スラム 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > コンさんが退室されました。 [Sat 3 Jul 2010 02:57:13]
コン > ( 大人気なく雨の中ケンカした )    ( 日が昇るころには、なぜか一緒に朝メシを食べることになった ) [Sat 3 Jul 2010 02:57:12]
コン > ッ貴様  トキの顔になにをするー! ( ソレ既に他人の顔なのかよ! ) ( ウゼェ! ) ( 等々、ツッコミを喰らいつつ ) [Sat 3 Jul 2010 02:55:55]
コン >  ( なにそれキメェ!! )      ッ ぶ ! ( 蹴 ら れ た ) [Sat 3 Jul 2010 02:48:49]
コン >  私が盗むのは、他人の顔と姿だ―――――  ( 雨音交じり ) ( 静かに告げれば ) [Sat 3 Jul 2010 02:48:05]
コン > ( 元より盗めるものなぞ所持してない ) ( そう言う少年に狐は笑む ) 何、私が盗むのは金銭や物品ではない―――、 ( なら何をと訝しむ少年に ) ( ふふん ) ( ころりと機嫌を直した狐はにまにま )( 少年の眉間の皺が増えた ) [Sat 3 Jul 2010 02:43:24]
コン > ... ではこうしよう、 ( 真剣な面 )( しぴっと人差し指を立て ) 私は今この場では盗人ではない――― っておいこらなんだそのツラは。 ( そのツラは。 ) 物凄くバカにされている気がするのは気のせいか? ( なぁ? )( 呆れ顔の少年に狐、ちょっぴり傷心 ) [Sat 3 Jul 2010 02:30:13]
コン > ( 告げてから ) ―――― ん? ( 首捻り ) ... いや、これではむしろ 安心できないか? ( 勝手に自問 ) ( 少年は呆気にとられ目を丸くした ) [Sat 3 Jul 2010 02:25:40]
コン > 安心するといい―――  ( 狐がワラう )  私もお前と同じ、 盗人だ。  [Sat 3 Jul 2010 02:24:29]
コン > ( 漏らした言葉にかみつくよう ) お、 ( 鋭く睨む視線とかち合い、狐は笑う ) なんだ、盗みでもやらかしたか? ( ははは ) ( うるせぇと吐き捨てられる言葉、どうやら図星ぽい ) まあまあ、そう腐るな ( 狐はしゃがみこみ ) ( 傘の内に少年も入るよう気を配るも、これだけ濡れた後では無意味やも ) [Sat 3 Jul 2010 02:20:07]
コン > ( 狐が近付く間、少年は体を起こし座り込んでなんだか判らぬ小屋の壁に背を預けていた ) ――― 何をしている? ( 問えば ) ( ぷぃ )   ... ふむ、 ( 顔をそむけられた ) ( まるで腫れ上がった頬を隠すようだと狐は少年の顔を見つめる ) 酷い顔だ [Sat 3 Jul 2010 02:15:27]
コン > ( 水はけの悪い地面を踏めば足音は水音 )( ぱしゃ ぱしゃ )  ――― ( 雪駄を履く足が少年に近付く ) ( 雨天の下、紅い和傘がくるりと踊った ) [Sat 3 Jul 2010 02:09:48]
コン > ( 濡れた地面に何かが崩れ落ちる音 )  ―――― ( 振り向いた道の先に一人の少年 ) [Sat 3 Jul 2010 02:04:57]
お知らせ > コンさんが入室されました。 『 び しゃッ  』 [Sat 3 Jul 2010 02:02:54]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『<RUBY><RB>殺人鬼<RT>Violence</RUBY>?<RUBY><RB>村人』 [Tue 29 Jun 2010 01:07:41]
デュラハン > (依頼を手早くこなせば聞き屋とは足早に図書館へと向かうだろう。)(「コン・ゲーム」に参加した一人の悪魔。はたしてその手に持つカードは・・・・) [Tue 29 Jun 2010 01:07:25]
デュラハン > (とりあえず明日には件のゲームが始まると聞いているが・・・)そう言えば詳しい事はあまり聞いていませんでしたねぇ。(依頼者から「コン・ゲーム」を行う上での必要最低限のルールを聞いたのだが、今思えばゲームを行う上での細かいルールなどは聞いていない様な気がして。まぁ、実際は聞いていたのかもしれないが、部下の今後の事などを考える事に気を取られて普通に忘れてしまったのだろう。)・・・おや?(独り言を呟く最中、に広場に入ってくる人影を視認すれば依頼者であるかどうか伺いつつ)とりあえず後で図書館にでも行ってみましょうかね。(そう呟けば人影に対し聞き屋の依頼者であるかどうかの確認を取り・・・) [Tue 29 Jun 2010 01:05:27]
デュラハン > (ヴェイトス大学の生徒が研究の為に開催し自身も参加者として関わる事になった「コン・ゲーム」と呼ばれるテーブルゲーム。この悪魔とはちょっと縁遠い気もするソレに参加するに至った理由は別に善意の人助けでもなければその中で何かをやろうと思ったわけではなく。単純に机上での出来事とは言え疑心暗鬼という人の心理状態を観察する目的があっての事。その為【本来の仕事】に関わるフィールドワークの一環としてやっているのだが、やはり人を貶める為に生まれた怠惰の眷属が人間に混じってテーブルゲームに興じるというのは珍妙な話だろうか。) [Tue 29 Jun 2010 00:57:58]
デュラハン > (いつもと殆ど変わらぬ聞き屋の依頼者を待つ一時。別に何をする訳でもないこの時間はあまり好きではない。ただ、変に依頼者を待たせて食事にありつけないという状況が発生する事を考えれば我慢せざるを得ないのだが。)(先の呟きから幾らかの沈黙の後、老人風貌はふと何かに気づいたように空を仰ぎ)そう言えば今日でしたね。(自身が参加している「コン・ゲーム」と呼ばれるテーブルゲームの事を思い出せば、その登録期日がちょうど今日までだったことを思い出して。) [Tue 29 Jun 2010 00:46:49]
デュラハン > (スラムのどこかにある広場の片隅。焚き火の前で木箱に腰掛ける人影が一つ。)やはり少しばかり早く来すぎましたかね。(灰色の外套を纏う老人風貌・・・スラムでは聞き屋と呼ばれるその男は周囲を一瞥すればこの場所で何度も口にした言葉を小さく呟いて。) [Tue 29 Jun 2010 00:40:29]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『焚き火に手を翳し』 [Tue 29 Jun 2010 00:37:47]
お知らせ > コンさんが退室されました。 [Sat 26 Jun 2010 13:39:44]
コン > よし では、数えるぞ――――  ( 告げればわっと、皆蜘蛛の子に散った ) [Sat 26 Jun 2010 13:39:43]
コン > まぁ、しかし―――― 情人節だからな、 ( 言った言葉の意味 )( 童達はわからずに首を捻る )  ... ふふん ( ぽん )( 童たちの頭を撫ぜ ) [Sat 26 Jun 2010 13:38:42]
コン >   ――――内緒だ ( 内緒なの? )   そうだ ( そうかぁ… )  [Sat 26 Jun 2010 13:37:21]
コン >     じゃぁ―― ( 数をかぞえるぞ ) うん? ( 言いかけて、その前にと童たちに止められる ) ( なんだ、と見下ろせば見上げてくる皆の顔 ) 何、私の願い事? ( 聞きたいのか。聞きたいらしい。 ) そうだなぁ――――― ( 顎を撫でさする ) ( 願う事は決まっている。だから答えてやっても良かったが ) [Sat 26 Jun 2010 13:36:20]
コン > ( 誰からともなく笑いあい )  ( そうこうしているうちに )  ――― よし ( 狐は腰を両手で持ち足元を見回す ) これでみな揃ったな ( 増えた顔揃った顔 )( これで皆見つけた。隠れ鬼は仕舞いだ―――一度目は ) 次は私が鬼だな ( 何せ一番初めに見つかった ) [Sat 26 Jun 2010 13:29:55]
コン >   ――――内緒か ( 内緒だよ )   そうか ( そうだよ )  [Sat 26 Jun 2010 13:24:38]
コン >     しかし、 ( 一人 )( 二人 ) そうか―― もうそんな季節か ( 童たちを見つけ、共に歩きながら狐が視線を向けるは童の手にした笹の葉 ) 一体何を願うつもりだ? ( 尋ねるが )( 童たちは顔を見合わせて口々に内緒内緒と繰り返す ) [Sat 26 Jun 2010 13:22:26]
コン > ( 肩車でもしてやろうと思ったが ) お前ならどこに隠れようと思う? ( そうしたら童の視線から周囲を見ることができなくなる )( だから手を繋ぐだけに留め )  … ( うーんと )( そう呟く悩み顔の童に歩調を合わせてやろう ) ( ごっちゃり )( 煩雑な貧民窟は隠れ場所がたくさん ) [Sat 26 Jun 2010 13:17:24]
コン > ( 久方振りに街に出た狐 )   ... よし、あと見つけてないのは誰だ? ( 貧民窟の童らと仲良くなってかくれんぼの最中 ) そうか、じゃぁ一緒に探そう [Sat 26 Jun 2010 13:11:19]
コン > そうこうしている内に見つかってしまったが―― ( 何の話か )( 不思議そうに尋ねる童の頭を狐は乱暴に撫で回す ) 何、隠れ場所の話だ。 ( なでくりなでくり ) ( 気にするなと笑った ) [Sat 26 Jun 2010 13:06:59]
コン >   ―――それは流石に如何なものと私でも思ったのだよ ( 教会奥、僧房裏手の路地 )( 葛藤の垂れ流されていた窓を背に狐は深く頷いた ) [Sat 26 Jun 2010 13:04:01]
お知らせ > コンさんが来ました。 『 物凄く窓から侵入してやりたかったが 』 [Sat 26 Jun 2010 13:00:43]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Sat 26 Jun 2010 12:56:41]
ドライツェ > ( 問題は、悪事には使えないというそのペンダントが欺瞞を認めてくれるかだけれど。 ) [Sat 26 Jun 2010 12:56:38]
ドライツェ > ……。 ( 詳細は知らない。 図書館に行けばその話も読めるだろうか ) …「そっち」に逃避しちゃあ駄目かなあ。 ( 祖霊云々ではなく、星に託された伝承のイベントにタナバタの認識をすり替える。 言ってしまえばただの自己欺瞞だ。 けれど、それならまだいいかと――せこい現実逃避に走る ) [Sat 26 Jun 2010 12:55:55]
ドライツェ > ( テーブルに突っ伏した姿勢で部屋を見渡すと、私物の少ない見慣れた部屋もアングルが違えば他人の部屋のようだった。 ――それでも壁際に掛けている、質素なカソックの替えを見ればやっぱり自分の部屋に間違えようもなかったが。 そのカソックの襟の辺りで、細い鎖がきらりと光る ) 何でしたっけ、あれ。 …ああ、 確か――『サンタクロースの贈り物』――かな。 ( 星を象ったペンダントだ。 以前サンタクロース(今にして思えばあれは本当のサンタクロースだったんだろう)の手伝いをした時礼に貰った、星の散らばりでしかない空に星座の線を浮かべられるという一品。 そういえばタナバタには星にまつわる伝承が確かなかったろうか ) [Sat 26 Jun 2010 12:52:43]
ドライツェ > ( 芋蔓式に引き出された記憶によれば、この界隈の子供達で笹の小枝を貰ってくる計画があるとの話だった。 下手をすると、その笹は他に場所がないとの理由で教会の鼻先に立てるつもりなのかもしれない。 ――絵的に想像してみる限り果たしてそれはいかがなものか。 いかがなものか ) 駄目とは言えませんけども。 駄目とは言えませんけども!! でもそれはちょっと、どうなんだろう…! ( がんごんとテーブルに額を打ちつけて煩悶す。 想像の中の和洋折衷教会図は何というかすごくカオスなものに思えて萎れる。 萎れる ) [Sat 26 Jun 2010 12:45:51]
ドライツェ > ( それはそれで構わない。 寧ろ微笑ましい話だと思う。 本当のところ、世の中に願うだけで叶う望みなど針の一指しもないのだけれど、希望がないよりはずっといい。 だから、それ自体は微笑ましい話だ。  ただ、 ) …一応パプテス信仰なんですけどね私。 ( タナバタは祖霊に祈る行事でもある。 でもって、男が信仰するパプテスには祖霊なる概念は存在しなかった。 つまり――  ) 異教の行事に私も乗れとか。 乗れとか…!! ( 突っ伏す ) [Sat 26 Jun 2010 12:38:26]
ドライツェ > 「タナバタマツリ」ですよねえ――… ( 笹の枝――厳密には枝ではないが、牧師はそこまで知らなかった――に願い事を書いたカードを吊り下げるとそれが叶うとかいう、やはり東方の年間行事だ。 これをくれた子供はごく子供らしい願望をもってお裾分けをくれたんだろう ) [Sat 26 Jun 2010 12:32:35]
ドライツェ >  …はっ。 ( そういえば食事の途中だったと思い出し、しんなり眉尻を下げて笹の葉っぱを傍らに置く。 すっかり冷めてしまったスープは冷めた分だけ塩味が増したような錯覚がして、喜ぶべきやら悲しむべきやら。 ――少しずつ少しずつ、ものが傷みやすい季節になってきている。 食糧の作り置きはそろそろ控えるべきだろう ) ――――。 ( 曇り空の下では烏ばかりが元気なようだ。 仲間を呼びでもしているのか、長く続けて鳴く声を聞きながら昼食を終える ) …………で。 ( 食器をテーブルの脇にどけ、改めて笹の葉を引き寄せた ) 彼女が「これ」をくれた理由は―― ( 頭の中で日付を繰る。 後何日かすればもう七月。 即ち、 ) [Sat 26 Jun 2010 12:29:54]
ドライツェ > ( その笹の葉を指先で摘んでひらひら表と裏とに翻す。 フォーウンやトキノミヤコといった東方の植生の葉は見目も手触りも珍しかった。 昼食の薄味のスープに手をつけるのも忘れて、 くるり ) あちらの人は器用ですねえ。 これを折って舟にしたり、笛みたいに吹いて音を出したりするとか――。 ( 自分はそのどちらも現物を見たことはないけれど、確か。 試しに口に当てて息を吹きかけてみたが、勿論と言うか何の音も出なかった ) …。 ( ちょっとへしょげる ) [Sat 26 Jun 2010 12:21:56]
ドライツェ > ( そう言って、近隣に暮らす子供が手渡してきたのは――ナイフのようにシャープなフォルムの緑色した葉っぱだった ) ええと、タケ?  じゃなくて――そう、ササ。 ササノハ、でしたっけ。 ( 教会奥の僧房にて。 静かな静かな昼食時。 ) [Sat 26 Jun 2010 12:15:16]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『ねえ牧師さま、これあげる』 [Sat 26 Jun 2010 12:10:30]
お知らせ > ギミーさんが帰りました。 『( 傭兵団では先輩なのにな、などと思いつつ。 虹色の尾が夜空に伸びた。 )』 [Thu 24 Jun 2010 01:51:42]
ギミー > ( もう一回りしたら帰ろうかと、お尻をはたきながら立ち上がった。 ちょっとしびれる手を握って開く。 グロース・クレードルの飛行術は箒だけでなく術者にも作用するけれど、それでも両手でぶら下がっているというのは負担が大きかった。 魔女術としてでなくただ鉄棒にぶら下がったら、おそらく一分ともたないだろう。 それを軽減させても、未熟な術ではたかが知れている。 ―――そっと腰かけるくらいなら失礼にも当たらないだろうと、実際そうしている魔女達は言うけれど、それは信仰であり変えることは許されなかった。 …しかし、傭兵団に所属していて一人足並みが揃わないというのは、後方支援要員とはいえ具合が悪い。 ならば飛行術に用いる物を変えようかとも思うのだけれど、信仰の対象である箒だからこそ魔女術の対象にできるなら、今の技量で交換するように乗り換えるのも、無理がある。 ) [Thu 24 Jun 2010 01:47:16]
ギミー > ( 人間同士の契約を、神様――― 一般的には悪魔と呼ばれてしまうから魔女なのだが、それはさておき ―――と交わしたものと同じように捉える必要はないのかもしれないけれど、同意した上で違反したのはこちら。 …でもそういえば、違反に対して罰を与えたのは使い魔の猫であり、契約を交わした魔女本人ではないから、主体がどこにあるのかという考え方の幅次第では、不当なものか。 …確かに、使い魔のアスモが私の何かを許可なく代行することは許さない。 もっともうちの子は、人語の理解についてさえ完璧ではないけれど。 ) [Thu 24 Jun 2010 01:11:37]
ギミー > ( するすると緩やかな尾を引いて、背の高い適当な民家の屋根に滑り降りた。 乗るなと文句が出そうなのでこっそり失礼します。 最近雨が多いしそんなに汚れていないだろうかと気にしてから、そろりそろり腰を下ろす。 膝と一緒に髪と箒も抱えて、ちんまりと一休み。 )   〜なんふぁん… 難産になるわ。   ( 疲労感と何よりも夜更かしのせいで、欠伸が重なり目元を擦りながら言い直す。 猫が散らかしてくれた工房の大掃除も大変だった。 やっつけ仕事で済ませてしまった箒についても、同僚達から回収してメンテナンスをし直さなければならない。 これで契約違反についても追求されたらたまったものではないけれど、でもそんな意識は別にして、やっぱりもう一度会いたい魔女の態度は気になるものだった。 ) [Thu 24 Jun 2010 00:54:31]
ギミー > ( とはいえ内心では、見事な魔術だと受け入れてしまっている。 これだけ探してないのだから、たまたま迷って見つけられないのではなく、あの家はもっと別の所から用事があって顔を出したか、もしくは巧妙に隠されているのだろう。 使い魔の猫をして相当な術者だったと考えれば、自分にその魔術を破る術はない。 肉眼で探すよりも効率の良い、周辺状況を俯瞰する魔術を使わないのは、消耗もあるけれど、こちらの魔術が精細を欠く事を自覚しているからだ。 今はまだ、視点を高い位置に置くことができるだけ。 ) [Thu 24 Jun 2010 00:38:17]
ギミー > ( スラム上空20m。 ギミー・シェルターことグロースクレードル12歳は、箒に 『ぶら下がって』 宙に浮いていた。 長過ぎる黒髪と黒いローブは曇り空の夜に同化している。 しかし隠そうともしないエーテルの反応光は箒の後ろに虹色の尾を引いて、見上げる者がいれば星よりはずっと近くに何かがいることに気付くだろう。 目指す家を探しながらの低速飛行。 一度しか訪れたことがないその場所へは、歩いて行ったことしかなく。 飛んでみたところで、入り組んだ建物はただでさえ乏しい灯りを遮ってしまう。 やっても無駄な悪あがきのようだけれど、スラムに住んでいたことがあり、こちらも魔女だという自負もあると、煙に巻かれてしまうのをそれっきりにするのは釈然としなかった。 ) [Thu 24 Jun 2010 00:25:36]
お知らせ > ギミーさんが来ました。 『( 諦めきれずに空を飛ぶ。 )』 [Thu 24 Jun 2010 00:12:36]
お知らせ > ギミーさんが帰りました。 『( 魔女と、猫にも会いたかったけれど――― ついにそれは果たせなかった。 )』 [Tue 22 Jun 2010 00:52:17]
ギミー > ( 魔女にとって契約は絶対だ。 とりあえずグロース・クレードルはそういった意識を持っている。 果たせないのなら交わしてはいけないし、交わしたからには果たさなければならず、果たせなかった時は何をされても文句は言えない。 自分が反故にされた時にそう考えるのだから、逆の立場で同じようにされても仕方がないと思っていた。 それでも、留守を任された家の中で 『寝るときはどこに居るか』 など些細な事だと思うけれど、グロース・クレードルの魔女術は信仰の世界。 信仰を共有できない者にとってはどんなに些細な事でも、自分にとっては大問題であることが多々あるのを知っている。 今回、非があるったのはこちらの方だと思う。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:51:02]
ギミー > ( 猫と体が入れ代わっていたのは、同僚に名を呼んでもらうことで魔法が解けて一件落着。 しかし当面の問題が解決したとはいえ、その問題が契約違反の結果として引き起こされたものであるなら、アルバイター的には何も解決していない。 …結局、アルバイト二人が体を乗っ取られることになり、魔女の家の留守番をする者はいなくなってしまった。 あの猫達なら大丈夫だろうと思うものの、世話をする者がいなかった。 …その辺りは、乗っ取った体を使って猫が自分でしていたのかもしれないけれど、途中で仕事ができなくなってしまったという点は変わらない。 それは謝らなければいけないことで、契約した以上、違約金が発生しても仕方のない事だと思う。 …ところがラングフォードP.W.M.Cを向こうから訪ねてくれた魔女は、うちの子が迷惑かけたと言い、本来の報酬以上のお金をくれた。 …それは私にくれたものではなく、本当はラングフォードP.W.M.Cに迷惑料として差し出されたものかもしれないけれど、とにかく私へのお咎めは何もなくて、同業の契約を重視する魔女としては、かえって申し訳なく思ってしまう。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:26:38]
ギミー > ( …今度からがんばろうかな、とか、とてもがんばりそうにない意識で足をぷらぷら。 箒を抱き締めているのと、子どもが出歩くには遅い時間なのが表通りであれば目を引いたかもしれないけれど、他人に無関心な土地柄であれば声をかけられるようなこともなく、黒い髪とローブで街灯もない闇の中に同化していた。 …他人への関心がどうというより、見過ごしてしまうのが大きいか。 さておき。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:13:27]
ギミー > ( 崩れた… というか石材を持ち去られてしまったのかもしれない、すっかり背が低くなった石壁の名残りに腰かけて足を休める。 猫の体を経験した後の感覚では、どうも疲れ易いような気がして、それをこの体に入り込んで不摂生していた猫のせいにしたくもなるけれど、おそらく日頃の運動不足のせいだ。 傭兵団に籍を置いている都合トレーニングなどは課されるのだけれど、いまひとつ苦手で 『まだ小さいから』 と言ってくれるのを良い事になまけてしまいがちだった。 子どもの体は大人のそれと育ち方が違い、過剰なトレーニングは適さない。 ホルモン主体の成長であるとかそんな概念はオーバーテクノロジーかもしれないけれど、人が育つ環境と結果については、興味を持って見つめればすぐそこにデータがある。 根拠のある知識も盾にしてみるけれど、しかし感覚として、体力のない者に傭兵など務まらないというのは分かるし、そこに同僚の命もかかっていると思うと、いささか後ろめたさはあった。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:05:42]
ギミー > ( ようやく元に戻れた人間の体で、ギミー・シェルターことグロース・クレードル12歳はスラムの奥地にやって来ていた。 猫と体が入れ代わるという稀有な体験をするきっかけになった、魔女の家で猫の世話をしながら留守番するというアルバイト。 所番地と記憶を頼りにその家を目指しているのだけれど、どういうわけか辿り着けない。 …所番地といっても、とうの昔にスラム化して安普請の家が無計画に密集している土地だ。 通りの名前などもあってないようなもので、境界線は曖昧。 この場所に明るくなければ番号など知っていたところで意味はないのかもしれないけれど、一度は訪れたことがあるというのにどうにも見覚えがない。 人間の体で来た後は、猫の体で出て行ったきり。 普段からあまりぶらついたりしないと、そう簡単に道など覚えられるものではないとしても、それらしい場所を見つけたところで、どの方向に進もうと、目指す木造二階の猫屋敷に辿り着くことはできなかった。 ) [Mon 21 Jun 2010 23:50:43]
お知らせ > ギミーさんが入室されました。 『( …ない。 )』 [Mon 21 Jun 2010 23:35:38]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『( 名前を付けてあげれば良かった。そうすれば呼び掛けられたのに。 )』 [Fri 18 Jun 2010 22:45:04]
君影 > ( あの猫が艶子であり、呪いが解けて元の姿に戻れたという事をまだ知らない女はずっと心配しっぱなしだ。もしかしたらそれを伝えにナキア達が家に来てくれたのかもしれないけれど、生憎とその時には擦れ違いに家を後にしてしまったようであり。 ) …………もう少し探そう。 ( 松葉杖をつきながら再び歩き出し、包帯に覆われていない生きた片目を周囲に向けて、小さな動物の影が無いかと探し求めている。この夜にこの雨。探し物をするのに効率が悪い事この上ない条件であるが、かといってじっとしてもいられないぐらいには心配である。 ) [Fri 18 Jun 2010 22:30:19]
君影 > ( 片手片足を失ってしまったせいで、松葉杖をつきながら傘を差すという行為が困難だ。お陰で慣れない合羽姿。これがかなり蒸し暑い。汗でじっとりと張り付いてくる服の感触が気持ち悪いったらありゃしない。 ) ……………… ( 休憩も含めて公衆浴場に―――なんて考えたけれど首を振った。降りしきる雨に人は少ないかもしれないけれど、時間的には利用している人が割といそうな雰囲気もある。人が多い場所は非常に苦手であるし、色々足りないこの体を誰かに見られるのも嫌だ。向こうに行くにはもっと時間を遅らせた方が私には都合が良いだろう。 ) [Fri 18 Jun 2010 22:09:05]
君影 > ( ―――ふぅ、はぁ。 )( リャンにも手伝って貰ってずっと探し回っているせいか息が切れている。考えてみれば手足を失ってからこんなに辺りを歩き回る事なんて初めてだ。それに極力人には会わないような道を選んで歩いていたりと神経すり減らしているから余計に消耗が激しい。 ) …………大丈夫……かな……… ( なんだか猫としてぎこちない動きばかりをしていたあの子。こんなに酷い雨の中を出回って、うっかり事故でも起こしてしまったんじゃないかと心から心配だ。 ) [Fri 18 Jun 2010 21:56:10]
君影 > ( 強く雨が降りしきる中、私は合羽を着込んであちこちを歩き回っていた。こんな雨がずっと続いているせいか、通りを歩く人達の姿は周りには見えない。といってもそれは私が人気の少ない道ばかりを選んで進んでいるからでもあるのだが。 ) ――――……何処に行ったんだろう。 ( 退院した時に拾った猫の姿が昨夜から見えない。昨日からこんなに強い雨が続いているし、心配になった私は辺りを歩き回ってあの猫の姿を探し求めていた。 ) [Fri 18 Jun 2010 21:45:37]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『( ―――いない。 )』 [Fri 18 Jun 2010 21:39:23]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『――やるべき事は、変わらない。』 [Thu 17 Jun 2010 22:56:21]
アイゼンリッター > (状況は何一つとして変化せず、むしろ悪化さえしている感がある。 目玉泥棒は――それがたとえメアリアンでなくとも、だ――未だに野放しのまま。 奇妙な事件が起きれば、それに便乗した犯罪者どもが出てくる。 誰も彼もが安全な場所にいて、見て見ぬ振り。 そうして完成するのが、あの屍の山だ。 糞喰らえ。 いったい何時からヴェイトス市はこうなってしまったのか。 昔は、もっと、こう……“何か”が違っていた筈なのだが。 下らない懐古か? かもしれない。 いずれにしても、現状が糞である事は正しい筈……間違ってはいない筈だ)…………。(雨の中、ふと立ち止まって空を見やる。 雨粒は際限なく降り注ぎ、鉄仮面に弾かれて路面へと滴った。 この分じゃ明日も雨だろう) [Thu 17 Jun 2010 22:27:56]
アイゼンリッター > (やるべき事はいつだって変わらない。 屑を見つけたら屑籠へ。 殴り倒し、縛り上げ、自警団へと突き出す。 それだけの事だ。 残念ながら――訂正しよう。幸運にも――今のところ、この豪雨の中で活動する犯罪者には遭遇していない。)…………………。(苛立ちは募る。 「迷宮」出現と同時期に、性犯罪者が少し増えた感があるからだ。 今のところ、彼自身は遭遇していないが……。 芸能横丁の役者が、淫売窟で引き起こした惨事は記憶に新しい。 やはり乗り込むべきだったろうか)………………。(友人の一人が既に「迷宮」へ踏み込み、その犠牲となった事を彼は知らない。 もしも知っていたら、彼女を慰めるだの何だのという前に、真っ先に犯人を叩きのめしに向かっただろうが) [Thu 17 Jun 2010 22:13:45]
アイゼンリッター > (――鉄仮面の男が、路地裏を歩いていた。 降り注ぐ雨粒に打たれた金属兜は完全に冷え切り、呼気は白く濁る。 ただでさえ夜の貧民窟は暗く、その上この豪雨だ。 屋根上からでは、まともに下の状況が把握できないと判断し、今夜、彼は地上にいる。 水溜りへと足を踏み出し、周囲をくまなく警戒しながら、無言で。 このような雨の中、表に出てくる住人もいなければ、犯罪に手を染めようという輩も少ない。 だが、少ないだけだ。 吸血鬼――流水に弱いとしても程度問題だ――を始めとする怪物どもや、或いは殺人鬼、精神の破綻した連中は、天候なぞ気にせずに街を闊歩している事だろう)(――この男が、そうであるように) [Thu 17 Jun 2010 21:58:18]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――豪雨の中。』 [Thu 17 Jun 2010 21:48:04]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( そして残るのは、 雨音だけ。)』 [Tue 15 Jun 2010 04:04:43]
ルァ > ( 独りは慣れている筈なのに、まるでどこかに大きな穴が開いてしまったような錯覚を覚える。 寂しいような、物足りないような、悲しいような。 そのせいで、もやもやした気分がいつまでも晴れない。 ) …。……。………。 ( 視線を空から、暗い路地へと下げ、 何かを考えるように数秒 。 それからおもむろに両手をうごかせば、) ( パチンッ ) ( と、雨の音の中に別の音も混じった。 どうやら少女が自分の頬を両手で叩いたらしい。) ―――― よし。 ( どうやら、気合を入れなおすとかそういう意味合いがあったようで。) なんとかなる 。 ( 自分に言い聞かせるような様子でそう言えば、立ち止まっていた足をゆっくり動かし、歩き始める。) [Tue 15 Jun 2010 04:00:59]
ルァ > ( ――――― 家主から、最初に声をかけてもらったのも豪雨の日だった。 一度は突っぱねて、それでも頼って。 そして家主は、…家主になってくれた。 大好きな人とも再会して、友だちもできて、 嬉しくて楽しくて。 家があることに安心して。) ……… どうして…かなぁ……… ( それなのに、分からなくなった。 もっと欲しい。 もっと楽しいことを知りたい。 そう思い始めたら、何かが崩れたように―――。 ) どうしてかなぁ……… ( つぶやく声は、小さく震える。 ) わかんない…。 ( そして、家に戻りづらくなってしまった。) [Tue 15 Jun 2010 03:40:38]
ルァ > ( まるで突然のように降ってきた豪雨。 傘も持っていなかった少女は途方にくれた様に空を見上げた。 肌に叩きつける雨は、目にも入り痛いとすら思う。 ) ――――― ……… 。 ( 少しだけ開いた唇は、声を発することなくまた閉じ、そしてもう一度小さく開く。 まるで、迷うように 。) …………… あの時 も、雨だった…なぁ…。 ( 雨は嫌いではない。 寒くなるのは嫌だけれど、嫌いでは、無い。) [Tue 15 Jun 2010 03:33:40]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『豪雨 だ。』 [Tue 15 Jun 2010 03:30:14]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『――やるべき事をやる。それだけだ。』 [Sat 12 Jun 2010 00:23:56]
アイゼンリッター > (何も行動を起こさず、平穏に暮らすという選択肢もある。 だが、その結果を、彼――アイゼンリッター/カイン・グレイホークは、まざまざと突きつけられた。 あの光景は拒絶不可能な現実として、その心に深く刻み込まれている。 であるからこそ、屋外から聞こえてきた誰かの悲鳴に、次の瞬間、扉を蹴り破って路地へと飛び出した) [Sat 12 Jun 2010 00:23:47]
アイゼンリッター > (そして、それは「迷宮」が無くても同じで――何も自分に限った話ではない。 この街で犯罪の被害にあい、殺されなくとも人生の狂わされた人々は、間違いなく「何処かの誰か」の親であり、子であり、兄弟であり、姉妹であり、友人であり、恋人であり、夫であり、妻であるのだから。 つい先日だって、スラムで惨殺死体が発見された。 ――糞)…………。(煮えたぎる怒り。それを呑みこみ、全身に力を込めて立ち上がる。 節々は痛むものの、骨折らしきものはない。 端的に言えば無傷と表現しても通る筈だ。 やはり運が良かった)……落下を防ぐ装備が必要かな。 掌に爪でもつけてみるか。(悪魔との契約書が脳裏に浮かぶが、笑って首を横に振った。 落下の危険は常に付き纏っている。 今更、それだけを理由に心変わりするわけがない) [Sat 12 Jun 2010 00:09:04]
アイゼンリッター > (それを運が悪かった、とは言うまい。 結局のところ、自分の注意力不足であり、経験不足であり、避けることのできた事態なのだから。 その上で、これは「運が良かった」と言って良い。 落下して気絶しているにも関わらず、今のところは誰にも発見されていなかったのだから。 仮面を脱がされるか、或いは袋叩きにでもされるか――誰かに見つかれば、そうなっていたのは間違いない)…………。(――焦っている。 自覚はあったが……嫌になる。  件の「迷宮」に知り合いが巻き込まれるのではないかと思うと、今すぐにでも飛び込んで首魁を叩きのめしたい気に駆られる。 悠長に構えている精神的余裕などはない。 宗教・魔術関係者で狙われやすいだろう身内の人間に関しては、今のところ問題は無い――テレサはVGCのショウに向けて練習している情報が伝わっているし、聖女サンクトゥスには直接逢うことはできなかったけれど被害にあったという話は聞いていない――が、それだって、いつまで無事なのかは誰にもわからない) [Sat 12 Jun 2010 00:03:18]
アイゼンリッター > (改めて説明すれば、貧民窟を構成する雑多な家の安っぽい――そして腐っていた――屋根を、それと知らずに踏み抜いた、という事だ。 そして落下して地面に叩きつけられて気絶して、ご覧の有様。 情けないことこの上ない) [Fri 11 Jun 2010 23:54:30]
アイゼンリッター > (次に屋根の上は不安定で、当たり前だが非常に高度がある。 ここを走る、移動するというのは、正直言って厳しい。 鉄仮面の怪人自身、敵に対しての奇襲と隠密行動という二つの利点がなければ――というか、この二つを突き詰めた結果として――選択しなかった戦術だ。  夜間、この頼りない足場を移動するなんて事は、訓練と経験――ただフラフラと散歩するというのではなくて、周囲を警戒し、神経を尖らせた上での警邏――を積み重ねた上で、ようやく実戦レベルにまで持ってこれた。 最も、このアイゼンリッターには才能というものは無いから、それを備えた人物であるならば話は別だろうけれど) [Fri 11 Jun 2010 23:54:04]
アイゼンリッター > (建物の上を移動するというのは、極めて困難な行為だ。 そも、屋根上に昇る事からして、道具や訓練無しでは難しい。 熟練の傭兵である豪天寺艶子が壁を半ば以上まで駆け上がったが、あれは彼女の優れた、特筆すべき身体能力によるものだろう。 鉄仮面を被った男にそれができるかといえば、答えは否だ。 故に彼は訓練を受けた上で、鉤縄を使い、ようやっと上っている。 ――勿論、ここはヴェイトス市だ。 ヤモリやら何やらの獣人なら、その種族的な能力から簡単に壁を登れるだろうし、翼を持つ種族なら言うまでも無い。 或いは軽業に生涯を捧げたような人物であれば、一跳びで軽々と屋根まで跳べるのだろうが) [Fri 11 Jun 2010 23:53:51]
アイゼンリッター > (廃屋の苔むした床に寝転がり、天井の大穴を透かして雲を仰ぐ。 どうしてこうなったかと思考を巡らせると答えは単純明快で、一言で説明するのならば、「落ちた」のである) [Fri 11 Jun 2010 23:45:26]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『曇天の空』 [Fri 11 Jun 2010 23:43:04]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 『そうして今日も少しずつ鍛えられていく』 [Fri 11 Jun 2010 23:12:54]
ディーフィール > ( 休憩をするなら高いところが良いと 近くの屋根の上に座る。 生憎の曇り空。 星や月を見ることができないのは残念だ )  [Fri 11 Jun 2010 22:50:35]
ディーフィール > ふー。 ちょっと休憩かな? ( 今日も結構な距離を走った気がする。 少しは体力が付いてきているのか、ぜんぜん付いていないのか。 今はまだまだわかりにくい。 はじめたばかり、と言うこともある。 実際に反映されてくるのは一週間後か、一ヵ月後か ) 毎日の積み重ねだからねぇ。 (止めたら結構な勢いで体力落ちていきそうなのが怖いところ ) [Fri 11 Jun 2010 22:09:51]
ディーフィール > ( 依頼で負けた後に処女をほかの人に持っていかれるなんて嫌だな〜なんて自分勝手な妄想。 スラムも結構広くて暗黒街よりは安全。 という意味では走り回って体力作りをするには良い場所と考えている。 暗黒街ではさすがにのんきにランニング、は危ない。 一番はトラブルに遭遇したときにくたくただったときが一番危ない ) [Fri 11 Jun 2010 22:02:04]
ディーフィール > ( 暗黒街よりは治安の良いとされているスラムの地域。 曇り空で体力づくりのコースにはちょうどいい気がする。 場所が場所なので半そで短パンではなく露出を控えた服装であるが ) ふんふん。 惨殺死体、ねぇ。 ( 物騒なものだ。 どこか他人事のように考える。 物騒といえば先日妙な招待を受けた。 断ったのだが ) やっぱり誰かの掌の上で、ってのはねぇ。 ( ぼんやりと呟いた言葉。 ギルドで募集していた依頼に関係がありそうだったが… ) そういえば、凛ちゃんはあの仕事請けてるんだっけ? ( 不安を感じるところがある ) [Fri 11 Jun 2010 21:54:43]
お知らせ > ディーフィールさんが入室されました。 『( ランニングのコースにしてみた )』 [Fri 11 Jun 2010 21:48:51]
お知らせ > オブリージェさんが帰りました。 『(残されたのは哀れな男の、無残な末路。)』 [Fri 11 Jun 2010 04:40:30]
オブリージェ >  ( やがて、完全に動かなくなった男の身体。今度こそ、何をしても動かない。 となれば吸血鬼の興味も失せ…。 ) ――動かなくナっちゃっタ。もうオ仕舞い、かナ?ジャ、私は行クね、おじさン。 (最早、人の形をとどめていないソレに、バイバイ。と手を振れば…男のナイフには目もくれず、自分の着ていたボロ布を再び纏う。使い方分からないし、元々の持ち物の服の方が頭に残っていたのだろう。) ―――少シ、短クなったカな…? (引き裂かれたボロ布は、最早衣類としての機能を殆ど果たしておらず、纏っていても太腿や肩が覗いてしまっているほど。普通の女ならこれを普段着ていれば痴女見られても仕方の無いほどだが、この吸血鬼にはそんな事はどうでもよかった。そして――オブリージェはその場を去ってゆく。) [Fri 11 Jun 2010 04:39:41]
オブリージェ > ――ねェ、ネェ?んー?ねぇッテばー。 (一瞬、さっきみたいな悲鳴をまた聞かせてくれたけれど、なんか違う。男が何か言っているけれど、私の聞きたいのはそういうことじゃないんだけどな。やがて、気を失った男。ビクビクと、痙攣しながら地面に突っ伏している様は芋虫のように見えたらしく、また其処に興味が湧いたらしい。) ―――オジさん、面白イね。色んナ面白いコトできるノね。 (不運、気を失った後も暫く動かなくなった男は身体を弄ばれるだろう。臭いけれど、ソレさえ我慢すれば面白いことをして見せてくれる男。方法は、千切ったり…曲げたり、畳んだり。 臭いから食べる気はしないけれど。) [Fri 11 Jun 2010 04:28:13]
お知らせ > 追い剥ぎさんが退室されました。 『 戦闘経験ポイントとして、★2をどうぞ。 』 [Fri 11 Jun 2010 04:17:18]
追い剥ぎ > ( まさに男が投げ捨てたボロ布のようだった。破って台無しにしてしまったこともそうだ。でも、もう返してとは言えない。もう元には戻らない。戻らないのだ。べちゃりと音を立てて捨てられるそれを、男は娘より青白い顔で見た。 ) ひ……ッ! ( 男はここでようやく、ただの子供ではないことに気付いたのだ。こいつはきっと、化け物だ。これから自分は殺されるのだ――…。 ) ごめん、なさい ごめ…なさい ゆる、ゆるひて… ゆる… ( …必死に許しを請う。やがて男は息を引きつらせ、目がぐりんと反転すると前のめりに崩れ落ち、びくびくと痙攣し始めた。それだけでは死にはしなかったが、痛みとショックと死の恐怖の余り気を失ってしまったようだ。 その後は男の衣服を剥ぐなり、落ちたナイフを拾うなり、或いは止めを刺してやるなり――あなたの自由となる。玩具にするのも良いだろう。 …しかしもし止めを刺さずにこの場を立ち去るのなら、その後の男の人生はまさに生き地獄。貧しい暮らしに嫌気が差していたとはいえ、身勝手な犯罪に身を染めれば酷い目に遭うのだという良い証明になるだろう。 ) [Fri 11 Jun 2010 04:13:56]
オブリージェ > ――どうやったの?なんて首を傾げる。 煌々と光る金色の瞳の光が、新しい玩具を与えられた時の子供のように輝いていた――。)  [Fri 11 Jun 2010 04:09:55]
オブリージェ > ――ネぇ?どうシテ?どウして臭イ事するノ? (引き千切った機能しなくなった男性器、やっぱり臭い…。零れてくる血が、オブリージェの手を伝うけれども臭い男性器にやっぱり口をつける気は起きなかったのか、地面にほうり捨てる。男が自分のボロ布をそうしたように、千切って放り捨てた。) ――へ、ンな声。どうやッテ出してルの、私ニも 出せるカな?ねェ? (背の低い吸血鬼より小さく蹲ってしまった男の哀れな悲鳴。今度は其処に興味でも湧いたのか男に顔を近づけ [Fri 11 Jun 2010 04:07:58]
追い剥ぎ > ( やはりおかしな娘だ。物狂いなのかもしれぬ。だがまあ、今はそんなことは関係ないか。金目のものは盗めなかったが、それはまた別の奴を狙えばいい。今はこいつを犯そう。 ) 今にその臭いの無しではいられないようにしてやるよ。自分から腰を振ってよぉー、ひぃひぃ鳴かせて…… え? ( ぶつん、という感触に男は一瞬何が起こったのか理解できず、目を丸くさせた。娘に突き出していた自分の男性器が、根元から千切れていたのだ。 ) ………! ……っ! ひ、  ひ  ぃ  い、  いぃ、  ひ あひぃぃぃぃぃぃ… ( 一瞬遅れて熱感と痛みがやってきて、男は悲鳴と共にからんとナイフを地面に落とす。ぼたぼたと大量に零れ落ちる鮮血を両手で押さえながら膝を付き、真っ青な顔でオブリージェを見上げていた。 男にとっては何もかもが予想外だ。こんな力があるなんて思っていなかったし、自分の男性器が引きちぎられるんも予想外だった。 ) い、 たぁ い…  いた、ぁい… う、 うぅ――…! ( 脂汗を流し、ぼろぼろと涙を零し、ついにはあまりのショックにぶくぶくと泡まで吹き出し始めた。 ) [Fri 11 Jun 2010 03:55:15]
オブリージェ > ――一緒?そう、ナの…?なくて、モ…よいモノ? (盗んでくる。という行為の意味も、女になるという言葉の意味も分からないけれど…着ても着なくても一緒、と言う事が気になったらしく今度はソレを問い返す。別にあのボロ犬のに愛着があるわけじゃない。気付いたら着ていた。だから今まで来ていたというだけのこと。――ソレよりも、今はこの臭いこれを何とかしたい。) ―――おじさン、どうしテ臭いコト、するの? 「ぶづっ――」 (手に掴んだ男の欲望。余りの臭さから、吸血鬼も生理的に牙のある口を使うのを嫌った。故に、手に納まった欲望を思い切り握れば、力一杯引っ張った。――何か太いものが千切れる様な短い音が、男と吸血鬼の耳に届いた――。 [Fri 11 Jun 2010 03:47:06]
追い剥ぎ > あんなボロじゃあ持ってても一緒だろ?適当にどっかから盗んでくるんだな。 ( 娘の反応を気に留める様子も、悪びれるようすも無く男はそう言った。男にとっては些細なことなのだろう。 未成熟とはいえ雌の肌は舌触りが良く、男は益々興奮した。こういうガキを襲うのも悪くないかもしれない――と考えていたのだ。 ) お、おぉ…なんだ、手でしてくれるのか?へへへ、いいぜ。ほら、扱け!扱きながら咥えろ!口の中にたっぷり出してから、次はお前を女にしてやるから。 ( いや、こう見えて未通ではないのかもしれない。嫌がる様子も無いし―― ともあれ、男は自分の分身を掴ませたまま、腰を揺らして催促するだろう。 ) [Fri 11 Jun 2010 03:33:06]
オブリージェ > 後でジャ、なくて。今、返しテ欲しかッタ。 (ジトリ、とオブリージェの金色の瞳が、自分の身体を貪っている男を見詰めていた。そして――男がらの服を脱ぎ、股間から何かを覗かせて見せた。) ――はじメてノ、相テ? 何? (男が立ち上がり、股間のソレを私に向けて近づけてくる。――臭イ。男のソレが近付いてくるにつれ、臭ク…臭イ、クサい。) ―――臭いっテ言ってル。 (突然、吸血鬼がその口元にある男の欲望に手を伸ばし、掴もうとする。) [Fri 11 Jun 2010 03:27:28]
オブリージェ > ―――ア。 (捨てられたボロ布。地面に転がるソレを眺めて、相手の顔を見上げれば…不機嫌そうな顔をして。) ―――返しテ、って言っタ。  [Fri 11 Jun 2010 03:16:34]
追い剥ぎ > ひひひ、誰かの邪魔が入ったら面倒だからな。だが、諦めなよ。どうやら助けはこないらしいぜ? ( 手元に残ったボロの衣服。そいつを相手に返す事無く放り捨てた。 ) ふん、あんなボロ要らねえよ。あとで勝手に取っていきな。 ( 娘の肌に舌を這わせ、男は慌しく自らの衣服を脱ぐ。そそり立つ醜い欲望の塊を覗かせ―― ) 生意気言うんじゃねえ、ガキが。その臭いおじさんがお前の初めての相手になるんだよ。 ほら、咥えやがれッ! ( 男は立ち上がると、娘の口元に自身の欲望の塊を押し付けようとした。男の体臭よりずっと臭う、不潔な肉の固まりを。 ) [Fri 11 Jun 2010 03:12:58]
オブリージェ > ――じゃアなんでキョロキョロしていルの…? (道ニ迷った訳じゃナいなら、私に用でモ合ったノかな? 剥ぎ取られてしまった自分のボロ布の行く末を眺めている。そして男が、ボロに興味を失ったのを見れば――。) ――返しテ、それ。私ノなんだケれど。 (ス――。と男に手を伸ばす。男の標的が自分に移った事も知らずに。) ――おジさン? (ここまできても、まだ抵抗を見せない吸血鬼。ある意味幼すぎる身体は男の体格には余りあるだろう。―――その時、異臭が吸血鬼の鼻を突いた。) ――おじサん。臭イよ? [Fri 11 Jun 2010 03:04:03]
追い剥ぎ > 馬鹿言え。道に迷うわけ無いだろう。 ( この一体を根城にしてもう長いのだ。目を瞑ってたって歩けらぁ、と言った。 相手の衣服も売り飛ばせばスズメの涙ぐらいにはなるかと思っていたが、容易く破れてしまった。酷いボロだ、自分の服より酷いかもしれない。その破れた服の中から小銭を探したが―― 無い。 ) おい、金なんてねえじゃねえか! ( まさか文無しだったとは、当てが外れた。だがスラムをうろついてるガキなんてこんなものかもしれない。 ) ………。 ( ふと男が顔を上げると、未成熟な身体が目の前にあった。性処理させるには子供すぎるかと思ったが、肌を見れば獣欲が姿を現す。まあ、こいつでいいか。最近ご無沙汰だったからな。 ) ( …男は手を伸ばすと、娘の身体を抱き寄せその肌にむしゃぶりつこうとした。あなたの身体能力を持ってすれば、それを振り払うことは容易いだろうが。 ) [Fri 11 Jun 2010 02:45:51]
オブリージェ > ―――ええト…。 (男に言われて周囲を確認してみる。さっき見たときは誰も居なかったけれど…やっぱり誰も居ない。) ――誰モいない。 何ッておじサンも道ガ分からなクなったンじゃなイの? (首を傾げたまま再び問ういかえす。 おじさんコそ、何ヲいっているのか、私にハ分からナい。) ――あっ…。 (男が手を伸ばし身に纏ったボロ布を掴まれる。オブリージェには恥じらいなど存在しないので、抵抗など見せないけれど強引に引っ張られたソレは、渇いた音を響かせて容易く破れ散るだろう。――当然、ソレを纏っていただけのオブリージェは、その凹凸の少ない青白い肌を夜風に晒す事となってしまう。) [Fri 11 Jun 2010 02:38:14]
追い剥ぎ > ( 良く見ると薄気味の悪いガキだ。黒い髪はアマウラの人形みたいに長く伸ばしっぱなしだし、肌の色は不健康だ。まあスラムに住んでるガキの中にはどちらかといえば不健康なのが多いだろうが。若干聞き取りづらい言葉を話すのは、どこかの国から流れてきた移民のガキで、訛りがあるのかもしれない。 ) そうだ、お前のことだ。他に誰が居るってんだよ。 ――わからなくなったぁ?何を言ってるんだ? ( どうも事態を飲み込めてないのか、怯える様子もなく首を傾げている。あるいはやはり移民の子で、言葉が通じてないのかもしれない。ええい、面倒くさい。衣服も一緒に剥いでやるか。小銭ぐらい見つけることが出来るだろう。 ) ( 男はあなたの衣服に手を伸ばすと、無理矢理それを脱がそうとした。 ) [Fri 11 Jun 2010 02:22:56]
オブリージェ > ―――ん? (景色を見ていたら、急に視界が遮られた。正面から歩いてきた私と良く似た格好の人が私の目の前に立ったから。 何か私に向かって話しかけてるけれど…私で、合ってるのかな?) ――オ前って、私ノこと? (ナイフを取り出し吸血鬼に向ける男に、顔を上げかくり、と首を傾げながら問いを返す。私に向けてるソレは、なんだろう。と自分に向けられたナイフと相手の顔を交互に見比べている。) ――有り金、って…?殺ス? (何を、いっているの?と何やらこの人も、辺りを気にしているのを見やれば一言。) ――おジさんモ わからナくなったノ? (なんて、的外れな事を言ってみせる。 [Fri 11 Jun 2010 02:17:29]
追い剥ぎ > ( 男は念のため、ちらりと左右を見渡し他に人影が無いか確かめた。妙な連中に邪魔されちゃあ適わない。なるべく手早くやろう。子供なんて脅しつければいう事を聞くものさ。ここら辺じゃ見慣れない子供だし、道に迷っているように見えなくも無い。そして男はオブリージェの前までやってきた。 ) ――おい、お前。 ( みすぼらしい格好をした男は黄色い歯を見せてにっと笑い、懐から粗末なナイフを取り出すと、それをオブリージェに突きつけた。男からは暫く風呂に入ってない、不快な体臭が発せられている。 ) 刺し殺されたくなかったら、有り金全部出しな。 ( そう言って、辺りをきょろきょろと見渡しながらナイフを持っていないほうの手を差し出すのだった。 ) [Fri 11 Jun 2010 02:04:38]
オブリージェ > ――。 (左の道を凝視しているその時だ。正面から、自分とあんまり変わらない格好の人が近付いてくるの吸血鬼は見つける。けれど、吸血鬼にとってはそれ所ではないのか、気にも留めず道の先に続く景色と自分の記憶の景色を比べていた。 近付いてくるならば、さしたる障害も抵抗もなく手が届く距離まで近付く事ができるだろう。 [Fri 11 Jun 2010 02:01:30]
オブリージェ > ( 思い当たる節など、在る筈がなかった。 ただ適当に、右の道を選んでみたけれど、やっぱり見覚えがなくて本当に合っているのか心配になったのだ。 そして、小走り気味に今居た分かれ道に戻ってくる吸血鬼。) ―――えェと?こっちジャないって、事は…あっチ…かな? (そして、今度は左側の道を見る。やっぱりコッチにも見覚えは無い。でも、この二つのうちのどちらかなのは確かなのだ。ただし、それはあくまでこの吸血鬼が思い込んでいるだけで…実際には違うのかもしれないが。) [Fri 11 Jun 2010 01:56:59]
追い剥ぎ > ( 男は困窮していた。仕事にありつけず、物乞いをしても恵んでもらえず、喰うに困ってやらかした追い剥ぎで金を得る生活を送っていた。これがやってみると意外に簡単で、女子供、老人をターゲットに搾れば大抵の場合抵抗されずに上手く行く。相手が女ならその性処理も出来て一石二鳥というわけだ。懐に粗末なナイフを忍ばせたみすぼらしい身形の男は、路地を歩く子供の姿を見て口元を歪ませた。流石に子供すぎて性の捌け口には出来そうにないが、あんな子供でもちょっとぐらいの小銭は持っているものだ。それを巻き上げて、パンと酒でも買って今日は寝床に戻ろう。 ――男はそう考え、あなたの正面からゆっくりと歩いてくる。 ) [Fri 11 Jun 2010 01:56:52]
お知らせ > オブリージェさんが入室されました。 [Fri 11 Jun 2010 01:51:57]
お知らせ > 追いはぎさんが入室されました。 『 獲物を探して。 』 [Fri 11 Jun 2010 01:49:52]
オブリージェ > ( となれば道に迷うのも道理。暫く、立ち止まって右か、左かと左右に伸びた道の先を見比べているのだが…そのどちらの道の光景も、オブリージェには見覚えが無い。当然だ、もとより覚えながら歩いているわけではないのだから。) ――こっチ…? (だけれど、不意にオブリージェは歩き出す。選んだのは右の道。何か思い当たる節でもあったというのだろうか――。) ――――んーーー? (ピタッ。またしても、その足を止める。そして、つい先ほどと同じ様に、背後を振り返り――。) やっぱリ、違ったカな? [Fri 11 Jun 2010 01:44:43]
オブリージェ > ――あ、れ? (不意に、吸血鬼は立ち止まると背後を振り返る。そして、首を傾げながら数歩歩いてきた道を戻るのだが――。) ―――どう、来タんだっけ…? (何のことは無い。吸血鬼の中では、先ほど見た建物の形と今しがた目に止まった建物が同じに見えた。ぐるり、と一周して来たのだろうか。わからない。今しがた見つけた建物と最初に見つけた建物を見比べようと今来た道を戻ろうとしたのだが――。) ――良く似タのばかりデ分かラナくなっちゃッたわ…。 (そう、スラムのまるでガラクタを寄せ集めて出来たような住宅の列の中。出鱈目に歩いてきたこの吸血鬼が道順など覚えているわけもなく、また何かを目印にしている訳も無い。) [Fri 11 Jun 2010 01:37:04]
お知らせ > オブリージェさんが入室されました。 [Fri 11 Jun 2010 01:36:53]
オブリージェ > おんなジみたいな格好ノ人が多いのネ。前のところハ、色んナ色の服を着た人が一杯ダっだけれど。 (治安が悪いと言う関係上、先日食事をした暗黒街からそう遠くない貧民街の一角で道行く人々や住人を眺めてきた吸血鬼は呟いた。) ――建物モ、何だかボろっちい感ジ…叩いたら壊れちャいそう。 (居住区で見たしっかりした建物など数えるほどしかない。殆ど、テントに毛の生えたような程度の建物ばかり。だがソレも生まれたばかりの存在には興味を引く対象になりえたのか、キョロキョロと首を振りながら吸血鬼は行く。) [Fri 11 Jun 2010 01:21:03]
お知らせ > オブリージェさんが来ました。 『――ここハ。』 [Fri 11 Jun 2010 01:12:47]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『――警邏は続く。』 [Tue 8 Jun 2010 23:02:43]
アイゼンリッター > (だからこそ、怒りを覚える。  好き勝手に暴れる犯罪者、怪物、犯罪に手を染めながら罪の自覚の無い連中、何もせずに日々を過ごす人々――――そして今此処で、『迷宮』に対して「今は見に回る」という結論に辿り付いた自分に対して。 片っ端から殴って回ることができたら、どれだけ楽だろうか。 ――ああ、糞。 理解している。 今夜の警邏は、半ば八つ当たりめいた感情が混じっている事には。 パンチ一発で世の中が片付いたら、どれだけ楽だろうか。 少なくとも、スラムで薬を売りさばいている輩や、姑息な犯罪に手を染めている輩相手にはそれでケリがつくという事実が、少しだけ気持ちを軽くしてくれる)…………今は、まだ、様子を見る。 今は、だ。 今は……。(鉄仮面の精神状態は極めて危うい。 辛うじて均衡を保っているだけだ。 某かの切っ掛けがあれば、この結論もまた覆り、『迷宮』事件の渦中へと身を投じる事になるだろう。 ――そう「今は」監視に留めるという、それだけの話に過ぎないのだから) [Tue 8 Jun 2010 22:52:27]
アイゼンリッター > (屋根板の微かな隆起を靴裏の鎖で捉え、走る。 屋根から屋根の間は活劇で鍛えた脚力、或いは鉤縄を駆使して飛び越える。 あとは練習の積み重ね。 カイン・グレイホークに才能と呼べるものは無く、ただ只管に繰り返しただけだ)(――ヴェイトス市で起きる数々の事件は、普通に暮らしていく分には何ら関係の無い物だ。 見て見ぬ振りをすることも、それこそ一生気付かずに――運が良ければ、だが――暮らすことだってできる。 だが、一歩そういった界隈に足を踏み入れてみれば、そして「見ず、何もしなかった」結果を思い知れば……。 或いはそれは鉄仮面の彼の妄想や思い込みかもしれないし、そうではないかもしれないが、彼が見聞きし、対決してきた存在の悉くは、決して放置する事を許してはいけない、そういったモノだった) [Tue 8 Jun 2010 22:38:10]
アイゼンリッター > (懸念は多い。 このヴェイトス市では、事件の起きない日の方が少ないくらいだ。 ――未だ法の手を逃れ続けている目玉泥棒、その同類である吸血鬼アクセラレーターに、あの女強姦魔。 海辺では怪事件が頻発しているというし、暗黒街やスラムでの連続殺人事件もある。自分に契約を持ちかけてきた悪魔の事も、気になる。 そして何より、騎士団とアングリマーラの兵士が街道で接触したという話も、耳には届いていた。 武力衝突は回避されたようだが、一歩間違えば戦争になっていたかもしれない。そうなれば当然、ただ犯罪者を殴り倒す鉄仮面など、何の意味もない)――――……いや、本当にそうか?(そんなはずは無い。 如何なる状況であっても、犯罪者は裁かれるべきだ。 自分は妥協しない。 やるべき事をやる。 それだけだ)…………。(そして、路地を見やりながら、屋根上を移動する。 相応の鍛錬を積んだ結果だ。 練習もせず装備も無しに、軽々と跳びまわれるわけではない) [Tue 8 Jun 2010 22:26:12]
アイゼンリッター > (聖職者やらが行方不明――より正確に言えば誘拐され、『迷宮』に監禁されている。 勿論、即座に救助に向かい、それが人為的なものならば黒幕を叩きのめして自警団へと突き出すべきだ。 ――これが単なる「犯罪」であるのならば、だが)…………。悪魔か、魔術師か、それとも単なる「現象」に過ぎないのか。(――やはりネックは魔術的知識の欠如だ。 介入するにしては情報が不足過ぎる。 仮に敵対者――そういう存在がいると仮定するならば――に魔術に類する攻撃しか通用しないのであれば、自分は完全に無力だ。 先達て遭遇した疾走する髑髏には、手持ちの聖水が効かなかった。 つまりはそういう事だ。 世間一般からは狂人扱いされ、無茶、無謀と言われる事の多い人物ではあるけれど、決して策も無しに行動するほど愚かではない。 ましてや専門家が動いているというのにも関わらず)…………。(―――何も出来ないという結論は、甚だ不本意ではあるが) [Tue 8 Jun 2010 22:20:11]
アイゼンリッター > (貧民窟の屋根上。 夜闇の中、眼下の路地を眺めながら、鉄仮面を被った男はそう結論付けた。 何の事かといえば、ヴェイトス市に発生したという『迷宮』について、である) [Tue 8 Jun 2010 22:14:28]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――見張り』 [Tue 8 Jun 2010 22:12:24]
お知らせ > シロ@狼さんが帰りました。 『(誰かに見つけてもらってね!)(動物は気まぐれな行動が多い)』 [Sun 6 Jun 2010 22:46:30]
シロ@狼 > (声をかけるわけでもなく、食べるわけでもなく。)(どうしよ?だれかに教えたほうがいいのかな?)(しかし、この辺りで死体が転がっているなんていうことはざらだ。みんな係わり合いになりたくないという思いか、放置される場合が多い。人間の警邏もこんな貧民窟の小さな路地を回るようなことはない。結局腐敗して崩れ去るか動物の餌になるか、だ。)(たまに人間に見つかったりするけどなぁ・・・よし。)(何を思ったのか白い狼、遺体の襟首をくわえれば大きな通りに引っ張り出した。そして、意気揚揚とその場を去るのだった。) [Sun 6 Jun 2010 22:46:06]
シロ@狼 > (そんな中を生きる野良犬や野良猫はゴミを掻き分け残飯をあさり、時には原形をとどめていない肉に群がることもある。元々がなんだったか、なんてことは動物には関係のないことなのだ。)・・・・?(異臭の元を発見した。もう息をしていない人間の少女だ。事件に巻き込まれたのか、行き倒れたのか。少なくとも数日はたっているだろうその遺体を見やれば腰を降ろして顔を覗き込んだ。) [Sun 6 Jun 2010 22:33:43]
シロ@狼 > (今日どこいこうかなぁ〜)(ハッハッハッ。小さく小刻みに吐く息。舌を出し、尻尾を振りながらぶらりぶらりと歩き回って。この周辺には何も面白いものがない。かといって、遠くまで行って何かがあるという保障はない。そうなると、有り余る体力を発散するべく適当に近所をはいかいするだけにとどまったりもする。今日は近所の野良動物のすがたがみえない。耳を済ませれば人間の声や雑音、鼻を引くつかせれば誰かの体臭、ゴミの異臭。治安のわるいスラムでは、生きる気力のない人間とゴミの不法投棄が絶えず増え続けていく。) [Sun 6 Jun 2010 22:26:16]
シロ@狼 > (月のない夜。路地を通る白い影。どこへ行こうか当てのない散歩。)・・・・・(トットットットッ。やや重量のある足音を出して歩く犬。人目を避けるように路地から路地をまたぐ際には顔だけ出して右左を確認しながらの移動。特に避ける意味もないが──) [Sun 6 Jun 2010 22:20:59]
お知らせ > シロ@狼さんが来ました。 『路地裏』 [Sun 6 Jun 2010 22:13:52]
お知らせ > 銀嶺さんが退室されました。 『望んだ物は、其れ以上の物を得た瞬間であった。』 [Sat 5 Jun 2010 02:19:44]
銀嶺 > 構わぬ。 其れも悪くない。 (彼女の言葉に悪気は含まれず、純粋な感情で込められたもの。彼女は人間であり、道具だがどちらとも平等に扱おう。――…人の手に負えぬならば、神の手に収まるか有り余るか、誰にも知る由が無い。) うむ、では… 戻るとしようか。 (彼女の視線に気付けばこそ、微笑を浮かべよう。お互いの目的が達成されたのだ。後は彼女に私の泊まる宿先を前以て教えて置かねばならないか。同時に彼女との対話する時間も必要不可欠であった。一先ずは彼女を休める場所へ案内して置こう。握り締めた彼女の手は華奢で小さいけれど、秘められた冷たさに懐かしんだ。) [Sat 5 Jun 2010 02:17:56]
お知らせ > コンルさんが帰りました。 『( そうして氷刀は新たな主を見つける事が叶った。 )』 [Sat 5 Jun 2010 02:12:36]
コンル > 主探しは大変故……汝が裏切らぬ事……妾は期待させて貰おうか。 ( その呪いにすらも悪意は微塵も存在しない。ただ刀は道具であれば、そのまま純粋に己の在り方に正直であるだけであり。――――人の手に負えぬからこその『妖刀』・『魔剣』。 ) ――――銀嶺………では…宜しく頼むの。 ( その動作にうっとりとした視線を向けて。――――ふむ、ではもう暫し体は顕現させておこう。彼の主の家に着いた時、その意識を氷刀に戻させてもらおうかな。差し出された手を受け取る為に肉体を維持したまま女は立ち上がった。 ) [Sat 5 Jun 2010 02:00:38]
銀嶺 > 其れでも構わない。 其の時は、良き主が見付かる事を祈るばかりであろう。 (新たな武器を見付けるの目的が達成され、彼女の主を見つける目的も達成される。私自身が未熟であれとも、誰かの手に渡る事の手伝いになればこそ何の苦にもならない。後の起きうる現象が予測する事は、現時点では出来なかった。) だが、一期一会は大事にしたいものだ。 愛想尽かれぬよう、努力はする積りだ。 ( 何と呼べば ) ――…ああ、私の名は銀嶺。 発音が大変なら、好きに呼んでくれ。 (彼女の手元にあった青色の刀を丁寧に受け取ろう。鍔を添える形にし、鞘の先端まで撫でよう。微笑を浮かべよう。軽やかな動作で、腰の後ろのベルトに差し込もう。そして立ち上がればこそ、彼女へと手を差し伸べよう。) [Sat 5 Jun 2010 01:45:58]
コンル > ( 雲のような男。ならばその雲を縛り付けるのもよい。氷刀はこの魔剣の持つ精神汚染の危険があるというデメリットについて一切の説明をしない―――いや、己では気付いていないのだ。呪いは意図して起こるものではない。ただ強過ぎる嫉妬の念が持ち主の意識すらも害する事になっているだけ。 ) ( 理解が早い御仁は助かる。端的な説明ではあったが概ね相手の解釈の通り。女はただクスクスと笑った。 ) さて……では遠慮なく…御仁が期待外れであれば……見限ってしまおうかのう。 ( さて――自分の目立てはどうであったか。どのように扱うのであるか。そういった物の差配は全て主に委ねられる。妾はただ一振りの剣であれば―――― ) 何と呼べば宜しい……主よ。 ( 大切に抱いていた青の刀を相手へと手渡した。剣は正しく剣士の元にあるべきで。 ) [Sat 5 Jun 2010 01:35:34]
銀嶺 > ――… 嫉妬。 其れは良く分かる。 (何よりも命を脅かす程まで、追い詰められた経験が幾つも得ていた。耳が痛くなる言葉で、鋼色の双眸を細めながら肩を竦めよう。) …  目の前。 (彼女の言葉を飲み込み、一度と周囲へ視線を巡らせた。現時点では銀嶺と彼女だけ、という状況に理解した。) …うむ、なんだ? ――… 氷刀にしての魔剣。 (突然の言葉に、理解に頭が付いて行かなかった。暫くの沈黙を守り、彼女は刀そのものであり、刀もまた彼女そのものなのだ、という結論で納得がいった。彼女はコンル=オペリという名がある事も。) 面白い。 実に、な。 (柔和な微笑みを浮かべた。新たな武器を望んだ事もあり、彼女もまた所有者を探していた。損得で考えるよりも、本能に従った答えが出た。) ―――本当に良いのだな? 不満があれば、別の者へ乗り換えても構わぬ。 (左手の指先を、差し出される青い刀の柄先へ、優しく撫でるような仕草で再度と確認をしよう。) [Sat 5 Jun 2010 01:21:03]
コンル > 心得よ………女人の嫉妬……げに恐ろしきもの故にな………… ( にんまり )( 愛した者の全てを独占しなくては気が済まぬ、存在自体が嫉妬の塊である魔剣は歪な笑顔をその端正な顔に浮かべた。 ) なに……案外……目の前だったりする事もあるかもな……… ( ――――そして氷刀はその鋼の瞳を見て、じっと凝視して―――微かに瞼を瞬かせた。 )( ―――掴み切れない雲のような男。そんな印象を抱かせる瞳の輝きだ。 ) ――――……のう……御主……?……妾の主にならぬかえ……氷刀コンル=オペリ。主無き稀代の魔剣。妾の本体こそがこれである……。 …………御主は……妾の所有者になる気概………あるかえ………? ( そっと差し出すように掲げるのはその胸で抱いていた青い刀。周囲の空気を肌寒くしている正体はこれであり、この女の正体もまた九十九の時を経て刀に宿りし意思なり。 )( 氷刀・コンル=オペリは強制しない。断られればただそれまでの事。元々刀剣類の扱いに長けていなければ十全にその能力を扱う事も出来ないだろう。何より怪しさに満ちた女の言葉だ。何か裏があると勘ぐったとしても何の不思議もない。 ) [Sat 5 Jun 2010 01:04:04]
銀嶺 > ――… 其れでも本音であれば、隠す必要は無いがね。 (彼女の言葉は射てており、微苦笑を唇に張り付いた。其れを誤魔化すように、握り締めた拳で自らの顎に宛がう。) 急がば回れ、だ。 少しの遠回りになるが、――…。 (大勢の人達に協力を呼び掛ければ、彼女の望む人物は直ぐに見付かるだろう。そうと微かな確信を抱いては、述べようとした直後に言葉が詰まった。) ――――…? (彼女の吐息を触れ、擽ったそうに微笑んだ。寒がるよりも故郷の懐かしみだった。そして射抜かれそうな眼差しに対し、鋼色の双眸は彼女の瞳を捉えよう。凝視すればするほど、善悪の意思すら感じられない、虚無とも空虚とも、自由が過ぎて掴めない印象だろう。其れが青年の本質の現れだった。)  [Sat 5 Jun 2010 00:49:00]
