スラム 参加者 なし ROM 1人
お知らせ > ディーフィール@ラヴさんが退室されました。 『帰り際、スラムの片隅に淫魔が落とした乾パンは早い者勝ちだ』 [Sat 28 Aug 2010 22:58:47]
◆ディーフィール@ラヴ > ( 屋根まで雑貨がつんであるところを利用して屋根の上に上る。 此処だと景色がよく見える。 そのまま屋根の上を移動。 そこから移動を始める。 犯罪を見つけるのは主目的ではない。 被害にあっている人を助けるのが目的である。 何もなければそれでいい。 犯罪が起きることを望んでこうしてふらふらとしているわけではないのだから ) よし。 [Sat 28 Aug 2010 22:57:24]
◆ディーフィール@ラヴ > ( 理不尽な暴力から誰かを守ろうとする鉄仮面の気概は評価するところはある。 だが、やり方は今のところ肯定はできない。 どういうやり方を望むか、というスタイルは結局のところ自分で実践してみせるしかないだろう。 奇麗事だと言われていても ) …ん〜 今日のところは平和かな…? [Sat 28 Aug 2010 22:35:40]
◆ディーフィール@ラヴ > ( 此処はスラムである。 あちこちで様子を伺うような気配は感じる。 奇抜な格好な少女らしい姿が歩いていればどう反応して良いかも戸惑っているだろうし。 反面、なにかめぼしいものを盗めないかと伺っているようでもある。 自分に此処の人たちに食料を分け与えら得るような財産はない。 できることといえば精々理不尽な暴力から見える範囲で守ろうとするくらい。 奴隷商人にさらわれてしまうのだって、そちらの方が生き残り職を手につけられる可能性もある。 性処理のおもちゃとして使い捨てられる可能性もあるのだが ) [Sat 28 Aug 2010 22:21:39]
◆ディーフィール@ラヴ > ( 最初から救いようが無い相手なら容赦する必要はないけれど、助けを求めているような相手なら話を聞けるかもしれないわけで。 もっとも、それも鉄仮面と根本的には共通している「自分の判断で相手を一方的に裁く」という行為に他ならないのだけれど ) こうしていても別に必ず悪さしている人に当たるわけじゃないんだよねぇ ( 元々病院勤めだ。 時間にそれほど余裕があるわけでもない ) [Sat 28 Aug 2010 22:08:35]
◆ディーフィール@ラヴ > ( この間の公演見逃しちゃったなぁとか考えつつ奇抜な格好の淫魔はスラムの中を歩いていた。 悪人をお仕置き、という意味では共通しているものの過剰な愛情(?)を持って悲鳴を上げさせる、という意味では異なる。 ラヴパープルの姿である。 変態仮面とか痴女がいて天国と地獄を見せてくれるとかはうわさになっているかもしれない ) [Sat 28 Aug 2010 22:01:26]
お知らせ > ディーフィール@ラヴさんが入室されました。 『( 街中を歩く )』 [Sat 28 Aug 2010 21:55:37]
お知らせ > ルキアさんが退室されました。 『( しかし怪しさ満点の姿が期せずして自衛になっていたりもしていたり )』 [Sat 28 Aug 2010 00:29:31]
◆ルキア > ( ルキア・フィンケルは己の力を過信して驕っている。自衛程度ならば訳なく出来ると言う、それは根拠の無い確信だ。未熟、衰えたとはいえ、その程度の事が出来ぬ筈が無い―――そんな傲慢な自信が治安の保証されていない場所であろうと、幼子に平気で足を踏み入れさせる。 ) [Sat 28 Aug 2010 00:29:03]
◆ルキア > ( こんなものか、と特に改めて購入する必要がある物がないのを確認した幼子はその店を辞退する。 )( …………顔を出していると言っても、チビガキの格好でここに入ったのは初めてだったから随分と訝しげな視線を送られてしまった物だ。ぐぅ。まあ仕方のない事とはいえるのだが、やはりこの格好で普段通りの行動をした時に注がれる奇異の視線には未だに慣れない。 )( 店の扉を閉めて外に出ると、生温い風が頬を撫でた――――実に暑い日ばかりだ事だ。やり辛いなと内心で愚痴を零しながら、フードですっぽりと全身を覆った子供はスラムの路地を歩き始める。 ) [Sat 28 Aug 2010 00:17:16]
◆ルキア > ( さほど強く惹かれる物ではないな、と本を閉じてそれを書物の棚に戻した。内容的に興味はある―――主に屍術に関しての魔道書であったのだが、それは興味半分で手を出すと火傷をしそうな分野ではある。自らに溢れる魔力の泉、それ自体が枯れかけている今の時では余計な分野に手を出す余裕はない。 ) ――――………その他に特に目新しい物は見当たらないか? ( オレの感覚の中では割とこまめに覗いている事もあってか、以前よりもそれほどに並べられている書物は変わり映えがないような気がする。 ) [Fri 27 Aug 2010 23:59:02]
◆ルキア > ――――ふむ。 ( ぺらりと本のページを捲る。知識の収集や魔術の研鑽についてはオレは節操がない。表も裏も境界線はなく、一般的な思考回路であるのならば忌避感を覚えるような事にも、それに興味さえ覚えれば躊躇なく手を出している。 )( その性質は小さくなろうが変わりはしない。幾らかの変調はあったかもしれないが、それでもその本質はアラン・フィンケルのままである。傲岸不遜、自信に満ち満ちた精神と空間を支配する魔道士。それがオレだ。 ) [Fri 27 Aug 2010 23:44:44]
◆ルキア > ( それもいわゆる曰くつきの怪しい類の物を取り扱っている店。表通りでは出回らない種類が主な品揃えの本屋。 )( 正確に言うならば、オレが古書店と呼んでいるだけであって盗品屋と呼んだ方が正しくはあるか。つまりは一般的な商業ルートでは捌けない類の色々な種類の物を商品にしている店だ。最もオレが見繕うのはもっぱら書物ばかりであるので、大抵が以前に持ち主のあったものである事からも古書店と呼ばして貰っているが。 ) [Fri 27 Aug 2010 23:34:49]
お知らせ > ルキアさんが入室されました。 『古書店―――』 [Fri 27 Aug 2010 23:30:50]
お知らせ > ケミーさんが帰りました。 『( 別々の道へ、けれどもどちらも前へ向かって )』 [Fri 27 Aug 2010 05:53:53]
お知らせ > カリンさんが退室されました。 『さぁ、足を進めよう』 [Fri 27 Aug 2010 05:51:09]
◆カリン > そうだと、いいですよね ( 正反対だからこそやる、か。 私にはまだそう言い切れるほどに自信がないのかもしれない。 ) 簡単じゃないからこそ、貴女の眼鏡があるのでしょうしね。 まぁ、結構単純って馬鹿にされちゃったりもしますけどね。 ( それでも、我慢なら無いことがあるんだ。 子供が出来てからは尚の事。 ) もし、それで全部吹き飛んでくれるなら喜んでこの身体を差し出してもいいと思いますよ ( それで自分の子供が大手を振って暮らしていけるのなら、尚の事だ。ただ、そうなったら子供の成長を自分が見ることが出来ないのが少し寂しいけど、それはきっと家にいる彼が引き継いでくれる。 ) ありがと、私も付けて貰ったとき、覚え易くて喜んだ気がする。 ケミー…貴女もとても呼びやすい名前 ( そう、もう朧気な記憶だけど、付けてもらったときはそれはもう喜んだはずだ。 そして、貴女の名前もとても呼びやすくて、覚え易い。 ) ええ、安全なところまではちゃんと送りますよ ( 街の中心部までは無理だろうけど、それでも朝方だそこまでヒトもいないだろうし、出来るところまで送っていこう。 それに、こうして外のヒトと話すのはとても久しぶりな気がするし。 ) [Fri 27 Aug 2010 05:49:28]
◆ケミー > 良かった。 ( そう言われれば救いになると、再度頷いて ) けど、それは多分無駄じゃないんだろうなぁ。 ( 正反対だから、やることが違うからこそ、それで良いのだと断言する女は ) 出来たら、私もして貰っているかもしれない。 …でも、実際は簡単には行かないんだろうなぁ。 ───あぁ、なるほど。 ああ、心穏やかに居られない部分は、それぞれか。 ( 身内はともかく、幼い子供に拘るのなら、何か理由があるのかも知れない、と微かに思った ) あぁ、けれど難しいね、すべてを吹き飛ばすなら、自分自身も潰さなくちゃ。 ( 不謹慎な言葉に不謹慎を重ねて、笑った。 何かを変えるには犠牲がつきものだと言うけれど、そのとき自分は不要になるのかもしれない ) ああ、そっか、そうだっけ─── カリン? 呼び易い名前。 私は、ケミー ( 不思議な響きで綺麗だと、本名ではないと知らずに口にして ) それじゃあ、途中まで。 ( 貴女の大丈夫なところまで。 この身を送ると言うのなら、もう少し話したい気分だったから ) [Fri 27 Aug 2010 05:39:44]
◆カリン > とても、力になります ( もっと頭を使って考えなければいけない。 ただ目の前にあることだけをこなしていても駄目なんだ。 そう、まさに最小限の力で最大限の方法を取らなければならないんだ。 ) 本当、変な感じ ( はは、と銀髪の小さく笑おう。 今自分が行っていることは、貴女のやっていることとは反対かもしれない。率先して、それを見つけようとしているのだから。 ) 簡単にヒトの身体の部分を取り替えられるなら、すぐにでもあげたいくらい ( この身体が他の人間にとって害にならないのなら、だけど。 ) いえ、ね。 別に気にしないで下さい。 どうも、最近は身内や小さい子供の事になるとすぐに頭に血が上っちゃって ( 気にしないで、と手をヒラリと振って応えよう。 普段は穏やかだが、荒れるときは荒れる性分だ。まぁ、そうなったのもつい最近のことかもしれないが。 ) ふふ、いっそのこと、それさえ潰してしまえば、不安の元になるものを全部解消してしまえるくらいのことが起きてしまえばいいのに ( あぁ、不謹慎だ。 多くの膿を出すには大きな傷がいるだろう。でも、その傷跡が癒えるのにはきっと多くの時間が必要になるんだ。 ) 私の苦手な明るい時間帯だ ( 昇り始める太陽に目を細める。 さぁ、真っ当な人々が動き出すまではもう少し見回るが、日がもっと高くまで昇ったら、どこか日陰で身体を休めよう。 明かりに照らされた紅い瞳、銀髪、白い肌、口を開けば見えるかもしれない鋭い犬歯。 それと今までの特徴を踏まえてどう捉えるかは貴女次第。 ) そうだ、せっかくなので名前、宜しいですか? ( その前に自分からは名乗っておこう。 今まで使っていた偽名など全て捨て置いて、名乗るは一つの名。 『カリン』これだ。 名乗れば、アマウラ人みたいな名前でしょ?なんて笑って見せたりもするだろう。 )( あと、帰りの道中、お送りしましょうかとも聞いておこう ) [Fri 27 Aug 2010 05:31:44]
◆ケミー > ん。 思いつきじみたものだけど、力になるのなら。 ( それは幸いな事だ、と頷いた。 あげたい衝動を抑えられないのなら、最小の力から最大限の方法を ) うん。 だから、目を向けてるのにそらしてるみたいな、変な感じ。 ( たはは、と弱い笑いを零して頭を掻く事一度、首を軽く傾けて ) ああ、それは、ちょっと、結構、良いアイデアかも知れない。 ( 若干間に受けている節も無きにしもだが、出来るならやってみたい、とつぶやいた。 彼女の言葉に気分を害した風も、ない ) なるほど、そしたらたまたま、そう言う事が重なったわけ、か。 や…私怨でも貴女は一方的な私怨は抱かないような印象を受けたから。 ( 踏み込んだようだったらゴメンなさい、と軽く手のひらで制する仕草 ) えぇ、仕事とはまったく外れてる。 ( 今は ) ……それは、思わないでもないなぁ、正直。 何も起こらないのが一番良いし、今後悲しいことが起きないのであれば、それは嬉しい事だけれど。 何かを起こすんじゃないか、という不安を刈り取る方が、重要な事もあるから。 ( 何も起きないで欲しい反面、それを終わらせる引き金にもなる。 膿を出すのに傷が必要な事にも似て ) …嗚呼、もう、こんな時間。 ( 白んで来た空を見上げて、まぶしげに目を細めた。 次第に明確になってゆく輪郭…目に映して覚えるのは、赤い瞳に、銀髪の ) [Fri 27 Aug 2010 05:12:17]
◆カリン > ありがと、今度あげるときはそこも気をつける。 ( あげないという選択肢は無かった。 あげることが出来るならば、あげる。 ) ―――ふぅん、確かに見つからない方がいいもの、だね。それは ( 見つからなければいい。 でも、無ければもっといいものかもしれない。 それでも、無くなることは無いだろうからこそ、目を向け続けなきゃいけない。 難しいことじゃないけど、複雑なことに思える。 ) 大変そう…、私の片目分けてあげたいくらい。 半分ずつだったら、使い分けたりできるし…なんてね。 ( 真剣に頷く貴女に対して、クスリと笑いながら言うだろう。 別に貴女の言っていることがおかしかったわけじゃない。 でも、何だか小さい笑いがこみ上げてきてしまったんだ。 日常の中の貴女の姿をちょっと想像したから。 ) んー…確かにある意味で私怨かも。でも、ここを見て回っているのは実のところ前々からだったりもするんだけど ( 言われて見ると確かに私怨だ。 でも、見て回っているのは前からだったりもする。 だけど、少し前まではお休みしていた。子供のことや家にいる彼の事があったから。 それで、再開した矢先に身内がやられた。 ) 普段は街中…か。 じゃあ、今はプライベートってことか。 ( 街中を見て回る人間なんて、普通の住人ではいないだろう。 直接その名前は出てこなかったが、自警団。という奴なのかもしれない。 それも含めてのプライベートかという問いでもある。 ) 何も起きないであって欲しい気持ちはわかります…、でも、不謹慎かもしれませんが、何か起きて欲しいとも思っているんです、私は。 ( それは身内を襲ったものに再び逢うため。 そして、もう一つ。自身を認めさせるために、罪を償う為の証が欲しい。そのため。 本当、望みたくもないことなのだけれど、時折思ってしまう。本当、不謹慎。 )( 気が付けば、少し空が明るんできている。 辺りを覆っている暗闇は次第に薄くなっているだろう。 いくらか、顔は見え易い。 ) [Fri 27 Aug 2010 04:58:01]
◆ケミー > 多分。 ( 持たせるわけには行かないから、食べ終わるまで見てなきゃいけない。 見つかったら、強い誰かに横取りされてしまうし ) ( 難しいものを抱えているように。 その言葉には、緩く首を横に揺らした ) それほど、難しい事じゃあ無いんだ。 見回りみたいな事をしていたら…うん、嫌な事は起こらなければ見つからないから。 ( それでも、何か起こったら何とかしなきゃいけない。 だから探すのだけれど ) 人の見分けや文字を読むのには、結構苦労するかなぁ…常に焦点を合わせていない感じ。 見慣れた物は何とかなるけれども。 …日中は私は逆に楽だから、使いどころ次第かもしれない。 ( どっちみち視力が良いのは良い事、と真剣に頷くのだった ) 身を隠しやすい真夜中だからこそ、か。 …ある意味での私怨? ( 問いかける言葉は物騒だけれど、表情は妙に朗らかに ) 普段は街中を。 今回ってるのは、私の勝手なんだけども… 何も起きなければよいなって。 ( 自警団、とはっきり言葉に出すのは躊躇した。 場所とか、周りの耳とか、そんな理由 ) [Fri 27 Aug 2010 04:38:55]
◆カリン > あー、いたら言っちゃうか…。 ( そこは盲点だった。 今度からはそうしよう。出来れば、その兄弟や家族の分も渡してやりたいが、このスラムでは食料を持った住人は目立つだろうから、無理だ。 ) 見つかって欲しくないものか…、何だか難しいもの抱えてるようにも見えちゃうけど ( 複雑。 宝の地図といっても、そこに眠るものが宝物であるかどうかは本人次第。 見つからないから、宝物なのか。 ) ボヤけてしまうのは、不便でしょうに…。 私は明るいのがあんまり得意じゃないので、日中は眩しすぎるくらい…よくは見えることには変らないですけどね ( 不便と言いながらも、そのボヤけるというものがどういうものか、少なからず興味は沸いてしまう。失礼だろうけれども。 でも、どんなに興味が沸いても、普通にしている限りきっと視力が弱くなるなんてことにはならないんだろう。 ) 夜にヒトを襲う輩もいるんです…。ここでフラついているのも、ちょっと身内がやられましてね ( まぁ、場所は暗黒街だけれども、あそこにいるああいう奴はスラムにだって顔を出す可能性がある。それに、守られないここの住人を見ることもしたい。 ) 安心…、もしかして何か見回ることでもしているので? ( 頬を綻ばせる貴女に問いかけよう。 聞き方が少しおかしいかもしれないが。 万が一でも、VHGならば姿を眩ませなければいけないと思ったから。 ) [Fri 27 Aug 2010 04:26:40]
◆ケミー > あとはー…出来れば家族や兄弟のいない子、か。 ( いたとしたら二人まとめて、けれど誰にも言わないように言い含めなければならないだろう ) 出来るだけ見つかって欲しくないと思うものは、結構あると思うから。 嗚呼、そっか…そういう方が見つける甲斐がある、と言う人もいるし。 ( なるほどね、と一つ頷いて。 探しに来ているのに、見つからない。 宝の地図は合っても、その場所に宝箱を望まない。 そんな言い回しになったか ) そうなんですわ、大体ボヤけてしまって。 日中に不便をする事が無いなら、少し羨ましいかもしれない。 ( 無いものねだりだなぁ、と吐息をしながら薄く笑み声を零す。 眼鏡を通した狭い視界も、にじんだようにぼやけた世界も、彼女には無縁なのだな、なんて思いながら ) なるほど、確かに夜に見渡せる人の方が有利だし、勝手も利くものね。 …人間は昼に出歩くから、余計に。 ( それは逆に、その時間を狙い定めてニンゲンを狙う側も居ると言う事だ。 だからこそ、そういう存在は… ) ありがたい、と言うと変かもしれないけど、少し安心したと言うか… うん、貴女みたいな人も、うちに居ればいいのになぁ。 ( 頬を、ほころばせながら ) [Fri 27 Aug 2010 04:11:09]
◆カリン > ( 吸血鬼はその資料が見つかるかどうかは、偶然に任せるしかない。 ただ、可能性はゼロではない。 ) そう…、あげるとしたら誰も見てないところで、こっそり、ひっそりとね ( 小さく溜息をつく。 全員にはあげられない。だから、もし与えるのなら誰も見ていない場所。それでも、その与えた者から別の者へと話が伝わることもあるが、それでも目の前の者を放っておかなかったら、そうするしかない。 そう、この間水と食料を与えた子供とかがそうだ。 わざわざヒトのいない廃屋まで連れて行って与えた。 ) なんだか、面白い。 向いてるかどうかは人それぞれじゃないかな ( 見つからない方がいいものが何かは知らない。 でも、こうして歩きに来ているなら、どうでもいいものでもない。 漠然と宝の在り処に来ているのに、探そうとした無いみたいな。不思議な感じ。 ) あぁ、目が悪いというのもあるんですね。 ええ、暗い中でもくっきりです ( だからこそ、貴女の姿が自分よりも年上に見えて、言葉を丁寧にしなくてはと思った。 距離を詰めて、貴女の顔を今一度よく見てみれば、言ったとおり眼鏡に気が付く。 そうか、視力が弱いというのもあるんだ。今まで無縁すぎたことでその辺りに意識が行かなかった。 ) 夜目が利くからこそ、こんな時間にフラついていたりもするんですけどね。 皆こんな時間は寝てしまうでしょう? その間は誰もこんな場所、見てくれないだろうし… ( スラムの見回り、と言ったら少し違うかもしれないけど。 半分は似たようなことだ。人間一日中見回ることなんて出来ない。 ヒトは夜は寝るものだ。その夜の間、この夜目の利く私ならば、こうして何も光源を持たなくても見て回れる。 ) [Fri 27 Aug 2010 03:57:58]
◆ケミー > ( いやいや、と首を左右に揺らしては、口元が和らいだ ) ( 資料整理などの折、偶然見つける可能性も…無きにしも、か ) けど…一人に上げるのを見つけられたら、みんな寄ってくるものね。 ( 眉を寄せて、困惑の色。同じく自分も、直接は何も出来ない。一人にあげれば僕にも私にも、と平等を求めて集まってくる。 無尽蔵にあげていたら…どうなるかなど、想像に難くない ) そう、探さないもの。 見つからない方が良いから。 …宝探しには向いていないね。 ( 家主の存在を想像しては、くす、と笑った。 する気もないけど ) 嗚呼…どうだろう、私は視力が弱いから。 眼鏡も、度を少し弱めにしてあるの。 貴女は、夜目が利くの? ( 今は牙よりも顔の特徴を捉える事に一苦労なぐらい。 目を細めないぐらいまで近づいたら、見えるのだろうけれど…一歩距離が詰まって、やっと目を細めるのをやめた ) [Fri 27 Aug 2010 03:43:56]
◆カリン > ( 納得する貴女に対し、銀髪はお恥ずかしいと、苦笑するだろう。 )( 過去の資料をよくよく見て、見た目と照らし合わせればこの吸血鬼にたどり着くかもしれない。 ) ええ、半分は気になるからかな。 ここで餓える子供とか見てると、なんかね… ( ただ、その先は言わない。 助けたいと言うのは簡単だ。でも、今の自分に助けるだけの力が無い。口に出せない。 ) 探さないものを…? まぁ、廃屋には物が多いから ( 道端にあるもので、価値があるもの使えるものはすぐに拾われてしまうだろう。 でも、多くある廃屋は別。ものが散乱している場合だってある。 ) ―――やっぱり、普通じゃ見えませんか? ( 目を細める貴女を見て、そう問いかけながら、一歩貴女の方へと近づこう。もっと見えるようにと。 その仕草、特徴全てが暗闇の中で見える吸血鬼とは違う。 それが尚の事目の前の人物が人間であるというのが分かる。 )( 必死に目を細めてみる貴女には話す際にちらつく牙見えるのだろうか。 ) [Fri 27 Aug 2010 03:33:40]
◆ケミー > そう、了解。 ( 成る程、と納得一つ。眼鏡の奥で、目を細めた ) ( 自警団でも傷害と殺害の面では絡むかも知れない。 何にせよ現状、詳細まで一致はしない。 何せ、つるっとトコロテン式の脳みそだ ) 通り道か何か、とも違う感じかな。 此処に住む人たちが? ( 貴女が気になるのは、と問いを含めて ) んー、逆かな、探さないモノを。 …探すようなものがある人は、恐らくもっと建物の中も歩き回るんでしょうね。 ( 闇を見通そうとする弱い視力は、珈琲のような濃いブラウン。 暗すぎては相手の銀髪や白い肌の輪郭を捉えられる程度で、時折必死に目を眇めていた ) [Fri 27 Aug 2010 03:18:22]
◆カリン > あ、いえ…謝ってしまうの、癖みたいで ( つい、謝ってしまう。 出身のせいか、それとも今までの生活からなのか。 )( 最初の手配はもう何年前のことか分からないほどに昔の事。起こしたことは吸血鬼奴隷の障害事件。 そして、もう一つはヴァンパイアハンターの殺害。これがどこまで広まっているかは分からない。最低限、VHGの間では広まっているとは思うが。 ) 私もここのヒトではない、かな。 気になったというよりかは、ただ目に留まっただけだし ( 辺りを気にするように見渡す。 別に秘密の密談や今から襲おうとかそういうのじゃないけど、こういう場所になるとつい気になってしまう。 ) ここのヒトじゃないというと、何か探しものでも? ( 自分も、半分はそうだから、貴女もそうなのかと思っての問い。 紅い瞳で貴女を見ながら問うだろう。 ) [Fri 27 Aug 2010 03:10:57]
◆ケミー > え、否、謝る事は何も。 ( 見通せるとも気づかずに、謝辞を意味する言葉には、意外そうな表情を浮かべた ) ( 近づいて来る姿に、警戒も僅か。 敵対の意思が有るとは見做しておらず、それ故あからさまな対立は示さなかったが )( ヴェイトスに来たのは、3年近く前の事。 ある程度の記録は頭には有るが、それより前ならば記憶には遠い事。 似た特徴も探せば数多。 だから、確実な一致には至らない…まだ ) 実際、ここの人では無いから。 …あなたは此処の? むしろ、私が歩く事で気にさせてしまったら、申し訳ない。 [Fri 27 Aug 2010 02:57:55]
◆カリン > ( スリや逃げ隠れるもの、獣よりも獰猛な存在であるともいえる。 ヒトを食料にする種、吸血鬼ゆえに。 ) ごめんなさい、こんな夜に動くヒトが珍しかったから ( 数歩歩いてくるヒトに対して、後ろに下がったりはしない。 ただ、見回っていると遅い時間に動き回るヒトを見ない故につい足を止めたといったところ。 ) ここの、ヒトじゃないみたい ( 近づいてくる貴女に、その姿を見た率直な意見を口にする。 暗視の瞳にはその姿ははっきりと映っている。確かにヒトだ。 曇天の夜だが、近づけば、逆に此方の顔は見えてくるだろうか。見えれば、何年も前に張り出された吸血鬼の手配書に似た顔が見えてくるだろう。 表情や髪の長さ。色々と変っている部分はあるだろうけれど。 ) [Fri 27 Aug 2010 02:49:43]
◆ケミー > ( スる相手を狙う子供か、逃げ隠れる者か、いやさ獣か? ) ( 思いついた幾つかの、どれにもぴったりと当てはまるものでは無かったけれど ) ん、間違いなく人。 多分純血のイエロティア。 ( ふら、と数歩そちらに踏み出した。何故と言われれば悩むけれど、多分深い理由は無い。 過ぎ行くと思っていた翳が留まり、声をかけてきたようで興味を感じたから ) [Fri 27 Aug 2010 02:43:26]
◆カリン > ( 曇天の夜闇の中、爛々と輝く紅い瞳が視界の中を過ぎっていくだろう。 いや、正確に言えば過ぎるというよりも止まったというべきかも知れない。 ) ――ヒト、か ( 夜の中、スラムの中を飛び回っている吸血鬼。 家の子に危害を加えた暴漢を探したり、この暑さの中死んだ人間を見つけては穴を掘っては埋めて弔ったり、水を与えたり食料を与えたりしている吸血鬼だ。 その中で、この時間に動いている人影を見るのは珍しい故に、立ち止まった。 貴女からはさほど遠くない場所に立っていることだろう。 ) [Fri 27 Aug 2010 02:38:57]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『過ぎった影』 [Fri 27 Aug 2010 02:34:23]
◆ケミー > ( スラム近くに住んでいる、と言っていた少女の声を、たまに思い出すのだ )( そしてそのまま頭から離れない夜がある。 寒い頃だったから、その娘と会ったのだって、もう二つか三つは前の季節の事だけど ) …思い出した時だけ、なんて言うのも何だか難だけどね。 ( 微妙な苦笑を口の端に浮かべつつ。 その姿が有るんじゃないか、なんて少しの期待も混じらせながら、ふと周りを見回した ) ( 視界の端を、人影がよぎった気がした ) [Fri 27 Aug 2010 02:27:49]
◆ケミー > ( 夜に月が無ければ、落ちる翳も深い。 色素が濃い分光には強いが、夜目には些か暗さが増すのが難点だ ) 獣じゃあ、無いからなァ。 そこまでよくよく見えるワケでも無ぇ、や。 …と、 ( まぁでも歩きたかったから来てしまったのだから、不満めいた事を漏らすのもおかしいか、と、口を噤んだ ) ───…。 ( 喉で唸る ) [Fri 27 Aug 2010 02:16:03]
◆ケミー > ( 今年の雨の具合は、どうだったっけか ) ( あまり振っていない気がするのは、やっぱり空を見た時に、それほど雨空を見ていないせいだろう ) …クソ暑いよりは良いのかな。 ( 此処に住まう人々にとってみれば、屋内に篭った熱に殺されるよりは良いのだろうか。 ああそれとも、ぬくぬくと布団に包まっている自分よりは、したたかで頑丈かも知れない ) ( 取りとめもなく思いながら、ゆるゆると間を抜けて行く。 土くれに、足音の硬さを吸い取らせながら ) [Fri 27 Aug 2010 02:08:44]
◆ケミー > …それにしても、最近は曇ってる日が多いなァ、最近は。 これはこれで、涼しくて良いンだけども。 ( 窓の外を伺った時に、たまたま雲が空を跨っているだけかも知れないが、見た時は大体が曇天だ ) ( ぐる、と廃墟じみた建物の合間を歩けば、そぞろと並ぶ気配、時折風音に混じる生き物の息遣い ) [Fri 27 Aug 2010 02:04:16]
◆ケミー > ( 使わなくなって久しい品を、オークションに出品する手続きもそこそこに ) ( 気になっていた場所へと、ふらり。 本来の巡回時に訪れなかったのは、制服て訪れる度胸が無かったからだ ) …自己責任と言われてるとはいえ、なァ。 ( 仕事として優先するように、と言われている場所へ赴かないのも気が引けた、と言う事もあるが。 警邏時よりも幾分からだをちぢこめたような姿勢のまま ) [Fri 27 Aug 2010 01:59:38]
◆ケミー > ( 警邏と言えば警邏 ) ( そうじゃないと言えば、そうじゃない ) …やっぱり、躊躇うんだよなぁ。 ( 制服未着用=本日非番 ) [Fri 27 Aug 2010 01:48:32]
お知らせ > ケミーさんが入室されました。 『( てくてく )』 [Fri 27 Aug 2010 01:47:37]
お知らせ > カリンさんが帰りました。 『お金かぁ』 [Thu 26 Aug 2010 01:12:26]
◆カリン > ―――とりあえずはこの子をどうにかしてからかな ( どうにかすると言っても、この孤児が起きたら、この子供が住む場所へと連れて行ってやるくらいしか今の私には出来ないが。 それでも、この場所に一人置いていくわけにも行かないだろう。 ) 本当、どうしようかな…。 ( ルァに危害を加えた男を殴り飛ばすのは決まっているとして、そのあとをどうしよう。 このスラムの人間をどうにかする方法なんてあるのだろうか。 全員は無理でも、せめて子供達だけでも何とかしてあげたい。 )( 何とかしてあげたいのに、私にはその術がない。 あの家を孤児院にするか。いや、そこまでのスペースもお金もない。 ) [Thu 26 Aug 2010 01:06:12]
◆カリン > ( 銀髪の膝を枕にして眠る孤児はボロボロの服に足の裏も傷だらけ。 腕も街の中や郊外で見る子供よりも全然細い。 ) ふぅ、でもどうしよう ( 一応形だけ持ってきた食料はこの子供に全部食べられてしまった。 別に普通の食事は入らないから別にいいのだけれど、水は補充しておきたいと思う。 自分が飲むというよりも、今のような状況の時せめて水くらい与えてあげたくなる。 ) これで一々戻ってたら、駄目だよねぇ… ( あんまり人が多いところに出たくは無いけど、商業地区で買い揃えよう。 シグリットの顔とルァの様子を見に行きたいという気持ちもあったけど。 ここは我慢だ。 ) [Thu 26 Aug 2010 00:45:02]
◆カリン > ( 言ってしまえば、つい反射で助けてしまったんだ。 実際に子供が出来てからというもの、子供を見ると放っておけなくなってしまった。 で、お腹を満たして水分を摂った子供はこうして眠ってしまったわけだが。 ) 助けるなら、こう一斉に助けたいな… ( それこそ、スラムなんて無くなってしまう位に大勢をだ。 昔はスラムの人間を食料にしようとしていた時もあったけど、今は心境も何もかもが違う。 それにそれくらいの人間を一斉に助けるというのは十分に認められることじゃないか。 ) そうだなぁ、例えば食料とか水とか配ったり… ( と、そこまで言って言葉が詰まる。 それは今目の前にいる孤児にしたことを大勢にするだけのこと。一時だけで何にも変りはしない。 ) [Thu 26 Aug 2010 00:33:19]
◆カリン > ( 一人の銀髪の膝で一人の孤児が眠っている。 )( ルァに危害を加えた男を見つけるために暗黒街とスラムを行ったりきたりしている中、偶然見つけた倒れこんでいる孤児だ。 )( 多分、倒れる孤児やスラムの住人なんてこの子だけじゃないと思う。目に入ったのがこの子だったというだけのこと。 ) 焼け石に水って言われるのかなぁ ( 結局、目に入った孤児を廃屋の中に連れて行き、持っていた水と干し肉を与えたわけだが。 この孤児一人を今助けても、スラムには同じような人がまだまだいる。それに今助けたところで、その後の孤児が生き延びるわけでもない。 ) [Thu 26 Aug 2010 00:22:12]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『スラムの廃屋の中』 [Thu 26 Aug 2010 00:12:44]
お知らせ > シェリルさんが帰りました。 『これも、試練なのですね、 主よ…!』 [Sat 21 Aug 2010 01:55:58]
◆シェリル > (散乱する果物) ―――― (その中心に小さなシスター姿。) [Sat 21 Aug 2010 01:55:04]
◆シェリル > (ですが。ですが。) わたくし、こんなことでめげませんわ。 (お訪ねする先の先輩に御迷惑をお掛けする事は。とてもとても心苦しいのですけれども。もしかしたらもうお休みになっていらっしゃるかもしれません。) もしそうあるならば――― (どうしましょう。シスター少女は何もない空を仰ぎ。手土産にと持参した果物が両手のうちに沢山あるので食べるものには困らないのですが。) ――――あっ (つん)(曇天を眺めていたせいで疎かになっていた足元。廃材じみたなにかに足をとられて) [Sat 21 Aug 2010 01:53:48]
◆シェリル > (そのような心構えであるからこのような事態を招いてしまったのかもしれない。) 主よ―――― (紙袋を抱えているせいで余り動かせない手。それでも小さく空を描き十字を切る。どうかどうか至らぬ私をお許しくださいませ。)(本来ならばもっと早くに村からヴェイトス市へ辿り着いていた筈の道中。車輪の整備に不備があったとかで急遽車輪を取り替える事になり。) ―――― (その分到着時間は遅れに遅れた。遅れた分の運賃は返していただいたけれど。ああ、そうだわ。その浮いたお金を、僅かばかりではあるけれど先輩の教会に収めさせて戴こう。) [Sat 21 Aug 2010 01:30:11]
◆シェリル > (あら?)(大変。大変。私としたことが――) 家、ではない わ … … (教会。教会。先輩の家ではない。尊き父の家なのに。なんと情けない思い違いかしら。) [Sat 21 Aug 2010 01:16:47]
◆シェリル > (辺りは人目があるどころか、灯りさえも疎ら。いらっしゃるのかいらっしゃらないのか、これではよくわからないと少女は首を傾げた。人の気配なんてものはよくわからない。物音は、こそこそしている気がするのですけれど。皆様恥ずかしがり屋さん、なのでしょうか。) えぇと――――… (辺りはどこも同じ景色に見えてしまう。先輩の家はどこだったかしら。確かこの道であっているはずなのだけど。違ったかしら?) ( うろうろ。迷い足。) [Sat 21 Aug 2010 01:07:18]
◆シェリル > (すっかり遅くなってしまった。) ―――――― … (曇天の空。星のない夜空。底なしの黒。) (見上げるは情けない顔―――) …よい、しょっ。 (両腕に抱えた紙袋を、意味も無いのにがさっと揺らして抱えなおす。桃が袋から飛び出そうになって慌てて掌で押さえた。強く押したら傷んでしまうからそっと。) … (袋の音が異様に大きく響いてしまった気がして、きょろきょろ辺りを見回す。ここは商業地区の大通りでなく貧民窟と呼ばれる所なのに、まるで同じ有様で。気恥ずかしげに。) [Sat 21 Aug 2010 00:59:07]
お知らせ > シェリルさんが来ました。 『 ―――――』 [Sat 21 Aug 2010 00:46:58]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Fri 20 Aug 2010 01:07:42]
◆ドライツェ > ( ――――そして翌日、想像以上に世相に詳しい子供の口から怪物図鑑の話題を通じてオークションの噂を聞く。 その中のフィギュアコレクションに仕込まれた けしからない ギミックの話を聞いて思わず十字を切ったとか ) [Fri 20 Aug 2010 01:07:25]
◆ドライツェ > ( それにしても、物も金もないスラムで子供たちはどこからああした情報を仕入れてくるのだろう。 …それとも自分が外を知らなさすぎるだけなんだろうか ) ――…。 ( 経典の表紙を撫ぜる ) それは否定しないのですよ。 ( 背後で本を両手に持ち、緩々と教会への道を行く。 図鑑を買ってあげることはできないけれど、明日彼等がここへ来たら怪物話を聞いてみようか ) [Fri 20 Aug 2010 01:05:15]
◆ドライツェ > ( 大人顔負けに国の名前を覚えている子供やコロセウムの闘士達のランクにやたらと詳しい子だとか、彼らの社会には常に「なんとか博士」が存在する。 それに照合するならばジュリアンやマチスはモンスター博士を目指しているようだ。 そして彼等が口々に言うには、それら怪物をこと細かに書き記した大百科があるらしく、どうにかしてそれを読みたいというわけだ。 ――ぶっちゃけ、こちらを見る目からそこはかとなく買ってくれないかな光線※オーパーツ※が発せられていた気がする ) …そーいうのはだめなんですよ。 ( 皆が皆、怪物図鑑に興味があるわけでもないのだから。 全員が「そう」なら共有資産として財布の紐を緩めないでもないのだけれど ) [Fri 20 Aug 2010 00:56:15]
◆ドライツェ > ( 日が昇るのが早い分、夏になるとまだ働けない子供たちは朝から晩まで遊んでいる。 倒れでもしてしまわない限りそれは結構だと思う。 何かの流行りなんだろうか、この季節になると子供たちはよく分からない多分怪物の名前を呼んでは一定のルールに基づいて何か勝負をしているようだ。 その昔ヴェイトス市では昆虫を捕まえて戦わせたりもしたらしいが、あれから時代も変わった模様―― 不承不承といった顔でそれぞれの家路に着く細い後ろ姿を見送って、 へふり ) …何でしょうね、 ぺかちゅう とか ウカツダネ とか。 ( 子供たちが呼んでいた多分怪物の名前である。 ――耳聡く聞きつけたマチスが肩越しにそう説明してくれた ) [Fri 20 Aug 2010 00:47:32]
◆ドライツェ > ( 時刻はもう夕暮れ時。 ――今日も暑い一日だった。 それでも少しずつ少しずつ、日暮れが早くなっているような気はする。 それに気づかず、家族の元へ戻らずにもっと遊ぶと聞かない子供へ ) だめです、だめ。 親御さんが心配しますから今日はもうお帰りなさい。 ジュリアンとはまた明日ここで遊べばいいでしょう、――ね? ( ジュリアンは近所に住む目端の利く少年で、よくマチスの面倒を見ている。 マチスの方が歳は上のように思うがそんな間柄もあるだろう ) [Fri 20 Aug 2010 00:41:07]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『 だめです。 』 [Fri 20 Aug 2010 00:35:24]
お知らせ > カリンさんが帰りました。 『あの男を追うだけでも駄目な気がした』 [Thu 19 Aug 2010 00:04:43]
◆カリン > ちょっぴり複雑な感じっと ( 路地から、地を蹴って飛び乗っても大丈夫そうな建物の屋根へと飛び乗る。 ) ――いつかは会うか ( あの男を許せないというのはきっと、鉄仮面も許せないはずだ。 ならば、あの男を追っていればいつか会うこともあるだろう。 それに探そうと思って会えるような人物でもないだろうし。 ) ふぅ、こうして屋根の上に上るのも久しぶり… ( 少し高いところから見るスラムは活力とはかけ離れた場所に見える。 今まで訪れていなかった分にその印象が強く感じられてくる。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:57:06]
◆カリン > はは、私もまだ鉄仮面に殴り飛ばされる方だ ( 今の自分の手配書がどうなっているか分からないけど、未だ手配はされている身だった。 ) ――って、私…鉄仮面に会ったことあるような気がする ( 彼が怪我を負ったときだったか、結局あの時はお礼を言うのを忘れていた気がする。 気が動転していたということもあったけど。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:42:24]
◆カリン > 何でルァだ… ( 路地の真ん中で立ち止まって、爪が食い込むほどに拳を握り締める。 あの子が何をした。暗黒街のルールに何か逆らったのか。 もし、そうだったとしても許せない。 何万回殺しても殺したり無いほどに許せない。 暗黒街のルールに則ったことには手を出さないと思っていたが、何だこの気持ちは。 ) ―――あの時の私も同じだったか ( 人を殺したときの自分も同じだったか。 あんな風なイカレだったか。 どれにしても、ルァの立場、下される立場からは同じのはずだ。 ) 何をすればいいか…、よくわからなかったけど ( 最低限わかったことがある。 ) 見逃せない ( あれを野放しには出来ない。 ルァに対してやったことへの制裁も与えなければならない。 犯罪者に犯罪者が制裁を加えようとしている。おかしなことだ。 ) 私も制裁を加えられている側なんだけどね… ( 変なの。 少し、笑ってしまう。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:34:10]
◆カリン > ( スラムの路地をめちゃくちゃに歩いていた。 そして、無意識のうちに牙を打ち鳴らしていた。 今、いやここ最近のことだが、かなり腹を立てているのだ。 ) ぶち殺――― ( 口から出かけた言葉は、思いっきりかみ締めることで表には出てこなかった。 殺しちゃいけない、殺しちゃいけないんだ。 しかし、死ぬような目にあわせなければ、気持ちが治まらない。 それほどに、許せないということだった。 ) あの男、なんなんだ ( そういえば、ルァからそれを聞くのを忘れていた。 家まで特急で送り届けてから、またとんぼ返りで街の方に戻ってきてしまったから。 ) [Wed 18 Aug 2010 23:22:09]
お知らせ > カリンさんが来ました。 『ギリ』 [Wed 18 Aug 2010 23:15:03]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『 ―――殺人が看過されて良いわけがないのだから。 』 [Sat 14 Aug 2010 22:18:21]
◆アイゼンリッター > (アイゼンリッター/カイン・グレイホーク。通称を鉄仮面。 覆面をつけ自警活動を行う人物。 法的には通り魔であるが、主に被害者は犯罪者やゴロツキ、チンピラであり、救った人間も多い。 だが大多数からは犯罪者扱いである。 ――そして、恐らくは狂人だ。 コスチュームを着込み、武装し、夜な夜な街を徘徊し、犯罪者と見れば襲い掛かる人物が正気であるわけもない。 その思考は偏っている。独善的だ。犯罪者、そして犯罪行為を傍観する者への敵意は強い。 だが、強迫観念に自我を侵された人間の常として、その行動は極稀に真実へと行き着く。 考えても見て欲しい。 当たり前の話だが――――) [Sat 14 Aug 2010 22:17:03]
◆アイゼンリッター > (無論、ヴェイトス市が奴隷達の上に存在している都市だということは認識している。 奴隷を必要以上に虐げる者は、やはり屑だと考えている。剣闘奴隷なぞ、その最たる存在だ。 人が死ぬ様を見て悦ぶのであれば、それは快楽殺人鬼となんら変わりは無い。 屑どもめ。 ――そして無闇矢鱈と奴隷を可愛がる輩も、同様だ。奴隷は別に、彼らの家族ゴッコ用の玩具ではない。――糞、糞。 そういう意味では、犯人の奴隷に同情の余地はある。 だが――)……殺人は罪だ。殺人犯は裁かれるべきだ。 刺された娘の為にも。 その家族の為にも。 友人の為にも。 絶対に。(屋根の上を走る。 蒸し暑く、纏わりつく夜気が不快だ。 こういう事件は嫌だ。 チンピラを殴り倒すほうがよほど楽だし、気分も良い) [Sat 14 Aug 2010 22:04:17]
◆アイゼンリッター > (ホワイティア居住区で殺人事件があった。 犯人は逃亡中。 奴隷の娘だという。 逃げ込むならばスラムか暗黒街と相場が決まっている。 居住区は自警団や一般市民の目が厳しいが、この辺りならどうだろうか――ヤマを張るしかないのが現状だ。 体力の続く限り、警邏をするより他に手は無い。 チンピラを締め上げたところで、恐らくは何のコネクションも無い奴隷少女の行方なぞ知らないだろう。 或いは「人道的」な人間が、彼女を匿うという可能性もあるだろうが――そんな輩は糞喰らえ、だ)…………………。(逃亡奴隷。 自分の自由の為に、他人を殺した。 そのベクトルは目玉泥棒と同質。 絶対に許せるわけがない。 何をやらかすかわからない。 一刻も早く捕らえる必要がある) [Sat 14 Aug 2010 21:52:29]
◆アイゼンリッター > (性犯罪を働く輩――というような意味に取って頂きたい。アイゼンリッター/カイン・グレイホークは、ディーフィールが恐らく人外であろうとは見ているが、その種族までは看破していない。 此方のミスであり、本当に申し訳なく思っております)(――ともあれ、メルビル女史のお陰で凛々の状態が持ち直した今、鉄仮面の男は再び警邏を行っていた。 役者としての仕事よりも先に、だ。 彼にとって何よりも重要なのだから。 今までに稼いだ金を、新たなコスチュームの作成に注ぎ込んだ辺り、常軌を逸している。 百万もの大金を使って新型の鎧を作る。しかもその目的は、街の治安維持――誰に頼まれたわけでもなく、自らの意思のみ、端的かつ客観的に言えば『趣味』だ)……………。(屋根の上から、ストリートを睥睨する。 しばらく離れていたが、相変わらず。 屑どもの腸のようにドス黒く染まっている) [Sat 14 Aug 2010 21:26:18]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――淫魔とは。』 [Sat 14 Aug 2010 21:19:40]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Fri 13 Aug 2010 23:26:06]
◆ドライツェ > ( …正式な教会の管理人が派遣されてくるとか、仕事で下手を打ったとか。 一年後のタナバタの日に自分がここに居る保証なんか、どこにもありはしないけど。 ) [Fri 13 Aug 2010 23:26:01]
◆ドライツェ > ( 板の四隅を打ち終える ) ( この真下は丁度自分の部屋辺りで、部屋には小さな星のペンダントがしまってある。 夜空に散らばる星々の「点」に星座の図案を浮かび上がらせるというそれは、琴座と鷲座を描いて子らに見せるにはいい時期だったのだろうけど ) 一年後、かなあ。 ( 別の板切れを手に取った ) [Fri 13 Aug 2010 23:24:15]
◆ドライツェ > ( パプテスの自分が積極的に異教の祭事に手を出すつもりは無論ない。 けれど、ヴェイトス市ではスートリアやミコミコなどの異教の全てを素通りすることは最早できなくなっている。 聖誕祭にミサ曲を歌い、年明けに三つ指ついて餅煮を食べるのが当たり前の生活だと――スラムの「外」では聞いている。 …雑煮、という名称は知らない ) ( スラムの内側でも東国や南方の文化を持って暮らしているひとは少なからず存在して、その中の一部にはタナバタを楽しみにしていた誰かも居たんじゃないかと ) [Fri 13 Aug 2010 23:16:48]
◆ドライツェ > ( かん。 釘を叩く ) … 、 ( そういえば ) …… 、 ( もうひと月以上も前の話になってしまっていたけれど ) タナバタ、結局やりませんでしたねえ。 ( かん。 釘を打つ ) [Fri 13 Aug 2010 23:06:49]
◆ドライツェ > …「私は」これでも全然構わないんですけど ねー… ( 教会の外観に勢を尽くした壮麗さなんて必要ない )( ――…けれど、ひとはやっぱり見た目で印象を決める所が多いから、外観があまりにがっかりだと人は集まらないのかもしれない。 自分のそうした考え方は末端の立場だから言えることなんだろう ) …はー。 もうひと働きしますか。 ( よいせとその場に座り込む。 木槌を再び拾い上げ、屋根に空いた穴に板切れを宛がい、位置を定めて折れ曲がった釘を摘む ) [Fri 13 Aug 2010 23:03:04]
◆ドライツェ > ( …まあ、悪戯盛りの近所の子供が梯子を隠してしまってもそろそろ普通に飛び降りられそうな気はしてきたが。 ひ弱な自分でしたがブル●ーカーでトレーニングした所以下略経典片手にかけずり回ったりお祓いしたりへち殴ったりの日々の暮らしが普通に適度な運動(?)になっている気はしないでもない。 持久力は人並みだが。 ) 日々が多少ハードでも釘打ちはうまくなりませんものねえ。 修繕したら外観が珍妙になりました、なんてことにはならなければいいんですけど。 ( 何枚か板は打ち付けたがそれぞれ厚みはばらばらだし、釘も真っ直ぐ打てていない。 立ち上がり、真上から見下ろしてみるとそこだけ妙に不自然な ) [Fri 13 Aug 2010 22:55:50]
◆ドライツェ > ( 頼りないカンテラの明かりの元でみるみる赤くなっていく指に息を吹きかける。 息を吹きかける程度では冷えるはずもないのだが、無意識にそうせずにいられないのは何でだろう ) うああ… 痛い痛い。 やっぱりもっと明るいうちに着手するべきだった――かなあ。 後悔先に立たず、ですけどー… ( からりと傍らに木槌を置く。 置いて冴えない鈍色の空を見上げた。 爪が割れているでもないし大騒ぎするほどのものではなかったが軽く凹むには充分な。 )( でも、 ) 昼間だと隠されちゃうんですよね、 …梯子。 ( へふー。 ) [Fri 13 Aug 2010 22:47:03]
◆ドライツェ > ………! ( うっかり木槌で自分の指をぶっ叩いた ) … !! こ、声も出ない痛みって こういう状態なんです ねっ… ( スラムの一画にある古くちっぽけな教会の屋根の上にて人知れず悶絶。 屋根の上などに居るのはサンタ志願や泥棒志願では断じてなく、屋根の穴の修繕中だからのつもり ) [Fri 13 Aug 2010 22:39:01]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( がっ。 )』 [Fri 13 Aug 2010 22:34:50]
お知らせ > ブリッツさんが退室されました。 『 ――そうして歩き回り、寮に着いたのは夜が明ける頃だったとさ。 』 [Fri 13 Aug 2010 01:26:26]
◆ブリッツ > ( ――が、声を掛けた中年の男性は私をじろりと睨むとぶつぶつと何かを呟きながら通り過ぎてしまった。 ) ……怖い! ( オレは思わず尻込みする。尖った髪の毛も少しだけへんなりと折れた。もう二度とスラムの人に話しかけるのはやめよう。うん、そうしよう。 ) …となると、やはり自力でここから出る必要があるな…。 ええい、ままよ。とにかく歩いていればそのうちどっかに着くさ!ヴェイトス市内は全部道で繋がってるんだ! [Fri 13 Aug 2010 01:13:13]
◆ブリッツ > ( スラムはどれも似たようなボロの建物が立ち並び、看板とか大きいお店とか目印になるようなものが少ないから、同じ道をずうっと歩いているような錯覚に襲われる。…やはり、勇気を出して人に道を尋ねるべきだろうか?でも、変な因縁とかつけられないかな…。オレ、女の子だし。 …でも、いつまでもこうしていられないし、それにオレは傭兵なんだ!いざって時は自分の身ぐらい守れるさ。 ) あの…。 ( ――と、道行く人に声を掛けてみる。 ) [Fri 13 Aug 2010 01:08:46]
◆ブリッツ > ( こういう時に雨でも降ってくれれば気持ちが大きくなって明るく振舞えるのだが。…いや、今みたいな状況の時は気持ちは大きくならないほうがいいか…。このまま暗黒街とかいう場所に出ちゃったらもっと最悪だ。この街に越してきて日は浅いが、暗黒街の話は耳にしている。アウトロー達が日々抗争に明け暮れ、住民は全員ドラッグ中毒、化け物が我が物顔で歩き回り、余程腕に自信がある者で無いと生きて帰れる可能性は20%以下だとか。 ) …かなり怪しいけどな、この情報。 ( この話を聞かせてくれた相手は、酒場の酔っ払いだったし。まあ、危険なところという認識にはかわりないだろう。 ) [Fri 13 Aug 2010 01:03:13]
◆ブリッツ > …しかも、ここ…何かいやーな感じ…。 ( 道端に屯す人達は通りかかる自分をじろりと一瞥して、またすぐに視線を元に戻す。そういう空気が漂っているから、道を聞くこともできなくて。 ) ……こういう所って治安も悪いんだろうな…。不味いなあ、早く帰らないと皆心配するよー。 ( そうやって気持ちばかりが焦るが、焦って早歩きになったところで道に迷ったものはどうすることもできず、運よく見覚えのある場所に出るのを願うしかなかった。こういう時に空を飛べれば道なんて関係なく寮まで戻ることが出来るんだろうが、生憎オレは飛べないのだ。 ) [Fri 13 Aug 2010 00:55:07]
◆ブリッツ > ( 最初はもっと活気があって人通りの多い場所を歩いていたのに、いつの間にか寂れたスラムのような場所に出てしまった。ギルド地区にあるラングフォードの寮に向かっていたオレは、どこで道を間違えたのか全然違う場所に来てしまった。途中で「あ、こっちは違うな」と思って一度道を引き返したが、どうやらそこで再び元来た道を間違えてしまい、解からなくなってしまったようだ。 ) ……あ、あれれー おっかしいなー。どこで道を間違えたんだろう…。 ( オレはまだこの街に来たばかりで慣れていないのだ。おおまかにどの地区がどの方角にあるかがわかれば、漠然とそっちに向かって歩くことも出来たんだろうが…。 ) [Fri 13 Aug 2010 00:49:03]
お知らせ > ブリッツさんが来ました。 『 …道に迷った。 』 [Fri 13 Aug 2010 00:45:51]
お知らせ > ラヴィパープルさんが帰りました。 『( そして周囲に見られないように帰り着いた家では衣装を破ったことで怒られてしまうのだった 』 [Wed 11 Aug 2010 22:28:32]
◆ラヴィパープル > ( 数時間後。 所々衣装が破けたラヴィパープルことディーフィールは満足げな表情で廃屋から出てきた ) うーん。 あれだけ搾り取ればしばらくは悪さはしないでしょ。 夢の中でもお仕置きしておいたし、しばらくは夢で繰り返しちゃうかな? ( マスクだけはしっかりと付け直し。 正体はばれないように。 鉄仮面には淫魔と名乗った覚えも、最初にメアリアンを襲っていただけで淫魔と推測できるような行動もしていない淫魔は。 今回はたっぷりと男たちを搾り取った。 もちろん名前はラヴィパープルとしか名乗らず瞳も見られては居ない。 いきすぎて腰を震わせて、精液が出なくなっても気絶するまで責めたのだ。 ちょっとは懲りたと思いたい ) [Wed 11 Aug 2010 22:27:56]
◆ラヴィパープル > 「俺がいってんのはそんなことじゃなくてだなぁ!!」 ( 男のテンションが上がる。 クスクス、と淫魔は笑みを浮かべて ) なぁに? エッチな事したかったの? 淫売窟に行けばよかったんじゃないの? ( 大の男4人に囲まれているはずなのに尚余裕を見せる少女に得体の知れないものを感じたのか積極的には襲ってはこない男たち。 もしも襲い掛かっていればそれは綺麗なカウンターが決まっていたことだろう ) 「そんな金ねぇんだよ! ああん? お前が出してくれんのかよ!? へへっ10万は出してもらわないとなぁ…?」 ( リーダー格の男はそれに気が付いているのか居ないのか ) よーするに、まじめに仕事をしたくない。 だけど女は抱きたい。 無理やりにでも。 そいうことでおーけー? ( ぴっと指一本おったててリーダー格の男に問いかける ) 「へへ、よくわかってるんじゃねぇか。 何ならあんたが相手してくれても良いんだぜ? なぁ?」 いいよ? あっちの廃屋で、ならね? ( まさか、そんな展開になるとは思っていなかった男たちは色めきだった。 女が抱ける。 そんな単純な思考に縛られて。 異様さもどこかに吹っ飛んでしまったようで ) [Wed 11 Aug 2010 22:21:50]
◆ラヴィパープル > ( マスクのおかげで目線は隠れているが視界は悪い。 というか明かりが無いと視界は真っ暗に等しい。 それでも平気なのは感覚の鋭さのおかげであり ) 泥棒とかしてないよね? ( 少女がこくこくとうなずく。 少なくてもナイフなど持って居ないようだし、財布をかばんに入れている様子も無い。 完全に無罪なのだろうと判断してその場から離れるように告げる。 あわてて逃げ出した少女の姿を見てようやく男たちが我に返ったようだった ) 「て、てめぇ!! なんてことしやがる! みょうちくりんな格好をしやがって!! 」 ( …ごもっともである ) あはは、面といわれると傷つくなぁ…。 ( なら最初からこんな格好をしなければ良いものを。 すでに遠くに逃げた少女を追うよりは妙な格好をしているとはいえ、この場に留まった淫魔を相手にするほうがやりやすい、と見たのだろう ) 「で、お前はなんなんだ!」 だから、愛の天使、ラヴィパープル、だってば。 ラヴィヴァイオレットの方が語呂が良いかな? ( 少々ずれた会話。 もちろんわざと、である ) [Wed 11 Aug 2010 22:12:12]
◆ラヴィパープル > ( もともと暗示を篭めた声でけん制していたし。 この突飛な格好で相手の思考はフリーズしている模様。 一番暗示をかけやすい上体で。 この意味のなさそうな衣装もそれなりに効果がある、ということだろう ) はいはい。 そのままそのまま。 動かないでね〜。 はい。 怖かったね。 もう大丈夫だからね〜。 ( なみだ目になっている少女。 突然の展開にこちらも目を白黒とさせて状況が把握できていない様子。 まぁ、こんないかれた格好をした女が急に助けに現れたのなら誰だって思考がフリーズするだろう。 看護師戦隊のノリと天使からの依頼、というわけで家にある服を改造した衣装を引っさげて鉄仮面の真似事をしてみた、という話。 淫魔の場合は暴力反対、ではあるが ) [Wed 11 Aug 2010 22:05:30]
◆悲鳴 > 止まりなさい! ( いよいよ肉棒が少女の中へ…という所で声が響く。 だ、だれだ!? なんて古典的な反応を返すチンピラにどこに行っても変わらないんだなぁ、なんて感想を抱きつつ ) 愛の天使! ラヴィパープル。 愛に導かれてただいま参上!! ( 白っぽいマスクで目元を覆い、視線は相手には見えない。フリルの付いた上着に紫色のスカート。 背中に羽っぽいショール。 そして紫色のブーツ。 頭には紫色のリボンでポニーテール どこかの魔法少女を意識したような衣装。 年が幾つかなど聞いてはいけない ) ………… ( そしてその場の空気は凍結した ) [Wed 11 Aug 2010 21:59:40]
◆悲鳴 > 「へっ。 誰も助けにきやしねぇよ」 ( 鉄仮面でも現れない限りは助けなんてくるものか。 鉄仮面が相手でもこの人数ならきっとうまくやれる。 もう一人は見張りにと周囲を警戒していた ) 「なりは小さいと思っていたが、思ったよりも胸はでかいなぁ…」 ( ひひひ、と声を上げながら少女の胸は揉まれ、嫌悪の声が上がる。 下着は取り外され、リーダーの男は性器へと肉棒を近づけ ) 「その様子だと初物かぁ? こりゃ運が良いや。 どれ、たっぷりと…」 [Wed 11 Aug 2010 21:53:54]
◆悲鳴 > ( 悲鳴の主はまだ幼さの残る少女。 此処で生まれ育っているためか髪もろくに梳かされず、服もぼろぼろではあるが顔かたちはそこそこに整っていた。 「なにしてんだ! やめろ!」 彼女が出会ったのは此処を商館代わりに訪れている男たちであった。 人権など存在しているのか怪しい場所。 複数なら早々正義の味方とやらに遅れをとることも無い。 そう自惚れての犯行。 ふたりが少女の両手を押さえ、 リーダー格の男がニヤニヤと笑みを浮かべて彼女の足を押さえつけていた ) [Wed 11 Aug 2010 21:46:50]
お知らせ > 悲鳴さんが入室されました。 『 スラムの一角に響く悲鳴。 』 [Wed 11 Aug 2010 21:42:49]
お知らせ > エイミィさんが退室されました。 『Rain rain go away Come again another day.』 [Tue 10 Aug 2010 23:48:29]
◆エイミィ > (髪を整えた所で、腰掛けたトランクからそっと立ち上がる。蝙蝠傘を差して、もう片手にはトランクを。)…さ、帰るかの。(雨、というのは人の…訂正。鬼の心も、その空色の様に曇らせ、鈍い灰色にしてしまうものなのか。)(改めて想起した所で、莫迦らしく思わず笑いが込み上げてしまう。)…ししし。(わらわは鬼じゃ。それが雨如きで何を想うたか…莫迦らしい。) [Tue 10 Aug 2010 23:47:01]
◆エイミィ > little johnny wants to play …(唄、と呼ぶには少々歪な少女の声。言葉を編み呪文とするかの如く、声は続く。) rain, rain, go to ……go, to, ……(不意に歌詞が止まった。其の一節。)go to …… …go ……go , to ―――何処ならいいんじゃ?雨天を好く者などそうおらんじゃろうに。(疲れた様に頭を振って、妙に髪が纏わり付く事に気が付いた。ツインテールの右尾を解いたままにしていたからだ。)おおっと危ない危ない。髪は女の命じゃからの、大事にせにゃいかんわな。(――手際良く髪を纏めて、リボンを結んでしまう。) [Tue 10 Aug 2010 23:37:38]
◆エイミィ > (惚けた様に遠くを見て、からからに乾いた息を肺の底から搾り出す様に吐く。空っぽになった肺へ、今度は雨で散々湿った空気を押し込んでみる。)(されども喉の渇きは決して癒えない。また、吐き出した息がからからに乾くだけなのだ。)………rain rain go away……come again another day(…いかんの。血液なんぞそう簡単には手に入らぬ。誰かを襲うか何かして、とにかく乾きを癒さねば。見境無くなる様な事だけは、避けねばならんからの。)(雨を見ていると、無性にこの歌を口ずさんでしまう。理由など特にないが、呪歌とでも想い込んでいるのかもしれない。) [Tue 10 Aug 2010 23:28:39]
◆エイミィ > (飢えぬ渇きってなんじゃ。癒えぬ渇きじゃ。よほど喉が渇いておるのかのう…。)……………………。(長い、沈黙。)……………独りとは、やはり寂しいのう。(塒には、トリカゴに入れた使い魔も居るには居るのだが。生憎と市街地を歩き回る際には目立つので連れ出せない。だから、部屋に居る時以外は殆ど独りなのだ。)…………………………喉、渇いた。(水とも葡萄酒とも違う物が飲みたい。赤黒くて鉄臭い上に、世の中の何よりも美味で甘い魔法の飲み物を。ぽつりと呟くも、応える者は居ないか。) [Tue 10 Aug 2010 23:20:59]
◆エイミィ > うー……。(遠くを見る様に瞳の紅色を細めて、脱力したように肩を落とす。)……興が殺がれてしまったではないか、たわけぇ。(何かしようとしていたのか。否、何かしようとしていたのだが、"何を"しようとしていたのかをすっかり忘れてしまったのだ。誤魔化す様に八つ当たるも、当たる対象が空気ぐらいしかいない。)いい加減止まぬかこの莫迦天気め。雨空はもう沢山じゃ。日中出歩き易いとはいえ、誰しも家に引き篭もってしまうし、わらわの服も濡れてしまうし、どんより蒸し暑いし…。(葡萄酒は……まあ飲めたから良いがの。それだけでは飢えぬ渇きもあるのじゃ。)…………はふ。(膝を抱え込む様にして、頭を垂れる。) [Tue 10 Aug 2010 23:16:17]
◆エイミィ > (トランクに腰掛けたまま、子供みたいに足をばたつかせてみた。)(案の定体勢を崩して、引っくり返りそうになった。ギリギリの所で背もたれにしていた大木へ手を付く。流石にこの天気の中、引っくり返るのは嫌じゃのう。)――わ、わらわは何をしておるのじゃ。カギカッコ二重にまでして…。(激しく自己嫌悪。重々しく息を吐く。) [Tue 10 Aug 2010 23:09:04]
お知らせ > エイミィさんが来ました。 『『ぬわっ!?』』 [Tue 10 Aug 2010 23:08:13]
◆エイミィ > (場所。スラム街のどこか。大きな樹の根元。目的。雨宿り。)は――― ふぁぁぁ…んぁ… おっと、いかんのう。はしたない。(何とも間抜けな欠伸顔を晒してしまった。阿呆みたいに口をぽかんと開け放って、存分に欠伸を堪能し終わってから気が付く始末。だが、周囲を見渡した所で人の気配も無い事だ。)(別に構わぬかのう…。)(真っ赤なユーロトランクに腰掛けて、雨で湿った髪を弄る。金色のツインテール、その右尾のリボンをしゅるりと解いて、手の中で感触を確かめる様に。傘が無い訳ではなく、折り畳んだ蝙蝠傘はトランクに立てかけてある。単純に雨の中を歩き疲れたのだ。)………参った。本当に参ったのう。いい加減止んでくれぬかのう、お天道様よ?このままでは本も満足に借りられんではないか。(トランクに入れて持ち帰ろうにも、そもそもトランクを濡らさない様にするのも大変じゃと言うのに――。)貸し出し図書を汚すと目を付けられかねんし、こんなに湿気が増えると本が駄目になってしまうわ、たわけ…。(形質保持の魔術でも習得するべきかのう?)(そんな事まで大袈裟に考える程度。) [Tue 10 Aug 2010 23:00:03]
お知らせ > エイミィさんが入室されました。 『止まぬ雨音、大地に跳ねて』 [Tue 10 Aug 2010 22:56:20]
お知らせ > ドライツェさんが帰りました。 [Sat 7 Aug 2010 15:58:43]
◆ドライツェ > ( 問いそびれて、上からの下知にただ従い、そのまま )( …でも。 ) それが不満なわけじゃないのです―― よ。 ( 床をモップでもう一往復 ) いいことも耳に入るんです。 ( 例えば、奪われた髪が無事に戻ってきたらしいとの話とか。 大仰ながら、ひとが救われる話が他より多く耳に入る環境でもあると思う ) …それで充分なのですよ。 [Sat 7 Aug 2010 15:58:27]
◆ドライツェ > ( 前の補修の時に余った板切れはまだしまってあったろうか。 それとも、冬の頃に割って薪に使ってしまったろうか。 まだ残っていたとしてももう腐ってしまっているだろうか ) … それとも、 ( その信仰の庭がいつまでもいつまでもみすぼらしくある状態をこそ大聖堂は厭うだろうか。 ――本来、祈りとはどこでもどんな場所でも捧げられるものであって、秀麗にして華美である必要はない。 ないと思う。 けれど、ひとの信仰が集まればそこに金品が集まるのもまた人の世の必定であって、大聖堂の本意がどこにあるのか見極められずにいる末端は結局そこを問いそびれている ) [Sat 7 Aug 2010 15:52:22]
◆ドライツェ > ( 雨が斑模様を描く礼拝堂の床にモップをぐいぐい押し付けながら ) 修繕して貰えるよう申請すべきなのかなあ。 …頼めばやってくれるとは思うんですよ、大聖堂は。 ( 正直、子供らの遊び場、年寄りの寄り合い場所化しているのが実情とは言え末端ながら布教の場所ではあるのだから。 有難い教訓話なんかどうでもいい、今この場で家族が食べるパンを出してくれれば神様だって何だって信じる――即物的な発想の前に説法や説教が今ひとつ効力を持たないのはその日口にする物にも事欠くこの界隈の住人には仕方のないことでもあり、己の未熟を悔やむところでもあり。 たっぷりと雨を吸い込んだモップを外へと持ち出し、足で踏んで水気を切った ) …そういう場所で、 ( ぎゅう。 水気を切る ) 私だけが「頼めばどうにかしてもらえる」環境にあると言うのもー… ねえ。 ( 外は豪雨で半透明に濁っている。 流石に出歩く人の姿も見えない ) [Sat 7 Aug 2010 15:44:44]
