ヴェイトス中央病院 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 『仕事を終えた淫魔もまた』 [Tue 15 Jun 2010 04:08:44]
お知らせ > 凛々さんが退室されました。 『………うん……… ( 外で、という台詞に頷いて。色欲に溺れる快楽を知った。 )』 [Tue 15 Jun 2010 03:13:37]
ディーフィール > ふふ。 それじゃ、もう少し続けようか? でもまだお仕事が少し残っているから、外で、ね。 ( 一応淫魔の就業場所である。 ある程度は見逃してもらえるだろうが、サボりすぎるのは良くない ) ふふ。 少し焦らすくらいが気持ちいいでしょ? ( 緩やかに髪を撫でた。 十分に虜になっている様子に満足そうに笑みを浮かべた ) [Tue 15 Jun 2010 03:06:44]
凛々 > あ…はっ………… ♪ ( 一杯になった子宮の中。膨れ上がる程に満たされたその感覚は不思議な心地であった。 ) ――――……… ( ぼう、と呆けたように熱い吐息を零しながら頭を撫でられる。少し刺激が強過ぎたのか、普段の調子が戻るまでにはまだ暫く掛かりそう。 ) んんっ……はむっ…ふっ…………―――― ( ぴちゃぴちゃ )( すくいあげられたそれを躊躇う事無く音を立てて女は舐め始めた。啜るように、淫魔の虜になった事を示すようにどこまでも淫靡な仕草で。 )( そうして愛液と精液の溢れる太股を擦り合わせた。 ) ――――……まだ……つづけたい…な………――――ね………? ( おねだりをすると彼女の唇を奪おうとする―――そうして一人の娘が虜にさせられる。淫猥なる享楽の世界へとようこそ―――― ) [Tue 15 Jun 2010 02:49:27]
ディーフィール > んんっ。 ( 淫魔も身体を震わせてその快楽を十分に享受する。 大量に流し込んだ精は子宮をやや圧迫して膨れさせてしまうかもしれない ) ふふ。 凛ちゃんはもう私の虜。かな? ( ようやく唇を開放して頭を撫でた。 しばらく達したままだったので正気に返るまではまだしばらくかかるかもしれない。 彼女の秘所から愛液と精液の混じった液体を救い上げれば口へと運び舐めさせようとするだろう ) こんなになっちゃったしね。 [Tue 15 Jun 2010 02:33:36]
凛々 > ふわぁ………!……? ( 菊座に指を差し込まれれば、そっちの場所になんて想像もしていないものだから驚くのだけれど――――ああ、それもまた別の快感。中を奥まで抉るその的確な動きにもう軽く何度か達してしまった娘。しかしそれでも淫魔の責めはむしろ激しく巧みになっていき、快感の波が重なり合っていつまでも絶頂は終わらなかった。 ) んんんんん……………♪♪ ( 放たれた精を受け入れる感触。奥の奥から子宮に流し込まれて、その震えるような快感に今までで一番大きく達してしまった。鍛えられた足腰の筋肉で淫魔の肉棒を締め付けている肉壺は、その精を余すことなく受け入れてしまおうとしている。 ) [Tue 15 Jun 2010 02:28:19]
ディーフィール > んふふ。 そのうち、こっちも、ね? ( 前の始めては奪えなかったが、後ろの初めては…というように子宮を突き上げながら、菊座に浅く指を差込み、こね回そうとしていく。 中をえぐる動きも大分彼女の性感を把握してきたのか、どんどん的確になっていくだろう ) ん。 ちゅ。 んは。 私ので全部埋めてあげる。 ( 彼女の子宮口をこじ開けるようにと腰を突き入れて、精を直接子宮へと流し込もうとするだろう ) [Tue 15 Jun 2010 02:18:16]
凛々 > あはぁ………ん……ふぁあああ…………♪♪♪ ( 唇を塞がれているから何とか大きな声が漏れずにいられる。本当にただそれだけの事。ツボを抑えたその動きに翻弄される凛々。大きな動きの中で時には小さく反応を。そしてまたある時には大きく体を硬直させてどこが敏感な場所なのかをどんどん丸裸にされていってしまう。 ) ちゅ…… ぁ … ぁ …………… ( 淫魔とばかり何度も何度も相手をしてしまっただけに、恐らくは普通の交わりでは満足できない体になってしまっているだろう。――――そういう意味で、その言葉通りにもう淫魔の手の中から逃げられなくなってしまったか。 ) [Tue 15 Jun 2010 02:12:34]
ディーフィール > ふふ。 ( こうなったら自力で声を抑えるのは難しいだろうと唇を塞ぎ、舌で絡め取っていく。 彼女が達した状態のままさらに突き上げて飛ばしてしまわせようとする。 動きは大きく、彼女の体の反応からより敏感に反応する角度を探っていく ) ん。 ちゅ。 ふふ。 もう逃げられないよ? ( この味を知ってしまったら早々満足する性交は味わえないだろうと考える )  [Tue 15 Jun 2010 02:01:02]
凛々 > んんんっ!?ん、んん………! ( 夢の時とも違う。当然こないだのとは比べる価値も無い。一度達しただけでは終わらず、更にその感覚を増幅させるような腰の動きに脳天から爪先まで痺れるような感覚が体を貫いた。 ) ( すごっ……こんなの………しらな…… )( 陶酔し切ったように淫猥な波に体を委ねながら、逃げるどころかそれをより深く咥え込もうと突き上げる動作に合わせて体を動かしてしまっている。 ) [Tue 15 Jun 2010 01:55:45]
ディーフィール > ふふ。 これが本当の快楽、だよ? ( 忘れさせる、といったのだ。 当然これで終わらせるつもりは無い。 一度達した直後にさらに腰を動かし、達した快楽を増幅させようとする ) 何回でもいけるんだよ? 女の子ってね。 ( ちゅぅ、と唇を塞いだまま、子宮を突き上げるようにした。 ぎゅぅと身体を密着させて当然逃げられないようにとして ) [Tue 15 Jun 2010 01:48:53]
凛々 > わかってる……けどぉ… ( バレてしまえば少し人間性を疑われたりしそうでもある。本当に誰にも聞かれたくないものだけれど、やっぱりどうしても声は小さくあげてしまう。 )( どくんどくんと。その肉棒が挿入される瞬間の胸は張り裂けそうな程に緊張していた。 ) ―――――ふっ、うぅぅぅぅ!? ( 突き入れられた快感だけではない。淫核も一緒に擦りあげられて、その絶妙な感覚にまさか私は入れられただけで達してしまった。――――唇を塞がれていて本当に良かった。じゃなかったら相当危なかったと思う。 ) ふぁ、 はっ、アッ、 アッ―――― ( その通りの認識で正しいだろう。今までは大事だったから守ってきたけれど、処女が無くなればそれをする事自体に強い抵抗が無くなってしまっている。元々今までだってする事はしていた訳であるのだから。 ) [Tue 15 Jun 2010 01:42:55]
ディーフィール > 聞かれたら大変だよ? ( 強姦された後に淫らに行為に耽っていた、となればいろいろと不味いものがあるだろう。 それは自分も一緒で人の加配が無いかを探るセンサーは全力稼動中でもある ) ふふ。 それじゃ、入れてあげるね? 凛。 ( そのまま、唇を塞ぎ、自らの肉棒を取り出して、彼女の膣の中へと肉棒を突き入れていく。 その感覚に加え、クリトリスを指先で擦りあげることで肉棒を入れられる感覚で達してしまうことを覚えさせようとしている ) 可愛いね。 ( ある意味、処女を失ったことで箍が外れてしまった所もあるのだろう ) [Tue 15 Jun 2010 01:29:28]
凛々 > いじわるぅ………あ…あ、あの…ね………――――っ……!? ( 自分からおねだりの言葉を言わなくてはいけないという事にはやはりどうしようもなく恥ずかしい。口を濁そうとした私を咎めるようにキュッと抓まれた乳首。けれどそれが伝えるのは痛みよりも快感の方が先立っている。 ) あぁん…!? そんな…めっ……声、出ちゃうよぉ……! ( 愛液が伝い始める太股を細い指先が撫でる。その手付きで背筋を伝う感覚に声を抑えるのも一苦労だ。耳を吸い付かれてまるで体全部を使って犯されているみたい。 ) ―――――あの…ね……ディーフィールのが…欲しいの……私の…いっぱい濡れちゃってる所に……ディーフィールの太いの……い、い、挿れて……ほ…ほし…く……て…… ( ―――口に出してみればなんていやらしい台詞。最後の方あたりになれば、もう相手の顔をまともに見れない程に真っ赤になって瞳を伏せてしまった。 ) [Tue 15 Jun 2010 01:23:15]
ディーフィール > ふふ。 だぁめ。 どうしてほしいか言わないと触ってあげないよ? ( きゅぅ。 と強めに彼女の乳首を抓り上げる。 痛み場ある場所を気持ちよくさせるには? 要は限界まで焦らせて発情させて痛みも気持ちよくなってしまうような状況にしてしまえば良い、というのが淫魔の考え ) もっともっと可愛い顔になってほしいからね。 ふふ。 触っても居ないのに蜜が零れちゃってる。 ( 耳元で囁いてつつぅーっと太ももを指先でなぞり上げていく。 そのまま、ちゅぅ、と耳へ吸い付こう )  [Tue 15 Jun 2010 01:11:27]
凛々 > ふぁっ……そんな…胸ばっか……! ( 外気に晒された秘所はその淫魔の淫らな手付きに湿り気を帯び始め、こね回された乳首はハッキリと分かる程に勃っているだろう。精一杯に声を抑えながら、その甘く切ない感覚に遠慮なく身を委ねている。 ) もう……焦らさないでよ…………わかってる……くせに………? ( 触れてほしい?という意地の悪い質問に溶けた笑みを浮かべる女。先程から敏感な場所ばかりを弄られていて、その正直な体はすっかり発情してしまっている。 ) [Tue 15 Jun 2010 01:05:59]
お知らせ > 凛々さんが入室されました。 [Tue 15 Jun 2010 00:53:55]
ディーフィール > ( 彼女が着ている服をはだけ、じっくりと胸を揉む、 彼女の秘所などを外気に露出させたまま、すぐには触らない。 焦らしている上に… ) ふふ。 じっくり診てあげるね? 私の手で、触れてほしいかな? ( 最初は胸だけ。 敏感になれば胸だけでもかなり感じると知っている。 乳首をこね回しては胸全体を揉む、 その指先が触れるのはすべて彼女がもっとも感じる部分である )  [Tue 15 Jun 2010 00:52:20]
凛々 > ( そうなのかもしれない。私は今まで何事も早く早くと焦り過ぎていた。じっくりと周りを見渡しながら歩いた記憶なんてない。 ) あはっ。………期待しちゃう。 ( 無理矢理に押し込まれた秘所はまだ痛みが残っているけれど。そういった物も含めて彼女は上手くしてくれるであろう。………あんな場面で失うのであれば、まだディーフィールに上げてしまった方が良かったと私も激しく後悔している。 ) ふぁ……ん……わ…わかった……… ( ―――こうして何の躊躇いもなく積極的に相手を受け入れるのは始めてかもしれない。敏感な場所を責められれば体を震えさせて、そして熱の篭った吐息と共に深く深く自分もまた舌を絡めさせていこう。 ) [Tue 15 Jun 2010 00:45:10]
ディーフィール > 急ぎ足よりのんびり歩いたほうが見えるものもいっぱいあると思うよ? ( お礼を言われて、にこりと、どういたしまして、と応えよう。 あまりお礼を言われることには慣れていないが効したお礼にはちゃんと応えるべきかなと ) ふふ。 私が忘れさせてあげる。 ( 素直に愛撫を受け入れてくれる様子に上機嫌になりつつ、内心では処女をもらえなかったことを悔しく思っている。 過ぎたことは悔やんでも仕方が無いことだ ) 力を抜いて、声は出さないように、ね? 大きな声だと回りに響いちゃうかもしれないからね。 ( 囁きながら、深く、口付ける。 舌を彼女の中に忍び込ませ、絡みとり、胸を柔らかな亜タッチで揉んでいく。 彼女が感じるポイントを責めていくことは忘れない )  [Tue 15 Jun 2010 00:36:29]
凛々 > ………なんか私ってば足踏みしてばっかりだ。もうちょいサクサクッと上へ上へと行きたいんだけどなあ。 ( 涙の跡を残しながら苦笑いをした。それでも私は天辺に立つために歩いていく。父様の為に。そして私自身の為に。 ) ――――……ありがと。ディーフィール………… ( ―――なんだかこうして改めて御礼を言うのは少し気恥ずかしい。けれどいつもよりも素直に言えた気がする。彼女と唇を重ね合わせ、そしてその緩やかな愛撫を受け入れる。 ) ――――ん…… ( 昨日の陵辱を思い出して僅かに体が震えるけれど、けれどディーフィールなら大丈夫かなと。私は相手を信頼していた。 ) [Tue 15 Jun 2010 00:30:12]
ディーフィール > 井の中の蛙、大海を知らず、ってね。 凛ちゃんの国のことわざでしょ。 世の中に強い人なんていくらでもいるものだよ。 上を目指していれば、いつかは、ね。 ( それは遠い道のりであるだろうけれど、あきらめなければいつかは届く日が来るかもしれない。 否定はせず。 肯定した ) それなら、もう大丈夫、かな? ( 恐怖を知っても前を向く。 これなら大丈夫だろうと判断したところで、彼女へと口付けをしよう。 さらに軽く掌で全身をゆるく愛撫してみよう。 本当は病院内でするのは危ないのだけど、ここまでは入ってこないと思いたい ) [Tue 15 Jun 2010 00:20:32]
凛々 > …………これでもね、自信あったんだ私……故郷では父様ぐらいにしか殆ど負けたことは無かったし…………けどこっちに着てから負けて…ばっかで……――――強くなりたい。 ( ぐすっ。 )( 泣きじゃくりながら。生きている限りは負けじゃない。負けてないから次は勝つ。そう思うことも出来た。けれどそれがただの強がりであるという事は分かっている。 ) …………多分……それは私が許せない。こんな思いは嫌だし……本当に覚悟なんて…出来ているからわかんないけれど――――― ( その優しさに傷つきささくれ立った心に丸みが帯びてくる。淡く抱かれて心が少しずつホッと落ち着いてきてくれる。 ) ――――それでも、やっぱ戦わないと私のやりたい事はできないから。それしか…私にはないから…… ( 戦う事、失う事の怖さを知った。だけどそれでも私は前を向いて歩いていくことを選んだ。 ) [Tue 15 Jun 2010 00:14:29]
ディーフィール > でも、まだ生きてるでしょ。 最初から強いわけないしね。 敗北を知ってるからこそ得られる強さ、ってものもあると思うんだよね。 ( ゆるく頭を撫でる。戦うことに関しての応えは沈黙。 少なくてもまだ完全に心は折れていないということだろう ) 強さを求める心を降ろして休んでも誰もとがめないと思うけどね。 それとも、負けて奪われる戦いもあるって、覚悟はできた、かな? ( 緩やかな抱擁。 子供をあやす母親のように緩やかに。 こういうところは看護師である。 できれば心を癒すことができているなら嬉しいが ) [Mon 14 Jun 2010 23:57:02]
凛々 > ( 好き放題にさせられて、まるで意思なき玩具のように扱われた。命の危険に陥った経験はあるけれど、陵辱されるという事は始めての体験である。――――故郷で門下生たちが離れていった時と同じように、ただ女としての弱さを思い知らされた。 ) だって…だって……強くならなきゃ……そうじゃなきゃ、父様の無念を晴らせないのに……それなのに、私…いつも負けて……いつも弱っちいばっかりで………―――― ( 強くなれば何も奪われないと思った。無くした物を全部取り返せると思っていた。けれど私はまだ一歩も前に進めていない。そんな自分の情けなさに思わずそんな心情を泣きながら吐き出してしまう。 ) ………………… ( 抱き寄せられながら、淫魔の温もりを感じながら私はその質問に押し黙った。――――分からない。確かに怖いというのはあるんだと思う。今まで沢山負けてきたけれど、それでもこうしてその代償に何かを奪われてしまうのは始めての事だから。 ) [Mon 14 Jun 2010 23:48:09]
ディーフィール > ( 彼女にとっては誇りやらなんやらまとめて根こそぎ持っていかれたようなものなのだろう、と考えている。 手当てを終えてなき始めた彼女を胸に抱き寄せて泣きたいままにさせながら頭を撫でていく ) 戦うって事はいつ大切なものをなくしてしまうかわからないからねぇ。 何も奪われないほどに強くなるのは大変だよ。 身体も心も私でもまだまだ遠いところにあるからね。 ( あやすように、緩やかに頭を撫でる。 彼女が一番心地よいであろう強さで撫でていくわけで ) 戦うこと、怖くなった? [Mon 14 Jun 2010 23:37:32]
凛々 > ( 落ち込んでいたし、そうして荒れ始めた。そういう意味であっさりと予想されてしまうぐらいに単純な性格をしてしまっている。 ) だ、だって…大切に…してたのに……… ( ―――ちょーっとディーフィールに取られそうで危ない場面は幾度かあったが。それでも守り続けていた操だったのに。促されれば抵抗はしない。ぐいっと引っ張られれば傷付けた拳を診てくれるディーフィール。 ) ………うぅ……… ( 思いっきし染みて来る消毒液。それが痛いから思わず顔をしかめて涙が滲んで――――― ) ―――――うわぁぁぁぁぁん!! ( ――――そうしてまた大声でわんわんと泣き始めてしまった。感情の波が激しい。やっぱりああいうことをされてしまったショックは大きいのだ。 ) [Mon 14 Jun 2010 23:31:44]
ディーフィール > ( 病室も知っているし、凛の性格でアレだけ快楽に犯されても守ってきた純潔を失ったのだ。 荒れているか落ち込んでいるかしているだろうな、と思っていたら予想通りで ) もう。 悔しいのはわかるんだけどね。 もう少し身体は大切にしようね。 ( ぐい、と彼女の腕を引っ張ろうとして拳を診ようとするだろう。 力自体は彼女のほうが上だけれど ) 自分の弱さを知るのも大事なことなんだからね。 ( 手を引っ張ることができたら治療を始めるつもり。 うんとしみる消毒液をつけてやろう ) [Mon 14 Jun 2010 23:22:10]
凛々 > ふっ、うふふふふふっ………!それはもう筆舌に尽くしがたい嫌がらせをしてやる。ぶっ倒して地面を舐めさせた後に額に馬鹿とか書いてそれからそれから―――― ( ―――そのように暗い笑いを浮かべながら一人妄想に浸っている所で知っている声が聞こえてきた。 ) ―――――う……… ( 飄々としたような普段とは違う雰囲気の彼女。こちらにやってくれば、罰が悪そうに咄嗟に派手に切って傷付けた拳を後ろに回して隠そうとした。 ) [Mon 14 Jun 2010 23:18:17]
ディーフィール > ( 此処がどこか。 ヴェイトス中央病院といえばこの淫魔の勤務地である。 凛が入院したと聞いて様子を見に来たところでこの様子である。 しかりと検診用の道具を持ち、やってくる様子は普段見せる淫魔とは別の顔 )  [Mon 14 Jun 2010 23:13:00]
お知らせ > ディーフィールさんが入室されました。 『 落ち着かないとダメだよ? 』 [Mon 14 Jun 2010 23:10:45]
凛々 > ( ―――――バリーン!! )( 鏡に映った自分自身を殴りつけていた。そこにいた苛々させる顔をした女は粉々に砕け散り、ガラスの破片が嘔吐の跡の残る洗面台の上にばら撒かれる。 ) ………………後悔させてやる………!! ( 破片で傷つけた拳から血を流しながら決意をする。―――――報いを受けさせてやる。自分のした事を後悔させてやる。 ) [Mon 14 Jun 2010 23:07:09]
お知らせ > 凛々さんが来ました。 [Mon 14 Jun 2010 22:58:32]
凛々 > ( 洗面台に向かって幾度となく嘔吐を繰り返した。今日は食欲がなかったせいか、最後の辺りにはもう胃液しか出てこない。それでもえずきながら何度もまた吐いてしまう。 ) ………っは……うっ…… ( ようやく吐き気が収まり私は正面を見上げた。舌の上にはまだなんとも言えないような感覚が残っている。鏡に映った女の顔色は幽鬼のように青白かった。 ) ………………!!! ( 絶望。喪失感。それが過ぎれば―――次に浮かび上がってくる感情は、憤怒。 ) [Mon 14 Jun 2010 22:52:52]
凛々 > ( ――――子を成すとよいの―――― ) ―――――うっ…… ( その時の気持ち悪さを思い出してしまえば、あの時に男に言われた台詞が脳裏に浮かんでしまった。それの意味する所、そして可能性に喉元からせりあがってくる物が生まれる。 ) ――――!!? ( 私はそれに堪え切れずに立ち上がり、慌てふためきながらトイレに駆け込まざるを得なかった。 ) [Mon 14 Jun 2010 22:35:04]
凛々 > ( 腰掛けたりすると陰部が物凄く痛む。濡れてもいない所に強引に大きく硬い物を挿入されてしまったんだ。まさに最悪の初体験。その度に無くしちゃったんだなという事を実感させられて、喪失感やら悔しさやらに苛まれてしまう。 ) うぅ…………! ( 胎の中に精を注ぎこまれた時のおぞましさすら感じる記憶に背筋に鳥肌が立つ。淫魔にされた時のそれとはまったく別の感覚だ。あの時にされた行為にはただ気持ち悪さしか感じなかった。 ) [Mon 14 Jun 2010 22:21:06]
凛々 > …………ちくしょう…… ( 病院に運ばれて、そして中で何があったのかを伝えた少女はそのまま入院していた。といっても体的に大きな怪我は見当たらず、二、三日でも経てばまた仕事の方にも問題なく戻れるであろう。 ) ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう………! ( ぼすっ、ぼすっ、ぼすっ )( 患者服に着替えている女は涙で濡れた枕を悔しそうに何度も何度も叩きつけている。 ) [Mon 14 Jun 2010 22:09:12]
お知らせ > 凛々さんが来ました。 『( ――――いたい。 )』 [Mon 14 Jun 2010 22:04:00]
お知らせ > 艶子@猫さんが帰りました。 『 こうして私は自分の身体を取り戻すまでの間、君影に飼われることになったのだ。 』 [Mon 31 May 2010 00:15:31]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『( けど動物の中でも猫がいーちばん好きってだけのお話! )』 [Mon 31 May 2010 00:14:34]
君影 > ( ふふっ、ここ?ここがいいんでしょ?と好きなように相手の体を弄りまわす女。言葉面で捉えるともうただの変態だ。相手猫だけど。 ) ―――――♪ ( ふーんふーんとご機嫌混じりに鼻歌なんぞ歌って。さて、家に帰るに当たって新しく同居する相手が一人増えた訳か。―――大丈夫だよ!私猫以外も好きだから!!人間以外大体好きだから!! ) [Mon 31 May 2010 00:13:49]
艶子@猫 > ( その未来は決して遠くは無い―― のかもしれない。 ) ( 照れているのを指摘されると更に恥ずかしい。見た目が猫なんだから気にしなくてもいいのかもしれないが、それでもやっぱり。 喉をくすぐられるのは更にすごかった。もう抵抗できないぐらいに凄い。喉をごろごろ鳴らし、うっとりとした表情をしてしまう。くそう、私の身体を良いように…っ! ) にゃっ! ( 私も立ち上がり、覚束ない足取りで君影の後についていこうとする。君影の家は私が掃除しておいたので、埃だらけということは無い。 ああ…!しかし、早く元の身体を取り戻さなくては…!私の身体を奪った奴が、私の身体で好き勝手するかもしれないのだ。君影だけではなく、私は色んな人の元を尋ねなければならない。誰か一人が気付いてくれればいいのだ。或いはその過程で私の身体を見つけることが出来るかもしれない! ) ………にゃう。 ( そんな私の苦しみなんて知らず、一人悶える君影を見てがくりと肩を落とす。こいつ、本当に猫が好きなんだな! ) [Mon 31 May 2010 00:08:58]
君影 > ( 多分猫の正体が割れたら血の雨が降る。もうお前を殺して私も死ぬ、ってぐらいに照れる。いやそれはちょっと照れとは違った気もするが。 ) ひょっとして照れてるお前?ふふっ。 ( やっぱりかーわーいーいー。喉をうりうりとくすぐってやる。 ) んー……そっか。 ( こちらの言葉を理解しているのかな?野良かという問いにこくこくと頷いている猫にうーんと唸り―――まあ、いっか。懐かれちゃったぽい雰囲気だし、これじゃもう見捨てられないもん。 ) 私のお家に来なさいな。きっと艶子やら蜷やら、なんか掃除してくれてるって言ってたから結構綺麗に片付いてると思うし。 ( おいでと手招きしながら立ち上がり、そうしてこっちだよーと誘うように案内しようとする。 ) リャンちょっと嫉妬しちゃったりするかなあ…… ああ…けど嫉妬するリャンを想像しても……かわいい………! ( ぽわわんとのんびり平和な呟き。―――友人の窮地にはちっとも気付けないままに。 ) [Mon 31 May 2010 00:00:32]
艶子@猫 > ( いつかはこういう笑顔を私や蜷にも見せるようになったらなと思っていたが、まさかこんな形でそれが実現するとは思っていなかった…。 ) にゃ、にゃう…。 ( そして猫であるにも関わらず、可愛いと言われるとやっぱりちょっと照れ臭い。 ――そして私は一瞬迷う。君影の家にお邪魔になれば、そのうち彼女に自分が艶子であることを気付かせるチャンスが訪れるかもしれないし、自力で餌を調達するのが難しいので世話してもらうのが得策だ。つまり、拠点の確保である。勿論、自分の家に帰ればごはんぐらいあるだろうが、勝手に漁っては追い出される危険があった。…何より、義肢の用意できてない彼女の生活を色々と手伝ってやらねばならない。…いや、こんな身体ではあるが、出来る事はあるだろう。君影の言うとおり彼女も余裕が無いのは確かだが――。 ) にゃ…っ!にゃ…っ! ( 迷った挙句、私はこくこくと頷いて野良猫であることをアピールした。 )  [Sun 30 May 2010 23:47:00]
君影 > ( 猫言葉で話しかけていたり、うふふー、つかまえてごらんなさーい。あははー、まーてー、みたいな追いかけっこを猫とやったりしてたり。動物好き過ぎてそんな色々と痛々しい場面もちょくちょく蜷の奴なんかには見られてる事もあったりする。こうして猫と二人っきりでいる時の君影はもう超ご機嫌だ。 ) うふふ。かーわいい。 ( こういう所で無駄に特技と器用さを発揮する。可愛らしげに鳴き声を上げて鼻を擦り付けてくる猫の子に満面の笑顔を向けて。 ) もう本当可愛いなあ。おもちかえりー♪なんてしたいぐらい……けどもう余裕ないしなあ。どうしようかなあ本当。お前は野良なのかい? ( 正直私一人が暮らしていくにもいっぱいいっぱい。というか金が足りないのに。けどこうしてお腹空かせてたり、それからぎこちない動きをしている所を見ると満足に獲物を取る事も出来ないような子なんじゃないだろうか。ああ……困るぅ…… )( 悶々と悩み続ける。もう完全に猫として扱ってしまっていた。まさか艶子が猫になってるだなんて、そんな突拍子もない事実には流石に気付きようがないというもの。 ) [Sun 30 May 2010 23:33:48]
艶子@猫 > ( あ。 …こいつ、本当に猫に対してはいい表情を見せるんだな。時折リャンに対してこの笑顔を見せるのは知っていたけれど、こうして真正面から見るのは初めてかもしれない。その微笑をまじまじと見つめてしまい、ちょっと恥ずかしくなってしまった。 ) ( 差し出された煮干しを食べ終えると、今度は頭を撫でられる。こ、こいつ…!完全に私のことを猫だと思っ――……。 ) にゃ…!? ( な、なんだこの撫で方は!ど、どうして、こう… テクニシャンな!いかん!私は猫じゃない!猫じゃないのに! ) にゃー♪ ( 私はその手に目を細め、鼻を擦り付けて愛情表現をしてしまう。その撫でる手に逆らうことができない!さすがに猫を飼っているだけある…ッ! ) ( く、くそう。これから退院する君影を色々手伝ってやらなくちゃならないっていうのに、このままでは! でも、こうして撫でられているとどうでもよくなってしまったのである。く、くやしい…! ) [Sun 30 May 2010 23:22:02]
君影 > ( ―――――ぷっ ) なんかお前、面白い奴だな。すっごく可愛いぞ。 ( そんな人間らしい仕草ばかりを見せる猫に娘は楽しげな微笑みを浮かべている。こうして動物だけと接している時に君影は本当に良い笑顔を浮かべる。 ) ( 人間らしい仕草―――ぎこちない動き。それらから何か微かな違和感を感じた。猫というよりも、まるでそれは人間がするような仕草であって―――― ) ――――そんなにお腹減ってたか。けどごめんね、今はこれしか持ってないの。退院に合わせてわりと全部片付けていくペースだったからな……… ( 煮干しをがっつく猫に可愛い可愛いとその頭を撫でてやる。ちなみにただの撫で撫でではない。仮にも使獣技を持つ者の撫で撫でだ!それはもうとても上手にツボを押さえた撫で撫でであるのだ! )( とまあそんな話はさておき。がっつく様子にやっぱお腹減ってたんだなと。煮干しなら割と残ってるから、お代わりもあるからそう慌てないの。よしよし。 ) [Sun 30 May 2010 23:10:31]
艶子@猫 > ( だ、駄目か!通じない!それもそうだ。仮に今の私と君影が逆の立場だったとして、この猫が君影であるなんてことに気付けただろうか?わかっていたことだが、あまりのショックにバランスを崩しこてんと後ろに倒れてしまった。 ) にゃぁ…… にゃぁぁぁ…。 ( 少し悲痛な鳴き声を漏らし、両手…いや、両足か…ええいもう面倒で両手でいい。両手で顔を覆い隠す。なんだか、とっても人間のような仕草の多い猫だった。 ) ? ( そんな私に差し出される煮干しのおやつ。私に猫のおやつを食べろと言うのか!――と、思ったが。私は身体の底からわきあがる衝動に支配され、飛び起きる。そしてその衝動のまま、差し出された煮干しに喰らい付いていた。 ) ( う…うめえ!煮干しうめえ! ) ( そういえば、猫になってからご飯を食べていなかった。ずっと空腹だったのだ。し、しかし、ここでこんなにがっついては「何だ、お腹が空いてたのか」と思われてしまう…!のに、あぁぁ――!やめられん!煮干しがこんなに美味いものだったとはッ! ) [Sun 30 May 2010 22:53:10]
君影 > ( 今リャンはちょっと飛燕の方にお使いに出している。退院したから後日そっちに行きます。日程こんな感じでいいっすか?みたいにとにかく情報の伝達役として便利な子なもんだから。 ) ………どうしたんだお前? ( それはもう動物好き、中でも猫は大好きな私だから、その猫の動きがとても違和感あるというのは一目で分かる。…………怪我とかしてるんだろうか?もしくはどこか体に異常があったり? )  えっ……と……… ( うるさいぐらいににゃーにゃーにゃーにゃー鳴くぶち猫。やっぱりこの子ちょっと変わってる。 )( ――――うーん……と、ひとしきり悩んだように首を捻り。 ) ……………煮干し、食べる? ( 荷物の中からゴソゴソとリャンのおやつを取り出してそっとその子に差し出してみた。当然艶子である猫の叫びが通じている訳が無い!!何か困っているのだというのはわかるのだが、それが何かなどという細かい所までは、猫の言葉を解さない私には把握する事が出来ないのだ。 ) [Sun 30 May 2010 22:45:40]
艶子@猫 > ( 四本の足の動かし方がちぐはぐなのだ。だからスムーズに動かしているように見えず、動きも遅い。途中で何度も転びそうになりながらも、君影の足元にたどり着いた。視線を合わせるように屈む君影に、まるで抱きつくみたいにして両手――いや、両足か。両足で。 いつも傍に居るリャンの姿は無い。あいつは勘の良い猫だから、もしかしたら気付いて貰えると思ったが――。いや、仮にリャンが気付いたとしても、それを飼い主である君影に正確に伝えるのは困難かもしれない。 ) にゃーっ!にゃ、にゃああーっ!にゃにゃにゃにゃにゃ! ( 走り方だけでなく、何だか鳴き声も変だ。「にゃぁ」と一度だけ鳴くのではなく、しきりに鳴き声を繰り返す。私は前足をばたばたと振り回し、必死にアピールしていた。 ) ( 君影ー!私だ、艶子だ!頼む、気付いてくれーッ! ) [Sun 30 May 2010 22:37:30]
君影 > え…マジで仕事見つけなきゃいけないの?私が? ( 拙者何があろうとも「不働」の誓いだけは破らぬでござるよ! )( というより私が働ける仕事って何かあんだろうか。人と顔を合わせたくないし、そもそも片手片足じゃまともな働き口なんて回って来ない。 ) 代筆……調合。今なんか出来る事って、精々がそんなもん?  ( 読み書きは出来るし火薬なんかもある程度は自前で調合出来る。けどそれがお金に直結するか微妙だよな。調合は当然本職に劣るし、代筆なんかは伝手が無い。 ) ……………ん? ( 傍にやってくる黒いぶち猫に女は気付く。リャンだろうか―――最初は私はそう思ったのだけれど、あの子はこんなに変な走り方をしない。 ) ………怪我、してるのか?  ( 右目が潰れていて奇妙な形に毛の生えたぶち猫。よいしょと―――片足だとそれをするのにも難儀だ―――その猫と視線を合わせるように屈み、優しげに声を掛ける。いつもの引き籠り娘に違和感があるとすれば、それは普段は主の傍に纏わりついている黒猫が今は近くにいないという事か。 ) [Sun 30 May 2010 22:28:34]
艶子@猫 > ( 今日は君影の退院予定日だったのだ。魔女の家で猫の面倒を見る仕事を請け負っていたが、その合間に迎えに行ってやろうと思っていたのだ。結局まだ義肢職人は見つけられてないってことも伝えなくちゃならなかったし。だが、私の身体にこんなことが起こってしまっては、それでも出来ない。私は今人の言葉を喋れないのだから!それに、豪天寺艶子が猫になってしまったなんていう突飛も無い話を一体誰が信じるだろう?いや、奇妙な事件の多いこのヴェイトス市だ。信じることは出来るだろう。けれど、猫になったんだっていう発想に至ることは難しい。だがそれでも、私は君影に何としても気付いて貰わなくてはならないのだ。 ) にゃ…っ!にゃ…っ! ( 君影の前に、やたら変な走り方をする猫がやってくる。そいつは右目が潰れ、その周りに眼帯のような黒い毛が生えた妙なぶち猫だ。おでこのところにも傷がある。その猫が君影の方に、よろつきながらもやってくる。 ) [Sun 30 May 2010 22:22:23]
お知らせ > 艶子@猫さんが入室されました。 『 大事なことを思い出した。 』 [Sun 30 May 2010 22:16:21]
君影 > まあ取り敢えずそこらへんの事を考えて。あいつらにもちょっと聞きに行って。あとは飛燕に例のゾンビ村の件もきっちり報告して。 ( まあぶっちゃけ報告も今更な話だからあんま必要無い気もするけど。仕事は仕事。きっちり締めとこう。これからの正式な私がどう扱われるのかも確認しておかなきゃならないし。 ) それから………―――― ( ――――― ) ………………… ( はーぁ……… ) …………………めんどくさ。 ( 深い深い溜め息を吐いて肩を落とす。 ) [Sun 30 May 2010 22:14:12]
君影 > 長かったかな。まあ随分と。 ( といっても命があっただけでめっけもんの重傷だった自分。退院出来るぐらいには体力を取り戻せた事にむしろ素直に喜んどこうか。 ) 義足……どうなったのかな?足はやっぱり欲しいものだけれど。 ( 最低限間に合わせの物でも―――と、ぶっちゃけ金がねー私にはその最低限ですら容易するのは多分無理無理な話。だからそういった所は結局艶子や蜷頼りなお話な訳だ。 ) [Sun 30 May 2010 22:04:17]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『退院の日』 [Sun 30 May 2010 21:55:00]
お知らせ > 最上煌耀さんが退室されました。 『(あァだけど、運命はいつだッてわたしの手の届かない場所で動いたッけ、)』 [Thu 27 May 2010 23:00:11]
最上煌耀 > (――呆れていらッしゃるだろうな、)(通路を這いずッていッて、ようやく見つけた水道場で蛇口をひねる。背の高いシンクに肩ごと手を入れるようにしてゴシゴシ力任せに布を洗う。手元はまだおぼつかない。シャ と散ッた水しぶきが目に染みて、情けなさが肥大する。細く流れる水を透かして俯いた童女の黄玉色の瞳のまわりが充血する。強気に強張ッた目の端に透明な雫石が盛り上がる、)(こンなことになるなンて思ッてなかッた。最初は体力が出てきたから少し部屋を抜け出して“奴隷ぎるど”の家臣のみンなに会いに行ッたつもりだッた。何も事情を聞かずにただソッとお家に置いてくれている櫻ノ守家の家人には、どこから取ッてもとても話せる内容じゃァなかッた。だけど結果はどゥだ、傍迷惑な居候は書き置きひとつ残さずお礼の一言も申し上げず勝手に姿をくらましたかと思えば、なぜか異次元の世に取り込まれていてまたまた倒れては厄介ごとを起こしてる、)(こンなはずじゃァなかッたのに。頬に転がる雫石と一緒に足の間から血が滴る。ほンとうのわたしは今ごろ、重蔵やおふじを買い戻して整ッた裃をちゃンと着て、おきよさまたちに今までのお礼と感謝の言葉を、最上家の当主にふさわしい振る舞いできちンと述べているはずなのに。なのに今、病院の片隅で見つかりやしないかとビクビク背を竦めながら、人目を避けて一人洗濯してるわたしは何だ。布を洗うだけの作業で体力を奪われてはや意識が遠のきかけている、この惨めな娘は誰だ。こンなの違う。こンなのわたしじゃない。ほンとうのわたしはもッと、もッと、ちゃンと、) ―……ッ、(グラ と揺れる視界。掴ンだ掛け布の感触ごと暗転する。バシャンと水の跳ねる音がして身体が床に崩れ落ちる感覚。倒れてしまう――、) [Thu 27 May 2010 22:55:05]
最上煌耀 > (――ベチッ、) あぅッ……、(側転するようにして床に転がり落ちた。鈍い衝撃に全体がジンとくる。お腹から落ちたせいで、打ちつけた身体がなかで波打ち、トロりと腿に垂れる血を増やす。あァ床、床も帰ッてきてから拭かなくッちゃ、)(童女は倒れた姿勢で手を伸ばし、掛け布と敷き布を引ッぱり降ろさン。バサ と背中に覆い被さッた布の重み。汚れ物をぎゅうぎゅうと両手いッぱいに丸めてヨタヨタと膝を起こす。まとわりつく髪をうるさげに頭を振り回して払いのけ、キョロ と廊下に続く扉を探す、) お…、お水場……、(どこだろう。ペタ ペタ と片手で床をたぐるみたいにして膝をこすりながら進む。童女の道なりに床に赤い筋が後を引いてく。扉にたどり着いて取手を握り体重で押し開かン。途端にサッと吹き込む外の風。通路のうえに倒れ込ンだ、)(ばかみたいだ。童女の胸をよぎる口癖。あンな悲惨な体験を思い知ッたあとだというのに、感傷に浸りきれない自分の心の貧しさにほとほと嫌気が差す。悲しみも虚しさも身の隅々まで行き渡ッているのに、現実的な考えが「コレからどうする」と行く末を案じる。入院費はどうしよう。ココから出てどこへ行けば。家臣たちはまだ無事なのか、)(おきよさまは、) [Thu 27 May 2010 22:40:11]
最上煌耀 > あッ……、(ビク と小さく背中がのけぞる。内腿にぬルリと感じる気味悪い違和感。後ろ手を着いて顔だけ起こせば、投げ出された足と足の付け根から、赤い筋がツッ と伝わッている。血色悪い幼い顔がカッと瞬間、朱に染まッた。イヤだ、こンなときに。お腹が重いと思ッたら。片手でバッと掛け布を捲ッてみれば、白い毛布のうえにも点々と赤い染みが汚れの円を作ッている。童女の頬の赤みも色濃くなろう。どうしよう、誰かに見つかッたら。こンな状態でも律儀に女のしるしを示す我が身を呪わずにはいられない、)(童女は唇を頑固なかたちに引き結び、震える背筋にちからを込めて痙攣する身体を起こす。とにかくどこかの水場で洗ッてこなきゃ。あァ服、多分コレも汚れてしまッているンだろうな。よその国のよその建物は勝手が知らない。とにかく目の前の粗相を片付けなくッちゃと考えるばかりだ、)(思えばただでさえココの治療費が払えるかどうか分からない身の上だ。このうえ余分に備品を汚したなンて知られたら、きッと目も当てられないンだろう。都会はアマウラの診療所とは医療の仕組みが違うかも知れないけれど、いずれ慈善事業であるわけはない。必ず金子が必要になる、) [Thu 27 May 2010 22:30:12]
最上煌耀 > うッ…、げホッ、えホッ…えェッ…!(突然ばッと口元を押さえて、かたわらの洗面器に顔を伏せる。まだ消化されきッてもない夕餉の重湯が、白濁した吐瀉物になッて唇から銀面に散ッた。二の腕につながッた管が何本も外れて薬液が床に散る。ほとンどうつらうつらと時間を過ごして、時たま覚醒するたびこゥしてえずいてばッかりいる。胃が引きつる感覚が気持ちが悪くッて生理的な苦しさに涙が滲む。泣いているわけじゃァない、涙が滲むだけなンだ。だから余計、他人に、おとなに見られるわけにはいかなかッた、)(検査を兼ねた事件後の入院が長引く理由は簡単で、童女の体力が回復の兆しを見せないからだ。幽世と現世を行き来した子供の身体は屈強とは程遠い平凡なつくりで出来ている。あたかも二次元の世で吸ッた空気の後遺症でもあるみたいに、三次元に戻ッてきたとたン忘れていた衰弱が極まッて栄養がうまく身に付かなくなッてしまッた。理由なンてよく分からない、) うぐッ…ッ はぁ ッ…、あッ…、(濡れた口を拭ッて寝台にグッタリと仰向けになる。白い患者服のすそが捲れて二本の足が斜めに覗いた。枕にぐッと爪を立てて上下する腹部に手を当てる。お腹、痛い、) [Thu 27 May 2010 22:20:22]
最上煌耀 > (一度目を覚ますと眠ろうと思う気がなくなる。もともとあまりいい夢を見ない。最上屋敷にいたころはもッと酷くッて、毎晩毎夜おとずれる得体の知れない悪夢に怯え、煎餅布団のなかで身体を縮めながら申の刻を過ぎるまで眠れなかッた。内容をはッきり覚えていなくッても、どこかヌメヌメした夢の余韻が残ッて気持ち悪くッて吐きそうになる。空が青じろみ鶏の声がとどろき始めるころ、田舎の早朝の雑音を聞きながら浅くまどろンだ。だからわたしはいッつも寝不足で眼の縁が赤かッた。泣いてなンかいないのに、)(今だッて、そゥだ、)(額に軽く翳した手の甲を投げやり気味に放り出す。ぱタンと敷き毛布からはみ出て落ちる手首。ご飯が喉を通らなくッてまた皮膚が薄くなッたみたいだ。血の青い管が透けて見えてる、) ―……みッとも な…、(コレが、こンなに情けないものが職人の手なンだろうか。童女は寝台に横たわッてくすンで白い天井をムッツリと見上げる。始まッたばかりの夜は長く朝はなかなかやッてこない。気を緩めると込み上げそうになる悲しみや虚しさや倦怠感は、見知らぬ看護士や医者に同情顔で伺われたくなンかなかッた。押し隠そうと思ッたらきかン気そうな不機嫌を顔にへばり付けておくしかない、) [Thu 27 May 2010 22:10:13]
お知らせ > 最上煌耀さんが来ました。 『(眠れるわけがなかッた、)』 [Thu 27 May 2010 22:00:22]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『( 拗ねた主人の頭を撫でる黒猫。どっちがペットなんだか。 )』 [Wed 26 May 2010 22:16:50]
君影 > …………………ねえ。なんか、すごい驚いてない? ( 返事も何もせずにその格好のまま固まった黒猫を、主人は怒ったような声で詰問して不機嫌そうにじろりと睨みつける。 )( ぶるぶるぶると慌てたように首を振る黒猫。主人は拗ねたようにベッドに横になるとシーツを頭から被った。 ) …………もう、本当に暇だと変な事ばっか思い付く。そうです、どうせ柄じゃない。大体あれだ、命の恩人に値するっていっても、あいつ確か男だったし。やっぱ別にどーでもいい。 ( ――――そもそも相手の名前も素性も知らない。そんな奴にどうやってお礼の言葉なんて告げればいいのか。てかぶっちゃけ生き死にの瀬戸際だったから、相手がどんな顔だったかも覚えちゃいない。………まあ、極限状態じゃなくても、元々普段から男の顔を覚える気なんてないけどさ。 ) [Wed 26 May 2010 22:06:47]
君影 > ( 閑話休題。メタ発言はそろそろ自重しておこう。というか本気でこの子と私でどっちがお金を稼げる?って言われたら疑う余地無くリャンの方ではあってしまうのだ。 ) ………それより。やっぱなんか…お礼とか、した方がいいと思う? ( ベッドの上で体を起こしながら、膝の上に乗せた黒猫に質問の言葉を投げ掛ける。黒猫は主人の質問の意味を把握しかねて疑問を表すように首を傾げた。 ) ――――……あぁ…そっか。リャンは知らないか……。いや、さ。私は艶子に助けられた訳だけど……そん時に、他のなんか誰かも居たの。外に運んでくれたのはそいつの訳。………だから、まあ。そいつにもちゃんとお礼とかって、こういう時はした方がいいもんなのかなって。ねえリャン、貴方はどう思う? ( ――――黒猫は主人の言葉に驚いたように目を見開いて尻尾をピンと伸ばす。 ) [Wed 26 May 2010 21:57:10]
君影 > …………リャン。貴方いったい何処に向かって喋ってるの? ( 猫ってたまに何も無い所に反応するよねと思いながら黒猫の首根っこを引っ掴んで主人は首を傾げる。去年の折に起こった死者の村での事件に巻き込まれ入院中の女。一応所属はまだ飛燕って事になっている。それから断っておくけど名簿に登録しているのはあくまで私の名前だ。そりゃこの子の方が働いている気はするけど、それでも登録しているのは一応私の方。 ) ………登録、っていうのは当然『飛燕』の事だからね。 ( ね、と黒猫に向けて注意するように人差し指をあげた。 ) [Wed 26 May 2010 21:44:06]
リャン > にゃーにゃー、にゃにゃーん。 ( 最近すっかりだらだら怠け癖が復活しているご主人様の代わりに今日は僕の忙しい日常を紹介します。どうか御静聴をお願いしたいと思います―――― ) [Wed 26 May 2010 21:40:07]
お知らせ > リャンさんが来ました。 『 にゃーにゃーにゃー 』 [Wed 26 May 2010 21:37:45]
お知らせ > キヨさんが退室されました。 『 ―― 彼女がそれを、 望むなら。 』 [Fri 21 May 2010 00:04:35]
キヨ > ( そのくせ、ギルドの人が帰っても、家族が帰っても――もしかしたら兄者あたり、近くで待っててくれてるかもしれないけど―― わたしは、ココを動かないまま。まだ帰る気配もない。 )  … ( 魔術師ギルドの人たちは、わたしのことを良く覚えていた。 ―― 身元の引き受け先は其方で間違いありませんか、と尋ねられた言葉に 母者は勿論です、と応え 父者と兄者も頷いた )  ―――― ( わたしは、遠くのできごとのように それを視界という額の中にいれながら、少し間を置いて口を開いた ) [Fri 21 May 2010 00:04:09]
キヨ > ( そっと開いた、透明な目は何も映さない。 色素が極端に少ないその顔には、表情らしい色もまた、何もなかった ) ―――― … ( 魔術師ギルドの人たちは、わたしのことを良く覚えていた。 ―― お逢いになりますか、と尋ねられた言葉に わたしは、少し考えてから緩く首を振った。 ) ( 父者も母者も兄者も、わたしの家族はみんな彼女のいる病室へ入っていった。 家族が病室から出てきても、 彼女がどうしていたのか、起きていたのか寝ていたのか、どんな様子だったのかどんな話をしたのか―― わたしは何も聞かなかった。家族は教えてくれたかもしれない。 けれど、何を伝えてくれたのか知らない。 知ろうという状態では、なかったのだろう。 ) [Thu 20 May 2010 23:51:07]
キヨ > ( ――― あぁ、メアちゃんの様子も 見にいかないとなぁ、 )  … ( 唐突に思い起こすそれは、現実逃避だろうか、 )( 俯いていた顔を上げて、廊下の壁にこつり、頭を預け目を閉じる )  … ( 体調悪そうだったし、騒動の日から何回か、お菓子や果物を手に様子を見に足を運んでいたのだけれど。18の夜からは、まだ一度も訪ねて行ってない――、 )( お花でも持ってって元気付けてあげなきゃ。 体調が良くなったら、また一緒にお菓子を作るのもいいかもしれない。 )   … ( コツ、 )( 頭で背後の壁を小さくノックした ) [Thu 20 May 2010 23:39:49]
キヨ > ( 魔術師ギルドの人たちは、 絵画の部屋で取り乱し、泣き叫び、絵に縋ろうとした――縋ろうとしたところで、絵の中に取り込まれるのではと危惧したギルド員さん方に止められた――わたしのことを良く覚えていた。 あるいは、あの部屋で絵筆を持っていた人たちにも顔を見られたかもしれないし、落ち着くまではと別室に連れて行かれる時に擦れ違っていたかもしれない。 )( けれどわたしは、その誰一人として覚えていなかった。 )  ―――― ( 病院内でわたしに気付いて話しかけてくれたギルド員さんが、何を話していたのかも覚えてない。 思い出そうとする意思が、ない ) [Thu 20 May 2010 23:29:10]
キヨ > ( 夜の病院の廊下は、酷く静かだ。夜の中にあって、四角い無機質な白は埋もれることなくむしろその存在感を増している。 ) ――――― … ( 時折慌しく医師やストレッチャーが行き交う様とて、今は静謐なものに感じられる。 本人たちにはとんでもないことだろうが、わたしにとっては目の前で確かに起こっていることも朧にしか感じられなかった。 ) ( だからなにがあろうとも、わたしにとってこの廊下はとても静かな場所だった。 備え付けの長椅子に座り込んで、いつからこうしているのかさっぱり思い起こせない。 思い起こす気が、ない ) [Thu 20 May 2010 23:19:12]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『(  ――― … )』 [Thu 20 May 2010 23:06:51]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『寝てるだけでお金入る仕事とかないかな。 ( あるわけねーだろと黒猫にぺしっと叩かれた。 )』 [Wed 19 May 2010 22:54:56]
君影 > …………冗談よ、冗談。万が一の危ない仕事をしょっちゅうさせるなんてのはや。 ( 本を枕元に置くとぽんと優しく黒猫に掌乗せて優しく撫でる。言葉通りの意味だ。今回私が重傷負ったみたいに飛燕の仕事ってのは危険が付きものなのが多い。そんな仕事を毎回この子にやらせてたら心労で私が死ぬ。 )( 女に対しては昔よりマシになったけど、男に関しては相変わらず全然だからな。やっぱり人と顔を合わさなくて済む仕事なんてのはそうそう転がり込んでいなくて。 ) [Wed 19 May 2010 22:51:47]
君影 > ( とりあえず入院費なんかの心配しなくて良かったのはほんっきで助かったけれども問題はその後の生活だ。不幸中の幸い片腕は無事だし学はあるから、もう後はちまちま写本とかそういう系統の内職とかで金稼ぐしかないかな。猫に関して以外は金を使わない生活をしているし、そうすりゃぎりっぎり生きていくだけの生活は出来るかもしれない。 ) ………あー…けど艶子にお金いつかは返さなきゃいけないか。だからちょいとは稼げるのじゃないと拙いのかな……… ( 失った手足をクランク化する予定の訳だけれど、その分の費用はやっぱりちゃんと艶子の奴に返さなきゃいけない。となると生活費+αは稼げる仕事にしなきゃいけないわけで――――― ) ――――………もう稼ぐのはリャンに任せるしかないかな、うんやっぱり。 ( 真剣な眼差しで駄目な事を言う主人に黒猫がニャ?とつぶらな瞳を向けて首を傾げる。 ) [Wed 19 May 2010 22:44:41]
君影 > ……………求人誌とか……そんなの見た方がいいのかな。 ( ポツリと呟いた。飛燕の方じゃもうまともに稼げない訳で。割と本気でリャンならちゃんと役に立つからこの子に稼いでもらうっていう選択肢もあったりするけれど。その時にはもう登録名君影じゃなくてリャンで良い気がする。そんでもってパートナーの方が私になるな。 ) …………メタメタな考えはともかく。まあ求人誌なんか仮に見たって……ねえ。 ( 激し過ぎる人見知りで接客業駄目で片手片足で肉体労働も無理。体を売る仕事とか論外だし、なんか今の私は出来る事を探すほうが遥かに難しいような気がしてきた。 ) [Wed 19 May 2010 22:33:02]
君影 > ( 自分を模して造られた縫い包みと戯れているリャンを膝の上にのせながらゴシップ誌なんてものの本を捲っている女。こうして長い間入院しているとすっかり世間の事情に疎くなってしまった――――いや、そういうのは元からだからなんか今更な気もするが。 ) ………くぁ……… ( 退屈そうに一つ欠伸をするとその雑誌のページを捲る。そこに書かれてるのはまあ色々。何がどう書かれてるかとか列記してくのはめんどいぐらいに色々。 ) [Wed 19 May 2010 22:22:09]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『のんびり』 [Wed 19 May 2010 22:18:18]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『( 現実逃避は引き籠りの十八番 )』 [Mon 10 May 2010 00:08:16]
君影 > もうやだ…なんか考えたくない。寝よ。 ( お先真っ暗な未来はいつもみたいに目を瞑って誤魔化そう。膝の上で眠っていた黒猫を優しく抱きかかえると、その子を布団の中に入れて一緒に丸くなり目を瞑る。 ) [Mon 10 May 2010 00:07:50]
君影 > ( かといってだ。そんな衝動持ってた所で片目片手片足を失った今じゃ何にも出来はしない。元々暗殺が本分。念入りに事前調査を進めて、気付かれないように目標に近づきその喉をかっさばくなんていうのが基本的なスタイルなのに、義足じゃそういう事も多分難しそう。 )( というかどうしようか。技術ないコミュ力ないコネも伝手もないでないない尽くし。…………なんかこれからちゃんと生きてけるかどうかって、退院が間近に迫ってるだけにやっぱどうしても不安になる。 ) [Mon 10 May 2010 00:03:15]
君影 > …………きもちわるい。 ( じくじくとした下腹部の熱さも。人が血の花を咲かす所を見たいと思うような感覚も。どれも違和感があり気持ち悪い。手の中でそのクナイを弄びながら苛立たしげに肩を竦めた。 )( そういった衝動がある芽生えている事は自覚している。しかしそれが死者の村の影響による物だとまでは気付けていない。だから違和感。私はこういう人間だったのかという――――男への恐怖心から強く毛嫌いしていたりなど、自分自身を日常的に誤魔化していた事から女は自分で自分をちゃんと理解できていなかった。 ) [Sun 9 May 2010 23:52:07]
君影 > ( ――――そうだと思ってた。金の為。仕事の為。私が人を害する理由なんてそんなもの。後はまあ男が怖いから殺したりとかはしていたが。――――けど胸の奥に燻っている感覚があるのだと気付いた。それはずっと病室で体を動かしていなかったからだろうか。ふと唐突に浮かび上がる衝動がある。 ) ……………ああもう。うざいなあ、なんか。 ( 暴力衝動。殺人衝動。あの死者の村での後遺症がある。霧に体を侵され、その結果ギリギリで命を繋ぎ止めた物の、時々強い暴力的、もしくは性的な衝動に襲われる。今までは体が思うように動かない事もありそれは自然と抑えざるを得なかったが、こうして徐々に身体機能を取り戻していくと、そんな負の衝動がふと浮かびあがってくる時がある。 ) [Sun 9 May 2010 23:41:40]
君影 > ………嫌い……碌なものじゃない。好きで殺してる訳じゃない。というより…殺すとか、傷つけるとか。そんなのどうだって良かった。――――そうだと思ってたんだけどな。 ( その手に持ったクナイが部屋の明かりに反射して鈍い輝きを光らせる。私は幾つもの命を奪ってきたその道具を隻眼で見つめながら、淡々とした様子で呟いた。 )( その膝の上には黒猫が丸くなって安らかな寝息を立てている。――――静かな病室だ。虫の音も今は聞こえなくて、耳に入るのは私の独り言ぐらい。 ) [Sun 9 May 2010 23:30:02]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『クナイをじっと』 [Sun 9 May 2010 23:26:04]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Mon 26 Apr 2010 01:50:20]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 ぱたん、と病室の扉は閉じられた。 』 [Mon 26 Apr 2010 01:47:57]
艶子 > ははは、無理はするな。――まあ、でも、そんなに気負いしなくても大丈夫だよ。「この人なら気軽に話せる」って相手が良い人なんだから。 ( 語弊がある言い方かもしれないが。 ) ――そ、そうか。そうだな。今更だし、わざわざ言う必要はなかったな。うむ、お前の言うとおりだ。 ( そこの所を逃がさずしっかりと応える豪天寺艶子。大変にご機嫌になった。傷を舐めるリャンをよしよしと撫でよう。 ) 安心しろよ。どう逆立ちしたって、馬鹿以外にはなれないさ。何せかの豪天寺艶子だからな。 ( 好きだって言われて私も胸が温かくなった。こんな私を好きだといってくれる貴重な奴なんだ。 ) ( やがて涙も止まり、その身体が離れれば私はくすりと笑いながら、向けられる背にそっと手を置いて。 ) ――ああ、忘れる。 ( 一生忘れないけど。多分、寝る前に思い出してにこにこしそう。 ) それじゃ、私はもう帰るね。また来るよ。 ( ベッドから立ち上がって。 ) ――おやすみ、君影。 ( 拗ねたように向けられた背中にそう言った。 ) [Mon 26 Apr 2010 01:46:36]
君影 > …ちょっとぐらい……とかなら、まだ大丈夫……かもしれない?けど?………やっぱ苦手は苦手だ。 ( それでも(男以外とは)少しはコミュニケーション取る気は生まれてきた。こう本当に少しだけな。 ) うっさい。恥ずかしいのちょっとじゃなくて、凄くだっての。大体そんな事今更だろうが。わざわざ言わなくたってわかって………――― ( ―――なんか私も自爆した気がする。自分で自分の言葉に恥ずかしくなり耳まで赤くしぐぬぬと呻いた。 )( 黒猫はご主人様こういう面倒な性格でごめんニャさいとさっき引っ掻いた傷をざらついた舌でペロリと舐めよう。 ) …………なあ、艶子。勝手な我が儘なんだけどな。お前はそうして、ずっと馬鹿でいてくれ。私も……そんな馬鹿なお前が、本当に好きだから。 ( こいつはこういう奴だ―――だから私はこうして素直な気持ちを言える。こうやって身体を預ける事が出来る。それはやっぱり、こいつが豪天寺艶子だから。それだからだ。 )( 何も無くなった女は暫く嗚咽を漏らす―――いや全部を失ってはいなかった。リャンも、艶子も、蜷だっているんだから。だから―――― )( ―――泣いて、泣いて、沢山泣いて。 ) ―――――……もう…寝る。今のちょっと忘れろ。いいから忘れろ。命令だからな。忘れろよな! ( 一頻り気が晴れるまで泣くと、やっぱり随分恥ずかしい事をしていた気がして。艶子から目を逸らしつつ離れると、ベッドの中に逃げ込むようにシーツをひっかぶって背を向けよう。 ) [Mon 26 Apr 2010 01:36:54]
艶子 > ( その変化には少なからず傭兵も気付いていた。最初に会った頃と随分変わったなって。 ) 相変わらず人嫌いだな?――まあ、いいさ。 ( 人嫌い、男嫌い。その理由を知っている以上は無理にとはいえない。もっと子供の頃は男だったら良かったのにって思っていたりもしたが、今は違う。こうして君影と話せるのも私が女だからだ。 ) やっぱりちょっと恥ずかしくてもこういう事ははっきり言った方が伝わり易いと思うし、私も自分の気持ちを隠すのは苦――… ひぎゃっ!?な、何するんだよう! ( 喋ってる最中に蚯蚓腫れが綺麗に三本走って、思わず涙目になった。おのれリャン!おのれ君影…! ) …うん、私は大馬鹿だ。でも最近思うようになったんだけど、その馬鹿な部分が私の良いところなんじゃないかなって…。 ( 自分で言ってりゃ世話ないか。君影が服を握り締め、そして私の胸に顔を埋めれば、私はもう少しだけ強くその身体を抱きしめた。私より背の高い君影の身体は、身体を失ったせいか酷く小さく、そして細く感じる。私と蜷とリャンで、その失った腕の、失った目の、失った足の代わりをしていこうと思うのだ。 ) ――大丈夫だ、大丈夫。これから起こる出来事に、一緒に考えて、一緒に悩んで、一緒に解決してやるから。 ( 私も鼻をすすり、涙声になりながらもそう答えた。 ) [Mon 26 Apr 2010 01:05:01]
君影 > ( ヒッキーで猫だけが友達だった女が随分と楽しそうに人と喋り笑うようになったもの。―――艶子はやっぱり楽しい奴だ。 ) え゛………別に……私は関わらなくてもいいぞ。 ( 本人ですら気付かぬうちに男嫌いも悪化しているし、やっぱり誰かと関わるのは苦手意識が拭いされない。それが馴染みのない人種なら一層だ。 ) …………………リャン。 ( だから本当の事とかわざわざ言うから!から!赤くした横顔で余計恥ずかしさを悪化させてくれた傭兵を指差し黒猫の名前呼ぶと、主人の意図理解した黒猫はガリッ、とお仕置きだと言わんばかりに爪で引っ掻こうとする。 )  ( ――――本当にヤバいな。こういうこと私された記憶とか全く無くて、こうして優しくされたのとか、ひょっとしたら艶子が初めてかもしれなくて。だから―――もう―――― )( そっと告げられるその暖かい言葉。その温もりがきっと傷を癒してくれる。その痛みを和らげてくれるから―――― ) 馬鹿………馬鹿。大馬鹿が。だから……お前って奴はな………―――― ( 本当にこいつは、フォローのつもりで悪化させて――――そんな事言うからだろうが。私が泣いてしまうのは。 ) ( ギュッと彼女の服を握り締めて、私はその胸に顔を埋めて――――声を押し殺し、泣いた。将来の展望に。現実の非情に―――――そして目の前の優しさに涙は零れて。 )  [Mon 26 Apr 2010 00:42:27]
艶子 > ( くっ、こいつめ…!いつかもっと凄いところを見せてやる!…と決意を固めるのだが、その必死さ加減を笑われていることに気付けないのだった…! ) ヴェイトス市に居るホワイティアの人たちはずっと大らかだけどね。――機会があったら知り合ってみるといい。案外、良い人多いよ? ( 或いは私の周りにたまたまそういう人が集まったのかもしれないが。 ) す、すまん。私も口に出してみて恥ずかしいと思った。でも本当の事だし…。 ( フォローしようと思って余計に悪化させるのもこの傭兵の特徴である。 ) ………。 ( 君影の口から溢れ出る言葉に軽くその身体を抱き寄せれば、優しく背中を撫でた。…私にはこうすることしか出来なかった。私は無力だ。これが一体、何の解決になるというのか。誰に対してもそう。そんな自分を呪いながらも、私はゆっくりと口を開いた。 ) …君影。 ( 彼女の耳元で囁く。ただ名前だけを囁く。かけるべき言葉を探し、その傷を癒す魔法を探し――。 ) …私がいるよ。そっけない奴だけど、蜷潜もいる。リャンも一緒だ。 ( それが出来ることは何も無いという彼女に対する、せめてもの慰めになることを祈る。 ) だから… だから、泣かないで。 ( 私だって涙腺は緩いんだ。私は微かに吐息を震えさせていた。 ) [Mon 26 Apr 2010 00:15:44]
君影 > わー、ちょーすごーい。 ( ―――クツクツクツ )( その必死で一生懸命なアピールに笑いを隠し切れなかった。棒読みの返事をしたあと、想像通りの反応をしてくれた艶子を見て可笑しそうに笑った。 ) ――――そうなのか。……こんな街に住んでてなんだけど、殆ど関わらないから……私にはそういうのわからないな。 ( 根っこの部分が同じ―――そうなのか。ホワイトカラーの連中に関わりが今までもないから、どうしたって見る目は偏見だ。 ) ……………このっ、馬鹿。 ( 沈黙が流れる気恥ずかしい時間に赤くした顔をそっぽ向きただ一言小さくいった。嬉しいから――恥ずかしいんだろうが。 ) ―――そうだな。時間ばっかし……そればっかりやたらとあるんだろうから。 ( ――――飛燕にリャンを通して尋ねたところ、暗殺者としては解任。これからは諜報役として籍を置く事になる。ただしその給料はたったの月に一万ぽっちだそうだ。―――私なんかはそういった情報を集める能力は皆無だという事を上の人は良く知っている。 ) 結局、出来る事なんて何にもない。本当に何にも。誰かと関わるのとか、凄い苦手だし、別に頭だって良くないし、飛燕にも、もう要らないって言われたみたいなもんだし―――― ( あ、なんかヤバい。 )( 一度口を開いたからだろうか。溢れる不安の言葉が止まらない。 ) ――――――ぅっ……… ( そんな時にそっと抱き寄せられた者だから――――やっぱり、ちょっとヤバい。 )( 流れそうになる涙を堪えるように歯を食いしばり隻眼を抑えた。 ) [Mon 26 Apr 2010 00:00:20]
艶子 > ほ、本当に凄いんだからな!お前にも見せてやりたかったぞ。 ( やる気の無い返事に必死に凄いぞアピールを強めるが、多分逆効果だ! ) 本当に根っこの部分は一緒なんだと思う――… けどな。 ( そうだろうかと自分で言っておきながら思う。セレスティアさんは人種や文化を越えて理解しあえる事を教えてくれたけど、馬に跨って私を追い回した連中との差が激しくて――。 ) むおっ。 ( 顔に枕を投げつけられてそんな声を漏らす。でも抗議はしなかった。どうして枕を投げつけられたのか、明白だったからだ。傭兵も余計に赤くなって、暫し気恥ずかしい時間が流れる。 ) あ…でも、ゆっくり慣れていけば大丈夫さ。時間はたっぷりあるんだし――。 ( そう、時間はたっぷりある。けれど、その膨大な時間をどうしたらいいのか。君影はその問題に直面していた。片目に慣れるというだけでは、その時間は埋められない。これからどうしていけば良いのかなんていう時間は。 ) ………。 ( 私は黙ったまま椅子から立ち上がると、ベッドに腰掛け―― 投げつけられた枕を傍らに置くと、手を伸ばして君影の身体を軽く抱き寄せようとした。 ) [Sun 25 Apr 2010 23:29:11]
君影 > ハイハイ頼もしいこと頼もしいこと。 ( 武勇伝語る艶子にヤル気ない合いの手。 ) …………ま、そうだろな。私だってアイツラは苦手だし。なに考えてるのかちっとも分からん。 ( ―――私の場合は人間嫌いの根が深いだからだろうけど。それでも苦手意識を持つ気持ちは良くわかる。 ) ―――そうか良かったな。 ( それは素直に言えた。こいつは良い奴。だからまあ、艶子が嫌な思いをしなかったって聞くと良かったとか思えてしまう。 ) ――――…………。 ( なんだか改めてそう言われた恥ずかしさとその場の空気に耐えられず、顔を赤くしながらボフッと枕を艶子の顔面に投げ付ける。 ) 慣れ……か。やっぱし。そろそろいい加減慣れないといけない頃か。 ( ―――慣れないとな。沢山無くなったこの継ぎ接ぎな身体にも。 ) …………さあ、どうだろう。 ( 受け取ったクナイをじっと見つめて正直に答えた。 ) ―――他に何も知らないからな。どうすればいいか……何もわからない。 ( 暗殺仕事なんて多分もう出来ないと思う。けど他に何も生きていく手段を知らない。こうして退院が間近になると、その先がどうしようもなくて途方にくれたくなってきた。 ) [Sun 25 Apr 2010 23:18:27]
艶子 > おう。かすり傷一つ負ってないぞ。まあこの私に掛かれば何人こようがばったばったと……。 ( そう言いながら胸をどんと叩く。 ) そうだな。やっぱり排他的だったし、そもそもイエロティアを何か異質な生き物にでも見ているようだった。まあ、私たちの国でも外国人を天狗だ鬼だといって怯えてたけどな。 ( そういう意味じゃおあいこさまだ。 ) それに、私を雇ってくれた人や修道院の人たちはそんな風には扱わずにいてくれたし――。 気にするなよ。ほら、あれ…その… 友達、だろ?私たち。 ( 言ってて自分でくすぐったかったのか、一度椅子を座りなおして。 ) ああ…慣れれば大丈夫だよ。距離感とか掴めるようになってくる。見えないほうの死角はどうしようもないが――。 ( クナイを返しながら、ふと一瞬黙り込んで。 ) …使うのか?クナイ。 ( 正しくは、退院したらまたクナイを使うような生活に戻るのかという意味で尋ねた言葉だ。本気でそう考えているのかもしれないし、単に試してみただけかもしれないが。 ) [Sun 25 Apr 2010 22:51:02]
君影 > ( 君影という女の捻まくりの性格が徐々に改善されてきてるのは、そういった人たちに献身的にされたからというのもあるだろう。最も一番の原因はやはり艶子や蜷みたいな周りの人の影響ではあるが。 ) 怪我は――――してないみたい…だな。それはまたお疲れ様。あっちだと私達あんま良い眼で見られたりもしなかったろ。 ( 襲われたと聞けば彼女の様子を観察して、けれどまあ普段通り。静かな表情のまま内心でホッと一息。 ) それは良かったじゃないか。――――いい…のか…?凄くまあ、助かるのは事実だけれど。 ( 続いた言葉に眼を少し丸くして。実際手元にある金じゃ全然足りないから誰かに金を借りなきゃな、とか悩んでいた所だ。その申し出は私にはとてつもなくありがたい。 ) 眼だ眼。よくお前これで戦えるなって。……結構狙った所から外れたからな。 ( ぐるぐる巻かれた自分の目元の包帯をトントンと叩き。というか扉にザクッと傷付けた今の時点でかなり怒られそう。………まあ私は知らん顔しとこう。 ) [Sun 25 Apr 2010 22:43:04]
艶子 > ( ここの病院の人たちには感謝している。私の怪我の時もそうだったけど、本当に君影によくしてくれた。そして寄付をしてくれた人たちにも。君影が生きているのは、みんなのお陰なんだ。私はその恩を、この剣と身体で街を守ることで返そうと思う。 ) すまんすまん、ちょっと色々あってな。クリスティアじゃ色々大変だったんだ。パプテスの――原理主義っていうのかな?その人たちに襲われたりしてさ。 ( まあ、襲われたのは私が迂闊だったからという話であって、護衛の仕事とはあまり関係が無かったりするのだが。 )でもそのお陰で纏まったお金も入ったんだ。――これでお前に良い義肢も用意してやれる。 ( 私も同じように微笑み返した。 ) ん? 何がだ? ( 君影の言葉にそう返しながら、刺さっているクナイを引っこ抜く。このままにしておいたら、病院の人に見つかって怒られそうだし。それから君影のベッドの方に歩み寄って、椅子を持ってくるとそこに座ろう。 ) [Sun 25 Apr 2010 22:26:53]
君影 > ( 目も腕も足も耳も乳房もどれも一つずつ欠けてしまった左右不対称の姿。呪術的な霧が蔓延したあの場だったからこそ奇跡的にかろうじて命を取りとめたが、普通なら三回ぐらい死んでいてもお釣りがきそうな重傷だった。ここまで回復出来たのはヴェイトスの医術レベルが一流だったのもあるだろう。 ) お帰り艶子。――――そうだぞ、遅いぞお前。随分とまた長引いたじゃないか。 ( ただ女は穏やかな笑みを浮かべてしまう。―――久しぶりに会えて嬉しいし、艶子が変わらず無事なのも嬉しい。ただ遅くなってたと言われたら、まったくその通りと何時もと変わらぬ仏頂面で文句を言った。 ) ―――……いや、しかしちょっと艶子に感心したな。 ( 扉に刺さったクナイを見つめて神妙な顔で頷いた。―――狙った場所とかなりズレがある。隻眼による遠近感の喪失で生まれた弊害だ。 ) [Sun 25 Apr 2010 22:13:44]