コンル > おじょうず………そなたの周り……さぞ女人がうるさき事であろうな…… ( くつくつくつ )( 口元を覆い隠し、氷刀は揶揄するような言葉を口にしながら愉快げに笑った。 ) ――――ずっ…と………探しておる……中々見つからぬよ……妾も困り果てたかな………… ( 刀は道具。誰かに使われてこそ初めてその価値が生まれる―――最もそれは呪い故にただの道具ではないが―――。 ) ――――御主が……かえ…? ( ふとその言葉に彼を見上げる。――――麗人と表現するに足る綺麗な面立ちをした男だ。……決して…悪くは、ない。 ) ―――――ふむ………? ( 緩やかな動作で静かに立ち上がると、お互いの吐息が掛かる程の距離で相手と目と目を合わせようとする。女のその吐息は人とは思えぬほどに肌寒く冷たい。 ) ( 探し人を手伝う―――ふむ、ふむ。いやそんな事をして貰わずとも―――この者が妾の所有者になれば良いのではないか?そんな考えが氷刀の胸の中に生まれている。 ) [Sat 5 Jun 2010 00:36:32]
銀嶺 > 褒め言葉を光栄に思う。 其方も絹のような、柔和な美しさがある。 (微かに瞬いた直後、照れ臭そうに微笑む。そして本音から言葉を漏らした。矢張り彼女は貧困街の住人としては、不自然が過ぎた。其の違和感が証明された。) 探し人…。 此処で逸れてしまったのか。 (ゆらり、と全身の関節を緩ませ、静かに立ち上がっては周囲へ見渡ろう。人影が見え隠れはするが、彼女の探し人とは思えない。微苦笑を浮かべれば、片手で後ろ頭を掻いた。) …私で良ければ、手を貸そうか? (再びと低い姿勢になり、落ち込む彼女を励まそうと。) [Sat 5 Jun 2010 00:19:38]
コンル > おや……綺麗な顔した御仁じゃのう…… ( 彼に向けてにっこりと笑う。ゆったりとしたテンポの喋り方。格好といい雰囲気といい、独特の空気をその身に纏い会話を交わす。 ) ………迷子……?はて……さて……それに近し……言う事も出来れば……いや正確には違う…かのう………?……探し人が…見つからなんだ……… ( かくん、と首を傾げて考え込むように少しの間が空いた。定住する場所を持たぬ自分に迷子という言葉は若干違うような気もする。女はほぅ、と憂いに瞳を伏せて溜め息を吐いた。 ) [Sat 5 Jun 2010 00:09:18]
足音 > (着崩した着物の白い女。夜目が利く銀嶺には、衣装の特徴を捉える事が出来た。貧困民にしては、余りにも小奇麗が過ぎる。場違いな雰囲気を漂わせる彼女が気掛かりだった。更に異常と思えたのが、見栄えする青い鞘に刀。朱鷺之都のものだろうか。) ―――…。 (彼是と思考を巡らせる内に、彼女の視線と合ってしまった。嘆息を漏らせば、肩の力を抜いた。) …こんばんわ。 お嬢さん。 失礼は承知の上。 迷子にでも? (低過ぎも無い、高過ぎも無い。余りにも透明感がある声色は中性的なそれだった。少しだけ近付けば、彼女の太刀の間合いに入らない距離で、しゃがむようにしては彼女の視線の高さを合わせよう。) [Fri 4 Jun 2010 23:58:56]
コンル > ( 肌襦袢をだらしなく着崩して殆ど下着同然の格好をした白い女。そんな装いをしてこの地域を歩いていながらも、不思議とその衣装は小奇麗な物である。そしてその周囲にはこの時期であれば気持ち良き涼やかな風が肌を撫でており。 ) ……………うん………? ( 誰かの足音。青い鞘の刀を抱えた女はその足音の主を気だるそうに見上げる。 ) [Fri 4 Jun 2010 23:50:54]
足音 > (乾いた大地に、吹き出す風。其れは天気に左右されず、淀んだ空気がより新鮮な空気へと入れ替える最中であった。) …まだ他の用事があったな。 (漆黒の衣を纏いし、銀髪の青年は路上に渡り歩き出していた。今回の依頼は荒事や戦闘に関連するものではない、単なる届け物だった。中身は麻薬や危険物といった類でなく、単なる手紙だった。只今、其れを終えての帰りの途中であった。少しずつ歩を進める内に、辺り一帯の空気が違った気がする。) …うむ? (又もや風変わりな女性の姿が、壁に預けては疲れ果てたかのような印象を捉えた。何を思ったのか無意識に足を引き止めては、視線を其方へ向けては窺おう。) [Fri 4 Jun 2010 23:32:26]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『響き渡る足音の正体――』 [Fri 4 Jun 2010 23:22:51]
コンル > ( まさか先日あの程度の涼風で童を一人凍て付かせた程度で、後々にここまで疲労する事になるとは。 ) 年寄りの筋肉痛は……三日後に来る……? ( いやそれは少し違うが。しかし妖気の蓄えが少なく、この気配だと自力でまかなえる分もかなり減少している。 )( これは暫し人型を取る時間を少なくしていくしかないやもしれぬ。氷刀を抱え込んだ真白い女は落ち込んだ表情で壁に背を預け、そのままずるずると地面にへたりこんだ。 ) [Fri 4 Jun 2010 23:06:27]
コンル > ( 魔剣の能力は唱える者の実力に影響される。コンル=オペリとは意思を持ち人の身を形作る事が出来ても所詮その本質はただ一振りの刀に過ぎない。剣術は素人であるし、その氷の異能もただ本質的に使えるだけの事。それも先日のように意図的に行使すれば、主のサポート無くしてはこうした反動に苛まれる。 ) ………・ふむ……これは……案外やり辛い………… ( 想定の範囲外であった。暫く主人に恵まれなかったせいか、どうも妾はかなり弱体しておるようじゃ。いくらかの能力を行使出来ぬだけではなく、単独行動それ自体も都合良く出来なくなっておる。 ) [Fri 4 Jun 2010 22:54:09]
コンル > ( フラッ―――― ) ( 眩暈の錯覚を覚えた女は寄りかかるようにして壁に手を付いた。足元がおぼつかない。疲労が溜まっている―――いやこれは――― ) ――――………みだりに力は使うものでは……なかったかの……… ( 主人不在による弊害の影響、か。 ) [Fri 4 Jun 2010 22:42:32]
お知らせ > コンルさんが来ました。 『 ………む……… 』 [Fri 4 Jun 2010 22:37:43]
お知らせ > コンルさんが退室されました。 『朝。気付けば刀に意識を戻した女の姿は消えていただろう。』 [Sun 30 May 2010 02:42:22]
お知らせ > アルスさんが帰りました。 『流石に泊める部屋は別にしたと…』 [Sun 30 May 2010 02:41:29]
お知らせ > オウルさんが帰りました。 『歩く間には少年には気まずい空気が流れていた』 [Sun 30 May 2010 02:39:55]
コンル > いいや……ただ…かわいいと思ってのう……… ( 恥ずかしげもなく口にした。主人になる者は魅力がある者でなくてはいかん。強さ、愛らしさ、逞しさその他等々。そのいずれかに惹かれるかはその時の気分次第。 ) そうなのか……?普通とは…むずかしいのう……… ( 良くわからぬと首を傾げてぼやいた。少なくとも一般常識に欠けている人間―――どころか人ではない物を普通とは呼び難いか。 ) ほう……?……ふむ…それでは……遠慮なく……。 ( 招待を受けて。まあ野宿であろうと何であろうと、雨露さえ凌げる環境ならば構わないが。それでも盗人などに気を張らなくてもいい分、泊まった方が自分にも楽ではある。にっこりと笑い頷く女。 ) [Sun 30 May 2010 02:23:24]
アルス > …?どうかしたの?(こちらの反応…さっきの動揺…若干変だったかな、と思いつつも… 品定めされてるとは夢にも思わず) う、ぁ…な、何、何?(上半身を露にする相手に驚いていて…)ん………(オウルの言葉に少し考える…女の人を連れて戻ったら流石の親戚も驚きそうではあるかな、と思いつつも)…ん、ま…オウルがいいなら…(何か微妙に引っかかる何かを感じつつ)…えっと…コンルさんも…良かったら僕の家…下宿先だけど…来る? [Sun 30 May 2010 02:15:56]
オウル > (品定めし始める少女風貌の眼は、何か変な感じもするが、結局気に止められず。) 少なくとも自分は普通じゃないね (友人の言葉に即座にそう切り返す。 そして、コンルと呼ばれる人の方を見れば。) そういう普通じゃ無いと思うよ…… (ため息つきながらそんな事言いつつ、なにか閃いたように言葉をはっする。) アルスさん、この子も連れていってあげたらいいんじゃないかな? (とそんな事を、とりあえず友人に聞いてみたが若干恐る恐るだった。) [Sun 30 May 2010 02:06:52]
コンル > くすくすくす………… ( これは、候補として中々良いかもしれぬ。 )( アルスの様子を見て氷刀は思う。――――愛らしい子供じゃあないか。独り占めしたい。……いやしかし、まだ決断するには早いか。もう少し、じっくりと見て回り探してみてから決めても遅くはあるまい。 )( 疑われている、という疑念の感情には疎い。というよりも他人の感情の機微自体に疎いのだ。だからオウルの視線が鋭くなる事を気にも留めずにアルスをねっとりと品定めしている。 ) 変わっている…………? ( はて。これはちゃんとした人の姿、それも一般的には美人と見られる事もある体を造ったと思うが。―――――女は唐突に服をはだけさせると上半身を露わにし、改めて自らの体をぺたぺた触りながらまじまじと確認してみる。 ) ―――……うむ。やはり……普通であろう…… ( アルスに元気よく親指立てられて。そう保証されればにっこりと笑い、何事も無かったかのように先程までと同じに服を着直した。 ) [Sun 30 May 2010 02:00:42]
アルス > また困ったことがあったら言ってねー(目の前の二人…多少普通とは違った雰囲気もあるけどいまいちそのあたりに詳しくない少年風…二人を見比べてから笑って) 大丈夫、ふたりとも普通だよ?(びしっ、と親指を立ててアピールしてみせて) [Sun 30 May 2010 01:56:21]
オウル > あぁ……ほんとにそういうのよく解らなくて (気まずくなって、言葉につまる、こういう所は不器用で子供で表情がオロオロとし始める、) …… (笑う人には視線を細めていた、楽しんでいるのだろうかと疑いの眼を向ける。) まぁ変わってるといえば変わってますよ (何がとは言えない、この目の前の少女がどういうものなのか解らないから。) コンルさんも十分変わってると思いますよ (そんな事を言って、アルスさんの方をみやって様子を見ていようとする。) [Sun 30 May 2010 01:48:31]
コンル > うむ…とても……気に入ったよ。実に助かったぞ……… ( 主人探しにあっちこち歩く訳であるが、暫くはあの場所を中心にして散策していこうと考えている。元が刀。移動する必要が無い時には肉体を出す理由もないし、そうしている限り宿代も何も掛からない。そういう意味では利便性に富んだ仕様である。 ) ―――――………ふふっ。 ( 落ち込み――そしてまた笑顔に戻ったアルス。その姿に何を見たのか、氷の刀は小さく歪めた頬を隠すように口元を抑えた。 ) オウルか……よろしく。――――ぬしは……変わった雰囲気の童じゃのう……… ( 何が、とは言わないが。実際氷刀にもその違和感が何なのかまでは理解していない。だから言わない、というより言えない、と言った方がそれは正しいか。 ) [Sun 30 May 2010 01:43:05]
アルス > (若干落ち込みつつも…謝礼を言われればちょっと顔を上げて…)あ、良かった…あそこ、涼しいし静かだったから…(気に入って貰えて、更にわざわざお礼をいってくれた相手の誠意が嬉しかったのか笑顔になって若干元気を取り戻しつつ)…そう、だよね…うん、まだ……(別に嫌がられてないと思い込もう、と、持ち前の意志の強さを奮い立たせて 何とか表情を元の笑顔に戻して) [Sun 30 May 2010 01:34:49]
オウル > (教えてもらえるなら少年は喜んで話を聞くことだろう。) 悪気がないんなら仕方ないよね……… (とはいえ、内心少し穏やかではないのかもしれない、出てきたのは何故か起こるものでもなく許す言葉で少年自身も少し驚いている。) 困るって言うか、そう言うのはよく分からないし勝手にそういうふうに言われても困るってこと…… (ひんやりした空気に不快感を表すでもなく、寒さに何も感じていないようにも見える。) コンルさん…か、初めまして、オウルと言います (そんな風にして頭を下げて、軽くあいさつをする。 テンション落とした友人を見て少しどうすればいいか考えていた。) [Sun 30 May 2010 01:22:13]
コンル > それは……すまなかったのう…謝るぞえ…… ( 仲を探ろう、相手の関係をからかおうなどといった意図は無い。ただ思い付いた言葉を何の考えも無しに口にしただけである。だから謝罪の言葉を口にはしているものの、反省などは殆どしていない。所詮は刀。人を模しただけの造りである。 ) そうそう……こないだは助かった……!ありがとうなアルス……良い場所を…妾は教えてもろうたよ………お礼を…言わせてもらおうかのう……… ( 話す言葉はゆっくりと間延びしている。この女が近付いた時、周りがほんの肌寒く感じられただろう。そしてその元であるのは胸に抱いた青い鞘の刀。アルスに魔剣と言われたこの氷刀がその冷気の元である。 ) [Sun 30 May 2010 01:17:00]
アルス > (凄かったよ、と笑顔で。きっと今夜は知らないらしい友人に色々教えたりするかもしれない) うん、アルスだよ、 こんばんは。(名前を覚えていて貰っていたのを嬉しそうにしつつ挨拶をして… 続く言葉…「恋人」というのに反応…!)な、何を……ぇ……ぁ…うん…困るんだ……(友人の反応…凄く困ってるように思えて…笑顔から一気に真っ青に…うつむき気味になって…)…ん…コンルさん…魔剣を持ってて…この前、此処で会った人、だよ…。(テンションを結構落としつつ、とりあえず友人に紹介して) [Sun 30 May 2010 01:12:47]
オウル > まぁ、そういうこともあるもんなんだね…… (今この町で何が起きてるのか、少年は何も分からないゆえ、ただウンウンと聞くしかなくて。) ……そんなふうに見られたら困る (友人のことを勇者とか言い出すこの人は友人の友人らしいのをきいて把握するも、次の言葉に完全に凍りついた。) ……恋人だと思われても困るんですが…… (認識の範囲外の言葉を言われ、この友人の友人の方を見て少しだけ溜息をつく、すこし気配を感じれば人ではない類の物とわかるそれがダダ漏れている。) この人はアルスさんの知り合い? (友人の方へと向き直ってそんな言葉を紡ぎつつ、表情はどこかつかれたようにも見えて。) [Sun 30 May 2010 01:06:04]
コンル > ( ふらふら相変わらず頼りない足取りで歩いて。道行く先に人影があれば、はてと其方の方へと視線を向ける。 ) ――――……… ? ( ………… ? ) ( 名を呼ばれて不思議そうに首を傾げて ) …………おお、おお……!そうじゃそうじゃ……確か…ロト……じゃなく……アルス………だったかのう………? ( 咄嗟に相手の顔を思い出せなかったらしいが、無事に思い出せばにっこりと微笑み小さな勇者の名前を呼ぶ。 ) ………そちらは……そちの恋人かえ………? ( ふふっ。にんまりと笑う。 ) [Sun 30 May 2010 00:59:10]
アルス > うん、不思議だった。絵の中から話しかけられたりもしたし…(ここ数日、かかりっきりだった冒険…小さな子供がよくやるように気持ち優先の説明のせいか要領を得て無い説明になっていて) そんな事ないよ?オウルはちゃんとしてるし、かっこい……ん?(着いてから、という言葉にうなづこうとして…友人が立ち止まった。 同じ様に立ち止まって…前方にランプを向けると人影が一つ)…んー…あれ、コンルさん?(顔はまだはっきり見えないけど特徴ある服装と、刀を持つシルエットを思い出して…特に警戒もせず、声をかけて) [Sun 30 May 2010 00:51:51]
オウル > ずいぶんと凄い事したんだね…… (自慢気な様子の友人を見て、少年は何かするでもなく。) まぁ住めばなんとやらって言葉なかったっけ……なれれば案外そうでもないよ (深い話は友人の家にでもついてから聞けばいいとそんなふうに考えて、裾つかまれてる軒にするふうでもなく。) 自分みたいなのをあんまり歓迎するって言うのもどうかとおもうし、とりあえずついてからもっと話せばいいけどさ… (少年は誰かこちらに向かって歩いてきたのに気づいた様でわずかばかり警戒した様子で立ち止まって相手の様子を見ていた。)  [Sun 30 May 2010 00:43:17]
コンル > ( 割と涼しげな気候の今夜。刀を胸に抱きながら歩く女の機嫌は良かった。だらしない着こなしの肌襦袢一枚という性的な格好の女はその二人と擦れ違うように歩いてきている。暗い夜道という事も手伝い、まだ前の二人が誰かなのかは気付いていない。 )  [Sun 30 May 2010 00:37:59]
アルス > (週に1本は立ててるらしい少年。運が良いのか今のところは無事らしく) ふふ、大きな悪魔を魔法で呼び出したロープで縛ったりしたんだよー(まさに勇者でしょ、と…どこらへんが、なのかはわかってないまま自慢げで) 慣れて…余り慣れたくない…かなぁ…(周りを見渡して…余りにも自分の日常と離れた場所…通り道にする以上はちょっと、という感じで…  ちょっとため息されたけど 続く相手の言葉に嬉しそうで) うん、大歓迎、だよっ。(服の裾をつまんだまま着いていこうとして) [Sun 30 May 2010 00:33:47]
お知らせ > コンルさんが入室されました。 『………………♪』 [Sun 30 May 2010 00:31:45]
オウル > (死亡フラグは立てすぎると折れるもの、そんな事を少年は思っている様子。) 明らかにそれ危ないものな気がする (勇者とかそんな事を聞けば、どんな表情すべきか判らず無表情。) 勇者とかってさ、周りが言うものなんだと思ってけど…… (でも力こぶ見せてもらえば、頑張ってるんだな、と一言返す表情は柔らかかった気がする。) そう、慣れるよ、たぶんここに住んでる人も慣れたくないけど慣れちゃうと思うよ (裾つかまれて、友人を見て、溜息ついてえまた小さく笑みを浮かべて。) 仕方ないね、今夜はアルスさんのところ行くよ (そんな事を言って近道方向に進んでいこうとする、友人からすればかなり暗い道に見えることだろう。) [Sun 30 May 2010 00:26:24]
アルス > 中身は見てないよ?お客さんにもそれ聞かれたけど「客商売だから」ってちゃんと答えたらチップ貰ったし。(そしてさり気なく死亡フラグを逃れていたとかそんな話はまた別の機会に…) えー…?ちゃんと鍛えてるんだよ?この前は色に選ばれて勇者になったし…。(見て、前より逞しいでしょ、と細い腕を曲げて力こぶを…うっすらと膨らんだそれを見せてみたりで)慣れて……(相手の家…結構年季の入った…というか独特すぎるそれを思い出して 何か納得してしまったのかそれ以上言えず… マフラーは無理そうなので相手の服の裾をつまむことにして…) んー…暫く着てなかったからおばさんとかにいわれたりしてるんだよね…。(ふられたの?とかいわれて若干落ち込んだ、とまで言わずに 瞳が輝くように見える相手…じーっと見てしまって…頬が赤くなったところで首を振り…) [Sun 30 May 2010 00:17:39]
オウル > 変な荷物だったりしてね…… (色々とんでもないこと口走ったが、表情はごく普通にそれでいてすこし友人を心配しているようで。) それにしたってアルスさん一人は危ないよ…… (野宿なんて危ない、の言葉には首をかしげつつ言う。) いや、いつの間にか慣れちゃってそうでもないよ (ごくふつうのコトのように少年は言葉を紡ぐが、マフラーの端を引っ張られそうになれば、マフラーを片手でつかんだ。) 無いよ、特に何するでもなくブラブラしてただけ (少年はランプなど持たずに周りから見れば、おかしな子供だと見えたかもしれず、その明かりに金の瞳は光を返すように光っている。) それにいっても迷惑かけることもあるだろうしね (そんな事を言って少しだけ笑みを浮かべていた。) [Sun 30 May 2010 00:11:00]
アルス > (どちらかと言えばクールな印象のある友人。 表情の変化は色々と貴重な一瞬なのだ、とか思っているようで 荷物について言われるとちょっとうなづいて) そうなんだけどね〜…最近は夜の仕事をしてる人も多いから… うー…そっちは確かに明るいけど時間が倍以上かかっちゃうんだよ(あそこをあー行ってこう行く道だよね、とジェスチャーをジェスチャーで返答して ) …こ、こんなところで野宿なんて…危ないよ、ほんとに!(変な事されたりしてない?と…ナニかを心配していたようで… どうにも相手の実力をはかりきれてない少年風であった。) ん…それは嬉しいか、な…(送ってくれる、といわれてちょっと嬉しそうにするも…相手は特に用事がないような…何かせっかく遠くから来たのに?とか色々引っかかったらしく…相手の首にかかったマフラーの端っこ、ぎゅ、とつまんで) え?特に用事ないの?僕の家に来るとかも?(首を若干傾げると、手に持ったランプの明かりが下から照らされて…何か怖い表情に見えた気がするかもしれない) [Sun 30 May 2010 00:01:23]
オウル > (頬を染めた友人にはきょとんとした、驚いたことは少年自身あまりわかってない様子である。) 荷物運ぶのはいいけど、こんな夜中になるまでって事はないよね普通、近道なのはいいけどこっちは暗いから危ないよ、時々変なのが沸いたりして、だから少し遠回りになるけどあっちをあーしていけば (明確には分からないからそんな事を言い、道をジェスチャーで示す。) 危なくはないよ、歩き慣れた場所だし、こういう所で野宿だって経験無いわけじゃないし (歩き方を知っていればそうでもないよとそんな事をいう。) 送るっていっても歩いて帰れるし、アルスさんを送った方が近いよ (そんな事を言いながらも、周囲への警戒が解けてしまっているのは、友人の前だからなのだろう、こういう所はしっかり子供だった。) [Sat 29 May 2010 23:52:38]
アルス > (こっちを振り向いた友人の顔は 滅多に見られない位に驚いているように見えて そんな顔も見れたのが少し嬉しいのか若干頬を緩めて) うん、こんばんはっ。 お客さんの忘れ物を届けててー…(そこの道からいくと近道なんだよ、と自慢してみながら  忠告されると…少し真顔になった後…小さく笑い出して) 僕は大丈夫だよ?寧ろオウルの方が危ないんじゃ…?(何処か行く予定?と…危ないから送っていくよ、と男前風に付け足しつつ… 一応”剣”を持っているので自分の方が強いと思っているらしく…) [Sat 29 May 2010 23:43:41]
オウル > (マフラーを直しながら再び歩く、通り道は人通りの少ない暗がりに消えていこうとしたとき、ふと聞き慣れた声を聞いて振り向いて。) …… (硬直した、驚いた、友人の声ががこんなところできけたことに少年自身、少し認識できなかったようでそのまま近づいてゆく。) ……こんばんわ……なんでこんな所にいるのか聞きたいんだけど (友人だと確認すればそのまま友人の正面にたって、そんな事をつぶやけば表情はすこし苦笑いだった。) そういう話のする所には近づかない方がいいよ (そんな事をため息混じりに、友人に言ってみたが説得力なんてなかった。) [Sat 29 May 2010 23:36:07]
アルス > (別に夜の仕事というわけではないのだけど下宿先の宿の関係でちょろちょろとお使いに出たりする少年風。近道というわけで若干怖いけど最近は賑やかで人の気配も幾らかあって安全だろう、と思い歩いていると前方…少し広めの道に出る辺りに人を発見して)……んー…何か殺人がーとか何とか言ってたよ?(近づいて、何となく相手のひとり言に答えてみた) [Sat 29 May 2010 23:28:35]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 『今日も夜のお勤め…(違)』 [Sat 29 May 2010 23:24:47]
オウル > (周りからすれば無用心極まりない子供にみえる、実際そのとおりなのだが少年的にはコレでも警戒している。) こんな所にいたってどうしようもないのにねぇ (友人に会いに行くでもなく、頼みごとをしにいくでもなく、ダラダラと過ぎて行く日々。) これじゃ……死んでるのと一緒かな…… (ほんの少し浮かんだ元気のない表情はどこか力なくて、子供のようで) にしても、この騒がしさは何…… (地方村のハズレなんかに引き篭っているものだから情報なんてほとんど拾えずに来てしまい、周辺の騒がしさが飲み込めずにいた。) [Sat 29 May 2010 23:18:02]
オウル > (何をするでもなく歩く、吸血鬼らしくナイトウォーク、夜を歩く血の匂いの濃いようなそんな場所はスラムの中でも暗黒街に近いところ。) 最近、なにか物騒 (ここならいつもの事なのだろうけど、この少年の感じるそれはそういうことじゃなくて、もっと良くないもの) ……高いところにいっても笛も吹けそうにないし (ため息ひとつ、首には季節外れのマフラーで傷を隠したラフな格好の金の瞳の少年は周囲を警戒するでもなく歩く。) 別にお腹すいてるわけで無し…… (周りの騒がしさに耳傾けつつも、歩く速度は変えずに時々立ち止まっては周りを見て景色を見る。) [Sat 29 May 2010 23:10:01]
お知らせ > オウルさんが来ました。 『銀髪の少年は歩いている』 [Sat 29 May 2010 23:01:46]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『やるべき事を、やるのだ。』 [Wed 26 May 2010 22:24:47]
アイゼンリッター > (――それは間違いなくある種の狂気であり、決して彼自身に科せられた義務ではなく、強迫観念に近い形の――信念だ。 それに忠実に動く。 正義というのではない。 ただ――) [Wed 26 May 2010 22:24:39]
アイゼンリッター > (やるべき事は山ほど有る。 目玉泥棒の捕縛は勿論そうだが、日々の犯罪との対決、暗黒街やスラムを拠点としている怪物、ヴェイトス市には殺人鬼も怪物も何もかもが多すぎる。 種族と文明の坩堝。 ――彼はこの街で生まれ、育ち、今まで歩んできた。 誰かがやるべきなのだ。 仕方ないと諦めるのではなく、許容するのでもなく、戦うべきなのだ。 そう信じている。 ――――自分の街で、奴らが我が物顔に闊歩するのが許せない。 それを看過している連中が許せない。 やるべきなのだ、誰かが。 絶対に) [Wed 26 May 2010 21:48:56]
アイゼンリッター > (自警団が目玉泥棒の周囲で動き始めてから数日間、アイゼンリッターは息を潜めていた。そうするべきだとカインが思考したからだ。 しかし、我慢の限界は訪れる。 こうして日常に身を投じている1日に何人が犯罪の被害にあっているか考えたことは? 自分の過ごしている1分1秒の間に、簡単に人生が踏み躙られている事を忘れたのか? ――ある程度は大人しくしてやるべきだ。 ようやく重い腰をあげた自警団に対しては。 だが、犯罪者は見過ごせない。 派手な動きは避けるべきだが、行動は変わらない)(屋根の上を走り、警邏を続ける。 高所での移動は、随分と時間をかけてようやく習熟した。 鉤縄も駆使して、ヴェイトス市の頭上を駆け抜ける) [Wed 26 May 2010 21:23:44]
カイン > (カイン・グレイホークにとっては幸せな日々が続いていた。勿論、自警団の関与こそはあったものの、公演は大成功。 スポンサー企業として関わっているVGCも概ね問題は無し。 何の問題も無い。 何一つとして。 役者としての幸福。 確実に掴んだ幸せというものだ だが、頭の奥で誰かがざわめくのだ。「これで良いのか」と。 自警団の目を逸らす為には必要不可欠だと応える。 「その間も犯罪は行われている」。 何が言いたい。 「やるべき事をやれ」。 やっている。 「やるべき事をやれ」 今の自分がやっていないと? 「やるべき事をやれ」 犯罪、被害者、踏み躙られる人生、それを傍観している市民。 「やるべき事をやれ」 ――「幸せになりたいから」。 「やるべき事をやれ」)――やるべき事をやろう。 [Wed 26 May 2010 21:19:52]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――我慢の限界、というものがある。』 [Wed 26 May 2010 21:15:01]
お知らせ > コンルさんが帰りました。 『服が…かえ…? ( 襟元を不思議そうに引っ張って首を傾げる。 )』 [Tue 25 May 2010 00:03:27]
お知らせ > アルスさんが退室されました。 [Tue 25 May 2010 00:02:32]
アルス > (魅力的な言葉を聞いてちょっと反応) 魔剣…っ?魔力のある武器なんて殆ど聞かないし・・・(物凄いかも、と・・・ この涼しさの原因も其の武器だったんだ、とか納得して) うんっ。( 魔法の剣を使うほどの剣士なんだー、と若干間違えた認識をしつつも、 剣の強さはそのまま使い手の強さでもあるので、一目おいたのかもしれない・・・・・・傘は相手を濡らさないように偏った配置で) ふ、服が、ね? んー…でも此れからの季節は結構暑くなるからねー…(武器はちゃんと封をしておいたら大抵の場所は入れるし、涼める場所を探すのもいいかも、とか色々…) [Mon 24 May 2010 23:54:40]
コンル > 凄そうではなく……とても…凄いのぞよ……?妖刀…魔剣…その域に達した一振りじゃからの……… ( 周りを取り囲む冷気はその刀から発せられている。寒々しさを感じさせる一振りの刀。刀剣としての単体の評価もさる事ながら、強い魔力も秘めており、凄いというその表現は決して誇張ではない。 ) よろしくのう……アルス…… ( ――――及第点だろうか。何も手ほどきのない子だという訳でもなさそうだし、魔力の心得がある事もよい。いやしかし、まだ結論を出すのは早いか。のんびりと主人を探している事は出来ないが、かといって焦慮に駆られて行動してしまえば失策をする。主人を選択する事は妾にとってはとても大事な事だ。 ) 透け透け…………?妾は氷の刀じゃからのう……寒い方がよいのじゃが……あついのは嫌いじゃよ……… ( 何が?と首を傾げて。そして差し出された手ぬぐいを、少し不承不承といった様子で受け取り促されるままに濡れた髪や首元などを拭いていく。 ) [Mon 24 May 2010 23:49:25]
アルス > おー…そう言われると何か凄そうな刀かも…?(じーっと刀を見て…剣を使う少年風には良さはいまいちわからなかったけど相手の体を見たら大事なところが色々透けていて…むぅ、と唸ってしまって)  コンルさん?だね。(年上なので一応敬称つけつつ。 じっと見られるとどうしたんだろう、という感じの表情になって… ある程度鍛えているのか細い体だが一応筋肉がついていて、ただ性別が極めてわかりにくい骨格で…わずかに魔力を持っているのもわかるかもしれない)んー…透け透けだし、寒そうだし、やっぱり気になるよー(これで拭いて、と鞄から手拭いだして差出しつつ 歩調合わせて川辺まで 雑談やらしつつ向かっていった) [Mon 24 May 2010 23:35:23]
コンル > そうじゃよ……体は仮初……妾の意思も心も…この刀の中に全てがある……… ( かの弓兵とは違い幾度の戦場を超えて不敗という訳ではないが。しかし仮初と言っても今の意識はこちらの肉体の方にあるので、時には死ぬ事も有り得るが。その本性は刀に宿りし付喪神だと特にその事実を隠す気はないようであり。 ) アルスかえ………妾はコンル。コンル=オペリ。 ( ―――この少年。いや少女?この子は持ち主に相応しいであろうか。少々若い気もするが、年齢を憂慮するなどは瑣末な事である。じっと、相手を舐るような視線で見つめている。 ) ありがたいのう………―――あまり…妾の事を気にする事はないぞよ……?濡れるなど…特に意味のなき身の上にのう……… ( 案内してくれると言えばその表情を綻ばせて。そして少しゆっくりとした足取りではあるが、アルスに案内されて川辺への足取りを歩き始めよう。 ) [Mon 24 May 2010 23:28:41]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 『水たまりを避けたりしていた。』 [Mon 24 May 2010 23:22:22]
アルス > 刀?ああ、うん、剣は風邪を引く事はないと思うけど… お姉さんは刀で出来てるの?(体は刀でできている…とかそんな言葉を残した騎士とかいたような気がしたとか思いつつ) ん、僕はアルスだよ。(よろしく、と軽く頭を下げて…川辺まで、と言われれば素直にうなづいて)いいよ、帰り道だし、傘入ってね。(どちらにせよ屋根のある場所辺りまでは送るつもりだったのか 笑顔で了承し、準備が良いようなら川辺の方に歩き始めようか) [Mon 24 May 2010 23:15:21]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 [Mon 24 May 2010 23:11:49]
コンル > 刀が風邪を引くという発想はなかったのう……いや…確かに人はこういった時に風邪を引くか……… ( 勝手に一人で笑いだして勝手に納得して。喋る言葉は間延びしているしマイペースな雰囲気の女である。 ) 愉快ないと可愛きお子よ……良ければ名前を聞かせてたもれ……… ( いつまでもお子と呼ぶのも何であると。 ) 川辺か……のう…できれば…案内しては…くれぬか………?それはどこか……道がわからぬ………  [Mon 24 May 2010 23:05:40]
アルス > …?(突然、笑い出す相手。何が何だか分からないといった表情の少年風で) 結構涼しい気がするけど…これ以上涼しい…川辺とか?(どちらにしても雨だと長くいるのは辛いような、と…考え込み…。 そんな事してると相手がゆっくり立ち上がろうとするのでそれに合わせて傘を持ち上げていき) [Mon 24 May 2010 23:00:06]
コンル > 妾が……風邪を…………? ( その言葉に女は童女のように瞳を瞬かせて首を傾げた。 )( ―――――コココココッ。 ) …………面白い事を言うお子じゃ……ゆかい…ゆかい………… ( 女は上品な仕草で口元を抑えると可笑しそうに笑い転げた。薄手のその服は雨でぴったりと体に張り付いて色々下とか上とか大事な所が透けている。しかしそういった部分を微塵も気にしている様子はなく。 ) そうであるか……ざんねんじゃ………ここは妾にはあつくてのう…… ( 気落ちしたように溜め息。一度刀に意識を戻して人化を解けば濡れた服も汚れも元に戻りはするが。しかし図書館ならばそもそも武器携帯は禁止だろう。結局の所はそこに入る事は出来ない。 )( よいしょっ、と。雨避けの物を頭上に掲げてもらいながら、女は非常にゆっくりとした動きでその場から立ち上がろうとする。 ) [Mon 24 May 2010 22:55:06]
アルス > (雨の中を歩いていたので合羽の中が若干蒸れて暑かった少年は急に涼しくなったので汗が引いて心地よいと感じつつ) あ、疲れたんだ…雨に打たれてるし、風邪ひいちゃうよ?(宿で出すバスローブと似た、しかし薄いし丈も長いそれを羽織った人は雨で濡れていて色々透けて見えそうなので若干視線のやり場に困りつつも 聞かれた言葉に 少し考えて) んー…っ 図書館とかかな…でも濡れたままだと入れないような…。(とりあえず傘を相手にもかかるように傾けてやりつつ答えて) [Mon 24 May 2010 22:43:29]
コンル > ( ―――はぁ ) ……………つかれたのう……… ( そうして重々しい溜め息を吐いた。今日はこの辺りで切り上げるとしようか―――そう思っている所に雨を弾く足音が耳に入る。そうしてその子に声を掛けられた女は座り込んだ体勢のまま相手を振り返った。 ) ………つかれたのじゃ……のう…お子よ……涼やかな風な場所……しらぬかえ……… ( 薄手の肌襦袢一枚という下着同然の格好の女は首を傾げてその子に問い掛ける。 ) [Mon 24 May 2010 22:31:04]
アルス > (毎日通うようにしていたとある絵画の仕事も一段落したらしく、今日は久しぶりに出歩いていた少年風は雨の中、合羽と傘の二段構えで、帰路についていて) んー 雨多いな、最近〜…あれ?(誰かが道の真ん中に座り込んでいるのが見えて 少し歩調を落として近づきながら) どうかしたの、座り込んで? (何か急に涼しくなった?とか思いつつ声をかけてみた) [Mon 24 May 2010 22:25:49]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 『パシャパシャと雨を傘と合羽で防ぎ』 [Mon 24 May 2010 22:21:06]
コンル > 探さなくてはいかぬ……… ( ぽっかりと空いた穴を埋めてくれるに足る人を。妾の新しき主人を。この魔剣の担い手を。それは決して誰でも良い訳ではない。しかし厳しく吟味している余裕も妾にはあまりないであろう。肉持つ身とは不便である。今ももう息が上がり足が重い。疲れ果てた女は路地の真ん中で真白い服が泥で汚れるのにも構わずぺたりと座り込む。 ) [Mon 24 May 2010 22:05:08]
コンル > ( 妾は一人だと無力である。氷の魔剣の魔力は使用者に依存する。それが自分にはない。また刀を扱う技術もない。妾は誰かに使われる事がないとその存在に意味がなくなってしまうのである。 )( しかしそんな理由よりも。存在意義を問うよりも遥かに切実な理由がある。 ) …………さびしい……ひとりは…いやじゃ………… ( この胸に空いた空虚な穴。――――何も、無い。時はただ無為に過ぎ去り、景色は凍りついたもののように色も音も存在しない。 )( あぁ……だれ?足りない者は何?妾は……誰をうしなった? ) [Mon 24 May 2010 21:53:55]
コンル > ( ヴェイトスに初めてやってきた女はこれからまだまだ暑くなるのだという事を知らずに今を嘆く。そういえば故郷でもこの時期は辛かった。涼やかな風の当たる縁側にでもゆったりと横になりたいものだ。 ) じゃがしかし……その前に……みつけねばならぬものがあるかのう……… ( ほぅ ) [Mon 24 May 2010 21:41:41]
コンル > ( 殺気とか気配などといったものではない。それは言葉通りの意味に空気が違う。その女の周囲には涼やかな空気が流れ込んでいた。 ) …………あついのぅ………… ( 女は溜め息を吐いた。暖かくなってきた季節はこうして降りしきる雨もあり、今現在の気温は程良く過ごしやすい肌触りのもの。しかし愚痴を零すように女は肩を落としながらそう呟く。 ) [Mon 24 May 2010 21:27:43]
コンル > ( ふらり。ふぅらり。 )( 降りしきる雨を気にも止める様子はなく、白装束の女はゆっくりとした歩みでその路地を進んでいた。その足取りは頼りなげに揺れていておぼつかない。 )( ただそれでも胸に抱きしめたものだけはしっかりと力強く握り締めていて。その女の周囲の空気は普通とは少しだけ違っていた。 ) [Mon 24 May 2010 21:17:32]
お知らせ > コンルさんが来ました。 『 ふぅらり 』 [Mon 24 May 2010 21:12:15]
お知らせ > アクセラレーターさんが退室されました。 『意識が飛びそうになり、深い眠りに陥った。』 [Sun 23 May 2010 00:59:37]
アクセラレーター > (始祖の吸血鬼には衝撃の出来事だった。アイゼン・リッターとの戦闘で傷付いた事はあるが、当時に始祖の吸血鬼としては余りにも未熟だった。だが、現時点の始祖の吸血鬼は急激な進化を成し遂げていた。身体的な能力は膂力のみならず、皮膚や内臓、その他あらゆる機能が成長し続ける。それに関わらず、人間が皮膚を斬るのは分かっても、血管や内臓まで断つのは予想外だった。) ――はは…。 (忘れ掛けた痛みの感覚を取り戻し、不意と笑みが零れた。余りにも久し振りが過ぎた感覚は、快楽にも似ていたから。同時に何か忘れ掛け、消え掛けているものがあった。) ( これでお前は死んだ。私の勝ちだ。 ) ……。 (意味が分からず、理解が追い付かない。怪訝な顔付きをすれば、報復したいとも、殺したいとも思わない。不思議な感情だった。) [Sun 23 May 2010 00:53:35]
アクセラレーター > (半ば意識が飛んで、無意識な状態で辿り着いた。) …こんな、未練がましかったっけ。 (所々欠けた廃墟は、雨を凌げる程度しか役割を果たさない。天井や壁の一部が崩れ落ち、何処からでも侵入が出来る。最早、家や建物という役割は果たせず、何かしらの溜まり場でしかない。溜まり場を縄張りと化した不良グループが存在したが、一人の吸血鬼により強制的に撤退させた。) ―――…。 (肢体の彼方此方に、刃物が突き立てられた事もある。致命傷になり得る場所ですら、深く突き刺さっても平然としていた。皮膚が裂けても、毛細や臓器の血管は傷付かない。武器を造り上げる黒い血は、並の腕力と平凡な刃物で、圧し折るのは容易くない。大剣と果物ナイフを比べるようなものだ。誰も傷付けられない、そうと絶対的な自信があり、過信していた。そして――…呪われた血を断つ者が現れた。) 英雄の艶子、か。 (独り言を呟いた。最上階に辿り着き、純白色のフェザーコートを崩れ落ちた残骸に放り込んではベッド代わりにした。其処で横になる、一糸纏わぬ上半身には大きな傷を残していた。流血を防ぐ為に、彼方此方と血液が硬化していた。瞬時に包帯の役目を果たす。) [Sun 23 May 2010 00:16:41]
アクセラレーター > (温もりを与えてくれた一人の少女との別れを告げた。いや告げる所が一方的に置き去りにされ、捨てられたとも言うべき…だろう。) ――ああ。 来る積もりなんか、じゃなかったのに。 (始祖の吸血鬼と化してから、更なる上の存在へ成長する為に加速し続ける。加速すればするほど、怪我を負うのが難しくなる。自然と言えるほど、身体が反射的に動き出す、群れがる敵どもを一瞬にして殺してきた。最近、気付いた。幾ら殺しても殺しても、無意味なんかじゃないか、と。生まれ持った力は、壊したり殺す為だけしか使えない。治したり守る為の力では無いのだから。そうと考えれば、誰かを何かを奪う為だけの存在…正真正銘の化け物の中の化け物だ。) ――…ン。 (切っ掛けをくれたのは一人の少女だった。家族のように思えたし、妹のようにも、娘のようにも。母親の感覚に似ていた。生まれて初めての感覚を抱き、忘れたくないと思った。でも終わったんだ。ここがそういう場所。) [Sun 23 May 2010 00:01:41]
お知らせ > アクセラレーターさんが来ました。 『存在の意義が失った場所』 [Sat 22 May 2010 23:42:59]
お知らせ > フジエさんが帰りました。 [Mon 17 May 2010 21:53:38]
フジエ > 残念ながら、持ち主の言い分が優先されてしまうものだからのぅ。 ( 苦笑をしつつ。 そのまま、立ち去っていく人形の姿を見送る。 派手に転んだようだが、また何事もなかったように遠ざかっていくのを聞き一安心 ) 今のところ、自分のことで手一杯だからのぅ。 ( そして、男もまた夜の闇に紛れていく ) [Mon 17 May 2010 21:53:35]
お知らせ > ナジュムさんが退室されました。 [Mon 17 May 2010 21:52:14]
ナジュム >     泥棒だ、 なンて …。…… もし、 フジエさまが ぼくを持ち帰って下さるなら ぼくは 『この方は泥棒なンかじゃありません。ぼくを”保護”して下さいました。』 ッて、お伝え します …!  ( 泥棒、との単語が出たことに人形は慌てた様に。… けれども、次いでの御提案には )  そう、… なのでしょうか。 ぼくなどの所為で お忙しい職員さま、手間取らせてしまうのは ……  ( 然し、貴方の御提案もご尤も と思ったのだろう。 )  それで、は ……  今暫く、待って みます。それでも、もし ……マスターがお戻りになられなかったら、 ぼく。  【奴隷ギルド】に伺ってみようかな、と …… ( 御提案下さって、有難う御座います。 云って、人形は貴方に頭を下げる。… そうして、杖を持ち直し。  『 こつン、… こつん。 』  硬質な音をひきつれて、スラム街を歩み始め―― )( ― …た、その直後。何かに杖をぶつけたのだろうか、喧しい音とともに何かが激しく崩れる音が響き渡り。貴方が耳を澄ませるなら… )  ( それからまた数分後。杖の音が遠ざかってゆくのを聴かれる事でしょう。 ) [Mon 17 May 2010 21:49:40]
フジエ > ふむ。 そうじゃのう。 ( 少なくてもこの場でこの奴隷を「保護」するわけにも行かない。 下手をすれば盗難扱いとなる。 そうなれば・・・ ) そうじゃのう。 わしなどが勝手に持って行ってしまっては泥棒になってしまうからのぅ。 ( 奴隷ギルドへ戻ってもいい顔をされる可能性は低い。 それでも、所有者が曖昧のままで在るよりは奴隷ギルドに戻った方が手入れなどもしてもらえよう ) ギルドの者が迎えにくる、と言うことであれば迎えを待ってもよかろうて。 あっちも、それが仕事なのだからのぅ。 ( 手間はむしろどんどんとらせてやれ、と笑おうか ) [Mon 17 May 2010 21:25:36]
ナジュム > ( 貴方の表情など、そのご様子目にすること叶わぬ人形。その胸中知る術などあろう筈もなく …。 ) 帰る場所、……  マスターのお宅、は  分かり ます。思い出しながら行けば、 ――― 明日の朝辺りには、戻れる かと。  ( 此の人形、一晩中彷徨うそうです。 )  でも ……あの、 フジエさま。 このような事、お話するのは可笑しいかも知れないのです ……けれど。もし、マスターが いつまでもお戻りになられなかったら ……、ぼく。 【奴隷ギルド】と云う場所に戻った方が 良いのでしょうか。 以前、 奴隷のお友達 ……マスターがお戻りになられなくッて。それで、ギルドの方がわざわざお迎えに来て下さった ので。  ( それでは、お手間を取らせてしまうことになるのでは… と続けます。 ) [Mon 17 May 2010 21:20:04]
フジエ > せっかくの人捜しを引き留めてしまったからのぅ。 ( あまり追求をする様子がなければ声の調子は比較的穏やかで。 やはり、人形相手への拷問、性欲を満たす、ということには思考が行かない。 そんな内心は出さない用にして ) 帰る場所はあるのじゃろう? ( それならそこで待っていればいつかは、というのは楽観的な思考か ) [Mon 17 May 2010 21:11:15]
ナジュム >  ご職業柄 …… 、  ( そのお応え、反芻するよに呟いた。それ以上追及するつもりはないらしく、 ) お怪我でなければ、何より…… です。  ( 云って、薄っすらとした 微笑。 ) ―― …  いえ。 どうか。 フジエさまのお気に病まれるところでは、ありません ので …。  ぼくの方こそ、申し訳ありません。 折角の御好意、ですのに ……ぼくは マスターの行かれる場所。心当たり、分かりません …。  ( そう、口にしたニンギョウは しゅん、と項垂れて。 ) [Mon 17 May 2010 21:06:28]
フジエ > けがなどしておらぬよ。 職業柄、とでも言うておこうかの? ( 鍛冶屋など手の皮が厚く、堅くなる職業はいろいろとある。 そういって濁しつつ、そのまま手に触れることはできるだろう。 良く触れれば人の手とは異なり、ツタが絡み合い手の形をとっている ) ナジュム、というか。 ニアーラ、のう。 悪いがわしは知らぬ名だの。 ( 知り合いの名なら良かったんだがの。 と苦笑をしよう。 人のものとは異なる肌触り。 やはり人形なのだと知る ) その主の行き先に心当たりはあるのかの? [Mon 17 May 2010 20:58:44]
ナジュム > ( 自身の頭に触れる貴方の御手、その硬質な感触 に )  ……  何処か。お怪我でも ?  ( その、傷の後遺症か何かにより 硬質化されてしまったのだろうか。そんな思いから、ニンギョウは 撫でて下さっている貴方の御手に触れようと……致します、が。身長差により、それが叶うか如何か―― ? )  フジエ、さま ですね。 ……  ぼくは、 ナジュム と申します。マスター ……ニアーラさまが、付けて下さいました。ぼくの、 名前 です。  ( … 貴方の触れているニンギョウ。その髪は柔らかい割には。肌の触り心地は、ヒトのそれとは異なり… 冷えた、硬質な肌触り で。 ) [Mon 17 May 2010 20:53:58]
フジエ > ふむ。 マスター、とな。 ( 人形を観察するようにその頭をなでる。 そのときに奴隷印も確認することができた。 状況としては誰かの所有物でその所有者が居なくなった、と言うことか ) ふむ。 わしはフジエ、じゃよ。 そのマスターとやらの名前はわかるのかの? ( 人形に触れる手はごつごつとした木のようで。 実際ツタであるが。 触れる感触は人間のものとどれほど異なるものだろうか ) [Mon 17 May 2010 20:44:40]
ナジュム > (  何かを引き擦るような、奇妙な音を聞き受けたのであろうか。その音の主さまの気配探ろうと、ニンギョウは佇んだまま。 ゆっくり、 映らぬ瞳。その瞼は閉じたままに、巡らせて。そんな時、【貴方】からのお声が掛かり、 )   初めまして、の 方に ご心配頂いて。 ありがとうございます、 ……  ぼく。  マスターを探して、 ます …。ずぅッと以前から 居なくなられてしまいました、ので ……。  ( 要領を得ない説明。… 貴方がニンギョウに近付き、その首元を覗くなら。奴隷である事の印が、見受けられることでしょう。 ) [Mon 17 May 2010 20:40:51]
フジエ > ふむ。 人…とは少々異なるようじゃのぅ。 ( 近づいてみれば人とよく似てはいるが人形である。 魔力で動いているのか、何らかの魂が宿っているのかは男にはわからないが ) なかなか危ない場所じゃがの。 お主、どうしてこんな所をうろうろしておるのかのぅ? 人さらいが良くくるような場所じゃぞ。 ( 自分もそれに似たような存在だ。 ただ、もっぱら興味の対象は人。 人型となればそれほどなぶろうとも考えない ) [Mon 17 May 2010 20:32:50]
ナジュム > ( 【あの方】の気配を感じなくなってから、どれほどが経ったのだろう。 )( ―― お店のなかを伺っても。寝室を伺っても。何処にも、そのお姿・気配を感じることが出来なくなってから どれほど経ったのだろう。 )   お出掛け、為さっているのかな。それで急な御用事になってしまって、 幾日もお帰りになれない…… のかも  ( 言葉にしつつ、本当のところは分かっている気がした。けれども、【それ】を認めたくなくッて。 )    ……   ( 【あの方】に買って頂いた杖を手に、 )   ……  ?  ( 歩み進めていたところ、 ぴた、と その歩が留まり。ニンギョウは、その侭 佇んでいることでしょう。 ) [Mon 17 May 2010 20:28:46]
フジエ > ( 徘徊をしている、という意味ではさまよう人形と同じような立場でもある。 細い声を耳にしたのか、ずるり、ずるりと音を立てて、長身の人型はそれへと近づいていく ) ふむ。 誰かおるようだが…。 さて? ( 程なくして相手の姿を捉えることはできるだろう ) [Mon 17 May 2010 20:24:34]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『( ずるり、と何かを引きずるような、足音 )』 [Mon 17 May 2010 20:22:31]
ナジュム > ( 『 …… こつん、 こつン 』 )( 硬質な音をひきつれて。薄暗いスラム街を行くのはひとつの 人影。 ……否、 【それ】はヒトの形を模してはいるものの、ヒトに非ず。 )   ―――   マスター …?  ( 細い声で ダレカを求め彷徨っているのは、一体の ニンギョウ。 ) [Mon 17 May 2010 20:16:24]
お知らせ > ナジュムさんが来ました。 [Mon 17 May 2010 20:12:48]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 『やるぞ〜!!』 [Mon 17 May 2010 00:27:25]
ディーフィール > ( 結局のところは自分が動ける範囲内でできるかぎりの周りが動きやすいように舞台を整えること、となるだろう ) まだまだ、忙しくなるかな ( そんなことをつぶやいて気合をひとつ入れなおす ) [Mon 17 May 2010 00:27:17]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 [Mon 17 May 2010 00:25:52]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 [Mon 17 May 2010 00:25:30]
ディーフィール > いないよねぇ… ( アカガネは人間不信になっている様子があるし。 凛ちゃんに頼むのは気が引けるし。 現状はいろいろ小細工をして回りが動きやすいようにすることが最優先、という事になるのだろう ) やれることを少しでも。 できるだけ迷惑はかけないようにしないと、ね。 [Mon 17 May 2010 00:01:51]
ディーフィール > ( 新しい噂などあったら知り合いに教えてもらうように話している。 病院関係者、淫売窟の住人、etc それでも入ってくる情報に限界はあるわけだ ) 後、メアリアンちゃんへの警備だよねぇ。 ( 一先ず自警団には依頼した。 あちらにしばらくは近づかない、と約束した以上は近づくわけにもいかず。 誰か変わりに動いてくれると助かるがそんな都合が良い相手は… )  [Sun 16 May 2010 23:44:46]
ディーフィール > ( 本格的にアイゼンリッターへの対処を考えなくてはいけなくなった状況。 一度敵対したときの暗示の効果の薄さからそれ以外の能力を主に駆使することになる。 一人では難しく二人以上が望ましい。 もしくはアイゼンに本当に罪を犯してもらうか。 正体を突き止めるか。 今の自分にできるのはこんな所。 そう思って改めて噂を調べなおしてみたのだが ) …目新しい噂はなし、かぁ。 ( 私生活の手がかりでもあれば良いのだけれど、今の淫魔にはなかなか思いつかない ) 片っ端から歩いていくしかないよねぇ。 ( しばらくはそのことに関して考えるのは控えよう、と結論付ける ) [Sun 16 May 2010 23:31:58]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 『ふぅ…。』 [Sun 16 May 2010 23:25:51]
お知らせ > ブルーボックスさんが退室されました。 『粘液に浸されている黒い悪魔たちが溺死するには』 [Fri 14 May 2010 22:48:24]
ブルーボックス > ――(かれこれ三十分間の沈黙)(十分な時間だった)…? [Fri 14 May 2010 22:48:21]
ブルーボックス > ……(迷宮では木石のように振舞って何週間も過ごすことも珍しくなかったのに)(変化に富み過ぎているこの町での生活は確実に我慢強さという自分の利点を強く奪っていた)(という認識を自分の中で組み立てることが出来るぐらいに知能レベルの段階も上がったということも解っている)(トラップを仕掛ける直す引っ掛けるという本文以外の事に大きく着手しているのもその証拠だ)(無駄は楽しい)(過ぎ行く時間の流れの隙間も無為に過ごすまいと)(食事を得るという苦労に割かなくても良い余分な時間をスラム散歩に費やし)(獲得した噂話を咀嚼して楽しむ一時) [Fri 14 May 2010 22:19:43]
ブルーボックス > (おつきさまがわらってる)(ゆうれいたちもわらってる)(何か言ってるのは解るけれども理解出来ないレベルの低さ)(振り返り)(石ころを拾って)(投げ付けてみても)(肉体という枷に囚われていない存在には痛痒も無し)(水面に投げ付けるよりも遥かに手応えが無く貫通し)(向こう側に放物線を描いて地面に転がる虚しさよ)(馬の耳に念仏)(死霊に投石)(無駄な周囲の物色も一通り終えた所で元居た位置にへと舞い戻る)(でも何かするって訳でもない)(きらきらと銀河が瞬いている夜空の下でじっとしているだけの簡単な御仕事である)…(風に晒され続けて乾燥してきた軟体を箱の裏側に引っ込める)(蓋を閉じて)(これで見かけばかりは普通の箱) [Fri 14 May 2010 22:15:03]
ブルーボックス > ……(でも別に今の所何も出て来ない)(吹き抜ける風がただただ冷たいばかり)(重々しい空気を醸して、絵本に出て来た悪魔崇拝者を真似て捧げ物を掲げているポージングにもやがて飽きがやって来る)(がしょがしょ)(跳ね回る騒音)(きょろりきょろり)(周囲の様子を窺う左側の肉の感覚器官)(ざっざっ)(土を掘り返してミミズを引っ張り出す)(ぱかぱか)(家の付近に放置されている逆様の竹笊を持ち上げてみる)(いないなー) [Fri 14 May 2010 22:06:31]
ブルーボックス > ……(もしも変なのが出て来たら)(何と投擲武器にまで昇華するのだ!) [Fri 14 May 2010 22:01:43]
ブルーボックス > …(肝心の贄が死んでる?)(ノープロブレム)(ぎし)(内側から開け放たれるメタリックな光沢を照り返している箱蓋)(無闇矢鱈に誇らしそうに掲げ上げられる右の触手に巻き付けて)(粘液で濡れた麻袋を重たそうにぶらぶら揺らす)…(がさっ)……(ごそごそごそごそ)……(がさがささささ!)……(幸せな充実の重さ)(中身のブツは生きている)(その証拠に目が粗く織り込まれた麻の繊維の隙間からは脂ぎって黒い触角が何本も外に跳ね出して)(ひゅんひゅんと闇夜を切り裂く風切りを鳴らしている)(第一候補はネズミだったが)(生け捕りにしたまま捕獲状態にしておく難儀さ故に簡単なこちらに移行したという話) [Fri 14 May 2010 22:01:03]
ブルーボックス > (という訳で此処は貧民窟の何処か辺鄙な広場である。周囲では今にも倒壊しそうな木造建築やツバメやカラスの巣の方がまだマシなんじゃないかという前衛芸術的な匂いすらも醸し出す廃材家屋が御互いを支え合うようにして奇跡的なバランスを維持しているそんな一風景)(青箱は更地に均されている砂利混じりの平坦な大地に座っている)(此処まで苦労して引き摺ってきた犬の屍が目の前で地面で大の地)(日中の時刻にやや生温い気温に晒され続けていた所為か)(腐敗菌の頑張った芳しい香りがぷんぷんと匂い立ち)(何処からともなくやって来た掃除屋のハエが嬉々として空っぽになった眼孔に卵を産み付けていた)…(何故此処に居るか)(それは贄を捧げる為だ)(誰に?)(そりゃ勿論神様に)(具体的には死神である)(背中に憑いて回っている浮遊霊達の親玉みたいな奴)(という認識の元に一度遭遇してみたいという好奇心と神様って言ったら生贄だろうという吟遊詩人の三文英雄伝承歌をタコが出来る程に聴いたこの結果) [Fri 14 May 2010 21:57:02]
ブルーボックス > (以上――) [Fri 14 May 2010 21:50:09]
ブルーボックス > (知り合いが野垂れ死にしたワンコロの目玉を焼き鳥食った後の竹串で穿ってお前らの眼球も取ってやるぞいひひひひひひひとふざけていたらマジギレした母ちゃんに本気でゲンコを貰ってめちゃんこでかいタンコブをこさえた) [Fri 14 May 2010 21:49:59]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『青箱周囲での眼球泥棒の被害報告――』 [Fri 14 May 2010 21:48:40]
お知らせ > ブルーボックスさんが帰りました。 『今日の忍者ごっこ:水瓶の持ち主にレスキューされるまで水没していた。死ぬかと思った』 [Sun 9 May 2010 20:04:20]
ブルーボックス > ……(HINT1)(水瓶のサイズがジャストフィット)(HINT2)(水中なので陸地みたいに上手くジャンプ出来ない)(しゅこー) [Sun 9 May 2010 20:01:27]
ブルーボックス > ……(しゅこー?)(ごと)……(ごとごとごと)(内側の動きに巻き込まれ)(不気味に左右に揺れる水瓶) [Sun 9 May 2010 20:00:01]
ブルーボックス > ……(しゅこー)(しゅこー) [Sun 9 May 2010 19:58:49]
ブルーボックス > ……!(く!)(しかし相手(物凄い手練の忍者という設定)はまだ執拗に追跡を止めようとはしない。これでは見付かってしまう!瞬間にしっちゃかめっちゃかに折り畳んだ布束を箱の内側に飲み込むように詰め込み直し)(ザッ!)(ガシャガシャガシャガシャ!)(壁際に沿って跳ね回る騒々しい軌跡は突き当たりに置かれて風景を織り成している風物に目をつけた)(此処だ!)(がぱっ!)(差し伸べる触手の先で開け放つ上部の円形木蓋)(殊更に溜め込んで高々と跳躍する青い箱)(ざぶん!)(跳ね上がる水柱を中心にして雨のように剥き出しの地面に降り注ぐ水の飛沫)(雨水を溜め込んでいる水瓶の中にへと身を隠す)(息は?)(ノープロブレム)(頂戴した竹の水筒の底を抜いて継ぎ合わせた道具を咥え込んで)(ちゃぷ)(水面上にまで突き出す竹の先)……(すいとんのじゅつ!)(しゅこー)(しゅこー)(繰り返す呼吸が竹筒の孔の隙間から出たり入ったり) [Sun 9 May 2010 19:57:30]
ブルーボックス > (ザ!)(ザザザザ!)(堆積した塵芥を激しく巻き上げながら小刻みに跳ねて跳ねて壁際にへと張り付く移動!)(きらりと瞬く青色の石粒を介して重苦しく凍り付いた周囲を注意深く探りながら)(ばさあっ)(箱の裏側に折り畳んで収納していた底抜けに汚れ切っているシーツ布を引っ張り出した)(ベッドメイキングのような要領で左右の端を触腕で握って跳ね上げた途端に)(一挙に広がった面積が虚空に風を孕んで踊り)(かくれみのじゅつ!)(張り付いた石壁と同じぐらいに汚れた布切れで自分を包み込むようにして掲げ上げ)(カモフラージュ)(布の裏側から矢鱈出っ張ってせりだしている四角い角は余り気にしてはいけない) [Sun 9 May 2010 19:50:40]
ブルーボックス > (ひゅっ!)(ヒュッ!)(幅の狭いスナップを効かせて柔らかな軟体をうねらせて投擲する2本のクナイ!)(夜闇を引き裂いた忍者の小道具は月明かりも欠けたぬばたまの夜を渡り)(カツン。カチンッ)(立て続けに二度ばかり何処かの壁に突き当たった硬質の音が響き渡らん)(イメージ背景BGM)(三味線)(遠くの大陸からやってきたおっちゃんに故郷の話を誇張たっぷりに聞かせて貰った諸影響)(スラムの一グループでは只今ニンジャなう)……!(がしょん)(転がった瓦礫を一生懸命に削った石ころクナイを跳ねる途中で回収する)(追いかけっこをしているというごっこ遊びの妄想中)(当然やりあってる相手なんて居ない) [Sun 9 May 2010 19:46:46]
ブルーボックス > (とっぷりと日の暮れる時刻)(ヴェイトス島全体を覆い包む夜の帳)(市内もまた例外ではなく暗がりの支配する場となっていた)(春を通り越して真夏日の気配すら窺わせ始める空気の生温さを引き裂いて)(ざざざざざざざざざざ!)(俊敏(な、つもりで)な動きであばらやが支え合うようにして入り組んだ貧民屈の道を駆け抜けるブルーの影が一つ在る)(走れ!)(走れ!)(跳ねろ!)(全力疾走。行く手を遮る木箱を助走をつけて跳躍する放物線が跨ぎ)(がしゃん!)(着地の際に重々しい金属音が静寂を突き破って周囲に鳴り響かん)(震動の反動を受け止め跳ね上がった箱蓋の裏側に瞬く風切り音は二つ) [Sun 9 May 2010 19:42:23]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『ムーヴメント到来』 [Sun 9 May 2010 19:37:37]
お知らせ > 凛々さんが退室されました。 『( お茶菓子お茶菓子♪ )』 [Mon 3 May 2010 23:06:03]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『( そして淫魔は楽しげに家に誘い込む )』 [Mon 3 May 2010 23:05:15]
凛々 > わかるわかる。だからそんなに深くは聞かなかったろ? ( いつか腕試しでも申し込みそうな雰囲気だったか?と苦笑い。その細腕にぜーんぜん見えないと首を振って。私は勝つ事が好きだ。ただ勝つ事よりも互角かそれ以上の実力と戦って勝つ事の方が好きなんだから。 ) そうかそうか。そんじゃまあいい。んーそうだな。まあ取り敢えずはそんなもんか。 ( 一番良い奴と聞けばその釣り目をちょっと笑顔にして。――――まあ家に上がるぐらい別にいいだろと。言葉の通りに今日の予定もないし、急ぐ用事もないし、まあ暇だし。それにこっちの国に来てから誰かの家に上がる機会も少なかったから興味がなかったわけじゃない。 ) ――――あのなあ。ちょっと先歩いてくれればいいのに……… ( わざわざ手を取って歩くことに不満を洩らしながらも。不快って程じゃないから今は不平を言うだけで振りほどきはせずに、彼女の隣でその居住地へと向かい進んでいく。、 ) [Mon 3 May 2010 23:02:28]
ディーフィール > ( 一瞬心得と聞いて目が輝いたのを見た。 苦笑を浮かべつつ。 ) 心得って言っても最低限の護身術とかその程度の話だよ。 第一、これが鍛えている腕に見えるかなぁ? ( 筋肉はそれほど付いていない腕を見せつつ ) うん。 それじゃ、お茶とお茶菓子は一番良い奴を出してあげるね。 ほかに何かリクエストはあるかな? ( そんなことを告げつつ。 家への誘いに成功したことに内心ちょっと驚いている。 その分腕に覚えがあるということかなとか解釈をして ) それじゃ、こっちだよ。 それほど時間はかからないからね。 ( 彼女の手を取って、そのまま歩き出そうとするだろう ) [Mon 3 May 2010 22:49:04]
凛々 > ふーん。じゃまあそれなら大丈夫だろうな。 ( 心得はあるし―――と聞けばどれ程のものだろうかと一瞬気になってしまったけれど、その興味本位は取り敢えずこの場では打ち消して。 ) 別に私はお前と特に話す事もないぞ。まーだ私は怒ってるんだからな一応。 ( 相手にびしっと指突き付けてその事は告げておく。 ) ―――――……まあけどこの後なんもないし。折角だし。お茶ぐらいは出せよ。あとついでに茶菓子とかないのか。 ( つっけんどんな態度を取っていながらも、それでもそのお家への誘いは、図々しい注文と一緒に受けたりする。 ) [Mon 3 May 2010 22:44:13]
ディーフィール > うん。 そりゃ気をつけるよ。 一応。 それなりに心得はあるし、危なそうならすぐ逃げるしね。 ( 警戒心を強められてもこちらとしてはお構いなし。 というかむしろその後の調子が知りたいわけで。 ) そっか。 それならゆっくりお話できそうだね。 せっかくだし、私の家にでも来て見る? この近くだからね? ( そんなことを告げてみよう。 冗談半分であり断られても特に気にしない程度のもの ) どうかな? ( 真の意図の先日あの後どうなったかを聞きたい、とはまだ言わない ) [Mon 3 May 2010 22:32:52]
凛々 > (誤送信) ( 距離を詰められるとやっぱり警戒は強まる。いや悪い人じゃないと思うんだけど、だってこないだがこないだだもん。それぐらいしたって文句は言われまいと。 ) [Mon 3 May 2010 22:24:53]
凛々 > ( むー、と彼女の笑みに対して此方はちょっと複雑な表情。浴場といい鍛錬所といい、この女性はちょっと、いやかなりかもしれないぐらいには何か苦手だ。 ) そっか。まあそれなりに危ないとこらしいから気を付けとけよ。気晴らしに歩いて大火傷してたら笑い話にもならない。 ( それともまあ自衛の手段ぐらいはちゃんと持っているのか。この辺りをのんびり散歩するぐらいだし、鍛錬所とかにもいたしとか想像。 ) ん。い、いや。もう終わったとこだ。そんで今はただ帰り道なだけだ。 (   [Mon 3 May 2010 22:23:05]
ディーフィール > ふふ、私は散歩するときに時々通るんだよ。 ( そんなことを次げながら笑み。 このあたりと暗黒街の間に家はある ) なるほど。 確かにそっか。 今は仕事とかかな? ( そういいつつ距離を詰めた ) [Mon 3 May 2010 22:17:51]
凛々 > ( 荒事の依頼も今は無いし、後はコツコツと雷電の仕事をこなしながら訓練かとこの後の行動の大体の指針を決めて。――――あ、それとあとは―――― ) ん?――――でぃ、ディーフィールっ。 ( 声を掛けてきた女性が誰かとわかれば、少し警戒したように身を引いてその足を止めた。それは身構えてしまうとも。だってまあ、ねえ。 ) ………こっちの台詞だ。私は傭兵。こういうとこでの仕事はなくはないしな。 ( ―――この辺りの界隈に住んでいるのだろうか。やや硬い表情をしながらそれでもちゃんと受け答えはする。 ) [Mon 3 May 2010 22:15:55]
ディーフィール > ( 歩いていた先から女性がやってきたのを感じれば視線を落としてそちらを見る ) ん? あ、凛じゃない。 こんばんは。 こんなところで珍しいね。 ( そんな風に声をかけて、軽く手を振って彼女へと近づいていこう。 無邪気に笑みを浮かべつつ。 先日の痴態とかも思い出して少しにやりと笑みを浮かべていたり ) [Mon 3 May 2010 22:09:39]
