよと言ってあげるのは、普通よりずっと遅いですから。 ( つまり、何度もひっかけてから最後にネタ晴らしというとっても意地悪な。べー、と舌先をちょっと見せて笑った。 …恐ろしい事に、フランベルジュの――エレフの言葉を借りるのなら、”鬼”の部分は。ついてはいけない嘘を「悪意の無く」「他愛も無い」と考えている。回り続ける歯車の歪に軋む音は、少しずつ大きくなっていくのだろう。 ) それではドライツェさん、おやすみなさいませ。春になったとはいえ、雨が降れば寒いですから、風邪を引かないように気をつけてくださいませね。 ( そう言うとお辞儀をして、歩き出そう。 ) [Tue 14 Apr 2009 01:29:20]
ドライツェ > ( あちこち日本語がおかしくてどこかの背後がへっしょり。 ) 僧房にも友達がいるのですね、それは何よりでした。 やっぱり持つべきものは友達ですねえ。 ( 交友範囲の広さに納得しながら、頭の片隅に奇妙なずれが浮かぶ。 ――寮に門限はないのだろうか? ――だがしかし、この雨の中を若い娘一人が歩くのは無理があるのも事実だし―――― 漠然とした違和感を今は形にしきれず、結局 ) 生きている間に自分なりの答えを見出せるといいのですけど。 それができないから迷う……フラン嬢に騙されるなら、騙された後、やれひっかかったと一緒に笑えるならばそれも楽しいかもしれませんね。 ( こちらが思い浮かべたのは4月1日に繰り出されるような悪意のない、他愛もない嘘。 齟齬を秘めたまま、歯車は回り続けて―― ) [Tue 14 Apr 2009 01:16:49]
フラン > ええ。気難しい方が多いですけれど。何せずーっとそういう事ばかり考えているのですもの。 ( ある種変人だが、変人でないとそういうのは勤まらないかもしれない。そして私たち常識人は、そんな変人が死に物狂いで導き出した答えの美味しい部分だけをより分けて、自分の物にするのだ。 ) そうですね。私も、折角教授の言葉を思い出したのですから加えてみます。 ――大丈夫。死ぬまでに答えを出せれば、それで十分間に合います。 ( ああ、もうそんな時間なのかと修道士の言葉を聞いて思う。雨は未だ止む気配は無い。 ) あらあら、ふふふ。私は時折冗談交じりの嘘を言いますから、真面目なドライツェさんを誑かしてしまうかもしれませんよ? ( 屁の河童とか。 ) ( 元がパプテス教徒であったからこそ、吸血鬼となりつつある今、それを穢す事に本人の自覚しないところで暗い悦びを得ている。ドライツェがその時感じたことは、正しいのだろう。フランベルジュはまだそうだとはっきり認識していないが、聖職者の命の血もまた美味なのだ。故に、目の前の男の血は、肉は、魂は、実に穢し甲斐がある。 ――見返すドライツェに、笑顔を見せて。 ) …雨、止みませんね。 …仕方が無いので、知り合いのシスターに一晩泊めて貰えないか頼んでみます。 ( 空きベッドの一つぐらいはあるだろう、多分。そんな事を思いながら、椅子から立ち上がった。 ) [Tue 14 Apr 2009 01:06:11]
ドライツェ > ( 男の何気ない言葉は少女の逃れ得なかった運命によって穿たれた傷を抉るものかもしれない。 無知が罪であるならば、男の言動もまた罪に当たるのだろう。 無知なる男は微笑して ) いい先生に恵まれましたね。 ( 感じ入ったと頷いた。 同様に、至言を聞き逃す事無く記憶していた少女へもその称賛を心で向けて ) 寝る前の祈りに加えるとしましょうかー… 後何年先に答えが出るのか皆目検討もつきませんけども。 …――( 耳を澄ませるまでもなく雨は依然街を叩いている。 蝋燭を換えに来た修道士を呼び止め、おおよその時間を尋ねてみると、寮生の、しかも女子学生が外出するには少々遅い時間のようだ ) フラン嬢、私などよりあなたの方がよほど神の導きを違わず捉えているようです。 ――…このままだと、私があなたに告解を求めてしまいそう。 ( 眉根をハの字にして笑う。 笑いながら、…少女がどこか、神への冒涜を寧ろ誘うように妖婦のようにすら思えて――――困り笑いに見えるか、困惑に見えてしまうかは分からないが、見返した ) [Tue 14 Apr 2009 00:52:47]
フラン > ( 私が吸血鬼に見初められたのは、何か理由があるのだろうか。単なる不運ではなく―― なんて、そんな風に考える。 ) ――なるほど。でも、ドライツェさん。人として成熟し、ふと今まで自分が歩んできた道のりを振り返ってみた時に、今一度その問いかけを自分自身にしてみると良いと思います。そうすれば、自分は何者なのかをはっきりと知る事が出来る――…。 ( まるで賢人めいた口調でそう述べ。 ) ――と、大学の教授が言ってました。 ( 付け加える。 ) もし不運にもお互いの秘密がばれてしまったら、途中までご一緒しましょう…。 ( 酷い帰郷である。 ) …ええ。生きているうちに救いが欲しい。…ううん、苦難の向こうに本当に救済があるのなら、それでも。 ( 今の苦難の先に、果たしてそれはあるのか。 ) 大丈夫です。この激しい雨が教会の屋根を叩く音で、私たちの声は神様にだって聞こえていません。 …今なら、陰口だって言いたい放題。 [Tue 14 Apr 2009 00:39:59]
ドライツェ > とてもよくある話ですよ。 自分が何なのかとか思い悩んだり、今のこの自分は本当の自分ではないかもしれないとー… 世の少女たちが白馬の王子様や吸血鬼が、自分を見初めて迎えに来る、そう夢見るのと同じ事。 自分が特別な存在で、ひとに選ばれるだけの何かがある――とね。 人前でばらされたら私こそ故郷に帰らなければならないので、…ええ。 しっかりしないと。 ( 互いに笑い合った。 少女の推測通り、今の男に彼女を疑うべくもない。 この見過ごしが後にどんな花を咲かせるかなど、神様だってきっと知らない。 ――全知全能の神だとしてもだ ) それも試練だという事になるのでしょうけどね。 苦難の先に救済はある、でも誰だって、生きているうちに救いが欲しいに決まっているじゃないですか――と。 あんまり言うと追い出されてしまいますね、私。 「これだから拝み屋は」って。 [Tue 14 Apr 2009 00:28:19]
フラン > ( …ひとまず窮地は脱したと見て良いだろうか。勿論人の心の中は覗けないが。 しかし、今後何か私が何か致命的なミスを犯したとき、彼は今日の事を思い出すかもしれない。そして、疑いを持つかもしれない。…これからはもっと注意深くなろう。 ) それはとても興味のあるお話ですけれど、最初に私の秘密を守って頂けると言ってもらった以上、突き止めるのは人道に反する行いですね。 ( はい、お互いに内密に―― と笑った。 …でも凄く気になる。多分、今夜は眠れない。 …家に帰れればの話だが。 ) ――人間としては、それがとても健康的な姿なのかもしれませんね。でも、ちょっと安心しました。あなたのような方でも、そんな風に思う事があるんだなって。 ( 寧ろ、彼という人物に対するイメージの通りだったかもしれない。 ) もしドライツェさんが悪い連中に心をつけ込まれそうになっていたら、すかさず私が出て行って「今思うと悶え転がる想像がどんなものだったか、この場で追求されたくなければ心を確りとお持ちになって!」と言ってあげますね。 ( にんまりと笑う。 ) ……神様は、時に残酷ですものね。本当にいらっしゃるのなら、この世界はもう少し平和であっていい筈なのに。 ( 確かに、そう思うことは偶にある。神様がしっかりと見ていて下されば、私がこんな風になることも無かったのに。 ) [Tue 14 Apr 2009 00:17:15]
ドライツェ > ( 騙されたというより、自らの先入観に嵌った。 目の前で恥らう――それもまたきっと先入観ゆえに、男にはそのように映った――少女に後ろ暗いところがあるなどと、男自身が考えたくなかったんだろう。 人は自分の都合のいいようにしか物事を見られないものだ ) ええ、それは勿論、内密に。 私もあなたくらいの年の頃には、今思うと悶え転がる想像をしていた時期もありますから。 ( これも内密に、と口の前に人差し指を立てて笑った。 笑って、青色の瞳を見返す。 ――やがて浮かべていた微笑を消して ) きっとね、多分。 ( 頷く ) 本当はそれではいけないのですけど。 私はまだまだ未熟で、心惑う事も多く、…持つべきでない情に流される事、煩悩に負ける事も、たくさん。 ――…神の存在を疑うこと、すら。 内緒ですよ、これ。 [Tue 14 Apr 2009 00:05:17]
フラン > ( 沈黙というのは長く感じるものだ。有罪か、無罪か、その判決を受ける罪人の心境とはこのような感じなのだろう。その後の己の運命を決めるのは、そのたった一言なのだから。 ……しかし。 ) ―― は、 はい。 その、あの。 …お、お恥ずかしい限りです。 ( か、と顔が赤くなるのは恥じらいからではない、緊張のせいだ。 ) そう、ですね。へのかっぷ、です。 ( …間違っているが、指摘する余裕が少し無かったというか、間違いに気付いたのは後の話だった。 …騙せたのかどうかは判らないが、ひとまず自分が恐れていた方向に話が進まなかったことに安堵の吐息を一つ。 ) …どうか他の方には内密にしてくださいませ。これが皆にばれてしまっては、私は荷物を纏めて国に帰らなくてはなりません。 ( 生じた余裕からか、冗談にも聞こえるようなお願いを口にした。 ) ………………。 ( ドライツェの言葉に、フランは一瞬目を細める。彼の言っている事に間違いは無い。まさしく、その通りである。 ) ドライツェさんの心にも、つけ入ったりするのでしょうか。 [Mon 13 Apr 2009 23:56:10]
ドライツェ > ( 外は依然として槍のごとき雨。 外界から隔絶された空間でちりちりと蝋燭の炎が揺れる。 談笑の花はいつしか萎れゆき、どこかいたたまれない空気が満ちた ) …………。 ( 長い沈黙を押し開けて、少女が口にした言葉は ) ぷ。 ( 小さく噴きだす ) き、気にしすぎですよ、フラン嬢――。 あなたくらいの年頃の少女がそういう世界を夢見るのは、珍しいことじゃないのですよ―― ねえ? 白馬の王子様が迎えに来てくれる、そういう物語は多いでしょう。 その変わり玉、でー…  それこそ、そう、「への‐かっぷ」です。 ( 何か間違ってるが気にしない。 そして多分、彼女の悪い予感通り使っちゃうけど気にしない…! ――さておき、噴き出してしまった無遠慮を詫びて話を結び、やや表情を曇らせて ) ただ、吸血鬼は――  仕事柄、耳にする事も多いのですが。 彼らは悪魔と違ったやり方で人の心につけ入ります。 世の少女たちのそうした願望にも、多分。 ( 男にすれば心配のつもり。 しかし、それが他ならぬ吸血鬼の少女にはどう映るか―― ) [Mon 13 Apr 2009 23:49:37]
フラン > ( あああこれは使うかなー、使っちゃうかなー。意味を説明したのは不味かったかもしれない、とその笑顔を見て思うのだった…。 ) 演劇関連は半分以上は趣味みたいなものです。 ――ああ、わかります、わかります。音が似てるけど意味が全然違う言葉って沢山ありますもの。 ( ねばついた鉄のナットがライスの上にてんこ盛りになっている様を想像した。 ) ( ドライツェは椅子に腰掛け、視線の高さを合わせる。まるでそこから逃げるようにフランの目は逸らされた。 ) …………。 ( こういう状況になると冷静な判断が下せなくなり、彼は私に尋問しているのでは無いかという疑心暗鬼が生じる。吸血鬼そのものでなくとも、何らかの関わりがあるのでは無いかと疑われているんじゃあ。 落ち着け、フランベルジュ。落ち着いて。いつものように、嘘を塗り固めるの。 ) ………。お。  お許し下さいませ、ドライツェさん。わ、私にはもう一つ、演劇鑑賞とは別によからぬ趣味があるのです。「吸血鬼を題材にした」ということまではあっていますが、それは芝居ではなく小説なのです。 ――吸血鬼と花売りの少女との、神様は到底お許しになられないような不届きな関係を描いた――。 ( こんなこと、普通ならば恥ずかしくて他人には言えない趣味だ。しかし自分の命が掛かっている以上、そんな恥を気にする余裕も、もっと良い嘘を考える余裕も無かった。 …実際に書いているわけではないが、その手の本に興味があることは確か。 ) [Mon 13 Apr 2009 23:37:15]
ドライツェ > ( ラーニングしたと言わんばかりににこにこしている。 ――どっかの美少女型のからくりじゃないので「●ィ、おぼえた!」は勘弁して下さい、ついでにこちらもお許し下さいAmen。 ) 流石によく勉強していらっしゃる。 博学なんですねえ――私など、いつかは「納豆」を「ナット」と聞き違えて機構士のかたに笑われてしまいました。 ( 図書館には多くの人が集まる。 メモ書きの忘れ物なんて毎日あるだろうし、だからこれは偶然の一致。 だいぶ日が経ってしまったけれど、明日辺り司書の人に渡しておこう―――― そう結論を出したところで一転する空気。 何事かと不思議そうに見下ろして、 ――目の高さを合わせるよう、手近な椅子に腰を掛けた ) ……――――  ( ゆっくりと口を開く ) 何か、堪えかねていることでも? ( 先月の10日は確かに満月だったと思う。 書き散らされたキーワードには関連性があり、それに漠然とした不安を感じないでもなかった。 けれど目の前の少女と「それ」とを直結させ得ず、何か悩み事でもあるのだろうかと、緩い表情でもって問うた ) [Mon 13 Apr 2009 23:25:14]
フラン > ( 経典から抜き取り差し出された紙片に落とすフランベルジュの視線が、まず見開き、揺れ、それからドライツェを見上げた。表情が凍りつき、何とかそれを誤魔化すために浮かべようとする笑顔が歪だった。 ) こ、これを  どこで 。 ( あなたのものでは無いのかな、という問いかけとほぼ同時に口にしてしまった言葉に後悔する。これでは自分のものだと認めてしまったようなものだ。あと一瞬喋るのを待てば「はい、私のではありません」という嘘も通用したのに。 ) ………。 ( フランベルジュは、今まで吸血鬼である事を隠すために平気な顔で小さな嘘を沢山付いてきた。しかし、こんな風に目の前に自分が吸血鬼であるという事に繋がりかねない証拠を突きつけられると、やはり動揺は隠せない。 ) ち、違―― こ、これは、ち、違うのですドライツェさん。そ、その…。 [Mon 13 Apr 2009 23:13:27]
フラン > い、いえ、その―― トキノミヤコ方面の言葉で”たいしたこと無い”という意味です。 ( やっぱり勢いで流すのは無理があったらしい。笑顔で復唱されるとちょっぴり恥ずかしかった。 少々品の無い言葉なので今後ドライツェさんがうっかり口にしないように言うべきなのだけど、品の無い娘だなんて思われても嫌だから、言えなかった。神よお許し給えAmen。 ) ふふ、そうですね。天気の良い日はそんな風に外に行くのも悪くはありません。芝生の上で寝転んでみたり。 でも、こう見えても写させてあげる側だったりするのですわ。 ( えへん、と少し得意げに。や、勿論そこら辺は持ちつ持たれつの関係なのだけど。 ) [Mon 13 Apr 2009 23:13:17]
ドライツェ > HENO‐cup? ( にこにこ、何の疑いもない笑顔で聞き返した。 若人の間で流行っているカップか何かと思ったらしい。 が、それは置いて ) はは、持つべきものは友人ですよ、フラン嬢。 しがないスラムの牧師なぞよりレポートやノートを写させてくれる友達の方がずっとずっと尊い、でしょう? これからどんどん暖かくなって、天気のいい日の放課後は揃って冷たいジュースを飲んだり、芸能横丁で新たなお宝を発掘したりね。 ( 年頃の少女の有意義な放課後というものを想像したが、そのくらいしか浮かばなかった。 ただ彼女の金髪はさぞ太陽の光に映えるだろうと、――彼女の身の上を知らないが故に邪気なく考えてから ) ――あった。 ( 経典の間に挟んであった紙片を抜き出し、そちらへそっと差し出してみる。 ――図書館で彼女が座っていた席に残されていたメモ書きだ。 花売りの少女のイラストと共に、"Vamp" "blood" "Full moon" "3月10日前後"といった言葉の書き散らされた―― ) でも、じゃあこれはあなたのものではないのかな。 てっきり吸血鬼を題材にした芝居のネタかと思ったんですが。 [Mon 13 Apr 2009 23:00:03]
フラン > そうかしら。そうだと良いのですけれど。 ――まあ、嬉しい。ドライツェ様に心配していただけるのでしたら、友人の心配なんて屁の河童………天秤にかけたらあまりの軽さに飛び上がってしまう程です。 ( 同じように微笑む。一瞬女優になりきれず妙なトキノミヤコ風の言葉が出たが、そこは勢いで無かった事にしたい。 ) ドライツェさんたら、お上手なのですね。 一時はそちらの道に進みたいと思っていた事もあったのですけれど、今は観客側として劇に興味を注ぐ立場です。ドライツェさんも、偶に芸能横丁に行ってみると良いですよ。名も無き劇団の荒削りな劇の中に光る才能を見たときは、こう…… 得した気分になります。 ( 人気が出る前に自分が目を付けたということで。 ) ? ( 経典の中から何かを探す仕草に、首を傾げて待つ。 ) [Mon 13 Apr 2009 22:50:15]
ドライツェ > 寮暮らしー… ですか。 それなら尚の事、皆心配していると思いますよ。 きっとお友達にとってあなたはいい友人、大切な友達でしょうから、私「だけ」ということなんて。 でも、ええ。 ――心配しますよ、私も勿論。 ( 後段は悲運を嘆く劇の中の姫のようで、くすくすと笑った ) 巧いんですね、まるで女優のたまごのよう。 ああ、ひょっとして――フラン嬢は演劇を勉強しておられる?  …ええと、( そういえば、演劇の資料と思えば納得できるものがある。 傍らの椅子に置いていた経典を取り上げ、ぱらぱらと何かを探す仕草 ) [Mon 13 Apr 2009 22:42:49]
フラン > …そうですね。流石の浪人も、刀が錆びるのを恐れて外出を控えているかもしれません。 ( そんな躊躇いを知ってか知らずか、はっきりと口にしてしまう。 ) ありがとうございます、ドライツェさん。では、お言葉に甘えさせて頂こうと思います。 …でも私、親元から離れて寮で暮らしているので、家族は街には居ないのです。その代わり友人が心配してくれるかもしれませんが、どうかしら。外出の多い私ですから、またどこぞをほっつき歩いているのだろう、心配いらない、なんて思われているのかも。 ――嗚呼、何て私は不憫なのかしら。せめてドライツェさま?あなただけは私の身を案じて下さいませね。 ( 途中からちょっとだけ芝居がかったような喋りとリアクションを混ぜる辺り、冗談のつもりらしい。 ) [Mon 13 Apr 2009 22:36:55]
ドライツェ > ( 先日図書館で会った時の印象のままに、育ちのよさを感じはすれど、動揺の影に今のところは全く気づいていない。 こちらも微笑を返して ) これも主の御導きかもしれませんね。 桜といえばトキノミヤコの人が殊更好むものですけれど、…ね。 雨の日くらいは大人しく、心安らかにあれと。 ( 語尾を濁した。 浪人騒動による不穏を未だ拭いきれずにいる市井のことを、そのまま口に出すのも何だか躊躇われた為だ。 ――ましてや、夜半におとなしやかな少女が一人歩くとなっては。 ) 家族の方が心配しておられると心苦しいけれど、雨が収まるのを待った方がいいんじゃないかと――。 [Mon 13 Apr 2009 22:29:06]
フラン > あ………。 ( 自分の名前を呼ぶ声に顔をあげ、ドライツェの方を見た。 ) 今晩は、ドライツェさん。 はい。余りにも雨が強いものだから、止むまでここで待とうかと。多分、神様の事ですから、そのうち雨を止めてくれると思いますわ。 ( そう言ってフランベルジュは微笑んだ。微笑んだけれど、内心ではほんの少しだけ動揺がある。いつまでも雨が止まなければ、いつまでもここに居座り続ける事になるのだ。強い雨足はここに留まる口実としてはおかしくはないけれど、限度というものがあるから。 ) …ここ最近は雨の日が続きますね。この様子じゃ桜の花も全部散ってしまうかしら。 [Mon 13 Apr 2009 22:21:27]
ドライツェ > スラムへ毛布の支給をしたり、随時活動をしてきていますけれど。 此度の件、大聖堂は動くんでしょうか――ね。 ( 言うまでもなく、今回の浪人騒ぎの事だ。 肩身の狭い思いをしているイエロティアは少なくないだろうし、怪我人や癒えない傷を負った女性などイエロティア以外にも奇禍に巻き込まれた被害者は多かろう。 そうした不幸な人々に対し、大聖堂は動くのかと。 それもまた布教活動に繋がろうとは口が裂けても言えないが、古来より宗教と利権とは切っても切り離せないものだから――と、話し込みすぎたと修道僧は辞去していった ) まだまだ止みそうにありませんねえ。 かといって馬車を呼ぶのも贅沢だしー… ( 何の気なしに振り向いて、座した小柄な影に気がついた ) ――フラン嬢。 今晩は。 あなたも雨宿り、ですか? [Mon 13 Apr 2009 22:13:54]
フラン > ( ――不安定な天気が続く。雨が降るたびに私は足止めを喰らい、その雨が止むまで待たなければならない。下手をすれば一晩中でも振り続ける雨だ。講義を休むのを避けたい私は大学に篭る事が多かったが、今日に限って偶然大聖堂へお祈りに来ていた。 …人の生き血を啜り渇きを抑えた今の私には、吸血鬼としての力は発揮出来ないが、吸血鬼としての制約は幾つか受けなければならない。まるで、神様が罪を重ねる化け物を二度と野に放たぬよう、この大聖堂の中に捕らえる為に雨を降らしているかのようだ。或いはドライツェの思うとおり、嘆きの雨なのかもしれない。神聖な場所に不死者が踏み入る事を嘆いた神の涙なのかもしれない。 ) ………。 ( 礼拝堂に並べられた椅子に座り、何をするでもなくただじっと待ち続けている。 ) [Mon 13 Apr 2009 22:08:43]
お知らせ > フランさんが来ました。 『( 雨で足止めされてしまった娘が一人。 )』 [Mon 13 Apr 2009 22:07:23]
ドライツェ > ( 表情はどうにも物憂い。 手すきの修道僧と揃って溜息をつくと、どこからか隙間風が流れ込んで蝋燭の炎もゆらりと揺れた。 ――まるで礼拝堂そのものが溜息を吐いたよう。 空も、その上に御座す御方もまた深く嘆いているような。 ) [Mon 13 Apr 2009 21:55:23]
ドライツェ > ( 激しい雨が礼拝堂の屋根を叩く。 屋根に窓、それに壁。 ステンドグラスに刻まれた天使や聖人たちの像を見上げると、伝い流れる雨は慟哭の涙のようだった ) 春の嵐ー… でしょうかね。 や、嵐と言えば大きいのが今、まさに通過中ですけども。 [Mon 13 Apr 2009 21:51:11]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( 豪雨 )』 [Mon 13 Apr 2009 21:46:02]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( 慌てて逃げ出したその手にパンは握られてはいなかった )』 [Fri 13 Mar 2009 01:02:18]
フォス > ( そして、 )「なにをやって――!」逃げろぅうう! [Fri 13 Mar 2009 01:01:57]
フォス > ( 瞬間。 掃除に戻ってきたシスターがドアをすぱーん! 開け放ち、フォス・シュレティンガーの姿に気づいて物凄い顔になった ) [Fri 13 Mar 2009 01:01:08]
フォス > ―――――――――――――― ( そして、 ) 一個ぐらい食べてもバレないんじゃね? ( そういう問題ではないのよ! フォス神父! 心の天使が訴える。 いいじゃねぇか。一個ぐらい。食べちまえよ。 心の悪魔――はいない筈だから人間か? 心の中で二人のいい争いが始まる。「神に感謝し捧げたものに手を出すなんて!」「しかし神は言われた。貧しいものに施しを! と」「確かにそうですが。フォスは貧しくはありません!」「一文もないじゃないか」「そ、それは確かに――・・・・。しかし、それは博打をしたからであって――」「貧しいことには変わりない」「――確かに。それはそうですが・・・」「こういう人のためにパンや果実は置いてあるわけだ」「なるほど、でしたら問題はありませんね」「だな」「はい」 ) ―――天使よわ! それでいいのか!? 天使よわ! ( などと言いつつ、結論は出ている。右向け右、左向け左、後ろ向け後ろ。OK敵影なし。いつどこで誰がどんなタイミングで入ってくるかわからない。赤髪神父はそぅ〜とパンに手を伸ばす。硬いかもしれない。冷えてるかもしれない。だが飢えを凌ぐことができるはずだ。徐々に、徐々に、パンに手が届きそうになる。伸ばす。恐る恐る。ゆっくりと。静かに。物音を立てないように。その手がパンを掴むことは空腹を癒すことに繋がる。フォスと――その背後にいる脳内天使と人間(?)が溢れんばかりの輝いた笑顔で伸ばした手がパンに向かう様を見つめる。三人(?)の喉が同時にごくりと鳴った ) [Fri 13 Mar 2009 00:51:00]
フォス > ( 人気の無い大聖堂。日付変更の鐘はもう鳴った。空腹の鐘は大合唱。今日の施しのパンとシチューは大好評につき底をついた。厨房に入って残り物を漁って飢えを凌いでいたというのに――なんという二重苦! ) かくなるうえは――!! ( ぎん、と灼眼が向いたのは神に日々を感謝し、捧げるパンや果物。そして――献金箱 ) ――― ( 黙考 ) Noooooooooooooooooooo! それだけはいけませんフォス・シュレティンガー! そんなことをしては道を踏み外すことが目に見えている! ( 壇に両肘を突き、頭を抱え込む。窮地を挽回しなければと葛藤に震える表情は必死だった。限界まで見引かれた目にビシビシと浮いた毛細血管に震える眼球。ガシガシと頭をかきむしる両手は力加減なんてあったものじゃないように見える ) 俺は神父だ! SINPU! やってはいけないこととやっていいことの区別ぐらい――つけなくては! ( ぎりぎりと錆びたロボットよろしく鈍い動きで首が動く。目に付いたのは捧げられたパンや果実。 ) [Fri 13 Mar 2009 00:43:30]
フォス > ( 神は全てを見ていらっしゃる。神は全てをご存知である。神は正しきものに救いを。正しくないものに罰をお与えになる。なのになぜ――おお、神を! ) 今月の生活費が底を尽き、空腹に苦しむ私をなぜ神よ! 我らが父を! 私に一日の糧たるパンを与えたくださらなかったのです! あそこでスペードのジャックがくればナチュナルブラックジャックで総取りだったのに! ( 赤髪の神父は壇を両手に突き、天を仰いだ。なぜです、神様 ) なぜ、あそこでスペードのジャックを引かせてはくれなかったのですか! ( その顔は正に鬼気迫るもの。まるで睨みつけるようにステンドグラスを見上げ―― ) ―――腹減った ( ぐぎゅぅ、と腹の虫が不平不満を洩らす。そんな神父の後ろをシスターが「また馬鹿やってるんですか。今日の分のパンとシチューはもうないですからそんなことやっても無駄ですからね」と一言残して人気の無くなった聖堂を出て行く。 ) [Fri 13 Mar 2009 00:32:27]
フォス > ( それは今月の生活費を全て博打に賭けたからだ! ) [Fri 13 Mar 2009 00:27:22]
フォス > ( それはなぜだ! ) [Fri 13 Mar 2009 00:27:11]
フォス > ( 昨日、私は神に願ったのです。「どうか、この哀れな子羊をお救いください」と。しかし、神は救っては下さらなかった! ) [Fri 13 Mar 2009 00:27:04]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『今日、この日を神に感謝します』 [Fri 13 Mar 2009 00:23:16]
お知らせ > シェリルさんが帰りました。 『運命の扉は開かれる』 [Sat 21 Feb 2009 16:44:22]
シェリル > ( 何事も始めが肝心。緊張する、けど )  ……  … ( 笑顔、笑顔。 )( 筋肉の動きを確認するみたいに頬に手をあてて、にへっと顔を緩めてみた。笑顔、作れているだろうか。引き攣ってないといいけど )   ( 扉を開けるため、大聖堂へと一歩。踏み出し て ) [Sat 21 Feb 2009 16:42:20]
シェリル > ( 修道女として教会に残る事を望んだのは私。クリスティアではなくヴェイトス市の赴任になる事を承諾したのも私。誰かの助けになりたいなんて驕りだと、全ては自分の我儘だと理解した上で、それでも私はこの地に来た )  …  ……… ( 聖教会とは違う様式で建てられているのだろうか、何度も焼失したという大聖堂はそれでも威厳は失っていない。建物のデザインから受ける印象は聖教会とは違うけれど、雰囲気から受け取る荘厳で精錬された空気は似通っている気がした。 )   ――――  ―― ( 気の引き締まる想いがして、ゆっくりと深呼吸 ) [Sat 21 Feb 2009 16:36:56]
シェリル > … …   … 来ちゃった。 ( 目の前に聳え立つ大聖堂を見上げて漏らした呟きは、「どうしよう」という言葉にとてもよく似ていた ) お父様。 お母様。 申し訳ありません。 ( 胸の前で両手を組み、祈るように口にするのは謝罪の言葉。本当なら、修道院での行儀見習いが修了すれば私はお父様たちの待つマナーハウスに帰る筈だった。帰って、貴族の娘として過ごすはずだった。 ) でも、私は知ってしまったのです。 ( 修道院での生活の中で、自分がとてもとても恵まれた子どもである事を知ってしまった。世の中には苦しんでいる人たちがたくさん居るのだという事も知ってしまった。 ) [Sat 21 Feb 2009 16:23:04]
シェリル > ( 胸の前で両手を握り締めて何度も深呼吸する ) …ありがとうございました ( 震える足を叱咤しながら、私はようやく馬車から降りた。トランクを受け取って、馬車が去っていくのを見送る。上がる砂埃に目を細め、空の眩しさに目の前に手をかざした。 目を開けていられない程眩しく感じるのは先程まで馬車の中にいたせいか、それとも大聖堂の前に立っているからだろうか )  ……  ………… 。 ( 小さく喉を鳴らし、私は心を決めて大聖堂へと向き直った。足が少し、縺れる ) [Sat 21 Feb 2009 16:09:13]
お知らせ > シェリルさんが入室されました。 『一台の馬車が大聖堂の前で止まった』 [Sat 21 Feb 2009 15:54:37]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 (後で不真面目なシスターでも捕まえて、どんな生活をしているか話を聞こう) 』 [Sun 15 Feb 2009 00:44:11]
エリー > ( 強い願望は無かった。 静かに平穏に時間を過ごして、十分に趣味に時間を割けて、家族や身の回りの人が悲しい顔をしないで済めばそれが一番幸せ。 だから私は努めて平凡にのんびりと、ただ一度の喧嘩もした事もなく育った。 そのまま呼吸をするように静かに過ごすつもりだった。 十年後も、二十年後も。 ) ( 聖歌は続いている。 天井から吊るされた大きなシャンデリアの上で1,000本の蝋燭が橙色の灯りを落としている。 退屈な聖書の続きのページを捲った。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:34:05]
エリー > ( 私にはあまり強い自我が無い。 幼いころからそう。 私は常に何か、その場にそぐわしい「ガワ」を被ってそれを意識的にコントロールして生きている。 大人が気に入る素直な子供。 突出し過ぎて目をつけられない程度の存在感。 いかにもあれもこれも知っていそうな「できる人材」の顔。 面倒な時は最初から頭数に数えられないし責任も持たされない端役の顔。 「この人は信用できる」なんて無条件で周囲の口を軽くできる真面目で人懐こそうな顔と言葉と態度。 私の平穏はそうやっていとも簡単に保たれていた。 大体の人が自分の出来る範囲で私を甘やかし、甘やかしている自覚すらしていなかった。 過度に要求し過ぎず、その代わり過度に要求されず、私の勝手に出来た。 ) ( 別に、大きな目的もなければ叶えたい野心も無かったけれど。 ) ( ずっとその場面その場面にあわせて、長い長い演技をしているような。 ) ( 演者たる私、エリエッタ・嘉村の素顔を私は知らない。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:25:54]
エリー > ( 聖堂に並ぶ木の長椅子の片隅に座ってしばらくそうして過ごしている。 分かり易い建物と分かり易いコスチュームと分かり易いシンボル――――目印だらけの彼らに溶け込むのは容易いだろう。 感情に訴えかける為のビジュアルとサウンドをこれだけ散りばめられれば、役に浸るのは簡単。 これは仕上げの勉強みたいなもの。 ふとした瞬間に「ごく一般的なパプテス教徒」の思考に切り替える為の。 ) ―――――Kyrie eleison; ―――Christe eleison; ―――Kyrie eleison. ( 高いソプラノの歌を繰り返し口ずさむ。 少し前に墓地でこの聖歌の光景を見た頃から漠然とこれは身につけておこうと思っていた。 ただでさえパプテスを弱点とする吸血鬼も多いし、イメージとして良い張り子になる。 「強そうな吸血鬼狩人」らしく見える。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:13:10]
エリー > ( Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え)  Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) Kyrie eleison;(主よ、憐み給え)  Christe eleison;(Christeよ、憐み給え)  Kyrie eleison.(主よ、憐み給え) ) ( To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている)  To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ)  To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている) To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている)  To kako'pe'pei Napfy'gei.(邪な者は去れ)  To koydoy'ni Chtypa'e-sycha.(静かに鐘が鳴っている) ) ( 単調な言葉を繰り返す聖歌隊の憐みの歌を一緒に口ずさみながら退屈な聖書のページを捲る。 面白みの無い読み物だ。 私が別にパプテス教徒ではないからか、アマウラ系ハーフだからか、その内容は一向に頭に入ってこない。 それは別に構わない事だ。 本を読んだり聖歌を聴いたりするのは良く出来たパプテス教徒になる為じゃない。 「パプテス教を教えられて育った人間」になる為だ。 だから聖書を読んで意味が分からないと思ったとしても、主の存在に首を傾げても構わない。 「教育の結果、そう思った」という体験を伴ったリアリティが必要なのだから。 ) [Sun 15 Feb 2009 00:04:09]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 聖歌隊の練習風景/聖堂にて 』 [Sat 14 Feb 2009 23:56:22]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『( そして祓い屋は、仕事へ向かう )』 [Thu 12 Feb 2009 00:08:38]
ドライツェ > ( 質素で小ぶりな聖印をその場で首に掛ける。 ついでに手早く髪を束ね直して、向けられている柔和な視線へ応じ ) ――では、行って参ります。 ( 余裕がある訳じゃない。 割り切れている訳でもない。 いっそ心情とは裏腹に、ゆるっこい微笑で辞去の挨拶を ) [Thu 12 Feb 2009 00:06:32]
ドライツェ > ( ――と、呟いていると、奥へ続く扉が開いて ) お手数をおかけしました。 えと、前のは、そのー…  どうしても欲しいとせがまれてしまいまし、て。 ……はい。 はい、いかな神の御心を示す礎とはいえ、もうちょっとこう、毅然とした態度で臨まねばならないと、反省しております…  ( しどろもどろに謝る。 ――謝って、寄越された聖印を押し戴く。 よりによって教義のシンボルを失くし、こうして備品の無心に訪れるのもこれが初めてではなくて、やんわりとした視線がかえって痛い痛い。 ) ………………すみません。 ( へこん。 情けなく頭を下げた ) [Wed 11 Feb 2009 23:58:33]
ドライツェ > ( ごほん。 …ともかく。 ――単純に、ただ「きれいなところ」今はそれだけでも充分だ。 ここが何故かくも清められているのかとか、何の為の場所で何を背負っているのかとか、それらは後になって知ればいいこと。 知って、彼ら自身で解釈すれば、それでいい。 ――今度は逆にやる気がない。 伝道師にはなれそうもなかった ) ……たまにはですね。 たまには優れたものを見ることも、大事な勉強だと思うんですよ。 大ホールはー… 身なりで入場を拒否されるかもしれませんし。 ( 実際そこまで狭量ではないかもしれないが。 市井がスラムの住人を市民にきちんとカウントしているかには、疑問があった ) [Wed 11 Feb 2009 23:51:04]
ドライツェ > ( ヴェイトス市の宗教観は多岐に渡る。 市民の中には異教徒もいれば、無神論者もパプテス嫌いもいるだろう。 ――…それは、ある程度は受け容れ認めざるを得ない。 『今晩子供に食べさせるパンを今ここに取り出せるなら信じてもいい』といった訴えとて、よく聞くのだし――… ) …それでも。 ここ、子供に見せてあげたい、ですよねー… 今度連れて来ちゃあいけませんかね。 ( ここを見せて、それを以って信じろとは言わない。 言わないが、子供は子供なりに感じることもあるんじゃないかと。 ――あれ、それだと青田買い? )( …。 ) [Wed 11 Feb 2009 23:44:01]
ドライツェ > ( 大聖堂の天井は高い。 天井は高く空間は広く、そして床もよく磨かれていた。 はるか格上の上司に対面する気持ちでこちらに顔を出す度にいつもいつでも思うこと ) ――…見事なこと。 ( 聖堂の内と外では空気の質すら違う気がする。 長椅子に掛けもせず、ただ背凭れに手を乗せるに留めておのぼりさんよろしく見上げている ) [Wed 11 Feb 2009 23:36:57]
ドライツェ > ( ぽかん。 ――そうとしか形容できない間抜け面の眼鏡が高い天井を見上げている ) [Wed 11 Feb 2009 23:31:24]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( ぽかーん )』 [Wed 11 Feb 2009 23:30:31]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 ――しかし、今日も奇跡は起きない。 』 [Sat 17 Jan 2009 01:24:41]
フラン > ( これこそがもっとも恐れるべきヴァンパイア化というものでは無いのだろうか。吸血されて以来、私の精神に著しい変化が訪れ、私の考え方や価値観そのものに影響を及ぼしつつある。身体そのものが吸血鬼になっていくのも恐ろしいが、心がそうなってしまうのはもっと恐ろしかった。 ) …。大丈夫よ、フラン。何とかなるわ。 ( 神様、どうか何とかしてください。私はあなたが奇跡を起こしてくれることを待っています。私が多くの人を手に掛けてしまう前に、どうか、早く。 ) [Sat 17 Jan 2009 01:16:10]
フラン > ( 自分の中には二つの顔があるけれど、それは人格が二つあるという事ではない。どちらも私。どちらも自分。その境界が余りに曖昧で、私は自分が恐ろしくなる。一番恐ろしいのは、あれだけの事をしておいて尚も神に救ってもらおうと考えている自分自身だ。神の許しを得たいのならば、今すぐVHGに自分の身におきつつある変化を告白し、処分を受けるべきであるにも関わらず、私の足は一向にVHGの施設には行かない。VHGに行くことで自分の幸せや人生が台無しになる事を恐れているのと同時に、本能的な何かがそうするなと囁くのだ。重ねて言うが、それは両方とも私の声だ。 ) [Sat 17 Jan 2009 01:12:46]