艶子 > !? ( 扉に何かがぶつかる――いや、刺さる音が響いた。それが何かわかる前に、部屋の中から君影の声が聞こえてきた。リャンも一緒みたいだ。 ) あ、うん。入るぞ。 ( がちゃりと扉を開け、中に入る。 ) ―――……。 ( 出て行く前と変わらぬその姿にまず最初に安堵を覚え。次にやはり痛ましいと胸が詰まる思いをした。ヴェイトスを出立する前と何も変わらないようにと願っていたはずなのに。――いや、看護師さんの話では君影はもう松葉杖で歩けるようになったって聞いた。状態は良くなってるんだ。 ) ……久しぶりだな、元気だったか。仕事が長引いて帰りが遅くなってすまん。 ( まるで亭主のようだな等と思いながら扉を閉めれば、ようやく刺さってるクナイに気付いてびっくりして目を丸く。 ) [Sun 25 Apr 2010 21:52:49]
君影 > ( そしてジャグリングのようにそれを中空で舞わせ、鈍く光るその刃物を危うげなく受けとる。―――その時に少し感じる違和感。 ) ―――――― ( その違和感の正体を確かめるべく、扉の方へと向かってそのクナイを鋭く投げた。ここまでちょっと真剣だったからノックの音に気付けていない。 ) あ。 ( 音を立てて勢いよくドアにザックリとクナイが突き立ってから、外からの声にようやく気付く。―――それはまあ、よくよく知っている奴の随分ご無沙汰だった声。 ) ――――ん、別にいいけど。 ( ―――やっぱ久しぶり。けどまあいつもの素っ気なさと普段通りを装うように努める。部屋の中からは女の返事と一緒にニャーと間延びした猫の声も返ってきた。 ) [Sun 25 Apr 2010 21:45:26]
艶子 > ( 見舞いの花を手に昨日よりも早い時間帯に病院を訪れた私は、昨日言伝を頼んだ看護師に受付で礼を言うと、君影の病室の前へとやってきた。――久しぶりに会うとなると何だか妙な緊張がある。蜷の奴がついていてくれただろうから大丈夫だと思っているのだが、やっぱり色々照れ臭さもあるのかもしれない。 ) 君影。私だ、艶子だ。入っても大丈夫か? ( と、一応部屋の中に声を掛けて。 ) [Sun 25 Apr 2010 21:38:54]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 ノック。 』 [Sun 25 Apr 2010 21:34:44]
君影 > ( ちなみにこれは自宅からリャンが持ってきてくれるように頼んだもの。感覚がどれ程鈍っているか、慣れ親しんだもので確認してみたかった為に黒猫にちょっとお願いした。医師の人たちに見られたらちょっと面倒かもしれないからこっそりと。 ) ………艶子の奴、こないだ帰ってきてたか。 ( 曲芸師のように滑らかな手付きで手の中の刃物を動かしていきながら、看護師の人から伝えられた言葉を繰り返す。それを呟く女の口元には自然な微笑みが浮かんでいた。それは君影という女の昔を知っていたら違和感を感じるぐらいに穏やかな表情。 ) [Sun 25 Apr 2010 21:32:11]
君影 > ( ベッドから体を起こした隻腕隻眼の女。その膝の上には黒猫がその毛玉を丸くして二つの尻尾を揺らしている。そして女の手元には黒光りするクナイが握られており、それを危うげなく掌で玩んでいた。 ) ―――悪くない、かな。 ( 体力自体は落ちてきたものの、こうして小器用な点は取り戻してきているようだ。 ) [Sun 25 Apr 2010 21:24:29]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『筋良し。骨良し。』 [Sun 25 Apr 2010 21:12:06]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 そして船の落書きに気付き、憤慨するのであった。 』 [Sun 25 Apr 2010 01:22:04]
艶子 > ( それを思えば、セレニアの事も離れて戻ってきて良かったのかという不安はある。何もしてやれる事は無いと思っていたが、本当にそうだったのか。その選択は間違いでは無かったのか。――それがわかるのは、いつも事が終わってからだ。 ) ( 私という人間は一人しか居なくて、私という人間が出来ることは酷く限られていて、その範疇でできる不完全で足りぬ成果を出し続けるしかない。私はそれに満足することはないし、だからいつまで経っても救われないのかもしれない。 ) …そんなこと考えるなんて、私らしくないな。 ( 私は英雄だ。たとえ自分の仕事が不完全だとわかっていても、胸を張り続けなくてはならない。肩を落とした英雄なんて、誰も見たいとは思わないからだ。 ) ………。 ( さて、今日のところは帰ろう。看護師さんに伝言を頼んで、見舞いの品を持って改めてここにこよう。 ) [Sun 25 Apr 2010 01:21:23]
艶子 > ( …リカルドの事も気にかかる。彼女が恐らく直面したであろう事実――いや、もしかしたらこれから直面することになるのかもしれないが。それは多分、私がぶつかった壁と同じものなのだと思うのだ。自分の力、出来ることの限界を認識し、救えるものに限りがあると知ってしまった時、どうしたらよいのかという。私はまだそれを乗り越えた訳ではない。だからもし彼女がそのことで悩んでいるとしたら、或いはこれから先悩むことになったとしたら、的確にアドバイスしてやれる自信が無い。 ) ………。 ( この病室の扉の向こうに居る友人は、私が救ってやれなかったうちの一人だ。けれども今回は辛うじてその命だけは繋ぎとめることが出来た。だがもう元には戻らない。 これからならばしてやれる、してやらなくちゃならない事は沢山あって、今はそれをするだけなのだが。 …時間が戻ればな、といつも思う。あの悲惨な事件が起きた村に向かおうとする君影を、強引にでも引き止めることが出来るのに。 ) [Sun 25 Apr 2010 01:17:40]
艶子 > ―――寝てるかな。 ( 君影の病室の前にやってきて、そっと中の気配を探ってみる。無理に起こすのも悪いし、やはり看護師さんに言伝を頼もう。「豪天寺艶子が帰ってきたぞ」って。 ) …暫く間が開いて、見舞いに行ってやれなかったけれど。これも纏まったお金を稼ぐため。――んん、私ってば偉いなあ!凄いぞ! ( その一方で、アレックスやセレニア、それにセレスティアさん達が心配だっていう気持ちもあったのだが――。何ごとも無く無事に解決すればいいのだけれど。 ) [Sun 25 Apr 2010 01:05:04]
艶子 > ( 突然だが、私は金の話は好きじゃない。そういうのでぐちゃぐちゃと言ったり言われたくないから、私は稼ぎだけはしっかりしようと思っている。無頓着っていうか、無頓着になりたいからちゃんと稼ぐっていうか―― まあ、その稼ぎは家の連中を食わせていくので全部相殺しているんだけど。何でわざわざこんな前置きをしたかと言えば、アレックスが払ってくれた報酬が物凄く高かったという話をあえてしたいからだ。56万である。 ) …あいつには感謝してもしきれない。 ( これで君影に良い義肢をつくってやれたり、金を工面したりすることができる。ひょっとしたら、アレックスは口にはしないだけで私の内心を見抜いていたのかもしれない。 ) ( ――そして、丁度ブロウンの奴が自宅を訪れていることは知らず――…!家に居ればクリスティアでの戦いの話でも聞かせてやったのだが。 ) [Sun 25 Apr 2010 00:51:19]
艶子 > ( 雷電への報告やら何やらでこんな時間になってしまったが、私は久しぶりにこの病院を訪れる事になった。ここに入院している友人を見舞う為だ。とはいっても、遅い時間なのでもう寝てしまっている可能性は大きかったが―― その場合は看護師さんにでも言伝を頼んで、私が帰ってきた事を伝えよう。とりあえずは無事に戻ったことだけでも知らせておくべきだと。 ) ( 病院の廊下を歩きながら、私はそんな事を考える。しまったと思った時にはもう商業地区の店は閉まっていて、見舞いの品のひとつも用意できなかったのは痛いが――。 ) [Sun 25 Apr 2010 00:43:39]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 久しぶりに訪れる。 』 [Sun 25 Apr 2010 00:39:48]
お知らせ > メルビルさんが帰りました。 『 さあ、いこう。与えられた役割があると言う事は案外、幸せだ 』 [Sat 24 Apr 2010 23:44:08]
メルビル > ( どうやら私にはそこそこの才能というものがあるようで、この数年である程度の白魔術師としての形は出来上がってしまった。 目的を持たないまま。 魔術医の給料は高い。 相応に激務だったし、なにせ他人の命を預かる事もあったし、これで薄給だったらただでさえ絶対数の足りない白魔術師は滅びるだろう。 この歳で郊外に一軒家を持ち、こう、自分で言うのは何だが容姿にもそこそこ恵まれている。 普通に暮らしている限り身の回りは安全で、不幸な事は何も無い。 多少それが息苦しいと感じても、今のこの状態に不満を持って癇癪みたいな行動を起こすのは馬鹿のする事だ。 恵まれているのなら恵まれている事を喜ぶのがせめて嫌味の無い振舞いだろう。 ) ( 薄く深く、息を吸い込む。 ) [Sat 24 Apr 2010 23:20:25]
メルビル > ( 遠からずもう一つ先のステップに自分が到達するだろうという今この現状を客観的に予見できた上で、ああそうなのか、と盛り上がらないのはそういう事なんだろう。 終着点が見当たらないのに前にだけは進んでいるというのは前進とは言わない。 結局どうしたいのか、どうなりたいのか、目的が存在しないまま安らかに死ぬ事だって出来るだろうし、このままじわじわとそういう終着点を目指すでもなく勝手に向かっていくに任せている、というのが今の私、下らないことを考えながら休憩室で濃いめの珈琲を啜って居るメルビル・セブルラキスというわけだ。 )  [Sat 24 Apr 2010 23:04:34]
メルビル > ( 仕事に対して不真面目なわけでもない。 時間をかけて様々なアプローチから新しい技術を研究するのはパズルみたいで楽しいといえば楽しいし、こうして病院で実際に技術を振るって、誰かの命が助かったりするのはそれは良い事だ。 騒がしいのは嫌いなのだ。 誰かが私の周りで泣き喚いていたり、周りを顧みず怒声を上げたり、甲高い悲鳴を上げたりっていうのは、なんというか、すごく、疲れる。 だからそのささくれ立つ物を止める為に技術を振るう。 それはやっぱり、誰かの為とかではなくて、ただ私が煩わしいと思うものを消していく作業だ。 ) [Sat 24 Apr 2010 22:51:04]
メルビル > ( 私にはモチベーションというものが欠落している。 医者になりたくて、誰かの命を助けるとか病気の研究をするとか、目的意識があって白魔術師になったわけでもないし、職業自体に何か憧れや理想があったわけでもない。 誰かの影響を受けたりもしていない。 大学で何を専攻するかを迷って――――他の誰も出来なくて私には出来たから、じゃあそれを私の役目としようと、思っただけ。 何でも良かったのだ。 時間を潰せるなら。 ) [Sat 24 Apr 2010 22:46:44]
メルビル > ( 既に白魔術師ギルド派遣中央病院勤務からは解放され、もっぱらギルドでの研究に没頭して日々過ごしている。 元々研究室に入るつもりで白魔術師ギルドに入ったのだし、まったくもって問題は無く―――何も無いどろっとした平穏な日々が私の周りでは続いている。 今日みたいに珍しく呼ばれて一つ二つ、頼まれ仕事でもしない限り、日付の感覚まで無くなってしまいそうな程度には。 ) [Sat 24 Apr 2010 22:39:58]
メルビル > (  [Sat 24 Apr 2010 22:29:15]
お知らせ > メルビルさんが来ました。 『Vague indicator』 [Sat 24 Apr 2010 22:28:49]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Wed 21 Apr 2010 00:50:29]
君影 > ( ―――そうだな。過去は思い出したくないことばかりだけれど、この街に来てからの思い出というやつは案外―――というかまあ、正直悪くない。こうして悲惨な目に遭いながらも生き長らえて、そしてそれでも死のうとかは思わないのは間違いなくどっかのアイツのお陰だから。 )( 私は小さく笑いベッドに横になる。動物たち以外の事を思っても、こうして暖かい気持ちになれるようになった。それは過去の私には思いも寄らなかったようなこと。 ) リャン、おやすみ。 ( 返事をする黒猫も微笑んでいた。そうして私は目を瞑り、ゆっくりと夢の中へと落ちていく。 ) [Wed 21 Apr 2010 00:50:20]
君影 > ( そんな私の足元を黒猫がうろつく。唯一私にとって救いだったのはこの子。リャンという黒猫がいなければ、君影という女は今ここにいなかった。それは言い切れる。 )( そっと窓を閉めると松葉杖を使いベッドへと戻る。それぐらいは出来るようになってきた。随分と時間が掛かってしまったけれど、私もこれでようやく退院する事が出来そう。 ) [Wed 21 Apr 2010 00:41:03]
君影 > ( 私にとっての過去とは遥か遠くに置き去りにして打ち捨ててしまいたい存在だ。実父による凄惨な虐待。売り飛ばされた先の忍の里。そこでは血ヘドを吐く程に人を殺す術を叩き込まれ、この手はもうどれだけ洗い流しても血の匂いが消え去ることはない。 ) ………最低なことばっか。 [Wed 21 Apr 2010 00:20:34]
君影 > ( 雨で濡れた外の匂いはどこか郷愁を誘うような、それでいて何かの始まりのような。そんな新鮮な匂い。 ) ……………嫌いだな。 ( 窓ガラスを開けて外の匂いを感じながら女は小さくその光景の感想を呟いた。 ) [Wed 21 Apr 2010 00:03:03]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『( 雨があがった )』 [Tue 20 Apr 2010 23:57:39]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『ぬ……ぬわーーっっ!!』 [Sun 18 Apr 2010 21:50:17]
リコ > ( なんとか落ち着きを取り戻し、なんとか頬の熱も引いたのはそれから三十分以上たってからだった。 ) く…………今日はなんとか急ぎ足で帰るとして……………・むむむ……キヨさんのお願いとあらば、致し方なきものと考えるほかないです………! ( 苦渋というよりは羞恥の決断をして、リコは荷物をまとめてすっくと立ち上がった。 そして、着替えるべきそのワンピースを手に取るのだった。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:50:05]
リコ >  こっ………れっ………は………っ! ( なんの罰ゲームだ、それは。 キヨさんとデート。 それはいいさ。 女の子同士で遊びに行くってのもリコみたいなやつにはそうそうないことだし、ツヤコさんのような戦闘職でもない普通の女の子と遊んでみるというのも新鮮でいいだろうさ。 だが。 だがっ、こ、こここんな、 ) こ、こんなしぇくしーな服とか着て往来を歩くなんて………犯罪じゃないですかっ! ――あ! 今日もこれ着て帰らないといけないんだったですぅう! ( 二段重ねの絶叫である。 ベッドの上でのたうち回った挙句、想像しただけで恥ずかしかったのか枕に顔をうずめて。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:47:12]
リコ > ( 袋を覗くとそこにはせくしーな感じの黒いワンピースと、そしてショールがはいっていた。 ) く…………た、確かに普通の域を逸脱しているわけじゃないですが………わけじゃないですが…………! ( なんの自慢にもならないが、このリカルド・アンブロッシオ、この島に来てから女性的な服装を一切着たことのない根っからの男装趣味である。 趣味というより習慣だが、そのリコが、このなんだかちょっと大人っぽい感じのするワンピース。 感覚としては少年が女装をしろと言われた気分だった…………色々と問題のある反応ではある。 ) ………ん? なんか他にもあったです……………はひっ!? ( ひらりと落ちたカードを拾いあげれば、いつもリコをからかうあの笑顔が浮かびそうな文句が、紙面を踊っていた。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:42:29]
お知らせ > 届け物さんが帰りました。 『( 今度ソレ着てデェトしてくださいね、 と綴られたカァドが )』 [Sun 18 Apr 2010 21:37:23]
届け物 > ( 中身は―― 秒数下一桁のカミサマに問うてください。 )( 1、2→藍色の着物 3、4→ふわふわふりふり春ワンピ+カーディガン 5、6→セクシー系黒ワンピ+ショール 7、8→グレーストライプのレディーススーツ 9、0→普段リコさんが着るような服 )  ( 普通がいいって言われたのと、どこかからの声を参考にしたのと、ソレ着て外出ること考えればまぁわりと無難なラインナップだと思っている。る。 ) ( ――― 貴女が袋から中身を出せば袋からカァドが一枚。ひらり、と落ちるだろう ) [Sun 18 Apr 2010 21:37:06]
リコ > ( 玩具を手にした子供のように早速カタナを抜いているところを看護婦さんに見つかって、とても丁寧な言葉遣いで酷く遠回しにちくちくと言われてしまった。 ショック。 うなだれながら刀を納めると、なにやら渡された。 メッセージ付きのカードの添えられた花束と、紙袋。 ) あ、キヨさんからですか。 ありがとうございますです。 ( 有り難く受け取って、花束を胸に香りを胸一杯に吸い込む。 花は嫌いじゃない。 こんな脳筋でも。 さて、奇麗な紙袋の中身は何じゃろな、とのぞきこんで。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:34:01]
届け物 > ( 貴女の様を呆れたように見やり、息をつく。 もしかしたら、二、三小言を言われるかもしれない。 昼間にいつもの子が届けに来たと、短い遣り取りの中差し出されるのは 「退院おめでとうございます」とカードの添えられた小さな花束――― と、着替えと思わしき紙袋はこれも退院祝いなのか桜色に花のあしらわれた装飾がされていた ) ( その中身は。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:27:51]
お知らせ > 届け物さんが来ました。 『( 看護婦さんの声がして、 )』 [Sun 18 Apr 2010 21:25:14]
リコ > ( それから長十手とカタナも返してもらったのだが、当然病院だから、こういうものの手入れなどしてくれるはずもない。 長十手の方はいくらか乱暴に扱ってもそれほど問題はないが、カタナはいくらか繊細である。 ) んー…………………さすがに一カ月もほったらかしにしてからあまりご機嫌麗しくないですねえ。 ( 病室ではあるが、他に誰もいないので鞘から抜いて確認。 日本刀は錆びないという伝説があるらしいが、実際使用し、店で話も聞く辺り、それはあまり信用できる話ではないようだ。 最近は実戦には使っていなかったが、例えば人を切った後などはすぐに手入れをしないとあっという間に駄目になるのだという。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:24:18]
リコ > ( 退院当日。 とはいえ、すぐに退院できるわけではない。 最後にギプスを外してもらい、検査を受け、いつもの有り難いお説教を受けた後、が問題だった。 返してもらった荷物の類の整理がまた大変だった。 ) あっちゃー………………そういえばぼろぼろになったのは私の体だけじゃあなかったですね。 ( 入院した時に来ていた制服は争った痕跡がはっきりと残っていて、あちこちほつれたりしていた。 一応、ほつれがひどくならない程度で洗ってはくれていたようだが、これは、ひどい。 これを着て帰るのは少々躊躇われるほどであった。 ) [Sun 18 Apr 2010 21:15:00]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Sun 18 Apr 2010 21:05:45]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『 せめて、せめて普通のを……!』 [Thu 15 Apr 2010 23:54:28]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『リクエストあれば教えてくださいな。 ( では、おやすみなさい。 )』 [Thu 15 Apr 2010 23:53:48]
キヨ > ( 見上げ、小首を傾げる様に あらかわいい、と唇を緩ませ )  退院の日の着替え、 たのしみにしていてくださいね☆  ( 唇に人差し指をあてながら、にっこり。 )( だってほら、病院の外にでなきゃいけませんし。それなりのものを用意しないと―― 今まで普通の着替えを用意していたのはこのためと言わんばかり、 ) [Thu 15 Apr 2010 23:53:38]
リコ >  うぐぅ…………………お帰りですか。 お気をつけてー。 ( すっかりからかわれて、少しむくれながら、それでも立ちあがる姿を上目遣いに見やって。 ) ………………? どうしましたですか? ( 何か思い出したように立ち止った姿に、かくりと小首をかしげて。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:50:47]
キヨ > ぁはは、 ( 笑って、 荷物を大事そうに整えて、椅子から立ち。カバンをそっと肩に掛け直して ) ンじゃ、今日はそろそろ帰りますね。 ホットケーキの焼き具合、会心の出来だと思うのでたべてくださいなー。 ( 今日でも、明日でも。たべたいなって時に、どうぞ。 )  もうすぐ退院、って油断しちゃだめですよ? お大事に―― ( と、去りかけて、 )  …あぁ、そうだ、 ( 部屋を出る前に立ち止まり ) [Thu 15 Apr 2010 23:48:09]
リコ >  んんんー!? け、結構です! よっく伝わったです! ( かけられた声と笑顔に、半分裏返った声で返した。 くっそう。 からかわれているってわかっているんだ。 からかわれているってわかっているのに! ぶんぶんと頭を振って、熱をどこかに払ってしまおうと。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:38:55]
キヨ > ( ちぃさく、 )  ふふー、 ( 返る声に、 ちぃさく、笑って、 )  … あっ、 まだわたしの感謝のキモチが伝わってないというのならもっとこう、 いろいろがんばって伝えようと思いますけどどうでしょう? ( 赤い貴女を見ながらにこっと首を傾げる頃には、通常運転。 もそもそ、大切そうにケェプをしまいこみつつ。 )  [Thu 15 Apr 2010 23:35:39]
リコ > ( 口付けの落とされた自分の手の甲を眺めて、はにかんだような微笑みを見やって、それからがばっとうつむいた。 ) ど、どど…………どういたしまして……! ( なんだか無性に恥ずかしかった。 勘違いとか、照れくささとか。 お礼を言うのはこちらなのだ。 リコみたいなポンコツにこんなに良くしてくれて。 嬉しいんだか恥ずかしいんだか切ないんだかわからなくなって、もごもごと赤くなるほかなかった。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:30:36]
キヨ > ( 手の甲は、 尊敬 ) ―― ありがとうございます、 ( そして、その手が形作ったケェプを、貴女の膝上からそっと受け取ろう ) 嬉しいですよ、 … とても、 ( そう告げてようやく貴女を見た目が、はにかんで小さく微笑を浮かべる ) ( べつに、わたし一人照れるのが癪だ、と思ってのことじゃない。 純粋に、感謝の気持ちを表したまで。 だ、と、おもう。  ) ( これならさすがに迷惑だなんて勘違いは、されないかなって ) [Thu 15 Apr 2010 23:25:45]
リコ > ( 努力の結果、か。 確かにそういうところで、努力は報われているのかもしれない。 ) ………………え゛。 ( ええ全然問題ないですよ、とひらひらかるく振った手は、リコの荒れて骨ばった手なんかとは比べ物にならないくらいきれいな手に取られて、そして柔らかい感触が落ちた。 突然のことに、ただ、かあっ、と顔が熱くなるのを感じた。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:15:31]
キヨ > そうなんですか――― 羨ましい。 いや、この言葉は不適当ですね。 ( 口にしてから、思考の数瞬の間。ひるがえす言葉。 ) だってソレはリコさんの努力の結果ですから――、 ( うらやむものじゃぁ、ない。 羨むくらいなら、わたしも努力すべきだ。 )  ―――― …、 ( おねぇさまの純粋さが、今は少し意地悪に思える。 微苦笑を浮かべて、 )  ――― そうなんですか? ( 確かめさせてほしい、というように。布団にのっていた手は、貴女の手にも伸び―― 叶えば、そのまま唇を落とそうか。 ) ( 落ちたかと尋ねた言葉は、そのための回りくどいやりとりだったのか、単に疑問だったのか、 ) [Thu 15 Apr 2010 23:10:03]
リコ > ( やめて、思い出さないで。 思考を読めたらそんなことを言っていたかもしれない。 リコにとって恐ろしく恥ずかしい黒歴史だった。 ) ええ、まあ……前はそうでもなかったですけど、鍛えてるからですかね、最近はあまり気にならなくなったですよ。 ( 痛いとか苦しいとか、そういうのを繰り返しているうちに麻痺してしまったのかもしれないが、割合便利なので気にしてはいない。 ) う…………うー…………。 ( やっぱり迷惑だったのだろう。 淡々とした言葉にそう思った。 でも、兼業ヒーローにコテンパンにされてしまうような、全然仕事のできていないリコにとっては身に余るような有り難いことだったのだ。 ) いや、あの、そんな無理に受け取ってくださらなくてもいいですよ。 ご、ご迷惑だったですよね。 ( 赤くなった耳に、怒っているんだと勘違いして。 ) いえ、そんな、大したことはないですけど。 ( ほんの一月程度だったから、そんなには落ちていない。 すぐに鍛え直せる程度だ。 すぐに、鍛え直さないと。 ) [Thu 15 Apr 2010 22:59:49]
キヨ > ( まぁ、以前はたのしいだとか、 可愛いだとか、 そンなことを考えるような雰囲気でも余裕でもなかったけれど。 今、改めて泣き顔思い出すとこう。 )  ―― 感じないんですかさむさ。 え、暑いのも平気なンですか? ( 単純に気になって問いを向けつつ、 )  ――― はあ、 ( お世話、 ) …お礼されるほど、お世話してない気がするンですけどねぇ、 ( 淡々としたことば。 貴女にとっては疑問に思って理由を求めるようなおせっかいも、わたしにとってこれは挨拶をするくらい当たり前で、 )  … ( 逆に、与えられることには慣れてない。 から、 透明な目は貴女を見ないまま、膝の赤に注がれて )( 耳がほンのり、おなじいろ ) …いや、 …いや。 ぅン、 …ありがとうございます、 ( 入院中ほぼずっと、貴女の手にあった赤。 貴女の思考を手繰り寄せ紡いでいた糸。 それを受け取るのが、なんというか、少し気恥ずかしい。 )  ――― 前よりちょっと落ちました? ( 筋肉。 細さを確かめるように布団の上を軽く撫でて、視線は貴女の腕に向かう ) [Thu 15 Apr 2010 22:50:01]
リコ > ( 無造作に伸ばされた手が、布団一枚隔てて足に触れた。 なんとなくそれを見やって。 ) [Thu 15 Apr 2010 22:38:21]
リコ >  ふぉおお………真っ向から否定されたですよ。 ( しかも真顔で。 なんだか完全に自分が間違っているような気分にさせられる。 あるぇ? ) むー………………はい? 私はあまり寒さとか感じないですし、折角お世話になったのですから、お礼にと思ったのですけれど……。 ( ご迷惑だったですか? 困ったように小首を傾げた。 喜んでくれるかなと勝手に思っていたけれども、駄目だったみたいだ。 まただ。 またやってしまった。 ) ええ、まあ………さすがに毎度毎度では申し訳ないですから。  [Thu 15 Apr 2010 22:37:45]
キヨ > 何言ってるンですか… ちょうたのしいです。 ( 真顔で。 ) 普通ですよ――― まぁ、 その、 えぇとー…、 ( 視線を逸らし、 ) … ( それは貴女の膝上の赤に落ちる )  … リコさんが御自分にと、作り始めたものではないンですかー? ( ケェプ。 困ったよな、曖昧な顔で首を傾げる、その視線は落ちたまま貴女には向けられない。 雪明けの遅かった今年はまだ肌寒い日が多いし、てっきり、 )  ぅや、そうなんですか。 ( ぱち、と瞬く。 わたしは今回しか知らないけれど、思った以上に常連さんなンだろうかと、 ) … ( 無造作に手を伸ばしてなんとなく、布団越しに貴女の足に手をおこうと ) [Thu 15 Apr 2010 22:31:04]
リコ >  わ、私みたいな筋肉だるま抱いたって、かたいですし、筋張ってるですし、楽しくもなんともないですよ! ( ぶんぶんと首を振る。 くっそう。 なんだか弱みを握られている気分だ。 勝手に弱っているのはリコだけど。 もしかするといつもツヤコさんをからかい倒していたバチなのだろうか。 ) ふ、普通、ですか、ねえ……? ( 少なくとも美人という評価は、リコにとって普通ではなかった。 最近どうも女性二人によってたかってオンナノコにされかけているが。 なにやら不穏な響きに、ぞわぞわと背筋が。 ) あ、いえ、さすがに入院中は、先生の目が痛いので、やってないですよ。 ( 既に叱られ慣れて、ちゃんと学習した後であるらしい。 ) [Thu 15 Apr 2010 22:22:52]
キヨ > 俺とk…じゃない、役得ですよね。 いいんですよおねぇさまならいつだって抱きしめますからむしろ今すぐにでも。 ( 素なのか、かわしているのか。 紡ぐ言葉はあくまで通常会話のノリ。 )  え? やだなぁ、このくらい普通じゃないですか。  ―― へぇ、 日曜日。 ( へぇ、 という音がなにやら愉しげな、不穏な響きを孕みつつ。 手元に手帳がないので、脳内メモ。 ) そうですか、良かったですね。 あ、もしかしてもう筋トレとかはじめちゃってたり? ( するンだろうか。 そして、やりすぎてお医者様や看護婦さんに叱られている姿までちゃっかり想像した。 ) [Thu 15 Apr 2010 22:17:50]
リコ > ( あぅん、なんという理解力。 ) うぇ!? え、あ、あああ、あれはっ! その……! ( あれは、大失態だった。 ああいうメンタルの弱さは克服しなければならないだろう。 …………まあ、メンタルというよりもはやお約束に近いかもしれないが。 ) う、うっぐぐぐぐ………! ものっすごく手玉に取られてる気がするです……! ( そうやってさらりと美人だとかいうのはリコの役目のはずなのに! ) う、えと、一応日曜日に退院する予定です。 [Thu 15 Apr 2010 22:09:32]
キヨ > ( おk、 ネコってことは良く理解した。 キヨ、おぼえた。 )  … ぇあ、 ( 呆けたような、妙な声が漏れた。 ぱちン、瞬いてケェプを見 )  …やだなぁリコおねぇさまってば。 こないだはかったじゃないですかー、 おねぇさまの両腕で。 ( 頬に人差し指をあてて、 ぅふふーとのたまうさまはなんともウザい感じ。 件の、泣いて抱きしめた時のことをいっているらしい。 ) ついてませんよ、 おねぇさまは今日も美人さんだなぁと思っていただけです。 ( なンていとも簡単に自然に。 傍らの椅子に腰を下ろし ) ―― で、退院日決まりました? [Thu 15 Apr 2010 22:04:52]
リコ > ( 割と中二病を引きずった鬱気質の永遠の十九歳である。 あ、あと基本パゥワーで解決する人種。 ) あー、いえ。 キヨさんに差し上げようと思ったのですが、目視だけで実際に計ったわけでもなかったので。 ( スリーサイズとかはわかるのだけれど。 某英雄に限ってはスリーサイズおよび身長体重座高手足の長さもろもろまで頭の中だが。 ) ……………? 私の顔が何かついてるですか? ( なんだかじろじろ眺められて、ちょっと居心地悪そうに。 ) [Thu 15 Apr 2010 21:58:18]
キヨ > ( こんなテンションのおかぁさま、すごくウザがられそう…! ていうかおねぇさまは思春期のおにゃのこってことですか。そこんとこぜひくわしk)  いいぇー どういたしましてッ、 ンン? 確認してないッて、羽織ってみなかったンですかー? ( 編むのに集中しすぎて忘れちゃったンでしょーか。 こてり、首を傾げて、 )  …… ( そのまま じぃっ… と、おねぇさまを見つめる。 主に顔、 というより、  目元、 )   … ぅふへ。 ( ぅン、 今日は泣いてない。 そンなことを確認して、表情を緩めた。 ) [Thu 15 Apr 2010 21:54:10]
リコ > ( でも。 でも、英雄になりたい、正義の味方になりたいといっても、結局何がしたいんだろうなあ、とは思う。 わからないから強く強くなりたいと思うけれど、未だに力の振るい方はわからない。 ) はあ…………………ッ!? ( 溜息をこぼすと、なにやら素敵に元気なヴォイスが飛び込んできた。 どきーん、ばくばくばく、と胸を押さえて。 ) え、えええええ、ご、ご機嫌ようですキヨさん。 いつもありがとうございますです。 ( ホットケーキサンド……………何とも胸躍るネーミングである。 少なくともその名前から想像できるのは至高の喜びだけである。 じゅるり。 しかしそれにしても、思春期の少年少女の部屋に突入するお母さんのようなテンションに、若干ドキドキと動揺しながらも、なんとか受け答え。 ) え、ええ、なんとか完成したのですよ。 サイズは確認してないですけど。 ( 完成しているのは形だけだった。 ) [Thu 15 Apr 2010 21:43:27]
キヨ > ( ノック? 大部屋にそんな気の利いたことできませんわたし。 今日もきょうとてノックより挨拶が先。 ) そろそろ退院日とか決まったンじゃないかなーとか思ってるンですがどうでしょう。 あ、今日の差し入れはホットケーキサンドにしてみましたよ! めっちゃふっくら焼けて自分でちょっぴり感動しちゃいました。 ( 一枚一枚丁寧に焼くの、ワリと時間かかるんですよほっとけぇく…! ちなみにホットケーキサンドっていうのは焼いたホットケーキ二枚の間にばたーとかシロップとか、はたまたチョコとか諸々挟んであるやつ。勝手に呼んでるだけで正式名称があるかなンて知りませんけど。 ) ( ぇへらと笑みを浮かべつつ歩み寄って、勝手知ったる感じでさくっと洗濯物と着替えを交換。 着替え持ってきたりなんだりはしていたけど、最近検査やら寝ている間やらで間が悪く中々会話の機会がなかった。 から、 というのでもないけれど。 静かに病室に響く貴女の呟きと対照的にテンション高め。静寂を打ち破る騒々しさで、 ) …あ、 完成したんですねケェプ! ( おめでとうございます、と両手をパン、と打ち鳴らす ) [Thu 15 Apr 2010 21:39:26]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『 御機嫌麗しゅう おねぇさまッ! 』 [Thu 15 Apr 2010 21:29:37]
リコ >  ……………………ツカサさんの言うとおりですねえ。 ( まあ、確かに年頃の女性として正しい思考ではないだろう。 だがリコにはいわゆる年頃の女性の常識と、自分とを結びつけることができなかった。 年ごろの女性として扱われるのは、少し照れるけれどうれしい。 嬉しいけれど、やはり少し違うのだ。 剣の鞘や柄を、色とりどりの宝石で装飾したって、それは剣の本質とは何も関係ないのだ。 リコはどうやっても剣だった。 女の子らしく振舞うことにちらと想いを馳せてみても、結局、戦うことでしか満たされないように思う。 強くならなければならないのだという想いが、リコも知らない深いところにあるのだ。 どんどん強く、もっと強く。 まだまだ足りないとぎらつくのだ。 ) [Thu 15 Apr 2010 21:25:34]
リコ > ( 完成させるつもりはなかった、などというわけではない。 だが出来上がってしまうと、達成感の後に訪れるのは手持無沙汰だという気持ちである。 もうすぐにも退院だ、と思うとどうにも気が急くらしく、普段よりも時間の流れがゆっくりに感じられてしまって、困る。 ) これを機に趣味に、とも思ったですけど………………。 ( やはり、落ち着いて腰を据えているのは性に合わないらしい。 出来上がったケープを眺めて、さてどうやって暇を潰したものかと考え込む。 こうして物を作っている間はそれなりに集中できていた気がするのだが、いざそれが終わってしまうとどんなふうに時間を過ごしていたのかがよくわからない。 殴り飛ばしたり蹴り倒したり斬りつけたりしているときのことは、割に鮮明に思い出せるのだが。 ) [Thu 15 Apr 2010 21:15:57]
リコ > ( 棒針を意味もなくかちゃかちゃと手の中で転がして、しばらくぼんやりと過ごしていた。 つい先ほどまでその棒針は毛糸を編み込む作業に従事していたのだが、いまはただ空をかくばかりだ。 ) うーん………………完成しちゃったです。 ( ベッドの上で上体を起こしたリコの膝には、赤い毛糸のケープが畳んでおかれていた。 いましがた完成したばかりのものだ。 最初こそ慣れない作業に手間取ったものだが、一度覚えてしまえば手先はそれなりに器用なのだ、それほどの苦労もなく出来上がってしまった。 まあ教本がわかりやすかったというのもあるだろうが、しかし…………完成してしまった。 ) [Thu 15 Apr 2010 21:05:43]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Thu 15 Apr 2010 21:00:33]
お知らせ > リコさんが退室されました。 [Thu 15 Apr 2010 01:28:15]
お知らせ > ツカサさんが帰りました。 『それじゃ、今度お茶でも付き合ってもらおうかな、なんてね』 [Thu 15 Apr 2010 01:27:53]
リコ >  うー…………まあそのくらいならありですけど。 ( うん、お茶会くらいなら、普通にできそうな気はする。 そんな風に考えたリコは、完全に侮っていた。 お茶うけ話にすら仕事関係の話題しかない根っからのワーカホリックな自分を侮っていた。 ) いえいえ、今日はありがとうございましたです。 [Thu 15 Apr 2010 01:23:59]
ツカサ > 色々もったいないなぁ…、たまには友人と気楽にお茶でもしてみるとかさ(退院祝いにそれくらあい付き合ってもらえればとか…)さて、報告だけのつもりが長居しちゃったね…(結局当人に頑張ってもらうしかないのだろうか、趣味とかも含めてとか) [Thu 15 Apr 2010 01:20:52]
リコ >  うー…………ま、まあ私には剣があるからいいのですけれど。 ( 結局落ち着くところはそういうポジションであった。 理想はともかくとして、現実の有り様は剣以外にはないようだった。 ) ( 結局イワシ教に関してはわからずじまいだったが、まあわからなくても困らないから構わないだろう。 ) うーん……………そうなるともう趣味なんかないですけど……。 ( 食べ歩きは趣味に入るのだろうか。 カロリーと出費を計算して最も効率の良いところを選んでいるのだが。  ) [Thu 15 Apr 2010 01:06:40]
ツカサ > 自信を持っていいと思うのだけどなぁ。女の子らしくない事くらい気にしたらダメだよ(他に魅力はいくらでもあると思うしとか…肌は美味しいものを食べて温泉に入ればいいとかお風呂大好きトキノミヤコ人はほざきますが)さ、さすがにイワシを崇め奉るわけじゃない、けど、さ…(一足飛びの理解の着地地点にある意味感心したけどっ。ともあれ臭いで悪い鬼をやっつけるって実際の説明をしようとして、冷静に考えるとそれもどーかと思った…結局うまく説明できず、無念後を頼む)趣味って実利を支えるものの事を言うのだろうか…(すべて一点の方向に集中しているのは無駄が無くていい事なのだろうけども…常に闘争に備えているようなこのレディに誰か潤いを…) [Thu 15 Apr 2010 01:01:23]
リコ >  う、うう…………きっとそれはあの、お世辞的な何かなのですよきっと。 ( だって肩幅広いし腹筋割れてるし剣ダコとかで手は荒れてるし、肌だって奇麗じゃないし、とうじうじ。 なぜか最近な女性からこう評価を受けているけれど、男性から美人評価を受けたことは、ゼロだ。 ) イワシ…………教? ( 理解を超えたのか、謎の宗教がここに誕生した。 ) う……………じ、実利主義なだけですから! 仕事に役立つスキルじゃないですか! ( ちなみに普通程度には料理や裁縫もできる。 遠征地で美味しいご飯を食べたり、ほつれた装備を直すために、だが。 ) [Thu 15 Apr 2010 00:50:58]
ツカサ > 見てる人はちゃーんと見てくれているんだよ(都合のいい解釈と言うなかれ、他の人もそう思っているのなら、やっぱりそー言う要素はあるんだと思うし。そう言う格好するのもいいと思うよ、と普段から男物のスーツの人間がほざく図)そこまで強力なものではないけどね、イワシの頭も信心から…って、わからないか(故郷の風習だけども、気休めでも効果があればそれでいいってのは同意)せっかくかわいい系の趣味に目覚めたかと思ったら、戦の準備だったと知った私のショックはちょっと言葉にできないよ…。頼むから他の人の前では言わないであげて欲しいな…(こんな被害に遭うのは私で最後にしてくれという切ない要望。多分当人はまったく気付いてないだろうけども、本当に罪な人だと思った) [Thu 15 Apr 2010 00:44:50]
リコ >  うぐ………………最近なんか女の人にそういうことを言われることが多いですけど……。 ( こういうストレートな褒め言葉は、ちょっと照れる。 ちょ、ちょっとくらいならかわいい服もいいかなーとか少し揺らいでしまう心。 だって女の子だもん。 ) うーん……? よくわからないですけど、結果的に敵とか泥棒とかの侵入を防げるのであれば構わないですよ。 ( 理解を放り投げたリコ。 そういうのだから、いつも運とかタイミングがことごとく悪いのかもしれない。 ) え゛。 あー、うー………ま、まあ確かに自分で作ることはないですよね、 お店で買った方が精度いいですし。 ( そういう問題ではないのだが、まったく理解していない馬鹿一人。 ) [Thu 15 Apr 2010 00:37:29]
ツカサ > そうかな? 自分が思っているより、素敵だと思うけどなぁ(格好いい系の格好とかが似合うのは当然としても、普段自分からは着ないものとか、新たな発見があるかも知れないじゃないと。女は度胸なんでもやってみるのさっ、とか。こちらは隙を見せたらどんどん踏み込んでいくよ、容赦なく突っ込みいれるがいいさ)…自宅を、要塞化するつもりなのかな? そうじゃなくて…えーと、ラッキーを集めて、アンラッキーを避ける…とか(どう説明しようとか、まず概念からして理解しがたいと思うから、一番単純な事をこう)今の一言で、一気にほのぼの空気が吹っ飛んだ気がするよ…。鎖帷子を自分で編まなくても…(どうしてそっち方面のベクトルに…と、心の中で涙したよ。絶望したっ!とか) [Thu 15 Apr 2010 00:31:54]
リコ >  …………いやいやいや! こんな筋肉飾り立てても面白くないですから! ( リコさんはおにゃのこをいじるのは大好きだけど、いじられると弱いのだ。 属性はヘタレ誘い受けだよ! ) 方位、ですか? ………………攻め込みやすさとか守りやすさ……? ( 風水という概念の存在しないリコにとって、方位などというものは即物的なものでしかなかった。 ) そうですね………あとはこれを針金とかで編めるようになれば完璧です。 ( 何を作る気なのか。 ) [Thu 15 Apr 2010 00:21:47]
ツカサ > ブティックに軟禁して<着せ替え人形にしてもいいのなら喜んで(笑顔と共に欲望をストレートに言葉にしやがりました。せっかく猫被っていたのにそっち方面ではあっさり地金が見えるダメ人間とか)そっかぁ…それなら、きちんと方位とかも見ておくべきだったかな?(むしろ、そっちが本職だけど…まぁ、お守りの八卦盤くらいはサービスしよう)へぇ〜、いいじゃない。退院するまでには、完成できそうかな(うん、普段とは違った時間を持つのは気分転換にも生活の潤いにもなるし…思ったより器用に編めてるなぁとか思ったりして。でもこれが活躍するのはだいぶ先になりそうとかは思ったけど言わない易しさ) [Thu 15 Apr 2010 00:15:58]
リコ >  うーん…………そのうち誰かにコーディネートを頼むですかね。 ( ファッションに気を使いそうな知人を思い出してみたが、なかなかよさそうな人間がいないのは、まともな知り合いが少ないからだろうか。 ) まあ、今回の引っ越しもある種そんな感じではあるですけれど。 ( 自分探しの引っ越し。 まさしく新しい生活を始めるノリだ。 まあ理想を追うというよりは理想を探している段階だけれど。 ) えーと…………………あ、そういえば。 ( サイドボードの毛糸の塊を見やる。 そろそろ完成しそうな、赤い毛糸のケープ。 ) 編み物を、最近始めたですよ。 [Thu 15 Apr 2010 00:06:28]
ツカサ > 場所柄スカートはお勧めできないけど、格好から入るのは結構意味があるからね(自分の男装?もある種のポリシーだし、見た目で印象はだいぶ変わるし、ハッタリは大事。さすがに甲冑姿を見たら言葉が出てこないと思うよ)自分探し…うっかり旅に出そうな響きだね。私は自分で勝手に自分の身の丈を決めてしまったからそんな悩みはないのだけど(まだ理想を追いかける情熱があると言うコトなのだろうかとかちょっと眩しく見えてしまいそうで)…さすがに私もいきなり盆栽でも始めろなんて無茶は言わないけど…何かない? この際だから始めてみるとか…(すっごいワーカホリックさんなのだろうかとか…かと言って自分も自慢できる趣味はなかったのでこれ以上何も言えなくなるわけで…) [Thu 15 Apr 2010 00:01:54]
リコ >  でも服装を変えるというのはグッドなアイディアですね。 さすがに動きにくいスカートとかはいやですけど。 ( 私服にしたって、制服と変わらないくらいかっちりしたものしかないし、ここらでイメージチェンジを図るのもいいかもしれない。 ……甲冑とかになりかねないが。 ) まあ自分に素直にっていうのは大事ですよね。 私の場合まず自分探しが必要かもしれないですけど。 ( 絶賛見失い中だ。 お客様の中に自分をお拾いの方はございませんかー? ) いやあ…………そう言われても困るですけど。 私、いわゆる趣味的なものとかはないもので。 ( 小物の類もない。 ぶっちゃけいまの部屋だってベッドと物置に、二人がけのテーブルを追加しただけだ。 ) [Wed 14 Apr 2010 23:53:35]
ツカサ > あらら? うーん、そうかぁ…残念(暗黒街あたりで流行ってるファッションの一つだったのだが、どうやらお気に召さなかったらしく。まぁ、普段と違った格好を色々してみるのもいいのではなかろうかとか、何せ自警団の制服姿と病院着しか見てないわけだし、見てみたいと言うのが本音)自分に素直が一番…でもそのせいでこんな根無し草だけどね(自分を抑えるのがイヤで組織に関わるのはやめた身の上なわけで)座って半畳寝て一畳…って、年頃の女の子がそれじゃおねーさん悲しいなぁ…(一応、そこまで削ぎ落としたものではないシロモノは見繕ってきた次第なわけで、使われ方はこちらの関与するところではないけど、ベッド一つとあと物置とかだとちょっと絶句できるかもしれない) [Wed 14 Apr 2010 23:47:30]
リコ >  ヴィノテークですか…………………却下です。 なんとなく癪に障るので。 ( 別に奴の正体だと決まったわけではないが、そうだと疑っている相手のファッションだ。 そのせいかものすごく嫌そうな顔で。 ) まあ…………派手かどうかはともかく、いい子ぶりっこはそろそろやめる予定ですけど。 月2万ちょっとなら、いまより安いですから問題ないですね。 究極的には一畳あれば十分な人種ですけど、そんな変わり種の方が逆に高いだろうですし。 ( 実際問題、家というものを寝て、物を置く場所としか考えていないような人種だ。 ) [Wed 14 Apr 2010 23:38:27]
ツカサ > それじゃ、格好から入るのが一番だね。良い所知ってるよ、ちょっと高くつくけど「ヴィノティーク」あたりで一式そろえておけば…まぁ、物乞いにたかられてうざったいと思うこともありそうだけど(なにせ専門でもないのがスラムでちょっと実地調査を兼ねて聞きまわった程度であるから、自分でやっても似たような結果は出せるだろうし、うん。ちょっと作業を肩代わりした程度ってところで)あんまり派手にやっちゃうと、目星つけられそうだけどね。ん、宿屋暮らしよりか気持ち安いくらいかな?(大体一月2万ちょっとになるだろうか…高くても3万はいかない。それなら宿屋で間借りすれば済む話なのだし) [Wed 14 Apr 2010 23:33:37]
リコ >  私も今後そういう道を歩いていきたいものですがね。 ( まあ好んで歩きたいとは思わないが、すくなくとも今回のようなことも自分で調べられる方がいろいろと楽だ。 まあもちろん、こうやって人に任せるのも楽と言えば楽だが。 ) んー…………………周辺の被害から考えて暗黒街よりの方がよさげですけど…………参考までにお値段をお聞きしても? ( まあ大体の範囲で構わないが。 物件のランクはある程度求めるが、大前提は予算だ。 ) [Wed 14 Apr 2010 23:25:21]
ツカサ > そう言う時こそ蛇の道は蛇ってね。後ろ暗いとか脛に傷のある連中ばかりだから(自警団ってだけで目の敵にしたり、逃げ出したりとか…さすがにそこまではなくても内心身構える連中の方が多かろうと)暗黒街ってわけでもないから値段も安めだしね(暗黒街は建物はある程度はしっかりしてるのが多いかなと、寝ている間に外から攻撃されて建物倒壊とか洒落にならないだろうしとか? ともあれ、比較的お値打ちな建物がある地域の情報をまとめたってレベルの報告になるか) [Wed 14 Apr 2010 23:21:38]
リコ >  うーん、私も警邏にはよく行ったんですがね。 基本好かれてはいないので。 ( まあ、警邏中の自警団員が好かれるというのもなかなかないのだが。 それこそ何の事件もないような平和な場所で平和な会話でもしていない限り。 そして生憎とリコは平和とは縁遠い。 ) ふむ、なるほど。 むしろその方が好都合ですね。 安さも重要ですが、現場に近いほうが楽ですし。 ( 殺しという言葉に眉をひそめるどころか、そんな返答を。 暗黒街より、というよりはジャスト暗黒街の方がいいかもしれない。 ………まあ、あんまり暗黒街に入りすぎると、どこかの組織の息がかかっていたりして面倒かもしれないが。 ) [Wed 14 Apr 2010 23:15:42]
ツカサ > 誰かスラムに詳しい人がいれば良かったのだけど…、私も安ワイン配って聞けるレベルの話だからね(どちらかと言えば安楽椅子探偵な我が身。護衛がいればまた違うのだろうけども、残念ながら金と力はなかりけり)泥棒やスリはスラムの方が気をつけるべきだね。こちらは、近所で殺しがあったりとかその程度かな?(だから、問題なしとかこちらもだいぶずれた返答を返しつつ…)他は淫売窟寄りとか…スラムのスラムじゃ本当タコ部屋みたいなのしかなくてね。 [Wed 14 Apr 2010 23:11:42]
リコ >  まあさすがに穴場とかまでは求めないですから、その程度でいいですよ。 ( しっかりと腰を据えるかどうかも実のところ定かではない。 一日中ほっつき回るような生活がデフォルトだし。 ) 暗黒街に、ですか…………ちなみに具体的にはどの程度治安に問題があるですかね。 さすがに週一で泥棒に入られるとかそういうレベルは無理ですけど。 ( まあ月一くらいなら、とか言っちゃうあたり一般市民としては微妙に感覚がおかしいかもしれない。 ) [Wed 14 Apr 2010 23:04:43]
ツカサ > 良さげなところは限られているとはいえ、あくまでざっと確認しただけで本格的な調査はまだまだだけどね(あくまでカタログスペックってレベル。もっとも式神さえ飛ばせられれば上空からも確認できるのは強みだけども。ありがとうと言いながら椅子に座って資料を手渡し)うん、そう考えるとスラムの中では一級品って事になるかなって。その中でも価格を抑えてとなると…暗黒街に片足突っ込んだようなところでいくつかお誂え向きなのがあるかなってね(無論、治安レベルに問題は出てくるけども、建物はまともとか痛し痒しだ) [Wed 14 Apr 2010 23:00:27]
リコ >  おや、仕事が早いですねえ。 最近は雨も多いですし、大変だったでしょう? ( もうちょっとかかるだろうと思っていたが、しかし仕事が早いのはいいことだ。 ベッドの傍の椅子をすすめて。 ) 清潔さ、ですか…………とりあえず掃除してどうにかなるレベルでしたらかまいませんですけど………。 ( さすがにモトが朽ちてたり腐って足りはどうしようもない。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:53:44]
ツカサ > (せっかくのんびりと時間が取れるのだから自分を見つめ直すのはいいかも知れないけど、こちらも雨が多くてあんまり仕事にならなかったとは言え、頼まれ事を投げっぱなすわけにもいかないし、何よりお世話になったレディからの頼み事なら尚更)一応、引越し先についていくつか目星をつけてきたのだけども、実際に住む人の意見も聞かないとと思ってね。(カチャっと扉を開けて、花束片手、幾つかの資料をもう片手と言ったところで、やぁとこちらも笑顔を向けて乗り込んでくるよ)一番重視したのは清潔さなのだけどね…。 [Wed 14 Apr 2010 22:49:57]
リコ > ( ずやずやと深く考え込んでいると、ノックの音。 ゆっくりと体を起こせば。 ) おや、探偵さん。 ( 実質なんでも屋さんだが。 ) こんばんはです。 今日はどうしましたですか? ( ちょっと苦労して表情を選んで、女性用のステキスマイルでお出迎え。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:45:40]
ツカサ > (スラムの寝床探しはいいんだけど、具体的な条件はまったく聞いてなかったわけで、一応目星を幾つかつけつつ依頼主のご要望にあわせてさらにふるいにかけないとならないわけで)こんばんは、もう寝ているかな? ツカサですけども(まぁ、まだ具体的にどこがどうとか報告できるほど調べてまわってないので申し訳ないのだけども、中間報告も兼ねてお見舞いにでもと言う訳です) [Wed 14 Apr 2010 22:42:18]
リコ > ( 輝きは大事だ、と思う。 暗い闇の底で一人で戦っていても、泥にまみれて孤独にあがいていても、胸に小さな輝きが一つあるだけで、人間は全身をやめないでいられる。 それは希望とか勇気とか誇りとか、そんな風に呼ばれる輝きだ。 ) ……………私はそういうものに欠けている気が、するです。 ( 勿論比べる対象は、ヤツだ。 ) 多分傭兵やなんかではない、ともすればただの俳優でしかねーヤツが、あそこまでやってる、です。 ( 装甲を身にまとい、鉄仮面で顔をかくし、持っていればそれだけで自警団に目をつけられる武装をし、危険地帯を駆け回って悪党どもに鉄拳をお見舞いする。 間違っていようが狂っていようが、それが輝きであることは確かだった。 流され続けて、結局なにも貫けていないリコには眩しいほどの。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:39:31]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『(ノックノック…)』 [Wed 14 Apr 2010 22:39:06]
リコ >  私のことは…………いったい誰が守ってくれたんですかね。 ( 誰も、だ。 自警団は市民を護る。 でも自警団を護ってくれるものはいないのだ。 事件解決に協力してくれるものはいる。 治安の維持に協力してくれるものも。 でもそれは、お金や経験や自分たちのことをどうにかしたいからであって、自警団を助けたいわけじゃあない。 ついには本当にセイギノミカタにだって見限られたのだ。 誰にも認められず、たった一人拳を振るうセイギノミカタに。 ) まあ………………そういうのを期待していちゃあ、ヒーローなんてできないのかもしれないですけど。 ( 立ち向かおうとするヒーローに、世界というものは善も悪も残酷すぎる。 だからこそ、彼ら彼女らの義憤なり何なりが輝くのだろうが。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:31:17]
リコ > ( 自警団が事件の処理をするのは当たり前のことなのだ。 誰かが助けてくれるさ、誰かがどうにかしてくれるさ、っていうその先の誰かが、自警団だ。 そりゃあ、助けようとするさ。 どうにかしてやろうとするさ。 それが自警団だ。 でも積み上げられた箱一杯の案件を処理している間に、また次の、そのまた次の箱が追加される。 それで手いっぱいになればなじられて、それで助けを求めればお前の仕事だと罵られる。 ) まあ、ただの愚痴ですから、だいぶ被害妄想はいってるですけど。 ( リコの目指したセイギノミカタ。 リコのあこがれた英雄たち。 そんな理想を求めるには、この世はリコに残酷すぎた。 そうしてそれを貫くには、リコはあまりにもちっぽけで弱かった。 怪人のようにはなれやしなかった。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:21:38]
リコ > ( 事件は、ただ殴り飛ばして黙らせればいいだけではない。 犯人や怪物は意味もなく理由もなく原因もなく現れたりはしない。 被害は単なる数字ではない。 全ては複雑に絡み合って、白紙に落とした絵具のように、滲んでぼやけて広がっていく。 最初の絵具が次の絵具に広がって、滲みは他の滲みと合わさる。 いくつもこぼされた色とりどりの絵具が、混ざり合って気味の悪い絵を作る。 それは全体でみれば、犯罪と言うたったひとつの絵。 けれども自警団はそれを要素ごとに調べていかなければならない。 どうして絵具がこぼれたのか。 どの絵具とどの絵具が混じった結果なのか。 ) ……………割に合わない商売ですよねえ。 ( そんなことしたって、誰も褒めてはくれないのだ。 絵具のもとを突きとめて、絵具がにじむのを抑えて、他の絵具への被害を抑えて、次からそんなことにならないように目を光らせて、でも白紙には戻せない。 だから、誰も褒めてはくれない。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:10:25]
リコ > ( 退院をあと数日に控えはしたけれど。 ) ………………事件解決、ですか。 ( 情けなく入院している間に、脳喰い事件は解決したらしい。 詳しいことはわからない。 その一報でさえ、気を利かせた看護婦が教えてくれたことなのだ。 調査に入る前に入院してしまい、退院する前に終わってしまった。 いや、終わったというには早いだろう。 犠牲者と、その関係者にとって事件は一生記憶に残るであろうし、自警団にとっても原因をどうにかしただけで終わりなのではない。 犯人なのか犯怪物なのかは知らないが、それがいったい何者であったのかを調べ、それを招く原因を調べ、同じことの起きないように記録に残していかなければならない。 ああ、それから、被害者とその遺族からの罵倒を受ける準備も。 ) [Wed 14 Apr 2010 22:00:40]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Wed 14 Apr 2010 21:51:46]
お知らせ > シャナさんが帰りました。 『とりあえずは、リハビリもしっかり終わらせなければ。』 [Thu 8 Apr 2010 23:02:30]
シャナ > ちゃんとした義足だけでも手に入ったら、かしら。 ( 片手でも戦いには復帰できる。元々あの男から貰ったこの剣は片手で扱う為の物であるし――動きは多少鈍るだろうけど。 ) ( ただまぁ、問題は資金をどうするかである。例の肌が黒く染まる病気もいつの間にか治っていたが、その間まともに動けず時間を大分ロスしたのだ。何かアルバイトでも探してみるべきだろうか、副収入で。 ) ………片手で出来る仕事なんてあるの? ( まずは退院する所からだが、副業を探すには大分また時間を使う事になりそうだ。 ) [Thu 8 Apr 2010 23:02:10]
シャナ > ――接点が無いからこそ、…? ( 別に心配しているわけじゃない、うん。 ただ、万が一夢のアレが正夢だったりしたらちょっと考えなければならない。何しろ夢の中じゃ殆ど敵わなかった、夢だからかもしれないが、あれ程の実力を実際に持っているかもしれない。 ) 考えてみれば一回も手合わせした事なかったわね。 ( 特に興味も無かったし、鍛錬は自分一人である程度出来て”いた”。 いや、今はどうか知らないけど。だからこう、手合わせする機会も無かった。 ) 一度くらい手の内を見ておく必要、あるかしらね? ( 誰に問うでもなく、天井を見上げて呟いた。まぁ、万に一つ本気で手合わせするような事にはならないだろうが。 ) [Thu 8 Apr 2010 22:53:24]
シャナ > だとしても、あんな現実はあっちゃいけないわよね。 ( 自警団員である自分が守る為の相手に剣を向けるなど――いや、理由はあったはずだ。えぇと、なんだっけ? ) ……くっだらない。 ( そもそも、あの男は自分が守ろうとしなければならない程弱い人物じゃない。多分。 いや、もしかするとそういう願いがあるからこそあんな夢を――、 ) って、なによソレ。 ( 我ながらバカっぽい考えだ。夢の中ならまだしも現実で何の夢を見ているのか。何故強くあって欲しいと願うのか、よくわからない。 ) 別にそんなつもりないし…! ( またこれだ、夢を見てから変に意識して、バカみたいだ。あの男と私、そんなに接点があるわけじゃないだろうに。 ) [Thu 8 Apr 2010 22:44:40]
シャナ > はぁ、全く。 ( 溜息も出るものだ、そんな今日。 リハビリを終えて自分病室に戻る際にふと思い出したのだ。先日見た夢のせいで、変な焦りが残っている。兎に角、最悪な夢だった記憶がいつまでも頭に残っていて本当に、 ) めんど…。 ( 再び溜息。松葉杖を片手に、廊下を進んでいく。戦闘を行える程まだ馴染んでいないし、馴染んだとしてもこの体では戦闘を行ったところでいつもの半分の実力すら出せないのは目に見えている。 ) 結末も、ある意味最低ね。 ( まさか自害するとは、馬鹿らしい。冷静に考えてみればあれは事態を悪化させるだけだ、自分の意思で動いていたならあんなに苦戦する事もなかっただろうに。 ――いや、そもそも現実にありえる事ではないか。理由は一つ、腕と足を一本ずつ失った自分の体にあるのは棒だ、ただ身を支えるだけに取り付けられた左腕と右足の義手義足。夢の中の自分はしっかりとした義手義足を持っていたが、あんなもの揃えるのにどれだけ時間と費用が掛かると思っている。 ) [Thu 8 Apr 2010 22:33:50]
お知らせ > シャナさんが入室されました。 『入院してから随分経つ、そんな中の一日。』 [Thu 8 Apr 2010 22:33:40]
お知らせ > リコさんが退室されました。 [Fri 2 Apr 2010 02:25:28]
お知らせ > レイン・パレットさんが退室されました。 [Fri 2 Apr 2010 02:22:42]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『ああ、お休み、いいですねぇ(此方は主戦力が二人、クリスティア滞在中である。)』 [Fri 2 Apr 2010 02:20:03]
リコ > ( 戦化粧、か。 なるほどそういうものもあるのか。 今後、自警団員という「キャラクター」を失う自分にとっての杖となるかもしれない。 仮面や化粧でなくとも、なにか、自分を定義するものが。 ) おや、もうそんな時間ですか。 お役に立てたならば幸いなのですが………。 ( まあ全ての情報は報告書にして団に提出してあるし、辞職した後も相談には乗れるけれど。 ) さじを投げる前に春の新人募集キャンペーンでもやったらどうですかね。 ………あ、それにしても有給休暇結局一度も取ってねーです………。 ( まあともあれ、いい時間だ。 おつかれさまでしたです、おやすみなさいです、と。 ) [Fri 2 Apr 2010 02:18:09]
レイン・パレット > 狂人などいう扱いも致し方なしか。ヒーローなど最初からどこにもいないというのに。 ( 所詮アイゼンリッターなどというのは偶像の存在だ。偶像はただ偶像であれば良かったというのに。 ) ……………仕事の虫な私とはいえ、厄介な案件ばかりが残れば時に匙を投げたくなるよ。一段落付いたら休暇を申請してやる。 ( 見舞いに来たら仕事が増えたでござるの巻。まあしっかり引き継がせてもらおう。 ) いや。有意義な時間だったよ。エリエッタさんの方もお疲れ様。 ( まあ引き継ぎの件でもうちょろっと話をして。それから私も帰ろう。帰って寝よう。ぐっすり寝よう。 ) [Fri 2 Apr 2010 02:16:11]
エリー > 戦化粧というのもありますね。 化粧一つで案外なりきれるものですし。 ( 実感の籠った話。 あの感覚を取り戻す為に一度リハビリした方が良いかもしれない。 素の私ではそう持たない。 あまりに向いてない仕事だ。 ) 結局そうして支持者が集まって出来るのが自警団だったり、政党だったりするんですけどね。 ( 成程、「ただのガキ」は言い得て妙か。 過程として社会人未満の行動という意味で。 ) …辞めるんですか? それは、残念ですけれど――― ( 美味い言葉が続かない。 御世辞にも美味い仕事だとは思わないし、これだけの怪我をしてまで辞めたいと思うのは普通だ。 彼女らは戦士でも狩人でもなく、武装した普通の人なのだし。 あまり込み入った所まで聞くのは失礼だろうか。 ) ――…あ、そろそろ遅い時間になってしまいますね。 身体に障りますし、レインさんも引き留めてしまって。 ( と、メモをしまって席を立ち、帰り支度を始めよう。 お見舞いと面合わせと意見交換、とりあえずそれだけでも出来たし。 運がいいのか悪いのか、今後を引き継ぐという人もそこに居合わせて。 ) [Fri 2 Apr 2010 02:08:19]
リコ >  まあ彼の場合は、仮面というよりアイゼンリッターであるということが大事なのかもしれないですけどね。 あの仮面自体が主張なのですよ、自分はセイギノミカタである、と。 ( 誰かの真似をするというのは、誰かと一体化したいという思想が働いている。 その強さや気高さを、自分のものとする、という。 アイゼンリッターをまねるものは、アイゼンリッターになりたがっているのだ、と考えるのは不自然ではない。 ……まあ、彼が「本物」だとすれば、真似というよりは架空の存在を現実化しようとしているのだろうが。 あれが民衆に支持されると自警団の権威は地に落ちるだろうから、いまのままの方がまだましである。 権威のないものには信用もまたない。 誰が夜警を見張るというのだ。 ) あーっと、ですね。 ( 引き継ぎ。 うん、まあリコも団員としてVHGに接するのはおそらくこれが最後だから、引き継ぎも兼ねて説明しておこう。 ) まあ退院し次第ですね、自警団の職を辞そうと考えているのですよ、私。 ですので、私の捜査していた件などの情報の引き継ぎ、ということです。 ( 勝手に引き継ぎ先にされた方はたまったものではないだろうが。 ) [Fri 2 Apr 2010 01:58:33]
レイン・パレット > そうすればその思想に同調する者も出るかもしれないというのにな。 ( まあそれはそれで思想犯という立派なテロリストだが。それでも味方もいない今よりはマシになっただろうよ。 ) いやそれはいいさ。私も鉄仮面の調査に関してはそれほど深く関わってはいなかったからな。 ( 私だって当然だが団の情報全部把握しているわけではない。細かい部分までは知らないのが自然であったろう。しかし個人的な執着―――か。 ) …………頭痛が増してきそうだよ。近頃は証拠がなくて二の足を踏む件が多すぎる。俳優相手に一物孕んだ駆け引きは、恐らく私では役者不足なのだろうな。 ( まあリコが止めた後の仕事はこっちで引き受けさせてもらうが、多分私が赴いても警戒させるだけに終わるだろうななんて。 ) ああ、それは――― ( ――本人がいる場で他人の口から説明するような事ではないかなと言葉を少し詰まらせた。 ) [Fri 2 Apr 2010 01:53:22]
エリー > 仮面を被らなければ良いんですよ。 それから、何がしたいのかはっきりと声明を上げる事です。 何をしたいか分からないから支持されないんですよね。 ( 結局どうしたいのか。 ここにいる自警団員達は兎も角、大衆は知らないのだ。 直接遭遇した人々だけが断片的に「殴られた」か「結果的に助けられた」だけであって、それがどういう理念に基づいた行動なのか、何をしたいのか、結局広まっていかない。 関係ない奴に殴られた、が半分、わけがわからないが兎に角助かった、が半分。 ) 普通の顔をしている人程何かを隠している人だったりします。 饒舌で、好印象な人なんかは特に。 ( やっぱり今度劇団を訪ねてみるべきだろうか? あまり警戒されると良くないし、自警団に任せた方が良い気もするけれど。 紛れ込んで、という手もある。 …最近どうにも演技に没入できないけれど。 ) 引き継ぎ、というのは? ( ふと、さっきから気になっていた言葉。 ) [Fri 2 Apr 2010 01:43:17]
リコ >  彼の理想は理想としては間違ってはいないんだろうですけど、まあ手段がいささか、ということですね。 ( ドン・キホーテと同じようなものだ。 どれだけ気高く、誇り高い騎士の精神を再現しようとしても、舞台が合っていないのだ。 ) ああ、はい、はい、はい。 カイン・グレイホーク氏ですね。 すみません、レインさん。 きわめて個人的な執着から、まだ引き継ぎしてなかったです。 ( さらっとそんな風に。 まあ報告自体はしているが、それは団への報告であって団員への報告ではない。 こういうとき捜査チームがないと困る。 ) 彼は捜査に置いて――とはいえ団も人手不足ですから、もっぱら私の中でってことですが――、いまのところただ一人の容疑者、ということになるですね。 ( あの視界の悪く軽くはない武装であそこまでの大立ち回りができる人間はそういない。 そしてあの演劇的な性格も考えれば、彼は最も疑わしい。 ) ……………とはいえ、肝心の捜査官がこのざまですし、なにより証拠が存在しないので踏み込んだ捜査ができていないのが現状ですね。 あ、私が負わせた怪我やなんかを頼りに訪ねていっても無駄だと思うですよ、レインさん。 あれも俳優さんですからね。 口は達者だろうですよ。 [Fri 2 Apr 2010 01:33:09]