凛々 > ( 誰かと衝突をしてトラブルを持ってきやすい性格をしている女だからといって、いつもそういった騒動に巻き込まれている訳ではない。生憎と今はトラブルとは無縁の様子の女が一人、袋詰めにした長物を掲げるようにしながら背筋を反らしてうーんと一つ体をほぐした。 ) んー、さてと。とりあえず暫くは急ぐ事は無しか? ( これからの予定を頭の中で確認しながら、ディーフィールが進む先からのんびりとした足取りで其方の方へと歩いてきている。 ) [Mon 3 May 2010 22:02:48]
お知らせ > 凛々さんが来ました。 『緩やかに伸びをした』 [Mon 3 May 2010 21:58:32]
ディーフィール > ( 理想としては「何も起きない事」ではある。 しかし、どこか「何か起きてほしい」と考えている。 ある程度の荒事なら乗り切ることができるというある種の驕りもあるのだろう。 ゆっくりとした足取りで歩いていく淫魔は周囲から見ればぼんやりと空を見上げて歩いているように見える。 その実は周囲の様子に気配をめぐらせてトラブルでも飛び込んでこないか、という期待でもある ) [Mon 3 May 2010 21:43:45]
ディーフィール > ( ここ数日は特に動きも無く平和なもので。 そこまで頻繁に攻撃を仕掛けてくるような様子が無いことをみれば、それほど大きな組織が動いているとかは無いのだろう。 そういうわけでそこまで警戒はしなくてもいいということで普段はそれほど気を張ることをせず、人気の無いところを歩くときだけ集中をすることにした。 今日はあえていかにも「襲ってください」という場所を歩いているが誘いであって ) ……  [Mon 3 May 2010 21:32:37]
お知らせ > ディーフィールさんが入室されました。 『( 現状維持 )』 [Mon 3 May 2010 21:27:58]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( まだもう少し、家へは足を向けずに )』 [Mon 3 May 2010 04:24:35]
キヨ > ( 立ち止まった姿、ぱちンと瞬いて見つめ ) あ、ハイ。こちらこそ―― わたしは、キヨです。 ( 名乗りながら、夢ってなンのことだろうと首を傾げた。 ) もしも見かけたら、よろしくお願いします―――…、 ( 夢でも現でも、 )( もう一度頭を下げて、去り行く背を見送ろう―― 大丈夫だろうかと、その足取りに不安そうな視線を送りつつ、 )  … ( 手元の薬包紙を見つめ )  …、 ( かさり、包みを開く ) ( 味に眉を顰めながら中身を飲み下せば空になった包みはポッケの中へ ) ( 彼女に何があったのか、 それとも自分から出て行ったのか、 わからないけれど―― ) [Mon 3 May 2010 04:23:15]
お知らせ > メアリィさんが帰りました。 『(薬屋違いは、空白む暗黒街へ)』 [Mon 3 May 2010 04:16:49]
メアリィ > (センセイ、なんて耳慣れぬ言葉を受けてもなんのその。それじゃあ帰ろうかと少女に背を向けて) あっ、そうだ (背を向けて一歩目踏み出そうとしたところで、忘れていたことに気づいて女は振り向く) あたしはメアリィ またどこかで見かけたらよろしく ね? (新規開拓には自己紹介も必要だろう、なんて、ただ忘れていただけのこと) それじゃあバイバイ 今度夢にでも見たら、あなたのこと伝えておくわぁ (そのオンナノコ、に。夢で伝えて本人に伝わるかはともかく)(相変わらず、返事を六巣っぽき数にしゃべりたいことだけしゃべって女はその場を離れていく。現れたときのように、ふらりふらりとよろめくようにしながら) [Mon 3 May 2010 04:14:12]
キヨ > ―――、 ( 笑う貴女の様子、きょとんと見つめてから そうですよ、と頷いてわたしも小さく笑う ) ( 貴女のあたまのなかは、わからないけど ) ――― へぇ、 ッて、 ぁ、 え、 ( 感心したようにみつめていた、その薬包紙を投げられて 慌てて両手でぱしッと、挟み込むように受け取ろう ) え。あ、 ホントにいいんですか? ( だってこれ、売り物なんじゃないだろうか。こんな簡単にもらっちゃっていーんでしょうか。 てのひらの上の薬包紙と貴女を見比べておろおろ遠慮がち。 ) あ、いいえ。 ありがとうございました、先生。 薬、ちゃんといただきます。 ( くすりやさん、だから。 思わずセンセイ、なんて呼びかけて。両手で包むようにお薬を手にしながら ぺこり、丁寧に頭を下げよう ) [Mon 3 May 2010 04:06:24]
メアリィ >  あははは たしかにそうねぇ (言われてみれば、なんて、何が面白いのか声あげて笑って)(微妙にかみ合っているようでかみ合ってない会話。はたから見続ければいつものことで、女本人はそんな些細なことはきにしていない。もとい頭の中で勝手にかみ合っている) ああ、これはね、少し元気の出るお薬と、少し痛くなくなるお薬、よ そのまま飲んで大丈夫よぉ、少し変な味かもしれないけど (別に、売るものすべてが麻薬の類ではない。胃薬や熱冷ましだってある。普通の街で買えるような薬はむしろ割高になるが。 さておき)(もらってくれるらしい彼女、返事を聞けば視線はまたふらりふらり。薬を入れて小さく折った紙をぽいと投げ) あははは、 大丈夫よぉ お薬はまだ残っているし、ここら辺慣れてるもの (昔住んでいた場所の近くだ。多分思い出そうとすればその場所も思い出せるはず) ああ、 探しもののお邪魔しちゃったかなぁ ごめんねぇ あたしももう帰るわぁ ぅん、帰らないとねぇ (ここからは離れた、今の住処へ。夜の色のような街へ) [Mon 3 May 2010 03:55:06]
キヨ > ( じゃぁ、みつけたら閉じ込めておこうか。 ――なンて、冗談だけど。 そこまで小さな妖精サンじゃぁないし ) え、薬屋さんじゃなかったら逆におかしいでしょう? ( 薬をあげる、なんて。 でも、薬が必要なくらい参っているように見えたンだろうか―― 女性の前で失態だなンて、微苦笑する余裕くらいは出てきたみたいだ ) いろいろ っていわれても、 何がドレやら―――…、 ( ひらひら。 振られるソレを見、貴女の顔を見、不思議そうに首を傾げる。 どの薬がどんな効果か、なんてわたしには見分けがつかない。 )  あ えぇと、  … ( 沈んだ瑠璃と目が合って )  …、 ( 飲み込まれるとふと思った ) … ありがとうござい、 ます、 ( 気圧されたよに口にした礼の言葉はイエスと同義 )  あの、でも、 大丈夫ですか? 帰り――、 ( 帰らなきゃいけない、というから。 一人で帰れるのかな、と少し心配になった ) [Mon 3 May 2010 03:40:32]
メアリィ > (かばんの中探せば出てくるぐらいならいいのにねぇ。ほら、これみたいに) あたり よくわかったねぇ ほかにもいろいろあるよ (とりあえず、痛み止めと精力剤手にしてひらひら。依存も中毒も弱いやつ。試供品代わりのようようなもの。こんな少女が客になったらそれはそれで面白いかもしれない、なんてどこかいびつな考えも) 要らないならあたしが飲むわ ここから帰らなきゃいけないんだもの (それに、これがあれば探し物は見つかるんだ。望めさえすれば、夢と現の間のよくわからない場所で。 あたしの探し物は何だっけ?) いる? いらない? (身体少女に向けなおして、泳いでいた視線をそれまでにない時間少女の瞳へまっすぐ伸ばして問い直して) [Mon 3 May 2010 03:29:18]
キヨ > どこにいるのかわからないもので。 ( いけるとこならどこにでも。 そう続けそうな調子で、何気なく言葉を漏らす ) 首、大丈夫ですか ( こってます? なンて場違いな問いかけ ) ――― あぁ、 ( なるほど、と紡ぐ音は口の中。唇のみが綴りを紡ぎ ) ―――― どうなんでしょう。 彼女が自分の意思でいなくなったなら…、 迷子じゃないですし、捜すことに意味はないンでしょうけれど、 ( それでも、捜している。 自警団には届けていない。 血縁ならば家出と届けられるけれど、生憎わたしと彼女はそうではないので 自分の意思で出て行ったなら、留める術も道理もない。 ないけれど、 ) 何かあったのかもしれないし、 ( ぐるぐるぐる。 おなじよな言葉ばかりが、繰り返しくりかえし、頭をめぐって )  …そうですか、 ( 貴女の言葉に、ふっと息をついて肩を落とした ) … いいえ、ありがとうございます――― 薬屋サンなんですか? ( ごそごそ、探られるポシェットへ興味深げな視線。 ) いや、でも悪いですから――、 ( そういえば、体が悪いんじゃなかっただろうか―― それなら、持ってる薬は彼女が飲む分かもしれない、と、 勘違いを引き摺ったまま ) [Mon 3 May 2010 03:20:10]
メアリィ >  どこだかわからず探してるんだ? (カクリ、と一度かしげた首は。逆方向へと振り戻される。ごきりと音がなるほどに) ここは貧乏すぎる人たちが住んでるところ かび臭くてささくれ立っている町 (お嬢ちゃんが一人でいたら危ないよ、なぁんて) その子は迷子ぉ?それとも幸せ運ぶ妖精さん? (詮索始めてからは、覗き込むようにした身体を戻し。少女と少し間を取って、壁に背をつけて首をねじるようにして視線をそちらにやっている) それっくらいの妖精さんは残念だけど見つけてないね (少女が口にするものから記憶は手繰り寄せられない。店の周りで見たのならばそれは目立っていたのかもしれないけれど) 役に立たなくてごめんねぇ ああそうだ、お詫びに元気になるお薬や痛くなくなるお薬 あるけどいるかしらぁ? (あるならあげるわよ、と返事聞く前からポシェットごそごそ。壁に寄りかかりつつ、後頭部でその壁たたいたりしながらごそごそ) [Mon 3 May 2010 03:02:29]
キヨ > ――― 火傷痕だらけですよ、 ( 太陽がイヤだと拒絶するこの肌は、 ) 手も荒れてますし、 ( 石鹸にも弱くって、 ) 香りは―― 御飯の匂い? ( なんだろう、と小さく肩を竦めて苦笑した。なんにせよ、自分のものではない何かの移り香なンだろう、 )  … ( 上下した喉と何かを飲み込む音が視覚と聴覚の内 )  …仕事終わってからだと、どうしても遅く―――、 人を捜してるンですけど、その前にココはどこでしょう? ( 帰り道はわかる。 ココからどう行けば川辺に辿り着く、とかはわかる。 だから迷子ではないが、けれど見慣れない場所だ。小さな好奇心で、地名を尋ねた――― 整ってきた息を深くして、体を宥めながら かざしていた手を、下ろそうか。 今更ながらに戻ってきた感覚が、ツンと痛みを訴えるけれど大丈夫。これくらい我慢できないものではない。それにもしかしたら彼女はわたしよりもっと――― ) オンナノコなんです。 小さな子。 このくらいの――、 ( いつも彼女の頭のある位置を手でひらりと示して、 ) 長い、胡桃色の髪の。 見ませんでした、どこかで、 [Mon 3 May 2010 02:44:29]
メアリィ > (心配しているような声は、右から左に抜けてって。揺れる瞳は見やすくなった少女を観察する) 綺麗なお肌ねぇ あたしとは大違い それに真っ白 あたしとは大違い (羨望か、嫉妬か、感想か。張りが弱くなりところどころくすんだ皮膚との対比は、思ったことをそのまま口からこぼしただけ) それに、なんとなくいい香り あたしとは大違い (近づいたことをいいことに、そのままスンスンと鼻を鳴らして息を吸えば、スラムのものではない匂い。そこに少しだけ、血の臭いが混ざっている)(かざされた手のひらに、舌這わせたくなって口が開いたのを、あわてて直して。コクリ、小さくつばを飲む女) こぉんな時間にこぉんなところで探し物? (自分のことは棚に上げ。 探し物は何ですか、見つけにくいものですか と余計な詮索) [Mon 3 May 2010 02:28:31]
キヨ > ―― ( かち、り )( 一度だけ交わった視線に、一瞬鼓動が跳ねた気がした。 けれどそれが何故なのかはわからずに ) ――― おくすり? ( 訝しげに問い直して僅かに眉を寄せた ) ダメですよ、いくら薬があるからって 体調が悪いンならちゃンと休んでいなくちゃ――、 ( 貴女は体調を崩している。 だから足元がふらついていて、”おくすり”が必要なんだ。 貴女曰く『いわゆる普通の暮らし』をしている思考は、そう考える )  … 疲れてませんよ。 まだ捜さなくちゃ、 手は――― 、  … ( 近付かれて、覗き込むよな視線を向けられて、 思わず半歩身を引いた。 けど、元から壁に寄りかかってた背がざり、と擦れるだけ ) 手は、 痛くないですよ、 ( ふ、と吐息交じり。 諦めたようにひらり、貴女の前に赤い線で彩られた掌をかざす ) [Mon 3 May 2010 02:18:08]
メアリィ > (何をしているんだろうか。ここら辺の住人には見えない。『いわゆる普通の暮らし』をしている人間の雰囲気がする。 服装なのか、立ち振る舞いなのか。それがどんなものかを説明できないが、女はとにかくそう感じた) んふふふ 大丈夫よぅおくすりがあるもの (くぼんだ眼窩の奥の瞳が、一度まっすぐに少女の赤い瞳を捕らえ、そしてまた泳ぎだす。片方の瞳が、握った手を見つめながら、肩からかけたポシェット示してここにほら、と) 疲れてる? お薬いる? 手痛くない? (揺れる身体にあわせて、トン、トン、トンと、つま先でわずかにはねるようにしてさらに、近づいて一歩ごとに勝手に質問を投げる。 近づくに従い、わずかに下からのぞきこむような格好で)(口元には相変わらずうっすらと笑みたたえたまま) [Mon 3 May 2010 02:05:56]
キヨ > ―――― ( あぁ、 なンだ、 まだ動けるンじゃないか。 ) ( じンと痺れた拳を見ることも無く、何処を見ているか知れない項垂れた姿勢のまま思う。 喉を締め付けて駄々をこねたわりに、存外元気じゃないかと、叩きつけた拳に思う―― とん、とン。 催促するよう、靴のつま先で地面を叩いた。 もゥいいかい? 尋ねてみても、 ひぅと鳴る喉が未だだと主張してくる。 )  … ( だからわたしはこのからだがきらいなんだ。 ) ( 息を吐きながら掌から力を抜けば、 赤い爪痕からじわり、ぷくりと微かに浮かぶ血色―― けれどそれには目を留めず、 )  … こんばんは、 ( 利かない視界に僅かに目を顰めて視線をやった、そこに居たのは一人の少女。 ) … あぁ、 ( 彼女の言葉に、ようやくわたしはてのひらを見た ) 大丈夫ですよ、 えぇと、 ( 壁を背に寄りかかって息をつき言葉を探して、 ) …貴女こそ、 大丈夫なンですか? ふらついてますよ、足、 ( なンだろう、酔ってるんだろうか。鈍い頭の中で思うのはそンなもの ) [Mon 3 May 2010 01:54:16]
メアリィ > (雲で覆われた夜の空。人の活気とはかけ離れた貧民窟の一画で、闇の中から少女を捕らえていた目があった。 特段に夜目が利くわけでもないけれど、夜の散歩はなれたもの。 たまにしか足を伸ばさなくなったスラムで、面白そうなものを見つけて少しだけつけてみたら。なんだかもっと面白そうで、歯並びの悪い口からつい笑いがこぼれてしまった) こぉんばんはぁ、お嬢ちゃん? お手手だいじょうぶぅ? (はたから見れば、背は同じぐらいで、かける声はどこか不釣合いかもしれない。 そんな声かけつつ、女は少しふらつく身体で近づいてゆく) [Mon 3 May 2010 01:43:08]
お知らせ > メアリィさんが来ました。 『んふふ ふふふふ〜』 [Mon 3 May 2010 01:33:14]
キヨ > ( ぐるぐると廻る思考には終わりがなく、同じ言葉ばかり繰り返し繰り返しぐるぐる、ぐる、と回っている ) ( その中心はたった一人で、 )    …、 ( そのたった一人が居ないことがそもそもの問題だ )  …… ( 壁に縋っていた手は、ぐッと強く握り締められ ) ( ひゅッと離れた拳は、そのまま水平に壁を叩きつけた。 )   ――― ( ギリ、 ぷち、 と、拳の中で爪が肌を裂く音がする。 聴覚ではなく、触覚で ) [Mon 3 May 2010 01:20:36]
キヨ > (  ――― わかってるッてば、 ) ( 酸素不足でぼンやり霞む頭の中で、ぼそりと呟くソレは僅かな苛立ち交じり。 ぐぃと唇を乱暴に拭って、乾いたソコに透明な紅を引く )( 理解はできるけど、だって、 ゆっくり歩いてなんかいられないんだ。 こんなときに、 ) ――― ッ は、 ( はじめはゆっくりだった筈の歩みはいつの間にか逸る気持ちに急かされて、 )  ――― … ( どこだ、ここ。 )( なンだか見慣れないところだ。寂しいところだ。 人がいるのかいないのかよくわからない。 周りに誰もいないような気もするし、 そうかと思えば物影からぞろぞろと顔を出してきそうでもある。 ) [Mon 3 May 2010 01:06:21]
キヨ > ( 急がば回れ。 急いてはことをし損ンずる。 )  ――――― ( 無闇矢鱈と駆け回るより、ちゃんと歩いて探した方が見落としは少ないとわかっている。 わかっているが、 )  … ぁー、 (  げ、 ふッ )( ひゅぅと鳴く喉を押さえて、立ち止まった。 誰の家か、空き家かどうかもわからない建物の壁にずるりと手をつく ) ( ごほげふと、体からの抗議のような咳が漏れた ) [Mon 3 May 2010 00:55:13]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『(  いな ぃ、 )』 [Mon 3 May 2010 00:41:56]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 ――そうして、私の今日の仕事は始まったわけだが…。 』 [Sun 2 May 2010 16:11:55]
艶子 > ( ――ま、報酬は確かに安いが楽な仕事だ。ちょいと痛めつけてやるか、刀をちらつかせれば連中はすぐに退散するだろう。或いは、豪天寺艶子だと名乗ってやれば逃げ出すかもしれない。彼らからすれば、この程度でしゃしゃり出てくる傭兵が居るなんてことは想定外の筈だろうから。 ) …それじゃあ、連中がくるまでお世話になります。なに、すぐ終わると思います。大丈夫ですから!大船に乗ったつもりでいてください。 ( えへんと胸を張る。 ) [Sun 2 May 2010 16:10:58]
艶子 > ( 彼らの息子さんは今この家には居ないらしい。両親が嫌がらせを受けているというのに、一体どこをほっつき歩いているのだろう。まあ、他人の家の事情に詮索するつもりは無いが、男なんだから親を守れよと言ってやりたい。私には守りたくてももう両親は居ないのだ。 ) ( 彼らの話では、チンピラはいつも数人の仲間を引き連れて嫌がらせにやってくるらしい。家の前で騒いだり、家の中に石を投げつけたり。直接的に何かをやってくるわけじゃあないが、かなり陰湿なチンピラだ。察するに、息子さんに殴られた時に恥を掻かされたと感じているに違いない。連中はそういうのを酷く嫌うのだ。 ) [Sun 2 May 2010 16:00:27]
艶子 > ( やや歩く速度を速め尋ねるのは、古びた集合住宅の一階だ。痛んだ木の板の扉をノックすれば、ややあって扉を開き顔を見せる老婦人。 ) ――こんにちは。お待たせしました、豪天寺艶子です。 ( 老婦人はにこりと微笑むと、私を家の中へと招き入れた。狭い室内には彼女の旦那が椅子に腰掛けていて、私を歓迎してくれた。彼は足が悪く、その為傭兵ギルドに出向いたのも奥さんのほうだった。 部屋の中は「彼ら」の臭いがする。それは酒の臭いであり、老いの臭いであり、長くそこに住んだという歴史の臭いでもある。人のうちの臭いって、ちょっと面白い。ともあれ、私は勧められるままに席について。 ) 契約の通り、お二人の警護につかせて貰います。 ――なぁに、誰がこようと簡単に追い返してみせますよ。 ( 不安そうな二人を勇気付けるようにそう言って。 ) [Sun 2 May 2010 15:53:31]
艶子 > ――― ん。 ( ぽつ、ぽつ、と雨が降ってきた。やれやれ、今日も雨具を持ってきていないのに。晴れている時は邪魔になってしまうが、雨具を持ち歩くべきかもしれない。 母親達は子供達を呼び戻し、浮浪者は自分のだんごっ鼻を叩く雨の水滴に目を覚まし、やれやれと言った風に屋根のあるところに移動する。私も急ぐとしよう。 ) ( 今日の仕事は身辺警護だ。貧民街に住む老夫婦が提示した報酬はとても安いもので、傭兵連中は酒代にもなりはしないその仕事に興味を示さなかったが、傭兵ギルドの受付で困った様子の老婦人を気の毒に思い、仕事を請けることにした。 ――老夫婦には酒に入り浸った出来損ないの息子がいて、酒場で酔った弾みでチンピラを一人殴り倒してしまったらしい。それ以来、老夫婦の家は嫌がらせを受けているのだとか。 ) [Sun 2 May 2010 15:38:13]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 [Sun 2 May 2010 15:32:07]
艶子 > ( 今日は傭兵の仕事の都合で、昼間にスラムを訪れていた。――ここは本当に、夜とは違った姿を見せる。いや、私がいつも見ている夜のスラムこそまやかしで、本当の姿はこっちなのかもしれない。私のすぐ隣を、子供達がじゃれあいながら駆けていく。子供達の母親らしい女性が2、3人、他愛も無い噂話に花を咲かせている。道の端で横になる浮浪者の寝いびきの豪快なこと。暖かくなってきたものだから、さぞかし昼寝がし易くなったのだろう。スラムや暗黒街といえばいつも混沌としていて悲惨な事件に溢れているかのような印象を持ってしまうけれど、こういう一面もあることを私は忘れてはならない。 )  [Sun 2 May 2010 15:26:27]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 警邏をする時は夜が多いが。 』 [Sun 2 May 2010 15:16:49]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『姉の命纏った剣先の重さに、己の未熟さを感じた夜』 [Sat 1 May 2010 01:42:40]
ルジェ > (雲間に星の瞬きを奪われたのが不運だったルジェ。 おかげで昨今事件があったといわれたその子供たちの犯人をシルエットだけで目の前の友人だと思ってしまった失態。 暗闇に、目が慣れるには時間がかかりすぎて。 久方ぶりの友人に、思わぬ声を荒げてしまった娘は後に反省モードしきりだったであろうけれども) 「だって、だってっ!…どーみたってあやしいんだものっ」 (にょろ、その尻尾やら荷物やらがさらにルジェの思考を危ないものとして認識させてしまったらしく。 知人と判れば目を幾つかぱちくりしながらも、姉の形見の剣先は重く。 へたりとその場に剣先下ろせば腰を落として。 暫くは泣き顔で頬が涙であふれていたであろう、そんな機械娘のスラムでの姿が残り) [Sat 1 May 2010 01:42:05]
お知らせ > ソードさんが退室されました。 『近づいて慌てて名乗り、なんとか危機を乗り越えたとかなんとかで』 [Fri 30 Apr 2010 23:20:31]
ソード > (さて若干やりすぎた感もあるが今更後には引けない獣人。若干困っているのか長い尻尾がにょろ。と出て揺れている辺りシルエットがいよいよ化物じみてきて) え?子供? (最近の事件、さっぱり知らないのか其の言葉に反応しかけて……剣を抜いた相手にちょっと身構えるが…荷物が重くて…まともに動けそうにない状態なのを思い出し…)ちょ、っと、待って?!そ、それは…えっと……(少し慌てて…顔を見せればいいかな、と思ったのか前に進む… 戦闘態勢に入った相手からすれば 間合いを詰めて来た、風に取れるような感じかもしれない) [Fri 30 Apr 2010 22:46:16]
ルジェ > (ルジェにとってはなんとも残念だっ。 近くまできてくれたなら知人と理解出来ただろうに、今一歩のところで止まってしまった未知との遭遇。 しかもっ、しかもなにやら背後からにょろ、とかなにか出てきそうな気配すら感じるのは、スラムの寒さたたえた風の空気が成せる技か。 ルジェは相手からの声に、聞いたことがある、と小首かしげながらも目を瞑れば俯き。 ぶんぶん、と顔を振った。紅い、と思っていたその瞳が金色であることに気づくこと適わぬままに) 「か、覚悟はあるものっ! あなたなの? あなたなの? …ずっと、子供達が沢山なくなってるもの。 どうして、どうしてそんなことできるんだぁっ!」 (叫べば、僅かに潤んだ瞳から涙が零れた。 すらり、鞘から抜けば片身の剣が姿を現す。 星の瞬きで剣先は光らねど、けれど。 その刃にルジェは目を見張った。 「命のやりとりなんだよ?」 …ルジェにはまだ、迷いが心の底にあった。 姉の命を含んだ其れを、目の前のなにか判らぬものに振り下ろす事が出来るのか。 両手で持った手に、汗がより纏わりつく) [Fri 30 Apr 2010 22:39:58]
ソード > (近くにくれば金色の瞳が薄く光っている獣人。相手の警戒が激しいことに気がつくとぎりぎり姿が見えるか見えないかの手前辺りで立ち止まって) ふーん……ナニされるのかわからないけど……覚悟はあるの、かな?(親しい間の友人…口調が強いがいまいち迫力を感じないらしく… 小首を傾げる獣人の姿は…背負った鞄の大きさと袋からはみ出た山芋やら薬草の枝などが不気味な怪物っぽいシルエットを作り出していたり) [Fri 30 Apr 2010 22:31:38]
ルジェ > (よもや知り合いが近づいているとは思いもよらぬ機械娘。 闇夜になれぬ目ではその荷物にも視線が届かなかった。 紅い、否、紅いと錯覚すら起こしていたのか? 定かではなく。 其れと思えば見覚えがある。 ルジェは幾度となく吸血鬼と邂逅を重ねている。 時折耳にするスラムの哀しい出来事にルジェの幼い胸がずきずきと痛む。 其れをどうすることも出来ない歯がゆさに奥歯をぎゅ、と噛み締めて。 足音が耳に届けば階段から両足落として。 抜くことなけれども、ぎ、鞘に置いてた手は離すことなく。 奥歯を噛み締めれば睨むようにその闇に向かって声音深く尋ねただろうか) 「誰っ!? 近づいてきたら、なにするかわかんないよっ!?」 (ルジェの精一杯の、抗い) [Fri 30 Apr 2010 22:23:18]
ソード > (自分の歩いてきた方向が、闇の奥から、という程、暗いと 獣人の少年は思ってはいなかった。仮にも獣の血をひく少年、夜は幾らかの夜目が聞くのもあり歩くのに苦労をすることは少ない。しかし周りから見れば)……やっぱりよるは怖い…のかな?(聞き覚えがあるような悲鳴を前方から感じつつ小さくため息をして…背中の鞄は山から戻ったせいか非常に膨らんでいて、それも含めてよく分からない不気味なシルエットに見えかねない少年は声のする方にザ、ザ、ザッと近づいてきた) [Fri 30 Apr 2010 22:14:05]
お知らせ > ソードさんが入室されました。 『夜は目が光って夜目となるらしい。』 [Fri 30 Apr 2010 22:10:05]
ルジェ > (やがては吸い込まれるような闇の中から。 紅く光る瞳に気が付くだろう。 ルジェは涙ごしに其れを見つめながら。 やがては階段から立ち上がれば煤を払うことなく利き腕で、鞘を握りしめて) 「…きゃあっ!? だ、誰だれっ!?」 (闇から見つめるその瞳は一つではなく。 段々と、そうして少しずつ増えていく。 足音なく近づいてくる其れに。 ルジェはいつかのことを思い出す。  熱を纏った状態で、このスラムの街で警戒心なく壁に身体を預けていたときを。 しかし、今は一人だ。 助けは、いない。 …ルジェは眉をしかめてはその瞳の動きを見つめる。 闇夜になれぬ己に焦りを隠しきれぬままに。 掌からじわり、汗を感じるけれど、今はまだ鞘から剣を抜くことは出来はしなかった) [Fri 30 Apr 2010 21:55:10]
ルジェ > (力だけは長けてきた。 体力だけはついてきた。 …けれど。 其れを補う技量がないことは、時折ヴェイトスの街を離れて小さなお仕事をこなす内に理解出来てきた様子で。 ルジェは俯けば潤みそうになる眼差しを乱暴にぐい、と片腕で拭いては唇を噛んだ) 「きっと。 ルジェ、ずっとー…、この街に来たときよりもずっと。 弱くなってきてる気がするの。 ルジェ、戻ってきたけど。 お姉ちゃん、戻ってきてくれたけど、きっとー…」 (鍛錬場で夢中で鍛えれば鍛えるほどに、己の心根の弱さに気が付かされる。 ルジェは肝心なところで刃を下ろす事が出来なかった。 ヴェイトスの街で、いくつか事件を耳にして。 現実はかくも厳しいことがルジェの心を打ちのめした。 どれだけ、どれだけの邂逅を重ねたか。 それなのに、不甲斐ない自分自身に苛立ちを隠せないのか下唇を噛み締めれば、僅かに血が滲んでくる) 「鉄みたいな味がする。 …ね、お姉ちゃん。 ルジェに勇気、…頂戴」 (ぎゅ、外套下の鞘を握ったルジェ。 煤けた階段に腰を下ろしたままに目を細めれば、吸い込まれそうな闇のスラムの街。 そうして、その向こうに暗黒街がある。 多種多様な異種族が存在するヴェイトスの街。 あの向こうにいつか出会った吸血鬼がいるのだろうか? それとも、いつかの雨の日に拾った羊皮紙に書かれた泥棒なども潜んでいるんだろうか? 春だというのにスラムの街の隙間を縫うように流れてくる風は冷たく。 外套をぎゅ、と両手で首元握り締めては目を凝らすようにその闇に視線を向けて) [Fri 30 Apr 2010 21:18:07]
ルジェ > 「ふぇー…」 (武器屋からの帰り道。いつものようにー、とまあ、あまり関心するような足取りではないにせよ、迷子迷いにてスラムの一つ、煤けた階段の一つに腰下ろしては溜息をつく機械娘がやく一人。あたまをぽりぽりと外套上からかきつつも、のぞくは複雑そうな、ルジェの表情) 「お姉ちゃんの剣、戻ってきた。 …ごめんね、ずっと。 ルジェ、一杯考えたの」 (鞘に納まっている外套下にある鞘にふ、と顔を俯けばさらり、一つ金色の束が現れながら。 武器屋に預けていて、長く離れていたそれに触れる思いにかられながらも、しかし。 それに触れる度にまだ迷いの中にあるような声音で語りかけている) 「ね、ルジェー…。 お姉ちゃんみたいに。 お姉ちゃんみたいに。 …強くなりたかったんだ。 けどー、だけど。 強くなるってことが、ルジェ、わからなくなってきちゃった」 (小さく、呟いては空を見上げて。 スラムの屋根から僅かに垣間見える空は月の明かりを閉ざしている。 目を細めては答えてはくれぬ星の瞬きを探すように見つめていた) [Fri 30 Apr 2010 20:59:12]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『屋根屋根から見える空は星を覆い隠して』 [Fri 30 Apr 2010 20:52:24]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Wed 28 Apr 2010 03:11:34]
ドライツェ > ( 生憎飼い手を探せる土地ではない。 加えて獣相手に何故育てきれるかも疑わしい命を生んだのかと問うのも説くのも意味がない。 かといって、生きられるか疑わしいなら早いうちに打ち殺すが慈悲とも、極端な強硬論にも走れなかった。 基本的に命は慈しむべきものだ ) ――…主のようにはいきませんね――… ( 2匹の魚と5つのパンが5000の人の飢えを満たしたという説話。 奇跡は起きないから奇跡としみじみと痛感しながら、とりあえず秘蔵にしていた蜂蜜の小瓶を母犬に与える為に奥へと向かい ) [Wed 28 Apr 2010 03:11:26]
ドライツェ > ( 以下にって何だろう。 如何に。 ) [Wed 28 Apr 2010 03:02:14]
ドライツェ > ( しかし―――― ) どうしましょうか、これ。 ( 可哀相だとか助けてあげたいだとか、以下に尊い感情であれど気持ちだけではどうにもならない。 ものを生かそうと思えばどうしたって金はかかる。 金もかかるし、世間に適応するだけのルールを身につけさせる必要もある。 「それ」ができない存在はただ周囲から弾かれるだけ――――スラムは弾かれ者が集う土地。 そこに身を置く聖職者としては酷薄なのかもしれないけれど。 ) [Wed 28 Apr 2010 03:01:40]
ドライツェ > ――…。 ( 見捨てるわけにはいかなくて、けれど自分ではどうすることもできずに考えた結論がここだった。 多分そういうことだろう ) ……心根の優しい子に育ってくれていることは喜ぶべきなのでしょうね。 ( それ以上に困窮が勝れば犬は立派な食材ともなってしまうのだけれども。 ――もっとも、感謝を捧げた上で「そうする」のならば止めもしなかったんだろう。 そうしなかった犬を置いていった誰かは、身も蓋もない言い方をすれば憐憫の情だけでものの命を他人に押し付けただけではあるが、子供にそれを説くのも酷と言えば酷な話。 ) [Wed 28 Apr 2010 02:53:52]
ドライツェ > ( 何気なく身を屈めて木片を拾い上げてみると ) ……………………たすけてください。 ( 羊皮紙には手が出ないこの界隈の子供たちにとって木炭のかけらはペンとなり、木っ端は紙の代わりになる。 その木片も例外ではなかったようで、習熟しているとは言えない字で懸命に書かれていた言葉 ) [Wed 28 Apr 2010 02:44:05]
ドライツェ > ……そういえばそういう季節なんですねえ。 ( 未曾有の出来事で多くの人がその命を落としたり、今もどこかで誰かが苦悶に涙を流しているのだとしても、季節は春。 そう、出産シーズン――――痩せがれた、荒れた毛並みで身を横倒しに投げ出した母犬と、その腹に鈴なりに鼻先を埋めて眠る仔犬の姿がそこにある ) まだ目も開かない頃ですか、これ。 ( 犬の家族はぼろ布の上で眠っている。 寝床まで持ち込むとは周到なことと半ば感心して溜息をつくと、傍にちっぽけな木片を見つけた。 経年劣化の果てに倒壊した廃屋の一部だったか、或いは居住区辺りからの不法投棄によるものか ) [Wed 28 Apr 2010 02:40:46]
ドライツェ > ( ――スラムの一画に立てられた、修繕もままならぬぼろい教会の狭い礼拝堂で。 この日一番最後に訪れた客といえば、それだった ) [Wed 28 Apr 2010 02:34:05]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( いぬ。 )』 [Wed 28 Apr 2010 02:32:42]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『童子のように。』 [Wed 28 Apr 2010 00:14:50]
ヴァリス > ( しかし、スラムの雨の中とあっては中々人通りがあるわけもなく、思えばスラムを歩く人はスルー力に長けている。 ため息一つ。 死にたい。 死んでもいいか。 はふ。 あの時死んでれば――良かったのに。 死んでても良かったか、なんて自嘲気味に笑う。 元より拾った命ならば、捨ててもいいかもしれない。 そうしたらカリンは哀しむだろうがそれも仕方ないだろう。 ) 雨、止んでくれないかな ( それか、止むまで自分の身体が持ってくれるか、だ。 はたして吸血鬼の血というのは風邪とかにはどの程度の効果があるのやら。 膝を抱えて、じっと修繕跡を見つめる。 ) 大丈夫。 慣れてる。 平気平気。 一人でも大丈夫 ( そうだ。今更なにを寂しがると言うのだ。 一人でずっと生きてきた。 最近家族とか持ったから忘れていただけで、己はずっと一人だったじゃないか。 ) 大丈夫。 大丈夫。 死んでも母さんに会える ( 子供の頃、よくそう呟いていたな、なんて思い出して笑った。 自嘲気味に。 ずっとそうやって一人で暮らしてきたのだから。 じっ、と。 ただ巌のように青年は動かずに、雨があがるのを待った。ずっと。雨があがるまで・・・・ ) [Wed 28 Apr 2010 00:14:25]
ヴァリス > ( 雨があがらないな、と再び夜空を見上げた。 戦闘の場へと視線を戻したところで雨は止まないからだ。 ふと思ってしまうことは、ここが己にとって死地であったことだ。 あの時、カリンがいなければ己は死んでいた。 いや、もしかしたらカリンがいなかったらあんな突撃めいた事はしなかったかもしれない。 どちらにしてもそんなifは考えても仕方が無いことだ。 ) うう さむ ・・・・ ( 外に出たときは結構わくわくしてたのにな、と思い出す。 だが蓋を開けてみればなんてことはない。 致命傷にも近い傷を持っていながら歩いてくる場所ではなかった。 それに雨にも降られたし、けほ、と咳き込むのはきっと埃があるからではないだろう。そもそも、埃が舞うほど乾いていない。 ) ・・・やばいな・・・・・・ どっかで休まないと ( 風邪を引いてしまう。 今の状態で風邪を引いたら冗談抜きに命に関わる。 とはいえ、今雨の中を走り出しても命に関わるわけなのだが。 ) ぅー・・・・・・ ( やっぱり軽率だったのでは無いのだろうか。軽率だったろう。軽率でした。ごめんなさい。 せっかく拾った命を失うなんて馬鹿すぎる。 ともかく、風邪を引く前にどこかに移動しないと―― ) ・・・・・ ( 誰か、傘を貸してくれそうな優しい人いないだろうか? スラムだから逆に追いはぎに合いそうだが。 つと視線を右へ左へと動かして人影を探してみる。 ) [Tue 27 Apr 2010 23:52:34]
ヴァリス > ( 結局のところ、数日家を空けてしまった。 すぐに帰るつもりだったのに。 きっと心配されているだろう。 ) でもまあ、ギルドで報酬受け取りたかったし。事の顛末もちゃんと聞きたかったし ( 結局のところ、犯人の目的はちゃんとわからなかったようだ。 狂人による狂った仕業。 たしか、クリスティアの人間だったとか。己が会話したのは短い時間だったが、彼には彼なりに何かと戦うための準備をしていたのだろう、と思う。 神よりもさらに上位の存在。 その存在には誰も気づかない。 それを倒す知識を――求めていた。 確か、そんな感じの会話だったと思う。口元で両手の指を絡ませ、ほぅと吐いた息は白い。抱えた膝に顎を乗せて、戦闘の跡を眺めながら青年は思い出す ) そんな存在がいたら、それが牙を剥いてきたら――みんなどうするんだろう ( 狂人が狂人足りえたのは健常者がいるからだ。 しかし、それはあくまで大勢の中の少数であり異質であったが故の狂人だ。 その狂人の手段はともかくとして、その狂人が妥当、ないし認知(いや、認知はしてたか?)していた存在が現れたとしたら? 自分たちはその存在に対して手を打つ方法を自ら潰してしまったのではないか? 切欠を、手がかりを。なくしてしまったのではないか? ) ―――全部が彼の妄想だった、と願うばかりだ ( それにしても寒い。と青年はコートの上から己の身体を抱いた。 傷の痛みもさることながら、今のこの身にはこの寒さも辛い。 ) ―――わからずじまい、だったけれどね ( ともあれ、事件は終わった。それは安堵すべき事なのだろう。どうもカリンとの件があるせいか、加害者側の心境に肩入れしたくなることが多いように感じた ) [Tue 27 Apr 2010 23:38:33]
ヴァリス > ( どうにか雨が凌げる場所で青年は夜空を見上げていた。 人が住んでいるのか、住んでいないのかも定かではない通り。 視線を夜空から落とせば修繕が終わった後がある。 戦闘の痕。 蜘蛛の化け物と己と彼女が戦った場所だ。白色の血液を大量に撒き散らしただろうに、その痕跡すら見つからない。 何事も無かったかのように。 平和が陸続きでつながり、太平楽の世に繋がったように。 ただ、何かがあったことを語るのは壊れた壁を修繕した跡だけだった ) ――― こりゃ、 帰れそうに無いな ( じくじくと痛む背中の傷を気にしながら、青年は小さくぼやいた。 すぐに帰るつもりだったのだが、中々移動速度も遅く、また雨に降られては帰るに帰れない。 屋根を借りて雨宿りをする。さりとて泊まれる場所まで歩く間に倒れてしまいそうで。 寒いのを我慢して雨が止むのを待っている ) [Tue 27 Apr 2010 23:28:23]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『地面に座って夜空を見上げた。』 [Tue 27 Apr 2010 23:23:33]
お知らせ > シロ@狼さんが帰りました。 『これ集会なの?「集会だよ」(お題はいつも無い。)』 [Sat 24 Apr 2010 23:54:38]
シロ@狼 > (「おいしいね」)『おいしいでしょ!』(つきの明かりが差し込む広場。ひもじい思いをする人間がおおいこの付近で、腹を満たす動物たち。匂いにつられてか通りから顔を覗かせる猫がいた。「おいでよ」犬が呼べばトットコトットコ跳ねるように近寄ってくる黒猫。腹をすかしているのかメシへと顔を突っ込むようにして7匹目の仲間が加わった。何匹来ようがいつでも誰でも歓迎するのが犬猫集会。危険がなければ集まり寄り添いのんびりと。危険が迫れば皆が皆、一目散に逃げ出す。それがスラムの犬猫集会。) [Sat 24 Apr 2010 23:53:19]
シロ > (風呂敷を地面へと降ろし、結び目を広げれば焼いた魚や混ぜご飯やらその他もろもろ。あきらかに残飯ではない、調理されたものがそこには入っていた。)今日はみんなくるの?(荷を解き中の包みも解けば着ている服を脱ぎ始める少年。「どうかな?」「最近人間たちがよく出入りしてたからな、出てくるの嫌がってるかも」解かれた荷に顔を突っ込んで食事を始める仲間たちにまじるように裸になった少年はそのばへとしゃがみこんで。そして徐々に耳、尻尾、が生えてきたかと思えば全身から白い体毛が生えすぐに狼の姿へと姿を変えた) [Sat 24 Apr 2010 23:38:10]
シロ > (住居の立ち並ぶ貧民窟。住居と住居の間の狭い通りを少し入れば、少し広い空間が現れる。家を建てるには小さく、庭と呼ぶには何もない。誰のものとも知れない土地。そんなところに集まる近所の犬猫)まだあんまし集まってないね(犬2匹と猫3匹がそこにいた。近所の犬猫、今日は犬猫集会。そして、家主に作ってもらったご飯をもってきた人間の少年の格好をした狼) [Sat 24 Apr 2010 23:28:40]
お知らせ > シロさんが来ました。 『よいいしょ「ちょっとおおきな風呂敷包み」』 [Sat 24 Apr 2010 23:20:43]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( 今日の餌は 子猫二匹 )』 [Thu 15 Apr 2010 23:46:54]
ライヴィス > ( 狭い通り道、 薄暗い其処に人の姿は見当たらず、 )  ……… 、  ( 場所を考えれば良かッたな、なンて、 ) ( 隅ッこに寄り添い 眠る子猫を見遣りながら思う。 )   …―――もッと、楽になれば良いのにな。 ( 餌探し。 人間の方から提供してくれるとか。―― 無理か、そンな奇異な人間は居ないだろし、己は奴隷だ。 )  ( ひとつ、溜息を吐いて、 ) [Thu 15 Apr 2010 23:45:34]
ライヴィス > ( 随分と伸びてたンだなあ、なンて 束になッた髪を見遣りながら 聞こえぬ程小さな声で呟き、 )  ( 其れを塵溜へと捨て置けば、階段から立ち上がる。 )   ……喉が渇いた、 ( 最近は動物ばかりだッたから、 出来るなら人間の血が欲しい。 ) ( ゆるり、足先を狭い通りへと向け、 歩み始め、 )   ……何処かに落ちて無いか な。 ( 眠りこけてる奴でも、死体でも良い。 ――人間の血が飲みたい。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:39:08]
ライヴィス > ( こういうのッて簡単に切ッて良いのかなあ、 ) ( なンて疑問が一瞬過るけれど、 )   …まあ、良いか。  ( じゃきン、鈍い音を立てて 鋏を入れる。 )  あ、やッぱうまく切れてないかも。  ( 貧民窟の塵置き場に近い場所で、階段に腰を下ろしながら、 ) ( 手に残ッた髪の束を見遣り、 )  ―――… 、 ( 鏡に姿が映らないから、 ) ( 如何なッてるかなンて 見れず 解らず。 )  ( 鋏を地へと置き、 片方の手で短くなッた髪に触れる。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:29:37]
ライヴィス > ( くぁ、と欠伸を一つ噛み殺して 空を見遣る。厚い雲に覆われた暗い 空。 )  ―――…これから暑くなッてくのかな、  ( 己は気温の差があまり解らぬから、関係無いけど、 ) ( 長く伸びた髪を指先で弄り )  暑苦しいよなァ…。  ( 手入れなンてものもしてないし、ただ切らないだけの金髪。 少し考える様な間が空いて、 服のポケットから取り出すのは、 鈍く光る鋏。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:20:27]
お知らせ > ライヴィスさんが来ました。 『(  ――眠い、 )』 [Thu 15 Apr 2010 23:16:13]
お知らせ > ドライツェ@夜魔さんが帰りました。 『黒尽くめの仮面の男をもし見かけたらすぐに逃げて下さい( 伝える )』 [Sun 11 Apr 2010 18:48:48]
ドライツェ@夜魔 > ( いかなる苦しみを抱くにしろ「あれ」は私欲の為にもう随分殺している。 それは充分すぎるほどの理由たると思うのだが――――  歩いているとまた一人、この界隈の住人が通りかかった ) [Sun 11 Apr 2010 18:47:44]
ドライツェ@夜魔 > ( あれの痛みを察せたのは青年もまた痛みに敏感だからではなかったろうか。 多分、随分繊細なんだろう。 ともすれば世間に溢れる矛先のない些細な悪意にも――悪意未満のマイナスの感情とすべきか――押し潰されてしまいそうな。 ) ……傷ついてしまうんでしょうねえ。 ( そうした人が何かを害さなければならないとなると。 何かと争う時、人は信念もしくは開き直りを要する。 対象を押し退けるに値するだけの理由を自分の中に必要とする。 ――そんな風に、思う ) [Sun 11 Apr 2010 18:44:50]
ドライツェ@夜魔 > ( 刻一刻と辺りは徐々に暗くなる。 足を取られるでもなければ道を見失うでもなく、割合順調に回れているのは自分にとって比較的慣れた場所だからだ。 その慣れが原因で注意を怠ってしまわないよう気をつけながら、考える ) ――「泣いて見えた」ですか。 ( 仮面と二度目の遭遇を果たした際、先にあれを見ていたという青年が言うには。 本当はもっと感じた事があったかもしれないがそこまでは上手く伝えられなかったという気もする。 対人恐怖症――ではなく、人慣れしていない印象がある ) 苦しい。 辛い。 悲しい、痛い。 ( 人が涙するに至る条件を挙げていく。 次いで、溜息 ) 彼だからこそ掬い上げられたのでしょうけれど、よりによって――――ですねえ… ( もう一度、今度は深めに溜息をつく ) [Sun 11 Apr 2010 18:33:56]
ドライツェ@夜魔 > ( 雨雲のせいで幾分暗いが日は随分長くなった。 午後六時――晴れていたなら黄昏時と呼べる頃合。 この時間から仮面の化生が徘徊しているとは思い難いが、それならそれで蝙蝠のように夜の訪れを待っている――はず。 言わばこの見回りは塒探しだ。 人知れず身を隠すにはスラムは手頃な地域でもある。 ) そう、黒尽くめの仮面の男。 もしそんな姿を見ても何もせずに逃げて下さい――とても危険な存在ですから、どうかお願いします。 ( その上で、できれば自分が身を置く教会に知らせに来てほしいとも伝えてみる。 顔が利くとまでは言えないにしろこの格好――修道服は雄弁にこちらの身分を告げるんだろう ) [Sun 11 Apr 2010 18:24:03]
ドライツェ@夜魔 > ( 司法は無論、行政からも見捨てられているのかスラムの路地は荒れている。 剥き出しの黒土は人の足に掘り返されて乱れるままに捨て置かれ、石畳らしき痕跡が残っていてもそれは剥がれめくれている。 そうして石畳が剥がれてできた窪に雨が溜まり、今もまた波紋の連鎖を生んでいるところだ。 その見慣れた荒廃した風景の中を歩く ) [Sun 11 Apr 2010 18:15:37]
お知らせ > ドライツェ@夜魔さんが入室されました。 『( 水溜りにぽつりと雨粒 )』 [Sun 11 Apr 2010 18:11:16]
お知らせ > ソードさんが帰りました。 『家に帰る頃には全身ずぶ濡れになっていた』 [Sun 11 Apr 2010 01:26:04]
ソード > (多分、このあたりで泥棒なんてしても儲からない、貧乏な家が殆ど。でもやはり怪しまれるのは困るわけで)ま、走ろうっかな…っ!(夜でもそこそこは見える。ならば、と一気に走り出して) [Sun 11 Apr 2010 01:25:48]
ソード > (腰の鞄からハンカチ・・・というほど立派ではない布を取り出して軽く体についた水を払って…)うー…何か焼け石に水みたいな…。(もう時間も少し遅いので近くの知り合いの家に避難とかもしづらい。となればここから走って家に戻るのが一番早いか、とか考えながら布で頭を守るように被り・・・)・・・コレじゃ泥棒・・・だね・・・(凄い誤解されそうだ、と気がついて布を外し) [Sun 11 Apr 2010 01:17:17]
ソード > (最近は物騒な事件があったとかなかったとか噂もちらほらあるのだけど余り気にした様子もないまま外出したらバチが当たったのか)…うー・・・雨で濡れて寒い…っ!(雨除けとしては若干頼りの無い細い枝を持つ木の下に退避して濡れた体を震わせる) [Sun 11 Apr 2010 01:06:29]
お知らせ > ソードさんが来ました。 『雨に降られて』 [Sun 11 Apr 2010 01:02:32]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『(灯りを消して、その場を静かに立ち去った)』 [Fri 9 Apr 2010 22:23:23]
アイゼンリッター > (その後しばらく調査を継続したが、これ以上の進展は見られなかった。 まあ、予測していたことだ。 ――こと吸血鬼戦闘に関してはVHGの面々はプロフェッショナルと言っても良い。 彼らが証拠を見落としたという事は、考え難い。 まだしも自警団よりは信頼の置ける集団――今のところは――だからだ。  やはり直接接触を試みるのが一番だろう。 VHGにせよ、此処を拠点にしていた何者かにせよ。  カインとしての接触は避けるべきだ。 アクセラレーターの件で、VHGから自警団に連絡が行き、疑われている。 アイゼンリッター、あるいは別の人物として、というのが順当だ)……こんな所、か。 [Fri 9 Apr 2010 22:22:53]
アイゼンリッター > (――カイン・グレイホーク/アイゼンリッターは狂人にほど近い精神状態にある。 この時代にそういった症状が確認されているかは定かでは無いにせよ、パラノイアと呼ばれても仕方の無いような有様だ。 原因は諸々にあるが、その傾向として妄想と、そして周囲に対する猜疑心というものがある。  ここで彼が争った痕跡と血痕をもとに思い描いた、昼間に此処を訪れたハンターが連れ攫われたのではないか、という推理は、まったくの憶測でしかない。状況証拠を元に、その脳内で繋ぎ合わせただけだ。 事実かどうかは、それこそ神のみぞ知る、だろう。  そして自警団に向けられた猜疑心は、制限無く膨らんでいく。 実際問題、歯止めを利かせるものが何一つとして存在しないからだ。  アイゼンリッターは常に単独行動であるし、その存在をもろ手を挙げて認める者もいない。 結果、彼はその独善的な傾向を強めていく) [Fri 9 Apr 2010 22:20:05]
アイゼンリッター > (吸血鬼は血を吸う。 呼んで字の如くだ。 であるならば、もっと多量の血痕が残っている筈じゃあないのか? 争ったとして……無傷でハンターを無力化した? ありえない話ではない。  いつぞや対決した女の強姦魔は、なにやら妙な魔術を用いていた。 そういった類ならば、だが……)証拠が無い以上、どうにもならないな。 魔術的な痕跡でも探れれば別だろうが。(だが、大量の血痕が存在しないとなれば、ここで殺された者はいないという事になる。 生きているのであれば、何処に行ったのか。 それに加えて、だ)…………争いを起こすような存在が、此処にはいたという事実か。(――自警団の輩は、やはり気にしないのだろう。 VHGの面々が被害にあったとしても、自己責任だとか、仕方が無いだとか、人手不足だとかいって。  無論、此処で彼らが対決した相手が吸血鬼の類であれば、それはカーンの管轄だ。しかし……犯罪者が相手だったら? それでも見て見ぬ振りを決め込むのだろう。 忌々しいことだ) [Fri 9 Apr 2010 22:17:09]
アイゼンリッター > (オイルマッチを擦り、光源を確保。 その炎を右手で握り――どうせ攻撃には使えないのだ。灯りを持っても支障は無い――左手で穴の縁に捕まって、だらりと垂れ下がって、それから降り立つ。 深呼吸を一度。 廃墟となった工場は、成程、確かに某かの生物が潜むにはうってつけといえた)…………………。(自分も拠点ぐらいは確保したいものだと、ふと思う。 別にダイムノベルの主人公を気取るつもりは毛頭無いが、居住区の狭いアパートの一室に装備を隠すのは限界がある。 スラムや暗黒街への、効率の良い移動手段も確保したいところだが――まあ、今考えても仕方のない事だ。調査に集中しよう)(右手の灯りで周囲を照らしながら、床へとしゃがみ込み、左手の指で撫でて行く。 これは――血痕、か? 昼間にハンターが赴いたという話も聞いたが……昨夜に此処で物音を聞いたという話は無かった筈だ。 戦闘があったのは、だとすれば昼間だろうか) [Fri 9 Apr 2010 22:12:14]
アイゼンリッター > (調査を行うくらいは可能だ。 久方ぶりにコスチュームを着込み、屋根の上を駆け抜け――頭上というのは、相手が「人の形」をしている限り、絶対の死角の一つだ。奇襲を仕掛けるにも最適。 地の利を活かせ。 これに関しては問題ないと、先日考えていたことを再確認しながら――そして目的地である工場跡にまで辿りつく)…………ふむ。(穴の開いた屋根から、内部を覗き込む。 昨晩、吸血鬼ハンターらしき面々が、集団でこの辺りを探索していたと聞いた。 ――しかし吸血鬼を滅ぼしたという話は聞かない。 ……成程)……調べてみる価値はある、か。(ポーチの中を左手で探って、装備が揃っていることを確かめる。 もとより吸血鬼相手に真正面から戦う気はないが、昨晩のハンター達の調査が空振りだったなら、此処で遭遇する可能性は低い。 とはいえ、用心は怠らないようにしなければ。 自分は万全の状態じゃあない) [Fri 9 Apr 2010 22:07:09]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――右腕は動かないが。』 [Fri 9 Apr 2010 22:01:52]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『離れ過ぎたハンター達を呼び集める。 手掛かりは得られなかった。 』 [Fri 9 Apr 2010 01:00:51]
エリー > ( ―――こういう事を考えるのはあまり性格の良い話ではないと思うけれど。 二人で行動していたハンターがこうも何の情報も残さず姿を消すなんて可能性はそうあるだろうか? 無いとは言わない。 無いとは言わないけれど、あまりに綺麗に消え過ぎではないかと勘繰らざるを得ない。 私の仕事は可能性を疑う事だ。 同僚の思惑や不足の行動までを視野に入れて、決して思い込み過ぎて視野を狭めないようにしなければならない。 例えばこの件が最初から誰かの思惑通りだったとしたら。 例えばハンターの二人が最初から裏切り者だったとしたら。 例えば私達が吸血鬼であるという前提で情報を集めて居た何かがそんなものとはかけ離れた怪物だったとしたら。 ) ………。 ( まさか、という言葉は口にしなかった。 ) ( 灯りが遠すぎる気がする。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:52:35]
エリー > ( ターゲットの住処と思われる工場跡の廃屋は元々荒れ果てていたが、埃っぽい床には複数の乱れた足跡と僅かな血痕が見つかった。 ここで想定外の反撃があったと見てほぼ間違いないだろう。 そう判断して周辺の捜索を開始したものの、決定的な痕跡はぷつりと途絶えてしまった。 数時間が経過し、あらかたの範囲をしらみつぶしに見て回ったものの手掛かりは無く、そろそろ皆の疲れが見えて集中力が途切れて居た。 そろそろ今日は潮時だろうか? 発見が遅れれば遅れるだけ二人の安否も障るが、既にこの時間―――二次遭難にでもなったら目も当てられない。 ) ……。 ( 少し灯りが離れすぎて居る気がした。 カンテラが二つしか見えない。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:41:31]
エリー > ( 捜索に当たるの戦闘能力のある前衛のハンターが3人と、情報戦と補給を担当する後衛のエリエッタ・嘉村の4人。 本来後衛はスラムの様な危険区域にまで同行する機会は少ないが、今回の作戦の地理やターゲット情報、先行した2人の情報、殆どをエリエッタが纏めたというのが一つ、もう一つは単純に主戦力を欠いた吸血鬼狩りギルドの人員不足による。 当然の如く3人ものハンターが護衛につけられ、こうしてエリエッタのオペレーションの元、捜査は今に至る。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:33:08]
エリー > ( スラムに潜伏すると情報のあったとある吸血鬼の捜査、分析が終わり、ほぼ確定した情報として処分に向かった実働隊の二人組が一日半が経過しても帰って来ていない。 昨日の日中、目星をつけた寝床を襲撃すべく日が高いうちに出た筈の二人はギルドにも自宅にも戻った形跡がなく、数時間前に捜査が開始された。 簡単な部類の仕事だった筈。 日中は眠っていて動けないというターゲットの寝床を暴いて、心臓に杭を打ち込んで終わり。 わざわざ夜になって仕掛ける事はない、一方的な処刑だった筈だ。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:22:57]
エリー > ( 午前0時スラム区画西南、溝川沿いの不法投棄物の錆びた屑鉄が積み上がる通り。 人口の灯りはなく、民家の影も疎ら。 建っているのは専ら利用されなくなって久しい工場と酒場の廃墟で、普段こんな時間に人の足の入るような場所ではない。 そんな場所に数人…3人、4人のカンテラを持った人影が暫く前から一帯を歩き回っている。 最初は固まって等間隔だったカンテラの灯りは次第に距離を空け、互いの声が届くぎりぎり、灯りの見えるぎりぎりくらいの範囲に広がってた。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:12:22]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 Slum investigation AM0:00 』 [Fri 9 Apr 2010 00:01:11]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが帰りました。 『( その血は赤には遠く、白には遠く、中間の色合いを点々とスラムをでる場所まで続き、途切れた』 [Sun 4 Apr 2010 03:56:06]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『血の跡は途中で途切れて』 [Sun 4 Apr 2010 03:54:58]
ヴァリス@夜魔 > ( がくん、と青年の体は人形のように少女の動きに合わせて揺れた。 名前を呼ばれても焦点の合わない視線を彷徨わせるのみで、なんとも答えようとはしない。 傷は完全に完治したわけでは無いのだろう。 傷口から溢れていた残りがぽたりぽたりと地面をぬらした。赤い、血が。そして、そのまま青年は少女に連れられて郊外の家へと運び込まれていく。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:53:06]
ヴァネッサ > ( さっきまでの焦りは幾分かマシになった。 それから、少しだけ冷静になって考える。 もし、このまま病院に連れて行ったら、吸血鬼になりかけている状態の治療をするだろう。 そうしたら、どうなるんだろうか。死んでしまうのか。 それとも、生きながらえるのか。いや、そもそもなりかけではなく、もう完全になってしまったと判断されたら、多分殺されてしまうのだろう。 それは嫌だ。 絶対に嫌だ。 だから、 ) 一度、家に帰ろう? ( 私達の家へ。 そう耳元で語りかけて、再び彼の身体を抱き上げて、今度は、病院ではなく、郊外のあの家へと足を進めようか。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:48:58]
ヴァネッサ > ( もう何度、血を与える為の口移しをしたか分からない。 ただ、気が付けば彼の血が止まっていることに気がついて。 ) ――ヴァリス … ヴァリス…? ( 意識があることを確かめたく、何度も彼の名前を呼ぼう。 さっきまでの焦りは ) [Sun 4 Apr 2010 03:46:26]
ヴァリス@夜魔 > ( 短いキスだった。 いや、その応酬か。 意識が――はっきりしないのは当然だが。青年はうっすらと目を開ける。ここはどうだろう。自分は誰だろう。それ以前になんなんだろう。そんな疑問が最初に頭から浮かんでは消えた。 ) ぁ   ・・・・・・ ( 小さく、声を洩らした。赤子のように。少女の頬に向けて、何かを求めるように手を伸ばす。背中の傷は決して効果的とまではいかないけれど。吸血鬼の貴方と比べれば、それでも血は止まる。それとも流れるのをやめたのかはわからないけれど。 ) ―――― ・・・・・ ( 意識ははっきりしていないのだろう。 それ以前に「記憶があるのかどうか」すら確かめることはまだ難しいし「吸血鬼なのか半吸血鬼なのか。それともグールなのか」すら判断できるかどうか。 なにはともあれ、青年はわずかにだが、「動くように」はなった ) [Sun 4 Apr 2010 03:31:34]
ヴァネッサ > ( 駄目。彼は、中々上手く飲んでくれない。 結果がどうなるかはわからなくても、今はこれをやらなきゃ駄目だ。そして、今浮かぶ方法は一つしか出てこなかった。 ) ―――――ンッ ( 食い破った傷口から自分の血を口の中に含んで、それから彼へと口移しで与えよう。 一回で駄目なら、二回、三回と状況が変るまで、何度も何度もやるだろう。 ) ――――――。 ( お願い。 そう心の奥底で思った。 生きているか、死んでいるかは今、この瞬間はどうでも良かった。 動いているのと動いていないのだったら、前者の方が断然良かった。 今、この状況ではそう思ってしまう。 今まで一度も完全に感染なんてさせたことが無かったから、その効果もどこまで信用していいものか分からなくて、故に過剰に期待もしてしまう。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:25:12]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 [Sun 4 Apr 2010 03:13:59]
ヴァリス@夜魔 > ( ぬるり、とした液体が彼の口元をぬらした。 けれど、中々飲み込まない。それだけの意識が無いのだ。ちろり、と舐めはするけれど嚥下することは無い。 ) ――――ん ( うっすら、とあけた目はしかし、どこにも焦点を結ばない。小さく「母さん」と呟いた。 延命にはまだまだ遠く、口元に当てた程度ではうまく飲み込めないのだろう。 それに―――吸血鬼の血は生命の通貨とは言われるが、それは吸血鬼からの観点だろう。青年はミックスであり、口にしたところで生命力に変換されるわけではない。 )  けほっ ( 血が咽た。やはり、うまく飲み込めないものだし。なにより、少女の感染能力は弱く、すぐには効果を発揮しないのだろう。 一気に大量に、与えればまた違うのかもしれないが。体温は依然として戻りはしないが、緩やかに瞳を開ける程度の気力ぐらいは取り戻したのかもしれない。 ただ、それは「生き返った」のではなく、「動くようになった」ということなのだろうが ) [Sun 4 Apr 2010 03:12:35]
ヴァネッサ > そうだよね …? お父さんが居なくなっちゃシグリットが可哀相だもの、ね ( その声は徐々に涙ぐんだものになっていく。 ) ――な、何でこんなときにいうのかなッ! ( 段々に温かみが失せてくる彼の身体。 服を掴んでいる手から力が抜けるのを見て、意を決したように一度立ち止まって。 ) あのね。 もうずっと、ずっと、ずっと前から言ってるけど、もう一度言うね。 大好き、愛してる。だから、これからもずっと一緒にいてよ、ねぇ…? ( 一度彼を地に下ろして、それから自分の左手首を食い破って、その傷口を彼の口に押し当てよう。 嫌だなんていっていられない、今は目の前の延命だった。 吸血鬼にしなくても、これで病院まで持てばいい。 いや、それとも、やはり吸血鬼にした方がいいのか。 分からない。ただ、今はこうするしかない。 そう思ったから。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:03:28]
ヴァリス@夜魔 > ――――いいよ。 わかってる。 ( そっと、少女の頬に手を伸ばそうか。届けば、その頬をそっと撫でたい ) 僕は死なないよ。死なないさ。 カリンが受け継いでくれたもの。子供がいるもの。死なないさ。 ( くふ、と笑って ) 飲ましてくれれば吸血鬼になるかもね。それともグールかな。それとも量が足りなくてただ死ぬだけかな。 ( おかしそうに。青年は笑って ) ううん。喋るよ。 ああ、そうだ。カリン。言い忘れてたことがあった。 ねぇ ( と、少女の服を甘える子供よろしく小さな力で握り、笑って言おうか ) 愛してる。 君は最初こそ代わりだったかもしれない。埋め合わせだったかもしれない。 けど、今の僕にとって誰よりも変えがたい、とても大切な――女性(ヒト)だったよ。 今まで一緒にいてくれて、ありがとう・・・・ ( ゆるく。少女の服を握る手から力が抜けようか。 息は徐々に浅くなっていき、体温は少しずつ冷めていく。 病院まで間に合わないだろうことは、明白だろうことは、きっと貴方にもわかることだろう。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:55:09]
ヴァネッサ > どうしたの?何か、急に昔の事なんか喋りだしてさ。 ( 揺らさないように気をつけながらも、その足取りは徐々に速くなっていく。 ) ほら、もう喋んないで。 ね? ( もう、彼の顔を直視することは出来なくなって。 今は、できるだけ急いで、早く病院にたどり着くことだけを考えようとする。 ) それ以上、喋ると私の血を飲ませるよ? あれ、苦しいでしょ? だから、もう喋んないで。 ( 彼が何か喋れば喋るほどに、まったく違う話題を出す。 彼の話に直接答えたくないかのように。 ) さぁ、もうすぐスラムは抜けるよ [Sun 4 Apr 2010 02:46:11]
ヴァリス@夜魔 > ( ぼたり、ぼたり、と血液が滴り落ちる。 ) 僕はカリンの全部知ってるからなぁ。 顔以外にも色々。きっとほくろの位置もわかるよ。 ( くすくす、と青年は小さく笑った。楽しそうに。 ) 色々あったよね・・・・・。 恋をして、恋をされて、憬れたり、憬れたり。 そういえばカリンと出会ったのも、スラムだったよね。 おかしかったなぁ。 思い返せばカリン。 犬の血を吸ってたんだけどそれが申し訳なくて埋めたりしてたよね。 最初に会ったとき、僕の後ろをちょこちょこついてくるだけでさ。なんか叫びだしたと思ったらものすごく怖くてさ。 しばらく会わないと思ったら、主人のために文字を教えておしいって言ってきてさ。あれはびっくりしたなぁ。 でも、それ以上にカリンが僕のことを好きになってくれてさ。 その後に離れ離れになってさ。僕がシャリネのことを好きになってさ。カリンが暴走しちゃってさ。 結局シャリネは離れてさ。カリンがずっと噛み付くみたいにずっと一緒についてきてさ。 カリンがヒトを殺したって聞いたときはびっくりしたな。信じられなかったよ。 それでさ、償いたいって言い出してさ。どうしたらいいか一緒に考えてさ。一緒の暮らしが始まってさ。 気がつけば、カリンが僕の子供を身ごもってるんだもん。びっくりだよ。 シルフィードとかミナとかヒナとかいなくなってさ。寂しかったんだよね。ルァもどこかよそよそしかったし。 家族ができたんだーって思ったときは、本当にうれしかったな。 ( 小さく、笑って――咳をした。血が混じる。 ) たくさんケンカしたよね。たくさん笑ったよね。たくさん愛し合ったよね。たくさん同じ時間一緒にいたよね。   そんなに悪くない生活だったなぁ。 ねぇ、カリンはどお? 悪くない生活だった?  [Sun 4 Apr 2010 02:38:57]
ヴァネッサ > 嘘、そんなの絶対に嘘! だって、こんなに血が出てるもん! ( 大丈夫なんてことはない。ゆっくりとできるだけ揺らさないように彼を抱き上げようとしよう。 ) ――顔? 顔なら、傷の治療してから何回だって見れるよ? ( 抱き上げたまま、顔がよく見えるように彼に顔を近づける。 今は目立つ目立たないなんて、構っていられない。 そして、この場から足を進め始める。 向かうは病院だ。 ) 嫌だ。 守って。 ( 申し訳なさそうな彼の顔。 苦笑するその表情を見て、顔をつい、と正面に向ける。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:30:18]
ヴァリス@夜魔 > ―――うはははは。 僕の心配なんていらないよ。 ( 青年は少女の腕の中で笑った。 少女の「病院に連れて行くよ」との言葉に青年は小さく首を振った ) 言ったでしょ。僕の心配は必要ないよ。 それより、カリン。もっと顔を見せて。 ( そっと、青年は血まみれの手を少女の頬へと伸ばそうか。 ちらり、と見やった視線の先。 蜘蛛の化け物の姿は幻のように消えかかっている。 はは なんだ。 倒せたんじゃないか ) ごめんね。カリン。約束。守れそうに   ない ( 青年が浮かべたのは、申し訳なさそうな苦笑いだった ) [Sun 4 Apr 2010 02:24:25]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが退室されました。 [Sun 4 Apr 2010 02:23:03]