フラン > ( 一つは純粋にお祈りの為。もう一つは自分の身体の中の変化を察知する為。ヴァンパイア化が進んでいるのであれば、この聖域に踏み入ったときに何らかの影響を受けるはずだから。そんな事に大聖堂を使おうなんて神様もきっとお怒りだろうけれど、今のところ身体に変化は無い。 ) ………。 ( 跪いて両手を合わせ、私は祈る。私は全ての罪を告白し、許しを請う。けれども私が犯した罪は決して許される事は無いだろう。吸血鬼である限りは、私は神の所へは行けないのだ。しかし沢山の人の血を啜り沢山の人の血で穢れたとしても、私はやはりそこへはいけない気がする。 ) [Sat 17 Jan 2009 01:03:07]
お知らせ > フランさんが入室されました。 『ここに来る理由は二つある。』 [Sat 17 Jan 2009 00:57:54]
お知らせ > ジャスティスさんが帰りました。 『意外とかわいい感じだなぁ、なんて、後ろ背中を見送る。いやそういう趣味はない』 [Fri 9 Jan 2009 01:22:24]
お知らせ > マグヌスさんが帰りました。 『はい、ではお会いできる時を楽しみにしています。( お辞儀すれば、持ち場へ戻ろう。 )』 [Fri 9 Jan 2009 01:16:32]
ジャスティス > よしっ、それじゃあ、そんな感じでお願いするわね。 (なるべく早く待ち合わせにこれるようにするから、とうなづいて) それじゃあ、また明日。よろしくね、マグヌスさん [Fri 9 Jan 2009 01:15:31]
マグヌス > す、すみません…! では9日の9時にしましょうか? ( 慌てふためいた。 ) 居候…。 ( なんとなくに親近感が沸いてしまった。 ) じゃあ、試しに食べてみたいです。 大衆食堂…、ああ ありました。 ( 苦笑する。その様子から察すれば、利用しないことも明白である。 ) [Fri 9 Jan 2009 01:07:11]
ジャスティス > そうねぇ……9日なら、九時か10時だとうれしいかなあ? 十日はもっと早くても大丈夫よ。私?……最近居候の影響か肉が多くなったなぁ……元々、串焼きとかシチューとか好きね。大衆食堂みたいな [Fri 9 Jan 2009 01:01:36]
マグヌス > 8時…。 それなら9日でお願いしても良いでしょうか? ( 其方の方が時間の都合がつきますので、なんて。 ) あ、―― … ジャスティスさんの好きな物を食べてみたいです。 ( 自分の好きな物は甘いもの。だけど、何気に恥ずかしく思えた。 それよりも彼女の好きな食べ物に興味があった。 じーっ。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:57:47]
ジャスティス > そうねぇ、八時に、商業区で待ち合わせなんてどうかしら? (しばらく考えた後、ぽんと手をたたいて) マグヌスさんは、何か食べたいものとかある?お店調べておくわ [Fri 9 Jan 2009 00:52:24]
マグヌス > ( 意図を察してくれたのだろうか。 彼女が納得する様子を見れば、満足げに唇を綻ぶ。 ) ――とんでもありません。 話を聞かせて頂けること自体が嬉しく思います。 ( わ、私の話… ですか。 動揺をしてしまう。どう答えれば良いのか分からず、頷く事でしか出来ない。 ) …明日、9日は任務があります。 10日の夜であれば都合が付きます。 あ…、場所や時間はどうしましょうか? ( なんて。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:48:10]
ジャスティス > (なんだか、話の種にと聞いてくるシスターたちとは少し反応が違うなぁ、と不思議そうに思うが、悪魔祓いときけば、あぁあぁ、と大きくうなづいて納得した) そういうことね (それなら、話が早いや、と) そうねぇ、技術的にはためになるようなことは話せないと思うけど、まぁ経験談ならいくらかあるわ。(あなたの武勇伝もぜひ聞かせてくださいね、なんて。) そうしましょうか。明日と明後日の夜なら、開いてるけど? [Fri 9 Jan 2009 00:42:19]
マグヌス > ―――! ( 申し出を受け入れて貰えたことに、喜びを見出してしまい大きく瞬いた。 ) はい! 是非とも宜しくお願いします! ( 大聖堂直属の修道女また悪魔祓い師です。 とご丁寧に小声で付け足した。 ) 今度に出会う時に掲示板で決めるとしましょうか? ( 少し丸めた蒼い瞳を、只管と彼女へ向けていた。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:35:36]
ジャスティス > えぇ、えぇそれくらいでしたら、いくらでも喜んで。うちで……というのも何ですし、芸能横丁あたりの出店村とか、商業区の甘みやとかにでも今度行きましょうか。 (大聖堂付きの修道女の方ですよね?と連絡先の確認程度に訪ねて) [Fri 9 Jan 2009 00:29:27]
マグヌス > はい。 ( 彼女の言葉に従い、素直に頷ける。 顔を逸らされれば、気にしたようで… 更に熱い視線を注いだ。 ) いえ…、多くは語って貰いませんでした。 何時か、ジャスティスさんの口から聞かせて頂けたら、なんて…。 ( 唇を緩める。 名前を問われれば。 ) マグヌス・クウネル・ウィンターズです。 どうぞ宜しくお願いします。 [Fri 9 Jan 2009 00:21:58]
ジャスティス > へっ、何でもないの、気にしないで。 (突っ込んでくれるなとあわてたまま誤りながら、まっすぐ見つめてくる瞳にちょっと顔をそらして) あ、あぁぁ、なるほどぉ、そういうことですか、あはは、あんまりいいうわさばっかりじゃないでしょう? えぇと、お名前は?シスター [Fri 9 Jan 2009 00:17:48]
マグヌス > …二度目の挨拶? ( 同じ挨拶を返され、疑問を抱えるなり首を傾げる。 身長の差が僅かであるもの、相手の瞳を見詰めていた。 ) 度忘れ…。 あ、いえ… ジャスティスさんのご活躍を先輩や上司より伺っておりました。 ( 苦笑を唇に滲ませる。 相手の様子を見遣れば、フォローする気持ちで。 ) これが初対面です。 ( 修道女と変わらない風貌で、再びとお辞儀をする。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:12:09]
ジャスティス > (ヤバイ、どうしよう、名前を呼ばれた。あれれれれ?もしかして話したことある人だっけ?違う?まずい、失礼にもほどがある。あわてて礼を返して) こんばんは、えぇと……あ、あれ度忘れしちゃったかな? (冷や汗をたらしながらぎこちなく笑って) [Fri 9 Jan 2009 00:06:21]
マグヌス > ―――。 ( 殆ど、無口に近い。尚且つ無表情というより、人形のようで個性の表れが薄い。 ) …こんばんは、労いの言葉を有り難う御座います。 ジャスティスさん。 ( 作業が後少しで終わりそうだけれど、今は放って置いてはジャスティスの元まで歩き出した。 手前3メートル程度の距離を開ければ、律儀にお辞儀をする。 ) [Fri 9 Jan 2009 00:03:58]
ジャスティス > ……こんばんは、あなたもせいが出るわね。 (あまり見たことのない日とだなぁ、とか考えながら声をかける、まぁあいてからしたらこちらも見覚えのない人なんだろうが)  [Thu 8 Jan 2009 23:59:58]
マグヌス > ( ああ。 作業が終わったら、何をしようか。 )( ガラス瓶を目に通せば「割れ物!」の張り札がある木箱へ入れた。逆に拘束衣や手枷などは、少し大きめの木箱へ放り込んだ。 )  …力仕事か。  ( 呟くような声で言葉を漏らした。 只管と単純な作業を続けよう。 後少しで終わりそう。 ) さっきの、―― …。 ( あ、目が合った。 )( 倉庫の外にいるジャスティスの顔を見遣れば、口元を緩め上げて頭を軽く下げる。 ) [Thu 8 Jan 2009 23:56:42]
ジャスティス > なんだったんだろうね、あの子……。 (自分の手の甲つねって、ちょっとがっかりしたような感じだったが……何を確認していたんだろう。夢だったら良かったのに、とか?それとももしかして何かのおまじないだったんだろうか。そんなことを思いながらふと倉庫に視線を戻せば、マグヌスと目が合う。先ほど脇から倉庫に入っていった人だ) [Thu 8 Jan 2009 23:48:22]
人影 > ( 倉庫に踏み入った修道女。 小型の木箱を幾つか積み重ねて、慎重に運んでいった。 ) ―――? ( 騒々しい。 何があったんだろう。 )( 素朴な質問を内心で描くもの、今は荷物を運ぶ事を優先にした。 後輩修道女二人組や、青い髪の修道女だと気付かずに義務の方を優先にした。 ) これで良しとしましょう。 ( 荷物を倉庫の奥の方に置けば、木箱の蓋を開けた。中から小物や小箱を覗かせる。中身はちゃんとあるのか、整理整頓を始めた。その途中で、横目でジャスティスへ視線を注いだ。 ) [Thu 8 Jan 2009 23:35:51]
ジャスティス > (やがて、話も終わろうかというところでおもむろに自分の甲をつねりだす彼女。首ひねり首ひねり。なんだろ?眠いわけでもあるまいし。年若いシスターは、やっぱりそんなわけないよねぇ、とちょっと残念そうに去っていって) [Thu 8 Jan 2009 23:35:17]
お知らせ > 人影さんが来ました。 『―――?』 [Thu 8 Jan 2009 23:27:44]
ジャスティス > (人懐っこい顔でこちらを見上げ、たわいもない話や教会についてたずねてくる彼女。しかし、なぜか時折小鼻を引くつかせている。匂いをかいでる?やだなぁ……汗臭いかな?そこらへんがさつになりすぎてるかな?あたし) ごめんっ、汗臭いかな?いろいろ動いたあとだからっ。 (首をかしげている少女にあわてて謝れば相手もあわてて、そういうわけじゃっ!なんて弁解して) [Thu 8 Jan 2009 23:24:53]
ジャスティス > ん? (今晩は、と声をかけてきたのは、年若い後輩の修道女。二三度見かけたことがある、程度の関係でしかないが……年のころはアザリーと同じぐらいだろうか) あれ?倉庫の中にいたの?気づかなかった。 (笑いかけながら振り返るが、シスターはかなり近距離まで近づいてきてたちとまる。なにかミントの香りがする。香料かな?おしゃれな子なんだな) [Thu 8 Jan 2009 23:21:06]
ジャスティス > もともと軽犯罪は少ないですしねー、意外と。 (共同体がシビアな分、そういう出来ごころの犯罪、小遣い程度の利益しかない犯罪等は意外と少ない) 『あらそうなの?それにしても助かるわ、男手が少なくて』  (年配のシスターの手伝いをして、大きな荷物を運びながらジャスティスはからからと笑い世間話を始める。定例の報告を終えた後はいつもこんな感じだ。倉庫に荷物を置き、先輩と別れれば、ふひぃと倉庫前の人気の少ない通路でため息をつき腰を叩く) よっこいしょ、と [Thu 8 Jan 2009 23:14:19]
お知らせ > ジャスティスさんが来ました。 『平和なもんですよー。』 [Thu 8 Jan 2009 23:06:56]
お知らせ > アザリー@shareさんが退室されました。 『 とある大聖堂での小さな波紋 』 [Fri 2 Jan 2009 01:31:16]
アザリー@share > ( あとは、もう、ご想像にお任せする。 よくまぁあんなに声上げて見つからなかったな、っていう感じで。 同性は楽だ。 避妊とか考えなくて良いし、男の子は女の子の身体の都合とか知らなくて時々ちょっと信じられないような事するし、全然そういう気分じゃなくても異常にがっついたりするし。 支配欲とか男らしさの誇示とかもちょっと度を超すと面倒臭いだけ。 ま、素敵な男子も居なくは無いんだけど。 ) ( まだ沢山あるからね、なんて言ってポケットから薬を大雑把に取り出して、荒い息をしている子達に握らせる。 ああ、面白いからもっと飲ませてみようか―――勿論、私も一緒にだ。 ) [Fri 2 Jan 2009 01:30:46]
アザリー@share > ( 薬の効果はちゃんと現れてるみたいだ。 一人は慣れてないのか真っ赤になってふぅふぅ息を荒げてるし、もう一人は何か言おうとして途中で口元を押さえて黙り込んだ。 最初に飲んだ子は―――あ、これは凄いかも。 気がついたら彼女ももう、自分で始めていた。 今度はこっちにもその感覚が返って来て、自分でしながら人に弄られてるみたいな感じ。 へぇ、この子こういう風にするんだ、なんて思ったら少し可愛く思えて、すり寄って腰に手を回して、頬に手を添えて、深く深く唇を重ねるようにして押し倒した。 ) [Fri 2 Jan 2009 01:19:54]
アザリー@share > ( *0は10扱いだそうで副作用は特になし。ちぇ。 ) [Fri 2 Jan 2009 01:13:47]
アザリー@share > ( 狭い食糧庫の中、身を寄せ合って座っている。 結構、小さな吐息とか聞こえる距離だ。 しばし様子を見て各々「よく分からない」って感じ。 まぁ、薬なんてそんなものだ。 いきなりグンと効果を感じる方がかえって怖い。 しばらくの間皆でまたあれこれ話題を回して様子をうかがって―――試しに、ちょっと。 今日は流石に大聖堂だから私服じゃ入れてもらえないし、カソックだけど――――カソックのスカートの影で、コッソリ、はじめてみる。 上では皆でお話ししながら、下では一人でする時みたいに中指のお腹を使ってカソックの上から上下に、ゆっくりと。 ―――あ、皆気付いた。 露骨に全員の顔色が変わってきたのを見ながら徐々に本格的にオナニーをしてみせる。 もうみんな、犯人は誰か気付いてこっちに視線が集まっている。 これは結構、なんだ、恥ずかしくって、気持ちよくって、イイかもしれない――――。  【判定】 ) [Fri 2 Jan 2009 01:06:30]
アザリー@share > ( 異性との接触の難しい閉鎖的な空間―――たとえば男子寮、女子寮。 宗教上の性の戒律の厳しい国―――たとえばパプテスだとかアララマだとか。 そういう閉じた世界ではえてして同性間のスキンシップが多くなるものらしい。 べつにいきなり同性でセックスを始めるとかではなくて、日常的に女性同士が手をつないだり、男性同士がなんとなくじゃれて触れ合ったり。 勿論その延長線上に性的な関係が生まれる事も多々あるようで―――アザリア・ヘミングウェイは周囲から見られている程馬鹿でも愚鈍でもない。 案外したたかで、他人を注意深く観察したり裏表を綺麗に使いこなしたりする人間だ。 この娘らにこの合法媚薬の事を話したのも、バイクツや暗黒街の友達と試すよりも刺激的で面白い結果があるんじゃないかという期待とか予想があってのこと。 もう一歩踏み出せないこの子達にどんな効果が出るかっていう。 ほらほら、と三人の中で一番脈がありそうな子を挑発してみせると、予想通り平気そうな顔をして錠剤を飲み込んだ。 あとは、もう、残りの二人は腰ぎんちゃくだもの。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:49:45]
アザリー@share > ( ピンク色とライトグリーンの二色の錠剤。 その効果を耳打ちされたシスター達の顔がみるみるうちに紅潮し、各々硬直したり変な笑いを洩らしたり俯いたりしてみせるのを見て、話を続ける。 こういうの街じゃフツーに使ってるよ? なんて。 違法品じゃないし、身体に悪いわけでもないし、楽しい事は良いことに決まってる。 誰に迷惑かけるでもない。 各々が周りの反応を待って牽制し合うのも構わず、にっこりと笑って一人一人に握らせた。 こういう時は勢いだ。 まず最初に自分から舌の上に乗せてみせる。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:39:33]
アザリー@share > ( 何処のブランドが最近流行っててカッコイイとか、何処のお店なら教会の人に見つからないとか、昨日の芸能横丁の新年ライブが凄かったとか、アザリアの話は当人の大袈裟な身振り手振りと楽しそうな表情と相まって、退屈な教会暮らしのシスター達の想像力を刺激する。 たまに実際持ってくる珍しいお菓子とか、高そうなTozziのアクセサリとか、現物が登場するからまたたまらない。 どうにか何処かでお洒落な服を用意して、どうにか偉い人の目を掻い潜って、皆でそんな所に行って一日遊んでみたいなんて話で盛り上がる――――。 ) ( そんな取り留めのない話題で不意に登場したのが、その二色に別れたタブレットだった。 本当に何の気なしに、そういえば、なんて思いだして。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:33:29]
アザリー@share > ( 修道院程ではないが閉鎖的であれこれと規律の厳しい所である。 特に権威ある大聖堂のシスターともなれば、ほとんど存在自体を放置されている暗黒街の教会のアザリアみたいにあっちこっちで刺激的な遊びなどできないもので。 単純に、情報源として、社会勉強として、という言い訳を自分にしながら彼女らは皆で共犯者になっている。 年頃の娘だ。 大聖堂などで奉仕できるのだから末端の教会のシスターなんかよりも目も肥えている。 ダサいとか世間ズレしてるとか今時流行りのものも知らないとか、我慢できないのも仕方無いのかもしれない。 最初は本当に何も知らない田舎娘だったアザリアも、最近特に垢ぬけた感じになってきたし――――羨ましくないといえば嘘になる。 だから皆、寮長の目を盗んでまでこうして部屋を抜け出してきていた。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:25:51]
アザリー@share > ( 聖堂の方は未だ天井から吊るされた巨大なシャンデリアの灯りに照らされて暖かい灯りに包まれ、新しい年を祝い祈る人々がこんな時間にも時々姿を見せている。 イエロティア圏のような元日に祝事をする習慣は無く、生誕祭をピークに今は割と落ち着いてはいるが―――まぁ、年始めの休みもあるし、折角だから家族でなんていうのだろう。 この時間にしては普段よりは賑わっている。 暗黒街なんていう物騒な所に好んで身を置くシスター・アザリア…アザリア・ヘミングウェイと、その破天荒な言動、振る舞いを面白がって近づいてくる数人のいわゆるあまり真面目ではないシスター達はそんなさなか、人気の無い食堂裏の食糧庫でこそこそと夜更かしの立ち話に勤しんでいた。 チョコレートだとかキャンディだとか、持ち込み易くて隠し易いお菓子なんかを持ち寄って、こっそりと情報交換とか愚痴とか。 たまにアザリアが訪れる時は決まってそんな事をしている。 今日もそんな、一幕。 ) [Fri 2 Jan 2009 00:15:09]
お知らせ > アザリー@shareさんが入室されました。 『 食堂裏手にて 』 [Thu 1 Jan 2009 23:57:11]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『そして、クリスマスが終わる』 [Fri 26 Dec 2008 01:19:49]
フォス > ( 子供たちを返す。まったくもって「夜の仕事の信者を相手にするのが嫌」という奴もどうかと思うぞ、っと。別バラで考えながら赤毛は教会の明かりを落とし、ドアに鍵を閉める。夜の街に繰り出すには時間は遅すぎる。遠くに子供たちの「フォスー! メリクリ! またね!」という言葉に軽く手を振り返し、大聖堂のほうへと足を向ける。これから着替えて家に帰るかぁ、などと思いながら大きな欠伸を漏らした ) [Fri 26 Dec 2008 01:05:43]
フォス > ( わからず首をかしげる子供たちにひらひらと赤毛は手を振って流す。世知辛い事情なんて話してもしょうがないだろ。ていうか話しちゃいけない気がする。猛烈に )  まあ、クリスマスにおぼえておくってのはな。誕生日を祝い、感謝するってことだ。そして、自分たちの罪を肩代わりしてくれたことを思い出すって事だな。 ( 「えー。僕たちなんも悪いことしてないよー?」 ) 性悪説って言ってもわかんないだろうな。そうだな。知らないうちに誰かを傷つけることってのは誰でもあるってことだよ。そういう「無意識の悪」を背負ってくれると考えればいいよ ( ほれ、と子供たちに上着を頭から被せる。にんまりと笑ったフォスは子供達の背中を押し、 ) 背負わせるのが嫌なら傷つけるなって話だよ。んで、背負わせるのが平気だと感じるならそれは間違ってるってことだ。 ( 難しそうな顔をする子供たちにフォスは笑い、 ) ほれ、ご両親たちが帰ってきたぞ。時間も時間だしな ( ドアを開ければちょうど親御さんたちが迎えに来たところだ。夜のお仕事の後に教会に来るのだから、ご苦労様ですってわけだ ) [Fri 26 Dec 2008 00:56:08]
フォス > ( 残った子供たちは3人。男の子二人に女の子一人。お菓子を食べるのにも飽きたのか、先ほどから赤毛神父の周りをうろちょろし、その後に質問攻めが続いた。フォスはその全てを生返事という神父にしてはあるまじき対応。だってそうだろう? 何が嬉しくてクリスマスに一人で残業しなくてはならないのだ。本当ならきらびやかな街に繰り出してべろんべろんに酔っ払っているはずなのに。 ) あー。つまりあれだ。今日は盛大なお誕生日。君たちもお誕生日を祝ってもらえると嬉しいだろう? いつも死んでもみんなを見守って守ってくださる父が遣わした息子様に今日は感謝し、誕生日を祝おうって日なんだよ ( 子供たちにクリスマスの概要を噛み砕いて説明。 ) それより、ほれ。そろそろ大聖堂も人が減ってくる頃合だろ。帰る準備しておけー。な? ( 「えー」「お母さんとお父さんそろそろ戻ってくるー?」「私の予想だとまだ掛かると思うー」 ) いや、そろそろだと思うよ。そろそろ向こうの神父交代だしな ( 神父にも人気不人気っていうのがあるのはどこの教会も同じで、受け答えしている神父やシスターが代わると居残る人間の数も変わる。なんとも世知辛い事情もあったりするので、これが結構、わかりやすい。 ) [Fri 26 Dec 2008 00:45:12]
フォス > えー。こんな夜遅くまでお祈りしてくださるのは我らが父も大変喜ばしいことだと感涙しているかと思うのですが。子供の相手を神父一人に押し付ける大聖堂の対応に私、感涙でございます ( 「フォスー。フォスー。クリスマスってなにー?」「サンタさんはどこから来るのー?」 ) クリスマスは我らが父の息子のお誕生日であるのである。そしてサンタはサブイベント的なのにめげずに不法侵入の極みを実行し、子供たちに夢一杯のプレゼントを持ってくるのです。 ( 大聖堂に併設された小さな教会。子供達の相手をすることになったフォスは子供達の質問に生返事オンラインで答えつつ、手元の聖書に視線を落とす。 ) 信じるものは救われます。みんなで今年のクリスマスに感謝しつつお祈りをし、美味しいご飯を食べましょう。美味しいご飯は家で食べてね。お菓子しかでないから ( 「けちんぼー!」「ていうかフォス投げやりー!」「いつもの仮面どうしたー!」「子供にも愛を!」 ぎゃーぎゃー騒がしい子供たちはフォスの髪を引っ張ったりなんだりと忙しい。そんなフォスは聖書を読むのに忙しい。誰かどうにかしてくれ、と思う。というかいつまで祈ってるんだ大聖堂の親御さん。早く迎えにきてほしい。即刻 ) [Fri 26 Dec 2008 00:31:31]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『メーリークリスマスだこんちくしょう!』 [Fri 26 Dec 2008 00:23:34]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 頭が痛いのは、寒いからだ。 暖かい笑い声が懐かしいのは、気のせいだ。 )』 [Thu 25 Dec 2008 03:13:34]
セレニア > ( 気のせいだろうか。 それとも。 …しばらく大聖堂へ振り返りながら佇んで、足早に歩き出す。 今は見えていないのだから、どうしようもない。 )   ( 街はお祭りムード。 どうやら 『聖誕祭』 は流行っているらしく、便乗して騒ぐ異教徒達もあるらしい。 何かの店から湧き上がる歓声に、表情のない顔をほんのりと顰めた。 )   ( 羨ましいわけじゃない。 暇があったら、ミサの後に開いている手芸教室などを覗いて何か習おうかとも思っていた。 それでマリア様に何か贈れればと思っていたけど。 都合がつかなくてカードしか贈れなかったのは、しかたのないこと。 別にあんな風に祝うのが、羨ましいわけじゃない。 )   ( そもそも羨むなんて、まったく、ありえない。 だいたい聖誕祭というのは… ) [Thu 25 Dec 2008 03:11:37]
セレニア > ( いくつもある小礼拝堂で略式の祈りを捧げて、大聖堂を出た。 ―――視界を掠める人影にはっとするけれど、それは現実のもの。 ヴァンパイアの接近を知らせる、幻の人影は現れない。 )   ( 気のせいだと言われてしまえばそれまでだけど、主観的には確かに謎の人影を知覚しているし、自分ではそれを信じている。 先天型ヴァンパイアハンター・クルースニックとしての能力。 ただ、時折大聖堂内部でそれを知覚することがあると、さすがに神経過敏になって、わけもなく幻を見ることもあるのではないかと気になった。 調査への配置を希望したのには、そういった部分を確信に変えたいというのもある。 カムラやマリア様は信じてくれているようだけど、同僚達が半信半疑というのでは、ちょっと不便だ。 )   ( さっきまで、近くにヴァンパイアがいたような。 幻の人影のアプローチの仕方も酷く控え目で、確信は持てなかったけれど、あれは何だったのだろう。 聖歌隊席で感知したような気になって、確信を持てずにいたら消えてしまった。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:57:53]
セレニア > ( ヴァンパイアの感知能力を活かせないものかと、調査への配置も希望しているけれど、何かと暴走しがちだった前科があるとそれはなかなか叶わない。 そもそも感知能力があるというのも、そう自称しているだけで証明する手立てがないし… もとい、あるにはあるけれど相当な手間がかかるし、鉄砲玉としての配置が有効な人材なら、あえて変える必要もないといったところか。 申請は受け入れられず、実戦に明け暮れていた。 …上手く使ってもらえるのなら、不満はない。 そうであるはずなのに、何かがもどかしいのは何だろう。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:47:52]
セレニア > ( サイズが合わなくなってきて、少し窮屈な戦闘服に身体を押し込んだ。 表皮のように馴染んでいた装備に違和感があるのは、少し不安。 パプテスの意匠が施された銀のプロテクターをつけて、銃と剣を差したベルトを巻く。 それらを申し訳程度にケープで隠し、鞄を担いで部屋を出た。 毎夜毎夜繰り替えす動作に無駄はない。 食事が少し違って、お祈りと聖歌隊の務めが増えても、いつもと変わらない夜。 カーンへ行きシフトを確認したら、その通りに動くまで。 今夜は狩れるだろうか。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:37:49]
セレニア > ( 末席にもお呼びがかかる、忙しい夜。 昨日今日と暇をみては歌って歌って、まだしばらくそんな日が続く。 )   ( 飾り気はないけれどその空間を大切に暮らしている、小ぢんまりと整った二人部屋。 聖歌隊服を着た少女は、それを脱いで丁寧に畳む。 幾重にも刻まれた鞭の痕が残る背中に、薄紅色の髪が揺れた。 傍らに用意されているのは、黒革の戦闘服。 聖歌隊も忙しいけれど、ヴァンパイアハンターとしても、聖性の高まる時期だからと油断はできない。 魔が抑え込まれるというのも刺激なら、その期に暴れ出すものもあるのだから。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:31:38]
セレニア > ( 一晩休めば回復する程度だとは思うけれど、いいかげん練習不足か。 それに専念していた頃は少しずつでも上手くなって、たまには重要なパートを任されることもあった聖歌隊。 練習への参加率が下がっても在籍し続けるには、ヴァンパイアハンターという役職や、何より本人の性格が災いしている。 真っ当な神経なら肩身が狭い思いをするのが自然なところ辞めようとしないのは、意地でもなんでもなくそれを察することができないだけだった。 ) [Thu 25 Dec 2008 02:21:56]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 少し、声が枯れた。 )』 [Thu 25 Dec 2008 02:12:19]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『( 思い切って誰かの血を啜って吸血鬼化を食い止めたら、この不安も無くなるのだろうか。 )』 [Thu 25 Dec 2008 00:13:24]
フラン > ( 正常な食欲のあるうち。きちんとした睡眠のあるうち。こうして大聖堂に赴けるうちは、きっと大丈夫。漠然とした不安はあるのだけれど、やっぱりまだ―― 心のどこかで実感が無いんだと思う。だって、明日吸血鬼になってしまうという確信があったのなら、こんな風に平静を装えないもの。 ) ( …でも。 ) ( 仮に。仮に私が誰かを襲ってしまったら、私はやっぱり罰せられるのだろうか。火炙りにされてしまうのだろうか。事情が事情だもの、もしかしたら許して貰えるかも―ー………。 そう考えて、私はすぐにそれを否定した。それは有り得ないことだ。百歩譲って私の罪が問われなかったとしても、今までどおりの生活を送ることなんて出来なくなる。家族とも会えなくなる、友達とも会えなくなる、学校にだっていけなくなるし、今はまだ居ないけれど、きっと恋だって出来なく――……。 ) [Thu 25 Dec 2008 00:12:38]
フラン > ( こうしてここに座っているだけで、何か神様が気の利かせた奇跡を起こして問題を全て解決してくれそうな気もしたけれど、生憎そういう展開にはならないみたい。…当たり前か。神様の奇跡を期待するだなんて、そんなのまるで博打好きの人みたいだし、ばちだってあたりそう。 ) ……。 ( ぐ、と目頭を押さえたところで、シスターが心配して声を掛けてきてくれた。 ) あ、ああ…ええ、大丈夫です。すみません。お手伝いの続き、しますね。 ――え?ええ。体調も良くなりましたし、ただの寝不足だったみたいです。 ( 私はにこりと笑い、椅子から立ち上がる。 ) [Wed 24 Dec 2008 23:58:02]
フラン > ( この時期はもっと、心躍るような楽しさに満ち溢れていなければならないのに。溜息なんて出てしまう自分がすごく嫌だ。それに乾きには襲われないとしても、何だか自分が酷く場違いな存在のように思えて。――こういう感情も、吸血鬼化の特徴の一つなのだろうか?だとしたら、逆の事を考えないと…。 ) とはいってもね…。 ( やっぱり、少し疲れた。今日は沢山お手伝いで動いたし、寝不足が祟ってちょっと眠い。 ) [Wed 24 Dec 2008 23:45:58]
フラン > ( 私がこの日に最も恐れていた事は、この大聖堂の中で身体の変調を来たしまた乾きが強くなるのでは無いかということだった。或いは、穢れた存在として神様に存在を拒絶されるのでは無いかということだった。だから私は、顔見知りのシスター達に「今日は少し体調が良くないんです。お手伝いはしたいですが、もし無理そうならご迷惑をおかけする前に言いますね。」と、予め断っておいたのだ。何か異常が起きて、それが誰かに知られる前にここを出て行けるように。実際―― 昨日はそのことが心配であまり眠れなかったし、顔色だって良くない。 でも、ここまで何事も無く済んで私は少し安心していた。シスターには「途中で良くなりました」とでも言っておけば良いだろう。 ) ……ふぅ。 ( ぎし、と聖堂の椅子に腰掛けて溜息を一つ。 ) [Wed 24 Dec 2008 23:38:02]
お知らせ > フランさんが来ました。 『12月24日、身体に異常はなし。』 [Wed 24 Dec 2008 23:32:07]
お知らせ > マグヌスさんが退室されました。 『…今度、暗黒街に赴くか』 [Fri 21 Nov 2008 23:17:56]
マグヌス > …。 ふぅ。 ( ペセルはやっちゃったし。 協力を仰ごうとしたら、気分が気分で頼む気になれなかった。 しかも、どこかの村で寄生虫とかで騒ぎが生じている。 ) 頭が痛くなるものだ。 ( 肩を落としては立ち止まってしまった。 良い解決策が見つからずに仕舞いだった。 ) そもそも一人で解決が出来るわけ無いから、―― … 。 ( 猫の手を借りたい気持ちで一杯だった。 良く考えたら、同僚と良い関係を築けていない。頼れる相手も皆無といっても良かった。 ) 難しい問題か。 ( 何度か同じ言葉を吐いた。背筋を伸ばしてから、再びと歩き出そう。 ) [Fri 21 Nov 2008 23:16:01]
マグヌス > ( 不思議な淑女が現れては捕まえてくれたらしい。 ) 神と淑女に感謝をしなければいけませんね。 ( ステンドグラスは弁償する以前に、修理の手間が掛かってしまう品物である。 安堵の息を漏らす訳でも無く、無表情のまま声の大きさを控えめにして放った。誰かに注目を受けるのは好きじゃないし、苦手なほうだ。光を浴びるには、悪魔の血を浴び過ぎたのだから。今となり、大昔の話ではあるが。 ) さて、迷える子羊がいなくなった時に掃除が出来るように準備をして置きましょう。 ( 懺悔から崇拝まで目的とした訪問客が多い。だからこそ、目撃の少ない時間帯を選んでは掃除を怠ってはならない。 ) [Fri 21 Nov 2008 23:06:55]
マグヌス > ( 七つの大罪。人々の罪や欲望が強く持てば持つほど、――悪魔を強くする。 ) …異常は無し。 ( 闇が存在すれば、光も存在する。 七つの美徳。人々の愛や希望が強く持てば持つほど、――天使を強くする。 人間次第で、悪魔か天使を強くする生き物だ。神をも含まれ、信仰されなくなれば――徐々に力が枯渇し、絶命に至る。 ) こっちの見回りは済んだのだったかな。 ( 黒い装束を身に包んだ蒼い髪の女性は、長い廊下に歩きながらステンドグラスを見眺めていた。なんでも、ガラスを食う虫がいるとか、実際したのが吃驚した。 ) [Fri 21 Nov 2008 23:00:47]
お知らせ > マグヌスさんが来ました。 『( 美徳が天使を築き上げる )』 [Fri 21 Nov 2008 22:55:10]
お知らせ > オリヴィア@捕獲さんが退室されました。 『ついでに、大聖堂できちんと捕獲できるように見守ってくださいとお祈りも捧げておきましょう』 [Tue 18 Nov 2008 23:29:52]
オリヴィア@捕獲 > (とりあえず、籠にいれて…)他にはいないかしら?(せっかくなので様子見していこうかなーとか…) [Tue 18 Nov 2008 23:27:13]
オリヴィア@捕獲 > (本当に飛んで逃げようとするんだと、網にかぶさったあとじたばた暴れるそれに妙に関心と言うか、ここまで技術は進んでいるんですねーとか。さすがヴェイトス…擬似生命なんて研究クリスティアでやろうものなら教会からすごくにらまれると思う、うん)…っとと、いけないけない(なるべく壊さないでとか言われてたのだったとか…暴れさせちゃだめなのにとか)うーん…ちょっと足のところとか…(まぁ、これくらいは仕方ないかしらと) [Tue 18 Nov 2008 23:25:36]
オリヴィア@捕獲 > (抜き足・差し足・忍び足…と近づいて…後は一気に…)とりゃっ!(声とか出したら駄目だろうけど、勢い大事…一気にこー網の中に捕らえんとする)[判定] [Tue 18 Nov 2008 23:23:06]
オリヴィア@捕獲 > あれ…かな? 保護色してる…(いろとりどりのステンドグラスに混じって、赤と黄色のものがへばり付いているっぽく…何度も照らして確認確認…確かになんか浮き上がっているようにも見えるし…)間違いないですね。うん、確認しといてよかった…(ではっ、いざ尋常に捕獲をば…っ。ゆっくり足音を忍ばせて、両手で網をしっかり構えて…その間も目標をしっかり見つめて…。と言うか飛んで逃げたりするのでしょうか) [Tue 18 Nov 2008 23:20:58]
オリヴィア@捕獲 > (実家は貴族の騎士様が、捕獲で小銭を稼いでいるとか言われるのもあれだけども…まぁ、お金は必要ですし、意外と虫取りも苦手ではないので丁度良かったと)さて…いますかねぇ…(んんーとか言いながら、ランタン片手に外から確認、うろうろ)[判定] [Tue 18 Nov 2008 23:17:48]
オリヴィア@捕獲 > (年甲斐もなく虫取りに興じている、しかもこんな冬に季節が向かおうかってタイミングだったからそれは確かに不審がられても仕方ないかも知れない…けど、騎士団の制服の上に虫取り籠、手に虫取り網もどうかと思うわけでですね…っ)とりあえず、外から確認させていただければ…はい、私は、オリヴィア・トレボーニウスと申します(以前にお祈りにきたりとかしていたけども、生憎と自分は聖教会系の人間なのでこちらには顔を出す機会がなくて知られてないのも仕方ない) [Tue 18 Nov 2008 23:15:19]
オリヴィア@捕獲 > 大学の、あの、えーと…ぴぴんちょ・すぺちょぽっちょ?さん…えーと、ちょっと一読しただけでは難解な、あの、頭はおかしくなったわけではないので安心してください(どうしよう、騎士団の制服できちんと任務とか言ってやったほうが良かったんじゃないのかとか思ったりして…)えーと、ステンドグラスなどに引っかいたような被害とかは出ていませんか? その、研究中に逃げた魔法生物が悪さをしているらしく捕獲を頼まれたもので…(こういう依頼と依頼文の書き写しを提示して、斡旋所に照会してもらってもかまいませんので、と) [Tue 18 Nov 2008 23:10:14]
オリヴィア@捕獲 > (大聖堂のステンドグラスが思い浮かぶわけで…、一番ターゲットにしやすいだろうし、何より傷物にされるわけにはいかないと言うわけで、こうして乗り込んでみた)…あの、えっと…その…大学で、研究で、逃げたカブトムシの、言え普通のカブトムシではなくてですね?(乗り込んでくるなり呼び止められてしまいました。今日は虫取りにあわせて白いワンピースとかそんな格好に斜め掛けにした虫取りかご、そして虫取り網の格好で乗り込んだもので、おかしい人かと思われたっぽい。ちょっとショック) [Tue 18 Nov 2008 23:06:33]
お知らせ > オリヴィア@捕獲さんが入室されました。 『やはり、ガラスと言えば…』 [Tue 18 Nov 2008 23:03:45]
お知らせ > ソレディーさんが帰りました。 『( また来ますと、大きく手を振って帰っていく。 この辺り、まだ変わらない。 )』 [Sat 8 Nov 2008 15:39:18]
ソレディー > ( 取り次いでもらうまでの間、どういった用件かと問われて、そのまま応対してくれた僧侶に相談してしまう。 相手は顔見知りで、ある程度事情も知っていて、しばらく顔を出さなかった娘の変化にも気付いたらしい。 がんばっていますねと脈絡なく言われて、娘はきょとんと目を瞬いた。 )   ( ―――どうやらタイミングが悪かったようで、アレッサンドラには会えない。 それなら、と僧侶に預けるのは、去年のクリスマスとヴァレンタインを兼ねて、ずっと前からしたためていた贈り物。 10万エンもする、傷に効くらしい湯の花だ。 ぶっちゃけキャッチセールスに引っ掛かったもので、勇者を助けて魔王を倒した薬師がどうのこうのと胡散臭い但し書きがついている。 害にこそならないだろうけども、薬効は期待できない。 )   アレッサンドラさんにお渡しください。 ―――〜え、ええと。 傷が奇麗に良くなるみたいなので、その… お、贈り物です。 ただの贈り物です。 クリスマスもヴァレンタインもだいぶ前でしたしー… あ、そういえばもうそろそろクリスマスですね。   ( なんかもう今年のでも良いくらいの時期になってしまって、去年のを今更とは言えない。 どう言ったものかとまごついて、でも、彼女の役に立ちそうなものを見つけたから贈るというのは、そんなに不自然でもない気がした。 いささか高いけれど、物価に対する認識は確立されていないし、アレッサンドラにはお世話になったのだし、まあ。 ) [Sat 8 Nov 2008 15:36:42]