◆ドライツェ > ( 自室の処置が済んだら次は礼拝堂へ。 こちらもやはりというか何ヶ所かから雨が滴り落ちていて、思わず両手で顔を覆いたくなったがここは元々不特定多数の人が訪れては去って行く場所なので毎日掃除を欠かすまいとも「汚れるもの」だと思っている。 明かりの蝋燭を出す時間ではまだなく、それらは片付けてあったので幸いそちらへの被害もなし。 ) 去年だったか一昨年だったか、補修はしたんですけどねえ。 ( 自ら屋根に上ったものの近隣に住まう子供らに梯子を隠された記憶も同時に甦ってきて一人へっしょりしんなりした。 その子供たちのうち何人かの姿は、もう見られなくなっている ) ええと、モップ、モップ。 [Sat 7 Aug 2010 15:32:36]
◆ドライツェ > ええと、受け皿、受け皿ー… ( 洗濯用の桶と飲料水を汲み置く為の甕と、それから何があったろう ) ――ああもう、食器もこの際使うしかありませんか。 できるだけ底が深いのを、 ( 慌しく部屋の中をうろつき、受け皿になりそうな物を取り出してはぱたぱたと雨が滲みて落ちてくる真下に置いていく。 自室のベッドの真上の屋根が今の所雨の浸食に耐えているのは不幸中の幸いだったか、それもいつまで持つか分からないが ) それから、本は――… よかった。 無事でしたか。 ( 長らく使い込んだ経典はこの雨漏りとは関係なく随分傷んでいるけれど。 ) [Sat 7 Aug 2010 15:25:00]
◆ドライツェ > ( 何だかほんの数日前もこんな風に間の抜けた声を上げたような気がするが ) とうとう臨界点突破しちゃいましたか …!! ( 正式な管理人が派遣されるまでの代理として己が預かっているスラムの教会は随分老朽化も進んでいて、おまけに場所柄もあってか、元から建築物としてはお世辞にも立派なものとは言えなかった。 この二点に大雨が重なると時々こんな事故(?)が起こる。 雨漏り。 ) [Sat 7 Aug 2010 15:15:47]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『うわああああ』 [Sat 7 Aug 2010 15:11:55]
お知らせ > リゼルさんが退室されました。 『 ( 楽しい時間を 過せたら 好いけれど ―― お互いに、ね ) 』 [Fri 6 Aug 2010 00:17:56]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 自制が利いてないと、我ながら思う。 』 [Fri 6 Aug 2010 00:16:34]
◆リゼル > 棄てた訳じゃないよ。――― 、 ( 好奇心、悪戯だもン。 ) ( 云い掛けて止めたのは、また頬を打たれるのが嫌だッたから。 ) ( 別に、避ける事は出来る けど、 ) ( 言葉が、態度が、 どこか子供ッぽい。 其の様に、小さく息を吐き ) ―― 勝手に決めるなンて、随分勝手だなァ、 ……床は痛いよ。涼しいけど。 ( むうッとした表情は其のままに、歩き出した貴女の後を追う様に 歩む。 ) ( 頬を叩かれるのも、お説教をくらうのも 何もかもが新鮮で珍しい ―― ) ( 面白い ニンゲン、獲物。 すぐに食べてしまうのは勿体無いと思うのは、 ――長く続く 退屈な日々の所為か。 ) [Fri 6 Aug 2010 00:15:01]
◆エリー > ( 多分根本的な、原始的な、本能に根ざす部分が、破滅願望のある私にすらこういう矛盾をさせるんだろう。 本で読んだことがある。 あらゆる生物のあらゆる欲求はその種全体の繁栄の為にあるのだと。 どうやら私はその環の中にぎぎりぎ留まっているようだ。 私自身生きる事を放棄しかけているのに、他人の命は永らえさせる、とか。 ) 貴女、棄てたじゃない。 今。 さっき私が拾ったのよ。 ( 子供みたいな口調で言い返す。 ふん、と見降ろして。 ) 言ったでしょう? 貴女も含めるの。 今日は遅いし泊っていくから。 女将さんに毛布借りて床で寝る。 ( 決めたから。 と言って先に歩きだす。 一晩かけてお説教聞かせてやるんだ。 それから、この子に名前をつけさせよう。 どこから手をつければいいか考えものだけど、片っ端から色んな話をしよう。 ) ( 出来るだけ楽しく。 ) [Fri 6 Aug 2010 00:04:16]
◆リゼル > ( 他人のを救おうとし、他人の為に怒るなンて ――己から見れば彼女の行動そのものが理解は出来ない。 ) ( ニンゲンッてこういうもの? ) ( ――よく分からない。 ) ――― うーン、そう か。死にたいなら死ねッて事? 生きたいなら生き延びろ、ッて、 ( そういうこと? なンて、小首傾げ。 ) ( ―彼女はどちら側のニンゲンなンだろう。 死にたいなら嬉々として殺してあげるのに、 ) むぅ、 ( 即答。 若干不貞腐れた様な表情で、 ) それは私が拾ッたのに、 ( 普通に手を伸ばしたッて奪うのは難しい なら、 ) ( ―― 彼女を蹴り飛ばして 転ばせようか? ――あァでも、 ) ( 思考が ぐるぐる廻ッて、 ) ……エリーが其の子を引き取るなら、返さなくて良いよ。 でも、教会とか孤児院に預けるなら 私に頂戴? [Thu 5 Aug 2010 23:52:39]
◆エリー > ( まるで異生物だ。 こういう事を言い出す時のリゼルは、私が生まれ育った環境では出てくる筈の無いような言葉を口にする。 拗ねた感じでも無く、憎しみを込めるでもなく、自然な口調で。 ) ―――それは本人が決める事でしょう? ( 私の事か? そうかも知れない。 誰が悲しむでも無し――誰か悲しむとしても、もう疲れたと死んでしまう方がきっとずっと楽だ。 ) 駄目。 返さないわ。 ( これは即答。 頭一つ分近くある身長差で赤ん坊を抱えて見下ろす。 奪えるものなら奪ってみればいいとばかりに。 ) [Thu 5 Aug 2010 23:42:58]
◆リゼル > ( 痛覚が完全に無いッて訳じゃァ無い。ただ耐性があるだけだから ― ジンジンと痛む頬の感覚は、よく伝わる。 ) ( 頬に当てていた手を離して、 ) ―――――――― そうだね、 ( 感情的な貴女の言葉に、 無感情に近い声音で呟くよに、 ) 死ンじゃッたらそれでオシマイ。 でも、悲しむ人が誰も居ない様なニンゲンなら、とッとと死ンじゃッた方が幸せなンじゃないの? … まァ、此れは私の考えだけどね。 ( ぱン、と一つ手を鳴らして。 くす、と笑みを浮かべれば ) 其の子、 ( ――告げながら赤ン坊を指差して、 ) かえして? ( 玩具の様に、人形の様に 扱う様は変わらない。 ) [Thu 5 Aug 2010 23:33:08]
◆エリー > ( 嫌な感触だ。 生まれて初めて叩いた他人の頬。 散々吸血鬼の胸に杭を突き立ててハンマーを何度も振り下ろして串刺しにしておいて、今更だけれど。 拒絶っていうのは、本当に嫌な感触がする。 ) …死んじゃったら終わりでしょう? 後悔したって、怒ったって、その後じゃあ意味無いじゃない! ( 答えになっているかは分からない。 感情的に出た言葉だ。 ―――常日頃から、適当に吸血鬼を巻き添えにして死んでしまおうと思っている人間の口から出る時点で矛盾した。 ) [Thu 5 Aug 2010 23:21:23]
◆リゼル > ――― ッ、 ( 泣き叫ぶ赤ン坊の声に混じり、 ) ( ―― 乾いた音が響く。 ) … ―――――― ( 貴女に肩に伸ばし掛けていた手を、自らの頬に当て、 ) ( 暫し、驚いたかの様に 何度か瞬きをした後、 ) ふ 、 ふ … 、 ( 小さな小さな声を零す。 ) ―― ふふ ッ … 、 ( 叩かれるのなンてどれ位振りだろう。 ―― 熱く感じる頬に手を添えたまま、 ) ―― … ( 貴女の顔を見遣ろうか。 ) ―― 如何して、 他人にそこまで本気になれるの。 ( 他人の為なのか、其の行動が自分の為なのかは分からない けど、 ― ) [Thu 5 Aug 2010 23:12:48]
◆エリー > ( 私はいわゆる、母性とか年長者としての自覚とかそういうものが育つ間もなく大人になってしまった様な人間だ。 はっきり言って―――子供なんて好きじゃあないし、上手く話そうとしてもこんな具合だ。 何時まで経っても両親と姉に甘やかされて育った頃の自分を引き摺っているんだろう。 私自身が子供の側にまだ居るつもりなのだ。 ) ―――――――ッ!! ( だからって目の前であんな事をされて見棄てられるわけもなければ、笑えるような人格でも無い。 じんじんと痺れたようになっている手を大きく振り被って、その平手をリゼルの頬めがけて振り被った。 ) ( 私はこういう体罰が嫌いだ。 悲しくなる。 涙が出る。 優しくない。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:59:33]
◆リゼル > … ――― わあ 、 ( パンパン、と緩やかな拍手をする様に手を叩き合わせて、 ) ( 静寂を引き裂く様な 甲高い泣き声を耳にしながら、 貴女へと近付いていく。 ) ――― 、 ( ぱちり、瞬きを 、 ) そンなに怒ること ? ( 拗ねた様な、不貞腐れた様な そンな表情を浮かべ、 ) ちょッとした悪戯じゃない。 ( 緩やかに貴女の肩に触れようと、手を伸ばそうか 。 ) 手の届く範囲なら本当に助けるのかなあ ッていう、好奇心だよ。 [Thu 5 Aug 2010 22:51:23]
◆エリー > ( 人形か毬かみたいにぽぉんと弧を描いて飛んでいた赤ん坊が、思いのほかずしんと重い衝撃を腕に伝え、半分ずりおちながら泣き声を上げる。 そりゃあそうだ。 人形じゃあないのだから。 軽く見積もっても4、5kgはある。 良く落とさなかったと自分を褒めたいくらいだ。 ) ――――――――っ、は、あ…!! ( 泣き出す赤ん坊を抱え直しながら暫く息が詰まり、完全に行動よりも出遅れていた思考が順番に押し寄せる。 恐怖と、不快感と、疑問と、怒りだった。 ) なんでッ…こんな、度が過ぎるッ!! ( 上手く言葉が出てこない。 言うべき事は沢山あるし、言葉を荒げるべきでもない。 抱えた赤ん坊が私の声と伝わる振動から何かを察して余計に泣き出した。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:44:15]
◆リゼル > ( あァ確かに、と思う。 ―勝手に自滅する様な脆弱な吸血鬼なら、彼女等が動く必要も無いか。 ) ( 其の物言いに、僅か眉を潜めるのは ― 如何しようも無い。 ) … ふ−ン?良く分からないや。 ( つまらなそうな口調で、放り投げる様に云う。 ) ( 変わらない、なンて 退屈以外の何でも無いのに。 ) ( 放り投げて 数秒 ―― ) ( 夜の空から ぽーン、と人形の様に落ちる赤ン坊は、 ) … 、 ( 駆け出した貴女の両腕ギリギリに 落下をするだろう。 ) ( 落ちた瞬間に、 響くは叫び声にも似た 赤ン坊の泣き声。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:33:52]
◆エリー > 今までの統計で見る限り、そういうタイプは少ないのよ。 我慢できなくなって暴れ出すか、そういうフリをしているだけか。 そんなに弱い個体は放っておいても良いし。 ( 動物のデータみたいな物言いになるのは意図的な物。 あれを人間と同格に表現するべきじゃあない。 「殺す」のではなくて「処分」するのだから。 ) ( 害獣だ。 ) …そのうち分かるのよ。 あの時ああしてれば、とか、そういうのが溜まってくると。 ( アンバランスな子だ。 子供らしくない物言いをすると思えば、子供だから言うような事も口にする。 知ったような口調で。 ) ――――そうね。 私はそんなに偉くないもの。 出来る事なんてこれが精一杯。 ( 綺麗事は大切だけど、出来もしない言葉を吐くのは嫌いだ。 期待外れの人間にはなりたくなかった。 ) えっ…、あ、ばかっ!!! ( ぞわ、と意味不明の寒気が背筋をかけ上がった。 なんで 考えてる場合 間に合うか 出遅れた 落ちる 怖い 擦り剥いた いいから なんでもいい 跳べ! 2、3秒の間に多分こんな感じでばぁっと思考が駆け巡って、脳に命令されるがままに駈け出した。 ゾッとするような暗い空から、ふわっ、と赤ん坊が弧を描いて落下し始めるのが見えた。 両手を伸ばして、多分、恐らく、ここだ、という落下地点に後先考えず駆け出す。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:24:48]
◆リゼル > ( ―― ぽ ぉん、 ) ( 胸に抱いていた眠る赤ン坊を 、 ) ( 空高く、 放り投げた 。 ) [Thu 5 Aug 2010 22:09:43]
◆リゼル > ふーン。なるほど? …減らして無いのに 、ね。 けど案外、血が吸えなくて衰弱死しちゃッたー、とか そンな馬鹿も居るかもしれないよ? ( くすくすッ、と小馬鹿にした様な笑い声を上げながら、 ゆらり、眠る赤ン坊を僅かに揺らす。 ) ( 一般市民の様に暮らすモノ、奴隷へと堕ちるモノ、吸血鬼としてありのままに生きるモノ ――様々だ。どれが正解かなンて知らないけど、前者は狩人にとッては厄介な部類だろう。 ) …変わらない方が? …そンなの変化を恐れる臆病者の言葉だよ。 ( 変化が有るからこその生なのに、と子供は思う。 不変なモノ等存在しえぬのだから、尚更 ― ) 手が届かなかッたら見捨てる? ( 「貴女も含めて、」 ) ( 言葉に、ぱちり、瞬きをして、 ) アハッ… 、優しいねぇ エリーは。 ( なンて、笑い声混じりに。 ) ねえ、じゃあ ―― こうしたら、エリーは如何する …? ( にィ、と口許を三日月形に歪め、 ) [Thu 5 Aug 2010 22:09:01]
◆エリー > 仕事帰りにちょっと寄るには色々準備が要りそうな所だもの。 …最近はだいぶ件数自体は減っているけれど、それ自体吸血鬼の数が減ったっていう風には言えないでしょう? 誰も減らしてないのに数が減るなんて事はありえない。 ( 人間が居なければ吸血鬼も存在足りえないのだ。 忽然と姿を消した吸血鬼達は今も何処かに潜伏していて、ただ、巧くなっただけだ。 以前関わった吸血鬼の中にも、市民の中に紛れて普通に暮らすタイプは何体か居た。 余計に性質が悪い。 ) 変わらない方が良い事も多いのよ。 多少退屈でも。 ( 明日その赤ん坊が突然死んだらリゼルはどう思うんだろう。 ふと、そんな事を思う。 普通の子供とはだいぶ感性のかけ離れた子だと思うし、何処か、こう―――人間性が欠落しているような。 ) ―――どうだろう。 目に映っちゃって、手が届いてしまうから手を出しているけれど。 ギリギリ、自分の手が届く範囲だから? ( 真面目に答えた。 そういう赤ん坊の存在を誰かに聞いただけだったら関わろうとしなかっただろう。 もう手遅れだと思ったらこう積極的にもならなかった。 ギリギリ、手が出るから、だ。 ) …まぁ、それは貴女も含めてなんだけど。 [Thu 5 Aug 2010 21:56:09]
◆リゼル > ( 愉しげに笑みを浮かべ 貴女の顔を、じいッと見遣り、 ) いきなり其の話? ( なンて、若干の呆れ声。 まァ別に世間話する気は無いけれど。 ) ねえ、仕事は忙しいの?吸血鬼ッてそンな頻繁に活動してる? ( 話をすり替える様に 少し早い口調で問い掛けて、 ) なにも、変わらないよ。 なーン にも。 ( 此方に掛けられた問いには、つまらなそうに溜息一つ。 ) ( 子供扱いなンてされたら、こうやッて会話もしない ンだろうけど、 ) ( ポーチの中身までは分からない。―― けれど、取り敢えずは警戒しておこうか。 ) … ねえ、エリーはこの子を助けたくて様子を見に来ているのかな? ( 名前すら無い子供。可哀想な赤ン坊を ― 真ッ当に成長させる為に?見ず知らずの他人なのに? ) ( 不思議そうに 首を傾げたまま。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:44:42]
◆エリー > ( 相変わらずの―――人を食った様な物言い。 ただ大人びているだけなのか、見た目に騙されてはいけないのか、判断に迷う。 緊張を覚らせまいとして表情と声のトーンをコントロールする。 ) ―――今晩は。 何度か見に来たけれど…やっぱりあまり良い環境じゃあないと思うわ。 ( 教会なり何処かの世話になった方が良い、という話の続き。 手に職があるならギルドの住み込みだって良い。 リゼルがよくっても赤ん坊に良くないのは明白だ。 ) ええ、今日はもう上がりだから…特に変わりはない? ( 大人ぶった口調だ。 我ながら似合わない。 これくらいの歳格好の子供に対してどういう言葉を使えばいいか、どうにも判断に迷うのだ。 特にこの子は子供扱いされるのを好みそうにない。 ) ( 仕事帰りでも一式の装備を持ち歩いている。 腰のポーチの中には聖水、馬蹄、小さな銀のナイフ。 家族皆殺しにされれば夜に大してこれくらいの過剰なトラウマだって残るっていうもの。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:34:11]
◆リゼル > ( 赤ン坊は子供の肩に顔を乗せて、 ) ( 再び夢へと旅立とうと、瞳を閉じ始める。 ) ( ゆらりゆらり揺れるランタンに、 ) ( 目の前で誰かに襲われ掛るだとか、面白い事起きないかな ―なンて、思考巡らせながら、 ) ( 貴女の元へと、此方からも近寄ッていけば、 ) ――― おはよう。 ( くすくすッ 、 なンて笑い声と共に、 ) 本当に様子を見に来てくれたンだ? ( こてン、と少しだけ首を傾げる。 ) お仕事帰り? ( 貴女の全身に視線を這わすのは、 ) ( 若干の 警戒。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:23:49]
◆エリー > ( 稀に道端で寄り集まって灯りを囲み、酒盛り何かをしている人達も居る。 赤黒い顔と薄汚れた恰好をした老人ばかりで、通り過ぎる人間を露骨に目で追っているが、何かして来るわけでもない。 稀にろれつの回らない感じでからかうような声をかけてくる程度だ。 ) ( こういう所で暮らす子供というのは、どういう風に感じで、どういう風に思うんだろう。 一人二人に手を差し伸べるのは簡単かもしれないけれど、何だかそれは気持ちの悪い欺瞞みたいに感じてしまう。 欺瞞でも良いのかもしれないけれど。 ) ――――…あ。 ようやく掴まえた。 ( まだ少し離れた距離で、見覚えのある姿を捉える。 リゼルだ。 赤ん坊も抱えている。 安心したような、そのくせそれで、会ってどうするのかっていう、今更な戸惑い。 来てしまったし、会ってしまったんだから今更の。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:17:54]
◆リゼル > ( 「ぐぅ、」 ッて声が足元から聞こえた。 ) ( 生きてた様だ、――まァ関係は無いけれど。 ) ―― 此の辺りの利点は追及されない事だけど、… ( 如何も、場所は好きにはなれない。 ) ( 赤子の背を撫ぜたまま、緩やかな歩調で宿屋へ向かい、 ) ――― ン …、 ( 少し遠くに 揺れるランタン ) ( 己の視界には比較的鮮明に捉えられる距離。 灯りの先に居る女性を じいッと、 見遣り、 ) ―― …人が良いのか、お節介なのか、 ( どこか小馬鹿にした様な、そンな溜息交じりの言葉。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:08:48]
◆エリー > ( 仕事の合間、時間を見てはこの辺りを訪れている。 相変わらずの猛暑の中、ふと涼しげな感じがするのはきっと気のせいじゃないだろう。 人と、物の密度が薄い――――閑散としているのだ。 生まれて今まで清潔で安全な居住区で暮らしてきた私にしてみれば、こんな所に住む感覚は分からない。 気がしれない、とは言えないけれど。 裕福でない人にしてみればこれが普通だったり、此処に流れ着かざるを得なかったりしたのだろうから。 ) ( 薄暗い乾いた道をランタンで照らしながら歩く。 リゼルと赤ん坊の住む宿はもう少し先だ。 ) [Thu 5 Aug 2010 21:03:19]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 何度目かの訪問 』 [Thu 5 Aug 2010 20:57:37]
◆リゼル > ( ぴくり、と胸に抱いた赤ン坊が動けば、 ) ( 其方へと視線を落とす。 ) ―― あァ、…おはよう 。 ( 愉しげに笑みを浮かべた表情は其のままに、赤子へと声を掛け、 ) ( グッと、身を元に戻す。 ) さァて、風も気持ちが悪いし ――… 戻ろうか。 ( 宿屋へ、 ) ( こつン、石段を靴音立てて 降りていき、 ) ( ポンポン、と赤子の背を軽く撫ぜながら、 ) ( 石段の一番下、寝そべるニンゲンを、 躊躇無く踏ンで 行こう。―― 生きていようが、死ンでいようが 。 ) [Thu 5 Aug 2010 20:56:23]
◆リゼル > … 、 ( 僅か、震えた指先を見遣る。 ) ( 最近あまり生き血は飲ンでいないからか ― 身体中に巡る己の血液が濁ッてる気がする。 ) …… 、 ( 新鮮な、なるべく年頃の、処女の生き血が ――、 ) 飲みたい 。 ( 赤ン坊を胸に抱いたまま、 空を見上げる様に 仰向けに寝転ンで、 ) … あ、 ( アレなンて好いンじゃないか、 ) ( 割と何度も宿に訪れてくれてる様だし、 ) ( あの、狩人の ――、 ) くす ッ、 ( 飲ンだら、どンな味がするだろう? ) [Thu 5 Aug 2010 20:42:04]
◆リゼル > ( そゥ、宿屋の女将に云われても、 ) ( 「大丈夫」とだけ返して ― ) … 、 ( 貧民窟に在る宿屋の傍、石段の上に腰を下ろす。 ) ( 両手で抱えた赤ン坊は、 すやすやと寝息を立てて、 ) … 美味しそう、 ( ポツリ、呟いた。 ) ( まあ、食べないけど。 ) ( ぷくぷくとした頬を見てると噛み付きたくはなる。 ) [Thu 5 Aug 2010 20:32:08]
お知らせ > リゼルさんが来ました。 『( ―子供の出歩く時間じゃないよ、 )』 [Thu 5 Aug 2010 20:27:58]
お知らせ > アウラ@カミさんが帰りました。 『(でも終了だけれども!)』 [Thu 5 Aug 2010 03:13:40]
お知らせ > アウラ@カミさんが来ました。 『(ミス――。)』 [Thu 5 Aug 2010 03:13:12]
◆アウラ@カミ > この仕事が終わったら、何処かに所属してみようかしらね…。 (家出してヴェイトスに来たものの身寄りなんてなく、今は市内の安宿を転々としている日々。稼ぎといえば、こういった依頼を請け負ってその報酬を受け取るくらいなのだが…。) この依頼は、完全出来高制だものねぇ…。被害者の方の髪を回収しないと始まらないわ…。 (ふぅ、と溜息混じりに周囲に再び気を配り、捜索を再開するのだった。) [Thu 5 Aug 2010 03:11:51]
◆アウラ@カミ > ま、平和なのは良い事なのだけれど。それならこんな依頼も発たないし、ね。 それに、本音を言うなら――。 (そろそろ金銭面で危なくなってきたから、ね…。 我ながら不謹慎だ事…。) (そろそろ笑えなくなってきた自分の懐事情を苦笑しつつ、つい脳裏を過ぎった考えにクシャリ、と頭を掻いた。) ――でも、本当にそろそろ危ないからね…何とかしないと。 (だが、本当に切羽詰ってきたのも事実だった。) [Thu 5 Aug 2010 03:00:23]
◆アウラ@カミ > (それには理由がある。 ここ最近、巷で暴れている人のカミを強奪するという化け物の話。私はその化け物とやらの捜索に参加していた。今日はその捜索、なのだが――。) ――こう、わざわざ治安の悪い場所を選んで歩いてみても、中々思うようには行かない、か。 やっぱり、確固たる情報が欲しいかしら…。 (そもそも、カミの化け物って一体どんなのかしらね。人の形をしているのか、本当にただの化け物みたいな容姿なのかも分からないし。) (その進展は芳しくない様子。 化け物や犯罪が起こるなら暗黒街かここ、貧民街の可能性が高いだろうと思い定期的に見回りをしているものの中々、そういった化け物は愚か犯罪すら目撃するには至っていなかった。) [Thu 5 Aug 2010 02:47:39]
◆アウラ@カミ > (月が煌々と差し込む真夜中。貧民街を歩く人影。 ヴェイトスでは余り見かけないであろう和刀を旅行鞄に刺す様に持ち歩く女だった。) ―――静かなものね。こうも夜が更けると。 (こういうのをアマウラでは何と言うんだったか。草木も眠る丑三つ時…だったか。) (辺りを伺うように夜道を行く…。お世辞にも治安の良いとは言えぬ貧民街を何故こんな時間に?) [Thu 5 Aug 2010 02:38:30]
お知らせ > アウラ@カミさんが来ました。 『ヘアーハント 2回目。』 [Thu 5 Aug 2010 02:31:09]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 『ぅえっくしっっ。』 [Wed 4 Aug 2010 04:05:27]
◆ドライツェ > ( へふ、ともう一度息をつく。 夜が明けて天気が回復していたら様子を聞きにいってみよう ) ……うぇ、 [Wed 4 Aug 2010 04:05:00]
◆ドライツェ > () [Wed 4 Aug 2010 04:03:48]
◆ドライツェ > ( 問題の髪が探し物であったかどうかは後日確認できるだろう。 それが奪還された髪なら久しぶりに奮発して乾杯用のグラスワインでも買ってこようか、無論僧房の奥でのひっそり独り酒になるが ) ご本人のものだといいなあ。 だといいですよねー… ( 実際もし髪をやられていたら泣きながら島外の故郷へ逃げ帰っていたところだ。 そう思うと被害者の心労たるや想像に難くないわけで―― ) …ここまできてフェイクってオチはあまりにも勘弁なのですよ。 [Wed 4 Aug 2010 04:03:42]
◆ドライツェ > ( 今日の、とは言っても日付が変わってたった四時間しか経っていないが、今日よかったと思えることはこれで早々にふたつめだ。 ――ひとつは何とか経典を雨の被害から守れたこと。 そしてもうひとつは――――確認を待っている所のようだが、「栗色の髪」が無事に取り戻されたらしいこと ) ご本人の髪だといいですよね。 ( ここに来て人間違い、もとい髪間違いもなさそうだが ) 本当に――… ねえ。 楽そうは楽そうなんですが、禿はちょっと厳しいですから。 …いかついおじさんでもない限り。 [Wed 4 Aug 2010 03:56:55]
◆ドライツェ > ( 両腕に大事そうに抱えていた経典を傍らの長椅子に置く。 と言いながらも、さんざ雨に洗われた後の眼鏡越しでは何も見えたものじゃない。 ただもう長らく暮らしてきた所だから記憶と勘とで椅子の場所の見当をつけ、それが外れなかっただけ )( 出先から教会へと帰る途中で降り出した雨はあれよあれよという間に雨足を強めて桶をひっくり返したような大雨になった。 もう少しで教会に着くという辺りだったので雨の中走って帰ってきたのだが、おかげで全身濡れ鼠だ。 ) ――…経典は。 ( 手で触れれば本が濡れる。 ものの役に立たなくなった眼鏡を外し、きりきりと双眸をきつく細めて目の焦点を合わせては経典に顔を近づける。 前髪や顎から滴る雨に注意してまじまじと眺めた限り経典は辛うじて雨の被害を免れたらしく、つい安堵の溜息をつく ) [Wed 4 Aug 2010 03:52:36]
◆ドライツェ > ( っくし。 堪えきれずの唐突なくしゃみで思い出したように頭を左右に振った。 その都度水滴が髪からひとつふたつと飛んで、礼拝堂の床に丸く雫の模様を落とす ) うわー… 随分降られちゃいましたねこれ。 うわ、袖なんかもうびったり。 ( 腕を動かしてみると僧服の袖がぴったりびっちり張り付いてくる。 たっぷりと雨を吸った僧服の袖も背中も生温かくて大層居心地の悪いこと。 ざあざあとした雨音に ) 降られちゃいましたねえ。 [Wed 4 Aug 2010 03:44:54]
◆ドライツェ > ( ばたん! 後ろ手で閉めた扉が想像以上に悲鳴を上げて思わずびくりと背筋を伸ばした ) …ひ。 ……。 ( そろそろと周囲の気配を伺う。 幸い教会のご近所さんがたから「うるさい今何時だと以下略!」的な苦情らしきは特に聞こえてこなかった ) …ふー。 扉の蝶番もおかしくなってはないですよ――ね。 [Wed 4 Aug 2010 03:39:56]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『 うわああああああ 』 [Wed 4 Aug 2010 03:36:58]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『( 犬は姿を見失っても犯人にたどり着くものだ )』 [Sun 1 Aug 2010 23:38:10]
◆ディーフィール > ( それは誰かが追いかけているとわかっている場合の話。 見えず、気配も感じ取れない相手をどう警戒するのか。 そして淫魔は普段だれにも見せないような本気である。 別にこちらは見える必要はない。 通り過ぎた残滓? 雨の後だいやというほどに残る。 その中で淫魔は完全に見失うことはなく。 そしてもぐりとはいえ病院に預けられたのを知って、それから帰っていく。 あなたも言っただろう。 私は化け物だ。 それなら人間の常識は通用しないこともある。 雨降りの後で助かった。 それに ) [Sun 1 Aug 2010 23:37:40]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『――腕の中の少女を、守ることだ。』 [Sun 1 Aug 2010 23:31:01]
◆アイゼンリッター > (彼女は言った。 自警団に突き出されている筈なのに、自由なのは何故?と)(当たり前だが、鉄仮面は毎夜のように街に繰り出し、自警活動を行い、気付かれること無く帰宅している。 凛々を抱えているとはいえ、力も素早さも此方は上回っているし、タフネスに関しては比べるべくもない。 いくら感覚が高かろうが、多くの人間を操れようが、それだけで追跡できるほどヴェイトス市の地形は簡単ではないし、此方は屋根の上を、路地の影を、素早く迅速に移動し続ける))(――では此方も答えよう。 こんな派手な格好をして街を駆け回っているのに、未だに自警団に捕まっていないのは何故か)――Hide-and-seekは得意でね。(グレイホークがそう嘯く)(アイゼンリッターは只管に走る)(目的は、たった一つ) [Sun 1 Aug 2010 23:30:41]
お知らせ > 凛々さんが帰りました。 『( 心も体も――もう、堪えられない )』 [Sun 1 Aug 2010 23:21:27]
◆凛々 > ( ―――――ふっ、と意識が途絶えていく。そろそろ限界だ。カインの腕の中で私はそっと瞼を閉じる。死者のように硬く閉じられた瞳だが、彼女がまだ生を刻んでいる事はしっかりと確認出来るだろう。 ) [Sun 1 Aug 2010 23:20:37]
◆ディーフィール > ( そして走り出したのを見届けて。 そしてこちらも彼の後を正確に追っていく。 それも彼の視界に入らない場所を選んで。 少なくても彼よりは年季は長く。昔は狩もしていたこの場所を迷うことは彼と同様にない。 自分の魔力で溜めたそれはその場に「置いていく」 こうすれば少なくてもまだこの場に立っている、という錯覚は与えられる。 彼が病院まで送り届けるならよし、そうでなければ周囲の人間に強姦魔というレッテルを与え追跡させるという手もある。 気配の探知範囲は最大。 凛の状態は危険だ。 少なくても寄り道をする余裕はないはずである。 彼の一番の誤算は彼の視界にない場所でもその気になれば淫魔はどこまでも追跡できるという事。 自分の体力が尽きる頃には凛の命が消えていてもおかしくはない状況。 寄り道するならそれまでということだ。 鉄仮面。 自分の一番の武器は魔力でも口先でもない。 極端にとがった魔力をも探知できるこの感覚だ ) [Sun 1 Aug 2010 23:18:11]
◆アイゼンリッター > (魔力か。 口に気をつけろ。 スペルユーザーとは幾度か対決したが、ぐちゃぐちゃと喚き散らしながら意識集中できるような奴には終ぞお目にかかったことがない。 だが油断はするな。 奴は軽々と屋根の上まで登ってこれるだけの身体能力を持っていたし、たった一言で区画一つを操ることができるのだ。 スラムの道は毎晩警邏しているから、把握している。気紛れにフラフラ散策している奴に、遅れを取る気はない。 雨も止んでいる。 問題は、タイミングだ。 ぐちゃぐちゃ喋っている間はダメだ。 そうじゃない。 奴の言葉に注意を割くのは危険だ。 意表をつけ。 相手が隙だと思わない隙を突け。 重要なのは戦術だ。 奴を調子に乗らせろ。 好き勝手に喋らせろ。 凛の状態が不味い。 奴が看護婦だと名乗った以上、病院へ連れて行くわけにはいかない。 ヘンドリックさんなら、治療もできるだろうから……。 ああ、でも、彼女は飴を食べてくれている。 そのことが無性に嬉しくて、鉄仮面の下で微かに口元が緩んだ。 守らなければならない。 何としても。 絶対に)(ミスタ・アイゼンリッター。優先順位を間違えるなよ――)「犯人を家族の前に突き出せばそれでみんな笑顔で笑えるの!?」(――わかっているとも、ミスタ・グレイホーク)(役者でも誰でもそうだが、調子に乗ってる時は一番危うい。 無拍子で脚を踏み切り、跳躍。 蜻蛉を切って距離を稼ぐと共に、空中で身体を捻って方向転換。 着地と同時に走り出した。 しっかりと、凛の事を身体に抱いて。 奴とは正反対の方向に) [Sun 1 Aug 2010 23:09:30]
◆凛々 > ( こう、自分にとっての知り合い同士が喧嘩してる姿というのは心苦しい。ただそれでも今の私に出来ることなんて何も無い。何かを成すには力が必要だった。私はそれが欲しかった。だけど―――何も、何も手に入れる事が出来なかった私は―――― )( ――――口の中に広がる甘い感触。……なんだか随分と久しぶりな気がする。たかだか一ヶ月か二ヶ月か。その程度の久しぶり程度の筈なのに―――― ) [Sun 1 Aug 2010 23:04:24]
◆ディーフィール > ( 正直彼が話を聞かずにすぐに逃げることも考慮している。 彼が犯人でなければ連れて行く先は病院しかない ) …答えてない。 あなたはその家族に何をしたのか。 犯人を捕まえて自警団に引き渡して、それで笑顔になったのを確かめたのか!! 鉄仮面!! 笑顔が偽り? 仮初の癒し? それの何が悪いの!? 闇に沈む心すら浮かべようとしないならあなたこそ怪物だよ。 ( そして、絶対に自分の都合の悪いところには触れようとしない。 いくなら早く行ってくれと内心。 もしも彼が去る気がないなら ) …… 私は完全に救えるとは思っていないよ。 ( 少なくても気持ちをやわらげるのが精一杯だ。 それは自覚している ) でも、犯人を殺したところでその人が帰ってくるわけでもない。 それなら今の状況を受け入れて笑顔になってもらうしかないじゃない。 鉄仮面。 答えろ! 犯人を家族の前に突き出せばそれでみんな笑顔で笑えるの!? ( タイミングを与えるような隙は見せてない。 むしろ隙を見せないことが淫魔の最大の武器である。 いかなる行動にも反応する状態を作っている。 その代わり自分からはこの場を動かない ) 鉄仮面。 そしてもうひとつ聞く。 あなたが犯罪者は笑う資格がないと言う。 なら、その犯罪者の家族もみんな泣けば良いというんだね。 罪のない親も、子も、誰であれ泣いてもかまわないと言うんだね。 ( 答えは期待しない。 この分だと狂人扱いされるだけだろう ) ( 魔力はまだ高められている。 そろそろ物理的な圧力になってもおかしくはないほどに ) [Sun 1 Aug 2010 22:58:56]
お知らせ > 凛々さんが入室されました。 『意識は割と朦朧』 [Sun 1 Aug 2010 22:57:05]
◆アイゼンリッター > (――状態が不味い。 自分の腕の中で女性から命が失われていった事は、かつて体験している。 だが、まだ大丈夫だ。 死んで間もない頃から、腐敗しきった頃まで、死体の有様は邸の中で眼に焼きついている。 片手で凛を抱き上げたまま、片手でポーチを探り、飴を取り出す。 果汁を寒天で固めた、かつてツァラトゥストラ劇場で販売されたものを。 子供相手の接し方がわからなかった頃から、持ち歩いている品だ。 それを一粒、彼女の口へと入れてやる。 気付けのアルコールはあるが……まだ早かろう)自分の家族が、何処の、誰に、どうして、殺されたのかもわからないのに、ただ慰められただけで納得するものか。 それで誰かを救ったつもりだというのなら――――貴様は、ただの怪物だ。(これ以上の会話は無意味だ。 あの女は怪物だ。 全てを都合の良いようにしか捉えない。 力を持つものに典型的なパターン……自分を過信し、それに溺れている。アクセラレーターと同様に。 良いだろう。 タイミングを見計らえ。 凛の身体をしっかりと抱き直す。 いつもの事だ。綱渡りで、そこに自分だけでなく誰かの命もかかっているのは) [Sun 1 Aug 2010 22:46:33]
◆ディーフィール > ( 少なくてもこの言葉を放っている最中には一切彼の身に異変は起こらないと言うことだ ) [Sun 1 Aug 2010 22:39:49]
◆ディーフィール > ( 魔力を込める、 まだ、まだ。 相手の動きに集中をして。 そしてその場から動かない ) ああ、何人病院に来たかな? 悲しくてないていて。 それでも慰めて、笑顔になってもらったよ。 ( 彼の言葉にそう答えよう ) 鉄仮面。 あなたの拳で笑顔はどれだけ生まれたの? ( 罵詈造言。 もともと彼は人の話を聞かない人種だと知っている。 だから相手の言葉を明確に否定することはない ) それで、あなたは殺された家族をもった人に何かしたの? ( 言葉を返す。 淫魔はちゃんとしている。と返したのだ ) 疑うなら中央病院に行って聞けば良いでしょ。 ( 少なくても淫魔はそこにいて逃げも隠れもしていない ) 私は逃げも隠れもしていない。 あなたが言うとおりなら私は自警団に突き出されていてもおかしくはないのにこうして自由なのはなぜなんだろうね。 魔法? あの中央病院が私程度の力で支配できるような脆弱なところだと言うつもりなら喧嘩を売ってくると良いわ ( 少なくても言葉に魔法はこもっていない。 こもっていれば多少なりとも経験のあるかれなら身構えている体に異変を訴えるだろう ) [Sun 1 Aug 2010 22:39:09]
◆凛々 > ( ―――――ぁぅぁぅ。 ) ( 私にとっては二人とも良き友人であるだけに、ここまでいがみ合う関係だとは思っていなかった事もあってカインの腕の中で口籠っている。―――今の私は彼らのいがみ合いを耳に入れる程度の事しか出来なかった。元より凌辱され尽くした体は激しい心身衰弱の状態。頭が回る筈も無く、体もまた動かせず。ただ成り行きに身を任せるトキノミヤコの娘。 ) [Sun 1 Aug 2010 22:35:41]
◆アイゼンリッター > ――黙れよ、売女。(吐き捨てるように応じる。 口でぐだぐだと何を語ろうが、この女の腹は読めている。 目玉泥棒を庇ったのも、今ここで凛を救うだ何だとペチャクチャ耳障りな声で喚いているのも、結局は同じだ。 笑わせるな。)――お前は単に、コイツを更に犯したいだけだろう? 目玉泥棒はどうした? 人を治すのが仕事なら、奴に殺された連中は放置か? 奴に家族や友人や恋人を殺された連中は? 殺人鬼を自首させるでもなく、ヘラヘラ笑って、優しく優しく適当に睦言でも囁いて抱けば、それで丸く収まるとでも? ああ、それとも目当てはアクセラレーターか。 いずれにしても節操が無いな。 それがお前の仕事だというのなら、淫売窟にでも立てば良い。 看護婦なぞ止めてな(都合の良い台詞を吐く怪物だ。 その舌を捻じ切って、喉の奥に詰め込んでやりたい。 あの小娘が「幸せになりたい」などと言う妄言を吐いたお陰で、何人死んだ事か。 小銭が欲しいから人を殺す。 女を犯したいから人を襲う。 それと完全に同列で、そんな殺人鬼を庇うこいつも同類だ)――女を犯す事しか頭に無い屑に、この娘を預けるつもりはない。(ほらみろ、お決まりの魔法だ。 なに、一度対決した。問題は無い。 ギュッと凛の身体を抱きしめる。 守らなければならない。 命を賭しても。 絶対に、絶対に、だ) [Sun 1 Aug 2010 22:29:48]
◆ディーフィール > あなた、とうとう誰かを壊すことすらするようになったんだね。 ( それは淫魔は知らないことだ。 先ほどの声は彼の声。 しかし、彼ならば誰かを嵌めるために犯してしまうこともやりかねないと考えていた ) それは私の台詞だよ。 鉄仮面。 凛ちゃんは夢を持っていたし強くあろうとしていたよ。 だから私は応援しようと思った。 それを踏みにじるなら。 あなたを全力で倒す ( 彼は気が付いていない。 普段はまったく異なる存在であるという事が ) もし、あなたがやったのではないと言うなら、その子を置いていって。 もしくはすぐに病院に連れて行きなさい。 私は看護婦、本当に傷ついている人を治すのが仕事よ! ( 冷静になって考えれば淫魔が病院で働いていられるかわかることだろう。 相手の方が体力も力も上だろう。 それがどうした ) ( 爆発的に魔力が開放された。 そしてアイゼンリッターの動きにすべてを集中する。 筋肉の動き。 呼吸の音。 リズム。 自分が勝てる要素はこれくらいだ。 すべての台詞をこぼしてから瞳が金色に染まっていく ) [Sun 1 Aug 2010 22:24:14]
◆凛々 > ( こうして凌辱された姿の女にかつての勝気な姿はどこにも見当たらない。嬲られ、慰み者にされ、迷宮の餌とされた心身は千切れたようにボロボロであった。 ) ―――― …… でぃー …… ( マフラーで体を包まれ、抱き上げられる。そしてその憤怒の声の先にいる人物もまた知り合いであった。奔放で性に明け透けな―――これもまた、私にとっては数少ない友人の姿。 ) …………あ……… ( ―――そして鉄仮面の彼は彼女に対して苛烈な怒りを示している。何故―――どうしてだろうか。なんとかして、本心ではこの場を穏便に収めれそうな言葉を口にしたいのだけれど、衰弱し疲れ切った心身と元から頭の足りていない事から上手く何かを口に出来ない。娘はただ鉄仮面の腕の中で、口籠るばかり。 ) [Sun 1 Aug 2010 22:21:16]
◆アイゼンリッター > (微かな声を耳にして、頭の中でカイン・グレイホークはがなりたてていたが、アイゼンリッターとしては――逆に腸の底に氷を突っ込まれたように、冷え切っていた。 怒り――否、憎悪だ。 この街の犯罪者への。 この街の怪物どもへの。 初めて知った。 憎しみは、何処までも冷たく静かなものなのだと。 自分のマフラーを外し、薄汚れた娘の身体を包み、抱き上げた)……………そうか、まだ足りないのか、ディーフィール。(凛は……鈴宮凛という女性は、強かった。 肩を並べて戦ったから、わかる。 槍を手に、浪人と戦った。 最強になりたいのだと語ったのも聞いた。 強い意志を持った娘だった。 だが――連中は、彼女を嬲り者にしたのだ。 犯し、奪い、弄び、その尊厳を、人生を、踏み躙って――放り出したのだ。)目玉を抉って、人を犯して、へらへら笑うだけでは、まだ足りないか。 誰かの人生を踏み躙るのに、まだ飽きないのか。 (――ああ、それでも、連中には足りないらしい。 懲りないらしい。 思い知らせてやる必要がある。 絶対に)これ以上、この娘には指一つも触れさせはしない。(そう、それは――地の底を吹き抜ける風のように低く、冷たい声だった) [Sun 1 Aug 2010 22:10:17]
◆ディーフィール > ( やや離れた場所。 声が聞こえた。 普通の人なら雨音に消えそうな声でも淫魔は捕らえる。 そしてもう一人の気配に気が付いて急いで路地を駆け、その場面に遭遇する ) …… 凛…ちゃん? ( そしてもう一人 ) ……何をしているの? ( それは怒気を孕んだ声。 今まで彼の目の前で見せていたような飄々とした姿ではなく、感情を露にした姿。 魔力は開放されていない。 瞳は変わらないままだ。 しかし、その視線にこめられた怒気は気の弱い人間ならそれだけで怯えさせる迫力を持っていた ) [Sun 1 Aug 2010 22:01:08]
◆凛々 > ( ――――大きな声がする。誰かが私の名前を呼んだような。それは―――どっかでかな、聞き覚えのある気がして。 ) ―――――……… ( ゆっくりと瞳を開けた。体も心も深く傷つけられてしまい、意志の折れた虚ろさを漂わせる瞳をその声の主へと向ける。 ) ……… かいん……? ( ―――それはよく覚えている鉄仮面。掻き消されるようなか細い声でその名前を呼んだ。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:56:58]
◆アイゼンリッター > (まず最初に疑うのは、怪異の類か否か、ということだ。 半ば以上、強迫観念に支配された男にとって、全ての事象はまず疑念を抱くべきだと考えている。 ――女性、女性だ。 イエロティア。 黒髪の。 この界隈は、他所の連中が考えているほど治安の良い場所ではない。 犯される者も、身包みを剥がれる者も、殺される者だっている。それは日常茶飯事だ。 彼女もそうした一人だろう。だが、それにしても、イエロティアにしては、少しばかり――)――…………?(――背が、高い?)(ゾクリと、背中に寒気が走るのを感じた。 黒髪で、イエロティアで、背が高い。 まさか。 ありえない。 だって、彼女は。 傭兵で。 いや、違う。 そうじゃない。 そんなことじゃない。 考えるな。傍観するな。 行動しろ。 行動しろ。 早く手を動かせ。 脚を動かせ。 行動しろ。 行動しろ。 行動しろ。 動け。 動け!)―――――凛ッ!!(叫ぶと同時、バシャリと彼女の真横へと飛び降りた。 躊躇う事無く抱き上げようとするだろう。 多くの偏執狂がそうであるように、彼の妄想も時には真実を突く。 ――違っていれば良いと願いながら、半ば以上の確信があった。 この娘は、きっと彼女に違いないという) [Sun 1 Aug 2010 21:49:04]
◆ディーフィール > ( こちらは傘をさしての散歩中、という様子。 この辺りを通りがかったら知り合いの気配を感じ取り様子を見に歩いている、という所。 屋根の上からは傘を差している女性が歩いていて凛へと向かっている、というようにしか見えないだろう。 到着までは1Tほどはかかる ) [Sun 1 Aug 2010 21:47:20]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 『 ( この場に現れるもう一人の影 )』 [Sun 1 Aug 2010 21:44:55]
◆凛々 > ……ぅぁ…… ぁ ……… ( そうして這いずって進んだのは僅かな距離。すぐに力無く項垂れて、泥水を頭から被る羽目になる。 )( ―――やっぱり。…………つかれた。 )( このまま目を閉じたら―――ずっと眠っていられるんだろうか?あんなふうにむりやりにおこされることもなくて――― ) ( ………あしおと……? )( 変な所から聞こえてきているような気がする。けれどそちらへと視線を向ける気力も無い。 )( 鉄仮面の人の眼下には、雨曝しにされてうつぶせになっている裸体の女性の姿が見えるだろう。黒髪で―――女性にしては、随分と背の高い、黄色い肌の女。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:42:21]
◆アイゼンリッター > (雨粒が次々に身体を打つ。 冷たい水滴は体温を奪うし、あたりに立ちこむ水煙は視界を奪う。 足場は不安定だ。 鎖を巻いたブーツで不安定な屋根上を駆けながら、周囲をうかがう。 こんな夜でも何がいるかわからない。 犯罪者か、怪物か。 この街からそういったものが消える事はないし、何者であろうと襲われることはある。本人でなくとも、家族や友人、恋人が人生を踏み躙られる可能性は零じゃない。 誰だって無関係ではないのだ。)…………。(――そう、誰だって……アイゼンリッター、或いはカイン・グレイホークと呼ばれる人物にとっても、決して)(ややあって、屋根上を走る奇妙な足音が、貴女のすぐ真上にまで近づいてくる。 夜闇の中にあって、かえって裸身であれば目立つかもしれないが、さて。 鉄仮面の男は立ち止まって、周囲と眼下を見回すが――……) [Sun 1 Aug 2010 21:32:19]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――屋根の上を行く。』 [Sun 1 Aug 2010 21:27:34]
◆凛々 > ( 気休め程度かもしれないけれど、こうして豪雨の中に放置されたせいか、こびりついていた男の精の名残はほんの少しだけ落ちてくれたような気がする――――それでも一ヶ月ものあいだ、湯浴みもせずに男たちや化け物に嬲られた体は酷い臭いだ。行き倒れかただの浮浪者にしか見えない―――いや、むしろ今はまさしくその通りだったか。 )( 本当に全部無くしてしまって。こうして地べたを這いずりまわされている。けれど屈辱も悔しさもなんだか曖昧な感覚だ。ただ――やっぱり、すごくおなかへった。 ) ………ぐ…… っ ……… ( ――――雨が痛い。軒先かどこかにでも避難したかった。萎えた体に残された力を振り絞るようにして、少しずつ這いずっている。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:25:01]
◆凛々 > ( 降りしきる雨。素肌を打ち付けるそれは容赦無く体力を奪っていった。――――体が重い。動きたくない。………けれど……おなか…へったな………… )( 長過ぎる悪夢から目が覚めた時には捨てられるようにそこにいた。文字通りに身包み剥がされて、何もかもを無くして―――― 一切れの布も纏わない姿のまま、路上に倒れ伏している女。姓は鈴宮。名前は凛。それはイエロティアの娘。 ) [Sun 1 Aug 2010 21:10:21]
お知らせ > 凛々さんが来ました。 『 ………… ぅ ………』 [Sun 1 Aug 2010 21:04:11]
お知らせ > 梛子さんが退室されました。 [Fri 30 Jul 2010 01:05:05]
◆梛子 > ( 流しなれば ) ―――― ( ... 子でも楽しみ食せるかと思案すも )( 此処で流し素麺なぞ ) ... ( しよォものなら、 争いになりそゥ ) ... ゆっくり お食べ、 ( かきこむ様、見咎めて小ィさく ) [Fri 30 Jul 2010 00:59:02]
◆梛子 > ( ... 雑炊では熱ィ と ) ... ( 不平を云ゥ少女には眉を寄せ ) ... 先日の素麺に 腹にたまらぬと、文句を云ゥたは 何方。 ( 貴女 ) ( でしょゥ... ? ) ( やれ、と吐息と共 軽く額を突きやれば、少女の頬はリスのよに膨れ ) ... ふ ふ、 ( 打ち笑ィて 其をも突く ) [Fri 30 Jul 2010 00:53:56]
◆梛子 > ( 或る者は匂いに釣られたか、 また或る者は呼び声に釣られたか―― ) ( ... 或いは 此時分になると此処で飯を振舞ゥを心得た常連か ) ... ( 四方八方寄り来る者達へ童女の零すは快活たる笑み――― ) キチリ、 御並びくださィ ませ―――、 ( ... 横入り仕掛けた少年に ) ( 成りませぬ、と しゃもじが 飛ぶ。 ) [Fri 30 Jul 2010 00:47:03]
◆梛子 > ( ... お玉で 湯気立つ鍋の側面を、強かに打ち据えた ) 炊き出しです よ――――― !! ( 夕餉の刻 )( ―――立ち昇る湯気は 空腹を刺激する雑炊の香 ) [Fri 30 Jul 2010 00:36:11]
◆梛子 > ( ―――ガンガンガンッ ) [Fri 30 Jul 2010 00:32:56]
◆梛子 > ( 其れは現在より何刻か前 ) ――――… ( 境内に立つ少女の傍らで、もゥと立ち昇る白き湯気――― 額に玉となる汗が頬ォを伝い落ちゆく ) ... ( ...其を 気に留めぬ侭、涼しげな風貌の童女は強かに拳を握り締め――― ... ) [Fri 30 Jul 2010 00:30:43]
お知らせ > 梛子さんが来ました。 [Fri 30 Jul 2010 00:21:18]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Thu 29 Jul 2010 12:52:49]
◆ドライツェ > ( 漸く頭痛も引きかけてきてシーツの上で身じろぐ。 窓の外に視線を感じ、手探りで眼鏡を拾い、かけて確かめてみると ) …にゃー。 ( 散歩中の真黒い猫が静かに覗き込んでいた ) [Thu 29 Jul 2010 12:52:43]
◆ドライツェ > ( 小口の辺りがよれた経典 ) ( 結局「あれ」は何なんだろう ) [Thu 29 Jul 2010 12:50:04]
◆ドライツェ > ( 人手は集まっているという。 ――…だから、一通り探索し終えた自分が尚しゃしゃり出て功を急くつもりはない。 奪われた髪の主の災禍を思うと「頼まれた日数分は働いたので後よろしく!」と丸投げする気になれなくて、それでもう少し探してみようと――そういうつもりなのだけれど ) …。 [Thu 29 Jul 2010 12:46:48]
◆ドライツェ > ( 案山子を「撲殺せしめた」後、施し直した聖別の跡 ) …髪の毛。 ( まだ取り戻せていないという栗色の、 ) どうなったでしょうか ねー… [Thu 29 Jul 2010 12:42:03]
◆ドライツェ > (「仕事」の後にはよくあること。 もがく挙動で毛布を跳ね除け、ごろりと仰向けに転がった。 屋根を支えるはずの梁がぼやけてぐにゃりと歪んで見える ) ……………、 ( きつく目を閉じて3数えた。 それで痛みが引くわけでもないのだけれど、他にできることもない。 すん、と鼻を鳴らして瞼を押し上げ、依然歪んでぼやけたままの梁を見上げるのをやめた。 薄い扉の向こうでは世間話に花を咲かせる高齢者たちの声が聞こえる。 ――だから、それを中座してしまわないよう口を噤み。 ) ………… ( 縁が朽ちかけているテーブルの上に置いた黒革の経典を横目で見た。 その表紙は灰まみれの、新たに聖別を施した後 ) [Thu 29 Jul 2010 12:38:56]
◆ドライツェ > 確かにもう慣れてますけど、慣れっこですけどー…。 ( 痛みを無視し得るかと言えば全く別の問題でこめかみの辺りを強く押さえた。 眼鏡は――枕の脇辺りにいつの間にかすっ飛んでいる。 見慣れたはずの狭い部屋の輪郭がぼやけてろくに形も把握できない。 視界がぼやける――歪む。 ) あだだだだだだだ。 ( 心拍に合わせてこめかみが激しく脈打つのが分かる ) [Thu 29 Jul 2010 12:30:26]
◆ドライツェ > …あだだだだだ。 ( 毛羽立ちが目立つ毛布の塊がもぞりと蠢く。 右にうごうご左にうごうご、ある種の不定形生物じみて毛布の塊が形を変える。 ――昼時。 窓の外では澱んだスラムの空気の中に昼餉の匂いが漂う頃。 一日の始まりの祈りと礼拝堂の掃除を終え、教徒に門戸を――どちらかと言えば労働力足り得ない年頃の子供や労働力足り得なくなった高齢者の茶飲み場だけれど――開き、己の生活空間である奥の私室へ引っ込んで、そこで。 最早慣れっこの偏頭痛に寝台の上に突っ伏した ) [Thu 29 Jul 2010 12:25:14]
お知らせ > ドライツェさんが来ました。 『( 教会の奥 )』 [Thu 29 Jul 2010 12:17:33]
お知らせ > ナイトさんが退室されました。 『( そしてまた、眠りの無い夜。 )』 [Thu 29 Jul 2010 03:53:03]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 とあるありふれた一日の終わりに 』 [Thu 29 Jul 2010 03:51:43]
◆ナイト > (懊悩の概念は分からない、だが、彼女の感情が揺らぐ度、それは何らかの形で僅かに猫に動揺を与えるのだ。敏感な生き物として存在する弊害と言っていいのかもしれない。やがて、彼女が行き先を思い出すだろう。猫の役目はただそれを見送ることだ。短く軟い毛並みが彼女の指に絡み、離れた。) (別れの挨拶に、猫は何も告げない。猫は多弁ではない。先ほど口にしたのが、猫が伝える必要があると思うた唯一のことなのだ。猫は、妙に行儀のいい姿勢のまま、その背中を見送るだろう。猫はきっと彼女のことを忘れはしない。願わくば、この町に無数にいる黒い同類の中より、また彼女が選り出してくれるように。) (その姿が見えなくなるまで、ずっと、その姿勢のままで。) [Thu 29 Jul 2010 03:48:33]
◆エリー > ( 少ししたらまた冷静さを取り戻し、同時に酷く寂しさを感じるだろう。 自分が放棄しようとしている人生が実はまるで放棄する必要のない、未だ戻ることのできるものだと薄々理解しつつ、ただ頑固になっているのだ。 理不尽な怒りと憎しみを忘れない為に。 ただひと時、何処にでも居る普通の娘のように猫と戯れただけできっとそんな事を思い出して揺らいでしまう。 猫の背を撫でながら既にそんな事を考え、静かに一つ息を吸い込んで、手を離した。 ) ―――そろそろ行かないと。 ありがとう。 ( じゃあね、でも ばいばい、でもなく。 自然と出た言葉に気付かず、刺激しないようにそっと立ち上がる。 意識はしていないが、次に何処かで黒猫に会ったらきっと、この夜の事を思い出すだろう。 猫の仕草とか、泣き声とか、珍しい眼の色とか。 ) [Thu 29 Jul 2010 03:42:57]
◆ナイト > (猫効果、凄い単語が出た。アニマルセラピーとか分かり辛い横文字より余程語感的にOK。その矮小で脆弱な生き物は、強靭な肉体と聡明な頭脳の代わりに、造物主より賢明な臆病さと過度な洞察力を頂戴した。故に、ヒトより“見る”ことが少しだけ得意なのだ。この街では、相当な数のヒトが修羅を生きている。猫は既にそれを経験で知っている。眼前の娘もまた、その一人だったのだろうかと、憶測が浮かぶ。考えが過ぎたのだろう、と猫は納得した。猫は単純にできている分だけ、ヒトより幸福になりやすい。) (長い尻尾を立て、緩やかに左右に揺らいだ。計算しているわけではなく、一時はしつこく猫に構いたがる人間を疎ましく思うこともあった。しかし、此処に至って漸く悟った。猫は愛される為の生物なのだと。憐憫と愛惜を乞う術は、この遺伝子に刻み込まれている。薄く目を開いて、彼女を見上げた。 ――…穏やかな顔が見られた、ような気がした。猫はすっかり満足する。正体の知れなかった存在を一つ解き明かしたのだ、という独善的な結論で。) (再び大きく開かれる色違いの眼差しは、まじまじと彼女に向けられるであろう。この瞬間の彼女を記憶して置きたいと願う。きっと、―…猫は今の彼女の側が、心地良いのだろうから。) ニャーァ。 (だらしなく伸ばした声。もはや警戒は無い、という意思表示なのだ。今度は挨拶ではなく語りかけであった。明確な、猫の意思表示であった。――猫は貴女に対して敵意を持たず、またこれより先持つつもりもない、という。但しこれは、猫の言語。伝わらないのは分かっている。それでもいいのだ。) [Thu 29 Jul 2010 03:30:58]
◆エリー > ( 人目の無い所で今現在、エリエッタ・嘉村は意識が緩んでいる。 猫効果かもしれないが。 家族と死別し、今の仕事を選んでからの娘はこういう人間性をあまり見せなくなったし、拾い物の余生でいかに多く吸血鬼を巻き添えにしてから死ぬか、ばかり――――途中でブツリと突然死ぬことを前提に考えている。 自分が殺す側になる事を選んだのだから、同時に殺される側にもなるだろう。 徹底して「らしく」振舞うようにもなった。 のんびりとドン臭い、運動なんてまるで向いてない次女ではなく、有能で、冷静で、無慈悲で、吸血鬼を殺す事ばかり考えているように。 以前黒猫が垣間見たのは、他の誰かの目線を気にしてそういう風に完璧に「役」に没頭したエリエッタだったのかもしれない。 ) ( 人前では見せないような顔、既に意識して思い出せなくなってしまった素の顔で、困った、離れられない、と困って居るんだか悦んでいるんだかわからない顔をして猫を弄る。 こういう時本当、用事があると分かっていても止まらなくなる。 これだけは間違いなく猫の魔法だ。 ) [Thu 29 Jul 2010 03:17:22]
◆ナイト > (単なる身長の問題ではなく、猫が見ている世界は常にヒトの目に映るそれとは異なる。逆もまたしかり。ヒトが猫の視点を模索することは滅多にないものだが、此処に居る一匹の猫は、ヒトの世界を学ぶのに夢中であった。魂に澱が付き、獣としての自由を失ってまで。黒い毛並みを持って生まれたという事実は、今、猫がこんな奇怪な望みを抱くのに至る原因の一つになったのやもしれない。) …、 (額に触れる掌に、微かに猫の吐息が乱れた。今更のように、ヒトに触れられるのが大変に久しかったことを思い出す。恐らくはその“猫”生で初めて、――ヒトの掌の感触は悪くないかもしれない、などと考えた。喉を撫ぜられて喜ぶのは本能、寒い夜に抱かれて快適さを覚えるのも本能、だがこれは違う。猫は目蓋を閉ざし、淡く俯き、小さく喉を鳴らしながら彼女の掌へと頭を擦り付けるように動く。ぴくぴくと不規則なリズムで顫動する耳が、時折彼女の指を擽るのだろう。) ミャゥ―…、 (“何か言いたげに、意味ありげに鳴く”のも、もはや得意技能の一つだ。細く、長く、そしてわざとらしく、愛を乞う鳴声を漏らそう。) (そうして少しずつ、彼女に対してかつて感じた、――面妖とも言うべき気配が薄れていくような気がするのだ。或いは、この町に数え切れないほどいる極普通の娘かもしれないと、そんな考えすら浮かぶ。) [Thu 29 Jul 2010 03:03:40]
◆エリー > ( 黒、から何を連想するか、といえば――――大抵の国では夜とか、死とか、厳粛とか、何か特別な大きなもの、だろう。 猫はどうだろう? 猫は私達にあまり全てを見せてくれない。 肝心な時に姿を晦ましたり、探している時に限っていなかったり、触ろうとするとするりと避けたり、じっと静かに何処かを見つめていたり、死に際を見せまいとするかのように姿を消したり。 まぁ、ようするに、不思議な隣人なのだ。 総じて「何かありそうな連中」なの、かも? 特に黒いのは。 ) ( 挨拶に挨拶を返せたのは本当に偶然に過ぎない。 その猫が妙に此方をはっきり意識して、自分に対して何かしらの意図をもって鳴いた感じがしたから。 黒猫が一歩踏み出すなら、まぁ大抵の若い娘がそうするように、当たり前のようにその額を撫でる。 丁度掌に収まるサイズと程良い毛並の触り心地が遺伝子レベルでそうさせるんだろうか? 猫の額は撫でるもの。 ) 飼い猫? …ああ、食べるものとか持ってない。 ( 残念そうに言った。 逃げないし行儀が良いし、スラムの野良にしては割と綺麗だ。 半分ひとり言のつもりで呟きながら、暫し猫撫でタイム。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:52:42]
◆ナイト > (そもそも数ある猫の毛並みの中でどうして黒毛に注目した言い伝えが多いのかは研究に値すべきテーマだと思うわけで。とうの猫達はそんなことなど気にかけず、不幸や幸運をこの街に撒き散らして生きているわけだ。) (自分の挨拶が通用したことに、猫は驚く。猫を猫として扱わない返事に、意外性を感じたのだ。彼女の名など知らない猫は、この不可思議な女性の正体を知りたがった。少なくとも嫌われていないことが分かれば、もっと大胆に一歩分、距離を縮めてみよう。そうとも、ヒトによく馴れた猫だ。だから警戒せず、もっと触れ合っても良い。そんな誘いを醸しつつ。) (彼女の表情が変化する。笑った、のだろうか。相手を理解する為にはデータが必要なのだ。故に猫はその足元に、背筋を伸ばしてピンと行儀よく座り、頭を上げた。野良にしては小奇麗にしている黒の毛並みは、数少ない自慢なのだ。――猫はそこにいて、彼女の手が頭か、或いは体に下りてくるのを待つのだ。経験上、きっとそうなると信じていた。) [Thu 29 Jul 2010 02:39:48]
◆エリー > ( 確かフェアリンだったか。 黒猫が住みついた所には幸運が訪れるとか、見知らぬ黒猫が玄関の前に佇んでいるのは幸運の兆しだとか、黒猫は魔法の猫だから敬意を払うものだとか。 何だか黒猫も勝手に色々プレッシャーをかけられ過ぎで可哀そうな気もするけど。 ) ――――馴れてるのね。 こんばんは? ( 視線を合わせても逃げる気配もない猫の、短い挨拶に僅かに頬を緩めてしゃがみ込む。 猫は基本的に好きだ。 気ままなのが良い。 いちいち面倒なしがらみがなさそうで。 ) ( エリエッタ・嘉村から受ける印象は人によって違うし、その時々でも違うかもしれない。 素顔のぼやけた、実体の見えない女だ。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:31:24]
◆ナイト > (暴発――、) (記憶とは随分と違う姿だ、と思う。沈黙はいましばし続き、やがて、) ニャー、 (と短い一声が、しじまを裂く。それは問いかけではなく、言葉ではなく、単なる宵の挨拶のようなもの。ヒトは挨拶より付き合いを始めるのだと、猫は既に学んでいた。) [Thu 29 Jul 2010 02:24:56]
◆ナイト > (彼女の記憶に残る程ではない、ありふれた猫の一匹だ。だが、猫の方では彼女を特定するのに然程時間は掛からなかった。何時かの宵、墓地、冷たい風。景色と重なる覚えのある匂い。そして、独特な気配。) (猫は立ち、しばし彼女を見上げる。この町に住むアマウラ系の住民より受ける扱いで、その言い伝えは有耶無耶ながら知っていた。猫は歩み、彼女に近づく。一瞬だけ小さな影を震わせた畏怖は、とうに消えていた。その悩みや思考まで嗅ぎ取れる程聡くは無いが、以前の出会いで彼女に抱いた興味は消えていない。) (ただ、真っ直ぐにその顔を見上げよう。さて、記憶とは随分と違う姿だ、と思う [Thu 29 Jul 2010 02:22:28]
◆エリー > ( 「リゼル」とはあれっきり遭遇していない。 泊っているという宿までこうして何度か顔を出しているが、なにせ家族も無く、あんな夜中に独りで―――赤ん坊を抱えて墓地まで出歩くような娘だ。 未だ捕まえられない。 私に彼女をどうこうする義務も責任も無いし、年長者らしい振舞いなんていうのもわからない。 結局どうしたいのかわからないけれど―――ただ、もう少し話をしたいと思った。 何だか少し常識が欠けていて、拾った赤ん坊を死なせてしまいそうだっていうのもあるけれど。 ) …っわ。 ( 無意識に小さく声が出て、ぼんやりと歩いていた足に急ブレーキがかかる。 目の前でいきなり小さな生き物が音を立てて起き上がったのだ。 ああ、なんだ、猫か、と息を吐いて暫し様子を見る。 アマウラ系の文化じゃあ黒猫は不吉なものだっていうけれど、それは国によって違ったりする。 まぁ、私にしてみれば、猫、かわいい、くらいのものだけれど。 ) ( この黒猫とは以前、墓地で遭遇しているが、記憶に残る程の出来ごとでもないし、特徴的な容姿でもない。 同一個体という認識は無く、ただ、黒猫以外の何者でもない黒猫、である。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:16:11]
◆ナイト > (世間で恐れられている程に、この区域も剣呑ではない。死に近しいながらも、この通りには日々を暮らしている人たちがいる。大いなる営みの一部に含まれる猫は、至極珍しく、その気配が自分に接近するまで気づかずにいた。故に、――ふと、彼女の存在が猫の世界に割り込んだ時、割と驚いてしまったものだ。ぐり、と大きく開いた色違いの眼差しを、足音の方へと向けて、だらしなく地面にし垂れていた体躯を、四本の足でしっかりと支えて立ち上がった。判断基準は極めて単純だ、彼のヒトは敵か、味方か。危険か、無害か。) (つまりはそれだけだ。彼女に死を与えるだけの権限も能力も存在しない、矮小な命だ。) [Thu 29 Jul 2010 02:06:19]
◆エリー > ( あまり一人歩きするべきじゃないとは思ったけれど、しょうがないタイミングだった。 ――――夜遅いのは仕事柄仕方ないのだけれど。 此処暫くちょっと、この辺りに用事が合って出歩いている。 少し前に出会ったとある娘と幼子の様子を見に行きたいっていう―――――それも口実か。 ) ( ギルドからも言われているのに。 単独での危険地帯入りは控えるようにと。 これはゆるゆるとした消極的な自殺の一種。 運悪く痛い目にあってしまったらそれはそれ、なんて他人事みたいな。 もうとっくに死んでいる予定なのに未だ生きている自分に痺れを切らして、自分から一歩踏み出しているだけ。 ) ( まぁ、そう、現実には滅多に怖い事なんてありはしないだろうなんていう―――――中途半端な目算も含む、消極的自殺。 ) [Thu 29 Jul 2010 02:01:12]