レイン・パレット > 大体はリカルドが評した事が的確だろうな。つまりはただのガキなのだろうと思うが。 ( 細かに分析すればリコの説明は実に的を射ているか。私の発言はどうしても少し感情的になる傾向がある。 ) 手段が現実的でも方法は夢想家だろうよ。ロマンチストの革命家ほどに救えぬ奴はいない。 ( そうして潔癖を他者に押し付け、何よりそれを当然だと考えているのが奴の一番嫌いな所だ。話が通じないという言葉にそうだろうよと軽蔑に肩を竦めた。 ) カイン………?そうだったのかリコ? ( 私は彼とは一度面識があるだけだ。だからそういった点を知っているとしたら彼女の方だろう。 ) [Fri 2 Apr 2010 01:29:15]
エリー > ( 何だか「申し訳ない」ばっかり言っている私である。 腰が低過ぎても変に印象に残りそう。 気をつけよう。 ) …熱狂者ジエレーターみたいな人物ですね。 思い込みが強過ぎる人は他人の意見を最初から否定してかかりますから…正直、あまり言葉は通じないのかもしれません。 ( 何となく、想像できる台詞ばかりだった。 今まで聞いてきたアイゼンリッターの活動内容から想定できる人物像そのままの。 偏執的で、潔癖で、自分だけでなく他人にまで過剰な理想を期待するような。 一人一人の人間に各々の事情や生活がある事を計算から外しているのか、生活を犠牲にする事を当然と考えているのか。 ) あの、それ、なんですけれど。 以前、カイン・グレイホークという人のお話を少し聞いたと思うんですけれど、彼はどうなんですか? 劇団員なんでしょう? “ツァラトゥストラ”の。 ( 前々から頭の片隅にあった疑念だ。 彼はただの通報者にしては何というか、出来過ぎている。 出来過ぎているからこそ彼は本物になすりつけられているだけという可能性はあるが、カイン・グレイホークは誰に頼まれもしないでVHGに来たのだ。 ) [Fri 2 Apr 2010 01:21:13]
リコ >  別に仕事を持ち込むのは間違ってないですよ。 単に私がいる場所が間違っているだけですから。 ( 病院などと言う場所で別途に横になっているというシチュエーション自体がおかしいのだ。 まあ、戯言だが。 さて、アイゼンリッターの言動、理念、些細な癖、か。 ) そうですねえ。 言ってみれば彼はセイギノミカタ、をやっているわけですよ。 演じているといってもいいですね。 ( だいぶ狂っているように見えるが、その狂気も、狂っているふりなのかもしれない。 狂っているという役なのかもしれない。 ) やっていることは私と大差ないですけれど――悪党をぶちのめしてやるってのは――、ただ過分に示威的というか、見せつけるきらいがあるですね。 彼にとっては自警行動だけでなく、そうして正義が行われているというパフォーマンスも大事なのですね、きっと。 ( それが自分の演じるキャラクターを補強しているのか、周囲へのアピールなのかは不明だが。 ) その点、あー、レインさんもおっしゃってるですが、パワーオブバランスの姿勢で暗黒街に当たる自警団には敵意すら向けているですし、成果がはっきりと見えない治安活動はあまり重視していないようにも見えるですね。 ( 結果主義者と言うか、「目に見える」結果主義者と言うか。 夜警国家というものをちょっと調べてみたいところだ。 ) まあそんな感じで多分に演劇的というか、ああ、そうです、以前捜査のために見に行ったアイゼンリッターの劇、あれなんかうまくまねてると思うですよ。 ( まねているというか、本人ではないかと疑っているが、それが口には出さないでおこう。 ) ただ、手段事態は極めて現実的ですけどね。 玉石で足場を奪ったり、胡椒だの火炎瓶だの投げたり。 [Fri 2 Apr 2010 01:09:07]
レイン・パレット > ( 個人的な感情を抜きにしても私は鉄仮面の存在を是とはしない。あれはただ目の前の事しか考えていない愚者だ。馬鹿が力を持つ事ほど厄介な事例はない。 ) 怠慢だと罵られたな。犯罪者をスラム街方面に押し込み、それで街の治安を維持したつもりで悦に入ってる卑怯者だと。自警団はスラムや暗黒街を見捨てている。俺はそんな不条理は許さないし、それを看過しているお前たち自警団も許さない。……私が言われた事を大まかに意訳すればこんなところだったかな。 ( 出来るだけ客観的に事実のみを伝えたかったが、相手に大して少なからずの悪印象を持っているせいかそれは少し難しかったかな。 ) [Fri 2 Apr 2010 01:07:35]
エリー > ありがとうございます―――こんな所まで仕事を持ち込んで申し訳ありませんけれど。 ( アクセラレーター、という吸血鬼に関する情報が全く出てこないというのもある。 アイゼンリッターの線から何か小さなヒントでも出てくれば、もう少し背景や繋がりが見えてきそうなものなのだけれど。 ) 自警団批判を? 彼の―――身体能力や行動パターンはある程度聞いていますから今回はそんなに重視しません。 その、彼の言動とか、理念のようなものとか。 些細な癖みたいなものとか、こう、なにか、漠然として申し訳ないんですけれど。 ( 直接遭遇すればもっとはっきりと当人の一挙一動から人物像が見えてくるのだが、何処に行けば会えるのか見当もつかない。 ああ、芸能横丁に行けば「会える」といえば会えるのかもしれないか。 フィクションの彼に。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:56:02]
リコ >  ふむ………………。 ( まあ、別におかしな話ではない。 武闘派の自警団員一人がボロクソにされたというだけでも高い身体能力は窺えるし、プライドが高いような言動もあって、疑いがかかっているのだろう。 出来れば他の怪異にも目を向けてほしい、と一瞬思いかけたが、彼女らは吸血鬼専門のスペシャリストだ。 何事にも専門分野というものがある。 ) …………………まあ自警団云々を抜きにしても、私がいまのところあれと最接近した物の一人であることは確かなわけですし、お望みとあれば何でもお答えするですよ。 ( これから職を辞そうなどと考えている人間としてはコメントしがたいが、だからといって今後の発展を望まないわけではない。 協力は惜しまないだろう。 折角引き継ぎをしてくれるだろう先輩も、積極的であることだし。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:46:29]
レイン・パレット > なるほど。道理で。初見ではどちらの国の方なのだろうかと悩んでしまいましたよ。 ( 私も祖父がアマウラ系である為に四分の一…いや八分の一だったかな?とにかくアマウラの方の文化は人並みよりもしっている方だから。 ) 私たちとしても手をこまねいているのがお恥ずかしながらの現状でしょうか。……以前ならば兎も角、ああも声を大にして自警団批判を口にされては何かしらの手を打たなければいけないと思われます。 ( ―――吸血鬼ならばあの鉄仮面は血を吸いづらく不便であるだろうな、などと考えてしまう。しかし実際戦闘に至ったリコはどう考えているだろうかと視線を返そう。 ) その意見には諸手を挙げて同意しましょう。お互いが手を携えて連携を密にする事が出来るなら、それは実に効率も良くなる事だと思われます。 ( 志は違う方を向いていたとしても、自警団とVHGの間には手こそ取り合っても反目しあう理由はない。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:43:02]
エリー > あ、はい。 父方がアマウラ系です。 生まれも育ちもヴェイトス市ですから、あまり向こうには詳しくないですけれど。 ( 南の海側に多い姓だと聞いている。 そう多くはないし、気付かれた事に少し驚いた。 ) ええ、はい―――本来管轄から離れる話ですけど、どうも動向の気になる人物なので情報をもう少し集めておこうかと。 外堀を埋めるような話ですけれど。 ( どうも胡散臭い怪人だ。 最初の頃は奇特な人間で済んでいたが、最近の証言を聞くに、その能力といい、偏った言動といい、種族から見直さなければいけないのかもしれない。 吸血鬼だ、と言う気はまだ無いけれど。 ) ヒントは妙な所に転がっていたり、妙な所に繋がっているものだと思いますし。 前に言いました通り、自警団とVHGは連携を深めた方が良いと思います。 ( 大雑把なくくりとして、街の治安と衛生を維持する組織、として。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:25:27]
リコ >  やあ、これはどうもです。 部屋に花があるというのは心が華やいでいいものです。 麗しい女性の手によるものであれば、なおさら。 ( サイネリア、か。 花言葉は快活、喜びなどだったろうか。 ) …………ふむ。 ええ、確かにアイゼンリッターと衝突したですが…………それがなにか? ( 表情は困惑、である。 アイゼンリッターは暗黒街を騒がせている怪人だ。 だが、吸血鬼ではなかったように思う。 また吸血鬼と深いかかわりがあるとも聞いていない。 精々、アクセラレーターに関する証言を吐いたくらいだ。 同じような感想をもったらしいレインさんに、ちらと視線を。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:15:17]
レイン・パレット > エリエッタさんですか。嘉村……イエロティアの出身で? ( ふと名前の響きに浮かんだ疑問をたずねてみて。 ) レイン・パレットです。どうぞよろしくと申し上げておきます。 ( 挨拶をしておくVHGの方たちと親しくなっておくことは、仕事を円滑に進める意味でも利点になり得る。 ) ―――珍しいですね。VHGの方が興味を持つとは少し思っていませんでした。 ( 口を挟んでしまう形になるか。しかしつい胸の内に浮かんでしまった感想を口にする。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:13:58]
エリー > あ、同僚の方なら―――失礼します。 ( 自警団の同僚の見舞いだったらしい。 それなら聞かれて問題のある事はないし、意見を貰えるならそれはそれで良い。 もっとも入れ換わりのタイミングだったかもしれないけれど。 ) 入院されていると聞いてお仕事帰りにお見舞いに寄らせて頂きました。 ご容態が分からなかったので食べ物は控えましたけれど、お邪魔でなかったら。 ( と、まぁ、最初から仕事の話などするのも失礼な話。 花籠にあしらった紫のサイネリアをサイドボードに置いて前置き。 ) ―――アイゼンリッター、と衝突したとかで。 ( そのお話を。 ) [Fri 2 Apr 2010 00:01:47]
リコ > ( 扉を開けたのは女性だった。 姿を見て、改めて自己紹介されて思い出した。 クソ忙しくて胃の痛みをあの鉄仮面のヤローに移せたらなあとか思っていた頃にあった方だ。 ) ああ、お久しぶりです。 こちらは団の同僚の、レイン・パレットです。 どうぞお気になさらず。 ( と一応紹介して、 ) あ、レインさん、こちらVHGのエリエッタ・嘉村さんです。 以前VHGに協力を要請した時に担当してくださった方です。 ( とレインさんにも紹介しておく。 引き継ぎという訳ではないが、他ギルドに知り合いがいれば円滑にことも運べるだろう。 ) ええと、それで本日はどのようなご用件で? ( ただの見舞いと言う訳でも、なさそうだ。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:51:43]
レイン・パレット > だから違うと言っているだろうに。 ( ニコニコ。ビキビキ。 )( 笑顔で答えながらも額に青筋。……いやからかったり冗談ではなく真面目に答えているのか。ダメだ私には判断が付かない。 )( 手の中の火打石を弄くり。 ) ………感傷かな。まあそれと、気分転換や気持ちの切り替えには中々悪くないものだよ。 ( それなりに昔に逝った恋人が愛煙家だったからな。大して好きでもない煙草を吸うのが、割とそんな陳腐な理由だから自分でも困っている。 ) いや気にしないで欲しい。ただの同僚の見舞いだし、それもそろそろ済んだ所であったからな。 ( 会釈を返して―――特徴のない女性だ。ホワイティア?いやイエロティアか?―――ちょうどそろそろこの場を辞そうと考えていたからと。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:50:41]
エリー > ―――失礼します。 ( 面白みのない普通の言葉と共に普通の見た目の普通の女が扉を開ける。 イエロティア寄りのホワイティアハーフだが、どちらの極端な特徴も相殺されているような。 小脇に小さなカバンを提げ、小奇麗な服を着た若い女。 ) こんばんは。 あ、お邪魔でしたか…? 急な訪問になってしまってすみません。 ( 扉を開けて最初に感じたのは煙草の匂い。 ベッドの上に患者、そして脇に立つ人物を最初一瞬男性かと思ったが、そうではないようだ。 煙草と背の高さで勝手に勘違いした。 さて―――直ぐに思い出してもらえるかは怪しいし、自己紹介からか。 ) ヴァンパイアハンターズギルドのエリエッタ・嘉村です。 覚えていらっしゃいますか? 以前、ギルドで担当をしました。 ( 丁寧に挨拶をして、脇に立つ女性にも小さく会釈した。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:43:18]
リコ > ( ノックの音。 次いで声。 聞き覚えがある声だ。 だが馴染みのある声ではない。 はて。 誰だっただろうか。 一応返事はしたが。 ) うーん、違ったですか。 じゃあ肋骨は二本、手足は一本までで……。 ( 部位の問題ではない。 ) って、なんでそれで吸ってるんですかね? ( 好きでもないのに続ける必要はなかろう、と思う。 だからといってリコが好きで犯罪者の歯や骨をへし折っているわけではないが。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:34:29]
レイン・パレット > ( ―――ん、と浮きかけた体が新しい訪問者に少し止まった。それはどなただろうかという軽い好奇心からか。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:34:02]
レイン・パレット > ハッハッハッ。いやその通りだよ。うっかりしないよう気を付けなければな。 ( もふもふが気持ちいいという点はよく理解出来たかな。私も家の犬っころがふわふわのもふもふだ。 ) そうだな。似て非なるものではなくまるで違う物だと言っておこう。 ( うん違うからそれ、と笑顔で返して。 ) 実は今まで美味いと思った事は一度もないのだがな。重度の喫煙家の連中は良くこんなものを何本も吸えるものだと感心しているよ。 ( 半分程度も吸わない辺りで携帯灰皿を取り出し、その中に放り込む。―――まあそんでもって立ち上がろう。元々私にとっても軽い気晴らしの意味の見舞いだ。長居をする事もない。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:31:25]
エリー > ( 珍しい客、と。 少なくとも今まで訪れた事のない訪問者がふと、遅い時間に病室の扉をノックする。 リカルド・アンブロッジオとは面識はあるが、そう強く印象を残すような人物でも無い。 服装や髪形でも変えられれば直ぐには気付けないかもしれない、程度の。 ) こんばんは、夜分遅くにすみません―――。  [Thu 1 Apr 2010 23:30:54]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『Unique visitors』 [Thu 1 Apr 2010 23:26:40]
リコ >  HAHAHAHAHA、ベッド上の患者さんへのおさわりは駄目ですよレインさーん。 ( まあ既製品の方が大体質はいいけれど、編み物は自分で色や形も決められるし、サイズも融通がきく。 着々と出来上がってくるのはなかなか感慨深いものである。 あと編んでる時もふもふして気持ちいい。 ) はあ…………ポリシーみたいなものですか。 私もとりあえず、前歯は二本、奥歯は一本までで殴るのやめるようにしてるですよ。 ( ぜんぜん別物だった。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:18:47]
レイン・パレット > そうかそうか。若いとはいい事だな。羨ましいよ。あまりの羨望に怪我人だという事を忘れて思わず手を出したくなってしまいそうだ。 ( そういった家庭的な事は不向きだ。編み物も面白さがわからない。わざわざ編まずとも買ってしまえばいいだけの事じゃないのか? ) 一日一本。嫌がる人の前では吸わないと決めてしまっているのでな。 ( それじゃ遠慮なく、と煙草を一本取り出し、火打石でそれに火を付けて。 )( ふぅー )( ――――深く吸い込み、そして吐き出した。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:14:42]
リコ >  やーですよぉ、レインさん。 レインさん風に言うと無聊を慰めるってやつじゃーないですかー。 ( 若さゆえに過ちはあるかもしれないですけど、などと軽口を。 まあ手慰みというか、退屈を紛らわすのに編み物などをやっているけれど。 あれはあれで存外に面白い。 ) あれ、レインさんって喫煙者だったですか。 別に問題ないですよー。 ( はるか未来の病院であれば問題かもしれないが、この時代さほどの問題でも、ない。 ) [Thu 1 Apr 2010 23:06:16]
レイン・パレット > その一晩のおともの使いよう如何によっては少々入院を長引かせるような事になってしまうかもしれないが…心しておけよ。 ( 踊れや踊れや道化共―――なんてのは誰かが言った言葉だったかな。 )( 少なくとも私もそれに深く踏み込む事はない。ただいつも通りに下世話なネタには厳しく、基本的に涼やかなレイン・パレットのままだ。それ以上もそれ以下もなく。 ) ………なあリカルド。煙草、少し吸っても構わないだろうか? [Thu 1 Apr 2010 23:00:39]
リコ >  あー、いえいえ、来てくださっただけでありがたいですともー。 レインさんのその涼やかな声だけで今夜一晩のおともになりますですよー。 ( 見られたのか。 態度から察したけれど、別にそれを口にすることもない。 そんなのは話題にふさわしくない。 いつも通り軽口をたたいて、楽しいひと時を過ごせばそれでいいのだ。 人はみな役者、世界は舞台。 けれどこの楽しいという気持ちは演技などではないのだから。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:49:32]
レイン・パレット > ( 可哀想だけど次の日には店先に並んでいるのねっていう目だったに違いない。 ) ――――― ( ―――だったのだけれど。 ) ―――済まないな。今日は仕事の終わりに偶々寄っただけだから、生憎とお前の不聊を慰めるような土産も何もない。 ( 扉を無遠慮に開けてしまった際に一瞬見てしまった。その何者でもない彼女の呆けた顔。そしてすぐに浮かべたその常の笑顔。私は手ぶらで来た事を謝罪しながらそっと椅子に腰掛けようとするだろう。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:45:46]
リコ > ( そのキャラクターというものが、ばらばらになってしまったようなここちだった。 探れど探れど見当たらない。 自警団という組織の中で、固まりつつあったキャラクターは、無理に力を入れた結果またぐずぐずと崩れてしまった。 ) …………………私は…………誰かにならないと………。 ( 支えが必要だった。 頼りない杖のようなものでも。 灯りが必要だった。 消えかけた蝋燭のようなものでも。 ぐずぐずと考えていると、不意にノックもなしにドアが開いた。 ついでに罵声と家畜小屋の豚でも見るみたいな冷たい視線。 ) ええと………………。 ( レインさんである。 なんだったか。 表情は。 そうだ。 スマイル。 ) ―――いやぁ、入院してこっちずうっとベッドの上ですから、ちょっと暴れ足りない気分なのですよー。 ( とりあえず。 とりあえず、いまのところはまだ自警団員リカルド・アンブロッシオだ。 終えるまで演じ切らなければ。 女性には素敵なスマイルを。 同僚には軽口を。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:35:30]
レイン・パレット > ( 取り敢えず私ことレイン・パレットは、先程から廊下まで聞こえてきた彼女の叫びに遠慮なく扉を開けて、それはもう冷たい視線と声を浴びせかけてやるとしよう。因みに今日は手ぶらである。巡回も終わりに差し掛かったころ、ちょうど病院の近くを通る事になったので顔を見にでも寄ってみる事にしたのだが……… ) 随分とまあ欲求不満が溜まっている事だなリカルド。 ( ………ぶっちゃけあんなセリフが聞こえてきた時、見舞いとかアホらしくて帰ろうかと思いました。ええ。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:31:29]
お知らせ > レイン・パレットさんが入室されました。 『この変態がっ。』 [Thu 1 Apr 2010 22:26:02]
リコ > ( がばり、と頭を抱えてうずくまり…………溜息。 のろのろと体勢を直し、長くため息をついた。 ) まあ………………実際問題別にそこまで酷くはねーですけど。 ( やれやれと肩をすくめて、乱れた髪を直す。 剣が恋しくなったのは確かだが、別に中毒と言うほどではない。 見失いかけているキャラクターをここらでなんとかテコ入れしてみようと思ったのだが、どうにもだめだった。 キャラクター………それは大きな問題だった。 怪人に敗れてからこっち、リコは自分のキャラクターを見失いつつあった。 誰もが人生という舞台で無意識に演じている、いわば神から与えられた配役。 学生、傭兵、犯罪者、そしてたとえば自警団員。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:25:18]
リコ >  くぅううう………! 自分の体の一部を奪われた気分ですぅ……! 腰の重みがねーと落ちつかねーのですぅ………腰の突起物がぁ………! 言ってみればアレって私の象徴的なブツすなわちシンボルじゃねーですかぁ………! 私の私が奪われちまった気分ですぅ……! 雨の日なのに傘がないような夜なのに灯台が見えないようなそんな心もとなさをひしひし感じるですぅ………! ( 一応言い訳させていただくと、一切卑猥なニュアンスはこもっていない、心からの叫びである。 だがもしも検閲にかけられたならば、色々と表現を変更せざるを得ないようなそんな叫びでもあることは確かであった。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:15:05]
リコ >  ぐふぅ………! 何か斬るとか殴るとかそういうのはいいですから、せめて持つだけでも………くふううっ……! 棒針とか枕とか棒状のお菓子だとかバナナだとかそういうのじゃだめなんですぅ………! もっと重くて硬くて手に馴染んだ鉄の塊じゃねーと駄目なんですぅ……! もうあの鉄の塊じゃねーと我慢できない体になっちゃったですぅ……! ( キャラクター的にも公共の場的にも情操教育的にもいろいろとまずいもだえ方である。 刃物に飢えた犯罪者と大差ない乱れっぷりである。 ) [Thu 1 Apr 2010 22:05:26]
リコ > ( 剣を持ちたい。 剣を振りたい。 剣を振り回したい。 駄目ならばせめて長十手の方でもいい。 持つだけでもいい。 うおー。 ) くふぅ…………! 確かにいつもいつでも最近では寝るときでも剣を持ってたですけどまさかここまで中毒になっているとは………うごご……! ( なんだかすごく落ち着かない。 腰に重みがないのがすごくいたたまれない。 棒針とかそんな軽いものではこの体はもう満足できないのだー。 ) うう…………け、剣を振りたいです………! 一心不乱に剣を振りたいです………もはやこの渇きは剣を振らねば癒せぬですぅ………! ( 完璧に病気だった。 病院にふさわしい姿だった。 ) [Thu 1 Apr 2010 21:55:08]
リコ > ( うう………。 ) うううううう…………。 ( 棒針を持つ手が震える。 丁寧に編んできた赤の毛糸の複雑な集合体をもふもふと手慰みに揉んでも、震えはなかなかおさまらなかった。 ) はわわ、はわわわわ………! ( まずい。 これはまずい。 入院してからそんなに経っていないはずなのに、こんなになってしまうとは。 これは予想外だ。 がたがたがたがたがたがたがた。 ) け…………けんをもちたいdeath………! [Thu 1 Apr 2010 21:45:30]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Thu 1 Apr 2010 21:41:57]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『( 思考はどこまでも走って行った。 )』 [Wed 31 Mar 2010 22:50:49]
リコ > ( 奴のあのふざけた仮面に一発叩き込んで、この私を、このリカルド・アンブロッシオというものを覚え込ませてやりたい。 それはひどく原始的で、幼稚な考えだった。 ) 落ち着け…………落ち着くですよ…………。 ( 努めて冷静になろうと、リコは編み目を数えた。 ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、ななつの次は何だっけ。 ひどく頭痛がする。 大事なのはそんなやつのことじゃない。 これからどうやって挽回していくかだ。 自由と、平和と、安全と、正義と、それらをいっしょに護るために。 いまの自由主義じゃ安全と平和は守れそうにないのなら、何かが必要なのだ。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:50:13]
リコ > ( この執念は抑えがたかった。 あの男は間違っている。 あの男は狂っている。 あの男は危険だ。 そういう理性的な諭しではなかった。 ) あの野郎…………あの野郎、私を見てねーです……。 ( それはひどく暴力的な感情だった。 真正面からぶつかり、牙を突きたててやった。 ……そう思っているのはリコばかりで、この愚かしい少女は壇の下で一人踊っているだけだった。 同じ舞台にさえ立っていなかったのだ。 リコは最初から最後まで自警団の一人だった。 奴にとって評価に値するような人間ではなかったのだ。 自警団の中でも変わり種、という程度でしか、ない。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:40:11]
リコ > ( 頭に浮かぶのは、視線だった。 リコはそいつの目を見たことはない。 そいつの顔も知らない。 だが、仮面越しのあの視線が、ふとした時に脳裏をよぎるのだった。 その度にリコは、思考も編み物もほっぽって、じっと耐えなければならなかった。 何かが音を立てて破裂するのをだ。 ) …………自警団として、あいつを見返せたのならば、それがベストなのかもしれないですけど。 ( あの怪人に対する執念は、自警団としてのプライドを大いに上回っていた。 あの目が。 あの目が、あの目がリコを責めるのだ。 ああ、あの目をくりぬいてやったらどれだけ気分がいいだろうか。 そんな恐ろしいことを考えている自分にぞっとすることもざらだった。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:31:03]
リコ > ( 退院し次第、団には進退届を出すつもりだ。 そこでどういう判断が下されるかは団次第だが、それがどうであるにせよ、近いうちに自警団の職は辞すつもりだ。 理由は、と聞かれると少し困る。 文面上は、この度の責任を取って云々とするつもりではあるが。 ) うん………………むしろ無責任だとか言われそうですけど。 ( このクソ忙しい時に、と。 だがリコとしてはもう、だめだ。 もう無理だ。 疲れてしまった。 憑かれてしまった。 多分、見た目や態度にはでていないだけで、リコもだいぶ狂ってきているのだろう。 奇麗にかちこちかちこち針を進ませるには、リコは少々いろいろなものにつかりすぎた。 あちこち錆ついて、いやな音ばかり立てる。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:20:43]
リコ > ( 折角ゆっくりと休む機会ができたのだから、身も心も頭も休むべきだ。 そう口には出していったけれど、ただ安然と休んでいることはむしろ苦痛ですらあった。 考えたところで、思ったところで、事態は発展しないしなにも変わりはしないとわかってはいたが、モチベーションを保つにはそれがベストだった。 ) まあ……………いつまでたっても落ち着きのねーガキだってことなんだろうですけど。 ( わかっては、いるが。 編み目を増やしながら考えることはいくらだってあった。 例えば目玉泥棒。 例えば死霊術師のものらしいアンデッド。 例えばリコを襲った謎の集団。 例えば今街を騒がせる脳喰い。 例えばアイゼンリッター。 そしていま最も現実的なトピックは、これからのことだ。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:11:49]
リコ > ( 編み物に関する一式をお借りしてから、リコは日がな一日編み物に没頭することにしていた。 見舞客や、医師や看護婦が来る時はそれも中断したが、それがない時は殆どずっと棒針をくっていた。 最初はうまくいかなかったこれも慣れて来るとなかなか面白いもので、早く完成させてみたいと熱中している、というのは嘘ではなかった。 けれど全てでもなかった。 整然と並んだいままでの編み目と、かっちりと組みあっていく手元の編み目は、それを眺めていると思考もまた正しく、行われていく気がした。 雨音のノイズも気にならなくなるくらいに、それは素晴らしい思考の補助具だった。 有り難い杖だった。 ) [Wed 31 Mar 2010 22:01:03]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Wed 31 Mar 2010 21:55:01]
お知らせ > リコさんが帰りました。 [Tue 30 Mar 2010 23:22:38]
リコ > ( 上半身を拭き終えて、少し考えてから、上を着直してから下を脱いだ。 ここから先の描写に関しては、割愛させていただく。 強いて言うならばこのフェーズに置いてリコは唯一自分の筋肉を前向きに見ることができた。 ) ……………カモシカみてーな足です。 ( 前向き………前向き、だ……! 頑張ってひねり出した前向き………圧倒的前向き……! 全身の汗を拭き終え、服を着終えると、なぜか知らないがひどい脱力感があった。 ひとりむなしく、布団にもぐると、なぜだか泣きたい気分になった。 負けるなリカルド・アンブロッシオ。 お前のライバルは、イケメン俳優だが。 ) [Tue 30 Mar 2010 23:22:36]
リコ > ( 少しげんなりしながら、お腹をぬぐう。 立て横に薄く割れた腹筋。 横腹の側筋。 畳んでいたタオルを両手で広げて、背中にまわして拭く。 見えないが、多分背中も筋肉。 一応表面にはうっすら脂肪があるけれど、機能性以上のものをそこに見出すことはリコにはできなかった。 ) ふくよかでなくともいいですけど…………せめて……せめておしとやかな……! ( 理想と現実は、遠い。 ファンタジーのように、かわいらしい女の子が大剣振り回すとかは無理なのだ。 あんなバカみたいな鉄の塊二本も引っさげて歩き回るには、筋肉が一番現実的なのだ。 そして筋肉がある限り、理想には届かない。 アンチファンタジー・マッスル。 理想と現実の妥協の末がこれである。 ) [Tue 30 Mar 2010 23:12:04]
リコ > ( 一応ベッドにはカーテンがついていたが、どうせこの部屋には自分ひとりだと気楽に考えて、もそもそと上を脱いだ。 割れた腹筋が誇らしく、恨めしい。 タオルをぬるま湯に浸して堅く絞り、首元から拭いていく。 盆の裏のあたりにじっと押し付けると、体が少し温まる気がした。 鎖骨のところの汗でじめっとしたところをくぼみに合わせてぬぐい、わきの下を気持ち丁寧にぬぐう。 肩から指先にかけてすうっと流すように拭き、指先はもむようにして温めながら拭く。 胸はせめてと思い持ち上げるようにしてみたが、そもそも持ち上げるものがなかった。 谷間もできない。 色には自信があったが、見せる相手もいなかった。 ) [Tue 30 Mar 2010 23:02:23]
リコ > ( しばらくそうして雨を眺めていると、なんだか寒気がした。 それはそうだろう。 こんなに汗をかいているのだ。 さすがに雨が降っていると、病室の中も冷える。 いくら布団にもぐりこんだって、汗だくでは凍えてしまう。 とおりかかった看護婦に盥に水を一杯頼むと、親切にもぬるま湯を持ってきてくれた。 ちょうど沸かしていたのだろう。 ついでにふいてくれるとも提案してきたが、丁重に断っておいた。 怪我をしているときの体を見られるのは診察の時だけで十分だ。 危険な仕事ばかり首を突っ込むリコがけがをするのはしょっちゅうだったが、その怪我を好んで見られたがるわけではない。 ) [Tue 30 Mar 2010 22:52:05]
リコ > ( ひどく汗をかいていることに気付いたのは、まぶたにしずくがかかってからだった。 一度気付くと、ひどくわずらわしい。 何処か痛みがあるわけでもなく、肺の怪我が悪化したようでもない。 ただ、ひどく気分が悪かった。 悪夢を見ていたような気がするが、思いだそうとすると頭痛がした。 ) ………………この雨のせいですかね。 ( 雪がやんで、しかし表は雨が降るようになった。 鼓動が落ち着いてくると、雨の音と臭いが感じられた。 ぱたぱたぱたぱたと窓を強く叩いている。 夢の中でもそんな音を聞いていたように思うから、やはりこの雨のせいだと思う。 ) [Tue 30 Mar 2010 22:42:34]
リコ > ( 呼吸することが大事だ。 息を吸って、息を吐いて、また息を吸って、また息を吐いて。 リズミカルに、リズミカルに。 でも焦っちゃいけない。 普段の呼吸を意識するんだ。 苦しくなるような呼吸はいけない。 アンダンテ、けれどアニマート。 息をするってのは生きてるってことだ。 ) ―――すっ………はあ………! ( すさまじい息苦しさだった。 呼吸が乱れて、息の仕方を忘れかけた。 それを必死で整えて、頭の中で口うるさい指揮者のようにわめきたてて、どうにかこうにか落ち着かせた。 辺りは静かで、自分の鼓動ばかりがうるさかった。 そして開けた視界に白い光が差し込んだ。 ……うたたねしていたようだった。 ) [Tue 30 Mar 2010 22:32:05]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Tue 30 Mar 2010 22:28:04]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Mon 29 Mar 2010 23:14:22]
君影 > (取り敢えず退院してからの事をそろそろ考えておくか。もし仮に飛燕に残れたとしても、元から少ない収入が更に激減する事は目に見えている。それから義肢。しかしこれは蜷に任せておけば良いかな。そういったのにこっちは疎いし。しかしとにかく金策をどうするか―――) …………まあしかし今はそれより。 (退院したあとの何々よりも、催している尿意をスッキリさせる事が優先である。女子トイレに到着っとな。) [Mon 29 Mar 2010 23:10:35]
君影 > 毎日お疲れ様。ありがとね。 (黒猫に話し掛ける時の表情は常に柔らかい。手足を失い汚されて、また新しいトラウマ作った主人の心を落ち着かせようと黒猫はずっとべったり。周りの人のお陰もあって、表面上は回復しているように見えるだろう。) [Mon 29 Mar 2010 22:55:55]
君影 > (いざとなったら人を呼んで貰う為に、私の傍には黒猫が並んで歩いている。非常に賢く可愛らしく愛らしいリャンと名前の黒猫だ。あの家にいた時からずっと一緒にいる私にとってかけがえのない大切な存在。) 眠いのリャン? (くぁっと口を開けてアクビしている様子に微笑みを浮かべて訊ねてみる。黒猫はなーごとそれに肯定の返事をしていて。) [Mon 29 Mar 2010 22:37:06]
君影 > (取り敢えず松葉杖で歩ける程度にはなったか。病院の廊下をゆっくりと進んでいきながら、この事で私は心の底からのホッとした吐息を口から出した。) (取り敢えずこれでようやく尿瓶の世話にならずに済む。潔癖の気がある私には、他人に下の世話をして貰うのに忸怩たる思いがあった。) [Mon 29 Mar 2010 22:24:31]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『――――……ふぅ。』 [Mon 29 Mar 2010 22:18:09]
お知らせ > リコさんが退室されました。 [Fri 26 Mar 2010 21:46:43]
リコ > ( そうしてゆっくりとほぐしていった後は、今度は自分で編んでいかなければならない。 自分がどんなふうにからまって、まじりあって、まだらのひもになったかを知った上で、これからどうしていきたいのか、どうすべきなのか考えて、新しい形を編んでいかなければならない。 それがマフラーになるのか手袋になるのか、セーターになるのかケープになるのか、はたまたまたこんがらがった毛糸玉になるのか、それはまだ分からない。 だがここが一つの転換点なのだ。 どこまでもこんがらがってほどけないままなのか、やけになって暖炉にくべてしまうのか、それも含めてよくよく考えなければならない。 ) ( 窓の向こうでまた猫が鳴いた。 ) [Fri 26 Mar 2010 21:46:40]
リコ > ( 毛糸玉の中に一本混じった赤い糸。 絡まったそのまだらのひもを解くのが探偵の仕事だそうだけれど、リコも自分の人生という毛糸をほぐしていかなければならないようだ。 自分のスタートだけが大事なんじゃない。 自分がどうやってからまって、まじりあって、まだらのひもになっていったか。 大事なのはほぐれた糸がどうとかいうんじゃない。 大切なのはぐるぐるぐるぐる巻かれていったその毛糸玉が、まだらになったひと固まりが、リコだということなのだろう。 ) ………………まあ、そうやって考えるだけならいつものことですけど。 ( 大抵は考えないようにして走って行った。 今度は、少しゆっくりしてみようと思う。 有給休暇は結局、辞表を用意するまで取らなかったけれど、今度は長いバケーションを、取ってみようと思う。 ) [Fri 26 Mar 2010 21:36:13]
リコ > ( と、いうような特になんという訳でもなくのんびりとした時間を過ごした後、あらためて編み物を続けてみた。 やはり左手が自由に動かないので、なかなかうまくいかないものだが、そろそろ手が動きを覚えてきたのか、まだ編み目は不揃いながらも、割と手早く編めるようになってきた、気がする。 手元で編み物が進んでいくにつれて、毛糸を引っ張られた毛糸玉がころころとシーツの上を転がっていくのだが、その様がなんだか、小さな動物があっちにフラフラこっちにフラフラと動き回っているようで少しおかしい。 くるくるころころふらふらと、いまはまだそんなに顕著ではないが、だんだんと小さくなりながら転がっていく。 絡まり合った球をほぐして、一本の糸に整えて、複雑に編み込んでまた別の形にしていく。 編み物というのも初めての経験だが、なかなかに面白くはあった。 こうしてほどけた糸のまっすぐな形を見ていると、いったいどうやってこれがあのまん丸い球になるのかと思えてならない。 ) [Fri 26 Mar 2010 21:26:18]
リコ > ( 猫が毛糸玉で遊ぶ理由がわかった気がする。 編み物の続きをしようと手に取った毛糸玉を取り落としてしまい、コロコロと転がしているうちに、なんとなく膝の上でちょいちょいつついていたら意外とこれが楽しかった。 こんなことをしていたら猫にでもなってしまうのではないかと思っていると、窓辺で猫がにゃあと鳴いた。 見やると花瓶に活けられた花にじゃれつくようにぶちの猫が窓からのぞいていた。 しばらくその遊ぶ様を眺めていると、飽きてしまったのか視線に気づいたのか、そそくさと窓の向こうへと姿を消してしまった。 ところでここは何階だっただろうか? ) [Fri 26 Mar 2010 21:16:29]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Fri 26 Mar 2010 21:11:20]
お知らせ > メリアさんが退室されました。 『 今後の準備の為に、今後の計画を頭に書き示しながら帰路に着く。 』 [Fri 26 Mar 2010 02:47:34]
お知らせ > リコさんが帰りました。 [Fri 26 Mar 2010 02:46:34]
リコ >  ふむ……………ならばそれこそ、ですね。 ( 生憎と、自警団に入ってから数年、誰かを傷つけたことはあっても、誰かを救ったことはない。 正義の味方になるにはどうも……いつもタイミングが悪い。 よしんば誰か感謝するものがあれど、それよりは痛烈な批判を受けたばかりだ。 自信を喪失するには十分なほどの。 ) 楽しみにしているですよ。 それでは、おやすみなさいです。 [Fri 26 Mar 2010 02:46:32]
メリア > これは個人的な意見ですが…。 ( 一つ、間を空ける。 ) セイギノミカタというのは、自分でなれたなれなかったではなく、誰か一人にでも感謝されてこそ…そう呼ばれるのではないでしょうか。 ( 何も戦う事がセイギノミカタじゃない、というのが率直な考え。誰かの手助けになれる人物――それがセイギノミカタなんじゃないだろうか、と。彼女の夢見るセイギノミカタがどんなものかなんてはっきりと判っては居ないのだけれど、ようは困っている人を助けられるような人が、そうなんじゃないだろうか――それが個人的なイメージだった。 物語として作られた正義の味方とは、表を返せばきっとこんなもの。 ) 大丈夫ですよ、私…簡単には死ねない体ですので。 ( 刻まれたルーンはもはや、死ねない呪いのようなものか。無論コアを壊されてしまえばそれまでなのだけれど。 ) ……それは、そうですね。 ( 仕事を増やすのは、確かに少々面倒か。ならばこそ彼女の言う通り無茶な事は避けるべきかもしれない。医療費もタダではない。 ) 色々ありがとうございました。 ……次に会う時は良い知らせを持っていけるようにしますね。 ( それでは、と踵を返し、扉の方へと歩いて行こう。 ) [Fri 26 Mar 2010 02:39:56]
リコ >  セイギノミカタに………なれればよかったのですが。 ( 正義の味方などと言うのは、物語だ。 夢だ。 空想だ。 そんな幻想の存在になるには、夢を見続けるか、狂うしかない。 リコは、楽しいことだけ考えていることはできなかった。 夢を見続けることはできなかった。 そういう、話だ。 ) ………………えーと……………怪我はなさらないようにしてくださいですね。 ( 言っても無駄なタイプなのだろうなと理解しながら、それだけは言っておいた。 ) 治療費と医者の目と、仕事の増えた同僚からの皮肉が痛いですから。 ( 心配というよりは、現実的な理由から。 立ち上がる相手に目礼して。 ) いえいえ、お役にたてれば幸いですよ、メリアちゃん。 それではまた、縁がありましたら。 [Fri 26 Mar 2010 02:28:19]
メリア > ……そうなのですか? ( あったと言えば、ということはそこまで強いものでは無かったのだろうか。ただ、あるのなら――自分よりは立派な気がする、ただ流れるだけの自分よりは。 ) セイギノミカタに、ですか。 ( ああ、なんだっけ、そんな考えが昔はあったような気がする、曖昧だ。彼女が今まで自警団を続けてきた理由がそれだと言うなら、否定はしない。 ) セイギノミカタには、なれたのですか? ( 直球に問う。何の考えも無い問い。 ) …なるほど、空想の物語ならばこその話ですね。 ( ――ただ自分は知っている、それには裏話があるのだ。 結局ハッピーエンドという締めくくりにするのは結局幾ら倒しても悪が消える事は無くて、話がいつまでも続くから完結させるという手段に出るのだ。そう、だから現実に起こる事は決して有り得ない空想の世界。かつて、その現実を知ってしまった気がする。だから言葉を丸める事さえ、しないのだ。 知ったのはいつだっただろうか――。 ) 大丈夫ですよ、私には無理をするという概念はありませんから。 ( 無理と感じる事も無い。何かしらの手段は必ずある、それを探すだけだ。身体的に無茶は付き物だ、自分はそういう仕事をやっているのだから。つまり、説得力があろうと無かろうと、何の関係も無くただ『仕事』として行っていこう。自分が死ぬのだとすれば、それまでだったというだけだ。 ) ――随分長話になってしまいましたね、そろそろ私も戻るとします。 貴重なご意見や情報、ありがとうございました、リカルド先輩。 ( ゆっくり椅子から立ち、一礼しよう。明日の巡回もあるし、――彼女の身にもあまり長い時間無理をさせるわけにはいかない。 ) [Fri 26 Mar 2010 02:22:23]
リコ >  ………………………うーん。 まあ、あったと言えば、あったのですけれどね。 ( 最初は騎士団でその夢をかなえようとして、でも肌に合わなくて、それではと自警団に入った。 そしていまは、その自警団をやめようとしている。 ) うん…………まあ、セイギノミカタにね、なりたかったのですよ。 ( そんなに大層な夢ではなかったと思う。 ただ格好いいなと、きっとそれだけの。 ) そのようなものです。 毎度毎度事件に頭を抱えて、バカみたいな能力者の中でドタバタして、最後にはなんやかんやで解決して…………物語は解決するですからね。 好きだったですよ。 ( 現実はそうではないということを知ったのは、そう昔の話でもない。 ようやく、最近のこと。 ハッピーエンドもバッドエンドもない。 ) そうですねえ。 そうしてくださると、私も心残りがなくていいですけど…………無理だけはしないでくださいですよ。 ( 説得力がなかった。 ) [Fri 26 Mar 2010 02:07:00]
メリア > ( 途中投稿失礼しました。 )  ( アイゼンリッターの傷の状況までは判らないが、重傷を負わせたわけでもないならいずれ完治しよう。ならば事件が解決する頃にはまた現れ問題になるのだろう。 ) ……そうですか。 ( 一言。 無茶ばかりしていた、というがやはり今までの彼女の活躍は知らない故に判らない。だが辞めるというならば、止める権利は無いか。 ) では、今後アイゼンリッターに関しては私が引き継げるかどうか聞いてみましょう。先輩からその話を聞いてしまっては、そのまま…というわけにもいかなくなりました。 ( 個人的に、ではあるが。今回の件に関して興味が沸いたのかもしれない。 ) [Fri 26 Mar 2010 02:03:57]
メリア > それでもリカルド先輩は今まで自警団員を続けてこられた、ボロボロになってまで。 それは何か頑張る理由があったからではないですか?仕事のほかに。 ( 待遇が良くないだとか、聞こえるのは愚痴だが彼女は自分より長く自警団員に勤めている。今まで辞めずに続けてきたのには理由があるのではないかという疑問。私はただ行く所がなかっただけ、何の熱意も無いが待遇に不満を感じる感情も無い。だが、彼女は人だ、人としての感情もある。何となく、興味を持ったのか別な理由か――はて、自分でも判らなくなっていた。 ) すーぱー……?超能力みたいなものでしょうか? コミック…というのは昔読んだ記憶があるのですけれど、好きだったのですか? ( 記憶があるだけ、中身が無い。同じような内容の本を感情がある内に読んだ事がある気がするが――気分、と言われると首を傾げてしまう。過去の私はどんな気持ちでそれを読んでいたんだっけ。   [Fri 26 Mar 2010 01:59:33]
リコ >  そうですねえ、まったく。 その割に待遇良くないですけど……。 ( まあ、しわ寄せを食うのはいつだって私たちみたいな人間だ。 むしろそういうことをするための仕事みたいなものだ。 ) はーあ…………………以前、スーパーパワーを持った人たちの街で必死こいて事件を解決するっていうコミックがあったですけど、そんな気分です。 ( 一度に起こる事件の数が多すぎて困る。 他の事件を解決している間にアイゼンリッターの傷は言えるだろうし、アイゼンリッターを追えば他の事件が深刻化する。 たまったものではない。 ) …………まあ、一応進退伺を出すことにするですよ。 毎度毎度無茶ばっかして面子潰してるような団員ですから、いくら人手が足りないっていっても辞職じゃないですかね。 [Fri 26 Mar 2010 01:51:36]
メリア > 仕方ありませんよ、私達はそういう街にいて、その街の自警団員ですから。 ( いつの間にか自警団員は自分の身だけではなく化け物退治までしなければならなくなったらしい。心中お察しいたします、とだけ告げようか。 ) 出来ればそうして欲しいところですね…未だに外出する人物もいるようですけれど。 ( 時々見かけるのだ、夜遅くだというのに歩き回っている学生だとか。実は後に被害者として発見される人物だったりするんだろうか。 ) 劇団ツァラトゥストラ……芸能横丁で良くショーをやっている劇団ですね。 カイン・グレイホークですか…、この件が落ち着き次第、私もその人物について調べてみましょう。 ( とはいえ、あくまで情報を調べる、程度になってしまうだろう。証拠がなければしょっ引くなんて当然できない。 ただ、今回助言を貰った以上お礼はしたいと考える。可能な限りで、彼女の捜査を手伝おうかと――、 ) ――そういえば、リカルド先輩は病院から退院して、どうなさるのですか? ( これは聞いた噂、鵜呑みにしたわけではない。だから一応問うのだ、今後どうするのかと。 ) [Fri 26 Mar 2010 01:46:46]
リコ >  はあ……………まったく困った街ですよ。 ( 大体自警団というものは自分たちを守る団体だ。 万国びっくり人間ショーみたいな傭兵連中魔術師連中と一緒にされると困る。 猟友会呼ぶレベルだこれは。 ) まあ危険だってわかってるんですから、子供じゃあないんですし自衛できる分は自衛してもらわないとやってらんないですよ。 ( 怪我したくなければ火遊びはやめろ。 単純な理屈だ。 事故死したくなければ家から出るな。 そういう話だ。 ) んー……………まあ報告書にも一応記載はしたですけど、劇団ツァラトゥストラに所属する、カイン・グレイホークという役者があやしいとみているです。 あくまで勘の範囲ですけどね。 ( まあぶん殴った跡が残っているとしても、相手は役者だ。 どうごまかされるかわかったものではないが。 ) [Fri 26 Mar 2010 01:32:42]
メリア > ですが、あまり悠長な対応をしている場合でもなくなってきている…というのも事実ですしね。 ( 金と人手。組織的に見たって当然必要不可欠。外部に要請するだけでは足りないのなら、頼るしかないのもまた事実だろう。 ) 自衛手段としては十分有効でしょう。 ただ、どちらにしても不意を突かれる事が前提なのは危険ですし、多少なり警戒は必要でしょうね。 ( それこそ囮になる間、周囲に踏むと音の出そうな砂利等を撒いておくのも手かもしれない。色々と対策はあるが――やはり一人でやるには荷が重いのだろうか。 ) 長期戦に成り得ますが…それも有効な手段ですね。さすがに今までこれだけ見つからずに犯行を続けているんです、警戒される事へと心理影響くらいはあるでしょう。 ( 完全に狂い理性を失ったような人間でなければ、の話ではあるが。予防する事は確かに大切なものだ、一応その一環として夜間の出入りは可能な限りやめるよう注意を呼びかけている。 ) なるほど、ではやはり怪我をして満足に動けない状況であると仮定できそうですね。 ( だとすると、同じような怪我をしている人物が怪しいところだが。 ) ……何か心当たりのある人物がいるのですか? ( 決定的な証拠が無い以上確かに踏み込む事は難しい。犯人として特定するには相応の証拠が必要である。だが、もしそういう人物が居るのであるなら、調べる価値はありそうだとも思考し、問いかけた。 ) [Fri 26 Mar 2010 01:24:47]
リコ >  そうなっちゃうとどっちかというと魔術ギルドやハンターの領分ですけど……。 ( 弱音を言っていられないのが自警団のつらいところだ。 金と人手が欲しいところだ。 ) まあさすがにメイスなどしっかりした鈍器だと頭蓋骨陥没とかしかねないですけど、ないよりはましですよね。 ( 対甲冑用の武装である鈍器のダメージは完全には防げない。 だが相手もまさかそんな武装をしているとは思わないはずだ。 奇襲狙いの全力でない一撃であれば、即死は免れる可能性は高い。 それに相手が予想している以上の武装をしておくのは大事だ。 ) まああとは、VHGがやっているように夜警時にハンドベルを鳴らしたり、警戒しているということを示すのも大事ですね。 ( 馬鹿正直にぶつかることではなく、予防することが大事だろう。 それで止めばよし。 追い詰められて尻尾を出すのを待つのもよし。 ) アイゼンリッターですか…………一応負傷は負わせたですけどね。 ( 恐らく打撲程度だろう。 ) あやしいと思う人間がいないでもないですけれど、決定的とは言えない負傷だったので、捜査に踏みこめないのですよね……。 [Fri 26 Mar 2010 01:10:13]
メリア > 脳を専門で食べる動物ですか。 ……その線でも調べてみたほうが良いかもしれませんね。 ( 特にヴェイトス市にはそんな奇想天外な存在は幾らでも居る。だとすると、人間だけに絞るのは危険、獣や魔物の類も警戒しておくに越した事はないだろう。もし仮に猫のような姿をしているだとか、であるなら実は犯人を目撃していて取り逃がしたなんて事もあるかもしれない。 ) あえて不意打ちを想定し、破壊できなかった所を逆に利用して反撃するというわけですね。 確かにもし囮として動くなら変装にそれくらいの工夫はしても良いかもしれません。 ( 確かにそれで自分の身を守る程度にはなるだろう。どんな凶器を持っているか――仮説の域は出ないが余程の威力でもない限り鉄製の被り物を一撃で破壊する事は出来ないはずだ。勿論、余程の威力を持っていたらあまり変わらないのかもしれないが。 仮装を高めるという点では自分の身長の低さを利用できる為、十分有効だろう。 ) ……先輩に相談して正解でしたね。 ( 小さく呟いく。一人で考えていたら、果たしてどんな無謀な策を取っていたか想像もしたくない。ただ、彼女の言う通り一人で行うには囮作戦は危険。こうして話して判った事とするなら、私程度の実力者が一人で捕えるにはかなり難しい相手であるという事だ。 誰か、協力者か――、 ) …そういえば、アイゼンリッターもリカルド先輩と事を起こして以降目撃情報がめっきり減ってしまっているのですが、負傷を負わせる事に成功したのですか? ( ふと、思い出したように問いかけよう。 ) [Fri 26 Mar 2010 01:01:48]
リコ >  うーん…………脳を専門で食べる動物や、魔物というのも考えた方がよさそうですね。 ( 獣の血だけを吸うこうもりや、海の方ではクジラなる大型の魚の舌だけを食べるような獣もいるという。 専門としているものがいるのかもしれない。 人気のない場所、時を狙い、視覚から襲うというのは、身近でいえば猫だってやることだ。 狩り場を変えないのであれば、なおさらそれらしくはある。 ) 変わり種のアイディアの方ですが、一つ目は攻撃を受けることが前提です。 鉄製の兜や何かをかぶり、その上にかつらや帽子をかぶるのです。 もし奇襲で頭に打撃を受けても、即死は回避できるかもしれないです。 夜間であれば多少はごまかせるですしね。 ( 囮役の安全性を高めるための手段だ。 さらに仮装の度合いを高めるならば、背の低い人間が作りものの頭、或いは上半身を担いでいくというのもなくはない。 ) [Fri 26 Mar 2010 00:46:21]
メリア > ――色のついた液体に粉末、ですか。 ( それは考えには浮かんでこなかった。だが確かに姿を消すと言えど触れられなくなる、なんて事にはならないだろう。犯人にとっても触れなければ意味が無いのだから。よって姿を見つける為の色のついた液体は有効。粉末は、緊急事態に備えて用意しておくべきかもしれない。投げつけるのであれば牽制にも利用できる。 ) 投網ですか…、確かにそれなら飛んでいる相手にも隠れている相手にも有効ですね。後は、仮に普通に歩行する人間であったとしても一瞬でもその動きを止められるのは有利に他ならない。一度捕まえてしまえばすぐ逃げるというアクションも取れないだろう。但しまぁ、その大きさにも夜かもしれない、例えばそれなりに怪力のある怪物だったりしたら網を掛けたところで引き裂かれてしまいそうだ。 ) 変り種…ですか? ( 自分の中で思いついている作戦の一つは囮作戦のみ。だからその意見にはすぐに耳を傾けよう。 ) [Fri 26 Mar 2010 00:37:04]
メリア > ええ、恐らくは。誰かに見つかる前に犯行を終え現場から去るような人間とすると…運動神経は高いと見て良いと思われます。 ( そう考えると、一人で相手にするにはかなり手強い相手であるという図が出来上がる。成る程、囮作戦はこれでは無謀だ、一般人を囮にするのだとしたら守るのは難しいかもしれない。 脳を食らう点については魔物であるという考えもある、ただ――普通の魔物がそんな知性を持つだろうかという点だ。悪魔だとか吸血鬼だとか、知性を持ちながら超人的な力を持つ存在ならまだしも、だ。 ) ただ、今までの犯行からして本当に人気の無い場所を狙ってくるのは間違いないようです。とすると、自然と場所は絞られてくる……。 ( ふむ、と考え込むように軽く俯いた。確かに奇襲を考えるならば数名協力者が欲しい所だが――。 ) 確かに、普通に考えるなら建物の多い場所での飛行は困難ですね。それにそんな場所を飛行するなら誰も目撃しない、という可能性は無いかもしれませんね…。 成る程、飛び道具ですか……。 ( 着地を待つという考えもあったが、万が一犯人が目的の相手と違う事に気づき逃走しようとした場合、動きを止める為に飛び道具は視野に入れておくべきだろう。ただ落下してくる相手を迎え撃つのは危険――それもそうか、特に自分の体じゃ多分、小さすぎる。 ) そういえば、アイゼンリッターも屋根の上を移動していたとか。 …頭蓋をかち割る程の威力を考えると、頭上からの奇襲の可能性はありそうですね、『音』については神経質になりましょう。 ( 飛行するような犯人であるならどの道死角以外の何者でもない。実質そうなると決定打はかなり絞られるし、自分の腕でその決定打が使える保障はない。 尤も、今回の作戦は犯人を捕える事を前提にしているわけではない、前提は――尻尾を掴む事。 ) [Fri 26 Mar 2010 00:34:26]
リコ >  ふむ……………少なくとも非力な人間ではない、ということですね。 断定はしたくないですが、少なくとも小柄ではないでしょう。 ( ある程度の重量のある攻撃が可能で、かつそれを素早く実行可能である、ということはある程度パワーのあるタイプだろう。 人間の顎は犬などのように吻がないから、頭蓋骨内部の脳を直接喰らうのは困難なはず。 対象を人間以外に広げた方がよさそうだ。 一匹一種族の特異なタイプも念頭に入れておこう。 ) ふむ…………外見によって判断しているのならば、服装を取りつくろって被害の多い場所を割り出せば、囮も不可能ではないでしょうね。 ( ただ、囮作戦は囮本人の他に、最低でも数人は欲しい。 相手が奇襲してくると考えれば特に。 ) なるほど…………相手が飛行すると考えた場合ですが、建物が多い場所では大型の動物の飛行は困難です。 着地してくる相手を回避することに注意するのはさほど難しくはないでしょう。 魔法による飛行は考えなくていいと思うですけれども、どちらにせよ飛び道具がなければ着地してくるのを待つべきです。 ( 落下してくる相手を迎え撃とうとすれば押しつぶされるだけだ。 ) またアイゼンリッターの報告書にも記載した通り、屋根の上を移動することも考えられるです。 どちらにしても、頭上からの奇襲を警戒するのでしたら、上方の「音」に気をつけるべきですね。 ( 飛行タイプに関してはあまり助言できない。 何せ頭上からの攻撃というものはどんな動物であっても完全に死角だ。 罠か飛び道具くらいしか対応のしようがない。 ) 姿を消す、と考えた場合、色のついた液体か、または粉末などを投げつけられるようにして用意するといいですよ。 ( 粉末であれば胡椒などを選ぶと、相手の呼吸や視覚も奪える。 アイゼンリッターの十八番だ。 ) まああとは、近々購入しようと思ってたですけど、投網のようなものでも使えばいいんじゃないですかね。 飛ぶにしろ姿を消すにしろ、一度捕まえてしまえばいいわけですから。 ( おおよそその程度くらいのことしか思い浮かばない。 ) 後は変わり種の作戦がいくつか、ですかね。 [Fri 26 Mar 2010 00:13:29]
メリア > ( 質問には一つずつ頷いて答えよう。結果を急ぐだけでは駄目なのは理解していたが、何分一人で考える事が多すぎた。結果を急ぎすぎる癖がついてしまったのだろうか。 ) 凶器については不明、ですが――頭蓋骨をかち割脳を食らう、という程ですから恐らく『斧』のような刃を持ち重量のある物ではないかと推測します。 脳は摘出されたというよりは食い散らかされたかのような痕があり、まるで直接食らっているかのような惨状との事です。 ( 頭蓋骨をかち割るのであれば、『斧』のような質量と重量のある武器は可能性としては有り得るだろう。但し力加減を間違えれば犯人の目的である脳ごと破壊してしまう事になる為確証はない。 脳の摘出に関してだが、こればかりは死体を直接見たわけではないのであくまで資料で見た範囲で答えよう。 ) 失礼致しました、『知識人』というよりは『知識を持つ有職者』…つまり学生や魔術師等の人物が狙われているようです。 ( 服装による判断の可能性は実に高い。一般的に考えるのであれば最も高い可能性だ。 もう一つは知識人という囲いの中に犯人が潜んでいる可能性。これも可能性としては十分有り得る事だ。 そして最後の何らかの超感覚によって、というもの。これは一応思考に浮かんだのだが、もしそうだとするなら魔法関係によるものか、本当に超能力なのか――仮説が増える事になる。 ) 前提――というよりは、全ての状況に対応する術を考えておく必要があると判断したに過ぎません。 よって仮説ではありますが、今まで誰にも目撃されずに犯行を続けている、という点から空より飛来した、或いは何らかの魔法によって姿を消し襲った、という事です。 勿論ただ偶然に偶然が重なって目撃されていないだけかもしれませんし、犯人がそこまで計算して犯行を行っているという可能性もある為仮説に対策を立てているようなものですが。 ( つまり危険の塊、という事になる。本当にただの人の仕業であるのならそれに越した事は無いが、それだけに絞って囮として動くのは危険かではないか、というのがメリアの考えだ。 ) [Thu 25 Mar 2010 23:57:13]
お知らせ > メリアさんが来ました。 『 …お答えいたしましょう。 』 [Thu 25 Mar 2010 23:48:43]
リコ > ( さて。 かわいらしいお嬢さんに、素敵な密室。 喜ばしい空間だけれども、頭を切り替えていこう。 頭を使って動くタイプではないが、単なる阿呆では、ない。 ゆっくりと情報を咀嚼して、安楽椅子探偵の物まねと行こうか。 ) まず、答える前にいくつか質問させていただくですよ。 ひとつ、犯行の際に使われる凶器。 脳を被害者から摘出するのになんらかの専門的技術が使用されているか、です。 ( 開頭において専門的な技術が使用されているのならば、医師や術者などの方向で犯人を絞れる。 また単純にかち割ったにせよ、凶器の推定は不可能ではない。 また傷口から犯人が人間であるかそうでないかということも推測は可能だ。 ) ふたつ、被害者の関連性。 本当に被害者に「知識人」であること以外に共通点はなかったですか? ( ないのであればおかしい。 何せ知識とは頭の中のものだ。 外見のみから察するには特徴的な服装などをしていなければならない。 服装に気をつけてもらえば問題ないだろう。 もしそうでなければ、そういった「知識人」の集いに犯人がいる可能性がある。 或いは何らかの超感覚で「知識人」かどうかを知る術がある。 ) みっつめ、犯人が魔法を利用し、空中を移動するという前提の根拠は何です? ( マジックユーザーとの付き合いもあるし、空中ではないにせよ頭上を制するあの怪人軽業師とも戦闘している。 助言は可能だが、無駄に多い知識は重荷になる。 ) [Thu 25 Mar 2010 23:27:53]
メリア > ( そういった事を気にする感情も無い故かもしれないが、断る理由も無い。まぁ、だからこそ不気味とも言われてしまうのだろうが、今は気にしない事にしよう。 それよりも――、 ) 犯人はどうにも、人気の無い場所で『知識に関わる職業についている人物』のみを集中的に殺害しては脳を食らって姿を消しているようです、私も一度現場には立ち寄りましたがやはり証拠も、手掛かりも発見できませんでした。 ( まるで本当にそんな犯人など居ないかのように。しかし、しかし。確実に被害者は増え続けている、これはが何より犯人の存在を立証している。問題は、どんな人間或いは化け物なのかという事。 外部への要請は確かにされているが、其方でも証拠は掴めていない。 ) さすがに本部に居る団員の方に聞くわけにはいきませんので。 正直な所、私の知る中でこの助言を頂くには貴女しか居ないと判断させて頂きました。 ( 視線を同僚の顔へと向ける。先程から少し枯れた声といい、少し調子が良くないのではないかと考えたが――やはり自分で話してみて再確認した。 悠長な事をしている場合ではないのだと。 ) では単刀直入に。 犯人の狙いは『知識を有する者のみ』です。よってこれから私個人で『囮作戦』を実行します。その為の対策として魔法の利用者に対する対策と、空中を移動する敵への対策の助言を可能な限りお願いしたいのです。 もちろん、思いつきでも構いません。 ( 何の迷いも無く言い切る。先程から全く変化しない口調には恐れも迷いも存在しない。ただ真っ直ぐに貴女の瞳に見据え問いかける。勿論囮になる人物は一般人ではなく自分を使う、それらしい格好をして犯人が誘いに乗るかを実証する為にも、自分が行う。 ) [Thu 25 Mar 2010 23:14:42]
リコ > ( 一応年上だけど大丈夫かな、と思っていたが、どうやら了承は得られたようだ。 この調子で今度レインさんに会ったらちゃん付けで呼んでみようか。 いや、殺されるかもしれないからやめておこう。 などと緊張感のないことを考えて。 ) ありゃりゃりゃりゃ…………それほど時間は経ってないと思ってたですけど、随分増えたですね。 ( これは失態どころの話ではない。 確か団では人手が足りずに、定例通り外部への協力要請を出していたはずだが…………これでは怪人アイゼンリッターにいいように言われるだけだ。 ) ふむ…………………団にはもっと経験豊かな人がいると思うですけど……まあこの私、リカルド・アンブロッシオに協力できることがあれば、なんなりと。 ( どうせ退院したら進退伺も出すし、その前に最大限手伝うとしよう。 ) [Thu 25 Mar 2010 23:00:46]
メリア > …? はい、構いません。 ( 一瞬首を傾げそうになるが停止。そういえばそんな呼び方をしてくれたのは母親くらいだっただろうか。 ) ( 堅苦しいのは仕方ない、感情を封印されて以降普段通り喋ろうとすると違和感が酷く、親からも白い目で見られる程だ。まだ、違和感無く喋れるという事からこれを採用しているだけだ。 尤も、相手の事なんて微塵も考えていないのと同等なのだけど。 ) ――やはりそうでしたか、…大丈夫です、その辺りは大体想像出来ていましたから。 ( 予想通り、情報は何も伝わっていないらしい。それもそうか、入院中の団員に今の状況を伝えた所で何の利益も無いのだから。逆に団員の心理状況を煽って不安にさせてしまうだけだろう。 ) ではお話致しますね。 ――今自警団では、その妙な事件への対策に追われている状態です。ですがその発生以降、何の尻尾さえ掴めないまま被害者、行方不明者数は二桁を突破した、との事です。 ( 伝えるには理由がある。不安を煽るような要素になるのだとしても、それが必要であるから。 ) よって今日はその件で、『個人的』にご助言を頂きたく参りました。 [Thu 25 Mar 2010 22:55:09]
リコ >  そうですか。 ではメリアちゃんと呼ばせてもらうですよ。 ( 遠慮もなにもなかった。 真面目な人種ではあると思うが、徹底的に堅苦しくしようとは思わない。 規範は守るが、遊びはあってしかるべきだ。 ………その点で言うと、実に「堅苦しい」挙動を見せる同僚には、解きほぐしてあげたいなとか思ったりはする。 空気が仕事のそれであるから、こちらもいまは背筋を伸ばすだけだが。 ) 情報、ですか。 生憎と入院中の私に情報を仕入れてくれるほど余裕のある方はおられないようですから………。 私が知っているのはあくまで入院直前までの情報だけですから、いま起こっているという妙な、新しい事件捜査に協力はできないと思うですよ? ( それ以前からかかわっている事件であればいくらでも、だが入院後の情報はほぼゼロだ。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:44:09]
メリア > …では、恐れながらリカルド先輩と呼ばせていただきましょう。 私の名に関しても、堅苦しく呼ぶ必要はございませんのでお気になさらず。 ( 遠慮しているならば、だが。呼びたいように呼ばせてくれると言うなら此方がそうしないわけにもいかない。 お菓子については純粋に美味しいと感じたものを。中にはクッキーだとかアメなどの詰め合わせ。 ) そうですか、そうであるなら重畳です。 ( サイドボードへと置かれた物に視線が行く。 …編み物でしょうか? ) 恐れ入ります。 ( 椅子を勧められれば右手を握り左胸へと当て一礼し椅子へ腰掛けさせてもらおう。 ) ……さっそくで申し訳ないのですが、リカルド先輩は病院へ来られてから以降何か情報を聞いていらっしゃいますか? ( 彼女が倒れたのは事件を本格的に捜査する前。脳を食らう殺人犯が起こしている連続殺人事件について、どこまで知っているかという問い。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:38:14]
リコ >  こんばんは、ミス・テオドール。 呼び方はどうぞご自由に。 ( ふむ。 外見は随分と若いが、態度自体はリコよりもしっかりしている。 見かけと年齢が食い違うタイプなのかもしれない、とだけ考えた。 なんにせよ、見舞いにお菓子を持ってくる人間に悪い人間はいないというのが今のリコの気分だった。 ) …………お陰様で順調に回復しているですよ。 ( 「お話」するくらいは問題ない、と。 編みかけの毛糸をサイドボードに置いて、椅子をすすめよう。 顔見知りでもないのにわざわざ団から来たのだ、仕事関係と見た方がいいだろう。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:30:01]