ソレディー > ( この娘は一時期、大聖堂で暮らしていたことがあった。 教会関係の事件に巻き込まれてのことなのだけど、それ以前のラットマン戦争で危ないところを助けられて以来、包帯女ことアレッサンドラ・マリア・クレメンテとは縁がある。 紅鱗騎士団へ入れるよう取り計らってくれたのも彼女で、その口添えがなければヴェイティアンがクリスティア騎士団に入るのは難しかっただろう。 見た目がそうである以上、ハーフであることはあまり意味がない。 もっともハーフでなかったら… 父が竜騎士でなかったら、こんなチャンスも与えられなかっただろうけども。 ) ―――…はい、一般教養の先生です。 それで、引越しされたのですが、お祝いは何が良いでしょう? 先生も騎士なのですが… [Sat 8 Nov 2008 15:05:07]
ソレディー > ―――ご無沙汰しています。 皆さんお変わりありませんか? ( ヴェイティアンのように見えるとはいっても、娘に辺境の居留地へ追いやられている民族の雰囲気はなかった。 しっかりと成熟しつつある身体の割りに表情や動作は幼く、ある程度まともになった話し方も丁寧にしようと意識すると一音一音が跳ねるようなスタッカートになって子どもっぽい。 けれど、それだけだ。 ポニーテールに纏められた髪は丁寧に梳かれているし、着ているドレスは一般市民のそれよりもいくらか上等なくらい。 人種にさえ目を瞑れば、立派な市民になっている。 ) [Sat 8 Nov 2008 14:38:08]
ソレディー > ( 清々しく面会を求める相手は 『炎の魔女』 などとも呼ばれている、ヴァンパイアハンターとして名を知られた大聖堂の包帯女。 なるほど騎士団員ならばどこかで接点もあるのかもしれないけれど、やたらと明るい表情やテンションとはミスマッチ。 事務所に居た数人の僧侶と尼僧は皆一様に呆気に取られたような表情になり、次いで、この娘のことを知っている何人かが微笑ましそうに表情を綻ばせた。 もちろん、迷惑そうな、胡乱気な視線も向けられるけれど。 応対に出てくれた僧侶にお久し振りですと礼をする娘に、それを気にした素振りはない。 ) [Sat 8 Nov 2008 14:27:03]
ソレディー > ( それはそれは元気の良い子どものようなご挨拶。 朗らかな声を響かせて教会の事務所に顔を出したのは、赤い髪と褐色の肌の少女。 知っている人が見れば一見してヴェイティアンのような、もうそろそろ一人前として扱われてもおかしくなさそうな娘だった。 ) ―――アレッサンドラさんいらっしゃいますか? 紅鱗騎士団随員、ソレディー・カモシレーヌです。 [Sat 8 Nov 2008 14:17:52]
お知らせ > ソレディーさんが入室されました。 『 こんにちはー! 』 [Sat 8 Nov 2008 14:12:39]
お知らせ > マグヌスさんが帰りました。 『……。( その背中に見覚えがあるような。 首を傾げたシスター。 )』 [Wed 5 Nov 2008 23:28:26]
マグヌス > ( またありがとうって言われた。 実際に試してから、良い成果を出せたなら分かるけれど…。 ) なるべくならば、… ( 言葉が詰まった。お節介が焼き過ぎたのを自覚しては、頷くようにして微笑で返す。 ) おやすみなさい。 今宵も良い夜を過ごせますように。 ( 立ち去る彼に片手で振っては見送ろう。彼の背中が見えなくなるまでじっと視線を向けていた。 ) [Wed 5 Nov 2008 23:25:19]
お知らせ > カインさんが退室されました。 『(まだ自分は、頑張れる)』 [Wed 5 Nov 2008 23:16:22]
カイン > ありがとう。――今夜は、それを飲んでみるよ。(ホットミルク、か。 試してみようと頷いた。 ――多分、これでまた少し頑張れる。 よく悩むし、落ち込むけれど、今日はっきりと、自分のやっている事が無駄じゃないとわかったから。)それじゃあ、僕はこれで。おやすみなさい――また今度。(思い出そうとする彼女に笑いかけて、小さく手を振ってから、歩き出す) [Wed 5 Nov 2008 23:16:12]
マグヌス > では、私もカインさんとお呼びしたいと思います。 ( 彼から告げられた名前をしっかりと頭に叩き込んだ。礼儀を返すようにまた微笑を浮かべてはお辞儀をする。 ) …よく眠れますように暖かいミルクをお飲みしてみてはどうでしょう? ( 孤児院の子供たちからシスターたちまで幅広く飲まれている。また季節に合わせて祝福と加護の意味合いにも繋がる。温かみを思い出して身体に安らぎを思い出せますように、と。 ) どういたしましてです。 ( 頷いては答えよう。 ) ――、…私が? …はい、今は思い出せなくてごめんなさい。 ( 苦笑を漏らした。本当に出会った記憶が無い。何処かで記憶を失ったのだろうか?心配になり、相手に申し訳無さそうに謝罪をする。 ) ――カインさんの心が休まるならば、いつでもお待ちをしています。 ( 微笑すれば、差し向けた瞳を瞑った。 ) [Wed 5 Nov 2008 23:13:00]
カイン > マグヌスさんだね。僕はカイン。カイン・グレイホーク。(名前を聞かれて、此方も躊躇い無く答えた。少なくとも、今この瞬間はこの名前だ。誤魔化す必要は無い)ん――……まあ、そんな所かな。休んだ方が良いのかもしれない、マグヌスさんの言うとおり。(疲れてるのかと聞かれて、笑って誤魔化した。まあ、間違いではないと思う。 ただ、今日は彼女と逢えたお陰で、大分楽になったのだけれど)ありがとう。 ――……。(応援してくれるという言葉が、ひどく嬉しい。勿論、これは僕に対してであって『彼』に対してではないのだけれど。それでも。十分に。だから――青い瞳に真っ直ぐ見つめられて、少し黙ってから、こう答えた)――多分、マグヌスさんは知ってると思う。 思い出したら、その時に答えるよ。(だから)……また逢いに来ても良いかな? [Wed 5 Nov 2008 23:03:25]
マグヌス > ( シスター…。まあいいか。 ) ええ、良いですよ。 マグヌス・クウネル・ウィンターズと申します。 皆さんからはマグヌスと呼ばれております。 そちらの名前を聞いても? ( 彼に問われれば、躊躇もせずに名前を述べよう。小さくお辞儀をした。 目の前に居る若者があの仮面だと想像も出来ないし、アイゼンリッターなんて知らない。 ) ――お疲れでしょうか? …? ( ナンパでも告白でも無さそう。 何故、彼が困惑するのか分からない。見るところ悪い事をします、なんて邪気も感じられないのだ。 ) はい、何も出来ませんが応援をしていますよ。 ( 間を置いてから、単刀直入に問おう。 ) ――あの、…どこかで私とお会いをしたのでしょうか? ( むず痒い雰囲気から抜け出そうと、切り出した。微笑は浮かべているもの、蒼い瞳はじっと貴方の顔や瞳を捉えたまま外そうとしない。 ) [Wed 5 Nov 2008 22:56:28]
カイン > 大聖堂のシスターさん、か。――あ、名前を聞いても良いですか?(まあ、そんな人がどうしてスラム街で、しかも武装して倒れていたのか……という事は気になるのだけれど。僕だって、色々とやっているのだし、わざわざ聞こうとは思わなかった。 それに自分――ではないのだけど――が関わった人が、その後、こうして元気になっているのを見れたのだ。 十分じゃあないか)……うん。元気なのは、良い事ですから、やっぱり。って、何を言ってるんだろうな。まぁ、あんまり上手く言えないんですが。(ふむ、これじゃあまるで変な人だ。シスターが困惑しているのもあって、困ったように頬を掻いた)無理をしないように――って所、ですかね。 でも、まあ……やれるだけの事は、やらないと。 せめて自分にできる事くらいは、なんて思うんです。(気持ちはありがたいんですけど、と笑って) [Wed 5 Nov 2008 22:46:42]
マグヌス > 最初の方は、――そう仰いますからお気になさらずに。 ( 意味深な言葉を残しては、蒼い瞳をゆっくりと細め上げた。 最初は興味が無くとも、何かしらのきっかけで崇拝するようになるのだから。何が起きるのかは誰も知らないのだ。 ) そうですか。 この大聖堂で働いている者です。 ( 初対面なハズ。なんだろう…この違和感は?声だって、何処かで聞いた事があるようなないような。 肩を竦めては首を傾げてみよう。瞳の色は認識が出来たもの、独特さが感じられず他のと一緒に見えた。形は微妙に誰かと似てるような。 ) ええと、… ――? ( 不思議な人。初対面なのに、ここまで心配される方が驚いてしまう。 ややあって、戸惑ったような表情をしつつ。 ) …そうですか。 頑張れるのは素敵な事だと思います。ですが、頑張りすぎて身体を壊しては元の子もありません。 ――羽根を休める事も大事ですよ? ( 貴方の様子を見遣れば、気掛かりだったが無理に追求しようとしない。そして本音の欠片と小さな助言を遠回しに送ろう ) [Wed 5 Nov 2008 22:37:39]
カイン > ……まあ、あんまり敬虔な信徒ってわけじゃあ、ないんだけどね。(微笑まれて、照れたように頬を掻いた。 純粋に神様を信じて――なんて人とは比べ物にならない。何と言うか、日々の習慣としての信仰みたいなものであって、熱心に祈っているというわけでもなく)あ、いや、誰だかちょっとわからなかったもので。(慌てて、誤魔化した。まあ顔は見せてない――筈だ。面貌は上げたけど、目しか見えないようにしてあるし。声くらいか? 多分、大丈夫。多分)ああ、それなら――良かった。うん……本当に、良かった。(彼女の答えは、僕にとって心底嬉しいものだった。良かった、と思う。声に出したのと同じように。 それにしても雰囲気が大分違うのは――こっちが素なのかな、と思いながら)悩み自体は、あんまり解決してないんですけど――もうちょっと、がんばれるとは思います。 ここに来たお陰で。 [Wed 5 Nov 2008 22:24:31]
マグヌス > そうだったんですか――。 いつでも神様は貴方を歓迎しますよ。 ( 微笑を貴方に向けよう。独特な青の色が多くは目印になるのだろう。暗黒教会のシスターとも被ってしまうか。 ) …だった? ( 以前、何処かで会ったのだろうか?記憶の線を引き摺りだしても、…思い浮かばない。 眉根を下げては、オウム返してしまった。 ) いえ、慣れていますので大丈夫ですよ。ご心配をありがとうございます。 ( 背筋を伸ばして、身体の向きを貴方に向ける。箒を抱えたまま頭を垂れた。 ) …悩みを晴れましたか? ( 愛想を良くしようと微笑を止まない。スラム街の時の様子と現在を比べれば別人に見えてしまうだろう。 ) [Wed 5 Nov 2008 22:15:53]
カイン > あ、いや、散歩してたんですよ。 気がついたら、こんな所まで来ちゃって――と(唐突に吹いた風に、思わず目を細めた。随分冷え込んできたなぁ……と思っていると、シスターの青い髪が靡いているのが目に映った。)――――あ。(……思い出した。前に、ボロボロになってスラムで倒れていた人だ。 あれからもう、一ヶ月か、二ヶ月か……。 随分と怪我をして衰弱していたようだったけれど)――そうか。……シスターだったのか。(こうして教会にいる所を見ると、だいぶ良くなったらしい。 自然、笑みが浮かんだ。――良かった。本当に良かった)………え、えぇと。 ……寒くなってきましたけど、大丈夫ですか? [Wed 5 Nov 2008 22:07:35]
マグヌス > ――、彼の都合に合わせないと難しいか。 ( 彼だって医者という立派な仕事があるのだ。若々しい身体を維持する程度に軽くした方が良いのだろう。 ) ――? ( 何かしらの気配に察したように、肩に担いだ箒を降ろした。顔だけで貴方の方に振り向こう。人らしい姿を認識すれば、首を傾げていった。 ) ――こんばんは、…どちら様でしょうか? ( ご丁寧な口調で貴方の方に話しかけよう。返事があるかないか、それだけの反応を探りたかったらしい。直ぐ傍にある長椅子に置かれたランタンから離れようとしない。 不意に風が吹けば、曝される青い長髪が揺れる。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:59:23]
カイン > (だいぶ冷えてきた。もう季節は秋から冬に移り変わっているような気がする。 革のジャケットに両手を突っ込み、肩を竦めるようにして僕はぼんやりと大聖堂の傍を歩いていた。 散歩――というか何というか。神に縋りたいわけではなかったけれど、何となく、ここまで来てしまっていた。気持ちはあまり明るくない。 どうにも、悩み事が多いのだ)…………………あれ。裏庭の方まで来ちゃってたのか。いけないな。ボーっとしてたみたいだ。(ふと向こうに見えたシスターの姿に、今更ながらに自分が何処にいるのかに気がついた。 参ったなと溜息を吐き――ふと、その箒を担いだシスターの方に目を向ける。 ……見覚えがあるような、無いような。 前に逢ったことがある気がするのだが――) [Wed 5 Nov 2008 21:52:09]
マグヌス > ( 箒を肩に担ぎ、ランタンの置かれた長椅子に足を運んでいった。 ) そういえば、ランセットの教育… ( 教育? 何を教育するんだ? ) いや…、稽古だったか。 ( 今後の課題とやるべきの事を口にすれば、思わずに口許を緩めてしまった。目標があるだけでも楽しくなってしまうし、身体が鍛えられるのだから。 ) そうだな。 メニューやレッスンの内容も決めて置かないと。 [Wed 5 Nov 2008 21:48:43]
お知らせ > カインさんが入室されました。 [Wed 5 Nov 2008 21:48:07]
マグヌス > ――私は、…千年の間に死を見過ぎたのかも知れんな。 ( 過去に振り替えようとすれば、嘲笑を零した後に止めてしまった。細長い指を長年の木に触れようとした。 ) 魔族は滅んで当然だ。 だが、人間と変わらない魔族は存在するのだろうか。 ( 長年の木に触れようとしたが、触れるのを止めにしてしまった。それだけが気掛かりだった。 魔族の血が半分だけ流れているならば、理解は出来なくもないが狂気に捕らわれやすい…ハズ。 ) 考えるの止そう。 ( 歩いてきた道を立ち止まり、思考を捻ろうとも結論が出るわけが無い。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:36:45]
マグヌス > ( 長椅子に置いたランタンから漏れ出る明かりが周辺を照らしていた。曇りはそんなに酷くなければ、黒い装束を纏った女性が見えるだろう。 ) あれはあれで悩みがあったのだな…。 ( シスターに見えないのは被り物や十字架を下げないからである。それに無愛想というか無表情っぽさからシスターに連想するのは困難だろう。 ) ――、はぁ。 ( また溜め息を吐いた。箒を操る手でさえも動きを止めてしまった。風が吹く音と同時に葉が揺れる音を聞いた。視線を上げれば立派に育った長年の木が見える。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:24:13]
マグヌス > ( 地面が擦れる音が小刻みに響き上げた。 ) ――-。 ( 報告は終えた。数日間もペセルを監視した結果では無害に等しい。発情し易い点を取り除けば放って置いても問題は無い。ペセルの件は大聖堂に報告しない。負傷の原因はまた別の悪魔ということにして置いた。影を操る得たいの知れぬ悪魔、と架空の敵を仕立てた。 ) …後ろめたいな。 ( 溜め息を吐いてから、箒を片手で操りながら落ち葉やゴミを掃いていった。 ) [Wed 5 Nov 2008 21:17:21]
お知らせ > マグヌスさんが入室されました。 『( 限りない広さを誇る裏庭 )』 [Wed 5 Nov 2008 21:09:50]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『なんてな ( 苦笑し一転。大聖堂の中へと戻る )』 [Wed 5 Nov 2008 00:45:37]
フォス > ( ふと空を見上げる。夜空。しばし考え込むように見上げた後――、ゆるりと首を振る。 ) ―――平和な世の中ということは。それはすでに完成しているのではないだろうか。それはつまり、脅威の居ない世界は救うべき神も存在しない世界になるという事ではないだろうか。つまり―― ( 考える。 ) 我らが父が「もう後はのんびりできるじゃーん」って言い出したら俺遊びまくりジャね!? ( そ れ は 悪 徳 で す ! ) ―― 空から火の矢降ってきたらたまんねぇわな。やっぱ適度にスパイスがほしいわな。 ( 悪魔が関わるとなるとあまり無いのだからしょうがない。「せんせー!」ふと視線を投げると子供たちが大きく手を振っている。孤児院の子供たちだ。帰るらしい。ぎこちなく笑って手を振りかえす。俺ってば神父らしくない? このお仕事ももうマスターだな。転職でも考えますか。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:41:59]
フォス > ( すーはー、と深呼吸。最近は煙草を止められてる。それでも無理に吸ってやるぜへへへ、という反骨精神も尽きた。もう疲れたよ。田舎に帰ろうかな。両親の顔が見たいよ。うふふふ。ちゃんと人間としての両親と言っても俺は感謝するいい子なのさ。――――さて、 ) ―――、一ヵ月後のクリスマスに向けて、にわかに忙しくなってくるか。大聖堂もそりゃ力もいれますわな ( じゃりじゃりと詰まらなさそうに地面をつま先で突きながら考える。最近はなんだか平和ですね、とか。そんな事。そーろそろ悪魔のなんかが来そうだな、と漠然と思うが。予想でも予感でもないのであまり意味が無い。 ) つーか。悪魔跋扈してらっしゃる町って聞いてたのに落ち着いちゃってまあ。最近は物騒な事が無くてこちとら煮干のだし汁昆布って具合に干されちまうわな ( 結局暴れているのが人間ばかり。それとよくわからない水魔とか睡魔とかスイマーとか。・・・・。我ながらつまらないダジャレだ。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:29:31]
お知らせ > フォスさんが来ました。 [Wed 5 Nov 2008 00:24:06]
フォス > なにをぅ!? クリスマスっていえばあれだろ。馬小屋でイエスが生まれて「この子、泣かないわ。貴方!」とうろたえるマリアに夫の・・・・・・ヨセフ? ヨセフが「こういう時は背中を叩くんだよきっと!」とズバーンと背中を真っ赤になるまで叩いたという夜といえば満足か!? ( 「満足じゃありません!」スパーン! ) ―――――・・・・・・え〜、我らが神の子イエスが生まれたのは12月の25日になります。これを降誕祭と言い、クリスマスと言います。そこ、笑うな ( 真っ赤になった頭をすさすさと撫でながら子供たちにクリスマスについて教える。もっとも、こんな事は子供たちも知ってる話しだろう。それこそ毎年聞かされているわけだろうし。 ) この記念すべきクリスマスを祝うのはもう宗教の垣根を越えて世界各国で行われてる伝統行事化してます。その影響力は素晴らしいものです。君たちも我らが兄にして神の子の誕生を祝いましょう。終り。一ヵ月後だけど ( 「はーい」という子供たちの元気な声にシスターは満足そうに頷き、フォスは「痛い」と呟きながら礼拝堂を出て外の空気を吸いに外へと出た。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:22:47]
フォス > それはもうクリスマスと言えばあばんちゅーるな冬の一時を過ごせる請け合いのクリスマス! 可愛いあの子もきれいなあの子も自由な気持ちでお近づきになれるチャンス! 街角でぼぅとしているあの子は寂しい子! だから慰めてあばんちゅーるな一夜を・・・。 ――と、いうのがクリスマスです ( 「おー」と目を輝かせた子供の歓声と「なに子供に教えてるんですか!」とシスターがハリセンでスパーン!と赤毛の頭を叩いたのは同時だった。 ) [Wed 5 Nov 2008 00:13:39]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『く り す ま す! クリスマスメスマス!』 [Wed 5 Nov 2008 00:10:35]
お知らせ > ジルコニアさんが退室されました。 『 ――己の”其れ”ならば聞えます。 ( 謎掛けのよう低く囁かれる声。 )』 [Fri 10 Oct 2008 03:24:21]
お知らせ > ロゼさんが退室されました。 『―――いのち。(ぽつりと。) 貴方にはその声が聞こえるの?(娘は囁きに耳を傾ける)』 [Fri 10 Oct 2008 03:21:46]
ジルコニア >  其れが人を生み出すのでは無いので自分でも困惑しております。 人体の持つ機能を完璧に兼ね備えていれば良いのですから―――、生きて居なくとも良いのですよ。 流石に、頭部は代用は効きませんし。 ( 効けば其れは最早、別の人間では無い。 冗句のつもりか、楽しげに喉を鳴らし。 ) 人を生み出すのは錬金術師にでも任せておけば良いのです。 カミサマの真似事が精々でしょう。 ( 神のカタチを模倣しヒトとなり、ヒトの形を模倣しヒトカタと成す。 暗がりの中、この距離ならば肩を竦めた男の顔が自嘲じみた表情に変わるのが見えるだろうか。 ) 左腕は、前もいった通り。 貴女には重い――苦しい時や悲しい時のようにね。 ( ですがお約束します、と付け加えた。 貴女に合う左手を。 ) 命ではアリマセン。 魂が――宿るのですよ、カタチ故か名前故か解りませんが。  [Fri 10 Oct 2008 03:15:30]
ロゼ > (「女は自分の身体に重さを感じるか」  ―――どうだろう。考え込んでいる間にも尚、耳に流れ込んでくる言霊。)       ―――ありがとう。 よく見えます。( しとり。微笑んで。その手をそっと下ろした。貴方を見上げながら )    ……苦しいときや、悲しいときは。身体が重いですし―――嬉しいときは、じわりとするのに軽くなったり、したことがあります。     身体は……  具合が悪いとき。それ以外はいつでも――― 左手が。(す、と左腕へ視線を落とした後、また、貴方を見て。) ―――   けれど。    貴方は人を生み出しているのですね。     ちいさな かみさま ? ( にこり。笑ったまま。そう思ったのだ、と。疑問系で紡いでも確信めいたような。) ……命を息吹かせることが、お好き?(戯れのように。微笑み浮かべるまま。興味のままに問いかけて。)  [Fri 10 Oct 2008 02:59:34]
ジルコニア > 女は自分の身体に重さは感じますか――? 義手や義足は、私の人形制作とは違います。 完璧な人体は目の前に存在し、悪戯好きの妖精や人心を惑わす精霊とは違い日々接しております。 ( 伸ばされた聖女の白い艶やかな指先、作り物では無い生身の手。  足音と共に見上げられれば、静かに伸ばされた其れ。 避ける事無く受け入れ、聖女の絹を思わせる髪の質感とは違う。 男の硬い髪が聖女の指先に絡む。 ) 闇では黒色は目立つのですが、貴女のお望みとあらば。 ( 互いに手を伸ばせば届く距離、だが男は聖女へと手を伸ばさず。 ) [Fri 10 Oct 2008 02:52:42]
ロゼ > ( 彼は、硝子細工に憧れるひと、なのだろう。祈りを紡いだ私に、書物の言葉の如く呪文を唱え始めた彼。僅か肩を揺らして静かに―――クスクス。と。  笑った。音の静かな、笑い声。 ) ……   けれど。  (貴方を見据え)  重さがあるからこそ、きっと自然なのでしょうね。―――貴方は完璧なIce dollがお好き?…軽くて、綿菓子のような。―――精霊や、美しい妖精が?( こて。と。首を傾げてきょとんとした眼差し。笑ったままの。 カツン。―――カツン、と。愉しむ様な、潜む様な残響が響く。貴方へ近づかんと。 )       (見上げられたら、私の手を、貴方の髪に伸ばしましょう。)  貴方の姿は真っ黒で、私の目に溶けてしまいそう。だから、このくらいでもよろしくて?(再び、穏やかな表情が斜めに傾いた。) [Fri 10 Oct 2008 02:37:52]
ジルコニア >  ―――さて、一口に美しいと申しましても沖合いに沈む夕日や夜空に広がる満天の星空も美しいと誰しもが言うのでは有りませんか。 ( 自然、大聖堂では天に住まう父が作り出したと言われる世界。 ) 私の求める美しさは、自然の美では無いのは確かですが。 ( ならば、人の造りし物は美しく無いのか。 神の想像した物に比肩しようなどと…過ぎる言葉、小さく溜息を吐き。 ) 詮無き事を申しました、お忘れ下さい。 ( 謝罪の言葉と共に再度下げられる頭。 ) 恐縮です。 その後の加減は宜しいようで何よりかと。 ( 目の前に翳された鋼の指先。 すぅ、と眼を細め薄く嗤う。 ) 魔法では無く、大系化された技術なのですが……。 魔法も技術には違いありませんが、先日話した通り材質について調べては見た所。 矢張り――鉄以外となると難しいのが現状かと。 軽量化も考えては見たのですが、今度は耐久力の問題がありまして些か困っております。 ( 「 出会いを… 」 )( 男は祈る事は無く、変わらぬ笑みを浮かべた儘。 ) [Fri 10 Oct 2008 02:28:26]
ロゼ > ――― そう    ですか。    (たどたどしく、紡ぐ声が響く)  ……   本当に。美しいものがお好きなんですね。( 端整に創られた人の形をした硝子のような細工。それを思い出して、小さく微笑みが滲む。)  ――― あの場所も嫌いではございません。  ただ、命のざわめきが多いように思えて。それだけです。(首を横に振って。会釈をする彼に、やんわり立ち上がった。 ) ……    この間は、有難う。貴方様のおかげで随分軽くなった気がします。( 白の裾をその機械手の指先が握る。丁重に膝を折って辞儀をしてから、そっと貴方へ差し出すように伸ばして見せた。淡い笑みを浮かべながら。)   魔法使いの様だと思いましたわ。(小さい呟きが、静寂に響く。ふと、娘の視線は。先程彼が見ていた”聖女”へと向けられて。)  ―――     マリア様。出逢いを感謝いたします。(小さく、囁くように。祈って目を瞑る一瞬。)  [Fri 10 Oct 2008 02:13:29]
ジルコニア > ( 背後から聞こえた声に、振り返る――炎に蹂躙されて無い人としての貌が。 ) 聴こえていましたか、御機嫌ようシスタァ。 職人にとって完成された美は信仰の対象にも為り得る、と言うハナシですよ。 ( 壁に描かれた聖女を一瞥すると、祈りを捧げていた聖女へと身を向け。 ) 尤も私の場合は――典礼では無く、崇拝の為の祭壇と言う意味ですが。 不謹慎なハナシですのでお聞き流し下さいシスタァ。 待ち合わせの場所は、確かに私の野暮ったい工房よりは良い場所だと思われます。 ( 頭を垂れ、会釈を聖女へと。 ) [Fri 10 Oct 2008 02:02:38]
ロゼ > ( 地面に膝をつき、真っ白なドレスが床に散らばる姿。闇に隠れた様に肩が僅か、見えないのは黒に覆い隠されて。不恰好な左手と、それに比べると艶かしい白い右手が両手を組んで、祈りを捧げていた娘は振り返って問うた。 ) ……ごきげんよう。  貴方はミサがお好きなの?ジルコニア。( 首を傾げながら、その声音を頼りに。僅かな笑みを浮かべて ) [Fri 10 Oct 2008 01:49:31]
お知らせ > ロゼさんが入室されました。 『―――何故、祭壇をお作りになろうと仰るのですか?』 [Fri 10 Oct 2008 01:40:33]
ジルコニア > ( 壁に投げ掛ける視線は、其処に広がる光景を瞼に焼き付けんとする程に鋭く――、瞳の奥に灯るのは恍惚というなの炎。 ) 此処に祭壇を作れば良いのに、と思わずには居られません。 ( 壁画には一人の聖女が描かれていた、パプテスで尤も有名な聖女が。 有史以前より唯一人、人類で原罪を背負わずに生まれてきたと言われる。 御子の母親、聖母の幼き頃の肖像画。 ) [Fri 10 Oct 2008 01:36:01]
ジルコニア >  其の先が『大聖堂』とは、私もつくづく――。 ( 礼拝堂、其処には日中問わず熱心な信徒達が訪れ命を捧げる。 其の中に混じり黒外套が一人、壁に向かい佇んでいた。 ) ――運が良い。 ( うっそりとした声が礼拝堂に響く。 身を覆う外套から覗く手足は朽ちた枝を思わせる程細く、身長も高いと言うより縦に長いと感じさせる形影。 醜い火傷の痕を前髪で隠すように垂らし、一心に壁を眺めている。 ) [Fri 10 Oct 2008 01:31:19]
お知らせ > ジルコニアさんが来ました。 『――久し振りの外出。』 [Fri 10 Oct 2008 01:23:02]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『( 今夜は、滅ぼせるだろうか。 )』 [Thu 2 Oct 2008 00:04:22]
セレニア > ( 聖堂で礼拝を。 通気性の悪い装備にはいくらか過ごし易い気候になった外へ出る。 清潔さと頑丈さだけが売りの毛布は暖かくしようとすると重たくなってしまうのだけど、そろそろ変えた方が良いだろうか。 暖炉なんてない、隙間風も入ってしまう部屋を思い、そんなことを考えながら夜道を歩く。 寝ても覚めても続く鈍い頭痛の中で、視界の隅に 【人影】 を捉えそちらを向いた。 …ヴァンパイアの接近を知らせる幻の人影ではなく、現実の。 仕事帰りだろうか、疲れた顔をして足早に歩く男性に、手にしたハンドベルを一つ鳴らす。 お気をつけて。 ) [Thu 2 Oct 2008 00:03:17]
セレニア > ( 満足は求めているが、現状でそれなりに満ち足りていた。 滅ぼしても滅ぼしても滅ぼしても敵はいる、どれほど足掻こうと自分の命があるうちに滅ぼし尽くすことはないだろうという諦観も抱いてしまう、結局自分は務めを果たし切ることができないのかもしれないと、ふとした瞬間に考え始めると恐ろしくなるのはさておき。 寝に帰るだけの二人部屋を共有していて、たまに顔を合わせられる、共に寝起きできるルームメイトは、敬愛する上司だった。 主と言っても良い。 そんな感覚を彼女は決して喜ばないのだろうけど。 )   ( 忙殺されている彼女と、同じ帰る場所を持っている。 どれだけ忙しくても、顔を見て言葉を交わせなくても、褒めてもらえなくても、叱ってもらえなくても、ここに帰って来るその時だけはきっと自分のことを意識してくれる。 思い出してくれる。 忘れないでいてもらえる。 それだけのこと、と言われてしまいそうな安心感が何より重要で、最近は落ち着き、問題行動も起こしていない。 遠回しながらも強烈な依存による解決が、本当に解決になっているのかどうかは分からないが。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:52:26]
セレニア > ( 朝が早いから夜も早い、少なくともそういう生活をしている者の方が多い修道院。 そこにあてがわれている二人部屋を出て、薄暗い廊下を静かに進む。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:34:52]
セレニア > ( 不安、と自覚するわけではなく、それは寂しさと言えるものかもしれない。 いずれにせよ、感情の働きが欠しい意識はそんな感覚を引き摺らないけれど、一種のステータスでもある装備が身体に合わなくなるということが、なぜか、その装備を用いる務めに不適格であるかのように錯覚させる。 本来なら祝福されて、本人も戸惑いことそすれ、喜ぶに違いないことだろうに。 )   ( 永遠に続く今しか考えられない。 これ以外をあまり知らない。 可能性を夢想することさえせず、ただ、宿命付けられていると教えられた敵を、滅ぼして、滅ぼして、滅ぼし続けることを望む精神に、変化は受け入れ難いものだった。 それでも満足は、求めているが。 )   ( そのままでは耐衝撃性に欠しい戦闘服に、装甲を取り付ける。 いっそ舞台衣装のようにも見えてしまいそうな、パプテスの意匠をあしらわれた銀の防具。 短銃と剣を差したベルトを腰に巻き、それら一切を隠す緋色のケープを羽織った。 毎夜変わらぬ、聖なる務めの準備。 鞄と盾を背負ったら、さして広くも無い部屋を見回す。 あまり生活感のない二人部屋。 掃き清められて、二段ベッドが丁寧に整えられているのを確認してから、灯りを落とした。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:31:45]
セレニア > ( 身体のラインをトレースするようにぴったりと覆う革の戦闘服は、もう表皮のように馴染んだものだけれど、最近少し窮屈だ。 元々快適さなど度外視されている、出血防止を第一に考えられた装備というのはさておき、数年前に聖教会で採寸して与えられたそれが、いよいよ成長に対応しきれなくなったのかもしれない。 つま先から首までを覆う仕事着を日中の尼僧服と同様かっちりと着込んで、馴染ませるように身体を動かした少女は、本来の素肌が突っ張るような感覚にほんの少しだけ顔を顰めた。 )   ( 動作に支障をきたすほどではない。 息苦しくもないが、今までなかった違和感に一抹の不安を覚える。 ) [Wed 1 Oct 2008 23:02:09]
お知らせ > セレニアさんが入室されました。 『( 尼僧服を脱いで、武装する。 )』 [Wed 1 Oct 2008 22:44:44]
お知らせ > ウィロゥさんが退室されました。 『(「祈っていくのも悪くない」…なんて云って、好みのシスターを観察する俗物が一人、増えた。)』 [Mon 11 Aug 2008 20:41:33]
ウィロゥ > 神は神ゆえに偉大なのか。…答えになってないな。 0点だ。 (そこで飽きたように、は、と息を吐いた。) (改めて振り返る。礼拝堂は天井が高くて、其処で微笑んでいる筈の天使の姿も見えなかった。) 次は天井画の意味でも考えようか、…いや、 (並ぶ長椅子を見る。) …。 [Mon 11 Aug 2008 20:34:17]
ウィロゥ > 神は何故 偉大なのか。 (沢山の手に対して片手を差し伸べている主の顔を見た。) 神はどうやって偉大になりえたのか。 (小さな独り言。 本当は信者に聞いてみたかったけれど、頭の何処かで「止めておけ」と誰かが云ったから我慢していた。今は。)   (静かな祈りと密やかな懺悔に満ちた空間は、街の中なのに別世界のように思える。) [Mon 11 Aug 2008 20:15:39]
ウィロゥ > (礼拝堂の壁の一部はモザイク画だった。気が付いたらその前で足が止まっていた。)   (此処に訪れた最初は、物見のつもりだった。自分の記憶の中にはコレほど大きくて見事な聖堂が無かったから、珍しさに惹かれてやって来たのだ。 観光客のような雰囲気は「信者ではない」と看板を下げているようなもの。すれ違う聖職者の幾人かが微かに眉を顰めたのは見なかったフリをしていた。) …。 (今は。 さて、信者になろうとまではいかないが、主が手を差し伸べている優しい画に見入っているのは確かだ。) [Mon 11 Aug 2008 19:54:36]
お知らせ > ウィロゥさんが入室されました。 『(壁画を眺める。)』 [Mon 11 Aug 2008 19:45:41]
お知らせ > リシェル@偉大なる死さんが帰りました。 『まーなんとかなる、かなあ?(けどこの薬に魅かれているのも事実)』 [Mon 11 Aug 2008 00:53:31]
リシェル@偉大なる死 > 使いどころが難しいわねえ……二度目は火傷じゃ済まない立場だってーのに。 ( 初犯だから許された事もあるが、二度目ともなるとそうもいかない。 ―――それに地方村の人達や、保護観察をしているという立場にあるシスター・テレサにも大きな迷惑がかかってしまうだろう。 )( それは――やだな。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:50:13]
リシェル@偉大なる死 > ( だから出来ればあの麻薬で得られる恵まれた能力によって、こう一杯楽しくセクハラするのが本来の目的に近かったのだ! そしてこうチャンスが出来たらすかさず喰っちまおうとかそんな風に思ってたけど――― ) ――――世の中そう甘くはないわねえ……ちょっと腹くくれば我慢出来ない事も無くないような気がしないでもないけれどやっぱ自信ないわよちきしょうめ。 ( あー困った。 どうしたものかしら本当の所。 正直魅力的な薬ではあるのだけれど、違法性と犯罪性の高さからリスクもそれはもうかなり高い。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:40:46]
リシェル@偉大なる死 > なんというか本当にフェンで良かったわさ……! 他の人相手だろうと同じ事してただろうし、そしてたら完全にアウトー!だったし。 ( 雑巾を絞りながら独りごちる。 あの麻薬を楽しむには地方村より色々な人達が居るこっちの方が便利だし、まあ何だかんだでそろそろ真剣にシスターのお勉強をしようかなと考えているし。 船への事もあって最近は頻繁に市内の方に来ているわけだが――― ) 見積もりが甘かったわホント。 あれ飲んだらちょーっと頭のネジが外れて別のとこにイッちゃうわね。 ( それがまあなんとも困りもの。 繰り返すが私は犯罪者には出来ればなりたくない。 ―――こう、だからなんというか今の火遊びがバレたくないのだ。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:28:01]
リシェル@偉大なる死 > ( というかむしろ超反省? とにかく反省だ。 ) まさかあんなにもおっとろしい効果だったとは……! いやウハウハだったけどさ。 超楽しかったけど。 ( きっちりとウィンプルを被ったシスターが一人。 見た目だけはちゃんとしているシスターは、人気の少なくなってきた礼拝堂で簡単な掃除をしながら猛省中。 ) [Mon 11 Aug 2008 00:17:12]
お知らせ > リシェル@偉大なる死さんが来ました。 『私大反省。』 [Mon 11 Aug 2008 00:13:31]
お知らせ > リシェルさんが帰りました。 『(簡単なお掃除の手伝いをして。けどやっぱまだお尻が痛かった)』 [Mon 4 Aug 2008 00:28:03]
リシェル > ( 大した事なのである。 それは迫害され続けてきた歴史が証明している。 このヴェイトスに於いてもそれは変わらず、時折通り掛かっただけで露骨な侮蔑の視線を浴びせられる事だってある。 )( まあそれにぶっちゃけ。 私自身友達が出来ないような性格だし。 その程度の自覚は出来ている。 ) ――――まあ折角よ。 シスターに説教食らいに来ただけで終わるのも泣けるし。 少し何かお手伝いしてから帰ろっかな。 ( けれどその性格が少し変わってきている事は自覚していない。 ) [Mon 4 Aug 2008 00:17:08]
リシェル > なんだかなあ。 まったく。 ( 呆れたような溜息を吐く。 ここ最近の出会いを思い返してみて、そんな風に逡巡する自分が、どうでもいい事で悩んでるんじゃないだろうかという気になってしまうのだ。 ) まったく大した事だってのにねえ。 ( ほんと。 最近の知り合いにはお気楽な人間が多い。 私の眼の事なんてホントに些細な問題のように思えてきてしまうぐらいだ。 ) [Mon 4 Aug 2008 00:04:43]
リシェル > いや……別にねえ。 一人前のシスターってあーた。 うん。 ( 自分自身の心の声にツッコミを入れる。 最近自分でも忘れそうになっているが、私はこう見えてもれっきとした魔女だ。 あんまり思い入れも無いし、芸術と違って魔術方面の才能はからっきしだけど、それでも一応は魔女というカテゴリに分類される。 ) それなのにシスター目指すって、ねえ。 ( バツが悪そうにしながら悩むような仕草を見せる。 ) [Sun 3 Aug 2008 23:46:36]
リシェル > 笑顔が…あの人は何より笑顔が一番怖い………!! ( 信者達が礼拝を行っている中で、少女は壁に手を付きながらちょっとした悪夢を思い返している。 取り敢えず折檻を含めた説教を食らった魔女。 もう墓石を罰当たりな使い方しませんとしっかり誓いました。 貴女がいる前ではと心の中で注釈を付けたけど。 まだまだ一人前のシスターになるには程遠い。 ) [Sun 3 Aug 2008 23:33:17]