◆ナイト > (猫はこの広いようで狭い町で生まれた。物心ついたときから、たった一匹で放浪を続けてきた。沢山の人々と出会い、沢山の話を聞いた。そして今も一匹のままだ。――嗚呼、愛しきものはとにかく全て去り行く。) [Thu 29 Jul 2010 01:55:32]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 遅い時間だ 』 [Thu 29 Jul 2010 01:54:52]
◆ナイト > (この通りに持っていた猫のなわばりはとっくに消えた。芸能横丁にもっていたのも、ギルド地区に持っていたのも。一体何時からだったのだろうか、縄張りなどというものに、全く執着を覚えなくなったのは。猫は元来自由な生き物である。何ら呪縛に囚われることなく、こなすべき義務も存在しない。縄張りはとどのつまり、安全に、定時的に食餌を手に入れることの出来る領域であり、この猫はそのメリットを超越するところに、精神の礎を置いているのだ。故に、他の猫より飢えることがやや多いが、とうとう上手く人間に餌をねだる方法を覚えずじまいであった。猫は些か、要領が悪いのかもしれない。) (あくび。ブルブルと首を振って、猫は両足を畳み、壁に体を寄せて伏せた。) [Thu 29 Jul 2010 01:51:01]
◆ナイト > (空に向けて鼻を鳴らす。いつものように、風にはこの通り特有の香が混じっていた。猫にはわかる、その匂いは死の香りであり生の香り。限りなく近しいその二つの概念は、この界隈ではともかく混じりがちになる。黒い影は立ち止まり、尻尾を器用に体へと巻きつけた。他の猫がやらないような仕草を、この猫は時折妙にこなしたがる。猫にはある願望が生じつつあった。それはつまり、自己を「猫」というカデコリーより締め出すこと。その証明の為、最近はわざとらしくヒトの目につきやすい行動をとる。――あすこにいるのは、その一見してこの町に溢れかえっている外見を持つ黒猫は、尋常ではないのだと、何らかの特別な存在なのだと、そう知らしめる為に。ただ、それらの行動は猫の小さな脳みそで考え出したささやかなもので、今のところこの目論見は成就していない。) [Thu 29 Jul 2010 01:40:36]
◆ナイト > (晴天、空にはまん丸に近い月。他の猫より長めの尻尾を引き摺り、黒い影は通りを歩いていた。何時もに比べると幸福な夜だ。腹も満ちているし、寒くも熱くも無く、ただ快適な気温。強いて言えば、毛並みに張り付く湿気が幾分か煩わしい。すっかり夏毛に生え変わった黒は、冬のそれより幾分か色が浅く、吹く風に時折白い根元を晒す。) [Thu 29 Jul 2010 01:34:36]
お知らせ > ナイトさんが来ました。 『( 猫が出歩く為には、理由など要らない。 )』 [Thu 29 Jul 2010 01:32:02]
お知らせ > マガツヒさんが退室されました。 『 爪が食い込む 』 [Wed 28 Jul 2010 23:09:41]
◆マガツヒ > ( 僅かに声のボリュームを挙げて、追剥の女が何か意味のわからない事を喚きながら依り代の腕を掴んだ。 そこで漸く依り代の定まらない視線が ぎ ぎ ぎ と左右してから女の顔を捉える。 追剥はもう片方の腕も振り上げようとしたが、そっち側の腕は斜め後ろに折れ曲がって肘から白いものが飛び出していた。 依り代は表情を変えることなく、何か喋るでも無く、両手で女の手を剥がそうとするが予想以上に握力が強く、仕方なく一番細い外側の一本を曲げて折り、それから女の咽喉の上に馬乗りになった。 一度完全に停止させてからの方が良いと判断して。 ) [Wed 28 Jul 2010 23:06:59]
◆マガツヒ > ( 依り代は未だ小さく痙攣しながら掠れた声で助けを求める女の服をもぞもぞとまさぐり、目的のもの―――数枚の銀貨の入った小さな袋を見つけた。 観測を続けてようやく理解した事だが―――ヒトはこの統一規格化された金属片を疑似的な財産として流通させ、それによって等価交換をするという原始的な仕組みを有しているようだ。 禍津卑にとっては無縁の事だが、以前から依り代の肉体維持に支障が出易く、解決策を模索していた。 栄養価と暑寒を補う為にこれを得るのが一番効率が良い。 ) [Wed 28 Jul 2010 23:00:36]
◆マガツヒ > ( 今宵この場を通ってはいけない。 あなたの成そうとする事は何一つ上手くなど行きはしないし、あなたの道は悉く阻害され、あなたの希望は片端から冒涜されるだろう。 こんな夜は闇の中に目を凝らしてはいけない。 余計な事を考えてはいけない。 禍津卑という普遍の現象にヒト如きが逆らおうとしてはいけない。 ただ、貝のように黙って、網膜に何も映らないように眼を閉じ、やり過ごすのだ。 日の登る刻まで。 ) [Wed 28 Jul 2010 22:46:23]
◆マガツヒ > ( そこ。 ) ( 闇の向こう。 そこで見ているあなたもだ。 ) [Wed 28 Jul 2010 22:42:46]
◆マガツヒ > ( 積み上げられていた廃材の山が倒壊したのだ。 運悪く、丁度、たまたま、その時、その場所で。 仕方が無い。 今宵は、其処は、今は、禍ッ日なのだから。 こんな日に表に出て何かを仕出かそうなんて考えてはいけない。 大人しくしているのだ。 家の中、布団の中にうずくまって何もせず、ただマガツヒが通り過ぎるのを待つくらいしかただのヒトに出来る事などなかったのに。 ) ( よりによってその災禍に向かって行くなんていうのは自殺以外の何でもない。 ) [Wed 28 Jul 2010 22:38:34]
◆マガツヒ > ( 黒髪の娘―――愚か者の愚考から本来顕現する筈のない邪其禍津卑神の顕現に肉体を奪われた依り代の娘は、ぼんやりと追剥の女を見上げるばかりで何一つ抵抗しなかった。 マガツヒには肉体の死という概念は無く、この依り代が例えば逆上した女に殺されたとして、なんら困る事も無い。 また別の丁度良い依り代を調達するだけだし、何となくぼんやりと依り代を操って徘徊する行為にも大した意味は無かった。 10年とか100年とかの寄り道の内容がどうであっても、マガツヒのマガツヒたる事に何ら支障はないということ。 ) [Wed 28 Jul 2010 22:32:59]
◆マガツヒ > ( 女は追剥―――という程大層なものではなかったが、スラムに住む貧しく育ちの悪いティーンエイジャーで、ふらふらと無防備に迷い込んだ娘を見て、あれなら自分でも有り金巻き上げられると踏んで道をふさぎ、黒髪の娘の腕を引いて路地裏に連れ込んだ。 よく見ると薄い黒のサマードレスを一枚着ているだけで、おまけに裸足。 金なんか持っていないかとがっかりしたが、腹いせに殴って脅して、人買いにでも売れないかとか考えた。 ) ( 娘がもう少し勘の良い人間ならこんな風にはならずに済んだかもしれない。 ) ( 今宵今此処は禍ッ日だった。 ) [Wed 28 Jul 2010 22:25:50]
◆マガツヒ > ( どしゃ、と派手な音を立てて女が倒れた。 眼と鼻から血を流してひくひくと小さく痙攣しながら奇妙な呼気を弱弱しく路地裏に響かせてる。 黒く長い髪の、十かそこらの娘はそれを暫く見降ろし、少し興味なさげに辺りを見渡してからしゃがみ込み、倒壊した瓦礫を黙々と退かす。 斃れた女の側頭部に勢いよく命中した金属のパイプに、どろっとしたものがついている。 女の鼻からぷく、と血の泡が飛び出たのが少し間抜けな感じだった。 ) [Wed 28 Jul 2010 22:20:47]
お知らせ > マガツヒさんが来ました。 『 斃殪 』 [Wed 28 Jul 2010 22:13:08]
お知らせ > 夕さんが帰りました。 [Mon 26 Jul 2010 02:10:22]
◆夕 > ( なんでこんな事をしているのだろう。 その疑問の答えはすぐにでる。 暇だから。 3拍子で思考遊びも終了。 再びパッチワークを広げ、作業を始める。 手持ち無沙汰。 暇だから。 暗殺の仕事が無いということは平和なのだろうか。 それとも自分が関わっていないだけで他で暗殺が行われてるのだろうか。 興味が無い。 ) ―――・・・ ( ぱさり、簡単な模様のパッチワークを仕上げ終わる。 これを下地にしてさらに枚数を増やしたり、絵を複雑にしたりするらしい。 ) ・・・・ ( はて。 とりあえず形はできたのだが、これはなんに使うものなのだろうか。 飾る? ハンカチ代わり? ――・・・・・ ) ・・・・・ ( 考えていると、風が吹いて出来上がったばかりの布が宙にとんだ。 それをじっと視線で追う。 慌ててとりにいく? いや、その必要は無い。 あの布がほしくて作っていたわけではなく、工程を行いたいがためにはじめたのだ。 故に、あの布はパッチワークという目的を達成し、必要の無い物になったのだ。 ) ―― ( わかっていることをそう再確認してから、道端に落ちた布から視線を外し空を見上げた。 曇天。泣き出しそうな雨はいつから泣き出すのだろう。 それとも泣き出すことを我慢しているのだろうか。 まあ、どちらでもいいのだけど ) [Mon 26 Jul 2010 01:56:54]
◆夕 > ( 唯一、細かい作業は好きかと言われれば好きなのだろう。 というよりも、細かい作業は楽だと思う。 暗殺は隙を窺ったり、情報を集めたり、情報を整理したり、相手の心理を考えてみたり、警備のパターンを調べたり。やることは多い。 多い上に、その場その場で考えをめぐらせなければならないので、たまにミスもする。 だが、繰り返しの細かい作業は失敗することは余り無い。 暗殺やそれに准じる仕事と比べれば遥かに簡単で――うん、簡単だ。簡単だが、ちょっと間違えると怪我をした。 ) ――・・・っ ( ぷつ、と指先に針を刺してしまった。 痛みに眉間に皺を寄せる。 あむ、と指先を口にする。 ちろちろと舌先で血を舐め取って消毒する。その間はパッチワークも小休止だ。 ) [Mon 26 Jul 2010 01:42:15]
◆夕 > ( 複数枚の布を折り重ね、絵だとか模様だとかを作ることだ。 その作業の工程を見れば素人であることは丸わかりだし、模様なのか絵なのかすらわからないものを少年は丁寧に縫い上げていた。 ) ――― ( 一心不乱、というわけでもない。 少年にとって何かに夢中になるということはわからなかった。 全てが事実の折り重ねだし、真実も何も無い。 よく、暗殺対象の娘などに近づいたことがあった。 最後には決まってこう言われる。「わたしを裏切ったのね!」と。後はあれか。「だましたのね!」とか「信じていたのに!」とか。怒りながら、涙ながらに言われることはよくあった。騙すと裏切るとか信じるとかもよくわからない。 よくわからないから、事実としてその感情を「旨い」と思いながら青年はその女の首を落としたものだ。 それと同じ感覚で。 作業の折り重ねという意味合いで持って、少年はパッチワークに勤しんでいた。 手持ち無沙汰というのは暇ということで。 別段暇であることには困りはしなかったが、何もないということはすることが無いということだ。 手持ち無沙汰。 それ以上でもそれ以下でもない。 なのでパッチワークだ。 たまたま本でも読むかと図書館に赴き、そこで見つけた一冊の本がパッチワークの本であった。 それだけだ。 別にそれがパッチワークだろうと釣りだろうと狩猟だろうとトランプ遊戯だろうとなんであろうと構いはしなかった。 たまたま手に取ったのがパッチワークだった。それだけだ。 ) [Mon 26 Jul 2010 01:37:44]
◆夕 > ( 何が好きなのかと聞かれれば。 応えることなどできない少年時代。 食べること。 眠ること。 それ以外に夢中になれた事はあっただろうか? 考えてみても思いつくものは無い。 娼婦を抱こうか暗殺をしようが。 相手の感情は流れてきても、それに感化されることはあまり無かった。 かといって、無闇に相手をからかい、憤らせたとしてもなんら「旨い」と感じるだけで特になにも感じなかった。 悲しみも同じだった。 だから、快楽殺人というものに取り付かれたこともない。 ) ――― ( そんな少年が。パッチワーク一式を手にして椅子に座っている。 スラムのとある広場である。 憩いの場所と呼ぶには少々、危険な場所だ。 カンテラの明かりを頼りに開いたり閉じたりするのは「パッチワーク入門書」と書かれた本だ。 それを見ながら、不器用ながらパッチワークをしていた。 ) [Mon 26 Jul 2010 01:31:19]
お知らせ > 夕さんが入室されました。 『ぱっちわーく』 [Mon 26 Jul 2010 01:27:23]
お知らせ > 梛子さんが退室されました。 [Sat 24 Jul 2010 18:37:32]
◆梛子 > ( 案外雨の下楽しんでいるやも知れぬ――――― ) ... 等と、 他人の髪で勝手に思ォこと では――― ( ない ) ( ... 反省し乍も 幼子の脳内では勝手に想像が廻りゆく――― ああでもなくこォでもなくと ) ... ( 歳相応に 可愛らしィ思考遊びを楽しみ乍 ) [Sat 24 Jul 2010 18:37:28]
◆梛子 > ( ―――だから、久方ぶりの雨は恵みと喜ぶべきだろゥ ) 髪、 は... ( ...巷で話題の ) ( 髪が奪われゆくといゥ怪異 ) ―――― … ( 其の逃げ出せし毛髪達が此雨空の下如何在るやは――― ) ( 濡れ鼠と化しているか ) ... 其とも 小鳥、 ( ... 鳥たちのよォ 木陰に寄り添い集まりて 雨の引くを待っているのだろゥ、か ) [Sat 24 Jul 2010 18:33:01]
◆梛子 > 雨乞は 苦手 ... ( 天つ神々は気紛れ ) ―――― ( ...特に此地では先の天気を読むも難しィ ) ( 空模様が如何ゥ、雲が如何、風向きが如何ォ と 考えてみた処で、まるきり裏切られる事が 多い――― ) ... 困った事 ( 瞼が伏せられ、睫毛の扇が目に影を作った ) [Sat 24 Jul 2010 18:11:50]
◆梛子 > ( 雨期の明けてから天気の良ィ、暑い日が続いている ) ―――― 好かった、 ( 雨が降りて ) ( 此で雨乞をする必要は無かろォと、小ィさく傘を掲げ空を垣間見る――― ) ... ( されど此れでは今宵は熱帯夜であろゥか ) ( ... 雨に地が冷え、過ごし易き夜となれば好ィけれ ど ) [Sat 24 Jul 2010 18:03:08]
◆梛子 > 桶たちは満ちている頃 かなァ――― 昼は 晴れていたのに... ( 嗚呼、けれど朝方は曇天であった ) ( ... 晴天が一変し降り出した雨に、干していた洗濯物を取り込む其の替わり、空の桶を沢山出して来た――― ) ... ( 雨水を貯める其の為に ) [Sat 24 Jul 2010 17:52:41]
◆梛子 > ( 紅色の唐傘の上、軽やかに踊る雫達 ) ――――― … ( 其の静けさに耳を傾け乍、少女は一人通りを歩きゆく――― ) ... ( 暑さ故か雨の故か、夕刻たれど人気は少ない ) ( ... カラ リ )( 雨音に下駄音が混じる ) [Sat 24 Jul 2010 17:47:02]
お知らせ > 梛子さんが入室されました。 『 雨 ...... 』 [Sat 24 Jul 2010 17:40:29]
お知らせ > 梛子さんが退室されました。 [Thu 22 Jul 2010 22:38:56]
◆梛子 > ( ... 空を見仰ぎ ) ( 傾く月に時を推し量る ) ―――― ( 御爺様の御帰りになる前に、もォ一ヶ所位回れそうだった ) [Thu 22 Jul 2010 22:38:54]
◆梛子 > ( 祓ゥても 祓ォても ) ―――― ( ... 此処はすぐに穢れが湧く ) ( 鼬ごっこの愚かさは自覚していれど ) ... せめて、 ( せめて社の周囲だけは )( せめて此足の届く距離はと ) ... ( 朝に夕に暇をみては、こォして足を運ぶ日々 )( 其が己が務めと云えばそゥ ) ( 鍛錬にもなると思ォは些か不純か ) [Thu 22 Jul 2010 22:28:37]
◆梛子 > ( 童女もまた、暫し集中の余韻にあり ) ――――― ( 其が徐々に解けゆけば、吐く息は長く ) ... ( シャ ラ、 ) ( 両手首の鈴は袴に擦れ 鳴くも微か ) ... 此辺りは、良いか ( 土地の清め )( 地鎮祭でない略式に、唱ゥは祓詞 ) ( 零す独言は祝詞を紡ぐ声音より一層ォ幼く、風貌相応の高さ ) [Thu 22 Jul 2010 22:17:42]
◆梛子 > 諸々の禍事罪穢 有らんをば ( 舞踊るよォ ) ( 踏む足取りは禹歩の様 ) 祓へ給ひ 清め給へと 白す事を 聞こし召せと―――― ( リ、 ン ッ ) ... 恐み 恐みも 白す ( ... 祝詞の終わりは 静寂 ) ( 仄か余韻を残し、清か ) [Thu 22 Jul 2010 22:10:02]
◆梛子 > ... 筑紫の日向の橘小戸の阿波岐原に 御禊祓え給ひし時に ( 響くは、童女の幼な声 ) 生り坐せる 祓戸の大神等 ( 粛々と 清々と 威々として ) ( ... 紡ぐ ) ( リ、 ン ―――― )( 清めの鈴が一際高く鳴き ) [Thu 22 Jul 2010 22:05:14]
◆梛子 > ( リ ン ―――― ) ―――― ( 響くは、鈴の音 ) [Thu 22 Jul 2010 21:57:37]
お知らせ > 梛子さんが入室されました。 『掛けまくも畏き伊耶那岐大神』 [Thu 22 Jul 2010 21:55:23]
お知らせ > バーネットさんが帰りました。 『――― 『彼』は立ち去り、黒い粘液質の足跡だけが残った』 [Mon 19 Jul 2010 00:58:17]
◆バーネット > (『彼』は半透明な、粘液質のゲル状物体で構成されていた。その内側には、ネズミのような何かが捕われている。) ネズ 、 ット 食性の 型動物 … (ゴボゴボと、水中で発されたかのようなくぐもった声を立てる。それは『ネズミ』について彼が学習した内容に他ならない。) からな 。何故 習を る? 故? (『彼』は疑問を提示する。哀れなネズミを消化しながら、『彼』は疑問を投げかける。) [Mon 19 Jul 2010 00:52:30]
◆バーネット > (『彼』は学習を求めていた。なぜかは判らない。ただ、『彼』の知性は学習を求めてやまなかった。) (学習は、本質的には食事と同義だ。外的要因を内的要因に取り込み、己の一部として活かすと言う点において、二つは完璧に一致する事を『彼』 ――― 人工魔法生物検体No616『バーネット』は理解していた。) (だからまず、『彼』は捕食から始めた。そして、それだけでは全てを理解する事はできない事を学習した。) [Mon 19 Jul 2010 00:46:15]
◆バーネット > (影がそのまま立ち上がったかのような『彼』は、奇妙に粘液質な音を立てながら、スラムの裏路地を歩いていた。いや、実際には歩いている振りをしているだけなのかも知れない。足を動かすと言う行為は、『彼』にとっては何の意味も無いただの模倣行為に過ぎないのであって、決して移動に必要な事項ではないのだから。) [Mon 19 Jul 2010 00:39:35]
お知らせ > バーネットさんが入室されました。 『うじゅる じゅる』 [Mon 19 Jul 2010 00:36:46]
お知らせ > ドライツェ@カミ。さんが帰りました。 『( 髪束探しはもう少し続く )』 [Sun 18 Jul 2010 19:13:11]
◆ドライツェ@カミ。 > …きっと向き合わなければならない時がいずれ訪れると思いますけど。 [Sun 18 Jul 2010 19:12:31]
◆ドライツェ@カミ。 > ( そこから先は――――考えてはいけない ) [Sun 18 Jul 2010 19:11:58]
◆ドライツェ@カミ。 > ( カミサマ。 擬似生命を持つ髪。 髪様。 ) ……ツクモガミ。 ( 異教の中には万物に神が宿るという、パプテスの側からしてみるととんでもない説を擁する教えがあると聞く。 夜中にクロゼットの扉が手も触れないのに開くのはポルターガイストの仕業であって、箪笥の神様のせいであってはならないのだ。 ――自分達にとっては、だが。 )( けれど、この街に身を置くとそうも言っていられなくて、本末転倒――箪笥に神様はいないことを証明する為に躍起になっている気がする。 それとも、パプテス自体が元々そういう体質ということなんだろうか。 400年前、更に遡ればそれ以上前に起きた先住民族への虐殺行為。 ) [Sun 18 Jul 2010 19:11:30]
◆ドライツェ@カミ。 > ( ――身を潜めるにはうってつけの場所でもありそうだけれど。 今は何もいないようだ ) [Sun 18 Jul 2010 18:51:38]
◆ドライツェ@カミ。 > ――…カミサマ。 ( 先日すったもんだの果てに捕まえた金髪が最後に残した言葉を繰り返す。 どうしても口調がどこか訝しげなものになってしまったのはこの際仕方ないだろう ) 神様、髪、…髪様。 カミサマ。 ( イントネーションを変えながら同じ音の連ねを何度か繰り返した。 時折顔見知りの近隣住人の顔を見かけて簡単な挨拶をしながら物影が多い入り組んだ路地へと入って行く。 煉瓦が崩れ落ちた壁や、中に何が入っているのか確認したくなくなるような腐りかけの木箱が日没を控えた日光を受けて斜めに影を伸ばしていて、小一時間も経てばそれらの輪郭も夜に沈んですっかり曖昧なものとなる辺り。 ここでは遊ばないよう近所の子供に説く辺りだが、裏返せば身を潜めるにはうってつけの場所でもあるが―― ) [Sun 18 Jul 2010 18:41:53]
◆ドライツェ@カミ。 > ( 足を止めて目を閉じ、お世辞にも清浄なものとは言えない澱んだスラムの空気を吸う。 ――吐く。 こめかみに指を添え、偏頭痛に備えてゆっくり目を開くと、馴染んだ疼痛と共に再び視界が戻ってきた。 パプテスに反するモノの気配を掬い取る為の視覚ならぬ知覚の目を開き、また歩き出す。 それでも異質に気付けないこともままあるので万全とは言えないけれど。 ) [Sun 18 Jul 2010 18:32:01]
◆ドライツェ@カミ。 > ( 教会の裏口に当たる自室の扉に申し訳程度の施錠をほどこし、一歩一歩そこから離れる。 髪束探しの出掛け。 太陽はまだ完全に沈みきらず、黄昏時の少し手前といった所で明かりを灯していなくともまだ道行く人の顔立ちも判別可能という頃合。 少しずつ教会から離れながら見回す辺りの風景は勝手知ったる変わらぬスラムの光景で、何か潜んではいないかと自問してみるが、殆ど間違い探しの心境になる ) 異常なし…かな。 ( いや自分が気付けないだけなのかもしれない。 慢心は厳禁とふるふる首を左右に振った ) [Sun 18 Jul 2010 18:24:35]
お知らせ > ドライツェ@カミ。さんが来ました。 『( 扉を閉める )』 [Sun 18 Jul 2010 18:12:56]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『 少し先に件の宿が見えてきた 』 [Sun 18 Jul 2010 01:13:05]
◆エリー > ( 温い風が流れる。 足音だけがこつこつと無闇に石畳に響いて、時折なにか虫の声が混じる。 埃を被った背の低い建物が並び、手に持った小さなランタンにうっすらと罅の入った壁が照らされている。 ブリキの看板が少し傾いて吊るされているが、錆び過ぎてそこがかつて何の建物だったのかはわからなかった。 ) ( 人の気配は無い。 気配、なんていうものを本当に人間がさっちするのかは知らないけれど。 物音や息遣い、足元に伝わる微かな振動、空気の匂い、なんかを総じて「気配」というのなら、それは感じられなかった。 ) [Sun 18 Jul 2010 01:02:44]
◆エリー > ( あの娘には妙な迫力というか、無視できない存在の強さみたいなものがある。 私はあんな小さな娘と話していて、何度か気押され、何度か見蕩れ、らしくもなく言葉に詰まった。 ――――だからこうして様子を見に行くというのも何か口実じみていて、本当はもっと個人的な欲求として、あの娘ともっと話してみたいというだけかもしれない。 ―――赤ん坊の様子を見に行かなければ、という義務感が全く無いわけじゃあないけれど。 私は正直そういう、母性とかいう感覚があまり理解できない性質だ。 親離れが唐突過ぎて大人になる過程が歪だったからだろうか。 ) [Sun 18 Jul 2010 00:54:15]
◆エリー > ( 奇妙な少女に出会った。 遅い時間に墓地で独り―――いや、2人、か。 拾った赤ん坊の世話を半歳もしてきたという小さな娘。 親か家族かでも引き取りに来ないかと拾った墓地に足を運んでいたというが、思い返してみると少女―――リゼル、と名乗る娘の素性について、殆ど聞き出せていなかった。 分かったのは名前と、言葉の端々から得られる彼女の性格と、大雑把に住んでいる辺りくらいのもの。 ―――放っておいたら何処か危いと感じるのは、リゼルの事ではなくて、あの赤ん坊の方の話。 気紛れそうな娘がいつ、何となく、気分で、赤ん坊を手放すとも知れないと思ってしまった。 ―――私はリゼルという娘の全面を信頼していない。 ) [Sun 18 Jul 2010 00:42:59]
◆エリー > ( 道を照らす街灯の一つもない、いや、まともに灯る街灯の残って居ない一角だ。 かつてはまともな居住区の一部であったと思われる広い通りは、ただ広く、静かに、散らばった瓦礫や石畳からはみ出した雑草を片付ける者も無く遠くまで続いている。 このままこの道を真っ直ぐに進むと溝川を挟んでひと気のない倉庫街に続き、その辺りからマフィアのテリトリー―――暗黒街に続いている。 橋の向こう、倉庫街のさらに向こうには遠く街明かりが見えていて、数年前からライトアップされるようになった時計塔が見えている。 こんな距離からでも確認出来るんだ、と暫し眺め、道を一つ曲がった。 暗黒街に入る道に特に用事は無い。 あるのは、とあるありふれた、貧民窟の小さな宿。 約束はしていない。 ただ手が開いた時にでも一度、様子を見に行きたいと思っていた。 ) [Sun 18 Jul 2010 00:29:57]
お知らせ > エリーさんが入室されました。 『 闇と静寂 』 [Sun 18 Jul 2010 00:23:10]
お知らせ > 君影@自宅さんが帰りました。 『( 戻ってきたリャンの背を撫でた。私は――― )』 [Fri 16 Jul 2010 01:57:36]
◆君影@自宅 > ( 何も出来ない苦痛よりはリハビリに伴う苦痛の方が遥かに良い。―――いや、そんな事を言えるのはその苦痛がない今だけなのかもしれないか。 )( ……それでも、その苦痛を堪えてそれを手に入れるという事を選んだのは私。弱音も吐くし痛みに負けるかもしれないが――それでも、私は―――― ) [Fri 16 Jul 2010 01:53:53]
お知らせ > 君影@自宅さんが来ました。 [Fri 16 Jul 2010 01:49:59]
お知らせ > テッキさんが退室されました。 『後はやることがたくさんある。』 [Fri 16 Jul 2010 01:33:08]
◆テッキ > 作る方なら早くても一ヶ月位ね…。 一番大変なのは矢張り、自由自在に動くようになるリハビリになるわ。 (勿論、痛みは伴うし。根性と忍耐を備えないと、色んな障害を飛び越えるのには苦労するのだから。そして用事が終えれば、後は彼女次第なのだろう。此方は此方で最高品が提供出来るように頑張るだけか。) 行くわ。 (銀髪女も引き連れ、外で待つチャラ男も大分待たせたか。そして顔だけで振り返れば、見送ろうとするリャンの姿がある。そして君影の姿も見えた。再びと正してから一礼しよう。) 夜遅くまで失礼致しました。 それではまたの日を――。 お休みなさいませ。 (と、言い残しては立ち去ろう。) [Fri 16 Jul 2010 01:32:55]
◆君影@自宅 > ――――そうか。……手術はそれが作り終わってから…って感じになるのか?大体どれぐらい掛かる? ( ――――聞きたい事はこれで全部。後はまあ…また何か思い出したら別の機会に訊ねるとしよう。どうせ今日会うだけじゃない。これからも、整備なども含めてそれなりに長い付き合いになるだろう。 ) …………お疲れ様。お陰で色々と心構えとか出来たと思う。 ( 立ち上がる彼女を見送るように。―――本人は座ったまま、リャンは家の出口まで見送ろうと主人の肩から降りて彼女達の傍に近付こう。 ) [Fri 16 Jul 2010 01:08:22]
◆テッキ > ―――…? (彼女の過去も色々とあるのだろう、握手を交えた後に引っ込めよう。リャンが咎めるような仕草に首を傾げそうになった。) ―――…、 (正直に言えば、見捨てた肉親を未だに憎んでいる。八つ裂きにしなければ気が済まない。けれど、捨てられなければ、今のスカーレットの夫婦に出会えなかった。それを考えれば、複雑な心境に陥ってしまう。それでも捨てた自体が許せず、如何すれば良いのか分からない。そんなことで悩むなら、目の前にいるスカーレット夫婦や君影に出来る事を優先にした方がいい。それを言葉で語るには苦手だし、自分の事を話すのは好きじゃない。誰でも同じなのだろう。) …とりあえず報告ね。 制作の準備はすでに取り掛かっているわ。 (特別感覚が優れた訳でなく、そんな小言を拾う事が出来なかった。そして状況だけでも伝えて置こう。何も無ければ、ゆっくりと立ち上がろう。) [Fri 16 Jul 2010 00:56:48]
◆君影@自宅 > …………さあ。そんなの……わかんない。 ( 誰かの為に――――。……誰かの為にしたくない訳じゃない。リャンとか蜷の為にとか、あとはこんなにお世話になってる艶子の為にとか。……ただ、五体満足だって私には何か出来ると思えない。社会不適合者だし、今まで働いてた会社も首になったようなもんだし、引き籠りだし……… ) ――――――― ( 親に恩返し。私の親は……最低だった。いつか必ずこの手で殺してやりたい。それぐらいに憎んでいる。 )( ……こいつだってその四肢は人じゃなくて機械の体で。けれどそれをしっかりと受け止めて今はこうして笑っていて。………その姿にじわりと嫉妬の炎が胸に浮かびあがってくる。 )( ぷい ) ――――……あ、りゃ、リャン……? ( 握手を拒否するように拗ねたようにそっぽを向こうとしたら、失礼な事はやめなさいとリャンに頭をぺふぺふ叩かれて注意された。………私は不承不承といった様子でその差し出された右手に残された手を出して答える。ちゃんと握手して。 ) …………夢か。羨ましいかも…な。 ( 囁くように小声で答えて。迷わないまっすぐな彼女にいくらかの引け目を感じながら受けて。 ) [Fri 16 Jul 2010 00:45:15]
◆テッキ > 或いは、誰かの為でも構わないわ――…。 (必要以上に追求はしない。そこまで親しい関係でない以上、口出しするのは豪天寺の方が適任だと思えた。) そうねぇー… (人には色んなモノを抱えている。それは口にしなければ伝わらないけれど、余りにも伝える事が多過ぎて、逆に言葉が詰まってしまう。何と言えばいいのか、分からずに戸惑った。) 少なくとも、私は親に恩返しをしたい。 それだけの為に四肢を付けたようなもの。 (親から頂いた四肢。宝物となるもの。そして夢や希望、未来を与えてくれたといっても過言ではない。) 今は、色んな夢があるわ。 (貴女の方へ握手を求めるように右手を差し出そう。) 夢や希望。 何の為や誰かの為なんて、―――気付いたら出来ているものよ。 難しく考える必要が無いわ。 (にこり、と静かに笑い掛けよう。) けれど、過去や今よりも便利なものになることはハッキリ言える。 (人間に出来ない事は、クランクの方が多くの可能性を秘めている。その面では胸張って言える事だった。) あら…。 なるほど。 (東洋人の生活が知らなさ過ぎて、そこまでは把握は出来なかった。神妙な顔付きで頷こう。) [Fri 16 Jul 2010 00:18:55]
◆君影@自宅 > ( こいつとはまあ…案外悪くなくやれそうかもしんないと内心で思ったりする。リャンは情緒不安定な君影なんかより精神的にしっかりとしていて大人な猫又である。君影LOVEなのは事実だし二人ともラブラブなのも本当の事だけれど、常識とか良識とかといった類の物は猫の方がしっかりしているダメっぷり。 ) …………何の、為に。 ( ―――歩く為だ、と私は答えそうになる。けれどどうして歩きたいのかと、ふと思って―――― )( ――――それは、生きる為だと思った。私が私である為に、私は無力な奪われる立場でいる事にはもう耐えられない。子供の頃も奪われて、死者の村でも奪われて―――もう嫌だ。そんなの。 ) ――――なるほど。やっぱり体のバランスとかも違ってくるか……慣れるまでは色々と辛そうな感じなんだな。 ( この失った体のバランスにも徐々に強制的に慣れてしまってきていたけれど、またそれとは違う、元の体とも違うバランスになる。彼女のその説明に納得させられて軽く頷いた。 ) うちは布団だから大丈夫だ。 ( そのままずるずるとベッドから落っこちてごつん!なんて事はないから大丈夫。多分。 ) [Fri 16 Jul 2010 00:01:05]
◆テッキ > 嫌ですわ。 本音を言ったまでよ。 (クスっと君影と同じく、照れたように微笑んだ。微かに指先で口許を隠そうとする仕草。その間に指先まで機械の塊だと察せるだろう。 リャンが君影を心配そうにしている。君影は楽しそうだし、リャンが君影を凝視する理由が思い当たらない。リャンは君影LOVEだから見ている、で良いのだろうと自己完結しよった。) ええ――…。 その前に、何の為に足を付けるのか。 何の為にクランクになるのか。 それだけは絶対に忘れちゃいけない。 (でなければ、取り付けた義肢はただの重い枷となり更なる不自由を課せられる上に、見えない痛みまで襲い掛かるのだ。) クランクになってから…? (後ろに座り込む銀髪女を見た。駄目だ。眼は閉じている。大した返事は聞けないか。) 片方だけだと、歩く時や動く時は如何しても偏っちゃうから。 片足の筋肉を鍛えるのと、バランス感覚を鍛えるのが良いかも。 散歩やショッキング、縄跳びでのリハビリを日常的にやった方が良いわ。 (自分の経験を振り返り、最も気を配っている天から話そう。) 後、寝る時は片足だけベッドから食み出ると、落っこちやすくなるわね…。 (…) [Thu 15 Jul 2010 23:45:41]
◆君影@自宅 > ( リャンと二人っきりでいるとたまーに頭の中がお花畑になったりするような可哀想な女である。 ) ………貴女、中々良い人なのね。 ( 取り敢えず女の中での判断基準はリャンの良さが分かる人間=良い人だ。品のある顔などという洒落た褒め言葉を受ければ私の方が照れるようにして、その様子をこの主人ダメだ早くなんとかしないと……!とリャンが見つめていたりしている。 ) 2,3年と一カ月弱……。そう、なるほど。 ( 端的なその部分を聞くだけでも個人差は大きいという事が分かるだろう。 )( 私は運動神経には優れているし、こう見えても暗殺を専門とした忍者として訓練されてきた。そういった面では問題ないだろうが――――大変になってくるのはやはりもう一つの方である。 ) そう、わかった。参考にする。 ( 堪え性がない私は色々と我慢が足りない。そういう意味でもリハビリはそれなりの時間が掛かるであろう事は想像できた。しかしやはり自分の意思で動かせる足ばかりはどうしても欲しい。この辺りはそれこそ文字通りに頑張るしかない。 ) ………クランクになってから、何かこれだといって普段の生活から気を付けておくべきような事はあるの? ( それからもう一つばかし重ねて質問を。日常生活において注意すべき点というのも出てくる事だろうと。 ) [Thu 15 Jul 2010 23:31:42]
◆テッキ > (彼女は男性恐怖症、そして動物愛好家なのだろう。余りにも変人が過ぎて、頭の上にクエスチョンが浮かび上がりそうになった。) 分かるわ。 品のある顔をしているもの。 えっと…、これから呼ぶ時はリャンにするわ。 (彼女の許しが出れば、親し過ぎずに適当な距離から呼び始めよう。馴れ馴れしいのは、下手な刺激になるんじゃないだろうか、とドキドキしつつあった。) ―――… (君影がリャンを愛でる様子を見遣れば、何かと自然に和んでしまう。) リハビリは――… 個人差があります。 私は幼少時代とはいえ、自由に動かせるのが2、3年の時間が掛かりました。 そして彼女は、生まれ付きの戦闘狂で一ヶ月弱でリハビリを終えました。 (部位の数も左右されるが、矢張り戦闘職の方が馴染みやすく、動かし易いと簡易的に説明をしよう。) 筋電義手は神経系… 簡単に言っちゃしまえば、スポーツに優れている方が馴染みやすいんです。 それだけなら良いですが、――…神経痛や幻肢痛の問題があります。 幾ら、運動能力が優れようとも、精神的に強くなければ、リハビリが長引く可能性があります。 (肉体と精神が双方にバランスが取れていれば、よりリハビリ期間は短縮が可能になると述べよう。) [Thu 15 Jul 2010 23:14:07]
◆君影@自宅 > (ミスってリテイク。おーあーるぜっと。)( まあただの変人である。色々な事情や生い立ちを差っ引いてもそう評価してなんら不都合はない女であるだろう。 ) わかる、わかる? ( 本当に賢いと褒められればそれはもう嬉しそうに瞳を輝かせて。 ) くんだけれど……この子を呼ぶ時はリャンでいいわ。そう呼ばれるのが好きな子だから。 ( 性別上は立派なオスである。けど男の子でもリャンなら大丈夫。優しげな眼差しで膝の上のリャンの喉をくすぐってやる。 ) ( 座布団に座る二人を軽く観察してみて―――この人達も義肢、クランクの人か。しかし彼らの所作は極自然なものであるという事に舌を巻かせてもらおう。 ) うん、それでいい。……質問……大体…普通はリハビリにで…どれくらい掛かるようなものなの。やっぱり結構掛かりそうなもの? ( ―――普段通りの口調になればその質問する口調は淡々としている。もう一人の相手が無言で居てくれているのが私にとっては実はちょっとやりやすくて助かったりしている。 ) [Thu 15 Jul 2010 23:02:49]
◆君影@自宅 > ( まあただの変人である。色々な事情や生い立ちを差っ引いてもそう評価してなんら不都合はない女であるだろう。 ) わかる、わかる? ( 本当に賢いと褒められればそれはもう嬉しそうに瞳を輝かせて。 ) くんだけれど……この子を呼ぶ時はリャンでいいわ。そう呼ばれるのが好きな子だから。 ( 性別上は立派なオスである。けど男の子でもリャンなら大丈夫。優しげな眼差しで膝の上のリャンの喉をくすぐってやる。 ) ( 座布団に座る二人を軽く観察してみて―――この人達も義肢、クランクの人か。しかし彼らの所作は極自然なものであるという事に舌を巻かせてもらおう。 ) うんそれでいい。 ( ) [Thu 15 Jul 2010 22:59:54]
◆テッキ > ―――! (彼女の眼の色が変わった。猫の話になったからなのか、リャン… あ。割と普通にコミュニケーションが取れている!?) …本当に賢いのね。 ありがとう、リャンくん… ちゃん… どちらかしら? (素朴な質問。彼女の猫を呼び捨てするのも頂けなく、一応ながらの確認を取ってみよう。もしかしら後のコミュニケーションを取る際に、色々と助かるのかも知れない。そうと考えたから。) はい、ありがとうございます。 (良かった。椅子とか出されたら、壊してしまわないか、心配したが座布団ならその心配は要らない。安堵の息を漏らしては、丁寧な動作で正座しよう。) はい、豪天寺さんから話を伺っております。 一先ずは足から作成したいとお考えで宜しいでしょうか。 意見や質問、相談があれば答えられる範囲で良ければ、ですが…。 (柔和な微笑みを浮かべよう。後ろ斜めに座り込む銀髪の女は下がり気味の瞳は、最早閉じたまま無言を押し通っていた。) [Thu 15 Jul 2010 22:50:12]
◆君影@自宅 > ( 陰気で根暗で他人には中々心を開かない女だが、テッキのその言葉には耳聡く反応をする。 ) でしょでしょ。あのね、リャンていうのよこの子。すっごく可愛いだけじゃなくて、とっても賢くて素直で素敵で気が利いて色々してくれる子で―――― ( ぺらぺらぺら )( 時々思うのは猫を間に立てれば結構コミュニケーションが普通に取れるんじゃないかという事だ。立て板に水の勢いでぺらぺらと捲し立ててていると、ニャッ、と黒猫はお客様を棒立ちにさせている事を主人に注意する。今良い所なのに……と渋々といった様子で来客用(主に蜷と艶子専用)の座布団を面倒そうに出すとどうぞと座るように促した。 ) ―――――ん。……別に…そいつがちゃんと出てってくれるなら……いい。 ( 彼が部屋から出ていけば露骨に安堵した様子で肩の力を抜いた。そして黒猫を膝の上に乗せて緊張気味に話しかける。 ) ………えっ…と。義肢に関しての話……か。 [Thu 15 Jul 2010 22:42:50]
◆テッキ > (豪天寺から話を聞いたのは、欠損した箇所だけで必要以上に聞かされていない。後は本人である彼女、君影と相談をしてから今後の事を決める他に無かった。) あら… 可愛い猫ね。 (尾が分かれた二又の猫。特別な猫なんだろうか、と想像を含ました。室内へ踏み込めば、必要以上に動かず、勝手に座らず、立ち尽くそう。後に、彼女が反応を示した。最後に入ってこようとした、チャラ男の姿を見るなり、排他的で攻撃的な反応を示した。) ――…あ。 (ウォッシュベアーでの出来事は聞かされていないが、他の被害者も少なからず男性恐怖症に陥った者は少なくない。その辺を含めて考慮すべきだったか。) 申し訳ありません。 その辺は私の不手際でした。 (前へ出て、君影の方へ堂々と向き直し、深々と頭を下げよう。鎖の銀髪女は無言のまま、チャラ男を見ると鼻で笑ったような仕草をし、掌でシッシッと振り払う仕草ですらした。反抗し掛けたチャラ男は、君影の反応を察した。一言も言わさず、頭を下げるなり、早々に出て行った。) [Thu 15 Jul 2010 22:32:17]
◆君影@自宅 > ( 姿を見せたのは赤い髪の女性だ。確かスカーレット工房の娘さんか何かだったか…ちょっと違ったような…どうだったような……艶子に教えて貰った事は結構忘れてしまったりしている。 ) ( 余談ではあるが表情に関しては事件の前からこんな感じであったりもする。対人恐怖症が高じて人間嫌いの捻くれ者。引き籠りのダメ人間とか情緒不安定とかそういう人間的に褒められない要素は昔も今も代わっていなかったりだが。 )( 彼女達を出迎えたのは尾が二股の黒猫。家主は奥でベッドに腰掛けていて、その入ってくる連中を見て―――― ) ――――あ……… ( 最後に入ってきたチャラ男の姿を見れば、絶句したように言葉を無くして顔色を蒼白にした。 ) ――――……来るな。お前はダメだ。入ってくるな! ( 男に家に入られるという事自体が恐怖の塊だ。ただでさえ知らない人達が複数人来ると言う怖い状況になっているというのに。更にその中に男が混じるなんてもダメに決まっているじゃないか!! )( ヒステリックすら感じさせる声を挙げて、最後に入ってきた彼には家に上がるなと必死な調子で告げるだろう。 ) [Thu 15 Jul 2010 22:23:06]
◆テッキ > (豪天寺艶子の素性が気になり、図書館などで一般的な情報を探った。幾つかの戦場で功績を上げ、名を知れ渡った『英雄』の一人だそうだ。余りにも無知が過ぎて、恥ずかしい思いをした。同時に得体の知れない期待感が湧き上がっていたのは、紛れのない事実であった。彼女が助けたいと言わせるほどの人物なのだから、少なくとも期待をしていた。) ありがとうございます。 (一言を述べると、ドアノブに手を掛けた。そして開けよう。期待を悪い意味で裏切る程の、陰気で根暗な印象が色濃く感じた。けれど、顔には出さなかった。あの事件に巻き込まれて、笑顔でいられる方が異常なのだから。当たり前といえば当たり前な話か。) それでは失礼させて頂きます。 (軽く頭を下げ、赤髪の女テッキが先に上がり、次に鎖の銀髪女が上がり、最後に包帯のチャラ男が上がろう。) [Thu 15 Jul 2010 22:10:16]
◆君影@自宅 > ( この時期にリャンをお腹に抱いてると結構暑苦しいけれどリャンだからいい。ていうか大抵の動物ならそれぐらいはいい。私に夢があるとしたら一生動物達に囲まれて人間と関わらないで暮らしてそれからお家からずっと出ないで過ごす事だ。……もうどこの部族の人か仙人なのだろう。 ) ……………? ( ノックの音。………複数人の足音?ハッキリ言ってお邪魔される理由なんて艶子か蜷ぐらいしか相手は思い至らなかったんだけれど―――と思っていると、扉の向こうの人が素性を名乗る。 ) ………リャン。開けてあげてきて。 ( 一瞬誰だと首を傾げたが、工房という言葉にそういえばと艶子から聞いた名前を思い出した。お願いされた黒猫は扉の傍に駆け寄りそのカギを開ける。 ) どうぞ。今開けたから。 ( 短い返事。家の中にいるのは影のある―――などというよりは陰気か根暗とでも言った方が良さそうな雰囲気の女。顔立ちはやスタイルは悪くないだけに勿体ない。もっともその恵まれていたスタイルは今は所々が欠けていて悲惨な有り様なのだが。 ) [Thu 15 Jul 2010 22:01:21]
◆テッキ > (依頼主、豪天寺艶子より頂いた連絡先を元にして、辿った道の先が君影の家だ。豪奢な漆黒色のドレスを身に包んで、幅広の帽子を被るなど、人目を引く風貌はしていた。) …どうやら、ここみたいね。 (頭に包帯をターバン風に巻いたチャラ男と、無数のチェーンを下げた銀髪女を護衛に付けていたからだ。(二人合わせて☆3程度の強さ)どちらも魔導式機械鎧を着用しており、どちらも隻腕なのだが得体の知れぬ重圧が、見知らぬ人を遠ざけていた。) こんばんわ。 いらっしゃいませんか。 (ノックを二度叩いた。) スカーレット工房から来ましたアルテキア・スカーレットと申します。 (警戒心を解く為に、一先ず自己紹介を先に行った。) [Thu 15 Jul 2010 21:54:01]
お知らせ > テッキさんが入室されました。 『湿気の多い日にうんざりした。』 [Thu 15 Jul 2010 21:47:37]
◆君影@自宅 > ( はー。 )( 溜め息吐いて不景気そうな顔をしている辺りもいつも通り。お腹の上で丸くなっているリャンの背中を撫でていながらぼんやりと今後の展望を考え中。 ) ……どうしようかなー、ねー。 ( 話しかけられた黒猫はみゃー?と可愛らしい鳴き声を返してくる。それに向けて小さく微笑みながらけれどやはり溜め息を。 ) [Thu 15 Jul 2010 21:43:14]
お知らせ > 君影@自宅さんが来ました。 『ぐでー』 [Thu 15 Jul 2010 21:38:50]
お知らせ > 椿祈さんが帰りました。 『っし。 ( やる気を出したように拳を握って三つ編み揺らす。頑張るぞってな。 )』 [Wed 14 Jul 2010 01:15:07]
◆椿祈 > 仕事も探さなきゃなー……ドカン!と一発当たりがきそうな話題がどっかに転がってりゃいいんだけど。 ( ………しかしこの辺りでそんな話題って言ったらなんだか人の道からちょっと軽く踏み外したような類になってしまいそうだ。そういった系統のはちょいと苦手。暴力反対の平和主義なのである。 )( それにヴェイトスといえば混在都市。その特徴故に色々な情報が集まってきやすい場所だ。ひょっとしたら俺が探し求めている伝説の秘宝の噂もその中にはあるかもしれない――― ) [Wed 14 Jul 2010 01:03:45]
◆椿祈 > ( まあ危なっかしい地区だからといって、そうそう危険な事が目白押しって訳でもないだろと警戒を解いてへっしょりと長い耳を曲げる。 )( 兎の警戒能力は相手の脅威を感じとる能力。そういう意味で注意を払わず脅威に思わなければその危険回避は発動しないのだが―――まあ少しぐらい気を抜いても別に大丈夫だろうと。もしこれでぶち当ればよっぽど大凶の日だ。 ) [Wed 14 Jul 2010 00:50:46]
◆椿祈 > ( その危険の正体が何なのかはわからない。時々はそれにわざと踏み込んでスリルを楽しんでいたりする事もあるけれど、大体はこうして素直に危険察知の本能に従って逃げ出している。兎というのは敏感な動物だ。逃げ出す術に関しては数ある動物の種の中でも一流であり。 ) ( どこかの著者は罠を察知するのが一流。察知したうえでそれを発動して楽しむのが超一流なんて言葉を言ってたっけか。悪いが俺はそういう意味では超一流には程遠い。 ) [Wed 14 Jul 2010 00:39:15]
◆椿祈 > ( 背筋が粟立つような嫌な感覚。その道の先に行く事は拙いと何かが告げていた。 ) ………逃げ逃げ。 ( 今まで進んでいた道から回れ右をする。目的地に向かうにはかなり遠回りになるだろうが、余計な面倒事に巻き込まれるよりは万倍マシであるに決まっている。 ) [Wed 14 Jul 2010 00:29:27]
お知らせ > 椿祈さんが入室されました。 『うわっ、と。』 [Wed 14 Jul 2010 00:25:57]
お知らせ > ペセルさんが退室されました。 『(お礼はうれしそうに受け取って。 たわいもない話をしてから帰るのだろう)』 [Tue 13 Jul 2010 22:43:32]
お知らせ > ネネさんが退室されました。 『 ハイ!おれい! ( 笑顔で、貴女に 手渡そう )』 [Tue 13 Jul 2010 22:40:49]
◆ネネ > ( 一人で住ンでる訳じゃァ無いが、其れは秘密。 にししッと笑みを浮かべて、 ) ヒミツ ! ( 内緒ポーズのまま。 ) ( 取り敢えず家の中には 水を汲ンだ桶がひとつ、 置いてある。 其れに顔を突っ込ンで 飲むつもり。 ) 良い だろー! ( 言葉に、嬉しそうに 胸を張って 告げて。 ) そーだ! 家に アメが あるぞ! ( 家の中の、 小さな宝箱から カラフルな飴玉を一個 取り出して ) [Tue 13 Jul 2010 22:40:16]
◆ペセル > ( 此処が彼女の隠れ家か、とちょっと関心。 彼女一人で隠れ住むにはちょうどよさそうだ。 あまり知られてしまっては暴徒に目をつけたれたり奴隷ギルドの職員がやってきてしまうためだろうと思いつつ ) はい。 秘密ですね。 ( そして水の場所を尋ねればコップなど探して水を汲んできてあげるつもり ) 結構良いところですね。 ネネのおうちだけのことはあります。 [Tue 13 Jul 2010 22:36:21]
◆ネネ > ぺ − … ぺ せる! ( 確認する様に、鸚鵡返し。 ) ミズ は やだ ! ( 言葉には肯定して、 うンざりした様な表情を浮かべる。 ) 家 に、あるぞッ ( 水が。 だから、大丈夫 と。 ) ( ゆるゆると歩いた先には在るのは 比較的小さく 狭く、目立たない廃屋。 ) ( 其の中へ 足を踏み入れて ) ただい まー! ( 声を 上げる。 ) ( あ! と小さく呟いて 振り返り、 ) ぺ せる! ここは ヒミツ な? ( 内緒ポーズなンて しつつ。 ) [Tue 13 Jul 2010 22:30:57]
◆ペセル > ああ、名乗っていませんでしたね。 ペセルですよ。 ネネ。 ( 名前を呼びすてにしつつ ) 水は嫌いなんですね。 ( どっかの犬の飼い主が川に無理やりつけていたのもわかる気がする ) 水はしっかり飲んでいたほうが良いですよ。 ( あいにく今日は水筒など持っていない。 この場で提供はできないわけで。 井戸などで飲んでもらうことになるだろう ) [Tue 13 Jul 2010 22:27:07]
◆ネネ > ( にへーッと 嬉しそうな笑みを浮かべて、 ) ( のろン と歩き始める。 ) ン −? ( 熱中症 ―― 伝えられた対処方法に 明らか、嫌そうに眉を潜めて ) ネネは ッ、 ミズ きらいだ! ( 胸を張って宣言した。 ) ( 飲むのは好きだけど、入るのは嫌い。 ) ( ベニが入れと言うなら 入るけど。 ) … ねれば なおる と、おもう ! ( うんうん一人頷いて、 ) おまえ ! ナマエ! ( ぴッ、いきなり 貴女を指差した。 ) ( ネネはネネだ と 自己紹介付けて。 ) [Tue 13 Jul 2010 22:22:55]
◆ペセル > ( この場合は平和的に交渉して受け取ったものであるのだが ) そうでしたか。 ええ、かまいませんよ。 ( 送ることには同意しよう。 ぼーっとするというと割りと熱中症というものがある。 川で泳いだりして体温を下げつつ水分を取ると良いとか聞いたような気がするので それを伝えてみようか ) [Tue 13 Jul 2010 22:18:59]
◆ネネ > ほー ッ、 ( 驚いた様に 眼を ぱちくり、 ) ネネは あンま ないぞ! ( 拾えたこと。 木の棒とか食べカスはあるけれど。 ) ( 耳があること以外は殆ど普通の人間と変わらない 白猫耳。 ) おう ッ、 いつも な! ( 言葉に、大きく頷く。 ――寝床はちょこちょこ変わるけれど、基本はスラム暮らしだ。 ) あー、 なンか なー、 ボーっと して、な! ( フラフラする、 と 拗ねた様な 表情と声音。 ) ンみ? 良いのか ッ 、 ( アリガトー、 と笑顔を向けて 礼を言おう。 ) [Tue 13 Jul 2010 22:14:55]
◆ペセル > たまには拾えることもありますよ。 ( 説得力も根拠も不明なことを告げつつ、耳を触れられるのはいやそうだと思う。 こういう様子を見る限りでは女の子、と言うよりは小動物に見てしまうもので ) このあたりはいつもうろうろしているわけですね。 ( と言うことは彼女もまたスラム暮らしなのだろうかと思う ) ふむ。 その様子ですと足元もおぼつかないようですし送りますよ? ( もう少し頭をなでるなりしてかわいがりたいと言うのもあったりする ) [Tue 13 Jul 2010 22:11:10]
◆ネネ > パン おちて たらッ、 すぐ きえる ぞー? ( 何処ともつかぬ誰かが、持ッていくのが基本。 傾げた首を、更に 更に 傾げ、 ) みう ッ、 ( 差し出されたパンを受け取ッて、 ) ( 頭はおとなしく撫でられるが、 耳に手が触れれば ふるふるッと首を横に振るう。 ) うろうろー する は いつも だッ、 ( えッへん、 偉そうに紡いで、 ) いえは アッチ ! ( パンを片手に、 ゆらーり 覚束無い足取りで 歩き始める。 ) [Tue 13 Jul 2010 22:06:42]
◆ペセル > さてさて、どうでしょうね。 もしかしたらそのあたりで拾ったものかも知れませんよ? ( 魔法のようだと不思議がる少女へと告げよう ) かわいらしい子猫ですね。 ( パンは差し出して受け取ることができるようにとして。 そのまま彼女の頭とか耳とかをなでようと手を伸ばすだろう ) こんなところでうろうろしているからなくしてしまうんですよ。 おうちはどこですか? [Tue 13 Jul 2010 22:03:04]
◆ネネ > ( 最後に一度、子供は振りかえり 不思議そうな顔のまま、会釈して ) ( そのまま、廃屋へと 消えていく。 ) ( 白猫耳は、 ぺたーン、と地面に座りこンだまま、 ) みぅ ? ( 差し出されたパンと 近付く少女を 交互に見つめ、 ) パン! ネネの だ ッ、 ( 拙い共通語で そう云えば、 大きく頷いた。 ) ( ゆるッとした緩慢な動作で 立ち上がり、 ) まほーか ッ、 まほー なのか −ッ? ( 小首を傾げる。 ) ( どッか行ったパンが戻ってくるなンて 魔法に違い無い。 ) [Tue 13 Jul 2010 21:58:04]
◆ペセル > ( ぼふぽふと軽くパンの砂を払いつつ ) 正直者にはごほうびを、というわけです。 ( そんなことをつぶやきつつ。 フレイルを腰へと仕舞い、先ほどの少女が居た場所へ戻ろう。 あの様子だと泣いているか動けないでいるか、ということを予想しつつ ) さてさて、これは貴女のものではありませんか? ( パンを見せつつゆっくりと近づいていこうとするだろう ) [Tue 13 Jul 2010 21:52:32]
◆ネネ > ( 子供は、 貴女に掴まれれば必死になッて抵抗を試みるが、 ) ( 掛けられた問い掛けと、 其の余裕とも云える笑みに 恐怖を色濃く映した瞳で パンを貴女に差し出すだろう。 ) ( 所々 砂の付いた パン。 ) ( 干し肉が貰えたなら、 不思議そうに貴女を見た後に、 礼を云い 寝床へと戻るだろう 。 ) [Tue 13 Jul 2010 21:48:58]
◆ペセル > ( ふぅ。 とため息ひとつ。 自分が食べるためか、もしくは命令されて仕方がなく、か。 ともかくその子供を捕まえよう。 じたばたと暴れるかもしれないが意外とこちらは力持ちであるし、近くのたるの一個もフレイルでぶち抜けばおとなしくなってくれるだろう。 多分。 ) …さて、このまま奴隷ギルドに放り込まれるのとそのパンを置くのとどちらが良いですか? ( 子供を捕まえたまま にっこりと微笑みかけてたずねよう。 おとなしくパンを置いたのなら代わりに自分の懐にある干し肉を。 あわてて食べてしまうようなら捕まえたまま宣言どおりに奴隷ギルドなりどこぞの孤児院なりに放り込みに行くために引きずって歩くつもり ) [Tue 13 Jul 2010 21:44:02]
◆ネネ > あ − ッ、 ( 声を上げてみるけども、 ) ( 影はどンどン白猫から遠ざかり、 ) … みぅー 、 ( 追いかける気力も無くて、 其の場にへッたり 腰を落としたまンま。 ) ( ―― 貴女が其の影を追い掛けるなら、 未だ年端もいかないような子供が、必死に 逃げているだろう。 大して足も速く無い 其の子供は、貴女が追い掛けるなら 簡単に捕まえられる 程。 ) [Tue 13 Jul 2010 21:38:20]
◆ペセル > ( 一仕事終えて帰り道に就いていた魔少女。 本日も思い切り暴れていろいろと破壊した帰り道である。 ぼんやりと歩いていた少女を突き飛ばして逃げようとする影が見えた。 ここからなら追いかければまだ追いつけるだろうか。 このあたりは飢えた浮浪者も多い。 そんなところをふらふらと歩いていれば自業自得ともいえるのだが ) …… ( とりあえずパンを奪った影を追いかけてみよう ) [Tue 13 Jul 2010 21:34:14]
お知らせ > ペセルさんが入室されました。 『( そんな様子を見ていた人影 )』 [Tue 13 Jul 2010 21:30:15]
◆ネネ > ( あ、ちょッと 意識が飛ンでたみたいだ。 ) ――― みぅ … ( ぼうッとする頭と 視界に、 ) これが、 カゼ かー ? ( こてン、小首を傾げた。 ) ( ゆッくりと身体を起こして、 へいしょ ッと掛け声付けて 立ち上り、 ) はやく ねるかー 。 ( ベニに迷惑は 駄目、絶対。 ) ( のろのろ ッと歩き出せば、 ) みッ …!!? ( どン、と勢い良く背中を押され、 思いッきり前に倒れる。 ) ( 瞬間、手から離れたパンは、 そのまま、奪われて 。 ) [Tue 13 Jul 2010 21:26:48]
◆ネネ > ( 身体の中さえ 熱が流れている様で、 ) ( へふ、と息を吐いて 仰向けに。 ) おー、 ( 空がもう、黒い。 ) ( 月や星が 鮮明に見える程の 快晴。 ) ( ―― 暑いハズだ。 ) … のどー、 かわ いた ぞ ッ、 ( ポツリポツリと零す息さえ 熱ッぽくて、 ) ( 頭も ぼンやり する。 ) ( ぺた ッと、手で触れた額は 熱い。 ) [Tue 13 Jul 2010 21:10:02]
◆ネネ > ( そンな擬音がぴッたりな程、ぐでーッと 廃屋の傍、地べたに寝転ぶ 白猫娘が一匹。 ) あ ちィ、 ( むしむしッと肌に纏わりつく暑さが、風が、気持ち悪くて ごろごろ、地面に冷たさを分けて貰うかのように 寝転がる。 ) [Tue 13 Jul 2010 21:04:01]
お知らせ > ネネさんが入室されました。 『( ――ぐでら。 )』 [Tue 13 Jul 2010 21:02:34]
お知らせ > レイン・パレットさんが帰りました。 『( 私は奴が嫌いだ。 しかし、嫌い過ぎるという程ではない。 )』 [Sun 11 Jul 2010 03:29:23]
◆レイン・パレット > ―――ヒーローに名を聞かれるとは光栄だな。レイン・パレットだよアイゼンリッター。 ( その彼の言葉に茶化したように。ただ相変わらずの平坦な口調で。 ) ――――心遣い感謝する。折角だ、お言葉に甘えさせていただこう。 ( なに、不測の事態に対応出来る程に自信がある訳ではない。送り届けてくれるならばそれに越した事はないというもの。 ) ――――なに、お礼の言葉は私の方がだよ。流石はリカルドの想い人。中々良い事をしてくれるじゃないか。 ( ―――二人だから届いたのであろう。彼にはな。 ) ( ――――それと以前の文に対して訂正 )( 亡くなった兄の婚約者× 行方不明の兄の嫁○ 似てるようけれど結構意味が違ってくるので大事な訂正! ) [Sun 11 Jul 2010 03:28:15]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『( そうして少しの間、歩く道を共にしよう。 )』 [Sun 11 Jul 2010 03:24:41]
◆艶子 > ( だが、忘れるなよアイゼンリッター。いや、カイン・グレイホーク。その力を間違ったことに使えば、私たちは容赦しない。それと同時に、私たちが間違った方向に向かいそうになった時、お前にも私たちを止める義務が生まれたのだ。これで漸く私たちは同じ土俵に立ったのだ。 ) …………。 ( 最後に男が言い残した言葉を聞いた時、多分私は自警団の人と同じ顔をしていたんだろう。艶子流に言うのならば、ケツの穴がむずむずするってやつだ。 ) あ…。 ( 立ち去ろうとする自警団の人の背中を追って、私は共に歩き出す。 名前、は――恐らく、アイゼンリッターの問いかけで明らかになるか。 ) 待って、お待ちを。自警団の人。と、途中まで――お送りします。 ( 自警団の人相手に途中まで送るという言葉は不要かもしれないが。 ) ――ありがとう、お礼を言わせてください。私の言葉だけでは届かなかったでしょう。 ( 奇妙なことに、二人は同じ事を考えていた。 ) [Sun 11 Jul 2010 03:22:20]
お知らせ > カインさんが帰りました。 『――――感謝する。』 [Sun 11 Jul 2010 03:18:24]
◆アイゼンリッター > (そして、男は再び目出し帽と鉄仮面を被った)…………………。(それは結局、踏み越えることができない彼の弱さであると共に、彼の周囲にいた人々のお陰だ。 既に死んでしまった人もいる。行方がわからなくなった人もいる。 けれどその多くが、正体を知っているか否かを別にして、彼に「怪物にはなるな」と告げてくれていた。 そうでなければ――とっくの昔に、彼は引き返せない場所へ行き着いていただろう。 彼は狂人だ。 だが同時に、瀬戸際で引きとめて貰えている。 自分は――恐らく、幸福なのだろう)(艶子の言葉に頷き、彼は鉤縄を屋根上へと投じ、外套を纏った自警団員へと振り返った)――貴女の名前を教えてくれ。 それと、もう一つ。(……苦手だ、本当に。 犯罪者を威圧するのは容易い。 だが、どうにも、アレだ。 この手の言葉を言うのは難しい。 本当に。 だが、それでも言うべきなのだろう事くらいはわかる。 そして去り際、ボソリとその男は言葉を呟き、夜闇の中、街の上を駆け抜けていった) [Sun 11 Jul 2010 03:17:59]
◆レイン・パレット > ―――――― ( その彼の行為に驚きがあった。私はフードで隠した視線を見上げ、その顔をはっきりと瞼へと刻み込む。カイン・グレイホーク。劇団ツァラトゥストラの俳優―――― ) ( やはり、だのそうだったのかなど。その彼の正体の中身に理由を付ける事などは愚問だ。ただこの場に置いての肝心な事はそのような瑣末時ではないのだから。 ) しっかりと…刻んでやるよ。アイゼンリッター。 ( 彼の名も、顔も。この胸の内に。そしてそれを明かす事は無いという誓いも共に。 ) …………ふん。 ( 私は再び目元を隠すようにフードを下げた。――――やはり今の表情は他人にはあまり見られたくなかったからな。 )( 彼がそれをする切欠となったのはこの傭兵のあるお陰。私一人では決して成しえなかった事。 )( 黙々と踵を返して鉄仮面に背を向けて歩み始めようとした。―――この地区の警邏はもう既に終わってる。少々時間を取られ過ぎた。今日はもう帰るとしよう。 ) [Sun 11 Jul 2010 03:07:53]
◆艶子 > ( 私は――、私は、その顔をしかと目に焼き付けた。片方だけ残った瞳でしっかりと。思ったよりも優男だ。どこにでも居そうな普通の青年だ。それと同時に語られるその名前を記憶した。二度と忘れぬ事のないよう、しっかりと記憶した。カイン・グレイホーク。それがこの男の名前なのだ。 ) ………。 ( 私は張り詰めていた肩の力を抜き、刀の柄に置いたままの手を下ろした。 ――恐らくは、私の言葉だけではない。この自警団の人の存在が、彼をそうさせたのだろう。 ) アイゼンリッター。 ( どこで誰が聞いているか解からない。だから、私は仮面の名前を呼んだ。 ) アイゼンリッター。私は、お前を信用する。これから先、共に戦うこともあるだろう。その時、お前の戦う理由に過ちが無ければ――。 ( しゃらん、と金属音を響かせながら、刀を抜き放ち、それを掲げる。 ) 魑魅魍魎どもを十万億土へと叩き落すこの示現の技、お前の為に振るおうッ! ( びゅッ、と刀を払い、それを静かに納めた。 ) ――私の用事は済んだ。 …行け。 [Sun 11 Jul 2010 02:56:02]
◆カイン > ――“彼”の名はカイン・グレイホーク。 劇団ツァラトゥストラの俳優だ。 [Sun 11 Jul 2010 02:49:58]
◆アイゼンリッター > (それならそれで構わないという言葉が、喉元まで出掛かっていた。 いや、少しばかり前の自分だったならば、躊躇する事無く発していただろう。 それが止まった。 理由は明白だ。 カイン・グレイホーク――否、アイゼンリッターは、医者に診断させれば間違いなく狂人と診断されるような男である。だが、同時に、ギリギリのところで踏み止まり続けている男でもある)(怪物になるなと言われ、らしく振舞えと言われ、自分から歩み寄るべきだと言われた。 彼は自分が看過した事で、どんな悲惨な結果が出るかを知っている。 それ故に決して止めるつもりはない。 だが同時に、それがただ独りでは困難だという事も理解している。 ならば――)………………。(アイゼンリッターは鉄仮面に手をかけ、外し、その下の目出し帽を引き剥がした) [Sun 11 Jul 2010 02:49:23]
◆レイン・パレット > ( ――――私はその答えを聞いて瞳を伏せた。それは哀れみか、悲しみか。それとも憤りか。 ) ………遠いよ。お前は……… ( 表情を見せたくなかったから顔を隠すようにフードを下げた。 ) 無理だよ。そう断じる限り、私は決してお前を信じられない。例え全ての真実を曇りなく語っていたとしてもだ。 ( ―――人とはどうしようもなく揺らぐ存在だ。どれほど論理的に生きようとしても、どこかで感情で行動を選択してしまう。 )( 艶子の問いに否と答えた。私は何一つ鉄仮面を信用していない。絶対に信用したくないわけではない。できない、させてもらえないのだ。メアリアンを目玉泥棒として探るという事は、彼に言われたからするべき事ではない。元から遂行するべき職務だという事である―――― ) ―――――― ( 傭兵の彼女の最後の言葉。私は無言で押し黙りその意見を肯定した。この返答で私への彼に対する決別は決定的な物となる。 ) [Sun 11 Jul 2010 02:41:42]
◆艶子 > ( 私はその自警団の人に感謝したい気持ちだった。この人は今、はっきりと約束してくれたのだ。きっと、同じ思いがあったのだろうと思う。それ以上に、私が今要求したことは許されないことだ。法と平和を守る自警団に、目を瞑れと要求しているのだ。でも、この人はそれを許してくれた。――名を、何というのだろう。あとで必ず聞こう。 ) ………。 ( そしてアイゼンリッターは語り始めた。その言葉は謎掛けのようであり、頭の悪い私には理解することは難しそうであった。だが、こいつが演じていることは良くわかる。まるでそう、舞台の上にでも立っているかのような。 ) …二人が今までどんな話をしていたかは解からない。だが、仮にそれが何かの協力を求めるものだとしたら―― 自警団の人。貴女は、名前も素顔も知らぬどこかの誰かを信用することが出来ますか。 ( 私は静かに問いかけた。 ) 本質など求めては居ない。私が求めているのは、振り上げた怒りの拳を振り下ろす先だ。責任を負うべき誰かだ。意味はお前以外の者が見出すだろう。私が、そしてここにいる自警団の人が。――重ねて言う、素顔を晒せ。 [Sun 11 Jul 2010 02:25:59]