禍蜘蛛 > ( 事実継続的な戦いのダメージは蓄積していて、そして最後の全てを刈り取る一撃。忌み嫌われ災厄を呼ぶと呼称された化け蜘蛛の命は最早尽きた。 )( それからはピクリとも動かず、そして一時もすればそこにある蜘蛛の死体は幻のように掻き消えていくだろう。まるでそこには初めから何も無かったかのように消え去って。 )( そうしてただ戦闘経験★6だけが後に残る。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:22:45]
ヴァネッサ > ( 拳の一撃で吹き飛べば、蜘蛛に背を向けて彼の所まで走り寄っていく。 ) ――だ、大丈夫…?! 今は犯人よりもヴァリス自身の事を心配しないとッ! ( 彼を抱き起こしながら、耳元で問いかけよう。 前に怪我をしたときとは負傷したところが違うからよくはわからないけれども、恐らくは危険な状態なのだろう。 まずは、病院へ連れて行かなくちゃ。 そのまま付き添うことは出来ないけれど、病院まで連れて行けばなんとなると思うから。 ) とりあえず、病院に連れてくよ。 ( 蜘蛛からは完全に意識が逸れている。 まぁ、倒したものだと思っているし。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:16:33]
ヴァリス@夜魔 > ( どうやら、カリンが勝ったようだ。安心したらふと力が抜けた。嗚呼、と青年は静かに息を吐いた。体中がズキズキと痛いけれど、今はそんなでもない。結局は対した傷じゃなかったのかな? なんて。 現実逃避。 確実に、前にスラムで刺されたときよりマズいんだろうなぁ、なんて小さく呟いた )   見てるのかねぇ。 犯人は。       ( 小さくぼやいて、ふぅと息を吐いて青年は少しずつ体から力を抜いていく。どうやら、カリンは大丈夫そうだ。よかった。カリンが死んだら――シグリットは誰が育てるんだろうな、なんて。ちょっと心配だったもの ) [Sun 4 Apr 2010 02:09:36]
禍蜘蛛 > ( その肉を貫く手応えにニマリとした。しかしすぐにそれは驚愕に歪む。 )( 平然と女は振りかぶり、そして目の前に迫り来る拳――――避ける事の叶わないその一撃は蜘蛛は驚愕に歪んだ表情を陥没させ、そして再び壁へと叩き付けられる。その醜悪な顔面はより一層醜いものとなり、叩き付けられた格好のままピクリと痙攣している。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:03:45]
ヴァネッサ > ( 四方から迫る爪など気にすることもなく、足を進めていく。 襲い掛かる爪は少女の身体に突き刺さっていく。 ) ――ぅぐ … ( 痛みに鈍いせいか、最初に感じたの異物感だった。 身体に何かが侵入してくるような感覚。そして、その後を追いかけてくるように鈍い痛みがじんわりと広がってくる。 ) ―――ちょっと、痛い…けど、痛くない! ( 右の拳を握り締めて、真っ直ぐと蜘蛛を見ている。 蹴りを放ったときほどの威圧感はないが。 ) ――まずは、さっきの糸の分!! ( その言葉と共に、拳を全力で蜘蛛の顔面に叩き込もうとするだろう。 ) [Sun 4 Apr 2010 01:56:17]
ヴァリス@夜魔 > ( ぜぇ、ぜぇ、と息が荒い。今、どうして自分は生きているのだろう。 と思う。 目の前がぼんやりとしている。 ごろん、と転がされたのは怪物が己を放ったからだと思った。助かったのか。良かったのか。安堵したのか。よくわからない感情がぼんやりと浮かんでは消えていく ) ははは かっこわる。     結局殴りあっただけだもんなぁ ・・・・・ 僕は。 ( 笑って、地面を掻いた手が血で滑った。ああ、結構血を流したな、とぼんやりと思った。 後はもう――カリンの戦いを見るので精一杯か。 カリン。無事かな。 勝てるかな。 生きててほしいなぁ。 なんて、ぼんやりと思いながら、戦いの行く末を眺める ) [Sun 4 Apr 2010 01:47:48]
禍蜘蛛 > ギニャアォゥ!! ( その最後の力を振り絞った膂力に、先程から大きなダメージを負っている蜘蛛は悲鳴を挙げる。両腕はマトモに動かず、目も数多く潰された。しかしそれでも残り四本の爪と三つの目は健在だ。まだ。まだまだ戦える。戦える限りは戦い続ける。 ) グゥッ……! ( 力の抜けた男から手を離し、再び蜘蛛と女は対峙しあう。殺す。この女は殺す。その三つの目は爛々と光り殺意に色を焦がし。 ) ゲァァアッ!!! ( まだ動く四本の爪が、文字通りの四方から彼女を今度こそ串刺しにせんと襲い掛かる!! ) [Sun 4 Apr 2010 01:39:20]
ヴァネッサ > ( 糸の束縛を解くのに身体の限界まで力を込めたせいで、全身が痙攣しているような感覚がする。 それでも、動かなくてはいけない。 彼からあの蜘蛛を引き剥がしてやらなきゃならない。 彼の背中を突き刺している蜘蛛に怒りが頂点に達してしまいそうになるが、それでも冷静にならなきゃいけない。 冷静じゃなくなったら、もう人ではない。 さっきの彼の言葉、今の頭を寸でのところで繋ぎとめている。 ) ―― ヴァリス! わかった…、わかったからッ! だから、もう喋らないで! ( 背中から血を噴出させている彼を見て、悲痛な叫びにも似た声をあげて。 もう、わかった。 彼は示してくれた。 だから、今度は自分だ。 ) ――バトンタッチだ…化け物。 歴戦のプロからド素人にね…。 ( まだ彼と交戦中の蜘蛛に向かって、静かにただ暗闇の中しっかりと聞こえるように告げよう。 ) 私達の第二ラウンドを始めよう。 ( 拳を握り締めて、蜘蛛へとゆっくりと近づいていこう。 頭の中は冷静でいることに総動員させる。 蜘蛛の攻撃を避けるなんてことを素人の私が考えたってしょうがない。 倒すなら、多少のダメージなんて気にしていたら駄目だ。 プロじゃないなら、気力でカバーすればいいんだ。 ) [Sun 4 Apr 2010 01:29:24]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが入室されました。 [Sun 4 Apr 2010 01:29:09]
ヴァリス@夜魔 > ―――戦って 戦って 獣のように戦って   なにが残るって言うんだ。   犯人 見てる?         わかるか?   同じだろ。 何かのために戦ってるんだ ( ぜぇ ぜぇ と息が荒い。 痛みが半端無い。殴っていた拳も弱弱しくなっていき、やがてぺちぺちと悪戯に潰した複眼を叩く程度の力になってもなお―――青年は戦うことを諦めない ) あんたは    俺たちを何かから解放しようとして 戦ってるのかもしれない。 自己満足で戦ってるのかもしれない。 保身で戦ってるのかもしれない。 正義のために戦ってるのかもしれない。   だがな。     守るべきもんを殺して  仲間を殺して     何を守るっていうんだよ。   守るもん、壊してどうするんだよ。 ――――なぁ   カリン ( ぜぇ ぜぇ と息は怪しい。青年はそれでもふんじばって、蜘蛛の両手に手を伸ばし、無理やり引きちぎらん勢いで力を込めようか。 みしみしと音を立てるのは――たぶん、己の背中。血を噴出させているのは、己の背中だろう。  今、どれだけの力が自分にあるのか、青年はわからない。もしかしたら、蜘蛛男の膂力に青年は負けているのかもしれない。いや。もう負けているのだと思う ) 君は――守るんだろ。人間を。助けるんだろ。命を。だったら―――化け物(フリークス)の力なんてアテにしないで。化け物(フリークス)を殺せるのは『ヒト』だけなんだよ。 ( がくん、と青年の力が抜けていく ) [Sun 4 Apr 2010 01:18:20]
禍蜘蛛 > ギニャアアアア!!! ( 更に瞳を潰されていく。八つあった目は既に半分を下回り、残りは三つとなっている。しかし蜘蛛は突き刺す爪の力は意地でも緩める事はなく、傷口を抉るように動かしていき、その光景はただただ凄惨な命の削りあいだ。 )  ( そのような状況。常人ならばほどけぬ拘束が、こうも早く破られるとは思いも至らず余裕もない。女が拘束から抜けようとしていることには気付かず、目の前の男を殺そうと躍起になっており。 ) [Sun 4 Apr 2010 01:06:58]
ヴァネッサ > ( 彼の言葉に糸を解こうとする動きが一度止まる。 人として戦わなきゃいけない。それがすぐに頭の中で理解できるほどに、頭の出来は良くはない。 だから、何か悶々とした変な靄で胸の中に残る。 理性を保ったまま、使う吸血鬼としての力はダメ。 剣や拳での戦い。それは、今の段階では素人同然だ。訓練はそれほどしていなかった。何故だ、無意識に吸血鬼の自分を頼ってしまっていたのだろうか。 甘かった、か。 ) ――――――ッ。 ( 視界の中で繰り広げられる彼と蜘蛛の戦い。 そして、映りこむ蜘蛛の爪が彼の背中に突き刺さる光景。 ) あ、ああ…。 ああああああああああああああぁ!! ( 声、叫び、慟哭。 もう一度、全身に力を込める。 普段軽々と振るう筋力以上を出そうと、筋肉が普段よりも一瞬、膨張していく。 全力の力で糸を弾け飛ばそうとしよう。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:58:43]
ヴァリス@夜魔 > ( 痛みに歯を食いしばり、慣れぬ拳で突っ込み、剣はただの道具(ツール)であり、必要なのは「どうやって戦うのか」ではなく「なんのために戦うのか」を示したかった青年は。 ――――刹那、化け物の複眼を潰した感触と共に6本の牙が己の革鎧越しに突き刺さった感覚に――思考が破裂し、白光蒸発した。声にならぬ絶叫を響かせ、それでもなお青年は怪物の複眼に拳を再び振り下ろさんとしよう。たとえ、この場で己の命が尽きようとも。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:36:56]
ヴァリス@夜魔 > ( だから ) [Sun 4 Apr 2010 00:36:22]
ヴァリス@夜魔 > 勝ち負けじゃないんだよ、カリン。君が進もうとしている道は。勝てば正義だとか、そういったものを超越した幻想と理想が相重なった――(浪漫)の向こう側にあるんだ。本能に従って、動物のように戦っちゃダメだ。カリン。人として、戦わないと ( 義を持ってなんとするか。 人は何かのために戦う。命のため、忠義のため、守りたい何かのため。 人を守りたいと。 罪滅ぼしをしたいと願うなら、彼女の戦い方は間違っているのだと、青年は思う。 本能に任せた戦い。 動物としての戦いなんて必要は無いのだ。 世に言う騎士道であったり、武士道であったり。そういったものには戦うための何かが必要だ。 何かが決定的に存在している。 その場の感情の高ぶりとか。 その場の勢いだけで戦ってはダメだ。 そういうのは―――金に汚い戦場の傭兵(フリークス)にだけ任せればいい。 中々できないものだ。そういった騎士道とか武士道に通じる戦い方は。 だけど、罪を贖うというのを目的に。その十字架を背負って生きていくと決めた彼女には――そうやって戦ってほしかっただけだ。 ) お、お、おおおおおおおおおおおおおおおお! ( 雄叫び。わき腹の痛みに歯を食いしばりながら、青年は突っ込んだ。 少女に戦わせたくなかった。 以前と同じように高揚し、熱し、戦おうとした彼女を諌めたかった。――――止まるわけには行かなかった。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:36:11]
禍蜘蛛 > ( 最も厄介な相手の動きは封じられた。これで――――― ) ギャァオッ!? ( しかし先程まで捕縛していた青年に殴り掛かられる。不意討ちのその一撃をマトモに受けてしまう。 ) ギィィィィッ!! ( 殴り掛かられる程の密接距離。青年の腕力で殴られればダメージは決して小さくない。複眼のいくつかを潰され蜘蛛は憤激の声を挙げて、その鋭く尖った六本の爪で彼を抱き締めるように力強くそれらを青年の背中に突き刺そうとする。マトモに抱き締められてしまえば、串刺しの死の抱擁が完成だが果たして。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:25:32]
ヴァネッサ > 化け物。 今の私が化け物? ( 視線が蜘蛛から彼へと移る。 どうして。彼が危険だと思ったから、助けたかったから、だったのに。 私はまだ人だ。人なのに。 ) ――――あ ( 一瞬の思案が反応を鈍らせ、蜘蛛の吐く糸に捕縛される。 ) 私はまだ人だ… ( 捕縛されたまま、地面に仰向けに倒れこむ。 呟きと同時に全身に力を入れていくが、粘着性のある糸はそう簡単には解けない。 ) 考えなんて、ないんじゃないかッ ( 糸の捕縛から逃れようと、身体を動かすが、まだ解けない。 その間にも、素手であの蜘蛛に挑みにいく彼が見える。 何も持たずに良くなんて無謀だ。 頭の中は、もう普段のものに戻っている。 いつもの状態に戻ったとしても、それでも素手なら彼よりも自分の方がまだやれるはずだ。 早く、早くこの糸を解かないと。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:15:53]
ヴァリス@夜魔 > ( 使うは拳。使わぬは剣。 遠くに放られたままの剣を使うより、拳という手段でもって踊りかかったのは単に速度を重視したからだ。 剣を拾いにいってる時間は無く、その時間を使うぐらいならば、拳を使ってでも畳み掛けたほうがいい、と青年は考えたからだ。それが、不慣れな行動になってしまったのは――出血と興奮の中で判断力がわずかに鈍っていたのも、あるかもしれない ) [Sat 3 Apr 2010 23:53:03]
ヴァリス@夜魔 > ( 青年は静かに貴方のほうを一瞥し、ただ口を一の字に結んだまま。 ) 化け物(フリークス)を倒すのに化け物(フリークス)になる必要は無い。人間性を失って戦うことが君の目的に繋がるとは思わない。 ( それは、意義の問題だ。人を殺してしまったという罪を、咎を贖うというならば、それは人として戦わなければならない。化け物が化け物を倒したところで、それはただの「戦い」でしかない。 ただ、無差別に、無作為に、暴れたいから暴れる。 「人として」では無く「人を助けるために」という目的のみを求めるならば、なるほど、道理だ。だが、 ) 君は人のために戦ってなんとする。ただ、人の利益のために戦うというなら、それは「罪滅ぼし」にはならない。 君が求めているのは、「結果」でしかない。そんなものを僕は罪滅ぼしだとは認めない ( ぐ、と青年は思いっきり土を踏みつける。わき腹の痛みがいよいよを持って悲鳴をあげはじめるが、奥歯をかみ締めることで黙殺する。しかし、脂汗まではかみ締めることも、我慢することもできなかったが、それでも飛び出すのには十分だった。そのまま、蜘蛛の化け物へと踊りかからんとしようか ) お前らが手に掛ける者達の中に友人がはいらないうちに。娘が食われないうちに。なにより ――― ( この、くそったれな傭兵の ) 生活と金のために――君に僕はケンカを売る ( 故に、少女に吐きかける蜘蛛の糸は意識の外であったし、直接的な害が無いことは身をもって知っていた。狙うは蜘蛛の複眼だ。 無論、青年自身もぬかるみと傷で動き自体は重い。重いが、声にならない雄叫びをあげて封殺し、突進しようか ) バトンタッチだよ、化け物。化け物から肥溜めの傭兵に。 [Sat 3 Apr 2010 23:48:57]
禍蜘蛛 > ギゥッ……… ( ――――屈辱という言葉を知っていたとしたら、声を大にしてそう叫んでいたであろう。そんな気持ちに支配されながら、しかし追撃の手は来ない。 ) ――――カハァッ!! ( 何故か立ち止まり会話を交わす連中。それを好機だとでも思ったのか、その手負いの蜘蛛は女へと狙いを定め青年も捕らえられた蜘蛛の糸を吹き付ける! )( 粘着性に富んでいるその糸は一度捕まえられれば脱出は手間だろう。しかしその動作の機敏さ、糸の速度事態は先程の攻撃よりも尚遅い。 ) [Sat 3 Apr 2010 23:45:57]
ヴァネッサ > ( 確かに蹴り飛ばした感覚を感じれば、ゆっくりとした足取りで蜘蛛が吹き飛んだ方向へと進んでいこうとするが、その間に割って入ってきた彼を見て、足を止めて。 ) ――どいて。 まだ動けるかもしれない。 ( 視線は彼の奥。 蜘蛛へと向けられている。 もし、まだ動けるなら危険だ。 トドメは刺さなくても、せめて動けないようにしないと。 ) ――それとも、何か考えでもあるの? ( 視線はそのままに、彼へと問いかけよう。 蜘蛛への警戒は続ける。手負いほど危険だと、頭の中では警戒音が鳴り響いている。 ) [Sat 3 Apr 2010 23:28:47]
ヴァリス@夜魔 > ―――― ( すぅ、と目を細めた青年は一息。痛みに歯を食いしばる。 ぐっ、と力任せに蜘蛛の糸を破くのは、はたして蜘蛛のダメージが関係していたのか関係しているのかは定かではない。振り出したいた雨はいつからかやみ、ぬかるむ土を踏んづけ、青年は束縛から逃れると、突進しようか。怪物に? 否、怪物と怪物の間にだ。剣はない。どこかへと転がしたままの剣などあてにせず、ぬかるみの滑りを利用して間に入ろうか。じくじくとした痛みを訴えるわき腹は汗と雨以外の水でわずかに濡れている。血液だ。対した量ではないが、痛いことには変わりは無い。が、それすらも意識の範疇の外であった ) [Sat 3 Apr 2010 23:18:49]
禍蜘蛛 > ―――――ギギッ!!? ( 驚きに八つの目が見開かれる。踏み込んだのはこちらが先。そして突きを放ったのもこちらが先だし、リーチの差が明白なのは語るまでもない。――――けれど先に届くのは女の前蹴り。 ) グァァッ!? ( 何が起きているのかが蜘蛛には理解出来ていない。先程の女のように―――――いや、それを凌駕する勢いで壁に激突する蜘蛛は苦悶の声を漏らす。カウンターでまともに相手の一撃を喰らい、そのダメージは大きい。 ) [Sat 3 Apr 2010 23:11:21]
ヴァネッサ > ( 気持ちが高まってきた。 あの蜘蛛はなんだ?大切な人を傷つけようとしているじゃないか。 許せるか?許せないよなァ。 ) ―――フン ( 彼の声が聞こえるが、それよりも目の前の蜘蛛だ。 意識はもう一度こっちに向いてくれた。 人間以上のスピードで突っ込んできているようだが、向かってくるならば迎え撃ってやらなきゃいけない。 ) 遅い! ( カっと眼を見開いて、突っ込んでくる蜘蛛に乱暴に足を前方に突き出す、喧嘩蹴りを見舞おうとするだろう。 その最中、彼の声が聞こえる。 あれが聞こえるってことは、まだ私は大丈夫だ。 十分に戻れる。 だから、安心して。そう、心の中で呟いた。声には出さない言葉故に彼に届かないだろうが。 ) [Sat 3 Apr 2010 22:59:14]
ヴァリス@夜魔 > じゃなくて! さっさと逃げるか援軍を! ( よ、叫んだところで気づく。違う。 と気づく。 行動として、カリンは今、何をしようとしている。 ゴロゴロと転がった先、青年は糸の束縛から両手を引き抜き、両の手を地面に突いた。顔をあげる。化け物の背。そして、はるか向こうに見える。カリンの――――目  ) ―――――んのバカッ! ( カリンがどのような戦闘スタイルを持っているのか、青年はよく知っている。ちくしょう。あれじゃ危険だ。カリンが危険だ。あのままではカリンは――暴れることしか考えてない。化け物の命は――この際置いておこう。半殺しにすれば主人の元へと逃げるかもしれないが、それよりもなによりも。 あの子を止めないと。 ) 何を考えてる! 今、やらないといけないのは! そうやって戦うことじゃないだろ! ( 体に巻きついている蜘蛛の糸を引きちぎりながら青年は叫んだ ) 間違えるな! お前は化け物になって化け物を退治することが目的じゃないだろ! ( ちくしょう! わき腹いてぇ! じくじくとした痛みが咳になった ) [Sat 3 Apr 2010 22:45:26]
禍蜘蛛 > ( さっさと黙らしてしまおう。生きているより死体を運ぶ方がやはり楽だ。 ) ――――ギィッ!? ( そしてゴロゴロ転がり回る青年にまた一歩近付いた足は、再び彼女の声で止まる事となる。 ) ―――……  ( 何度か目を覚ますように自分の頭を叩く女。そして徐々に蜘蛛は何かに違和感を覚え始める。 )  ( その違和感が何かは知らぬ。ただ動けぬ的より立ちはだかる餌だ。蜘蛛は立ち上がる相手に半身を前に出すように構えて。 ) シィヤァァァッッ!! ( 先程と変わらぬ踏み込みの速度で襲い掛かる!串刺しにしてしまえばまた立ち上がられるような事もあるまい!両腕六本の爪が相手を貫かんとする! )   [Sat 3 Apr 2010 22:39:57]
ヴァネッサ > ( 瓦礫と砂埃を払いのけながら、よろよろと立ち上がる。 蜘蛛の背中が見える。背中が見える?じゃあ、何だ。あれは彼の方に向かってるってことじゃないか。 それはダメだ。それはまずい。 ) まだやれる! ( お腹に力を入れて、もう一度注意を引きつけようと蜘蛛に向かって叫ぶ。 身体中、廃墟の瓦礫による擦り傷や切り傷だらけだが、骨には無事だ。まだやれる。 ) ――――。 ( 自分の頭を横から何度か叩く。目つきが徐々に鋭くなって睨み付けるようなものに変わっていくだろう。 余計な考えを外に出してしまおう。頭で考えてたら追いつかない。 素人がいくら考えても、変に動きが遅くなるだけだから。 少しだけ、本能に一部を任せよう。 ちょっと、怖いけど考えながらやっていたら、多分勝てない。 ) [Sat 3 Apr 2010 22:24:28]
ヴァリス@夜魔 > なんで出てきちゃうんだよー! あのまま尾行してくれれば犯人の隠れ家がわかったのに! ――って、うおおおう!? 大丈夫!? 最近血飲んでたっけ!? ( あわわ。慌ててもう片方の腕を引き抜こうとあたわたしたところで――・・・・・化け物の意識が此方に向いたことに青年は気づいた。 ) あ、えーと、あのー・・・・・ ( ちら、とカリンが突っ込んだ廃墟のほうへと視線を向けてから、化け物のほうへと視線を戻そうか。カリンなら大丈夫だろう。再生力だって半端ないんだから。  ) えーと、すみませんでしたー・・・・あはははは・・・・・ ( 腕を元に糸の中に引っ込めてみた。拘束が緩いのだから、いざって時にすぐに出せるだろうけど。「うはははは」と乾いた笑い声をあげながらゴロゴロと転がろうか。逃げ逃げしつつ、もう片方の手の拘束が緩まないか試行錯誤してみる ) [Sat 3 Apr 2010 22:10:13]
禍蜘蛛 > ( くぐもった悲鳴の音と爪に伝わる感触に蜘蛛の面相は愉悦に歪む。さあこれで死んだだろう。後はその柔らかな肉を貪り尽くし吸い付くし―――いやその前に主命を果たす事が優先か。あの捕獲した男を持っていくか。しかし折角の獲物が他者にかっさらわれるのは嫌だ。取り敢えずはあの女の死体も持っていかなくては――― )( 油断と慢心のフルコース。ただの人の雌だと思っているためにそう勘違いしているのだが。 ) …………ギッ。 ( 声がした方を振り返る。拘束が緩かったか?もう面倒だ。頭さえ無事なら他は無用だし、この場で息の根を止めようか。 ) ( 女に背中を向けて、束縛から片腕を抜け出している男へと一歩踏み出す。 ) [Sat 3 Apr 2010 22:03:01]
ヴァネッサ > ( 彼の方は気になるけれど、まずは目の前の蜘蛛の意識が自分の方へと向いているから、すぐに危険なことになることはないだろう。 )     ぁ ( 動いた。動いたら、スピードは見えないこともない。 蜘蛛の横凪もなんとか見えてはいる。見えたら、どうするんだっけ。 えっと、守るじゃなくて、避けるんだ。そう、避けなきゃ。 ) ―――えっ? ( 蜘蛛が向かってくるまでに頭の中でようやく結論が出たときには、すでに身体を凪ごうと蜘蛛の腕が向かってきている。 後ろに跳べば、避けられるか。そんなことを考えて実行に移そうと思った瞬間、彼の声が耳に入ってきて、意識が反射でその声の方へと向けられる。 その結果、 ) ―――グバァッ! ( 止まってしまった身体は、蜘蛛の横凪を受けてそのまま吹き飛ばされ、近くの廃墟のような建物へと突っ込んで、身体の奥から押し出されたような声が漏れる。 ) ぅぐ ぅ ( 瓦礫の中で、倒れこんだまま、すぐに起き上がる気配はない。 元々、戦いの中に身を置いていなかったからか、判断の一つ一つが遅い。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:51:29]
ヴァリス@夜魔 > ん・・・・んんっ ( ねばつく! ねばつく! とても気持ちが悪い。 ぐにぐにと動き出して、片腕だけ出すのがやっと。気がつけば少女に突撃を始めた化け物の様子が見えた。口元についた蜘蛛の糸をどうにか取るぐらいがやっとだ。美味しい空気。開口一番 ) カリンのばかぁあああああああああああああああああ! ( 叫んだ。叫んで、ごろんごろん転がった。先ほど打った頭に大声は辛かった。ズキズキ ) [Sat 3 Apr 2010 21:40:41]
禍蜘蛛 > ( 所詮は化け物。人の言葉も解さない。その知能は精々が主命を認識するのが精一杯である。 )( ニィッ )( 蜘蛛はその異形を歪める。召喚者が傍にいる時は実に窮屈であったが、今は縛られることなく自由だ。どこから喰らおうかと考えるだけで愉悦が収まらない。 ) シィィィッ!! ( そして先に動いたのは蜘蛛。人の素早さを凌駕している程度の速さで踏み込むと、その六本の爪のうち、左半分側の三本を鋭く横薙ぎに振るう! )( 粘着性の強い蜘蛛の糸。しかし青年の縄脱けは容易くはないが、捕まえられた瞬間に予め備えていたのならば決してそれは不可能ではないだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:36:16]
ヴァネッサ > ( 前に化け物がどんなのかっていう話をしたけど、その時の例え話並に気持ち悪い。 ) あ、こらッ! 蹴飛ばすな! ( 臨戦態勢を取る蜘蛛に対し、素人丸出しの形だけのファイティングポーズを取る。 言葉が通じないみたいだけど、これは倒すしかないのか。 ) ―――ぅぅ ( どうしよう。 いざ構えてみたものの、戦うなんて久しぶりすぎてどうすればいいかわからない。 しかも、相手は得体の知れない化け物。 戦いの素人には次の動きの予測すら立てられない。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:26:44]
ヴァリス@夜魔 > ( 蹴り飛ばされた青年は成す術も無くごろごろと転がってスラムの壁に頭から激突した ) んーっ! んんーっ! ( 抗議の声をあげるかたぶん届かないだろうな! ―――とりあえず、青年は少女のことを非難がましく睨みつけながらもそもそと蜘蛛の糸から脱出できないかれっつチャレンジ! 広げていた肘を戻して、隙間ができるかやってみる。ごそごそ ) [Sat 3 Apr 2010 21:23:08]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 『痛い!』 [Sat 3 Apr 2010 21:21:26]
禍蜘蛛 > ( この怪物が喰っている訳ではないので厳密には犯人とは違うが、だからといって危険な存在である事に大差ないだろう。 )( こちらに指差しているのは華奢な女だ。これは関係ない存在――――なら捧げずとも自分自身の餌としても構わないだろう。やはり肉は柔らかい方が良い。丸かじりで骨すらも残さない。 ) シッ! ( 確保していた青年を、戦闘の邪魔になってしまいそうなので背後に蹴り飛ばす。食べ物を粗末に扱っているようだけれど問題はない。後でスタッフがしっかりと美味しく頂く予定だ。 ) シャアアァッ…… ( その蜘蛛は節くれだった人の腕を模したような六本の爪を構えて臨戦体勢を取るだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:15:34]
ヴァネッサ > ( 拘束されている彼の顎ジェスチャーは伝わらず、必死になっている姿が余計に今の状況がとてもピンチなものなんだと煽られているように思えてきて。 ) ――彼を放せッ! ( 言葉が通じるかどうかなんて、考える間もなく、脊髄反射でずびしと拘束されている彼を指差して言い放とう。 これが噂の脳喰らいの犯人なのだろうか。 犯人だったら、やっぱり食べるつもりだったのだろうか。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:03:19]
禍蜘蛛 > ( 捕まえるべき物はこうして手の内の中にある。ならば後は粛々と契約をこなしていくのが使役される者の立場。しかしその歩みを止める叫び声が夜の帳を切り裂いた。 ) ―――――!? ( 面倒な事になるか。いや構わないか。むしろ心ゆくまで暴れる事の出来る都合が出来たではないか。 ) [Sat 3 Apr 2010 20:54:33]
お知らせ > ヴァネッサさんが入室されました。 [Sat 3 Apr 2010 20:48:59]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが来ました。 [Sat 3 Apr 2010 20:12:23]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが入室されました。 『昨夜の続き。』 [Sat 3 Apr 2010 20:05:04]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが退室されました。 『( 包帯ぐるぐる蜘蛛の糸ぐるぐる。僕は今夜もお姫様? )』 [Sat 3 Apr 2010 03:28:52]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『( 一度夜闇の帳は落ちる )』 [Sat 3 Apr 2010 03:24:24]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが帰りました。 [Sat 3 Apr 2010 03:22:34]
禍蜘蛛 > ( 蜘蛛は無知である。故に恐れを知らず、そしてそれは驕りを生む。蜘蛛は生涯最初で最後のそれを知る事になるであろう。恐らくは。 )( そして時計の針は暫しその動きを止める。 ) [Sat 3 Apr 2010 03:22:23]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが来ました。 [Sat 3 Apr 2010 03:19:19]
夜魔 > ( まあ元々決まった塒もない生活。そして穏便な解決方法などイカれた怪物にあるわけもないのだが。 ) シャアアッ!? ( まてぇい!と叫ばれた蜘蛛男は一体どこから!?といったように驚きに足を止めると辺りをキョロキョロ見回したりなどしている。 ) [Sat 3 Apr 2010 03:10:49]
ヴァリス@夜魔 > あ、あれ? おっと、言葉通じた?! いやぁ、話してみるもんだ! ( 本当は通じてないけどね! ともあれ、これであの狂人ともう一度会話をして――どうにか事が穏便に運べばいいなぁ、なんて楽観していたところ、 ) ちょ、まった! その嫌な間接キッスはやめ゛――・・・・・むぅー! ( 口が塞がれた。僕の唇が奪われたああああ! と、頭を抱えようとして――抱えられなかった。ぅー、と涙をぼろぼろ流しつつ・・・・。でも、作戦成功? なんて、思った矢先―――あー・・・・・ ) ぅぅうううううううううう!! うー! ううっ!! ( ぶんぶんと首を振ろうか。どうせ「う」しか言えないんだから、命惜しさに叫んでるだけだと思ってくれるだろうけど。あの子は―――――っ! 首をぶんぶん振って、ふんふん! と顎で物陰を指そうか。 隠れて、ついてきて、危なくなったら助けてくれれば! ――犯人に肉薄できるのに! これ、めっちゃ貴重なチャンスなんですよ!? ―――って、伝わらないんだよねー! なんて、心の中で顎だけジェスチャーが伝わることを期待しつつ、涙を流した。 ) [Sat 3 Apr 2010 03:00:48]
ヴァネッサ > ( 向かった先で最初に視界に入ってきたのは、奇妙なシルエットを持つ人影だった。 ) ――なにあれ … ? ( その人影が見えるところまで近づけば、一度建物から降りて地に足を付ける。 その疑問も徐々に距離が近くなれば、解けていく。 暗闇でも十分に見える眼が捕らえたのはファンタジー小説から飛び出してきたみたいな蜘蛛男。 ) ( そして、その蜘蛛が引きずっているものが視界に入れば、顔色を変えて。 ) ―――ま、ま … 待てぇぇい! ( 慌ててながらも、咄嗟に出来るだけ大きな声で、呼び止めようとするだろう。 何か変な言葉遣いになってしまっているような気がするけど、気にしない。 必死なんだ。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:55:30]
夜魔 > ( 拘束完了。相手の無力化に成功―――と自らの糸で絡めとった蜘蛛はそう判断した。 )( これが夜魔であったのならば違う判断を下したのかもしれない。あるいはこの場で殺害して頭蓋を割り脳を啜ったのだろう。しかし蜘蛛にとってはこうなれば、後は主の所へ連れていくだけだ。いつ殺すかどうかは主が判断すること。 )( 戦闘能力の代わりに判断力を失った蜘蛛は、そのままその餌を乱暴な手つきで地面に引き摺るようにして運び始めるだろう。その際に騒がれると面倒だからと、その口にも蜘蛛の糸を吹き付ける。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:48:02]
ヴァリス@夜魔 > ( まだ、それが打撃であったらどれだけ救いだったか。 打撃であれば、青年はまだ剣で防ぐこともできただろう。 鎧でダメージを減らし、反撃を試みることができただろう。 だが―― ) 口から蜘蛛の糸かよ! まったく――嫌な生き物 ( と、青年は苦笑いを浮かべた。 防ぎきれなかったのは明白。軽減することはできただろうが、蜘蛛の糸ではどうしようもない。できるのは、肘を張って拘束されても隙間ができるようにするぐらい、か。 だが、逆に言えばこれは相手の根城を突き止めるチャンスなのかもしれない。 そう、思えばどうにか好機も見えてくるというものだ。 もっとも――― ) こんな、聞きかじりの縄抜けで拘束が緩むなら、いいんだけど ――― ( ああ、と夜空を仰いだ。 まあ、いいさ。死んだとしても、十分すぎるほどに生きた。 この世界に子供だって残せた。 友達も少しはいた。 死んだとしても悔いは残らない。 ああ、不思議だ。カリンの顔が見えるような気がする。 ) 後生だから、ご主人様ともう一度話したいので拘束したまま連れてってくれません? あの、やっぱりあれでしょうか。 んな危険なマネできるかゴラァという感じでこの場で殺して頭だけ持ち帰ったりするんでしょうか? HAHAHAHAHAHAHA ・・・・・・・ 地味に肋骨いてぇえ! ( なにやってるんだろ、僕 ) [Sat 3 Apr 2010 02:39:29]
ヴァネッサ > ( 建物から建物へと飛び移り、時折足を滑らせて落ちそうになりながらも、確実に騒ぎの中心だったと思われる場所へと近づいていく。 やっぱりこういう風に自由に飛び回ることの出来る旅に出るときに用意した服はいい。 ) そろそろ、かな ( 行った先には件の怪物がいるのだろうか。いたとしたら自分はどうすればいいのだろう。 両手に鉄甲はつけてきているけど、何かと殴りあうとか久しぶりすぎて、正直言って怖い。 相手の姿もわからないのがそれにさらに拍車をかけている。 だけど、やらなきゃいけない。だから、足は止めない。 到着:次ターン ) [Sat 3 Apr 2010 02:33:43]
夜魔 > ( 怪物に理性も知性もなく、ただ与えられた命令を暴力的に果たすだけ。頭を傷付けずに契約者の所へとこれを連れていく。目的はそれだけだ。他の部位があろうとなかろうと関係がない。 ) シャアアァッ! ( 怪物はゆっくりと近付いていくと、その歪に避けた昆虫の口元から粘着性の糸を地面に倒れ付す彼へと吹き付けるだろう。それは対象を絡めとる蜘蛛の糸。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:32:30]
ヴァリス@夜魔 > 神様じゃなかったらあれだ!「らりるれろ」だろ! 「らりるれろ」! 戦争経済という名の裏社会に根強い―――全然効いてないんですねー!? ( 化け物の「キシャアァァァァ!」という雄たけびと青年の「ぎゃあああああああああ!」という悲鳴が重なった。 なんて、やってる場合じゃないっ ) ちょ、まっ! やべ・・・・っ! ( ぶん、と振り回された怪物の腕がやけにゆっくりで ) 回避しないとっ! ( 踏鞴を踏んだ姿勢でからくも、砂で目潰しをしようとした欲が悪かった。そりゃそうだ。一つや二つ目を潰されても蜘蛛にはたくさんの目があるからだ。 だから、青年はどうにか後ろに体重を流れさせ、その怪物の一撃を受け流そうとするけれども、遅い。打ちあげてしまった右手は高く夜空を剣で差すだけだ。だから――青年にはどうすることもなく。 ただ、どうにかして地面とのサンドイッチではなく、どうにか吹き飛ばされるように身体の体重を向けるしかなかった。「ごふ」と肺から息を吐きだせられれば、青年はそのまましたたかにスラムの壁に背中から激突するだろう。意地でも離さなかった剣は握ったまま、埃を撒き散らしてどうにか姿勢を正そうとするが――はたして、化け物に次の一手を打たれては防ぎきれないだろうことは明白であった。 ) 強いなぁ・・・・・ まったく。 どんだけの魔術師やら学者やらの脳みそを食えばこんな化け物を召還物扱いできるんだよ ( 愚痴った ) [Sat 3 Apr 2010 02:22:22]
ヴァネッサ > (騒ぎを聞きつけて、建物の屋根から屋根へと飛び移りながらその騒ぎの中心に向かう人影が一つ。銀色のポニーテールが馬の尾のように流れる。出来ることなら一直線に行きたいが、飛び乗っても平気な建物を選んで移動しているせいか、ジグザグとしたルートで向かうことになってしまっている。 到着まで2ターン ) [Sat 3 Apr 2010 02:13:20]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『騒ぎを聞きつけて』 [Sat 3 Apr 2010 02:12:54]
夜魔 > 神  違 。そ すらもこの世 箱庭。僕も貴様も奴もアイツもすべてはただの玩具物に過ぎない。 ( 狂人の言葉は所詮狂ったもの。まともにその意味を考えるだけ損であろう。 )   だな。少 疲れ 。大人し 喰  ろ。 ( そうして化け物は夜の闇に消えていこうとするだらう。後に残されたのはただその化け蜘蛛だけである。 ) ( キシャアァァァ!! ) ( その勢いをと切らせることなく金切り声をあげて、更にもう片腕を押し潰さん勢いで振り回す。どうやら砂の目潰し程度では大して怯む事もなかったようだ。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:12:50]
ヴァリス@夜魔 > ――――・・・・色々と神話は読んでるけどね。暗黒神話だ創世神話だなんだってね。でも、それがどうした。 たとえ世界が――えーと、監視? されていようと、たとえば僕らが幻だろうと神様が目覚めたら泡沫に消えようと、僕らは生きてるんだ。だからまあ――あれだ。神様に敵対しても人間を殺すってのは戴けないと思うよ。皆で考えれば違う答えもでるかもよ? あーっと、うん ずいぶんと流暢に喋ったけど。君は今のでどれだけ食べた分を消費したのだろう? ( なんて、ヤマを張ってみるがどうだろうか。 吸血鬼が吸血するのは生きるためだ。生命力だ。 そして、どうも考えうるに――この狂人は「なにか」に「監視されている」と盲信してるんだろう。あまつさえ、「監視している何か」が牙を剥く(?)と思っているのだと、青年は考えた。言葉だけを聴けばそう考えられるし、「監視者をどうにかしよう」として、有識者の脳を喰らい、方法を探しているのだろう。 と、言うのがこの狂人の犯行動機だと青年は思う。誰かを救うための善良な狂い方、というのだろうか。ともあれ、「流暢に喋る」という体裁と「不恰好に喋る」という体裁をとっているのは流暢に喋ると何か不都合があるのだろう。それは何か? 「ある方法」を探す狂人が失いたくないもの。 それは「方法へと至る材料」。 つまりは知恵であり、知識ではないのだろうか? つまりは脳を食べて得た「何か」ではないのだろうか? ) なんか、僕の脳みそを気に入ってくれたみたいで! ( 横薙ぎに奮われた一撃を青年は大剣でいなそうとするが――あまりの迫力に一歩怖気ついてしまった。 経験の薄さ。 平和ボケの代償。 ガン、と爪と衝突した次の瞬間にはわずかに踏鞴を踏んで一歩下がってしまう。 攻撃を防いだとしても次の一手に持っていけないのが歯がゆかった。 できたのは、悪戯に爪先で抉りとった砂を化け物に頭部へと向けてひっかけようと空蹴りを放つ程度だった )  [Sat 3 Apr 2010 01:43:31]
夜魔 > ( 平和的な解決を。そう言われた時にその黒の化け物はふと反応した。 ) ――――馬鹿が。だからだから馬鹿で無知で愚劣なのだ!そうこの世界は奴らに監視されている。いや監視だけじゃないあいつらは僕らを※※※※※いやそもそも僕らは※※※※※―――――あぁぁぁっ何故だっ!どうして誰も気付かない!!だから!だから僕は何としても何としても見つけなきゃいけないんだその方法をそうじゃないと僕は!僕たちはっ!! ( 完全に狂っている者に対話をするだけ無駄か。途中発音になっていない金切り声を挙げた化け物に呼応するかのように、禍蜘蛛と呼称されたそれは襲い掛かると、その手―――というよりは爪を裂くようにして横なぎに振るう。 ) 頭は傷 けるな 。こぼ なよ。僕 行 。ち  と持っ く が い。 ( ―――そして化け物本人は踵を返してその場から離れようとするだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 01:27:57]
ヴァリス@夜魔 > ( 大振りな包丁 → 大振りな包丁をそのまま大きくしたような剣 ) [Sat 3 Apr 2010 01:09:06]
ヴァリス@夜魔 > 禍蜘蛛――・・・・・? ( なんだろうか。その名前。 どこかで聞いたことがあるような、無いような。 何かの小説で読んだのだろうか。いや、今はそんなことを考えても仕方が無い。大振りな包丁を構えた青年は静かに息を整え、気持ちを切り替える。目を開けた刹那――化け物の殺意に飲まれそうなものを必死に抗い、闘志を正面から激突させようか。 )  ―――んな頭を良くしてどうする。頭がいいと不幸な事しかないよ。神様が人間に与えた呪いこそが「知」なんだよ ( ぶん、と剣をふるい、一歩を踏み出してから青年は静かに問いかけようか ) 一つだけ確認。この事件、君が主犯ならば話し合いに応じ、平和的解決で終わらせる気はある? ( なんて、戦闘姿勢をとってから問いかけるものではない。さて、あの蜘蛛はどうやって攻略するべきだろうか。やはり手足ではなく、ポピュラーに目からいったほうがいいだろうか。なんて算段を立てつつ会話で時間稼ぎを試みる ) [Sat 3 Apr 2010 01:08:16]
夜魔 > その憎悪晴らすべし。その思い遂げよ。汝忌み嫌われし咎背負いし者なりて―――『禍蜘蛛』よ。 ( その退く隙に怪物の詠唱は完成する。その目の前の空間が歪んだかと思えば、次の時には其処に化け物が出現した。それは大柄な人形の風貌をした、蜘蛛であった。二本の足と六本の手。八つの複眼を持つ不気味な面相は殺意に満ちている。 ) 喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう!!その知 知 知 知 我に寄越せぇぇぇぇ!!!  [Sat 3 Apr 2010 01:03:06]
ヴァリス@夜魔 > ―――えと? ( 何を言ってるのかちょっとわからない、と愛想笑いを浮かべた刹那。笑い出した。いよいよを持って、青年の警戒指数は突如の右肩成長を見せ始めた。景気もここまでよくなればいいのに。 ) ―――!! ( これは、魔術!? いや、召還術!? 言霊!? ホワーイ!? よくは知らないが、魔術に類する物だろうことは即座に判断、一歩、二歩目で軽く距離をとりながら、腰の剣を引き抜こうか ) 出た出た出た! なんかよくわからないけど怪しさ120%! 君があれか!? 最近脳みそを食いまくっているっていう犯人は! ( 構えをとろうとするが、間に合うだろうか? 青年は戦闘体勢へと移行しつつ問いかけようか ) [Sat 3 Apr 2010 00:46:02]
夜魔 > ( 獲物の方から近付いてきてくれている。それも警戒心もなしにだ。なんとまあありがたい。 ) クカ  カカッ。何 貴 は間 けか 鹿か。ま いい。僕も助か 。 ( 朗らかに話し掛けてくる相手に、その不審者はさもおかしそうに笑い始めた。そして虫食いの言葉を喋り始める。 ) 出でよ出でよ出でよ。其は蔑まされし者、疎まれし者――― ( そしてつっかえつっかえだった言葉とは対称的に、その声は流暢に明朗に響き渡る。―――それは召喚の言霊。 ) [Sat 3 Apr 2010 00:41:16]
ヴァリス@夜魔 > ――――? ( ゆっくりと、首をかしげた青年はやがて、何かの影に気がついた。ちょうど正面から歩いてくるのは――なんだろうか? 一見すれば、浮浪者のように見えるのだが、仮面が全てを隠してしまっていた。 仮面? ふと鉄仮面を思い出したがあれは相当派手な恰好してたからなぁ・・・。 友達だろうか? なんて考えながら、自分の仕事を思い出した ) あの、すみませんー。こんなところでなにやってるんですかー? ( と、明るさを滲ませて、人当たりのいい声で話しかけようか。巡回しているのだから、警戒されないように朗らかに接するほうがいいし、なにより―――青年は「自分は関わることは無いだろう」と半ば思っていた。 悪くも、それは人間の楽観であったし、戦場から長く離れ、家族というコミュニティに爪先から頭の先までどっぷりと漬かっていた青年は些か――否、かなりお気楽であった。そんな青年が無用心に貴方に近づこう。 革鎧と大降りな剣を腰に差しているとはいえ、即座に抜こうという意思はない。スラムなのだから、柄に手を掛けていてもおかしくないというのに、だ。平和ボケと言えば平和ボケである ) 最近ですね、この変で殺人事件が多いので危険なんですよー。一人でこんなところを歩くのは危険ですよー? [Sat 3 Apr 2010 00:31:32]
夜魔 > ( それは非常に怪しい人影だった。簡素な仮面と真っ黒なフードを頭からスッポリと被ったその姿は、悪く例えれば歩くゴミ袋じみている。 ) 近 。近 ぞ。 ( それは匂いに惹かれて裏路地へと入った。知の匂い。純粋な知識とはまた違うもの。これは知恵と言うべきか。そのような思いを抱きながら、それはゆっくりとした足取りで正面から歩いてくる。青年の目にもその姿が視界に入ってくるだろう。 )  [Sat 3 Apr 2010 00:24:35]
ヴァリス@夜魔 > ( 刹那、何か聞こえた気がして青年は立ち止まり、首をわずかに「ん?」傾げる ) [Sat 3 Apr 2010 00:17:46]
ヴァリス@夜魔 > ( かといって、未だに自分はその犯人と直接会ったことがない。 こう言ってはなんだが、このまま犯人となんら関わらないまま事件が終わるのではないのだろうか。そんな想像に「いいのか、わるいのか」と考えて苦笑した。 結局のところ、カリンだって外には中々でない。 一人で行動してるところを見たことがないので、この事件に関わる気はあまり無いのかもしれない。 ) ―――ともあれ、人を襲うにしてもそう人が多い場所で襲ったら返り討ちにあったり仲間を呼ばれるかもしれないから襲わないものなのかな ( ぼりぼり、と頭を掻いて思考を切り替えた。もう少し人気の無いほうを探してみようか。なんて思いながら青年は裏路地へと身を滑り込ませた ) [Sat 3 Apr 2010 00:16:45]
お知らせ > 夜魔さんが来ました。 『ひたひた。』 [Sat 3 Apr 2010 00:16:39]
ヴァリス@夜魔 > ( ひとえに、犯人の目的が有識者であることは間違い無いのだから、スラムで獲物を見つけるよりは暗黒街まで足を伸ばしたほうが有識者と称される人間を見つけやすいだろう。となれば、声に出したら失礼だとは思うが、スラムの人間で有識者を見つけるほうが困難なのだろうか。 ) そもそも、犯人の判断基準がわからないからなぁ ( どこまで頭がよければ獲物になりえるのか。どこまで頭がわるければ獲物になりえるのか。 そればかりは犯人を捕まえて聞いてみないことにはわからないことなのだけれど。 ) ――――さて。 ( 立ち止まった青年は小さく空を仰いだ。夜も深まりそろそろ日付が変わる頃合だろうか。ここいらの時間から犯罪率はぐっと伸びるはずだ。甘い声と香をあげながら腕に絡み付いてきた女性に苦笑いと愛想笑いの中間の笑顔でやんわりと断ってから、青年は再び歩き出した ) もうすこし、歩いてみるか  [Fri 2 Apr 2010 23:59:08]
ヴァリス@夜魔 > ( 路地の端に寒そうに立つのは娼婦やそれに類する者ばかりが目に付いた。年若い、10やそこらの子供から艶を持った女性まで多い。それらの女性に紛れるようにして襤褸を纏った人間が寒さに耐えている。春先とはいえ、まだまだ寒い。その中を歩いていれば嫌でも「別者」という視線が向けられた。嫉妬、嫌悪、それらを持ったチンピラの視線。獲物になるかどうか定められる視線。同時に、客として上物かどうかという色目。何度と無く、妥協点にあったのだろう。声を掛けられたが、苦笑いと愛想笑いの中間のような笑顔で切り抜けた。 ) ―――いくら事件があるからといっても、仕事をしないと餓死するから、なぁ ( 外が危険だから家の中にいる。という選択を彼らは持ち合わせていない。外に出て仕事をしなければ死んでしまうのだ。たとえ、戦争になろうとも彼ら、彼女らは外に出て客を引くしかないのだろう、と苦い気持ちで思った。 ) ――となれば、逆に犯人にとっては恰好の狩場じゃないかと思ったけれど――。特に何か怒った様子は無い、か ( ふむ、と小さく吐いた息は白く、ゆらゆらと空気に融けていった ) [Fri 2 Apr 2010 23:54:48]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 『ひどく猥雑な場所だ』 [Fri 2 Apr 2010 23:48:01]
お知らせ > ツカサさんが退室されました。 『(地道に地道に…本当、探偵の仕事って地味だよなぁ…)』 [Fri 2 Apr 2010 00:24:03]
ツカサ > (あとはそぞろに歩きながら、建物だのを見て周り…何かしら縁があれば、いいのにぶつかったりもするだろうとかそんな淡い期待を寄せながら)…スラムに詳しいのって誰かいたかなぁ…(知り合いとかでんー、とか腕を組んで考え中…いなければ、作るしかないかとか…人間嫌いだけど情報不足だと仕事にならないし) [Fri 2 Apr 2010 00:12:33]
ツカサ > (さすがに自腹を切ってキープとかはできないし、またいい建物があったら教えてよとかで顔を繋ぐような事もしつつ…まぁ、こういう事も後々なにかのプラスになるかもしれないし)…まだ、腰がだるい…うあー…(だるい上に歩き回っているのだから仕方ないけど、ぐーっと腰を逸らしつつ…カタナとか置いてきても良かったのだけど、やっぱり護身用には必要だし) [Fri 2 Apr 2010 00:03:20]
ツカサ > 安くて、清潔で、雨露しのげる…それくらいはせめて何とかしたいけども…(スラムだから強引に占領するって手もあるのだけども、力ずくっての元々絶望的だし…今出来る事はせいぜい俯瞰視線でスラムを見渡してよさげなポイントに出向いて確認とかそんな地道な作業) [Thu 1 Apr 2010 23:57:47]
ツカサ > (一昨日は酷い目にあって、それもあって一日ぐったりしていたわけだが…本当、自業自得とは言えバカな真似をしたと思う。本当にめんどくさがらずにこの街には奴隷がいるのだからそれで試せばよかったと改めて思った。ともあれ)…そんなにすぐ解決とは行かないものだとは思っていたけど(姿絵を共に、さらわれた娘を当たってみたけど該当なし。物件探しの方は相変わらず上空からも式神を飛ばして探しているが…雨露しのげるだけでなくある程度は住む上で余裕も欲しいと思うし) [Thu 1 Apr 2010 23:54:19]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『ようやく、雨が止んだ街中をうろついて…』 [Thu 1 Apr 2010 23:49:23]
お知らせ > ホニヤンペイさんが退室されました。 『隠して、都市伝説は真実に変わる』 [Thu 1 Apr 2010 01:44:08]
ホニヤンペイ > ( 左手を地に着け、音もなくホニヤンペイが地に降り立った。 着地の姿勢のまま、骨の右手が優雅にマントを翻し――――そこには、何も無い。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:43:23]
お知らせ > ペセルさんが退室されました。 『( そしてそのまま黒に染まった視界は… )』 [Thu 1 Apr 2010 01:37:42]
ホニヤンペイ > ( 残念ながら、ホニヤンペイは誘拐する都市伝説であって、破壊する都市伝説でも殺す都市伝説でも無い。 硬質化ではなく、空間その物を固定するような力であれば防げたかもしれないが――――― ) ( 黒が、瞬く間もなく、貴方を覆い尽くす。 世界は黒に染まり、黒に飲み込まれ――――その先は、貴方だけが知る事になる。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:33:21]
ペセル > ( マントの黒に飲み込まれていくように見える傘。 少なくてもこの距離での回避はできない。 後の問題は体を守るように広がった蒼の魔力。 体を伝い。 傘の柄へも伝わる。 そのまま、魔力の干渉も無意味であれば抵抗する間もなく、黒に飲み込まれることになろう ) [Thu 1 Apr 2010 01:23:09]
ホニヤンペイ > ( もはや至近距離ではなくほぼ零距離。 見上げれば見えるのだろう、視界を覆う棚引く黒が。 ) ( 黒、黒、黒、黒、覆う黒。 マントの裏地に触れた傘が、黒雲に包まれた月のように黒に飲まれていく。 それは見る間に、布地から柄までを侵食しながら貴方に迫る。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:18:26]
ペセル > ( 本能、直感というのは危険を知らせるサインでもある。 しかし、原因がわからなければ根本的な対処方法とはならない ) …!? ( そうして、周囲を気にしながら進んでいた視界に自分を包み込もうとするなにかの影を傘の隅に捉えた。 よけることができる距離ではなく、反射的に右手に集めていた蒼く輝く魔力を走らせ、服の硬質化へと回す。 相手はやわらかい布なので意味は無いかもしれないが、何もしないよりはマシ、ということだ )  [Thu 1 Apr 2010 01:09:32]
ホニヤンペイ > ( 本能的な恐れ、直感的な行動に意味を見出せる貴方は聡明だ。 多くの者は、それを気のせいという言葉で片付けてしまう。 ) ( 距離にして4〜5m、頭上より『駆け』よろう。 傘ごとマントで覆い、包み込んでしまう為に。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:02:29]
ペセル > ( 雨というのはあらゆる気配を抑え、感覚を鈍らせる。 音も無く近づいてくる気配には気がつきようも無く。 時折何気なく見上げる視線も傘によって狭まった視界にはその姿は捕らえては居ない ) ……? ( とはいえ、此処まで悪寒が走るのは普通ではない。 何かあったときのために、と右手に魔力を込める。 これでいきなり襲われるようなことがあっても致命傷は避けられるだろう、という考えだ ) ……こういうときは早く帰るに限りますね。 [Thu 1 Apr 2010 00:54:46]
ホニヤンペイ > ( 『…神経を使う依頼でしたし、疲れているんですかね?』 ) ( その言葉がを待っていたかのように、ホニヤンペイは動き出した。 ) ( 地面と向き合うような姿勢で、ごく当たり前のように一歩踏み出す。 そしてまた一歩、次の一歩。 ) ( 貴方の背後、上空よりホニヤンペイが歩み寄る。) [Thu 1 Apr 2010 00:49:07]
ペセル > ( 足はそのまま、スラムを通っての帰路へ就く。 時折周囲へ視線を送るのは得体のしれない恐怖感からくるもので ) [Thu 1 Apr 2010 00:46:20]
ペセル > ( 悪寒は感じ続けている。 それが、「恐怖」だとはペセル自身、気がついては居ない。 ただ、何気なく周囲を見渡し、何も無いことを確認する ) …神経を使う依頼でしたし、疲れているんですかね? ( 物取りとかそういう類でも居るのかと思って周囲を見渡したが、ソレらしい人影は見えない。 空を見上げても傘でホニヤンペイの姿は死角となっている ) [Thu 1 Apr 2010 00:44:32]
ホニヤンペイ > ( 重く垂れ込める雨雲の下――――といっても、貴方が足を着いている地面より10メートルほど上に――――一つの人影が立っている。 シルクハットを目深に被り、夜闇の色のマントとシルクハットに身を包んだ人影。 ) ( 人影ではあるが、人ではない・・・・・。 あらゆる肉という肉を綺麗に失った骸骨、その虚ろ悩みを宿した眼窩に、怪しく揺らめく真紅の鬼火が燈る。) ( 上空よりの視線。 ) [Thu 1 Apr 2010 00:40:26]
ペセル > ( 周囲に降りしきる雨のせいか周囲の変化には気がつかない。 何かぞくりと悪寒がしたが、風邪でも引いたか、程度にしかまだ思っていない。 薬の受け渡しそのものは問題なく終わり、荷車は医者へと受け渡された。 噂話はいくつか聞いたことがあるが、攫われる、という噂については普通に人攫いでも出歩いているのだろう、程度の認識である ) [Thu 1 Apr 2010 00:25:08]
ホニヤンペイ > ( ヴェイトスに囁かれては消えていく数多の噂の中に、こんな噂がある事を貴方はご存知だろうか? ) ( 『夜のスラムを一人で歩いてはいけない、ホニヤンペイに攫われる。』 ) ( そして、降りしきる雨が奏でる軽やかな音に混じって、何か硬質なものを打ち鳴らすような音が響くのに、貴方は気がつくだろうか? )  [Thu 1 Apr 2010 00:20:51]
お知らせ > ホニヤンペイさんが来ました。 『カタカタカタ』 [Thu 1 Apr 2010 00:14:17]
ペセル > さてさて、この辺りのはずですね。 ( 事前に聞いた説明が正しければこの周辺のはずである。 緩やかに周囲を見渡していれば、それらしい建物が目に付いた ) …すみません。 ギルドからの届け物ですけれど〜 ( そんな呼びかけを玄関の入り口らしきところでかける。 この周囲の住人ならここが医者と言うのも知っているだろうし、到着したところ、ということで気が抜けて油断しがちなところ。 あまりにもあっけなかったので襲われるとしたら逆に此処か。 と思う。 ただ、この雨の中風邪を引くリスクを犯して薬を盗みに来るのもどうかと思う。 転売するはずの薬を使ったら本末転倒だ ) [Thu 1 Apr 2010 00:04:40]
ペセル > ( かなりの体力を使う分、報酬はかなり良い。 破壊衝動などは満たせないが、体力を使って消耗をしていれば暴れる元気も無くなろう ) あそこの路地を右に、ですか。 順調ですね。 ( この分だと何事も無く依頼の達成となりそうだ。 退屈なのはつまらないが、今のところ目的はあるわけでそのぶんはやる気がある ) しかし、割と良い報酬出している割にはスラムとは、所謂闇医者とかそんな感じなんですかね? ( 報酬と薬代に見合った稼ぎがなければ損をするわけで、そう考えると知る火とぞ知る闇医者とかそんな感じなのかもしれない )  [Wed 31 Mar 2010 23:52:51]
ペセル > 雪が降り続いたと思ったら雨続きですか。 そろそろお日様が恋しくなって来ますね。 ( つぶやいて傘を差しながら歩く姿は少女。 本質は限りなく魔に近い。 とはいえ、今日は暴れるために来たわけではなく、仕事の斡旋所からの依頼である ) スラムのお医者さんに薬を、ねぇ。 親切な人も居るものです。 ( 荷車満載の薬。 といえば治安が悪ければ狙ってくるやからも居る。 そういった相手の用心棒として雇われたのである。 腰にはいつものようにフレイルを持ち、がらごろと荷車を押しての移動。 夜のほうが目立たないから、という理由でこの時間のようだが。 あまり意味はないきがする。 地面の状態は最悪で力仕事になるのは懐ける。 ペセルにとっては余裕であったが ) [Wed 31 Mar 2010 23:36:22]
お知らせ > ペセルさんが入室されました。 『( 本日も雨である )』 [Wed 31 Mar 2010 23:29:25]
お知らせ > ジャスティス@夜魔さんが退室されました。 『やがて虫達に背を向け、修道女は帰路に着いた』 [Sun 28 Mar 2010 01:38:51]
ジャスティス@夜魔 > 短い詠唱でゴーストを三体も……これ、めちゃくちゃすごいんじゃない? (犯人はかなりの脅威だ。皆に知らせておかねば、カエリウチに会う狩人も出るかもしれない。顔を引き締めながら、先の見えないこの事件にうめく余蘊声を上げて……) [Sun 28 Mar 2010 01:38:31]
ジャスティス@夜魔 > (夜魔が背を向けて去れば、口惜しげに顔をゆがめる。しかし今は自分の安全の確保が大事だ。数度のバックステップで距離をとり、大声を出して住民を起こすべきかと大きく息を吸い込む。が、そこでようやく虫達が能動的にこちらを追ってきてはいないことに気づく。どこか所在無さげに召喚された場所から拡散していく虫達を見ながら、ひとまず終わったかと脂汗をぬぐいながらため息をついて) ……まったく、意外とよくしゃべるやつだったわね。 (何か、目的があるようだが皆目わからない。とりあえず大聖堂にわかったことを報告しよう……) [Sun 28 Mar 2010 01:25:15]
お知らせ > 夜魔さんが退室されました。 [Sun 28 Mar 2010 01:24:07]
夜魔 > まだ 。僕は だっ。 ( 狂った怪物は求めさ迷う。 ) [Sun 28 Mar 2010 01:23:55]
夜魔 > ( 確かに人を骨に代えれる蟲もいる。しかしそういった性質の蟲をこれだけの数を集めて、更に自在に使役するとなるとこのクラスの召喚士でも簡単ではない。だからこそ、それはただグロテスクなだけであり、数分も飛び回れば魔界から無理矢理空気の合わない現世に喚ばれたせいであっさりと死に絶える。 )( しかし逃げ出すにはそれで十分であった。手傷を負い、幾分かの損失はあっても怪物は逃走に成功する。 )( 後に残されるのは大量の蟲の死骸と、それから戦闘経験点★6のみ。 ) [Sun 28 Mar 2010 01:18:58]
ジャスティス@夜魔 > っりゃあああっ!! (三体目のゴーストに最上段に振りかぶった銀の刃を振り下ろす。武器を通すとかなり威力が弱まるが、銀の武器だと幾分力が伝わりやすい気がする。三体目を難なく倒すことが出来れば、夜魔に向かおうとするだろうが……) なっ!? (大量に現れた虫に背筋につめたいものが走る。生理的な嫌悪感。いやそれよりも、これだけの蟲に集られ食いつかれれば、たかだかの怪力など意味は無い。食いちぎられ引き裂かれただの骨になってしまうかもしれない。恐怖に鳥肌を立たせながら、大きく後ろに跳躍して距離をとろうとする。二人の距離は急激に開いた) [Sun 28 Mar 2010 01:01:32]
お知らせ > 夜魔さんが入室されました。 [Sun 28 Mar 2010 00:56:05]
夜魔 > 否否否否否否否!!それはパプテスの加護を得た奇跡の御技とは異なる神秘!そうそれは瞬間的な精神の集中によって発動する生命力の爆発か!?いやそれに非ずの別の系統による波動の力にて―――― ( 以下略 )( 長い仮説を早口言葉でまくし立てつつも召喚と魔術の術式を組み上げていく――――一度喚び、そして滅ぼされた召喚者は永遠に消え失せたままとなる。二人目も消滅させられ、残りの一人が同じ運命を辿るのもすぐだろう。利便性に満ちた駒を僕はこれで失った。 ) ゼロにゼロに全ては永劫に零に帰する。――――ぜんぶきえてしまえばいいのに―――― ( ブブブブブブブブブブブブッ! )( 召喚は完了する。怪物の足元の魔方陣から、大量の魔界の蟲共がその場に溢れ出す。それ事態に害はない。ただビジュアルが気持ち悪くて羽音がうるさくて数が異常に多くてとにかくうっとおしいだけ。 )( これはただ純粋に逃げる為のみに使う目眩ましである。その蟲達に紛れるようにしながら、怪物は路地の奥に消えていこうとするだろう。 )   [Sun 28 Mar 2010 00:53:45]
ジャスティス@夜魔 > フゥゥッ!! (内外からの圧迫感が一気に弱まり、ゆっくりと大きく息を吐く。) 誰が奇跡が使えないって? (不適に笑い飛ばし、次いで左手で二対目の霊の顔面を握りつぶさんと童の顔へと鍵詰めのように指を曲げた掌を伸ばす。夜魔が、魔力や気の類を見ることが出来れば、修道女の技がパプテスの奇跡とは異質なものだということがわかるだろう。それはどちらかというとフォーウンやアマウラの人間が使う、本人そのものの生命力を扱う類の技だ) !? (淡い光を近くし、横目で夜魔を睨み付ける。新手の召喚か!?) [Sun 28 Mar 2010 00:33:15]
夜魔 > ………僕は違うぞ僕は違うぞ僕は違うぞ。 ( ようやく怪物は目の前の人物が脅威に値する人物だったという事を理解する。いやそれどころか滅ぼしかねない者だと。 ) 脳細胞まで侵されたバカがバカがぁっ!殴れるとでもおもっtなななななな殴ったぁぁぁ!? ( 殴られた一人の童児は悲鳴をあげると何もなかったかのように消え失せる。他の二人もそれに動揺したのか、一人欠けた事による影響か、その精神攻撃の威力は弱まる。 )( マズイ!マズイ!マズイ!! ) キョウカイ!クルッ!クルッ!! (逃げる!逃げなくては!こんなところで僕はまだ死ねない!  )( 再び召喚の言葉を口にする怪物。怪物の足元には淡い光を放つ魔方陣が浮かび上がり。 ) [Sun 28 Mar 2010 00:26:40]
ジャスティス@夜魔 > ふん、えらそうに……何か勘違いしてない?あたしが狩る側で、あんたが狩られる側。えらそうにしてんじゃないわよ。 (体を起こしながらも、その耳障りな笑い声に首をすくめる。鈍い痛みが頭の中心にわだかまって吐き気を覚える) があああっ!! (これでは集中出来るかも怪しい。おもむろに修道女は左こぶしを握り締めると、実体のないはずの子供達に殴りかかる背中の筋肉を弓を引くように振り絞り、矢のように拳を叩き付ける) [Sun 28 Mar 2010 00:12:42]
夜魔 > ギャアアアアアッ!!貴様ッ貴様ハァッッッ!!! ( その怪物は甲高い悲鳴をあげる。切り裂かれた黒いローブの隙間から汚泥が零れて、それは致命傷には至らずとも確実な痛手にはなった。それは切り裂いたのが魔を祓う銀の剣であるが故に余計に。 ) フザケルナアッ!! ( 化け物の叫びと共に、顕現された三体の童児たち――――そのいずれもが十かそこらの子供たち。しかしそれは半透明に透けており中空を飛び回り、それがこの世ならざる者達である事は一目でわかる――――がジャスティスの周りを取り囲むように飛び回る。 )( アハハッ )( あははっ ) ( アハハハハハッ )( それは精神を侵す笑い声。人の心の奥深くを激しい不快と嫌悪感で苛むだろう。聞き続ければ、ただの人ならば数刻を待たずに廃人となっても不思議はない程で。 ) さあ狂え狂えッ!! ( そしてただの人ならば幽体のそれに触れる手段は限りなく少ない。だからこそ聖性に乏しいエセ尼と判断した化け物はこれを召喚した。 )( その相手がただの人であれば判断は間違っていなかったのだろうが。 ) [Sat 27 Mar 2010 23:57:57]
ジャスティス@夜魔 > (風を切る音が聞こえる。一歩足を進めるごとに、夜魔との距離は劇的に縮む。ゆっくりと形を作り始める何かを通り抜けるように跳躍。両足をたたんだ体勢で化け物の頭上右側を飛び越えながら右手のスモールソードを掬い上げる。斬撃は夜魔の首の付け根から入り、胸の中心まで裂くだろう) っ!? (どこか物足りない手ごたえ。着地の衝撃を前方に逃がすように前転。そのまま方向転換し、両の足と左手でブレーキをかける。獣のように四つんばいで地面に体を伏せた姿勢で、修道女は不可解な感触の招待を確かめるかのように化け物をにらみあげた。距離は三、四メートルといったところか) [Sat 27 Mar 2010 23:33:56]
夜魔 > ( そして顔面を切り裂くのならば、その時にはしっかりとした肉の感触が相手に伝わるだろう。そこは食事を取るために必要な部分。 ) [Sat 27 Mar 2010 23:25:03]
夜魔 > 愚か愚か愚か。キッヒッヒッ。それはただ貴様の厳然たる真理にして現実。 ( 怪物はとにかく言いたい放題。悪口ばかりはちゃんと口が回るものだ。 ) この現し世にその無念晴らさせよ。幽鬼・ポルターガイスト―――………!? ( それは驚愕していた。目の前の無知な女の動きの速さは計算外であった。間合いは一瞬にして無へと代わり、召喚の言霊を終えたと同時に彼女の攻撃は怪物に届くだろう。召喚は完成しても、顕現は一瞬ではない。それを避ける術はこの状況ではない。 )( 怪物を切り裂くのならば、その剣の感触は胴体が肉の無い半液状であることを伝えるだろう。それはまるで汚泥に突っ込んだ時のような手応えだ。 ) [Sat 27 Mar 2010 23:19:26]
ジャスティス@夜魔 > 数? るかぁ? 偏食……ってのはまぁわかるけど……って!! (歩く速度で間合いを詰めていく修道女。が、化物に馬鹿だ無知だと貶められ、頭に血が上る) 化物に馬鹿呼ばわりされる筋合いはないっ! (そう言って軽く駆けだす修道女。園耳に聞こえてくるのは呪いの言葉) っ!! (召喚術?ならば。 不意に、修道女が不自然なほどに加速する。人の形をしたほかの何かのように素早く足が大地をけり距離をあっという間に詰めていく。右手に銀の銀の刃と、両の瞳が闇の中ぎらりと鈍く光って) [Sat 27 Mar 2010 23:01:06]