リシェル > ( 礼拝堂の中で痛そうにお尻を抑えている赤い髪の少女。 それがオッディアイアであるということは、彼女の瞳を見れば一目で分かるであろう。) にじゅうはち……いやもうすぐにじゅうきゅうになる娘御にお尻ぺんぺんてあーた………!! ( 昨日あの後まだ絵を描いていました。 こっちに来てたシスター・テレサにたまたま出会いました。 墓石を椅子代わりに使ってた事を見つかりました。 笑顔でここまで連れてこられました。 以上、説明終わり。 ) [Sun 3 Aug 2008 23:21:29]
お知らせ > リシェルさんが来ました。 『け…けつが。』 [Sun 3 Aug 2008 23:16:49]
お知らせ > マグヌスさんが退室されました。 『( 最後に祈りを捧げ、姿を眩まそう )』 [Sun 3 Aug 2008 01:01:41]
マグヌス > ( 音を立てずに立ち上がれば、祈り続ける者の姿が瞳に映ろう。 )  私は、貴方の為に幾らでも囁きましょう。 私は、平和の為に幾らでも捧げましょう。 私は、討滅の為に幾らでも穢れましょう。 それが私の本質で、存在意義なのだから――。 ( 常人が理解をなさぬ言葉を紡いだ。近くに歩いていた者でも、小鳥の囀りに感じるだけで終わるのだろう。 )  [Sun 3 Aug 2008 00:59:43]
マグヌス > はい、そうなってしまっては亡くなられた方に失礼なのですから、精一杯に足掻いて使命を果たしましょう。 ( 天使とはいえ、人間と同じ感情を持っている。だからこそ「堕天使」が存在する。心が潰れる事は、天使にとって「死」を意味する。 ) はい、私も貴方の為に祈り続けましょう。 一人が救えば、十人を救うに値します。十人が救えば、百人を救うに等しいのだ。  ( その様子から察して、頭を下げるようにして礼を言おう。 ) ああ、分かったよ。帰り道に気を付けてくれ。 そして、私も貴方とお話を出来て良かったよ。 ( 瞳を瞑ったまま、静かに微笑んでやろう。相手の背中が見えなくなるまで見送ろう。 )  [Sun 3 Aug 2008 00:51:07]
お知らせ > カルカスさんが帰りました。 『(出て行くときにもう一度礼を・・・。)』 [Sun 3 Aug 2008 00:39:19]
カルカス > そう、ですか・・・。貴方のその使命が、癒えぬ傷にさいなまれて押しつぶされてしまわないように、祈ります・・・。(相手が千年生きていると知っていればこんな言葉も吐かないのだろうが、人であれば、いつかは心の傷に押しつぶされてしまうかもしれない。という気持ちから出た言葉のようだ。)そう、ですかね・・・そうだと・・・いいのですけれど。(正直、あまり自信は持てない。自分の力はまだまだ人を救うにいたっていない現実を見せ付けられる瞬間がそれなのだから。)・・・そろそろ、帰りますね。ほんの少しでしたが、お話できて良かったです。(ありがとうございました。と礼を述べると聖書をしまいこみ、大聖堂の扉へと向かうだろう。) [Sun 3 Aug 2008 00:39:03]
マグヌス > 癒えぬ傷か…。 身体は幾らでも癒える。だが、心の傷だけは如何しようもない。 私は傷跡を見るより、目の前にいる貴方のほうが、傷跡よりもその亡くなられた人達を覚えて上げるほうが大事なのだ。 ( 相手の言葉に、千年の時はとても重いもの。自分よりも他人の全てが大事なのだと告げよう。瞳は僅かばかり細めよう。 )  その人達の為に、自分の持てる全てを注いだのなら―― その人達も救われている筈だ。皆、独りで死ぬのは悲しく切ないのだから…… 誰かが傍に居てくれて、見届けてくれる方が最善なのでしょう。 ( 礼を受け取り、小さく頷いた。 ) [Sun 3 Aug 2008 00:29:30]
カルカス > 立派な志ですね・・・。ですが・・・「癒えぬ傷」というものは、ないのですか?(今まで失ってきた戦友や友人を思い出し、泣くような・・・そんな心の傷はないのだろうか?と問うてみたようだ。)私のような若輩でも・・・何度か失ったときを眼にします。自分の担当している患者がそうなったときなど、祈ることしかできない自分が時折、嫌になってきますよ。・・・ありがとうございます。(相手の言葉に礼を言うだろう。自分のこんな考え方だけでは・・・甘い、ということもわかりきっているのだが・・・何度見ても鳴れるようなものじゃあないな。とその瞬間は思う。) [Sun 3 Aug 2008 00:19:42]
マグヌス > はい、仰る通りに仁愛する友人や戦友、身の回りをも失うこともありました。 それでも善良な人々が幸せになって頂きたいのです。 ( 世界の平和を築き上げたい。純粋故の信仰者。そして相手の言葉を聞き入れると、柔らかい笑みに変わっていった。 ) 医者ですか。 命を失う時もあれば、産まれる時もあるのでしょう。 いえいえ、それはとても誇りのある仕事です。  ( 誰でも成功ばかりの人生じゃない。将来は多くの人々を救える人になるだろう。目の前の子供に笑顔を取り戻すだけでも立派な行いなのだ。 )   [Sun 3 Aug 2008 00:09:31]
カルカス > そうでしたか・・・。戦わねばならない使命をこなす方々はその道も苦難多き道でしょうが・・・きっとその信仰も厚いのでしょうね。(すごいなぁ・・・とか純粋に思いつつ、相手を見やる。何かと戦わねばならない、というのは、同時に自分の中に確固たる何かが存在しているということなのだろうから。)私は、医者をやっているものです。・・・とはいえ、まだまだ多くを救うには至りませんけれどね。(医者では有るが、まだまだ、自分には足りないものが山ほどある見習いである。そんなことを相手に告げる。) [Sun 3 Aug 2008 00:00:50]
マグヌス > ( 男の返答に、唇に滲ませた笑みを深くする。瞳だけが笑うのが慣れていないのか、人形のようなそれだろう。 )  お返事を頂けて、ありがとうございます。  ( 示された場所に、静かに腰を下ろしていった。衣装の乱れが目立たないか、多少と整えてから頭を下げて戻した。 ) はい、その通りです。大聖堂に身を置くエクソシストです。 貴方は何をされているのか、お聞きしても宜しいでしょうか? ( 背凭れに背中を付けることもなく、きっちりした姿勢のまま問い答えよう。 )  [Sat 2 Aug 2008 23:55:40]
カルカス > (集中して文言を呟いていたが、声をかけられればそれに答えるだろう。)求める人を拒むことは私にはできませんよ。・・・どうぞ。(と、手で指し示すだろう。このような場所での彼の雰囲気は穏やか以外での何者でもない。それ以外には表現できないほどに落ち着いている。ある意味で、教会は彼の故郷なのだ。)聖職者の方・・・ですか?(男に向かってそう尋ねてみる。) [Sat 2 Aug 2008 23:46:42]
マグヌス > ( 周囲を見渡りながら、二列に立ち並んだ通路を通り過ぎようとした。そこで何かを感じ取った。悲劇らしいそれは分からないが、心の潤いを満たさせてくれる。 )  ――、……?  ( 空いている場所は幾らでもあるのだろう。だが聖職者は敢えて、男に中腰になり視線を合わせながら問い掛けよう。唇に笑みを滲ませながら。 )  こんばんは。お隣を座っても宜しいでしょうか? ( 男の気を悪くしないように控えめに問いだした。 ) [Sat 2 Aug 2008 23:40:01]
カルカス > (仕事を終えれば、ここへ来て、そして祈るというものがある。それは別に悲劇があろうとなかろうと、変わることのない、男の行いだ。)・・・。(空いている席へと進み、座れば聖書を開く。幼少のころより何回も読破してきた書物をまた再び繰り返し、反芻する。この時、男は救われているのかもしれない。ぼそぼそと口元で聖書の言葉を口ずさむ。) [Sat 2 Aug 2008 23:32:10]
お知らせ > カルカスさんが来ました。 『(日課の一つとして・・・)』 [Sat 2 Aug 2008 23:22:13]
マグヌス > ( 礼拝堂に訪れるであろうの人たちは、大切な何かを失ったものが大半なのだろう。大切な者が逝ってしまいながらも、親より授かった生命を見離さずに生きているのだから。彼ら、人間たちの姿はとても眩しい。 )  一先ず、成さねばならないことは…… ( 黒色の衣装を身に包んだ聖職者は、注いだ視線を扉から外して周囲に見渡ろう。今直ぐ、悪魔の討滅よりも今、この場で出来る事から始めよう。 ) [Sat 2 Aug 2008 23:20:42]
マグヌス > ( 出入りする人数にほぼ変わりは無い。悲劇が増えたわけでもなく、減ったわけでもない。 )  ……、…。  ( 青い瞳は、物悲しげに細めていった。それも時でさえ過ぎてしまえば、悪魔に対する新たな感情と欲求を芽生えてくる。使命を果たさなければならない、という想いを強くする。 )  人間はこんなにも雄々しいものなのだな。 ( 何を失い、神に祈る。その姿を瞳に焼き付け、憐れに思うよりも――。 )  [Sat 2 Aug 2008 23:15:16]
お知らせ > マグヌスさんが入室されました。 『( 礼拝堂の扉に視線を注いだ )』 [Sat 2 Aug 2008 23:07:01]
お知らせ > エースさんが退室されました。 『――続く。』 [Sat 5 Jul 2008 00:15:19]
エース > ( 実は俺、お気に入りの娼婦の娘に誕生日プレゼントを贈ってやる約束をしているんだ。だからちょっと急にお金が必要で、この仕事を請けたのもそれが理由で。 ) …す、すぐどっかに捨てちまえば判らないよな…。 ( 俺は手早くその瓶を懐に忍ばせると、その場を後にした。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:15:10]
エース > ( とにかく、男は懺悔をしておきたかったらしい。そして男は盗んだものをここに置いて行く、と言って席を立ってしまった。 ) ちょっ… おい! ( 俺は慌てて立ち上がって、急いで男が居たほうの部屋に走ったが、そこには液体が入った大きな瓶が一つ置いてあるだけだった。 知ってるぜ、俺。こういうのってこの瓶一本だけでスゲー利益になったりするんだ。幹部を殺した落とし前ってのと、この麻薬を取り戻す為にっていうので、マフィアどもが血眼になって犯人を捜していたり――。 ) お……お、俺っ 知らね!知らねーぞ! ( そう言って立ち去ろうとしたが、ふとひとつの考えが浮かぶ。俺が勝手に懺悔室で神父の真似事をしたことがバレたら、今回のお仕事のお金貰えないんじゃないかって。 ) ………。 ( 俺はじぃ、と残された瓶を見つめる。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:13:53]
エース > ( そして、その男――相手は声や喋り方からしてそこそこいい歳行ってる男のようだった――は、つらつらとあんまり関わりたくない事を喋るのだ。とあるマフィアの幹部を殺してしまっただとか、その際ついでに麻薬を盗んできただとか、これから市外に逃げるつもりだったとか… 良いじゃん、逃げれば良いじゃん。何で懺悔なんかしにきてるの?といいたくなったが、どうやら後になって人を殺し盗みを働いた事を後悔し始めたらしい。そんなら最初っからするなよ!と言ってやりたかった。 ) お、大人しくホラ――…自警団とかに自首したほうが良いんじゃない…ですか? ( そうしたら、どのみち罪を償った後に殺されてしまう。それは嫌だ、というのが男の考えだった。なんて自分勝手なヤツだ。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:07:30]
エース > ( 俺は困ってしまったが、話を聞いてもらえれば誰でも良いのかもしれない。話し始めている相手を残してここを立ち去る事は出来ないし、俺は神父様が座る椅子に戻った。小窓をあけてもそこは黒い網が掛けられていて、お互いの顔は見えない。 ) ( 懺悔の内容は、実に簡潔だった。 「人を殺した」と。 ) ――――。 ( その言葉を聞いたときのエースの間抜け面と来たら、もし目の前に鏡があってそれを目る事になったら二週間はへこたれてしまうぐらいに情けないものだった。エースとしてはもっと他愛の無い…… 愛する人を傷つけてしまったとか、つい子供に手をあげてしまったとか、そういうものだと思ったのだ。それが何だ、いきなり人を殺しただって?おいおい止してくれ、今日一日の俺の運勢は超ハッピー……。 ) あ。 ( その時、日付が変わった事を告げる鐘の音が聞こえてきた(実際には正確では無かろうが)。つまり、ハッピーだった運勢は終わってしまったのだ。 ) [Sat 5 Jul 2008 00:00:07]
エース > ( カタン、という音が窓の向こうから聞こえた。ちなみに俺は神父側から窓の修理を行っていて、その物音は懺悔に来た人が座る木造の椅子の音のようだった。そして神父を呼ぶ声が聞こえてきたのだ。どうやら、誰かが懺悔しに来たらしい。 ) あ、っと――― すんません、俺神父じゃあ無くて… 待ってください、今呼んできますので―― ( 俺は神父並みに心が綺麗だし、普段から真面目に生きてるし、ルックスもイケメンだが、やっぱり神父ではない。そんな俺が話を聞くのはどうかと思い、そう声を掛けたのだが―― 窓から離れた場所からそう言い、しかも窓自体も閉まっていたせいか、相手には聞こえなかったようだ。相手は静かな声で懺悔を始めてしまったのだ。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:39:41]
エース > ( さて、今日のお仕事の内容は簡単だ。懺悔室、ってのがあるだろう?小さな窓を挟んで悩める子羊が神父様に罪の告白をするって部屋だ。その小窓がどうやら歪んでしまったのか、開かなくなってしまったらしい。罪の告白をしに来たのに窓が開かなくて話を聞いてもらえないなんて悲しいだろう?俺だったら神様への不信感に繋がるね―― そういう訳で、神様への信仰の為にもその窓を直してるって訳さ。 ) などと状況説明をしている間に、俺の仕事は終わっちまうわけだが。 ( 流石俺。手と口が一緒に動かせる男。手と口が一緒に動かせないと、ヴェイトス新聞に書いてあるコロセウムの試合結果にブー垂れながら新聞を捲ることは出来ないし、女を口説きながらお尻を触ったり、キスしながら髪を撫でてやることも出来ないのさ。 開くようになった小窓の動作を何度か確認すると、「良し」と呟いて俺は立ち上がりその場を後にしようとした。 ――そして、その時である。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:32:53]
エース > ( 扉の蝶番とか、机の引き出しが閉まらなくなったとか、鍵穴にゴミが詰まって鍵が差し込めなくなっただとか―― その程度の事を何とかするぐらいは出来る。そして俺はそういのを何とかしに大聖堂に来たのだ。まあ、これも尊い労働ってヤツよ。しかもここは大聖堂、天の神様が10万エンの特等S席に座ってらっしゃる。俺はその神様の前で、ハイセンスでクールなショーをやってのけるって訳さ。 ) はっはーッ、流行最先端のヴェイトス・ビートを聞かせてやるぜ。これで俺も天国行き間違い無しって寸法よ。 ( 今日は一日ツいていた。朝に出したクソは綺麗なバナナ型だったし、昼に仲間とやったポーカーで勝ってその日の昼飯を奢らせてやったし、いつも超ミニのスカートを履いているキャシーのヤツが、階段の下に俺が居ることに気付かぬまま階段を駆け上っていった。そんなハッピーな一日な訳だから、こうして労働に汗を流す俺はゴキゲンなわけだ。鼻歌を歌いながら、俺は作業を続ける。 ) [Fri 4 Jul 2008 23:23:01]
お知らせ > エースさんが来ました。 『俺は基本クランク技師なのだけれど。』 [Fri 4 Jul 2008 23:12:45]
お知らせ > マヤウィさんが退室されました。 『奉仕期間がまた一週間延びました』 [Sat 14 Jun 2008 01:21:10]
マヤウィ > ( あああああ…ブロンド美少年がもの凄い勢いで遠ざかっていきます。キリバナはむうっと頬を膨らませると振り返り。 ) シスター! 酷いですわ〜っ! また逃げられてしまったではありませんのー! ( 「また」である。ここに来てから通算22回である。つまり毎回フラれているわけで──。 ついでに言うと、シスターが止めなくても結果は同じである。 ) え? なんですの? シスター。 ( なんだか、こめかみに青筋が立っていてよ? ) [Sat 14 Jun 2008 01:20:45]
お知らせ > ブレイブさんが退室されました。 『お…恐ろしい目に遭った………!』 [Sat 14 Jun 2008 01:13:42]
ブレイブ > う、頷いてしまってもいいものか、少しばかり判断に困ってしまうというもので。 ( 七対三の割合で貞操の危機の方が勝る。 ) なんかすっぱりと言い切った! ( ああ、瞳の中にお星さまが見えるよ。 犯る気満々だよこの人。 ) ( 掴まれた腕を振り払ってー。 )( 背を向けてー。 )( 何も考えずに走れ!! ) ( “わたくしはただー―――” ) 子種とか言うなぁぁぁ!!  ( 振り返って心からの叫びを上げながら、脱兎の勢いでひたすらに大聖堂から逃げ出した。 女性にいくらか抱いていた幻想が砕け散った瞬間でもある。 都市伝説だと思っていたが、まさか本当に童貞狩りが存在したとは。 ばっちゃ。 都会って怖い所です(誤った認識)) [Sat 14 Jun 2008 01:10:42]
マヤウィ > 第一、シスターなんて…神様なんかと結婚したら、子孫が残せないでしょう。ねえ? ( 貴方の恐怖心。一番近いのは「貞操の危機」かしら。それとも「得体の知れない生き物に遭遇した恐怖」? ) 駆け出しでもぜんっぜん問題ありませんことよ! 子どもに受け継がれるのは努力ではなく才能ですものね! ( 目キラキラ。何の参考にするのかって? ) もちろん、貴方が私の交配相手に相応しいかどうかの参考にですわー!♪ ( あ、逃げた。 ) お、お待ちになって〜! もう一度よく考えてくださいなー。わたくしはただ、優秀な子孫を残すために、優秀な子種を頂きたくt ちょっと!何するんですの!! ( 事態に気付いたシスターが駆けつけて、キリバナの腕を捕まえた。逃げるなら今だ!! ) [Sat 14 Jun 2008 00:58:06]
ブレイブ > そうだったんですか。 これは失礼しました。 ………あ、アハハハ。 ( なんでだろう。 実家の母ちゃん父ちゃん。 女の人の笑みがこんなに怖く感じたのは初めてです。 ) ええ。 まだまだ未熟な点も多い駆け出しですので、頑張らなければいけない点は数え切れないほどあります。 ……その。 つかぬことを聞くけれども、参考って、なんの? ( ぴかりーん。 )( がしっ! )   ……………   ( どわっと冷汗を流して顔色を青くしながら首を傾げた。 )( ナニヲオッシャッテイルノデショウカ? ) ―――――スイマセン。 俺ちょっと急用を思い出したのでここで失礼したいかと。 失礼したいかと!! ( 大事な事なので二回言いました。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:47:34]
マヤウィ > いいえー。わたくし、お手伝いをしているだけでシスターではありませんのよ。このお洋服も借り物ですし。 …何用、と言いますとー…うふふ。 ( 謎の笑みを漏らし。 ) …そう! 騎士団の…。 これからって奴ですのね。お若いし、今頑張っていらっしゃるところだ、と。 趣味は…ええ、参考程度ですから別に構いませんわ。 そ れ よ り 。 ( マヤウィの、緑の瞳が光った。キラリーンと音を立てそうなくらい光った気がした。 )( そして女は突然、ガシーっ!と彼の両手を掴みにかかり! 小首を傾げて言い放った。 ) 貴方──わたくしと、子作りいたしませんこと!? ( キュピリーン☆電波注意報デス。住人ハ速ヤカニ退避セヨ。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:35:27]
ブレイブ > ( どうやら本当に俺らしい。 そもそも人気は殆ど無いし、今いる場所でブロンドの男といったら俺ぐらいだ。 ) あ、どうもシスター。 お勤めご苦労様です。 えっとその……何用で? ( 整った顔立ちの青年は、目の前のシスターのその可愛らしい笑顔に少しドキッとする。 ) そうですね。 昼間は晴れ渡ってた方がやっぱり気持ちいいですよねえ。 ( 他愛もない世間話。 けど相手の感じる気持ちよさとはちょっぴり違う気も。 ) ………えと。 はい。 19です。 ( なんだろう。 この背筋を走る悪寒は。 肉食動物に狙われた草食動物の気持ちを味わえるとは。 )( 何という主義主張。 子供の教育にも良い……いや、良くはないか。 普段が。 ) 今の所は騎士団の末席に名前を置かしていただいて………え、え? 趣味ですか? ( 初対面に職業を尋ねられる事はあっても趣味を尋ねられるのは初めてだ。 本当になんでそんな事を聞くのかというような疑問の声を上げる青年。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:25:19]
マヤウィ > ( ぶっちゃけ間違っていないかも。妖怪、子作り迫り女。  ) ええ、綺麗なブロンドの貴方ですわ♪ ( 彼は何もしていない。強いて言うならば、この女の前に「美しい容姿」を持参して現れたことか。キリバナの女は相も変わらずニコニコと、可愛く見えるよう彼女なりに計算した笑顔を作りつつ。 ) そうですわね。雨は大好きだけれども、お昼はやっぱり晴れてくれなくちゃね。 ( 微妙に女の話がずれてる感。 ) ──…19。 ( ニヤリと笑った。 )( マヤウィの主義として、「子どもを交配相手には選ばない」というのがある。倫理的な問題ではなく、ある程度までちゃんと成長しきった姿や力を確認したいのだ。子どもは未知数すぎて、交配相手としては不安と言うわけ。 ) そうなんですの…。お仕事は何をなさってらっしゃるの? ご趣味は? ( お見合いか。相手の都合を全く考えないマイペースちゃんである。逃げるのも手。 ) [Sat 14 Jun 2008 00:12:16]
ブレイブ > ( 父さん。 妖気です! ) はい? ( え? 俺なんかした? 掃除を中断して此方に近づいてくるシスターに少し焦る。 )( いかんいかん。 動揺するな俺。 いつでもクールじゃないとカッコいいとは言えないぜ。 ) どうも今晩は。 ええ、曇り空が多くなってきた分、たまに来てくれるいい天気ってのは余計に嬉しくなってくれるものです。 ―――あはは。 それは良く言われて困りますよ。 こう見えても今年で19なんですけれどもね。 ( ………けどなんで俺に話しかけたんだろこの人? というか掃除中だった気がするけど別にいいんだろうか。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:56:31]
ブレイブ > ( [Fri 13 Jun 2008 23:49:27]
マヤウィ > ( キュピーン )( 妖k…いや、マヤウィの美形感知アンテナが反応した! ) ! ( バッと振り向いた、シスター服のキリバナは彼の姿を上から下まで眺め回すと。おもむろに立ち上がってツカツカと彼の方に近づこう。そしてニッコリ笑って挨拶だ。 ) ──今晩は。いい夜ですわね? こんな時間に、お若そうに見えるけれどお幾つなのかしら? ( 挨拶だけでなく唐突に質問だ! 別に未成年者らしき者を心配しているわけでは決してなく、単純に「年齢を知りたい」というだけ。見るからに変な、外見シスターでしょう。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:48:24]
ブレイブ > ……破天荒なシスターだな。 ( カチューシャで金髪を上げた格好の涼しげな顔立ちをした童顔の青年は、何やら怪しい様子で一人芝居をしていたシスターを見つめていた。 今日はオフの日だから、騎士団の制服ではなく自分で選んだ小洒落た私服の格好。) [Fri 13 Jun 2008 23:32:34]
お知らせ > ブレイブさんが来ました。 『ぽかーんと見つめる視線』 [Fri 13 Jun 2008 23:26:22]
マヤウィ > 最後ですから念入りに掃除しないとですわよねー♪ ( 大雑把というかかなり不器用なので、「念入りに掃除」でちょうど常人レベルくらい。いつもそれくらい頑張れよ…と言ってそうな、シスターか誰かの視線があった。 ) 〜♪ ふんふん。 ( 鼻唄を歌いながら、木桶の水で雑巾を洗い、絞る。…が、この「絞る」が特に上手く行かない。なんだかこう、どの位置で捻れば上手く絞れるのか解らないのだ。 ) うーん…まあいいかしら、このくらいで? ( ちょっとビチャビチャだけど、最近暑いからすぐ乾くでしょう! 机の上も拭きまーす。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:17:50]
マヤウィ > ( それでも──そんな日々も今日で終わり! 明日になればとうとう私も自由の身なのですわー!! ) うふふふふふ…長かったですわ…。これでようやく、街に出て美形な殿方とお近づきになれるんですわね…! もう、邪魔をする神父様もシスターもいない生活! うふふ素晴らしい…。 ( 邪魔というか場所的に当然の行動なのだが、もちろんそんな事これは気にしちゃいません。 ) 私が自由の身になることに文句がある奴はかかってきなさい! なのですわー!! ( 具体的に言うと乱入とか。何の話。 )( 何もない空間をビシーと指さして言い終わると、礼拝堂の椅子をキュッキュキュッキュ雑巾で磨きだした。掃除しつつも「うふふうふふ」と怪しい笑いが漏れていて不気味だ。 ) [Fri 13 Jun 2008 23:01:15]
マヤウィ > ( なにしろ、パプテスに対する信仰心なんて全く持ち合わせていないこのキリバナですから。そしてそれ以上に、マヤウィだから。 )( なにしろ──礼拝に訪れた男性に迫ること21回。中庭の掃除に出て日光浴に耽ってしまうこと39回。やたら水っぽい料理を作ること13回。神父様の説教中の居眠り25回。シスターによるお説教中に反論して口論になること8回。他にも色々──まあつまり、このキリバナの素行が悪かったわけで。誰が判断したのか奉仕期間が延びてました。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:52:40]
マヤウィ > ( 大聖堂。人がほとんどいなくなった礼拝堂でお掃除中のキリバナがいた。 ──というか。 お 前 ま だ い た の か 。とか禁句です。 ) [Fri 13 Jun 2008 22:38:47]
お知らせ > マヤウィさんが来ました。 『お掃除お掃除♪』 [Fri 13 Jun 2008 22:35:30]
お知らせ > シャジャールさんが帰りました。 『アンタがちょっと前のアタシとそっくりだったから…』 [Fri 13 Jun 2008 00:36:35]
シャジャール > …まさか?…今のアンタの言葉はこん中の司祭達よかよっぽど説得力あるわ…(その場から動かないまま腕組みしつつ言い)また殺しに…か……アタシの場合…ある意味ワンチャンスだったんだけどねぇ…。(ふぅっと軽く夜空を仰ぎながら息を吐き)そっか…まぁ、前向きに生きろ…とは言えないけど…。そいつが何でアンタに殺されたのか…それを考えながら……(ぶつぶつと言葉を明瞭にしないまま呟き…それ以上は赤の他人が踏み入れる領域ではない)親切??…あぁ、そうかもね……。別に酔狂じゃないんだよ?…ただ… [Fri 13 Jun 2008 00:36:06]
お知らせ > ヒルダさんが退室されました。 『そのカフェに厄介になるのは、案外そう遠くない未来の話なのかもしれない。』 [Fri 13 Jun 2008 00:26:51]
ヒルダ > …あんまり驚かないのね。それとも、酔っ払いの世迷いごとだと思ってる? ( まあ、それならそれで別に良いのだけれど。 ) ………。はは、何だか物騒ね。 ( 相手の言葉を冗談だと思ったのだが、その口調、表情、仕草から、ひょっとしたらと思わせる何かを感じ取った。 ) いいじゃない。殺したいほど憎いやつなら、また殺しにいけるんだから。私みたいに殺すべきじゃなかった相手を殺しちゃったら、もう後には戻らないんだから。 ――救いの手はね、あったのよ。色んなところから。でも、私はそいつを台無しにしちゃったんだわ。 …でも、またあるかもね。懲りずに差し伸べてくれる救いの手が。 ( その手を素直に取れるかどうかは疑問だったけれど。 ) ……… 変な子ね。今日であったばかりの酔っ払いにどうしてそこまで親切にしたがるのか。 …ま、気が向いたら遊びに行ってあげるわ。 ( ひらりと手をふると、私はまた歩き出した。…行く宛て無く。 ) [Fri 13 Jun 2008 00:25:00]
シャジャール > ………ふぅん…(あっさりと殺しを肯定する相手の言動に疑いの念は不思議と湧かなかった。そして、驚きもしなかった。)スゴイじゃない…。アタシなんか憎たらしい奴を殺すつもりで刺したけど…そいつは今でもピンピンしてる…。納得いかない賽の目ってあるもんだよねぇ…(薄く笑いを浮かべながら、井戸の縁に腰掛けるようにしてヒルダの姿を見やる。それは同情の笑みか、自嘲の笑みか…)あのさ…聞き流してくれても構わないんだけど………。自分に絶望してる時って、何もかもがどうでも良くなってくるけど……救いの手ってのは意外なとこから、意外な時に来ることもあるんだよ?………アタシがそうだったから。(最後の言葉は呟くように…。そして去ろうとするヒルダの背に、井戸に腰掛けたまま呼びかけよう。)行くあてが無くなったら…居住区の“マラッカ”ってカフェにおいでよ!酒は出せないけど…屋根くらいは貸したげるからさ! [Fri 13 Jun 2008 00:18:04]
ヒルダ > ………。 ( 魔女は何も答えず、一瞬黙る。 汲み上げた桶の水を掬い、手に取るとそいつで顔を洗った。最悪の気分が少しだけさっぱりしたような気がした。 ) …どうしてこうなっちゃうのか、訳がわからないわ。何もかもが裏目に出てさ、やってらんないわよ正直。酒に逃げるしかないわ。 ( 次は、井戸の水を飲んだ。久しぶりの酒以外の水分だ。それが全身に染み渡る。 ) ――ええ。殺してきたの。殺したって誰も文句は言わないようなヤツだったけど、そいつは私を信頼してくれていたんだわ。 ( 一つ小さな溜息をつくと、余った桶の水を井戸の中に返し、殻になった桶を逆さにして元の位置に戻した。 ) 幸運の星の元に生まれたヤツもいれば、不運の星の元に生まれたヤツも居る。私はきっと他人を不幸にする星の元に生まれた女なのね。私に関わったやつは皆嫌な想いをしているわ。でも、星の運勢がどうのこうのじゃなくって、私に問題があるんだろけど。 ( 懐から出したハンカチで顔を拭うと、カロンの頭蓋骨が入った鞄を手に取る。 ) それじゃあね、私はそろそろ行くわ。お酒も切れちゃったし…。 [Fri 13 Jun 2008 00:08:13]
シャジャール > なるほど。そのネタ今度使わせてもらうわ…(なるほど、とばかりに手を打てば真剣な顔でうなずく。こちらの本業がテロリストである事が知れていれば至極納得いく反応なのだが…)よっと………へぇ…じゃあ、さしずめ…よっと…その特異な“不幸パワー”だかなんだかで……っと、誰か殺したりでもしたわけ?(ヒルダの横で井戸の蔓を巻き上げながら世間話をすくような口調で背越しに言う) [Thu 12 Jun 2008 23:58:30]
ヒルダ > あたしの予想じゃ神様は毎日美少年の天使とふしだらな事をしまくってるせいで、尻の穴はこれでもかって程ゆるゆるに違いないわ。あたしはゲイは嫌いだけどね。 ( 一度吐いた事で漸く少しだけ酔いが収まったようだ。しかし、頭がはっきりすればするほど再び酒に逃げたくなる。目の前に、現在の自分がどうなのか冷静に判断できる相手がいるのなら尚更だ。今の自分がどれだけ酷い顔をしているのか、私はあんまり考えたくないし。前に酒場であった貴族風貌の男にも思い出したくないような事をたくさん口にした気がする。 ) そう。じゃ、気にしないわ。 …ええ、そうね。少しさっぱりしてから帰るわ…。( とはいっても、帰る先はまたどっかの酒場だろうけれど。 ) そう見える?それなら、下手に関わらないほうがいいかもよ。私は不幸しか振り撒けない女だから、あんたもそれに巻き込まれて命を落とす事になるかも。 ( そう言いながら井戸に向かい、水を汲み上げる。 ) [Thu 12 Jun 2008 23:51:35]
シャジャール > さぁ、どうだか。アタシは結構ケツ穴小さいと思うけどなぁ…(まぁ、アララマとハプテスの因縁は根深いのだ。と、初めて目が合う相手の顔。自分と同じくらいの歳だろうか?元は結構な美人なのだろうが、酷いものだ。なんだか少し前の自分とすごくよく似ている…。)社交辞令みたいなもんじゃない、気にしないでよ?(と、大丈夫だと立ち上がる相手に軽く肩をすくめ)何が、大丈夫なんだか……そこに井戸があるから顔でも洗ったら?(と、背をむけ傍の井戸に向かって歩を進めつつ言葉を続ける)…アンタ、何かヤバイ事でもしたの? [Thu 12 Jun 2008 23:44:17]
ヒルダ > ( やはりその口ぶりから、パプテスを信仰している訳では無いと判った。偶像崇拝を否定する節があるが、それはどこの宗教だったか。酔いのせいで思い出せない。今はそれよりも胃の底から込み上げてくる熱の方が優先事項だ。 ) は、 けふっ  うぇ、  ……うっ ( げぇげぇと戻す。こうして酔って吐くのも、背中をさすって貰うのも凄く久しぶりのような気がする。 ) ……ふん。ゲロを家に吐かれたぐらいで立腹するようなケツ穴の小さい神様じゃあないでしょ。ま、確かにさっきの爺さんどもは揃いも揃ってケツ穴は小さいでしょうけどね。 ( 少し落ち着いたのか、口元を拭うと改めてシャジャールの方に向き直った。眉間に寄った皺、酷いくま、生気の無い目、げっそりと痩せた顔、乱れたメイク。長い黒髪の魔女は、見る限りではとても酷い有様だった。 ) ――どいつもこいつも、男に振られたのか振られたのかって…馬鹿にするんじゃないわよ。 ( こちとら、もうとっくの昔に恋人には愛想を尽かされかけているのだ。 ) ( 暫く呼吸を繰り返すと、さする手を軽く制してようやく立ち上がり相手と向き合った。 ) もぅ、良いわ…大丈夫よ。 …迷惑かけたわね。 [Thu 12 Jun 2008 23:37:15]
シャジャール > はん、クルストだかマリアだか知らないけど、形あるものを信仰してる時点で終わってるね。(偶像崇拝を禁止されているアララマ教徒。吐き捨てるように言った。肌の色に関しては…まぁ、慣れているので気にしない事にしている。)うわあぁ………おもいっきし、“お父様のおわすお家”にぶちまけたわねぇ…よかったわねぇ、さっきの爺さん達に見られてたら磔ものだったわぁ…(熱心さはともあれ、こちらもてっきり相手がハプテス教徒だと思っていた為、その見事なリバースっぷりに目を丸くする)まったく、男にでもふられた訳?そんなナリで街中歩いてたら冗談抜きで体に穴あけられるよ?(少々同情したかのようにその背を軽くさすってやる。ちなみつい先日、自分の元同僚が同じ言葉をかけた相手とは露知らない) [Thu 12 Jun 2008 23:23:12]
ヒルダ > ( 軽く石壁に突き飛ばされただけで世界がぐらぐらと歪み、足腰に力が入らなくてそのままずるりと腰が滑って下に落ちていった。どうやら相当自分は酔っ払っているようだ。 ) 言ったわねこいつ、上等だわッ!このあたしとやろうってーのね! いい根性してるじゃない! ( やや呂律の回ってない啖呵を切ると、何とか立ち上がろうと壁に手をつく。 ) あっはは、ブラティリアのクセにホワイティアの神様なんて信仰してるのォ?残念だけど、クルスト様もマリア様も肌の色は白よ! ( げらげらと笑いたてるが、実は相手がパプテスなんて信仰してない事や、厳密にはブラティリアでは無い事は知らない。 ) ………。 ( 勿論まさか居眠りに来ていたとも知らなかったが。どうやら熱心なパプテス教徒というわけでは無さそうだ。むしろ、信仰自体していないのかもしれない。 ) …はっ。そいつは悪ぅござんしたね。そんなら耳障りな酔っ払いはとっとと退散――  ん、  ぐ。 ( 大声でまくし立てたせいか、急に気分が悪くなった。いや、それまでも悪かったのだが、もっと悪くなった。 不意にシャジャールに背を向けると教会の石壁に向かって―― ) うげ……ッ ( 吐いた。 ) [Thu 12 Jun 2008 23:14:33]
お知らせ > シャジャールさんが入室されました。 [Thu 12 Jun 2008 23:14:13]
シャジャール > (半ば引きずるような形で人気の無い裏手へ連れ出す事に成功すれば、教会の石壁に軽く突き飛ばすようにして体を離そう)うっさい、黙れアバズレ!ケツの穴、もう一つ追加されたい!?(どうやら品の程度はあまり変わらない人種のようだ。見下ろすように仁王立ちになればそう言い放ち)人がせっかく、ちょっとした安息にでもとありがたーい、ハプテス様様のとこに来て見れば…どーしょもない酔っ払いが豚のエサにもなんない様なことまくし立てて…一体何の冗談だよ、これは?(用は静かなところで居眠りがしたくてやってきたのに、騒がれて台無しになったと言いたいらしい。)まったく…寝起きに耳障りなのよ、アンタの声…(助けたというより、手っ取り早く黙らせたかったという事のようだ。) [Thu 12 Jun 2008 23:03:50]
ヒルダ > ( どうやらこの女は私をここから助け出そうとしているらしい。初対面だというのに――…。 ) 離しやがれこの黒ん坊!畜生! ( ぎゃーぎゃーと喚きながらも、出口に向かって連れ出されて行ってしまった。 ) 大きなお世話よッ、アンタには関係ないでしょうそんなことっ! 自警団が何だってェーのよ!あんな奴ら怖くないわ! ( その途中で魔女の手から酒瓶が落ちて、もう殆ど残っていなかった中身と共に砕け散った。 …そして、あまり素直に従いはしなかったが、もともと非力な女であったという事と、酔いが強くて歩くのもやっとだったという状況で、あまり抵抗らしい抵抗は見せなかった。そのまま教会の裏手へ。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:52:30]
女の声 > ごめんなさいね、司祭様。コイツ、いっつもこんなんで…アタシからきつーく言っときますから!(ひらひらっと司祭達に愛想笑いを送りながら、そのままヒルダの肩に手を回せばぐいぐいとその背を出口に向かって押してゆく。)…落ち着きなよ……ここでしょっ引かれたってつまんないよ?(きついアルコール臭に顔をしかめながらも、歩きつつ、ごつっと頭をぶつけるくらいまで近づけば囁く様に言う。素直に従うならばそのまま教会の裏手にでも連れて行こうとするだろう。) [Thu 12 Jun 2008 22:44:07]
ヒルダ > ( 叩かれたのは修道女で、叩いたのは見るからに酔っ払い。例え私の言い訳にどれだけの説得力があったとしても、神様は修道女の味方をするだろう。 ) 離しやがれこのインポ野郎ッ!気安く触るんじゃないわよーッ! ( その手を振り解こうと暴れるが、男と女では力の差があり中々解けない。と、その時だ。女の声が響き、見やればそこには褐色の肌の女が一人。その口ぶりからてっきり魔女ギルドの同僚かと思ったが、どうやらあった事は無いようだ。 ) 何よアンタ―― うわっ! ( そいつは司祭を掻き分け、私の手を掴むとそこから引きずり出した。突然の事だったし、酔って足元が覚束ないせいもあって容易く私は引っ張られてしまう。 ) ちょ、 っと  な、何……ッ! [Thu 12 Jun 2008 22:39:00]
女の声 > (司祭達の向こうから響く声はヒルダには聞き覚えの無いもの…しかし、酷く馴れ馴れしい口調で呼びかけてくるようで…)アンタ、また飲んだくれてこんなトコで人様に迷惑かけてっ!(その剣幕に一瞬呆気にとられる司祭達を掻き分けるようにしてヒルダに接近してくるのは、やはり見覚えの無いだろう褐色肌の女。文句を言わせぬとばかりにヒルダの手を取ろうとすれば、無理やりにでも人ごみから引っ張り出そうとするだろう。) [Thu 12 Jun 2008 22:33:40]
お知らせ > 女の声さんが入室されました。 『ちょっとっ!何やってんのっ!!』 [Thu 12 Jun 2008 22:27:47]