◆アイゼンリッター > ――私はアイゼンリッターだ。 私は、そう生きる事を選び、そして死ぬ。 [Sun 11 Jul 2010 02:19:27]
◆アイゼンリッター > ……………。(鉄仮面の男は、黙って彼女の言葉を聞いていた。 身構えたまま、微動谷せず、雨に打たれたながら。 ただ呼気だけが白く漏れ、視線は真っ直ぐに傭兵へ向けられたまま。 そしてややあって、彼は口を開いた。 地の底を吹きぬける風のように低く、何処か非人間的な声で)お前の言う事は理解できる。口外しないという事も真実だろう。同様に、其処の自警団員の言葉も。 確かに“彼”は正体を隠して戦い始めた。 それは自身を守る為であり、犯罪者や怪物を恐れされる何かになる為であり、そして“彼”は“私”を演じ始めた。 それを間違った事だというのも理解はできる。 だが――(そして、彼は一泊の間を置いた。 思案でもなく、躊躇でもなく。 事実を再確認するような、そんな様子で)――できない。 というよりも、意味が無い。……仮に私が鉄仮面を脱いだとしても、それは其方の望む結果にはならないだろう。 この仮面の下に、誰がいたとしても、その人物が男であれ女であれ、その名前が何であれ、それは私の本質ではない。 である以上、仮にそれを明かしたとしても“枷”にはならない。 それでも構わないなら、私は鉄仮面を脱ごう。 だが、事実は真実の敵だ。 [Sun 11 Jul 2010 02:19:16]
◆レイン・パレット > …………… ( リカルドの知り合いか。そういえば彼女がよくのろけ話に同僚に語っていた気がする。そう名前は確か――――― ) ――――豪天寺、艶子……… ( 予想通りに使い物にならなかった煙草の袋を潰すように握り締めた。 )( 私は彼女の言葉に同意の思いを抱いた。私が彼を嫌悪している理由の一つはそれである。束縛されない力という物はただの害悪でしかない。だから、私は―――― ) ――――………… ( 豪天寺艶子の提案に、私は一呼吸空けるようにぐしゃぐしゃの煙草を懐にまたしまいなおした。 ) 約束してやろう。私は“何も見なかった”。青臭かろうが未熟だと誹られ様が、決してこの場で何を見たかを周りに話す事は無い。絶対にな。 ( 縋るようなその傭兵の声――――自警団としての立場としてはその判断は間違っている。しかしレイン・パレットの判断としては、それをする事こそが私にとっての正義なのである。 ) アイゼンリッター。もしもお前が私に対して信用ならないというのならば、私は席を外そう。 ( 体を半身にしてその場から去る準備をする。彼は自警団に追われる身である。“枷”は一人あれば構わない。豪天寺艶子は名のしれた傭兵である。それも約束を重んじるイエロティアの人。もし彼女ではなく、はっきりと嫌っていると告げている私が信用ならなければ私がこの場を去れば良いという話であろうと。 ) [Sun 11 Jul 2010 02:01:15]
◆艶子 > …お前は顔と名前を隠す。だからリコを殴りつけても何の罰を受けずに平気な顔をしていられる。だが、それは間違った事だ。この町の治安に関わる者は、全てその名前の下に責任を負わなくてはならないんだ!! ( 私は昂ぶる気持ちを―― 怒りを押さえ、震える声で続けた。 ) 一つだけ約束する。お前がここで晒した素顔と名前は、豪天寺艶子の名に置いて誰にも語らない。お前が間違ったことをしないようにという”枷”としてな。 ( それからレインの方へと向き直り。 ) ――自警団の人。もし…もし、あなたさえ―― あなたさえ良ければ、アイゼンリッターが晒す素顔と名前の事を、黙っていてくれませんか。こいつがおかしなことをする時まで。もしそれが許せないというのなら―― このまま、何も見ずに行ってください。勝手なことを言っていることは、わかっています。ですが、どうか――。 ( アイゼンリッターに向けられるものとは打って変わった、まるで懇願するような声で。 ) [Sun 11 Jul 2010 01:46:21]
◆艶子 > ( 私は自警団の人の方をちらりと見る。…好都合だった。いや、逆かもしれない。とにかく――この人に証人になって貰おう。自警団員としてのこの人が、どう判断するかはわからないけれど。私は再びアイゼンリッターへと視線を向ける。 ) ああ、なるべく手短に話そう。……アイゼンリッター、お前に用がある。お前に痛めつけられた、リカルド・アンブロッシオの事だ。 ( 刀に手を掛けたまま、私は男を睨みつける。 ) …ここでお前と刃を交え、痛めつけるのは簡単だ。――だが、リカルドはそれを望まないだろう。だからお前に言う。 …ここで仮面を取り、私たちにその素顔を晒せ。そして本当の名を名乗れ。 ( 私は男にそう言った。 ) [Sun 11 Jul 2010 01:46:11]
◆アイゼンリッター > 期待に添えるよう、努力はしよう。(お互いに納得ずくでの協力体制。 いずれ破綻するだろうことは予想できるとはいえ、重要なのは目玉泥棒の捕縛であり、それについては一歩前進できた。良しとしよう)(そして――この声は、聞き覚えが有る。 かつて遭遇した傭兵、リコの友人だった筈だ。 確か、何と言ったか――名前が出てこない。 手首のスナップで鉤を外し、縄を巻き取りながら、鉄仮面越しに目を向けた)………。(先達ての邂逅で、彼女が手練れだという事は理解している。 並みの人間では壁を“駆け上る”などという芸当はできよう筈もない。 その上で、彼女の此方へのスタンスも、予想ができる。 ゆっくりと身構えよう)…点用件があるならば、手短に頼む。 今夜の警邏は、まだ途中だ。 [Sun 11 Jul 2010 01:39:18]
◆レイン・パレット > ( 信頼もしていないし信用もしていない。ただそういう人間だと把握しているだけだ。これで被害を被る自体になったら私は自分の人の見る目のなさと見積もりの甘さを反省する事としよう。 ) デートのお誘いだ。その時は恥はかかせないで欲しいな。 ( まあそもそも現在の自警団の人材で彼を捕縛する事が出来る人は多くない。この件に関しては情報の提供に納得する事を決断したのだから、それを覆すのは卑怯であろう。 ) ――――じゃあな、酔っ払い。 ( 降りしきる雨の中。庇の下に体を移すと、無駄だと知りつつも懐から湿気った煙草を取り出して火を付けようと試してみた―――― ) ――――……… ( その動作の最中に掛けられた声。そちらを見れば、そこにいるのは眼帯の女。腰に差した刀を見るからには傭兵か侍か何かであろうか。 ) [Sun 11 Jul 2010 01:31:55]
◆艶子 > ( 私は鉤縄を屋根の上に投じたアイゼンリッターに向かい、そう言葉をかけた。二人が直前に何を話していたのか、それはわからない。雨の降るスラムの道で、そこに出くわしたのは全くの偶然と言っていい。二人のうち片方は自警団員とわかれば、何か重要な話をしていたのだろうが――。 ) ( ずぶ濡れの雨具を羽織り、腰に刀を差した傭兵が、二人から少し離れた場所で立っている。 ) [Sun 11 Jul 2010 01:30:08]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 『 ―― 待て。 』 [Sun 11 Jul 2010 01:26:32]
◆アイゼンリッター > わかった、そうしよう。(教えられた住所を記憶に刻む。 信頼・信用の証だと単純に受け取るほどに馬鹿ではないし、後で確認する必要もあるだろうが、自宅住所を教えるという行為に対して、此方が答える必要はあると判断した)用事がある時は、芸能横丁にいるクランクの歌い手に、赤いスカーフをつけて歌うよう頼め。 私はその夜、暗黒街の時計塔下に来る。(いつぞや、ある情報屋と連絡を取り合う時に定めた符丁だ。 罠に嵌められる可能性も考えたが、自警団が暗黒街に大勢を送り込むのは不可能だろう。 問題は無い筈だ)……誰か、というのは問題にならない。 重要なのは“何か”だ。 この下に何かがあったとしても、それは私の本質ではないよ。(戯言に応じながら、ベルトから鉤縄を引き抜き、屋根上へと投じた) [Sun 11 Jul 2010 01:15:41]
◆レイン・パレット > 情報の一つとして覚えておこう。 ( 強姦魔だと言うアイゼンリッターに淡々と。彼の意見はどうしても断言的で偏りがちに思える。それがどうしても信頼感を損ねる。無論最初から嘘だと決めて掛かりはしない。ただそれを純粋に信用したりをする事も無い。 ) ………お前と繋がりがあると周りに思われると、余計に頭が痛くなりそうだ。それは私の自宅のポストにでも投げ込んでおけ。 ( そうして自宅の住所を臆する事なく伝える。偏執的に犯罪者を追い求める傾向がある人物で、メアリアン宅に襲撃を掛けたりと危険人物ではあるが、一市民である私にあんな風に襲撃を掛けてくるとも思えない。されるような覚えもない。 ) 今は特にはな。強いて言うならばその仮面の中身は誰だということだ。ふん縛ってとっ捕まえてやるから、遠慮なくそれを教えるといい。 ( 不機嫌のまま動かない表情で戯れ事を口にした。 ) [Sun 11 Jul 2010 01:07:03]
◆アイゼンリッター > ……あいつは強姦魔だ。実際にこの界隈でメアリアン“を”襲っている所に遭遇したことがある。 勿論、その時点で奴が目玉泥棒だとは知らなかったし、アクセラレーターの妨害が入ったせいでディーフィールもメアリアンも取り逃したが……。(まあ、ディーフィールが強姦魔だとしても立証は難しかろう。 そんな存在を目玉泥棒がどうして受け入れているのかという事も理解に苦しむ。 が、事実としてディーフィールは目玉泥棒の味方なのだ。 恐るべきことだが)こんな所、か……? もしも他に何か思い出したことがあれば、自警団に手紙を入れる。 其方から聞きたい事はあるか? [Sun 11 Jul 2010 00:54:39]
◆レイン・パレット > 私は私。今はただのレイン・パレットだ。それ以上でもなければそれ以下にもならない。 ( 洗脳、記憶消去の事を危ぶむ彼に対して私はそう言い切った。気をしっかり持てば対抗出来る物ならば問題はない。――――そんな抵抗すら許されないような洗脳ならば、最初から身構えていようが警戒していようがどうしようもない。 ) ( いくつかは私も把握している事である。リーザ・ロッド。亡くなった兄の婚約者だそうだ。彼女がメアリアンをストーキングしている理由については彼女自身から聞かせて貰った。しかしそれを彼に伝える事はしない。――――それは恐らく意味の無い事であるのだから。凝り固まった揺らぎの無い信念の前には言葉なんて物が武器になる事は少ない。 ) 情報は貰っておく。色々と覚えておこうか。その辺りも含めて彼女達に話を窺う事としよう。 [Sun 11 Jul 2010 00:48:08]
◆アイゼンリッター > 二度と自警団員を死なせるつもりはない。(短く答え、直ぐに記憶を探る作業へと戻る。 伝えるべきこと、開示かのうなこと、エトセトラ。 誰よりも長く目玉泥棒を追跡していたのは自分だと言うのは、恐らく事実だろう。 である以上、どんな些細な事でも伝えるべきだ)アクセラレーターは、目玉泥棒の家を「自分の住所」として触れ回っていた。同居していたという事だろう。 あと、あの家には最近、引っ越してきたらしい人物がいる。 私は目玉泥棒の共犯者だと見ていたが、実際は知らない。 ――あと、これは推測だが、奴は眼球を収集していた以上、保管している可能性がある。(そうか、と彼女からの返答に頷いた。 なら、警戒するべきだろう。 この団員も、あの怪物の影響下に無いとは言い切れない)ディーフィールはスペルユーザーだ。自分が知る限り、洗脳、記憶消去をかなりの広範囲に仕掛ける事ができる。目が金色に光ったら警戒しろ。気をしっかり持て。奴の言葉に耳を貸すな。 そして身体能力も極めて高い。軽々と屋根に登れる程度には。ただ――……何故、目玉泥棒がディーフィールと協力しているのかが、どうにも理解できない。 [Sun 11 Jul 2010 00:31:35]
◆レイン・パレット > ………いっそ私が流す血も、何もかも全部を止めて見せると言ってみろヒーロー。 ( 表情は変わらなくても、確かな苛立ちがその声の中にはある。それは珍しい皮肉であった。 ) 私は私のするべき事をするだけだ。お前に礼を言われる筋合いは、探してみたらあったとしても遠慮する。 ( 随分と彼を嫌ったものである。返事をする女は淡々としている。 ) ――――記憶しておこう。 ( 今ここで記録する事は出来ない。―――メアリアンやディーフィール、リーザだけでない。アイゼンリッターの意見もそのまま鵜呑みにしてはならないと私は考える。主観交じりの意見は憶測と予想を呼び、そして相手の意図する方向へと思考を誘導されるかもしれない。俯瞰で、ただ端的に情報は捉えるべきである。 ) ( ――――私にとっては彼が怪物ディーフィールと繰り返すのは、直接話した印象からは甚だ違和感が強くはあるが。 ) 直に話をさせてもらった。その話の中身は伝えられないが。 ( ――――少なくともその時に彼女が口にした事に矛盾はない。 ) [Sun 11 Jul 2010 00:21:15]
◆アイゼンリッター > だとしても、それは目前で殺される人間を見捨てる動機にはならない。(冷たく、鋭く、即座に応じた。 激高する貴女に対して、その声は静かで、低い。感情を荒げる事ではないからだ。 誰に言われようが関係ない。 妥協はしないと決めた。 ――私は絶対に看過しない)…………そうか、助かる。(そして自警団員の返答を聞き、鉄仮面越しにその視線を受け止めながら、小さく息を吐いた。 ――本当に助かる。 自分を受け入れてもらえる事等期待はしていなかった。 それ故、この点に関してのみ協力すると応じてくれたことには、心から感謝している。 短い返答では、あったけれど)……まず、奴の動機は「幸せになること」だ。 そして「兄が帰ってくる」だとか……「生き返る」だか叫んでいた。奴がコンスタンツェを刺し殺し、私もナイフで刺された晩だが。(記憶を辿りながら、手持ちの情報を開示する。 帳面を開くことも考えたが、この雨ではインクも溶けてしまうだろう。 鉄仮面はすっかり冷え切ってしまい、呼気が白く濁っていた)私はその点から彼女が悪魔崇拝者だと推測したわけだが――まあ、実際は不明だ。 ただ、吸血鬼アクセラレーター、怪物ディーフィールといった輩を周囲に侍らせている以上、似たようなものだろうが。(と、其処まで説明してから、ふと気付いたことがあって、改めて貴女の様子を伺うように視線を向けた。 あの怪物は記憶改竄と洗脳の力を持つ。 確かめておかねば)――ディーフィールとは接触したか? [Sun 11 Jul 2010 00:02:45]
◆レイン・パレット > その幼い理想の裏側で!世界では何万ガロンもの血が流れているんだよ小僧!! ( 珍しく感情的にその声を荒げた。―――その物言いが癪に障るのだろうか。手放し、妥協した物を決して落とさぬ事を誓うようなその姿勢に苛立ちを覚えるのか。ただ少しだけのあいだ、ハッキリとした感情を露わにした。 ) ……………私はお前が嫌いだよ。その行動原理も。思想もな。 ( 熱は引き溢れ出た苛立ちを抑え込み、再びこの空気を冷え込ませるような冷やかな眼差しを彼に向け直そう。 ) ―――――― ( こうして鉄仮面の懊悩を聞く事になるなどと、今までは考えた事が無かった。いや、考えないようにしていたという点もある。目下の悩みの種であり、自警団という組織にとっては疎ましい存在と言ってしまって差し支えない男。 ) ―――――善処し、努力しよう。その点に関して協力する事を私は約束してやる。 ( その彼の頼みごとの内容に真っ直ぐに揺るぎなく見つめ返して答えた。 ) その点に関しては、な。 ( ――――私はアイゼンリッターを認めない。目玉泥棒の手掛かりをつかむ事には望み通り全力を注いでやろう。だがしかし、彼に関しての擁護は一切する気などないと苛立ち含みに断言してやった。 ) [Sat 10 Jul 2010 23:49:06]
◆アイゼンリッター > それでも、やらなければならない事だと信じている。 ……看過すればどうなるかを、私は知ったから。(コンスタンツェの死と、あの死霊術師の邸に詰め込まれていた誰ともわからぬ死者たちが、それを教えてくれた。 ある種の啓示だ。 己の生涯を賭すに値する何かを、あの場で自分は理解した)……私の行動を受け入れてくれと、頼んでいるつもりはない。だが、私の為に頼んでいるわけでもない(ひとえに、奴に人生を狂わされた人々の為に。 そう呟いて、頭を上げた)……私は、幾度かあの殺人鬼と対決している。コンスタンツェを殺す場も見た。――だが、奴の周囲には吸血鬼アクセラレーターだの、ディーフィールとかいう怪物だのが集まっていて、守りを固めている。 目玉泥棒は「幸せになりたい」が為に殺し「裁かれる気は無い」と告げた以上、いずれまた殺すと見ている。それを防ぐ事は私にもできる、が――アクセラレーターやディーフィールの介入があれば、捕らえる事は難しいのが実情だ(語る口調には、苦味が滲んだ。 それでも尚と行動に移した結果が、先日の自宅襲撃だった。 ディーフィールはただ独りで近隣住民を操り、妨害し、記憶を消して除けた。 「此方の方法」では、目玉泥棒捕縛には至らない。 一度拳を握り、開く。 それがアイゼンリッターの限界だ)……だからこそ、証拠が必要だ。或いは、彼女自身からの自白。連中さえ手が出せないような、確固たるものが。 私が今までに得た目玉泥棒の情報は、全て提供する。 ――貴女には、それを掴んで欲しい。 [Sat 10 Jul 2010 23:22:06]
◆レイン・パレット > ( 警戒は緩めないものの、少なくとも無手の女を襲うような恥知らずでは無いと思いたいものだ。私としてはふんじばってその尻蹴り飛ばしてやりたいものの、それが出来るような相手でもない。 ) ……そういった身勝手な感情と行為が巡り巡っては、無関係な誰かの日常を踏み躙るというのが分からないのか。偽りのヒーロー。 ( 返事をする言葉に苛立ちが混じり始める。彼のしている事は身勝手な私刑だ。理不尽なそれはより強い反発を買い、その生まれた反発は人を衝動的な犯罪に走らせる。理不尽に理不尽で対抗していけばいつかそこには破綻が生じる。――――私はアイゼン・リッターの思想と行動に首を縦に振る事は出来ない。 ) ――――………貴重な瞬間だよ。実に物珍しい一幕と言って差し支えない。 ( ―――その頭を下げる鉄仮面。その言葉に皮肉を込めた気持ちはない。真実そう思ったから口にしただけのこと。 ) ――――はっきり言っておく。私は自警団としての領分を逸脱する気は無い。お前のメアリアン=ロッドへの思いは一端ながら理解したよ。その願いもだ。 ( ――――ただ一端だけである。真実その気持ちを理解し切る事は出来ないであろう。この女には決して。 ) その上で答えよう。『協力出来る事があるならばしてやる。しかし出来ない事もある』とな。 ( ――――その協力の中身次第だ。力を貸すという選択をする事もあるだろう。しかしその内容によっては私は断固として拒否するであろう。 ) [Sat 10 Jul 2010 23:09:41]
◆アイゼンリッター > (互いの言葉の間に生じる、空白。 相手の反応を伺い、即応できるよう身構えながらも、鉄仮面の下で目を閉じ、待つ。 ――真っ直ぐな視線だ。 2人の容貌は似ても似つかないが、かつて死んだ一人の自警団員が連想された。 雨の中、あの少女に刺し殺され、路地裏に転がった彼女の顔。 背負って病院へ向かう最中、冷たくなっていく彼女の体温。 身に染み付いた感覚。 唇を噛み締め、そして息を吐く。 ゆっくりと頷いた)理解している。 私は、法の上では犯罪者だ。そして、この活動を辞める気もない。 ……だけれど、私は――少なくとも、法に従って暮らす人を、踏み躙るつもりはない。(犯罪は、誰かの人生を踏み躙る。台無しにする。 金を盗まれ、犯され、命を奪われ――自分の友人や、家族や、恋人がそうなっただけで、人生は簡単に破綻する。奴らの行為は、絶対に看過するべきではない。 自分は、そう信じて行動している。 法律の外にあるだろう「正義」だ。 けれど――)……その上で、私は犯罪者を、目玉泥棒を――誰かの人生を踏みつけにして幸せになろうとしている、あの殺人鬼を――――私の望みは、奴を法の裁きの下に引きずり出す事だ。 貴女達にしか、できない事だ。(故に、この鉄仮面の男が、自警団の貴女に、頭を下げた)……力を貸してくれ。 頼む。 [Sat 10 Jul 2010 22:45:01]
◆レイン・パレット > ( ―――案外的を射てしまったかな、と。平面のような面で口にした軽口に応じる様子の無い鉄仮面にそんな感想を抱く。軽口半分。事実半分。 ) 時間を惜しみはしないが無駄な時を過ごす程に暇人でもない。その辺りは理解してくれると助かりはする。 ( 無駄話や世間話なら御免被るという事だけは伝えておこうか。彼と馴れ合いをする気など起きない。真正面からその鉄仮面を見据える女の視線には揺らぎはない。強い意志の込められた怜悧な眼差し。 ) ふむ。 ( 言い淀む彼に対してその言葉の先を促すように腕を組む。そして――――彼が紡ぎ出した言葉はそれである。 ) ―――――― ( ふぅ )( 一息間を開ける為に懐から煙草を取り出そうとして―――それがもう最前の豪雨ですっかり湿気ってしまっている事に気付くと、不機嫌そうにそれを再び懐の中に戻した。 ) 私達はお前を捕らえようとしている。……少なくとも私は、だ。罪の度合いに大小の差こそあれ、犯罪者という観点では貴様も目玉泥棒――――貴様の中での目玉泥棒、メアリアン=ロッドも変わりはない。その点は充分に理解しているのだろう。 ( 鉄仮面に向ける言葉は冷たい。メアリアン=ロッドを完全に白だと断定はしていない。しかし灰色の、それも何一つ自らで確認していない罪でそれを裁く事は私の正義が許さない。誰にもどの存在にも拠るべからず。法とは公平であり平等の意である。 ) ――――……仮に力を貸すとしたら、貴様は私に何を望むという。 ( 灰の疑いを確固とした黒へと近付ける為の努力ならば手を貸す事も考えよう。しかし手段と目的に寄っては承諾しかねると。 ) [Sat 10 Jul 2010 22:25:43]
◆アイゼンリッター > ――力を貸して貰えないだろうか。 頼む。 [Sat 10 Jul 2010 22:03:39]
◆アイゼンリッター > いや……。(首を横に振りながら、何と応じるべきかと考え、結局何も口にしなかった。 彼女と会話した時は、己の事で手一杯で、ろくに何を話したかも覚えていなかったからだ。 彼女のいう言葉は、ある意味では事実で。 だから結局、答えなかった)………………助かる。(湾曲な返事だが、受けてくれたことには素直に礼を口にした。 雨に打たれながら、改めて彼女の方へと視線を向ける。 そういえば、きちんとこうして顔を見ようとしたのも初めてか。鉄仮面を被って相対した時は、それどころではなかったから)……私は、その………。(言いよどむ、というよりは、言葉を捜すように。 役者として舞台の上に立つのならば、或いは鉄仮面として犯罪者を威圧するのなら……とても楽なのだが。 こういう時、何を話すべきか、どう言うべきかはわからない。 呆れかえるほど、一人で行動していた時間の方が長かったのだ)……目玉泥棒を捕らえたい。 …………だから………其方が、此方をどう見ているのかは、理解しているつもりだが――……。 [Sat 10 Jul 2010 22:03:16]
◆レイン・パレット > その通りだな。自警団員Aで構わない。生憎噂の鉄仮面の記憶に残る程にクドい性格をしてはいないと思うのでな。 ( その他大勢の自警団員の一人で構わないと口にする。生憎と私は首輪を付けられた犬だ。彼のように行き過ぎた正義を主張する気などもない。 ) それは重畳。御苦労様と告げておくべきかな鉄仮面。 ( 労うような言葉とは裏腹に、その口振りは冷たさすら感じる程に淡々としている。彼は犯罪者であり捕縛するべき相手である。――――しかしリカルドも勝てなかったような奴に私が正面切って勝てるかと言えば、それは聞く価値もないような愚問で会って。 ) ( そして躊躇いのような間が一つ空いた。その表情が何を思っているのかは鉄仮面の下に隠れて見える事は無い。そして彼が口にした言葉に私は即座に返事をかえした。 ) 断る。 ( きっぱりと。迷うことなく断定する様子で。 ) ―――――等と話の中身も聞かずに無碍にする程に過ぎていく時間を惜しんでいる訳ではない。構わないぞ。 ( ややこしいような承諾の返事を。 ) [Sat 10 Jul 2010 21:51:57]
◆アイゼンリッター > ……自警団員か。(名前は聞いていなかった筈だ。 雨合羽を着込んではいても、その腕章と声には覚えがある。 一般市民や犯罪者ではなかった事を確認し、頷いて、着地姿勢から身を起こした)警邏か、精が出るな。 今のところ、この界隈では騒ぎは起きていないようだ。(一通り回った後だと、告げる。 相手が警戒しているらしいのは見て取れる――というより、犯罪者扱いなのは理解している――ので、此方から率先して近づこうともしないが。 例の目玉泥棒の事件以後、自警団からの追求は激しくなっていた。 実際にこうして遭遇するのは初めてだとはいえ。 本来なら、すぐにでも立ち去るべきだ、が――)…………。(――脳裏にちらつく助言。 溜息を一つ。 何やら躊躇うような仕草を見せた後……ややあって、搾り出すように言葉が出た。)…………………話したい事がある、と言ったら――受けてくれるか? [Sat 10 Jul 2010 21:40:48]
お知らせ > レイン・パレットさんが入室されました。 [Sat 10 Jul 2010 21:34:34]
◆レイン・パレット > ( 梅雨時はそろそろ終わってくれよと思うのだが、それでも近頃はやはりまだまだ雨が多い。雨は好きではないが嫌悪する程に悪感情を持っていない。何せ普段は外に出せ出せとせがむ馬鹿犬が部屋に素直にいてくれるのだからな。 ) ―――――なんだ!? ( 突如目の前に降り立った相手に対する反応は鈍くもないが素早くもない。後ろに一歩離れるように後ずさり、咄嗟に腰の辺りに手を伸ばす。 ) ――――………鉄仮面……… ( そして目の前に降り立った“ソレ”に対し、自警団の女は決して友好的だとは呼べない視線を向けた。 ) [Sat 10 Jul 2010 21:33:01]
◆アイゼンリッター > (雨は嫌だ。 記憶に残る事件のいくつかは、雨の夜に起きた。 それに犯人の追跡も困難になる。切り札ともいえる幾つかの装備は使用が難しい。 利点は……しいていえば、相手の足場が不安定になる、くらいか。 雨粒に打たれて濡れ、重くなった身体で、屋根上を移動し――)………………。(雨の中、動く影。 鉄仮面の下で、目を細める。 こんな晩に、スラムを移動する者がそう多くいるわけではない。 ――良いだろう。 小さく頷くと、鉄仮面の男は動き出した)(――次の瞬間バシャァッと盛大な水飛沫と共に、貴女の眼前へ怪人が降り立った) [Sat 10 Jul 2010 21:18:16]
◆レイン・パレット > ( 先程まで降り続いていた豪雨のせいで傘は雨具として大した機能もせず。雨の中、警邏に出歩いている女は自警団の腕章を付けた合羽を羽織って職務を遂行していた。 ) ……少しは弱まったか。 ( ふと雨脚の勢いが若干和らぎを見せたように感じられた。まだまだ雨の勢いは強いが、先程までのものとは大分マシであろう雰囲気か。 ) [Sat 10 Jul 2010 21:13:37]
お知らせ > レイン・パレットさんが入室されました。 『( 雨合羽を羽織り )』 [Sat 10 Jul 2010 21:09:46]
◆アイゼンリッター > (蹲るようにして周囲を睥睨していた鉄仮面の怪人が、むくりと身体を引き起こす。 コンゲーム、芝居、トレーニング、そして警邏。 ろくに休む暇も無いとは言え、肉体的な疲労はそう感じたことがない。 重要なのは精神的な疲労の方だ。 こればかりは、どうにもならない。 犯罪者、怪物、殺人鬼。 ひたすら追い掛け回す事が、疲れないわけもない。 ――それでも、それさえも、この活動を辞める理由にはならないのだが)…………。さて。(今夜は、どの辺りを見て回ろうか) [Sat 10 Jul 2010 21:07:15]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――屋根の上。』 [Sat 10 Jul 2010 21:01:56]
お知らせ > ドライツェ@カミ。さんが帰りました。 『( …ともあれ。 火の始末をして帰ろう )』 [Sat 10 Jul 2010 03:05:19]
◆ドライツェ@カミ。 > ( カミさま――カミサマ。 それは大聖堂の上役から齎された名前でもある。 女性から切り取られた、美しい金髪――ただの普通の髪だと思うと、それはにわかに不気味なものに思えてきた。 束ねて掴み、まじまじと見て ) …。 ( これはただ可愛い可愛いと悶えている場合ではないのだと、改めて ) [Sat 10 Jul 2010 03:04:43]
◆ドライツェ@カミ。 > ( ぽす。 ) と、捕れた…!! ( 嘘でしょー?! そんな気持ちで思わず叫んだ。 猫毛玉、もしくは毛玉猫の身のこなしはそれくらい早かったと思ったんだ! ――慌てて両腕で抱え込む ) 逃げちゃだめです逃げちゃだめです、困ったな可愛いなこれ…! ああ主よ私はどうしたらいいんですかうああああああ――――… ぁ? ( はたと毛玉の動きが止まる。 怪訝そうに首を捻り、改めてまじまじと静かになった毛玉を見ると、…それは猫のような毛玉ではなく。 ただの艶やかな金色の髪になっていた ) … 。 カミ、さま ――… ? [Sat 10 Jul 2010 03:02:10]
お知らせ > けだまさんが帰りました。 『戦闘経験☆3と、美しい金髪だけが手の中に残された。』 [Sat 10 Jul 2010 02:56:04]
◆けだま > (いくら俊敏とは言え、落下速度は変わらない。そして普通の生物は…この毛玉が普通の生物だなんてどう足掻いても認めようがないが…空中で方向転換する術を持たない。結論から言えば…毛玉は見事、君の腕の中に納まった。)にゃ!にゃー!((((・д・)))←毛玉は懸命にもがいている。が、やがて…)にゃ!にゃ!カミサマ!カミサマ!(妙な声を発し、動きは静まり…) [Sat 10 Jul 2010 02:55:44]
◆ドライツェ@カミ。 > ( ああ、そう来るか――そういえばあれは猫みたいだった。 となると、猫のように縦の動きに長けていても何の不思議もありはしない。 ) ああもう、その顔が可愛いからまた困ります ッ…!! ( どこかの蹴球のPKに望むゴールキーパーのようなもの。 殆ど博打で右前方へと飛び出し、大きく体勢を崩した男にできることは他にない。 …強いて言えば、左手の経典をブン投げるくらいだが――――万一命中してしまったらそれはあまりにも気の毒だ…!! ) ………あれ。 ( 万事休す。 ――と思ったら ) あの、 ええええええ?! ( そのまんま降りてきたよ! 当たり前といえば当たり前だが、寧ろこっちがびっくりして慌てて毛玉に飛びつこうと ) [Sat 10 Jul 2010 02:51:37]
◆けだま > (ストールの炎は毛玉の真下を抜け、カンテラにぶつかる。そして毛玉はそのまま再び落下してくるだろう…元の位置に。) [Sat 10 Jul 2010 02:49:30]
◆けだま > ……にゃ!?(前後に退路はなし。左右のどちらに人間がいるのか、炎が司会を遮って毛玉には見えないだろう。が…毛玉はそちらの想像の若干斜め上を行った。) (…その異常な俊敏性を最大限に発揮し、毛玉は天高く跳ね上がった…そう、『上』に。)にゃ!にゃにゃ!(近辺の建物より高く飛び上がった毛玉は(・∀・)←ちょっと誇らしげだ。) [Sat 10 Jul 2010 02:47:25]
◆ドライツェ@カミ。 > ( ストールの端に火が点る。 それを己の足元へ、横に長く伸ばす形にして落とした。 安物のストールは少しずつ燃え始めていくだろう ) ほら怖くない、…そう言って通じたらよかったんですけども。 さっきの様子を考えると、こー… ( 懐柔するのも望み薄か、と。 というのも、さっきはただしゃがんで撫でようとしただけで逃げられてしまったものだから――妙に可愛い毛玉に毒気を抜かれて眼鏡の向こうで眉尻を下げる。 心底困った表情のまま、足元のカンテラを毛玉の頭上をはるかに越えて後方へと蹴り飛ばさんと ) せっ! ( 男の足元には横に長く燃える炎。 カンテラを蹴り飛ばせたなら毛玉の背後でカンテラの中の残り火が燃える。 毛玉は炎に挟まれる形になるだろう。 ――退路を左右のいずれかに限定できたなら、一拍置いて右へ飛ぶ。 毛玉が左へ逃げようとしたならその先に男が待ち構える形になるが、右へ逃げるなら――――もう追いかけられないだろう ) [Sat 10 Jul 2010 02:41:34]
◆けだま > (毛玉はじりじりと後ずさっている。君を恐れているのか、それとも炎を恐れているのか…或いはその両方か。)…にゃ!にゃにゃ!((((・д・)))←このように体を振動させたりして必死に威嚇している。どうやらこの毛玉、相当臆病なようだ。) (今は君から一定距離を保ち、様子を見ているが…下手な事をすると、すぐ逃げ出してしまうかも知れない。そうなってしまえば、君から一心不乱に逃げるこの毛玉を捕獲するのはかなり困難だろう。) [Sat 10 Jul 2010 02:29:34]
◆ドライツェ@カミ。 > ( 威嚇するばかりの様子を見て ) 何かこう、いじめてはいけないものをいじめている気がしてきました…うう。 可愛いって正義なんですね…!! ( カミサマは男にとっては異教の敵に当たるのかもしれないけれど、毛玉自体はその配下にすぎないわけだし。 ――もっとも、「敵」の正体を含めてそこまで知る由もないのだけれど――――獣の習性に近いのか単に可燃物だからなのか、毛玉は炎が苦手なようだ。 しかし他に燃やせそうな何かがあるかと考えたら、 ) …何とかして誘い込めればいいんですけど。 ( 肩に掛けたストールを外す。 外しながら、数歩先に投げつけたカンテラへじりじりと近づき――毛玉がどう動くか見定めながら、そこまで辿り着けたならストールの端を地面の炎へ ) [Sat 10 Jul 2010 02:22:55]
◆けだま > (貴族が自分の髪にかけた賞金は4万5千エン。そして今、君の目の前では時価4万5千エンの毛玉が(・д・)←こんな貌で威嚇している。)にゃ!にゃにゃ!(またしても、毛玉は異様な俊敏さでカンテラを避けた。しかし地面に転がったカンテラから油が漏れ、周囲を明るく照らす…この辺一帯はかなり明るく、毛玉の姿も鮮明に判る。 …やっぱり(・д・)←こんな貌で威嚇しているわけだが。) (しかし攻撃する手段とかはどうやら持ち合わせていないようだ。『異常に俊敏』と言う以外のとりえはないのかも知れない。) (…それから、どうも火から遠ざかるようにずりずり動いている。どうも火は苦手なようだ。) [Sat 10 Jul 2010 02:13:50]
◆ドライツェ@カミ。 > ( 訂正:両手→右手が空くかと。 左手は経典を装備(?)している ) [Sat 10 Jul 2010 02:08:34]
◆ドライツェ@カミ。 > あれっ、逃げた。 ( 猫のように、或いは猫よりもより俊敏に謎のけだまは逃げてしまった。 ちくせう威嚇してても顔だけはめんこいんですか…! ――虚しく空を切った右手をわびしーくぐーぱーさせて問題の毛玉を凝視している間も足元のカンテラの炎がちらちらと揺れて見事な金色の毛並み(?)に反射した。 …揺れる炎に汚物は消毒しちゃう誰かを連想したわけではないが、 ) …………。 (「アタクシの髪が、自慢の髪が! もうお嫁に行けない!!」――そう嘆いていた、降嫁するお年頃かと言われると首を傾げざるを得ない貴族女性の、モヒカンにされて尚きらきらとした金髪の色と被った気がした ) まさか――「これ」が、その髪…?! ( 表情を強張らせて足元のカンテラを引っ掴んだ。 そのまま跳ねるようにして立ち上がり、毛玉の辺りをめがけてそのカンテラを投げつける。 毛玉に命中しないとしても油に引火してくれれば辛うじて光源にはなるし、こちらもそれで両手が空くかと ) [Sat 10 Jul 2010 02:06:24]
◆けだま > (シュバッ!ぽむぽむ。) (…毛玉は、見た目からは全く完全に想像も付かないような俊敏さで、その手から逃げるように後ろへ跳ね飛んだ。) にゃ!にゃ! ((・д・)←こんな貌をしている。どうやら威嚇しているつもりのようだ…) (ところで、君は一つ思い出せる事がある。この毛玉の毛とかなり良く似た毛を、君はどこかで見たことがあるのだ。) (あれは、そう…あろう事かバリバリブイブイ言わせてそうな、世紀末的モヒカンヘアーにされてしまった、哀れなホワイティア貴族(女性)…連続髪強奪事件の被害者の一人だ。) [Sat 10 Jul 2010 01:55:40]
◆ドライツェ@カミ。 > ( なにこれかわいい。 Σ(゚д゚) ←思わずこんな顔になった ) な――何だろう何だろう、何者なんでしょう、これ。 ( 猫じゃないことは分かった。 キジムナーとかモ●ゾーとキッコ●とか、諸外国の森羅万象に詳しければそれらの可能性を考えたかもしれないけれど、残念ながら人生長らくパプテス教徒で通してきた眼鏡はそれらの存在を知らなかった。 が、見た目や鳴き声の可愛らしさというものは危機感を削ぐには有用で、それが何だか分からないままに、 ことり。 ――カンテラは己の足元へ置き、自由になった手を謎のけだまに伸べてみよう。 地面に丸くなっている猫を撫でようとする時の距離、位置関係 ) [Sat 10 Jul 2010 01:49:02]
◆けだま > (…美しい毛並みの毛玉だ。よく手入れをされている証拠だろう。日に二度風呂に入り、トリートメントを欠かしていないだろう良質の毛だ…さて、光に気付いたらしきその毛玉はくるっとそちらを振り向いた。それは…) にゃ? (…(・∀・)←こんな貌の、ふさふさの金髪を生やした「なにか」だった。手足はない。顔が直接転がっているような感じだ。) (人形の頭部だとか何だとかはともかく、どうやら生きていることに間違いは無いらしい。その証拠にほら、こんなにも愛らしい鳴き声を上げている。) にゃ! (…とりあえず、猫にしては色々変というか、そういう次元の問題ではない。) [Sat 10 Jul 2010 01:42:14]
◆ドライツェ@カミ。 > ( だけど――相手が人間とは限らない。 否、少なくとも人間ではないと、――『変なモノ』と聞いている。 だからこそ上役を通して己に回ってきた話だ ) ……何だろうあれ。 ( カンテラの光を反射してきらきらとひかるなにか。 猫の背中のように思えなくもないけれど、このスラムにそこまで悠然とした野良猫は果たして居るだろうか。 ) ……。 ( 猛烈に嫌な予感がした。 例えばその、切断された人間の死体の頭とか、 ) いやいやいやいや。 精々そう、捨てられた人形の頭ですとも、ええ。 そうに決まってますとも――ッ ( 男のそれは願望に過ぎない。 「そうであってほしい」と幾度も己に言い聞かせながら、近づく――カンテラの位置は憎く、光る何かを照らすように。 もう片手は腰の後ろに、経典をきつく握り締め ) [Sat 10 Jul 2010 01:36:03]
◆ひかるなにか > (カンテラの光を、何かが反射しただけだ。それ自身が光を放っているわけではない…逆に言えば、『光を反射する何か』がそこにあると言うことだ。) (カンテラの光を動かすと、何か妙なものを見つけられるだろう。) (金色の何かだ。人間の頭程度の大きさがある。ひょっとしたら丸くなって寝ている猫かも知れないし、或いはもっとおぞましい何かかも知れない。) (具体的には、その、何だ。毛玉のように見える。) [Sat 10 Jul 2010 01:28:57]
◆ドライツェ@カミ。 > ( スラムのごく狭い一角では顔見知りもいないではないから、この界隈に犠牲者はいないか少し聞いて回ってみた。 が、結果は「No」――――季節柄もあったかもしれない。 突然ざくりと髪を切り落とした誰かはいても、「暑さしのぎに切ったんだろう」「鬘職人に売って酒代にでもしたんじゃないか」等まともに取り合って貰えなかった ) まあ――そりゃ――ね。 普通、( …否。 何をもって普通とするかなど己に分かりやしないのだけれど。 ) …髪だけを狙う盗人がいるとは誰も思いませんよねえ。 ( まず、犠牲者に接近する必要があるのでリスクが高い。 そして、首尾よく接近し得たなら財布やら何やら別の物を狙うだろうと思う ) 誰得ってやつですよ。 確か。 ( 俗語にあんまり自信がなかった。 雨が長く続いた後の蒸し暑さに溜息を吐きつつ、カンテラを左右に揺らしてみると、 ――また。 何か光った ) タナバタはもう終わりましたし、星が落っこちてきた……とかじゃないですよね。 ( 目の高さにカンテラを掲げる。 心持ち身を乗り出し、もっとよく照らそうと ) [Sat 10 Jul 2010 01:25:07]
◆ひかるなにか > (道の片隅で、猫の瞳とはまた違う何かが光を反射した…ような気がする。) [Sat 10 Jul 2010 01:21:40]
お知らせ > ひかるなにかさんが来ました。 『キラッ☆』 [Sat 10 Jul 2010 01:18:38]
◆ドライツェ@カミ。 > ( 翳したカンテラの光の中で野良猫の瞳がきらと光る。 三度の食事に事欠いても生まれてくる命もある。 そう遠くないどこかから赤子の夜泣きの声が響いて、野良猫は驚いて逃げて行った ) この時間だと人の気配もなさそうですねえ。 虫が沸く時期だからでもあるんでしょうけど…… ( 中には病気を媒介する虫もいる。 夜通し外で眠っていても凍死の心配はなくなったが、別の懸念は消えないわけだ。 それに、人攫いが徘徊したり――――貧しいが見目のいい娘が野宿をしていて、目が覚めたら奴隷ギルドの檻の中。 屋根付き壁付き三食付きで暮らせるようになりましたとさ、とは、ブラックジョークでも何でもない。 ) それにしても――………… ( 今こうして探しているのは。 人攫いでも人殺しでもなく、髪強盗とでも呼ぶべきモノの。 ) [Sat 10 Jul 2010 01:13:14]
◆ドライツェ@カミ。 > ( 細い細い路地裏から心持ち見通しのいい通りへとカンテラ片手に抜け出した。 ここから先がスラムの入り口と、明確な看板はないけれどもそのように認識される通りの一つだ。 日当たりのいい街中から一切合財を失って逃げるようにこの通りから奥へ奥へと入り込んだら、その瞬間からお前は貧民の仲間入り。 ――そう認識される、境界の淵。 もう少し早い時間にはやせっぽちの裸足の子供が物乞いなんかもしたりする ) [Sat 10 Jul 2010 01:02:20]
お知らせ > ドライツェ@カミ。さんが来ました。 『( のそ。 )』 [Sat 10 Jul 2010 00:58:16]
お知らせ > キャラメルさんが退室されました。 『 お腹を綺麗に裂いてあげましょう ( アハハ!――甲高い笑い声が響く ) 』 [Thu 8 Jul 2010 21:43:06]
◆キャラメル > 可哀想 、 ( 可哀想、可哀想、 ) ( 震える子猫に囁く様な聲 ) ……お家に連れて帰ってあげましょう。綺麗に泥を落として、温かいミルクをあげて、暖かい毛布で包んであげましょう。 ( 子供の様な無邪気な笑みを貼り付けて ) それでね、ゆっくりお休みした後はね ―― 、 [Thu 8 Jul 2010 21:42:11]
◆キャラメル > ( 蹴り飛ばされた子猫はそのまま綺麗に弧を描き ) ( 雨で出来た泥水に 落ちた ) まるで玩具みたい ――可哀想にね。 ( 所詮は他人事 ) ( 口許に淡い優しげな微笑みを湛え、泥水に浸かった子猫へ近寄る ) 君が死んでも世界はなァんにも変らない。 ――それは、人間も、何も、一緒だけど。 ( 僕が死んだって 世界は何も変わらない ) ( 所詮はそんな世界だから ) 早く羽を集めて、ひとつになって飛びたい なァ。 ( 声は、少し影を落とした様な ) ( 泥に塗れた子猫をゆっくり両手で抱き上げよう ) [Thu 8 Jul 2010 21:32:51]
◆キャラメル > ―― ああ、汚いね。 ( 何の感情も、同情も、悪意も無く 蹴り飛ばす ) [Thu 8 Jul 2010 21:22:32]
◆キャラメル > ( 濁った空から雨粒はもう降りて来ない。ほうっと安堵の息を一つ吐き、ゆるりと歩き始める ) なるべく、綺麗な方が良いんですけどね。 ( 私達の羽になるのだから、 ) ( 呟く声は小さく、傍に居なければ分からぬ程 ) …、 ( にィ、 ) ( 聞こえた泣き声に視線を遣れば、びしょ濡れの可哀想な子猫。すっかり震えて、弱っている様 ) お母さんにでも捨てられちゃいました? ( 可哀想、と子猫に告げる声は笑みを含んだまま ) ( よろりよろりと足元に甘える様に擦り寄って来た 子猫、 ) [Thu 8 Jul 2010 21:22:02]
◆キャラメル > ( 朽ち掛けた小屋の屋根の下、レースの付いた黒い傘 ) 雨の日は、羽の集まりが悪いんですよね ―― ( 溜息交じりに呟くは、幼げな少女風貌。此処等では余り見掛けない様な、小綺麗な格好をした少女は 何かを探す様に視線を彷徨わす ) ………―――、 ( ゆっくり傘の下から手を伸ばして ) あ、 ( 零すのは嬉しそうな、高い音 ) 雨、止みました ? ( 此れなら外に出て来る人も居るだろうか。少女も傘を閉じ、屋根の下から 一歩前へ ) [Thu 8 Jul 2010 21:14:28]
お知らせ > キャラメルさんが入室されました。 『( ――屋根の下、黒い傘 )』 [Thu 8 Jul 2010 21:08:54]
お知らせ > 艶子さんが帰りました。 『 快くそれを受け入れ、彼女の隣で眠ろう。 』 [Tue 6 Jul 2010 03:11:20]
お知らせ > 君影さんが退室されました。 『……ねえ、艶子。(隣で一緒に寝てと頼む女。やっぱり、まだ怖いの。)』 [Tue 6 Jul 2010 03:10:07]
◆君影 > ( ――――改めて相当駄目になっている事を自覚させられた。考えてみれば退院してから男とまともに関わったのなんて今日が初めてであったかもしれない。私は本当に震える程に彼らの存在が恐ろしい。 ) ……ヒーローみたい。中々格好いいじゃないの。 ( 震えが治まり意識が落ち着けば、ようやく普段通りの態度を取り始める事だろう。一晩中一緒、守ってくれると聞けばそんな言葉を微笑と共に口にして。 ) ―――間が悪かったかな。余計な怪我をさせちゃったみたい。 ( 中々痛そうな額の怪我を見て――――そして軽い接吻をされれば唐突なそれに微かに頬を赤らめて。 ) ……ん。遠慮なく持ってって。 ( いつものような軽口を叩いて。けれど怖いからいつもよりも艶子に寄り添うように傍を歩いて。家路へと向かい二人で歩き始めよう。 ) [Tue 6 Jul 2010 03:06:48]
◆艶子 > ( 彼女はこれ程までに男を怖れている。男の言葉、男の吐息、男の熱、その存在そのものを。男に触れられただけで、こんなにも心の安定を崩してしまう。勿論命を狙われたという恐怖もあったのだろうが…。 ――守ってやらなければ。この私が。 ) ( 私は君影の震えが納まるまで、ずっとそうしていた。彼女の心が落ち着くまで。――やがてそれが収まれば、私は笑顔を見せる。 ) …今日は一緒に居てあげる。一晩中側にいてあげる。お前を守っていてあげる。 ( ちゅ、と君影の鼻の頭に軽い接吻を。――怪我の手当てもしたいし。頭からの出血が割と酷い。致命的な怪我ではないだろうが、2発、3発と殴られていたら危なかっただろう。義肢の話は、また日を改めよう。 ) ――さあ、行こう。 ( 彼女が持ってきていた買い物袋を持ってあげて、君影の家に向かおうか。 ) [Tue 6 Jul 2010 02:56:50]
◆君影 > ( ギュッと抱き締められる。人の暖かさ。艶子の暖かさ。―――けれど震えはすぐには治まらない。猛烈な吐き気がして、今にも倒れこんでしまいそうな程に顔面は蒼白で。 ) ……やだ…もう……怖い…怖いよ……艶子……… ( 男は嫌だ。男は駄目だ。頭の中が真っ白になりそうで―――そんな時に、こつんとおでこを触れ合わされる。 ) ――――― ( すぐ目の前にあるのは見慣れた顔。そこにあるのはいつもの豪天寺艶子の顔。それは子供に言って聞かせてやるように優しげに囁いてくれて。 ) ………うん。……ありがとう。 ( ―――傍に彼女が居てくれると言う安心感か、徐々に体の震えは治まってくる。言い聞かせてくれる艶子に私は怯えに満ちていた表情を和らげていった。 ) ………大丈夫。もう……大丈夫。 ( 自分に言い聞かせるように。そして相手を信じるように。 ) [Tue 6 Jul 2010 02:46:50]
◆艶子 > ( 手首を刎ねた男は君影によって沢山の傷を付けられる。――この男は捨て置こう。恐らく、このまま放っておけば失血死するだろう。仮に助かったとしても、腕を失ってしまってはもう悪さも出来まい。…それよりも今は君影のほうだ。 ) …………。 ( 震えるその身体を、私はしっかりと抱きしめる。こんな事になるなんて。私が迂闊な真似をしなければ、彼女は巻き込まれなかったのに。 ) …恐い思いをさせたな。ごめん、君影――。 でも、もう大丈夫。大丈夫だからね。 ( 抱きしめたまま掌で髪を撫で、背中を叩き、こつんとおでこを触れ合わせる。 ) 私を見ろ。お前の味方の豪天寺艶子がここにいる。そいつが今、お前を守ったんだ。何も恐がることは無いんだ。 ( 優しく言い聞かせるように囁いて。 ) [Tue 6 Jul 2010 02:32:50]
◆君影 > ( 力も無ければ的確に急所を狙えるような冷静さもない。それはただ命には届かない傷ばかりを付けていく。 ) ―――……艶…子…… ( 繰り返されるその蛮行は艶子に手首を掴まれてようやく止められる。息を荒げさせた女は茫然としたように彼女の瞳を見つめて。 ) う……ぅ……… ( 金属音を立てて血に塗れたクナイをその場に取り落とした。まるで幼子のように体を小さくして震えさせると、そっと彼女の傍に体を預けるように近付いて。 ) [Tue 6 Jul 2010 02:27:43]
お知らせ > グスタフさんが帰りました。 『みてやがれ……。』 [Tue 6 Jul 2010 02:22:55]
◆グスタフ > (今の君影では、なかなか致命傷を与えるのは難しいだろう。死ぬに死ねずkラダ十傷だらけになりながら男は泣きわめいている……残されたのは、腕を斬り飛ばされた男と、うめき声を上げる男、そして死体が一つ……自警団に突き出したとしても、いささか扱いに困るであろう。なにはともあれ、艶子達は勝利した。バトルポイント2をどうぞ) [Tue 6 Jul 2010 02:18:44]
◆艶子 > ( 一歩間違えれば君影まで傷つけてしまう刀捌き。だが、私は男の手首のみを刎ねることが出来た。限界以上の能力を発揮した筋肉は、途端に虚脱感と疲労に襲われう、それまでに受けたダメージも相俟って、私はその場に崩れ落ちそうになる。だが、どうにか踏みとどまると、私は両膝を付いた。 ) ( ――背後では男が二人捨て台詞を残して立ち去るのが見えた。連中も痛めつけるはずだったが、その力は残されていない。後で復讐されるかもしれなかったが―― 今は仕方が無い。 ) ( そして前を見遣れば、君影が悲痛な叫び声を挙げながら手首を刎ねた男に襲いかかろうとしていた。 ) ―― 君影…。 ( 私は何とか立ち上がり、彼女の手を掴もうとする。 ) [Tue 6 Jul 2010 02:10:50]
◆君影 > ( 暴れられるも抑えつけられそうになる。当てられた喉元から鈍い痛みが伝わってきた―――― ) ――――あ…… ( そして唐突にそれらの拘束から解放される。何が起こったのか分からなかった。たださっきまで私を抑えつけていた奴は地面に蹲っていて、そして誰か別の憎々しげな声が聞こえてきて、それからじんわりと僅かに肉を割かれた喉元から痛みが伝わってきて―――― ) ―――――死ね! ( 怖かった。どうしようもないくらいに怯えていた。いまだ錯乱しかけている女は拘束を解かれると、懐からクナイを取り出すと、蹲る男へとそれを容赦なく突き立てようとする。 ) 死ね、死ね死ね!死ね死ね死ね死ねぇ!! ( 何度も何度も。悲痛に切実な声を挙げながら、その恐怖の元となった男へと繰り返し刃を突き立てようとするだろう。 ) [Tue 6 Jul 2010 02:07:55]
◆グスタフ > このやろう、静かにしねぇと!! (暴れまわる君影を押さえつけようとし、ナイフを握る手にも力がこもり、わずかながら君影の喉に刃が食い込み肉を割く) がっ!! (が、次の瞬間ナイフを持つ手は霧飛ばされ、男は丸くなりうずくまった) ち、チクショウ覚えてやがれ!!ぶちころしてやる!!ぶっころしてやる!! (その結末を見たグスタフとこ男は、悲鳴のような捨てゼリフを残すとその場から逃げだそうとして) [Tue 6 Jul 2010 01:59:34]
◆艶子 > ( のこった!!! ) ( 渾身の力を篭めて地面を蹴る。瞬間、刀を抜き放ち、一気に間合いをつめながら、跳躍した。――狙うは、相手がナイフを持っているその手だ。精妙な刀捌きで、暴れる君影の動きを良く見て―― 相手が君影の首にナイフを突きたてようと思う前に、手首を跳ねようと試みるッ!!願わくば、相手が暴れる君影の動きに注意をとられることを! ) [Tue 6 Jul 2010 01:55:06]
◆艶子 > ( 君影の悲痛な叫びが木霊す。当然だ、彼女は酷い仕打ちを受けたのだから。 ) ( 次の瞬間、刀を置こうと屈んだ豪天寺艶子の筋肉が膨張する。衣類がみちみちと音を立てて千切れそうになるのを見るだろうか。そうして傭兵の身体は限界を突破し、スピードとパワーが格段に上がるのだ。 ) ――はっけよーい…。 ( ぼそりと呟くその言葉。刀を握る手に力を篭め、屈んだ姿勢のまま両足に力を入れ、十分な溜めを造り―― ) [Tue 6 Jul 2010 01:54:10]
◆君影 > ( 首筋に突き付けられたナイフの感触よりも、こうして男に背後から抱き締められているという事態に恐怖を覚える。というより、精神的に―――もう――― ) ――――離して!離して!離してって言ってるでしょう!!やあぁ!触らないでぇ!! ( ――――限界だった。羽交い締めにされている女は唐突に、錯乱した悲鳴を挙げながら男の腕の中から逃れようと激しく体を動かして暴れ始める。 ) [Tue 6 Jul 2010 01:49:10]
◆グスタフ > 「よ、よぉし……少しでも動いたらこいつの首かっ切るぞ。」 (君影を背後から抱き締めるようにし、首筋にナイフを突き付けた男は、震えた声で艶子を睨みつける。グスタフは、必死にもがくようにして艶子から距離をとり、小太りのところまで戻ろうとして) [Tue 6 Jul 2010 01:42:43]
◆艶子 > ( 私は右腕に掴みかかった男を振り払い、君影へと走り出そうとした。だがそれより早く一人が君影の元に辿りつき、彼女を羽交い絞めにし、ナイフをちらつかせる。 ) く………ッ! ( 私は踏みとどまり、ぎりぎりと歯を食いしばった。彼女は怯えている。ど、どうする……! ) ………。 ( ちらりと残りの二人を見る。小太りとさっき私の右腕に掴みかかった男だ。刀を捨てたら、こいつらがどう出るか解からない。 ――これは、賭けだ。賭けるしかない。 ) ……わかった、刀を捨てる。但し、その娘に何もするなよ! ( 腰から刀の鞘を引き抜き、刀を納める。そしてゆっくりとそれを地面に置く素振りを見せ、屈み―――。 それと同時に、私は全身の筋肉を硬直させる。 ) ( ――天下無双だ!! ) [Tue 6 Jul 2010 01:35:37]
◆君影 > ( 元から男性恐怖症であったけれど、あの村での事件以降は顔を見るだけでもいやってぐらいにそれが悪化した。恐怖を殺意で塗り潰せた昔とは違い、無力にさせられた今はただ脅えるばかり。特にこんな野卑な男たちには余計にだ。 ) ひ………!や、やだ……離して………! ( ただ怯えるばかりの女は呆気なくその男に捕まえられるだろう。ろくな抵抗もないままに羽交い締めにされて歯の根を震えさせる。 )( 何か―――何か、ないか。懐にクナイは入れていた筈だけれど、果たしてこの状況で取り出せるか。 ) [Tue 6 Jul 2010 01:31:14]
◆グスタフ > ひぃっ!!ひいっ!!げぶっ!? (必死に艶子の腕にしがみつくグスタフ。が、ついに吹き飛ばされ、壁で背中を打ち、とっさに両腕で自分をかばう。その時、君影までたどり着いた男がナイフを抜き、君影を羽交い絞めにしようとしながら叫び声をあげて) 動くな!!刀を捨てろ!! [Tue 6 Jul 2010 01:25:11]
◆艶子 > ( 罪の無いチンピラを殺した時は罪悪感に胸が痛んだが、罪のあるチンピラを殺した時はスカっとする!スカっとする!!スカっとする!!!もっとスカっとしてえ!残るは三人だ!あと三回スカっとできる!その場に漂う血と臓物と糞便の匂いにすんと鼻を鳴らし、私は滾った。 ) ( 返す刃でグスタフの首をはねようと、今一度身体を捻り剣を振ろうとしたが、直前に受けた頭部へのダメージは重く、足をふら付かせる。そのせいで、振ろうとした腕を男に捕まえられてしまう。 ) ぬぅ……ッ!! ( 右腕を掴む男を睨みつけ、こちらも刀を離すまいと腕に力を入れるが―― 残った一人が、君影の方へと走っていくのを見た。 ) !! ち、畜生――ッ!やめろ!そいつに何かしたら殺すッ!殺すぞッ!! ( そう言いながら、グスタフの拘束を解こうと再び身体を捩るだろう。 そうだ、今の君影は男をとても怖れている。そしてその体では、逃げることもできない。畜生、こんなことになるなんて! ) [Tue 6 Jul 2010 01:20:08]
◆君影 > う……え……え…――――? ( 咄嗟に金縛りにあったように体が硬直してしまう。そもそも体調が十全の頃だったなら、無様に自分の位置を他人に知られるような事もしない。手助けするにしても、何をするにしても影からこなそうとしていただろう。 )( た、助け……いや、逃げ……―――― ) ――――キャアァッ!!? ( 不意に一人が此方の方に駆け出してくる。男が此方に寄ってくるという事に恐怖の色を顔に浮かべて逃げようとするが、今はもうそんな急な動きが出来る体じゃない。急な動作に思わず体のバランスを崩してしまい、その場で転んで尻もちを付いてしまう。 ) [Tue 6 Jul 2010 01:15:38]
◆グスタフ > (確かな手ごたえを感じ、笑顔を浮かべる男。だが次の瞬間、やけに水気を含んだ感触を腹部に覚えた) え? (視線を落とすと、ちょうど自分の腹から臓物がこぼれ出す光景を目の当たりにする) 『ふぁああああ!!ふぁああああ!! (奇声をあげながら膝をつき、腸を拾おうと手を伸ばし、そのまま崩れ落ち動かなくなるチンピラ。)』 ひ、ひいいっ!! (引き攣った悲鳴をあげながらグスタフはナイフを手放し、両腕で艶子の右腕を羽交い絞めにし、後ろにそのまま引っ張ろうとするようとする。死ぬ、斬られたら死ぬ、刀を何とかしないと、刀を) 「っ!!」 (小太りは青ざめ動けず、残った一人はたっぷりと慌てふためいた後、不意に君影に向かって駆けだす) [Tue 6 Jul 2010 01:05:31]
◆艶子 > ( 私は歪な笑みを浮かべながら、ゆっくりと腰の刀を抜き放つ。鈍い銀色の輝きがぎらりと光る。こいつらはもう――チンピラとか、そういうんじゃ無い。殺していい相手だ。お互い抜いたんだから、合意の上だ。そうだろう? ) ――!?君影!? ――来るな!あっちに行っ… ( まさかこんな状況の時に会うなんて。今の彼女は戦うことなんて出来ないんだ。だが、言い終えるより早く警棒が豪天寺艶子の頭部を捉える。 ) ぐぁ…ッ!! ( 目の前で星が飛んだような気がした。打たれた箇所に灼熱感を覚え、身体がよろめき、どろどろと鮮血が流れる。その衝撃で、掴んでいたグスタフの腕を離してしまうだろう。だが、抜き放った刀を握る手だけは保持したまま。 ) うああああああああ―――ッ!! ( ぐるんッ、と身体を捩ると、警棒を持った男の胴をなぎ払おうと刀を一閃させる。 ) [Tue 6 Jul 2010 00:56:40]
◆君影 > なっ―――― ( 通りを行った先にある眼前の騒ぎに思わず目を丸くした。喧嘩か何かか、何人かが乱闘中である。そういった騒ぎを間の辺りにするのが随分と久し振りであったせいか、咄嗟に何をするべきかという判断が出来ずにその場で目を見開いて声を詰まらせてしまい。 ) ――――艶子!? ( 状況を把握しようとその騒ぎを目で追っていると、見慣れた傭兵の姿がその中にいる。私は思わずその場で大きな狼狽の声を挙げてしまった。 ) [Tue 6 Jul 2010 00:52:54]
◆グスタフ > ぬぁ!! (本気で掴まれればそれだけでナイフを手放しそうになる。グスタフは咄嗟に足を止めてしまいながら残る左手で艶子の左手首を掴み、引きはがそうとして。警棒の一撃をはずしてしまった男はたたらを踏んだ後振り返りざまにすくい上げるようにもう一度警棒で艶子の頭部を狙う) [Tue 6 Jul 2010 00:46:28]
◆艶子 > ほほう…この私の腕を折るってか。面白い!! ( こうなったらとことんやってやる。5対1―― いや、今一人倒したから4対1か。分は悪いが、それがどうした!こいつらに後悔させてやるんだ!絶対絶対、後悔させてやるんだッ! ) ち…っ!! ( 右肩を掠める警棒。それと同時に刃物を抜いた男が殴りかかってきた。私はそいつの手首を左手で掴まえようと手を伸ばす。掴まえ損ねれば、ナイフの柄で頭を打たれてしまうだろう。 ) 抜いたな? 抜きやがったな。 知らないぞ…どうなっても。 ( 捕まえようとした腕とは反対側の手が、豪天寺艶子の腰の刀にゆっくりと伸びる。 ) ( 周りを取り囲む連中に意識が行ってしまい、すぐには君影の姿に気付かない。 ) [Tue 6 Jul 2010 00:44:20]
◆人影 > ( ふぅ ) 買い置き切れるなんて……リャンも出掛けているのに。 ( 買い物袋を下げたまま自宅への道を歩いているのは隻眼、隻腕、片足で松葉杖を付いている女。それは通りの先で起こっている騒動に気付かぬまま自宅への十字路を曲がり、そしてそのまま彼らが起こしている乱闘の現場に辿り付いてしまう事だろう。 ) [Tue 6 Jul 2010 00:42:51]
お知らせ > 人影さんが入室されました。 [Tue 6 Jul 2010 00:34:33]
◆グスタフ > へ、へへ……てめぇこそどっちの腕おられるか選ぶんだな。 (脂汗を浮かばせながら、ダガーを抜くグスタフ。もう引っ込みがつかない。) どぐぇっ!? (拳を腹にたたき込まれた男は、白目をむき、吐しゃ物をまき散らしながらもんどり打ち、そのまま気絶して。が、その後ろの男の警棒は、艶子の右肩をかすめるように打つ)てめぇ!! (グスタフもとっさに飛びかかり、ナイフの柄で艶子の頭部に殴りかかろうとするが、まるっきり素人の動きで。小太りはすでに逃げ腰だ) [Tue 6 Jul 2010 00:30:37]
◆艶子 > 選べ!右のキンタマと左のキンタマ、潰されるのはどっちがいいッ!ええッ!?選べって言ってるんだッ!!答えないんなら両方潰すぞこの野郎ッ! ( じゃり、と地面を踏みしめ大きく一歩を踏み出した時だ。さっきの残りが――どうやら挟み撃ちにするつもりだったようだ。その連中が駆けつけてきた。一人が拳を大きく振り上げ、殴りかかってくる。私は身を屈めてその拳をかわそうとし、お返しにそいつの腹に拳を捩じ込ませようとした。だが、同時に掛かってこられては二人目を相手にすることが出来ず、振りかざされた警棒には対応できそうに無い。 ) [Tue 6 Jul 2010 00:23:35]
◆グスタフ > んぐっ!! (怒声が空気を震わせ、思わず顔をひきつらせ二人の男は後ろに下がる。そこに駆けつけてくる足音。三人のチンピラ達の残りだ) おお!! (嬉しそうに声を上げるグスタフ。中肉中背の男三人は、艶子の力を知らないせいかさほどうろたえるでもなく無造作に艶子に近づいてくる。向かって左から駆け寄ってくる男は大振りのパンチを艶子にたたきこもうとし、そのやや秘義後ろの男は、木製の警棒を右手で振りかざして) [Tue 6 Jul 2010 00:18:12]
◆艶子 > ( 私は拘束が解けた瞬間に立ち上がろうとするが、男が膝を折り曲げて私のみぞおちに蹴りを入れてきた。 ) うッ ( 立ち上がりかけた時だったので避けたり、或いは防いだりすることが出来ず、蹴りの衝撃に任されるままごろんと身体を一回転させて転がった。胃の中身を戻すのは堪えたが―― その痛みに、私は頭が沸騰していくのを感じた。 有り得ない!この私がだ!チンピラ風情に良い様にされるのは! ) ……て め え ら ぁぁあぁぁあぁ―――ッ!! ( 蹴りの痛みを堪えながら、私はよろめきつつも立ち上がる。そして二人を睨みつけるのだ! ) [Tue 6 Jul 2010 00:13:28]
◆グスタフ > ひゃあっ!! (ヤバイ、離したら死ぬ。見た目と違う怪力に目を見張りながら汗だくにな理押さえつけるが、それもすぐに限界が来た。両腕から艶子が離れ、思わず立ち上がり逃げかけたが、小太りのけりのおかげで一瞬艶子の動きが止まる) らあっ!! (膝を折り曲げ、艶子のみぞおちにたたきこもうとするが……。小太りは艶子の気迫に気圧され、息をのみ半歩後ずさってしまって) [Tue 6 Jul 2010 00:06:43]
◆艶子 > くそったれめ――っ!もう勘弁ならん!お前ら二人ともぶッ飛ば――― ( 身体を激しく捩り、男の拘束を解こうとする。力では私の方が強い!それならこのまま――と 思った時だ。言い終える前に、小太りの蹴りが私の頭を捕らえる。痛みと衝撃で、傭兵の動きが一瞬止まった。 ) ………ッ ( 小太りの体重とブーツの重さが乗った蹴りは重く、即頭部から僅かに血が滲む。私は、蹴り上げた小太りを鬼のような形相で睨みつけた。 ) 痛 …ッ! う、うぅぅぅッ! よ、よくもやりやがったな…!この痛みは必ず倍にして返してやる…! [Tue 6 Jul 2010 00:02:27]
◆グスタフ > へへっ、お前がのこのこ出てきたんだよ!! (勝利を確信した、愉悦の声音で高々と叫ぶが、次の瞬間その顔はひきつる。力つええっ!!もがけばそう長く拘束することなどできそうにもない。必死に体重をかけながら小太りに声をかける) おいっ!! (小太りはあわてて艶子の頭側に回り込みブーツでその即頭部をけり上げようとするが間に合うかどうか。冗談みたいだ。大の大人が不意打ちまでしてガキ一人にてこずるなんて) [Mon 5 Jul 2010 23:55:28]
◆艶子 > ――ん? ( と、その時だ。背後に何かの気配―― というよりは、地面を踏みしめるような音か。そんな音が聞こえたような気がして、私は一度振り返ろうとした。だが、それより早く誰かに両腕で身体を押さえ込まれ、私はバランスを崩しそのまま地面に倒れこんだ。がっ、と顎を強く打ち、口の中に血の味が滲む。私は身体を捻るようにして相手の方を見遣れば――。 ) てッ、てめえ!まだ懲りずに私を付回していたのか!? ( 押し倒された姿勢のまま、身体を激しく捩りその拘束を解こうと暴れ出す。 ) は、離せ…っ!離せ――っ!! [Mon 5 Jul 2010 23:52:12]
◆グスタフ > (距離は、3メートルまで詰めた。子生意気な傭兵にひと泡吹かせる未来を想像しながら、グスタフは今までと違い大きく一歩踏み出す、また一歩。跳躍になった。半ば飛び込むようにしながら、両腕で艶子の体を抱きしめるようにしながら押し倒そうと) [Mon 5 Jul 2010 23:48:06]
◆艶子 > ( ――気のせいか、と何者かの気配の元を感じることが出来ず、私はそのまま道に沿って歩き出す。豪天寺艶子の足は、丁度十字路に差し掛かっていた。そのまま真っ直ぐの道を選び、歩き出す。時折立ち止まり、左右を見渡す素振りを見せるのは、一応警邏という目的があってここに来ているからだ。 傭兵の足取りは、直前まで走り回っていた疲労もあって早くはなく、むしろ非情にゆったりとしている。その為、グスタフと仲間のもう一人が距離を詰めるのは容易いだろう。 ) [Mon 5 Jul 2010 23:46:13]
◆グスタフ > (そのまま遠ざかっていく足音。とっさに隠れてしまった気恥ずかしさに小太りと顔を見合わせ邪悪に笑えば、すっくと立ち上がり、足音を殺して艶子が去って行った十字路に向かう。艶子との距離を測り、遠ければそのまま二人で距離を詰めようとするだろう) [Mon 5 Jul 2010 23:39:06]