メリア > ( 反応はあった。もう立ち止まる必要は無い、連続殺人事件は未だ続いている――そんなに悠長している時間はない。 ) 今晩は、リカルド・アンブロッシオ先輩――…の方がよろしいでしょうか?アルストロメリア・テオドール、お見舞いに参りました。 ( という、名目。挨拶は軽く済ませて中へと足を進ませよう。メリアの姿は年齢の割に子供のような姿をしているが、感情の無い口調、不気味な奴という話くらいはもしかすると聞いているかもしれない。だから、あまり近付きはせず、 『これ、お見舞いのお菓子です』 と、近くに置かせて貰い、一歩離れた。 ) ――調子は如何ですか? ( 心配するというような発音ではない。ただ問う、調子が悪いようなら無理に質問攻めするわけにはいかない為だ。心配では、無い。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:25:36]
リコ > ( あみあみと編み物をしていると、不意にノックの音。 キヨさんでもないしツカサさんでもないし、レインさんでもない。 誰だろうと思いながら返事をすれば、扉を開けたのは自警団の制服姿。 確か彼女は……。 ) おや、ミス・テオドール……だったですかね。 本日はどのようなご用件で? ( よく知らない相手だが、団の人間であれば名前と顔くらいは覚えるようにしている。 だから、名前は出るが人物はよくわからない。 当然、そんな相手だからただの見舞いとも思えず、用件もわからず、困惑気味に小首をかしげて。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:15:24]
メリア > ( いつまでも振り続ける雪、雪が降っている内は犯人を捜索するのに便利…と考えたが甘かった。何故なら結果が未だに出ないからだ。尻尾どころか、やはり姿さえ目撃されていない――。 ) 来てしまいましたけど…。 ( さて、どうしたものやら、と思考する。片手に持つ手提げ袋には甘い物セットとかいうお菓子の袋詰めが入っている。お見舞いという形ではあるのだ、一応は。 ) ……。 ( 暫く病室の前で立ち往生。大した会話もした事も無い人物がお見舞いに来た、というのはかなり不自然なものだ。そもそも、どういう人物なのかメリアは知らない。 ) ――。 ( でも、とゆっくりと扉を二回ノックする。捜査に進展が欲しい現状、こうしてただ巡回を続けているだけでは被害は増大するばかり。メリアとしては、何らかのアクションが必要と考えた。 ノックに対して返事はあるだろうか。返事があるようなら、 ) 失礼致します。 ( と、一言告げて入室しよう。入ってきた姿は自警団員の制服姿、貴女はどう思うだろうか。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:10:56]
リコ > ( 英雄譚を読み、剣を振るい、何にも見ないで走って来たのだろう。 子供のうちは、それだけで良かったから。 でも走っていくうちにどんどんどんどん色々なものがリコの背中に積み重なっていって、それをどうにかしようというのと、まっすぐ走っていこうというのと、どちらも一緒にやろうとしたから、こんなにふらふらになって倒れてしまったのかもしれない。 ) ………………うん………………そうかもしれない。 ( かすれた声で呟いて、リコは間違えたところをなんとかうなりながら直した。 どうやって編んでいるのかわかっていないと、どうやって間違ったのかがよくわからない。 それは、人生に似ているかもしれない。 どうやって走って来たかわからないと、どうやってつまずいたのかよくわからない。 わからないから、直せない。 自分の走って来た道を振り返らないと。 ) [Thu 25 Mar 2010 22:03:36]
お知らせ > メリアさんが来ました。 『 ――此処でしょうか。 』 [Thu 25 Mar 2010 22:01:32]
リコ > ( そういえば、この棒針を使わずに指でちょいちょいと編んでいるのも見たことがある。 小さい私に温かいマフラーを編んでくれたときだ。 その時に教わった気もするが、忘れた。 その時のんでいたカフェ・マキアートの味の方がよく覚えている。 いま思うに、どうやら昔方食べ物のことばかりだったらしい、わたしは。 ) ……………う゛ー………。 ( お菓子に食べ物、英雄譚に剣術。 誰かおしとやかな女の子に育てようという奴はいなかったのだろうか。 いなかったのだろうなあ。 なんとか次の段に移りながら、そんなことを考えた。 でも教えてくれる人がいなかったわけではないのだろう。 祖母にしてもそうだし、母だって教えてくれと言えば料理や裁縫、お菓子作り、素敵なボーイフレンドの作り方だって教えてくれただろう。 何にも聞いてこなかったのだなあ。 ) [Thu 25 Mar 2010 21:55:28]
リコ > ( 相変わらずギプスは取れないけれど、治りは早いとのことだった。 大真面目な顔でちょっと人体実験していいかと聞かれた時は焦ったが、まあ健康なのはいいことだ。 ) あとはこの声とかが早く治ればいいんですけど……。 ( 目が赤いのはだいぶ治ったけれど、声はまだ少し枯れていた。 声を出してもつらくはないが、少し擦れた感じで、あまり大きな声を出すと少しひきつる。 まあ日がな一日編み物をしていると、あまりしゃべることもないけれど。 そうそう、編み物と言えば、これがまた難しい。 なんでこんなに難しいのだろうと思って改めて自分を見て、納得した。 左手の指をギプスで固定しているのだから、そりゃあ難しかろうというものだ。 気付かないままそれなりに進んでいる自分の器用さが少し誇らしかった。 ) [Thu 25 Mar 2010 21:45:14]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Thu 25 Mar 2010 21:40:25]
お知らせ > ツカサさんが退室されました。 『それでは依頼主の笑顔の為に、頑張りましょうかね』 [Wed 24 Mar 2010 23:42:52]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『( おやすみなさい。 )』 [Wed 24 Mar 2010 23:39:18]
リコ >  今日はありがとうございましたですよ。 おやすみなさいです。 ( それではまた、と部屋を出る背中を見送ろう。 今夜はきっと、いい夢が見れるに違いない。 ) [Wed 24 Mar 2010 23:39:13]
ツカサ > (骨折して熱が上がる事もあるし、ここ数日の冷え込みもあるしと、おせっかいではあるけども心配しつつ)ん、大丈夫、かな。それじゃ…おやすみなさい(ぽふぽふと布団を叩いて悪夢除けのおまじないをしてから部屋を出よう) [Wed 24 Mar 2010 23:37:53]
リコ >  いえいえ、大丈夫ですよ。 ( これは結局のところ自業自得だし、多少無理したところで体に悪いわけでもないし。 額に手を当てられれば、目を閉じて大人しくしたがって。 熱はないが少し汗ばんでいるかも。 それにしても人肌はいいものだ、とそんなことを思って。 ) [Wed 24 Mar 2010 23:33:56]
ツカサ > おっと…ごめんごめん、無理させちゃったかな?(私とした事が、とか。ともあれ、お礼言えたしも頼み事も受けたし今日のところは退散させてもらうとしようとか)その間ゆっくりと探す事ができるから、私としても助かるけども…(本当に風邪じゃないよね?とか額に手を当ててみようかなとか) [Wed 24 Mar 2010 23:31:38]
リコ >  そうですねえ。 折角休めるですから、きちんと休んでおかないと……けほけほ。 ( う、枯れた喉でしゃべりすぎた。 サイドボードの水差しを手にとってコップに注いで、こくこくこく。 ) ん、ん゛ー………う゛ー………まだしばらく治りそうにないですね。 ( しばらくこんな擦れた感じになりそうだ。 ) [Wed 24 Mar 2010 23:28:40]
ツカサ > (まだ思惑とか嘘がない単純さゆえに妖怪のがわかりやすいとか…さすがに百鬼夜行までいくとどうだかわからない。それをぶった切るとかできないし)また報告がてら顔を出す予定でもあるし、しばらくはゆっくり身体を休めてくださいな(スラムに住む以上大なり小なりあるのは仕方ないけど、少しでも憂いは減らせれるならってところか) [Wed 24 Mar 2010 23:25:24]
リコ > ( まあ多分、妖怪、怪異の類も、人のように群れたら同じようにどろどろするか、破綻するかの違いだろう。 まあそういう類のものとは会ったことがないので何ともいいかねるけれど。 ) ふふふ、楽しみにしているですよ。 まあその前に私は体を直すのに専念ですけど。 ( 完治までは決して短くないので、退院後も気をつけなければ。 まあそれでも、多少の危険程度ならば問題ないだろうけれど。 ) [Wed 24 Mar 2010 23:19:40]
ツカサ > (まこと人の世は生き難い…妖怪、怪異ばかり相手してると人間の世界の方がどろどろしてる気がして人間嫌いが悪化した身だし)そうだね、退院するまでの間には良い報告を届けられるようにさせてもらうよ。お世話にもなったし、相談料もオマケさせてもらうしね(掛かった経費くらいだろうけど、基本人と会う為の手間賃くらいだしさほど掛かる事はないと試算しつつ。それでも女の子一人住むのなら、それなりにとか、うん) [Wed 24 Mar 2010 23:14:34]
リコ > ( まあ頼ってくる側は特に考えずに頼ってくるのだろうが、そういうのが一番困る。 ) なーるほど。 そういう場所だったですね。 まあ相談料はきっちり払いますですので、よろしくお願いしますですよ。 ( 別に特別急ぐ気はないから、じっくりやってほしい。 もとから家には寝るときくらいしか戻らないような人種だったから、多少不便でも構わないし。 ) [Wed 24 Mar 2010 23:09:28]
ツカサ > (suzou自重、とか。市民に関わる部分が多くて頼られる分色々意見も出てくるし、大変だなぁとか…その手の組織に関わるのがイヤで抜けちゃった根無し草の身はそう思うとしか)スラムの物件は買うより間借りが一番だと思うけどね。本当に所有できてるのかいい加減な時もあるから(そんな相談も受けたけど、法律相談は他でやってとぶん投げた。これが悪徳商法ならともかくもスラムの所有権の曖昧さは今に始まったことでもないしとか。ともあれ宿暮らしよりか安くあげるのを最低条件に調べてみますか、と。式に頼れない仕事だし雪ばかりの昨今こちらからまず片付ける方がいいかなとか) [Wed 24 Mar 2010 23:05:01]
リコ > ( まあ各ギルドが言ってみれば職業訓練所であり、公の機関に対する依存がそこまで大きくはない時代であるからして、求める人間はいないだろうが。 ………最近もっとしっかりしろよ! もっと熱くなれよ! と批判されたばかりだが。 ) まあ長期的な視点から言えば、買うのが理想なんでしょうけど、生憎とお金ないですし。 ( さすがに手持ちの金だとボロ屋しか買えないので、ローン、借金が必要だが。 ) [Wed 24 Mar 2010 22:58:03]
ツカサ > 確かに、そこまで求めるのならもうちょっと給料弾んでもらわないと割に合わないだろうしね(奴隷ギルドにコロセウムと犯罪者の処分には事欠かない街ではあるのだけども…ともあれ)仕事の合間で良ければ、いくらでも。実際の建物や家賃より、まず信頼のおける家主を探すのに時間が掛かるのが難点だけどね(それじゃ、一番大事で手間が掛かる部分を引き受けさせてもらいましょうかってところで、それが何でも屋のお仕事ですから) [Wed 24 Mar 2010 22:52:58]
リコ >  お金と時間があれば職業訓練ぐらいはしたいですけどね。 生憎とそういうのは管轄じゃあないのですよ。 ( まあ、市の政策とかそういうものが見えたことがないし、他にやるような機関もないだろうけれど。 ) まあそんなところなのですよ。 後は家賃の問題ですかねー。 それじゃあ、とりあえずスラムの方でちょっと探してもらえるですかね。 ( ある程度までならば自分で補修できるから、究極的には土台さえあればいい。 土台まではさすがに無理だ。 ) [Wed 24 Mar 2010 22:48:11]
ツカサ > この街の空気は紳士とは真逆だものね…自警団で率先して紳士教育させるとか?(捕らえた犯罪者に紳士とは、と洗脳…もとい教育していく。さすがにそこまで暇じゃないだろうけどねっ)肝に銘じておくよ。それに火種が大きくなってから泣きつくなんてみっともない真似もしたくないものね。うーん? …そりゃまた、見回りしやすいようにかな? だとすればスラムの方がいいかな。暗黒街で安い物件って、たいていどこぞのマフィアの息が掛かってるからね(知らないうちにその傘下扱いなんて困るだろうし。それか自分が住んでいるところみたいに人死にたっぷりとかもありそーだけど) [Wed 24 Mar 2010 22:43:03]
リコ >  これでもう少しでいいから、皆さん紳士的になってくださると有り難いんですがねえ。 ( 裸にネクタイとかそういう類のではなく、正当な意味での。 ) まあ火傷しないようにとだけは言わせてもらうですけど……………そうですね、割引がきくのであれば、スラムや暗黒街方面で安い物件とかないですかね。 ( 近々引っ越そうと思っているので、と。 ) [Wed 24 Mar 2010 22:36:40]
ツカサ > (予定が聞ければ、それまでにいいお店探しておくよなんて安請け合いしておこう)故郷と比べたら、落ち着く暇もありゃしないってところだよ。嫌いじゃないけどね(だからこの街にまで流れてきたのだけど。陰陽道は宗教と言うより学問な捉え方だし)トラブルが小さな火種で済むようには協力はさせてもらうつもりだけどね(こちらもご飯の都合もあるから全部とは行かないけどとかちょっと困った顔をしつつ…自警団に対するイメージは悪くないし協力はさせてもらうつもり)そちらも何かあれば言ってくれれば、美人さんなら割引でお引き受けしますよ(なんて) [Wed 24 Mar 2010 22:33:43]
リコ > ( 一応怪我の完治はまだ遠いが、退院自体は来月の半ばごろになると伝えておこう。 ) まあこの街で退屈したら神さまだってびっくりだろうですけど。 ( 少なくともリコは退屈できない。 ちなみにリコは神様は信じても宗教は信じていないタイプだ。 ) 出来れば犯罪の絡むトラブルは自警団に通報していただきたいのですけれどね。 ( まあ公では手の届かないところのためにある潤滑油のようなものだから、仕方がないのだろうけれど。 ) [Wed 24 Mar 2010 22:26:18]
ツカサ > 当然誘ったこちらが出させてもらうよ。楽しみにしているからね(とは言え、すぐ直るものではないだろうけども、入院から解放されるのはそう遠くないのかな?)退屈しない日常を与えてくれる神様に感謝ってところかな(神様はどこにでもいるけどと言うヤオヨロズな出身。でも大っぴらに言うと戦争になるから言わない。宗教裁判にかけられたくないし)こちらもトラブルは飯の種とは言えどもね…。また、機会があれば様子を見に来ますよ(ゆっくりすると言う言葉に頷きつつ…ほら、せっかく会えたのに早々お別れもイヤだしね。ともあれ彼女の内面を知れるほど付き合いもなく(と言うか二度目だし)一応、大変そうだけど命には別状もないようだしちょっと安心ってところで) [Wed 24 Mar 2010 22:22:29]
リコ >  ふふふ、そうですねぇ、ご馳走していただけるなら構いませんですけど。 ( カフェ・マキアートを。 後、それからお姉さんのスケジュールもね。 ) 素晴らしきかなこの世界、ですねえ。 ( いまのところ敬虔なパプテス教徒には早々お目にかかったことがないが、噂では本物の神様とかがいるらしいこの街。 ) そのぐらいでないとやってけないのがこの業界ですからねえ。 …………うーん。 そういう時期だからあんまり休みたくないんですけど、まあせっかくだからゆっくりするですよ。 ( どうせ退院したら辞職するつもりだけど。 ) [Wed 24 Mar 2010 22:12:59]
ツカサ > こう言う場じゃなければ、カフェか何かご一緒して口説いたりしたのだけどね(それは退院後の楽しみに取っておくよとか勝手に)さすが救世主、下々の物にできない事をあっさりやってのける(ともあれあんまりコケにすると敬虔なパプテス教徒から吊るし上げを食らうのでこの辺にしておかないと)あれで大した事がないとなると、暗黒街をおっかなびっくり歩いてる私の立場がないなぁ…なんて。相変わらず、巷は人攫い妖怪だとか、バタリアンだとか騒動が続いてるし、ゆっくり休むにはいい時期じゃないかな?(残念ながら敵討ちとかできないから、当たり障りの無い会話にしかならない残念さ) [Wed 24 Mar 2010 22:07:37]
リコ >  そうですねえ。 救世主に乾杯、というところで。 ( まあいつだって救世主なんてものは何かの免罪符くらいにしかならないものだ。 ) いやいやいやいや、あれは、その、あれですよ………救世主力によるものですよ、きっと。 ( ジャンヌダルク的な、そういう。 もしくはペルソナとか。 ) そんなに大したことはしてないんですけどねえ……………あー………そうですね。 ひどいやつですねー。 ( 酷い奴ではある。 かなり狂人ではある。 だが今回喧嘩を売ったのは自分なので、ちょっと勢いも欠ける。 ) [Wed 24 Mar 2010 22:00:48]
ツカサ > ここ数日ずっと雪だもの、この程度の燃料補給くらいは許されてもいいと思うからね。そこは、ほら救世主力で?(きゅうせいしゅちから。なにそれ。アル中か糖尿かとかどっちにしろ酷い話はともかくうっちゃちゃって)か弱い女の子は、平気で死体担いだりしません。私のようなのがか弱い女の子の見本なのだから(色々とダウトがあるはともあれ。ファーストインプレッションの影響でか弱いとはちょっと結びつかない不幸)うん、さすがに入院している人を叩き起こしてまでお願いしようなんて思うほど鬼じゃないからね。純粋にあの時のお礼とお見舞いにきただけだし…本当、酷い事をするヤツもいるもんだね(暗黒街を見回りしている自警団を襲うなんてどんな狂人なんだかと) [Wed 24 Mar 2010 21:57:07]
リコ >  ふふふ、それなら隠しておかないとですね……………体液がアルコールってアル中ってレベルじゃねーですよね。 ( わかっているが。 ちなみにはるか未来、タチカワなる地に降臨した救世主は葡萄味の炭酸飲料でもいいらしいが。 ) あはは、ひどいですねえ、これでもか弱い女の子ですよ私。 ( 受け売りだが。 しかし改めて考えると女の子を泣かすどころかいつだって泣かされてきた気がする。 ) ん、そうですか。 それはよかったです。 しばらく私はご協力できませんですけど、何かありましたら自警団までどうぞです。 [Wed 24 Mar 2010 21:49:55]
ツカサ > (ちょっと周りを見て、適当な花瓶に花を入れつつ…)大っぴらに呑まれると私が看護婦さんに怒られてしまうけど、寝酒程度にはいいかなってね。救世主様の血はワインでできてる、だったっけ?(なんて間違った事を言いながら、ブランデーのボトルをサイドテーブルに置かせてもらおう。それなりにいいモノだし)へぇ…どちらかと言えば、女の子に泣かれる方だと思ったのにな(なんて軽口を返しながら…)でも、びっくりしたよ。ほら、吊るされてた旦那の件も無事にどうにか話をつけたよとか、ちょっとまた頼まれてもらおうかなと思ったら、入院だなんてさ(でも、無事でよかったとか安堵はするけどさ。場所が場所だからすっごい心配したとか) [Wed 24 Mar 2010 21:45:00]
リコ > ( 花束と、何かの瓶だろうか。 それらを携えた知人の言葉に、少し困った。 ) あ゛ー………いえ、これは……。 ( 辺にごまかしても疑われるだろうし、ちょっとした縁で見舞いに来てくれた客に妙に心配をかけるのもいやだ。 なので、 ) その、女の子に泣かされちゃいましてですね。 ( とりあえず冗談交じりにそう答えた。 嘘は言っていないと思う。 若干ゆがめたが。 ) [Wed 24 Mar 2010 21:37:10]
ツカサ > (よいしょ、の掛け声と共に扉を開けて…ちょっとした花束とお酒のボトル。見舞いの品としてはどうかと思うとかはちょっと耳を塞ぐ、パタン)お邪魔します。思ったより元気そう…じゃないか、大丈夫?(にっこりと笑顔を浮かべながら、条件反射的にお約束の言葉を向けたところで、声も枯れてるし、目も赤いし…風邪?とか、怪我と聞いてたのにとか…)覚えてくれたのは嬉しいのだけど…(ちょっとしみじみ様子見ちゃうよ) [Wed 24 Mar 2010 21:33:56]
リコ > ( 毛糸相手に悪戦苦闘しているところに、不意にノックの音。 この音はキヨさんではなさそうだ。 かと言って看護師や医師ではなさそう。 ) ……………あ゛ー……。 ( 扉の向こうからの声には覚えがあった。 確か探偵さん、だったか。 さんざん泣いたせいで枯れた声をなんとかしようと少し咳払いしてみたが、無駄だった。 まあ目も赤いし、声だけどうにかしてもごまかし切れないか。 ) こんばんは、探偵さん。 ええ、どうぞですよ。 ( ひどく枯れた声で、そう返して。 ) [Wed 24 Mar 2010 21:28:28]
ツカサ > (本当にどうしちゃったんだろうってくらい雪ばっかりで…本当に「何もできませんでした、てへっ☆」なーんて依頼人に報告しないといけないのかと考えるとすっごい鬱。ともあれ、人攫い怪異の報告がてらお世話になったリカルドさんに感謝の言葉をーと思ったら、入院とか聞いてちょっとびっくりした。でも、その人も病院をセーフハウス呼ばわりするくらいにあんまり悲壮感もなかったから深刻じゃないのかな?なんて思ったものだが…)こんばんは、リカルドさん。ツカサですけど、今よろしいですか?(一応看護婦さんには聞いたけど、扉を開ける前に当人に確認をば) [Wed 24 Mar 2010 21:25:31]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『手土産を片手に病室の扉をノックノック…』 [Wed 24 Mar 2010 21:21:23]
リコ > ( 毛糸と棒針。 ころころとした毛糸だまは一本の毛糸でできていて、この一本の毛糸を棒針でちょいちょい絡ませ合っていくことで、マフラーや手袋、ケープやセーター、いろいろな形のものができるのだそうだ。 実家で祖母がやっているのをよく見たことがあるが、どうもあれは、うまい人がやっていると簡単に見えるというものであったらしい。 ) う゛ー……………? ( うなりながらやり始めて見たものの、なかなかうまくいかない。 祖母は私とおしゃべりしながら、あるいはでっぷり肥った猫のナランチャのお腹を足で撫でてやりながら、殆ど適当にやっているんじゃないかと言うぐらい簡単に編んでいたけれど、リコは目を寄せてひとつひとつやっていってもよくわからない。 やっているうちになんとなく編み目っぽく見えはするけれど、不揃いにしかならない。 ) [Wed 24 Mar 2010 21:20:21]
リコ > ( 結局昼過ぎまで、ごろんごろんとひとりのたうち回り、頭まで布団にくるまって真っ赤な顔を隠した。 ) ……………う゛ー………。 ( 声がひどく枯れている。 きっと目も随分赤くなっているだろうし、あちこち乱れているんだろうなあ。 重たいものが取れたような、とてもすっきりした気分だが、代償が大きすぎた。 とりあえずごまかそうと貸していただいた編み物の本を読んでみたが、よくわからなかった。 初心者向けということでとても丁寧に書かれているのだが、やはり手先のことだから、字面だけ見てもよくわからない。 なんとなく想像がつかなくもないが。 しばらく読んで、基本のことだけでも覚えようと思ったが、読めば読むほど頭の中の毛糸だまはどんどん絡まっていってしまったので、結局やりながら覚えようということにした。 ) [Wed 24 Mar 2010 21:10:24]
リコ > ( 盛大に泣いて、じっくり眠った後は、とても疲れていたが何処かすっきりした気がした。 いろいろぐじぐじ考えていたものが何処かへ行ってしまったような気分だった。 こころなし、肩も軽くなった気がする。 その代償に、看護師と医師には盛大にからかわれたけれど、それは割愛させていただく。 くっそう。 おかげで今も思い出すたびに死にたくなる。 なんだってまたいい年してあんなにわんわん泣いたものやら。 どれだけ精神不安定だったんだろう。 キヨさんには随分迷惑もかけたし、もう来てくれないかもしれない。 ああくそう、物凄く恥ずかしい。 泣きついちゃった。 泣きついちゃった! 無関係の人に散々色々言った挙句泣きついちゃった! ………死にたい。 ) [Wed 24 Mar 2010 21:00:23]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Wed 24 Mar 2010 20:55:49]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『( 泣いて、泣いて、泣いて、泣き疲れて眠ってしまうまで、それは続いた。 )』 [Wed 24 Mar 2010 00:22:19]
お知らせ > キヨさんが退室されました。 『( 貴女の気の済むまで、ココにいよう )』 [Wed 24 Mar 2010 00:21:49]
キヨ > ―――― ( 貴女が泣き出しても、わたしは微笑を崩さなかった。 頬に寄せた手で涙を拭うことが無意味なくらいに雫が溢れ出せば、手は頬から離れて貴女の背に回される。 縋るよう取られた手は貴女の好きなように。 手が離れているならば両手で抱きしめて、宥めるように背を撫でようか―― 無理に泣き止んでほしいとは思わない。 泣くのを無理矢理に押し留めるのが、一生懸命涙と嗚咽を飲み下すのが、どれだけ苦しいことか知っている。 泣きたいときは、思いっきり泣く方がいい―― その上で涙が止まるなら、安堵する。 だから、ただ、抱きしめて ) [Wed 24 Mar 2010 00:19:50]
リコ >  うう………うううううう……! ( 額に触れる唇。 ぽろぽろと涙がこぼれていった。 だってきっと初めてだったからだ。 「か弱い女の子」をあやしてくれる人なんて。 ) う、うぁああ………! ( あとは盛大な泣き声が病室に響いた。 何年分もため込んだ涙を、一度に全て流し切ってしまおうというくらいに、盛大に泣いた。 子供が、何が何だかわからなくなるくらい泣いてしまうときみたいに、たくさん、たくさん。 看護師がちらとのぞいて、扉を閉めていってしまった後も、わんわんおぎゃーん、リコは泣いた。 困ったって知ったことじゃあない。 手足を投げ出して声がかれるまで、泣いて。 ) [Wed 24 Mar 2010 00:07:43]
キヨ > 行動の意味を今考えるとしたら、 結局、出した答えなんて全部後付けでしょう。 イヤならしません。単なる押し付けになっちゃいますからね。 わたしの行動に対して、かわぅいお嬢さんが笑顔を見せてくれればわたしは嬉しいです。 ( リコおねぇさまはわたしのことSぽいと思ってるようですが、 別の方はわたしの行いをしてドMと表してくださったことがある。 ま、べつに両方とも否定しませんけどね。否定したところでわたしの行いが変わらなければ同じ感想を抱かれるンでしょうし―― ) … ( 重ねられる手をそのままに、もう片方の手を濡れる頬へ伸ばしましょうか ) ―― 信じるかどうかはおねぇさまの心次第なのでわたしはなンにも言いませんけど。 友人や妹分として頼ってくれるのならば、喜んで。 ( 淡く笑みを浮かべて、泣き止まない幼子をあやすかのように額にキスをおくろうか ) [Tue 23 Mar 2010 23:57:05]
リコ >  そ、それ、は、そうです、けどぉ……! ( ひっく。 ひっく。 しゃくりあげてまともにものも言えない。 ぼろぼろと涙がこぼれて、前も見えない。 きっとひどい顔をしているのだろうと思うと、情けなくてもっと泣けてきた。 ) わ、わ、わた、わたし、しん、じても、いいんです、かっ? うぇ、ひっ、た、頼っても! いいん、ですかっ……! ( 頭に載せられた手に、すがりつくように手を伸ばした。 私は自警団で、もう自警団じゃなくなるけどみんなを護らなきゃいけなくて、強くなければいけなくて、でも、そんな私が、誰かに頼っていいんですか? 誰かに護ってもらっていいんですか? ) [Tue 23 Mar 2010 23:47:19]
キヨ > そうですか。 ( 返す声は素直に安堵を露にして、軽く頷いた ) ( あぁ、同じことをどこかで言われた気がする。 同じように泣かせてしまったことがある。  ――おんなのこ泣かせるなンて最低だなぁ、と、自嘲じみて息を漏らし )  ――― だって、リコさんだってわたしが泣いて落ち込んでたら慰めてくれるでしょう? ( ふふ、と。 問いかけの形を為しながら、けれど声音は確信じみた ) ンー、 リコさんが何を思って私なんか、というのかわたしにはわかりませんけど―― ( ぽン、と。 頭の上に手を乗せようと、さっき引いたばかりの手を伸ばす ) わたしがしたいからしてるンですよ。 残念ながら、言葉にして説明できるほど理屈や理論で算段つけて動いてるわけじゃないので。 [Tue 23 Mar 2010 23:37:22]
リコ >  不快、ではないです! とても、有り難く思ってるですよ……。 ( お金がかからないとか、そういうこと以上の、嬉しさを感じている。 長らく触れていなかった人肌に、そのまま死んでしまいたくなるくらいの喜びはある。 でも。 ) それ、だけ、じゃないですか………! ( 理由になんてなっていないじゃないか。 ほんのちょっとおしゃべりして気が合った程度の、そんな相手にここまでよくしてくれる理由なんて。 ) 泣いてなんか―――いるですけどっ! ( 目頭が熱い。 だから入院なんかしたくないんだ。 考える脳みそなんて、わらの案山子にでもくれてやりたい。 ) わ、私なんかのために、なんで、なんでこんなに………! ( 鉄の棒きれ振り回して、誰も救えない癖に私は自警団ですって胸を張って、それで、その上、こんなにぼろくそにされて、そんな私をどうして。 ) [Tue 23 Mar 2010 23:22:47]
キヨ > アレ、そうなんですか? ( ぱち、と瞬き。 恋愛小説や詩集を読んで編み物なンかしちゃうおねぇさまちょうかわいい、とか思ったわたしはアレですか、妄想乙ってヤツですか。 と、口に出しかけたけど置いておいてほしいようだから飲み込んで。 ) はい? ( 撫でる手は時折貴女の髪を悪戯に指に絡ませて、 ) あぁ、 ぅーン、そうですね。 その程度の相手に色々されるのは不快だっていうなら止めておきますけれど。 ( 困った顔して、するッと髪から指を離そう )( お金出せば着替えや諸々、病院でも用意してくれるし。ただし高くつくだろうけれど、 ) 単に、約束していた差し入れ持って行ったら入院してるのを知って、 ( 親指を折り曲げ ) 入院してるおねぇさまのお見舞いに来たら着替えが入用なことを知って、 ( 人差し指を折り曲げ ) その着替えの用意には度々病院に訪問する必要がある ( 中指を折り曲げ ) … だけですけど。 ( 手をぱッと開いて、ひらひらと振る ) 本とかは、入院してベッドに大人しくしているのがいかに苦痛かわたしが身を持って知っているからですね。 ( へら、と笑ってから ) それでももっと理由が必要なら―― 泣いている女性をほっとくほど非情じゃないからですかね。 [Tue 23 Mar 2010 23:12:15]
リコ > ( うぐ。 図星を指された気分だった。 確かに今の状況は、思考の澱みにずっぽりとはまりこんでいるかもしれない。 それこそ、癒しの天使さまが目に入らないくらいには。 うーん。 ) いや、その、恋愛云々は喩えとして、ですね。 ( まあそれは置いておいて、と。 ) ……………その、こういうのは失礼かもしれないですけど。 ( なんだか、ごく自然に撫でて来るあなたに、リコは何とも言えない情けない顔だ。 ) 私たちはその、そもそもちょっとお喋りした程度の仲だったですよね。 それなのに、度々お見舞いにも来てくれるですし、洗濯ものだって………いまも、こんな風に。 ( 撫でて来る手に、そっと自分の手を添えて見る。 その暖かさは心地よい。 けれど、理由のわからない心地よさは、少しだけ怖い。 ) [Tue 23 Mar 2010 22:57:57]
キヨ > あはは、そンなこといって。 リコおねぇさま真面目ぽいから、自分でも気付かないうちに思考の澱みにハマりこんでそうですよー? ( まぁ、実際どうかなンてそれこそおねぇさまにしかわかりませんけれど。 拒否されず、空気が緩むのを感じれば撫でる手はそのままに ) そうですよ、天使サマたちはそこに存在しているだけで癒しですからね。 ( うんうん、とマジっぽく強く頷いて同意するあたりが、もしかしたら貴女の困惑に拍車を掛けているのかもしれませんけど ) 入院してたら筋力落ちますからね、運動は後でいくらでも出来ますよ。 おや、かぁいらしい。うーン、そういうのわたしは詳しくないので、図書館で聞いてきましょーか… ( ぅーむ。レェナさんとかなら詳しいかなぁ、となンとなく思い浮かべつつ―― ) … へぁ? ( 真面目に本について思い悩んでいた顔が、きょとン、と間抜け面をさらす )  …、 えぇー? いやぁ、優しいなンてそんな。照れるじゃないですかーもう、おねぇさまッたらー ( うふふー、なンて 照れ隠しめいて貴女を撫でて、 ) [Tue 23 Mar 2010 22:51:45]
リコ >  うーん、や、こういう機会でもないとゆっくり考えごともできないですから。 ( でも撫でられているときはシンプルに幸せだ。 この時ばかりは何も考えないでいたい。 ) 白衣の天使が悲しむと私も困るですねぇ。 折角の目の保養なのに。 ( もしかしていつものこういう冗談も、私を慰めているのですかね、ごちゃごちゃ考えているのを止めているのですかね、と少し思いながら。 ) いえ、バトルモノは運動したくなるのでまた今度。 恋愛ものや詩集なんかもいいかもしれないですけれど……………・。 ( ぼんやりと、花とウサギ、並ぶ淡い白を眺めて。 ) どうしてキヨさんはこんなに優しくしてくれるのですかねえ、と、そんな風に思ったのですよ。 [Tue 23 Mar 2010 22:38:46]
キヨ > どういたしまして。 ま、たまには考えることおやすみしたって誰も何も困りませんよ。 ( そう言って撫でる意図で頭に手を伸ばす。 なにせ、何を考えているのか、考えてるかいないのかなンておねぇさまの頭の中のことだけで他人にもわたしにもわからない。 ) 入院中ッてヒマですからねぇ、アレコレ無為に思索をめぐらせてしまうのはわかりますけど。 体休めに来て心が疲労しちゃッたら病院の白衣の天使サマたちだって哀しみますよー? ( うふふー、なンて掛ける言葉は揶揄まじり ) ―――どうかしました?  あぁ、あぁいうバトルもの、お好きなら他にも用意しましょうか? ( 言葉少ない貴女の様子にかくっと首を傾げながら ) [Tue 23 Mar 2010 22:26:24]
リコ > ( なんだか事あるごとに見事に流される自分が恨めしくもあるが、まあそこら辺がリコの限界だろう。 ) ……………………それは、ありがとうございますです。 ( 退院しても、この悔しさが発散されないと駄目なんだろうな、と思いながらも、それを口に出したりはしない。 ただ、何かと世話を焼いてくれるこの人に、ああ、まただ、と思った。 また、この人は優しくしてくれる、と。 それが不思議で、ならない。 冗談めいた笑顔の向こうを見ようとしたけれど、リコの疲れた目には何も見えなかった。 ) [Tue 23 Mar 2010 22:15:07]
キヨ > ( それだけ、 ッてなんだ。 どれだけ、 である。 ) [Tue 23 Mar 2010 22:10:24]
キヨ > ふへへ。 ( そンな様式美に貴女の後ろめたさを誤魔化して、お礼がどうというのを冗談にしてしまうわたしはズルい自覚はあるのだけど。 洗濯は家事としても仕事としても慣れたもので、気にならないけれど逆の立場になれば貴女と同じ様なことをわたしも思う。 から、さくさくっと終わらせて後は会話で濁してしまおう )  ――― うん? ( ふにふに唇をやわく押しながら。 首を傾げて漏らす言葉は短く、 ) … ま、退院したら少しはマシになるでしょうかねー? あぁ、今度クリームを持ってきます。 ( 唇に塗ってさしあげますね、と冗談ぽく告げながら手を離そうか。 )( 入院中は何かとストレスが溜まるモノだし。わたしも昔々は、歯軋りではないけれど何故か瞼が閉じられず瞬きも出来ないなンて不可思議な症状に見舞われた。 それだけ検査を受けてもどこにも異常のなかったソレは、無意識化で鬱屈した精神の発露――だから、ソレと同じ様なものかなと ) [Tue 23 Mar 2010 22:09:06]
リコ > ( 雪うさぎ、か。 桃と並んだ姿はいじらしく愛らしい。 明日には溶けてしまうかもしれないそんなささやかさ。 ) おキヨさん………。 ( およよよよ。 古き良きお涙ちょうだい。 うーんお約束。 しかしそれにしても、こう、自分の洗濯物を人に預けるというのはかなり恥ずかしい。 いやだって、ねえ。 ほとんど一日着ていたものを人に、それも女性に渡すなんて。 熱血バトル小説を読んでいる間は熱中していたので周りを忘れて思わず音読しかけたが、しかし改めて目の前でみると、うん、気恥しい。 ) うぇっ……!? ………いや、その………………なんの、ことやら………。 ( 嘘をつくのは最近多くなってきたけれど、相変わらず、真正面から見つめられると、ウソが出てこない。 押された唇は少し荒れているかもしれない。 気付かない内に噛んでいたかもしれない。 ) [Tue 23 Mar 2010 21:57:13]
キヨ > ( もちろんわたしはその様子を目にしたんだろう。 それでも変わらぬ笑みのままで近付き、ベッドサイドの花瓶の隣に小皿を置けばその上に雪ウサギをのせた ) ( けれど、ふっと切なげな顔をするのは芝居じみて。 ) おねぇさま… それは言わない約束でしょう―― ? ( 軽くシィツを擦って誤魔化す貴女の手に自分の手を重ねようとしながら。 いやだってなんか言わなきゃいけない気がしたンですよ。よよよ。 ) と、まぁソレはさておき順調ならば良かったです。 ( へらっと笑って、慣れた動作で着替えと洗濯物を入れ替える。 以前貸した――看護士に渡した着替えと一緒に袋に入れておいた、少年向けの熱血バトル小説はどうでしたか、なンて聞きながら。 ちなみのその小説は以前魔女ギルドでげっとした曰くつきの品である。 ) ……それにしても、折角キレェなリコおねぇさまの歯がボロボロになってしまうのはイヤなんですけどねぇ。 ( ねぇ、と貴女の唇に手を伸ばし、親指でふにっと下唇を押そうとしつつ ) [Tue 23 Mar 2010 21:50:57]
リコ > ( さりげなくシーツで拭いておこう。 ) いつもいつもすみませんですね。 何かお礼でもできればいいですけど………。 ( 生憎と病室に持ってきたものは何もないし、芸もない。 編み物も、果たして退院までに出来上がるかどうか。 ) [Tue 23 Mar 2010 21:39:07]
リコ > ( 不意に病室に覗いた顔に、リコは一瞬ぎょっとして、たたずまいを正した。 ) え、あ、キヨさん………こんばんはです、回復は順調ですよー。 ( くるりと、笑顔に切り替えた。 こころなしあごが痛い。 きっとまた歯ぎしりでもしていたのだろう。 握りしめていたのか、手汗もひどい。 [Tue 23 Mar 2010 21:38:11]
キヨ > ( 来るたび花なンて持ってきたら、そのうちベッドの周りが花で埋もれてしまう。 花を散らしたベッドに寝そべる美女というのは悪くないシチュだけれど、看護士さん方に怒られてしまうのは否めない―― だから今日はかわりに雪花で出来た小さな動物をその手に携えてきた。外から切り離された無機質な四角の中に、外界の空気を運び込む意図がほんの少し ) ( こないだ用意してた着替えなどは、その次の日に持ってきて看護士さんに預けて帰った。ちょうど午前中の診察の時で、わたしも仕事があったから。 でも一回持ってくるだけじゃ足りないだろうし洗濯物は溜まる一方。 新しく持ってきて、持ち帰って洗って、また持ってきて。 そういうサイクルがあるから、自然と足を運ぶ回数は多くなる )  ( 病室にひょこんと顔を覗かせて、貴女が起きているのを確認してからへらっと笑みを浮かべた ) こんばんは、お加減は如何ですかー? 傷が痛んで熱とか出してません?  [Tue 23 Mar 2010 21:35:51]
リコ > ( 甘いもの。 きれいな花。 また来てくれるだろうキヨさん。 素敵でかわいらしいお嬢さん。 でもその素敵なお嬢さんがたのうち、たった一人さえも護れないのがリコだ。 勇んでいった結果がこのざまだ。 アイゼンリッターは今もあの街をかけている。 日々呼吸をするように人々を救っている。 リコは? リコは誰かを救ったことがあるだろうか。 誰を救っているのだろうか。 ありがとうと言ってくれるその笑顔が見たくて頑張っていたようなものなのに、そのありがとうの一つだって思い出せない。 ああ、くそ、楽しいことを考えろ。 妖精の粉をくれ。 ネバーランドが、遠い。 思い出せ。 思い出せ。 いままで頑張って、助けてきた人たちの顔を思い出せ――――そんなものいるのか? 思い浮かぶのは力任せに殴り飛ばしてきた奴らだけ。 周りでおびえるか見物するやつらだけ。 見たこともない笑顔のためにリコは、そんなことばかりしていたのだろうか。 ) [Tue 23 Mar 2010 21:24:19]
お知らせ > キヨさんが入室されました。 『( 肩にカバン左手に袋右手に雪ウサギ )』 [Tue 23 Mar 2010 21:23:13]
リコ > ( 客が来ればそれなりに気もまぎれるが、なかなかそういうことはない。 報告書と始末書を提出してしまったからか、自警団からはいまのところ特に訪問はない。 レインさんので最後だ。 まあ、正直なところいま団員がリコなんかのところに来たら、捜査はどうしたですかと噛みつくかもしれないが。 ) ……………………………ギリ……。 ( ツヤコさんは知ったら来てくれるかもしれないが、いまは遠い地にいるのだという。 さすがに遠方の友を困らせたいとは思わない。 近くの友と言えば、キヨさんだろうか。 他に友達と言うと、なかなか思い浮かばない。 そのキヨさんにしたって、なぜよくしてくださるのかわからない。 自警団だからだろうか。 そう思うと少し胃が痛い。 頭も痛い。 楽しいことを考えろ。 ) [Tue 23 Mar 2010 21:14:13]
リコ > ( 午前中は割に忙しい。 看護師が来て、夜の間に何かなかったか確かめて、それから朝ごはん。 栄養を考えて作っているらしいが、少々物足りない。 まあ病院だって金が無制限に有るわけでもなし、出るだけましだろう。 アイゼンリッターが次から次へ放ってくる犯罪者どもをいちいち留置場にいれて飯をやっていたらそろそろ破産するだろうな、と何処か他人事のように思った。 実際、そこら辺の勘定はよくわからない。 朝ごはんを食べ終えて花つみなんかを済ませて少しすると、医師が回診に来る。 回復の経過を診てくれ、二言三言小言を残して、また次の病室へと去っていく。 そうしたドタバタが過ぎて、これまた味気ない昼飯を、必要以上によく噛んでゆっくりと平らげた後、午後は割合に暇だ。 ) [Tue 23 Mar 2010 21:04:37]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Tue 23 Mar 2010 20:59:35]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『( おやすみなさい )』 [Wed 17 Mar 2010 01:11:03]
リコ > ( 真相は闇の中。 ゆんゆんゆんゆん。 ) ( ぽふん、と頭に置かれる手。 ) な、泣いたりしないですよっ! ( と言ったけれど、ちょっと自信はない。 忘れたころにまた泣きそう。 ) [Wed 17 Mar 2010 01:10:57]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( わたしが好きなのは 自警団のおねぇさま、 ではなく リコおねぇさまなンですから。 )』 [Wed 17 Mar 2010 01:09:43]
キヨ > … ぱん? ( ぱん、 なんだろう、ぱんだ? パンダのあみぐるみとかだったらかわいらしいと思うところなンだろうけれど。 なんか違う気がゆんゆんした。た。 ) うぃ、 りょーかいです。 ( じゃぁ、ケェプの作り方が載ってる本を用意しよう。 そう思いながら頷き、 )  … ?  ( 首を傾げて、 ) ( 離したばかりの手、 下げられた頭にぽふッと乗せン ) ―― だからひとりで泣いたらダメですよ、  …また来ます。 ( ヒラ、と手を振りながら逆の手がカバンを持ち上げて、部屋を辞そうと ) [Wed 17 Mar 2010 01:08:43]
リコ > ( うわあ、なに着せられるんだろう。 怖いと同時にちょっと期待してしまうリコがいた。 ) そうですねえ、編み物ですから………………ぱん、いえ、ケープとかですかね。 ( とりあえず無難なところを言ってみた。 まあ何ができるのかよくわからないけれど。 ) うー…………その………。 ( 言わなければならない、が、言ってしまって興味をなくされたりすると怖い。 そういう人ではないと思うが、でも。 ) え、あ、はい、今日はありがとうございましたです。 ( 退屈もまぎれたし、きっとあのままだったらボロボロ泣いてたろうし。 深々と頭を下げて。 ) [Wed 17 Mar 2010 01:00:06]
キヨ > ―― うふふ、 ( おンなじ笑み浮かべて返す。 )  何か作りたいものありますか? ( 簡単なもの。棒ならマフラーだし、鉤ならコースターあたりかなぁ、とぼンやり思い浮かべつつ。 季節的には遅いけれども。春にも、と思えばショールなんかもいいかもしれない。 )   ―― はい。 ( にへ、と笑みを浮かべて応え ) ? ( 固まった表情に不思議そうに見返すけれど、 ) … では、今日はそろそろ帰りますね。 ( ウチに残しているコも心配だし、 ) ( 貴女が言わなければならないと思っているコトは、まだ聞く機会はあるだろう―― また来るつもりであるから、 )  ( 撫でていた手をそっとおろし ) [Wed 17 Mar 2010 00:55:09]
リコ >  うふふ――――――え゛? ( うっかり―――というか、それは、ちゃっかり、ではないのか。 慣れてきたと思った時が一番危ういのだと身にしみるリコであった。 ) そうですね、お願いするですよ。 できれば、簡単なものから……。 ( マフラーなんかはまっすぐだからなんとなくわかるけれど、手袋なんかどうやって編んだものかわからない。 そんなレベルだし。 ) ………ん………。 ( こうやって撫でられるのは、気持ちいい、かもしれない。 でも、こうして優しくされればされるほど、どうしてなのかな、とは思う。 ) …………私もですよ、キヨさん。 ( きっといたわってくれているのだろうなあ、とリコは思った。 思ってから、あ、と表情がかたまった。 もし自警団ということで労わってくれるというのならば、リコは言わなければならない。 ) [Wed 17 Mar 2010 00:44:33]
キヨ > えぇー? それはそれは、 ( あぁ、そんなふうに返されると、 ) じゃぁ、わたしが持ってきた着替えは 何でも、喜んで着てくださるンですね? たのしみです。 ( うっかり、そンなことを口にしてしまうじゃないですか。真意はともかく、 ) ああ、じゃぁ、基礎だけお教えしましょうか? 本も用意してきますね。 大丈夫、基礎がわかれば意外となんでもできるモンですから――、 ( どんなものが出来るか、今から楽しみだ。 編み物をするリコさんの姿を思い描いて、ふふ、と小さく笑う。 入院の時って暇な上、ワリと色々必要ですからねぇ。家族に苦労を掛けた側として、身にしみてわかっているだけに。 )  …… ( からかうではなく、いじるではなく、ただ穏やかに。 撫でる。 )( いつもお疲れ様です、のキモチを込めて。 自警団って、体より何より 心が疲れてしまう仕事だと思うから――お優しい方であればある程。 けれど、それを理解しないひとが余りにも多い。 それでも、そんなひとたちのためにも、動かなきゃいけないなンて―― )  … 。  …わたしは、大好きですからね。 おねぇさまのこと。  [Wed 17 Mar 2010 00:38:48]
リコ >  そうですねえ。 キヨさんがもってきてくださったものなら何でもうれしいですけど。 ( ふふん。 そろそろ慣れてきたのか、そういう軽口も叩けるようになってきた。 まあ所詮はヘタレだが。 ) 編み物、ですか………これを機に挑戦してみるのもいいかもしれないですねえ。 ( ちまちましたことはあまりやったことがないが、せっかく落ち着いて腰を据えられるのだから、何かに取り組んでもいいだろう。 そこまで不器用でもないし。 しかし………本の少し縁があるだけなのにここまでよくしてもらって、いつかきっちりとお礼をしなければなあ。 ) ………んー……。 ( ふふふふふ。 これも、慣れましたですよっ! 手を伸ばされれば、軽く目を閉じて撫でやすいように頭を傾けて。 一度恥ずかしさの山さえ超えてしまえば、どうということはないっ! のですよっ! ) [Wed 17 Mar 2010 00:24:35]
キヨ > …なるほど、 ( 貴女の回答に少し視線を上げてアレコレ思い浮かべつつ。 ) じゃぁ今日のは正解ですね。 ( へら、と笑ってちょぃ、と指で包みを示す。 ハズレじゃなくて良かった、と安堵のひそむ声 ) 暇つぶし―― 本とか、パズルみたいな? わたしとしては編み物なんかも時間潰せてオススメですけど。 ( 両手で編み物の真似しつつ。 ぼーっと無為に指を動かしているといつの間にか出来上がっているっていう。 着替え―― は、おうちの中にお邪魔するのは何ですからなにか適当に用意してきますね。 )  … ( 不意にこう、また撫でようと手を伸ばして ) [Wed 17 Mar 2010 00:20:16]
リコ > ( くぅ。 自分よりよほどかわいいという言葉が合いそうな女の子にこんな風に言われるなんて。 これでも、これでもツヤコさんとは大人の時間を………うん。 まあ、大人の時間と、言えなくもない、かな。 ) そうですねえ……………こう、たっぷりと粉使ったのとかですかね。 ( ケーキとか焼き菓子とか、とりあえずカロリー高い方向で。 他にときかれれば、とりあえずいま欲しいものと言えば、暇を潰せるものと、着替え等価。 まあ着替えに関しては、家まで取りに行ってもらうのも悪いけど。 ) [Wed 17 Mar 2010 00:13:00]
キヨ >   …… 純ですねぇ。 ( こう、反応を返すおねぇさまの様子にしみじみと。 微笑ましささえにじませつつ。 ) ふみゅ。 こーいう系がたべたぁい、 という今の気分的なモノでもいいンですけど―― …、 ( まぁ、なかったらなかったでまた何か適当に作って持ってきますけれども。 ) お菓子の他に入用なのあったら仰ってくださいね、 ( 着替えとかタオルとかの日用品でも、なンでも。 家族だとか、そういうの気軽に頼める相手がいれば別ですけれど。 ) … あと一ヶ月くらい―― ですか、 ( 頭の中に日にちを思い浮かべながら、 ) [Wed 17 Mar 2010 00:08:47]
リコ >  う、え、そ、その言い方はなんというですか………えう。 ( まあ言葉の上では間違っていないわけだが、その言葉を聞いてイメージするものに問題があるというか。 リコが敏感に反応しすぎるのかもしれないが。 ) そうですねえ…………とりあえず甘いものであれば大抵好きですけどねえ。 ( 好き嫌いがないと、特別に好きなものというのがなかなか思い浮かばなくて困る。 ) ええと、とりあえず来月の中頃くらいまでだそうです。 ( 体力があってすぐに付くだろう、というのと、リコみたいなすぐに壊すようなやつは長く置いといても仕方がない、ということらしい。 ) [Wed 17 Mar 2010 00:00:26]
キヨ > それはそれは。ヴェイトスはシャイな方が多いようですねぇ、 でも、おねぇさまのはじめてを戴けて恐縮です。 ( うふふー、と揶揄なのか単純に喜んでいるのか、へらりと笑みを浮かべて。 ) ( … 緩む頬に少しばかり微笑ましそうに目を細め )  あはは、体にはいーンでしょうけど味気ないですもんねぇ。 どうぞ、 何かリクエストあればまた次回作ってきますけど――、 いつ頃まで入院されてるンでしょうか? ( 包みを貴女の手元に差し出しながら、首を傾げて。 ) [Tue 16 Mar 2010 23:53:46]
リコ > ( くっそう! からかわれている。 絶賛からかわれている。 そしてそこから逃げ出せないアンビバレンツ。 ) そ、そうですかね…………そういう風に言われるのは、はじめてです……。 ( 確かに、頑張ってきた成果としてこの体があると思っていた。 でも、魅力という考え方はなかった。 なんだか勝手に緩んでしまう頬を隠すように、口元に手を。 少し自信がついたような気もしないでもない。 ………ステータス云々に関しては、コメントしかねるが。 ) おおっ……………ありがとうございますです! 病院食では物足りなかったところですよ! ( 食い気は色気に勝った。 万年欠食児童は実に素直に、ぱああと笑顔を浮かべて。 ) [Tue 16 Mar 2010 23:46:49]
キヨ > ( ソレ以上言及するではなく。 言葉に詰まり、逡巡する姿を眺めて小さく笑う。 ) ―― そんなことは問題ではないですよ? 腹筋も指も、今までリコさんががんばってきた結果でしょう。誇りこそすれ、卑屈になるようなものじゃないですよ―― 其処も、貴女の魅力でしょう? ( 繊細なモノを扱うかのよう、指先はやンわりと。黒髪を撫ぜ、穏やかに言葉を紡ぎ―― )  … ソレに、貧乳はステータスです。 ( 真面目に続けたひとことが色々だいなし。 …。 )  あ、ソレは良かった。 ( 髪からするり、手を離して ) じゃぁ、キャロットカップケェキ持ってきたので食べてください。 団に差し入れたのと同じやつですけど。 ( カバンの中から包み取り出しながら ) [Tue 16 Mar 2010 23:41:01]
リコ >  え、ええと、その、えう…………っ!? ( まったくからかわれないというのも少し寂しいし、少なくとも好意的なものであるからして否定するのも心ない。 だがしかし、じゃあからかってくださいというのはそれはどんなマゾヒズム宣言だ。 プレッシャーを感じながらあうあうと混乱。 ) か、かわいいだなんて、私は、その、胸もないですし、腹筋割れてるですし、指も荒れてるですし…………。 ( なんだろう。 なんだこれ。 なんだこれ!? なにか言葉をかけられる度、髪をなでられる度、「オンナノコ」にされてる気がして……。 ) あ、ああああうあうあうあうあう………っ! ( 頭がフットーしそうになった瞬間、さらりと話題はそれてしまって。 ) え、えあ、あ、はい、できるですよ。 [Tue 16 Mar 2010 23:30:01]
キヨ > ( 言葉に詰まった貴女に、 にこっ。 と笑みを向ける。 ) ( つい最近、同じようなコトを思った、けれど。 …余り多く覚えたい感情ではないなぁと、内心で吐息零すよな心地 ) ええー? ないンですか? じゃぁ、全くからかわない方がいいんでしょうか。 ( ねぇ? なンてこう、貴女がぷれっしゃー感じた笑みのまンま。 ) 子ども扱いしているンじゃないですよ。 女性扱いしているんです。 ―― リコおねぇさまは、 可愛らしい。 ( 撫でながら目を細め。 指先がする、と黒い髪をさらう ) …柔らかで、 強い。 羨ましいですね、黒髪。  ( ほんとうに髪の話だけなのかは、さて、 ) あ。 そういえば食事は普通に出来るンでしょうか? [Tue 16 Mar 2010 23:24:48]
リコ > ( うぐ。 繰り返されてしまった。 言われ慣れない類の言葉がここまでときめかせてくれるとは………。 動揺のせいか、微笑みに数瞬宿った何かに、気づけずじまいで。 ) え、いえ、そんなこと、は…………ないと、思うん、ですけれど………。 ( うぐぅ。 なんだろう。 笑顔で普通に聞かれているはずなのに、何かプレッシャーが。 思わず後半自信なさげに。 ) そ、そうです、私は強いのですよっ。 ですからその、子供扱いなさるのは………。 ( 撫で撫でされながら言えたセリフではない。 ) [Tue 16 Mar 2010 23:12:03]
キヨ > ――― か弱い。 ( 貴女を見、言葉を繰り返して、 肯く。 ) ( 一体わたしの目の前のこの女性を、 なんだとおもっているのだろう。 貴女を入院させるコトになった誰かさんを、わたしは、 許さない―― ) ( …笑む目にほの暗いモノが宿るのは数瞬。 ) ふふ、 ( すぐにころりと目元を緩め ) そンなこと言って。 おねぇさまは からかわれるの、 好きでしょう? ( 尋ねているのに否定を許さない言葉はちょっぴり意地悪い響き。 ) ( そのくせ、頭を撫でる手はヨシヨシと。 幼子にするかのようなたおやかなもの )  ―― 大丈夫、 リコさんがか弱いのと同じくらい 強いコトも知ってますよ。 [Tue 16 Mar 2010 23:07:19]
リコ >  かっ――――か弱い? ( 生まれて19年、はじめて言われた言葉は、どこか異国の言葉のように不思議な響きがした。 なんだか少し悔しい。 目元を撫ぜる指先が、本当に自分を「かよわいコ」にしてしまいそうだった。 ) ―――――っ、か、からかわないでくださいです………! ( 指摘されれば、うろたえたように視線をあちこち。 第一、こういう芝居がかった台詞は本来リコが言うべきであって、リコみたいな筋肉だるまが言われる言葉じゃない、はずだ。 うう………くそ、言われる立場がこんなに照れるとは。 ) ひゃう……っ………ん……。 ( こめかみをたどる指先、そのくすぐったさに少し身じろいで、頭をなでる手にほう、と力を抜いて。 ) [Tue 16 Mar 2010 22:56:48]
キヨ >  ――― わたしの周りはかよわいコが多くて心配でなりません、 ( ウチの子しかり、蝶の病のお二人しかり、メアちゃんしかり―― 今此処にこうしている貴女も、 ) ( 涙のあとを親指で拭おうと指を動かし )  … ( 俯いた貴女を見、ふふっと小さく笑ってから、 ) … 紅くなってますよ、リコおねぇさま? ( ほンの少し顔を寄せてからかい交じり。 ) わたしの持ってきた桃の花よりも、貴女の方が芳しい――― なンて、 ( 芝居がかった言葉、 自分には似合わないと笑い飛ばして )  … ( ほンのり笑み浮かべ、頬に寄せた手はするりとこめかみの辺りを辿り 頭をぽむり、撫でようと ) [Tue 16 Mar 2010 22:52:03]
リコ >  ああ、いやぁ、少々しくじったのですよ。 お恥ずかしいです。 ( さすがによくあることだとか余計なことは言わない。 どうやら彼女がもって来たらしい桃の花に、ほう、と小さく。 春はまだ遠いように思えたが、こうして季節の花を見ると、ささやかながらも春を見つけたような気分になってうれしいものだ。 ところで、こう、花に添えられた指先というか、そういうしぐさに艶やかさを感じないだろうか。 ) う、え、いや………その………なんでもないです。 ( 頬に触れる手。 なんだかものすごく恥ずかしくなってきた。 涙の跡も残っているだろうし、包帯なんかが首元から見えてるし、手もギプスだし、こんな寝まきだし、寝ぐせついてるかも、めやについてないかな……なんて、一度意識するとあれこれ恥ずかしくなってしまって、うっすら頬を染めてうつむいて。 ) [Tue 16 Mar 2010 22:40:04]
キヨ > ―――― 、 ( 潤んだ目、おや、と目に留めて ) ハイ。 ( けれどにこっと頷いた ) いやぁ、びっくりしましたよ。お約束の差し入れ持って行ったら、入院してるッていうンですから――、 ( そンなことを口にのぼらせながら、ベッド脇まで歩み寄りましょうか。 どなたかが持って来てくださったンだろう、花瓶の花に目を留めて少し目元を緩ませ。 カバンを近くの椅子に下ろしてから、わたしが持ってきた数本の桃の細枝も、ソコに混ぜていただこう――、 すッと花を整えるよう自然と両手が動くのは、ある意味職業病じみて ) ( 自分が病床にある時は人に会うと気恥ずかしいモノだけれど、逆だと中々どうして。 普段きちんとしてるヒトのこういうしどけn――えぇと、まぁ、緩んだ姿というのは悪くないと思うワケですよ。えぇ。 …。 )  …どうしたンですか? ( 頬に手を寄せようと、伸ばしながら、 ) [Tue 16 Mar 2010 22:32:25]
リコ >  ―――へぶわっ!?( 屈辱を思い出してぐわっ、と涙がせりあがってきた瞬間の訪問に思わずふいた。 げえっほげえっごとせき込んで。 ) こ、これはキヨさんじゃあないですか! ここここんばんはです! ( あわてて目元をぬぐって、襟を正す。 ああくそ、こんな色気のないねまきだなんて、ちょっと着替えるから待ってってのは駄目だろうか駄目だろうなあ。 などと動揺を見せつけるリコ。 ) [Tue 16 Mar 2010 22:20:05]
キヨ > ( おそらく 白い色よりも、桃の花が先。 ) ( 視覚以前に嗅覚で捉えるのならば、桃の花の香と自作の菓子とどちらが先だろう――…、 )  … そンなフラグ発生してたらむしろ替わってほしいくらいですよ、 ( 心配そうに病室を窺う顔が、淡く安堵の笑みに変わってそうのたまう。 良かった、思ったよりも元気そう。 ) ( 開け放された入り口の、壁を今更ながらに軽く叩いて存在証明。 ) こんばんは、おねぇさま。 [Tue 16 Mar 2010 22:16:46]
リコ >  くっそう…………病院っつったらセクシーな女医かキュートな看護婦さんか相部屋の病弱だけど健気な女の子とか見舞いに来てくれるやんちゃな幼馴染とかそういうフラグの山だと思ってたですのに………。 ( そういう嬉し恥ずかしな展開は、ゼロだ。 まあそもそも入院した原因自体が、やさぐれサイコヒーローVS流され自警団員ヤンデレ派みたいな、夢や希望や甘い想像そんな素敵なものブレイカーな展開だったわけだから、そうそううまいこといくわけはない。 お互いもうちょっと凶暴な性格だったら今頃、脳みそズル出してやるとか、背骨バキ折ってやるッとかそういう素敵な応酬の果てに、病院送りではなく墓場送りになっていただろう。 ) ……………………ちっくしょう………。 ( 冗談抜きで、本気であの男が殺しにかかっていたら、今頃リコは死んでいただろう。 ) [Tue 16 Mar 2010 22:10:08]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『( 入り口から覗くのは、 )』 [Tue 16 Mar 2010 22:09:47]
リコ > ( さーてこうなってくると本格的に何もすることがない。 まあ入院ってそういうものなのかもしれないが。 たまに見に来てくれる看護婦さんを口説いて話し相手に誘ってみたが、忙しいようで駄目だった。 その短い時間でもそれなりにキャッキャウフフできたからいいが……。 ) 骨折くらいなんだから退院させてくれてもいいと思うんですけどね……。 ( まあ肋骨も折ってるから、内臓系の問題があるんだろう。 そもそも骨折くらいとか言っちゃってるあたり感覚がおかしいかもしれないが。 せめてあの毎度毎度冷たい医師が、ぼいんでセクシーな女医だったら病院ライフもエンジョイできそうなのだが、現実は非情である。 まあぼいん云々はともかくとして、せっかく直してやったと思ったら一年経たない内にまた別の骨べっきべきに折って入院してというのを繰り返しているような輩だから、面会回数は多くても好感度は上がらないだろう。 ) [Tue 16 Mar 2010 22:05:59]
リコ > ( 入院中って何をすればいいのだろう。 そんなことに気付いたのは、なにもすることがなくなってからだった。 報告書も始末書も書いて、レインさんに手渡した。 朱筆を入れてもらった進退伺も、清書済みだ。 本でも読もうかと思ったが生憎と持っていなかったし、持ってきてくれる家族もいない。 話し相手でもいないかと探したが、ここ四人部屋なのに今は自分だけといううれしくない貸し切り状態。 あまりにも暇で体でも鍛えようかと、レインさんが花を飾ってくれた花瓶をダンベル代わりにしていたら、ちょうど回診に来たらしい医師に無言で見詰められて挫折した。 あの養豚場のブタを見るような目が、いまも胸を刺している。 可哀そうだけど明日にはお肉屋さんの店頭に並んでるのねって目! ) [Tue 16 Mar 2010 21:55:32]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Tue 16 Mar 2010 21:49:58]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『( 春はまだ、来ない。 )』 [Mon 15 Mar 2010 00:07:30]
お知らせ > レイン・パレットさんが帰りました。 『( 病院を出て、降りしきる冷たい白色に上着の襟を立てた )』 [Mon 15 Mar 2010 00:06:32]
リコ >  これを出す時点で無責任だろうですけど…………まあ、退院し次第、提出することにするですよ。 ( どのくらいで退院できるかはまだちょっとわからないが、その短い期間で心変わりするとも思えない。 ) ええ、おやすみなさいです、レインさん。 レインさんもお風邪を召されぬように………。 ( しばらくは、暖かくのんびりとした春は味わえそうにないだろう自警団員に、そんな言葉を向けて。 ) [Mon 15 Mar 2010 00:04:25]
レイン・パレット > ( 同僚に対しては意識的に――――半分は素の性格で厳格に接している部分がある。だからこうして同僚ではなくなる彼女に対してはこんな表情を向ける事もあるのだろう。別嬪呼ばわりは実に気恥ずかしいがな。 ) まあかといってこういった物は他人の手で出させるなよ。無責任とも取られかねない。 ( 彼女の代わりに提出する報告書と始末書を手に取って。 )( 明けない夜はなく、春が来ない冬はない。――――けれどいつまでこの暗闇と冷気は続くのだろうかな。 ) 桜を眺めて温泉にでも浸かりながら熱燗をキュッとやりたいものなのだがな。――――まだ寒い日は続きそうだ。体は冷やさないようにしておけよ。 ( ――――桜が咲いたとしても、そうしてのんびりするのは少なくともまだ先になってしまいそうだがな。 ) おやすみ、リコ。 ( おやすみの挨拶をして病室から出るだろう。さあ、まだやらなくてはいけない事は山積みだ。お見舞いを終えたら本部に戻ろう。今日は泊まり込みで仕事か。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:59:43]
リコ >  ふふふ…………それはそれは。 恐悦至極に存じ上げますですよ。 ( くつくつと喉の奥で笑って、改めてその顔を眺める。 こうして落ち着いて、ゆっくりとした心持で眺めると、おしいことをしたと思うくらいの別嬪がそこにいた。 ) そうですか、ありがとうございますです。 ……………とはいえまあ、特にいうこともないですけれど。 ( このまま、報告書や始末書と一緒に提出してもらっていいくらいだ。 別ん自分でやったわけでもないのに、何処か肩の荷が下りたような気がした。 ) そうですねえ………お花見の酒が恋しくなる頃には、雪もなくなると思うですけれどね。 ( そう茶化して、窓の外を見やる。 あの怪人はこの雪の下、まだ走っているのだろうか。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:45:30]
レイン・パレット > 印象が薄い、な。お前のようなアクの強い女好きがか?  ――――  少なくとも私はお前の事を気に入っていたよ。 ( 険の取れた微笑みを作り相手の言葉を茶化したように軽口で返した。そして彼女が辞めるのであれば、まあ少しぐらいは素直にそれを言うとしようか。真面目で堅物で、けれど女性に対しては妙に馴れ馴れしくて。私はそんなリコを眺めていて楽しくあったのだがな。 ) 形としてはこんなものだろう。大筋から逸れなければ、あとは付け足したい言葉などを入れても良いだろうし、自分なりに何か書き加えても構わない。 ( 添削の終了した進退伺を置くと私は立ち上がり窓を見る。――――外ではまだ寒々とした雪が降りしきっていた。 ) …………果たしていつまで降り続けるのだろうな。 ( ふと、何の意味はなく呟き。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:38:49]
リコ > ( レインさんが動揺する、というのは、リコとしてはちょっと想像できなかった。 自分から仕掛けて動揺させたら、もっと楽しめたのに。 ) ……………………………ありがとうございますです。 私は外回りばかりで、団のみんなとお喋りしたこともあんまりなかったですから、そんなに印象に残っていないんじゃないかなあ、と思ってたですよ。 ( 協調性に欠ける自分は、嫌われているのではないかと考えたこともないではない。 ここにいるのは一人だけれど、そのたった一人がそう言ってくれるだけで、なんだか嬉しかった。 ) …………ありがとうございますです。 ( もう一度、繰り返した。 すまないというよりは、そちらの方がスマートな気がした。 意思は変わらないと表明するのに。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:21:54]
レイン・パレット > ( 結局引きとめる事が出来るのか出来ないのかという。多分リコがそうなるとは予想していなかったから動揺してたりするんだろう。しておけ。 ) ………………実にエゴだ。人の決断に茶々を入れるのは好みではないと考えていたというのに、いざその場に立ち会うとこうして女々しい言葉を吐いてしまう。 ( ――――私はお前に辞めてほしくはない。だがしかしこれは私の願いだ。彼女が自警団を去る事も、いつかは戻ってくるかもしれない事も、それを決断するのはリコ自身であるのだ。他人の私が口を挟んで良い道理はそこにはない。 ) 寂しくなるよ。 ( 添削を終えるとペンを置く。そして私はただ今の率直な気持ちを彼女に簡潔に伝えた。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:17:09]
リコ > ( リコがリコなりに書こうとすれば、きっと無駄に長ったらしくくどくどとしてしまいそうだから、適当なところで切り上げて任せてしまったのは良かったのかもしれない。 少なくとも、読む側の印象としては。 ) ……………辞職になるかどうかはお上の判断に任せるですよ。 もし辞職であれば、そうですね…………まあ、気が晴れれば戻るかもしれないですし、迷いが晴れなければ戻ってこないかもしれないですね。 ( 狂人と真正面からぶつかり合うのは、ひどく疲れる。 それこそ自分の価値観がぐずぐずになるくらいには。 ぼろくそにされたからといって仕事を投げうってしまうのは、気が引ける。 だが今は、ひどく、疲れた。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:10:17]