夜魔 > ( 表情の簡素な仮面が化け物の顔に再び装着される。それは相手の問いに首を傾げて。 ) アヒャヒャヒャヒャッ! ( そしておかしそうに笑った。 ) 数 るか? 事 数。僕は少 な上 偏食だ   な。 ( 毎日こうして襲っている訳ではない。襲える時。そしてそれに値する価値の人材はこのヴェイトスでも多すぎる訳ではないのだから。 ) 馬鹿馬馬鹿馬鹿鹿無知な馬鹿。偽りの信仰者が奇跡の御技もなきであろう偽神の徒に何が出来るか。 貴様知っているか?  暗闇のヴィオラは狂気を慰める。 ( それは早口に捲し立てるように相手へと告げた。その服装にして聖性の気配の薄い相手の事を侮っている。餌にもならぬたかがゴミがと。 ) 幽鬼達よ出でよ。死して尚迷える者たちよ。還る事の出来ぬ者達よ。出でよ出でよ出でよ ( そして敵対心を向けてくる相手を追い払う為に召喚の呪文を唱え始める。 ) [Sat 27 Mar 2010 22:51:26]
ジャスティス@夜魔 > これはまた、ドンぴしゃ大当たりみたいね……その子で何人目?あなたの犠牲者は。 (自分と同じカソック姿。自然と瞳もつり上がる。夜の帳を恐れることなく、苦にもせず銀の剣を右手に握りしめ、ゆっくりと近づいていき、その化け物をゆっくりと観察して。此方の知識は、化物を満足させる水準ではないだろう。代わりに、獣のような筋肉がその存在の礎となっている) [Sat 27 Mar 2010 22:33:40]
夜魔 > ( くちゅくちゅ―――ぴた )( その化け物は食事を止めて天を仰ぎ後悔する。ああ。ああ僕とした事が失敗だった。これは微妙だ。知識の量でいえば確かに水準には達していた物の、その質は実に微妙な物である。これが蓄えていた叡知はただ日常生活の知識と、貧しい地区でもはしっこく生きていく為の知恵に過ぎなかった。不要と断言するかはともかく、これは著しく効率が悪い。 ) ―――――……? ( そしてその時に、化け物はようやく何かに気付いた。口元が赤く汚れたその顔を、近付いてくる何かへと鈍重に振り返ろうとする。 ) [Sat 27 Mar 2010 22:27:20]
ジャスティス@夜魔 > (あまり足音をたてないように慎重に歩く修道女。ふと足を止め、その気配にいやそうに顔をしかめる。何かいる。すぐにその苦虫をすりつぶしたような顔は挑発的な笑みに代わる何かをむさぼるような音。生理的嫌悪を感じさせる音だ。ゆっくりとサーベルを引き抜きながらお互いが視認できる距離まで接近する)  [Sat 27 Mar 2010 22:15:06]
夜魔 > ( そして“食事”は始まる。 )( 雨粒が地面を叩く音の中に仮面が落ちる音が混ざる。それから覗く顔は正しく異形であった。 )( 六つの複眼。裂き割れた口腔。禍々しい面相。それは先程召喚していた蜘蛛という昆虫に非常に酷似していた顔であった。 )( 近付いてくる誰かには気にも留めていない。その怪物にとって知の匂いが沸き立つ者以外は全てが興味の対象外であるのだから。路傍の石ころに気を割く人間などはいないじゃないか。 )( くちゅりくちゅりくちゅり ) ( 雨音と共に脳味噌を貪り喰らう音がその路地には響く。 ) [Sat 27 Mar 2010 22:11:50]
ジャスティス@夜魔 > (その邪悪な存在の気配の元へたどりつくには、2ターンほどかかるだろう。雨合羽代わりの薄手のローブ。犠牲者と同じカソック姿。ただ髪は青く染め抜き、目つきはどこか鋭い。何かに誘われるように、自覚はないまま夜魔との距離を詰めていって) [Sat 27 Mar 2010 21:56:43]
お知らせ > ジャスティス@夜魔さんが来ました。 『まだ少し、遠い』 [Sat 27 Mar 2010 21:54:15]
夜魔 > い 。もう い。僕は 識を貰 。次 らは を付けろ。だ ら少 消え ろ。   ( 黒い物がその虫食いの言葉を告げると、先程まで確かにそこにいた蜘蛛の怪物は霧のように掻き消える。召喚術。それも苦も無く怪物を使役している辺り、相当に高度なものであろう。既に契約を交わした者ならば、ほぼ自在にそれを呼び寄せる事が出来る。それがこの黒き者の力であった。 ) [Sat 27 Mar 2010 21:38:33]
夜魔 > ( スラムの路地で、黒ずくめの塊が慌てた声をあげている。その傍らには頭をかちわられた無惨なカソック姿の女性があり、それに覆い被さりながらそれは少しの苛立ちを覚えていた。 )  馬 。この 鹿。傷 酷くす な。 ( その黒い塊に罵られているのは一目でわかる怪物であった。蜘蛛男とでも呼べばよいか。人間大の姿をした二足歩行六本腕の蜘蛛の怪物。それは何処かの地域では禍蜘蛛と呼ばれる化け物。 ) [Sat 27 Mar 2010 21:22:55]
お知らせ > 夜魔さんが入室されました。 『こぼれるこぼれる』 [Sat 27 Mar 2010 21:09:36]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが帰りました。 『実録! すでに僕は嫁の尻に敷かれていた!? ( 青年の声は夜に吸い込まれていった )』 [Sat 27 Mar 2010 03:11:39]
お知らせ > ヴァネッサさんが帰りました。 『家に帰ったら身体温めないとね ( 風邪をひいたら大変だ )』 [Sat 27 Mar 2010 03:09:51]
ヴァネッサ > 踏み台って聞くとあんまり聞こえよくないけど、私やるよ。 ( 夜なら明かりなしでも動けるし、その分犯人とかにばれない様に接近できたりもするかもしれない。 ) 変なことを書くからだー。 そういう用事の役所は却下でーす。 ( そういって、そのまま彼を担ぎ上げようとしようか。 そして、このまま家まで特急だ。跳躍に続く跳躍を見せ…、いや体感させてやる。 ) 何かタブーなことはダメだよ。 ( スラムの住人のご近所迷惑になる前に撤収だ。 家にいる子供も心配だし。 ) [Sat 27 Mar 2010 03:08:23]
ヴァリス@夜魔 >  被害でてるから困るんだよ。 なんとかしなきゃっていうほど正義感に溢れてるわけじゃないけど、んな事件を起こされたら気持ち悪いし、怖くて寝れないし、カリンはこういった事件を踏み台にして出生してほしいし ( がしぃ! と抱きついてきた少女に辟易したような顔をくれてやる! ) 今他の人にみられたらこっちが怪しいわ! それ以前になぜ僕のプライベート日記を破く権利が君にある!? 覚えてろ! 次に会うときは法廷だ! 今からちょっと役所いって離縁届けもらってくるわぁああ! ( ずるずるずる! と、無理やり役所方面へと歩き出そうか。 なんだか、見回ってるんだが、見回ってないんだが、わからないや。 ) ちなみに親権は俺がもらう! 娘LOVE! お前に育てさせるか! やってやるぜ禁断の実子源氏物語! ( なんか暴走を始めた青年。迷惑である ) [Sat 27 Mar 2010 03:01:36]
ヴァネッサ > 居留守なんかで住んだらそんなに被害でないでしょ ( ふるふるり。 軽く首を振って頭の上の雪を落としてしまおう。 ) 先にぐ、グロテスクっていったのヴァリスの方でしょッ。 ( 距離をとられたら無駄に跳躍して詰めてやる ) 歩き回って、怪しいのがいたら取っちめる…みたいな? ( がし、と追いつけば肩を掴んでやる。 それから、ホールドして放さない様にしてしまおう。 ) ダメです。 その日記のページは破るから。 [Sat 27 Mar 2010 02:56:54]
ヴァリス@夜魔 > はいってきてる、のかな? んー。でもほら、居留守みたいな? ( 違うんだろうに。まあ、どうでもいっか ) 気持ち悪いんですけど、カリンさん。ほんと、きもちわるいんでどうにかしてください。なんですか、その想像力の翼。でかい蚊とかもうみたくないんですけど。ていうかあれですよね、7本ある針に唾液で痛くないとか言ってるけど一本で死亡レベルじゃないですか。見たくないよそれ。出会いたくも無いよ ( と、おもいっきり気持ち悪そうな目で少女のことを見て、即効で距離をとろうか! 大体20歩分ぐらい ) ともかくとして、目的も容姿もわからないんじゃ、対処のしようがないってことだよね。 こうやって歩き回るぐらいしかできない、か ( 遠く、時計台のほうへと視線を向ければもう深夜か。と確認した ) 一言日記。今日のカリンは気持ち悪かったです。私は犯人がでかい蚊でないことを祈ります。 まる。 と [Sat 27 Mar 2010 02:40:20]
ヴァネッサ > でも、相手が本当に襲う気なら部屋の中にいても入ってきたりするじゃないかな ( 頭の中を食べるなんていうんだから、目的とかあって動いているわけだろうし。それなら、部屋の中にいても入ってくるような気がする。 まぁ、どういう方法で襲う相手を決めているかはわからないけれど。 ) ――そうだね ( 彼の苦笑に、同じように苦笑で返して ) あ、そっか。 もう数であたるしかないってことか。 ( そもそも見た目が分かってるなら、もっと最初から情報が知らされたりしているか。 ) 何か、こう…、ほそーい管を頭に挿して吸い上げる大きい蚊みたいな感じとか … ? ( 手を大きく左右に広げて、こんくらいに大きい奴って。 ) [Sat 27 Mar 2010 02:34:50]
ヴァリス@夜魔 > あー。流血沙汰とか日常だもんなー。 不安になって外に出てこない人とかたくさんいるだろうし。 ( 明かりすらつけないで引きこもってる奴もいるんじゃないのだろうか。 ) きっと、僕らがこうやって脳を食ってる犯人を捜してるような気持ちで、VHも吸血鬼のことを探してるんだろうね ( と、苦笑。 立場が違えば、考え方も、思いも違ってくる、か ) まーったく。 だから現行犯しかないんだけど。これがまたなぁー・・・・後手に後手に後手後手にまわってる感じ。 だから、人手を集めて巡回させて、現行犯で見つけて退治するか捕縛するっていう路線になったんじゃないかな? ( と、軽く首をかしげた ) 想像するに、僕はとてもグロテスクな生物じゃないかと思うんだ。こう身の毛がよだつような! [Sat 27 Mar 2010 02:16:54]
ヴァネッサ > 雪って言うよりも、ここ他の臭いが色々あって、わかんないんだよね ( ふるりと首を横に振って答える。頭の上に薄く積もった雪がパラリと落ちてきた。 ) あー、うん。 確かに … 。 ( 台所に出た黒いのを取り逃したときみたいな気持ちかな。 一匹だけじゃないから意味無いのかもしれないけれど、それでも見つけた一匹を仕留められずに逃しちゃうとすごく不安な気持ちになる。 ま、もちろん私は見つけたら逃さないけれど。 ) ―――どうかな …。 ( 彼の言葉に曖昧に答える。 これとVHはまた違うし。 自分自身、追われる当事者だもの。 それに、相手がどういう風に追っているとかは考えたことはあまりなかった。 ) ――で、その脳喰らい…だっけ? 姿とかってわかってるの? ( 探すにしても、見た目が分からないと少し不安。 ) [Sat 27 Mar 2010 02:12:34]
ヴァリス@夜魔 > つまるところ、逆に雪のせいで匂いが消えて、カリン先生でも追えないなーって感じなわけですが。 ( まいったなー、と頭を掻いた。 そっかー。 匂い流れるかー。 ) 逆説。 いなくなったかどうかもわからなかったら、また同じ事件が起きるんじゃないかと不安になる ( ぴっ、と人差し指を立てて笑った。隣に並んだ少女に小さく首をかしげ、 ) こういう追ってみるほうにたってみると、少しVHの気持ちがわかった気になったりする? [Sat 27 Mar 2010 01:58:55]
ヴァネッサ > ( スラムの中でも、幾分かマシな建物の屋根の上。 銀髪の少女が肩に少し雪を積もらせて立っている。 ) 先生答えます。 答えは、わかんない。 ( 屋根の下にいる彼に向かって、答えよう。 こうして、屋根の上にいるのも結構足場の耐久性とか不安で怖かったりする。 ) ――遭遇しないんじゃなくて、いなくなってればいいのにね ( するりと屋根の上から降りてきて、彼の横に行こう。 ) [Sat 27 Mar 2010 01:55:23]
ヴァリス@夜魔 > ――――いやいや、逆に夏場のほうが匂いが残る? 腐臭、みたいな。 んー・・・・どっちのほうがいいんだろう ( ここはあれだ。一つ専門家に聞いてみるのがいいかもしれない。 ) 血の匂いとかどうなんでしょー! 先生! いやいやー。冬場ですからねー。逆に菌も繁殖しなくても匂いは抑えられるかもしれませんねー。 なんと! では犯人の思う壺じゃないですか! そうなりますねー。 ( 一人対談終了ー。 はふ、とため息を落とした ) 犯人どころか化け物にも遭遇しない。 いいんだか悪いんだか・・・・・。 ( ちょっと凹みました ) [Sat 27 Mar 2010 01:47:37]
お知らせ > ヴァネッサさんが入室されました。 『屋根の上から』 [Sat 27 Mar 2010 01:45:44]
ヴァリス@夜魔 > ( ほぉ、と吐いた息は白い ) 夏場じゃないから死体が腐るのは遅い。匂いも残ってると思う。脳みそを食うほど頭をカチ割ってるんだから、返り血だって大量に浴びてるはずだ。 だから、匂いを追えればいいんだけど。 ( そういうことできるかな? と小さく首をかしげた。 ) ――――こんな事件。はやく終わらせないと。どんどん人死にがでる ( ざく、と雪を踏みしめて歩き出した ) [Sat 27 Mar 2010 01:39:59]
ヴァリス@夜魔 > ( そう、呟いた青年はひらりと手を振って苦笑した ) 今回の事件。表立って犠牲者の筆頭にあげられる人間は市民権を持っている人ばかり。名前も戸籍も不明。不法滞在と言ったら言い過ぎかもしれないけど、流れ者だったり、身寄りがない子供はスラムにたくさんいる。 となれば、案外犠牲者の数は多いんじゃないのだろうか ( だが、かつて奴隷狩りが行われたのと同じように。 スラムではさらわれても同然という治安の悪さだ。 正直な話、女の子や少女が一人で出歩いていては「さらってください。犯してください。殺してください」と言っているようなもんである。頭をぼりぼり掻いた。結構胸糞の悪い想像であった ) 見たくないものに蓋をしても仕方が無い、か。 ( そういって、青年は小さく苦笑して雪空を見上げた ) [Sat 27 Mar 2010 01:35:34]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが入室されました。 『人権ってのはなんなんだろうね』 [Sat 27 Mar 2010 01:31:46]
お知らせ > フジエさんが退室されました。 『そして、一人の身寄りの無い少女の悲鳴が飲みこまれる。』 [Fri 26 Mar 2010 23:12:45]
フジエ > ( そうして足跡を追っていく先に少女らしき姿が歩いているのを見つけた。 そのまま、笑みを浮かべればその少女へと一気に近づけば 何をしているのかと問いかけようか。 警戒する少女の体を、つたを伸ばして緩やかに絡め取っ手いこう。 声を上げられぬようにと口をふさいでいく。 気がつき、逃れようとしても蜘蛛の糸が絡みつくようにつたを絡みつかせよう ) …… ( そのまま誰も訪れなければ、自分の「巣」へと引きずり込むのだ) [Fri 26 Mar 2010 22:58:58]
フジエ > ふむ? ( そうして歩いていくうちに真新しい足跡を見つけた。 大きさからしても少女である可能性が高い。 年若い少年の可能性も否定はできないが。 ひとまず。 その足跡を追って歩いていくことにした。 スラムで雪に閉じ込められているといってもまったく食料を集めずに済むわけはない。 期待に胸をはずませつつ、足跡を、追う。 あるいはそれが獲物を誘う罠かも知れなかったが、あえて乗ってみるのも面白かろうと思うのだ ) [Fri 26 Mar 2010 22:41:02]
フジエ > ( 獲物を求めての徘徊である。 相手によっては出会った自分のほうが運が悪い、ということにはなろうが ) ……ま、このくらいはしておいても損はあるまいて。 ( ゆっくりとした足取りでの徘徊。 時折、路地に入っては誰かが訪れることは無いか、と様子を見る。 相手が娘であれば犯すことができる可能性はあると考えており ) [Fri 26 Mar 2010 22:26:56]
フジエ > ( そろそろ春も近いというのに雪は容赦なく降り積もる。 雪を下ろしていない家の一部は潰れているものもある。 自分の居るところの周辺は雪を払ってある。 おかげで誰かが住んでいる、とは知られていることだろう ) ……ふむ。 冷えるものだのぅ。 ( もう少し暖かくなってもよいものだと考えつつ、ずるり、と何かを引きずるように歩いていく ) さて、おるかのう? ( この雪である。 可能性は低いと思ったほうがよい ) [Fri 26 Mar 2010 22:19:59]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『(相変わらずの雪)』 [Fri 26 Mar 2010 22:15:35]
お知らせ > フジエさんが退室されました。 『そして「巣」へと戻っていく、』 [Thu 25 Mar 2010 21:33:09]
フジエ > ふむ。 ( どうやら、「当たり」のようだ。 別の路地へとつながっており、通りがかったものを引き込むにはよさそうである。 この雪だ。 獲物もそれほどうろついてはいないか、とあきらめてきびすを返して歩いていく ) あまりうろついても怪しまれるからのぅ ( この容姿だけでも十分すぎるほどに怪しいのであるが ) [Thu 25 Mar 2010 21:24:02]
フジエ > ( 本当に蜘蛛のようにするならばあまり動き回ることはせず、じっと身を潜めて獲物が来た時だけ動けば良いだろう。 それではあまり面白くは無いと考えているからこうして徘徊しているのだ。 暗黒街よりは安全と見られているスラム。 時折いろんな人間が迷い込むものだ ) …そういえばこちらの方はあまり歩いてはおらぬかったのぅ。 ( 細い路地。 雪の中を掻き分けるように進まないといけない道は人があまり歩いていないことを示している。 闇雲に歩き回ってみるのもよかろう、とわき道へと入った ) [Thu 25 Mar 2010 20:59:53]
フジエ > ’ 自分と同等、程度までなら戦う気はあるが、明らかに格上の相手と事は構えない。 しかし、勝機があるのならばどんな手でも使おう。 要は卑怯である ) …… ふむ ( 辺りを軽く見回した様子では周囲に人影は無い。 このまま緩やかに徘徊を続けることとしよう。 時間ならばもてあましているのだ ) なかなか見つからぬものだがのぅ ( 嬲りがいのありそうな相手、というのは。 邪魔が入ることもそれなりにあるわけで ) [Thu 25 Mar 2010 20:47:31]
フジエ > ( スラムの一角に「巣:といえる場所を作り、獲物を狙う異形の男。 物足りぬときの餌場はあるといえ、こうして徘徊しては獲物を探していたりもした。 ずるり。 と不気味は足音が響く。 ある意味で異形に慣れているヴェイトスだからこうして潜伏できている、ともいえた ) …… ( 自警団など相手に正面きって戦えるほどの力は無い。 所詮小悪党だという自覚はある ) [Thu 25 Mar 2010 20:39:23]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『( 獲物を狙う蜘蛛の如く )』 [Thu 25 Mar 2010 20:34:54]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが退室されました。 『( 何事も無く、終わった捜査は――良かったのか悪かったのか )』 [Tue 23 Mar 2010 03:22:50]
ヴァリス@夜魔 > ( スラムはどこを見ても静かだった。 普段は道端で寝転がっていた子供や浮浪者の数も少なくなったように思う。噂は噂ではあるが、死体が出れば噂であっても実害はある。 ) ねぇ、君。ごめんね起こして。ちょっと聞きたいんだけど ( 思い至って、青年は足を折って未だに寝転がったままの少年に声を掛けた。同伴者は嫌そうな顔をするだけで、少年に近づこうとしない。浮浪者が嫌なのかもしれない ) 昨日の夜から今まで、変な物音とかしなかったかな? ほら、あっちの路地なんだけど ( と、青年は笑ってパンを取り出し、少年に差し出す。 少年はじぃっと青年の顔を見てから、路地を見やり、それから素早い動きでパンを掴んでから、首を振った。「なにも知らない」ということだろう。 ) そっか。ありがとう ( 「パンをやったんだから何か喋れ」と、いう風な空気を出し続けている同伴者を手で制して笑うと、青年は立ち上がり、合流地点へと向かって再び歩き出す ) 子供に怒っても仕方が無いですよ。何も見てない、聞いてないというならそうなんでしょ ( 「役にも立たない餓鬼が」と呟いたのに苦笑。しばらくして、ぽつぽつよ合流地点のたいまつの明かりが見えてきた。あともう少し歩けば合流できそうだ ) [Tue 23 Mar 2010 03:14:40]
ヴァリス@夜魔 > ( 化け物、というがどの程度の化け物なのか、知る人はいるのだろうか? たとえば、これが人間の脳を好みとしたモンスターが紛れ込んだぐらいならばまだいい。だが、件の化け物――なのか人なのかは兎に角として。その犯人は相手を選んでいるところがある。 ということは、それなりに知識と社交性を持っているのではないのだろうか? ) んー ( ということは、何かの魔術師とかの線が濃いのだろうか? 考えれば考えるほど深みにはまる気がしてならない。 ) ―――以上なし ( こっちの地区はこれ以上の痕跡らしき物は無い。 ) 違う地域なのかもしれない。 いったん合流しましょうか ( と、同伴者と頷きあい、合流地点へと向かって歩き出す。 ) [Tue 23 Mar 2010 03:01:41]
ヴァリス@夜魔 > ( その死体は薄暗い以下省略。 ともあれ、その死体は脳天を割られており、脳汁をどばどば地面に撒き散らしながらそこになった。どうみたって死んでいる ) ――― ( 薄い布を死体に掛け、数人の同業者が死体を片付けながら、指示が飛ぶ。周辺を警戒。 化け物がいるかもしれないので注意。 二人一組で行動せよ。 同伴者となった相方を連れながら青年は歩き出した。あまりの死体の惨状を目にしたためか、お互いに交わす口が無い。 かつかつと地面を叩く靴底の音だけを耳にしながら、割り当てられた区域へと青年と同僚は向かう ) [Tue 23 Mar 2010 02:44:19]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 『その死体は薄暗い路地裏にあった パート2!』 [Tue 23 Mar 2010 02:41:15]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 -最適化作業中- 』 [Sat 20 Mar 2010 23:21:51]
マガツヒ > ( 雪の降り積もる見棄てられた通りをマガツヒが音も無く罷り通る。 家々の窓の隙間から暗い闇の中を覗き込み、物音と囁き声に耳を澄ませ、十字路に立ち止まって暫し佇む。 雪と風は相変わらずカタカタと古い家屋を鳴らし、白と黒のモノトーンの景色に変化は起こらず、カタカタとなるブリキの看板は錆びついてしまってもう何が書いてあったのかもわからない。 暗黒街の街明かりは遠く溝川を挟んだ向こう側から見下ろしている。 といっても、ここから見える暗黒街など、端っこの端っこの、スラムとの境界に相応しいうらぶれた倉庫街だが。 ) [Sat 20 Mar 2010 23:10:03]
マガツヒ > ( マガツヒが漂っている。 それは常頃、何処か遠くうっすらと広がっているもので、本来こんな風にヒトの視点まで降りて来て這い回るような物ではないのだが―――何処かの誰かが招き呼んでしまったマガツヒの欠片は還ることなく其処に燻り続け、独立した個体として日々観測と考察を繰り返しながらこのヴェイトス市内を徘徊している。 その姿は常人の瞳に映る事は無い、形容するにはヒトの脳が持つあらゆる表現でも不足した形をしている。 3次元的に捉える事しか出来ない時点で、ヒトにマガツヒを形容する事はできない。 同時にマガツヒにもヒトのレベルまで機能を劣化させる行為は多くの不具合を起こし、直接的な接触は数度あるものの、コミュニケーションといって良いレベルには至って居なかった。 特別能力のあるヒトがマガツヒを認識して意志疎通の対象と見做しても、マガツヒに自我とか意志とか感情とかいうものに正しく該当する概念は存在しない。 その辺りもやはりヒトの知る概念とは全く違った都合で、マガツヒとヒトの相互理解は遠かった。 ) [Sat 20 Mar 2010 22:51:01]
マガツヒ > ( 伽藍胴の廃屋が並ぶ通りに強い雪風が吹き、こおおおおお、と巨大な生き物の呼気みたいな音を立てている。 出歩く者のない、というのは正しくは無いか。 時折何処かから聞こえる小さな音や視界の隅にちらりと映る何かは、きっとこんな時だからこそ嬉々として活動する類のそれだろう。 誰も動かないという事は、自分だけが動いているという事だ。 時間が止まった世界の中で唯一人。 ) [Sat 20 Mar 2010 22:24:59]
マガツヒ > ( 終わりを告げる事無い長い冬が続く。 スラムのくすんだ灰色の街並は白く白く冷たい雪に覆われてより濃く明暗の黒と白を分かち、出歩く者のない静寂はまるで死の世界のようだ。 もう春が始まっても良いくらいなのに一向にその気配は無く、冬は続いていた。 )  [Sat 20 Mar 2010 22:18:39]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『Sequel of snow without ringing a death knell』 [Sat 20 Mar 2010 22:11:40]
お知らせ > メリアさんが帰りました。 『――。( 集合場所へと戻り、隊長で思案を話す事となった。 )』 [Sat 20 Mar 2010 00:15:23]
メリア > ( 踵を返し、漆黒に背を向けた。暗闇の中では白い十字架も光を無くしている。灯りになるようなものが殆ど無い此処では、例えば白い服装では目立ってしまいそうだ。つまり今で言うなら地面に積もった雪は道しるべと言った所。足跡も雪の上にはっきりと残っている――足跡? ) ……限りなく、使えるかどうか判りませんが。 ( 雪が降っている日に犯行が起こされればその足跡を元に犯人の行き先が辿れるかもしれない。但しこれは新たに足跡が増えてしまったら効力を無くすし、雪が未だに降り続けているのであれば足跡が埋まってしまう可能性もある。こればかりは――今までの考えの中で尤も微妙なもの。運任せになる、非効率。 ) 万が一、空を飛べたりしたら。 ( それはとても厄介だ。証拠も残さず殆ど発見されず移動まで出来る。勿論証拠になるようなものもないし、これもまた仮説。出来る限りあって欲しくない仮説、ただ――人と断言できるかと問われては何も言えなくなるのだが。人を殺し同じ人の脳を喰らう、常人の考えとはとても言えない。 ) [Sat 20 Mar 2010 00:06:22]
メリア > ……、暗い。 ( 成る程、裏路地は灯りが弱い。こうして月さえ隠れてしまう天気の元では大きな物音がしてもスラムの住民は恐れ見ようとしないのだろう。或いは見た所で何が起こっているのか理解出来ない。死角も多いのだから不意打ちを受けて悲鳴を上げる間も無く殺されてしまった、等。こんな場所では幾らでも可能性が有り得てしまう。 ) 計画的…ですか。 ( そんな言葉が頭を過ぎる。犯人は計画的に一人になった所を周囲に気付かれずに殺害している、のかもしれない。偶然というには犠牲になった人物はあまりに多い。やはり今回の連続殺人は既に挙がっているように複数名だろうか。何一つ、根拠が得られない為仮定の域を出ないのだけれど。 ) ――…戻りましょう。 ( 三つ程の考えが出た。これらを隊長に伝え、後の事は彼に任せよう。私などよりもっと良い案を出してくれるかもしれない。 ) [Fri 19 Mar 2010 23:48:14]
メリア > ( ところで犯人の共通点にもう一つ、『知識を有する者が集中的に狙われる』という点。これを逆に利用は出来ないだろうかと思案。人気の無い空間、深夜であり、そこを歩くのは知識を有する者――つまり、餌で釣ろうという事。もし何の目的も考えも無くただ只管に知識を持つ人々を狙うのであれば有効な手段である。勿論囮役の人物には大きな危険が降りかかる事だろう、だが犯人を捕らえる為には多少の犠牲、仕方ない。 ) これも一応案として…。 ( 手は止めず、やがて冷え切った石の地面が出てくる。ああ、路地の地面まで漁ってしまった。元々大した量が積もっているわけではないが、随分長い事思考していたらしい。他の団員達の声が聞こえない、気配も感じ取れない――範囲を広げたのだろうか。 ) ――。 ( 私も、もう少し奥まで調べてみましょうか。考えを一旦思考の奥に仕舞い、地面を探っていた手を離し立ち上がる。雪はまだ、止む様子はない。 その雪を踏み締めながらゆっくりと裏路地の中へ足を進める。死体が発見された地点は大体この付近だが、もっと奥に何か手掛かりがあるかもしれないのだし。それでも何も無ければ、やがて皆死体のあった場所に戻るだろう。そういう内容でメリアの自警団員の班は散り、各自で何か手掛かりは無いかと捜索している。 ) [Fri 19 Mar 2010 23:34:02]
メリア > ( 凶器らしきものもやはり見つかっていない。というより、幾ら人気が無いとは言ってもスラムとは言え人が暮らしている場所だ。そこで争う音を誰も聞いていないとは、考え難いのでは無いだろうか。 ) ……調査するよりも、聞き込みが必要かもしれませんね。 ( 但しスラムの人間から見る自警団員のイメージが悪いのであれば応じてくれる可能性は低い。後はもう一つの手掛かりとして選ぶのであれば、アイゼンリッターと呼ばれる人物。前回は同じ自警団員が負傷を負わされたわけではあるが、それ以前の彼の行動は犯罪者を倒す事だった。故、今回のような話に食いついてくる可能性。 ) 隊長の方に、話だけでもしてみましょうか。 ( 所詮は新人自警団員の自分だ、直接言おうとしても力が無い。だとすれば隊長に任せるのが無難であろう。ノーであるなら、それは別に構わない。アイゼンリッターが犯人と接触している可能性があるとも言い切れないのだから。 ) [Fri 19 Mar 2010 23:23:01]
メリア > ( 本来なら自警団の管轄外だ、巡回に来る事など例外のみ。メリアであれば尚更の事、自分から好奇心で管轄外の場所に足を踏み入れるような事はしない。理由はある。 ) 連続猟奇殺人――此処でも起きましたか。 ( スラムの路地にてそれは発見された。脳を暗い尽くされた無惨な死体、即ち連続殺人の被害者。この情報は新しいものだから何か手掛かりがある可能性があった。メリアは数名の班を組まされ、スラムの調査へと駆り出された。 ) ………。 ( しかし当然の事、手掛かりは見つからない。他に三名の自警団員が付近を調査している。何かあれば合流して其方を調べる事になるが――自分は収穫ゼロとなりそうだ。 ) 目撃証言が無いという事は、人気の無い時が犯人の狙い目という所でしょうか。 ( 雪のせいか、地面に何か手掛かりがあっても埋もれてしまっているかもしれない。雪を除けては何か無いかと探るが、手が冷えるだけでやはり収穫は無い。ただ既に判っている事で、『夜の遅い時間、人気の無い所に居る人物が狙われ殺され、必ず脳を食い尽くされる。』という事。逆を言えば、それ以上の手掛かりがまだ無い。 ) [Fri 19 Mar 2010 23:13:03]
お知らせ > メリアさんが入室されました。 『 ――スラム。 』 [Fri 19 Mar 2010 23:04:51]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 『( 時間が時間につきイベントロール外扱いで。 )』 [Fri 19 Mar 2010 02:32:34]
ドライツェ > ( 雪中に膝をついたまま暫く息を整える。 欠けが目立つ煉瓦の壁に縋り、やがて立ち上がっては再び現場の跡を見据えた。 それは事件とは無関係かもしれないけれど、この地に残る死者の気配を放置してはおけないから ) 次はもう少し早い時間に歩かないと駄目でしょうね。 この時間では、流石に人に話も聞けない―― ( 春冷えの冷たい空気を吸う。 胸に手を当て、呼吸を整えてから、残るナニカを祓うべく聖句を唱える為の一拍 ) [Fri 19 Mar 2010 02:31:45]
ドライツェ > ( 結論から言えば、この地には未だ神の御手へと導かれざるモノは居る。 ――のは「分かる」が、いかんせん人死にも少なくはないスラムのことだ。 それがもう大分前に凍死したモノの声なのか、つまらない諍いの果てに命を落としたモノなのか、頭をかち割られ、その中身を啜りつくされたモノなのか――――頭蓋の中身を啜り尽くした人ならざるモノの嘆きなのか、絞りきれなどしなかった。 ――まだまだ信仰が足りないのだろう )( 雪空の寒さではなく、吐き気の為に口元を押さえて ) これじゃあ何も分かりやしない。 もっと歩いて、…それこそ現場に出くわすくらい歩き回らないと。 ( もしくは現場の目撃者探し。 または、第一発見者――というのだろうか。 とにかく、起きてしまった出来事の事情を知る人物探し ) ――…どちらにしても事後というのがいかんともしがたいんですが。 ( つまりそれは、犠牲者が出た後の話だからだ ) [Fri 19 Mar 2010 02:26:14]
ドライツェ > ( こめかみに針を刺す痛み。 鉛を流し込まれる痛み ) ……………………、 ( 雪白の中に何ぞ見えるか。 夜気の中に、目には見えず、手で触れ得ない何かの訴えがそこにあるのか――――何分か十分を越えたか、幾度となく口の中で聖句を繰り返し唱え続け、やがて眼球の奥が白く焼きつく頃、 ) …うぐ。 ( 雪の中に膝をついた ) [Fri 19 Mar 2010 02:16:03]
ドライツェ > ( だから、残された形のない何かを掬い上げ、拾い上げる為にきりきりと歯を食いしばり、見えないものを見んが為に双眸を細く引き絞る。 雪が音を吸い取っての静寂の中、聞こえざる声を聞く為に。 頭に、修道服の肩口に雪が落ちるに任せながら、意識の在処を裏返す。 ――目に見えるものは存在しない、見えないものがここにある。 欺瞞じみたすり替えで形而下と形而上とを裏返し、見えないものを見ようとする ) [Fri 19 Mar 2010 02:09:01]
ドライツェ > ( じりじりと右側のこめかみに焼けつくような痛みがある。 それは火傷の痛みのように鋭くもあり、同時に酷く打ちつけた時の鈍い痛みでもあった。 持病の偏頭痛――だ ) …………。 ( 眼鏡の奥の目をきつく絞った。 裏寂れた、薄汚れた路地を覆う白い雪の中に混じる、形容し難い違和感が眼球の奥でちらついている。 『それ』は或いはこの場を過ぎた人ならぬモノ――加害者が残したものかもしれなかったが、無念のうちに命を落とした被害者の残留思念なのかもしれない。 さしたる力を持たざる拝み屋風情には、まだその区別がつかなかった ) [Fri 19 Mar 2010 02:03:13]
ドライツェ > ――――…。 ( 口元を押さえる。 その指の間から、白く息が凝り洩れた ) …  ここに。 ( もう片付けられてはいるのだろうが。 ここにまたひとつ、人の亡骸があったという ) [Fri 19 Mar 2010 01:57:41]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 雪に埋もれた、寂れた路地裏 )』 [Fri 19 Mar 2010 01:56:01]
お知らせ > 夜魔さんが退室されました。 『( 死体はまたひとつ。被害は治まることなく増えていく。 )』 [Wed 17 Mar 2010 23:08:59]
夜魔 > 早く早く早く早く早くぅぅぅ!!!知恵を知識を知能を!じゃないと、じゃないと僕たちは間に合わない!手遅れになってしまう。だから、だから早く早くは く や はや は  く      く。 ( 慟哭は少しずつ治まっていき、声の調子を下げた怪物は頭蓋が割れて脳髄が啜り取られた死体一つを残してその場を立ち去っていく。 ) ぼ は く そう から   し  と。 ( 言葉は再び人の解せぬ物となる。ずるりずるり。ぺたりぺたり。 ) [Wed 17 Mar 2010 23:07:10]
夜魔 > 足りない足りない足りない足りない決して足り得る事はない。これでは駄目だ駄目なのだ。だって、だってあれはそうあれはあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!! ( 怪物はずるりと立ち上がり、寂れた夜の路地で慟哭を挙げる。それは悲鳴とも雄叫びともとれる叫びであり、ただただ怪物は必死であった。その怪物は真剣に狂気に侵されている。善悪などという塵芥な物は那由多の彼方へと消え去り、その胸の中に残されたのはただ知識への異常なるまでの渇望。それにとってはただ知を得る事だけが全てであり、その他の事などには興味の欠片も向ける事はない。 ) [Wed 17 Mar 2010 22:53:31]
夜魔 > こ 知 決  悪   い。そう り  のは 憶  り 録。こ はそ 糧となり るだけ 知。 ( 砕かれた頭蓋から露出している脳髄を一片も余すことなく啜り続けながらその怪物は食している物に関しての評価を口にする。 ) だ  か だ。 だ  か 。 ( くちゅりくちゅり。食事は続く。 ) [Wed 17 Mar 2010 22:33:01]
夜魔 > ( くちゅり。くちゅり。 ) ほ ほう。 ( 感心したような声を挙げながらその物体は何かを啜っている。その傍には物言わぬ骸となった体が転がっていて、ゴミ袋のような黒いフードを頭から被った仮面の人影はその死体を覆い被さるようにしていた。 ) [Wed 17 Mar 2010 22:18:39]
お知らせ > さんが入室されました。 『ho』 [Wed 17 Mar 2010 22:15:06]
お知らせ > イェルマーレ@日暮れ時さんが退室されました。 『(ざッくりとメスを入れン。今日は十二指腸をごッそりと戴くとしよう、)』 [Sun 14 Mar 2010 13:58:01]
イェルマーレ@日暮れ時 > ――――…あ、忘れてた……、(いいだけ斬り刻ンでしまッてから、ふと我に返ッて手を止める。解剖刀を振るう事に夢中になッて失念していた。やや焦り気味に少女の顔を覗き込ンではみるが当然のように彼女は事切れていよう。張りを失ッた黒い瞳がダラリと宙を仰いでいる。しまッた、絶命する瞬間の表情ぐらい確認できなくッちゃ絶望の能動がはッきり解らないじゃァないか。いや、もッと言うなら追いついた時、さらに言えばラビニアに背中から襲わせた時に気付いていなければいけない結果だッたろうに。舌打ちして血液の跳ねた頬を拭う。) ――…あァ…、また、先送りの手間を増やしてしまッた…、困ッたな……、(もともと“摂り”たくッて狙ッていた“検体”だから損はないのだが、せッかく我が神が賜われた心理的研究の機会が1つ潰れてしまッた。あンなに良い悲鳴を上げて良い動転をしていたのだから、さぞ興味深い記録が取れたろうに勿体ない。合理的に事が運ばない段取りは嫌いだ。無駄が多くてイライラする。責任のすべてが自分にあれば後悔は尚更の事。)(腹立たしげに爪を噛み、染み込ンだ血液をねぶる。熱く蠱惑的な味を丁寧に吸い取りながら投げ出された肢体を未練がましくに見下ろさン。いつまでも眺めていても仕方がない。こうなれば予定当初の目的だけを果たして我慢しよう。大丈夫、気を落とす事はない。私には運命の女神(ラケシス)が肩入れをしているのだ。新たな機運ぐらいきッとすぐに訪れるさ、落ち着こう、) [Sun 14 Mar 2010 13:57:02]
イェルマーレ@日暮れ時 > ――μμτ,πξλλκ!(牧師服が威風さえ携えた騎影の傍らを走り抜ける。過ぎ去りざまの号令に合わせ、首無し馬が声なき嘶きを挙げて前足を天に掲げる、) ――λλλλ―――ッκッ!!(響き渡るテノォル。異界の呪文を発してフルートを闇の彼方へ振りかぶらン。背後で蹄鉄が勇壮に答えれば、紅い騎士が風を巻いて追ッてくる。騎士はみるみるうちに少年を抜いてくねる通路を駆け抜けよゥか。)(紅い旋風が去ッていッた路地の最奥で、細く突き挙がる少女の悲鳴。交錯する物音が続く。柔らかなモノの潰れる圧搾音。硬いモノが幾つも壊れる破砕音。がらがら がらら、)(――もゥ、いいかァ い?)(至福の薄笑いを唇にこびりつけて、少年も素早く通路の奥へと姿を消そう。神よ、本日の恵みに感謝致します――、) [Sun 14 Mar 2010 13:46:49]
イェルマーレ@日暮れ時 > (ボコリ ボコリ、流れ続ける旋律に応じて膨張する闇の質量。音色は飛び去ッてゆく周囲の空間に次々に突き刺さり、針穴のように貫通しては異界に通じて、気高き亡者の朽ちた魂を揺さぶらン。白痴の奏者に奏でられる不定形のフルートの調べのみが、冥界を統べる痴鈍王の嘆きを慰めてくれるのだと黒い言い伝えに聞く。少年の演奏は彼らの妙技こそ及ばねど死したる深海の都の一端に鳴動を発する事が可能だ。)(少女が駈け去ッた雪の上、小さな足跡のくぼみが数秒が経過すれば、ボコ ボコと“そこ”から大地が盛り上がるか。足跡を中心に円陣に亀裂が走ッたかと思えば、不浄の土が白い雪と黒い霞を吹き上げながらドン と炸裂せン。少年の前方でモノクロォムの粉塵を巻き上げながら立ち上がる紅い装甲馬にも、跨ッた紅い全身鎧の騎手も揃ッてあるべき場所に頭部がなかろう。紹介しよう、私の忠実な友人にして僕、死霊騎士ラビニア=ウェイトリィだ。薄く唇に笑みを引いてフルートを離す、) [Sun 14 Mar 2010 13:40:22]
イェルマーレ@日暮れ時 > (解剖刀の背を味わうように一舐めする。ジリジリと愉しげに距離を詰めれば、少女は倒れ込むように足元をもつれさせながらも細い路地へと疾走して行く。おや、意外に足のはやい。まァいいだろう。生死を分かつ鬼ごッこに興じては些か面白みに欠けると思ッていたところだ。即物的かつ絶対的な恐怖心と悲壮感をあおるには、やッぱりそれなりに分かりやすい怪物やら妖物やらにご登場いただけることが望ましかろう。) ――…いいでしょう…、君のご要望に答えられるなら、幾らでも…、…ふ ふッ、 は は はははッッ!(少年はコロコロと無邪気に喉を鳴らして、さも愉快そうに哄笑を挙げる。逃げなさい、逃げなさい。鬼に捕まれば食べられてしまうよ?)(タン――、)(地面を蹴りながら黒衣の併せ目に左手を差し入れ、懐中から銀色に光るフルートを取り出す。右手はマジシャンのようにクルリと旋回させて、袖口に消える解剖刀は最早その指にない。ぐンぐンと加速する。自由になッた両手でフルートを構え、憫笑を刻ンだ唇に宛てがう。)(ヒュ ゥ――、薄闇の中に伸びて行く涼やかな金属音。ビクリと震撼する少女の動揺が大気を通じて鋭敏に感じ取られる。もゥいいかい? まァだだよ――?) [Sun 14 Mar 2010 13:35:09]
イェルマーレ@日暮れ時 > (カッ、カッ、カッ――、)(早足に前進する影に重なッて響く靴音。歩調に併せて漆黒の牧師服の裾合いが、淡く輝く蜂蜜色の頭髪が軽やかに揺れ蠢く。すでに数十m先に視認できるほどになッた少女が振り向いて、徐々に近付く薄紫色の光彩を認めて身も世もなく泣き叫ぶ。) ――…そンなに怖がらなくッたッていいでしょう…、僕たち、あンなに仲が良かッたじゃありませンか。――…ね? (暗がりに色付く建物の脇を通り過ぎながら、解剖刀を握ッた指を口元に宛ててコロリと微笑せン。血色の良い唇を桃色の舌がチロリと舐める。人は極上の食事を眼前にすると生理的に口腔が湿ッてくるものだ。およそ二ヶ月をかけて信頼を得ながらじッくり飼い慣らした“獲物”だ。平らげる瞬間に舌なめずりもしようもの。)(逃げなさい、逃げなさい、もッと逃げなさい、どこまでも。そゥして力尽きて膝を折ッた時、私に追い付かれて絶望する顔が見たい。望みを絶たれるとはどういッた感情だ。希望を失うとはどンな気持ちがするものなンだ。キェルケゴォルに理解できても私には生憎よく解らない。だから是非とも無知蒙昧なこの私に教えてほしい。死に至る絶望とは果たしてどれほど超越された衝動なのか、) [Sun 14 Mar 2010 13:28:04]
イェルマーレ@日暮れ時 > そゥ、逃げなさい、逃げなさい、どこまでも逃げなさい――、(カッ、カッ、カッ――、)(半狂乱で通路から通路へと逃げ回る少女の靴音を、少年の硬質で規則的なソレが追い掛ける。少女は長い黒髪をひるがえして時おり背後を振り返るつど、夕闇の中で接近しつつある影法師を目にして絶叫する。長く尾を引いて建物と建物に反響するか弱い悲鳴。逢魔ヶ時のスラム街は恐怖心の増長になンて都合がいいンだろう。どこもかしこも不衛生で剣呑な空気に満ちて薄暗く、悲劇の舞台にして演出が申し分ない。たとえどれほど屈強な猛者であろうと、内核たる精神がひとたび悲惨な結末予想図を描いてしまえば、あらゆる希望的展開も克己心も想像力も全て焦燥感の肥大要素に成り果てる。お蔭で少しくらい見失ッても“獲物”の方から自ら自分の位置を教えてくれる。何も迷う要因はない。まるで庭でも歩くように彼女までの距離と方角が判じられる。「怖い」「死にたくない」「どうして私がこンな目に」。理不尽な未来に対する哀れで健気な呪いの声が聞こえてくるようだ。知らなかッたのかね? 大神(ジュピター)や運命はいつも不条理なイニシアチブで私ども人間を弄ぶ。) [Sun 14 Mar 2010 13:18:06]
お知らせ > イェルマーレ@日暮れ時さんが入室されました。 『(雪の中、狂おしく逃げまどう足音が駆ける、)』 [Sun 14 Mar 2010 13:10:10]
お知らせ > ラナウェさんが帰りました。 『( 帰るはずだったのに、鍛錬所に寄ってしまったのは自分だけの秘密。 )』 [Sat 13 Mar 2010 01:00:13]
ラナウェ > ( やっぱり、実力が必要だ。 誰かを守るにしてもこうして外を出歩くにしても、自信を持って大丈夫と言えないんだから実力が足りない。 ) もうちょっとだけ、見て回ってから。 ( 帰ろう。そんな実力の無い私が大学生には戦える力があるなんてイメージを付けられるとは思えない。というか、考えていて段々自信が無くなって来た。もし私が死んで戦闘科に弱いなんてイメージを持たれても困るし。――暫く路地を進み周囲を確認してから、ラナウェは大学への帰路に着いた。 ) [Sat 13 Mar 2010 00:59:44]
ラナウェ > ( そういえば、学部の教師に言われたっけな、余計な事はするなって。戦闘科には正義感の強い人が多いから、私みたいに勝手に巡回したりする人が出るのを恐れたのかもしれない。と、すると――私はかなり悪い事をしているのか。 ) だけど…。 ( 心配だ。万一もう少し巡回しておけば防げたかもしれない出来事があったとしたら、嫌だ。でも同時にそれは戦闘科の人に迷惑を掛ける事になってしまう。どちらにしても、私の力なんて本職の人々から見れば小さい物なのだ。無理して私が殺されてしまっては意味がない。しかし――、 ) あう、キリがない。 ( 答えが出ない。結局どちらにしても不安要素が残る、ああ自分が自警団にでも居ればこんな悩む事なんて無かっただろうに。) [Sat 13 Mar 2010 00:50:39]
ラナウェ > ( 昔のように、誰も守れないなんて事は嫌だ。生き残れた私達に残ったのは、虚無感。両親も今だって悔やんでいる、あの出来事を。あんなのは二度とごめんだッ。 ) …大丈夫かな、皆。 ( 心配なのはフランドールという同じ大学の生徒。 一度だけ出遭ったが、歴史関係の学部に居る人間だし戦う力なんて無いだろう。 ミーシャとも仲がいい――と聞いた、だからきっとスラムに来たりしているんじゃないだろうか。 この時間帯に出歩く事もあるようだし、殺人犯に出会ったりしていなければ良いけど。 右手でマフラーを軽く引き、首元から少し離す。腰に掛けた鞘に触れ、位置を整えた後に再びスラムの路地を歩く。 ) 相変わらず…。 ( 此処は人気が無い。勿論連続殺人事件が起きているのだから、平然と外を歩くのは不自然と言えばその通り。逆に考えれば、その不自然さから犯人かどうかを疑う事は出来そうな気もする。無論、自分にも言える事なのでどちらにしてもこの時間に出歩くのは不味いんじゃないだろうか。 ) ……。 ( 自警団に引っ張られる自分が想像出来てしまった。 ) [Sat 13 Mar 2010 00:39:16]
ラナウェ > ――…。 ( 最近はもう、ずっとこの刀を持ち歩いて散歩している。理由はある、ヴェイトス大学の生徒が、殺された。勿論今までだって人が殺される可能性はあったけど、噂ではそうじゃない。これは連続した殺人であり、被害者は頭蓋を割られるだとか脳を喰われるとか。所詮噂だからどこまで信用出来るから判らないけれど、嘘と断言するのは不可能だ。 ――私だって、そうなりそうだった状況に何度か出くわしてるんだから。 本当は散歩を暫く自制すべきなんだろうけど、そういう状況なら私たちが動きべきなんじゃないか。 ) ………。 ( 自分の実力なんて大した事はないのは理解しているけど、黙って見ているなんて出来ない。あえてヴェイトス大学の制服を着て歩いているのは、大学生にも戦う力があると思わせる為。そうすれば少しくらい大学生を狙う事を留まるかもしれない。勿論知れないってだけだ、実際に出遭ったわけでもないし。 ) 守るって、決めたから。 ( 今はまだ多くの人を守る事は出来ないけど、せめて身近な人だけでも自分の手で守りたい。その為にあるのだ、この刃は。) [Sat 13 Mar 2010 00:25:58]
お知らせ > ラナウェさんが来ました。 『 また、私の知らない所で…。 』 [Sat 13 Mar 2010 00:16:51]
お知らせ > オンサさんが帰りました。 『結局無言で仕事を終える』 [Sun 7 Mar 2010 20:51:38]
オンサ > ( 歩く、歩く、歩く。 無言のまま、二人は歩く。 黙々と、黙々と、黙々と。 ) ( 失礼だったろうか? 機嫌を損ねてしまったのか? 少年は悩む。 謝るべきか、別の話をすればいいのか? 何の話をすればいいのか、延々、延々、延々悩む。 ) [Sun 7 Mar 2010 20:39:53]
オンサ > ( 少年にはわからない。 何故そんな事を聞くのか? 知ってどうするのか? わからない。 ) 何故、そんな事を、聞くんですか? ( 意味不明さに不快感を覚え、依頼人の何度目かの質問を右手で遮って、少年は聞き返した。 ) ( 『……別に』 依頼人はそう答え、また黙りこくってしまった。 ) [Sun 7 Mar 2010 20:34:26]
オンサ > ( 『……なぁ』 後ろから、遠慮がちな声。 少年が足を止めて振り返ると、依頼人がやっぱり目を逸らしながら、のそのそ近づいて来た。 ) ( 『お前さ、スラムとかよく来てんの?』 目を逸らしたまま、依頼人はそんな事を聞いた。 少年は、無言で頷いてみせる。 ) ( 『じゃあ、ヤクとかやった事あるのか?』 『人殺した事は?』 『暗黒街にいった事はある?』 依頼人は、興味津々って風に矢継ぎ早に質問を続ける。 少年は、その都度無言で頷いたり首を振ったりして答える。 ) [Sun 7 Mar 2010 20:23:40]
オンサ > ( いかにも寂れた薄暗い通りを、先に立って歩く。 依頼者は、少年と同じ年頃で、始終仏頂面で高圧的な話し方をするホワイティアだ。 基本目を合わせず、ある程度の距離を保って後をついて来る感じだ。 ) ( 少年にはわからない。 何だってわざわざ治安の悪い所に行きたがるのか? そんな所にいってまで欲しい物があるのか? 危険を冒してまで――――考えるが、わからない。 ) もう少し、歩きます。 ( 振り向いて、顔を見る。 特に深い意味は無い、何考えてんだコイツって感じ。 目が合ったので、少年は適当な事を言ってごまかした。 ) [Sun 7 Mar 2010 20:08:55]
オンサ > ( お互いにお互いの性質や心情を理解しようとする事、或いは理解しようという試み。 ) ( それって無理なんじゃあないだろうか、と少年は常々考えていた。 ) ( 本日のお仕事は、スリルが欲しい的な理由でスラムのいかがわしい市場(いわゆる泥棒市)に行きたがっている依頼者を案内・護衛する事。) [Sun 7 Mar 2010 19:52:39]
お知らせ > オンサさんが来ました。 『相互理解』 [Sun 7 Mar 2010 18:50:23]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『…帰りにミーシャの所へ寄ろう。私も身体が熱を帯びてしまった。』 [Sun 7 Mar 2010 00:57:46]
フラン > ( 私から僕へ。そして僕から私へ。その呼び方の変化は一体どういうことなのか。感情を乱した際に変化したようにも思えたから、単に統一していないというだけではないのだろう。その部分は気にかかったが、確かめる術はなく。 ) …いいわ、面白そうね。その時を楽しみにしていましょう。 ( 今度はこの程度じゃ済ませない。身体の至るところに傷を残してやろう。 ) …おやすみなさい。 ( 最後にそう告げると、私もゆっくりとその場を離れた。 ) [Sun 7 Mar 2010 00:57:19]
お知らせ > キャラメルさんが帰りました。 『( 片手で傷口を抑え、 洩れたのは熱い吐息 )』 [Sun 7 Mar 2010 00:52:31]
キャラメル > ( 今迄の彼女と、今の彼女の僅かな違い等少女は気付かぬまま、 頬に手を当てたまま、貴女に軽い口付けを落とそう )  ―――ぼ… わたしが、負けるなんてあってはならない事ですから。 ( あァそう云えばさっきからずっと僕はティーじゃ無くてキャラメルだった。思考に幾分余裕が出てくれば、其の事実に不快に眉を顰め )  ( 貴女から離れ、立ち上がろう )  次にもう一度会う事があれば、 その時は貴女の全てを奪ってみせます。  ( そう、貴女の大事なオンナノコも一緒に。 よろめく身体を何とか両足で支え、落ちた斧を拾い上げる )  それじゃあ、 また ―― おねーさん。 ( 笑顔を作れるほど、余裕は無かった。曖昧な泣きそうな顔のまま、貴女から離れていこう ) [Sun 7 Mar 2010 00:52:06]
フラン > ( 啜った命が渇いた身体の隅々に満ちていく。砂に落とした水のようとはよく言ったものだ。それにより長らく失っていたフランベルジュとしての人間性を、僅かだが取り戻すのだ。…ああ、そうだった。私はなりかけの吸血鬼で、血を啜る毎に人間に戻っていくのだった。今となってはそれはどうでも良いことだけれど。 そうやって初めて、私は冷静に自分と、そして相手を見つめることが出来た。 ) ……っ ( でも、それもすぐに乱されることになる。身体を離そうとしたとき、私は唇を塞がれてしまった。目を少しだけ見開いて――。 ) …強情な娘ね。 ( 奪う側で終わらせたかったのか。くすりと笑う。 ) 次にもう一度会うことがあったら、その時はまたしてあげるわ。あなたが望めばね…。 ( 一番はミーシャだ。それを保たないと、ミーシャを泣かせてしまうから。けれどもいずれは私は自分の城を持つつもりだ。その中に囲う娘の中にこの子を置いても良いだろう。 ) [Sun 7 Mar 2010 00:44:30]
キャラメル > ( 奪われる側に回る屈辱を、恐怖を、与えられた様な気がする。穢された、と云う言葉が正しいかは解らない けど。屈辱だ )  ――ひあ 、…ん …  ( くすぐったい。もどかしい。貴女の其の舌も、吐息も、抵抗する事無く ただ大人しく身を小さくしながら受け入れて ) ( 視線が合った。 唇を舐め取る仕草に、僅かに頬を朱に染めた少女は視線を貴女から逸らそう )  …良くなんて、あるもんか…。  ( 嘘か真か、ぽそッと呟く声は貴方に届いたかは解らない。 額に触れた唇に、緩く顔を上げ 貴女の身体が離れぬ前に、其の頬に手を伸ばし 貴女の唇に口付けをしようと ) [Sun 7 Mar 2010 00:35:37]
フラン > ( 命を穢すということが、こんなにも胸を熱くする。牙は男性器の象徴であり、それによって流れる血は破瓜の血なのだ。この娘は女としてではなく、人間としての処女性を失ったのだ。もっとも、この一度だけでそれを穢しきることは出来ない。何度も何度もこの口付けを繰り返すことで、娘は魔に堕ちる。…この一度きりというのが残念なぐらいだけれど。 ) ――いい子ね…。 ( 執拗に、執拗にその傷口から流れ出る血を舐め取る。舌先を怪しく這わせ、熱い吐息を吹きかけて。失血死には程遠い微々たる量だけど、飢えを癒すには十分だった。血で穢れる自分の唇を舌で舐めとり、視線を合わせて。 ) …終わったわ。 ね?良かったでしょう? ( それとも一度ではわからないだろうか。最後におでこに口付けを一つ落とそうと。唇を奪ってもいいけれど、ミーシャがやきもちを焼くといけないから。それが済むと、フランベルジュは身体を離し立ち上がろうとするだろう。 ) [Sun 7 Mar 2010 00:25:06]
キャラメル > ( 腕で顔を覆う様にしながら、身体を丸めようとするのは危険感知から来る反射。 頬が熱くて痛むのに、身体は感触が無い程冷え切り、小刻みに震える )  やだ …やだやだ 嫌あ…… ( 知らない事は、知っている事以上に怖い。ただ殺されるだけなら、こんな恐怖無かったのに。 紡がれた優しい声色は、今迄の声と、これからの行動とを合わせ見れば 酷く気味が悪い。ぎゅう、と目を瞑り 突き立てられた牙の痛みに、僅か反応を示し )  ッ ひ、ぅ  …  ( 何かが抜ける様な奇妙な感覚。 ぞわ、と背を撫ぜられる様に走る其れに 顔を覆っていた両手を胸元で包み合わせて )  はう  … ぅ … ッ、 ( 変な感覚だ。叩かれた痛みとは別に、顔が熱い。吐息が熱い。 這った舌の感触に、びくりと背が伸び 閉じていた目を開けよう ) [Sun 7 Mar 2010 00:15:39]
フラン > ( ああ、知らなかったな。私ってこんなに感情的な女だったんだ。それとも血を目の前にして気が立っているんだろうか?何度か平手で頬を叩き、腕でそれを庇おうとする仕草が酷くそそる。おいたさえしてなかったら、もっと優しく可愛がってあげたのに。 ) 大丈夫―― 大丈夫だから、そんなに簡単にはならないから。気持ちいいんだから…。 ( 自分でもおぞましいと思うぐらいに優しい声でそう言った。直前の声の荒げ方とは正反対だ。 …そして、牙を突き立てる。ああ、そこから流れ出る命の味。ミーシャとも、エレフとも、キリルさんとも違う甘美な命の味。それは同時に性的な快楽を相手にもたらす。でも、この娘にとっては初めての感触かしら?ふふ、ふふふ。 ) んっ  んっ  ……ん…。 ( 何度も喉を鳴らし、その味に酔いしれる。 ) ……は、 ぁ。 …おいしい…♪ ( 一度口を離してため息を零すと、また傷口に舌を這わせ、そこに口付けして――。 ) [Sun 7 Mar 2010 00:05:22]
キャラメル > ( 僕の言葉に騙されてくれれば良い。あの大事な娘の所に走っていってくれれば良い。彼女をまっすぐに見上げたまま、様子を窺う。隙は出来ないだろうか、僕が逃げられる 隙は )  ―――― きゃあッ !! ( 彼女の声に、失敗したと思ったと同時か、其の手が頬に叩き付けられたのは )  やッ …  ( 押さえ付けられていた手がどいたのなら、反射的に腕で顔を覆おうとするけれど、意味は成さないだろう。ジンジンと熱く痛む頬に、視界が歪み、 )  ひぅ………ッ …  ( 嗚咽と涙が零れる。怪我をするのも叩かれるのも、初めてでは無い筈なのに )  い、嫌だ ッ やだやだやだぁッ!離せ!僕に手を出してみろッ 羽なんて関係なく殺してやる!アンデッドになってでも殺してやる ッ ( 喚きながら、其の牙から逃れようと身体を捻るが、貴女の牙は簡単に少女の肌に突き立てられるのだろう ) [Sat 6 Mar 2010 23:59:33]
フラン > ( 混乱。迷い。私はどうするべきか。これ以上あの娘を危険な目に合わせる訳にはいかないんだ。ただでさえ危険な目に巻き込んでしまっているのに。ミーシャはスラムに住んでいるんだ。またこの間みたいに、危ないところを助けるなんて上手くいかないかもしれない。――この娘、仲間が居ると言っている。本当だろうか?今頃ミーシャの所へ? ) ( でも、血はどうしても必要だ。ミーシャに命を分け与える為に、彼女の心を私に繋ぎとめておくために。そして何より――その私を嘲笑う表情が、吸血鬼としての稚拙なプライドに触ってしまった。 ) お黙りッ! ( 手を振り上げ、その頬に平手を。ヒステリックに二度、三度、四度と。 ) 私は誰にも指図はされないわっ。あの娘にも手出しはさせないんだから! ( それから再び口を開き、今度こそその首に。柔肌に牙をつきたてようと。 ) [Sat 6 Mar 2010 23:48:09]
キャラメル > ( 心臓の音が煩い程に響いて、視界が歪む様。僕はいつだって奪う側でいなくちゃいけないのに、何て様だ。綺麗に手入れをされた彼女の髪が肌をくすぐる。声だけで無く、身体すら僅かに震え、 )   … ッ ( 牙が近付けば目を瞑り身構えるが、僕の言葉に貴女から返って来た声は ――。口の端が釣り上がる )  あのオンナノコ、大切なんでしょう?だったら――…  ( 言い掛けた声は貴方の声に飲まれるだろう。押さえ付けられた身体に、痛みに、顔を顰め )  わたしには仲間が居るもの!あなたのことも知っているわ。もしかしたら何処かで見ているかも知れない。――今頃、あのオンナノコの所に行っているかもしれませんね! わたしを殺したって無駄だわ!  ( 全部出任せ。片割れは今は仕事をしているし、他に仲間なんていない。 けれど強気に、彼女を嘲る様に笑いながら云おう。 )  ( ―誓うだけなら簡単なのに。其の場限りの嘘だッて良いんだから。 けどそれは敗北を意味する。其れを認めるには、少女は未だ子供だった )  [Sat 6 Mar 2010 23:37:47]
フラン > ( 捕食者としての高揚感。これはきっと吸血鬼の本能なのだろう。こうして強引に奪うのも悪くは無いじゃないか。肩の痛みは酷いけれど、もうすぐ久方ぶりの生き血にありつけるのだ。それもミーシャと同じ、穢れを知らぬ少女の生き血だ。 フランベルジュの髪がさらりと落ちて、キャラメルの肌に触れる。顔は紅潮し、吐息は荒く、胸のうちから劣情がわきあがってくる。そしてその牙を相手の白い肌に触れさせ、そのまま薄皮を破るように突き立てようとした時――。 ) ……! ( その言葉に、ぴたりと動きが止まる。やや身体を離し、相手を睨みつけるように。 ) ………そ、そんなこと…。 ( 見せるのは動揺だ。私はミーシャを護るが、護りきれるという保障はどこにも無いのだ。だが、すぐに良い考えを思いついた。 ) そんなことしたら、そうなる前に…そうよ、今ここで殺すわっ!あなたを!そうすれば何の心配も無いじゃない! ( ぐ、と押さえつける手に力を篭める。 ) そんなことはしないと誓いなさいッ!そうすれば命だけは助けてあげる! [Sat 6 Mar 2010 23:25:10]
キャラメル >  うぐッ…… ( 身体を打った衝動で、一瞬思考まで止まった様。斧を拾わなくちゃいけない、其の思考に辿り着いた時には己の上には彼女の身体が )  ( 一つ大きく息を吐き出して、彼女を見上げる )  あら、ありがとう。お姉さんも凄く綺麗ですね。  ――けど、言っている事の意味が解りません。  ( 強がって、口許に笑みを浮かべながら彼女を見上げるけど ――駄目だ、声は震えるし、煩い位に心臓が早く打つ ) ( 怖くなンて無い。これはただの人間だ。反撃をしろ。 頭ではそう指示を出すのに、身体は動いてくれない。彼女の赤い唇の奥の、白い牙が見えれば ひぅ、と喉の奥が鳴り )  わ、たしに何かしたら貴女、後悔する事に なりますよ… 貴女の大事なあのオンナノコ… どうか、しちゃうかもしれませんよ …ッ ( 声は上ずる ) [Sat 6 Mar 2010 23:17:18]
フラン > ( なんだ、どうなった。肩に一度痛みが走って――斧の刃が当たったの?いや、そうじゃないみたい。体当たりして、二人とも倒れこんだんだ。 ) う、 んん…っ い、痛い……。 ( 何これ、凄く痛い。柄の部分で殴られただけなのに、こんなに痛いなんて。 ――今までに感じた痛い思いといったら、図書館で高いところにある本を取ろうとして足を踏み外し、梯子から落ちた時ぐらい。だから斧の柄で殴られるのが凄く痛く感じた。それでも、何とか相手を組み敷いて、その身体を押さえつけようとする。片腕が痛くて力が入らないので、実質もう片方の腕だけで押さえようとする形になるだろうけど。 ) は、ははっ こうしてみると結構可愛い娘ね。大丈夫、痛くしないから。 あなた、処女でしょう?…子供にはわからないか。だから化け物になったりしないし、一回じゃ感染しないから…。 ( 多分だけど。 フランベルジュは興奮した様子で語り、ぺろりと舌で自分の唇を舐めると口を開き、牙を見せつけ、顔を近づけていく。 ) [Sat 6 Mar 2010 23:07:30]
キャラメル > ( 太陽の下の生活なんてした事が無いから、貴女の様な人が羨ましく憎らしい。綺麗な格好 ――きっと、良い所の娘なんだろう。彼女が持つ羽は、きっと此処の連中よりずっと、ずっと綺麗なんだと思う )  ふ、ふふッ ――貴女みたいなお嬢さんに何が出来るんでしょうか ッ …!  ( 抵抗してきた人間はこれまでだって何人も居たけれど、彼らより彼女の方がずっと 早いッ。ぎち、と歯を噛み締めて 横薙ぎに振るう斧は、 )  きゃ ッ ――!! ( 貴女の肩に当たった反動で少女の手から離れ、地へと落ちる。 そのままバランスを保つ事が出来ず、倒れ込む様に地面へと身体を打ち付けるだろう )  ( 攻撃や不意討ちは得意でも、まもりは苦手なんだ ) [Sat 6 Mar 2010 22:58:04]
フラン > ( 本当に恐ろしい。こんな、どこにでも居そうな少女が斧を持って人を襲うなんて。見たところ私よりずっと年下のようにみえるけれど、一体どんな人生を歩んできたのだろう。 ) 残念ですけど、そういうわけにもいきませんの!そちらこそ、私の可愛いあの娘を怖がらせた代償を今ここで支払って貰いましょう! ( 思い切り走って思い切り飛び掛るなんて産まれて始めての経験で、タイミングや間合いなんてちっともわからない。横なぎに振るわれた斧の刃よりも早く相手のところに到達して、そのまま押し倒そうとする。――それと同時に斧の柄の部分が横から肩を打って ) う、あぁッ ( そのまま勢いを削がれなければ、或いは相手が身をかわしたりしなければ、倒れこむような形になるだろうか。 ) [Sat 6 Mar 2010 22:49:07]
キャラメル > ( にこにこと玩具を見付けた子供の様な笑顔を貴女へ向ける。 )( こんな弱そうな女性一人、不意打ちで無くても何とかなる筈だ。僕は今まで沢山殺してきたンだから )  ふふふ。あの夜はよくも邪魔してくれましたね。もう少しだったのに …――其の分のお礼はしてもらいましょうかッ ( ゆっくりと貴女へ進めていた足を止め、斧を構える )   … ッ、 ( 開いた貴女の口から窺えるのは、ニンゲンにしては発達した 牙? )  ――― ッ … ! ( そんな事考える余裕も無いか。走る貴女に向かい、構えた斧を横薙ぎに振るおうとするけれど 少し、遅いかッ… ) [Sat 6 Mar 2010 22:42:06]
フラン > ( 正直に言えば、荒事に首を突っ込むのはこれが産まれて初めてだった。人を殺してもなんとも思わないような相手を目の前にするのも。恐怖はあったが、ミーシャを襲ったことに対する怒りと、渇きと、自分は明らかに心身共に完璧なものになったという驕りでそれを塗りつぶそうとしていた。 ) …思い出して頂けたようで、良かったですわ。 ……そうですか。では、私も私の大切なものの為に…あなたに眠ってもらうとしましょう!ほんの!すこぉしだけっ! ( 地面を蹴り、私は相手に向かって走り出した。くぁ、と開いた口から牙を覗かせながら。 ) [Sat 6 Mar 2010 22:35:44]
キャラメル > ( 右手に持つ斧からは、未だ新鮮すぎる程の血液が流れ、地面を赤黒く汚していく。貴女をただの人間だと見ている少女は、其の思考を読むとる事なんて出来る筈も無い。 不快を示されても、不思議そうにまっすぐ貴女を見つめよう )  ……   ( 襲おうとしていた少女? ) ( 僅かに眉を顰め、記憶を辿る。最近の失敗を辿り、少しの後、 「あ」の形に口を動かす )  アハッ。――思い出しました。あのオンナノコの時の…、  ( にっこりと浮かべる笑顔は、貴女を甘く見ている証拠。余裕と油断の笑み )  ……―― わたしが、 どんな酷い事をしてると云うのです? ( 貴女へとゆっくり近付いていこうか )  わたしはわたしの大切なモノを集める為に、少しだけ他の人には眠って貰ってるだけですよ。  ( 斧を握る手の力を強める ) [Sat 6 Mar 2010 22:29:59]
フラン > ( そうだ。この娘の身体に喰らいつき、その血肉を啜るのだ。その血はさぞかし美味いだろう。この渇いた身体を癒してくれるだろう。斧から発せられる濃厚な血の匂いに、この身体は滾っていた。…だが、その少女の口から出た言葉にフランベルジュは眉間に皺を寄せ、不快感を示す表情を見せた。 ) …覚えていらっしゃらない? ( この私を軽く見ているのか。 ) あなたが襲おうとしていた少女を助けに入ったといえば思い出して頂けるかしら。 ( そういうケースが珍しくないのなら、これだけでは情報として不十分かもしれないが。 ) …あなたは、どうしてこんな酷いことをするの?人を襲ってどうしようというの? ( 斧についた血は新しく、恐らくは今さっき誰かを襲ったのだろう。もっとも、やってることの酷さ自体は私も相当なものだけど。 ) [Sat 6 Mar 2010 22:17:23]
キャラメル > ( 視界に映る貴女の姿は、少女が恐れていた自警団員の姿では無く、自然と口許が歪められる )  ………。  ( 貴女が顔を上げると同時に、少女の歩みは止まり ) ( 掛けられた其の声に、きょとんと不思議そうな表情を浮かべた )  ……探していた?わたしを? ――何処かでお逢いしましたっけ。  ( あの夜を忘れた訳じゃ無いけれど、少女にとってはとても些細な失敗なだけ。きっと貴女程、重要視していないから 首を傾げ そんな質問を投げ掛ける )  [Sat 6 Mar 2010 22:11:58]