◆艶子 > ( 今日、神社に行ってお御籤を引いてみるといい。凶か大凶が出るはずだ。 ) ( ――さて、こっからだとどの道を通れば君影の家には近いかな――と、頭の中でスラムの道を思い描く。 ) ―――? ( と、その時だ。暗がりだったし、注意を払っていなかったので良く見えなかったが、何かが物陰に隠れたような気がした。何だろう、猫か何かかな? ――確認せずにそのまま立ち去るという選択肢もあったが、まさかまだチンピラ連中が追ってきているとは考えもせず、傭兵は二人が隠れた樽の方へと歩き出す。警戒はそれほどしていない。 ) [Mon 5 Jul 2010 23:36:31]
◆グスタフ > (派手さ、という点に関しては、傭兵は確かにそのような押しはいささか弱いのかもしれない。その剣技は、拳で化物を殺す剛腕自慢や、華やかな魔法等とは違い、グスタフたちのようななまくら達には、そのすごさが実感しづらいだろうから。たとえ敗北したとしても、その絶対的な差を認めないだろう) っ!? (疲労のためか、逆に冷静になってきたグスタフたち。三人の仲間達はどこかと耳をすましているうちに、艶子の姿に気づく。咄嗟に大きな空樽の影に二人して身を隠すが、足音を殺していたわけでもない、気づかれる公算が大きいか) [Mon 5 Jul 2010 23:30:07]
◆艶子 > 私もジャスティス様みたいに、”喧嘩売ったら命が幾つあっても足りない”ってぐらいに怖れられないかな。そうすれば、余計なトラブルにも巻き込まれないのに。 ( 私の知名度がいまいちなのは、今まで表立った場所でその戦いぶりを見せたことがすくないせいだ。アンデッド砦の竜殺し、魔界の王クロウァーテとの戦い。どちらも凄いように聞こえるが、ヴェイトス市から離れた場所での戦いのせいか、半分は冗談みたいにも聞こえる。 ) …そういや、この辺りは君影の家が近いな。 ( 彼女の家に行って、休ませて貰おうか。クランク技師が見つかったっていう話もしたいし。私は歩みを進める。まあ余程運が悪くない限りは、さっき私を追いかけてきた連中と鉢合わせなんてことは無いだろう。 ) ( そう、運が悪くない限りは。 ) ( 豪天寺艶子は歩き続ける。そして両者の道が丁度交差する場所に差しかかろうとしていた。その姿が相手の目に留まってもなんらおかしくは無い。 ) [Mon 5 Jul 2010 23:20:22]
◆グスタフ > (まるで商業区の大通でも歩くかのように堂々とスラムを歩いていた一人のガキ。最近よくつるんで賭場にいくツレの一人が冗談半分に声をかけ、みっともない姿を晒してしまった。正当な理由もなく殺気だった数人の男たちは、足の速い傭兵風貌には追いつけないと悟り、二手に分かれて挟み打ちをかけようとしていた) ぜぇ、ぜぇ。 (日頃の不摂生がこういう時に忌々しい。わずかに腹部の重みが上下するのを感じながら、グスタフは小太りのアウトローとともに足を止める。艶子の気配を察知したからではない。これ以上走ればばててしまいそうで、やむなく足をとめただけだ。だが幸か不幸か、艶子とグスタフたちのいる路地は、交差している) [Mon 5 Jul 2010 23:12:45]
お知らせ > グスタフさんが来ました。 『ちいっ』 [Mon 5 Jul 2010 23:07:49]
◆艶子 > ( 連中だってこんな暑い夜に汗だくになりながらいつまでも私なんぞ追い掛け回したくは無いだろう。もう諦めてくれていると良いんだが―― もう少しこの変で大人しくしてるか。全力疾走したもんだから、疲れた。水飲みてーッ、それかナッキーが淹れてくれた紅茶だ。とにかく喉を潤したい。桶に溜めた水に頭を突っ込むのも気持ちいいぞ。 ) くそう、喉が渇くッ。お風呂にも入りたい。帰りに寄っていこうかな? ( 私は狭い路地で、暫く自分が来た方向に視線を向けていたが、追ってくる気配はなかった。私の方が足は速かったからな、追いつけずに諦めたんだろう。私は吐息を一つすると、ゆっくりとその狭い路地を歩き出した。 ) [Mon 5 Jul 2010 23:01:01]
◆艶子 > ( 浅野次郎衛門との一件で殺さなくてもいいチンピラを一人誤って殺してしまった私は、それ以来、不用意に暴力を振るうのを躊躇っていた。例え相手が殴られても文句の言えないチンピラでもだ。けれども多かれ少なかれ「武」という道を志している者は、望まなくとも技が反応してしまうものだ。うっかりと連中のテリトリーに入り込んだ私も私だが、絡んできた柄の悪い男を突き飛ばしてしまった。…技だのなんだの言ったが、要するに手が出てしまっただけだな。 幸いそいつは尻餅をつくだけで済んだが、奴らの怒りは収まらない。5〜6人の連中に追われる羽目になってしまった。勿論、撃退しようと思えばそれは可能だけれど、やはり今の私は無関係の人間になるべくなら暴力を振るいたくない。そういう訳で、私は逃げることにしたのだが――。 ) ……ちくしょう、ついてないなあ。 ( 7月の夜は蒸し暑く、じっとりと汗を滲ませている。 ) [Mon 5 Jul 2010 22:47:29]
◆艶子 > ( 騒がしいのが良いか、落ち着いたのが良いか、どちらが良い?多分、多くの人は後者を選ぶと思うし、私も口ではそうだと言うと思う。でも、本当に落ち着いた環境が良いというのならば、そもそも私はこんな治安の悪い所へはやってこないだろう。私の本性は、きっと退屈や平穏を嫌っているのだ。だから自分からこういう場所にやってくる。 でも、こうは考えられないかな?最初から最後まで、何ごとも無く平穏に進むってことは有り得ない。望む望まないに関わらず、人は急がねばならない状況に置かれるのだ。それならば、混乱を嫌うあまり襲い掛かる争いごとの波に乗れず溺れてしまうなら、自分から荒波に飛び込んでそいつを乗り越えてしまう方がずっといい。 ) ……はっ ……はぁ……っ。 ( 私はスラムの細い路地で息を切らし、後ろを振り返る。 …追うことが多い私だが、今日は追われる側だ。 ) [Mon 5 Jul 2010 22:40:48]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 走る。 』 [Mon 5 Jul 2010 22:35:52]
お知らせ > コンさんが退室されました。 [Sat 3 Jul 2010 02:57:13]
◆コン > ( 大人気なく雨の中ケンカした ) ( 日が昇るころには、なぜか一緒に朝メシを食べることになった ) [Sat 3 Jul 2010 02:57:12]
◆コン > ッ貴様 トキの顔になにをするー! ( ソレ既に他人の顔なのかよ! ) ( ウゼェ! ) ( 等々、ツッコミを喰らいつつ ) [Sat 3 Jul 2010 02:55:55]
◆コン > ( なにそれキメェ!! ) ッ ぶ ! ( 蹴 ら れ た ) [Sat 3 Jul 2010 02:48:49]
◆コン > 私が盗むのは、他人の顔と姿だ――――― ( 雨音交じり ) ( 静かに告げれば ) [Sat 3 Jul 2010 02:48:05]
◆コン > ( 元より盗めるものなぞ所持してない ) ( そう言う少年に狐は笑む ) 何、私が盗むのは金銭や物品ではない―――、 ( なら何をと訝しむ少年に ) ( ふふん ) ( ころりと機嫌を直した狐はにまにま )( 少年の眉間の皺が増えた ) [Sat 3 Jul 2010 02:43:24]
◆コン > ... ではこうしよう、 ( 真剣な面 )( しぴっと人差し指を立て ) 私は今この場では盗人ではない――― っておいこらなんだそのツラは。 ( そのツラは。 ) 物凄くバカにされている気がするのは気のせいか? ( なぁ? )( 呆れ顔の少年に狐、ちょっぴり傷心 ) [Sat 3 Jul 2010 02:30:13]
◆コン > ( 告げてから ) ―――― ん? ( 首捻り ) ... いや、これではむしろ 安心できないか? ( 勝手に自問 ) ( 少年は呆気にとられ目を丸くした ) [Sat 3 Jul 2010 02:25:40]
◆コン > 安心するといい――― ( 狐がワラう ) 私もお前と同じ、 盗人だ。 [Sat 3 Jul 2010 02:24:29]
◆コン > ( 漏らした言葉にかみつくよう ) お、 ( 鋭く睨む視線とかち合い、狐は笑う ) なんだ、盗みでもやらかしたか? ( ははは ) ( うるせぇと吐き捨てられる言葉、どうやら図星ぽい ) まあまあ、そう腐るな ( 狐はしゃがみこみ ) ( 傘の内に少年も入るよう気を配るも、これだけ濡れた後では無意味やも ) [Sat 3 Jul 2010 02:20:07]
◆コン > ( 狐が近付く間、少年は体を起こし座り込んでなんだか判らぬ小屋の壁に背を預けていた ) ――― 何をしている? ( 問えば ) ( ぷぃ ) ... ふむ、 ( 顔をそむけられた ) ( まるで腫れ上がった頬を隠すようだと狐は少年の顔を見つめる ) 酷い顔だ [Sat 3 Jul 2010 02:15:27]
◆コン > ( 水はけの悪い地面を踏めば足音は水音 )( ぱしゃ ぱしゃ ) ――― ( 雪駄を履く足が少年に近付く ) ( 雨天の下、紅い和傘がくるりと踊った ) [Sat 3 Jul 2010 02:09:48]
◆コン > ( 濡れた地面に何かが崩れ落ちる音 ) ―――― ( 振り向いた道の先に一人の少年 ) [Sat 3 Jul 2010 02:04:57]
お知らせ > コンさんが入室されました。 『 び しゃッ 』 [Sat 3 Jul 2010 02:02:54]
お知らせ > デュラハンさんが退室されました。 『<RUBY><RB>殺人鬼<RT>Violence</RUBY>?<RUBY><RB>村人』 [Tue 29 Jun 2010 01:07:41]
◆デュラハン > (依頼を手早くこなせば聞き屋とは足早に図書館へと向かうだろう。)(「コン・ゲーム」に参加した一人の悪魔。はたしてその手に持つカードは・・・・) [Tue 29 Jun 2010 01:07:25]
◆デュラハン > (とりあえず明日には件のゲームが始まると聞いているが・・・)そう言えば詳しい事はあまり聞いていませんでしたねぇ。(依頼者から「コン・ゲーム」を行う上での必要最低限のルールを聞いたのだが、今思えばゲームを行う上での細かいルールなどは聞いていない様な気がして。まぁ、実際は聞いていたのかもしれないが、部下の今後の事などを考える事に気を取られて普通に忘れてしまったのだろう。)・・・おや?(独り言を呟く最中、に広場に入ってくる人影を視認すれば依頼者であるかどうか伺いつつ)とりあえず後で図書館にでも行ってみましょうかね。(そう呟けば人影に対し聞き屋の依頼者であるかどうかの確認を取り・・・) [Tue 29 Jun 2010 01:05:27]
◆デュラハン > (ヴェイトス大学の生徒が研究の為に開催し自身も参加者として関わる事になった「コン・ゲーム」と呼ばれるテーブルゲーム。この悪魔とはちょっと縁遠い気もするソレに参加するに至った理由は別に善意の人助けでもなければその中で何かをやろうと思ったわけではなく。単純に机上での出来事とは言え疑心暗鬼という人の心理状態を観察する目的があっての事。その為【本来の仕事】に関わるフィールドワークの一環としてやっているのだが、やはり人を貶める為に生まれた怠惰の眷属が人間に混じってテーブルゲームに興じるというのは珍妙な話だろうか。) [Tue 29 Jun 2010 00:57:58]
◆デュラハン > (いつもと殆ど変わらぬ聞き屋の依頼者を待つ一時。別に何をする訳でもないこの時間はあまり好きではない。ただ、変に依頼者を待たせて食事にありつけないという状況が発生する事を考えれば我慢せざるを得ないのだが。)(先の呟きから幾らかの沈黙の後、老人風貌はふと何かに気づいたように空を仰ぎ)そう言えば今日でしたね。(自身が参加している「コン・ゲーム」と呼ばれるテーブルゲームの事を思い出せば、その登録期日がちょうど今日までだったことを思い出して。) [Tue 29 Jun 2010 00:46:49]
◆デュラハン > (スラムのどこかにある広場の片隅。焚き火の前で木箱に腰掛ける人影が一つ。)やはり少しばかり早く来すぎましたかね。(灰色の外套を纏う老人風貌・・・スラムでは聞き屋と呼ばれるその男は周囲を一瞥すればこの場所で何度も口にした言葉を小さく呟いて。) [Tue 29 Jun 2010 00:40:29]
お知らせ > デュラハンさんが来ました。 『焚き火に手を翳し』 [Tue 29 Jun 2010 00:37:47]
お知らせ > コンさんが退室されました。 [Sat 26 Jun 2010 13:39:44]
◆コン > よし では、数えるぞ―――― ( 告げればわっと、皆蜘蛛の子に散った ) [Sat 26 Jun 2010 13:39:43]
◆コン > まぁ、しかし―――― 情人節だからな、 ( 言った言葉の意味 )( 童達はわからずに首を捻る ) ... ふふん ( ぽん )( 童たちの頭を撫ぜ ) [Sat 26 Jun 2010 13:38:42]
◆コン > ――――内緒だ ( 内緒なの? ) そうだ ( そうかぁ… ) [Sat 26 Jun 2010 13:37:21]
◆コン > じゃぁ―― ( 数をかぞえるぞ ) うん? ( 言いかけて、その前にと童たちに止められる ) ( なんだ、と見下ろせば見上げてくる皆の顔 ) 何、私の願い事? ( 聞きたいのか。聞きたいらしい。 ) そうだなぁ――――― ( 顎を撫でさする ) ( 願う事は決まっている。だから答えてやっても良かったが ) [Sat 26 Jun 2010 13:36:20]
◆コン > ( 誰からともなく笑いあい ) ( そうこうしているうちに ) ――― よし ( 狐は腰を両手で持ち足元を見回す ) これでみな揃ったな ( 増えた顔揃った顔 )( これで皆見つけた。隠れ鬼は仕舞いだ―――一度目は ) 次は私が鬼だな ( 何せ一番初めに見つかった ) [Sat 26 Jun 2010 13:29:55]
◆コン > ――――内緒か ( 内緒だよ ) そうか ( そうだよ ) [Sat 26 Jun 2010 13:24:38]
◆コン > しかし、 ( 一人 )( 二人 ) そうか―― もうそんな季節か ( 童たちを見つけ、共に歩きながら狐が視線を向けるは童の手にした笹の葉 ) 一体何を願うつもりだ? ( 尋ねるが )( 童たちは顔を見合わせて口々に内緒内緒と繰り返す ) [Sat 26 Jun 2010 13:22:26]
◆コン > ( 肩車でもしてやろうと思ったが ) お前ならどこに隠れようと思う? ( そうしたら童の視線から周囲を見ることができなくなる )( だから手を繋ぐだけに留め ) … ( うーんと )( そう呟く悩み顔の童に歩調を合わせてやろう ) ( ごっちゃり )( 煩雑な貧民窟は隠れ場所がたくさん ) [Sat 26 Jun 2010 13:17:24]
◆コン > ( 久方振りに街に出た狐 ) ... よし、あと見つけてないのは誰だ? ( 貧民窟の童らと仲良くなってかくれんぼの最中 ) そうか、じゃぁ一緒に探そう [Sat 26 Jun 2010 13:11:19]
◆コン > そうこうしている内に見つかってしまったが―― ( 何の話か )( 不思議そうに尋ねる童の頭を狐は乱暴に撫で回す ) 何、隠れ場所の話だ。 ( なでくりなでくり ) ( 気にするなと笑った ) [Sat 26 Jun 2010 13:06:59]
◆コン > ―――それは流石に如何なものと私でも思ったのだよ ( 教会奥、僧房裏手の路地 )( 葛藤の垂れ流されていた窓を背に狐は深く頷いた ) [Sat 26 Jun 2010 13:04:01]
お知らせ > コンさんが来ました。 『 物凄く窓から侵入してやりたかったが 』 [Sat 26 Jun 2010 13:00:43]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Sat 26 Jun 2010 12:56:41]
◆ドライツェ > ( 問題は、悪事には使えないというそのペンダントが欺瞞を認めてくれるかだけれど。 ) [Sat 26 Jun 2010 12:56:38]
◆ドライツェ > ……。 ( 詳細は知らない。 図書館に行けばその話も読めるだろうか ) …「そっち」に逃避しちゃあ駄目かなあ。 ( 祖霊云々ではなく、星に託された伝承のイベントにタナバタの認識をすり替える。 言ってしまえばただの自己欺瞞だ。 けれど、それならまだいいかと――せこい現実逃避に走る ) [Sat 26 Jun 2010 12:55:55]
◆ドライツェ > ( テーブルに突っ伏した姿勢で部屋を見渡すと、私物の少ない見慣れた部屋もアングルが違えば他人の部屋のようだった。 ――それでも壁際に掛けている、質素なカソックの替えを見ればやっぱり自分の部屋に間違えようもなかったが。 そのカソックの襟の辺りで、細い鎖がきらりと光る ) 何でしたっけ、あれ。 …ああ、 確か――『サンタクロースの贈り物』――かな。 ( 星を象ったペンダントだ。 以前サンタクロース(今にして思えばあれは本当のサンタクロースだったんだろう)の手伝いをした時礼に貰った、星の散らばりでしかない空に星座の線を浮かべられるという一品。 そういえばタナバタには星にまつわる伝承が確かなかったろうか ) [Sat 26 Jun 2010 12:52:43]
◆ドライツェ > ( 芋蔓式に引き出された記憶によれば、この界隈の子供達で笹の小枝を貰ってくる計画があるとの話だった。 下手をすると、その笹は他に場所がないとの理由で教会の鼻先に立てるつもりなのかもしれない。 ――絵的に想像してみる限り果たしてそれはいかがなものか。 いかがなものか ) 駄目とは言えませんけども。 駄目とは言えませんけども!! でもそれはちょっと、どうなんだろう…! ( がんごんとテーブルに額を打ちつけて煩悶す。 想像の中の和洋折衷教会図は何というかすごくカオスなものに思えて萎れる。 萎れる ) [Sat 26 Jun 2010 12:45:51]
◆ドライツェ > ( それはそれで構わない。 寧ろ微笑ましい話だと思う。 本当のところ、世の中に願うだけで叶う望みなど針の一指しもないのだけれど、希望がないよりはずっといい。 だから、それ自体は微笑ましい話だ。 ただ、 ) …一応パプテス信仰なんですけどね私。 ( タナバタは祖霊に祈る行事でもある。 でもって、男が信仰するパプテスには祖霊なる概念は存在しなかった。 つまり―― ) 異教の行事に私も乗れとか。 乗れとか…!! ( 突っ伏す ) [Sat 26 Jun 2010 12:38:26]
◆ドライツェ > 「タナバタマツリ」ですよねえ――… ( 笹の枝――厳密には枝ではないが、牧師はそこまで知らなかった――に願い事を書いたカードを吊り下げるとそれが叶うとかいう、やはり東方の年間行事だ。 これをくれた子供はごく子供らしい願望をもってお裾分けをくれたんだろう ) [Sat 26 Jun 2010 12:32:35]
◆ドライツェ > …はっ。 ( そういえば食事の途中だったと思い出し、しんなり眉尻を下げて笹の葉っぱを傍らに置く。 すっかり冷めてしまったスープは冷めた分だけ塩味が増したような錯覚がして、喜ぶべきやら悲しむべきやら。 ――少しずつ少しずつ、ものが傷みやすい季節になってきている。 食糧の作り置きはそろそろ控えるべきだろう ) ――――。 ( 曇り空の下では烏ばかりが元気なようだ。 仲間を呼びでもしているのか、長く続けて鳴く声を聞きながら昼食を終える ) …………で。 ( 食器をテーブルの脇にどけ、改めて笹の葉を引き寄せた ) 彼女が「これ」をくれた理由は―― ( 頭の中で日付を繰る。 後何日かすればもう七月。 即ち、 ) [Sat 26 Jun 2010 12:29:54]
◆ドライツェ > ( その笹の葉を指先で摘んでひらひら表と裏とに翻す。 フォーウンやトキノミヤコといった東方の植生の葉は見目も手触りも珍しかった。 昼食の薄味のスープに手をつけるのも忘れて、 くるり ) あちらの人は器用ですねえ。 これを折って舟にしたり、笛みたいに吹いて音を出したりするとか――。 ( 自分はそのどちらも現物を見たことはないけれど、確か。 試しに口に当てて息を吹きかけてみたが、勿論と言うか何の音も出なかった ) …。 ( ちょっとへしょげる ) [Sat 26 Jun 2010 12:21:56]
◆ドライツェ > ( そう言って、近隣に暮らす子供が手渡してきたのは――ナイフのようにシャープなフォルムの緑色した葉っぱだった ) ええと、タケ? じゃなくて――そう、ササ。 ササノハ、でしたっけ。 ( 教会奥の僧房にて。 静かな静かな昼食時。 ) [Sat 26 Jun 2010 12:15:16]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『ねえ牧師さま、これあげる』 [Sat 26 Jun 2010 12:10:30]
お知らせ > ギミーさんが帰りました。 『( 傭兵団では先輩なのにな、などと思いつつ。 虹色の尾が夜空に伸びた。 )』 [Thu 24 Jun 2010 01:51:42]
◆ギミー > ( もう一回りしたら帰ろうかと、お尻をはたきながら立ち上がった。 ちょっとしびれる手を握って開く。 グロース・クレードルの飛行術は箒だけでなく術者にも作用するけれど、それでも両手でぶら下がっているというのは負担が大きかった。 魔女術としてでなくただ鉄棒にぶら下がったら、おそらく一分ともたないだろう。 それを軽減させても、未熟な術ではたかが知れている。 ―――そっと腰かけるくらいなら失礼にも当たらないだろうと、実際そうしている魔女達は言うけれど、それは信仰であり変えることは許されなかった。 …しかし、傭兵団に所属していて一人足並みが揃わないというのは、後方支援要員とはいえ具合が悪い。 ならば飛行術に用いる物を変えようかとも思うのだけれど、信仰の対象である箒だからこそ魔女術の対象にできるなら、今の技量で交換するように乗り換えるのも、無理がある。 ) [Thu 24 Jun 2010 01:47:16]
◆ギミー > ( 人間同士の契約を、神様――― 一般的には悪魔と呼ばれてしまうから魔女なのだが、それはさておき ―――と交わしたものと同じように捉える必要はないのかもしれないけれど、同意した上で違反したのはこちら。 …でもそういえば、違反に対して罰を与えたのは使い魔の猫であり、契約を交わした魔女本人ではないから、主体がどこにあるのかという考え方の幅次第では、不当なものか。 …確かに、使い魔のアスモが私の何かを許可なく代行することは許さない。 もっともうちの子は、人語の理解についてさえ完璧ではないけれど。 ) [Thu 24 Jun 2010 01:11:37]
◆ギミー > ( するすると緩やかな尾を引いて、背の高い適当な民家の屋根に滑り降りた。 乗るなと文句が出そうなのでこっそり失礼します。 最近雨が多いしそんなに汚れていないだろうかと気にしてから、そろりそろり腰を下ろす。 膝と一緒に髪と箒も抱えて、ちんまりと一休み。 ) 〜なんふぁん… 難産になるわ。 ( 疲労感と何よりも夜更かしのせいで、欠伸が重なり目元を擦りながら言い直す。 猫が散らかしてくれた工房の大掃除も大変だった。 やっつけ仕事で済ませてしまった箒についても、同僚達から回収してメンテナンスをし直さなければならない。 これで契約違反についても追求されたらたまったものではないけれど、でもそんな意識は別にして、やっぱりもう一度会いたい魔女の態度は気になるものだった。 ) [Thu 24 Jun 2010 00:54:31]
◆ギミー > ( とはいえ内心では、見事な魔術だと受け入れてしまっている。 これだけ探してないのだから、たまたま迷って見つけられないのではなく、あの家はもっと別の所から用事があって顔を出したか、もしくは巧妙に隠されているのだろう。 使い魔の猫をして相当な術者だったと考えれば、自分にその魔術を破る術はない。 肉眼で探すよりも効率の良い、周辺状況を俯瞰する魔術を使わないのは、消耗もあるけれど、こちらの魔術が精細を欠く事を自覚しているからだ。 今はまだ、視点を高い位置に置くことができるだけ。 ) [Thu 24 Jun 2010 00:38:17]
◆ギミー > ( スラム上空20m。 ギミー・シェルターことグロースクレードル12歳は、箒に 『ぶら下がって』 宙に浮いていた。 長過ぎる黒髪と黒いローブは曇り空の夜に同化している。 しかし隠そうともしないエーテルの反応光は箒の後ろに虹色の尾を引いて、見上げる者がいれば星よりはずっと近くに何かがいることに気付くだろう。 目指す家を探しながらの低速飛行。 一度しか訪れたことがないその場所へは、歩いて行ったことしかなく。 飛んでみたところで、入り組んだ建物はただでさえ乏しい灯りを遮ってしまう。 やっても無駄な悪あがきのようだけれど、スラムに住んでいたことがあり、こちらも魔女だという自負もあると、煙に巻かれてしまうのをそれっきりにするのは釈然としなかった。 ) [Thu 24 Jun 2010 00:25:36]
お知らせ > ギミーさんが来ました。 『( 諦めきれずに空を飛ぶ。 )』 [Thu 24 Jun 2010 00:12:36]
お知らせ > ギミーさんが帰りました。 『( 魔女と、猫にも会いたかったけれど――― ついにそれは果たせなかった。 )』 [Tue 22 Jun 2010 00:52:17]
◆ギミー > ( 魔女にとって契約は絶対だ。 とりあえずグロース・クレードルはそういった意識を持っている。 果たせないのなら交わしてはいけないし、交わしたからには果たさなければならず、果たせなかった時は何をされても文句は言えない。 自分が反故にされた時にそう考えるのだから、逆の立場で同じようにされても仕方がないと思っていた。 それでも、留守を任された家の中で 『寝るときはどこに居るか』 など些細な事だと思うけれど、グロース・クレードルの魔女術は信仰の世界。 信仰を共有できない者にとってはどんなに些細な事でも、自分にとっては大問題であることが多々あるのを知っている。 今回、非があるったのはこちらの方だと思う。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:51:02]
◆ギミー > ( 猫と体が入れ代わっていたのは、同僚に名を呼んでもらうことで魔法が解けて一件落着。 しかし当面の問題が解決したとはいえ、その問題が契約違反の結果として引き起こされたものであるなら、アルバイター的には何も解決していない。 …結局、アルバイト二人が体を乗っ取られることになり、魔女の家の留守番をする者はいなくなってしまった。 あの猫達なら大丈夫だろうと思うものの、世話をする者がいなかった。 …その辺りは、乗っ取った体を使って猫が自分でしていたのかもしれないけれど、途中で仕事ができなくなってしまったという点は変わらない。 それは謝らなければいけないことで、契約した以上、違約金が発生しても仕方のない事だと思う。 …ところがラングフォードP.W.M.Cを向こうから訪ねてくれた魔女は、うちの子が迷惑かけたと言い、本来の報酬以上のお金をくれた。 …それは私にくれたものではなく、本当はラングフォードP.W.M.Cに迷惑料として差し出されたものかもしれないけれど、とにかく私へのお咎めは何もなくて、同業の契約を重視する魔女としては、かえって申し訳なく思ってしまう。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:26:38]
◆ギミー > ( …今度からがんばろうかな、とか、とてもがんばりそうにない意識で足をぷらぷら。 箒を抱き締めているのと、子どもが出歩くには遅い時間なのが表通りであれば目を引いたかもしれないけれど、他人に無関心な土地柄であれば声をかけられるようなこともなく、黒い髪とローブで街灯もない闇の中に同化していた。 …他人への関心がどうというより、見過ごしてしまうのが大きいか。 さておき。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:13:27]
◆ギミー > ( 崩れた… というか石材を持ち去られてしまったのかもしれない、すっかり背が低くなった石壁の名残りに腰かけて足を休める。 猫の体を経験した後の感覚では、どうも疲れ易いような気がして、それをこの体に入り込んで不摂生していた猫のせいにしたくもなるけれど、おそらく日頃の運動不足のせいだ。 傭兵団に籍を置いている都合トレーニングなどは課されるのだけれど、いまひとつ苦手で 『まだ小さいから』 と言ってくれるのを良い事になまけてしまいがちだった。 子どもの体は大人のそれと育ち方が違い、過剰なトレーニングは適さない。 ホルモン主体の成長であるとかそんな概念はオーバーテクノロジーかもしれないけれど、人が育つ環境と結果については、興味を持って見つめればすぐそこにデータがある。 根拠のある知識も盾にしてみるけれど、しかし感覚として、体力のない者に傭兵など務まらないというのは分かるし、そこに同僚の命もかかっていると思うと、いささか後ろめたさはあった。 ) [Tue 22 Jun 2010 00:05:42]
◆ギミー > ( ようやく元に戻れた人間の体で、ギミー・シェルターことグロース・クレードル12歳はスラムの奥地にやって来ていた。 猫と体が入れ代わるという稀有な体験をするきっかけになった、魔女の家で猫の世話をしながら留守番するというアルバイト。 所番地と記憶を頼りにその家を目指しているのだけれど、どういうわけか辿り着けない。 …所番地といっても、とうの昔にスラム化して安普請の家が無計画に密集している土地だ。 通りの名前などもあってないようなもので、境界線は曖昧。 この場所に明るくなければ番号など知っていたところで意味はないのかもしれないけれど、一度は訪れたことがあるというのにどうにも見覚えがない。 人間の体で来た後は、猫の体で出て行ったきり。 普段からあまりぶらついたりしないと、そう簡単に道など覚えられるものではないとしても、それらしい場所を見つけたところで、どの方向に進もうと、目指す木造二階の猫屋敷に辿り着くことはできなかった。 ) [Mon 21 Jun 2010 23:50:43]
お知らせ > ギミーさんが入室されました。 『( …ない。 )』 [Mon 21 Jun 2010 23:35:38]
お知らせ > 君影さんが帰りました。 『( 名前を付けてあげれば良かった。そうすれば呼び掛けられたのに。 )』 [Fri 18 Jun 2010 22:45:04]
◆君影 > ( あの猫が艶子であり、呪いが解けて元の姿に戻れたという事をまだ知らない女はずっと心配しっぱなしだ。もしかしたらそれを伝えにナキア達が家に来てくれたのかもしれないけれど、生憎とその時には擦れ違いに家を後にしてしまったようであり。 ) …………もう少し探そう。 ( 松葉杖をつきながら再び歩き出し、包帯に覆われていない生きた片目を周囲に向けて、小さな動物の影が無いかと探し求めている。この夜にこの雨。探し物をするのに効率が悪い事この上ない条件であるが、かといってじっとしてもいられないぐらいには心配である。 ) [Fri 18 Jun 2010 22:30:19]
◆君影 > ( 片手片足を失ってしまったせいで、松葉杖をつきながら傘を差すという行為が困難だ。お陰で慣れない合羽姿。これがかなり蒸し暑い。汗でじっとりと張り付いてくる服の感触が気持ち悪いったらありゃしない。 ) ……………… ( 休憩も含めて公衆浴場に―――なんて考えたけれど首を振った。降りしきる雨に人は少ないかもしれないけれど、時間的には利用している人が割といそうな雰囲気もある。人が多い場所は非常に苦手であるし、色々足りないこの体を誰かに見られるのも嫌だ。向こうに行くにはもっと時間を遅らせた方が私には都合が良いだろう。 ) [Fri 18 Jun 2010 22:09:05]
◆君影 > ( ―――ふぅ、はぁ。 )( リャンにも手伝って貰ってずっと探し回っているせいか息が切れている。考えてみれば手足を失ってからこんなに辺りを歩き回る事なんて初めてだ。それに極力人には会わないような道を選んで歩いていたりと神経すり減らしているから余計に消耗が激しい。 ) …………大丈夫……かな……… ( なんだか猫としてぎこちない動きばかりをしていたあの子。こんなに酷い雨の中を出回って、うっかり事故でも起こしてしまったんじゃないかと心から心配だ。 ) [Fri 18 Jun 2010 21:56:10]
◆君影 > ( 強く雨が降りしきる中、私は合羽を着込んであちこちを歩き回っていた。こんな雨がずっと続いているせいか、通りを歩く人達の姿は周りには見えない。といってもそれは私が人気の少ない道ばかりを選んで進んでいるからでもあるのだが。 ) ――――……何処に行ったんだろう。 ( 退院した時に拾った猫の姿が昨夜から見えない。昨日からこんなに強い雨が続いているし、心配になった私は辺りを歩き回ってあの猫の姿を探し求めていた。 ) [Fri 18 Jun 2010 21:45:37]
お知らせ > 君影さんが来ました。 『( ―――いない。 )』 [Fri 18 Jun 2010 21:39:23]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『――やるべき事は、変わらない。』 [Thu 17 Jun 2010 22:56:21]
◆アイゼンリッター > (状況は何一つとして変化せず、むしろ悪化さえしている感がある。 目玉泥棒は――それがたとえメアリアンでなくとも、だ――未だに野放しのまま。 奇妙な事件が起きれば、それに便乗した犯罪者どもが出てくる。 誰も彼もが安全な場所にいて、見て見ぬ振り。 そうして完成するのが、あの屍の山だ。 糞喰らえ。 いったい何時からヴェイトス市はこうなってしまったのか。 昔は、もっと、こう……“何か”が違っていた筈なのだが。 下らない懐古か? かもしれない。 いずれにしても、現状が糞である事は正しい筈……間違ってはいない筈だ)…………。(雨の中、ふと立ち止まって空を見やる。 雨粒は際限なく降り注ぎ、鉄仮面に弾かれて路面へと滴った。 この分じゃ明日も雨だろう) [Thu 17 Jun 2010 22:27:56]
◆アイゼンリッター > (やるべき事はいつだって変わらない。 屑を見つけたら屑籠へ。 殴り倒し、縛り上げ、自警団へと突き出す。 それだけの事だ。 残念ながら――訂正しよう。幸運にも――今のところ、この豪雨の中で活動する犯罪者には遭遇していない。)…………………。(苛立ちは募る。 「迷宮」出現と同時期に、性犯罪者が少し増えた感があるからだ。 今のところ、彼自身は遭遇していないが……。 芸能横丁の役者が、淫売窟で引き起こした惨事は記憶に新しい。 やはり乗り込むべきだったろうか)………………。(友人の一人が既に「迷宮」へ踏み込み、その犠牲となった事を彼は知らない。 もしも知っていたら、彼女を慰めるだの何だのという前に、真っ先に犯人を叩きのめしに向かっただろうが) [Thu 17 Jun 2010 22:13:45]
◆アイゼンリッター > (――鉄仮面の男が、路地裏を歩いていた。 降り注ぐ雨粒に打たれた金属兜は完全に冷え切り、呼気は白く濁る。 ただでさえ夜の貧民窟は暗く、その上この豪雨だ。 屋根上からでは、まともに下の状況が把握できないと判断し、今夜、彼は地上にいる。 水溜りへと足を踏み出し、周囲をくまなく警戒しながら、無言で。 このような雨の中、表に出てくる住人もいなければ、犯罪に手を染めようという輩も少ない。 だが、少ないだけだ。 吸血鬼――流水に弱いとしても程度問題だ――を始めとする怪物どもや、或いは殺人鬼、精神の破綻した連中は、天候なぞ気にせずに街を闊歩している事だろう)(――この男が、そうであるように) [Thu 17 Jun 2010 21:58:18]
お知らせ > アイゼンリッターさんが入室されました。 『――豪雨の中。』 [Thu 17 Jun 2010 21:48:04]
お知らせ > ルァさんが帰りました。 『( そして残るのは、 雨音だけ。)』 [Tue 15 Jun 2010 04:04:43]
◆ルァ > ( 独りは慣れている筈なのに、まるでどこかに大きな穴が開いてしまったような錯覚を覚える。 寂しいような、物足りないような、悲しいような。 そのせいで、もやもやした気分がいつまでも晴れない。 ) …。……。………。 ( 視線を空から、暗い路地へと下げ、 何かを考えるように数秒 。 それからおもむろに両手をうごかせば、) ( パチンッ ) ( と、雨の音の中に別の音も混じった。 どうやら少女が自分の頬を両手で叩いたらしい。) ―――― よし。 ( どうやら、気合を入れなおすとかそういう意味合いがあったようで。) なんとかなる 。 ( 自分に言い聞かせるような様子でそう言えば、立ち止まっていた足をゆっくり動かし、歩き始める。) [Tue 15 Jun 2010 04:00:59]
◆ルァ > ( ――――― 家主から、最初に声をかけてもらったのも豪雨の日だった。 一度は突っぱねて、それでも頼って。 そして家主は、…家主になってくれた。 大好きな人とも再会して、友だちもできて、 嬉しくて楽しくて。 家があることに安心して。) ……… どうして…かなぁ……… ( それなのに、分からなくなった。 もっと欲しい。 もっと楽しいことを知りたい。 そう思い始めたら、何かが崩れたように―――。 ) どうしてかなぁ……… ( つぶやく声は、小さく震える。 ) わかんない…。 ( そして、家に戻りづらくなってしまった。) [Tue 15 Jun 2010 03:40:38]
◆ルァ > ( まるで突然のように降ってきた豪雨。 傘も持っていなかった少女は途方にくれた様に空を見上げた。 肌に叩きつける雨は、目にも入り痛いとすら思う。 ) ――――― ……… 。 ( 少しだけ開いた唇は、声を発することなくまた閉じ、そしてもう一度小さく開く。 まるで、迷うように 。) …………… あの時 も、雨だった…なぁ…。 ( 雨は嫌いではない。 寒くなるのは嫌だけれど、嫌いでは、無い。) [Tue 15 Jun 2010 03:33:40]
お知らせ > ルァさんが来ました。 『豪雨 だ。』 [Tue 15 Jun 2010 03:30:14]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『――やるべき事をやる。それだけだ。』 [Sat 12 Jun 2010 00:23:56]
◆アイゼンリッター > (何も行動を起こさず、平穏に暮らすという選択肢もある。 だが、その結果を、彼――アイゼンリッター/カイン・グレイホークは、まざまざと突きつけられた。 あの光景は拒絶不可能な現実として、その心に深く刻み込まれている。 であるからこそ、屋外から聞こえてきた誰かの悲鳴に、次の瞬間、扉を蹴り破って路地へと飛び出した) [Sat 12 Jun 2010 00:23:47]
◆アイゼンリッター > (そして、それは「迷宮」が無くても同じで――何も自分に限った話ではない。 この街で犯罪の被害にあい、殺されなくとも人生の狂わされた人々は、間違いなく「何処かの誰か」の親であり、子であり、兄弟であり、姉妹であり、友人であり、恋人であり、夫であり、妻であるのだから。 つい先日だって、スラムで惨殺死体が発見された。 ――糞)…………。(煮えたぎる怒り。それを呑みこみ、全身に力を込めて立ち上がる。 節々は痛むものの、骨折らしきものはない。 端的に言えば無傷と表現しても通る筈だ。 やはり運が良かった)……落下を防ぐ装備が必要かな。 掌に爪でもつけてみるか。(悪魔との契約書が脳裏に浮かぶが、笑って首を横に振った。 落下の危険は常に付き纏っている。 今更、それだけを理由に心変わりするわけがない) [Sat 12 Jun 2010 00:09:04]
◆アイゼンリッター > (それを運が悪かった、とは言うまい。 結局のところ、自分の注意力不足であり、経験不足であり、避けることのできた事態なのだから。 その上で、これは「運が良かった」と言って良い。 落下して気絶しているにも関わらず、今のところは誰にも発見されていなかったのだから。 仮面を脱がされるか、或いは袋叩きにでもされるか――誰かに見つかれば、そうなっていたのは間違いない)…………。(――焦っている。 自覚はあったが……嫌になる。 件の「迷宮」に知り合いが巻き込まれるのではないかと思うと、今すぐにでも飛び込んで首魁を叩きのめしたい気に駆られる。 悠長に構えている精神的余裕などはない。 宗教・魔術関係者で狙われやすいだろう身内の人間に関しては、今のところ問題は無い――テレサはVGCのショウに向けて練習している情報が伝わっているし、聖女サンクトゥスには直接逢うことはできなかったけれど被害にあったという話は聞いていない――が、それだって、いつまで無事なのかは誰にもわからない) [Sat 12 Jun 2010 00:03:18]
◆アイゼンリッター > (改めて説明すれば、貧民窟を構成する雑多な家の安っぽい――そして腐っていた――屋根を、それと知らずに踏み抜いた、という事だ。 そして落下して地面に叩きつけられて気絶して、ご覧の有様。 情けないことこの上ない) [Fri 11 Jun 2010 23:54:30]
◆アイゼンリッター > (次に屋根の上は不安定で、当たり前だが非常に高度がある。 ここを走る、移動するというのは、正直言って厳しい。 鉄仮面の怪人自身、敵に対しての奇襲と隠密行動という二つの利点がなければ――というか、この二つを突き詰めた結果として――選択しなかった戦術だ。 夜間、この頼りない足場を移動するなんて事は、訓練と経験――ただフラフラと散歩するというのではなくて、周囲を警戒し、神経を尖らせた上での警邏――を積み重ねた上で、ようやく実戦レベルにまで持ってこれた。 最も、このアイゼンリッターには才能というものは無いから、それを備えた人物であるならば話は別だろうけれど) [Fri 11 Jun 2010 23:54:04]
◆アイゼンリッター > (建物の上を移動するというのは、極めて困難な行為だ。 そも、屋根上に昇る事からして、道具や訓練無しでは難しい。 熟練の傭兵である豪天寺艶子が壁を半ば以上まで駆け上がったが、あれは彼女の優れた、特筆すべき身体能力によるものだろう。 鉄仮面を被った男にそれができるかといえば、答えは否だ。 故に彼は訓練を受けた上で、鉤縄を使い、ようやっと上っている。 ――勿論、ここはヴェイトス市だ。 ヤモリやら何やらの獣人なら、その種族的な能力から簡単に壁を登れるだろうし、翼を持つ種族なら言うまでも無い。 或いは軽業に生涯を捧げたような人物であれば、一跳びで軽々と屋根まで跳べるのだろうが) [Fri 11 Jun 2010 23:53:51]
◆アイゼンリッター > (廃屋の苔むした床に寝転がり、天井の大穴を透かして雲を仰ぐ。 どうしてこうなったかと思考を巡らせると答えは単純明快で、一言で説明するのならば、「落ちた」のである) [Fri 11 Jun 2010 23:45:26]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『曇天の空』 [Fri 11 Jun 2010 23:43:04]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 『そうして今日も少しずつ鍛えられていく』 [Fri 11 Jun 2010 23:12:54]
◆ディーフィール > ( 休憩をするなら高いところが良いと 近くの屋根の上に座る。 生憎の曇り空。 星や月を見ることができないのは残念だ ) [Fri 11 Jun 2010 22:50:35]
◆ディーフィール > ふー。 ちょっと休憩かな? ( 今日も結構な距離を走った気がする。 少しは体力が付いてきているのか、ぜんぜん付いていないのか。 今はまだまだわかりにくい。 はじめたばかり、と言うこともある。 実際に反映されてくるのは一週間後か、一ヵ月後か ) 毎日の積み重ねだからねぇ。 (止めたら結構な勢いで体力落ちていきそうなのが怖いところ ) [Fri 11 Jun 2010 22:09:51]
◆ディーフィール > ( 依頼で負けた後に処女をほかの人に持っていかれるなんて嫌だな〜なんて自分勝手な妄想。 スラムも結構広くて暗黒街よりは安全。 という意味では走り回って体力作りをするには良い場所と考えている。 暗黒街ではさすがにのんきにランニング、は危ない。 一番はトラブルに遭遇したときにくたくただったときが一番危ない ) [Fri 11 Jun 2010 22:02:04]
◆ディーフィール > ( 暗黒街よりは治安の良いとされているスラムの地域。 曇り空で体力づくりのコースにはちょうどいい気がする。 場所が場所なので半そで短パンではなく露出を控えた服装であるが ) ふんふん。 惨殺死体、ねぇ。 ( 物騒なものだ。 どこか他人事のように考える。 物騒といえば先日妙な招待を受けた。 断ったのだが ) やっぱり誰かの掌の上で、ってのはねぇ。 ( ぼんやりと呟いた言葉。 ギルドで募集していた依頼に関係がありそうだったが… ) そういえば、凛ちゃんはあの仕事請けてるんだっけ? ( 不安を感じるところがある ) [Fri 11 Jun 2010 21:54:43]
お知らせ > ディーフィールさんが入室されました。 『( ランニングのコースにしてみた )』 [Fri 11 Jun 2010 21:48:51]
お知らせ > オブリージェさんが帰りました。 『(残されたのは哀れな男の、無残な末路。)』 [Fri 11 Jun 2010 04:40:30]
◆オブリージェ > ( やがて、完全に動かなくなった男の身体。今度こそ、何をしても動かない。 となれば吸血鬼の興味も失せ…。 ) ――動かなくナっちゃっタ。もうオ仕舞い、かナ?ジャ、私は行クね、おじさン。 (最早、人の形をとどめていないソレに、バイバイ。と手を振れば…男のナイフには目もくれず、自分の着ていたボロ布を再び纏う。使い方分からないし、元々の持ち物の服の方が頭に残っていたのだろう。) ―――少シ、短クなったカな…? (引き裂かれたボロ布は、最早衣類としての機能を殆ど果たしておらず、纏っていても太腿や肩が覗いてしまっているほど。普通の女ならこれを普段着ていれば痴女見られても仕方の無いほどだが、この吸血鬼にはそんな事はどうでもよかった。そして――オブリージェはその場を去ってゆく。) [Fri 11 Jun 2010 04:39:41]
◆オブリージェ > ――ねェ、ネェ?んー?ねぇッテばー。 (一瞬、さっきみたいな悲鳴をまた聞かせてくれたけれど、なんか違う。男が何か言っているけれど、私の聞きたいのはそういうことじゃないんだけどな。やがて、気を失った男。ビクビクと、痙攣しながら地面に突っ伏している様は芋虫のように見えたらしく、また其処に興味が湧いたらしい。) ―――オジさん、面白イね。色んナ面白いコトできるノね。 (不運、気を失った後も暫く動かなくなった男は身体を弄ばれるだろう。臭いけれど、ソレさえ我慢すれば面白いことをして見せてくれる男。方法は、千切ったり…曲げたり、畳んだり。 臭いから食べる気はしないけれど。) [Fri 11 Jun 2010 04:28:13]
お知らせ > 追い剥ぎさんが退室されました。 『 戦闘経験ポイントとして、★2をどうぞ。 』 [Fri 11 Jun 2010 04:17:18]
◆追い剥ぎ > ( まさに男が投げ捨てたボロ布のようだった。破って台無しにしてしまったこともそうだ。でも、もう返してとは言えない。もう元には戻らない。戻らないのだ。べちゃりと音を立てて捨てられるそれを、男は娘より青白い顔で見た。 ) ひ……ッ! ( 男はここでようやく、ただの子供ではないことに気付いたのだ。こいつはきっと、化け物だ。これから自分は殺されるのだ――…。 ) ごめん、なさい ごめ…なさい ゆる、ゆるひて… ゆる… ( …必死に許しを請う。やがて男は息を引きつらせ、目がぐりんと反転すると前のめりに崩れ落ち、びくびくと痙攣し始めた。それだけでは死にはしなかったが、痛みとショックと死の恐怖の余り気を失ってしまったようだ。 その後は男の衣服を剥ぐなり、落ちたナイフを拾うなり、或いは止めを刺してやるなり――あなたの自由となる。玩具にするのも良いだろう。 …しかしもし止めを刺さずにこの場を立ち去るのなら、その後の男の人生はまさに生き地獄。貧しい暮らしに嫌気が差していたとはいえ、身勝手な犯罪に身を染めれば酷い目に遭うのだという良い証明になるだろう。 ) [Fri 11 Jun 2010 04:13:56]
◆オブリージェ > ――どうやったの?なんて首を傾げる。 煌々と光る金色の瞳の光が、新しい玩具を与えられた時の子供のように輝いていた――。) [Fri 11 Jun 2010 04:09:55]
◆オブリージェ > ――ネぇ?どうシテ?どウして臭イ事するノ? (引き千切った機能しなくなった男性器、やっぱり臭い…。零れてくる血が、オブリージェの手を伝うけれども臭い男性器にやっぱり口をつける気は起きなかったのか、地面にほうり捨てる。男が自分のボロ布をそうしたように、千切って放り捨てた。) ――へ、ンな声。どうやッテ出してルの、私ニも 出せるカな?ねェ? (背の低い吸血鬼より小さく蹲ってしまった男の哀れな悲鳴。今度は其処に興味でも湧いたのか男に顔を近づけ [Fri 11 Jun 2010 04:07:58]
◆追い剥ぎ > ( やはりおかしな娘だ。物狂いなのかもしれぬ。だがまあ、今はそんなことは関係ないか。金目のものは盗めなかったが、それはまた別の奴を狙えばいい。今はこいつを犯そう。 ) 今にその臭いの無しではいられないようにしてやるよ。自分から腰を振ってよぉー、ひぃひぃ鳴かせて…… え? ( ぶつん、という感触に男は一瞬何が起こったのか理解できず、目を丸くさせた。娘に突き出していた自分の男性器が、根元から千切れていたのだ。 ) ………! ……っ! ひ、 ひ ぃ い、 いぃ、 ひ あひぃぃぃぃぃぃ… ( 一瞬遅れて熱感と痛みがやってきて、男は悲鳴と共にからんとナイフを地面に落とす。ぼたぼたと大量に零れ落ちる鮮血を両手で押さえながら膝を付き、真っ青な顔でオブリージェを見上げていた。 男にとっては何もかもが予想外だ。こんな力があるなんて思っていなかったし、自分の男性器が引きちぎられるんも予想外だった。 ) い、 たぁ い… いた、ぁい… う、 うぅ――…! ( 脂汗を流し、ぼろぼろと涙を零し、ついにはあまりのショックにぶくぶくと泡まで吹き出し始めた。 ) [Fri 11 Jun 2010 03:55:15]
◆オブリージェ > ――一緒?そう、ナの…?なくて、モ…よいモノ? (盗んでくる。という行為の意味も、女になるという言葉の意味も分からないけれど…着ても着なくても一緒、と言う事が気になったらしく今度はソレを問い返す。別にあのボロ犬のに愛着があるわけじゃない。気付いたら着ていた。だから今まで来ていたというだけのこと。――ソレよりも、今はこの臭いこれを何とかしたい。) ―――おじさン、どうしテ臭いコト、するの? 「ぶづっ――」 (手に掴んだ男の欲望。余りの臭さから、吸血鬼も生理的に牙のある口を使うのを嫌った。故に、手に納まった欲望を思い切り握れば、力一杯引っ張った。――何か太いものが千切れる様な短い音が、男と吸血鬼の耳に届いた――。 [Fri 11 Jun 2010 03:47:06]
◆追い剥ぎ > あんなボロじゃあ持ってても一緒だろ?適当にどっかから盗んでくるんだな。 ( 娘の反応を気に留める様子も、悪びれるようすも無く男はそう言った。男にとっては些細なことなのだろう。 未成熟とはいえ雌の肌は舌触りが良く、男は益々興奮した。こういうガキを襲うのも悪くないかもしれない――と考えていたのだ。 ) お、おぉ…なんだ、手でしてくれるのか?へへへ、いいぜ。ほら、扱け!扱きながら咥えろ!口の中にたっぷり出してから、次はお前を女にしてやるから。 ( いや、こう見えて未通ではないのかもしれない。嫌がる様子も無いし―― ともあれ、男は自分の分身を掴ませたまま、腰を揺らして催促するだろう。 ) [Fri 11 Jun 2010 03:33:06]
◆オブリージェ > 後でジャ、なくて。今、返しテ欲しかッタ。 (ジトリ、とオブリージェの金色の瞳が、自分の身体を貪っている男を見詰めていた。そして――男がらの服を脱ぎ、股間から何かを覗かせて見せた。) ――はじメてノ、相テ? 何? (男が立ち上がり、股間のソレを私に向けて近づけてくる。――臭イ。男のソレが近付いてくるにつれ、臭ク…臭イ、クサい。) ―――臭いっテ言ってル。 (突然、吸血鬼がその口元にある男の欲望に手を伸ばし、掴もうとする。) [Fri 11 Jun 2010 03:27:28]
◆オブリージェ > ―――ア。 (捨てられたボロ布。地面に転がるソレを眺めて、相手の顔を見上げれば…不機嫌そうな顔をして。) ―――返しテ、って言っタ。 [Fri 11 Jun 2010 03:16:34]
◆追い剥ぎ > ひひひ、誰かの邪魔が入ったら面倒だからな。だが、諦めなよ。どうやら助けはこないらしいぜ? ( 手元に残ったボロの衣服。そいつを相手に返す事無く放り捨てた。 ) ふん、あんなボロ要らねえよ。あとで勝手に取っていきな。 ( 娘の肌に舌を這わせ、男は慌しく自らの衣服を脱ぐ。そそり立つ醜い欲望の塊を覗かせ―― ) 生意気言うんじゃねえ、ガキが。その臭いおじさんがお前の初めての相手になるんだよ。 ほら、咥えやがれッ! ( 男は立ち上がると、娘の口元に自身の欲望の塊を押し付けようとした。男の体臭よりずっと臭う、不潔な肉の固まりを。 ) [Fri 11 Jun 2010 03:12:58]
◆オブリージェ > ――じゃアなんでキョロキョロしていルの…? (道ニ迷った訳じゃナいなら、私に用でモ合ったノかな? 剥ぎ取られてしまった自分のボロ布の行く末を眺めている。そして男が、ボロに興味を失ったのを見れば――。) ――返しテ、それ。私ノなんだケれど。 (ス――。と男に手を伸ばす。男の標的が自分に移った事も知らずに。) ――おジさン? (ここまできても、まだ抵抗を見せない吸血鬼。ある意味幼すぎる身体は男の体格には余りあるだろう。―――その時、異臭が吸血鬼の鼻を突いた。) ――おじサん。臭イよ? [Fri 11 Jun 2010 03:04:03]
◆追い剥ぎ > 馬鹿言え。道に迷うわけ無いだろう。 ( この一体を根城にしてもう長いのだ。目を瞑ってたって歩けらぁ、と言った。 相手の衣服も売り飛ばせばスズメの涙ぐらいにはなるかと思っていたが、容易く破れてしまった。酷いボロだ、自分の服より酷いかもしれない。その破れた服の中から小銭を探したが―― 無い。 ) おい、金なんてねえじゃねえか! ( まさか文無しだったとは、当てが外れた。だがスラムをうろついてるガキなんてこんなものかもしれない。 ) ………。 ( ふと男が顔を上げると、未成熟な身体が目の前にあった。性処理させるには子供すぎるかと思ったが、肌を見れば獣欲が姿を現す。まあ、こいつでいいか。最近ご無沙汰だったからな。 ) ( …男は手を伸ばすと、娘の身体を抱き寄せその肌にむしゃぶりつこうとした。あなたの身体能力を持ってすれば、それを振り払うことは容易いだろうが。 ) [Fri 11 Jun 2010 02:45:51]
◆オブリージェ > ―――ええト…。 (男に言われて周囲を確認してみる。さっき見たときは誰も居なかったけれど…やっぱり誰も居ない。) ――誰モいない。 何ッておじサンも道ガ分からなクなったンじゃなイの? (首を傾げたまま再び問ういかえす。 おじさんコそ、何ヲいっているのか、私にハ分からナい。) ――あっ…。 (男が手を伸ばし身に纏ったボロ布を掴まれる。オブリージェには恥じらいなど存在しないので、抵抗など見せないけれど強引に引っ張られたソレは、渇いた音を響かせて容易く破れ散るだろう。――当然、ソレを纏っていただけのオブリージェは、その凹凸の少ない青白い肌を夜風に晒す事となってしまう。) [Fri 11 Jun 2010 02:38:14]
◆追い剥ぎ > ( 良く見ると薄気味の悪いガキだ。黒い髪はアマウラの人形みたいに長く伸ばしっぱなしだし、肌の色は不健康だ。まあスラムに住んでるガキの中にはどちらかといえば不健康なのが多いだろうが。若干聞き取りづらい言葉を話すのは、どこかの国から流れてきた移民のガキで、訛りがあるのかもしれない。 ) そうだ、お前のことだ。他に誰が居るってんだよ。 ――わからなくなったぁ?何を言ってるんだ? ( どうも事態を飲み込めてないのか、怯える様子もなく首を傾げている。あるいはやはり移民の子で、言葉が通じてないのかもしれない。ええい、面倒くさい。衣服も一緒に剥いでやるか。小銭ぐらい見つけることが出来るだろう。 ) ( 男はあなたの衣服に手を伸ばすと、無理矢理それを脱がそうとした。 ) [Fri 11 Jun 2010 02:22:56]
◆オブリージェ > ―――ん? (景色を見ていたら、急に視界が遮られた。正面から歩いてきた私と良く似た格好の人が私の目の前に立ったから。 何か私に向かって話しかけてるけれど…私で、合ってるのかな?) ――オ前って、私ノこと? (ナイフを取り出し吸血鬼に向ける男に、顔を上げかくり、と首を傾げながら問いを返す。私に向けてるソレは、なんだろう。と自分に向けられたナイフと相手の顔を交互に見比べている。) ――有り金、って…?殺ス? (何を、いっているの?と何やらこの人も、辺りを気にしているのを見やれば一言。) ――おジさんモ わからナくなったノ? (なんて、的外れな事を言ってみせる。 [Fri 11 Jun 2010 02:17:29]
◆追い剥ぎ > ( 男は念のため、ちらりと左右を見渡し他に人影が無いか確かめた。妙な連中に邪魔されちゃあ適わない。なるべく手早くやろう。子供なんて脅しつければいう事を聞くものさ。ここら辺じゃ見慣れない子供だし、道に迷っているように見えなくも無い。そして男はオブリージェの前までやってきた。 ) ――おい、お前。 ( みすぼらしい格好をした男は黄色い歯を見せてにっと笑い、懐から粗末なナイフを取り出すと、それをオブリージェに突きつけた。男からは暫く風呂に入ってない、不快な体臭が発せられている。 ) 刺し殺されたくなかったら、有り金全部出しな。 ( そう言って、辺りをきょろきょろと見渡しながらナイフを持っていないほうの手を差し出すのだった。 ) [Fri 11 Jun 2010 02:04:38]
◆オブリージェ > ――。 (左の道を凝視しているその時だ。正面から、自分とあんまり変わらない格好の人が近付いてくるの吸血鬼は見つける。けれど、吸血鬼にとってはそれ所ではないのか、気にも留めず道の先に続く景色と自分の記憶の景色を比べていた。 近付いてくるならば、さしたる障害も抵抗もなく手が届く距離まで近付く事ができるだろう。 [Fri 11 Jun 2010 02:01:30]
◆オブリージェ > ( 思い当たる節など、在る筈がなかった。 ただ適当に、右の道を選んでみたけれど、やっぱり見覚えがなくて本当に合っているのか心配になったのだ。 そして、小走り気味に今居た分かれ道に戻ってくる吸血鬼。) ―――えェと?こっちジャないって、事は…あっチ…かな? (そして、今度は左側の道を見る。やっぱりコッチにも見覚えは無い。でも、この二つのうちのどちらかなのは確かなのだ。ただし、それはあくまでこの吸血鬼が思い込んでいるだけで…実際には違うのかもしれないが。) [Fri 11 Jun 2010 01:56:59]
◆追い剥ぎ > ( 男は困窮していた。仕事にありつけず、物乞いをしても恵んでもらえず、喰うに困ってやらかした追い剥ぎで金を得る生活を送っていた。これがやってみると意外に簡単で、女子供、老人をターゲットに搾れば大抵の場合抵抗されずに上手く行く。相手が女ならその性処理も出来て一石二鳥というわけだ。懐に粗末なナイフを忍ばせたみすぼらしい身形の男は、路地を歩く子供の姿を見て口元を歪ませた。流石に子供すぎて性の捌け口には出来そうにないが、あんな子供でもちょっとぐらいの小銭は持っているものだ。それを巻き上げて、パンと酒でも買って今日は寝床に戻ろう。 ――男はそう考え、あなたの正面からゆっくりと歩いてくる。 ) [Fri 11 Jun 2010 01:56:52]
お知らせ > オブリージェさんが入室されました。 [Fri 11 Jun 2010 01:51:57]
お知らせ > 追いはぎさんが入室されました。 『 獲物を探して。 』 [Fri 11 Jun 2010 01:49:52]
◆オブリージェ > ( となれば道に迷うのも道理。暫く、立ち止まって右か、左かと左右に伸びた道の先を見比べているのだが…そのどちらの道の光景も、オブリージェには見覚えが無い。当然だ、もとより覚えながら歩いているわけではないのだから。) ――こっチ…? (だけれど、不意にオブリージェは歩き出す。選んだのは右の道。何か思い当たる節でもあったというのだろうか――。) ――――んーーー? (ピタッ。またしても、その足を止める。そして、つい先ほどと同じ様に、背後を振り返り――。) やっぱリ、違ったカな? [Fri 11 Jun 2010 01:44:43]
◆オブリージェ > ――あ、れ? (不意に、吸血鬼は立ち止まると背後を振り返る。そして、首を傾げながら数歩歩いてきた道を戻るのだが――。) ―――どう、来タんだっけ…? (何のことは無い。吸血鬼の中では、先ほど見た建物の形と今しがた目に止まった建物が同じに見えた。ぐるり、と一周して来たのだろうか。わからない。今しがた見つけた建物と最初に見つけた建物を見比べようと今来た道を戻ろうとしたのだが――。) ――良く似タのばかりデ分かラナくなっちゃッたわ…。 (そう、スラムのまるでガラクタを寄せ集めて出来たような住宅の列の中。出鱈目に歩いてきたこの吸血鬼が道順など覚えているわけもなく、また何かを目印にしている訳も無い。) [Fri 11 Jun 2010 01:37:04]
お知らせ > オブリージェさんが入室されました。 [Fri 11 Jun 2010 01:36:53]
◆オブリージェ > おんなジみたいな格好ノ人が多いのネ。前のところハ、色んナ色の服を着た人が一杯ダっだけれど。 (治安が悪いと言う関係上、先日食事をした暗黒街からそう遠くない貧民街の一角で道行く人々や住人を眺めてきた吸血鬼は呟いた。) ――建物モ、何だかボろっちい感ジ…叩いたら壊れちャいそう。 (居住区で見たしっかりした建物など数えるほどしかない。殆ど、テントに毛の生えたような程度の建物ばかり。だがソレも生まれたばかりの存在には興味を引く対象になりえたのか、キョロキョロと首を振りながら吸血鬼は行く。) [Fri 11 Jun 2010 01:21:03]
お知らせ > オブリージェさんが来ました。 『――ここハ。』 [Fri 11 Jun 2010 01:12:47]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『――警邏は続く。』 [Tue 8 Jun 2010 23:02:43]
◆アイゼンリッター > (だからこそ、怒りを覚える。 好き勝手に暴れる犯罪者、怪物、犯罪に手を染めながら罪の自覚の無い連中、何もせずに日々を過ごす人々――――そして今此処で、『迷宮』に対して「今は見に回る」という結論に辿り付いた自分に対して。 片っ端から殴って回ることができたら、どれだけ楽だろうか。 ――ああ、糞。 理解している。 今夜の警邏は、半ば八つ当たりめいた感情が混じっている事には。 パンチ一発で世の中が片付いたら、どれだけ楽だろうか。 少なくとも、スラムで薬を売りさばいている輩や、姑息な犯罪に手を染めている輩相手にはそれでケリがつくという事実が、少しだけ気持ちを軽くしてくれる)…………今は、まだ、様子を見る。 今は、だ。 今は……。(鉄仮面の精神状態は極めて危うい。 辛うじて均衡を保っているだけだ。 某かの切っ掛けがあれば、この結論もまた覆り、『迷宮』事件の渦中へと身を投じる事になるだろう。 ――そう「今は」監視に留めるという、それだけの話に過ぎないのだから) [Tue 8 Jun 2010 22:52:27]
◆アイゼンリッター > (屋根板の微かな隆起を靴裏の鎖で捉え、走る。 屋根から屋根の間は活劇で鍛えた脚力、或いは鉤縄を駆使して飛び越える。 あとは練習の積み重ね。 カイン・グレイホークに才能と呼べるものは無く、ただ只管に繰り返しただけだ)(――ヴェイトス市で起きる数々の事件は、普通に暮らしていく分には何ら関係の無い物だ。 見て見ぬ振りをすることも、それこそ一生気付かずに――運が良ければ、だが――暮らすことだってできる。 だが、一歩そういった界隈に足を踏み入れてみれば、そして「見ず、何もしなかった」結果を思い知れば……。 或いはそれは鉄仮面の彼の妄想や思い込みかもしれないし、そうではないかもしれないが、彼が見聞きし、対決してきた存在の悉くは、決して放置する事を許してはいけない、そういったモノだった) [Tue 8 Jun 2010 22:38:10]
◆アイゼンリッター > (懸念は多い。 このヴェイトス市では、事件の起きない日の方が少ないくらいだ。 ――未だ法の手を逃れ続けている目玉泥棒、その同類である吸血鬼アクセラレーターに、あの女強姦魔。 海辺では怪事件が頻発しているというし、暗黒街やスラムでの連続殺人事件もある。自分に契約を持ちかけてきた悪魔の事も、気になる。 そして何より、騎士団とアングリマーラの兵士が街道で接触したという話も、耳には届いていた。 武力衝突は回避されたようだが、一歩間違えば戦争になっていたかもしれない。そうなれば当然、ただ犯罪者を殴り倒す鉄仮面など、何の意味もない)――――……いや、本当にそうか?(そんなはずは無い。 如何なる状況であっても、犯罪者は裁かれるべきだ。 自分は妥協しない。 やるべき事をやる。 それだけだ)…………。(そして、路地を見やりながら、屋根上を移動する。 相応の鍛錬を積んだ結果だ。 練習もせず装備も無しに、軽々と跳びまわれるわけではない) [Tue 8 Jun 2010 22:26:12]
◆アイゼンリッター > (聖職者やらが行方不明――より正確に言えば誘拐され、『迷宮』に監禁されている。 勿論、即座に救助に向かい、それが人為的なものならば黒幕を叩きのめして自警団へと突き出すべきだ。 ――これが単なる「犯罪」であるのならば、だが)…………。悪魔か、魔術師か、それとも単なる「現象」に過ぎないのか。(――やはりネックは魔術的知識の欠如だ。 介入するにしては情報が不足過ぎる。 仮に敵対者――そういう存在がいると仮定するならば――に魔術に類する攻撃しか通用しないのであれば、自分は完全に無力だ。 先達て遭遇した疾走する髑髏には、手持ちの聖水が効かなかった。 つまりはそういう事だ。 世間一般からは狂人扱いされ、無茶、無謀と言われる事の多い人物ではあるけれど、決して策も無しに行動するほど愚かではない。 ましてや専門家が動いているというのにも関わらず)…………。(―――何も出来ないという結論は、甚だ不本意ではあるが) [Tue 8 Jun 2010 22:20:11]
◆アイゼンリッター > (貧民窟の屋根上。 夜闇の中、眼下の路地を眺めながら、鉄仮面を被った男はそう結論付けた。 何の事かといえば、ヴェイトス市に発生したという『迷宮』について、である) [Tue 8 Jun 2010 22:14:28]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――見張り』 [Tue 8 Jun 2010 22:12:24]
お知らせ > シロ@狼さんが帰りました。 『(誰かに見つけてもらってね!)(動物は気まぐれな行動が多い)』 [Sun 6 Jun 2010 22:46:30]
◆シロ@狼 > (声をかけるわけでもなく、食べるわけでもなく。)(どうしよ?だれかに教えたほうがいいのかな?)(しかし、この辺りで死体が転がっているなんていうことはざらだ。みんな係わり合いになりたくないという思いか、放置される場合が多い。人間の警邏もこんな貧民窟の小さな路地を回るようなことはない。結局腐敗して崩れ去るか動物の餌になるか、だ。)(たまに人間に見つかったりするけどなぁ・・・よし。)(何を思ったのか白い狼、遺体の襟首をくわえれば大きな通りに引っ張り出した。そして、意気揚揚とその場を去るのだった。) [Sun 6 Jun 2010 22:46:06]
◆シロ@狼 > (そんな中を生きる野良犬や野良猫はゴミを掻き分け残飯をあさり、時には原形をとどめていない肉に群がることもある。元々がなんだったか、なんてことは動物には関係のないことなのだ。)・・・・?(異臭の元を発見した。もう息をしていない人間の少女だ。事件に巻き込まれたのか、行き倒れたのか。少なくとも数日はたっているだろうその遺体を見やれば腰を降ろして顔を覗き込んだ。) [Sun 6 Jun 2010 22:33:43]