レイン・パレット > ( 真剣な面持ちでペンを進めていく。時折考えるようにペンを止めながらその文章の添削は順調に進んでいく。出来上がっていくのは添削をした人物の性格が出ているお堅い形式ばった形の文章だ。 ) …………………… そうか。 ( 去る者を引きとめる事が出来たとしても、それを追う事は出来ない。結局この仕事は本人のやる気次第なものだ。続けるという意思があるのならば続けられるだろうし、そして辞めたがるのならばその意思に従うしかない。 ) 休職届、などという形にする気もないか? 戻ってくる気は……ないか? ( ―――――未練がましい。引きとめる事など出来ない。そう先程考えた筈なのにこんな言葉が出てきてしまうとはな。 ) [Sun 14 Mar 2010 23:04:42]
リコ >  それじゃ定期的に入院するはめになるですよー。 ( どうせ少しくらい抜いたって、しばらくすれば馬鹿みたいに叫び出すのだ。 そういうところはあまり理性的な人種ではないのは自覚している。 文章の添削をしてくれるのならば、逆らう道理はない。 リコは文章を書くのが苦手という訳ではないが、それでも慣れた人に任せた方が安心ではある。 ) ………………………うーん…………まあ、なんと言いますですか…………疲れた、というのですかねえ。 ( 端的に言えば、そうなるだろう。 もちろん、そんなこと書けないから建前は作ったけれど、突きつめればそういうことになるのだと思う。 ) [Sun 14 Mar 2010 22:51:20]
レイン・パレット > ( 忙しい時の自警団も大概ブラックだが、病院もまたそれと大差ない程にはせわしない予感がする。まあ労働なんてのはある意味どこでも過酷なわけなのだが。 ) 怪我をするのはある意味丁度いい。多すぎる血を少しは抜いておけ。 ( まあ手が出たりしたり血の気が多いのは私もそう大差ないのだが。そこで理性で踏み止まれるかで差はあるかもしれない。 ) 書くもの、借りるぞ。 ( その文面を何度か眺めると淡々とした調子でサイドテーブルにある筆記用具を借りて、その文章の推敲を始める。あくまでも書類は書類。ならば事務的に、形式的な文面に寄った方が良いのではないかと私は考えるから、その方面に添削を始めて――――― )  ――――― ……何故…なのか。聞いても構わないか? ( 作業を続けながら、問う。つまりは犯罪者たる鉄仮面に返り討ちにあい、その彼の手で病院に搬送され自警団の顔に泥を塗ったから。この文面通りの理由のみなのかと私はリカルド・アンブロッシオに訊ねる。 ) [Sun 14 Mar 2010 22:44:16]
リコ > ( お墨付きを得られたならば、もしクビになったら病院で雇ってもらおうかな、などとひそかに考えるリコ。 まあ給料がいいとは思えないが。 ) いやぁ………血の気が多いもので。 ( 暗黒街で暴れました。 怪我しました。 チンピラに腕おられました。 その他もろもろ。 下書きを手渡せば、少しだけ手持無沙汰に、窓の外に目をやった。 内容については昨夜のログ参照。 ) [Sun 14 Mar 2010 22:32:24]
レイン・パレット > 力仕事にはうってつけの人材でもあるからな。その点は私も保証してやるよ。 ( もっとも力仕事だけでやっていけるかどうかはしれず。まったくやれやれだ、と肩を竦めっぱなしだ。 ) なんでお前はそういうのばっかりすっかり慣れている。普段からお前はな――――― ( 少しは問題を起こさないようにもだな――――などと説教を始めそうになる気持ちをぐっと堪える。イカンイカン。相手は入院患者なんだから説教は自重しておかなくては。 ) ―――――― ……… ( 進退伺。ぴらり示されたそれとその単語に女は少しの間だけ沈黙した。 )  …………… そうか。 見せてみろ。  ( ―――――レインはリコのその言葉にただ二言だけ返事をした。そしてその下書きを受け取ろうとする。 ) [Sun 14 Mar 2010 22:27:23]
リコ >  いやあ、お恥ずかしいです。 まあこれが縁で病院関係で仕事できるようになるかもしれないですけど。 ( 意外と病院は、力仕事が多いらしい。 まあそれ以上にお頭もいるから、リコに務まるかどうかは不明だが。 ) まあ後から追及されるといやですからね。 えーと、報告書と始末書はいつものことなのでできたんですけど、 ( 報告書はともかく、始末書がいつものことだというのははなはだ問題である。 ) この進退伺の書き方がいまいちわからないんですよねぇ。 ( ぴらりと示したのは、昨夜書いた下書きである。 進退伺……要するに辞表添えとくのでクビにするかどうかお偉さんで決めてね? というのだ。 ) [Sun 14 Mar 2010 22:15:12]
レイン・パレット > 当然だ。医者以外で病院と馴染みが深いなどと良い事であるはずもない。お前も愛称で呼ばれるぐらいに随分と馴染んでしまったものだ。 ( 常連なのが良い事であるはずもなく。――――いつもならば確かに良いお茶請け話になったであろうが、リコの入院、というよりもそれをさせた人物が鉄仮面だという事で、今回の入院の件は自警団内には少なからず波紋を呼んでいるか。最もその原因の本人にわざわざ告げる事もないだろうと思って口にはしないが。 ) お前という奴はな。――――何か書いているなと思ったらマメな事だ。まあそういったのは得手だからな。教えられる所があれば勿論構わない。 ( 殺風景な部屋も花を一輪飾られるだけで彩りを増すだろう。だからこそ花束は見舞い品の定番たり得るわけなのだが。花瓶に花を活け終えると、続く彼女の言葉に頷き書き方がわからない部分というのを見せてもらおうとベッドの傍に寄る。 ) [Sun 14 Mar 2010 22:09:51]
リコ >  あんまりよくないんだろうですけど、もう慣れっこですからねえ。 先生にもう死ぬまで来るなって言われたですよ。 ( 団の方では、リコの入院はどんなふうに扱われているのだろうか聞いてみようとも思ったが、相変わらず忙しいだろうし、お茶うけ程度にしかなっていまいとやめておいた。 ) 怪我したのは口じゃないですからね。 …………あ、そうだ。 一応報告書と始末書書いておいたので、団に届けて頂けるですか? それから、書き方がわからないのもあったので、教えて頂きたいのですが。 ( 使われた形跡のない花瓶は、飾られることを喜ぶだろう。 もそもそとサイドボードに手を伸ばして、紙束を手にとって。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:58:42]
レイン・パレット > それでも大事にはならないようで良かったよ。耳にした時は気を揉んだが、どうやら変わらず元気そうだ。 ( 笑顔を見せるリコの様子に安堵すると、レインはふっと表情を柔らかくして小さく微笑んだ。 ) 入院していても実に良く回る口だこと。――――花瓶を借りるぞ。 ( 相変わらずの口振りをぽんとその頭を軽く叩いて諌めると、持ってきた花を活けておこうかと花瓶のある窓際へと足を運ぶ。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:53:53]
リコ >  あはははは、すみませんです。 ちょっとしくじったですよ。 ( サイドボードにペンを置いて、えへへと笑って見せるリコ。 ベッドに横になっているほかは、目立ったところはない。 強いて言うのならば、左手のギプスくらいか。 ) いえいえ、レインさんの真心の詰まった花束は、フルコースよりも私の胸を満たしてくれるのですよ。 ( まあ確かに、病院食は少々物足りなくはあるが。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:45:58]
レイン・パレット > まったく本当に入院する奴があるか。心配を掛けさせてくれる。 ( その空元気の声には疑いを抱かない。呆れ気味に肩を竦めながら口にするのは普段から自警団本部の中で交わしているような他愛もない会話の挨拶。 ) …………む。持ってきてから気付いたが、お前の場合は花より果物あたりの方がひょっとしては良かったか。 ( 見舞い品の定番として花を持ってきはしたが、なんだか色気より食い気といったイメージのあるリコならばそっちの方が喜んだだろうかと。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:40:40]
リコ > ( ペンを片手に文面を練っていると、ノックの音。 ついで聞こえるのは同僚の声だった。 ) ああ、レインさん。 ありがとうございますです。 どうぞどうぞですよー。 ( 入院中とは思えないような、そんな気楽な声を試みた。 自分としては多分それは成功したと思う。 空元気の出し方は、ここ何年かで随分上達したものだ。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:32:26]
レイン・パレット > ありがとうございます。 ( 丁寧に会釈をして教えられた病室へと足を向ける。こうして病院の厄介になる事がいつもどおりと言えるのは果たしてどうなのだろうかという疑問は今はさておこうか。階段を上り、病室へと向かい。 ) ( コンコン ) リカルド、起きているか?レイン・パレットだ。見舞いだが今入っても問題ないか。 ( 病室とネームプレートを確認してノックをすると、部屋の中の病人に入っても構わないかどうかと尋ねてみるだろう。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:28:42]
リコ >  リコさんでしたら、三階の306号室になります。 ( 愛称で呼ぶ程度には、なじんでいるらしい自警団員リカルド・アンブロッシオ。 病院という場所に馴染むのが果たしていいのかどうかは不明だが。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:22:22]
お知らせ > リコさんが入室されました。 [Sun 14 Mar 2010 21:20:16]
レイン・パレット > ( しかしこれで完全に鉄仮面は自警団にとっても敵扱いになるだろう。もはや彼に対する姿勢は保護ではなく逮捕といった扱いを取るのが適当ではないのかと私は思う。同僚が入院させられたとあっては、団員の中でも彼を庇う考え方をしていた人間も――――元々そういなかったかもしれないが――――彼に対する見識を改める事になるのかな。 ) …………………… ( その件の鉄仮面と会話を交わし、彼に対して色々と含む所を覚えた女は僅かに押し黙る。―――――あぁ、しかしだ。しかし。今はあの犯罪者に構っている時間は割けなくなった。また別の事件の担当になったのだからな。 ) 失礼。自警団員のリカルド・アンブロッシオの病室はどこでしょうか? ( 見舞いの花束を片手に受付で面会の受付を滞りなく済ませていく。実に忙しい。それなのに働き手を奪うなどという事をしてくる鉄仮面は実に腹立たしい。実にな。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:19:32]
レイン・パレット > 不謹慎な話だが…私も入院したくなるよ。それで一月ぐらいは何も働かずにゆっくりと休みたい。 ( それこそ無意味な仮定だが。犯罪者である鉄仮面に病院送りにされた同僚の見舞いに来た自警団員の女は、近頃の目の回るような忙しさに思わず暫くのあいだ休みたい気分になってしまった。まったく涙が出てくるよ。 ) [Sun 14 Mar 2010 21:07:47]
お知らせ > レイン・パレットさんが来ました。 『 頭痛の種は尽きない 』 [Sun 14 Mar 2010 21:02:14]
お知らせ > リコさんが退室されました。 『( 退院する前に清書してしまおう。 )』 [Sat 13 Mar 2010 21:53:46]
リコ > ( 拝啓 春まだ浅い今日このごろでございますが、団の皆様に置かれましてはいかがお過ごしでしょうか。 ………なんか違う。 えーと、では。 親愛なる団長様へ。 この手紙をご覧になっている頃には既に私の失態を御存じのことと思います。 ………いやいやいや。 なんか変だ。 くすぐったい。 やはりもっと簡潔な方がいい気がする。 何せ一世一代のものだ。 こんな物書く機会はそうそうない。 真剣に考えなければなるまい。 とりあえず今日は、下書きというところで満足しておいた方がいい。 そのつもりで、えいやっと書いてみる。 ) この度は犯人の取り押さえに失敗した挙句その犯人に病院まで搬送されるという、団の面子に著しく泥を塗るような失態を晒しましたこと、深くお詫び申し上げます。 その責任を取るべく職を辞させていただきたく存じ上げます。 わたくしの進退につきましてご決断をいただきたく………。 [Sat 13 Mar 2010 21:53:37]
リコ > ( 重たくため息を落としながら、ゆっくりと報告書と、始末書を書きあげる。 こんなものでいいだろう。 レインさんでもいたら添削でも頼みたいけれど、いつまでも頼るわけにはいかない。 ) ………………うん。 ( 少し考えてから、別にもう一枚羊皮紙を取った。 書き物は得意ではないから、じっくりと文面を考える。 報告書みたいに定型のものや、始末書みたいにかきなれたものならばともかく、こういうものは書いたためしがないので、どう書いたものやら悩む。 しっかりとたくさんのことを書くべきだろうか。 簡潔にまとめるべきだろうか。 見本とか例文とか、そういうのが欲しい気分だったが、そんなものがあるのかどうかはわからなかった。 ) [Sat 13 Mar 2010 21:44:29]
リコ > ( かりかりとしたためるのは、この度の件の報告書だ。 始末書も書いておいた方がいいかもしれない。 言い合った内容は書くに及ばないけれど、怪人の主張と、彼に打ち負けたことを記しておいた。 奴がほとんど無傷だったことも、包み隠さず。 ただ、肩口に打ち込んだ一撃は痣になっているかもしれない。 あやしく思っているカイン・グレイホーク氏を確認したく思ったが、確証はない。 ) ……………こんなときに動けないのは、情けないですね。 ( アイゼンリッターや目玉泥棒のこともそうだし、巷ではまた妙な事件が起きているらしいと看護師がしゃべっていた。 J3の旦那なんか、よくスラムなんかの方に足を伸ばしているらしいけれど、どうだろう。 あの人は自分みたいに無理をしそうなイメージはない。 レインさんはきっと、頭を抱えているだろう。 他の団員の皆はどうだろう。 そういえば私は、あまり本部でみんなと仲良くしゃべっている記憶が少ない。 ) [Sat 13 Mar 2010 21:33:41]
リコ > ( 昨日は、まだ目が覚めていない内に、自警団の同僚が見舞いに来ていたらしい。 特徴から察するに、J3の旦那だろう。 暗黒街の警邏に行くリコをどこか冷めた目で見ているような印象しかなかったが、存外いい人なのかもしれなかった。 無遅刻無欠席で残業もよくやるような人だし、義理でかもしれないけれど。 近くに刀がないので落ち着かず、病院の人にたずねて見ると、ちゃんと保管してあるそうだ。 落としてきた長十手も、現場をひっそり見ていたというあの胡散臭い屋台のおじさんが拾ってきてくれていたらしい。 なら助けろとも思ったが、手を出しにくい光景であったようにも思う。 ひとまず安心したのか、ひどく体が脱力した。 そのまま、眠りたくなったが、そうもいかない。 看護師に頼んで、筆記具をそろえてもらった。 ) [Sat 13 Mar 2010 21:23:23]
リコ > ( 眼がさめてからしばらくして、医師がやってきた。 お久しぶりですと挨拶すると、ついこの間も会ったよと皮肉気に言われた。 ) ………左手と肋骨、あと肺ですか。 ( いつも同じような口調だと思いながら、医師の説明を聞き流した。 注意のところも聞き流していたら、カルテで頭をはたかれた。 大きな声を出したり、強く呼吸したりしないこと。 病室から出るときは必ず声をかけてからにすること。 しばらく入院すること。 極力安静にしていること。 絶対安静にしろ、と言わない辺りが、日頃の行いの悪さの現れのような気がした。 どのくらいで治るかと尋ねると、意地悪く笑われた。 あんたたちは十把一絡げで壊すけれどね、こちとら骨一本だって治せやしないんだ、と。 ) [Sat 13 Mar 2010 21:14:04]
リコ > ( 皮肉にも、ここ最近でいちばんぐっすりと眠れたような気がした。 ) …………ッ! ( 目が覚めて真っ先に手を伸ばしたのは腰のカタナだった。 だがそこに愛刀はなかった。 代わりに胸のあたりからひどい痛みと、吐気がした。 額の汗をぬぐおうとした左手はギプスで覆われていた。 そうしてようやく、自分が病院のベッドに横たわっていることに気が付き、それから自分があの怪人の手で病院に運ばれたことを思い出した。 思いのほか力なく、持ち上げた手がベッドに落ちた。 悔しさとか情けなさとか、そういうものが頭に浮かぶよりもまず、ひどく疲れていた。 とても、疲れていた。 普段ならば、仕事に行かなければと思う程度の疲労なのに、今日はやけに重たく感じた。 ) [Sat 13 Mar 2010 21:03:13]
お知らせ > リコさんが来ました。 [Sat 13 Mar 2010 20:57:59]
お知らせ > J3さんが帰りました。 『 病室に顔を出したが、花とか持ってくるべきだったかな。 』 [Sat 13 Mar 2010 03:13:06]
J3 > ( 自警団員は、自分達が抱えているリスクが鉄仮面よりはるかに大きいことを自覚するべきだろう。 ) [Sat 13 Mar 2010 03:12:01]
J3 > ( それでも「私達にはこれが限界です」と市民に向かってお手上げすることは許されない。治安を維持するっていうことには、ある程度は威厳とか意地とかが必要なのだ。誰もが自警団を馬鹿にしてしまったら、もう取り締まれない。 ――これはデスマーチだ。最後の一人になるまで続く死の行進だ。死んで初めて俺達は評価されるのか?死ななきゃ評価されないのか?俺はもう正義感とやらからはリタイアしたが――いや、したからこそ――いまだに志を捨てず行進を続けている奴らが不憫でならない。 ) 馬鹿だよ、リカルドは。あんな狂人の口車に乗せられやがって。最低限のことをやってりゃいいのさ…。 ( アイゼンリッターの自慰をわざわざ手伝ってやる必要は無い。 ) [Sat 13 Mar 2010 03:04:09]
J3 > ( こんな俺ではあるが、今回の事件には内心で少しだけ責任感を感じている。ツーマンセルで組んでやるべきだったとかまあそういうのもあるが、鉄仮面がエスカレートする要因を自分が作ってしまったっていう責任感だ。自警団の巡回ルートに捨て置かれる奴らに最初から構わなければ、鉄仮面だって自警団に茶々いれることは無かったんじゃないか。もっとも、俺一人が奴の置き土産に対処していたわけでは無いが。 ) 皆はこれからどうするのかねえ。義憤に駆られて殉職者が増えないことを願いたいものだが。 ( それでも鉄仮面は際限なく犠牲を俺達に求めるだろう。奴の価値観では、きっとそれが当たり前なのだ。自分が殴った連中を俺達が放置し始めたら、今度は声高らかに自警団の怠慢を叫ぶかもしれない。目玉泥棒の時みたいにビラを配りまわるかも。俺達はどんどん立場が悪くなる。出来ないことを指摘され、限界を指摘され、そこでガッツを見せた奴から死んでいく。 …なんじゃ、そりゃ。 ) [Sat 13 Mar 2010 02:42:35]
J3 > ( 奴の言ってることはごもっともだ。確かに悪い連中を捕まえるのが俺達の仕事よ。でも出来ないからって骨をへし折るこたぁーねえだろう。具体的にどんなやりとりがリカルドと鉄仮面の間であったかはまだ把握していないが、結果を見ればそう見える。 リカルドやレインもそうだし、他にも自警団内にもそういう連中はいるだろうが、俺と違って使命感と正義感に燃える隊員にとってはショックが大きいのではないか? ) …誰だってよう、腕章つけたその日には憧れるのよ。 ( 街の悪い連中を片っ端からとっ捕まえて、牢屋の鉄格子がはち切れんばかりになる後景にさ。この俺だってそうだったのだ。 ) [Sat 13 Mar 2010 02:26:12]
J3 > 一応見舞いもしておくかね。 ( そう言いながら、リカルド隊員の病室に向かう。俺は基本的に女には優しくしているから。もっとも、面会できないような状況なら話を聞くのも難しいが。 ) …俺達ぁ、あれだな。少し鉄仮面に甘い顔をしすぎたのかもしれない。 ( 逮捕する、しないの問題ではなく、あまりにも奴の要求どおりに動きすぎている。俺だって、奴に縛られて置いていかれた連中を一応対処している。そのせいで要求がどんどんエスカレートしてきているんじゃないか? ) [Sat 13 Mar 2010 02:16:20]
J3 > ( そうなっちまうと、マフィアどもから甘い汁を吸っている俺にとってはちょいとやりにくくなるが、最近起きている連続殺人事件――死体の脳ミソが美味しく頂かれてたっていう狂った事件だ。そいつの犯人が仮に暗黒街とかに居るとなったら、全く捜査をしないって訳にもいかなくなるだろう。 ) 有志の連中に頑張ってもらう他無いねえ。願わくば傭兵とか死んでも後腐れない連中が―― おっと、滅多なこと言うもんじゃねえや。 ( あぁ、でもどちらにせよ暫くはアルバイトは止めておいた方がいいかもしれない。流石に脳ミソは吸われたくないし。 ) [Sat 13 Mar 2010 02:07:32]
J3 > ( 一人死んで、一人大怪我だ。…そろそろ自警団全体に暗黒街、スラムには一切関わらないようにという命令が下る可能性も出てきたんじゃないか?半ば自己責任のような形であの辺一帯を警邏するっていう感じだったが、それは無責任という風にも捉えられかねない。月10万〜20万のはした金でくたばっちゃ笑い話にもならない。しかも今回は鉄仮面にしてられたって話じゃないか。こっちは奴が道に捨てていったごみの片付けまでしてやっているのに、まあ随分な話だ。 ) [Sat 13 Mar 2010 01:59:04]
J3 > ――で、こっちに運び込まれたって訳ですかい。ほっほーん。 ( 露骨に嫌そうな顔をする病院関係者の前で、その鼻毛を床にぺいっと弾いて捨てる。女医さんとかだったらこんな真似はしないが。 運びこまれたのはうちの団員で、運び込んだのは例の鉄仮面。危ないところを助けて貰った――っていう訳じゃあないらしい。 ) 次にこういうことがあったらさぁ、なるべく早くうちに通報下さいねぇ。まぁおたくもお忙しいんでしょうけど。 ( それにどんなに早く通報されても間に合うまい。病院に誰かつけて見張らせるっていうんならまだ期待も持てるが。 ) [Sat 13 Mar 2010 01:48:05]
J3 > 〜〜〜〜ッ ( この、さっきから俺の鼻をむずむずさせる悪い鼻毛があるのだ。飛び出ちゃぁいないんだが、左側から生えて右側につっかえている。それを苦労して何とか摘みだし、今はぴんと張った状態。鏡で見ることが適えば、毛穴が引っ張られて盛り上がっているような感じになっているだろう。鼻毛に髭と、男は処理するべき毛が多いが、何となく抜く快感もある。 ) ぬはぁ!抜けたぁ。 ( ぶつっという感触と痛みに目に涙を浮かべ、引っこ抜いてやった鼻毛を満足そうに見下ろす。悪い鼻毛だ!ちくしょうめ! ) [Sat 13 Mar 2010 01:41:39]
お知らせ > J3さんが来ました。 『 鼻毛を抜く。 』 [Sat 13 Mar 2010 01:35:48]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『……ん。 ( 本を閉じる。―――まあ、案外面白かったかな。 )』 [Thu 11 Mar 2010 00:07:15]
君影 > ( あんまりにも可愛らしいだから、つい喉を鳴らす猫の首をそっと撫でてしまったりする。――――あっ、いけないってば。起こしちゃ駄目なんだから。 ) ゆっくりおやすみ…ね。 ( 微笑み最後に一撫ですると、再び本を手に取りそのページを緩やかに捲り始める。リャンの寝姿を眺めたお陰でほんわかあったかい気持ち。まあ今ならこの退屈な小説ももうちょいは素直に楽しめそうかな。 ) [Wed 10 Mar 2010 23:58:41]
君影 > ( 私の愛するべき黒猫は横になっている私の膝の上で丸くなっておねむの時間。その姿は反則的に愛らしいから暇であろうとも私は決して起こすわけにはいかない。というか起こせるわけないじゃないこんなに可愛くて胸がキュンとしてくる素敵極まりないリャンの寝姿なんて。 ) ( この子が傍にいてくれれば退屈な小説もなんだか彩りが増すというもの。それは贔屓目というか理由になってないにも程があるけれども、私にとってはリャンが傍にいればまあ大体のことはいいんだ。つまんない小説も無問題。 ) [Wed 10 Mar 2010 23:31:42]
君影 > ………けどだからって必ずしも面白いとは限らない。 ( 小説の中では物語の展開が佳境に差し掛かった所なのだが、どうにも全体的に話の流れがぐだぐだしている。もったいつけたような言い回しの文脈にも段々と苛々させられるし、それにどうせご都合主義で話が収束に向かっていくような気がする。 )( まあだらだらと時間潰しに読んでいるだけなのだから、別にそんな内容でもまあいっかという気分にはなるのだが。そんなご大層に小説の中身にあれこれ言えるほど私という奴は博識ではないしな。 ) [Wed 10 Mar 2010 23:13:16]
君影 > ( 小説はまだいい。蜷が持ってきてくれた本をぱらりと捲っていきながら私はそんな感想を改めて抱く。 ) ( 小説はまだいい。だって所詮紙媒体の中の存在なら、誰が出てこようともそれほどうざったくは思わないしトラウマをひどく刺激する事もないからだ。 ) [Wed 10 Mar 2010 23:01:43]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『( 本を捲る )』 [Wed 10 Mar 2010 22:55:54]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『ねー。 ( そんな風にいつもどおりに猫とお喋り。 )』 [Tue 2 Mar 2010 23:32:14]
君影 > ( 裁縫一つにも苦労するような現状。こと視界に関しては同じような欠損をしたというのに、それを微塵も感じさせないぐらいに豪天寺艶子という女は強い。 ) 見直した……かな。まあ少しだけ。 ( 修繕途中ではあるけれど、今日はここまでにした縫い包みをそっとベッドの傍の棚の上に置く。――――見直したっていうか、感心したっていうか。もしくは凄いっていうか。 ) [Tue 2 Mar 2010 23:23:53]
君影 > ( ―――――ふぅ。 ) …………そろそろ休憩。もういいよ、お疲れ様。 ( 糸をそっと歯で噛み千切ると肩の力を抜いてホッと一息を吐いた。 )( ――――想像以上に手間が掛かる。目を一つ無くせばこれ程までに遠近感の違和感は強い物だったのか。 ) …………あの奴中々凄かったんだな。 ( 私の頭の中に思い浮かべるのは隻眼の剣士。ちょっと色々馬鹿で間が抜けててからかうと結構面白い一人の傭兵のこと。 ) [Tue 2 Mar 2010 23:05:38]
君影 > ( ――――こうして細かい作業をしていると、他の欠損部位に比べれば軽視してしまっていたのだが、片目になったというのもかなりの痛手なのだという事をよくよく実感せざるを得ない。 ) ……………… ! ( 元から手先は非常に器用な部類だ。だからこそ裁縫自体は初歩しか知らない程度だけれども、かつての私ならばこれくらいはさくさくっと出来てしまっていただろう。しかし今はこうして神経を研ぎ澄ませていなければすぐに失敗してしまいそう。 )  [Tue 2 Mar 2010 22:50:27]
君影 > ばっかみたいに降ってたもんだな……… ( 星空というのを見たのも何日か振りか。そんな印象を抱いてしまったぐらいに近頃は雪が降ってばかりだったと思う。 ) ん……。ありがとリャン。その調子で…ね。 ( 視線を窓から手元のぬいぐるみへと戻す。黒猫が頻繁にじゃれていたものだから少しほつれてきてしまった部分の修繕作業中だ。片腕しかない女の代わりに、相方の黒猫がその縫い包みを出来る限り動かないように体で抑えておいてくれている。 ) [Tue 2 Mar 2010 22:36:07]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『 随分とまあ 』 [Tue 2 Mar 2010 22:30:38]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『( 出来れば夢も見ず、今はただただ眠りたい。 )』 [Sun 21 Feb 2010 23:11:24]
君影 > ( 幼い頃のように無理やりではない。淫魔の手によるもので他人のせいではない。――――こうしていたのは私自身の意思。あれだけ忌み嫌っていた行為の筈なのに。 )( 気持ち悪さと不快感と物足りなさがごちゃまぜになりながら、そのままベッドの中で丸くなり目をきつく閉じる。 ) ( ――――もういい、寝てしまえ。そうすればきっとこんな気持ちともおさらばできるんじゃないか。………こんな気持ちの悪い気分ともな。 ) [Sun 21 Feb 2010 23:10:32]
君影 > ンンン………ッ……! ( やがて訪れた軽い絶頂に押し殺した声を響かせながら体を震わせる。軽い解放感と虚脱感にベッドに静かに横になりながらも、それと同時に少しの物足りなさを覚えてしまう。 ) ……………気持ち悪い。 ( そしてそれと一緒にこんな下らなくて汚い事をしている自分自身への軽蔑の気持ちも。 ) [Sun 21 Feb 2010 22:46:22]
君影 > ( こんな悪癖を覚え始めたのは悪い夢で長い眠りから目覚めたあとの事だ。ずっと見続けた淫夢はこうして日常の行動にまで徐々に影響を及ぼす程にまでなってしまっている。 ) ――――……… ッッッ …… ! ( 刺激の少ない入院生活というのが自慰をするなどという、少し前ならば考えられもしない行為に踏みこませる一因ともなったのだろう。拙いながらも徐々に息は熱く上気していき、その秘豆をそっと摘んだりなどしてみてより強い刺激を貪ろうとする。 ) [Sun 21 Feb 2010 22:28:56]
君影 > ん……あっ………! ( 今は一人だけの部屋の中で押し殺した女の喘ぎ声が静かに響く。黒猫は少し外に出てこの場を外している。――――流石にリャンにこんなシーンを見せたくはない。というよりも誰にも見られたくない事なんだけれど。 ) ―――――  …… んん……ッ ( 怪我人の女はすっぽりと布団を被りながら、その一つしかない手で自分の秘所に指を入れそこを弄っている。その仕草は上手い物であるとはいえず、なかなか上手く快楽を得る事ができない。喘ぎ声にはそんなもどかしさも少なからず混じっている。 ) [Sun 21 Feb 2010 22:11:43]
君影 > ( 鈍く疼く部分がある。 ) ( 慢性的な痛みの波は以前よりも遥かに治まっており、痛み止めも軽い物で平気になってきた。けれどそういう類のものとはまた別の疼きに近頃は悩まされる。 ) [Sun 21 Feb 2010 21:54:25]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『 じわり 』 [Sun 21 Feb 2010 21:48:33]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『めんどうだなあ。 ( そっと猫の背中を撫でながら肩を落とした。 )』 [Sat 13 Feb 2010 22:29:01]
君影 > …………ほころびちょっとあるな。 ( リャンの玩具になっているからだろうか。所々にほつれが出来てきて少しそれが目立ち始めている。 )( ――――裁縫道具でも借りる、もしくは蜷にでも今度持ってきてもらおうか。片手でこういう細かい作業を行うのは、これから暫くは隻腕で暮らしていかなくてはいけない私にはちょうどいい練習なんかにもなるだろう。 )( とにかく―――私は慣れなくてはいけないな。片目の視界にも、片腕の行動にも。もう退院は遠くない話。仕事だってどうしたものか。飛燕でやれる事があればよしだけど、無いのならばこんな体で新たな仕事を探さなきゃいけないし――――― ) [Sat 13 Feb 2010 22:28:18]
君影 > ( チョコ作りとか。よくもまあこんなのに熱中出来るもんだ。厭世感にまみれている女は文字からも伝わってくるその浮かれた記事を眺めて溜め息を吐く。重度の男性恐怖症な上にお菓子の分野はまったく疎い私には本当関係ない行事。 )( 本を閉じて棚の上に置き、ナキアから貰ったリャンに似せた猫の縫い包みを手に取りそれをまじまじと眺めよう。 ) [Sat 13 Feb 2010 22:18:39]
君影 > へんてこりんな病気が蔓延した後は特に大きな事はなしか……… ( あとはまあ、有名人のゴシップ話だとかヴェイトス市長の疑惑がどうたらこうたらだとかいかにもこういう本に相応しいお話が載ってる。 )( 膝の上でリャンも眠ってるし。特にする事もないからこうして暇つぶしに読んでるんだが、やっぱりこういう本の面白さはよくわからんな。 ) ( バレンタイン特集……あほくさ。 ) [Sat 13 Feb 2010 22:09:40]
君影 > ( 病室でのんびりと本のページを捲っている。読んでいる本はくっだらないゴシップ誌。蜷の奴が持ってきた本のうちの一冊だ。 )( 下らないなんていってもこの病室にこもりきりで外の事が分からない私にはまあ貴重な情報源。といっても健康体だった時でもあんまり街の噂を知ってる部類の人間じゃなかったから、それは対して変わらないといえば変わらないのかもしれない。 ) [Sat 13 Feb 2010 21:59:59]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『くぁ………』 [Sat 13 Feb 2010 21:55:19]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『………いつかあいつ泣かしてやる。(多分無理な未来図)』 [Thu 4 Feb 2010 01:03:24]
お知らせ > 蜷潜さんが帰りました。 『 「今はそっとしておいて」でないのならな。(最後にぶり返した) 』 [Thu 4 Feb 2010 01:01:39]
君影 > そんなのは無理中の無理無理だな。その点は自信持って言い切ってやる。 ( そんなのに自信を持ってどうするのかと。男性関連の絡みは本当に絶望的。というか私が艶子みたいに図々しく明るく元気な姿とか想像したらなんかキモかった。 ) 飛燕以外で新しい仕事先探すのも難しそうなんだよな……書き物の仕事とかあればいいんだけれど。 ( 水準以上の教育は受けていて、それなりに知識は持っているからそれをどうにかして生かすぐらいか。コミュ力0っていうのは仕事を選ぶ上で本当に大変だ。 ) 艶子に聞かせるっていうのは義肢とかの事だよな?面白いリアクション芸とやらじゃないよな? ――――ああ、どうりで。最近見ないなって思ったらそうだったんだ。 ( まあその最近は私はずーっと寝こけていたわけだが。………寂しくないといえばウソになる。それを紛らわす為に飴を咥えながらベッドの上に載せられたリャンの艶やかな毛並みを撫でて。 )  じゃあ蜷。私はそのせいで大分暇だからこれからもちょくちょく来い。暇つぶしの相手になれ。 ( 帰ると言う相手にお見舞いありがと、と今更ながらにぞんざいな態度でお礼を言おう。 ) [Thu 4 Feb 2010 00:57:44]
蜷潜 > まず真っ先にそれを何とかしろ。 ( ただでさえ今後色々不自由を抱えて不利を被る機会が増えるのだ。 図々しいくらい何でも話すくらいで丁度良い。 豪天寺艶子みたいに。 ) まぁ、適当に見繕っておく。 暇なら現状自分の力で稼げる仕事を考えておけ。 ギルドだって任せる仕事があれば放り出しはしないだろうし、飛燕に拘る必要もない。 ( 戦闘能力を無くした上でコミュニケーション能力不足とかかなりアレだが。 書き物とか出来れば内職くらいは出来るか。 前にもこんな話を少しはしたか。 ) 今日は色々と面白いリアクション芸を見せて貰ったからそれで帳消しとしよう。 豪天寺艶子にも聞かせ――…ああ、そうだ。 あいつは暫くクリスティア王国に行っている。 面識のある要人の護衛のようだ。 暫くは顔を出さないだろう。 ( さて、と席を立って黒猫をベッドの上に載せ、最後にそんな話。 魚守から眼で見える範囲にある豪天寺艶子の事情は案外、赤裸々である。 あの辺に住む人間の話など全て何処かから魚守に流れてくるし、特に有名人はそう。 ) さて、帰る。 [Thu 4 Feb 2010 00:47:07]
君影 > うん助かる。あまり知らない他人と話したくないし。 ( もう受付に行って職員と話すのもやだ。地味に引き籠り度は昔よりも気持ち増しているのかもしれない。ギルドはまあそうだろうなって頷いた。特に私は下っ端だし、ある意味で怪我で離脱とか想定の範囲内の事なんだから入院費ぐらいでも出たら御の字かな。 ) そうだな。確かにその通りだ。最初はそのレベルでもいい。探しておいてくれ、お願いする。………あぁ……働きたくない。むぐっ。 ( 真剣に願望を口にした所で飴を突っ込まれた。仕方ないのでむぐむぐとその棒を手に取り素直に甘味を堪能しておくとしよう。病院食味気ないからこういうのは嬉しかったりする。 ) ( ぜーはーぜーはーと罵声の嵐を浴びせかけたせいで息が切れている。と、そこでようやく彼女が言った言葉の意味に気付いた。ああ、ああ普通に働いて返せっていう意味ね。なんだそういう意味か。なーんだ。 ) ………乙女とかいうな。ややこしい事いうな。 ( お前が悪いんだからな、と憮然とした表情で布団を掛け直させてもらう。 ) ……………御免。言い過ぎた。 ( しかしまあ、ちょっと流石に言い過ぎだったかも。勘違いしたのはこっちではあるし、そっぽを向きながら愛想悪く謝っておく。 ) [Thu 4 Feb 2010 00:34:24]
蜷潜 > 今さっき調べてみた。 そこ(受付)で。 ギルドはどうだろうな。 なけなしの入院費くらいは出してくれるかも知れんが。 ( あまり手厚い話は聞いた事が無い。 特に飛燕のような組織は、人死にや再起不能な怪我人など余所よりも多く出るだろう。 ) 最初は最低限歩く程度のものを都合して、何が何でも起立して道を自分で歩けるようになれ。 何かしらの稼ぎを得られるようにならんと話にならん。 良い物は後後でも良かろ。 幸いというか、交換可能なものだろう。 最終的に以前に近い動きが出来るようになるというのを人生の目的にすれば引き籠る暇もなかろ。 ( 喋りながら無造作に棒付き飴を君影の口に突っ込んだ。 ずぬ、と。 最初はもう最低、杖をついて棒みたいなのを添えるようなのでも仕方が無い。 自力で移動も出来ないよりは数倍良いし。 ) 高価な物になると錬金術師とか機構師とかが絡んでくるんじゃないのか。 魔法が絡むと相当値がはr ( 布団が顔にぼふ、と当たった。 その程度の元気があるのは良い事だ。 歩けるようになればそれなりの生活ができるんじゃないのか。 すん、と鼻を鳴らして布団をかけ直す。 ) 面白い乙女的反応だがとりあえず落ち着け。 好意で言っているのにそう罵詈雑言ばかりでは傷つくかもしれない。 ( 他人事みたいだ。 ) [Thu 4 Feb 2010 00:10:57]
君影 > お前本当にいつか泣かすからな―――ふぐっ!? …………泣かしてやる………! ( と、実現するかしないかの未来は置いておいて。いい加減に現実的な話をするいい機会だ。 ) なるほど。そんな感じになっていたのか……実は詳しくは把握してなかった。色々と助かる。 ( こいつ本当に飴を私に食わせる気かと溜め息吐きつつ。……まあ食べるけれど。 )( 私の手持ちの金は10万程度。………飛燕って負傷での退職金とか出るのか?とか思いつつ、まあそんなのは期待しないでおいての計算としておこう。どのみちそれなりの義肢を買う金に足りるとは到底思えないし。 ) 義肢とか埒外過ぎてな。どこで手に入れるのかも私にはさっぱりだ。だからその辺りの手配をしてくれると割と本気で助かる。足だけでも今の所は構わない。 ( 取り敢えずはそれでなんとかなるだろう。片腕ならばなんとかなる事はあるにはある。流石に二つ一片に頼むのは私の場合お金が無さすぎるような気がする。 ) 歩くのに不便なくて、ちゃんと走れたりするのが理想ではあるんだけれどな………艶子にお金を借りるにしても、やっぱり良すぎる物は止めておくべきなのか? ( 流石に迷惑を掛け過ぎてしまう。図々しい性格ではあっても、この領域になると私だって躊躇う。けれど蜷も少しは都合してくれるのか――――― ) ――――― ( 身体で返せ。 ) ……………………… ( 身体で返せ。 ) こ、 ( 少し固まった後に口を開いた。 ) このっ、変態がっ!出来るかっ!私がっ!無理っ!蜷の阿呆莫迦間抜け能面莫迦ー!! ( 色々とあんなことばっかり夢の中でしてたから、身体で払えと言うのに何か酷い勘違い。冷静になればそっちの意味で言う筈もないのに、酷く憤慨した様子で引っ被っていた布団でも放り投げようとする。 ) [Wed 3 Feb 2010 23:53:37]
蜷潜 > その意気だ。 その夢想を実現するためにそろそろあれこれ現実的な話を考える頃合いだろう。 ( 遠慮なく鼻を摘まんだり額をぺたぺた叩いたりしつつ真面目なおはなし。 君影が病院に担ぎ込まれてからそろそろ、3か月が過ぎている。 退院もそう、遠く無い話だろう。 その後の事、だ。 ベッド脇に椅子を持ってきて座り、とりあえず本当に棒付き鼈甲飴を取り出して包装を剥きつつ。 真顔で。 ) 入院の費用は確か、寄付金で11月末までの分が賄われている。 後の支払いの話と―――何をするにも前に話した通り、義肢、とりいそぎ足の方だ。 手配が必要なら何かしら当たっておくが、資金面はあまり当てにするな。 多少なら都合できるが。 身体で返せ。 ( 別に身内ではないが、同じギルドに所属し、何度か同じ仕事に携わったよしみはある。 近い歳でもあるし。 ) [Wed 3 Feb 2010 23:27:12]
君影 > 何処の世界へ電波を出している。 ( 追い剥ぎかお前は。まあさておこう。 ) ………お前いつかぜったいぼこすからな……! ぜったいにぜったい! ( グギギギギ )( 飴って子供か!撫でるって子供かっつうの!と、手を出せない代わりにおもっきし睨み付けてやる。なんかもう触られると淫夢を思い出して顔が赤くなってくるから止めて欲しい。お前も出てきたんだよこんちくしょうめが。 ) ………なんだか私の黒歴史を隠蔽するにはまずお前を口封じするのが第一なんじゃないかと思ってきた。 ( 出来るかどうかはさておき。 )( あーもう体がだるい。まだ淫夢の影響で奪われた体力は戻り切って無いみたいだ。 ) [Wed 3 Feb 2010 23:12:25]
蜷潜 > 狩って来たというと誤解を招くな。 ( 何かよく分からない事を言った。 さておき。 ) 莫迦助という表現は新鮮だな。 そうか、こわいゆめをみてねこになぐさめてもらっていたのかすまなかったな。 飴でも舐めて機嫌を直せ。 ( 相手がロクに動けない事を良い事に気が済むまで頭を撫でてやる事にした。 やさしく。 ) まぁ見る限り意識ははっきりしているようで何より。 少々の寂しい猫会話は何だがよく考えればそれもいつも通り。 ( いつもそういうタイミングで現れているだけかもしれないしそうでもないかもしれない。 ) [Wed 3 Feb 2010 22:59:27]
君影 > うわぁ!? びっくりした!! ( まさかスパァーンと元気良く扉が開くとは思わなかったから。取り敢えず部屋の前にそっとしておいて下さいとかなんとか書いた紙を貼り付けて、こんな病室で本気の引きこもりを考えていた矢先だっただけになおビックリする。 ) うっさい蜷。この莫迦。莫迦助。こっちはいやーな夢見させられまくって猛烈に落ち込んでるんだぞ。 ( 無遠慮なそんな振る舞いにいつもの如くに文句を言う。顔をのぞき込まれたらぷいっと視線を逸らそうとする。夢であった事をちょうど思い返していたせいか、その顔は赤くほんの少し涙目だったろう。 ) [Wed 3 Feb 2010 22:50:48]
蜷潜 > ( 今までにない颯爽とした登場だが別にいつもどおりの蜷潜である。 ノックしようとしたら丁度いいタイミングでそんな独り言が聞こえてしまったんだからしょうがない。 しょうがなかろう。 ) 思う存分惰眠を貪ったか。 あんまり起きないからそろそろ無理矢理起こそうと思っていた。 ( 今日も今日とて挨拶そっちのけでずかずかと立ち入る。 適当に選んで持ってきた御土産は商業地区で狩って来た消化によさそうな菓子と、暇潰し程度にはなりそうな読み物数冊。 どん、とベッド脇のサイドボードに置いて、無遠慮に家主の顔を覗き込んだ。 ) [Wed 3 Feb 2010 22:44:14]
お知らせ > 蜷潜さんが来ました。 『 だが断る!(スパァーンと扉が開いた) 』 [Wed 3 Feb 2010 22:37:55]
君影 > ( 十代の思春期ぐらいには脆い硝子のハートの持ち主――――いや事実それと大差無い年齢だが――――には自分の奥深くに秘められた欲求を率直に目の前に突きつけられる事は割ときつかったらしい。 )( というよりも恥ずかしさでも死ぬ。無理矢理に犯られてた過去の記憶の時も思い出したくないものだったのにという意味で相当アレだったが、その後の顔も知らない誰かとの甘々な爛れた生活なんかも酷かった。 )  ………今はそっとしてリャン………  ( 起きてからずっとこんな感じの様子のリャンがひっかぶった布団の上に乗ってくる。その体重を感じながら私は身じろぎせずに泣きそうな声で懇願した。 ) [Wed 3 Feb 2010 22:32:38]
君影 > ( 布団をひっかぶって中にすっぽりと隠れた女はうーうーと唸っている。その胸の中を主に占めている感情は羞恥ばかり。 ) ( 先日の淫魔達が盛大に起こした騒動の折。その中の被害者の一人ではあるという、ただそれだけの話ではあるのだが。 ) もうやだ……しぬ………… ( 過去のトラウマ諸々をおもいっきり抉られて精神的に少し参っているらしい。 ) [Wed 3 Feb 2010 22:19:42]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『しにたい。』 [Wed 3 Feb 2010 21:51:23]
お知らせ > 蜷潜さんが退室されました。 『もう一度だけそっと額を撫で、部屋を出た』 [Tue 26 Jan 2010 01:59:18]
蜷潜 > ( ―――いつ目を覚ます心算かは知らないが、そろそろ退院後の事を考える時期だ。 別に世話を頼まれたわけでも無いが、一人では歩く事も儘ならないのなら結局誰かしらが手伝ってやらん事には面倒だろう。 助力を得られず這い蹲る様を横目に何もしない程、無感情ではない。 さしあたって、当人もそれが真っ先に欲しいであろう義足の手配か。 要望や予算も聞いておかなければならないが、良い物は法外に高いと聞く。 幾らかなら金銭的な援助も出来なくはないが、まぁ―――その時は歩ける身体でしっかり返して貰えば良い。 ) …面倒臭がりが脚と一緒に治れば、だが。 ( 黒猫がにゃぁと鳴いたが、何と言いたかったのかはわからなかった。 ) [Tue 26 Jan 2010 01:57:08]
蜷潜 > ( そっと頬に手を添えてみると、やはり火照って熱い。 起きていればどうせ減らず口を叩くのだし、今の内に堪能しておく。 夢でも見ているのだろうか? それならば幾らかでも安らかなものであれば良いが―――逃避でなければ尚良い。 不運な事件に巻き込まれた娘にはこれから先多く障害が待っているが、それに絶望して眠ってしまったのなら、それはそれか。 口を挟むようなことではないし、その方が幸せだと思うのならそうなのだろう。 此方側に未練の一つもないのなら、だが。 ) …ふん。 ( ベッド脇の椅子を引いて座りベッドに頬杖を突き、眠る人間の顔を観察しながら暫しそんな物思い。 試しに髪を弄ってみたり、額をぴたぴた叩いてみたりもしたが、反応は芳しく無かった。 ) [Tue 26 Jan 2010 01:39:21]
蜷潜 > ( 窓の外は相も変わらず雪が降り続けている。 今年は例年になく寒い冬だ。 黒猫は主人の胸の上に鎮座して、此方を見ている。 護っているのか、伴に居ようとしているのかもしれない。 ) それが良い。 お前は片時も離れるな。 ( そうすればこのまま何処かへ旅立ちはしないだろう、と心の中で続け、そっと猫を撫でた。 暫し、眠る娘の顔を見守る。 頬が紅潮していて、そう苦しそうでもない。 だが、何処か幽鬼じみても見えた。 ) [Tue 26 Jan 2010 01:26:33]
蜷潜 > ( そろそろ花瓶の花を取り換えた方が良いだろう、と思い立って買い物の序でに立ち寄ったのが偶々自分だったというだけだが、そも、身寄りらしきものの居ない娘の話。 他に聞き手が居ないのならと一応、耳に入れておく事にした。 ) ( しばらく、意識が戻らないのだと云う。 何処か悪化している様子もないのだが、ただ、目を覚まさないのだと。 ) ( 窓辺の花瓶の水を取り替えて、早咲き水仙を挿す。 其の匂ひ 桃より白し 水仙花 まぁ、よくは知らないが、縁起の悪い花ではないだろう。 ) [Tue 26 Jan 2010 01:17:59]
お知らせ > 蜷潜さんが入室されました。 『 とある病室にて 』 [Tue 26 Jan 2010 01:06:45]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Fri 15 Jan 2010 23:31:52]
君影 > (達した後の軽い虚脱感に襲われる。ねえ、私はアレを楽しんでたの?本当はずっとあのままでいて欲しかったの?沢山の人間を殺めて、そして結局は五体不満足になる人生なんかより、故郷であいつらにずっと犯され続ける方が―――――) ――――そんなわけ、ない。 (馬鹿馬鹿しいぞそんなの。有り得ないだろ普通。) (汚れた自分の手が酷く気持ち悪かった。リャンが帰ってくるのを待たずに私は布団を被る。もう寝てしまえ。そうすれば何も考えなくてすむじゃないか。) ――――どうか……… (どうか何も夢を見ませんように。だって、自信がないもの。夢のアレを欠片たりとも望んでいないと言える自信が。) [Fri 15 Jan 2010 23:26:28]
君影 > …ふっ…ん……はぁ…ん………! (気付けば私の指はその熱さを鎮める為に伸びていた。シーツを噛んで必至に声を抑えながら、乱暴に自分の秘所を弄くっていく。) (何で私 こんな事を)(嫌いだったのに。こんなの、気持ちが悪いだけだった筈なのに―――――) ―――んんっ――あっ、あぁぁー!! (そう思っても指は止まってくれなくて、私は自分が達するまでそれを続けてしまう) [Fri 15 Jan 2010 23:05:05]
君影 > (私を売り飛ばした時もそうだった。ゴメンねと繰り返して涙を流す母。あの日々は二度と思い出したくないぐらいに最低で―――――) ……………… ( ――――本当に そう ? ) (あの夢の私は悦んでいたじゃない。腰を振って、自分から求めて。そうだったじゃないか。) ……………ちが………… (今だってそう。あの時の夢を思い出すだけで下腹部が熱くなり、あまつさえもう一度見たいと願っている癖に。) ちがう………… [Fri 15 Jan 2010 22:49:18]
君影 > 何がゴメンネだ……… (母はいつも私にそう言っていた。暴力を受けた時も、集団になぶられていた時も、決まってボロボロの私を抱き締めながら涙ながらに謝るのだ。)(謝罪なんていらない。だったら止めろよ。結局アイツは自分の身がかわいくて何もしなかったんだ。謝るのは決まって全部が終わったあと。最中に母の姿を見たことなんて一度もない。) [Fri 15 Jan 2010 22:34:45]
君影 > 確かこう………いや違った? (うろ覚えの記憶を掘り返しながら手を動かしていく。最後にこんな事をしていたのはいつだったか。売られてからはやった記憶がないから――――ならまだ親元にいた時か。私だって、ただあんな事だけされていた訳じゃない。父はイカれていたが、母は良くも悪くも平凡な人だった。) ……………… (こうして一人でいると昔を思い出してしまう。あんな夢を見てしまったからだろうか。) [Fri 15 Jan 2010 22:19:56]
君影 > (病院内は清潔でなくてはいけない。だからリャンは毎日ちゃんと身体を洗いに行っていて、今はちょうどその時間。一人になって退屈な私は半分リハビリ、半分手慰みに折り紙などしているわけだ。) ………… (しかしやりづらい。両手を使えれば容易いものだとしても、今の私じゃこんなにもてこずる。片腕だと作れるものだってそう種類はない。) [Fri 15 Jan 2010 21:58:19]
君影 > (指先の感覚を取り戻すためのリハビリ。しかし元々器用な質であったから、片手になってもある程度は変わらずにこなせる。この調子ならば文字を書くといった行いなどは普通に出来そうだ。日常生活にも強く影響が出る事などはないだろう。) …………… (黙々と折っていく女の傍に猫は今はいない。) [Fri 15 Jan 2010 21:47:53]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『折り紙を折る』 [Fri 15 Jan 2010 21:42:01]
お知らせ > 君影@淫夢さんが帰りました。 [Thu 14 Jan 2010 01:33:38]
君影@淫夢 > ――――――……! (目を開けた時。視界に映ったのは見知った病院の天井だった。腕を挙げようとしてみる――――ない。夢―――――) ―――――  ……… (ベッドの中で発した言葉は空気を震わす事が出来なかった。ただ唇だけが言葉を紡ぐ。) ( 違う ) ( そんなわけ、ない ) [Thu 14 Jan 2010 01:33:10]
君影@淫夢 > (私は何度も何度も絶頂に達した。そして体力の限界をとうに超えて、まともに声を挙げることすら出来なくなってもそれは続けられた。) ――――………ぁ……はぁ……… (白濁にまみれた幼子は笑った。身体中で彼らが触らなかった場所はなかった。その小さな体の全てを堪能し、そしてその目を背けたくなる陰惨な夢は終わりを告げる。) [Thu 14 Jan 2010 01:29:03]
お知らせ > さんが退室されました。 『 …果たして、それは悪夢だったのか。 』 [Thu 14 Jan 2010 01:22:40]
> ( 男の肉棒が全ては入りきらぬ程狭く、しかしそれでも構わずに突き動かす。鬼畜、獣、正気の沙汰ではない。まともな人間がその光景を見たら、思わずそう罵って顔を覆ってしまうような。 ) ( 拒絶の声はまたしても届かず、秘所よりもずっと強く侵入を拒む排泄の穴に捻じ込まれた肉の塊。一度では奥まで入りきらず、二度、三度、四度と何度も勢いをつけて幼子の身体を揺らし、やがてその奥に押し入るのだ。小さな身体に異物が二つも差し込まれ、中で乱暴にこすれあう。幼い肉穴に、男はすぐに精を吐き出すだろう。しかし勿論それで終わることは無い。身体を離したらすぐに別の者が群がって、君影に休む暇など与えずに。 ) ( そして集まった周りの連中は、愛を唱えながら思い思いに犯し続ける。ある者は激しく、ある者は優しく、ある者は乱暴に。その忍も、魔女も、傭兵も、そして父親も。嬲るような犯し方とは別に、ねっとりと絡め取るような動きの掌が集まる。髪をなで、耳穴を撫で、唇を撫で、胸を撫で、背中を撫で、足を撫でていく。そしてその小さな身体で悦んで、肉欲に塗れた愛を囁きながら犯した。――その狂った宴は、その場にいる全ての者が満足するまで続けられた。 ) [Thu 14 Jan 2010 01:21:12]
君影@淫夢 > ギィッ…!あっ、あ、あっ!そんなにうご、うごいちゃっ、めえぇ! (幼子の秘所からは蜜が溢れている。泣きながら、苦しみながら――――しかし昏い悦びがその胸を満たしていく。)(男に持ち上げられた君影はその肉棒をより深くくわえこもうと腰を動かした。奥まで突き刺されるその行為は気が狂うのではないかという痛みを伴い、そして気が触れるほどの快楽を連れてきた。) あ……あぁ…………!ダメ!ねえダメ!!そんな場所はぁ―――――ッッッッ!!!! (もう悲鳴は声にならなかった。幼すぎる体に二本も射し込まれた少女は魚のように口を開き、弓なりに背中を仰け反らせる。) (――――その聞こえてきた声はとある傭兵の声に聞こえた。私の大事な親友。リャン以外に初めて手にした失うのが怖いもの。)(それはあるいは魔女か。無感動な忍か。)(その人達が、父が口々に言う。愛していると。もっともっと愛されろと。) ……き、て… …… (痛みの中で少女は腰を振る。息も絶え絶えに、重力を直に感じながらより深く深く男達と繋がろうと。) きてください………もっと…して。ねぇもっと、もっと、ずっと――――― (虚ろな目に笑みを浮かべて。自らの口で続きをねだる。きっとこの人たち全てと事を終わらせるまで女は目覚めない。それが終わるのは果たしていつのことになるのか――――) [Thu 14 Jan 2010 01:08:27]
> ( 声を出して嫌がる様子を口々に罵倒し、哂う。ず、と捻じ込んだ時が気持ちよかったのだろう。君影の上で男は恍惚とした表情を浮かべ、更に腰を振り始めた。痛いほどきつく、けれどもそれが堪らない。大人の男の身体に対し、君影のその姿はまるで大きな肉布団に覆いかぶさっているかのようだった。 ) ( 助けを願った時に現れた者達は、残酷にも救いの手を差し伸べることは無かった。君影に跨り腰を振る男はにやりと笑うと君影の身体を抱え上げ、下から突き上げるような姿勢になる。すると新たにやってきた連中の一人が君影の後ろに回り、解されてもいない排泄の穴に宛がい、犯そうとする。 ) ( 嬉しいか? ) ( 嬉しいか、君影。 ) ( お前は愛されているんだ。 ) ( ここの全員に、肉奴隷として。 ) ( もっと愛して欲しければ ) ( 強請れ。 ) ( 腰を振れ。 ) ( 悦べ。 ) ( まるで儀式のようだった。幼子を贄としてそれを取り囲み、呪文のようにみんながそう口にする。 ) [Thu 14 Jan 2010 00:38:37]
君影@淫夢 > (口の中に吐き出される欲望の塊。その強烈な雄の香りに目眩がしそうになる。喉に絡み付く精液を必死に飲み下したけれど、それでこの宴が終わる訳はない。まだお楽しみは始まったばかりなのだ。) (ゲラゲラと下卑た笑いが響く最低な一室。これが私の日常だ。きっとこいつらが飽きるまでこの日はずっと続いていくんだろう。) イヤァ!それはイヤッ!!そんなの私入んないよぅ!! (そそりたつそれに向けるのは恐怖の視線。そんな悲鳴も怯えもただこの場を盛り上がらせる為の演出に過ぎない。) ゥギィ………!! やっ……抜いて……死んじゃうぅ…!! (誰か助けて―――そう願った時に開け放たれる扉。その先には色んな奴がいた。それは私の数少ない友達だったり、縁遠い同僚だったり、この場にいる筈がない人達――――)(――――ただその人達が何をしにきたのかは表情が物語っていた。) ――――あぁ………。 (あんなに、いっぱい) (幼子がその人達を見て浮かべたのは、薄い小さな壊れた笑顔。) [Thu 14 Jan 2010 00:29:40]
> ( その舌の動きに男はぶるりと腰を震えさせると、欲望をその小さな口の中に吐き出した。君影が吐き出してしまわぬよう、しっかりと喉の奥に押し込んだ状態で。無理やり精液を喉に流し込んだ後、ようやく男は満足して口から引き抜くのだった。そして父親の声に男たちは笑う。 ) ( 俺なら金を出せるぜ。 ) ( おいおい、お前の所には女房も娘もいただろう? ) ( 売るときになったら真っ先に声をかけてくれよな。 ) ( 幼子が暴れるのも構わず、その肉の塊を宛がうと数人係で小さな身体を押さえつけ、そのまま腰を深く落とし捻じ込んできた。 ) ( 嫌がるのも構わずに。 ) ( 助けを求めるのも構わずに。 ) ( そしてその時、君影の家の中に誰かが入ってきた。それは同じように君影を好き勝手しようとやってきた連中だ。――でも、その人たちは――みんなあなたの良く知っている人だった。ヴェイトスに住んでいる親しい人、親しくない人、その区別無くみんな同じように獣じみた笑顔を浮かべながら、あなたを犯しにやってきた。 ) [Thu 14 Jan 2010 00:10:07]
君影@淫夢 > (男達なんてこんな奴らしかいないんだ。他人を自分の都合の為だけに自分勝手に扱う。だから私はこいつらをみんな殺してしまいたかった。だけど私はもう……―――) ………―――! (キツく閉じた目から大粒の涙が零れ落ちる。自分本位なその男の動きにも懸命に幼子は舌で奉仕をする。無理矢理に繰り返し覚え込ませられた舌技は幼くても娼婦のそれだ。) (父親はそりゃ言い値次第だなと笑うだろう。まだ楽しみ尽くしてないから先の話だけどな。) ――――― ふぅっ!!? んー!んー!!! (少女がそれを受け止めるにはまだ幼すぎる。けれどそれにも関わらず毎日のように行われるそれ。しかし慣れたからといっても貫かれる度に襲う痛さ辛さは決して変わらない。くぐもった悲鳴を挙げながら嫌だ嫌だ助けてと目を見開き首を振ろうとするけれど、しっかりと押さえつけられた男の手にそれもする事すら出来ないだろう。) [Wed 13 Jan 2010 23:57:02]
> ( 声を出せば出すほど、泣けば泣くほど男は喜んだ。怯えながらも自分の命令どおりに舌を這わせるのも気分が良い。そして更に舌を動かさせたまま、男は幼子の頭を掴み、自分が具合がいいように腰を動かすのだ。時折ちらりと下を見ては、その歪んだ表情に満足げに笑う。 ) ( 見ろよ、濡れてるぜ。 ) ( ガキのくせに。 ) ( おい、こいつ俺に売ってくれよ。 ) ( そんな勝手なやりとりを交わし、最後にげらげらと男たちは笑うのだった。幼い穴を舐る舌が蠢き、不意にそれが離れれば何の前触れも無く自分の一物をそこに捻じ込もうとする動きを見せる。 ) ( 助けは来ない。誰も来てはくれない。 ) [Wed 13 Jan 2010 23:35:40]
君影@淫夢 > ふぅ……ひゃぁ…………ひゃぁはほ…………! (息が詰まる苦しさとその臭いに涙を流した。本当は首を振って拒絶の意を表したいけどそんな事すら出来ない。だから洗うように舐めろと命令されたら私はそれに拒む事など出来ない。断ればより酷い事をされるのだ。その恐怖が身に染みているから丹念に舌を這わす。その肉棒の味と臭いはあの村の事を思い出して吐き気が込み上げてきた。) ふぁっ!ひゃめ……ぇぇ………!! (肉棒にばかり気を取られていたからその秘所への責めは不意討ちだった。幼子は体を震わせてその蕾のような秘所をより一層はしたなく濡らしていく。) [Wed 13 Jan 2010 23:27:26]
> ( その二つの忌まわしい記憶が混ざり合い、この夢が生まれた。そうやって一度浮かび上がったものは、また記憶の底に沈めるのに長い月日が必要になるだろう。或いは、もう二度と沈めることは出来ないのかもしれない。 ) ( 少女の喉を塞ぎ窒息させてしまう程太いその肉棒が口の中を犯す。小さな舌やくぐもった声が気に入ったのか、男は獣のような唸り声をあげながら恍惚の表情を浮かべる。 「いつ突っ込んでもこいつの口は最高だ」なんて身勝手な言葉が聞こえるだろう。まともに洗ってないその肉の塊は酷い味と酷い臭いがして、男はそれを承知で少女の口に捻じ込んでいるのだ。その証拠に舐めて綺麗にしてくれよ、と笑う。 ) ( 別の男がその湿り気を帯びた幼い秘所に顔を埋め、貪る。 ) [Wed 13 Jan 2010 23:11:25]
君影@淫夢 > (それは永遠に蓋をして霧のように消し去りたい記憶だった―――)(――――だった。) (閉じた霧の村での記憶。一月に及ぶあの惨状は沈澱していた記憶を掬い上げた。そしてその時屍人になりかけた影響で暴力衝動、性欲の増幅が今でも心の奥底に残っている。) イヤァァァッ――――ふぅっ………!! (その今が過去の記憶を捏造する。顎が外れそうになる事など構わずに少女の口に肉棒が入れられる。しかしその秘所は徐々に湿り気を帯はじめている。) [Wed 13 Jan 2010 23:02:03]
> ( その小さな身体に群がる。罪悪感や後ろめたさなんてものは最初から無くて、その怯え泣き喚く姿に雄として劣情を感じ、支配欲を満たすことに悦びを感じているのかもしれない。けれどもそれは本当に忘れたいものだったのか、どうか。欲望を具現化するこの世界においては――。その判断は夢を見る本人にゆだねられるのだろう。 ) [Wed 13 Jan 2010 22:47:13]
お知らせ > さんが来ました。 『欲望の赴くままに。』 [Wed 13 Jan 2010 22:42:59]
君影@淫夢 > (そこから始まったのは陰惨の一言だ。男達は少女を物のように扱う。ただ自分たちの特殊な欲望の捌け口にしか思っていない。まだ物も良く知らない少女が泣き叫ぶ姿に彼らは欲情する。庇護を受ける立場にいるべき幼子はその親の手によって虐待をされていた。) [Wed 13 Jan 2010 22:40:50]
君影@淫夢 > ヤァ………! (必死に首を振るその姿にいつもより随分怯えてるじゃないかと父は笑った。初心に戻った気分でいいじゃないかと父とは別の裸の男が言う。この男も知っている。いや何度も何度も凌辱の限りを尽くした男の顔を忘れられる訳がないのだ。) やめ…て………ねぇもう……嫌 なの……………やっと……やっと忘れられる事が出来そうだったのに………! (――――男達は大声で笑った。ヤリすぎで頭がオカシクなっちまったか?どの口が言うのかねと口々に口汚く幼い少女を笑う。)(笑いながら少女の服を脱がしに掛かった。必死に抵抗をするけれど子供の力なんてあってなきものだ。) [Wed 13 Jan 2010 22:22:18]
君影@淫夢 > (その目の前にいた男の姿に私は茫然自失するしかなかった。それは私の父親。幼い私を端金で売り飛ばした憎い憎い男。今すぐにでもその首をかっさばいてしまいたい。それほどまでに憎しみしかない相手。) ……ぁ…ぃ…ィヤ… (それなのに――――今の私はただ怯えきった言葉を口に出す事しか出来なかった。まだ五つを数える程の記憶。それでも鮮烈に刻み込まれてしまうほどにその根はあまりに深くはびこっている。) [Wed 13 Jan 2010 22:04:13]
君影@淫夢 > え? (目に映る風景はずっと昔に見た記憶があるもの。奥底に閉まって固く閉じられていた蓋が開けられた事に私はただ驚きの言葉を漏らす事しか出来なかった。) (――――ここは―――私の家――――) [Wed 13 Jan 2010 21:47:23]
お知らせ > 君影@淫夢さんが来ました。 『(小さな私がいた)』 [Wed 13 Jan 2010 21:40:49]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( …また、会えるだろうか。 …って、往診してくれるのか。 )』 [Sun 3 Jan 2010 01:11:39]
会別理久 > …ありがとうございます!   ( 慌ててそれだけ、でも今度ははっきりと言い残して、後ろ髪を引かれる思いで病院を出る。 ―――お医者様の勉強凄いですね、とか、アザリーさんもそんなことを言っていたのを思い出す。 ) [Sun 3 Jan 2010 01:09:59]
会別理久 > ( …勉強、大変なんだもん。 何年か棒に振るのは残念だけれど、こんなになってしまったのだし、もういいやと思っていた。 ―――それは、甘えか。 …でも、そんな気持ちで、人の身体に携わる仕事をしてはいけないとも思うのだ。 両親の願いだし、他にしたいことがあるわけでもないし、やるけど、でも理想的じゃない。 …それなのに。 )   …。   ( どうして、とか、漠然としてしまうけれど、問いたい言葉はたくさんある。 あるのに迷ってしまったり、まくし立てられたりして、何も聞けないが… その態度が、全てであるような気がした。 …捕まれた右手を、握手のような感覚でちょっと握り返す。 )   …先生のせいじゃ、ありません。 あれは―――   ( 色々な人に何度も繰り返した説明だ。 けれど、安全なはずの場所で娘の腕を失った父親は複雑なようで、そこは大人として失礼のないように対応するし、この誠意ある青年については好ましくさえ思うかもしれないものの、娘が繰り返す説明を聞きたくなかったのか、馬車を待たせているのでと、切り上げるように促した。 ) [Sun 3 Jan 2010 01:07:41]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 『そしてそのまま車椅子が去るのを見送るだろう。』 [Sun 3 Jan 2010 00:55:30]
ランセット > ……両手両足が無くなってもヴェイトス最強になってる人間もいる。医者の仕事なんかどうにでもなるさ。(外科はともかく、内科や研究は出来るはずだ。ひょっとしたら義肢の質によっては外科すらも出来てしまうかもしれない。あまり医学とはかけ離れた技術に期待するのもなんだけど…)……休学届けはちゃんと出しといた方がいいぞ?ほっとくと留年扱いにされちまうからね。(あっけに取られたような様子の少女に一方的にまくし立てて、軽くその残った右手を掴もう)…びっくりはしたさ。でももう、忘れた。………外来は来るんだろ?…来なくても往診ぐらいはさせろよな?(そしてぽんっと、その肩を軽く叩けば、再度父親に向かって深々と頭を下げる。自分からも、彼女の道を繋いでやって欲しい…と願って。) [Sun 3 Jan 2010 00:54:30]
会別理久 > …すみ――― ( すみませんでした、とにかくそう言おうとしたら。 …勉強? )   ………。   ( 彼が引け目に感じることはないと、私は知っている。 …その場を見ていない両親や他の人、もしかしたら彼にだって、そんな事は伝わらないだろうけど。 …だからその対応に戸惑ってしまう。 笑顔で見送るくらいできるだろうけど、わざわざ選別というのだからその気遣いは本心か。 『実習』 もうすっかり諦めていたし、片腕になって、残された右腕の肩も上がらないとなればそれが妥当とも思っていたけれど。 ―――そうか。 良い義肢を付けてもらえれば、まだ… もしかしたら… それは両親の願いで、私が心から望むようなものではないとしても、以前の生活に戻って、学生も続けられるのかもしれない。   …いや、彼は、私の義肢がどうなるということさえ知らずに、こんなことをしているのではないか?   )   …ありがとう、ございます。   あの、でも… いえ。   …怖く、ありませんか?   ( ありませんでしたか、と問うのが適当かもしれないが。 …置かれた教科書に手を添え見つめながら、脈絡もなく問う。 ) [Sun 3 Jan 2010 00:44:55]
ランセット > (車椅子を押す彼女の父親には軽く会釈をする。正直、彼女が腕を失ったのは不可解としか言いようの無い事故であったが、病院で起こったことである以上相当な引け目を感じずには居れない。本来ならここで顔を出す事も気が引けたのだが…絶対に渡しておきたいものがあった。)………勉強、大変だけど続けるんだよ?…はい、これ選別。(学校をやめるな、それだけは先輩として言っておきたかった。車椅子の彼女の膝の上に言いながら置いたのは、自分のお古の解剖の教科書)…実習、まだだったよね? [Sun 3 Jan 2010 00:30:03]