フラン > ( これから遭遇するであろう少女の言葉を借りるのなら、フランベルジュ・フランドールも羽を集めているのだろう。その渇きを満たす羽を。極上のワインのような羽を。相手が自分と同じように歩みを進めるのなら、二人はすぐに出会うことが出来る。 ) ………。 ( 血に染まった斧を持った少女の姿を目撃したとき、フランは歩みを止め、顔を上げた。 ) ――こんばんは。この間は、どうも。 …探しましたよ。 ( 正確にはこの少女を探して歩き回っていた訳ではないが、遭遇することがあればやると決めていたことがある。 ) [Sat 6 Mar 2010 22:04:41]
キャラメル > ( 小気味良い音に溢れだす赤。赤の中に一瞬だけ浮ぶ羽の幻覚 )  …確かに、羽はもらいました。これで鬼ごっこはおしまいですね、さような ――  ( 穏やかな、無垢な幼子の様な笑顔を、赤に染まった子供へと向け、不意に声が止まる )  ( 足音が聞えた。誰だろう。自警団なら、――まずいな。最近は此処らにもいる様だから。けど、そうじゃないなら、 )    …ふふ。 ( 口許に薄い笑みが浮かぶ。羽は幾つあっても邪魔にならない。血に染まった斧を手にして、少女はゆっくりと其の足音へと歩を進め ) [Sat 6 Mar 2010 22:00:39]
足音 > ( 誰かがあなた達のところへ…もっとも、哀れな子供がそこで命を散らすのならあなた”達”という表現は相応しくないが。ともあれ、近づいていく。革のブーツの足音だが、誰かがいることに気付いていないのだろう。急ぐわけでもなく、気配を殺すわけでもなく。ただその足音が近づいていく。 ) [Sat 6 Mar 2010 21:55:49]
お知らせ > 足音さんが来ました。 『そこへ近づいていく気配。』 [Sat 6 Mar 2010 21:51:29]
キャラメル >       ――― 私の勝ちです。 ( 足が竦み座り込んだ子供の頭部へ、斧を振り下ろす―― ) [Sat 6 Mar 2010 21:43:39]
キャラメル > ( 肩に強く掛けた手を振り払わんと暴れる子供に、少女は僅かに眉を顰め )  鬼ごっこをしよう、って言ってきたのは貴方ですよ。――くす、捕まえられなかったら、…何でしたっけ。所持品を全て置いていけ、でしたよね。  ( ぐン、と相手の顔に自分の顔を近付け、歪んだ笑みを浮かべる )  だから、私も言ったでしょう?私が貴方を捕まえたら、――貴方の羽をください、って...。  ( ひらり、覆っていた布が地へと落ち、綺麗に磨かれた斧が子供の眼の前に ) [Sat 6 Mar 2010 21:41:55]
キャラメル > ( ふたつに結った髪を揺らし、両手で布に覆われた何かを抱えながら少女は笑う。眼の前を行くのは、半ベソで何か喚きながら逃げる子供 )  ほら、ほら、ほら。もっと走らないと、鬼に捕まっちゃいますよ。  ( 眼の前を行く子供を追い掛けながら、少女は笑い、云う )( 生憎の曇り空。綺麗な月夜じゃ無いのが残念。せっかく素敵な羽が集まりそうなのに )     ほら、 ( 足を縺れさせた子供に手を伸ばし、 )  捕まえました。  ( 唇を三日月の形に歪めた ) [Sat 6 Mar 2010 21:30:23]
お知らせ > キャラメルさんが入室されました。 『 ほら、もっと走らないと。 』 [Sat 6 Mar 2010 21:25:37]
お知らせ > J3さんが退室されました。 『 その後、道端で気絶しているところを同僚に発見された。 』 [Fri 5 Mar 2010 23:35:30]
J3 > ( 無様にも俺は尻餅をつき、どすんという重い音を立てる。そのまま後ろに引っくり返った。ああ畜生め、何で俺がこんな目にあうんだ。痛みに唸りながら目を開けると―― 信じられるか?振ってきたのさ。たらいだよ、たらい。すぐそばの二階建ての建物の窓から。 ) え。 ( 避ける暇も防ぐ暇もなく、俺の頭にその金属製のたらいが直撃した。「ぱーん」だか、「かーん」だか、とにかくそんな軽快な金属音が鳴り響き、頭の中でお星様が飛んだ。 ) な、 なん、で…。 ( ぐらぐらと揺れる視界の中、二階建ての窓から「やべぇ」って顔でこっちを覗き込んでいる男の姿が見えた。 「す、すまねぇ。まさか下に人が居るとは思わなくて、ごみを――」 薄れていく意識の中で、そんなふざけた言葉を聞いたような気がした。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:33:38]
J3 > ( さて、愚痴っていても仕方ない。ポケットに手を突っ込んだまま、猫背で捜査とアルバイトを再開しよう。ああ、本当に俺の思うとおりに事件が展開していってくれればいいんだけどな。俺の労力を裂かず、俺に危険も及ばず、尚且つ俺に手柄が転がり込んでくるような。そうなってくれたらどんなに良いだろう?レインや自警団の皆も「流石はジョー、頼りになる男だ」と褒め称えてくれるだろう。「次期隊長には君を推しているんだよ」ってワタヌキ隊長も言ってくれるだろう。 ) ジョー隊長か…いや、語呂がちょいと悪いな。ジャック隊長のほうがいい―――  う、おぉッ!? ( その時だ。足元が凍結していて、俺は足を滑らせた。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:28:22]
J3 > ( 第一、目玉泥棒目玉泥棒って…そんなもん盗んでどうするんだよ。野蛮なヴェイティアンのように紐でも通して首飾りにでもするのか?それなら犯人はヴェイティアンだ。 ) 金玉泥棒じゃなかった点は非常にありがたいところだがね。もしそんな犯罪があったら、俺は生まれてはじめての無断欠勤をしてしまいそうだ。 ( 違う意味では盗んで欲しいが。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:23:15]
J3 > ( しかもこんな日に限って雪なのだ。最近は雪が多い。お陰で身を切るような寒さだし、自警団のコートは暖かくないしでもう最悪だ。 ) どこかで一杯やって帰りたいな…。こういう時こそ酒、酒だよな。 ( もっとも、スラムの酒は飲まないようにしているが。酒を小便で水増ししてたとしてもここじゃ別に驚きはしねぇ。もしくは久しぶりにバイクツに遊びに行くのもいいかもしれない。ベッドの中でビッチと肌を暖めあうのさ。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:18:23]
J3 > ( もういっそ適当な奴を目玉泥棒に仕立て上げ、さっさと事件解決にしたらどうだろうと思うのだ。なあに冤罪なんてよくある話さ。自警団は今このタイムリーな事件に労力を割かれ、慢性的な人員不足に拍車をかけている。そのせいで明日のこの俺の休日が取り消しになっちまったんだ。畜生め、くそったれ。 ) 明日は母さんと一緒に買い物に行く予定だったのに…。 ( 母さんは仕事なら仕方ないよ、気をつけてお行きと言ってくれたけど。 出て来い目玉泥棒!そして俺の目の前でバナナの皮を踏んづけて転んだところにたらいが落ちてきて気絶しやがれ!そうすりゃ逮捕に手間はとらねえ! ) ( …もっとも、そんな奇跡が起きるのは芸能横丁でやってるコントショーの中だけだが。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:09:47]
J3 > ( ジャン・ジャック・ジョーはそう言って相手の財布を――もっとも、財布なんていう上等なものを持っている連中はこの界隈には少ないし、こんなに直球な金の要求の仕方はしないが。ともあれブラティリアやそういった連中を相手にシークレットのアルバイトに精を出していた。恐喝?いやいや、違うんだなこれが。ここに住んでいる連中は我が身に無実の罪が及びそうになると、途端に密告屋になる。誰が怪しい、あいつがおかしなことをしているのを見た、あいつは目玉を焼いて目玉焼きを作ってるとか――最後のは一発殴っておいたが。俺のは小銭稼ぎと事件解決との正に一石二鳥の捜査なわけだ。 ) [Fri 5 Mar 2010 23:00:46]
お知らせ > J3さんが来ました。 『 お前が目玉泥棒だろう!財布を出せ! 』 [Fri 5 Mar 2010 22:54:00]
お知らせ > レイン・パレットさんが帰りました。 『 馬鹿だよお前は……… ( あるいは、狂人か。  ) 』 [Fri 5 Mar 2010 02:33:56]
レイン・パレット > そしてその救った人間の代わりに、お前のその勝手な行いが誰かを傷つける事も有り得るんだ。世界は単純に出来てくれてないんだよ………… ( そうして生まれる報復。暴力にただ暴力で抑えつける行為は悲劇しか生まない。それは力の付き過ぎた組織もまた同じ事だ。行きすぎた力を一つの組織が持てば、どうやってその暴走を食い止める?だからこそ自警団というのはあくまで有志の集まりであり、その程度の戦力しか持ちえていないのだというのに。 ) お前はただ目の前の事しか見えていない。それともその鉄仮面の奥の目は盲目か。しがらみも……何もかも、あるのだよ。 ( だから死んだんだよ。コンスタンツェは。 ) 私はただ自分に出来る事をするだけだ。出来ない事を語り人に希望を持たせるのは一つの大罪だ。 ( 己の分を知っている。例えそれが許し難い行いであったとしても、私はそれを止める術など大抵の場合は持ちはしない。 ) そうか、ならばVHGに報告しておくよ。吸血鬼ならばあそこは一番の専門分野だ。 ( 自警団は戦闘集団の集まりではない。戦えない連中だって多いのだ。私もまたその内の一人であるのだとも。 ) [Fri 5 Mar 2010 02:33:06]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『(警邏に戻ろう。 切り上げようという考えは、とうに消えていた。)』 [Fri 5 Mar 2010 02:20:09]
アイゼンリッター > だからと言って何も行動しなければ、誰も救えない。 行動すれば、少なくとも一人は救える可能性ができる。(――自分が警邏し、犯罪者と戦うことで、一人は救えるかもしれない。 たとえ救えなくとも、行動を続けさえすれば……少なくとも「全員は救えないから」と言ってスラムや暗黒街を無視するよりマシだ。 そんな事をすれば其処の住人は永遠に誰からも省みられる事は無い。 ――馬鹿扱いされた所で、それがどうした、だ)――今まで目玉泥棒に殺されてきた人も、他の犯罪者に殺された人も、怪物に喰われた人も、な。 何処にでもいるただの平凡な市民だったよ。 スラムや暗黒街にさえ住んでいたから、誰も助けてくれなかっただけで(叫び声を上げる彼女に対し、鉄仮面の男は淡々と、地の底を吹く風のように低い声で、言葉を続けた。 殺された人間、その家族、友人、恋人、etc。 一度の犯罪で、どれだけの人生が狂うのか――良く、理解している。 だからこそ、止めるわけにはいかないのだ)……スラムで人を殺す分には大いに結構、か。 話にならないな。 ここらまで警邏する団員だから、少しは期待したんだが。(そうしてフック付ロープを屋根上へと投じた。 縄を伝い、見かけよりは敏捷な動きで昇り始め――そうだと、途中で足を止めた)――目玉泥棒を守ってる吸血鬼、アクセラレーターだがな。 何を考えてるんだか知らんが、暗黒街で派手に暴れたそうだ。 奴が居住区に出張らないと信じられるのなら放っておいても構わないだろうが、アレは気が狂ってるからな。保障はできないぞ。 調べておいたらどうだ? [Fri 5 Mar 2010 02:19:42]
レイン・パレット > 甘い夢を語るのはベッドの中だけで充分だよ。誰も彼も救えるほどに私たちの手は大きくなどない………! ( 理想を語る事は大いに結構。しかしそれが現実に何の役に立つ。そうか、彼女の仇を取る為に命の危機も顧みずにアンダーグラウンドへ飛び込んでいく事を望んでいたのか。大層ヒロイックな物語じゃないか。感動するよ、この馬鹿が! ) 忘れたなどと妄言を吐けるとでも思っていたのか?コンスタンツェはどこにでもいるただの少女だった。それがあんな所まで深追いする事などなければ命を落とす事などはなかった! ( 知らず知らずの内に叫ぶような大声になっていた。――――危険を顧みず突っ込んで、そして取り返しの付かない傷を負って、そうして行かせた人間達がどれほど心に病むのかをこいつらは知らないのかと言ってやりたい!くそっ!バカばっかりだどいつもこいつもあいつもそいつも!! ) ――――……こちらの方でまたアレが殺人を犯すようならば、お前のような奴の手など借りずとも目玉泥棒を白日の元に晒してやるさ。それは私たちの仕事だ。きっちりと働いてやる。 ( 私はこいつの主張に頷いてやれない。とんだ理想家で夢想家なバカの主張になんて絶対にな。 ) [Fri 5 Mar 2010 02:07:40]
アイゼンリッター > (それは狂人の告白に限りなく近い、アイゼンリッター/カイン・グレイホークと名乗っている“誰か”の、怒りの吐露だった。 或いはこの場に聖職者なり魔術師なりがいれば、そこに禍津日の影を見ることができたのかもしれないが)(その“誰か”はこう考えている。 現実がどうしようもなくとも犯罪者や怪物と戦い、連中を怯えさせる“何か”が必要なのだと。 無論、カイン・グレイホークがそうだ、と言う気は毛頭無い。 だが『アイゼンリッター』はそうあるべきなのだ。 『服装を糺し、らしく振舞え』。 自分が、現実に存在する其れとしては甚だ未熟なのは理解している。 けれど、だからこそ――)仮面を脱ぐ気はない。 ……妥協はしない。絶対にだ。(――諦める気は、毛頭無い。 そう告げて、腰のロープに手をかけた) [Fri 5 Mar 2010 01:44:30]
アイゼンリッター > 目玉泥棒はな。 幸せになりたいから、人を殺して目玉を刳り貫いたんだそうだ。 ――そして、死人以外に裁かれる気は無いとまで言ってのけた。(笑える話だと、鉄仮面の下で歪に唇をも吊り上げた。 死人に裁かれるには死ぬ以外に無い。 その癖、あの殺人鬼は悲劇のヒロイン気取りで、反省してる、後悔している、などと言うでもなく、墓場に来る余裕まで見せた。 なら、アレが何を考えているのかは簡単なことだ)アレは自害するでもなく、まだ生きている。 自警団に出頭してくる気も無いらしい。 という事は、今は幸せなんだろうな。 そして――それを脅かされたら、あの殺人鬼はまた人を殺して目玉を刳り貫く。 其れがスラムだろうが、暗黒街だろうが、芸能横丁だろうが、所構わずな。(――つまりは、そういう事だろう? 既に一般居住区で人を殺している輩が、暗黒街やスラムで大人しくしているわけがない。 自警団なぞ奴の眼中にさえ入っていない、という事なのだから。 一般居住区にとって他人事では済まされない。 あの芸能横丁で被害にあったのは、ごくごく平凡に毎日を生きていた筈の踊り子だ。 そして次に殺される人物も同様だ。 今までに殺されてきた、スラムや暗黒街の住人であっても、そうだ。 生きてきた過去があって、生きている現在があって、生きていく明日がある筈――だったのだ)(犯人、或いは自警団、それとも未だに奴を捕らえられない自分に対するものか。 口調に怒りと憎悪とを滲ませながら、はき捨てるように言葉を発する)……忘れたとは言わせない。 自警団員コンスタンツェは、たった一人で目玉泥棒を追って、私の目の前で刺し殺されたんだ。 彼女の家族も、友人も、他の被害者の家族や友人や恋人も、誰に殺されたのかさえわからないまま、日々を過ごしてるんだ。 ……それを『自分の身が可愛い』だけで放置しておけるものか。(――ならば、何をするべきかは明白だ。 あの殺人鬼が吸血鬼を従えてようが何だろうが関係ない)捕まえて、法の裁きの下に引きずり出す必要がある。――何としても。  [Fri 5 Mar 2010 01:42:31]
アイゼンリッター > (鉄仮面の男は、黙って彼女の言葉を聞いていた。 いつか聞いたことのある言葉ばかりだった。 理解はできるが、納得のしようが無い言葉ばかりだった。 彼女の怒りもわかる。 けれど、到底受け入れられるようなものではなかった。 ――それは諦めじゃあないか。 街を守るという理念を掲げた自警団が、そんな事を口にしないでくれ。 一度拳を握り締め、放す。 息を深く吸い、そして吐いた)……あのな。 [Fri 5 Mar 2010 01:41:15]
レイン・パレット > ……少し口を慎むという事を覚えたほうが良い。 ( ――――流石にそれは言葉が過ぎるんじゃないのか。 ) 誰とて自分の身は可愛いものだよ。私だってそうだ。此処は自らの身を守る心得に自信のない者がうろつくべき場所ではない。そして自警団の戦闘というのは威嚇であって本職ではない。ただと時にそういった人物が自警団の中にもいるというだけだ。 ( ――――身を守るすべがなければ命を散らすだろう。コンスタンツェのように。 )( そしてそういった人材は限られている。その限られた人材とてただこのあたりの警邏にだけ動くという訳にもいくはずがない。複数人で行動するように心がければ危険は減るが、慢性的な人手不足に悩んでいる自警団が必ずツーマンセル以上で組めるとは限らない。 ) ならば貴様は仮面を脱げ。そして少しの罪を償い此方側に立てアイゼンリッター。 ( 貴様は卑怯者だ。ただ他者を批判し、自分の気持ち良い事だけを実行していく自己陶酔者。彼の発言はどこまでも弱者の立場に拠り過ぎている。 ) …………いい加減にしろよな貴様。 ( 女の声に明らかな怒気が満ち始めてきている。 ) [Fri 5 Mar 2010 01:31:06]
アイゼンリッター > 嫌っている――というと語弊があるな、私の場合は。 そして多分、この区画の住人の認識も。(認識はしている。 居住区の治安を維持しているのは自警団であるし、人手が足りていないだろうという事は。 だけれど、それは『何もしない』事への言い訳にはならないのだ)この界隈の犯罪者や怪物どもにとっては自警団は路傍の石ころ同然だ。 真っ当に暮らしている連中にとってもな。 私の場合、街の治安を守っている事に関しては尊敬もするし、この界隈にまで乗り込んでくる団員がいる事実は嬉しく思うよ。 ただ――(この区画にだって、真面目に暮らしている人はいる。 スラムや暗黒街だからと言っても、全員が犯罪者じゃあない。でも犯罪の被害にあうのは彼らで、誰からも守られないのが彼らだ。 そしてこの往来を闊歩している犯罪者にしろ怪物にしろ、自警団は何もしてこない事を知っている。 当たり前だろうと思う。 なぜならば――)――「犯罪者は怒らせると怖いから」と言って何もしない輩が自警団をやっているのを見ると、殴りたくなる。それだけだ。(そして、そうやって放置しているからこそ連中はつけ上がる。 目玉泥棒が白昼の芸能横丁で殺人を犯したのは、自警団なんぞ屁でも無いと思ったからに違いない。 連中を押し込めておくことなど、できやしないのだ)……ふむ。 いや、自分も死体を見つけただけだし、雪に埋まっていたから、痕跡も消えていたように思う。まあ、素人の意見だが。(ただ、と小さく肩を竦めて続ける。 捜査の進展なぞ期待してはいなかったのだから)――目玉泥棒の事を、自警団が忘れているように思ったのでね。 [Fri 5 Mar 2010 01:04:34]
レイン・パレット > ―――――………仕方のない奴だよ。本当にお前という人物は……… ( 自警団がどれほど万能な人物の集まりだと考えているのか。表通りの治安を守るので手一杯になるのが現実だ。それこそこの地区の犯罪を抑制しすぎてどうなると思う?行き場のなくなった犯罪者達は一般的な市民が住まう場所でも躊躇なく犯罪をしはじめることであろう。既に住み分けされてしまった空間。はっきり言ってしまおう。街全体の自警などとは不可能だ。 ) お前は私たちが随分と嫌いなのだな。最も此方の者たちもまたそう考えている人物は多いであろうからお互い様なのだろうが。 ( 彼の口振りから感じるもの。それは自警団への不信感か。 ) あの少年への繋がりがある人物を知っているか?もしくはその現場をお前は見たのか。身元不明の死体をポンと渡されても捜査など進展する筈もあるまい。 知っている事があるのならばここで答えろアイゼンリッター。 [Fri 5 Mar 2010 00:54:07]
アイゼンリッター > そうか。結構な事じゃあないか。(悪びれも無くそう告げる。 以前の――活動開始当時のように、むやみに自警団へと敵意や失望を向ける事は無くなった。 ただ、行動せずに喚き散らすだけという輩への憎悪は未だに蠢いているし、自警団がこの区画を放置している事への憤りとて消えたわけではない。 彼らが「自警団」の看板を掲げるのであれば、街全体を『自警』するべきだろう。 なら、この区画へ来るのも当然だ)(故に、続く問いにも間を空けることなく肯定する)ああ、その通りだ。 巡回路にでも運ばなければ、自警団は気付かなかったろうからな。 ――彼が殺されていたのはスラムの奥だ。(そして殺したのが目玉泥棒にせよ模倣半にせよ、いずれにしても野放しになっているのは変わりない。 相手の口調を気にした節は無いけれど、此方の口調も似たようなものだ。 悪意は無い。 ただ、親しげに振舞うのは苦手だし、相手の此方に対するスタンスがわからない以上、そうする理由も特に無い。 口にしている内容も――彼にとっての――事実を並べているだけに過ぎないのだ) [Fri 5 Mar 2010 00:40:42]
レイン・パレット > 当然だ。この辺りの警邏などは殆どする事はない。貴様のせいさアイゼンリッター。 ( ――――彼が残した被害者。そこで事件が起こり、それへの通報が自警団へとあった。ならば私たちは動かなくてはいけない。その力の入れ具合が大あれ小あれ、市民の声を無視していては私達の仕事は決して成り立つ事はないのだから。 )( 非戦闘員だ。その性格は暴力的で護身用の鞭をベルトに提げてはいるものの、スラムや暗黒街などの危険区域で大立ち回りを演じるような輩などをこの私が捕縛できようはずもない。 ) 先日『被害者』という書き込みと共に私たちの警邏ルートに少年の犠牲者が放置されていた。それを置いたのはお前という認識で間違ってはいないか? ( 質問を重ねていく女が彼を見つめる視線は厳しいものであるだろう。威丈高な口振りではあるが、これは相手への悪意があるというわけではなく普段からこんな口調であるのだから致し方あるまいと思ってほしい。 ) [Fri 5 Mar 2010 00:32:12]
アイゼンリッター > ――自警団。 珍しいな、こんな所で。(相手の名乗りと示された腕章。スラム街や暗黒街を警邏してまわる自警団員は、そう多くはいない――というより、自分が遭遇していないだけかもしれないが。 たった二人としか逢っておらず、うち一人は殺されてしまったのだから、珍しいと表現しても間違いではあるまい。)(自警団員であるのなら、犯罪者か否かを疑うことに力を割く必要は無い。 相手に此方を捕縛する意思があるのか否か、だ。 徒手空拳なのか魔術師の類なのか、或いはそれ以外の何かか。 ともあれ、距離は開けておいた方が良いだろうと判断。 両足を軽く開いてスタンスを確保しつつ、真っ向から視線に向かい合う)――此方も捜査の進捗に関しては気になっていたから、調度良い。 質問の内容にもよるが、答えられる範囲ならば。(まずは第一の質問。 自分はアイゼンリッターか否か。 頷いてみせる)他にいるという話は聞いた事がないからな。 私がそうだ、という事になる。 [Fri 5 Mar 2010 00:11:38]
レイン・パレット > ( スラムを徘徊する鉄仮面――――こいつは―――― ) …………貴様、”アイゼン・リッター”か? ( 視線を鋭くして相手に尋ねる。噂通りの鉄仮面。この目で見る事は初めてであるし、外回りが主な仕事ではない私が出会う事になるとは正直な所、思ってもいなかったのだが。 ) 自警団の者だ。丁度いい、お前には質問が山ほどある。 (  上着の上から身につけている腕章を相手にわかるように示すと、その謝罪は無視して鉄仮面を真っ直ぐに見据えるとただハッキリと自分の目的だけを相手に伝えることだろう。 ) [Fri 5 Mar 2010 00:02:25]
アイゼンリッター > (結局のところ対処療法に過ぎないことは、ここ一、二年の自警活動で十二分に痛感している。 が、雪それ自体には喜ぶべき点もあるのが事実だ。 此方が十全に対策を取っているという前提があってこそだが、犯罪者を取り押さえる際に極めて有利となるのだから。 もっとも、そんな風なことを考えて常に靴へ鎖を巻いている男は、果たして正気と言えるのかどうか甚だ疑問でもある)…………うん?(聞き覚えのある――そして驚くような声に、鉄仮面が其方へと向けられた。 仮面の下で目を細め、相手の様子を見やり、一瞬の思考。 ――確かいつだったか犬の散歩をしていた女性だったかと思い出す。 カインとして出会い、サンタとしてプレゼントを聞いた女性だ。首輪とリード。良く覚えている。 あの時の印象では、犯罪やスラムに関わるような人柄だとは思えなかったけれど)(上着に隠れている為か、此方はまだ貴女が自警団だという事に気づいてはいない。 鉄仮面を被った男が、しばし視線を向けて――低いが、良く通る声を発した)……驚かせたのならば、謝ろう。 [Thu 4 Mar 2010 23:54:37]
レイン・パレット > ( 雪が降れば家のない人は寒さで凍え死ぬ。死ぬのならばたとえ罪を犯そうとも人は生きる為に悪行に手を染める。寒さを凌げぬ者達が犯す犯罪は増加の一途を辿るばかりというのが現実であり、私達が出来る事はただその被害を最小限に抑える為の対処療法。 )( もっともその点に関して愚痴を零す気などはないがな。犯罪の起きない都市などというものは古今東西存在した試しがない。大らかな風潮であるこのヴェイトス市ではそれはなおさらだろうよ。 ) ――――………なっ……!? ( そうして考え事をしながら空を見上げていたらなんか降ってきた。唐突に予期せぬ事態には流石に目が点になり間の抜けた声を口走ってしまう。この私とした事がまったく………―――― ) [Thu 4 Mar 2010 23:42:08]
アイゼンリッター > (振り仰いだ視線の先、夜空――ではなく屋根の上を、赤い襟巻きを翻して移動する人影があった。 その人物は高所を身軽な動きで移動していたが、ややあって雪の降り続ける空を見上げて小さく首を横に振り、屋根の縁に手をかけると空中へ身を躍らせた。 一瞬の間が開き、ドサリという重い音と共に、貴女の前方へとその人物が着地する)――戦果ゼロ、か。(微かな呟き。 まあ、こういう日もたまにはある。 暗黒街やスラム街は広く、その全てをくまなく一人で警邏できるわけでもないし、あらゆる箇所で発生する犯罪に駆けつけることなど不可能に近い。 今夜に関しては運悪く、そういう現場に遭遇する事はできなかった。 そろそろ引き上げようかと考えて路面へと降り立ったのだが……少なくともまだ、鉄仮面を被った青年は、貴女に気付いた様子は無い。 着地した際に取ったしゃがむような体勢から、ゆっくりと身体を起こした所だ) [Thu 4 Mar 2010 23:35:23]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――視界の先。』 [Thu 4 Mar 2010 23:30:29]
レイン・パレット > ( 事件の聞き込み、それから被害にあった少年の素性などを調べているのだがこれがどうにも難産だ。犯行現場を目撃した人物などは今の所見当たらなく、そして被害に遭った少年との関わりのある人物も見付けられてはいない。 ) 実に困ったものだよ。こうして何の解決の糸口も見当たらないというのは些か気が滅入ってくるというものだ。 ( また雪か、とずっと振り続けている空を見上げる。ここ最近は実に雪の降る日が多い。そしてそれは私達の立場のような人間にとって歓迎出来るような事などではない。 ) [Thu 4 Mar 2010 23:28:40]
レイン・パレット > ( 自警団の制服に防寒の上着を羽織った妙齢の女性はスラムの通りを歩く。 ) 遅々として成果は進まずか。………致し方あるまいと思わなければやってられない気分にもなる。 ( 件の再発した目玉泥棒の事件を調査しているのだが、一向にそれが進展してくれる様子はない。こうも成果が挙がらなければ自然に溜め息だって出てしまうというものじゃないか。 ) [Thu 4 Mar 2010 23:14:35]
お知らせ > レイン・パレットさんが入室されました。 『 さて、と。 』 [Thu 4 Mar 2010 23:08:26]
お知らせ > ミーシャ@自宅さんが退室されました。 『 ―――おやすみなさい。 』 [Thu 4 Mar 2010 03:21:06]
お知らせ > ラナウェさんが帰りました。 『 ――今宵の雪は、ちょっと暖かかった。 』 [Thu 4 Mar 2010 03:19:57]
ラナウェ > ――そうだね。 ( いずれ、ミーシャにも知られるのだろうか、私の姿を。 其れは少し、怖い。 誰であっても正体を明かすのは、怖い。 でも、不幸ではないのだ。 こうしてミーシャと知り合えて、友人も出来て。 ――私も、負けず劣らず幸せだ。 ) 気にしなくていいよ、ミーシャとちゃんと話してみたいって思ってたし…私こそ長く話しちゃってごめんね。 ( でも、楽しかったと告げる。 彼女の種族については詳しく判らないけど、どちらにしたって良い時間だ。 ) ありがとう、ゆっくり休んでねミーシャ。 ( ゆっくり席を立つ。 ミーシャの母親にも一礼して、お邪魔しましたと一言。 ――ミーシャのお陰で色々興味が湧いた、フランという人物に。 今度はしっかりと話をしてみようと、ラナウェは席を立ち、ミーシャの家を出よう――。 ) [Thu 4 Mar 2010 03:16:03]
ミーシャ@自宅 > まだ他の異種族の方々のように一目で分かる差があるものではないですけれど。それでも気にする人は必ずいるものですから。 ( ――――それでもホープという種族は恵まれている部類に入る。人の血が混じったお陰で眠りの呪いを和らげる事に成功した、着床率の低いサラブレッドのようなものなのだから。――――はい、私は幸せです。今がとても幸せ。 ) ごめんなさい…そろそろ寝ないとまずいかも……ちょっと長く引き留めてしまったみたいですみません。 ( 今日のおしゃべりはこれぐらいにしておこう。元々寝不足というのは普通の人以上に堪える体。―――もっとも近頃は夜はかなりの時間起きていられる事ができるのだが。その代わりに朝の目覚めの太陽を忌避するようになってきている―――― ) [Thu 4 Mar 2010 03:09:23]
ラナウェ > それがいいよ。 一人で悩むよりは、ね。 ( 一人で悩んでもいい結果はなかなか出ないもの。 それならいっそ、誰かを頼ってみるのも手だ。 あれ、でもディアボロスってどこかで聞いた事があるような。 ) そんなとこ、かな。 がんばってね、大学に入ったらお祝いくらいするからさ。 ( 仲間が増える、というのは楽しみになるものなんだろうか。 このときの私は、胸が躍っているかのようだった。 ) ( 話題に触れてこないのを感じれば心の中だが、礼を告げる。 知らなくていい事も世の中にはある、というし。 ) ミーシャはホープだったんだね。 ん、そっか…ならミーシャは幸せなのかもしれないね。 ( 良いところが口に出る、という事はそういう楽しい事があるから、なのだ。 悪い事しか出ないのはいい事が何も無いという事。 だから、まだミーシャは幸せなんだろうと、勝手に思考する。 だけど――この街は決して平和じゃない、いや下手をすればどの街も平和とは言えないのかもしれないが。 ) ん――、随分長く話しちゃったね。 大丈夫? ( 眠そうな動作をするミーシャに対して声を掛ける。 つい話に時間を費やしてしまった。 私も、そろそろ帰らないといけないか。 ) [Thu 4 Mar 2010 02:59:49]
ミーシャ@自宅 > ( ふぁ……と少し眠そうに口を開き目元を擦る。もうこんな時間か。湯気を立てていたコップが冷めてしまうぐらいにちょっと長話をしてしまったかな。 ) [Thu 4 Mar 2010 02:50:59]
ミーシャ@自宅 > ―――そうですね。今度ミニーにあったらちょっと相談してみる事にします。 ( 何も言わず悶々と胸の内で抱えている事は良くない。―――それにそうだ、ミニーだったら言う事はっきり言ってくれそうだし、無理なら無理!ってはっきり断ってくれるだろう。きっと。 ) ―――――  経験者は語る、なんちゃって。 はい、私がんばります。 ( 彼女のそれはきっと実感の籠もった言葉だったのだろう。空気を和ませようと軽く冗談のように言った後、私はそれをしっかりと胸の内に刻んでおく事にした。 )( 拒否する事を望むのならばそれに触る事はしないだろう。それぐらいの気遣いはする性格だ。彼女がどこから来たか―――それを知らずともこうして穏やかな時間は過ごせるもの。 ) ―――――私は、この街の雰囲気なんか好きですよ。私もホープで人間とは少し毛色が違うから、けど色々な物がごっちゃになってるせいで細かい所は気にしないでくれる人もここには多いですから。 ( ――――だからこそその違いすぎる差が怖いというのはあるのだろう。大らか過ぎる土壌は時に恐れを人に抱かせる。 )( もっとも少女が口にした側面は良い事を並べただけで、多種多様過ぎる物が混在する為の弊害もまた数多く存在しているのは事実なのだろう。 ) ( そうだったんだと口元に手を当てる。少女がフランベルジュを思う気持ちは尊敬というよりは慕情といった言葉の方が相応しくはあるだろう。それもその気持ちは子供には似つかわしくない淫靡で爛れた想い。 ) [Thu 4 Mar 2010 02:49:04]
ラナウェ > なるほど、そうだったんだ。 でも、友人なら相談するくらいはしてもいいと思うよ。 迷惑だとか考えちゃうと、それはそれでキリの無い話になるし。 ( 誰だって誰かには迷惑を掛けているもの。 それでも、相談するくらいの権利はあっていいはずだ。 迷惑だから、なんて考えると気が引けるのは私もそうだった。 だけど、友人だと言うなら相談してみてもいいだろう。 他の手段を教えてくれるかもしれないし。 ) というか、私も最初はそれで失敗してるからさ。 がんばれ、ミーシャ。 ( かつての私。 色んな思考が混ざり合ってなにやら余裕がなかった。 今みたいに散歩なんて、考えにも至らなかったし。 ) ( 触れて欲しくない、と思うのには理由がある。 ミーシャのように顔見知りの人物なら尚更だ。 話しても――良い方向には行かない。 ) うん、私も慣れてきたからこそこうやって散歩なんか出来るんだよ。 昔の私じゃ…きっと怖がって無理だった。 ( 大学に来てからは暫く寮を出なかったなんて事もあった。 雰囲気が違いすぎて、別世界に放り出されたかのような錯覚があったから。 ) 学校で知り合ったわけじゃないんだけどね。 本当にたまたま、同じ店で会ったの。 ( そういえば今度あちらの学科に来てみないかという言葉を貰っている。 ミーシャの尊敬する人物、だと言うなら尚更今度ちゃんと話をしに行くのも悪くない。 ) [Thu 4 Mar 2010 02:28:58]
ミーシャ@自宅 > いえ、友達でミニーっていう女の子がディアボロスで働いているんですけれど……その子に頼んだらやっぱり少し迷惑かなって思ってしまって。 ( きっと彼女も自分の分の仕事で忙しいだろうというのに手間を増やしてしまっていいものだろうか。 ) 多分?けど確かに余裕を少しは持たないとはいけませんね。 ( 早く早く、と逸る気持ちを抑えないとどこかで失敗してしまいそう。その辺りは自分でも落ち着かなきゃね。 ) ( ――――相手の雰囲気からこれはあまり話題にしない方がいいのかなと思う。誰にだって言いたくない事の一つや二つはあるだろう。そう、私にだって―――― ) そうでしょうね。私なんかはこっちに住んで長いからもうこの市の雰囲気が自然になってきてしまってますけど。 ( ほとんど生まれてからこっちヴェイトス暮らし。けど様々な文化、宗教、種族が混在するというこの市が普通じゃないというは知っている。 ) ラナウェさんとお知り合いだったなんて驚き……なんてちょっと思ったけど、考えてみれば同じ大学生ですものね。 ( 歴史文化学科と戦闘科。印象的には離れているが歴史とは戦争の文化でもある。まったくの無関係という事でもないのだろう。まあその辺りは少女の深読みのしすぎで、向こうはたまたま偶然に出会ったというだけなのだが。 )( 恋は盲目。彼女の評価に割とフィルターが掛かっているのは愛嬌だ。 ) [Thu 4 Mar 2010 02:17:12]
ラナウェ > ん?…どうかしたの? ( ふと、思考を止めてミーシャを見ると何か悩める様子。 どうしたんだろうと首をかしげて見つめる。 ) えーと、何の言葉だっけ。 とりあえず、余裕があればそれだけ物事を考える隙もあるわけだから、切羽詰っちゃう事もないって言いたい…のかな? ( どう言えばいいのか判らなくなってしまった。 兎に角、焦り過ぎないように、と伝えたかったらしい。 ) ( フランベルジュという人物がどれほど影響を与えているのかはラナウェには判らない。 だけど、原動力になっているという所までは理解できた。 ) ――…。 ( 隠す気があるわけではない、と言うと嘘か。 でもこれは、言いたくない。 出来る事ならば。 ) 確かに、全然違うね。 違いすぎて、慣れるのに時間が掛かったよ。 ( 最初は牢獄にでも居るような気分だった。 だけど、戦闘科の仲間に出会えた事で心を開き始めた自分が居る。 まだ完全ではないけど、慣れてきているのには違いない。 ) そうだったんだ。 この前、私も知り合ったばかりだったんだけど…そっか、ミーシャにとっては尊敬してる人だったんだね。 ( 私に比べて大人びた人物。 妙に印象に残っている存在。 理由は定かではないけれど、ミーシャと彼女の意外な繋がりを知った。 どんなすごい人なのかと思っていたら、意外に身近に居たんだな、なんて驚きもする。 ) [Thu 4 Mar 2010 02:00:05]
ミーシャ@自宅 > ひょっとしたら……うぅん………けど―――― ( ミニーに話を持って行っていいものかと悩み中。私と同じ年だというのにもう召喚士ギルドで頑張っているミニー。こういうのってお願いしていい物なのかな? ) もう、ラナウェさんてば。………考えるな、感じろ、なんていう言葉もありましたっけ。 ( それはもうなんていうか勉強とは別世界の話なんだけれど。けど確かにリラックスなんかも大事な事だ。ずっと勉強しているばかりでは体も持たないじゃないか。 ) ( フランベルジュとの関わりはミーシャに大学への道を淡い夢ではなく、行くべき現実的な道へと変えてくれた。――――まあそのやる気の原動力になっている物が色々と倫理的にまずい気がするのはこの場では置いておくとしよう。 ) そうだったんですか。 ――――― ( ああ、なるほどと手を合わせたけれど――――続く相手の反応は短い答えに目を逸らす物。 ) ――――ヴェイトスなんかは特殊だから、他の地域とは大分雰囲気の違う所でしょうね。ラナウェさんはもう慣れましたか? ( 視線を逸らされたら、あまり以前の地区に良い思い出が無いのかと。そちらの方には触れないようにした方がいいのかな。 ) ――――ええ、フランベルジュ・フランドールさんですよ。ヴェイトス大学歴史文化学科の。……………あれ? ( そういえば名前は言ってなかったけ。あれだけ熱っぽく語ってたというのに。 ) [Thu 4 Mar 2010 01:49:52]
ラナウェ > 知り合いか…――ん? ( あれ、何か引っかかった。 確か以前、そういう関係の仕事をしている人物に出遭った気がする。 首を傾げて名前を頭の中であさり始める。 ) 調子に乗るくらいの余裕があればきっと大丈夫。 あんまり考えすぎても、上手く行かないしね。 ( 力んでいても仕方ない。 ようは、余裕も必要だ。 ただただ勉強に囲まれ続けたって勉強効率が飛躍的に変わるものでもないんだし。 ) ――…おお。 ( 元気な返事だった。 思わず、感嘆の声を漏らしてしまう。 ミーシャとのやる気が、それにも繋がっているのだろうか。 ) ――え? あ……うん、そうだよ。 ( やってしまった。 と思うのは既に手遅れである。 だから咄嗟に答えられたのは短い返答。 今までは気をつけていたのに――。 ミーシャの思う所は大体正解、但し完全な正解では、ない。 動揺したように視線を一瞬、無意識に逸らした。 ) うんうん、そうだろうね――って、え? フランって…もしかして、フランベルジュさん? ( 一瞬の間を空けて、記憶が繋がった。 もしそうなら、私は一度出会っている。 軽く話をしただけではあるが、何故かしっかりと覚えている人物。 まさか、知り合いだったのか――と。 ) [Thu 4 Mar 2010 01:34:45]
ミーシャ@自宅 > そうですよね……やっぱり知り合いとかいないと……―――― ( ――――ふと私は友人の召喚士を思い出した。ミニーにお願いして……とか、なんて事を。 ) そうやっておだてられると調子に乗っちゃいますよ? ( ――――うん、けど調子に乗れてしまえるぐらいにがんばろう。きっとそれぐらいにがんばれば道は開けてくるもの。 )  ハイ!!  ( 頷いた。あの人は私の私の大好きな人。身も心も繋がったどこまでも愛しい人。 ) ―――――……?そういえばラナウェさんは余所から此方の方に移り住んで来たのですか? ( やっぱりまだ、なんて事はそういう意味なのだろうか。ヴェイトス大学が有名だというのにも取り立てて興味を持っていないようであったし、だからなのかなって。 ) あ、私もそう思ってフランさんにはお時間がある時に色々と勉強も教わったりさせていただいてます。やっぱり現役の方から教わると本当に身になります。 ( 既に何度か勉強会はしている事を彼女に告げる。私たちだって出会うたびにニャンニャンしているばかりではないのだ。………最近は、会う度にちょっとやってばかりな気がして勉強が疎かになっている気がしないでもないけれど。 ) [Thu 4 Mar 2010 01:21:45]
ラナウェ > ( でも、あんまり思い出さない方がいいのかもしれない。 ただ、居なくなってしまっただけなら、別に悲しいだけで済むかもしれないけど。 ) 機会かぁ…。 そればかりは難しい問題だね。 ( ミーシャの年齢だと、やはり見た目で判断されてしまうだろう。 働けるのか、と。 仕事をする、というには確かに若すぎるかもしれない。 色んな意味も含めて。 ) そこまで言えるようになったら怖いものなしなんだろうなぁ。 ミーシャならそれのレベルまで学んでしまいそうだけど。 ( どちらにせよ、今後の結果は彼女次第だ。 お金に関して口出し出来るわけも無し、蓄えがあるにしろ無いにしろ――彼女次第だ。 ) …? ミーシャ、本当に好きなんだね、その人。 ( 好き以上の感情は、ラナウェにはまだ判らない。 だからどうしてそんなに表情を緩ませるのか、判らない。 だから本当に好きで好きでたまらない人物なんだろう、と認識する。 ) そう、なんだ。 やっぱりまだ、この街の事判ってないんだな…私って。 ( 所詮は流れ者、金があっても、結局は。 だからこの街の事は詳しくない、そうなんだ、以降は思考の中で収める心算だったのに知らず知らず口から毀れた。 ) じゃあ、がんばらなきゃね。 ――あ、なら勉強もその人に教わったらどうかな? 学園内に知り合いが居るなら、今後を有利にする為にもさ。 ( 学校内にいる人間に勉強を教われるならそれ程心強い事はない、と考える。 大学に入るというなら尚更、自己流だけでなく教わる事も十分ミーシャにとって有利に働くはず、と。 ) [Thu 4 Mar 2010 01:05:04]
ミーシャ@自宅 > ――――はい……… ( 頷いた。私はホープである事を嬉しく思う。普通の子なら2,3歳の頃の記憶なんて殆どないであろうに。けれど私はホープだったから覚えていられて、だから早くに亡くなった父をまだ思い出せる事が出来るのだから。 ) そういったお仕事もきっと出来るとは思うんですけれど……やっぱり機会が見つからなくて。 ( はふぅ。 )( スラム在住のまだたかだか13の子供――――例え類稀なる知識があっても、そういった経歴の人間を何の伝手もなしに雇ってくれる事は難しいだろう。 ) そうですね。私も胸を張って勉強には自信があります!って言えるぐらいにならないと。 ( 母親も娘の為に倹約をして貯めているから、このままいけば15、もしかしたら来年の14にもなれば受験費と少しの間の学費が払えるぐらいの蓄えは貯まる。だから後は自分自身次第だ。 ) えっと、えっと好きっていうか……―――― えへへへへ。 ( 愛してるっていうか。―――まあ流石にそんなアブノーマルな事をそうそう言えたりはしないから、緩み切った笑顔を浮かべるぐらいまでにしておく。――――ここで名前を言っておけばよかったのだけれど、もうすでに言ってあるものだと思ってしまってるあたり少女は賢いのだけれど抜けている。 ) 名門ですよ。それこそヴェイトス大学生だ!って言えば周りの人にちょっとした自慢を出来るぐらいには。 ( だからこそ私だって憧れているのだもの。 ) うん、その人と一緒の大学生活とかいつかはしたいなあ…… ( ――――あんなこととか、それからこんなこととか―――― )( ――――そんな未来を口にして、即座に爛れた日常を想像してしまうあたりはもうすっかり重症なのだろう。 ) [Thu 4 Mar 2010 00:49:33]
ラナウェ > うん、だから――大切にね。 ( 私も、居なくなってしまった知人達の顔がよく思い出せない。 楽しかった思い出もあったはずなのに、色褪せてしまった。 ) ( 元気の良い返事が聞こえて視線をミーシャへと向ける、 微かに口元に笑みを浮かべたのは無意識か否か。 ) 肉体労働は、辛いだろうしね。 うぅん、ミーシャでも出来る仕事か…、魔術関係とか? ( といっても本当に魔術をやるわけではなく、その手伝いのようなもの。 それなら力仕事にはあんまりならないだろうし。 とは言ってみるも、結局学費を補える程の収入になるかなんて判らない。 ) そうだね、それこそ自信を持てる位には勉強しておいても損は無いと思う。 ( だが逆に、それだけの知識を持って大学に入れたならそれは強力な武器になるだろう。 試験にさえ受かってしまえば、後は彼女の好きなように知識を得ることが出来るわけだし。 ) ――へぇ、その人の事大好きなんだ? ミーシャがそこまで褒めちぎる人なら、会ってみたいな。 ( と、疎い自分でも理解出来る。 何しろその話をしてる最中のミーシャは妙に輝いて見えたから。 故に興味が湧いた、どんな人なのだろう。 ) ――名門かぁ、私…少し自覚足りてないのかも。 ( 目の前の事に夢中だったからなのか。 名門大学だなんて事すっかり忘れていた。 それくらい、自分にとっては『どうでもいい』という考えがあったのかもしれない。 ミーシャに言われるまで自覚なんてしてなかったんだから。 ) ミーシャにも憧れの人が居る事も判ったし、尚更がんばらなきゃいけないね。 ( 憧れ、それは時に大きな力になる。 過去に私もそんな思想を抱いていた気がする――その人はもう、居ないけれど。 ) [Thu 4 Mar 2010 00:21:12]
ミーシャ@自宅 > ――――……思い出は…いつかは少しずつ色褪せていってしまいますから……… ( ―――私は亡き父のそれをいつまで鮮明に覚え続けていられるのかな。残してくれた物しか―――彼女の言葉にふとそんな事を考えて。 ) ……………ハイ! ( 応援してくれている人がいる。それはなんと励みになる事なのだろうか。無表情だけれどその握り拳が彼女の誠意を伝えてくれたから、私もそれに元気よく笑顔で返事をする。 ) もうちょっと大人だったら色々とお金になる仕事なんかも出来たりするんですけれど…… ( お花売りの仕事なんかではとてもとても。しかし私のような力のない小さな子供が出来る仕事なんて言うのはほとんどないのだから仕方がない。 ) ―――ぅーん……だといいんですけれど。まだまだ不安だからもっとしっかり勉強がんばらないと。 ( ヴェイトス大学といえば歴史もある名門学校。それは年齢の割には色々と知ってはいるけれど、だからといって大学の実力に達しているかどうかは自分ではわからない。だからいざ受験できる、ってなった時の為にも勉強勉強! ) かもしれませんね。あのね、とっても素敵な人なんですよ。綺麗で、優しくて、それからそれから―――― ( ――――その彼女の事を話しだすとちょっと色々熱が籠って長くなってしまいそう。だってだって、大好きなんだもん。 ) そうですよ。ヴェイトス大学といえば名門中の名門ですから。――――だといいなぁ。うん、だからやっぱり頑張らないといけないんです。 ( うん、と私もまた握り拳つくって気合いを入れる。 ) [Thu 4 Mar 2010 00:08:35]
ラナウェ > ( 逆に言えば私はどこまで他人の為に動けるのだろう。 判らない、そんなものは――まだ判らない。 ) うん、大切にしてあげて。 ――残してくれた物しか、 ( と、言葉を途中で切った。 あんまり話しすぎると自分の昔話になってしまう。 ――それは避けたい。 ) ――うん、がんばれミーシャ。 私は応援してるよ。 ( 無表情だけど、手に握りこぶしを作り、その右手を自分の前で曲げ少し力を入れる。 がんばれ、と応援するように。 ) うん、一般開放されてるのは図書館くらいだと思う。 大学だっけ、一般開放まではしてないし。 ――ん、ヴェイトス大学に行きたいんだ? そうだね、自分で学費を稼ぎながらは、きっと大変だと思う。 でも勉強については大丈夫じゃないかな、ミーシャは頭の回転も良さそうだしさ。 ( これは本音。 以前の、此方がミーシャを助ける為に声を掛けた時の判断は早かった。 一度顔を見ているというのもあっただろうけど、瞬時に動けたのはミーシャのお陰だ。 それに普段から知識に囲まれている彼女なら、大学生になる事自体は難しくは無いと思う。 壁があるとするなら、やっぱり学費だろうか。 少なくとも自分の立場は気にする必要は無いと思う。 どこで暮らしているなんて、関係ない所だ。 じゃなかったら、私なんてきっと入れなかった。 ) ミーシャの知り合いも? そうなんだ、じゃあどこかで会ってるかもしれないね。 ( ここで名前を知っていれば、きっとすぐにその人物に行き着いただろう。 出会ってまだ日が浅い、忘れるにはまだ早い。 ) そっか、私達からすると当たり前の空間でも、ミーシャにとっては憧れなんだね。 ――でも、きっとなれると思うな、ミーシャも。 ( 戦闘科、とは言わないが知識を必要とする学部は沢山あるのだ。 きっと、彼女にあった学部もあるのではと思考する。 )  [Wed 3 Mar 2010 23:45:04]
ミーシャ@自宅 > ( 私はそこまで良い子じゃない。私は私とその周りにいる人達が幸せである事を切に望むエゴイスト。だから自警団とか騎士なんかといったそういった人達にはすごいなっていう気持ちを抱いてしまう。 ) そうですよね。私もお母さんもそんな気持ちです。 ( ――――だから売れないな。売ってしまえばかなり生活の助けになるんだろうけれど、やっぱり駄目かな。 ) ――――……そうなのかな。ふふっ、じゃあもっとこれからもがんばろう。 ( 好きな事をして、楽しんで、そして褒められるのならばやらない理由はどこにもない。 ) そうですね。蔵書が深い事のそれ自体は他の地域でも珍しくはないでしょうが、一般的に多くの人達に開放されているという事はそう多くない事だと思います。 ――――えっと…私…学校なんかには行ってないんですけれど、将来は学生になりたいなって思ってるんです。出来ればヴェイトス大学で。働いて自分の学費を稼ぎながら……なんて考えているんですけれど、まだまだ子供だからそうはいかないでしょうし、それにそもそもちゃんと大学に合格するぐらいの頭があるかも不安なんですけれど。 ( その先―――までとなるとまだ考えていない。そもそも私が大学生になれる事じたいが不安だから。こんな所で暮らしている人間なのに、っていう負い目もあるからその夢を告白する時は少し照れくさそうにだけれど。 ) ( ありがとう、と娘を溺愛の母親はそれこそ嬉しそうな笑顔を浮かべるだろう。その本人も勿論と言われたから嬉しそうにしている。 ) へぇ―――凄いです。私も知り合いに通っている方もいますけれど、大学生ってやっぱり憧れてしまいます。 ( いいなー、なんていう羨望の眼差し。 ) [Wed 3 Mar 2010 23:28:11]
ラナウェ > ( でも私は自分だけが幸せ、では納得できない性分…らしい、最近は。 だから自警団になろうなんて考えるようになってきたんだろうか。 ) でも、お父さんが残してくれた物なんでしょ? なら、別に間違った考えじゃないと思うな。 ( 少なくとも、私がミーシャの立場なら同じだっただろう。 自分で買った物に意味が無いとは言わないが、自分の親しい人が残してくれた物は、大切な物だと思う。 ) 好きな事なら尚更だよ。 好きな事を前を向いて一生懸命やれるのは、すごいよ。 ( 私は――別に好きじゃない。 戦いたくて戦闘科に入ったわけでもない。 仕方ないってわけでもないけど――望んだってわけでもない。 だから私は『偉くない』んだろう。 ) 一般開放されてるのは大きいよね。 将来は、何かなりたいものとかあるの? ( 首をかしげて問いかける。 気になるのだ、彼女がどんな将来を目指しているのか。 ――自分が定まっていないから、気になっているのかもしれないけれど。 ) はい、勿論ですよ。 ( 少し明るめの声で、ミーシャの母親へ答えよう。 自分にとっても、友人は大切なもの。 そして自分が守りたいと思った人なのだ、仲良くなんて当然の事。 ) 最近出来たんだったかな。 ――うん、そだよ。 私はヴェイトス大学に所属してるんだ。 ( ――そういえばつい先日、喫茶店で同じ学園の生徒と出遭った。 何故かすごく鮮明にイメージが残ってる――なんでだろ? 無言で一つ首を傾げた。 ) [Wed 3 Mar 2010 23:01:33]
ミーシャ@自宅 > ( 下を見て安心しているという訳ではないし不幸自慢をしたい訳ではない。むしろ周りの人達に愛されている私は恵まれているのだと自分では思っている。――――どんな形の愛にせよ。 ) 本当は書き写せばもう必要ないのだから、それで売ってしまえば家計の足しになると思うんですけれど………なんだかそれは出来なくて。 ――――私ただ……色々知ったりするのが好きだから。ただ好きな事をしてるだけですよ。 ( 勉強好きなんていうと良く凄いねなんて言われるけれど、私にとってはたまたまそういう好きな事が他人に褒められる物だったというだけの事だと思っている。だからそういう風に言われるとちょっとこそばゆい。 ) 一般開放されていてあそこまで蔵書が充実している事は本当に助かってます。ああいった所が無かったら、私なんかは学ぶ事も難しかったでしょうから。 ( 独学だけでなく現役の大学生にも色々と関わりを持っているお陰で、少女の知識のレベルはそれこそ大学の学生達と比べて何ら遜色のない物を持っている。種族という利点は持っている物の、これもまた間違いなく一つの天賦の才であるのだろう。 ) ( いいえ、これからも娘と仲良くしてやってね、と母親は笑顔を向ける。可愛いらしいといった印象を抱かせる娘とは違い、綺麗という雰囲気の女性。一児の母に見えない若々しさは純粋に年齢がまだ20代なのだという事があったりする。 ) 学生さんだったのですか。へぇ…戦闘科。そういったのもあるのですね。――――ひょっとして、ヴェイトス大学だったりするのですか? ( 私の恋人も通っている所。ひょっとしてそうなのだろうか?と聞いてみよう。―――部屋の中でも外さないニット帽。私自身だって人間ではないし、そう言った事は深く気にしないのだけれど、隠してある以上はあまり触れないでおこう。 ) [Wed 3 Mar 2010 22:41:56]
ラナウェ > …そうだね。 ( 短く答える。 ミーシャの言う通り、まだまだ貧しい層の人は幾らでも居る。 それを考えればなんとも私は幸せか。 多くの親しい人、仲間を失ったと言ってもこうして生きていられる――こんな話を聞いて悲観的になんてなれない。 ) ミーシャのお父さんが? ――そっか、ミーシャは勉強熱心なんだね。 学園の一部の人には見習わせたいなぁ…。 ( こういう人物こそ将来は頭の良い学者になったりするのだろう、立場さえ良ければ。 されどミーシャはそうも行かない、さすがに学園に入って学ぶには財政的にも苦しいだろうし。 ) 図書館かぁ、確かに一般開放されてる場所で色々学ぶならあそこが一番かな。 ( 学部上、大体は学園内になる本で事足りている私とはどうにもレベルが違うような気がする。 本のタイトルを一瞬見た限り、ミーシャという少女は私より断然頭がいいんじゃないだろうか。 ) いいえ、十分なくらいです。 突然お邪魔したのに、ありがとうございます。 ( ぺこりと一礼する。 確かに若く見える、少なくとも私の両親よりは若いんじゃないだろうか。 年齢的なのか、それともそういう美容とかあるのかな、なんて思考を巡らせつつ、 ) あ、うん。 さっき学園の寮に居れば、って言ったよね。 私は一応学生で、戦闘科で勉強してるんだ。 ( 正直、戦闘科で武器を持ち歩いてまで散歩してるような人物は私くらいかもしれない。 普段から制服を身に纏っているがマフラーをつけたりコートを着たりしている為最近はあまり学生として見られなくなった。 ちなみにニット帽は常時着用している、人前で外す事はないが、その頭には二つの盛り上がりがあるのが判るだろう。 といっても、そういうデザインの帽子だと言い張るのだが。 ) [Wed 3 Mar 2010 22:15:37]
ミーシャ@自宅 > 私たちもまだ平気な方ですよ。ちゃんと二人しっかり暮らしていける事が出来ていますから。 ( もっと貧しい層――――例えば家なんかを持たない浮浪者達にはこの雪はあまりにも辛すぎる。私たちはまだ貧しくても親子二人何とか不便がない程度には暮らしていけるもの。 ) ――――あ…殆どはお父さんが残してくれた物です。私もお勉強とか好きだけど、本なんか安くはないから有る本で調べられない事が出来た時は図書館なんかで色々と学ばせてもらったりしてますね。 ( 眠り姫の父の蔵書だけあってその本は子供が読み解くには非常に難解なレベルである。しかし私自身もただの子供ではない為、これらの書物は大いに助けになっている。 ) ( 安物でごめんなさいね、と口元に手を当てる母親の年齢はとても若々しい。少なくとも12,3になる娘がいるとは想像が付かないぐらいの年齢に見えるだろう。 ) ―――そういえばラナウェさんは何をしていらっしゃるんですか? ( ああいった物を持ち歩いてるけれども、傭兵なんかそういった類の雰囲気は見当たらないし―――少女もまたコップを両手で包みながら首を傾げて尋ねてみる。 ) [Wed 3 Mar 2010 22:01:38]
ラナウェ > ( 奥から聞こえるのは、彼女の母親の声。 うん、ちゃんと一緒に居られてるみたいで良かった。 ) 私は学園の寮に居れば降られても大した問題じゃないんだけど…ミーシャ達はそうもいかないよね。 ( 学園の寮はそういった設備は安定している。 けれど一般家庭はそれを整えるのにお金が掛かる。 特に、スラム付近に住む人にとっては結構な出費になってしまうんじゃないだろうか。 私はまだ、幸せな環境にいると思えるくらいに。 ) ――。 ( お邪魔になる際、ミーシャの家の中で視線をあちこち巡らせた。 様式の、それ程広くない部屋だ。 学園寮の個別部屋が狭いと思っていた自分が申し訳ない。 ――ふと、それ程物が無いな、と思っていた頃に。 本が視界によく映るのに気付いた。 ) …ミーシャは読書とか好きなの? ( 自然とそんな質問を漏らした。 ) ( 居間へと至るとミーシャの母親の姿にまた一礼する。 どうぞ、と湯気の立つお茶を出して貰えば無表情の中で少し口元を綻ばせ、ありがとうございますと、受け取ろう。 ) ん、おいしです。 ( コップを持ち口元へ運び、飲む。 寒いという事もあり暖かいお茶はとても美味しく感じた。 ) [Wed 3 Mar 2010 21:47:44]
ミーシャ@自宅 > ( いらっしゃーいと奥から母親の声も聞こえてくる。 ) 綺麗だから私も好きだけれど…これだけ降ると大変かな。 ( 暖を取る為の薪だってタダじゃないし、普段はそういったのを少しは節約出来ても雪が降るぐらいに凍えてしまえば流石に使わざるを得ない。 ) ( はいどうぞ、と頷いた。案内する家の中は質素な様式で部屋は広くなく物もあまり多くはない。その中でも本の類などといった物が目立つのはちょっと不思議な家か。 )( 居間の方へと案内すれば母親がどうぞー、と湯気の立ったお茶を出してくれるだろう。それこそ安物の茶っ葉だが。 ) [Wed 3 Mar 2010 21:38:16]
ラナウェ > うん、ありがと。 ――お邪魔しまーす。 ( ミーシャが鍵を開けてくれれば挨拶を一つして足を踏み入れる。 と、続いた一言に後ろを振り返り、空を見上げた。 ) 本当だ、最近多いよね。 ( 綺麗なのはいいんだけどね、と呟いて右手で自分の赤いマフラーを弄って見つめた。 雪が多いという理由もあってマフラーを着用するようになったんだっけ。 ) あ、ちょっと場所借りるね。 ( とはいえ、家の中まで持ち込むにはちょっと邪魔である。 よって良いにしろ悪いにしろ刀の入れた鞘を肩から下ろし、両手で玄関の隅に立てかけさせてもらおう。 ) [Wed 3 Mar 2010 21:17:30]
ミーシャ@自宅 > お待たせしました。どうぞ上がって下さい。 ( 元からそれなりには片付いているお家。人を家に上げるからと改める部分も少なく、家のカギが開けられるまでにはそう時間は掛からない。 ) あ…雪。 ( 彼女を招く時にふと空からちらほら降り始めた白い物に気付く。近頃は本当に多いと思うな。 )( その辺りは気にしない方がいいだろう。以前のように何の前触れもなく強盗に襲われる事だってある地域なのだし、そういうのは肌身離さず持っていた方がいいと思う物。 ) [Wed 3 Mar 2010 21:13:13]
ラナウェ > ( ――とはいえ、最初に会った時も短剣の鞘は持っていた。 その時は状況が状況だったから、仕方なかったけど――とりあえず玄関にでも置かせてもらってから上がらせて貰うつもりだ。 ) [Wed 3 Mar 2010 21:08:21]
お知らせ > ミーシャさんが入室されました。 『 パタパタパタ―――』 [Wed 3 Mar 2010 21:02:56]
お知らせ > ラナウェさんが来ました。 『再開』 [Wed 3 Mar 2010 21:02:05]
お知らせ > ラナウェさんが退室されました。 『 一つ、自分の姿に溜息を漏らした。 』 [Wed 3 Mar 2010 01:20:43]
ラナウェ > だけど、自分や誰かを守る為には傷つける事もあるかもしれないね。 だからこう、出来れば使いたくないって言う方が正しいかも。 ( 絶対に傷つけない、なんて無理な話だ。 だから、場合によっては命を守る為に命を奪う事もあるかもしれない。 そうならない為に強くならないといけない――。 ) ――…? ( ふと、言葉を詰まらせる姿。 どうしたのかと首を傾げた。 ) んーん、子供でもなくても、一人は心細いものだと思うよ? ( 人によるのかもしれないけれど。 少なくとも私も、一人は苦手だ。 ) ん、判った。 お邪魔させてもらうね――。 ( 頷くと、家の入り口の方へと歩いていく。 ミーシャの走る音を耳に捉えながら、自分の腰を見た。 ――家の中に持ち込むのはちょっとなぁ、なんて。 仕方ないから玄関を貸してもらおう。 ) [Wed 3 Mar 2010 01:19:42]
お知らせ > ミーシャさんが退室されました。 『( それからちょっとだけお片付けにガサゴソ。 )』 [Wed 3 Mar 2010 01:16:59]
ミーシャ > そうですね……うん。痛いのは嫌ですし、誰だって傷付きたくなんてないですよね―――――――っ……… ( 傷付くのも傷つけるのも嫌だというのはわかる。人を殺すなんてのはとても恐ろしくて想像もつかないこと。 )( けど―――血はみたい。あの綺麗な赤い血潮は。それまで頷いていたけれど、見たくないでしょ、との言葉に私は咄嗟に言葉をつまらしてしまった。 ) 本当に。もうそんな子供じゃない、って言いたいんですけれどね。 ( 一人が怖いなんて少し子供っぽいと思う。私も13なんだからって気持ちはあるけれど、最近あんな事が続くのだからすっかり臆病になってしまった。 ) それじゃあ鍵開けますね。あっちの方から回ってきてください。 ( ――――おかーさーん、ラナウェさんちょっとお家にいれるねー、と母に声を掛ける少女と、家のカギを開ける為に走る少女は続いてパタパタという足音を鳴らす。 ) [Wed 3 Mar 2010 01:05:31]
ラナウェ > そうだよ、人を斬るっていう事は相手を傷つけると同じこと。 ミーシャだって、幾ら悪い人だからって血なんて見たくないでしょ? ( 剣で斬るという事は、下手をすれば人を殺すという事だ。 つまり、人を殺すのが怖い、血を見たくないというのがラナウェの本音。 だからそう、自衛の為に抑止力として持ち歩く。 そういう意味では、ミーシャの言うように自衛できればいい、くらいな意識なのかもしれない。 ――少なくとも今は。 ) うん、一人だと心細かったりするだろうしね。 ( うんうん、と一つ頷いた。 一人の、寂しさは、よくわかってる…心算だ。 と、 ) うん、私は大丈夫だよ。 ( 特に考えもせず頷いた。 散歩自体は時間を潰すという意味もあった。 ミーシャが誘ってくれるというなら、乗らない理由はなかった。 ) [Wed 3 Mar 2010 00:55:47]
ミーシャ > そういうものなんですか? ( 本当に人を斬れるわけじゃない―――飾りか自衛の為に示威目的か何かで持っているのだろうか?とそれを聞いて少女は思う。強いとか弱いとか、そういったのは私は良くはわからない。ただ自分の身は自分で守れるぐらいにはなりたいな、ってちょこっと思うのだけれど、そういう風になるには幼い私には道は遠そう。 ) 一人でいるよりはずっと大丈夫です。――――そうだ、お時間あります?もしよかったら少し上がっていきませんか。 ( 軽くおしゃべりでもしたいな、なんて思ってそう誘ってみるのだけれどどうだろうか?と首を傾げる。 ) [Wed 3 Mar 2010 00:48:13]
ラナウェ > ん? ( ミーシャ言葉に小さく首を傾げ、どこに視線が向いてるかを理解すると、 ) 使える…って言ってもちょっとだけだよ。 本当に人を斬れるわけでもないし。 ( 実際使うような場面は、本当に命に関わる状況だと思う。 それにこの武器を使って実戦した事はない。 訓練だって本物の武器を使うわけじゃないんだし。 それに私は、ミーシャが思ってる程きっと強くはない。 あの時も――鉄仮面が居てくれたからこそ、どうにかなったんだから。 ) そうなんだ、それなら少しは安心かな。 ( ただ、と視線を地面に落とす。 それが絶対安全か、と言われると頷けるものでもない。 例えば目玉泥棒、今は個人を狙った行動が多いけど万が一孤児院を狙って集団殺人を計画したら? 孤児院に戦えるような人が居る、とは自分のイメージだけだと想像できない。 そんな心配なんてすればする程キリなんて無いのは判っているのだけど、やっぱり心配だ。 ――そういえば鉄仮面の人はどうしてるのだろう、目玉泥棒なんて話を聞けばすぐに捕まえようとするんじゃないだろうか? 少し、考え込むように動きを止めた。 ) [Wed 3 Mar 2010 00:36:16]
ミーシャ > そうでしたか。――――そういった物を使えるのなら、この辺りをお散歩しても大丈夫なんでしょうね。 ( その長身の鞘を目に止める。―――そういえば熱で朦朧だったが、助けてくれた時にも徒手で鮮やかな手並みを拝見させてもらった。そういった風に自分で自分の身をしっかり守れるというのはちょっとうらやましいなって羨望を私は視線に込めずにはいられないだろう。 ) はい、大丈夫です。今はお母さんが仕事の間は知り合いの孤児院でお世話にならせていただける事になったんです。 ( 今は仕事も終えた母も家にいる。だから暫くは一人になることもなくて私も心から色々安心する事が出来る。 ) [Wed 3 Mar 2010 00:25:15]
ラナウェ > ( 対し此方も安堵する。 こうして元気そうなミーシャの姿が見えるという事は、あれから特に何もなかったんだろうと。 ) うん、こんばんは。 ――用って程でもないんだけどね、何時も通り散歩してるだけだよ。 ( 危険は承知の上で踏み込んでいる、故に無用な心配と言えばそうだし、そうじゃないと言えばそうかもしれない。 彼女の位置からは普段持っていない長身の鞘を肩から掛けているラナウェの姿ははっきり見えるだろうか。 ) ミーシャはあれから何も無かった? ちゃんと、誰かと一緒にいるようにしてる? ( 建物の近くまで来ると、そう問いかける。 目玉泥棒が出現するような場所だ、危険に巻き込まれたりしていないか、と。 ) [Wed 3 Mar 2010 00:13:25]
ミーシャ > あぁ、やっぱりラナウェさんだった。 ( 自分の思い違いだったというわけでもなく呼びかけに振り返った相手はやはり知人の顔で。少女は両手を合わせて幼い表情をほころばせる。 ) こんばんは。どうしたんですかこんな時間に?この辺りに何かご用でもありましたのでしょうか? ( ――――近頃はまた目玉泥棒が出たと聞きましたけれど、と。少し危ないんじゃないか――――なんてのは余計な心配だったかな。 ) [Wed 3 Mar 2010 00:06:45]
ラナウェ > ( どの道。 此処での生活の分はしっかりと返さないと、お世話になってばかりではいけない。 自警団になれば収入も手に入るし、誰かを守る事も出来る。 あ、それを理由に話してみると効果的かな? 視線を戻して歩き始める、左手を鞘に添えたままなのは一応警戒を解いていないという素振り。 別に戦いたいわけじゃない、こんな物を振り回したらそれこそ命のやり取りだ。 ) いつ、捕まるのかな? ( スラムの路地裏を歩きながら呟いた。 危険な存在は、早く捕まって欲しい。 と、) ――? ( 声が聞こえた。 黒いニット帽の中で耳が少しだけ動く。 聞き覚えがあるけど、どこだろう――。 周囲を二回見渡して、顔を上げる。 あ、と小さく声が漏れる。 建物の窓から身を乗り出している人物に目が留まった。 あの子は―― ) ――ミーシャ? ( 鞘から手を離し、その姿を見据えると少し早歩きでその建物に近くへ歩いていく。 ) [Tue 2 Mar 2010 23:48:52]
ミーシャ > ( 空気の換気の為に窓を開けた視線の先。凍える風に微かに体を震わせた少女は路地を歩く知った顔の姿を見つける。 ) ラナウェさーん。 ( 桃色の髪のホープは家の窓から少し身を乗り出してその人影に声を掛けてみよう。 ) [Tue 2 Mar 2010 23:44:05]
お知らせ > ミーシャさんが来ました。 『――――あれ?』 [Tue 2 Mar 2010 23:40:43]