ヒルダ > 何よォォその眼はァァ? あんた私に喧嘩売ってるんだァ?へぇー。 ( どんッ、とそいつの肩を突き放す。相手はよろめいたが、踏みとどまると再度私を睨みつけた。「神様の前で粗暴な振る舞いをしないでください」とか「お酒ならどこか別の場所で飲んでください」とか、要するに迷惑だからとっととどっかに行けって事だ。実に判り易くて実に正論だ。 ) ( 私はそいつの横ッ面を平手で叩いた。まさか叩かれるとは思っていなかったのだろう、修道女は流石にショックを受けたような眼を向け、叩かれた頬を手で覆う。 ) 誰に向かって口聞いてるのよ小娘! ( 厳粛な空気の大聖堂の中で、魔女の金切り声が響き渡る。気付いた他の司祭や修道士達が集まってきた。それに構わずもう一発叩いてやろうと振り上げた平手を、司祭風貌の一人が掴む。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:25:16]
ヒルダ > ( カロンの二つに割れた頭蓋骨は今も手元にある黒い鞄の中に入っている。まるで愛しの恋人の死を受け入れられなくて、その首を未練がましくいつまでも持ち歩いているかのようだ。 ) 馬鹿な男よね。最後の最後にあたしみたいな人間にやられちゃうなんて。もっと他のまともな人を頼れば、こうはならなかったでしょうに。 ( 込み上げてくる吐き気を酒で再び胃に押し込むように、酒瓶を煽る。 ――と、その時。若い修道女が一人、迷惑そうな顔をしてこっちを見ているのに気付いた。 ) 何見てんのよ?見世物だと思うんなら金払いなよこの神様専用穴女。 ( がたんと席を立って、ふらりとした足取りで近づいていく。修道女は一瞬怖がるような表情を見せたが、すぐに睨み返してきた。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:14:21]
ヒルダ > ( 今更、『どうして私にばかりこんな不幸を押し付けるの神様?』だなんて寝ぼけた事を言いにきたんじゃない。そもそも救いなんて求めちゃいないし、求める立場に無いから。ただ、お空の天辺から全部を見下ろす神様に笑って欲しかったのだ。 ) ……う、 ぇ。 ( 口元を手で覆い、前かがみになった。酒を過剰に摂取し続けたせいで、いい加減身体が拒否している。吐き気、眩暈、平衡感覚は揺れ、正常な思考が働かない。人は一日を過ごす中で何時にこうしてもう少ししたらどこに行って、今日は何時ごろに帰る予定で…とか、そんな簡単なスケジュールを組んだりもするけれど、今の私にはそれが全く無かった。移動しようという気が起きなければいつまでも居よう。明日のこととかどーでもいいし、興味ない。仕事?ああ、勿論ずぅっと顔をだしてない。いい加減大婆様が残り僅かな寿命を縮める勢いでスチームポッドみたいにカンカンになってらっしゃるだろうけど、知ったことか。クビになっても良いや、面倒くさい。 ) [Thu 12 Jun 2008 22:06:11]
ヒルダ > ( 全知全能の神様の前で酔っ払うのはきっと罰当たりな事なんだろうが、既に地獄行きが決まっている人間はそういうのを気にする必要が無いから楽だ。そもそも私は魔女なのだから、ここで耽ってみたっておかしくは無い。 大聖堂の祭壇の前に並べられた長椅子に座った黒髪の女が、酒瓶に口をつけ流し込む。誰かに見られたら嫌な顔をされるか、咎められるか、それとも追い出されるか。でもそんなの知ったこっちゃ無い。 )  [Thu 12 Jun 2008 21:56:14]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『瓶の中の酒がちゃぽんと揺れる音。』 [Thu 12 Jun 2008 21:51:34]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 報告がてら、久し振りにカーンへ。 薔薇はしばらく自室に活ける。 )』 [Thu 5 Jun 2008 03:27:11]
セレニア > ―――何かあっても無理はなさらずに。 危険と思ったら、逃げてください。 声を上げれば衛兵が来ます。 ( 踊り子なら体力はありそうだけど、ヴァンパイアを相手にするのは知識や道具、経験が無ければ傭兵でも危うい。 一人で戦うことはないと、念を押して。 ―――謝られてしまうと、何と答えて良いのか分からない。 ただ、その能力を必要としているところで活かさないのを惜しく思いながら、気にしないでと首を振った。 ) ―――? …あなたの感知能力が生まれついてのものなら、あなたもクルースニックかと思いました。 ( 名乗り合い、『どういう?』 尋ねられて、首を傾げる。 アーシェントが人間であると思ってしまっているから、生まれついたの能力と言われると、色々なケースがあるのだろうけど我が身に当てはめ安易に口にしてしまった。 ) ―――神のご加護を。 ( 祝福して、礼拝堂を後にした。 一応外回りを強化してくれたらしい衛兵と、大聖堂の敷地内を一通り回る。 ヴァンパイアが動き始め 【人影】 の現れる方角がある程度絞られても、その日、大聖堂に侵入していたヴァンパイアを捉えることはできなかった。 ―――戻ってみれば当然、アーシェントはいない。 彼女は民間の有志で、用事もあったろう。 戻るのに時間がかかったから気にもしないが、ヴァンパイアの感知能力を有する人間としては、記憶に残ることになる。 ) [Thu 5 Jun 2008 03:22:25]
お知らせ > シャーリーさんが退室されました。 『(まさかね。だって彼女はクルースニック)』 [Thu 5 Jun 2008 03:12:50]
シャーリー > ( そして彼女と別れて礼拝堂を後にした時に気付くのだ。 先ほどまで感じていた違和感が遠ざかっていっていると。 )( 最初に違和感を覚えた時はいつ? そしてそれがこうして薄くなってきているのは? ) [Thu 5 Jun 2008 03:12:31]
シャーリー > ―――はい。 どうぞお気をつけて下さいね。 ( ここは彼女の指示に従おう。 誰かが怪我をするような事態になるのが何よりも一番嫌だから。 例えるならば馴染みの深い友人を見つけた時のような。 私が同属に感じる感覚というのはそんなようなものだろうか。 具体的にそれを言葉にするのは少し難しい。 二本の脚で立って歩く方法を他人に教える事が出来るか、というようなもの。 私にとってはそれくらい自然な感覚なのだから。 ) え? ( ちょっと素っ頓狂な表情をしてしまうかもしれない。 ヴァンパイアの私がハンターだなんて。 そもそも私が誰かを狩るだなんて、出来っこあるわけないと思っているから。 ) あ、えと、ハイ。 ご、ゴメンナサイ。 ( 無駄にするなとか言われてつい反射的に謝ってしまった。 しかしこの子のその考え方はまたちょっと極端なんじゃないだろうかとも思っていて。 踊り子にかんしてそういうものだと言われたら否定は出来ないな。 真っ当なお金稼ぎの方法でないことは確かだし。 脱ぐ商売も少しだけしているし。 ) 名乗りが遅れて失礼しました。 シャーリー・アーシェントと申します。 ( カーンに出向しているクルースニックのヴァンパイアハンター。 ) その…シスター・セレニアで宜しいので? ( しかしまあ、天敵も天敵な存在なんだな彼女は。 ヴァンパイアの気配を感じ取れるらしいし、彼女のような存在は吸血鬼にとってさぞ恐ろしくあり―――― )( ――――いや、今この場にいる私もかなり危ないのか。 ) え? それは…どういう……? ( クルースニックのように生まれながらの敵対者であるという意味に気付くのは少しあとの事。 今はその言葉にただ疑問符を頭の上に浮かべて。 ) そうです…か? 私は少し違う感覚を覚えてしまっているのですけれど……―――ハイ。 セレニア様もどうぞお気をつけて下さい。 どうか神のご加護があらんことを。 ( 結局大した力になれなかったことを丁重に詫びつつ、背中を向けて歩き出す彼女に祈りの言葉を。 カーンで働いているという彼女。 彼女たちみたいな存在に、ひょっとしたらいつか私も狩られるのかもしれない。 そんな可能性を思いつつ、自分もまた大聖堂を後にしよう。 どうか大過無いことを祈りつつ。 ) [Thu 5 Jun 2008 03:03:17]
セレニア > ―――それでは、私は庭園を見てきます。 ( 相手も自分も、感知能力に差は無いらしい。 自分なら 【人影】 だけど、彼女はどういった感じ方をするのか… 興味はあるものの、そこまで話していられる状況ではない。 認識の程度を聞けば、彼女にはここに残ってもらおうと歩き出す。 犠牲者を出さないことが第一だ。 外よりも、ここの方が衛兵が駆けつけるのは早いだろうし、彼女は民間人なようだから、出るのは自分。 ―――それにしても、踊り子とは。 ) ―――何故ヴァンパイアハンターとして、活かさないのですか? あなたのそれは、誰もが持ち得る能力ではありません。 授けられた素質を、無駄にしないでください。 ( 華やかな舞台に憧れる一般的な少女と違い、この少女には、踊り子と聞いてあまり良いイメージは無かった。 それこそ風俗業の延長のような印象。 具体的に脱ぐ店があるのを知っているわけではないものの、マイナスイメージが大きい。 いずれにせよ、『生まれながらの異能』 は自分もで、すんなりと受け入れてしまう。 …振り返りながら言い、そこでようやく、名乗っていない事に気がついた。 ) ―――セレニアです。 大聖堂女子修道院に所属していますが、今はカーンに出向しています。 クルースニックのヴァンパイアハンターです。 あなたも、そうかもしれませんね。 ( 今度は職業としてでなく、種族的に、血として、ヴァンパイアハンターかもしれないと。 ) ―――? そうですか… 私には、普段と変わりないように感じられますが… ご協力、感謝します。 お気をつけて。 ( すっかり巻き込んでしまっているけど、民間の有志なら、この街では特に協力するのが当然とも言えない。 一礼して、背中を向け歩き出した。 ) [Thu 5 Jun 2008 02:36:10]
シャーリー > ( 若い。 幼いという言葉は少し違うけれども、そんな雰囲気を感じさせないのは彼女のその無表情さゆえなのだろうか。 ) 近く……そう。 そうですね。 遠く離れてはいません。 大聖堂の敷地内には恐らくいるとは分かるのですけれども、今はまだそれ以上はどうしても。 ( それが普段の感覚であるのなら、気配が分かればそれが誰のものなのかも分かる事も多いのだが。 ) 私は―――― ( 続く言葉を一瞬考える。 視線をシスターから一瞬だけ逸らして。 ) ―――踊り子、です。 ただ…生まれながらにこういうのには分かってしまうんです。 どうしても。 ( 半分嘘の、半分本当を言う。 『生まれながらの異能』 ……便利な言葉だ。 相手が信じてくれるのならば確固たる理由がなくても使える誤魔化しだ。 ) 普段なら個別に特定出来る自信がありますけれど…今感じているこれは何か曖昧です。 ひょっとしたら何らかの手で隠蔽しているのかも。 ( だとしたら結局私達にばれてしまっているので、酷く間抜けな話のようにも聞こえるが。 ……先ほどからずっと違和感は収まらず、そしてその気配が変わることはない。 向こうもひょっとしたらここではないどこかで、じっと息を殺して潜んでいるのだろうか? ) [Thu 5 Jun 2008 02:15:08]
セレニア > ( まだ幼さを残す外見不相応に表情が無い。 ヴァンパイアを探して、今はやや険しいものの、それでなくても親しみ易い表情はしないだろう。 今更距離感を意識するでもなく、途絶えがちな人の行き来にほんの少し顔を顰めた。 やはり礼拝堂の中ではなく、外に潜んでいるのか。 ) ―――近くに、います。 礼拝堂の中とは限りませんが… あなたは、ハンターですか? 私には個体の特定が困難です。 距離が開けば、方角は分かるのですが… ( 彼女のニュアンスでは、聖句を口にするだけということはないと思う。 そうなると気になるのが所属。 初対面だけれどヴァンパイアハンターかもしれないし、エクソシストか、その他か。 どういった能力を持っているのか知る目安として、そちらを見ないまま訪ねた。 じっと座り込んで物思いに耽っている人も居る。 だから分からないが、おおよその人が入れ替わっても、ヴァンパイアとの距離感は変わらず――― ) [Thu 5 Jun 2008 01:57:17]
シャーリー > ( その冷たさを感じさせるような受け答えに、淡白な方だなという印象を覚える。 普段は割と馴れ馴れしい態度を取る事が多い私だが、聖職者の方相手にはこうして丁寧に接する事が多い。 )( 先ほどから感じている違和感の正体が目の前の人物かもしれないなどとは考えもしない。 確かに私のようにパプテスを信じる吸血鬼は居るのかもしれない。 けれどそれがシスターまでしているとなると…また話は別なのだ。 それはあまりにも考えにくい。 そもそも何か感じている気配の感覚もおかしいのだ。 普通のそれとは違って酷く曖昧で。 なにかがおかしい。 ) …………やはり…なのですか…… ( 出入りする信徒達に注がれる薄紅色の眼差し。 問いかけにシスターが是と頷けば、少しばかり表情を暗くする。 何故?と。 自分の事は全力で棚に上げて、気配を醸し出す誰かに問いかけたい。 ) ………おおよそですけれども感じ取れる事は出来ます。 戦いは…パプテスの聖句が効く相手だった時だけですけれども、それだけならば。 ( ただしそれは諸刃の剣だが。 パプテス呪術の領域にまで昇華した聖句を唱えれば私の喉が焼ける。 けれどそれでも効く相手ならば、それだけは出来ると答えを返して。 ) 微力ですけれども…お力添えになる事が出来るのでしたら喜んで。 ( この場に吸血鬼が居ることは危険だ。 人にとっても、鬼にとっても。 だからそれが危ない橋だと分かっていても、協力を求める問いかけに首を縦に振ってしまう。 ) [Thu 5 Jun 2008 01:44:32]
セレニア > ―――いいえ。 ( 普段からこんなものだけど、嘘をついているからことさらに口数が少なくなった。 迷子より大変な状況で、早く帰ってもらいたいところなのだけど… 『迷子』 と言ってしまった手前、どうやってやんわりと退出を促せば良いのか分からない。 …もっとも、自分の傍にいてくれれば、ヴァンパイアから襲われたとしても守れると思う。 尼僧服姿で武器も無いが、背の高い銀の燭台などは使えるし、ここなら衛兵がすぐに来るだろう。 ―――話しかけてきた相手は、除外してしまう。 雰囲気が穏やかでないのを察したなら、わざわざ関係者に接触することは無いだろうと思うから。 ) ―――? ( 微笑まれて外した視線は、そこに立ち止まったまま大聖堂を行き来する人達に注がれている。 問いかけに改めて彼女を見つめた。 ほんの少し、驚いたような色。 互いに相手を認識しているのかもしれないとは露知らず――― 『迷子』 からそこまで飛躍できるからには、彼女には何か、そういった技能があるのだろうと納得した。 ) ―――…はい。 私はそう感じています。 ですが、大聖堂は事を荒立てることを望みません。 私が警告しただけでは、閉鎖まではされないでしょう。 あなたは…? 感知できるのであれば、ご協力を。 戦えますか? [Thu 5 Jun 2008 01:26:32]
シャーリー > ( 昨今は平穏な空気の流れている雰囲気のあるヴェイトス。 そんな中でこの大聖堂の中に吸血鬼が居ると声高に主張するのは、あまり褒められたような事ではないのであろう。 不安を煽る事をするのは、こういう場に至っては良いこととは言えない。 )( やっぱり居る。 けれどなんだろう、やっぱりどうしても違和感がある。 そう離れてはいない場所にいるはずなのだけれども、なぜかどうしても自信を持てない。 )( 白髪から染色した青髪。 私のそれも珍しいと思うけれど、彼女の桃色の髪も相当に珍しい色合いだと思う。 どこか、不思議。 ) 迷子でしたか。 それはその、シスターも大変ですね。 ( やんわりと笑いながらも胸の中の不安は消えない。 なぜこんな所に吸血鬼が?という疑問は私も同じだ。 こんな所にくる酔狂な奴は私ぐらいで結構珍しいと思ってたんだけれども。 )( だからこそ不安。 普通の吸血鬼とは少し違う誰かがこの場にいて。 そしてそれは果たして何を考えているのかと。 それが誰だかもわからないのは考えが思い至らずに怖い。 ) ……………… ( 視線を泳がせて、何か考えてから答えを言ったような彼女。 別に普通の対応だ。 声を突然かけられたのだからそんな事だって普通にあり得る反応だ。 ) ………その、ひょっとして探しているのは今この場所にいるのは分不相応な方なのですか? ( 尋ねてしまった。 迂遠な表現。 分からないものには分からないし、分かってる人にも分からないかもしれない。 けれど聞かずにはいられなかった私。 薄い赤色を真っ直ぐに見つめ返して質問の言葉を重ねた。 ) [Thu 5 Jun 2008 01:05:05]
セレニア > ( 大聖堂にそういった評判を気にする風潮があるのは知っている。 愚かしいと感じながら、この街ではやむをえないのだとも理解している。 そんなもの知ったことではないと突っ走ってしまうのは簡単だけど、それで迷惑を被るのはマリア様だ。 歯痒いが、独断で事を大きくはできない。 できればヴァンパイア以外には、いつもと変わらない礼拝を終えて、家路についてもらいたいところ。 だから、何を言うでもなく、務めてゆったりとした足取りで礼拝堂を歩きながら、訪れる信徒、帰って行く信徒を目で追った。 ―――そうこうしているうちに、どこかで誰かが喰われでもしたら、それこそ取り返しがつかないような気もするが――― 自滅覚悟でなければそこまでは出来ないというのもある。 そもそも大聖堂を訪れる事自体、どういった意図があるのか不明で不気味なのだけど… そういった判断を下せない少女は頭を悩ませ、足取りに反して、その表情には焦りが覗いていた。 ) ―――。 ( 人々を目で追いながら、その視線が時々 『空振り』 することがある。 誰か居たと思うのだけど、誰も居ない。 …ヴァンパイアは、まだここにいる。 礼拝堂の中とは限らないし、天井か、隣接する事務所や僧房か、あるいは庭園かもしくは地下――― 特定できないのがもどかしい。 ) ―――あ。 ( 近付いて来る女性。 声をかけられて、さてどう答えたものかと視線を彷徨わせる。 青い髪とは珍しいと思うけれど、いや、シスタージャスティスも青かったっけ。 ) ―――〜いえ… ええと。 ………迷子です。 ( にしては険しい顔をしていたが。 抑揚の乏しい声で答え、次いで、泳がせていた視線を相手に戻した。 それで分かることはないのだけど、薄紅色の瞳が、じっと見つめる。 ) [Thu 5 Jun 2008 00:48:50]
気配 > 天にまします我らが――― ( ふと気付いた。 何というか―――違和感? 私は居てはいけないもの。 それは分かる。 よく分かっている。 けれどそれとは違う、また別の誰かがこの近くにいるような。 )( 具体的に言ってしまえばそう。 私以外のヴァンパイアがこの場所にいる? ) ( そして新たな人影が礼拝堂に入って来る。 誰かを探しているような視線と足早なその歩み。 不安になった。 だから祈りを捧げる言葉を中断して立ち上がる。 ) あの…失礼しますが、どなたさまかでもお探しで? ( 入ってきた尼僧に静かに近づいていき、首からロザリオを提げた女は首をかしげて相手に尋ねる。 ) [Thu 5 Jun 2008 00:36:36]
セレニア > ( VHGに自らヴァンパイアであると名乗り出た者は、未だに留め置かれているらしい。 すっかり大聖堂での待機が常態化してしまったけれど、丁度良い、マリア様の安否を確認して、そのまま通常の務めに戻れるよう進言してみよう。 異例の、それもデリケートな自体に際して自分のような者がギルドに出入りするのは不安というのも分かるけど、自ら出頭したものに対して、いつかのように滅ぼそうとはやる気持ちは持っていない。 慢性化しているようなら、もしかしたら受け入れてもらえるかもしれない。 ―――薔薇を手にしたまま、VHGへ向かおうとする。 …落ちた薔薇が虫の報せであったとしても、上司とは関係なく。 どこかで何かあったとすれば、以前何度か顔を合わせている奴隷の少年が呪い殺されているのだけれど… それはさておき。 ) ―――? ( 礼拝堂の一つを横切ろうとして、視界の隅を掠めたような気がする 【人影】 に足を止めた。 周囲を見回すが… 自分の他に人は見当たらない。 それなのにまた、視界の隅を 【誰か】 が横切る――― )   ( それは誰にも共感できない、確認のしようもない幻覚の類。 けれど少女は、それがヴァンパイアが接近していることを報せるものだと認識していた。 生垣などに視界を遮られる庭園に潜んでいるのかもしれない。 あるいは、既に建物の中か。 場そのものが聖性を帯びている空間においそれと立ち入れるヴァンパイアがいるとは思いたくないが、イレギュラーだらけのそれらに対して、前提はあまり作れない。 マリア様の事は気になるけれど、ヴァンパイアにすんなりと襲撃をすようでは自分がここにいる意味も無く――― )   ( 信じたくはないが、守るべき者のある礼拝堂に、先に足を踏み入れた。 )   ( まださして遅くない時間。 中には数人の信徒。 逃げろと警告すべきかとも思うけど、この中に、居るのかもしれない。 )   ( 誰かを探すように礼拝堂に入った少女は、信徒達一人一人に確認するような視線を投げながら、足早に中を横切った。 奥に続く扉を開き、中へ二言三言声をかける。 信じてもらえるかどうかも怪しいところだけれど、警戒を。 ―――安全を確保する意味でも出入りを禁じて一人一人調べるべきだと思うものの、大聖堂にヴァンパイアが入り込んだなど、不名誉この上ない。 ) [Thu 5 Jun 2008 00:01:38]
気配 > ( 深夜の礼拝堂に人影は少ない。 そしてその中に教えと相反し疎まれる種族は今は一人だけ居た。 )( 目の冴えるような青い髪をした一人の女。 この場所に相応しくない存在は夜の礼拝堂で膝を折り、静かに祈りを捧げていた。 それは真摯な態度であり、傍目には一般的な、もしくは熱心な信者の一人にも見えるようなその姿。 ) [Wed 4 Jun 2008 23:40:12]
お知らせ > 気配さんが入室されました。 『礼拝堂の中に一人』 [Wed 4 Jun 2008 23:29:55]
セレニア > ( 浅く目を閉じて、月光浴だか薔薇園浴だか。 水やりもないし、そろそろ戻ろうかと踵を返したら… 生垣の赤薔薇が一輪、突然、茎から手折ったように地面に落ちた。 ―――虫にでも喰われたか、何か悪くなっていたのか。 膝を折って拾い上げるけれど、花弁も葉も瑞々しく、茎の断面を見てもよく分からない。 ) ―――マリア様…? ( 何気なく上司の名を呟いてしまったら、急に、不安を煽られた。 不吉な予感、だなんて、そんなこと滅多に感じない… と言うか、そういった発想自体欠しいのだけれど。 ) [Wed 4 Jun 2008 23:04:39]
セレニア > ( 来る理由が無いのは残念だけれど、ただ、薔薇の中に居ると落ち着いた。 それがどうしてかは覚えていないし、薔薇にはヴァンパイア化を防止する力があると信じられていると聞いても、それはそれとして納得、聞き流してしまう。 湯上りには薔薇の香油が無いと落ち着かないのもさておいて、ただの嗜好だと思っていれば、それ以上何を考えることもない。 強いて言えば、その香りから連想するものが増えたくらいか。 ) ―――。 ( この間から修道院で相部屋になっている、ヴァンパイアハンターギルドでの直属の上司も、同じく薔薇の香油を使っていて。 ―――身体の芯がほっと暖かくなるような、それでいて少し息苦しい、不思議な心地好さと仄かな不安感が湧いてくる。 )   ( それがどういった心の働きかは自覚しないまま、暗い庭園で深呼吸。 やや離れて修道院から漏れる光もあるし、灯りも持って出なかったけれど。 流れの速い雲間から差す月光には、白を基調とした尼僧服が青白く映えた。 ) [Wed 4 Jun 2008 22:46:52]
セレニア > ( ウィンプルまでかっちりと着込んでいてほとんど見えないけれど、僅かに覗く髪の色は薄紅。 同色の瞳と相俟って、ホワイティアらしい顔立ちに微かな違和感があった。 もっとも、ここヴェイトス市では髪の染色なども一般的で、それほど奇異には見られないかもしれない。 『クルースニック』 と、本人はそう信じている特異な血による色素は、関係者の間では慣れたもの。 ヴァンパイアハンターギルド所属、最近は大聖堂に居ることが多いなどといった立ち位置と共に、一応認識されている。 ) [Wed 4 Jun 2008 22:25:23]
セレニア > ( お天気情報としては晴れまたは曇りなのだけど、心なしか雨も多いような気がする季節。 晴れれば日中暖かくても、雨が降った夜は涼しい。 ―――水やりの必要はないと言われてしまった、湿った空気に甘い香りの混ざる薔薇園に手ぶらで足を踏み入れて、手持ち無沙汰な様子の小柄な尼僧が何をするでもなく佇んでいる。 ) [Wed 4 Jun 2008 22:14:28]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 六月に入った。 )』 [Wed 4 Jun 2008 22:07:47]
お知らせ > フォスさんが帰りました。 『スッパーン!! という某シスターによるハリセンツッコミで幕は下りた』 [Wed 28 May 2008 23:26:26]
フォス > ( 俗物である。俗物過ぎて困るぐらいの俗物である。曰く、フォスには一人の奴隷少女がいたのだが、その娘は修道院へと送ったので現在は独り身である。家は荒れに荒れまくっているので混沌どころか足の踏み場も飛び越えて足の踏み抜き場と化しているのだが――そんな現代の掃除できない子フォス・シュレティンガー(俗物)は果たして神父として生活しているのだろうか。というかしてていいのだろうか。おお、神よ止めなされ。止めないといけませんよ神様。というよりかは現実的な問題として大聖堂の皆様。しかし―― ) まずはアマウラ系とブロンド系は外せまい。コスプレさせて色々とバリエーションを増やしつつ・・・むむむ ( そんな俗物神父が大聖堂前で竹箒を高々と夜空に突き上げているのは激しく異様である。そんな神父を目にした老人があまりの発言と姿にふがふがとなにか言おうとしながら腰を抜かしているが気にしない。 ) しかし、まずは行動に出るべきであるぞフォスよ! おお! 今我らが父の声をきいt―― [Wed 28 May 2008 23:25:27]
フォス > ――ったく、別にいいじゃないか夢もっても。男の夢だろハーレムは ( などとぶつくさと悪態を吐きつつ竹箒で大聖堂前を掃くという現在に移るわけである。 ) いいよなぁー、ハーレム。複数の女抱えて生きるんだぜー。滅茶苦茶いいじゃないかハーレム。なにが悪いんだハーレム。ちきしょうさらばハーレム。――・・・・・いや、待てよ。 ( ふむ、と大聖堂の夜空の下、赤毛神父は竹箒の柄に両手と顎を載せ、考える。 ) 美少女奴隷を買いまくってのハーレムならば問題なくね!? ( きゅっぴーん、とフォスの目が煌々と輝いた ) [Wed 28 May 2008 23:14:52]
フォス > ( 曰く、上役が言うにはこうである。「君の本籍はクリスティアである以上、婚姻はクリスティアに乗っ取って行なわれる。つまり一夫多妻などという事は無理難題大関門であり乗り越えることは悪魔を改心させるがごとく無理である。無論、一夫多妻などというのは教義的な意味合いを考えるに過去の聖人に存在しないわけではないのだが、それには多くの資金が必要であるので君の今の経済力では無理である。っていうかお前結婚式での「末永く〜」の件とか忘れてるだろボケ」で、ある。かなりの脚色はあるが ) おお ( と呻いたのはフォスである。まったくこの馬鹿は、という顔で表情で態度で呆れに呆れた上役は「馬鹿なことを考えてないでさっさと業務に戻れ」と部屋を追い出される。業務――即ち礼拝堂の掃除である ) [Wed 28 May 2008 23:08:46]
フォス > ( あんぐりと口を開けるのは彼の上役である。数十分前の会話である。「転勤はできますか?」「なに?」「私は他国の教会へと回せませんか?」「――いきなり、なんだね。理由は」 と、理由を聞かれた末の答がこれである。あんぐりもあんぐりと口をあけるのは当然だし、ゆっくりとコーヒーなぞ飲んでくれやがっていたインテリ野朗は黒色液体を噴出し聖典にぶっ掛けてて慌ててるが知ったことではない。「あー、君は」とズレた眼鏡を治す上役は一言、「君、本籍はクリスティアだというのを忘れてないかね?」 ) はい? [Wed 28 May 2008 23:04:43]
フォス > 一夫多妻と言うのに憧れる!! ( 大絶叫大爆音大音声であった ) [Wed 28 May 2008 23:00:40]
お知らせ > フォスさんが入室されました。 『俺は――』 [Wed 28 May 2008 23:00:04]
お知らせ > インディさんが帰りました。 『 矢張りなにも起きない。 』 [Sat 17 May 2008 03:16:02]
インディ > ( 牧師の言葉に笑って頷き、小さく十字を切って返した。 今のところ実害は無いし、正直私はそんなに焦っていない。 なにせ幽霊自体が思った程恐ろしい感じがしなかったというのもあるし――――まぁ、学者としてはほっとくのも気持ちが悪いというのと、乗りかかった船みたいな感覚と、友人への土産話程度のつもり。 ) …あー、もう。 家新築するんだったわ。 墓地の仕事も途中だし。 ( 忙しいのは良い事、か。 ぼやきながら大通りへと向かい――――。 【判定】 ) [Sat 17 May 2008 03:14:01]
お知らせ > 牧師さんが帰りました。 『(Amenと牧師は十字を切った)』 [Sat 17 May 2008 03:01:53]
牧師 > どうかこの探索行が成功し、貴女が呪いを打ち破ることを祈っております。――貴女に神の御加護がありますように。 [Sat 17 May 2008 03:01:28]
インディ > ( まぁ、此処に学者と宗教家のディベートをしに来たわけでもない。 なんだかわからないパワーだけどなんだか効果はあるらしい、という曖昧な神頼みをしに来たのだ。 他に適当な場所が思い浮かばずに。 ) ま、事実は事実として受け止めつつうまい事やってくでしょうよ、ニンゲンは。 便利な脳味噌してんだから。 ( 辻褄あわせとか小難しい事はニンゲンの専売特許だ。 寿命が短い故に貪欲な私達の価値観、長命種にはわかんまい。 ) ありとあらゆるものに歴史あり、と――――それじゃ、方針も決まった事だしそろそろ御暇しようかしらん。 またお世話になりに来るかもだけど――――まぁ、来週の安息日は念入りにお祈りしに来るわ。 ( よし、と背中を伸ばして伸びを1つ、ひらりと手を振っていい加減な挨拶。 呼び止められて 「ん?」 と振り向き―――。 ) [Sat 17 May 2008 03:00:37]
牧師 > (ただの吸血鬼退治かと思ったら普通の道具が通用せず、あっちゃこっちゃ出向いた挙句、フォーワン系のお札を貼らなきゃなくなって――とか、色々とグローヴァル化する世間に、オカルト業界も対応を迫られているのであった。 大体、昔の吸血鬼って其処まで身体能力凄くなかったのに、最近になって急激に強くなった、とか何とか。 閑話休題)まあ、そうなると寂しいものですが――そんな時代でも、神様が見守っている事だけは忘れられていないと信じておりますので。(我々は神に仕えているのであって、神の威光に仕えているわけではない。例えば神の起こした数々の奇跡が、何らかの技術で再現、或いは解明できたとしても――結局、信仰それ自体には変わりないのだ。ずれ落ちた眼鏡を抑えながら、牧師はそう言って笑った)ああ、そうなのですか? 生憎と、そういった知識は無いもので……古いものではない、としかわからないのですが。でも、それでしたら事件の記録が何か残っているかもしれません。幸い、名前らしい単語もわかっていますし(ともあれ、これで此方にできる協力は一通り終わった。あとは破片を集め、聖水で清め、他の呪物と同様に丁寧に保管するのみだ。 学者先生に一礼し、ずれた眼鏡を抑える。そして十字の刻まれた手袋をはめ、破片を拾い集めようとした牧師は――ふと思い出したように顔をあげた)……ああ、インディアナ先生? [Sat 17 May 2008 02:51:21]
インディ > ( 最近の吸血鬼は各々十字架が効かなかったり銀が効かなかったり太陽光が大丈夫だったり妙な個性を出し始めているなんて噂も聞く。 なんだかあの手のオカルトって連中は――――案外、「思い込み」で弱点が変わるんじゃないか、なんて。 「俺、クリスティア系だから聖水苦手」 「私、アマウラ系だから十字架平気」みたいな具合に。 結局ところ「決まりごと」が曖昧過ぎてよく、わかんないけど。 ) そうね、多分そうやってどんどん「よくわからないもの=オカルト」が駆逐されていって、何十、何百年で不思議な事なんて殆んど無くなっちゃうんじゃないかしらん? 今のペースで行けば。 ( と、天才インディアナ教授は思うわけである。 錬金術とかクランクとか、良い例だ。 アレはきっと曖昧な魔術とか奇跡とかを駆逐していく。 教会じゃ言わないけど、そんな事ずっと先の話だろうし。 ) まぁ―――そういうんでしょうねー。 いいとこ見てんじゃない。 この椅子のデザイン様式は50年も100年も前には無いヤツだわ。 ( 自警団が確実か。 あっちこっち歩き回る上に何の得にもならない話だけど――――いちお、我が身に降りかかった事だ。 理解しておかないと気持ちが悪い。 ) [Sat 17 May 2008 02:41:28]
牧師 > そういった概念論の類でどうにかなれば、有難いのですけどね、此方も(なんて苦笑いしつつも、若い牧師は同意した。頷いた拍子に落ちた眼鏡を抑えて。 とはいえ実際、妖怪に聖水が効果無く、松脂をつけた矢が悪魔に効果無いように、現実というのは割合と厳しい)理屈と理論ではわからない辺りを解明するのが、所謂オカルトですから――……と、そうだ。 学者先生でしたら、ひょっとしたら手掛かりになるかもしれない事が一つありますよ。あまりオカルト絡みでは無い方面で(アストラルという分野を完全に解明できるのは、それこそ神や悪魔か、或いはそれすらも超越したような存在だけだろう。 人間は人間に理解できる形でしか、理解できないのだ)(ともあれ、そう言いつつも眼鏡の牧師が指摘するのは、至極現実的な事なのだけれど)まあ全部がそうだ、とは言い切れませんけど――人を恨み、呪うような類の幽霊は、事件や事故絡みのことが多いんです。 椅子自体、そう古いものではないでしょうから……図書館か自警団で、昔の殺人とか、失踪とかを調べてみるのも手かと思いますよ?(学者先生なら調べるのも苦手じゃないはずだ、という勝手な偏見に満ちた視線) [Sat 17 May 2008 02:29:29]
インディ > んー、じゃこういうのはどう? アレは「怨念に憑り着いた悪魔である」。 "Daemon"なら居るでしょ? ( 解釈なんて正直何でも良いのだ。 境界線は疑わしいし、それこそ彼が言うように―――雑多なこの街では「うちの専門じゃない」なんて考え出したらきりがない。 大雑把にアレは「悪意(Daemon)」の類で良いと思う。 ) オカルトって苦手なのよねー。 専門外っていうか、でっきれば理屈と理論で組み立てたいわ――――なんだってオカルト? 魔法だの幽霊だの奇跡だのっていうのはいつも曖昧に暈すのかしらね。 ( 究極まで行くとその概念を誰もちゃんと分からないのか、突き詰めていくと辻褄が合わなくなって破綻する事を理解しているのか、とにかく歴史が長いくせに未だに誰もちゃんとした回答を出さない。 だから私はこの手のものが嫌いなのだ。 自分で解明するにもあまりにもとっかかりが無さ過ぎる分野だし。 ) 教会に来て言うのもなんだけど、さ。 ( 一応これでもパプテス教徒の家系なんだけど。 うちはベッタベタなヴェイトス=クリスティアンだ。 ハンバーガーとポテトが欠かせないような。 ) [Sat 17 May 2008 02:22:54]
牧師 > ええと――本来、パプテスの考え方で『幽霊』は存在しないんですよ(なんて、考古学者の言葉に小さく肩を竦めて牧師は答えた。その表紙にずり落ちた眼鏡を、また指先で押し上げる)基本的に亡くなられた方は天国に行きますし、或いは地獄に落ちる、というのが普通でして――教義上、死してなお地上を彷徨う方々は……。 ただまあ、実際にこうして『悪霊』が出てくるから此方としても対応しなければならないんですけど、我々の本職は『悪魔祓い』であって『悪霊退治』ではないんですよ。 だから――いや、言い訳ですね……これは(己が未熟だという事もあり、力になれていない現状が悔しいのだろう。 明確な対応策を打ち出せない事に歯噛みしつつも、とにかく何か出きる事から協力しようと思ったようで、若い牧師は頷いて答えた)そうですね。椅子を壊せば現状、広まっている呪いを解決する事はできないかもしれませんが、拡大を防ぐことは恐らく。 ただ――……この手の悪霊、悪魔、怪物退治は、相手が何者か次第で対策も変わりますから。(妖怪退治にエクソシストを連れてきても無意味だし、悪魔祓いに坊主を連れてきても……ということだ。 ただ『呪い』を解くというのも、この他民族都市ヴェイトスではなかなか難しい。 現状、ただ幽霊というだけでは何とも言えないのが本音だ)『悪霊退散、悪霊退散、妖怪、あやかし、困った時は――』なんて歌もありますし。一度、陰陽師やお寺さんの方に行ってみるのも手かと思います。(ひょっとしたら既に彼女は行っているかもしれないが『誰が呪いを解くのか』という答えに関しては、他の宗教家も回ってみては、とアドバイスを。 そしてまたずり落ちた眼鏡を指先で抑えた) [Sat 17 May 2008 02:11:34]
インディ > ( 異変が起きる椅子の共通項を調べてみれば、それらしいものは直ぐに見つかった。 「バーズ・ビートテール」。 必ず椅子のどこかにそう刻印されているということ。 製作者の名前らしい。 流石にちょっと分からないが―――ホワイティア系、男性、くらいまでは想定できる。 偽名でなければ、だが。 ) え、だから専門施設に持って来たんじゃない。 ここでどうにもならなかったら誰が呪いなんて解くの? ( 不安そうな声を出す牧師に肩を竦める考古学教授24歳独身。 既に二言目で敬語を断念している。 ) 共通しているのは「椅子に座ったら男の霊が現れた」よ。 とりあえず座れなくしておいた方が良いんじゃない? [Sat 17 May 2008 02:04:01]
牧師 > ……いえ、不安を煽るつもりは毛頭無いのですが。果たして椅子を壊しただけで、何とかなるような代物ですかね(昨今あまり超常現象的な事件の無かったヴェイトスに、突如振って沸いた『呪いの椅子』事件。 結構な数の人間がその毒牙にかけられ、呪術者や聖職者、ギルドはその対応に追われている。 そんな中、椅子の破壊に立ち会った聖職者の一人――未だ若年の牧師は、ずり落ちる眼鏡を何度か指先で押し上げながら、そんな呟きをもらした。きっと眼鏡の大きさがあってないのだろう。何となく目を細めているような感もある)この手の産物は――器物を破壊すると、かえって悪霊、悪魔を起こらせるケースもあると聞きますので。……とりあえず、此方で呪物を封印するのと同じ手続きを踏んではみますが――効果があるかは、何とも。 [Sat 17 May 2008 01:59:33]
お知らせ > 牧師さんが来ました。 『しかし――……』 [Sat 17 May 2008 01:54:40]
インディ > ( がこん、と音を立てて木製の座椅子部分が真っ二つに割れた。 大聖堂裏手の庭、付き添いの聖職者が2人、不安そうに様子を窺っている。 私は「これでOK」とばかりに笑顔を作って二人に振り返り、薪割り用の斧を立てかける。 ) ――――えっと、ご協力感謝します? 壊すだけじゃ心許無いから後の処理、オネガイシマスね。 ( あんまり使い慣れない敬語で礼を言い、破壊した3つの椅子を纏める。 そう、3つ。 ここ数日で3つの椅子を回収してきた。 …こんなに普通に見つかるほど出回っているという事か。 ) [Sat 17 May 2008 01:47:24]
お知らせ > インディさんが来ました。 『 死招椅子/2 Barz Beethtail 』 [Sat 17 May 2008 01:37:47]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『(カバーを変えたら、石鹸と太陽の香りに負けてしまったけど… 上と下の枕、交換してしまった)』 [Fri 2 May 2008 04:11:19]