会別理久 > それなら、一度大聖堂に――― ぁ。 ( 大聖堂に、恩人の… 上司というか師匠というか、そういう人が居るから、その人に会いたいと。 …そんな話をしていたら、廊下の先に知っている青年を見つけた。 他ならぬ襲った彼だ。 …微笑にほっとする反面、どうしてそんな顔ができるのだろうとも思う。 男性だって、武器を持った人間に襲われれば、怖いものは怖いだろうに。 適当なところで、車椅子も止まる。 )   ―――…こんばんは。   ( ご挨拶がしたいと思っていたくせに、その後が繋げなくて俯いた。 …父親の方は、『ご迷惑をおかけして…』 と無難で形式的な挨拶をしている。 ) [Sun 3 Jan 2010 00:23:02]
ランセット > (退院する少女が押される車椅子、それが進む廊下で…少女を待ちわびていたかのように佇む白衣姿の医師の姿があった。)………(そして薄く笑みを浮かべつつ少女の前まで歩み寄る。退院おめでとう…本来ならそんな言葉をかけてやりたいところだが、この少女に関しては入院前より悪化した部分すらあるような状態だ。ただ、生き繋いだのみ…ともいえるかもしれない。) [Sun 3 Jan 2010 00:13:47]
お知らせ > ランセットさんが来ました。 『廊下にて…』 [Sun 3 Jan 2010 00:09:28]
会別理久 > …一度、家に帰れるんでしょ? ( 後ろで車椅子を押してくれている父を仰いで、尋ねた。 実質、退院ではなく転院だ。 概要しか聞いていないし、おそらくそれ以上は理解できないだろうけど、カバリストギルドで新しい手足を用意してくれることになっているらしい。 両親が最近はまっている新興宗教の伝手だろう。 …あそこは宗教というよりも、垣根や禁忌を取り払った技術者集団のようだから。 新しい試みのテストケースにされる可能性はあるけれど、得られる義肢の性能は、それなりに期待できるような気がする。 )   ( ただ… せっかく出られるのだから、カバリストギルドに移されて、またしばらく動けなくなる前に、行っておきたい所がある。 ) [Sun 3 Jan 2010 00:09:12]
会別理久 > ( お見舞いの時間が過ぎてから、車椅子を押されて個室を出た。 ―――最後に、ランセット先生だったか。 襲ってしまったあの人にご挨拶がしたいけれど、そんなに暇でもないだろう。 …彼が罪に問うことをしなかったのは、同情心だろうか。 それとも、医師としての矜持のようなものか。 …回復を望んでくれての事だと思うと、このまま出て行くのは申し訳ないけれど。 左腕の痛みのおかげで、今はあの衝動も抑えられている。 とても人に相談できることではないし、したらしたで、今度こそ出られないかもしれない。 …誰かを手にかけるくらいなら、ずっと拘束していてもらいたいが。 黙っていれば出してもらえるという状況でそれができないのは、私の弱さだろう。 ) [Sat 2 Jan 2010 23:52:28]
会別理久 > ( 新たに切断された左腕の経過も良好ということで、退院することになった。 …本来ならば、人一人殺そうとしてそれで済むわけもないけれど。 極めて特殊な状況から保護されたということもあり、その後の落ち着いた様子と、父親が医学者であることから、お情けや圧力もあったのかもしれない。 ―――医師に襲いかかった時、この娘の腕が解剖学的にありえない運動をしたのは何だったのか。 何故、ベッドの中にそうそう手に入らないような汚れた鉈があったのか。 この娘を襲った、シーツの中に赤い液体が溜まり動き出すという怪現象は何だったのか。 病室に置いていかれた、切断された人間一人分の手足は何だったのか。 …謎は多いが、病院で解明しなければならない事でもない。 ) [Sat 2 Jan 2010 23:31:47]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 退院。 )』 [Sat 2 Jan 2010 23:20:11]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Sun 20 Dec 2009 23:01:27]
君影 > んー……… (見ている夢がよっぽどいいのか、猫の暖かさが心地良いのか。眠っている女の頬はずっと緩みっぱなし。)(そして猫もまた幸せそうに体を丸めて。ずっとずっと相思相愛の猫と人。リャンという黒猫が傍にいる限り、君影という元忍者は割りと幸せだったりするのであった。) [Sun 20 Dec 2009 23:00:04]
君影 > (この時期の小動物は歩く小型湯タンポだ。眠っている自分は暖かさを知らず知らず求めてついこうして抱き締めてしまう。) (なーご) (猫は片腕の主に抱き締められてほんの少し窮屈そう。だけどそれよりやっぱり暖かいのがいいから文句なんて言ったりしない。この猫はよくよく君影という主になついているのだ。) [Sun 20 Dec 2009 22:54:01]
君影 > (もう何ヵ月もこの部屋にいる女は今日も平和そうな寝息を立てている。傍にいる人たちのお陰か昔よりは悪夢に魘される事は久しくなった。普段は険の強い女の顔立ちも寝ている時ばかりは安らかなものだ。) ……りゃん………… (うとうと寝言を呟き一緒にベッドの中にいる黒猫を抱き締める。) [Sun 20 Dec 2009 22:46:12]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『くかー』 [Sun 20 Dec 2009 22:40:33]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sun 13 Dec 2009 22:44:46]
君影 > リャンがいっちばんに決まってるじゃないの。ばかばかばーか☆ (普段の君影を知る者なら鳥肌が―――あるいは呆れた溜め息が―――出そうな甘ったるい声を出して黒猫とイチャイチャ。) もう、くすぐったいんだからぁ―――― (そうしてまったりと暇な一夜はまた過ぎていく。) [Sun 13 Dec 2009 22:42:22]
君影 > ――――――……? (ダラダラするの嫌いじゃない、ってか大好きだからいっかとか考えていると、先程まで眠っていた黒猫が胸の当たりに顔を押し付けてきた。) ………もう。このお馬鹿。 (ぬいぐるみに構って自分が放っておかれた事に嫉妬した黒猫。パートナーの心の内を見透かすと、私は黒猫を抱き上げその毛並みに頬擦りする。) [Sun 13 Dec 2009 22:28:25]
君影 > (元から体を使う仕事に就いていたからか、リハビリの経過はよい方向に向かっているとの事らしい。この調子ならば年が明ける頃合いには松葉杖で歩き回るくらいは出来るようになるそうだ。) 年明けか……長いの。 (ねー、とぬいぐるみに話し掛ける。そうなると退院は更にその先。それまでの間はずーっとリャンとこうしてゴロゴロゴロゴロ―――――) [Sun 13 Dec 2009 22:09:21]
君影 > (ベッドの傍にあるリャンを似せて作られた手作りぬいぐるみを手に取る。) ………しまったな。 (中途半端な時間に起きてしまった。リハビリが終わって疲れた私がベッドで眠りこけたのがおやつが過ぎた頃の時間。それからずっとぐーすかしてた訳だから流石に今は眠くない。かといってこんなに愛くるしすぎるリャンの寝顔を邪魔する気にもなれず、この退屈な時間をどうしたものかと手持ちぶさただ。) [Sun 13 Dec 2009 21:55:41]
君影 > ―――………… (女はやがてゆっくりと目を開ける。少しの間、呆けたようにぼっとして、ベッドの中の暖かさの正体に微笑み、そうして体を起こす。) …………夜か。 (窓の外では星空が瞬いている。妙な時間に起きてしまったとその夜空を見て思った。) [Sun 13 Dec 2009 21:45:11]
君影 > (安らかな寝息を立てている女。彼女のベッドの中には丸まった黒猫が主人と同じように眠っている。) [Sun 13 Dec 2009 21:33:37]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 『くー』 [Sun 13 Dec 2009 21:30:58]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 転院とか退院とか、できるのだろうか。 )』 [Sun 13 Dec 2009 00:32:58]
会別理久 > ( しばらく姿を見せなかった両親は、案の定 『教団』 絡みの手続きを踏んでいたらしい。 その中身については、詳しく話を聞くどころではなくなってしまって、知らないままだけれど。 何でもこれが良いだろうという義肢の当てができたとか。 相談するような素振りを見せても、結局こうなる。 その判断に間違いはないのかもしれないけれど、これが良いからそうしなさい、という。 )   ( 一生懸命探してくれて、その方法はきっと、自分では決して用意できないとても良い物なのだと思う。 それは、ありがたいことだと分かってる。 それなのに、感謝しなければと思う一方で、何かがどこかでもどかしい。 …ちょっと声を上げるようになったくらいでは、何も変わらない。 …およそ最高の出来合いを、変える必要がないのだから。 ) [Sun 13 Dec 2009 00:18:41]
会別理久 > ( 表沙汰になった暴力衝動は、けれど哀れな被災者のヒステリーということで片付けられるのだろうか。 本人以外誰も大事には至らなかったのだし、片腕落とした怪我人に鞭打つこともなかろうと。 …社会はそんなに優しいものだっただろうかと首を傾げるけれど、案外そんなものかもしれない。 精神に異常をきたしていると認められて、罪が軽くなるとか、そんな話は聞いたことがあるし。 どうしてそうなるのか理解に苦しむけれど、社会の多数決で決められるはずの法がそう定めているのなら、これは改めるべき少数派意見ということになるのかもしれない。 ) [Sun 13 Dec 2009 00:10:49]
会別理久 > …疲れた。   ( 何をしているのかな。 変わらずに拘束されたまま、個室の闇の中で呟くのは何度目か。 どこまでも中身がなく、そもそも何か解決をみられるようなことなのかも分からない。 自警団の人と話したのは、病室に届けられていた人間の手足についてが中心だったし、あの医師にきちんと詫びてもいなければ、どうして襲いかかったのかもよく分からないのだ。 …ただ、彼を襲いたかった。 暴力を振るうことそのものが目的の暴力。 何が気に入らなかったとか、気に入ったということもなく――― ) [Sun 13 Dec 2009 00:03:04]
会別理久 > ―――疲れた。   ( 病院スタッフと同様に、拘束する必要などなさそうな状態の娘しか知らなかった両親は怒り狂い、娘が人を襲うわけがない、その医師が何かしたのではないか、拘束などしてどういうつもりだ、すぐに連れて帰ると大騒ぎになった。 …実はそれでも良かったのかもしれない。 むしろ、その方が良かったのかもしれない。 けれど 『娘は人を襲ったりしていない』 という視点から動けない両親とは根本的なところで話にならず、被害者を救い出すような気になっている彼らにそのまま連れて行かれるのが、まるで逃亡するみたいに思えて、ここに居ると言い張ってしまった。 拘束されているのが好都合とはいえ、別に残っていたいわけでもないし、出て良いのなら出たいけど。 また、つまらない意地だ。 ) [Sat 12 Dec 2009 23:55:03]
会別理久 > ( 誰って両親。 というか確率的にはたぶん当たり前の話で、状態落ち着いているはずの娘のお見舞いにちょっと来なくなったくらいで何かあったんじゃないかと心配する方が自意識過剰というものか。 けれど状況は深刻で。 少し連絡のつかない状況にいるうちに、娘は医師を襲い、そのときの事故で左腕を落としていた。 ) [Sat 12 Dec 2009 23:44:38]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 無事だった。 )』 [Sat 12 Dec 2009 23:41:31]
お知らせ > マガツヒさんが帰りました。 『 禍 津 卑 だわ。 』 [Sat 12 Dec 2009 11:56:49]
マガツヒ > ああ、そう、あれよ。 ( ベッドに腰掛けて窓の外を眺める少女が不意に顔を上げて頬をひきつらせてほほ笑んだ。 窓の外は曇天。 薄く広く広がる鼠色の雲が何処までも遠く高く続いている。 ) あれが [Sat 12 Dec 2009 11:56:37]
マガツヒ > ( 医者も自警団も両親も帰ってしまって狭い部屋で少女は一人。 ぶつぶつと正しい「マガツヒ」の発音の再現に労力を費やしている。 私が聞いたあの名前はもっと振動していて、複数人が同時に発音したような響きで、男のような女のような子供のような老人のような声をしていた。 そしてそれは耳ではなくて何処か直接脳髄に向けて何度も何度も何度も何度もやめてと言っても関係なく何度も何度も何度も何度も響いていた。 あえて言うなら、眼を凝らせば高く遠く聴こえてくるあの言葉を顕わすならそれがマガツヒなのかもしれない。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:53:39]
マガツヒ > ( 少女はその名前を正しく発音できない事に苛立ち、歯をきしらせたり口をすぼめたり唇を震わせたり舌を変なふうに曲げたりしながら繰り返し繰り返し、やがて世界を心の中に閉ざしてしまった。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:49:14]
マガツヒ > ( 違う。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:46:37]
マガツヒ > ( 「マガツヒ」「まがつひ」「Magatuhi」いや「Maguwthy」いや「Magyatth」いや「Muuwggwtthi」若しくは「Magatchiffhy」否「MMMagth」? ) [Sat 12 Dec 2009 11:46:19]
マガツヒ > ( マガツヒとは何なのか? ) [Sat 12 Dec 2009 11:44:40]
マガツヒ > ( あの時私はマガツヒそのもので、然し全くマガツヒなどではなく、むしろ私が殴り殺した少年はその時確かにマガツヒであったし、私を殴った誰かはマガツヒに違いないし、マガツヒはその場に薄く広く漂う月明かりであり、あの日マガツヒに遭遇した日そのものが多分マガツヒで、然し何処にもその姿は無く、きっとマガツヒなんていうものは頭の中で勝手に発生した妄想で、マガツヒなど何処にもいなかった、のだ。 ) ( 少女の視線は時々ブレるように素早く何処かに向けられ、またどんよりと濁って彷徨う。 ) ( 終始こんなで、時折対話が成立しているように見えて、やはり全く意味がわからない。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:43:49]
マガツヒ > ( 少女曰くマガツヒとはその、壁一面に描かれた渦巻きや放物線や点や線や、床一面に描かれた渦巻きや放物線や点や線や、天井まで浸食し始めた渦巻きや放物線や点や線のようなものがそうだという。 だがそれらには別に意味は無く、マガツヒはそんな形などしていないという。 どういうことかと訊かれると、少女は何処か中に視線を彷徨わせながらしばらく医者や両親や自警団やうろうろと院内を徘徊している彼女に興味本位で話しかけた患者にこういう風に続ける。 ) [Sat 12 Dec 2009 11:39:47]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 『 俯瞰風景 』 [Sat 12 Dec 2009 11:33:23]
お知らせ > マガツヒさんが入室されました。 [Sat 12 Dec 2009 11:33:08]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『そんな、漠然とした無力感に浸りながら、ドーナツに齧り付いた。』 [Mon 7 Dec 2009 22:02:47]
ルゥ > (職歴はそれなりに重ねてはいるが、まだまだ年配の医師たちのように、不安や悩みを取り除けるだけの人生経験は無い。 話を聞いてあげることで、心に凝り固まった澱を取り除く手助けが出来ればいいのだけど──) [Mon 7 Dec 2009 22:02:09]
ルゥ > (心の壊れた人間は、メスでも鋸でも湿布でも、白魔術でも治せない──ということだ。 疲労などが原因でパニック状態になっている患者を、【賦活】で落ち着かせる事はある。 それなりに効果はあるけれど…心を治す術のストックは、少なくとも自分には無い。) [Mon 7 Dec 2009 21:53:52]
ルゥ > (──何が言いたいかというと……自身の能力の壁にぶち当たっているのだ。 切る医学、切らない白魔術──がヴェイトスの常識だが、ルゥの場合は外科手術との連携でより効果的な処置が出来る術だ。 外科・内科の壁も取り払われつつある。 が、“切らない”ものは白魔術士のカテゴリであるという意識は未だ以って根強い。 そして) [Mon 7 Dec 2009 21:51:18]
ルゥ > (とはいえ、ある程度の反動こそあるものの、強力な治癒術も一つ持ち、義肢や生身の四肢を繋げる術すらも開発できたのだから、正白魔術士としてはそれなりのクラスだろう、と思う。 それにしても、戦場傷病への対応に特化しすぎた能力ではあるが。) [Mon 7 Dec 2009 21:34:08]
ルゥ > (重さに耐えかねて深呼吸。ふー) (もっとも、自分の場合は錬金術にも色気を出した──その結果、得るものも大きかったけれど、純粋な白魔術としての汎用性はそこで失われたような気もしてならない。) [Mon 7 Dec 2009 21:30:12]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 [Mon 7 Dec 2009 21:29:02]
ルゥ > ( 【賦活】や【治癒】は、低級白魔術士の頃からの基礎。 実際の効果など殆ど見込めない手翳しを、ときに「そんな気休めはやめてくれ」と患者から拒まれながら。ときに「ありがとう。楽になりました」と痩せ細った死を待つだけの老人から、逆に力づけられて。 そうして延々と繰り返す手翳しの発展形である。 そういう意味では、聖職者が力ある祈りを体得するのに似ている。 無力さを何度と無く嘆きながら、それでも一心不乱に(祈りを/手翳しを)続ける。 ある種の信仰だ。 いつかは、これ(祈り/手翳し)によって誰かが救えると。 ) [Mon 7 Dec 2009 20:46:06]
ルゥ > ( “全知全能イルダーナ” と謳われた、父神の力を、幾らか受け継いでは居るものの、実際に自分が成せるのは些知少能──と言ったところか。 “太陽弾タスラム”や“轟く五星ブリューナグ”を借り受け、暴れることこそ出来るものの、闘う以外に本業の白魔術師としてどの程度のことが成せるかというと──それはあまりにも微力だ。) [Mon 7 Dec 2009 20:36:45]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『ルゥ・ファリス診療室にて』 [Mon 7 Dec 2009 20:29:16]
お知らせ > アレーティアさんが帰りました。 『(巡視をしたところは、特変無し。 皆さん良民されている様子だ)』 [Mon 7 Dec 2009 02:38:53]
アレーティア > ( コツンと、冷えた暗い廊下にナースサンダルの音が妙に響く。 夜の病院には何かが出るかもしれない なんて恐怖はあまり無い。 まだ馴染めたとは言いがたい病院なので、若干の不安はあるが。) ――― ぁら。 ぁらぁら。( 覗いた多床室の病室。 1つのベッドの患者さんの布団が床に落ちていた。) 風邪を引いてしまいます。( クス、と笑みをこぼしながら出切るだけ足音を立てぬように病室へと入れば、 そっと布団を身体にかける。 この病室の人たちは全員息をしている。 特に乱れてもいない。 問題は無いようだ と判断すれば、 次の病室へと、まわって行く。) [Mon 7 Dec 2009 02:18:52]
アレーティア > ( まるで壊れてしまったようだ と、看護士の1人が言っていた。 寒空の下、歌をうたっていたとか。 此方の質問に答えることはなく――というか、【自分】と【他人】を認識していないような気もする が。 ) ―――――どうしてですかねェ…。(強い呪いか祟りのようなものに憑かれていたということで、御祓いをしてもらったという。 その、呪いか祟りの影響だろうか?) ………んんー。 ( ぐっと、眉間に皺を寄せれば、 わさー と机に突っ伏した。) わかりませんねェ。(少なくとも、現状ではどうすることも出来ない。 出切ることと言えば、少女の状態を悪化させない環境作りに努めること。 尤も其れは全ての入院患者に言えることであるが。)とりあえず、細かい巡視と夜間は屋上等への扉の鍵は閉めることを提案したほうがいいのかしら? あァー…でも新人にそんな権利あるのかしらー… ( 言うだけ言ってみるのもいいかもしれないが、 態度がでかい と不快感与えるのは避けたいところ。巡視だって、できる限りの回数をしているかもしれないし、屋上の鍵だって、たまたま壊れていたとかもあるかもしれない。) よーし。 一先ず、私も巡視に行きましょう! ( 勢いよく立ち上がれば、カルテ等は元あった場所に戻し、廊下へと出る。 ひやりとした空気がほわりと漂う苺の香りを揺らした。) [Mon 7 Dec 2009 01:48:07]
アレーティア > ( 何枚も重なった紙の束。 患者のカルテや個人情報からはじまり、 ヴェイトス市の地図や噂話、最近起こった事件等がまとめられている。 )( ヴェイトス市に来て日の浅い自分だが、出来る限りのことは頭に入れておかなければならないと思った。) ―― って、ぁら。 コレとコレは一緒にしてはいけないですねー。( カルテと個人情報は病院のもので個人の判断での持ち出しは厳禁。 今は許可をもらって見させてもらっている。 自分の担当で無くとも、何か急に症状が悪化した時など、 たまたまその場にいた時に「この患者のこと何も分からないので何も出来ません。」では、済まないのだから。 ―――地図や噂話、事件のまとめは自分用だ。 これに個人情報は一切入っていない。 噂が本当だと若干入るのか? さておき。) えぇーと。 ウォッシュベアー村の事件に、謎の奇病…。 そういえば、自警団の方が来たというのは――― ( 何か事件に関わっている可能性があるということで、 入院している少女の元に自警団の人が訪れたという。 確か、目が覚めてからずっと、うわ言のようなものを繰り返している少女。) [Mon 7 Dec 2009 01:35:54]
お知らせ > アレーティアさんが入室されました。 『( ――トンと、紙の束を机に置いた。)』 [Mon 7 Dec 2009 01:21:34]
お知らせ > サヤさんが帰りました。 [Sun 6 Dec 2009 17:32:56]
サヤ > ( 天井を仰いで溜息をひとつ。 視界の端に飛び込んでくる窓の外の濃紺の空は、雨雲も去り星も瞬く晴れ渡り方をしていた。 ――けれど、気分は晴れなかった ) [Sun 6 Dec 2009 17:32:52]
サヤ > ( 目撃者であり通報者である少女の証言を全面的に信用する。 となると、やはり少年の目を抉り死に至らしめたのは扉の向こうの娘になる。 が、そこまで――――殺意の有無を確かめることも、ましてやあの娘が目玉泥棒と何らかの関係があるのかもこれ以上は追跡できない。 ――できない、だろう。 壊れてしまった娘が吐き出す言葉はあまりにも断片的で、特定しようと試みるにも雲を掴むような話だ ) …………。 ( ただ、それでも調べてみようと思う自警団員はいるかもしれない。 だから、報告は可能な限り細かなものとしておこう ) [Sun 6 Dec 2009 17:29:49]
サヤ > ( 短髪に手を突っ込んで手荒く掻くと、雨滴がぽたぽたと磨かれた床の上に落ちる。 医療士がそれを見て眉を顰めたがわざと見ないフリをした。 どうせ外套の裾からも絶えず雨滴は落ちている )( 通報者が神に仕える身だから虚偽は口にしないだろうということでは勿論ない。 信用の根拠となっているのは件の少女のその地位だ。 社会的に見て相応の地位にある人間とて悪行に走るケースもないではないが、一般的に見て社会地位は信用するに足る保証と言えるだろう。 その意思の有無はどうあれ、築き上げたものを全て失うリスクを負ってまで非社会的行為に走るメリットがないからだ ) 雨のおかげで検証もへったくれもなかったっちゃそれまでだが、話と合わせて不自然な点もなかったし――な。 ( 頭を掻く。 またぽたりと水滴が落ちる ) [Sun 6 Dec 2009 17:23:29]
サヤ > ( 医療士の同行を条件に病室の中へも入ったが、娘は最早会話ができる状態ではなかった。 言葉が通じないわけではないようなのだが、子供の目玉を抉ったにしろストリートチルドレンに殺し合いをさせたにしろ、『何時』『何故』『どうやって』がまるで繋がってこないのだ。 ともすれば少年が自分の目玉を抉ったのだと主体と客体が逆になってしまっていて、娘の言葉の全てが真実だとしても真相がまるで見えない。 それこそが娘が何かに憑かれていた証という話だが。 )(『祟り』だの『呪い』による犯行と言われれば個人的には眉唾ものだが――この場合、通報者の虚偽の可能性は殆どないと考えていい ) …ただの神父やシスターなら疑う余地もあるんだけどな。 ( そう、現場に居合わせ、その場を収めて通報を寄越した相手というのが ) 大聖堂のお偉いサンが嘘吐く理由、ねえもんなあ。 [Sun 6 Dec 2009 17:09:46]
サヤ > ( 隔離病室の扉に設けられた小窓の向こうで、ともすれば娘は安らいでいるかのようにすら見える。 時折唇が動いているのは本の中の一節のような、ナニカを呟いているんだろう。 豪雨の朝、痛ましいほどに白く血の気の失せた、ずぶ濡れの少女による通報を受け、赴いた公園の一角で倒れていた瀕死の娘。 ――それが扉の向こうの娘だ )( 心神耗弱状態にあったという娘の傍には目を抉られた子供の死体がひとつあった。 その亡骸の状態から、未解決事件にして自警団員として拭い去ることができない記憶を想起したのは己だけではきっとない筈。 ――…そう、殺人及び死体損壊、死体遺棄。 世間で言う目玉泥棒との関連性。 ) [Sun 6 Dec 2009 16:56:24]
サヤ > ( ――…あれはもう駄目だ。 ) [Sun 6 Dec 2009 16:48:51]
サヤ > ( だから、口に出してはならないことだが ) [Sun 6 Dec 2009 16:48:32]
サヤ > ( だが、それでも敢えて言葉にするなら。 ――誰よりも現状を理解しているのは病院勤めの関係者たち。 …その次の次の次くらいには、多分己も分かっている――分かるというより知っている。 見たことがある。 例えば最愛の妻と我が子を失った父親。 例えば無体な暴虐に晒されきった若い娘。 例えば奴隷の身に落とされた、昨日までの一般市民。 ――――全て全て、失ったモノ )    ( そう、全て。 自我さえもだ ) [Sun 6 Dec 2009 16:47:58]
サヤ > ( それは口に出してはならないことだ ) [Sun 6 Dec 2009 16:44:12]
サヤ > ( 少し前まで外は大雨が降っていた。 制服の上からフードつきの外套を引っ被ってはきたものの、雨足の前に完全防水とは叶わず前髪の先からぽたぽたと雨滴を落としながらの三白眼が、細く細く絞られて ) [Sun 6 Dec 2009 16:41:59]
お知らせ > サヤさんが入室されました。 『嗚呼――――』 [Sun 6 Dec 2009 16:39:40]
お知らせ > 少女さんが退室されました。 『 そして少女は壊れたからくりのように、毎日繰り返すようになった 』 [Sun 6 Dec 2009 03:30:06]
少女 > ( ――――脳に届く詩篇を輪唱のように口に出してみた。 「あれ」が断片的に言っていた言葉だが、「あれ」の願いではない。 これは一体だれの言葉なんだろう? 大いなる誰かか、何処にでも居る誰かか、誰か達か。 ―――――壊れたからくりみたいに頭の中では詩篇朗読が続いている。 少女はしばらくそれを聞いていようと思った。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:28:40]
少女 > 私の為に敵になってください。 [Sun 6 Dec 2009 03:23:06]
少女 > 嗚呼嗚呼誰か、 [Sun 6 Dec 2009 03:22:49]
少女 > あなたの敵は誰ですか? [Sun 6 Dec 2009 03:21:41]
少女 > 私の敵はあなたですか? [Sun 6 Dec 2009 03:21:20]
少女 > 胸中燻る陰りがいつもそう訴えている [Sun 6 Dec 2009 03:20:59]
少女 > そうでなければせめて私は世界平和の為にあなたに憎まれる敵になるべきだ。 [Sun 6 Dec 2009 03:20:38]
少女 > 私は正しい人の側でありたい。 [Sun 6 Dec 2009 03:20:19]
少女 > 正当でありたい。 [Sun 6 Dec 2009 03:19:59]
少女 > 正当でありたい。 [Sun 6 Dec 2009 03:19:54]
少女 > 誰か私の憎しみを正当化して下さい。 [Sun 6 Dec 2009 03:19:12]
少女 > 誰か私の握り拳を受け止めてください。 [Sun 6 Dec 2009 03:18:51]
少女 > 誰か私の敵を教えてください。 [Sun 6 Dec 2009 03:18:25]
少女 > 誰か敵が居なければ私は英雄になれない。 [Sun 6 Dec 2009 03:17:22]
少女 > 誰か敵が居なければ私は幸せになれない。 [Sun 6 Dec 2009 03:16:59]
少女 > 誰か敵が居なければ私を示す事が出来ない。 [Sun 6 Dec 2009 03:16:01]
少女 > あなたの敵は誰ですか? [Sun 6 Dec 2009 03:14:38]
少女 > 私の敵はあなたですか? [Sun 6 Dec 2009 03:13:15]
少女 > ( 朗々と、訥々と、詩篇は語る。 曰く――――。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:12:51]
少女 > ( やがて階段を登って登って登った先に鉄の扉があって、それを開けると冷たい冷たい空気が吹き込んだ。 此処が良い。 此処にしよう。 そう思って一番高い所を目指す。 鉄の梯子が壁についていて、何か四角い屋根の上に登ってしゃがみ込んだ。 お尻がとても冷たくて、足裏はじんじんと痛んで、でも空気がとてもクリアーで良い所だった。 耳を澄ませばあの声が聞こえる。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:09:22]
少女 > ( ざざざざざ、と音がして視界にノイズが走る。 此処は良く無い。 此処に居ては声が届かない。 何処か遠く大きなものから届くあの声が。 少女は酷くあちこち痛む身体でベッドから降りて、裸足のまま廊下に出た。 何処か広くよく透き通る場所に行こう。 そんな事を考えて頭の中で じじじ と鳴る音を気にしながら歩き出す。 ) [Sun 6 Dec 2009 03:01:15]
少女 > ( 少女の身体は生きているが、少女の心は壊れている。 聞こえているし見えているし食事を与えられれば食べる事も出来るだろう。 ただ決定的に壊れてしまって、以前と同じようではなくなってしまった。 思考も感情も感覚も侵され、無感情な「あれ」が正常稼働する為に組み換えられた回路は修復できない。 客観と主観が曖昧で、この一ヶ月の事は全て覚えていて、それでいて感情はオートミールみたいにぐちゃぐちゃに擂り潰されて練り込まれて流し込まれて原形を思い出せない。 記憶は何処も欠落していないのに、以前の少女とは全然別の何かだった。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:50:11]
少女 > ( 黒く長い髪の少女が病室のベッドで身体を起こし、ぼうっと虚ろに虚空を眺めている。 その視線は時々小刻みにぶれ、呼吸は薄く、口はだらしなく半開きのまま。 行方不明届けの出ていた12歳になるホワイティアの娘だ。 一ヶ月ぶりに発見され、つい先程まで意識不明のままずっと眠っていた。 発見された当初、強い呪いか祟りのようなものに憑かれていたという話で、既にそれは大聖堂の聖女様によって祓われたというが一応念の為、個室に隔離されている。 だからまだ、少女が起き上がった事に誰も気付いていなかった。 ) [Sun 6 Dec 2009 02:35:18]
お知らせ > 少女さんが入室されました。 『 半身を起こしぼんやりと視線を漂わす 』 [Sun 6 Dec 2009 02:29:02]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 腕はお腹の上から動かせず、脚をすり合わせても、片側が短くて… )』 [Sun 6 Dec 2009 01:21:52]
会別理久 > ( 左脚のように、腐っていく様を目の当たりにして諦める時間がなかったからだろうか。 左腕にはしっかりと幻肢痛まであって、熱っぽい吐息を零す。 体温が高くなっているのはもちろん、創部や無いはずの腕の痛みに、興奮していた。 ) [Sun 6 Dec 2009 01:20:23]
会別理久 > ( 横になりっぱなしの身体が痛くて、ベッドの中でみじろぎする。 本当はもっと窮屈そうな拘束衣は、片腕片脚がないおかげでいくらか余裕があった。 )   ( 窓の無い病室で昼夜の区別はつかないけれど、扉の小窓から漏れてくるランプの光に、夜なのだろうと当たりをつける。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:42:43]
会別理久 > ( ―――でも、問題は本音で。 何が起きたかということよりも、その時に抱いていた気持ちが重要なのかもしれない。 脳が機能を停止すればこの意識は残らないと信じる一方で、死後に対する漠然としたイメージは持っていた。 信仰などとは関係ない、ただの空想だけれど、その人生で関わった全ての人を前に、主観で人生を再演してみせるような妄想を抱いている。 関わった人の全てが死ぬまで開演できず、自分が再演するように、他の人のものも見るとなると、長ければ一本50年とかの時間がかかる舞台をいくつも見なければならず収拾がつかないような気もするが、良いことも悪いことも、最後の最後にはネタばらしして、すっきりしたい。 勘違いしたまま、消えたくない。 ―――自分の本音に自信があるわけではなく、むしろその逆。 そんなネタばらしは恐怖なのだけど、自分がろくでもないから、みんなそうなのだと確認したいのかもしれない。 …もしかしたら、本当に自分ばかりが、周りと比較して嫌な性格しているのかもしれないけれど。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:35:33]
会別理久 > ( ヴェイトス中央病院の個室。 問題のある患者用の窓がない部屋で、拘束衣をベッドに固定された娘は、夢と現の間をさ迷っていた。 ―――このまま死ぬのなら、それはそれで仕方ないと思う。 あまり、生に執着するような気分じゃない。 かと言って自ら絶つような真似はできないから今があるのだし、そんな風に考えてしまうこと自体、アザリーさんに申し訳ないのだけれど。 半ば自分で招いたこととはいえ、事故死はどうしようもないだろう。 死後の世界なんてものがあるのかどうか分からないけれど、不測の事態で行くことになったなら、再会してもしょうがないですねって笑ってくれそうな気がする。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:17:49]
会別理久 > ( ウォッシュベアーでの怪我に続いて左腕の切断。 抵抗力が落ちているところに追い討ちをかけられた形で、患部のみならず全身の発熱が続いている。 拘束されて寝ているしかないのだし、むしろ眠り続けることができるという点では救いなのかもしれないけれど、辛いには違いない。 衛生管理の徹底された病院であっても、無菌室というわけではないのだと、当たり前のことを少し新鮮に思う。 ) [Sun 6 Dec 2009 00:10:28]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 熱が下がらない。 )』 [Sat 5 Dec 2009 23:59:50]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sat 5 Dec 2009 22:39:05]
君影 > (財布にあるのは10万と少し。いくら数え直してみて逆さに振ったりしてみてもやっぱり10万と少しだった。) ――――――………… (取り敢えず私は義肢の相場を知らない。私が望む水準の物がいくらかはわからない。ただ間違いなくこのお財布の中身では足りないであろう事は確実で。) 借金か………… (私はまた深々と溜め息を吐くのだった。) [Sat 5 Dec 2009 22:34:47]
君影 > (理想は走る事にも問題のない性能の義肢である事だが。となるとまあやっぱりそれなりに品質の良い物となるだろう。) (だったら御値段のおおよその予想は―――――) ―――――リャン。ちょっとお財布持ってきて。 (私に言われてリャンはお財布口にくわえて持ってくる。中身がいくらなのかをちょっと改めて確認してみるとしよう。) [Sat 5 Dec 2009 22:13:16]
君影 > (凡そ1ヶ月もの間、まともな食事も与えられず監禁状態で凄惨の限りを尽くされたんだ。筋力その他諸々以前より遥かに落ちていても仕方がないというか当然。) (―――――取り敢えずはこうして身体をマシな線までには戻して。それから最低限、なんとか足だけでもマトモな性能の義肢を取り付ける。歩けるかそうでないかはあまりに大きすぎる差だ。) [Sat 5 Dec 2009 22:02:17]
君影 > (すっかり慣れ親しんだ病院の一つの部屋。そのベッドの上で私は癒される為に黒猫と戯れる。)(しかし改めて実感した。“なくなる”というのはこれだけの違和感が出るものなのだと。) 本気で死にかけて体力だだ落ちしてるし……… (とにかく簡単な事をするのにも苦労する。まさか寝台から昇り降りするのにもあんなに手を煩わすなんて。) [Sat 5 Dec 2009 21:49:41]
君影 > (そんな事を呟く主人にじゃれつく黒猫。私はその子の艶のいい毛並みを撫でながら深々と溜め息を吐いた。)(取り敢えずまともに動けるようにとリハビリが始まったのだけれど。これがどうして大変だった。) [Sat 5 Dec 2009 21:38:20]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『疲れた』 [Sat 5 Dec 2009 21:33:22]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『(落ち着いているが、ある日医師を襲うまでもそう見られていた。 まだ暫く、拘束は続く。 )』 [Thu 3 Dec 2009 22:41:43]
会別理久 > ( 毎日必ずどちらか片方は顔を出していたのが、二人同時に何の連絡もなくというのは、どういう事だろう。 義肢や回復するための術を血眼になって探してくれていたようだから、アンダーグラウンドな方面に関わって殺されているなんていうのもリアルな話。 …とはいえ、そんなに愚かな人たちじゃない。 私よりもずっと頭が良くて世間を知っている。 娘に対するスタンスが娘としてはやや不満だけれど、それも恵まれ過ぎた範囲での話だし、一個人として両親を見ればできた人たちと言うしかない。 …新興宗教にハマってしまっているが、それだって胡散臭い話をして無闇にお布施を要求するようなものとは違う。 いや、よく知らないけれど、そんなものに騙される人たちではないし、あれは宗教というより学会だ。 求めているのは心の安息でも奇跡でもなく、知識と技術。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:30:19]
会別理久 > ( ―――私が襲った先生は、これくらいのハンデであれば医師になることはできると言っていたような気がするけれど、片腕の機能を損ない、その上でもう片方を失うというのは致命的だ。 右腕は肩が上がらないだけで十分に使える。 とはいえそれは日常生活で役立てるという話で、少なからず手技を求められる職業に就くのは困難だろう。 …困難だけれど不可能ではないと思うのだ。 ただ、普通に免許を取るよりも高くなったハードルを越えるだけの熱意が自分にあるのかどうか、それが問題で。 …そこに悩むくらいなら人の命を預かる職に就くべきではないとも思う。 …両親は哀しむだろうけど、一子相伝の技術なんかがあるわけでなし、これなら諦めもつくのではないか。 )   ( ―――そういえば、こんな事になったら大騒ぎしそうな両親は不気味なほど静かだ。 というか、左腕を落とす少し前から顔を見せなくなって、病院でも連絡が取れていないらしい。 住居兼店舗の煙草屋には祖母がいるはずだけど、どうせボケたふり。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:23:27]
会別理久 > ( 体の一部が腐ったまま放置されても死なず、動かないはずの身体が動いたことから、自分が何か別のものに変わってしまったような感覚は抱いていたけれど、背景や理屈はさておき、事実は認めておくしかない。 まだ理性はあるようだけど、会別理久の身体はどこかおかしく、それはさておき狂っている。 )   ( この衝動は、こうして押さえつけられ気を紛らわされているうちに、いつかなくなるのだろうか。 体質の変化は当面の問題でないとしても、頑丈だろうが何だろうが生活に重大な支障をきたすレベルで欠損しているし、元の生活に戻るのは期待できない。 …養われの身は気楽なもので、それでも生活そのものに対する不安はそこまで強くないのだけれど、どうなるか想像できない。 …あるいは、ショック期を抜けていないのかもしれない。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:13:55]
会別理久 > ( それにしても、痛いなあ。 …それは不快な感覚だけれど、その中に微かな心地好さを感じてしまうのが薄気味悪い。 じっと拘束されていてただ痛いだけという状況が気分を苛立たせることもあるけれど、基本的にはその窮屈さも、快感を見出せるものだった。 その痛みを一際強くするような刺激を与えて果てることができないのが欲求不満と言えば欲求不満。 でも焦らされるのがまた良くて、ああ狂っているんだなとつくづく思う。 ) [Thu 3 Dec 2009 22:03:34]
会別理久 > ( 左足を失い、右腕が上がらない状態からさらに左腕を失って、一週間で今後のことを考えられるというのは早いのか遅いのか。 性格的なものも大きそうだけれど、とりあえず、間違っても否認はしない。 混乱もしない。 体の一部が無いのは見れば分かるし、潜在的にはことの重大さを認識するのにブロックをかけていたりするのかもしれないけれど、ご都合のよろしい回復手段があるわけないのも知っている。 あるいはどこかには奇跡なんかもあるのかもしれないが… なんて考えるのが混乱なのかもしれないが。 とりあえず、そのご利益に与ることはできなさそうだと思っている。 )   ( ルゥ先生でも、轢断された腕は接続できたかどうか。 …あの時、あの白魔術師の(?)先生がいればという一点のみ、いくらか悔やまれるような気もするけれど、命を拾っただけでありがたいと思うところなのだろう。 …実を言うと、人生に価値を見出せない若者的にあんまりありがたくないのだけれど。 それでも、ウォッシュベアーであんな助かり方をしておいて、あんな最後はちょっと嫌だ。 ―――腕を手術してくれたのは、私が襲った先生だということだけど。 …怪我はなかったのか。 良かった。 ) [Thu 3 Dec 2009 21:59:03]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( これから、どうなるのだろう。 )』 [Thu 3 Dec 2009 21:48:41]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 [Wed 2 Dec 2009 23:18:11]
ランセット > (今現在行っている方法は、黴をかき集めて蒸留水に溶き、それを布でろ過し、生理食塩水に溶いて点滴する…といった方法だ。何がいけない…どうすれば良い?確かに、一度は効果が見られたのだ。)………薬効が安定しない物質なのか…??(不純物の問題、濃度の問題………それらに思考がたどり着くには、未だしばしの時間が必要そうであった。) [Wed 2 Dec 2009 23:18:06]
ランセット > (今のところ、自分達が医療ギルドの中で一定の地位を保って、ある程度好き勝手やっていられるのはひとえに、オーベン=コデンタルという天才の存在と、白魔術師の能力を遥かに越える病人、けが人が存在するためだ。あれだけ、オーベン=コデンタルがやって見せたというのに、驚くほど世間の目は冷たい。新薬ができるぞ!などといった期待はほとんど無い。そこで、勇み足で行った人体実験…結果が出なければ、足元をすくわれるには容易すぎる状況だ。) [Wed 2 Dec 2009 23:14:17]
ランセット > ………膿瘍が出来てるな…(その患者の創部を触診してみれば特有の弾力を感じた。認めざるを得ない。抗生物質は奏効してない。)…オペ室準備して。切開して膿を出そう…(この場で壁をぶん殴りたい気分だった。結果が出せなければ意味が無い。不当に異端扱いを受ける自分達は非常に危うい橋の上にいるのだ。このヴェイトスでは科学は主流でなくとも、魔法という極めて認知度が高い技術が存在してしまっている。魔法であればいいけれども、科学的アプローチなどは考えられない…イモリの尻尾や、木乃伊を煎じて飲ませるのはいいが、黴から薬を抽出するのは突拍子も無い…そういう認識をする者がどうしても多いようだ。) [Wed 2 Dec 2009 23:10:14]
ランセット > (看護師の報告を聞いて青年医師は苦々しげに顔をしかめる。最近、良く分からないゴタゴタに巻き込まれもしたが、自身の研究もしっかりと継続していた。報告された患者は、現在開発中の新薬、“抗生物質”を実験的に投与していた者で、本日で3日目になる。期待されていた薬効が出るならば、そろそろ熱が下がってもいいはずだった。) [Wed 2 Dec 2009 23:02:51]
お知らせ > ランセットさんが入室されました。 『熱が下がらない?』 [Wed 2 Dec 2009 23:00:26]
お知らせ > ヴァリスさんが退室されました。 『( 再び、青年は眠りについた )』 [Tue 1 Dec 2009 05:51:12]
ヴァリス > ( 例とするならば、「殺人容疑を掛けられた容疑者を拘束し、拘束後に殺人が起きなければ犯人だという可能性は残り、逆に殺人が続けば犯人である可能性が無くなる。」 というのと同じ、らしい。つまり、「吸血鬼が個人と親密な関係があるならば、その人物としか吸血鬼しない傾向があり、この長期入院時にほぼ必ず吸血したくなるだろうそのときに病院に来なければ、親密な関係とは言えず、仮に来たとするなら、その人物は親密な関係であるという証拠になる」といったところか。たぶん、そこらへんの聖堂関係者がどこかにいるかもしれない。想像することしかできないが。 ) ―― ともかく、できれば年内に退院したいなぁ。 ( というのは、うまくいけば、との事だが。眠ることしかできず、また無理に体を動かせば危険――当初よりは幾らかマシにはなっただろうが――なのは変わらず、日がな一日眠るか考え事するしかない。もっとも、体力回復のために勝手に眠くなるし、鎮静剤や解熱剤の中には睡眠誘導剤も含まれているのだろうが。薬が効きやすいのはこういうとき、便利だよなぁ、なんて。思いながら―― ) [Tue 1 Dec 2009 05:50:59]
ヴァリス > ( また病室には簡易の洗礼と十字架や聖水などが置かれた。無論、吸血鬼から守る――という建前もあるだろうが――のではなく、進入させないためだ。 青年がかかわっているとされる吸血鬼はお世辞にも「市民に害を与えない善良な吸血鬼」という御目溢しに値する場所にはいない。そもそも、お目こぼしがあるのかどうかはさておき、結論としてはこうだ。「吸血鬼にかかわっているのは認めても、個人対個人という親密は認めないならば、その活動を休止するのは病院という場所において当然であり〜」以下省略。つまるところ、吸血鬼親密派だかなんとか。そんな一派があるという話は置いといて、そういう側の人間であるのはわかるが、病院では多種多様な人間がいるので、吸血鬼の入室面会は認めない。そしてカリンが貴方と今持って関係がある事を確認するために「吸血禁止」という状況を今回の怪我を相まって使うという。 ―――えーと、つまり。不特定多数に商売として血を売っていたのを証明するために、個人個人で来れない状況である今を利用して、カリンが来なければカリンとの関係性が薄弱であるという論の一資料にはなる、とのこと。 ) ――― うあぁ。 なんかこんがらがった ( ぐるぐる、目を回した。 ) [Tue 1 Dec 2009 05:45:44]
ヴァリス > ( 12/15日前後に退院予定だという。無論、リハビリなどを抜いて、だ。そういったアフターケアをするのにはお金がかかるし、件の「白黒蝶事件」においての損傷などで、ある程度の治療費は依頼主であったギルドが持ってくれるという話ではあった。無論、渡されるはずだった報酬も治療費に当て、貯金も少し削って、治療費は払うことになるが、これが依頼ではない負傷であったら、どれだけお金が掛かっていたか。想像するに笑えない。 ) ―― で、後は・・・。 ミックスだからもしかしたら退院は来年に延びるかもしれない、と。 まあ、手探りだろうし仕方が無いよね ( ぼりぼりと頭を掻こうとして――掻けない事に気づいた。その後、腸からの雑菌が漏れる事も無く、順調。ただし、血流の流れにやや難があり、もしかしたら貧血などが残るかもしれない。とは言われた。ほかにも色々と弊害は残るかもしれないが、今はまだ完全に「これとこれ」とは言えない。そうだ。 ) まあ、確実だなんて言えないよね ( なにせ、病人はミックスだし。 手探りになるのは仕方が無いことだ。後日、新たに「こういった症状がでるかもしれない」といわれることは覚悟しておいてほしい、といわれた。 ) [Tue 1 Dec 2009 05:39:27]
お知らせ > ヴァリスさんが入室されました。 『一応の目安として――・・・』 [Tue 1 Dec 2009 05:34:35]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( もちろん、何人かの目にも触れていた人形も、病室から消えていた。 それで、幕。 )』 [Sun 29 Nov 2009 22:54:43]
会別理久 > ( ウォッシュベアーの生き残りで、気がふれていると拘束されているにしては、患者の受け答えは落ち着いたものだった。 自分の病室から切断された人間の手足が見つかるというだけで、平静でいられなくてもおかしくはなさそうだけれど。 むしろ追い討ちのような怪現象に見舞われ、左腕も切断されてしまったばかりで、どこかネジが外れているのかもしれない。 )   ―――。   ( 喉、乾いたな。 )   ( 今日は一日、同じ話を繰り返していた。 『どういう事だ』 と聞かれても、私にだって分からない。 知っているのは話したことが全てで、昨夜やって来た夢の女の子も、人形も、もちろん人間の手足も、全く心当たりがない。 ―――もしかしたら夢の少女としては、その手足を白魔術でも使って、私の失われた左手足の代わりに接続してはどうかということなのかもしれないけれど、正規の手段で取り寄せた物でなければ勝手はできず、ここの霊安室か、自警団にでも持ち帰られたのだろう。 ) [Sun 29 Nov 2009 22:23:13]
会別理久 > ( ―――当然、また病室を移されている。 とはいえ同じ作りの、窓がない部屋は変わったことを感じさせず、拘束が解かれることもない。 …この患者が汚れた大鉈で医師に襲いかかったことには、被害者や病院の方針が介入する余地もあるかもしれない。 ウォッシュベアーの惨劇で精神を病んだと解釈して、哀れに思い罪に問わないこともあるかもしれない。 しかし、どこから持って来られた誰のものとも知れない、切断された人間の手足が転がっているのは別の話だ。 この患者がそれをした可能性は低いが、当事者として自警団と関わらないわけにはいかない。 ) [Sun 29 Nov 2009 22:08:27]
会別理久 > ( そして昨夜。 夢の中で包みを渡してきた少女が、病室にやって来たという。 暗くてはっきりとは見えず、おぼろげな容貌しか分からないけれど、それらしいスタッフや入院患者はおらず、見舞い客の面会時間も過ぎていた。 )   ( 夢で見た白い少女は拘束されている患者に人形の足はどこかと迫り、患者の口の中に手を入れると――― それまで患者は気付いていなかったようだが ―――そこから人形の右足を引き出して、完成させた人形を持ち去った。 …代わりとでもいうように、人間一人分の切断された手足を残して。 ) [Sun 29 Nov 2009 22:00:57]
会別理久 > ( 何日か前に、女の子に何かを渡される夢を見た。 目覚めたら夢の中で渡されたのとそっくりな包みがベッドの中に転がっていて、中には人形の頭部が入っていた。 …最初は左足に巻かれた包帯の中から、人形の左足が見つかり。 続いて右腕が車椅子のシートに転がっていた。 シーツのお化けに襲われた夜に胴体が見つかり。 医師に襲いかかって自分の左腕を潰してしまった夜に、左腕が見つかった。 ―――右腕に関しては本人の証言のみであるものの、他の事には全て証人がいる。 胴体と左腕については自分で見つけたのではなく、事件が起きた場所を清掃したスタッフが拾い、それを後で知った。 ) [Sun 29 Nov 2009 21:52:44]
会別理久 > ( 医師に襲いかかって拘束されている患者の個室から、人間の腕が二本と足が二本、白い布に包まれて見つかった。 合計四本、一人分のそれが一人のものであるか定かではないけれど、何にせよただ事ではない。 患者の状態は最後に確認されたときと変わらず、拘束衣でベッドにつながれていて、何らかの特殊な能力でもない限り抜け出して元に戻るなど不可能。 しかし病室に人の出入りはなかったはずで、患者の証言も要領を得ないものだった。 ) [Sun 29 Nov 2009 21:44:13]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 大騒ぎだった。 )』 [Sun 29 Nov 2009 21:32:46]
お知らせ > アレーティアさんが帰りました。 『( 夜の病院。 微かに香る苺の匂い )』 [Thu 26 Nov 2009 21:19:09]
アレーティア > ( 新人ではあるが、経験者ということもあり、暫くしたら何名かの患者さんの担当となるらしい。 但し、危険度の少ない患者さん―――状態の安定している患者さんや、軽い病気や怪我の患者さんらしい が。 ) ………気になる患者さんが何名かいるンですよねェ…。( 病状的なものではなく。 もちろんカッコイイ異性とかでも無い ) ――― さてッ! まだ挨拶をしていない先生に挨拶しなくっては! ( もちろん看護士さんなどにも。 挨拶は大切。 最初のイメージって大切。 患者さんへの挨拶は昼間にしたから、いいとしようか ) [Thu 26 Nov 2009 21:18:41]
アレーティア > ―――― はぅあぁぁぁぅ… ( 看護士を見送ってから頭を抱える。 嫌だこんな筈では無かったのに と。 )( 自分が来る前は、事件や病気で忙しいらしかったヴェイトス中央病院。 今現在は大分落ち着いたという話だった。 そのおかげて、研修も順調に進んでいるし、分からないところはしっかり訊くことができている。 ) ―――― 忙しい時に当たってしまうと、大変ですからねェ…。 ( はふ。 と息を吐く。 ...猫の手も借りたい時に入ってしまうと新人研修と兼ねて なんて称され即戦力として使われることとかも故郷であったり、無かったり。 落ち着いている時でよかった。本当に。 ) [Thu 26 Nov 2009 21:03:42]
アレーティア > えぇ〜と... ( 一寸考えてから、 ササーと看護士さんへと近寄っていって ) 私、クリスティアの病院から来たアレーティアと申しますッ。 此処には最近勤め始めたばかりで...。 やっぱり病院が違うと雰囲気とか仕事の手順とか違っていて慣れるまで大変というか、まだまだ足手まといな娘なのですがどうぞよろしくお願い致します ッ! ( 捲くし立てるように一気に言い、ぺこーと頭を下げてみる。 看護士のほうは、数秒瞬きを繰り返した後、こちらこそ... と、思わずと言った様子で返してくれた。 ) ( それでは、巡視があるので ) ( と、看護士は言い、まるで逃げるように去っていった。 ) [Thu 26 Nov 2009 20:58:26]
アレーティア > ( 最近勤め始めたばかりの医師。 誰もいないのを見計らっておもいっきり腕を伸ばして腰を反らせていたのだ が ) ―――― … ぁら。 あ、 あはははははは…。 ( 通りかかった看護士の1人に思い切り見られてしまった。 笑うしかない。 そして相手も笑うしか無いようで、なんとも言えぬ気まずい雰囲気が流れてしまった。 ) [Thu 26 Nov 2009 20:50:54]
お知らせ > アレーティアさんが入室されました。 『( ぐい〜 と腕を伸ばす )』 [Thu 26 Nov 2009 20:48:27]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 『そして、静かに院長室を後にした。』 [Wed 25 Nov 2009 22:01:03]
ランセット > (自分の責任を問うているのでは無い。残念ながら、医学の手の及ばぬ現象と言う物が少なからずこのヴェイトスには存在する…と、院長は淡々と語った。)はい…しかし…今回の分の外傷については…、自分も主治医として関わろうと思います。…その、彼女自分の後輩なんです…メンタルケアも充実させないと…(“それでいい。”…っと、院長は軽く頷く。“今回の件については、何であろうが君個人では無く病院として果たすべき責任もあるだろう。君のほうでも義肢職人の方に当たってみてほしい。”)…はい、教授。 [Wed 25 Nov 2009 21:59:53]
ランセット > だいたい、鉈がベッドの支柱を偶然壊してそのまま倒れる何てどういう冗談ですかっ!?そもそも自分は殺されかけたんですよっ!!?“ランセット君っ。”(自分が責任を問われていると感じ、被害者意識もあいまって自然と声を荒げていたのを、院長の一声で現実に引き戻される。)………失礼しました。オーベン教授。 [Wed 25 Nov 2009 21:52:44]
ランセット > 自分の発言が問題だったとは思えません。入室したときには既におかしかった。だから包交車も持ち込まなかったんです!(少しだけ嘘だ。実際は持ち込んだけれども、拙いと思って遠くにやったのだ。)そもそも、あんな物が何でベッドサイドにあったりしたんですか??外部からの面会者とか居なかったんですか??(自分に向けて振り上げられた鉈。明らかに病院の備品の類ではなかった。勿論、前日にそんなものは無かったはずだと看護師は証言しているのだが…) [Wed 25 Nov 2009 21:47:35]
ランセット > はい…彼女の左腕は殆ど轢断されていて…明らかに保存は不可能でした。断端形成術は妥当だったと考えています。(目の下にクマをくっきりと浮かび上がらせた顔で、ランセット医師は病院の責任者の前で報告を行っていた。)…はい…問題はむしろあんな状況で彼女に拘束着を着用していなかったという事だと思います。前日の騒動だって、彼女の精神徴候を示唆していたわけであって……(出来うる限り平静を保った口調ではあったが、言葉尻は震えている。はっきり言って機能の出来事は、病院での業務の想定範囲を超えていた。) [Wed 25 Nov 2009 21:41:14]
お知らせ > ランセットさんが入室されました。 『院長室にて…』 [Wed 25 Nov 2009 21:37:10]
お知らせ > ミーシャさんが帰りました。 [Tue 24 Nov 2009 23:40:08]
ミーシャ > (血を飲んだら渇きが治まるなんて。それじゃあまるで吸血鬼じゃないか。) [Tue 24 Nov 2009 23:39:55]
ミーシャ > ―――――もう、気をつけなきゃダメだよお母さん。 (母の指から口を離すと私は笑いかけた。ゴメンゴメンと苦笑いする母。) 私ちょっとおトイレ。 (そう言って部屋から出た。二三歩進んで私は喉に手を当て立ち止まる。) (喉の渇きはもう安らいでいた。) …………そんな……ね。 (蒼白な顔で私は呟く。そんなわけないじゃない。バカだなあ私は。) [Tue 24 Nov 2009 23:33:26]
ミーシャ > (「とにかく、今日は大人しくここで寝てなさい。どっちみちドア直したりとか片付けしなきゃいけないんだから、少なくともそれまでは危なっかしくてミーシャを一人でお家に置いておけません。」)(母のその言葉に私ははーいと間の伸びた返事をする。よろしいと頷く母。直後にあいたっと眉をしかめる。) ――――もうお母さんったら。 (ナイフで指を切ってしまったらしい母。私は迷うことなくその指にかぶりついた。)(―――――――) [Tue 24 Nov 2009 23:25:09]
ミーシャ > (「本当に………心臓止まるかと思ったんだから。」) (その言葉にしゅんと項垂れてコップの中の水を飲む。) ……………ごめんなさい。 (――――私のその言葉に母は目を開き、そしてくすっと優しく笑った。) (「ミーシャが謝るところじゃなーい」) (父譲りの桃色の髪をわしわしと撫でてくる) [Tue 24 Nov 2009 23:11:22]
ミーシャ > ………それでもお家で寝てれば大丈夫だったもん。 (「そうしてたらおっそろしく大変な目に遭ったのがつい昨日でしょうが!」)(私の反論に母は怒ったように額を指で何度も突っついてくる。そう言われるとあぅぅと返す言葉に詰まってしまう私。)(母は肩を竦めた。) [Tue 24 Nov 2009 22:58:17]
お知らせ > ミーシャさんが来ました。 [Tue 24 Nov 2009 22:54:37]
ミーシャ > 熱も下がってます。手の怪我だって跡も残らないようなものなんだし入院することなんてなかったってば。 (「嘘おっしゃい。まだ少しふらっとするぐらいの熱は残っているくせに。」) (額と額を突き合わされてドキッとした。その通りだ。まだ完調じゃないっていうのはすっかりバレてる) [Tue 24 Nov 2009 22:31:13]
お知らせ > ミーシャさんが入室されました。 [Tue 24 Nov 2009 22:28:29]
ミーシャ > (「大袈裟じゃない。」) 大袈裟ですっ。 (病院の一室で一組の親子がそんな会話を交わしている。一人はベッドで体を起こした桃色の髪のホープ。もう一人は年の離れた姉といっても通じそうな若々しさの母親だ。ベッドの傍でリンゴの皮を剥いている) [Tue 24 Nov 2009 22:20:22]
お知らせ > ミーシャさんが来ました。 『もう…大袈裟なんだから。』 [Tue 24 Nov 2009 22:16:03]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『(同居人の学費を考えると、貯金も必要かとも思うが──どうしたものか。 一人思案する。)』 [Tue 24 Nov 2009 00:04:05]
ルゥ > うん…いつか慰安旅行ぽく、集団で旅行とかいいですよねー。 旅客馬車を一台仕立てて。(こくん。) お尻痛くならないように、ソファベッドとかも積み込んで。(こく、こく。) [Tue 24 Nov 2009 00:02:53]
ルゥ > ティアン中華街で食べ歩きとかー。 (んー…) でも、お高いんでしょうー? (別に高くは無いと思うが。) [Mon 23 Nov 2009 23:29:04]
ルゥ > 中・長期で休暇とるとしたら、どこにしましょうかね…?(かくん、と首を傾げながら…) 一頃、行こうと思ってたのが、アマウラ温泉めぐりなんですけども。 (うーん…) (でも、外人嫌いな風土だし、妙な目で見られるだろうか。それはそれで落ちつかなそうな気もする。) [Mon 23 Nov 2009 23:28:17]
ルゥ > (白黒の蝶も、さらにその前のウォッシュベアーの被害者たちも、ぼちぼち退院。 一頃の「休み?それ美味しいですか。かじっていいですか?」状態からは既に脱している。 久しぶりに、自宅でゆっくりしてみたい気分でもある。休暇も随分たまっていることだし──) [Mon 23 Nov 2009 23:22:05]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『とりあえず』 [Mon 23 Nov 2009 23:19:11]
お知らせ > 会別理久@人形さんが帰りました。 『【お人形をさがして:2】』 [Sat 21 Nov 2009 23:15:19]
会別理久@人形 > ( ―――でも、どこかで安心もしている。 劇的っていうのは何であれ疲れるし、生きることに熱心でなくても幸せ感じることはあって、私は停滞感というか、のんびりしているのが好きだった。 それなのに。 )   ( …どうしてこういう事するんだろう。 何か面白い事なのかもしれないけれど、私にはそういうのが分からないって、付き合いある人なら分かりそうなものなのに。 こんなお節介な知り合いはいないはずだから――― でも他人がこれをしていると思うと、さすがにちょっと気持ち悪い。 もしくは、その、いわゆる怪談の類かもしれないなんて考えるよりは、いくらかマシな気もするけれど――― )   ( 動かした時に、肘掛けの上に乗せてあったのが落ちたとか、そんな感じ。 座面の右隅に、人形の右腕だけが転がっていた。 当然、その質感は例の――― ) [Sat 21 Nov 2009 23:14:52]
会別理久@人形 > ( 事故もなく、無事に車椅子へ腰かけた。 片腕と半分(?)、それに片脚が残ってくれたのは、本当に不幸中の幸い。 …なんて前向きには考えられないけれど。 割と静かに受け止めている方だと思う。 ただ、ようするにそれがそれほど重要でないということで、つまり人生に価値を見出していないということになるなら、かなりろくでもない。 )   ( この現状に泣きもするし、自分のスタンスを疑問視して、アザリーさんの手前もうちょっとましな生き方できないものかと思っても、こんなものだ。 劇的には変わらない。 私の人生にドラマはなく、何かが始まったように思っても、やがて消えてしまう。 …アザリーさんのことがあるから、あと肩脚を失って、片腕の機能を損ねたから、何かないとおかしい、何かあってほしいと、そんな気になるだけで。 ) [Sat 21 Nov 2009 22:58:52]
会別理久@人形 > ( ―――折り畳み式の車椅子なんてないかもしれないけれど。 ゴムタイヤもなくて、せいぜい木の車輪が付いてる椅子かもしれないけれど。 さておき。 カーディガンを羽織って、乗り移る――― 【判定】 ) [Sat 21 Nov 2009 22:42:23]
会別理久@人形 > (結局人形―――の頭部と左脚―――は届けずに、サイドテーブルの中にしまってある。あの状況で落とし主が見つかるとは思えないし、かといって残りを探そうという気にもならないのだけど、そもそも片脚になってしまった私は院内を移動するのがせいぜいだ。)(いや、これが悪戯とかそういうものなら、どこか身近から出て来るはずではあるのだけれど。)(右肩の筋が欠けて腕が上がらなくなったのに加えて、長い間拘束されていた左腕もまだ満足に動かせない。一人で杖をつくのは危険ということで、院内の移動には車椅子を借りている。とはいえ這って移動できないこともないし、創部さえ安定すればあとのリハビリや義肢の手配は通院で十分だろう。家族がいなければまた違ってくるかもしれないけれど、ベッドを占領していることもない。急いで空けなければならない状況は、過ぎてしまったが。)(まだしばらく眠れそうになくて、お手洗いへ行っておこうと布団から抜け出した。めっきり寒くなってきたのもあるし、移動に時間がかかるから行きたくなってからだと辛い。)(身を起こし、布団を剥がして左腕で車椅子をたぐり寄せる。畳んであるのを開くだけで一苦労だ。) [Sat 21 Nov 2009 22:21:01]
会別理久@人形 > (あんな夢をみたのは、思い出せないだけで、どこかでそんな人形のプレゼント方法や、お呪いの話を聞いたのを無意識に覚えていたのかもしれない。)(ヴェイトス中央病院の大部屋。寝静まった闇の中で、左脚を落とし右肩を抉り取られて入院している娘は、ベッドの中からじっと虚空を見つめていた。リハビリや、たまの晴れ間に中庭へ出る以外は、回診と家族のお見舞いがあるくらいで、横になって過ごしているとつい眠ってしまう時間も長くなる。すると夜に眠れない。)(患者を気遣って暖かくはしてくれているのかもしれないけれど、実際の気温とはまた別の、病院特有のひんやりとした空気にはもう慣れた。消毒薬や清潔なシーツ、包帯のにおいも嫌いじゃない。一時期騒がしかった奇病患者も一様に解放へ向かっているということで、静けさを快適なんて思ってしまう。ただ、そのくせカーテン一枚隔てた向こうには人がいると思うと、やっぱり落ち着かないものがあるのだけど。) [Sat 21 Nov 2009 22:05:17]
会別理久@人形 > (だから左脚の断端管理のためにきっちりぎっちり巻かれている包帯の中から、その人形の頭部と似た質感の左脚が出てきても、まだこれは私にとって、どう捉えて良いのか分からない悪戯だった。私はジョークとかよく分からなくてつまらない反応しか返せないことが多いようだし、これも今時のはやりなのかな、なんて思ったり。こんな事をする友人に当てはないけど、私を含めて医科のクラスメートはこういったテーピングの仕方も習っているはずで、私が忘れているのはさておき、彼女達の誰かの仕業でもおかしくはない。それに、ここは病院だ。いたずらっ子な先生がいるのかも。) [Sat 21 Nov 2009 21:52:20]
会別理久 > (夢の中で女の子に、その子の大切な何かを探してと懇願されて、白い布の包みを渡された。それが何かは分からなかったけど、目を覚ましたらその包みがベッドの中に転がっていて、中には黒い髪の人形―――の頭部だけ―――が入っていた。)(迂闊にも、夢の中の出来事が現実になって、あの子は人形の身体を探しているのかもしれないなんて考えてしまう。おまけに見つけられなかったら代わりに私の身体を持っていかれるんじゃないかとか、子供みたいなことを考えてみたり。けれどそんなのは御伽話だ。)(御伽話みたいな事が現実に起きることもあるし、自分だってウォッシュベアーの生き残りだけれど、私の人生的にそういった劇的なイベントに直面するのは稀で、こんな想像はまず子供の空想だと思ってしまう。) [Sat 21 Nov 2009 21:46:50]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『(一般的な線で考えるのなら、誰かのいたずら。というか、それ以外はありえない。)』 [Sat 21 Nov 2009 21:39:39]