ラナウェ > ( そういえば将来私はどうしたかったんだっけ。 学園で学び、感情を取り戻し、それから――? 誰かを守る為に剣を持ちたい、そんな風に考えてはいたけど具体的じゃない。 自警団にでもなる――両親は承諾してくれるだろうか。 別に戦闘科に入ったのは自警団に入る、という目的を初めから持って入ったわけじゃない。 ただ感情を取り戻すというのが本当の理由。 だから卒業するまでに感情が戻ってしまえば両親の望みは叶った事になる。 だったら。 ) 私の自由で、いいのかな。 ( こうしろ、ああしろって言われているわけじゃない。 なら何をしようと受け入れてくれると、思いたい。 時々手紙を送るくらいだから、今の両親の考えは判らないけど。 ――手紙を送って相談してみようかな? ) [Tue 2 Mar 2010 23:36:26]
ラナウェ > …。 ( 簡単な話、そんな危険な場所で散歩しようなんて考えなければいい。 でも、私はこういう静かな所のが落ち着くから散歩コースから外したくない。 出遭ってしまったら戦うなり、逃げるなりすればいいんだ。 余程の事が無ければ、大丈夫。 ) でも、目玉泥棒か…。 ( ミーシャは大丈夫かな?私の記憶だとスラムに住んでいるはずだけど。 また襲われたりしていないだろうか、最近そんな心配がある。 私は自警団みたいに強くないし、学校もあるからいつでも自由に動き回れるわけじゃない。 ちゃんと一緒に居てくれるような人は見つかっただろうか、守ってくれるような人に出会えただろうか。 ) ――いい天気。 ( なのに、変な事を考えて頭の中はどんより曇天だ。 空を見上げて、鞘を左手で触れたまま大きく溜息を漏らした。 ) [Tue 2 Mar 2010 23:30:19]
ラナウェ > ( つい先日、夜遅くに出かけている事を同僚に注意された。 言われた内容は出かけるなとかそういうものではなかったけれど――。 ) ――『目玉泥棒』。 ( 噂には聞いた事がある。 殺された死体の目が抉り取られ無くなっていた、事件。 ここ最近はそういった事件の話が出ていなかったから特に気にはしていなかった。 だが、つい先日同僚に『目玉泥棒がまた出たらしいから、もし出かけるなら注意しなさい。』との事。 別に危険は無いなんて思っては居なかった。 だけどその犯人は何人も殺しておきながらまだ捕まっていないという。 事件発生から長い間捕まらず、性懲りも無くまた殺人を起こしたという事は――。 ) ……。 ( 危ない、かもしれない。 だから今日は『武器』を持って来た。 退治する気なんて無い、だけど万が一出会ってしまったら――短剣だけではきっと、危険。 ) [Tue 2 Mar 2010 23:20:53]
お知らせ > ラナウェさんが入室されました。 『 腰に掛けた長身の鞘に手を触れる。 』 [Tue 2 Mar 2010 23:10:58]
お知らせ > ブルーボックスさんが退室されました。 『塒に辿り着くまでが散歩』 [Tue 2 Mar 2010 19:38:39]
ブルーボックス > …(かえろう)(乏しい知性に瞬く言葉に従い)(気付けばもう肉体は行動を始めている)(がしゃっ)(がしゃっ)(舞い散る粉雪の壁を押し割って)(進め進め)(入り組んだ貧民街の迷路も、長らくの滞在者にとっては我が庭も同然である)(欠片足りとも迷う筈も無く右に左に的確に曲がって時に誰も知らない小道を通りショートカット) [Tue 2 Mar 2010 19:38:23]
ブルーボックス > ……(凡そ春とは思えない風景)(しん)(この危険な空模様の時に敢て貴重な体温を無駄遣いしに出て来る人影は全くと言っていいほど見当たらない)(其処彼処に点々となけなしの蝋燭や油、もしくは薪木を焚いて光と暖を得ているのか)(小さな灯りを窓辺から盛らしている家々の様相を窺うことが出来る)(ひやっこさしか感じなかった風雪に入り混じり)(ぷうんと漂う暖かな食べ物の匂い)(多分何処かでシチューでも作ってるんだろう)(上の空に丁寧に舐め続けていた飴粒も)(気付けば小指の先ちょっと程度に縮小中)…(静かな夜の中で交わされる人の声を聞いたような気がして)(がしゃ)(半ば無意識に留まっていた箱底が跳ねていた)(雪掻きをしたばかりなのに)(もう薄い層を積み上げ始めている道の雪膜に四角い判を押しながら) [Tue 2 Mar 2010 19:34:47]
ブルーボックス > ……(何悩んでたんだっけ)(ころころと迷宮時代では味わえなかった人間社会の味を箱の中で転がしながら)(粉砂糖のように今も周囲一帯をデコレーションして回っている雪景色に見回す目線を通わせた)(空気の流動)(箱の中に渦巻く熱気が外に溢れ出て)(湯気のように真っ白に濁って夜気の黒さに溶け込み)…!(ぶるっ)(吹き寄せる夜風に乗った雪片を一身に受け止めて)(今更に今の寒さを思い出したかのように全体の輪郭を揺すり上げた)(ぢゅるぢゅる)(外に食み出していた二振りの感覚器官を引き寄せて)(がぷん)(閉じ合わせる箱の裏側に隠して仕舞い込み) [Tue 2 Mar 2010 19:26:30]
ブルーボックス > …(あまー)(牛乳とちょっとのクリームに多目の砂糖で煮詰めた甘露の至福)(あっという間に怨み辛みを忘れることが出来る単純な知力) [Tue 2 Mar 2010 19:22:17]
ブルーボックス > (あれだけいっしょーけんめいがんばったのにあめいっこだなんてろうどうのたいかにみあわないというかぼくがにんげんじゃなくてはこだからってあまくみてるにちがいないそうだそうだにきまってるみてろよこのしかえしはいつかかならずしてやるしょうべんちびりながらびびらせてよるもねむれないようなおそろしいめにあわせてやるぞとりあえずこんやあたりにでもねしずまっているときにいえにしのびこんで)(ころり)(しもやけになりかけている触手に絡み付いた飴玉を開けっ放しの箱蓋の裏側に放り込み) [Tue 2 Mar 2010 19:21:16]
ブルーボックス > (気紛れに湧いてきた勤労意欲の趣く侭にスラム住民の手を引っ張った数時間前)(そりゃもう頑張った)(物凄く頑張った)(壊れかけのスコップを使って交通を阻む雪源を掘り返して巡り回った数時間)(老朽化と元々の耐久性のあわせ技でその処理が死活問題に等しい屋根の雪下ろしは今落ちるか何時落ちるか冷や汗物だった数時間)(気付けばあんなに高くにあった御日様も夕暮れの彼方に沈み切って)(今ではとっぷりと夜の暗さに染まっているあばらやだらけのスラムの風景)……(結果の給金)(ころん)(逆様に振った小さな袋から触手の平の上に零れ落ちて来る丸いブツ)…(飴玉一粒)(馬鹿にしてんじゃなかろうか)(沸々と遣り切れない憤懣が滲み出る暗がりの道の隅っこ) [Tue 2 Mar 2010 19:17:51]
お知らせ > ブルーボックスさんが入室されました。 『おしごとください』 [Tue 2 Mar 2010 19:13:36]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( 空を見上げる。 雪はまだ降っていた。)』 [Sat 27 Feb 2010 00:48:54]
ルァ > ( 先日の【目玉泥棒】の一件は、少女の耳にも入っていた。 スラムの噂 と、して。 けれど少女はこの【目玉泥棒】が、【本物】では無いことを知っている。 だから ――― ) ………【目玉泥棒】のこと分かったら、 教えて。( 此方へと向かってきた人影に、言う。 友人、ゴシュジンサマ、家主、カリンさん。 様々な人と関わって、「全ての人間が自分の敵」という認識を改めてから、スラムの孤児仲間とも少しずつ仲良くなれた。 此処へ来たのは、そんな仲間の1人 だ。) 何か分かったら教えてほしいの。 オネガイ。 犯人に結べるようなことが分かったら何か―――暖かいゴハンでもおごるよ。 って、ミンナに伝えておいてほしいな。( 少しだけ笑って、そう告げて。  何も知らない、何もできない のは、イヤだ。 少しでも情報がほしい から。) ………まぁ…。 ( 今の【目玉泥棒】が、過去の事件も全て背負って捕まってくれたら、とても嬉しいけれど。 そんなことを、思いつつ。) [Sat 27 Feb 2010 00:45:05]
ルァ > ――――― ……さむい……。 ( もう一度呟く声は、微かに震えて。) ( こわい。 こわい。 雪は嫌い。大嫌い。) ――――― ……。(そしてもう1つ、考えることは ―――― )…【目玉泥棒】。( 自分がソレと関わるようになったのは、もうずっと前のことのような。 けれど昨日のことのような――。今は大切な大切な、 友人の犯した罪。 それはきっと模倣犯だろう。 理由は分からないが。 けれど何にしろ、【目玉泥棒】という存在がまた表に出るのは、自分にとってあまり嬉しいコトではない。) ( ―――― コツン。 階下から、薄く積もった雪を踏み此方へと向かってくるような足音が、 聞こえて ) [Sat 27 Feb 2010 00:25:27]
ルァ > ――――― 。 ( 雪が降っている。 全てが白く、白く、白く。 スラムの一角。よく来る場所。階段の 上。 ) ………… 。 ( 黒髪にオッドアイの少女は、す ゥと小さく口を開けて…けれど言葉は出ず、白い息だけが冷たい空気の中に消えた。) ( 家主を刺したことを思い出して、それからなんとなく、家主と、カリンさんを避けていて。 カリンさんに赤ちゃんが生まれたことはとても、とても嬉しいけれど、ちゃんと、赤ちゃんを見ることも―――― ) ………寒い…。 ( ぽつり。 呟く声はとても小さい。) [Sat 27 Feb 2010 00:04:38]
お知らせ > ルァさんが入室されました。 『( 白い息を吐く )』 [Fri 26 Feb 2010 23:57:14]
お知らせ > レイン・パレットさんが退室されました。 『 ――今日はこのあたりにしておくか。(成果無し。想定の範囲内だ。) 』 [Fri 26 Feb 2010 22:58:42]
レイン・パレット > ( しかしだからといって、今回のような条件で発覚した事件の捜査などに割く余力などは、ただでさえ多忙な自警団にありはしないだろう。だからこそ普段はデスクワーク派の私などもこうして聞き込みなどをしたりする。この地区は安全であるなどとは口が裂けても言えない。が、自衛程度ならば私でも出来る望みはあるだろう。 ) ………流石に人がいないか。この雪だ。仕方もあるまいだろうな。 ( 出来る限り人通りがありそうな路地を選んで歩いてはいるものの、やはりこの時間、この天候では人影は中々見当たらない。 ) [Fri 26 Feb 2010 22:55:16]
レイン・パレット > ( 目撃者もいない殺人行為。身元不明の被害者の少年――――手掛かりなんて呼べるものが殆どないこの一件、殺人犯が見つからずこの行為が徒労に終わるだろうという未来は容易に想像が出来た。 )( しかしだからといって、徒労に終わる事が目に見えているからなどというのは自警団が調査をしない理由になどはならない。その力の入れ具合が大あれ小あれ、事件が発覚してなおそれを無視する事は私達には許されない――――許してはならない行為なのだ。 ) [Fri 26 Feb 2010 22:41:12]
レイン・パレット > ( つい先日同僚が見つけた(恐らくは)鉄仮面が残した被害者という肩書の少年の死体。その素性―――もしくは何かしらを知っている者がいないかと聞き込みをしているのだが、今のところは何かしらの結果も出ることなく空振りに終わっている。 )( 少年の目玉はその両方ともがくり抜かれていた。―――ここ暫くは音沙汰のなかった目玉泥棒がまた今になって殺人を繰り返し始めたのだろうか。 )( あるいは模倣犯?殺人の罪を既に充分な程に罪科のある殺人鬼へと擦り付ける為の工作。そういった線がないわけではない。その辺りの関係が分かればよいとの聞き込みだが、被害者の少年しか情報がない現在は大した事がわかる期待は持てないだろうとも思っていた。 ) [Fri 26 Feb 2010 22:28:58]
レイン・パレット > ただの仕事だよ。それ以上でもそれ以下でもないだけの事だ。 ( こんな雪の中まで御苦労なこった――――聞き込みをされた男は皮肉交じりの調子でそんな言葉を自警団の腕章を身に付けた女に掛ける。そう言われた女はそれに何か反応するでもなく、ただ淡々と言葉を返した。 ) [Fri 26 Feb 2010 22:16:46]
お知らせ > レイン・パレットさんが来ました。 『 そうか。呼び止めてすまなかった。 』 [Fri 26 Feb 2010 22:11:32]
お知らせ > J3さんが帰りました。 『 目玉が無いことに気付いて腰を抜かすのはもうちょっと後の話だ。 』 [Fri 26 Feb 2010 01:29:56]
J3 > ( しかし捨てておく訳にはいかない。春も近いし、別の団員がこの死体を回収したら「J3が見回っていた時にはこの死体は無かったのか?」って話になる。どうせなら自警団に一報いれるか、自分で弔ってやれよな!可哀想だろうが!特にこの俺がよ! ) クソ…っ。 ( 俺は舌打ちしながらその死体を運び出そうとした。 ) [Fri 26 Feb 2010 01:29:29]
J3 > ( …死体は餓鬼だった。糞ったれの糞餓鬼め。死ぬんならどこか別の場所で死にやがれ。だが更に俺が許せないと思ったのは、その餓鬼の死体に「Victim(被害者)」――或いは、生贄という意味かもしれない――と書かれたカードが置いてあったことだ。マフィアの制裁でなければ、こんな事をするのは鉄仮面だろう。 なんでだよ、クソッ。どうして俺が非番の時にこういう嫌がらせをしない?俺に恨みでもあるのか? ) [Fri 26 Feb 2010 01:26:11]
J3 > ( ――さて、今日はもう特に収穫は無いかと切り上げようと思った時だ。地面に転がってる死体をみつけてしまった。どうして見るだけで死体だってわかったか、だって?この仕事をしていると何となくわかるもんなのさ。だってぴくりとも動かないし。 そして俺は死体が大嫌いだった。だって怖いもの。 ) …畜生。こんなところで死体とデートするぐらいなら、猿の小便でも飲んだほうがマシだ。 ( しかしここは自警団の――この俺の巡回ルート。死体を無視したら俺の給料に関わる。だから俺はごくりと唾を飲み込みつつも、ゆっくりとその死体に歩み寄った。 ) [Fri 26 Feb 2010 01:20:13]
J3 > ( いいんだよ!強盗やレイプや殺人の無い街なんて無ェ!ならそれが正常なんだろッ!大事なのはその犯罪が金になるかどうかだ!みんな自分の身は護りたいから金を出して法律とかでそういう犯罪を許さない風潮ってのをつくってるが、スラムの連中はそういうのに金なんて出さないんだからよ! ) 犯罪が皆無の街があったら、逆に俺はそっちの方が怖いねェ。きっとその街の奴らは気が狂ってしまっているに違いないんだから。 [Fri 26 Feb 2010 01:11:54]
J3 > ( 同僚の中には暗黒街やスラムを警邏するのも居るらしいが、俺は止めておけと言いたい。――あ、俺のこれは警邏っていうよりはアルバイトだがね。こっちのことはこっちの連中だけで処理させておけばいいのさ、その方が世の中は上手く回る。下手な正義感に燃えて死んじまった自警団員の女が居ただろう?死んだら元も子も無い。ましてや俺たち自警団は、まともな戦闘訓練だって受けてないのが多いんだ。だから、自警団に多くを望むな! ) まあどうしてもっていうんなら、誰かと組ませてやらせるべきなんだが…。 ( 必ずパートナーがいる状態を保てるかというと、そういうわけにもいかない。 ) [Fri 26 Feb 2010 01:03:17]
J3 > ( 何故大した手柄にならないのか?そこにはちょっとした理由がある。 ――まず、俺は鉄化面に捕まえられた連中がどんな犯罪をしたのか証明できない。下手をすれば、連中は暴漢に襲われたただの被害者だ。捕まえた鉄仮面本人が詰め所で証言してくれるわけでもないから、連中が無実を訴えればそのまま無罪放免なんてケースもあっただろう。被害者の方を逮捕ってことになったら、俺の面子も丸つぶれだ。だから手柄にしようと思うと、中々難しいのだ。 ) 勿論、方法は無くはないが。 ( 明らかに無実の人間でも「怪しい」ってイチャモンつけて金品を巻き上げるこの俺ならば。 ) [Fri 26 Feb 2010 00:52:00]
J3 > くそッ。金、金、金だ。どっかに500万ぐらい落ちて無いかな…。 ( 金貨で500万というと相当な量になるので、落ちているなんてことはまあ無いだろうが。500万級の美味しい話でもいい。そういう話が転がってきたりしてもいいだろう? ) 鉄仮面の置き土産は残ってないもんかね。道端に転がっている連中を「俺が捕まえました」って言えば俺の手柄になるんだがね。 ( しかしそれは大した手柄にはならない。大した手柄にならなければ、俺の給料に中々結びついてこない。 ) [Fri 26 Feb 2010 00:42:18]
J3 > ( レインとのデートの後、J3の心の中に忘れかけていた何かが目を覚ましたのは確かだ。しかしその何かはとても小さく、結局は男の素行を正すことには繋がらなかった。或いは、少しずつ変わっていくきっかけになるのかもしれないが――ともあれ。 ) スラムの奴らは犯罪行為をする。だが、金を持っていない。金を持っていないから犯罪に手を染める。 金持ちは犯罪をしない。何故なら、金を持っているから――。 ( つまりそれって、スラムの連中から搾り取る額が限られているってことだ。怪しいブラティリアを脅して持っていた鞄をひっくり返してみても、本当に1エンも出てこないことが良くある。そういう時、俺に何が出来るか教えてやろうか。舌打ちするだけさ。無いものは仕方が無い。 ) [Fri 26 Feb 2010 00:31:04]
お知らせ > J3さんが来ました。 『 スラムを行く。 』 [Fri 26 Feb 2010 00:24:50]
お知らせ > ブルーボックスさんが退室されました。 『(後ろから死霊に殴られつつ)(スカッ、スカッ)』 [Wed 24 Feb 2010 22:54:00]
ブルーボックス > …………(行こうか)(行こう)(そして)(がしゃん)(長らく遊んだ万年留守の廃墟に高い音を響かせた)(跳ねる跳ねる)(スラムの背景でひっそりと活動している魔法生物は今日の遊び場を求めていざ外へ) [Wed 24 Feb 2010 22:53:33]
ブルーボックス > ………(ぺき)(カルシウムが抜け落ちてスカスカになっている骨組織はちょっと圧力を加えただけで割合に簡単に亀裂が走った)(生前の栄養状態なんかも有るんだろう)(ますます怒り心頭になる元肉体の持ち主の揺らぎを感じながら)(食えない代物に結局咀嚼しきらずにぽいと屍の横たわる側に放るようにして頭蓋を乗せた)(窓辺の弛んだ鎧戸の向こう側から室内に照らし込む青白い月明かり)(びゅうびゅうと吹き込んで来る夜風は心成しについ先日に比較すると少しばかり温かくなり始めているような)(そろそろ本格的に春が来るのかも)(割れた石の地面に兆す緑の芽の頭に宝石の感覚器官から一瞥を飛ばし) [Wed 24 Feb 2010 22:50:07]
ブルーボックス > ……(にゅる。口腔の辺りから頭蓋内部に侵入する軟体。オツムの脳組織も空っぽになってしまった空洞の中をにゅるにゅると泳ぎ)(間も無くして)(にゅっ、にゅ、にゅー)(眼孔二つから飛び出すようにして触手が二振りこんにちは)(飛び出す目玉ー)(頭上できぃきぃと怒っている自縛霊の死霊が背景)(脳無しになっても思考可能な幽霊達も時折)(生き物の知性とは肉ではなく魂に宿っているのだろうか)(閑話休題)(大きく開け放しの箱蓋に引き寄せた骨の塊を)(がむ)(噛み付かせた) [Wed 24 Feb 2010 22:46:04]
ブルーボックス > (シデムシのぞろぞろ蔓延っている、スラムに点在の廃屋の一つ。眠っている間に気持ちよく黄泉の門を潜れそうな程度に骨組みの隅々に至るまで老朽化した挙句に黒かびがびっしりぶよぶよと群生してついでに鼠に齧られてぼろっぼろになっているような場所である。風に吹かれているだけでみしみしと軋り立つ物音が素敵なBGM。その危険地帯を探索中に拾ったのがこの頭蓋骨。寧ろ人体骨格標本一式が揃っていたが其処から頭だけを選り抜いたということ。ちょっと持ち上げた途端に靭も筋肉もまるっと綺麗に削げ落ちた骨からがっぽりと、下顎が落ちて地面の上に転がった)……(これで上顎だけ。モノも噛めない。箱からにゅるにゅると伸びる肉色の触手で米神に当たる部分を左右から挟んで持ち上げつつ) [Wed 24 Feb 2010 22:40:41]
お知らせ > ブルーボックスさんが入室されました。 『あおばこ は にんげんのずがいこつをひろった』 [Wed 24 Feb 2010 22:36:16]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 [Wed 24 Feb 2010 22:15:12]
アイゼンリッター > (……もっとも。 この自警活動は端ッから一人でやろうと決めて開始したものだ。 その覚悟はしているし、腹も括ったつもりでいる。 自警団が動こうが動かなかろうが、VHGが動こうが動かなかろうが、やるべき事は何一つとして変わらない。 被害者の死体を巡回ルートに安置し、カードを沿え、傷ついている瞼を閉じさせる。 ぽっかりと開いた空洞を覆い隠すだけだけれど……しないよりは、だ)……さて、次か。(警邏の続きに向かうとしようか) [Wed 24 Feb 2010 22:15:02]
アイゼンリッター > (その為に、この死体は自警団にも見てもらわなければならない。 ――まあ、自分が怪人扱いされていることは重々承知しているから、目玉泥棒に罪を擦り付ける為に云々と疑われる可能性もある、が)……連中に危機感が無いのも、如何なものかと思うからな。(その辺りはお互い様だろう。 殺人犯が居住区に潜伏しているかもしれないという可能性は示唆してあるのだ。 それを放置すれば最終的に、この死体が居住区で見つかることになるぞ――と。 現に一度、芸能横丁で殺人を犯している。 物事の移り変わりの早いヴェイトスでは風化しつつあるとはいえ、決して無関係でいられるような事件ではないのだ) [Wed 24 Feb 2010 21:50:44]
アイゼンリッター > (現場保持――という考え方は無い。 既に幾日も経過しているだろうし、雪まで降ってしまっては、痕跡など残ろう筈も無い。 仮に現場から逃走する際に足跡を残してしまったとしても、とっくに消えてしまっている――少なくとも、周囲の雪を除けて確認した限りでは、だ。 となると、この死体は例によって例の如く、自警団の警邏ルートへと移動させておく。《Victim(被害者)》と記したカードと共に。 一刻も早く目玉泥棒を捕らえねばならない。 決め手が無い。 状況を打破するべく動いてはいるのだが……)一先ずは様子を見るか、それとも続けざまに行動するべきか……。(自警団とVHGが連携して捜査を始める可能性はある。 両組織の出方をしばらく伺うのも手だろう。 少なくとも現時点で、あの殺人鬼は自分に危機が迫っているとは思っていないだろうから) [Wed 24 Feb 2010 21:40:09]
アイゼンリッター > (あの殺人鬼に罪の意識が無い事に加え、早いところ目玉泥棒を捕らえなければならない理由の一つだ。 被害者が増え続ける。 裁かれる気がない以上、奴は必ずまた殺人を犯すつもりでいる。 そして模倣犯――即ち、眼球を抉れば殺しても自分が罪に問われない、と考える輩の存在だ。 故に、『目玉泥棒を捕らえた』という事実が必要となるのだが……)問題は、これが本人の仕業なのかどうか、だな。 ――もっと早くに見つけてやれれば良かったんだが。(眼球の奪い方など、プロがきちんと調べれば判別がつくのかもしれないが……自分に緻密な現場検証はできない。 できたとしても、雪の中に長い時間埋まっていた其れだ。 素人の自分では、わかるわけもない)……参ったな。 [Wed 24 Feb 2010 21:23:07]
アイゼンリッター > (――雪が解け、顔を覗かせた少年のすぐ傍らにて。 鉄仮面を被った男が、顎に手を当てて考え込むようにしながら、小さく呟き声を漏らした。 ゴロンと仰向けに転がった少年の眼窩は虚ろで、ただ天を睨みつけているのみ)……目玉泥棒、か。(忌々しげに、その名前を呟く。 本人なのか、模倣犯なのか。 いずれにせよ、彼が殺され、眼球を抉られたことには変わりない) [Wed 24 Feb 2010 21:11:44]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『hmm......』 [Wed 24 Feb 2010 21:09:03]
お知らせ > ヴェクさんが帰りました。 『もしもーし。 借りたお金返さない悪い子のお家でーすかー?』 [Mon 22 Feb 2010 23:48:07]
ヴェク > ( 自分がそういった連中に狙われる立場になったりしたら―――まあそれはそれでいんじゃないの。どうせクソみてえな人生なんだ。いつまで続こうがここで終わりになろうがどうせ大差もねーものだよ。だったらちょっとのリスクにちまちまびびってるより面白い方を選択しとこうじゃないのさ。 )( カカッ ) [Mon 22 Feb 2010 23:42:57]
ヴェク > ( ――――そんな若が好きそうな死に方がつい先日あったそうですよ、と付き従っている女は彼に伝えた。 ) ――――へぇ。目玉ぶっこ抜かれた死体?あいつまた初めでもしたのかね。 ( ――――曰く両方の目玉が抉り取られた少年の死体がこの付近で朝方に発見されたらしい。まあパッと思い浮かべる犯人像は当然のごとくにアイツ。あの世間知らずでどこかに狂気を滲ませている少しイカれた金髪のガキ。 ) あぁほっとけほっとけ。てきとーにこの付近の話題を賑やかにしてくれるなら、俺としては、歓迎だからな。 ( ――――あっ、親父が聞いたらまた怒りやがるだろうから伝えんなよーと釘刺しといて。俺としちゃあな。退屈する日常なんかより、殺人犯がうろついてる方が刺激的でウケるってもんだ。 ) [Mon 22 Feb 2010 23:28:54]
ヴェク > ま、そんな事言ったってどうしよーもねーか。 ( ケヒヒヒヒヒッ。 ) ここら辺に住んでる連中なんざ、大抵が生き方なんぞも選べねえクズ共なんだしよ。生き方選べねーのに死に様は好き勝手出来るなんつう道理あるわけねーわな。 ( 歪な笑いを浮かべながらただ嘲る。 ) [Mon 22 Feb 2010 23:15:05]
ヴェク > ( 近頃は馬鹿みてーに寒いしなんか雪も多いし、このあたりの地区の住人はバッタバッタ死んでんだろうなー。 ) ………凍死とかほんとつまんなそうな死にかた。 ( 飴をくわえる。なんか聞いた話だと眠るように死んでくとかなんとかみたいじゃん。つまんねー。そんなのってないじゃん。人生に必ず一度はある最期のイベントだってのに、そんな何の面白みもないのってないわー。本当にないわー。 ) [Mon 22 Feb 2010 23:00:49]
ヴェク > こういう時はそうだよな。男と女が揃って寒さに震えてる時はお互いの体で暖めあうっていうのが定番………―――えっ、なんか親父くさいって?お前少しは言葉選んでくれよな……… ( 傷付くわー、と和服の女と下らない会話をしながら雪の降る路地を歩いていく。こいつは護衛といっても俺の女ではなく親父の情婦。こっちがガキの頃から傍にいた存在ってのもあってかどっちかってとお目付け役みたいな存在だ。お陰で手を出さしてくれた事はいまんところ一度もない。かったい奴だなーと愚痴は続きながら気乗りしない歩みを続けていこう。 ) [Mon 22 Feb 2010 22:49:32]
ヴェク > 雪とかマジぶん殴りたくなるほどムカつくんでやめてもらえませんかねぇ…? ( あーやだやだ、と機嫌悪そうにお付きの女に愚痴を零す。こんな時に限って集金の仕事回ってくっからなー。他に手の空いてる奴もいねーし。もうツキがないのには勘弁してくれっての。 ) [Mon 22 Feb 2010 22:39:40]
お知らせ > ヴェクさんが入室されました。 『 さっびー 』 [Mon 22 Feb 2010 22:33:43]
お知らせ > エアリーさんが退室されました。 『( 腹部を刺され、両目を抉り出された死体が残る。 )』 [Mon 22 Feb 2010 01:37:40]
エアリー > ( ナイフと交換と考えれば金銭的に損はないかもしれないが、改めて、襲ってきた少年が恨めしい。 …少年の命については失われて当然、何も考えていなかった。 ) [Mon 22 Feb 2010 01:37:14]
エアリー > ( …両目を、抉り出しておこう。 ―――意外と手間取る作業。 結果眼球も傷つけてしまって、綺麗に取り出すことはできなかった。 そもそも目玉が欲しいわけでもないし、後半は無造作に引きずり出して、ポケットに穴が空き血で汚れたパーカーに突っ込んでおく。 …少し離れたこれを脱いで、ナイフ一式と包んで持ち帰れば良いだろう。 ―――そういえば、ずいぶん愛用していたパーカーだ。 …おそらくもう着られないことを、惜しく思う。 穴くらい繕えば良いし気にしないが、血を落とすのが難しいかもしれない。 良い洗剤を使えば別なのかもしれないけれど、そんな高級品はないし。 ) [Mon 22 Feb 2010 01:34:34]
エアリー > ( …スローイングナイフと、貴族から与えられた物よりはずいぶんどっしりしている、戦闘用ナイフを拾い上げる。 かさばるが、これは良い物かもしれない。 ―――さて、急いでこの場を離れなければと回れ右して… 一度少年を振り返った。 )   …。   ( せっかくの新鮮な死体だ。 さばいて構造を知りたいが、状況が悪いし、それはいい。 ただ――― ちょっと、時代に乗り遅れている感があるけれど。 ) [Mon 22 Feb 2010 01:27:16]
エアリー > …。   ( 幸い、人目にはつかなかったか? …仲裁などは入らなかったけれど、見られたかもしれない。 分からない。 ただどちらにせよ、逃亡奴隷にはどちらが先に襲い掛かって来たとか、正当防衛だとか、そんなのは遠い話。 …幸いフードは落ちなかったから、それだけで良しとしよう。 )   ( 死んだのは分かるから、念のために首を割いておくとか、心臓を一突きとか、そこまではしなかった。 手早く少年の懐を探って、金目の物をいただこう。   …ないか。 襲って来たのは、金目当てだったのか。   ) [Mon 22 Feb 2010 01:21:16]
エアリー > ―――。   ( ふぅん? 人間なのに… 少なくともまるっきりそう見えるのに、そんな事があるだろうか。 ここで殺された少年について、どのようにして知れば良いだろうと考える。 …あのように確認した後で少年がどのように言おうと、それは誤魔化しだ。 その通りさ仲間が承知しないぞ!とか、それ系統の言葉しか受け入れない。 ―――…やがて、下手に探るよりも様子を見た方が良いということで落ち着くが。 とりあえず、この場所は覚えておこう。 …殺しは初めてではないけれど。 偶発的なものというのは… そういえば、初めてのような気がする。 ) [Mon 22 Feb 2010 01:17:31]
お知らせ > 少年さんが退室されました。 『(戦闘用ナイフと戦闘経験値3を残し。)』 [Mon 22 Feb 2010 01:16:03]
少年 > (最後に残したのは泣き言。 エアリーの意図した返答とは違えど、少年は一人で仕事を行っていた事が知れよう。孤独な殺人犯が、また一人、虫のように死ぬ。) [Mon 22 Feb 2010 01:15:35]
少年 > (仲間が居るのかと聞こえた。灰色の眼を僅かに歪めた。)いねえよ、いねえ…ちくしょう…どいつもこいつもおれを…ばかにしやがっ…(最後に毒づき、息絶える。蝿が止まりそうな程に動かない少年の体から魂が抜け出で、どこぞへと去っていく。) [Mon 22 Feb 2010 01:12:59]
エアリー > ( 相手から目を逸らさない。 足下を濡らすのが血でも尿でも、こちらの命に関わるものではないだろう。 …衣服が血で汚れるのは、いささかよろしくないが。 ―――おや、死ぬのか。 …呆気ないものだと、静かに見守っていた。 ) [Mon 22 Feb 2010 01:10:39]
エアリー > …そうか。   私がそれを知ると、私はお前の仲間を殺さないといけない。 そういうことか?   ( 飛躍するが。 少女の中ではイコールで繋がっている。 家族や仲間に累が及ぶことを恐れるのなら、この場で敵対した者に対して、敵は自分だけだと釈明するだろうと。 …それがないということは、こいつの仲間は等しく私の敵。 …どこかで逃亡奴隷 『エリス』 が生きていることを勘付かれたかと、おそらく勘違いの方向にほぞを噛む。 ) [Mon 22 Feb 2010 01:08:23]
少年 > (すっかり青ざめた紙細工のような唇で、ぶつぶつとうわ言を呟き始める。 うつろな眼は、もう正常な判断がくだせるものではあるまい。 体温が、すうと下がる…) [Mon 22 Feb 2010 01:07:58]
少年 > …(顎の肉を削がれても、少年は粘土細工のような顔と、顔色をしている。)もう、痛くもねえ。しゃべっても死ぬ。黙ってても死ぬ…なら言うもんかよ、へへ、バカか…(エアリーがふと自分の足元を見れば、バケツをひっくり返したような赤い水が周囲を濡らしている。それは、少年の流れ果てようとしている血だ。) [Mon 22 Feb 2010 01:03:20]
エアリー > ( 笑い声に、言葉はない。 …首に押し付けていた刃で、顎の肉を削ろう。 すぐに骨だけれど痛みはあるだろうし、笑う元気があるのなら抵抗もするかもしれない。 その時はすぐに首を刺したいので、あまり大きくは動かせなかった。 )   …何の用だ? 『着せられてる』 とか言ったか。   ( 改めて、問う。 咆哮とはうって変わって、静かなものだ。 ) [Mon 22 Feb 2010 00:58:08]
少年 > (何の用、と問われ。)へへ、ははは、はは。(名前も。住所を問われても。)はははははは。はっ、は。(地面に横顔を押し付けられても、小馬鹿にしたように笑う。) [Mon 22 Feb 2010 00:52:36]
エアリー > ―――何の用だ。   ( 抵抗しなくなった少年の首にナイフの刃を押し付けてから、ようやく尋ねた。 …腹の傷は、そりゃあ痛いだろうけれど、致命傷かどうかは残念ながら知識がなく分からない。 少なくとも生きている間は油断できないと… 少年の胴体を跨ぐ形で片膝をついて、覆い被さるような姿勢で髪を掴んだ頭部を強く地面に押し付ける。 )   …名前は? どこに住んでる? [Mon 22 Feb 2010 00:49:59]
少年 > (腹を抑える少年は抵抗も出来ず、)…(声を出す力も無く、地面に押し倒された。鼻血が出る程の鼻の痛みも、燃え上がるような致命傷の激痛に吹き消される。)痛え、痛ええ、畜生…なんで、なんで俺が… [Mon 22 Feb 2010 00:44:55]
エアリー > ( 胴体は一番大きな的で、腹部には様々な臓器があり骨に守られているわけでもないからおすすめの的だとどこかで聞いた。 おそらく写本の仕事で読み込んでいるダイム誌の、安っぽいマフィアの武勇伝からの知識だからとても当てにならないけれど。 ナイフがポケットにあった都合。 体重を乗せる都合。 相手の動きを封じる都合。 自然とそういった形になり――― 成功したのか? 密接する少年と、自分の身体の中間にある腕に、手応えはあった。 …意外と固いんだなとどこか冷静な部分で考えながら――― 身体は離さない。 ナイフは抜いて… それを少年の首に向けながら、スローイングナイフを払った手は髪を掴み、地面に押し倒そうとする。 ) [Mon 22 Feb 2010 00:41:23]
少年 > (スローイングナイフは、まるで不意打ちをかわされた時のように、凌がれた。刺さるための刃の切れ味は鋭くない。衣類を僅かに、皮膚を僅かに切るだけである。)なっ…!(目の前にあるのはナイフに怯んでよろめく的ではなく、自分に肉薄する敵。逃げ出さんと体を引くも、間に合わない。)!!(眼を見開く。左手のナイフを取り落とす。 エアリーのナイフは、刃元まで深々と少年の腹に突き刺さっているから。ダメージに膝が笑い、膝を付く。) [Mon 22 Feb 2010 00:33:32]
エアリー > ( 当然、無防備で体当たりを受け入れるとは思えない。 殴る蹴るの反撃は予想されるから、顔の前には腕を出していた。 ―――が、スローイングナイフが来るとまでは思っていない。 …だからもしも少年が 『笑みを浮かべたりしなければ』 そのナイフは腕に深々と刺さることになったのだろうけど。 )   ―――ゥッ!   ( 何か隠し玉が来ると身構えることができれば、飛来するナイフを、無造作に腕で払う。 パーカー一枚とシャツ一枚。 薄着が仇になって前腕のどこかに傷を負うだろうけど、それで深々と突き刺さることは避けられるだろう。 …仮に深く刺さってしまうとしても、その先にあるのが無防備な敵ならば突っ込む価値はある。 突進は止まらず。 身体と身体が接触するまでに迫ることができたなら… 全体重を乗せて腹部に刃を突き立てようとする。 ) [Mon 22 Feb 2010 00:26:44]
少年 > (策を弄し、それが成れば優位に立つ…少なくともそう錯覚できる。エアリーが突進に入る寸前、少年が再び笑みを浮かべたことが見えたろう。 右手に小さく煌くのは、隠し持っていたスローイングナイフ。細長い板のようなそれを親指と中指で挟み…)うるせーんだ、(振るっ。)よっ!(投擲!それは、エアリーの顔を狙って。突っ込んでくるなら腕だかそこらに刺さるだろうが、かわすに決まってる。体勢を崩したら、左手で拾ったナイフで。 少年は無防備で待つ。エアリーがかわす時を。) [Mon 22 Feb 2010 00:16:46]
エアリー > ( ―――話を聞くのは後でいい。 こいつを殺せるところまで追い詰めることができて、その上で余裕があったら聞いてみよう。 相手が自分をどう認識しているのか、とか。 家や家族のこととか、友人、仲間のことを。 …少女の猛攻も、相手に対しての怯えと紙一重のものだろう。 怖いから、恐ろしいから、一刻も早く殺さずにはいられないという。 )   ―――シャぁアああああああッ!   ( 吼えるのが、その証かもしれない。 相手を威嚇することに一役かっているかもしれないけれど、無駄に息をつくことでもあるし。 ともあれ――― ナイフが飛んで、少年は後退する。 相手に武器がなくなったところで… 少女はなおもがむしゃらに相手との距離を詰めながら、片手をパーカーのポケットに突っ込んだ。 今度は蹴りはなく、片手で自分の頭部を庇うように、姿勢を低くした突進。 )   ( パーカーのポケットには、抜き身のナイフが無造作に突っ込んである。 所有者を主張する貴族から、戯れに逃亡を命じられた際に持たされたものだ。 品質はせいぜい中程度かもしれないが。   パーカーから腕は抜かない。 あまり質の良くないナイフでも、切るのではなく刺すのなら、パーカー一枚と少年の衣服を突き破って、腹部に達することも叶うだろうか。 …いずれにせよ、まずは突進から。 正面からの体当たりに成功したら、ナイフを突き立てるつもりだが。 ) [Mon 22 Feb 2010 00:09:59]
少年 > 何だっ、何だこいつっ。(少年の顔に、一筋の怯えが走る。エアリーの狂気染みた気合に。一方的な、狩り感覚での強盗殺人を行っていた少年が、初めて出会う、自分を恐怖していない敵…)バカがっ、丸腰で突っ込んで…(ナイフを揺らすのは、相手に思考させる為。どのような攻め手を繰り出すのかと、相手を惑わすためのものだ。故に。)ッ。(躊躇わない相手に弱い。ナイフを握り締める間も無く、ナイフは蹴り飛ばされる。 少年はエアリーに注意を向けつつ、ナイフを拾おうと後退した。) [Sun 21 Feb 2010 23:55:47]
エアリー > ―――死ィイねぇァああああああッ!   ( 言葉はない。 逃亡奴隷の身の上で、これは生きるか死ぬかという状況だ。 …できるなら、逃げた方が良いのだろう。 それでも殺されるかもしれないが、立ち向かうよりも利口。 しかし例外がある。 …ここは地元でもないし、寄り付かなければ良いのだが――― 少年はよりにもよって、最も口にしてはならない事を口にした。 …とにかく殺そうとする一番の理由が、逃亡奴隷が生存しているということを発覚させないためだ。 闇夜で顔が見えなくても、相手がそう認識していないという保証はどこにもないのだから、その口は封じなければならない。 当て推量だったとしても。 )   ( 空振りするナイフに脅威は感じない。 戦闘経験は浅いけれど、それが認識だ。 問題は、自分が相手のナイフの間合いにある瞬間ナイフがどこにあるのかという、それだけ。 勢いは止めず、足も止めず、ぶらぶら不安定に揺らされているナイフめがけてバカの一つ覚えのように体重を精一杯乗せた蹴りを繰り出す。 動作は単調だが、最短で、早い。 …速いのではなく、早い。 体力を認識力で補って、動作をワンテンポ前倒しにするような。 ) [Sun 21 Feb 2010 23:49:55]
少年 > (ナイフを構え、切っ先を突き出しブラブラ揺らす。軽薄なナイフ使いが良く好む、派手でトリッキーな構え方。) [Sun 21 Feb 2010 23:42:01]
少年 > (エアリーの先制攻撃と気迫に気圧され、少年はカンに触る笑みを忘れた。飛び退きながらエアリーの蹴りをかわし、ブンッ、大きくナイフを振り回して牽制、間合いを離さん。)クソッ、クソッ!いい服「着させられてる」からよぉっ、軽く殺せると思ったのにっ!(白い息を吐き、悪態を吐き。) [Sun 21 Feb 2010 23:40:05]
エアリー > ―――!? ( 居る、ということを意識してはいたが、躊躇いのないその行動は予想外だった。 …自分は、センスなんかはともかく暗黒街の住人として馴染んでいる自負がある。 自負するだけではダメかもしれないけれど、実際にそういった後ろ暗い雰囲気のある人間は見分けられ、地元では襲われにくいものだ。 治安が極端に悪いといっても社会生活が営めないほどでは話にならない。 統治の仕方が独特であるとはいえ、それぞれの街にはそこを仕切る組織もある。 だというのに――― )   ―――。   ( 用もないのに戦闘用のナイフをちらつかせる者がいるだろうか。 …これは害意の表明。 これは敵だ。 殺さなければ、殺される。 ―――ここで来るのか、という静かな感慨の中で… 細身な少女は、猛然と速度を上げた! )   ―――るぁアああああああッ!   ( 闇夜の下でフードの中にある顔が見えたかどうかは分からない。 が、獣じみた咆哮に相応しい形相をしていることは確かだろう。 必殺の気迫をぶつけながら、突進。 自分のパーカーにもナイフが入っているが、取り出している間が惜しい。 飛び出してきた少年に飛び掛り、先ずはナイフを狙って、ショートブーツに覆われた足を振るう。 靴は傷むだろうが、狙って力をこめて突き立てられるのでなければ、それほど切れるものでもない。 ) [Sun 21 Feb 2010 23:35:13]
少年 > (ナイフを弄ぶ手つきから、多少の心得がある事は伺えようか。) [Sun 21 Feb 2010 23:26:54]
少年 > (飛び出す先は、エアリーの進路。彼女の行く先を阻む。)待てよ、待て。待てって…(にやにや笑いを浮かべながら立つ少年は、これ見よがしに戦闘用のナイフをちらつかせる。) [Sun 21 Feb 2010 23:25:14]
気配 > (できる限り気配は殺していたはず。なのに、相手はまるでこちらが居る事を…否。こちらの意図を知っているかのように進路を変えた。偶然か必然か…いずれにせよ不愉快だ。)チッ。(舌打ちしながら曲がり角から飛び出した。) [Sun 21 Feb 2010 23:21:31]
エアリー > ( 感覚9+特技感覚。 世間知らずの逃亡奴隷が生き残った頼みの綱だ。 …感じているものを明確にはできないけれど、おそらくそれは認識することができるぎりぎりの範囲で捉えるものだからだろう。 『気の流れ』 なんていう魔術的なものを察知している節もあるものの、この時この場所で感じたのはそういった類のものではなく。 ただ、この先の角にじっと潜んでいる何かがあるという。 )   ―――。   ( 別に、珍しいことじゃない。 スラムではよく分からないけれど、暗黒街の裏通りではなおさら。 …そいつは誰かを襲うつもりなのかもしれないが、誰かから逃げているのかもしれない。 あるいは哀しみにくれて、体調が悪くて、うずくまっているだけかも。 …意識はするものの足は止めず。 ただ、その角からは距離を取るように、反対側の道の端に寄った。 …道幅が狭く、一息で飛びかかれる距離しか空けられないようなら、また考えるが。 ) [Sun 21 Feb 2010 23:18:10]
気配 > (あるいは息遣い。あるいは体温。あるいは、その気配が握り締める鉄の匂い…それらがエアリーの感覚を刺激し、気配の存在を示すだろう。)…(待ち伏せすべく、そこに潜む。) [Sun 21 Feb 2010 23:09:42]
エアリー > ( 本当は、居候している家でやれれば一番なのだけど。 淫売窟寄りの暗黒街にある安普請のアパートは物音が周囲に響きがちで、暴れていたら苦情が来てしまった。 …アパート一階の洗濯場とかでする分には文句も来ないかもしれないが、あまり鍛えていると知れるのも気が引ける。 女でも腕っ節は必要、とか適当にはぐらかせば良いような気もするけれど、ここでもやはり、なぜそれが必要になるのかという部分を勘繰られたくないと、変に警戒心が働いていた。 ) [Sun 21 Feb 2010 23:07:48]
お知らせ > 気配さんが来ました。 『(エアリーがもうすぐ差し掛かる曲がり角にある。)』 [Sun 21 Feb 2010 23:07:25]
エアリー > ( 半分引いているエルフの血のためか、自然な暑さや寒さには強かった。 ファッションセンスは鑑賞奴隷であった反動か、あえて外すような節もある。 もっとも無関心というのが一番だろうけど、ロッテのお古をもらっても、今一つ… 二つ?三つ? とにかくあんまり、着こなせていない。 )   ( 暗黒街のようにくっきりと明暗が分かれていない、埃っぽくくすんだ街並みを適当に流して探すのは、とにかく人の手が入っていなさそうな場所だ。 ちょっと運動しても誰の目にも止まらず、誰からも文句を言われないような。 …一般市民なら(?)鍛錬所というありがたい施設を使えるそうだけれど、逃亡奴隷という身の上で戦士が集まる場所に顔を出すのは気が引ける。 逃亡から一年経って、気にし過ぎかもしれないが、危機感は拭えず、とても訓練するような気にはなれなかった [Sun 21 Feb 2010 23:03:39]
エアリー > ( …ロッテの影響だろうか、暗黒街とはまた違うスラムには、あまり興味がない。 逃亡するよう 『命じられた』 当初こそ静けさにひかれてうろつくこともあったけれど、今では何もない街という印象ばかりが強くなってしまっていた。 )   ( 先日降った雪がまだ隅に残っている通りを、ランニングのペースでゆったりと駆ける。 夜だというのに明かりも持たず、目深に被ったフードが奇妙だけれど、冬だし、必要のない減量に励むお年頃という見方もできるかもしれない。 ただ、冬だからというには、その格好は全体的に軽装だった。 革のパンツとパーカー一枚。 上着はなく、下に色々着込んでいる様子もない。 土地柄金銭的な事情というのもあるかもしれないけれど、その割には、よく見れば全て派手目のブランド物だと分かる。 コーディネートがちぐはぐなせいで、妙に安っぽくなってしまっているが。 ) [Sun 21 Feb 2010 22:55:51]
お知らせ > エアリーさんが入室されました。 『( 普段来ない方へ、足を伸ばしてみた。 )』 [Sun 21 Feb 2010 22:39:55]
お知らせ > ミーシャ@自宅さんが帰りました。 『( たまにはこうしてほのぼの。 )』 [Sun 14 Feb 2010 23:19:28]
ミーシャ@自宅 > ( 今日がバレンタイン当日であるのだから、実際に渡すのは少しばかし時期遅れになってしまうだろう。けれどそれでもいいか。こういう恋人たちらしい催しものをする事なんてなかったのだし――――そうして少し浮かれながらチョコ作りを進めていく。あ、そうだ。リアさんの所の分も作ろうかな。いつもお世話になっているのはあの人達にも。その事をお母さんにも伝えて、たまの休みに親子二人で仲睦まじくお菓子作りという光景はもう少し続く。 ) [Sun 14 Feb 2010 23:15:27]
お知らせ > ミーシャ@自宅さんが入室されました。 [Sun 14 Feb 2010 23:07:26]
ミーシャ@自宅 > ( 誰々?カッコいい子?お母さんに紹介しなさいよーと娘をからかう母親。いつもお世話になっているフランさんへのお礼というだけではなく、確かにあの人の事が好きだから挙げたいっていう気持ちも強い。 ) …………絶対秘密。 ( けどそれはアブノーマルな関係。その事は自分でもよく理解しているし、だからこそそれを母に明かす事は出来ない。あくまでも母の中でフランベルジュ・フランドールという人は、娘がちょっと憧れていて、お世話になる事も多い大学生の人という存在だ。まさか肉体関係まであるなんて想像の外にもほどがある。 ) [Sun 14 Feb 2010 23:00:07]
ミーシャ@自宅 > うぅ……親馬鹿の贔屓目! ( 叩かれた頭を抑えながら反論するけれど、贔屓目抜きにしてもだっての!ときっぱり言い切られた。…………それは、まあ。確かにそういう事を言われる事はちょくちょくあるけれど、この間も言われたしだけど、自分ではそんなの分かんないってば。 )( はい、そこで手を休めてないの、と注意をされる。――――いけない、そういえば今はこうしてお母さんと一緒にチョコを作ってたんだった。 )( まあせっかくのバレンタインだし。これぐらい出来ないほどには家は貧乏じゃありませんって。 ) ―――――そ、それはもう……秘密です!意地悪なお母さんには教えません。 ( 作りたいって言うだなんて――――好きな人でもいるの、とにやにやしたように聞いてくる母の言葉に私は顔を赤くしながらそっぽを向く。 ) [Sun 14 Feb 2010 22:46:25]
ミーシャ@自宅 > いひゃいよお母さんってばあ…… ( ひーんと泣きを見る羽目になった娘にちょっと満足したのか手を離す。けれどすぐに物憂げな表情で溜め息を吐いた。 )( けど本当に困ったわね……こんなに物騒だと、とにかくミーシャを一人にしておくのが心配なのに。 ) ――――大丈夫だってば。たまたま運が悪かったのが続いたくらいで、そう何度もこんな事は起きないってば。 ( ――――自分に言い聞かせるようにそんな楽観的な事を口にしたけれど、そんな私を母は笑顔のまんま引っ叩いた。 )( あんたはもっと自分を自覚しなさい……!普通に狙われても仕方ないぐらい可愛いんだから!! ) [Sun 14 Feb 2010 22:28:17]
お知らせ > ミーシャ@自宅さんが入室されました。 [Sun 14 Feb 2010 22:16:15]
ミーシャ@自宅 > ( その連中の特徴を聞き出した母は絶対探し出してぼっこぼこにして晒し上げてやる!と本気で怒っている。私はその母をなだめていると、もうなんであんたが怒ってないのよ、と逆に叱られてしまった。 ) だってその…お母さんがもう充分私の分まで怒ってくれてるし。なんだか私が怒る所がなくなっちゃいそうなんだもん。 ( ――――私のせいだって言うのかーと一児の母は娘の柔らかいほっぺたを引っ張って抗議してくる。 ) [Sun 14 Feb 2010 22:13:17]
ミーシャ@自宅 > もう…お母さんったら。怖い言葉言わないの。 ( そんな風に物騒な言葉を吐いて息巻いているのは私じゃない。この間の淫売窟の顛末を母に教えた所、それはもう大層にご立腹になってしまった。 )( だってしょうがないじゃない、と厨房に立つ母は唇を尖らせながら手を動かしている。 ) [Sun 14 Feb 2010 21:57:11]
お知らせ > ミーシャさんが来ました。 『ぶちころすっっ!!』 [Sun 14 Feb 2010 21:52:28]
お知らせ > オウルさんが退室されました。 『静かな場所で落ち着いてから またふらりとどこかへ行く』 [Sun 14 Feb 2010 00:25:31]
オウル > (よくない事は、今は聞きたくなかった。) また… (それでも話を拾おうとする自分の耳がいやで両耳を押さえながら歩く。) 物騒でいやな話しかないんだから…… (友達のいやな噂とか聞きたくなかった、それでも周りからいやな声が、音が、不安を煽る。) …… (だんだんと歩く速度が速くなる。 いやな噂も、音も、声も雑音にしてしまいたかった。) [Sun 14 Feb 2010 00:23:33]
オウル > (道端で外見年齢不相応にイライラしている少年は本当に子供のようで、気分が上向きなせいなのかそのアップダウンも激しい気がする。) 我侭言えばよかったのかな…… (控えていた自分の我侭、それをいえなくて今頃後悔した。) そのうち……言う機会もあるよね (道を歩き始める、少年の耳には今夜の喧騒はいやにうるさく聞こえる、吸血鬼である事を、こういうときはあまりいいとは思わない。) …にしても…うるさい (ざわざわと周りがいつもよりうるさくて、それが耳障りだった。 表情にはあまり出さないがよくない噂とかを聞きたくないから無視しながら道を歩いていた。) [Sun 14 Feb 2010 00:14:59]
オウル > 誰にも会えないし…… (お世話になった友人たちに挨拶に行っても忙しいらしくて会えなかった。 だから余計にこのたまった何かは発散したいと思っていたのかもしれない。) つまらない…… (知り合いに会わなくなってから、笛を吹く回数が減った。) 約束…は? (旅行しようとか、そんな話は流れたままだ。 一瞬眉間にしわ寄せた。) …… (露骨にイラッ☆となったようで、一瞬背負ったオーラが見えそうになってる。) [Sun 14 Feb 2010 00:04:29]
オウル > (友人からもらった血をいつもより飲んだ故か、体が軽かった、それと同時に何か頭のもやっとしたのが取れたような気になっていた。) ふっ…っと (軽いジャンプで低い屋根伝いを歩いていた。) …… (何か物足りなかった、お腹はいっぱいなのだけれど、何か空いているようなそんな感覚がする。) 物騒…だね (今夜は割りと喧騒が大きい気がする。 屋根からゆっくりと下りて道に下りる、ここまで結構力技である。) 思いっきり……動かしてみたいな (気兼ねなく、誰の目を気にせず、全力の手加減なしで体を動かしてみたいと……時々思ってしまう。 いけないこととわかっていてもだ、表情にはその物足りなさも出ている様子。) [Sat 13 Feb 2010 23:54:16]
お知らせ > オウルさんが入室されました。 『いつもより気分が良い』 [Sat 13 Feb 2010 23:44:20]
お知らせ > ラナウェさんが帰りました。 『 落ち着いたら、さっさと帰ろう。』 [Wed 10 Feb 2010 23:35:10]
ラナウェ > ……これはひどい。 ( 珍しく愚痴るような呟き。 いや、勿論予想するべきだった、バランス悪く一段だけ積みあがってるなんてそんな事は無いだろうし。 だけどまさか荷物の上に直下する事になろうとは。 潰れた荷物を見てみると、食料というわけではないようだが――鉄パイプ? 痛いわけだ。 ) 工事でもするのかな。 ( よく判らないが、制服が汚れただけで済んだのは運が良かったかもしれない。 勿論ちょっとぶつけた所は痛いんだけど。 とりあえず、誰か来る前に離れたほうが身の為か。 すぐ目の前にある建物、そこに少し身を潜めようか。 扉が開ききっていて、窓も割れている。 恐らく、住んでいる人は居ないだろうし。 ) ( とりあえずという事で、ダンボールの山から身を起こし、開いたままの建物の中へと足を踏み入れた。 ) [Wed 10 Feb 2010 23:24:19]
ラナウェ > ( 右足に力を込め、勢い良く走り出す。 『力』は使わない、反動が辛いし。 路地裏には走る足音が消える事なく響き始める。 走って近づけば歩いて離れた距離などどうという事のない距離。 すぐに目をつけた木の箱に近づく。 身を右側へとずらし、壁へと近づいた。 やる事は一つ、木の箱を台にして飛び越える事。 軽く跳躍し、木箱の上に右足が乗った。 左足が浮いてる状態だがそれでいい。 思い切り、全力を込めて右足をバネにして、跳ぶ。 上半身を曲げ、ダンボールの頭上に到達するが、目の前の状況を見て、一瞬判断を誤った。 やばいッ! ) ッ! ( 身の体勢は戻せない。 このまま落下する事になるのは間違いない。 だが問題は目の前の状況、ダンボールが一段ずつ低くなって階段のように積み上げられていた。 二段、三段くらいは超えられるかもしれないが、そこから先は無理、着地もできない――! ) うわ――ッ ( ――当然のように、物の上に自分が落ちて物がひっくり返ったり吹き飛んで地面や壁にぶつかるような音が路地裏に響き渡る事になった。 ) [Wed 10 Feb 2010 23:12:59]
ラナウェ > ( それなりに距離を離した所で一旦立ち止まり、ダンボールへと向き直った。 この距離なら加速は十分に付けられるだろうし。 ) ( 右足を前に出し膝を曲げ、上半身を傾けながら左足を伸ばすように自分の後ろへ。 前には両手を掲げ、五本の指で身体を支える。 退かせないなら、飛び越えちゃえばいいって事。 ) よーい。 ( 棒読みのような口調で呟いた。 ドンの掛け声はない。 自分の判断で開始する。 とりあえず、少しでも高さがありそうな――あれを使おう。 ダンボールより少し手前、小さい木の箱のようなものが置いてある。 多分、踏んでも壊れないと思うけど、どうかな? とりあえず、やるだけやってみよう。 そしてドンの合図は、それになった。 )  [Wed 10 Feb 2010 23:02:08]
ラナウェ > ( で、光があまり差さない薄暗い裏路地を進んだ所、足止めをくらっている。 こんなの蹴っ飛ばしてしまえばいいとも思うけど、さすがにそれは気が引ける。 ) ( こんなの、とは目の前に自分の身長くらいまで積み上げられたダンボールの塊。さすがにこれを普通に歩いて避けるのは難しい。 かといって蹴り飛ばして壊すというわけにもいかない、誰かが意図して置いてるのは間違い無いわけだし。 ) ふぅ――。 ( 深呼吸、より深く、大きく。 両膝に両手を置き、上半身を軽く前に倒し、戻しては膝を大きく曲げる。 別にどけて進もうという気はない。 というか、そんな事してたら逆に疲れてしまう。 ) よし。 ( 屈伸を終えるとダンボールから離れるように後ろへと下がる。 距離が、必要だ。 ) [Wed 10 Feb 2010 22:52:34]
ラナウェ > ( とはいえ、音を聞き取ると言えば自分の足音だってそれなりに響いてくれるから、やっぱりうるさいんだけど。 単純な話がどこかでゆっくり落ち着ければそこでのんびりと静寂を堪能するんだけど、ね。 ) ……んー。 ( 建物の上だとか廃墟の中とか、結構静かで良い。 静かで良いのだけど変なのが先に居るだとか、こんな路地裏よりもさらに音が響くだとか欠点も多い。 まぁ何よりの欠点は入ってみなきゃ何も判らないってことで。 さすがに建物の中で息を潜めてるような人間だとか動物だとかには気付けないし。 ) [Wed 10 Feb 2010 22:44:43]
ラナウェ > ( いつもの散歩癖。 静かな所を探して紛れ込んだのが此処。 空は晴天、良い天気だけど月の光は此処まで届かない。 ) ふぁ…。 ( 小さな欠伸が路地裏に響いた。 驚いて欠伸を途中でやめてしまったけど。 何せニット帽を被っているとは言っても獣の耳は人より音を大きく聞き取ってしまうから。 こういう狭い所で無意識に声を出すと思わず驚いてしまう。 まぁ、驚くと言っても無感情が表面に覆っている私が驚いているようになんて見えないんだろうけど。 ) [Wed 10 Feb 2010 22:36:42]
お知らせ > ラナウェさんが入室されました。 『 暗闇を歩く少女。 』 [Wed 10 Feb 2010 22:29:36]
お知らせ > レイン・パレットさんが帰りました。 『 不憫なものだよと同情はしよう。 』 [Fri 5 Feb 2010 01:07:22]
お知らせ > J3さんが退室されました。 『 一連のやり取りを、リンゴを盗んだ少女はげんなりと見ていた。 』 [Fri 5 Feb 2010 01:06:30]
レイン・パレット > ( J3という男は悪くない人物だとレイン・パレットは考えている。その辺りは相手が20年間無遅刻無欠勤を貫いている勤勉ぶりが傍から見て評価したのだろう。顔や体型はまあ、アレだが。うん。しかしそれで判別するのは器量が狭いというものだ。 ) そう言ってくれると助かるかな。それじゃあ何か聞いてほしい事があったら声を掛けるよ。 ( 男の生理現象なのだ。それはまあ非難しても仕方あるまい。だがまあもしそれを知ったらこの冬の風よりも冷たい見下した視線でこの変態が、とでも言ってやるところなんだが。 ) ああ。お互いの都合の良い時間にするとしよう。 ( 新規の店か。先程言ったとおりグングスニクの料理は好きな部類だ。それなりに楽しみにするとして―――― ) ―――――― ( ――――ジャックの奴。なんだか物凄く喜んでないか?なんでだ。 ) ――――………ぁ。 ( て、これデートの誘いだったのかひょっとして?…………困るな。嫌いではないがまるでタイプではないというのに。 )( まあ……なるようになるか。しかしこの歳でデートする羽目になるとはな、なんて内心で溜息。後の事を考えると今の時点で断っておいた方が良かったかななどと思いながら少女を連れ歩きつつ警邏を続けていこう。 ) [Fri 5 Feb 2010 01:03:16]
J3 > 俺も喜ばしいことだと思うよ。志を共にした仲間と一緒に仕事ができるのはね――。 ( 手ごたえあり、だ。あるいはこの女は最初から自分に好意があったに違いない。内心で物凄くはしゃぎながら、けれどもそれを表出してしまわぬようにしよう。今まではそれで失敗してきたのだから。 ) そうかい?君がそう言うのなら…。だが、何かあったらいつでも相談してくれよ。ルーキーや隊長殿には言えないこともあるかもしれないからな。 ( J3が目指すのはあくまで結婚だ。だから女の身体にも強く惹かれるのだが、無理やり襲っては今まで積み上げてきたものがパーになってしまう。だから妄想に留めておこう。家に帰ったら、J3はあなたでヌくのだろうけれど。 ) ………。 ( YesかNoか。その返事を聞く瞬間だけは、まるで有罪か無罪かの審判を言い渡される被告のような気分だ。その短い返答一つで天国にも地獄にも行くのだから。そして――。 ) そ、そうかい!よかった、嬉しいよ。それじゃ、詳しい日時なんかはまた後で。 ( 目に見えて顔を綻ばせ、喜びに脂をにじませた。ありがとう、神様!そうさ、きちんと手順を踏めば女なんて簡単―― いやいやいやいや、そういう考えはよくない。 ) いやぁ、よかった。よかった。 ( と、何度も繰り返しながら男は歩き出した。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:50:02]
レイン・パレット > ( 昔神童今凡人などという言葉もあるように、ひょっとしたら今はこんな体たらくでも昔は本当にそういった事があったのかもしれない。まあそんな可能性は想像たりともしない女なのだが。 ) そのようだな。それは私にとって喜ばしい事だよ。 ( ――――その差異を見抜ける程に心が読める訳でも付き合いが深い訳でもない。だから表面上しか相手を知らないレインは今はその言葉を真に受けてしまう。 ) 無理をしているつもりはないよジャック。出来ることならばやるだけさ。気持ちだけは、受け取っておこう。 ( その下心満載の気遣いに小さく首を振っておこう。まさか同僚がそんな妄想をしているとは思いもしない。………まあ思うだけならばそれは個人の自由さ。思うだけ ならばな。 ) ――――……ふむ。 ( その提案にレインは意外そうに瞳を瞬かせた。 )( そして思案―――恐らくは気遣ってくれているのだろうか。まあ確かに私はそれなりに仕事の虫の人間だ。ならばその気遣いを無碍にしては人としての器も知れるし相手にも悪い。 ) 折角誘われたのだ。ならばありがたく受けようかな。 [Fri 5 Feb 2010 00:34:35]
J3 > はは、ははは…。 ( …よくよく考えてみれば、自分の足の遅さを見せ付けた後で「短距離走で優勝」というのも確かにおかしな話だった。 ) うん、うん。どうやら君と俺は法に関しての認識が同じようだ。 ( 違うところといえば、レインが信念をもってそう考えているのに対し、J3は相手の気を惹こうとして答えているところか。「あの少女は見逃すべきだ」とあなたが唱えれば、それに賛同するレベルなのだ。 ) 大丈夫かい?あまり無理してはいけないよ。隊長に言って少し休みを貰ったらどうだろう?自警団としての使命も大切だが、君自身の体も大切さ。 ( ここぞとばかりにポイントを稼ごうとする。そこに下心が無ければJ3はまともと呼べる人間になれるのだが。 ちらちらと女の方を見ながら、内心で無理やり押し倒して犯すことを妄想した。こんな場所だ、助けはこない…とか。もっとも、それを実行に移す度胸は無いが。 ) そうか!そうか、良かった。いや、実はね…。 ( こちらの意図が伝わらなかったか、あるいは焦らしているのか? ) 君の休息も兼ねて、今度一緒に食べに行かないかい? ( 勇気を期待を持って、J3は相手をデートに誘うのだった。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:15:43]
レイン・パレット > いや面白かった。久し振りに楽しく笑わせてもらったよ。 ( クックックッとおかしそうに腹を抑えて目元を拭いた。悪気は無いがそれでも随分と失礼な態度だというのには変わりない。 ) そう言葉にされて悪い気はしないな。そうだ、遵守されて然るべきものを無視する者を放置する訳にはいかない。 ( 正義を気取っている訳ではない。法の無視は治安の悪化に繋がり、そしてそれは巡り巡って自分の身の安全へと返ってくる。だからこそこういった軽犯罪でもおいそれと見逃すわけにはいかないのだ。故に少女に同情の余地はあってもそれを見逃す事など出来はしない。 ) そうだな。お前も十分に働いてくれているのだが、このままでは私達の疲れが溜まるばかりだよ。………手間の掛かる仕事だ。なりたくなる人間が減っても仕方なくはあるがな。 ( 眉間に皺寄せて指で押さえた。少し現状の自警団の状況などを考えているから相手のその視線には気付かない。そろそろ四十路に突入してしまう年齢だが、それでも見た目は20代と言ってもギリッギリッで通じるかもしれない見た目の女。スタイルも良く性格を除けば優良物件であろう。もっとも結婚できないのはそれが問題なのだが。 ) ――――………? そうだな。あちらの料理は割と好きな部類だよ。この市の良い所は、食べたくなった時には足を運んで少し探せばそういったのが見つかる所だと思うよ。 ( 素直にイエスと答えよう。あちらでは温かい料理も多いし、この時期に食べるにはうってつけだ。 ) ―――――? そうなのか、羨ましいよ。 ( カマトトぶっている訳ではない。自分に誘われる理由が特に見当たらないから、どうしてまた唐突にこんな話をJ3がするのかと首を傾げている。 ) [Fri 5 Feb 2010 00:03:10]
J3 > えっ?ジョーク…じゃ あ、いや。 は、ははは参ったな! ( ジョークではないが、嘘ではあるので「本当の話さ」と強くは出れなかったようである。それよりも、普段あまり見せない笑顔を見れたから良しとしようじゃないか。…と、内心の複雑な思いを隠しながら。 ) そう、そのとおりだ。君は優秀な自警団員だよ。俺たちは何よりも法を守らなくちゃならないんだ。 ( レインの言葉にうんうんと頷く。捕まえられた少女は幸運だったな、と内心で思った。 ) もっと人手を増やすべきだな。もっとも、俺や君が一人分以上の仕事をするものだから、必要ないと上野人間は考えているのかもしれんがね。 ( 後ろを振り返りながら男はそう言った。そう、ナイト気取りだ。その自警団の制服に包まれた胸を密かにいやらしい目で見ているのは全然ナイトではないが。 ――さて、J3はこの付近のチンピラにはこう伝えてある。「俺が他の同僚と一緒に歩いている時は特別用事が無い限り話しかけるな」と。チンピラとの繋がりを伏せたいからであり、チンピラも誰かと組んでいるときのJ3は保身を考え便宜を図ってくれないことを知っているのだ。 ) ( …だが、誰かチンピラに金を渡してわざと襲わせるのはどうだろう。それを見事に撃退すれば、レインは俺の事を頼りがいのある男性だと思ってくれる筈だ。今度仕込んでおくか…。 ) …と、ところでレイン?妙なことを聞くんだが、君はグングニスク料理は好きかい?実は商業地区に新しい店がオープンするんだが、招待券が1枚余っていてねェ。 ( そしてまたちらりとレインを見る。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:41:12]
レイン・パレット > ―――――はははははっ!ナイスジョークだよジャック。いいセンスじゃないか。 ( 普段キツイ表情をしている事が多い女は珍しく声を挙げて笑うと可笑しそうにその表情を綻ばせた。だってあの走り振りから流石に冗談だろうと思ってしまったのだから仕方があるまい。 ) 想いが通じるのは喜ばしい事だな。――――しかし犯罪は犯罪。どんな理由にせよ、目の前でそれをされて見逃すわけにはいかないからな。少し不便な思いはしてもらおう。 ( 後半の言葉は盗みを働いた少女へと。 )( だって私は面食いだから。適齢期は逃してしまったが、今は結婚願望もないし。 ) 人が足りないのだ、仕方あるまいよ。まだ幾つか回らなくてはならない場所もある。―――――………ああ、頼りに、しているよ。 ( 騎士のように気取った同僚なのだが、先ほどの動きを見る限りまるで期待は出来ない。しかしそう申し出てくれる彼の好意を傷つける訳にはいかず、少し言葉を詰まらした後にそう口にすると彼の後ろに付いてやろう。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:23:19]