セレニア > ( 何故だかとても気持ちの安らぐ香り。 水浴びで冷えた身体の芯がぽっと温かくなって、心地良いはずなのに、胸には少し息の詰まるような感覚がある。 不快ではないけれど、心地好いばかりでないのは少し残念。 浅く枕に顔を埋めて、深い溜息を零した。 )   ( 風や日差し、お湯が心地好く感じるのと、同じものとして捉えている。 特定個人に対する感覚という自覚はあまりなく、ただ、そうすると気持ち良いという事実を認識するばかり。 ) [Fri 2 May 2008 04:08:48]
セレニア > ( ―――ベッドメイク。 別に、変なことはしない。 そういうことをするという意識そのものを持っていない。 …はずだ。 )   ( いつもは寝起きにルームメイト自身が済ませていることだけど、今日は天気が良くて、いつもより少し早くシーツを変えることになった。 太陽の香りがする、質素だけれど真っ白なシーツをしいて、几帳面に四隅を伸ばす。 ―――次いで枕も、カバーを変えようと抱き上げたら… ルームメイトの匂いがした。 ―――湯上りに使っている薔薇の香油。 自分も使っているから似ているのだけど、少し違う。 ) ―――。 ( 仕方の無いことだけど、ほとんど寝に帰るだけの部屋で、あまりお話するような時間は持てない。 日に一度ここに帰って来て、彼女もルームメイトの存在を一度は意識してくれる… それだけで十分だと思うのに、なんとなく、ごく自然な無意識の動作として、手にした枕を抱きしめた。 ) [Fri 2 May 2008 03:58:21]
セレニア > ( 最低限備えられている家具の殆どは共用で、二段ベッドがあるくらい。 そしてそれも、上下どちらをどちらが使うといったことが、決められていなかった。 一般的な感覚で言えば奇妙なことかもしれないけれど… ルームメイトには良い方を使って欲しいと考るのに、どちらが『良い』のか分からない。 そんなことを延々と悩んでしまった結果、先に寝ている方を起こさないように、後に寝る方が下ということになっている。 )   ( 小さな窓を少し開けて、天井から下がっているフックにランプを吊るす。 今日も上で寝ることになるはずなのだけど、新しいシーツや毛布を上段に放り込んだら、下段に身を乗り出した。 ) [Fri 2 May 2008 03:44:18]
セレニア > ( もちろん、ハンターの任務に復帰したいという思いもあるのだけれど、いつかのように荒れてはいなかった。 待機を命じられていてもハンターであることには変わりないからか、それとも他に理由があるのか。 本人はさして意識すらしていないことだけど、部屋が変わったという、たったそれだけのことで大分落ち着いている。 )   ( 多くの修道女は寝静まっている女子修道院。 『暖かくなったから』と湯をもらわずに水浴びを済ませ、やはり冷えてしまった身体で自室の扉をそっと開けた。 ) ―――。 ( 暗い室内に目を凝らす必要も無く、戦士の感覚はルームメイトの不在を捉えている。 VHGの上司でもある彼女の帰りは、きっと今日も朝になるのだろう。 そんな事を考えながら… 誰もいないのなら遠慮することもない。 ランプを持ったまま、狭い二人部屋に入った。 ) [Fri 2 May 2008 03:22:39]
セレニア > ( VHGからの連絡は無く、大聖堂で待機せよという指示のまま五月に入った。 あくまでも警戒待機というハンターの任務であり、完全に元に戻るわけもないけれど、それでもいつかのような修道院での生活に戻っている。 日常の務めを手伝って、聖歌隊の練習に出て。 武装も許されているのだからと、聖堂騎士団の訓練にも混ぜてもらう。 ―――肝心のヴァンパイアによる大聖堂襲撃などがあるわけもないから戦果は全く挙げられていないが、生活に慣れれば暇にすることは減り、一日一日がつつがなく過ぎていく。 ) [Fri 2 May 2008 03:11:36]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 忘れられているのではないかというくらい )』 [Fri 2 May 2008 03:02:56]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 『(普通な神父だと思ってました。この時は。)』 [Mon 14 Apr 2008 22:26:41]
シャーリー > は、はあ。 それはまた偉く具体的な例えで…… ( 確かにそれは辛いだろう。 しかし病気に何故その例え?と神父の言葉に首を傾げていたり。 )( 必死なまでに煙草を求めるその姿勢に私感動。 や、感動はしないなやっぱり。 ) はい。 それでは道すがらよろしくお願いしますね。 ( 危ない生物が出回ってるらしい最近、確かに気をつけないといけないだろう。 男らしく覚悟を決めて扉を開けた相手の後ろを着いていく。 ) [Mon 14 Apr 2008 22:26:17]
お知らせ > フォスさんが退室されました。 『( そして、この神父の本性を少女が知る10分前 )』 [Mon 14 Apr 2008 22:21:18]
フォス > ( ぺこり、と小さく一礼を返してから。赤毛神父はにっこりと笑う。未だに手は震えてるが ) お嬢さんを夜遅くに独りで帰すわけにもいきませんし。これもなにかの縁。最近はなにかと物騒な生き物が俳諧していると聞きますし。 ( 煙草を手に入れれば後はどうとでもなれ。ええ、その後食事を奢れといわれれば奢るだろうし秘密をばらさないために金を要求されたら逃げればいい。今更始末書が怖くて神父なんてやってられるか。という激しく間違った思考の元、赤毛神父は扉へと歩き出そう ) [Mon 14 Apr 2008 22:20:34]
フォス > ええ、物凄くいつらいのです。どれくらいかと申しますれば煙草が切れたニコ中ぐらいに辛いのです ( HAHAHAHA。なんて外人笑い(というか外人だが)。 )  ええ? ( 一緒に来る、と言う相手にすばし逡巡。しかし、ここで断っては怪しまれると赤毛神父は判断。外に出てしまえば後は「知り合いの医者に」と言って煙草屋に行っちゃえばいいか。それからはまあ、どうとでもなる。可及的に速やかに必要なのは煙草である。煙草でしかない。煙草をプリーズ。 ) お心遣いありがとうございます。  [Mon 14 Apr 2008 22:11:58]
シャーリー > ええ。 天にまします我らの主はいつでも私たちの事を見守って下さると思います。 ( 焦る相手とは対照的にゆったりと柔らかく微笑んで会話中。 ) ( 体調が悪そうな相手を心配そうな視線で見つめている。 流石にタバコ切れでこんな風になってるとは思ってもいない! ) まあ。 そうだったのですか……それはまたお辛いでしょうに…… ( 疑わずに相手の発言を信じる。 騙されやすい吸血鬼。 言い訳に利用されるとは露知らず。 ) そうでしたか。 よろしかったら私もご一緒しましょうか? ( 病人(ある意味)一人で出てくのは何かあった時に不安だろうし、今の自分も用事があるわけでもないし。 そんな事を提案。 )( 確かに嘘は吐いてないな!! ) [Mon 14 Apr 2008 22:05:22]
フォス > ( う、嘘は吐いてないもんねー! ) [Mon 14 Apr 2008 21:48:56]
フォス > そうですか。もうお祈りの時間が・・・それは残n――・・・いえいえ、熱心なことはいいことだと思いますよ。きっと貴方の祈りは父上もお聞きくださっていることでしょう ( どうしよう。煙草がほしい。だが我慢だ。我慢するのだ俺! ) ぃ、ぃぇ、そういうわけでは―― ( 待てよ、といいかけた言葉を飲み込んで赤毛神父は考える。そうだ。この信者を利用して外に出てしまえばこちらのもの。そしてそのまま煙草屋に直行してしまえばいいのだ。後で外出理由は「悩める子羊を導いていました(きらーん)」とでもしておけばいいのではないのだろうか。 ) ええ、それが先ほどから胃の調子が悪くて。薬を買いに行こうかと少し考えながら硬貨を探していまして。 ( 薬=煙草。間違ってない。間違ってない ) お医者様をお呼びするほどのものではないのですが。ちょっと胃薬を、ね。あればいいので買いに行こうかと・・・ ( [Mon 14 Apr 2008 21:48:42]
シャーリー > へ?あ、はあ。 ――――そ、そうでしたか、アハハハハ。 ( 神父様は歯が命!を披露するが、少しばかり煙草の匂いが鼻に付く。 確か此処は基本禁煙だったのに?なんて思いつつも、相手の発言の意図が理解できず笑って誤魔化そうとした。 ) そんなお嬢さんだなんて……いえ、私も今日の祈りの時間は終わったころですので、その点はどうぞお気になさらないで下さい。 ( そんな風にありふれた挨拶を交わすけれど、相手の様子が先ほどから何だかおかしい。 妙に焦っていたり挙動不審だったり、今は手まで小刻みに震え始めている。 これはひょっとして―――― ) 神父様。 ひょっとして―――お加減でも優れないので? なんなら医者をお呼びしましょうか? ( 出した結論は思いっきりずれていた。 意図的でない妨害はなおも続く。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:40:34]
フォス > ――は、はははは。いえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえいえ私程度が怪しまれるぐらいでミサの邪魔にならなければ本懐であったりしなかったりしますので! ( こうなってしまっては匍匐前進している場合ではない。ゆっくりと立ち上がると法衣の埃を落としながらスマイル。白い歯がきらりーん、と思いきや少しだけヤニ臭い ) た、大した額ではないので気にせずに! それよりもお嬢さん。ミサの邪魔をして申し訳ありません! ( かくかくかく、と手が震えているのは緊張や戦慄きではない。煙草の禁断症状である。 ) どうぞ、私のことなど気にせずにお祈りを、ね? [Mon 14 Apr 2008 21:27:08]
シャーリー > ( あと一歩という所で邪魔が入るのはきっと世界のお約束。 アル中ならぬニコ中の神父が救われる道を無意識のうちに妨害するように立ちはだかる。 ) その…大変申し上げ辛いのですが、大変とても怪しいですよ神父様。 ( 少なくとも親が子供に見せたくないぐらいには。 )( 嫌な汗を流しながら視線を逸らして状況説明と言う名の言い訳をする神父。 それに対して女の返答は――― ) あら、そうだったのですか。 それはまた災難な目に……私で宜しかったら探すのをお手伝い致しましょうか? ( 神父相手にはこんな口調になる吸血鬼。 相手の必死ぶりに、一体どれくらい落としたのかと笑顔を浮かべながら問い掛けて。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:22:39]
フォス > ( あともう少しで出口である。あの大きな扉の向こうには夜空が広がっている。そして、その先には煙草屋があるはずだ。そこで目を輝かせた煙草が俺が救うのを待っている! と、赤毛神父は意気込み満点で拳を作る。礼拝堂の担当神父がなにか言いたそうな顔をしているのを視界の端に捕らえ、赤毛神父はほくそ笑む。今から声をかけても間に合うまい。俺は俺だけの買い物をする。しかし、実際には赤毛神父の奇行に「あの人大丈夫かな」という心配をしてくれたことを赤毛神父は知らない。 ) ――っ! ( しかし、しかしだ。あと扉まで数メートルという距離である。見つかってしまった! くっ、と奥歯を噛み締めるものの、どうしたらこの現状を切り抜けられるかと思案。もっとも――・・・・神父服の姿をしているので神父だということはバレバレなのだろうが。 ) い、いや・・・・まあ、えーと。お金を落としまして、ね ( だらだらだらと脂汗を掻きながらフォス神父は目を泳がせる。まさか信者に見つかるとは思わなかった。 ) 大袈裟に探すと迷惑になりますから、えーと、ほら。こうやってこっそり探しているんですよ。だから、皆さんには秘密にしてくださいね。ね? ね? ね!? ( 神父モードに丁寧口調でことを説明。誤魔化しきれるか! ) [Mon 14 Apr 2008 21:13:07]
シャーリー > ( 参拝客の一人はすn……じゃなくて妙へんちくりんな行動をしている人物を視界の中に入れてしまう。 そんな不審人物に声をかけるかどうか迷いつつも、激しく気になってしまったのでそろりと其方のほうに近づいていって声を掛けてみる事を決意。 ) あ…あのー。 一体全体何をなさっておいでなのですか? ( ロザリオを提げた女は遠慮がちにそんな質問を相手にしようとするだろう。 ) [Mon 14 Apr 2008 21:09:13]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『―――どうしよう。や、本当に。』 [Mon 14 Apr 2008 21:01:37]
フォス > ( 通路を横断する時は発見されないように前転をして横断。その姿をやはり窓からみた別の神職者が十字を切って祈ったのだそうだ。「我等が父よ。あの馬鹿の頭を救ってください」と。それはもちろん本当かどうかは定かではない。 ) ――・・・ ( 我ながら素早い動きだと赤毛神父は一人笑う。こうまでうまく誰にも見つからず――現実と認識は違うものだ――礼拝堂までやってきた。この時間、礼拝堂に人が少ないことは赤毛神父はよく知っている。しかし、姿勢を低くした程度では見つかってしまう可能性がある。ならば、と赤毛はドアからこっそりと礼拝堂に侵入すると壁伝いに匍匐前進を開始。これならば誰にもばれない、となぜか赤毛神父には確信があった。途中、礼拝席のどこかから「ママー、あの神父様なにy――もがっ」という言葉が聞こえた気がするがそれは気のせいだと判断する。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:56:51]
フォス > ( しかし、無理だった。なにが無理かと言うと煙草がない状態が無理である。人間はパンと水で生きていけるが赤毛神父にはそれ+して煙草が必要である。もっとも、多くの+の果てなのだが、途中で×も登場しそうな勢いではあるのだが ) ――ならば、この俺様の力を見せてくれる。ふふふ・・・ ( くつくつと赤毛神父は肩を震わせる。故郷では悪童と名の通った悪がきである。悪がきであるのだから、当然講義から抜け出す方法などお手の物。しかし、本気をだすにはバンダナとダンボール(?)の存在が必要不可欠だが、残念ながら手元に無い。そもそも『だんぼーる』というものは一体いかなるものか。きっと遠い昔の記憶に違いない ) ―――現場で鍛えたこの技術、今活かさないでいつ活かす ( それこそ現場で活かして欲しいものなのだが、赤毛神父に言った所で無理な話である。こっそりと赤毛神父は誰にも見られないで買い物に出ることを決意。姿勢をなるべく低くして私物いれ室から中庭へと移動。角からの突然遭遇を避けるために慎重に覗き、そして移動する。――その頃、中庭に面した部屋で読み物をしていた神職者が赤毛神父に気づき、後日こう語る。「あのフォス神父がまた変なことをしてました」、と。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:49:08]
フォス > ( 禁煙の手はこの大聖堂にまでやってきたのではないのだろうか。というよりかは元々大聖堂では禁煙である。禁煙であると知りつつ煙草を吸ってきたのはこの赤毛神父に圧倒的に非がある。見かねたシスターなり上司なりが私物入れの煙草を没収したか処分したという可能性を赤毛神父は考えなかった。今、赤毛神父の脳裏には猛烈に組み立てられる予想図はこうである。 ) くそ、まだまだ寒いからと外に出ない奴の仕業だな。俺が煙草が無いからと外に出ようとした途端に「あ、ついでに〜を買って来てくださいよ(裏声)」で頼むつもりだな。狡賢い奴らめ。この俺をそうまでして戦場へと引きずり込みたいか。―――くっ、やられた ( 激しく妄想である。もっともこの「外に出たら買い物を言いつけられる」というのも赤毛神父の妄想でさえあった。しかし、赤毛神父にはこの展開が現実に起こるだろうと信じて疑わなかったし、むしろそれが当然起こりえるだろう現実であると認識していた。 ) ―――どうする。考えるんだ。伊達に長く生きているわけじゃない ( このままでは煙草が無くてショック症状を起こしてしまう。手が震えているのはニコ中(厨)の表れではない。まだ堪えられるはずだ、と自分に言い聞かせる。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:40:58]
フォス > (なにか物凄いミスをしてしまった気がする。)( だが、気にしない、なぜなら時間は戻らないからだ。というかこれはどうにかなりませんか神様。激しく土下座万歳伝説謳歌中。ごめんなさい ) [Mon 14 Apr 2008 20:34:13]
フォス > 禁煙 [Mon 14 Apr 2008 20:32:57]
フォス > ( なにが無いって煙草がない。他の私物はある。チェス盤もあれば娯楽小説もあるし聖書もある。だが煙草がない。煙草だけが無い。何度でも言おう。煙草がない。一本もない。これはおかしい。箱ごとない。影も形も痕跡もないのだ。 ) ――・・・ ( 数秒、唖然。それから気を取り直して私物入れの中身をごそごそと漁る。そして、見覚えの無い紙切れ一枚を手にしたときは唖然とした。ああ、ここまできたか喫煙者に対する圧政は。なんという禁煙ブーム。このままでは外で吸う事自体できないのではないのだろうか。やがて喫煙者と禁煙車との間に大きな軋轢が生まれ、やがて喫煙者は隔離される運命にあるのではないのだろうか。そしてさらに時を進めれば喫煙者と禁煙車との間に争いが絶えず生まれ、内戦にまで発展するのではないのだろうか。 紙にはただ二文字、こう書かれていた  ) [Mon 14 Apr 2008 20:32:47]
フォス > ( そしてうまそーに最後の一本を吸い終えた赤毛神父はにんまりと笑いつつ携帯灰皿に灰を落とす。 ) さて、と。もう一本もう一本 ( スキップしたくなるような気分であるが、その理由は他の人間が外に出るのを嫌がってるんだろうなぁ、という予想と想像の中で、自分だけが外に出ずに目的を達成しているという喜びを噛み締めているからである。なんとも俗っぽいと思われるかもしれないが、こんななんでもない日常に幸せとか喜びって転がってるんだと思う。 ) よっせ、と ( 自らの私物入れを棚から取り出し、その箱を開ける。そして今まさに二つ目の煙草を取り出そうと手を突っ込み・・・・・ ) っ! ( 無かった。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:29:13]
フォス > ( その煙草は最後の一本であると仮定しよう。これを吸っては外に再び買いに出ないといけないわけなのだが、外に出ようとするとシスターやらほかの神父やらに買い物を言いつけられるわけだ。春の桜が散って間もないとはいえ、まだまだ春先の肌寒い季節。進んで自分から外に行こうとするものはいないわけである。他の人間が外に出て行こうというならば、そこに「あ、ついでに〜をかって来てください」と頼んでしまおうという腹なのである。ああ、かくも汚い。ほれ見たことか、これが人間の本性である。・・・もっとも、それは赤毛神父も同じ事で、誰かが外に出ないかと思っていたわけなのだが。 ) しかし、俺様を舐めてもらっては困る。なんといってもサボることにかけては天下一品超高級。俺様は煙草を『箱』で買ってあるのさ! ( ふははは、と独り高笑いをする。そう、煙草が一本と言うのは全て『仮定』の話である。悠々自適に今から誰か外に出ないかな、と待っている神父シスターを眺めつつ俺は一服できるのだ。これに勝る幸せはそうそうないだろう。「嗚呼、なんという幸せ」などと呟きつつ赤毛神父は最後の一本に点火。私物入れに詰め込んだ煙草のカーボンを思い出しながら中庭の一角で煙草を吹かす。もっとも、誰かが外に出ようものなら煙草を買って来て欲しいと頼むわけだが・・・これはまあ、人によりけりで、喫煙に眉の字をハの字にする奴には頼まない。 ) [Mon 14 Apr 2008 20:22:01]
お知らせ > フォスさんが来ました。 『目の前に煙草が一本あるとする』 [Mon 14 Apr 2008 20:13:26]
お知らせ > サージェントさんが帰りました。 [Fri 4 Apr 2008 20:46:55]
サージェント > (パタパタと周囲を見回しながら此方に向かってくるシスター見習いの姿を見て、咥えていた煙草をそっと外套の内側に押し込んだ。 火はつけていない。 暗闇の中の灯ほど目立つものはないからだ)……では、アレッサンドラの部屋まで、これを頼む。 軍曹からだと伝えれば、わかるだろうから(簡潔に用件を告げ、ポケットから取り出した甘味――飴などの類――と共に、幾許かの駄賃を手渡す。 後は野となれ山となれ、か。 シャジャールの偽装に協力し――……)………………。(……――その後はどうするか。 背を向けて走り去っていくシスター見習いの姿を視線で追い、完全に消えてから、此方もゆっくりとその場を後にする。 ……どうするべきなのだろうか) [Fri 4 Apr 2008 20:46:54]
サージェント > (中身は『心臓部位に穴の開いたアララマ系の衣装』『古着のドレス』『看護婦の衣装』『中央病院の見取り図』『短剣』そして『灰の詰まった袋』である。 この内、ドレスと看護服、短剣は、肌を黒く塗った少女に買いに行かせた品であり、ようは擬装用だが――……正直、見抜かれる可能性が無い、とは言い切れない。 ただ、と煙草を咥えながら考える)(つまりリーチ、今はシャジャールと名乗っている娘が、これ以上の騒動を起こさず、平穏に、一市民として暮らす限りにおいては)(アレッサンドラに目を瞑らせることが出来るのではないか、という事だ)…………まあ、後は何とでもなる、か。(詳細は知らないまでもVHGではまたゴタゴタが起きているようだし、此方にまで手を回す余裕はないだろう、という思考もある。 まあ、これにしたって何処まで通じるかはわからないのだが。 ようは最悪、時間稼ぎができれば良い、という所だ) [Fri 4 Apr 2008 20:43:29]
サージェント > (だいぶほとぼりも冷めた頃。今更蒸し返すのも愚の骨頂かと考える向きもあるだろうが――だからこそ『終わらせないまま』というのは不味い。  大聖堂の裏。 いつかも修道女見習いの少女と密会を交わした其処に、今日も軍人風の男が赴いていた。 待ち人もかつてと同じ。 ――ただ今回は少しばかり、事情が違う。 彼女に協力を仰ぐという事は変わりないのだが、荷物の運搬を頼むだけだ)(荷物というのは、使い古しの安物のトランク。 傍らに置かれた其れが、今回の重要な『物』だ) [Fri 4 Apr 2008 20:36:27]
お知らせ > サージェントさんが来ました。 『――だいぶ遅れて』 [Fri 4 Apr 2008 20:33:49]
お知らせ > シャーリーさんが帰りました。 『そうして吸血鬼の夜は更ける』 [Tue 25 Mar 2008 01:43:45]
シャーリー > ( こんな不安定な気持ちの時に踊りに出てもどうせ醜態を晒すだけ。 元々明るさぐらいしか売りの無い私だ。 少しばかり手持ちの金銭に不安が出てきてしまうが……まあ仕方ないか。 )( そうだ。 暫くはスラムの教会やここで雑用でも手伝っていようかな。 そうして体を動かしていた方が少しは気晴らしになる。 よしそうしよう。 神父様か誰かにでも早速相談しにいくとしよう――― ) [Tue 25 Mar 2008 01:37:21]
シャーリー > ( 吸血鬼はある一定の期間で成長が止まるか、もしくは転化したままの姿でずっといるか。 定説ではそれである。 ――――ならばひょっとして、精神年齢もその一定の期間で成長することを忘れてしまうのだろうか? いくら自分で年寄り染みた態度を取った所で、ふとした拍子に出てしまうのはまだまだ若い少女のような仕草。 )( ――――どれが私? それとも、その全部が僕で、そして私であるのかな? )( 数えるのも馬鹿らしくなってくるぐらいにいつも同じところで悩む。 きっと神様だって、もうすっかり耳にタコで聞き飽きてしまったに違いない。 ) [Tue 25 Mar 2008 01:23:33]
シャーリー > ( 今日も私は奴隷から血を啜ってきた。 もし本当に平和と優しさを望むのなら、他人から奪わなければ生きていけない自分がまずいなくならなくてはいけないのでは? ) けどそれは……私には無理です。 ( 自分の体も命も粗末に扱いはする。 けれど自ら命を断とうとは思わないし、意味もなく死にに行く真似もしない。 私は自分の死が怖いのだ。 )( けどそれよりも遥かに他人の死の方が怖い。 だからあの時にあの少女を守ろうとしたのは使命感とかそういうものじゃない。 ただ単純に、『私が』人を死ぬ姿を見たくないからだ。 ) ………飽きませんよね、私も。 主よ。 この自問自答、貴方の前で果たして何万回繰り返せば気が済むのでしょうね? ( それはつまり、自分は結局何一つ成長をしていないという事。 六百年も無駄な時間だけを過ごしていた。 ) [Tue 25 Mar 2008 01:07:47]
シャーリー > ( 聖書にしるされた祈りの言葉を捧げる。 そして心の中でいつものように主への願いを付け加える。 )( どうか、この世界がもっと優しくて平和な物になりますように―――― ) ( そして合わせていた掌を離すと、自虐の色に満ち満ちた微笑みを吸血鬼は浮かべる。 ) ……本当に…どこまでも私はエゴの固まりですね、主よ。 ( 本当に、性質の悪い冗談が好きな化け物だ。 ) [Tue 25 Mar 2008 00:52:44]
シャーリー > ( 今日も健やかな一日を過ごさしてくれた事への感謝の念。 いつも見守って下さる事への畏敬の念。 そういった思いを祈りの中に込めて、胸に銀のロザリオを下げた女は自分の信じる神への言葉を真摯な気持ちで口に出していく。 ) ―――国と力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり  Amen   [Tue 25 Mar 2008 00:39:07]
シャーリー > ( 一般の信徒たちにも開かれている礼拝堂の中、洒落っ気の無い格好をした女が神に祈りを捧げていた。 ) 天にまします我らの父よ――― ( 夜半であるために人気があまり多く無い大聖堂。 女の静謐な主への言葉は澄んだ響きで礼拝堂にこだましていた。 ) [Tue 25 Mar 2008 00:26:07]
お知らせ > シャーリーさんが入室されました。 『静かに、ただ祈る』 [Tue 25 Mar 2008 00:19:02]
お知らせ > ジョージさんが退室されました。 『( まあ、比較的仲の良いほう――だとは思ったとか )』 [Mon 24 Mar 2008 04:54:13]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 大聖堂を出るまでは、送ろう。 何を話すでもないけども、当然のように並んで歩き出す )』 [Mon 24 Mar 2008 04:53:20]
ジョージ > ……まあ、何とか、という所かな、ぼくは。(苦笑いしつつ頷いた。 心配する必要はないけれど、してくれることは有り難い。 大丈夫、というように頷いて、最後にもう一度クシャクシャと髪をなでてやった)ああ……そうだったね。 ジャスティスさんは復帰しているようだけれど、犯人は逃走したまま、と。 ――やれやれ。厄介はつきないね。(そう言って、ポケットに両手を突っ込み、ゆっくりと彼女から距離をとる――そろそろ戻らなければ、という意思表示) [Mon 24 Mar 2008 04:52:03]
セレニア > …そうですか。 ( 直接関わっていないと聞けば、どこかホッとした風に。 次いで、どうやら担当になっているらしい青年を、爪先から頭まで状態確認。 そういえば… ) …マクドゥガル、体調に問題はありませんか? ( 暫く伏せっていて、何度か顔を合わせはしたけどそれきりだった。 負傷に加えてアヴァタールの使用による負荷は、薬物のもの。 もう大丈夫なのかと、今更ながら。 一応気にしていたらしい ) …いいえ。 マリア様をお守りしなければなりません。 …それにヴェイトス市を離れるのでは、仕方ありませんが… シスター・ジャスティスの件も、まだ。 ( 余暇の旅行に行くわけではないのだと、肩の力が抜けない調子は変わらない ) [Mon 24 Mar 2008 04:39:17]
ジョージ > 難しいんだよ、色々ね。(あまり気にされていないまま、撫で撫でと、そのまま掌で彼女の髪を梳いてやり――彼女の問いに、うん?と小さく首を傾げた後、ああと合点したように頷いた。 アレッサンドラには、随分と懐いているようだし……心配なのは無理も無いか)んー……直接は関わってないよ。主に面倒ごとを抱えているのはぼくだけだし。意見書を提出してくれて、凄く助かったけどね。 ――ああ、クリスティアに。(VHGのイメージが実に強い女性だけれど、アレッサンドラは聖堂教会からの出向者だ。 となれば、本国に帰る用事もあるのだろうし、知り合いもいる筈だ。 成程、と頷いて)まあ羽を伸ばして、というわけにはいかないだろうけど。――すこしヴェイトスを離れてノンビリしてくると良いよ。 リリルの件が片付けば、そう厄介な事もないだろうしね。 [Mon 24 Mar 2008 04:29:33]
セレニア > わかりませんか? ( 正しいことは、正しいことだ。 私たちはそれを為し、間違いを正しいと信じている者が敵。 ただ、あまりにも敵が多過ぎる状況で、何と戦うかは選ばなければならない。 そこが難しい。 頭に手を置かれても、特に反応しない。 これがマリア様にセットしてもらった後だったりしたら、触れさせないように身をかわしたかもしれないけども ) ―――ヴェイトス市は、いつもそうです。 ( 気長に付き合ってくれる人ばかりではなくて、あまり進歩も無い少女は、それでも少しずつ受け入れざるを得ないことだけは理解していて、諦めるように呟いた ) …マリア様も、その件に煩わされていますか? いつも、お忙しいのに… ―――聖教会に招かれていて、クリスティアへの旅に、私も同行することになっています。 [Mon 24 Mar 2008 04:18:16]
ジョージ > まあ、色々と難しいんだよ。すぐに動けない程度には、ね。(多分伝わっていないのだろうなあ、と苦笑しながらも、一先ずは彼女の言葉に頷いて見せた。 セレニアという少女がここに至るまで、どういう人生を歩んできたかは知らないが――頭の固さは折り紙つきらしい。 もっとも、青年もそれは理解しているから……気長に付き合っていこうと思えるのだけれど)まあ、ひとまずは色んな考え方があって、どれが正しいかは誰にもわからないって事だけは、頭に入れておいた方が良いと思うよ。(そう言って、彼女の頭に手を伸ばし――ぽふ、と手を置いて撫でようとして見る。 こう、じっと見つめ返す仕草が、何処となく子犬のように見えるのは気のせいか。 ……だとするならば、きっと母犬はアレッサンドラなのだろうけれど)待機命令については、ぼくは良く知らないからなぁ。 一先ず、此方の問題はまだ少し時間がかかるって事だね、わかっているのは。 ――いや、話してるとだいぶ気分転換になったから。(礼を言うのは此方のほうだ、と頷いて) [Mon 24 Mar 2008 03:56:05]
セレニア > ? …はい。 ( 本当は、よく分からない。 滅ぼさなければならないから滅ぼすのだし、生かさなければならないから生かすのだ。 どちらがそれを達成するか。 短絡的な少女の思考は、簡単に実力行使に辿り着く。 協力し、話し合うことが大切であるのは理解するものの… ヴァンパイアに対する思考というのは、特に幅を持たせられなかった。 マリア様が運用を望むのなら、従うが。 やはりその理由を、直接尋ねたがるだろう ) …ハーフであるということは、証明できたのですか? …重要なのは、そのヴァンパイアが在り続けるために何が必要で、そのヴァンパイアが何の為にVHGへ名乗り出たか、ということだと思います。 ( 半分しか人でないものが人と言えるのかどうか。 …そもそも人でなくフレイバーとのハーフとなれば決定打なのだけど、それ以前の問題。 考え方があると言われれば頷くが、その顔は、どこか不思議そうにしている。 覗きこむ顔を見つめ返して… ) ―――? そうですか。 …では、私はまだ、待機が続くのですね。 ( とりあえず、何やらよく分からないことで揉めているのは理解した、と頷いた。 ヴェイトス市ではよくある事だと思う。 …そして重要なのは… それよりも、自分が務めを果たせていないということで。 さておき ) ―――もうしわけありません。 気分転換に来たのに。 ( 今更だけれど、マリア様も忙しいようであまり話ができないし、聞いておきたかった。 礼をして ) [Mon 24 Mar 2008 03:50:03]
ジョージ > まあ、色々と難しいんだよ。 正直、ぼくもさっさと片付けてはしまいたいんだけど――「延命すべきだ」という意見がある以上は、ね。 セレニアさんだって、自分の意見を無視されて、勝手に物事を進められたら嫌な気分だろう? VHG内部で揉めてる場合でも、無いしね(そんな風に噛み砕いて、彼女に状況を説明してやる。 まるで幼子に対するようだ――とは思うけれど、彼女の内面が、さほどそれと変わらない事を理解しているので、あまり躊躇いは無い。 殺すことが救いか否かという事に関してだとて、色々な考え方があるのだ)重要なのは、彼女が「ハーフ」である、という事だね。 「吸血鬼として殺す」のではなく「人として生かす」という考え方も、あるのだし……生きているからこそ償えるという意見もあるんだよ。 そういう考え方が正しいってわけじゃ、ないけどね。 でも間違っているわけじゃあないだろう?(手摺から離れ、セレニアに歩み寄り、身を屈めて顔を覗き込む。 彼女の内面の思考はとても想像がつかないが、しかし――今VHGの内部で何が起きているかは、こうやって説明する事ができる)『神の御意思は人間には想像がつかず、理解もできない』だっけ? 何が救いかっていうのは後々になってわかる事もある。 だから――皆、悩んでるんだよ。 彼女が滅びたいと言っているからといって、それが彼女の救済に繋がるわけじゃあない。(しかし……こうして語っていると、まるで自分が、リリルの救いを望んでいるかのように思えてくるから嫌になる。 滅ぼしてやりたいと、呆れと憎しみとが入り混じった感情を抱いているというのに) [Mon 24 Mar 2008 03:32:29]
セレニア > ―――? そうですか。 ( 単純な話だと、思ってしまうのだ。 想像力が乏しくて、言われてみるまで自分が考える以外のことを、思いつくことができない。 確かに生物として自ら死を望むというのは考え難いことだけど… 彼が理解できないというのは、そういう部分だろうかと、そんな具合 ) ―――それは、償いになりますか? …そのヴァンパイアも、ヴァンパイアを滅ぼすためとは言え、自ら吸血を続けることは望まないでしょう。 ヴァンパイアは、私たちが滅ぼします。 そのヴァンパイアが、これ以上苦しみを重ねることはありません。 もしも、カーンがそれを強要するのであれば… ―――。 ( そこで、黙る。 この少女の中では、そのヴァンパイアは滅びを望んでいることになっている。 そのヴァンパイアにとって一番の安息は、一刻も早い迅速な滅びであると決めてしまっている。 だから、それがそのヴァンパイアが口にしたことであっても、ハンターとして運用するなどあり得ない。 運用するのは自ら名乗り出たヴァンパイアの、人としての想いを踏みにじることだった。 運用されるのは、強要されてのことだ。 …厳重な管理下に置かれるために、そうなっては自主的であろうと強制であろうと、大差ないのはさておき… ―――だから。 仮に運用されたとしたら、その苦しみからは私が救おうと言う。 VHGに反する問題発言であるために、口にはしないけれど。 共闘するのなら、その機会もあるだろうと ) 悩むことが、ありますか? そのヴァンパイアは、名乗り出ることができました。 私たちは、その願いを叶えるべきです。 ( 滅びたい、という願いを。 勘違いだとしても、この思い込みを上手く取り除くのは難しい ) [Mon 24 Mar 2008 03:20:36]
ジョージ > まあ、彼女――件の吸血鬼ハーフの心情については、ぼくも理解していない、というか……理解できないのが、本音だけれどね。(悲壮感に酔っている、とでも言うべきかもしれない。 『他の誰にも迷惑をかけず、そしてみんなを救って死んでいく私』という存在に憧れ、出頭し、現実を見せ付けられて絶望した、と。 そんなように青年は思考しているし――「血を吸うのは仕方が無い」「鳥や牛を食べるようなもの」という発言も聞いている。 まあ、わざわざ口に出して、彼女の精神を逆撫でする必要もないだろうけれど)まあ、だからこそ慈悲深い死を、という意見もあるし――……ダンピールは君も知っているだろう? そういう意味で利用できないか、という意見もある。 まあ、そのハンターは多分……情、だろうけどね。 難しい話だよ。 蘇った死者ですらないのだし。(とはいえ、その吸血鬼ハーフの少女、リリルに同情しないと言えばウソになる。 悲惨な生い立ち、その人生に哀しみを覚えなくもない。 だが――駄目だ、と思う。 生きていて良い存在ではない、と)まあ、まだ結論は出ていないし――……これから先どうなるかはわからないけれど。  仮にVHGに協力してもらう事になったら――確実に厳重な拘束が施されるだろうけど――共同戦線って事になる可能性も、考えておかないと。(あまり考えたくないけれど、と小さく呟く。 恐らく彼女の想いとは正反対だ。 滅ぼしてあげるべきだという考え方と、滅ぼすべきだという考え方は、似ているようで真っ向から違う)……まあ、そんなわけで頭痛いのさ、ぼくは。 [Mon 24 Mar 2008 03:00:40]
セレニア > ―――詳細は何も。 ( その落ち着きは、カーンへの信頼でもある。 自警団や、その他のテンプルがヴァンパイアを押さえているとなれば… ここがヴェイトス市というのもあって、警戒したかもしれないけども。 それにしたって、人の血を啜ることでしか在り続けられないものを、まさか解放したりはしないだろう。 蚊ではあるまいし、ヴァンパイアに対する人類の砦であるVHGが、そこで情にほだされたりはしないと思っていた ) …ヴァンパイアは、生前のその者とは、別のものであると教わりました。 …ですが、自ら聖句を唱えて滅びたヴァンパイアもいたと聞いています。 ―――それが人から転向したのではないオリジナルなら、また別の話かもしれません。 それでも… ヴァンパイアも、人のため、自ら滅びを望むことができるのですね。 ( 存在し続ける限り、人の血を口にしなければならない。 マクドゥガルから全ての話を聞かないのなら、この少女は、そうしてあり続けること自体、そのヴァンパイアにとっては苦痛となるはずだと考える。 VHGに名乗り出るというのは、そういう事だ。 せめて可能な限り苦痛の少ない、一瞬での滅びを。 それを望むことができるということは、素晴らしいと思う。 …それこそ、奇跡のようなもの )   ( だから実情を知ってしまえば、幸いにして浅慮だっただけかと、落胆してしまうのだろう。 そこにある苦悩には目を向けようとせず、自身の価値観のみによって ) ―――外請けの賞金稼ぎですか? …意外です。 ( 金のためだけに狩りをする者であれば、情にほだされるようなことは少ないと思うのだけど。 『対処に困る』と言う青年には、困ることなど無いのだと首を振った ) ―――恐ろしくなってしまい、一時の迷いがそう口にさせたのでしょう。 本気にしてしまったそのハンターも、そのヴァンパイアの望みがそこには無いことを、理解するのではありませんか? 滅びを望んでいるはずです。 在り続けることこそ、最大の苦痛なら… 貴重なサンプルではありますが、やはり。 ( 訳知り顔で頷く表情に、険しさは無い。 狭量で、青年の言葉から現状を正確に想像することができず、むしろどこか寂しさすら滲ませて、青年から視線を外した。 どちらにせよ、すぐに通常の務めに戻れるのだろうと確認できた。 …それは、勘違いなのだが… ) [Mon 24 Mar 2008 02:48:44]