お知らせ > ヒルダさんが帰りました。 [Sat 21 Nov 2009 01:47:36]
ヒルダ > ( それを思えば、ひとまずは良しっていう形に落ち着くのだけど。そんな一件落着の雰囲気を一発でひっくり返したあげくうっかりまたもとの一件落着になりそうなぐらい、尿を取られたのは大きかった。 ちなみに、私は気高くて美しい女性だから、たった今排泄した尿は同じ重さの金と同じ価値がある。だから看護師の奴が懐に尿瓶を忍ばせないよう見張らなくてはならないが…その必要はなさそうだ。 ) …とりあえず、さっきの看護師に顔をあわせるのも気まずいし、さっさと着替えて退院しよっと。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:45:32]
ヒルダ > ( それから少しして、抑制帯をとられた私はベッドに突っ伏して自分の身に起きた不幸を嘆く。それほどまでに尿を取られるっていうのがショックだった。 ) もうお嫁にいけないわ…。 ( ぐすん、と鼻を啜る。いやとっくの昔にお嫁にいけない感じにはなっていたのだが。 ) ( それにしても、こうして私が生きているってことは、ティエンさんはやったってことか。あの幼子を倒したのだ。詳しいことは想像もできないけれど、蝶も見えないしこの身体にあった不快感を感じなくなったのなら、そういうことだ。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:40:54]
ヒルダ > ( 最悪だ。目覚めたら尿瓶をあてられてそこにしているなんて。 「あ、目が覚めたのですねヒルデガルドさん」という看護師の言葉に小便の音が重なり、その見事なヴェイトスフィルハーモニーの合奏に立ち見客も現れるほど。やがてその曲目も終わりに近づき、じょろん、という未来になんの希望も残さない酷い楽器の音で終わった。死んだ、死んだわ、私。前世と今世と来世、再来世の赤っ恥のこきっ恥をプレゼントボックスにつめて手渡しされた気分。やがて看護師は尿瓶をとって、ご丁寧に拭いてくれた。 ) 拭かなくていい!いいから、早くこの縛ってんの外してよ!自分で拭くから! ( でも、もう拭き終わった後なんだけどね。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:35:50]
ヒルダ > ( そして辺りに飛んでいた蝶の姿は見当たらず、私はゆっくりと意識が途切れる直前のことを思い出す。そう、虚ろな意識の中。私はティエンに出会い、彼女に託したんだ。そしてその後、私の肌は真っ黒にそまり暴れまわったのだろう。だからベッドに縛り付けられているし、手足に包帯が巻かれているし、私の股の間に尿瓶を持った看護師が屈んでいるのだ。そしてなんだかじょろじょろという音が。 ) ちょ、ま ……! ( しかし、待ってと言われて待てるようなものではない。看護師は私が目覚めたことに驚いて顔を上げたが、尿瓶の位置だけはそのまま保持した。流石プロだ、零さなかった。でも、私はそれどころじゃない。 ) こ、こういうのってオシメでやるんじゃないのォォ――ッ!? ( いや、オシメでやってもそれはそれで嫌だが。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:29:02]
ヒルダ > ( ――と、私は突然目が覚めたら私はベッドの上だった。見上げる天井はあまり見覚えの無いもので、微かに人の話し声や気配がどこからか感じられる。 ) ここ…… どこ? ( そう思って起き上がろうとしてみたら、起き上がれない。手足が動かない。いや―― ベッドに縛り付けられているのだ。6インチのリリパット達に取り囲まれ縛り付けられたのか――さしずめヒルデガルド旅行記といったところか。或いは美しい私は変質者に捕らえられこれから陵辱の限りを尽くされるのかはわからない。 確かに、こんな風に縛り付けにされてしまうような生き方はしているけれど、縛りつけられるような筋合いは無い。 ) ―――痛…っ ( 覚醒してすこし意識がはっきりしてくると、右手の痛みと左足の痛み、そして額にも痛みを感じた。ぼんやりとした目で見れば、痛みの原因となる部位に包帯が巻かれている。 ) [Sat 21 Nov 2009 01:14:36]
お知らせ > ヒルダさんが入室されました。 『 はっ。 』 [Sat 21 Nov 2009 01:02:14]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Thu 19 Nov 2009 01:32:33]
お知らせ > 蜷潜さんが退室されました。 『 ――欲しい物があったら言え。(そう言って静かに闇に溶ける) 』 [Thu 19 Nov 2009 01:31:16]
君影 > 断固拒否する。それが許されるのはあと10年前だ。 (そろそろ大人の年齢の私がそんなんしたら流石にいったいぞ。天然愛されキャラとか無茶言うな。まあ確かにリャンとかと話してると時々そういうテンションになるけどさ。) 死にたくはないぞ。なんかあそこで生き残ったのなら死ぬと思う気が失せる。――――え゛?本当は働きたくはないんだが。―――あ、いや冗談な。 (こわっ!?本音はニートになりたいんだけど養ってくれる親はいないし生きてくには金稼がないとで結局働かなきゃいけない。…………めんどくさい。) おやすみ蜷。今度もお見舞い品持ってきてくれな。 (ひらひら) [Thu 19 Nov 2009 01:28:06]
蜷潜 > 普段からあれで問題ないと思うが。 若干キモかわいいが。 ( 誤用だろうか。 歌って笑ってごろごろしてれば、ほらあの子天然だからー、とか生温かく愛されるんじゃないかと思うのだが。 ああそれ幼児の扱いか。 ) まあ意思確認が出来てなによりだ。 豪天寺艶子が来ない時を選んで来るのも面倒なものだし―――死にたいとか働きたくないとか言い出さなくて何より。 殺さずに済んだ。 ( ぽんぽん、と荷造りみたいに包んで刳るんで作業終了。 働きたくないって言っても殺されるようだ。 君影を横たわらせて布団をかければ、来た時と同じように前触れ無く帰ろうとする。 ) そろそろ身体を動かすリハビリもしておけ。 [Thu 19 Nov 2009 01:06:54]
君影 > (こうして日がな1日だーらだらしてると私もすっかり呆けてきそうだ―――……いややってることあんま変わんない気がしてきたな。) 私が気にするんだよっ!このド畜生…………なんで間の悪いところは良く見てくれるんだよこの阿呆。 (やだもう泣きたい。そんなにキリっとシリアスしてる私は―――………変だなあ。やだ想像したらちょっとキモい。)(怪我人だぞー。もっと丁重にやれーとぞんざいな扱いに文句を垂れつつ相手のなすがままに着替え中。) ――――そうだな。脚さえまともなら片腕はどうにでもなる。そこだけでも元通りに近い感覚を取り戻せれば……… (最優先は脚なのは私も心の底から同意だから頷いて) [Thu 19 Nov 2009 00:56:34]
蜷潜 > 平和呆けというんだろう。 ( 少なくともこの数カ月は医者も患者もそれどころではなかっただろうし。 そんな空気でも無かっただろうし。 自分以外の全ての人間が平和呆けでもしていてくれれば此方は仕事がし易いが。 ) 私は一考に構わん。 高らかに歌おうが日頃見た事の無いような緩んだ顔で猫と愛を語ろうが正月に部屋着で一人で部屋に転がっていようが。 ( キリッ とかしている方が不安になる。 そんな事を言いながら無造作に布団をひっぺがし、脇に手を差し込んで抱え上げ、ほいほいと脱がしにかかる。 芋や大根でも扱うような無造作感。 ) 現実的な話、なにはともあれ脚だ。 腕は兎も角。 独りで歩けるかどうかだけでも全く違う。 借金してでも良い脚を都合して貰え。  [Thu 19 Nov 2009 00:39:18]
君影 > (大して私は接客業出来ないし人当たり悪いし引きこもりだしドが付くほどの獣好きだし引きこもりだし。社会不適合者な私とあまりに差がでけえ!しかし蜷を嫁にしたらなんかやたら淡白な夫婦生活になりそうな予感) どいつもこいつも変人ばっかの巣窟なんだな病院。 (ナチュラルに自分は外してるのか。そして私の知識には偏見の歴史がまた一ページ。) 別に歌ったっていーだろーが!聞いてるなよアホ!芋や大根なら気にしないがお前じゃそういう訳にはいかないだろうが―――――むぎゅっ! (枕を押し付けて返された。) 私は戦うのを職にするのはゴメンだな。元から別にそういうのが好きなわけじゃない。暗殺は嫌いじゃなかったけど。 (まあそれでも機械の手足は欲しくはあるが。何より片手片足は不便だ。しかし貯金してない私には多分手が出せる金額じゃない。) どれもそれなりには詳しいが専門に出来るかは自信がないな…… (しかし飛燕で働くのを続けるのならそのあたりが妥当になるのか。火薬や毒、忍具の扱いにはそれなりに得手だ。) [Thu 19 Nov 2009 00:28:54]
蜷潜 > ( この蜷潜、一見ヒトゴロシくらいしか出来無さそうなものだが、ところがどっこい海に潜って漁をしたり、厨房で料理を作ったり、接客業に従事したりとか色々なにげに出来たり。 お土産買ってきたり尿瓶取り換えたり。 良い嫁になりますヨ。 時々帰りは遅いが。 ) やたら廊下を歩きたがる怪我人とか、何となく遊びに来る幼児の無い人間とか、淫売窟代わりに利用する看護師とかな。 ( 窓から入ってきて帰り際に名簿にサインしていく忍者は含まれないらしい。 誰も気づかなければ不審者ではないのだよ。 ) 人目とかあんまり気にしないのかとおもlt  っていた。 時々独りで歌っているし。 ( ぱふ、と枕を顔で受け止めた後、そのまま続けた。 ぎゅう、と逃げられない怪我人の顔に押し付け返す。 多分独りだから歌っているんだろう。 何度も見かけたが。 ) 自認が的確でなによりだ。 余程良い機械ならクランクも無い選択肢ではないが先ず高価過ぎる。 目立つ目立たないを気にしないのなら純粋に戦闘に特化するのも仕事といえば仕事だが。 ( そもそも忍ばない、という選択肢。 忍者だから頑なに隠れひそめというわけでもないだろうし、飛燕に拘らないのなら、戦闘スキル自体はまだ生かしようはある。 ) 専門知識でもあればそっちで活かす方法もある。 毒とか火薬とか、暗器とか。 [Thu 19 Nov 2009 00:05:59]
お知らせ > 君影さんが入室されました。 [Thu 19 Nov 2009 00:04:37]
君影 > (わ、私だって壁ぐらい登れたさ。多分。私とこいつの仕事の姿勢はハッキリと似て非なるものだ。まあどっちも暗殺者向きってのはあるが。――――いやというか私は暗殺者以外出来ないんだけどな。) げ、マジか。……まあ今のお前とかも一応不審者の類いなんだけどな。 (窓から入ってくる人間をそうよばずになんとすると笑い。) デリカシーっていう言葉が私の辞書にはあってだなっ! (ちょいやー!と枕を投げつける。) ―――――今までと同じ働きは出来ない。体力を回復させるだけでも今の私は時間を食うし、何より失った物が多すぎる。クランクは悪目立ちが過ぎるからどのみち暗殺仕事は無理だな。 (猫の喉撫でて笑う。) となると後は普通に市民に紛れて情報収集だけど、そんなことこの私が出来るはずないのはお前も知ってるだろう? [Wed 18 Nov 2009 23:52:53]
蜷潜 > ( 「ごみ箱に入るかどうか椅子からティッシュ丸めたの投げてみた」とかそんな感覚。 あまり多くの事に興味関心を持たない人間だが、自分の身体能力と自分にとって実用的な経験については積極的である。 今日の教訓:蜷潜は壁を登れる ) 時折こう言う場所にも不審者が出るとも聞く。 ん…あまり我慢すると膀胱炎とか怖いぞ。 ( 何故怒る。 とばかりに首を傾げ、着替えを捜して棚など探りつつ。 ) ――――それで。 何か考えた事はあるか。 ギルドには現状を見たまま報告してある。 ( 棚の中から適当に着替えを見繕いつつ、背を向けながら唐突に切りだした。 ) [Wed 18 Nov 2009 23:29:59]
君影 > さよけ。まあVIPでもない限り基本警戒薄だろ。本当に侵入さえしちゃえば後は楽なもんだ。 (働き者っていうのかこういうの?いや多分こいつの場合ワーカーホリックとはまた別だ。) お前に尿瓶の世話されたくないわ。何か枕でもぶつけたくなったぞ。 (微かに頬染める。ういろう分けてくれてるから投げないけど。) ―――……けど着替えの方は手伝え。寝汗掻いてちょっと気持ち悪い。 [Wed 18 Nov 2009 23:19:36]
蜷潜 > 実験をしてみた。 侵入しようと思えば出来るものだな。 見つかる前に壁さえ登れれば。 ( 梯子とか持ってきたら多分アウトだろう的な。 そしてその不法侵入にはそんな程度の理由しか無く。 それでいて当人にとっては結構有意義な実験でもあった。 ) 後で受付に寄ってちゃんとサインしてくる。 何かする事はあるか? 着替えとか尿瓶とか。 ( 聞いているんだか居ないんだか。 独りで食べるのも大変だろうと、ういろうの箱を開けて黙々と切り分けつつ、抑揚の無い声でいつもどおり。 )  [Wed 18 Nov 2009 23:08:14]
君影 > (起き上がる事は出来るようになってもまだ一人では歩き回る事も出来ない。視界の悪さもストレスが溜まるしあるはずのない左手をつい動かそうとしてイラッとくるしそれなのにたまに幻肢痛で痛くてウザいし。) 本当……最悪な目に逢っちゃったよねリャン……… (腕の中で抱かれた黒猫に話し掛ける) (話し掛けてたらガラッと窓が開いた。) ………とりあえずさ。まず一言言うぞ。 (軽やかに現れた無感動な死神に一言。) ―――ドアから来いよな。あ、けど土産は偉い。病院食って味が薄くてどうもな。 (びっくらこくだろうが!と文句一つ。それから土産にお礼一つ。) [Wed 18 Nov 2009 23:02:09]
蜷潜 > 邪魔する。 ( 挨拶を飛ばして窓を開けた。 なんにせよ前置きが色々と不足しているがそんな事を気にする人間ですら無かった。 から、と軽快に窓を横に引いて縁に編み上げブーツの足をかけ、軽やかに病室に舞い降りた。が、天使からは程遠かった。 むしろ死神に近かった。 ) 変わった事は無いか。 ああ、土産を持ってきた。 ( そして勝手に会話をスタートして、ベッドわきのテーブルにういろうの箱を置いた。 どこまでもマイペースに。 ) [Wed 18 Nov 2009 22:54:40]
お知らせ > 蜷潜さんが来ました。 『 *まどのそとにいる 』 [Wed 18 Nov 2009 22:51:17]
君影 > (お風呂入りたい。)(お酒でも飲みたいリャンとだらだら…はしてるか。こうして何もしなくてもいい環境というのは素敵過ぎて良いことだけど、それでもだらだらする事しか出来ないって環境は徐々に苦痛になってくる。) [Wed 18 Nov 2009 22:46:33]
君影 > ……………… (右手を掲げてみても包帯で覆われた右目は何も映さない。考えてみれば酷い怪我だ。片手片足片耳片目を失ったんだ。こうして命があるだけでも私は運が良い方なんだろう。) ………普通に運が良かったらそもそもあそこに行ってないっつの。 (思わず自分にツッコミいれた。) [Wed 18 Nov 2009 22:22:46]
君影 > ………ずきずきするな。(疼くような痛みに肩を竦める。やっぱり最近冷えてきたからかな。それとも痛み止めが切れてきたか) [Wed 18 Nov 2009 22:11:20]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『いっ……た。』 [Wed 18 Nov 2009 22:08:02]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『ランプ代わりのそれを掲げて、夜警に廻るのでした。』 [Tue 17 Nov 2009 23:25:25]
ルゥ > ──さてさて、本業の方、頑張りますかっ──。(んーっ…っと大きく伸びをすると、光り輝く槍を召喚し──) [Tue 17 Nov 2009 23:25:03]
ルゥ > ……まぁ、お金に困ってるわけじゃありませんし、分割ならそれでも…? (思案しながら…、手紙をしたためる。 黒兎さん宛てに。 「体質改善のための薬が出来上がりました。 60万エンになります。 少しお値段が張るので、ご家族の方と相談の上、ご連絡ください。 ヴェイトス中央病院 白魔術士ルゥ・ファリス」 よし、っと。 [Tue 17 Nov 2009 23:22:17]
ルゥ > 材料だけで、50万エンですしね…都合10日程も掛かったことを考えると、工賃込みで65万は…。 (きゅ、きゅっ。 硝子の栓を締めて、ひっくり返し──薬液が零れないことを確認した。) [Tue 17 Nov 2009 23:03:44]
ルゥ > 丸底フラスコの中の液体は、とろりとした、透き通るような綺麗な青色──栓を取り、匂いを嗅ぐと──これが、閉口するようなカレー臭。 まごう事なき、重中毒中和剤、である。) ──なんだか、造るのに豪く時間かかってしまいましたが…。(ぐったりしながら、ポーション用の小瓶の中に、出来上がった薬液を移し変えていく。 とくとく。) [Tue 17 Nov 2009 23:01:08]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『出来上がり──。』 [Tue 17 Nov 2009 22:58:55]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『無論、それらの処置には自分も立ち会うことになるのだろう。』 [Mon 16 Nov 2009 01:37:32]
ルゥ > (点心をほおばりながら、机の脇の書棚に目をやった。 そこには先日、新顔の看護士から届けられた患者についてのバインダーがあった。 件の患者たちについても──状況は悪くない。 残念ながら、一頃のように腕のいい食医は不在だが、睡眠と栄養、休息によって、手術に必要な体力は患者方にも徐々に付いて来ているようだ。 外科の執刀医のスケジュールが空き次第、かれらの処置が始まるだろう。) [Mon 16 Nov 2009 01:37:14]
ルゥ > ……うん、この色──ですよね。 (灼けつくような、緋色の液体。フラスコを転がすと、とろ──っとした粘度を示す。 熱源をフラスコから離し、これからゆっくり冷やし、時間を置く。 “錬金術の壷”の中に格納し、暗所保管するのだが──とりあえずは粗熱を取らなくてはならない。) ──ふぅ…あとは、出来上がりを待つばかり──ですねっ。 (お疲れ様でした、と。 自分で自分を労った。 自分へのご褒美に、看護士からの差し入れである、桃まんをほおばる。スイーツ。(笑)) [Mon 16 Nov 2009 01:29:43]
ルゥ > 錬金術なんて、緑になって、白くなって、赤くなって、金属光沢帯びて──みたいな、無茶な変色はよくある話ですし……。 (うん、と頷いて。 不安の中にいる自分を、少しだけ勇気付けた。) (でも、飲み薬で、そんなに色を変化させる薬──ほかにあったか、というと。 吹き込んだばかりの自信がしぼんでいくのを感じた。) ど、どんまい…私。 (ぐ。) [Mon 16 Nov 2009 01:23:45]
ルゥ > (ともあれ、あの図太さがあれば、両手両足拘束がストレスになる?と言われても半笑いで笑い流すほかない──そんな繊細な神経してたら、そもそも拘束必要ありません。) (丸底フラスコの中の薬液は、くつくつことことと煮えている。 いろいろな薬剤が交じり合ったそれは、血のように赤く、ごぽごぽとあぶくを立てている。) ──出来上がりを知っているせいか……本当に、これで大丈夫かどうか不安になるんですよね…。 (一度、作った事もあるポーションだ。 この状態も製作途中に見たはずなのだ。 だが、出来上がりの澄んだ青色からはかけ離れたこの色合いに、不安感をあおられる──) [Mon 16 Nov 2009 01:20:22]
ルゥ > (生い立ち故か、職業病か、それとも種族特性故か。兎に角自身が死の淵に立って、その深淵を覗き込んでいるような状況であることが理解できないのだろう。 内臓の損傷なんて、酷く高熱が出るものだ。 苦しいだろうに、その苦しさを全く感じさせない。 堪えているようにも耐えているようにも見えないあたり、余程強いか、阿呆なのだろう。) ──まぁ、ヴェイトスにはいろんな人間が居て、いろんな考え方がある──ってお話ですよね。 (こくり。 一人頷きながら、アルコールランプの火を眺め続ける。) [Mon 16 Nov 2009 01:16:06]
ルゥ > (「君の患者だがね。仮にも重体なんだから、もう少し、手心というか──」 言い辛そうに、両手両足をベッドに拘束されている某患者の件について、苦言を告げる。 件の患者がヴァンパイアとの関わりについても噂されているから、それも関係あるのだろう。 にっこりと笑いながら、返して言った。「看護士が、『重体だから動かないで』、と血相変えて制止したのを、半笑いで『ああ、僕大丈夫だから』って寝返り打つような患者に、先生でしたら他にどういう手段が取れますか?」 開腹手術の直後の事だ。 もしかすると、今も内出血しているかもしれないのだ。 で、あるにも関わらず体力が戻るまでは再手術も出来ない。 八方塞がりの極みである。 ──流石に、現在は安静にしているようだが──しょっちゅう昏睡状態にも陥っている患者の事だ。 真逆、面会者がこんな深夜に尋ねてきているとは思わない。) [Mon 16 Nov 2009 01:11:13]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『外科の先生から苦言を呈された。』 [Mon 16 Nov 2009 01:04:40]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Mon 16 Nov 2009 00:14:09]
君影 > (それがいいか悪いかという話ではない。ただ私はクノイチとしての色気も学ばず市政のものたちに紛れる術も覚えずただまともに身に付けたのは暗殺者としての手練手管だけ。) (そんな私が一体この先どうやってお金を稼げばよいというのか。想像も付かない) ………………… (――――もういいや。寝ようか。くー。) [Mon 16 Nov 2009 00:13:48]
君影 > (黒猫の喉を撫でてやりながら私は考える。)(忍者廃業なのは確定的に明らか。ひょっとしたら情報収集の任ぐらいはあるかもしれないが、それは決して一月の給料に値しない子供のお小遣いぐらいなものだろう。) …………… (もう私は暗殺者には戻れない。) [Sun 15 Nov 2009 23:48:29]
君影 > 相変わらず勝手なノリの奴。リャンもそう思うでしょ? (傍らの猫を撫でてそう話し掛ける。蜷の奴ったら一方的なんだから。一人で確認して一人で満足して。………別に起こしてくれてよかったのに。) ………次は土産でもまた催促する? (私が首を傾げると黒猫はピコんと耳を立てて反応する。もうこの子ったら。) [Sun 15 Nov 2009 23:20:38]
君影 > (固形物もしっかりと喉を通るようになった昨今。これ以上の強い痛み止めは体の害になるので薬や白魔術の効果は初めのころより大分弱めになった。それにより丸一日眠り続けるという事もなくなり、ただの重傷患者と呼べるぐらいには回復した娘。) [Sun 15 Nov 2009 23:09:16]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『(人形を弄くる)』 [Sun 15 Nov 2009 23:03:07]
お知らせ > リートさんが退室されました。 『 (――早く退院して、ちゃんと直接お礼と謝罪をしたい) 』 [Sun 15 Nov 2009 22:20:24]
リート >  (まず、病院を抜け出して心配を掛けたことを謝って、探してくれたことを感謝して。それから、キヨやその周囲に災禍の無い事を確認する文言が並ぶ。それから己の症状が快癒に向かっていること、手紙を見る頃には己は退院しているかもしれないという事を書き添えてもらって。長くもなく短くもない手紙はそのままスタッフに預けて、歌い手は休むようにというスタッフの言葉通り再び横になった) [Sun 15 Nov 2009 22:19:33]
リート >  (あるのは水差しだとか、薬ばかり。見かねたスタッフが己に少し待つように告げて、やがて紙とペンを持って帰ってきた) …お手数をお掛けします。えっとじゃあ、早速出悪いですけど (己の用件で長い時間スタッフを拘束しておくわけにもいかない。己以上にスタッフの手を必要としている人は多いのだから)  [Sun 15 Nov 2009 22:11:33]
リート >  …知り合いに手紙を出したいんです。…今も探し回ってくれてるかもしれないから (虚脱状態を脱したら己には直ぐにでも退院許可が下りるだろう。自分から言いに行くべきなのだろうけど、出来るだけ早いほうがいいと思って) …だから代わりに書いてもらえませんか? (手紙を。どれだけがんばってもこればかりは己一人では無理だから。この部屋に書くものはあっただろうか。ベッドから身体を起こしてサイドボードを探る)  [Sun 15 Nov 2009 21:56:39]
リート >  (少女に連れられて病院に戻った歌い手は病院のスタッフにしこたま怒られて、再びベッドに押し込められた。病は快方に向かってはいたものの、代わりに酷い虚弱状態だったためだ。奇病に罹った患者が続々と快癒して行ったために、己がここに居たときのような賑わいは無い) …あの…すみません (ちょうど見回りに来ていたスタッフに声を掛ける。…この人は己が何故盲いたのかその理由を知っている)  [Sun 15 Nov 2009 21:47:05]
お知らせ > リートさんが入室されました。 『 ―― 。 』 [Sun 15 Nov 2009 21:41:18]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『くれぐれも机の上には触らないように、と口酸っぱくなるほど言い聞かせて外へ出る。』 [Fri 13 Nov 2009 23:09:31]
ルゥ > (蓋を閉め、アルコールランプに火でことことと煮詰めながらそーっと戸口へ。 戸を開くと、看護士と鉢合わせ。) なんですか? (「いえー、なんでも?」 にっこり) [Fri 13 Nov 2009 23:08:19]
ルゥ > うん……とりあえず、これを一昼夜火に掛けて──二日かけて熟成。 それで出来上がり──っと。 (地震とか、粗忽者の闖入とか、暴れ馬が突っ込んできたりしないことをとりあえず祈ろう。) [Fri 13 Nov 2009 23:00:36]
ルゥ > 洒落にならない金額になってまいりました今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私は元気です。 (あの兎耳の娘さんに払える金額なのか、どうか。 正直微妙になってきた50万エン。 まぁ、あの年齢で従士持ちの男の子がご主人なら、お金の話は問題ないかもしれないが。) (フラスコに、抽出した薬効成分の溶け出た液体を湛え、ビーカーに注ぐ。 シリンダに測り取り置いた粉末の薬剤を注ぎ、反応で薬液の色が変わるのを、注意深く様子を伺って…) [Fri 13 Nov 2009 22:58:26]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『そろそろ材料費が』 [Fri 13 Nov 2009 22:55:13]
お知らせ > 蜷潜さんが退室されました。 『 窓を閉じ、黙って病室を出る 』 [Fri 13 Nov 2009 02:46:09]
蜷潜 > ( 一つ―――― 一つだけ残念な事があるとしたら、本気でやり合う機会が永遠に失われた事か。 自分と同じような歳格好に自分と同じような身の上の人間などそう居るものでもない。 自分とは違った殺し方をする君影と、本気で殺しあったらどんな過程が生まれ、どんな結末が訪れただろう。 怠惰で内気で駄目そうな奴だったが、単純な能力だけなら十分な才能があったように思える。 ) ( 何かの折にまた共闘する機会も失われた。 少なくとも蜷潜は今後、君影が戦いの舞台に戻る事は無いだろうと思っている。 それを嗤う事も無いし、蔑む事も無いし、まあ、ただ、運が悪かったのだろうと。 誰にでも等しく訪れる可能性のある結末の一つ。 特に人を殺して糧を得るような人間に、生き死にの文句を言う資格は無い。 ) ( ―――肌寒くなってきた。 ) [Fri 13 Nov 2009 02:44:10]
蜷潜 > ( ―――部屋の主、君影の復帰はほぼ無いだろう。 ギルドにも見たままをそう伝えてある。 忍ぶ事も殺す事も視る事も出来なければ、女を武器にする事すら出来ない。 まぁ元々出来ない性格だったが。 機械の身体にでもなるか? 相当金がかかると言うし、幾らかマシになるとはいえ不便には変わりなく、悪目立ちもするだろう。 今まで通りにはならない。 ) ( それでどうするかは本人が決める事だ。 意見を求められれば考えはするし、何か出来る事を求められるならやっても良い。 ―――出来る事が何もないから首を括ってくれと言うなら、まあ私が適任なんだろう。 誰よりも躊躇せず余計な事を考えずに事を済ませ、知人として看取る事すら出来るのだから。 ) ( それすらも含めて、本人の口から何かが出るまで私は余計な事は言わない。 ただこうして時々顔を出して、様子を見るだけだ。 ) [Fri 13 Nov 2009 02:20:22]
蜷潜 > ( この二カ月で随分とこの街も人が減った。 治安も悪化したし、物価も高くなったし、病気が治ろうが人が暴れなくなろうが、被害自体はまだこれから長らく後を引くだろう。 ――――個人的な話をするなら、ウォッシュベアーも白黒の蝶もあまり興味が無かったし、今も無い。 醤油が高くなって困るとか、そんな程度だ。 むしろ奇病で暴れ出す人間が増えて此方も仕事の隠蔽が楽だったくらいだ。 ターゲットが出歩かなくなった分、結局面倒さは同じくらいか。 こんな時勢でも人殺しの依頼は舞い込む物で、ヒトの生き死ににいちいち価値や意味を見出している暇も無い。 どうでもいいことだ。 私には仕事があって、普通に喰って寝て働く事が出来て、鍛錬の結果を試す場所が与えられる。 満足だ。 ) [Fri 13 Nov 2009 02:04:49]
蜷潜 > ( 曇天の空は街を照らさず、夜道を遊び隠している。 窓から見渡すヴェイトス市は薄暗く、静かで、少し肌寒い。 あれこれと騒がしくなっているうちにもうそんな季節が巡ってきているようだ。 ―――蝶はもう飛んでいない。 少しは静かな年明けを過ごせるだろうか。 どうせ酔払いの集まる場所で年を明かすのだろうし、期待はできないか。 ) ( そんな事を考えながらもうしばらくそうして窓枠に腰掛けて外を見ている事にした。 少し空気を入れ替えた方が良いし、まだ真冬ほど寒くは無い。 ベッドの中に寄り添う部屋の主とその飼い猫が文句を言いだす気配も無いし、目覚めないならそれでも構わない。 一方的な生存確認は済ませた。 ) [Fri 13 Nov 2009 01:53:18]
お知らせ > 蜷潜さんが入室されました。 『 とある病室の窓辺に座る 』 [Fri 13 Nov 2009 01:38:54]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『(ポーション作成 (4/7) )』 [Thu 12 Nov 2009 22:31:02]
ルゥ > 結構、いい値段になりそうなんですよね──問題は、あの患者さん……支払いは可能なのかしらん。 (無理なときは…まぁ、諦める他仕方ないのだろうが。) [Thu 12 Nov 2009 22:30:31]
ルゥ > (とりあえず、八方手を尽くして手に入れた材料──を、とりあえず手に入った物から加工し、薬効成分を抽出する。 下準備で時間のかかる材料も多いので、前倒しで作業を進めるに越した事はない。) [Thu 12 Nov 2009 22:29:21]
ルゥ > (今、作ろうとしているポーション。重中毒中和剤は、レアモノの材料が多すぎるのが難点である。 別の材料で代用できるものも少なくはないのだろうが──その辺のコストダウンを図る研究、レシピの再編成をやるには時間がなさ過ぎる。) [Thu 12 Nov 2009 22:25:52]
ルゥ > ……兎にも角にも、暇が出来るならそれはそれで──うん。 (実験器具を、机の奥から手元に引き戻し──ポーションの材料を、乳鉢で磨り潰す作業に戻る。 ごりごり。) [Thu 12 Nov 2009 22:09:08]
ルゥ > (入院患者を、裏口から葬儀場直送で送り出すよりは、当然ながら元気になって貰って自分の足で退院するに越した事はない──) 結局、殆ど何も出来ませんでしたけど、ね。 (頬杖付いて、嘆息しながら──無力感に苛まれないと言えば嘘になる、が──ここ数日の大量の入院患者が、三々五々と健康を取り戻して退院していくのは、喜ばしい事である。) [Thu 12 Nov 2009 22:03:10]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『それはそれとして。』 [Thu 12 Nov 2009 21:59:50]
お知らせ > アラタさんが帰りました。 『( 眠りにはいりま、せう。 )』 [Thu 12 Nov 2009 03:22:56]
アラタ > ( 終わったこと、まだ気づかない )( けど、 嗚呼 この安堵 また意識が、 意識が ) [Thu 12 Nov 2009 03:22:47]
アラタ >  お、みず のみたい・・・・ ( 誰も回りにいる気配はなく。 そこに寂しさを感じた )( まだ、黒いままなのだろうか?それとも、それとも─── 病院はまだ騒がしくて、でもどこか安心した空気に満ちていた ) [Thu 12 Nov 2009 03:22:11]
アラタ > ( でも、不思議と絶望感ににたあの感覚はなくなっていて、 だから?うん───だから 少しだけ気分は良かった ) ( でも、気分だけだ。 何も、なにも。 何もかも─── 動く気配はなかった。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:17:14]
アラタ > ( 見たことのある天井なのは 確かで、 ああまたか と、思った。 )( 今まで自分が何をしてきたのかすら覚えていない───そんな現状 ) [Thu 12 Nov 2009 03:16:04]
アラタ > ( あそこで 意識を失ってから、どれだけの時間が経過したかもわからない。 だから、ああ だから今が何時なのかも定かではなかった。 ) [Thu 12 Nov 2009 03:13:45]
アラタ > ( 糸が切れたように 眠りにはいっていた。 ああ、自分がいつここにきたのか分からない。 ) ─── どこだ・・・ろ  ( うっすらと戻ってくるけども、嗚呼まだぼやけてくる ) [Thu 12 Nov 2009 03:08:50]
お知らせ > アラタさんが入室されました。 『( 意識が、 ぼやける )』 [Thu 12 Nov 2009 03:03:38]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『それでも、やれるだけの事をやる。 それが、医の道に携わる者の本分だ。』 [Mon 9 Nov 2009 21:07:56]
ルゥ > (翌日には、ヴェイトス中央病院属、正白魔術士ルゥ・ファリスの署名で、VHG、大聖堂、騎士ギルド、自警団、奴隷ギルドに連絡が届くだろう。 『入院患者、ヴァリス・ファングレーの喉に吸血痕らしい傷跡を確認。 本人に対する検査が必要であれば、受け入れる用意がある。 尚、当人は現在腹部創傷にて重体中の為、逃亡の恐れは無い。 安静を要するため、手荒な行為は避けていただく事。』 奴隷ギルドには、『該当人物の吸血鬼奴隷の購入履歴、接触履歴は無いか』──という照会。吸血鬼なんて、偏見かもしれないがアウトローか奴隷、或いは貴族。 そういった両極端な身の上にしか居ないという認識の上。 一般庶民には、奴隷購入が最も簡単な吸血鬼との接触方法だろう、という話。 そこから噛み痕をつけた“当人”にJackpotする可能性などは、雲を掴むようなものだろうが──) [Mon 9 Nov 2009 21:06:16]
ルゥ > ──文書になっているもの、ですからねぇ。 (意識不明の患者である。 床擦れを防ぐために、ベッドの上で幾たびに渡って移動もさせた。 詰り、それだけ目撃したものも多いということだ。) 見た子が、「恐れながら…」って連絡しちゃったら、明るみになったときに隠蔽したって事になっちゃいますかね…? (かくん、と首を傾げて) まぁ、普段どおりに処理するだけですけど。 (明らかな犯罪者、怪物の来院は関係部署に連絡。、疑いもそれで晴れるはずだ。 ──大体からして、牙の痕=吸血鬼と考えるなど短絡もいいところだ。 簡単な検査と、診断。 それで胡散臭い報告書類も、吸血鬼問題もご破算だ。) [Mon 9 Nov 2009 20:51:53]
ルゥ > (──中央病院は、公営施設である。入院費用、治療費が貧しい患者でも支払い可能な金額であるのは、貴族、豪商、富農、聖職者らからの寄付金があればこそだ。誰も気が付かない侭であれば、知らん振りも出来たかもしれないが──、学者を名乗る怪しげな人物が調査をしてしまった。混血種族の成分調査など、遺伝子調査、血液の成分分析など無い時代の事だ。如何な手段で行うものか判ったものじゃない。身分も明らかでない名簿登録もない、学者とは名ばかりの、山師のような存在だ。そんな出処も怪しげな文書ではあるが、病院の調査依頼に基づいて報告された、調査報告書なのだ。それに──吸血痕の存在が記録されていたのだ。) [Mon 9 Nov 2009 20:39:46]
ルゥ > (とある患者の世話をした看護士が“それ”を見た、という話。──フラスコを揺さぶって、少しずつ薬剤を反応させながら、言い分に耳を傾ける。 首にある傷も状況証拠の一つではあるが、曰く、夜中──面会時間外に誰か尋ねてきている様子、だとか。いわゆるところの吸血鬼の恋人アマ・ラーミアと言う奴であれば、夜毎病院に訪ねてきて、血を啜っている──という事になる。表沙汰になれば、入院患者は良い気持ちはしないだろう。) [Mon 9 Nov 2009 20:39:31]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『──首に、咬状痕…ですか。』 [Mon 9 Nov 2009 20:39:18]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sat 7 Nov 2009 03:36:38]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 ぱたん、と病室の扉は閉じられた。 』 [Sat 7 Nov 2009 03:34:09]
君影 > 気のせいのわけがないだろう! (断言) 冗談のつもりだったに決まっているだろう!! (断言そのに。結論。艶子はやっぱり馬鹿だ!) 真面目なのはいいことだ。私には真似出来そうにない。 (だーらだらする事に関しては自信があるけど勤勉にはなれない私。退院出来るまでどれくらいかはわからないが、きっと外に出れない事に文句は言わないに違いない。だってヒッキーだし) ああ…そうしてくれ。今日はありがとう。 (確かに思ったよりずっと疲れた。新しい清潔な服に着替えさせられてベッドに横になる) また来い。私も喜びリャンも喜ぶ。 (おやすみ艶子。そう言って扉から出ていく彼女を見送り私は目を瞑った。睡魔はすぐに私を夢の世界へと連れていく) [Sat 7 Nov 2009 03:31:06]
艶子 > な、何だか「艶子だからな」とか「艶子だから仕方ない」とかそういう台詞をよく聞かされるのは気のせいか! ( どうやら何度も言われているようでした。 ) さ、最初は冗談のつもりだったのか!? ( 私が感じていた違和感はこれだったのか!でも最終的に冗談じゃなくなったから良いのか……あれ? ) 仕方ないなあ。ま、様子見がてら掃除していってやろう。 ( アパートだから大家がある程度管理するだろうが、それでも誰も入らないと空き巣の被害にあわないとも限らないし。 ) ( 私は照れ隠しに口を尖がらせ、うううと唸る。実は私って涙腺ゆるい方なのかもしれない。 ) ふふん、こう見えて私は真面目な奴なのだ。それに今はまだ傭兵の仕事もお休み中だからね。 ( 商業地区で起きたような事件に巻き込まれる事はあるが。…君影が床に伏せっているのは、今は好都合かもしれない。病院は外よりかは安全だろう。 ) ん、そうか?そうだな、それじゃあここまでにしておこう。 ( 清拭を受ける方も実は体力を使うと病院の人が教えてくれていたし。選択した新しい服を君影に着せよう。 ) ――それじゃあ、今日はそろそろ帰るね。また来るからな。 ( 私は微笑んで、台車を押す。 ) おやすみ、君影。ゆっくり休め。 ( そのまま部屋の出口へ向かおうと。 ) [Sat 7 Nov 2009 03:15:48]
君影 > もう諦めた。先に謝られたらどうしようもないだろ。まあ艶子だしな……… (○○だから仕方ないってある意味最強の文句だと思う) ―――……………馬鹿な子ほど可愛いってあながち冗談でもなかったかな。 (よく理解してない艶子の様子が何だか可愛いとかつい思ってしまった。リャンには当然劣るけどね!) そうか………――――それで汚れたらまた来て掃除してくれ。あ、いや別にそんなよっぽどの状態でもそもそもないけどな。ははは。心配性だな艶子は。 (棒読みになったけど気にしない。綺麗な君影――――うん、普段がアレなぶんちょっとキモい!) (そんな艶子の様子にばーかと私は微笑み。何回今日馬鹿って言ったろう。今度気が付いたら数えてでもみようかな) (あの村での爪痕は体だけじゃなく心にもある。この疼きはその中の一つ。) ………勉強熱心だな。忙しいのに大変そうだ。 (それを誤魔化すために会話を紡いでいく。―――こんなの何かの気の迷いに決まってることだから) ――――あ…いや別にいい! ―――……今日はな…なんかもう疲れて眠くなってきた。悪いな。手間掛けて。 (下はどうかと聞かれて少しだけ声が上擦った。) [Sat 7 Nov 2009 03:03:22]
艶子 > いやぁその…自分でもなるべく気をつけようという気はあるのだけどなっ。なんともかんとも。 ( やっぱり出てしまうのでした。 ) う?うん。その、なんだ…うん、私は馬鹿だ。 ………。 ( 何かが違うような気がしたが、艶子にはそれを深く理解することができなかった! ) …ど、どうやらよっぽどの状態のようだなお前の部屋は…っ。良いだろう、使って汚すのがちょっと申し訳ないぐらいに綺麗にしてやる。 ( 何この綺麗な君影…! ) だ、だってお前球に突っつくから…っ。 ( ああ、涙は全部眼帯をしている方から出ればいいのに。そうすれば幾ら泣いても気付かれないのに。 ) ( 豪天寺艶子がその時考えていることは、ただ熱心に、だ。それ以外の事は何も考えておらず、君影の身体に起きる変化に気付かない。床に伏せっているという状況でなければ、意識して赤くなって終わりにしたのかもしれないけど。 ) そうか?良かった。病院の人にコツを教えてもらったんだ。 ( 背中も丹念に拭いていって。 ) ――あ…。君影、下はどうする? ( 上は拭き終わったから次は下だけど、流石に断りも無く進めるわけにはいかずに。 君影の身体の向きをそっと元の位置に戻し、布を湯で絞りながら尋ねた。 ) [Sat 7 Nov 2009 02:39:22]
君影 > お前は私達と違ってそれを素でやるから困るんだよ………! (無意識だろうね。悪気がないと知ってるからこっちも怒りづらいんだよ!) そうそう馬鹿は可愛い。―――――お前やっぱり馬鹿だな。 (納得しちゃった!?馬鹿と認めた艶子の様子にうんと一つ満足そうに頷く君影) そうだ。だから心配しないで遠慮なく掃除しておけ。 (普段見せない綺麗な笑顔浮かべる。整理整頓とは何処の国の言葉だろう。私知らない) (思い出したくもない記憶。ただ耳にこびりついた罵声の言葉は消えないし、体に染み付いた恐怖を拭いさる事も出来ない。トラウマとはそういうものだ) 馬鹿に馬鹿って言われると中々ショックだな。 (涙をこぼす艶子と笑う私。胸を張ってよ。こうして笑ってられるのは何より貴女のお陰なんだから。) ……ぁ……… (彼女の吐息が肌に触れて背筋が粟立った。体をまんべんなく拭かれてる事とは別の気持ちよさがある。それは私が今まで頑なに否定し続けてきた感覚。) ――――あ、あぁ。――――中々上手いじゃないか。それなりに気持ちいい。 (横を向いてと言われて私は少しハッとする。………体が熱いのは熱のせいだけ?そんな疑問を胸に秘めて言われたままに背中を向ける) [Sat 7 Nov 2009 02:28:30]
艶子 > はっはっは。まあそんな悪戯心が無くともついやっちゃいそうではあるのだが。なので先に謝っておく、すまん。 ( やるらしい。しかも殆ど無意識に! ) い、いやその…!むしろ上手くいけばそのバカっていうのも払拭できるっていうか。そ、そうか、バカは可愛いのか。ん。 ( 可愛いといわれれば仕方ない。納得した。してしまった。 ) …………。 そうだよな、そんなことは無いよな。 ( どうやら本当らしい…掃除しに行くときはちょっと気合入れていこう。 ) ( その傷跡を見れば、君影がどんな仕打ちを受けたのかわかる。彼女は何時間も、何日も、繰り返し繰り返し陵辱されたのだ。その痛み、恐怖、怒り、悲しみ、そして絶望。その少しでも私が肩代わりしてやれたら良いのに。 ) ば…ばかっ ( 急に頬を突付かれたから、弾みで涙がぽろりと一つ零れた。我慢してたのに、君影め。 ) ( 大雑把な性格の割りには手先は器用、とはいえ。人の身体を拭く経験はそんなに無いし、ましてや相手は怪我人だ。自然と拭くことに集中し、拭う手は熱心に、そして優しく。無意識に零れる艶子の吐息が、その肌に触れる。 ) 君影、次は背中だ。寝たまま私の方に身体を向けて――。 ( 両手で抱くようにして、傷口を圧迫しないように君影を横に向かせる。前屈みの姿勢で君影の背中に手を伸ばし、布で拭いていく。 ) [Sat 7 Nov 2009 02:01:53]
君影 > いやゴメン。だって流石に無理だろ恥ずかしさ的な意味で。―――おいバカやめろよ頼むから。 (けど艶子はやるんだろうなきっと。街中で友人に痛いの痛いの飛んでけされた。死にたいと落ち込む未来の私。) なんだ。私の勘違いだったのか。じゃあもう付いてるなら遠慮なくばーかと呼んでやろう。 (楽しそうに艶子をからかってやる。ほらバカな子ほど可愛いっていうじゃない。だから艶子はとびっきり可愛いんだぞと言い切って) ………………… (えっ……と) ……………やだな。そんなばかなことあるわけないだろ。 (不自然な間。女は不自然な満面の笑みを浮かべて誤魔化そうとする) ――――― (ああ)(自分の体の傷を見るたびに私はこれからずっとあれを思い出すんだろうか。なくなった腕も足も胸も耳も目もあれを忘れ去ってしまう事を許してくれない) ―――――っ…… (艶子の泣きそうな顔に気付いた。それはすぐ一瞬だったけど。私は笑った。無理矢理に笑う。) ばーか。 (そう言ってつんと指で艶子の額をトンと突いてやろうと。―――何回言ったろうこいつをバカって。きっとこれからも何回も言うんじゃないかな) ――――…ん…ぁ…… (――――そうして丁寧に体を拭かれていくと、少しだけ何かが疼いたような気がした。それは痛みとは別の何か。胸の内で燻っている何か) [Sat 7 Nov 2009 01:42:26]
艶子 > こ、こいつぅ…!そういう事言うと、空気を読まずに勝手に「痛そうだな」と判断してやっちゃうぞ? ( 性質が悪いおまじないだった。 ) し、失礼な。バカはもう付いてるけど筋肉バカはまだだよ! ( 果たしてバカと筋肉バカはどっちがましなのか。筋肉バカはまだ筋肉をアピールできるから良い…のだろうか。 そして、確かに素直に言ったらお調子に乗りそうだ。 ) まさかとは思うが、住んでる時から埃が被ってたわけじゃないだろうな…! ( 主に本人とリャンのスペースだけ埃が無い感じを想像してしまった。君影の了解を得れば、頷いて。 ) ――ん。 ( 君影の服を脱がしていけば、まだ癒えぬその傷跡を目の当たりにする。 ――ああ、と思った。ぐっと涙を堪えた私の両目を褒め称えてやりたい。一番泣きたいのは君影の方なんだ。私が泣いてどうする。一瞬泣きそうになるのだけは、隠せなかったかもしれないけれど。 ) ( 布を絞ると、その傷ついた身体を丁寧に、優しく拭いていく。鎖骨のラインから胸の中央。片方の乳房を円を描くように。失った乳房の周りも。一度布を湯に浸し、絞りなおしてからそしてお腹、わき腹――。 ) [Sat 7 Nov 2009 01:17:55]
君影 > そうかそうか。ならどうしても痛い時は絶対に艶子には教えないようにしよう。羞恥で死ぬより痛みを我慢する方が遥かに良い。 (本当にやられたら確かに痛みを忘れる。主に恥ずかしさとツッコミの為に) なんだ?もうとっくにそのアダ名は付いてたんじゃなかったのか? (私は出来る限りの意地悪い口調で言ってやる。本当は凄く感謝しているんだけど、素直にそう言ったらきっと調子にのっちゃうじゃん?) ……………… (片手片足を失った。目もかたっぽ見えない。そんな私に出来ることなんて何も思い付かない。) ―――――それじゃあ顎で使わせてもらおうかな。それはもう遠慮なく任せたい。もうすっかり私んちは汚くなってるし自分でやるのはめんどくさすぎてな。 (明るい声の調子に合わせるように私も微笑みを顔に浮かべる。鍵はどこにあるか教えてやれるし勝手に入って問題なしだと告げて) ……すまない。 まだ少し自分じゃ脱ぎづらい。 (脱がせてもらったことに礼を口にした。片方の乳房を失い生々しい傷跡の残る裸身が晒される) [Sat 7 Nov 2009 01:02:42]
艶子 > もうちょっとの辛抱さ。傷が治ってくれば、痛みも引いていく。それでもどうしても痛いって時は、私が痛いの痛いのとんでけーしてやるよ。 ( あれをやられると確かに痛みが消えるのだ。…恥ずかしさで。 ) だろう?たまにはこういう一面も見せておかないと、そのうち筋肉バカっていうあだ名が付いちゃうからな。 ( その軽口は回復の兆候なのだろう。にひ、と歯を見せて笑う。そして一通り腕を拭き終えれば、再び湯を桶に浸けて。 ) ………。 ( それから、の後は続かない。それを考えられるようになったのもある意味回復していると言えるのかもしれないが、大きな難題として私達の前に聳え立つのだ。 ) ――まずはお前ん家の大掃除だろっ。きっと埃被ってるよ?私と蜷潜も手伝うからさぁ。あ、入っても良いならちょっとだけでもやっとくけど。 ( 会話を途切れさせないように、明るい声でそう切り出した。確かにそれからは長い。だから、一つずつこなしていくんだ。私はそれを助ける為にここに居る。 ) ――さ、次は身体だ。…服、脱がすね? ( 傷口に負担をかけぬように注意しながら、君影の服を脱がしていこう。 ) [Sat 7 Nov 2009 00:29:12]
君影 > (一時の危篤状態から考えれば目覚ましい回復だ。それはヴェイトスでの医療設備が一流である事の証明であるだろう。)(けれどその一流の医者達でも取り戻せないものはある。) ………面倒。痛いのは嫌いだし最悪。 (口振りはいつもの軽口だがやはり覇気はない。撫でられた左肩に私も一緒に触れようとした。――――そこにあるのはやはり痛みだけなんだな) 甲斐甲斐しいな。偉いぞ艶子。 (そうしてくれる彼女に素直じゃない礼の言葉みたいなものを口にする。ひねた性格が出てきたぐらいには元気を取り戻してはいる) (ほぅとその布の熱さに吐息を漏らしてなすがままに) そうだな。早く起き上がれるようになって、それから――――― (頷いた。流石にいつまでも寝てばっかいられない。だから早く治して) ――――それから……… (――――どうすればいいんだろう。言葉が続かなかった) [Sat 7 Nov 2009 00:11:24]
君影 > (一時の危篤状態から考えれば目覚ましい回復だ。それはヴェイトスでの医療設備が一流である事の証明であるだろう。)(けれどその一流の医者達でも取り戻せないものはある。) ………面倒。痛いのは嫌いだし最悪。 (口振りはいつもの軽口だがやはり覇気はない。撫でられた左肩に私も一緒に触れようとした。――――そこにあるのはやはり痛みだけなんだな) 甲斐甲斐しいな。偉いぞ艶子。 (そうしてくれる彼女に素直じゃない礼の言葉みたいなものを口にする。ひねた性格が出てきたぐらいには元気を取り戻してはいる) そうだな。早く起き上がれるようになって、それから――――― (頷いた。流石にいつまでも寝てばっかいられない。だから早く治して) ――――それから……… (――――どうすればいいんだろう。言葉が続かなかった) [Sat 7 Nov 2009 00:10:45]
艶子 > ( その言葉を聞けばひとまずは安心か。最初の頃は助かるのかどうかも危うかったから。しかし、これからまだまだ辛いことが続く。私がしっかりしなければ。 ) ――聞いた事がある。幻視痛、ってやつか。 ( 欠損しすでに無いはずの部位が痛む感覚があるのだという。鏡に映すことで軽減することもあるらしいが、艶子はそれに対する知識を持っていない。そっと手を伸ばすと、労わるように君影の左肩を撫でた。 ) ――うん。それじゃあ、拭くね。 ( 頷くと、清潔な布を湯の中につける。ぬるま湯では気持ちよくないので、少し熱めのお湯だ。その中で布を絞ると、最初は右腕から拭いていこう。 ) …早く良くなるといいな。 ( 手を拭きながらそんな事を口にした。 ) [Fri 6 Nov 2009 23:46:28]
君影 > (峠は越したと医者は言うだろう。事実容態は運ばれてきた当初の頃より遥かに安定している――――それでも熱はまだ下がりきらないし、自力ではベッドから出る事も難しいぐらい弱っている) ………手が痛い。左手の指先がズキズキする。おかしいよな、もうそんなのないはずなのに。 (疼くような痛みはあるけれど、それが堪えられないほど酷いという訳じゃない。何処か辛いかと聞かれ素直に答えて) ――――ありがとう。……助かるな。 (その申し出に私は頷いた。………あまり今の体は他人には晒したくない無惨な爪痕があるから、他人である看護婦の方々より艶子の方が私は安心して身を任せられる) [Fri 6 Nov 2009 23:32:52]
艶子 > ( …この病室の扉を開くとき、私はいつも一つの不安に駆られる。それは、彼女の返事が無いんじゃないかという不安。寝ているのなら良いのだ。或いは、病室を他所に移してもらったとか、そもそも私が病室を間違えたとか。でも、それ以外の理由で君影の返事が無かったら。そんな不安だ。 ) そうか、入るぞ。 ( 帰ってきた声に安堵して、私は病室の中へ。そして後ろ手には台車があり、その上には洗面器の中に汲まれた湯と、清潔な布と、新しい病衣があった。 それをからからと引きながらベッドの側まで移動して。 ) ――やぁ。具合はどうだ? ( これを聞くのが辛いけれど、何か不都合があるのならそれを把握しておきたかった。 ) 身体を拭いてやろうと思ってな、準備してきたんだが。 ( 拭くか?と、尋ねよう。 ) [Fri 6 Nov 2009 23:18:44]
君影 > (ノックの音より先に黒猫が反応する。扉の方に顔を向けた黒猫に倣うようにすると、その後に扉を叩く音と女の声が聞こえてくる。) 艶子か。大丈夫だ、私は起きてる。 (近頃病院がやたらと騒がしい事や妙な蝶が出回ってる事はこの部屋にいてもわかる。けどそれがどんな事態を及ぼしているかは知りようがなかった。今の私は自分の事で精一杯すぎるし) [Fri 6 Nov 2009 23:01:54]
艶子 > ( 腕の包帯はとれたけどまだ本調子じゃない。それが元に戻るまでは、病院のお手伝いをしようと思った。しかし、最近はウォッシュベアーで被害受けた人たちだけではなく、例の奇病で担ぎ込まれてくる人の面倒を見ることもある。病院は大忙しだ――。 その中で入院している友人を訪ねるのは個人的な理由だから良くないのかもしれないが、彼女だってウォッシュベアーの被害者には違いないのだし、少しぐらい多めに見てもらおう。 ) ……君影、起きてるか?私だ、艶子だ。 ( 扉の向こうに声を掛ける。 ) [Fri 6 Nov 2009 22:48:28]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 ノック。 』 [Fri 6 Nov 2009 22:42:47]
君影 > 理不尽だ。 (ないはずの腕がこんなにも痛むだなんて。痛いんだったらちゃんとあれよ。なくなってるなよな。ちっくしょう) (起きた主人に気付いた黒猫が枕元に近付いてきた。喉元をくすぐってやると気持ち良さそうに喉をならした。その可愛らしいリャンの様子に私は少しだけ痛みを忘れた) [Fri 6 Nov 2009 22:40:54]
君影 > (腕の痛みで目が覚めた。左手の指先がじくじくと痛む。痛さを訴える部分を確認しようとシーツの中から左腕を挙げようとした) ――――そうか。………もうないん…だっけ。 (何も反応は帰ってこない。私はそれで自分が何故こうして臥せっているのかを思い出した) [Fri 6 Nov 2009 22:24:19]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『っ…つう……』 [Fri 6 Nov 2009 22:18:08]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『ポーション作成 (2/7)?』 [Thu 5 Nov 2009 02:33:19]
ルゥ > 無理ですね…どうしたものか。 (腕組みして、首を捻り…捻り。) [Thu 5 Nov 2009 02:30:49]
ルゥ > 買えるものは、買っちゃっていいと思うんですけどね……。 材料集めに行くのも手ですが──。 (白魔術師たるもの、そんな暇はない) [Thu 5 Nov 2009 02:30:30]
ルゥ > ……って材料切らしてました。(がっくり、項垂れつ。) [Thu 5 Nov 2009 02:28:56]
ルゥ > 焼いて、潰して、粉にして……っと。 [Thu 5 Nov 2009 02:25:04]
ルゥ > 千年の老木のヤドリギと、トレントの地下茎──。 [Thu 5 Nov 2009 02:24:32]
ルゥ > 蜂蜜と、インプの翼と、キメラの骨髄液── [Thu 5 Nov 2009 02:23:43]
ルゥ > ハーブと、蒸留水と霊芝── [Thu 5 Nov 2009 02:22:59]
ルゥ > 黒サイの角と、蜥蜴の尻尾…。 [Thu 5 Nov 2009 02:21:55]
ルゥ > 今日も頑張って作りましょうか…。(硝子の錬金術具を並べて、材料を乳鉢で擂り潰し──) [Thu 5 Nov 2009 02:21:30]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『さて…っ、と。』 [Thu 5 Nov 2009 02:15:15]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 [Tue 3 Nov 2009 00:08:37]
君影 > (そんな事を考え始めようとしたけれど、自分でも知らぬ間に私はベッドに横になって寝息を立てていた。黒猫はぬいぐるみと一緒にその主の傍で丸くなる) [Tue 3 Nov 2009 00:08:27]
君影 > (どれくらい時間が経ったんだろう) (艶子たちと行った温泉旅行。夏の先触れすらない時期じゃなかったか。けれど今窓から覗く木の枝は寂しい様子であり殆どが枯れてしまっている。そういえば近頃は部屋の中の空気も冷たさを増しているな。気がつけば冬の時期が近付いている) ………いつの間にだろう。 (冬は嫌いだ。私は暖かい所の生まれだから。嫌いというより苦手か) [Mon 2 Nov 2009 23:31:05]
君影 > (にゃー!?発言してから気付いた………!間の悪さにごめんなさいと頭を垂れる) ………何してるのリャン?? (カメラ目線でキリっとした顔で頭を下げてる猫に疑問符浮かべる飼い主。閑話休題) [Mon 2 Nov 2009 23:17:42]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『タイミングが悪かった…! リテイク。』 [Mon 2 Nov 2009 23:10:47]
君影 > (にゃーんにゃーん)(清潔なシーツの上でごろごろごろ。尾が二股に別れた猫が自分に似せて作られたぬいぐるみにじゃれついている) リャン。程々にしてあげなさいね。 (私は体を起こした格好でその微笑ましい様子を見つめている) [Mon 2 Nov 2009 23:10:43]
ルゥ > (いろいろ支度するだけで一日が終わったりする──) [Mon 2 Nov 2009 23:10:19]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『何気に、ポーション作成というのは面倒なもので。』 [Mon 2 Nov 2009 23:09:44]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『黒猫が縫いぐるみをいじくる』 [Mon 2 Nov 2009 23:04:23]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( 含み笑いが、いつの間にか嗚咽に変わる。 )』 [Mon 2 Nov 2009 02:27:52]
会別理久 > …っふふ… っくくく…   ( 人付き合い? 人付き合いだって。 …本当に、どうしたというのか。 必要ならば付き合うけれど、必要なければ別に。 そんなスタンスでいたくせに、復学できるかどうかも怪しい、今更――― )   ( そう、病院には来たくなかったくらいだ。 来たくなかったというよりは、来る上でそれが引っかかるという程度だけれど。 そして、それはこんな姿になっていては当然の反応かもしれないけれど。 ここには、実習でお世話になっているクラスメートが居たはずだ。 もちろん奇病の流行という異常事態で、インターン以前の学生など皆帰されているのだけれど。 特に親しい友人もいない彼らに、できれば会いたくないと思っていた。 ) [Mon 2 Nov 2009 02:13:41]
会別理久 > ( この場合の脱ぐというのは、更衣室での着替えとかそういうことじゃない。 いや、それもあるのだけれど、恋人の前でとか、そんなことを考えた自分に驚いて、可笑しかった。 …生きることに消極的で、今までそんなこと考えてもみなかったのに、こんな体になってから今更なんだ。 ―――初めては腐った死体に無理やり。 そして喰われながらまわされた。 あんなのを最後にしたくないという思いでもあるのだろうか。 非処女というだけで爆弾なのに、相手は化物、そこまでは言わなければ分からないかもしれないけど、駄目押しに片脚欠損していてはそんな機会もあるかどうか。 何より突発的な暴力衝動をどうにかしないと、人付き合いさえ難しいかもしれない。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:55:11]
会別理久 > ( まず右腕の価値は、利き手だというのが大きい。 肩が上がらないだけと思ってしまいそうになるけれど、右肘から先の手の運動にも肩の固定は必要だ。 台に置くなどしてあればどうにかなるかもしれないけれど、とても不自由には違いない。 利き手交換で対処できる話とはいえ、代わりに左腕の機能を失うのでなければ、両手が使えるようになるというのは大きかった。 もっともそこが問題で 『右腕の代わりに』 といって最初にイメージするのが、左腕。 『利き手の右肩が上がるようになる代わりに』 左腕からは、肩が上がらない+αの機能を奪われても不思議はない。 )   ( ―――あとは、のんきなようで、けっこう切実な問題。 見た目の問題。 ノースリーブなんて小さい頃以来着たことないけど、右の二の腕ごっそり欠けているのは長袖着ていても分かってしまう。 偽装できるとはいえ、その、脱ぐときのことなんかを考えると――― )   …っふ。   ( 思わず、吹き出してしまった。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:41:51]
会別理久 > ( 相部屋のベッドでカーテンを閉め切って、ウォッシュベアー村の生き残りである娘は物思いに耽っていた。 今は暴力衝動もなく、痛みも抑えられている狭間の時間。 もっとも衝動については、どういったタイミングで襲われるか分からないのだけれど。 )   ( 魔術治療の 『等価』 って、何だろう。 概論くらいは教わったはずだけれど、はっきり言って理解できなかった。 まず価値観や必要性は人それぞれ違うと思うのだが、主観はどこだ。 集合無意識とやらによる世界的な共通認識? それとも、施術者の価値観? あるいは被術者の価値観か… 何が起こるか分からないということで、変にあたりなどつけても外れてがっかりするだけかもしれないが、考えるのに目安は欲しい。 右腕を上げる代わりに、何を失う可能性があるか。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:27:32]
会別理久 > ( 左脚と右肩を喰ったグール一家(?)がそんな配慮をしたとは到底思えないけれど、左脚を大腿三分の一ほど残して切断した今、ただ座ることさえ困難で、左腕が右腕のように上がらなくなってしまっていたら、状況はもっと悪かっただろうと思う。 もっとも、それを言ったら左脚を失わないのが一番で、右腕しか動かないならそれはそれでどうにかしたろうし、義足など付ければまた状況は変わってくるのだけれど。 ―――右肩なら、他の何かと 『等価交換』 することで再び上がるようになるかもしれないと、示された可能性を考える上で、ポイントになる。 ) [Mon 2 Nov 2009 01:19:01]
お知らせ > 会別理久さんが来ました。 『( 左腕が残されていて、助かった。 )』 [Mon 2 Nov 2009 01:11:01]
お知らせ > エルレーンさんが帰りました。 『( 翳した手がうっすら赤くなっているのを認めて、零した息は誰にも聞かれなければ良い )』 [Sun 1 Nov 2009 06:13:03]
エルレーン > ……難しいものですね。 ( 分からない。分からなかったから、分かるものを引きだそうとした。 今の私に出来る精一杯は、当たり前だが彼の望むものでは無かった。 それでも良い。怒りであれど、自分が『何者』か分からない等という曖昧な状態で惑うよりは、余程芯のある状態だ。 それにしても―― ) 案外、痛むものですね。  [Sun 1 Nov 2009 06:12:35]
エルレーン > ( 絶対安静を要する腹部重症患者の身体が、当人の意識が戻った事で動いてしまった。俗に言う寝返りだが、施術後の反応としては恐らく予想外。それによる癒着部位の剥落、腹腔内における創部再発の危険性―― 彼の病室であった事を報告するのは、重大なだけに無味乾燥な書式の連ね。 その後であった事も、問われれば別段隠すつもりはない ) 本当に、手を出す事になるとは思いませんでしたが―― ( 二三発は良いとは言われたけど、事情がやや違う。 医局の椅子の硬い背もたれに身を預け、白い天井を仰ぐ ) [Sun 1 Nov 2009 06:11:19]
お知らせ > エルレーンさんが入室されました。 『 ――はい。緊急で、検査を。 』 [Sun 1 Nov 2009 06:08:23]
お知らせ > アラタ@蝶さんが帰りました。 『すべてが、 くらく なっていった』 [Sun 1 Nov 2009 00:25:40]
アラタ@蝶 > ( 自分の息が聞こえた。 心臓の音が聞こえた。 ) ( きっと、これは夢で幻で─── すっと、自分の意識を手放そう。 ) [Sun 1 Nov 2009 00:25:31]
アラタ@蝶 > ( 判定:38+4=42 ) ( 捲った先は 真っ黒で─── 赤い文字みたいなものが 自分の身体に脈打っていた。 )( 意識が遠のいていくのが分かった。 ドクンっと 何か自分の中で脈打つ何かが───感じられた。 ) ぁ あ あ─── ( また、よみがえる変な 記憶 頭が痛い。 変な文字が頭に浮かんでくる。 頭が痛い、 ) ( 頭を抱えて床をみたら─── ) う、ああああああああああ!!!!! ( 先ほど、こぼした水と砕けた瓶が 生き物みたいにうごめいていた。 ) 来るな、くるなくるなくるな・・・・・・! ( 布団の中、もぐって全てを忘れようとしたンだ。 ) [Sun 1 Nov 2009 00:13:16]
アラタ@蝶 > ( 濁る意識の中で、一体何をすればいいのか考えるけども 思い浮かぶことはあの おぞましい姿をした幼子の姿だった。 )( ベット際に置かれた水差しに気づいたので 少年は手を伸ばし水の入った瓶を持とうとした。 ) あれ─── ( よく見ると 腕のほとんどが黒くなっていた。 前のとき以上に広がっていたのだ。 ) うそ・・・だよね・・・ ( 瓶はそのまま床に音を立てて落下して、水と破片が散らばった。 病院着である服を捲るべく 裾に手を伸ばそうか。 震える手─── でも 止まらない。 ) 【判定】 [Sat 31 Oct 2009 23:59:34]
アラタ@蝶 > ( どれくらい? 自分が意識を失ってからどれくらい立ったのか分からなかった。 起き上がる力は沸いてこなかった。 ) ぉ    みず・・・・ ( 声を出すのはこんなに難しかったのだろうか?がらがらに枯れた声で そっと言うけども誰もいなかった。 )( 窓を見れば、夜だということが確認できるのに─── 病気がここまで広がってるのが実感できた。 ) [Sat 31 Oct 2009 23:50:51]
アラタ@蝶 > ( 目を開けば、白い天井が 見えた ) あ ( ずうっと ずうっと。 意識がいったりきたりしていて、今こうして自分を掴むことができた。 ) [Sat 31 Oct 2009 23:47:32]
お知らせ > アラタ@蝶さんが来ました。 『 病室の、一室にて』 [Sat 31 Oct 2009 23:46:14]
お知らせ > ルゥさんが退室されました。 『(持ってきてくれた差し入れをむぐむぐ食べながら…研究を再開しよう。)』 [Sat 31 Oct 2009 21:49:15]
お知らせ > エルレーンさんが退室されました。 『( 遠ざかる足音が直ぐに駆け足になるくらいには、此処は最前線なのだ )』 [Sat 31 Oct 2009 21:45:42]
エルレーン > 情けは巡るものですよ、先生。 ( 今度美味しいケーキ屋さんでも教えて下さいなんて、軽い口調で ) そういえば先生はそっちのご出身でしたっけ。うちも妖精は馴染み深いんで、結構やってました。 ( そして普通に悪戯されまくる。懐かしくも騒がしいお祭りを思い出して、ちょっと遠い目 ) 今は色々洒落にならないですからね。冗句のつもりが殴り殺されたじゃ、誰も笑えないブラック・ジョーク。 ( たはは。苦笑いしか出来ない ) せめてその半分くらいはサポート出来るように、精進したいとこです、見習いさんは。 ( 一年で敗北するなら七年戦えばいいじゃない。 色々世界が違うのでさておき )  いえ、此方こそ。そちらのカルテと資料、目通しお願いしますね。 ( ありがとうございます、と。ちょっと照れた仕草で親指を立て返し ) それじゃ、失礼しました。 ( 来た時よりは身軽に、扉を潜って ) [Sat 31 Oct 2009 21:45:11]