◆シロ@狼 > (今日どこいこうかなぁ〜)(ハッハッハッ。小さく小刻みに吐く息。舌を出し、尻尾を振りながらぶらりぶらりと歩き回って。この周辺には何も面白いものがない。かといって、遠くまで行って何かがあるという保障はない。そうなると、有り余る体力を発散するべく適当に近所をはいかいするだけにとどまったりもする。今日は近所の野良動物のすがたがみえない。耳を済ませれば人間の声や雑音、鼻を引くつかせれば誰かの体臭、ゴミの異臭。治安のわるいスラムでは、生きる気力のない人間とゴミの不法投棄が絶えず増え続けていく。) [Sun 6 Jun 2010 22:26:16]
◆シロ@狼 > (月のない夜。路地を通る白い影。どこへ行こうか当てのない散歩。)・・・・・(トットットットッ。やや重量のある足音を出して歩く犬。人目を避けるように路地から路地をまたぐ際には顔だけ出して右左を確認しながらの移動。特に避ける意味もないが──) [Sun 6 Jun 2010 22:20:59]
お知らせ > シロ@狼さんが来ました。 『路地裏』 [Sun 6 Jun 2010 22:13:52]
お知らせ > 銀嶺さんが退室されました。 『望んだ物は、其れ以上の物を得た瞬間であった。』 [Sat 5 Jun 2010 02:19:44]
◆銀嶺 > 構わぬ。 其れも悪くない。 (彼女の言葉に悪気は含まれず、純粋な感情で込められたもの。彼女は人間であり、道具だがどちらとも平等に扱おう。――…人の手に負えぬならば、神の手に収まるか有り余るか、誰にも知る由が無い。) うむ、では… 戻るとしようか。 (彼女の視線に気付けばこそ、微笑を浮かべよう。お互いの目的が達成されたのだ。後は彼女に私の泊まる宿先を前以て教えて置かねばならないか。同時に彼女との対話する時間も必要不可欠であった。一先ずは彼女を休める場所へ案内して置こう。握り締めた彼女の手は華奢で小さいけれど、秘められた冷たさに懐かしんだ。) [Sat 5 Jun 2010 02:17:56]
お知らせ > コンルさんが帰りました。 『( そうして氷刀は新たな主を見つける事が叶った。 )』 [Sat 5 Jun 2010 02:12:36]
◆コンル > 主探しは大変故……汝が裏切らぬ事……妾は期待させて貰おうか。 ( その呪いにすらも悪意は微塵も存在しない。ただ刀は道具であれば、そのまま純粋に己の在り方に正直であるだけであり。――――人の手に負えぬからこその『妖刀』・『魔剣』。 ) ――――銀嶺………では…宜しく頼むの。 ( その動作にうっとりとした視線を向けて。――――ふむ、ではもう暫し体は顕現させておこう。彼の主の家に着いた時、その意識を氷刀に戻させてもらおうかな。差し出された手を受け取る為に肉体を維持したまま女は立ち上がった。 ) [Sat 5 Jun 2010 02:00:38]
◆銀嶺 > 其れでも構わない。 其の時は、良き主が見付かる事を祈るばかりであろう。 (新たな武器を見付けるの目的が達成され、彼女の主を見つける目的も達成される。私自身が未熟であれとも、誰かの手に渡る事の手伝いになればこそ何の苦にもならない。後の起きうる現象が予測する事は、現時点では出来なかった。) だが、一期一会は大事にしたいものだ。 愛想尽かれぬよう、努力はする積りだ。 ( 何と呼べば ) ――…ああ、私の名は銀嶺。 発音が大変なら、好きに呼んでくれ。 (彼女の手元にあった青色の刀を丁寧に受け取ろう。鍔を添える形にし、鞘の先端まで撫でよう。微笑を浮かべよう。軽やかな動作で、腰の後ろのベルトに差し込もう。そして立ち上がればこそ、彼女へと手を差し伸べよう。) [Sat 5 Jun 2010 01:45:58]
◆コンル > ( 雲のような男。ならばその雲を縛り付けるのもよい。氷刀はこの魔剣の持つ精神汚染の危険があるというデメリットについて一切の説明をしない―――いや、己では気付いていないのだ。呪いは意図して起こるものではない。ただ強過ぎる嫉妬の念が持ち主の意識すらも害する事になっているだけ。 ) ( 理解が早い御仁は助かる。端的な説明ではあったが概ね相手の解釈の通り。女はただクスクスと笑った。 ) さて……では遠慮なく…御仁が期待外れであれば……見限ってしまおうかのう。 ( さて――自分の目立てはどうであったか。どのように扱うのであるか。そういった物の差配は全て主に委ねられる。妾はただ一振りの剣であれば―――― ) 何と呼べば宜しい……主よ。 ( 大切に抱いていた青の刀を相手へと手渡した。剣は正しく剣士の元にあるべきで。 ) [Sat 5 Jun 2010 01:35:34]
◆銀嶺 > ――… 嫉妬。 其れは良く分かる。 (何よりも命を脅かす程まで、追い詰められた経験が幾つも得ていた。耳が痛くなる言葉で、鋼色の双眸を細めながら肩を竦めよう。) … 目の前。 (彼女の言葉を飲み込み、一度と周囲へ視線を巡らせた。現時点では銀嶺と彼女だけ、という状況に理解した。) …うむ、なんだ? ――… 氷刀にしての魔剣。 (突然の言葉に、理解に頭が付いて行かなかった。暫くの沈黙を守り、彼女は刀そのものであり、刀もまた彼女そのものなのだ、という結論で納得がいった。彼女はコンル=オペリという名がある事も。) 面白い。 実に、な。 (柔和な微笑みを浮かべた。新たな武器を望んだ事もあり、彼女もまた所有者を探していた。損得で考えるよりも、本能に従った答えが出た。) ―――本当に良いのだな? 不満があれば、別の者へ乗り換えても構わぬ。 (左手の指先を、差し出される青い刀の柄先へ、優しく撫でるような仕草で再度と確認をしよう。) [Sat 5 Jun 2010 01:21:03]
◆コンル > 心得よ………女人の嫉妬……げに恐ろしきもの故にな………… ( にんまり )( 愛した者の全てを独占しなくては気が済まぬ、存在自体が嫉妬の塊である魔剣は歪な笑顔をその端正な顔に浮かべた。 ) なに……案外……目の前だったりする事もあるかもな……… ( ――――そして氷刀はその鋼の瞳を見て、じっと凝視して―――微かに瞼を瞬かせた。 )( ―――掴み切れない雲のような男。そんな印象を抱かせる瞳の輝きだ。 ) ――――……のう……御主……?……妾の主にならぬかえ……氷刀コンル=オペリ。主無き稀代の魔剣。妾の本体こそがこれである……。 …………御主は……妾の所有者になる気概………あるかえ………? ( そっと差し出すように掲げるのはその胸で抱いていた青い刀。周囲の空気を肌寒くしている正体はこれであり、この女の正体もまた九十九の時を経て刀に宿りし意思なり。 )( 氷刀・コンル=オペリは強制しない。断られればただそれまでの事。元々刀剣類の扱いに長けていなければ十全にその能力を扱う事も出来ないだろう。何より怪しさに満ちた女の言葉だ。何か裏があると勘ぐったとしても何の不思議もない。 ) [Sat 5 Jun 2010 01:04:04]
◆銀嶺 > ――… 其れでも本音であれば、隠す必要は無いがね。 (彼女の言葉は射てており、微苦笑を唇に張り付いた。其れを誤魔化すように、握り締めた拳で自らの顎に宛がう。) 急がば回れ、だ。 少しの遠回りになるが、――…。 (大勢の人達に協力を呼び掛ければ、彼女の望む人物は直ぐに見付かるだろう。そうと微かな確信を抱いては、述べようとした直後に言葉が詰まった。) ――――…? (彼女の吐息を触れ、擽ったそうに微笑んだ。寒がるよりも故郷の懐かしみだった。そして射抜かれそうな眼差しに対し、鋼色の双眸は彼女の瞳を捉えよう。凝視すればするほど、善悪の意思すら感じられない、虚無とも空虚とも、自由が過ぎて掴めない印象だろう。其れが青年の本質の現れだった。) [Sat 5 Jun 2010 00:49:00]
◆コンル > おじょうず………そなたの周り……さぞ女人がうるさき事であろうな…… ( くつくつくつ )( 口元を覆い隠し、氷刀は揶揄するような言葉を口にしながら愉快げに笑った。 ) ――――ずっ…と………探しておる……中々見つからぬよ……妾も困り果てたかな………… ( 刀は道具。誰かに使われてこそ初めてその価値が生まれる―――最もそれは呪い故にただの道具ではないが―――。 ) ――――御主が……かえ…? ( ふとその言葉に彼を見上げる。――――麗人と表現するに足る綺麗な面立ちをした男だ。……決して…悪くは、ない。 ) ―――――ふむ………? ( 緩やかな動作で静かに立ち上がると、お互いの吐息が掛かる程の距離で相手と目と目を合わせようとする。女のその吐息は人とは思えぬほどに肌寒く冷たい。 ) ( 探し人を手伝う―――ふむ、ふむ。いやそんな事をして貰わずとも―――この者が妾の所有者になれば良いのではないか?そんな考えが氷刀の胸の中に生まれている。 ) [Sat 5 Jun 2010 00:36:32]
◆銀嶺 > 褒め言葉を光栄に思う。 其方も絹のような、柔和な美しさがある。 (微かに瞬いた直後、照れ臭そうに微笑む。そして本音から言葉を漏らした。矢張り彼女は貧困街の住人としては、不自然が過ぎた。其の違和感が証明された。) 探し人…。 此処で逸れてしまったのか。 (ゆらり、と全身の関節を緩ませ、静かに立ち上がっては周囲へ見渡ろう。人影が見え隠れはするが、彼女の探し人とは思えない。微苦笑を浮かべれば、片手で後ろ頭を掻いた。) …私で良ければ、手を貸そうか? (再びと低い姿勢になり、落ち込む彼女を励まそうと。) [Sat 5 Jun 2010 00:19:38]
◆コンル > おや……綺麗な顔した御仁じゃのう…… ( 彼に向けてにっこりと笑う。ゆったりとしたテンポの喋り方。格好といい雰囲気といい、独特の空気をその身に纏い会話を交わす。 ) ………迷子……?はて……さて……それに近し……言う事も出来れば……いや正確には違う…かのう………?……探し人が…見つからなんだ……… ( かくん、と首を傾げて考え込むように少しの間が空いた。定住する場所を持たぬ自分に迷子という言葉は若干違うような気もする。女はほぅ、と憂いに瞳を伏せて溜め息を吐いた。 ) [Sat 5 Jun 2010 00:09:18]
◆足音 > (着崩した着物の白い女。夜目が利く銀嶺には、衣装の特徴を捉える事が出来た。貧困民にしては、余りにも小奇麗が過ぎる。場違いな雰囲気を漂わせる彼女が気掛かりだった。更に異常と思えたのが、見栄えする青い鞘に刀。朱鷺之都のものだろうか。) ―――…。 (彼是と思考を巡らせる内に、彼女の視線と合ってしまった。嘆息を漏らせば、肩の力を抜いた。) …こんばんわ。 お嬢さん。 失礼は承知の上。 迷子にでも? (低過ぎも無い、高過ぎも無い。余りにも透明感がある声色は中性的なそれだった。少しだけ近付けば、彼女の太刀の間合いに入らない距離で、しゃがむようにしては彼女の視線の高さを合わせよう。) [Fri 4 Jun 2010 23:58:56]
◆コンル > ( 肌襦袢をだらしなく着崩して殆ど下着同然の格好をした白い女。そんな装いをしてこの地域を歩いていながらも、不思議とその衣装は小奇麗な物である。そしてその周囲にはこの時期であれば気持ち良き涼やかな風が肌を撫でており。 ) ……………うん………? ( 誰かの足音。青い鞘の刀を抱えた女はその足音の主を気だるそうに見上げる。 ) [Fri 4 Jun 2010 23:50:54]
◆足音 > (乾いた大地に、吹き出す風。其れは天気に左右されず、淀んだ空気がより新鮮な空気へと入れ替える最中であった。) …まだ他の用事があったな。 (漆黒の衣を纏いし、銀髪の青年は路上に渡り歩き出していた。今回の依頼は荒事や戦闘に関連するものではない、単なる届け物だった。中身は麻薬や危険物といった類でなく、単なる手紙だった。只今、其れを終えての帰りの途中であった。少しずつ歩を進める内に、辺り一帯の空気が違った気がする。) …うむ? (又もや風変わりな女性の姿が、壁に預けては疲れ果てたかのような印象を捉えた。何を思ったのか無意識に足を引き止めては、視線を其方へ向けては窺おう。) [Fri 4 Jun 2010 23:32:26]
お知らせ > 足音さんが入室されました。 『響き渡る足音の正体――』 [Fri 4 Jun 2010 23:22:51]
◆コンル > ( まさか先日あの程度の涼風で童を一人凍て付かせた程度で、後々にここまで疲労する事になるとは。 ) 年寄りの筋肉痛は……三日後に来る……? ( いやそれは少し違うが。しかし妖気の蓄えが少なく、この気配だと自力でまかなえる分もかなり減少している。 )( これは暫し人型を取る時間を少なくしていくしかないやもしれぬ。氷刀を抱え込んだ真白い女は落ち込んだ表情で壁に背を預け、そのままずるずると地面にへたりこんだ。 ) [Fri 4 Jun 2010 23:06:27]
◆コンル > ( 魔剣の能力は唱える者の実力に影響される。コンル=オペリとは意思を持ち人の身を形作る事が出来ても所詮その本質はただ一振りの刀に過ぎない。剣術は素人であるし、その氷の異能もただ本質的に使えるだけの事。それも先日のように意図的に行使すれば、主のサポート無くしてはこうした反動に苛まれる。 ) ………・ふむ……これは……案外やり辛い………… ( 想定の範囲外であった。暫く主人に恵まれなかったせいか、どうも妾はかなり弱体しておるようじゃ。いくらかの能力を行使出来ぬだけではなく、単独行動それ自体も都合良く出来なくなっておる。 ) [Fri 4 Jun 2010 22:54:09]
◆コンル > ( フラッ―――― ) ( 眩暈の錯覚を覚えた女は寄りかかるようにして壁に手を付いた。足元がおぼつかない。疲労が溜まっている―――いやこれは――― ) ――――………みだりに力は使うものでは……なかったかの……… ( 主人不在による弊害の影響、か。 ) [Fri 4 Jun 2010 22:42:32]
お知らせ > コンルさんが来ました。 『 ………む……… 』 [Fri 4 Jun 2010 22:37:43]
お知らせ > コンルさんが退室されました。 『朝。気付けば刀に意識を戻した女の姿は消えていただろう。』 [Sun 30 May 2010 02:42:22]
お知らせ > アルスさんが帰りました。 『流石に泊める部屋は別にしたと…』 [Sun 30 May 2010 02:41:29]
お知らせ > オウルさんが帰りました。 『歩く間には少年には気まずい空気が流れていた』 [Sun 30 May 2010 02:39:55]
◆コンル > いいや……ただ…かわいいと思ってのう……… ( 恥ずかしげもなく口にした。主人になる者は魅力がある者でなくてはいかん。強さ、愛らしさ、逞しさその他等々。そのいずれかに惹かれるかはその時の気分次第。 ) そうなのか……?普通とは…むずかしいのう……… ( 良くわからぬと首を傾げてぼやいた。少なくとも一般常識に欠けている人間―――どころか人ではない物を普通とは呼び難いか。 ) ほう……?……ふむ…それでは……遠慮なく……。 ( 招待を受けて。まあ野宿であろうと何であろうと、雨露さえ凌げる環境ならば構わないが。それでも盗人などに気を張らなくてもいい分、泊まった方が自分にも楽ではある。にっこりと笑い頷く女。 ) [Sun 30 May 2010 02:23:24]
◆アルス > …?どうかしたの?(こちらの反応…さっきの動揺…若干変だったかな、と思いつつも… 品定めされてるとは夢にも思わず) う、ぁ…な、何、何?(上半身を露にする相手に驚いていて…)ん………(オウルの言葉に少し考える…女の人を連れて戻ったら流石の親戚も驚きそうではあるかな、と思いつつも)…ん、ま…オウルがいいなら…(何か微妙に引っかかる何かを感じつつ)…えっと…コンルさんも…良かったら僕の家…下宿先だけど…来る? [Sun 30 May 2010 02:15:56]
◆オウル > (品定めし始める少女風貌の眼は、何か変な感じもするが、結局気に止められず。) 少なくとも自分は普通じゃないね (友人の言葉に即座にそう切り返す。 そして、コンルと呼ばれる人の方を見れば。) そういう普通じゃ無いと思うよ…… (ため息つきながらそんな事言いつつ、なにか閃いたように言葉をはっする。) アルスさん、この子も連れていってあげたらいいんじゃないかな? (とそんな事を、とりあえず友人に聞いてみたが若干恐る恐るだった。) [Sun 30 May 2010 02:06:52]
◆コンル > くすくすくす………… ( これは、候補として中々良いかもしれぬ。 )( アルスの様子を見て氷刀は思う。――――愛らしい子供じゃあないか。独り占めしたい。……いやしかし、まだ決断するには早いか。もう少し、じっくりと見て回り探してみてから決めても遅くはあるまい。 )( 疑われている、という疑念の感情には疎い。というよりも他人の感情の機微自体に疎いのだ。だからオウルの視線が鋭くなる事を気にも留めずにアルスをねっとりと品定めしている。 ) 変わっている…………? ( はて。これはちゃんとした人の姿、それも一般的には美人と見られる事もある体を造ったと思うが。―――――女は唐突に服をはだけさせると上半身を露わにし、改めて自らの体をぺたぺた触りながらまじまじと確認してみる。 ) ―――……うむ。やはり……普通であろう…… ( アルスに元気よく親指立てられて。そう保証されればにっこりと笑い、何事も無かったかのように先程までと同じに服を着直した。 ) [Sun 30 May 2010 02:00:42]
◆アルス > また困ったことがあったら言ってねー(目の前の二人…多少普通とは違った雰囲気もあるけどいまいちそのあたりに詳しくない少年風…二人を見比べてから笑って) 大丈夫、ふたりとも普通だよ?(びしっ、と親指を立ててアピールしてみせて) [Sun 30 May 2010 01:56:21]
◆オウル > あぁ……ほんとにそういうのよく解らなくて (気まずくなって、言葉につまる、こういう所は不器用で子供で表情がオロオロとし始める、) …… (笑う人には視線を細めていた、楽しんでいるのだろうかと疑いの眼を向ける。) まぁ変わってるといえば変わってますよ (何がとは言えない、この目の前の少女がどういうものなのか解らないから。) コンルさんも十分変わってると思いますよ (そんな事を言って、アルスさんの方をみやって様子を見ていようとする。) [Sun 30 May 2010 01:48:31]
◆コンル > うむ…とても……気に入ったよ。実に助かったぞ……… ( 主人探しにあっちこち歩く訳であるが、暫くはあの場所を中心にして散策していこうと考えている。元が刀。移動する必要が無い時には肉体を出す理由もないし、そうしている限り宿代も何も掛からない。そういう意味では利便性に富んだ仕様である。 ) ―――――………ふふっ。 ( 落ち込み――そしてまた笑顔に戻ったアルス。その姿に何を見たのか、氷の刀は小さく歪めた頬を隠すように口元を抑えた。 ) オウルか……よろしく。――――ぬしは……変わった雰囲気の童じゃのう……… ( 何が、とは言わないが。実際氷刀にもその違和感が何なのかまでは理解していない。だから言わない、というより言えない、と言った方がそれは正しいか。 ) [Sun 30 May 2010 01:43:05]
◆アルス > (若干落ち込みつつも…謝礼を言われればちょっと顔を上げて…)あ、良かった…あそこ、涼しいし静かだったから…(気に入って貰えて、更にわざわざお礼をいってくれた相手の誠意が嬉しかったのか笑顔になって若干元気を取り戻しつつ)…そう、だよね…うん、まだ……(別に嫌がられてないと思い込もう、と、持ち前の意志の強さを奮い立たせて 何とか表情を元の笑顔に戻して) [Sun 30 May 2010 01:34:49]
◆オウル > (教えてもらえるなら少年は喜んで話を聞くことだろう。) 悪気がないんなら仕方ないよね……… (とはいえ、内心少し穏やかではないのかもしれない、出てきたのは何故か起こるものでもなく許す言葉で少年自身も少し驚いている。) 困るって言うか、そう言うのはよく分からないし勝手にそういうふうに言われても困るってこと…… (ひんやりした空気に不快感を表すでもなく、寒さに何も感じていないようにも見える。) コンルさん…か、初めまして、オウルと言います (そんな風にして頭を下げて、軽くあいさつをする。 テンション落とした友人を見て少しどうすればいいか考えていた。) [Sun 30 May 2010 01:22:13]
◆コンル > それは……すまなかったのう…謝るぞえ…… ( 仲を探ろう、相手の関係をからかおうなどといった意図は無い。ただ思い付いた言葉を何の考えも無しに口にしただけである。だから謝罪の言葉を口にはしているものの、反省などは殆どしていない。所詮は刀。人を模しただけの造りである。 ) そうそう……こないだは助かった……!ありがとうなアルス……良い場所を…妾は教えてもろうたよ………お礼を…言わせてもらおうかのう……… ( 話す言葉はゆっくりと間延びしている。この女が近付いた時、周りがほんの肌寒く感じられただろう。そしてその元であるのは胸に抱いた青い鞘の刀。アルスに魔剣と言われたこの氷刀がその冷気の元である。 ) [Sun 30 May 2010 01:17:00]
◆アルス > (凄かったよ、と笑顔で。きっと今夜は知らないらしい友人に色々教えたりするかもしれない) うん、アルスだよ、 こんばんは。(名前を覚えていて貰っていたのを嬉しそうにしつつ挨拶をして… 続く言葉…「恋人」というのに反応…!)な、何を……ぇ……ぁ…うん…困るんだ……(友人の反応…凄く困ってるように思えて…笑顔から一気に真っ青に…うつむき気味になって…)…ん…コンルさん…魔剣を持ってて…この前、此処で会った人、だよ…。(テンションを結構落としつつ、とりあえず友人に紹介して) [Sun 30 May 2010 01:12:47]
◆オウル > まぁ、そういうこともあるもんなんだね…… (今この町で何が起きてるのか、少年は何も分からないゆえ、ただウンウンと聞くしかなくて。) ……そんなふうに見られたら困る (友人のことを勇者とか言い出すこの人は友人の友人らしいのをきいて把握するも、次の言葉に完全に凍りついた。) ……恋人だと思われても困るんですが…… (認識の範囲外の言葉を言われ、この友人の友人の方を見て少しだけ溜息をつく、すこし気配を感じれば人ではない類の物とわかるそれがダダ漏れている。) この人はアルスさんの知り合い? (友人の方へと向き直ってそんな言葉を紡ぎつつ、表情はどこかつかれたようにも見えて。) [Sun 30 May 2010 01:06:04]
◆コンル > ( ふらふら相変わらず頼りない足取りで歩いて。道行く先に人影があれば、はてと其方の方へと視線を向ける。 ) ――――……… ? ( ………… ? ) ( 名を呼ばれて不思議そうに首を傾げて ) …………おお、おお……!そうじゃそうじゃ……確か…ロト……じゃなく……アルス………だったかのう………? ( 咄嗟に相手の顔を思い出せなかったらしいが、無事に思い出せばにっこりと微笑み小さな勇者の名前を呼ぶ。 ) ………そちらは……そちの恋人かえ………? ( ふふっ。にんまりと笑う。 ) [Sun 30 May 2010 00:59:10]
◆アルス > うん、不思議だった。絵の中から話しかけられたりもしたし…(ここ数日、かかりっきりだった冒険…小さな子供がよくやるように気持ち優先の説明のせいか要領を得て無い説明になっていて) そんな事ないよ?オウルはちゃんとしてるし、かっこい……ん?(着いてから、という言葉にうなづこうとして…友人が立ち止まった。 同じ様に立ち止まって…前方にランプを向けると人影が一つ)…んー…あれ、コンルさん?(顔はまだはっきり見えないけど特徴ある服装と、刀を持つシルエットを思い出して…特に警戒もせず、声をかけて) [Sun 30 May 2010 00:51:51]
◆オウル > ずいぶんと凄い事したんだね…… (自慢気な様子の友人を見て、少年は何かするでもなく。) まぁ住めばなんとやらって言葉なかったっけ……なれれば案外そうでもないよ (深い話は友人の家にでもついてから聞けばいいとそんなふうに考えて、裾つかまれてる軒にするふうでもなく。) 自分みたいなのをあんまり歓迎するって言うのもどうかとおもうし、とりあえずついてからもっと話せばいいけどさ… (少年は誰かこちらに向かって歩いてきたのに気づいた様でわずかばかり警戒した様子で立ち止まって相手の様子を見ていた。) [Sun 30 May 2010 00:43:17]
◆コンル > ( 割と涼しげな気候の今夜。刀を胸に抱きながら歩く女の機嫌は良かった。だらしない着こなしの肌襦袢一枚という性的な格好の女はその二人と擦れ違うように歩いてきている。暗い夜道という事も手伝い、まだ前の二人が誰かなのかは気付いていない。 ) [Sun 30 May 2010 00:37:59]
◆アルス > (週に1本は立ててるらしい少年。運が良いのか今のところは無事らしく) ふふ、大きな悪魔を魔法で呼び出したロープで縛ったりしたんだよー(まさに勇者でしょ、と…どこらへんが、なのかはわかってないまま自慢げで) 慣れて…余り慣れたくない…かなぁ…(周りを見渡して…余りにも自分の日常と離れた場所…通り道にする以上はちょっと、という感じで… ちょっとため息されたけど 続く相手の言葉に嬉しそうで) うん、大歓迎、だよっ。(服の裾をつまんだまま着いていこうとして) [Sun 30 May 2010 00:33:47]
お知らせ > コンルさんが入室されました。 『………………♪』 [Sun 30 May 2010 00:31:45]
◆オウル > (死亡フラグは立てすぎると折れるもの、そんな事を少年は思っている様子。) 明らかにそれ危ないものな気がする (勇者とかそんな事を聞けば、どんな表情すべきか判らず無表情。) 勇者とかってさ、周りが言うものなんだと思ってけど…… (でも力こぶ見せてもらえば、頑張ってるんだな、と一言返す表情は柔らかかった気がする。) そう、慣れるよ、たぶんここに住んでる人も慣れたくないけど慣れちゃうと思うよ (裾つかまれて、友人を見て、溜息ついてえまた小さく笑みを浮かべて。) 仕方ないね、今夜はアルスさんのところ行くよ (そんな事を言って近道方向に進んでいこうとする、友人からすればかなり暗い道に見えることだろう。) [Sun 30 May 2010 00:26:24]
◆アルス > 中身は見てないよ?お客さんにもそれ聞かれたけど「客商売だから」ってちゃんと答えたらチップ貰ったし。(そしてさり気なく死亡フラグを逃れていたとかそんな話はまた別の機会に…) えー…?ちゃんと鍛えてるんだよ?この前は色に選ばれて勇者になったし…。(見て、前より逞しいでしょ、と細い腕を曲げて力こぶを…うっすらと膨らんだそれを見せてみたりで)慣れて……(相手の家…結構年季の入った…というか独特すぎるそれを思い出して 何か納得してしまったのかそれ以上言えず… マフラーは無理そうなので相手の服の裾をつまむことにして…) んー…暫く着てなかったからおばさんとかにいわれたりしてるんだよね…。(ふられたの?とかいわれて若干落ち込んだ、とまで言わずに 瞳が輝くように見える相手…じーっと見てしまって…頬が赤くなったところで首を振り…) [Sun 30 May 2010 00:17:39]
◆オウル > 変な荷物だったりしてね…… (色々とんでもないこと口走ったが、表情はごく普通にそれでいてすこし友人を心配しているようで。) それにしたってアルスさん一人は危ないよ…… (野宿なんて危ない、の言葉には首をかしげつつ言う。) いや、いつの間にか慣れちゃってそうでもないよ (ごくふつうのコトのように少年は言葉を紡ぐが、マフラーの端を引っ張られそうになれば、マフラーを片手でつかんだ。) 無いよ、特に何するでもなくブラブラしてただけ (少年はランプなど持たずに周りから見れば、おかしな子供だと見えたかもしれず、その明かりに金の瞳は光を返すように光っている。) それにいっても迷惑かけることもあるだろうしね (そんな事を言って少しだけ笑みを浮かべていた。) [Sun 30 May 2010 00:11:00]
◆アルス > (どちらかと言えばクールな印象のある友人。 表情の変化は色々と貴重な一瞬なのだ、とか思っているようで 荷物について言われるとちょっとうなづいて) そうなんだけどね〜…最近は夜の仕事をしてる人も多いから… うー…そっちは確かに明るいけど時間が倍以上かかっちゃうんだよ(あそこをあー行ってこう行く道だよね、とジェスチャーをジェスチャーで返答して ) …こ、こんなところで野宿なんて…危ないよ、ほんとに!(変な事されたりしてない?と…ナニかを心配していたようで… どうにも相手の実力をはかりきれてない少年風であった。) ん…それは嬉しいか、な…(送ってくれる、といわれてちょっと嬉しそうにするも…相手は特に用事がないような…何かせっかく遠くから来たのに?とか色々引っかかったらしく…相手の首にかかったマフラーの端っこ、ぎゅ、とつまんで) え?特に用事ないの?僕の家に来るとかも?(首を若干傾げると、手に持ったランプの明かりが下から照らされて…何か怖い表情に見えた気がするかもしれない) [Sun 30 May 2010 00:01:23]
◆オウル > (頬を染めた友人にはきょとんとした、驚いたことは少年自身あまりわかってない様子である。) 荷物運ぶのはいいけど、こんな夜中になるまでって事はないよね普通、近道なのはいいけどこっちは暗いから危ないよ、時々変なのが沸いたりして、だから少し遠回りになるけどあっちをあーしていけば (明確には分からないからそんな事を言い、道をジェスチャーで示す。) 危なくはないよ、歩き慣れた場所だし、こういう所で野宿だって経験無いわけじゃないし (歩き方を知っていればそうでもないよとそんな事をいう。) 送るっていっても歩いて帰れるし、アルスさんを送った方が近いよ (そんな事を言いながらも、周囲への警戒が解けてしまっているのは、友人の前だからなのだろう、こういう所はしっかり子供だった。) [Sat 29 May 2010 23:52:38]
◆アルス > (こっちを振り向いた友人の顔は 滅多に見られない位に驚いているように見えて そんな顔も見れたのが少し嬉しいのか若干頬を緩めて) うん、こんばんはっ。 お客さんの忘れ物を届けててー…(そこの道からいくと近道なんだよ、と自慢してみながら 忠告されると…少し真顔になった後…小さく笑い出して) 僕は大丈夫だよ?寧ろオウルの方が危ないんじゃ…?(何処か行く予定?と…危ないから送っていくよ、と男前風に付け足しつつ… 一応”剣”を持っているので自分の方が強いと思っているらしく…) [Sat 29 May 2010 23:43:41]
◆オウル > (マフラーを直しながら再び歩く、通り道は人通りの少ない暗がりに消えていこうとしたとき、ふと聞き慣れた声を聞いて振り向いて。) …… (硬直した、驚いた、友人の声ががこんなところできけたことに少年自身、少し認識できなかったようでそのまま近づいてゆく。) ……こんばんわ……なんでこんな所にいるのか聞きたいんだけど (友人だと確認すればそのまま友人の正面にたって、そんな事をつぶやけば表情はすこし苦笑いだった。) そういう話のする所には近づかない方がいいよ (そんな事をため息混じりに、友人に言ってみたが説得力なんてなかった。) [Sat 29 May 2010 23:36:07]
◆アルス > (別に夜の仕事というわけではないのだけど下宿先の宿の関係でちょろちょろとお使いに出たりする少年風。近道というわけで若干怖いけど最近は賑やかで人の気配も幾らかあって安全だろう、と思い歩いていると前方…少し広めの道に出る辺りに人を発見して)……んー…何か殺人がーとか何とか言ってたよ?(近づいて、何となく相手のひとり言に答えてみた) [Sat 29 May 2010 23:28:35]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 『今日も夜のお勤め…(違)』 [Sat 29 May 2010 23:24:47]
◆オウル > (周りからすれば無用心極まりない子供にみえる、実際そのとおりなのだが少年的にはコレでも警戒している。) こんな所にいたってどうしようもないのにねぇ (友人に会いに行くでもなく、頼みごとをしにいくでもなく、ダラダラと過ぎて行く日々。) これじゃ……死んでるのと一緒かな…… (ほんの少し浮かんだ元気のない表情はどこか力なくて、子供のようで) にしても、この騒がしさは何…… (地方村のハズレなんかに引き篭っているものだから情報なんてほとんど拾えずに来てしまい、周辺の騒がしさが飲み込めずにいた。) [Sat 29 May 2010 23:18:02]
◆オウル > (何をするでもなく歩く、吸血鬼らしくナイトウォーク、夜を歩く血の匂いの濃いようなそんな場所はスラムの中でも暗黒街に近いところ。) 最近、なにか物騒 (ここならいつもの事なのだろうけど、この少年の感じるそれはそういうことじゃなくて、もっと良くないもの) ……高いところにいっても笛も吹けそうにないし (ため息ひとつ、首には季節外れのマフラーで傷を隠したラフな格好の金の瞳の少年は周囲を警戒するでもなく歩く。) 別にお腹すいてるわけで無し…… (周りの騒がしさに耳傾けつつも、歩く速度は変えずに時々立ち止まっては周りを見て景色を見る。) [Sat 29 May 2010 23:10:01]
お知らせ > オウルさんが来ました。 『銀髪の少年は歩いている』 [Sat 29 May 2010 23:01:46]
お知らせ > アイゼンリッターさんが退室されました。 『やるべき事を、やるのだ。』 [Wed 26 May 2010 22:24:47]
◆アイゼンリッター > (――それは間違いなくある種の狂気であり、決して彼自身に科せられた義務ではなく、強迫観念に近い形の――信念だ。 それに忠実に動く。 正義というのではない。 ただ――) [Wed 26 May 2010 22:24:39]
◆アイゼンリッター > (やるべき事は山ほど有る。 目玉泥棒の捕縛は勿論そうだが、日々の犯罪との対決、暗黒街やスラムを拠点としている怪物、ヴェイトス市には殺人鬼も怪物も何もかもが多すぎる。 種族と文明の坩堝。 ――彼はこの街で生まれ、育ち、今まで歩んできた。 誰かがやるべきなのだ。 仕方ないと諦めるのではなく、許容するのでもなく、戦うべきなのだ。 そう信じている。 ――――自分の街で、奴らが我が物顔に闊歩するのが許せない。 それを看過している連中が許せない。 やるべきなのだ、誰かが。 絶対に) [Wed 26 May 2010 21:48:56]
◆アイゼンリッター > (自警団が目玉泥棒の周囲で動き始めてから数日間、アイゼンリッターは息を潜めていた。そうするべきだとカインが思考したからだ。 しかし、我慢の限界は訪れる。 こうして日常に身を投じている1日に何人が犯罪の被害にあっているか考えたことは? 自分の過ごしている1分1秒の間に、簡単に人生が踏み躙られている事を忘れたのか? ――ある程度は大人しくしてやるべきだ。 ようやく重い腰をあげた自警団に対しては。 だが、犯罪者は見過ごせない。 派手な動きは避けるべきだが、行動は変わらない)(屋根の上を走り、警邏を続ける。 高所での移動は、随分と時間をかけてようやく習熟した。 鉤縄も駆使して、ヴェイトス市の頭上を駆け抜ける) [Wed 26 May 2010 21:23:44]
◆カイン > (カイン・グレイホークにとっては幸せな日々が続いていた。勿論、自警団の関与こそはあったものの、公演は大成功。 スポンサー企業として関わっているVGCも概ね問題は無し。 何の問題も無い。 何一つとして。 役者としての幸福。 確実に掴んだ幸せというものだ だが、頭の奥で誰かがざわめくのだ。「これで良いのか」と。 自警団の目を逸らす為には必要不可欠だと応える。 「その間も犯罪は行われている」。 何が言いたい。 「やるべき事をやれ」。 やっている。 「やるべき事をやれ」 今の自分がやっていないと? 「やるべき事をやれ」 犯罪、被害者、踏み躙られる人生、それを傍観している市民。 「やるべき事をやれ」 ――「幸せになりたいから」。 「やるべき事をやれ」)――やるべき事をやろう。 [Wed 26 May 2010 21:19:52]
お知らせ > カインさんが入室されました。 『――我慢の限界、というものがある。』 [Wed 26 May 2010 21:15:01]
お知らせ > コンルさんが帰りました。 『服が…かえ…? ( 襟元を不思議そうに引っ張って首を傾げる。 )』 [Tue 25 May 2010 00:03:27]
お知らせ > アルスさんが退室されました。 [Tue 25 May 2010 00:02:32]
◆アルス > (魅力的な言葉を聞いてちょっと反応) 魔剣…っ?魔力のある武器なんて殆ど聞かないし・・・(物凄いかも、と・・・ この涼しさの原因も其の武器だったんだ、とか納得して) うんっ。( 魔法の剣を使うほどの剣士なんだー、と若干間違えた認識をしつつも、 剣の強さはそのまま使い手の強さでもあるので、一目おいたのかもしれない・・・・・・傘は相手を濡らさないように偏った配置で) ふ、服が、ね? んー…でも此れからの季節は結構暑くなるからねー…(武器はちゃんと封をしておいたら大抵の場所は入れるし、涼める場所を探すのもいいかも、とか色々…) [Mon 24 May 2010 23:54:40]
◆コンル > 凄そうではなく……とても…凄いのぞよ……?妖刀…魔剣…その域に達した一振りじゃからの……… ( 周りを取り囲む冷気はその刀から発せられている。寒々しさを感じさせる一振りの刀。刀剣としての単体の評価もさる事ながら、強い魔力も秘めており、凄いというその表現は決して誇張ではない。 ) よろしくのう……アルス…… ( ――――及第点だろうか。何も手ほどきのない子だという訳でもなさそうだし、魔力の心得がある事もよい。いやしかし、まだ結論を出すのは早いか。のんびりと主人を探している事は出来ないが、かといって焦慮に駆られて行動してしまえば失策をする。主人を選択する事は妾にとってはとても大事な事だ。 ) 透け透け…………?妾は氷の刀じゃからのう……寒い方がよいのじゃが……あついのは嫌いじゃよ……… ( 何が?と首を傾げて。そして差し出された手ぬぐいを、少し不承不承といった様子で受け取り促されるままに濡れた髪や首元などを拭いていく。 ) [Mon 24 May 2010 23:49:25]
◆アルス > おー…そう言われると何か凄そうな刀かも…?(じーっと刀を見て…剣を使う少年風には良さはいまいちわからなかったけど相手の体を見たら大事なところが色々透けていて…むぅ、と唸ってしまって) コンルさん?だね。(年上なので一応敬称つけつつ。 じっと見られるとどうしたんだろう、という感じの表情になって… ある程度鍛えているのか細い体だが一応筋肉がついていて、ただ性別が極めてわかりにくい骨格で…わずかに魔力を持っているのもわかるかもしれない)んー…透け透けだし、寒そうだし、やっぱり気になるよー(これで拭いて、と鞄から手拭いだして差出しつつ 歩調合わせて川辺まで 雑談やらしつつ向かっていった) [Mon 24 May 2010 23:35:23]
◆コンル > そうじゃよ……体は仮初……妾の意思も心も…この刀の中に全てがある……… ( かの弓兵とは違い幾度の戦場を超えて不敗という訳ではないが。しかし仮初と言っても今の意識はこちらの肉体の方にあるので、時には死ぬ事も有り得るが。その本性は刀に宿りし付喪神だと特にその事実を隠す気はないようであり。 ) アルスかえ………妾はコンル。コンル=オペリ。 ( ―――この少年。いや少女?この子は持ち主に相応しいであろうか。少々若い気もするが、年齢を憂慮するなどは瑣末な事である。じっと、相手を舐るような視線で見つめている。 ) ありがたいのう………―――あまり…妾の事を気にする事はないぞよ……?濡れるなど…特に意味のなき身の上にのう……… ( 案内してくれると言えばその表情を綻ばせて。そして少しゆっくりとした足取りではあるが、アルスに案内されて川辺への足取りを歩き始めよう。 ) [Mon 24 May 2010 23:28:41]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 『水たまりを避けたりしていた。』 [Mon 24 May 2010 23:22:22]
◆アルス > 刀?ああ、うん、剣は風邪を引く事はないと思うけど… お姉さんは刀で出来てるの?(体は刀でできている…とかそんな言葉を残した騎士とかいたような気がしたとか思いつつ) ん、僕はアルスだよ。(よろしく、と軽く頭を下げて…川辺まで、と言われれば素直にうなづいて)いいよ、帰り道だし、傘入ってね。(どちらにせよ屋根のある場所辺りまでは送るつもりだったのか 笑顔で了承し、準備が良いようなら川辺の方に歩き始めようか) [Mon 24 May 2010 23:15:21]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 [Mon 24 May 2010 23:11:49]
◆コンル > 刀が風邪を引くという発想はなかったのう……いや…確かに人はこういった時に風邪を引くか……… ( 勝手に一人で笑いだして勝手に納得して。喋る言葉は間延びしているしマイペースな雰囲気の女である。 ) 愉快ないと可愛きお子よ……良ければ名前を聞かせてたもれ……… ( いつまでもお子と呼ぶのも何であると。 ) 川辺か……のう…できれば…案内しては…くれぬか………?それはどこか……道がわからぬ……… [Mon 24 May 2010 23:05:40]
◆アルス > …?(突然、笑い出す相手。何が何だか分からないといった表情の少年風で) 結構涼しい気がするけど…これ以上涼しい…川辺とか?(どちらにしても雨だと長くいるのは辛いような、と…考え込み…。 そんな事してると相手がゆっくり立ち上がろうとするのでそれに合わせて傘を持ち上げていき) [Mon 24 May 2010 23:00:06]
◆コンル > 妾が……風邪を…………? ( その言葉に女は童女のように瞳を瞬かせて首を傾げた。 )( ―――――コココココッ。 ) …………面白い事を言うお子じゃ……ゆかい…ゆかい………… ( 女は上品な仕草で口元を抑えると可笑しそうに笑い転げた。薄手のその服は雨でぴったりと体に張り付いて色々下とか上とか大事な所が透けている。しかしそういった部分を微塵も気にしている様子はなく。 ) そうであるか……ざんねんじゃ………ここは妾にはあつくてのう…… ( 気落ちしたように溜め息。一度刀に意識を戻して人化を解けば濡れた服も汚れも元に戻りはするが。しかし図書館ならばそもそも武器携帯は禁止だろう。結局の所はそこに入る事は出来ない。 )( よいしょっ、と。雨避けの物を頭上に掲げてもらいながら、女は非常にゆっくりとした動きでその場から立ち上がろうとする。 ) [Mon 24 May 2010 22:55:06]
◆アルス > (雨の中を歩いていたので合羽の中が若干蒸れて暑かった少年は急に涼しくなったので汗が引いて心地よいと感じつつ) あ、疲れたんだ…雨に打たれてるし、風邪ひいちゃうよ?(宿で出すバスローブと似た、しかし薄いし丈も長いそれを羽織った人は雨で濡れていて色々透けて見えそうなので若干視線のやり場に困りつつも 聞かれた言葉に 少し考えて) んー…っ 図書館とかかな…でも濡れたままだと入れないような…。(とりあえず傘を相手にもかかるように傾けてやりつつ答えて) [Mon 24 May 2010 22:43:29]
◆コンル > ( ―――はぁ ) ……………つかれたのう……… ( そうして重々しい溜め息を吐いた。今日はこの辺りで切り上げるとしようか―――そう思っている所に雨を弾く足音が耳に入る。そうしてその子に声を掛けられた女は座り込んだ体勢のまま相手を振り返った。 ) ………つかれたのじゃ……のう…お子よ……涼やかな風な場所……しらぬかえ……… ( 薄手の肌襦袢一枚という下着同然の格好の女は首を傾げてその子に問い掛ける。 ) [Mon 24 May 2010 22:31:04]
◆アルス > (毎日通うようにしていたとある絵画の仕事も一段落したらしく、今日は久しぶりに出歩いていた少年風は雨の中、合羽と傘の二段構えで、帰路についていて) んー 雨多いな、最近〜…あれ?(誰かが道の真ん中に座り込んでいるのが見えて 少し歩調を落として近づきながら) どうかしたの、座り込んで? (何か急に涼しくなった?とか思いつつ声をかけてみた) [Mon 24 May 2010 22:25:49]
お知らせ > アルスさんが入室されました。 『パシャパシャと雨を傘と合羽で防ぎ』 [Mon 24 May 2010 22:21:06]
◆コンル > 探さなくてはいかぬ……… ( ぽっかりと空いた穴を埋めてくれるに足る人を。妾の新しき主人を。この魔剣の担い手を。それは決して誰でも良い訳ではない。しかし厳しく吟味している余裕も妾にはあまりないであろう。肉持つ身とは不便である。今ももう息が上がり足が重い。疲れ果てた女は路地の真ん中で真白い服が泥で汚れるのにも構わずぺたりと座り込む。 ) [Mon 24 May 2010 22:05:08]
◆コンル > ( 妾は一人だと無力である。氷の魔剣の魔力は使用者に依存する。それが自分にはない。また刀を扱う技術もない。妾は誰かに使われる事がないとその存在に意味がなくなってしまうのである。 )( しかしそんな理由よりも。存在意義を問うよりも遥かに切実な理由がある。 ) …………さびしい……ひとりは…いやじゃ………… ( この胸に空いた空虚な穴。――――何も、無い。時はただ無為に過ぎ去り、景色は凍りついたもののように色も音も存在しない。 )( あぁ……だれ?足りない者は何?妾は……誰をうしなった? ) [Mon 24 May 2010 21:53:55]
◆コンル > ( ヴェイトスに初めてやってきた女はこれからまだまだ暑くなるのだという事を知らずに今を嘆く。そういえば故郷でもこの時期は辛かった。涼やかな風の当たる縁側にでもゆったりと横になりたいものだ。 ) じゃがしかし……その前に……みつけねばならぬものがあるかのう……… ( ほぅ ) [Mon 24 May 2010 21:41:41]
◆コンル > ( 殺気とか気配などといったものではない。それは言葉通りの意味に空気が違う。その女の周囲には涼やかな空気が流れ込んでいた。 ) …………あついのぅ………… ( 女は溜め息を吐いた。暖かくなってきた季節はこうして降りしきる雨もあり、今現在の気温は程良く過ごしやすい肌触りのもの。しかし愚痴を零すように女は肩を落としながらそう呟く。 ) [Mon 24 May 2010 21:27:43]
◆コンル > ( ふらり。ふぅらり。 )( 降りしきる雨を気にも止める様子はなく、白装束の女はゆっくりとした歩みでその路地を進んでいた。その足取りは頼りなげに揺れていておぼつかない。 )( ただそれでも胸に抱きしめたものだけはしっかりと力強く握り締めていて。その女の周囲の空気は普通とは少しだけ違っていた。 ) [Mon 24 May 2010 21:17:32]
お知らせ > コンルさんが来ました。 『 ふぅらり 』 [Mon 24 May 2010 21:12:15]
お知らせ > アクセラレーターさんが退室されました。 『意識が飛びそうになり、深い眠りに陥った。』 [Sun 23 May 2010 00:59:37]
◆アクセラレーター > (始祖の吸血鬼には衝撃の出来事だった。アイゼン・リッターとの戦闘で傷付いた事はあるが、当時に始祖の吸血鬼としては余りにも未熟だった。だが、現時点の始祖の吸血鬼は急激な進化を成し遂げていた。身体的な能力は膂力のみならず、皮膚や内臓、その他あらゆる機能が成長し続ける。それに関わらず、人間が皮膚を斬るのは分かっても、血管や内臓まで断つのは予想外だった。) ――はは…。 (忘れ掛けた痛みの感覚を取り戻し、不意と笑みが零れた。余りにも久し振りが過ぎた感覚は、快楽にも似ていたから。同時に何か忘れ掛け、消え掛けているものがあった。) ( これでお前は死んだ。私の勝ちだ。 ) ……。 (意味が分からず、理解が追い付かない。怪訝な顔付きをすれば、報復したいとも、殺したいとも思わない。不思議な感情だった。) [Sun 23 May 2010 00:53:35]
◆アクセラレーター > (半ば意識が飛んで、無意識な状態で辿り着いた。) …こんな、未練がましかったっけ。 (所々欠けた廃墟は、雨を凌げる程度しか役割を果たさない。天井や壁の一部が崩れ落ち、何処からでも侵入が出来る。最早、家や建物という役割は果たせず、何かしらの溜まり場でしかない。溜まり場を縄張りと化した不良グループが存在したが、一人の吸血鬼により強制的に撤退させた。) ―――…。 (肢体の彼方此方に、刃物が突き立てられた事もある。致命傷になり得る場所ですら、深く突き刺さっても平然としていた。皮膚が裂けても、毛細や臓器の血管は傷付かない。武器を造り上げる黒い血は、並の腕力と平凡な刃物で、圧し折るのは容易くない。大剣と果物ナイフを比べるようなものだ。誰も傷付けられない、そうと絶対的な自信があり、過信していた。そして――…呪われた血を断つ者が現れた。) 英雄の艶子、か。 (独り言を呟いた。最上階に辿り着き、純白色のフェザーコートを崩れ落ちた残骸に放り込んではベッド代わりにした。其処で横になる、一糸纏わぬ上半身には大きな傷を残していた。流血を防ぐ為に、彼方此方と血液が硬化していた。瞬時に包帯の役目を果たす。) [Sun 23 May 2010 00:16:41]
◆アクセラレーター > (温もりを与えてくれた一人の少女との別れを告げた。いや告げる所が一方的に置き去りにされ、捨てられたとも言うべき…だろう。) ――ああ。 来る積もりなんか、じゃなかったのに。 (始祖の吸血鬼と化してから、更なる上の存在へ成長する為に加速し続ける。加速すればするほど、怪我を負うのが難しくなる。自然と言えるほど、身体が反射的に動き出す、群れがる敵どもを一瞬にして殺してきた。最近、気付いた。幾ら殺しても殺しても、無意味なんかじゃないか、と。生まれ持った力は、壊したり殺す為だけしか使えない。治したり守る為の力では無いのだから。そうと考えれば、誰かを何かを奪う為だけの存在…正真正銘の化け物の中の化け物だ。) ――…ン。 (切っ掛けをくれたのは一人の少女だった。家族のように思えたし、妹のようにも、娘のようにも。母親の感覚に似ていた。生まれて初めての感覚を抱き、忘れたくないと思った。でも終わったんだ。ここがそういう場所。) [Sun 23 May 2010 00:01:41]
お知らせ > アクセラレーターさんが来ました。 『存在の意義が失った場所』 [Sat 22 May 2010 23:42:59]
お知らせ > フジエさんが帰りました。 [Mon 17 May 2010 21:53:38]
◆フジエ > 残念ながら、持ち主の言い分が優先されてしまうものだからのぅ。 ( 苦笑をしつつ。 そのまま、立ち去っていく人形の姿を見送る。 派手に転んだようだが、また何事もなかったように遠ざかっていくのを聞き一安心 ) 今のところ、自分のことで手一杯だからのぅ。 ( そして、男もまた夜の闇に紛れていく ) [Mon 17 May 2010 21:53:35]
お知らせ > ナジュムさんが退室されました。 [Mon 17 May 2010 21:52:14]
◆ナジュム > 泥棒だ、 なンて …。…… もし、 フジエさまが ぼくを持ち帰って下さるなら ぼくは 『この方は泥棒なンかじゃありません。ぼくを”保護”して下さいました。』 ッて、お伝え します …! ( 泥棒、との単語が出たことに人形は慌てた様に。… けれども、次いでの御提案には ) そう、… なのでしょうか。 ぼくなどの所為で お忙しい職員さま、手間取らせてしまうのは …… ( 然し、貴方の御提案もご尤も と思ったのだろう。 ) それで、は …… 今暫く、待って みます。それでも、もし ……マスターがお戻りになられなかったら、 ぼく。 【奴隷ギルド】に伺ってみようかな、と …… ( 御提案下さって、有難う御座います。 云って、人形は貴方に頭を下げる。… そうして、杖を持ち直し。 『 こつン、… こつん。 』 硬質な音をひきつれて、スラム街を歩み始め―― )( ― …た、その直後。何かに杖をぶつけたのだろうか、喧しい音とともに何かが激しく崩れる音が響き渡り。貴方が耳を澄ませるなら… ) ( それからまた数分後。杖の音が遠ざかってゆくのを聴かれる事でしょう。 ) [Mon 17 May 2010 21:49:40]
◆フジエ > ふむ。 そうじゃのう。 ( 少なくてもこの場でこの奴隷を「保護」するわけにも行かない。 下手をすれば盗難扱いとなる。 そうなれば・・・ ) そうじゃのう。 わしなどが勝手に持って行ってしまっては泥棒になってしまうからのぅ。 ( 奴隷ギルドへ戻ってもいい顔をされる可能性は低い。 それでも、所有者が曖昧のままで在るよりは奴隷ギルドに戻った方が手入れなどもしてもらえよう ) ギルドの者が迎えにくる、と言うことであれば迎えを待ってもよかろうて。 あっちも、それが仕事なのだからのぅ。 ( 手間はむしろどんどんとらせてやれ、と笑おうか ) [Mon 17 May 2010 21:25:36]
◆ナジュム > ( 貴方の表情など、そのご様子目にすること叶わぬ人形。その胸中知る術などあろう筈もなく …。 ) 帰る場所、…… マスターのお宅、は 分かり ます。思い出しながら行けば、 ――― 明日の朝辺りには、戻れる かと。 ( 此の人形、一晩中彷徨うそうです。 ) でも ……あの、 フジエさま。 このような事、お話するのは可笑しいかも知れないのです ……けれど。もし、マスターが いつまでもお戻りになられなかったら ……、ぼく。 【奴隷ギルド】と云う場所に戻った方が 良いのでしょうか。 以前、 奴隷のお友達 ……マスターがお戻りになられなくッて。それで、ギルドの方がわざわざお迎えに来て下さった ので。 ( それでは、お手間を取らせてしまうことになるのでは… と続けます。 ) [Mon 17 May 2010 21:20:04]
◆フジエ > せっかくの人捜しを引き留めてしまったからのぅ。 ( あまり追求をする様子がなければ声の調子は比較的穏やかで。 やはり、人形相手への拷問、性欲を満たす、ということには思考が行かない。 そんな内心は出さない用にして ) 帰る場所はあるのじゃろう? ( それならそこで待っていればいつかは、というのは楽観的な思考か ) [Mon 17 May 2010 21:11:15]
◆ナジュム > ご職業柄 …… 、 ( そのお応え、反芻するよに呟いた。それ以上追及するつもりはないらしく、 ) お怪我でなければ、何より…… です。 ( 云って、薄っすらとした 微笑。 ) ―― … いえ。 どうか。 フジエさまのお気に病まれるところでは、ありません ので …。 ぼくの方こそ、申し訳ありません。 折角の御好意、ですのに ……ぼくは マスターの行かれる場所。心当たり、分かりません …。 ( そう、口にしたニンギョウは しゅん、と項垂れて。 ) [Mon 17 May 2010 21:06:28]
◆フジエ > けがなどしておらぬよ。 職業柄、とでも言うておこうかの? ( 鍛冶屋など手の皮が厚く、堅くなる職業はいろいろとある。 そういって濁しつつ、そのまま手に触れることはできるだろう。 良く触れれば人の手とは異なり、ツタが絡み合い手の形をとっている ) ナジュム、というか。 ニアーラ、のう。 悪いがわしは知らぬ名だの。 ( 知り合いの名なら良かったんだがの。 と苦笑をしよう。 人のものとは異なる肌触り。 やはり人形なのだと知る ) その主の行き先に心当たりはあるのかの? [Mon 17 May 2010 20:58:44]
◆ナジュム > ( 自身の頭に触れる貴方の御手、その硬質な感触 に ) …… 何処か。お怪我でも ? ( その、傷の後遺症か何かにより 硬質化されてしまったのだろうか。そんな思いから、ニンギョウは 撫でて下さっている貴方の御手に触れようと……致します、が。身長差により、それが叶うか如何か―― ? ) フジエ、さま ですね。 …… ぼくは、 ナジュム と申します。マスター ……ニアーラさまが、付けて下さいました。ぼくの、 名前 です。 ( … 貴方の触れているニンギョウ。その髪は柔らかい割には。肌の触り心地は、ヒトのそれとは異なり… 冷えた、硬質な肌触り で。 ) [Mon 17 May 2010 20:53:58]
◆フジエ > ふむ。 マスター、とな。 ( 人形を観察するようにその頭をなでる。 そのときに奴隷印も確認することができた。 状況としては誰かの所有物でその所有者が居なくなった、と言うことか ) ふむ。 わしはフジエ、じゃよ。 そのマスターとやらの名前はわかるのかの? ( 人形に触れる手はごつごつとした木のようで。 実際ツタであるが。 触れる感触は人間のものとどれほど異なるものだろうか ) [Mon 17 May 2010 20:44:40]
◆ナジュム > ( 何かを引き擦るような、奇妙な音を聞き受けたのであろうか。その音の主さまの気配探ろうと、ニンギョウは佇んだまま。 ゆっくり、 映らぬ瞳。その瞼は閉じたままに、巡らせて。そんな時、【貴方】からのお声が掛かり、 ) 初めまして、の 方に ご心配頂いて。 ありがとうございます、 …… ぼく。 マスターを探して、 ます …。ずぅッと以前から 居なくなられてしまいました、ので ……。 ( 要領を得ない説明。… 貴方がニンギョウに近付き、その首元を覗くなら。奴隷である事の印が、見受けられることでしょう。 ) [Mon 17 May 2010 20:40:51]
◆フジエ > ふむ。 人…とは少々異なるようじゃのぅ。 ( 近づいてみれば人とよく似てはいるが人形である。 魔力で動いているのか、何らかの魂が宿っているのかは男にはわからないが ) なかなか危ない場所じゃがの。 お主、どうしてこんな所をうろうろしておるのかのぅ? 人さらいが良くくるような場所じゃぞ。 ( 自分もそれに似たような存在だ。 ただ、もっぱら興味の対象は人。 人型となればそれほどなぶろうとも考えない ) [Mon 17 May 2010 20:32:50]
◆ナジュム > ( 【あの方】の気配を感じなくなってから、どれほどが経ったのだろう。 )( ―― お店のなかを伺っても。寝室を伺っても。何処にも、そのお姿・気配を感じることが出来なくなってから どれほど経ったのだろう。 ) お出掛け、為さっているのかな。それで急な御用事になってしまって、 幾日もお帰りになれない…… のかも ( 言葉にしつつ、本当のところは分かっている気がした。けれども、【それ】を認めたくなくッて。 ) …… ( 【あの方】に買って頂いた杖を手に、 ) …… ? ( 歩み進めていたところ、 ぴた、と その歩が留まり。ニンギョウは、その侭 佇んでいることでしょう。 ) [Mon 17 May 2010 20:28:46]
◆フジエ > ( 徘徊をしている、という意味ではさまよう人形と同じような立場でもある。 細い声を耳にしたのか、ずるり、ずるりと音を立てて、長身の人型はそれへと近づいていく ) ふむ。 誰かおるようだが…。 さて? ( 程なくして相手の姿を捉えることはできるだろう ) [Mon 17 May 2010 20:24:34]
お知らせ > フジエさんが入室されました。 『( ずるり、と何かを引きずるような、足音 )』 [Mon 17 May 2010 20:22:31]
◆ナジュム > ( 『 …… こつん、 こつン 』 )( 硬質な音をひきつれて。薄暗いスラム街を行くのはひとつの 人影。 ……否、 【それ】はヒトの形を模してはいるものの、ヒトに非ず。 ) ――― マスター …? ( 細い声で ダレカを求め彷徨っているのは、一体の ニンギョウ。 ) [Mon 17 May 2010 20:16:24]
お知らせ > ナジュムさんが来ました。 [Mon 17 May 2010 20:12:48]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 『やるぞ〜!!』 [Mon 17 May 2010 00:27:25]
◆ディーフィール > ( 結局のところは自分が動ける範囲内でできるかぎりの周りが動きやすいように舞台を整えること、となるだろう ) まだまだ、忙しくなるかな ( そんなことをつぶやいて気合をひとつ入れなおす ) [Mon 17 May 2010 00:27:17]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 [Mon 17 May 2010 00:25:52]
お知らせ > ディーフィールさんが退室されました。 [Mon 17 May 2010 00:25:30]
◆ディーフィール > いないよねぇ… ( アカガネは人間不信になっている様子があるし。 凛ちゃんに頼むのは気が引けるし。 現状はいろいろ小細工をして回りが動きやすいようにすることが最優先、という事になるのだろう ) やれることを少しでも。 できるだけ迷惑はかけないようにしないと、ね。 [Mon 17 May 2010 00:01:51]
◆ディーフィール > ( 新しい噂などあったら知り合いに教えてもらうように話している。 病院関係者、淫売窟の住人、etc それでも入ってくる情報に限界はあるわけだ ) 後、メアリアンちゃんへの警備だよねぇ。 ( 一先ず自警団には依頼した。 あちらにしばらくは近づかない、と約束した以上は近づくわけにもいかず。 誰か変わりに動いてくれると助かるがそんな都合が良い相手は… ) [Sun 16 May 2010 23:44:46]
◆ディーフィール > ( 本格的にアイゼンリッターへの対処を考えなくてはいけなくなった状況。 一度敵対したときの暗示の効果の薄さからそれ以外の能力を主に駆使することになる。 一人では難しく二人以上が望ましい。 もしくはアイゼンに本当に罪を犯してもらうか。 正体を突き止めるか。 今の自分にできるのはこんな所。 そう思って改めて噂を調べなおしてみたのだが ) …目新しい噂はなし、かぁ。 ( 私生活の手がかりでもあれば良いのだけれど、今の淫魔にはなかなか思いつかない ) 片っ端から歩いていくしかないよねぇ。 ( しばらくはそのことに関して考えるのは控えよう、と結論付ける ) [Sun 16 May 2010 23:31:58]
お知らせ > ディーフィールさんが来ました。 『ふぅ…。』 [Sun 16 May 2010 23:25:51]
お知らせ > ブルーボックスさんが退室されました。 『粘液に浸されている黒い悪魔たちが溺死するには』 [Fri 14 May 2010 22:48:24]
◆ブルーボックス > ――(かれこれ三十分間の沈黙)(十分な時間だった)…? [Fri 14 May 2010 22:48:21]
◆ブルーボックス > ……(迷宮では木石のように振舞って何週間も過ごすことも珍しくなかったのに)(変化に富み過ぎているこの町での生活は確実に我慢強さという自分の利点を強く奪っていた)(という認識を自分の中で組み立てることが出来るぐらいに知能レベルの段階も上がったということも解っている)(トラップを仕掛ける直す引っ掛けるという本文以外の事に大きく着手しているのもその証拠だ)(無駄は楽しい)(過ぎ行く時間の流れの隙間も無為に過ごすまいと)(食事を得るという苦労に割かなくても良い余分な時間をスラム散歩に費やし)(獲得した噂話を咀嚼して楽しむ一時) [Fri 14 May 2010 22:19:43]
◆ブルーボックス > (おつきさまがわらってる)(ゆうれいたちもわらってる)(何か言ってるのは解るけれども理解出来ないレベルの低さ)(振り返り)(石ころを拾って)(投げ付けてみても)(肉体という枷に囚われていない存在には痛痒も無し)(水面に投げ付けるよりも遥かに手応えが無く貫通し)(向こう側に放物線を描いて地面に転がる虚しさよ)(馬の耳に念仏)(死霊に投石)(無駄な周囲の物色も一通り終えた所で元居た位置にへと舞い戻る)(でも何かするって訳でもない)(きらきらと銀河が瞬いている夜空の下でじっとしているだけの簡単な御仕事である)…(風に晒され続けて乾燥してきた軟体を箱の裏側に引っ込める)(蓋を閉じて)(これで見かけばかりは普通の箱) [Fri 14 May 2010 22:15:03]
◆ブルーボックス > ……(でも別に今の所何も出て来ない)(吹き抜ける風がただただ冷たいばかり)(重々しい空気を醸して、絵本に出て来た悪魔崇拝者を真似て捧げ物を掲げているポージングにもやがて飽きがやって来る)(がしょがしょ)(跳ね回る騒音)(きょろりきょろり)(周囲の様子を窺う左側の肉の感覚器官)(ざっざっ)(土を掘り返してミミズを引っ張り出す)(ぱかぱか)(家の付近に放置されている逆様の竹笊を持ち上げてみる)(いないなー) [Fri 14 May 2010 22:06:31]
◆ブルーボックス > ……(もしも変なのが出て来たら)(何と投擲武器にまで昇華するのだ!) [Fri 14 May 2010 22:01:43]
◆ブルーボックス > …(肝心の贄が死んでる?)(ノープロブレム)(ぎし)(内側から開け放たれるメタリックな光沢を照り返している箱蓋)(無闇矢鱈に誇らしそうに掲げ上げられる右の触手に巻き付けて)(粘液で濡れた麻袋を重たそうにぶらぶら揺らす)…(がさっ)……(ごそごそごそごそ)……(がさがささささ!)……(幸せな充実の重さ)(中身のブツは生きている)(その証拠に目が粗く織り込まれた麻の繊維の隙間からは脂ぎって黒い触角が何本も外に跳ね出して)(ひゅんひゅんと闇夜を切り裂く風切りを鳴らしている)(第一候補はネズミだったが)(生け捕りにしたまま捕獲状態にしておく難儀さ故に簡単なこちらに移行したという話) [Fri 14 May 2010 22:01:03]
◆ブルーボックス > (という訳で此処は貧民窟の何処か辺鄙な広場である。周囲では今にも倒壊しそうな木造建築やツバメやカラスの巣の方がまだマシなんじゃないかという前衛芸術的な匂いすらも醸し出す廃材家屋が御互いを支え合うようにして奇跡的なバランスを維持しているそんな一風景)(青箱は更地に均されている砂利混じりの平坦な大地に座っている)(此処まで苦労して引き摺ってきた犬の屍が目の前で地面で大の地)(日中の時刻にやや生温い気温に晒され続けていた所為か)(腐敗菌の頑張った芳しい香りがぷんぷんと匂い立ち)(何処からともなくやって来た掃除屋のハエが嬉々として空っぽになった眼孔に卵を産み付けていた)…(何故此処に居るか)(それは贄を捧げる為だ)(誰に?)(そりゃ勿論神様に)(具体的には死神である)(背中に憑いて回っている浮遊霊達の親玉みたいな奴)(という認識の元に一度遭遇してみたいという好奇心と神様って言ったら生贄だろうという吟遊詩人の三文英雄伝承歌をタコが出来る程に聴いたこの結果) [Fri 14 May 2010 21:57:02]
◆ブルーボックス > (以上――) [Fri 14 May 2010 21:50:09]
◆ブルーボックス > (知り合いが野垂れ死にしたワンコロの目玉を焼き鳥食った後の竹串で穿ってお前らの眼球も取ってやるぞいひひひひひひひとふざけていたらマジギレした母ちゃんに本気でゲンコを貰ってめちゃんこでかいタンコブをこさえた) [Fri 14 May 2010 21:49:59]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『青箱周囲での眼球泥棒の被害報告――』 [Fri 14 May 2010 21:48:40]
お知らせ > ブルーボックスさんが帰りました。 『今日の忍者ごっこ:水瓶の持ち主にレスキューされるまで水没していた。死ぬかと思った』 [Sun 9 May 2010 20:04:20]
◆ブルーボックス > ……(HINT1)(水瓶のサイズがジャストフィット)(HINT2)(水中なので陸地みたいに上手くジャンプ出来ない)(しゅこー) [Sun 9 May 2010 20:01:27]
◆ブルーボックス > ……(しゅこー?)(ごと)……(ごとごとごと)(内側の動きに巻き込まれ)(不気味に左右に揺れる水瓶) [Sun 9 May 2010 20:00:01]
◆ブルーボックス > ……(しゅこー)(しゅこー) [Sun 9 May 2010 19:58:49]