ジョージ > ……ん、ああ。 なんだ、セレニアさんも知ってたのか。(彼女の問いに、青年は苦笑しつつ振り返った。背中を手摺に預けて、うーん、と軽く腕を伸ばす。 ――寒いという程ではないけれど、冷たい夜気は心地よかった。 しかし……その事実を知っていても尚、こうして大聖堂で大人しくしていられるというのは、ある意味で成長ではなかろうか。 少し嬉しく思うと共に、表情が緩んだ)そう、その吸血鬼と最初に接触したのが、ぼく――と、賞金稼ぎ制のハンターでね。 正確には「ハーフ」……らしいんだけど、実際に吸血行為はしているから、何とも。 死んで償うとか、生きて償うチャンスに賭けたいとか色々言っていて――で、そのもう一人のハンターが「吸血鬼ハンターにして手伝わせるべきだ」って提案もしてて……対応に困ってるところ。(まあ、延々と泣き言を聞かされ、ついカッとなって公開処刑云々の文書も提出してしまったが、基本的に青年は処刑賛成派である。 ダンピールという存在がいる事は知っているし、吸血鬼との混血だからそく処刑、というような意見を持っているわけではないのだが。 既に吸血した上に、あまりにも、その……) [Mon 24 Mar 2008 02:20:20]
セレニア > ( ―――ただ、人に紛れるヴァンパイアが相手では、夜を光で追い払おうとも、陽光が降り注がない限り意味が無い。 むしろ夜間に人と人との接触が増えるなら、人目が増えることと、ヴァンパイアが獲物を得る機会が増えることと、どちらがより大きな意味を持つのか――― 『それでも』と続くはずの部分では、マクドゥガルのようには感じないかもしれないのだが。 口にしないことは、今はさておき、また今度 )   ( おそらく彼が頭を痛めていることを、聞きたがっているのだけれど。 息抜きに来たのだから当然か、その部分には触れられず、『あまり変わらない』と言う。 ―――重ねて尋ねてしまっても良いものかと考える、暫しの間 ) …それは、自ら名乗り出たヴァンパイアの事ですか? …私は、12日から大聖堂での警戒待機を指示されています。 カーンが留め置いているヴァンパイアの処遇と、関係があるのではと思うのですが… ―――即座に滅ぼす必要が無いのなら、その用途も理解しています。 ( 彼に言っても仕方の無いことだけど。 …例えば貴重なサンプルとして、アレやコレや試すこともあるだろう。 まさか狩人としての起用が検討されているとは思わないが… ミザリーの時と同様、滅ぼさせろと騒ぐような真似はしないと、言葉の後半はもごもごと ) [Mon 24 Mar 2008 02:10:45]
ジョージ > (彼女と入れ違うように、此方は手摺へ両腕を乗せ、寄りかかるような体勢で夜景を眺める。 考える事はおおよそ、似たようなものだ。 夜が明るくなっていくという事には違和感を感じるが、それでも吸血鬼の脅威が減っていくのは良いことなのだから。 まあ、セレニアの無表情は今に始まった事ではないし、青年は気にしない――のだが。 不意に問われた言葉に、うん?と首をかしげた)……まあ、そうだな。まあ、あまりいつもと変わらないよ。 探し出して、杭を打って、さ。 ちょっとぼくは、頭の痛い仕事を抱えているけれどね。(それにしたって別に、VHG全体に影響は出ていない……筈だが。 少し口に出してよいものかどうかは迷う。 ヴァンパイアハンターである以上、ある意味当然なのだが、セレニアは苛烈な反吸血鬼派の人物だ。 さすがに猪突猛進はしないだろうけれど……)  [Mon 24 Mar 2008 01:52:53]
セレニア > ( 自殺未遂してしまった人、犯罪者、えとせとら。 それでも信仰心から修道している人が一番多いのだろうけど、何か事情を抱えている人も居て、それぞれ事情によって待遇や環境は違いそうだ。 ―――この少女は、あまりそういった表情を向けられることがない。 親しげに笑いかけられても、別に相手を嫌っているわけでもないのに、笑い返さないからだ。 表情の乏しい顔で じっ と見つめて。 自分に用があるのでは無いと言われれば、頷き、そのまま立ち去ろうと――― いつもなら、するところなのだけど ) …カーンは、どうなっていますか? ( 気分転換に来たという相手に尋ねることではないのだが。 自然、そんな言葉が口をついた ) [Mon 24 Mar 2008 01:45:53]
ジョージ > (まあ修道女というのは、所謂『花嫁修業』として送り出された良家の令嬢なんかもいるそうであるし、そういった類の人物ではないかな、と思う。 まあ、だとしても、少々はしたない姿には苦笑を浮かべてしまうのだが特に咎めることもなく。 擦れ違おうとするなら、そのまま――)……あれ、セレニアさん?(声をかけられ、其処でようやく気がついた。 よくよく見ればウィンブルの下に見える髪は、あの特徴的な桃色のような――……。 そういえば大聖堂に一旦戻っていたのだったかと思い至り、改めて、やあ、と親しげに笑いかけた)ああ、っと……別に連絡とかじゃあ無いよ。 ぼくは休憩で、大聖堂には気分転換に来ただけだから。 [Mon 24 Mar 2008 01:36:31]
セレニア > ( 展望テラスと言うくらいで、そこはそれなりに高い場所に当たる。 そんな所で手摺の上に、脚を外に投げ出して座る修道女というのは、多少異常だ。 ―――礼拝などに訪れる一般の信徒は引く時間。 見学者も、そうは無いだろう。 ひと気の無い、暗いテラスを訪れた男性を振り返り、小さく会釈する。 修道士か司祭か… 何でも良いが、教会関係者だろうと当たりをつけて手摺を下りて。 暇にしているのを見られるのもなんだし、こちらへやってくる隣を擦れ違おうとして――― あれ ) ―――マクドゥガル? ( 何をしているのかと、確認するように名を口にしながら、首を傾げた。 何か、口頭で伝える必要のある連絡だろうか? それにしては、こちらを探していた風でも無かったが ) [Mon 24 Mar 2008 01:30:15]
ジョージ > (参っていた。 というのが、正直な話、今の青年の状態である。 未だに処遇の決まらない吸血鬼ハーフの少女、彼女の発言を逐一記録していれば――つまり、ほぼ毎日のように泣き言を聞かされていれば、ある意味当然の帰結であるのだが)…………やっぱり、そうなると大聖堂は落ち着く、かな。 そんなに真面目な信徒ってわけでも、ないんだけどさ。(そうしたわけで、一日の休暇を貰った青年はぶらぶらと大聖堂にまで繰り出していた。 何処からか聞こえる賛美歌の声や、所々に灯った蝋燭の火は、疲れた心身に心地良い。  まあ、特にこれと言った目的も無く……知り合いにでも巡り合えれば、といったような気持ちなのだが。 両手をコートのポケットに突っ込み、ぶらり、ぶらり、自然と脚は眺めの良い展望テラスへと向かって………)おや? ……先客さんがいたのか。(きっちりと修道女の格好をしているのなら、初見で彼女とは気付かずに。ひらりと掌を振って挨拶をしつつ、此方も手すりまで歩み寄ろう) [Mon 24 Mar 2008 01:18:20]
お知らせ > ジョージさんが来ました。 『( 息抜き )』 [Mon 24 Mar 2008 01:11:44]
セレニア > ( 曇天であっても、ヴェイトス市の夜景を眺めるのに支障はない。 あの灯り一つ一つが人の生活の営みだと思うと、一体何をしているのかと訝る気持ちも出てくるけれど。 未だに人の領域とは言い難い夜が駆逐されることについては、どちらかと言えば歓迎できた。 夜に行われることが、パプテス的にはあまり好ましくないものでも、人外の化け物が跳梁跋扈するよりははるかにマシだろう。  ―――こんな意識を丸くなったと言うのかどうか。 夜気もあまり堪えない夜、星空より眩い光を薄紅色の瞳に映し、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女は、石造りの手摺に腰を下ろして暇そうにしている )   ( 普段あまり参加していないとは言え、修道院が人手を持て余すことなどありえないのだが。 ハンターとしてVHGに出向している少女は、それでなくてもとっつき難いのに、性格にも難がある。 新入りが馴染めないのとはまた異質に孤立してしまっていては、自由な立場から自主的に仕事を探すのも難しく、ふとぼんやりしてしまう時間が増えていた ) [Mon 24 Mar 2008 01:10:37]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 展望テラス )』 [Mon 24 Mar 2008 00:40:51]
お知らせ > セレニアさんが退室されました。 『―――待って。 ( どこぞのシスターより先に、この場で注意 )』 [Wed 19 Mar 2008 02:48:27]
セレニア > ( 大聖堂は、学ぶのにこれ以上ない場所だと思っている。 マリア様への処遇やその他では不満たらたらだし、あまり信頼していない部分もあるのだが、それだって他のどこかで学ぶよりは、良いものを身につけられると思っている。 どこがどう良いのかなど考えず、『そういうもの』として、ごく自然に。 それがおかしいと考えもしない )   ( 素直に応じるようなら何の問題も無く、少女は言いたいことばかり言って、キリバナが務めに戻るのを止めるわけもない。 ―――自分も何か手伝うことを探そうか。 それとも少し、どこかで身体を動かしておこうか。 そんなことを考えながら立ち去ろうとしたら――― 何か、大雑把な仕事が目に入って ) [Wed 19 Mar 2008 02:48:20]
お知らせ > マヤウィさんが帰りました。 『(本人は一仕事終えた気満々。後でシスター辺りに注意されたりして)』 [Wed 19 Mar 2008 02:33:45]
マヤウィ > …わかりましたわ。 ( 確か、この街ではパプテスが割と優勢だった気がする。パプテスの常識=人間の常識と思い込んでしまうと後々やっかいになりそうだが、パプテスが人間の全てではないことを頭に置いておけば問題ないだろう。そう、計算して頷く。セレニアの変化には全然気付けない。 ) 絶望的…。 ( ひどいですわね。と思って苦笑しつつも、人間から見ればそんなものなのだろうと…。それにしても、この少女本当に「マリア様」「マリア様」だ。本当に信仰しているのは何なのやら…という感想を持った。とりあえず、セレニアの前で間違ってもアレックスの悪口その他は口にしないようにしよう……。 ) 洗礼名…ああ、なるほど。 ( まだ数少ない、パプテスの知識から思い出して納得。他の人がハンターアレックスを「マリア」と呼んでいないのもどうりで。 ) あっと…そうだわ、わたくしお掃除を終わらせないと。シスターに遅いと叱られてしまいますわ。 ( 思い出して慌てながら、残っていたゴミをテラスから──箒でバッサバッサと下に落とした。これでゴミホコリは土に還るのです。 ──下の階の構造次第では、土の上に落ちていないかもしれないが。ロクに下も見ずに、キリバナは「お掃除終わりですわ〜♪」と、セレニアにちょっと手を振りテラスから室内へと戻っていく。 ) [Wed 19 Mar 2008 02:26:27]
セレニア > ( 教育する手間に値する成果を得られるのかどうか。 畑に生えてしまった予定しない草花を、鉢に移して管理して、何を実らせてくれるのか。 そんなところにばかり『得るもの』を求めてしまう。 分かり易いことしか分からない少女は、きょとんとしたキリバナの顔を冷たく見つめてる。 いい加減この少女も損得ばかり考えるようだが、それは『栽培』に対する感覚で ) ―――そう。 大聖堂で学べば、問題ない。 ( 普通、では元が取れないと思うものの、マリア様が望んだことだ。 まあがんばれ、という感じに頷く顔に、再開当初の棘はない。 どこか釈然としなさそうにしてはいるけれど、いつも表情の乏しい顔では、見慣れているか観察力が無いと分からない程度だろう ) 絶望的だと思うから、聞いただけ。 期待はしていないけど、マリア様はお前が正しく学ぶことを望んでいる。 マリア様を裏切ったら、刈るから。 ( 貴重な食材であるのなら、それも間違いではない? いやいや、マリア様を裏切らなければ、この少女は美食に興味を持っていない。 薬用となるとまた別かもしれないけども… それはさておき。 『殺してやる』なんて事をさらりと口にするこの少女の社会性もたいがい。 ある意味では彼女の方が良識もあるのかもしれない ) …教会では、洗礼名で呼ぶことが多いから。 同じ名が何人もでは大変だけど… ( 本当に、『マリア様』のようにも思っている。 神聖視という意味では、もしかしたら、さして学んでいない聖母様のことよりも――― ) [Wed 19 Mar 2008 02:10:12]
マヤウィ > ……社会に、貢献? ( キョトーンとした顔をして首を傾げる。社会に貢献…社会に…。「この社会」というくらいだから、人間社会のことなのだろうけれど。正直、「なんでわたくしが人間に貢献しないといけませんの?」という気持ちだ。が、多分それだとこの人達の意思にそぐわないのだろう。ここに数日いて、宗教と言うものは損得ばかり考える事をよしとしないように思えた。上手い答え方はないものかしら…と考えて少し沈黙。しばらくして。 ) ……普通に、人間なら誰でもできるような仕事をする程度でしたら…わたくしでも一応「貢献」するつもりはありますわ。それで生活の糧を得られるのならば、ですけど。 でも、人間社会にとって、わたくしの一番有効な使い方は── 解体(バラ)して飲食物にしてしまうこと、でしょうね。 当然、そこまでするつもりありませんし…「社会への貢献」だなんて、大層なこと期待しないで下さいな。 ( いつもはアロエのキリバナを装っていたのに、少し口がすべった事に気づいて苦い顔。でも確か、アロエも飲食物になった事を思い出してホッとする。テキーラ酒になるのはゴメンだ。 ) ? ( 凄い驚いた風なセレニアを見て、こっちが驚く。しかし、続く言葉に理解して。 ) ハンターアレックス? ああ……あの方、そんなお名前でしたの。ミドルネームまでは知りませんでしたわ。失礼。 ( 会った事はあるが、フルネームは知らなかったというところ。MはマリアのMだったのかと、背後レベルで納得していたり。 ) [Wed 19 Mar 2008 01:47:20]
セレニア > ( 理解してもらい易いのではなかろうかとそんな言い方をしたものの… 『裏切り者』と考えるのが果たして適当かどうか、よく分からない部分もある。 ヴァンパイアとして活動を開始したものが、生前と同一のものであるのかどうか、意見が分かれるところだからだ。 身体は確かに同じものであったとしても――― ともあれ、『おおよそ』でも理解できたと言ってくれるなら、それ以上の捕捉はしない。 ただでさえ概念の説明など難しい話は下手なのだから ) ―――この社会に、貢献するつもりはあるの? ( そうして掃除をしているのだって、立派に社会の一員として務めを果たすことなのだけど。 そういった意識はあるのかと、『解らない』というキリバナに問う。 目的が子孫繁栄であったとしても、その過程で、生活の為に働くのならそれで良い。 実際とんでもない形で『働こう』としたのだし、その辺りは教育すればどうにでもなるのかもしれないと思いながら、彼女自身の意識のほどは気になった。 え、マリア様? ) ―――? …何ッ!? ( 何を言っているのかと分からないと瞬かれた目が、見開かれた。 『もうとっくの昔に死んだ』って? この数日、カーンへ行かない間に何かあったのか――― 掴みかからんばかりの勢いで一歩踏み出して。 止まる。 一泊遅れて、何を言われたのか理解したらしい ) …ああ。 なんだ。 …いいえ、そのマリア様ではなくて。 …アレッサンドラ・マリア・クレメンテ様。 お前は会ったことがない? [Wed 19 Mar 2008 01:22:46]
マヤウィ > ( …なるほど。この少女は吸血鬼についてそう考えているのか。「裏切り者」 ……想像してみた。昔住んでいたキリバナたちの村で、突然誰かが仲間を捕食しだしたら。と。 ) …………。 ( 当然、私たちはその捕食者を殺そうとするだろう。自分たちが生き続ける為に。けれど。 ) …おおよそは。 ( 理解できた。と「一応」答える。──けれど、それが進化の過程だったら? その捕食者を私達が殺せなくて、食べられたら。それは、つまり…その捕食者の方が「優れた生き物」であったということ。私達は滅びる他ない。そして私たちは、その捕食者の血となり肉となり──また生き続けるのだ。だけど、こんな考えこの少女にしたら一体何を言われるか。どんな反応をするか見たい気もするけれど、私に不利な事をあの上司に報告されてもまずい。黙っておく。 ) ──ええ、わかりましたわ。 ( それで社会が何を得るのか。言われると苦笑して。 ) さあ…私にも解りませんわ。 ところで。『マリア様』って…あなた、どうして『マリア様がそんなことを望んでいる』と解るんですの? もうとっくの昔に死んだ方なんでしょう?聖母マリアって。 ( 神の声が聞けるとでも言うのだろうか…と。まさかあの包帯顔のVHの愛称?とは知らずにそんな事を口にした。 ) [Wed 19 Mar 2008 00:57:30]
セレニア > ( そうかもしれないが、ここはヒトの街だ。 ―――そう言おうとしたのだけれど、分かっているらしい。 自ら口にするようなら、重ねては言わない。 ただ ) ―――ヴァンパイアがヒトにとって害悪であるのは、『ヒトのみを糧とする』という特性だけによらない。 もちろん、それだけでも十分だけど。 …ヴァンパイアが元はヒトであったもので、同胞から寄せられる想いさえ利用し、かつての同胞を脅かす… おぞましい存在であるから。 どのような種族であっても、こんな存在は受け入れられないはず。 共同体を築く仲間を慈しむ気持ちがある種族なら、『ヴァンパイア』は普遍的な悪になる。 『ヴァンパイア』という言葉を、種の分類を表す以上に、裏切り者という『在り方』を表す言葉と思えば良い。 ―――理解できる? ( 誰が勝ったとしても、勝った種族にとっての『ヴァンパイア』はいつだって害悪となるはずだ。 そういう在り方をしている。 この言い方で伝わるだろうかと、首を傾げた ) …それで良い。 これから先、どれほど得をしそうな話を持ちかけられても。 お前がこれからここで学ぶ事に反するのなら、それは必ずお前を滅ぼす切欠になる。 話を持ちかける者は、お前の敵。 何が『支配者に逆らう』事に当たるのか、確かに学びなさい。 それで社会が何を得るのか分からないけど… マリア様も、それを望んでいる。 [Wed 19 Mar 2008 00:38:12]
マヤウィ > そうね。あなた方からすれば、わたくしは有害でしたわね。それくらいは解っておりましてよ? ( 堅物で真面目で真っ直ぐなこの少女を見ていると、何故か笑いたくなる。 ) でも── どうせお互い様でしょう。この街は人間が多いから、吸血鬼は悪で、それに協力したわたくしは有害となるけれど…所変われば、あなた方人間が有害とされる場所もあるんですのよ。問題は個体数が多いか少ないかですわ。そして、誰が勝ったのか。 ( いつか私の子どもが生まれて、もっともっとキリバナの数を増やせたら…この街は何か変わるだろうか。それでもどの道。 ) とは言え、今はこの街はあなた方のものだもの。支配者に逆らって貧乏くじを引くようなマネは、もういたしませんわ。 ( 言い終わると、またホウキを動かしてテラスのゴミを集めようとしだす。 ) [Wed 19 Mar 2008 00:06:59]
セレニア > ( この少女は、言語によって意思の疎通を図れていても、キリバナを人と思っていない。 実際キリバナなのだから人ではないのだけど、そういう話ではなくて、ともに社会を構成する仲間だと思えていない。 そういう理想の下に教えられ、ヴェイトス市で暮らしていてなお、前提となる意識が歪であるために現実を受け入れられていなかった。 ―――この少女にしれみれば、キリバナは言葉を話す植物だ。 道端に生えていたって気にしない。 無害なら、わざわざ刈り取ることもない。 誰かが大切にしている植物なら慈しむし、実際この少女も、キリバナの修道女になついていたことがある。 教会の庭園に咲いている薔薇を好いているように、教会の管理する植物を好いてもいいだろう。 ―――だから、一度有害となれば、刈り取ることに躊躇いはない。 害があるのなら、手間をかけて害の無い状態にするよりも、ばっさり刈り取ってしまえば良いと思う。 マリア様の言うことも、よく分かっていなかった ) ―――結果として失敗しただけ。 何もできなかっただけ。 しようとして、成功していた可能性があるから、お前は有害。 それは理解できている? 私は、刈ればいいのにと思う。 ( 笑みにも、表情は変わらない。 声音こそ平坦だが、内容然り、例によって話の通じない調子になってしまっている ) [Tue 18 Mar 2008 23:49:52]
マヤウィ > ( 尼僧服は、誰かのお下がりに穴を開けた物。背中に葉の生えているキリバナが着ればもうこの後誰も着れないため、渡されたのはかなり着古された代物だったが、着心地にそう不満は無い。もっとボロいのを着ていた事もあるし。 )( 現状、異性との出会いが無いのが不満だがそれはさすがに我慢している。奉仕活動とは言っても今の所は雑用程度だし、正直── こんなものでいいんだ? という感想。セレニアに睨みつけられるとクスリと笑って。 ) 「よくも」 なんですの? ──そんなに怒らないで下さいな。スパイ任務は失敗したわけですし、結局、ほとんど何もできなかったんですもの。 ( もう、正体がバレないようにと気を使う必要もないし、睨まれても怖いとか不快な感情は浮かばなかった。 ) [Tue 18 Mar 2008 23:29:30]
セレニア > ( あの時は、丁度朝日が昇るところだった。 一日の始まりを迎える街並みを前に、これがあなたの守っているものだと言われ、自分は何と返したっけ。 ―――今でもそうだから、よく、分からなかったのだと思う。 人種と宗教の坩堝であるこの街を『守る』という意識があるかどうかと言われると、難しいところだ。 ヴァンパイアの餌食になって良いわけがないと思いながら、パプテスを信仰するホワイティア以外は、当面の敵でなくとも『いずれ決着を付けなければならない仮想敵』という意識が未だに拭えない。 自分の務めはヴァンパイアを滅ぼすことで、そのために必要なら異人種、異種族、異教徒とも協力するし、この戦いにさえ終わりが見えない状況で、自分などに他の事を気にしている余裕は無いのだと思うのだが。 ―――それでもこの街を守るっているのだと口にできるかと考えると、違和感があった )   ( 最近、サンクトゥス様にはお会いしていない――― ただ、別の聖女、聖教会から来ている客人に、何のために戦うのかと問われ、引っ掛かっている )   ( ―――そんな思考をブツ切りにする声に、振り返った。 良い夜だろうかと思わなくもないものの、どうでもいい。 ただ声をかけられたから会釈くらいして。 自分もサボっていないで手伝いに戻ろうかと思うだけ。 あまり話してもいない彼女の声を覚えていないというのもあるし、マリア様とカムラが話していたのは聞いていたけれど、実際に尼僧服に納まってそこに居るというイメージも無くて、すぐには誰だか分からない。 ちょこりと会釈して、やる気が無いのか放棄を振り回しているだけにも見える横を通り過ぎようとして――― ようやく、思い出した。 やっぱり来たのか、 もう来たのか。 お世辞にも友好的とは言えない目が、敵意を剥き出しにして睨みつける ) ―――よくも… ( どの面下げて神の家に入るのかと… 口にしかけたが、そういう概念が存在せず、それをこれから学ぶのだと思えば… 何よりマリア様がそれを望んでいるのだし、口を噤んだ。 …他に何を言えば良いのか分からない。 でも、立ち去り難くてそこに立っている。 睨んでる… ) [Tue 18 Mar 2008 23:10:30]
お知らせ > マヤウィさんが入室されました。 [Tue 18 Mar 2008 23:04:21]
マヤウィ > ( 件の吸血鬼と入れ替わるようにしてVHから出、大聖堂へと移された元スパイのキリバナ。とりあえず宗教関連の仕事は与えずに、掃除洗濯などの雑用からさせられている感じの日々。今もホウキを持って、テラスの方へとゴミを掃いている所。その目的の方向に、薄紅色が特徴的なVHの少女の姿を見つけて。 ) こんばんはあセレニアさん。いい夜ですわね〜♪ (※曇天だ) ( 以前の事など忘れたかのように能天気な声をかけながら、室内から履いてきたゴミをテラスに追い出す。更にテラス内の砂埃やゴミも掃きだして。──ちなみに、掃除の腕はかなり悪い。彼女の通った後には所々ホコリやゴミが残されている。なんせ器用さ1。 ) [Tue 18 Mar 2008 22:59:52]
お知らせ > マヤウィさんが来ました。 『あらっ?』 [Tue 18 Mar 2008 22:52:09]
セレニア > ( 所属としては修道女でありながら、普段ほとんど関与していない修道院の務めを手伝って、これまたあまり参加できていない聖歌隊の練習に加わって、ハントから離れた一日を過ごしている。 今ひとつ居場所が無い状況ながら、カーンへの出向という居場所を与えられる以前も似たようなもので、今更改めて戸惑いや寂しさを感じることはなかった。 ―――罰としてそうしているわけじゃない。 カーンに留め置かれているヴァンパイアが適切に処置されたなら、あるいはどうするかが決定したのなら、すぐに通常の任務に戻されるだろう。 そう思うことができれば落ち着いたもの。 いっそこの期にマリア様のクリスティア行きがあれば丁度良いのにと思いながら、花壇の水やりに訪れたテラス。 以前サンクトゥス様… 聖女様が言っていたことを思い出して、腰を下ろしている ) [Tue 18 Mar 2008 22:47:38]
セレニア > ( 大聖堂の修道院に所属していながら『出向』している、VHGカーンからの待機指令はまだ解除されていない。 数日に渡って大聖堂に居るように… つまりカーンへ出て来ないようにとの指示が続いているのは、ヴァンパイアに対してやや過激な行動に出る傾向のある者に来られると面倒が増えそうな問題を抱えているからだろう。 それは、この少女の今までの奇行を鑑みれば当然の処置。 捕縛したわけではなく、自主的に名乗り出たヴァンパイアを留め置いているという特殊でデリケートな状況を荒らさないために、適切な対応と言える。 ―――しかし本人は、少なくとも上司に迷惑をかけるような真似はしないと思っていれば、人員にも限りがある、正直人手不足な状況で遊ばされているのは面白くない。 せめて騎士団が主催している合同訓練に参加する許可をもらえないかと思うものの、何日かまとめて拘束される訓練に参加して、クリスティアに招かれているマリア様の旅に同行できなくなるというのも避けたかった ) [Tue 18 Mar 2008 22:34:01]
セレニア > ( 大聖堂の展望テラス。 ヴェイトス市の街並みを一望できるそこは、各種セレモニーに対応できるよう広く開けた作りになっている。 いくつかの移動可能な花壇が四季咲きの花を咲かせているものの、明日何も催しの予定が入っていない夜は、空中庭園と言うには寂しい雰囲気になっていた。 屋内からの灯りで薄暗く照らされるテラスの隅、石造りの手摺の上に、尼僧服の少女が腰を下ろしている。 脚を外に出して、バランスを崩せばそれなりに危険な状況だが、姿勢には危なげが無い。 薄紅色の瞳でヴェイトス市の夜景を見つめる、その傍らには花壇に水をあげたジョウロがあった ) [Tue 18 Mar 2008 22:18:00]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( これがあなたの守っているものだと、彼女は言った )』 [Tue 18 Mar 2008 22:05:38]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『(結局、何故待機を指示されたのかも有耶無耶になり、その日VHGであった事は知らされない)』 [Sat 15 Mar 2008 06:42:53]
セレニア > ( 床に戻れない夜。 移ったばかりの相部屋は既に整理整頓掃除が行き届いており、自分も私物など皆無。 鍛錬所へ行くのも、VHGの資料室へ入るのも大聖堂で待機との指示があれば難しく、悶々としている ) [Sat 15 Mar 2008 06:39:52]
セレニア > ( マリア様に窘められることでさえ、以前同じような何かを教えられたのではないかと感じるほどだ。 改められていない。 …あるいは、改めようとしないという意識の正体に気付いていない… ) ―――。 ( 今日VHGへ出て来るなと止められたのは、ちょっとした話題になっていた投書の件があったからかもしれない。 自らの処遇をカーンに任せると名乗り出るヴァンパイアからの投書… それがどこまで本当かは分からないが、いずれにせよ自分が何か面倒を起こすのではないかと危惧されたのだろう )   ( そんなことはしないと思う。 マリア様の迷惑になってはいけないと、分かっているのだから。 軽はずみな行動は、控えられるはずだと。 …でも、確かに… 『滅ぼす以外に何がある?』 意識も、口をついて出る言葉も、そんなものかもしれない。 正しいかどうかはさておき、ヴァンパイアについても、沢山の話を聞いたのに。 愛から滅ぼすのだと言われても難しく、滅ぼすために滅ぼすのではいけないと言われてもどういうことか分からない。 分からなくなってしまう。 …とりあえず『滅ぼすな』とまではなかなか言われないものの… 仮に、万一、今回の話がそのようなものならば、伏せられ遠ざけられるのは当然か。 …そしてマリア様は、自分のそれが当然という状態を、きっと良く思わない… ) [Sat 15 Mar 2008 06:32:28]
セレニア > ( 重たい扉を肩で開けると、軋んだ音が乱暴に響いた。 ―――まだ朝課にも時間があり、疎らな灯りで薄暗く照らし出される礼拝堂にひと気は無い。 それでも灯りがあるだけで、周りを見回してここは教会だと認識できるだけで、苛まれていた恐怖心は、一人でも耐えられる程度に軽くなっている )   ( 隅の長椅子の端に腰を下ろして、うっかり裸足で出て来てしまった、冷えた脚を抱きしめた。 足と足をすり合わせるようにしながら、震える身体を小さく丸めて、膝に額を押し付ける ) ―――。 ( 気持ちが落ち着くまで、じっとそうして。 ―――ふと、こんな時、色々な人と話したのを思い出した。 …心配して声をかけてくれた、今は上司のマリア様も、それ以外の人も、色々なことを教えてくれた。 よく分からない話も多かったけど、それなりに気付き、はっとすることもあったのに… 夜毎の夢と同じく、その感触だけ残して、おぼろげになってしまっている ) [Sat 15 Mar 2008 06:02:25]
セレニア > ( 彼女はいない。 確認するまでもないことを、それでも改めて意識したのが引き金になったように、一息で狭い部屋のドアを開ける。 足早に廊下へ出る。 暗い廊下を半ば駆け足になって目指すのは、灯りの落ちない礼拝堂だ。 ―――寝床で横になって、じっとしながら対峙する夜闇が恐ろしくて、一般の修道女として夜眠る生活をしていた頃は、よくこんな発作を起こしていた。 朝焼けの中で眠るようになって、大分落ち着いていたけれど、忘れることはないらしい )   ( 眠ると必ずと言っていいほど見てしまう同じ夢、怖い夢がある。 確かに『いつも同じ』で『怖い夢』だと分かるのに、具体的な内容を何一つ覚えていられない奇妙な夢。 夜闇の中というのは、きっとその夢に繋がる状況なのだと思う。 覚えていないのだから何とも言えないけれど、夏でも底冷えするような錯覚に襲われて、そのままではいられない ) [Sat 15 Mar 2008 05:40:05]
セレニア > ( ―――もしもそこで彼女が眠っていたのなら、置物のようになって寝返り一つうとうとしなかったかもしれないけれど、ベッドの下段が使われた形跡は無い。 ついこの間同室になった上司と、どちらがどちらのベッドを使うか、具体的には決めていなかった。 彼女には条件の良い方を使って欲しいと思うものの、どっちもどっちで判断がつかず、悩んだ結果後から眠る方が先に眠った方を起こしてしまわないよう、先に眠る方が上ということで落ち着いている。 …そう頻繁に変わるわけでもない部屋で、自分のベッドというのを決めないのは奇妙に思われるかもしれないけれど… 修道院という必要最低限の質素さで規格統一された空間なら、二人ともそういったことをあまり気にする性質ではないというのもあって、自然と受け入れられていた ) [Sat 15 Mar 2008 05:23:37]
セレニア > ( つまりVHGへ出て来るなという事なのだけど、それはさておき。 夜警に合わせて調整していた身体はなかなか眠りにつけず、闇の中で目を開けた ) ………。 ( 大聖堂の女子修道院。 とある二人部屋。 二段ベッドの上段。 硬くてごわごわして重たい毛布をそっとどけて、簡素なパジャマを着た薄紅色の髪の少女が梯子を降りる。 少しずつ暖かくなっているものの夜ともなればまだ冷えて、温まっていた身体を撫でる夜気に、浅く長い息をついた ) [Sat 15 Mar 2008 05:09:03]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 突然、大聖堂で待機せよと指示のあった夜 )』 [Sat 15 Mar 2008 04:46:37]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 その辺りでようやく、拒絶されている事を漠然と理解した 』 [Sat 1 Mar 2008 04:55:17]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『友達になんか。 ( 後半の言葉は消え入るように。 いくつか呟いて、背を向けた )』 [Sat 1 Mar 2008 04:48:22]
セレニア > ―――不吉なのではないですか? ( でも、聖女だ。 自分がクルースニックであるように、不吉な色を持っていたところで、それ以上のものがあるのならそこに意味は無い。 近付く瞳を見つめ返して、さらりと返す声には何ら感慨も無く ) …ですから、聖女様だからです。 そういうものだから… ( 分からないという素直な姿勢に、どう答えて良いものか分からない。 この少女の認識も安直なものだ。 聖人や聖遺物は似たようなもので、みだりに衆目に晒してはならない、俗世と交わらせて聖性を損なわせてはならない。 そう言われたからそうなのであって、どうして聖性が損なわれるのかなど考えもしないのだから。 ―――そういえば、どうしてだろうと自分でも疑問に思うのだ。 セレスティアに対して、不理解なやつめと思わない程度には、考えることができるようになっている。 …それを邪魔するこの想いは、何だろう… 言葉の意図が聖女を慈しんでのものではなく、元々――― ) ―――とにかく、マリア様を煩わせないでください。 私たちは教会の敵の、最も近くにある者です。 聖女様とは… ( ということで、要領を得た説明はできなかった。 『どうして』という部分はどうしたって抜けたままで ) ―――。 ( だから、続いた聖女の変化に対応できない。 こんなトボけた女の子を相手に、思わずたじろいでしまう。 ―――先に立つ感情がここで話されていることとは全く関係の無いものだから、何を言われても反発に変わってしまって… ) ―――同じことです。 ( 以前と変わらないことしか、言えなかった。 本当は、そうではないと。 姿勢にも意味があるのだと思えているのに ) ―――私はヴァンパイアを滅ぼす。 聖女様がそうであるように、クルースニックはこういうものです。 そのための存在ですから。 ( それだけのための、とは言わないまでも――― そしてそう口にしてしまえば、まだ拭い去れていない擦り込みが、他の意思を塗り潰してしまう… それを、正しくない、不自然だと感じられるだけ、まだマシだとしても… ―――口をついて出る言葉は変わらない ) ―――マリア様も、私にそれを期待しています。 滅ぼせば平和になる、守れる …今はヴァンパイアだけでなく、人間もですが。 そう… マリア様のことは、お守りします。 ヴァンパイアからも、何からも…   聖教会だって…    [Sat 1 Mar 2008 04:46:52]
セレス > それだと――――私も不吉になってしまいますよ。 ( と、ころころ笑いながらずいと一歩近付き、覗き込むようにして「ほら」と瞳を大きく開いてみせる。 近付けば僅かに、茶色というよりは赤みを帯びた瞳の光彩がわかるかもしれない。 アルビノイア特有の色素の欠落したものだ。 聖女認定セレスティアにとって「悪い物」というのはそういう言葉とか風評ではなくて、近付けば直ぐにわかるものの事を指す。 ただ居るだけで感じ取れるような。 ) はい、ではそのように――――物見遊山? ( 何を指してそう言っているのかは少し分からないが、非難めいた声色に少し驚いた。 ヴェイトス市で各地を訪れるのには其々意図があるし、案内に能力的にも人格的にも信頼している人物がついてくれるのは望ましい事だ。 アレッサンドラ様にも無理強いた事は無い。 ) それはよくわかりません。 何故、親睦を深める事を弁えるのですか? ( 聖女だから、というのがもっとよく分からない。 人と人は知り合い、理解を深め合うべきなのだ。 ) ハンター・セレニア。 貴女の戦いは平和の為の戦いですか? 愛する人の幸せを護る為の戦いを、していますか? あなたは手段を目的に、「殺すこと」を目的にはしていませんか? ( ひとつ声のトーンを落とし、白い息を吐きながら聖女が表情を引き締めた。 立ち去るなら、それでも構わない。 ) 理解できないなら、アレッサンドラ様に問うてみて下さい。 それから改めて、お友達になりましょう。 ( お気をつけて、と胸の前で十字を切ってみせた。 ) [Sat 1 Mar 2008 04:15:12]
セレニア > 赤い髪、赤い瞳は不吉とされています。 ( 何故かなんて知らない。 ただ、死後ヴァンパイアになる者の特徴として――― 何だっけ… )   ( 『大丈夫』と笑う聖女を見つめる束の間、どこか呆けたような表情が覗く。 ふっと、そのまま気を失うのではないかというような表情の欠落。 …不機嫌そうにしているから、普段目立たないそんなところがよく目立つ。 もっとも、この聖女には分からないだろうけども… ) ―――不便…? ( オウム返しに呟いて、ようやく我に返ったように。 一呼吸置いたおかげで、自分の異常さも改めて自覚した。 聖女にこんな風に言われたら… どちらにせよ困ったろうけども、嬉しくないわけがないのだ。 それがこんなに癇に障るのは、マリア様が彼女の属する聖教会を警戒しているからか… それで十分敵と言えるが、他に、何かあるだろうか… ) ―――はい。 私にご用でしたら、そのような事でマリア様を煩わせる必要はありません。 私が直接伺います。 …マリア様はお忙しい身であることをご理解いただけるのなら、物見遊山への供も、他から選ぶのが適当でしょう。 …仲良く、というのは何ですか? 親密に接するということであれば、恐れ多いと言っています。 わきまえてください。 聖女様なのですから。 ( 慎め、と言って… そこまで話す頃には、元の調子だ。 不機嫌そうに、落ち着かなく――― ) …はい。 マリア様を脅かすものは、何であれ、私が排除します。 ( お前もその候補だと、ようやく察するしかないと諦めたのか、首を傾げる顔を睨んだ。 が ) ―――は? ( あちらって、何の話かと。 指差す方向へ目をやって、こちらが首を傾げて――― ) 違います。 …いえ、それは… もちろん、行きますが。 部屋で支度をして、カーンへ行きます。 ( だってこれから狩りに出るのだし、出かける前に、済ませておかないといけないじゃないか。 だけどそうじゃなくて、何だか、このタイミングでそう答えるのは。 もごもごと。 でも、どちらにせよ行かないといけない。 凄く釈然としないが、取ったウィンプルを握り締めたまま、足元に置いた荷物を抱き上げた ) [Sat 1 Mar 2008 03:53:35]
セレス > 奇異??? そうなのですか? よく、わかりません。 ( 比較例が無いのだ。 桃色の髪の毛の人種と言うのがブラティリアとかイエロティアみたいに何処かに沢山居るのを、自分が知らないだけじゃないのかという感覚。 撫で終わって引っ込めた掌をひらひらと見せてみせ、ほら大丈夫、と笑った。 ) そう、彼女を仲介してしか話せないというのはなにかと不便ですし、ほら、こうして普通にお話しできてます。 だから大丈夫ですよ。 仲良くなれると思います。 ( 駆け引きとか裏心ろいったものに疎く、思った事をそのまま口にする以外の喋り方がわからない。 欲求は素直に口にするし、出来ない事はできないと言う。 出来ると思ったから、できると言う。 ) そうですか、それでアレッサンドラ様の下についているのですね。 護衛での同行ですし、武装を見れば戦えるというのは分かります。 ( そろそろ、話している相手の様子が少しおかしい事にも気付く。 ん、と首を傾げて思い当たるのは―――――。 ) あ…すみません、気付きませんでした。 ( 廊下の前後を見渡し、どっちだったか、と――――。 ) …確か、あちらでしたよね? ( 指差す方向に、確か。 ) …どうぞ、おトイレ。 寒い所で立ち話させてしまって申し訳ありません。 [Sat 1 Mar 2008 03:33:36]