J3 > ははは。これでも14歳の頃に区対抗大会の短距離走で優勝したことがあるんだ。まあ若い頃のようにとは行かないが、まだまだ負けないよ。 ( 区対抗の短距離走に数合わせの為に選手に選ばれたのは確かだが、優勝したというのは嘘である。J3は大会当日、ビリになるのが嫌で仮病を使って休んでいる――。 一生懸命走る男を追い抜いたら、恥ずかしさのあまり口数が極端に減っていたことだろう。今はその逆でものすごく饒舌だが。 ) なぁに。君がこの娘のことを想って言っているのがよくわかるからな。 ( 豹変する男の態度に、盗みを働いた少女は信じられないといった目で男をみていた。 ) ( その意識の違いにJ3が気づくことはあるのか。あるいは気づいたとしても「悪くない印象」というところを好意的に解釈しそうではあるが――。 ) さあ、レイン。こんな汚くて危険な所に君を居させるのは心配だが、これも仕事だ。もう少し警邏を続けよう。大丈夫、いざって時はこの俺が君を守るよ。 ( 娘は逃がすわけには行かないので、そのまま連れ歩くことになるが。J3は頼れるボディガードのつもりでレインの前を歩き出そうとする。 ) [Thu 4 Feb 2010 23:08:58]
レイン・パレット > ( 事実そういった理由で見逃す自警団員もいるだろう。相手は子供。それに食うに困っての犯罪だ。情状酌量の余地ありと現場で判断して見逃してやるとは全くの美談じゃないか。感動するよ。私はまあどうとも思わないが。 ) らしいな。そうだな…ホッとしているよ、今は。 ( それは果たしてどういう意味でか。任せろ!なんて大見得切っていたものだから、自分が鈍重な彼を横から追い抜いて少女を捕まえるなどして恥をかかせる訳にはいかず。実にハラハラだった。 ) そうか。それがお前なりの誠意ならば仕方なくはあるがな。ジャック、聞き入れてくれて嬉しいよ。 ( ―――爛れた私生活をまるで知らない同僚はJ3という男をそれなりに評価はしている。だからその仕事振りにはあまり口を出したくは無かったが、先のは不必要の暴力であったから少し挟ませてもらった。 )( ―――ちなみに同僚としては悪くない印象を抱いてはいるが、男性としてはJ3という男はレイン・パレットにとって圏外である。故に特にそういう関係は意識したりはせず。考えてる事がわかったら一発叩いてやった所だが。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:55:35]
J3 > ( そうだ。どうせこんなケチな盗人連れ帰ったところで大きな手柄にはならんのだし、逃がした理由については「子供で腹をすかせていたから」とか言えば、小言は言われるかもしれないが自警団内での俺の株は上がりそうだ。脛に傷を持つこいつが乱暴された後、わざわざ詰め所に訴えにくるとは思わないし、そのときは白を切ればいいのさ。そう思って手を伸ばしかけた時、背後から聞こえてきた声に。 ) なんだ、助っ人に来てくれたのか?見てのとおり、ちゃんと捕まえたぞ。 ( J3の走りっぷりはさぞかし間抜けでノロマに見えたかもしれない。逃がしてしまうことを心配するのも、当然だろう。 ――ところで、だが。J3はそろそろ結婚を考えている男である。その対象を身近な職場の人間に求めるのは自然な流れであり、相手もまた適齢期を逃した――なんていう大変失礼なことを悪気なく考えていた。きっと簡単に口説けるとか、そういういやらしい感情も。だから振り返って向ける笑顔は、それはもう、満面の笑みで。 ) レイン。俺はこの娘に盗みなんていうことを二度としてほしくないから言うのさ。だが、確かに君の言うとおりだ!これ以上はやめておこう。 [Thu 4 Feb 2010 22:41:03]
自警団員 > ( 追い付いた同僚もまた息を切らしていた。それでも相手ほどに息も絶え絶えというわけではなく、軽く呼吸が乱れているという程度だが。 ) それぐらいにしておくといい。あまり脅し過ぎるのも良くは無いだろう。 ( 取り敢えず逃げ道もないようであるし、一先ずは任せても安心だったか。いや内心では逃げられるのではないのかと少し冷汗だったのだが。 ) 例えそれが薄汚い犯罪者でもな。 ( 自警団員の女は零れ落ちたリンゴの一つを拾って手の内で弄ぼうとする。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:32:47]
お知らせ > 自警団員さんが入室されました。 『(同僚の足音)』 [Thu 4 Feb 2010 22:27:05]
J3 > ( 犯罪者どもは身の上の不幸を並べ立てる努力は惜しまないが、罪を犯す以外の方法を考える努力はしない。こいつだって、体を売るなんて嫌だとか身勝手なことを考えているに違いない。ビッチはこの世の宝だが、犯罪者はクソだ。クソになるよりは宝になる方が良いに決まっているのに、どうしてそれがわからないのだろうか?いっそここで女にしてやろうか。初物かどうかはわからないが。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:25:22]
J3 > ( しかし、神様はそんなJ3に味方してくれた。長い逃走劇の果てに、娘を行き止まりに追い込んだのである。娘は怯えた顔を向け、リンゴを抱えながら男の方に向き直る。 ) ――っ   ひ  ひー  っ の、ガキ は、 ひーっ。 この、俺 ひーっ 久しぶりに、全力で走らせ…っ ( わき腹がものすごく痛かった。喉もからっからだし、明日は絶対に筋肉痛だ。のっしのっしと歩み寄り、男は娘のほほを平手で叩いた。弾みでリンゴがぼろぼろと地面に転がる。 ) この薄汚い盗人め!自警団詰め所に連れ帰ってたっぷり絞ってやる!覚悟しやがれ! ( 張り飛ばされた痛みとショックで地面に膝をつく娘を睨みおろした。どうせ腹が空いたからとかどうしようもない理由で盗みを働いたんだろうが、それなら体を売れというのだ。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:18:33]
J3 > ま、待ち…待ちやがれ、この…! ( 前方を走るのは、盗んだリンゴを両手いっぱいに抱えたスラムの少女であった。相手は素足で、しかもリンゴをたくさん抱えていて、でもJ3は追いつくことができない。こういう時は腹が立つほど出っ張った腹が無性に腹立たしく感じる…と、色々とややこしいが、とにかく腹立たしいのである。 いつもならば金をせびるなり体で払わせるなりして済ませるところだが、自警団の給料査定の日が近づいているのだ。ここは一ついいところを見せておきたいというか、一緒に警邏していた同僚に「俺に任せろ!」と言ってしまったので、もう捕まえるしかないのである。他の同僚が見てなければりんご泥棒事件自体を見なかったことにもできるが、任せてくれといった以上捕まえられなければそんなケチな泥棒も捕まえられないノロマのジョーと言われてしまうのだ。だから汗をかき、腋のところに汗染みつくり、肛門の辺りを汗でぬるぬるさせながら、ヴェイトスの平和と給料のために走るのである。 ) [Thu 4 Feb 2010 22:07:57]
J3 > ( アップルパイにスウィートポテト。甘いプティングにイチゴジャムをたっぷり塗ったパン。フルーツロールケーキにツェカンパフェ――ツェカンの山々のように高く聳え立つパフェという意味――を日々摂取しているジャン・ジャック・ジョーの腹が出っ張っているのは、神が定めた自然の摂理である。こんな食生活をしていれば、今にも飢え死にしそうな者さえすぐにでも丸々と太らせることができよう!そんな生活をしているものだから、スイーツに関してはティーンエイジャーの娘っ子と会話を合わせられるぐらいだった。もちろん、J3の風貌と年齢を考えてそのティーンエイジャーの娘っ子が話をあわせてくれればの話だが。女の気を引くためなら興味のない分野のことでも首を突っ込むJ3だったが、スイーツに関しては完璧に自分の食欲を満たす為の、女の気を引こうなどと考えていないいわば硬派な理由で得た知識だった。 ) ( さて、そんなJ3が思い出したかのように全力疾走したところで、悲しいほどの速さしか出ないのもまた、神が定めた自然の摂理である。しかし今日の彼は、どうしても全速力で走らなければならなかった。 ) [Thu 4 Feb 2010 21:59:29]
お知らせ > J3さんが入室されました。 『ジャン・ジャック・ジョーはひた走る。』 [Thu 4 Feb 2010 21:48:43]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『数分後、主に置いてけぼりを食らった使い魔もその場を立ち去ったとか。』 [Tue 2 Feb 2010 23:54:06]
デュラハン > (件の発生源に関わりを持つ者なのだろうか?灯りを持った二人組みは何やら小さな建物の前で何やら立ち話を始めたかと思えば、眼前の祠を指差したり身振り手振りを交えた大仰な動きを見せ始める。)ふーむ・・・。(擦れ違いやり過ごした後にじっくりとソレを調べようと思っていたこの悪魔にとって関係者と思しき者が現れると言うのは予想外の事態に他ならず。さらに発生源を含め相手の得体が知れぬ以上、迂闊な行動を取る事も憚られ)ここは日を改めて色々と探ってみるべきですかね。(一番安全であろう手を選べば灯りの主達に気づかれぬように踵を返しその場を後にするだろう。) [Tue 2 Feb 2010 23:52:20]
デュラハン > (それから足早に煙の発生源に近づこうとしたが)タイミングの悪い・・・・。(恐らくは丁度死角になる様な曲がり角を曲がってきたのだろう。道の向うから不意に二つの灯りが現れたのが見えて。)やはりやり過ごすのが良策でしょうか。(屋根から飛び降りている姿を見られていたのであれば何かと詮索されない為にも一度隠れた方が良いだろう。ただ、自身が道に下りた後に灯りが見えた事から灯りの主達に屋根から飛び降りる姿は見られていないだろうと思いそのまま擦れ違ってやり過ごそうとしたが)む・・・・。(灯りの主達は丁度使い魔の眼前、恐らくは魔力の発生源があると思われるその場所の前で止まった。) [Tue 2 Feb 2010 23:40:48]
デュラハン > (使い魔の目を通して見えた「何か」。ソレはあばら家とあばら家の間のちょうど畳1枚分ほどのそのスペースに置かれた小さな建物の様な物。アマウラの人間やミコミコ教やスートリア教等に詳しい物であればソレがいわゆる祠の様な物である事が分かるかもしれないが、パプテスを敵とするこの悪魔にそういった多少踏み込んだ知識は無く。)ふーむ・・・一体これは何なのでしょうかね?(使い魔から送られてくる視界に映るソレの正体が分からず首を傾げて。)やはりもう少し近づいて調べて見る必要がありそうでしょうかねぇ。(やはり離れた場所から探るには限界があるかと考えれば、念のために周囲を確認してから先ほどの使い魔と同じように屋根の上から眼下の道へと降りる。) [Tue 2 Feb 2010 23:27:12]
デュラハン > (主から命令を受けた使い魔はヒョイと地面に羽ばたき降りれば道の端の方に寄って歩を進め始める。)さて・・・何があるのでしょうねぇ?(目標地点まで頭を揺らし歩く使い魔の後姿を見送れば、その片目に映る世界が己の視界にも映るように意識を集中する。)(ソレから十数秒程経った頃だろうか?命令を与えた場所に到着すれば使い魔は足を止めその場所にある物をその目に捉え主に伝えるだろう。)見た感じ煙の上がった場所のようですが・・・コレが発生源なのでしょうかね(使い魔の目から見えた発生源と思しき物に対して不思議そうな声を漏らす。) [Tue 2 Feb 2010 23:12:42]
デュラハン > (それからその場で足を止めれば、纏った外套に中を窺える隙間が無いか確認し終えれば)何から出ているのか気になりますね。(続けるように周囲を一瞥しつつそんな言葉を呟く。と言っても、流石に得体の知れない発生源にそのまま近づく事はせず。まずはそこに何があるのか確認するために使い魔を飛ばすことにして。)とりあえず下の道からあの屋根が途切れている辺りに何があるか見てきてください。(それから外套の内のシルクハットから呼び出し、足元から外に出てきた使い魔である孔雀鳩に向かいそう告げるだろう。) [Tue 2 Feb 2010 23:03:08]
デュラハン > (空を覆う雲で星明りも月明かりも届かぬヴェイトスのスラムのどこか。)(特に問題も無く仕事を終えた後スラムの屋根を跳び歩きつつ帰路についていたその途中、明らかに焚き火や火事が出元ではない青い煙が悪魔の視界に入る。)こんな場所に珍しいですね?(恐らくは多くの者の目に映らぬだろう不思議な煙・・・一種の魔力の流れが存在している事に悪魔は気づけば、どこか場違いなそれに驚きを見せる。) [Tue 2 Feb 2010 22:55:13]
お知らせ > デュラハンさんが入室されました。 『屋根を歩く人影』 [Tue 2 Feb 2010 22:49:32]
お知らせ > ソードさんが帰りました。 『2人入る程度の広さの空間を作って力尽きたとか』 [Sat 30 Jan 2010 23:15:29]
ソード > (元々、こういう遊びは余りしなかった。今も少年という年齢だけどもっと小さい頃から薬草を取りに父親と出かけたりしていたりしていて…)うん、でも……(この雪で作った小屋は中々楽しかった記憶がある。ランプのふたを外して、その灯で焼いたチーズ。思い出すと頬が少し緩んで… 今は家に小さい(精神的に)のが数名いるわけだし、もしくは友人でもいいが…此処で遊んでみたいなと思ったわけで) [Sat 30 Jan 2010 23:00:21]
ソード > (屋根とかの雪も落としたりして集めた雪は小山のようになっていて…ざくっとその中にスコップで刳りぬくように加工をし始めて)…折角、雪が積もってるのだし…雪の小屋を……と思ったのだけど…(獣人にしてはやや珍しくインテリに近い獣人…息を乱しながら所謂”かまくら”つくりに励んでいた) [Sat 30 Jan 2010 22:52:30]
ソード > (数日間、降り続いていた雪がようやく晴れた。だからといって雪が一瞬で消えるかといえばそういうわけでもなく、そこそこ積もっている雪をせっせとスラムの外れの小さな家の、庭の端に集めている獣人であった) [Sat 30 Jan 2010 22:48:52]
お知らせ > ソードさんが入室されました。 『久しぶりに晴れた』 [Sat 30 Jan 2010 22:47:28]
お知らせ > フランさんが退室されました。 『 もう一度愛し合うのだった。 』 [Sat 30 Jan 2010 04:10:37]
フラン > ( 凍えていた身体はすっかりと熱くなり、じっとりと汗さえ滲ませていた。 ) 大丈夫、朝になったら片づけを手伝ってあげるから――。 ( ミーシャのお母様が帰ってきて、目覚める前に済ませましょう?なんて言って。 少女の身体を抱きしめながら、行為の後の充足した一時を味わい。 ) ………。 ( このままお互いに眠りに落ちるかと思いきや、ミーシャからの提案に少し頬を赤らめて。 ) [Sat 30 Jan 2010 04:10:27]
お知らせ > ミーシャ@自宅さんが帰りました。 『(ベッドの上で過ごすのはそんな爛れた一夜)』 [Sat 30 Jan 2010 04:08:54]
ミーシャ@自宅 > ( ここまで激しかったのはこれが初めて。私は荒い息を整えるようにぺたんと。 ) よごしちゃった……どうしよう……… ( どう言い訳したものかなって。脳裏に過るのはそんなこと。 ) ふらんさん……… ( 余韻のままに甘く蕩けた目で抱き締められた少女は相手を見つめる。 ) 次は フランさんの番? ( 少し休んだら する?と息も荒いままに私は首を傾げるだろう。 ) [Sat 30 Jan 2010 04:05:45]
フラン > そうね、ミーシャはいやらしい子。とてもとてもいやらしい。でも、私はいやらしいあなたが好きよ。 ( ミーシャが見せる反応は、今まで肌を重ねあってきた中でも特に激しかった。だから私はもっと見たいと願うのだ。どこまで行くのか、どんな風になるのか。 ) ミーシャ。 ミーシャ…っ 私の―― ( と、その時。急に目の前で何かが弾け、私の顔、手、そしてシーツを汚していった。それが一体何なのか――という部分に理解が追いつかなかったけれど、気持ちよさのあまりそうなってしまったのだという事だけは理解した。そしてその様子を見て、一度も触れていない自分の下腹部からじんわりと重い痺れのような感覚が全身に広がっていき、僅かに身震いすると静かな吐息を一つ。 ) ………。 ( そして、辺りを穢すその弾けたものを、丹念に舐めとり始めた。シーツに零れてしまったものは仕方が無いけれど、その噴出したもので穢れたままのミーシャの秘所にも舌を這わせ、綺麗にしていく。 ) ……ああ…。 ( まるで殿方の精を飲み込み、その味を確かめるようにして、喉を鳴らす。…そのままミーシャの横に移動すると、労うようにその震える身体を抱きしめた。 ) [Sat 30 Jan 2010 03:59:38]
ミーシャ@自宅 > ( 気持ち良い。けどそれは彼女が淫核を抓んで秘所を動かして、だから気持ち良くてお尻は違って違和感の塊でけれどお尻に舌を入れられて確かに気持ち良くていやけどこれは違う所を弄られてるからで――――――― ) ( もう、気持良くて何が何だか訳がわからない。 ) もぅ  がまんできっ ――――ァァァァァァァァッッ!! ( そのまま絶頂に達した少女は虐められて潮を吹き自分のシーツを汚してしまうだろう。 ) [Sat 30 Jan 2010 03:50:24]
ミーシャ@自宅 > ひぐっ…! ( 逆効果だったみたい。強めに摘まれてその刺激の強さに体を震わせる。 ) そ、そんなぁ……けど、こんな風にされたら…わたし、恥ずかしくて死んじゃう…… ( 懇願するけど宣言通りに行為は止まらない。本当にこれは恥ずかし過ぎる。 ) だ、だって…そんないやらしい子だって…思われたく無くて……―――ぁぁぁっ! すごっ…… ん  んんん!  ( そうして彼女が指を動かすたびに私は声をあげて身体を震わせる――――駄目、もうイってしまう。 ) すごいのぅ……もう わけ、 わからないぐらい  なんだか、すごっあぁっっ!! ( 激しい行為は続く。その快感の波に少女は攫われておぼれていき。 ) ちがっ……そこじゃないのに、 ぃやぁっ もぅ、 わたっ し  ああぁぁぁぁ!  (  ) [Sat 30 Jan 2010 03:45:30]
フラン > ん、ふ。 ( 腰の動きを制するように、少し強めに淫核を摘む。でも、これは逆効果かしら? ) ――うん、知っているわ。でもね、見せて欲しいの。私の知らないミーシャを。だから、止めてあげない。 ( ごめんね、ミーシャ。我慢できそうに無いの。 ) そう、そうだったの。…ふふふ、今まで我慢していたのね。「もっともっと激しくして欲しい」って。 気付いてあげられなくて、ごめんなさいね。でも、お詫びに思いっきりしてあげる。 ( ミーシャの中で二本の指をかき回し、交差させ、ぐりっと捻る。それに対する反応に背筋をぞくぞくさせ、フランベルジュは密かに自らの太股を擦り合わせる。 ) すごい、私の指がどろどろよ。それに素敵な鳴き声。 ふふ、これがいいのね?ほら、ほら…どう? ほらぁ…。 ( 二本の指を少し奥まで差し入れると、一気に引き抜く。それからすぐさままた指を入れて――。 ) ――ん、ちゅっ …んん。 ――気持ちいいの?ミーシャ。ここはそういう場所じゃあないのに。 ( 快感の声をあげたのは少し驚いたけれど、気持ちよいのならしてあげよう。舌先で執拗にお尻の穴をねっとりと嬲る。 ) ミーシャ―― はしたない娘。いけない娘。でも、そんなあなたが大好きよ…。 ( 淫核も、秘所も、お尻も。全部指と舌先で虐めてしまう。 ) [Sat 30 Jan 2010 03:34:45]
ミーシャ@自宅 > ぁ…あ…ぅ…その……ぅぅ………――――ひゃぁぁっ!? ( 計算され尽くされた、初めから想定していた嘘ならば吐ける。ただそれを吐きたくない相手だったり、予想外の所からの問いにはこうしてへったくそに誤魔化す事も出来ない。一番敏感な所を摘まみあげられて、思わず大きな声を挙げて腰を浮かしてしまった。 ) きょ、今日は……フランさん急だったから…綺麗にしてないし…あの…その…だ、だからっ! ( その場所の匂いを嗅がれれば私は思わず涙声になって必死に取り繕う言い訳をする。 ) して…ほしかったから……フランさんに…こういうこと……ぁ、あ、あぁぁっ! ( 声を挙げて――――そして唐突にその指の動きが止まった。 ) ――――あ。 あの、あの。わた、わたし――――― ( 呆れ果ててしまったのだろうか。なんて少女だろうと思われてしまったのだろうか。必死に言い訳の言葉を探そうとするけれど、頭の中は真っ白で何も言葉は思い浮かんできてくれやしない。 ) ―――― あ っ  !! ッッッ!!! はっ、 あ、 い、いいです。 ごく、きもちい、いですぅ!! ( 幼く小さな秘所はその二本の指をキツク締め付けるだろう。その激しい指の動きと彼女とそういう行為をしているという行為がミーシャをどんどん一人では達しえない領域まで昂ぶらせていく。 ) ( ――――そしてそれは不意打ちだった。 ) え? ( 最初は何が起こったのかわからなかった。彼女がしている行為を見ても、それがなんなのかをすぐには理解できなかった。 )  や、やぁぁ!だ、ダメ!ダメですフランさん!!そこは違います!!そんな、きたなっ――――ふぁぁぁ……! ( その初めての感覚に私はぞくりと背筋を震わせる。口ではダメと言いながらも体は抵抗をすることはない。それどころかあまつさえ興奮に昂った快感の声までも遠慮なくあげている。 ) [Sat 30 Jan 2010 03:18:44]
フラン > ふふ、ふ。 ふふふ…っ。 ミーシャは我侭を言うのが苦手だけど、嘘を吐くのはもっと苦手ね。 ( きゅ、と淫核を摘み上げ、乳首と同じように挟み込んで。 ) ん…♪ ( いつもとは少し違うミーシャの匂い。凄く興奮する。私ったら、本当に変になってしまったみたい。 ) ――いい声ね。私、あなたがそうやってあげる艶やかな声が大好きよ。だからもっと聞かせて? ( …そして途切れ途切れに聞こえてきたその言葉に、私は一度指の動きを止めた。浅ましいと思って呆れてしまったのか、いや、そうではない。 ) ……本当に、いけない娘。 ( その証拠に、フランベルジュの声色は再び興奮に震えていた。肉をかきわけながら奥へと進んでいき、天井の部分をなぞる。動きも激しくしているなら、二本だって入るだろう。だから、もう一本指を捻じ込んで、中で指を開く。 ) どう?気持ちいい?ふふ、きつくて指が痛い。 ( そう咎めつつも、声色はとても楽しそうだった。 ) ( ――ふと、私はその最中に、ミーシャの秘所と共に露になっている排泄の孔に目が行く。…別に、そういう知識があるわけではない。そういうことをする場所ではないって思っているし、ここを使ってしている人が居たら軽蔑したかもしれない。…ただ、その時ばかりは例外で…そしてほんの思いつきで。そうしたら、ミーシャは可愛いのではないかと考えて。 ) ん…。 ( ちゅ、とその孔に口付けし、舌先を這わせはじめる。加減はしらないからゆっくりと。不思議と汚いという認識は無かった。 ) [Sat 30 Jan 2010 03:00:48]
ミーシャ@自宅 > それは…ただ……ぁ…の……―――ぃ っ ……! ( そのどれもが正解。的を射てしまっているからこそ、そしてそうだと頷く事も違うと嘘を吐く程に面の皮が厚くはないから私はただ顔を赤くしてしどろもどろに言葉を詰まらせて、そしてその指先の動きに快感の声を挙げる事しか私には出来なかった。そこの匂いを嗅がれて、まだ今日は体を綺麗にしていなかった事を思い出し、羞恥で私は死にそうになる。 ) ゃん っ ! そこ っ は  ぁ  ……! ( こんな所を見られてしまったら―――その背徳感がより一層劣情を盛り上げる。淫核を引っ掻かれて鋭い刺激が脳天に伝わり私はより一層甲高く嬌声を上げた。 ) ―――――― ( いえ、ない。フランさんにこうして弄くられたらっていうはしたない妄想。その中身をその張本人に口にすることなんて普通はできっこ―――― )( ――――けど……その妄想に耽っている時の望み通りに、今はフランさんが私の大切な場所にこうして彼女が指を埋めていってくれているのだ。だから―――もっと、して、ほしくて―――― ) もっと…奥に……入れてます。 動きも…はげしく……て…………――――― ( 本当に浅ましい。そんな風にどうしていたか、なんて口にしてしまう自分の節操のなさに恥ずかし過ぎて頭の中が沸騰しそうだ。 ) [Sat 30 Jan 2010 02:49:34]
フラン > ( そう、隠し通せるのが一番――でも、こんな風にしてしまっている。隠し通そうとする反面、ばれてしまうかもという事にスリルを感じてみたりしているのだ。それはとってもいけない癖だけど、多分これからも止められない。 ) 私が弄くるから―― それだけ、かしら。自分でいつもしているから、ずっと敏感になってしまっているのではないかしら?それとも、いつあなたのお母様が帰ってくるか判らなくてどきどきしてるから? ( 指で挟みこむようにして胸を優しく潰すと、ようやく解放して。露になった秘所に顔を近づけ、ミーシャに判るようにすんと鼻を鳴らす。 ) …可愛らしい。男を知らないあなたのここは、もう濡れてしまっていてよ。 ( ミーシャが私の指摘に慌て、真っ赤になって俯くのを見てまたくすくすと笑った。 ) ほら、いつもどんな風にしているの? ( 爪の先でミーシャの淫核を軽く引っかく。逆の絵手の指でその幼い花弁を執拗になぞり、やがて指の先を少しだけ埋めようと。けれども無理にしたりはしない。少しずつ、ゆっくりと、痛みを感じさせないように。 …けれども、相手を想って耽るのは私のほうも同じ。離れているとどうしても寂しくなってしまうのだ。けれどもそうして得られる満足は一時的なもので、欲求は貯まっていく。だからこうして出会ったときにそれを爆発させてしまうのだ。 ) [Sat 30 Jan 2010 02:36:10]
ミーシャ@自宅 > ( 普段から節制をしているからこそ、浅ましい欲が露わにされた時にはより多くの物を求めてしまう。それが貪欲さの正体とも言うべきか。もっともそれは相手が好きだからこそでもあるけれど。 ) はい…だから、出来ればしたくはないな……ばれちゃっても認めてもらえたら嬉しいな。 ( 勿論隠し通せるのが一番ではあるだろう。フランの事は母も娘から度々耳にしてよく知っているし、説得自体は大変だが可能だろう。何だかんだで娘が一番の母親なのだ。お互い好き合っているのならば入り込む隙間はないと考える人。 ) それは…フランさんが……弄くるから…… ( 彼女の手で寝間着は捲り上げられて、下着は下ろされ幼い秘所は露わになる。少女はもう既に興奮しているのか、そこはもう既にはっきりとわかる湿り気を帯びていた。 ) え? ( その言葉に私は思わず彼女を振り返って目を白黒させる。 ) ――――あっ……それ…それは――――……っ…! ( バレテいる。 )( 全くその通りで見透かされていたという恥ずかしい事実に、私は言葉を詰まらせながら耳まで真っ赤にして真下を俯いた。恥ずかしい。恥ずかし過ぎる。――――私はきっと、彼女の言うとおりにそれをしてしまうのだろう。だからそれが恥ずかし過ぎて、今は目も合わせられない。 ) [Sat 30 Jan 2010 02:23:09]
フラン > ええ、期待しているわ。 ( …けれど、肌を重ねるときは意外と貪欲な娘だ。勿論、我侭というのはそういう時以外の事も指すのだけれど、ミーシャが我侭になるのは少し怖くて、どきどきしてしまう。 ) あなたが居なくなったら、きっと悲しむでしょうしね。大丈夫、この関係を最後まで隠し通すか、ばれてしまったら認めてもらうまで説得し続けるわ。 ( こういうところは、意外と頑固な性格をしているのだ。 フランベルジュの両親も、きっと相手が少女だと知ったらびっくりするだろう。案外押しに弱いところもあるから、説得はミーシャの母親よりは簡単かもしれない。 ) ふふ、ふ 可愛らしい胸。つんと尖って…。 ( くるくると指先で胸の先端を刺激し、優しく摘みあげる。両手を付いたミーシャの後ろに立ち、身体をくっつけながら、更に逆の手で寝巻きを捲り上げ下着を露にさせると、すぐにその下着を下ろそうとする。 ) ――ミーシャ。どうして私があなたのベッドの上でしたいと思ったか、教えてあげましょうか。 あなたのテリトリーを、穢したいと思ったから。このベッドに、私の匂いをつけたかったから。 ( くすくすと笑いながら。 ) …いつも慰めているのでしょう、私を想って。次からはベッドに残る私の残り香を嗅ぎながら、そうするといいわ。 [Sat 30 Jan 2010 02:08:50]
ミーシャ@自宅 > わかりました。じゃあこれからは私も頑張って我侭を言っちゃいますね。 ( 気遣うから我侭を言いたくないというのはあっても、気遣わない関係でありたいという思いもある。ただ染み付いてるから、やっぱり我侭は中々言えないのだ私は。 ) そうですね…お母さんと離れるのは寂しいもの。 ( 母と離れる事は考えられてもフランと離れる事なんて考えられない。―――駆け落ちという響きには少しドキドキしてしまうけれど。ああ―――けどそういえば、彼女のご両親の方はどうなのだろうか。貧しい貧民街に住む小娘なんて、やっぱり考えてみるとあまり良い印象を与えなさそう。 ) ぁ……ひゃ……! ( こうして普段生活をしている場所に彼女が来るというのがドキドキして胸弾む。そうしてうなじをなぞる舌の感触に背筋をぞくぞくさせて、胸の形を確かめるようなその手つきに私は声を上げる。 ) はい……こ、こうですか? ( 頬を紅潮させたまま、ベッドの上で少女は相手の言われるままの格好を取ろうとするだろう。 ) [Sat 30 Jan 2010 01:52:43]
フラン > ( 安堵の微笑みに少しだけ胸が痛んだ。…冷静になって考えるのならば、一応はミーシャに被害が出なかった以上はこの報復に深い意味はない。ただ自分の大事なものに手を出された怒りを発散させたいだけであって、ミーシャの為とはいえないのかもしれない。 ) ふふっ、まあいいわ。これからゆっくり練習していきましょう。我侭を言う練習を。 ( 私に対してなら、我侭は言っていいのだ。きっと私もミーシャに対して色んな我侭を言うだろうから。 ) ええ、認めてももらわないと困るわ。だって認めてもらえなかったら、私はあなたを連れてアングリマーラ行きの馬車に駆け込まなければならなくなるもの。 ( 駆け落ちというやつだ。…でも、やっぱり彼女のお母様とも仲良くしていきたい。 ) ( ミーシャと共に彼女のベッドの側へやってくる。このベッドでミーシャは寝て、夢を見て、目覚めているのだ。 …私はミーシャを後ろから抱きしめると、白いうなじに舌を這わせようとした。両手はミーシャの寝巻きを捲り上げようと下に伸び、服の中へと侵入する。そうして、今度は直にその小さな胸に触れて。 ) ……ミーシャ。 ベッドの上で、手をついて…。 ( フランベルジュの声色は興奮で上ずっていた。 ) [Sat 30 Jan 2010 01:39:22]
ミーシャ@自宅 > ( 愛していると何回でも口にしよう。だってそうすればもっともっと、今よりも更に貴女の事を好きになれそうだから。だからハッキリとその言葉を私は紡ぐ。 ) ―――――……良かった。 ( その言葉に私は安堵して微笑んだ。命を分け与えられる事がなければ私の身もまた徐々に吸血鬼へと変貌を遂げていく。それは目の前の彼女と同様にだ。 ) あ…けど……―――うぅ。 ( 生まれながらに貧乏だという事情が幼い頃から分かっていたから、母を困らせる事の無いようにとねだる事はそれほど多くはなかった。だからそうした自分の勝手で我が侭を言って困らせるのは苦手だったりしてしまう。 )( そこいらの恋人たちよりずっとずっと私達の絆は深い筈なのに、そういう風に考えるとなんだか少し悔しい。だからこうして何度もくちづけを交わそう。出会うたびに毎回の如くにしていけば、きっと追い抜いてしまえるもの。 ) ――――そうしたら、きっとお母さんも仕方がないって認めてくれるかもしれませんね。 ( その甘い将来の見通しをして私は笑った。男の人が恋人でそういうのをしていたらまだ早い!って怒れただろうに、相手が年上の女の人でおまけになんだか真剣に愛してるってそれを聞いたらお母さんきっと育て方間違えちゃったかなって涙する。母も流石にそれは想定外だろう。 ) あ…それは………―――は、ハイ……… ( 私のベッドで。 )( ほんの少し、ほんの一瞬だけ躊躇する。もしそういう事をしている時にお母さんが帰ってきてしまったらって――――だけど私もこうした場で誘惑に勝てるほど出来た性格じゃない。その優しい手付きで体が疼き始めてしまったんだから。私は促されるままに彼女と自分のベッドへと向かおうとする。 ) [Sat 30 Jan 2010 01:27:26]
フラン > ………。 ( フランベルジュはその言葉にほんのりと頬を赤らめる。こうして愛情を確かめ合うことが、とても幸せ。 ) …ええ、大丈夫。大丈夫よ。 ( そう言って私は嘘を吐いた。…勿論、街中を探し回ってあの斧の少女を見つけ出そう、とまでは思わない。だが、もし目の前に現れたら――私は自分を抑えきれないかもしれない。 それに、今の私にはミーシャ以外の誰かの血が必要なのだ。そうして命を吸わなければ、それをミーシャにわけあたえる事が出来ないから。 ) そういう時はね、ミーシャ。我侭を言って私を困らせても良いのよ? ( きっと私はミーシャの我侭には弱い。そういうのを表に出さない娘だから我侭を聞くっていう機会はなかなか少ないけれど。 ) ( くちづけ。今まで何回ミーシャの唇を奪ったことか。数えては居ないけれど、でもきっと長くお付き合いしているそこらの恋人よりは少ない。だからもっともっと重ねたい。 ) …そうしたら、その長いお説教の倍の時間であなたを愛していることを伝えるわ。 ( 相手が男ならまだしも、女となれば立ち眩みは起こしてしまうかもしれない。 …フランベルジュの片手がそっとミーシャの胸に触れ、服の上から優しくなぞって行く。 ) …ね。あなたのベッドに行きましょう。そこがいい。 ( 母親の留守中にそういうことをしようとする。私のモラルはどこへ行ったのやら。でも、やめる気は全く無かった。 ) [Sat 30 Jan 2010 01:09:08]
ミーシャ@自宅 > はい、そうなんです。私はフランさんを誰よりも愛してるんです。母よりも、亡くなった父よりも。だから―――― ( 其れほどまでに深く愛してしまった人が傷つく事や、ましてやいなくなってしまう事などもう耐えられない。 ) ―――……こんな事…心配し過ぎ…なのかもしれませんけれど。危ない真似はしないで下さい。ね? ( 確かにあの時、私を捕まえてくれたフランさんの力強さは頼もしかった。あの時もそう。そして前に私が母の眼にすら見つけられなくなった時も彼女はちゃんと見付けてくれた。だからこんな私の心配は、彼女にはただ煩わしい物になってしまうかもしれないのだけれど。 )( あの襲い掛かった少女に報いを与えようと考えている事には気付かない。 ) だって…信じてしまいそうだったんだもの。 ( むぅ、と意地悪な吸血鬼を見上げるように。彼女の言葉をつい信じてしまうせいか、時々こうしてからかわれてしまう。 ) はい。 ( 名前を呼ばれたら私はすぐに返事をする。そして彼女へと向き直されれば真っ直ぐにその蒼の目を見つめた。 ) それは―――― ( 返事が出る前に唇は奪われた。そうされるとつい舌を絡めて深いキスをしてしまいたくなる。今もそうで―――― )( ――――もし今こうしている時に母が帰ってきたら、それは――― ) ―――――凄い、大変な事になるかも。本気で怒ったり、とても長い説教をしたり。きっとフランさんも一緒に。 ( ――――こういう所で母は生真面目なのだ。水商売をしているのに、むしろ潔癖に近い。だからまさか年ごろにもいかない娘がこんな情事に耽っている光景を見つけたら軽く立ち眩みは起こしてしまいそうだ。 ) [Sat 30 Jan 2010 00:57:12]
フラン > ――けど? ( その言葉の続きを、首を少し傾げて促せば。 ) ……。そう、そうね。そっか。あなたがそう思ってしまうのも、仕方の無い話ね。だって、ミーシャ・フェルクスはフランベルジュ・フランドールを心の底から愛してしまっているのですもの。 ( 私がそうだから、相手もそう。お互い相手が傷ついたり失ったりするのが怖いのだ。 ) 大丈夫よ。私はとても強くなったの。 ( その強さとは、年頃の娘が口にするにはおかしいことだが身体的なもの。それが吸血鬼としての自信に繋がっている。 ) だから、私たちの幸せを脅かす連中は、みんなやっつけちゃうんだから。でも…あなたの心配を無下にしてしまうような事はしたくない。 ( そう口にしつつも、あの正体の判らぬ斧を持った少女の血肉を啜ることを考えているのだけれど。 ) ふふふ、あわてんぼさんね。 ( 私の嘘に対する落胆と、それを隠そうとする微笑と。ああ、私ったら意地悪かしら?でもとっても素敵。嘘だとわかって頬を膨らませる様子も。 ) ( 胸元で優しく抱きしめ、暫し沈黙する。ミーシャの体温で冷えた身体が温まっていくようだった。 ) …ミーシャ。 ( ややあって私は彼女の名前を呼ぶ。そうしてから頬に手を触れさせ、そっとこちらを向かせようと。 ) こんなところ、あなたのお母様に見られてしまったら、どうなってしまうかしら。 ( そう言うと、私はミーシャの唇を奪いにいった。 ) [Sat 30 Jan 2010 00:37:28]
ミーシャ@自宅 > ( それは有り得ない話ではない。むしろ今こうしていられる事が間違いなく運が良かったと言えるのだ。だからこそどうしても外に出る事に今は不安を覚えてしまっている。 ) ありがとうございます。けど…… ( 私はまだ小さいから。どうしても守られる立場になってしまう。そんな自分が歯痒く、早く大人になりたいといつの時も思っている。 ) ……フランさんがそれで危ない目に遭ってしまうのも…嫌です。……怖いの。 ( より強く抱き締める。もしあの斧を持った少女が退かずにフランさんも私も纏めて殺そうと襲い掛かってきていたら――――やっぱり、それも怖い。お姫様の役には憧れてはいたけれど、こうしてそんな立場になると不安でいっぱいで困ってしまう。 ) はい。その時が来たらお願いします。頼りにしていますから。 ( ――――それでも一、二年後。私が15にもなれば学費はなんとか貯まるだろう。もっともお金があったとしても、私がちゃんと大学に受かれるかという問題もありはするが。 ) ――――ちゃんとした格好でお出迎えしたかったけど…つい…その…… ( その通りだったから図星を突かれてしどろもどろ。 ) ―――――そうですか。気にしないで下さい。大学も大事ですから。 ( それを聞いた私は落胆しそうになったけれど、それを押しとどめて微笑みを浮かべようとする。泊まれないというのは残念だけれど、むしろそれだけ時間が無かったというのに来てくれたという事に喜ばないと。 ) ( ―――なんて、冗談。 )  ―――――   ―――――…………  ―――――んもぅ……  ( 冗談と聞いて最初は喜んで。けれど意地悪にからかわれたのだという事にちょっと頬を膨らましたくなって。けどやっぱり嬉しくて。結局嬉しそうに彼女の胸元に体を預けながら私は文句を言うのだ。 )( 良かった。フランさんが一緒なら、大丈夫だ。 ) [Sat 30 Jan 2010 00:14:46]
フラン > ………。 ( その「私が来なかったら」は確実にそこに存在していた結末であり、私もまたその事実に恐怖する。けれど、その震える身体を優しく抱きしめて。 ) …大丈夫、大丈夫よ。私があなたを守るわ。 ( 守られるお姫様の役割に憧れていたのだけど、他ならぬミーシャの為だ。彼女を守る王子様の役になろう。…狼になったり王子様になったり、我ながら忙しいが。 ) ――そう。でも、何か困ったことがあったら私に相談なさいね。 ( ミーシャを大学に――というお話も、結局協力してくれるお金持ちを見つけられず。エリエッタさんはそれでも私に出来ることがあると言ってくれたけれど、今回だって私にたくさんお金があれば、治安の良い地区に引っ越させるとか出来るのに。もっとも、お金にものを言わせるみたいだといえば、その通りなのだが…。 ) 鏡を見るより先に、私に会いたいと思ってしまったのね?大丈夫、それでもあなたは可愛いわ。 ( 抱き合ったまま、彼女の熱が伝わってくるのを感じて。 ) ……んん、どうしようかしら。明日は大学の用事があるし…。 ( なんて言いながらちらりとミーシャの顔を見る。もちろん、最初から泊まる積もりで来ていたりするのだが。 ) ――なんてね、冗談よ。私にはあなた一人をここへ置いて帰ってしまうなんて、とてもじゃないけれどできないわ。 ( だから今晩は一緒よ、とその顔を赤らめる少女の耳元で囁いた。 ) [Fri 29 Jan 2010 23:56:31]
ミーシャ@自宅 > ( 元々しっかり者の性分。母の負担を減らしたいと家の仕事は基本的に自分が請け負っている。 ) はい、本当にあの時は…怖くて……―――フランさんが来てくれてなかったらどうなってたかと想像すると……もう……  ( この辺りに住んでいる身ではあるが、治安が悪いといっても強盗の類が多い物だとばかり思っていた。だからある意味で奪われるものが命ぐらいしかない自分は安心していたのだけれど。まさかその命が欲しいと言ってくる手合いに出会うとは。先日の事を思い出すと、今もまだ体が震える。 ) それでも親子二人暮らせるくらいにはなんとか出来ますから。 ( 節制をすれば貯金も貯まるぐらい。将来的に娘を大学に通わせようとしているから、そのぶん普段の生活はどうしても貧相な物になってしまうけれど。 ) あ…ぅぅ…… ( 髪の毛を弄られてやっぱり寝ぐせとかあったかなと顔が赤くなる。そして抱き締められれば、私もその外の空気で冷えた体に両手を回して抱き返そう。冷たくても大丈夫。だってこうしていれば暖かくなってくれるもの。 ) ……その…フランさん。今日は泊まってくれたりとか…出来ますか? ( 抱擁を交わしたまま顔を赤くした少女は相手にそう尋ねる。 ) [Fri 29 Jan 2010 23:43:12]
フラン > ( 家の中は綺麗に片付いている。私も少し、見習うべきかもしれない。…きっとミーシャが私の寮の部屋を訪ねてきた時は、倍の時間彼女を玄関の向こうで待たせてばたばたと片づけをするのだろう。 ) 他ならぬあなたの為、よ。…この間は、怖い思いをしたわね。でも、あなたが無事で本当に良かった。 ( ミーシャがあの斧を持った少女に襲われているのを見て、私は改めてこの辺りの治安の悪さを認識する。…いや、あれは単なる強盗なんかの類では無いんじゃなかろうか。 ) そう。…大変ね、あなたも、あなたのお母様も。 ( 本当ならば一時も家を空けたくないと考えているに違いない。でもそうやって働かなければ食べていけない。 ) ( ミーシャは私と会う時はいつもきちんとした服を着て髪も整えていたから、その姿が新鮮だった。にこにこと笑いながらその寝癖を指先で弄りつつ、身体を寄せて抱きしめようと。外から来たばかりで冷たいかもしれないけど。 ) [Fri 29 Jan 2010 23:26:54]
ミーシャ@自宅 > ( キッチン良し。洗濯物良し。掃除良し!きっちり家の仕事をしていて良かったーと胸をなでおろしたい気分だ。こういうところで自分がそういう所をしっかりしておく性格だったのを喜びたい。 ) ――――ありがとうございます。嬉しいです。私の為にわざわざ……… ( きっと偶々だったのではなく、本当に私に会いに来てくれたのだろう。きっとそうだ。そう考えてる方が嬉しくなれる物。絵本のお話ならばきっとここで狼から助けに誰かが来てくれる。けれどこの今の世界に狼を撃つ猟師の存在は必要ない。 ) 今日は留守なんです。仕事の方で人手が足りなくて、だから今夜は私一人で留守番です。 ( ――――あ。 )( フランさんを家に上げた所で気付いた。私ったら寝間着のまんまだ。それに結構昼寝なんかとかもしてたから寝癖とかも付いているかも。ちょっとこの格好でお出迎えは恥ずかしい。家に上げる前に気付いておくんだった。 ) [Fri 29 Jan 2010 23:17:28]
フラン > ( 怯えていた声が明るくなる。心細い夜を過ごしていたのだろう――。 ) ――ええ、待っててあげる。でも、私が雪だるまにならないうちにね。 ( 途端に慌しくなる様子に私は笑った。その気持ちは良くわかる。そして扉が開かれれば、今一度その笑顔をミーシャに向けよう。 ) こんばんは。心配だったから、会いに来たわ。きっと心細いんじゃないかって思って。 ( これが絵本の世界ならば、狼は少女を食べてしまうのだろう。その家の中に入り、扉を閉める。 ) …あなたのお母様は? ( 玄関の応対をミーシャがしたり、彼女が怯えた声をしていたところを見ると留守――なのだろうか。正直に言えば、そう尋ねた言葉の中に全く下心が無かったとは言わない。けれども少女の身体を抱きしめるのは、一応、彼女のお母様が居るかどうかの確認の後にしよう。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:59:29]
ミーシャ@自宅 > ――――フランさん……! ( その声を聞いた少女はパァッと暗く沈んでいた表情を輝かせる。 ) あ、ちょ、ちょっと、ちょっと待って下さい!ちょっとだけ! ( 部屋の中が途端に慌ただしい雰囲気になるだろう。えっと、えっと汚くないかなとか散らかってないかなどと部屋の端々を視線で追ってチェックをする。もっともさっき掃除したばかりなんだからそんな所見つかる訳がないのだけれど。 ) ――――お待たせしました。どうぞ、入って下さい。 ( そうして少女は嬉しそうな顔を浮かべながら自宅の扉を開けて、悪い狼を喜んで自分の家に招こうとするだろう。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:51:56]
フラン > ――偶々この近くを通りかかった、悪い狼よ。ミーシャ。 ( 雪を避ける為にフードのついた服を身に纏った娘は、扉の向こうの相手にそう告げた。勿論、こんなところを偶然通りかかるような用事はスラムには無い。最初からこの家を訪ねるためにやってきたのだ。…もっとも、偶々通りかかったというのは嘘でも、悪い狼というのは本当のことかもしれないが。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:45:50]
ノックの音 > ( ノックをした相手は、扉の向こうで動く気配と、怯えたような声を聞く。扉から一歩離れるのは、相手がこの扉を自分の意思で開けるだろうという確信からだ。ふ、と小さく白い吐息が流れていった。 )  [Fri 29 Jan 2010 22:44:19]
ミーシャ@自宅 > ( 誰―――だろうか。以前はこうしてのんびりしていた所を突然暴漢達に踏み込まれた。最もそんな目的ならわざわざご丁寧にノックなんてする筈もないだろうが。ひょっとしたら母に何かあったり、もしくはただ早く帰ってきたというだけのものかもしれない。 )  どちらさま――ですか?  ( あまり大きくは無い震えた声でその二度目のノックに応じて返事をする。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:38:49]
ノックの音 > ( 凍てつく空気は人々を家の中へと押し込め、いつもより人の影が少ないスラムはとても静かだった。そしてそれは、そんなしんと静まり返る雪の世界の中から不意に聞こえてきた音だ。木戸を叩くノックの音が、確かに二回。すぐにそのノックに応じないのならば、間をあけてもう一度二回。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:33:40]
ミーシャ@自宅 > ―――――! ( そうして一人でじっとしていたから、唐突なノックの音には声にならない悲鳴を挙げてビクッと体を竦めてしまうだろう。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:31:07]
ミーシャ@自宅 > ( あれから暫く外には出ていない。普段は図書館やお買い物、リアさんの所の孤児院に度々出掛けたりしていたけれど、ここ最近は家で家事や既に手垢の染み付いた本ばかりを読んでいた。 )  …………… ( 外が怖い。あの事件から外を出歩く事に私は臆病になってしまった。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:30:29]
お知らせ > ノックの音さんが入室されました。 [Fri 29 Jan 2010 22:29:15]
ミーシャ@自宅 > ( 今は家の中に一人きりだ。今日は母は帰ってこない。仕事で人数が足りなくなって入らなくてはいけないらしい。母はその事に対して申し訳なさそうな顔をしたけれど、そうして帰りが遅くなったりするのは良くある事だもの。いつもの事と私は笑っていってらっしゃい、頑張ってと口にした。 )( だから一人ぼっちの今はそんなに薪をくべなくても大丈夫。薪だってタダのわけないんだから最低限でいい。 )( そう、今は一人ぼっちだから。 ) ………… ( まだ体の震えが治まらなくて、私は少しでも暖かくしようとベッドの上で毛布を羽織る。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:10:47]
ミーシャ@自宅 > ( 窓辺に視線を送ると外ではまだ雪が降り続いていた。きっと路上では随分と降り積もっているのだろう。部屋の中の空気の寒さに私はそっと肩を震わせた。 )( 少し寒いな。もう少し火を足そうと暖炉に薪をくべる。 ) [Fri 29 Jan 2010 22:00:55]
お知らせ > ミーシャ@自宅さんが入室されました。 『(そっと本を閉じた)』 [Fri 29 Jan 2010 21:55:06]
お知らせ > アカガネさんが退室されました。 『( もう少し、暖かくなったらまた、墓参りにいってやろう。 )』 [Thu 28 Jan 2010 02:03:40]
アカガネ > いいか! 貴様ら人間など我からすればこの程度にしか見えぬのだ! 顔の造形? お前らなんぞ額から鼻の穴があっても変らぬではないか! つまり、これはおぬしら人間の醜悪さをあらわしているのだ! この芸術がわからぬならば眼科にいけ! ( むしろ、それだけの観察眼を持たぬお前が眼科へいけ! と総ツッコミを受けてしまった。 うう、と唸ってアカガネは「もう知らん! 痴れ者どもめ!」と三男をその場に放置して逃げ出した。子供たちは「ちゃんと作り直そうぜ」と三男の美容整形にかかっている。ふん、我の芸術品を壊すなど、万死に値する。が、我の寛容な心でもって極刑には処さんでおいてやろう。ふふん、感謝しろ。と、心の中で一人裁判情状酌量の余地をつけてみたりした。 ふと、そんな時だ。 ちょうど法廷から在任が「ありがとう裁判官様! このご恩は一生忘れません!」と感涙していた頃。 雪を見上げてアカガネは昔を思い出した。 ) ・・・・んむ。 これでは寒いな。 今度顔を見に行ってはやらんとな。 なにせ、あいつは寒がりだ ( ひょい、と身軽に塀を飛び越えながら一人笑った。 ) [Thu 28 Jan 2010 02:03:16]
アカガネ > う、うう・・・・三男。すまぬ。生まれてそうそう二人もの兄を殉職させてしまった・・・。だが、貴様の出来栄えは我が全身全霊を持って「最高!」と銘打たせてもらうぞ! いわば、御主を作るためにお前の兄達は作られたのだ! みよ、これが完成系! じゃじゃーん! 雪ダルマン三男だ! ( ばばーん! と両腕を広げてお披露目した雪だるまはでかかった。でかいだけで顔の造形はぜんぜんだった。なぜか額から鼻になるはずのニンジンが飛び出していた。目玉は左右とも上下の高さがあわず、お腹から棒切れが飛び出ており、先に手袋がぶらさがっていた ) ふふん! みよ! これが我の完成系! 最高の雪だるまだ! ( しかし、子供たちはげらげらと笑うばかり。芸術のなんたるかをわからぬとは。子供がてらにかわいそうな奴らだ。と、アカガネは一人哀れんで、子供たちに心の中で不器用さを哀れに思われていた ) [Thu 28 Jan 2010 01:55:52]
アカガネ > うむ。作りに作った雪だるま三兄弟! いやはや、不恰好ながらによくできたものだ! うむ! ( と、雪の寒さに頬を真っ赤に染めた少女が満足そうに頷いた。 防寒服とみれるローブに両腕をすっぽりと覆う腕袋。ぱんぱん、と払えば白い雪が落ちた ) どうだ! やはり我のほうが偉大だっただろう! ふふん! ちーっと我が本気を出せばほらこのとおり! 御主達が敵うわけないのだ! ( 銅色の髪を盛大に振り回し、スラムの子供たち相手に自らつくった雪だるまを自慢げに叩いた。叩いて――倒れた。 ) あ ( げらげらとスラムの子供たちに指を指されて笑われながら、アカガネは顔を真っ赤にして「つ、次のはこわれないぞ! こいつわだな!」と言って再び雪だるまを叩いて顔を吹っ飛ばしてしまった ) [Thu 28 Jan 2010 01:49:36]
お知らせ > アカガネさんが来ました。 『ぃよっと』 [Thu 28 Jan 2010 01:46:38]
お知らせ > ハルヴァリさんが退室されました。 『その日、悪魔が微笑んだ』 [Thu 28 Jan 2010 00:03:19]
ハルヴァリ > ( こんな事さえなかったら、彼らは恐らく明日も明後日もその次の日も、お互いを信じ、助け合って生きただろう。 ) ( 怠惰の悪魔の存在意義、それは可能性の否定であり、成長の阻害だ。 彼らはパンを得る為に信頼を失い、信用する事を忘れ、協力するという可能性を否定した。 彼らは、堕落したのだ。 [Thu 28 Jan 2010 00:02:50]
ハルヴァリ > ( 反射的に一人が動き出すと、後はもう泥沼の奪い合いだった。 浮浪児達は互いに殴ったり蹴ったりしながらパンを奪い合う。 彼らがちょっと前まで助け合い、協力して生きてきた浮浪児仲間だったとは誰も思わないだろう) [Wed 27 Jan 2010 23:48:53]
ハルヴァリ > ( 浮浪児達は、不安そうにお互いの顔を見合わせた。 誰かが我慢すると言い出すのを待っている、或いは、誰かが誰かに我慢しろと言い出すのを待っているのだろう。 )  決められないなら………拾った奴が食えばいい。 ( ハルヴァリは、浮浪児達の前にパンを放り投げた。 [Wed 27 Jan 2010 23:44:35]
ハルヴァリ > ( 『じゃあ、どうすればいいの?』 ) ( 浮浪児の一人が不満そうにそう言うと、ハルヴァリは大きく溜息を吐いた。 ) 2つの物を3人に分けようとするから悪いんじゃあ………ないのか? 誰か一人が我慢すれば、他の二人は………食べれるだろうが? [Wed 27 Jan 2010 23:30:02]
ハルヴァリ > ( 『千切ればいいんじゃない?』 ) 駄目だ、切ったり割ったりせずに、だ。 ( 『一口ずつ食べればいいんだよ!』 ) 駄目だ、切ったり割ったりせずに、だ。 ( 『水に溶かして食べるとか?』 ) 駄目だ、切ったり割ったりせずに、だ。 ( 浮浪児達は知恵を絞ってあれやこれやと考えるが、ハルヴァリは駄目だといって首を振るばかり。 ) [Wed 27 Jan 2010 23:22:58]
ハルヴァリ > 今、此処に2つのパンがある。 そして、お前らは3人。 これを切ったり割ったりせず、分け合えたらお前らにやろう。 ( 居住区とスラムの境に位置するスラムのとある通り。 不審そうに自分を見上げる3人の浮浪児に、ハルヴァリは両手に一つづつ持ったパンを見せ付けてそういった。 それはなんて事の無いごく普通のパンで、そこいらで普通に買ってきたものだ。 だが、飢えて凍えた浮浪児達にとっては黄金にも等しいものだ。 ) [Wed 27 Jan 2010 23:10:50]
お知らせ > ハルヴァリさんが来ました。 『2つのパン』 [Wed 27 Jan 2010 22:56:28]
お知らせ > 足音さんが退室されました。 『指の折れた犯罪者の傍で、それを見送った』 [Mon 25 Jan 2010 00:42:33]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『(指の折れた犯罪者を残して、その場を立ち去った)』 [Mon 25 Jan 2010 00:41:39]
足音 > わかりました、どうもありがとうございました。 もし、私に貴方の手伝いができそうな事があれば、商業地区の****ストリートの………まで連絡ください。 商売人が恩を受けてお礼もしなかったなんて知られれば、商いに関わりますからね。 ( 男は、帽子のツバを押さえ、略式の礼をした。 ) [Mon 25 Jan 2010 00:38:22]
アイゼンリッター > ……他に理由が必要なのか?( ――なぜならここはヴェイトスで、自分も、自分の友人も、そして他の多くの人々も、ヴェイトス市民だ。 ヴェイトスを守るのに……自分の住んでいる街を守るのに、それ以上の何かは不要の筈だ。 そう信じて行動してきているし、これから先も同様だろう。)(どさりと男を放り出す。 周囲を見回せば、先ほどよりは多少マシな景観になっている。 居住区、暗黒街、スラム街、明確に区画分けがなされている訳ではなく、その境界線は曖昧で――ここが調度、その境目にあたる辺りだ)じきに自警団が警邏に来る。 後は彼らに案内してもらえ。 [Mon 25 Jan 2010 00:28:42]
足音 > 犯罪者は……ですか。 それは最もですが、それだけの理由で、その………巡回を? 貴方の報酬は? ( 所在なく取り残された右手を引っ込め、後ろから着いていく。 ゆらゆら揺れる角灯の光に赤く染まった後姿に、矢継ぎ早の質問を浴びせる。 ) [Mon 25 Jan 2010 00:21:29]
アイゼンリッター > (「スラムならではの商売」に関わっている者が、スラムで道に迷うものか。 疑わしい男だという憶測は、半ば確定したものとなる。 アウレリカ、宝石商。 その情報を刻み込んだ上で、しかし握手には応じず、黙々と道を歩き続ける。 暗黒街の顔役の一人と交流を持ったことはあれども、利害が一致した上で、互いの腹を割って話したからこそ、だ。 怪しげな男――此方も似たようなものだが――と交流を深める必要性は感じられなかった。 悪党ならば、いずれ殴り飛ばす日が来る。 それだけの事だ)犯罪者は明確な脅威だ。 他に何かしら理由が必要か? [Mon 25 Jan 2010 00:15:31]
足音 > こういう土地には、こういう土地ならではの商売というものがあるんですよ。 それでは、短い間ですがどうぞよろしく――――私、アウレリカと申しまして、市内で宝石商を営んでおります。 ( 同道を許されれば、男は近寄って右手を差し出す。 ) ………と、一寸した好奇心からお尋ねするのですが、貴方は何故こんな事を……? その男がヴァイス・ヴェイトス団の怪人という訳でもないでしょう? ( アイゼンリッターが握手に応じようが応じまいが、男は先を行くアイゼンリッターの背中に問いかける。 ) [Mon 25 Jan 2010 00:05:30]
アイゼンリッター > 貧民窟に商売の種があるとは思えんな。(軽く肩を竦めて応じる。 自警団に行くことを恐れたいない――いや、市街に戻った辺りで頃合を見て離れる、といったところか。 目的のわからない人物。極めて厄介だ。 ついつい疑ってかかりたくなっているのは自分の悪い癖かもしれないが、いかんせん、今まで相手にしてきた奴らが悪い。 見た目は少女のようにみえて殺人鬼だとか、狂人だとか。 スラムにいる上等な服を着た、やけに落ち着いた人物を疑わない理由が無い。 ――少なくとも彼が被害者であるとかなら別なのだが。 溜息を一つ。 ならば、だ)自警団の巡回ルートまでは行く。 そこで待っていれば、すぐに連中が来るだろう。 後は彼らに案内してもらうと良い。 私は、まだ警邏する必要がある。 [Sun 24 Jan 2010 23:51:29]
足音 > まさか、此処に置き去りなんて事は………なさらないでしょう? ( 男は、祈るように手を組んでそういうのだ。 [Sun 24 Jan 2010 23:45:24]
足音 > 道に迷って貧民窟に来たのではなく、貧民窟に来て道に迷ったのです。 そして………帰りたいから、貴方についていきたいという訳なのですよ。 自警団の本部にいくのであれば、少なくとも市内には戻れるでしょうから。 そこからは、奴隷馬車を拾うなりして帰ることも出来るでしょうし……… ( 制止されなければ、男は距離を保ったまま後ろから着いて歩くだろう。 ) [Sun 24 Jan 2010 23:43:54]
アイゼンリッター > 道に迷って貧民窟に来るような輩は、そう多くないな。(――それに、と内心で付け加える。 上等な服を着ている人間がスラムに彷徨いこんだならば、もう少し不安になるものだろう。 だいたいからして、そんな人物が鉄仮面の男についてくるとは思えなかった。 この装束を選んだのも、相手を威圧する為だったのだから)……悪いことは言わないから、早く帰った方が良い。 何が目的かは知らないが、碌な結果にはならない(だから、こういう手合いの相手は苦手なのだ。 疑わしくはあっても明確な証拠が無い以上、此方からは手が出せない。 男を引きずって、歩き出す。 制止ことしないものの、距離を詰めさせようとはしない) [Sun 24 Jan 2010 23:37:25]
足音 > 成るほど、そういう訳でしたか。 それでしたら、私もご一緒してもよろしいでしょうか? 商いで来たのはいいものの、不慣れな道に迷ってしまったもので。 ( カツリ、カツリ、男は再び歩き出す。 制止されなければ、アイゼンリッターの傍らまで歩み寄る。 ) [Sun 24 Jan 2010 23:25:42]
アイゼンリッター > (演劇自体は、既に一年以上前に終了しており――その直接の原因となったのが、やはり同時期に出現した『現実の』アイゼンリッターである。 鉄仮面を被って犯罪者と戦う存在、といえば聞こえは良いものの……実態はこうだ。 賛否両論分かれるどころか、今現在は批判の声が大きいのも当然であろう)犯罪者を捕まえて、自警団に突き出すところだ。 別に通報したいならしたいでも構わないが。 いずれにしても、この界隈からは離れた方が良いな。 身の安全は保障できない。(腕に覚えも無く、護衛もつけず、良い格好をして夜の貧民街を歩くなど自殺行為も良いところだ。 一般居住区が平和だから忘れられがちだが……この界隈は、治安が悪いのだ。世のスラムに共通する、極当たり前の事実として。 でなくば、スラムになどならない) [Sun 24 Jan 2010 23:20:45]
足音 > ( 低いが、良く通る警告の声に、男はぴたりと足を止めた。 そのまま、男は貴方に対し、5メートル程の距離を挟んだまま、しげしげと視線を送る。 ) ――――この場合、一般的な解釈をしてかまわないのでしょうか? この状況、どうも誘拐か何かの現場に行き合わせてしまったように………見えなくも無いですが。 あくまで一般的な見方をした場合で、貴方を誘拐犯だなど……と…アイゼン…リッター? ( 愛想のいい笑顔が崩れ、僅かに眉根が寄せられる。 深夜のスラムで宇宙的恐怖と戦うヒーローに遭遇したのだから、当然といえば当然の反応かもしれない。 ) [Sun 24 Jan 2010 23:12:16]
アイゼンリッター > (近づく光源に、鉄仮面を動かさぬまま視線だけを其方へ向ける。 スラム街には不釣合いな――上等な格好。 微かに顔をしかめた。 わざわざ一般居住区ないし高級住宅街の面々が此処に来るのは、断じて『道に迷った』などという陳腐な理由ではあるまい。 何かしら明確な目的があってからこそ、だ。 そして大概の場合、その目的というのは録でもないモノが多い。 偏見に満ち満ちた意見だろうけれど、経験則というものだ)……身包みを剥がされない内に、家に帰る事をお勧めする。(縛り上げた男――気絶したらしい。その方が楽だ――を引きずるようにして歩き出しながら、その男へと低く、しかし響き渡る声で告げる) [Sun 24 Jan 2010 22:57:36]
足音 > ( 暫くするとスラムを埋め尽くす夜の黒の中に、ぽつんと一つ赤が灯る。 カツン、カツンと響く足音に合わせて揺れるそれを角灯ランタンの明かりと判断するのは難しい事では無いだろう。 ) ( 薄ぼんやりとした赤に照らされた人影は、聊かこの辺りには不似合いなものだった。 ひょろりと長い体を夜色のインヴァネスコートに包み、同じ色の山高帽を目深に被ったその男は、人好きのする穏やかな笑顔を浮かべ、近づいてくる。 ) [Sun 24 Jan 2010 22:53:22]
アイゼンリッター > (後は縛り上げて自警団に突き出すだけ、だ。 法的な裁きを受けるかどうかはわからないが、いずれにしても病院には運び込まれるだろうし、この手では犯罪などできるわけもない。少なくとも数ヶ月は。 ならば何の問題も無い――少なくともアイゼンリッターにとっては、だが)(近づいてくる足音を気にした風でもなく、ロープで男を縛り上げる。 自警活動を始めてから、もう随分になる。 この辺りの地形は覚えているし、自警団の巡回ルート・時刻も把握済みだ。 もっとも近い場所へと転がしておけば、すぐにでも見つけられるだろう) [Sun 24 Jan 2010 22:40:45]
足音 > ( 冬の夜特有のぴんと張り詰めた冷たい空気を振るわせたのは絶叫だったかもしれない。 唸る様な濁声の罵声だったかもしれないし、絶望を含んだ嘆きだったかもしれない。 骨折は激しい痛みを伴うだろうし、しっかりした医療措置を受けねば高い確率で機能障害を起こすのだから、そのどれであったとしても不思議では無いだろう。 ) ( それに隠れるように響いたのは、足音だった。 突然の音に足音は一度止み、暫くしてから、カツリカツリと音を立てて近づいてくる。 ) [Sun 24 Jan 2010 22:36:54]
アイゼンリッター > (沈黙を保つ鉄仮面の無表情に、コソ泥が必死に言葉を紡いでいく。 だが、それに対する反応は無い)(――法は完璧ではない。 だが、彼自身が犯罪者に制裁を加えるわけにはいかない。 つまるところ自分は『正義の味方』ではあるかもしれないが『正義』そのものではないし、クライムハンターではあってもパニッシャーでは無い。 民間の自警員――ヴィジランテではあるものの、それ以上でも以下でもないのだ。 裁きを下す資格など持ち合わせていない。 ヴェイトス市に害を及ぼす存在は、ヴェイトス市によって裁かれるべきなのだ。 それが怪物であれ、目玉泥棒であれ、殺人鬼であれ、ケチな泥棒であっても。 ならば、自分にできる事は一つだ)(この男に、数ヶ月間は犯罪を働かせないようにする)(故に――指を折った。 躊躇さえ無く) [Sun 24 Jan 2010 22:28:32]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『カツン』 [Sun 24 Jan 2010 22:25:50]
アイゼンリッター > (あの死霊術師でさえ殺せなかったのに、このコソ泥が殺せるわけがない)(カイン・グレイホークは限りなく狂人に近い男だが、今のところ幸運にも一線を踏み越えてはいない。 ギリギリの淵で立ち止まらせているのは、かつて舞台を見に来てくれた子供達であり、親しい間柄にある魔女服の少女であり、自分を叱咤した踊り子であり、協力を求めた聖女であり、眼球を刳り貫かれた死骸であり、目玉泥棒を名乗る少女であり、発狂した吸血鬼であり、舘を埋め尽くす屍であり、つまるところはマガツヒであった。 犯罪者を殺すに足る理由と、怪物に堕ちる訳には行かない理由。 その二つが鬩ぎ合い、辛うじて均衡を保っている――そんな不安定な状態が、今の彼だった) [Sun 24 Jan 2010 22:23:17]
アイゼンリッター > (――例の死霊術師の姿と、眼下の男が重なる。 沈黙を保ったまま堂々としていたあの男と、怯えているコソ泥の風貌は決して似てはいないが、罪を犯しても何ら懲りておらず、省みる事もしないその姿は……同じものだ。 あの死霊術師もまだ裁かれてはいないらしい。 証拠不十分だとか……何だとかで。 この男もそうなのだおるか? 証拠不十分で釈放されたか、或いは刑罰を与えられた上で再び舞い戻ってきたのか。 自警団は仕事をしている。 一般居住区の治安が保たれているのは彼らのお陰だ。 ――なら、どうするべきか)(殺すか? 真っ先にそんな考えが浮かぶ辺り、鉄仮面の奥で微かに唇が歪んだ。 どうかしている。 そう思う) [Sun 24 Jan 2010 22:18:58]
アイゼンリッター > (地面に引きずり倒したコソ泥の顔は、確かに記憶に残っていた。 正確な時期こそ覚えていないけれど、何ヶ月か前、やはり盗みに入ろうとしていたところを殴り倒した事を覚えている。 自警団に突き出した――筈だった。 なのに、この男は此処にいる。 そして、また犯罪に手を染めている。 媚び諂うように笑みを浮かべて、必死にまくし立てているのは弁解の言葉なのだろうか? どうせ聞く価値はあるまい。 聞いたところで、見逃すという選択肢は端ッからないのだから) [Sun 24 Jan 2010 22:13:28]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――見覚えのある顔の男だった。』 [Sun 24 Jan 2010 22:09:36]
お知らせ > ミーシャさんが帰りました。 [Sun 24 Jan 2010 10:10:34]
ミーシャ > (助かったという事実に気が抜けた少女は目の前が暗転していく。怪我は転んだ時の擦り傷だけで済んだのは不幸中の幸いというべきか。それでも精神的な疲労は大きく、フランベルジュ・フランドールに抱かれて口付けを受けながら意識を落とした。次に目が覚めるのは家のベッドの中。) [Sun 24 Jan 2010 10:10:24]
お知らせ > フランさんが帰りました。 『 …ひとまずは、彼女の家に送り届けよう。 』 [Sun 24 Jan 2010 04:12:59]
フラン > ( あの斧を持った娘が何者なのかはわからない。だが、必ず見つけ出して償わせる。例えミーシャが小指の爪の先程の傷を負っていなかったとしても、ほんの少しでも命の危険を与えたというだけで万死に値する! ――それにしても、何故だ!何故ミーシャにこんな脅威が降り注ぐのだ。あの斧の娘だけではない、この前家に押し入ってきたという強盗も!この世に渦巻くあらゆる害悪ッ!どいつもこいつも有罪だッ! ) う…。 ( その燃えるような怒りとは対照的に、急に体中が悲鳴をあげ始めた。フランベルジュ・フランドールは吸血鬼としての驚異的な身体能力を獲得しつつあったが、その体力だけは元のままだった。その事実を確認する機会は今までなく、初めて知ったのだ。 ) ………。 ( その疲労と、不意に吹いた冷たい風が私の精神を静めていく。 私はミーシャの身体を優しく抱きしめた。 ) ……ミーシャ。 ( そしてそのおでこに、髪に、頬にキスを落としていこう。 ) [Sun 24 Jan 2010 04:12:10]
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