◆ブルーボックス > ……!(く!)(しかし相手(物凄い手練の忍者という設定)はまだ執拗に追跡を止めようとはしない。これでは見付かってしまう!瞬間にしっちゃかめっちゃかに折り畳んだ布束を箱の内側に飲み込むように詰め込み直し)(ザッ!)(ガシャガシャガシャガシャ!)(壁際に沿って跳ね回る騒々しい軌跡は突き当たりに置かれて風景を織り成している風物に目をつけた)(此処だ!)(がぱっ!)(差し伸べる触手の先で開け放つ上部の円形木蓋)(殊更に溜め込んで高々と跳躍する青い箱)(ざぶん!)(跳ね上がる水柱を中心にして雨のように剥き出しの地面に降り注ぐ水の飛沫)(雨水を溜め込んでいる水瓶の中にへと身を隠す)(息は?)(ノープロブレム)(頂戴した竹の水筒の底を抜いて継ぎ合わせた道具を咥え込んで)(ちゃぷ)(水面上にまで突き出す竹の先)……(すいとんのじゅつ!)(しゅこー)(しゅこー)(繰り返す呼吸が竹筒の孔の隙間から出たり入ったり) [Sun 9 May 2010 19:57:30]
◆ブルーボックス > (ザ!)(ザザザザ!)(堆積した塵芥を激しく巻き上げながら小刻みに跳ねて跳ねて壁際にへと張り付く移動!)(きらりと瞬く青色の石粒を介して重苦しく凍り付いた周囲を注意深く探りながら)(ばさあっ)(箱の裏側に折り畳んで収納していた底抜けに汚れ切っているシーツ布を引っ張り出した)(ベッドメイキングのような要領で左右の端を触腕で握って跳ね上げた途端に)(一挙に広がった面積が虚空に風を孕んで踊り)(かくれみのじゅつ!)(張り付いた石壁と同じぐらいに汚れた布切れで自分を包み込むようにして掲げ上げ)(カモフラージュ)(布の裏側から矢鱈出っ張ってせりだしている四角い角は余り気にしてはいけない) [Sun 9 May 2010 19:50:40]
◆ブルーボックス > (ひゅっ!)(ヒュッ!)(幅の狭いスナップを効かせて柔らかな軟体をうねらせて投擲する2本のクナイ!)(夜闇を引き裂いた忍者の小道具は月明かりも欠けたぬばたまの夜を渡り)(カツン。カチンッ)(立て続けに二度ばかり何処かの壁に突き当たった硬質の音が響き渡らん)(イメージ背景BGM)(三味線)(遠くの大陸からやってきたおっちゃんに故郷の話を誇張たっぷりに聞かせて貰った諸影響)(スラムの一グループでは只今ニンジャなう)……!(がしょん)(転がった瓦礫を一生懸命に削った石ころクナイを跳ねる途中で回収する)(追いかけっこをしているというごっこ遊びの妄想中)(当然やりあってる相手なんて居ない) [Sun 9 May 2010 19:46:46]
◆ブルーボックス > (とっぷりと日の暮れる時刻)(ヴェイトス島全体を覆い包む夜の帳)(市内もまた例外ではなく暗がりの支配する場となっていた)(春を通り越して真夏日の気配すら窺わせ始める空気の生温さを引き裂いて)(ざざざざざざざざざざ!)(俊敏(な、つもりで)な動きであばらやが支え合うようにして入り組んだ貧民屈の道を駆け抜けるブルーの影が一つ在る)(走れ!)(走れ!)(跳ねろ!)(全力疾走。行く手を遮る木箱を助走をつけて跳躍する放物線が跨ぎ)(がしゃん!)(着地の際に重々しい金属音が静寂を突き破って周囲に鳴り響かん)(震動の反動を受け止め跳ね上がった箱蓋の裏側に瞬く風切り音は二つ) [Sun 9 May 2010 19:42:23]
お知らせ > ブルーボックスさんが来ました。 『ムーヴメント到来』 [Sun 9 May 2010 19:37:37]
お知らせ > 凛々さんが退室されました。 『( お茶菓子お茶菓子♪ )』 [Mon 3 May 2010 23:06:03]
お知らせ > ディーフィールさんが帰りました。 『( そして淫魔は楽しげに家に誘い込む )』 [Mon 3 May 2010 23:05:15]
◆凛々 > わかるわかる。だからそんなに深くは聞かなかったろ? ( いつか腕試しでも申し込みそうな雰囲気だったか?と苦笑い。その細腕にぜーんぜん見えないと首を振って。私は勝つ事が好きだ。ただ勝つ事よりも互角かそれ以上の実力と戦って勝つ事の方が好きなんだから。 ) そうかそうか。そんじゃまあいい。んーそうだな。まあ取り敢えずはそんなもんか。 ( 一番良い奴と聞けばその釣り目をちょっと笑顔にして。――――まあ家に上がるぐらい別にいいだろと。言葉の通りに今日の予定もないし、急ぐ用事もないし、まあ暇だし。それにこっちの国に来てから誰かの家に上がる機会も少なかったから興味がなかったわけじゃない。 ) ――――あのなあ。ちょっと先歩いてくれればいいのに……… ( わざわざ手を取って歩くことに不満を洩らしながらも。不快って程じゃないから今は不平を言うだけで振りほどきはせずに、彼女の隣でその居住地へと向かい進んでいく。、 ) [Mon 3 May 2010 23:02:28]
◆ディーフィール > ( 一瞬心得と聞いて目が輝いたのを見た。 苦笑を浮かべつつ。 ) 心得って言っても最低限の護身術とかその程度の話だよ。 第一、これが鍛えている腕に見えるかなぁ? ( 筋肉はそれほど付いていない腕を見せつつ ) うん。 それじゃ、お茶とお茶菓子は一番良い奴を出してあげるね。 ほかに何かリクエストはあるかな? ( そんなことを告げつつ。 家への誘いに成功したことに内心ちょっと驚いている。 その分腕に覚えがあるということかなとか解釈をして ) それじゃ、こっちだよ。 それほど時間はかからないからね。 ( 彼女の手を取って、そのまま歩き出そうとするだろう ) [Mon 3 May 2010 22:49:04]
◆凛々 > ふーん。じゃまあそれなら大丈夫だろうな。 ( 心得はあるし―――と聞けばどれ程のものだろうかと一瞬気になってしまったけれど、その興味本位は取り敢えずこの場では打ち消して。 ) 別に私はお前と特に話す事もないぞ。まーだ私は怒ってるんだからな一応。 ( 相手にびしっと指突き付けてその事は告げておく。 ) ―――――……まあけどこの後なんもないし。折角だし。お茶ぐらいは出せよ。あとついでに茶菓子とかないのか。 ( つっけんどんな態度を取っていながらも、それでもそのお家への誘いは、図々しい注文と一緒に受けたりする。 ) [Mon 3 May 2010 22:44:13]
◆ディーフィール > うん。 そりゃ気をつけるよ。 一応。 それなりに心得はあるし、危なそうならすぐ逃げるしね。 ( 警戒心を強められてもこちらとしてはお構いなし。 というかむしろその後の調子が知りたいわけで。 ) そっか。 それならゆっくりお話できそうだね。 せっかくだし、私の家にでも来て見る? この近くだからね? ( そんなことを告げてみよう。 冗談半分であり断られても特に気にしない程度のもの ) どうかな? ( 真の意図の先日あの後どうなったかを聞きたい、とはまだ言わない ) [Mon 3 May 2010 22:32:52]
◆凛々 > (誤送信) ( 距離を詰められるとやっぱり警戒は強まる。いや悪い人じゃないと思うんだけど、だってこないだがこないだだもん。それぐらいしたって文句は言われまいと。 ) [Mon 3 May 2010 22:24:53]
◆凛々 > ( むー、と彼女の笑みに対して此方はちょっと複雑な表情。浴場といい鍛錬所といい、この女性はちょっと、いやかなりかもしれないぐらいには何か苦手だ。 ) そっか。まあそれなりに危ないとこらしいから気を付けとけよ。気晴らしに歩いて大火傷してたら笑い話にもならない。 ( それともまあ自衛の手段ぐらいはちゃんと持っているのか。この辺りをのんびり散歩するぐらいだし、鍛錬所とかにもいたしとか想像。 ) ん。い、いや。もう終わったとこだ。そんで今はただ帰り道なだけだ。 ( [Mon 3 May 2010 22:23:05]
◆ディーフィール > ふふ、私は散歩するときに時々通るんだよ。 ( そんなことを次げながら笑み。 このあたりと暗黒街の間に家はある ) なるほど。 確かにそっか。 今は仕事とかかな? ( そういいつつ距離を詰めた ) [Mon 3 May 2010 22:17:51]
◆凛々 > ( 荒事の依頼も今は無いし、後はコツコツと雷電の仕事をこなしながら訓練かとこの後の行動の大体の指針を決めて。――――あ、それとあとは―――― ) ん?――――でぃ、ディーフィールっ。 ( 声を掛けてきた女性が誰かとわかれば、少し警戒したように身を引いてその足を止めた。それは身構えてしまうとも。だってまあ、ねえ。 ) ………こっちの台詞だ。私は傭兵。こういうとこでの仕事はなくはないしな。 ( ―――この辺りの界隈に住んでいるのだろうか。やや硬い表情をしながらそれでもちゃんと受け答えはする。 ) [Mon 3 May 2010 22:15:55]
◆ディーフィール > ( 歩いていた先から女性がやってきたのを感じれば視線を落としてそちらを見る ) ん? あ、凛じゃない。 こんばんは。 こんなところで珍しいね。 ( そんな風に声をかけて、軽く手を振って彼女へと近づいていこう。 無邪気に笑みを浮かべつつ。 先日の痴態とかも思い出して少しにやりと笑みを浮かべていたり ) [Mon 3 May 2010 22:09:39]
◆凛々 > ( 誰かと衝突をしてトラブルを持ってきやすい性格をしている女だからといって、いつもそういった騒動に巻き込まれている訳ではない。生憎と今はトラブルとは無縁の様子の女が一人、袋詰めにした長物を掲げるようにしながら背筋を反らしてうーんと一つ体をほぐした。 ) んー、さてと。とりあえず暫くは急ぐ事は無しか? ( これからの予定を頭の中で確認しながら、ディーフィールが進む先からのんびりとした足取りで其方の方へと歩いてきている。 ) [Mon 3 May 2010 22:02:48]
お知らせ > 凛々さんが来ました。 『緩やかに伸びをした』 [Mon 3 May 2010 21:58:32]
◆ディーフィール > ( 理想としては「何も起きない事」ではある。 しかし、どこか「何か起きてほしい」と考えている。 ある程度の荒事なら乗り切ることができるというある種の驕りもあるのだろう。 ゆっくりとした足取りで歩いていく淫魔は周囲から見ればぼんやりと空を見上げて歩いているように見える。 その実は周囲の様子に気配をめぐらせてトラブルでも飛び込んでこないか、という期待でもある ) [Mon 3 May 2010 21:43:45]
◆ディーフィール > ( ここ数日は特に動きも無く平和なもので。 そこまで頻繁に攻撃を仕掛けてくるような様子が無いことをみれば、それほど大きな組織が動いているとかは無いのだろう。 そういうわけでそこまで警戒はしなくてもいいということで普段はそれほど気を張ることをせず、人気の無いところを歩くときだけ集中をすることにした。 今日はあえていかにも「襲ってください」という場所を歩いているが誘いであって ) …… [Mon 3 May 2010 21:32:37]
お知らせ > ディーフィールさんが入室されました。 『( 現状維持 )』 [Mon 3 May 2010 21:27:58]
お知らせ > キヨさんが帰りました。 『( まだもう少し、家へは足を向けずに )』 [Mon 3 May 2010 04:24:35]
◆キヨ > ( 立ち止まった姿、ぱちンと瞬いて見つめ ) あ、ハイ。こちらこそ―― わたしは、キヨです。 ( 名乗りながら、夢ってなンのことだろうと首を傾げた。 ) もしも見かけたら、よろしくお願いします―――…、 ( 夢でも現でも、 )( もう一度頭を下げて、去り行く背を見送ろう―― 大丈夫だろうかと、その足取りに不安そうな視線を送りつつ、 ) … ( 手元の薬包紙を見つめ ) …、 ( かさり、包みを開く ) ( 味に眉を顰めながら中身を飲み下せば空になった包みはポッケの中へ ) ( 彼女に何があったのか、 それとも自分から出て行ったのか、 わからないけれど―― ) [Mon 3 May 2010 04:23:15]
お知らせ > メアリィさんが帰りました。 『(薬屋違いは、空白む暗黒街へ)』 [Mon 3 May 2010 04:16:49]
◆メアリィ > (センセイ、なんて耳慣れぬ言葉を受けてもなんのその。それじゃあ帰ろうかと少女に背を向けて) あっ、そうだ (背を向けて一歩目踏み出そうとしたところで、忘れていたことに気づいて女は振り向く) あたしはメアリィ またどこかで見かけたらよろしく ね? (新規開拓には自己紹介も必要だろう、なんて、ただ忘れていただけのこと) それじゃあバイバイ 今度夢にでも見たら、あなたのこと伝えておくわぁ (そのオンナノコ、に。夢で伝えて本人に伝わるかはともかく)(相変わらず、返事を六巣っぽき数にしゃべりたいことだけしゃべって女はその場を離れていく。現れたときのように、ふらりふらりとよろめくようにしながら) [Mon 3 May 2010 04:14:12]
◆キヨ > ―――、 ( 笑う貴女の様子、きょとんと見つめてから そうですよ、と頷いてわたしも小さく笑う ) ( 貴女のあたまのなかは、わからないけど ) ――― へぇ、 ッて、 ぁ、 え、 ( 感心したようにみつめていた、その薬包紙を投げられて 慌てて両手でぱしッと、挟み込むように受け取ろう ) え。あ、 ホントにいいんですか? ( だってこれ、売り物なんじゃないだろうか。こんな簡単にもらっちゃっていーんでしょうか。 てのひらの上の薬包紙と貴女を見比べておろおろ遠慮がち。 ) あ、いいえ。 ありがとうございました、先生。 薬、ちゃんといただきます。 ( くすりやさん、だから。 思わずセンセイ、なんて呼びかけて。両手で包むようにお薬を手にしながら ぺこり、丁寧に頭を下げよう ) [Mon 3 May 2010 04:06:24]
◆メアリィ > あははは たしかにそうねぇ (言われてみれば、なんて、何が面白いのか声あげて笑って)(微妙にかみ合っているようでかみ合ってない会話。はたから見続ければいつものことで、女本人はそんな些細なことはきにしていない。もとい頭の中で勝手にかみ合っている) ああ、これはね、少し元気の出るお薬と、少し痛くなくなるお薬、よ そのまま飲んで大丈夫よぉ、少し変な味かもしれないけど (別に、売るものすべてが麻薬の類ではない。胃薬や熱冷ましだってある。普通の街で買えるような薬はむしろ割高になるが。 さておき)(もらってくれるらしい彼女、返事を聞けば視線はまたふらりふらり。薬を入れて小さく折った紙をぽいと投げ) あははは、 大丈夫よぉ お薬はまだ残っているし、ここら辺慣れてるもの (昔住んでいた場所の近くだ。多分思い出そうとすればその場所も思い出せるはず) ああ、 探しもののお邪魔しちゃったかなぁ ごめんねぇ あたしももう帰るわぁ ぅん、帰らないとねぇ (ここからは離れた、今の住処へ。夜の色のような街へ) [Mon 3 May 2010 03:55:06]
◆キヨ > ( じゃぁ、みつけたら閉じ込めておこうか。 ――なンて、冗談だけど。 そこまで小さな妖精サンじゃぁないし ) え、薬屋さんじゃなかったら逆におかしいでしょう? ( 薬をあげる、なんて。 でも、薬が必要なくらい参っているように見えたンだろうか―― 女性の前で失態だなンて、微苦笑する余裕くらいは出てきたみたいだ ) いろいろ っていわれても、 何がドレやら―――…、 ( ひらひら。 振られるソレを見、貴女の顔を見、不思議そうに首を傾げる。 どの薬がどんな効果か、なんてわたしには見分けがつかない。 ) あ えぇと、 … ( 沈んだ瑠璃と目が合って ) …、 ( 飲み込まれるとふと思った ) … ありがとうござい、 ます、 ( 気圧されたよに口にした礼の言葉はイエスと同義 ) あの、でも、 大丈夫ですか? 帰り――、 ( 帰らなきゃいけない、というから。 一人で帰れるのかな、と少し心配になった ) [Mon 3 May 2010 03:40:32]
◆メアリィ > (かばんの中探せば出てくるぐらいならいいのにねぇ。ほら、これみたいに) あたり よくわかったねぇ ほかにもいろいろあるよ (とりあえず、痛み止めと精力剤手にしてひらひら。依存も中毒も弱いやつ。試供品代わりのようようなもの。こんな少女が客になったらそれはそれで面白いかもしれない、なんてどこかいびつな考えも) 要らないならあたしが飲むわ ここから帰らなきゃいけないんだもの (それに、これがあれば探し物は見つかるんだ。望めさえすれば、夢と現の間のよくわからない場所で。 あたしの探し物は何だっけ?) いる? いらない? (身体少女に向けなおして、泳いでいた視線をそれまでにない時間少女の瞳へまっすぐ伸ばして問い直して) [Mon 3 May 2010 03:29:18]
◆キヨ > どこにいるのかわからないもので。 ( いけるとこならどこにでも。 そう続けそうな調子で、何気なく言葉を漏らす ) 首、大丈夫ですか ( こってます? なンて場違いな問いかけ ) ――― あぁ、 ( なるほど、と紡ぐ音は口の中。唇のみが綴りを紡ぎ ) ―――― どうなんでしょう。 彼女が自分の意思でいなくなったなら…、 迷子じゃないですし、捜すことに意味はないンでしょうけれど、 ( それでも、捜している。 自警団には届けていない。 血縁ならば家出と届けられるけれど、生憎わたしと彼女はそうではないので 自分の意思で出て行ったなら、留める術も道理もない。 ないけれど、 ) 何かあったのかもしれないし、 ( ぐるぐるぐる。 おなじよな言葉ばかりが、繰り返しくりかえし、頭をめぐって ) …そうですか、 ( 貴女の言葉に、ふっと息をついて肩を落とした ) … いいえ、ありがとうございます――― 薬屋サンなんですか? ( ごそごそ、探られるポシェットへ興味深げな視線。 ) いや、でも悪いですから――、 ( そういえば、体が悪いんじゃなかっただろうか―― それなら、持ってる薬は彼女が飲む分かもしれない、と、 勘違いを引き摺ったまま ) [Mon 3 May 2010 03:20:10]
◆メアリィ > どこだかわからず探してるんだ? (カクリ、と一度かしげた首は。逆方向へと振り戻される。ごきりと音がなるほどに) ここは貧乏すぎる人たちが住んでるところ かび臭くてささくれ立っている町 (お嬢ちゃんが一人でいたら危ないよ、なぁんて) その子は迷子ぉ?それとも幸せ運ぶ妖精さん? (詮索始めてからは、覗き込むようにした身体を戻し。少女と少し間を取って、壁に背をつけて首をねじるようにして視線をそちらにやっている) それっくらいの妖精さんは残念だけど見つけてないね (少女が口にするものから記憶は手繰り寄せられない。店の周りで見たのならばそれは目立っていたのかもしれないけれど) 役に立たなくてごめんねぇ ああそうだ、お詫びに元気になるお薬や痛くなくなるお薬 あるけどいるかしらぁ? (あるならあげるわよ、と返事聞く前からポシェットごそごそ。壁に寄りかかりつつ、後頭部でその壁たたいたりしながらごそごそ) [Mon 3 May 2010 03:02:29]
◆キヨ > ――― 火傷痕だらけですよ、 ( 太陽がイヤだと拒絶するこの肌は、 ) 手も荒れてますし、 ( 石鹸にも弱くって、 ) 香りは―― 御飯の匂い? ( なんだろう、と小さく肩を竦めて苦笑した。なんにせよ、自分のものではない何かの移り香なンだろう、 ) … ( 上下した喉と何かを飲み込む音が視覚と聴覚の内 ) …仕事終わってからだと、どうしても遅く―――、 人を捜してるンですけど、その前にココはどこでしょう? ( 帰り道はわかる。 ココからどう行けば川辺に辿り着く、とかはわかる。 だから迷子ではないが、けれど見慣れない場所だ。小さな好奇心で、地名を尋ねた――― 整ってきた息を深くして、体を宥めながら かざしていた手を、下ろそうか。 今更ながらに戻ってきた感覚が、ツンと痛みを訴えるけれど大丈夫。これくらい我慢できないものではない。それにもしかしたら彼女はわたしよりもっと――― ) オンナノコなんです。 小さな子。 このくらいの――、 ( いつも彼女の頭のある位置を手でひらりと示して、 ) 長い、胡桃色の髪の。 見ませんでした、どこかで、 [Mon 3 May 2010 02:44:29]
◆メアリィ > (心配しているような声は、右から左に抜けてって。揺れる瞳は見やすくなった少女を観察する) 綺麗なお肌ねぇ あたしとは大違い それに真っ白 あたしとは大違い (羨望か、嫉妬か、感想か。張りが弱くなりところどころくすんだ皮膚との対比は、思ったことをそのまま口からこぼしただけ) それに、なんとなくいい香り あたしとは大違い (近づいたことをいいことに、そのままスンスンと鼻を鳴らして息を吸えば、スラムのものではない匂い。そこに少しだけ、血の臭いが混ざっている)(かざされた手のひらに、舌這わせたくなって口が開いたのを、あわてて直して。コクリ、小さくつばを飲む女) こぉんな時間にこぉんなところで探し物? (自分のことは棚に上げ。 探し物は何ですか、見つけにくいものですか と余計な詮索) [Mon 3 May 2010 02:28:31]
◆キヨ > ―― ( かち、り )( 一度だけ交わった視線に、一瞬鼓動が跳ねた気がした。 けれどそれが何故なのかはわからずに ) ――― おくすり? ( 訝しげに問い直して僅かに眉を寄せた ) ダメですよ、いくら薬があるからって 体調が悪いンならちゃンと休んでいなくちゃ――、 ( 貴女は体調を崩している。 だから足元がふらついていて、”おくすり”が必要なんだ。 貴女曰く『いわゆる普通の暮らし』をしている思考は、そう考える ) … 疲れてませんよ。 まだ捜さなくちゃ、 手は――― 、 … ( 近付かれて、覗き込むよな視線を向けられて、 思わず半歩身を引いた。 けど、元から壁に寄りかかってた背がざり、と擦れるだけ ) 手は、 痛くないですよ、 ( ふ、と吐息交じり。 諦めたようにひらり、貴女の前に赤い線で彩られた掌をかざす ) [Mon 3 May 2010 02:18:08]
◆メアリィ > (何をしているんだろうか。ここら辺の住人には見えない。『いわゆる普通の暮らし』をしている人間の雰囲気がする。 服装なのか、立ち振る舞いなのか。それがどんなものかを説明できないが、女はとにかくそう感じた) んふふふ 大丈夫よぅおくすりがあるもの (くぼんだ眼窩の奥の瞳が、一度まっすぐに少女の赤い瞳を捕らえ、そしてまた泳ぎだす。片方の瞳が、握った手を見つめながら、肩からかけたポシェット示してここにほら、と) 疲れてる? お薬いる? 手痛くない? (揺れる身体にあわせて、トン、トン、トンと、つま先でわずかにはねるようにしてさらに、近づいて一歩ごとに勝手に質問を投げる。 近づくに従い、わずかに下からのぞきこむような格好で)(口元には相変わらずうっすらと笑みたたえたまま) [Mon 3 May 2010 02:05:56]
◆キヨ > ―――― ( あぁ、 なンだ、 まだ動けるンじゃないか。 ) ( じンと痺れた拳を見ることも無く、何処を見ているか知れない項垂れた姿勢のまま思う。 喉を締め付けて駄々をこねたわりに、存外元気じゃないかと、叩きつけた拳に思う―― とん、とン。 催促するよう、靴のつま先で地面を叩いた。 もゥいいかい? 尋ねてみても、 ひぅと鳴る喉が未だだと主張してくる。 ) … ( だからわたしはこのからだがきらいなんだ。 ) ( 息を吐きながら掌から力を抜けば、 赤い爪痕からじわり、ぷくりと微かに浮かぶ血色―― けれどそれには目を留めず、 ) … こんばんは、 ( 利かない視界に僅かに目を顰めて視線をやった、そこに居たのは一人の少女。 ) … あぁ、 ( 彼女の言葉に、ようやくわたしはてのひらを見た ) 大丈夫ですよ、 えぇと、 ( 壁を背に寄りかかって息をつき言葉を探して、 ) …貴女こそ、 大丈夫なンですか? ふらついてますよ、足、 ( なンだろう、酔ってるんだろうか。鈍い頭の中で思うのはそンなもの ) [Mon 3 May 2010 01:54:16]
◆メアリィ > (雲で覆われた夜の空。人の活気とはかけ離れた貧民窟の一画で、闇の中から少女を捕らえていた目があった。 特段に夜目が利くわけでもないけれど、夜の散歩はなれたもの。 たまにしか足を伸ばさなくなったスラムで、面白そうなものを見つけて少しだけつけてみたら。なんだかもっと面白そうで、歯並びの悪い口からつい笑いがこぼれてしまった) こぉんばんはぁ、お嬢ちゃん? お手手だいじょうぶぅ? (はたから見れば、背は同じぐらいで、かける声はどこか不釣合いかもしれない。 そんな声かけつつ、女は少しふらつく身体で近づいてゆく) [Mon 3 May 2010 01:43:08]
お知らせ > メアリィさんが来ました。 『んふふ ふふふふ〜』 [Mon 3 May 2010 01:33:14]
◆キヨ > ( ぐるぐると廻る思考には終わりがなく、同じ言葉ばかり繰り返し繰り返しぐるぐる、ぐる、と回っている ) ( その中心はたった一人で、 ) …、 ( そのたった一人が居ないことがそもそもの問題だ ) …… ( 壁に縋っていた手は、ぐッと強く握り締められ ) ( ひゅッと離れた拳は、そのまま水平に壁を叩きつけた。 ) ――― ( ギリ、 ぷち、 と、拳の中で爪が肌を裂く音がする。 聴覚ではなく、触覚で ) [Mon 3 May 2010 01:20:36]
◆キヨ > ( ――― わかってるッてば、 ) ( 酸素不足でぼンやり霞む頭の中で、ぼそりと呟くソレは僅かな苛立ち交じり。 ぐぃと唇を乱暴に拭って、乾いたソコに透明な紅を引く )( 理解はできるけど、だって、 ゆっくり歩いてなんかいられないんだ。 こんなときに、 ) ――― ッ は、 ( はじめはゆっくりだった筈の歩みはいつの間にか逸る気持ちに急かされて、 ) ――― … ( どこだ、ここ。 )( なンだか見慣れないところだ。寂しいところだ。 人がいるのかいないのかよくわからない。 周りに誰もいないような気もするし、 そうかと思えば物影からぞろぞろと顔を出してきそうでもある。 ) [Mon 3 May 2010 01:06:21]
◆キヨ > ( 急がば回れ。 急いてはことをし損ンずる。 ) ――――― ( 無闇矢鱈と駆け回るより、ちゃんと歩いて探した方が見落としは少ないとわかっている。 わかっているが、 ) … ぁー、 ( げ、 ふッ )( ひゅぅと鳴く喉を押さえて、立ち止まった。 誰の家か、空き家かどうかもわからない建物の壁にずるりと手をつく ) ( ごほげふと、体からの抗議のような咳が漏れた ) [Mon 3 May 2010 00:55:13]
お知らせ > キヨさんが来ました。 『( いな ぃ、 )』 [Mon 3 May 2010 00:41:56]
お知らせ > 艶子さんが退室されました。 『 ――そうして、私の今日の仕事は始まったわけだが…。 』 [Sun 2 May 2010 16:11:55]
◆艶子 > ( ――ま、報酬は確かに安いが楽な仕事だ。ちょいと痛めつけてやるか、刀をちらつかせれば連中はすぐに退散するだろう。或いは、豪天寺艶子だと名乗ってやれば逃げ出すかもしれない。彼らからすれば、この程度でしゃしゃり出てくる傭兵が居るなんてことは想定外の筈だろうから。 ) …それじゃあ、連中がくるまでお世話になります。なに、すぐ終わると思います。大丈夫ですから!大船に乗ったつもりでいてください。 ( えへんと胸を張る。 ) [Sun 2 May 2010 16:10:58]
◆艶子 > ( 彼らの息子さんは今この家には居ないらしい。両親が嫌がらせを受けているというのに、一体どこをほっつき歩いているのだろう。まあ、他人の家の事情に詮索するつもりは無いが、男なんだから親を守れよと言ってやりたい。私には守りたくてももう両親は居ないのだ。 ) ( 彼らの話では、チンピラはいつも数人の仲間を引き連れて嫌がらせにやってくるらしい。家の前で騒いだり、家の中に石を投げつけたり。直接的に何かをやってくるわけじゃあないが、かなり陰湿なチンピラだ。察するに、息子さんに殴られた時に恥を掻かされたと感じているに違いない。連中はそういうのを酷く嫌うのだ。 ) [Sun 2 May 2010 16:00:27]
◆艶子 > ( やや歩く速度を速め尋ねるのは、古びた集合住宅の一階だ。痛んだ木の板の扉をノックすれば、ややあって扉を開き顔を見せる老婦人。 ) ――こんにちは。お待たせしました、豪天寺艶子です。 ( 老婦人はにこりと微笑むと、私を家の中へと招き入れた。狭い室内には彼女の旦那が椅子に腰掛けていて、私を歓迎してくれた。彼は足が悪く、その為傭兵ギルドに出向いたのも奥さんのほうだった。 部屋の中は「彼ら」の臭いがする。それは酒の臭いであり、老いの臭いであり、長くそこに住んだという歴史の臭いでもある。人のうちの臭いって、ちょっと面白い。ともあれ、私は勧められるままに席について。 ) 契約の通り、お二人の警護につかせて貰います。 ――なぁに、誰がこようと簡単に追い返してみせますよ。 ( 不安そうな二人を勇気付けるようにそう言って。 ) [Sun 2 May 2010 15:53:31]
◆艶子 > ――― ん。 ( ぽつ、ぽつ、と雨が降ってきた。やれやれ、今日も雨具を持ってきていないのに。晴れている時は邪魔になってしまうが、雨具を持ち歩くべきかもしれない。 母親達は子供達を呼び戻し、浮浪者は自分のだんごっ鼻を叩く雨の水滴に目を覚まし、やれやれと言った風に屋根のあるところに移動する。私も急ぐとしよう。 ) ( 今日の仕事は身辺警護だ。貧民街に住む老夫婦が提示した報酬はとても安いもので、傭兵連中は酒代にもなりはしないその仕事に興味を示さなかったが、傭兵ギルドの受付で困った様子の老婦人を気の毒に思い、仕事を請けることにした。 ――老夫婦には酒に入り浸った出来損ないの息子がいて、酒場で酔った弾みでチンピラを一人殴り倒してしまったらしい。それ以来、老夫婦の家は嫌がらせを受けているのだとか。 ) [Sun 2 May 2010 15:38:13]
お知らせ > 艶子さんが来ました。 [Sun 2 May 2010 15:32:07]
◆艶子 > ( 今日は傭兵の仕事の都合で、昼間にスラムを訪れていた。――ここは本当に、夜とは違った姿を見せる。いや、私がいつも見ている夜のスラムこそまやかしで、本当の姿はこっちなのかもしれない。私のすぐ隣を、子供達がじゃれあいながら駆けていく。子供達の母親らしい女性が2、3人、他愛も無い噂話に花を咲かせている。道の端で横になる浮浪者の寝いびきの豪快なこと。暖かくなってきたものだから、さぞかし昼寝がし易くなったのだろう。スラムや暗黒街といえばいつも混沌としていて悲惨な事件に溢れているかのような印象を持ってしまうけれど、こういう一面もあることを私は忘れてはならない。 ) [Sun 2 May 2010 15:26:27]
お知らせ > 艶子さんが入室されました。 『 警邏をする時は夜が多いが。 』 [Sun 2 May 2010 15:16:49]
お知らせ > ルジェさんが帰りました。 『姉の命纏った剣先の重さに、己の未熟さを感じた夜』 [Sat 1 May 2010 01:42:40]
◆ルジェ > (雲間に星の瞬きを奪われたのが不運だったルジェ。 おかげで昨今事件があったといわれたその子供たちの犯人をシルエットだけで目の前の友人だと思ってしまった失態。 暗闇に、目が慣れるには時間がかかりすぎて。 久方ぶりの友人に、思わぬ声を荒げてしまった娘は後に反省モードしきりだったであろうけれども) 「だって、だってっ!…どーみたってあやしいんだものっ」 (にょろ、その尻尾やら荷物やらがさらにルジェの思考を危ないものとして認識させてしまったらしく。 知人と判れば目を幾つかぱちくりしながらも、姉の形見の剣先は重く。 へたりとその場に剣先下ろせば腰を落として。 暫くは泣き顔で頬が涙であふれていたであろう、そんな機械娘のスラムでの姿が残り) [Sat 1 May 2010 01:42:05]
お知らせ > ソードさんが退室されました。 『近づいて慌てて名乗り、なんとか危機を乗り越えたとかなんとかで』 [Fri 30 Apr 2010 23:20:31]
◆ソード > (さて若干やりすぎた感もあるが今更後には引けない獣人。若干困っているのか長い尻尾がにょろ。と出て揺れている辺りシルエットがいよいよ化物じみてきて) え?子供? (最近の事件、さっぱり知らないのか其の言葉に反応しかけて……剣を抜いた相手にちょっと身構えるが…荷物が重くて…まともに動けそうにない状態なのを思い出し…)ちょ、っと、待って?!そ、それは…えっと……(少し慌てて…顔を見せればいいかな、と思ったのか前に進む… 戦闘態勢に入った相手からすれば 間合いを詰めて来た、風に取れるような感じかもしれない) [Fri 30 Apr 2010 22:46:16]
◆ルジェ > (ルジェにとってはなんとも残念だっ。 近くまできてくれたなら知人と理解出来ただろうに、今一歩のところで止まってしまった未知との遭遇。 しかもっ、しかもなにやら背後からにょろ、とかなにか出てきそうな気配すら感じるのは、スラムの寒さたたえた風の空気が成せる技か。 ルジェは相手からの声に、聞いたことがある、と小首かしげながらも目を瞑れば俯き。 ぶんぶん、と顔を振った。紅い、と思っていたその瞳が金色であることに気づくこと適わぬままに) 「か、覚悟はあるものっ! あなたなの? あなたなの? …ずっと、子供達が沢山なくなってるもの。 どうして、どうしてそんなことできるんだぁっ!」 (叫べば、僅かに潤んだ瞳から涙が零れた。 すらり、鞘から抜けば片身の剣が姿を現す。 星の瞬きで剣先は光らねど、けれど。 その刃にルジェは目を見張った。 「命のやりとりなんだよ?」 …ルジェにはまだ、迷いが心の底にあった。 姉の命を含んだ其れを、目の前のなにか判らぬものに振り下ろす事が出来るのか。 両手で持った手に、汗がより纏わりつく) [Fri 30 Apr 2010 22:39:58]
◆ソード > (近くにくれば金色の瞳が薄く光っている獣人。相手の警戒が激しいことに気がつくとぎりぎり姿が見えるか見えないかの手前辺りで立ち止まって) ふーん……ナニされるのかわからないけど……覚悟はあるの、かな?(親しい間の友人…口調が強いがいまいち迫力を感じないらしく… 小首を傾げる獣人の姿は…背負った鞄の大きさと袋からはみ出た山芋やら薬草の枝などが不気味な怪物っぽいシルエットを作り出していたり) [Fri 30 Apr 2010 22:31:38]
◆ルジェ > (よもや知り合いが近づいているとは思いもよらぬ機械娘。 闇夜になれぬ目ではその荷物にも視線が届かなかった。 紅い、否、紅いと錯覚すら起こしていたのか? 定かではなく。 其れと思えば見覚えがある。 ルジェは幾度となく吸血鬼と邂逅を重ねている。 時折耳にするスラムの哀しい出来事にルジェの幼い胸がずきずきと痛む。 其れをどうすることも出来ない歯がゆさに奥歯をぎゅ、と噛み締めて。 足音が耳に届けば階段から両足落として。 抜くことなけれども、ぎ、鞘に置いてた手は離すことなく。 奥歯を噛み締めれば睨むようにその闇に向かって声音深く尋ねただろうか) 「誰っ!? 近づいてきたら、なにするかわかんないよっ!?」 (ルジェの精一杯の、抗い) [Fri 30 Apr 2010 22:23:18]
◆ソード > (自分の歩いてきた方向が、闇の奥から、という程、暗いと 獣人の少年は思ってはいなかった。仮にも獣の血をひく少年、夜は幾らかの夜目が聞くのもあり歩くのに苦労をすることは少ない。しかし周りから見れば)……やっぱりよるは怖い…のかな?(聞き覚えがあるような悲鳴を前方から感じつつ小さくため息をして…背中の鞄は山から戻ったせいか非常に膨らんでいて、それも含めてよく分からない不気味なシルエットに見えかねない少年は声のする方にザ、ザ、ザッと近づいてきた) [Fri 30 Apr 2010 22:14:05]
お知らせ > ソードさんが入室されました。 『夜は目が光って夜目となるらしい。』 [Fri 30 Apr 2010 22:10:05]
◆ルジェ > (やがては吸い込まれるような闇の中から。 紅く光る瞳に気が付くだろう。 ルジェは涙ごしに其れを見つめながら。 やがては階段から立ち上がれば煤を払うことなく利き腕で、鞘を握りしめて) 「…きゃあっ!? だ、誰だれっ!?」 (闇から見つめるその瞳は一つではなく。 段々と、そうして少しずつ増えていく。 足音なく近づいてくる其れに。 ルジェはいつかのことを思い出す。 熱を纏った状態で、このスラムの街で警戒心なく壁に身体を預けていたときを。 しかし、今は一人だ。 助けは、いない。 …ルジェは眉をしかめてはその瞳の動きを見つめる。 闇夜になれぬ己に焦りを隠しきれぬままに。 掌からじわり、汗を感じるけれど、今はまだ鞘から剣を抜くことは出来はしなかった) [Fri 30 Apr 2010 21:55:10]
◆ルジェ > (力だけは長けてきた。 体力だけはついてきた。 …けれど。 其れを補う技量がないことは、時折ヴェイトスの街を離れて小さなお仕事をこなす内に理解出来てきた様子で。 ルジェは俯けば潤みそうになる眼差しを乱暴にぐい、と片腕で拭いては唇を噛んだ) 「きっと。 ルジェ、ずっとー…、この街に来たときよりもずっと。 弱くなってきてる気がするの。 ルジェ、戻ってきたけど。 お姉ちゃん、戻ってきてくれたけど、きっとー…」 (鍛錬場で夢中で鍛えれば鍛えるほどに、己の心根の弱さに気が付かされる。 ルジェは肝心なところで刃を下ろす事が出来なかった。 ヴェイトスの街で、いくつか事件を耳にして。 現実はかくも厳しいことがルジェの心を打ちのめした。 どれだけ、どれだけの邂逅を重ねたか。 それなのに、不甲斐ない自分自身に苛立ちを隠せないのか下唇を噛み締めれば、僅かに血が滲んでくる) 「鉄みたいな味がする。 …ね、お姉ちゃん。 ルジェに勇気、…頂戴」 (ぎゅ、外套下の鞘を握ったルジェ。 煤けた階段に腰を下ろしたままに目を細めれば、吸い込まれそうな闇のスラムの街。 そうして、その向こうに暗黒街がある。 多種多様な異種族が存在するヴェイトスの街。 あの向こうにいつか出会った吸血鬼がいるのだろうか? それとも、いつかの雨の日に拾った羊皮紙に書かれた泥棒なども潜んでいるんだろうか? 春だというのにスラムの街の隙間を縫うように流れてくる風は冷たく。 外套をぎゅ、と両手で首元握り締めては目を凝らすようにその闇に視線を向けて) [Fri 30 Apr 2010 21:18:07]
◆ルジェ > 「ふぇー…」 (武器屋からの帰り道。いつものようにー、とまあ、あまり関心するような足取りではないにせよ、迷子迷いにてスラムの一つ、煤けた階段の一つに腰下ろしては溜息をつく機械娘がやく一人。あたまをぽりぽりと外套上からかきつつも、のぞくは複雑そうな、ルジェの表情) 「お姉ちゃんの剣、戻ってきた。 …ごめんね、ずっと。 ルジェ、一杯考えたの」 (鞘に納まっている外套下にある鞘にふ、と顔を俯けばさらり、一つ金色の束が現れながら。 武器屋に預けていて、長く離れていたそれに触れる思いにかられながらも、しかし。 それに触れる度にまだ迷いの中にあるような声音で語りかけている) 「ね、ルジェー…。 お姉ちゃんみたいに。 お姉ちゃんみたいに。 …強くなりたかったんだ。 けどー、だけど。 強くなるってことが、ルジェ、わからなくなってきちゃった」 (小さく、呟いては空を見上げて。 スラムの屋根から僅かに垣間見える空は月の明かりを閉ざしている。 目を細めては答えてはくれぬ星の瞬きを探すように見つめていた) [Fri 30 Apr 2010 20:59:12]
お知らせ > ルジェさんが入室されました。 『屋根屋根から見える空は星を覆い隠して』 [Fri 30 Apr 2010 20:52:24]
お知らせ > ドライツェさんが退室されました。 [Wed 28 Apr 2010 03:11:34]
◆ドライツェ > ( 生憎飼い手を探せる土地ではない。 加えて獣相手に何故育てきれるかも疑わしい命を生んだのかと問うのも説くのも意味がない。 かといって、生きられるか疑わしいなら早いうちに打ち殺すが慈悲とも、極端な強硬論にも走れなかった。 基本的に命は慈しむべきものだ ) ――…主のようにはいきませんね――… ( 2匹の魚と5つのパンが5000の人の飢えを満たしたという説話。 奇跡は起きないから奇跡としみじみと痛感しながら、とりあえず秘蔵にしていた蜂蜜の小瓶を母犬に与える為に奥へと向かい ) [Wed 28 Apr 2010 03:11:26]
◆ドライツェ > ( 以下にって何だろう。 如何に。 ) [Wed 28 Apr 2010 03:02:14]
◆ドライツェ > ( しかし―――― ) どうしましょうか、これ。 ( 可哀相だとか助けてあげたいだとか、以下に尊い感情であれど気持ちだけではどうにもならない。 ものを生かそうと思えばどうしたって金はかかる。 金もかかるし、世間に適応するだけのルールを身につけさせる必要もある。 「それ」ができない存在はただ周囲から弾かれるだけ――――スラムは弾かれ者が集う土地。 そこに身を置く聖職者としては酷薄なのかもしれないけれど。 ) [Wed 28 Apr 2010 03:01:40]
◆ドライツェ > ――…。 ( 見捨てるわけにはいかなくて、けれど自分ではどうすることもできずに考えた結論がここだった。 多分そういうことだろう ) ……心根の優しい子に育ってくれていることは喜ぶべきなのでしょうね。 ( それ以上に困窮が勝れば犬は立派な食材ともなってしまうのだけれども。 ――もっとも、感謝を捧げた上で「そうする」のならば止めもしなかったんだろう。 そうしなかった犬を置いていった誰かは、身も蓋もない言い方をすれば憐憫の情だけでものの命を他人に押し付けただけではあるが、子供にそれを説くのも酷と言えば酷な話。 ) [Wed 28 Apr 2010 02:53:52]
◆ドライツェ > ( 何気なく身を屈めて木片を拾い上げてみると ) ……………………たすけてください。 ( 羊皮紙には手が出ないこの界隈の子供たちにとって木炭のかけらはペンとなり、木っ端は紙の代わりになる。 その木片も例外ではなかったようで、習熟しているとは言えない字で懸命に書かれていた言葉 ) [Wed 28 Apr 2010 02:44:05]
◆ドライツェ > ……そういえばそういう季節なんですねえ。 ( 未曾有の出来事で多くの人がその命を落としたり、今もどこかで誰かが苦悶に涙を流しているのだとしても、季節は春。 そう、出産シーズン――――痩せがれた、荒れた毛並みで身を横倒しに投げ出した母犬と、その腹に鈴なりに鼻先を埋めて眠る仔犬の姿がそこにある ) まだ目も開かない頃ですか、これ。 ( 犬の家族はぼろ布の上で眠っている。 寝床まで持ち込むとは周到なことと半ば感心して溜息をつくと、傍にちっぽけな木片を見つけた。 経年劣化の果てに倒壊した廃屋の一部だったか、或いは居住区辺りからの不法投棄によるものか ) [Wed 28 Apr 2010 02:40:46]
◆ドライツェ > ( ――スラムの一画に立てられた、修繕もままならぬぼろい教会の狭い礼拝堂で。 この日一番最後に訪れた客といえば、それだった ) [Wed 28 Apr 2010 02:34:05]
お知らせ > ドライツェさんが入室されました。 『( いぬ。 )』 [Wed 28 Apr 2010 02:32:42]
お知らせ > ヴァリスさんが帰りました。 『童子のように。』 [Wed 28 Apr 2010 00:14:50]
◆ヴァリス > ( しかし、スラムの雨の中とあっては中々人通りがあるわけもなく、思えばスラムを歩く人はスルー力に長けている。 ため息一つ。 死にたい。 死んでもいいか。 はふ。 あの時死んでれば――良かったのに。 死んでても良かったか、なんて自嘲気味に笑う。 元より拾った命ならば、捨ててもいいかもしれない。 そうしたらカリンは哀しむだろうがそれも仕方ないだろう。 ) 雨、止んでくれないかな ( それか、止むまで自分の身体が持ってくれるか、だ。 はたして吸血鬼の血というのは風邪とかにはどの程度の効果があるのやら。 膝を抱えて、じっと修繕跡を見つめる。 ) 大丈夫。 慣れてる。 平気平気。 一人でも大丈夫 ( そうだ。今更なにを寂しがると言うのだ。 一人でずっと生きてきた。 最近家族とか持ったから忘れていただけで、己はずっと一人だったじゃないか。 ) 大丈夫。 大丈夫。 死んでも母さんに会える ( 子供の頃、よくそう呟いていたな、なんて思い出して笑った。 自嘲気味に。 ずっとそうやって一人で暮らしてきたのだから。 じっ、と。 ただ巌のように青年は動かずに、雨があがるのを待った。ずっと。雨があがるまで・・・・ ) [Wed 28 Apr 2010 00:14:25]
◆ヴァリス > ( 雨があがらないな、と再び夜空を見上げた。 戦闘の場へと視線を戻したところで雨は止まないからだ。 ふと思ってしまうことは、ここが己にとって死地であったことだ。 あの時、カリンがいなければ己は死んでいた。 いや、もしかしたらカリンがいなかったらあんな突撃めいた事はしなかったかもしれない。 どちらにしてもそんなifは考えても仕方が無いことだ。 ) うう さむ ・・・・ ( 外に出たときは結構わくわくしてたのにな、と思い出す。 だが蓋を開けてみればなんてことはない。 致命傷にも近い傷を持っていながら歩いてくる場所ではなかった。 それに雨にも降られたし、けほ、と咳き込むのはきっと埃があるからではないだろう。そもそも、埃が舞うほど乾いていない。 ) ・・・やばいな・・・・・・ どっかで休まないと ( 風邪を引いてしまう。 今の状態で風邪を引いたら冗談抜きに命に関わる。 とはいえ、今雨の中を走り出しても命に関わるわけなのだが。 ) ぅー・・・・・・ ( やっぱり軽率だったのでは無いのだろうか。軽率だったろう。軽率でした。ごめんなさい。 せっかく拾った命を失うなんて馬鹿すぎる。 ともかく、風邪を引く前にどこかに移動しないと―― ) ・・・・・ ( 誰か、傘を貸してくれそうな優しい人いないだろうか? スラムだから逆に追いはぎに合いそうだが。 つと視線を右へ左へと動かして人影を探してみる。 ) [Tue 27 Apr 2010 23:52:34]
◆ヴァリス > ( 結局のところ、数日家を空けてしまった。 すぐに帰るつもりだったのに。 きっと心配されているだろう。 ) でもまあ、ギルドで報酬受け取りたかったし。事の顛末もちゃんと聞きたかったし ( 結局のところ、犯人の目的はちゃんとわからなかったようだ。 狂人による狂った仕業。 たしか、クリスティアの人間だったとか。己が会話したのは短い時間だったが、彼には彼なりに何かと戦うための準備をしていたのだろう、と思う。 神よりもさらに上位の存在。 その存在には誰も気づかない。 それを倒す知識を――求めていた。 確か、そんな感じの会話だったと思う。口元で両手の指を絡ませ、ほぅと吐いた息は白い。抱えた膝に顎を乗せて、戦闘の跡を眺めながら青年は思い出す ) そんな存在がいたら、それが牙を剥いてきたら――みんなどうするんだろう ( 狂人が狂人足りえたのは健常者がいるからだ。 しかし、それはあくまで大勢の中の少数であり異質であったが故の狂人だ。 その狂人の手段はともかくとして、その狂人が妥当、ないし認知(いや、認知はしてたか?)していた存在が現れたとしたら? 自分たちはその存在に対して手を打つ方法を自ら潰してしまったのではないか? 切欠を、手がかりを。なくしてしまったのではないか? ) ―――全部が彼の妄想だった、と願うばかりだ ( それにしても寒い。と青年はコートの上から己の身体を抱いた。 傷の痛みもさることながら、今のこの身にはこの寒さも辛い。 ) ―――わからずじまい、だったけれどね ( ともあれ、事件は終わった。それは安堵すべき事なのだろう。どうもカリンとの件があるせいか、加害者側の心境に肩入れしたくなることが多いように感じた ) [Tue 27 Apr 2010 23:38:33]
◆ヴァリス > ( どうにか雨が凌げる場所で青年は夜空を見上げていた。 人が住んでいるのか、住んでいないのかも定かではない通り。 視線を夜空から落とせば修繕が終わった後がある。 戦闘の痕。 蜘蛛の化け物と己と彼女が戦った場所だ。白色の血液を大量に撒き散らしただろうに、その痕跡すら見つからない。 何事も無かったかのように。 平和が陸続きでつながり、太平楽の世に繋がったように。 ただ、何かがあったことを語るのは壊れた壁を修繕した跡だけだった ) ――― こりゃ、 帰れそうに無いな ( じくじくと痛む背中の傷を気にしながら、青年は小さくぼやいた。 すぐに帰るつもりだったのだが、中々移動速度も遅く、また雨に降られては帰るに帰れない。 屋根を借りて雨宿りをする。さりとて泊まれる場所まで歩く間に倒れてしまいそうで。 寒いのを我慢して雨が止むのを待っている ) [Tue 27 Apr 2010 23:28:23]
お知らせ > ヴァリスさんが来ました。 『地面に座って夜空を見上げた。』 [Tue 27 Apr 2010 23:23:33]
お知らせ > シロ@狼さんが帰りました。 『これ集会なの?「集会だよ」(お題はいつも無い。)』 [Sat 24 Apr 2010 23:54:38]
◆シロ@狼 > (「おいしいね」)『おいしいでしょ!』(つきの明かりが差し込む広場。ひもじい思いをする人間がおおいこの付近で、腹を満たす動物たち。匂いにつられてか通りから顔を覗かせる猫がいた。「おいでよ」犬が呼べばトットコトットコ跳ねるように近寄ってくる黒猫。腹をすかしているのかメシへと顔を突っ込むようにして7匹目の仲間が加わった。何匹来ようがいつでも誰でも歓迎するのが犬猫集会。危険がなければ集まり寄り添いのんびりと。危険が迫れば皆が皆、一目散に逃げ出す。それがスラムの犬猫集会。) [Sat 24 Apr 2010 23:53:19]
◆シロ > (風呂敷を地面へと降ろし、結び目を広げれば焼いた魚や混ぜご飯やらその他もろもろ。あきらかに残飯ではない、調理されたものがそこには入っていた。)今日はみんなくるの?(荷を解き中の包みも解けば着ている服を脱ぎ始める少年。「どうかな?」「最近人間たちがよく出入りしてたからな、出てくるの嫌がってるかも」解かれた荷に顔を突っ込んで食事を始める仲間たちにまじるように裸になった少年はそのばへとしゃがみこんで。そして徐々に耳、尻尾、が生えてきたかと思えば全身から白い体毛が生えすぐに狼の姿へと姿を変えた) [Sat 24 Apr 2010 23:38:10]
◆シロ > (住居の立ち並ぶ貧民窟。住居と住居の間の狭い通りを少し入れば、少し広い空間が現れる。家を建てるには小さく、庭と呼ぶには何もない。誰のものとも知れない土地。そんなところに集まる近所の犬猫)まだあんまし集まってないね(犬2匹と猫3匹がそこにいた。近所の犬猫、今日は犬猫集会。そして、家主に作ってもらったご飯をもってきた人間の少年の格好をした狼) [Sat 24 Apr 2010 23:28:40]
お知らせ > シロさんが来ました。 『よいいしょ「ちょっとおおきな風呂敷包み」』 [Sat 24 Apr 2010 23:20:43]
お知らせ > ライヴィスさんが退室されました。 『( 今日の餌は 子猫二匹 )』 [Thu 15 Apr 2010 23:46:54]
◆ライヴィス > ( 狭い通り道、 薄暗い其処に人の姿は見当たらず、 ) ……… 、 ( 場所を考えれば良かッたな、なンて、 ) ( 隅ッこに寄り添い 眠る子猫を見遣りながら思う。 ) …―――もッと、楽になれば良いのにな。 ( 餌探し。 人間の方から提供してくれるとか。―― 無理か、そンな奇異な人間は居ないだろし、己は奴隷だ。 ) ( ひとつ、溜息を吐いて、 ) [Thu 15 Apr 2010 23:45:34]
◆ライヴィス > ( 随分と伸びてたンだなあ、なンて 束になッた髪を見遣りながら 聞こえぬ程小さな声で呟き、 ) ( 其れを塵溜へと捨て置けば、階段から立ち上がる。 ) ……喉が渇いた、 ( 最近は動物ばかりだッたから、 出来るなら人間の血が欲しい。 ) ( ゆるり、足先を狭い通りへと向け、 歩み始め、 ) ……何処かに落ちて無いか な。 ( 眠りこけてる奴でも、死体でも良い。 ――人間の血が飲みたい。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:39:08]
◆ライヴィス > ( こういうのッて簡単に切ッて良いのかなあ、 ) ( なンて疑問が一瞬過るけれど、 ) …まあ、良いか。 ( じゃきン、鈍い音を立てて 鋏を入れる。 ) あ、やッぱうまく切れてないかも。 ( 貧民窟の塵置き場に近い場所で、階段に腰を下ろしながら、 ) ( 手に残ッた髪の束を見遣り、 ) ―――… 、 ( 鏡に姿が映らないから、 ) ( 如何なッてるかなンて 見れず 解らず。 ) ( 鋏を地へと置き、 片方の手で短くなッた髪に触れる。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:29:37]
◆ライヴィス > ( くぁ、と欠伸を一つ噛み殺して 空を見遣る。厚い雲に覆われた暗い 空。 ) ―――…これから暑くなッてくのかな、 ( 己は気温の差があまり解らぬから、関係無いけど、 ) ( 長く伸びた髪を指先で弄り ) 暑苦しいよなァ…。 ( 手入れなンてものもしてないし、ただ切らないだけの金髪。 少し考える様な間が空いて、 服のポケットから取り出すのは、 鈍く光る鋏。 ) [Thu 15 Apr 2010 23:20:27]
お知らせ > ライヴィスさんが来ました。 『( ――眠い、 )』 [Thu 15 Apr 2010 23:16:13]
お知らせ > ドライツェ@夜魔さんが帰りました。 『黒尽くめの仮面の男をもし見かけたらすぐに逃げて下さい( 伝える )』 [Sun 11 Apr 2010 18:48:48]
◆ドライツェ@夜魔 > ( いかなる苦しみを抱くにしろ「あれ」は私欲の為にもう随分殺している。 それは充分すぎるほどの理由たると思うのだが―――― 歩いているとまた一人、この界隈の住人が通りかかった ) [Sun 11 Apr 2010 18:47:44]
◆ドライツェ@夜魔 > ( あれの痛みを察せたのは青年もまた痛みに敏感だからではなかったろうか。 多分、随分繊細なんだろう。 ともすれば世間に溢れる矛先のない些細な悪意にも――悪意未満のマイナスの感情とすべきか――押し潰されてしまいそうな。 ) ……傷ついてしまうんでしょうねえ。 ( そうした人が何かを害さなければならないとなると。 何かと争う時、人は信念もしくは開き直りを要する。 対象を押し退けるに値するだけの理由を自分の中に必要とする。 ――そんな風に、思う ) [Sun 11 Apr 2010 18:44:50]
◆ドライツェ@夜魔 > ( 刻一刻と辺りは徐々に暗くなる。 足を取られるでもなければ道を見失うでもなく、割合順調に回れているのは自分にとって比較的慣れた場所だからだ。 その慣れが原因で注意を怠ってしまわないよう気をつけながら、考える ) ――「泣いて見えた」ですか。 ( 仮面と二度目の遭遇を果たした際、先にあれを見ていたという青年が言うには。 本当はもっと感じた事があったかもしれないがそこまでは上手く伝えられなかったという気もする。 対人恐怖症――ではなく、人慣れしていない印象がある ) 苦しい。 辛い。 悲しい、痛い。 ( 人が涙するに至る条件を挙げていく。 次いで、溜息 ) 彼だからこそ掬い上げられたのでしょうけれど、よりによって――――ですねえ… ( もう一度、今度は深めに溜息をつく ) [Sun 11 Apr 2010 18:33:56]
◆ドライツェ@夜魔 > ( 雨雲のせいで幾分暗いが日は随分長くなった。 午後六時――晴れていたなら黄昏時と呼べる頃合。 この時間から仮面の化生が徘徊しているとは思い難いが、それならそれで蝙蝠のように夜の訪れを待っている――はず。 言わばこの見回りは塒探しだ。 人知れず身を隠すにはスラムは手頃な地域でもある。 ) そう、黒尽くめの仮面の男。 もしそんな姿を見ても何もせずに逃げて下さい――とても危険な存在ですから、どうかお願いします。 ( その上で、できれば自分が身を置く教会に知らせに来てほしいとも伝えてみる。 顔が利くとまでは言えないにしろこの格好――修道服は雄弁にこちらの身分を告げるんだろう ) [Sun 11 Apr 2010 18:24:03]
◆ドライツェ@夜魔 > ( 司法は無論、行政からも見捨てられているのかスラムの路地は荒れている。 剥き出しの黒土は人の足に掘り返されて乱れるままに捨て置かれ、石畳らしき痕跡が残っていてもそれは剥がれめくれている。 そうして石畳が剥がれてできた窪に雨が溜まり、今もまた波紋の連鎖を生んでいるところだ。 その見慣れた荒廃した風景の中を歩く ) [Sun 11 Apr 2010 18:15:37]
お知らせ > ドライツェ@夜魔さんが入室されました。 『( 水溜りにぽつりと雨粒 )』 [Sun 11 Apr 2010 18:11:16]
お知らせ > ソードさんが帰りました。 『家に帰る頃には全身ずぶ濡れになっていた』 [Sun 11 Apr 2010 01:26:04]
◆ソード > (多分、このあたりで泥棒なんてしても儲からない、貧乏な家が殆ど。でもやはり怪しまれるのは困るわけで)ま、走ろうっかな…っ!(夜でもそこそこは見える。ならば、と一気に走り出して) [Sun 11 Apr 2010 01:25:48]
◆ソード > (腰の鞄からハンカチ・・・というほど立派ではない布を取り出して軽く体についた水を払って…)うー…何か焼け石に水みたいな…。(もう時間も少し遅いので近くの知り合いの家に避難とかもしづらい。となればここから走って家に戻るのが一番早いか、とか考えながら布で頭を守るように被り・・・)・・・コレじゃ泥棒・・・だね・・・(凄い誤解されそうだ、と気がついて布を外し) [Sun 11 Apr 2010 01:17:17]
◆ソード > (最近は物騒な事件があったとかなかったとか噂もちらほらあるのだけど余り気にした様子もないまま外出したらバチが当たったのか)…うー・・・雨で濡れて寒い…っ!(雨除けとしては若干頼りの無い細い枝を持つ木の下に退避して濡れた体を震わせる) [Sun 11 Apr 2010 01:06:29]
お知らせ > ソードさんが来ました。 『雨に降られて』 [Sun 11 Apr 2010 01:02:32]
お知らせ > アイゼンリッターさんが帰りました。 『(灯りを消して、その場を静かに立ち去った)』 [Fri 9 Apr 2010 22:23:23]
◆アイゼンリッター > (その後しばらく調査を継続したが、これ以上の進展は見られなかった。 まあ、予測していたことだ。 ――こと吸血鬼戦闘に関してはVHGの面々はプロフェッショナルと言っても良い。 彼らが証拠を見落としたという事は、考え難い。 まだしも自警団よりは信頼の置ける集団――今のところは――だからだ。 やはり直接接触を試みるのが一番だろう。 VHGにせよ、此処を拠点にしていた何者かにせよ。 カインとしての接触は避けるべきだ。 アクセラレーターの件で、VHGから自警団に連絡が行き、疑われている。 アイゼンリッター、あるいは別の人物として、というのが順当だ)……こんな所、か。 [Fri 9 Apr 2010 22:22:53]
◆アイゼンリッター > (――カイン・グレイホーク/アイゼンリッターは狂人にほど近い精神状態にある。 この時代にそういった症状が確認されているかは定かでは無いにせよ、パラノイアと呼ばれても仕方の無いような有様だ。 原因は諸々にあるが、その傾向として妄想と、そして周囲に対する猜疑心というものがある。 ここで彼が争った痕跡と血痕をもとに思い描いた、昼間に此処を訪れたハンターが連れ攫われたのではないか、という推理は、まったくの憶測でしかない。状況証拠を元に、その脳内で繋ぎ合わせただけだ。 事実かどうかは、それこそ神のみぞ知る、だろう。 そして自警団に向けられた猜疑心は、制限無く膨らんでいく。 実際問題、歯止めを利かせるものが何一つとして存在しないからだ。 アイゼンリッターは常に単独行動であるし、その存在をもろ手を挙げて認める者もいない。 結果、彼はその独善的な傾向を強めていく) [Fri 9 Apr 2010 22:20:05]
◆アイゼンリッター > (吸血鬼は血を吸う。 呼んで字の如くだ。 であるならば、もっと多量の血痕が残っている筈じゃあないのか? 争ったとして……無傷でハンターを無力化した? ありえない話ではない。 いつぞや対決した女の強姦魔は、なにやら妙な魔術を用いていた。 そういった類ならば、だが……)証拠が無い以上、どうにもならないな。 魔術的な痕跡でも探れれば別だろうが。(だが、大量の血痕が存在しないとなれば、ここで殺された者はいないという事になる。 生きているのであれば、何処に行ったのか。 それに加えて、だ)…………争いを起こすような存在が、此処にはいたという事実か。(――自警団の輩は、やはり気にしないのだろう。 VHGの面々が被害にあったとしても、自己責任だとか、仕方が無いだとか、人手不足だとかいって。 無論、此処で彼らが対決した相手が吸血鬼の類であれば、それはカーンの管轄だ。しかし……犯罪者が相手だったら? それでも見て見ぬ振りを決め込むのだろう。 忌々しいことだ) [Fri 9 Apr 2010 22:17:09]
◆アイゼンリッター > (オイルマッチを擦り、光源を確保。 その炎を右手で握り――どうせ攻撃には使えないのだ。灯りを持っても支障は無い――左手で穴の縁に捕まって、だらりと垂れ下がって、それから降り立つ。 深呼吸を一度。 廃墟となった工場は、成程、確かに某かの生物が潜むにはうってつけといえた)…………………。(自分も拠点ぐらいは確保したいものだと、ふと思う。 別にダイムノベルの主人公を気取るつもりは毛頭無いが、居住区の狭いアパートの一室に装備を隠すのは限界がある。 スラムや暗黒街への、効率の良い移動手段も確保したいところだが――まあ、今考えても仕方のない事だ。調査に集中しよう)(右手の灯りで周囲を照らしながら、床へとしゃがみ込み、左手の指で撫でて行く。 これは――血痕、か? 昼間にハンターが赴いたという話も聞いたが……昨夜に此処で物音を聞いたという話は無かった筈だ。 戦闘があったのは、だとすれば昼間だろうか) [Fri 9 Apr 2010 22:12:14]
◆アイゼンリッター > (調査を行うくらいは可能だ。 久方ぶりにコスチュームを着込み、屋根の上を駆け抜け――頭上というのは、相手が「人の形」をしている限り、絶対の死角の一つだ。奇襲を仕掛けるにも最適。 地の利を活かせ。 これに関しては問題ないと、先日考えていたことを再確認しながら――そして目的地である工場跡にまで辿りつく)…………ふむ。(穴の開いた屋根から、内部を覗き込む。 昨晩、吸血鬼ハンターらしき面々が、集団でこの辺りを探索していたと聞いた。 ――しかし吸血鬼を滅ぼしたという話は聞かない。 ……成程)……調べてみる価値はある、か。(ポーチの中を左手で探って、装備が揃っていることを確かめる。 もとより吸血鬼相手に真正面から戦う気はないが、昨晩のハンター達の調査が空振りだったなら、此処で遭遇する可能性は低い。 とはいえ、用心は怠らないようにしなければ。 自分は万全の状態じゃあない) [Fri 9 Apr 2010 22:07:09]
お知らせ > アイゼンリッターさんが来ました。 『――右腕は動かないが。』 [Fri 9 Apr 2010 22:01:52]
お知らせ > エリーさんが退室されました。 『離れ過ぎたハンター達を呼び集める。 手掛かりは得られなかった。 』 [Fri 9 Apr 2010 01:00:51]
◆エリー > ( ―――こういう事を考えるのはあまり性格の良い話ではないと思うけれど。 二人で行動していたハンターがこうも何の情報も残さず姿を消すなんて可能性はそうあるだろうか? 無いとは言わない。 無いとは言わないけれど、あまりに綺麗に消え過ぎではないかと勘繰らざるを得ない。 私の仕事は可能性を疑う事だ。 同僚の思惑や不足の行動までを視野に入れて、決して思い込み過ぎて視野を狭めないようにしなければならない。 例えばこの件が最初から誰かの思惑通りだったとしたら。 例えばハンターの二人が最初から裏切り者だったとしたら。 例えば私達が吸血鬼であるという前提で情報を集めて居た何かがそんなものとはかけ離れた怪物だったとしたら。 ) ………。 ( まさか、という言葉は口にしなかった。 ) ( 灯りが遠すぎる気がする。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:52:35]
◆エリー > ( ターゲットの住処と思われる工場跡の廃屋は元々荒れ果てていたが、埃っぽい床には複数の乱れた足跡と僅かな血痕が見つかった。 ここで想定外の反撃があったと見てほぼ間違いないだろう。 そう判断して周辺の捜索を開始したものの、決定的な痕跡はぷつりと途絶えてしまった。 数時間が経過し、あらかたの範囲をしらみつぶしに見て回ったものの手掛かりは無く、そろそろ皆の疲れが見えて集中力が途切れて居た。 そろそろ今日は潮時だろうか? 発見が遅れれば遅れるだけ二人の安否も障るが、既にこの時間―――二次遭難にでもなったら目も当てられない。 ) ……。 ( 少し灯りが離れすぎて居る気がした。 カンテラが二つしか見えない。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:41:31]
◆エリー > ( 捜索に当たるの戦闘能力のある前衛のハンターが3人と、情報戦と補給を担当する後衛のエリエッタ・嘉村の4人。 本来後衛はスラムの様な危険区域にまで同行する機会は少ないが、今回の作戦の地理やターゲット情報、先行した2人の情報、殆どをエリエッタが纏めたというのが一つ、もう一つは単純に主戦力を欠いた吸血鬼狩りギルドの人員不足による。 当然の如く3人ものハンターが護衛につけられ、こうしてエリエッタのオペレーションの元、捜査は今に至る。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:33:08]
◆エリー > ( スラムに潜伏すると情報のあったとある吸血鬼の捜査、分析が終わり、ほぼ確定した情報として処分に向かった実働隊の二人組が一日半が経過しても帰って来ていない。 昨日の日中、目星をつけた寝床を襲撃すべく日が高いうちに出た筈の二人はギルドにも自宅にも戻った形跡がなく、数時間前に捜査が開始された。 簡単な部類の仕事だった筈。 日中は眠っていて動けないというターゲットの寝床を暴いて、心臓に杭を打ち込んで終わり。 わざわざ夜になって仕掛ける事はない、一方的な処刑だった筈だ。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:22:57]
◆エリー > ( 午前0時スラム区画西南、溝川沿いの不法投棄物の錆びた屑鉄が積み上がる通り。 人口の灯りはなく、民家の影も疎ら。 建っているのは専ら利用されなくなって久しい工場と酒場の廃墟で、普段こんな時間に人の足の入るような場所ではない。 そんな場所に数人…3人、4人のカンテラを持った人影が暫く前から一帯を歩き回っている。 最初は固まって等間隔だったカンテラの灯りは次第に距離を空け、互いの声が届くぎりぎり、灯りの見えるぎりぎりくらいの範囲に広がってた。 ) [Fri 9 Apr 2010 00:12:22]
お知らせ > エリーさんが来ました。 『 Slum investigation AM0:00 』 [Fri 9 Apr 2010 00:01:11]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが帰りました。 『( その血は赤には遠く、白には遠く、中間の色合いを点々とスラムをでる場所まで続き、途切れた』 [Sun 4 Apr 2010 03:56:06]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『血の跡は途中で途切れて』 [Sun 4 Apr 2010 03:54:58]
◆ヴァリス@夜魔 > ( がくん、と青年の体は人形のように少女の動きに合わせて揺れた。 名前を呼ばれても焦点の合わない視線を彷徨わせるのみで、なんとも答えようとはしない。 傷は完全に完治したわけでは無いのだろう。 傷口から溢れていた残りがぽたりぽたりと地面をぬらした。赤い、血が。そして、そのまま青年は少女に連れられて郊外の家へと運び込まれていく。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:53:06]