セレニア > ―――構いません。 でも、奇異なものに触れてよろしいのですか? ( ヴェイトスで暮らし、自分もそういった感覚をそれと知らずに鈍磨させているのかもしれない――― そんなことを思いながら、ウィンプルの中で結っていた髪を解く。 戦闘服でいる時には邪魔にならぬよう一房に編んでいる薄紅色の髪が、ざらりと落ちた。 …何色だって不自然であれば忌避されたろうけれど、赤系統は特に、嫌われる。 手袋越しなら大丈夫か? 聖女様の手を汚すのではないかと… これまた心配するのではなく、反発するような調子で言った )   ( 髪を撫でられるのは、嫌いじゃない。 ちょっと触ってお終い、普通そうだろうと思っていたらけっこう長くて――― 少し心地好いのだけど、何故だか彼女がマリア様にそうされて、あるいはして… あてつけとして自分にも同じようにしているのかと思えて来て落ち着かない。 気付いてないわけもないだろうに、わざとらしい明るい振る舞いも神経を逆撫でする。 …マリア様を脅かしたとしても、実質的には脅威でない彼女に対して何故ここまで苛立つのか… 感じた事の無い熱を胸の奥に感じながら ) ―――はい。 私も、マリア様とはお話していますが。 ( 彼女の言葉が、マリア様を拘束していることを強調するようなものに聞こえてしまい、自分もだと言う。 ちょっと不自然なやりとりの裏にあるのは、実はほとんど一定の感情なのだけど、そこについては自覚がないまま ) …聖女様とそのような。 畏れ多いことです。 ( ぶっちゃけ嫌だと、マリア様からも上手くやるようにと言われているし、ストレートに言うわけにもいかないが… 仲良くするつもりはない。 照れ笑いに、明らかに遠慮ではないつっけんどんな声音で返して ) 今と変わりません。 教会の、ヴァンパイアハンターでした。 …いえ、今は、人間とも戦えますが。  ( ヴァンパイアに対する特殊性は薄れたものの、利点もある。 マリア様が今回自分を同行させてくれるのも、人間相手に戦えることは絶対条件だったはずだ。 ―――教えるまでもないだろうけども、わざわざ言う必要はないこと。 暗に『侮るな』と言って、何を言っているのだろうと視線を逸らした。 ―――変に気持ちがざわついてしまう。 相手にしないで、さっさと行ってしまえば良いのに ) [Sat 1 Mar 2008 03:16:56]
セレス > あ、ええっと、私、桃色の髪の毛というの、初めて見たもので――――すみません、外に出ると知らないことばかりで驚きます。 ( あ、今すごく自然に会話してる!などとマイペースに笑ってそろそろと手を伸ばす。 聖教会式のカソックの袖から黒い皮手袋の手を出して、遠慮がちにその髪の毛に触ってみる。 手袋越しの感触でしかわからないが、感触は極普通だった。 険悪な雰囲気には気付かず、結構長いこと飽きもせず指で髪を梳いてみた。 ) あの、です、ね、こうしてアレッサンドラ様抜きでお話しする機会というの、ありませんでしたよね? 折角3人でクリスティアに向かうのですし、セレニアさんとももっとお話しとかして、私、仲良くなりたいのですけれど。 ( 全く空気を読まず、「どうでしょう?」みたいな顔をして照れ笑いしながら小さく首を傾げた。 ) セレニアさんは聖教会所属だった、のですよね? あの、向こうではどういった事を? [Sat 1 Mar 2008 02:52:11]
セレニア > ( 元々表情の乏しい顔は、ほんの少し目を眇めて口をへの字っぽく結ぶだけでかなり不機嫌そうだ。 一般的な感覚では愉快に驚く彼女の様子も、あれこれ思い違いをしている結果かまととぶっているようにしか見えない。 『あざとい』と言いたげに表情を変えず… ―――でももしかしたら本当に変な子なのかもしれないとか。 髪の毛? もう少し他に言い訳を考えられないものかと首を傾げつつ ) ―――それで、付いて来ていたのですか? 構いませんが、何故お触りになりたいのか、伺っても? ( ウィンプルに隠されて、髪はほとんど見えていない。 ―――慌てる彼女の、薄暗い闇の中でランプの灯りには明るい金に見えた髪。 銀のようでちょっと違う、白髪も、その歳では珍しかろうと思うものの… どうでもいい。 仮にも聖女であれば、安易な要請には素直に従ってやろう。 ちょっと嫌味。 ―――大荷物を下ろして、ウィンプルを取る。 そんなことのためにつけていたわけがないと言いたげに、睥睨したまま ) [Sat 1 Mar 2008 02:37:44]
セレス > ( クリスティア出身でヴァンパイアハンターで―――今現在ヴェイトス市を拠点としている? どういった所属なのだろう。 見る限り彼女の格好はハンターとしても重武装の部類だし、なんというか、こう、他に無い特徴的な人にも見える。 ) あ、髪の毛ピンクだから。 ( ああ、どおりで、と1つ気付いて納得した。 今まで全く其処が周りと違うという事実に気付いていなかったとも言う。 ああ、ああ、成る程目立つ、とひとしきり感心した後に離れ過ぎた距離を詰めるべくまた小走りに鎖の音を鳴らして廊下を進む。 あ、そうだ、髪の毛の色のこととか聞いてみようか。 あれ、でも「何故貴女の髪の毛は白いのですか?」と問われて私は答えられるだろうか? そんなどうでも良い一人問答をしながら廊下の角に差し掛かる。 ) …生まれつきとしか。 ( 角を曲がった直後、そこで待ち構える顔と真っ直ぐ目が合った。 ) … ……わんっ! あれっ!?あの、きゃみ…髪の毛触っても良いですか!  [Sat 1 Mar 2008 02:23:36]
セレニア > ( 身体が一回り大きく見える上着を引っ掛けたまま中へ入って行った少女は、入った時と同じく手ぶらで出て来て。 窓口に置きっ放しだった雪山用の道具を抱え、さっさと倉庫を出てしまう。 ごそごそしている間に、薄暗い視界の隅を金髪がかすめたような気がするが、気にしない ) ―――。 ( 何のつもりだろうと思う。 こちらを警戒して動向を探っているのかもしれないが、ちょっと… あまりにも、へたくそだ。 私がいれば安心と言ってくれたマリア様が、連中を警戒しているのは分かりきっているのだし。 護衛が少し装備を足す程度のこと、さして問題にはならないだろうに )   ( 見た目に反した膂力で大荷物を抱えて、規則的な足取りを気持ち速めにして廊下を進む。 ずんずん進む。 一度部屋に戻ったら、今夜の務めに出なければ。 どんな意図があるにせよ、あの聖女の相手をすることに意味があるとは思わなかった。 ―――思わなかったのだが。 …今、マリア様があの聖女から物見遊山への同行を強要されていないのだと確認できると、彼女の身を案じる以上に、妙な安心感がある… )   ( それを自覚したら、こちらから離れたあの聖女が、またマリア様に迷惑をかけるのではないかと気になって――― そう考え始めたら、こちらが全く気付いていないと思って、あの聖女が得意満面になっているのではないかと腹立たしく思えて来た )   ( 廊下の角を曲がって。 その場で立ち止まり、振り返っておく。 表情の乏しい顔を不機嫌そうに ) [Sat 1 Mar 2008 02:10:03]
セレス > ( 彼女はアレッサンドラ様と同じくヴァンパイアハンターだと聞く。 だからあれはこれから何処かに出る準備をしているのか、それとも今度の旅の用意をしているのかだと思う。 元々はクリスティア人だと先日聞いたし、残念ながらあれこれ教えて差し上げる事は出来なさそう。 クリスティア出身と言っても自分は自分の国の事をそんなに多く見ているわけでもなし、きっと彼女の方が詳しいだろう。 ) うっうー。 ( 何だか話しかけるきっかけが無いのである。 折角暫らくの間3人で一緒に行動するのだから彼女とももっと仲良くなりたいのだけれど、会話らしい会話を交わした印象すらなく。 どうしようどうしよう、とあれこれ考えながらとりあえず思いついたこと。 ) 先ずは、見っ。 ( 相手を知ることが大事だとか、本で読んだ事がある。 どうして? とその時は思ったけれど、まぁ確かに親しくしてくださった人達の事は色々と知っている気がする。 なるほどなー、といったところ。 あ、また歩き出した。 当然の如く少し距離を置いて物陰に潜みながら尾行続行。 ) [Sat 1 Mar 2008 01:50:36]
セレニア > ( 袖が絞られてしまうと勿論分かるけれど、そこに気をつければ薄くて細いナイフは目立たなかった。 欲張りはしない。 バネ仕掛けで飛ばすのはともかく、放り投げる気は無いから一本だけ。 腕に馴染むホルダーと一緒に選び、そのまま身に付けてしまう ) ―――。 ( 厳選しなければならないような物ではないし、そもそもこの少女は道具に対する拘りがあまり無い。 規格品を使い回すことに慣れているし、与えられた道具に不満を持つという発想も乏しかった。 カウンターの中に入り、棚が立ち並ぶ中で、自分が歩いて来た方に背を向けながらの作業は、それほど時間のかかるものでもなかっただろう。 ―――踵を返して、窓口の方へと戻る。 …何かアクセサリーでもぶら下げているのか。 ちゃりちゃりという独特の異音を放つその聖女は、その時どうしているだろう… )   ( 気付かれないようにしているらしければ、それが礼儀だと考えるわけでもなく、相手にしていない。 見られてそれほど困ることでもなし、職人には何を持ち出すか正直に言っている。 規則的な足音を刻んで――― ) [Sat 1 Mar 2008 01:39:15]
セレス > ( 物陰から。 こそこそとその姿を窺う人影1つ。 足音こそ潜めて居るものの、時折ちゃりちゃりと小さな金属同士が擦れ合うような音が微かに響いている。 それが日常である当人にとってそれは盲点であり、そして既に此処までに1回小さなクシャミをして、1回姿を見失ってぱたぱたと足音を鳴らし、3回通りがかりのシスターや神父に声をかけられている。 ) ( 尾行中である。 ターゲットはなにか、奥まった室内に入っていった。 引き続き追跡します。 ) [Sat 1 Mar 2008 01:27:38]
お知らせ > セレスさんが入室されました。 『A゚)』 [Sat 1 Mar 2008 01:22:24]
セレニア > ( 奥で職人が作業する音だけが響く、ひと気の無い棚の間を進んで、求める物を見つける。 大小様々な剣が並ぶ一角の端。 籠の中に、特に小振りな短剣が放り込まれていた。 ―――分類としては、短剣の更に下、投げナイフと言ったところか。 よく分からないけれど、肉を切るのに十分な鋭さがあるだけで、見るからに脆い。 それでもヴァンパイアに対して銀鍍金が施された物を用いるのであれば、それなりの効果を期待できそうだが。 ―――以前は体力の都合でナイフを使っていた少女も、これほど小振りな物を使ったことは無かった。 投げて刺すなんて器用な事、なかなかできるものではないし。 …今となっては用が無いはずの装備を手にとって、腕や足に巻くタイプのホルダーと、身に付けてみる。 尼僧服の、袖の下に… ) [Sat 1 Mar 2008 01:21:33]
セレニア > ( 体温を逃がさないようしっかりと閉まる作りになっている上着。 何秒で脱げるかとか、そんな事を気にしてモゾモゾしている少女を他所に、ざっと説明を終えた職人は質問が無いのならと奥へ引っ込む素振りを見せる ) ―――それから… ( 向けられた背中に声をかけて、あまり使わない装備の追加を、口頭で申請した。 事務からの申請許可はもらっていないけれど、手続きが面倒であったり、消耗品であったりすると、常連の中では横行している事。 それをこの少女がするのは珍しいものの、とりあえず横流しするような心配だけはない。 肯定するように顎をしゃくる横顔に礼をして、重たい上着を引っ掛けたまま、カウンターを上げて窓口の中へ入った ) [Sat 1 Mar 2008 01:05:46]
セレニア > ( 修道院に属している少女は、ヴァンパイアハンターギルドへ出向していても賃金などはもらっていない。 それはきっと、ヴァンパイアハンターギルドから大聖堂へ、事務方が適当に処理してくれているのだろう。 その代わりと言ってはなんだけど衣食住は賄われていて、ヴァンパイア狩りに必要な装備も大聖堂から支給されている。 ―――そんな都合、ここの職員ともすっかり顔馴染みで、今応対している武具職人とも愛想が無いのはお互いさまと言ったところ。 どこへ行って何をするのかという話も特に無く、淡々と2,3道具の説明を受けて、身体に当てたりしながら確認。 着てみるまでもなくこれでもかというくらい動作性は損なわれそうで、表情の乏しい顔を微かに顰めた ) [Sat 1 Mar 2008 00:50:00]
セレニア > ( と言うか倉庫。 もしくは武器庫。 何でも良いけれど、ヴァンパイアハンターギルドに出向している修道女は後者として訪れることが多い、そんな場所の一画。 受け渡し窓口 )   ( 革や油、金属に火薬などのにおいで独特な空気になっている場所で、薄暗い灯りの下、ウィンプルまでかっちりと着込んだ尼僧服の少女が受領書にサインをしている。 傍らに でん! と積まれているのは雪山用の防寒具。 ―――何も登山をしようというわけではないけれど、大雪山の麓を横切るクリスティアへの旅で必要になるだろうと申請した物だ ) [Sat 1 Mar 2008 00:34:40]
お知らせ > セレニアさんが来ました。 『( 物資保管庫 )』 [Sat 1 Mar 2008 00:27:49]
お知らせ > ハチュリーさんが退室されました。 『さて…もう帰ろう。(また明日も仕事探しだ…などと呟きながら大聖堂を後にする。)』 [Mon 25 Feb 2008 00:56:47]
ハチュリー > ――。  ( 何も考えず、ただ祈る。 本当に特に考えている事はない、あるとすれば…そうだ、皆が平和に暮らせますように…そんな感じだろうか。お祈りというよりは願い事のようになってしまうが。 )  …でも、それが一番だと思うだろ?  ( 目を開けば頭上へと向き直り、言葉を発する。 無論ここには今の所自分しかいないのだから誰か他の人間が見ていたとすれば独り言にしか聞こえないだろう。 神がいるのかいないのかまでは知らないが、いるならばそれが話しかけた相手だと言わんばかり。 ) (  ――ま、仮にも…いや偽者かもしれないが、俺だって守りたいと思うからな。 そういう平和ってのは。  ) ( 尤もまだ名すらもまともに知られていない変人にしか思われていない。 考えてみればそもそも他人を信用すら出来ない自分がよくこんな道を選んだなと感心してしまう。 だが、他人が信用できないとしても。 それでも皆が平和で暮らせる世界ならとてもいいと思う、そんな矛盾。 信頼は出来ないが、人が嫌いとかそういうわけではないのだから。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:27:06]
ハチュリー > 開いてる……、まぁ…見るだけだからな…。  ( 軽く押しただけでその扉も動く。 ならばそのまま開いてしまおうと両手で少し強めに力を入れればその扉はあっさりと開き――巨大な聖堂の内部が瞳へと映った。 中は確かに大きい、だがそれと同時に聖堂だ、造りからして間違いはない。 ) (  大きいな…昔他の街かどこかで聖堂を見た事があるが、ここのは本当に巨大だ。  ) ( いつしか足は勝手に一歩、また一歩と踏み出し入ってく。 もはや一般解放されてるや否やは関係ないかのように歩を進めて行く。 周囲を見渡せば、そこそこ――いやかなり広い空間だ。 )  やっぱりこういう所なら礼拝者も結構多かったりするのか…?  ( マスクの下で呟いている故に響きはしないが、この人物の足音は誰も居ないであろう聖堂の中には十分に響いていた。 そんなものには耳も貸さず、その歩は止った。 ) (  お祈りでもしていけ…ってか?  ) ( しばらく正面、頭上などを見上げた後に視線は正面へと戻り両手をローブから出し、両方の掌を合わせ目を瞑った。 アマウラで言う神社の時のお祈りと同じ形か…尤も、二回叩いたりとかはしない。あわせて、ただ無心に祈るだけだ。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:17:26]
ハチュリー > ( 一体何の壁だろう、建物という事は判っている。ならば何の建物なのか…その程度のもの。確認すべく、首を軽く横へ傾ける、視線を向けた先にあるのは…大きな建物、第一の感想はそれだ。 )  ……、聖堂…?  ( そういえばヴェイトスには大きな聖堂があったはず。扉の雰囲気から、後は壁の色や造りがそんな感じに思えた。神に興味はないが…一度も入った事のない建物には何故か興味が湧いた。 ) (  一般解放、されてるのか?  ) ( 中を見てみようかと思ったが、こんな格好で、しかも一般解放されてない場所で踏み入ったら御用なのは間違いないだろうなとも思う。となればだ、どうするか。 )  …、まぁ…覗くだけなら…いいか。  ( 壁から身を起こせば大聖堂を思われる建物の扉へと近付き、扉の前へ立てば、深呼吸を何故か一つ。そうしてから扉へと触れ――軽く押してみた。 ) [Mon 25 Feb 2008 00:03:42]
ハチュリー > ( 溜め息を吐いた人影は白いローブを身を包み、顔をサングラスとマスクで隠した人物。一目見た限りでは少年とも少女とも取れるかもしれない。だが、今はそんな話はしてない…。 ) (  正体を偽ってる…わけじゃないけど、やっぱり隠したままじゃ仕事なんで請け負えるはずないし諦めるしか、ないのかな。  ) ( だがもし生まれを知っている人間が相手だったならと、どうしても不安になってしまう。仕事の間だけ顔を出せばいいという考えもあったが対人の仕事であればそんな事が出来るわけもない、別にばれたからと捕まる事はないだろうが…。――いや、それはどうだろうか。奴隷印を押される前に何らかの理由で解放されたというおぼろげな記憶はある、しかし…それは正式なものでなければ…?考えるだけでぞっとしてしまうものだった。 )  どう、しよう…。  ( ふらりと歩みを進めながら、通りかかった建物の壁、そこに背を預けて立ち止まった。前を向くのでもなく、俯いてまた溜め息が漏れる。…どうしたら良いのだろう、そんな問いが頭の中を過ぎるばかりだ。 ) (  ――壁、冷たいなぁ…。  ) [Sun 24 Feb 2008 23:54:43]
お知らせ > ハチュリーさんが来ました。 『はぁ…今日も駄目かぁ。(顔を隠している身で仕事探しなど、そもそも無謀だと確信した。)』 [Sun 24 Feb 2008 23:47:59]
お知らせ > サージェントさんが退室されました。 『(翌日、吸血鬼狩りの協力者として修道女見習い一名を借り受けた)』 [Wed 30 Jan 2008 00:39:31]
サージェント > (他のシスターに見つからないうちに、と言って立ち去る少女を見送り、男は静かに踵を返した。 まだ仕掛けは完成してない。 まだ狩りの時間ではない。 ――あと暫くは、動くことができない)…………キングの位置は掴んだ。クイーンも、まだ動く気配は無い。 ――考えるべきは……ポーンか。(だが――……それも、恐らくは杞憂。どのポーンも、本腰を入れて捜査している気配は無い。 ルークは暫く動けないだろう。 ……ならば今のうちに数手先まで予想して、打てる手段は打っておいた方が良さそうだ。 となれば……)(思考を続けたまま、ひっそりと男は立ち去る) [Wed 30 Jan 2008 00:38:50]
サージェント > (「あの人、あたしもちょっと……気に入らない、んですよね。悪い人じゃないんですけど――……」)(言葉を濁しながらも語る彼女に、さもありなん、と男は頷いた。 自ら率先して悪い感情を集めるように仕向けたのだろうが、それは即ち敵を作ることに他ならない。 そして経験なパプテス教徒であればあるほど、“あの所業”を快く受け入れる事はできまい。 親しい人を亡くしただけでなく、天国での再会をも奪われた――そう思う者とているのだ。 この見習い修道女は別にラットマン戦争で誰かを喪ったわけではないが、だからと言って良い感情を抱いているわけでもないらしかった)……では、明日改めて、正式に連絡しよう。 宜しく頼む(「はい」笑顔で頷く少女に、男は無表情のままうっそりと頷いた) [Wed 30 Jan 2008 00:28:20]
サージェント > (大聖堂詰め修道女達の宿舎――その裏手。 シスター見習いの少女と、長身痩躯の男が、親しげに言葉を交わしていた。 無論、見つかれば双方共に咎めを受けるだろうけれど――生憎と、そう言った心配は無い。 なぜならば今夜の見回り担当は彼女であり、男の方も簡単に見つかるような類の者ではない。)(この少女は以前、不朽体騒動の折にも接触した“糸”の一人である。 報酬は大聖堂では手に入り難い菓子の類や、幾許かの小遣い。そして代わりに彼女からは聖堂内部の噂なぞを提供してもらっているのだが――今回は少しばかり、事情が異なる)……危険が皆無、というわけにはいかん。或いは、先達て処罰されたキリバナの女同様の目にあう可能性も無いではない、が――……(それでも良いか、と男が続けるよりも前に少女は「ええ、良いですよ」と笑顔で頷いた) [Wed 30 Jan 2008 00:22:11]
お知らせ > サージェントさんが入室されました。 『――深夜の密会』 [Wed 30 Jan 2008 00:17:25]
お知らせ > セレニアさんが帰りました。 『( 淡々と。 話を振られても答えはつまらなく最小限で。 きっちりお部屋まで )』 [Fri 25 Jan 2008 03:05:50]
お知らせ > セレスさんが退室されました。 『 (客室に戻るまでの間、何かとセレニアに話を振ってみた。) 』 [Fri 25 Jan 2008 03:02:20]
お知らせ > アレックス@僧房私室さんが帰りました。 『では、そのように。ここは寒い、お体に障ります―― セレニア、送って差し上げるように。』 [Fri 25 Jan 2008 03:00:29]
セレニア > いいえ。 『聖剣』の力は有用です。 それに触れることを、私事とは… ―――はい。 ( 私事であったとしても、それはきっと世界に必要なことだろう。 そう考える少女は、ふと聖剣を持ち出せないとなった時に、奪取を期待されているのかとも思う。 達成困難で、求められても途方に暮れてしまうが… マリア様は、下手なことはしないか。 …シスター・ジャスティスを刺した犯人… それが野放しなのは気に入らないが、確かに当ても何も無い。 どう手を打ったのか気になるものの、マリア様がそう言うのならと納得。 代わりにマリア様と同道を赦されたのだ。 駄駄を捏ねてヴェイトス市で留守番など寂しいし、素直に頷いてしまう ) ―――はい…? ( 続いた言葉に、自分の事とはどういうことかと首を傾げ――― 俯いた。 胸の内に湧く落ち着かない思いは… 何も知らない自分自身に対する不安か、あるいはマリア様にそれを知られる不安か )   …ありがとうございます。   ( 言葉を選ぶような間を開けてから、ややピントのズレた風なお礼を。 湧いた思いが何であれ、気にかけてくれるのは嬉しい ) ―――頭痛と、耳鳴りは続いていますが、異常はないということです。 務めを果たすのに、支障はありません。 …睡眠も、以前よりは… 少しは… ( 支障がないわけないのだが、行動不能というわけでもない。 正直に伝えるものの、自己評価が『問題なし』となるのは当然。 働いて、評価されなければならないのだから ) ―――申請します。 ( いくらかのお金は持っているものの、支出が無い代わりに収入も無い。 防寒具は教会で用立ててもらえないかと考えながら――― そう… マリア様と二人ではなく… この、おそらくはあの時マリア様に寄り添っていた聖教会と、その連れも一緒なのだと再認識。 何故か感じるもどかしい思いに、膝の上で手を重ねる ) [Fri 25 Jan 2008 02:55:47]
セレス > ( クリスティア行きの話しをひと通り終えれば、話題はハンターズギルドの仕事やセレニアの事にシフトしはじめた。 それこそ事情を知らない事ばかりで、聞きに徹するしかない話。 この街はクリスティアに比べて賑やかで裕福そうな所ではあるが、市井の治安面に於いて酷くモラルが低い気もする。 あまりにも種族や人種に区別が無さ過ぎたり、目的不明の人材が何となく闊歩していたり、広い広い危険地帯が街中に放置されていたり。 吸血鬼がウロウロしている事など、クリスティアではそれ自体実際に見たことが無いのが普通だ。 ) では、私の帰りに合わせて出発しましょう。 この季節とても寒いですから、防寒具とか多めに用意してください。 ( 森を迂回するなら雪山側か湖畔側の二択になる。どのみちクリスティアの立地上、冬の旅は少々面倒になるという話。 ) ( 毛布を羽織った聖女が、ふるると小さく震えた。 ) [Fri 25 Jan 2008 02:42:25]
アレックス@僧房私室 > 私事ですので、この時期に不謹慎かと思いますが―― あの事件、状況証拠でのみですが大体は把握できました。すでに手も打ちましたので、結果を待つ所。ゲリラ的なテロ行為に対しての準備はできますが、犯人逮捕につながる確たる情報がない以上 打つ手がありませんわ。( 息巻いて闇雲にうろつき回るばかりが効果的とは考えないし、事前の準備こそ自分達が働く場だと考える。 予断上の犯人である「リーチ」に対し、母体である「ベルゼルガ」を恫喝し、対処を依頼するという手段がどこまで彼女の意表をつけるかが問題だ。 社会的に追い込まれれば、何かに頼らざるを得ない筈だが、国外に逃亡する恐れもある。 しかし、これは追っても追わなくても同じ事であるから、考えうる内で最善であると思う。 カウンターテロしか出来ないのが口惜しいが。 ) それに、貴方の事も調べたい。 私は、貴方の事を知らなすぎる。 出来うるならば、把握できるものは把握しておきたい。( 聖女の説明に続き、付け加えた。 頭痛や、ヴァンパイアを前にした時の狂態、精神的な不安定さの理由など、対吸血鬼用の道具として彼女を見た場合 爆弾と知らずにキャッチボールをするような事態は避けたい。 ) 体調は、まだ優れませんか?安らかに眠れて居ますか?( と、隣に座る部下の頬に手を沿え、こちらに向けつつ顔色を伺う。 一応、自分の責任で運用しているから、一通りの情報は入ってくるのだが、なかなか構えずに居て、それが引っかかっている部分もある、と ) [Fri 25 Jan 2008 02:30:19]
セレニア > ( かつて務めを果たしていた聖教会。 クリスティアには、複雑な思いがある。 少女がどう感じるかという以前の問題で、その意向を絶対とするよう条件付けられていたのは、条件付けの更新が行われなくなって綻びだらけとなっていた。 ―――以前… 彼女をマスターと呼ぶかどうかは微妙なところだけれど、慕っていた修道女とクリスティアへ行ったことがある。 何があったのかは分からないが… その中で引き離されていた僅かな時間で彼女は変わり、別人のようになってしまった。 大聖堂らしい、ヴェイトス市らしい考え方をする、人間でなかった彼女。 目の前のヴァンパイアを滅ぼすことより墓地を荒らしてしまうことを問題視した彼女は、突如ヴァンパイア狩りを促すようになり、戸惑っているうちにヴェイトス島を発ってしまっていた )   ( 聖教会を組織として大聖堂より上位のものと認識していながら、そこに『マスター』を連れて行くのは危機感がある。 正式にそれと指定された最後のマスターも、聖教会によって異端として殺されたのだから… ) ―――。 ( 『セレニアが居てくれるのなら安心』 そうか… マリア様はその危機を察して、だから私をお傍に。 招待と言っても、マリア様が求めたことのようだが… 務めはどういった状況であろうとも変わらない。 マリア様を守る、余計なことは考えなくて良い ) ―――『聖剣』。 ( 了解した矢先に、新たな情報。 …忘れかけていた、マリア様の狂笑を思い出す… ―――あの表情だけは、嫌だった。 マリア様に合わせていた視線を落とす。 自分も、ヴァンパイアを狩る時は似たような顔をしているのかもしれないけれど… 何故だか、彼女のあんな顔を見ることは… でもあれは大聖堂の聖剣で、訪ねるのは聖教会 ) ―――そうでしたか。 私はマリア様の聖剣と、マリア様が戦った相手のものしか知りません。 聖女様も… ( 自分はその戦いに居合わせたことがあるものの、当事者ではないし、入ってくる情報も一般レベルだった。 セレスが聖剣を使う能力を有しているということが、また胸をざわつかせる。 聖女なのだから、特別なのは当然だけど。 有能でもあるのかと思うと、分野が違うとしても、どうしても自分と比較して… 改めてセレスへ向けられる視線は、やはり友好的なものではなく。 警戒するような、そうすることを後ろめたく思うような、複雑そうなもの… [Fri 25 Jan 2008 02:11:26]
セレス > ( 裏心、というのをそもそもあまり理解出来ないし、自分にもそういうものがあるという自覚が無い。 少なくとも意識して他意のある行動、言動をとるという事を知らないし、アレッサンドラがそう言うのならそうなのだろう、と納得した。 セレニアはあまりお喋りではないのだ。 ) 少し長い旅になります。 私の供をしてくれている数人も帰路には同行しますし、賑やかな帰り道になりそうで嬉しいです。 帰りはいつも、寂しいばかりでしたから。 ( 16課、という存在を知らない。 聖教会に所属するとはいえ、その時間の大半は教会とは遠く離れた湖畔の修道院で過ごしているし、自分に関係のある話でなければ殆んど耳に入る事も無かった。 佇まいや雰囲気からも、一般的なクリスティア人的には見えない。 ) あの時私が使っていた“χ-O-Was(カイオヴァス)”が聖教会に納められています。 アレッサンドラ様が拝見したいというので連絡をしてみた所―――十分な功績と名声のある信徒であると判断されたようです。 ( そういう人物が自分の方からお願い事をしてくるというの、それを招くのも聖教会にとってプラスになるだろうという判断。 アレッサンドラがヴェイトス生まれのヴェイトス市民ではないというのも要因か。 聖女認定の知る所ではない、裏の話。 ) [Fri 25 Jan 2008 01:50:06]
アレックス@僧房私室 > ( 先日、墓地に言った折にも、生きた心地がしなかったものだ。彼女の体調を慮り、寒さを凌ぐ為とは言え、身を寄せ合えば拘束着の存在を感じない訳がない。無邪気に腰に回された手も邪な想像を掻き立て、床についても眠れず、その浅ましさに自分を罰した。 この聖女と時間を共有する度、私は自分がいかに穢れているかを思い知る。 ) 少し人付き合いが苦手で、硬い部分はありますけれど、そういう人材とご理解頂ければ。( かつてクリスティア聖教会で欠番となった16課。そこ運用されていた6と呼ばれる対吸血鬼用の道具であるが、恐らく、偶像として扱われているこの聖女の知る所ではないだろう、と推測しながら 苦笑気味に聖女の声に答え、何でもない、との部下の答えに一度その顔を見て、そうですか、と頷く。 ) 良かった。 こちらに来てからは従者も居らず、親しい友人も居りませんので困っていたのです。セレニアが居てくれるのならば、安心です―― クリスティアへは、個人的な用事でです。セレスティア様に無理にお願いして、聖教会に納められている聖遺物・・・ 聖剣を見せて貰えるよう取り計らってもらったのです。( 友達が居ないとは非常に寂しい話だが、紛れもない事実。人との付き合いは在るが、情の通ったものとは言いがたい。 吸血鬼狩りを一生の仕事にしているような女ではそれも致し方ない事だが―― 聖剣というキーワードには、覚えがあるだろう。 その庇護に溺れ、狂態を晒したあの聖剣だ。 ) [Fri 25 Jan 2008 01:37:57]
セレニア > ( 表情や物腰に多々難のある少女。 それでも会話そのものは、割と普通に成立する。 世間話などはできないものの、話題によっては意外とおしゃべりなくらいだ。 むっつりと黙り込むなら理由がある… あるいは、本来感激するべき『聖女』との対面で緊張してるのかもしれないけれど… ) …何でもありません。 ( 何も無ければ『何がですか?』と聞き返すところだろう。 とは言え、少女自身上手く掴めていないその感情をどう問われても、それ以外に言いようはない。 だからさておき ) ―――! ( 『本当に後始末は終わったのか』 『シスター暗殺未遂の捜査には、自分も加わらせて欲しい』 前置きに出かかった言葉は、その後に続いた内容に飲み込まれた )   ( まさか、留守を頼むとか、いい子でいるようにとか、そんな )   ( だいたい、この間もどこへ出かけていたんだ。 そういえば墓地で見かけたあの時、一緒に居たのはそこの聖女では。 ―――和らげていた表情を硬くして、咄嗟に出かかった言葉の数々は、早とちり。 でも意外な指示に面食らう。 あまり、そういった事に付き添わせてくれるような期待はできないと思っていたから ) ―――クリスティア… ( マリア様の隣に腰掛けてからは、セレスのことはあまり目に入っていない。 あの子は椅子で、私は隣。 その言葉も自分を観察する視線もスルーしてしまっていたが、補足する言葉はしっかりと聞いている ) ―――もちろんです。 ご一緒させてください。 ( 願っても無い。 どこか戸惑うような間が空いてしまったけれど、はっきりと頷いて ) …招待というのは? ( やはりどこか気にかかる風に、尋ねる。 マリア様の功績は認められて当然だし、それは良いのだが。 そこに自分を連れて行ってくれるとなると、哀しい話で我ながら適切な人選ではないような。 元々は聖教会所属だとしても ) [Fri 25 Jan 2008 01:16:57]
セレス > ( 聖域の外では長く暮らせないという体質的な問題で、ほんの僅か風邪をこじらすだけでも長く臥せってしまうような身体。 修道院では殆んど24時間体制でその安静を確認している程度に。 大聖堂も所謂聖域の1つであり、この街では特に楽な場所ではあるが、油断は禁物。 そうして優遇されている事自体、当人は気付いていないのだが。 ) アレッサンドラ様の部下の方がご一緒すると聞いてどんな方かと楽しみにしていました。 凛々しい方ですね? ( 僅かに漂う冷たい空気に気づく事もなく、マイペースにセレニアを観察する。 単純に、歳の近そうな娘に興味を示している所で―――会ったばかりの彼女に対して特別な感想は無い。 ただどんな娘なのだろうという興味と、これから3人で行動を共にする事への期待感があるだけ。 アレッサンドラの反応の意味も、分からなかった。 ) クリスティア聖教会にアレッサンドラ様をご招待する許可が下りました。 先々でどうするか、何をするか相談していた所です。  [Fri 25 Jan 2008 01:01:41]
アレックス@僧房私室 > ( 自分と、聖女以外の同席に、ほんの僅か、言葉に紛れさせて息をつく。 にこにこと無害そうな―― 実際無害というよりも、誰かを害するには虚弱すぎる方だけれど、不用意に、無遠慮に、心の弱い部分に手を差し入れてくる事があり、過去に数度、それに見舞われ取り乱した経験がこのように負荷をかける。それに、今も、いや常にこの聖女は、"あの"拘束着―― いや、聖衣、か。それを身に着けていて、それが動く度にじゃらりじゃらりとその存在を主張する。 距離が近くなればなるほど、一度見る機会のあった、聖女と呼ぶにはあまりにも相応しくない、罪深さすら感じさせるあの姿が連想されてしまう。 偏見に満ちた認識であり、己の不徳とする所なれど、総じて緊張を禁じえない。 間に誰かが居れば、それも少しは和らいだ。 ) ・・・ どうか、しましたか? ( 何だか、言いたい事が在るけれど言わない。無口な部下にそんな空気が感じられ、隣に座った部下に首をかしげる。人付き合いに難が3つつくような娘だけれど、自分との間ではさほどでもなかったと思っていたが。まあ、良いか とさておき。 ) 例の組織の後始末が終わったばかりで、シスター暗殺未遂という気がかりな事件があり、いまだ未解決という所なのですけれど―― 所用でしばらく、ヴェイトス市を離れます。 供を頼めないか、と思いまして。( セレニアの方を見て、如何?と首をかしげ。 ) [Fri 25 Jan 2008 00:49:02]
セレニア > ―――。 ( マリア様を寝台に座らせて… とりあえずそんなことを思うものの、椅子が一つしかなく彼女が客であれば、それはまあ仕方ない。 でもマリア様が、自分でさえほとんど見たことがない普段着で、火傷をさらして、くつろいだ格好をしているのは気になった。 それに、さっきの笑い声。 マリア様も笑っていたのだろうか。 その声を、私は聞いたことが無いのに ) ………。 ( 不躾な視線を正面から返して。 マリア様に紹介されてから、浅く礼をした。 …マリア様からの指示は何よりも優先される。 そうするよう指示があったわけではないけれど、かつて定められた『マスター』の定義はそういうものだ。 だから、待機中であろうと何だろうと呼び出してすまないことは無いし、むしろあなたのための待機だと言いたい。 普通に聞き逃してしまいそうなごく普通の言葉に拘るのは、白い娘がそこにいるからか… 表情の乏しい顔にそれらしい色は無いけれど、いつにも増して口数は少なく、マリア様に視線を移した。 『聖女』と続く白い娘の紹介には、形ばかりの最敬礼。 直前、セレスの笑みを瞳に映したようだけど、笑みは返らない。 尼僧服の下でしたのは、何の音? ) ―――セレニアです。 ( 修道女と言うより騎士のように膝を折って頭を垂れるが――― マリア様に隣へ座るよう促されれば、すぐに立ち上がってしまう )   ( とは言え、促されたのはマリア様の隣で。 それはとても嬉しいのだけど、恐れ多いと言うか、勿体無いと言うか… 微妙に視線を彷徨わせてから、一人分くらいスペースを空けて、隣に腰掛けた ) ―――何なりと。 ( どこかはにかむように、誇らしげに。 表情を和らげて、『お願い』に頷こう ) [Fri 25 Jan 2008 00:33:12]
セレス > ( のんびりと不躾な視線を上げて、興味深げに来訪者―――アレッサンドラの部下だという娘を観察する。 あまり多く人間を見慣れていない目からは、彼女が特別かどうか、他の公約数と比べてどうかなどまるで分からない。 ホワイティアだという事だけは想像できるし、それはそれで安心だ。 ブラティリアとイエロティアは顔の区別がつかないし、訛りが酷くて時々何を言っているのか分からないから。 ) こんばんは、セレニア。 はじめまして。 聖教会“聖女認定(Sanna recognition)”、セレスティアと申します―――あ、長くて面倒臭かったらセレスで構いませんよ? ( 毛布を肩から羽織ったまま立ち上がり、ふわりと笑って挨拶した。 こういう挨拶の機会だけは時々あるし、少しは慣れている。 もっぱら、名のある高司祭様や王族の方が多いが。 ) ( 聖女認定の姿はパッと見は普通のカソック。 露出した手の甲が黒い手袋に覆われ、立ち上がるとなにかじゃらりと音がする以外は。 ) [Fri 25 Jan 2008 00:10:46]
アレックス@僧房私室 > ( この部屋に椅子は一つしかない。よって部屋の主は、毛布のなくなった寝台に背筋を伸ばして腰掛けている。 無論、扮装めいた黒外套など着ていないし、普段火傷の痕を覆い隠す包帯すら外している。 着ているものも、何の変哲もない普段着。 聖女と向かい合って、談笑していたよう。 扉を開けた部下に、入るよう促し ) 待機中に呼び出して済みません。 まず、紹介しておきましょう。 こちらは、私の部下でセレニアと言います。( と、聖女へ向けて、薄紅色の修道女を紹介し ) こちらは、クリスティア聖教会から戦後の慰問に訪れ、こちらに滞在している【聖女認定】セレスティア様です。( と、今度は部下に向けて、聖女を紹介し ) わざわざ来てもらったのは、相談―― いえ、お願い事があるのです。 さあ、どうぞ―― ( と、促した所で座る場所がない事に気づき 一瞬考える素振りを見せて 隣に座るように促し。 この部屋は本来、人を招くように出来ていない。 愛想とは無縁の部下だが、どうなることやら、と二人の様子を伺い ) [Fri 25 Jan 2008 00:00:05]
Reload : off Line : 1000
TeaChat 1.8.3b
<noscript><noscript><noscript><noscript>