ルゥ > ううっ、ひとの親切が身に染みます。(くぅ、と涙ぐむ真似。 ごちになりやす!) ああ…そういやもうそんな時期なんですよね…、アイバンのケルティック系ですから、地元のお祭りなんです。(んー…、と懐かしげに唸りつつだ。) 黒塗りでお化けやる人とか、それ見て過剰防衛する人とか出てきそうですね…。 (不謹慎ですけど、肩を竦めつつ。しんなり。) まー、私は丈夫なだけがとりえですから。 睡眠と、栄養さえ取れればあと10年は戦えます。 (そういった軍は一年戦争で敗北したが。さておき。) それじゃ、ずいぶん引き止めちゃいましたけど…そちらも頑張ってくださいな。 (ぐー、とさむずあっぷ。) [Sat 31 Oct 2009 21:38:11]
エルレーン > 差し入れ置いてきますから、活力の足しにでもして下さいな。 ( 菓子箱の中身は、時節的なのも含めてカボチャ餡のおまんじゅうとクッキーだ )  …もうちょっと静かな秋でいてくれたら、Trick or Treat? くらいは言って回れたかもですけどね、此処も。 ( 浮かれたお祭り騒ぎと誹る声も上がるだろうけど、患者さん達にも華やぎや賑わいが必要な時もある。無論、看護士や医師達にも。 この状況じゃ無理そうだから、眉を下げてへろっとした顔 ) 数は力なり、ですね。 ( こくん。きっと正しく理解出来てると思う )  ん… 分かりました。ルゥ先生も、ご無理なさらないで下さいね? 先生が倒れたりしたら、それこそ医局が悲鳴上げちゃいますから。 ( 冗句じみた言葉の中に、真摯さを一匙混ぜて。 ぱちんとウインクなど ) [Sat 31 Oct 2009 21:30:59]
ルゥ > ん…まぁ、やれるとこからやってくことしか無いんですけどね、結局。 (こくん、と頷いて。彼女の言葉に肯定しよう) はい。 どうにもならなそうな時は、他の先生方にも声をかけてかずのぼうりょ…(こほん)…組織力で。 ……それから、件の、黒い患者さんが暴れてるときは……、絶対に一人じゃ対応しないでくださいね。危ないですから。 [Sat 31 Oct 2009 21:24:54]
エルレーン > 進行自体にも結構個人差が大きいみたいですしね。伝染病の可能性もあるからって病室を近くしておいたのが、効を奏すとかも複雑ですけど。 ( 目は通してみたけれど、どうしてなのかが分からない。逆に悪化する、とかならまだ理解も出来るけど。唸る ) ケースを増やして対処法を確立させていくのが、医学の前進ですしね。どうしたって前線は不利な戦いですよ、いつも。 ( 挫けてる暇も無いものだと、目尻だけ細めて。 有能な医師も魔術師も限られてしまうだけに、目の前の彼女に掛かる負担は大きいだろうとは思う。 見習いの己に出来る事は何か )  奇跡を二度は期待出来ませんよね…… ( 今度こそ、未満の取れた溜息。先日運び込まれた重傷患者さんは、流石に脱走とか出来るレベルじゃない――らしいけど ) はい。気をつけておきますね。不審な行動してる方がいたら、注意しておきます。 ( 報告例にしなければならない程の無茶無体は、それこそ頻発されても困ったものだから、無いと信じたいけど )  なくまでなぐるのをやめないレベルですね! ( 君が泣くまで以下略 ) [Sat 31 Oct 2009 21:14:29]
ルゥ > とりあえず、お薬飲ませて寝かしつけるくらいしかないのが…現状ですね。 『同じ“黒い患者”同士、集めておいておくと病状の進行が遅くなる』、なんてレポートも出てましたし……。(眉唾ですけどね、なんて肩を竦めながら) 前例の無い事態には、現状維持すら困難なんですから…こういうときには医者の無力を感じますねぇ…。 ( ジンノヴァ先生がもしご健在なら、なんて居ない人の事を思うのは甘えだろうか。 ) ……ええ、お腹から腸とか飛び出さなかったのが奇跡なんです。。 (「冒険者の街ですからね、ヴェイトス。」なんて、今更の如く溜息。) ……少なくとも、真似する患者さんが出ないよう、何かと無茶しがちな患者さんをしっかり見回ってますとも。 エルレーンさんも、見咎めたらちゃんと注意してくださいね。 二三発くらいなら、げんこでぶっても構いませんから。(にじゅうさんぱつ。) [Sat 31 Oct 2009 21:07:19]
エルレーン > なれるように日々努力、精進中です。修了課程なんて序の口って感じですものね、現場は。 ( 手を取られて一瞬驚いたように目を瞬かせるが、真面目な顔で握り返す。 現場に出ると本当思う。手が足りないって ) まだ対処療法しか出来ないんですよね… 何か未知の病原菌か毒じゃないか、とか。…ヴェイティアンが罹患しないのは、風土病が復活したからじゃないのか、とか。祟りとか呪いとか、そんな話も出ちゃってますしね… ( これだけ病床も満杯の状態では、病棟の消毒も中々出来ない。はふり、溜息未満 )  …………ぇ゛? ( お腹切って、岩?持ち上げ? ぎょっとした顔で眉を跳ね上げ ) 自殺行為にも程が……っ!? ( お腹って皮下脂肪より下もですよね…? いっそ青くなった ) [Sat 31 Oct 2009 20:53:50]
ルゥ > え、ああ、そうでしょ、うんうん。 (ちょっとだけホッとした。 ) エルレーンさんね。 しっかり勉強して、早く正白魔術師に…! (死活問題だから!と。変な気迫交じりに手を取った。ごごごご) ……っと、“奇病”も困ったものですね…、ここに居ても、何か幻視したみたって患者さん、多いですし……(その幻視のたびに、病状が悪化しているのだから──この場が、既に。言わば“汚染”されているのかもしれない。) 脱走は…まぁ、昔からそういう傾向ありましたしね…お腹切った患者さんが、ベッドから抜け出して大岩持ち上げに行ったり……。(はふ、と嘆息しつつ。) [Sat 31 Oct 2009 20:44:45]
エルレーン > 私なんかは、まだその意味じゃ本当見習いなので、逆にそっちの消耗は少ないんですけど。でも院内駆け回ってくたくたにはなっちゃいますもの。 ( ギルドからの出向とはいえ、此方での扱いは見習い看護士。こきっと肩を鳴らして見せる仕草は、実感含みの苦笑い ) どうしても、症状が重くなってしまえば頼れる人は限られてきちゃいますから。後塵としては、頑張って育ちたい所ですよ。 ( 奇病患者の収容も増える一方だし、脱走や錯乱も続出中。それとは別に重傷患者も運び込まれているとの事だし、確かに休まる暇も無さそうだと ) ……あ、あはー。 ( ちょっとびっくりしたように緑色の目を瞬かせ ) エルレーン。白魔術師ギルドからの出向で、こっちでは見習い看護士やってます。 個人で名乗るのは初なので、一応安心しといて下さい。 ( よっ、と机の上にカルテやらファイルを置いて、宜しくお願いしますと一礼 ) [Sat 31 Oct 2009 20:33:11]
ルゥ > 魔術は消耗も大きいですからねぇ…。患者さんの傷病を肩代わりする形で、魔術式構成してる方なんかは特に。 (そうでなくても、人と向き合い、力仕事も必要になるのがこの仕事。 ひ弱ではそうそう続けられまい。) いえいえ。 今でも、後でも、最終的には流れ着いてきますから…ね。 (お仕事。 心なしか肩を落としつつ。) えーっと…、 (顔をまじまじとみて。 ○色の看護士 シリーズじゃないことを確認した。 ) …前にも伺ったかもしれないけど、あなたのお名前って…? (患者の事ならいざ知らず、同僚や看護士たちの名前はなかなか覚えられない。 二度目か三度目か分からないが、恐縮しながら名前を問うてみた。) [Sat 31 Oct 2009 20:25:44]
看護士 > 寝るのも食べるのも、現場の前線出る上で大切だって教わりましたよ。何だかんだで最後は体力資本だって、学生時代から散々言われましたもの。 ( 最後のは見回り兼ねて体力トレーニングですか? なんて問いかけは流石に冗談じみた口調で )  はい。それじゃ、失礼しますね。 ( 入室許可の声を聞いてから、よっ、と少し気合い入れの声と共に扉を開く。 腕の中にはカルテとファイリングされた資料数冊、それとオレンジとブラックの包装に飾られた菓子箱 )  失礼します。 お忙しい所に、お仕事増やしちゃって申し訳ないですけど。  [Sat 31 Oct 2009 20:14:06]
ルゥ > いえいえ。 ちょっと考え事してたとこだったんですよ。 寝てるか食べてるか、病院内うろうろしてるかだと思ったら大間違いなんです。 (誰もそこまで言ってない──) とまれ、大丈夫ですよ。 今、ちょっと片しますから。 (かちゃかちゃと器具を机の中央奥に寄せて、落として割れないように。) どうぞ? (入室を促した。) [Sat 31 Oct 2009 20:08:46]
看護士 > すみません、お休みでした? ( 椅子の鳴る音に驚いたのか、少し驚いたような声。 それから )   ………せ、せんせーい… ( 少しの間をおいて、困ったような笑っているような声がして、また少しの間が空いて )  用件は、新しく入ってきた患者さんのカルテのお届けと、お疲れ様な先生への心ばかりの差し入れです。 かぼちゃの妖精からのお届けものらしいですよ? ( 柔らかくなった声音は、ほんの少しの冗談交じり ) [Sat 31 Oct 2009 20:03:52]
ルゥ > はてさて、どうしてものかしらん。 (何時だか、フォーウンマフィアが市に麻薬を流行させた際、依存症を治療するために用いたポーション──あれが有効だろうか。 然し、あれは仙丹──一種の魔法薬に対する対抗魔術的な要素も大きかった。 “普通”の麻薬に対し──) ──うわぉ。 (と。外からの声に、椅子をがたんとさせて、驚いた) た、ただいま留守にしております。 御用の方は、ぷー、と音が鳴った後にめっせーじを……。 (思わず居留守をしてしまう。 後ろめたい事など無いはずなのに。) [Sat 31 Oct 2009 20:00:06]
看護士 > ( 響くのはノック音。次いで、女性の声 ) ルゥ先生、いらっしゃいますか? ( 扉の向こうへの呼びかけの声だ ) [Sat 31 Oct 2009 19:55:08]
お知らせ > 看護士さんが来ました。 『( コンコン )』 [Sat 31 Oct 2009 19:54:09]
ルゥ > (話を戻そう──想定どおり、検査薬は変色し、麻薬とされるものと同質のものである事が明らかになった。 中でも、中毒性の高いものであった。) ──続けると、体に悪影響出ちゃいますね、これ。 ……とはいえ、止めさせても精神に悪影響出ちゃいますね。 (どっちに転んでもゆくゆくは廃人。 ひどい薬だった。)  [Sat 31 Oct 2009 19:52:49]
ルゥ > (あまりに突飛な発想は、誰も受け入れない。付いてこれないからだ。──それは、文明の発展の経緯にも似ている。『法律』という概念が成り立つには、先ず『筆記』する文化が必要なように。『筆記』するには『文字』の発明が必要なように。 既に常識となっている何かを踏み台としなくては、それは“妄想”として流されるのみだ。 例えば、現代人であれば、抗生物質がある種の黴から出来ている事をすんなり受け容れられるだろうが、当時の人々にとってはどうだろうか。牛痘を元に天然痘予防接種を発明したジェンナーも、その効果が実証されて以降ですら、「注射すると牛になる」などと長く偏見で苦しんだという話。閑話休題さておき。) [Sat 31 Oct 2009 19:40:13]
ルゥ > (最も手っ取り早い方法は、奴隷などに服用させて、反応を見る事だろうが──極力、それは避ける方針としている。 公言しない程度の常識はあるが、奴隷制度に懐疑的な思いを抱いているからである。──但し、戦争捕虜の奴隷化については限定的肯定である辺り、博愛主義とは若干遠い。さておき。) んー…っと。 (硝子器具に、水に溶かした薬を落とし、試薬を入れて振る。 変色具合を確かめようと覗き込み──因みに、これだけ硝子の実験器具が揃っているのは、医院内では自分のところくらいだろう。 そもそも、このように錬金術的かがくてきアプローチを試みるという発想自体が、白魔術師にとって常道ではない。) [Sat 31 Oct 2009 19:00:25]
ルゥ > ぺろ…これは麻薬! (などという冗談をやってみた。) ──まぁ、多分まかり間違い無く麻薬でしょうけど。 (こく。) (そんなことを嘯きながら、垂れ耳の少女から受け取った錠剤──それを、一欠け崩し、粉状にすると、試薬と合わせて成分分析する──) [Sat 31 Oct 2009 18:50:06]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『むーん…』 [Sat 31 Oct 2009 18:47:10]
お知らせ > ランセットさんが帰りました。 『少しでも多くの人間に医療を…』 [Fri 30 Oct 2009 22:04:36]
ランセット > よしっ…確保…っと。(病室から出れば、今の患者名を別のメモに書き記す。研究には客観性が大事であり、ある意味感情的なものは排除したほうがいいこともある。)はい、次々…(と、そのままメモを白衣のポケットにねじ込めば再び台車を押し始める) [Fri 30 Oct 2009 21:49:46]
ランセット > あ…(と、そこで今研究中の新薬の事を思い出す。今のところ、実験上では割といい成績が出ている抗生物質。患者が承諾すれば無償で使ってみてはどうだろうか?)………えぇと、実はですね、今研究中の薬がありまして…(そこで交渉。医療訴訟なんてものとは程遠い世界…ある意味人体実験には違いないが、こういう工程は実にスムーズに進んだ。ただならばと、大概の患者は快諾するのだ。)…じゃあ、明日から早速使ってみましょう。具合が悪いような事があれば直ぐに知らせてください。 [Fri 30 Oct 2009 21:45:09]
ランセット > えぇっと、鋏……って介助いねぇんだ。(いつもの癖で背後に手を出すも、無言のみが返ってくればいそいそと自分で道具を準備する。鋭剪刀、鉗子、膿盆、生理食塩水、ガーゼ…)はい、ごめんなさいねぇ〜(そのままぶちっと3本ほど糸を抜き、創部に鉗子を軽く突き入れれば、どろりと大量の膿が噴出してきた)あぁ…結構溜まってたね、痛かったろうに…(そして続けざまに創部を生理食塩水でばしゃばしゃと洗ってゆく)…えぇっと、後は漢方医の先生に薬を処方してもらってもいいんだけど…(一番は白魔術での殺菌であるが…この患者に白魔術を施すにはコスト的に相当な後回しになるだろう) [Fri 30 Oct 2009 21:39:56]
ランセット > ん〜…(血液で張り付いたガーゼを生理食塩水を染み込ませながらはがしてゆく。それでも襲い来る苦痛に患者のうめき声が聞こえるがいちいち意に介してられない。)はい、ゴメン、ん〜…結構腫れてるなぁ…(腕に無残に刻まれた縫い目に沿うように発赤と腫脹がみられる。縫い目の数箇所からはどろりとしろい浸出液も見て取れた。)ちょっと早いけど、何本か糸を抜いて膿を出しましょうか? [Fri 30 Oct 2009 21:32:22]
ランセット > うぉ、寒気が…(何か無数の視線に晒されている気がした!)…まぁ…そりゃ、ここじゃ数え切れない程の人間が死んでるだろうからなぁ。(怪奇現象何ざいくらあってもおかしくは無い。どういうわけか、自分はそう言った物には全く無縁なのだが…)はいはい、今日熱はありますか?え?熱っぽい??(病室に入れば患者の訴えに首を傾げつつ、簡易手袋をする) [Fri 30 Oct 2009 21:22:33]
ランセット > おおぅ、あっちかい…ったく、病室統一しろよ…(手元のメモを見れば次は病棟の対角線ぐらいにある病室。入院が緊急が多いせいで最近はやたらとバラバラに患者を突っ込んでいく。自分は基本的に外科担当だが、そのせいでやたら非効率的な回り方をしなくちゃならない。)あ…これ捨てといて!(がらがらと台車を押しながら途中、看護師に血やら分泌物やらで汚染されたガーゼで満たされた袋を渡す。廃棄物は焼却処分、使いまわしは厳禁というのがオーベン教授の方針だ。そのまま台車を病室の前に横付けにすれば…)…処置の時間です、入ってよろしいですか〜? [Fri 30 Oct 2009 20:39:46]
ランセット > はい、はいそれじゃあね、また明日これくらいに来るから。痛みが強い時は直ぐに知らせてね。(ひらひらっと包帯や洗浄液、ガーゼなどを大量に乗せた金属製の台車を押しながら、今しがた処置を終えた患者の病室を後にする。外傷や術後患者の創傷処置の回診だ。ウォッシュベアー事件が契機…というわけでもないだろうが、最近病院は大忙しだ。例の意味不明な伝染病(どうやら呪いとの見方もでてるらしい)やそのたもろもろでほぼ満床状態。自分も看護師付き添い抜きで一人でこうして包帯交換に回ってる)えぇっと次は… [Fri 30 Oct 2009 20:22:18]
お知らせ > ランセットさんが来ました。 『ガラガラっと包交車を押す。』 [Fri 30 Oct 2009 20:17:28]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『患者さんのご家族を、呼んでおいてください。 (医師の診断としては、深手と言わざるを得ない)』 [Fri 30 Oct 2009 03:29:28]
ルゥ > ──これで、一箇所……(「長帳場になりそうですね…」と。看護士に汗を拭って貰いながら、外科医の言葉。 その言葉に頷くと) ……患者の体力が続くか、心配なところですね。 でも、焦って傷を見落とす事だけは── (「ええ、分かっています。」 腹の中の出血は、自然と塞がることはありえない。処置が充分でなければ患者はじわじわと弱って、遠からず命を落とす事となろう。) 済みません。 (最後の言葉は、看護士に) [Fri 30 Oct 2009 03:27:27]
ルゥ > (腸が破れ、ところどころ中身が零れている。 本来ならどす黒い血──なのだろう。練乳のようなどろりとした血と、腸内の老廃物が腹の中に溢れていて、鼻が曲がりそうだ。)それでは…腸内洗浄、開始してください。(浄化石で綺麗になった水の入ったボトルに【治癒】を掛ける。経験則的に、これが最も安全な洗浄水だ。)(「はい。先生」患者の腹の中を、看護士たちが手分けして洗い流していく。スポイトで洗った後の汚水を吸いだしてゆく時間も、酷くもどかしい) ガーゼ。 (「はい」患部を拭き取り、創傷をガーゼで固定する。余計な腸が溢れてしまわないように。)(鉗子で患部を把持し、破れた腸を縫合する──絹糸を解いた細い糸で、ジグザグに縫い合わせて。) [Fri 30 Oct 2009 03:19:37]
ルゥ > (ずりゅッ! と、ナイフを抜き出すと、血が激しく噴き出した。この分では内臓も──否。最悪の事態の想定はもう終わっている筈。 ならば後は、最善手を目指して出来うる限りのことをするだけだ。)(アルコール度数の高い酒で、腹を洗う。それを清潔な布で拭き取ると、白魔術。掌を傷口に向けながら【治癒】(キュアリング)──溢れ出す白い輝きが患部を清めていく)──それでは開腹、お願いします。(「はい。メス。」「はい。」外科医療にバトンタッチした。手際よく、腹を切り開き、皮膚を切開。皮下脂肪を切開し、腹直筋を排除して、腹膜を出す。更にそこを切り開くと、腸が露呈した。創傷は深い──都度、開いた箇所に発生した出血は、器具で挟み、焼灼止血する。) [Fri 30 Oct 2009 03:17:55]
ルゥ > ……っ、はぁ──。 (大きく、深呼吸。鉄錆の匂いのしない、不思議な血臭を嗅ぎ、眉を顰めるも──とりあえず、落ち着いた。激昂していても状況に何も味方しない。) …大丈夫です。取り乱して失礼しました。(──なぜ抜かないか? 抜くときに傷口が広がるのを避けるためだ。 だが、刺したまま動かすのであれば、傷が広がってしまう。それでは意味が無いどころか、最悪だ。) とりあえず…“これ”を抜きます。 すぐに開腹して、腹腔洗浄。もし腸が破れていたら、もう──絶望的ですが、縫合を試みましょう。施術は、わたくしの浄化魔術のもと、外科の先生の執刀で。(「良いですね?」と、医師、看護士らと向き合って。方針を確認する。) [Fri 30 Oct 2009 03:11:53]
ルゥ > こんな状態で、どうして動かしたりしたんですかっ! 死にますよっ! (未明。 運びこまれた患者──如何な種族なのか、白い血を創傷から溢れさせる彼。 ……察するに、凶器を抜く事による、急な失血を避けたのだろう。彼の腹にはナイフが突き立った侭であった。)……。(「──もう、どうにもならないかもしれない。」そんな、絶望的な思いが頭を掠める──)(息は、まだあるようだが酷く衰弱している。時々途切れがちな弱弱しいそれがある限り──医師としては全力を尽くすほか無い。) [Fri 30 Oct 2009 03:06:48]
お知らせ > ルゥさんが来ました。 『……ばかぁっ!! (連れ込まれた患者の容態を確かめ、ぎッ──と歯噛みすると、白魔術医は怒声』 [Fri 30 Oct 2009 03:06:23]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 痛みのおかげか、衝動はすぐに去ってくれた。 …ベッドへ上がるのに、人を呼ぶ。 )』 [Fri 30 Oct 2009 02:53:54]
会別理久 > ( 両親に迷惑をかけるとか、その程度の意識で堪えられるのはせいぜいが行動に移すかどうかは保留にできる自発的な願望くらいだろう。 それをしなければならなかったり、したくてしたくてたまらない事ではなく、したいけどどうしよう、と悩めること。 一度冷静になれること。 ―――この衝動は、その類のものではなく、隙あらば身体を動かし実行しようとする。 躊躇う間などなく、身体が動く。 抗うのにも、全身緊張させ続けるような努力が要る。 )   ( それができるのは、アザリーさんが死んでしまったからだろうか。 …彼女の命と引き換えに永らえた命で、誰かを傷つけるようなことがあってはならないと。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:52:30]
会別理久 > ( 以前の自分であったなら、どうしただろう。 ―――人はそう簡単に変わらない。 ウォッシュベアーでの経験が、自分の何かを変えたなんていう実感はあまりない。 せいぜいがアザリーさんの手前、あんまり変わらないのもなんだから変えなきゃいけないかなと、ぼんやり意識する程度だ。 よく聞く偉人の昔話や物語のように、価値観やものの見方が劇的に変わったりすることはない。 けれど――― )   ( この衝動に、以前の自分ならどう対処していたか。 それは、ウォッシュベアーのことがなければこんな風にはなっていないのだけれど、例え話として、とうに負けていたと思う。 ―――最後には、どうせ失くしてしまうのが人生だ。 何を得てもそれはいつか失うのと同義。 何かを得る喜びは必ず失うという絶望と恐怖に直結している。 何かを失うことを嘆いたり恐れるなんて、生きてきた年数分感じるのが遅い。 後世に何かを残せるなんて言う人もいるけれど、自分という主観が存在しない世界など無いのと同じだ。 ずっと、そう思いながら生きてきた。 ―――その通りに振る舞うことなんて、できてやしなかっただろうけど、それでも、確かにそう思っていて、それなら、この衝動に抗うことにもあまり意味はない。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:39:21]
会別理久 > ( 個室に移ろうかという両親にここで良いと言ったのは… この状況で個室を押さえられたのかどうかは別にしても、英断だったと思う。 一人部屋に居たりしたら、まず叫ぶのを堪えようとはしなかっただろうし、そこで、ただ声を上げるだけでも衝動に身を任せてしまうと、残りもなし崩しに瓦解するだろう。 左脚がないとはいえ、両腕と片脚があればどうにでも移動はできる。 遅いかもしれないが、常識的な挙動ではどうしたって遅くなるのをクリアしてしまうのが、この衝動だ。 横丁でやってるホラー系の演劇よろしく、それなりに機敏に動いてしまっただろう。 想像すると、自分が本当に怪物になってしまったみたいで絵的に嫌だ。 けれどここに居れば、堪えられる。 すぐそこに人が居て、何であれ衝動に身を任せてはその人たちに害が及ぶという後のなさがある。 大聖堂や病院のスタッフに対するような、この人たちは私の面倒を見てくれる人などという甘えもなく、耐えられる。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:11:55]
会別理久 > ( 左腕を切断し、右肩の壊死巣を除去して、そんなものを付けていて生きていられるはずがないという、一見して分かる人間としての異常性はなくなった、けれど。 )   ( そこを切り離しても生きている。 本来失われていたはずの命がまだ永らえているということは、その部位に、この異常を引き起こしている根本的な原因はなかったということではないか。 おそらく、また新たにどこかが傷付き、腐り始めても、それ自体が致命傷でない限りこの体が命を落とすことはない。 いや、出血量などを考えれば、致命傷を受けたとして死ぬかどうかも怪しいものか。 左脚につけられた傷のどれか一つ、右肩の傷一つでも、傷口を焼く程度の処置で、あれだけの時間生きていられるわけがなかった。 )   ( ならば、あの衝動も止まらないのが道理。 ―――ほしいほしいほしい… 感じたい、動きたい、感覚も体力も、もてるもの全てをすり減らし使い切り、疲労困憊して死んだように眠りたい。 否、そうでなければ眠れない。 じっとなどしていられない。 どこからそれが起きるのか分からないが、何を求めているのかはおぼろげながら理解できるようになってきた衝動が、身体を突き動かそうとする。 それに、耐える。 さっきは耐え切れずに負けてしまったが――― ざまみろ、左脚はもうないんだ。 腐っているにも関わらず動いていたが、ないものはどうしようもない。 こんな無茶苦茶な、わけのわからない衝動に動かされることがない。 一時負けてしまっても、実行には移せず、仕切り直せる。 これなら、耐えられる。 ) [Fri 30 Oct 2009 02:01:00]
会別理久 > …っふ… ッふふふふふふ… っくく…   ( 嗚咽のようで、けれど確かに笑っている声。 痛みに震え、涙を零しながら漏らした自分の声にぞっとする。 ―――そう、何も、変わっていなかった。 ) [Fri 30 Oct 2009 01:46:23]
会別理久 > ―――ッぎ…ッ っ… ァ、ぁ…   ( 思わず漏らしてしまった悲鳴は一音に止めて、激痛に耐える。 )   …っは…ッ はぁっ…   ( ベッドから床に転落。 変な角度でついた手とか、ぶつけた肩や頭とか、捻った右脚とかあちこち痛いけれど、左脚の断面と縫合されて間もない右肩の痛みは格別。 痛み止めの効きが弱くなっている時間というのも手伝って、あまりにもどうしようもなく痛くて…   それが、イイ。   ) [Fri 30 Oct 2009 00:59:48]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( バランスが悪い。 )』 [Fri 30 Oct 2009 00:53:18]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『(看護士に、ひと時の静穏を邪魔されるまでは、この間食という名の理想郷を堪能し続けて)』 [Fri 30 Oct 2009 00:34:01]
ルゥ > (べたべたのスイーツもそれなりに旨いけれど、あたらしい店を開拓するのは最高だ。 それだけ楽しみも増すし、新鮮な驚きもある──) (もぐもぐもぐ…) (すごく幸せそうな顔をして、かすてぃらにかじりつく。) [Fri 30 Oct 2009 00:32:01]
ルゥ > よく……できてますよねぇ。 (最高の組み合わせだと。) (もぐもぐ) [Fri 30 Oct 2009 00:21:19]
ルゥ > 牛乳とかすてぃらの組み合わせは…なんというか……(もぐもぐ…)(ごくごく…) 天井の地味…じゃなくって、天上の滋味というかっ…。 (ふぅ…っ。)  [Fri 30 Oct 2009 00:18:08]
ルゥ > ( 極上のかすてぃらを、牛乳と一緒に戴きながら、久しぶりの間食を楽しんでいるヴェイトス中央病院、正白魔術師 ルゥ・ファリスです。 皆様いかがお過ごしでしょうか──) …あんむあんむ……おいひぃ…。 (ごっ、ごっ、ごっ…) [Fri 30 Oct 2009 00:09:34]
ルゥ > こ、こ、こ、ここっこっ……これはッ!   旨さのフェアリン革命やーーーーーーーーーーッッ!! ( 吼えた。 ) [Fri 30 Oct 2009 00:05:36]
ルゥ >  ( もしゃー。 ) ふぁっ! (しゃくッ、とかみ締めると、口の中でほろほろと崩れる──程よい甘みが口の中に溢れ出す。) [Fri 30 Oct 2009 00:04:51]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『あーーーーーーん。』 [Fri 30 Oct 2009 00:04:02]
お知らせ > シャナ@蝶さんが退室されました。 『他人任せで解決する問題じゃない、恐らくこれは。』 [Thu 29 Oct 2009 22:30:35]
シャナ@蝶 > 【病状進行...12+7+2=21】 ( ふと、気だるさが薄れていく。 何だ、と疑問に思う間はない。 一瞬目の前に人らしき影が飛び掛ってきたように思えた。 咄嗟に右手が松葉杖を掴み取り、その人影へと振るったが――当たったはずなのに感触がなかった。 それどころかその人影はその一瞬だけ見えただけで消えてなくなってしまった。 変わりに落ちているのは、蝶の死骸。 ) な… んだ…? ( 腕が先ほどよりもまた更に黒く染まっている。 いや、そんな事はどうだっていい。 目の前に浮かぶ文字は何なのだ。 ) さっきまでこんなもの… …、何…? ( その文章は歪だ、誰が描いた訳でもない、病室に悪戯しに誰かが入ってきたとするならとっくに気付けている。 一瞬の間だ、どうやってこんな文字を此処へ書いたというのか。 それも、とても大きいとか綺麗だとか呼べる文字ではない、必死で何かを訴えようとするかのようなその文章は。 ) ……これは私の中にあるイメージ…、じゃ… ない … 。 ( 少なくとも私は一人を望んでいた。 こんな文章は己の望んだ事ではない。 だったら誰かの思考だ、私ではない誰かの。 どうやって伝えてきているのかは判らないが、物理的に不可能な方法でベットの布団の上へと記された其れは紛れも無く何らかのメッセージ。 気だるさが急に失せた理由は…病状が悪化したってことなのか? ) 留まっているわけには… いかなく、なった…な。 ( 無意識に松葉杖を投げるように蝶へ目掛けて振るった。 本当に無意識だ、何故そうしたのか考え付かない。 判るのはこのまま居ても状況は悪化の一途を辿るに過ぎない。 何よりこの不気味な声、幻影、文字、放って置いたら私の気がどうにかなってしまう。 ) 義足だけでも…何とかするしかないな。 ( 棒程度の物ならば私の資金でもどうにかできるはず。 兎に角動ける程度の対策を取ろう、このまま何もせずに終わってしまうのは…二度と、御免だ。 ) [Thu 29 Oct 2009 22:28:50]
シャナ@蝶 > ( 変な夢を見るようになったのもこの病気に掛かったせいだ。 嫌な夢ばかりみる、それこそ吐き気すら覚えるような嫌な夢。 忘れてしまいたかったのにどうしてこんな時に限って思い出してしまったのか。 ) 一度思い出したら… 忘れられるもんじゃない ( 憎悪の感情が妙に身を焦がす。 こんな所で私は何をしている、早く動け、早く狩れ。 私の力は何だ。 ) くそ…忌々しい…ッ ( 表情が歪む。 歪に怒りを浮かべる。 嗚呼今自分が鏡を見たらなんて表情をしてるんだと、貶してやれるだろうか。 ) 【判定】 [Thu 29 Oct 2009 22:05:42]
シャナ@蝶 > 【病状進行...12+7=19】 ( 瞬きをする。 ――あろうことか、見たくもない蝶のような物の数が増した。 一匹が、三匹に増えている。 どこから紛れ込んだのだろう、判らないが、身へと視線を落とした途端その異変にはっきりと気付く。 シミが、一瞬目を放した隙に広がっているのだ。 やはり原因か、少なくとも何かしらこの蝶は係わり合いがあるのだ。 だが幻覚ではない、病気に掛かっていない人物でさえ目視できる存在だ。 ) ……っ ( 身を起こそうとする。 無論上半身を起こすだけで限界だ。 立ち上がることさえ今の私には出来ない。 ) 出て行け…ッ ( 気だるい、力が入らない。 この鬱陶しい疫病神どもめッ! 睨みつけるがそれだけだ、追い払う力さえ無い。 このまま何も出来ずに見ているしかないのか…? ) [Thu 29 Oct 2009 21:56:47]
シャナ@蝶 > ( 相変わらず気だるさは取れない。 気力も、出てこない。 身体が重い、何も行動する気になれない! ) ……くそ…。 ( 私だけじゃないのはもう判っている事だ、なら自警団員の私がこんな寝転がっている場合ではないはずだ。 なのに何故動かない、私の身体。 ) う…ォ…。 ( 身体の黒いシミがまた広がってきている。 行動を起こさなければこのまま自分も狂った人々のようになってしまう。 目に見えているからこそ早く、早く行動しなければならないのに。 ) ……。 ( 不意にまた例の蝶が目の前を過ぎった。 何だろう、この蝶は。 幻覚なのか、原因なのか――だが見ているだけで妙な不安に駆られるという現実。 本当に無関係と言えるのだろうか? ) 【判定...秒数下一桁分だけ病状侵攻】 [Thu 29 Oct 2009 21:47:37]
お知らせ > シャナ@蝶さんが来ました。 『( 頭がガンガンする )』 [Thu 29 Oct 2009 21:41:49]
お知らせ > 黒兎さんが帰りました。 『?!?!?!( 聞こえた悲鳴に、 ビクッと震えた。)』 [Wed 28 Oct 2009 03:09:36]
黒兎 > にゅぅ〜〜〜 ( 撫でられて、兎の少女は嬉しそう。 こう、猫がごろごろーと する気持ちがよく分かるような。) ( 秘密、 守ると言われれば一安心。 それでも ――― そのクスリの詳しいこと分かったら、 やっぱり何か言われるのだろうか? けれど、 怖い先生じゃなくてよかった。 本当によかった。 ) ――― うん。 おやしゅみなさいなの よー。 ルゥしぇんしぇい。 ( ブランケットかけられれば、 笑みを浮かべて 、 出て行く姿を見送る。) [Wed 28 Oct 2009 03:09:23]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『 ( 病室を発って数分後──遠くから微かに悲鳴が聞こえた ) 』 [Wed 28 Oct 2009 03:07:14]
ルゥ > (ぽんぽん、と。 撫で心地がいいせいか、なんか撫で放題な私。 なでなで) ──大丈夫、患者さんの秘密は守ります。 それが医師のジャスティス、ですから。 (ぽん、と。) それじゃ、もう遅いですから……ゆっくりお休みなさい? (ブランケットを掛けてあげて、こんどこそ──シメに行こう。(もう伏字すら。)) [Wed 28 Oct 2009 03:05:29]
黒兎 > ―――― … うぅ…… ごめんなしゃい なの よー…。 ( 主に、内緒にしようとしてごめんなさい だ。 少年と約束していなければ 絶対に言わなかっただろうから。 ) ――― ぅ………… 調べちゃう… の …… ?( その為に預かったのだろうけれど 。 騎士団のほうとかにバレて、 そしたら ―――― 従者 も、 終わりかなー。うふふー なんて、 遠く 遠く 、 心の中で笑った。 ) ( さてさて。 そろそろ退院の予定だけれど、退院していたとしても、暫くは足のリハビリ等で通院しているだろう。 ) [Wed 28 Oct 2009 03:01:51]
ルゥ > ──ええ、怒りません。 お医者さんに内緒にしてるほうが、よっぽど怒ります。 (一錠、受け取ると も一度頭をくしゃくしゃっと撫でて) それじゃ…、ん…お薬について調べてみますね。 何か分かったら、呼び出すかもしれませんが… (その頃には、退院してるかもしれない。) (まぁ、そのときは、そのときか。)  [Wed 28 Oct 2009 02:56:51]
黒兎 > ――――― … ( あれ。 怒られなかった。 撫でられながら、 兎の少女はホっとしていて。 ) ( 分けてもらえないかと言われれば、 迷うように 数秒 沈黙してから、床頭台の引き出しから 白い錠剤を一錠、 出すだろう。) ―――― ほんとに、 ほんとに、 おこらない ……? ( と、 涙が引いたばかりの紅い瞳、 潤ませながら。 ――― 一回分。一回分…。 一錠で、いいよね。 うん。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:51:00]
ルゥ > ん。 よく言ってくれました。偉いですよー。 (ぽん。 なでりなでり。) どんなお薬か調べたいとこですね…… 一回分、わけてもらえませんか? (大丈夫。怒りませんよー、ってぽふぽふ撫でながら。) [Wed 28 Oct 2009 02:46:31]
黒兎 > ――――― … ( 言っちゃった。 言っちゃった。 心臓がすごくドキドキして、 気持ちが悪くなるくらい だ。 ) ―――― … う ん…。 …… ずっと 、 ずっと前 か ら… ――― 。 ( 言ってしまった から、もう後戻りは出来ない。 相手の言葉を肯定するように頷いて。 知られたら、 どうなるのか。 怖くて怖くて、耳がぺたーん と なった。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:42:04]
ルゥ > ( きょと、と目を丸くして振り返って… 何かを伝えようとしてる少女の言葉に耳を傾けた。 ) くしゅり…? (鸚鵡返しに、呟いて……) えーっと…… (行きかけた足を、また取って返した。) お薬……ずぅっと飲んでるのがあったり、するの? (そういえば、禁断症状の疑いをかけたこともあったか。 薬のこと──ということは、その仮説が正しかったのだろうか。) [Wed 28 Oct 2009 02:35:08]
黒兎 > ―――…ぁ…!( 去ろうとするのを見れば、 小さく声を 上げて。 ) ぁ ……、 あの、 あの ね…ッ! あのね…ッ !!! ( 行っちゃう。 行っちゃう。 次いつ会えるか分からない。 少年との約束を果たさないと ―――――― 怖い。 とても怖い。 ) ――――― ッ … クレェインが ね、 ルゥしぇんしぇいに、 くしゅりの こと、 言いなしゃいって …… ッ ( 言ってて と、 だんだん声は小さくしぼんで。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:30:03]
ルゥ > いえいえ。 これがお仕事ですから。 (こくん、と頷いて、にっこりと微笑んだ。 暗いのが怖かっただけなら、ここはひと段落──といった処か。 よし、次はあの二階の灯りの主をシメるだけ(こほん) ──何か、あったのかもしれないので様子を伺いに行かなくては。 腰を浮かせて、そこを去ろうと戸口のほうへ向かい──) [Wed 28 Oct 2009 02:26:45]
黒兎 > …。……。………。 ( 大正解だったらしい。 どうしよう と、思う。 会っちゃった。 会っちゃった。 退院するまで会えないといいなー なんて、 ちょっと思っていたのだが、 逢ってしまった。 ) ( 部屋へと連れ戻されれば、大人しくベッドの上へ。 ) ぇ、と …。 ありがとう なの よー。 ( と、 お礼を 言って。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:23:02]
ルゥ > ぴんぽん。大正解です。 (微笑み、頷いて。) (とりあえず、ここに居るよりは──と。病室に連れ戻した。 話の続きは、寝台に休ませてからとしよう。) [Wed 28 Oct 2009 02:19:29]
黒兎 > ―――――…クレェイン…? ( 己の名を呼ばれたことに驚き、よく知る少年の名が出てきたことに、 更に驚く。 伸ばされた手には怯えるように少しだけ身を引くだろうが、 撫でられれば 安心したように笑みを浮かべて。 部屋に戻るかという問いには、 コクリと頷き、 手を取るだろう。) …… えぇ、と …… ルゥしぇんしぇい…… ? ( 少年の知り合い というので、 まず始めに浮かんだ名を 呼んでみた。 ) [Wed 28 Oct 2009 02:15:07]
ルゥ > んと──。 (頤に指を当てて、記憶を探る。 その健啖ぶりと、何かあったときに飛び出したときの戦闘力ばかり、印象深く感じられがちではあるが──患者のことに関する記憶力についても、大いに自負する処である。 兎耳──直接、関わった患者ではないが、それを取っ掛かりに名前が出てきた) えーと…こくとー…さんでしたっけ。 クレェインさんから聞きました。 (暗闇に怯えたのだろうか。 そーっと手を伸ばすと、前髪をなでなでと、宥めようと。 ) お部屋、戻ります? (にっこりと微笑みながら、立ち上がり──手を差し伸べようか。) [Wed 28 Oct 2009 02:10:16]
黒兎 > ―――― … ( 近くに来れば、兎にも足音が聞こえたのだろう。 目は両手で覆っていたものの、ぴょこ と、兎の耳が少しだけ 動いた。) ―――― ……… にゅ … ( 顔を上げれば、 相手の緑色の目と 目が合って。 ) ―――― あの ね、 まっくら で、 しじゅか で、 うしゃぎ、 こわかったの よー … 。 ( 痛む というのには首を振って、 しゃくりあげながら そう応えるだろう。 ――― ヤキいれは嫌 イヤッ ) [Wed 28 Oct 2009 02:02:11]
ルゥ > む…。(ぴくん、と。 軍神センスは感知力。 泣き声に気づくと、そちらに向かって歩き出す──渡り廊下の向こう側、二階病棟に灯りが見えた。 こちらが片付いたらヤキを入れに注意しに行こう。) どうかしましたか…? どこか痛むとか──。 (近寄って、腰をかがめて。 目線を合わせると、うかがうように覗き込んだ。) [Wed 28 Oct 2009 01:57:51]
泣き声 > ( 魔術師の女性が歩く廊下の先。 暗闇の中から、 小さな子どもがすすり泣くような声が 響く。 ) ――― っう ぇ……… ( 廊下に置いてある椅子にポツリと座って泣いているのは、黒い兎の耳を持つ少女。 どうやら病室から出ていたらしい。 しかも、治りかけているのをいいことに、松葉杖も使わずに。) [Wed 28 Oct 2009 01:54:20]
お知らせ > 泣き声さんが来ました。 『( くすん、くすん と、 廊下の先からすすり泣く声。)』 [Wed 28 Oct 2009 01:49:10]
ルゥ > それにしても──本当、厄介な病気ですね──(はふ、と。 嘆息して長槍を肩に担ぐ。) 外科も、内科も、薬局も、食医局も──勿論、私たちも。 (かくん、と項垂れる──でも、刻む靴音に鈍りはなく。) コレといった、画期的な治療法は、誰も見つけられずにがん首並べて──何をやっているのか。 (精々が──こうして、夜警に廻る。 入院患者を元気付ける。 ほかの病気の患者に伝染らないよう、心を配る──この程度だ。) [Wed 28 Oct 2009 01:47:15]
ルゥ > (かつん、かつん、かつん── 靴音を響かせながら、先端に、ぽぉ──と燐光を点らせた槍を手に。) なぐーこはー いねがー。 (リテイク) ──ベッドから抜け出して、おいたしてる患者さんは居ないでしょうね。 (はふ…) (ひゅん、ひゅん。 槍を十字に振るうと、入り込んでた蛾が切り裂かれて落ちた。) [Wed 28 Oct 2009 01:40:58]
お知らせ > ルゥさんが入室されました。 『かつん──』 [Wed 28 Oct 2009 01:37:50]
お知らせ > 会別理久さんが退室されました。 『( 理解したつもりになって、できていないと知るのはいつも後になってからだ。 )』 [Tue 27 Oct 2009 04:24:00]
会別理久 > ( もう一度。 今度はそっと、身体を起こす。 )   ―――。   ( ああ、ない。 )   ………。   ( 毛布の下にあるべき二本の膨らみの、片方がなくなっている。 …当たり前なのに、それを目にした瞬間どきりとして――― )   …っふ… ぅっく… ぅう…   ( 嗚咽が漏れた。 ) [Tue 27 Oct 2009 04:20:36]
会別理久 > ( より大きな母体があるとかいう話を聞いたような気がするし、よく分からないけれど――― 医学者である父は信じて良いと思うし、おかしなことはされないと思いたい。 …もっとも、望めば治療?を受けられるというものでもなく、その治療法に私の体が適合していなければならないらしいけど。 とりあえず、なるようになるだろうと思っておくしかなかった。 )   ―――ッく…! ぅ…   ( さて… と、上半身を起こそうとして、整復のため開かれた肩の痛みに思わず呻き声を漏らす。 そろそろ、痛み止めが切れてきているのかもしれない。 …恐怖心も強いけれど、少し、清々しい気分でもある。 不安がないわけないのに変な感覚だけれど、過ぎてしまったことはしょうがないというか、切断してしまったものは、もう戻らない。 どうしようか、これで良いのかと悩むことはないし、哀しむ段階も過ぎたという諦観は、安らげるものだった。 ―――そう、思うのに、痛みのせいか、鼻の奥がツンとして、また涙が溢れてくるのだけれど。 ) [Tue 27 Oct 2009 04:12:36]
会別理久 > ( 昨夜ファリス先生とも話したけれど、両親の方でも自律神経義肢や魔術治療について、早速方々に当たってくれているらしい。 医学者の父には元々ある程度の基礎知識はあったし、治療法の選択についてもある程度の予測はつけられていたのだろう。 ―――その上で、最近両親が凝っている新興宗教の方に任せるのが一番と力説されたときにはどうしようかと思ったけれど、新興宗教とはいっても、学会のような趣のある組織だと認識している。 信者でもないし知識も足りない私は、その組織の催しにくっついてアングリマーラまで行っても観光しているだけだったが、お祈りや儀式といったことをしているのは一度も目にしなかったし、聞かなかった。 ) [Tue 27 Oct 2009 03:59:07]
会別理久 > ( 手術前に別れた両親は、個室を押さえて今夜は泊まると言っていたけれど、自重してくれたようだ。 廊下の灯りでシルエットくらいは捉えられる闇の中、一人きり。 いや、すぐそこのベッドには人が寝ているわけだけど。 ―――…私よりも個室を必要としている人がいる、こんなになってしまった脚を落とすのはとうに覚悟していたのだからと、珍しく私から口を開いたのが良かったのかもしれない。 もっとも現状では、どうがんばっても個室はとれなかったかもしれないけれど。 )   ―――…口にしないと、分からないものね…   アザリーさん…   ( 両親は私自身よりも、私のことに熱心だ。 本質的に人生投げやりになってしまった娘を案じてのことかもしれないけれど、どちらが先だったのかはよく分からない。 ただ、今でもしっかり保護してくれていて、そこに私が口を挟む余地はないのがほとんどだった。 …別に、それでも良いのだけれど。 だから、変えて欲しいかというと、どちらでもいいということになってしまうのだけど。 それでも一応は思うことがあって、それが具体的な方向性を持たないものでも、口にしなければ何も伝わらないし、口にすれば一緒に考えてもらえる。 私の意志も反映される。 …されないこともありそうだけれど、今回はそうだった。 アザリーさんの言った通り。 ) [Tue 27 Oct 2009 03:50:30]
会別理久 > ( ―――手術室へ入る前、涙で滲む視界に左脚の惨状を焼き付けて、きつくきつく目を閉じた。 全てが終わるまで目を開くまいと… そんなことには何の意味もないのだけれどがんばっていたら、薬が効いたのかすぐに眠りに落ちたようだ。 )   ―――。   ( 静けさの中で、目を覚ます。 雨が止んだのかとぼんやり考えるけれど、相部屋の出入り口に一番近いベッドからでは窓が見えなかった。 )   ―――は…   ( 全身に重く圧し掛かる倦怠感に溜息をつく。 左脚の太股と、右肩が痛い。 …切断と、壊死部分を取り除く整復手術はうまくいったのか。 とりあえず、生きている。 ) [Tue 27 Oct 2009 03:38:56]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( 今までありがとう。 一足先に、おやすみなさい。 )』 [Tue 27 Oct 2009 03:30:40]
お知らせ > 黒兎さんが退室されました。 『( どうしようもない感情にを抑えられず、 力いっぱい投げた枕は 壁に当たって落ちた。 )』 [Tue 27 Oct 2009 00:31:58]
黒兎 > ( だってだって、 仕方が無いんだ。 お薬が無いと、 自分が自分じゃなくなってしまうように、 感情のコントロールがうまく出来なくなる。 すごくイライラして、 悲しくなって、 とてもとても、死にたくなる。 だから、 あの薬が無いと ――― 。  仕方が、 無いんだ。 己は薬が効きづらい体質 だから、 強い薬じゃないとダメなんだ。寿命が縮んでも、記憶力が落ちても、どんどん 喋られなくなっていっても ――― あれが無ければ ――― ) ふ ぇ………… ッ ( クスリが無いと 駄目 。 そう思っている時点で 既に 平気 とは言えないことに、 兎の少女は気付いてすら いない。 ) [Tue 27 Oct 2009 00:20:16]
黒兎 > ( まぁ仕方が無いだろう。 元々傷1つ無い綺麗な身体 というワケでもなかったので気にならない。 気にしないことにしよう。 うん。 ) …。……。……… ぅ にゅ …ふえ …ッ ( 見られたくない。 知られたくない。 近くにいる人には特に だ。 誰かと一緒にいるのは大好きなのに、 ずっと一緒にいればいるほど、 とても とても 苦しい。 悲しい。 ) ( 兎の少女は声を上げて泣き出して 、 ごしごしと、 手の甲で 目を擦る。 ) [Tue 27 Oct 2009 00:10:05]
黒兎 > ( 昨日、 少年と約束したものの ―――― さてどうしよう というトコロ。 ) …… むぅ…。 うしゃぎ、 平気 よぅ…。 ( だってだって ―――― なんて言い訳は きっと聞き入れられない。 飲んでいる薬は 悪いもの というのは 分かっているから 。 けれど ――― ) ぅ〜〜〜〜〜 ( ぼふッ と、 枕に拳を打ち付けてみる。 痛くはない。 右肩も大分治って、普通に動かす分には問題も無い。 火傷の痕と、自分でやったひっかき傷は、残ってしまうだろうとは 言われたが 。 ) [Mon 26 Oct 2009 23:58:54]
お知らせ > 黒兎さんが入室されました。 『( ごろん )』 [Mon 26 Oct 2009 23:54:07]
お知らせ > 会別理久さんが帰りました。 『( 両手を重ねて、一礼。 大変そうだと足音を見送?って、ベッドを下ろしランプを消した。 )』 [Mon 26 Oct 2009 04:22:22]
お知らせ > ルゥさんが帰りました。 『──っ、また…! (不届き者を見つけたらしい。足音は駆け足に。)』 [Mon 26 Oct 2009 04:19:13]
ルゥ > ……ええ…では、ゆっくり休んでくださいね。 今は、いい痛み止めもありますから、手術についてはどうぞ安心してください。 (にっこりと微笑むと、手を振って──夜警に戻ろう。) [Mon 26 Oct 2009 04:18:16]
会別理久 > …分かりました。 すみません、少し考えさせてください。   ( 明日左脚を切断することは、もう仕方がないと思う。 魔術で元に戻す方法もどこかにはあるかもしれないと思うと惜しくなるが、そこは機械なり代替品で補えると太鼓判を押してもらえれば、いくらか気持ちも楽になった。 体力がある時の方が良いというなら、どちらにせよしばらくは無理だろうし、利き腕である右腕が上がるようになる代わりに何を差し出せるか 『等価』 で何が失われるか、考えてみよう。 )   …ありがとうございます。 ええと…   ファリス先生。   ( ネームプレートとかあるだろうか。 こちらは病室入り口にも、カルテにも、ベッドにも記されていそうだけれど。 なければ 『先生』 とだけ呼んだことに。 微笑み返して、どこか安堵するような溜息をこぼした。 ) [Mon 26 Oct 2009 04:14:08]
ルゥ > そういうこと…です。 (何でも起こり得る──ということ。副作用が眼で見えるものと限らないこと。あらゆる不安について、否定することは出来ない。) そうですね……これまででは、一年前の古傷を処置したことがあります。 じっくり考えて戴いて差し支えないと思いますよ。 ──被験者に負担が大きい魔術は、体力に余裕がある方が使う上でも安心できますので。(微笑を浮かべて。)  [Mon 26 Oct 2009 04:05:26]
会別理久 > …はい。 でも、それで歩けるのなら…   ( 医療職の中で育っていれば、偏見はない… とは言えないのかもしれないけれど、義肢を忌避したりはしない。 身体機能を損なわれるという切実さを思えば、動く機械に繋ぐのと、つっかえ棒の義足をはめるのとに、どれほどの違いがあるか。 状況が許すなら、性能が良いに越したことはないはずだ。 )   …概論だけですが、聞いたことはあります。 ―――でも、そうですか。 それなら、難しい…   え?   ( いっとき希望を抱くけど、この腕は自然に治るものではないだろう。 諦め早いけれど、例外的なものに手を出そうとしないのは性格か。 頷いて――― しかし、続けられる可能性の話に、確かに気持ちが揺れた。 )   すみません 『等価』 というのが、よく分からないのですが… 一応、その言葉だけは。   ( 両腕が自由になるのと片腕上がらないのでは、やはり大きな差がある。 説明に、耳を傾けて――― )   …成長する可能性、というのは、寿命のことですか?   ああ、いえ、何でも起こり得るということですね。 寿命が縮まるかもしれないし、寿命なんかとは別に発育が遅れるかもしれないし、それこそ、代わりに左腕が上がらなくなるかもしれない、とか…   ( 寿命とは何なのかというところから具体的には知らないけれど、何が起こるか分からないとは理解する。 )   ―――難しい、ですね。 右肩を上げるのと 『等価』 で何を失うのか…   決めるのは、早い方が良いでしょうか? [Mon 26 Oct 2009 03:55:27]
ルゥ > ちょっと、割高の医療費と──これは、医療保障出てますから心配要りません。 あとは、体のどこかの変調・衰弱か……貴女の成長する可能性の喪失。 どういった形で、副作用が出るかは…「やってみなければ分からない」──と無責任なことしか言えません。 なので…私の施術を受けるかどうかは、お任せします。 どうします…? [Mon 26 Oct 2009 03:45:07]
ルゥ > クランク──義肢補填身障者、ってまだ、偏見の対象だったりしますけどね……だんだん、安くて良質な義肢も出来てきてるみたいなんですが…。 (普及にはまだまだ道は遠そうだ。 頬に手を当てて、はふりと嘆息──) ん…そうですね、こちらは、まだ。 (傷の具合を見て…充分に治せる水準であると確認した。) 白魔術は、基本的には自己治癒能力を促す類のものが多いんです。 なので、傷口を清潔に保って、栄養を取って──抛っておいて治らない性質のものは、治らない。 過剰に生命力を引き出すことで、それを覆す事も出来るんですが…その分の皺寄せが、どこかに出てしまう。 魔術の“等価交換”の原則はご存知ですか…? (説明しながら、傷口を触れて) もし、貴女が望むなら。 その右肩、元通りに出来るかもしれません。 その代償は── [Mon 26 Oct 2009 03:37:43]
会別理久 > …自律神経義肢、でしたっけ。 あの、コロセウムのエトワールという人ですね。 ただの義足とは違って、動かせるっていう。 …でも、一般に手に入るものですか?   ( 剣闘士に興味がなくても、クランクでありながら健常者以上の能力を有した者の話は講義でも度々出てくる。 ただ、ああいった技術は確立されているものではなかったような?と首を傾げた。 それはもちろん、動けば嬉しい。 また二本の脚で歩けるというのなら、もちろん望むけれど。 )   …他の人の脚というのも、少し怖いです。 あ、予後がどうとかいうよりも、イメージ的に。 …でも、ありがとうございます。   歩ける可能性は、あるんですね。   ( 人と話していれば落ち着くことができる。 とはいえ、不安定には変わりない。 少しほっとしたのか、また涙ぐみ、奴隷の脚も検討しようと頷いた。 …というか、おそらく両親は自分のためにそれくらいしてくれるし、彼らがしたいとなれば、拒否するのは難しいのだが。 )   ―――あ、脚に比べればまだ… ただ、筋がなくなってしまったので、肩を上げるのは、もう…   ( とはいえ、魔術治療の可能性を考えれば、こちらはまだ希望があるかもしれない。 ガウンを完全に開いて、右肩を晒した。 …二の腕の上の方、肩関節近くの外側が、大きく抉れている。 しかし右腕はその一箇所のみで、傷の周りが部分的に壊死してはいるものの、他の部分は生者の瑞々しさを保っていた。 …描写欠けごめんなさい。 傷は左脚も右肩も、壊死の他に傷口を焼かれたようになっている。 ) [Mon 26 Oct 2009 03:21:57]
ルゥ > ……“生やす”のは、私には無理ですけど、“繋ぐ”術には心得があります。 機械義足なり、その…奴隷の、脚なり…代わりの脚を…繋ぐこと自体はなんとかなる筈です。 都合と、決心が付いたら……うん。ご相談に乗ります。 右肩? (かくんと首をかしげ、 見せていただけますか?と。) [Mon 26 Oct 2009 03:03:23]
会別理久 > ( 若い先生だな、とそんな印象。 もっと年上のクラスメートも珍しくない。 もちろん侮るようなことはないけれど、見られるのが余計に気になる相手ではある。 落ち着いて患部に触れられる辺り、さすが現場の人で、ふと、その表情や物腰は歳相応のものではないのかもしれないとも思うけど、人の生き死にに直結する仕事をしていれば、こんなものだろうか。 …感覚はすでにない。 触れて何事か考えるお医者様の胸の内は分からなくて、不思議でしょうと泣き笑いを浮かべた。 )   …受傷してから、そろそろ二月になります。 もう動かせないし、感覚もありませんけど… でも、たまに動きます。 右肩も、そんな時は上がります。 ストレスか、それとも… 『そういうもの』 に片脚突っ込んだのか… わけもなく暴れたくなることがあって、そんな時ばっかり。   ( 具体的には、人間から魔法生物へ転化する過程の三分の一まで侵されている。 種族をどうしようかというところだけれど、僅かでも人間でなくなれば、とりあえず人間ではないか。 ウォッシュベアーで発生した霧の中に放り込めば、あるいはもっと進行するのかもしれないが。 )   …分かります。 一応、医科の学生ですから… でも、そうでしたね。 魔術治療なら… でも、そうですね。   ( 医科とは言っても、解剖生理に傾倒する学派の所属なのだろう。 魔術は用いないという、なり手を選ばない堅実さはあるけれど時代遅れな感のある一派。 このような現象はそれこそありえないと言うしかないし、どちらかと言うと実務家よりも、魔術師達の基礎概念を魔術によらない部分で固める医学者が多くなるか。 さておき。 ―――あらゆる問題をひょっこり現れて解決するようなものの存在は、あまり考えていなかったようだ。 きょとんとする顔は一瞬期待の色を浮かべて… けれどもすぐに諦観を滲ませ、大人しく頷く。 この状態から回復するというのは、この状態で生きているのと同レベルの 『異常』 だと、そんな気がしてしまったから。 あるいは、頭が固いだけかもしれない。 切断した上で 『生やす』 なんていう、無茶な方法もあるのかもしれないけれど、元がこれではというところだし、家が裕福とはいえかけられる治療費には限りがある。 ) [Mon 26 Oct 2009 02:53:37]
ルゥ > ──切る、という……担当医の判断は、正しいと思います。 (どういう現象かはわからないが…胴体部分には害は出ていない。 ただ、不幸中の幸いと喜ぶべきか。 なんらかの、病毒がその脚に蔓延していると考えるのが自然だろう。) これを、元に戻すような魔術は…仮にあったとしても、それは神様に喧嘩を売るものです。 (でうす・えくす・まきな?そのとき、奇跡が起こった?脚がみるみるうちに血色を取り戻し──? 噛まれた、直後であれば─あるいは、救えたかもしれない。 だが、“かもしれない”を弄ぶ事には、何の意味も無い。) [Mon 26 Oct 2009 02:43:33]
ルゥ > ……ん…。 (黒ずんでいる部分は、壊死しているのか。 腐敗しているらしく、触れてみると肌の温かみとはまた違う、微温いような熱を感じる。 切断四肢であれば、繋ぎ治せる術のストックはあった。 損傷した部位であれば、たとえどんな状態であろうが癒せる自信もあった。 だが、この状態は──生きながらにして、ある部位のみ死んでいる。 自身の知る、最も強力な回復魔術【復旧】は、当人の生命力に干渉して、傷を“無かったことに”する術であるが──肉体を持たぬものや不死人には通じない。 この状態の脚に施術して、効果を表すか──正直なところ、確証は持てずにいる。ただ、糠喜びをさせるだけに終わってしまうかもしれない。) [Mon 26 Oct 2009 02:30:27]
会別理久 > ( 灯りを消そう。 もう十分見たし、それで諦めがつくと思っていたけれど、そういう問題でないのは分かった。 とにかくまずは、ベッドサイドのランプに手を伸ばそうとして――― 開けられたカーテンに、ややバツ悪そうに視線を落とした。 …教会でも病院でも、見られることには慣れたが、自分でも正視に堪えないようなものを人に見せるのはやっぱり気が引ける。 恥ずかしい、というのとは少し違う、嫌悪感を与えているはずだという、拒否感。 )   …やっと、落とすことになりました。 明日です。 ずっとそれを待っていたはずなのに… しばらく教会で様子を見ることになって、その時は早く落として欲しいと思っていたのに…   ( おかしいですねと笑おうとして、また、涙が零れる。 どうして泣くのか、ちょっと分からない。 もっと図太いと思っていたのに、保護されて、特に 『警戒』 されているわけでもない安心できる状態だからか、今はだめだった。 )   ( ガウンの前を開いて晒されている左脚は、齧り取られたのだろう、所々陥没していて、血流が阻害されたためか全体が腐敗している。 こんな物をぶら下げていて生きていられるわけがないのだけれど、腐敗は大腿部から上へは進行していない。 ―――もしも 『黒い患者』 の件がなく、スタッフに余裕があれば、徹底的に経過観察するという方向性も示されたかもしれないけれど、幸か不幸か切るなら今という状態は保っていた。 ) [Mon 26 Oct 2009 02:09:04]
ルゥ > ──ぁ…。 (そういえば、ここは“あの村”の患者の収容されている区画だったか。 生きているのが不思議なくらい酷い怪我で戻ってきたものや、半ば屍人のような状態でなお“生き”ている者もいるという。) ──失礼。 (泣き声のような返答に気が付くと、遠慮なく。カーテンを開いて──涙に濡れた睫毛を見て、気まずそうに視線を伏せた) その──脚を? (“酷い状態”の脚を見て、明日行われるであろう、処置を察した。) [Mon 26 Oct 2009 01:54:27]
会別理久 > ( 大聖堂で経過観察ということになっているうちは早く済ませて欲しいと思っていたのに、いよいよとなって、まだ動くし死にはしないのにどうしてと考えてしまっていた。 それを口にしても、では残すのかと言われれば、もちろんそんな恐ろしいことはできないけれど。 ストレスによるものか、グール化によるものか、暴力衝動に襲われている間は、この脚も確かに動くのだ。 …おそらくは後者の理由で、進行はみられないし感覚的なものでしかないが、そうであれば尚更切り落とさなければならないのは分かる。 もしかしたら、最大の損傷部位である左脚さえ切り落とせばあの衝動もなくなるのかもしれないと期待する。 しかし――― )   ( 足音に、意識を引き戻された。 相部屋の間仕切りカーテンを閉じランプを灯していた娘は、黒い患者とはまた違うけれど、ウォッシュベアー村の住人ほぼ全員がゾンビ化?したという事件の生き残り。 まだ人間として扱われる要素を残しているが、生理学的にありえない部分が多々みられている。 )   ―――すみ… ません。   ( 答える声が泣き声になっていて、自分でも戸惑う。 その拍子に涙も零れて、今更何だと微笑んだ。 ) [Mon 26 Oct 2009 01:43:09]
白衣の人影 > (“黒い患者”絡みで、暴れる患者を抑え込んだり、ノしたり、ブッ飛ばしたり、治したり。 全く以って、中央病院の近況は贔屓目に見てもブラックである。 これまでも、槍の先端に光を点らせて夜警に廻っていたが、まさか本当に振るう必要のある事態になろうとは思っていなかった。 ──ともあれ……カツン、カツン…と靴音響かせて、廊下を歩く女医の影。) ──まだ、起きてらっしゃるんですか? (消灯時間は過ぎていますよ、と言外に、どこか咎めるような口調で) [Mon 26 Oct 2009 01:33:58]
お知らせ > 白衣の人影さんが入室されました。 『──カツン。』 [Mon 26 Oct 2009 01:27:06]
会別理久 > ( ―――何度目か、これから切り落とされる左脚に別れを告げる。 とうに使いものにならなくなっていたし、覚悟する時間は十分にあった。 むしろ早く落として欲しいというくらいだったけれど、いざとなると怖いし辛い。 16年間、優秀ではなかったけれど生活に支障がない程度にはよく働いてくれた身体の一部。 やや貧相な感じもするけれど、すっきりした見てくれに不満らしい不満を持ったことはなかった。 座っていることの多い都市生活者で、土踏まずがあまりないのはコンプレックスと言えるのかもしれないが。 いずれにせよ、普段意識したことはあまりない。 ) [Mon 26 Oct 2009 01:20:59]
会別理久 > ( カーテンで仕切られた病室のベッドに寝て、ギャッチアップで上半身を起こし正視に堪えない自分の左脚を見つめる。 ガウンのような入院着の前を開いて改めて目にしたそれは、教科書のイラストでも見ないような有様に変わり果てていた。 分かってはいたけれど、恐怖心とか嫌悪感とか、哀しみとか、様々な感情がない交ぜになって、それでどうなるわけでもないのに声を上げ叫びたくなってくる。 …相部屋でなければ、そうしただろうけど。 相部屋だからと堪えられる辺り、まだ落ち着いているのかと思うと、誇らしさや一抹の寂しさもあった。 割とこんなものなのかもしれない、もっと静かに受け止める人もいるのかもしれないけれど、よく耐えているじゃないかと思う。 反面、どうして耐えられるのかと考えると、それがどうせ失う人生そのものに対しての諦観からで、褒められたものではないような気もするのだけれど。 ) [Mon 26 Oct 2009 01:06:20]
お知らせ > 会別理久さんが入室されました。 『( さようなら。 お世話になりました。 お疲れ様。 )』 [Mon 26 Oct 2009 00:52:54]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 [Sun 25 Oct 2009 23:35:08]
君影 > (蝶から視線を離し、黒猫を胸に抱え込むと再び目を閉じる。どんな病が流行っているのかも知らない。少しでも体を回復させるためにただただ眠り続けよう。今の私にとって出来る事なんてそれだけなんだから) (目を閉じてすぐに寝息を立て始める。黒猫を抱き、蝶が飛ぶ部屋で静かに私は眠ろう) [Sun 25 Oct 2009 23:34:52]
君影 > 眠いな……… (さっきまでずっと寝ていたのに。それでもまだ瞼を開けているのが億劫だ) (部屋の中を飛ぶ一匹の白黒の蝶を見つめる。なんでこんなとこに蝶が入り込んでいるんだろう。――――うざいや) (慌ただしい足音が扉の外から聞こえる。なんだか最近はこの調子だ。何が起こっているのか毎日やけにうるさいな) [Sun 25 Oct 2009 23:14:51]
君影 > (これはよくないものだ) (寝たきりで外の情報がろくにわからない今でもそれだけはわかる。だってリャンがこうして敵意を向きだしにしてるんだもの。それ以外に有り得ない) (その猫にそっと手を伸ばし緊張を和らげるように毛並みを撫でた。あげる腕に力はまだ入らない) [Sun 25 Oct 2009 22:55:23]
君影 > (何時間か振りに目を開ける。頭上にはもう見慣れた天井が広がっている) ………リャン? (傍にいる黒猫の様子がいつもと違う。尾を逆立ててフーッと威嚇をしている) (その視界の先にはどこから入ったのかもしれない白黒の蝶がいる) [Sun 25 Oct 2009 22:39:06]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『ん………』 [Sun 25 Oct 2009 22:34:38]
お知らせ > リート@蝶さんが帰りました。 『 (――彷徨い果てた先に何が待つのか) 』 [Sat 24 Oct 2009 20:35:28]
リート@蝶 >  (歌い手が手を下ろすと蝶は音も無く床に落ちた。もしかしたら死んだのかもしれないし、もしかしたら又何事も無かったかのように飛ぶのかもしれない。けれど、己はその結末を見るつもりはない。早く此処から出て行かないと) ―― (不意に、風が歌い手の頬を撫でた) (風を感じたのは一瞬だけ。ただ、それと同時に誰かの歩く音がしたからきっとあるのは窓ではなくドアだと思った。そして部屋に通じているのではなく、外に通じているのだと。歌い手は先ほどよりも歩く速度を速め、おもむろに右手を突き出す。二歩、三歩、四歩と歩いている内に、手には固い感触と微かな抵抗。それを無理やり押し切ってやればまた歌い手の頬を風が撫でていった) ―― どこ (己は何処に行けばいいのだ。そこら中を飛び回っている蝶へと問いかける。――お前たちならきっと知っているだろう?)  [Sat 24 Oct 2009 20:34:27]
リート@蝶 >  (普段ならば直ぐに脱走など露見して病室に連れ戻されたに違いない。けれど、ウォッシュベアーと今回の奇病が重なって、病院側は全ての患者に対処しきれていないのが実状だろう。ほら今も忙しそうに走る音がする。――例え見咎められたところで、大人しく戻るつもりは毛頭ない。だって、己は行かなければいけないのだから) 行かないと… 行かないと… (杖すらなく、足取りはおぼつかない。まるで夢遊病の患者のような有様。悴んだ足がもつれて思わず壁に手を突くと、何かを押し潰した様な感触) ……ああ… (蝶だ。羽が。バラバラだ。殺してしまったのか。――いつの間にか触れるようになっていたのか)  [Sat 24 Oct 2009 20:22:29]
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