◆ヴァネッサ > ( さっきまでの焦りは幾分かマシになった。 それから、少しだけ冷静になって考える。 もし、このまま病院に連れて行ったら、吸血鬼になりかけている状態の治療をするだろう。 そうしたら、どうなるんだろうか。死んでしまうのか。 それとも、生きながらえるのか。いや、そもそもなりかけではなく、もう完全になってしまったと判断されたら、多分殺されてしまうのだろう。 それは嫌だ。 絶対に嫌だ。 だから、 ) 一度、家に帰ろう? ( 私達の家へ。 そう耳元で語りかけて、再び彼の身体を抱き上げて、今度は、病院ではなく、郊外のあの家へと足を進めようか。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:48:58]
◆ヴァネッサ > ( もう何度、血を与える為の口移しをしたか分からない。 ただ、気が付けば彼の血が止まっていることに気がついて。 ) ――ヴァリス … ヴァリス…? ( 意識があることを確かめたく、何度も彼の名前を呼ぼう。 さっきまでの焦りは ) [Sun 4 Apr 2010 03:46:26]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 短いキスだった。 いや、その応酬か。 意識が――はっきりしないのは当然だが。青年はうっすらと目を開ける。ここはどうだろう。自分は誰だろう。それ以前になんなんだろう。そんな疑問が最初に頭から浮かんでは消えた。 ) ぁ ・・・・・・ ( 小さく、声を洩らした。赤子のように。少女の頬に向けて、何かを求めるように手を伸ばす。背中の傷は決して効果的とまではいかないけれど。吸血鬼の貴方と比べれば、それでも血は止まる。それとも流れるのをやめたのかはわからないけれど。 ) ―――― ・・・・・ ( 意識ははっきりしていないのだろう。 それ以前に「記憶があるのかどうか」すら確かめることはまだ難しいし「吸血鬼なのか半吸血鬼なのか。それともグールなのか」すら判断できるかどうか。 なにはともあれ、青年はわずかにだが、「動くように」はなった ) [Sun 4 Apr 2010 03:31:34]
◆ヴァネッサ > ( 駄目。彼は、中々上手く飲んでくれない。 結果がどうなるかはわからなくても、今はこれをやらなきゃ駄目だ。そして、今浮かぶ方法は一つしか出てこなかった。 ) ―――――ンッ ( 食い破った傷口から自分の血を口の中に含んで、それから彼へと口移しで与えよう。 一回で駄目なら、二回、三回と状況が変るまで、何度も何度もやるだろう。 ) ――――――。 ( お願い。 そう心の奥底で思った。 生きているか、死んでいるかは今、この瞬間はどうでも良かった。 動いているのと動いていないのだったら、前者の方が断然良かった。 今、この状況ではそう思ってしまう。 今まで一度も完全に感染なんてさせたことが無かったから、その効果もどこまで信用していいものか分からなくて、故に過剰に期待もしてしまう。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:25:12]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 [Sun 4 Apr 2010 03:13:59]
◆ヴァリス@夜魔 > ( ぬるり、とした液体が彼の口元をぬらした。 けれど、中々飲み込まない。それだけの意識が無いのだ。ちろり、と舐めはするけれど嚥下することは無い。 ) ――――ん ( うっすら、とあけた目はしかし、どこにも焦点を結ばない。小さく「母さん」と呟いた。 延命にはまだまだ遠く、口元に当てた程度ではうまく飲み込めないのだろう。 それに―――吸血鬼の血は生命の通貨とは言われるが、それは吸血鬼からの観点だろう。青年はミックスであり、口にしたところで生命力に変換されるわけではない。 ) けほっ ( 血が咽た。やはり、うまく飲み込めないものだし。なにより、少女の感染能力は弱く、すぐには効果を発揮しないのだろう。 一気に大量に、与えればまた違うのかもしれないが。体温は依然として戻りはしないが、緩やかに瞳を開ける程度の気力ぐらいは取り戻したのかもしれない。 ただ、それは「生き返った」のではなく、「動くようになった」ということなのだろうが ) [Sun 4 Apr 2010 03:12:35]
◆ヴァネッサ > そうだよね …? お父さんが居なくなっちゃシグリットが可哀相だもの、ね ( その声は徐々に涙ぐんだものになっていく。 ) ――な、何でこんなときにいうのかなッ! ( 段々に温かみが失せてくる彼の身体。 服を掴んでいる手から力が抜けるのを見て、意を決したように一度立ち止まって。 ) あのね。 もうずっと、ずっと、ずっと前から言ってるけど、もう一度言うね。 大好き、愛してる。だから、これからもずっと一緒にいてよ、ねぇ…? ( 一度彼を地に下ろして、それから自分の左手首を食い破って、その傷口を彼の口に押し当てよう。 嫌だなんていっていられない、今は目の前の延命だった。 吸血鬼にしなくても、これで病院まで持てばいい。 いや、それとも、やはり吸血鬼にした方がいいのか。 分からない。ただ、今はこうするしかない。 そう思ったから。 ) [Sun 4 Apr 2010 03:03:28]
◆ヴァリス@夜魔 > ――――いいよ。 わかってる。 ( そっと、少女の頬に手を伸ばそうか。届けば、その頬をそっと撫でたい ) 僕は死なないよ。死なないさ。 カリンが受け継いでくれたもの。子供がいるもの。死なないさ。 ( くふ、と笑って ) 飲ましてくれれば吸血鬼になるかもね。それともグールかな。それとも量が足りなくてただ死ぬだけかな。 ( おかしそうに。青年は笑って ) ううん。喋るよ。 ああ、そうだ。カリン。言い忘れてたことがあった。 ねぇ ( と、少女の服を甘える子供よろしく小さな力で握り、笑って言おうか ) 愛してる。 君は最初こそ代わりだったかもしれない。埋め合わせだったかもしれない。 けど、今の僕にとって誰よりも変えがたい、とても大切な――女性(だったよ。 今まで一緒にいてくれて、ありがとう・・・・ ( ゆるく。少女の服を握る手から力が抜けようか。 息は徐々に浅くなっていき、体温は少しずつ冷めていく。 病院まで間に合わないだろうことは、明白だろうことは、きっと貴方にもわかることだろう。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:55:09]
◆ヴァネッサ > どうしたの?何か、急に昔の事なんか喋りだしてさ。 ( 揺らさないように気をつけながらも、その足取りは徐々に速くなっていく。 ) ほら、もう喋んないで。 ね? ( もう、彼の顔を直視することは出来なくなって。 今は、できるだけ急いで、早く病院にたどり着くことだけを考えようとする。 ) それ以上、喋ると私の血を飲ませるよ? あれ、苦しいでしょ? だから、もう喋んないで。 ( 彼が何か喋れば喋るほどに、まったく違う話題を出す。 彼の話に直接答えたくないかのように。 ) さぁ、もうすぐスラムは抜けるよ [Sun 4 Apr 2010 02:46:11]
◆ヴァリス@夜魔 > ( ぼたり、ぼたり、と血液が滴り落ちる。 ) 僕はカリンの全部知ってるからなぁ。 顔以外にも色々。きっとほくろの位置もわかるよ。 ( くすくす、と青年は小さく笑った。楽しそうに。 ) 色々あったよね・・・・・。 恋をして、恋をされて、憬れたり、憬れたり。 そういえばカリンと出会ったのも、スラムだったよね。 おかしかったなぁ。 思い返せばカリン。 犬の血を吸ってたんだけどそれが申し訳なくて埋めたりしてたよね。 最初に会ったとき、僕の後ろをちょこちょこついてくるだけでさ。なんか叫びだしたと思ったらものすごく怖くてさ。 しばらく会わないと思ったら、主人のために文字を教えておしいって言ってきてさ。あれはびっくりしたなぁ。 でも、それ以上にカリンが僕のことを好きになってくれてさ。 その後に離れ離れになってさ。僕がシャリネのことを好きになってさ。カリンが暴走しちゃってさ。 結局シャリネは離れてさ。カリンがずっと噛み付くみたいにずっと一緒についてきてさ。 カリンがヒトを殺したって聞いたときはびっくりしたな。信じられなかったよ。 それでさ、償いたいって言い出してさ。どうしたらいいか一緒に考えてさ。一緒の暮らしが始まってさ。 気がつけば、カリンが僕の子供を身ごもってるんだもん。びっくりだよ。 シルフィードとかミナとかヒナとかいなくなってさ。寂しかったんだよね。ルァもどこかよそよそしかったし。 家族ができたんだーって思ったときは、本当にうれしかったな。 ( 小さく、笑って――咳をした。血が混じる。 ) たくさんケンカしたよね。たくさん笑ったよね。たくさん愛し合ったよね。たくさん同じ時間一緒にいたよね。 そんなに悪くない生活だったなぁ。 ねぇ、カリンはどお? 悪くない生活だった? [Sun 4 Apr 2010 02:38:57]
◆ヴァネッサ > 嘘、そんなの絶対に嘘! だって、こんなに血が出てるもん! ( 大丈夫なんてことはない。ゆっくりとできるだけ揺らさないように彼を抱き上げようとしよう。 ) ――顔? 顔なら、傷の治療してから何回だって見れるよ? ( 抱き上げたまま、顔がよく見えるように彼に顔を近づける。 今は目立つ目立たないなんて、構っていられない。 そして、この場から足を進め始める。 向かうは病院だ。 ) 嫌だ。 守って。 ( 申し訳なさそうな彼の顔。 苦笑するその表情を見て、顔をつい、と正面に向ける。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:30:18]
◆ヴァリス@夜魔 > ―――うはははは。 僕の心配なんていらないよ。 ( 青年は少女の腕の中で笑った。 少女の「病院に連れて行くよ」との言葉に青年は小さく首を振った ) 言ったでしょ。僕の心配は必要ないよ。 それより、カリン。もっと顔を見せて。 ( そっと、青年は血まみれの手を少女の頬へと伸ばそうか。 ちらり、と見やった視線の先。 蜘蛛の化け物の姿は幻のように消えかかっている。 はは なんだ。 倒せたんじゃないか ) ごめんね。カリン。約束。守れそうに ない ( 青年が浮かべたのは、申し訳なさそうな苦笑いだった ) [Sun 4 Apr 2010 02:24:25]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが退室されました。 [Sun 4 Apr 2010 02:23:03]
◆禍蜘蛛 > ( 事実継続的な戦いのダメージは蓄積していて、そして最後の全てを刈り取る一撃。忌み嫌われ災厄を呼ぶと呼称された化け蜘蛛の命は最早尽きた。 )( それからはピクリとも動かず、そして一時もすればそこにある蜘蛛の死体は幻のように掻き消えていくだろう。まるでそこには初めから何も無かったかのように消え去って。 )( そうしてただ戦闘経験★6だけが後に残る。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:22:45]
◆ヴァネッサ > ( 拳の一撃で吹き飛べば、蜘蛛に背を向けて彼の所まで走り寄っていく。 ) ――だ、大丈夫…?! 今は犯人よりもヴァリス自身の事を心配しないとッ! ( 彼を抱き起こしながら、耳元で問いかけよう。 前に怪我をしたときとは負傷したところが違うからよくはわからないけれども、恐らくは危険な状態なのだろう。 まずは、病院へ連れて行かなくちゃ。 そのまま付き添うことは出来ないけれど、病院まで連れて行けばなんとなると思うから。 ) とりあえず、病院に連れてくよ。 ( 蜘蛛からは完全に意識が逸れている。 まぁ、倒したものだと思っているし。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:16:33]
◆ヴァリス@夜魔 > ( どうやら、カリンが勝ったようだ。安心したらふと力が抜けた。嗚呼、と青年は静かに息を吐いた。体中がズキズキと痛いけれど、今はそんなでもない。結局は対した傷じゃなかったのかな? なんて。 現実逃避。 確実に、前にスラムで刺されたときよりマズいんだろうなぁ、なんて小さく呟いた ) 見てるのかねぇ。 犯人は。 ( 小さくぼやいて、ふぅと息を吐いて青年は少しずつ体から力を抜いていく。どうやら、カリンは大丈夫そうだ。よかった。カリンが死んだら――シグリットは誰が育てるんだろうな、なんて。ちょっと心配だったもの ) [Sun 4 Apr 2010 02:09:36]
◆禍蜘蛛 > ( その肉を貫く手応えにニマリとした。しかしすぐにそれは驚愕に歪む。 )( 平然と女は振りかぶり、そして目の前に迫り来る拳――――避ける事の叶わないその一撃は蜘蛛は驚愕に歪んだ表情を陥没させ、そして再び壁へと叩き付けられる。その醜悪な顔面はより一層醜いものとなり、叩き付けられた格好のままピクリと痙攣している。 ) [Sun 4 Apr 2010 02:03:45]
◆ヴァネッサ > ( 四方から迫る爪など気にすることもなく、足を進めていく。 襲い掛かる爪は少女の身体に突き刺さっていく。 ) ――ぅぐ … ( 痛みに鈍いせいか、最初に感じたの異物感だった。 身体に何かが侵入してくるような感覚。そして、その後を追いかけてくるように鈍い痛みがじんわりと広がってくる。 ) ―――ちょっと、痛い…けど、痛くない! ( 右の拳を握り締めて、真っ直ぐと蜘蛛を見ている。 蹴りを放ったときほどの威圧感はないが。 ) ――まずは、さっきの糸の分!! ( その言葉と共に、拳を全力で蜘蛛の顔面に叩き込もうとするだろう。 ) [Sun 4 Apr 2010 01:56:17]
◆ヴァリス@夜魔 > ( ぜぇ、ぜぇ、と息が荒い。今、どうして自分は生きているのだろう。 と思う。 目の前がぼんやりとしている。 ごろん、と転がされたのは怪物が己を放ったからだと思った。助かったのか。良かったのか。安堵したのか。よくわからない感情がぼんやりと浮かんでは消えていく ) ははは かっこわる。 結局殴りあっただけだもんなぁ ・・・・・ 僕は。 ( 笑って、地面を掻いた手が血で滑った。ああ、結構血を流したな、とぼんやりと思った。 後はもう――カリンの戦いを見るので精一杯か。 カリン。無事かな。 勝てるかな。 生きててほしいなぁ。 なんて、ぼんやりと思いながら、戦いの行く末を眺める ) [Sun 4 Apr 2010 01:47:48]
◆禍蜘蛛 > ギニャアォゥ!! ( その最後の力を振り絞った膂力に、先程から大きなダメージを負っている蜘蛛は悲鳴を挙げる。両腕はマトモに動かず、目も数多く潰された。しかしそれでも残り四本の爪と三つの目は健在だ。まだ。まだまだ戦える。戦える限りは戦い続ける。 ) グゥッ……! ( 力の抜けた男から手を離し、再び蜘蛛と女は対峙しあう。殺す。この女は殺す。その三つの目は爛々と光り殺意に色を焦がし。 ) ゲァァアッ!!! ( まだ動く四本の爪が、文字通りの四方から彼女を今度こそ串刺しにせんと襲い掛かる!! ) [Sun 4 Apr 2010 01:39:20]
◆ヴァネッサ > ( 糸の束縛を解くのに身体の限界まで力を込めたせいで、全身が痙攣しているような感覚がする。 それでも、動かなくてはいけない。 彼からあの蜘蛛を引き剥がしてやらなきゃならない。 彼の背中を突き刺している蜘蛛に怒りが頂点に達してしまいそうになるが、それでも冷静にならなきゃいけない。 冷静じゃなくなったら、もう人ではない。 さっきの彼の言葉、今の頭を寸でのところで繋ぎとめている。 ) ―― ヴァリス! わかった…、わかったからッ! だから、もう喋らないで! ( 背中から血を噴出させている彼を見て、悲痛な叫びにも似た声をあげて。 もう、わかった。 彼は示してくれた。 だから、今度は自分だ。 ) ――バトンタッチだ…化け物。 歴戦のプロからド素人にね…。 ( まだ彼と交戦中の蜘蛛に向かって、静かにただ暗闇の中しっかりと聞こえるように告げよう。 ) 私達の第二ラウンドを始めよう。 ( 拳を握り締めて、蜘蛛へとゆっくりと近づいていこう。 頭の中は冷静でいることに総動員させる。 蜘蛛の攻撃を避けるなんてことを素人の私が考えたってしょうがない。 倒すなら、多少のダメージなんて気にしていたら駄目だ。 プロじゃないなら、気力でカバーすればいいんだ。 ) [Sun 4 Apr 2010 01:29:24]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが入室されました。 [Sun 4 Apr 2010 01:29:09]
◆ヴァリス@夜魔 > ―――戦って 戦って 獣のように戦って なにが残るって言うんだ。 犯人 見てる? わかるか? 同じだろ。 何かのために戦ってるんだ ( ぜぇ ぜぇ と息が荒い。 痛みが半端無い。殴っていた拳も弱弱しくなっていき、やがてぺちぺちと悪戯に潰した複眼を叩く程度の力になってもなお―――青年は戦うことを諦めない ) あんたは 俺たちを何かから解放しようとして 戦ってるのかもしれない。 自己満足で戦ってるのかもしれない。 保身で戦ってるのかもしれない。 正義のために戦ってるのかもしれない。 だがな。 守るべきもんを殺して 仲間を殺して 何を守るっていうんだよ。 守るもん、壊してどうするんだよ。 ――――なぁ カリン ( ぜぇ ぜぇ と息は怪しい。青年はそれでもふんじばって、蜘蛛の両手に手を伸ばし、無理やり引きちぎらん勢いで力を込めようか。 みしみしと音を立てるのは――たぶん、己の背中。血を噴出させているのは、己の背中だろう。 今、どれだけの力が自分にあるのか、青年はわからない。もしかしたら、蜘蛛男の膂力に青年は負けているのかもしれない。いや。もう負けているのだと思う ) 君は――守るんだろ。人間を。助けるんだろ。命を。だったら―――化け物(の力なんてアテにしないで。化け物(を殺せるのは『ヒト』だけなんだよ。 ( がくん、と青年の力が抜けていく ) [Sun 4 Apr 2010 01:18:20]
◆禍蜘蛛 > ギニャアアアア!!! ( 更に瞳を潰されていく。八つあった目は既に半分を下回り、残りは三つとなっている。しかし蜘蛛は突き刺す爪の力は意地でも緩める事はなく、傷口を抉るように動かしていき、その光景はただただ凄惨な命の削りあいだ。 ) ( そのような状況。常人ならばほどけぬ拘束が、こうも早く破られるとは思いも至らず余裕もない。女が拘束から抜けようとしていることには気付かず、目の前の男を殺そうと躍起になっており。 ) [Sun 4 Apr 2010 01:06:58]
◆ヴァネッサ > ( 彼の言葉に糸を解こうとする動きが一度止まる。 人として戦わなきゃいけない。それがすぐに頭の中で理解できるほどに、頭の出来は良くはない。 だから、何か悶々とした変な靄で胸の中に残る。 理性を保ったまま、使う吸血鬼としての力はダメ。 剣や拳での戦い。それは、今の段階では素人同然だ。訓練はそれほどしていなかった。何故だ、無意識に吸血鬼の自分を頼ってしまっていたのだろうか。 甘かった、か。 ) ――――――ッ。 ( 視界の中で繰り広げられる彼と蜘蛛の戦い。 そして、映りこむ蜘蛛の爪が彼の背中に突き刺さる光景。 ) あ、ああ…。 ああああああああああああああぁ!! ( 声、叫び、慟哭。 もう一度、全身に力を込める。 普段軽々と振るう筋力以上を出そうと、筋肉が普段よりも一瞬、膨張していく。 全力の力で糸を弾け飛ばそうとしよう。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:58:43]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 痛みに歯を食いしばり、慣れぬ拳で突っ込み、剣はただの道具(であり、必要なのは「どうやって戦うのか」ではなく「なんのために戦うのか」を示したかった青年は。 ――――刹那、化け物の複眼を潰した感触と共に6本の牙が己の革鎧越しに突き刺さった感覚に――思考が破裂し、白光蒸発した。声にならぬ絶叫を響かせ、それでもなお青年は怪物の複眼に拳を再び振り下ろさんとしよう。たとえ、この場で己の命が尽きようとも。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:36:56]
◆ヴァリス@夜魔 > ( だから ) [Sun 4 Apr 2010 00:36:22]
◆ヴァリス@夜魔 > 勝ち負けじゃないんだよ、カリン。君が進もうとしている道は。勝てば正義だとか、そういったものを超越した幻想と理想が相重なった――夢(の向こう側にあるんだ。本能に従って、動物のように戦っちゃダメだ。カリン。人として、戦わないと ( 義を持ってなんとするか。 人は何かのために戦う。命のため、忠義のため、守りたい何かのため。 人を守りたいと。 罪滅ぼしをしたいと願うなら、彼女の戦い方は間違っているのだと、青年は思う。 本能に任せた戦い。 動物としての戦いなんて必要は無いのだ。 世に言う騎士道であったり、武士道であったり。そういったものには戦うための何かが必要だ。 何かが決定的に存在している。 その場の感情の高ぶりとか。 その場の勢いだけで戦ってはダメだ。 そういうのは―――金に汚い戦場の傭兵(にだけ任せればいい。 中々できないものだ。そういった騎士道とか武士道に通じる戦い方は。 だけど、罪を贖うというのを目的に。その十字架を背負って生きていくと決めた彼女には――そうやって戦ってほしかっただけだ。 ) お、お、おおおおおおおおおおおおおおおお! ( 雄叫び。わき腹の痛みに歯を食いしばりながら、青年は突っ込んだ。 少女に戦わせたくなかった。 以前と同じように高揚し、熱し、戦おうとした彼女を諌めたかった。――――止まるわけには行かなかった。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:36:11]
◆禍蜘蛛 > ( 最も厄介な相手の動きは封じられた。これで――――― ) ギャァオッ!? ( しかし先程まで捕縛していた青年に殴り掛かられる。不意討ちのその一撃をマトモに受けてしまう。 ) ギィィィィッ!! ( 殴り掛かられる程の密接距離。青年の腕力で殴られればダメージは決して小さくない。複眼のいくつかを潰され蜘蛛は憤激の声を挙げて、その鋭く尖った六本の爪で彼を抱き締めるように力強くそれらを青年の背中に突き刺そうとする。マトモに抱き締められてしまえば、串刺しの死の抱擁が完成だが果たして。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:25:32]
◆ヴァネッサ > 化け物。 今の私が化け物? ( 視線が蜘蛛から彼へと移る。 どうして。彼が危険だと思ったから、助けたかったから、だったのに。 私はまだ人だ。人なのに。 ) ――――あ ( 一瞬の思案が反応を鈍らせ、蜘蛛の吐く糸に捕縛される。 ) 私はまだ人だ… ( 捕縛されたまま、地面に仰向けに倒れこむ。 呟きと同時に全身に力を入れていくが、粘着性のある糸はそう簡単には解けない。 ) 考えなんて、ないんじゃないかッ ( 糸の捕縛から逃れようと、身体を動かすが、まだ解けない。 その間にも、素手であの蜘蛛に挑みにいく彼が見える。 何も持たずに良くなんて無謀だ。 頭の中は、もう普段のものに戻っている。 いつもの状態に戻ったとしても、それでも素手なら彼よりも自分の方がまだやれるはずだ。 早く、早くこの糸を解かないと。 ) [Sun 4 Apr 2010 00:15:53]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 使うは拳。使わぬは剣。 遠くに放られたままの剣を使うより、拳という手段でもって踊りかかったのは単に速度を重視したからだ。 剣を拾いにいってる時間は無く、その時間を使うぐらいならば、拳を使ってでも畳み掛けたほうがいい、と青年は考えたからだ。それが、不慣れな行動になってしまったのは――出血と興奮の中で判断力がわずかに鈍っていたのも、あるかもしれない ) [Sat 3 Apr 2010 23:53:03]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 青年は静かに貴方のほうを一瞥し、ただ口を一の字に結んだまま。 ) 化け物(を倒すのに化け物(になる必要は無い。人間性を失って戦うことが君の目的に繋がるとは思わない。 ( それは、意義の問題だ。人を殺してしまったという罪を、咎を贖うというならば、それは人として戦わなければならない。化け物が化け物を倒したところで、それはただの「戦い」でしかない。 ただ、無差別に、無作為に、暴れたいから暴れる。 「人として」では無く「人を助けるために」という目的のみを求めるならば、なるほど、道理だ。だが、 ) 君は人のために戦ってなんとする。ただ、人の利益のために戦うというなら、それは「罪滅ぼし」にはならない。 君が求めているのは、「結果」でしかない。そんなものを僕は罪滅ぼしだとは認めない ( ぐ、と青年は思いっきり土を踏みつける。わき腹の痛みがいよいよを持って悲鳴をあげはじめるが、奥歯をかみ締めることで黙殺する。しかし、脂汗まではかみ締めることも、我慢することもできなかったが、それでも飛び出すのには十分だった。そのまま、蜘蛛の化け物へと踊りかからんとしようか ) お前らが手に掛ける者達の中に友人がはいらないうちに。娘が食われないうちに。なにより ――― ( この、くそったれな傭兵の ) 生活と金のために――君に僕はケンカを売る ( 故に、少女に吐きかける蜘蛛の糸は意識の外であったし、直接的な害が無いことは身をもって知っていた。狙うは蜘蛛の複眼だ。 無論、青年自身もぬかるみと傷で動き自体は重い。重いが、声にならない雄叫びをあげて封殺し、突進しようか ) バトンタッチだよ、化け物。化け物から肥溜めの傭兵に。 [Sat 3 Apr 2010 23:48:57]
◆禍蜘蛛 > ギゥッ……… ( ――――屈辱という言葉を知っていたとしたら、声を大にしてそう叫んでいたであろう。そんな気持ちに支配されながら、しかし追撃の手は来ない。 ) ――――カハァッ!! ( 何故か立ち止まり会話を交わす連中。それを好機だとでも思ったのか、その手負いの蜘蛛は女へと狙いを定め青年も捕らえられた蜘蛛の糸を吹き付ける! )( 粘着性に富んでいるその糸は一度捕まえられれば脱出は手間だろう。しかしその動作の機敏さ、糸の速度事態は先程の攻撃よりも尚遅い。 ) [Sat 3 Apr 2010 23:45:57]
◆ヴァネッサ > ( 確かに蹴り飛ばした感覚を感じれば、ゆっくりとした足取りで蜘蛛が吹き飛んだ方向へと進んでいこうとするが、その間に割って入ってきた彼を見て、足を止めて。 ) ――どいて。 まだ動けるかもしれない。 ( 視線は彼の奥。 蜘蛛へと向けられている。 もし、まだ動けるなら危険だ。 トドメは刺さなくても、せめて動けないようにしないと。 ) ――それとも、何か考えでもあるの? ( 視線はそのままに、彼へと問いかけよう。 蜘蛛への警戒は続ける。手負いほど危険だと、頭の中では警戒音が鳴り響いている。 ) [Sat 3 Apr 2010 23:28:47]
◆ヴァリス@夜魔 > ―――― ( すぅ、と目を細めた青年は一息。痛みに歯を食いしばる。 ぐっ、と力任せに蜘蛛の糸を破くのは、はたして蜘蛛のダメージが関係していたのか関係しているのかは定かではない。振り出したいた雨はいつからかやみ、ぬかるむ土を踏んづけ、青年は束縛から逃れると、突進しようか。怪物に? 否、怪物と怪物の間にだ。剣はない。どこかへと転がしたままの剣などあてにせず、ぬかるみの滑りを利用して間に入ろうか。じくじくとした痛みを訴えるわき腹は汗と雨以外の水でわずかに濡れている。血液だ。対した量ではないが、痛いことには変わりは無い。が、それすらも意識の範疇の外であった ) [Sat 3 Apr 2010 23:18:49]
◆禍蜘蛛 > ―――――ギギッ!!? ( 驚きに八つの目が見開かれる。踏み込んだのはこちらが先。そして突きを放ったのもこちらが先だし、リーチの差が明白なのは語るまでもない。――――けれど先に届くのは女の前蹴り。 ) グァァッ!? ( 何が起きているのかが蜘蛛には理解出来ていない。先程の女のように―――――いや、それを凌駕する勢いで壁に激突する蜘蛛は苦悶の声を漏らす。カウンターでまともに相手の一撃を喰らい、そのダメージは大きい。 ) [Sat 3 Apr 2010 23:11:21]
◆ヴァネッサ > ( 気持ちが高まってきた。 あの蜘蛛はなんだ?大切な人を傷つけようとしているじゃないか。 許せるか?許せないよなァ。 ) ―――フン ( 彼の声が聞こえるが、それよりも目の前の蜘蛛だ。 意識はもう一度こっちに向いてくれた。 人間以上のスピードで突っ込んできているようだが、向かってくるならば迎え撃ってやらなきゃいけない。 ) 遅い! ( カっと眼を見開いて、突っ込んでくる蜘蛛に乱暴に足を前方に突き出す、喧嘩蹴りを見舞おうとするだろう。 その最中、彼の声が聞こえる。 あれが聞こえるってことは、まだ私は大丈夫だ。 十分に戻れる。 だから、安心して。そう、心の中で呟いた。声には出さない言葉故に彼に届かないだろうが。 ) [Sat 3 Apr 2010 22:59:14]
◆ヴァリス@夜魔 > じゃなくて! さっさと逃げるか援軍を! ( よ、叫んだところで気づく。違う。 と気づく。 行動として、カリンは今、何をしようとしている。 ゴロゴロと転がった先、青年は糸の束縛から両手を引き抜き、両の手を地面に突いた。顔をあげる。化け物の背。そして、はるか向こうに見える。カリンの――――目 ) ―――――んのバカッ! ( カリンがどのような戦闘スタイルを持っているのか、青年はよく知っている。ちくしょう。あれじゃ危険だ。カリンが危険だ。あのままではカリンは――暴れることしか考えてない。化け物の命は――この際置いておこう。半殺しにすれば主人の元へと逃げるかもしれないが、それよりもなによりも。 あの子を止めないと。 ) 何を考えてる! 今、やらないといけないのは! そうやって戦うことじゃないだろ! ( 体に巻きついている蜘蛛の糸を引きちぎりながら青年は叫んだ ) 間違えるな! お前は化け物になって化け物を退治することが目的じゃないだろ! ( ちくしょう! わき腹いてぇ! じくじくとした痛みが咳になった ) [Sat 3 Apr 2010 22:45:26]
◆禍蜘蛛 > ( さっさと黙らしてしまおう。生きているより死体を運ぶ方がやはり楽だ。 ) ――――ギィッ!? ( そしてゴロゴロ転がり回る青年にまた一歩近付いた足は、再び彼女の声で止まる事となる。 ) ―――…… ( 何度か目を覚ますように自分の頭を叩く女。そして徐々に蜘蛛は何かに違和感を覚え始める。 ) ( その違和感が何かは知らぬ。ただ動けぬ的より立ちはだかる餌だ。蜘蛛は立ち上がる相手に半身を前に出すように構えて。 ) シィヤァァァッッ!! ( 先程と変わらぬ踏み込みの速度で襲い掛かる!串刺しにしてしまえばまた立ち上がられるような事もあるまい!両腕六本の爪が相手を貫かんとする! ) [Sat 3 Apr 2010 22:39:57]
◆ヴァネッサ > ( 瓦礫と砂埃を払いのけながら、よろよろと立ち上がる。 蜘蛛の背中が見える。背中が見える?じゃあ、何だ。あれは彼の方に向かってるってことじゃないか。 それはダメだ。それはまずい。 ) まだやれる! ( お腹に力を入れて、もう一度注意を引きつけようと蜘蛛に向かって叫ぶ。 身体中、廃墟の瓦礫による擦り傷や切り傷だらけだが、骨には無事だ。まだやれる。 ) ――――。 ( 自分の頭を横から何度か叩く。目つきが徐々に鋭くなって睨み付けるようなものに変わっていくだろう。 余計な考えを外に出してしまおう。頭で考えてたら追いつかない。 素人がいくら考えても、変に動きが遅くなるだけだから。 少しだけ、本能に一部を任せよう。 ちょっと、怖いけど考えながらやっていたら、多分勝てない。 ) [Sat 3 Apr 2010 22:24:28]
◆ヴァリス@夜魔 > なんで出てきちゃうんだよー! あのまま尾行してくれれば犯人の隠れ家がわかったのに! ――って、うおおおう!? 大丈夫!? 最近血飲んでたっけ!? ( あわわ。慌ててもう片方の腕を引き抜こうとあたわたしたところで――・・・・・化け物の意識が此方に向いたことに青年は気づいた。 ) あ、えーと、あのー・・・・・ ( ちら、とカリンが突っ込んだ廃墟のほうへと視線を向けてから、化け物のほうへと視線を戻そうか。カリンなら大丈夫だろう。再生力だって半端ないんだから。 ) えーと、すみませんでしたー・・・・あはははは・・・・・ ( 腕を元に糸の中に引っ込めてみた。拘束が緩いのだから、いざって時にすぐに出せるだろうけど。「うはははは」と乾いた笑い声をあげながらゴロゴロと転がろうか。逃げ逃げしつつ、もう片方の手の拘束が緩まないか試行錯誤してみる ) [Sat 3 Apr 2010 22:10:13]
◆禍蜘蛛 > ( くぐもった悲鳴の音と爪に伝わる感触に蜘蛛の面相は愉悦に歪む。さあこれで死んだだろう。後はその柔らかな肉を貪り尽くし吸い付くし―――いやその前に主命を果たす事が優先か。あの捕獲した男を持っていくか。しかし折角の獲物が他者にかっさらわれるのは嫌だ。取り敢えずはあの女の死体も持っていかなくては――― )( 油断と慢心のフルコース。ただの人の雌だと思っているためにそう勘違いしているのだが。 ) …………ギッ。 ( 声がした方を振り返る。拘束が緩かったか?もう面倒だ。頭さえ無事なら他は無用だし、この場で息の根を止めようか。 ) ( 女に背中を向けて、束縛から片腕を抜け出している男へと一歩踏み出す。 ) [Sat 3 Apr 2010 22:03:01]
◆ヴァネッサ > ( 彼の方は気になるけれど、まずは目の前の蜘蛛の意識が自分の方へと向いているから、すぐに危険なことになることはないだろう。 ) ぁ ( 動いた。動いたら、スピードは見えないこともない。 蜘蛛の横凪もなんとか見えてはいる。見えたら、どうするんだっけ。 えっと、守るじゃなくて、避けるんだ。そう、避けなきゃ。 ) ―――えっ? ( 蜘蛛が向かってくるまでに頭の中でようやく結論が出たときには、すでに身体を凪ごうと蜘蛛の腕が向かってきている。 後ろに跳べば、避けられるか。そんなことを考えて実行に移そうと思った瞬間、彼の声が耳に入ってきて、意識が反射でその声の方へと向けられる。 その結果、 ) ―――グバァッ! ( 止まってしまった身体は、蜘蛛の横凪を受けてそのまま吹き飛ばされ、近くの廃墟のような建物へと突っ込んで、身体の奥から押し出されたような声が漏れる。 ) ぅぐ ぅ ( 瓦礫の中で、倒れこんだまま、すぐに起き上がる気配はない。 元々、戦いの中に身を置いていなかったからか、判断の一つ一つが遅い。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:51:29]
◆ヴァリス@夜魔 > ん・・・・んんっ ( ねばつく! ねばつく! とても気持ちが悪い。 ぐにぐにと動き出して、片腕だけ出すのがやっと。気がつけば少女に突撃を始めた化け物の様子が見えた。口元についた蜘蛛の糸をどうにか取るぐらいがやっとだ。美味しい空気。開口一番 ) カリンのばかぁあああああああああああああああああ! ( 叫んだ。叫んで、ごろんごろん転がった。先ほど打った頭に大声は辛かった。ズキズキ ) [Sat 3 Apr 2010 21:40:41]
◆禍蜘蛛 > ( 所詮は化け物。人の言葉も解さない。その知能は精々が主命を認識するのが精一杯である。 )( ニィッ )( 蜘蛛はその異形を歪める。召喚者が傍にいる時は実に窮屈であったが、今は縛られることなく自由だ。どこから喰らおうかと考えるだけで愉悦が収まらない。 ) シィィィッ!! ( そして先に動いたのは蜘蛛。人の素早さを凌駕している程度の速さで踏み込むと、その六本の爪のうち、左半分側の三本を鋭く横薙ぎに振るう! )( 粘着性の強い蜘蛛の糸。しかし青年の縄脱けは容易くはないが、捕まえられた瞬間に予め備えていたのならば決してそれは不可能ではないだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:36:16]
◆ヴァネッサ > ( 前に化け物がどんなのかっていう話をしたけど、その時の例え話並に気持ち悪い。 ) あ、こらッ! 蹴飛ばすな! ( 臨戦態勢を取る蜘蛛に対し、素人丸出しの形だけのファイティングポーズを取る。 言葉が通じないみたいだけど、これは倒すしかないのか。 ) ―――ぅぅ ( どうしよう。 いざ構えてみたものの、戦うなんて久しぶりすぎてどうすればいいかわからない。 しかも、相手は得体の知れない化け物。 戦いの素人には次の動きの予測すら立てられない。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:26:44]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 蹴り飛ばされた青年は成す術も無くごろごろと転がってスラムの壁に頭から激突した ) んーっ! んんーっ! ( 抗議の声をあげるかたぶん届かないだろうな! ―――とりあえず、青年は少女のことを非難がましく睨みつけながらもそもそと蜘蛛の糸から脱出できないかれっつチャレンジ! 広げていた肘を戻して、隙間ができるかやってみる。ごそごそ ) [Sat 3 Apr 2010 21:23:08]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 『痛い!』 [Sat 3 Apr 2010 21:21:26]
◆禍蜘蛛 > ( この怪物が喰っている訳ではないので厳密には犯人とは違うが、だからといって危険な存在である事に大差ないだろう。 )( こちらに指差しているのは華奢な女だ。これは関係ない存在――――なら捧げずとも自分自身の餌としても構わないだろう。やはり肉は柔らかい方が良い。丸かじりで骨すらも残さない。 ) シッ! ( 確保していた青年を、戦闘の邪魔になってしまいそうなので背後に蹴り飛ばす。食べ物を粗末に扱っているようだけれど問題はない。後でスタッフがしっかりと美味しく頂く予定だ。 ) シャアアァッ…… ( その蜘蛛は節くれだった人の腕を模したような六本の爪を構えて臨戦体勢を取るだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:15:34]
◆ヴァネッサ > ( 拘束されている彼の顎ジェスチャーは伝わらず、必死になっている姿が余計に今の状況がとてもピンチなものなんだと煽られているように思えてきて。 ) ――彼を放せッ! ( 言葉が通じるかどうかなんて、考える間もなく、脊髄反射でずびしと拘束されている彼を指差して言い放とう。 これが噂の脳喰らいの犯人なのだろうか。 犯人だったら、やっぱり食べるつもりだったのだろうか。 ) [Sat 3 Apr 2010 21:03:19]
◆禍蜘蛛 > ( 捕まえるべき物はこうして手の内の中にある。ならば後は粛々と契約をこなしていくのが使役される者の立場。しかしその歩みを止める叫び声が夜の帳を切り裂いた。 ) ―――――!? ( 面倒な事になるか。いや構わないか。むしろ心ゆくまで暴れる事の出来る都合が出来たではないか。 ) [Sat 3 Apr 2010 20:54:33]
お知らせ > ヴァネッサさんが入室されました。 [Sat 3 Apr 2010 20:48:59]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが来ました。 [Sat 3 Apr 2010 20:12:23]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが入室されました。 『昨夜の続き。』 [Sat 3 Apr 2010 20:05:04]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが退室されました。 『( 包帯ぐるぐる蜘蛛の糸ぐるぐる。僕は今夜もお姫様? )』 [Sat 3 Apr 2010 03:28:52]
お知らせ > ヴァネッサさんが退室されました。 『( 一度夜闇の帳は落ちる )』 [Sat 3 Apr 2010 03:24:24]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが帰りました。 [Sat 3 Apr 2010 03:22:34]
◆禍蜘蛛 > ( 蜘蛛は無知である。故に恐れを知らず、そしてそれは驕りを生む。蜘蛛は生涯最初で最後のそれを知る事になるであろう。恐らくは。 )( そして時計の針は暫しその動きを止める。 ) [Sat 3 Apr 2010 03:22:23]
お知らせ > 禍蜘蛛さんが来ました。 [Sat 3 Apr 2010 03:19:19]
◆夜魔 > ( まあ元々決まった塒もない生活。そして穏便な解決方法などイカれた怪物にあるわけもないのだが。 ) シャアアッ!? ( まてぇい!と叫ばれた蜘蛛男は一体どこから!?といったように驚きに足を止めると辺りをキョロキョロ見回したりなどしている。 ) [Sat 3 Apr 2010 03:10:49]
◆ヴァリス@夜魔 > あ、あれ? おっと、言葉通じた?! いやぁ、話してみるもんだ! ( 本当は通じてないけどね! ともあれ、これであの狂人ともう一度会話をして――どうにか事が穏便に運べばいいなぁ、なんて楽観していたところ、 ) ちょ、まった! その嫌な間接キッスはやめ゛――・・・・・むぅー! ( 口が塞がれた。僕の唇が奪われたああああ! と、頭を抱えようとして――抱えられなかった。ぅー、と涙をぼろぼろ流しつつ・・・・。でも、作戦成功? なんて、思った矢先―――あー・・・・・ ) ぅぅうううううううううう!! うー! ううっ!! ( ぶんぶんと首を振ろうか。どうせ「う」しか言えないんだから、命惜しさに叫んでるだけだと思ってくれるだろうけど。あの子は―――――っ! 首をぶんぶん振って、ふんふん! と顎で物陰を指そうか。 隠れて、ついてきて、危なくなったら助けてくれれば! ――犯人に肉薄できるのに! これ、めっちゃ貴重なチャンスなんですよ!? ―――って、伝わらないんだよねー! なんて、心の中で顎だけジェスチャーが伝わることを期待しつつ、涙を流した。 ) [Sat 3 Apr 2010 03:00:48]
◆ヴァネッサ > ( 向かった先で最初に視界に入ってきたのは、奇妙なシルエットを持つ人影だった。 ) ――なにあれ … ? ( その人影が見えるところまで近づけば、一度建物から降りて地に足を付ける。 その疑問も徐々に距離が近くなれば、解けていく。 暗闇でも十分に見える眼が捕らえたのはファンタジー小説から飛び出してきたみたいな蜘蛛男。 ) ( そして、その蜘蛛が引きずっているものが視界に入れば、顔色を変えて。 ) ―――ま、ま … 待てぇぇい! ( 慌ててながらも、咄嗟に出来るだけ大きな声で、呼び止めようとするだろう。 何か変な言葉遣いになってしまっているような気がするけど、気にしない。 必死なんだ。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:55:30]
◆夜魔 > ( 拘束完了。相手の無力化に成功―――と自らの糸で絡めとった蜘蛛はそう判断した。 )( これが夜魔であったのならば違う判断を下したのかもしれない。あるいはこの場で殺害して頭蓋を割り脳を啜ったのだろう。しかし蜘蛛にとってはこうなれば、後は主の所へ連れていくだけだ。いつ殺すかどうかは主が判断すること。 )( 戦闘能力の代わりに判断力を失った蜘蛛は、そのままその餌を乱暴な手つきで地面に引き摺るようにして運び始めるだろう。その際に騒がれると面倒だからと、その口にも蜘蛛の糸を吹き付ける。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:48:02]
◆ヴァリス@夜魔 > ( まだ、それが打撃であったらどれだけ救いだったか。 打撃であれば、青年はまだ剣で防ぐこともできただろう。 鎧でダメージを減らし、反撃を試みることができただろう。 だが―― ) 口から蜘蛛の糸かよ! まったく――嫌な生き物 ( と、青年は苦笑いを浮かべた。 防ぎきれなかったのは明白。軽減することはできただろうが、蜘蛛の糸ではどうしようもない。できるのは、肘を張って拘束されても隙間ができるようにするぐらい、か。 だが、逆に言えばこれは相手の根城を突き止めるチャンスなのかもしれない。 そう、思えばどうにか好機も見えてくるというものだ。 もっとも――― ) こんな、聞きかじりの縄抜けで拘束が緩むなら、いいんだけど ――― ( ああ、と夜空を仰いだ。 まあ、いいさ。死んだとしても、十分すぎるほどに生きた。 この世界に子供だって残せた。 友達も少しはいた。 死んだとしても悔いは残らない。 ああ、不思議だ。カリンの顔が見えるような気がする。 ) 後生だから、ご主人様ともう一度話したいので拘束したまま連れてってくれません? あの、やっぱりあれでしょうか。 んな危険なマネできるかゴラァという感じでこの場で殺して頭だけ持ち帰ったりするんでしょうか? HAHAHAHAHAHAHA ・・・・・・・ 地味に肋骨いてぇえ! ( なにやってるんだろ、僕 ) [Sat 3 Apr 2010 02:39:29]
◆ヴァネッサ > ( 建物から建物へと飛び移り、時折足を滑らせて落ちそうになりながらも、確実に騒ぎの中心だったと思われる場所へと近づいていく。 やっぱりこういう風に自由に飛び回ることの出来る旅に出るときに用意した服はいい。 ) そろそろ、かな ( 行った先には件の怪物がいるのだろうか。いたとしたら自分はどうすればいいのだろう。 両手に鉄甲はつけてきているけど、何かと殴りあうとか久しぶりすぎて、正直言って怖い。 相手の姿もわからないのがそれにさらに拍車をかけている。 だけど、やらなきゃいけない。だから、足は止めない。 到着:次ターン ) [Sat 3 Apr 2010 02:33:43]
◆夜魔 > ( 怪物に理性も知性もなく、ただ与えられた命令を暴力的に果たすだけ。頭を傷付けずに契約者の所へとこれを連れていく。目的はそれだけだ。他の部位があろうとなかろうと関係がない。 ) シャアアァッ! ( 怪物はゆっくりと近付いていくと、その歪に避けた昆虫の口元から粘着性の糸を地面に倒れ付す彼へと吹き付けるだろう。それは対象を絡めとる蜘蛛の糸。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:32:30]
◆ヴァリス@夜魔 > 神様じゃなかったらあれだ!「らりるれろ」だろ! 「らりるれろ」! 戦争経済という名の裏社会に根強い―――全然効いてないんですねー!? ( 化け物の「キシャアァァァァ!」という雄たけびと青年の「ぎゃあああああああああ!」という悲鳴が重なった。 なんて、やってる場合じゃないっ ) ちょ、まっ! やべ・・・・っ! ( ぶん、と振り回された怪物の腕がやけにゆっくりで ) 回避しないとっ! ( 踏鞴を踏んだ姿勢でからくも、砂で目潰しをしようとした欲が悪かった。そりゃそうだ。一つや二つ目を潰されても蜘蛛にはたくさんの目があるからだ。 だから、青年はどうにか後ろに体重を流れさせ、その怪物の一撃を受け流そうとするけれども、遅い。打ちあげてしまった右手は高く夜空を剣で差すだけだ。だから――青年にはどうすることもなく。 ただ、どうにかして地面とのサンドイッチではなく、どうにか吹き飛ばされるように身体の体重を向けるしかなかった。「ごふ」と肺から息を吐きだせられれば、青年はそのまましたたかにスラムの壁に背中から激突するだろう。意地でも離さなかった剣は握ったまま、埃を撒き散らしてどうにか姿勢を正そうとするが――はたして、化け物に次の一手を打たれては防ぎきれないだろうことは明白であった。 ) 強いなぁ・・・・・ まったく。 どんだけの魔術師やら学者やらの脳みそを食えばこんな化け物を召還物扱いできるんだよ ( 愚痴った ) [Sat 3 Apr 2010 02:22:22]
◆ヴァネッサ > (騒ぎを聞きつけて、建物の屋根から屋根へと飛び移りながらその騒ぎの中心に向かう人影が一つ。銀色のポニーテールが馬の尾のように流れる。出来ることなら一直線に行きたいが、飛び乗っても平気な建物を選んで移動しているせいか、ジグザグとしたルートで向かうことになってしまっている。 到着まで2ターン ) [Sat 3 Apr 2010 02:13:20]
お知らせ > ヴァネッサさんが来ました。 『騒ぎを聞きつけて』 [Sat 3 Apr 2010 02:12:54]
◆夜魔 > 神 違 。そ すらもこの世 箱庭。僕も貴様も奴もアイツもすべてはただの玩具物に過ぎない。 ( 狂人の言葉は所詮狂ったもの。まともにその意味を考えるだけ損であろう。 ) だな。少 疲れ 。大人し 喰 ろ。 ( そうして化け物は夜の闇に消えていこうとするだらう。後に残されたのはただその化け蜘蛛だけである。 ) ( キシャアァァァ!! ) ( その勢いをと切らせることなく金切り声をあげて、更にもう片腕を押し潰さん勢いで振り回す。どうやら砂の目潰し程度では大して怯む事もなかったようだ。 ) [Sat 3 Apr 2010 02:12:50]
◆ヴァリス@夜魔 > ――――・・・・色々と神話は読んでるけどね。暗黒神話だ創世神話だなんだってね。でも、それがどうした。 たとえ世界が――えーと、監視? されていようと、たとえば僕らが幻だろうと神様が目覚めたら泡沫に消えようと、僕らは生きてるんだ。だからまあ――あれだ。神様に敵対しても人間を殺すってのは戴けないと思うよ。皆で考えれば違う答えもでるかもよ? あーっと、うん ずいぶんと流暢に喋ったけど。君は今のでどれだけ食べた分を消費したのだろう? ( なんて、ヤマを張ってみるがどうだろうか。 吸血鬼が吸血するのは生きるためだ。生命力だ。 そして、どうも考えうるに――この狂人は「なにか」に「監視されている」と盲信してるんだろう。あまつさえ、「監視している何か」が牙を剥く(?)と思っているのだと、青年は考えた。言葉だけを聴けばそう考えられるし、「監視者をどうにかしよう」として、有識者の脳を喰らい、方法を探しているのだろう。 と、言うのがこの狂人の犯行動機だと青年は思う。誰かを救うための善良な狂い方、というのだろうか。ともあれ、「流暢に喋る」という体裁と「不恰好に喋る」という体裁をとっているのは流暢に喋ると何か不都合があるのだろう。それは何か? 「ある方法」を探す狂人が失いたくないもの。 それは「方法へと至る材料」。 つまりは知恵であり、知識ではないのだろうか? つまりは脳を食べて得た「何か」ではないのだろうか? ) なんか、僕の脳みそを気に入ってくれたみたいで! ( 横薙ぎに奮われた一撃を青年は大剣でいなそうとするが――あまりの迫力に一歩怖気ついてしまった。 経験の薄さ。 平和ボケの代償。 ガン、と爪と衝突した次の瞬間にはわずかに踏鞴を踏んで一歩下がってしまう。 攻撃を防いだとしても次の一手に持っていけないのが歯がゆかった。 できたのは、悪戯に爪先で抉りとった砂を化け物に頭部へと向けてひっかけようと空蹴りを放つ程度だった ) [Sat 3 Apr 2010 01:43:31]
◆夜魔 > ( 平和的な解決を。そう言われた時にその黒の化け物はふと反応した。 ) ――――馬鹿が。だからだから馬鹿で無知で愚劣なのだ!そうこの世界は奴らに監視されている。いや監視だけじゃないあいつらは僕らを※※※※※いやそもそも僕らは※※※※※―――――あぁぁぁっ何故だっ!どうして誰も気付かない!!だから!だから僕は何としても何としても見つけなきゃいけないんだその方法をそうじゃないと僕は!僕たちはっ!! ( 完全に狂っている者に対話をするだけ無駄か。途中発音になっていない金切り声を挙げた化け物に呼応するかのように、禍蜘蛛と呼称されたそれは襲い掛かると、その手―――というよりは爪を裂くようにして横なぎに振るう。 ) 頭は傷 けるな 。こぼ なよ。僕 行 。ち と持っ く が い。 ( ―――そして化け物本人は踵を返してその場から離れようとするだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 01:27:57]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 大振りな包丁 → 大振りな包丁をそのまま大きくしたような剣 ) [Sat 3 Apr 2010 01:09:06]
◆ヴァリス@夜魔 > 禍蜘蛛――・・・・・? ( なんだろうか。その名前。 どこかで聞いたことがあるような、無いような。 何かの小説で読んだのだろうか。いや、今はそんなことを考えても仕方が無い。大振りな包丁を構えた青年は静かに息を整え、気持ちを切り替える。目を開けた刹那――化け物の殺意に飲まれそうなものを必死に抗い、闘志を正面から激突させようか。 ) ―――んな頭を良くしてどうする。頭がいいと不幸な事しかないよ。神様が人間に与えた呪いこそが「知」なんだよ ( ぶん、と剣をふるい、一歩を踏み出してから青年は静かに問いかけようか ) 一つだけ確認。この事件、君が主犯ならば話し合いに応じ、平和的解決で終わらせる気はある? ( なんて、戦闘姿勢をとってから問いかけるものではない。さて、あの蜘蛛はどうやって攻略するべきだろうか。やはり手足ではなく、ポピュラーに目からいったほうがいいだろうか。なんて算段を立てつつ会話で時間稼ぎを試みる ) [Sat 3 Apr 2010 01:08:16]
◆夜魔 > その憎悪晴らすべし。その思い遂げよ。汝忌み嫌われし咎背負いし者なりて―――『禍蜘蛛』よ。 ( その退く隙に怪物の詠唱は完成する。その目の前の空間が歪んだかと思えば、次の時には其処に化け物が出現した。それは大柄な人形の風貌をした、蜘蛛であった。二本の足と六本の手。八つの複眼を持つ不気味な面相は殺意に満ちている。 ) 喰らう喰らう喰らう喰らう喰らう!!その知 知 知 知 我に寄越せぇぇぇぇ!!! [Sat 3 Apr 2010 01:03:06]
◆ヴァリス@夜魔 > ―――えと? ( 何を言ってるのかちょっとわからない、と愛想笑いを浮かべた刹那。笑い出した。いよいよを持って、青年の警戒指数は突如の右肩成長を見せ始めた。景気もここまでよくなればいいのに。 ) ―――!! ( これは、魔術!? いや、召還術!? 言霊!? ホワーイ!? よくは知らないが、魔術に類する物だろうことは即座に判断、一歩、二歩目で軽く距離をとりながら、腰の剣を引き抜こうか ) 出た出た出た! なんかよくわからないけど怪しさ120%! 君があれか!? 最近脳みそを食いまくっているっていう犯人は! ( 構えをとろうとするが、間に合うだろうか? 青年は戦闘体勢へと移行しつつ問いかけようか ) [Sat 3 Apr 2010 00:46:02]
◆夜魔 > ( 獲物の方から近付いてきてくれている。それも警戒心もなしにだ。なんとまあありがたい。 ) クカ カカッ。何 貴 は間 けか 鹿か。ま いい。僕も助か 。 ( 朗らかに話し掛けてくる相手に、その不審者はさもおかしそうに笑い始めた。そして虫食いの言葉を喋り始める。 ) 出でよ出でよ出でよ。其は蔑まされし者、疎まれし者――― ( そしてつっかえつっかえだった言葉とは対称的に、その声は流暢に明朗に響き渡る。―――それは召喚の言霊。 ) [Sat 3 Apr 2010 00:41:16]
◆ヴァリス@夜魔 > ――――? ( ゆっくりと、首をかしげた青年はやがて、何かの影に気がついた。ちょうど正面から歩いてくるのは――なんだろうか? 一見すれば、浮浪者のように見えるのだが、仮面が全てを隠してしまっていた。 仮面? ふと鉄仮面を思い出したがあれは相当派手な恰好してたからなぁ・・・。 友達だろうか? なんて考えながら、自分の仕事を思い出した ) あの、すみませんー。こんなところでなにやってるんですかー? ( と、明るさを滲ませて、人当たりのいい声で話しかけようか。巡回しているのだから、警戒されないように朗らかに接するほうがいいし、なにより―――青年は「自分は関わることは無いだろう」と半ば思っていた。 悪くも、それは人間の楽観であったし、戦場から長く離れ、家族というコミュニティに爪先から頭の先までどっぷりと漬かっていた青年は些か――否、かなりお気楽であった。そんな青年が無用心に貴方に近づこう。 革鎧と大降りな剣を腰に差しているとはいえ、即座に抜こうという意思はない。スラムなのだから、柄に手を掛けていてもおかしくないというのに、だ。平和ボケと言えば平和ボケである ) 最近ですね、この変で殺人事件が多いので危険なんですよー。一人でこんなところを歩くのは危険ですよー? [Sat 3 Apr 2010 00:31:32]
◆夜魔 > ( それは非常に怪しい人影だった。簡素な仮面と真っ黒なフードを頭からスッポリと被ったその姿は、悪く例えれば歩くゴミ袋じみている。 ) 近 。近 ぞ。 ( それは匂いに惹かれて裏路地へと入った。知の匂い。純粋な知識とはまた違うもの。これは知恵と言うべきか。そのような思いを抱きながら、それはゆっくりとした足取りで正面から歩いてくる。青年の目にもその姿が視界に入ってくるだろう。 ) [Sat 3 Apr 2010 00:24:35]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 刹那、何か聞こえた気がして青年は立ち止まり、首をわずかに「ん?」傾げる ) [Sat 3 Apr 2010 00:17:46]
◆ヴァリス@夜魔 > ( かといって、未だに自分はその犯人と直接会ったことがない。 こう言ってはなんだが、このまま犯人となんら関わらないまま事件が終わるのではないのだろうか。そんな想像に「いいのか、わるいのか」と考えて苦笑した。 結局のところ、カリンだって外には中々でない。 一人で行動してるところを見たことがないので、この事件に関わる気はあまり無いのかもしれない。 ) ―――ともあれ、人を襲うにしてもそう人が多い場所で襲ったら返り討ちにあったり仲間を呼ばれるかもしれないから襲わないものなのかな ( ぼりぼり、と頭を掻いて思考を切り替えた。もう少し人気の無いほうを探してみようか。なんて思いながら青年は裏路地へと身を滑り込ませた ) [Sat 3 Apr 2010 00:16:45]
お知らせ > 夜魔さんが来ました。 『ひたひた。』 [Sat 3 Apr 2010 00:16:39]
◆ヴァリス@夜魔 > ( ひとえに、犯人の目的が有識者であることは間違い無いのだから、スラムで獲物を見つけるよりは暗黒街まで足を伸ばしたほうが有識者と称される人間を見つけやすいだろう。となれば、声に出したら失礼だとは思うが、スラムの人間で有識者を見つけるほうが困難なのだろうか。 ) そもそも、犯人の判断基準がわからないからなぁ ( どこまで頭がよければ獲物になりえるのか。どこまで頭がわるければ獲物になりえるのか。 そればかりは犯人を捕まえて聞いてみないことにはわからないことなのだけれど。 ) ――――さて。 ( 立ち止まった青年は小さく空を仰いだ。夜も深まりそろそろ日付が変わる頃合だろうか。ここいらの時間から犯罪率はぐっと伸びるはずだ。甘い声と香をあげながら腕に絡み付いてきた女性に苦笑いと愛想笑いの中間の笑顔でやんわりと断ってから、青年は再び歩き出した ) もうすこし、歩いてみるか [Fri 2 Apr 2010 23:59:08]
◆ヴァリス@夜魔 > ( 路地の端に寒そうに立つのは娼婦やそれに類する者ばかりが目に付いた。年若い、10やそこらの子供から艶を持った女性まで多い。それらの女性に紛れるようにして襤褸を纏った人間が寒さに耐えている。春先とはいえ、まだまだ寒い。その中を歩いていれば嫌でも「別者」という視線が向けられた。嫉妬、嫌悪、それらを持ったチンピラの視線。獲物になるかどうか定められる視線。同時に、客として上物かどうかという色目。何度と無く、妥協点にあったのだろう。声を掛けられたが、苦笑いと愛想笑いの中間のような笑顔で切り抜けた。 ) ―――いくら事件があるからといっても、仕事をしないと餓死するから、なぁ ( 外が危険だから家の中にいる。という選択を彼らは持ち合わせていない。外に出て仕事をしなければ死んでしまうのだ。たとえ、戦争になろうとも彼ら、彼女らは外に出て客を引くしかないのだろう、と苦い気持ちで思った。 ) ――となれば、逆に犯人にとっては恰好の狩場じゃないかと思ったけれど――。特に何か怒った様子は無い、か ( ふむ、と小さく吐いた息は白く、ゆらゆらと空気に融けていった ) [Fri 2 Apr 2010 23:54:48]
お知らせ > ヴァリス@夜魔さんが来ました。 『ひどく猥雑な場所だ』 [Fri 2 Apr 2010 23:48:01]
お知らせ > ツカサさんが退室されました。 『(地道に地道に…本当、探偵の仕事って地味だよなぁ…)』 [Fri 2 Apr 2010 00:24:03]
◆ツカサ > (あとはそぞろに歩きながら、建物だのを見て周り…何かしら縁があれば、いいのにぶつかったりもするだろうとかそんな淡い期待を寄せながら)…スラムに詳しいのって誰かいたかなぁ…(知り合いとかでんー、とか腕を組んで考え中…いなければ、作るしかないかとか…人間嫌いだけど情報不足だと仕事にならないし) [Fri 2 Apr 2010 00:12:33]
◆ツカサ > (さすがに自腹を切ってキープとかはできないし、またいい建物があったら教えてよとかで顔を繋ぐような事もしつつ…まぁ、こういう事も後々なにかのプラスになるかもしれないし)…まだ、腰がだるい…うあー…(だるい上に歩き回っているのだから仕方ないけど、ぐーっと腰を逸らしつつ…カタナとか置いてきても良かったのだけど、やっぱり護身用には必要だし) [Fri 2 Apr 2010 00:03:20]
◆ツカサ > 安くて、清潔で、雨露しのげる…それくらいはせめて何とかしたいけども…(スラムだから強引に占領するって手もあるのだけども、力ずくっての元々絶望的だし…今出来る事はせいぜい俯瞰視線でスラムを見渡してよさげなポイントに出向いて確認とかそんな地道な作業) [Thu 1 Apr 2010 23:57:47]
◆ツカサ > (一昨日は酷い目にあって、それもあって一日ぐったりしていたわけだが…本当、自業自得とは言えバカな真似をしたと思う。本当にめんどくさがらずにこの街には奴隷がいるのだからそれで試せばよかったと改めて思った。ともあれ)…そんなにすぐ解決とは行かないものだとは思っていたけど(姿絵を共に、さらわれた娘を当たってみたけど該当なし。物件探しの方は相変わらず上空からも式神を飛ばして探しているが…雨露しのげるだけでなくある程度は住む上で余裕も欲しいと思うし) [Thu 1 Apr 2010 23:54:19]
お知らせ > ツカサさんが来ました。 『ようやく、雨が止んだ街中をうろついて…』 [Thu 1 Apr 2010 23:49:23]
お知らせ > ホニヤンペイさんが退室されました。 『隠して、都市伝説は真実に変わる』 [Thu 1 Apr 2010 01:44:08]
◆ホニヤンペイ > ( 左手を地に着け、音もなくホニヤンペイが地に降り立った。 着地の姿勢のまま、骨の右手が優雅にマントを翻し――――そこには、何も無い。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:43:23]
お知らせ > ペセルさんが退室されました。 『( そしてそのまま黒に染まった視界は… )』 [Thu 1 Apr 2010 01:37:42]
◆ホニヤンペイ > ( 残念ながら、ホニヤンペイは誘拐する都市伝説であって、破壊する都市伝説でも殺す都市伝説でも無い。 硬質化ではなく、空間その物を固定するような力であれば防げたかもしれないが――――― ) ( 黒が、瞬く間もなく、貴方を覆い尽くす。 世界は黒に染まり、黒に飲み込まれ――――その先は、貴方だけが知る事になる。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:33:21]
◆ペセル > ( マントの黒に飲み込まれていくように見える傘。 少なくてもこの距離での回避はできない。 後の問題は体を守るように広がった蒼の魔力。 体を伝い。 傘の柄へも伝わる。 そのまま、魔力の干渉も無意味であれば抵抗する間もなく、黒に飲み込まれることになろう ) [Thu 1 Apr 2010 01:23:09]
◆ホニヤンペイ > ( もはや至近距離ではなくほぼ零距離。 見上げれば見えるのだろう、視界を覆う棚引く黒が。 ) ( 黒、黒、黒、黒、覆う黒。 マントの裏地に触れた傘が、黒雲に包まれた月のように黒に飲まれていく。 それは見る間に、布地から柄までを侵食しながら貴方に迫る。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:18:26]
◆ペセル > ( 本能、直感というのは危険を知らせるサインでもある。 しかし、原因がわからなければ根本的な対処方法とはならない ) …!? ( そうして、周囲を気にしながら進んでいた視界に自分を包み込もうとするなにかの影を傘の隅に捉えた。 よけることができる距離ではなく、反射的に右手に集めていた蒼く輝く魔力を走らせ、服の硬質化へと回す。 相手はやわらかい布なので意味は無いかもしれないが、何もしないよりはマシ、ということだ ) [Thu 1 Apr 2010 01:09:32]
◆ホニヤンペイ > ( 本能的な恐れ、直感的な行動に意味を見出せる貴方は聡明だ。 多くの者は、それを気のせいという言葉で片付けてしまう。 ) ( 距離にして4〜5m、頭上より『駆け』よろう。 傘ごとマントで覆い、包み込んでしまう為に。 ) [Thu 1 Apr 2010 01:02:29]
◆ペセル > ( 雨というのはあらゆる気配を抑え、感覚を鈍らせる。 音も無く近づいてくる気配には気がつきようも無く。 時折何気なく見上げる視線も傘によって狭まった視界にはその姿は捕らえては居ない ) ……? ( とはいえ、此処まで悪寒が走るのは普通ではない。 何かあったときのために、と右手に魔力を込める。 これでいきなり襲われるようなことがあっても致命傷は避けられるだろう、という考えだ ) ……こういうときは早く帰るに限りますね。 [Thu 1 Apr 2010 00:54:46]
◆ホニヤンペイ > ( 『…神経を使う依頼でしたし、疲れているんですかね?』 ) ( その言葉がを待っていたかのように、ホニヤンペイは動き出した。 ) ( 地面と向き合うような姿勢で、ごく当たり前のように一歩踏み出す。 そしてまた一歩、次の一歩。 ) ( 貴方の背後、上空よりホニヤンペイが歩み寄る。) [Thu 1 Apr 2010 00:49:07]
◆ペセル > ( 足はそのまま、スラムを通っての帰路へ就く。 時折周囲へ視線を送るのは得体のしれない恐怖感からくるもので ) [Thu 1 Apr 2010 00:46:20]
◆ペセル > ( 悪寒は感じ続けている。 それが、「恐怖」だとはペセル自身、気がついては居ない。 ただ、何気なく周囲を見渡し、何も無いことを確認する ) …神経を使う依頼でしたし、疲れているんですかね? ( 物取りとかそういう類でも居るのかと思って周囲を見渡したが、ソレらしい人影は見えない。 空を見上げても傘でホニヤンペイの姿は死角となっている ) [Thu 1 Apr 2010 00:44:32]
◆ホニヤンペイ > ( 重く垂れ込める雨雲の下――――といっても、貴方が足を着いている地面より10メートルほど上に――――一つの人影が立っている。 シルクハットを目深に被り、夜闇の色のマントとシルクハットに身を包んだ人影。 ) ( 人影ではあるが、人ではない。 あらゆる肉という肉を綺麗に失った骸骨、その虚ろ悩みを宿した眼窩に、怪しく揺らめく真紅の鬼火が燈る。) ( 上空よりの視線。 ) [Thu 1 Apr 2010 00:40:26]
◆ペセル > ( 周囲に降りしきる雨のせいか周囲の変化には気がつかない。 何かぞくりと悪寒がしたが、風邪でも引いたか、程度にしかまだ思っていない。 薬の受け渡しそのものは問題なく終わり、荷車は医者へと受け渡された。 噂話はいくつか聞いたことがあるが、攫われる、という噂については普通に人攫いでも出歩いているのだろう、程度の認識である ) [Thu 1 Apr 2010 00:25:08]
◆ホニヤンペイ > ( ヴェイトスに囁かれては消えていく数多の噂の中に、こんな噂がある事を貴方はご存知だろうか? ) ( 『夜のスラムを一人で歩いてはいけない、ホニヤンペイに攫われる。』 ) ( そして、降りしきる雨が奏でる軽やかな音に混じって、何か硬質なものを打ち鳴らすような音が響くのに、貴方は気がつくだろうか? ) [Thu 1 Apr 2010 00:20:51]
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